スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part4

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456名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 19:42:51 ID:boXs4z2F
>>450
乙です。
こういうSSは何度見ても和みます。
いつもいつもお疲れ様です!
457名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 21:46:21 ID:MLwEs9LH

458名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 10:25:22 ID:RcC3+oX4
hosyu
459名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:56:29 ID:RYXZwaSp
補習
460名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:59:46 ID:Bc1qs72U
kousinn kita
461名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:48:13 ID:DzaGJl1G
ショートネタM
語り手:誠


「私、もう誠しかいないんだよ…?」
「…俺には、言葉がいる。俺の気持ちはもう揺るがない。これからは言葉だけを見るって誓ったんだ。」
「私、誠くんのこと、これまでのこと許すって決めたんです。たくさん傷ついたりしましたけど、それでも私……誠くんのこと愛していますから……」
「…ま…まことっ……まこ…とぉ……!」


それは、言葉と一緒に駅のホームへと向かうため、階段を下りている最中に思い出した二週間前の出来事。
揺れる気持ちに決着をつけるため、言葉とこれからを生きていく覚悟を新たにするために、俺は放課後の
学校の屋上に世界を呼び出し、言葉立会いの下、世界に別れを告げた。
既に親しくしていた友人とも疎遠になって、幼馴染であり親友である刹那とも離れ離れになっていた世界。
世界が俺しか頼れる相手がいないというのは本当だったが、俺には言葉がいるから、俺に世界を支えることは出来なかった。
あれから世界は登校拒否し、その結果出席日数が足りなくなったために留年が決定した。
そんな俺の顔色を心配したのか、横を歩く言葉が顔を覗き込んで声をかけてきた。

「誠くん、どうかしたんですか?」
「いや、急にこの前のことが頭に浮んで…」
「…そうですか。」

何か別のことを言って誤魔化したほうがよかったのかもしれない。
気まずい雰囲気が流れ、今まで夕飯のおかずについて話していた言葉の口が止まる。
流れを変えなければと思い、思考を巡らせていた時、俺の携帯電話が鳴った。

ホームに降り立つと同時に電話を取る俺。
先ほどのこともあって少し慌てていたため、液晶の相手の名前を確認もせずに取ったが、電話の向こうから聞こえる声で、電話の主が誰かはすぐに分かった。

『誠…出てくれてよかった。』
「世界…どうしたんだよ?二週間も学校休んだりして。もう学校じゃお前、留年確定だって言われてるぞ?」
『留年、か…。そうだよね。今回が初めてじゃないし、出席日数やばかったのに追い討ちかけたら、そうなるよね……』
「…西園寺さんですか?」
「…あぁ。でも、すぐに切るから。」
『誠、桂さんと一緒なんだ。そっか…そうだよね…』
「なぁ、世界。何の用なんだ?」
『…どうしても最後に確かめたくてさ。もう一度。……私たち、本当にやり直せないの?桂さんじゃなきゃダメなの?』
「世界…。学校で言ったとおりだから。俺は、言葉好きだ。……言葉は許してくれたんだ。こんな弱くて、フラフラとしてばかりの俺を……」
『わ、私だって…!』
「俺は、言葉のことが好きだから…」
『どうしても、諦められないよ……。私、誠のことを愛してる…。』
「世界…」
『私には…もう誠しかいないの。私、誠がいないと生きていけないの…。やり直したいよ……誠ぉ……』
「……駄目だ。何度も言うけど、俺には言葉がいる。俺は言葉が好きだ。だから、もう…世界のことを支えることは出来ない。」
『……まこ…と……うぅ…っ!』
「……じゃ、切るから。」
『それなら最後に一つだけお願い…一つだけ…』
「…なんだ?」
「まことぉー!!かつらさあぁぁぁ!!ん」
「えっ?」
「えっ?」

たった今まで電話の向こうから聞こえていた世界の声がすぐ近くで聞こえた。
二人同時に顔を上げて向いた先は正面にある反対側のホームで、そこには、携帯電話を握り締めて、制服姿で立っている世界の姿があった。
世界は俺達が姿を認めたのを見ると、線路に降り立ち、こちらに向かって手を振って声を上げた。


「忘れないでえぇぇぇー!!」

462名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:52:03 ID:DzaGJl1G
そう叫んだ瞬間の世界の顔は、始めて会った気と同じように輝いていた。
両目から涙を流して、満面の笑みを浮かべるその表情があまりにも眩しく思えた。
だから、俺たちは……反対側のホームに電車が滑り込んできて、世界が電車の下に消えるまで我を失っていた。




───キキィィー!!グキャッ!!




電車のけたたましいブレーキ音と、蟹を踏み潰したような生々しい音が聞こえた瞬間、俺たちの記憶は途絶えた。








……それからのことは、よく覚えていない。
俺と言葉は気がついたとき、駅員の詰め所にあるベッドに横になっていた。
駅には警察やその関係者が来ていて、大きな騒ぎになっていた。
目が覚めた俺たちは駅員から事情を聞き、俺たちが気絶してから二時間経っていること、世界が電車に轢かれて即死したこと、
世界の遺体は原型を留めていないこと、世界が亡くなる直前まで通話していた相手が俺たちだと警察に特定されたことを聞いた。
どうやら、俺たちが榊野学園の制服を着ているということと、事故当時、周囲にいた多くの人の証言で関係者と特定されたらしい。
俺たちは横になったまま警察に事情聴取を受けたが、その時に驚くことが判明した。
───言葉が記憶喪失になっていたのだ。

言葉は俺が話しかけても、俺が誰か分からず、駆けつけた家族のことさえも分からず、すぐに病院に運ばれていった。
俺もついていこうとしたが、俺は事情聴取が残っていたために、言葉の救急車に同伴することは出来なかった。




……それから一週間後。
どんな聴取を受けたかは語りたくない。
心身状態はショックからまだ抜け切っていなかったが、言葉は俺より事態が重かった。
まず、家族のことは思い出したが、事故のショックで、榊野学園入学以来の記憶が全て抜け落ちていた。
入学式以来の記憶がなく、俺のことも世界のことも覚えておらず、自分のクラスの担任の名前を思い出せなかった。
言葉の母…真奈美さんを通じて聞いた、言葉の担当医の話しによれば、この先記憶が戻る見込みはないとのことだった。
もし記憶が戻るようなことがあっても、それは本人にとって辛い記憶を喚起するだけのものとなってしまい、このまま忘れていた方が言葉のためなのだという。
さらに、言葉が元の学生生活に戻るには、代替記憶を催眠療法を用いて移植し、新天地へ越して新たな学校に入らねばならないと聞かされた。
それは、俺が言葉と復縁する可能性は皆無という意味でもあった。
463名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:52:54 ID:DzaGJl1G
───それから更に一週間後


「誠くん…。がこういうのはどうかと思うけど……あの子のことは忘れて、前に進んでちょうだい。」
「真奈美さん……」
「…私も辛いの。ついこの前まで笑ってたあの子が、人形みたいになって…慣れ親しんだ土地とも離れなければならない…。正直、私も主人も信じられなくて…」
「…俺が、俺が悪いんです!言葉があんなことになったのは、全部…俺が優柔不断で…!」
「自分を責めちゃ駄目!」
「!!」
「…終わってしまったことと割り切れれば、どんなに気が楽でしょうね。でも、どうにもならない…。あなたはあなたの道を進んで。言葉のためにも…」
「……は…い…」
「……お母さん。お父さんが出発するよって。」
「ごめんなさいね、心。今行くって伝えて。」
「あと、誠くんにも伝言。」
「俺にも…?」
「……言葉と仲良くしてくれてありがとうって。」
「…そうか。ありがとう。」
「それじゃ、私たちはそろそろ……」
「分かりました。皆さん、どうかお元気で……」
「……バイバイ、誠くん。」
「バイバイ……心ちゃん。」

俺は言葉の家が引越しする噂を聞いて、遠くからそれを見ていた。
最後までそうするつもりだったが、出発前に真奈美さんに姿を見られて、先ほど経緯に至る。
言葉は最後まで車の中から姿を見せることはなく、去っていった。
右手には、ついさっきまで言葉たちが暮らしていた豪邸。
人気のない豪邸からは表札が取り除かれ、近々、売家の看板がかけられることだろう。








これが、俺と言葉の関係の終焉。
あれから十年が経つが、世界が最期の瞬間に浮かべた笑みは今でも脳裏に焼きついたまま。
引っ越した言葉がどうなったか、俺に知る術はなく、今何処で何をしているのか全く分からない。
俺はあれからも榊野学園に通い続け、なんとか卒業して、何となく看護士になった。
学園生活時代は周囲の視線や陰口、そういったものは飽きるほど浴びたが、一ヶ月もすれば気にならなくなっていた。
いや、そういったものに晒され続けたために、感覚が鈍感になっただけなのかもしれない。
言葉と分かれてから俺は、誰とも付き合うことはなく、それでも余計な揉め事を回避したくて、結婚相手もいないのに薬指に指輪を填めた。

「……」

世界の墓に水を掛け、花を添えて手を合わせる。
ここには俺以外に、世界の母である踊子さん、世界と幼馴染で親友だった刹那、友人の黒田光や甘露寺七海も来ているようだ。
それらは、墓に添えられた供物やメッセージカードなどで判別できたが、一度も彼女らと墓地で出くわしたことはない。
例え出くわしたところで、話すことはないし、かえって気まずくなるだけだから、会わないでいるほうが助かるのだが。




季節は春を迎えたが、外の風は冷たい。
俺は一人墓地を後にし、日常へと帰っていく。




464名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 01:00:45 ID:85cKZXdp
>>461
寝る前に立ち寄ったのですが・・・

永遠にの世界バージョンですよね
あの薄氷を踏むような関係
どう転んでもおかしくない関係
これもひとつの未来(永遠にもこちらも見たくはないですが)なんだと
考えさせられました
やっぱり重苦しいです

力作乙でした
465名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 01:53:50 ID:8n5o9BzV
>461
言葉の記憶を破壊し去ってしまった分、原作の「永遠に」よりキツい…。
466名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 10:53:01 ID:dPBrcSXI
こういうの見ると、二股END「二人の恋人」が
正しいのではと思ってしまう
467名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 12:48:28 ID:04TBC2yQ

>>ショートホラー様(461−463)
最期に向けられる顔が憎しみの顔というのも辛いが、
笑顔というのはもっと辛い。
そう感じずにはいられませんでした。
後日談の重さ・リアルさも秀逸です。
GJでした。
468名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 13:04:07 ID:xKHVW8Zn
ショートネタN
語り手:光


ある人物の証言のもと、桂さんと世界の子供の父親が泰介であることを知った私。
犯した過ちは清算しなければならない。
私は某公園で私と桂さんと世界の子供が一同に集まる日を狙って首輪を用意した。

子供たちが桂さんと世界の母親から死角になった時、私は二人に隠れて子供たちに首輪をかけさせると、子供たちは綺麗なプレゼントだと喜んだ。
ところで、この首輪の紐はピアノ線で、三つとも私の車に繋がっている。




子供たちと桂さんと世界の母親の死角に止めてある私の車。
私はそれに乗り込むと、頃合いを見計らって車を急発進させた。




469名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 13:55:51 ID:i+LaXJou
いやさらにシュールさが増してますね
でも子供は可哀想かな
むしろ泰介を3枚におろして子供にわけろと・・・
470名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:44:17 ID:7bZYMmHG
>>ショートホラー様(468)
これはまた後味の悪いものを…(いい意味で)。
光自身は何も悪くなかっただけに、どうにもいたたまれない。
GJ。
471名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 09:21:23 ID:yeVBkgSt
hosyu
472woodchuck:2008/04/06(日) 12:13:57 ID:Ui7oZNww
お花見
_________________________

出演: 誠 いたぅ 言葉 心 その友人's 真奈美 その旦那
場所: 桂家 リビングと庭
特殊表現: ありません
_________________________


日曜日のちょっと遅い朝、愛しい人からのコール

「言葉、今日はどうしたんだい?」
「(お花見ですよ)」
「お花見?」
「(はい)」

花見と聞くと
加藤の親父さんに無理やり引っ張り出される
ここ数年の光景を思い出しあとずさりする・・・・

「おれ未成年だし・・・・」
「(・・・・・・・・ふふ(笑 何をいってるんですか
 それにまだお昼じゃないですか)」
「そ・・・ そうだな」
「(お茶でお花見ですよ お団子も用意しましたから
 もしご都合がよければお母さまも・・・・)」
「ぁ・・・・母さんはちょっと出かけてるんだ朝から
 でも妹が・・・いたるがいるんだけど・・・・」
「(いたるちゃんがいるんですか?
 なんでもっと早く教えてくれないんですかもう)」
電話口ですねている言葉の表情を想像する

「いや 昨日の晩急に駄々をこねてさ・・・」
「いたぅ 駄々なんてこねてないもん!!」
「(ぁ・・・いたるちゃん!)」
「いたるはいいからさ・・・・ その連れて行ってもいいかな」
「(もちろんです いたるちゃんの着物も用意しなくちゃ・・・)」
「ぇっ?」
「(お着物ですよ まことくんもちょっとだけおめかししてきてくださいね)」
「あ・・・ぁぁ ネクタイいるかな?」
「(いえ、ジャケットにパンツ、靴だけで・・・・)」
普段誠の服装に何も言わない言葉がいうんだからなぁ・・・
誠もそれなりに考えることにする
「わかった」
「いたぅも?いたぅもおでかけ?」
「ぁあ」
473woodchuck:2008/04/06(日) 12:14:34 ID:Ui7oZNww
細かな時間を打ち合わせて電話を終える
あんまり時間が無いな・・・・
いたると一緒にシャワーを浴び着替えて
軽く食事をとってから出かけることにする

「いたる? そろそろでかけるよ」
「う〜ん 待ってておにいちゃん」
「何してるんだ?」
「絵を描いてるの」
「誰の?」
「おねーちゃんと心おねーちゃんと・・・」
「そ・・・そうか」
「持っていくのか?」
「うん!」

__________

インターホンを鳴らすと
玄関まで進めといわれる
ドアを開けるとそこには大輪の・・・・・
いや言葉と心ちゃんがいる

思わず声を失う

「えっへぇ・・・・すごいでしょ お兄ちゃん」
最近心ちゃんは俺のことを
「まことくん」と呼ばずに「お兄ちゃん」と呼ぶようになった
まだ時々は「まことくん」のままなんだが・・・
いたるから呼ばれる「オニイチャ」とはちょっと違ってくすぐったいが
言葉にそういうように言われたらしい・・・・

「・・・ 2人ともとっても綺麗だ」

言葉は顔をあからめて俯いている

「それ以上いうとおねえちゃんこのまま固まっちゃうからさ
 それくらいで上がってきて お兄ちゃん」
「あぁ・・・」
「いたるちゃんはこれからお着替えだよ」
「おきがえ?」
「うん お姉ちゃんたちとお揃い、着物に着替えるの」
「やったぁ!!」
「ありがとう、心ちゃん・言葉」
「いいんですよ 心のお下がりでごめんなさい」
「そんなこと・・・ いたるが本当の妹になったみたいでうれしいよ
 いたる・・・・ いつも寂しい思いしているからさ」
「・・・・・(コクリ」
474woodchuck:2008/04/06(日) 12:15:07 ID:Ui7oZNww
いたるは心ちゃんに連れられてすでに姿がみえない
玄関をあがるといつも以上に清楚な言葉がすぐ目の前にいる
思わずぎゅっと抱きしめる
「ダメですよ まことくん 着物が乱れてしまいますから」
そういって裾を直す言葉がとても艶かしくて・・・・
思わずキスをしてしまう
「ぁ・・・・」

その時廊下の角からいたるが転んで倒れるのが目に入る
「ぁ・・・いたるちゃん まだ早いって・・・・」
「いったぁーーい」
涙目のいたるだったが心ちゃんを追いかけて今度こそ姿が見えなくなる

「もう・・・ まことくんったら」
「ゴメン・・・」
「あとできちんとしてくれたら許してあげます」
そう真っ赤な顔をして言うと
さっとリビングに行ってしまう

「ぁ・・・ 待ってって」
「待ちません」

「いらっしゃい 誠くん」
「おぉ来たか・・・・」
「はい、お邪魔します 今日はお誘いいただいて」
「挨拶はいいから こっちに座りたまえ」
「は・・・ はい」

「お父さん! 今日はお酒はダメですからね」
「なんだ 花見なのに酒がダメとは・・・・」
「お茶会なんですから」
「まぁ 後からな 誠くん」
「は・・・ はぁ・・・・」

どうやら午前中にご両親の仕事の関係者のお茶会があったらしく
お父さんはもう少しほろ酔い状態だった
桂家にはお父さんの書斎の縁側に面した庭に大きな桜の木があり
今が満開、見ごろなのだ
そこに露天の茶席が設けてあり
すでに心ちゃん、卯月ちゃんほかお友達数人(中には男の子も・・・)
言葉と心ちゃんの間にいたると準備ができていた

「わたしはここで続きをしているからな 若い者で楽しんでおいで」
といいながらソファで体勢が崩れそうになるお父さんを真奈美さんが支える
「まったくもぅ 言葉の彼や心の友達がいるっていうのにねぇ」
俺に向かって優しく微笑みかけてくれる
「あの・・・ いたるのこと、ありがとうございます」
「いいのよ いたるちゃんかわいいわ まるで心に妹ができたみたいって
 みんなで喜んでいるの 特に心がね嬉しそうなの・・・」
「はい・・・ とっても優しくしていただいて ありがたいです」
「・・・・・ はい あなたももう行きなさい 皆が待ってるから」
475woodchuck:2008/04/06(日) 12:15:33 ID:Ui7oZNww
誠が列に加わると
慣れた手つきで心ちゃんと言葉がお茶をたてていく
いたるは正座になれていないせいか落ちつかなげだ
察した言葉がちいさなクッションをだしていたるの膝の間にいれてくれる
「(内緒なんだけど わたしもよく使うの)」
いたるはそれをきいて安心したのかにっこり笑って座りなおしている
「(ありがとう 言葉)」
言葉は何も言わずに目だけで返事をする

皆が順にお茶をのみ、お団子をたべ・・・ 形だけすぐに終えると
やっと団欒の時間だ
第一声が心ちゃんの一言

「お兄ちゃん 玄関での続きしたかったらしてもいいよぉ!!!」

あまりの一言に言葉も俺も顔を真っ赤にして慌てる

「オニイチャ チュッチュしてたよね」
いたるが口を尖らせて心ちゃんの方に向く

「チュッチュ????」卯月ちゃんの横にいた大輝くん?という男の子が色めく
「まだお前には早い!」思わずおれがそう叫ぶと
「ふーーーーーーん」と心ちゃんが大仰に言う
「そんなことしてたんだ お兄ちゃん達 リビングにはお父さんもいたのに」

あぁこんなことならお父さんと一緒に酒でも飲んでればよかったと後悔しかけたが
横にいる言葉のたおやかな姿をみて「まっいいか」と思わず口にする

「イタタタタタ・・・」

言葉に足の甲をつねられた
「よくなんかありません」
結構本気で怒っていた
__________

お開きになったあと
心ちゃんと友人たちは近くの友達の家に遊びに出かけるのだという
「お兄ちゃん いたるちゃんも一緒に連れて行っていいかな?」
いたるは?と見ると心ちゃんの服の裾を引っ張るように持ち
すっかり馴染んでいた

「迷惑じゃないなら・・・」
「うん いたぅちゃんとするもん」
「いいのかな?」
「大丈夫 任せておいて!」

そういうと潮が引くように皆が出かける
真奈美さんはというとやっとのことでお父さんをベッドに運んだらしく
リビングで休憩中
476woodchuck:2008/04/06(日) 12:16:12 ID:Ui7oZNww
「わたしの事はいいから ちょっと休ませて」
「おかあさんここで寝ると風邪引くわよ」
「だってお父さんお酒くさいんだもの・・・・」

いそいそとタオルケットをもってくる言葉

「ぁぁ ありがとうね 言葉」
「うん」
「あと、着物、皺になるから脱いでいいわよ」

そう言って意味ありげに俺のほうを見る真奈美さん
「もう彼には十分に見てもらえたんでしょ?」
そういって言葉に微笑みかける
「もう・・・ おかあさんったら」
「惚れ直した?」
俺にも同じように微笑む
思わず

「はい」

と答えてしまったものだから
言葉がそこで完全に固まってしまう

落ち着いた言葉と
一旦ふたりで廊下にでる

「あの 着替えますから もう少しリビングで・・・」

ちょっと申し訳なさそうな言葉がかわいらしい
言葉の姿をあらためてじっくりと見た後思い切って言う

「あのさ・・・ それ、そばで見てたらダメかな?」

「ぇ?・・・・ ぇええええ!・・・・・」
思わず言葉の口をふさいで声を押さえる

__________(続・・・・・・くかな?)

終了です
キャラすれに「甘い生活」のひとつが引用されていたので
あわせて書いてみました
和服、言葉、脱ぐ・・・ここまで揃えてここで終わるか(笑

ということでひさしぶりに失礼しました。 woodchuck
477名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:11:17 ID:efSf7q/6
>>woodchuck様(お花見)
ほのぼのした、それでいて凛とした美しさ、堪能しました。
いい空気になるとつい調子に乗るのも、誠らしくて良かったです。
GJでした。
(追記)
>和服、言葉、脱ぐ・・・ここまで揃えてここで終わるか
同意。
特殊表現突入でも、未遂終了でも、一興だったのにw。
478名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 14:00:43 ID:zcShAjHb
GJ!
シュールな作品の後にほのぼのとした一品だったので癒されました。


しかし最近人少ないなあ……
479名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 19:16:42 ID:x+Ku/vDK
燃料供給が全然無いから仕方が無い。
そもそも、このような状態でここまでスレを伸ばせている事実自体が
充分驚異的な話だよ。
480名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:57:35 ID:4oNUK/uU
久々にいたるSSを投下します。

今回は前後編構成の前編を。

今ブログに書いてるやつで大変ですが出来る限りこちらも続けたいと思います。
481いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 22:59:17 ID:4oNUK/uU
いたるの休日の続編です。

いたるの思い出(前編)。


病院にて。


「はあはあ、言葉いたるは?」
「さっき担ぎ込まれてまだ目が覚めていません。」
誠はいたるが学校で頭にボールをぶつけられて病院に担ぎ込まれたと
連絡があったので飛んできたのだ。

「いたる、いたる、しっかりしろ。」
誠は寝ているいたるを揺り動かした。
「落ち着きなさい誠。MRIでも異常はないし
 後は目が覚めるのを待てばいいだけの状態なんだから。」
この病院の看護師である誠の母がそう言って誠をなだめた。
そんな誠の肩に言葉がそっと手を添えた。

それから30分くらい経っただろうか。
「うーん。」
と声を上げていたるがようやく目を覚ました。
そして誠を見つけると
「お兄ちゃん。」
と言って抱きついてきた。
それだけじゃなくて誠の胸に頬擦りまでしている。

ここ数年のいたるは言葉や心に対して同じ様な行動を取ることはあっても
兄の誠に対してはそんな事はしなかった。
だからそこにいた全員が唖然となってしまった。
でも誠の母は職業柄落ち着いて医師を呼んだ。
482いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:00:07 ID:4oNUK/uU
「お兄ちゃん、ここどこ?」
「病院だよ。いたるが頭にボールをぶつけられて気絶したって聞いて飛んできたんだ。」
「ボール?」
といたるは首をかしげた。
「覚えてないのか?」
「うん。」
いたるがそう言った途端に面会時間終了のアナウンスが流れた。

「母さんいたるを頼むね。」
「ここは病院よ。誰に向かって物言ってんの?」
「ごめん。いたる明日も来るからゆっくり休むんだぞ。」
「お兄ちゃんどこか行っちゃうの?」
「ああ俺は帰るけど。」
「やだやだ。いたるを置いてっちゃやだあ。」
とまた誠に抱きついて放そうとしない。
「大丈夫だよ母さんがいるから。」
「そうですよ。いたるちゃん。」
言葉がそう言うといたるが不思議そうな顔をして言葉を見た。
そして信じられない事を言った。
「お兄ちゃん。この綺麗なお姉ちゃんだあれ?」


医師が全員に落ち着くように言ってからいたるに質問を始めた。
「お名前はいたるちゃんでいいのかな?」
「うん。そうだよ。」
「今何歳?」
「6歳。」
「ええっ!」
誠が思わず声を上げて誠の母は深刻な表情になり
言葉は両手で顔を覆って俯いてしまった。
483いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:00:41 ID:4oNUK/uU
どうやらいたるは6歳まで記憶が戻ってしまったようだ。
当時の舌足らずな口調では無いものの見せる表情や
仕草は6歳の頃のいたるそのものだった。
医師からはケガそのものはコブ程度で済んでいるので命に別状は無い。
現状についてはとりあえず2〜3日入院させて様子を見ると言われた。


帰りの車中で。


「参ったなあ。いたるのやつまさかあんな風になっちゃうなんて。」
「・・・・・」
「言葉?」
信号待ちで誠が助手席の言葉を見ると、言葉は声を殺して泣いていた。
「いたるちゃん・・・うっうっ。」
言葉にとっていたるはもう1人の大事な妹だ。
とてもよく懐いてくれてたし言葉もよく可愛がっていた。
そんないたるだったのに今のいたるからは自分の存在が消えている。
それはとても悲しくて辛い事だった。
484いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:01:23 ID:4oNUK/uU
一週間後病院にて。


いたるの症状はコブが引っ込んだくらいで他は変わりなかった。
誠達が見舞いに行くといたるは無邪気に喜んで甘えてきた。
そんな状態だからいたるの学校には理由を話して
同級生達に現状を知られないようにした。

いつもの生活に戻せば記憶が戻るかもしれないと医師に言われたので
いたるを桂家に戻そうとしたけれど今のいたるには心や真奈美達の記憶が無い。
仕方が無いので誠の母のマンション(誠の実家)に連れて行くことになった。


誠の実家にて。


誠の母は留守がちだし誠も四六時中ついているわけにもいかなかったので
言葉も一緒に誠の実家で生活する事になった。
そして今日がその一日目。

「お兄ちゃんお腹空いた。」
「何が食べたい?」
「ハンバーグ。おにーちゃんのハンバーグ♪」
「わかったハンバーグだな。」
誠がハンバーグを作ったらいたるは本当に嬉しそうに食べていた。
でも昔と同じ様に手掴みも交えて食べたので服が随分汚れてしまった。
「あーあ。随分汚しちゃったなあ。
 俺が後で洗濯するから言葉はいたるを風呂に入れてやってくれないか?」
「わかりました。」

誠が自室でいたるの現状を知らせるために桂夫妻へメールを書いていると、
「あっダメです!いたるちゃん!」
と言う言葉の声と廊下をドタドタと走る音が聞こえたと思ったら
ドアがバンっと開く音とともにいたるが部屋に飛び込んできた。
485いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:01:53 ID:4oNUK/uU
「お兄ちゃん、シャンプーハットと魚釣りセットが無いよお。」
「今そんなものあるわけない・・」
と言いながらドアの方向へ振り返った誠は固まってしまった。
いたるは何と全裸だったからだ。

今のいたるの中身は6歳でも体は16歳の少女そのものであり
しかも同年代の娘より目立つスタイルなので実の妹とは言え
誠も目のやり場に困ってしまう。
「い・いたる裸でうろついちゃだめだ!」
誠は赤面しながら必死に目をそらした。
「なんでなんで?それよりお兄ちゃん一緒にお風呂!」
そう言って誠の腕を引っ張る。
「だめだ。」
「やーだ一緒にお風呂!」
「だめだって。」
「うわーんお兄ちゃんのイジワルー。」
そう言っていたるは泣き出した。
誠は本当に困り果ててしまった。

暫く呆気に取られて一連の様子を見ていた言葉が慌てて部屋に入ってきた。
そしてバスタオルをいたるの体に素早く巻きつけると
「いたるちゃん。誠君は忙しいから私と一緒にお風呂に入りましょう。」
と穏やかに説得した。
「本当?」
「ええ。」
「わ−い一緒に入ろう。」
486いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:02:34 ID:4oNUK/uU
風呂場にて。


10年前と同じ様にいたるは言葉がとても気に入ったらしくてこの一週間でよく懐いていた。
だから風呂にも喜んで一緒に入った。
「お姉ちゃんやさしいから好き。」
「そうですか?」
「うん。」
「ありがとうございます。」
そこでふと思い出した。
10年前もいたるは同じ様に言ってくれた。
今と同じ様な表情で。
記憶をなくす前もいたるは自分に言ってくれた。
”おねーさんやさしいから好き”

同じ好きでも意味が違っていた。
10年間の付き合いを通しての”好き”がそこにあった。
いたると自分が共有してきた時間がそこにあった。
言葉はそっといたるを抱きしめた。
いたるは無邪気に「キャハハ。」と笑った。

前編End
487いたるの思い出(前編):2008/04/08(火) 23:06:37 ID:4oNUK/uU
後半はいつとはお約束できませんがそのうち投下いたします。
488名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:46:42 ID:uxmZEb8d
誠の心配
言葉の深い愛情がすごく感じられて
いたる愛されてるなぁってなんだか和みます
・・・・本当は心配しなければならないのだけど
命に別状ないってわかってるからでもありますが


本論とは別に
性的虐待後の幼児退行のようにも思えて
止だし
止だし
止だし・・・あかん 寝ます

489名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:14:54 ID:/A3Yc2/w
投下しようか迷ったが…


今日は、妹のいたるが成人を向かえる日であり、いわば一つの記念日。
いたるが無事に大学に入学してから、二年が経った。
俺は言葉と心ちゃんと一緒にいたるの成人式に付き添っていた。
会場で四人並んで記念写真を撮影すると、言葉と一緒に暮らしてる東原巳のマンションへ帰宅。

その日は四人で夜遅くまで談笑していたが、時計が十時を回り始めた頃、心ちゃんが帰宅しなければならなくなった。
心ちゃんを実家まで送っていくことになったが、時間が時間なため、安全を考慮して、車で実家まで送っていくことにした。
しかし、言葉が送迎を買って出て、更に今日から三日間は実家に泊まると言った。

「積もる話もあると思いますし、たまにはいたるちゃんと二人の時間を過ごしてください。」

言葉なりの気遣いなのだろう。俺はそれに素直に甘えることにし、玄関先までいたると一緒に二人を見送った。
出発間際、明後日の正午近くに帰ってくるといい残すと、言葉は心ちゃんと一緒にマンションを出た。
言葉たちが実家へ帰り、家には俺といたるの二人が残され、しばし、いたるの幼い頃の話に興じる。
つまりは、俺の高校時代の話などに花を咲かせ、久々に兄妹二人きりの時間を満喫した。




気が付けば時間は零時を回り、日付が変わっていた。
いたるは大学の冬休み、俺は会社の有休のため、今週一杯は休みだ。
つい遅くまで話しこんでしまったが、休み中にルーズな生活に慣れると休み明けが辛くなるため、そろそろ寝ることにした。
言葉が帰って来るのは三日後の正午過ぎ。
日付を跨いでいるから、正確には明後日の正午過ぎだが、それまではいたると二人で買い物にでも出かけたりして、兄妹水入らずで時間を過すのも悪くない。

「お兄ちゃん。」
「なんだ?」
「あの、あのね…。今日は、一緒に寝てもいいかな?」
「え?」
「偶にくらいいいでしょ?久しぶりに昔みたいに…」
「俺たちもう、いい年した大人だぞ?」
「駄目なの?」
「うーん……」
「おにーちゃと一緒に寝たいよぉ。」
490名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:17:58 ID:/A3Yc2/w
幼い頃の呼称で俺を呼ぶいたる。
そういえば、いつの間にか、お兄ちゃんって言えるようになったんだったな。
おにーちゃ、おにーちゃって、昔はよく呼んでたのに。
昔の呼び方で俺を呼ぶいたるの声に、懐かしさが込み上げてくる。

「…そうだな、偶にくらいならいいか。」
「えへへ。ありがとう、おにーちゃ。」
「それじゃ、寝る準備するか。」
「うん。」

口調だけでなく、身振り素振りまで昔に戻っている。
ただ一緒に寝るだけのことなのに、こんなに喜んでくれるとは。
成人したとはいえ、まだ心は子供のままなんだなと思いつつ、いたるを伴って洗面所に向かった。




その日、俺はおかしな夢を見た。
学生時代の俺と幼い頃のいたるが見知らぬ公園にいる。
俺はロープが張られた遊具を上っている最中、どういうわけか両手両足がロープに絡み、身動きが取れなくなった。
困ったことに、このロープ、どう足掻いても外れず、俺は遊具に拘束されてしまったのだ。
そこへいたるがやって来て、ロープを解いてくれるのかと思いきや、こちらに笑みを向けてじゃれてくる。
俺は恥をしのんで、いたるに助けを求めようとする。
しかし、何故か声が出せず、俺はいたるの遊び道具にされる始末。

そこで夢は醒め、目にはいつもの見慣れた部屋の天井が映り、背中にはベッドの布地の感覚が蘇った。
身体はすっかり寝汗をかいて、シャツと下着が濡れていた。
このままだと寝つきが悪いため、一度着替えようと身体を起こそうとしたが、それが出来なかった。
耳慣れない金属音と、両手首と両足首にある何かに遮られた。
一体何が起きたのかと、右手の手首に視線を向け続けていると、目が慣れて次第にあるものが見えてきた。




……手錠だった。
491名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:20:38 ID:/A3Yc2/w
警察が犯罪者を逮捕する時に使うのとは少し違う、恐らくはできのいい玩具らしいのだが、それが両手首と両足首を拘束していた。
声を出そうとして口を動かすと、声も出せないことに気付いた。
口には何かがはめられており、耳に何かが引っ掛けられている感覚がする。
その時点で、自分が置かれた状況を把握した俺は、身体を揺さぶって拘束を解こうとしたり、口を塞ぐ何かを外そうとしたりしたが、無駄だった。
隣で一緒に寝たいたはずのいたるの姿はなく、首は自由に動かせたので部屋の様子を伺ってみたが、部屋の何処にもいたるが居る気配はなかった。

その時、俺はいたると一緒に見ていたテレビのニュースの内容を思い出した。


中国系の窃盗グループが、高いところだから安全という心理を逆手にとって、
集合住宅の施錠の甘い上階を狙って犯行を繰り返しており、油断した民家は
金品を奪い取られ、若い女性に至っては性的暴行を加えられているニュース。

寝る前に窓や玄関の施錠はしっかり確認し、安全を確認した上で就寝したのだが、万が一ということもあり、焦燥感が募り始めた。
金ならいくらでもくれてやるから、せめて、いたるには手を出さないでくれ…!

そう思っていた時、突然、部屋の明かりが点灯した。


部屋のドアが開き、人影が部屋に入ってくる。
ガチャリと音を立てて扉が閉められ、暗がりの中でも後手に扉が閉じられたことが分かった。
顔の輪郭が動きいてこちらを向き、人影はこちらへと歩み寄ってくると思いきや、部屋の明かりのスイッチパネルのほうへと歩き、部屋の明かりを点灯した。
暗闇に慣れていた目が、光量が突然増したことで反射的に目を閉じさせる。
目に染みるような痛みが走り、目をガードしようとして上がりかけた腕が手錠で支えて手首にも痛みが生じた。
人影がこちらに歩いてくる足音が聞こえ、ベッドの横に人の気配が感じ、自分を見下ろす視線を感じる。
目が明かりに慣れ始めると、人影の正体を突き止めるため、ゆっくりと目を開けていく。目を閉じていても埒は明かないし、ここで怯えている場合ではない。
自分の命が惜しいくないといえば嘘になるが、何より、今はいたるのことが心配だ。

目を開ききり、恐る恐る気配の元へと顔を向ける。


そして、視界に映った人影の正体に俺は目を疑った。
492名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:22:03 ID:/A3Yc2/w

「エヘヘ、びっくりした?おにーちゃ。」
「……!?」

そこにいたのは紛れもなく、妹のいたるだった。

「い、いたる……お前、無事だったのか!?」
「無事って何のこと?それよりお兄ちゃん、すごい汗かいているよ。」

質問に対して、何も動揺を見せることなく答えるいたる。
俺のこの状態を見ても、汗を指摘する以外、特に何も語ろうとしない。
いたるは無邪気な笑みを浮かべ、俺を見下ろしている。
こうなるともしかしたら、いや、他に考えられない。
俺はいたるに聞いてみることにした。

「な、なぁ…いたる。」
「なぁに、おにーちゃ。」
「俺を……俺をベッドに拘束したのは……」
「……エヘヘ。」
「や、やっぱり、そうなのか…?本当にそうなのか!?」
「そうだよ。いたるだよ。いたるがおにーちゃの自由を奪ったの。」
「そ、そんな…どうしてこんなこと…いたる…」

その質問には答えず、いたるはベッドの縁に腰掛けると、俺の上半身に倒れこんで身体を預けてきた。
いや、ただ預けてきたわけではなく、いたるは自分の胸を宛がうようにしてきた。
年相応の、それでも言葉にもう少しで届きそうな大きさの胸の感触が、二人の着衣越しに胸板に伝わってくる。
俺はいたるに、すぐに行為の中止と拘束の解除を訴えたが、いたるは俺の言葉を無視して俺の体のあちこちを弄り始めた。
その手の動きはぎこちなく、くすぐったくて身体を捩じらせたが、ある部分に手が触れたときに俺は身体を浮き上がらせてベッドに落とした。

「おにーちゃのオチンチン、大きくなってる…。いたるの手、気持ちよかったの?」
「馬鹿なことを言ってないで、さっさと止めるんだいたる。今止めれば、このことは忘れてやるし、怒らないから。」
「おにーちゃはいたるのことが嫌いなの?」
「そうやって俺を困らせることを言わないでくれ。頼むから、今すぐ止めてくれ。手錠も全部外してくれ!」
「…嫌だよ。だって、いたる、やっとおにーちゃと一緒になれるチャンスができたんだもん…」
「一緒になれる?何を言ってるんだよ?」
「いたるね…おにーちゃのこと、大好きなの。……一人の男の人として。」
「…やめろ、いたる。そんなことはいけない!そんなことしたら、お前の大嫌いな親父と一緒になっちゃうんだぞ!」
「違うもん!いたるはお父さんなんかと違って、性欲の解消がしたくてエッチするんじゃないもん!」
「いたる!!」
「いたる、ずっと、すっと……おにーちゃのこと好きだったんだよ。でも、いたるは小さかったし、
おにーちゃには付き合ってる人がいるし、だから、色々と諦めてたの。」
「……」
「でも、いたる、大人になったし、こんなに大きくなったし。ほら、おにーちゃは、大きなおっぱい好きだよね?
いたるだって、頑張って牛乳飲んだりして大きくしたんだよ?」
「よせ…いたる…。今ならまだ間に合う。このことは誰にも言わないし、怒らないから……
俺が大好きだって言うなら、俺の言うことを聞いてくれよ!」
「…おにーちゃ、やっぱりイたるのこと嫌いなの?」
「違う、違うんだ…そういう意味じゃないんだ…」
「いたる、もう我慢できないの……ん……」
「や、やめろ…やめてくれよ…いたる!」
493名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:22:36 ID:/A3Yc2/w

腰を捻ったりして抵抗を試みたりもした。
けれど、四肢を拘束された状態である上に、いたるは俺の身体上に横になって身を預け、俺が抵抗しようとすれば身体を噛んだ。
俺に残されていた僅かな自由が奪われ、残る自由は口を動かせることのみ。
そんな俺を見て、いたるは脚を曲げて股の間を圧迫して寝巻き越しに分身を刺激し、萎えかけているそれを再び勃起させようとしてくる。
自慰も言葉との情事も久しく、妹とはいえ異性に刺激されると、俺の分身はあまりにも素直に反応して硬度を増し、寝巻きを押し上げていった。
いたるの行為を拒絶する言葉とは裏腹の事態に焦燥感が募る一方で、いたるは満足そうに微笑んで身体を起こしていく。
そして、身体を後にずらして腰に跨り、後手に分身を弄って反応を伺ってきた。

「う…くっ…」

実の妹が相手なのに、俺はいたるの愛撫に快感を感じ、分身を萎えさせることが出来なかった。
心では拒否していても身体は正直とは言ったもので、抵抗もままならないまま、いたるにされるがままにされてしまう俺。
それから、どれくらい撫ぜられ続けたか、不意にいたるの身体が腰から離れた。
いたるが考えを改めてくれたのかと期待してみたが、その期待は寝巻きがトランクスごと掴まれて下ろされ、分身を露出させられたことで打ち砕かれた。


・・・
以下、いたるサイド


おにーちゃは、まだ抵抗してるみたいだけど、私には分かるの。
もう、おにーちゃは我慢の限界なんだって。
大人の男の人は定期的に射精しないと身体に毒だって本で勉強したし、
おにーちゃはしばらく、自慰もしてないし言葉さんともエッチしてないから、とても苦しいはず。
ほら、私がオチンチンを少し撫でただけで気持ちよさそうな顔してる。
実の妹が相手だからって、遠慮なんかしなくていいんだよ?
私はおにーちゃのこと大好きだから、おにーちゃに初めてを捧げたいの…♥




つづく?
494名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:44:36 ID:v3FC21HT
なんだこれwktkが止まらないんだが。
こういうのもいいな〜
密かに誠といたるの組み合わせもいいかとおもry

495名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 12:08:26 ID:oTq/fslA
>481-487
いたるSSの神乙。
ブログでも頑張ってください。wktk

>489-493
こちらもこちらでイイ!小悪魔いたる萌え。
続きwktk
496名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 22:06:25 ID:V46lYVYK
>>いたるss様(いたるの思い出)
文章では表現しにくい時の流れを、同じ言葉を使うことで表現する。
この魅せ方はとても上手いと思いました。
GJ。

>>(489-493)様
設定の意外さに驚愕。
あかんと思いつつも、こんなのもありかと思う自分もいる。
GJ。
497次すれ:2008/04/10(木) 16:10:42 ID:SmEOeHJF
スクールデイズの分岐ルートを考えるスレ part5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207811343/l50

480KBオーバーとなったので次スレ立てました
長編系のご投稿にはお気をつけください
498名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:35:49 ID:GJKtbIKM
>>497乙!

499いたるの思い出(前編):2008/04/11(金) 22:45:05 ID:A0tK2dFM
>>488
>>495-496
ご感想ありがとうございます。

今ブログの方で山場の一つを作ってるので続きは気長にお待ち下さい。

>>497
乙です。
500名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:39:57 ID:+4ZUUIyb
        _,..、.へ、.,_
      /~      \
     /      _,..、-ーゝー-、、.,
    /     _/:::::::::::::::;;〉、::::::::::`ヽ、
    j   ,/彡-ー''^~フ^ハ:::ヾ''ヽ::::::::::ヽ
      ,,/~::::::::::::::::/::::::/:::::l::::::ヽ::::::`ヽ、::ヽ
    /:::::;;;;/`:::::::::':::::::::::::::::':::::::::`:::::::::::`ヽ:i
   /:::::;;/;"´::::::,、::::::::::|::::::::::::::::::,、:::,、:::::::::::::::ヽ:i
   レ''",/::::::::::/::::::/::::|i:::::::::::::::::ハ:::::i`、::::ト::::::ト:ヽ
    ,/::::::;'i::::|::::;;/l:::/|:::!:::::::!:::ノ i::::| `、::|ヽ:::|::::i
    i:::::/i::::::;l:::;へ,!;| !::i:::::::!;/ u,|:::i  ヽi |::::ト;::ト,
    !:::ノ/:::/ |ノ   ! _ノ\;:::::iヽ、_ /  |;リ  !:;i リ 〉 まったく、私の友達は使えないヤツばっかだな。
    !::j ヾ:|_/リ   ●   ゙;リ   ●    リ_,,.ノ;:|  
    レ   リ,`、      (__人__)     u ,/:::::::| |:|
      /;/!::i` 、,    ` ⌒´     /::::::::;:;| i:j
      i:; i:/|:::/|`゙ー 、 ___  ,   ~:::::::::::::i!::!! リ
      リ リ⊂⌒ヽ /       ヽ /⌒つノ|ノリ
          \ ヽ  /        ヽ /
            \_,,ノ      |、_ノ
501名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:40:37 ID:+4ZUUIyb
             ,:'⌒ヽ
            入___人
         / l   l \
    r、r 、/  ,l     !  \ ,.-,-、
   (\\\/'´l      !´ヽ///)
    (\`     ,l >     !    ´/)
    \     l '`´゙ヾ'´ ,、 l    /
     `┬lルンノソヾリノソノ ))i┬´
.         \''v(i ゚ヮノil、ヮ゚ |l/
           /i~Y~つ⊂允つリ
        ヾ.l__ハ_!(〈|_ヽ> ))
          |__l_j`´ しヽ.)

    ここは恋人未満禁止です

        _,..、.へ、.,_
      /~      \
     /      _,..、-ーゝー-、、.,
    /     _/:::::::::::::::;;〉、::::::::::`ヽ、
    j   ,/彡-ー''^~フ^ハ:::ヾ''ヽ::::::::::ヽ
      ,,/~::::::::::::::::/::::::/:::::l::::::ヽ::::::`ヽ、::ヽ
    /:::::;;;;/`:::::::::':::::::::::::::::':::::::::`:::::::::::`ヽ:i
   /:::::;;/;"´::::::,、::::::::::|::::::::::::::::::,、:::,、:::::::::::::::ヽ:i
   レ''",/::::::::::/::::::/::::|i:::::::::::::::::ハ:::::i`、::::ト::::::ト:ヽ
    ,/::::::;'i::::|::::;;/l:::/|:::!:::::::!:::ノ i::::| `、::|ヽ:::|::::i
    i:::::/i::::::;l:::;へ,!;| !::i:::::::!;/ u,|:::i  ヽi |::::ト;::ト,
    !:::ノ/:::/ |ノ   ! _ノ\;:::::iヽ、_ /  |;リ  !:;i リ 〉  何か凄く気になるお
    !::j ヾ:|_/リ  o゚⌒   ゙;リ  ⌒゚o    リ_,,.ノ;:|  
    レ   リ,`、      (__人__)     u ,/:::::::| |:|
      /;/!::i` 、,    ` ⌒´     /::::::::;:;| i:j
      i:; i:/|:::/|`゙ー 、 ___  ,   ~:::::::::::::i!::!! リ
      リ リ リ !:::::::;/,ヽレ~ヽ,`゙iヽ、::::::::::ノ|ノリ
           `゙;/:|_ノ メ-  ト、_|::::/ヾく
           ,/ }::|ゝ、_ノ`ト--' ,|::く  `ヽ,
          ,/ |::`丁 ̄ ̄丁´::::::|`゙丶、..,_`メ、
        /!_,,,..イ:::::::|::::::::::::::::|::::::::::|    ~゙゙´
       "ー'~  /:::::::|::::::::::::::::::ヽ;::::::|
            /`tーイ-t-t--t-t-イ´ト
502名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:41:13 ID:+4ZUUIyb
                   ,,rケ   [゙l, ,ャ, .,    ┐      ,.'!,'フ
                  ilf″ト    |.,,,,,r*'゙l、゙l     .'l,,,  'L   .゙l ″
                   ゙ヘト    .l    .゙l |,、    .|゙'!i、 .゙l,   .゙l
                 | i、   |    ゙L.|.゚L   亅 .,|,,,,.゙l、  .゙l .l
                    |,!   .〕.,,,,,,,,,,,,_.〔〕 │  .,,,/'“゛.゙l、]゙l,  .|.、゙l
                    ケ   |    ゙゙『` |  .,i",,,,-―'ll"|│ .l゙ ‖
                 │   .| ーァ冖'ヽ  | ,i″ .(コ )) キ ,] .|  ..l` パリで新しいイケメンをGet♪
                 ]    | .゙⊇ ))  ,lr″   ~゚‐'i′,F| .〕 ゙l | ,,,
                 | |   |.i、 ゚゙~'   .^      .,r'r, l゙rl,ii,  . .「 ゙|
                 | .|    |.,]i、           |  ゙l‘'″l  /  ,!
                 | {    ] .゚'i,,    -ー'     .|  .゙l,  'i、 ,i´ ,l゙
                 | .|  1  .|  ゙''=,,_      _,z'~L  ゙l l.. ,l゙  .,i´
                    }.|、.ル .|、,,  .~゙''m,,,,,v・'" |.,,_゙l,  .ト,,__,l゙  .,i´
                 L|゙l,.| ゙l、 ゙l |.ヒ  .,,,、 |     .,レ.゚"L   `  ,l゚,,
                  ┐゚!ly゙゙l, .゙l, .゙l,r'" .'ヒ    .,r'"  ,l゙`     .レ`~'L
                  ゛ .゙″゚!i,,゙l,j″  ゙l  ,r″ .,,i″     /°  ゙゚ュ
                   ,┴,r'"゙,!爪---, ゙l..,l二,,,,,,,,,,〔 `゙゙゙゙゚'''┐.ト  .,,r" ,l′
                  ,i" ,i´ .,i´,ト  .ヽ゚i、/  、 .|     〕〔_ ,i´  | ゙l
                 ,,i´  i .ト .l、   .,,|、.〔 i ̄  .゙l,. `゙゙゚"'''″ ‘`゙l,,,v!,√.|,
                 ,「   ,| ,l" ,l゙  .‐'" ,l゙ .=Rー  j゙ヘ--・'" .ヽ,_  ,,,l″ .| ゙'┐
                 |   | .,i´ ~゙゙''=,_,r'l|,,i、 ゚l,,,,,,,,,,,_,l゙  ゙l,ヽ,,、  `゙,i ̄  ./  |
503名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 12:14:50 ID:AkRsH/sX
::::::::::::|:::::/ __/斗''" i:/   !    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
::::::::::::|::/  /´   /    |   | 
ヘ:::::::::N ((  ̄ ))     |   | Hey!Hey!
. ∧:::::!  `  ̄ ´      |   |
/ |:::`:ト            |  <  (次すれでもよろしく)
 l:::::i:!        _      !    |
 !::::从      W ̄ ̄ ̄|   |
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:::::::::::::::::::::>   ゝ     |   \_____________
   コ ト ノ ハ サ マ
504名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 05:13:20 ID:UynHvmks
            ,. -─-  、   __
           /:::::::::::::::::Mv:::::X´  `ヽ、
       __♂:::::::::::/|:::/::|  ト、::::::' ,.   ヽ
   /´   ♀:::,'::/:/ ::/ ::/ ー|:ト,::|:〈_`'   `
  /       |::::|:/:/ :/ /    __レ:v:::::`:ヽ
  {     ノ::::::::i:,イ,z==、  〃 ゙̄Y)rv^ヽ:j 
  丶    ,イ::ノ::::::::ハ    r― ┐  ノ/ヾ丿リ   心も、スーパー弟ターイム!
     (( |:/|:_n:;ゝ.ム   ゝ__ノ ィ〈  ]:i 
.       リ(_》_¨ `〉ミ≧≦彡 ./  ` 
          リ `ヽ_ ノ>,8.<> /
.             ,|〜´ b|`〜ト、
              |,   b|  ,|
             /`7┬┬┬ヘ\
            く._/_ / _.L._|_,V
             _ _ ノ  /.|  /
           /λ_  / |  /
           レ´ `¨´ λ /
                 じ´ 



      _サガルオンナノマネナンテトオリマセン
     '´  ,、 ヽ
    リノソノ )) i , '´/ ̄ヽ  
     |l、-゚ |l⌒゚i ((ノノ゙リj゚゙⌒ソンナツメタイオネエチャンモダイスキダヨ
     iく フつノi(|>ヮ<ノリ っ
    (( 〈|_ヽ>)(( /)亦iラソ   ズルズルズル
      しヽ.)  Uヾ/つつ))))))))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
505名無しさん@ピンキー
    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : : |: : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈fエ:エi |/  レ fエエ) |:./ヽ: : |
  <:: |. 小{              レ{: :.|ヽ:| 
   厶ヘ ハ キラーン  >     {ハ/ V
      \_!   ☆          !       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ     !ー―‐r   /         言葉は可愛いな・・・俺の宝物だ
      ___,r| \  `ー―'  /        \
    /:/::::| \  ヽ _ ̄ ィ ´             (⌒)
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          ゙,゚´ ̄ .ヾ
         リiミ〈」i」i」リ   イカリングチャクラム!
          ゙'(!´∀`ノ"
          ◎⊂)允i.つ ◎
             く/_lj〉             
              (し' 

      _   
   .'´/ ,、ヽ  ではそれでお料理を・
   i (ノノ"))i      
   li l|゚ ヮ゚ノl|  ◎ ◎       
   リ./)允io━ヽニニフ
   ((゙く/_lj〉))    彡
     ~し'ノ

     モグモグ
     >              _
   ,''´ '`´ ゙ヾ         '´  ,、 ヽ
  ル ンノソヾリ゙         リノソノ )) i お味はどうですか?
  ''v(i!゚д゚ノi  ウマー     |l、ヮ゚ |l i 誠くん・・・
   ('/っ=◎)        ⊂i允(つリ
 ̄ ̄ ̄ \◎/ ̄ ̄     (( 〈|_ヽ> ))
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      しヽ.)

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