1 :
名無しさん@ピンキー:
娘(むすめ)とは、同じ父母から生まれた直系1親等の親族で女子を指す語として使用される。
自分の息子と結婚した配偶者にあたる女性(嫁)も、本人から見たら(義理の)娘にあたる。
また自分の再婚相手の女子の連れ子や自分の養女も「娘」という場合がある。
Wikipediaより
義理でも実でも
荒らしはスルー
512kb超えてたので作成
>>1乙
そして前スレ
>>801氏GJっす!
何て妄想をかき立てられる文章なんだ!
5 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 03:24:49 ID:9dTlk2mw
上げ
6 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:54:18 ID:+rlf8991
職人待ち機体上げ
hosyu
ほもしゅ
娘「ただいま〜」
父「おかえり。もうすぐご飯できるよ」
娘「はーい。パパ何時も有難うね」
父「何を言うんだ、いきなり」
娘「あたしが何時も元気で居れるのも、パパの作ってくれる美味しいご飯…きゃー」
父「…?」
娘「な、何て格好してるのよ」
父「は?」
娘「何て格好してるのよ、パパ!」
父「可愛いだろ?」
娘「……」
父「……」
娘(もぉ、パパったら…でも、そんなパパが大好き!)
娘「パパ、明日もその格好してね!
その、裸えぷろん」
えええええええええええええええええwwwww
れずしゅ
保守
人居ないなぁ
誰か雑談でも書き込もうよぉ
新ジャンル「オナホールの妖精」の妹ルートを見てから
娘も良いかなと思ってしまった
娘が人外でも、娘は娘だからスレ的にはおKなんだろうか?
妖怪のハーフ娘やアンドロイド娘とか、獣人娘とか?
あ、擬人化娘も良いなぁ・・・
>>14 確か前スレでも上がったと思うけど、
『おとうさん』や『パパ』と呼んでたらOKという事だったのでは?
その際は投下前に注意書きが必要だけどね
個人的には
>>14は見てみたいかも
>>14 ありだなw獣人娘拾ってきて親代わりに育てて発情期に・・・・・・
ファンタジーやSFも可、ということか
母親のほうが人間で父親が人外
娘がハーフで父親は寿命で亡くなった妻の変わりに娘を…
とかって言うのもいけるな
混血って大抵両親のいいところを受け継いでるよね
母親そっくりの美貌で長い寿命は父親譲りとか
このスレって何人ぐらいいるんだろ
妹属性の俺だが、このスレはよく来てる
保守
昔から兄が嫌いだった。
俺と瓜二つの容姿、同じ趣味趣向、似た行動パターン……。その全てが兄に一歩先を越されているようで、気に食わなかった。
兄は俺と同じ事をしても、全て上手くこなしていた。頭の回転が速く、機転が利き、手先が器用。何もかも、兄は俺より優れていた。
兄は優しかった。俺が周囲に比較されて落ち込んでいる時はいつも傍に居て、励ましてくれた。
けして嫌味ではなく、「自分も比較されるのは嫌だ。容姿性格が似ているだけで、自分の行動でお前が嫌な目に合うのは苦痛だ」そう言ってくれた。
だが俺はそんな兄の優しさを理解できず、少しでも兄と似ないようにと次第に屈折していった。
兄が結婚した時も、式には出向かなかった。兄と比較されるのが嫌で、一生俺は結婚しないと心に決めた。
その数年後、兄は急死した。その時も、俺は兄の葬儀に参列しなかった。兄が関わる場に加われば、必ず比較される。ソレが苦痛で、嫌だった。
兄の遺言は俺に対する謝罪だけで、若くして残してしまった妻子へはなかったと言う。
今も、俺は兄が嫌いだ。死ぬ間際までずっと、駄目な俺の事ばかり気にかけていたあの優しい兄は、本物の……馬鹿なのだ。
目を開く。
自分が泣きながら夢を見ていた事に気付き、苦笑する。兄の事で夢を見るなんて、兄が死んだ5年前以来のことだ。
「…………」
ボンヤリと窓の外を見る。休日だからと昼まで寝ていたらしく、日は高い。窓から差し込む日差しをもろに浴びていたせいで寝汗が酷かった。
シャワーでも浴びて寝なおそう。そんな事を考えて体を起こした所に、携帯が鳴った。
画面には登録した記憶さえない、思い出すことさえ久しい人の名前。
出ようか否か、一瞬躊躇するも、俺は通話ボタンを押した。
「はい、上月です」
『勇作さん……お久しぶりです。雪です』
電話の声は落ち着いた女性のモノ――今は亡き兄の妻のものだった。
『何年も会っていないのに、突然電話をしてしまって申し訳ありません』
「いえ……別に――」
兄の夢で目を覚まし、兄嫁から初めて電話が掛かってきた。コレはただ事ではない、そんな予感がした。
『あの、うちの娘……鈴音がそちらに伺ってないでしょうか?』
「は……? いえ、伺うも何も、鈴音ちゃんとは兄の葬式以来会っていませんし……」
『そうですか……そうですよね。やはり私の思い過ごしですよね……』
相当困惑しているらしく、兄嫁は受話器越しに小さくブツブツと呟いている。
「……雪さん?」
『ああ、すみません。今朝からあの子の姿が見えなくて、昨晩……あの子が勇作さんの話題を幾つか口にしていたので……もしやと思ったんです』
「俺の? そもそも、鈴音ちゃんは俺の存在を知らないはずじゃ……」
『その事ですが、少し複雑になってまして……』
「……どういうことですか?」
『大変申し上げにくいのですが、鈴音は勇作さんの事を……』
ピンポーン――
ドアホンが鳴り、俺は玄関に目をやった。雪さんにも聞こえたらしく、息を呑む様子が伺える。
『後で、掛け直しますね。もし、今の来訪が鈴音だったら……今はとりあえず、話を合わせてあげて下さい――』
そういい残し、電話は切れてしまった。
ピンポーン――
速くドアを開けてくれとばかりに、ドアホンが鳴らされる。
俺は携帯を置き、玄関に向かう。覗き穴から見える人影は、見覚えの無い少女。
「まさか……な」
恐る恐るドアを開ける俺と、どこか緊張した面持ちの少女の目が合った。
少女は途端に嬉しそうに目を輝かせ、
「お父さん!!」
困惑する俺に、嬉しそうに抱きついてきた。
新しい娘で支援投下
暇あれば明日にでも続きを
乙
明日が楽しみです
待ってます!
>>24 GJ!
これは予想外な設定だ
今後な展開が楽しみでwktkが止まらん
今回も「娘」との絡みは無し
前回がシチュだとするならば、今回は状況説明です
あと、兄の名前は出さないつもりなので、ややこしい文がさらに分かり難くなってます
なんとなく「こうなってんだ」くらい分かっていただければ十分です
今回の娘では自重して物販はありませんw
次回あたりから「娘」との絡みを
あと、前回の娘の話で出てきたあの人を(ry
んでは、今回の支援投下
29 :
鈴音:2008/03/23(日) 15:02:52 ID:xnS2AMHN
何が何だか分からないとはこういう事を言うのだろうか。
俺は腰に纏わりついてくる少女を引き剥がし、真っ直ぐに顔を見つめる。やはり見覚えは無い。
「鈴音……ちゃん?」
「はい!!」
半信半疑の俺の問いに少女は嬉しそうに頷いた。
なるほど、優しそうな目元は雪さんにそっくりだ。5年前、雪さんに抱かれていた時はまだ右も左も分からないような幼児だったというのに、今では立派な小学生か……。
それにしても、何故この子が俺を訪ねてきたのだろうか?
そもそも、俺はこの子と、兄の葬儀の翌日……兄の遺言を言付けに来た雪さんが抱いていたのを見た時以来、会ったことすらないというのに。
「お父さん……その、恥ずかしいよ」
俺に肩を掴まれ、顔を直視される事に耐え切れなくなったのか、鈴音は恥ずかしそうに目を逸らした。
「ん、ああ、ゴメン」
そこで俺は正気に返り、自分がかなりの力で鈴音の肩を押さえつけていた事に気付く。
慌てて手を離すが、痛かったであろうに鈴音は顔を顰める事もせず、嬉しそうに顔を緩めていた。
何か話を切り出そうとしているらしく、もじもじと俺を見上げている彼女を見て、俺は小さく溜息をつき、一歩身を引いた。
「どうぞ。散らかってるけど、玄関で立ち話をするよりはいいだろ」
「あ、はい。お邪魔します」
鈴音は丁寧にお辞儀をすると、静々と靴を揃えて脱ぎ、部屋に上がる。
見た目の幼さに似合わない行儀の良さに軽く驚くが、その割りに無警戒に部屋に上がってきた事にも同じくらい驚く。
いくら親戚とは言え、見ず知らずの男の部屋に一人で入る事に抵抗は無いのであろうか?
(いや、それならそもそも一人で訪ねてきたりしないか……)
それに、まだそう言った方面への意識事態が無いのだろう。所詮はお子様なのだ。
「……ふぅ」
適当に座ってくれと鈴音に言いながら、俺は何度目かの溜息を吐く。
それにしても、なんて分かりやすい子なんだろう。
部屋に招く言葉を聞いた瞬間、あの子は嬉しさと緊張と不安を一気に表情に浮かべていた。
しかし、先ほどから俺をお父さんと呼んでいる事が気に掛かる。
雪さんは俺に話を合わせてくれと言っていたが、ソレはこの事なのだろうか?
だとすると、何故、どうして……?
「……面倒事は嫌いだしな。雪さんには悪いけど、訳の分からん話に合わせる義理は無い」
俺は冷蔵庫からオレンジジュースを取り出してコップに注ぎ、カチカチに緊張してテーブルについている鈴音の前に置いた。
小さく頭を下げる彼女の向かいに腰掛けると、鈴音がおずおずと口を開いた。
「お父さんは……」
「ん?」
「お父さんは、お母さんが嫌いになったんですか?」
「……は?」
鈴音の言葉の意味が分からず、俺は思わず変な声を上げてしまった。
俺の反応が予想外のものらしく、鈴音自身も少なからず戸惑っている。
兄が雪さんを嫌いに……? いや、ソレは無いだろう。兄は俺と違い、好きになったものにはトコトン愛情を注ぐ人だ。
いや、今の「お父さん」は先ほど同様、俺を指しているのか……?
だとしたら、ますます意味が分からない。何で俺が雪さんを嫌う? そもそも、好き嫌いという感情が何故出てくる?
俺は頭を掻きながら頭を振った。
30 :
鈴音:2008/03/23(日) 15:03:18 ID:xnS2AMHN
「質問の意味が分からないから、その前に俺から訊かせて貰う」
「え? あ、はい」
「何で俺の事をそんな風に呼ぶんだい?」
「――!?」
今度はハッキリと、鈴音の顔が困惑に歪んだ。
俺が何を言っているのかが理解できない、そんな表情だ。
ソレは俺の台詞、もとい反応なのだが、鈴音には今の一言がかなりの衝撃だったらしい。
「……ご、ゴメンなさい。お父さ、あ、その、あぅ……」
俺を如何呼べばいいのか分からなくなってしまったのだろうか。鈴音は言葉に詰まってグズグズと泣き出してしまった。
それでも、泣いては俺に迷惑をかけるとでも思っているのか、顔は俯け、嗚咽を必至に堪えている。
全くもう、本当に訳が分からない。
「……ココで少し待っててくれ。少し電話をしてくる」
「ぐす、はい……」
何で俺はこんな事をしているのだろう?
ベランダに出た俺は泣き出したい衝動に駆られながら、携帯を操作する。
電話の相手は勿論、事の詳細を知っているであろう雪さんである。何時また掛かってくるかわからない電話を待てるほど、今の俺には余裕が無いのが現実だ。
『もしもし……』
携帯を手にしていたのか、雪さんはすぐに出てくれた。
「雪さん、訳が分からない」
『やはり、先ほどのは鈴音でしたか』
「それで今、泣かれている。原因は多分、雪さんには悪いけど訳も分からずに話しを合わせる事なんて出来ないから一つ質問をあの子にしたんだが、ソレだと思う」
『それは……何て?』
「何故俺を父と呼ぶのか?」
『……あぁ……』
携帯越しに、雪さんの溜息が聞こえた。
「雪さん?」
『そう、ですね。とりあえず、あの子の様子は?』
「涙を堪えて、大人しく座ってる」
『なら、大丈夫ですね。えぇと、何処から話せば良いのか……』
「要点だけで結構です」
『分かりました。鈴音は、先日まであの人が死んでいるものと理解していました』
「……?」
どういう事だ?
それじゃあまるで、今は兄が生きていると思っているみたいに聞こえるではないか。
『先日の西小学校でのイベント……覚えていますか?』
「西小学校っていうと……確か配達に……」
『はい。あの時、イベントのケーキを配達にきた勇作さんを鈴音が見かけたらしくて……』
なるほど、と俺は呟いた。
おぼろげだが、自体が飲み込めてきた気がする。
『あの子、自分の父の写真に似た人が学校に来ていたと驚いていました。
その後、お義母さま達にイロイロと聞きまわったらしく、その時に勇作さんの存在を知ったらしいんです』
確かに、俺と兄は似ているが……。
「でも、なんでソレが兄が生きている事と結びつくんですか?」
『その、言いにくい事なんですが、勇作さんがお義母さま達と不仲な事が、あの子に変な形で伝わりまして……。鈴音は私とあの人が離婚……いえ、別居しているものと勘違いしているみたいなんです』
と言う事は、つまり。
兄と雪さんが何らかの形で別居をする事になり、別居している兄と鈴音を会わせない為に、兄は死んだ事にしている……。鈴音はそう考えているのか。
俺を見かけた鈴音は死んでいるはずの兄が生きているのではと思い立ち、親族に俺の存在を聞きだした。
しかし、兄の遺言で俺の事をあまり口に出来ない事が、俺の存在をぼやかして「兄が別人を装っている」ように思えたのだろう。
そして、あいつらの事だ。その際にさぞや棘のある言い方をしたんだろう。それが雪さんが別居している(かもしれない)理由に繋がったって所か。
兄の娘だ。さぞや親族に可愛がられていたのだろう。そんな可愛い子を、あいつ等が親族間で浮いた存在である俺に会わせようとする筈が無い。
鈴音はそれでますます、自分の父は生きている説を確かなものにしていった……か。
確かに、そう言う方向に考えれば、有り得ない話ではない気もするが……。
『ええ、その考えで間違いは無いと思います』
「と言う事は、ココは親族の誰かが鈴音ちゃんに根負けして漏らした訳だ」
『はい。会ってみたらあの人と勇作さんは別人だと分かるだろうと……』
「分かるわけ無いでしょうよ!! あの様子じゃ全然分かってないみたいですよ。
大体、5年前のあの子は……3歳ですよね? 覚えているわけ無いじゃないですか!!
兄と俺とを混同しても、無理の無い話だ」
思わず声を上げている事に、雪さんの謝る言葉に気付かされる。
俺は頭を冷やそうと深呼吸をし、雪さんの言葉を待つ。
『……先ほどは鈴音がいなくなった事で気が動転していたせいで、話を合わせろなんて無理を言ってしまって……その、何と言っていいか――。
あの時は、鈴音がコレ以上無理をしたり、自棄をおこさないようにと思って……。
勇作さんがあの人との一緒に話題に出される事を快く思っていないことを知っていながら、あの人のフリをしろだなんて、とんでもない事を――』
「……仕方ないですよ。別に気にしていませんから。それに正直に言えば、そこまで意味を理解できていませんでしたしね。
とりあえず、状況は理解できましたけど……鈴音ちゃんはどうします?」
『これからすぐに迎えにいきます。コレ以上迷惑をかける訳にもいきませんから』
「そうですか、わかりました。交通に気をつけてきてください」
『ありがとうございます。では、ソレまでお願いします』
「はい」
通話を切り、俺は携帯をポケットに押し込んだ。
「やれやれ……。死んだ父と、その弟を同一視……か」
それだけ、鈴音は寂しい思いをしているのだろうか?
自分の顔を撫でてみる。
「あの子の前では、屈折しきった俺の素顔は出せない……よな」
深く息を吐きながら、俺は呟くのだった。
今回はココまで
次回は……2・3日後を目処に。
残念ながら、エロは今回も薄いと思う
気になるじゃないか
GJです
GJ!!
じつに読ませる文章だ
続き待ってます!
頼む、誰か前スレのdatくれ!
まさかこんなに早く500kb行くとは思ってなかったんだ
支援投下
前スレ見てない人には訳分からん人が出るが、半ば自己満足だから気にしないでおk
あと、やっぱりエロくない・・・
40 :
鈴音:2008/03/25(火) 15:53:17 ID:EybYZz1u
「上月クン、何か悩み事でもあるの?」
何の前フリも無く、開口一番にそんな事を訊かれ、俺は思わず目を瞬いた。
「はい?」
「だから、な・や・み・ご・と。あるんでしょ?」
ランチの時間帯も過ぎ、俺が厨房の片隅で休憩を取っていた時の事だ。
カウンターから厨房を覗き込みながら、可奈さんは俺の顔を見ながらクスクスと可笑しそうに笑っている。
「あったらどうなるんですか? 可奈さんが相談に乗ってくれるとか?」
「そうね、ソレもいいかもしれない。会社勤めの頃は、年中そんな事してたし……」
「はいはい、片思い時代の話ですね」
俺は冷蔵庫に向かい、取り置きしておいたティラミスを楽しそうに笑う可奈さんの前に置き、カップに紅茶を注いだ。
「はい、今日のデザートは手作りティラミスと紅茶のセットです」
「わぁ、ありがとう。今日も上月クンが?」
「デザートしか作れない俺が厨房にいて、この厨房でデザート作る人間が俺だけという事は……」
「なるほど」
可奈さんはティラミスを口に運び、幸せそうに顔を綻ばせながら俺を見た。
「今日のも絶品」
「ありがとうございます」
「それで、悩み事は?」
「言わないといけませんか?」
「上月クン、人に悩みを相談しないで溜め込むタイプでしょ? だったら、お姉さんに話してスッキリするだけでも、随分と楽になると思うわよ」
胸に抱いた自分の赤ん坊にティラミスを食べさせながら、可奈さんはフフフと余裕のある笑みを浮かべる。
俺はそんな可奈さんにどう対応すればよいかわからず苦笑を浮かべながら、赤ん坊用に作っておいたプリンを取り出してカウンターに置いた。
「赤ん坊にはコッチ。薄味で、砂糖も控えめにしてます」
「まぁ、わざわざ作ってくれたの?」
「片手間ですがね」
「いちいち細やかな優しさが嬉しいですこと」
可奈さんはプリンを受け取ったところで何かに気付いたらしく、小さく声を上げた。
「もしかして、女の子の悩みかしら?」
ニヤニヤと俺を見つめてくる可奈さんに、俺は肩を竦める。
「まぁ、当たらずとも遠からず……て感じですね」
「それじゃあ、ようやく女の子と付き合う気になってくれたんだ?」
「まさか。兄が結婚するって知った瞬間から、そんな感情は存在しませんよ」
俺の言葉に可奈さんは「そうなの? 勿体無い……」と呟き、口を閉じた。
可奈さんは俺の歪んだ性癖を知り、理解してくれている。偶にこうやって話題に上がっては、その都度俺の言葉を耳にしている分、度合いとしては、兄に俺の事を説明されている雪さん以上かも知れない。
「じゃあ、無理は言えないけどね。本当に悩んでいる事があれば、話すだけは話してみて。
口にする事で、悩むだけの時では気付かなかった解決策が見つかるかもしれないから……」
可奈さんはそう言って俺の手を握り、優しく微笑んだ。
41 :
鈴音:2008/03/25(火) 15:53:42 ID:EybYZz1u
「昨日の今日じゃないかよ……」
仕事を終え、自宅に帰り着くなり俺はそう呟く。
俺の部屋の扉の前に、大きなカバンを抱えた少女が座り込んでいた。
「鈴音ちゃん?」
そっと声をかけると、鈴音はゆっくりと顔を上げて俺を見る。
どういう理由かは分からないが、泣き腫らしたらしく眼が赤くなっていた。
「お……ぁぅ」
いまだに俺をどう呼べばいいのか分からないらしい。
「叔父さんと呼ぶのが正確なんだが……」
俺を見る目を見れば、そんな事を言った所で信じる様子ではない事くらい理解できる。
好きに呼ばせれば楽なのだろうが、世間体等を考えれば、お父さんは勘弁してもらいたいのが本音だ。
「まぁ……いいか。上がっていくかい?」
「……はい、おじゃまします」
鈴音は立ち上がり、静かに頭を下げた。
昨日ほどの元気は無く、感情もどちらかと言えば沈んで見える。
俺に続いて家に上がった鈴音に昨日同様に座るように言い、俺は雪さんに連絡しようと携帯を手にした。
「駄目!!」
突然鈴音が叫んだかと思うと、俺は鈴音のタックルによって前のめりにベッドに倒れこんだ。
「ぅ、ぐ……、何が?」
「駄目、お母さんに電話したら駄目!!」
「どうして?」
「私のせいで、お父さんとお母さんの仲が悪くなるのは嫌なの!!」
「えぇ――!?」
ベッドにうつ伏せに押し倒され、その上に鈴音がのしかかってきた状態で俺をポコポコと叩いてくる状態でもみ合う事しばらく――。
俺はとうとう根負けし、携帯から手を離した。
鈴音は俺の携帯を奪うと素早く部屋の隅に避難し、ソレを襟から自分の服の内側に滑り込ませて胸元の辺りで抱きしめた。
俺に雪さんへの電話をさせないつもりなのだろうが、それにしても強引な手口だ。昨日と今日とのギャップが激しすぎる。
「分かった分かった。とりあえず、雪さんに電話をしないから落ち着け」
「……ん」
しっかりと胸に携帯を隠した状態でテーブルに着く鈴音。
その向かいに腰掛け、俺は小さく溜息を付いた。
「で?」
「……?」
「鈴音ちゃんは、何をしに来たの?」
「……よく、分かりません」
難しい表情で鈴音は俺を見た。
42 :
鈴音:2008/03/25(火) 15:54:30 ID:EybYZz1u
「お母さんに、お父さんには弟が居るんだって……。私がお父さんだって思っている人は、叔父さんなんだよって……そう言われました。
お父さんと叔父さんが、並んでいる写真も見せられました……」
「……それで?」
「貴方は、勇作叔父さん……ですよね?」
「残念ながら、兄……鈴音ちゃんのお父さんは5年前に死んでいる。俺は、あの人とは別人だ」
「…………」
俺の言葉に、鈴音は黙り込んだ。
頭ではもう小学生だ。俺という存在の証拠をイロイロと見せられて、ちゃんと頭では理解できているはずだ。
それでも、俺の事を父と言い張ろうとするのは……内心に秘めていた父への寂しさが噴き出してしまった反動で、生きているかもしれない父の存在を再び殺してしまう事への抵抗からか……。
「叔父さん……」
「ああ」
「お父さん……」
「……」
俺は無言で首を横に振る。
鈴音は目に涙を溜めてもう一度俺を「お父さんと呼んだ」が、俺の反応が同じ事に頭を垂れた。
「鈴音ちゃん……」
恐らくこの子が俺の家を訪ねてきたのは、由紀さんを挟まずに、自分だけで確認したかったからだろう。
出来るだけ冷静な判断を下そうと、分かりきった答えを聞く為にやってきたのだ。
理解してはいるが、納得したくない……。その胸の苦しみは俺には計り知れないかった。
「ひゃう!?」
どのくらい経った頃であろうか。
依然として俯いたままであった鈴音が突然悲鳴を上げた。
「ん?」
台所に立っていた俺が振り返ると、鈴音は恥かしそうに身をくねらせ、俺の携帯を取り出してテーブルに置いた。
携帯は着信メロディを流さずに、低い唸りを上げて震えている。
そういえば仕事が終わってからマナーモードを解除していなかった。
「雪さん……か」
俺が目で問うと、鈴音は首を横に振った。
「はい、上月です」
『何度も申し訳ありません。鈴音……そちらに伺ってませんでしょうか?』
「いえ、来ていませんけど……」
『そう……やはりそちらに居るんですね』
余りにもアッサリとバレてしまい、言葉に詰る。
そんな俺の様子を聞き取ってか、雪さんは溜息を付いた。
『本当に、居るんですね?』
「……ええ」
『勇作さん、もしご迷惑でなければ……』
「ええ。しばらくお預かりします。あの荷物の量を見て、そうじゃないかって気はしてましたから」
『ありがとうございます……。あの子の気が少しでも晴れたようなら、すぐに迎えに行きますから』
「はい。それでは――」
通話を切り、俺は鈴音を見た。
43 :
鈴音:2008/03/25(火) 15:56:32 ID:EybYZz1u
「と、言うわけだ」
俺と雪さんの会話が以外だったらしく、鈴音は少し驚いた様子で俺を見上げている。
「勇作、叔父さん……」
「まぁ、あんな事は言ったが、気が変わったなら家まで送っていくぞ?」
「ううん、帰りたくない」
「そうか。帰りたくなったら言えよ」
「うん……」
家に連れ戻されないと分かって緊張の糸が切れたのか、鈴音は溜息を付いて俯いた。
「どうした?」
「ちょっと、緊張してきました」
鈴音の言葉に俺は首を傾げる。
「何に?」
「えと、その、叔父さんの部屋に……」
「……泊まる事に?」
「はい……」
年齢に似合わない女の子な反応を前に、俺は笑いを堪えるのに必死だった。
―――――――――――
以下分かる人向けw
・あの人を幸せにしたいが為に、舞台を美耶子から数年後にしました
・あの別れの後日、仕事で知り合った男性(年下)に熱烈に迫られる事に。1年の清い交際の末、結婚
・家庭を持ち、会社を辞めて夫と共に小さな飲食店を経営中(勇作はココで働いてる)
・第一子も健やかに育っており、幸せ真っ只中
・牧村夫妻との交流は健在で、最近は育児の話題がメインとか
また娘以外の話が膨らみすぎる感があるので、本編では自粛(出来てない気もする
>>43 個人的には、クロスオーバーするの大好きなんだよね。GJ!
続きが楽しみ、楽しみ♪
俺も幼女に好かれてみてえええええええええええええええ
GJ!!!
>>43 GJです 続き超期待
>>45 そういうの俺もすき
ドラゴンボールにせんべいさんとか
>>43 ぐっじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぶ!
すげーすげーすげー
いいなーいいなーいいなーいいなーいいなーいいなー
加奈さんが幸せになってくれてて良かったです
次作 心よりお待ちしてます
49 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 03:55:04 ID:4QKQ9H9T
序に上げ&どなたかお願い
保管庫作って下さい
保管庫……だ、と……?
>>51 GJ!
こういうのってどうやってつくるんだ?
>>51 GJ!
お前にだったら俺の娘の靴下をやってもいい
>>51 GJです
これを見て、鳥まではともかく何か名乗ってるほうがまとめ易いのかなって思ってしまった
誤字脱字の酷い自分としては、まとめられると恥かしいがwww
「ううっ。やっぱり今日は凄く寒いね。
……早くお風呂場に入ろ?」
想子はふんわりと暖かなセーターはもちろんその下の薄いTシャツ、
さらにその下に着けてるブラジャーまでも脱ぎ去りった。
容赦なく暖房の無い脱衣所内の外気に晒され両手で体を抱え、震えた。
しかし、もちろんこれで終わりではない。
次に想子は下に履いているジーンズを脱ぎ始める。
ゆったりとジーンズが下ろされるにつれて、想子の下着が目に入っていく。
俺はその想子の脱ぐ動作の一つ一つを横目で見とれつつも、
自分自身の脱衣も続けていた。
ところが、その下着を見て思わず動きを止めてしまった。
見覚えのあるその下着は、夏場に彼女が穿いていたピンクのTバックだったのだから。
思春期の女の子なら、ファッションだのなんだのを気にするのは至極当たり前の事だが、
地味な性格の想子はそんな事を気にする性格であるはずはなかった。
さらに、不登校の現在なら同世代の子と話しを合わせる必要もないので
なおさら気にする必要は無い筈だ。
現に家の中では、一瞥するだけで服装を気にしていないのがわかる格好だった。
しかし、今年の夏に何故か想子は、上はTシャツ、下はTバックの下着姿で
家の中をうろつくように、なったのだ。
想子は俺に、別に和彦さんになら見られてもいいし、暑いからこっちの方がい、
と言っていたが、これでは正直たまらない。
まさか下着に凝るなんて外に男でも出来たのかとも勘ぐったか、
それが理由ならば家の中で穿いて自分に見せ付ける必要がどこにもないと、
すぐに考えを改めた。
しかし、想子のこの姿は俺の目のやり場を奪うものだった。
俺は普段、想子に一緒に風呂に入る事を半ば『強制』されているので、
娘の裸を見慣れてはいるのも確かである。
だが、彼女のその姿を見ると、何故か裸以上に興奮してしまうのだ。
その理由はまったく思いつかず、いいや。
頭からついて離れない答えが思いついてはいたのだが、
それはしかし――――――
想子は容赦なく今年一番の冷気に体を晒されているにもかかわらず、
まったくそれに急かされることなく、むしろ嫌にゆっくりと脱いでいく。
その姿はまるで、ストリッパーが脱衣していく様を思わせるものだった。
しかも脱いでいるのは成熟した年増女ではない。
想子の世間で言うまだ未成熟な、しかし初潮を済ませたばかりの既に女となった14歳の肢体。
それは、むしろ今が旬、真に体が成熟している時期とも言うべきであろう、
雌としてのみずみずしさに満ち溢れているのだ。
こんなものを見せ付けられたのでは、想子に自身の性衝動を隠したいという願望は叶うわけもなく、
あっという間に俺の股間にある”それ”はズボンを破らんがばかりに自己主張を始めた。
そんなこちらの事情を想子は知る由もないのだろう。
一糸まとわぬ裸体を晒しながら容赦なくこちらに声をかける。
「和彦さん、どうしたの?
手が止まってるけど。
上はもう脱いじゃったんだし、早く下も脱いでお風呂場に入らないと風引くよ?」
――――――さあ、どうする。
といっても答えなら既に決まっていた。
一緒に風呂に入るのはいつものことであり、”それ”がそそり勃つのも今日程では無いにせよ
いつものことである。
そう、いつも通り落ち着いて『男が風呂に入る時はこういうもの』というハッタリで乗り切ればいい。
想子は一般的な少女よりだいぶ性知識等に欠けている。
――――――たぶん。
なので落ち着いてさえいれば、誤魔化しきれるはずなのだ。
――――――きっと。
実を言えば、俺の頭の中にはもうひとつ選択肢が存在した。。
本当の事を伝える、つまりペニスが勃起するのは男が欲情すると起こる現象なのだと伝え、
想子に欲情しているのだから、一緒に風呂に入るのはやめようと伝えるという方法である。
しかし、俺は出来なかった。
内心、風呂に一緒に入れなくなるのが耐えられなかったのか。
それとも、そう伝えても想子が嫌だと言えば押し切られるのは間違いなかったのだから、
想子に欲情していることを知られたまま、一緒に風呂に入ることが耐えられなかったのか。
どちらが理由だったのか、和彦にはわからなかった。
――――――いくぞ。
覚悟を決め、思い切りズボンとパンツを下ろすと、イチモツが引っかかり限界まで下方に傾く。
そして溜めが作られたイチモツはデコピンの要領で勢いよく跳ね上がった。
その雄々しさは野獣が空に向かって遠吠えを上げるが如し、だ。
――――――やっちまった。
想子に見られてないかが気になり、つい横へ振り向きそうになったが、
目玉が少し回った段階で動きを押し止める。
一瞬見た限りでは想子がこちらを見ていたような気がしたが、気にしてはいけない。
『男が風呂に入る時はこういうもの』なのだ。
そんな慌てた反応をしたらバレてしまう。
硬くたって、大きかったって、雄々しくたって、何も問題は無いのだ。
俺は誤魔化すように、脱衣籠に服を放り込むと、想子に声をかけた。
「さあ、入るか。」
「…………うん。」
――――――お父さん。
すぐにでも、貫けそうだね。
つ、貫くんですか?
>>61想子が狂って病んでて深く愛しているって感じがとても好きだ。
この後どんな風になっていくか楽しみにしてる。
GJ!!
とりあえずそのサイトで見れるから、投下はしなくても平気だと思うぞ。
>>61 GJ、完成したらコッチにうpしてくれるとSSが分散しなくて見やすい
64 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 12:49:28 ID:WZiHYt6B
保守
66 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:38:56 ID:+S7rvqAj
保守
67 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 19:10:41 ID:Gr5ekUeT
期待保守
ほしゅ
hosuy
娘スレはゆっくりと育まれていくものである
保守
期待保守
ふと思ったが、海原雄山っぽい父親だとおもしろいのが書けるんじゃないだろうか。
このオムライスを作ったのはだれだぁ!!
「ひぅっ! わ、私ですおとうさん」
またお前か!! お前は本当に学習しないな、何度言えばタマゴを半熟かつ綺麗にライスに乗せる事が出来るようになるのだ!!
「ご、ゴメンなさい……」
まったく、どうせ今日も大量のタマゴを無駄にしたのだろう? この愚図め、お前などオムライスを作る資格など無いわ!!
「……(涙目)」
しかし……今日のチキンライスの出来だけは文句の付けようは無い出来だ。
「――!!(思わず明るい笑顔)」
だが、肝心のタマゴが駄目だ!! 今日はライスに免じるが、次は無いと思え!!
「は、はい! アリガトウございます!」
ふん……。 それでは、頂きます。(小声)
こんな感じか?w
良三が萌えキャラにw
おとーさんおとうさん
まおーがーほしゅー
最近幼娘で真面目路線のネタばかり考えているから気晴らし保守
1.
「ねぇ父さん、今月ピンチなんだけど……」
ふむ、よかろう。いくら欲しいんだ?
「んーと、2万円ほど」
ライフは4か。よし、勝負。
「ハァァァァ――ッ!! ジャンケンポン!!」
くそう、後1枚!! 後1枚なんだぁぁぁぁぁ!!
「父さん、毎回こんな事してお小遣い貰っている私が言うのもなんだけど、娘と本気で脱衣じゃんけんするのは親としてどうかと思う」
後一枚なんだぁぁぁぁぁ!!!!
2.
「ねぇ父さん、父さんは学者なんだよね?」
そうだが、ソレがどうかしたか?
「うん。ちょっと、どんな研究をしているのかなって思って」
そうだな。分かりやすく言えば、クローン技術かな。
「自分と同じ人間を作るアレ?」
そうそう。そしていつか、若い頃の父さんのクローンを作って、自分の娘と結婚させるのが父さんの昔からの夢で……
「かぁさーん!! ココに病気の人が居るぅーー!!」
3.
「ねぇ父さん。私、子供が出来ちゃった」
……は?
「だから、子供……出来ちゃった、てへ」
……。(ポカーン)
「なんちゃって、今日はエイプリルフールでしたー。……お父さん? お父さんったら――」
……。
「おかーさーん!! さっきの嘘でお父さんが失禁しながら気絶しちゃったー!!」
例え親が変態だろうと、何だかんだいって仲の良い親子が好き。
>>77 はぁ〜いいわ、そういう関係。
そんな感じの娘がほしいわぁ。
…まあ、その前に嫁が必要なわけだがな。
79 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 15:42:46 ID:2LC9LI0y
作者マダー?
煮詰まっているので気晴らし保守
「父さん! 父さん!! 何処にいるの?」
鬼気迫る勢いの娘の怒声に私はガバリと顔を上げた。肉食獣に怯える小動物のように辺りを見回し、急いで作業中の機材を片付ける。
機材は大きく、なかなか思うように片付かない。その間にも娘の声は大きくなり、ドスドスと足音が迫ってくる。
「父さん!!」
娘が私の部屋に踏み込んでくるのと、強引に機材を放り込んだ押入れの戸を閉めるのはほぼ同時であった。
私の姿を確認するなり娘はワナワナと拳を握り締めた。
「見つけた! ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」
「あ、ああ。なんだい?」
「私の下着一式知らない? 今朝ベランダに干していたヤツなんだけど」
ああ、やはり――。
私の心臓は大きく跳ねた。もう少し位気付かずにいるかと思ったが、やはり年頃の娘。自分の下着の管理は厳しいらしい。
「し、知るものか……」
「……ふーん」
娘は私の嘘を見透かすようにジト目で見るも、それ以上は何も言ってこない。
誤魔化しきれたか? そう考える私に対し、娘は少し困ったような表情を浮かべる。
「困ったなぁ。アレ、コレから着けるつもりだったのに……。父さんが知らないなら、このまま何も着けないで外出する事になっちゃう」
「なんと!!」
すなわち今、娘はノー下着というわけか!! けしからん! 実にけしからん!!
下着を着けていないという言葉に、私は思わず娘の服に目をやった。この薄い生地の下には下着に守られていない大事な場所がぁぁぁぁぁぁ!!
「――隙あり!」
私の隙を付き、娘が残像を引きながら私の脇をすり抜ける。
しまったぁ――!!
そう叫ぶ暇も与えず、娘の手が閃く。
シパァ――押入れの襖が勢い良く開かれた。一瞬の間の後に、押入れからゴロリと転がり出る物が一つ。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ソレと目が合い、娘が悲鳴を上げる。無理も無い。私とて、心構え無しに同じ目にあえばそうするだろう。
「と、とととと父さん! なにソレ?」
腰を抜かす娘に対し、私は開き直ってソレを抱き上げた。合成樹脂やシリコンなどをふんだんに使い、肌の質感などを出来るだけ再現した私の最高傑作である。
「フィギュアだが?」
「フィギ……ってちょっとまって、何で私の下着をその人形が着けてるのよ!」
「何でって、サイズが一緒だから」
「ああああああ!! 良く見たらソレ、私の顔してるじゃない!!」
「顔だけじゃなくて、体も同じだぞ。一週間前にお前の体の型を取ったからな」
「一週間前って、まさか私がお風呂で眠りこけたのって……」
「型を取るために湯に少し細工をした」
「〜〜〜〜〜!!」
顔を真っ赤にする娘。その娘と同じ容姿の等身大フィギュアを小脇に抱いて不適に笑う私。
「どうだ、凄いだろう? 一見ではまず作り物だと分からないデキだぞ」
「そんな物つくらないでよー!!」
娘の鋭いストレートが私のジョーを捕らえた。大きくきりもんで倒れこむ私。私からフィギュアを奪い取る娘。
娘はフィギュアから下着を取ろうとして、その下の作りこみ具合に気付いてまた悲鳴を上げた。
「まさに生き写しだろう?」
「こ、この変態!! 娘でなんてもの作ってるのよ!! ていうかコレ、どうやって処分したらいいのよ!!」
「粗大ゴミで出せるようにつくてるぞ?」
「こんなのゴミに出せるわけ無いでしょーが!!」
泣きながら繰り出されたタイガーキックをもろに食らい、私は吐血しながら床に叩きつけられた。
翌日、妻からの半年の間お小遣い無し宣告が下った。
せっかくのフィギュアも厳重な処分をする羽目になり、娘の攻撃で奥歯がぐらぐらしている。
フィギュア製作禁止も言いつけられてしまい、仕方がないと私は娘のデータを下に3Dモデリングを開始した。
あられもない姿で私の思うポーズをとる娘の美麗なCGを眺めつつ、私は――
痛む頭を抑えつつ私が気が付いた時、私のパソコンは娘の手によってコレでもかという位滅茶苦茶に破壊さていたのだった。
これではキモ父だ
だが、それがいい
お母さんも交えた話が読みたいぞwww
◆AZUNJTAzwE 氏はどうしたんだろうか?
楽しみにしてるのだが。
とても仲睦まじい夫婦
結婚してすぐに妻がめでたく妊娠する
だが出産時の事故で妻が亡くなってしまう
夫は自分も死のうとするほどショックを受けるが、
その時に産まれた女の子を妻の形見と思い、娘に全てを捧げて育てる
数年後、娘は父親の事を父親以上の物として見るようになっていたが、父親は亡くなった妻の事をまだ思っていた
そのせいで再婚もしない父親の性欲処理を自分がしよう、などと理由をつけて娘が父親を襲う
と、ここまで妄想した
乗っていた旅客機が墜落して無人島に小さな娘さん(血縁は有りでも無しでも可)に流れ着いて
そこでなにも知らない娘さんを育てながら小さなうちから子作りしてみたい
89 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:13:25 ID:TX/cIHvp
>>88 生憎だが、それは数十年前既に巨匠・手塚治虫が通過した道だ。
91 :
◆AZUNJTAzwE :2008/04/24(木) 21:50:47 ID:9/WqHj0r
期待保守
>>88 火の鳥・生命編か?
あれは命を狙われて逃亡中の男が勝手についてきた女の子を育て、
その後成長した女の子に欲情してしまう、ってやつだったと思う
親子の絆4話マダー?
親子の絆に期待しつつ保守
一人称視点の文は慣れてないからなかなか文がまとまらない・・・
////////////////////
「今度の連休? 丁度店は休みだし、特に用事も無いが……」
とある休日。とあるファミリーレストラン。俺は向かいの席に腰掛けてメロンクリームソーダを美味しそうに飲んでいる少女に答えた。
少女の名は上月鈴音。俺と同じ苗字なのは言うまでもなく親類であるからであり、関係で言えば俺の兄の娘――姪に当たる。
五年前に合った時には、もう二度と会うことは無いだろうなどと考えていたが……現実は分からないものだ。
一ヶ月前に彼女が俺を訪ねて来た一件が切欠に、今ではこうやって彼女の買い物のお供をさせられるくらい顔を合わせるようになっている。
とはいえ、その全てが鈴音からの誘いであり、俺は暇があれば付き合ってやっているだけというのが正しいだろう。
彼女の父……つまりは俺の兄貴が五年前に死んだ為に、現在は母親である雪さんが日々働いている。その為に家を開ける時間が多く、鈴音の面倒を見てやれる時間は少ないのだという。
鈴音は歳相応以上にしっかりとした子だが、それでもまだ小さな子供であるし、留守の家に一人で過ごす生活は寂しいらしい。そんな事を知り、俺はなるべく鈴音の誘いを受けるようにしている。
鈴音が、親族に総スカンを食らうほど嫌われている俺に何故か懐いている事もある(おそらく俺が兄に似ている事が大きいのだろう)が、何より、コレまでデザートを作るくらいしか趣味らしいものも無く生きてきた俺にとって、鈴音は格好の暇潰しでもあるのだ。
「また俺の部屋に泊まりに来るのか?」
鈴音が俺の部屋を尋ねるようになって以来、彼女は週末には毎週のように俺の部屋にきては泊まっていた。クローゼットの置くから部屋の片隅に移され、ソコが定位置となった予備の布団は、今では鈴音の宿泊用となっている。
態度も以前の様な畏まった節は消え、今では彼女から軽いスキンシップまでとってくるくらいに打ち解けていた。
そんな俺の問いに鈴音は「違うよぉ」と笑いながら、脇に置いていたトートバッグから一枚の紙を取り出した。
「コレ! 勇作叔父さんが良ければ、参加して欲しいの」
「何々……子供会キャンプの計画書?」
地区会発行のプリントには、キャンプの日取りや計画が可愛らしいイラストと共に簡単に書かれていた。
俺の人生に置いて無縁だった行事企画に思わず顔が歪んでしまい、慌てて表情を戻して鈴音を見る。幸い気付かれていないらしい。俯いて、何処か残念そうな表情を浮かべている。
「お母さん、今年も参加出来ないって言っていたから……」
「雪さん、相変わらず忙しいのか」
確かに、鈴音の表情も納得できる。このプリントを見る限りでは家族ぐるみの企画が幾つかある。そんな中、父も母も参加できない鈴音がこのキャンプを100%楽しめるとは思えない。
仕方が無い、もう慣れている……。鈴音はそう言うが、やはり寂しいであろう事にかわりは無い。
「お母さんは、勇作叔父さんの迷惑になるだろうから誘うな、って言っていたけど……」
迷惑以前に、雪さんは俺がこういう兄と肩を並べる事になる行事に絶対に参加しなかった事を知っているからな。わざわざ俺の古傷を思い出させるような行事に娘が誘わないように言うのは、当然といえば当然だろう。
だが、鈴音はそんな事を知らない。俺が如何に兄を嫌い、苦しんでいたかを知らない。だから、俺をこのキャンプに誘っているのだろう。
姪として、一人で参加するよりも叔父と一緒の方が絶対に楽しくなると信じて……。
「駄目……かな?」
若干の上目遣いに俺を見る。最近気付いたが、コレは彼女なりのささやかなおねだりの仕草だ。
無意識らしく、否定的な答えが返ってくるとそのまま目を伏せてしょげてしまい、肯定的な答えが返ってくると顔を輝かせて上げる。
相変わらずの、分かりやすい反応だった。
「そうだな……」
確かに昔は絶対に参加しなかったが、ソレももう昔の話だ。
兄貴はもう居ない。俺と肩を並べ、全てに置いて俺を勝る事も無い。その場所に、兄貴と俺を比べる奴も居ない。
なら、参加してもいいのではないか?
「ああ、そうだ」
俺は小さく頷き、プリントを鈴音に返した。
不安げにゆれる鈴音の瞳を見つめ、微かに微笑んで見せる。
「構わないぞ」
俺の一言に、想像通り鈴音は顔を輝かせた。
////////////////////
他のスレ梯子してたり、他にする事が忙しかったりで進行遅いけど、のんびり進行予定
これはwktkせざるをえない!
おお待ってました!!
これはwktkせずにはいられない
GJ引き続き全裸で待つ
>>103 風邪引くぞ。我が家のコタツに入れよ。
あと、wktk&GJ
目が覚めた。
見知らぬ天井が見える。
鼻から見知らぬ部屋の匂いが入ってくる。
慌てて、必死に左右に首を振るが見えるのは、色、形、空間、
どれもすべて私の知らない世界だった。
そしてそこには、私をいつも守ってくれる人物も欠けていた。
心の底から湧き上がる最も原始的な恐怖に駆られ、必死に泣こうとする。
が、恐怖心で過呼吸に陥ってるのか、嗚咽のような泣き声しかでなかった。
それでも精一杯の力を全身に込め、立ち上がる。
私を守ってくれる人を探すために。
そのまま開けっ放しの扉から廊下に出て、近くの部屋へ入っていく。
ここで先程より、記憶が鮮明になった。
探している人を見つけたから。
誰かと話している、お母さんの姿がそこにあったからだ。
私は必死に走った、と言っても覚えたばかりの歩行。
まだよちよち歩きしか出来ず、一歩進むたびに視界と平衡感覚が揺れる。
お母さんもこっちに気付き、あわてて向かってくる。
そのままお母さんの胸に飛び込んだ。
これが私が、斉藤想子が思い出せる恐らく最古の記憶。
お母さんの実家に行ったときのものである。
お母さんに抱きしめられた時、体も、心も、何もかもが暖かかった。
私は子供の頃から臆病で人見知りの激しい性格だった。
私の実の父は、優しい人ではあったと思うが、
仕事が忙しくて家にあまりいなかったらしく、そんなには記憶には残っていない。
代わりにお母さんのことはよく覚えている。
友達のいない私の遊び相手にいつもなってくれた。
だから、幼い頃の記憶はお母さんばかりだ。
小学校に、入ってからは学校に行く時間が増えた。
教室には笑い声が響き、周りの子達はみんな数人で集まって会話をしている。
しかし、私はその輪に入ることは出来なかった。
私にはまったく彼らの会話が理解できなかった。
何故、そんなに早く質問に答えられるのだろう。
いつ、相槌を打ったらいいのだろう。
ここでは、どんな表情をすればいいのだろう。
彼らのコミュニケーションは、違う国の言語であるかのようで、
まったくついていくことが出来なかった。
結果、人の輪の中には私の居場所は無く、孤独に過ごす選択肢しかなかった。
特に目的のない生活を送る学校という世界では、
弱いものを虐げることは生徒の格好の生きがい。
そんな中で私のような、臆病で人見知りが激しく
誰も味方のいない人間が、弱者となるのは必然だった。
私に降りかかった、幾度も繰り返される虐め。
子供にとって絶対にかなわない神である大人、先生に言いつけたこともある。
先生は、言いつければ確かに私の味方をしてくれた。
でも、それは形の上だけ。
お父さんの言葉を借りれば、20分間叱って反省するのであれば、
明日から刑法の暴行罪は『警官による説教を20分受ける』になっている、といった所だろうか。
結局、また虐めは繰り返され、私の立場は変わらない。
私はますます心を閉ざすようになった。
今の境遇に対する不服を声に出すこともなく、全てを諦めるように。
学校には誰も私に優しい人はいなかった。
それでも家に帰ればお母さんが居た。
家の中に居れば、同年代の子とまではいかないまでも、
少しは私の居場所があったのだ。
しかし、それも悪意によって奪われることになる。
きっかけは実のお父さんの過労死だった。
労災認定がされたことと、あまりお金を使う機会がなかったおかげで、
少なくとも家には相当な額の蓄えはあったらしい。
しかし、一家の稼ぎ手が居なくなってしまいお母さんは危機感を感じたのだろう。
前のお父さんの死後から1年ぐらい後、再婚相手を紹介された。
言うまでもなく私のお父さん、斉藤和彦と娘の明海である。
初めてお父さんとあの女、明海を見た時は正直嫌だった。
対人恐怖症の私には、誰であろうと私の居場所である、
私の家庭へ入ってきて欲しくなかったのだ。
特に、あの明海は猫を被っていたものの、
自分勝手な人間特有の匂いを僅かだが漏らしていた。。
対して、お父さんのほうの第一印象は、私ほど暗いと言うわけではないが
なんだか人に弱みを見せないというか、感情を表に出さない人。
嫌な雰囲気は無かったが、少し不気味だった。
しかし、臆病な私はその事を表に出せず、胸にしまいこんだ。
その後、再婚後の生活は私の危惧が現実と化した。
明海は私の唯一の居場所である家の中で、
両親の見えないところで私に暴力を加えた。
そして、それを両親の見ている前でも私を脅せる材料にしたのだ。
私が最初に暴力を受けた際、たまたま、お母さんが現場に居合わせた。
私はお母さんを信頼していた。
この人ならまあ私に親身になってくれるはず、と。
しかし、お母さんが行ったのは、学校の教師などと同じこと。
ただ、数十分叱る。
それだけのことである。
なんてことはない、信頼していたお母さんに対する期待は、過剰な期待でしかなかった。
そんなことで明海がやめるわけがないのに、そんな対応しか取らなかったのだ。
唯一の居場所すら悪意に侵食され、信頼していた人も期待には答えてくれなかった。
当然、明海は懲りずにお母さんもお父さんも居ないときを選んで、また暴力を振るってきた。
身が千切れそうな絶望だった。
溺れる者は藁をも掴むという諺があるが、そこまで追い詰められていたからだろう。
藁をも掴む思いで私はお父さんに言いつけた。
お父さんに期待していたわけではない。
あの人は私をどことなく避けている節があり、あまり会話をしたことも無かったからだ。
だがそんな人にも頼るほど、あの時の私は追い詰められていたのだ。
しかしやはり、その場では父は何か考えるだけで何もしなかった。
一週間後、私は何回も明海に暴力を振るわれ、絶望の渦中にあった。
そんな私の心の中などおかまいなしに明海は私を見下ろして、平然と言う。
「あんたが根暗な性格してるから悪いんだよ!
ったく、なんで私が怒られなきゃならないんだか!
まったく、これだからクズは嫌いなのよ。」
なんで、私がこんなこと言われなくちゃいけないの。
明海が憎い、許せない。
でも、どうすれば。無理。私にはどうしようもない。
でも、憎い、あんな人間死んでしまえ。
出来ない。私に出来るわけがない。
つらい、何で私がこんな目に。
誰か、助けてよ。
でも、誰も、私を本気で、守ろうとしてくれない。
絶望により、胸の奥に重苦しく気持ち悪いものが溜まる。
体の末端の感覚がぼやけていき、無気力に支配される。
しかし、世界の全てが真っ黒に見えた時、父は答えを返してくれた。
「痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
防音室の中に絶叫がこだまする。
その音の出所は目の前の床でのたうちまわっている明海だ。
そして明海の腕を折り、明海に対して頬を吊り上げた笑いで見下ろしているのはあの人。
お父さんだ。
「よくもやってくれたな、明海。
この部屋に隠しカメラ仕掛けた。
さっきの想子にやってたこと見させてもらったよ。
今更、どう猫被っても誤魔化せないな。」
「ア、アイツが、悪いのに…………なんっ……で……
あたしがこんなことされなきゃっ…………!!」
「…………なんか言ったか?」
「ぎぃゃアアアアああアアああアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
私の目の前であの人は折れた腕をさらに蹴り飛ばした。
腕を折られた直後にあげた悲鳴のように。
明海は、言語とはもはや呼べない最大級の絶叫を上げる。
そして私は恐怖心に体を震わせながら、その光景を呆然と見ていた。
「…………ハァッ!お父さんはっ、私に恨みなんてないでしょ!?」
「俺は”お前”に恨みならあるぞ。
お前には話したことがあったと思うがな。
俺の両親はお前みたいな性格で、
お前が想子にやってることと同じ事をやられたって言ってただろう。
「それっ……!私っ、関係ないっ…………でしょ!?」
「いいや、あるね。
……なにがクズだ。クズなのは貴様なんだよ。」
お父さんは、折れた箇所に足を乗せ体重をかける。
「……イアアアッ!………………ヒッ!!!も、もうしまセン!は、はんせいするから!」
「反省?そんなことする人間があんなことをするわけないだろ。
いいか、反省しろとも更生しろとも言わない。
恐怖しろ。
自分がやったことでどういう目に遭うのか、その痛みで理解させてやる!」
「……ッハァ!…………ハァッ……!ゆる……して。許して!」
「許す?何言ってるんだ明海?俺に許してもらう必要なんて無いだろう?
貴様らはいつも笑いながら楽しそうに俺達を虐げるだろ。
弱肉強食、弱い奴が悪いと思ってるんだろ。
だったらいいじゃないか!
そう信じてるんだからなあ!
今更、自分に都合が悪くなったからって信念捻じ曲げて、
『パパ〜、ごめんなさい。あたしが間違ってました。』
なんて言わないよな。
…………絶対に言わせんぞ。」
「そ、そうだ!お父さん。想子は……こ、こんなことして欲しいなんて、思ってないよ。
ねえっ?想子?」
明海がこちらに期待を込めるような目で見つめてきた。
つまり、そう答えろと言いたいのだ。
しかし、私は明海がこうなることをずっと望んでいた。
明海が痛めつけられていることは私が願った通りの出来事だった。
だからこれは明海を痛めつける格好の機会のはずだった。
助ける理由はどこにもない。
一言お父さんに、もっとやって欲しい、そう言えばいい。
それなのに。
私は極自然にあんな風に思ってしまい、
あんな言葉が口を突いて出た。
「あ、あの、お父さん。
私はもう満足したから…………だから、もういいよ。」
私のこの言葉を聞いて、明海の顔に少しばかりの安堵が浮かぶ。
まるで、もう大丈夫だろうと言わんばかりだ。
しかしお父さんは。
「…………そうか。
でも駄目だな。」
「いやあああああああああああああ!!!!」
再度、お父さんは明海の腕を蹴り飛ばした。
「俺は想子のためでもなく、自分のためにやってるんだ。
それに想子の言ったことはきっと……………………」
ここで、ちらりと私の方を一瞥したが、すぐに明海に向けて視線を戻した。
「まあいい。今、想子に言ってもわからないだろう。
さて、明海。
これからは、この家でお前が想子に、そして”俺に”かつてしたことを自分自身で味わう番だ。
この家に居る限りたっぷりと虐げてやる。
これからお前を病院に連れて行くが、この事を医者はもちろん、誰にも話すなよ。
お前が喋らなきゃ適度に暴力を振るって虐げる程度で済ませるが、
喋ったらそうはいかない。
今日みたいなものじゃすまないと思え。
…………例えば命を失うとかな。
わかったか。」
お父さんは、人間だって平気で殺せると言わんばかりに明海を睨みつける。
「……わ、わか、いま……ひ……た。」
お父さんの表情に戦慄し、言葉を出すことすらままならない明海。
恐怖によって痛みすら既に忘れているように見える。
しかし何を思ったか、次にお父さんは私まで睨みつけた。
「想子もこのことは母さんには黙っていろよ。
その場合、俺は今度はお前の腕をへし折る。
いいな。」
血の気が一瞬で引いていく。
私まで攻撃対象なのだと宣告された。
既に目の前の凄惨な光景を見て恐怖を感じていたものの、
狙われているのは、明海だったのでまだ余裕があった。
だが今度は、私が喋った場合のみとはいえ、私の腕を折ると言ってるのだ。
実際に自分が睨みつけられると、明海を睨みつけてるいるのを
傍から見ていた時とは比べ物にならない殺意が伝わる。
まるで、殺人鬼によって光る刃物を肌に押し付けられ、
そのままゆっくりと体に刺さっていくような感覚だ。
私は言葉を出すこともままならないどころか、一言も発することも出来ずに、
ひたすら首を縦に振った。
「そうか、ならいいんだ。」
お父さんが睨みを解き、笑顔を浮かべた。
「さてと、とりあえず病院に連れて行く前に、もうちょっとくらいやっておくか。」
「いやぁ……………………!」
明海の絶叫が止んだのは、さらに一分程後だった。
この後、お父さんは車で明海を病院に送った。
出掛けていたお母さんが帰ってきた時、明海が病院送りになったのは事故だとお母さんに口裏を合わせた。
夜になると時間が経ったせいかやっと少し落ち着いた。
しかし、恐怖心が減った代わりに私の中に今まで感じたこともない気持ちが湧きあがりつつあった。
期待とその期待を疑う、2つのせめぎあう感情。
私はあの時のことを頭に思い浮かべる。
わたしの目の前で何が起きたの?
あの人は何をしていたの?
────明海を壊していた。
どうして?
もしかして、あの人は私を守ろうとしているの?
あの人は、私がずっとしてやりたかったことを明海にしていた。
私のために?
ううん、違う。
あの人、いや、お父さんは自分のためにやっているの?
私が明海にされたことを、自分がされたことと思ってその怒りをぶつけているの?
上辺だけの同情とは違う。
心の底から私の気持ちを理解ってくれたの?
でも。
そうなら、どうしてあの人は私がこのことを喋ったら私の骨だって折るって言って、
私まで脅したの?
あんな狂気の篭った殺意を向けて、私を恐怖させたの??
もちろんお父さんが明海の腕を折ってくれたのは確かだし、
このことがお母さんに知られたらお父さんはまずいことになるから、仕方ないかもしれないけど。
でも、私の事を大切にしてくれる人はそんなことをしないんじゃないの?
それにあの人が私の事をどう思っているのか、なんてことより私はどうしたかったの?
私はあの時、明海が目の前で痛めつけられてるのを見て、もうやめて欲しいと思ったじゃない。
私は本当は望んでなかったの?
だとしたら、お父さんは私の気持ちをわかっていなかったんじゃ。
でも、明海が痛めつけられることもなく、のうのうとしているなんてそんなの絶対に許せない。
それに望んでなかったっていうなら、今痛めつけられた明海の顔を思い浮かべた時に感じる、この気持ち。
体の奥の泉から湧き出るように、少しずつだが確実に広がるこの愉悦、優越感はなんだって言うの。
でも、またあの現場に居合わせたらきっと、あの気持ちになってしまうじゃ────。
私はどうすればいいの。
私の中に様々な感情が渦巻き、混ざりあう。
そして私を混乱させる。
今、私がお父さんに主に感じている気持ちは、この人なら私の気持ちをわかってくれるのではという想いだ。
この人なら、私の事を理解ってくれるんじゃないかという初めての他人への期待を湧き上がらせた。。
そういった想いによって、お父さんに話しかけたい衝動に何度も何度も駆られた。
しかしその気持ちを、お父さんは私まで脅したという紛れも無い事実と、
明海が痛めつけられるのを自分は本当に望んでいたのかという二つの理由が押さえ込んだ。
あの出来事から一夜明けて次の日になった。
しかし、それらの理由から私は結局お父さんが出勤するまで、
話しかけるきっかけを掴むことが出来なかった。
期待はあっても、その期待が裏切られるのはさらに恐ろしい。
仮に今しか話しかける機会がないならともかく、お父さんは毎日家に居るのだ。
なので何度行こうと思っても、その度に後回しにしてしまい、
結局お礼の一言も言えないまま、いつものように無口に徹してしまった。
この日の夜、お母さんとお父さんが口論になった。
リビングのテーブルにお母さんとお父さんが向かい合って座っていた。
そして私はふたりに挟まれるように、テーブルの横に座っている。
ここは普段、家族揃って食事をする一家団欒の場だ。
しかし今は張り詰めた雰囲気の漂う修羅場でしかない。
昨日の事をお母さんに知られてしまったからだ。
どうやら今日お母さんは明海の見舞いに行ったらしく、
その時に明海が泣きついて漏らしたらしい。
そして、お母さんはその事を問いただすべく、お父さんと私をここに呼んだのだ。
「なによそれ!?」
「……何って、説明した通りだよ。」
お母さんは一通り話を聞くと、突然立ち上がった。
そしてお父さんを睨みつけながら金きり声を上げる。
対してお父さんは怒鳴ることもなく座ったままだ。
しかし昨日程怖くないものの、
お父さんも抑えた激情を宿しているような瞳でお母さんを睨み返している。
「何でそんなことするのよ!相手は13歳の中学生なのよ!
まだ子供じゃない!かわいそうよ!」
「想子だって子供だ。それなのに想子はかわいそうじゃないって言うのか?」
「そうは言ってないでしょ!でも、やりすぎじゃない!
実の子になんでそんなことが出来るの!?」
「想子だってお前の実の子だろ。
だいたい明海のやったこと、そして俺が父親じゃなかった場合、
やりたい放題やってた可能性を考えれば軽いぐらいだ。
殺さなかっただけマシだと思ってほしいね。」
お母さんとお父さんは口論を繰り広げている。
だが、二人の発言には決定的な違いがある。
お母さんのお父さんへの非難は、空辣なだけなのに、
対するお父さんの反論はことごとく、私の心を射抜いていく。
私の気持ちをわかっていていなければ言えない言葉なのだ。
「愛情をもって接してあげる事が大切なのよ!
そうすれば時間はかかってもいつかは反省するはずよ!」
「いつかだって?いつの話だ?
反省?あいつがか?残念だが不可能なレベルだよ、あれは。
俺は警察の人間だしな。
経験で分かる。
人は本人なりにしか変わらない。
仮に暴力を振るわなくなったとしても真剣に反省することはありえない。」
これも私が言いたかったこと。
そう、私を虐げようとした連中も、怒られたって反省なんかしなかった。
「第一やられた方の気持ちはどうなる?
我慢しろって言うのか?
まともな理由があるならともかく、
反省する気なんてない自己中心な奴を許せっていうのか?」
「私は受け入れてあげるわ。」
「お前は明海みたいな人間の悪事が気にならない、だからそんなことが言えるんだ。
お前はわかるのか?
どれだけの理不尽を受けたか?
どれだけ苦しんだか?
そして、やった方がのうのうと生きていることがどれだけ苦しいか?」
これもその通りだ。
お母さんが許せるのは、明海のやった事が気にならないからに決まっている。
「あなたって、こんなに非道い人だって知らなかった。
こんな真っ黒な心を持っているだなんて。」
「黒くて、汚れた心ねえ────確かにな。
認めるよ。
あの子にしてこの親ありだ。
そんな心じゃなきゃあんなことは出来ない。」
ここで、先程まで激しく反論していたお父さんが一転、自分の非を認めたような発言をした。
この突然の出来事に、お母さんは呆けたような表情になったが、
お父さんは少し間をおくと続けざまにお母さんを非難した。
「だが、逆に聞こうか。
お前の美しい心とやらは、想子のことなんてどうでもいいのか?
俺は想子のような子の声を理解出来ない人間になるつもりはない。
明海みたいな奴を叩き潰すのに必要なら、心がどんな怪物に堕ち果てようとかまわん。
貴様のような心を美しいというなら、俺はごめんだ!」
お父さんが口論が始まってから、初めて怒鳴った。
さらにお父さんは言う。
「とはいえ、人によって正義は違う。
お前の視点、俺の視点、どれも正しいものではある。
だがな、お前は許してあげる心が大切だとか口当たりのいいことを言い、
結局はやられた方など真剣に守ろうとする気など無かった。
お前は公平なんかじゃない。
ただ単に”お前の視点”で正しい事をして、想子の気持ちをわかった気になっているだけだ!
これだけはお前に言っておく。
お前が本当に明海をちょっと叱るだけで許すというのが、
公平な対応だと思っているのなら、
お前は想子の気持ちを理解っていないし、真面目に接していない!
そして、明海のような自己中心な奴の行為を気にもしない傍観者だ!
それなのに想子のためだとか、自分は公平だとか、そんな勘違いを言うな!」
支援
言った。
ついにお父さんは私が一番言って欲しかった事を言ってくれた。
そう、お母さんは私の気持ちなんかわかっていない。
私の事なんか思いやってないから、許してあげることが大切とか、
そんなことが平然と言えるのだ。
私が言えなかった事をお父さんは言ってくれた。
私の全身を感動のような感情が包み込む。
だがお母さんの次の一言がその感動を奪い去り、
私を自分に対する疑念疑惑の渦に叩き落した。
「あなたこそ、想子の気持ちを勝手に代弁しないで!
明海から聞いたわよ。
想子はあなたのことを、もういいって言って、止めたってね。
しかも、あなたは想子まで喋ったらただじゃ済まさないと脅したそうじゃない。
ねえ、想子?
想子はそんなことして欲しくないんでしょ!?」
お母さんがこちらに問いかけてきたのは、一番聞かれたくないこと。
ずっと昨日から悩んでいるのに、答えが出ない悩みだった。
そう、あの時の私は本当にもういいと思い、お父さんのことを止める発言をしてしまったのだ。
今は明海が憎いし。
それに明海が腕を折られたことで、明海に黒い優越感を感じてる。
しかし、私が仮にもう一度あの場面に遭遇したらどう思うの?
あの時だって明海に死んで欲しいと思っていたはずなのに、
自然ともうやめて欲しいと思ってしまった。
私はまさか、本当は望んでなかったの?
でも、あんな奴がやりたい放題やるのを許せるわけがない!
そしてなにより。
あんな奴を許す自分が許せない。
だけど、またああいう場面に遭遇したら────────
昨日から何度も嵌り、抜け出すことの出来ないループに私は再び落とされた。
私は何であんなことを考えあんなことを言ってしまったんだろうと、
自分に対する疑念がどんどん浮かび、自己嫌悪に苛まれる。
もう自分がわからない。
嫌。
なんで、私あんなこと。
何が、正しいの。
私、どうすれば。
しかし、心の中で止まらない悲鳴を何度も上げていた私を再び救ったのは、
やはりお父さんの言葉だった。
「……………………おい、泰子。
人間の感情はその時の状況によって簡単に変わるんだ。
想子は明海から脅迫を受けていたんだぞ。
その発言をした数分前までずっと明海に従わざるを得なかったんだ。
体に恐怖心が染み付いているんだ。
そんな相手の目の前で、歯向かうような発言が出来るわけないだろ。
長期に渡る監禁事件の被害者とかは、警察に保護されても犯人を擁護する発言をしたりするからな。
想子のちゃんとした本心が聞けるのは恐怖心が消えた後だ。
つまり明海を完全に黙らせた後だよ。
その状況を作り出すのに必要だから、やむを得んが想子を脅しただけだ。
明海への恐怖が残っている状態じゃ、その恐怖に後押しされて明海に味方する行動に出るかもしれない。
つまりお前に話す可能性があったからな。
想子はそれが恐怖によるものとは、恐怖している間はわからないだろうがね。
そうしたら、今みたいにお前から横槍を入れられて、明海を脅せなくなる。」
この時、私の中で永遠に続くかに思われた終わらない負の螺旋が、一瞬で全て破壊された。
いつまで解けない数学の問題の解き方が突如閃いた時のように、
私の肉体に取り付いていた鬱屈としたものが一瞬で消え去っていく。
あの時何故、明海を許してあげてなどと、私は口走ってしまったのか。
それは、私は怖かったからだ。
お父さんが本当に私の事を助けてくれようとしているということが
まだ理解出来ていなかった。
だからまだ明海と、後で明海を許せと迫ってくるであろうお母さんが怖くて、
二人に従うように、あの発言をしてしまったのだ。
この人は私でもわかってなかった私の気持ちをはっきりと指摘してくれた。
私の事をわかってくれたんだ。
そして、お父さんが私を脅した理由も今やっとわかった。
私まで脅したのは私が持っている明海への恐怖を考慮したから。
そのせいで、私を助ける事が失敗に終わるのを防ぐため。
────つまり、私を脅したのも私を守るためにだったんだ。
私からお父さんを疑う理由が完全に消え去った。
心臓が大きく高鳴る。
「それにな。」
お父さんは言った。
「昔、俺を虐げた両親と同じ事をした明海に、かつての復讐が出来ればいいし、
想子の意志を無視しようと、俺と同じ目に遭った想子を守るために最善の行動が出来ればいい。
俺は手段を選ぶ気はない。
あんなくだらない理由で、あんなことをする明海より想子の方が大切だ。
誰も想子を守らないのなら、俺が想子を守る。」
私の体を衝撃が突き抜けた。
この人は本当に私のことを自分のことだと思って接してくれている。
この人にとって私はかけがえのないものなんだ。
自分の全てを肯定して貰えた喜び、安心、感動、
いや、そんな言葉では表しきれない、何かで全身が満たされた。
しかしお母さんはそんな私の心中も露知らず、自分勝手な思い込みを口に出した。
「想子なら私が守るわよ!
あなたは単に両親への復讐心で関係ない明海に暴力を振るっただけじゃない!
想子まであなたみたいな人間と一緒に扱わないで!
想子がそんな風に考えているわけないで────」
──そっちこそ、私の気持ちを代弁するな。
「違う!」
私は叫んでいた。
そのたった一言で口論が止まる。
お母さんもお父さんも、口が半開きのまま呆気に取られて表情でこちらを見つめるばかりだ。
「私もそう思っていた!
そうじゃなきゃ明海は私に何かしてくるに決まってる!
それにあんな奴が叱られるだけで済むなんて許せない!
明海なんて死ねばいい!
でも、お母さんが許せっていうから今まで逆らえなかった!
間違っているのはお母さんの方!
だからこれ以上お父さんを悪く言うのをやめて!」
「そ、想子?」
私のこの発言を聞いて、お母さんは驚いた顔を浮かべた。
しかしすぐに今度は私の方を睨みつけてきた。
「そんな風に考えていたなんて。
私の娘なのに、なんでそんな風に育ったのよ?
いい、想子?
心を開かずに、許してあげないあなたも悪いのよ?
そんな酷い事を考えるなんて────」
「黙れ」
お父さんが言った。
「それ以上想子を侮辱すると……………………殺すぞ。」
たった二言程度である。
お母さんの言葉を、お父さんの狂気の篭った声と刃物のような視線が遮った。
それだけで、その言葉を聞いたお母さんはしばらく言葉を失った。
しかしお父さんが睨みをやめると我に返った。
お母さんは怯えてしまったのを誤魔化すように、再び金切り声を上げる。
「もういいわ!出て行って!あなたのような人間とは話したくもない!」
「…………ああ、結構。
想子、行くぞ。」
お母さんを置いたまま、私達は部屋の外に出た。
そのままお父さんは私の手を引いて廊下を歩き、離れた部屋まで行くと
黙ってる私の頭にぽんと右手を置き、少しだけど微笑んだ。
「…………想子。
あんな奴の言う事は気にするな。
明海なんかに心を開く必要は無い。
想子は想子なんだ。
仮に俺に心を開きたくないなら開かなくていい。
根暗でグチグチしてたっていい。
悪いのはそんな理由で人を平然と否定し、
自分が悪いとすら思わない、傲慢な連中だ。
他の誰がどう思おうと、想子は想子だ。
俺はそれでいい。」
暖かな言葉だった。
口先だけの理解じゃない。
お母さんのように公平に接してるつもりで、実際には私のことを助けてくれない人には出ない言葉。
この人こそが本当に私の気持ちを理解ってくれる人なのだから。
その言葉を聞いた時、私は確信した。
だから、私の気持ちを言葉にして伝えようと口を動かした。
「……あ、えええ……えっとね?そ、そうじゃなくてね、ね。」
今の心臓の鼓動のように、想いが頭の中を駆け巡り、まとまらない。
声は出るのにうまく言葉を紡げない。
こういうことは、私が他人と話すときはいつもの起こることである。
話さなきゃ嫌われてしまうという恐怖に押され、話したくないという欲求を抑え無理矢理会話する。
これが私にとっての人との会話だ。
しかし、今はパニックに陥っていても、そういった気持ちとは真逆。
体の内からどんどん溢れ出るこの想いを伝たいという欲求にどんどん押され、
そのせいで逆に言葉が思いつかない。
しかしそれでも、私は心を開きたかった。
お父さんは、私が他人に心を開かなくても、それでいいと言ってくれた。
私の気持ちを認め、ありのままの私を受け入れてくれた。
だから。
「わ、私の気持ち、わかって……くれて……」
私を受け入れてくれるこの人にだけは伝えたい。
心を開きたい。
その欲望に身を任せ、私はつたない言葉に精一杯の想いを乗せた。
「……あ、ああ、ありがとう…………大好き、です。…………お父さん。」
これが私が初めてお父さんに本当に好意の篭った笑顔と感謝の言葉を伝えた瞬間。
そして、自分の心を開いた瞬間だった。
「え!?…………あー、いや、えっと……その。」
この突然の行動に驚いたのだろう。
お父さんまで私のように恥ずかしそうに顔を赤くして、ただおろおろとし始めた。
まるで学校で飼っている小さなハムスターのような姿。
こんなに体が大きくて、昨日は殺人鬼のような視線をしていたというのに、
今ではとてもかわいらしい。
そんな姿のお父さんを見られたことが、私はすごく嬉しかった。
「…………あ!俺はもう寝るよ!じゃあな、お休み!」
「待って!」
この状況に居た堪れなくなったらのか、お父さんは慌てて立ち去ろうとした。
しかし私は、気が付いた時には腕を掴み、お父さんをその場から逃がさなかった。
「…………ふふっ。
ね、お父さん。
あんなことがあったんだからね?
昨日怖くて眠れなかったよ。
だから今日だってね、きっと怖くて眠れない。
……あのね?今晩、お父さんと一緒に寝かせて……くれる?」
電気の消された暗い部屋。
外からの街灯の光が、天井をぼんやりと照らし出す。
部屋の中は比較的に散らかっている。
例えば机の上なら、靴下やら置物やら、書き物をするのには関係のない物が
平然と載っていて、どかさなければ書き物も読書することも出来ないありさまだ。
まるで部屋の主の無骨さが滲み出ている様だった。
ここはお父さんの部屋だ。
その部屋に敷かれた布団の中で私はお父さんと並んでいる。
私は恥ずかしさを押さえるように、掛け布団を掴んで鼻まで覆った。
するとたちまち布団に染み付いた男の人の無骨な臭いが、
鼻から口から、私の体内に進入した。
私はお腹が満腹になるまで、しばらくその体臭を堪能する。
しばらくして、お父さんの臭いを味わいたいという欲求をすっかり満足させると、
天井を見つめたままお父さんに問いかけた。
「ね……お父さん?」
「ん?」
「……あのね。
なんでね、今まで何と言うか……私に話しかけてくれなかったの?
私を脅したのは、さすがに私に理由を話したら脅しにならないから仕方ないけど、
私がなんで明海を庇おうとしたのか、理由がわかっていたなら
すぐに話して欲しかった。
…………私、自分で自分がわからなくなってつらかったから。
「いやな。何というか、話しかけづらくて。」
お父さんは頭を掻いた。
「話しかけづらい?」
「ああ。ほら、想子には避けられてただろ?
それに想子が明海を痛めつけてほしいと思っているかどうか不安でな。」
「え?」
「俺、想子の気持ちはわかってるつもりではあったけど、
もしかしたらそれは俺の勘違いで、
想子が明海を庇ったのは本当にこういうことを望んでいないんじゃないかって思って、
やっぱり不安だったんだ。
いや、もちろん明海の腕を折ったのは俺の個人的な憎しみで、
想子がどうして欲しいかは知ったことじゃなかったんだが。
それでも、実際の被害者だった想子にこんなことして欲しくなかったって
否定されるのはやっぱり怖くて、それで、つい先延ばしに、な。
ましてや、想子のこと脅したわけだし、余計なんか、な。」
「…………ふふっ、そうだったんだ。」
その理由を聞いて、思わず笑みが零れた。
仰向けの姿勢から、横に転がり、お父さんの方を向いた。
「お父さん。
今まで私もね、お父さんのこと怖かったよ。
お父さんもきっと私のことをわかってくれない人間なんだ、って思っていてね。
だから、中々話しかけられなかったの。
でも、なんでお互いにこんなバカな擦れ違いをしてたんだろうね。」
私は右手を伸ばすと、お父さんの体を抱きしめるようにして絡めた。
「あ、えっと、想子?」
「私達だけはお互いにわかり合えるのにね。」
お父さんの声がまた動揺している。
私が抱きついたからだ。
――うれしい。
お父さんがこっちに当惑した顔を向けている。
私はその慌てた表情を見つめると、私はにっこりと微笑んだ。
「私はお父さんを否定したりしないよ。
だって、お父さんはちゃんと私の気持ちをわかってくれたんだから。
さっき言ってくれたこと、本当に嬉しいよ。
お父さんのやったことも、言ったことも全て私の宝物。
今まで、私のことをわかってくれたのはお父さんだけだよ。」
「そう、かな。」
「そうなの。」
自信がなさそうに返事をするお父さんに、
私は語気を強めた。
「だからお願い。
もう私のことを疑って、怖がったりしないで。
昨日みたいに私を脅す必要はもうないよ。
私、お父さんの言うことなんでも聞くからね?
私もお父さんの気持ちはわかるから、
お父さんは私の気持ちをわかってくれるって信じる。
だからお父さんは、私がお父さんのどんな気持ちもわかってあげられるって信じて。」
「信じる?」
「そう。
私はお父さんを信じるから、
お父さんも私を信じてね。
私はお父さんの傍から絶対に離れないから、
お父さんも私の傍から絶対に離れないでね。
もう擦れ違うなんて嫌だよ。
何でも言う事を聞くから、ずっと傍に居てね。」
「言うこと聞くからずっと傍に、か。随分と慕われたもんだな、俺も。」
私のお願いを聞くと、お父さんは自嘲するように笑った。
そして私に返事を返す。
「言うこと聞いてくれるならあんまり俺の傍に居るな、もしそう言ったら?」
お父さんはあくまで冗談のような口調で話したのだが、
どことなく顔の筋肉がひきつっているように確かに見える。
そのため、冗談ではなく本気で言っているような雰囲気が確かに感じられ、
私は恐る恐るお父さんを伺うようにして見ながら、問いかけた。
「…………駄目、なの?」
「……あ、いや。
悪かった。
…………まあ、約束するよ。」
お父さんは私の目を見つめると我に返ったように目を開き、
すぐに承諾してくれた。
やっぱりあれはただの冗談だったのかもしれない。
私はこのことに胸をなで下ろす。
そして、伝える。
自分の心を開いて。
目の前のこの人を信じて。
私の今感じている喜びを、そのまま声に載せた感謝の言葉を。
「……ありがとう、お父さん。」
この日の夜、お父さんがすっかり寝入った後。
私はお父さんの傍らで体温と体臭を感じながら、
初めて感じる性的な興奮感に身を委ねて初めて自慰をした。
凄く、幸福だった。
投下終了。
本来はここで区切るつもりはなかったけど、
予想以上にダラダラと長くなったので、次回に回します。
……文章を書くのは難しい。
親子の絆キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
投下乙!
パパがDQNすぎるw
>>124 GJ!
あんたを待ってたぜ
そして次回も待ってる
なんという傑作。次回に本当に期待します。
>>127 温いぞ。実際どうしようもない人間はどうしようもない。
言っていうこと聞くような連中がイジメなんてするものか。
対抗手段は連中が飽きるまで徹底して無視するプライドを著しく傷つけ精神的に押し潰されそうになる苦難の道か、
率先して叩き潰して恐怖を植えつけたりリスクを思い知らせるかのどちらかだ。
きもっ
132 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 13:03:56 ID:18RoLJtw
保守
134 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 09:45:47 ID:0DPSRt8u
>>124 遅ればせながら乙です!
エロ無しで読みいったSSは久しぶりだ。
でも次回はエロ期待しております。
>>124凄く父親に魅力を感じた。
綺麗事や理想論をかなぐり捨てた真理が、とても気持ち良かった。
現実では綺麗事や甘過ぎる対応のせいで、こんな事ないんだろうけど、クズには本来こういう教育が最高に効果的だと思うんだよなぁ…
超GJ!これからの想子との生活も楽しみにしてる
正直気持ち悪い。
>>124 炸裂する親父の拳!
こんな話を待っていた、…ような気がする。
エロい禁断の親子関係を探しにきたのについ読みふけってしまいました。
>>77氏のよーなギャグメインの父親も好きですが、信念に生きる親父も大好きです。
極論ではあるが一面の真理を貫いた父親が素敵です。
次回作も楽しみにしています。
エロ有りでもエロ無しでも、シリアスでもほのぼのでもギャグでも。
二人の幸せになっていくところが是非とも見ていたい。
捕手すべき
ほっしゅ
140 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:35:28 ID:eg6Stj3b
age
☆ゅ
6月。梅雨の季節であり、ジューンブライドの月でもある。
145 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 20:40:50 ID:SYTlRX7Q
上に行く
146 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:00:27 ID:aR9yFtH6
さらに高みへ
147 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:20:18 ID:V+MUlx22
148 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 07:03:00 ID:MYse6N4T
職人さんが来ない・・・
そうだ、SS職人はさっさと投下しろ!
……投下開始。
あの日以来の私は幸せだった。
それまで一番口を聞いていた相手は家の中で一緒に居る時間の長い、お母さんだった。
あの時以来も、お母さんは私の考えを改めさせようと幾度も話しかけてきた。
しかし、私は違う。
私からは必要なこと以外ほとんど口も聞かない。
私はお母さんを徹底的に避けた。
その代わりに、今まで避けてきたのが嘘だったかのように、
お父さんの傍に、ひたすらくっつくようになった。
お父さんが家に居るときはトイレの時以外、四六時中だ。
お父さんに甘えるようになってから気付いたことがある。
それは、居場所という言葉の意味だ。
今までは、少なくとも私を最も大切にしてくれるのはお母さんだったから、
これが世間で言うところの人に受け入れて貰える安心感だと思っていた。
でも今、この人の傍に居るとそれがいかに愚かな間違いだったか。
私に冷たいだけのこの世界で、こんなに暖かに私を包んでくれるのだ。
凍えるような真冬の朝、布団の中から起き上がることが出来ないように、
一度嵌ってしまったら、抜け出せるはずがない。
私はお母さんなんて信用してはいなかった。
私の唯一の信用できる人、
唯一の居場所はお父さんしかないのだ。
私がお父さんの傍にいるようになって、最初はお父さんも戸惑っていたようだ。
急な変化だったのだから、無理も無い。
だが、お父さんもお母さんと口も聞かないということもあり、
私に慕われることは相当嬉しかったようだ。
ただ。
私が居ない時は以前より暗い影のある表情をするようになった。
それでも用事がなければ私は常にお父さんの傍にくっついて居たので、
以前よりお父さんが笑うところを目にするようになった。
明海は2週間後に帰ってきた。
時折こちらを睨みつけるように見ることはあるものの、もう以前の威勢は影を潜めていた。
お母さんにばれた以上、私やお父さんから下手に攻撃出来ないのも事実だが、
それでも、腕を折られた時の恐怖が体に刻みついているのだろう。
今や完全に形勢は逆転した。
全ては私に真面目に接してくれたお父さんのおかげだ。
でも、私はこれでも満足出来ない。
早くあの二人を家から追い出さなければならない。
────邪魔者なんてこの家に必要ない。
しかし面倒な事に、お母さんは離婚したがっていたものの、
私と明海の二人とも連れて行く気だった。
あのお母さんの信念と言うやつだろう。
明海は間違いなくお母さんに追いていくからいいのだが、
私まで、お父さんから『保護』してあげるのだそうだ。
だから、私が来ない限りは離婚しないと言っていた。
明海に私が虐げられてもいいって言うつもり?
どこまで傲慢なの、あの女。
そこで私はお母さんを無視し続けた。
さらにそれだけに留まらず、お母さんにお父さんに甘える様を見せ付けるようにし続けた。
時にはわざとお母さんの悪口を、お母さんに聞こえる様にお父さんに言った。
お父さんの全てを肯定して、お母さんの全てが間違っていると示すために。
それでも懲りずに、私が学校から帰ってきた直後のまだお父さんが帰ってきていない時間帯に、
お母さんが私を説得しようとすれば、無視するばかりでなく、
明海を連れてさっさと出て行けとも言ってやった。
以前の私からは口答えなど考えられないことだが、あの女に対してはもはや躊躇は無かった。
私と私のお父さんの仲を否定する人間なのだから。
効果は覿面だった
何度説得しても私が言う事を聞かなかったこともあり、
お母さんの表情には日に日に焦燥が浮かんでいった。
化粧もおろそかになっていき、そのごまかしのきかない素の顔から、さらに生気が失われていく。
目の下にはクマが出来、頬はこけていく。
まるで狂人を思わせる様だった。
追い詰められているのは既に一目瞭然だが、それでも私は手を休めない。
幾度も、幾度も、幾度も、幾度も、あの女を否定してやり続けた。
この繰り返しでついに私に愛想が尽きたのか、
あの事件から一ヶ月後の日曜日に、ついに父から母が明海を連れて出て行くことになった。
やっと私を『保護』するのが嫌になったらしい。
お父さんが、ある程度の養育費は取られる羽目になったのが残念だが、
私の狙い通りだった。
優しい人らしく、明海にも優しく接していればいいのだ。
私には、お父さんさえ居ればいいのだから。
これからは血の繋がらない父と娘が、一つ屋根の下で二人きりの生活。
もう何が起きてもおかしくはない。
まるで遠足の前日のような期待感。
私は楽園のような二人っきりの生活を妄想し、夢見心地に浸る。
妻のいない性欲の溜まりに溜まった父親は捌け口を求めるようになり、
そして11歳の義娘に毎日────。
うふ、うふ。
うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
──あ、いけない。
気が付けば、目の前にお父さんが居るというのに、
つい自慰をする時のように股間に手を伸ばしていた。
手が触れた所でそのことに気付き、慌てて引っ込めた。
しかし、このように甘美な妄想に浸っている私に、
お父さんは物悲しそうな表情で私に伝え始めた。
自分を父親と呼ばないで欲しい、私の家族で居る自信がないと。
そこまで聞いて、私は自分が捨てられるのかと思い込んでしまい、必死に哀願をした。
胸の動悸に呼吸の邪魔をされ、もっと大きな声で助けを求めたいのに、口から巧く声が出ない。
まるで、私の最古の記憶で母に助けを求めた時と同じようだった。
ただこの時もう既に私にとって、守ってくれる人は母では父であり、
さらに言うなら、あの日以来、母の代わりですらなかった。
私にとっての父とは、
世界でただ一人私に共感してくれる人間。
誰よりも私のことを想ってくれる人。
そして、私が結ばれる相手。
そう、私は女としてお父さんが欲しい。
だからその後、続けて聞いた話で、お父さんと呼ばないでくれ、とそう言った事の意味が、
自分が醜い心を持っている気がしてならなくて、自分に自信が持てず、
私の父親であり家族であることを認められないということだけで、
一緒に住んで私を育ててくれることには変わりないと聞き、安堵した。
だから、「お父さん」と呼ぶのをやめる事も承諾できた。
私は本当は娘として愛して欲しかった。
だから仮に家族であることを認められないというだけが理由なら、
いつまでも精一杯の抵抗をしただろう。
だが「お父さん」と呼ぶと、明海が頭に思い浮かぶのならやむを得ない。
あんなに父を苦しめたあんな女の癖に、まだ頭に思い浮かぶなど許せない。
心の中で「お父さん」と、呼び続けることにすればいい。
だけど、いつか必ず分かってもらうよ。
私はお父さんの娘だって。
確かに「お父さん」と呼ばず「和彦さん」と呼ぶのは、
娘からお嫁さんになったようにも受け取ることも出来るけど、私は嫌。
だって、私はお父さんのお嫁さんになりたいのではない。
お嫁さんなんて、ちょっとの気変わりで離婚出来るような恋愛ごっこの関係だ。
だから、私はお父さんのお嫁さんじゃなく、『娘』で居たい。
でもそれは、今のようなただの親子じゃない。
性的な関係を持っている、男女の仲である親子だ。
お嫁さんと一緒じゃないかと言う人もいるかもしれないけど全然違う。
だって、娘なら離婚なんて出来ない。
生涯消えない関係だ。
娘ならお父さんにどんな躾をされても、性的虐待を受けても逆らえない。
だって父親なんだもの。
娘の私に歯向かえるわけがない。
世の中には性的虐待されて泣き寝入りしている娘はいくらでもいるらしい。
つまり娘はある意味、父親の性奴隷でもあるのだ。
私はお父さんの性奴隷────。
私はお父さんに支配されるしか価値の無い人間────。
なんて甘美な響きなんだろう。
そしてそのことを世間に知られたら、お互いに社会的に終わってしまう。
お父さんは今11歳の私と関係を持てば、自動的に強姦罪が成立する。
そうでなくても、性犯罪者のレッテルを貼られるのは間違いない。
私の方は父親にさんざん躾けられた、たっぷり汚された女というレッテルを貼られ、
誰にも愛してもらえなくなる。
お互いに決してやめられない、逃げられない関係。
そして、何より。
父親には娘を育てる義務がある。
つまり私とは逆に、お父さんは娘の私を支配するしか生きる価値の無い人間なのだ。
それでいい。
お父さんにはそれ以外の価値なんて必要ない。
私を躾けることに夢中になればいい。
私に釘付けになれば、お父さんの方も私に支配されるのだ。
お父さんは、一生私のことだけ考えていればいいのだ。
つまり、親子なら互いに逃げられない。
互いに自立出来ない。
私達は夫婦以上の、誰も間に入ることが出来ないほど、依存し合った関係になれる。
だから、わたしは必ずお父さんの”娘”になる。
なら、今は認められなくても大丈夫。
お父さんと一緒に居られさえすれば、すぐに分かってくれるよね。
だからお父さん。
これだけは約束して貰うよ。
いつか『私をお父さんの望む娘にする』って。
私を徹底的に躾けてね。
お父さん好みの女に調教してね。
私がお父さんにとっての最高の女だって体で理解してね。
私は娘なんだから。
この家から逃げられないんだから。
普通の女なら絶対に嫌がるような行為や、
今までの妻にして貰えなかったような行為だって好きなだけ強要できるんだよ。
私を辱めて、屈辱的な行為をさせて、私をお父さんの雌奴隷だって洗脳してね。
もっとも私は既に洗脳されているようなものだけど。
それでもそうすることで私への独占欲を剥き出しにして、お父さんの気持ちを私に示して。
私に、お父さんも私に支配されているんだって実感させてね。
そして、私の傍から絶対に離れないでね。
────いつかきっと、幸せな家族作ろうね。
* * * * * * *
整理整頓が行き届いた部屋だった。
いつも私はその様子を見ると、特別綺麗好きというわけでもないのに満足感を覚える。
昔、この部屋は散らかっていて汚かった。
だが、今では見違えるようにきれいになっている。
それは私が毎日掃除を行っているからだ。
部屋の主は自分の部屋を掃除させるのを嫌がっているが、私は勝手に掃除している。
理由は、いかがわしい本やDVD、パソコン内の画像や動画まで、探して処分するという意味もある。
だが何より、綺麗に整理整頓されている光景を見て、この部屋全体を私に染めることが出来たという、
独占欲に浸ることが出来るからだ。
──ここはお父さんの部屋。
机のスタンドの電気しかついていないせいで、部屋の中がうす暗い。
しかし、私は一糸まとわぬ裸ではあるが眼鏡だけは着けてきたので、部屋の中は充分見える。
目の前にいるお父さんの姿。
私の写真で自慰をしている現場を押さえられて、下半身丸出しのまま呆然としている顔はもちろん、
その股間で紅く猛っているモノの細部、表面に浮かび上がる血管までもがはっきりとだ。
お父さんはさっきまでの自慰の興奮が残っているので、下半身丸出しでもきっと寒さを感じていないのだろう。
しかし、いつまでもそんな格好ではきっと風邪を引いてしまうだろう。
全裸の私にはなおのことだ。
早くお互いを暖め合わないと、ね。
「私がお父さんにして欲しかった躾はね────────」
「性的虐待(レイプ)だよ。」
下半身まる出しのまま、お父さんは硬直している。
その股間にそそり立った男性器を凝視した。
真っ赤に染まり、表面には緑色の血管が浮き出ている。。
きっと、詰められるだけの血液が詰められているからだ。
私はごくりと唾を飲み込んだ。
一刻も早くそれを口で味わいたい。
舐めたい。
咥えたい。
お父さんに頭を抑えられて、
喉の奥まで無理矢理突っ込まれたい。
そしてその状態から思いっきり頬をすぼめ、
吸い上げて、可能な限り私の口全体で味わいたい。
いや、むしろ根元から
それを歯でガリガリと噛んで、
そのまま噛み切りたい。
口の中で味わいたい。
一噛みするごとに、海綿体からたっぷり詰まった血があふれ出すんだろうな。
尿と精液が混じった尿道も食べてみたいな。
それらの血と尿と精液を混ざったものをソースにオチンチンをクチャクチャと噛みしだくと、
一体どんな歯ごたえと味がするのかな。
まさに一生に一度しか食べられない世界最高のグルメだね。
でも、それは流石にまずいから我慢しないとね。
次々と浮かぶ抑えがたい欲求。
しかし、その感情をそれでも抑えつける。
私にはその前にやらなきゃいけないことがあるから。
そのためにこうして自慰をしている真っ最中の現場を押さえたのだから。
今日こそ必ずお父さんと結ばれる。
こんな異常な状況だ。
お父さんは私に聞きたいことが山ほどあるだろうに、
完全に動揺しきっていて、言葉を発することもままならないらしい。
しかし、それでもつたない口を動かし、やっと一つの疑問を私にぶつけてきた。
「な…………なんで、こんなに早く。」
「ごめんなさい……お父さん。
実はね、私は前からよく足音を立てないように、
扉に近づいて聞き耳を立てていたの。
知ってたよ……私でオナニーしてるのはずっと前から。」
これは嘘。
実際は部屋に盗聴器が仕掛けてある。
それを使ってオナニーし始めたのを確認してからやって来た。
もっとも、盗聴器のことを話せば今後お父さんの監視に不利になるのでそのことは黙っておく。
私はゆっくりと両手を胸に当てると、ずっと心の内に秘めていた想いをついに曝け出した。
「私も、ずっと好きだったんだよ。
────お父さん、あなたのことが男として。」
「え…………?」
「だから…………今から犯して。私のことを。」
もう後に引けない状況だったからだろう。
思いのほか、私はすんなりと想いを告げられた。
対して、お父さんの方はこの告白を聞いたせいで動揺しきっている。
何を言っていいのかわからないのか、私が言った事を私にそのまま問い返した。
「お、犯す?」
「そう。……お父さんは私の事を犯したいんでしょ?
私達は両想いだよ。……だから今から私の処女を奪って。」
「だ、駄目だ。」
私の告白に対して、お父さんの口から出たのは拒絶の言葉。
この結果に落胆してないと言えば嘘になる。
しかし、まずこうなるであろうことは予想できていた。
お父さんは、私を避けるような素振りが見られたからだ。
でも、本番はここから。
私は今日こそお父さんと結ばれなきゃならない。
お父さんが混乱して判断力が麻痺してる今が格好の機会。
このまま一気に追い詰める。
そして間をおかず、すぐに理由を問い正した。。
「どうして!?
まさか、私の写真でオナニーしておいて好きじゃないとは言わないよね?
それに私以外にお父さんの気持ちを分かってあげられる女なんていないでしょ?」
お父さんの体を揺さぶりながら、
まずは先手を打ってお父さんが真っ先に言いそうな言い訳を先に論破する。
この言い訳を防ぐために私はお父さんが自慰をしている現場を押さえたのだから。
「俺とこれ以上深い関係になるとロクな事にならない。
俺はお前の意志など関係なくお前が欲しい、汚したいと思っていたんだ。
例えば脱衣籠に入っているお前の下着。
何度舐めようと思ったことか。」
「……やったら駄目だと思ってるの?
そんなの当然……むしろ義務でしょ?」
「え?」
わけがわからないといった表情をしているお父さんに、
私はにっこり笑いかけた。
「私はお父さんの下着だけじゃなくて……精子のついたティッシュも毎日舐めてたよ?」
「な…………何だって…………!?」
「それに……私は毎日お父さんの事を汚しているよ。」
「それは、どういう…………」
「例えば……私が初潮の時に作ったお赤飯あったでしょ。
あれの材料はあの日出た私のおりもの、初めて出た私の子宮内膜だよ。」
「!!」
「それ以来、生理が来るたびに料理に混ぜておいたよ。
それにね、お父さんの食べる料理を作るときには必ずオナニーして、
新鮮な愛液をいつも入れておいたんだから。
ほら、さっき食べたケーキにだってちゃんと入っているよ。
だから、お父さんの身体は既に毎日の料理で私に汚されつくしているの。
細胞の一つ、一つに至るまで、ね。」
私は自分がお父さんに対して行ってきた、変態としか言いようの無い様々な行為を赤裸々に告白していく。
私の子宮を食べた事を知ったお父さんはどんな気持ちなのだろうか。
自分の体が私に犯されたことを知って、興奮してくれているのだろうか。
お父さんに知られてしまったことで、私の体が征服欲で満たされた。
興奮によって、どんどん私の体温は上昇していく。
冷え切った部屋の中に、私の皮膚から湯気が立ち昇っているようにすら感じる。
「私のやってることって変態そのものだよ。
だからね……お父さんもそうするべきだったの。。
私の下着を舐めるべきだったし、私の飲み物に精液を混ぜるべきだった……って、ううん。
そんな程度じゃなくてね、私を無理矢理犯すぐらいやるべきだったよ。」
「お、犯すって…………そんなことするなんて。」
これを聞いて、お父さんが、そんな事は出来ないと言わんばかりの反応を示した。
仮に普通の父親なら、これは当然の反応かもしれない。
しかし、お父さんは先程、椅子の上で私の写真を見ながら一体何をしていたというのだろう。
私はその点をお父さんに問いただす。
「お父さん……何言ってるの?
さっき私を犯す妄想でオナニーしてたじゃない。」
「いや、妄想するからって実際に行動に移すわけないだろ!?
俺は実際にやる気は無い!
親子なんだから!」
お父さんはあくまで妄想の中のことだと否定した。
これも当然のことかもしれない。
好きな女を手に入れたいからって強姦をしてでも手に入れたいと思っても、
実行するには倫理観、罪悪感の呵責、リスク等が立ちはだかる。
誰しも妄想の中のことを実際に行動に移すのなら、世の中は滅茶苦茶になってしまう。
でも、お父さん。
そこが────。
「そこがお父さんの酷い所だよ。」
お父さんの私への想いがその程度だとしても、
私のお父さんへの想いは。
子宮の奥で疼いているこの想いは。
妄想の中で済ませることなど出来ない。
この瞬間、遂に私がずっと抱いていた不満に火が着いた。
両手でお父さんの胸倉を掴んだ。
吐息がかかるほど、私の顔をお父さんに近づけた。
「こんな時だけ親子って言わないでよ。
大体、矛盾してるじゃない!
さっき、私を犯したいって願望を認めたくせに、
私から迫ったらなんで受け入れないの?
お父さんはなんだかんだ理由をつけて結局、何もしてないじゃない!
私みたいに狂う程の気持ちを持っていないじゃない!」
激情に身を委ねる。
私のいつもの控えめな喋り方は完全に消え、大声が部屋の中にこだまする。
私の秘められた心の内の、長い、長い、告白が始まった。
「お父さん、私ね。お父さんが離婚した時、本当に嬉しかったんだよ。
これでやっと邪魔者も消えて、私は義理の父と二人きりで暮らせることになったんだから。
義理の父と義理の娘が二人きり。
いつ私は性的虐待されてもおかしくないシチュエーションだよ。
私はいつかお父さんに性奴隷にさせられちゃうんだって思って、すごく興奮したんだから。
それなのに、どういうこと!?
お父さんは私を手に入れたいって思ってるくせに、
なんだかんだ言って結局一向に行動してくれないじゃない!
なんで私がお父さんに抱かれたいんじゃなくて、
レイプされたいのかわかる?」
「だってね、私は和彦さんと結ばれるためならどんなことでもするつもりなのに、
私はこんなにお父さんのことを想っているのに、
和彦さんからはそこまでの覚悟のある想いが伝わってこないんだもの。
不公平だよ。」
「私はね、お父さんと一緒にと暮らせて幸せだったけど
同じくらい、ずっとつらかったんだよ。
お父さんが私を女として見ているの知っていたけど、
何故かいつまで経っても我慢し続けて、私に手を出そうとしなかったから。
抱いて欲しかった。
そして、怖かった。
お父さんが、どことなく私を避ける様子も見せ始めたから。
もしかしたら他の女に取られるんじゃないかっていう強迫観念で、最近はずっと眠れなかった。」
「私ね、独占欲が凄く強いから、他の女に取られるぐらいなら、
お父さんの気持ちなんてどうでもいいと思った。
縛って逆レイプしようかとも思った。
それでも、受け入れてくれないなら無理心中しようかとも思った。
そして、こんな嫉妬心まみれの女は、お父さんに迷惑をかけるんじゃないかと思って、苦しかった。」
「そしてお父さんの態度が嫌だった。
いつまでも、私に中途半端な期待を抱かせるだけで、何もしなかった。
私はこんなにお父さんのことを想っているのに、
お父さんからは何が何でも私を手に入れたいって思いが伝わってこなかった。
私の気持ちを、お父さんがわかってくれていないようで悲しかった。」
「だからね、お父さんに私を肯定して欲しかった。
毎日、私を他の男に取られるんじゃないかという嫉妬心に捕らわれて、独占欲の塊になって欲しかった。
そして、遂には私を強姦して、性的虐待を加えて、私を完全に洗脳しようとして欲しかった。」
そうして、演技で嫌がって泣き喚く私を、強姦して笑みを浮かべるお父さんを見られれば、その瞬間に。
この独占欲も、嫉妬心も、
私のお父さんへの想い全てが、全て肯定されるもの。
私はお父さんの傍に居ていいんだって理解出来るもの。」
「お父さんにも私と同じ気持ちを持ってもらいたかったの。
行動で私と同じこと考えてるんだって示して欲しかった。」
「だから今まで、それとなく理由をつけて和彦さんを欲情させたことはあっても、
今夜みたいに私から直接的に迫らなかったんだよ。
仮に和彦さんが私に『愛してる、抱かせてくれ』って告白しても一度は断るつもりだったよ
まあそれで他の女に浮気されても困るから、そんなには待たないけど、
強姦してくれるまで待つつもりだったんだから。」
私の一方的な告白は、延々と続いた。
しかしここで一旦話を止め、お父さんに問いただした。
「ねえ、一ヶ月前に私が嘘をついたこと、覚えているでしょ?
なんであんなこと私がしたかわかる?」
私達の間にわずかな沈黙が流れる。
「……なんでって…………あ。」
お父さんが何かに気付いた表情になった。
やっと理由に気付いたらしい。
「ま、まさか、俺を嫉妬させるために…………?」
「そうだよ……お父さん。」
私は再び、一方的に喋り始めた。
「私にこれだけ優しい和彦さんが、無理矢理犯してでも、私を手に入れようとしたら、
私のように本当に心の底から、
和姦なんかじゃ何が何でも手に入れたいって思いが伝わってこないもの。
私にこれだけ優しい和彦さんが私を無理矢理にでも犯して、
お嫁になんて絶対に行けないように、毎日たっぷり性的虐待加えて、
好きなだけ汚しつくして、完全に私を手篭めにして、
物凄い罪悪感に苛まれながら、私を自分のモノに出来たという例えようのない悦楽に浸りつつ、
和彦さん自身も、私を独占することしか考えられなくなって、完全に私のモノになるの。
そうして、私達二人は完全な家族になるんだよ。
こうだったら、本当に私を心の奥底から手に入れたいと思っているものね。
それにね、仮にこんなこと世間に知られたら、
和彦さんは義理の娘を来る日も来る日もレイプして慰みものにした救いようのない変態で、
私は義理の父親に毎日汚しつくされて、同情されるだけでだれもお嫁にもらってくれない父親専用肉便器女で、
二人とも世間から白眼視される人間になって社会的に終わっちゃうんだよ。
だから、お互いに逃げられなくなるの。
毎日、私を滅茶苦茶に犯して、私をどこにもいけないように束縛して
そして和彦さんも私を自分の所有物にすることしか考えられないようになるの。
一彦さんに見せてもらいたかったの。
私と同じようにどんなことをしてでも、私を手に入れたいって想いを。
でもね、和彦さんがいつまで経っても踏み切ってくれないから、もう限界なの。
私は和彦さんがレイプしてくれるのなんて、もう待てないよ。」
「和彦さんはね、今まで毎日この私の愛液を飲まされてね、もう体の隅々まで犯されているの。
ううん、体だけじゃないよ。
和彦さんの未来全てに私の愛液がグチョグチョで、ドロドロにかかっていて、
和彦さんの今、そしてこれからの人生全てが私の愛液まみれなの。
だから、今度は和彦さんが私を汚す番だよ。」
「それにお母さんと離婚した時、約束したでしょ?
『俺の望む人間に育って欲しい』って。
私にとってのあの言葉の意味はね。
お父さんが虜になるような女に、私を育ててくれるって意味なんだよ。
この言葉を夢にして、あの日から私はお父さんへの想いを胸にずっと生きてきたんだよ。
それなのにお父さん、この約束を破るの?
お父さんには私をお父さん好みの娘に躾ける”義務”があるんだよ。
”権利”じゃないよ。
これを裏切ることだけは、いくらお父さんでも絶対に許さないからね。」
ここまで喋ると、私は言葉を止めた。
お父さんの胸倉を掴んでいる両手を離し、後ろに下がると、
荒くなっている呼吸をしばらく整える。
少し息が苦しい。
きっと相当長い間、お父さんを問い詰め続けたのだろう。
だが、私にはさほど長い時間には感じられず、
自分でも何を言ったのか、どのくらい喋ったかよく思い出すことが出来なかった。
そうして少しの間ののち、呼吸が落ち着くと、私は深々と頭を下げた。
「ごめんなさい……お父さん。」
問い詰めていた時の大声とは違う、私の普段の声。
どこか怯えを感じさせる控えめな声を、再び取り戻した。
「……私をそこまで想って欲しいなんて……私のわがままだよね。
強姦して欲しいなんて……優しいお父さんには出来ないよね。
お父さんは……いつも私のことを守ってくれたよね。
それだけの気持ちがあれば、私は充分だから。
だから。」
頭を上げて、真っ直ぐお父さんのことを見つめると、胸の中央に手を当てた。
「せめて……代わりに今から私の事を犯して下さい。
私の想いに”応えて”くれなくてもいいから……。
だから。
私の想いを”受け入れて”。」
「それとも……」
「まだ、私の想いを否定する気なの?」
ここで私は言葉を切り、お父さんの出方を伺った。
お父さんは口を開けて、ただこちらを見ているだけだ。
だが、もう一言も反論してこない。
私を拒否するような態度も見られない。
――それはつまり。
顔が期待によって、自然と綻んでいった。
私は、返事をせずに沈黙を続けるお父さんに告げた。
その沈黙を肯定だと、私は受け取ったと伝えるために。
「お父さん、わかってくれたんだね……。
ありがとう。」
私はにっこりと、お父さんに向けて笑顔を浮かべた。
望み続けた夢はもう手の届く目前。
後はお父さんと結ばれるだけだ。
もうお父さんは、抵抗せず私の事を受け入れてくれるだろう。
後は私から、色々な奉仕をしてあげれば、すぐに私を襲ってくるだろう。
お父さんの首に腕を絡ませ、耳元で囁やいた。
「……じゃあお父さん。
……そろそろ始めよっか。
……まずはお互いに誓いのキスをしようね。
……見て。」
私はお父さんの目の前で、口を大きく開けた。
唾液まみれの舌を突き出して、蠢かせる。
「言うまでもないけど、私はファーストキスもまだだからね。
この穢れてない口でキスをして、私はお父さんへの服従を誓うね……。
お父さんの口にじゃないよ?
そんな浅いキスじゃないよ?
オチンチンをフェラチオしてあげる。
お父さんの前で跨づいて、喉の奥まで使って、オチンチンを根元まで全て咥え込んだ
口全体を使ったディープスロートを私のファーストキスにしてあげる。
誰も見てないんだから、口へのキスで我慢する必要はないものね。
こっちの方が親密で、口全体を使ったディープキスで、服従の儀式っぽくて素敵でしょ?」
「私からすれば服従の儀式だけど、お父さんからすれば私を支配する義務と責任を私に誓う儀式なんだよ。
だからお父さんは、両手で私の頭をしっかり押さえ込んで、喉の奥の奥までたっぷり突く、
イラマチオを私にさせていいよ。
そして私がえづいても構わずに、しっかり口の中に出してね。」
「そして私に精液を飲ませたら、今度はお父さんが私のあそこに誓いのキスをしてね。
たっぷり舌を突っ込んで、処女の味を堪能してね。
その後で私の処女を奪ってね。」
「明日はお父さんは休みの日だよね。
私も、今日のご馳走の残り物がいっぱい余ってるから食事を作る必要もないし、
明日は丸一日、私の体を好きなだけ、楽しめるよ。
一日中ずっと私を犯し続けてね。
調教してね。
お父さん専用の娘に躾けてね。」
「誰にも邪魔されない本当に幸せな親子の絆、作ろうね。」
私は口を開け、お父さんの股間に自分の頭を埋めるべく、
身体を沈み込ませた。
投下終了。
遅れてすいません。
一週間ペースに変える予定でしたが、一ヶ月ペースになってしまいました。
ちなみに用量が増えたので今回の話は分割しました。
よって次話はすぐに投下できると思いますが、どのくらい時間を空けたら投下出来ますかね?
あと投下、多少ミスりました。
次話で起承転結の、起承の部分まで終わるのでその後、自サイトを修正した上でにUPします。
おまえ…
いたいけな少女をこんな黒い感情で満たしやがって…
直球ストライクだぞ
どうしてくれる
GJ
まってたぜ!
166 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:40:55 ID:Hwxn6lUF
ハァハァハァハァハァハァ・・・・・ブラック入ってる娘がたまらんハァハァ
なんという病ミムスメ…
これはいい!!
168 :
ほす:2008/06/11(水) 02:09:05 ID:DJ/AA2Em
「父さん、ちょっといい?」
なんだい?
「これから借りてきたDVD見るんだけど、一緒に見ない?」
ジャンルは?
「ホラーよ。割と昔の奴」
あまり興味が沸かないな。科学者の身としては、グロテスクには動じないし、非科学なモノをメインにしたものを楽しめる気がしない。
「でも、とても怖いって評判らしいよ? 友達は一人で居るのが怖くて一週間困ってたくらいだもん」
しかしなぁ……、今学会の論文をまとめているんだ。母さんと見たらいいだろう?
「母さんは婦人会の旅行でしょ」
ああ、今日からだっけ? ふむ、一人では見れないのか?
「だってぇ……」
……(いやまてよ、友人が一人で居るのがダメになったという位怖いと言う事は、こいつもその位怖がる可能性が高いのか?
一人で見るのを嫌がるくらいだ、そうなんだろう。となると、だ。
母さんはしばらく旅行で留守。家には父と娘の二人きり。娘は一人を怖がる。お風呂も一緒、寝るのも一緒……)
よし、いいだろう。休憩に、付き合ってやろう。
「ほんと? よかったー」
―鑑賞中―
「こわいねー」
そう、だな。
「父さんは余裕みたいだね、流石ぁ」
怖かったら抱きついていいんだぞ。むしろそうしなさい。父さんはその為にココに居るんだからな。
「馬鹿。ホラー映画見ながらエッチな事考えないでよ」
そういえば、ホラーって妙にエロイシーンあるよな。アレは良い。
「もう、父さんは少し黙っててよ」
うぃ。
―さらに鑑賞中―
「……」
……。
「……」
(……なんと言うか、結構"くる"ものがあるな。想像以上だ。
なんか話も盛り上がってきてるし、コレ以上怖くならないうちに逃げたいというのが本音だが……まだ抱きつかれてないしなぁ。
折角ココまで付き合ったんだし、OPPAI目当てにがんばって見るか……)
―割と佳境―
「――っ!!(息を呑んで父に寄り添う)」
――――。(怖くて頭の中真っ白)
「――ひっ!?(父の手にしがみつく)」
――――。(それに驚いて失禁寸前)
―終了―
「こわかったねー」
そう、だ、な。……なぁ。
「何?」
これからしばらくは風呂に一緒に入って、一緒に寝ようか。一人ではいるのは、怖いもんな。
「……父さん、あからさま過ぎるよ、ソレ。いくら私でも、そんな手には引っかかりません」
いや、そうじゃない。父さんが怖いんだよ、一人は……。
「もう! 母さんに言いつけるよ! まったく」
ああ、待ってくれ、本当に怖いんだよ!
「嘘つき。見てる間は父さん余裕の顔で身動き一つしなかったじゃない」
(いろいろ漏らさないようにするので必至だった……とは流石に言えない)
「それじゃ、おやすみ。怖いなんて言い訳に、ベッドに入ってこないでよ?」
ああ、そんな、待ってくれ、行くな、行かないでくれぇ! 私を一人にしないでくれ! ひぎゃー!!
〜完〜
親父かわいいな
タマにこういうのがあると和む
絆の中の人もまたGJ!
和彦さんがどっちルートを
選ぶのかwktkしてるぜ
170 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:15:15 ID:w3Cy+5/m
ほ
む
172 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 04:26:41 ID:QMUpjD7E
ん
く
174 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 13:16:37 ID:2DksFVFD
す・・・・
空気嫁
いいなぁ、やっぱり娘はいいなぁ。
177 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 00:08:55 ID:CMxMrY1D
む
178 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 13:55:04 ID:+RZ+ijPg
す
め
と
き
ん
た
む
185 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 22:48:29 ID:CMxMrY1D
ら
ま
さ
こ
お前等良い加減にしろw
せ
191 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:27:33 ID:L+KuCiAE
っ
192 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:29:40 ID:C3ofuCDp
く
り
195 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:08:27 ID:2Pf0AFfQ
っ
ぷ
197 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:03:49 ID:VT0SJJam
る
198 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 20:25:08 ID:fJrlnWsk
ま
鈴音の人の新作を待ちつつ保守
○
こ
投下します。
「アッ!?」
私の右手に感触が走った。
お父さんが、自身の右手で掴んだからだ。
その瞬間、椅子に座ったままで、お父さんは床を蹴り
私の右手に回りこむように移動した。
コロコロと椅子の下に付いているローラーが床を滑る音が鳴ると共に、私の右腕は捻られる。
次の瞬間、お父さんは椅子から立ち上がり、
お辞儀をするように身体が少し前に傾いている私に、さらに圧し掛かるように体重をかけた。
もはや直角といっていいほど身体が前に折り曲げられ、
さらに私の右手から手を離すと、右手の小指と薬指の2本の指に掴みなおす。
この技は前に、お父さんに見せてとお願いして掛けてもらったことがある。
小手捻りからの固め技。
気が付けば、既に腕は少しも動かせず、
俯いた姿勢のまま何も出来なくなった。
「お、お父さん?」
私は怯えの混じった声で、恐る恐る問いかけた。
こんなことする理由など、一つしかない。
だが、そんな理由はあってはならない。
あってはならないのだ。
「……あ。そ、そっか!
私、初体験はお父さんに無理矢理レイプされたいって言ったもんね?
だから私の腕を捻り上げて動けなくしたんだよね?
で、でもね、そうならあの防音部屋でしよ?
あそこならいくらでも悲鳴上げられるからね?」
お父さんはこちらの言うことに答えない。
顔を見て反応を伺おうにも、私からは後ろから私の腕を捻り上げているお父さんの顔は、
あとちょっとの所で見ることが出来ない。
ただ重苦しい沈黙だけが私達の間に流れていった。
「……………………ねえ、お父さん。
言って。
『そう』って答えてよ。
私をこれから毎日躾けてやるって言ってよ!
今すぐ自分のモノにしたいって言ってよ!
誰にも渡したくないって言ってよ!」
私はお父さんが肯定してくれるのを願い、必死に問いかける。
声を荒げる。
少し暴れると、私の視界の端にかろうじてお父さんの顔が映る。
しかし、お父さんは冷ややかな目でこちらを見ているだけだ。
「想子、俺はやっぱり────」
「いやっ!聞きたくない!そんな答えは聞きたくない!」
「聞け!!
俺はこれ以上、俺の血を持った奴を増やしたくない。
俺の家系はみんなろくでもない奴しかいないんだ。
だから、明海みたいなのがまた生まれるのが嫌なんだ。」
支援
子供が欲しくない。
その理由を聞いて、私は食い下がる。
「子供が欲しくないの?
……あ、そ、そうだよね!?
考えてみれば、子供を作ったって私達の望む性格になるとは限らないよね!?
お父さんの気持ちが理解できるのは私だけで、私のことを解ってくれるのもお父さんだけだものね!?
私達の邪魔者は要らないよね!?
わたし、要らない!お父さんの子供は要らない!
でもね、子供を作らなくたって私達は好きなだけセックスできるよ!?
ちゃんと避妊に気をつけようね?
そうすれば子供は出来ないからね。
お父さんは好きなだけ私を犯せるんだからね?」
嘘は言っていない。
お父さんが本当に嫌なら仕方ないと思う。。
でも、何としても肉体関係は持たなきゃいけない。
そうすればお父さんだって子供が欲しくなると思う。
なにより、仮にそうじゃなくても少なくとも私達だけは心身ともに文字通り繋がらなきゃ私は……
いや、お父さんも。
私達、二人とも幸せになれない。
だが、しかし。
それでもお父さんは苛立ちを含んだ口調で私に言い放つ。
「だから、俺はお前とこれ以上関わりあいになる気はない。」
「どうして!?子供が出来るのが嫌なんでしょ?だったら避妊すればいいんでしょ!?」
「一度やったら、なし崩し的に我慢できなくなりそうだ。」
「…………それ、本当の理由なの?」
「答える気は無い。」
聞いた瞬間、お父さんは私から顔をそむけ、俯いた。
お父さんは答えを拒否したが、
その反応を見て、私は疑惑を確信に変えた。
「やっぱり、嘘なんだ。」
お父さんは何も答えない。
「だっておかしいよ、その理由。
子供が作りたくないけど、私のことが好きなら、子供を作らないように私を犯せばいいんだから。
それにさっき言った他の理由。
私はそうして欲しかったとか、嬉しいとかって言ってるのに、
さっき親子でセックスするなんて倫理的におかしいとか、
私の下着を舐めたいとか、私の食べ物に精子を混ぜたいと思ったことに罪悪感を感じるのって言ってたよね。
どう考えたっておかしいよ。
お父さんは明海の骨を折った時みたいに、世間の常識とかそんなものを無視してでも、
私を幸せにすることを第一に考えて、私が幸せになると喜んでくれる人だもんね。
私がそういうことして欲しいと望んでいるって、言った直後なんだから、
その性格から考えたら、むしろ私に喜んでもらえてよかったって満足感を感じるはずだよ。
だから、私に頼まれたなら遠慮なく犯すはず。
お父さんは私を好きなんだから尚更だよ。
他に理由がない限り、ね。」
「つまり、さっき言ったことって本当の理由じゃないでしょ。」
私はお父さんの発言のおかしい所を次々と指摘し続けた。
だが、これは前置き。
私はついに核心部分を問い詰め始めた。
「前からおかしいと思ってたけど、
今、お父さんを問い詰めてはっきりしたよ。
お父さんが私に対して持っている気持ちは、
保護者として守ってあげたいとか、好きなように犯して自分の女にしたいとか、
そういった独占欲、私を肯定してくれる気持ちだけじゃないよね。
まるで逆の気持ちが感じられるの。
もう私と関わりたくないと言わんばかりの気持ちがね。
そしてそれはね、娘に手を出すなんて良くないとかいった倫理観のようなものじゃない。
さっき夕食の時にお父さんが言っていた、自分は私にふさわしい人間なのかっていう、
そういった自分への自信の無さも理由みたいだけど、でも。
具体的にはわからないけど、私が裏切るんじゃないか、信用しないほうがいいんじゃないかっていう、
私を否定するような気持ち。
そんな気持ちを確かに持ってるよね。」
どんどん声が大きくなっていく。
考えてから、声を出さない。
ただ、声を出すだけだ。
「つまり、疑っているんでしょ。
私にまだ話していない本当の理由って、私を疑っているんでしょ!?
お父さんが私を自分だけの女にしたいと想う気持ちより、
私を何としても守って幸せにしてあげたいと思う気持ちより、
優先すべき理由って、私の想いを信じていないからでしょ!?」
もう、止められない。
「一体なんなの!?
私への気持ちより大切な理由って!?
私を否定する理由って何!?
話してよ!
私を大切だと思うなら、理由を話して!」
目から、大粒の涙が溢れ出す。
お父さんに捻り上げられた腕を外そうとする様に何度も暴れる。
いくらやっても外れないが、それでもなりふり構わない。
頭までもひたすら振るせいで、涙は目から流れ落ちずに周囲に飛び散って行く。
顔に大粒の汗が浮かんでいるせいで、私の髪がバラバラになって額や頬に張り付いていく。
そんな私の姿を見たせいだろうか。
やっとお父さんは一言、呟いた。
「その通り、かもな。
俺はお前のことが信用できない。」
「どうして!?」
「想子。お前の事は、少なくとも誰よりも信用してはいる。
本当だ。だが、逆を言えばな。
誰よりもでしかないんだ。」
誰よりもでしかない。
私の予感通りだった。
お父さんはなお、言う。
「俺の人生は人が信じられなくなる出来事ばかりだった。
だが、期待していないのならまだ大したことは無い。
本当につらいのは信じていたのに裏切られることだ。
だから期待が大きい程、裏切られることが怖いんだ。
…………お前の事だよ、想子。」
申し訳無さそうに、私の名前を告げた。
「私が……怖い…………!?」
「……ああ、そうだ。
過去に裏切られたからな、散々。」
遂にお父さんが、私を疑う理由を話し始めた。
* * * * * *
俺を過去に裏切った人間は、二人いる。
そのうちの一人は想子もよく知っている人物だが、もう一人は初耳だろう。
俺の前の妻だ。
想子に対して、前の妻の事は、交通事故で死んだとしか伝えていなかった。
だが実は、ただ交通事故で死んだわけではない。
男の車に乗っていた所をトラックに潰されて死んだからだ。
事故は、幸か不幸かうちの支店の管轄内で起きたことだった。
俺は身内で葬式などの事後処理もあったので、
捜査からは外されたが、他の連中に頼んで色々と調べて貰った。
その男は妻の高校の時の同級生だった。
妻とその男の連絡記録を携帯会社に問い合わせて見たのだが、
確か、妻が同窓会に行って来ると言っていた日の辺りから頻繁に連絡を取り合っていることがわかった。
もっとも二人の携帯は両方とも壊れていたので、メールの内容等の具体的な連絡内容はわからなかった。
とはいえ、頻繁に連絡を取り合い、あまつさえ同じ車に乗っていたのだ。
同窓会の時から付き合いを持ち、浮気をしていた可能性は、非常に濃厚だろう。
しかし携帯が壊れていた以上、メールの内容を調べることも出来ず、
何故、浮気をしていたのかは、わからずじまいになってしまった。
妻との馴れ初めは、仕事中に助けた機会があるのがきっかけだった。
それ以来、勤務中に弁当を持ってきたりと、向こうから積極的にアプローチしてきたのだ。
俺は最初、冷ややかに接していた。
今までの人生経験上、信用せざるを得ないような理由が無い限り、
他人と必要以上に係わり合いは持ちたくなかったからだ。
しかし、あいつは諦めなかった。
俺に対して具体的にどういうことをしたかは割愛するが、
端的に言ってそのしつこさはストーカーじみていたどころか、ストーカーそのものだった。
しかし長い間、そんな彼女の行動を見ている内に、やっと他人を信じてみる気になったのだ。
だから、少なくともこの時は確かに俺の事が好きだったと今でも信じている。
しかし結局、信じた結末は残酷な裏切りに終わった。
とはいえ、それも当然かもしれない。
――俺はこんな人間なのだから。
もう一人の俺を裏切った人間に、話を移そう。
誰なのか今更言うまでもないと思うが、
それは明海のことだ。
最初、俺は子供を育てる自信が無かった。
かつて親に虐げられた人間が家庭を持つと、高い確率で虐待に走ってしまうからだ。
でも、それでも明海がちゃんと育っていっているように見えた。
俺も明海を虐待してしまうことは無かった。
ちゃんとした家庭を築けたことが本当に嬉しかった。
だが、実際の明海の正体は全くの別物だった。
何故、明海が家庭内でわざわざ猫を被っていたのかはわからない。
もしかしたら俺の心の闇、ある種の人間に対する異常な復讐心に、ある程度は気付いていたのかもしれない。
あまり記憶にはないが、多少、表に出してしまったことはあったかもしれない。
ああいう人間は、相手が反抗しないか、そういう事を見極める。
ならば、逆に自分に制裁を加えかねない人間はすぐに見抜くのも当然だろう。
だから、俺にそのことを知られないように、警戒していたのだろう。
しかし俺がその事実を知ったしまった時、期待を裏切られた俺にはもはや、
明海に一切の容赦をする気は無かった。
結果、俺の期待はまたしても裏切られ、
俺も自分の子供に虐待を加える親の仲間入りを果たした。
しかも、この件が俺に与えた影響はこれだけに留まらなかった。
それは、俺も明海と変わらないのではという自分への嫌悪感だ。
この疑念は明海の骨を折る前から、少なからず自分に対して抱いてはいたものだ。
しかしこれ以降、この嫌悪感はさらに俺の事を責め苛むようになったのだ。
俺は結果的に明海に虐待を加えることになった。
大嫌いな両親とそっくりな明海の事を徹底的に憎むようになった。
だが、憎むようになったことでこうも感じるようになった。
俺も明海と血が繋がっているのだから、同じような醜い人間なのではないか、と。
警察に入ってから、はっきり分かったことがある。
それは蛙の子は蛙、クズの親は高確率でクズという事実だ。
だから明海があんな人間になった理由は、
俺の家系の血を持っているせいか、
もしくはそんな血を持っている自分が育てたからに思えてならないのだ。
そしてそうだった場合、俺も間違いなく明海同様の人間ということになるのは間違い無い。
そう。
あの隠しカメラで撮った、想子を虐げる明海の映像を見た時。
明海の本性を知った時に自分の内に湧き上がった感情は、期待を裏切られた怒りだけではなかった。
映像の再生をやめモニターの電源を切ったとき、ブラウン管に反射した俺の顔。
その表情は、大きく唇を吊り上げた笑みだった。。
喜び。
ずっと待ち望んでいた、両親への復讐する機会が遂に来たことに俺は例えようの無い喜びを感じていた。
俺はこの復讐心を間違っているものだとは思っているわけではない。
相手に対する躊躇は戦いにおいて、最も弱点に成り得るものだ。
だから刑事という外道な犯罪者を相手にする仕事をを続けていく上でも必要なものだし、
そのおかげで想子を守ることが出来たのは、俺のかけがえの無い誇りだ。
しかし、あの事件以降。
それらの理由によって明海のことを考えるたびに、
明海を通して自分の心の醜さを見せられているような気がしてならなかった。
俺はそんな自分を好きになることが出来なかった。
想子の気持ちを素直に信用する気になれなかったのは、これが理由だ。
自分の事を嫌いな人間は、他人の好意を受け入れられないと言われる。
その理由は、自分が嫌いだと思っているものを、好きだと言っている人間と共感出来るわけがないからだ。
だから、想子が俺の事を好きだと言っても信じる気になれないのだ。
現に、前の妻は俺の事を裏切った。
だから、前の妻との死別以来、泰子と再婚し子供まで作ったのは、
別に泰子を信じたわけでも好きだったからでもない。
明海のために家事をする人間が欲しかったからに過ぎなかった。
それは向こうも同じで、泰子の方も稼ぎ手が欲しかっただけだった。
双方ともあくまで、恋愛ではなく結婚だった。
だから裏切られるかもしれないという恐怖を抑え込んで、ああいう関係も維持できた。
性欲処理のためということでセックスだってやった。
本来、結婚という行為には絶対的な恋愛感情は必要ない。
その辺をお互いが承知していれば、適当な距離を保ちながらお互いうまく尊重しあって暮らしていける。
そう、思っていた。
だが、逆を言えばそういう程度の期待は知らず知らずの内に持ってしまっていた。
そして、あのザマだ。
再び、家庭は崩壊した。
俺の期待は必ず裏切られる。
もう、誰にも期待する気になれない。
例外は存在しない。
それが例え、俺が最も信用している少女。
想子であったとしても。
支援!
* * * * * *
暗い部屋の中、私は身動きがとれなかった。
右腕を捻りあげられてしまっているからだ。
いくら力を込めても、背中に固定されてしまってびくともしない。
「それが、理由?」
「だから私が信用できないの?」
だから私は暴れる代わりに声を出す。
長い話を終えたばかりのお父さんに、問いただす。
「ああ。」
振り向いてお父さんの顔を見ようとしても体が回らず、視界の端にしかお父さんの姿は映らない。
お父さんはそのことに気付いたのか、少し極めていた関節から力を抜き、
立ち位置も私が見やすいよう、後ろに近い位置から、横の方へ移動した。
これにより、やっとお父さんの表情がはっきりと見えるようになった。
だが、私を見ているその顔に浮かんでいるのはやはり間違いない。
私に対する、疑いの目だ。
私は、そんな視線に対抗するように叫んだ。
「私は違う!お父さんのことしか考えられないの!」
「どうだかな。」
淡々と、しかし私の肌に突き刺すように、
お父さんは私に冷たい疑念の篭った言葉を返す。
だが、これだけに留まらない。
お父さんはなおも、私を否定する。
「そもそも、21歳も年上の人間を好きになること事態胡散臭いだろ!
俺に寄生する事以外、生きていくことの当てが無いから、
だからそんなこと言ってるんじゃないのか!?
俺に寄生する価値が無くなったら、俺を捨てるんじゃないのか!?
お前は俺のために体を張れるのか!?」
怒鳴り声が浴びせられた。
もはや肌に突き刺すどころではない。
お父さんの荒げた声は、私の心臓にまで突き刺し、さらに抉るようだ。
そんな、容赦のない責めに対抗するように、私も声を張り上げた。
「出来るよ!だから私の体を好きにしていいって言ってるじゃない!
他の女が嫌がるようなことだって私、出来るよ!
そう、アナル舐めだってしてあげる!
肛門の周りをたっぷり舐め回してあげる!
肛門の中を舌でほじって、直腸にこびり付いた排泄物だって食べてあげる!
これでも体を張ってないって言うの!?」
「今、出来たとしても後で心変わりする可能性がある!」
お父さんは歯を剥き出しにして食いしばった。
「確かにそう見えた俺の前の妻は結局俺を裏切ったぞ。」
お前も今だけじゃないのか想子!?」
「そんな!私は今だけじゃない!いつまでもお父さんを────」
「想子!」
お父さんが大声で私の言葉を遮った。
売り言葉に買い言葉という形容がふさわしい言葉の応酬が止まる。
お父さんは言う。
「なんで俺が想子に『お父さん』って呼ばせなかったか、わかるか。
お前と深い関係になりたくなかったからだ。
そして深い関係を持ちたくなかった理由はな。
裏切られたくなかったからだ。
浅い関係なら、浅い期待なら、簡単に諦めもつく。
だが想子に想ってもらえると期待してしまい、
裏切られたとしたらもう、俺は。
だったらいくら想子を手に入れたくても、
初めから想子を自分のモノだなんて思いたくない!」
吐き捨てる様に言った。
その声が私の頭の中で反響する。
──初めから私を自分のモノだなんて思いたくない?
それじゃ、あの約束。
お父さんと私の約束はどうなるの。
「そんな…………約束でしょ!?
私をお父さんの望む娘に育てるって誓ったじゃない!
私を守ってよ!
ちゃんとお父さん好みの女に調教してよ!
私の虜になってよ!!!!」
必死になって、哀願した。
お父さんはいつも私に甘かった。
こうして頼めば、お父さんは私の願いをいつも聞いてくれた。
でも、今は違う。
お父さんは、再び先程のような落ち着きを持った声で私に告げる。
「想子、俺はそんな気になれない。
だから、かん……………………いや。」
そこでお父さんは何かに気付いたような反応を見せると、突然言葉を詰まらせた。
しばし気まずそうに少し思案する様子を見せ、一時の間を置く。
そして冷静な口調に戻り、私を諭し始めた。
「想子、少なくとも俺がお前を守りたいと思っているのは本当だ。
だから、お前の心と体を捧げなくても、俺の利用価値は変わらない。
だったら21歳も年上の男を体で釣る意味もないだろ?
だから俺の事は単に養ってくれる人間、そう考えておけ。」
利用価値?
なに、それ。
確かに普通の娘にとっての父親とは、その程度の価値かもしれない。
でもお父さんの言った、自分は私にとってそれだけの価値しか無い存在なんだというその言葉は。
お父さんを何よりも肯定する、私の想いを踏み躙る意味しか持たなかった。
私は再び体を動かして必死に暴れ、ありったけの声を出した。
「私はっ…………そんな損得勘定で、
世間の女みたいな気持ちでお父さんの事を想っていない!
なのに、なんで……!?なんでっ!?
お父さんは私のことを否定するの!?
信じてくれないの!?
信じてくれるって約束したじゃない!」
「…………すまん。」
お父さんは下の方へ目を反らした。
「謝らないで!
私を犯して!犯してよぉ…………。」
「もう…………放っておいてくれ。」
「…………っ!」
お父さんのこの一言を聞いた時、わたしの体からゆっくり力が抜けていった。
先程まで腕を振りほどこうと滅茶苦茶に暴れていたのに、いまやそんな力は残っていない。
私は、動きを、止めた。
「…………いっ、いっ」
顔だけではない。
下腹部の辺りにも何かが溜まり渦巻いていく。
食事でお腹が一杯になった時のような固体が詰まった感覚とはまったく違う、
液体もしくは気体のようなものだ。
それは煮えたぎる寸前の水が熱を持ちながら蠢くように、ゆっくりと攪拌されてゆく。
しかしそれも臨界点に達したのか、腹の中には留めることは出来なかった。
腹から胸部へ。
胸部から気道へ。
気道から喉へ。
私の体内を一気に駆け上がり。
ついに喉から、それは搾り出された。
「いやぁあぁぁっぁぁぁ…………ぁっぁぁ…………!」
泣き声。
腹から搾り出された私の想いが部屋の中にこだまする。
自分の気持ちがお父さんに通じないことをついに理解してしまい、心が折れたのだ。
気力が萎えた者が最後にする行為、最後に感情の矛先が行き着く先はこれしかない。
ただ、体の中に溜まった嫌なものを全部吐き出すために、私は泣き声を上げる。
「……………………」
私の体から抵抗する気力が失われたのを察したのか、
お父さんは私の捻りあげられている腕から手を離した。
既に力を失った私は、支えを失い、
糸の切れた操り人形のように重力に任せて、力無く落下する。
音を立てて、床に膝をつく。
そのままゆっくりと前に倒れ、肘もついた。
床。
視界一杯に床が広がった。
そのままの態勢で、ただ、下腹部に溜まったものを全部吐き出すために、
声を上げる。
顔が、熱い。
皮膚の内側でも、私の想いが熱を持ち、膨張する。
今にも顔全体の皮膚が破裂しそうなほど張り詰める。
その想いが涙となり、私の目尻から流れ落ち、こぼれ落ちる。
視界の中で涙が床に広がり、そこに更に新たな涙が次々と落ちる。
その繰り返しを、ただ見つめながら声を張り上げた。
「ァァァッ……ァァァァァァ……!」
私のこの姿を見ても、お父さんは私の体に触れることもしない。
そんな冷たい反応に私はさらに触発されたのだろうか。
蒸気機関が燃料を燃やすことで動くように、
私の子宮で音を立てて煮えたぎる行き場のない激情が、全て燃え尽きるまで、
私に何も残らなくなるまで、いつまでも泣きじゃくった。
この夜、お父さんと私の間を、確かに見えない壁が隔てていた。
* * * * * *
白い光が私の意識をこじあける。
容赦なく瞼から進入した日の光によって、私の一時の安らぎの時は奪われた。
目が覚めると、そこは私のベッド。
部屋に篭っている間に、翌日の朝になったらしい。
時計を見ると、9時。
いつもなら、お父さんは既に出勤している時間だ。
きっと、お父さんは出て行ってしまっているだろう。
それでも。
私は布団から這い出そうとするが、上げた布団の合間から冬の冷たい空気が入り込んでくる。
その容赦の無い冬の冷気に襲われたことは、自分の今の状況を連想させられた。
これから行く確認も同じこと。
冷たい現実が待っているだけ、かもしれない。
でも、微かな期待だけを支えに、私はドアを開ける。
今日は昨晩から一夜明けた、12月13日。
冬至に近い、もっとも日の出の遅い時期。
もう日の高い朝の9時とはいえ、赤めの柔らかな微光が窓ガラスを通して輝いている。
その光が差し込む中、ふらつく足を引きずりつつ廊下を進む。
目的地の玄関に着いた。
しかし、そこには既にお父さんの靴はない。
ただ、玄関のドアに嵌ったガラスから差込む光は、冷酷な現実を照らし出していた。
やはり、お父さんは私を置いて出て行ってしまったのだ。
当然の事だ。
私が心配でも、昨晩の事があるのに声なんて掛けられるわけがない。
身体が勝手に台所に向かった。
水道から水を出し、コップに注ぐ。
そして一息で飲み込んだ。
喉から胃に冷たい感触が走り、意識を少し覚醒させた。
やっと考える余裕も生まれたが、
途端に更なる悲しみに襲われた。
ふと、テーブルに目が止まった。
近づいて、そこに残された皿と箸を手に取ってみる。
何かを食べた後が残っている。
昨日は食事の後にちゃんとテーブルの上を後片付けをしたので、
その後に誰かが使ったということ。
つまりこれらは、今朝お父さんが昨日の残り物を食べるのに使ったのだ。
私はお父さんの使った箸を口の中に入れた。
いつもなら性的興奮の混じった幸福感に包まれるのに、今は違う。
少しも気持ち良くなれない。
しかし、その行為への形容しがたい執着心だけが否応無く私を突き動かす。
舌と口内粘膜を使ってゆっくりと味わった。
しばらくして箸を置くと、再び足が勝手に動き出した。
今度はお父さんの部屋に向かう。
廊下を歩きながら、自分に自問自答をする。
わたしは、なにをしたいの。
ぼんやりした意識には、その問いへの答えは浮かばない。
お父さんの部屋のドアを開け、中に入る。
そこで、あるものに目を奪われた。
昨晩お父さんが下半身まる出しで座っていた、椅子。
その椅子の、昨夜お父さんの性器が触れていたであろう部分に目が止まり、逸らすことが出来なかった。
私は昨日お父さんのモノを銜えようとした時と同じように床に膝をついて、椅子に向かって屈みこむ。
そして、お父さんの股間から垂れ下がっていた袋が触れていた場所を、
飼い猫がミルクを必死に舐めるように何度も舐めた。
でも、先程、箸を舐めた時と同じように幸福感が全くない。
いくら舐めても、何も得られない。
それでも、お父さんとの繋がりを求めて、そこに僅かに残るお父さんを必死に舐め続ける。
──つらい。
悲しみが、押さえがたい激情に変質していく。
感情の高ぶりに任せて、椅子の表面に歯を立てた。
やり場のない気持ちの行き場を篭めるように、どんどん顎に力が篭っていく。
前歯がどんどんめり込んでいく。
椅子の表面が破れ中のスポンジに歯が届き、
ついに噛み千切った。
お父さん。
昨日は御免なさい。
お父さんの言う通りです。
私はあなたのために自分で何かしようとしていませんでした。
信じてもらえなくて当然です。
お父さんはかつて私を守るために明海に制裁を加えました。
その時の判断を昨日の夕食の時、こう言って否定しました。
あの時に明海を殺しておくべきで、骨を折るのに留めたのは、
自分に勇気が無かったからだと言いました。
違います。
明海を殺す場合、私にそのことを教えるわけにはいきません。
だから、骨を折るだけに留めたんです。
お父さんは私の目の前で行うことで、きっと私に行動で示したかったんです。
俺は想子の味方だ、と。
そんな母親より、自分の事を信頼して欲しい、好きになって欲しい、そう思ったんです。
だから、私にはその決断を下してくれたことも嬉しいんです。
お父さんが、私に始めて好意を伝えてくれたから。
そうしてくれたから、私はお父さんの素晴らしさに気付くことが出来ました。
それに、仮にあの時に明海を殺す方を選択し、私がお父さんと擦れ違っていたとしても、
必ずいつか私に示していてくれたはず。
私が中学校を不登校になったあの一件の時のように。
誰かに自分を信じてもらうためには行動で示さなければいけません。
だから、私も。
あなたに信じてもらうために、私もこの気持ちを行動で証明します。
この想いのためなら、どんな危険でも冒せます。
私はあなたを傷つけ、私達の絆を阻むものを、絶対に許せません。
お父さんにこの想いを、捧げます。
うーむ、こういう展開になるとは予想外だったぜ。
明海の再登場もあり?続きが待ち遠しい!
おつかれさまでした!
いいところで切りますなぁw
投下終了。
今週でエロを期待していた方がいたら済みません。
でもこうして寸止めるから、立派なキモ娘が育つのだと、
私は信じて病みません。
>>220 GJ
続き下半身丸出しで椅子に座りながら待ってます
娘の宣言どおりのねっとりとしたアナル舐めを正座して待ってます
僕もキモ娘にアナル舐められたいです><
愛のあるアナル舐めに期待
続き期待してまつ
全裸で
なんだか、実の子は前の奥さんと浮気相手の間の子じゃないかとおもえてきた
いや、幸せになってほしいと考えてしまうために妄想してしまうのだろうな…
>>225 すいません。今回の話は何度も書き換えたせいか、
明海との血縁はDNA検査で確認済みというくだりを削除してしまったようです。
他にも多少設定がおかしくなっているので、次の投下までに私のサイトに修正版を上げときます。
親子の絆投下乙
鈴音ちゃんも投下待ってる
228 :
鈴音:2008/07/01(火) 06:08:40 ID:LZvDaDgi
軽く現実逃避をしたりしなかったりのせいで遅れました。そして物量はありません。
一人称での文が全然慣れない為に遅筆に拍車が掛かってばっかり……。最悪、文の形式を変えるやも。
まぁともかく、今回から少しずつ風呂敷を広げていこうかと。
エロは相変わらず皆無なので、そーゆうのがダメな人はスルー推奨。
この話は物好きな人にしか向きませんw
コレまでのあらすじ
上月勇作は兄と容姿・性格・思考・趣味……あらゆる要素が酷似して生まれるも、兄に勝るものは何一つ持たずに生まれてきたせいで陰湿で凄惨な幼少時代を過ごして来た。
自分を認めてくれない親族から逃れるように家を飛び出し、兄との接点を消す事で次第に心の平穏を取り戻してきた勇作だったが、ある日一人の少女が勇作の部屋を訪ねて来た。
話によると少女――鈴音は、数年前に死んだ勇作の兄の娘……勇作の姪だという。
亡き父と勇作を同一視する鈴音の誤解を解く事を切欠に、自然と二人は交流を持ち始めた。鈴音は父の面影を求め、勇作は単なる気まぐれで――。
交流が始まって一月が経った頃、鈴音は地区会主催のキャンプに、仕事の都合で参加できない母の代わりにと勇作を誘う。
親子参加が基本のイベントに鈴音一人で行かせる事を不憫に思った勇作は、その誘いに首を縦に振ったのだった。
229 :
鈴音:2008/07/01(火) 06:09:17 ID:LZvDaDgi
なんでこんな不味いものを、ただ成人になったというだけで美味そうに飲む事が出来るのだろうか?
そう思ったのが顔に出ていたのだろう。俺の向かいに腰掛けるショートカットの女性は面白そうに口元を緩ませた。
「勇作くんにはまだ早いかな?」
「年齢的に言えば二年くらい早いな。味の好みで言えば、多分もうしばらくは口にしたくない感じ」
俺の言葉に「でしょうね。彼もそう言っていた」と彼女は可笑しそうに頷く。
「雪さんも強くないくせによく飲むね」
「それでも、飲めないよりも飲める方がいいでしょ?」
「そういうもんかね? 飲めないなら飲まなきゃいいだけじゃないの? それで死にはしないよ」
「ふふふ、大人になるって大変ね」
肩を竦める俺に対し、雪さんはからかう様に笑いながらチューハイの缶に口をつけた。その顔は既に紅く染まっており、そこまで付き合いが深くない俺の目から見ても明らかに酔っている。
時間は深夜の二時。テーブルの上には空になった酒の缶が幾つも並んでいる。酒を飲み始めてかれこれ二時間、目の前の女性はチビチビと酒を飲んでは俺に絡んできていた。
「雪さん、もう休んだほうがいい。兄貴を待ちたいのは分かるけど、兄貴が言っていただろ? 日付が変わる頃に帰ってこれなかったら、おそらく朝までは帰ってこれないって……」
俺は立ち上がり、雪さんの隣に立ってそう言った。
今日は……正確には二時間と少し前までは兄貴の誕生日だ。同時に、そろそろ雪さんと兄貴が付き合い始めて一周年と言うこともあり、雪さんにとっては心待ちにしていた祝いの日である。
しかし、当の兄貴はココに居ない。パーティーを始めようとした数時間前に掛かって来た、大学からの電話に応じて家を出て行ってしまったのだ。
研究中にトラブルが発生したらしく、研究のメンバーで中心に立つ兄貴に真っ先に連絡が来たのがソレらしい。しかし、その電話はあくまでも連絡であり、些細な事らしいのだが、責任感が強く、多くの人達に頼られている兄貴は二つ返事で直ぐに大学に向かうと返事をした。
様子を見たら直ぐに帰ってくると言い残し、兄貴が家を出て……そして今に至る。
兄貴と今日この日を盛大に祝う気満々だった雪さんはがっくりと肩を落とし、こうして自棄気味に酒を飲んでいる訳だ。
「でも……折角のパーティーが……」
「明日祝いなおせばいいだろ。その時に今度は雪さんが体調を崩していたら、それこそ目も当てられなくなる」
「うう……」
俺の言葉を想像した雪さんは困り顔で小さく唸り、諦めたように溜息を付いた。
「兄貴のベッドで寝たらいい」
「うぅん、ソファでいいよ。あの人が帰ってきたら直ぐに分かるから」
「……そう、分かった。毛布を持ってくる」
既に立つだけでフラフラになっている雪さんをソファに横たわらせ、俺は毛布を取りにリビングを出て、思わず口を押さえた。先ほど飲まされた酒が逆流し、不快感の渦を胸に広げながら頭をガンガンと殴り回っている。
雪さんの手前は強がっていたものの、もしかしたら雪さんと同じ位酔っているのかもしれない。
「ぅぅ、気持ち悪い……。酔いが本格的に回ってくる前に雪さんを休ませて、俺も早く寝た方がいいな」
雪さんを置いて家を空けた兄貴を恨みながら俺は呟く。
酒が相まっているのかイライラが収まらず、ムカつきが嘔吐感へと変化してくる。自分が怒っているのか、酒のせいで気持ちが悪いのか次第に判断が付かなくなってゆく。
これは、本格的に不味いかもしれない……。早く雪さんに毛布を渡して、ベッドに潜り込まないと……このままじゃ――。
230 :
鈴音:2008/07/01(火) 06:10:31 ID:LZvDaDgi
「勇作叔父さん、目が覚めた?」
「……鈴音」
気が付くと、俺は隣の座席に腰掛けている少女と見つめあっていた。
一瞬何が起きたのか理解できず、俺は軽く混乱する。バクバクと激しく脈打つ心臓の鼓動を痛いくらいに感じながら視線をさまよわせ、自身がキャンプ場に向かうバスに居る事を思い出す。
どうやら転寝をしていたらしい。窓越しに差し込んでくる日差しは暑く、ギラギラと眩しく俺を照らしている。額と背中にびっしりと汗が浮かび、体に重く張り付くシャツが気持ち悪かった。
「夢……?」
俺は頭を抑えながら小さく呟く。
夢……正確に言えばアレは鮮明に思い出された昔の記憶か。兄貴が生きていて、まだ兄貴と一緒に住んでいて、雪さんと兄貴がまだ結婚していない頃の記憶。
俺にとっては――いや、俺にとっても、と言うべきか。あまり思い出したくない、しかし実際にはハッキリと思い出せない、嫌な思いしか覚えていない頃の記憶。
確か……、あの翌日に俺は家を飛び出して一人暮らしをはじめたんだっけ――。
「如何したの勇作叔父さん?」
目が覚めても何も言わず、ボンヤリとしていた俺を不安そうに鈴音が見つめていた。
そんな鈴音に俺は「大丈夫だ」と力無い笑顔で答え、思考を切り替える努力をする。
今は昔の事を思い出す必要など無い。今は純粋に、鈴音の保護者としてキャンプに集中するべきだ。
未だに落ち着かない心臓の鼓動に、背筋にへばり付いて離れない焦燥感からして、過去の事は大分忘れたとは言えソレを苦痛に感じなくなった訳ではないらしい。出来る事なら、これからもあまり昔の事は思い出したくないと言うのが本音である。
しかし、何故今頃あんな昔の事を思い出したのだろうか……?
俺はペットボトルの水を口に含んで軽く口を濯いぎつつ喉を潤した。生ぬるい水がヌメヌメと粘つく口内を洗い流し、気分が幾分楽になる。
人心地ついたところで俺は改めて鈴音に向き直った。
「鈴音は……今まで寝ていた俺が言うのもなんだが、退屈じゃないか?」
俺が尋ねると、鈴音はにこやかに微笑んでみせた。
「ううん、そんな事無いよ」
その笑みが今まで見ていた夢に出ていた昔の雪さんにそっくりで、思わずドキリとさせられる。ああ、やっぱりこの子は雪さんの娘なのだな……。そう、改めて実感させられた。
鈴音はそんな俺の些細な変化に気付く訳も無く、ニコニコとしながら言葉を続ける。
「今まで一人で参加だったから、勇作叔父さんが居るだけで十分楽しいよ」
「そういうもんなのか?」
「うん、そーいうもんなのです。それに、ね」
「ん?」
唐突な「キュッ」という手を掴まれた感触に俺は目を丸くした。見れば、肘掛に置かれた俺の手に鈴音の小さな手が重ねられ、やんわりと握られている。
俺の手に自分の手を重ねた鈴音は、すこしばかり恥ずかしそうに俺を見た
「手を繋いでいてくれるともっと楽しいかもしれない……」
若干の上目遣いの発言は、鈴音のおねだりの際の癖である。
俺自身に、誰かに手を繋いで貰った記憶はあまり無い。数少ない手を繋いで貰った相手の記憶の大半は幼少の兄であったし、兄に手を引かれる事でなおさら兄より劣っていると見られる事が嫌だった俺には、その記憶すら余り良い物ではない。
そんな俺からすれば、鈴音の要求がそんなにも嬉しい事なのか理解できないし、手を繋ぐ事の意義を見出せない俺が手を握ってやる事で、鈴音に何か伝わるのかは疑問である。
かと言って、ソレが要求を拒否する材料になるかと聞かれたら、答えは無論ノーである。
俺は小さく唸った。
姪の手を握ってやる事は、どうなのだろうか? 親戚とは言え、小学生の女の子の手をそうそう握るものであろうか?
あまり良い思い出が無い為に判断の基準が分からない。鈴音の為を思えば繋いでやるべきなのか……?
「いや、違うな」
あれこれ考え、ふと根本的な事に気が付いた。
鈴音は俺とは違う。親にすら見向きもされなかった俺とは違い、本来なら鈴音は愛されて然るべきではないか。兄貴が生きていれば、今ココに座っているのは兄だったかもしれない。
兄貴なら如何するか? そんな事、考えるまでも無い。アイツはいつも俺と答えが同じだったのだから。ならば、答えは一つだ。
231 :
鈴音:2008/07/01(火) 06:12:38 ID:LZvDaDgi
「本当は兄貴の代理なんて本意じゃないんだがな……」
「勇作叔父さん?」
「いや、なんでもない」
俺は溜息を付き、俺の方からも鈴音の手を握り返してやった。
鈴音は俺の反応に驚いた様子を見せ、力強く俺の手を握りなおす。
「キャンプ場につくまでだぞ」
自分のらしくない行動が妙に恥ずかしく、俺は鈴音の顔を見ずにそう言い放つ。
「勇作叔父さん……ありがとう」
鈴音の弾むような返事を聞き届け、俺は再び目を閉じた。
結局、鈴音はキャンプ場に到着し、次に俺が目覚める時までずっと俺の手を握って離さなかった。
キャンプ場は俺が思っていた以上に広かった。
俺達以外にも客は居るが、まだシーズンより早めな事もあり多くはないし、キャンプ場所も離れている。騒いで迷惑をかけたり、逆にかけられたりする心配はなさそうだ。
バスが停車してからはちょっとした騒ぎだった。率先して荷物運びを手伝う子供も居れば、我先にとテントを張る場所取りに走る子供も居る。大人達はそんな子供達を制し、キャンプの準備を進めてゆく。
俺はと言えば、貸してもらったテントを手にしたまま、周辺地図を載せた看板を眺めていた。
オートキャンプ場というのだろうか。テントを張る場所の傍には水道が引かれており、少し距離があるがトイレもある。キャンプ場から山頂方面には森が広がり、頂上までの遊歩道や続いている。道中には綺麗な小川もあり、泳いだり魚を取ったり出来るらしい。
「あの……」
「?」
誰かに声をかけられた気がして振り向くと、鈴音と同い年くらいの少女が泣きそうな顔で俺を見上げていた。
鈴音と同年代に見えるとはいっても、鈴音より背は低いし、全体的に華奢で小ぶりだ。着ているトレーナーなど大きすぎて袖が余っており、裾は余ってスカートの様になっている。
「なんだ?」
「ひぅ!」
俺が答えると、少女は小さく悲鳴を上げて身を引いた。
この子は何なのだろうか? と考える。
話しかけてきたかと思えば、俺の顔を見てこの様だ。この子の意図する事が理解できない。
「あ、あの……」
「ん?」
俺が首をかしげていると、再び少女が訪ねて来た。
「前に、ケーキを……持ってきた人ですよね?」
「前に? ああ、小学校でのイベントの時か?」
鈴音が俺を見かけて、俺の家に来る切欠となったあのイベントの事だ。
どうやら俺の考えは当たっていたようで、少女は俺の言葉に何処か嬉しそうに頷いた。
<今回はココまで>
232 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 19:02:09 ID:77BDb/Or
乙
いいよいいよ〜
っした
鈴音たんカワユス
親子の絆をとにかく全裸でまつ
ところで鈴音は、このまま8歳で食べられてしまうのだろうか?
このロリコンどもめw
しかし主人公はどこかで押し倒しそうな雰囲気全開だなw
鈴音ちゃんは受け入れそうだが
わっふるわっふる。
そろそろ全裸で待機するのもきつくなってきた
240 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:16:05 ID:XaP7Nurj
風邪ひいちまう・・・
242 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 18:44:27 ID:tZ+9KULJ
ニコ動貼るやつとかなんなの?馬鹿なの?
245 :
sage:2008/07/12(土) 21:53:40 ID:2yOVnKgX
なんで?
ケータイでもちゃんとみれるし、いいじゃん
>>245 ちゃんとさげられるようになってからこいよ
>>245 ニコ厨の気持ち悪さが良く判るレスですね
>>245 もう少し大人になってからこようね
さ、お家に帰ってママのおっぱいしゃぶってなさい
249 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 18:49:46 ID:4wvVax4U
ほふぅ・・・
250 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 23:31:43 ID:VdC68p6s
今日も俺だけか・・・
wktk
保守しつつ続きを待ち続ける。
どの職人も娘の設定が細かいじゃないか。GJ
【ヤンデレ】娘の小説でも書こうか【でもよし】
スレタイは今度からこうした方がいいな。
今のスレタイを傍から見るとヤンデレ無しのスレに見えないこともない。
紛らわしいからいらない
ヤンデレはヤンデレスレだろ
同感だ。
ヤンデレが読みたければ該当スレに行くべき。
娘であればノーマルだろうとキモ娘だろうとヤンデレだろうと構わん
そうすると逆にヤンデレ以外を排除しかねないから、
今のように娘だけでいい。
鈴音ちゃん期待待ち
保守
娘はどれくらいの年齢が好みかね
小5ぐらい
でもセーラー服にエプロンも捨てがたいっ!!
264 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 01:43:13 ID:usUaVKHi
中3から高1位がいいな性欲的に考えて・・・
小3〜小5位に惹かれる
267 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:32:14 ID:A7H2uMj4
新作コネー
新しい作者とか来ないかな。
俺に子供は居なかった。最愛の妻が、若くして逝ってから欲しいとも思わなくなっていた。
妻に先立たれ、悲観に暮れた俺は、自殺さえ考えた。だが、剃刀を手首に当てれば途端に
恐怖が俺の中に渦巻く。吊るされた紐を首に掛ければ、自身の体重を支える椅子を蹴り飛ば
す事が出来なかった。楽になりたい、それを一心に思い続けて、俺はあの日まで生き長らえた。
あの日、彼女は俺の前に唐突に表れた。職場の同僚で、何かと俺を気遣ってくれる綺麗な女だ。
城崎香織と言うその女性は、会社に居ても仕事を淡々と熟し続けるだけで、他人とのコミュニケーションを
全く取らない俺に、積極的に話し掛けて来る女だった。鬱陶しいと思ったのも一度や二度では無く、
時には人目も憚らずに大声で怒鳴り散らした事もあった。だが、城崎は一向に身を引かなかった。
意地でも俺に元気を出させようと、纏わり付いて離れなかった。
そして、そんな日々が長く続いた日、城崎はとうとう俺の家に頻繁に遊びに来るほど懇意な仲になっていた。
俺達の関係がそうなってから、流れは自ずと出来ていたのだろう。何時しか俺達は愛し合うようになり、
結婚をすると言う話まで上った。俺は彼女の優しい性格と、先天性の人の心を和らげる何かに次第に惹かれて行った。
互いへの愛情は次第に堅くなり、それにつれて結婚の話は決定事項へと変貌と遂げた。
そんな時期に、城崎は一つの懸念事項を打ち明けた。聞くと、彼女は一度離婚をした身なのだと言う。以前
結婚した男性が非常に性質の悪い癇癪持ちだったようで、事あるごとに娘や彼女に暴力を振るったらしい。
その過酷な環境に耐え兼ねて、離婚を決意した彼女は娘を連れて家を出て、一緒に暮らしている。そこで、
城崎と結婚する暁には娘の面倒も一緒に見て欲しいと、俺に頼んだ。
勿論、俺に拒否する理由など無かった。快く承諾して、早速その娘を紹介して貰った。その娘の名前は詩織と言った。
母親に似て、綺麗な顔立ちに、出来た性格の持ち主だった。だが、人見知りする子のようで、俺が話しかけると真赤に
頬を染めながら俯きがちに話す可愛らしい子だった。俺の事も気に入ってくれたらしく、俺と城崎が結婚すると言う話を
聞いた時も嬉しそうにしていた。俺は、自然と目の前に広がる未来に希望めいた光を見出していた。
――だが、結婚を間近に控えたある日、それは起こってしまった。
城崎が、仕事の帰り道に何者かによって襲われ、そのまま帰らぬ人となった。犯人は前の夫で、警察に逮捕された後も
「あいつが俺を見捨てたんだ!」と喚き散らしていたらしい。俺は、その男に堪え切れない殺意を感じた。出来るなら
法廷に出すよりもこの手で殺してやりたかった。目前に迫った幸せを、卒然と奪った奴を許せなかった。だが、そんな事が
出来るはずもなく、俺はこの身を裂く悲しみに暮れた。否、暮れるはずだった。
城崎が病院へと搬送される途中――そして死ぬ直前に、こう言い残していたと、俺はある病院に務める看護師から
聞いた。救急隊員から、城崎が残した遺言を俺に伝えて欲しいと頼まれたのだと言う。俺はその内容を、涙を飲みながら、
決して忘れないように、聞いた。それは短い遺言だった。ただ、娘を守って欲しい――それだけを言い残して城崎は逝った。
俺は悲しみに暮れる訳には行かなかった。直ぐに詩織を迎えに行って、俺と一緒に住めるようにした。
そうして、今では高校生になる詩織と、共同生活を送っている。
詩織は優しかった。ともすれば母親にも勝る柔らかさを持っていた。
その彼女が言う。今、俺を目の前に、佇まいを正しく直して、毅然と俺を見据えながら言うのだ。
俺はその答えとしてどんな返事をすればいいか、正しい言葉を持ち合わせない。それどころか、正しい答えと定義出来る返事があるのか
どうかも疑わしかった。俺は、過去に二つの影を捉えながら、彼女の言葉をこの身に受ける。
だが、俺にはその言葉を受けたまま返す事はやはり出来ない。
――詩織は、俺に好きだと言った。
続……く?
270 :
268:2008/07/31(木) 18:22:17 ID:Qr3fPehC
ってもう来てる。
短いが、見習いたい簡潔な文章だな。
わかったぞ。鈴音は勇作と雪の間に出来た娘に違いない!
いきなり何だよw
姫様の雰囲気が更に薄幸そうになってますます好きになった>CM
あ、誤爆です
エメラダはあはあ
ムキムキムキムキムキムキ・・・
「こうやって、父さんとするのも久しぶりね」
私の前にしゃがみこむと、頬に朱を走らせ上目使いに視線を送ってくる。
娘は先日二十歳になったばかりだ。
「ああ…最期かも知れんからな」
娘には婚約者が居り、あと数週間で嫁いで行く事になっていた。
「はい、父さん」
言って彼女は、私にある物を手渡してくる。
私はそれを見て、愕然としてしまった。
「い、幾らなんでも、最初からこれは…無茶だ!」
「大丈夫♪まだ夜はこれからなんだから…」
私が受け取るのを拒否していると、無理やりそれを握らせてくる。
「ほら。いっぱい父さんと楽しもうと思って…こんなに用意しちゃった」
そう言って、恥ずかしそうに私に見せたケースの中には…
今私が手にしているモノより更に大きいモノがごろごろと入っているではないか。
「だから…お・ね・が・い☆」
「あ、ああ」
仕方無しに頷くと、私はそれを近付けていく。
「あ…」
そいつを宛がった瞬間、娘は期待に満ちた声を漏らした。
「どうしたんだ、そんな声だして」
「だ、だって…」
潤んだ瞳でこちらを見る娘。
私はその視線に思わず興奮してしまい、大きく手を動かしてしまった。
「あ、ダメっ」
「何がダメなんだ?自分から誘っておいて」
「……」
「そんなに嫌なら、止めるか?」
「や、やだ…やめ、ないで…」
ついと視線を逸らすものの、やはり気になるのかチラチラとこちらを伺っている。恥ずかしそうに私の手元を気にしていたが、とうとう――
「と、父さん…ダメ…そんなに動かしたら…」
「どうなるんだ?」
「やだ…おちる、おちちゃぅ――!!!」
ポトッ
娘「もー、だから言ったじゃない!線香花火はじっと持ってなきゃだめだって!」
父「しかしだな、花火はやっぱり振り回した方が…」
娘「だーかーらー、これはそうやってする物じゃないって何度言ったらわかるのよ!」
父「まぁいいじゃないか、まだそんなに有るんだし」
娘「そういう問題じゃ無いでしょ!全くもぉ情緒も何も有ったもんじゃないんだから、このバカ親父!」
----------------------------------------------------
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別スレでも書いたネタなんだけどね(^^;
和んだ
こういうほのぼのしたのも良いな
283 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 17:12:12 ID:MMUxWSHr
ふぅ・・・ho
邪悪なパパが娘を薬漬けにしちゃうお話かもしれないです。
ラブラブな親子を見たい方は完全にサポート外です。
また、現実の娘には絶対こんな事やっちゃいけません。
しっかり誠実な心で愛してあげて下さい。見守って上げて下さい。
では、本編
===
グツグツと気泡を立てながら香ばしい匂いがキッチン中に広がっていく。
死んだ妻が使い古していた鍋の中で、具沢山のカレーをかき混ぜながら私は居間に目を向けた。
見慣れたピンク色のパジャマ。
娘がテレビの漫才を見ながらクスクスと笑っている。
『なんでやねん!!』
「ぷっ、あははは!」
テレビから聞こえる観客の笑い声に、娘の声が混じった。
私はそれを確認し、そっと手に取った。
透明な袋。
その中の白い粉。
娘が学校に行っている間に、摩り鉢で丹念に潰した。
丹念に、丹念に、汗で額が濡れる程、邪な念を込めた。
近所のドラッグストアで買った睡眠薬。
雑誌の裏表紙の番号に電話して手に入れた怪しい薬。
インターネットで海外から仕入れたもっと怪しい薬。
一錠ずつ、粉にしたそれを私は手に取った。
丹念にホッチキスで止めた袋の口を破く。
手が震える。
顔が汗を帯びる。
無論、コンロの火のせいでは無い。
そっと、袋を裏返した。
白い粉がサラサラと音を立てて、盛り付けられたカレー上に落ちる。
黄色い液体の上に、白い粉が浮かぶ。
それを…私は丹念に菜箸で混ぜ、その粉をカレーの海に沈めた。
またも丹念に、丹念に混ぜる。
粒子の一つ残さないつもりで。
徹底して、混ぜる。
背徳感で頭が冷たくなったが、むしろ今の私にはそれさえも心地良く感じられた。
…
両手に盛り付けたカレーを持って、私はキッチンを出た。
「あっ」
娘がこちらを見て、ニコリッと微笑んだ。
自分の大好物を作ってくれた私への礼なのだろう。
「えへへっ…、良い匂い♪」
今度はもっと綺麗な笑顔を見せてくれ。
天使はこの世にいるもんだな。
そんな事を考えながら私は娘の前に器と置いた。
無論、取り違えるなど間抜けな真似はしない。
「お待たせ」
「待ってましたぁ!」
テレビの影響だろうか。
娘が冗談ぽくそう言うと、私はまたもや心地の良い背徳感を味わう。
この子が楽しみにしていた物。
欺いて、私が用意した特製カレー。
それを今からこの天使のような子が何も知らずに口にする。
それを考えるだけでも私の股間の脈も速くなる。
「頂きます」
「いただきまーす」
私は先にサラダに盛られたプチトマトを口にした。
酸っぱい汁を味わいながら、怪しまれないようにそっと娘の様子を伺う。
「うわぁ、おいしそうぉ〜」
銀色のスプーンで掬い上げたそれを満足そうに眺め、そっと唇に近づける。
小さな口が開いて、そして…
私は口の中で、ドクリッと唾液が分泌されるのを感じた。
今の私は…悟られぬように振舞うのが苦労する程、興奮している。
もはやカレーの味など分からない。
「うーん、今日のお父さんのカレーいつもより美味しいね」
「あ、あぁ…『コク』があるだろ?」
「うん、秘密の味付け?」
「あぁ、ヨーグルトと、摩り下ろした林檎と、あと色々」
「『色々』?」
「内緒だ」
スリルのある会話だった。
今、娘が目の前にある物が只の美味しいカレーだと思っている。
何の疑いもせず、口に運ぶ。
一口…もう一口…
何度も、何度も。
味でバレなどはしないだろう。
ちゃんと味付けは濃くして、誤魔化しているから。
「からーい」
辛さも異物の混入を誤魔化すため。
私の周到な計画だ。
バレる筈が無い。
小さな舌を出して、水に手を伸ばす娘。
水の飲み込む度、艶かしく喉が動いている。
「お父さん、きっとレストラン開けるよ。やっぱりすっごく美味しいよ!」
「あぁ、考えとくよ…」
無関心を装い、私は軽く返事を返した。
その間も、娘はカレーを口に運び続ける。
数分もせず内に、娘は器に盛られたカレーを空にしてしまった。
やっぱり、腕を掛けた成果があったようだ。
「こら、野菜も食べなさい」
「はーい…」
そのまま席を立とうとする娘を私は止めた。
…
こびり付いた鍋の汚れを格闘し、一通りの家事を終えた。
私は忍び足で廊下を歩く。
そして、前まで来た。
娘の部屋。
そっと耳を扉に当てる。
娘が可笑しくなっていないか。
あるいは『そういった行為』を行っていないか。
私はそれを確かめに来たのだ。
…、足が床を踏みしめる音が聞こえた。
まずい。
扉と距離を取り、不自然で無いように体を玄関の方に向けた。
扉を開けるタイミングに合わせて、ゆっくりと歩く素振りをする。
…。
「うーん…」
娘が赤い顔をして、部屋から出てきた。
足を止め、娘の顔を見る。
「どうした?」
偶然鉢合わせたかの様に振舞う私。
本当は、扉の裏で聞き耳を立てていたのだが。
「熱…あるかも…」
「どれ、見せてみなさい」
娘の額に手を当てる。
「う〜ん」
よく温度が分からないフリをした。
次は額同士を当てようと顔を近づける。
普段は意識しないが、これ程色っぽい表情になった娘だ。
その赤い顔に自分の顔を近づけるのは少し勇気が要った。
『このまま唇を奪ってしまいたい』。
そんな欲求を理性で縛り付けながら、父親として振舞う。
「…ちょっと、熱あるかもな」
「…やっぱり、そうかな…」
「いつぐらいから気付いた?」
「なんだろ…晩御飯食べた後ぐらいからかなぁ…」
「…」
予想通りの答えに私は心の中で笑った。
間違っても、風邪ではない。
それを確信した私は父親の笑顔で娘を介抱する。
言うまでも無く、自己の欲求のためだ。
「じゃあ、薬飲んで今日は早めに寝ようか。薬持って行くから、部屋に戻ってなさい」
「うん…」
娘は、ふら付いた足取りで部屋に戻る。
それを確認してから、私はニヤリッと笑った。
自分が想像しうる究極を悪意の笑み。
それをやってみせる。
最高に…最高に良い気分だ。
…
「うーん…」
私のノックに気だるそうな返事がした。
「ほら、お薬だよ」
「えぇー、やだよこれ…苦いもん…」
「我侭言うんじゃない。そんなんじゃ治るものも治らないぞ?」
「うぅ〜…」
私が突きつける粉薬を娘は渋々と受け取った。
「あと、これも」
私は手の平に握り込んでいたそれを差し出す。
粉上にしてカレーに入れた薬。
それを各一錠ずつ。
念には念を入れてだ。
「えぇ…こんなに飲むのぉ?」
「だから、我侭を言うんじゃない」
「は〜い…」
少し、嫌そうな顔して目をしかめる。
目に見えなければ飲む決心が付くのか?
実に子供らしい考えだ。
「うー…」
薬を乗せた娘の手の平が震える。
そして、口に含んだ。
何の疑いもせず、水で飲み干す。
娘の小さな喉元が動く。
ゴクリ、ゴクリッと聞こえるに合わせて動く。
穢れを知らない無垢な心の娘に私は付け入る。
いわば『究極の裏切り』。
絶対に守られるべき親子の絆と貞操を、私はこれから故意に壊すのだ。
『最低な人間』と言ってくれて良い。
『鬼畜』、『下種』、なんとでも言ってくれたまえ。
今の私はそんな雑音も気にならない程、感情が昂ぶっていた。
もうすぐ、この幼い少女の肢体が、心が、全て私の物になる。
「飲んだよ…」
少し、気だるそうに言った。
私は娘の頭を撫でながらそれに答える。
「良い子だ」
「えへへ」
私は笑顔を作りながら褒めると、娘はにっこりと赤い頬で応じてくれた。
「今日はもう寝なさい。たっぷり汗掻いて、しっかり眠ればすぐに良くなるさ」
…そう、たっぷり掻いてもらうよ。
汗以外にも色んなものを…ね。
「…ありがとう、お父さん」
「ほら、横になりなさい」
「う、うん…」
私が急かすように布団に寝かし付けると、娘の首元まで布団を掛ける。
薬局で睡眠薬と一緒に買ったジェル式の冷却シートを娘の額に張る。
「冷たっ」
火照った体に冷却シートは冷た過ぎたようだ。
ビクリッと娘の上半身が振るえ、初々しい反応を見せる。
「直ぐに慣れるさ」
貼り付けたシートを軽く手の平で押さえ、そのまま娘の前髪をグッと掻き上げる。
そして、また頭を撫でる。
「え、へへ…」
また、娘が嬉しそうに笑みを浮かべた。
「じゃあ、お父さんはまだ後片付けがあるから」
「うん…」
部屋の出口まで歩き、照明スイッチに手を掛けた。
「おやすみなさい…お父さん」
「…あぁ、お休み」
娘がニコリッと笑ったのを見届けて、私はスイッチを切って扉を閉めた。
…
ディスプレイの右下に目をやる。
時間は11時04分。
私はパソコンのモニターと向き合っていた。
薬の効果が出るのはどれくらいだろう。
即効性のある薬らしいが、一時間ぐらいは間を空けるべきだと思う。
インターネットのウェブページを眺めて、薬の効能のおさらいをする。
・免疫力向上
・虚弱体質改善
・発汗
・興奮作用
・ホルモン分泌を促進
・神経の活発化
・催淫効果
・強い依存性
etc…
私はモニターに移る薬の写真、文章を読みながら想いに耽る。
まるで、新作ゲームのパッケージを破る子供のような、そんな感情。
期待感で胸が疼く。
興奮に股間が脈打つ。
文字の一つ一つを読み直して、自分の頭の中のイメージを膨らませる。
免疫力向上。
娘は体が弱い方ではないが、風邪はよく引くように思える。
もっとも、今回のは風邪ではないが。
虚弱体質改善。
これも同じ。
娘はスポーツもできる活発で元気な子。
虚弱体質などとは無縁だ。
発汗。
汗…か。
体温もだいぶ上がっているようだったし、薬の効果が出ればもっといっぱい汗を掻くだろうな。
腋の下も、股間も、平らな胸もきっと汗にまみれて良い感じに卑しい光沢が出るだろう。
汗まみれのしょっぱい乳房を舐め回すのも、良いかも知れない。
…あっと、本当に風邪を引かれても可哀相だ。
ちゃんと体を拭いてあげるのも忘れてはいけないな…
興奮作用。
大したの性の知識もない娘の心はどうなるのだろう。
きっとブルブルと体が体験した事の無い感覚に震え上がって、呼吸が速くなるのだろうか。
体の異変に『お父さん』と不安そうに私を呼ぶのだろうか。
ホルモン分泌を促進。
ハッキリ言おう。
娘は年頃にしては体の発育は遅い。
もっとも、私の性癖にとっては都合が良いのだが。
胸に関してはもう少しプックリと膨れてくれても良いと思う。
この効能、期待していいのか?
神経の活発化。
幼子の体は敏感だ。
だが、娘に関しては更に良い具合だ。
この間は耳元に息を吹きかけるだけでビクリッと肩が震え、耳が赤くなったものだ。
今の娘のあの感度が更に上がったら、一体どうなるのだろう?
実に楽しみだ。
催淫効果。
これについては本当にどうなるか分からない。
なんて言ったって、相手が相手だ。
薬の考案者も、まさかあんな小さな女の子に使われるとは夢にも思わないだろう。
成長期真っ只中の娘の体に、この薬はどんな風に作用するのか。
どんな風に娘の体に変化を与えるのか。
それは私にも分からない。
甘えるような目付きと声で、私の一物を咥えたがるようになるのだろうか?
そうであるなら、私はさっきから顔に張り付いているこの邪悪な笑みがもっと酷い事になる。
一通り、インターネットで時間を潰した私はブラウザを閉じた。
そして、アイコンをクリックしてメモ帳ソフトを起動する。
題名を打ち込む。
『娘の観察日記 1日目』
時計の針は丁度12時を指していた。
(後編へ続く)
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
GJ!!
強い依存性はまずくないか?
GJ!!!!!
父親変態すぎだろwww
だがそれがいい
これは期待せざるを得ない
変態さに感動しました、もっと鬼畜でもいいです。
銭湯に行く前に投下させて頂きます。
変態成分入れると、膨張し過ぎて手に負えなくなった。
やむなく中編扱いでお願いします
また、現実の娘には絶対こ(ry
===
緊張なのか興奮なのか…私には区別が付かない。
だが、さっきから心臓の鼓動が激しくなっているのは確かだ。
余りの鼓動の強さに、胸が痺れるように痛い。
こんなに緊張したのは生まれて初めてだ。
私も体が可笑しいようだ。
娘への欲求という薬のせいで。
亡き妻へのプロポーズでもこんなにはならなかったのに。
…
汗で湿った指先でドアノブを握り、考える
今、娘はこのドアの向こうでどうなっているのだろうか。
2回に分けて、3種類、1錠ずつ。
あれだけ飲んでおいて、ただで済む筈が無い。
この扉の奥で娘がどうなっているのかは分からないが、娘は体の異変に苦しんでいる。
それだけは確信が持てる。
私はゆっくりと扉を開ける。
暗い部屋に廊下の光が差し込む。
「…もう…寝たかな?」
わざとらしい台詞と共にベッドに目をやると、モソモソと布団が動いていた。
それを確認して私は部屋の照明を付ける。
「うっ」
眩しそうに娘が目を顰める。
手の甲で目元を擦った後、気だるそうに寝返る。
「…」
娘の様を見て、思考が一瞬止まった。
それ程、今の娘の姿は魅力的だったからだ。
寝苦しくて相当参っていたのだろう。
パジャマがシワだらけになり、首元の生地はヨレヨレでボタンが2つ外れている。
そこから覗く綺麗な肌。
小さな肩。
鎖骨。
膨れた頬は赤く染まり、愛らしい唇は汗と唾で濡れている。
そして瞳。
雄を誘う牝の瞳をしていた。
本人にその気はないとしても、そんな顔と瞳になっている。
トロリッととろけるような眼差しで、私を見つめてくる。
薬の効果…だろうな。
素晴らしい。
実に素晴らしい。
「お、とうさん…」
娘の力無い声を聞いて、やっと我を取り戻す。
そういった気分でない男でも、クラリッと来てしまいだろう。
今それを目の前にしている私は、本当に幸せ者だ。
だが、私だって犬ではない。
今は冷静を保ち、紳士的に接する事にする。
「汗だらけだな…気持ち悪いだろう?今体を拭いてあげるよ」
そう言って、私は洗面器のお湯にタオルを浸した。
「い、いいよ…自分でやる…」
娘は薬で乱された思考を一生懸命稼動させている。
実に健気だ。
幸い、まだ羞恥心はあるようだ。
安心した。
やはり、赤い顔を見せてくれないと、こちらとしても興が失せる。
「遠慮するな。親子なんだから恥ずかしがる事もないだろう」
淡々とした口調で話し、タオル絞る。
手の平が赤くなる程きつく。
今あるこの状況をしっかりと記憶と手の感触に刻み込むためだ。
忘れない。
絶対忘れてたまる物か。
私が世界一の幸せ者だ。
最も充実した時間を過ごす人間だ、間違い無く。
「あっ…」
私がパジャマに手を伸ばそうとすると、娘の手が割り込んだ。
『やめて』と言わんばかりに、私の手首の握る。
「大丈夫だ。お父さんを信用しなさい」
そう言って、娘の手を握り返す。
トドメに頭を撫でる。
娘はこれが大好きだ。
こうすると決まって、安心して笑顔になる。
それは私もよく知っている。
「う…ん…」
小さく頷くと、娘はまた目を虚ろにした。
笑顔は見せてくれなかったが、代わりに私の手の平から娘の手が落ちた。
「…」
私は続けて娘のパジャマのボタンに指を掛ける。
既に外れてる2つを除いて。
3個目…
4個目…
最後…
パジャマの隙間から肌が見える。
瑞々しい肌色が、汗で妙に光沢を帯びていた。
私はここで、興奮のあまり存在さえ忘れていた唾液を一気に飲み込んだ。
そして、左右の指先で生地をしっかり挟み、左右に開く。
「…う、うぅ…」
羞恥心の余りか、その行為の最中に呻くような声を上げた。
だが私は気にしない。
「お、おお…」
恥ずかしながら、思わず声が出た。
新鮮な光景。
インタ−ネット、ポルノ雑誌、色んなメディアで女の裸体を見る事は出来る。
だが、これはそれらとは違う。
無垢な幼子の体。
華奢な胸板には脂肪が乗り、乳房特有の膨らみを見せ始めている。
薄く桃色に染まった乳輪の上で、控えめに隆起している尖り。
まだ、穢れも快感も知らない少女の乳首だ。
圧倒的な清潔感。
汚しても汚しても色が滲まない圧倒的な質量の白。
そんな感じだ。
今まで見てきたものとは違う。
軽々と世間に肌を晒してきた女達とは違う。
他の男共には見る事さえ許されない。
正真正銘の純潔。
一体、地球上のどれ程の男がこれを望んでいるだろうか。
一体、地球上のどれ程の男が私を恨めしい目で見るのだろうか。
だが、地球上でこの私だけが触れ、揉みしだき、しゃぶり付く事が許される。
私だけの乳房だ。
私だけの純潔だ。
私だけの娘だ。
私だけの…
私の頭が満たされていく。
圧倒的な支配感、幸福感。
娘のそれを『見ただけ』で、私の精神は何段も上の場所に行ってしまった。
「お、とうさん…?」
娘が私の異様な表情に反応している。
心配そうな口調で私を呼んだ。
「大丈夫だ。すぐに綺麗にしてあげるから。すぐに…」
私はそう言って、タオルの娘の左胸に当てた。
薄いタオル一枚の生地越し。
タオルの暖かさと、乳房の柔らかが伝わる。
安易な例えだが、…プリン。
表現するならこれが一番しっくり来るかも知れない。
今私の手の平にあるのは少女の乳房。
実の娘の性感帯。
女の子の大事な場所。
今まさに、それに触れている。
そして、少し指を曲げるだけ…ほら、めり込む。
圧倒的な柔らかさ。
優しい感触の海に、指が沈む。
指先の感触だけで、私の脳髄が快楽に包まれてしまう。
「いっ、たいよ…お父さん…」
娘が目尻を顰めて、まつ毛を濡らす。
だが、私には不思議と抵抗が無かった。
それどころか、もっと力を込めたいと思えていた。
思春期の敏感な乳房はどんな風に形が崩れるんだろう?
実の父親に胸を揉みしだかれた愛娘はどんな表情になるんだろう?
どんな声に鳴いてくれるんだろう?
知りたい。
汚したい。
そして、それを絶対忘れたくない。
老いた日も、寿命で死ぬ日も、地球が滅亡する日でも、いつでも思い出せるように。
…だから、私はそれを実行し、記録に残す事にしたのだ。
そう、『観察日記』として。
「ひいっ!? あぁ、あ!!」
娘が悲痛な声を上げる。
乳首を強調するように、もっと乳房を絞りあげる。
「痛い!痛いよぉ!!」
娘の表情を観察する。
これが実の父親に胸を揉みしだかれた愛娘の表情。
これが思春期の敏感な乳房揉みしだかれた少女の鳴き声。
網膜にしっかり焼き付ける。
鼓膜にしっかり刷り込む。
一通り、娘の泣き顔を堪能した所で、私は手を離した。
「ひ、くっ、うぅ…痛いのやだぁ…」
「ごめんごめん、お父さんあんまり熱心に拭いてたから…」
そんな能天気な言葉で誤魔化す。
だが、私の頭のエンジンは熱を失う気配が無い。
どんどん思考が先行する。
理性や身の振り、羞恥心。
全ての感情を抜き去る。
次はこれをしたい。
その次はあれをしたい。
やりたい事が、知りたい事が多過ぎて決められない。
…焦るな。
幸い明日は休日。
時間はたっぷりある。
冷静に考えを組み立てて、ひとつずつ実行していく事にする。
次にしたい事。
…そうだ。
娘の味を知りたかったんだった。
小さな愛らしい膨らみの上の尖り。
一体、どんな感触なんだろう。
どんな味がするんだろう。
「や、やだぁっ!?」
私は手始めに娘のお腹に口付ける。
縦長の臍に舌を入れ、唾液の溜まりを作る。
「く、くすぐったい…」
娘は引き攣った表情を浮かべるが、体を捩る程度であまり抵抗が無い。
薬の効果で体がだるいのだろう。
もう、動かせないぐらい体がだるい。
脱力感。
そんな感じなのだろう。
だから、こんな大きく舌を動かしても。
臍に舌をねじ込まれても抵抗できない。
「うっ!」
ほら。
「やぁん…!」
ほらほら。
「く、うぅ…!お、とうさん…な、何してるの!?」
「だから、こうやって汗を舌で舐め取ってやってるんじゃないか」
「えぇっ!?…あっ!」
一瞬目を丸くした娘。
だが、私はすかさず歯を立てて、その表情を崩す。
「安心しなさい。一滴も残さず全身の汗を綺麗に拭いてあげるから。全身満遍なくね」
「や、だ…そんなのやだよ!」
「我侭言わない」
「ひっ!?」
今度は少し強めに噛み付くと、娘はあっという間に大人しくなった。
薄っすらと綺麗な肌に歯の跡が残る。
私はその跡を優しく舌で撫でて、慰める。
そして、ゆっくりと昇る。
目的の場所に、唾液の線を残しながら滑らかな肌を滑る。
「くっ、…うぅ…」
娘の上半身がブルリッと震えた。
初めて受ける舌の愛撫。
不慣れな感触に背筋を凍らせている。
正しくそんな感じだ。
肋骨の始まりの場所も丹念に愛でる。
盛り上がった皮膚に舌を当てて、骨の硬さを確かめる。
そして、更に上へ。
娘の小さな体が反応する。
背筋が反れて、筋肉が強張っていくのが分かる。
尖りとの距離が縮まるにつれて、それが強くなる。
比例式のように。
そして、そのまま滑るように尖りに触れた。
「うっ」
娘が明らかに違う反応を示した。
臍を舐められた時とは明らかに違う。
感じてるのか?
気持ち良いのか?
どうなんだ?
「ひ、い…」
今度は舌先で突起の上を過ぎる。
すると、娘の情けない声が漏れた。
…なんだろう。
…どこかで、聞いた事がある。
そうだ。
小さい頃の娘の声だ。
泣いてしまう直前の声だ。
あの頃はイタズラ好きでよく叱ってたな…
小さかったなぁ、…あの頃は…
「あう…」
だが…今となっては…
「あぁ!」
しっかり女の子だ…
「や、ぁ…さきっちょは…だめ!」
こうやって、軽く膨れを舐めるだけで
「うっ!?」
こうやって、軽く吸い上げるだけで
「ひゃん!?だ、だめっ!そこは今変なの!!」
体を捩って悦ぶ。
「あんっ!!やだぁ、吸っちゃだめぇ!…」
なんて敏感。
なんて愛らしい。
「や、だだよ…!お…とう…さん…」
程よい塩分が舌を刺激する。
肌に張り付いた汗。
それを沢山の唾と舌で摩り落とす。
そして、次に来たのが…
甘い感触。
あぁ、甘い。
甘い。
今にも白い液が滲み出てきそうだ。
顔をうずめて吸い付く。
大きな赤ん坊になってしゃぶる付く。
膨らみ形に沿って、白く濁った液が垂れる。
ベッドに沁み込む。
気にならない。
唾液で口が汚れる。
気にならない。
幼い少女尖り。
血を分けた実の娘の場所。
薬で研ぎ澄まされた快感の粒。
この世に、こんなに美味なものがあったなんて。
美味しい。
最高だ。
「ぁ…あう…お、とうさん…」
娘の方もまんざらでは無いらしい。
私の熱の入った愛撫に随分とろけ初めているようだ。
「わた、し…おっぱい…なんて…でないよ…」
言葉の呂律が可笑しい。
視線が覚束ない。
もう完全に快楽の虜になっている。
「ひゃん…あぁ…あん…」
最早、乳首に張り付いた唇の動きに合わせて、甘い声を漏らすだけ。
私も同じ。
今、口に含んでいるそれを味わうだけ。
舌で転がす。
歯で噛む。
唇に挟んで、吸い上げる。
色んな事を味わい方を試してみる。
どれをやっても甘い。
口の中が色んな甘さで満たされる。
…娘も色んな反応を示す。
「あん…」
「あうっ!」
「くぅ、ああぁぁ!!」
色んな声で鳴いてくれる。
まるで楽器のように。
楽器…?
…そう、私だけの楽器だったな。
もっと色んな声で鳴いておくれ。
君の色んな声が聞きたい。。
…
一通りの演奏を嗜み、満足した所で離れる。
私の唇から幼い尖りが開放された。
精液みたいに白く濁った唾液が、名残惜しそうに糸を引いて、切れる。
私の唇に残った液体が顎を伝って、首筋まで垂れてきた。
娘の胸元に残った方は、ゆっくりと垂れ、腋の下を横切るように落ちる。
白い液に塗れた突起が物欲しそうに光沢を放っているものだから、母乳のように見えて仕方が無い。
「…むぅ…」
その様を見て、私の舌先に残る甘い感覚が思い出されてしまう。
満足したつもりなのに、また口の中から唾液が分泌され始める。
私は思わず口元の手の甲で拭った。
おまけに、女の体の性質か、さっきよりも尖りが硬くなっている様だった。
『もっとしゃぶってくれ』と、そう言わんばかりにプックリと膨れてしまっている。
小さな肢体には似つかわしくない程アンバランスな光景だった。
だが、私の目にはそのギャップが酷く卑しく、艶かしく、そして素晴らしく映る。
「お…とうさん…」
…娘の目元からは涙が零れていた。
中途半端に開いた瞳に、水分が溜まって溢れている。
普通の奴なら、ここで罪悪感に苛まれるだろうが、私は違う。
冷静に分析できる。
今の娘の感情がどうなっているのか。
恐怖?羞恥?
それもあるだろうが、違う。
大部分は性感から来る躰の悦びで、感情が昂ぶっているから。
こんな恍惚とした表情になっているのが、何よりの証拠だろう。
私だけが満足して愛撫をやめたのが許せない。
自分の心が満たされない歯痒い今の感情をどうにかして欲しい。
もう、そんな考えが見え見えだ。
そうゆう『おねだり』する視線になっている。
「ごめんよ、お父さん一人で楽しんじゃったね。今度は一緒に楽しもうか?」
そう言って、今度は娘の唇に近づく。
その過程で、娘が瞳を閉じて大粒の涙を零した。
可愛らしい。
乙女の反応に、私の脳髄がまだ焼ける。
「お父さん…」
「んっ?」
娘が呟くように私を呼ぶ。
そして次の瞬間、私は驚いていた。
さっきまでの乙女の反応とは相反しているから。
普段の態度からは想像出来ない程、大胆で、積極的だったから。
娘の方から私の口に吸い付いて来たのだ。
(後編へ続く)
===
明日から仕事があるので、次の更新は来週の休日ぐらいになると思います。
以上。
上手いな!! GJ
後編まで股間が待ちきれないw
店長!この店のワッフル全部くれ!
親これは良い父www
続き待ってるぞ!
もう続きが来てたとは
なんという投下の速さ
GJ!!!!
oi
みす
ミス
おい
勃起したぞ
どうしてくれるんだ
間違えて自分の下着と娘の下着を一緒に洗濯してしまった
良いじゃないか
自分の下着と娘の下着を間違えて、つい履いてしまった、じゃないんだろう?
自分の下着を娘の下着と間違えて、つい履いてしまった、じゃないか?
いや、自分の下着と父親の下着を間違えて、つい履いてしまった、っていうのは?
じゃあ、妻と娘を間違えて、つい孕ませてしまった、って感じで
お前等楽しそうだな
>>313 そうか、高齢になってからの出産は辛かろうな
奥さんに同情するぜ
316 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 00:57:06 ID:dwnJ/d40
317 :
ツンデレ王子:2008/08/23(土) 20:40:13 ID:/vDziAMy
前スレで『秘めた想い』を投下した者です
ちょいと投下しますね
レス数3〜4
318 :
間違えて…:2008/08/23(土) 20:42:08 ID:/vDziAMy
「お父さん、お風呂上がったよ」
バスタオルを巻いただけの格好で私は父の前へ出て行った。
「あ、ああ」
濡れた髪を拭きながら声を掛けた私を見て、父はバツが悪そうに目を逸らす。
毎日の事なのに、未だに父はこんな初々しい反応を示してくれるのだ。
(うふ、お父さんったら…かわいい♪)
立ち上がり浴室へと向かう彼の後姿を見詰め、私はそんな事を思っていた。
彼がバスルームのドアを閉めたのを確認すると、私は先程まで彼が座ってい
た場所に腰掛ける。
ソファにはまだ彼の温もりが残っており、下着越しに私の肌に伝わってくるか
らだ。
「ん…お父さん…」
心地よい温度に包まれながら、私は履いているトランクスを引き上げる。生地
と生地のつなぎ目が大事な場所に食い込み、えも言われぬ刺激が送り込まれ
て来た。
「ぁあ…いいよぉ」
父のシンボルが当たる箇所、そこが私の淫核に当たっている。
まだ皮を被ったままだが、彼のモノが私に直接当たってるのだと想像するだけ
で子宮の奥がジンと疼き蜜を溢れさすのを感じる。
日課となったこの行為。
いつもなら彼がお風呂から上がる前にそっと戻すのだが、この日は私の予想
を大幅に裏切って10分足らずで浴室のドアが開く音がするではないか。
(そ、そんな…)
319 :
間違えて…:2008/08/23(土) 20:43:48 ID:/vDziAMy
私は気が動転して、そのままの格好で固まってしまった。
このことが父に知られるのだけは避けたかったのだけれど。
ところが、脱衣所から声は私の想像したものとは違っていたのだ。
「おーい、パンツが無いぞ」
しめた!と思いました。
彼は私の秘め事に気が付いていない様なのです。
「え?…あっ!ごめんなさい、間違えて私が履いちゃってた」
自分でも白々しいとは思ったのだけど、とぼけた振りをして父の下まで行き彼
の目の前でトランクスを脱ぐ。ちょっぴり恥ずかしい液がしみたそれを父に差し
だし、慌てて自分のショーツを履きなおす。
バスタオルを巻いては居たのだが、父の目の前で下着を脱ぐという事態が先
程高まりつつあった感覚を更に押し上げる。私のあそこからはしとどに密が溢
れ出し、太腿を伝って垂れ落ちようとしていた。
それを見られることに恐れを成した私は急いでその場を離れて自室へと戻っ
た。そこでバスタオルを取って股間を見ると、案の定そこは濡れそぼっており歳
の割りには薄い翳りが透けて見えている。
(こんなに…)
堪らずにベッドに横になる。もどかし気にショーツを脱ぎ捨てると、それはべち
ょっと音を立ててフローリングの床に落ちた。
直に指でクレヴァスをなぞると、物欲しげに蠢く秘唇は容易く指を飲み込む。
「ぁ…イく!」
反動で手のひらの付け根がぷっくりと膨れ全貌を現した淫核に当たり、それま
でとは違った鋭い快感を覚えた私はそのまま気をやってしまったのだ。
320 :
間違えて…:2008/08/23(土) 20:44:35 ID:/vDziAMy
「はぁ…はぁ…」
荒い息を付きながらも、私はベッドの上で耳を傾けていた。
というのも父の他の下着は私の部屋のある2階にしか置いておらず、それを
取りに来る音がしないか気になっていたのだ。
(……)
どうやら心配は杞憂に終わった様で、彼は気付かずに私の体温の残るトラン
クスを履いたらしい。
それを確認したとたん私の中にまた火が点るのを感じ、気をやってから大して
時間が経っていないにも関わらず手が自然と伸びて行くのだった。
END
321 :
ツンデレ王子:2008/08/23(土) 20:46:03 ID:/vDziAMy
>>320 GJ!
いかんwktkが止まらないなんていい娘さんなんだ
IIYOIIYOー
GJ!
素晴らしいぞう
な、長い…
文章力無い上に、やたらめったらねちっこい文章で申し訳ない。
実はまだ完結しない…申し訳ない。
受け付けない方はコテハンでアボンして下さい。
娘との接吻が続く。
親子のスキンシップ。
そうゆう表現を遥かに超越した濃厚なキス。
やってはいけない大人のキス。
欲望同士が混ざり合う淫猥なキス。
「…はぁ…」
息苦しいのか、時折口を離しては溜め息を吐く娘。
なんて、なんて艶のある息なんだろう。
その熱い吐息が鼻に当たり、頬を掠め、また私の欲望を煽る。
そして、また私達の唇が重なる。
互いの唇が触れる。
私は小さな唇の膨れを思うがままに嬲り、吸い付く。
舌同士が触れる。
口の中で二つの肉が絡み合う。
私の娘の体液が混ざり合う。
少女が成せるものとは思えない程、卑しい舌の動き。
舌の動きに巻き込まれ、卑しい音を奏でる。
ネチャリッ、ネチャリッと。
心なしか娘の乳房のように甘い気がする。
だが、こっちはもっと卑しい匂いに満ちている。
これがもっとも濃厚な少女の味。
娘の味なのか。
頭から興奮物質が分泌される。
速い血流に乗って、全身くまなく行き渡っていく。
ドクンッ、ドクンッと。
医学知識もない私にだって分かる。
自分自身が生み出す脳内麻薬に、自分が飲み込まれつつある。
酷く頭が熱い。
息苦しい。
頭の中が白い。
脳髄がとろける。
脳天から痺れる。
キスだけで、体中が心地良い。
娘との接吻。
禁じられた関係。
それを侵す背道感が、今は私を余計に興奮させた。
積み上げた積み木を突き崩すような、そんな妙な達成感で満たされていた。
愛する者とのキスが、これ程幸せなものだったとは。
私も…長く忘れているようだった。
「ん、ん…」
娘が喉を震わせると同時に唇が離れた。
惜しいような気持ちになりつつも、私は娘の顔を見て心打たれる。
口角からは透明な唾液が垂れ、唇はだらしなく緩い。
顔はさっきよりも赤味が増し、瞳は悦ぶ女の瞳になっていた。
「おとうさん…」
娘が震える声で私を呼ぶ。
荒い呼吸で言葉が途切れる。
「これって…親子でやっちゃ…いけない事なんだよね…?」
「…」
私は考えた。
娘に真実を諭すべきか…?
いや、そうじゃない。
どうやって、娘を自分に引き込むかをだ。
娘に『背徳』の感情があるなら、それを潰せば良いだけの話。
罪悪感など無意味なものだと、成長の体と頭に刻み込めば良い。
だが、そうやってそこまで持っていくか。
それを考えていた。
「…やめるか?」
「ううん…お父さんがしたいなら…良いよ」
嬉しい誤算。
思慮外の娘の発言にほくそえむ私。
薬の効果か、娘は人一倍貪欲になっているようだ。
性を貪る牝。
今の娘にかつての面影は無い。
「…エッチな娘だ」
私が頭を撫でると、娘は照れ臭そうに笑った。
遠慮なく娘の下腹部に触れる。
「あっ」
娘が驚くように身を引くが、私は構わず続ける。
パジャマの生地越しに下腹部を撫でる。
汗と湿った布の感触。
そして、更に下へと指を滑らせる。
「あ、あ…」
「ここはどう?」
汗と湿った布の感触越しに娘の大事な部分を撫でる。
薄っぺらな布生地の向こうに、少女の純潔がある…
そう考えるだけでも、私の手の動きにも熱が入る。
布の湿りが、汗ではなく、そういった体液によるものではないのか?
そんな錯覚さえした。
「ここ触られるのは気持ち良いか?」
「…なんだか…ゾクソクする」
「おっぱい吸われるより気持ち良い?」
「えっ」
私の意地悪な質問に、娘は顔を背けた。
可愛らしい反応を見せるものだから、私は更に加虐心を煽る。
愛するからこそ苛めたい。
至極自然な理由だ。
だから、私は乱暴にパジャマの皮膚の隙間に指をねじ込んだ。
「あっ」
驚声を上げ、不安そうに私を見つめる。
そんな目で見るから、こうしたくなるというのに。
指先で感じる、娘の柔らかい肌。
奥に進むにつれて、滑らかなカーブを描いて指が落ちる。
乳房に近い柔らかい感覚が伝わる。
女の子の一番大事な場所。
女性の部分。
娘の…膣口。
中指に力を入れ、指を沈めてみる。
「っ…」
程良い肉の感触を感じると同時に、娘の表情が歪む。
痛いのか、気持ち良いのか。
どっち付かずの妙な表情だ。
その表情を観察しながら、私は指で入り口を撫でる。
中指に伝わる筋の感触をゆっくりと愛でる。
少し、湿っている。
汗?それとも本当に…
水分の感触を確かめる。
中指で掬って、親指と擦り合わせてみる。
…少し粘性のある液体だ。
「なんでここが濡れてるんだ?お漏らしかな?」
「…うっ…うぅ…」
目元を涙で滲ませながら、悔しそうに私を見る。
『そんな事言うな』と、そう言いた気だ。
恥ずかしくて堪らないといった表情だ。
「…全く、本当にエッチな娘だな」
「あ、うっ!?」
そう言うと、私は不意に指を割れ目の中に沈めた。
指先が至福の感覚に包まれる。
滑りに満ちた空間。
生暖かいの温度。
娘の中。
指先の感覚だけで、頭がどうにかなりそう。
至高の感触。
まだ滑り気は十分ではない。
幼い体には多少酷かもしれない。
私の煽られたサディズムはそんな事は気にしない。
「こうするとどうなる?もっとおしっこ出てくるのか?」
「う、ぁ…あぁ…そこ、は」
本当に絶妙な表情をする。
観察するこちら側が、色々と考えさせられる表情。
そんな表情をするから…ほら、こうしたくなる。
「あ!?、あぁぁ!」
娘が小さく叫ぶ。
似つかわしくない女の色味を帯びた声。
「ほら、分かるか?お父さんの指、中で動いてるぞ」
耳元で囁いて、娘の感情を煽る。
すると、ドクンッと熱い分泌液が放たれるのが分かった。
私の指が粘液に包まれ、更に動き易くなる。
これ程にまで無防備な娘の膣。
私には手に取るように分かる。
ここは私だけの卑しい牝の場所。
そうゆう事だ。
「や、やぁ、動いちゃ、やだ…あ、あぁん!」
「中がいやらしいおしっこでヌルヌルだよ。掻き出してもどんどん出てくるな」
その表情を壊したくなる。
その声をもっと聞きたくなる。
指が…
指の動きが止まらない。
もう私の意志ではない。
勝手に娘を愛撫し続けている。
「だ、だめ!出ちゃう!!出ちゃうよ!!」
「出ちゃう?おしっこか?そりゃ大変だな…お漏らししちゃいなさい」
…!!
可笑しくなってしまえ。
狂ってしまえ。
気持ち良いだろ?
ほら、どんどん変な液体が出てくるな。
まだまだ幼い女の子なのに。
ここは平然と愛液を分泌してる。
華奢な体のくせに、ここだけは一人前。
薬の効果だけじゃない。
きっと、マゾヒストの素質もあるのだろう。
そう確信してならない。
指の動きを速める。
前後、上下運動だけでなく、肉壁を擦り、かき混ぜるように指を回してみる。
すると、娘がもっと気持ち良さそうに震える。
「やあぁ!!だめぇ!!何か来る!何か来るのぉぉ!!」
娘が叫ぶ。
だが、私は気にせず中の感触を貪り続ける。
「ああぁぁっ!!?」
小さな胸を強調するように、娘の背中が反り返る。
限界まで腰が浮いて、ビクリッと大きくニ、三度痙攣した。
小さなオーガズム。
それでも、幼い少女には大きすぎる快感の波。
娘の表情が数秒氷付いた。
恐らく、思考も同じ。
何も考えらない程気持ち良いのだろう。
「あ、ひぅ…あっ、…はぁっ…はぁ…」
一度、しゃくり上げるような声を上げた。
そして、それがどんどん荒い呼吸に変わる。
グッタリと小さな体がベッドに落ちる。
娘の時間が戻ってくる…
「はぁ…お…と…うさん…」
虚ろな目付きで私を見る。
…可愛い。
なんて可愛いんだ。
精根尽きた弱々しい表情。
だが、頬の赤味はまだ健在。
もはや貧弱な小動物。
だが、私はそんな娘の姿を見ていても、収まりが付かなかった。
そうだ…私は…何がしたかったんだ?
娘を犯したい。
頭が凄く熱い。
目の前の視界が少し鈍い。
ズボンの中で撥ねる私のもの。
この怒張するものを娘の中にねじ込みたい。
細い腰をしっかり掴んで力強く打ち付けたい。
絶頂直後の敏感な少女の体はどんな反応を示すんだろう?
実の父親に処女を奪われた娘はどんな表情をするんだろう?
小さく痙攣する娘の膣に私を入れたら…どんな感触なんだろう?
知りたい。
欲しい。
私の娘。
私だけの娘。
そう、私だけのもの。
遠慮なんて、理性なんて必要ないんだ。
「はぁ…お…とうさん…?」
娘の曖昧な視線が私の顔に向く。
それもその筈だ。
自分の入り口に私の性器が押し付けられているのだから。
「…!、だ、だめ!」
娘の表情が強張る。
理解したのだ。
今の自分が置かれている状況。
初めてのオーガズムを味わったばかりの敏感な躰。
全身の神経が研ぎ澄まされているこの躰。
そして、自分の膣口に当てられる父親のペニス。
酷く禍々しい肉棒。
その二つの事実が繋がって生まれるのは…地獄。
快感の地獄。
「い、今はまだだめな、」
「うるさい!!!」
怒鳴ると同時に私の理性がとんだ。
(続く)
===
本当に次で最後にします…
次回は親父が変態から鬼畜にグレードアップします。
GJ
GJ!
親父テラ犯罪者wwwww
久々にキツネツキ読みに行ったら娘が男にまで犯られてて萎えた
後から幻術とか言われてももうだめだ、読めない……orz
>>330 GJ!
あれ?
俺ドMのはずなのに勃ってるよ?
どうして?
鬼畜親父最高wwwもっと犯れwwww
「変態から鬼畜に」って、既に鬼畜にしか見えんwww
俺をこのジャンルに引き込んだのはゼノギアスのエメラダでした
続きまだ〜?
チンチン(AA略
おとさん
おとーさん?
おとん!
俺も可愛い実の娘に性的虐待をしたいよぉ
通報しますん
だがそれはキモ娘の巧妙な罠だった
鬼畜パパの続きを熱望しつつ投下します。
義理の親子で他人行儀。ブツ切れ投下。
タイトルの「貴方と私の」でNGをお願いします。
349 :
貴方と私の:2008/09/07(日) 00:29:44 ID:2WzJ8kot
初めて舞に出会ったのは彼女が中学生の時。
娘として受け入れるには年齢が高過ぎたし、彼女は既に一個の人間として完成していた。
父親という役割を必要とするほどに幼くない、はっきりと自立した人格が舞にはある。
セーラー服から伸びる痩せた手足や肩にかかる猫っ毛はどこか儚げだったが、黒目がちなその瞳は春樹に媚ることもすがることもない。
高木春樹にとって、元妻の残した舞という少女はどこまでも他人でしかなかった。
「私、今日遅いです」
「そうか」
静かな朝の食卓にポツリポツリと会話が落ちる。
舞との会話は連絡でしかない。お互い笑顔もなければ話題を作ろうともしない。
舞の小さな口がトーストをサクリとかじる。
春樹はサラダを頬張りながら正面に座る舞を見た。
出会いから数年が経ち制服もブレザーに変わったが、相変わらず色素が薄いショートカットの猫っ毛が繊細に頬に落ちている。
中学の頃よりは女性らしい丸みも増えた体。それでも指も腕も肩も舞は全てが華奢だ。
その容姿は同学年の間ではどう評価されるのかは知らないが、春樹の年齢には彼女は清楚で好ましく見える。
テーブルの上に並べられた朝食は舞が作ったものだ。
350 :
貴方と私の:2008/09/07(日) 00:31:59 ID:2WzJ8kot
簡素な食事だが、舞は同居人として自らの労働をきちんと果たしていた。
部屋と学費、諸々の生活費は義父として春樹が全て負う代わり、彼女は家事を受け持つ。
春樹の元妻であり舞の母親である女性は、舞が幼い頃から家の仕事を相当させていた様で、舞の仕事ぶりに危なげはなかった。
(恨んでいないのか?)
たまに舞の母親への評価や心情を思う。
自分を産んで、そして男と蒸発した女。
だが黙々と食事を続ける舞からはほのかな感情もうかがえない。
舞は自ら両親のことを口にしない。春樹も、妻だったあの女性と見知らぬ男に関しては踏み込めない一線を持っていた。
(じゃあ、俺には何を思っている)
舞にとっては無関心な他人なのか。親戚の無い舞が運良く手に入れた金と保護者なのか。
何にしろ「父親」ではないのだろう。
「ごちそうさま」
舞が席を立ち、自分の食器を静かに片付けだす。
春樹は黙ったまま咀嚼を続けた。やがて舞は支度を終え玄関へと立った。
「いってきます」
振り向かず小さく言い残す背中に春樹も独り言の様に「ああ」とだけ返した。
カタリと音を立ててマンションのドアが閉まる。
独りで暮らしていた頃と同じ静寂が部屋に戻ってくる。
351 :
貴方と私の:2008/09/07(日) 00:33:53 ID:2WzJ8kot
春樹はぼんやりと皿に並んだスクラブルエッグや和え物のラディッシュを眺める。
舞の作った欠片。
―お父さん―
呼ばれたことはないその言葉が、ふいに春樹の胸を叩いた。
舞と自分を繋ぐ唯一の言葉のはずなのに、ひどく曖昧で遠い。
離婚後は特に他人との関わりを望まずにずっと一人で居た。
そしてこれからも自分は一人で時を過ごすと思っていたのに、何故かこうして舞の作る跡が家のいたるところに有る。
まるであやふやな関係のくせに、
干された洗濯物に紛れた舞の服も、玄関に並ぶ小さな靴も、洗面所に並ぶ化粧品も、
物だけが確実に存在している。
食事を終え食器を流し場へ移せば、春樹も家を出る時間だ。
靴を履き玄関を通り抜けた時ほのかに舞の残り香を感じ、春樹は顔を陰らせる。
不快だったのではない。
胸に吸われた彼女の甘い香りは、逃げる出口もなく春樹の中で虚ろに漂う。
この張り詰めた息苦しさを何かで終わらせたいのに、春樹には何をすればいいか解らない。
ただ、押し潰されそうな胸だけを抱え、春樹は香りを振りきるように会社へと向かった。
話は続きますがとりあえず以上です。
GJ!
つ、続きをお願いしましゅ
こういう雰囲気は好きですGJ!!
>>352 GJ!
でも、舞って春樹の娘?
それとも元妻と別の男との娘?
その辺がよく分からんかった^^;
続き期待
保守
ほしゅ
ぬぐぅ
360 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 01:10:56 ID:CPdzvf3s
ひぎぃ
らめぇ
楽しそうだな
鬼畜父まだかな…
364 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 01:11:58 ID:eSuIlvCx
wkwk
tktk
366 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:20:05 ID:z7qbeiOp
んっ、あ・・・だめだよぉ・・・おとうさん・・・赤ちゃんできちゃうよ・・・
s
小さな娘にねじ込むように腰で押す。
余りある私の体液が侵入を手助けする。
だが、それでも幼い少女の膣には大人の私は大き過ぎるようだ。
でも、私は気にしない。
半分程捻じ込んだ所で更に力を入れる。
壁をこじ空け、肉を引き裂くように私のものが進む。
限界まで勢い良く入れてみた。
「あ、あうぅっ!!」
小さく叫んで、視線が乱れる。
同時に私のものに暖かい感覚に包まれる。
私が微動だするだけでも、私の一物は滑りと体温に包まれ、至高の感覚が走る。
娘の表情は混乱しているようだった。
快感と苦痛の混じる表情。
膣からこみ上げる刺激に甘い声をあげるばかり。
だが、同時に研ぎ澄まされた感覚神経が悲鳴を上げる。
バイオリンの弦のように、直接掻き鳴らされる。
正しくそんな感じだ。
紅色の破瓜の証が、私の分泌する液体で薄くなる。
初めての絶頂を経験し、小さな高みを得たばかりの娘の恥部。
酷い仕打ちだという事は私も理解していた。
だが、私は私自身の欲望に勝てない。
『娘を犯したい』という欲望。
ぐしゃぐしゃになった娘の泣き顔を眺める優越感。
甘い女の声を上げる娘に惚れ込み、愛撫にも熱が入る。
もっともっと苛めたいと、素直にそう思っていた。
娘の腰が浮いて、痙攣し始める。
次に、私のものを逃がさんと言わんばかりに締め付ける。
心臓の鼓動のように規則正しく、内の筋肉が硬直する。
だが、私が動く度にリズムは乱れて、大きく締まる。
「や、だ…ダメ、ダメ!」
艶のある声を出しながらも、娘は私に静止を乞う。
だが、私は止めない。
止められない。
一物の心地良さが素晴らし過ぎて。
娘の心が崩すのが楽し過ぎて。
私が腰を動かす度に泣き声を上げて、顔が歪む。
スイッチみたいに入れたり切ったりを繰り返す。
ひたすら、動力のように同じ動きを繰り返す。
我ながら、技術も何もない貧相な動きだ。
だが、少なくともそんな事にまで気が回る程冷静ではないのは確かだ。
ただ、気持ち良いのだ。
こんな単純な動きで擦れ合う性器同士が、互いを高めあっている。
こんな快感がこの世にあったなんて。
素直にそう思える。
私はただ、目の前にある女体を貪り、いたぶる。
オモチャを与えられた赤子のように。
「あ、あっ…うぅ!」
娘はもう乞う事をやめていた。
頑固な私の振る舞いに諦めたと言うべきか。
ただひたすら、私が満足して果てるまで、耐え続ける。
そんな娘を尻目に私は夢中で快感と優越感に陶酔していた。
ペニスに感じる暖かい人の温度と、締まりのある肉の感触。
お互いの体液が混ざり合って、グチョリッ、グチョリッ、と小さく音を立てる。
怪しい体液の匂いと、ミルクのような甘い匂い少女特有の香りが鼻を付く。
泣きじゃくる娘を見ながら何度も深く突き上げる。
目が、耳が、鼻が、ペニスが。
全てが快感でしかない。
私が持つ感覚の全てが娘を感じる事に注力される。
自分の遺伝子が入った娘と。
自分の分身とも言うべき存在と。
今、正に繋がっている、交わっている。
「ほら、言ってごらん?…『お父さん、好き』って」
余りある私の支配欲求はこんな事を口走らせた。
もはや、娘の体を支配しているだけでは飽き足らない。
娘の心までもが、私を想ってくれなければ満足できない。
究極のエゴイズムを私は実現したい。
もっと。
もっとだ。
「あっ、あっ、あぁぁ!く、ひぃ!?」
こちらの顔も見ない娘に私は仕置きをする。
娘の体を起こし、膣を突き上げるように角度を変えて打ち付ける。
「ほら、言ってみなさい。『お父さん、大好き』って」
「ひ、あぁ、ご、めんなさい…」
「『ごめんなさい』じゃないよ、聞いてなかったのかな?」
私は抱え上げた娘の体を落とす。
「お父さんいつも言ってるだろう。『人の話はちゃんと聞く事』って」
いきり立った私のものがまた、深々と突き刺さる。
「あん!?…言う!言うからぁぁ!」
娘は閉じれない唇を震わせ、喘ぎ声混じりにそう言った。
腰の動きを止め、来るべき言葉に耳を澄ませる。
「だ、い……だよ…」
娘が言葉の途中で俯いてしまう。
恥ずかしいのだろう。
あまりこういった事を言葉にする方じゃない。
娘の赤い頬を撫で、私は口を開く。
「もう一度ハッキリ言ってごらん」
「…」
助け舟のつもりだったが、私の思う通りにはならないものだ。
少し顔を上げたが、私と目が合って、また視線が余所に逃げる。
「だい、すき…だよ、お父さん」
初恋の乙女のような振る舞いに、私の最後の脳髄がとろけてしまう。
頭が熱くなって、頭に浮かんだ言葉が次々と口から飛び出していく。
「好きなら、お父さんが何しても我慢できるね?」
「…えっ?」
そう冷たく言い放つ。
理性がまた崩れていく。
ゆっくりと、無くなっていく。
「や、ぁ…お、とうさん……」
「愛してるよ」
「やめ、て…私…死んじゃうよ!」
「死ぬもんか。こんなに愛してるのに」
私の腰がゆっくりと動き出す。
さっきとは違う。
本能のままに動いていたが、今はちゃんと愛情を感じている。
愛液と絡み合う私の性器が娘の膣をゆっくりと突く。
ゆっくり、ゆっくり。
今のこの快感を娘と自分の脳に焼き付けるため。
今流れるこの時間、空間をゆっくりと実感する。
あまりに卑しい緩慢な動きで、娘を愛撫する。
「ひっ、ぐ、あぁ、な、に…これ…やだ…また…」
「また…?何だい?」
「また…変なのが来るよ…な、に…いやぁぁ、来ないで…」
「怖がらなくて良いよ。さっきよりも大きいと思うけど大丈夫、お父さんと一緒だ」
そういって、娘の頭を撫でる。
それでも、まだ不安そうな表情だったので唇を重ねた。
「大丈夫…ほら、キス好きだろ?」
「うん…お父さんとなら…大好き」
妙な唾液の匂いと、汗、そして少女の匂い。
あぁ、大好きだ…
数秒ほど、娘の表情が安堵に満ちるまで重ねる。
そして、離れる。
「あっ…」
娘が名残惜しそうに私を見た。
私も同じ気持ち。
だが、唇を重ねたままだと行為が出来ない。
「不安にならなくて良い。力を抜きなさい」
「う、うぅ…あぁ」
娘の不安げな表情が、また色香に満ちる。
もう、すぐにでも女の表情になる。
それだけ高まっているのだ。
娘も、私。
「やっぱり最高だよ…流石は私の娘だ…」
「あぁ、あぁ!く、るのぉ…」
「あぁ…私も出そうだ」
「やだ、だめ…また、来るの!また来る!?」
私の奥が疼いている。
皮肉なものだ。
相手が実の娘だというのに、しっかり生殖機能が動いてる。
この幼い娘に種付けをしようと、体が準備を整えていた。
真っ白な私のそれが、ゆっくりとこみ上げている。
この少女の処女を奪い、私の遺伝子を植えつける。
そう、私に迷いはない。
「出す…出すぞ!!」
私がそう怒鳴る。
そして、娘が…
「ああぁぁっ!!?」
耳奥まで響き、鼓膜が揺れる娘の絶頂の声。
それに感化され、私の股間が一気に弾けた。
小さな娘の器の中で、私のペニスが何度も跳ねる。
一回。
また一回。
止まらない。
跳ねる度に、力強く飛び出る私の濃厚な液体。
それを一滴残さず、娘の奥に注ぎ込む。
まだ、だ。
まだ止まらない。
自慰の時とは比べ物にならない程の種を吐き出す。
自分の中の汚い欲望が、どんどん噴き出ていく。
娘。
私だけの娘だ。
私だけの…
「…なんか…入ってくる…熱い…熱いよぉ…」
…娘がボソリッと呟いたのを私は聞いた。
・
・
・
現在の入室者:かのん HIRO お米
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ひめさんが入室しました(2008/09/21 22:30)
お米 :ひめキター
HIRO :こんば
ひめ :こんばんわー
かのん :(*´∇`*)姫ちゃんきたわああ
ひめ :なに、この集まり( ̄△ ̄;)
かのん :なにってきまってんジャン
HIRO :そーそー
お米 :はやく…戦果を報告するんだ…
HIRO :はーやーくー
かのん :はーやーくー
ひめ :えへへ・・・大成功した
お米 :マジで!?
HIRO :本気と書いてマジと読む…本気で!!??
かのん :ヽ(*⌒∇⌒*)ノおめでとー!!!!!
ひめ :薬でおかしくなってるフリしてたら襲われた(笑)
お米 :親父さん変態すぎwwwひめもぶっちゃけ杉www
お米 :どうみても犯罪者です。本当に(ry
かのん :(〃´・ω・`)でもそうして欲しかったんでしょ?
ひめ :うん(*・・*)ポッ お父さんエッチの時はすっごくはげしかったよ(///ω///)テレテレ♪
お米 :うわぁぁぁぁぁぁぁ
かのん :ヽ(*⌒∇⌒*)ノ禁断の愛、成立おめでとー!!!!!
HIRO :のろけてんじゃねぇぇ
ひめ :今までさり気無くアピールしてた甲斐があったよー
ひめ :ていうかなんでみんなそんなに嬉しそうなの(笑)
HIRO :そりゃ、数少ないタイプの愛が成就した訳ですし
お米 :いきなり近親愛の相談されたら誰でも熱くなる(性的な意味で
かのん :どんな関係でも愛は愛ダヨ!お姉さんは味方だゾ!
ひめ :みんなありがとー なんか涙出てきた・・・
HIRO :俺 の 胸 で 泣 け
かのん :お姉さんの胸泣きなさい(笑)
お米 :ちょwwwケコーンwww>>HIRO、かのん
かのん :((-_-。)(。-_-))オコトワリシマス
HIRO :meはshock!!
ひめ :(笑)
ひめ :ごめんもう寝るね…戦果報告しに来ただけだから(笑)
かのん :あらら、おねむですか
ひめ :うん はげしかったからけっこう疲れてるの(///ω///)テレテレ♪
お米 :うわぁぁぁぁぁぁぁ時よ止まれぇぇぇぇぇぇザワールド
かのん :米がひめの一言一言でダメージ受けてる(笑)
HIRO :俺も虫の息です
ひめ :(笑)
ひめ :じゃあそろそろ落ちるね 明日はちゃんとゆっくり自慢話しに来るから(笑)
かのん :あいあい のろけ話しにきてちょうだいな
お米 :おっけい 右手を添えて待っとく
HIRO :後日談楽しみにしてるよ
HIRO :右手はマウス握っているべきだ>米
お米 :そうだったおwww
かのん :(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
お米 :バイ
ひめ :~~~ヾ(*'▽'*)o マタネー♪
HIRO :(^-^)ノおやすみー
ひめさんが退室しました(2008/09/21 22:38)
(終わり)
===
駄文に付き合ってくれてありがとう御座います…
なんかマンネリ化していく感じだったのでどうしようかと思ったのですが、一応続き物のなので最後まで行かなきゃと思いました。すみません。
実はどんでん返しするつもりで最後の流れは当初から入れるつもりだった
真性鬼畜親父が好きだった方すみません。
ともあれ、時間あればまた何か書きたいと思います。
以上です。
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
普通の鬼畜話だと思ったら最後www
これは秀逸
素晴らしい作品だった
GJ!
よかった・・・。変態は一人じゃなかったんだ・・・。
お前を1人にはしないよ・・・
娘ハァハァハァ
>>374 GJ!お疲れ様でした
次回作も期待してるぜ!
見てください!ここに10万人の沢越止が(ry
娘ハァハァ
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
/ヽと__)__)_/ヽ +
(0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
(0゙ ∪ ∪ +
/ヽと____)___)_/ヽ + +
( 0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクデカデカ
( 0゙ ∪ ∪ +
と_______)_____)
次も素晴らしいのが投下される事を願って・・・ホシュ
>>354 なんだか可愛らしい娘たちw双方ハッピーなのですねw
GJ!
383 :
382:2008/10/01(水) 03:04:02 ID:X3vHwVmX
娘のことを思えば保守せざるおえない
385 :
貴方と私の:2008/10/07(火) 18:43:54 ID:c8XgUT0/
その日、宣言通り舞の帰宅は遅かった。
22時
時計を確認するのはもう何度目か。
春樹は腰掛けたソファーの肘掛けをトントンと指で弾く。
バイトも部活もしていない学生の帰りとしては異常な時間だろう。
しかし、学友とファーストフードやゲームセンターでたむろすれば、これくらいの時間になるのかもしれない。
春樹の内側を焦りと苛立ちがじりじりと焙った。
初めてなのだ。
舞の帰りがこれ程遅く、ただ待たされるという状況が。
こんな時間に制服のまま若い娘が外をうろつけば、妙な男に絡まれるのではないか。
いや、絡まれているからこそこんなにも遅いのか。
あんな華奢な体では何かあってもろくに抵抗できないだろう。
強迫観念にも似た不安が春樹の胸にこんこんと湧き続ける。
ソファーに投げ捨てていた携帯を、春樹はもう一度手に取った。
二人の間では月に一、二度、急な用事の連絡にしか使われない携帯。
折り畳み式のそれを開き、電話帳の一覧を辿れば、ただ一文字だけのその表記が人名の列から浮き出ている。
『舞』
ドットで構成された無機質な文字ですら、舞は異物となって強く目を引いた。
春樹はその細かい四角の集合体を憎々しげに見つめる。
386 :
貴方と私の:2008/10/07(火) 18:45:12 ID:c8XgUT0/
(何を躊躇している。馬鹿らしい)
一言メールを送り舞の居場所を確認すればいい。
どうせすぐに「友達といます」「今帰る途中です」などとそっけない返信が来るはずだ。
(俺には保護者という責任があるんだから、舞に確認を取るのは当前だ)
ただ一通のメールで不毛な妄想など打ち払えるのに、春樹はそれを出来ずにいた。
保護者としての心の対極に芽生えた幼稚な見栄が、春樹の行動を塞き止めている。
―たかが夜の十時の時点で彼女に連絡を求めるのか?
あちらからはメールも電話もないのに、こちらから?
舞にどう思われる。疎ましそうに眉をひそめられるのか。
(何だこれは?)
春樹はあまりに女々しい自分の思考に愕然とした。
(これはまるで―)
―まるで、男女の駆け引きに躍起になっているようだ―
携帯を手に、ただ連絡を待つのみの自分は呆れる程に愚かだった。
舞の不在によって、舞の存在が春樹の中で確固に描かれる。
春樹は今ようやく自分が抱く二つの感情を知った。
父性と、男としての心。
曖昧な繋がりだとばかり思っていた二人の間に、春樹からの感情だけが浮き彫りとなる。
情けなかった。
恥ずかしかった。
387 :
貴方と私の:2008/10/07(火) 18:46:42 ID:c8XgUT0/
羞恥に顔を歪め、しばし俯いていたが、春樹は思い切ったように携帯を持ち直す。
新規メールを立ち上げた。
親指が短い文を画面に押し込めてゆく。
To:舞
Sub:
ずいぶん遅いな。早く帰れよ。
送信ボタンを押せば、舞の元へその言葉は音もなく飛んでいった。
父として男としても、どちらの呟きも含んだ、文字にすればつまらない一言。
春樹は長い息を吐き、ソファーの上で脱力した。
すると、手の中の携帯は即座に震えた。
あっけなく応えた従順な振動に、なぜか泣きたい気持ちになる。
携帯を開き受信のアイコンを押せば、真っ白なメール画面が一杯に広がった。
From:舞
Sub:Re:
ごめんなさい。
今帰ります。
たかが予測変換で即座に書いたであろう詫びの言葉が、今の春樹にはひどく愛しい。
春樹はそれには返信をせずに、幾度も舞の本文を瞳でなぞる。
大の大人が小娘の手の平で転がされている不快にも、やっと不安から解放された安堵が勝る。
(謝らなくていいから、早く戻れ)
舞の猫っ毛と丸い瞳を思い浮かべれば胸が熱い。
春樹の穏やかな心が続いたのは、一時間後に帰宅した舞の身から漂う紫煙の香りを知るまでだった。
とりあえず以上です
ほっしゅ
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
/ヽと__)__)_/ヽ +
(0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
(0゙ ∪ ∪ +
/ヽと____)___)_/ヽ + +
( 0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクデカデカ
( 0゙ ∪ ∪ +
と_______)_____)
使わせてもらいますね
続きは!まだかね!
気になる引きですねぇ
親父男の匂いハァハァくるう嫉妬自らの欲望ハァハァ暴走むりやり乱暴にハァハァハアハァハァもう家族には戻れハァハア
すいません妄想がさきばしりすぎました・・・ほshwkwk
娘という漢字は「良い女」と書くのだよ
いやいや、子供は「女が良い」んだよ。
395 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 00:06:53 ID:w8ApxZ3A
なんか落ちそう。
作者がどうしているのかしらんが、最近あまり投稿が無いな。
きっと大作を作ってるんだよ・・・wkwk
俺は只待つのみ
今日も俺が愛する娘の為にhsh
ちび娘とか良いのう
400 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 22:34:24 ID:jgalz8+H
娘達の為に
娘に純潔を捧げる事が夢な俺がhsh
「パパ・・・パパの赤ちゃん欲しいよう・・・」
404 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 14:24:41 ID:Tz8KpH4A
二十代の娘も萌える
むしろパパが娘の子供を産め
娘の怪しい魔法でパパロリ化&娘フタ化ですね。わかります
義理の童貞パパの初めてを奪うちょっぴりエッチな娘(16以下)が欲しいです・・・
パパと娘が入れ替わって…
パパ(IN娘)が娘(INパパ)をレイプですね
素晴らしいですね
娘が変態すぐるwwww
海外での単身赴任を終え、数年ぶりに日本の大地を踏む事になった父。
そんな父を空港まで迎えに来ていた母と幼い娘は、その最中事故に巻き込まれてしまう。
手術によって娘こそ一命を取り留めるものの、母は帰らぬ人となった。
懸命なリハビリにより、一般生活を遅れるまでに回復した娘は、父と二人で生活をするうちに、不思議な感覚に取り付かれるようになる。
「父のことが好き」
まだ性というもの事態理解し切れていない筈の娘は、しかし、異性としての愛情を父に感じるようになる。
ソレは手術の際に娘に移植された母の臓器が起こした感情なのだろうか?
しかし、娘はその想いを確かな物へと開花させてゆく。
父が好きだ、愛したい、肌を重ねたい。
幼く、その想いの意味すら理解できない娘と、その想いに気付き、しかしその誘惑に抗えずに居る父とのズルズルとした日常生活。
本能が率先して行動してしまう娘と、理性が消失してしまう父親。
二人の送る生活の果てにあるのは、新しい人生か、それとも破滅か……。
原画にロリムチに定評のある○○氏を起用。
××スタジオが倒産をかけて送る本気の父娘ゲーム。来年春発売予定!
なんて妄想が日々渦巻いているぜ。
>>413 新たな才能が目覚めようとしているな・・・!
おれは信じているぞ、必ずやまた神がこのスレに降臨なされることを!
未読なんだけど、東野圭吾の「秘密」とかってそんな感じなんでないの?
>>418 この間スカパー!で小林薫と広末涼子の映画録画したわ。観てないけど
原作は読んだけど…うん、まあそんな感じ
自分はラストが衝撃的で号泣した
読んでみるかね
ちょっくら本屋いってくる・・・
422 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 09:02:26 ID:CTkfyvds
TSスレ行きになってしまうのでは…
父娘相姦はあり?
ありあり
つかこのスレそれ以外あるか?
むしろキモ娘ばかりな気がするぜ
いや俺としては最高なんですが
「あれ〜お父さんなんかここ大きくなってきてるよ?娘に触られて感じちゃったんだ・・・お父さんって変態さんだったんですねクスクスもっとして欲しいですか?」
ハァ〜・・・こんな妄想ばかりしてる俺ってorz・・・
娘に誘惑されたい
>>387の続き投下します。
ぶつ切れ投下で進行が遅く、娘が彼氏にお手つきされたような描写があります。
NGはタイトルの「貴方と私の」でお願いします。
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(。 )━(A。 )━(。A。)━━!!!!wkwk
433 :
貴方と私の:2008/10/28(火) 00:02:36 ID:Djf/sO+M
春樹はしばし残り香の中で立ち尽くしていた。
玄関前の廊下に一人、棒を飲んだように動けない。
ただ、体が酷く冷たい何かに静かに侵食されてゆく。
心臓から体の隅々まで、神経の細い枝が白く凍って広がる。
ついさっきまでメールを打っていた指先は冷えきり感覚がない。
春樹自身がやや嫌煙の質だからか、煙の気配は敏感に感じ取れた。
舞が喫煙したのではない。遅い帰宅を春樹に謝る彼女の呼気に煙たさはなかった。
それでも、柔らかな髪の毛の中に細かく入り込み、制服の生地に潜り込んだ黒い粒子。
今まで舞と共に居た誰かが、彼女の身を煙草の煙で包んでいた証が匂って存在を誇示する。
(何がショックだ?)
学生の舞が、煙草を吸うような人間と交遊があった事か。
それとも、舞の体が誰かの吐く紫煙で汚れていた事か。
強い熱を持った不快感が春樹の脳に突き刺さる。
(俺は何に怒っている。舞に?煙草の奴に?―女々しい俺自身にか)
静寂を細く裂き、穏やかな水音が廊下に降り注ぐ。
バスルームに着いた舞が体を洗い流そうとする音。
気付けば、春樹の体は呪縛から解けたように動き出していた。
434 :
貴方と私の:2008/10/28(火) 00:04:39 ID:Djf/sO+M
猛然と音源に向かう両足。
決して辿り着いてはいけない場所を目掛け、どうして進んでいるのか分からない。
暗闇へ下る坂を転がり落ちるように、春樹は歩を止められなかった。
廊下とバスルームを隔てる扉を跳ね退け、脱衣所から浴室とを遮る曇り硝子の扉を叩き割る勢いで乱暴に開けた。
真白い匣の中のように四角く狭い浴室の中、舞が居た。
裸体の舞が、唖然として春樹の前に立ち竦んでいる。
迫る足音で春樹の来訪を悟ったのか、シャワーは切られ体をこちらに向けていた。
息を飲むように張られた目。恐怖に強く噛んだ下唇。
なのに、どうしてその素肌を隠さずにいるのか、舞は両手を下ろしてただ起立している。
悲鳴も罵声も上げない、裸体を真っ直ぐに晒し、瞳を春樹から逸らさない。
「どうかしましたか」
僅かな沈黙を破り、声を掛けたのは舞だった。
落ち着きを取り戻したのかいつも通りの物言わぬ瞳で小さく囁く。
浴室に踏み込む格好で固まったまま、春樹は無言で彼女を見つめた。
容易く手折られる花のようなあえかな肢体。
白い乳房、膨らみの殆どない小さな腹、か細く長い足。
その身体が懍然と春樹に立ち向かっている。
435 :
貴方と私の:2008/10/28(火) 00:06:49 ID:Djf/sO+M
春樹はゆっくりと前へと進み退路の扉を後ろ手で閉めた。
裸足がタイルの床を水溜まりを蹴って進み、湯気と雫で春樹の着衣が湿った。
舞は、逃げない。
―キレて裸の娘にDVを振るう義父。
―紫煙の香に弾かれ理性を飛ばした呆れた雄。
春樹の行動は明らかにそれらの畜生の業に見えるだろうに、舞は逃げない。
怖いから動けないのではない。この挑むような目は、高い場所から男を計る強い女の眼差しだ。
胸が触れ合う程に近付いた時、春樹は誘われるように彼女の耳元に手を伸ばした。
ショートカットの柔らかな髪は濡れて舞の顔に絡み付く。
掬い取って耳に掛けてやれば、まだ湯の温もりを指先に感じられた。
その小さな耳朶の造型はいじらしく、まるで幼い子のように可憐だ。
あまりに可憐だから、春樹は俄かには舞の首筋のそれを受け入れられなかった。
赤い小さな跡。
(―ああ、俺はこれを探しに風呂場に来たんだ)
ぼんやりと舞の首筋を見つめ、春樹は他人事のように自分の衝動を顧みた。
舞の体を検分したかったのだ。
わざわざ自ら絶望を確認しに来たのだ。
肌に残る誰かの歯型や手の跡、鬱血の赤さを血眼で探していた。
―そして、赤い痣は存在してしまった。
436 :
貴方と私の:2008/10/28(火) 00:08:08 ID:Djf/sO+M
舞は何の感情も示さずに春樹を見上げる。
春樹は痛みを堪えるように眉をひそめて舞を見下ろす。
二人の間には、自らが望んだ絆など無いのだと春樹は思い知る。
春樹が父や男である事を、彼女は必要としていない。
浴室内の湿度は溺れる程に高くて、春樹の思考は酸欠になったように白くぼやけていった。
舞は出会った頃からまったく変わっていないのに、春樹だけが無様に変貌し、溺れている。
(舞は、嫌な子供だな)
そんな、女王のような目で大人を見下すなよ。
誰と比べてるんだ。
舞。
投下以上です。話は続きます。
イイ・・・続きwktk職人さん乙です
続きキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
乙です!
盛り上がってきたのう
つ、続きはまだか・・・!!
NTR属性でお風呂シチュが大好きな俺はもう鬱勃起ハァハァすました感じの娘がまたイイ!
全裸で待機
生意気な娘にはパパンによる厳しい教育的指導が必要だな
もちろん性教育も直接手解き・・・
パパが娘の処女を奪うって展開は食傷気味だったから、こんな展開も良いかなって思った
パパンの秘めたる思いを踏みにじるようなイケナイ娘にはお仕置きが必要だな・・・その身体に・・・ハァハァ
再び
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
/ヽと__)__)_/ヽ +
(0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
(0゙ ∪ ∪ +
/ヽと____)___)_/ヽ + +
( 0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクデカデカ
( 0゙ ∪ ∪ +
と_______)_____)
J^ω^し⊃ wktkッター
(⊃ )
/ ヽ
448 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:31:08 ID:jL8aPj33
ユルサナイ
ムスメガホカノオトコニダカレタナンテゼッタイニユルサナイ
コウナッタラパパノヨクボウヲカラダニブツケテシマエ
なんか唐突にさー、
”生えない”のを気にするあまり、父親の育毛剤に手を出す娘
という電波を受信したんだが発信元はここか?
お、俺じゃないぞ!
お、俺でもないぞ!
その昔とある記事で、制汗スプレーと間違えて
パパの育毛スプレーを脇の下に噴射した娘を見た。
気付いてギャー!と悲鳴を上げたとか。
こんな毛むくじゃらの身体じゃお嫁に行けないから責任取ってよね、お父さん
すごい悲鳴が聞こえたから何かと思えば…そんなはしたない格好で何をしてるんだお前は。
ん?何で私のスプレーがここに転がって…
は?これを股間に?!
馬鹿もん!そりゃしみるに決まってるだろ!なんでそんな…とにかく見せてみなさい!
…ほら、充血して真っ赤じゃないか!
もっとちゃんと見せなさい!指で開いて!そう…そうだ…ふむ、奥の方は大丈夫そうだな…
さてどうするか…
タオルなんかじゃ擦れて痛いだろうしな…
仕方ない、お父さんが舐め取ろう。
は?馬鹿もん!娘にそんな気持ちを持つわけないだろう!
とにかくここじゃ風邪をひく。ひとまずベッドルームに移るか…
って感じで
しみるのか?痒いってのはあるみたいだけど。
副作用リスト見てもあんまりエロい結果は期待できそうに無いな・・・
「うっせんだよクソ親父、話掛けんじゃねーよ」
バタン
乱暴にリビングの戸を閉め一人風呂場へと向かう。
脱衣所前の洗濯機にふと目をやると、汚れ物入れのカゴに父親のワイシャツが入れられていた。
(……クソ親父のワイシャツ)
キョロキョロ
(誰も見てないな…よし)
素早くシャツを取り出すと顔を埋めて抱き締める。
(くんくん……親父の匂いがする///)
…あると思います!
>>456 だめだ・・・もうこれだけでおっきしてしまう・・・!
反抗期の息子であった。
息子の小説でも書こうか
娘に息子が生えてしまった
目がッ!目がァァァッ!
「…!うえ、なんでテメェ家に居んだよ」
「テメェじゃなくてお父さんだろ。今日出張から帰って来たんだ。ほら、杏奈へのお土産もあるぞ」
父親は大きなトランクをあさり、「九州限定の明太子キチーだって」と取り出した手の平大の紙袋を杏奈へ差し出した。
杏奈は睨んだ顔のままそれを受け取る。
紙袋を開いて見れば、小さなキチーのマスコットの付いたストラップが入っていた。
「杏奈は小さい頃からキチーが好きだからな」
朗らかに笑う父親に背を向け、杏奈は吐き捨てるように言った。
「一応キチーコレクションしてるから受け取ってやるけど、クソ親父の土産とか本当キモい。マジでウザイ」
ストラップを胸に押し抱き、杏奈は赤い顔を悟られぬよう自室に向けて駆け出した。
ツンツン娘に歯磨きしてやりたい
>>465 「ちがーう、そこじゃない」
「痛い!もう、もうちょっと優しく突っ込んでよぉ…」
「あっ、そこそこ…そこをもっと擦って…」
ふぅ…
「おかあさんといっしょ」ならぬ「おとうさんといっしょ」か
仕上げはお父さん
お父さんスイッチ「お〜!」…お風呂にいっしょに入る
「ほら、クリスマスプレゼントだよ」
「うわぁ、ありがとう!!開けてみて良い?」
「良いよ」
「うわぁ、ミラクルミカのマジカルステッキだぁ〜!これ欲しかったんだぁ、ありがとう、パパっ!!もう大好き!!」
「こらこら、そうくっ付くんじゃない、ご飯が食べられないだろう」
「もう、私パパとケッコンする!」
「ママがヤキモチ焼いちゃうぞ〜?」
「いいもん!!それでね、ケッコン式はね、私が真っ白なドレスでパパがタキシード!」
「はっはっはっ、パパまた良い男になっちゃうなぁ」
「で、夜はお父さんをベッドに縛り付けて目隠しするの!」
「…えっ?」
「それでね、このおもちゃをお父さんのお尻に入れて、たくさんゼンリツセンを苛めてーそれからー」
「ちょ、お、落ち着いて!ねっ?ねっ?…」
「あ、それでお父さんがお馬さんになったら、私がお父さんのおちんちんの上に乗るね!」
「ちょ、なんでロープ持ってるんだ、や、やめなさい!」
「いっぱいいっぱいお馬さんやってね!お父さんまだ若いから馬並みだし、長持ちするよね!」
「ちょ、ママ助け(ry」
「今は"できたらコン"があるぐらいだし、ケッコン式この後でも良いよね!今夜はいっぱい遊ぼうね!!」
妄想はするが、文にする時間がないんだ。
俺、このプロジェクト終わったら有給取るんだ…
今すぐ有休を取るんだ
今すぐにだ
続きはまだかね!
まーだだよ、お父さん
二人一つ屋根の下で優しいけど人一倍真面目でなお父さんに無理やり自分を犯させる為に
夕飯時に媚薬を盛り、その夜自分の身体に異変を感じたお父さんは娘の部屋のドアを開き・・・
とこんな妄想をして今宵も寝るとするか・・・
お父さんって本当に最低の屑ね!
>>476 お願い・・・お父さんを見捨てないで・・・なんても言うこと聞くから・・・
あ、見付かっちゃった………
うん
また、おねしょしちゃった………
(本当は自分でお布団におしっこしたんだけどね。ほら。わたし、とっても悪い子なんだよ)
だけど怒らないで……お父さん
(悪い子にはおしりペンペンしなきゃいけないよね。早くぅ。早くペンペンしてぇ)
……うん。ごめんなさい
(でも、せっかく中●生になったんだから、ロストバージンおしおきもいいな。お父さんのなら全部受け入れてあげるよ)
だから………怒らないで
(いっぱいおしおきしてね)
むしろお父さんがおねしょして娘にお仕置き(ry
おしおきしていってね!
なんというキモ娘スレ
娘に思いっきり逆レイプ願望がある中学生の僕は変態なんでしょううか?
中学生ってどういう事だ
義理か
妄想か
前世の娘か
自分より年上の前世の娘か・・・ファンタジーだな
未来から来た自分の娘に誘惑されて調教されちゃうんですね
すばらしいですね
お父さんがたまたま二回り若返っただけだよ
>
>>484 ところで私が娘好きになったのは久遠の絆というゲームが原因でして
転生モノでネタバレすると先輩が娘でパパぁ(はあと)と呼んでくれる訳でして
例え何度生まれ変わってもお父さんの娘に生まれてみせる!
続きはまだかね!
私娘だけど、食事の時ワリカンって言い出す父親って最低だと思う。
食事の時にワセリン…尻スタンプ魔逮捕の話題かいい父親だね。
食事の後アオカンに誘う父はどうか
父親だけにちちくりあうってねwww
ハハハwwww
ハハハwwwこやつめハハハwww・・・つづきwktk
娘だけに股間がムズムズするってねwww
ハハハwwww
いやすみませんでした許してください
496 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 23:52:20 ID:/xemvxKy
あんまり親父ギャグが酷いと娘に嫌われる><
くぅっ!ギャグを飛ばす流れだが、空気を読まず投下します。
ヤジを飛ばされても気にしません。
オヤジだけに
…すみません、後で長いロープと脚立持ってきます。
===
いくら時間が経ったか判らない。
常識も道徳も、今のこの空間には何の意味も成さなかった。
ただ、この時間が流れていくだけ。
ただ、この快楽を享受するだけ。
今の彼に許されるのはそれだけ。
「はっ…はっ…あ、あぁ…」
彼は、まるで女みたいな情けない声を上げながらよがり続ける。
グチュッグチュッと、下品な音を規則的に立てる。
はちきれんばかりに膨れ上がった彼の男の部分は、ただひたすら犯され続けていた。
彼の性器は快楽の波を生み出し、脳を蕩けさせるだけの器官に成り下がってしまっている。
朝に1回、土曜日は昼からも1回、夜は休日前なら彼女達が飽きるまでこの行為は続く。
「あっ、ああぁぁっ!!」
彼はまた種を吐く。
熱い肉の空間の中で、彼は本日3回目の絶頂を迎えた。
彼女達は情けない彼の痴態を決して笑いはしなかった。
只、満足気に彼の吐いた精液を膣で搾り取る。
「あ、おじさんイッたみたいだよ」
「あれ…これで3回目だっけ?」
霞んだ視界で彼女達のやり取りを眺める。
疲労のピークを通り過ぎ、既に彼の体は別の領域に迷い込んでるようだ。
彼の下半身は筋肉痛に似た痛みで、最早動くのも難しい。
こうゆうのを"腰が抜けた"というのだろう。
だが、不思議と性感のモチベーションは衰えないようだ。
今でも私の一物は大きく反り返っているし、細かく脈動している。
だが、そのせいで彼女達の好奇心は尽きる事はなかった。
「そうだよ、次は私の番なんだから!」
「やだ…もうちょっとだけ…」
私の一物を咥え込む少女が虚ろな目付きで首を横に振る。
その少女の恍惚とした表情を、傍らにいる別の少女が羨ましそうに見ていた。
「ダメだよ!!一人3回ずつって決めたでしょ?もう、美咲ちゃんも携帯弄ってないでなんとか言ってよ!」
次は自分の番だ、と喚く少女。
それを宥める少女がまた一人。
この子は、美咲。
彼の娘。
疲弊した父親の顔をチラリッと見るなり、彼に跨る少女に言った。
「里奈ちゃん、ちゃんと代わってあげなきゃダメだよ」
力強く言う。
冷静ながらも、その分強い意思を感じた。
この遊戯の発案者でありながら、取りまとめもしているリーダー的な存在。
大人しい外見だが、発言力は一番強く、内に秘めた感情もドス黒い。
対して、夢中に彼に股間を打ち付ける少女がボソリと呟く。
「うぅ〜、やだ…あたしまだ…3回目イってないもん…」
「お父さんが3回目行ったんだから交代でしょ?」
「こっちがイッた数にしようよ…」
「だめだよ、女の子はイッたかどうか分かり難いから…」
「そうだよ里穂!今日は3人で3回ずつって約束でしょ!?」
「う〜」
跨る少女がゆっくりと腰を上げる。
ズルリッと食い込んだ肉棒が吐き出される。
一時間近い責めを受け続けた彼の性器は酷い事になっていた。
まるで皮を剥かれたバナナみたいに性感が剥き出しにされている。
幼い膣の内壁と擦れるだけで、内臓を擽るような快楽が先端から下半身に広がる。
彼はもう彼女達の手の平で飼われるモルモット。
「あ、あぁっ」
また彼の口から情けない声が出て、お腹の筋肉が痛くなる。
徹底的に開発された性器に性感を与えるとこんな無様な姿になる。
それを見て、喚いていた少女が笑みを浮かべる。
期待感。
発情。
"性の快楽"というオモチャを与えられた子供の笑顔。
この子は…確か…
「えへへ、こうたーい」
可愛らしい笑みを浮かべながら寄り添う少女を眺めながら、彼は乱れた思考をゆっくりと再構築する。
今ある状況を把握しようと、脳が働く。
…友達…
美咲の友達で…
双子で…一人称がそろって"あたし"の変わった子達で…
あれ…?家に遊びに来た事…あったっけ?
なんで僕、この子達の事を知ってるんだろ…?
えっと…
この子は妹の…里穂ちゃん…で
そして、これから跨ろうしてるのが、姉の里奈ちゃ−
「あ、あああぁぁ!!」
また思考が崩壊する。
3回連続して射精させられた彼の性器が、また犯される。
限界という臨界点をひたすら行ったり来たりを繰り返す。
普段使う筈のない全身の筋肉が強張り、押し寄せる快感に順応しようとしている。
ただ、問題なのは既に耐え切れない状態だという事。
亀裂から水が漏れるダムみたいに、彼の快楽を塞ぎ止める理性の隔壁はもう限界だった。
漏れ出た快楽の甘い汁は必然的に彼の脳に辿り着き、確実に人間としての感覚を融かしつつあった。
「も、もういいっ!やめろ!やめてくれぇーー!」
「あはっ、おじさんよっぽど気持ち良いみたい。もうちょっと、速く動いてみようかな?」
ただ只管に快感を貪る妹の里穂とは違い、姉の里奈は行為を楽しむような振る舞いを見せる。
姉の余裕というものだろうか。
単純な上下運動ではなく、ピストン運動に緩急を付ける余裕まで感じられた。
「あ、あたしも…だんだん気持ち良くなって来ちゃった…」
「た、頼む…やめさせてくれ…美咲…」
「まだ…イッちゃダメだから…ね?ゆっくり時間掛けて…あっ!…た、楽しむんだから…」
大の大人が3人の少女に良い様に弄ばれている。
非常に滑稽な光景だが、犯される彼にそんな事を考える余裕など無かった。
彼がこんな状況に陥った切っ掛けはほんの些細な事だった。
親子喧嘩。
原因は父親である彼が、娘の誕生日に遅帰りになった事。
彼の職業柄、残業があるのは日常茶飯事の事。
翌朝、彼は起きたばかりの娘に一日遅れでプレゼントを渡そうとする。
だが、それを拒否された。
『こんな物いらない』。
娘がそう言ったのが"父親と一緒に誕生日を祝いたい"という気持ちが故だった。
だが、娘心の分からない父は娘を平手打ってしまう。
その日はお互い顔も合わせないような、息苦しさが続く。
…そして、その次の日からは既にここに居た。
場所はよく分からなかった。
小屋のような施設だが、電気が来てる気配が無い。
分厚い毛布と新聞の束。
周りに人気は無い。
どうやって自分はここまで運ばれてきたのか?
そんな疑問が浮かぶが、その答えを知る術がない。
ただ一つハッキリしている事がある。
…監禁されている事。
父親と二人きりなりたいがため、娘が起こした行いだ。
彼は笑って許すつもりだった。
所詮、子供の行き過ぎた悪戯なのだろう、と。
だが、当の娘は本気。
子供とは思えない用心深さと周到さで事を進め、学校の同級生までもを味方に付け、完全犯罪を成し遂げる。
新聞で彼が居ない事が"失踪事件"として新聞の片隅に載ったのはつい最近の話。
当の娘も家では母親に知らん振りをしているのだろう。
「あ、ん…!おじさんの…おちんちん、中でビクビクしてる…」
美咲がこの二人を選んだのには理由がある。
双子の姉妹は早くに父親を亡くしたらしく、美咲がそれに目を付けた。
おまけに家が裕福なので、計画に必要な物はこの二人にお願いすれば調達できる。
『お父さん、貸してあげるよ』。
年頃の悪ガキの悪戯心と無垢な心。
そこに悪意が混じって、ちょっと違うベクトルに向けるだけでこうなる。
「き、もちいい…あん、あぁ!うぅ!…」
悪気が無いだけに余計恐ろしい。
更に恐ろしいのは、日に日に一人当たりに割り当たる行為の回数が増えてきている事だ。
彼女達はイッた後もその行為を続ければ快感が持続する事を学習してしまったようだった。
今では"連続して何回絶頂したら交代"などと明確なルール付けまで確立する始末だ。
「や、あぁ、トんじゃう!!おじさん…あたしトんじゃうよぉ!!あ、あぁっ!」
「は、あ、うぅぅ!?」
姉がやっと一回目の絶頂を迎える。
引き締まる幼い膣の圧力に、彼も誘発するように射精した。
その怒張した彼の性器が、膣の内壁に搾られる。
まるで精液を摩り出すかのように。
「か、ひぃ!?あ、あぁ…!」
彼はまるで急所を突かれたかの様な反応を示した。
その内、性器から血を噴きそうな勢いだ。
だが、里奈はまだ物足りないようだ。
「ま、だ…あたし大丈夫だよ…」
「や、やめ、てくれぇ…は、あぅ…美咲、頼む…許してくれぇ…」
「もう二回いけるよ…ね?…パパっ…」
当の美咲は父の声に見向きもしない。
父がもう二回絶頂して自分の番が来るまでは、目線すら合わせないだろう。
自分の携帯電話を弄りながら、何やらメールのやり取りをしているようだった。
件名:
きょうリナちゃんちに泊まっていい?
本文:
遊ぶのに夢中で時間に気付かなかったよぉ〜(ノ_・。)
外暗くなっちゃったから帰るのコワイ( ̄▽ ̄;)
里奈ちゃんち泊まっていい?
明日休みだからいいよね?( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪♪
「送信っ、と…」
…しばらくしてまた携帯が音を立てる。
内容を確認するなり、美咲はニヤリッと笑った。
===
暇があったら続き書かせて頂きます。
キタ━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )ノД`)=゚ω゚)━━!!!
うぉぉぉ投下キタwww
ほしゅ
あのー、はじめましてと今晩は。
私幼女萌えエロスレで書いております一児の父という者です。只今病院からうっています。
今ガチロリ孕ませSS書いているのですが、ここは
・20位の娘もOK
・娘との間に出来た子も孕ましOK
そうなので、あちらの住人に説明してから今度からはこちらで投下しようかと考えております。
よろしいでしょうか?
今娘モノ書いているんだが
舞台はオハイオ州のどこか田舎町
父親は以前シカゴでスナッフムービーに関わっていたが、娘にはそれを隠している30代後半ロシア系。
娘はどこかから拐われてスナッフの撮影に使用される予定だったが、ある日父親に連れられ(市警の突入前に証拠品を隠すために)、
いつの間にか彼を父と思い込み、彼と生活をする15歳。
ちなみに妄想ソースはガンスリンガーガールとガンスミスキャッツ。
どうでしょうか?
>>504 問題ないっす。むしろ~ヘ(´ー`*) カモーン
>>505 どうでしょうか?だと・・・?!
楽しみにまってます
おバカな娘の小ネタ
「う〜ん、う〜ん」
「ユーコちゃん、どうしたの?」
「ん、今日親父の誕生日なんだけどさ、
うち貧乏だし何贈ろかなって」
「ふ〜ん、あっ手料理とかどう?
ユーコちゃんのお弁当、いつも美味しそうじゃない」
「いや、あれ作ってるの親父だし……
私、家庭科1だし……」
「そ、そう……
じゃじゃあ自分にリボン巻いて「私自身がプレゼントよ」な〜んて」
「……」
「…ごめん」
「それいいかも」
「へ!?」
「母さんが亡くなってから、親父も女ひでりだったからな〜
色々我慢してたみたいだし
よし、そうと決まればさっそく……」
「アノ、ユーコチャン?」
「あ、相談乗ってくれてありがとね。
じゃあ、また明日」
「……どうしよう」
…いいね!
娘の誕生日にはしっかり返さないとな
ところでおまえらの娘萌え原点は?
俺はドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」
このスレです
エロなしです。
12月8日
今日は私の十六歳の誕生日だった。
お父さんと誕生パーティーをするはずだったけれど、こうして日記を書いている今も、お父さんは帰ってくる気配は無い。
夕刻の電話どおり、仕事が忙しいのだろう。
何度も何度も電話の向こうで謝っていたが、正直困ってしまった。
お父さんが責任ある立場にあるのは重々承知しているし、怒るはずなんてないのに。
私はそれほど物事のわからない娘だと思われているのだろうか。
だとしたら、とても悲しいことだ。
私は、お父さんを置いて出て行ったあの女とは違う。
お父さんを理解し、誰よりも愛しているのは私だ。
最後までお父さんに寄り添い、支えていけるのは私だ。
今日一緒に誕生日を祝えなかった分の悲しみを、また別の幸せに変えていけばいい。
お父さんと私なら、それができるんだから。
幼い頃は十六歳になるのが楽しみだった。
お父さんと結婚できると、ずっと思っていたから。
それができないと知った時は悲しかったけど、でもお父さんの娘に生まれたことを悔やんだりはしなかった。
結婚をする権利と生まれた瞬間から愛する人と共に生きられる権利となら、私は後者を選ぶ。
そもそも結婚なんて、愛情に自信を持てない他人同士がお互いを縛るための契約であり、私とお父さんには必要ないものだ。
……なんか負け惜しみくさいけど、とにかく必要ない。
……結婚できるものならやっぱりしたいけど……。
もう夜も遅い。
窓の外には雪が降っている。
本当に、凍えるような寒さだ。
お父さんが無事に帰ってきますように。
神様、もし私に誕生日のプレゼントをくださるなら、どうかお父さんが少しでも辛くなくなるように、幸せを授けてあげてください。
よろしくお願いします。
私は机の上に置かれた日記帳を閉じた。
傍らのベッドでは愛娘が小さく寝息をたてている。
悪いと思ったが、つい読んでしまった。
誕生日を祝えなかったことを怒っていないか、ただそれを知りたかっただけだったのだが……。
娘の心中を知って、何とも複雑な気持ちだった。
慕われるのは嬉しいが、少し行き過ぎのような気もする。
年のわりにしっかりとした娘で、既に自立した精神を持っていると思っていたが、意外と幼い部分があったようだ。
「まあ、高校を卒業する頃には、お父さん子も卒業してしまうんだろうな……」
私は寝ている娘の頭を軽く撫でた。
安らかな寝顔が、自然と私の体から疲れを抜いていってくれた。
「いつもありがとうな。お父さんは、お前のおかげで、今でも十分に幸せだよ。お父さんも、お前が幸せになれるようにがんばるからな。そのためなら、お父さん何でもでき
る。一緒に幸せになろうな」
「本当?」
不意に声をかけられた。
見ると、娘がうっすらと目をあけていた。
「本当に、私の幸せのためなら、お父さん何でもしてくれるの?」
「あ、ああ。もちろんだよ」
「だったら、お願いがあるの。聞いてくれるかしら」
「言ってごらん。今日はお前の誕生日でもあるんだから」
「……私ね、お父さんにどうしてももらって欲しいものがあるんだ」
娘の両の瞳が、妖しく揺らめいた気がした。
終わりです。
ええい、つづきはないのか!
…ないんですか?
続きはまだかね!
続きは書いて下さならぬのか?
ちょ、続きは?
なんという生殺し!クッ、俺のマラドーナをどうすれば・・・
もらって欲しいもの?
・・・ファーストキスか・・・なんという純愛
>>524 えっ?処女だろ?なんてイヤラシイ娘だ!
「お父さん・・・あたし・・食べ頃だよ?(///)」
「えっ?えっ?」
思慮外の発言に、里奈が目を丸くした。
「ど、どうゆう事?」
言葉の意図が理解できない。
そう言いた気な里穂が続く。
既に父親の両腕はガムテープで縛られ、両足は開いたままロープで固定されている。
これ以上拘束する必要性はない。
だが…
「言った言葉そのままの意味だけど?このままガンチ絡めにしてって事」
美咲が平然と言ってのけた。
その冷静さが逆に彼女の異常さを際立たせている。
「えっ、それって…」
「うん。今日は私で最後だから、縛り付けたらそのまま帰っちゃって良いよ」
「…」
里奈と里穂が互いに目を合わせる。
『どうしよう?』と、お互い答えが出せない。
「良いよね?お願い」
美咲が少し笑って、二人を見る。
「…」
「…う、うん…」
Noとは言える状況ではない。
この遊びの提案者であり、強い発言力がある彼女には逆らえない。
それ以前に、彼女の目があまりに恐ろしくて、駄目だった。
「えへへ、ずっと一緒だよね…お父さん♪」
美咲は無邪気に笑った。
===
むう…ドエスな娘を書きたいのにな…
ミスった…最後の切り取りを落としてしまった…ごめんなさい
===
「あ、ひっ!?あ、あぁ!!」
父の威厳など、遠い過去の話に思える。
それ程今の彼は無様だった。
顔は鼻水と涎で光沢を放ち、目元からは涙さえ零れている。
よもや実の娘と少女達に良いように弄ばれ、嬲られる。
そんな大人としてあるまじき姿はますます少女達の加虐心を煽った。
『自分達でも大人の人を負かす事が出来る』。
そんな絶対的な自信を得た少女達はますます過激になる。
理性ある人間から只の猿へと成り下がった男の上で、彼女はひたすら腰を打ち下ろす。
「あっ、あが、あぁぁ!!」
「あん…あ、あ、はぁ…」
喉で響く叫び声と共に肉棒が大きく反り返る。
そして今度が6回目の射精を迎えた。
彼の腿が電気を流すように痙攣し始める。
オーガズムの余韻に浸る里奈に里穂が声を掛けた。
「3回目終わり〜」
よろめく、姉の小さな体を妹が支える。
ズルリッと彼女の膣から男性器が抜け落ち、境目からは白い液が滲み出てくる。
「や、っぱり…これ、だいすきぃ…」
自らの性器から垂れ落ちる精液を指で弄りながら、満足そうに里奈が溜め息を吐いた。
その頬はすっかり紅くなり、目線はどこか覚束ない。
完全で性の虜となっている…そんな目だ。
「次は美咲ちゃんだね。って、おじさん…まだ大丈夫かな?休ませた方が良いかな?」
「ダメダメ。イキまくって敏感になった所を苛めるのが好きなんだから」
美咲があっさりと言い放す。
もう、身を案ずるなどそういう感情が感じられない。
ただ、ゲームの楽しみ方を語るような口ぶりだ。
「おとーさん…」
美咲が妙な笑みを浮かべながらにじり寄る。
娘の視線が怖い。
大の大人である彼ですら、そう感じてしまう。
「疲れた?お父さん…でも、私は待ちくたびれたよ?」
快楽の波に流され、思考が覚束ない。
だがそれでも、人間として残った本能が彼に口を開かせた。
熱い呼吸混じりに、父は娘の名を口にする。
「み、っ…さき…」
「今日はどんな風に苛めて欲しい?」
「や…、てくれ…」
『やめてくれ』。
掠れる声で、絞り出した言葉。
その言葉に美咲は溜め息をつく。
呆れた?
違う、哀れむような悲しむような瞳だ。
「…なんで?嫌だよ、私もお父さんと一つになりたいもん」
「や…、てくれ…や、めて…」
「お父さんが気持ち良くなってよがるとね…私も気持ち良くなるんだよ?アソコがジューって熱くなるの」
「ひっ!?うぅあぁ、あああぁぁぁ!…」
仰け反る父親の体が、今にもへし折れそうな程、弱々しく見えた。
彼の体は震え、体全体が性器の如くビクンッビクンッと反応を示す。
過酷な責めを受けて、まだも尚責め抜かれる。
毛羽立つ快楽の神経を何度も擦り続けられる。
拷問に等しい。
そう、性交というなの拷問。
少女達の快楽を満たすため、彼に科せられた快感地獄。
「ほら、あっさり入っちゃったよ?お父さんのおちんちんが私のあそこに…」
「あぁ!うああぁっ…」
「お父さんの喘ぎ声、もっと聞きたいな…女の子みたいな声で鳴いてね♪」
ズチュリズチュリと淫猥な音を立て、ゆっくりと腰を上下する。
膝立ちになった美咲の肢体は、子供とは思えない程の手馴れた動きをする。
ひとつひとつ、味わうように、噛み締めるように動いて…落ちる。
ゆっくりとストロークする腿の動きが、まるで大人の女性のような気高さ溢れている。
だが、同時にさっきの二人とは比べ物にならない程の愛情に満ちていた。
美咲の華奢な体のイメージとはかけ離れている。
そのギャップが更に彼の性的な欲求を仰いだ。
「美咲…み、さき…やめてくれぇ…」
「き、もちいい…けど、なんかつまんないな…」
頬を紅潮させている割には、味気のない台詞を吐く。
美咲の場合は父親に対する愛情は尋常ではない。
だから、こんなありきたりな行為では彼女もそろそろ満足出来なくなっていた。
「里奈ちゃん。そこにガムテープとかロープとかあるでしょ?」
「えっ?う、うん」
「それで私とお父さんを縛り付けて」
一度火が点くと止められない。
そんな一途な性格。
普通の人間がたじろぐ所を美咲は躊躇無く突っ切る。
美咲はそんな人間だ。
「えっ?えっ?」
思慮外の発言に、里奈が目を丸くした。
「ど、どうゆう事?」
言葉の意図が理解できない。
そう言いた気な里穂が続く。
既に父親の両腕はガムテープで縛られ、両足は開いたままロープで固定されている。
これ以上拘束する必要性はない。
だが…
「言った言葉そのままの意味だけど?このままガンチ絡めにしてって事」
美咲が平然と言ってのけた。
その冷静さが逆に彼女の異常さを際立たせている。
「えっ、それって…」
「うん。今日は私で最後だから、縛り付けたらそのまま帰っちゃって良いよ」
「…」
里奈と里穂が互いに目を合わせる。
『どうしよう?』と、お互い答えが出せない。
「良いよね?お願い」
美咲が少し笑って、二人を見る。
「…」
「…う、うん…」
Noとは言える状況ではない。
この遊びの提案者であり、強い発言力がある彼女には逆らえない。
それ以前に、彼女の目があまりに恐ろしくて、駄目だった。
「えへへ、ずっと一緒だよね…お父さん♪」
美咲が無邪気に笑う。
===
次最後にする予定です。
キターー!!ハァハァ続きwkwk
親子の絆や鈴音ずっとまってるけど、もうこないのだろうか・・・
気付いたら約半年たってるし・・・
>>534 きっと一週間後の性夜22時ちょうどぐらいにまとめて投下しようとか思ってるんじゃない?
>>535 予告宣言キタ――(゚∀゚)――!!
ワッフルワッフル
娘「こいよパパ、倫理感なんか捨ててかかってこい! 」
娘「冬美が堕ちたようだな・・・ だが奴は我等の中で最弱。四姉妹の面汚しよ」
さあ、半年間良い子にしてたこのスレのお父さん達にプレゼントだよ。
投下します。
2年程前のこと。
両親の離婚により和彦と想子が二人暮らしを始めた時のことだった。
同居してから一週間後、二人の生活は問題が山積みだった。
「えっと、これが夕食?」
「ごめんなさい。」
「想子、スーツは洗濯機に入れて洗わないでくれ。」
「ごめんなさい。」
「なんでこんなに散らかって居るんだ?
「ごめんなさい。捨てる物と捨てない物をね、整理しようと思ったんだけど、
和彦さんに聞いてからじゃなきゃ捨てられない物が思ったより多くて、それで…………」
想子がうまく家事をこなすことが出来ないのだ。
掃除をやれば物を壊してしまう。
洗濯をするにしても、洗濯機の使い方はもちろん洗濯の
大まかな流れの全てがわからず、ところどころでミスをしたりする。
特に大きな問題は、料理だ。
想子が食事を作り始めるようになって一週間後、その食卓は非常に質素だった。
例を挙げるなら、茶碗に盛られた御飯と味噌汁とほうれん草を茹でただけのお浸し。
その他の料理はとても食卓に出せる代物と言えず、廃棄されてしまっていた。
だが、それも無理も無いことだ。
そもそも、いきなり家事をやったからといって
せめて専業主婦のように、時間さえ充分にあればもう少しまともにこなせただろうが、
想子は昼間に学校へ通っている。
朝出かけると、帰ってくるのは4時以降になってしまうのだ。
その時間でこなそうとすれば焦ってしまうのは必然であり、
おのずとミスは多発する。
和彦はそのことを承知しており、責めるつもりは無かった。
両親に虐待を受け、実の娘の骨を折った人間にしてはおかしなことだが、
和彦は教育だと言って自らの粗野と野蛮さを暴力にして振るう人間ではない。
むしろそういった人種の野蛮さを理解出来ないが故に、
徹底的に恨み、見下し、報復せずにはいられないのである。
和彦は元来非常に真面目で理性的な人間なのだ。
そのため想子の行いは彼の怒りに触れる基準には全く該当せず、
和彦はほんの少しは想子に対して眉をひそめる所もあったが、一切怒ったりはしなかった。
それ以上に想子がけなげに家事をこなそうとするところに保護欲をそそられていたぐらいである。
和彦には他人を非常に信用しない所があるので、
想子が本当に約束通りに自分の役に立とうとしている事は嬉しかったのだ。
だがミスをした想子本人はとても深刻に受け止めていた。
「私、間違ってばかり。」
想子は自分を責め、悲観的に考える性格だ。
家事をうまく出来ない自分を責めた。
和彦が家事を手伝ってくれる時、和彦の作る料理が自分の作った物より美味しかった時、自分が悔しかった。
さらには自分がしたことは和彦に大きな迷惑をかけているのだから
和彦が自分を気遣って感情を抑えているものの、実は内心怒っているのではという考えに取り憑かれていたのだ。
そのため、想子は取捨選択を行う。
自分のミスを知った和彦が笑顔を浮かべていれば、それは怒りを隠していると解釈する。
和彦が多少眉をひそめている場合なら、そのほんの僅かに見せた怒りを何倍にも拡大解釈する。
全て出来るだけ悪い可能性を想定するのだ。
さらに想子の内には、その自責の念にさらに相乗効果を与えてしまう、
和彦に対して抱く特別な、いや異常ともいうべき感情があった。
「このままじゃ、いつかお父さんに嫌われてしまうんじゃ。
嫌! 絶対に嫌!」
常にひとりぼっちだった想子に初めて現れた、自分を何よりも大切にしてくれる人。
想子の中で和彦の事を想う気持ちが、自責の念と合わさり、
それは最悪の可能性への想像を自身の内に孕ませる。
和彦が自分のことを見捨ててしまうということ。
和彦がどれほど自分のことを大切に思っているのか、想子は不安だった。
確かに自分のことを誰よりも大切に思っているのは事実だと思う。
でも、それが女の子としてまで好きなのかというとわからない。
事実、離婚する際に想子に告げた発言は明らかに距離を置きたがっている態度だった。
やっと手に入れた大切な物を失うかもしれない事実は恐怖となって、
濁流のように想子の中に流れ込み、彼女を急速に蝕んでいった。
和彦はと言えば、少なくとも想子が抱く自責の念については気づいていた。
和彦は想子に負担をかけないために、寝ている時以外で家に居る時は、必ず自ら家事を行っていたが、
その理由は想子に家事をやらせるとミスを指摘しなればいけない出来事が発生するため、
そのたびに今にも泣き出しそうな沈痛な表情と相対せねばならず、居たたまれないからだ。
そんな時には彼は決まって想子の頭を撫でながら言った。
気にしてない、と。
だが和彦が素直な気持ちで言った慰めの言葉を、想子はそのまま素直には受け取らなかった。
和彦もそのことに気づいていながら他に気持ちを伝える方法を知るわけも無く、
結果として想子の胸中で捨てられることへの恐怖は膨張を続けたのだ。
そのため想子は慰めの言葉のような真意を隠せるようなものではなく、
和彦がもう自分から絶対に離れることはない、自分の価値が絶対的な関係になりたいと想子は必死に願っていた。
つまり和彦の女になりたかった。
男女の関係になりたかったのだ。
想子は自慰を覚えて以来、毎日何度も和彦の顔を思い浮かべては快楽に耽った。
自分の想いが和彦に届くところを考えて、イったのである。
そしてその度にこう思った。
セックスはもっと気持ちいいのだろうか。そして父は私を犯す時どんな顔を浮かべるのだろうか、と。
幸いなことに、内気で自分に自信を持てない想子でも、自分の容姿に関してだけは自信を持っていた。
学校で他の女子に敵視されるのは単にコミュニケーション不全だけではなく、
自身の地味な服装や髪型に関係の無い元々の顔立ちが整っているのが
理由の一つであることを理解していたのだ。
そして自分が和彦に甘えたりすると、彼が勃起することにも気付いていた。
自分が確かに女として見られていることに既に知っていたのである。
そのため、想子はまだ齢12歳の小学6年生でありながら、
いや逆にその自らの幼さを利用して和彦に対して誘惑を行った。
半ば強引にとはいえ、風呂に入る時も寝る時も一緒だった。
家事がうまく出来ないのを口実に和彦に下着の洗濯を頼んだりもした。
既に穿き古した下着なので局部の当たる個所についた黄色い染みがくっきりとついているのだ。
それを一目見れば嗅ぐなり舐めるなり吸ったりしたくてたまらなくなるはずだった。
これらの誘惑を行った理由は想子は自分から告白するのは得策ではないと考えていたからだ。
和彦は明らかに距離を置きたがっている素振りを見せているので、
好意を明らかにすれば和彦が自分の事を避けるようになる可能性が高いと考えていたし、
そのことへの恐怖もあった。
そのため結局落ち着いたのは、子供という立場を利用したこれらの誘惑だった。
これならば和彦は自分が男として好かれているようでもあり、
しかし自分の単なる勘違いなのではという微妙なやきもきした感情になるだろう。
この程度ならば和彦は露骨に拒絶することは出来ないので、確実に誘惑することが出来るのだ。
それに和彦のどこか釣れない態度が気に入らない想子にとって、
そちらから行動を起こして欲しいと思っていたのも理由の一つだった。
しかしこの家にはもはや二人しかおらず邪魔者は居ないというのに、
何をしても和彦が想子のことを手篭めにしようとすることは無く、
このことは想子にとって自分を否定されているようにしか感じられなかった。
もちろん和彦の対応は通常の倫理観を持っていれば至極当然のことだ。
だが、想子は例え筋違いなことがわかっていても日に日に怒りすら募らせるようになった。
一緒に寝てる和彦の寝顔を見る度に、いつも想子は身悶えする。
早く犯してよ。さっき勃起してたでしょ。勃起の意味、私知ってるんだよ。
ヤリたいんでしょ。
小学生を犯せるっていうのに、なんでしてくれないの。
私、苦しいんだよ。助けてよ。
私の気持ち、ちゃんと察してよ。
だが想子がいくら苦しんでも、そんな苦悶には気付いていないように和彦は何もしない。
さらに想子の不安を決定的にするものがあった。
和彦に自室には入らないように言われたのが気になって、
和彦が居ない内に彼の部屋に入って見つけてしまったのだ。
それは、様々な成人向けのいかがわしい本や映像だった。
想子はその中の一冊の本を開いてみた。
「……何、これ。」
これがどういう用途で使うのかは、想子も知っている。
そして和彦は想子を犯して性欲を解消しようとはしない。
導き出される答えは一つだ。
扇情的なポーズをとる女の目線を見るたびに、
和彦がこの女で性欲を処理したのかという考えが浮かぶ。
その途端、手に本を破りかねない力が篭もっていく。
「はぁっ…………はぁっ……はぁっ!」
想子の息が徐々に荒くなる。
火山の如く、感情が口から噴出しているからだ。
想子の腹の底で蠢いているのは、溶岩のように紅く輝き粘りを持つまで熱せられた嫉妬心だ。
私はお父さんの奴隷、私はお父さんの性欲処理便器、私はお父さんの家畜。
私は辱められて、尊厳を奪われて、一生躾られてしまうお父さんのモノなの。
それなのにお父さんは――――。
私はこんなにお父さんの事が好きなのに!
お父さんは私の事だけ見ていればいいのに!
お父さんの頭の中は、私を犯したいって気持ちで一杯じゃなかったの!?
私は、この売女以下なの!?
こんな女がお父さんの子種を出させているの!?
ふざけるな、それは私のモノだ。
普段は感情を露わにしないはずの想子の顔の形が、内面の変化に合わせてどんどん歪んでいく。
今の想子の唯一の自負。
二人きりの生活をしているのだから、この家に居る限り自分は父を独占しているという事実を
崩されてしまったからだ。
今やここに居るのは和彦の知る想子ではなく、嫉妬に狂う般若そのものだった。
「こんな女…………っっ!!!」
想子は全ての鬱憤を込めて女をページごと引き裂いた、筈だった。
だが、手が動かない。
凍てつく恐怖によって手が止められてしまったからだ。
まるで機械だった。
父が怒るんじゃないか、自分は嫌われてしまうんじゃないか、
そんな恐怖という名の安全装置が腕に内包されていて、自動的に作動する。
それが図らずも雌犬を守っているのだ。
そのため想子は嫉妬心を無理矢理抑えつけ、元の場所に戻さなくてはならなかった。
こうして様々な要因が重なり、それは遂に事件となった。
二人が同居してから更に2週間後、土曜日の午前9時のことだった。
非番の日だったので自室でくつろいでいた和彦に、急に署から呼び出しの電話が入った。
寝間着から急いで服を着替え、出掛ける支度を整えると、自室から出ようとする。
だがその矢先に出鼻を挫かれた。
「あれ? 車の鍵が無い……。」
いつも車の鍵を置いてある場所に、鍵が見当たらないのだ。
一通り周囲を掻き回して鍵が無いことを確認すると和彦はすぐに台所に向かった。
「想子。」
「……和彦さん、今から仕事?」
和彦が声を掛けると、洗い場で食器を洗っていた想子はいつもの物静かな声で答えた。
「ああ、急に呼び出しがかかってな。で、車の鍵が見つからないんだが、知らないか?」
「車の鍵……あっ!」
想子は何かに気づいたかのように声を上げた。
「ご、ごめんなさい! 確かお父さんの洗濯物を洗った時にズボンのポケットに入ってたんだけど渡すの忘れてて……!」
想子は台所の隣にある洗い場に行き、和彦もその後についていく。
「あれ……。ここに置いておいたはずなのに……!」
想子は置いておいた場所に鍵が見あたらないと言って、そこら中を掻き回す。
だが見つからない。
想子には家事をする時間があまり取れないので急いで他の事もやりながら洗濯もこなそうとした結果、
一つのことに気が回らなかったのだ。
「ごめんなさい……ごめんなさい……!
昨日見つけた時に明日は休みだしすぐに必要無いと思って、
だからとりあえずそこに置いておいた筈なんだけど、
練習してた料理とか他のことにも気を取られて、それで、それでっ……!」
鍵を捜している間中、想子は叫ぶように和彦に何度も何度も許しを請い続けた。
結局和彦は走って署に向かった。
自転車は離婚の際に持って行かれたので使えず、和彦には車の鍵を悠長に探す時間も無くそうするしかなかったのだ。
それに幸い、署までさほど離れているわけではなかったからだ。
2時間後の午前11時になって、やっと和彦は帰ってきた。
しかしその汗まみれの顔には疲れがありありと浮かんでいる。
用事そのものはすぐに片付いたものの、行きの際に片道20分間全力で走ったのが堪えたためだ。
そんな姿をした和彦を玄関で出迎えた想子の表情は、いつにも増して沈痛だった。
ずっと捜し続けたがまだ車の鍵が見つからないことをたどたどしく話すと、
後は和彦の前で押し黙ったままだ。
その想子の姿を見ていると和彦自身も居たたまれない気持ちになっていく。
和彦は俯いている想子を慰めるため、
手首から先だけをちょっとだけ動かして、平手でペシペシと往復2回、想子の頬を叩いて言った。
「はい、おしおき終了。そんなにいつまで探したって見つかるわけないし、明日も俺は非番だ。
車の鍵のことは後で考えればいいだろ。気にするな。」
和彦はそう言って笑い、想子の頭をポンとはたくと、疲れたからしばらく寝ると言い残して
自室に入っていった。
後には和彦の言ったことが伝わらず、いまだ晴れない表情をしている想子ただ一人が残された。
「絶対に見つけなきゃ…………。」
想子は和彦に止められたのに、未だ鍵の捜索を決して諦めようとはしなかった。
だが、こういう探し方は大抵の場合は徒労に終わってしまう。
ある程度探しても見つからない探し物は、意図的に探す所ではない完全に思いもよらない所にあるからこそ
発見出来ないものであって、ふと忘れた頃になってから見つかるものである。
和彦の先程言った通り、探すのを一度諦めることこそ賢明な判断だった。
だが脅迫観念に囚われている想子に、そんな悠長なことは許されない。
想子が想子自身に囁き続ける。
探さなきゃ。
お父さんが後で探せばいいなんて言ったのも、私のことを疑っていて、
ちゃんと自分のために必死に探そうとするか試してるのかもしれない。
なら、探さなきゃ。せめて見つからないにしても、真面目に頑張らなきゃ!
お父さんに嫌われる!
想子は自ら作り出した恐怖に鞭打たれ、探し続けた。
鍵は更に1時間後に見つかった。
あまりにも鍵が見つからないので力なく床に座り込んだ時、床についた手に何か感触があったのだ。
落ちていたTシャツをどかすとその下に、車の鍵があった。
「あああぁぁぁ…………。」
想子の全身に安堵が訪れる。
大切に胸の前で両手を合わせて握り締めた。
想子にとってその鍵は、純金で出来ているのと変わりなかった。
「そうだ、お父さんに知らせに行かなきゃ!」
想子が想像している、和彦が抱いているであろう怒り。
それがだいぶ収まる筈という恐怖から開放された喜びに促され、
鍵が落ちていた理由すら考えず、想子は急いで和彦の部屋の前へ行き扉をノックをした。
返事は帰って来ない。
和彦が眠っているのを確認すると、すぐにドアを開けてベッドで寝ている和彦の下へ駆け寄った。
肩を掴みながら大きく揺さぶり、大声を掛ける。
「和彦さん! 和彦さん!」
「ん…………。」
仰向けに寝ていた和彦がゆっくりと瞼を開ける。
和彦は頭だけをゆっくりと想子に向けた。
「なんだ……………………?」
「和彦さん! 鍵が、鍵が見つかったよ! ほら!」
飼い主が投げた骨を銜えて戻ってきた飼い犬のように、感高い声を上げ鍵を誇示する想子。
控えめな想子らしくない、とても快活な姿だった。
誉めてもらいたかったのだ。
もちろん鍵を失くしたのはそもそも自分のせいであることを想子は重々承知していた。
でも長い時間をかけてやっと鍵を見つけた嬉しさが、想子の謙虚さを失わせていたのだ。
その想子の様子を見ている和彦は半ばまだ意識が夢の世界にあるのだろう。
想子の言っていることをよく理解出来ていないことが、半ば閉じられている重々しい瞼が物語っていた。
少しの間を置いて、和彦はやっと想子の言っている事を呑み込んだ。
だが、途端に和彦の表情は険しくなり、褒め言葉を期待している想子に向かって冷たく言い放った。
「そんなことでいちいち起こすな……! いいから放っといてくれ……!」
「…………!!!」
想子が全く予想だにしなかった反応だった。
和彦が機嫌を直してくれることを期待していたのに、
ましてや今まで想子がどんなミスをしても怒りを見せたことが無い和彦が突然怒鳴ったのだ。
想子が受けたショックは計り知れない物だった。
「ぁ…………ぁ…………、っっっ!」
和彦から放たれた言葉の持つ巨大な衝撃波が時間差を経て想子に届き、突き飛ばした。
数秒後に想子は乱暴にドアを開け部屋から走り去った。
「ったく……………………」
和彦が僅かな声で悪態をつくと、余程の眠気に襲われていたらしく
数秒もしない内に再び眠りに入っていった。
想子の目から溢れていた涙に、寝ぼけ眼であまり見えていなかった上、
睡魔に襲われていた和彦は無視した。
和彦が想子に唐突に怒りを向けた原因は寝起きにあった。
睡眠欲という非常に大きな欲求を邪魔されれば人間は不機嫌になる。
ましてや、先程の疲れから深い眠りの底に沈んでいた和彦が、
突然襲ってきた体を揺らす振動と耳障りな大声によって無理矢理現実の世界に引き上げられたのだ。
生理的反応として、反射的に怒ってしまうような精神状態になることは、たまに発生することである。
逆に言うなら、今まで想子がどんなミスをしても怒りを露にしたことのない和彦の突然の怒りは、
単に強引に起こそうとしたのが理由である。
それが今日に限って特に酷かっただけのことなのだから、再び起きる頃には想子のよく知る姿に戻った筈だ。
しかし想子の受け取り方は全く違っていた。
「お父さん、やっぱり鍵を失したことに……いや、いつも私がミスばかりするの怒ってたんだ…………!
でも…………あんなこと言わなくてもいいじゃない!」
またしても想子は和彦の言ったことを正しく受け取ることが出来ず、
そしてこれが切っ掛けとなりこの2週間の同居生活で溜まったストレスが遂に堰を切り、濁流は外部に流れ出した。。
今まで謙虚さと従順さをもってしか和彦に対して接する方法を知らなかった想子が、怒りに身を任す。
「…………もう、お父さんのことなんて知らない!」
玄関の扉が力任せに閉められた音が家中に響いたが、
家の中に居ながらも既に遙か彼方の深い眠りの底にある和彦には何も聞こえなかった。
さらに2時間後、和彦は再び眠りから目覚めた。
意識がはっきりするとあることに気づき、すぐに家の中を捜し回る。
寝惚けていて想子に怒鳴ってしまったことをやっと思い出したからだ。
あの時の記憶を辿ると、想子が泣いていたような気がしてそのことが気がかりだった。
しかし、想子の姿はどこにも見つからない。
捜しあぐねてまさかと思い玄関に向かうと、そこに想子の靴は無かった。
台所まで来ると、食卓の椅子に腰掛けた。
肩肘を着いてその手に頭を預けたまま、途方に暮れる。
「まいったな。……顔が合わせづらくなって出て行ったのか。」
想子に携帯電話など持たせていないし、連絡の取りようがない。
いや、あてが無いわけではないのだが、しかしそれで簡単に見つかるとは――――
自分のした行いを悔いて、何も無い食卓を見つめながら思案する。
しばし後、伏せていた目を上げた。
「当たりのついていない状態で捜したって見つかる訳無いし、仕方ない。
行くとこなんて無いだろうし、じきに戻ってくるだろう。
それまでの間に、埋め合わせに料理でも作るか。」
和彦は冷蔵庫の中身を覗いてこれから作る料理を見繕う。
「俺がうまい料理を作ると、やっぱり落ち込むかな。
わざとまずい料理を作って、ご機嫌取るか…………。
でも、それはそれでな――――」
まるで見当違いな心配をしている和彦。
彼が本当に事の深刻さに気づいたのはそれから数時間後の事だった。
午後8時になった。
窓の外はすっかり夜の闇に覆われているが、対照的に台所の中は暖かな灯りに包まれている。
数時間前に和彦が作り始めた料理なら既に出来ていて食卓に並んでいる。
すっかり冷えてしまっているが、
既に和彦が味見も済ませていて、申し分無い味であることを確認している。
本来ならここで和彦と想子が夕食を楽しんでいる時間である。
そこにはふつうの家庭にあるような蛍光灯の白い輝きのような賑やかさは無いが、
代わりに蝋燭の明かりのような慎ましやかだが、特別な暖かさがあった筈だ。
だが、食卓の椅子に座っているのは和彦だけだ。
しかも今度は両手で頭を抱えている。
そう、問題は料理ではなく、料理を振舞う相手である。
家の外で日が沈み夜の帳が降りたのと同様に、彼の脳裏にも既に闇が覆い、
そして想子の行方も闇の中にあったのだ。
いまだに想子が帰って来ないのだ。
和彦の携帯にも着信すら来ない。
「明らかに遅い……どうして…………頼りに出来る友達なんていないはず……
俺、嫌われたかな…………」
自分のした行いを嘆く、和彦の呟きだけが延々と続く。
しかしその気持ちは誰にも伝わることなく、ただ無為に窓の外の闇に吸い込まれていった。
闇は想子の行方を覆い隠すようにどこまでも広がっていた。
駅前通りの街並みにシャンデリアを思わせるようなネオンや街灯が輝く。
ここには、古くからの繁華街のような混沌さと大勢の人間の活気こそ無い。
だが比較的近年の鉄道駅の開設と共に急に開発が進んだこの地域は、
大型店、そしてそれらを取り巻く小店舗の立ち並ぶ駅前通りのどれもが見渡す限り新しく、
統一された開発計画を物語るような、気品ある景観を形作っていた。
しかし想子はどこに行くでもなく、とても重い足取りで歩き続ける。
輝く街灯は彼女の闇を消すのではなく、一層それをはっきりと照らし出したからだ。
足を引きずりながらさらに歩いた。
どこにでもある住宅街。
等間隔、碁盤目状に新旧入り交じった雑多な住居が立ち並び、何も意味付けのされていない景観は
想子に何の感慨をももたらさない。
行く当てもなく、さらに歩き続ける。
住宅街の只中にある、さほど小さくもなく大きくもない公園。
公園の外側には木が植えられているわけではないので、外界から隔絶されたような気配はない。
かといって住宅街の只中にあるので、公園の中から見える景観は住居に囲まれ開放感を失っていた。
道路よりも圧迫感の少ないだけの場所。
そんな中途半端な雰囲気が、わけのわからない感情に包まれている自分と同様に思えた。
想子は公園中央のブランコに乗っていた。
この公園は特に知っている場所というわけではない。
午後の太陽が夕日になり、その夕日が徐々に落ちて行くとともに辺りを闇が覆い、
それでもひたすら歩き通し、様々な場所を通り過ぎ、最後に辿り着いた場所はここだったのだ。
意味も無く、ゆっくりとブランコを揺らし続ける。
その揺れに、ほんの少し前へ向かって勢いをつけた。
座っているブランコと同じように、頼りなく揺れる想子の心。
ブランコが一番前まで振れて再び戻ろうとした時に、心ここにあらずの想子の体が滑り落ちる。
両脇がブランコに引っかかったまま地面に尻餅をついた。
スカートがめくれ地面から臀部を保護するのは薄い下着だけだったので、強い痛みが走る。
しかし、想子は落ちた時の体勢のまま呆然としていた。
何やっているんだろ、私は。
想子は立ち上がり、再びブランコに座る。
視線は目の前の地面を見つめたままだ。
やっぱり、お父さんは怒っていたんだ。
私が家事をこなせないばかりか、ミスをして面倒を起こすからだ。
私、嫌われちゃったのかな。
でも、それも全部私のせい――――
時間と共に想子の中の絶望がますます深まり、高ぶっていく。
自分の不甲斐なさへのやるせない気持ちがついに大粒の涙となり、彼女の足にこぼれ落ちた。
淋しい。
帰りたい。
いや。
帰って謝ろう。
大丈夫、きっと謝れば許してくれるはず。
想子は立ち上がろうとする。
しかし、薄皮一枚の決意は身体には決して届かない。
和彦に対して合わせる顔が無いという感情。
そしてこうしている限り和彦に肯定もされずとも否定もされないが、
家に帰って和彦に会えば、自分が否定されるという容赦無き現実があるかもしれない。
その重みが身体に圧し掛かり、想子は立ち上がることが出来ないのだ。
その想子の様子を遠くから眺める者が居た。
想子はどれほどの時間、俯いたままブランコに座っていたのだろうか。
唐突に声が掛かった。
「ねえ、なんで泣いてんの?」
想子が顔を上げると、そこに居たのは二人組の中学生ぐらいに見える少年だった。
二人組は髪を染め、いわゆるB系と呼ばれるヒップホップ文化の服装、
自らの野蛮さが溢れ出て、そのまま服の形になったようなやたらとでかい大きさの服を着ている。
それらはある意味制服のような様式美すら感じさせる程、一目で何者なのかはっきりと分かる格好だった。
要は不良の格好である。
想子の身体にすぐに恐怖が走り、自身の置かれた状況を理解した。
絡まれたのだ。
想子が目をつけられたのは、公園の前の道を歩いてた彼らにブランコに座る姿を見られたからだった。
一分前のことだ。
「おい金田。」
「ん。何だよ、熊谷。」
「ほら、あれ見ろよ。公園のブランコに女が居んだろ。」
「ああ。ウチらの一個下くらいか? 泣いてるみてえだけど、それが?」
「声かけようぜ。俺ん家どうせ誰もいないし、連れ込んでヤレるかもしれねえだろ。」
「いや、追いてくるか?」
「案外行くところ無いかもしれないだろ。
それに気弱そうだし、駄目元で脅してみれば、無理矢理連れて行けるかもな。」
「やべーな、お前。」
二人組は想子の気持ちなど我、関せずとばかりに話し始めた。
「君さあ、家出とかして行くとこねえの?なら、俺の家に来いよ。
ほら、ここから見えるあの団地。今、誰もいないからさ。」
「そうそう。俺らと一緒に来いよ。」
自らの下劣さに対する羞恥心が無いのか、想子に向かって汚物を排泄するように二人組は喋る。
軽々しい口調は、きっと彼らの頭蓋骨を解剖すれば中身が入っておらず、
その頭の軽さゆえに自由に発言出来るという事実を、どんな学者の論文よりも如実に示しているようだった。
想子は二人組を前にして、すっかり竦み上がっている。
声が出ない。
喉にある声帯の存在はいつも以上に感じられるのに、壊死してしまったように動かないのだ。
想子に出来ることは、ただ震えることだけだった。
予想以上の想子の怯えを、与し易し、そう見て取った二人組は互いに目を合わせてほくそ笑む。
二人組は弱い者に付け込むという卑劣さも剥き出しにして、直接的に想子を脅しにかかった。
「なあ、一緒に来ないとどうなるかわかってる? 俺もこいつもヤバイんだぜ?
言うこと聞かないと、女でも容赦なく殴って鼻折るよ?」
そういいつつ、男は想子に向かって手を伸ばす。
想子にとっては時間がゆっくりと流れ、怪物の触手のような手が迫る。
彼女は願った。
助けて。
想子が来るはずのない助けを願ったその瞬間だった。
「!?」
その手が真上にへ跳ね上がり、不良は後ろに飛び退いた。
いや、腕を蹴飛ばされたのだ。
想子が足の戻っていった左方向を向くとそこには――――
「触るな、ゴミが。」
「え! か、和彦さん!?」
和彦が居た。
唯一の成人男性としてこの場に居る人間の中では圧倒的な巨躯であり、
想子の低い目線から見るその姿は一本の太い木が闇に浮かぶようだ。
だが、蹴り飛ばされた不良は頭に血が上っているのか、
その和彦の威圧感へ噛み付くように口答えをした。
「な、何だよ!」
和彦は全く相手の威嚇を意に介さないように、平然と答えた。
「ああ、俺はそれの父親でね。所轄署の刑事をやっている。」
和彦は想子を親指で指した。
「え!」
威圧感のある大人に睨みつけられても口答えをした2人組も、
刑事という事実を告げられてあっという間にたじろぐ。
「さて、何がヤバイって? なあ、言ってみたらどうだ? 日本語ぐらいは喋れるんだろ?
おい、そこのゴミ、お前に言ってるんだよ。答えてみろよ。」
和彦は自分から近い方の少年を指さして、睨みつけた。
「え、俺?い、いえ! 俺達、その、なんでもないです! おい、行くぞ!」
「あ、待て、先に行くな!」
指された方の不良はたちまち駆け出し、もう一人の方もつられて逃げ出していった。
和彦は2人組が団地の敷地内に入っていくのを見送りながら、噴たる。
「なるほど、去年新しく出来た市営団地の奴等か。
うちの市は政治的にかなりアレだからな。他と比べてもロクでもないのばかり入居させるんだよ。
一週間前に入管と一緒に踏み込んだのを始め、様々な事件やら通報やらが頻発して、
ここら一体の治安まで急に悪化しているんだ。
だからあんなまだ中学生くらいでもあんなクソ餓鬼ぶりだ。
ゴミの分際で人の娘を犯す気で声を掛けるとは…………!」
団地の方を見て吐き捨てるように怒りを口に出し続ける和彦。
その和彦を見つめたまま、想子は助けに来た父親に感動するわけでもなくただ唖然としていた。
感動していないわけでは無い。
偶然とはとても信じ難いあまりにも出来過ぎたタイミングで和彦が助けに来たことで、
次々と疑問が浮かび、感動を覆い隠していたのだ。
私があいつらに絡まれてから、本当に偶然私を見つけたの?
想子がそういった疑問を抱きながら和彦を見つめていると、
和彦は突然我に返ったような様子を見せ、想子の方を振り向いた。
二人の目線が合う。
「あ……。想子………………。」
途端に和彦は先程とはうって変わって、たじろいだ。
家出をしたのは想子の方だが、まるで和彦の方が親に叱られる子供のように萎縮している。
和彦は恐る恐るといった様子で想子に問いかけた。
「その、えっと想子…………だ、大丈夫か?」
「う、うん。大丈夫だけど……和彦さん、もしかしてさっきから近くに居たの?」
想子は自分の予想を率直に和彦にぶつけた。
途端に、和彦は図星と言わんばかりの反応を見せる。
焦っている和彦は質問に答えるのを嫌ってか、和彦は違うことを想子に聞き返した。
だが、これが更に墓穴を掘った。
「ま、まあ、想子。そんなことより尻餅ついた時に怪我しなかったか?」
「…………いや、和彦さん。それ、バラしちゃってるでしょ。」
「…………あ。」
和彦は自分がブランコから落ちた所を見ていたのだ。
想子がその事実を把握すると、すぐにその時刻を思い出した。
確かほぼ10時。
今の時刻を知るべく公園の時計を見る。
現在、時計の針は10時20分を指していた。
想子は考える。
つまり少なくとも20分以上も、お父さんは近くで私を監視していた。
なんでそんなことをしてたの?
想子のその疑問は、あるものを見てすぐに一瞬で解けた。
このきっかけを得たことで、時間を掛けて降り積もった想子の中にある全ての誤解。
それらも雪崩うって、一瞬で全て崩壊した。
全ての答えは目の前の和彦の不審な挙動にあった。
和彦は想子より絶対的優位な立場にある。
想子と二人きりの生活の上、さらに想子は今更明海の居る母親の所に戻れるわけもなく、
少なくともある程度なら和彦が怒りをぶつけようと逆らえないのだ。
だが目の前の父親は怒るどころか自分を見た途端に萎縮してしまっている。
こんな非力で何も出来ない少女に脅える理由などひとつしかない。
この人は私のことを嫌いになどなったりしない。
やっぱりこの人は、私の事が女の子として好きなんだ。
もちろん今はまだ私程、なんとしても結ばれたいとは思ってない。
それでも私に拒否されるのが怖いのだ。
この人の心は私の掌の上にあるんだ。
想子はこの瞬間に和彦に聞かずして、和彦の行動の全てを理解した。
自分が失敗ばかりすることを、和彦は本当に大した怒りを感じていなかったこと。
和彦が怒鳴ったのは単に無理矢理起こしたのが理由であること。
自分が帰ってこないことが心配でたまらなくて、和彦が必死になって自分を捜してくれたこと。
そして見つけたはいいが、自分が家に帰りたくても帰れなかったように、
和彦も自分に会って否定されてしまうのが怖くて声を掛けることが出来ず、
結局物陰に隠れたまま様子を窺っていたこと。
想子の瞳から今日何度目になるかわからない涙が流れ出した。
だが、その涙は今日流した他のどの涙とも根本的に違う。
内に秘めた悲しみが溢れ出たのではなく、なお溢れ出す、豊穣な滴だった。
しかし和彦は、このことにまだ気付いていない。
目を逸らしているので想子の表情の変化を見ていないのだ。
そのためいまだ和彦は想子に拒否されるのを恐れて脅え続けているのだが、
今の想子にとってその姿はとても滑稽だった。
自然と笑い声が出そうになったが、とっさに堪える。
いたずらを思いついたからだ。
そう、子供なら誰でもそうであるように。
「その、想子。さっきは俺が悪かっ――――」
「お父さん。」
想子は傍から見れば心中穏やかでないように聞こえる声で和彦の謝罪を遮り、命令した。
「しゃがんで。」
「え?」
「いいからしゃがんで!」
「ん、ああ。」
和彦がしゃがんだのを見て、想子は手を平手の形にしてゆっくりと振り上げた。
和彦は想子の意図に気付いたのか、ますます脅えた表情になる。
それを確認すると、想子は手を勢いよく振り下ろした。
「ぺしぺし。」
想子は擬音を間延びした声で口に出しながら和彦がそうしたように、
往復2発の蠅も殺せないような全く力の篭もってない平手打ちを見舞った。
「さっきのお返しだよ。」
和彦は頬を押さえて呆気に取られた表情をしている。
その頭の上に想子の華奢な手が乗せられた。
彼女の手はしとやかに頭を撫で、母親が子供にそうするように自らの義父を愛でる。
「和彦さん、ごめんね。怒ってなんかいないのに勝手に勘違いしちゃって。
いつも私のこと大切にしてくれてありがとう。」
その時和彦は、久しく忘れていた自分だけに見せる想子の笑顔を再び見た。
「じゃあそろそろ家に帰ろ。」
想子は頭を撫でていた手を下ろし、和彦の前に差し出した。
「ねえ、手を繋いで。いいでしょ?」
想子の顔に笑みが戻ったのを見て、
呆然としていた和彦に、憑き物が落ちたかのように再び自信のある笑みが戻る。
そして想子が差し出した手は、和彦の大きな手によって包み込まれた。
「和彦さん。この料理おいしいよ。」
「そうか。」
食卓に笑顔がある。
当たり前の家庭、いやそれ以上の愛情がここにはある。
家に帰って来た二人はこの二週間の擦れ違いを埋めるように、
和彦の作った料理を食べながら、互いに笑顔を向ける。
特に和彦の瞳にはただ事ならぬ歓びが向けられていた。
ねえ、お父さん。
なんのアテもなしに私を見つけられたのが不思議だったんだけど、
その理由がさっきわかったよ。
これでしょ?
一週間前にお父さんが財布に入れてくれたこのちっちゃなお守りに入ってたこれ、発信器だよね?
まあ小型だから電波の届く範囲もさほど大きくなくて、私を捜すのには苦労したみたいだけど。
さっき帰りに乗ってきたお父さんの車のトランクを調べてみたら大きな受信機もあったよ。
お父さん、まるで私のストーカーみたい。
なんてことするのよ。
おかげで穿いてる下着が濡れちゃったんだから。
こんな私のためにお父さん、いつも必死になるんだから。
嫌われる心配なんてしなくていいんだね。
ありがとう。
だから私、今日からもっと我が儘な子になるね。
お父さんに喜んで貰うためなら、もう迷惑かけても気にせず前向きになって頑張る。
今はお父さんに迷惑を掛けちゃっても、いつかお父さんのことを支えられるように。
お父さん、大好きだよ。
私は目の前のお父さんにコップを差し出した。
「お父さん、これ飲んで。」
「なんだそれ?」
「果物のジュース。私でもそれぐらい作れるから。」
「そうか、もらうよ。」
笑顔で受け取るお父さんを、私はニコニコしながら見つめた。
ところで、お父さん。
いったい何時になったら私に手を出してくれるの?
お父さんは一生私に性欲をぶつけていればいいの。
あまつさえ、なんであんなビッチで性欲を処理するの?
今までは嫌われるのが怖くて我慢してたけど、お父さんが私の事を嫌ったりしないってことがわかった以上、
もう我慢できないよ。
今までやろうとする度に罪悪感に襲われて、お父さんが浮気するの許せないよ。
だからお父さんにも躾が必要だよ。
私、今日から我が儘な子になるから。
私の我が儘をちゃんと受け入れてね。
「はい。おかわりだよ。」
「ああ、ありがとう。」
嬉しそうにコップを受け取り中身を飲むお父さんに見ると、とてつもない罪悪感を伴い
それすら上回る黒い歓びに打ち震えた。
それ、私の愛液入り。
今日から毎日入れてあげるから、よく食べて、よく育ってね。
お父さんの身体に私の『愛』を詰めてあげる。
明日の燃えるゴミで、雌犬の写真とか捨てちゃうね。
私を裏切った罰だよ。
私の事だけ見ていないのが悪いんだよ。
明日の朝、お漏らしでお父さんを起こしてあげる。
猫って尿で縄張りを示すんだって。だから私の縄張りの印をつけるね。
もうお父さんに自由、無いよ。
投下終了。
ふと、一年間も働らかないサンタより半年間サボった私の方がマシだと思いました。
サボり癖って怖いですね。
サンタさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
一番槍GJ
グッジョォォォォォォブ!!!
562 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 14:25:47 ID:804Vi+VM
期待age
保守
大晦日に娘にそそのかされるがままにしこたま飲み、そのまま意識が朦朧としてバタンキュー。
朝目覚めたら妙な疲労感が残るパパと、やけにつやつやした娘。
娘「パパのくれたお年玉で幸せいっぱいだよぉ……本当にありがとう!」
パパ「???」
あけましておめでとうございます。
童貞の義父が百戦錬磨の中学生くらいの娘に性的な悪戯をされるSSを誰か書いてください。
娘「お父さんのモノになれますように……。
そのためにお母さんを”失踪させる”のに成功しますように……。」
一応、キモ娘小説というスレタイでは無いはずだが、この状態。
娘が父親に惚れているという形だと、姉や妹以上にヤンデレだらけになりやすいみたいだな。
年齢差が通常二十年以上ある上、子供の世話をするのはほとんど母親だから
母×息子の組み合わせ以上にハードルが非常に高い。
だから父に惚れる娘のイメージって、超精鋭中の精鋭って感じがするんだよな。
まさに選び抜かれ調教された精鋭達だな
保守
いまさらですが前スレのdatをどなたか上げていただけないだしょうか・・・お願いします
惚れるつーかファザコンの娘の方がいいんじゃないか?
素直に甘えられないツンデレ娘とか・・・とてもいいじゃないか
義理の娘に初めてを奪われるパパとかのシチュは・・・難しいですね・・・
「クスクス、義父さんってひょっとして初めて?」みたいなハァハァ
保守
ほしゅ
>>575 亀レス御免。
義理の息子に初めてをささげるママのパターンなら、陽気碑が書いてたなw
>>575 初めてじゃないけど笹倉綾人がそんなんを書いてたな
思いつきネタ
お○さんス○ッチ
娘「お○さんス○ッチ、か」
父「よしよし、いい子いい子」
かわいがる
娘「お○さんス○ッチ、き」
父「チュッ、ン、ファ」
娘「ン、ン」
キスをする
娘「んは、お○さんス○ッチ、く」
父「ほら足を開いて」
娘「あ、あ、あ」
クリトリスをさわる
クリトリスとは女性の体にある大事なところです
娘「はぁ、お○さんス○ッチ、け」
父「私は娘を妻とし、愛する事を誓います」
娘「私はお父さんを夫し、愛する事を誓います」
けっこんする
娘「お○さんス○ッチ、こ」
父「じゃあ入れるよ」
娘「うん」
父「今日は膣出しするぞ」
娘「うん、いいよ。お父さんの赤ちゃんなら何人でも産んであげる」
こづくりする
581 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:19:42 ID:MEDJFSKx
誰か職人は来ないのかな。
ロリには非常にたまらないジャンルだと思うんだけど。
鈴音の人なんか戻って来て欲しいが。
ほしゅ
『家族愛』
ある日私は見てしまった。
日曜の午後、友人と久々に会う予定だったが
友人に急用が入ったと携帯に連絡が入ったのが駅に着いた頃。
仕方ないので家に戻るとリビングから10歳になる娘と主人の声が聞こえてきた。
何をして遊んでいるのかと私が戸を開けようとした時
隙間から見えたその光景に息を呑んだ。
「ぱぱぁ…ん…」
そこには床に仰向けに横たわり天井を見つめる娘と
その娘の丸出しになった下半身に顔を埋める男――私の夫の姿があった。
続きマダァ-?
娘「クスクス・・・、お母さん、あなたもう用済みだよ?」
あまり投下もされないのに、結構このスレも見てる人が居るんだな。
ところで思ったんだが
ここって何で
息子の未亡人との・・・
とか無いんだ?
あ、そうなの?一応義理の娘だが
孫娘とかも?
590 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:15:18 ID:PrYby4xE
うーんここでイメージされてる"娘"ってたぶんロリなんではないか?
系図的なつながりというよりも
息子の未亡人だと、年増と非処女属性だな。
ま、マイナーなジャンルだわな。
ここの住人のなかにきっかけがアルルゥの奴が俺以外にもいると見た。
593 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 03:12:16 ID:yuh6FRZJ
俺のきっかけは魍魎の匣かなぁ
ほう
>>590 俺は実父とのドロドログチャグチャな愛憎が見られれば年は問わんな
>593
俺もだ
>>593 前からその気はあったんだが、魍魎は鼻血出た。
魍魎ってわかりませんが興味がでました
保守
600 :
名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 14:52:22 ID:vuyfzC0e
ほっしゅ
娘「はい、手作りチョコあげる。
割れ目から出てきた天然水を使った材料だよ。」
父「ああ、ありがとう。でもこの辺にそんな湧き水あったか?」
娘「あるよ。」
不覚にもw
涙ですね、えっ…違うって?
いい子だ・・・
保守の代わりに投下
本番なしなのでダメな人はスルーよろしく
ある日、わたしはパパのじつの子でないことを知った。
ママがいないのは離婚が原因で、パパは男手ひとつで育ててくれているのだと聞かされていた。
わたしを一人で育ててくれたことに間違いはないけど、それ以外のところはほとんど嘘で飾られていた。
中学生になったわたしはふとしたきっかけでパパの戸籍を調べることになった。
そこには婚姻歴も娘であるはずのわたしの名前も載っていなかった。
つまり離婚したはずのママなんてはじめから存在しないし、わたしとパパのあいだに法的な親子関係なんてなかったのだ。
それどころか血のつながりがあるのかどうかも疑わしかった。
わたしとパパは外見的にも性格的にも、あまり似ているとは言えない親子だったから。
なにか理由があってわたしをかくまってくれているのかもしれないけれど、わたしには他にもっとべつの方向で気掛かりなことがあったのを憶えていた。
パパはよくわたしが幼かったころの話をしてくれる。
いまでも充分かわいがってくれるけど、小さいころのわたしはそれこそ宝物のように愛らしかったのだと何度も話してくれた。
そのときのパパの顔にはなつかしさとは異なる、どこかもの悲しそうな色があった。
あれはふつうの父親が浮かべる表情とはすこし違っていた。
真剣に恋をして、それでいて報われないまま失ってしまったような、そんな男の人の顔。
わたしはまさかの推測を確かめるために、自分が物心をつくかつかないかぐらいの年の失踪者について手を尽くして調べあげた。
それがわたしかどうかはわからない。けれど年齢に血液型、耳たぶのほくろといった外見上の特徴、そして名字は異なりつつも漢字をいっさい使わない下の名前など、わたしとさまざまな点で符合する女の子が行方不明になっている事実をつきとめた。
なんの証拠もないというのに、わたしの中で真実の歯車が噛み合ったような音がたしかに響いた。
わたしはいつもどおりパパといっしょにお風呂にはいり、アイスを食べてからおなじ布団に横になった。
灯りを消して肩までしっかり毛布にくるまる。
「寒くないかい、みゆ?」
「大丈夫だよ。パパといっしょだからあったかいもん」
布団の中で手をつないだ。パパの手は大きくてわたしの手をすっかり包んでくれる。
硬くてふしくれだっているけど、とても優しくてあたたかい。わたしはパパの手が好きだった。
しばらくしてパパの寝息が聞こえてきた。
パパは毎日お仕事で疲れているのだ。家で一人きりで待っているわたしのために、パパは汗水たらして働いてくれている。
だから本当ならぐっすり休ませてあげなければいけないのに、親不孝なわたしはパパを好きな気持ちを抑えきれなかった。
つないだパパの手をわたしの脚の付け根にもっていく。
太もものあいだに置いて、指の一本だけ埋もれるように股にはさんだ。
パパの長くて骨ばった指がわたしの下着に密着する。
「んっ……」
パパの指を持ち上げて、落とす。
下着の裏にあるくぼみに沿って、こするように動かした。
パパはわたしを全身全霊で愛してくれている。
危ないことや汚いものに触れないようにわたしを遠ざけ、壊れものを扱うように大切にしてくれる。
パパがわたしを愛してくれるように、わたしも心の底から優しいパパのことを愛している。
「パパ……」
指だけでなく、下着の中へパパの手をまるごと突っ込んだ。
パパには伝わっているかしら。わたしの女の子の部分がパパへの想いでこんなに熱くなっているということが。
まだうっすらとしか草の生えていない丘を撫でさせ、未開の渓谷にパパを導く。すでに温泉がわきでて大変なことになっていた。
脚のあいだから透明なものがこぼれると決まってせつない気持ちで胸がいっぱいになる。
心を満たして安心を手に入れるためには、お湯を噴き出しつづける源泉に栓をしないといけない。
わたしはパパの指をモグラのように隙間にもぐらせ、一番せつない穴ぼこにゆっくりと入れていった。
「んぁ……!」
せまい洞窟の中でパパの指が小刻みに震えた。
気付けばパパの寝息が聞こえなくなっている。
いつもわたしがいけないことを始めるとパパの寝息は消えてしまう。それはきっとパパの愛なのだ。
パパはわたしが傷付かないように、あえてわたしのいやらしい姿を見ないようにしてくれている。
わたしはそんなパパの優しさに甘えて毎晩のようにいけないことをしてしまう。
親不孝なわたしを、それでもパパは許してくれるのがうれしいけれど心苦しかった。
「ゃ、ぁは、ん……」
パパの指がくねくねと折れ曲がったり伸びたりをくり返す。内壁がぐりぐりとえぐられて腰がとろけそうだった。
わたしの体の中でパパが愛をふりまいてくれている。気持ちいいところをリズミカルに叩いて、さびしがりやのわたしを慰めてくれる。
空洞を満たすパパの指が一番いいところを何度もひっかいた。
「ひぐ、ぅ……!」
いっきにこみ上げてきた津波で頭の中が真っ白になった。
トイレでおしっこをしたときみたいにおもわず身震いする。
足の先まで気持ちいい波が行きわたり、そのまま抜けていった。
乱れた息を整えてパパの手を下着の外に戻した。パパの指はびしょびしょに汚れてしまっていた。
わたしはいけない子だ。
ハレンチでエッチなことに興味があって、パパの優しさに漬け込んでいやらしいことばかりしている。
でもパパのことを考えると体がうずうずしてエッチなことをしたくなるのがいけないのだ。
ダメだとわかっていても気持ちよくてやめられない、それって本当にわたしがいけないのかな。パパを好きな気持ちを抑えなければいけないのかな。
パパを好きだと思うことがいけないことだなんて思えない。思いたくなかった。
わたしは毛布の中にもぐりこみ、パパの脚のあいだに体を割り込ませた。
パジャマの下をずらすと下着の上からでもわかるほど、パパは大きくなっているようだった。ほかの男の人はどうか知らないけど、パパ特有の野性的なにおいを放っている。
わたしは下着越しに頬擦りした。ほっぺたに火傷しそうな熱があたる。
パパの大人の部分はまるで燃えているようで、わたしが身動きするたびにビクビクと脈打って反応を返してくれた。
本で読んだことがある。男の人は興奮すると下半身が大きくなるらしい。
パパはわたしが原因をつくってはいるものの、ちゃんとわたしのことを女性として見てくれているのかもしれない。
もしかしたらわたしのために頑張って大きくしているのかもしれないけど、うしろ向きなことは考えちゃいけないってパパが言っていた。
パパはいつもわたしのことを一番に考えてくれる。
わたしが風邪をひけばお仕事を休んで看病してくれるし、食べたいものがあればなんでも買ってきてくれる。
もちろん甘やかすだけでなく叱るときは厳しく怒ってくれる。じつの親子でもここまでよくしてくれるパパはめったにいないと思う。
血はつながっていないみたいだし顔も性格もぜんぜん似ていないけど、わたしにとって“パパ”はパパしかいないのだ。
パパからわたしに事情を説明してくれるそのときが来るまで、わたしはなにも気付いていないフリをしておこう。
大好きなパパがわたしのことを見てくれて、わたしのそばにいてくれればそれだけで満足だから。
わたしの本当のパパやママの顔は知らないけど、パパがいない人生なんて考えられなかった。
窮屈そうなパパを下着から解放した。
いとしくて、せつなくて、抑えられない気持ちに押されてパパを口にくわえる。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしいけど、パパにすこしでも気持ちよくなってほしい一心で舌をうねらせた。
パパのことだから気持ちいいフリをしてくれるかもしれないけど、そこまで考えていたら何もできなくなってしまう。
パパがいい気持ちになってくれることを信じて舐めつづけるしかない。
身を硬くしているパパを抱きしめるように、ふわっと包み込んであげる。
ずっと一人で育ててくれた恩返しになれば、幼いころのわたしを愛していたパパに成長してしまったせめてもの罪滅ぼしになれば。
そしてなにより、パパのことが好きで好きでたまらないってことを伝えたくて、わたしは熱くなったパパを必死に舐めまわした。
先っぽから根元まで何回も往復して、唾液をからませながら吸い上げた。
てっぺんの傘みたいな部分、その下の段差を甘噛みしているとパパはさらに大きくなって、ぶるりと震えた。
一番上の穴から熱い液体が飛び出て、わたしの口の中にべたべたしたものが溜まった。
それは男の人がもっとも気持ちよくなったときに出すものらしい。
パパが(おそらく)気持ちよくなって出してくれた愛の証。
すこし苦いけど、わたしはごくりとそれを飲み干した。大好きなパパがくれるものはぜんぶ宝物だ。
パパの中から出てきたものをわたしの中に入れることができるなんて、わたしはこの上ない幸せ者じゃないかしら。
パジャマを元に戻してからパパの顔をのぞきこむ。
あいかわらず寝息の聞こえない眠りを続けていた。うっすらと目が開いているように見えるのはきっとわたしの気のせいだ。
わたしはパパに聞こえるか聞こえないかの小さな声でささやいた。
「大好きだよ、パパ。みゆがもっと大人になっても、ずっとずっとパパのこと好きだから、いつまでもいっしょにいてね」
唇にちゅ、とキスして横になった。
パパの手に自分の手をからめて、ぎゅっと握った。
すると不思議なことに眠っているはずのパパが握り返してくれた。
大きくてあたたかい手。わたしのパパは“パパ”しかいない。
わたしはいままでも、そしてこれからもずっとパパのことが大好きなのだった。
終わり
えがったわー、ぐっじょ!
ふぅ・・・いい娘だ・・・
GJ。
この親父は幼女誘拐したくせに、自分からは手は出さないのか。
>>614 そのまま適齢期を過ぎても育てるとは、立派だな。
ゼノギアスのエメラダの疑似恋愛萌え。
やった!
私の勝ちだから、お父さんの罰ゲームだよ。
約束通り今日一日は何でも私の言うことを聞いてね。
じゃあね、愛情をたっぷり込めて私のお尻を叩いて。
え、なんで私の方がおしおきされるのかって?
いいでしょ。何でも私の言うことを聞く約束でしょ?
ほら、早く。
(父が娘のお尻を平手で叩く)
痛い! ひどいよ。
お尻を手で叩くなんてそんなの愛情が込もってないよ!
愛情のない躾はただの虐待なんだから。
そもそも服を着た状態のお尻を叩くのなんて邪道だよ。
じゃあどうするのかって?
決まってるじゃない。
(下着を脱ぐ。父の前で四つん這いになる。)
お父さんの腰で、私のお尻をパンパン叩いて。
今日一日、ずっと。
命令だよ。
ーーーーーーー続く!ーーーーーーー
新しい可愛い優しい可憐で健気なチョッピリヤンデレな娘はまだかね!
なんで病み要素入れようとするかな。
>>621 父親を性的な意味で好きになっちゃうような女の子は多かれ少なかれヤンデレになる素質が充分だからじゃね?
>>568でもある程度述べられているが、補足しておこう。
娘に手を出すというのは、父という立場を利用して遙か年下の女を
手籠めにする卑怯な男というイメージがあり、非常に気が引ける所がある。
しかし、だ。
父「娘はヤンデレなんだから、手を出しても仕方ないよね!
だって俺無しじゃ生きられないんだから!
そうしなきゃ精神を病んじゃうんだから!
構ってあげなきゃ、自殺したりするかもしれないんだから!
↑のように、ヤンデレ=免罪符。
手を出すのを躊躇する理由が、娘がヤンデレであるだけで全て一発解決だ。
>>623 つまり娘をどう犯そうが、
ヤンデレだから
で済む。
凄えぜ。ヤンデレ。
浮気さえしなきゃ
おまいら娘犯すとか正気か?!
犯されたいんだろホントは?
犯そうとして、気づいたら犯されてた、みたいなのも好きだ
「うふふ、お父さんに夜這いするだけの度胸があったんだね。
こんなにおっきくして震えちゃって……かわいい♪」
…ちょっとトイレ行ってくるわ
今日もどこかの家庭には、父親想いの娘が居ます。
その娘は、父親を近親相姦の大好きな変態キモ父に変えるべく、
父に気付かれないように様々な躾や調教を行っています。
これこそ真の親孝行ですね。
お風呂場でのことは二人だけの秘密だよ。
特にお母さんにはね。
娘に「やだパパ〜」と言わせようと湯船で屁をここうとしたら
残念、ミが出てしまった
そんなところでしょう
>>630 その出てしまったミを、娘がむんずと鷲掴みにして食べちゃったのでしょう。
えっ?!娘と父のお風呂近親セックスじゃないの・・・?
>>628 娘「おとーさん、お母さんに出来ないようなこともあたしなら好きなだけしていいよ?クスクス」
ハァハァハァハァhァ・・・
新しい娘はまだかね!
ほ
637 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 00:00:47 ID:6vAZpr8J
しゅ
オール0取れてた
ほしゅ
父と母は幼馴染で小学校高学年ぐらいからお医者さんごっことかしてる
仲で、大学で学生結婚したんだけど娘が6歳ぐらいで母が休止して、
男手一つで娘を育てるんだけど、娘が11歳の時に一緒に風呂に入っていたら、
ふとその裸体がかつて見た妻の幼い頃のそれにそっくりでつい欲情してしまった
父の股間をみた娘が私がお母さんの代わりになると身体を預けてくる
という話が読みたい。
×休止
○急死
>>641 6歳でもう殺ったのか?
動機はパパとママのプロレスごっこを見ちゃったせいか?
>>642 あんたのヤンデレ趣味を俺に押し付けるのはやめれ。
冗談だよ。
内容はさておき、ちゃんとした投下がそろそろ来るといいんだが。
つい先日、娘とセックスしてしまいました。
いや、正直今でもちょっと混乱していて、何から話せばいいかわかりません。とりあえず娘の紹介から入りたいと思います。
娘の名は……、これは実名でもかまわないでしょう、千尋といいます。親に似ず品行方正学力優等で、来年は某有名私立中学に進学が決まっています。
習い事は女房がやかましいので英会話に行かせています。あと、本人たっての希望でスイミングスクールにも通わせています。
外見ですが、親バカ覚悟で言いますが、本当にかわいいです。大きめの目にすっきり通った鼻梁、頬は程よいカーブを描き小さな顎に終わります。
ツヤツヤの長い黒髪が本人の自慢らしく、その証拠に毎晩髪の手入れに余念がありません。バカ親の贔屓目を割り引いても、千尋の髪は美しいと思います。
どういう経緯で娘とそういう関係になったのかといいますと、現実は小説より奇なりとはいったもので、小説に造詣が深い人ほど信じてくれないかもしれません(あるいは信じてくれるかもしれません)。
私に三浦という部下がおります。コイツが「課長、今度ボランティアやりませんか?」と話を持ちかけてきたのがきっかけでした。
パブリックな奉仕精神など皆目持ち合わせていない私はにべもなく断りましたが、三浦が深刻な顔で言うのです。
『子供の悩みを聞いてあげるボランティアです。課長、結構子煩悩でしょう? 付き合ってくれませんか?』
『どんな悩みなんだ?』と私は問いました。
『ズバリ、性の悩みです。学校で聞けない、からといって親にも聞けない、そんな悩みに答えるボランティアなんです。どうでしょう? 千尋ちゃんの悩みを聞いてやると思って、僕に付き合ってくれませんか?』
子供が困っていて、千尋の名前を出されると私も弱い。不承不承『わかった』と答えてしまいました。
『ありがとうございます。じゃあ明日の夜7時から相談会があるのでお願いします』
『7時? お前、カッコイイことばかり言って、ひょっとして残業したくないだけじゃないのか?』
私の言葉に三浦は苦笑いしました。
当日18時半、隣町の繁華街で悩める小学生たちと落ち合うことになりました。
今から考えれば、まともな悩みならどうして隣町なのかと疑問に思ってもいいはずでした。
緊張していたんです。
あの時の私の気持ちを察してください。
子供の真剣な悩み、それも性の悩みにうまく答えることができるだろうか?
自分の答えにその子は満足してくれるだろうか?
私にも自己顕示欲や虚栄心はありますから、子供たちに素晴らしいアドバイスを与えて、今後の指針としてやりたいとの野心があります。でもその野心と同じ大きさの不安もあったのです。
子供が抱く性の悩みについてネットでいろいろ調べましたが、私にとっては大した悩みには思えないものばかりでした。
子供の悩みに不感症の私がちゃんと相談に乗ってやれるだろうか? やっぱり不安でした。
それに当日、千尋が『友達の家にお泊りする』と言って一晩外で過ごすことになっていたことも気がかりでした。
その友達は信用できるのか? もっというと、本当にその友達の家に泊まるのか?
千尋にかぎってふしだらなことはないと思いましたが、あいつが騙されている可能性だってあるじゃないですか。
続きを、早く続きを!
『課長、こっちです。先方はもう来てますよ』
三浦に連れて行かれたのは寿司レストランでした。寿司屋と書くと高級な店との誤解を皆さんに与えかねません。ですから「レストラン」を付け足しました。
大衆寿司屋、でも回転寿司とは違う。そんな感じの寿司屋はどこにでもあるはずです。
この時点でも私はまさかこんな「再会」が待っているとは夢にも思いません。
ただ漠然と、ああ小遣い少ないのに寿司奢ることになるんだななどとケチ臭いことを考えていました。
店は3階建てで、1階がテーブル席オンリー、2階が座敷、3階が予約座敷という構成で、私と三浦は2階の座敷に通されました。座敷には女の子が二人いて、うち一方の姿に私は目を見張りました。
『!』
その子も私の姿を認め、驚きで目を見開きます。
『おい連れてきたぞ、俺の課長の谷江さんだ』
『もう兄貴、遅いっ! 腹減ったじゃん!』
『全部課長が悪いんだよ。仕事の鬼だから残業許してもらえなかったんだ。課長、紹介します。俺の妹の奈緒子です』
もう一方の子と三浦は兄妹のようです。奈緒子君は愛嬌のある笑顔で『こんばんは、バカ兄貴がいつもご面倒をおかけしてます! 見捨てないでやってください!』と自己紹介しました。
『あれ? 課長サンも谷江サン? こっちのコも谷江っていいます。奇遇だね、親子だったりして!』
屈託のない笑顔でカラカラと快活に笑います。ショートの髪に小麦色に焼けた肌が活発な性質を醸し出していました。きっと外見通りの性格なのでしょう。
三浦奈緒子君はタンクトップに黄色のパーカー、下はハーフパンツというボーイッシュな服装、『谷江サン』は黒のワンピースの上から白いカーディガンという落ち着いた服装です。
娘の服をマジマジと見たのはお恥ずかしながら、この時が初めてだったように思えます。
ここで私は考えました。
娘は性の悩みを抱えており、相談相手を求めている。私は娘親として他所の男にそんな大役を任すことは到底承知できない。
また、娘はこの場に父親が現れたことに周章狼狽している様子。それもそのはずです、友達の家に外泊すると言っておいて、寿司屋くんだりに来て男性と会う約束をしていたのですから。
見る人が見れば、援助交際の現場を父親に押さえられたように受け取られる場面です(逆もまた然りで、父親が援助交際の現場を娘に押さえられたようにも受け取れるのですが)。
まさか千尋にかぎって援助交際などするはずがないと思う私は親バカかもしれません。でもどうしても千尋がそんなことをするとは思えないのです。
娘を追い詰めないために言いました。極力動揺を表に出さないよう努めます。
『私にも娘が一人いるが、こんな立派なお嬢さんじゃないよ。同姓のよしみだ、よろしく』
ウィンクで話を合わせろとシグナルを送りました。
『っ! ……よろしくお願いします』
娘はわかってくれたみたいで、他人のフリで返してくれました。
『良かったじゃん、千尋。見た感じ、千尋の理想っぽい男の人だよ?』
『う、うん……』
『課長サン、このコ、いつもはもっと明るいコなんだよ。でも今は課長サンみたいに渋い中年が現れて緊張してるみたい』
『良かったですね課長』
何がどう良かったのだアホンダラ。もし三浦が私以外の男を連れてきていたらと思うと腹立たしくてしょうがない。だがそんな怒りはおくびに出さず『そうだと嬉しいな』と答えておきました。
何とか自分と娘の関係を隠したまま、娘から悩みを聞きだそうとしたのですが、寿司屋では会話を発展させることはできませんでした。
話すのはもっぱら三浦兄妹で、私と千尋は聞き役です。
兄妹がどんな話をしていたのか、今となってはほとんど覚えていません。千尋の表情が硬いのが気がかりでしょうがなかったからです。
私が怒っていると思っているのかもしれません。あるいは私のことを誤解して怒っているのかもしれません。
『課長サン、ウチの兄貴、会社ではどんな感じなんですか?』
奈緒子君が話を振ってきました。千尋と会話がない状態なので、彼女の言葉は干天の慈雨といえなくもありません。
『妹さんの前だからってワケじゃないが、よくやってくれてるよ。仕事をモノにしようという熱意がある。残業だって積極的にやってくれるしね』
課を任されている者として、こういう部下はありがたいものです。
『ほら言った通りだろ? 俺の帰りが遅いのはホントに残業のせいなんだって!』
まるで残業帰りの新婚亭主が新妻をなだめるときの言い訳みたいです。この時点では全く気にならなかったのですが……
『ふ〜ん。じゃあさ、女性関係はどうですか? 兄貴ってばエロいし、外見的にそこそこモテると思うんですけど』
おじさん相手に『エロい』はないだろうと思いましたが、嘘をつくようなことでもないので、思ったことをありのまま伝えることにしました。
『確かに人気があるみたいだね。何人か女の子からコイツに彼女がいるのか聞かれたことがあった。あ、女の子というのは女子社員のことだよ』
『やっぱりモテるんだ』
口を尖らせ兄を小睨みします。かわいいもんです。
『モテるといっても会社では浮ついたことはしてないよ。ちゃんと外で恋人を作ってそれなりに一途みたいだからな』
『え?』
『ちょっ、課長! なんで知ってるんですか!』
奈緒子君は軽く目を瞠り、三浦を見遣りました。
『ん? 違うのか? こないだ大きな買い物袋を抱えていたじゃないか。あの袋、ブランドのだろ?』
『ええ、まぁ……』
照れたように頭を掻く。一方奈緒子君は嬉しそうにはにかみながら、来ているパーカーを愛しげに撫でています。ひょっとしたら恋人じゃなくて妹へのプレゼントだったのかもしれない、そう思いました。
興が乗ってきたのか、奈緒子君の関心は私に向けられました。
『課長サン、さっき娘さんがいるって言ってましたよね?』
『ああ』
『どんなコですか? かわいいですか?』
『そりゃあ自分の娘だからね』
向かい側から娘の視線を感じながら私は頷きました。
『もし『パパ、一緒にお風呂入ろ!』とか言ってきたら入ります?』
親父の悲哀を痛感させるシチュエーションに私も笑うしかありませんでした。
『ハハハ、言ってきたらね。でももう年齢的にそれはないだろうな』
『そんなことないと思います』
突然千尋が口を開きました。
『私、父さんと一緒にお風呂入りたいです。……でも母さんに変に思われるかもしれないから』
いきなり何を言い出すんだ。言いだしっぺの奈緒子君が目を点にしてるじゃないか。
娘がどこまで本気で言っているのかわからないので、適当にごまかすことにしました。
『そうか、私も娘にそんな風に言われてみたいなぁ。君のお父さんは幸せ者だよ』
『本当ですか? じゃあ今度言ってみます。……母さんのいない日に』
娘の表情が真剣に見えるのは私の願望が手伝っているからでしょうか? さすがに私も娘を女として意識してしまいます。
ひょっとして娘は私のことが好きなのではないかと。性にまつわる相談事の内容も私に関係する話ではないのかと。自分に都合のいい解釈だと思うのですが、なかなか振り払えません。
でも一方で、からかわれているのではないかとも思います。それはいろんな意味で怖い。だから……
『そうだね、言ってあげればお父さんも喜ぶかもね』
あくまでごまかすことにしました。
『そろそろ次行きましょうか』
私と娘の間の空気が微妙になってきたのを察したのか、三浦がいったん話を打ち切りました。
『次って、相談に乗ってやる話はどうなってるんだ?』
『こんなトコでできる相談事じゃないですよ。隣の座敷や店員に筒抜けになってしまいます』
『それはそうかもしれんが……』
『カラオケ屋なら安心です。俺が奈緒子とよく行くカラオケなんです。行きましょう。ここの支払いは割り勘ってことでお願いします』
カラオケについて了解しましたが、支払いについては断固私は支払いました。この程度の飲食代を部下と割り勘なんて、娘の前では無理です。
カラオケ屋は私たちが会社の新年会や忘年会で使うような大きな店ではなく、こじんまりした店舗でした。部屋は8つくらいしかなかったのではないでしょうか。
店の場所も駅から少し離れたうらさびれた所にあったので、大人の男が小学生の女の子を連れて入るにはちょっと抵抗があります。
三浦兄妹が一緒だし、何より千尋は正真正銘私の娘なのだから世間に恥じることはない、そんな風に自分に言い聞かせました。
『あの二人、仲いいね』
談笑しながら腕組み歩く三浦兄妹の背中を見つめながら、小さな声で千尋が言ってきました。
『千尋、帰ったらどういうことかちゃんと話を聞かせてもらうからな』
『私、父さんのこと、本気だから』
そう言って私の右腕を抱きしめてきました。ふくよかな、でも決して豊かとはいえない感触が私の腕に伝わります。
『お、おい……』
私は不謹慎にも興奮してしまいました。私は騙されているのでしょうか? それともからかわれているのでしょうか?
202号室に通された私たちは、私は娘と、三浦は妹と隣り合わせになって座りました。
ドリンクを注文すると早速奈緒子君がマイクを取り一曲歌い始めます。
歌い終わるまでにドリンクが運ばれてきて、千尋が歌いました。
こういうところで千尋の歌声を聞くのは初めてで、ちょっとした感動を覚えました。
奈緒子君は明るい感じの歌を歌ったのに対し、千尋はバラード。二人の性格が出ているのでしょう。
ですがそれより気になることがあります。横の私に体を密着させてくるのです。理由はたぶん向かい側の三浦兄妹だと思います。
奈緒子君が甘えるように三浦にしなだれかかり、三浦はさも当然そうにその肩を抱くのです。パッと見、恋人にしか見えません。
娘はそれに対抗しているようでした。
着衣の向こうから伝わってくる娘の感触、温もりは私の父性ではなく男性性を刺激します。
千尋にこんな大胆さがあるとは思ってなかったものですから戸惑いました。こんなことを他の男にもしているのだろうか? 父として気が気でありません。
次いで三浦の番です。奈緒子君のリクエストで今ブレイク中のバンドの歌を歌うことになりました。
歌う三浦にしがみつく奈緒子君。それを見ながら千尋は衝撃的な告白をしてきました。
『あの二人、恋人同士みたいでしょ? 付き合ってるんだよ、エッチなこともいっぱいしてるの』
な、な、な……
いや、あの二人が醸し出す雰囲気はまさしく恋人のそれだが、実際に知らされると衝撃を隠せません。それに『エッチなこと』って……
『直樹兄さんはいやらしいこと大好きだけど、すごく優しいんだって』
『……本当なのか?』
『ウソかホントか、あれを見たらわかるでしょ?』
千尋がお向かいに視線を向けるのでそっちを振り向くと、奈緒子君が三浦の太ももにまたがって、体を擦りつけているではありませんか!
『お、おい!』
『課長、お先にいただきます』
三浦は悪びれもせずそう言うと妹を抱きしめ、唇を奪いました。
『ん……んふ、ン……』
奈緒子君は小学生とは思えぬ声を洩らし、兄のキスに応じます。陶然とした表情でキスを貪り、うっすら目を開けこちらを見ました。
『お父さん……騙してごめんなさい……千尋、本当にお父さんのことが好きなの……』
私が千尋の父親だとわかっていたらしい。三浦に首を吸われ、パーカーを脱がされながら、言葉を続けます。
『本当に、悩んでて、つらそうだったから私……。千尋、こうするんだよ……』
『うぉっ!?』
三浦が奇声を発しました。妹の手が三浦の股間を鷲掴みにしています。
次の瞬間衝撃が来ました。
『……千尋……』
私は娘を振り返りました。泣きそうな、訴えるような眼差しでこちらを見つめています。
『……父さん……私……私……』
『や、やめなさ……っ!』
父親として止めようとしたのですが、千尋は私の唇を塞ぐことで阻止したのです。
658 :
656:2009/03/17(火) 22:54:57 ID:ABbNjo2z
>>657 すみません、マナーが悪かったですね。いったんストップです。
エロシーン投下は来週になりそうです。
風邪引いちゃうぜ!
>>656 GJ
次回投下は来週かぁ〜
それまでオナ禁するか
まだかね!ほs
ほしゅ!
663 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/30(月) 21:26:56 ID:YAYznbUd
保守age
なんかしんねーけどバッキバキにおっきしたお
娘分が不足がちな今日このごろ・・・
恐ろしいスレだな。
まぁファンタジーですから
669 :
影人:2009/04/08(水) 02:52:02 ID:fSb51Gvx
1畳もない小さな浴槽に2人の男女が重なり合う様な形で身を沈めていた。
男の年齢は35・6だろうか。一件華奢にも見える細身の肉体は良く鍛えられており、20代でも通りそうな程に若々しい。
反面、その表情に生気は無く、感情を見て取りにくい。男の名は大滝聡一という。
女の年齢は一転し、10代の半ばであった。男に向かい合い、跨る形で肌を密着させている。
大きく潤んだ瞳と、小さな口に厚ぼったい唇。顔を見ればまだ幼さが抜け切れていない子供の様にすら見える反面、
その肉体は20代を思わせるほどに豊満で、妖艶な色気を放っていた。
トランジスタグラマーとでも言うのであろうか。この何処かアンバランスな少女の名は留美。姓は男と同じ、大滝である。
「んっ……」
留美が小さく声を漏らす。聡一が僅かに腰を動かした際に、思わぬ快感が走った為だ。
小さな浴槽の中で重なるように肌を重ねている2人は繋がっていた。先程から留美が必至に声を押し殺し、肩で荒い息を
ついているのもコレが原因だった。安アパートの壁は薄く、ましてや声が良く響く風呂場で嬌声を上げようモノならば、その
声は間違いなく近所一帯に知れ渡る事になる。
だと言うのに聡一はそんな事を気にする様子も無く、ボンヤリと浴室の天井を眺めていた。
その無表情さは、顔を真っ赤にしながら湧き上がる快楽を堪えて身を震わせている留美など存在しないかのようですらある。
「ぅ、あっ――!」
どんなに堪えようとしても溢れてくる自らの声に、留美は瞳に涙を溜めて聡一を見た。『助けて欲しい』
口を必至に噤みながらそう懇願するも、聡一はそんな留美の視線に気付いてすら居ない。
ちゃぷちゃぷと浴槽の湯が波立ってくる。留美は既に我慢の限界らしい。ぽろぽろと涙を零しつつ、切なそうに体を揺らしている。
留美の口から、いつ甘くとろけた声が漏れてもおかしくなかった。
「なぁ、留美……」
放心しているかのように天井を眺めていた聡一が、ふと口を開く。
「家族って、なんだろう?」
あまりに突然で、あまりに脈絡の無い問いであった。
「か、ぞく……ですか?」留美は歯を食いしばりながら答えた。「私には、わかりません」
「そう、か。俺もだ。解らない」
そう言って、聡一は思い出したように留美を見た。
その表情は相変わらず変化に乏しく、何を考えているのか判別できなかったが、その目が少しだけ自分に関心を持っている事に
留美は気付いた。
「オトウ……サン」
掠れる声で留美がそう呟くと、聡一は「なんだ?」と僅かに首をかしげた。
「キスを、してください。声が出ないように、私の口を塞いでください」
「ああ、いいぞ」抑揚の無い声で聡一は答えた。
670 :
影人:2009/04/08(水) 02:54:06 ID:fSb51Gvx
聡一は留美のぽってりとした唇を舐めるように吸い付き、舌をその口内へと差し込んだ。
聡一の舌を待ち焦がれたように留美の舌が迎え入れ、絡み合う。
「んむ、っぷぁ!」
必至に聡一の舌に吸い付いてくる留美は、さながら母親の乳首を吸う赤ん坊のようであった。
ソレを口から放してはならないと、その一心でむしゃぶりついて来る。
何時までもこうしていて構わないと聡一は思っていたが、留美がまた湯当たりを起こすのも
面倒だと考え、先程からゆっくりとグラインドしていた留美の腰を掴む。
「んん――」
自分の尻をガッチリとつかまれた事に、留美が目を見開いた。
身を捩りながら腰を振り、聡一の手から逃れようとするが、聡一はソレを許さない。彼女がこうも慌てる
のは、聡一に尻を触られた事が原因ではなく、これから行われるであろう行為に気付いたからだ。
「いくぞ」留美の唇を吸うのを止め、聡一はボソリと呟く。
「や、止めてくださ――」
留美の言葉は最後まで出てこなかった。
再び聡一に唇を奪われた留美は観念する。できれば、今度こそは気を失わないようにと。
次の瞬間、聡一は掴んだ留美の尻を引き寄せ、叩きつけるように自分の腰を突きつけた。
今まで浅い所を前後していた聡一のペニスが一気に最深部まで捻り込まれ、頭がパンクしてしまいそうな
量の痛みと快楽が同時に留美を襲う。
「む、んむぅーーー!!」
しかし、留美は声を上げる事が出来ない。腹の底から溢れる悲鳴は口で押し止められている。吐く物を
吐けず、その為に酸素を求めて空気を吸うことが叶わない。熱と酸欠で視界がぼやけ、意識が遠退いていく。
聡一はやはりそんな留美に気付かないまま、もう一度腰を留美に叩きつけた。
今度こそ、留美の思考はショートした。
何処かで鈴虫が鳴いていた。
冷たく心地よい風を全身に浴びながら、留美は意識を取り戻した。
微かに目を開くと見慣れた天井と蛍光灯が見えた。乳白色の天井に、近所の家電量販店で買い求めた蛍光灯。目を開いて見えたソレ等に、留美は安堵の溜息をついた。
ゆっくりと視線を横に倒していくと、黒いジャージ姿の聡一の背中がある。自分はベッドに寝かされており、聡一は床に座ってそのベッドに背中を預けている形である。
留美が起きた気配に気付いたらしく、聡一が振り返って留美を見た。相変わらずの無表情に、留美は続けて安心した。
「おきたか」
「うん……」
留美が小さく頷くと、聡一は無言のまま立ち上がった。風除けになっていた聡一が居なくなった事で、扇風機の風が直接留美に当たる。
全身を撫ぜる風の感触に、留美は自分が全裸で寝かされている事に気が付いた。
671 :
影人:2009/04/08(水) 02:59:13 ID:fSb51Gvx
慌ててシーツを抱き寄せ、身を隠す。自宅アパートの周辺は駐車場ばかりで、アパートなど人が
住む場所は近所に無い。
外から覗かれる心配は無いとは言え、留美は裸族ではない。裸と言う状態は無性に心細く、気恥ずかしい。
「お、おと、おとーさん!」
留美は恥ずかしそうに顔を赤らめ、無言のまま玄関で靴を履いている聡一を睨んだ。
聞こえないフリをしているのか、そもそも反応する気が無いのか……。恐らく後者であろう。
聡一はスニーカーを履き終え、玄関の戸を開いた。
「お父さん」
もう一度、留美は聡一を呼んだ。その声は先程とは違い、寂しげなものだった。
「その……」
「心配要らない」聡一は振り返らず答えた。「15分で戻ってくる」
「……うん!」
留美の僅かに弾んだ返事を聞き、聡一は無言で出て行った。
ベッドの下に収めている衣装ケースから自分の下着を取り出し、身に着けながら、留美は何処か嬉しそうに頬を緩める。
開け放たれた窓から、何処からか鈴虫の泣き声が聞こえていた。
聡一と留美は「親子」を演じていた。
聡一と留美の間に血は通っていない。要するに、赤の他人である。ごく最近まで面識すらなく、全く異なった人生を歩んでいた。
2人の人生に共通点は無い。共通していると言える事は、コレまで「家族とは何かを知らないで生きてきた」という点だけだろう。
そんな2人が父と娘を演じている。
恋人同士ではなく、親子でなければならない。それには訳があり、どうしても必要な事であった。
これは、そんな二人の生活の記録。
興味のある方は、少しばかりこの話に耳を傾けてみてください……。
・・・
今日はココまで。
りあるたいむktkr
キタキタァァアアアア!!
気になる気になる気になる!!!!!
gj
声我慢最高
ダコタファニングみたいな娘ほしい
ほしゅ
ラムネの幼少期ひかりや七海を娘として育てる妄想をしてしまった
海の見える小さな家で二人きりの生活
畑を耕したり家の用事をしたり
そんでもって夜はエッチな遊びを教え込む
やどかに〜は可愛かった
季節ネタ行きます。
投下開始。
4月初旬。
私の家にも春がやってきた。
開けた縁側の窓から春の訪れを感じさせる暖かな風が入ってきて、
私の肌を柔らかに撫でた。
TVに目を移すと、数日前の大学の入学式の様子を放送していた。
カメラに映っているのは、新入生達が緊張と期待の織り混じった
初々しい顔で新たな生活に挑もうとしている姿だ。
その様子を観て、私は感じた。
この季節が過去から旅出った若者達の新たな挑戦の季節だと言う事を。
「はぁ。」
そこまで考えると、私は父親として改めて憂鬱な気分に至った。
そんな私の背中に少し離れた所から声が掛けられた。
「何してるのよ。ほら、さっさと来なさい。」
縁側の方から私に声を掛けているのは、
ついこの間まで高校三年生だった私の娘の櫻花(おうか)。
私が男手一人で育てた大切な一人娘だ。
母親とは今よりもずっと良い仕事に就いていた時に知り合い、
櫻花はその連れ子だった。
その数年後、私は会社の倒産に遭ってしまい、
収入が減ってしまった私の元から妻が去ってしまったのだ。
私の手元には母親に置いていかれた娘だけが残された。
あまりいいとは言えない仕事に耐えられたのは、
私と同じように捨てられたこの子を大切にしたいという
気持ちがあったからだ。
その気持ちを汲んでくれたのか、櫻花はことあるごとに
私の世話を焼いてくれた。
多少気が強くてあまり素直じゃないという、
そういうことの似合わない性格でありながら、だ。
そんな櫻花の私に向ける態度に、
父親としての確かな自負を感じずにはいられなかった。
だが、この娘のことで近頃、私は頭を悩ませていた。
事の起こりは一年前から。
櫻花はそろそろ進路を考えねばならない時期の筈だったのだが、
聞けば櫻花は大学進学をしないというのだ。
私は安月給の身とはいえ養う人数は少ない。
そのため大学の学費ぐらいなら問題なく払える貯蓄はあった。
そのことを伝えると櫻花はこう言った。
「駄目よ。後で学費が必要になるんだから。」
櫻花の言っている事の意味はよくわからなかったが、
私は進学することを強く進めた。
「いいか、高卒で就職したら年収や待遇がグッと低くなるんだ。
私みたいにロクな仕事につけないんだぞ。
だから、私に負担を掛けないように遠慮する必要は無い。」
櫻花は素直じゃない性格だが、根っこの所では常に私に気を遣う性格だ。
だから櫻花は私に遠慮して言っているのだろうと、そう信じていた。
しかし櫻花の返した答えは思いもがけないものだった。
「お父さん、何言っているのよ。あたし、遠慮なんてしてないわよ。
だって就職もしないから。」
「は?」
「あたし、ニートになるわ。養ってね、お父さん。」
予想外の言葉に、呆気に取られた。
「ほら。お父さん、早く!」
櫻花は叱りつけるように父親の私を呼ぶ。
今日は櫻花に、庭で花見をしようと誘われていたのだ。
私は櫻花に呼ばれるがまま縁側から庭に降り、
娘がシートを敷いた庭の一角、桜の木の下に腰を下ろした。
自分の座っている所からすっかり色あせた木造平屋建ての
我が家の姿が見える。
この家は私が生まれ育った時と全く変わってない。
築40年以上の古屋であり、多少住宅街から離れている。
庭は古いブロック塀に囲まれ、内と外の世界を隔てていた。
そのため今座った状態から目に入る景観は、
数十年前のそれとまったく変わってない。
まるでこの家だけが時代から取り残された世界のようだと、私は感じた。
そんな感傷を完成させているのが、今、私の頭上にある桜の木だ。
この木は私が物心つくころからここにあった。
こうして毎年ここで咲き続けてきたのだ。
そして今の私の隣には櫻花という、
もうひとつの成長を止めた桜がある。
シートの上で料理を並べている櫻花に言った。
「なあ、櫻花。将来一体どうするんだ? 進学も就職もしないって。
何か他にやりたいことがあるのか?」
既に幾たびも繰り返した、親の小言だ。
櫻花が作業を止めて顔を上げると、予想通り不機嫌な顔をしていた。
「また、その話題? 今は話せないって言ったじゃない。」
「だが――――」
言いたくもなる。
ニートになるなど、まるで娘に一生たかられそうな気分になる話である。
しかし、今回の櫻花は今までとは違う答えを私に返した。
「心配しないで。明日になったら話してあげる。
だから、今は花見をしてなさい。」
私は少しあっけにとられた。
「よし、並べ終わったわ。ほらほら、食べなさい。」
娘に勧められるまま、シートの上の皿に乗せられた料理に箸を付けた。
「ん、うまい。」
「いつもより多少は材料に奮発したのよ。」
私は次々と色々な料理に箸を伸ばす。
これだ。
こうして美味しい料理を作ってくれて、家事もきちんとやるから、
私もあまり文句が言えなくなってしまうのだ。
今の櫻花は実質的には主婦のようなものだ。
やはり私にたかりたいのではなく、私の世話を焼きたいと
思っているのだろうか。
それはもちろんよくないことだ。
父親として櫻花を自立させねばならない。
だが、私も櫻花をこのまま傍に置いておきたいと思う気持ちがある。
悩みに襲われ、気分が憂鬱になっていく。
私は気を紛らわそうと食事に集中した。
娘は自分が作った料理を私がよく食べている事に気をよくしたのか、
笑顔を浮かべながら私を見つめている。
すると、私が箸を付けようとした料理の上にひらりと桜の花びらが
舞い降りた。
それにつられて櫻花と同時に頭上を見上げると、
桜の花が少しずつ宙を舞っていた。
既にだいぶ花が散ってしまった桜の木。
梢にはピンクの花びらと、花弁が散ってしまった後に残された紫の茎、そして緑の若葉が混じっている。
木全体が一面花びらの色に染まる、満開だった時の華やかさは
たった一日で既に消失しつつあった。
櫻花は私の考えている事を察したのか、横から言う。
「昨日の朝はまだほとんど散っていなかったわね。
でも今日には既にこの有様だった。
せっかくの日曜日になのにタイミング悪いわね。」
「そうか。昨日の内に見たかったな。」
「でも、悪くないでしょ?」
「ん?」
「花びらはまだ散っているじゃない。
この光景をお父さんに見せたかったのよ。
私の名の元になった花が、美しく散る光景をね。」
そう言うと娘は酒瓶を取って、私のコップに注いだ。
「飲んで。それを飲むともっと桜が美しく散るわよ。」
「どうしてだ? 酔ったからって桜は特別綺麗に見えたりしないぞ。」
「そう? じゃ、試して見て。」
娘に言われるがまま私は酒を煽った。
すると少ししか手を付けてないのに、もう酔いが廻ってきた。
どうしてだろう。
娘の声が遠くに聞こえる。
「お父さん。今日は櫻が散る日よ――――。」
「ほら 見て 私の花びら 綺麗でしょ 」
なんだろう、これ。
「よく嗅いで その舌でよく味わって」
こうすればいいだろうか。
「嗚呼 気持ちいいわよ 」
「ほら 入れて お父さん 散らせて」
そうだ、突っ込んでやれ。
「痛い 痛いよぉ もっと優しくしてぇ」
止めるものか。気持ちいい。
「待ってぇ 中出しは 駄目ぇ」
知るか。汚してやる。
「出てる 出ちゃってるわ」
まだだ、まだまだ。もう我慢できない。
「ちょっと待って 痛いの 続けないで」
今日一日中、やってやる。
犯せるだけ、犯しぬいてやる。
意識がはっきりしない。
どうやら寝床に居るようだ。
とても気持ちいい。
繭の中のような居心地の良さ。
いつまでもそうしていたくて、意志は自らの眼を開けることを拒む。
しかし、布団の中はここまで気持ち良かっただろうか。
ふとそんな違和感を覚えた時、寝床の布団が作り出す
柔らかな弾力と暖かさにいつもと明確に違うものを感じた。
肉だ。
素肌と素肌が直接触れ合う感触。
肉と肉が触れ合って感じられる弾力。
これを最後に感じたのは確かもう何年も前。
そう、これは確か妻と――――。
「起きなさい。」
耳元で誰かに囁かれ、瞬時にまどろみが解けた。
その非常に聞き覚えのある声と、先程感じた違和感の二つの事象が
繋がり、私の全身に戦慄が走ったからだ。
恐る恐る目を開けていくと、そこには
「おはよう。お父さん。」
櫻花が居た。
「」
驚きで布団から飛び起きた。
掛けていた布団が剥がれた。
櫻花の全身が私の目に映る。
下半身にすら何も着ていない、一糸纏わぬ裸だ。
自分の身体にも目を移す。
何も着ていない。
な、何故。
裸で寝ていたのか。
櫻花と一緒に?
「ど、どうして?」
私の口から思わず出た問い。
それを聞いた櫻花は体を起こし、私の目の前で足をM字に開く。
「どうしてって、決まってるじゃない。」
そして櫻花は私に向けてあられもなく晒した性器を指で押し広げた。
私の目の前で肉の花びらが口を開け、中からドロリとした
赤の混じった白濁が流れ出した。
よく見れば、布団の上には所々に紅い花が咲いている。
「お父さんが散らしたのよ。
あ・た・し・の・処・女。」
この一言で自分のした事を断片的に思い出した。
そ、そうだ。
私は昨夜――――
「昨日は激しかったわね。私が優しくしてって言ってるのに、
処女を相手に全力で動きまくるんだから。
しかも一応止めたのに、中にたっぷり出しちゃって。
その上更に、私が痛いって言ってるのにいつまでも続けるし。
お父さんって結構サドじゃない。」
私の記憶通りのことを櫻花に指摘され、私は何も言う事が出来ない。
そんな私の驚愕をよそに、櫻花は愉快そうに笑った。
そして櫻花は私に抱きつき、耳元で言った。
「さあ、責任とりなさい。
ちゃんと働いて、私の作った御飯を食べて、
床の中で私を満足させて、私達の子供をかわいがるのよ。
これから一生養って貰うわよ。」
私はごくりと生唾を飲んだ。
「こんなニートなら、お父さんも養い甲斐があるでしょ?」
櫻花は今までに見せた事のない妖悦な笑みで私に問う。
美しく散る桜を見れた代償はとても重く、そして甘美に、
私にのし掛かってきた。
投下終了。
もう親子の絆8話の投下はすぐにでも出来ます。
しかし今、作品の修正版を載せるための自分のサイトを
新しくしたんですが、サーバへの登録がまだ終わらないので、
また数日後に投下します。
命令口調なのが気になるが
GJ!!
俺もそんな娘がほしい!!!!!
GJ!!
ロリがあまり好きでない、娘好きの俺が好きな話だ
これぞ男の甲斐性だな!
GJ!
こんな娘がいたら一生貧乏でもいいのにな。
皆さんはどんな娘像で脳内保管してるんでつか?2次?3次?
虹に決まってんだろ
惨事なんてくそっくらえだ
それよりも十代の娘に疎まれた哀愁漂う本物の父親とかが
このスレを見ていたりしないよね。
童貞魔法使いとかだけだよね、うん。
結構多かったらなんか悲しくなってくる。
このスレの娘さんはロリはテイルズのアニスでちょっと大人びた娘はシスプリの咲耶、あか坂の湊の
姿に脳内変換してます
俺は3次だな
2次はエロ漫画で補完できるし
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
/ヽと__)__)_/ヽ +
(0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクテカテカ
(0゙ ∪ ∪ +
/ヽと____)___)_/ヽ + +
( 0゙ ・ ∀ ・ ) ワクワクデカデカ
( 0゙ ∪ ∪ +
と_______)_____)
も、落ち着け! もちけつんだ!!
/∧_/∧ /∧_/∧ オロオロ
((´´ДД``;;)) ((;;´´ДД``)) オロオロ
// \\ // \\ オロオロ
⊂⊂(( ヽノヽノつつ ⊂⊂ヽ// )) つつ オロオロ
しし((_)) ((_))JJ
あと50分(*゚∀゚)
新しい名前で心機一転して頑張ります。
投下開始。
夜のまだ早い時間。
今は一家の誰もが夕食や一日の余暇を過ごしており、
どこの家にも活気がある時間だ。
この住宅街の中もそれは同様で、
家の窓にはどこもかしこも灯りが灯っている。
しかし、その中で灯りの全く灯っていない家が一つあった。
――――その家の中。
暗く静まりかえった廊下に、黒いニット帽を被った男が居る。
玄関から鍵を開けて入ったのだが、鍵は持っていない。
彼は家に入ると電気もつけに、
不審に辺りを見回しながら廊下を進む。
暗闇の中で蠢きながら、時折ぎらついた目でせわしなく
周囲を見渡すその姿はドブネズミさながらである。
家屋に侵入し、金品という餌を漁る、人間の姿をした鼠だ。
この空き巣――――ネズミが手早く仕事を終え、
一階に下りて玄関に向かったとき、その足が止まった。
玄関から気配を感じ取ったからだ。
男が様子を窺おうと暗所に馴れた目を凝らした途端、
輝く光が目に飛び込んだ。
思わず目が眩む。
廊下の電気が何者かによって付けられたのだ。
「おじゃまします。おっと、あんたに言う必要は無かったな。」
ネズミの声では無い。
別の男が言ったのだ。
ネズミは声のした方向を注意深く窺う。
間をおいてネズミの目が光に慣れてくると、
その姿形が彼の目にもはっきりと見えてきた。
――――男。
三十台半ばだろうか。
若干の衰えがありながら中年と呼ばれるには早い、
若者としての精悍さをもはっきりと残した顔。
その顔はすらりとした猟犬のような印象を与える顔だった。
黒い手袋を着けている。
コートを始めとした厚い防寒着の下に、
ずっしりした体躯らしきものが窺える。
それはその年齢にありがちな脂肪を蓄えた中年太りのようにも見えるが、
ネズミはそれが脂肪ではなく筋肉なのではないか、
そう感じた。
そのコートの男は、インテリア等の小物が多少置かれた
台の上に寄りかかるように片手をつき、
好奇心旺盛といった顔付きでネズミの方を見つめている。
とにもかくにもネズミは、
帰ってきたこの家の住人とおぼしき者に発見されたのだ。
彼は懐から携帯していた包丁を取り出した。
「jlktじゃkjlkjltj!!!!!」
日本語ではない。
彼の母国語で思い切り喚く。
同時に大げさな動きで包丁をやみくもに振り回す。
威圧である。
通常はこれで相手は怯むため、
戦わずとも逃げ出すことが出来るという寸法だ。
だがコートの男は全く動じず、淡々と言った。
「なるほど、大陸じゃなくて半島の方か。
しかもお約束の包丁ときたもんだ。」
日本語はわからないので、コートの男が何を言っているのかはネズミは理解していない。
だが威嚇にも屈せず不遜な態度を取り続けることから、
ここでネズミはやっと、目の前のコートの男が
一般的な住人にしては異常であることに気がついた。
見れば自分と同じように家の中に靴を履いたまま
土足で上がり込んでいる。
コートの男の只ならぬ気配に、
気圧されるようにネズミは構えを変えた。
大げさな威圧をやめると左足を前にして、
若干左半身の構えを取った。
左手に持った包丁の柄を自己の腹部に
くっつけるように下げる。
反対側の右手をそれよりも若干前にかざす。
先程とは明らかに意図が変わっていた。
通常刃物を持った人間は、
自然と相手に突き付けるように構える。
だがこれでは一度刃を引かなければ攻撃できない。
刃を近づけ威嚇するのが目的であり、
刺すこと自体が目的ではないのだ。
しかし、これは違う。
一度刃を引くという、ワンテンポの動作を置かずに
攻撃出来る、相手を殺傷することそれ自体を目的とした
殺傷用の構えである。
コートの男へのメッセージだ。
威圧を排除して殺傷目的に特化することで、
間合いに入り次第、即座に刺すという
最終警告を発しているのだ。
相対しているコートの男は、
この意図を理解出来る知識があるのではと考え、
ネズミはこの構えを取ったのだ。
しかしコートの男はそれを知ってか知らずか、
ただ感心したように
「へぇ」
と口から声を漏らした。
コートの男は言う。
「なるほど、ナイフ格闘か。
徴兵されてた時に身に付けたのか?
それとも元職業軍人か?
素人ではないわけだな。だが所詮付け焼き刃だ。」
コートの男は頬を吊り上げ、にやりと愉悦った。
素手の格闘と違って一般でナイフ格闘等を
教えているところは非常に少ない。
よって覚える機会があるとすれば軍隊の可能性が
高いのだが、軍隊では一般人が思うほど、
白兵戦用の技術の訓練に大した時間は割かれないものだ。
だが脅威ではないかというと、
刃物の場合はそうはいかない。
無駄な大振りを無くすように意識するだけでも、
対処は極めて困難になる。
以上のことを全て踏まえた上でそれでもなお、
コートの男は付け焼き刃と評したのである。
六メートル程の距離を挟み、二人は対峙した。
ネズミは焦りを感じながらも、じりじりと間合いを詰める。
これは試合ではない。闘いは既に始まっているのだ。
恐らくはコートの男が家に入ってきたその時から。
そのネズミの様子を見て、コートの男が呟く。
「馬鹿が」
コートの男は台の上に置かれていた手を滑らせる。
そこにあったものを手に取る。
後ろに少し跳び退きつつ投げつける。
ネズミの目はその一瞬の光景の一部を垣間見た。
投。
何。
片手で掴める大きさ。
陶器のインテリア。
顔。
「っ!」
宙を舞ってからでは間に合わない。
陶器のインテリアがコートの男の手を離れた瞬間には既に、
どこを狙われたのかネズミは反射的に理解し、対応した。
身体を左右どちらかに捻りつつ、頭を両腕で庇い、
身を丸めるように屈む。
教えられずとも誰しもがとる最も本能的な防御動作だ。
だがそれは、彼を訓練された元兵士からただの人間に
変えていた。
頭をかすめた瞬間に、過ぎ去る風を感じた。
コートの男の投げつけた物をかわすことに成功したのだ。
だが、ネズミの取った避け方は非常に危険を孕んだ
行動だった。
この本能的な防御反応を取るとしたら、
左足を前に出す左半身の構えをしたネズミが
身体を咄嗟に捻る方向は左方向しかない。
すると当然、包丁を持つ左腕は前に来る。
コートの男は全てをわかっていたかのように、
その腕を狙って躊躇無く踏み込んでいた。
前蹴り。
格好の位置に来た鼠の左手は、
コートの男の左足で蹴り飛ばされた。
刃物が宙を舞う。
だが、これで終わりではない。
コートの男は左足の前蹴りを、
戻さずにそのまま前に下ろす。
がん、という音がした。
蹴り飛ばされて宙に舞った刃物が天井に当たる音だ。
ネズミが姿勢を立て直そうとする。
が、遅かった。
ネズミの後頭部に重い衝撃が走る。
コートの男が右腕を振りかぶって肘を伸ばしたまま
斜め下に振り下ろしたロシアンフックのような一撃が、
ネズミの後頭部に当たったのだ。
ネズミは更に体勢を崩す。
更にコートの男の左手によって、
鼠は後頭部を上から押さえられ、更に下げられる。
この瞬間、コートの男の意図を察した
ネズミに戦慄が走った。
顔面への膝蹴り、もしくはまた後頭部。
咄嗟に先程以上にしっかりと窮屈に腕で頭部を抱えた。
両手で後頭部と頚部の間を覆いつつ、
肘を顔の前で閉じる。
顔面への膝蹴りと、後頭部への攻撃のどちらが来ても
防御することが可能だ。
だが防御それ自体は間に合ったものの、
止めることは出来なかった。
コートの男は右足を出して前足を入れ替えると共に、
右腕を折り曲げたまま振り上げ、
体重を載せて、後頭部を覆うネズミの両手に構わずに
上から落とした。
肘の打ち下ろし。
とん。
小気味よい音が鳴った。
コートの男の攻撃が当たった音ではない。
天井に当たった刃物が、刃先から床に落ち、直立するように刺さった音だった。
先程刃物が蹴り飛ばされてから、一秒と満たない時間。
だが、決着は既についていた。
硬い肘がネズミの後頭部に突き刺さった時、
彼にだけ聞こえる鈍い音がネズミの頭で弾けた。
空気の振動で音を聞いたのではなく、
自分の身体に直接走る衝撃で鼓膜が揺れたのだ。
ネズミは頚部を両手で覆っていたため、
頚部に直接肘が突き刺さるのは避けることには
成功している。
しかしコートの男の全体重を載せた槌は、
そこを覆っていた両手の頼りない指を粉砕。
吸収しきれなかった衝撃は頚部へ貫通し、
神経に与えられた衝撃が脳から全身への命令を
完全に遮断。
ネズミは為す術も無く昏倒した。
物を投げつけることによって意図的に
敵に本能的な防御反応を誘発させ、
予想通りの行動を取らせる。
刃物を蹴り飛ばしたのち、本能的な防御反応の弱点、
正中線を防御できても人体最大の急所である後頭部を
無防備な形で晒してしまうという点を突く。
コートの男の一連の行動は、
ジムや道場では教えられない実戦経験と、
それに対する日々の鍛錬がなければ出来ない対応だ。
仮に誰かが見ていたのなら一目で
畏怖を抱くであろう強さだった。
昏倒したネズミは痙攣したまま、まともに動かない。
意識も既に混濁している。
それでも恐怖に駆られ、目をコートの男の方に向け、
必死に口を動かして命乞いをしようとした。
言葉がわからなくても、怯えがありありと浮かんだ
この顔を見れば、意味は理解出来る筈だ。
だがコートの男は、ネズミを見下ろしながら冷たく言った。
「悪いな。刑事とはいえ高卒で学がないから、
外国語は英語しかわからないんだ。」
殺そうとしたんだから、例え殺されても文句は言えまい。
コートの男――――。
所轄署の刑事である斉藤和彦は心の中でそう付け足すと、
止めを刺すべく脇腹、一番下の肋骨を狙い、踵で踏み蹴った。
骨が折れる鈍い音がした。
* * * * *
12月15日。
あの俺の誕生日から既に四日が経っている。
時刻は夜の9時。
俺は自分の職場の刑事課、
課長の机の前で弁解をさせられていた。
刑事課の中は昼と比べれば若干閑散としている。
警部補になれば夜勤は不定期だ。
何か予定がない限り、夜は必要な数だけ残して普通は帰る。
今日は俺が夜勤であり、午後8時に出勤予定だった。
もっとも俺は数十分以上遅刻した。
今、課長に弁解をさせられているのはその件についてだ。
だが、どうどもいい理由で遅刻したわけではない。
ちゃんとした理由があった。
「出勤途中でコンビニに寄った際、
いつもの直感で不審者に気付き尾行、
そうしたら何とピッキングをしてくれたので――――
まあ、要約するとそんな所です。」
「で、斉藤。重傷を負わせた訳か?」
「すいません。抵抗しようとしたのでやむを得ず。」
報告を聞き終わり、顔をしかめている上司の冷ややかな目に、
俺は悪気も無さそうに答えた。
今話したことは目撃者も居ないので、
事実を多少自分に都合のいいように捏造してある。
だが上司はそんなことの真偽を確かめることに興味は無いようだ。
課長が言う。
「怪我をさせたうんぬん以前に、そもそも丸腰でしかもたった一人で
武器を持った奴を捕まえようとするな。
防刃チョッキは無い、警棒は無い、木刀は無い、拳銃は無い、しかも応援無しだぞ。」
「武器ならその場にあった物を使いました。
それに応援なら、入る前にちゃんと呼びましたよ。」
「到着する前に、捕まえに行っただろうが。
お前が連絡した時点で、PCが現場に急行しているんだ。
多分犯行を終える前に間に合うだろう。」
「案外逃げられるかもしれませんよ。そうなれば、
明日の朝には空港から本国にすぐに逃げ帰りますよ。」
「いくらお前が普通より強くたってやられる可能性が高すぎる。
とてもじゃないが捕まえようとするのは勘定に合わん。」
「大丈夫ですよ。実はこっちもいつもの直感が出てたんです。
捕まえに行った方がいいってね。
少なくともきっちり勝ちましたし、怪我も負ってません。
奴に重傷を負わせたのはまあ、誤差の範囲です。」
理由を挙げて説明したが、課長はそんな俺を疑わしそうに見た。
「それは本当か? 私には単に自暴自棄になっているように見えるんだが。」
「そんなことありませんよ。」
「四日前くらい前からすごく機嫌が悪そうに見えるんだがな。
そういえばお前は今、娘と二人暮らしだったな。
いいのか? 異性の親子ってのは死んだら相当悲しむもんだ。
私達がお前の葬式に行ったら、
お前の娘が泣いているところを眺めなきゃいけないんだぞ。」
この話題は今の俺にはばつが悪かった。
しばし間をおいて答える。
「そうですかね。案外すぐに立ち直るんじゃないですか。」
俺の憂鬱の原因の人物の話題を出されたからだろう。
ふてくされた子供のような感情が俺の口調に露骨に篭もってしまう。
そのため事情はすぐに上司に勘付かれた。
「もしかしてお前、娘と喧嘩でもしたのか?」
「そんなことはありまんよ。元々娘とはさほど仲良くありません。」
嘘をついたが、上司はそれを否定する。
「子供みたいな嘘をつくな。
去年だったか? ここに来たとき随分とお前にひっついていたろ。
確か中学生の娘だったな。反抗期にでも入ったのか?」
「――――。」
俺は俯いたまま黙った。
それを見かねたのか、上司が言った。
「そう心配するな。数日前までは仲良かったんだろう?
なら、このまま嫌われたままってこともないだろう。」
何の役にも立たない励ましだった。
事情はもっと複雑だ。
俺が押さえつけることに反抗しているのではなく、
押さえつけないことに反抗しているのだから。
四日前からの想子との問題を思い出して気分が憂鬱になっていると、
課長が何かに気付いた。
「ん? 斉藤。」
「何です?」
「お前、手が震えてるぞ。」
課長に言われて、自分の手を見た。
確かに震えている。
止められない。
時間差でやって来た、戦った時の恐怖だろうか。
得体の知れない恐怖を覚えつつあった。
「ほら見ろ。無茶なんてするから怪我をしなくても、
恐怖が身体に刻みついたりするんだ。
怖いってことは結局は命が惜しいんだから、そう自暴自棄になるな。
今日は誰か呼ぶから、もう帰れ。」
「出勤したばかりですよ。まだ終わってませんよ。」
震えながら言った。
そんな俺の様子を見て、課長は呆れた様子をしている。
「強がるな。声まで震えてきたぞ。
そんなにガタガタしながら明日の朝までここに居るつもりか?
他の奴に笑われるぞ。
今の時間ならまだ娘も起きているんだろ?
いい機会だ。早く家に帰って、娘に話しかけてみろ。」
「……はぁ。」
帰り支度をして素っ気ない挨拶をすると刑事課を出た。
署内にある自販機の所に行って、缶コーヒーを買う。
近くの椅子に座ってコーヒーを飲みながら、やっと一息ついた。
俯きながら、誰に言うでもなく呟いた。
「いつもの直感ってことで誤魔化そうとしたけど、
やっぱり傍から見てもわかるか……。」
――――直感。
これは俺の持つ第六感みたいな感覚を指す。
人間というのは誰しも、経験則を溜めるにつれて、異常を見分け易くなる。
その異常が露骨な場合は意識的に把握出来るのだが、
実際はもっと極めて細かいレベルまで人間は気付くことが出来て、
そういった場合は嫌な予感といった抽象的な感覚で現れる。
これが一般的な意味での直感らしい。
だが俺の場合は一般的な枠に収まらず、もっと強力なのだ。
警察官になったばかりの頃から特に職務質問は異常に得意だった。
ベテランと一緒に巡回を行っても、直感を発揮するために必要な経験も
ほとんど無しに、彼らが判らない不審者を一発で見つけ出す。
これが、僅かな経験則でも判断出来る脳の明晰さなのか、
はたまた予言のように、経験云々ではなくどこかの遠い所から
電波でも受信しているのか、俺にもよくわからない。
ただ、不審者を見つけ出したりするのには非常に便利なのだが、
使い勝手のいい能力とは言えない。
嫌な予感程度の感覚なので、具体的に何をどうすればいいか
手取り足取り教えて貰えるわけではない。
この能力が特別だと理解したのは、警察官になって高い検挙率を出していたからだ。
子供の時はわかっていても、どうにも出来ないことが多すぎた。
だから、自分の持つ力が特別であることに気付かなかったのだ。
警察官にならなければ気付かなかったし、大した役にも立たなかった。
それに自分が見たくないものについては見逃し易いところがある。
人間は自分の見たくないものは無視して、都合の良いことばかり見ようとするのだから。
今思い起こせば、最初の妻の浮気に始まり俺が知っている家庭内の問題には、
全て嫌な予感を感じていた。
だが考えたくがないために、自然と目を逸らしていたのだ。
同僚などはこのことを承知している。
それを利用して先程、課長に単独行動したことを弁解をしたのだ。
だが、あれは嘘だった。
単にあの男を見た時、非常に怪しい、そう感じたため後を尾けたら、
玄関をピッキングして中に入っていく姿を見ただけだ。
一人で逮捕できるといった予感はしなかった。
それでも何故俺はわざわざ捕まえに行ったのか。
自身に問いかける。
わかっている。
自暴自棄になっているのだ。
わざわざ捕まえに行ったのは、八つ当たりの相手を捜していたから。
そしてもう半分の理由は、死にたかったからだ。
そう。殉職なら仕方ない。
自殺じゃないのだからやむを得ない。
俺は警察官としてやるべきことをした。
だから、無責任に死んでも構わないんだ。
もう、想子を養う責任を果たさなくてもいいのだ。
死んでしまえば、あの子がどうなろうと俺には関係ない。
だが。
ここまで考えたところで、体の震えが再び激しくなるのを感じた。
恐怖を感じるということは生きたいということ。
先程の課長の言った言葉に疑問を抱く。
何故、俺はのうのうと生きようとする?
俺は俺が決めた義務を果たすべきだ。
そうでなければ、さっさと死ぬべきだ。
なりたい人間になるために、俺はそのために生きてきたんだ。
でもいつまで経ってもなれやせず、死ぬことも出来ずに、
中途半端なままに今日も生きている。
警官なんて仕事を選んだのも、そのためなのに――――
いつまでそこに座っていたのだろうか。
入り口の方角から声が聞こえた。
その声に俺は興味を引かれた。
別に警察署では珍しいことではない。
本来なら決して興味を持つことも無かっただろう。
だが俺には、その声を聞いた途端に身体に緊張が走った。
聞き覚えのあるその声は、ある人物のものに非常に近かったからだ。
入り口の方へ向かって歩く。
女子高生ぐらいだろうか。
先輩刑事と婦警が、暴れるけばけばしい女を押さえている。
「放せよ!」
その喧しく声に俺ははっきりと聞き覚えがあった。
さらに近づいて顔を確かめる。
やはり。
思わず舌打ちをした。
そこに居たのは別れた妻について行った
俺の実の娘――――明海だった。
ここでやっと向こうがこちらに気付いた。
明海は、ふてくされたように俺から目を逸らす。
俺が近づくと、先輩刑事もこちらに気付いた。
俺に向かって言う。
「ああ、斉藤。さっき包丁を持った奴を一人で捕まえたって?
相変わらずやるな、お前。」
「いえ、無茶するなって課長に叱られましたよ。
それより田辺さん、コレ、今度は何やったんです。」
明海の方に顎をくいと向けて言った。
俺の娘という表現も嫌だし、名前で呼ぶのも穢らわしい。
そういう嫌悪感が『コレ』という明海への呼び方に現れていた。
「いや、近くで餓鬼の喧嘩があってな。
一人は病院に運ばれたんだが、もう一人の方が逃げたんだ。
で、そいつの連れの女も逃げたんだが、こうして女の方だけが捕まったわけだ。
しかし中々強情で逃げた奴の名前を吐かなくてな。
うちの支店まで連れて来たってわけだ。
お前の娘が来たのは、これで3回目だったか?」
「"私の娘"なら1回だけですよ。"コレ"がここに来たのが3回目です。」
「"コレ"じゃねえよ。アンタがつけた名前も覚えてないの?」
ここでやっと明海が口を挟んだ。
ぼやくように俺に抗議したが、目は俺から逸らしたままだ。
「ん、ああ。そうだったな。悪かった。」
俺は言い直した。
「よう、アバズレ。」
この一言で明海は初めてこちらを見て、俺を睨みつけた。
俺は構わずに罵倒する。
「ゴミ同士のカップルにもそんな絆があったのか? 俺、感動で涙が出そうだ。」
自然と口が動き、明海への挑発の言葉が出た。
向こうも負けじと返す。
「DV男の癖に偉そうな口聞くんじゃねえよ」
「また言いがかりか?
想子に腕を折られたんじゃみっともないからって俺のせいにするな。」
明海の腕を折ったのは度重なる虐めに切れた想子の仕業だと口裏を既に合わせてある。
想子と初めて一緒に寝た、あの時のことだ。
離婚になった時に不利を避けるために共謀したのだ。
明海はこれ以上言っても無駄だと思ったのか、話題を変えてきた。
「…………けっ。
それにしても、想子との仲はどうなのよ?
もう反抗期にでもなって、仲悪いんじゃないの?」
「――――。」
言葉に、詰まった。
明海からすれば思いつきで言ってみただけなのだろう。
だが俺の反応を見た明海は、それが真実だったことに気付いたらしい。
途端に気を良くして俺を嘲笑った。
「もしかして、良くないの? ほんとかよ、マジ笑える!
想子も笑えるわよ!
離婚した時、あんたみたいな糞真面目なおっさんにあんなに懐いちゃって!
あんたも義理の娘なんかにあんなに夢中になるなんて、何考えてんだか?
引き取ったのは性欲処理のためにでも使うためだったんでしょ?
断られたら無理矢理にでも犯すのが目的だったんでしょ!?
そりゃ嫌われるわね! 力ずくで暴力を振るうようなロクデナシなんだから!」
俺は周囲の好奇の目をひしひしと感じた。
こうも大声で騒げば、自然と署内の人間の目が集まる。
しかもここは、よりにもよって人目の多い所なのだ。
自分の課の人間ではないにせよ、こうも大人数に見られれば羞恥心が沸き起こる。
だがそれ以上に、身体の中が怒りで煮立っていた。
「……貴様。」
沸騰した怒りが蒸気となって吹き出た声が、俺の口から出た。
その声に明海がびくりと体を震わせる様子を見せた時、肩に手が置かれた。
「おい斉藤、もう止せ!」
先輩刑事は俺を引きずるように少し離れた所に連れて行き、小声で話す。
「課長に言っておくから今日はさっさと帰れ。
お前が居ると余計にややこしくなりそうだ。」
俺は未だ怒りを燻らせながら、先輩刑事に小声で話す。
「課長に今日は帰れと言われたので、今ちょうど帰るところですよ。
引き取りに来たこいつの母親と顔を合わせたくありませんし、
後はお願いします。
それと、3階の廊下の奥の部屋で絞ってやって下さい。
うちの課の取調室とか人気の多いとこだと、
あること無いこと私の悪評を吹聴されて困ります。
それを狙ってるようなフシもありますから。」
「わかった。この間も随分と喚かれたからな。」
「田辺さん、何言われても信じないで下さいよ。
あいつの言っている事は全部寝も葉もない嘘ですからね。
じゃあ、お先に失礼します。」
先輩刑事に軽く頭を下げると、俺は明海を無視して歩き出した。
すぐに背後から声が掛かる。
「おい! 逃げるのかよ!」
「……馬鹿なんか相手にしてられるか。」
吐き捨てるように言って、その場を去った。
車を少し走らせると、すぐに我が家に着いた。
車庫に車を入れる前に、家を見上げる。
一階の窓は全ていつも、雨戸が閉まっている。
窓が見えるのは二階だけ。
雨戸の閉まっていない2階の窓からは、家の中で灯りが見える。
やはり、まだ想子は起きているようだ。
我が家の姿はいつもと全く変わらない筈だ。
だが、数日前のあの誕生日以来、
ここが全く違う家に変わったように感じて仕方がない。
自意識過剰であるのはわかっている。
そのことをわかってはいるがそれでも二階の灯りが、
まるで自分はここで待っていると想子が俺に対して
アピールしているように思えた。
車庫に車を入れ、玄関に向かう。
後はいつもと何も変わらない扉を開けるための儀式。
想子が起きている時間は、想子に内側から鍵を開けて貰わなければならない。
この鍵は簡単には解錠出来ないが、盗まれる可能性もないとは言えず、
これが防犯上で一番安全であるが故の習慣だ。
しかし携帯電話のボタンを押そうとすると、それが戸惑われた。
家を見上げる。
本当にここは自分の家なのか?
俺がここの主の筈なのに、実際は行きたくない人物の家を訪ねる客のような
気がしてならない。
躊躇を捨てよう。
車庫のシャッターを開け閉めした音は既に想子にも聞こえている筈だ。
強引に指を動かし、携帯で家の中の固定電話に連絡する。
帰ってきたことを告げると、電話に出た想子はすぐに鍵を開けると答えた。
家の中から足音が近づく音。
玄関で靴を履く音。
内側から鍵が外される音。
扉が開け放たれる音。
あの誕生日と同じように、想子が姿を現した。
「おかえりなさい、お父さん。」
何も変わっていないような笑みを想子は浮かべている。
しかし俺の直感は気付いている。
「今日は早かったね。どうしたの?」
今の想子は今までとは違う、異質な何かを持っていることに。
心臓が大きく波打った。
投下終了。
予告どうりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
リアルタイムで読めたよ!
ありがとう!
719 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 02:23:22 ID:ODAmgeHE
ほしゅ
去年よりこのスレは人気が無くなったんじゃないだろうか。
ほしゅ
娘の穿きたてぱんつを口の中で洗濯したい。
よく噛んで味わってあげるんだ。
変態じゃないよ、変態という名の紳士だよ。
ほしゅ
小学生とかを攻略する作品はまだか!
前スレの「菜緒」の続きが読みたくてしかたがない
作者の方是非お願いします
これから投下します
5レスです
微スカ要素あります
本番無しです
娘が小学生
以上に不快感ある方はタイトル「律ちゃんとぱぱ」でNGヨロシク
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ただいまあ〜」
いつもの様に玄関をあけると律子はランドセルを置いてリビングへ行った。
”おかえりなさい、おやつは冷蔵庫にあります”
”ぱぱより”
テーブルの上の置手紙を見ながら律子は首を傾げた。
「めずらし〜ぱぱドコ行ったのかな?」
冷蔵庫をあけるとパパ特製プリンが入っていた。
「わープリンだ」
手を洗ってソファに座るとプリンを食べた。
プリンを食べ終わるとソファに寝転がってDVDを見た。
午後の穏やかな陽だまりに、お腹も膨らんで律子はいつしかうとうとし始めた。
「お昼寝って気持ちいいなあ〜」
不意に身体に違和感を感じて律子が目を開けると、窓の外はすこし暗くなってきていた。
「あれ?あれ?」
気がつくと両手首、両足をソファの脚に縛り付けられていた。
「えーなにー?」
両足はすこし開かれて、短いスカートは捲くれ上がって綿のパンツが丸出しになっている。
「どうしよう……」
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その時、リビングのドアが開いた。
ドアの方を見ると、覆面をした怪しい男が入ってきた。
「何!?」
男はくぐもった声で言った。
「律子ちゃん、怪しい者じゃないよ、心配ないよ」
「……充分あやしいよ、怪しすぎっ!」
男は律子の言葉を無視してランドセルを漁った。
「いーやー!どろぼー」
律子は男を止めようともがくが手と足はしっかり固定されていた。
「泥棒じゃないよ、何も盗らないよ。あれ、これテストだね」
「やーめーてー」
今日返してもらった算数のテストは散々な点数だった。
「律子ちゃんちゃんと勉強しなきゃだめじゃないか」
男は図工セットから筆を取るとすすっと律子の太腿をなぞった。
「きゃっ」
くすぐったさに身体をビクッとさせると男は更に内腿に筆を伸ばした。
「いやーん、くすぐたいよぉ」
「ちゃんと勉強しないからお仕置きだよ」
「えーんゴメンナサイ」
テストの恥ずかしさからか、筆の感触からか、律子の声はか細くなった。
男は律子のブラウスのボタンを全部外すとまだ肉の無い胸を露にした。
くびれのない腰がそのまま伸びたような胸囲とむっちりとした腕が曝された。
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「えええ、エッチ!」
「なにがエッチだ、第二次性徴もまだの癖に」
筆は律子の乳首周りから脇まで伸びた。
「あん……」
毛筆が乳首に掠ると律子の口から吐息が出た。
「大人みたいな声出して……大人みたいにしてやろうか」
男はそういうと律子の身体に絵の具を塗りだした。
乳首に濃いピンクの色を塗ると律子から悲鳴が上がった。
「いやーなにすんのよぉ」
じたばたするにも出来ない、四肢を強張らせて必死で抵抗したが、結局は為すがままになってしまう。
脇を黒々と塗られると、くすぐったさの余り律子は尿意を感じた。
脚をすり合わせてモジモジしても気がついてしまった尿意を忘れる事は出来なかった。
「ねえ……おしっこ、でちゃう」
恥ずかしそうに消え入りそうな声で言った。
「出しても良いよ」
「えっ?……やだあ!ちょっとぉ」
男の手がパンツに伸びると、するっと躊躇無く毛の無い割れ目が見えた。
そしてどこから用意していたのか、律子の腰の下にオムツをあてた。
「どこからでるのかな〜」
「きゃあ!」
くぬくぬと指でそこを漁られると律子は思わず大きな声を上げた。
「いやーもう、もう……」
涙目で嘆願する律子に男は指を放してオムツをきちんと留めた。
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ……はぁ……」
荒くなった息を整えると律子は言った。
「オムツなんて、律子こどもじゃないもん」
男が律子の下腹部を圧迫しながら優しく言った。
「出していいんだよ」
言いながら乳首を柔らかく擦るとまた律子の口から吐息が漏れた。
「あ……あぁん」
じわっと漏れた熱い液体の温度がオムツの中に篭る。
律子の尿が出ているのを確認した男の手は優しく容赦なく圧迫を続けた。
「やーん濡れちゃったよぉ」
「濡れちゃったの?」
オムツを外すとむわっと尿臭が立ち上った。
「やだー見ないでよぉ」
指先で二つの小さい膨らみを開くとほんのり赤い粘膜が湿っていた。
「ばかばかばかばかあ」
律子の罵声を浴びながら指は小さい突起を弄った。
「あっあっあっ」
突起を動かすたびに罵声は嬌声に変わった。
男は律子の足枷を取り思いっきり脚を広げた。
太腿を押さえつけ舌で肛門から撫で上げられると、律子は身体を反り返らせた。
「ひゃあっ」
思わず動かした足が男の覆面に当たると素顔が見えた。
「ぱぱ!?」
「あっ!」
父と娘の間に暫し沈黙が流れた。
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……ごめんよお」
律子の身体に付いた絵の具を拭取りながら父は平謝りだった。
「だって……だって、りっちゃん最近冷たかったんだもん、構って欲しかったんだもん」
「だからって!して良い事と悪い事があるでしょう!?」
真っ裸の娘に叱られて父はしょぼんと肩を落とした。
そんな父を見ると、律子は優しい気持ちになった。
何と言っても父と娘2人だけの家族なのだから。
正座している膝に跨ると首に手を回して妖艶に言った。
「あたしが構わなかったって、なんでそれがエッチなことに繋がるの」
「これで去って、パパが登場する予定だったんだよ」
「ホンッと、男の人って馬鹿なんだから」
呆れたようにため息混じりに言うとぴったりくっ付いた。
裸の律子の身体はもちっと柔らかかった。
「ごめんよーこんなぱぱですが、今後もヨロシク」
ふにふにと律子のまんまるい尻を揉んで言った。
「きゃ」
思わず立ち上がると丁度父の目の前に律子の股間がきた。
律子は父の頭を抱いて股間に押し付けた。
「ぱぱも、もうちょっとまともになりなさいよ」
そんな回りくどい手をつかわなくったって。と言う言葉を飲み込んで父の頭を撫でた。
「……お風呂に入ってくる、あっちこっちビショビショだもん」
すたすたと風呂場に行く姿を目で追うと、リビングの戸口で振り返った律子と目が合った。
「ぱぱが汚したんじゃない、洗ってよ」
「りっちゃん!」
有頂天になる父を横目で見て律子が言った。
「今度からはちゃんとお家の鍵締めておいてね、あとプリンだと味でばれるよ」
……ひゃー
以上です
勢いで投下しちゃった(*゚u゚)ゞエヘヘ
以前書いたのと趣違すぎw
GJ!
ぱぱアホ過ぎワロタww
ほ
ほす
すっかり過疎化してる。
諦めません作品がくるまで
ほしゅですよ
739 :
真野 司 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:50:10 ID:NlqXSGYb
投下開始します。
親子の絆 第九話 「蠢くもの」
740 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 1/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:50:53 ID:NlqXSGYb
通りの一区画に、全く同じ住宅が並んでいる。
小さくて非常に簡素な外観をしており、古くて汚れが目立ち建物全体がくすんでいる。
三十年以上前に建てられたこれらの住宅は、
たとえ家賃がそれなりに安くとも今では貸し手が中々つかず、
空き家が目立ち閑散としている。
その内の一軒に吉村という表札の掛かった家がある。
そこに居を構えているのが和彦の元妻、吉村泰子だった。
吉村というのは彼女の旧姓である。
一二月十五日、平日の昼間。
吉村家の玄関先では家主の泰子が、待ち望んでいた人物の
初めての来訪を笑って出迎えていた。
「久しぶり、お母さん。」
「そうね、想子。さあ上がって。」
泰子の娘で今まで彼女を無視していた斉藤想子だ。
想子の方から泰子に連絡があって、
明海が居ないこの時間にやって来たのだ。
泰子は想子をリビングに通すと、笑みを浮かべながら
当たり障りの無い事を想子に話しかけた。
すると想子は、かつて泰子に見せていた露骨な敵愾心を
今日はまったく見せようとはしなかった。
ただ笑顔で泰子の話に答えている。
何故こうなったのかは泰子にはまったくわからなかったが、
まるで和彦と結婚する前に戻ったようだ。
今までは想子と会話するときも、いつも想子の顔色を窺って、
和彦を露骨に馬鹿にする発言は出来なかった。
しかし今日はもしかしたら言っても大丈夫かもしれないと、
内心ほくそ笑んだ。
「想子、今日はどうしてやってきたの?」
「弟の顔でも見ようと思って。ほとんど見た事が無かったから。」
「そうね。お姉ちゃんだからね。今はあっちの部屋に居るわ。」
泰子は立ち上がると想子を伴って台所から出た。
狭い廊下を進み、ある部屋のドアを開ける。
その部屋の中央にはベビーベッドがある。
泰子がベビーベッドの縁に手を掛けて中を覗き込むと、
想子もそれに続いた。
「だー。」
中に居たのは泰子に向かって両手を伸ばす赤ん坊だった。
741 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 2/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:51:30 ID:NlqXSGYb
頭は肉団子のように丸い形をしていて大きい。
全身が脂肪によってふくよかに膨らんでいて、
細長い風船を捻って作るバルーンアートの犬のような愛らしさがある。
その赤ん坊の体を泰子が掴み、しばらくあやすと、
体を想子の方に向けさせた。
「ほら、玉海。お姉ちゃんよ。」
――――吉村玉海。
和彦との間に出来た子供である。
明海と似た名をしているが性別は男であり、想子にとっては
血の繋がった弟にあたる。
離婚して和彦の家から明海を連れて出て行った時には
既に妊娠六ヶ月で、現在は生後二年と三ヶ月になっていた。
玉海に顔を寄せて想子は尋ねた。
「ねえ、玉海? 何か喋ってみて?」
想子の問いかけに玉海は何も答えない。
ただ想子をつぶらな瞳で怪訝そうに見つめている。
無理もない。玉海はほとんど想子に接した経験が無いのだ。
しかし玉海は想子を見た途端、たちまち泰子の胸に身を寄せるように
縮こまってしまった。
赤ん坊ならばもっと溢れんばかりの好奇心に全身が弾んでいても
良い筈であり、育児の経験の無い想子にもそれは読み取れた。
「……この子、私を怖がっているみたい。」
「そ、そうね。」
泰子は澱みのある返事を返した。
「それに確か成長が遅くて、まだ話せないし、立てないんでしょ?
……ねえ、それってやっぱり明海のせいで玉海の成長が
遅いんじゃないの?」
泰子は聞かれたくなかった事を聞かれ、言葉を詰まらせた。
たどたどしい口調で想子に答える。
「多分、ね。ただでさえ家が狭いのに大音量の音楽をかけたり、
玉海が夜泣きしたら怒鳴りつけたり平気でするからね。」
泰子は顔をきつく強ばらせている。
その理由は単に我が子の成長の遅さへの懸念だけではない。
泰子は和彦の考えに相容れず明海を引き取った。
だがその実、明海のような人間の価値を認めるべきではないという、
和彦の考えこそが正しかったという結果を改めて突き付けられていた
ような気がしたのだ。
そんな結果は泰子にとって、絶対に認められなかった。
だからこそ泰子は元夫の和彦に対して、そして現在自分の隣に居る、
742 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 3/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:52:02 ID:NlqXSGYb
和彦の庇護を受けた想子にまでぶつけるように、
自身の怒りを思わず口走ってしまった。
「でもそれもこれも全部あの人のせいよ!
想子なんかのために、自分の娘に愛情を持って接しないから、
明海があんな状態になったのよ!
養育費だってロクに払わないし、 何考えてんのよ!」
言った直後に泰子は我に返り慌てた。
まずいことを口走ってしまったことに気付いた泰子は、
すぐに想子の方を振り向いた。
和彦の悪口を言っても想子の機嫌を損ねないか、
じっくり探りを入れていくつもりだったのに、
怒りに任せていきなり危険な事に触れてしまったからだ。
しかし泰子の恐れはただの杞憂だったようだ。
想子は泰子に向かって怒りを露わにしたり
睨みつけたりするわけでもない。
ただ泰子の激情の発露に少し怯え、慌てた様子でそこに佇んでいた。
至極普通な反応に、泰子は胸を撫で下ろした。
だが泰子はほんの一瞬――――想子の方に顔を向けたその刹那、
とても恐ろしい顔を見た気がした。
玉海が寝てしまうと、二人はリビングに戻った。
泰子はさっきまで聞かなかったような、
踏み込んだ話を想子から聞き出そうとする。
「ねえ、想子。もしかしてお父さんと喧嘩でもしたの?」
「う、ううん。そんなんじゃないけど……。」
想子の浮かない顔と言葉尻を濁す反応に、泰子は喜んだ。
先程の想子が和彦の悪口を言われても怒らなかった事と併せて、
想子と和彦の仲の悪化を確信したのだ。
泰子は想子に、ずっとかねてから望んでいた提案をした。
「ねえ、想子。ここに住まない?」
「え?」
想子は驚いた顔で泰子を見る。
「親権はあの人が持っているけど、あなたがここに住みたいって言えば、
連れ戻すようなことはしないんじゃない?」
「でも……。」
想子は逡巡の様子を見せる。
その理由は明らかで、泰子にもわかっている。
743 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 4/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:52:35 ID:NlqXSGYb
「明海のこと? 大丈夫よ。想子から先に変われば、
お父さんだって反省するきっかけになるわ。
あの人が明海に謝って二人の仲が直れば、
明海だってじきに反省するわよ。」
想子は何も答えない。そんな彼女に泰子はさらに続けて言った。
「それにね、想子。このままじゃお父さんだって不幸だと思うの。
あの人は自分の遺伝や教育のせいで明海があんな人間になったと、
責任を感じているでしょ?
でもそれじゃあ自分を否定することに繋がるじゃない。
あの人も明海のことさえ認めてあげればそんな罪悪感に
苦しむことは無いのよ。
だから、想子。あなたからまず先に自分を変えなさい。」
泰子の言っている事は以前と全く変わりがない。
今までの想子にならば確実に取り付く島もなく拒絶されただろう。
しかし、今日は違った。
「今日は家に帰るよ。でも……考えておくね。」
想子は何か決意したのか弾んだ声で答え、
不安そうな面持ちが明るくなった。
泰子は肯定的な返事を聞けたことに喜びを隠せなかった。
「そう! 考えておいてね。」
その後しばらくして想子が帰ろうとすると、
泰子は何かに気付いた様子を見せ、想子を呼び止めた。
「ああ、そうだ。買い物に行ってくるから、
もうしばらく家に残って玉海の様子を見ておいてくれる?」
想子はこれを快諾した。
「いいよ。しばらく留守番してるね。」
泰子は買い物袋を携えて家を出て行く。
それを見届けた想子は頬を吊り上げた。
「さて、と。」
想子は家の中に一人になるとポケットから小型のデジカメを取り出し、
家の中をくまなく撮影していった。
浴室、トイレに至るまで、全ての部屋をだ。
それと同時に部屋の中を物色してまわる。
これは使える、時折そんな独り言を呟きながら。
半ば物置のように使われている部屋で物色を行っていると、
ふとある物に想子の目が止まった。
いわゆるぶら下がり健康器というものだ。
744 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 5/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:53:03 ID:NlqXSGYb
懸垂もしたりも出来る健康器具の類で、
既に大分年月が経っている品のように見えた。
恐らく中古品で、買ったはいいがロクに使われぬままに
放置されていたのだろう。
だが、持ち主に使われぬまま放置されていたこの道具を見て、
何故か想子はこう呟いた。
「これは特に使えるね。」
最後に玉海の寝かされている、泰子の部屋を調べていた時だった。
想子はふと小さな声を聞いた気がして、後ろを振り返る。
すると寝ていた筈の玉海が目を開いて、想子を見ていた。
今起きたらしい。
「あ……ぁ……ぁう」
玉海は体を起こし、布団に座ったままゆっくりと首を回して
左右を確認した。そして母親が居ないのを理解すると
「う、う……うえぇぇえ――――」
大声で泣き始めた。
だが想子は、座り込んで泣きじゃくる玉海を
恐ろしく冷ややかな目で見下ろしていた。
先程、泰子が居る時には決して見せなかった目だ。
「悪いんだけど、お母さんは今居ないよ。」
ただそれだけを言うと、玉海のことなど全く意に介さないように
再び部屋の中を調べ始めた。
だが玉海の方も想子のしていることを意に介さず、
いつまでも泣き続ける。
そうして三分程経った。想子はやっと玉海の方を振り返り、
ため息をついた。
「まったく、仕方ないんだから。」
想子は玉海を抱き上げると、あやし始める。
「ほら、泣き止んで。」
玉海を見つめる瞳には、少し暖かみが宿っていた。
745 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 6/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:53:51 ID:NlqXSGYb
同日夜十時、斉藤家宅。
和彦は玄関で想子に出迎えられると、早々に帰宅した理由を尋ねられた。
――――ちょっとな。
和彦はそう言葉尻を濁して答えず、
逃げるように家に上がり自室に向かう。
戦いの恐怖が体に未だに染み込んでいて、
体の小刻みな震えは止まっていない。
それを隠すように廊下を歩く足が速くなる。
そのすっかり小さくなった和彦の背を、
想子は何も言わずただ黙って後を追った。
和彦が自室に入ると、ドアの隙間へ強引に滑り込むように
想子も室内に入った。
和彦は先程から想子の視線、無言の圧力を感じている。
既に自分の止まらない震えが想子に気付かれているであろう事も
わかっていた。着ていた上着をハンガーにかけ終えると、
想子は何か含みのある笑顔でもう一度言った。
「ねえ、どうしたの? 震えているけど、何か怖い事でもあったの?」
納得する答えを聞かせない限り、想子は聞き続けるだろう。
想子の態度に屈した和彦は、話し始めた。
「ちょっと駅前のある飲み屋に先輩と聞き込みに行ったんだが、
殺人未遂事件に出くわしてな。相手は刃物を持っているし、
こっちは二人掛かりとはいえ丸腰だから危なかった。
その時の恐怖が、中々抜けなくてな。」
もちろんこれは嘘である。本当の無茶な行動を話してしまえば、
そこから和彦の胸の内の苦悩を推定されてしまうからだ。
そのため自分がやらざるを得なかったように、
事実を話しても差し障りの無いものにでっち上げた。
「そう。無茶はしないでね、お父さん。」
想子は和彦の言った事を疑わなかったようだ。
答えを聞いて満足したのか、想子は長居する事もなく部屋を出て行った。
だが、想子の後ろ姿を見つめる和彦の顔は、
無事に隠しおおせたにもかかわらず曇っている。
ついほんの少し前までなら、いつも想子から一緒にお風呂に入ろうと
切り出される筈だった。
746 :
親子の絆 第九話 「蠢くもの」 7/7 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:55:01 ID:NlqXSGYb
想子は自分の部屋に戻ると椅子に座り、机の上に置いてある
先程まで一時外していた眼鏡を掛け直した。
そして机の上のパソコンを弄ると、
想子の目の前に昼に泰子の家で撮った写真が立体で表示された。
眼鏡型の最新型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)だ。
他の端末と組み合わせてディスプレイとして使用する。
通常の眼鏡と同じようにフレームを変更する事も可能なので、
傍目からはただの眼鏡とは区別がつかない。
左右別々に表示出来るので、
平衡法を利用した立体映像を見る事も可能だ。
想子は立体写真を閲覧しながら、
昼間に行った泰子の家という世界に没入していく。
そしてテキストファイルを開いて、何かを書き始めた。
この部屋には和彦は入らない。
既に数ヶ月前から想子に、部屋に入らないようにきつく言われているのだ。
和彦はこれを、自分に甘えてばかりいた想子にも
自我が芽生えようとしているのだと理解した。
だからこそ和彦は胸の痛みを感じつつ受け入れた。
自分の胸中にある想子のこの行動を訝しむ気持ちは、
邪な独占欲が生み出した物だろうと自身を納得させ。
そのために想子が何をしようとしているのか今の和彦には知るよしは無かった。
想子はデジカメで撮った写真を次々と閲覧しながら、ひたすらキーボードを打ち続ける。
「不備がないように、ね。」
747 :
真野 司 ◆p4YzvldxxM :2009/05/25(月) 00:55:40 ID:NlqXSGYb
748 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/25(月) 01:08:31 ID:ezT6Iwr3
>>747 キターーーーーーーーーーーー
いつも緊迫感ある描写GJです!
待ってました
これからも期待してます
はっきり言って勃起しました
ほしゅせねば
引き込まれる。
そして想子以外が全て不幸になりそうで怖い…
ほす
今週の「みつどもえ」がいい。
保守
今日は父の日ですね
乳の日ですよ
「パパ、パパ。きょうねちちの日なんだよしってた?」
「へぇーそうなのか、知らなかったなあ。何かくれるの?」
「パパもわたしのおちちすっていいよ!」
「はい?」
「ちちの日だからおちちすっていいんだよ!」
「えーと……父の日って、パパの日ってことじゃないの?」
「あははっ、パパはおちちでないよー男の子はでないんだよー?」
「お前だって出ないだろ」
「わたし女の子だよ?」
「女の子でも子供はまだ出ないの」
「なんで?」
「それはその……いつかお前が子供じゃなくなったら、ちゃんと出るから」
「…………」
「どした?」
「わたしいつかパパの子供じゃなくなるの?」
「いや、あの……」
「うわぁーんパパの子供じゃなくなるのやだぁー」
「ああもうめんどくさい」
ちょw
父は実戦で教えることにしたんですね
「大丈夫だよ、お前はずっとパパの子供だよ」
頭をなでてやると、しゃくりあげていた娘が涙をこすって丸い瞳を俺に向けた。
俺は娘の、すこしサイズの大きいシャツの裾から手を入れて中をくすぐった。
「ほーら、もう泣き止め泣き止め」
「きゃははははは」
今の涙はどこへやら、娘がゲラゲラ笑い出す。
ぷっくりと肉のついた娘の体は触り心地がよくて、不覚にも下半身が反応してしまう。
自分のダメ親父っぷりに苦笑しながらバンザイさせてシャツを脱がすと、娘の肌ははやくも
日焼けしていて、腕と胴体の色のコントラストが学校水着の跡を示していた。
ブラウンの中のホワイト。その中のふたつの薄ピンクが、何かの目みたいでちょっと笑える。
俺はたまらなくなって、その楕円形の乳暈に唇を押し当てた。
「きゃは、パパぁくすぐったあははは」
娘のそこはあまりに幼く、いくら舌を這わせても乳首らしき固い感触はない。ただひたすらに
やわらかく、こちらが吸えば向こうも吸いついてくるかのようだ。うっすらと濡れている汗が
甘みのアクセントに感じられるほど、その感触は甘美だった。
ぬるりと口を離すと娘の乳暈は俺の唾液でキラキラ光っていた。
「うふ、うふふふ」
娘は笑いをこらえている。これが性感になるのはまだまだ先のことだろう。
残念ながら娘にそれを与えるのは父の役目ではないのだ――。
「ちょっと目つぶって」
「なにー?」
「いいから、ちょっとだけ」
俺は衝動的に、いきり立ったペニスを出して娘の胸に押しつけた。
弾力ある白い肌に先端が刺激されて、俺はたまらず射精した。
「ひゃ、なに」
「まだっ、まだだよ……はあっ」
「あったかいよ?」
絶頂の余韻に浸る間もなくペニスをしまう。娘の乳首からまっ白な精液がどろりと垂れて
俺は唾をのんだ。
「……もういいよ、ほら、お乳出たね」
「わあ!」
自らの胸を流れる白い液体に娘は驚きの声をあげた。
「すごい、でたよ、おちちでたよ!」
「そうだよ、お乳出たけどお前はパパの子供だ。安心したか?」
「うん!」
娘は心底うれしそうに笑って、それから、
「じゃあパパのんでっ、ちちの日だよのんでっ!」
と言ってグイと胸をこちらに突き出した。
――俺はその乳の味を生涯忘れることはないだろう。
(おわり)
オチに噴いたw
763 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 01:34:36 ID:CNI18E6d
wwwww
ここ最近で最強に下品な笑いでたwww
小咄作りが天才すぐるwwww
レベルの高い変態だwww
変態だっていいじゃないの、だって娘萌えなんだもの
萌えエロ可愛い娘まだかね!
保守
767 :
真野 司 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:09:09 ID:Vn+JBiMp
投下開始。
親子の絆 第十話 「引きずる想い」
768 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 1/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:10:05 ID:Vn+JBiMp
書いていた報告書に一段落をつけると、
俺は椅子の背もたれによりかかって背伸びをした。
年内に終えねばならない今年度分の放置していた事件の処理は
これでほとんど片付いた。時計を見ると、昼飯に丁度いい時刻に
なっている。ちょうど婦警が出前の注文を聞きに来た。
「斉藤さん。今日は丸岡屋に出前取りますけど何にします?
また天ぷら蕎麦でいいですか?」
「いや、弁当があるからいい。」
俺の答えを聞いた婦警は、怪訝そうに何か言いたげな顔をした後、
そそくさと行ってしまった。その何時にも増して余所余所しい反応に
憂鬱になる。
この間、明海が喚き散らした件が周囲の人間に素直に信じられているとも思えない。しかし俺がこの所、義理の娘の作った弁当を持参して無かったことが、明海の喚いた事に信憑性を与えてしまったのも事実だろう。どんな噂になっているかは考えたくなかった。
――性的虐待魔かよ、俺は。
弁当箱を机の上に取り出し、蓋を開けた。
小さい箱でありながらも、その中には何種類ものおかずが少量ずつ
小分けにされて彩り豊かに並べられている。
いわゆるキャラ弁並みの手間暇が窺える、さながら小さな箱庭だ。
だが、そんな想子の努力を目の当たりにしても、今の俺には自然な
嬉しさなど湧いてこない。あるのは後ろめたさだけだった。
今日は十二月二十日。
俺の誕生日、想子に関係を迫られた夜から既に一週間が経った。
俺と想子のここ最近の関係は、すっかり変わってしまった。
あの誕生日の次の日、俺は逃げるように非番の日にも関わらず
わざわざ出勤した。放置していた事件の処理をしながら時間を潰したが、
いつまでもそうしているわけにもいかない。
遂に夜になってしまい俺は仕方なく意を決して家に戻った。
するとそこには以前と何も変わらないような態度で俺に接してくる
想子が居た。
769 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 2/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:11:54 ID:Vn+JBiMp
笑顔で俺に接し、食事も一緒に取り、一言もあの夜の出来事に
言及しようとしない。俺もその話題に触れる事は出来ず、
お互いに何も確認しないので、前夜の出来事はまるで
ただの悪夢のようにも感じられた。
だが、そんなことは当然ありえない。以前と変わらないのは上辺だけだ。
想子は俺に対して明らかに距離を取るようになった。
風呂に一緒に入ろうとしたり俺の体に接触するような過剰なスキンシップを
しなくなったのを始め、俺の傍で想子の姿を見る事が無くなった。
今でも二人で一緒に食事を取る事は多いし、家事をしている姿などは
今までと同じように見かける。だが、それ以外の余暇の時間が違う。
最近、想子は自分の部屋で過ごしているようで、
進んで俺の傍に来ようとしないのだ。
まるで俺との関係をすっぱり諦めてしまったような、そんな行動だ。
自分の決断が引き起こしたことに、そのわかりきっていた結果に
胸を締め付けられた。
だが、そう考えると少しおかしく見える様子もある。
二日前に俺が風呂に入ろうとした時、服を脱いでいる想子と
鉢合わせしてしまったことがあった。その時、俺は何を言っていいか
わからず右往左往していると、想子は
「お父さんも一緒に入りたいの?」
と、拒絶の意志が全く感じられない笑顔で言ったのだ。
俺が今持っている弁当だって、悪いんだがやっぱり作ってくれと、
昨日想子に頼んだら、二つ返事で了解してくれたものだ。
しかも中身ときたら、何時にもまして過剰としか言えないこの出来栄え。
俺は只、持って行かないと明海が喚いた件に信憑性を与えて、
職場での評判が悪化しそうに思えたから、やむを得ず作ってくれと
頼んだだけなのに。
これらの想子の態度は、まるで俺に関わるなと命じられたから
従っているだけ、命令してくれれば何だってすると
暗に示しているようだ。
捉えようによっては諦めたようにも見え、諦めてないようにも見える
あやふやな態度に心が掻き乱される。
想子が俺の事をどう考えているのか、ただそれだけを一心に考えてしまう。
想子の肢体は俺だけのものだ。
その瞳は俺だけを見ていればいい筈だ。
そんな考えが、この期に及んで思い浮かぶのだ。
770 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 3/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:13:20 ID:Vn+JBiMp
だがそれを直接本人に尋ねて確かめることなんて出来るはずがない。
想子と繋がろうとするなど、抱いてはいけない期待だ。
しかし――――。
俺は一人で考え込んでいたが、そんな俺を邪魔する者は誰も居ない。
刑事課の中を見渡せば、今はかなり人員が残っていて活気がある。
俺のように仕事を一段落させている者もいて、
他の奴と話をしていたりもする。
その中で俺は――――浮いていた。
そうしていると、肩を後ろから叩かれた。
俺は後ろを振り返る。
「斉藤。また弁当作ってもらえるようになったのか?」
「……課長。」
廊下の側に椅子をくるりと回転させてから返事をした。
「ええ、まあ。」
「仏頂面の割にはモテるじゃないか。」
「それ、私が義娘を犯しているだの、”アレ”が喚いた件の皮肉ですか?」
課長の無神経な一言に、俺は苛つきを隠さずに険しい顔で言葉を返した。
そもそも弁当を持ってきたのも、何かと役に立たない助言をしたがる
課長に、家庭の問題があると思われたくなかったからだ。
「そう怒るな。噂になっているんじゃないかと思って
気にしているのか?」
「……それなりには。」
「日頃からもう少し周囲との付き合いをよくしとくんだな。
まあ少なくとも、お前の娘の喚いた事を素直に信じ込んでいる奴は
居ない。ちょっと家庭の事情があると思われているくらいだろう。
心配するな。」
「……そうですかね。」
半信半疑の気持ちを隠さず、疑い深そうに返事をした。
すると課長は更にフォローを入れる。
「それに、確か想子ちゃんだったか?
あの子に結構好かれているのは本当なんだろう?
そんな丁寧な弁当は気持ちが篭もって無いのに作れるもんじゃない。
うちの女房も新婚ホヤホヤの時はよくそんな弁当を作ってくれた
もんだ。ま、今じゃおにぎり一つ持たせてくれないけどな。」
771 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 4/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:15:00 ID:Vn+JBiMp
「それはご愁傷様ですね。ところでそんな話をしに来たんですか。」
「違う、確認だ。二十五日から警視庁での五日間の講習に参加だぞ。
今年度分の事件の処理はもう片付けてあるな?」
「ええ。もうほとんど片付いてますから行けますよ。」
東京都の警視庁がやっている捜査員先進教育プログラムへの研修
の件だ。近隣の県警からもある程度受け入れていて、
俺も課長の推薦でそれに選ばれたのだ。
期間は二十五日の昼から二十九日夕方までの約五日間。
短いので缶詰にされての詰め込み教育だ。
余所の都道府県なので家からは電車で往復四時間以上
かかってしまうため、その間は家を空けて研修施設に泊まり込みとなる。
俺は課長に言う。
「にしても年末の忙しい時期にやらなくてもいいじゃないんですかね。」
「忙しい時期だから研修者が少なく、空いているんだろう。
こっちは余所者なんだから仕方ない。」
「まあそうですね。それにしても私を推薦するなんて、
出世の期待でもしてくれてるんですか?」
皮肉を込めた軽口だ。当然課長は否定した。
「もちろんしてない。他の奴とも中々飲みに行こうとしないし、
ロクに話さないような奴に管理職は務まらんだろ。
ま、お前は結構頭がいいし、捜査員としては期待しているってことだ。
ちゃんと聞いてこいよ。」
捜査員としては期待している、ね。
俺は心の中で自嘲しながら課長に答える。
「いい子にしてますから御心配なく。課長こそ何かあっても
急に呼び戻さないで下さいよ。私の直感は三割以下の確率
なんですからそんなに当てにされても困りますし、
また受けに行くのは――――。」
そこで、俺は話を止めた。
こちらに向かって小走りする足音が近づいて来て、
すぐそこで止まったからだ。課長と俺がそちらを振り向くと、
居たのは電話番の警官だ。彼は課長に言う。
「課長、大変です。上岡野地区の上岡野中学校で
生徒による事件が発生しました。」
「中学の生徒が? 何があった?」
課長は訝しがり、それは俺も同様だ。
学校で生徒が起こした事は通報など滅多にされない。
関係者が内密に事態を処理しようとして、
かなり重大なことが起きても隠されてしまうからだ。
772 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 5/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:16:29 ID:Vn+JBiMp
電話番の警官は淡々と、しかし深刻な面持ちで告げた。
「生徒が凶器を使って暴れたそうです。
既に取り押さえられてはいるそうですが、
意識不明を含む、多数の負傷者が出たと――――。」
軽口を叩いていた課長の顔が、緊張感に包まれた。
「君、つまりそれらが理由で暴れたと、そういうことだね?」
「はい――。」
取調室の中で少年が取り調べを受けている。
取調官が質問をして、少年が聞かれた事を説明する。
それが淡々と繰り返されていた。
その様子を、俺は部屋の前で遠巻きに眺めていた。
中学校まで行って聞き込みをしていた数名が刑事課に戻ってきて、
その中の一人が取調室の前まで来て中の様子を窺った。
俺は彼に話しかける。
「田辺さん、どうでした。」
「同じクラスの奴から聞けたが、今まで随分とやられていたようだな。
担任は自分は知らないと惚けていたが、あの反応は知ってたな。
見て見ぬ振りをしてたんだろうよ。」
「そうですか。」
度重なる虐めへの報復。端的に言えば、今回の事件はそうだった。
凶器を使い、虐めの中心人物達を意識不明の状態に追い込んだ。
現在は命に別状はないので殺人にはなりそうにないが、
さらにはクラスメイト達相手に無差別に暴れて、
多数の怪我人を出している。
先輩刑事が俺に向かって言った。
「斉藤。今回の事件、去年のお前の娘の件によく似ているな。
ほら、あっちじゃなくて。」
「……ええ、そうですね。」
――そうだ。この事件はよく似ている。
「なんで我慢し続けて、最後にあそこまでやり過ぎるんだろうな?
適度にやっとけば、こんなとこに来る事も無かったのに。」
先輩刑事は不思議そうに言った。悪意の無い何気ない一言だ。
その自然な何気なさにこそ、俺を苛立たせるものがあった。
だが、その苛立ちはあくまで胸の内に秘め、適当に答えた。
「さあ。私にもわかりませんね。」
あんたにはわからないだろうな。
心の中ではそう、侮蔑を込めて呟いた。
773 :
親子の絆 第十話 「引きずる想い」 6/6 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:17:24 ID:Vn+JBiMp
俺は再び取調室の中に居る少年の様子を見つめる。
今の俺の胸中は一言では説明出来ない程とても複雑だ。
だが確かに言える事は、俺にとってこの事件は
とても他人事とは思えない。
何せ、想子が去年似たような事件を起こしていて、
しかも裏で焚きつけたのは他でもない俺だったのだから。
今思えばあの事件が全ての元凶だった。
一週間前に俺が自ら壊してしまった想子との関係も、
全てはあの時、俺が想子に義務を果たせなかったことから
始まっていたのだ。
あれは、そう。確か去年の初夏のことだった――――。
774 :
真野 司 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:19:15 ID:Vn+JBiMp
投下終了。
ギコナビを使ってみたら、一気に投下できるようになりました。
保管庫→sanotsukasa.hp.infoseek.co.jp/
乙
776 :
真野 司 ◆ZGqn/pHacc :2009/06/28(日) 23:32:29 ID:Vn+JBiMp
ところでトリップが勝手に変わってしまっているんですが、どういう原因がありますかね?
以前投稿したときのログをコピペして使ったんですが、
テキストファイルに書いておいたコードと見比べても間違っているようには見えないので。
手打ちで試してみたらどうだろう
>>774 嵐の前の静けさというやつですかね
想子が仕掛けたアリ地獄にはまってるようにしか見えない
親子の絆キテター
なんか凄い色々フラグ立ってて怖え
待ってました
暴力親父はドツボにはまるがいい
783 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 22:53:53 ID:t5ECqi8A
良かった
784 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 03:55:34 ID:djHqRaDO
ぬるぽの小説でも書こうか
ガッ、めぇっ!!
パパらめらったらぁっ!!
ママにバレちゃうよぉっ……
ほ
ん
と
ろ
ん
と
こ
ぶ
ら
と
保守兼投下
1レス小ネタ
「ねえパパ……しばらくしてなかったからその、してほしいな」
「またか……いい加減一人で済ませられるようになったらどうだ?」
「やぁ〜!だってパパにしてもらう方が気持ちいいんだもん♪」
「全く……」
「そんなこと言ったって本当はパパも私にしたいんでしょ?」
「うるさいぞ。ほれ、こっちこい」
「やん♪ちゃんとやさしくしてね?」
「お前が暴れなければな」
「じゃあ、入れるぞ」
「うん……きて、パパ」
「……いつも思うんだが、お前のは小さいな」
「あ、入って……んぅ♪」
「変な声あげるな。ママに変な眼で見られるぞ」
「見せつけてんのよ。それにパパにされてると……ひぅ!」
「あいかわらず敏感だな」
「パパだからだよ♪」
「はいはい。ん、これは……」
「え、ちょ、ちょっとまって!」
「待たん。少し乱暴だが一気にいくぞ」
「やぁ、んぅ……ひゃんっ!!痛いよぅぱぱぁ……もう少し優しくしてよ」
「前は乱暴にされるほうがいいとか言ってなかったか?」
「今日は優しくされたい気分なの!」
「はいはい……ああ、もうこっちの穴はいいや」
「じゃあ……こっちもちゃんと愛してよね?」
「愛してって……変な言い方するな」
「だって〜愛がなきゃできないじゃんこんなこと。正に愛の共同作業よね!」
「耳掃除ぐらいで大げさなんだよ」
「いいじゃん別に〜。なんていうの?雰囲気でプレイみたいな?」
「いいから早く反対側の耳を出せ。じゃないとやらんぞ」
「ああ〜ん待ってよパパ〜♪」
反対側の穴と聞いて来ました
>>798 「にぇえパパ〜〜 んもっと奥のほうみゃでゴシゴシこしゅって〜〜」
「喋るなよ、歯磨き粉が垂れるだろ」
こうですねわかります
ほう
保守兼投下
1レス小ネタ
「ぱぱぁ……からだがあつくて、つらいよぅ……」
「待ってろ。今楽にしてやるから」
「うん……それ、つかうの?」
「ああ。これは塗るタイプのやつだな」
「……どこに?」
「主に胸を」
「……えっち」
「文句を言うならこれを作ったやつに言え。じゃあ上脱がすぞ」
「ぱぱなら……おっぱいみてもいいよ」
「いつも一緒に風呂入っているくせに何をいまさら……えっと、これはそのまま胸にぶっ掛ければいいのか?」
「ひゃんっ!つめた……」
「あーすまん。これつかうの初めてでな、どうにも勝手がよくわからん」
「……ぱぱのはじめてになっちゃったんだ」
「まあそういう風に言えないこともないが……なんか卑猥です」
「……ふふっ」
「えーっと……それはともかく、次は……手を使って満遍なく胸にすり込むように塗りたくると」
「うふふ……むすめのおっぱいにろーしょんぬりたくってもみしだく……よくぼうをおさえきれなくなったぱぱはそのまま……」
「変なこと言うな。ローション言うな。これはれっきとしたお薬です」
「あ、んぅぅ……ねぇぱぱ、おっぱいぺろぺろしてもいいんだよ……?」
「俺が舐めてどうするんだよ」
「むすめのちぶさにおさなごのようにすいつく……ぱぱはそのとうさくてきなかいかんにそのままみをゆだね……ゆっくりとてを」
「いや、いいから。そういうのもういいから」
「あつくもえさかるこかんのてぽどんを、むすめのちいさなはなぞのに……ちゃくだん……えんじょう……」
「もはや何がなんだかわからんぞ……というかそんな単語どこで覚えてきたんだよ」
「ともだちとはなしてて……」
「どんな会話しているんだよ。変態性能高すぎだろ……それはともかく、少しは楽になったか?」
「うん……さっきよりはだるさはないかな。それに鼻がすーすーするし……その薬、効果すごいね」
「そうか、そりゃよかった。しっかし、効き目出るの早いねぇ塗り薬」
「それにパパにおっぱいもみもみしてもらえるし、もう塗り薬最高! いっそのこと毎日風邪になりたいなぁ」
「……次からお医者さんとこ行ったら飲み薬にしてくださいって言うか」
gj
股間のテポドンww
「お父さんは私より、お母さんの方が好きなの?」
「お義母さん、あまりお父さんとベタベタしないでね、殺すよ?」
家庭内三角関係。
すごく良いです
「ふ〜ん・・・お父さんお義母さんとはゴム付けるくせにあたしには使わないんだぁ・・・クスクス」
初潮が来てないからって中田ししてると妊娠するぞ
投下開始。
親子の絆 第十一話 「蔑む者達」
一年前、斉藤想子は小学校を卒業し、中学校に進学した。
想子と和彦の二人きりで暮らし始めてから半年以上経っていた頃だ。
既に生活はすっかり落ち着いていた。
二人の仲はとても良好だった。
想子は常に和彦の傍に居たがり、距離を縮めようとした。
和彦はそれに対して戸惑いというか、少しずつ距離を離そうとする素振りを
見せていたが、それを少なくとも露骨に拒むような真似はしなかった。
想子にとって難問だった様々な家事も、今ではすっかり板についている。
掃除、料理、洗濯、学校に通いながらも慣れた手つきでこなすようになった。
するとそれなりに余暇の時間も出来る。
和彦が家にいるならば傍に張り付くのが常だが、
仕事で家を空けている時はそうはいかない。
そんな時、決まって想子は和彦を想い、一人自慰に耽る。
そしてその時に湧き出た”愛”を料理や飲み物に混入させて、
和彦に与えることを秘かな楽しみとした。
そうやって和彦を穢す行為は想子にとって喜びだけではなく、
拭えない罪悪感をも背負う行為である。
やってることは性犯罪者同然の行為だからだ。
だが、やめることなど出来なかった。和彦が自分の事を
なかなか襲ってくれないことがとても不満で、その復讐でもあるのだ。
それがとても身勝手な感情である事はわかっていたが、構わなかった。
そういう所も含めて父に自分を好きになって欲しかった。
それにどのみち、いつか父は自分の虜になり、自分は慰みモノにされるのだ。
そういった感情が罪悪感を押しのけ、想子を駆り立てていた。
――――自分の性欲で穢した慰みモノ。
既に想子が和彦を見る目は、そんな独占欲に満ちていた。
だがその想子の抱く一方通行の想いもじきに解消されそうだった。
和彦は想子に欲情し始めているようなのだ。
それは特に一緒に風呂に入った時に顕著に出た。
和彦は想子の裸をまったく気にしない素振りをしているが、
想子と目線を合わせた時は、裸の想子から自然と目を逸らすようになった。
そのくせ想子が自分を見ていない時は、食い入るように盗み見ていたのだ。
その熱っぽい視線が自分の肢体に向けられるのを感じ、
想子は肌を火照らせた。
和彦の中で自分の存在が大きくなっていることに、想子の自尊心は満たされた。
完全な両想いになり、契りを交わすのも時間の問題のように想子には思えた。
全て、かつて母親と暮らしていた時には、得られなかった幸福だ。
だがしかし。
その家庭生活とは裏腹に、中学校入学を機に想子の笑顔は曇りがちに
なっていった。 ただでさえ想子は普段から和彦の傍に纏わり付く上、
充実した家庭生活が余計にその明暗のコントラストを際立たせる。
和彦もすぐに想子のおかしな様子に気付き始めた。
だが、和彦が想子に何を聞いても、想子はまともに答えようとしなかった。
和彦の問いは事実を言い当てていたにも関わらず、
「大丈夫だから。」
想子はそう返すばかりだった。
そういう時に決まって想子の浮かべる笑顔は、幸薄そうな形だけの隠しきれない深い憂いを含んでいた。
それを見る和彦の面持ちは不安に満ちていた。
七月一日。
ある中学校の昼休みの教室。
梅雨はまだ終わっていないらしかった。
窓の外には予報には無かった雨が降り始め、
教室の中はとても蒸し暑く、誰しも汗を肌に浮かべている。
既に昼休みの終了が残り十分を切った頃だ。
この教室にも徐々に人が戻り始めていて、中は生徒の汗の臭いと
喧噪で満ち溢れている。
そんな中、想子は暗い顔で一人机に座っている。
――――ここは想子のクラス、一年四組の教室である。
想子はまだ授業には大分時間があるのに筆入れから筆記用具を取り出し、
並べ始めた。ふと、通学バックの中に新品の消しゴムがあったことを思い出した。すぐに取り出してそれも机の上に置く。
すると突然、横から伸びた手がその消しゴムを掠め取ってしまった。
「あ……。」
想子は反射的に手を伸ばしかかるが、そこに居るのが誰なのか気付き、
腕をビクリと痙攣させて止めてしまった。
「想子、これ借りるわよ。」
消しゴムを獲った人物は想子の事をにやにやと見下ろしている。
――――豊田麗美。
麗美はちょうど想子の後ろにある自分の席に座った。
すると、前の席の想子の後頭部目がけ、消しゴムをちぎって投げ始めた。
消しゴムは想子に当たっては落ちる。
当たっては落ちる。
当たっては落ちる。
想子の耳には、後ろから時折二人分の笑い声が聞こえてくる。
麗美が後ろの席の女子と共に自分を指さして嗤っているに違いなかった。
だが想子は決して後ろを振り返ろうとはしなかった。
何も出来ないからだ。
やめないからだ。
想子は物言わぬ石だった。
中学生活は想子にとって最悪だった。再び虐めが始まったのだ。
事の始まりは、クラス決めの紙が張りだされた際のこと。
自分の名前の書かれたクラスに、同じ小学校からやってきた
ある名前を見つけたのだ。
それが豊田麗美、小学校の時に最も積極的に想子を虐げた人物だ。
しかもよりにもよって席決めの結果、想子の後ろの席に麗美が配置されたのだ。想子にとっては吐き気を催おす偶然だった。
麗美はもの凄く目立つという訳ではないが、はっきり言って柄が悪い。
教師に注意されない程度に軽く髪を染めている。
そんな麗美の周りに似たような数名の友人が集まると、
途端にその人種独特の、羞恥に欠けた話と、不快な笑い声を撒き散らし始める。
それだけでも想子には耐え難いのに、そんな時決まって連中は想子を笑いものにした。
そしてクラスの他の人間は、そんな想子を気に掛けたり、
麗美達を咎めたりはしない。
彼らが想子を見る目は、冷たい無関心か、
遠巻きからのオブラートに包まれた嘲笑、蔑みだった。
小学校の時も、絡んでくるのは別に麗美に限った事ではない。
小学六年の時は麗美は同じクラスに居なかったが、何も無かったというわけ
ではないし、からかわれてはいた。
だが、麗美は特に想子への虐めを率先して行っており、
それが他の女子を先導する形になった。
そんな人物が近くに居れば、こうなることは明白だった。
しかも座席が近い以上、麗美とは同一班となり、
給食の時も席を並べて食べなければならないし、
掃除の時も一緒である。心が安まる時間が無かった。
五時間目の授業は数学だった。
近頃は学校にいるだけで精神が不安定になり、授業に身が入らない日が続き、
まったく計算が進まない。もう期末テストも近いというのに、
一問も解答まで式を書き出せない。ノートの上の指を止めたまま、
ただ教師に当てられない事を祈り続ける。
長い授業がようやく終わり、休み時間になると想子はすぐにトイレに行った。
用を足し終わっても、自分の席に戻るのが苦痛で、すぐには個室から出られない。心が少し落ち着くまで、しばらく時間が掛かった。
しかしようやく個室から出ると、その努力は一瞬で無駄になった。
ちょうど女子トイレの中に、よりにもよって麗美達、
四名の女子が入ってきたのだ。
この偶然の遭遇に対する双方の反応は対照的だった。
想子には首筋に恐怖が走り抜け、思わず体を抱くように身を竦ませた。
その反応を見た麗美達の方は、逆に自然と口を吊り上げた。
当然だろう。
自分達の優越感を満たせる想子の怯えた反応が面白くて、
想子を玩具にして遊ぶのだから。
最初に想子に絡んだのはやはり麗美だ。
「何ビビってんだよ、想子。」
「その、別に……。」
「そんな反応する根性無しだから、気に障んだよ。
もうちょっと度胸つけられないわけ?」
「…………。」
「そういや、その髪も根暗な感じよね、さっさと切るなり整えるなりしなさいよ。」
そう言うや否や、麗美は想子の髪を無造作に引っ張った。
「痛ぁっ……!」
「くくく……。ちょっと麗美、やめなさいよーー。」
麗美はぐいぐいと想子の髪を引っ張り続け、
他の三名は止めるでもなく、その様子を見て笑っている。
想子の髪は和彦にせがみ、毎日指で優しくとかしてもらっている。
そんな髪を乱雑に扱いながら平然と、
分別の無い下品な笑いの供物にしているのだ。
想子は叫ぶ。
触るな。触れていいのはお父さんだけだ。
お前のようなゴミが触れていいものじゃない。
「人が忠告してやってるのに、聞く気無いなんて感じ悪いんじゃねえの。
ちょっとは周りに合わせりゃいいのにねえ。」
ふざけるな。お父さんは私を見て勃起するんだ。
お前達みたいな不細工と一緒にするな。
「何よ、文句でもあんの。」
「…………っ。」
想子は麗美から目を逸らした。
先程から想子は何一言喋ってはいない。
何も言えない。
言えるのは、反抗出来るのは、すべて頭の中だけだ。
それらを麗美は見透かしているのだろう。麗美は勝ち誇った顔をすると、
髪を掴んだまま想子の頭を小突いて手を離した。
麗美達の嘲笑の中、想子は逃げるようにトイレから出た。
しかし、それは僅かな間の気休めに過ぎない。
そのことを想子もよく分かっていた。
私一人で、何とかしなきゃ。
帰りのホームルーム終了後、想子は遂に意を決した。
「消しゴム、返してよ。」
想子は恐怖に負けないよう、麗美を必死で睨みつけた。
想子を見ると蔑みの表情を浮かべるのが通例の麗美達が、
いつもと違う様子に一瞬困惑した表情を浮かべる。
中々帰らずに窓際の方で数名の女子とだべっている麗美に歩み寄り、
想子が言ったのだ。
――昼休みに麗美に奪られて、投げつけられた消しゴムのことである。
だが奪った本人の麗美はすぐにとても不機嫌そうな顔をして、言った。
「何よ、あんな消しゴムのこと気にしてんの?」
「……借りるって、言ったじゃない。なら、返してよ。」
想子は必死に麗美を睨みつけようとするのだが、
その目は恐怖によってすぐに泳ぐ。
それでも目を逸らしてしまう度、想子は視線を元に戻した。
それだけ想子は決死の覚悟で言ったのだ。
別に消しゴムなど、想子にはどうでもいい。
麗美は想子の誇りを弄ぶために、取るに足らないものを奪ったのだ。
その横暴を咎めているのだ。
他にだって言いたい事は今日の間だけでも山ほどある。
女子トイレでの件もそうだし、先程の掃除の時間に、
麗美の分の仕事を押しつけられたりもした。
ただその中で、”貸した”消しゴムを返すように要求するという行為が、
一番直接的でない抗議だった。
決死の想いで行った抗議ですら、最も控えめな形で行うのが精一杯だったのだ。
だがそのささやかな反抗、それですら麗美の感性は認めない。
「わかったわよ。返してやるよ、ほらっ!」
「あっ!」
麗美は消しゴムを取り出すと、近くのゴミ箱の中に放り投げた。
「拾えよ。これでいいでしょ?」
麗美はにやにやと笑っている。
この仕打ちに、想子は何も言えず、立ち尽くしてしまった。
抗議を拒否された場合、想子に打つ手など無かったからだ。
泣いたところで誰も真剣に同情などしてくれない。
暴力に訴えた所で自分ではどうにもならない。
だが想子の内には抑えきれない激情が湧く。
その憎しみは相手を睨みつける眼光となって彼女達にぶつけられた。
「…………。」
想子は先程と違い、今度は目を泳がせずに真っ直ぐに相手を睨んだ。
だが麗美は全く動じない。
不愉快そうに想子を睨み返していたが、その表情を急に緩ませた。
次の瞬間、麗美は机の横に掛けてあった通学バッグを掴み、
大きく振って想子のこめかみを殴打した。
想子の掛けていた眼鏡が宙を舞い、音を立て床に落ちる。
殴られたことで困惑を隠せない想子に、麗美は挑発する。
「ほら、どうしたんだよ? やり返してみろよ。
ガン飛ばすだけじゃどうにもならないわよ。」
麗美は想子の暴力に備える様子を全く見せない。
椅子から立つどころか机の中に足を入れたまま、
深々と椅子に腰掛けながら、想子をにやにやと見ている。
その安堵しきった動作の一つ一つが、想子は何も出来ないと言っている。
完全に想子を舐めきっていた。
それは他の女子達も同様だった。
彼女達も想子を口々に煽る。
「そうだよねー。ほら想子、やれよ。」
「やらなきゃハブられるわよー。やりなさいって。」
そうしている内に麗美達は自らの煽りに、自ら酔い始め、
ますます調子に乗る。
遂には手を叩きながら、大声で想子を囃し立て始めた。
「やーれ! やーれ!」
想子は必死に麗美達を睨もうとする。
しかしそれだけではどうしようもなく、その閉塞感が再び想子の目を泳がせ、
睨みだけすらままならなくなった。
そんな想子に麗美の一言が止めを刺した。
「来ないのなら、こっちからやってやるよ。」
言うや否や麗美が立ち上がろうとすると、
想子はついに睨みを解き、顔を逸らして俯いた。
「もう……いいよ……。」
想子が屈するのを目の当たりにした麗美達は大声で嗤う。
「いらないなら言うなよ。お前、馬鹿じゃねーの!」
麗美達に罵詈雑言をかけられるが、
抵抗する気力など想子にはもう残されていなかった。
想子は緩慢な動作で落ちた眼鏡を拾い、通学バッグを取って教室から出た。
廊下に出て少し歩いた所で足を止めた。
教室の方からまだ麗美達の声が聞こえてくる。
「ねえ、麗美。想子の奴、随分生意気よね。」
「だろ? 今度女子トイレでしっかりシメてやろっかな。」
「ああ、それいいかも!」
想子は必死で溢れそうになる涙を堪えた。
麗美達への憎しみより、自分を変えられない不甲斐無さがただ、悲しかった。
降りしきる雨の中、想子はうなだれたまま帰路についた。
今日の和彦は夜勤なので今は家にいる筈だ。
いつもなら今頃の時間には起きているので、
家に帰ればしばらくは一緒に居られる筈である。
さっきの事を少しでも忘れようと、そして出来るだけ和彦と一緒に過ごす時間を
作ろうと、ひたすら早足で家に向かう。
やっと家に着き、少しの安堵と期待を覚えながら玄関を開けた。
すると予想外の事が起きた。
「……おかえり。」
玄関で、とても険しい面持ちをした和彦に出迎えかえられたのだ。
その自分に向ける和彦のとても重苦しい眼差しを一目見て、直感した。
きっと何か良くない話があるんだ。
想子は身を強ばらせた。
「想子、ちょっと話がある。」
『何ビビってんだよ想子…………その、別に………そんな反応する根性無し
だから気に障んだよ……もうちょっと度胸つけられないわけ……』
『ほら、どうしたんだよ……やり返してみろよ……ガン飛ばすだけじゃどうにも ならないわよ…………そうだよねー……ほら想子やれよ……
やらなきゃハブられるわよー……やりなさいって……』
スピーカーから再生される音声を聞いた想子は驚愕し、狼狽えた。
「そんな、どうして……。」
無理も無い。その音声は間違いなく今日の学校での出来事だったのだから。
先程、和彦は有無を言わせぬ迫力で、想子をリビングに連れてきて
椅子に座らせた。そしてある録音を聞かせ始めた。
再生された音声は、今日の学校で想子の身の回りで起きた出来事を音で
克明に記録している内容だった。
麗美達にどんな罵倒をを浴びせられたのか、全ての言葉を余さず詳細にだ。
何故録音されているのか。
わけもわからず狼狽える想子に、和彦は今着ている制服を
目の前で脱ぐように言った。
想子は和彦の前で制服を脱ぎ捨て、シャツと下着の姿になる。
和彦はその制服を手に取ると、ある部分をハサミで切り始めた。
よく見るとその部分は糸で縫い込まれているらしい。
糸を抜き取って制服の生地の裏から小さな何かを取り出し、
想子の前に置いた。
「和彦さん……これって――。」
「無線式盗聴器だよ。最新の部品を使った超小型、高性能のな。
勤の奴に協力して貰って手に入れた。あいつ、本店の外事課だからな。」
県警本部の道場に出入りしていて知り合った、和彦の数少ない友人のことである。彼は諜報に携わる職業柄、盗撮、盗聴等の知識に詳しいので、
和彦はよく機材の購入、設置、使用等の相談に乗って貰っていた。
和彦は言う。
「悪い。昨日制服を盗んで縫い込ませてもらった。
それで今日は朝から学校の近くに車を停めて、そこから全部聞いていたよ。
なあ、想子。あれは今日だけに限った話じゃ無いんだろう?
今度こそ隠さずに全部話してくれるな?」
もはや隠し通せなかった。
和彦も知っている範囲も含めて、想子は今までのことを一から話し始めた。
小学校の時からずっと続く、周囲の蔑み。
自分を押し殺した学校生活。
小学校一年の時から、同じクラスになる度に想子を虐げてきた麗美の事。
それが中学になってから更にエスカレートしたこと。
物を隠されたり、嘲笑されたり、机に落書きされたり、殴られたり。
一体どのくらい話したのだろうか。
何十分もかけて想子が話を終えると、和彦は言った。
「……そうだったのか。だが、想子。俺は何度もお前に聞いた筈だ。
虐められているんじゃないかとな。
なのに何故、今まで俺に話してくれなかった?」
その通りだった。和彦は今まで何度も想子のおかしな様子を見て、
虐められてないか想子に聞いていた。なのに想子はまともに答えなかった。
それらの、今まで想子が隠し事をしていたことを和彦はきつい口調で責めた。
「だって……」
その想子を責めるような和彦の態度が切っ掛けになった。
――――なんで私が責められなくちゃならないの。
今まで和彦のことを気遣って我慢していたものが、
目尻から溢れる涙と共に堰を切った。
822 :
親子の絆 第十一話 「蔑む者達」 10/11 ◆ZGqn/pHacc :2009/07/31(金) 00:37:54 ID:m+J6tgdB
「だって和彦さんは――!」
想子は自棄になって、今まで口を閉ざした理由を全部ぶちまけようとした。
だがその寸前に、和彦は想子の言葉を遮る大声で言った。
「何も出来ないから、だろう?」
「……え?」
「お前の言う通りだ。俺に出来る事は無いよ。
だからこそお前は、せめて俺を気遣って
言わないでおこうとしたんだろう?」
想子を責めることなく、真剣な面持ちのままに和彦は静かに問いかけた。
想子はそんな和彦を、涙を流したまま、きょとんとした顔で見た。
和彦の言っている事は当たっていた。
明海の時は家庭内だったから暴力で解決できたが、
まさか同じ事を麗美達にすることは絶対に出来ない。
和彦が解決する事は出来ないのだ。
だから想子は、せめて和彦に心配を掛けないよう黙っていたのだ。
正確に言えば、更にもう一つ理由があった。
自分の中の和彦のイメージを、自分を守ってくれる人間のまま
大切にしておきたかった。自分の危機を知っているのに、
好きな人は自分を守ろうとしてくれない、
そんな事実は直視したくなかったのだ。
だが、恋心の絡むその理由は和彦には指摘しづらいだろう。
和彦は気付いていない事にするつもりなのか、その点に触れなかった。
和彦は話を続ける。
「だがな、想子。俺が何も出来ないからと言って、
お前に世間様の顔色を覗わせるつもりは無い。」
和彦の口調には再び怒りが篭もり、人を責めるものに戻った。
しかし先程とは違い、その対象は想子ではない。
想子には和彦が一体何を言おうとしているのかその真意が分からず、
ただ次の言葉を待つ。
それは想子の想像を遙かに超えたものだった。
和彦は想子の人生、未来を決定づける命令をした。
「……想子。もうあんな学校になど行かず、家に引き篭もれ。
そしてそれならば最低限の報復もやっておこう。」
和彦は手袋をつけ、箱から何かを取り出した。
照明の下に出された鋭い刃が銀色に煌めいた。
――ナイフである。
「それで麗美に報復するんだ。」
824 :
真野 司 ◆ZGqn/pHacc :2009/07/31(金) 00:39:48 ID:m+J6tgdB
投下終了。
保管庫→sanotsukasa.hp.infoseek.co.jp/
変わってしまった私のこのトリップ、さっき気付いたんですが
末尾が pHacc となってます。
前のトリップが ◆p4YzvldxxM なので、p を Hack したと
読めそうで何だか不吉です。
面白かった。続き気になる。GJ
「おとーさん、セックスってなぁに?」
>>823 GJ
和彦さんはやっぱりどこかおかしいと思います!
遅ればせながらGJ!
こういう肉食系とでもいうのか…結構好きだ
830 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 06:49:14 ID:GymQVv7r
そういや8歳ヒロイン鈴音の作者さんは一年以上どこに行ったのだろう。
アグネスに喧嘩を売る意味でも今こそょぅι゛ょとセックスを。
ある日のある家庭
「ねぇ。おとうさん」
七歳の娘が父親に声をかけた。その表情から好奇心があるなと言うことが読みとれる。しかも綺麗な眼をしている。
「どうした千代?」
「セックスってなあに?」
「は?」
父親は驚いた。当たり前だ。七歳の口からそんな言葉が出てくる何て思いもしなかったであろう。こういうのは息子ならまだしも娘から出てくるのだから。
「千代にはまだ早いなあ〜」
「ええ〜じゃあいつ教えてくれるの?」
「そうだな。千代が高校生になってまだ覚えてたら教えてあげるよ」
父親はこの疑問を後回しにしてその時はもう覚えて無いだろうと踏んだのだろう。しかしこの選択肢は間違いだったと後悔することになる。
「絶対だからね絶対だからね。天国のお母さんに誓ってね」
「わかったよ」
その10年後の娘の誕生日。
この頃になると父親の事が鬱陶しくなる時期であるが、娘は死んだ母に変わり家事洗濯諸々やるからであろうか。そういうのが出て来なかった。
「千代よ。今日は私が家事洗濯やるよ」
「何言ってるのよ。お父さんはいつも仕事頑張ってるのだからやらなくていいよ」
いつも父親がやろうとするとこう言われできないのだった。
「しかしな。千代だって学校言ってるのだから、半分私がやってもいいと思うんだか」
「駄目!私の生き甲斐だから絶対に駄目!」
「うう。わかったよ。話は変わるが今日は千代の誕生日だったな。何か欲しいものは無いか? いつも家事洗濯頑張ってるから何でも買ってやるぞ。このために貯金してきたんだよ」
この10年間少しずつ貯めて貯めて100万になったのだ。何故この娘の17の誕生日かというと父親と母親が出会った歳であるというのがあったからだ。
「え〜とね。今日の夜話すね」
「それだと買う時間が無いじゃないか」
「いいの。今日の夜ね。絶対だからね。それじゃ行ってきます」
「わかったよ。行ってらっしゃい」
この夜、父親にとって変わる出来事になる
その夜
「お父さん。誕生日のプレゼントはね」
「何だ?」
「覚える? 10年前にお父さんに聞いた疑問を答えて欲しいの」
「何だそりゃ? そんなのがプレゼントでいいのか?」
父親は拍子抜けした。当たり前だそんな10年前の自分でも忘れた疑問を答えるだけなのだから。
「うん」
父親はまあ何か欲しいのがあったら今度買えば良いかなという考えもあったし今回は良いかなとも考えてた
「で千代は何を知りたいんだ?」
覚える支援!
「セックスってなあに?って聞いたの」
「千代、お前もうわかってるだろ!!」
父親は思い出した。あのときの記憶を。そして10年後答えると約束した
「だから誕生日だしもう少し付け足ししてもらうの」
「何を付け足しするんだい?」
「私とセックスして」
「はああああ! 何を言ってるんだ! 馬鹿冗談はよせ!」
父親は大声を出すほど驚いていた。当たり前は娘からセックスしてなんて言うエロゲ並の有り得ない事が起きているのだから
「冗談じゃないもん。証拠見せてあげる・・・」
千代は父親に近づきキスをした。しかも舌を入れて。
「や、やめろ」
父親を娘を引き離した
「ファーストキスだったのに」
「家族だからノーカウントだ」
「そんな事より私のプレゼント叶えてくれるよね?」
「冗談はよせ。本当は何が欲しいんだ? 高い物でも買ってやるぞ」
「冗談じゃないもん! 私はお父さんを男して愛してるんだよ! 何で気づいてくれないのよ!」
千代はとうとう思いの言った。
「何を言ってるんだ。私たちは家族だ。そんな思いは偽りだ」
父親は冷静だった。やはり父親としての気持ちがあったからだろう。
「違うもん。本当の気持ちだよ!」
千代は気持ちが暴走してるようだ。10年前、母親が死んでから父親が頑張ってた姿をみてどんどんこの気持ちが、膨らみ今、爆発したのだった。
「本当の気持ちだとしても、私は受け入れることができない。すまない。」
「・・・そうだよね。お父さんはそうじゃないといけないもんね。だからこの気持ちを捨てる代わりに私を抱いて」
父親は迷った。多分抱いてあげれば気持ちを捨ててはくれるだろう。しかし、その代償に処女を捨てることになる。
逆に抱かなければ一生自分を愛し、誰とも付き合わないで独り身になる。
父親は迷った結果
「・・・本当に捨てれるんだよな。」
「うん」
抱くことを選んだ。
・・・・
・・・
・・
・
(濡れ場かけませんでした。すいません。すいません)
「ありがとう。お父さん」
処女を最愛の父に捧げた千代は今までの中で一番の笑顔だった。父親は無言ながらも、これで良かったのかもしれないと考えていた。そして父親は部屋に戻った。
「これでお父さんの子供出来るかな。」
千代はコンドームに切れ目を入れていた。千代は父親に対する愛は捨てていなかった。しかも安全日と良いながら危険日だった。
ここまで全ては千代の策略だったのだ。
「お父さん。愛してるからね」
誤字脱字及び、濡れ場も書けず駄文失礼しました。
一年ROMと修行します
>>834 GJ!
10年も前のことよく覚えてるなーって思ったけど、
俺、リアルに両親に聞いたことあるの思い出したわw
もう15年以上前だが、以外と忘れてなかったりするな
>>834 GJ。
10年越しの計画とは……
恐ろしい子っ
俺にもこんな娘が・・・・嫁はモニタの中だったorz
>>835 俺は母親に聞いたら笑顔で生々しいことを説明された。
当時小1だったがその笑顔と内容にドン引きしたのをよく覚えている。
841 :
838:2009/08/13(木) 21:32:30 ID:QI0RU6gz
>>840 初めは普通(子供にそんなこと語るのが普通かは置いといて)の内容だったが…
俺はその日、アナルという単語を覚えた
きっとその頃のニフティフォーラムか草の根かどこかに、「息子の小説でも書こうか」って会議室があったんだろうなw
>>834 他の住人は優しいから言わないだろうが俺は親父のようにハッキリ言わせてもらう。
誤字脱字が多いのに気付いていながら訂正もせず投下したのならマジで1年ROMって修行しろ。
投下してから気付いたとしても誤字脱字が多すぎる。濡れ場が描けないからって文中で謝るな。
最低限句読点はしっかりつけろ。小学校で学ぶレベルだろうが。
今まで読んだ中で最低ランクだ。中学生の作文レベルかそれ以下。修行がどうこう以前の問題だ。
もし万が一SSを再び投下しようと書くならガチで1年ROMって修行してからにしろ。
>>846 まあ、此所に投下するのに濡れ場書けないはあり得ないわな。
濡れ場書いてない物なんて腐るほどあるだろ。
なるほど、こうして更に過疎って行くわけか
夏だから仕方ない
濡れ場云々じゃなく文章が下手すぎる。こんな文章で濡れ場書かれてもねぇ…
なら読むなよ
何でこうも厚かましくなれるのかねぇ・・・
最初から上手い奴なんて滅多にいないさ
プロじゃないんだから下手でもいいと思うぜ!
短編投稿します
支援支援
『力尽きました』
ダーン、という腹に響くような効果音と共に、俺が操作していたキャラクターが倒れ伏した。
「……うおぅ」
アイテムをケチって体力を回復していなかったツケが回ってきたのだ。このゲームは回復アイテムを使用すると、一定時間スキが生じる仕様になっている。
体力がいよいよ無くなるという所で慌てて回復しようとした所に、ボスモンスターの猛烈なタックルを食らってしまったのだ。
『報酬が750z減少しました』
ぴょこぴょこと動くアホ毛の向こう側の画面で、俺の分身であるキャラクターがスタート地点まで運ばれていく。
二回目の敗退という事実は容赦なく俺の心を傷つけたが、膝の上に鎮座ましている娘――桜が放った一言はそんなものの比ではなかった。
「お父さん、弱ーい」
「……まだ慣れてねぇんだよ」
プレイ時間15時間という事実の前に、その言い訳はあまりにも空しい。
元々は桜のために買ってきたゲームだった。誕生日のプレゼントに何が欲しいかと尋ねたところ、「ちょうど夏休みだし、遊び倒せるゲームがいい」と、このゲームを指定されたのだった。
……我が娘ながら、インドアすぎて涙が出てくる。
だが、まぁそんなことはどうでも良かったのだ。自分の夏休みをどう使おうが勝手なのだし、どうせ俺は仕事であまり構ってやれないし――そう、どこか他人事のように思っていた。
ところがどうだ。
「トーギジョーでキョーリョクプレイできた方が楽しいから、お父さんも一緒にやろう」
などと抜かしやがった。意味はよく分からないが、どうやら二人で一緒にボスモンスターと戦うとアイテムが貰えるらしい。そのアイテムを稼ぐため、俺は半ば強制的にこのゲームをやらされる羽目になった。
なのだが。
「これだけアイテム持ち込んで二回も負けるってどうなの? ドスジャギィだよ? 星二つだよ?」
あぐらをかいた膝の上に乗っている桜が、そう言ってジト目で視線を投げかけてくる。
桜の言うドス何とかがこのゲームにおいてどれだけの強さなのかは知らないが、言動から察するに底辺に位置する強さなのだろう。
それに勝てない俺は最底辺だということだ。
パパ、最底辺。
涙が出そうな響きだった。
「ほら、貸して? お父さんじゃまた死んじゃうでしょ?」
そんなことを思っていると、コントローラーを桜にぶんどられた。俺と違って慣れた手つきでメニューを開き、状態の確認をする。
慣れているのは当たり前で、こいつはシリーズ全種をやりこんでいるツワモノだ。ネットの世界ではちょっとした有名人らしい。
勿論そんなもの、リアルではなんの意味もないがな。
……いかん、少々心がささくれだっている。ゲームでイライラするのは少々みっともない。ここは大人の男として、父親として、余裕を見せておかなければ。
「うわ、回復薬こんなに余ってる。なんで使ってないのさ、死んだら意味無いよ?」
「うっせ使う前に死ぬんだよ集中できねぇんだよお前が重い上に前が見づらいんだよ」
余裕も糞もない。
だが俺の気力もそろそろ限界だった。ついでに言うなら体力もだ。
ゲームを始めてそろそろ三時間。その間まるでホームポジションだと言わんばかりに、桜は俺の膝に座り続けている。
もはや足を通り越して下半身が慢性的に痺れており、十分ほど前からは感覚すらなくなってきた。
そんな状態にも関わらず、今の今まで文句の一つも言わずに耐えてきたのだ。どうだ、偉かろう。
だのに桜は「れでぃにおもいとかさいてー。じごくにおちろー」などとほざきよる。
こいつ、本当に叩き落としてやろうか。しかしそれが出来ないのが父としての弱点でもある。
だいたい。
「……いい加減、いい年なんだから、俺の膝の上でゲームするのやめろよ。高校生だろ、お前」
そう、そこだ。
小学校までなら喜んで乗せよう。中学までも我慢するさ。だけど高校になったらアウトだろ。
俺がどうこう言う前に、当人からして嫌がりそうなものだが。
んー、と桜は小首をかしげた。視線はテレビから外さない。画面の中のキャラクターは俺の時とは違って、手際よくボスモンスターに手傷を負わせていっている。
「ここがいいんだよねぇ。もうホームポジションみたいなものだし。お父さんの匂いがして落ち着くっていうか」
煙草の匂いがそんなに落ち着くのだろうか。俺にはちょっと理解できない。
落ち着くって言うのは、例えば、そう……桜みたいな匂いのことをいうんじゃないだろうか。
ポニーテールの黒髪からかすかに香る、桃の匂い。桜が好んで使うシャンプーの匂いだが、俺にとっては桜の匂いと同義である。
……やべ。
「お父さんは、嫌?」
「嫌って言うか……正直、困る」
意識し始めると止まらなくなってしまった。下半身から感じられる桜の柔らかさだとか、桜の甘い匂いだとか。
娘のそんな『女』の部分を感じるにつれ、愚息が元気になってしまう。
桜の方にもその感触が伝わったのか、驚いたようにぴくんと肩を震わせた。
「お、お、お父さん、ちょっと」
「……悪い。その気になっちまった」
――どう考えても、娘に言うセリフじゃぁないだろう。
俺の中の良心が、呆れ気味にそう囁く。だが今までこの方、その良心の囁きが欲望を制したことはない。
今日も俺は悪い父さんだった。
右手を桜の胸に回し、服の上から膨らみを柔らかく撫でさする。
……膨らみなどほとんどないのだが、その中心にある突起を指で転がすと、「んっ」と声をあげてみせた。
「お、お父さん……やめて?」
「どうして」
「ほら、集中できないし」
「知るか」
「やーっ!」
まるで駄々っ子のように、桜はバタバタと足を動かして抵抗する。えぇい、暴れるな。危ないだろうが。
足がゲーム機を蹴り飛ばしそうになったので、慌てて腕を桜の腰にまわして抱き寄せる。
こんな時でもコントローラーを手放さないのは見上げたものだったが、流石に操作は無茶苦茶になっていた。
「お父さんのけ、ケダモノっ! ムラムラしたら娘でもいいの!? このせっそーなしっ!」
「む、節操なしとは何だ。これでも職場では、上条さんは節操無くないって有名なんだぞ」
「この状況で言っても説得力ないよぅ! どうせ女だったら誰でもいーんでしょーっ!?」
非難轟々だ。
……そう取られるのは無理からぬことなのだが、その発言は俺にとって非常に遺憾である。
その、何だ。近場に女がいないから娘に手を出している、みたいなのは。
「馬鹿言うな。女だから、じゃねぇよ」
「だったら――」
「いい女、だからだ」
画面の向こうで、キャラクターが盛大に吹っ飛ばされるのが見えた。
それと同時に、バタバタ動かしていた足がぴたりと止まる。その代りにぷるぷると震えだし、「うぁ」だとか「えぅ」だとかよく分からないことを呟き始めた。
……何だかよく分からないが、俺にとっては都合が良い。
スカートに手を潜り込ませ、ショーツのクロッチの部分を手探りで探し当てる。
布地は僅かに湿っていて、温かい。
「……濡れてんのか、お前」
「うぅっ、耳元で変なこと言うからぁ……ば、かぁ……っ」
そう言う桜の顔は、まるで林檎のように赤い。後ろ向きでもそう断言できるのは、耳まで真っ赤だからだ。
そんな桜を、可愛いと思う。いつもの微笑ましく見守っていたい可愛さではない。なんというかこう、ちょっかいを出したくなる可愛さだ。
「んくぅっ! おとうさぁん……」
「――ほら。前、見なくてもいいのか」
桜は、その一瞬だけ夢から覚めたような顔で画面を見た。放心している間に体力をちまちまと削られて、今では三分の二ほどになっている。
「もうやらないのか? 負けそうになってるぞ、お前」
「やる、よぉ……絶対、かつんだもんっ……ひぅっ」
「おう、頑張れ」
そう言いつつ、俺は桜の、薄くて白い首筋にキスの雨を降らせる。ついばむように、吸いつくように。
桜が首が弱いのは知っている。桜は暴れるのはやめたが、俺がキスを始めると快感にのけぞり始めた。
「お父さん、痣に、あざになっちゃうよぅ……」
「どうせ夏休み中は外に出ないんだろ、お前」
「うぅ……」
前言撤回。インドア娘万歳。
ぐっしょり濡れたショーツの中に指先を滑り込ませ、 人差し指をゆっくりと花弁に差し入れる。
既に桜は処女ではない。かすかにくちゅ、と粘着質の音がして、桜の膣は俺の指を受け入れた。
「ダメ、やだやだ、恥ずかしいってばぁ……」
その弱弱しい制止の声に耳を貸さず、俺は人差し指を出しては入れ、出しては入れを繰り返す。
密着したこの状態だと、抜き差しをする度に桜の体がわななくのがよく分かる。
「んぅっ、はぁ、やぁんっ、あぁっ……!」
ぐちょ、ぬぷっ、ぐちゃっ。
水音は激しさを増していく。一つは俺の抜き差しのスピードが速くなっているからで、もう一つは桜の愛液の量が増えてるからだ。
その事実に興奮する。桜をもっと感じさせたい。桜の感じている声を、もっと聞きたい。
もっと速く、もっと強く――
「あっ、きゅぅん! お父さん、お父さん、おとうさぁん!」
桜の唇から何度も紡がれる『お父さん』という言葉。それが麻薬のように俺の脳髄を痺れさせて、何も考えられなくしていく。桜のこと以外、何も。
体が小刻みに震えている。絶頂が近いのだろう。桜の体のことは、多分彼女よりも詳しく知っている。
だから俺は桜の耳元に口を寄せ、そして囁いた。
「ほら、我慢すんな。イッちまえ……!」
桜のぬるついた膣から指を引き抜き、人差し指でクリトリスを弾いた。
「んっ、ふぁぁぁぁぁぁぁっ!」
瞬間、桜の体が激しく痙攣した。ビクン、ビクンと二、三度痙攣して、ぐったりする。
がたん、と桜はコントローラーを取り落とした。脱力して倒れそうになるのを、少し腕に力を入れて支えてやる。
ダーン、という音がした。思わずぎょっとしてそちらの方を見るが、別に何の事はない。
倒れたのは、画面の向こうのキャラクターの方だった。これで三度目の死亡。画面上には『クエストに失敗しました』という表示が出る。
事実上のゲームオーバーだった。
「……おい、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ、ないもん……」
桜が僅かに潤んだ目をこちらに向け、睨みつけてくる。
「えっちはベッドの上だけって、いつも言ってるでしょ……ホントに場所を選ばないんだから、もう」
「……悪ぃ」
「お父さんの、バカ」
謝る口を押し留めるように、桜の唇が俺のそれを塞ぐ。くらくらするほどに甘い。毒りんごは甘さたっぷりに俺を誘惑し、最後のひとかけまで食わせようとする。
久しぶりに味わった娘の唇は、背徳の味がした。
投下終了です。
Wiiの某ゲームをやり始めたら思いついたんで書いちまったんだぜ。だが私は謝らない。
それでも、エロが弱いという指摘は甘んじて受け入れようかと……
それでは、お目汚し失礼しました〜
>>861 GJ
こういう明るいバカップル親子も悪くないすね
俺の愚息もびんびんだぜ・・・
>>858 GJ
何かをしてる最中を襲うって良いよね。
上条・・・?
上条という名字に女たらし=どっかの作品なんて幻想は
俺の右手で打ち砕いてやる!
そげぶ
じゃなくてGJです!
過去に色々うにゅうにゅありそうでいい親子だ
保守
ここって、
・娘が病気で救いようが無い切ない話
とか、
・見苦しい程のドMなパパが無垢な娘にひたすら苛められる話
とかも書いて良いの?
問題ない
さぁ!
さぁ!
ハァハァ
さあ今すぐ書くんだ、今すぐ、今すぐだ!ハァハァハアハア
>>861 GJ!
なんだか嗜虐心を掻き立てられる娘だ
Dual
『私が…私じゃなくなっても、嫌いにならないでね』
悲劇映画の女優でもない。
名作RPGのヒロインでもない。
ごく一般的な食卓の風景。
そこには相応しくない台詞だった。
「えっ?」
気の利いた返しが言えたら、どんだけ良かったろう。
だが、言えなかった。
娘の目が真に迫るように、深く悲しみに満ちている。
『誰かに嫁ぐつもりか?』などと、冗談も言えない。
そんなシリアスな空気に、俺は一瞬にして飲み込まれ、声が詰まる。
「…っ」
大して口も付けていないオニオンスープとエビフライ。
その皿を持って娘が台所に消える。
「お、おい。美佐」
やっと、声が出た。
そう呼び止めようとした時は、既に娘は扉の向こう側。
「食器は…台所に置いといて。後でまとめて洗うから…」
扉の向こうから声が聞こえた。
…
最近、娘の様子が可笑しい。
物忘れが多くなり、家にいる時はどうもボーッとしているようだ。
目が半開きのまま、洗濯物を取り込んでいた時もある。
『好きな男でもできたか?』
そんな考えが、今となっては能天気なものだったと言わざるえない。
最初に気付いたのは朝の支度をしている時だ。
朝食を作る娘が冷蔵庫の前に立っていた。
だが、冷蔵庫を開けるでもなく、たた立っているだけ。
「…」
「…どうした、美佐」
いつもは忙しく働く娘と、のんびりコーヒーを飲みながら朝刊を読む父親。
そんな光景が定番だった筈なのに。
「あ、お父さん…あれ、何しようとしてたんだっけ?」
「目玉焼き作るんじゃないのか?」
「あ、そうか…あ、いけない、ベーコン焦げちゃう!」
ただのド忘れ。
そう思っていた。
まずは最初に忘れたのは、テレビのニュースキャスターの名前だった。
次に、台所の調理器具の名前。
自宅の電話番号。
学校の友達の名前。
『高校への通学路はどうだっけ?』と家に戻って来る事もあった。
『自宅の場所が判らない』と泣きながら交番に駆け込んだ事もあった。
不吉な予感しかしない。
医者の口から出る言葉が怖くて、病院にもいけない毎日。
何故、美佐なんだ?
何故、私の娘なんだ?
最初はただの漠然とした不安だったんだ…
『私が…私じゃなくなっても、嫌いにならないでね』
あの台詞を言われるまでは。
美佐自身も、自覚している。
『娘は記憶障害を患ってる』
…
時間はもう夜中の1時だ。
床に着こうとしていた私の部屋に娘がやってきた。
だが、どうも変だ。
頬が赤くなって、妙に息が荒い。
もう寝る時間だというのに、赤いリボンのヘアピンまでしている。
熱でもあるのか、と娘の額に手を当てようとした時。
「うわっ!?」
ベッドに腰掛けていた私を押し倒すように、娘が飛び付いて来た。
そして、そのまま…
「美佐、なにを、んっ!…」
親子のスキンシップとは程遠い、濃厚なディープキス。
混乱した自身に思考を立て直そうとする間も、美佐は私の口を蹂躙し続ける。
口内で唾液が踊るように混ざり合い、液体音を立てる。
一瞬、この快感に陶酔しそうになるが、父親としての理性がそれを許さなかった。
美佐の唇を振り切り、やっと思考が元に戻る。
娘の体を起こして、頬のひとつでも引っ叩くつもりだった。
だが、どうだろう。
「っ!?…は、離しなさい!!」
滑稽だった。
大人の男性である自分が、小柄な少女に押し倒されて…動けないのだ。
肩を押さえつける美佐の手が鉄のように重く、動かせない。
華奢な腕に本気で力を加えると、折れてしまいそうだ。
だから、手加減はしていた。
だが、それを抜きにしても尋常じゃない。
美佐の出せるような力ではない。
なんなんだ?これは。
逃げた私の唇を、娘がまた追ってくる。
また、交わる。
美佐の腕が私の後頭部に回り込み、今度は逃げられない。
ムードを出すようなキスではない。
ただ、ひたすら舌の感触と唾液の味を楽しむように、私の口内に肉を突きこんで来る。
歯茎を舌先でなぞられる。
唇を甘噛みされる。
舌を吸い付かれる。
実の娘に唇を犯され続ける。
「っ!」
私は娘の頭を掴んだ。
今度は本気で、振り解こうとした。
だが、ダメだ。
なんだ?
私はちゃんと本気を出してるぞ?
なぜ、娘に力負けする事があるんだ?
黒魔術でも…使ってるのか…?
そんな、疑問が頭の中で渦巻く。
正直言うと、この状況が理解できなかった。
「う、うぅ…」
状況を理解する事に思考を使ったのがまずかった。
キスの甘い誘惑が私の頭に流れ込んできているから。
だめだ。
油断すると、すぐにグチャグチャになってしまいそうだ。
耐えるしかない。
美佐の一方的なキスに。
…
「んっ、うぅん…ぷっ…」
何秒経っただろうか。
唾液まみれになった私から、やっと美佐の唇が離れた。
美佐は満足したように笑みを浮かべ、頬は更に紅潮していた。
だが…
「…っ!」
眼光が、違った。
違う。
容姿は普段通りでも。
視線から感じる気配。
娘が放つ空気がとてつもなく攻撃的。
触れてはいけない魔力のような、そんな邪気に満ちている。
「どう?お父さん…キス、気持ちよかったでしょ?」
「君は…誰なんだ?」
ドラマのワンシーンかのような錯覚。
でも、これは演技でもフィクションではない。
今、目の前にあるリアル、現実だ。
「何言ってるの?私は美佐に決まってるじゃない」
急に声色を変えて、首を傾げる。
私にも娘の態度が変わる瞬間が見えていた。
それを見た時、私の頭は怒りの感情で満たされる。
君は…美佐じゃない。
私の娘ではない。
「嘘を付くな!!」
そう怒鳴るが、娘は怯みもしない。
それどころか、挑発するように髪をなで上げながら言った。
「あぁ、やっぱり判るんだぁ。流石親子だね。」
娘に嘲笑うように目線を向けられ、私は背筋が凍りつく。
私は勘違いをしていた。
今になって、感じていた不安の正体が分かった。
『記憶喪失なんかじゃない…多重人格だ』
(続)
===
即興で書いてみた。
余裕があれば、続き書かせてもらいます。
ギャップ萌えな話の予定です。
>>877 うおおおお!!超GJ!
続きをお待ちしております!
これは期待せざるをえない
待ってるわ!
>>877 GJ
自宅の場所を知らない人格とかが出てたのか。
例えば幼い人格とかわからんのでは?
超大作の予感
たまらん!
kwsk
二次でやれ
つれない
あんもう
娘の細い指が、私の頬を撫でた。
ビリビリと痺れるような感覚が広がり、首筋まで落ちてくる。
なんだこれは?
今度は私の唇に触れる。
私の唇に残ったどちらのものかも判らない唾液の雫。
それが指で掬い取られ、美佐の小さな唇に絡
む。
まるで、濃厚な蜂蜜でも味わうかのように。
私を誘うかのように、切なそうに唇が動く。
この唇と先程まで重なっていたのか。
ふと、そう頭に思い浮かんだだけなのに、私の口からは唾液が溢れてくる。
「私に…何をしたんだ?」
そう聞くと、美佐の目元がまた悪意に満ちた。
一瞬、蔑むような目線をも送られ、また私の背筋が震えた。
「くすくす、オニオンスープ良い出来だったでしょう?」
「ま、さかっ…うぅっ」
そうゆう事か、と理解したが…すぐにやってくる脱力感。
頭が地面に引っ張られるような感覚。
泥酔しているかのように浮遊感が強く、体中の間接が少し痛い。
「我慢しなくて良いんだよ。眠たいんなら…ベッドに横になれば良いと思うよ?」
だめだ。
ここで、言いなりになった、間違いなく私は過ちを犯す。
それが娘の方が求めている事だとしても。
いや、違う…違う!!
今の美佐は美佐じゃない。
美佐じゃないんだ。
「ほら…『おやすみ』」
「っ!」
私は力尽きるようにベッドに身を沈める。
さっきまで必死に抗っていた力が…もう入らない。
何もされていないのに。
耳元で囁かれただけなのに。
声を掛けられただけで…諦めてしまった。
これは…これは一体なんなんだ?
「ほらっ、良い子だね…」
娘の声が耳に入る度に、背筋がゾクゾクする。
それは官能にも似た心地良さを残し、私の体をいたぶっていく。
意識が朦朧としていて、目が回る。
頭の中が、脳味噌がまるで液体のように蕩けて、左右に往復するかのようだ。
彼女は…一体何を盛ったんだ?
「君は…誰なんだ?」
薄い視界の中、わずかに残った思考を働かせる。
ただ、疑問だった。
娘でありながら、娘でない。
美佐なのに、美佐じゃない。
だからこそ知らないと納得できない。
彼女が誰なのかを。
「…遊佐」
「えっ?」
彼女の瞳が悲しそうになっているのを私は見逃さなかった。
「私の名前よ。美佐が付けてくれたの」
「…ゆ…さ?」
遊佐。
それが今の彼女。
今ここにある私の娘という存在。
気が滅入るように、また頭がクラクラしてくる。
「『私はmeであなたはyou。私が"美佐"ならあなたは"遊佐"ね…』だって。単純よね」
まるで笑い話のような軽い口調で自分の名前の由来を語った。
その瞳には先程までの悲しさはないが、何か冷たいものを感じた。
「やめてくれ…娘はこんな事は望んでいない」
どうせ蔑むような目で私を見るのだろう。
そう思いながらも、私は許しを乞う。
だが、無理だろう。
彼女の瞳にはそうゆう慈悲だとかいう感情が感じられない。
「そうゆう台詞は…」
そう言いながら、彼女は乱暴に私のズボンを握る。
サディスティックに…力任せに…グッと引き下げる。
「あぁっ!」
痛いほどに怒張した私の一物が、圧力から開放される。
私の愚息は跳ねるようにそそり立った。
「ここをこんなにしながら言う事じゃないよね?」
トドメを刺すように、冷たく言い放つ。
「ケダモノね…実の娘に欲情してるの?お父さん、もう犯罪者ね」
言葉でなじられる。
父親としてのプライドが踏みにじられ、顔が熱くなるのを感じだ。
「犯罪者はね…警察に捕まって、檻の中に入れられちゃうのよ?お父さん、檻に入りたい?」
だが、妙な感情が沸き起こるのが自分でも解かった。
言葉でいたぶられているのに…怒りが涌かない。
「でも良かったね。ケダモノの犯罪者だから、何も気にしないで私とひとつになれるよね?」
恥ずかしく、みっともない。
そして、何故か気持ち良い。
「くすくす、気持ち良さそうな声出してるね。こっちはもう我慢汁出てきてトロトロだね」
含み笑いをしながら、彼女の指が私の先端に触れた。
「ひっ!?あ、あぁっ」
「面白い声出さないでよ。笑っちゃうじゃない」
「あ、あぁぁ…」
まるで自分の声ではないかのように、自然と呻いてしまった。
肺から搾り出されるように、声が出てしまう。
「美佐にも見せてあげたいなぁ〜。『私の中に入りたくってこんなになってる』って」
「あ、ぐっ!…ううっ…」
自分の声なのに、自分の意思では抑えられない。
『美佐』という言葉が出る度に、強烈は背徳感が脳をかすめ、頭が沸騰しそうになる。
愚息が情けなくも反応してしまう。
「くすくす、『美佐』って聞いたらまた硬くなったね?」
ニヤリッと笑う娘。
「お父さんは美佐の手で感じちゃってるの?…なんかくやしいなぁ〜」
心の内を見透かされ、ますます彼女の加虐心に油を注いでしまう。
私は…触れてはいけない物に触れてしまったようだ。
「じゃあ、今度は私の手で気持ち良くなってね」
細い指先が私の一物に巻きつき、握り込む。
そのまま…ゆっくりと上下にしごき始める。
「『遊佐』の手、気持ち良いでしょ?」
自らの名を強調気味にして言った。
その台詞からは恐ろしいほどの嫉妬と自己主張が滲み出ている。
私が恐怖する程にどす黒い負の感情が。
「イキそうになったらちゃんと言うのよ?」
「あ、ああぁぁっ!や、やめてくれっ!!」
「ダーメ」
容赦なく、上下に動かす。
単純に往復するのではなく、溢れ出た私の体液を巻き込み、全体に擦り付ける。
卑しい液体音を立て始め、その音が耳に入る度に自覚させられてしまう。
『実の娘に手淫され、悶えている自分』を。
私の一物全体がぬめりに包まれて、あっけ無いほど限界まで高まってしまった。
「や、やめてくれ…で、出る…」
「あら、お父さん早漏なんだ。それとも溜まってた?…じゃあ、一回出しちゃおうか」
手の動きが素早くなる。
この行為が日常の一部であるかのように淡々としている。
まるで事務をこなす人間かのようだ。
「じゃあ、遊佐の手コキでイッちゃいなさい♪」
「ぐっ、うぐぐっ…!」
我慢。
下半身の筋肉に力を入れて、必死に射精感が遠のくのを待つ。
腰の筋肉がどうにかなりそうだった。
でも、どうなったって構わない。
この娘の呪縛から逃れられるなら。
「私の手を煩わせないで。我慢せずに私の手で射精するのよ」
私の苦悶の表情を見て気付いたのか、罵倒しながら手の動きに熱を加える。
我慢など、今の彼女の前では無意味なのだろう。
だが、抗うのは私の父親としてのプライド。
それをあっさりと踏み越えると、死んた時に地獄にすら行けない気がしたから。
抗う意思があったのなら、その罪は粛清される。
そんな都合の良い解釈が私の中にはあった。
「や、やめろっ!出る、出るっ!!」
「さあ、イっちゃいなさい。実の娘の手コキで射精するのよ、この変態!!」
そう罵倒されると同時に、私の下半身が開放感に満ちた。
視線を感じる。
射精の快感に浸る私を見る彼女の瞳は、親子のそれとは違う。
嘲笑するような侮辱するような視線と、悪だくらみを思いついた子供のような笑みをしていた。
そんな表情。
(続)
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テンポ重視で割と展開は早くなってます。
もっとねっとり心理描写とか描いた方が良いでしょうか?
今は遊佐が女王様になってますが、余裕があれば『美佐受け/父攻め』とか『ラブラブエッチ』とか書きたいです。
しかし、多重人格は書きたい事が思い浮かびやすくて、個人的に大好きです。
美佐を人質に遊佐が大暴れ、やりたい放題でタノシイデス(^q^)
GJ
>嫉妬と自己主張
主人格の根底からくるものなのか、第二人格だからくるものなのか……
思わずニヤリとしちまったぜ
じじじじじGJ!
先の展開も期待してます
GOODJOB!
すげー良かったです
なんなのこの危ない娘は?!死ぬほどオチンチン固くなっちゃったんですけど・・・
>>894 GJです!
イイヨイイヨ〜
冷たい目線やなぶってるのはキット愛情の裏返しダヨ〜と予想