SSスレのお約束
・指摘するなら誤字脱字
・展開に口出しするな
・嫌いな作品なら見るな。飛ばせ
・荒らしはスルー
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書いてね
・過剰なクレクレは考え物
・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちら(
ttp://yuukiremix.s33.xrea.com/chirashi/)へどうぞ
スレは作品を評価する場ではありません
ED空気嫁wwwwww
しかし、偽ウナギのドジョウは回線切ってIDさえ変えれば大丈夫だと思ってるんだろうか?
運営にIP抜かれたら言い訳できなくなるのにな
ひょっとしてIDとIPの区別もつかないほどの初心者なのか
見ていてこちらがヒヤヒヤするよ
余所のスレを荒らす原因となったスレとして、ここがスレスト喰らわねばよいが・・・
>>11 ウナギがやっているんだろw
人のせいにするなよww
回線切るだけでIDって変わるんですか?
彼もオチスレからきた新たなる刺客なのかな?
これは面白くなってきた
いよいよこのスレから目が離せない
オチスレってどこにあるんだ?
俺も参加したいぜ
一万年もオチスレの住人だろw
あんなおかしな奴、こんなスレに連れ込むなよ
オチスレなんてあるわけないだろw
せっかく、俺らの聖域に嫉妬スレごときが踏み込んでも困るからな
どじょう君ノってくれたとこ悪いけど誤爆スレのアレはウソだから
実際はヲチスレなんて存在しないから
ドジョウくん、君が僕ごときに敵うはずないじゃないか
ウナギさんと僕で嫉妬スレを崩壊させるのは充分だよ
ヲチスレ教えてあげてもいいが、招待者がいないことにはどうにもならんからな
>>19馬鹿ですか?
私はとうにそのトリップを捨ててるんですよ?
ID:IIGXQ/Ok
荒らしに構うあなたも荒らしって知ってるかい?
>>20 あるんだったら、教えろw
俺がいないと始まらないだろうがw
荒らしが来るかもしれないのに教えるわけないじゃんw
ドジョウが暴れるから、オチスレも大歓迎だろうに
';';,..
'';;';';;,.,
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^Λ_ヘ
ザッ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ ザッ
/\___/ヽ /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|(●), |(●), 、(●)、.:|、( |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ,,ノ(、_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| `-=ニ= | `-=ニ=- ' .:::::::|ニ=| `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/\ `ニニ \ `ニニ´ .:::::/ニ´ \ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´
「ヲチスレから来ますた」「ヲチスレから来ますた」「ヲチスレから来ますた」「ヲチスレから来ますた」
冬の星空の続編マダー
一番目の彼女の続編マダー
一万年と二千年前から愛してるマダー
両手に嫉妬の華をマダー?
吾が愛猫へまだー
誰か前スレのdatアップしてくれないか?
落ちてて後半が見れなかったんだがorz
今日、女性に告白して人生初のOKをもらった。
皆、俺を祝福してくれ!
二人以上に告白してOKもらって
三角関係になりそうなら祝福してやらんでもない
お前の周りの女の子の様子がおかしくなり
お前が行方不明になったら心から祝福してやる
何だかんだ言いながら、反応して返事する…
そんなお前らが心底愛しい…
うわっ!爆発した!
>>35 なんだかよくつっかかってくる知り合いにも報告しといた
おいおい、俺の周りに女の子なんているはずが……、って誰d
俺の周りにそんな女の子がいればこのスレみるなんていう愚考はしないぜ・・・!
このスレの中にいる女の子が鬼のように嫉妬するせいで、現実世界にいる女の子たちが俺の方を見てくれないんだけど
>>48>>49 いや、彼女がいても君達はこのスレを見るだろう。
このスレ住人の業の深さは伊達じゃない。
>>50の言った事は全て
>>50の実体験。
そしてそのまま彼女に刺されたんだろ?
刺されるで、僕といっしょを思い出した。イトキンを刺したあの子こそヤンデレの鑑
>>52 いたいた。
しかし、パパ複数だったから今一つ。合格点はあげられないかな?
そろそろ、投稿しようと思うんだが
じゃあ俺はそろそろ右手でチンコ握っておくわ
wktk
「う……うぅ〜ん……」
亜由美は寝苦しいベッドの中でうなされていた。
何故か体が火照って仕方がない。
余りの不快感に亜由美は浅い眠りから目覚めてしまう。
リモコンの電池が弱っていたのか、眠る前に切ったはずのエアコンが動いたままであった。
軽く舌打ちした亜由美はリモコンに手を伸ばすべく寝返りを打とうとした。
「…………?」
そこで亜由美は自分の体が動かないことに気付いた。
一瞬で意識がハッキリする。
「はっ?」
気がつくと、亜由美は全裸であった。
そして、自分の手首と足首が左右一対ずつ縄で固定されていることに気付いた。
膝の裏には掃除機のパイプがあてがわれている。
それがガムテで膝に縛り付けられているため、両足は肩幅ほどに開いたまま閉じられない状態にあった。
「はぁぁぁっ?」
全裸でまんぐり返しにされているという異常な状況に気付き、流石の亜由美も驚愕した。
いったいいつの間に、誰がこんなことを。
亜由美ほどの女に気付かれずにこれだけのことを成し遂げるとは。
恐るべき手練れの所業であった。
その時、亜由美は自分の胸の谷間ごしに怪しい人影を認めた。
人影は一言も発することなく、ただ惨めな亜由美の姿をジッと見詰めている。
「誰っ、誰なの?」
誰何する亜由美の声は震えていた。
恐怖、怒り、緊張そして羞恥など様々な感情が渦巻く。
「震えてるの姉さん……可愛いな」
そう言いながら一歩前へ出た人影を、窓から差しこむ街灯の明かりが照らし出す。
ほのかな光に青白く照らし出されたパジャマ姿の男は──
「あ……秋……くん?」
何と言うことか、それは彼女の最愛の弟、山本秋人であった。
亜由美は内心でホッとしながら、徐々に怒りが湧いてくるのを感じていた。
イタズラにしては度が過ぎているし、何より被保護者たる弟にイニシアティブを取られているのは我慢できない。
例え姉弟の間で“このようなこと”が許されるとしても、それぞれの役割は逆であるべきなのだ。
つまり、ここに縛られて怯えているのは、本来なら薄笑いを浮かべて立っている弟の方であるはずなのだ。
「秋くん、子供じみた強盗ごっこは大概にしなさい。さぁ、直ぐに縄を解かないと……お姉さん、怒るわよ」
亜由美は怖い顔をして弟を睨み付けた。
しかし、弟の反応は姉が思いもしないものであった。
秋人はニヤリと唇を歪めると、馴れ馴れしくベッドの隅に腰を掛けた。
秋人はこれまで亜由美に見せたことのない、ふてぶてしい表情になっていた。
「秋くんっ。今ならなかったことにしてあげるから……わたしを自由にしてっ。これは命令よ」
不快感を深めた亜由美は、語気を荒めて言い放つ。
それでも秋人は余裕のある態度を崩さない。
「姉さん、無理するなよ。僕とこういう関係になるのが夢だったんだろ?」
秋人が姉を嘲笑するように言った。
「ずっと前から知ってるんだぜ。姉さんが僕を愛していることくらい」
心臓を撃ち抜かれたような衝撃が、亜由美の全身を駆け抜けた。
図星であった。
姉は弟に対して、道ならぬ恋心を抱いていた。
それは決して誰にも悟らせてはいけない秘めたる愛情であった。
「な、なに言ってるの……姉が弟を大事に思うのは当然じゃないの。それより早くこれを解きなさい」
そう答える亜由美の声は明らかに狼狽えていた。
「それじゃあ、どこの家でも当たり前のように姉が弟のブリーフ嗅いでオナニーに耽ってるとでもいうのかい?」
秋人がクククと笑ってたたみかける。
亜由美の頬は紅潮し、ついで蒼白になる。
「見られてた……?」
弟の脱ぎ立てブリーフを嗅ぎながらオナニーに燃え狂うのは亜由美の性癖である。
特に夢精した後のブリーフはたまらない官能美を与えてくれる。
まだ湿っているブリーフを身に着け、股間のスリットに食い込ませるのは文字通り癖になっている。
弟の精子で妊娠するかも知れないスリルを味わいながら、亜由美は股間から何度も熱いものを迸らせるのだ。
「姉さん、ほら……想像しただけで、もうこんなだ……」
秋人は亜由美の無防備な股間に手を伸ばす。
そして秘密のスリットに指先を添わせる。
そこには既に煮えたぎるマグマが溢れかえっていた。
「姉さん……嫌らしいよ……」
秋人は執拗に指をこね回し、次々に湧き出すマグマを下方へと導く。
「あっ……秋くん、やめなさいっ……やめっ……あぁん……」
亜由美は足を閉じようとするが、膝裏に噛まされたパイプがそれを許さない。
身をよじって逃れようにも、腰をガッシリ押さえられていてどうにもならない。
そうするうちにも、マグマは尻の割れ目に沿ってシーツをドロドロに汚していった。
「実の弟に弄られてるってのに……どうだろ、この量は。姉さん、恥ずかしくないの?」
秋人は呆れかえったように呟く。
そしてこれ以上シーツが汚れないように、舌先を尖らせて姉の股間に近づけた。
「な、なにするの、秋くん……」
問い掛ける亜由美の声は震えていた。
それを聞き流して、秋人は姉の尻に舌先を這わせた。
「はぅっ?……あ、秋くん……いやぁ……」
姉の小さな悲鳴を無視し、弟は尻の割れ目に沿って舌を上下に這わせ続ける。
綺麗な菊の花弁を象った肉の窄まりがピクピクと反応し始める。
「美味しいよ、姉さんのおねだり汁……いつもの卵焼きの味付けだね。これなら幾らでもお代わりできる」
秋人はわざと舌先をピチャピチャ鳴らして姉の淫液をこそぎ取る。
どうやら彼は姉が造る卵焼きに自分の愛液を混ぜていることも知っているようであった。
「あ……あんっ……秋……も、もうやめ……あぁんっ……」
亜由美の足首から先が虚しく宙を掻く。
「あ、秋くん……お願いだからもう止めて……これ以上やったら、大きな声を出すわよ」
亜由美は涙の滲んだ目で弟を睨む。
しかし弟はあくまで非情であった。
「それは困ったな。姉さんの泣き声が聞けなくなるのは惜しいけど……」
秋人はパジャマの下を脱ぎ捨てると、履いていたブリーフを下ろした。
優しげな顔立ちには似合わぬほどのモノがそそり立っている。
秋人はそれを隠そうともせず、手にブリーフを持って姉に近づいた。
「な、なにを……」
亜由美の目に怯えの色が浮かぶ。
「夜は長いんだ。ゆっくり楽しもうよ」
秋人はそう言うと、ブリーフを左右に伸ばして亜由美の口元を覆った。
「もごぉ?」
亜由美は抗議の声を上げようとしたが既に遅かった。
一杯に伸ばされたブリーフの両端が、亜由美の後頭部で結ばれる。
「うむぅっ。むむぅぅぅっ」
亜由美は必死で首を振るが猿轡は外れない。
裏返しにされたブリーフの刺激臭が、嫌でも亜由美の鼻腔に飛び込んでくる。
しばらく履き替えていなかったらしく、弟の臭いは余りに強烈であった。
「もごぉっ……もごぉぉぉっ……」
最初暴れていた亜由美だったが、徐々に大人しくなってくる。
やがて深く深呼吸を繰り返すころになると、彼女の目は霞がかかったようにトロンとなっていた。
「ははははっ、姉さんはその臭いが好きだからなぁ……たまらないだろ?」
秋人が満足そうに馬鹿笑いする。
「それじゃ、僕のモノも満足させて貰おうか」
秋人が股間の屹立にひと扱きくれ、姉の股間ににじり寄る。
「やめて……きょ、今日は……超危険日なの……妊娠しちゃう……」
亜由美は僅かに残った理性の一部分でそんなことを考えていた。
さて、今日も投下なしか……この股間にそえた手はどうするか……
キーボードにそえて、理想の女の子でも文章化してみたらどうだ
そして、文章化した内容と頭の中のイメージとを比べてみるのもいいと思うぞ
ラーメン談義や
>>61みたいな反応が一番喜ばれてるんだw
最近過疎ってんなぁ…。
やっぱ皆新しい生活に備えて引越しやら何やら大変なのかな…。
もうここの書き手もダメだろ
荒らしの方がSS上手いって明らかになっちまったんだから
叩かれて笑いものにされるのが分かってるんじゃモチベも下がるわな
俺としてもスカッと笑い転げたいのは山々だけどさ
で?
>>63を見て毒電波を受けた。
『ラーメン 修羅場軒』
…なんで俺はこんな中途半端にしか受信しないんだorz
もう春も間近だというある日の朝、僕は花粉症によるクシャミと共に目覚めた。
目覚めとしては最悪の部類に入る。
それでも朝の弱い僕が一発で目覚めたのだから、杉花粉に感謝しなくてはならないのかもしれない。
今日はクラスメートの綾音とデートに出掛ける大事な日なのだ。
それにも関わらず、僕は昨夜大変な夜更かしをしてしまっていた。
と言うのも、妹の摩耶が猛烈に反対したからだ。
僕は泣き喚く摩耶をなだめるのに信じられない程の努力を払った。
ようやく泣き疲れて眠ってしまった妹をベッドに運び込んだ時、時計の針は午前3時を越えていた。
妹があれほど焼き餅焼きだとは思ってもみなかった。
小さい時からお兄ちゃん子として知られていた摩耶だったが、三つ子の魂百までというやつだろうか。
三角にした目をギラギラさせて突っかかってくる様には正直恐怖さえ感じた。
摩耶ももうこの4月には中学2年生になる。
いつまでも「お兄ちゃん大好き」なんて言ってると恋愛なんかできやしない。
僕だって可愛い妹に慕われるのが嫌なわけではない。
しかし、摩耶だってそろそろ彼氏の一人も作るべきだし、僕だって綾音とムフフな仲になりたい。
ここは一つ心を鬼にして、妹を振り切ってやるのだ。
「な……なんだぁ、こりゃあ?」
僕は思わず叫んでいた。
「男性用の貞操帯だよ、お兄ちゃん」
振り返ると、ドアの所に目を真っ赤に腫らせた摩耶が立っていた。
勝ち誇ったような薄笑いを浮かべている。
「ど、ど、ど、どうしてこんなモノ」
訳が分からなくなった僕はどもりながら妹を問い詰めた。
「通販で買ったんだよ。女の名前で注文するのは度胸がいったけど」
摩耶は唇の両端を歪めて呟いた。
「そんなこと聞いてるんじゃない。どうしてこんなことするんだって聞いてるんだ」
僕は焦燥感に駆られ、思わず怒鳴っていた。
ところが妹は怯むどころか、澄まし顔を全く崩さない。
「決まってるじゃない、お兄ちゃんにあの女とエッチなことさせないためだよ」
摩耶は当然じゃないとばかりに言い放つ。
「今日から摩耶がお兄ちゃんの射精管理をしてあげるから。摩耶がイイって言う時以外、勝手にイけないよ」
妹は愛らしい顔を歪めてクククッと笑う。
「もっとも夢精までは止められないけどね」
その顔を見て僕は背筋が凍りつくのを感じた。
おかしい……こんなの絶対におかしいよ、摩耶。
あっちで受けてたのをコピペしてあげるよ
つづきは?
荒らしの相変わらずのきもさに笑みがこぼれた俺
赤ん坊の泣き声と一緒だな
構ってもらえないと死んじゃうのです
お前ら14日には盛大に笑わせてくれるんだろうな
みんな飢えてんだぞ、コラァ
屁もでねぇ、屁もでねよ・・
だから書き手を生暖かく見守るだけで突撃はヤメロとあれほど・・・
自分で餌の供給を絶ってどうする
笑い茸なんてのは何処にでも自然に生えてるもんじゃねぇんだぞ
「うぅ〜ん」
僕は伸びをすると、布団をはぐってベッドから身を起こした。
「…………?」
信じられないものを目の当たりにして、僕は硬直した。
パジャマ代わりに履いていたジャージが、知らない間に脱がされていた。
いや、そんなことはこの際どうでもいい。
肝心なのは僕の大事な部分に、見たこともない物体が取り付けられていることであった。
それはクロームメッキされた筒状の金属パイプで、僕のナニを覆うように包み込んでいた。
根元の部分は手錠みたいなリングで固く締め付けられ、ガッチリした鍵で二重に固定されている。
これではまるで金属製のコンドームを着けられたみたいだ。
ゴメン、作者さん
コピペミスして1レス飛ばしてたよw
続きも転載していい?
なんかデマこいてるやつがいるな・・・書き手を見守るなんて書き込みはどこにもないんだがw
知ったかで参加しないでくださいねw
>>79 ひょっとして
ヲチスレと避難所を混同して勘違いしてる人だったりする?
ヲチスレって、どこにあるの?
ないよ
今は「ヲチスレがある」っていうことで疑心暗鬼を起こして、荒らすネタにしてるみたい
春休みの間は、盗作SSとヲチスレ疑惑で引っ張って遊ぶつもりなんじゃないか?
>>82は以前、とある別のSSスレの荒らしが、そのSSスレのヲチ用にシタラバを設置したもの
例の制圧厨は便乗して、そこに修羅場スレ用のヲチスレを立てた
で、そこの荒らしさんたちも巻き込もうと必死になってた
だけど、私怨であることがあっさり見抜かれて、まるで相手にされなかったというわけさ
BBS自体、もうすっかり廃墟になってるね
そういう経緯のヲチスレは、ある
でも活動中のヲチスレなんかないから、安心していい
>>83が慌てて必死にヲチスレがない工作をしているとは
ちょっと、それは酷いだろw
はいはいワロスワロス
>>82 何で、
トライデント
赤いパパ
の両氏がオチられているの?
そういや、この人たちは最近見なくなってしまったね
今頃、何をやっているんだ 監禁されているなら、喜んで代わってやるが
忙しいだけだろ。大体投下自体最近ないし。
ヲチスレなんか無いことにしておかなきゃ色々と都合の悪いことがあるからなw
鮫島事件思い出す流れだな
ヲチスレがあるとするなら、誤爆スレかな?
>鮫島事件
おまえ消されるぞ…
今日のドラえもんを見ててなんとなくこのスレを思い出した。
そんな自分がなんとなくw(一部分でねw)
今日はホワイトデーな訳だがホワイトデーネタを投下してくれる神はおらんのか?
そういや「両手に嫉妬〜」がホワイトデーネタだったな
一周年ということもあるのでぜひ続き投下してくれんだろうか
コン、コン。
ドアをノックしたけど、中から返事はなかった。
それもそのはず、この部屋の主であるお兄ちゃんはまだ学校にいるんだもん。
小学生のあたしとは違い、中学校に通うお兄ちゃんは夕方4時にならないと帰ってこないんだ。
念のため声を掛けてからこっそりとドアを開ける。
無断でお部屋に入ったことがばれたら、また怒られちゃうなぁ。
お兄ちゃんのお部屋はいつもながら散らかっていた。
スナック菓子の食べ残しや丸めたティッシュがあちこちに散乱している。
お片づけしてあげたいけど、勝手なことするとお仕置きされちゃう。
っていうか、こうしてお部屋に立ち入っただけでも酷い目にあわされちゃうんだけど。
ベッドも床の上に負けず劣らず乱れきっている。
その黄ばんだシーツの上に倒れ込むと、饐えた臭いが漂ってきた。
お兄ちゃんの臭いだ。
嗅ぎ慣れた臭いをクンクンやってるとたまらなくなってきちゃった。
仰向けに寝そべってスカートの中に手を入れると、既にパンティはグッショリ湿っていたわ。
その、最も水分を含んだ部分に中指を当て、ゆっくりと上下に動かす。
電流のような甘い痺れが下半身に走り、体がビクッと震えた。
呼吸が荒くなり、自然と鼻声が出ちゃう。
「あ…あぁ……お兄ちゃん……」
お兄ちゃんを呼びながら指を使っていると、痺れは全身に広がっていった。
溢れ出てくる熱い液も激しさを増し、もどかしくなったあたしはパンティをぬぎぬぎする。
直にその部分に触ると、火傷しそうに熱かったの。
必死で静めようと頑張ったけど、あたしのアソコはかえって興奮しちゃった。
お汁はどんどん溢れ出してシーツを汚してしまう。
「あぁ〜ん、お兄ちゃんに叱られちゃうよぉ」
そう分かっているのに指は止まらないの。
それどころか動きは勝手に早くなり、今度は腰まで動きだしてくる。
「あっ…あんっ……お兄ちゃん……」
もうこうなってしまったら自分では止められない。
頭が真っ白になって……体が浮き上がるような感覚に包まれた。
その時だった。
玄関のドアが乱暴に開け閉めされたと思うと、階段を上がってくる足音がしたの。
「お、お兄ちゃん?」
お兄ちゃんが予想より早く帰ってきたんだ。
あたしはパニックに陥った。
こんなとこ見つかったら……でも、登り詰めようとしていたあたしの体はどうにもならなかった。
足音がお部屋の前で止まり、ノブが回されるのが見えた。
「ダ、ダメぇ…まどか、イっちゃうぅぅぅ……」
次の瞬間、あたしのアソコからおしっこが迸っていた。
恥ずかしいけど、これは快感に耐えきれなくなった時のあたしの癖なの。
「何やってんだ、まどか」
薄目を開けると、怖い顔をしたお兄ちゃんが立っていた。
「お前、勝手に部屋に入った上に、俺のベッドでションベン垂れてんのか」
お兄ちゃんの声は妙に落ち着いて怒っているようには聞こえない。
でも、これはお兄ちゃんが心底から怒っている証拠なの。
「ご、ごめんなさい。もう…もうしませんからぁ」
あたしは泣き声で謝り、お兄ちゃんを見上げた。
お兄ちゃんの顔は怒りで青くなっている。
「言いつけを守れない妹にはきついお仕置きが必要だな」
お兄ちゃんはニコリともせずに吐き捨てると、机の引き出しからロープを取り出した。
あれであたしの体を縛っておいてお尻を散々に平手打ちするんだ。
「いやぁ、お兄ちゃん許して。まどか、もう絶対しないって約束するからぁ……お願い、許してぇ」
あたしの哀願も聞き入れず、お兄ちゃんはあたしの体にロープを巻き付けていく。
直ぐに両腕の自由が奪われ、あたしは抵抗できなくなる。
お兄ちゃんはあたしを軽々と俯せにすると、お尻を高く突き出させた格好にさせた。
「こ、こんな格好いやぁ〜ん」
肩越しにお兄ちゃんを見上げると、ちょうど平手を振り下ろすところだった。
パシィーンという小気味よい音と共に、あたしのお尻に焼け付くような痛みが走ったの。「はぅっ」
続いてもう一発、更に一発。
「はぐぅっ……はぐぅぅぅっ……」
余りの傷みに涙が自然に溢れてくる。
けれど、どういう訳か体は火照りかえり、アソコがジンジンとしてくる。
「なんだぁ、まどか。お前、ケツを叩かれて興奮してんのかぁ?」
お兄ちゃんがバカにするように笑う。
「ち…ちがうもんっ」
あたしは必死で否定したが、アソコにこもった熱は急激に温度を上げていくの。
それを見透かしているのか、お兄ちゃんは全く取り合わない。
そしてわざわざあたしのアソコを指で拡げに掛かった。
「ほら……お前、オマンコぐちゃぐちゃになってるじゃねぇか。えぇっ?」
お兄ちゃんはあたしのアソコに指を突っ込んで、中を……中をグチュグチュと掻き回すのぉ。
「ほらっ、こんなになって……ほら、ほらぁ」
お兄ちゃんは意地悪く笑い飛ばし、あたしの中を指で引っ掻く。
あたしは体をビクンビクンさせ、またおしっこをチビってしまったの。
「まどか、お前ってやつは本当に変態だな。まどかじゃなくマゾかだよ」
お兄ちゃんがバカみたいに大笑いする。
何よっ、まどかがこんな体になっちゃったのは、全部お兄ちゃんのせいなんだからぁ。
「こんなんじゃ罰にならないなぁ……そうだ。今日はちょっと違った罰を与えてやろう」
お兄ちゃんは薄笑いを浮かべて机から何かを取り出した。
ピンク色をしたそれはイチジクみたいな形をしたスポイトだった。
中には液体が入っている。
「な、なにそれぇ?」
本能的に危険を感じ、あたしの声は震えを帯びていた。
「小ばかりじゃ芸がないし。それにお前、便秘気味だって言ってたろ?」
それで全てが分かった。
「それダメっ。お浣腸いやぁ〜っ」
でも、お尻の穴を責めてもらえると分かり、菊の花は自然に開花しちゃう。
当然、お浣腸の侵入を食い止めることはできず、あたしのお尻はあっさりと陥落した。
冷たい液がお腹の中に滲みてくるのが分かる。
影響は直ぐに現れた。
お腹がグルグルと鳴り、額に脂汗が滲んできた。
「お、お兄ちゃん……おトイレぇぇぇ」
あたしの声は切羽詰まっていた。
しかしお兄ちゃんは聞き入れてくれない。
「そうだ、今日はホワイトデーだったな。バレンタインのお返しをしてやるよ」
お兄ちゃんはお浣腸のスポイトでミルクを吸い上げると、それをあたしのお尻に追加注入した。
あぁ〜ん、白いチョコ……じゃなくて白いウンチでちゃう〜っ。
「お兄ちゃん、これだけは許して……おトイレ連れてってぇ」
けど、本心ではお兄ちゃんがそんな泣き言を聞いてくれるとは思ってもいなかったの。
やっぱりお兄ちゃんは許してくれなかった。
黙ったまま、新聞紙を敷き詰めた洗面器を差し出しただけだった。
こんなのいやぁ〜ん。
お兄ちゃんにウンチするとこ見られちゃうぅぅぅ……。
こんなあんなで、あたしたち兄妹は上手くやっていた。
苛めるのが好きなお兄ちゃんと、苛められるのが好きなあたし。
需要と供給の関係が上手く機能していたの。
ところがある日のこと、お兄ちゃんがアイツを連れてきた時から全てが狂い始めた。
あの本格的なマゾ娘が遊びにきたあの日から、絶妙なバランスの上に成り立っていた兄妹の関係がおかしくなったのだ。
投下終了なら終了といってくれ
1時間も間を空けられると困る
ウンコ逝ってた
妹がMなのはキモウトスレでも珍しいな
普通はSっぽく責めてくるのが妹のスタンスみたいだがw
M同士の修羅場とな・・・斬新だ!
諦めてたホワイトディSSキテタァー
妹は嫉妬の余りSに変貌するのですか
もうキモウトとか飽きたわ・・・何個目だこのパターン
記号化してくると量産型が出てくるのは良くある事
ツンデレとかいい例
なんかヲチスレ立ってから荒らしの平均的レベルが落ちてきてるみたいw
まあ、待ってりゃ102が何か書いてくれるそうだしwktk
最近じゃあのガンダムさえ量産化されてるそうじゃないか
ガンダムの量産タイプは本当ならジムなのにな
量産機ならネモがスキです
このスレの荒らしがレベル高かったことなんて一度もないがな
俺の方が500倍は可愛いっつうの
お前らの可愛さに嫉妬!!
それはこわいな
投下。
部室棟内にある美術室の中は、いつものことながら散らかっていた。美術室と言っても、
授業で使っている部屋とは別なので、掃除の手が入らないのだ。画材やら描きかけの絵や
ら作りかけのオブジェやらが、そこら中に散乱している。それらを踏まないように注意し
ながら、僕は部屋の真ん中辺りにある椅子に腰掛けた。その辺りだけは、他の場所と違っ
て唯一散らかっていない。僕がいつも片付けているからだ。
目の前にある机の上には、真新しいスケッチブックと薄汚れた灰皿が置いてある。野球
部だかサッカー部だかのかけ声が遠くから聞こえてくる中、椅子の背もたれに身を預けた
まま、ぼんやりと時を待つ。
ふと窓の外を見ると、向かい側に建っている第一校舎一階の廊下に、二人の男女が立っ
ているのが見えた。僕は目がいい方だし、さほど距離が離れているわけでもなかったから、
その人たちが浮かべている表情まではっきりと分かる。
男の方は細身ながらも長身で、糸のような細い眼が印象的な人だ。温厚そうな微笑を浮
かべて、傍らに立つ女の人にのんびりと何かを語りかけている。
女の方は平均的な背丈で、おかっぱと言っても差し支えないような、綺麗に切り揃えら
れた黒髪の美人だ。女子の制服はセーラー服で、その人にはよく似合っている。彼女は口
許に手を添えて控え目に微笑みながら男の話を聞いている。とても嬉しそうな表情だ。
男の人は隆弘先輩で、女の人は加奈子先輩という。でも、隆弘先輩とは話をしたことも
ない。加奈子先輩の方も、人格のある一部分を除いて、よく知っているとは言いがたいだ
ろう。
二人はその場に立ち止まったまま、しばらくの間親しげに話をしていたが、その内廊下
の向こうから誰かが走ってきて、会話が途切れた。最初に気付いたのは隆弘先輩で、さっ
きよりも嬉しそうに笑いながら、走ってくる人影に向かって大きく手を振った。人影は二
人の前で立ち止まり、膝に手を突いて息を整えたあと、頭の上で両手を合わせた。多分、
隆弘先輩と待ち合わせか何かをしていて、遅れたことを謝っているんだろう。
走ってきたのは女の人で、明るく染めた茶色い髪をうなじの辺りで大雑把に結んだ、活
発そうな人だった。隆弘先輩はもちろん加奈子先輩よりも小柄な体だったが、明るい表情
とややオーバーな動作のせいで、三人の中では一番パワーがありそうに見える。
この人の名前は里美先輩という。やはり、僕は一度も口をきいたことがない。
隆弘先輩は里美先輩と話し始めた。さっき加奈子先輩と話していたときよりも、身振り
や口の開き方が大きくなっているようだった。里美先輩の方も、ふざけた様子で彼の胸を
叩いたり、大袈裟に何度も頷いたりして、とても楽しそうだ。賑やかそうな雰囲気を見て
いると、ここまで声が届いても不思議ではないように思えてくる。
一方で、加奈子先輩は明らかに先ほどよりも居心地が悪そうだった。別に、無視されて
いるわけではない。たまに話しかけられたり、相槌を打ったりはしている。だが、二人の
視線が自分からそれたりすると、途端にその表情に陰が差すのだ。二人の方では全くそれ
に気付いていないらしい。加奈子先輩の取り繕い方が上手いのもあるし、二人がお互いの
会話だけに集中しているせいもあるのだろう。
その内、加奈子先輩は二人に声をかけた。隆弘先輩が一つ頷き、里美先輩が元気に手を
振るのに軽く手を振り返して、二人に背を向ける。彼らは歩き去る加奈子先輩の方は全く
見ずに、二人だけで楽しげに話をしていた。
十数分ほどの間を置いて、部室に加奈子先輩が入ってきた。先ほどちらりと見せていた
のと同じ、暗い表情のまま歩いてきて、僕の近くに腰を下ろす。椅子が騒々しい音を立てた。
加奈子先輩は僕には一声もかけずに、自分の通学鞄に入っていたペンケースの中から、
4Bの鉛筆を取り出した。通学鞄を無造作に放り出すと、机の上に置かれていたスケッチ
ブックを開いて、猛烈な勢いで鉛筆を走らせ始める。白い肌に赤みが差し、大きな瞳は見
開かれたまま剣呑な光を放っている。加奈子先輩は時折眉間に皺を寄せたり、引き結んだ
唇を強く噛み締めて、どことなく辛そうな表情を見せた。だが、手は一度も止めなかった。
加奈子先輩が息もつかずに絵を描いている横で、僕はちらりと窓の向こうの第一校舎の
方を見やった。隆弘先輩と里美先輩は、いつの間にかどこかに行ってしまっている。多分、
親しい友人がこんな顔で絵を描いていることになど、少しも気がついていないだろう。
加奈子先輩は長く、深く息を吐いて、震える手で鉛筆を置いた。ゆっくりと呼吸しなが
ら、しなやかな指先でスケッチブックのページを一枚一枚切り離していく。一枚、二枚、
三枚、と机の上に積まれていく紙には、隆弘先輩や里美先輩が描かれていた。一人の絵も
あれば二人の絵もあるが、どれもこれも、幸せそうな笑顔ばかりだ。絵は全部で十二枚。
確か先週までは一日十枚ぐらいのペースだったから、また描く枚数が増えたことになる。
加奈子先輩は無言でそれらを見下ろしていたが、急に顔を歪めると、物凄い勢いでびり
びりと絵を破き始めた。破くだけでなく、その辺に置いてあった大きなカッターナイフを
手にとって、躊躇なくバラバラに切り裂き、弾みで床に落ちた紙片を何度も何度も踏みつ
ける。呼吸は荒く、目には涙が浮かんでいた。
そうして日が落ち、斜陽が美術室の中を赤く染める頃、加奈子先輩はようやく平静さを
取り戻した。しばらく沈黙の内に立ち尽くしたあと、あれほど激しく入念に引き裂いてい
た絵の欠片を、無表情で一枚一枚拾い集める。不健康な青白い手がそれらを全て灰皿の中
に落とし込み、スカートの中から小さなライターを取り出した。
隆弘先輩と里美先輩の笑顔の欠片が灰皿の中で燃え上がり、真っ黒な燃えカスと化して
いく。その様を、加奈子先輩は何も言わずにただじっと見下ろしていた。静かに広がる炎
に照らされたその顔には、何の表情も浮かんでいなかった。
やがて紙片は全て灰と化した。加奈子先輩は通学鞄にペンケースをしまい、僕には一声
もかけずに美術室を出て行く。
僕は灰皿の中身をゴミ箱に移し変えたあと、あのスケッチブックを手に取った。もうだ
いぶページが少なくなっていたので、美術室の隅にあるダンボールから、新しいスケッチ
ブックを取り出して、古いもののそばに置いておく。ずっと昔、まだ美術部員の数が多
かったころに買いだめしたらしく、新品のスケッチブックはまだまだたくさんダンボール
の中に入っている。それでも、加奈子先輩が描く絵の枚数が日に日に増えていくのを見て
いると、その内全てなくなってしまうのではないかと、少しだけ心配になった。
現在我が校の美術部は廃部寸前で、部員は僕一人しかいない。その僕にしても去年まで
在籍していた先輩に無理矢理引っ張り込まれたようなもので、美術に対する情熱などゼロ
に等しい。家に帰ってもやることがないから毎日部室に来てはいるものの、ボケーッとす
るだけで何もやっていない。活動休止状態もいいところだ。
そんなわけだから、加奈子先輩も当然美術部員ではない。多分、あっちは僕の名前すら
知らないだろう。
僕の方では、以前から加奈子先輩のことをある程度は知っていた。校舎を歩いていると
き、隆弘先輩と肩を並べて歩いているのを、たまに見かけることがあったからだ。そうい
うときに加奈子先輩が浮かべている幸せそうな笑顔がやけに印象に残っていて、「加奈
子」「隆弘」と呼び合う二人の声も、自然と覚えてしまっていた。
その二人以外に「里美」という名前を聞くようになったのは、今年の五月辺りのこと
だっただろうか。
加奈子先輩が美術室に現れたのも、ちょうどその頃のことだった。僕がいつも通りやる
気もなく美術室でぼんやりしていると、突然扉が開いて加奈子先輩が姿を見せたのだ。そ
の頃の僕にとって、彼女は単に印象に残っているというだけで、口をきいたこともない赤
の他人に過ぎなかった。そんな人が何の前触れもなく現れたものだから、声を出すことも
出来ずにぽかんとしてしまった。
加奈子先輩はそんなことなど少しも気にせず、無言で美術室の中を見回したかと思うと、
僕の方を見て愛想良く笑い、こう言った。
「ねえ、この部屋、ちょっと借りさせてもらってもいい?」
そのときの笑顔は、僕の記憶に残っているものとは比べ物にならないぐらい張り詰めて
いて、余裕のないもののように思えた。だから僕は余計なことは何も言わず、ただ「どう
ぞ」とだけ答えておいた。
その日以来、加奈子先輩はほとんど毎日美術室に現れ、隆弘先輩と里美先輩の絵を描い
ては破り捨て、切り刻み、最後には無表情で燃やし尽くすようになった。僕の方も何も言
わずにそれを見つめ、残された灰を片付け、スケッチブックのページが少なくなっていれ
ば新しいものを用意した。
最初の日以来、加奈子先輩とは一言も口をきいていない。翌日、僕が何も言わずに迎え
入れたときは少しだけ驚いたような顔をしていたが、それ以降は特に興味を示さなかった。
僕の方でも先輩に話しかけたことは一度もない。邪魔だと言われていないし、個人的に彼
女を見ていたくもあったから、自分から美術室を離れたこともないが。
その頃になると、校舎の中で隆弘先輩と里美先輩が仲睦まじく歩いているのを頻繁に目
撃するようになった。美男美女、というわけでもないが、見ていて微笑ましくなる、お似
合いのカップルなのは確かだった。逆に、加奈子先輩が二人と一緒にいるところを見る機
会は、日を追うごとに減っていった。反比例して、一日に描かれる絵の枚数は増えていっ
た。一枚が二枚になり、二枚が三枚、四枚になる。仲のいいカップルの幸せそうな笑顔が、
描かれては引き裂かれ、燃やされていった。
そういう儀式めいたことを陰でやっているのを除けば、加奈子先輩は表面上は以前と全
く変わりなかった。たまに隆弘先輩たちと一緒にいるところを見ても、普通に楽しく話を
しているようだった。
一日だけ、僕が体調を崩して学校を休んでしまったことがある。その次の日廊下で見か
けた加奈子先輩は、激しい苛立ちを無理矢理抑え込んでいるような表情を浮かべていた。
その日以来、僕はどれだけ具合が悪かろうと、必ず学校へ来るようにしている。
少し前に、二人きりで廊下を歩いている隆弘先輩、里美先輩とすれ違った。
「最近、加奈子の奴元気ないよな」
「なんかあったのかな」
二人はほんの少しだけ心配そうな顔で、そんなことを言い合っていた。加奈子先輩が、
毎日のように放課後の美術室を訪れていることについては、少しも知らないらしい。多分、
これからも知ることはないだろう。そう思わせてくれるぐらい、加奈子先輩の演技は堂に
入ったものだった。
しかし、破局は突然訪れる。
そろそろ夏も中盤という時期、加奈子先輩の描く枚数が一日二十枚ほどにまで増加した
頃のことだった。美術室に入ってくるとき、絵を描くとき、破り捨てるとき。先輩の表情
は以前にも増して険しさを増し、ほとんど爆発寸前の爆弾を思わせるほど危険な雰囲気を
漂わせるようになっていた。
そんなとき、僕は突然、職員室に呼び出されたのだった。
「廃部、ですか?」
「すまないねえ」
目の前の老顧問は、あまり悪びれた感じもなく笑っている。
「ほら、去年までいた熱心な子たちがみんな卒業して、今はもう君一人だろう? 元々ウ
チの学校の美術部は規模が小さいし、わたしも今年で定年だからねえ。部活動に回せる予
算も年々少なくなってきてるし、それならいっそ、と職員会議で決まったんだよ」
分厚い老眼鏡の奥で、老顧問の目が少し威圧的に細められる。
「それに、君だって大してやる気があるわけでもないんだろう? 何か作品を作ったとい
う話なんて、聞いたこともないよ」
僕は反論できなかった。この老顧問は顧問とは名ばかりで、一度も美術室に顔を出した
ことはない。そんな人が急に僕のことを呼び出したから、嫌な予感はしていたのだ。
職員室を後にして教室に戻ってからも、僕の脳裏にはずっと加奈子先輩の横顔が浮かん
でいた。
「廃部になるそうです」
いつも通り険しい顔で美術室に入ってきた加奈子先輩に、前置きもなくそう告げる。
虚を突かれたように、青白いから表情が消えた。今日も元気な野球部だかサッカー部だ
かのかけ声が遠く響く中、加奈子先輩はしばらく無言のまま、入り口に佇んでいた。
「そう」
無表情で呟き、加奈子先輩はいつもの席に腰掛ける。この部屋で彼女の声を聞いたのは、
最初の日以来初めてだ。
先輩は黙りこんだまま、目の前の机の上に載っているスケッチブックの表紙を見つめて
いた。僕も何も言えず、ただ沈黙のままに時が過ぎていく。
そのとき、
「あ」
と、思わず声が漏れた。美術室の窓の向こう、第一校舎一階の廊下を、隆弘先輩と里美
先輩が歩いていくのが見えた。いつものように足取りは軽く、二人の顔には楽しそうな笑
顔が浮かんでいる。
僕が声を上げたために、加奈子先輩も二人に気付いたらしい。その姿が廊下の向こうに
消えるまで、じっと視線を注いでいた。
そうして二人が見えなくなってしまうと、加奈子先輩は小さな唇で微笑みのようなもの
を形づくると、その表情のままゆっくりと動き出した。ペンケースから鉛筆を取り出し、
スケッチブックを開く。穏やかな表情そのまま、手つきもいつもとは比べ物にならないぐ
らいに柔らかく、優しかった。
そうして日が落ちる頃になって、ようやく一枚の絵が完成したらしい。加奈子先輩はそ
れを切り離すこともなくスケッチブックを閉じてしまったので、どんな絵が描かれたのか
は分からなかった。
先輩はいつも通り、黙って席を立った。が、美術室入り口の扉を開いたあとで、ゆっく
りとこちらを振り返った。
「ねえ、君」
静かな微笑み。
「今まで、黙っててくれてありがとうね。さよなら」
綺麗な声で言い残して、加奈子先輩は美術室を出て行った。
翌日、加奈子先輩は死んだ。校舎の屋上から飛び降りたのだ。死体は落下の衝撃でぐ
しゃぐしゃになってしまっていて、修復することすら不可能な状態だったらしい。彼女が
死に際にどんな表情を浮かべていたのかは誰にも分からない。
遺書は残されていなかったが、屋上にはきちんとそろえられた靴が一足残されていたた
め、警察は自殺と断定してさほど詳しくは調べなかった。彼女がいじめられていたという
事実もなかったし、周囲の人たちはこれといって悩んでいた様子もなかったと証言したの
で、自殺の原因は謎に包まれたままだった。多分、これからも明かされることはないだろう。
体育館で急遽開かれた集会の間中、三年生の列の方からすすり泣きが絶えることなかっ
た。一番激しい泣き方をしていたのはやはり隆弘先輩で、傍らに立った里美先輩がずっと
慰めるようにその肩を抱いていた。
その日以降も、僕は毎日放課後になると美術室に向かった。廃部になるため、不要な物
品は処分する必要があったのだ。
去年までの美術部員が残していったものを片付けつつ、僕は暇を見ては少しずつ絵を描
いた。モデルはもちろん加奈子先輩だ。最後の日に彼女が見せた穏やかな微笑を、どうし
ても何かの形で残しておきたかった。
今でもたまに、廊下を歩いている隆弘先輩、里美先輩の二人とすれ違うことがある。そ
の表情はまだ少し暗いところを残しているが、じょじょに明るさを取り戻しつつあるよう
だ。完全に元の状態に戻る日も、それほど遠くはないだろう。不謹慎な言い方だが、加奈
子先輩の死によって、ますます絆が深まったようにも思える。多分、あの二人はこれから
先、ずっと一緒に生きていくことだろう。なんとなく、そう信じられた。
そうして夏が終わり秋に移る頃、美術部は完全に廃部になった。絵は完成して、既に家
に持ち帰っている。今のところ、誰にも見せる気はない。
すっかり片付いた美術室を去る前に、僕はあのスケッチブックから、加奈子先輩が最後
に描いた絵を切り離した。紙の上に、三人の人間がいる。
楽しそうに笑う隆弘先輩と、里美先輩。そして、少し離れた場所で、彼らを見守るよう
に微笑んでいる加奈子先輩。
そこに描かれているものを知っているのは、世界中でただ一人、僕だけしかいない。
以上。
珍しい展開でした、GJ!
うん、デラGJ!!なんだこの切なさ大爆発なアレな感覚は!?
加奈子先輩がなんというか…殺してでも奪い返せばいいのに……
久しぶりにこのスレで良いものを読ませていただきました!
こういうの大好きだ。
第三者から見た三角関係っていうのかな。
とにかくGJ!
あなたの次回作が待ち遠しい!
>>121 GJっす!
第三者視点は初めて読んみましたが切ないけど、面白かったです
>>121 GJ!
このスレでは見られないような珍しい感じだった。
次回作に期待!
なんか評価に値しないというのが正直な読後の感想だな
ひょっとしてスレを潰そうと思って書いたんじゃ・・・
128 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 16:43:09 ID:Gr+oYQic
いつもの馬鹿乙
>>128 ちょwwスルースルーwww
あとsageてww
>>121 このスレには珍しいスッキリした読後感の作品でした
GJです!
書き手のみなさん、今なら誰でも神になれますよ
神志願の書き手のみなさんよろしくお願いします
485 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 18:04:09 ID:FwKPlzqz
嫉妬スレのアホ職人を叩きたいんだが、力を貸してくれないか?
ダメだよ枯れ木さん
あんた早くも敵を作っちゃったみたいだぞ
こいつ本気で年齢を疑うwwwwwwwwwwww
だよな
気に入らない書き手を叩くにしても一人でやればいいことなのに
わざわざ公の場で傭兵を募るとは、とてもオーバー18のすることとは思えない
知能レベルを疑わざるをえんよ、このバカは
493 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 21:30:28 ID:G0+//mXb
132 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/03/16(日) 21:20:16 ID:D6aKS5nv
485 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 18:04:09 ID:FwKPlzqz
嫉妬スレのアホ職人を叩きたいんだが、力を貸してくれないか?
ダメだよ枯れ木さん
あんた早くも敵を作っちゃったみたいだぞ
誰だコピペしたバカは
本気でハゲるわ
それを再び晒すアフォもいたか
枯れ木氏、一瞬にして板的に名前が売れちゃったようだよ
どうせここの書き手の誰かが変名使ってるんだろうけどw
枯れ木も山の賑わいwww
136 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:46:23 ID:1WR1ZHhK
>>121 GJです。
人間として堕ちるとこまで堕ちてるバカの事はスルーでww
こんな状況の中投下してくれた氏に感謝。静かな雰囲気が良かった
GJ!
とって付けたような単発ばっか
なんとか書き手をスレに繋ぎ止めようと必死すぎ
ageたりsageたり、いろいろ大変だなぁ
ふぅ……
なんつーかそこまでひねくれてるのは逆に凄いと思う
作品もGJも叩きもたった一人でやってるんだよ
恐るべきマッチポンプ
お前はいつも必死だな 微笑ましい
日本語くんが懐かしいな
あいつは単純だしいつも正面から挑むから見ててもいじっても面白かった
それが今は、馬鹿の一つ覚えにちょろちょろ自演を繰り返して「俺ってワル!かっこいい!」な自己陶酔してるだけのダダ滑りくんしかいないもんだからなあ
たかるハエと同じで疎ましがられるには疎ましがられてるが、何を構うところがあるわけでもなく
荒らしヲチャとして実に寒々しいことだ
荒らし氏も別に無責任な荒らしヲチャを面白がらせるためにやってるんじゃないだろうからいいんじゃないの
そりゃ自治厨にすれば単純な手口しか使わないバカの方が御し易いだろうがね
それより今の荒らし氏は、たまにまともなトラップSSをダンマリで投下するから始末が悪いよな
あの一連のパクリも単に嫌がらせでやってるんじゃなく、罠を紛れ込ませるフェイントに使ってるらしいね
トラップが投下され出したのも随分前からで、まとめサイトの保管庫にも既に数作が収納されてると聞くし
阿修羅さんが保管庫更新できないのも、どのSSがトラップか判断できないからだってね
外伝や盗作まがいの作品は堂々と除外できるけど、一見してまともなSSまでは選別不可能だものな
けど阿修羅さん、荒らしがトリップ付きで「実はこの作品は」って名乗り出たらどうするんだろ
「荒らしのSSと判明しましたので」って保管庫から削除するんだろうか?
そうしたら阿修羅さん、二重に恥をかくことになっちゃうよ
荒らしをSSを書いてくれる神として崇めたことを陰で笑われ、続いて自分に見る目がなかったことを公に晒してしまう
それとも「(荒らしの)行為と作品は別です」なんて気取った態度でダンマリを決め込むんだろうか
いずれにしても今後の展開から目が離せないな
暇な奴だ…
>>144 あんたの頭の中には「私生活が忙しくて趣味にかまけているヒマがない」なんて言葉が浮かんでくること無いんだろうな、羨ましいよ
俺、実はドキドキしてる
もしかして荒らしが投下したSSに知らずにGJ付けちゃったんじゃないかって
荒らしがログを持ってて、そのSSの鳥付きでここに貼り付けられるんじゃないかって
荒らしに大笑いされるの絶対に嫌だし
最近じゃ古い馴染みの書き手さんの作品以外は怖くて感想も書けない
それで?
怖くてみんなSSにGJ出来なくなるとでも思った?
なりふり構わずだな、浅ましい
>>144 とりあえず水入ったバケツ持って廊下で立ってなさい。
夜更かしとくだらない書き込みをした罰だ。
イジメにあってるなら先生か親に相談しろ。そしてここには来るな。
4月からは友達作る努力をしなさい。お前の母ちゃん泣いてるぞ。
なんか保管庫が更新されないと思ったら・・・
ふむ、何か問題のようだな
いいや、馬鹿が騒いでるだけさ。問題なんか起きちゃいない。
避難所に投下しても新規の読み手の目には止まらないからね
目立ちたがり屋の書き手にとっては寂しい限りだよ
それにこれまでの例だと、あっちに投下した書き手がここに再降臨したら
メタクソに叩かれてスレも大荒れしちゃうからなぁ
書き手さんたちも別にここにこだわってないっしょ
避難所があれば、もうこんな糞スレ要らないんじゃね?
>>156がいつもの構ってちゃんだな
わかりやすいw
やべえ見てるこっちが恥ずかしい
このスレは防波堤として活躍してもらわないと…
転載されるので、特に問題ない
荒らしのアホな戯言を真に受ける人間はいないからね
162 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 18:06:25 ID:K9BC9zdN
うんこSSかも〜んなw
ほれかも〜んなw
うんこおおおおおおおおおwwwww
うんこっこw
あれ、なんだろう?
視界が滲んで画面がよく見えない
それより修羅場について語ってモチベーション上げようぜ。
では前向きな
>>164に敬意を表して質問。
自分が当事者で少女Aと少女Bの三角修羅場になったと仮定して…
貴方と少女Aがいい雰囲気の中、少女Bが乱入。その時Bが取った行動に貴方は激しく興奮。
Bの取った行動とは?
A:母乳を吹き出しながら白眼をむいて反り返り、ブリッジ体勢で耐える。
……と言いたいところだが、なんだろう?
だれかこの貧相な頭の俺に知恵を貸してくれ。
俺なら、BがAより貴方を愛していることを証明しようと電波な言動(延々と貴方への愛を語ったり、Aより凄いことをしたり)をしたら興奮する
とりあえず、ヤンデレと付き合ったことがあるまとめを見て来い
そこで萌えた奴はここで書き込みする資格があるw
俺のリアカノ嫉妬深いよ。
それだけだけど
リアルで修羅場はノーサンキュー
それには同感だがナランチャ、
そう思っても口に出すな……このスレではな
思い付いた!
>>165 B「Aは私のなんだから取っちゃ駄目ーっ!!」
>>172 なるほど、百合とNTRの二冠王か。そいつとならいい酒が飲めそうだ
B「君のお母さんが呼んでたよ」
別スレ用に書いていたのですが
書いてるうちにこっち向きの話になってきたので
こちらに投下することにしましたw
時代劇ものなので興味のない方はスルーしてください
逃げる一団と追う一団。
前者は死から逃れるため、後者は死を与えるため、それぞれ必死で駆けていた。
普通ならば前者の欲望の方が圧倒的に優っていたであろう。
しかし、後者には前者を圧倒するだけの健脚が備わっていた。
そう、忍びと呼ばれる彼らから逃れる術など、常人にあろうはずもないのだ。
忍びから逃げているのは数人の武士に守られた女人であった。
着ている打掛は上等であり、かなりの身分の姫君と分かる。
姫君は侍女に手を引かれて必死に走っているが、その足元はおぼつかない。
必死の逃走も虚しく、遂に切通しになった崖下で追い詰められてしまった。
追っ手は山伏の格好をした一団であった。
しかしその目はいずれも求道者のそれではない。
欲に白目を濁らせた贋山伏たちは、姫君とそのお供をグルリと取り囲んだ。
「むぅ……おのおの方……」
進退窮まった武士たちは一斉に刀を抜き放つ。
もはや戦いによってしか務めを果たせそうになかった。
「無駄なことはお止めなさいっ」
鋭い叱責が、武士たちの踏み出そうとした足を止めた。
山伏の列が左右に割れると、その背後から一人の女が現れた。
白い小袖に緋袴が目にも鮮やかな巫女姿である。
敵である武士たちも思わずハッとしたほどの美少女であった。
彼女は山伏たちの上役なのであろうか。
ごつい山伏たちが身を固くするのが武士たちにもハッキリ伝わってきた。
「務めに忠実なのはあっぱれ。なれど、そなたらに用はありませぬゆえ、さっさとお逃げなさい」
巫女は武士たちを嘲るようにクスクス笑った。
年端も行かない少女に侮られ、誇り高い武士たちは憤った。
そして頭に血を昇らせたまま、巫女に向かって斬り掛かっていった。
「お馬鹿さんたち」
巫女は身構えもせず、武士たちの突進を待ち構えている。
その目には恐怖どころか相手に対する憐れみすら浮かんでいた。
やがて互いが後一歩で切っ先が届く間合いに入った瞬間、信じられないことが起こった。
巫女の姿が忽然と掻き消えたのである。
「…………!?」
武士たちは我が目を疑い、刀を振りかざしたままで辺りを見回す。
揃って幻でも見ていたとでもいうのであろうか。
そこに巫女が立っていたという痕跡すらなかった。
「さっきまでそこに妖しげな巫女が……」
「確かに居たでござるな」
狐につままれたようにポカンとする武士たち。
互いに呆けた顔を見合わせた彼らは、とんでもないものを目の当たりにした。
なんと僚友の額に深々と棒手裏剣が突き刺さっていたのである。
「えっ……?」
「あっ……?」
我が身に何が起こったのか知る暇もなく、10人の侍たちはドゥッと大地に転がった。
次いで手裏剣が炸裂し、大音響と共に10個の遺骸は吹き飛んでしまった。
残された姫君と侍女は生きた心地もせず、抱き合って震えるばかり。
濛々たる煙が風に流されると、そこに先程の巫女が立っていた。
背後には山伏の集団が片膝をついて控えている。
巫女は姫君の前に進み出ると、山伏に倣うように膝をついて畏まった。
「地獄谷七人衆が一人、紅葉。頭領の名により“若様”をお迎えに参りました」
紅葉と名乗った巫女は深々と頭を垂れた。
「ぶ、無礼なっ。このお方を白樺城の菊姫様と知っての狼藉か。下がりゃっ」
侍女は気丈に声を張り上げ、帯に挟んでいた懐剣を逆手に抜く。
日の光を浴びて、白刃がギラギラと輝いた。
だが、紅葉はそんな物など目に入らぬかのように平然としている。
「姫様とな。白樺城に姫様がおられたとは不可思議な」
紅葉は全てを見透かしたように微笑を浮かべる。
そして、背後の山頂に小さく見えている城を振り返った。
城は炎に包まれ、真っ黒な煙が空に向かって立ち上っている。
それは隣国を治める濱崎弾正に雇われた、紅葉たち地獄谷忍軍による戦果であった。
白樺城主、滝川民部は弱小大名に過ぎなかった。
しかも、その民部は春の訪れを待たずして鬼籍に入った。
重臣たちは、嫡男の菊千代を正式に次期当主にするべく朝廷に奏上中である。
一見して、現在の滝川家は14になる若君を頂点にした合議制で仕切られているように見える。
しかしその実、家臣団は決して一枚岩と言えず、誰もが実権を握ろうと鵜の目鷹の目になっていた。
滝川家の内情は魑魅魍魎が跋扈する不安定な状態にあったのである。
そんな滝川家が戦国の世を生き延びるためには、近くの強国と同盟を結ぶしかなかった。
幸い、東に国境を接する白川家には妙齢の姫君がいた。
三国一の美姫として音に聞こえた雪姫である。
その雪姫が菊千代を気に入ってくれたのだから話は早かった。
今春にも婚礼の儀が執り行われ、両国は強固な同盟関係を築き上げるはずであった。
そうはさせまいと焦った者がいた。
滝川家の西隣に国を構える濱崎弾正である。
東に野心を抱く弾正は、滝川家の領土を虎視眈々と狙っていた。
滝川家を傘下に入れると、白川家とも正面から張り合える国力を持つことができる。
なんとしてでも雪姫を菊千代の元に嫁がせてはならない。
早々に白樺城を責め立てて、菊千代を亡き者にする必要がある。
それよりも菊千代を手中に収めて濱崎家の姫を娶らせれば──
自分は舅筋として滝川家を牛耳ることも可能なのだ。
梟雄として知られた弾正の動きは素早かった。
決断と共に訪れたのは、忍びの里として知られる地獄谷である。
弾正は頭領の陣風斉と面会すると、夜の支配権と引き替えにその忍軍を手に入れた。
そして即座に白樺城に対して攻撃命令を発したのであった。
目的は2つ。
城の破壊と菊千代の拉致である。
手慣れた忍びにとって白樺城ごときはどういうこともなかった。
正面から火を放ってやれば、搦め手から貴人が逃げ出すのは当たり前である。
裏門にはわざと兵を回さなかった。
その代わり七人衆の一人、紅葉を配したのである。
待つほどもなく、武士団に守られた貴人が裏口から出ていくのが見えた。
後は適当に逃がし、城から離れた所で襲撃するだけであった。
「成る程、姫様ですわ。これは失礼つかまつりました……」
美しい巫女は恭しくお辞儀して非礼を詫びた。
余りに人を食った態度であったので、侍女はかえって言葉に詰まった。
生きた心地もしないのであろう、見目麗しい姫君は侍女の背に隠れて身を震わせていた。
同じく巫女の背中もブルブルと震えていた。
しかしそれは恐怖ではなく、込み上げてくる笑いをこらえているために生じた震えであった。
「……ですから、こういう余計なモノは要りませんわね」
顔を上げた時、紅葉の顔はヨダレを垂らしたオオカミのようになっていた。
「ひっ?」
気圧され腰を引いた侍女は、次の瞬間、紅葉に手首を掴まれ宙を舞っていた。
侍女が地面に転がった時、懐剣は紅葉の手に移動している。
「小夜っ」
思わず侍女に駆け寄ろうとした姫君が紅葉に行く手を遮られる。
情け容赦ない斬撃が姫君に襲いかかった。
「…………!」
耐え切れないだろう傷みを覚悟して、姫君がその美しい顔を歪める。
傷みはいつまで経っても襲いかかっては来なかった。
うっすら目を開けてみると、体は何ともなっていなかった。
だが、ホッとしたのも束の間、巫女の狙いが分かったのはその直後であった。
「あぁっ?」
錦紗の帯が弾け飛び、小袖の前がハラリとはだけた。
剥き出しになった股間に付いていたのは──決して姫君にあってはならないモノであった。
「まぁ、なんて可愛らしい。流石は菊千代様のおちんちんですわ」
紅葉は目を細めてクスクスと笑った。
山伏たちも好色そうに目を細めてにやついている。
「見られちゃった……」
菊千代は慌てて身をよじって前を隠したが、全ては遅きに失した。
と言うより、相手は自分の正体に最初から気付いていたのだ。
「さぁ菊千代様、参りましょう。龍姫様がお待ちですわ」
龍姫というのは濱崎弾正の娘である。
美しいが大変な癇癪持ちとして、領民から恐れられる悪姫であった。
「いやだっ、龍姫なんかに会いたくない」
菊千代は怯えた顔になり、激しく頭を振ってみせる。
凶暴で知られる龍姫の手に落ちたら、どんな目にあわされるか分かったものではない。
「聞き分けのない若君様。紅葉がついておりまするゆえ、恐れることは何も……」
紅葉が優しく諭すが、怯えた菊千代はイヤイヤをして後ずさりする。
気の短い紅葉は徐々に苛ついてきた。
「菊千代様っ。どうせ行くのですから、痛い目をなさらずともよろしいでしょうに」
紅葉は少々口調を厳しくし、強引に菊千代の手を取りに行った。
その瞬間であった。
背筋に走った殺気を捉え、紅葉は大きく飛び下がり後方宙返りをうった。
たった今まで立っていた場所を数本の手裏剣が駆け抜けていった。
「どなたですのっ?」
周囲を見回す紅葉の目は鋭く吊り上がっていた。
「汚い手で若君様に触れないでもらおうか」
その声は周囲のあちこちから降ってきた。
左右にそそり立つ崖を反射板として利用しているのである。
「山彦の術? 小癪な」
相手も忍び、しかも自分と同じクノイチと知って紅葉の表情が険しさを増す。
「何処だ。何処にいる?」
紅葉は五感の作用を使って周囲を探る。
気が付けば、知らないうちに周囲の景色に霞がかかっていた。
菊千代が、そして山伏たちが藁人形のように次々と倒れていく。
「……しまった」
慌てて飛び上がった時には遅かった。
霞に含まれた薬草の成分が全身を痺れさせていたのだ。
「不覚っ」
飛び上がり損ねた紅葉は、悔しそうに地面に倒れ伏した。
その体勢のままで、紅葉は素早く計算する。
守るべき菊千代を巻き込むおそれのある術ならば、決して致命的な薬草ではないだろう。
まだ勝機はある。
果たして──
霞を割って敵のクノイチが姿を現せた。
まだ若い──幼いと言ってもよい少女忍者であった。
艶やかな黒髪を後ろで束ね、あり合わせの細縄で縛っている。
彼女が意外に整った顔立ちをしていることに紅葉は驚いた。
表情にも荒んだ色はなく、純情そうに見える。
ちゃんとした化粧をすれば、姫様の替え玉に使えるのではないかとさえ紅葉は思った。
丈の短い袖無しの着物を着ており、剥き出しになった二の腕と太ももが眩しい。
手首と足首には革の脚絆を巻き付けている。
粗末な袋帯の後ろには無造作に小刀を差し込んでいた。
少女忍者は倒れた菊千代に近づくと、その場に平伏した。
「鬼庭の里から参りました、疾風の霞。御免」
霞と名乗ったクノイチは菊千代を抱き起こすと、自分の唇を主君の唇に重ね合わせる。
そして、そのまま深呼吸して、胸の盛り上がりを大きく上下させた。
菊千代の肺に溜まった毒素を吸い出しているのである。
元々毒性の弱い成分であったので、菊千代は直ぐに意識を取り戻した。
もちろん霞の体には何の影響もない。
「お、お前は……?」
鼻先に知らない女の顔を見つけ、菊千代は怯えたように身を引いた。
「ご安心を。行部少輔様のお声掛かりにより馳せ参じた、鬼庭の者にございます」
霞は後ずさるとその場に平伏して控えた。
「父上が……そうか……」
亡き父が自分の護衛にと忍びの者を雇ってくれていたのだと知り、菊千代は目頭が熱くなるのを感じた。
「さぁ、先を急ぎましょう。まだ敵の包囲を破ったわけではありません」
霞は主君を急かそうとして、背後に迫った殺気を感じた。
振り返りざま、飛来した手裏剣の雨を小刀で弾き返す。
「あははははぁ〜っ、イイもの見ちゃいましたわよぉ」
巫女姿のクノイチが笑いながら飛び込んできた。
その動きにはキレが戻っている。
巻き添えになる主君の体を思うばかり、霞隠れに用いた毒素が少なすぎたのであった。
鍛え上げられた紅葉の体は、既に毒素を排泄してしまっていた。
「接吻してたの黙ってて欲しいのでしたら、菊千代様をこちらへお寄越しなさい」
紅葉は嬉しそうに手裏剣を連発する。
それを瞬きもせず打ち落とす霞。
無数の火花が散っては消えていく。
決して避け得ない手裏剣ではなかったが、背後の菊千代に当たるおそれがあった。
防御に徹する不利を悟った霞は、懐から手裏剣を取り出し巫女に向かって連射する。
それをお払い棒で弾き返すため、紅葉は本気を出さねばならなかった。
「意外にできますわ。えぇ〜い」
短気を起こした紅葉は、お払い棒を片手に突っ込んでいく。
それに呼応するように、配下の山伏たちも走り出す。
「まずい」
手練れの紅葉を相手にしながら、山伏軍団から菊千代を守り抜くのは至難の技である。
「逃げましょう。霞が盾になります」
霞は菊千代を促すと、迫り来る敵に向かって煙玉を投げつけた。
一瞬にして霞が立ちこめ視界が遮られる。
先程の術を目の当たりにしていた紅葉たちは、その場にたたらを踏んだ。
今度の煙は猛毒の可能性もあった。
その隙に、霞と菊千代は駆け出した。
「フリチンの坊やを逃がしちゃダメですわ」
紅葉を始め、山伏たちが一斉に手裏剣を放つ。
出鱈目に投げられた無数の手裏剣は、予測不能な軌道を描いて霞たちに襲いかかった。
何発かは弾くことができたが、全てを防ぐことはできなかった。
「うぅっ」
菊千代を庇った霞の肩口に、背中に、鋭い切っ先が食い込む。
途端に霞は視界がぼやけてくるのを感じた。
手裏剣の刃先に毒を仕込むのは常套手段である。
息が苦しくなり、脂汗が全身の毛穴から吹き出てきた。
このままでは霞は動けなくなってしまう。
しかし、菊千代の護衛は頭領が彼女に科した任務なのである。
命と引き替えにしても守り抜かねばならなかった。
気力だけで走り続ける霞だったが、やがて限界がやってきた。
もはやこれまでと悟った霞は、その場に踏み止まって敵を迎撃する策に出た。
その間に菊千代を少しでも遠くへ逃がそうというのである。
「ここは霞が引き受けますのでお逃げ下さい」
護衛役と離れることに菊千代は躊躇した。
だが、共に踏み止まるのは更に危険に思えた。
「頼んだぞ」
菊千代は小さく頷くと脇目も振らずに逃げ出した。
「菊千代様……どうぞご無事で」
若君の背中に向かって霞が呟く。
そして振り返ると追跡者に向かって駆け出した。
一心不乱に駆ける菊千代の頭は、たった今別れたばかりの少女忍者のことで一杯だった。
忍びとは恩賞しだいでどうにでも転ぶものだと知っている。
家臣が主君のために死ぬことが戦場の理だということも知っている。
しかし、今だ初陣も果たさぬ菊千代にとって、そんな理屈は通用しなかった。
我が身に成り代わり、喜んで死地に赴こうする存在は余りにも鮮烈であったのだ。
「霞、とか言ったっけ……無事だといいんだけど……」
菊千代の顔が不安に曇る。
だが、菊千代には他人の心配をする余裕は無くなってしまった。
前方から騎馬隊の一団が駆け寄ってきたのである。
一難去ってまた一難。
思わず身を固くした菊千代だったが、直ぐにホッと胸を撫で下ろした。
林立している旗指物には、同盟国たる白川家の家紋が鮮やかに染め抜かれていたのだ。
その騎馬隊は白樺城の危急を知った白川家が送ってきた援軍であったのだ。
「どう、どうっ」
先頭に立っていた騎馬武者が、竿立ちする愛馬を制止する。
鎧姿も凛々しい女武者であった。
白川家の姫君にして菊千代の婚約者、雪姫である。
白皙の面が上気して、今は桜色に染まっていた。
「雪殿ぉっ」
叫びながら駆け寄ってきた菊千代を見て、雪姫は思わず顔を赤らめた。
女物の小袖の前がはしたなくはだけ、菊千代の大事なモノがブラブラしていたのである。
「あれっ」
思わず指先で口元を覆った雪姫だったが、その視線は菊千代の股間に釘付けになっている。
「雪殿、お願い。私のためにまだ戦っている家臣がいるんだ」
菊千代は必死で援軍を訴えかけた。
無論そのつもりで出陣したのであり、雪姫にも異存はなかった。
菊千代に手を差しのべ自分の前に跨らせると、ムチを一発くれて馬を走らせた。
切通しに戻ると、地獄谷忍軍は既に立ち去った後であった。
突如現れた白川軍に、形勢不利と見て逃げ去ったのである。
勝てぬと見ればさっさと逃げ出す。
それが忍びの恐ろしさでもあった。
「霞ぃっ」
菊千代は命の恩人の名を叫びながら辺りを見回す。
壮絶な戦いが繰り広げられたのであろう、あちこちに山伏の姿をした敵の忍びが倒れている。
いずれも正確に眉間を射抜かれており、ピクリとも動かない。
そんな男の死骸に混じって、動かない少女忍者が倒れていた。
「霞っ」
雪姫の馬から飛び降りた菊千代は霞の元に駆け寄る。
調べてみると、体に無数の傷を負いながらもまだ息があった。
「よかった……」
安堵の溜息をついた菊千代は、ふと馬上の雪姫を見上げて──戦慄した。
雪姫の顔が般若のようになっていた。
「家臣などとおっしゃるからどなたかと思ったら……乱破ではございませんの」
雪姫の顔に蔑みの色が浮かぶ。
「けど、雪殿……この者は私の身代わりとなって……」
菊千代が恐る恐る切り出すのを、雪姫は手で制して遮った。
「よろしいですこと、菊千代様。乱破などという下賎の身は、君主の盾になってこそ初めて価値があるのです」
雪姫が冷たく吐き捨てるのを、菊千代は違和感を覚えながら聞いていた。
確かに雪姫の言う通りであり、別に彼女が冷血な訳ではないのであろう。
下級兵士の生死をいちいち気に掛けていたら、君主は戦どころではなくなる。
戦に犠牲はつきものだし、兵士だって割り切って戦っているに違いない。
しかし、霞の場合は違う。
彼女は自分の目の前で、自分の代わりに死のうとしたのだ。
「そんな甘いことで、雪の婿が務まりましょうか」
雪姫は菊千代に向かって手を差しのべた。
「さぁ、そんな乱破は見捨てて参りましょう。まだ残党が潜んでいるおそれがあります」
雪姫に促され、菊千代は仕方なく馬上の人となった。
姫を怒らせることは滝川家の存亡に関わる。
決して自分一人の問題ではないのだ。
「霞……済まない……」
馬上の菊千代はもう一度倒れ伏した霞に一瞥をくれる。
そして後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。
「惜しいことをしましたわ。あのおちんちん、余りにも美味しそうで……」
燃え残った白樺城の二の丸で、巫女姿の紅葉がやけ酒を飲んでいた。
板間に寝そべっただらしない格好である。
城を奪い取ることには成功したが、肝心の菊千代を逃がしてしまった。
このままでは弾正の元には戻れない。
依頼はまだ半分達成したに過ぎないのだ。
「いずれ、あのおちんちんは龍姫様のものに……私のお毒味の後ですけれど」
そう呟いた紅葉の含み笑いが凍りつく。
背後に確かな殺気を感じたのである。
「余裕だねぇ。鬼庭者なんかに後れをとっちゃった割りには」
「地獄谷七人衆の恥さらしめ。頭領もご立腹だ」
闇の中から現れたのは、火縄銃を担いだマタギ娘と、緋色の陣羽織を着た女武芸者であった。
「早蕨……松風……どうしてここへ?」
紅葉は同じ七人衆の2人が出張ってきたことに疑問を感じた。
「決まってるじゃん。アンタ一人じゃ勝ち目ないって判断されたの」
「陣風斉様も呆れ果てておられる」
紅葉の目から余裕がなくなった。
頭領を怒らせてしまったのなら、このまま粛清も有り得る。
2人を敵に回して勝てる見込みは皆無であった。
「まぁ安心しなよ。まだ消されるって決まったわけじゃないし」
「この次しくじったら命の保証はないがな」
それは怖ろしい警告であった。
地獄谷衆に二度の失敗は許されない。
再び疾風の霞と相まみえて後れを取るようなことになれば、生きて日の目は拝めなくなるだろう。
紅葉は生唾を飲み込みながら、体の震えを自覚していた。
以上第一回終わりです
いいねGJ!
テラ、伊賀の影丸
楽しみにしてまつ。
112 :名無しさん@八周年:2008/03/18(火) 01:10:41 ID:ZNga8A5W0
女は着替えを見られたくらいじゃ怒らない。 おさわりやスカートめくりくらいじゃ怒らない。
ただ、保健委員やってて女の分の保健カードまで集め、不可抗力で体重を見てしまった
時は女数人に殺されるかという状況になった。
↑体重で殺される世の中にGJ
そこはかとなく漂わない山風臭に惹かれてきました
GJですた
ずっと前から心の中でくノ一の修羅場物が
見たかったので嬉しいことこの上ないです
190 :
イマージ:2008/03/18(火) 21:17:57 ID:O33jNNLp
初投稿ですが、よろしくお願いします。
「ん……っくぅ」
薄暗く広い一室に、艶やかな声が響く。
「りょーへぇ……あぁっ」
部屋の中央に置かれた大きな丸いベッドの上、2つの影が折り重なり、どちらとも無くお互いの裸身を弄り合っている。
女性の長く綺麗な黒髪が、ことあるごとにベッドの海で揺れていた。
良平の右手が綾の股間を弄るたび、綾はあられもない嬌声をあげる。
「あや、ここが良いんだろう?」
そう囁きながら良平の中指は綾の敏感な突起を責めたてる。円を描くように撫でまわし、かと思えばリズミカルに指先で弾いてみたり。
「あんっんん、そこ、気持ちいいよりょーへー」
綾も負けじと良平の陰茎を握りたてる。どこかぎこちなく堅い動きだが良平を昂ぶらせるには十分な刺激だった。
はぁはぁ、と、二人の甘い吐息が重なる。打ち寄せる快感に目を瞑る綾だが、良平はそんな恋人の唇に濃厚なキスを求める。
「ん……」
綾は自分の舌をおずおずと差し出すと、良平は待ってましたとばかりにその舌先を舐めあげる。
ざらつく良平の舌先から、彼の唾液が送り込まれてくる。恋人のそれを綾は遠慮がちに溜飲した。
その間も良平の右手は綾の秘部を責めたて、彼女の身体はすっかり男を受け入れる準備ができていた。
「きて……りょーへー」
潤んだ瞳で懇願されると、良平は無言で頷くと熱く怒張した自分の分身をゆっくりと綾の中へと進み入れた。
「ああぁぁ……」
焦らすようなひどく緩慢な動きに、綾はため息にも似た嬌声をあげる。
「りょーへー……」
もっと激しく、と言いかけて綾は強く目を瞑りなおす。
「あぁっ!」
不意に、綾の下腹部から大きな快感が響く。奥まで侵入を許した陰茎が、前触れも無く激しく抜き去られたからだ。
抜けるか抜けないかのぎりぎりのところで、再び最奥を目指して良平自身が猛烈に侵入し直してくる。
不意をつかれた長いストロークに、綾は軽くイッてしまっていたが、良平はお構い無しに激しいピストン運動を繰り返す。
「いぃっ、いいよっりょうへい!」
「あや……うぅ」
ともすれば単調とも思えるピストン運動を終え、良平は綾の中で子種を迸らせた。
「あぁぁ……」
子宮口をたたく精液を感じながら、綾もまた恋人との情事に幸福感を味わっていた。
191 :
イマージ:2008/03/18(火) 21:18:41 ID:O33jNNLp
「う〜〜〜〜む……」
大学の食堂の入り口にあるショーケースの目の前で呻いている男は、どこか奇抜な感じがした。
髪の毛はくるくるのパーマで、ちょび髭を生やし、遠目に見ると大道芸人か何かに見える。
「唐揚げ定食、は捨てがたい。いやしかし、親子丼もまた……」
ちょび髭男がぶつぶつとメニューを凝視していると、パーンっと小気味良く後頭部を叩かれる。
「いつっ……何をする?!」
素っ頓狂な声を上げながら振り向くと、そこには良平が苦笑いしながら立っていた。
「あのな、こんなところで立ち止まるな翔太郎」
「なぜだ?」
抗議の声を上げたちょび髭男は、自分の後ろに長蛇の列が出来ていることに気付いていなかった。
「こんな変わり映えのしないメニューで悩むのはおまえくらいだよ」
そう言って良平は翔太郎を食堂の中へと押し込んでいく。
「ま、待て待て。いま、唐揚げ定食にするか、親子丼にするかで悩んで……」
「それなら悩むまでも無いな。ほれ」
良平の指差した先に、唐揚げ定食売り切れの札が立っていた。
「わ、私の15分は何だったのだ。。。」
「15分もあそこにいたのかよ」
肩を落とす翔太郎に至極もっともな突っ込みをいれると、良平は学生で満席になっている食堂内を見渡した。
「お、いたいた。翔太郎。俺も親子丼で良いから、一緒に持ってきてくれよ」
良平はそう言い残すと、窓際で友人と談笑している恋人の席へと寄っていった。
「遅いぞ良平っ」
「わりいわりい、そこで翔太郎が渋滞を作っててさ」
可愛らしく頬を膨らませた恋人の指摘に、苦笑いしながら良平は綾の隣に腰かける。
綾の向かいに座っていた女の子は「翔太郎」の名前に微かに反応していたが、二人はそれに気付いてはいない。
「良平君、お昼ご飯は?」
「翔太郎に任せてきた。つっても、もう丼モノしか無いけどね。綾と沙弥香は?」
二人の前に食器類は無く、空のコーヒーカップが置いてあるだけだった。
「もうとっくに。良平が遅いんだよ」
ぷぅ、とまたも頬を含まらせた綾は、自慢の黒髪をさらっと掻きあげた。そんな些細な所作にも、どこと無く色気を感じてしまうのは恋人ゆえの贔屓目だろうか。
実のところ、綾は綺麗だった。長い綺麗なストレートの黒髪に、目鼻立ちの整った顔立ち。グラマラスといったわけではないが、スレンダーな体型もあいまって、年上に見られることもしばしばだった。
対照的に、一緒にいる沙弥香はショートカットの似合う茶髪の入った子だった。顔立ちは整っているが、綾と比べるとその豊満な身体のほうが男どもの視線を一手に集めていた。
そんな二人を独り占めしている気分の良平は、にまっと顔が緩んでしまっている。
「鼻の下が伸びきっているが、お代は頂けるのだろうな?」
どんっと良平の前に親子丼が無造作に置かれる。お茶の入ったコップ付きなのは翔太郎のマメさだろうか。
「もちろんだとも友よ。月末までつけておいてくれたまえ」
翔太郎の口調を真似ながら、良平はおもむろに箸を割り目の前の丼にがっつき始める。
呆れながらも翔太郎も沙弥香の隣に陣取り、割り箸に手をつけた。
「信じられるか?こいつ15分もメニューと睨めっこしてたんだぜ」
「あははっ翔太郎らしいね」
明るく笑う綾の仕草に照れたのか、翔太郎はぶっきらぼうに呟く。
「しょうがあるまい。選ぶ、という行為は大切なのだからな」
なんだそりゃ、と良平は気にも留めなかった翔太郎の言葉に、沙弥香だけが身を硬くしていた。
192 :
イマージ:2008/03/18(火) 21:19:24 ID:O33jNNLp
初夏の訪れを感じさせる夕暮れの校舎に、男女二人のシルエットが射影される。
だが、そこにある空気は、ほんわかとした周囲のそれとは明らかに違っていた。
「本当に、黙ってくれてるんだ」
自転車置き場となっている校舎脇で翔太郎を待ち伏せしていたのは沙弥香だった。
「私は嘘はつかない。余計な干渉を、するつもりもない」
独特の口調でそう言い放つと、自転車の鍵に手をかけ、翔太郎は帰り支度を始める。
「だが……感心もしないが?」
問い詰めるでもなく、自分に言い聞かせるような物言いに、沙弥香は少しむっとした。
「あなたに何が分かるっていうのよ」
「ふむ。確かに、君たちの間に何があるのかは、私には分からないな」
沙弥香の表情はこわばってしまい、多少きつめの印象を与える彼女だったが、よりいっそう厳しい表情に見える。
斜陽の赤みがささった頬が、彼女をより怒らせたように見せているのかもしれない。
「分からないが……少なくとも、私なら親友は裏切らない」
「……っ」
大道芸人風の容姿に芝居がかった口調。翔太郎のそんな佇まいが沙弥香の癪に障ってしまう。
「君が、誰と何をしていようと、私は関知しない。が、これだけは、覚えておいて欲しい。私に見られたということは、他の誰かにも、見られてるかもしれないということだ」
「そんなことっ」
分かってる、と言いかけて、沙弥香は口を閉ざす。
翔太郎の口調に反感を抱くものの、言っている事はまさにその通りだったからだ。
「じゃぁ、やっぱり翔太郎君じゃないんだね……」
ポツリと呟いた沙弥香の顔は、今にも泣き出しそうになっていた。
「うん?何か、あったのかね?」
「……干渉しないんじゃなかったの?」
ふむ。とくるくるの天然パーマ頭を一掻きすると、翔太郎は動かし始めていた自転車を止めなおした。
「私に嫌疑がかけられていれば、それはもはや干渉ではないと思うが?」
嫌疑。翔太郎はそう言う。事実、沙弥香は翔太郎を真っ先に疑っていた。
親友である綾と良平の共通の知人。独特の風体に口調。かといって、それほど親しいわけではないため、実のところの人間性は分からない。
が、この件で、信頼できるらしいということは沙弥香にも分かっていた。
「たぶん……私と良平君のこと、綾に……ばれてる」
「なんと……」
沙弥香の泣きそうだった表情は、沈みかけた夕日の逆光で、翔太郎からは窺い知る事は出来なかった。
193 :
イマージ:2008/03/18(火) 21:19:59 ID:O33jNNLp
とりあえずここまでです。
スレ汚し失礼しました。
しかしマトメサイトがないと
上のようないい作品もこのスレだけで忘れられ消えていくんだよな。
勿体無い
>>193 GJっす!
何か推理サスペンスっぽいなぁ〜
翔太郎がどう立ち回るか楽しみだ
>>193 GJ!
初めて主人公の名前が俺の名前と同じ作品に出会えた
続きに期待して待ってます、ホント修羅場は地獄だぜフゥーハハハーハァー!
>>193 ヒロインそっちのけでいきなりキャラ立ちまくりの翔太郎につい目がw
GJです!
198 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 00:33:28 ID:os/QS7em
もっとうんこSS投下きぼんぬw
作者の自演バレバレでおもろいおwww
うんこおおおおwwwwww
うんこっこw
制圧クンか
いい加減に作者の嫉妬と妬みでスレを荒らす行為は惨めに思えるのは俺だけか?
保管庫を除いてたら両手に嫉妬の華をの続きが気になってしょうがないんだが・・・
>>199 スルーしておけよ。あれで自分が格好いいと思っているんだから
もう完全に終わったスレなんだな・・・
今まで頑張ってきた人に対して言ってはいけないと思うけど
保管庫の奴が荒らしに釣られて、嵐の目論見通り更新停止
しちゃったもんね。まぁ更新遅くなってなし引き際が欲しかった
だけだと思うがね。
もう、全て保管庫閉鎖でOKでいいよ
勝手に言ってろ
保管庫はパクリSSの供給源にしかなってないしな
こともあろうに荒らしの作品まで収納しちゃってるし
ほんと生粋のマゾだなあこいつ
気持ちわり
閉鎖でいいじゃん、この嫉妬スレの人間が泣くだけだし
それが楽しみな俺はへへへだぜ
阿修羅さんには全く罪はないんだけど、保管庫がパクリSSの元ネタを供給しているのはホントだからね
最近のこのスレはゆとりすら無くなってきてるけど
何言ってんだこいつは
全力で公開オナニーだろ
215 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 04:55:31 ID:i5tVIeuf
完全制圧完成記念w
大勝利確定記念age
最近ご無沙汰だし嫉妬の話でもしようか。
先輩と後輩との三角関係とか痴女と婦警との修羅場とか美脚OLと巨乳秘書の修羅場とか
あとベジータとかベジータとかベジータとかベジ(ry
美人でクールなお姉さんが嫉妬したりするのって最高ですよね(超真顔で)
「九十九の想い」と「七戦姫」と「血塗れ竜(外伝)」と「転帰予報」と「雨の音」と「Bloody Mary the last order」と「一番目の彼女」と「ノン・トロッポ」と「雨の音」と「両手に嫉妬の花束を」と「蒼天の夢」と「星空の新シリーズ」の
続きマダ―
とクレクレだけ言っててもしょうがないので、自分の作品だけでも投下します
ある日の学校での休み時間。
「ゴメン、沙津樹。 折角だけど今度の日曜日はその、先約があって……」
「そう……。 予定が入ってるんじゃ仕方ないね」
デートの誘いを断わられて沙津樹の顔が残念そうに曇る。
そしてその断わった凍祈緒の表情も重たいものだった。
「ねぇ、最近デートしてないよね……」
「そ、そうだっけ?」
「そうよぉ。 だって、前にデートした時から大分経ってるもん……」
「そ、そんなに経つっけ……?」
凍祈緒はとぼけたように僅かに視線をそらしながら応える。
其の言葉に沙津樹は寂しそうに小さく頷く。
二人の間に沈黙が流れる。
凍祈緒も前回のデートから大分経ってるのを気付いていないわけが無い。
其の原因が凍祈緒自身が何かと理由をつけて沙津樹の誘いを断わり続けてる事なのを
彼自身が十分解かっているから。
しかも断わる理由の殆どがでまかせである。
断わり続けてる本当の理由。 それは憐華を意識しての事。
沙津樹と付き合っていながらも凍祈緒の心は憐華と再会してからというもの
彼女だけを向いていたのだから。
だから沙津樹にデートに誘われても最初の頃は応じていた。
だが次第に気分が乗らず断わり続け今に到っているのだ。
「ねぇ、トキオくん……。 あたしのこと……嫌いになっちゃったの……?」
沈黙の中沙津樹が寂しげに呟いた。
其の声に凍祈緒の心がチクリと痛む。 だが同時にこれが潮時かもと思う。
憐華のことを思いながら沙津樹と付き合い続けてるこの歪で不義理な状況。
それに終止符を打つ良い機会なのかも、と。
今まで言い出せなかった別れ。 それを口にする良い機会なのかも、と。
「ごめんなさいトキオくん! あ、あたしトキオくんの気持に気付いてあげられなくて……」
凍祈緒がそんな事を考えてた時、突然沙津樹が口を開く。
其の言葉に凍祈緒は罪悪感や申し訳なさを感じながらも胸をなでおろしていた。
別れを言い出せない中で凍祈緒は思っていた。 沙津樹の方から別れを言い出してくれないか、と。
凍祈緒自身、自己嫌悪に陥りそうなほど身勝手な願い。
そう思ってた凍祈緒にとって、今、沙津樹から放たれた言葉は、
沙津樹が凍祈緒の心の内に気付いての言葉だと思った。
だが――
「今のあたしに不満な点があるのなら何でも言って! あたし何でも直すから!」
沙津樹の口から放たれた言葉は凍祈緒の思っていたものとはまるで違ったものだった。
「若しかして髪の毛?! 長いのが嫌いなら言ってくれれば今日にでも切るから!
背の小さい女って嫌だったの?! それなら今すぐは無理だけど一杯牛乳飲んで大きくなるから!
若しかして胸って小さい方が好みだったの?! だったらダイエットするから!
それとも他に違う理由があるの?! だったら言って! 何でも直すし何でも言う通りにするから!
だから……だから嫌いにならないで!」
そして言い終わった沙津樹の瞳には涙が滲んでいた。
「ち、違うよ。 沙津樹は今のままで十分可愛いし何も悪くないよ!」
沙津樹の涙に凍祈緒は思わず口走った。
「ほ、本当……?」
「ほ、本当だよ! 最近デートできなかったのだって
たまたま用事が重なってしまってただけなんだって。
そ、そうだ! 来週は塞がってるけど再来週なら空いてるから。
だから再来週にデートしよ?」
凍祈緒の言葉に沙津樹は安堵の笑顔を見せ、そしてその胸に飛び込み抱きつく。
「ありがとう。 トキオくん」
凍祈緒もそんな沙津樹の体を優しく抱きしめたのだった。
そしてその日の学校も終り家に帰りついた凍祈緒は部屋で一人自己嫌悪に陥っていた。
あんなその場しのぎの優しさなど偽善もいいところだ。
何故あの時沙津樹を突き放せなかったのだ、と自分の甘さに反吐が出る思いだった。
そんな後悔だけが胸の中で渦巻いてるのだった。
To be continued....
投下終了
あと避難所の方にも「白き牙」投下しましたんで
gj!これからの展開に期待です!
所でみんな〜避難所に白き牙きてたよ
て作者様が告知しとるがなorz
なんて言うか……説明的で、それでいて理解しづらい稚拙な文章が羅列しているだけで、感想を付けるのは断念させられたよ
何とかスレを活性化したいという気持ちが先に立ち、拙速を尊んだのだろうが
「なにこれ?」というのが率直な感想で、SSとしての内容も文章としての技法もあったもんじゃない
無理して投下せず、じっくり書き込んでから避難所で発表してりゃよかったのにな
あと、君は何かね
読点を打ったら損するとでも思っているのかね?
こんなマイナス評価のSSでスレをどうにかできると思っているのなら引退した方がいい
余りにも読み手をバカにし過ぎだ
文章が羅列している(笑)
感想を付けるのは断念させられた(笑)
ノントロは身障者に対する差別的表現が酷いから、再開は難しいんじゃないかな
星空シリーズは今の流れを引き起こした第一級戦犯だし、住民がすんなり受け入れてくれるとは思えない
七戦姫や血塗れ竜は、今後グロスレに投下しないことには荒れるのは必至だからな
誰に話してるのこのひと
うるさい
白き牙って、前々々スレ辺りでウナギイヌに矛盾点を突かれてメッタ切りされたSSだろ
また性懲りもなく投下したんだ
度胸あるなぁ
待ってる人なんか誰もいないのに
けど「白き牙」に釣られて他の神が投下してくれるとしたら、少しは意味があったのかな
下手くそでも撒き餌の役くらいは務まるだろ
>何とかスレを活性化したいという気持ちが先に立ち、拙速を尊んだのだろうが
主語が抜けてて読み解きにくいな、説明的で、それでいて理解しづらい稚拙な文章だ
うわっ、SSと即興レスを同列に批判している人がいるよ
恥ずかしすぎるな
◆tVzTTTyvm.さんの作品はいつだって高尚で難解だなぁ
俺ばかだから文章を追うのに必死で内容まで楽しめないや
文芸関係の板で書けばいいのにな
この人達何の話してるかわからないな。
まぁ盛大な誤爆なんだろうな
別に同列も何も、SSと即興レスでは批判するポイントに差異が生まれるわけでもないだろうに
「即興で書いたんだから、少しくらいミスがあってもいいじゃないですか><;;;;」
とでも言いたいの?
でもさ、他人の文章を批判する文に、同レベルかそれ以下の不思議表現が混じってたりしたら説得力がないんだよね
思わず突っ込み批判したくもなるってもんだ
別に恥ずかしがるべき所なんてないけど?
◆tVzTTTyvm.さん乙です
三人称視点で書かれながら一人称テイスト溢れる独特の世界観に痺れました
くどくどした説明的な表現が続くテンポの悪さも読みごたえ充分でたまりません
余人の追随を許さぬ天才の作品をこれからも楽しみにしています
言葉の使い方間違ってますよ
視点変化の特徴についてを「世界観」と言い表すのはヘン
主体性が無く自分に自信が持てないヒロインと
優柔不断で如何にももてなさそうな主人公がウジウジとやってるだけ
ハッキリ言って、登場人物に何の共感も持てない
こういう展開はもう飽きたし、スレ的にも需要もないだろ
別に作者さん方はスレの需要を読み取って投稿するわけじゃありませんからどうでもいい話ですね
ある程度ルールに従っていれば、読むのも投稿するのも自由ですからね
>>235 別に視点は変化していないだろ
していないのにも関わらず、あたかも一人称で書かれた文のようだってことを
>>234は言ってるんじゃないの
そう言った不思議な作風を作品から滲み出る「世界観」と表現しているんだろうよ
他人のレスはよく読んだ方がいいよ
面白くないものを面白くないと言うのも自由だよな
こんな昼間から荒らしている奴は正直ダメ人間だな
まあ、作者様が投稿すれば荒らしの優越感が薄れるのでどんどんと
投稿して欲しいですね
それにしても、荒らしの指摘は斜め横に飛んでいるので
いつ見ても面白いわw
多分、こんな粘着して荒らしをやっているのは腐女子だな
2次創作スレでもあるまいし、腐女子はこないだろ
まぁ、男同士の修羅場スレなんてのを建ててたやつもいたが、あれはただの荒らしだろうしな
>>白き牙って、前々々スレ辺りでウナギイヌに矛盾点を突かれてメッタ切りされたSSだろ
とか言っている時点でウナギ=オレ
格好いいとか思っている、勘違いしすぎwwww
いまどき小学生でもこんな低レベルそうそうおらんやろ……
どこぞに荒らしを黙らせるようなSS書ける奴はおらんのかいや
そもそも糞SSしかよう書けへん書き手が悪いんやろ
しかし、批評している人間って、作者よりもSSを書けない分際で何か偉そうだよな
妬んでいる根性が見え見えだし、こんなつまらない人間の煽りはスルーするのに限る
特に
>>245なんてただの荒らしたいアホだから
せいぜい、完全制圧完成記念とか言うのが精一杯だけどな
ウ○ギイヌは使用禁止になったんじゃ?
>>217 >>「九十九の想い」と「七戦姫」と「血塗れ竜(外伝)」と「転帰予報」と「雨の音」と
>>「Bloody Mary the last order」と「一番目の彼女」と「ノン・トロッポ」と「雨の音」と
>>「両手に嫉妬の花束を」と「蒼天の夢」と「星空の新シリーズ」の
>>続きマダ―
そこに日本語がおかしいトライデントの作品が触れてない時点で
彼の書く作品は日本語がおかしい。そういうことだよな(´,_ゝ`)プッ
日本語がおかしい作者はスレから追放される
それはスレの住人とっては喜ばしいことであり、その政策は
スレの住人の皆様が見事に実行してくれた
これほど、感動できることはない!!
さあ、今度こそ修羅場スレの作品にロボとトライデントの保管庫削除をやろうではないか!!
作品を読む人間は神様であり、書き手は奴隷
奴隷の分際で神様に日本語がおかしい作品を読ませるなんて笑止千万じゃ!!
書き手とSSは別物
作品には罪はないなんて誰も言わないよな
しかし、天敵のトライデントのブログを見る限りでは
日本語がおかしい雑記と日本語がおかしい作品が並んでいる
日本語がおかしいブログはこの世から抹消されなければなりません
ロボは半年以上も更新していないから見逃してやるが、
奴のブログのアクセス数は捏造している。なんてことだ
ただちにFC2ブログに削除するように問い合わせてみる!!
皆、俺に力を貸してくれ!!
>>253 当たり前だろ
日本語がおかしい文章を読まされると人はもがき、苦しみ、発狂する
その結果が、嫉妬スレ大崩壊に繋がったのだ。
ゆえに俺は聖域なき構造改革を進めようと思う
世界を救うために、トライデントのブログを消し去り、保管庫の作品、トライデントとロボ
日本語がおかしい人間はチベットの民族のように抹消されなければならないのだよ
神、と呼ばれた、作家達の独裁政権から解放されて
俺達はまともな作品を自由に読める、そんな維新のような時代を迎える
夜明けはもうすぐだぜ?
崩壊してなくね?
お前が単発で作品叩いてるだけじゃん。
>>255 ご高説、ごもっともです
その他、迂闊にも阿修羅氏はウナギが投下したトラップSSを保管庫に収納してしまっています
氏はまとめサイトの健全さを回復するため、自主的に保管庫の削除をしてくれるのでしょうか
>>258 馬鹿、そういうごっこ遊びなんだよ
幼稚園児のお遊びに突っ込みは禁物だ
半年以上同じことやってんだから、もう一生成長することはないんだろ
>>258 違うな。原則的には俺は日本語がおかしいトライデントとロボぐらいしか叩かない
後の作者はスルーしてきた。ウナギという批評家は俺に憧れて他の作者を叩いている過ぎない
だが、ウナギは悪を叩かずに小物を叩いている
情けない。俺のように凶悪と戦えばいいのに
>>260 ごっこ遊び?
違うな。私のやっている事は正義だよ
日本語がおかしい作家を追放するために
スレの代表者になった。永久追放するためには皆の協力が必要なんだ
>>260 小学生の作文程度のSSモドキにGJ連発してる人間の言う台詞とは思えんなぁ
>>261 半年違うな、すでに2年前からやっているのだよ
ただ、私のやっていることをただの荒らしだと思っている
下々の方に理解しようと思ったら、10年以上かかりそうだね
>>220GJ!
今から保管庫行ってきます
それにしても、今日は空白が多いな
>>259 まとめサイトに収録されている日本語がおかしい作家は追放
私になら出来る!!
日本語くん、よっぽどリアルで嫌なことがあったんだな
現実逃避の道具にスレを使われるのは迷惑極まりないけど、彼を哀れに思う気持ちは抑えられない
SSが投下されるとやっぱり荒れるなぁ
◆tVzTTTyvm.さん、逆効果だったみたいだ
きちんと責任取りなよw
現実逃避? それは違うな
ここが現実だ!!
日本語が通じていない……
>>258で指摘されたから同じIDで書き込むようになったのね。
これは大いに助かる。しかしコイツ馬鹿だな。
テロリストが自爆テロ起こしながら言いました
「大統領クンが下手なこと言うからこんなことになったんだよ、責任とれ」
日本語くんギャグが寒々しいよ
日本語くんもっと有意義な趣味見つけたら?
しっかし、自分がもてないからと言って
主人公が複数の女の子に同時に迫られて困ってるようなシチュにハァハァするのは情けないな
自分を主人公に投射しているんだろうけど・・・
お前らには弟好きな綺麗なお姉さんもいないし、密かに好意を抱いてくれてる可愛い幼馴染みもいないんだ
どうせなら一夫多妻とかもっと健全な妄想しようぜ
日本語くん俺とSOLDATやろうぜ
日本語くん俺と東風荘やろうぜ東風荘
しかたないからMHFにするか日本語くん
日本語くん^^
フフフッ。ただ呼んでみただけ
スレが伸びたのを見て一瞬大量投下が来てたのかという希望を持った俺の気持ちを返せ^^;
荒らしをヤンデレスレにうっちゃろうと必死だな
どうでもいいけど最低の住民だよ、ほんと
まぁヤンデレスレも最初のときあらされてたけどね
自分の所の荒らしを他スレに誘導するのは絶対に許されないことだろ
今度こそ阿修羅さんもこのスレを見放すだろうよ
お前らは自スレ可愛さの余り、やっちゃいけないことをやっちまったんだ
常識や良心の在処には人一倍うるさい阿修羅さんのことだから、これはどう考えても許さないだろ
自分で自分の首を絞めるとはこのことだ
いやわかってたよこういう展開なのは
別に期待はしてないから、急に大量投下されるわけないもんね
うん、わかってたよ
しかし、よく飽きずに荒らせるな・・・
まあ作者さんの投下がくるまでの話題作りには丁度いいが
とんでもないナルシストだと思う
298 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:50:47 ID:99X7zExf
すみませんねぇ、うちのスレの住民がおかしなのをこちらのスレに誘導しちゃいまして
以前から民度の低いスレだと思っていましたが、まさかこれほど常識がないとは・・・
やってはいけないことをやってしまったようです
本当に申し訳ない
今度こそ本当に愛想がつきました
299 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:51:53 ID:mmu04+Pl
ヤンデレがある程度の知名度をえた一因だと思うぞ由乃は
300 :名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:58:35 ID:1p2oQEjk
まあ、阿修羅さんにしても潮時だったことだし、幕を引くのに丁度いい機会なんじゃない?
そろそろ自演終わった?
なら修羅場の話がしたいんだが。
別に断らなくてもいいのにw
修羅場の話マダァ?
マダァ?
お喋りってのはキミ一人じゃ無理だもんねw
折角正義の味方を気取ってみたのにな
可哀相に
まぁそう焦るなよ。まだ20分しか経ってないぜ。
もう20分も無駄にしちゃったのか
まるでピエロだな
防波堤
防波堤なんか無くてもあっちには絶対行かないと約束してるのに
阿修羅さんはいい奴だし、真摯に頑張ってることは知っている
できることなら迷惑かけたくないんだ
ID:8YwLxhWs
↑自重
スレが伸びたと思ったらこれか
とうとう一時間経っちゃったけど、修羅場の話はできなかったね
なんかスレの住民に見殺しにされたようで惨めだな
威勢がよかっただけになんか可哀相
これにめげることなくスレのために頑張ってくれ
鉄腕バーディーの修羅場って需要ある?
うわあこのひとスレを監視してはる
せっかくの旗日を1日スレに粘着して潰すたあ気の毒だあ
これが彼の生き甲斐なんだろ
生き甲斐に時を費やすのはさぞかし楽しいんだろうね
読まれもしないつまらんSS書くのに時間を無駄にするよりはいいんじゃない?
ってレス付けると、思い出したように単発で「TTTさん乙でした」「今更ながらにGJ」とか付くんだろ
誰もGJなんて思ってもいないのにな
必死すぎてなんかもう微笑ましいな(笑)
>>308禿同
なんとか自作のSSで流れを変えたかったんだろうけど
結局スレの流れはかえって酷くなっちまったな
意気揚々と投下している姿を想像すると微笑ましいというか・・・
なんかホロリとするものがあるな
何言ってんだこいつ
春だなぁ・・・
春ですよ、先輩。
なるほど、もう春か
秋からずっとこの流れだな
もちろん夏が来ても変わりはしないがね
どこで間違えちまったのかな、俺たち・・
またスルーきない馬鹿達が暴れているのか
春だというのに桜の咲く気配も一向にありませんね
書き手が作品発表の場を奪われる気持ちが少しはお分かりになられたでしょうか?
あなた達は一万年氏に対して同じことをしようとしたのだから、その報いを受けているんですよ
一万年氏が幾ら空気を読めない天然だって、無理やり断筆させることはないでしょうに
いつも私に言っているように「気に入らないならスルー汁」でよかったんじゃないですか?
あまつさえ、私が一万年を擁護しようとするレスを付けた途端、誤爆スレで池沼扱いしてくれましたっけw
その結果、こんなことになるとは思わなかったのでしょうが、この時ばかりは少し相手が悪すぎたみたいですね
私も書き手の端くれとして、同じ書き手を叩いて投下の邪魔をするのは本意ではありません
けど悲しいかな、一万年氏の辛さを知って貰うにはこれしか手段はなかったのです
前にも一度私から和解の手を差しのべたことがありましたが、あっさり一蹴してくれましたよね
あの時から少しは進歩していることを期待しています
一万年氏の投下の自由を認め、二度と作品の邪魔しないことを条件にこのスレからの完全撤退を約束しましょう
作品の内容について文句を言うことについてまでは関知しません
ただ、無条件に「出ていけ」と言うのが、私にはどうしても許せないのです
これは本心であり、釣りでも何でもないので是非ご一考願えませんか
ただ、決して疲れたりネタが尽きてきた訳ではありませんので誤解なさらないよう
当方の戦意はまだまだ衰えていませんので
317 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:44:52 ID:pIf1wG9Y
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> 糞スレと荒らしは消えてね!!!!<
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ __ _____ ______
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|
( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
>>316 あんたが荒らしている本人だというなら同じ事を言う、出てけ
あんたが何を言おうとも無関係の書き手を巻き込んでることに違いは無い
あと何勘違いしてんの?戦意?馬鹿じゃないの?
進歩?相手が悪い?戦争なんかやってるわけじゃないんですよ
一万年の事は理解している、ただヤツも悪くないわけじゃない、叩かれても仕方の無い部分があった
で?なんで関係ないあんたが一万年引き合いに出して荒らしなんかしてんの?まずそこを話せ
しかも一万年のふりして荒らしもしてましたよね?
一万年に出て行けなんて誰が言ったよ、ROMれとは言ったがな
空気ぐらい読んでくれなきゃ困るからな
あと、もう一つ
あんたは書き手としてもう失格だよ
その辛さを知ってて関係ない書き手に同じ目に合わせたんだからな
あんたにとって復讐なんだろうが、無関係の人間巻き込んでいいの?
私は書き手ですとかもう自称する資格もねぇよ
よろしい、ならばこのまま続行だ
言っておくけどこれは正真正銘の戦争なんだよ
諸子の健闘を祈る
一万年の事で俺達も報いを受けてるなら、無関係の人間巻き込んで傷つけてるあんたは何なのさ
あんたも報いを受ける必要あるよな
あと、続行とか言う前に疑問に答えろよ
話し合いなんか全然する気無いだろお前
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ゆっくりしていってね!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ ./;;,ィ''"´ ̄`゙゙ヾ;ミミミ;;、
.i;}' "ミ;;;;:} /ミミ/゙ ゙:::゙iミミミ:l
|} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:| iミミ′: : ..::::_;ミミ;ミ;リ
|} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;| .ヽ,! ゙ .,;;;..'' ''゙゙;;_ ゙:::ヾ;;;;;;/
| ー' | ` - ト'{. .} :'゙::“:゙:. l::'゙.”:゙;.::'':;;゙irく
.「| イ_i _ >、 }〉}. | ヽ .,r ..:::、 ..::::;;;トl;|
`{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、 .!-' |.. :' ''ー;^''::ヽ. :':::::;;;i::ソ
| ='" |. l、 ←‐'‐→、! ..::::;;;l゙´
i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { ヽ.. `゙゙゙.,゙´ '":::';;;ハ、
丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ _,,/`i、 -:: -:::'::゙:::;;ツ'::::`;、_
''"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i-‐''" | ゙;、 i":;;:::::;,/':::::::::;!::::`::-、.._
ヽ、oヽ/ \ /o/ .| .l゙ ゙ヽ:;,ン'":::::::::::::/::::::::: : -ー `
きもすぎるw
アッパラパーな事を喚いてスレをかき回したいんだろうな
同時に全力で人間として恥ずかしい行いを晒していることになるんだけど、本人は気付いてない
>>316 可哀想に…正真正銘の気違いだったんだな。
構って欲しいならここじゃなく託育所にでも行け
すげー・・・こんなキモイ奴いるんだ。個人的に現実の世界ではどんな奴なのか興味あるなぁ。
からかわれるとムキになって、顔真っ赤にしながら反論すんのかな。
それとも何も言えなくて、心の中で「死ね氏ねシネ」とか思ってる奴なんだろうか。
どちらにしろ色々と溜まってて、こういう形で発散させるしかないんだろうなぁ。
なんかカワイソ。
ねぇ…なんでみんなスルーしないで構うの?
自分は論理的な人間だ、とでも思ってるんだろうが実際は逃げ癖がついた人間なんだろうな
いざ、痛いところを突かれると無視するか、荒らしネタにするかの二択だしな
つまり、話し合いで言い負かされるのが大嫌いで、自分は勝者、頭がいいと思ってないとダメな人間なんだよ
自分は優れてると思い込んでる、それがアイデンティティーで否定されることを恐れている
だから自分が少しでも劣勢になるとすぐに逃避し、逃避する場所を失うと空想の中に逃避する
その空想はまさに自分が優秀な人間で、書き手としても完璧だという妄想
心底どうでもいい…
激しくSS投下希望
331 :
イマージ:2008/03/21(金) 05:30:47 ID:QRTGPkAO
ピーーーーッ
火にかけたケトルがけたたましくも自身の役目が終わったことを告げる。
良平はコンロからケトルを取り上げると、手慣れた様子でコーヒーをいれ始めた。
「電気ケトルが欲しいんだよな〜」
「そう?私は火で沸かした方が好きだけどな」
「持ってるからそういうことを言えるんだよ」
ほい、と良平ははカフェオレ仕立てのコーヒーマグを沙弥香に手渡す。ありがと、と小さく呟き、沙弥香は小さな唇でそっとマグに口をつけた。
「うん、おいし」
良平は沙弥香の満足そうな顔を見ながら、ローソファに座る彼女の隣に腰かけた。
半年前、クリスマスを直前に控えた時期に、当時付き合っていた男の二股が判明し、大ゲンカの末に別れたのだが、その時に傷心の沙弥香を慰めてくれたのは、親友の綾だった。
その時、綾と一緒に慰めてくれた良平に、傷心の沙弥香が惹かれてしまったのも、無理のないことなのかもしれない。
良平と沙弥香はいつしか二人きりで会うようになり、関係を持つようになるのにひと月とかからなかった。
ほんの数時間前、綾に二人の関係を告げたのが翔太郎ではないことを確認したばかりだったが、
翔太郎に目撃されてしまったことを、沙弥香は良平に言いそびれていた。
知り合いに見られたことを良平が知ることで、今の二人の関係が終わってしまわないか、それが気掛かりだった。
「沙弥香……」
「ん……」
良平の手が沙弥香の豊なバストを弄り始めた。たぷんとしたボリューム感ある感触が良平の掌に伝わる。その頂にある小さな突起は興奮で既に堅くなっていた。
「あぁ……」
良平の掌がその突起物をこするたび、沙弥香はため息のような艶っぽい吐息を吐く。
「良平君……いいよ」
沙弥香は良平の手を取り、じっとりと汗ばんだ自分の内股にその手を誘い込む。タイトなミニスカートが頼りなく沙弥香の下半身を包んでいた。
良平はそのスカートを脱がすこと無く、下着越しにゆっくりと沙弥香の秘部を撫で回した。
「濡れてるな」
「恥ずかしいよ……」
恥ずかしさと、親友を裏切っているという背徳感が沙弥香をより昂ぶらせていた。
「あんっ」
良平の指先が黒の下着をかき分け、遠慮無しに侵入してくる。
沙弥香の膣はしとどに濡れそぼり、無骨な侵入者をしっとりと迎え入れていた。
「これが良いんだ?」
そう言うやいなや、良平は第二間接まで侵入させた指先をぐりっと折り曲げ、ざらつく膣襞を遮二無二擦りつけた。
「それっ、感じる……」
ビクン、と上体をわななかせると、沙弥香はより強い刺激を求めて腰を淫らにくねらす。
「沙弥香、上に乗って」
隣を見ると、良平は既にその怒張を剥き出しにしており、まっすぐと屹立したペニスを指差していた。
「うん……」
沙弥香は良平をまたぐと、向かい合う様にして首筋に抱きついた。
ペニスが膣口を捉えると、おずおずと沙弥香は腰を落としていく。
「あぁぁ……」
ずぶずぶと良平の陰茎が沙弥香の膣に押し入ってくる。じわりと広がる快感に、沙弥香思わず視線を泳がせてしまう。
ペニスが深々と突き刺さったことを確認した良平は、そのままの体勢で激しく沙弥香を突き上げた。
「あぁぁっ良平君っいいっ」
ずんっずんっと突き上げるたび、沙弥香のバストが大げさに上下する。その表情は何かを堪えるような艶かしいものだった。
ぎゅぅっと膣に締め上げられた良平のペニスは、情けないほど早くその限界を迎えようとしていた。
「沙弥香っうぅ……」
「あっああっ……良平君っもっとぉ」
「う……」
良平は恋人の親友と紡いだ背徳感溢れる行為に、自身の欲望を溢れさせた。
「うぅ……」
はぁ、はぁ、と二人で熱く息を紡ぐと、結合したままの二人は、長いキスを楽しんでいた。
332 :
イマージ:2008/03/21(金) 05:31:10 ID:QRTGPkAO
暗い……
当然、か。日が沈んでからだいぶ経つもんね。
暗闇の部屋の中、パイプベッドの上で私は丸くなっていた。
何をする気にもなれない。何もしたくない。
自分がここまで落ち込むなんて、考えたことも無かった。
予定していた家庭教師のバイトが急遽キャンセルになり、良平を驚かしてやろうとこっそり彼の部屋を訪ねてみた。自慢の手料理でも振舞おうかな、とも考えていた。
なのに……
知らなかった。良平のアパートの薄いドアは、中で行われている出来事を、包み隠さず外に漏らしていたなんて。
知らなかった。良平と沙弥香がそんな関係だったなんて。
知らなかった。恋人と親友に、同時に裏切られると、こんな気持ちになるなんて。
あのドアをノックする勇気は、私には無かった。すぐに良平に電話とメールをしたけど、返事なんて無かった。
良平の声が聞きたかった。アノ声はアダルトビデオか何かの音だって、言って欲しかった。
会いたかった。会いたかったけど……私にはあのドアを開けることは出来なかった。その場から逃げ出すことしか、出来なかった。
いつからなんだろう?私と付き合う前から?
どっちから誘ったんだろう?ソレを知って、私はどうするの?
良平は、何を考えてるんだろう?私、振られたのかな?
頭の中はぐちゃぐちゃだった。
考えたくないのに、色々な妄想が沸き起こる。沙弥香を抱く良平。沙弥香に愛を囁く良平。私のことを考えてもいない良平。そして、彼を受け入れる沙弥香……
私は私を憂鬱にしていく。
良平から電話も無ければ、メールも来ない。
ばふっと大き目の枕に顔を埋めてみた。涙が止まらなかった。
333 :
イマージ:2008/03/21(金) 05:32:02 ID:QRTGPkAO
翔太郎は悩んでいた。
彼の風体、立ち居振る舞い、そして独特の口調。みな面白がるが、それだけ。決して近くまで来てくれることは無かった。
そんな彼を友人と認め、何かにつけ構ってくれたのが良平だった。
高校で知り合った彼だったが、大学まで一緒になった時は本当に嬉しかった。
だからこそ、昨年、大学に入学したときに知り合い、初めて恋心というものを教えてくれた女性が、良平と恋人関係になったと聞いたときも、翔太郎は素直に二人を祝福できていた。
親友だと今でも思っている。思っているが……
綾の親友、沙弥香と良平がラブホテルから出てくるのを目撃したのは偶然だった。
たまたま翔太郎がバイトの用事で隣の県まで出向くことになり、たまたま通りがかったラブホテルの前で、たまたまホテルから出て来た沙弥香と目が合ってしまったのだ。
沙弥香の隣にいた良平はそのことに気付いてはいないようだった。
沙弥香にしても、目撃されたことを良平に話してはいないらしい。そうであるなら、翔太郎も自分からこのことで波風を立てるつもりはなかった。
沙弥香もまた、翔太郎にとってはかけがえのない友人の一人なのだから。
しかし……
しかし、このことを綾が知ってしまったとなると、話は別だ。
4人のバランスをどうこうするつもりはなかったが、今、綾を支えてやれる人は誰がいるのだろう?
沙弥香から良平との秘事を綾に気づかれてると聞いた日から、既に一週間が経とうとしていた。あの日以来、終ぞ学校で綾を見かけることは無かった。
良平にそれとなく聞いた時も、良平はごまかす風でも無く知らないと話していた。風邪でも引いたのではないかと。
それなら見舞いの一つにでも行くべきだろうと詰め寄ってみても、良平にはその素振りが見られなかった。
「ふむ、様子だけでも見に行くべきだろうか」
翔太郎は悩んでいた。
ひとりで女性の家など訪ねたことなど、人生20年のうちにただの一度も無いのだから。
それでも、翔太郎は綾の事が心配だった。
恋人の浮気と親友の裏切りの二重苦が同時に綾を襲っているのだ。例えば自分ならそんな状況に陥ったらどうするだろう?
似たような自問を繰り返し、その度に怖じけづく。翔太郎はそんな一週間を過ごそうとしていた。
334 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 05:34:37 ID:acOE2kyn
乞食に居心地の良い場所なんて提供してやるわけねーだろw
端から全部叩き潰してやるよw
>>333 GJっす!
今後の翔太郎の動きが気になる!!
頼むからスルーする事覚えてくれよ・・・
更新してなかったorz
GJです。
>>333 投下乙でした
翔太郎みたいなキャラは新鮮ですね
綾も浮気現場発見で嫉妬、修羅場本格始動かな
ただ次からは投下宣言と投下終了宣言をしたほうが良いと思いますよ
彼女以外の人と浮気したんだけどさ、その浮気がバレた時に
彼女がさ
「次はありませんよ?」
とか言っているけど、これはどういう意味なんだ?
>>339 「調子に乗んなやこの糞野郎。次やったらブチ殺すぞボケがッ!!」
彼女はそう言いたいのをグッと堪えて言ったのだった。丁寧な言葉遣いになったのは、
その感情の昂ぶりを必死になって押し隠したためのものである。感情が昂ぶると口が悪くなるのが
彼女の悪い癖である。
彼女は彼が部屋から出て行くと、流し台の下の収納スペースを開けた。
観音開きの戸棚の包丁差しの中には、鈍い銀色の包丁が三本入っている。
彼女はその中の一本を抜き取る。細長い刺身包丁だった。
次いで、研ぎ石を取り出して水で濡らす。包丁の刃と水の冷たさが、彼女の細く白い指に染み込んだ。
彼女はゆっくりと包丁を研ぎ石の上で滑らせる。丁寧にゆっくりと、
心をこめて刃を研いでいる。
暗いキッチンの中、包丁を研ぐ音だけが聞こえる。
やがて――
「誰かしら? あたしの彼を誑かした悪い雌豚は? 人様の彼に手を出したらいけないって
教わらなかったのかしら? そんな悪い雌豚は――ないとね。
…彼も彼よ。私という彼女がいるのに……」
包丁を研ぐ音がピタリと止まる。
包丁を水で洗い、刃をタオルで拭くと彼女は電気を点けた。
刺身包丁を電球の光にかざし、刃の研ぎ具合を確認しながら、彼女はやがて、小さく呟いた。
「――やっぱり、お仕置きはしなくちゃね……」
光に反射して刺身包丁の波紋が冷たく輝く。彼女はそれを見て、くすりと笑った。
メス豚って、スーパーとかで売っているんですか?
肉屋で働いていると、アルバイトの女の子が一人、一人、消えたりするけどさw
新ジャンル「嫉妬なあの娘はお肉屋さん」
死亡フラグが多い肉屋だな
肉屋と聞くと三国志の何進を即効で思い浮かべてしまう・・・
346 :
店長日記:2008/03/22(土) 00:40:21 ID:vXNyvPxr
3月○日 晴れ
店に新しいアルバイトが入った。なかなか可愛らしい女の子だ。早く仕事を覚えて頑張って働いてほしい。
Iさんが急に来なくなった後だから期待している。
3月△日 晴れ
新人の女の子は物覚えが良くて助かる。仕事もテキパキとこなすし接客も評判が良い。
このまま長く働いてほしい。何故か娘の機嫌が悪いが生理なのだろうか?
3月×日 曇り
Tさんが行方不明になった。昨日この店から帰る途中での事らしい。
親御さんと警察からの質問責めでかなりまいっている。
アルバイトの子達が心配している。こんな時こそ店長である私がしっかりせねば!!
気のせいか娘の機嫌が良い。不謹慎だが喜ばしいことだ。
3月●日 雨
アルバイトのA君はよく働いてくれる。
後輩の面倒もよく見てくれるし真面目で礼儀正しい。近所のマダム達はA君目当てで
来てくれていると言っても過言ではない。ちくしょう…私も昔はかなり……。
それにしてもA君と娘のシフトがやたらとかぶっている。娘にシフト変更をしようと言ったら
もの凄い剣幕で怒られた。何も包丁を手に取らなくてもいいだろう。最近娘が怖い……。
3月□日 曇り
国産豚肉でおかしな肉が入った。というかこんな豚肉を仕入れた覚えがない。
業者の人に聞いたら入れてないと言う。もったいないが処分することにしよう。
そういえば今日は新人のSさんがまだ来ない。連絡もないし心配だ。
3月◆日 雨
嫌な天気だが娘の機嫌が良い。包丁捌きも格段に良くなっている。肉を切る時の表情が少し怖い。
Sさんからの連絡はまだ来ない。一体どうしたのだろうか?
3月★日 曇り
店の売り上げが最近落ちてきている。近所のマダム達も最近めっきり来ない。どうしたものか…。
3月∞日 晴れ
久しぶりの良い天気だ。こんな時こそ仕事を頑張らねば!
そんなわけでアルバイト募集をしたら早速電話がきた!
なんと娘とA君と同じ学校の生徒らしい。しかも女の子だ。
ウチに来るアルバイトは女の子ばかりだ。しかも長続きしないで突然辞めてしまう。
採用したら長続きしてほしいものだ。
347 :
店長日記:2008/03/22(土) 01:01:41 ID:vXNyvPxr
3月▽日 晴れ
最近A君がよくウチで夕食を食べていく。私は店に残っているから食卓を囲めない。残念だ。
娘と付き合いだしたのだろうか?
3月◎日 台風
警察がやってきた。なんとSさんも行方不明になったらしい。もしや私が疑われているのか?
3月@日 曇り
警察の事情聴取が連日続いて心身ともにくたくただ。
当分店は休業しなければいけないかもしれない。
3月某日 晴れ
娘がA君と付き合うことになった。父としては少し寂しい。
しかしあのA君だ。きっと良い付き合いをしてくれるだろう。
3月末日 晴れ
私に逮捕状が出た。何故だ……。どうして店からIさんとTさんとSさんの衣類と血痕が……。
日記はここで終わっている。その後A君は学校を辞め、行方不明になったらしい。
店長の娘は健気に店で今日も豚肉を売っている。
348 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:12:32 ID:fv+OWDwb
…A君はきっと娘に監禁されてるんだろう…GJ
GJ
父ちゃんカワイソス…
逮捕状ってwwww
353 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 06:44:32 ID:Do7P8A43
娘「(メス)豚の肉…うふふ…」
これが一万年さんを追い出した報いだ、このスレ終了のお知らせ
っていうか、一万年が荒らしていたのかよw
はいはいマッチポンプは飽きたから黙ってろ
それにしても、肉屋の娘は父親を殺人犯として差し出すとは
どれほど、狡猾なんだよw
>>358 泥棒猫の肉を、牛肉として売る
これはミートホープの社長も驚く食品偽装だなw
アルバイトのA君がヘタレだとマジで修羅場になりそうだw
3月○日 晴れ
店に新しいアルバイトが入った。また女だ…。Iを始末した後だってのにすぐにまた
邪魔な雌豚が……。
3月△日 晴れ
あの雌豚が目障りだ。なんなのよあの雌豚!媚びるような目でAにまとわりつきやがって!!
Aは優しいから言わないけどあんた邪魔なのよ!養豚場に帰れ!!
3月×日 曇り
以前からAにまとわりついていたTを始末した。
泣き叫んで命乞いする姿が哀れすぎて笑えた。痛みを感じないようにしてあげた
あたしって優しい。Aに教えたら誉めてくれるかな?
3月●日 雨
今日はちょっと嫌な事があった。父さんがシフトを変更しようと言ってきた。
そんなことしたらAと一緒にいられないじゃないこの糞親父!!
……最近怒りやすくなってきている。Aのシャツを着て落ちつこう。
3月□日 曇り
Tの始末に困ったから店に並べておいた。これなら誰か食べてくれるかもしれない。
ミンチにしたやつは売れたけど、それ以外は父さんに処分された。まあいいや。
最近新しいアルバイトのSが邪魔だ。今日にでも始末ようか…?
3月◆日 雨
スッキリした☆
3月★日 曇り
最近お店の馴染みのババア達が来なくなった。
BSE問題が話題にならなくなったからって安易に肉を食べるもんじゃないわね。
Aに色目つかった罰よ。病院で反省しなさい。
3月∞日 晴れ
久しぶりの良い天気!
Aとの距離もだんだん近づいてきているしもう最高!!
毎日あたしの○○入り弁当を食べさせたり○○入りジュースを飲んでもらっている
効果があったのかしら?スピリチュアル?いいえ、それはトムです。じゃなくてラヴです。
3月▽日 晴れ
最近毎日Aと夕飯を一緒に食べている。勇気を出して誘った甲斐があった!
あたしの手作り料理を食べさせているってまるで新婚夫婦みたい。
結婚したら子供は何人作ろうかしら?
3月◎日 台風
店に警察がやってきた。父さんが落ちこんでいるしAも心配している
何かヘマをしたかしら?
いざとなったら…。
3月@日 曇り
思いきってAに告白した!返事はもちろんOK!
通販で購入したあの薬が効いたのかしら?
今あたしは世界で一番幸せだ。やっぱり愛だよ、愛。
3月某日 晴れ
父さんにAと付き合っていることを話した。
苦い顔をしたけど最後は笑って祝福してくれた。
最近幸せすぎて不安になる。幸せの絶頂にこそ落とし穴がある。
あたしの幸せを邪魔する者は絶対に許さない。
3月吉日 晴れ
最近警察が嗅ぎ回っている。けっこうヤバいかもしれない。
しょうがない。こうなったら奥の手を使うしかないわね。
可愛い娘のためだもん。許してね、父さん…。
3月末日 晴れ
父さんが逮捕された。頑張ってね父さん! あたしはAと幸せになるから!
4月○日 晴れ
Aがあたしを心配して慰めてくれる。超嬉しい!
大丈夫だよ! Aが一緒ならそれだけで幸せなんだから。
5月某日 雨
日記をAに見られた……。
なんでそんな目であたしを見るの?なんで自首しろって言うの?なんで逃げようとするの?
あんなに愛しあったじゃない?あんなに愛しあったじゃない?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?
5月☆日 晴れ
やっとAもあたしの気持ちを分かってくれた。
二人きりだけど幸せになろうね。
蛇足っぽいけど思いついたから続きを書いてみた。
反省している。
誰に感情移入するかによって感想が大きく変わるぜ!
おとんに感情移入した俺は涙目だぜ!
ミンチ買った客涙目w
「スッキリした☆」にふいた
ねむい。
只今仕事中(ある意味さぼりw)
一番気になるA君視点に期待するぜw
確かに一番気になるな。
ほんとに娘が好きだったのか、それとも…
最後に娘が父に罪を着せたところから考察すると
A君は父狙いという可能性も……
久々に来た俺に今の流れをさn…ちゃんとログ見返してきます……
この前、彼女を家に呼んでいたときに他の女の子が家に連絡無しで訪れました
その時、最高に興奮した俺は間違いなく変態です
問答無用にミートホープを超えているなw
984 :名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 03:02:38 ID:qPxmpaZq
生まれて初めて一万字を超える物語を書くことが出来た。
エロだけどさ、エロでも良いんだ、何か凄い達成感。
貰ったコメントの密度が濃くて純粋に嬉しい。
今度はもっとエロイの書こう。
うめうめ。
おまいらのせいでこの書き込みの一万字が一万年に見えた。
それは報告しなくてもいいです
トマトのリコピンをもっと信用しなさい
>>362の肉屋の親父はオレンジ事件で軍を辞めることになったオレンジ君だったら面白い
>>316 久し振りに来てみたら・・・
なんて言うか、如何にも俺が付けそうなレスではあるな
おそらくヲチスレから来た新型ウィルスだろうけど
本物は評論家であって書き手ではないし、第一あんなに媚びた物言いをしないよ
でも冗談ではなく、いつかみんな仲良くできる日がくればいいな
俺がここから出てけばいいだけの、実に簡単な話なんだけど
修羅場スレだ仲良くする必要はない
382 :
Aの日記:2008/03/25(火) 23:41:35 ID:X72X2rup
1月●日 雪
新しいバイトを探すが条件に合う店がなかなか見つからない。そんなことをKに話したら
「それじゃあウチで働かない?」と予想外の誘い。
実家が肉屋を経営しているらしく、ちょうどアルバイトを募集しているらしい。
時給も勤務時間も文句なし。早速面接の日にちを決めた。
1月▲日 晴れ
面接しに行ったら即採用とのこと。男手が足りないらしく、多く入ってくれるアルバイトを
探していたらしい。面接するどころか即決だった。
Kが言うには売れ残った肉はタダ同然の値段で譲ってくれるとのことらしい。
母子家庭でそれほど裕福ではない我が家にとっては嬉しい限りだ。
できるだけ長く続けよう。妹が高校を卒業するまでは頑張らねば。Kに感謝だ。
1月■日 雪
今日は初仕事で疲れた。
今まで経験したことのないアルバイトだったからだろうか、緊張でやたら肩が凝った。
肉屋は意外にも女性中心の職場だった。男は店長と俺の二人だけ。
女性に囲まれて肉を売ることになるとは思わなかった。
2月@日 曇り
だんだんバイトに慣れてきた。最初の頃に比べれば板についてきたと思う。
このバイトを始めてから我が家の食卓が豪華になった。
野菜中心から肉中心の食生活になって母も妹も喜んでいる。
しかし妹が体重が気になると言い出した。痩せているのだから少し肉がついたほうが良いと
俺は思うのだが。
2月※日 曇り
大学生活もアルバイトも順調だ。順風満帆とはこのことだろうか。
最近Kと一緒にいることが多い。受ける授業が一緒なのが多いのもあるが、Kの家の
アルバイトを始めてからはずっと側にいる気がする。
…そういえば今日は他の友達と話していない。
2月◇日 晴れ
アルバイト先のIさんが気になる。綺麗で家庭的で優しい雰囲気なのが良い。
Kとは高校からの友人らしい。KにIさんのことについて聞いたら怒って包丁を向けられた。
機嫌の悪い時に聞いてしまったらしい。人の気持ちが分からないヤツだとよく女性から言われる。
これからは気をつけよう。
2月◎日 快晴
アルバイトが終わった後にIさんと一緒に帰った。なんと近所で一人暮らしをしているらしい。
バイト中ではあまり話せなかったけどたくさん会話ができた。
音楽の趣味や考え方がとても女の子らしくて可愛い。もっと話がしたい。
383 :
Aの日記:2008/03/25(火) 23:43:14 ID:X72X2rup
2月△日 晴れ
妹がダイエットを始めた。僕が肉屋を始めてから急激に太ったらしい。
そういえば最近Kの機嫌が悪い。何かあったのだろうか?
3月●日 晴れ
給料日! この日をどれだけ待ったことかッ!!
母と妹にケーキを買った。喜んでくれて良かった。残りは貯金だ。
3月@日 曇り
アルバイトに行く途中で偶然Iさんに会った。買い物の途中だったらしい。
携帯の番号を交換した。
早速メールが来た。
「バイト頑張ってね!」
今日は気合いを入れて肉を売った。店長が喜んでいた。Kも今日は機嫌が良かったし
とても充実した1日だった。明日も頑張ろう!
3月*日 雨
Iさんがバイトに来なかった。連絡をしてもつながらない。心配だ…。
3月§日 雨
Iさんに何度も連絡をとろうとしたが電話はつながらないしメールも返事がない。
店長もKも心配している。雨も続いて嫌な気分だ。
3月○日 晴れ
店に新しいアルバイトの女の子が入った。店長がいつの間にか募集していたらしい。
これで俺も先輩になったことになる。頑張らねば。
Iさんが心配だがいつまでもウジウジしていられない。きっとそのうち
連絡がくるだろう。
3月△日 晴れ
新人のSさんは凄い。あっという間に仕事を覚えたし接客も丁寧だ。
教えることはすぐになくなってしまったが、何かと俺を頼ってくれる。
先輩として立ててくれているのかもしれないが、慕われているのだったら嬉しい。
Tさんともすぐに仲良くなったし…Tさん?
そういえば日記にTさんのことについて書いていないことに気づいた。
Tさんは美人なんだが暗い印象で影が薄い。気がついたら背後にいたりしていつも驚かされる。
あまり話したことがないが、明るくなればモテるだろうと思うが…。
追伸・Kの機嫌がやたらと悪い。包丁を持っている時は近づかないでおこう。
3月×日 曇り
Tさんが行方不明になった。昨日バイトが終わってから帰宅していないらしい。
存在感がないからって行方不明になることはないだろうに。
(上記は横線で消されている)
Iさんの一件を思い出してしまい憂鬱になる。店長もSさんも心配している。
こんな時こそ男である俺が頑張らねば!!
気のせいかKの機嫌が良くみえる。不謹慎だがKには笑顔が似合う。
384 :
Aの日記:2008/03/25(火) 23:44:57 ID:X72X2rup
3月●日 雨
最近またKとよく一緒にいることが多くなった。
料理を練習しているらしく、その練習台として弁当を食べさせられる事になった。
食費の節約にもなるし文句はない。そういえばアルバイトの件もKには世話になっている。
お礼を言ったら意外にも照れていた。可愛らしい一面を見て少し驚いた。
3月□日 曇り
Kの弁当を食べ始めて数日が経った。料理のバリエーションが多い。
意外にKは家庭的だ。少ししょっぱい味付けもご飯が進む。
隠し味を入れていると言っていたが何を入れているのだろう?
3月◆日 雨
Sさんがバイトに来なくなった。どうしてこの店のアルバイトは急に来なくなるのだろう?
嫌な雨が続く…。
3月★日 曇り
体調が少しおかしい。熱っぽくて体が重い。でも風邪というわけではなさそうだ。
最近Kを見ると頭がボーっとなる。しまいには夢に出てきた。
なんとなくKが気になる…友達としか見てなかったはずなのに。
3月∞日 晴れ
変な夢を見た。
IさんとSさんとTさんが悲しそうな目で俺を見る夢だった。
目が覚めると涙が出た。無性に悲しい気分になった。
3月▽日 晴れ
近頃Kの家で夕飯をご馳走になっている。Kの作る料理の味付けがクセになってきている。
Kの料理を食べているとKが嬉しそうな顔をする。俺も嬉しい。
3月◎日 台風
店から電話があった。今日は休みらしい。学校も休講だし久しぶりの休日になった。
妹と久しぶりに会話をした。ずっと気になってる男がいるらしい。
妹の恋愛相談を聞く事になるとは思わなかった。
なにやら相手は難しい相手らしい。鈍感でいくらアピールしても振り向いてくれないと
何時間も愚痴につきあわされた。頑張れ妹! 兄は応援するだけだ。
追伸・今日はKと会話をしていないことに寝る前に気づいた。声が聞きたい。
3月@日 曇り
Kに告白された。
告白されてやっと気づいた。
俺はKのことが好きだったんだ。鈍感にも程がある。
返事はもちろんOK。これで俺に初めて彼女ができたことになる。幸せだ。
385 :
Aの日記:2008/03/25(火) 23:46:25 ID:X72X2rup
3月某日 晴れ
Kが店長に俺と付き合うことになったことを報告したと聞いて驚いた。
絶対殴られる…あの丸太のような腕で殴られたら絶対死ぬ……。元プロレスラーとか言ってたっけ。
正直店長に会うのが怖い。
3月吉日 晴れ
店長が俺とKのことを祝福してくれた。昨日まで怯えていたのはなんだったんだろう?
何故か肉屋の跡継ぎになることが決まっているかのような会話ばかりだった。
そういえば最近店の馴染み客がめっきり来なくなった。主婦のFさんNさんWさんも
まったく店に来ない。
代わりにいかついスーツの人たちを店の近くでよく見かける。…気にしないでおこう。
3月末日 晴れ
店長が逮捕された…。
容疑は…止めておこう。今日は日記を書く気分じゃない。
4月●日 晴れ
桜が咲き始めた。大学のキャンパスは桜色で染まっている。
桜が咲いたらみんなで花見をしようと話していたのに…店長があんな事をするはずがない。
Kが塞ぎこんでいる。俺が支えなければいけないのに気持ちの整理がつかない。
4月○日 晴れ
大学に来れなくなったKはまだキャンパスの桜を見ていない。未だに家から出ようとしない。
気晴らしに夜桜を見に行こうとKを誘って秘密の場所に連れて行った。誰も知らない
俺だけの花見スポットだ。
どうやらKも喜んでくれた。少しでも気が晴れてくれて嬉しい。
4月某日 快晴
Kが今住んでいるところに住めなくなったから引っ越しをすることになった。
俺も家を出る予定だったから一緒に暮らす事に決めた。
Kと一緒に暮らせる喜びもあるが、今はKの側にいて支えてやりたい気持ちが強い。
早速新しいアルバイトを見つけなくては。心機一転、二人で頑張ろう!
二人で暮らす事になったんだからこの日記がKに見られるかもしれない。それはさすがに恥ずかしい
からこの日記は家に置いて行こう。これからは二人でたくさん思い出を創っていこう。
386 :
Aの日記:2008/03/25(火) 23:48:25 ID:X72X2rup
投下終了。
まさかAの日記まで書くことになるとは思わなかったです。
昨日は
>>371が変態すぎて怖くて投下できませんでした。
まったく、変態はこれだから困りますよね!
なんというハッピーエンド
グッジョブ
GJ!
妹の想い人は……、いや、なんでもない
白き牙って二度も投下告知されたのに、結局2つしかレスが付かなかったね
あっちは荒れてもいないのに寂しい話だよ
けど、残念ながらあれが正当な評価なんだろうな
本スレじゃ書き手を繋ぎ止めようとするあまり、SSまがいの日記にすら無意味なGJが付くというのに
古参揃いの避難所住民の目は流石に肥えているね
キャラやストーリーに魅力が無く、文章がダメなSSには見向きもしないよ
なんのかんの言っても、やっぱり古参の住民は侮れないな
とりあえず保守
ごめん、誤爆した
>>389 作者さん自身が告知したのに誰も読んでくれなかったって最悪ですよね
嫉妬スレの住民ってずいぶん冷たいです、あんまりです
お情けのGJも付けてもらえないなんて、せっかく書いてくださった作者さんが可哀相ですわ
って、もう住民なんかほとんどいませんでしたか・・・
視点が変わるとハッピーエンドにみえるから不思議だ
gjです
GJ!
妹のその後の行動が気になる
阿修羅さん
保管庫の更新乙です
疾走した女性達の肉は店頭販売で売られていたでOK?
それを全部妹が回収していて
妹「目覚めよ、おまえたちよおー!」
とか浮かんだんだが、なんだこれ?
保管庫更新乙です
保管庫更新の勢いを借りて投下しますね
僕、寺島俊は虚しい青春を無為に送り続ける高校2年生だ。
ちなみに俊は“さとし”と読むが、親しい友人でさえ正しく呼ぶ者は少ない。
僕は名前の読み違い程度でムキになる程の気力を持ち合わせていないので、“しゅん”が本名だと思っている友人も多い。
成績は赤点を取るほど酷くはないが、学年50位以内に入って名前が掲示板に張り出されるほど優秀でもない。
といってスポーツが得意ということもなく、他人に誇れる特技や趣味がある訳でもない。
容姿は中肉中背、化け物扱いされるような不細工ではない代わりに、もて過ぎて困った経験もない。
紛れもなく、どこにでもいる普通の男子高校生そのものなのだ。
そんな冴えない男に彼女なんかは──それが居るというか何というか。
実は僕には同い年の幼馴染みがいる。
細川真理亜、お隣さんちの一人娘だ。
僕が自慢することじゃないけど、真理亜はおしとやかでその上美人だ。
一昔前の漫画に出てくる清純派女子高生を、そのまま現代に蘇らせたような美少女である。
彼女を連れて町を歩けばどうなるだろう。
すれ違う男という男は振り返り、連れの女の子はさぞかしヒステリックに顔を歪めるだろう。
何にせよ痛快なこと請け合いだ。
僕は高校に入れば真理亜に告白して、正式な彼女になって貰うつもりだった。
勝算は充分にあった。
僕も真理亜も仲のいい幼馴染みとして付き合いながら、互いを異性として意識しているのに気付いていた。
ところが、真理亜を自分の彼女として連れ歩くという夢は破綻してしまった。
何とかという題名の映画を見て聖職者に感化された真理亜は、こともあろうに修道院に入ってしまったのだ。
聖職者なんかになれば男女の付き合いは厳禁だし、修道院に入れば会うことすらできなくなる。
当然のこととして僕は猛反対した。
それでも、彼女の静かな情熱を曲げることはできなかった。
彼女は僕を捨て、神に仕える崇高な道を選んだのであった。
と言う訳で、今の僕は彼女なしの寂しい高校生活を送っているのだ。
そんな僕の恋人代わりは、人気ナンバーワングラドルの田中あぐりだ。
星の数ほどいるグラドルの中からあぐりを選んだのは、やはり彼女が清純派グラドルのトップだったからだろう。
やっぱり、僕はまだ心のどこかで真理亜のことを引きずっているのだ。
僕はあぐりの新作DVDをトレイに乗せると、リモコンを使って再生を開始した。
「ちっくしょお、やっぱ可愛いよなぁ……」
スレンダーなボディに貼り付いた紐ビキニが嫌らしい。
女はやはり清純派に限るなぁ。
僕はパンツごとズボンを脱ぎ捨てティッシュを掴み取る。
そうやってエマージェンシーに備えておいてから──おもむろに自家発電を開始した。
「うぅっ…いいっ……いいよ、あぐり……最高だぁ……」
僕は摩擦を快感に変え、アホみたいによがりまくる。
一方的な欲望の追求はアッと言う間に限界を迎えた。
そして、いよいよ発電回路が臨界点に達しようとした時のことであった。
「もうイッちゃうの? はやっ」
いきなり耳元で呟いた女の声が、僕をパニックに陥れた。
一瞬にして僕の体は硬直し、相棒を握り締めたまま固まってしまう。
尿道が圧迫されたことにより噴射寸前だったエネルギーは行き場を失い、悲鳴と化して口から飛び出した。
「ヒャアァァァッ」
こんなところを見られたら身の破滅、もうお終いだ。
母さんや妹が入って来られないよう、ちゃんと鍵をかけていたはずなのに。
いったい誰だと思って恐る恐る振り返ってみると、そこに立っていたのは──
全く知らない、それこそ会ったこともない女の子だった。
年の頃なら僕と同じか、一つ二つ上くらい。
髪は眩しいばかりの金髪で、波打つように緩やかにウェーブしている。
彼女が髪を染めたコギャルでないことは直ぐに分かった。
ツンとした高い鼻梁に白い肌、透き通る蒼い目は挑発するように笑っている。
彼女は正真正銘のガイジンなのだ。
しかも無茶苦茶に可愛い。
そんな彼女が身に着けているものといえば、胸と大事な部分を申し訳程度に覆っている黒革のビキニだけ。
そのビキニトップから、巨大なオッパイが今にも飛び出そうになっている。
僕は思わず生唾を飲み込んだ。
清純派がなんだ、セクシー系バンザイ。
僕が無節操なことを考えていると女の子が口を開いた。
「初めまして。あなたがサトシね?」
どうして僕の名前を──しかも正しい読みまで知っているのか。
そして、その質問が日本語で発せられたことが僕を二重に驚かせた。
「あたしはイブリン。あなたの願いを3つ叶えてあげるためにやってきたの」
イブリンと名乗ったガイジンの女の子はウィンクするとイタズラっぽく笑った。
訪問販売とデート商法を合わせた新手のインチキ商売かと思ったが、そんなことはどうでもいい。
こんなに可愛い女の子とヤれて、童貞を卒業できて、その上に一生忘れられない思い出を作れるのだ。
買春とはいえ、同時に3つの願いが叶うなんて夢じゃなかろうか。
僕は犬みたいに舌を出してハァハァしていた。
萎んでいた相棒に再び血が通う。
海綿体一杯に血を含んだ相棒は、勢いを取り戻してそそり立っていた。
「ちょ、なに考えて……アホかぁ」
イブリンは真っ赤になって怒鳴ると、僕の顔面に重い右ストレートを放った。
その激痛が僕を現実に立ち返らせた。
思わず尻餅をついてしまった僕は、手のひらで鼻を押さえてイブリンを見上げる。
指の間から見えるイブリンは肩で息をして怒っていた。
何が許せなかったのか、目尻には涙さえ溜まっている。
激した感情をコントロールできなくなったのであろう、イブリンは遂に本性をあらわせた。
ボンという音と共に白煙が上がった。
それが薄れた時、イブリンの背中にはコウモリの翼が生えていた。
迫力のあるお尻の割れ目の上辺りからは黒くて長い尻尾が伸びている。
「ひぃぃぃっ、悪魔?」
見たままの印象が口から飛び出ただけなのだが、そのセリフはパーフェクトなまでに正解だった。
今頃になって気付くのも我ながらどうかと思うが、イブリンの出現した畳の上には鮮やかな魔法陣が浮き出ていた。
彼女が地獄から来たというのは嘘ではないらしい。
悪魔の本性を剥き出しにしたイブリンは、青ざめた顔に冷酷そうな笑みを浮かべている。
「ようやく分かったようね? こともあろうにあたしを売春婦と間違うなんて、本来なら問答無用でぶっ殺してるところよ」
彼女が笑うと、2本の犬歯がニュッと突き出しているのが分かった。
「あんな口でフェラされると血塗れになっちゃうよ」
余りに現実離れした出来事を前に、僕の頭は逆に現実的な思考を巡らせる。
イブリンは本物の悪魔っ娘なのだろう。
そして、彼女は魂を狙って僕に近づいてきたに違いない。
3つの願いを叶えるというのも比喩なんかじゃなく、本当のことなのだ。
「さあ、いつまでもバカ面晒していないで、さっさと望みを言いなさい」
けど、願いと引き替えに僕の魂を抜き取る気なんだろう。
僕が懐疑的な目を向けていると、イブリンは大笑いを始めた。
「魂を寄越せって言うと思ってるのね。もちろん、そのつもりよ」
やっぱりだろ。
「けど、それはサトシが死んだ後の話。契約した人間が生きてる限り、あたしには手を下すことができないの」
イブリンは紫色の舌が見えるほど大口を開けて笑い転げた。
後にして思えば、このやり取りは毎度毎度のことであり、パターンにはまったことが面白かったのだろう。
「で、で、でも……死んじゃった時、天国に行けなくなるんでしょう?」
僕はなんとか声を震わせないよう努力したが無駄だった。
口から出る声は我ながら情けなくなるほど怯えていた。
「バッカじゃないの、あんた。天国なんてあると思ってんの」
イブリンは地獄の存在を棚に上げて言い放った。
「第一、あなた今まで一度も悪いコトしたことないの……この先、悪いコトせずに寿命を全うする自信あるの?」
なるほど、今度のは説得力あった。
そう言われてみると自信はない。
長い人生の間にはウソつくこともあるだろうし、彼女ができたら浮気だってするかもしれない。
いや、是非してみたい。
となれば、僕は天国には行けないことになる。
「でも、僕に望みを叶えさせて、その……そちら様に何の得があるというのですか?」
僕は恐る恐る尋ねてみた。
「イブリンでいいわ」
悪魔っ娘がフランクな調子で言った。
「じゃあ、イブちゃん。イブちゃんはどんな得するっての? 僕が死ぬのは何十年も先の話だよ」
ちょっと馴れ馴れし過ぎたのか、イブリンは少しムッとしたように眉をひそめた。
それでも直ぐに悪魔のゆとりを取り戻した。
「サトシが悪魔の力を使って、世の中に害毒を垂れ流してくれたらそれでいいの。あたしにとって素晴らしい世界になるわ」
猜疑心に裏切り、そして仲違いや嫉妬が渦巻くドロドロの世界。
それを脳裏に思い描いているのか、イブリンは目をキラキラと輝かせた。
「それに掛け金は長期の方が利回りがいいってもんでしょ」
なんか話が俗っぽくなってきたが、どうやら直ぐには殺されずにすむようだ。
そうと決まれば少し落ち着いてきた。
となると、縮こまって茂みに隠れてしまっている相棒が惨めに思えてくる。
女の子を前にこんな惨めな姿を見せるのは格好悪い。
せめて通常時のサイズを回復させようと、イブリンに少し待って貰うことにした。
「お願い、ちょっとおっきくさせてよ」
僕は相棒をつまみ、レディの前でオナる無礼に断りを入れた。
つもりだった、僕としては──
ところが、イブリンはそう取らなかった。
あろうことか、彼女は僕が相棒をでかくしろとお願いしたのだと理解してしまったのだ。
その証拠に、イブリンは蔑んだような目になり僕を見下ろしている。
「いやっ、そのっ……違うんだよ。あのさ、イブちゃん……聞いてる?」
僕は必死で訂正を試みたが、それは逆効果になったようだ。
「なによっ、あたしがそれくらいのことできないと思っているの。呆れたお願いしておいて……舐めないでちょうだい」
イブリンはバカにされたと思いこみ、烈火の如く怒り出した。
「それに一度した願いを訂正するには、もう1つ別の願いを消費することになるのよ」
それは困る。
まだ1つもお願いしていないうちに、権利を2つも喪失するわけにはいかない。
「やっぱ、止めるの止めたぁ」
僕が躊躇していると有無を言わさずイブリンの呪文が襲いかかってきた。
「クムラダ クムラダ クムラダ ヴィスタ……イグザミニ ディザミニ ウワーラ ワラミニ……」
イブリンの口からどこの言葉か分からない呪文が紡ぎだされる。
「イグザミニ ゾラミニ ウワーラ ワラミニ……ビビッカ オンドレ ビビッカ オンドレ……」
少しでも理解できる単語はないものかと耳を澄ましているうちに、僕は股間が熱くなってくるのを感じた。
そして、それはあっという間の出来事だった。
相棒が弾けたような感覚が走ったと思った次の瞬間、股間に見たこともない巨根がそそり立っていた。
充分な体積を持ち、それに見合った質量を誇っている。
アニメでしか見たことのない黒人サイズの肉棒には太い血管が浮き出ており、鼓動に合わせてドクンドクンと脈打っていた。
当然、僕は驚いたが、イブリンも信じられないという顔をしている。
多分……多分だけど、ここまで魔術が成功するとは、彼女自身思っていなかったのだろう。
「こ、これでサトシの願いは3つとも叶えてあげたわ。それを使ってせいぜい世の中を混乱させてちょうだい」
イブリンは少々うわずった声で告知した。
「ちょっと待ってよ。僕はまだ一つしかお願いしていないよ」
僕は冗談じゃないとばかり立ち上がった。
自然、相棒の先端をイブリンの鼻先に突き付ける格好になる。
「サトシはペニスを巨大化させると言う願いをして、次にそれを取り止めた。そして更にそれを撤回させたわ」
イブリンはそう言いながら、鋭い爪の生えた指を1本1本立ててみせる。
「よって、3つの願いは全て果たされたってわけよ」
悪魔っ娘はチッチッチッという舌打ちに合わせ、3本の指を左右に振った。
「じゃあね。またサトシが死んだ時に来るから」
イブリンは意地悪そうに唇を歪めると、魔法陣に向かって歩き始めた。
そんなのありかよ。
質の悪い詐欺にあった気分だよ。
悪魔っ娘を相手に新しい相棒を使って、あんなことやこんなこともしてみたかったのに。
鬼ぃ、悪魔ぁっ。
僕の思いが通じたわけではないのだろうが、イブリンは翼を向けたまま立ち止まっていた。
そしてゆっくり振り返ったと思うと、物欲しそうな目を僕の股間に向ける。
「しかしなんだわね……作品のチェックもしないで立ち去るのはちょっと無責任かな……」
イブリンはもっともらしいことを口にするが、その目は僕の相棒に釘付けになっている。
「味見っていうか試運転ってのか……やっぱ、有りかなぁ……」
そんな理由付けを探しながら、イブリンはブラとパンティの紐を緩めていく。
まず、ロケット型の爆乳が解放され、抑圧されていた鬱憤を晴らすかのようにボヨヨンと弾みまくる。
そしてパンティがハラリと落ちると、手入れの行き届いた黄金の豊穣が現れた。
「キタァ────────ッ!」
飲み込んでも飲み込んでも生唾が湧いてくる。
清純派ってなんですか?
ヒンヌーを美化する言い訳ですか、そうですか。
そんな誤魔化しなど糞喰らえだ。
僕は改めてセクシー系にバンザイした。
そしてなりふり構わずイブリンに向かって頭から突っ込んでいった。
「マンセェーッ」
「調子に乗らないでっ、人間の分際で」
見事な前蹴りがカウンターで炸裂し、僕は仰向けにひっくり返った。
「イニシアティブはあくまであたしが取るの」
イブリンは腕組みしたまま僕の相棒をグリグリと踏みにじる。
氷のように冷たい足裏が心地よい。
イブリンは弾力を確かめるように足で相棒を一扱きすると、仰向けになった僕を跨いで仁王立ちになった。
彼女は僕に向かって意味ありげに微笑むと、見せ付けるように股間のスリットを割った。
綺麗なピンク色をした内部がハッキリ見えた。
生まれて初めて見る生のアソコである。
そこは充分に湿り気を帯びており、戦闘態勢は整っているようであった。
イブリンは目を閉じると、祈りを捧げるように天を仰いだ。
そして膝を曲げてゆっくりと腰を下ろしていく。
ジワジワ降りてきたイブリンの股間は、相棒の先端に触れた瞬間ピタッと動きを止めた。
彼女は少し躊躇していたが、やがて意を決して一気に腰を下ろした。
「はあうぅぅぅっ」
「くはぁぁぁっ」
僕たちは同時に呻き声を上げていた。
オナホでは味わったことのない、生々しいまでの官能美だった。
冷たい肌とは関係なく、その部分は暖かくヌルヌルしていた。
これが生のアレなのか。
これが童貞を失うということなのか。
ものすごい感激が体中を駆け巡った。
一方のイブリンもそれ以上の快感を味わっているみたいだった。
「オォォォッ……こ、こんなのって……魔族でもこれほどのは……はおぉぉぉっ」
イブリンは目を閉じたまま、僕の腹の上にしゃがみ込んでしまっている。
結合部からはお漏らししているみたいに液体が噴き出していた。
僕の相棒が膨張と収縮を繰り返し、それに連動して彼を包み込んでいるイブリンの内部が押し広げられるのが分かった。
ようやく動けるようになったのか、イブリンが腰を上下に動かし始めた。
しかし足腰の震えが止まらないため、その動きはきわめて弱々しい。
それでもイブリンは充分すぎるほどの快感を得ているらしい。
「くっ……悪魔が…に、人間なんかに……あぁ〜ん……も、もう…これ手放せないぃ〜ん」
イブリンが悲鳴を漏らしたが、最後の方は泣き声になっていた。
なんと、悪魔っ娘が泣いてよがり狂っているのだ。
すげぇぜ、僕の相棒。
僕がすっかりいい気になった時であった。
考えてもいなかった惨劇が起こったのは──
ガラガラっという音と共にドアがスライドしたかと思うと、何者かが僕の部屋に踏み込んできた。
「あなた達っ、何やってるのですかぁっ」
耳がキィ〜ンと鳴るような、興奮した女の怒鳴り声であった。
驚いた僕の相棒から力が抜け、一気に萎えていく。
支えを失ったイブリンは半ば失神したようになり、僕の上に力なく崩れ落ちてきた。
仕方ないのでダッコしてやる。
そのイブリンに隠れるようにして、声の主に目をやってみる。
黒い修道服に白いフードを被ったシスターが立っていた。
まだ若いシスターは顔を真っ赤にさせ、ロザリオを握った手をワナワナと震わせている。
責めるように僕を見詰める目は三角になっていた。
血管が破れたため白目が血走っている。
誰だ?
そして、どうして僕の脱童貞を責めるのだ。
露出が極端に少ない外観のため、情報がほとんど入ってこない。
やむなく記憶の引き出しを掻き回し、必要と思われるデータを洗いざらい探ってみた。
その結果──
「あ……ひょっとして……真理亜?」
僕はようやく自分を捨て、修道院に入ってしまった幼馴染みの存在に辿り着いた。
それはビンゴだった。
「ひょっとしなくても真理亜ですっ。それより俊さん、あなたは何をなさっているのですかぁっ?」
真理亜はこれまで見せたことない、怒気に溢れた顔をしている。
これでは顔を見て、直ぐに真理亜と気付かなかったのも仕方がないだろう。
言い訳は置いとくとして、シックな修道服には全くそぐわない表情だ。
それに何だって真理亜がこんなところに?
「一応の修行が終わり、この町の教会でシスター見習いをすることになったのです」
真理亜の言う教会とは、うちの斜向かいに建っている聖ミカエル教会のことだろう。
カトリック系の教会として割りと有名な建物だ。
「今日はそのご報告にとお伺いしたのですが、なんと屋根の上から邪気が立ち上っているではありませんか」
真理亜がジロリと僕たちを睨み付ける。
「何事かと思って駆けつければ……この神をも恐れぬ破廉恥な騒ぎはどういうことですかぁっ」
真理亜は怒りのため全身をわななかせている。
必死で十字を切ろうとするが、冷静さを欠いているため上手く笑顔を作れないようだ。
ロザリオを繋ぐ数珠が今にもぶち切れそうになっている。
「ちょっとぉ、黙って聞いてりゃあんまりじゃない。男友達の童貞喪失を祝ってやる余裕すらないっての?」
ようやく人心地ついたのか、イブリンが身を起こして僕の股間の上に跨った。
濡れきったアソコがベトベトとしている。
「だいたい、あたしは神様なんて信じてもいなけりゃ、恐れもしないのさ」
イブリンは僕の上で180度身を捻ると、開き直ったようにあぐらを掻いた。
「主よ、この哀れな娘悪魔を許したまえ。アーメン」
真理亜は軽蔑しきったような薄笑いを浮かべ、胸の前で十字を切った。
その薄笑いがイブリンのカンに障ったらしい。
バサッという音と共に、コウモリの翼が狭い部屋一面に広がった。
突風が巻き起こり、濡れたティッシュやテスト用紙が舞い上がる。
両者に共通点があるならば、どちらも余り人目に晒したくない恥ずかしい紙きれということだ。
「アンタ、ひょっとしてケンカ売ってる? この、444柱の悪魔を従える軍団長のイブリン様に向かって」
イブリンはこめかみに血管を浮き立たせて真理亜に突っかかった。
ところが、真理亜は怯みもしなかった。
「お黙りなさい、泥棒猫っ。あなたが俊さんをたぶらかせたのね」
ど、泥棒猫って?
修道院で何を習ってきたのか、真理亜はおかしなボキャブラリーまで口走る。
「いいわ、猫──じゃなかった、悪魔払いの秘術で叩き出してあげる」
何をするのかと思って見ていると、真理亜は内懐からガラスの小瓶を取り出した。
それを握った手で十字を切る。
「父と子と、聖霊の御名において、アーメン」
真理亜は小瓶の蓋をむしり取ると、イブリンに向かって中身をぶちまけた。
「わっ、真理亜……やめっ……」
飛沫となった液体は、遠慮会釈なく無実の僕にまで降り掛かってきた。
もしかして、雷は善人にも落ちるって奴か。
思わず悲鳴をあげてしまったが、その液体は味も臭いもない──微かに変な臭いはしたが──ただの水だった。
ところが、その水はイブリンに対しては顕著な効果を発揮した。
「ひぃぃぃっ。熱っ、熱っ、熱ぅぅぅーっ」
悲鳴を上げて飛び上がるイブリン。
その肩口にはクッキリと火傷の痕があった。
「ホォ〜ホッホッホッ。如何かしら、私の愛液を素に作った聖水のお味は? 俊さんに近づく泥棒猫には効果覿面のようね」
真理亜は勝ち誇る余り、聖水に秘められた恥ずかしい秘密を喋ってしまっていた。
心優しい僕は聞かなかったことにしてあげるけど──しかし、ほんと修道院で何を習って来たのやら。
「あっつぅ……あぁっ、地獄のアイドル、イブリンちゃんの肌に火ぶくれがぁ……」
イブリンが聖水に灼かれた肩口を凝視する。
「まだそんな質の悪い冗談が言えるなんて、効き目が薄かったようね」
真理亜がケラケラと笑う。
大口を開けて笑い転げるシスターも斬新だとは思う。
「許せない……許さないっ……」
今度はイブリンの金髪が天を突いた。
蒼い目に鬼火が灯る。
「地獄の業火よ来たれ。クムラダ ヴィスタァッ」
呪文が唱えられた次の瞬間、手狭な僕の部屋が炎に包まれた。
「熱っ、熱っ、熱ぅぅぅーっ」
今度は僕たち3人ともが同時に飛び上がっていた。
「イ、イブちゃん……勘弁してっ。部屋……部屋が燃えちゃう」
僕が制止するより早く、地獄の炎は消え去った。
魔術を使ったイブリン自身が、愚かに自爆してくれたことが幸いしたのだ。
さすがに2人ともダメージを負ったようで、肩で息をしている。
この場を収めるのは今しかない。
「2人とももう止めようよ。綺麗な女の子同士が醜く争うのは見てられないよ」
ナニに続いて修羅場もこれが初体験になる僕は、精一杯気の利いたことを言ったつもりだった。
しかしその結果は惨めだった。
「「あなたは黙ってすっこんでて」」
2人同時、完璧にシンクロナイズドされた罵声が僕を薙ぎ倒していた。
「このまがいもんのシスターが。覚えてなさい……今から手下どもを引き連れてお返しにきてあげるからっ」
イブリンは唾を吐き捨てて真理亜を罵る。
「ふんっ、アバズレ小悪魔なんか何千匹来たって怖くなんかないわっ。まとめて地獄に送り返してあげるっ。速達でね」
真理亜は中指を立てたファックサインでお返しをした。
当然ながら、料金は受取人払いにするつもりなんだろうなあ。
「直ぐに帰ってくるから逃げるなよ。その時になってションベンちびんないでっ」
「そっちこそ、このままバッくれんじゃないわよ。10秒だけ待ってあげるから」
挑発されたイブリンはカッとして踵を返しかけたが、思い止まって魔法陣に走り寄る。
そして、とんでもないことに気付いて悲鳴を上げた。
「イヤァァァッ。ま、魔法陣が……魔法陣が消えてるぅっ?」
確かに、先程までそこにあった魔法陣が今は消え去っていた。
おそらく真理亜の聖水を浴びて効力がキャンセルされてしまったのだろう。
と言うことは──
「アァ〜ン。おうちに帰れなくなっちゃったよぉ」
残酷な事実を前に、悪魔っ娘はワンワン大泣きを始めた。
魔法陣は地獄とこの世界を繋ぐ時空トンネルである。
それが消えたということは、海外旅行を楽しんでる間に母国がいきなり鎖国しちゃったってことだろうか。
比喩としては少し間違ってるかもしれないけど、イブリンがこの世界に置き去りにされちゃったことは確かだ。
「同情することはないわ。よその国に来て悪さしてたら、祖国から再入国禁止処分を受けたってだけのことじゃない」
う〜む流石は幼馴染み、思考や発想はよく似ている。
真理亜は「当然よ」とばかり悪魔っ娘を笑い飛ばした。
それでもイブリンの泣きっぷりを見ているうちに眉から力が抜けてくる。
「もうパパにもママにも会えないよぉ。パパァ……ママァ……」
真理亜も幼い頃に両親を亡くし、お祖父ちゃんに育てられてきた。
だから今のイブリンの気持ちが痛いほど理解できたのだろう。
と言って直ぐに和解する気にもなれず、バツが悪そうにそっぽを向いてしまった。
「あのさぁ……」
仕方なく、僕がイブリンを慰める役に回った。
「あのさ、イブリン。まだ向こうからお迎えが来ないって決まった訳じゃないだろ?」
悪魔を慰めるってのもなんかアホらしいが、この場合は仕方がない。
「帰りが遅くなれば、きっとパパやママも心配になって迎えにくるよ。それまでうちで待ってればいいじゃない」
僕がそう言った途端、イブリンがはたと泣きやんだ。
そして上目遣いに僕を見詰めてきた。
「ホント? イブリンちゃん、ここにいていいの?」
不安そうに聞き返してくるその姿は実にセクシーだった。
「ダメダメッ、俊さんの部屋に娘悪魔を住まわせるなんて……そんなの絶対に許せないわっ」
真理亜がそうはさせまいと噛み付いてくる。
「けど、困った異邦人を路頭に迷わせるのは神の教えに反するだろ。カトリックだって難民保護を推奨してることだし」
僕が神の教えを持ち出すと、真理亜は渋々ながら口をつぐんだ。
それでなくても、今日は散々神の教えに反してるのだから。
「いいわっ、こうなったら私もここに住むっ。そして俊さんが取り付かれないように見張っててあげる」
「そんなこと言って……お前、教会は?」
僕は慌てて真理亜に問い掛けた。
「ここから通いますっ」
「そんな、通いのシスターなんて……」
僕は真理亜を落ち着かせようと優しく話し掛けたが無駄だった。
真理亜は僕とイブリンを交互に見て鼻を鳴らした。
「私がいることで何か問題でもありますの?」
真理亜はそう言い放つと、畳に腰を下ろして腕組みをした。
彼女がこうなったら梃子でも動かないことは、幼い頃からよく知っている。
再び真理亜とイブリンが睨み合いを始め、空中に見えない火花が激しく飛び散った。
憧れの彼女、そして夢にまで見た修羅場だったが、実際に経験してみるとそれほど快適なものではないらしい。
あまつさえ、それが日常的なものになるとすれば──
僕は気付いてしまった。
迎えなんか待つ必要はない。
この場所が、この状況こそが地獄そのものであると。
しかも、この地獄の行脚はまだ始まったばかりなのだ。
天使と悪魔の睨み合いの狭間で、僕は陰鬱な溜息をつくしかなかった。
今回はこれで終了です
GJ! 続きを期待しても良いよな?
あと気になったから言わせてもらうけど、修道女になるためには研修期間みたいな時期があって、その間は修練女と呼ばれてる。その修練女のときであれば男性と恋愛をして修道院を抜け、結婚もできる。
本文で「修行が終わった」って書いてあるからヒロインは修道女なんだろう。
なにが言いたいかっていうと、シスター見習い=修練女でシスター=修道女だから、矛盾してるぜってことだ。
まあ些細なことなんで頭に入れといてくれれば良いです
>>412 GJ
余談だが俺は3つ願いを叶えてやるっていわれたら真っ先に3つといわずいくらでも叶えてくれをお願いする
1 俺を種無しにしろ
2 僕が君を妊娠させるまでSEXさせろ
後一個なんかないかな…?
3 自分好みの女性を何があっても俺を嫌えないぐらい俺にほれさせろ
そしてSEXしてる最中をその女性に見せつければ三角関係が出来上がるぜ。
まぁそれで惚れさせた女性が愛がないセフレなら許すとか言い出したら台無しだがな!
>>415 1 願いの数を無限大にしろ
2 魂をとられないようにしろ
以下、具体的に要求
>>417 養殖物は美味しくないとは思わないのかね?
>>420 手に入る可能性がほとんどない天然物をいつまでも待ち続けるよりも
いくらか劣るとはいえ入手しやすい養殖物で妥協するのも悪くはないとは思わないか?
天然物の味を知らなければどう味が劣るかもわからないし
かないもしない願いを真剣に議論するキモイお前ら
嫌いじゃないぜ・・・
最後の絵、最初の絵の続きをかいてはもらえないだろうか?
パクちゃん氏ご本人による投下予告か
んなもん保管庫のノントロ読んでりゃいいって話だ
書きたきゃ書けば、どうせ俺は読まないけど
荒らしが書いてる疑いのある作品は素直に楽しめない
悪いけどスルーさせてもらう
でっていう
俺は構わないから書くなら書いて。
枯れ木も山の賑わいだ。
荒らしと雑談だけじゃ寂しい。
>>400 GJ!
コレは期待せざるをえない。
願いで三角関係ならぬ六十億角関係を願いたい
せっかくいい流れになってるところに最後の絵なんかのネタを振るなよな
あんなの投下されたらまた大荒れするに決まってるだろうが
つか、題名が出ただけでもうこんなに荒れてる
やはり身障者を作品に登場させるのなら、表現には細心の気配りをしなくちゃね
一つ扱いを間違うと蔑視的な色合いが濃厚になっちゃうからな
ノントロももう少しデリケートに表現されていたらあれだけ叩かれることもなかったろうに
それだけが残念です
>>433 まあ、世の中には彼らを可哀想だと同情する人もいれば
穀潰しだと罵る人もいる
小市民な俺は平等を目指した結果、逆差別が起きてしまわないことを願うだけです
まあ身障者の方達も公共の場所で笑い者にされるほど悪いことはしていませんよね
身近に車椅子使っている人がいるかどうかで印象や思い入れも随分と違うんでしょうけど
そんな話どうでもいいんだよ
それより避難所行って吹いた
本スレで白き牙について書かれた途端、さっそくあっちにレスが付いてやんの
それも慌てたように取って付けたGJが一つだけw
同じことをここでやったら、わざとらしい援護レスが5,6個は付くのにな
でも作者さん、以後こっちに帰って来て投下したら、きっと「レス乞食」って罵られるんだろうな
あっちじゃまともに相手されないってもう分かったろうけど、帰ってくるのも難しくなったなあ
自演はやるならもっと上手くやりなさい
自演するならTTTさんを見習え
こんな時はらーめんの話でもしよーぜ
自演にしてもセンスねえ
塩ラーメンの旨さに太刀打ちできるラーメンはないよな!
ラーメンの話はスレ違いも甚だしい
それより◆tVzTTTyvm.氏のトリップ・・・
どうにかして◆tVzT_Tyvm.に変えられないかな
そんなに鎌って欲しければ避難所に書き込めば?
とんこつ醤油の旨さは異常
こいつにそんな勇気はない
個人サイトは気に入らない訪問者がいると平気でIP抜いてあちこちに晒すからな
俺だってそんな勇気はないよ
気に入られない発言するの前提か
俺が荒らしだったらっていう話だよ
荒らしが仲良く話し掛けてきたら
君ならそれと分かって親しく会話できるのかい?
転帰いっきに2話キテター
450 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 16:45:13 ID:OSLJSd2T
どこに??
もしかして、保管庫のことじゃないか?
保管庫更新キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
遅ぇよw
454 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 12:55:22 ID:VBBqHkZr
転帰予報が2話きて超焦ったんだけど、保管庫なのか!
ブログの方だよ
本人ageんな
乙だけど
457 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 13:41:53 ID:VBBqHkZr
ブログってどこ!?
検索してみたがブログわかんねええええええええええ
459 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 13:59:48 ID:OTaLzzOy
俺もだーーーーーーー!!
当事者のすれ違いから生じる修羅場ってのはいいわー
誰か教えてーーーーーーーー!!!
成人してるなら自分で探せ
俺も探したけど見つからない
代わりに見つかったのは沃野や優柔の絵師が描いた姉妹の画
や、これも物凄く素晴らしく萌えたのだが
と、言うわけでマジで検索のヒントキボン
空気読まずに投下します
寺島家の朝は騒がしい。
もっとも、それはここ一週間の話だけど。
元々うちには僕の他、両親と妹の4人家族が暮らしていた。
それが一週間前のこと、いきなり家族が2人も増えたのだった。
1人は幼馴染みで、修道院から帰ってきたばかりの細川真理亜。
斜向かいの聖ミカエル教会で神にご奉仕する聖職者だ。
そしてもう1人は地獄からの招かれざる客、娘悪魔のイブリンである。
自称、444柱のしもべを従える悪魔の軍団長だとか。
些か眉唾ものの話だが。
イブリンとは願いを3つ叶えて貰うのと引き替えに、死後に魂を譲渡する契約をかわしている。
僕はこの年にして地獄行きが決定しているのだ。
と言っても、それはまだ70年ほど先の話になる。
だから、今から遠い将来の危難に怯えてみても仕方がない。
だいたい、僕は長期的展望に立った思考を巡らせるのは苦手なのだ。
単に行き当たりばったりだとも言うけど。
こんなことを言うと、悪魔の力を使って相棒をビッグサイズにしたのも、刹那的な快楽を追求せんがためだと思うだろう。
違う。
断じて違う。
自分自身の名誉のために言っておくが、僕はそんな願いをした覚えはない。
全てはイブリンの勘違いに起因する不幸な事故である。
誓ってもいいが、僕はそんな下劣な願望を第一に考えるような男ではない。
もっとも、3つ目辺りにお願いしていた可能性は充分あるが。
ともかく僕は不幸なことに、相棒のサイズアップのためだけに3つの願いを使い切ってしまったのだった。
それを願い、訂正し、そして更にそれを撤回することによって。
アレはイブリンによる詐欺だと今でも思っている。
残り2つの願いはまだ生きていると僕は信じている。
いずれ折を見て交渉してみようと思っているが、悪魔が相手では難航することだろう。
まあ、相棒がでかくなるのは別に困ることではない。
特に年頃の男の子としては、相棒のでかさは優れた才能といっていい。
なにせ僕の新しい相棒ときたら、悪魔っ娘さえも虜にしてしまうほどの逸物なのだ。
もはやイブリンは僕の相棒なしでは生きていけない体になってしまっている。
このままいけば、ナイスバディの金髪美少女と一生ウハウハの関係になれるはずだった。
ところが世の中はそんなに甘くなかった。
僕とイブリンの間を裂いたのは誰あろう、2年前に僕を捨て、聖職者の道を選んだ真理亜だった。
二度と会えないと思っていた真理亜との再会は嬉しかったが、何も僕とイブリンの間に割って入ることはなかろうに。
修道女の彼女にとって、悪魔の存在は勿論、その悪魔が僕といい仲になるのが許せなかったのだ。
いや、きっと僕たちがエッチなことをしている現場を目の当たりにして、可愛く焼き餅を焼いたのだろう。
修行の成果が全く上がっていないじゃないか、真理亜。
かくして僕の家に居着くようになったイブリンと、彼女を叩き出そうとする真理亜との間に熱いバトルが開始された。
だが、それは僕が夢みていた楽しい焼き餅合戦などではなく、一つ間違えば命に関わるリアルな修羅場だったのだ。
午前8時ちょうど。
「俊さん、起きてください。もう朝ですよ」
優しい囁きと心地よい揺れが僕を起こしてくれる。
目覚まし時計の不愉快な電子音とは大違いだ。
目を覚ますと、一分の隙もない修道服に身を包んだ真理亜がいた。
体はおろか頭までが布で覆われており、露出しているのは顔と手のみというストイシズム溢れるスタイルである。
それでも真理亜のはにかんだ微笑みは天使のようであり、それが自分の眼前30センチのところにあるというのは
おそらくこの上もなく贅沢なことなのであろう。
ただ、その身を神に捧げている彼女が僕のモノになることは決してない。
素直に「愛してる」と言わせることも絶望的だ。
ちっちゃな頃から好きだった彼女がようやく同棲相手になったというのに、指一本触れられないなんて。
生殺しにされるんじゃ、なまじっか悪魔より質が悪いよ。
そんなことを考えていると、またうつらうつらしてきた。
初めのうちは慣れなかったハンモックだが、今ではこの寝心地がすっかり馴染んでいる。
もっとも同棲相手たちにベッドを占拠されなければ、馴染んだりする必要もなかったのだが。
今、僕のベッドで寝ているのは悪魔っ娘のイブリンだ。
禁欲的で規則正しい生活を送る真理亜とは正反対に、自堕落で気ままな毎日を過ごしている。
まあ、大きめの猫でも飼っていると思えばなんていうことはないんだけど。
「さあ、俊さん。早く起きないと遅刻しちゃいますよ」
真理亜の声と同時にカーテンが開かれ、朝の光が部屋中に満ち溢れた。
「う……うぅ〜ん……」
仕方なく身を起こし窓辺に目をやる。
朝日を背負いにっこり微笑んでいる真理亜は、まさに天使そのものだった。
修道服を脱がせたら、背中に白い翼が生えてたって驚かない。
否、生えているべきだとすら思える神々しさであった。
これが昨夜遅くまで悪魔っ娘と激しく罵り合い、僕の睡眠時間を半分に削ってしまった張本人だとは信じられない。
「う〜ん……うるさいなぁ。もう少し寝かせといてよね、あたしって夜行性なんだから」
そう言って不機嫌そうに呟いたのはイブリンである。
ベッドに顔を向けると、細長い黒ヘビがうねっているのが見えた。
視線を下にずらしていくと、ヘビは剥き出しになった真っ白いお尻に繋がっていた。
それはヘビではなく悪魔っ娘が振っている尻尾なのだ。
低血圧のため朝に弱いイブリンにとって、それは精一杯の意思表示だったのである。
「いいのよ、あなたは起きてこなくて。むしろ一生そのまま寝ていて貰いたいくらいだわ」
冷たい言葉が音波のメスとなって空気を切り裂いた。
発したのは真理亜である。
神の使いとはとても思えない、冷酷そうな薄笑いを浮かべている。
「なんだとぉ」
イブリンが体を壁に向けたまま、顔だけを180度回してこちらを振り向いた。
現象面だけ見ると不気味だが、顔自体は思わずハッとするような金髪の美少女である。
少しツンとしたところがあるけど「美人とはそういうものなのだ」と、あの星新一先生も断言されている。
だが、今のイブリンの状態は、ツンツンどころではなかった。
アイスブルーの目が不機嫌そうに半開きになっているのは、決して眠いからだけではないのだろう。
真理亜とイブリン。
この2人はとにかく反りが合わず、顔を合わせればケンカばかりしている。
つまり、この狭い家にいる限り、常に争いが絶えないというわけだ。
カッときた途端に血圧が正常値に戻ったのであろう、イブリンがシーツを蹴って起き上がった。
勢いのついたロケットオッパイがブルルンブルルンと自由に跳ね回る。
何も身に着けていないため、下も丸見えになっている。
チクショ〜ッ、いつ見てもいい体してるなぁ、イブリンは。
いつも裸でいるため見慣れたが、決して見飽きたというのではない。
突発的に鼻血を出さずに済むようになったというだけで、相棒は僕の意思とは関係なく巨大化してしまう。
これは僕の責任ではなく条件反射なのだから、真理亜に睨み付けられても苦笑いしかできない。
先端からだらしなくヨダレを垂れ流しているところなんかは、まさにパブロフの犬だな。
そんな僕の曖昧な笑顔が真理亜を更に怒らせる。
「なんです、俊さんっ。そんな安物の裸を見たくらいで……恥ずかしくないのですか」
真理亜が腹立ち混じりにハンモックの釣り紐を外したからたまらない。
僕はお尻から畳に急降下してしまった。
「ちょっと待ちなよ。安物ってどういう意味なのっ」
イブリンが僕を押し退けて真理亜に迫る。
「あら、言った通りの意味に決まってるじゃない。体しか能のない女は、三流雑誌のグラビアでも飾ってなさいってこと」
真理亜が煩わしそうに呟いた。
「直ぐに読者から忘れられちゃうだろうけど、それまでせいぜいやっすい裸を晒してるといいわ」
これにはイブリンも黙っていなかった。
青白い肌に赤みが差し、全身がピンク色に染まってくる。
「このくされシスターが……調子に乗らないでよっ」
イブリンが長い犬歯を剥き出しにして唸り声を上げる。
「あら、どうしてイブちゃんが怒るの? 私がしてるのはグラビアアイドルの話なのにぃ」
真理亜がわざとらしく微笑み、更にイブリンの怒りを掻き立てる。
「悔しい〜っ。他人に見せられないような貧乳してる女に、オッパイをバカにされるなんてぇっ」
イブリンが歯を食いしばって怒りに耐える。
しかし、きっちり毒を吐いてるのが素晴らしい。
「な、な、なんですって。他人に見せられないって……変な言い掛かりつけないで」
今度は真理亜の顔から血の気が引いていき、みるみる顔面蒼白になった。
「だって見えないくらいちっちゃいんだから、見せようとしても見せられないじゃん?」
イブリンが爆笑し、僕は迂闊にも釣られて吹き出してしまう。
チラリと僕を見たシスター・マリアの目が、研ぎたての刃物みたいになっていた。
僕は慌てて咳き込む振りをしたが、誤魔化しきれただろうか。
「だいたいアンタはお粗末な体してるんだから、男に裸晒しちゃいけないシスターになったんでしょ?」
イブリンがアハハと笑って一気に畳みかける。
僕は自分の尻をつねり、込み上げてくる笑いを必死でこらえる。
「胸の割りには意外に賢明というか。まあ、アンタにとってシスターは天職だね」
「な……胸の割りには、って……バカなのは胸がおっきい女の方だって、昔から決まってんのっ」
危険な兆候だ。
真理亜が我を失いかけている。
「そんなの誰がいつ決めたの? 何年何月何日何時何分何秒なのっ? 今どきそんなの信じてるなんて子供みたい」
イブリンが子供じみた論理を振り回して真理亜を子供扱いしようとする。
「アンタなんかでかいだけじゃない。私の胸は小さいけど感度はイイって、修道院じゃみんなが褒めてくれたのっ」
どういう修道院なんだろう。
聖水の原材料とかにしてもそうだけど──その修道院って絶対におかしいよ。
「おう、だったら試してやろうじゃん。ヒンヌー出してみろよ、あたしが揉んでやるからさ」
イブリンが両手を突き出して、指をムニュムニュと開閉してみせる。
その動きは相手の貧乳に当て付けるかのように極端に小さい。
意図するところを正確に察し、真理亜が激怒した。
「アンタより感度がよかったら、この家から叩き出すわよ。その時になって幾ら泣いたって許さないからねっ」
怒りに燃えた真理亜はベールとフードを被ったまま、修道服のホックを外し始めた。
これは面白くなってきた。
朝から絶世の美少女同士のレズシーンが拝めるとはついてる。
互いに勝負がつかなけりゃ、判定は僕に委ねられることになるだろう。
この勝負、実に興味深い。
と思っていたら残念なことに思わぬ邪魔が入った。
「みんなっ、お味噌汁が冷めちゃうよぉ」
ガラリとドアが開かれ、妹の綾が顔を覗かせたのだ。
小学生のあどけない視線を前に、天使と悪魔はバツが悪そうに争いを止めてしまった。
こうして朝のお楽しみタイムは終わりを告げた。
妹なら空気くらい読めよな。
「いやぁ、真理亜ちゃんが来てくれてから朝飯が楽しみになったよ」
「ほんと。お陰であたしも毎朝ゆっくりできるようになったし」
真理亜はうちの両親には随分と受けがいい。
なんと言っても、ちっちゃい頃から付き合いがあるのは強みだ。
「センスねぇ〜の」
同じちゃぶ台に陣取り、しかめっ面でみそ汁を飲んでいる白人娘は違和感ありありだった。
部屋を出る時には服を着るようにとの言いつけを守り、一応キャミソールのようなものを身に着けている。
もちろん、コウモリの翼や尻尾、それに鋭い爪は収納させていた。
両親には彼女のことを“パスポートを無くした可哀相な知り合いの外人娘”という触れ込みで紹介していた。
最初はクジ引きで押し付けられたホームステイを装わせようと思った。
しかし、真っ昼間から部屋でゴロゴロしている留学生など不自然すぎる。
留学先が猫の学校ってのなら話は別だけど。
イブリンを紹介した時、母さんは最初あまりいい顔をしなかった。
セクシーな若い娘が家にいることで、子供の教育上好ましからざるトラブルが発生するのを恐れたのだろう。
その点、父さんは男らしかった。
「困っている時はお互い様だ。なに、娘が1人増えたと思えばいいだけのこと。旅券が発給されるまでうちに居て貰いなさい」
直後にイブリンからキス責めに合う父さんの股間は、実に男らしくピンコ立ちしていた。
その夜、父さんと母さんは約10年ぶりに合体することに成功したらしい。
朝になると、母さんもイブリンの滞在を快く承諾してくれた。
なんてことはない。
生体バイアグラとして、イブリンの使い道を見出したのだった。
女という生き物は強かなものだと、改めて感心させられた。
妹の綾はカッコイイ外人のお姉さまができたことを単純に喜んでいるようだった。
あちこちイブリンを連れ回しては、友達たちに自慢していた。
綾にすれば、綺麗でスタイル抜群な白人娘は、それだけでタレントみたいに思えるのだろう。
少なくともこの時はそう思っていた。
「センスねぇ〜」
イブリンが汁かけご飯を掻き込みながら、これで何度目かになるセリフを呟いた。
ほとんど全部を平らげた後に言うセリフじゃないと思うけど。
彼女が口で言うほどには不味く思っていないのは確かだ。
イブリンが和食に順応するのは早かった。
特にタマゴかけご飯と鯵の干物が好物らしい。
真理亜の作る朝飯にブツブツ文句を言いながら、決まって全部平らげる。
その真理亜もブスッと顔をしかめながら、毎朝生タマゴと鯵の干物は欠かさない。
なんか殺伐としつつも微笑ましい、我が家における朝食の風景であった。
「それじゃ、俊さん気をつけて」
朝食を終えると、僕は真理亜の新妻じみた挨拶に送られて高校へと出かける。
その真理亜は教会に、父さんと母さんは会社に、そして綾は小学校へ向かう。
そしてただ1人残されたイブリンがお留守番ということになる。
彼女に番犬の忠実さを求めるべくもないが、こと戦闘力に関してなら犬の数千倍は期待できそうだ。
もし我が家に泥棒が入るようなことにでもなれば、僕は彼の不幸に最大限の同情を払うことになるだろう。
それはともかくとして僕はこれから数時間、束の間の平和を楽しむことができる。
あれだけ疎ましく、死ぬほど退屈に思えた平凡な時間を。
楽しい時間は早く過ぎるとよくいうが、平凡な時間だって過ぎるのは早い。
午後3時半、帰宅の時間はアッと言う間にやって来た。
クラブや同好会に縁のない僕は、学校にいても仕方がないので早々に帰宅する。
不思議なもので、その頃になるとあの我が家での騒動がなんとも楽しいものに思えてくる。
全く──人間、度し難きものだ。
部活に向かうクラスメートと上辺だけの挨拶を交わすと、僕は1人で校門を出た。
さて、家に帰ったら何をしようか。
イブリン相手にエッチなことするのが理想だが、なにせ斜向かいの教会には真理亜がいる。
どんな修行を積んだのか知らないけど、彼女の嗅覚は怖ろしいまでに鋭敏になっている。
文字通り鼻がいいって意味なんかじゃなく、なんて言うか勘が怖ろしいくらい鋭いのだ。
僕が帰宅してイブリンとおっぱじめようとしたら、彼女は必ず教会から駆けつけてくる。
玄関を見張られているんじゃないかと思い、一度裏口から入ってみたことがあった。
それでも、僕がズボンを下ろしきるより早く、ドアの外からシスター・マリアの咳払いが聞こえてきたのだ。
「あなたを悪魔から護る使命感ゆえですっ」
真理亜は目を三角にして、情けない格好の僕を睨み付けてきた。
ともかく、我が家がドイツ軍捕虜収容所並の厳戒態勢を誇っていることだけは理解できた。
僕の部屋でイブリンとヤるのは、どう考えても不可能である。
となれば、彼女を外に連れ出すしか手はない。
あの真理亜の監視網をどうにかかいくぐって。
さてどうしたものかと思案しているうちに堤防道路まで来ていた。
堤防の向こう側には隣町との境界線である大川が流れており、広い河川敷は地域住民の憩いの場所になっている。
桜の季節ともなるとお花見客でごった返すことになるが、この時期だと花もまだ蕾だ。
更に平日の夕方前だと、せいぜい暇な釣り人が餌のミミズを溺死させようと頑張っているくらいだろう。
そこで僕は気付いた。
この河川敷にイブリンを誘い出したら上手くヤれるんじゃないかと。
河川敷には背の高い雑草が生い茂っている原っぱがあちこちにある。
そういうところには決まって古びた下着が捨てられていたりするものだ。
子供の頃は野糞の後始末かと思ったりもしたが、今思えばアレは先達の残してくれた道標だったに違いない。
僕はサンダース軍曹のように猛然と堤防を駆け上がり、慎重に周囲を見回してから河川敷へ降りていった。
そこに僕の将来を左右する事件が待ち構えているとは思いもしないで。
それは──というか、彼女は唐突に僕の前に現れた。
今になって考えると、彼女は僕を待ち伏せしていたのだ。
待ち伏せ──何という素晴らしい響きなのか。
しかし、それがアンブッシュという軍隊用語に置き換えられた途端、味も素っ気もないものになってしまう──
「アナタの精子……欲しい……」
抑揚のない声で呟く少女の顔は、それに合わせたかのように無表情であった。
表情が乏しい、というより生気が感じられない。
なんか悪質な新興宗教団体にマインドコントロールされているみたいな目をしている。
不気味ではあるが、醜いというのではない。
むしろ、真理亜やイブリンと比べても遜色ないほどの美形だ。
前髪を真一文字に揃えたボブカット、整った目鼻立ち、そしてフェラを覚えるのには苦労しそうなおちょぼ口。
どこか等身大フィギュアを連想させる雰囲気があるのは、彼女がメイド服を着ていたからだけではなかった。
美形は美形なんだがどこか不自然な感じがする。
不自然と言えば、会うなり呟いたセリフもそうだ。
初対面の女の子が口にするような言葉ではない。
「アナタの精子……欲しい……」
彼女は同じセリフを繰り返すと、何者かに操られるように一歩前に出た。
「な、な、な、なにを言ってるんだ、君はっ?」
僕は声を震わせながら、普通なら一歩下がるところを逆に一歩前に出ていた。
新手の売春なのかキャッチセールスなのか良く分からないけど、なかなか興味深い商談ではある。
話だけでも聞いてみる価値はありそうだ。
いざとなったらクーリングオフを適用できるだろうし。
なんてことを考えていると、いきなり少女の体からメイド服一式がハラリと落ちた。
キタァ────────ッ。
針金みたく華奢なボディに引き締まったヒップ。
そしてメロンのようなオッパイの先っちょは、ツンと天上方向を向いている。
これぞ男が夢みる理想型の最大公約数。
神よ、あなたは何という素晴らしい造形師なのですか。
イブリン?
誰ですか、その子豚ちゃんは?
「サトシ……あなたの……精子……欲しいの……」
少女が操り人形のような動きで僕の手を取った。
はいっ。
こんなもんでよろしかったら幾らでも差し上げますとも。
いや、貰ってください、是非。
グッポ、グッポとピストンがシリンダの内側を往復する。
普通のエンジンなら動くのはピストンの方だろう。
しかしこの気が利くシリンダーは、ピストンを適度に締め付けながら自律運動してしる。
あれから直ぐに近くの草原に倒れ込んだ僕たちは、崇高な使命を果たすための共同作業に入ったのだった。
言わずもがな、僕の精子を彼女に捧げるという使命である。
彼女は上になり、僕の相棒を挟み込んで腰を上下に動かしている。
そのたびオッパイが上下に揺れ、僕の目を楽しませてくれる。
ただ、彼女は相変わらずの無表情で、感じているのかいないのか良く分からない。
残念と言えば残念だが、生まれて初めて中出しをした僕には、相手のことまで構っている余裕などなかった。
行為ってのが女の中に出して初めて完了というのなら、今回こそが僕の脱童貞なのだろう。
10分ほど前に童貞を喪失した僕は、それから立て続けに5回はイッていた。
彼女の中は無数の柔襞に覆われているようで、それぞれが独立した生物のように僕の相棒にまとわりついてくる。
その上、彼女の中には常に微弱な電流が流れているようで、相棒は痺れたようになって直ぐにイッてしまうのだ。
彼女の前では悪魔に貰った魔界の肉棒も形無しだった。
僕が天国までの七往復を終えた時だった。
いきなり彼女が立ち上がり、僕の相棒が抜け落ちた。
相棒はまだまだいけそうだったが、僕の方が参っていたところだったのでホッと溜息をつく。
「サンプルの回収は……成功……した……」
良かったとも悪かったとも口にせず、彼女は淡々とメイド服を身に着け始めた。
余韻に浸ろうともしない無粋な態度に、僕は少々ガッカリさせられた。
だが本当のところ、余韻に浸っているような余裕は僕には無かったのである。
悪夢は直ぐに現実と化し、僕に襲いかかってきた。
「……よって……オリジナルは……デリートする」
少女は無表情のまま僕に向かって右手を差し出した。
握手を求めているんじゃないことを理解したのは、真っ直ぐに揃えられた指先から5本の銃身が飛び出してきた後だった。
ドドドドドッという銃声と共に、僕の頭上を衝撃波が駆け抜けていった。
撃たれた?
と思った次の瞬間、僕は脱兎の如く走り出していた。
何が起こったのか理解したわけではない。
僕は頭で考えるより早く、自己保存本能の導くままに危機を回避しようとしたのだった。
この時の僕の走りを関係者が見ていたなら、きっと北京オリンピックの男子100メートルの候補に推していただろう。
我ながら惚れ惚れするような走りっぷりだった。
ただ惜しむらくは、僕がランニングパンツとスパイクを身に着けていないことだった。
股間の相棒が完全に露出しており、走りにあわせてブラブラ揺れていることだけが、まことに残念であった。
投下終了です
転帰の話で盛り上がってるところに申し訳ありませんでした
>>476 途中に投下した罰としてブログのURLを探すことを命ずる
わけねーだろGJ!!!
ちょwwwwwオリンピックwwwww
GJ
なんだろう、どっかでみたよーなタイトル…
なにはともあれGJ
>>476 GJ!!
しかしまあ、節操のない主人公だな…
転帰ブログの存在の有無は気になるが…
良いところで中断してるから続きの方が気になる
482 :
481:2008/03/31(月) 00:08:36 ID:2F1TLqSE
投下します。
初めてですが、ファンタジーに挑戦してみます。
“魔法”が限られた者にしか使えなかった時代。
その能力は多くの分野にて重宝され、
異能を扱える者は、破格の待遇で国や王家に囲われていた。
特に、隣国との争いが激しい国では。
魔法使いは国の貴重な“資源”として。
その異能を、存分に振るうことを期待されていた。
故に。
国の意向に添わない魔法使いは。
天災のようなものとして、忌み嫌われていた。
そんな、時代。
「さて、どうしよう?」
困り果てて、脇にいた使い魔に顔を向けると、何故かそっぽを向かれました。
ううむと唸って頬をポリポリ。
樫の椅子に体重を掛け、石造りの天井を見上げる。
……あ、蔦の色がおかしくなってる。栄養足りてないのかな?
『……マスター。現実逃避しないでください』
「そっぽを向いた奴が何を言う。……ああいや、冗談だって」
『それで……どうするんですか?』
「正直どうすればいいかわからないから、お昼ご飯にしようか」
『引っ掻きますよ?』
なんか爪を出された。
引っ掻かれるのは嫌なので、ちょいと真面目に現状に当たってみよう。
足下には気絶した全裸の少女。
現状把握完了。
どうしろと?
『……扱いに困っているなら、私が処分しますけど』
「…………あー、それはまずい。ヤメテ。っていうか何でそんなに怖い顔なの?」
『……気のせいです』
「さいですか。まあそれはそれとして、殺しちゃうのはまずい。
だってこの子――」
言いかけたとき。
微かな呻き声が、部屋の空気を揺らしていた。
「……ぅ……ぁ……?」
ゆっくりと、瞼が開かれる。
輝く金髪に映える翠。霞みながらも強そうな光が、暗い室内に光っていた。
ぼんやりとした瞳が、ゆっくりと部屋の中を見回して。
そして、こちらを向いた、瞬間。
「――うわっ!?」
少女のものとは思えない瞬発力で、飛び掛かってきた。
こちらは椅子に腰掛けた無防備な姿勢。咄嗟に反応するのは難しかった。
が。
「きゃっ!?」
『動くな。次は喉笛を食い千切る』
隣に控えていた黒豹に、少女はあっさり取り押さえられた
「ありがと、モス」
『……(ぷい)』
優秀な使い魔に感謝の意を伝えるも、何故だか顔を背けられました。
……反抗期?
「こ、このっ! 無礼者が!
私を誰だと思ってるの!? 離しなさい!」
『……殺されたいの?』
「ふ、ふん! 私が誰だかわかっていないようね!
まあ、貴方の主人は礼儀作法も知らない田舎者だから仕方ないでしょうけ――痛っ!」
「こらこらモスってば。手荒なのは禁止だってば」
『……マスターがそう仰るのであれば』
するり、と静かに黒豹――モスが少女から離れた。
喉を押さえられていた少女は、咳き込みながらも気丈にこちらを睨み付ける。
また異質なものを差別しようという蔑視的なSSが始まるのか
やれやれだ
「――ふん、随分とまあ、使い魔の躾が疎かですのね」
「教育は苦手でね」
「言い訳する気?
……まずは、私の身分を明かした方よさそうね。
その無礼な態度、見続けたら眼が腐ってしまいそう。
いいこと? 私は――」
「――九字公国第3息女。カキア・ディン・なんとか姫。
お姫様のくせに剣の腕が立つ、通称“剣姫”だっけ?」
出自をあっさり言ってみせると、
お姫様は面白い顔で口をパクパクさせていた。
数秒呆然とした後、やがて我に返るなり叫んでくる。
「ナインワード・カキア・ディン・ヴラ・ゴートメイラーよっ!
……あと、その渾名はやめてください!」
「OK、覚えるのを一瞬で諦められる名前だ。
えっと――カキア姫でいいや」
「ぶっ、無礼者――」
激昂したカキア姫は、勢いよく立ち上がり、
きっといつものように剣を抜こうとして、腰の辺りで手を空振っていた。
……全裸で、腰の辺りに手をふらふら。――笑いを堪えるのが困難すぎる。
「あら……? …………? ………………」
ようやく、自分の今の姿に意識がいったようで。
一糸まとわぬ己の姿を見下ろして、
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!?」
塔が揺れた。
高精度の聴覚を持つモスがのたうち回っていた。
音響兵器は顔を真っ赤にしてしゃがみ込む。
「なんで!? 服は!? もしかしてずっと……!?
……う、ぐす、嫌ぁ……」
ひっくひっくと震える剣姫。
流石に可哀相だなーと思ってしまい、ついつい優しい声をかけてしまう。
「あー、とりあえず服を貸そうか。
それで、落ち着いたら城に帰るといいよ。使い魔に森の外まで案内させるから」
が、全裸のお姫様は、きっとこちらを睨み付けて。
「そ、それはできません!
私は、貴方を連れて行かなければならないのですから!」
ああ、やっぱりか、と思った。
こういうことには慣れっこだが、しかしお姫様が来るとはまあ。
自分の名前も、そこまで売れたということか。
「“黒魔法の塔”の主にして、黒魔法の当代継承者、イネス!
――貴方を我が公国に従属させるのが、私の役目なのですから!」
自分とは違うということがそんなに不安感を煽るのかねぇ
いい加減子供じみた思想は捨てればいいのに
他の神が投下される間のつなぎにでも楽しんでもらえれば、と思って投下しました。
よろしくお願いします。
こういうキャラの名前って、どうやって思い付くんだろう?
ひょっとしてプロットそのものより時間掛けんのじゃないかな
id:VIqF0cWD
こいつうぜぇ
>>491 乙
この荒廃したスレで君のような猛者がいてくれるというのは非常にうれしい
ようするにGJということです
>>491 GJ
>>492 実際にいた、貴族の名前から取ったりするんじゃないか?
露伴先生も言ってたけど、
「作品は空想でつくるんじゃない、リアリティを取り入れないと面白くなくなる」
てな感じで
まあ一目でわかるからスルーできない奴がアホということで
>>491 GJ。ファンタジー物は好物だから素直に楽しみだ
最後の名前を見てどっかの説明好きなフレサンジュを思い出したのはここだけの話
>>491 ファンタジー系は大好物だから期待して待ってます
投下GJ!空気も良くなったな
しかし転帰は見つからない
URLチン☆⌒ 凵\(\・∀・) マダァ?ー
>>504 全力で反省
まだまだ甘ちゃんだぜ僕チン
さて、エープリルフールになったわけだが
主人公のちょっとした嘘から修羅場に発展するSSはまだかね
「ねえ、弟君」
「なに姉さん」
「弟君って好きな人居る」
「えっと、姉さんが好きだよ」
「もうっ、そんなこといっても何もでないわよ」
(姉゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!!ゴホッ!ゴホッオエェェェー!!
ごめん、何か色々と厭になったよ
久しぶりにみてみたら
空気がいい
>>508 おまえはよくやったよ……
で、続きはまだかね
っまた自演w
>>499 本人は意識して書いてるわけではないと思うぞ
でも、似てるw
513 :
495:2008/04/01(火) 13:21:47 ID:DN2MuCcg
>>512 確かに意識したわけではないwwww
でも真性ガノタの富野信者ですサーセンww
さっき月道をのぞいたら
転帰予報の作者の近況が乗ってたぜ
>>514 >なんか転帰予報で検索かけてくる人がどばっと来てるんですが・・・
わてのせいです><
すいません
俺もだ
おまいら・・・いい奴だぜ
結局、白き牙はレス3つ止まりだったか
「俺に続け」みたく勢い込んで投下しただけにTTTさんもショックだろうな
ヲチスレの避難所突撃も解禁されたみたいだし
この先どうなっちまうんだろうか
幼馴染って何歳ぐらいから嫉妬の感情に目覚めるんだろうな?
TTT氏もここまでスルーされると思ってもみなかったろうね
避難所のスルースキルを甘くみてたのかな
>>520 5歳くらい?
自我が芽生えはじめるのって
それぐらいだからなあ
確信はないけど…
嫉妬が発芽するということ自体は、あくまで泥棒猫出現とかの外的要因に依存するだろうから、いつ頃とかは推定しにくいんではなかろうか。
ただ、その「芽」だけだったら恋心を抱き始める最初の時点から存在するに違いない。
「八雲ちゃん、2人掛かりでやったげる」
全裸になった姉さんが嫌らしく身をくねらせて僕をベッドへ誘う。
その横、マットレスの縁に腰掛けて淫靡に笑っているのは妹の雨音ちゃんだ。
2人ともいつからそんなに仲良くなったの。
「いつまでも姉さんと仲違いしてたって仕方がないもんね」
そう言って照れ臭そうに笑う雨音ちゃんも、既に下着すら身に着けていない全裸である。
まだ膨らみかけの胸も、疎らに翳りを添えたあの部分も丸見えになっている。
「そう言うこと。奪い合って全てを失うより、仲良く分け合う道を選んだってこと」
晴香姉さんは小首を傾げて雨音ちゃんと目を合わせる。
そして2人同時に「ねぇ〜っ」と言い、互いに同意を促した。
「だ・か・ら……八雲ちゃんも早くぅ」
2人がその気なら話は早い。
僕だってどっちか1人に決めかねていたわけではない。
どうやって両方を手に入れるかばかりを考えていたのだ。
しかし余計な作戦は不要になった。
僕は2人を焦らすようにゆっくり時間をかけて服を脱いでいく。
生唾を飲みながらそれを見ている姉妹はまるで飢えたメス猫だ。
嫌らしい姉妹猫にはお仕置きが必要だな。
あのさぁ…
自演とかやるんだったらせめて
正体をわからないようにしなさいな…
正体がわかっちゃうと荒らす動機も…
なにが言いたいかというと……むなしいし、見てて痛い
「2人同時に味わってやるよ。雨音ちゃん、晴香姉さんの上になるんだ」
僕が命令すると晴香姉さんは仰向けになり、雨音ちゃんがその上にのっかる。
「こう?」
雨音が振り返って恥ずかしそうな顔を僕に向ける。
「もう少し下に……アソコとアソコが重なるように」
雨音がモゾモゾと匍匐でバックし、ちょうど股間の位置が揃うように調節する。
「これでいいの? なんか変な感じ」
2人とも頬をほんのり赤く染めて互いに目を見つめ合っている。
プックラした股間が二段重ねになっている様は壮観だった。
僕はペニスを一扱きすると、その間に割って入るように腰を押し進めた。
「ひゃん」
「あん」
姉妹は同時に声を出した。
プニプニしたお肉が上と下から僕のペニスを包み込む。
なんて心地いいんだ。
ジッとしているだけでこのまま射精しそうになる。
縦溝と縦溝が僕のペニスを横ぐわえにしようとモゾモゾと蠢き始めた。
もどかしい快感がペニス全体に走る。
それは2人も同じなのであろう。
「あぁ〜ん、兄さん」
「八雲ちゃん……あぁ〜ん」
姉と妹は僕の名前を呼びながらそれぞれに腰を使い始めた。
2人が感じるに連れ、溝の中から煮えたぎった汁が溢れ出てくる。
部屋の中にメスの臭いが充満する。
濃厚で嫌らしい臭いである。
それが僕の中の獣を目覚めさせる。
「どうせ本当の兄弟じゃないんだし───」
あの日の屈辱が蘇る。
その通り、どうせ本当の兄弟じゃないんだ。
何を遠慮することがあるだろう。
犯っちまえばいいんだ。
妊娠するまでぶち犯して───その後はどうなったって知ったことではない。
ただ、僕はそれほど思いやりのある方ではない。
2人が僕に犯されたがっている以上、そんなにあっさりと願望を叶えてあげる気にはなれない。
「チィ〜ッス」
そんな脳天気な挨拶をして部屋に入ってきたのは吉住だ。
彼にはメールを送ってこのパーティへの参加を要請してあった。
「いやぁぁぁっ」
「こ、こんなのって……見ないでぇっ」
バカな姉妹はようやく罠に嵌められたことに気付き、真っ青になって泣き叫んだ。
もう遅いっての。
さて、どちらを餌食にしてやろうか。
1人は陵辱の限りを尽くして踏みにじる。
そしてもう1人は放置プレイで悪魔の饗宴を嫌というほど見せ付けてやるのだ。
まあ、ローターくらいのサービスはしてあげてもいいかな。
「どっちにする?」
僕は吉住に選択権を与えた。
「ふむ、どっちも捨てがたいが……」
そりゃそうだろう。
彼がこの先これだけのいい女を好き勝手にできる機会など有りはしないのだから。
「じゃあ、妹ちゃん」
サバトの生け贄に選ばれた雨音は、その瞬間ビクッと体を震わせた。
あれほど犯されたがっていたのに、今さら怯えているのかい。
可愛いじゃないか。
僕は取り敢えず用済みになった晴香姉さんを抱き合って震えている妹から引き剥がした。
そして逃げられないよう縛り上げた後、股間にローターを押し当ててガムテで固定してやった。
「やめて……八雲ちゃん、やめてちょうだい」
晴香姉さんの目から涙が筋になって流れ落ちる。
なに、後でゆっくり可愛がってやるから。
少しの間ローターで我慢してるんだよ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ 「広末さんちのドザエモン」= 完 =
ヲチスレなんてありません
ここ重要ね
,.-―っ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人./ノ_ら~ | ・・・と見せかけて!
从 iヽ_)// ∠ 再 開 !!!!
.(:():)ノ::// \____
、_):::::://( (ひ
)::::/∠Λ てノし)' ,.-―-、 _
______人/ :/´А`):: ( _ノ _ノ^ヾ_) < へヽ\
|__|__|__( (/:∴:::( .n,.-っ⌒ ( ノlll゚∀゚) .(゚Д゚llソ |
|_|__|_人):/:・:::∵ヽ | )r' ー'/⌒ ̄ て_)~ ̄__ イ
||__| (::()ノ∴:・/|::| ./:/ /  ̄/__ヽ__/
|_|_| 从.从从:/ |__|::レ:/ ___/ヽ、_/
|__|| 从人人从 ..|__L_/ .( ヽ ::|
|_|_|///ヽヾ\ .|_|_ /⌒二L_ |
──────── ー' >ー--'
さて、それでは雨音ちゃんを2人掛かりで女にしてあげようか。
「兄さん許して……お願い、許して」
もう既に雨音ちゃんは涙目になってしゃくり上げている。
そんな目をしたって無駄だよ。
余計に吉住の変態性に火を付けるだけだから。
>>529 ちょwwwwwwwww
ふいちまったじゃねえかwwwwwwww
>>528 原作レイプすんな!!
「修羅サンタ」は一時中断して
避難所の管理テストに落としたやつの続きを書け!!
やっぱりヒロドザは最高だな
最後の主人公のハチウン君のジャンケンポンまで息を詰まらせて見ちまったぜ
保管庫の作品見返してみたが、ヒロインの平均年齢って大体15〜19ぐらい(『監獄と青』『九十九〜』などの作品を除けば)なんだよな
高校生ぐらいが修羅場になりやすいのか
来世まで覚えておこう
まあ、いい男はいくつになっても修羅場に巻き込まれるのであろうが
このスレの場合、読み手というか住民のほとんどが中高生だからな
やはり同世代のヒロインが気になるのは仕方がないよ
正直、騎士だの姫だの言われても感情移入できないし
そう言うのはおざなりのGJもらえる程度で熱狂的なファンは付きにくい
ソースは民明書房ですよね、わかります
>>535 ジャンプでも少年誌、青年誌と読者層に合わせた作品載せてるしな
ターゲットに合わない作品が淘汰されるのはやむを得ないのね
>>537 民明書房とか言ってる時点で少年誌読んでる年齢層ってモロバレw
お前面白すぎる
「ねえママー、どうしておっぱいはやわらかいのー?」
「それはね、片方には夢が、もう片方には希望が詰まってるからよ」
「ねえママー、どうしおっぱいは二つあるのー?」
「それはね、一つだけだと片手でしか揉めないじゃない。そうするともう片方が寂しいでしょ?
だから二つあるのよ」
「ねえママー、どうして女の子には穴が二つあるのー?」
「ぼうや、どこで覚えたの? 正確には三つよ」
「ねえママー、どうしておしりは二つに割れてるのー?」
「それはね、おっぱいがなくて手が寂しい時に揉むためよ」
「ねえママー、どうしてマコちゃんは僕が他の女の子と話していると怒るのー?」
「それはね、ぼうやを独り占めしたいからよ。女の子は好きな男の子を独り占めしたくなるの」
「なんで独り占めしたくなるのー?」
「人の悪徳の中で最も醜く根深い感情を『嫉妬』っていうの。
マコちゃんはぼうやが好きだから他の女の子に嫉妬してるのよ。ぼうやに他の誰も見てほしくないのよ」
「う〜ん、よくわかんないやー。ママも嫉妬するのー?」
「ええするわ。だからね、ぼうやはマコちゃんと仲良くしちゃだめよ。
ママだけを見ていて。ママだけを好きでいて。ママだけを愛してね。
「ねえママー、どうしておっぱいはやわらかいのー?」
「それはね、片方には夢が、もう片方には希望が詰まってるからよ」
「ねえママー、どうしておっぱいは二つあるのー?」
「それはね、一つだけだと片手でしかもめないじゃない。そうするともう片方が寂しいでしょ?
だから二つあるのよ」
「ねえママー、どうして女の子には穴が二つあるのー?」
「ぼうや、どこで覚えたの? 正確には三つよ」
「ねえママー、どうしておしりは二つに割れてるのー?」
「それはね、おっぱいがなくて手が寂しい時にもむためよ」
「…ねえママー、どうしてマコちゃんは僕が他の女の子と話していると怒るのー?」
「それはね、ぼうやを独り占めしたいからよ。女の子は好きな男の子を独り占めしたくなるの」
「なんで独り占めしたくなるのー?」
「人の悪徳の中で最も醜く根深い感情を『嫉妬』っていうの。
マコちゃんはぼうやが好きだから他の女の子に嫉妬してるのよ。ぼうやに他の誰も見てほしくないのよ」
「う〜ん、よくわかんないやー。ママも嫉妬するのー?」
「ええするわ。だからね、ぼうやはマコちゃんと仲良くしちゃだめよ。
ママだけを見ていて。ママだけを好きでいて。ママだけを愛してね。
だから、今度からマコちゃんと仲良くしちゃダメよ。他の女の子とも仲良くしちゃだめ」
「さゆり先生も?」
「ダメよ。ぼうやの着替えを見てハアハアする先生なんかと仲良くしちゃだめよ」
「えー。でもママが怖いからわかったー」
「良い子ねぼうや。ディ・モールト良い子ね。後で角砂糖をあげるわね」
「わーい、やったー!」
「ってわけだから、ボク、マコちゃんとみゆきちゃんと望ちよんとリサちゃんとさゆり先生と
仲良くしちゃだめなんだー。ごめんね?」
「えー」
「えー」
「えー」
「えー」
「……先生、ちょっと用事があるから今日は帰るわね。
大丈夫よ。たかし君は『先生とだけは』仲良くしていいんだからね」
「えー(×5)」
このように、男女の恋愛と嫉妬・修羅場は年齢を問いません。
しかし三十路以降の嫉妬や修羅場は陰湿でドロドロしていて昼ドラ風なんで胃がもたれます。
十代、二十代の嫉妬・修羅場のほうが感情移入のしやすさもあり、トキメキのような胸にくるものが
多いのです。
未成熟な少女、または自我を確立したばかりの女性の嫉妬に狂う様が我々の心を打つのです。
ですから当スレでは0〜29歳の女性の嫉妬が多い訳です。
そして前半ブツ切れの書き込みになって申し訳ありません。
よい子のみんなは書き込み内容をちゃんと確認してからボタンを押そうね。嫉妬マスクとの約束だよ!
大した内容でもないのに、作家気取りで
馴れ合い発言うざいと思うのは俺だけ?
だけ
545 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:06:21 ID:qLY99YWM
きめぇw
投下宣言無しとな
どうでもいい
_, ._
( ・ω・)んも〜
○={=}〇,
|:::::::::\, ', ´
、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwww
ごめん…誤爆した…orz
私、稲峰 柚納(いなみね ゆな)は、偶然降り立った町で見つけた古びた模型店に入った。
そこで思ってもみなかったお宝を目の当たりにして、震える膝を止めることができなかった。
ポーラーライツのNCC−1701エンタープライズ。
しかもカークではなく、パイク船長時代の限定生産バージョンだ。
熱矢先輩が死ぬほど欲しがってて、遂に手に入れることができなかったレア物中のレア物だ。
おそらく定価で店頭に並んでいるの新品は、日本中でこれ一つだろう。
ネットオークションだと100万近くはするアイテムが、新品でしかも定価の3500円で売られている。
これを逃したら、おそらく二度と手に入れることは不可能だろう。
これは私が熱矢先輩の歓心を買う、まさに千載一遇のチャンスだったのだ。
私、稲峰 柚納(いなみね ゆな)は、偶然降り立った町で一軒の古ぼけた模型店に入った。
こういう店には意外に掘り出し物が眠っていることがある。
長くコレクターをやっているとその辺りの嗅覚は自然と身についてくるのだ。
そこで思ってもみなかったお宝を目の当たりにして、私は膝の震えを止めることができなかった。
ポーラーライツのNCC−1701エンタープライズ。
しかもカークではなく、パイク船長時代の限定生産バージョンだ。
熱矢先輩が死ぬほど欲しがってて、遂に手に入れることができなかったレア物中のレア物だ。
おそらく定価で店頭に並んでいるの新品は、日本中でこれ一つだろう。
ネットオークションだと100万近くはするアイテムが、新品でしかも定価の3500円で売られている。
これを逃したら、おそらく二度と手に入れることは不可能だろう。
これは私が熱矢先輩の歓心を買う、まさに千載一遇のチャンスだったのだ。
私、稲峰 柚納(いなみね ゆな)は、偶然降り立った町で一軒の古ぼけた模型店に入った。
こういう店には意外に掘り出し物が眠っていることがある。
長くモデラーをやっていると、その辺りの嗅覚は自然と身についてくるのだ。
そこで思ってもみなかったお宝を目の当たりにして、私は膝の震えを止めることができなかった。
ポーラーライツのNCC−1701エンタープライズ。
しかもカークではなく、パイク船長時代の限定生産バージョンだ。
熱矢先輩が死ぬほど欲しがっていて、遂に手に入れることができないまま販売終了となった逸品だ。
レア物中のレア物と言っても過言ではない幻のレアアイテムである。
おそらく定価で店頭に並んでいるの新品は、日本中でこれ一つだろう。
しかも北向きの小さな入り口が幸いし、箱の劣化もほとんどない。
ネットオークションだと100万近くはするアイテムが、新品でしかも定価の3500円で売られている。
これを逃したら、おそらく二度と手に入れることは不可能だろう。
これは私が熱矢先輩の歓心を買う、まさに神様が下さった千載一遇のチャンスだったのだ。
私、稲峰 柚納(いなみね ゆな)は、偶然降り立った田舎町で一軒の古ぼけた模型店を見つけた。
こういう店には意外に掘り出し物が眠っていることがある。
長くモデラーをやっていると、その辺りの嗅覚は自然と身についてくるのだ。
バスが来るまでの暇つぶしを兼ねて、私はその店に入ってみることにした。
そこで思ってもみなかったお宝を目の当たりにして、私は膝の震えを止めることができなかった。
ポーラーライツのNCC−1701エンタープライズ。
しかもカークではなく、パイク船長時代の限定生産バージョンだ。
熱矢先輩が死ぬほど欲しがっていて、遂に手に入れることができないまま販売終了となった逸品だ。
レア物中のレア物と言っても過言ではない幻のアイテムである。
おそらく定価で店頭に並んでいるの新品は、日本中でこれ一つだろう。
しかも北向きの小さな入り口が幸いし、箱の劣化もほとんどない。
ネットオークションだと100万近くするアイテムが、定価の3500円で売られている。
この機会を逃したら、おそらく二度と手に入れることは不可能だろう。
これは私が熱矢先輩の歓心を買う、まさに神様がくれた千載一遇のチャンスだったのだ。
私、稲峰 柚納(いなみね ゆな)は、偶然降り立った田舎町で一軒の古ぼけた模型店を見つけた。
こういう店には意外に掘り出し物が眠っていることがある。
長くモデラーをやっていると、その辺りの嗅覚は自然と身についてくるのだ。
バスが来るまでの暇つぶしを兼ねて、私はその店に入ってみることにした。
そこで思ってもみなかったお宝を目の当たりにして、私は膝の震えを止めることができなかった。
ポーラーライツのNCC−1701エンタープライズ。
しかもカークではなく、パイク船長バージョンの限定生産品だ。
確か世界でたったの2000個しか販売されなかったと記憶している。
熱矢先輩が死ぬほど欲しがっていて、遂に手に入れることができないまま販売終了となった逸品だ。
レア物中のレア物と言っても過言ではない幻のアイテムである。
おそらく定価で店頭に並んでいる新品は、日本中でもこれ一つだけだろう。
しかも北向きの小さな入り口が幸いし、箱の劣化もほとんどない。
ネットオークションだと100万近くするアイテムが、定価の3500円で売られている。
この機会を逃したら、おそらく二度と手に入れることはできないだろう。
これは私が熱矢先輩の歓心を買う、まさに神様がくれた千載一遇のチャンスだったのだ。
>>542 約束破って更なる修羅場に・・・ならないかorz
ところが、私は財布の中身が心許ないことを思い出した。
今月のお小遣いはほとんど使ってしまっており、残りは1000円を切っているのだった。
次の小遣い日まではまだ2週間以上あるが、それまでエンタープライズ号が売れずに待っていてくれるという保証はない。
私は熱くなった頭を必死で回転させ、打開策を考案してみた。
なんてことはない。
この場から熱矢先輩に電話を掛けて、レアアイテムの存在を教えてあげればいいのだ。
先輩は万難を排してでもここへ駆けつけてくるだろう。
そして私に心からの感謝を捧げてくれ、帰宅までの数刻を使ってデートもできる一石二鳥の筋書きだ。
しかし私はそうはしなかった。
やはりこれは私からのプレゼントとして熱矢先輩に渡すべきアイテムなのだ。
期待から驚愕へ、そして感謝へと変化する先輩の表情を思い浮かべるだけで、私は貧血を起こし掛けた。
そうと決まれば後は行動あるのみである。
私はエンタープライズ号の箱を手に取るとゆっくりとレジの死角に回り込んだ。
幸いトロそうな禿親父は新聞を読みながら、半分居眠りをしているようにこっくりこっくりしている。
私は音がしないようスポーツバッグのファスナーをゆっくりと開けていった。
そして大ぶりの箱を電光石火の早技でバッグに突っ込んだ。
後は逃げるだけである。
私は何気なさを装い、如何にもお目当ての品が見つからなかったような仕草をしながら店を出ていった。
次の瞬間。
「支払いが済んでないよね」
ガッシリと掴まれた二の腕の痛みが、その言葉が幻聴でないことを物語っていた。
ところが、私は財布の中身が心許ないことを思い出した。
今月のお小遣いはほとんど使ってしまっており、残りは1000円を切っているのだった。
次の小遣い日まではまだ2週間以上あるが、それまでエンタープライズ号が売れずに待っていてくれるという保証はない。
私は熱くなった頭を必死で回転させ、打開策を考案してみた。
なんてことはない。
この場から熱矢先輩に電話を掛けて、レアアイテムの存在を教えてあげればいいのだ。
先輩は万難を排してでもここへ駆けつけてくるだろう。
そして私に心からの感謝を捧げてくれ、帰宅までの数刻を使ってデートもできる一石二鳥の筋書きだ。
しかし私はそうはしなかった。
やはりこれは私からのプレゼントとして熱矢先輩に渡すべきアイテムなのだ。
期待から驚愕へ、そして感謝へと変化する先輩の表情を思い浮かべるだけで、私は貧血を起こし掛けた。
そうと決まれば後は行動あるのみである。
私はエンタープライズ号の箱を手に取るとゆっくりとレジの死角に回り込んだ。
幸いトロそうな禿親父は新聞を読みながら、半分居眠りをしているようにこっくりこっくりしている。
私は音がしないようスポーツバッグのファスナーをゆっくりと開けていった。
そして口が充分な広さになるのを待って、大ぶりの箱をバッグに突っ込んだ。
後は逃げるだけである。
私は何気なさを装い、如何にもお目当ての品が見つからなかったような仕草をしながら店を出ていった。
次の瞬間。
「どこ行くの? まだ支払いが済んでないよね」
ガッシリと掴まれた二の腕の痛みが、その声が幻聴でないことを物語っていた。
>>541 0〜29歳か
範囲広すぎだろwww
だがもし、0歳で嫉妬するとなると
どんな行動をとるんだろうか?
>>559 母親を異常に嫌い、母乳ではなくパパのおちんぽみるくしか飲まないとか
/ / / /
「稲峰……柚納ちゃんか。いつもこんなことしてるのかい?」
店のご主人は脂ぎった顔をニヤニヤさせて私を見下ろしていた。
その手には私の生徒手帳が握られている。
あれから私は店の奥の倉庫に連れ込まれ、粗末なパイプ椅子に座らされていた。
そこは返品置き場になっているようで、埃を被ったプラモの箱が幾つも積まれてあった。
今では絶版となった品も多く、私もこんな状況でなかったら喜びの余り嬌声を上げていたことであろう。
だが、万引き少女として叱責されている身では、そんな感慨など湧いてくるはずもなかった。
「ごめんなさい。もう二度としませんから……警察には言わないでください」
私は消え入りそうな声で店のご主人に謝った。
こんなことするのは初めてのことだし、二度としないというのは本当のことだった。
今日の私はどうかしていたのだ。
しかしご主人は取り合ってくれなかった。
「捕まるたびにそんなこと言ってるんだろ。手口も慣れたものだったし」
ご主人は嫌らしい笑いを浮かべたまま冷酷な口調で決め付けた。
>>560 余り見たくない光景だな…
父親が母親とイチャイチャを見ると、泣いてジャマする位が微笑ましいぞ
保管庫繋がらねぇぇーーー。
スマン
調子に乗りすぎた orz
しかし、微笑ましいヤキモチというのも
たまには見てみたいと思うのは
俺だけか?
可愛らしいヤキモチを見ると
萌えるんだが・・・
神の試行錯誤というか作業工程を初めて見た
名文とはこのようにして紡ぎだされていくものなんだな
直書きもいいもんだ
567 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:22:26 ID:dWN1SoqY
>>564 ついさっきまで繋がってたんだが
なんかトラぶったか
スマン
sage忘れた
||
∧||∧
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
エンタープライズ吹いた
クリストファー・パイク船長って・・・どんだけレア物なんだ
熱矢先輩でなくても手に入れたいのは確か
けど万引きはいかんよ万引きは
>>657 さっきヲチスレで保管庫に収納されてるウナギSSのリストが上がっていたから
阿修羅さん慌てて削除してるんじゃないのか
保管庫管理人です。
すみません、テストに使っていたスクリプトのディレクトリを削除しようとして
誤ってほかのディレクトリも巻き込んでしまったようです。
先ほど復旧しました。
お騒がせして申し訳ありません。。
ウナギのSSは削除してくれないの?
阿修羅氏復旧乙です
おぉそういうことだったのか
復旧お疲れさんです
リストをこちらにコピペしてみようか
阿修羅さんがどういう措置をとるか見てみたい気がする
あんな素敵なイラストたちを描かれてしまっては
投下しないわけにはいくまいて
てなわけで投下します
* * * * *
初めて見たときの印象は、
“頼りない奴”
それだけだった。
見るからに虚弱な、おどおどしている男の子。
きっと末梢貴族の三男あたりだろう、と。
勝手にそんな風に思っていた。
それでも、拾われた山賊女の娘である自分よりは格が上だから。
いつものように、注意を己に惹き付けられるように。
嗜虐心をそそる振る舞いを、してみせた。
すると。
「きみは、つよいんだね。うらやましいな」
とても、眩しいものを見るような顔で。
蔑みの心など、欠片もなく。
心の底から、羨ましそうに。
そう、言った。
そんなことを言われたのは、初めてだった。
男の子が王子様と判明したのは、もう少しだけ先の話。
* * * * *
常人であれば、全力で跳んでも届かない距離。
それを、刹那の合間に詰めてきた。
驚くべき跳躍力。その足には、どれほどの力が込められていたのか。
次いで、繰り出されるのは閃光の拳。
空中にいてもなお、その速度は尋常ならざるもので。
重い時間の中、イクハの脳は現状を打破すべく、過去の記憶を高速で展開させていた。
だが、過去のあらゆる経験の中にも、被弾を免れる術はなく。
――ああ、私は、死ぬんだな。
と、思った。
展開されるのは過去の記憶。
走馬燈のように流れる光景、その中で最も輝かしいものを。
瞬間の中で、思い浮かべた。
* * * * *
槍術を習っていたことには、特に深い意味など無かった。
ただ、義父は武芸の腕にしか興味がない人だったので。
家にいるときは、それをするしかなかっただけ。
そして、家の外には、彼女を奴隷として扱う者ばかり。
特別な用事がない限り、イクハは修練に勤しんでいた。
才も努力もあったので、腕はめきめきと上がっていた。
しかし、それとて、喜ばしいこととは言い難かった。
何故なら、彼女には、妹がいたから。
剛力を持って生まれた妹は、姉など比べものにならないほど、槍の才を備えていた。
義父の興味は妹にのみ移り、イクハは相手にされなくなった。
妹には多くの型を教える義父。
姉には、昔基本の振りを教えたのみ。
実槍すら持つことを許されず、木製の疑似槍を、イクハはひたすら振っていた。
悲しいと思うこともあったが、それでもイクハは文句一つ零さず、木の棒を振り続けていた。
――いもうとをまもるのは、
おねえちゃんのやくめだから。
妹を守るためなら、何でもした。
妹が虐められないよう、全ての加虐を己に集めた。
妹が義父から存分に槍を学べるよう、一人外で棒を振っていた。
振り続けて、振り続けて、振り続けて。
棒が、体の一部となり始めていた頃。
いつものように、義父の付き添いとして登城し、他の貴族に痛めつけられていたとき。
ひ弱で臆病なくせに、中途半端な正義感だけ持ち合わせていた王子が。
虚勢を張って、イクハたちの間に、割り込んできた。
平伏する中央貴族の子息たち。
彼らに対し、震える声で、王子は言った。
――この子は、僕の友達だ。
後で聞いた話だが。
よくイクハが暴力を振るわれたり異物を食べさせられていた場所は、
クチナ王子の部屋の窓から、偶然、よく見える場所だったとのこと。
時折行われる陰惨な虐めを見て、止めたいという気持ちと、臆病な気持ちがいつも鬩ぎ合っていたそうだ。
そして、なんとか勇気を振り絞り、止めに入った、その日。
クチナは、言った。
少しばかり強がって。
とても、誇らしそうに。
「――ひとつ、貸しだからね」
その借りは、未だ返せていなかった。
* * * * *
――そう。
まだ私は、
クチナ様に、
何一つとして、
返せていない。
だから。
殆ど無意識のうちに、首を後ろに傾げ、全身を弛緩させた。
避けるのは不可能。
防ぐのも難しい。
耐えきるのも無理だろう。
でも、生き残れれば、それでいい。
閃光が額に炸裂した。
イクハの体が、回転しながら後方へと飛んでいく。
何度も石畳で跳ねながら、イクハはごろごろと転がっていった。
観客が沸く。
きっと、決着がついたのだと勘違いしたのだろう。
だが。
数十歩分は転がったであろうイクハが。
額から鮮血を撒き散らしながらも。
力強く、立ち上がっていた。
* * * * *
――跳びながらの一撃だったから、仕方ないか。
立ち上がったイクハを見て、サラサは内心で溜息を吐いた。
一足飛びで距離を詰め、上半身の捻りから拳を打ち出す。
サラサの奥の手の一つだったが、これには欠点が一つだけあった。
それは、軽いこと。
地面を踏みしめて撃つ本来の拳撃と比べて、不安定な空中からの一撃は、どうしても軽くなってしまう。
それでも、直撃すれば頭蓋骨を割ることくらいはできるのだが――
――こいつ、衝撃を殺したな。
硬い額で、受ける瞬間に力みを消して、受けたのだ。
一見、派手に吹っ飛んでこそいるが、本来の打撃の威力は、半分程度しか通っていない。
打撃を受ける瞬間に、脱力する。
それが如何に難しいか、サラサはよく知っていた。
だから、確信できた。
(――やっぱり、こいつは)
過去に、大勢に嬲り者にされた経験がある。
しかも、長期に渡って。日常的に。
体が大して強くないのであれば、そうやって威力を殺すしかないからだ。
そしてそれは経験によってのみ培われる。そういった類の技術である。
やっぱり。
こいつは。
――ボクと、同じだ。
なのに、こいつは、ボクのように奴隷なんかではなく。
属国とはいえ、一国の王の護衛をしていて。
こんな綺麗な髪、高級そうな服、満ち足りた空気を。
……なんで?
…………。
……決まってる。
王子様に貰ったんだ。全部。
ずるい。
駆ける。
体勢を整える間なんて与えない。
脱臼した右肩から激痛が響く。
が、頭の奥で燃える激情に比べれば、なんてことなかった。
不格好に駆け抜けて、無手で立つ相手に向かって飛び掛かる。
威力を殺されたとはいえ、サラサの拳を受けたのだ。
立つのがやっとに違いない。
そう判断し、跳躍に合わせて打撃を放つ。
しかし。
「――同じ技が効くと思うな!」
閃光の一撃を、下から叩かれて逸らされた。
そのまま、打撃を弾いた手が曲がり、肘が突き出される形に、
がつん、と交差法で肘が叩き込まれた。
鼻血を吹いてその場に崩れる。サラサの跳躍力が仇となった。
無防備となったサラサへ、倒れ込むように掴みかかってくる。
鼻血のせいで呼吸困難に陥ったサラサは、数瞬だけ、相手の為すがままとされる。
この数瞬の間に、サラサは押し倒され、馬乗りに制され、掌底を叩き込まれていた。
(ぐっ!? この、徒手空拳も慣れてるな……っ!)
何とかはねのけようとするも、上手い具合に重心を制されて、動くことすらままならない。
威力の乗った拳撃を放つこともできない。せいぜい不格好に叩くくらい。
思わず、悪態が吐いて出た。
「――クチナ王子から、たくさん貰っているくせに!」
一瞬、相手の制圧が、緩んだ。
ここぞとばかりに上半身を跳ね上げ、逆にこちらが上となる。
上半身を捻り、左拳を振りかぶる。
「そうよ! 私はクチナ様から、たくさんのものをいただいた!」
が、振り下ろす前に、死角から突き上げられた膝がサラサの脇腹を抉った。
狙いが逸れ、石畳に拳が突き刺さる。
その隙に、再び上下を反転させられる。零距離での制圧能力に差がありすぎた。
「立場も! 権力も! 安寧も! 自信も! 全部! 全部!」
何度も、何度も。
拳や掌底が叩き込まれる。
鮮血が目に入り、視界に朱が差した。
だが――
「クチナ様は私に何でもくれるの!
私の持ってるものは、全部クチナ様のもの!
でも、でも――」
――怒りの赤の方が、何倍も濃い。
「――まだ、クチナ様を貰ってない!」
* * * * *
その叫びは。
心の底から吐き出された。
ずっと思っていたこと。
でも、表に出してはいけなかったもの。
だって。私には。
「――なんで、そこまで貰っておいて、王子様を手に入れてないんだよ!」
殴る。殴る。殴る。殴る。
こいつの声は雑音だ。魂の咆哮を零した後は、空っぽの自分が殴るだけ。
聞くな。殴れ。こいつの言葉はきっと胸に染みてしまう。
何故なら、こいつも、私と同じ――
「お前が、王子様を、手に入れていれば!
それなら! あとは、ボクが奪えば済むだけなのに!」
うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。
だって。だって。だって。だって。
「なのに! なんだよ!
王子様の護衛なんて、一番近くにいられるとこじゃないか!
それを、なんで――」
――薄汚れた奴隷は、相応しくない。
「――ちがう! ちがう! ちがう! ちがう!」
何も考えるな。とにかく殴れ。動かなくなるまで殴れ。
はやく動きを止めてくれ。なんでまだ動けるんだ。動くな。動くな。
目障りだ。おまえはめざわりだ。どれいぶぜいがおうじにちかづくな。
涙が一筋、こぼれ落ちた。
「だって、わたしには」
かわいい、かわいい。
綺麗な妹が、いるのだから。
次回、一戦目決着。
お待たせして申し訳ありませんでした。
>>571 いつも管理お疲れ様です。
阿修羅氏のおかげで、間を空けつつも何とか投下できてます。
保管していただいているという安心感は、何にも代え難いです。
いつもありがとうございます。
リアルタイムGJ!!!!
神はまだいらっしゃる。修羅場スレを見捨ててなどいない!
イクハ……。
イヤッホオオオオオオオオウ!
>587
作者様投稿乙です
GJ!
いやぁ、良かった良かった
GJ !!
だが、あえて言おう。
全員生き残って、ハーレムほのぼの修羅場エンド希望
こう、なんとかならんもんかな。
某幸運の星を背中に背負う男の如く。
死なせてしまうには皆あまりにも惜しい。
王大人に何とかしてもらうんだ!
637 : 名無し猫@鋸準備中 2008/04/05(土) 10:48:01 ID:BFPLgQ12
つか、あのSSのレベルで書き手自称とかwww
どんだけナルシストなんだよ、小学生の作文が精々
638 : 名無し猫@鋸準備中 2008/04/05(土) 11:27:01 ID:5bKg/dJQ
ウナギSSを読んでみたが、恐ろしい程に文才がないな
何か小説を書いているつもりが、駄文だったというオチが
余程、神達に嫉妬してスレを荒らす理由が自分が注目されたいだけか
なんてお子様なんだよ
639 : 名無し猫@鋸準備中 2008/04/05(土) 11:42:56 ID:2gCHJB0w
荒らしている連中は所詮はその程度のレベル。
ボロカスに言ってくれてるなぁw
これでも本スレの住民からGJ貰ったこともあるんだぜ
しかも何度も
まぁ、過疎ってた時期だからご祝儀的な意味が強かったんだろうけどね
いい機会だから、ここでお礼の返レスをさせて貰うよ
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 修羅場の46(
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199406441/より 拙作『幼馴染みと恋女房 ◆DPTXn7C55Y』に対する全レス返しをw
>97 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:06:11 ID:NxCy4Szn
>いやいや、季節感なんていくらでも頭の中で補えますからw
君の頭の中身はおめでたいなw
年中が元日ってとこか
>続き楽しみにしてますので、どうぞよろしくですわ。
声援ありがとう
もう続きはないだろうけどね
>98 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:40:30 ID:f3uTbFsb
>神キタァー(゜∀゜)ーー!!!!
>これからも頑張って投稿してください
神か……このスレでは6作目にしてようやく貰えた最高の称号だよ
正直、お世辞でも嬉しかったよ
このスレじゃ便所紙ほどの薄っぺらい価値しかないと分かっていてもね
>99 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:45:29 ID:ESMHJRRx
>投下乙
>お陰で春を乗り切れそうだ……
冬来たりなば春遠からじ
>100 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:00:12 ID:0hC8sOkq
>まったく……このスレはそんなにも俺を全裸にしたいのか……
風邪ひくなよ
>101 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:02:49 ID:f3uTbFsb
巨大AAのため割愛させていただきました
GJありがとう
>102 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:15:31 ID:Tvxrg2wA
>久し振りに本格派の登場だな
>華道部にはハサミと剣山という暗殺用の凶器が
>野球部にはオーソドックスに金属製バットが・・・
>展開次第ではとんでもない修羅場が期待できそうだなw
そこまでは行かなかったな、結局
>111 :緑猫 ◆gPbPvQ478E :2008/01/09(水) 23:39:45 ID:cdPLXJTC
>あと2〜3話で第一回戦終了予定。
>ちょっとペースを上げていきます。
>
>>96 >胸がドキワクしてしまいます。GJ!
>スポーツものも大好物なので先が楽しみです!
親愛なる緑猫さん、ありがとう
人気作家からのトリップ付きの応援レスには100レス分の価値がある
けど、鳥付きで馴れ合いするのは一万年と同レベルですよ
随分とマヌケっぷりを晒しちゃいましたね
まともな神経の持ち主なら、もう二度とこのHNやトリップ使って出現できないな
だって格好悪すぎるもんw
荒らしにGJしてやがんのwww
>136 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:51:25 ID:8h710XBG
>御二方ともGJです。
>投下が増えて来て嬉しい限りだな。
>スポーツ物あまり見ないので期待してる。
尊敬する人気作家の緑猫さんと同列に並べてもらえるのは素直に嬉しいね
期待裏切ってゴメンな
>138 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:55:24 ID:b2iOqq0f
>お二方GJ
>なんだかんだで荒らしも職人も離れないね
>荒らしの苦労が徒労に終わるのはなんとも痛快だ
>そういう意味でも職人の方々には楽しませてもらってます
いやいや、一番楽しんでるのはこっちだよ
読み手が引っ掛かってくれるのはなんとも痛快だ
>167 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 10:35:25 ID:gXF8+qHR
>お二人とも投下お疲れ様です
>とても面白かったです
>皆さん荒らしはスルーが基本ですよー
ふむ……君はGJじゃなく「お疲れ様」か
まさか書き手の正体を見抜いていた訳じゃないよなw
さて、阿修羅氏が期せずして保管庫に収納してしまった拙作『幼馴染みと恋女房』だが
今後氏がどう出るか楽しみだよ
問答無用で削除するか、はたまたダンマリを決め込むか……
「削除を希望されるのであれば応じます」ってとこかな?
あの保管庫は個人サイトなんだから、もちろん阿修羅氏の好きにすればいい
次の戦略を立てるためにも、氏の動向をじっくり見守りたいね
分かってるって、みなまで言うな
レスが付かないと書き手が可哀相だし、二度と書いてくれないかもしれないから
お情けでGJくれたんだろ
誰も本気にはしていないよ
日頃から君たちがやってる、いつものことじゃないかw
それにスレの雰囲気が良くなり活気が戻ってきたら、君たちが待ちこがれている「転帰予報」が投下されるかもしれないしな
ああ、そうだ
収納されてるのはこの一作だけじゃないから、今後も折を見てお礼をさせて貰うよ
じゃあね
お前ら、心から愛してるよ
以下、何事もなかったようにラーメン談義w
↓
さいですか
そんな2スレも前のことを延々と言われても…
>>599 「幼馴染みと恋女房」ってウナギが書いたの?
あれ普通に読んで面白いと思ったんだが?
もし本当にあれがウナギが書いたんだとするなら
ワケのわからんSSでスレを荒らす理由が
よくわからんのだが
>>599 オーケー落ち着こう
自称書き手と言ってるんだ。トリもつけてる。なら書き手だろ?
それならスレを荒らすような書き込みをするのは止めようよ
こんなんで誰も気分良くなったりしないだろ?
>>602 仕方ないじゃないか
君たちが如何にちゃらんぽらんにGJ連発しているかを証明するには、この手段をとるしかないんだから
それに、あの緑猫さんに褒められたなんて自慢話は、こういう機会でもなければ照れ臭くってできないだろ
当方も言われてるほどにはナルシストじゃないんだからさw
はいはいどう考えても構ってちゃん
>>587 ちょw
久しぶりにきたら投下きてるじゃないかw
緑猫氏乙です
今回はウナギ文学を否定して、スレの流れを変えようという動きがあったから、機先を制させて貰った
悪いけど、ウナギ文学を否定することは、緑猫さんの審美眼や人柄までもを否定することに繋がると覚えていただこうw
奥の手ってのは、ここ一番って時のために取っておく物なんだよ
緑猫さんからGJ貰ったり「神」のレスが付いたりした時、俺がどんな顔をしてほくそ笑んだのか
全く、君たちにも見せてあげたかったな
君たちとの付き合いも長くなってるから、これレベルのネタならあと幾つか用意してある
もっともっと強烈な奴もねw
最大限の効果を発揮する時が来たらまた公開してあげよう
今後SSが投下されたら直ぐにGJ付けるんじゃなく、内容をよく吟味してみることをお勧めしよう
荒らすにしてももうちょっと新鮮なネタをだなぁ…
ちょwwwwww縁猫さん、あなたって人はwwwwww
けど確か前に山姉の作者さんもウナギの方が自分より上だって降参してたな
スレを代表する二大作家が認めてるんだしウナギのSSはそれなりにレベル高いってことか
613 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 21:05:35 ID:846z0ZfT
エロパロ板でレベルうんぬん言ってる時点で頭おかしいだろ常考
>>612 ??
何を言っとるんだ?
まあ、とにかくスレ荒らして
周りに迷惑かけることはするなよ
レベルをどうこう言ってるのは避難所の人なんじゃね?
いや、頭おかしいというのはその通りだと思うけど・・・
どうせ読むのならレベル高いSSの方がいいってのも頷けるね
それと
>>613みたいな挑発にも乗らないようにな
連投ですまんけど
また、避難所の人達ですか?ww
>>617 いや、違うよ
というか、そろそろ本スレと避難所の人を
分けて考えるのはよさないか
分裂しても何にもならないぞ
そりゃ、都合の良い所だけコピペすれば印象操作も簡単ですねwww
>>618 いや、俺は皮肉で言ったんだよw
緑猫氏すいません。今ちょっと
>>612の股間にヤキいれときますんで勘弁してやってください
>>612は田舎に病弱な妹がいるんです。彼女もいてもうすぐ結婚する予定なんです。
顔が映るくらいキレーに靴舐めさせますんでどうか許してやってください!!
>>612 ログ漁ってようやく見つけた
943 :ざんねんです ◆RiG2nuDSvM :2008/02/10(日) 00:07:04 ID:4tXXJtpd
修羅場本スレの魑魅魍魎です……。
このようなレスは余計にアレかもしれませんが、念のため、
>>932は私ではありません…。
私の文章はもっとたどたどしいです。恥ずかしながら、私はこんなに流暢に書けません。
これのことだな
皮肉って知ってる?
皮肉に決まってんだろアホw
RiG氏が二度と出て来れなくなったのが負けを認めた何よりの証拠じゃないの?
ウナギが盛んに山姉をパクッてるのも勝負の場に引きずりだろうとしているのでは
勝負になったら俺たち住民はもちろんRiG氏の勝ちを宣言するだろうけど
本当の勝敗は書き手本人の心の中にあるんだろうから
自分では負けたと思ってるのに、読み手から一方的に勝利宣言出されるのは辛いよ
PTSDになっちゃうかも
エロパロで勝ち負け(笑)
レベルの高いSS(笑)
今更だけどNGID登録って便利たね
スレが綺麗に読める
そんなことはどうでもいい
ハッキリしたのは以後、古参のトリ付きSS以外は迂闊にGJできなくなっちまったってことだ
新参のSSは幾ら面白くったってウナギの臭いがして素直に認められん
避難所が余計なことしなけりゃウナギもずっと疑心暗鬼を窺わせているだけだったのに
前から嫌な予感はしていたのだが
たぶん、と言うよりきっと誰よりもスレを克明に読んでいるのが
>>627だと思う
何言ってんだ
ウナギが書いてるわけ無いじゃん
作者が最近来てないような作品を自分が書いたって嘘ついてるだけだ
スレが伸びてると思ったら、またか・・・
緑猫さんが投下したら毎度毎度ホントに荒れまくるなぁw
これからもずっと同じ調子なんだろうけど
避難所云々言う人ってすぐ居なくなるのってこのスレの伝統ですか?www
>>631 避難所に投下しても白き牙の二の舞だからな
誰にも読んでもらえないんじゃ書き手やってる意味がないよw
誰だってGJ欲しいしチヤホヤしてもらいたいもん
>>630 同じ考えから保管庫で確認してきたんだけど、トリップは合ってるようだな
残念ながらorz
緑猫さんって・・・迷惑だなぁ・・・
ぶっちゃけ書いてるSSも面白くないし
このスレのニーズに合ってないと思う
もう要らないから、キエロ
緑猫さんのSSっていつもアッと言う間に流されていくなぁw
これも伝統ですな
>>633 緑猫氏の実力があれば避難所でもGJの嵐だぜ
歓迎するよ
結局はヲチスレ対避難所の抗争に巻き込まれるのな
自作自演をやっている人へ
あなたはとても痛い人です
正義の名の下に嵐に構うアナタもかなり痛いお方ですよ
例の隔離施設に引き籠もっていなさいな
違うな。私こそ正義だ
うふ〜ん
>>643 ビビリすぎwwwwwwwwwwww(´,_ゝ`)プッ
作者が糞な人格なら作品が優れていようが関係ないよ
読む価値はない
うなぎが作者ってのが事実ならその作品に興味はなくなるね
読まなくても死にはしない
きもいわあほんと
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
なんて言うか七戦姫って、ぶつ切りにした文章を細かく繋ぎ合わせてテンポアップさせてる
はずなのに、全くスピード感を味わえないなぁ
これって、やっぱ作者のセンスなのかね
作者の人格がよくても肝心の作品がダメなら読む気すらしないね
むしろ読んだらイライラして脳溢血起こすか、もしくは腸がよじれて死んじゃうかもw
きもいね
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
覗いてみれば七戦姫が来てたーー!作者様gjです。続きがきになる・・。
うふ〜ん
うふ〜ん
阿修羅さん、やっぱダメみたいだ
避難所は本スレのオチスレ以外には機能していないみたいだよ
あれだけ過疎っていたのに、1人が口火を切った途端にあのザマです
もう見切りを付ける時が来たのでは?
なまじ逃げ道なんかがあるから、余計に本スレの民度が下がってしまうようにも思えます
もう避難所の存在価値などありはしませんよ
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
うふ〜ん
避難所軍団、どうした
チームヲチスレに一方的に押し込まれているぞ
このままでいいのかいw
うふ〜ん
うふ〜ん
自演扱いされたウナギがヲチスレで一声掛けただけでこれか
恐るべき動員力だな
これって責任の半分は緑猫さんにあるよな
こうなるって分かってて投下したんだから
未必の故意っていうんだっけ
テロリストの論理ですね
今のスレの状態においてならテロはあなたの方ですよ、緑猫さん
うふ〜ん
大量投下キタ!と思ったらまた無意味な口喧嘩かいorz
避難所の連中が荒らしてるんだよ
いつものことだが迷惑だな
阿修羅さんもさぞかし困ってるだろうね
674 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/04/07(月) 00:18:59 ID:QLuQCL3Q
避難所の連中が荒らしてるんだよ
いつものことだが迷惑だな
阿修羅さんもさぞかし困ってるだろうね
日本語おかしいよ
w
コピペでしか反撃できなくなったか
いよいよ末期症状だな
そろそろ誤爆スレにコピペの絨毯爆撃が開始されるのかな
ウナギの仕業に見せかけようとw
毎度毎度お前ら本当に元気だよなあ…
>>612 なんという自画自賛
これは間違いなく精神障害者
緑猫さんに言ってるの?
この素晴らしいウナギSSを素晴らしいと認めることのできる俺って素晴らしいw
なにこの流れ
>>682 別に良いんじゃない?
どうせ、SS以外は特に見てないし、投下されたら感想を書き込む
この流れが嫌なら避難所に行くか、立ち去れば良い
つまらないことに時間を割く必要は無いよ
>>683 どうせ大半が荒らしの自演で、たまにドジっ娘が釣られちゃってるだけだしな
夏場のセミと一緒。もう大体は気にして無いだろ
>>684 ホント、住民みんなが君みたいな人だとウナギも随分と楽になるだろうな
SSの感想と創作活動に専念できるから
>>作者が糞な人格なら作品が優れていようが関係ないよ
>>読む価値はない
>>うなぎが作者ってのが事実ならその作品に興味はなくなるね
>>読まなくても死にはしない
>>きもいわあほんと
ウナギが別トリ使ってSS投下したら、また脊髄反射的にGJ付けるくせに
無節操というか主体性が無いというか…GJかどうかも自分で決められんのか
「みんながイイと言うからイイ。作者が○○だからダメ」じゃ、書き手も浮かばれんぞ
もっと大人になりなよ
書き手が自己主張してんだからしょうがないだろ
>>686 吹いたw
普通は逆じゃないのか
「作者は糞でも作品さえよければ」ってのが常套句だと思うが
やっぱりこのスレから目が離せないな
>>688 いちいちうるさいな
それだけ馴れ合いが浸透しているスレだってことだろ
巣に帰ってろ
馴れ合いっつーか化かし合いっつーか
今日もまたお前ら元気に喧嘩してんだな
俺は人格が優れててもSS下手なら評価できないな
書き手は作品の出来不出来が全てだろ
俺は作品以外のレスはなるたけ読まないようにしてるから尚更そうなんだ
>>686 無理矢理からんでくれなくてもいいよ
なんでそういう思考になるのかよくわからん
GJとか書き込んだことねえよw
面白いと思ってもうんこが書いた作品とわかった瞬間に興味がなくなるってだけの話
好きなミュージシャンが実は糞野郎だったとわかって、
それでもファン続けるか続けないかはその人の勝手だろ?
俺にとってはそれと同じだよ
住人が修羅場なスレはここですか
スレが伸びてるから今度こそと思ってきてみれば・・・
何で、何でこんな働いてもいない連中なんかに、
今日も仕事を終えて帰ってきて
痛い踵を揉み解しながら一息つこうとPCの電源入れてwktkしながら
ここのスレッド開いた俺が、嫌な思いをさせられなきゃいけないんだよ・・・!
すっげー情けない気がするし、悲しいし、
もうこんな愚痴書いててまた情けない気分になってきた
何でこんなことになったんだよ、もう・・・
だれか、世界中がチベットにヤンデレだという設定のSS書いてくれ。
中国はキモ母で台湾はお姉ちゃんで。
>>693 お前の嗜好についてレポートの提出を求めた覚えはない
一々発表しなくてもいいから、黙って自分の日記帳にでも書いていろ
バカが発言するとスレの空気が悪くなるんだよ
>>693の言うことはもっともです
彼には苦言を呈する権利があるし、私の作品を読まない権利も有しています
私も書き手であるからには、ここに投下した以上どういう評価をされても反論するつもりはありません
これは他の書き手も同じであり、実践されているとおりですけどね
書き手とすれば
>>面白いと思っても
の一言だけで、全身が痺れるほど嬉しく感じるものなのですよ
>>695 本当に申し訳なく思っています
ただ私としては、作品が気に入らないとか書き手が空気読めない初心者だというだけで
無条件に「追放だ」とか「出ていけ」などと貶されるような状態は看過できないのです
目には目をというのは私の信条ではないのですが、
私の行為が、暴徒と化した一部の住民がある特定の書き手に対してやっていることを
そのまま全部の書き手に対してやり返しているに過ぎないという事実にお気づきでしょうか?
決して本意ではないのですが、無能な私としてはこれしか取るべき手段はないのです
私がこのスレから消える時、それは全ての書き手に作品を投下できる自由が保証された時でしょう
SS以外の長文、申し訳ありません
>>699 お前の反論はどうでもいい
さっさと作品を投下してくれ。それこそが神と呼ばれる者の役目だよ
>>699 人に迷惑かけているのに何様なんだオマエは
>>699 お前は書き手を自称してんじゃネェよクソ野郎
書き手に場を奪う痛みを与えてそれでなお自分を書き手とか言ってくれてるのが気にいらねぇ
もう一度聞く、そこまで一万年をかばうのに何で一万年までネタにして荒らししてるんだよ
その矛盾を答えないとあんたの言う自由は一生このスレには来ない、何の理解ももたらさないからだ
>>本当に申し訳なく思っています
>>ただ私としては、作品が気に入らないとか書き手が空気読めない初心者だというだけで
>>無条件に「追放だ」とか「出ていけ」などと貶されるような状態は看過できないのです
>>そのまま全部の書き手に対してやり返しているに過ぎないという事実にお気づきでしょうか?
>>決して本意ではないのですが、無能な私としてはこれしか取るべき手段はないのです
一万年って、空気を読めないというか、人の話を聞かないことにスレの住民が激怒したわけでしょ
避難所で自分で勝手にスレを立てたり、他のスレを荒らしたりとスレの住民に色んな嫌がらせしているんだから
皆から嫌われるのは当たり前。それを逆恨みで他の作者まで叩くのはどうよ?
それはただの甘えだよ。
レイプをした加害者が全く反省せずに他の相手をレイプするぐらいに醜い行為だ
人間は信用を失うと淘汰される運命なんだから、ちゃんとテンプレを読んで
人を不快させないように努力するのが普通のはずでしょ。それもしないのに
ただ、荒らすのは子供の我侭だね
荒らすという行為に正当性はないからね。
変えるなら、内部から変えていかないと
>>703にちょっと感動した
社会はそんなに甘くないからな。
一度でも信用を失うとOUT
>>699 オマエの今までの言動を見ると、
荒らしたいからやってるだけにしか思えないね
もっともらしい言葉並べても寒いだけ
>SS以外の長文、申し訳ありません
↑今までSS以外の長文どんだけ書いてるんだよ
いまさら思いついたように申し訳ありませんとか
誰が信用するかw
気取ってスルーを決め込んでいても、ちょっと外部刺激が入るとこれだからな
荒らしに目を付けられるわけだよ、このスレは
結局のところ、本当にこのスレを荒らしているのはこういう連中なんだろうな
つか、一万年本人だろこいつ
やっぱり目が離せないよ、このスレは
ユパ様「またスレが一つ死んだ……行こう、ここもやがて腐海に沈む」
はっきり言って自分が読みたい作品以外はSSも含めて全て荒らしなわけね
どんだけ民度が低いスレなんだろう
クロトワ「腐ってやがる」
710 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 00:52:55 ID:2UKJquNg
ここはこのまま存続させて
たまに投下に来るスレの救世主気取りの
勘違い自称小説家野郎をチェックして
文体や同様の趣味嗜好のスレもすべて確認した上で
どこまでも追いつめて制裁を加えて2ch上から根絶してやるのが理想的だなw
人を舐めた野郎は容赦しないんでw
覚悟しておけwwwww
俺としてはこれらの罵声がパクられて、次の作品に対して吐かれないことを祈るだけ
>>710 すごい脅迫だな
でも
>>710がネット界から追放される方が先だと思うよ
それまでに宝物が見つかるといいな
応援してる
お前らもうちょっと明るく楽しくいこうぜ!
ちんこー! とか ワキ毛ー! とか言って場を和ませるの何人か得意なやついるだろ?
作品が投下されないときは嫉妬・修羅場・三角関係について語ろうぜ!
っていうか、これって前スレだかでウナギが使った戦法と同じじゃないの?
「言う」を「云う」って表現する時に確か見たような
二番煎じかよ
脅迫っていうより誇大妄想だろ
過去ログで見つけたから貼っとく
894 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:25:25 ID:Kjcvr9R3
「言いたい」が「云いたい」と不自然に変換されるところを見ると
さては、お前さん書き手だね?
その癖は特徴的だから探せば直ぐに正体が割れるだろうな
さて、スレを掻き回している荒らし野郎の正体は誰なのかな?
遂に明るみに出る時が来たな
896 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:28:11 ID:u8+0UaGU
>>894 ご勝手にどうぞ。絶対に見つからないけどねんwww
わざとらしい変換ってのはほとんど自覚してるもんだよ。
899 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:30:32 ID:Kjcvr9R3
今さら取り繕って言い訳したって無駄だ
必ず探し出してお前をこのスレから追放してやるよ
この荒らし野郎
901 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:32:05 ID:u8+0UaGU
>>899 はいはい捜索活動頑張ってね
やっちまったな
>>710 これは脅迫罪として訴えられたら確実に立件されるだけの脅し文句だぞ
特に「容赦しない」と「覚悟しておけ」は判例上も有罪になる可能性が高いな
論点は大量に付された「w」が、このレスがジョークだった証として認めてもらえるか否かだ
何にせよ、こういう事案は結局のところ被害者がどう感じたかが一番の問題になるしな
んなことはどうでもいい
大事なのは
打開策を探るため接点を持とうと手を差しのべてきた相手を
ここの住民がどのように扱ったか
が、はっきりと記録に残ってしまったってことだろうな
ウナギを無下に扱って戦術的に勝利したつもりでも、戦略的には大敗北だったと言える
ウナギを無下に扱って戦術的に勝利したつもりでも、戦略的には大敗北だったと言える(笑)
そんなんで脅迫になるなら
1万回以上悪禁になって
100回以上は逮捕されてるなw
悪禁要請するからとか
警察に通報するとか
おきまりの対抗煽り乙w
ひょっとしてリアル厨房っすかw
なんでここの住人バカばっかなんだ…orz
>>720 言われた途端に思い出したように一杯「w」をつけて・・・
相当ビビッたと見えるな
そんなのだからウナギに遊ばれるんだよ
723 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 04:40:01 ID:VbJ95LBs
>>722 リアルで殺すぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほんとどーでもいいわお前ら。
SSが投下されてねーんだから黙って待ってろや。
まあ、避難所にSSもどきが投稿されているから
ここはゴミを呼び寄せるのにはちょうどいいわw
ここまで転帰予報なし
雨の音まだー
冬の星空の続編マダー
いい法律だな
ゆとり完全駆逐じゃん
退屈
投下します。
「佑子さん……何でここに……?」
佑子さんへのこの質問に、本質的な意味はない。
この期に及んでまだ白を切ろうとしている見苦しい抵抗――時間稼ぎという目的の下に発せられた“もの”に過ぎない。
偏な俺のプライドが、言い訳しようのない事態を招いてしまった。
自尊心を持つことに対して、俺は否定どころか寧ろ肯定している。
もしそれを放棄したなら、“自分”を愛でる機会を無くし、ゆとりを失ってしまう。
そしてその先に待っているのは、操り人形に成り果て、アイデンティティーを失った非人間的日常。
捨てることによって人間性が薄れていくという点に於いて、思考は自尊心を濃密に含有しているのかもしれない。
だが、今は自己満足な論証ごっこをしている時ではない。
とにかく、傲慢へと先走りしないように注意してさえいれば、誇りは胸に秘めておくべきものなのだと思う。
この考えを曲げるつもりは露程もない。
そう明言は出来るのだが……正直、状況を弁えるべきではあったなとかなり後悔している。
理由はどうあれ、俺は彼女に嘘をついてしまった。
今になって冷静に考えてみれば、その行為の余りの愚かさに、過去を塗り潰したくなった。
より長く佑子さんと一緒に恋人としての生活を楽しみたいから、俺は数日間を勉強時間に割くことにした。
にも関わらず、どうして俺は佑子さんとの関係に亀裂が生じかねないようなことをしてしまったんだ。
本来の目的を達成する為の一つの手段に過ぎないことに執着して、肝心の本命を見失う――目的と手段を取り違えるだなんて愚の骨頂としか言い様のないことをまさか自分が犯すとは、全く以って不覚の一言。
「電話が話の途中で切れてしまったので」
俺が能動的に会話を拒絶したという裏切りに等しい事実を佑子さんに伝えたくない――だが、しなくてはならない。
少なくとも、ここから嘘を再三再四上塗りしていったところで、状況が好転することはあり得ないと言っていい。
佑子さんは、俺が出来る最もらしい言い訳の中の違和感を警察犬並の嗅覚で察知し、わざわざ追及までしに来たんだ。
そんな相手に対して、どんな口先の理由が通用するというのか。
それに何よりも――佑子さんの彼氏たる俺が、佑子さんの気持ちを無下になんて出来る筈がない。
佑子さんが俺を訪ねたのは、当然ながら俺との対話で生じた不審感を拭う為に違いない。
完璧な信頼関係が俺と佑子さんの間に築かれていないという事実がその行動にはあるが、そんなことは百も承知だ。
初対面から恋人に至るまでに要した時間は僅か二日で、しかも付き合い始めてから一週間と少ししか経過していないんだから、浅い関係なのは当然だ。
寧ろ佑子さんがそんな短期間で俺のことは全て理解した気でいたとしたら、逆に不気味だ。
今注目しなければならないのはそんなことではない。
佑子さんが俺との間の陰りを払拭しようと決断する為には、彼女自身が俺との繋がりを失いたくないと思っていなければならない。
つまり――佑子さんは今でも俺を好きだということだ。
未だに俺の心中に漂う女性不審症と、短い付き合い期間が、その当たり前の事実すら霞ませていた。
正直それに怯えていた節があるが、佑子さんの確固たる態度に勇気付けられた。
迷いはない。
全てを話そう。
今の俺に、そうすることが正しいという自信がある内に。
「佑子さん、俺……佑子さんに謝らなければならないことがあります」
「私に、ですか?」
「はい。俺、佑子さんに嘘つきました。しかも、滅茶苦茶格好悪い理由でです。許してくれるか分かりませんが、それでもこれ以上佑子さんを騙せません」
首を傾げている佑子さんの目を、俺は睨み付けるかのように離さないでいる。
視線を逸らすことで後ろめたいことがあるのかという疑いを掛けられることは避けたいし、これ以上佑子さんに不審感を募らせて欲しくないから。
俺なりの、小さな意地だ。
「仲川くんが私に嘘をついていたってことはショックです」
少しの間考え事に没頭していたからか、口を閉ざしていた佑子さんからの言葉は心に重いものだった。
だが、これで良い。
お互いが正直であることが出来ている今の状況こそが、俺たちが目指すべきものなのだから。
「でもこれから正直に話すというのは、嬉しいです」
佑子さんの笑顔が、俺の信じてきたことを全て肯定してくれたような気がした。
「その際には是非……」
「是非?」
だから……。
「彼女についてもしっかりお聞かせ下さい。ねぇ、佐藤さん?」
俺たちを二階から見下ろしている佐藤早苗を見つめる佑子さんの表情に、俺は心底驚いた。
素人目からでも分かる程の、愛想笑い……いや、これはそう呼べるものですらない。
愛想笑いにだってその場を凌ごうという意志は感じ取れる。
だが、佐藤早苗に視線を向けている佑子さんの表情からそんなものは微塵も伝わってこない。
笑顔の仮面をただ被っているだけ。
その目的が何か他の感情を隠す為なのか、はたまたまだ二回しか対面していない相手へのよそよそしさを払拭する為の牽制なのかはこの際どうでもいい。
問題は、佐藤早苗がこれをどう受け止めているかということだ。
彼氏という立場上美化フィルター越しにしか佑子さんを見れていないであろう俺ですら感じ取った違和感――彼氏だからこそ彼女の異変に気づいたという見方もあるが――を、何の変換能力も持っていない佐藤早苗が察知しない筈がない。
下手すれば、その違和感を不快感と誇張してしまっているとすら推量出来る。
元々佑子さんとの付き合いに対して何かと文句を垂れていたことも考慮すれば、十分有り得る事態だ。
そうなってしまったら、あのホワイトデーの翌日のような面倒ないざこざが起こりかねない。
それだけは避けたい。
その為には、とりあえず佐藤早苗の気を佑子さんから反らす。
この一番シンプルで簡単な方法を採ることに決めた。
雰囲気的に佑子さんの表情を変えさせるのが容易ではないことは分かるし、仮に出来たとしてもそうする際に佐藤早苗が佑子さんを見てしまう可能性があるから。
「佐藤!」
「わっ、びっくりした。何急に大声出してんの?」
さっき佑子さんに名指しされたのだから多少なりとも彼女に気が行った筈なのだが、佐藤早苗は特筆すべき挙動を見せない。
ただ――笑っているということを除いて。
それも佑子さんの作為感溢れるようなものではない、心の底からの笑顔のようだ。
そう推測するに至った最たる要因は、佑子さんとは違って目も笑っているからだ。
喜色満面を体言化したかのように、佐藤早苗の表情からは眩いばかりの光が放たれている……ような気がする。
少なくとも、佐藤早苗が不快感を覚えているようにはとても見えない。
それが逆に不気味でしょうがなかった。
大体「驚いた」って言うなら、もう少しそれらしい顔をしたらどうなんだよ……。
そう思いながら、さりげなく佑子さんの前に自分の立ち位置を変えておく。
「先に俺の部屋行っててくれ」
「うん、戻ってるね。なるべく早く、ね?」
「わかったよ」
踵を返す佐藤早苗を確認して、自然と溜息が漏れた。
佑子さんへと目を向けてみると、笑みで返事をしてくれた。
それは先程までの佑子さんの作り物臭いものでもなく、佐藤早苗の甘ったるいものでもない、俺の好意の居場所そのもので、今度こそ本当に俺は胸を撫で下ろせた。
「佑子さんにちゃんと説明してあげてね。仲川、わかった?」
一瞬心臓が止まるかと思った。
佑子さんの笑顔に心が和んでいたから、余計に今の佐藤早苗の不意打ちに驚いてしまったのだろう。
一瞬静止したかとすら思われた心臓は既に暴れまくっていて、はっきりと冷静さを失いかけていることを実感出来る。
逸る気持ちと説明不可能な恐怖とが激突して、体が硬直している。
指一本動かしたらその隙に殺されるんじゃないかという被害妄想に心が囚われている。
そんなことあり得る訳がないと確信しているにも関わらずだ。
子供の頃にも似たような経験はした。
“横断歩道で白線以外を踏むと落ちる”とか、“家まで一つの小石を蹴り続けられなければ死ぬ”なんていう下らないゲームのことだ。
確かにあの時もある種の催眠状態に陥っていたと言って良いだろう。
だけど、今と決定的に違うことがある。
そしてそれこそが一番の問題なのだ。
――自覚の有無。
ガキの頃の他愛もない遊びは、完全に信じていることを前提に行われていた。
当時の俺の世界では、白線以外を踏めば本当に落ちるし、石を家まで運べなかっただけで死ぬ。
そんなことは青二才の一言で済ませてしまえる。
しかし、今はどうだ。
まさか俺は自分が四六時中誰かに命を狙われているなんて考える程頭の螺が何本も外れている訳ではない。
なのに頭で理解していても、現在の心中は深遠な不安に覆い尽くされている。
つまり今の俺は、本能を抑えるだけの理性を持ちながらも、その能力をほとんど発揮出来ずにいるのだ。
この状況を端的に表現するなら、「狂っている」が相応しい。
理性の傍観と本能の暴走を許してしまっている無防備な状態に俺はある。
このままでは、本能に――恐怖に飲み込まれる。
そう感じた時には既に俺は振り返っていた。
さっきまで自分ルールによって拘束されていたことが嘘のように、俺の肉体は簡単に動いてくれた。
このことは、今の俺の狂気性を如実に示している。
何故ならそこには、“動くな”という本能と、それが引き起こす恐怖の実感から来る“動け”という逃避的本能が混在しているからだ。
理性で処理し切れていないことで、様々な本能が俺の中を縦横無尽に交錯している。
抑え切れない程に膨張していく自分という存在を垂れ流したまま、視線の先に佐藤早苗の姿を捉えた。
俺の言葉通りに、佐藤早苗は俺たちに背を向けて歩き出していた。
その後姿に何ら異変はないし、その足取りも至って普通と言っていいだろう。
――だから、怖い。
小刻みに震える足を止めることが出来ないのは、先程の佐藤早苗の声を聞いたからだということは疑いようがない。
何故佐藤早苗の声なんかに怯えているのかは定かではない。
単にびっくりしただけなのか、それとも未だに微かに残っている女性不信が引き起こしたことなのか――いずれにせよ、理性が介入出来ない世界の話だ。
とは言っても、佐藤早苗の声の中に俺が心の奥底で恐怖する何かがあったのは確実だ。
この部分的異常が示すことはつまり――あくまでも俺の推測だが――佐藤早苗も不安定な状況下にあるということ。
佐藤早苗から漂う、挙動からは決して確認出来ない雰囲気とでも言うべき曖昧なものが、俺を震えるほどの不安に駆り立てているのだ。
勿論俺がただそう感じているだけだという可能性も十分に有り得る。
だが、そんな結論で終わりにしてしまってもいいのだろうか?
今、この場には、“おかしい”人間が二人もいる。
だったら、佐藤早苗に“おかしさ”は伝播していないと言い切れるのか?。
それとも――。
「……仲川くん?」
振り向くと、佑子さんが居心地悪そうに目線を右往左往させていた。
落ち着きなく不揃いに動いている指先が可愛らしい。
うん、本当に好きな人のことなら枝葉末節まで愛せるものなんだろうね。
「すみません、ボーっとしちゃって。お構いなく上がっちゃって下さい。大した場所じゃないんで」
「いえ、仲川くんと一緒のところならどこでも問題ありませんよ」
佑子さんは靴を脱いで家に上がった後、しゃがみこんでわざわざ靴の向きを直した。
家に上がるだけなのにこんなことをするとこに、お嬢様の片鱗が見受けられる。
悪いとは思うが、やっぱり佐藤早苗と比べると……ねぇ……。
いや佐藤、お前が悪いんじゃないんだよ。
罪深きは、こんな仕草でですら俺の心を魅了してしまう可憐なる佑子さんなんだから。
あぁもう、佑子さん最高。
「これはご丁寧にどうも」
当然こんな気持ち悪いこと口が裂けても言えないがな。
「まさか、こんなに早く実際に見ることになるとは思っていませんでしたよ。仲川くんの部屋を」
「俺の部屋なんて没個性もいいところですよ。幻滅しても知りませんよ?」
「まさか、ふふ……」
今の俺たちって凄く恋人らしい会話してないか、客観的に見て。
ちょっと期待混じりに姉に目配せしてみる。
俺の視線の意図に気付いたのか、一瞬考え事をするように顔をしかめた後、姉がゆっくりと近付いてきた。
そして肩をポンと置くかのように弱く叩くと、薄気味悪いニヤケ顔をこちらに晒してきた。
時差ボケしているのかと問いたくなる服装も相俟って、無茶苦茶だらしない。
「ま、頑張りな。姉として、色々な意味で応援しとくからさ」
そんな意味不明なこと言っても、その格好じゃ全然締まってないぞ。
そう言ってやろうか迷っていると、姉は俺の横を通り抜けていってしまった。
何だか物足りないが、とりあえず今はいいか。
優先度でいったら姉と佑子さんじゃ勝負にならないし。
「そんじゃ佑子さん、案内します。案内するなんて言う程広くはないんですけどね」
「お邪魔しますね」
佑子さんを先導しながら、そろそろ気を引き締めないとなと頬を両手で軽く二回叩く。
こんな和やかに佑子さんとの時間を楽しんでいるけど、これから俺は謝らなきゃいけないんだ。
今後も佑子さんとこうして笑い合う為には、清算しなければいけないことがあるから。
ここが男としての、佑子さんの彼氏としての正念場だぞ、仲川信悟ッ!
「何々!? 信悟もとうとう彼女持ち?」
「それがね母さん、そう単純じゃないみたいでね……」
「昼ドラ? まさか昼ドラ的展開なの!? 母さんそういうの大好物よ!」
……だから、後ろの雑音は無視しておこう。
階段を上がり自分部屋の前に着き、無遠慮にドアノブを捻ろうとしたところで一旦思い留まる。
そういえば、このドアの向こうには佐藤早苗がいるんだった。
いくら自分の部屋とはいえ、中に人がいるんだったら一応は礼儀を示さなきゃならないよな。
別に佑子さんが見てるから点数稼ぎしたいとかそういう邪まな感情は抜きにして……ね。
何気なく首を回して後ろで佑子さんがこちらを見ていることを確かめると、俺は自分の部屋のドアにノックを二回する。
「佐藤、入るぞ」
「ちょっと待って仲川ッ!」
ドア越しに聞こえてきた予想外の言葉と反応に、少々虚を衝かれてしまった。
まさか一時的に自分の部屋への入出禁止を食らうことになろうとは。
しかし冷静に考えれば佐藤早苗だって女の子なんだから、何か見られたくないものがあっても不思議じゃない。
俺だって見られたくない物の隠蔽の為に佑子さんに嘘をついて今に至るんだから、他人のこと言える立場じゃないさ。
……でも、くどいけどここって俺の部屋だよね?
佐藤早苗自身の部屋ならいざ知らず、彼女にとっては他人である俺の部屋で取り繕う必要のあるものなんて思いつきもしない。
中で立っている慌しさを物語る物音に困惑しつつ、もう一度佑子さんの方を盗み見してみる。
佑子さんは絶賛笑顔開放中な訳なんだが、彼氏としてはあまり彼女を待たせたくない。
それも自分の部屋の前でって……こんな稀有な体験今後あるんだろうか。
出来ることなら御免願いたいが。
「もういいか?」
「後もうちょい!」
何がもうちょいだよお前……。
もし佑子さんが本当は苛立っていて、最終的に痺れを切らしてしまったら今の俺じゃ抵抗なんて出来ないぞ。
ただでさえ見た目とは裏腹に俺たちの関係は綱渡り状態なんだ。
頼みますよ佐藤さん。
「もういいよ仲川!」
かくれんぼでもしている気でいるのかと疑いたくなる返事が来た。
実際の時間としては十数秒しか経過していないんだろうが、かなりお預けされたような気がしてならない。
駄目だ、こんなことで神経磨り減らしていたら佑子さんとの関係を修復するなんて叶わない。
気合を入れる為にドアノブを潰そうとするかのように強く握り締めた。
勿論四十キロしかないような俺の握力じゃびくともしないんだが、そんなことはどうでもいい。
とにかく、ここからは多分俺が一生で一番意味を込めるであろう謝罪の時間が待っている。
絶対に成功させてみせるっ!
心の中でそう叫んだ後、俺はゆっくり且つ力強くドアを開けた。
「ここが生の仲川くんの部屋……!」
中々に恥ずかしいがそれ以上に――俺の傲慢かもしれないが――心から喜んでいるように弾んでいる佑子さんの声が嬉しかった。
とは言うものの、一般的水準を重なっていく可も不可もない俺の部屋に対してこんな感想をくれたのは佑子さんが初めてだ。
佐藤早苗も同じようなことを言っていた気がするが、あれはただ驚いた拍子に漏れたって感じだったしな。
「仲川ごめんね、待たしちゃって。はは」
斜め横を向くと、笑いながら何故か正座している佐藤早苗の姿があった。
本当にお前の行動と存在は謎そのものだな。
まぁさっきまでに比べれば、今の佐藤早苗にめぼしい様子はない。
そのことに一安心しながら、ベッドの方に手を差し伸べる。
「座布団ないんで、どうぞあちらに。佐藤もベッドに座って」
二人にそれぞれ視線を送る。
正座していた佐藤早苗は相変わらず笑いながらすっと立ち上がった。
一方の佑子さんはというと、俺のベッドを凝視している。
眼鏡忘れた奴が黒板を見るときのように目を細めているその様子は、一見すると睨み付けているようにすら見えてしまう。
脳裏に先程佑子さんが佐藤早苗を見ていた時の光景が過ぎったが、すぐにそれを掻き消した。
深く考えたら、良くない結論が待ち伏せしていそうな気がしてならなかったから。
やがて佑子さんは俺のベッドから視線を外すと、何を思ったかその辺の絨毯が敷いてあるだけの床に座り込んだ。
座るまでには目では確認し切れなかった程細かな動きがあったが、今はそんなことはどうでもいい。
「佑子さん、そこは……」
「あんな綺麗なベッドには、座れません」
褒められている筈なのにそうされた気が全くしない言い方でそう発した後、佑子さんは身体一つ分横に移動した。
俺のベッドは綺麗なんかじゃないとツッこむ間もない程迷いのない速さだった。
「私の隣は、仲川くんだけですから。ね?」
そんな殺人スマイルでそんなこと言われると何も言えなくなってしまう訳で。
俺はフリスビーを追い掛ける犬のように一目散に佑子さんの隣を陣取った。
「失礼します」
これから謝るって時にこの近距離はふざけているって思われるのか少々不安だが、一生懸命さは存分に伝わるだろう。
それに中途半端に離れているよりも、ここなら勢いで押し倒せそうな気がする。
勿論真面目にするつもりだからそんな気はないんだが、手は幾つもあった方がいいだろう。
あくまでも念の為だ。
右耳に佑子さんの呼吸を感じながら、落ち着く為に深呼吸しながら部屋を見渡す。
「……」
あれ、何でお前がそこにいるんだ?
「佐藤」
「……何?」
「俺の左側になんかいて、むさ苦しくないか?」
「右側の人は全然余裕そうだけど」
俺と佑子さんとの距離をそのまま俺から置いた位置に座っている佐藤早苗が、佑子さんを一瞥した後、鋭い眼光で俺を見つめてきた。
いや、それは佑子さんは俺の彼女なんだから、嫌な顔されたらいくらなんでも傷付くよ。
しかも佑子さんから誘導してきたんだし、別に……そんなことしてたか彼女?
確かに身体一つ分横に動いていたけど、もしかしてあれは単に座り心地が悪かったから少し移動しただけだったりして……。
だとしたら、今の俺ってもしかしなくても壮絶に気持ち悪過ぎるよね。
さっきの佑子さんの台詞を深読みして、明らかに行き過ぎた行動を取ってしまっているよな。
これって結構なマイナスポイントになっちゃうよね、絶対に……。
申し訳なさから、俺は瞬時に手で体を滑らせてさっきまでの距離は保ったまま佑子さんと向かい合った。
今の佑子さんの表情を伺ってこの行動の正否を確かめようかと思ったが、ふと思った
――これは謝罪のチャンスだ。
俺はただ位置を変えただけだ。
だが、きっかけなんてものは些細なものでいい。
きっかけから謝罪に至るまでの流れが重要なんだ。
何もないところから唐突に謝られても、その唐突さに意識が持っていかれて誠実さは上手く伝わらない。
どんなことでもいいから、謝罪しても不自然ではないと思えるような下地が必要だ。
今俺はそれを偶然にも捕まえることが出来た。
作為感ゼロのそれを踏み台にすれば、佑子さんに与える違和感も限りなくゼロに近付けることが出来る筈。
今しかない!
決断すると、俺は一瞬で佑子さんに向かって土下座した。
「ごめんなさい!
佑子さんを繋ぎ止めたいと願う今の俺では下手に順序良く説明しようとしたら言い訳まがいなことを口にしてしまうかもしれないんでこのまま聞いていて下さい!
お願いします!」
「え!? は、はい……どうぞ……」
見事に引かれているようだけど、お許しは出た。
不必要な物事で散らかっている頭の中を一旦真っ白にする。
これで余計なことは言わずに済む。
「俺って奴は不覚にも学年末試験をほとんど事前準備なしで臨んでしまって見事に打ちのめされてしまった訳ですよ。
早い話が赤点のバーゲンセールを展開してしまったってことです。
そんでその赤点を取った時についてくるおまけってのがいわゆる補習課題って奴でして、これが俺にとってでかいんですよ!
チョコレートウエハースに付いてくるカードのおまけだけ欲しがる子供っているじゃないですか?
それとベクトルは違えど似たような心境で、とにかくこいつに気を取られちまってどうしようもないんです。
こんな蟠りを残したままじゃ佑子さんと会ってもつまらない思いさせてしまいそうで、それが気掛かりでっ!
だから俺と同じ境遇の佐藤と一緒にやってさっさと片付けちゃおうって話になったんですよ。
その時佑子さんから電話が掛かってきて、このことを追及してきましたよね?
素直に本当のこと言うべきだったんですけど、佑子さんに馬鹿さを露呈したくないと俺は咄嗟に宿題なんて嘘ついっちゃったんですよ。
つまり結論を言いますと、これは俺のガラスのプライドがもたらしたアホらしい事件だったということで本当にすいませんでした!」
……噛まずに言い切れた。
内容はともかくとして、頼る予定はなかった勢いでごり押しした感があるのは心残りだ。
それでも、やれるだけのことはやった。
後はもう人事を尽くし天命を待つって奴だ。
俺は土下座の格好のまま、神頼みを何度も繰り返す。
格好が格好なだけに神も哀れに思って見捨てないかもしれない。
いや、“かも”なんて希望的憶測じゃ幸せは手繰り寄せられない。
一生分の幸運使ってもいいからもう一度だけ心から叫ぶ。
お願いですから俺と佑子さんを引き剥がさないで下さいっ!!
「それってつまり……」
佑子さんの言葉が今はとても怖い。
聞きたいけど聞きたくないというジレンマを久しぶりに味わう。
それでも俺の中の天秤はあくまで「聞く」方へと傾いていた。
今の俺の心境は未来への希望を捨てた玉砕覚悟――つまりは諦めに近い。
やり切ったことに自己満足しているのではなく、これだけの前提を与えられた上での佑子さんの決定を尊重したいという純粋な気持ち。
佑子さんの彼氏としての意地なんだろう。
「凄く驕った言い方になって申し訳ないんですが……」
もう心の準備は出来ている。
どんな言葉が来ても、今の俺なら多分笑い返すことが出来る。
下を向いたまま、怯えを顕著に示している震える指先を無視して、佑子さんの言葉を聞くことだけに集中する。
幸いにも度を超えた緊張のおかげで、制御不能だった心臓は今は静まっていて、邪魔するものは何もない。
……佑子さん……。
「私に嫌われたくないから、あんな嘘を吐いたってことですか?」
「はい」
さっき心の内を思う存分言い切ってしまったので、ボキャブラリーの貧困な回答しか出来ていない自分が情けない。
もう少し気の利いた言葉もあったろうに、こんな捻りもないことをぶっきら棒に言ってしまうとは。
ただこの余裕のなさは俺が全力を出し切ったことの証であり、それだけが今の俺にとっての救いだった。
「……分かっていたんですよ」
「何を?」
「仲川くんが私を嫌うなんてことは有り得ないって」
佑子さんの今の言葉は先程の発言よりよっぽど傲慢な言い草である筈なのに、全くそう感じさせないのが凄い。
実際佑子さんの言う通りだからかもしれないが、俺の心を全て見通しているのかと疑ってしまう程に説得力がある。
こんな人をを騙そうとしていたなんて、改めて自分の馬鹿さを呪う他なかった。
「だから今回の嘘の件に関して、私は仲川くんを注意する気でここに来ました。嫌われたくない相手に嫌われるようなことするなんて変ですからね」
一番痛いところを突かれた。
頭の悪さを知られたくないからしたことだったのに、結局はこの様だ。
だけどこれが佑子さんへの報いで、そして僅かながらでも嘘を吐いたことに対する償いになるならもっと非難してくれて構わない。
愚かさは体臭みたいなもので、自分では中々気付けないからな。
「でも……気付いちゃいました」
「何に?」
「仲川くんより私の方がもっと変だってことに」
佑子さんは何を言っているんだ?
「だって私……嬉しいんです」
また反射的に意味の薄い問い掛けが漏れそうになったが、その出だしが佑子さんの言葉と重なって掻き消された。
そして自分の耳を疑う。
学校の聴覚検査はいつも異常なしだし、耳掃除は毎日してるし、何の問題もないことは確かだ。
さて、佑子さんは今何と言った?
……佑子さんの言葉を反芻する。
段々と芯から体が熱を帯びていく感覚がはっきりと理解出来る。
「嘘吐かれたんですから本当なら怒るべきところなのに、仲川くんが私に嫌われたくない一心でやったことって分かったら、どうでもよくなっちゃいました」
「それって……」
「どうやら、仲川くんが私を好きな以上に、私は仲川くんを愛しているようです」
辛抱堪らず俺は顔を上げた。
目の前には、いつものように笑っている佑子さんが――愚かな俺の罪を慈悲深い心で許してくれた俺だけの彼女がいる。
そうか、佑子さんは常に素だったんだ。
真剣に且つ全力で俺と向き合ってくれていたんだ。
そうでなければ、“いつも”こんな屈折のない笑顔を浮かべられる訳がない。
それなのに俺ときたら、女々しく隠し事なんかしようとしていたなんて……。
目頭が熱くなる。
視界がぼやけていく。
「仲川くん、泣いているんですか?」
「佑子さんが泣かしたんですよ。……格好悪いですね、俺」
佑子さんと別れずに済んだという安心感と、彼女の優しさを再認識したことで生じた愛おしさとで、俺の涙腺は完全に決壊してしまった。
一度緩んだそれを締め直すなんて出来る筈もなく、俺は頬に伝う涙を隠さずに佑子さんを見つめ続けている。
客観的に見れば男らしさの欠片もない光景に違いない。
でも、もう誰に何を言われようともどうでもいい。
プライドは既に粉々に打ち砕いてくれてしまったし、そもそも格好悪いなんてことを気にしている余裕もない。
今はただホッとしている。
佑子さんを――こんなに素敵な人を失わずに済んだことに、心から安堵している。
「それじゃあ、これは仲川くんを泣かせてしまったことへの贖罪とお受け取り下さい」
そう言うと佑子さんは膝立ちのまま数歩歩み寄り、俺の身体を抱きしめてきた。
本来ならきっと頭が沸騰する程に恥ずかしくて嬉しいことなんだろうが、今佑子さんの腕の中で俺は心地良さを感じている。
正直抱擁は肉欲を美化したもの位に捉えていたが、佑子さんのそれはもっと高尚な気がする。
首に回された細い腕の白さも、若干押し付けられている感のある胸も、綺麗な黒髪から漂ういい匂いも、全てが俺を穏やかな気持ちにしてくれている。
この感覚は、幼少の頃に母親に抱っこされている時のそれに似ている。
異性に抱く一般的な好意とは違った、異性という枠を逸脱した純粋な“人”への愛情。
勿論前者と後者の間には共に相手との繋がりを求めるという点に於いて、善と悪といった違いは存在しない。
俺だってバレンタインから一ヶ月もの間、佐藤早苗という一人の女子に前者のような熱情を抱いて悶々としていた。
あの時の胸が痛くなる程に燃え上がっていた想いは、恋をしていたという否定しようもない証である。
同様に、今俺の胸中で燻っている後者のような安らぎも間違いなく恋愛感情だ。
ただ二つの間の差異を挙げるなら、それはどれだけ情熱的であるかということ。
同時にこの相違は、どれだけ信頼し合っているかということにも通じる。
そう、積極的に相互理解を求め合う前者とは異なり、後者には「確かめる」必要性が皆無だ。
そして、その前提には絶対的な信頼関係が必須。
信頼による安心した関係――これこそが、一度失恋を経験した俺が求めていた最たるもの。
「やっと気付けましたよ、佑子さん」
「何にですか」
「佑子さんが俺のことをずっと好きでい続けてくれていたってことにです」
こんな恥ずかしい台詞も平気で言える。
佑子さんを優しく抱きしめ返しながら、俺は幸せを噛み締めた。
「これからも、仲川くんの彼女は私だけですよ」
佑子さんの言葉に答える代わりにもっと強く抱きしめた。
もっと、もっと……。
「いい加減にしてくんない? キモい」
冷たい声。
さっきまでの幸せな時間を夢だと否定しているのかと疑ってしまうほどに、そこに思いやりは欠片も感じられなかった。
現実の厳しさを主張してでもいるのかと問い掛けたくなるその声を発した人物を、俺は一瞬で理解した。
不快感のせいで緩慢にならざるを得ない動きで、首を若干右に回した。
予想通り、佐藤早苗はその端麗な顔を露骨に歪めてこちらを睨みつけていた。
握り締められている両の拳がしきりに震えているのは、怒っているということなのだろうか?
「あたしは課題終わらせにきたのよ。あんたのそんなベタベタのヘラヘラの姿を見にきたんじゃない!」
「怒鳴ることないだろ? お前がいるのにちょっとこっちの話が行き過ぎちゃったけどさ」
「“こっち”の話ってどういうことよっ!?」
突然立ち上がって息を荒げている佐藤早苗を前に、さっきまでの穏やかな気分が完全に萎えてしまった。
いや、寧ろ再び部屋に来るまでの緊張状態が蘇ってしまったと言っていい。
あの時とは違い今は明確に敵意を向けられているから恐怖はないが、その分俺は明瞭な不条理さを覚えている。
正直佐藤早苗がここまで怒っている理由が分からない。
そりゃ俺だって別の恋人同士がイチャついているようなところを見せられても反応に困るさ。
だけどここまで苛立つこともないだろうし、ましてそれを露わにするなんてどうかしている。
それとも佐藤早苗の言う通り、さっきまでの俺って想像を絶する程気持ち悪かったのか?
確かにあんな臭い台詞を聞いたら身の毛も弥立つのかもしれないけどさ、俺にどうしろっていうんだよ……。
「ごめん」
「何に謝ってんのよ?」
「もしかしたら俺の言動がお前に吐き気を催させてしまったのかもしれないから、それに対して」
「そんなことどうでもいいっ!!」
唯一の可能性の余地も捻り潰されてしまった。
徐々に自分を取り巻いている状況が分からなくなっている。
お前は何が言いたいんだよ、佐藤早苗?
「“こっち”って何よ? 随分と他校の生徒と親しげなようね。そういう言い方、気に入らない」
「言っている意味がわかんねぇよ。てか俺と佑子さんはだな――」
「うるさいっ!!!!」
佐藤早苗の怒号が、静寂の幕開けを告げた。
俺と佑子さんで築いていた穏やかなものでもなく、佐藤早苗が一方的に作り上げた騒がしいものでもない、ただ気まずいだけの空気が漂う。
発言することが悪だとでも言わんばかりの張り詰めた雰囲気が俺の部屋を支配している。
教師に怒鳴られた後の教室みたいだ。
誰もが他の人間がいつかこの状況を打開してくれることに期待して、あるいは時間の経過による状況の好転を望んで黙秘権を乱用している空間。
こんなところで誰が臆面もなく言葉を発せるというのか。
もし何かアクションを起こせばそれだけで全ての罪を擦り付けられてしまうという危機感があるのだから。
そうでなくてもさっきから俺は佐藤早苗に何故か責められ続けていた。
そんな俺に出来ることなんてある筈がない。
もしかしたら本当に自分に落ち度があったのかもしれないのに他人の叱咤を不条理だと決め付けそれを言い訳にしていることに自己嫌悪が走る。
それが個人的沈黙に拍車を掛ける。
最早俺は発言権を奪われたも同然。
時計の秒針が動く音を感じ取りながら、何かを待つだけのただの受動者に成り果てている。
情けない……。
「私と仲川くんは恋人同士なんですから、当然ですよ」
もうしばらく続くだろうと思われていた無言の叱責の時間は、意外にも早く打ち止めとなった。
まさかと思って左に目をやる。
さっきまで俺だけに注いでいた視線を今は佐藤早苗に向けている佑子さんがいた。
その発言の裏付けとしてか、彼女の口の端は上がっていて自信を如実に感じさせた。
何だか、凄く好戦的な笑顔に見える。
そんな佑子さんも可愛いけどさ。
「ごめんなさい佑子さん。これはあたしと仲川の問題だから」
「だから?」
「……皆まで言わせないで下さい。とにかくあたしは仲川に勉強を――」
「勉強? 佐藤さん、あなたが? 仲川くんに?」
無表情に佑子さんをあしらおうとしている佐藤早苗の発言に、佑子さんは驚きの色を含んだ声で答えた。
言外に「有り得ない」という言葉が読み取れそうなその声に、今度は俺が驚いた。
佑子さんの佐藤早苗への態度は少々行き過ぎている気がする。
「失礼ですけど、仲川くんの話を聞く限りではあなたの成績は芳しくなかったようで」
「……だったら何? だから一緒に勉強して高め合うのよ」
「本気で言っているんですか?」
佑子さんの語調は露骨に佐藤早苗を蔑んでいる感じで、今にも嘲笑が聞こえてきてもおかしくない程である。
凄く嫌な予感が胸の中で沸々と湧き上がる。
佐藤早苗のいつでも準備万端と言わんばかりに固められた拳と、佑子さんのかつてない程自信に満ち溢れた態度が、俺の中の焦燥をかきたてる。
マズい、このままではかなり宜しくない展開になりかねない。
止めないと、二人を。
「どんなに“−”を足しても“−”にしかなりません。“−”にはそれを相殺出来る“+”の支えが必要なんです。わかります?」
俺が危機感を覚えた時には、佑子さんは点火済みの爆弾を佐藤早苗に放り投げてしまっていた。
ただの傍観者の立場から見ても今が一触即発の状態になってしまったことは理解出来る。
佑子さんの言わんとしていることを、俺が理解しているのに佐藤早苗が理解していない筈がない。
その証拠に先程までの佐藤早苗の無表情は既に崩れ、俺に向けていた敵意剥き出しの面構えへと変わっていた。
俺と佐藤早苗との問題に佑子さんを巻き込む訳にはいかない。
佑子さんの彼氏だからとかいうことを抜きに、一人の人間として最低限の倫理は貫き通したい。
「佑子さん――」
「仲川くん、ちょっといいですか?」
無視された。
それだけで今が本当に抜差しならない状況であることが分かる。
自省するフリをして逃避したがっている本音を必死に押さえ込んで、何でもいいからものを言おうとする。
だが、口から漏れるのは湿っぽい息だけ。
俺は今の佑子さんみたいに、あからさまな敵意を向けられることを恐れている。
畜生、俺はこんなに臆病者だったのかよ……。
「仲川くんは、普段あのベッドの上で何か作業したりするんですか?」
自らの弱さに打ちひしがれている俺は、力ない瞳で佑子さんが指差した方向を見る。
その先にあるのは、綺麗に整えられた俺のベッドだけだ。
「そうですよ」
深く考えた上での発言を否定されることで人格をも否定されることを恐れた俺は、ほとんど反射的に返答をした。
「だそうですよ、佐藤さん?」
佑子さんは得意そうに佐藤早苗に投げ掛けた。
佐藤早苗に俺が普段ベッドの上で作業しているというその事実を伝えることに意味なんてないと俺は思っていた。
だが、恐る恐る覗き込んだ佐藤早苗の顔は驚くことに青ざめていた。
「仲川……ごめん。あたし帰るわ」
急過ぎる。
話に全くついていけず呆然としている俺をよそに、佐藤早苗は自分の鞄を持ってそそくさと部屋のドアへと早足で向かった。
ドアの目の前で立ち止まると、体を百八十度回転してこちらに向き直った。
「今日は本当にごめん。取り乱しちゃって」
「あ、あぁ……うん」
状況を全然把握出来ていない俺には、愛想笑いと曖昧な返事をする位が関の山であった。
それでも佐藤早苗はさっきまでの怯えたようなものでなく、少しだけ柔らかい表情を見せてくれた。
「それじゃ。これで……」
そう言い残すと、佐藤早苗は静かにドアを開けて俺の部屋から出て行った。
取り残された感バリバリの俺の隣では、いつものように笑っている佑子さんがいるだけだ。
さっきまでの好戦的表情はなりを潜め、若干お嬢様の気品溢れる以外は普通の女の子の顔になっている。
どうやらさっきまでの目に見えぬ争いは、いつの間にか終結していたらしい。
とりあえずさっきまでの状況を整理してみると、佐藤早苗が怒って、佑子さんが油に火を注いで、突然佐藤早苗が青ざめて終わり。
見事なまでに支離滅裂だ。
前後を繋ぐものが何一つない、バラバラの事柄を無理矢理ひっつけただけの展開だ。
結局どういうことだったんだよ……。
「ごめんなさい。仲川くん、私も用事があるのでこれで失礼します」
「そうですか」
ま、佑子さんの笑顔が見れたんだし、もういいか。
済んだことだし、とりあえず佐藤早苗とも喧嘩したままって訳じゃない。
しこりは若干残るかもしれないが、友達なんだしすぐに元通りになるさ。
後は、少しだけ佑子さんに注意を促すだけだ。
今日の佐藤早苗への挑発的態度は、幾ら彼氏といえども見逃せないものがある。
安全が保障された途端に強気になる辺り、やっぱり俺はまだまだ男として出来てないな。
それでも俺と佑子さんは切れない信頼関係で結ばれている筈だから、焦る必要はない。
いつか俺も佑子さんと同じように“+”になれるように努力すればいい。
「佑子さん、俺は自分の友達と佑子さんに仲良くなって欲しいとは思っていません。でも、少なくとも犬猿の仲っていうのは避けたい」
「佐藤さんのことですか?」
「はい。ちょっと今日は佐藤を馬鹿にし過ぎだったかと思います」
「そう仲川くんが受け取られたなら、申し訳ありませんでした。今度、佐藤さんにも謝ります」
「それでいいです」
気持ち良い位に会話の流れがスムーズだ。
やっぱり俺と佑子さんって相性が抜群なのかもしれないな。
こんな風に自惚れるのも仕方ないと思える程に、佑子さんとの会話は心が安らぐ。
「ただ、一つ誤解されていると思いますが、私は別に佐藤さんを馬鹿にしたつもりはないんですよ」
「え? あの“+”“−”がどうのこうのって話のことですよ?」
「はい。あれは単に、年齢的なことを言っただけです」
「年齢?」
「私の方が仲川くんと佐藤さんより一つ年が上ですから、その分知識量は多いのは当然ってそれだけのことなんです」
あ、そういうことだったんですか……何が一つ上ですって?
「あの……失礼ですが、学年は次の始業式で高二になるんですよね……?」
「いえ、高三で受験生になります」
ということは……。
「佑子さんって、先輩だったんですか!?」
「そういうことになりますね、後輩くん。誤解が解けて良かったです」
何と、俺が今お付き合いさせて頂いている女性は、俺より一つ年上だったらしい。
確かに佑子さんと会う機会が少なかったとはいえ、見た目だけで同級生と決め付ける俺って……。
何だか佑子さんがより俺なんかには勿体無い存在になった気がした。
というか年齢も確認せずに付き合いを申し込んだ俺って、相当行き当たりばったりな男なんだな。
行動的という風に良解釈しておこうとは思うが。
「それでは仲川くん、また会いましょう」
「はい、それじゃ……あっ!!」
佑子さんについて知らないことはまだまだ沢山あるが、絶対に聞いておかなければならないことがあった。
「俺の名前は仲川信悟っていいます、佑子さん!」
これ一つ知ることで、新密度はグッと上がるような気がする。
佑子さんは俺の言葉を吟味するように数秒目を閉じて、やがて俺の意図したことを理解したのか、微笑を浮かべた。
「今井佑子といいます。以後、お見知りおきを」
今井佑子さん――俺の生まれて初めての彼女で、きっと一生を添い遂げるであろう女性。
俺は彼女に出来得る限りの笑顔を向けた。
―――――――――――――――――――――――――
あんなに格好良い仲川くんを見ることが出来るなんて……!
私は世界で一番の幸せ者に違いありません。
それに、まだ残っている仲川くんの匂いと感触……。
まさかこんなに早く関係を進展させられるなんて、正直嬉しい誤算でしたね。
その立役者を、今私は探しています。
「そこに隠れているんですか?」
仲川くんの家を出て右手にある電柱が怪しいと踏んで、そこに向かって声を掛けました。
返答はありません。
そこにいようがいまいが当然の反応だとは思いますが、もしいるのだしたら正直頭の悪い対応だと思います。
だって――。
「どうせ私はそちらに向かいます。いるのだとしたら、隠れようとして私に見つけられるのは屈辱だと思いませんか?」
少し挑発してみると案の定、電柱から出てきました。
やっぱり馬鹿ですね。
「……」
「佐藤さん、忘れ物ですよ」
俯いている佐藤さん目掛けて、仲川くんが貰ったのと同じ課題が入った紙袋を投げつけました。
紙袋から数冊のテキストが道路に散らかりました。
佐藤さんは一瞬それに目をくれた後、すぐに私に憎しみを込めた視線を射してきます。
「その様子ですと、やっぱり私が出て行った後それをダシに仲川くんの家に上がろうとしていたようですね」
馬鹿の割に悪知恵だけは働く辺り、典型的な恋する女子って奴ですね。
本当に醜い。
でも、馬鹿とはいっても馬鹿の中でも上級の馬鹿だとは認めていますから安心して下さい。
「ベッドにこべりついていた仲川くんの匂いの感想、聞かせて貰えます?」
「っ!」
「そんなに露骨に慌てなくても大丈夫ですよ。どうせ仲川くんに言うつもりはさらさらありませんから」
普段ベッドで作業していると仲川くんは言いました。
だったら、ベッドは多少なりともたるんでいたり皺がよっていたりするのが普通。
にも関わらず、今日見た仲川くんのベッドはいつもとは違い使用人でもいるのかと思うほど綺麗になっていました。
このことと、仲川くんの部屋に入る時の佐藤さんの慌て様から察するに――。
「仲川くんのベッドで一人で戯れている時に突然やって来られて、慌ててベッドを直したなんてこと」
だけど、冷静じゃなかったが為に、佐藤さんは不自然に綺麗にし過ぎてしまったってところでしょう。
中途半端に頭が回るから、重大なところを見落とすんですよ。
まぁ、馬鹿につける薬はありませんがね。
「それに、私はもっと身近に仲川くんを感じることが出来ますから」
あ、今佐藤さん物凄く女の顔しています。
仲川くんにはとても見せられないような、歪んだ表情を。
せっかくの美貌が台無しですよ、佐藤さん。
それじゃ頭が空っぽの男も寄ってきませんよ?
「後、仲川くん、あなたのこと心配していましたよ。『友達だから仲悪くなって欲しくない』ってね。ごめんなさい」
それだけ言ったので、私は踵を返します。
「あなたは“友達”って立場でも仲川くんにすがりたいんですよね」
本当は私を引き摺り下ろしてでも仲川くんと相思相愛になりたいんでしょうに。
私がベッドのことを仲川くんに仄めかした時の慌て様から考えるに、佐藤さん、あなたは酷く臆病な人間なようですね。
そんな覚悟の人に、仲川くんを取られるとは毛頭思っていませんから。
だから、安心して下さい。
別にあなたから友達としての仲川くんを取り上げるなんて惨いことはしませんよ。
「どうぞ、友達としてこれからも仲川くんと接して結構ですよ」
彼女は私ですから。
―――――――――――――――――――――――――
死ね。
―――――――――――――――――――――――――
投下終了。
GJ!!
あなたはネ申にならせられた。勇猛なあなたに幸あれ。そして、ありがとう。
745 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 02:51:38 ID:xBbOWYFm
また自演っすかw
裕子さんのフルネームキター!
待ってました。戻ってきてくれないかと思ってましたよ。
これからにも期待させてもらいます。
きたきたきたー
続きを所望する!
>>742 ネ甲が降りられたぁ!
惜しみなくGJェェェェェ!!!
お待ちしておりました!
早苗と佑子の今回の戦いは、佑子さんに軍配が上がった
だが早苗がどんな逆襲をするのか・・・楽しみ過ぎてゾクゾクします!
早苗と
何だか無駄な文が多かった気がしたけど、面白かったw
物語の展開がとても楽しみなので次回も期待してます
GoodJob!!!!!!!!
うはっ!神ktkr
gj過ぎです!
祐子さんの脳内ビジュアルが某錬金の腹黒姉さんなのですが。
しかしキャラづけのためだろうけど、仲川のモノローグうっとおしいな。
女の子パートの出来がいいだけにもったいなく感じる。
でもGJ! 次回投下も首を長くして待ってます。
そしてろくろ首がまた一人生まれるのだった…
>>743 GJ!次回投下を期待してます!
大好きな作品が来てた!
今回も面白かったです
続き楽しみにしてます^^
GJ!
いいなぁ、ゾクゾクしちゃうね。
ただ、文が多いというか、細かすぎるというか、ちょっと読みづらい気がす
スマートにいこうぜ!
お前ら優しいな。その小さな意見・感想(指摘)が作者を成長させたりする。
確かに少し無駄に感じる文章が多く感じる。読者にキャラの細かい心理描写を理解してもらおう
としているのかもしれないな。
スレが荒れるかもしれない感想でスマン。だがきっと次回投下ではきっとみんなの意見が反映
されていると思う。
血生臭い修羅場になってほしいなあ…
書いてから気づいた!
>>756のほうに書くべきでした。ホント申し訳ねえ!!
きた!!!
ずっと待ってたぜ!!!!111111
姉も母親も聡いのにどうして息子は鈍感に育ってしまったのだろう?
まあ今回は珍しく地雷選択肢を選ばなかったけど
とりあえず佐藤さん超ガンバレ
あと冬の星空の続編も気になるな
763 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:11:14 ID:4itsZL2B
あと転帰予報も
一番目の彼女を待ってる俺
いつだって螢火を待ってるさ
雨の音も忘れるなよ
最近保管庫あんまり更新してないよな
どうしたんだろ
二等辺な三角関係、疾走、鬼ごっこ、閉鎖的修羅場空間、Bloody Mary、押しかけ三角、また来て修羅場、赤い瞳と栗色の髪etc.etcを諦めずに待っている奴がここにいる
社会人だと学生と違って年度末年始が一番いそがしいんだとおもう
初投下ですが、皆様よろしくお願いします。
『○○地方は曇りのち晴れ、××地方は曇り……』
目覚まし代わりに使う事が多いコンポから、ラジオ放送の天気予報が聞こえ出して来た。
毎朝か毎夜……と、学生か社会人か専業主婦とか、都合によりけりで人それぞれ活動する時間等は変わるが。
人が規則的に社会生活を廻す上では繰り返して行くのであろう営みであり、行動でも有ろうもので。
そんな事に何となく疲れを感じつつも、予定調和された日常を今日も刻んで行く為にベッドから体を起こす。
「はぁ……、だるいなぁ〜ほんっっっっと」。……とか無意味に口に出してはみるけど、別に何か変化が起きる訳でも無し。
何かこう、どうしても起きてからの数十分ってのは気が滅入る。
「今の時間は……」
丁度七時きっかり。
学校まで歩いて十分ぐらいで着く居住区域に住んで居るからか、まだまだ余裕がある。
時間確認をしてから、何ともなしに頭を手を遣ってみる。
「んー、ちっとばかしぼさぼさになってるかもしんない」
普段滅多に寝癖が付く事が無いせいか、身支度等は大抵十五分ぐらいで終わる事が多い。
寝癖が付いている事に気付いた以上はどうもそういう訳にも行かなくなりそうだ。
「今日は面倒な事が続くかもな」
何時もはしない事に時間を掛けるというのは、面倒臭がりな性分の僕にとっては随分と骨を折る様な気になるのだ。
「って! そんなどうでも良い事考えてたらそれこそ本当にどんどん時間が無くなるじゃないか!
早く用意済ましてご飯食べなきゃ」
洗面所に向かい、身支度を開始する。
「〜〜♪ 〜〜〜♪」
点けっぱなしにしてあるコンポからは有名だった国民的な人気を誇っていた子役俳優の持ち歌の一つだった
有名な曲が流れている。
その子役俳優(兼業歌手でも有った)は一昨年の夏頃に突然引退宣言をし、(彼女のファンや僕らの様な学生とか、自分たちの親ぐらいの
年代の人や流行廃りには疎いであろう年配の人まで。老若男女問わず、幅広い人気を獲得していた珍しい芸能人だった)毎年師走の最後の日に
放送される国営放送の歌合戦の番組を最後に芸能界からは身を引いたのである。
「それにしても、なんで彼女って理由を明かさずに引退したんだろ?」
自分には全くと言って関係は無い話しでは有るが、あれだけ世代を問わず有名だったのに、突然どうして辞めたのかは特に好きな
芸能人とかが居なかった自分でも流石に気にはなってしまう。
と――耳に入って来た曲が終わり番組のDJが喋り始める。
『はい、「竹上 ゆうみ」の曲で<君をみつめていたくて>をお送りいたしましたぁ〜♪
それにしても、未だに彼女の引退理由に関して、様々な憶測や予想等々、彼女のファンや業界関係者でも
芸能界を退いてから一年半近くも経つのにその話題で特設番組が設けられる程、今も色褪せて居ない彼女ですが。
俺……いえ、私個人の気持ちとしてももう一度復活してまた彼女自身に羽ばたいて貰って活躍して欲しいなって
思います。さて、そろそろ次の曲のリクエストをお送りしましょう♪ 続いての曲は<追いかけて届けてあげるから>です♪
六時から八時半迄毎日番組を承って居ますのでどしどしリクエスト等、ご意見ご感想等をお寄せくださいませ♪
お待ちしています。CM明けにすぐ曲を掛けますので……』
流されてる放送に意識を向けるのを止めた。こうしたゆったりとした時間を過ごして居ると、こんな時は早めに起きて良かったと感じる。
6:40分頃にタイマー設定を施して眠り、おおよそ7:00時頃に目覚めて支度をする様にしている。まぁ、そうしておくのは余裕を持ちたいが為に
やる様にはしているんだけど。
そういう風に過ごして居ると、何時もこのDJの放送をこうして途中から聞く機会が多く、今流行って居る事柄や話題や趣味、そして芸能関係や娯楽等の
情報を何故かこの放送は先んじて流す事が多い。
そのおかげと言って良いのかどうかはわからないけど、そういう情報に疎い傾向が有る僕でも何ともなしに学校で興じられる話しとかなんかに対して
色々と理解出来る事が多く。
そうした時に、このDJの番組のお陰かな……と、感じる部分は多分に有ると思う、正直な所。
「七時二十五分っと」
放送を聞きつつ身支度を済ますとそこそこ時間が経っているのに気付く。
この家に住んで居るのは自分一人なのでそこそこ適当に片付けて置いても誰に気兼ねする事なく
こうして気分としては良い面も有るけど、一人暮らしをしているからあんまりにも放っておくと
後々大変な事になるのでそういった所は嫌なもんだと感じる。
『(食パンとスープか何かでも食べるか……)』
「……味気ない」
食パンは昨日買った物で、スープは一ヶ月前に大量購入したインスタントの物で……。
まぁ〜成長期に入っている青少年としては素っ気ないメニューではあるが、手軽に用意出来るこういった食べ物は正直ありがたいものだ。
まともに食材買って作るとどうしても量が多くなっちゃうし、スーパーの食材とかって言うのはどうも一人分用意しようとしたら
まったく適して居ないんじゃないかと思う。
じゃあ、コンビニで買えば良いとそこで思う所ではあるのだけど、スーパーと比べると格段に値段が違うし、同じ食材買った場合
下手したら一食分の値段に相当し兼ねない面が有ったりしてあんまり買いには行こうとは思わない。
そもそも、コンビニ行くんだったら日用品が切れた時や、雑誌とか立ち読むか、緊急で使いたい調味料を買いに行く時だったり、お菓子やら飲み物を
買う(新製品とか含めて)ぐらいしか利用しようとは思わないし、後は時間潰し程度に寄るぐらいだ。
「それになぁ……」
「毎日作るのメンドいもんね、マジで」と、声を出しながらも、こまめに毎日やる……なんていう自身に成り得て居ない己にうんざりしつつも
そんな愚痴やら反省やらをしながら朝食を食べ終え――。
「『七時五十分』……か」
そろそろ登校しないとな。
こう変な癖らしい(友達に言われて気付いたのだけど)のだが、どうも僕は時間を確認する時や、何か行動を起す時に無意識に結構声に出して喋る事が
多い……のだそうで、その度に意識はしていても中々癖が抜けない。
別にそれはそれで良いのかも知れないけど、それを指摘された時それなりに恥ずかしい思いをしたのを時折。いや、何でも無い時にその場面が呼び起こされて
身悶えしそうな気分になり、その都度自分の中で『直さなきゃっ』と決意を抱くのだが、癖が抜け切って無いと言うか直ってないらしい。
はぁ〜……ま、良いんだけど今は。それはそれとして……、何だか暑い上になんというか。
「ねむっ」
そう、充分眠った筈なのにどうしても登校途中とかって眠くなってしまう。不思議な事に。そこはまぁ無視する事にして。
自宅から学校の位置として、家の有る部分が元々山だった所を開拓し、人の住める様に先人達が努力した成果の現れなのだろう現在(いま)では
昔は自然等が豊かな土地だったなんて知らされなきゃ分からないと言うか、想像はすごくしづらいと思う。
そんな所に住んで居るので、この区域は坂が凄く多い。
学校は坂の麓と言うか、平地に建てて居るため、山道を下って行くという表現が説明として良いのかもしれないけど、ここの山がそもそも
標高が高く無く、数百m程度なので、見た感じ土地が盛り上がってるっていうか、緩やかに開拓し、成形して有るので、徐々に坂を上がる様に
歩道や道路も整えられている。
一部分急な坂になっている場所もあるが、そういう所は階段が用意されて居て、手すりとかも備えて居る為、有る程度は安全に上り下り出来る様に
作って有るらしい。(そういう場所には行かないので確認した事が無いが)
学校の近くには駅も在って、電車通学の人は学校が近くだからそういう面では助かってるとは思うのではないだろうか。
(って言っても家から駅まで行って、そこから電車に揺られて通学してくるのだからそう感じる人は少ないと思うけど)
「はぁ、そろそろ着くな」
まだ周りには人が居ない(部活とかの朝練をしてる人は運動場とかに流石に居るけど)、まだ登校時刻としては早い時間なので当然かもしれないけど。
「八時二分……」。また声に出してしまって居る。この癖はやはり抜け辛いかも……。
「はぁ……」。ま、気にしてもしょうがない、なんて何十回でも思うが取り敢えず学校に着いたので下駄箱に向おう。
僕は一年生なので校舎は三階に有る。学年の階数の割り当てとして二年生が一階で、三年生が二階という風に決められている。
それと、制服のネームプレートも決められていて、長方形の数?B程度の白地の物に名前が学年毎に色が変えられているのだ。
一年生が黒、二年生が(緑っぽい)青、三年生が赤……と言った具合に。(一年生の色が黄だったら信号機みたいだと入学当初は思ってた)
この学校は夜間学校も有るので(家の都合で全日制の時間で通うのが出来なくなった人とかが移る事も有る)全校生徒数を
両方含めると大体920名(全日制は805人、夜間制は115人)と、少子化の現代の高校としてはそれなりの規模だとは思う。
「ん?」
下駄箱に向かう途中で人を見掛ける。
何をしているのか気になる。何故かと言うと、じーっと校舎を見ていたり、通路を見ていたり、校庭がある方向を見ていたり。
辺りをゆっくりと見渡しつつ何か考え込む様な仕草を取って居るからだ。
「どうしようか? 声を掛けてみるかな? ん〜……」
声をかけるべきかどうか、考えあぐねていると。
「あの……」
「……」
「あのぉ〜……」
「んー……」
「あの、1つお聞きしたい事があるのですけど……」
「んーどうするべきかね……」(どうしようか、声を掛けてみるのも良いと思うけど、興味本位で話しかけられる性分じゃないし……ホントどうしようかな?)
等と考え込み始めて居た時に肩を軽く叩かれている事に気付いた。
「あのぉ……」
「はい」
(しまった!)
自分がどうしようかとまごついてる間に話しかけられていた様だ。
「……あはっ、ごめんごめん」
「いえ」
「……(考えてるのが無駄になったのは良いけどなんか気まずい)」
「ええ〜っと、その……ですね、この学校に9月から転入する事になったものですから、クラスへの挨拶がてら全体の見学でもして行こうと
思い立ってきたのですが……」
「ええ」
「学校全体が広過ぎて学生用の玄関口がわからなくなってしまいまして」
「はい」
「どこに行けば着くのか悩んで居た時に偶然彼方が立ちすくんで居るのをお見掛けしたので」
「ええ」
「それで場所がどの辺りに有るのかをお聞きしたかったので呼びかけてみたのですが……」
「御迷惑でしたか?」
「いえいえ、大丈夫です、ホントに。なんかすいませんでした、気付かなくてホント」
「……そうでしたか、良かったです。私に話し掛けられるのが嫌で反応を示して下さらないのかと思って少々物悲しく成り掛けちゃいました」
「いや、実は最初に校門から入った時に貴女を見掛けた時に、何かあちこち見渡してたのを見てたんで、声を掛けようかどうしようか
迷ってて、色々とどうしようかなって考え込んでさ。それで中々気付けなかったんだ。君が問い掛けてたのにも関わらずにね」
「だからさ、嫌な気分にさせちゃってたかも知れないけど許してくれたら凄く嬉しいです。はい」(ってかこれで許してくれないとキツイなマジで)
「いえいえ♪ 彼方がどうしてすぐに答えてくれなかったのか、その訳というか性格の一端が窺い知れたのでなんだかほっとしました♪」
「悲しくなってた気持ちなんてもうすっかり吹き飛んじゃいましたから安心して下さい♪ で、よろしかったら私に道案内なんて等をしつつ
この学校のお話しを色々聴きたいのですが大丈夫でしょうか?」
「え! あっ、あ〜っと……もっ、もっ、もちろん! OKですよそんなの!」
「ふふっ♪ ありがとうございます」
まぁ本人が実際まだどう思ってるかはどうしても気になる部分は生まれてしまうけど、こうやって形式上お互いに話しを出来る状態には
持って行けたのでこれで良しとしておこう。
と、こんな風に、最初の出会いは何だかどうにも締まりが悪いと言うかどう考えてもぐだぐだ感が漂う感じで初対面が始まった訳だが。
この出会いがふとした何でも無い昔の記憶やら、これからの疲れるんだか喜ばしいのか。
どう評して良いのかというのか、どう気分を表して行けば良いのかまったくわからない。
洒落にならない、困惑する状況やら常にある意味追い込まれる状況に発生すると、自分では予想出来て居なかった。
そんなのは当たり前(未来の事なんだから)なのだろうが。
それでも、それでも。今の自分に未来から、何か言葉を掛けてやれるならこう言いたい。
『面倒だと感じる事が多くなるが、まぁ頑張れよ……』と。
そんな未来の思いはもちろん普通の人間なので感じ取れる事は無いけど。
それはそれとして、現在(いま)の時間は流れて行く……。
「え〜、じゃ、じゃあ行きますか一緒に」
「はい♪」
第一話終了?
「なんとなくつぶやいた、面倒な事が有るかもなっていうのがこれなのかな? だとしたら大変だ」(はぁ……)
「えっ?」
本当に第一話終了。
初投下で色々と恥ずかしい感じですが。
投下作品等を保管庫サイトで読んでて、自分もその作品群に触発されて話しを書いてみました。
書き終えた時はこれで出せるな。
と、思っててもこうして話しを投下してみて改めて客観視する側に戻るともっと沢山。
書き込んで推敲すべきだったかな? とは思いつつも、一度投下してみなきゃ何も始まらないと思い、投下しました。
こうして書いて見ると、如何に話しを成り立たせて行くか、どうこれから話しの『構成』を組んで行くかと、色々と頭を悩ますべき事が山積してる感じです。
話しの投下速度は、他の方々に比べると遅くはなりますがゆっくり。
このスレッドが続く限りは投下して行こうかな……とは思いますので住民方々や、書き手の皆様宜しくお願いします。
長々と書き込んですいませんでした。
では、みなさん、良い投下生活と、読書生活をお楽しみ下さい。
でぃわ♪(=ω=、)ノ
どうでもいいけど、顔文字は腐臭くてきもいんでやめたほうがいい
後書きを書くなとは言わないが、書くならせめて3行にしてくれ
読むに耐えないのでもう要らんです
これは・・・・・
馴れ合いたいならVIPに帰ればいいと思うよ
なんか読みづらい気はするので、まあがんばって見直ししてみてください
VIPからこのスレに入り込む奴とかいるのか?
もっと1レス長文にしてから投下してくれ。
789氏おk、実は書き込み終えた顔文字は失敗したと思ってた。
790氏、参考になります。こういうレスの時は長くなるかもしれないのですが、これからは後書きを書く場合は手短に済まします。
791氏、気に入らない話しを書いてごめんとしか今は言えないですが、一度こうしてスレッドに話しを投下させて頂いたので、時間が掛かっても最後まで書く側として、話しを続けて書いて完結させようとは思うよ。
792氏、ごめん。
793氏、馴れ合い臭いご機嫌伺いの様な後書きと挨拶ですんませんしたっ。
794氏、正直な感想有り難い。
796氏、1・2レス分投下した後、実はもっと詰め込んで投下した方が良いとは思ったのですが、一度こうした形で通したので今回に関してはこんな風にやらさせて頂きました。
色々厳しい意見を頂きありがとうございます、次回の続きを投下する時に参考にさせて貰います。
それじゃあ、また次の投下時に。
無駄に小分けし過ぎなのと、無駄に意味の無さそうな自分語りが長いような……
読むのに疲れてくるし、話は全然進んでないような……
まあ、まだ物語の先が見えないので期待してます
最近学生もの少ないよな
たまには現実的なものでないかな
まだ1話で展開も掴めない状態だから批判が多いがめげずにがんばってほしい所
個人的に自分語りしすぎる主人公以外は読みやすかったからいい方だと思うが
てか、いちいちレスするなよ・・・・
次からは荒らしだと思うことにする
勝手に投下してすり寄ってこられてもな
うざいとしか言いようがない
>>797 悪いことは言わない
次は避難所に投下したほうが良いと思う
あっちは比較的穏やかな感想が並ぶはずだ
単語は平易だし、捻くれた描写も無いが、すらすら読み込めなかった
「何がどうした」「○○は△△だ」と、ひとつひとつ簡潔に明示して欲しい
意味の固まりの単位を小さくしてもらわないと咀嚼が大変で
次々と口に入れて飲み込み食べ進んで行くのが難しい
例えば
> 自宅から学校の位置として、家の有る部分が元々山だった所を開拓し、人の住める様に先人達が努力した成果の現れなのだろう現在(いま)では
>昔は自然等が豊かな土地だったなんて知らされなきゃ分からないと言うか、想像はすごくしづらいと思う。
この文を作者はすぐに理解できるのだろうけれど
初めて読む俺は、一回読んだだけでは頭に入らなかった
つまり、一口サイズになっていないし、千切る切れ目もわかりづらかった
なので、どこで千切ればまとまった意味として頭に入るかなと、読み返すことになってしまう
要はみんな君のこれからに期待してるってことだよ
がんがれ
空気読んで2度とクンナw
修行中の身の自分としては一緒に精進しようとしか言えない
そんな
>>788には
SS書きの修行場
ライトノベル作法研究所
やる夫が「売れっ子」ラノベ作家を目指すそうです
やる夫が小説家になるようです
で検索して見てみる事をお勧めする
あと作品投下以外は寡黙に徹したほうが良いというのは住人大半の意見な
あとがき書くなら三行で収まるくらいで返レスは控えた方がいいよ
住人の意見が厳しくても総スルーよかまし。自分の糧になると思って頑張ってくれ
あんた、IDに似ていい奴だな
読んでてイラッときた
ようするに嫉妬スレの住人は犯罪者だということですね
嫉妬スレまとめサイトに性犯罪者とリンクがあるぞw
_,,,,, ―― |_| |_| >
/川川ハ | l ̄ | | ノ メ
///川川lト、 |_| 匚. | \ シ
(ゞ川从川/_,―' ̄ヽ | | ノ 食
__>ームヾ ̄( _-、 | |_| \ っ
/ | y- ノ_| < て
'-,,_ | | ムkノ) l_ll_l ,-, ) る
"| | // / 場
| | 匚/  ̄ヽ 合
| ___ | ノ じ
r―――" ‐| \\ \ ゃ
| / \\ < ね
人 乂 / \\ ノ え
ニヽ / | ヾ / ___―― ̄ っ
__\ / /| l  ̄ ̄―――__ !
/ / \\ ヾ ν、
 ̄弋二/ ̄| \\ \ \\ V⌒
 ̄ ̄\\\ ̄\ \\ \ \\
 ̄ ̄ ̄\\\ ̄| "―_从从 \\
 ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄\ | ζ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄| ヾ \\ \\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\\ ̄フ \\ \\
スレ住民から逮捕者が出るって結構複雑だよね……
あの人がここに書き込んでたかは知らないけどさ
あれ、当時この人女性だとかいわれてなかった?
周りが勝手に勘違いしてただけ?
俺が別人と勘違いしてるだけかな、
なら失礼。
女装してたからじゃない?
>最近人間不信がMAXなのでいろんなお誘い受けても
>相手が女子だと余計に裏があるんじゃないかって
>ガクガクします。
矛盾しててワロタw
今回の件で人間不信MAXになったとかだったり
最後の手段がサツにタレ込みとは、嫉妬修羅場の風上にも置けぬ娘っ子
そんな下世話な話はどうだってよかろうなのだ
ファンなら金もってこいとか言ってるDQNは
社会的な意味で死ねばいいんじゃね?
ν速からリンク先のまとめサイトと作者のサイトに突撃に行く奴が現れないことを祈る
まあ三日もすれば騒ぎは沈静化するだろうけどね
俺たちは嫉妬・修羅場の話に花でも咲かしてまったり投下を待とうや
ようするにお前らは嫉妬スレは性犯罪者予備軍確定ですねw
何をやっているんだ、ウナギ。今こそお前の出番だぞ?
それにしても、毒めぐでぐぐると逮捕ばっかりだな
マジで犯罪者は一気に人から見捨てられるんだな
>>825 そうだ。ねまぁのんびり待ちましょうかね
また、ひぐらし系が犯罪かよw
>>828 しかも建前としてはまだ被疑者段階なのにね。
日本社会のおそろしいところだ。
ここが性犯罪者スレですか
>>825 それは無理だろ。ていうか突撃とか言う前の段階で
Yahooニュースから作者サイトにリンク張られてる品w
案外、ウナギは毒めぐだったかもなw
余所でやれイナゴども
やっぱ年上の幼なじみが出てくる話は最高だな
性格は世話焼きでもドSでもいいし
最近巷では年上=ドMキャラなのがブームと聞きますが
ドMやドジっ娘じゃ年上の意味ないじゃん
異論は認めますん
チョー厳しい美人上司に怒られまくってムシャクシャして、洒落でSMクラブにでもいくかーっつって
そこでM嬢をやっとるその上司にバッタリ、みたいな
三角関係はどこいった
三角とは三つの点を直線で結んだ図形を指すものだと記憶しているのだが
昼のS上司と夜のM上司と自分で三角関係?ってことじゃない?違うか?
三つの点が直線状に並んでいたら?
すなわち女上司の双子の妹がM嬢で、そのことをばらされたくなかったら自分の奴隷になれと上司に言ってさ。
彼女ははいつしか己の体に双子の妹と同じ被虐に悦びを感じる淫蕩な牝の血が流れていたのだと知るのだった……。
というところで、主人公に双子の妹も惚れて参戦してうんじゃらかんじゃら
>>842 それぞれ独立した二重人格か
こんなかんじ?
昼「この書類間違いだらけじゃない!やる気あんの!?(ちょっと、ご主人様を苛めない下さいよ!)」
夜「ご主人様、昼間のお仕置きをして下さい・・・(何媚びてるのよ雌豚!そいつはアタシの所有物なんだから!)}
主人公は小学生、クラスメイトのお金持ちのお嬢様に毎日いじめられて、
それはそれは辛い日々をおくっていました
そんなある日、強引にお嬢様の家に連れ込まれてしまいます
無理矢理、部屋に通されて、ベッドに押し倒されてしまいました
ペド趣味のお兄さん達なら泣いて喜ぶシチュですが、
主人公くんは小学生、いつもいじめてる女の子に組み敷かれても心の中には恐怖しかありません
ああ、これから何をされるんだろう・・・と目をつぶった主人公くんにお嬢様が囁きます
「今日から私のご主人様になりなさい」
こうして、主人公くんは毎日学校ではいじめられ、学校が終わっても
お嬢様の家に連れて行かれベッドの中で「ご主人様」をやらされる、
二重の心痛をあじわうハメになってしまうのでした
しかし、そんな主人公くんの苦しみにいち早く気づいたのは、
主人公くんに萌え萌えの大学生のショタコンお姉さんでした・・・
という電波を今しがた受信してしまった
>>845 おいおい、俺は疲れてるのか・・・
「いじめてる女の子」じゃなくて「いじめられてる女の子」だろ・・・
>>846 そこは金持ちのお嬢様と連れてかれたお嬢様は別の人と考えるんだ、
いつも虐められてる反動で別の子をいじめてしまう主人公。虐められていく内に学校でだけでは物足りなくなり
家に呼んでもっと過激なことを望むお嬢様B。主人公に自分の方に振り向いて貰いたくて虐めていたお嬢様Aだが
別の女と親しくなっていく主人公を見て嫉妬心をつのらせていく
みたいにすれば3人ヒロインができるぞw
ドSとドMの勝負!ドMの時点で勝負がついてるな・・・
ここはお前の日記帳(ry
そしてお嬢様AとBと付き合っていくうちに段々とゆがんでく主人公を気に病むお姉さんも合わさってカオスになるのか
AとBが争ってるうちにお姉さんが○○君を大切にできるのは私だけ
とかいって漁夫の利なんですね
いつのまにか豪傑が集まっているな
イイヨイイヨー
>>839 そんなお前にはディアプリをお勧めする
最高にドSだぜ
ドSなヤンデレは良いよな。お前らは分かってる
俺は、いつ爆発するか分からないぐらい不安定なヤンデレも大好物だな
いつも外では穏やかな性格なのに、主人公に泥棒猫が接近しだして情緒不安定
家の壁紙は破るわ、皿は割るわ、枕はメッタ刺しにするわ、心配して駆け寄ってきた主人公の腕に噛みつくわで、正気に戻ってからの謝罪ラッシュ&出血した腕をペロペロ舐めるとかあったらタマラン
おれは女の口論がみたい
罵声とかじゃなくて最後まで平静を保ちいかにして相手を論破するかみたいな
暇だったから転帰予報読んでたんだけど面白いな
キャラが分かりやすくて良い
風の噂で聞いたんだけどさ、女の子の右のおっぱいには夢と希望、左のおっぱいには愛と勇気がつまってるってマジ?
あとどっちかに嫉妬が混じってるって聞いたんだけど、揉んでみればわかるらしいんだ
誰か女の子のおっぱいについて詳しく教えてくれ
まず服を脱ぎます
>>860 確かに関係を持てば嫉妬が表に出てくるだろうよwwww
>>860 なに、左のおっぱいが右のおっぱいに嫉妬するとな?
にわか野郎うぜぇんだよ
別スレへの誤爆ですねわかります
というかここの住人の好きなシチュエーションってなんだろうか?
俺は普段聞き分けがよくて主人公の世話を焼いてくれる義妹か幼馴染あたりが
主人公が誰かと付き合い始めて暗い情念を燃やしながらも
表面上は笑顔で応援するっていう感じのが好きだな
過去ログ嫁カス
ケンカすんなって
投下待ち雑談
PS2のホラーノベルゲーム[四十八(仮)]で久しぶりにメス犬って単語を見たなあ…
しかもちゃんと三角関係っぽいシナリオだ
10年に一本の地雷ゲーwwww
872 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 21:58:46 ID:qjs9U+Hx
ここで、いいのかな?
初投稿でげす。
普通の生徒ならば訪れようとしない屋上に続く廊下。
そこでは青年は、少女と向き合っていた。
「愛<めぐみ>にずっと前から言いたい事があったんだ」
「な、何かな?気になるな〜」
さっさと告げようじゃないか。
あるいは初めてとなる、
、、
正式な拒絶を。
タッタ一ツノ存在ヲ
幼馴染は期待に頬を染めていた。
正式な交際を申し込まれる、そう思っているからだ。
「俺、華凛<かりん>と付き合うことにしたから」
「・・・・・・・・・嘘でしょ克樹?やだなぁ〜」
数秒ほどの空白を置いて少女は上ずった声で精一杯の平静を装った。
「もう、そんな事言ってないで私に愛の告白でもしてよ〜」
その表情は引きつりつつも、辛うじて笑みをかたどる。
対して克樹はもう一度はっきりと告げる。
「・・・俺、華凛と付き合うから」
「や、やだな。克樹ったらエイプリルフールはもう過ぎたよ?」
事実だ、と彼は付け足した。
瞬間、彼女の表情からぎこちない笑みは消し去った。
それも彼にとって見ることない醜い・・・般若の面そのものだった。
だが、唾を呑み込み彼は続けた。
「だからこれから、僕を起しに来なくていい。」
ああ、なんて俺は残酷なことをしているのだろう。
「朝食を作らなくていい。僕の弁当を作らなくていい」
しかし、けれど、だが、そう思っても切り出したからには・・・。
空白を置いて、
「端的に言ったほうがいいかな。・・・・・・僕に付きまとわなくていいから」
僕は自分のできる限りの無表情を作った。
どんな表情でいえばいーのか?それがとってもわからなかったから。
眼を盗み見ると愛のソレは絶望に歪められていた。
文字数オーバーなので、分けて投稿します。
873 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 22:00:44 ID:qjs9U+Hx
彼女自身が嫌いでこんな話を切り出したわけでない。
むしろ僕における彼女に対する感情[おもい]は好意的だ。
この幼馴染とは、そう短くない付き合いをしていた。
どちらも両親が仕事熱心な事に明け暮れ、碌に家に帰ってこなかった。
いつからだったのか?詳細な時期は覚えてないけれども、
彼女が克樹の身の回りのを一切合切する、なんて言い出したのは。
確か、あの頃だった。おぼろげな記憶を辿る。
・・・小学校の高等部。そうだ。
僕が何かを言ったらしい。その影響だったとか。
ともかく小学校高等部・中学・高校と、
自然に、徐々に、克樹と愛の距離は狭まった。
それこそ愛が克樹の家にいるのも公認となっているほど。
愛に起こされて、愛と朝食を食べ、愛と登校し、愛の手作り弁当を食べて・・・。
そんな毎日が僕の『当たり前』となっていった。
、、、、、、
縮まっていく距離につれ、しかし彼女との距離[ふつりあい]を感じた。
才色兼備、容姿端麗、家事万能とくれば
彼女に近寄ってくる男子は少なくなかった。
中学の頃から先輩、同級生、後輩と、様々な人が愛に告白をした。
そりゃぁ、一週間に一回はあるってぐらいに。
そして必ずと言っていい程振られた奴らは、
『なんでこんな屑が』と言わんばかりの眼で僕を見た。
愛が告白を断る際、僕を理由に挙げたのか、ただ単に傍にいた僕に逆恨みしてるだけなのかそれは知る由もない。
ただ、その頃から劣等感と言うものが芽生えてたのかもしれない。
もちろん、僕なりに勉学、鍛錬をしたつもりだ。
それでも良くて、上の下を成績をキープするのが生一杯。
運動部に入っても大して筋肉質になるわけでもなく、中肉中背だった。
顔だって良い訳ない。悪くないって位だ。
単刀直入に言おう。
、、
どこまでも凡庸だったのだ、斎藤克樹という存在は。
故に、
完璧とも言える、愛には、僕なんて重荷に過ぎない。
そう、いつしか、思うようになった。
その時だった。
“克樹〜、暗い顔してどしたー?”
女友達だった華凛がとても煌いた存在に見えたのは。
874 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 22:01:22 ID:qjs9U+Hx
「愛のことがずっと好きだった」
「なら、なんで、なんでよぉっ!!克樹ぃっ!!」
必死に己の肩に縋り付く幼馴染を、冷たい目で見つめた。
「想いを告げようと思ったことは何度もあったさ」
「私を捨てないでよっ!! 好きなんでしょ!?」
――――私、強くて格好良くて何でもできる人が良い――――
「でも、君の望む理想像が高すぎた」 嘘だ。
「それはっ、克樹にもっと成長して欲しかったからなの!!」
本当は、自分が、彼女の重荷になってる、
そう感じたから、なんて言えない。
――――私はなんでもできる人じゃないよ?――――――
「そしてあまりの君との距離の遠さに気付いた・・・いやずっと前から気付いてた」
「克樹に、もっと見てもらいたかったからなのっ!だからいつだって必死に頑張ったッ!!」
こんな時になってまで、ちっぽけなプライドのために、
嘘をついてしまう僕に、嫌気が差した。
そしてそんな僕は、愛の隣にいるべきではない。
克樹は知らない、彼女のそれこそ血に滲む努力を。
愛は知らない、彼に架せられた愛という重圧を。
875 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 22:02:12 ID:qjs9U+Hx
「だから、君とは付き合えない」
「そんな事、言わないでっ!!! お願いッ!!」
「済んだっ?」
ひょこっ、と壁から顔を出す少女へと、僕は笑顔にしてを向けた。
「ん、もうちょっと、だから終わるまで待っててね、『華凛』」
「うん、待ってるね」
修羅場と化した場所に訪れたのは、心配だったのだろう。
話すけど来なくていいって言ったのにな。
「納得できたかな、『折笠』さん」
「待って、待ってっ、待ってぇ!!!」
僕は、さらに縋り付こうとする手を、強引に振り解いた。
「これからは、僕に構わないでくれ。折笠さん」
僕は、幼馴染に、拒絶の意を、告げた。
その時には、拒絶が、泥沼へ踏み込む、要因だなんて、露ほども思ってなかった。
この拒絶が、僕にとって、最善の選択だと、信じて疑わなかったから。
「ふふふ、ははは、はあっはhっはっはっは」
壊れた哂いを浮かべる少女。
『告白』を受けた彼女だけが、夕暮れの中ポツンと立っていた。
「そうなんだね、克樹。あの泥棒猫が騙したんだね」
「なら、安心して。私が消し去ってあげるッ!!」
羅刹女の顔をした少女は、しかし決意を決めた。
盗人をなんとしても『消去』すると。
とりあえず、一話終了です。
続く、かもしれないです。
876 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 22:02:53 ID:qjs9U+Hx
「だから、君とは付き合えない」
「そんな事、言わないでっ!!! お願いッ!!」
「済んだっ?」
ひょこっ、と壁から顔を出す少女へと、僕は笑顔にしてを向けた。
「ん、もうちょっと、だから終わるまで待っててね、『華凛』」
「うん、待ってるね」
修羅場と化した場所に訪れたのは、心配だったのだろう。
話すけど来なくていいって言ったのにな。
「納得できたかな、『折笠』さん」
「待って、待ってっ、待ってぇ!!!」
僕は、さらに縋り付こうとする手を、強引に振り解いた。
「これからは、僕に構わないでくれ。折笠さん」
僕は、幼馴染に、拒絶の意を、告げた。
その時には、拒絶が、泥沼へ踏み込む、要因だなんて、露ほども思ってなかった。
この拒絶が、僕にとって、最善の選択だと、信じて疑わなかったから。
「ふふふ、ははは、はあっはhっはっはっは」
壊れた哂いを浮かべる少女。
『告白』を受けた彼女だけが、夕暮れの中ポツンと立っていた。
「そうなんだね、克樹。あの泥棒猫が騙したんだね」
「なら、安心して。私が消し去ってあげるッ!!」
羅刹女の顔をした少女は、しかし決意を決めた。
盗人をなんとしても『消去』すると。
とりあえず、一話終了です。
続く、かもしれないです。
877 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/18(金) 22:04:14 ID:qjs9U+Hx
二重カキコしてしましいました。
>876は無視してください。
よろしくお願いします。
878 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:08:23 ID:A470dN/P
GJ!
良い感じ良い感じ。
GJ!
期待
お話は面白かったけどヒロインの名前が
声優まんまってのはどーかと……
>> 877
GJ! 後は、sageてくれれば完璧だ。
>>877 正統派って感じでGJ!
声優詳しくないから違和感なく読めるよ
話の内容は良かったんだけど、途中の厨二病みたいな……
すまん、これは個人の好き好みだな
これからの話の展開が楽しみだ、GJ!
まぁ、いつもの如く自演だの何だの騒ぐ奴が出るかも知れんが気にせず
自分の作風でsageて頑張ってくださいな
886 :
タッタ一ツノ存在ヲ:2008/04/19(土) 09:31:46 ID:InROu6cw
す、すいません。
そんな声優さんいたんだ(汗。
声優さん詳しくないもんですから。
それとは同姓同名なだけ、と考えていただけるといいです。
ただ単にヒロインの名前が思いつかなくて、
私の過去から「あー、こんな名前いたなーって」ww
苗字を付け変えただけなんです。
これはいいわ
続きを激しく期待する
GJ
889 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:53:01 ID:skdVfx9L
>>886 ここは初めてみたいだな。力抜けよ。
メール欄にsageって入れてみ。
がんばれ。
釣られな(ry
俺のID惜しい
892 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 23:22:21 ID:up69aelX
まてまてウソだろこのスレが浄化されてるよ!
また神作品が見れるのか・・・
職人のみんな!投稿全裸で待ってるぜ
あー、ども作者です。
土曜使って仕上げたのですが。
どうも、話をどう切ればいいのか悩む。
・分量当社比二倍
・愛、克樹、華凛の三者三様の視点
で描いたものなんです。
これは、一話ずつで数を稼ぐ方がいいのか、
それとも二話として一括りにした方がいいのか?
参考までに意見をもらえないでしょうか?
どちらにせよ、日曜中に投稿するつもりです。
だから、俺が偽者なんてことは・・・ありえない♪
それが証拠?
>889さん。
2ちゃんねるを見る機会もなく、実際に投稿したのが初めてで、
幾分不慣れな点がありました、すいませんでした。(苦笑。
いやまぁあんまりそういう露出はしないほうが身のためだぞマジで
きめえ
投下を待ちます。貴方がよいと思うように書いてください。
一万年と同種の匂いがする
>>897 ずっとこうなら考えものだけど、まだ初期なんだからそう過敏になる必要ないんじゃね
>>893 自分のことをつい書きたくなるようだが
スレが荒れる原因になるからな
3行くらいにしとこうぜ
何だよココ
ほんとは優しいヤツらばっかじゃねえか……
・作品投下以外の発言は1レスか2レスくらいでできるだけ短く収める
・どんな批評も賛辞もできるだけレスしない
・というかレスしまくりでスレ荒らしになったこがいたから正直それやられるとうぜぇ
これでおk
勘違いした小説家気取りの馬鹿がはしゃがなきゃ基本的に平和なんだよここは
避難所で投稿されているキモウトが痛い件について
避難所でお話しなさい
さて、2話を投稿させていただきます。
皆さんのGJ発言が嬉しくて、
調子に乗って、土曜の数時間潰してみました。
_| ̄|○
あと今、VISTA-PCを使ってるので、
もしかするとIP違うかもしれないっす。
初回はXPの方で投稿したので。
今回は、文量が二倍でした。
ええ、肥大しております。
ここから本文ですーーーーー
前回のいきさつ。
克樹は幼馴染の愛[めぐみ]と別れを告げた。
彼が、自分は彼女の重荷になっていると感じたから。
そして、華凛という存在に目を奪われたからだった。
今回の内容。
愛が惚れるまでのいきさつ。
MEGUMI SIDE
私は克樹君が嫌いだった。
というよりも苦手意識に似た物を抱いてた。
ただ家が隣だからっていうだけで、『幼馴染』だとか言う彼が。
馴れ馴れしい癖に、巧く言えないな分厚い心の壁を持つ彼が。
別に吐き気がするとか言うんじゃなくて、イラつかせる『存在』。
でも、そんな関係に転機が現れた。
彼の魅力に気づけたキッカケ。
これは、本当に、与えてくれた『存在』に感謝している。
神でも、仏でも、イエス様でもなんでも。もっとも私は無宗教だけど。
小学校の中等部だったころ、私は日直で夕方まで残ってた。
帰る際、近道をしようとして通った裏道。
すると曲がり角から、見るからに獰猛そうなノラ犬が二匹。
私を睨み付けてずっと動かなかったのだ。
「ちょっと、あっち行きなさい。しっし」
怖くなった私はそう言ってジリジリと下がると、
子供からすれば自分より大きい巨体を動かしてにじり寄ってきた。
そして跳躍する。
私に噛みつくためだ。
駄目だ、と思って目を閉じた。
「危ないっ」
「キャッ」
私は突き飛ばされて尻を打つ。
何が起きているのか、わからない。
「くっ」
思わず眼を閉じてしまった目を恐る恐る開けると、
スタンガンを片手に追い払おうとする克樹がいた。
数年後わかることになるのだが、
護身用と称し年の離れた従兄弟から誕生日に貰った物らしい。
何危険な物持たせんのよ、とは思ったがこれのおかげで私は助かった。
閑話休題。
結果として彼は野良犬を追い払う事に成功した。
立ち上がるよう言う彼に、驚愕のあまり腰が抜けたこと。
それを伝えると、無口ながらも私を背負って家までおぶさってくれた。
私は重くはない、と自負している。
が小学生の男女・・・ましてや十歳では体重は大して変わらない。
おぶられた恥ずかしさを誤魔化すあまり、
私は”さっき痛かったじゃない”って文句をぶつくさ言った。
「ああ、悪い。助ける方法が思いつかなくてさ」
、、、
だけどあれは間違いだったのだ。
彼・・・克樹が私の所為で、噛まれたなんて、気付きもしなかったから。
そして、狂犬病という恐ろしいウイルスを宿すなんて思いもしなかったから。
狂犬病。
彼の身体には病原菌が棲み付き始めていたのだ。
この病気の特徴は発症すれば命を確実に奪う。
エイズに並んで『最も致死率が高い病気』ことで有名な病気だ。
発症して生き残った人間というのは、史上六人しかいない。
今の科学力を持ってしても、生命[いのち]を蝕もうとするウイルス。
狂犬病は本当に恐ろしい病気なんだと、彼を以って知ることになった。
彼は私の前では見事隠し通し、犬に襲われて三週間後。
克樹は、家で倒れた。
彼の異常さに感付いた父親が、救急車を呼んだ。
彼の両親が仕事熱心な共働きで、よく家を空ける中
・・・このタイミングで倒れたのは不幸中の幸いだった。
といっても、彼は病に“発症”していた。
つまりは手遅れとイコール付けすることと同じだ。
ワクチンを打ってから数時間後、すぐさま昏倒状態に陥った彼。
学校に来れる訳もなく彼は病欠ということになった。
表向きには病気に掛ったとだけ言われたので、
そんな気にも留めてはいなかった。
だが、家に帰ってみると、靴が余聞に二つ有った。
「いつも母さんお仕事で遅くまで帰ってこないのにな」
そう思いつつも、にこやかにした私は居間に入ろうとした。
そこには克樹のおばさんは目の下にクマと泣き腫らした充血を作りながら、
所謂[いわゆる]危篤と医者に告げられたことを両親に伝えていた。
私はその話を聞いて、彼が私を突き飛ばした『くっ』と苦渋に満ちた声を、思い出した。
あれは、噛まれたから上げた声ではなかったのか?
あれは、私を助けるために噛まれたのではないか?
私の所為だ。と幼心[おさなごころ]に自責の念に駆られた。
「あら、どうしたの?愛」
言え、なかった。
私の所為で、克樹君は噛まれたんです、なんては。
自分の娘が原因と知らない、自分の母親には。
危篤状態の原因である私が、克樹の母親には。
面会拒否の状態で、彼の傍には居れなかった。
その間、いらつきは募るばかりだった。
彼は一週間死の淵を彷徨ったあと、深夜に目を覚ました。
それこそ奇跡と言うしかないようだったらしい。
しかし頑なに噛まれた経緯を話すのを拒んだ。
彼の両親が興奮気味に我が子が助かったことを話していた。
電話越しに…といっても、マイクフォン状態なのだけども。
事の顛末を聞いて思わずトイレに私は駆け込んだ。
――――責任を感じたのだ。
私がいなければ、そんな事にならなかった。
鍵を内側から掛け、涙を流し、息を押し殺し、むせび込んだ。
これから話すのは彼の家族と私達家族だけの秘密だ。
彼は狂犬病に発症し生き残った、史上七人目の人間になった。
だから学会での発表だの、なんだのという話をされ、
彼の血液をサンプリングするという話になった。
もちろん彼の記録を独占するために、秘密裏に行う、という話だった。
彼たちの手柄を横取りされたくないため、教授と家族だけで話し合う。
だが克樹は表舞台に立つ事を拒否し、さらに条件を出した。
両親も、無事命を取り戻した息子の意見を尊重したいと言った。
一つ、世間に自分と関係者の名と顔は出さない事
一つ、克樹に掛った医療費の全額を免除する事。
一つ、自分の挙げる市内の民間児童養護施設に援助する事。
一つ、狂犬病をカモフラージュする為、違うカルテを出す事。
もちろん、教授たち大学病院側は渋ったが、名誉の為ならばと了承した。
そして“骨折入院”した彼は無事退院することが適った。
学校に復帰し学校に入った彼は、やはり変わらぬ彼だった。
「いやー皆すまんなー。帰ってきたぞー」
「お前なんで骨折ったならそうだと言わねーんだよ」
「病気だって言われたから、心配したんだぞー」
「みんな病院行きたかったのによー」
「はっはっは、朝寝ぼけて骨折したなんて言えるかよ」
「って言ってんじゃねーか。ヌケサクだなー、克樹」
「うっせー、笑うんじゃねえよ。このキョンが」
「ああっ!?キョンじゃねぇよー。俺の名前は恭介だろうがっ」
「はっ、貴様にはキョンがお似合いだ。もっとも電波女は存在しないが」
「なにぉぅー!!」
愉快にクラスメートと笑う彼に、
もやもやしたキモチを背負って、
克樹を眺める日々が始まった。
ある日彼と同じ班で調理実習を受けた日のこと
私の自信作・・・というか克樹のためにスタンドプレーじみた実力。
獅子が兎を狩るのに全力を出す、位私は頑張った。
克樹曰く“こんな料理が毎日食べられたらな”と笑いながらも、
間接的に“死に追いやった”私をとても優しく褒めてくれた。
――――嬉しかったのだ。
私はこう言った。「わたしね、かつきくんのめんどうをみるっ!!」
数年後、克樹からこう聞かれた。
“なんで愛はエロゲのように甲斐甲斐しく身の回りの世話をするんだ”
あなたの所為です。私はあなたが原因で恋に堕ちちゃったんですから。
そう思って、克樹君に『秘密♪』と彼の口に人差し指を当てて微笑んだ。
そして、いつしか私たちは高校生になっていた。
既にこの感情を認識できていた、これは恋なんだと。
誰にも渡したくない、何にも変われない、克樹。
そう、これは私と彼のための世界[ものがたり]だったはず。
克樹君の為に、料理を作れるよう頑張った。
克樹君の為に、勉強ができるよう頑張った。
克樹君の為に、運動ができるよう頑張った。
克樹君の為に、髪を長くするよう頑張った。
克樹君の為に、肌と体重には細心の注意をした。
克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、
克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、
克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、
克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、
克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、克樹君の為に、
それこそ一々挙げていたら、キリがないほど克樹君のために、私は何かをしていた。
なのに、なのに、なのに、
「なんでッ!?なんでッ!!なんでなのよッ!!!!」
克樹君の部屋で、彼の匂いがついたクッションを抱きしめ、そう叫んだ。
あの泥棒猫は、なんであんなに容易く盗むのッ!!!
私が6年以上も、外堀を埋めて、埋めて、埋めて、
やっと手に入れた場所だって言うのにッ!!!
あの女、許して置けない。
待っててね、克樹君。絶対救い出してあげるから。
でも、今だけはあなたの匂いに酔わせて下さい。
ブラウスとスカートを脱ぎ捨て、ショーツとブラだけの姿になって、
彼に包まれる、そう感じさせるベットへと倒れこんだ。
「御休み、克樹」
願わくば、明日には悪夢[ゆめ]が醒めてますように。
これで第二話終わりです、リロードお疲れ様でした。(自画自賛)
>902さん。
う〜ん、私には分かりませんね。
ユーザーと、クリエイターでは立場も違いますし。
ただ、何時間も費やした作品を自慢したがるってのは、
小説を書くにあたって当然なことだとは思いますから。
クリエイター(笑)はツッコミ以前だけど、それをいうならリーダー、ジャマイカ。
>>902 「何もしない人ほど批評家になる」
自分がバカにされないことに意識を集中する。
これが劣等意識がもたらす「引き下げの心理」なのです。
部下の行動、妻の言動、何かのコラムに批評することで
「自分の方が偉いんだ!凄いんだ!」と自分で確認しなければ、気がおさまらない。
だから、良いところより、批判することにのみ、すぐに意識が向く。
なぜ、人を誉めること、よい所を認めることにこれほど、ある人は抵抗感を持つのか。
誉めないまでも、一つの考え方としてとらえる事ができないのでしょう。
演劇や舞台の批評文ばかりを見て、あの舞台はキャスティングミスさ、
台本の流れが問題さと、退屈と苛立ちにアグラをかいて、人を批判するより、
一生懸命作っている演出家や出演者の方が人生を楽しんでいるし、心からの友達も多いはず。
何もしない人ほど批判精神ばかりを育てて、人生を孤独にする傾向があるのです。
批判ばかりがクセになると、自分の小さな行動に対しても「くだらない」「意味がない」
と自分にも批判精神は向いてしまい、自分の前向きなエネルギーまでもが枯
>>913 GJ!
続きが気になる展開だな。
ただ、トリップはつけた方が良いぞ。
名前欄に半角で「♯」を書いて、そのあとに好きな文字列(例 ♯abc)を入れればすぐ作れるから。
あと、名無しへのレスはしないでくれ。
たとえ、それがどんな賛美・批判・抗議だろうと。
以前それで色々揉めたからな。もちろんこのレスにも返答しないでくれな。
期待してる。
やっぱり一万年臭がするのだが
一万年臭とは、どんなことですか?
いまいち、私にはわからないのですが。
>>913 確かに自分の近況や考えをいちいち報告するのはウザイと思う
それで追い出された書き手もいるし
何にせよ不言実行が書き手の美徳だと思うよ
ストーリーはなかなか好いし続けて欲しいとは思うけど
まあ、ストーリーは良いから続きに期待だな
>>913 GJです。ただ疑問に思ったことがひとつ、他の作品にもいえるけど表現でよくエロゲがでてくるけどよくらからない。
エロゲ自体したことないからかもしれないが、今までエロゲをやったとか持ってるって人に会ったことが無いもんで。
俺がたまたま馴染みがないだけで、今は学生でも持ってるくらい一般化してるもんなの?
まーた一万年の自演か
今、俺の中で彼の冤罪が証明された
新人作者にいくつかアドバイスな。
「自分初心者ですからよくわかりません」は通じない。特にこのスレはな。まあ社会も同じだ。自分から知ろうとしよう。
・sage・これ必須
・トリ付けたらトリ付きで余計な事は書き込まない
・投下後は余計な書き込みや返レスをしない。しても簡潔に。作者は寡黙が好まれる
・つーかつい最近同じ事書いてあったからROMれ。んでスレの空気を覚えろ
・一万年・元作者の荒らし。住人の意見を聞かずにスレが荒れるような行為を続けた愚か者。
自己中心的な人間はどこに行っても嫌われるという代表例。このスレの二大名物とも言える名前。
・ウナギイヌ・本スレ名物の荒らし。誤字脱字や文章の誤りを指摘してくるツンデレ+天の邪鬼。
最近見ないが現れて指摘されてもスルー。
こんくらいかな?
君の今後の活躍に期待する
調子に乗って今日も時間を潰してみました。
KATUKI SIDE
克樹は『過去[うしろ]を振り返るな』
と先ほどから何度も自分に言い聞かせていた。
あの出来事から一時間も経っていた。
ファミレスで夕食を済ました克樹は、華凛と夜道を歩いている。
ふと克樹は華凛を見詰める。
くりっとした目付き。腰まである黒髪を一まとめにしたポニーテール。
比較的社交的な彼女だが、髪を触らせるのは僕だけだ。
もっとも触ろうとするのも僕だけか。
愛と華凛。
どちらも美形だ。
可愛いのが愛ならば、
美人なのは華凛だ。
もっとも砕けた話し方は美しさを破壊してるようにも思えたが。
タッタ一ツノ存在ヲ 03
閑話休題。
あれでよかったのか?と克樹は
後ろ髪を引かれる思いに溢れていた。
「どうしたの、克樹?」
「ああ、いや、その・・・」
彼女、華凛の覗き込む瞳に僕は思わず目を逸らす。
――――――醜い僕[ほんしつ]を見られたようで。
ブンブンと頭[かぶり]を振って、思考を追い払った。
「考えているの、さっきのことでしょ?」
ギクッと挙動不審になった僕に、華凛はやっぱりと溜息をついた。
「しょうがないよ、だって克樹には荷が重すぎるもん」
「・・・・・・」
「だいたい、似合わないって何年前から言ってるのさー」
「克樹にはー、私みたいな子がお似合いなのー」
なんだかんだで彼女を選んだ身だったんだ、僕は。
そうだな、と相槌を打つと僕は携帯を取り出した。
「気まずいから、今日は家には帰れないな」
青年の何気ない一言に、しかし少女は眉を潜めた。
「え?どいうこと」
「親にも電話入れなきゃな」
「ちょっと克樹ッ、どいうことよッ」
制服の襟[えり]を掴む華凛。
ビックリしたせいで携帯を足元に落してしまう。
、、、
あっ、と目線を下げると、途中に羅刹女がいた。
観念した様子で、彼は喋りだした。
「いや、だから、合鍵持ってるんだよ、愛は。信頼してるから親から渡してたんだよ」
「じゃぁ、女ぎつ・・・あの子は自由に克樹の家に出入りできるってこと」
「ああ?愛はなんも仕出かすようなやつじゃないからな」
ふぅ〜んと不満げに襟を放す華凛。
落ちた携帯を拾い上げ、動作を確認する。
壊れてないかな?おし、ちゃんと動く。
「ともかく、今日だけは泊めてくれよ」
華凛は、しきりに彼女の手をにぎにぎしたりしていた。
「どうした?赤くなって」
「そ、そいうことするの」
「そいうこと?・・・おまっ、ちょっ・・・」
ば、馬鹿と返し、顔ごと逸らした。
いや、僕まで“そんなこと”を考えてしまい、
それしか返せなかったのだ。
お互いに、赤面したまま無言で歩を進めた。
彼女のうちへと。
着いた先には、庶民的な家が正面にあった。
築二十年位かな?
「ただいまー」
「おじゃまします」
彼女に先導されて緊張気味に玄関で靴を脱ぐと、
奥のドアが空いてにょきっと首が生えた。
いや、単に気だるげに顔だけ覗き出しただけか。
「お、華凛も男を連れ込む歳になったかー」
華凛と違って髪を下ろした彼女は、華凛によく似ていた。
「姉ちゃん、そんな事言ってないでよっ」
華音と名乗った女性は・・・「いてて」
見るまでもない、華凛が頬をつねっていた。
「彼女の姉さんに、手を出さないでよ、克樹」
そう釘をさして、自分の部屋へと逃げ込んだ。
あやつめ、掃除してないんじゃなかろうな?
幻滅させるなよー、彼氏[ぼく]を。
そんな阿呆なことを考えている矢先、
華音さんは、後ろから僕を抱きしめた。
「少年。歳上のお姉さんはどうだ?」
「ちょ、む、胸が当たってるんですけど」
「そうか、じゃぁ続きは胸ででも、なかでも出して・・・」
力ずくで外せない事もないけど、って思うと彼女は首をひょっこと出し、僕の唇に――――。
き、キスするつもりなんだ。この人は。
必死に体を捻ろうとする、動いた視点には華凛が写ってた。
「ってかドアの間から覗いてる華凛に殺されたくないんで止めときます」
「そうか、残念」
華凛の姉さんは、華凛をもっと大人びたくしたような感じ・・・といえば当たり前なのだが。
流石に愛を捨て華凛を取った僕が、そんなことするようでは彼女に呆れられる。
そう、正面のドアからぞくぞく背筋を凍らせる視線と、じーーーーと声に出される擬音。
「じゃぁ、彼女の部屋に入らせてもらいます」
「まぁ、彼氏君。妊娠だけには気をつけてね」
「ぶっ、な、何を言ってんですか」
「初心だねー。いいよ、あんたみたいな奴は好きだ」
”でも片親だからねー、ウチ。できちゃった婚だと苦労するよ”と笑いながら
しかし残念そうに、彼女は僕の拘束を解くとドアを閉めた。
そっか、華凛家族のこと話したがらなかったもんな、と顔をしかめた。
華凛の部屋はいかにも少女的ではあった。
もの自体は少ないのだが、果たして先に入る必要はあったのだろうか?
物を動かしたような音と形跡はなかった・・・。まぁ、いいか。
と自然に呼吸すると、匂いが・・・女性特有の甘い薫りが鼻腔に吸い込まれた。
ベットに座ると、どっと疲れがでてきたのかまぶたが降りてくる。
「眠いの?克樹」
「ああ、ちょっと駄目らしい」
「あのね・・・・・・」
華凛が腰掛けていた椅子から、僕の隣に座る。
彼女の言葉がだんだんと聞き取れなくなって、
十数秒もすると克樹は安定した寝息を立て始めた。
KARIN SIDE
「Zzzz」
「寝ちゃった・・・ね」
ベットに寝た・・・いや、“薬によって”寝させられた克樹の髪を梳[と]いているのは、
やはり薬を服用させた華凛だった。
「いやしかし、心配だったよね。うん、だって幾ら遅効性の薬とはいえ」
気持ちよさそうに眠っている彼に、彼女は語りかけた。
「家に着くまで眠らないかドッキドキだったよ」
心地良さげに克樹の頭を撫でる。
「うーん、まだ私のヴァージンを貰ってもらうには早いかな」
「最高のタイミングでヴァージン破ってもらうんだから」
華凛はニヤついた笑みで、彼の『全ての』服を脱がし、また自らも一糸纏わぬ姿になった。
そして、ベットの中で克樹に抱きついた。
「でもー、せめて一緒に裸で寝てあげよ。ふふふ」
疲れてたんだね。
今まであの女狐に。
領域[こころ]を犯されて可哀相。
絶対に渡さないから、私の、私だけの、克樹。
それだけ、つぶやくと、彼女も、彼の胸元で、すやすやと眠った。
願わくば、この幻想[ゆめ]が一生続きますようにと。
----------本文はここまで。
なんとか三話終了です。
では、失礼します。
>>933 GJ!
なんだが、個人的な感想としては1日に何度も投稿するよりまとめて投稿した方がいいと思う
区切りや締めをいい所で終わらせたいのなら、せめて日付が変わるまで待っといた方がいいと思う
俺はどっちでもいいけど、そういうのを嫌う人や推敲を疑う人がいると思うから
スルーしようと思ってたけど、やっぱり言うことにするスマソ
文体をみろ、一万年だ
暴れさえしなきゃ、だれだろうが全く問題ない
投下します。
まあ触らなきゃ別に問題ない類だよな
逆に言えば、触っちゃう奴の方がアレ
僕の目の前で一組の男女が楽しそうに歩いていた。
どこにでもあるような高校生カップルの、ありふれた光景…。
それは僕にはあまり見たくない光景だった。
二人とも知っているから。
いや、女子生徒の方は知っている以上の存在だ。
彼女の名前は立木里沙、
僕の幼なじみで…
初恋の相手だ。
昔は何時も一緒にいて、それが当たり前だと思っていた相手、
何の疑問も抱かずに、二人で一つだと思えていた相手…。
中学に上がった頃から微妙にスレ違うようになり、今はもう一緒にいる事も話す事もなくなった相手。
それについて、僕は悲しいとか辛いとかの感情は不思議と浮かばない。
彼女と僕、本庄光彦とは住む世界が違う様に思えるから。
それでも僕が今の、目の前の光景を見たくないのは、彼女が立木里沙だからだろう。
今時の女子高生なら当たり前なのかも知れないけど、
それでも、初恋の相手が、何時も違う男と寄り添い歩いている姿を見るのは、嫌な思いしか感じない。
里沙の大きめな声と相手の顔から、二人が恋人同士としての会話を楽しみ、今日の予定を計画している事が容易に推測できる。
つい、先日は違う相手と同じようなやり取りをしていたのに。
何故か縮まる事も開く事もない、僕と二人の一定の距離、
それがとてつもない苦痛を僕にもたらしていた。
でもその苦痛は、もっとも気の合う友人が救ってくれた。
「本庄君、今、帰り?」
控え目で優しい声が僕の耳に入る。
声の人は、大人しい感じに少し地味な雰囲気がある、
里沙とは正反対な、
同じ部活という事で知り合い、友人になった相手、松下香織さんだ。
「あ……うん、松下さんも帰るところ?」
「え、あ、そう!今日は部活もないから!」
松下さんの存在に、少しだけびっくりして答えた僕に、松下さんが少しはにかみながら答えた。
たまに俯きながら照れた様に言う彼女には、可憐さがあって、
あまり目立つ存在ではないけど、それでも彼女の事を知っている男子生徒からは、高い人気があるのも良く分かる。
「それなら!」
「い、一緒に駅まで行こう!」
「うん、そうだね…、一緒に行こう」
妙に緊張している感じがする松下さんに、僕はなるべく普通に答えた。
今の目の前の光景は辛いけど、松下さんと一緒にいる時間は楽しいものだから、そんな事を忘れさせてくれる気がしたから。
事実、松下さんと一緒に駅まで歩く時間は、楽しい時間だった。
前を歩く二人との距離が変わる事なく、里沙と相手の男子生徒とのやり取りが耳に入ってきたけど、
そんな事実を忘れさせてくれる時間だった。
そのせいか、僕もついつい口が軽くなって、自分の昔話なんかを喋りすぎた気もするけど…。
それでも僕にとっては楽しい時間だった。
気の合う相手との会話は、意味がなくても有意義だ。
松下さんの事を好きかどうかは、僕自身にも良く分からないし、彼女が僕の事をどう考えているかも良く分からないけど、
それでも僕は、彼女との時間を大切にしていきたいと、心からそう思えた。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
駅に着いてしまえば、反対方向の電車を使う、僕と松下さんは、ここでお別れになる。
「松下さん、また明日ね」
「あ…、う、うん」
別れの言葉を言った僕に対して、松下さんの答えが淋しそうに思えたのは、僕の自意識過剰だと思う。
「本庄君…」
何か言いたげに、松下さんが僕の顔を見上げてくる。
「どうしたの?」
「う、うぅん、何でもない!」
聞き返した僕に、松下さんが首を大きく振って答える。
「松下さん…?」
「あ…、そうだ!明日の課題、忘れちゅダメだよ!」
松下さんの様子を気にして言った僕の言葉を振り払う様に言うと、
松下さんは
「で…電車の時間だから、また明日ね!」
とだけ言って、慌ててホームに駆けて行った。
一人残された僕は、
「松下さんには松下さんの用事があるんだろうな」
と自分を納得させて、自分の使うホームへと歩き出した。
この時に僕は気付くべきだったのかもしれない。
松下さんが去り際に残した、
「今は私だけだよ、ね?」
という一言に。
そして、僕と里沙との距離が一切変わらなかった事実を。
もっとも、当時の僕がそれに気付いたとしても、
僕がとれる選択肢はなかったように思えるけど。
投下終了です。
>>935 誤解や不信感を与える書き込みは止めたほうがいいよ
十人いれば十通りの文体があるんだから似ている文体があってもおかしくないだろ?
知らないヤツの文体と似てるとか言われて気分良い人間なんていない
例えるなら知らない奴に「お前の髪型サザエさんみてーだな」って言われるようなもんだ
自分の一言でスレが荒れるかもしれない事を考えてから書き込みしても遅くはないよ(多分)
ちなみに一万年なら最初から[sage]るだろうし投下前後に投下予告と終了通告をするだろ。慣れてるんだし
突然(コイツ荒らしかも?)って見られたら誰でも投下したくなくなるよ
スレ初心者の投下なんだ。温かい目で見ようぜ
だらだら長々書いてスマン。最後に
>>933 GJ!
>>942 短かっ!でも乙!
これは激しく期待だな
>十人いれば十通りの文体があるんだから似ている文体があってもおかしくないだろ?
「から」を挟んだ文章の前後が繋がっていない。
いいたいことはわかるけど。
つか実際にあなたの文体も……。
騒ぎたがる奴はけえれけえれ!
村の空気はのんびりが一番いいだ
>>947 読み直して気づいたッ!なんたる不覚orz
俺も自分の文体について悩んでるんだぜ。つーか俺の文体って誰かと似てる?
こんな話はもう止めて嫉妬話でもしながら投下を待とうぜ!最近活気が戻ってきたんだしさ
>>忘れちゅダメだよ
に俺の息子が反応しちまった
どうしてくれよう…(・ω・`;)
>>934さん
>>943さんありがとう。
そう、僕は一万年。さんだったりはしない。
僕頑張れるような気がしてきた。他のヤンデレSSを見て、頑張るよ。
ごめんもうNGにした方がいい気がしてきたわ・・・・
やっぱり駄目だ
面白いとは思うが、途中の幾つかの文が……
まあ、頑張って下さいな
>>952 916だが、言ったことをぜっんぜん分かってないみたいだな…。
一万年とか、そんなことはどうでもいいから、過去ログでも見て空気読みな
>>952 まあとにかくがんばれ
自己主張も控えめにな
>>952 だからどんな考えで有れそういう書き込みは荒れる元になると何度言われれば・・・
投下以外に何か書き込みたかったらID変えて名前外して別人として書き込んでくれ
このスレは慢性的に空気が悪いからちょっとヘマしただけで荒れる元になりかねない
そこはSSの出来とは関係ないぞ
あーども。投下します。
KATUKI SIDE
僕は、目を開けると、目前に見知った顔があった。
「・・・・・・華凛だ」
それは間違いない。
そして今の状況に気づいた。
華凛は、その細い体を押し付け、
足を克樹の腰に巻きつけるように眠っていた。
何よりも僕を驚愕させるのは、
僕と華凛どちらも“全裸”だということだ。
さぁーと全身の血が引いた。
一体、僕は、何を、やらかしたんだ、と。
だが彼女の女らしい二つの膨らみを感じて、
『僕』のアレは正直に反応し始める。
「むぅ〜、克樹」
寝ぼけたように、しかし嬉しそうに、
彼女はつぶやいた。
夢でも見てるのか?
彼女は幸せそうな夢[げんそう]を。
僕は現実という夢[あくむ]を。
『一線を越えたられた』と考えるべきかそれとも、
『人生の墓場』へ突入してしまったと考えるべきか。
複雑な心境だった。
「お、おはよう」
「おはよー克樹ぃ」
ぎこちない挨拶する僕。
華凛は起きたばかりなせいか舌足らずな調子で喋る。
「克樹、寝ちゃうだもの」
「せ、き、に、ん、取ってね」
僕の頭はフリーズした。
「って、冗談だよ?」
おどけてみてる華凛に、
僕のCPUとメモリはやっと処理を再開し始めた。
って嘘かよ。
「でも、その、・・・・・・アレが私にあたってるんだよね(///)」
彼女が恥ずかしげに頬を染める。
「だから、抜いてあげよっか?私が」
僕は首に掛かる吐息にゾクッとした。
が、なけなしの理性で
「大丈夫、だから」
といってベットから起き上がった。
綺麗に畳まれた僕の衣類・・・。
彼女がやったのだろう・・・を手に取り身に着けた。
僕は華凛の彼氏なのだから、
僕は彼女のことをもっと知ってから、
と所謂天使と悪魔の囁きに葛藤しつつも、学生服の上着を着た。
春原家のテレビを見詰めていた。
『え〜、今日の運勢一位はみずがめ座』
『いろいろ大変なことがおきたけれども、今日は快適に過ごせるかも』
『でも寝室にはアンラッキーがたまりすぎてるから気をつけて♪以上〜』
「どんだけ詳しく当たってんだよっ」
そうおもわずテーブルの醤油を投げつけようとしていた僕だった。
俺は朝食をご馳走になると、家に寄ることにした。
学校とは逆方向なので華凛には先に行くよう促す。
しかし、なんで?なんだ?
ただ家に入って、教科書と参考書を鞄に入れ、
体育で使うジャージと換えの服を取ってくる。
それだけの話だったのに。
何故、愛が、俺のベットで、寝ている?
ブルブルッと僕のポケットで振動する何か。
携帯電話だ。それににハッと意識を戻すと、
ディスプレイに表された折笠-純一・・・愛の父さんから電話が来ていた。
一度部屋を出てドアを閉める。
「はぃ、もしもし」
『あ、克樹君かね?』
「おじさんですよね、ご無沙汰してます」
『ああ、そうだな。で、済まないがうちの愛を知らないかね?
昨晩からずっといなかったようなんだ、電話も繋がらないし』
「うちにいますよ」
『そうか、ならよかった。いつもなら置手紙があるだがなくてね』
「はぁ・・・」
「でも、鞄とかはあったからもしかすると、と思ってね」
「疲れてたようなのでそっとして置きました」
嘘だ。
「流石に夜遅かったので伝えるのが遅くなってすいません」
適当に言い返し、さも関係が普通どおりのように装う。
『うむ、すまなかったな』
「いえ、おじさんもお仕事頑張って下さい。
そろそろ学校の支度の時間なので失礼します」
『うむ』
ピッ、と電子音を鳴らして電話を切った。
「あいつ、そんだけショックだったということか?」
ドアを開けて、ベットのふちに寄り添う。
その顔は泣き腫らした痕があった。
そっと手が彼女のセミロングほどの髪へ伸びた。
「んっ〜」
「起きたか?」
寝顔を見られたショックで後ずさる愛。
「えっ、え、・・・か、かつきくぅんっ!?(///)」
「おい、そっち時計があるっ」
案の定、ガツッと背をぶつけた彼女だった。
「いててて、あれ?ゆめじゃない?」
「そうだよね、そうだよっ!!」
「私を克樹君が捨てるわけないよ、はははは」
違う。
「愛」
「なぁに?克樹君。私が魅力的だからって襲っちゃ駄目だよ?」
違うんだ。
「愛」
「あー、朝ご飯食べてないよねっ! よりをかけて作るから待ってて」
「一緒に食べようね、克樹君」
「違うんだよッ!!」
「ひっ」
俺の喚声に、愛は後ろにずり下がった。
「僕と愛は、もう唯の隣人に過ぎないんだ」
克樹がしぼりだす声は、儚く掠れた声だった。
「だから、距離を置いてくれ。お願いだから」
自分の身勝手さに、彼女から背を向けた。
「お願いだからッ、これ以上構わないでくれッ!!!」
そういって俯いた克樹を後ろからゆっくりと、だかしかし確実に、抱き止めた。
「大丈夫・・・」
正目に回った彼女は背伸びをして、克樹を抱き締め直した。
胸にうずくまれた僕が抱いた感情は、劣情ではなく“慈愛”だった。
そうして、いつのまにか、泣き崩れた僕を、優しく、愛が慰めていた。
「これじゃぁ、一限間に合わなくなっちゃったね」
くすっと笑う彼女に僕は申し悪そうにそっぽを向いた。
最悪だ。彼女と分かれるために、僕は決意を出して言ったというのに。
結局ふりだしに、戻ってるじゃないか。
MEGUMI SIDE
ふふ、よかった。
なんだかんだ言って、克樹が戻ってくるんだもの。
そりゃぁ、私だって悪夢だと決め付けたいけど、
これで一層私と克樹の仲が深まるわね。
ありがとう、泥棒猫さん。
あなたのおかげで克樹君の『存在』。
再確認させてもらったわ。
まぁ、もっとも、
私に適うわけないでしょ?
そう、涙を流す克樹君を膝元であやしながら、
開いた片手で彼の携帯電話の電源を切った。
ふふ、これなら邪魔できないでしょう?
残念だったわね、クソ女。
これで第四話も投下終了です。
馴れ合いたいならVIPかmixiにでも行けよ
>>964 GJ!投下スピードに勢いがあるな。その調子で頑張ってくれ
だが他の人も言ってたが、こまめに投下するより書き溜めて一気に投下したほうが良いと思うよ
1レスに収まる分量をできるだけ使って投下するのが普通
大抵は投下前後に
「投下します」「投下終了です」
で1レス使う。他のスレを見てみるとわかる。ちょっと他スレも見てみよう
それと、書き溜めて自分の文章をチェックしてみよう。誤字脱字の確認と文章の確認をしたほうがいい
もうごちゃごちゃ言うのは止める。初心者講座はスレ違いだし住人達もウザイだろうしね
最後に。住人の反応が変わったと気付いてるだろう。理由は自分でよく考えてみよう
めげずに頑張ってくれ。みんな君の成長に期待してるんだ
あと返レスはしないでくれ。返レスより求めているのは良質の素晴らしいSSだ
>>965 ツンデレにしてはツンしかねーな。ちょっとデレようぜ?
また、ウンコか
どーいうこと?
ID:6TK2/kFq
は自分のせいで余計にPsPjd8yE3Eが悪い目で見られているっていう自覚がないんだろうな
まさに小さな親切余計なお世話ってやつだ。
自分はいいことしてるつもりなんだろうけど大迷惑という事実。
つまり3行までにしとけ
という意味
毎日続きが読める喜び
久しく感じられなかった楽しみを味あわせてくれることに素直にGJを送りたい
でも一個だけ言わせて
>>963で克樹の一人称なのに地の文が
「克樹が」だとここだけ三人称みたいで変
作品全体のクオリティが高いだけにとても残念
ゴメン、本当はこんな事言わない方が良いのかも知れないけど……
でも本当に心から応援してますから
な
る
ほど。
あーあ、またはじまった
べつにいいんじゃね
俺らは作品が投稿されるの待ってりゃいいんだし
やれる事といえば、投稿しやすい空気にすることだしな
次スレもできたみたいだし
仕切りなおそうや
酸性
まあ期待だな
よーしじきに落ちるんだこの際俺が荒らしてやるぜぇ!覚悟しな!・・・・・・・
・・・・・えーと・・・何しよっか?・・・・
おいおいおいwww
でも、そのノリいいねー。
中性的な男の子
中性子爆弾
中世的な男の子
中世的な談志と申したか