牧場物語のエロパロスレ6

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1名無しさん@ピンキー
牧場物語のエロSSを書く、もしくは、エロ画像を貼るスレ。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー1〜2、
キミ島、やすら樹、新作等、牧場物語ならば何でもOK

基本ルール
・なるべくsage進行。気分次第でage
・荒らしが来たら寝て過ごす
・スルーするのもオトナの態度
・作品を投下する時はトリップ推奨
・オリキャラが入る場合、シチュやカプリングが特殊な場合には
 最初or名前欄に注意書きをしてホスィ
・475KB以降はSS投下しないで埋め。480KBor900レスで次スレヨロ

専用うpろだ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
保管庫 (更新停止)
http://members.lycos.co.uk/bokumono/
現保管庫
http://red.ribbon.to/~farm/
その他リンクは>>2以降
2名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 19:13:18 ID:KhU2qo+T
前スレ
牧場物語のエロパロスレ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183048047/

過去ログ(離散)
いやマジで牧場物語のエロ画像…
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1020/10205/1020524574.html
牧場物語のエロ画像inエロパロ板
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10253/1025336859.html
牧場物語のエロパロスレ (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1075100472.html
牧場物語のエロパロスレ2 (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1131286947.html
牧場物語のエロパロスレ3 (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1157863801.html

関連リンク
公式ホームページ
ttp://www.bokumono.com/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
ttp://homepage2.nifty.com/g-e/
3名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 19:15:55 ID:KhU2qo+T
>>2に追記
牧場物語のエロパロスレ4 (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1163112190.html

ミス失敬。
4名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 19:26:05 ID:6VvVGoNI
乙です
5名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 19:35:28 ID:NLgbVAnv
2クリア、1未プレイだった俺。

いま1をやっているんだけど、ニコルの「僕はセシリーと結婚できるかな」という台詞が悲しくて悲しくて、もう。

6名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 20:02:51 ID:rdZ2J2c7
乙。

>>5
だからこそ、せめてジェイクなぞに渡してはならんのだよ…。
まあ俺は妥協とかじゃなく選んだが
7名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 20:55:30 ID:D/q+msrj
>>1にZOKKONをプレゼント

ロザリンドと結婚すると2章のマックス兄貴が楽しすぎる件
8名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:03:51 ID:0zrWlYFX
>>1乙
ジェイク氏ね
9名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:19:09 ID:7HVCR4j+
>>1
ジェイクは死ね
10名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:19:22 ID:kJ4TmB/d
>>8
前スレは埋まってますよ
11名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:31:11 ID:DPsnPjSD
>>1
乙!


てか皆そんなにジェイクが嫌いか。自分もあまり好きではないが…
12名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:49:46 ID:6VvVGoNI
ジェイクにセシリーを渡してしまった

俺って一体………
13名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:15:15 ID:EedXqspI
あんっ!あんっ!ジェイクの方が大きいのぉ!
14名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:29:38 ID:sOKkJG2Z
1乙

2部のユエは結構母親らしいこと言ってくれて嬉しいなぁ
カイル×ユエが至高な俺は異端なのだろうか 当て馬とか言うなよ…
というかユエが他の男キャラとくっついてるところが想像できません。
15名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:58:35 ID:UF32uwRw
母親がアルスを自分好みに育て上げてから美味しく頂く
16名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 00:04:59 ID:lgxtH47Q
このスレのおかげでセシリアファンが苦手になりました。
17名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 00:13:20 ID:xqynteuy
一番かわいそうなのはニコルだよな
いい女性を見つけただろうか
18名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 01:31:33 ID:8SH1uzlR
1のゲーム後半の時点で「最近セシリーが一緒に遊んでくれないんだ」って言ってるし
ニコルもなんとなく眼中にないって察していたんじゃないかな。

同じ世代の人がセシリーしか居なかったから、外から嫁もらって来るしかないな・・・。
19名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 01:50:38 ID:X9kxg/0v
>>1
俺は2やってないけどジェイク死ね
20名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 07:11:00 ID:UgWnFQWX
いやジェイクは言われてるほど悪い奴では無いと思うんだが。
他の野郎共がやたらいいやつ揃いだから相対的にそう見えるだけで。
仲良くなったらピンチのときに「お前を倒すのは俺だっ!」とか言いながら助けに入りそうなベジータタイプ。
21名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 07:20:46 ID:COGnJFg2
>>18
他の女性キャラは全員、どこぞの牧場主にとられてそうだしな
22名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 07:51:24 ID:X9kxg/0v
>>18
ルーンファクトリー3の主人公がニコルになれば問題ないと思うが
どうだろう。
23名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 08:16:33 ID:TV/hmw8U
>>22
ラムリアかカノンを攻略キャラに置いてくれ








アリアも入れてくれ
24名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 12:11:04 ID:2toNlA6Q
ジェイク・アタァァァック!
25名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 12:39:18 ID:Y8Z68aA0
セシリア立ち絵って髪の毛1本染め忘れてるよな
ハg

王道が好きだからもうマナでいいや・・
カノンを孕ませたかった
26名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 14:14:52 ID:Fj7Pkou+
>>24
サイド3に帰れ
27名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 04:50:10 ID:KnzPwNUR
>>16
同じく
28名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 08:07:54 ID:dI0HM+H6
セシリアはジェイクに貰ってもらうからどうでもいい。
29名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 12:12:32 ID:z+nN1uZd
マナ先生の保険体育の授業はまだですか?
30名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 15:03:01 ID:WuTH+ERS
体育ならバレットだな。
つまり初潮がきて不安がるアリアにあんなことやそんなことを。
31名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 15:20:29 ID:enkLgGFP
それなら息子のリーンも入れて逆親子丼に…


けど、7歳で初潮って早くね?
32暇つぶしの小ネタ:2008/02/08(金) 19:51:46 ID:VsVTYN4Y
拝啓 父上様
お元気ですか? 私はとてもピンチです。
幼い頃あなたと会いたい一心で身を粉にし戦いました
その時、私は村の人たちの暖かさにふれ。時にみなの温もりを感じました
その際。私はある約束をしました。
それは、幼い頃の無邪気な約束。誰もが成長と共に忘れてしまうような思いで
なのに、ああ、なのに!
彼女たちは違った! 彼女たちは幼い思い出を忘れずに私に約束を守れと強要するのです!!

「アルスちゃん! 私と結婚してくれるって言ったよね!!」
「アルスさんは私と結婚すると! あんなに積極的に・・・」
「アルスちゃんと結婚するのは」
「ムーとスーなのー!」

父よ、助けて下さい・・・・






新作の投下マダー?
33名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 21:48:22 ID:RDrIUZiK
>>14
\(・∀・)メ(・∀・)ノ<ナカーマ
書きたいけど全然進んでいなくてキャラがよく分からないと言う状況だ
34名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 00:07:42 ID:XT7uNSUS
>>32
これはwww
35名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 02:50:33 ID:zzAp8Fgq
カイルの遺伝子はどっちになっても受け継がれるんだな。
このフラグ一家め!
36 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/09(土) 06:02:21 ID:XR7G1BsM
唐突に聞くんだがユエに人間関係で相談される依頼でユエの欲しがる
恋人がいることをアピールするためのアイテムって何て名前だったっけ?
覚えてなくて、攻略サイト見てものってねえorz
すまん、誰か教えてくれないか?
37名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 12:26:05 ID:3bS/gNcB
あ、サンクリってオンラインなら15日まで申し込みいけるんだな。
お金ないからルンファク2で申し込むの諦めてたけど、それならなんとかなりそうだし、ルンファク2の成人向けで申し込んでくるよノシ
きっと周りにルンファク系サークルいないだろうけどな・・・

スレ違いな気もしたけど、同人板の方は個人的になんか書きにくい空気で・・・スマソ
38名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 12:42:31 ID:93nO4Uij
>>36
ホワイト、パール、リング、1000G
あたりのキーワードしか覚えてないわ・・
39名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 14:29:25 ID:H2Xf/DyC
何か指輪関連だったような…

>>37
頑張れー
40名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 20:50:41 ID:MK2jgBme
>>37
同人開拓されてないジャンルで成人本を出す場合
多キャラ本にするのが定石
というわけでドロシーさんも頼むぜ
41名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 23:05:57 ID:FCmf3WO9
>>36
たしかダイアパーリングじゃなかったか?
ダイアとパールのリング。
42名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 23:14:57 ID:knzb+8De
あーそれっぽい
43名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 23:31:16 ID:3bS/gNcB
>>39
がんばゆー

>>40
とりあえずユエは確定してる。嫁だから。
あとはドロシーとロザリンドあたりかなあ・・・あんまり増やすと手が足りなくなるし
いや、主人公×嫁+娘とかも考えたんだけどね?
44名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 00:25:08 ID:sGY7GGta
ユエにパイズリされたい
45名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 00:25:15 ID:akbDZZMn
>いや、主人公×嫁+娘とかも考えたんだけどね?

You頑張っちゃいなよ
46 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/10(日) 02:36:39 ID:haWKaKjC
>>41
ダイヤパーリングか。
どうもありがとう、助かったよ。

今『本当の強さ』の続編とか3本の話を練ってるんだけど
プロットが今一まとまらねえ・・・orz
どっかで聞いたような二番煎じっぽい話にしかならないのはなんでだ・・・
文神達よ俺に構成力の力を・・・!
47名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 07:51:26 ID:dgJ/qHzU
セシリーみたいに前作とかで子供だったキャラが成長して、男を作ってセクースまでやるようになってるのを見ると、普通より興奮するのはなぜだろう・・・。
48名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 08:04:30 ID:rQSuOgXa
>>47
きみが光源氏みたいな人だからじゃない?
49名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 19:24:08 ID:vghWqG1m
そう言うと偉大に思えるがぶっちゃけるとロリコンに限りなく近い何かということだな
50名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 20:10:38 ID:F3H7+aOH
>>49
カノンを嫁にしたいと思った俺はロリコン?
51名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:00:37 ID:cc031jSg
ロリコンの俺はカイルでアリアを嫁にしようと考えていたが
ゲームの仕様的に無理だったので逆にアリアでカイルを攻略することにした

いくらZOKKONをカイルに投与してもラブ度が上がらない(というか表示されない)のは多分気のせい
52名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:32:26 ID:f7vUGzwc
アリアかわいいけど攻略できないのが・・

アルスにしてカイルと親子二代 夜の銀狐にした
53名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 17:55:41 ID:7EtwaPAV
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
54名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 00:40:42 ID:sgRlG17u
無差別に宣伝来てるな。
55名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 18:24:47 ID:RlOPL91D
アルスとカノンの会話見てるとカノンが逆光源氏っぽい
56名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 19:36:44 ID:a219p0EF
「女の子とニャンニャンしたいがために作物を育て、
 付随的にルーンを生産してしまう…
 それが巨大な計画の一部とも知らずに」

「な、何を言っている?ロザリンド…」

「Rune Factory(魔素量産化計画)とは言ったものだ…」

「ロザリィィィイインド!!」

「カアァァァァイルッ!!私を倒してみせろ!」



ロザリンドが気に入ったのでSSを書いてみました^^v
これでスレ住人の気持ちもTNKも鎮ま…ってアレ?
俺が書きたかったのってこんなのだっけ?
57名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 19:41:33 ID:qic5qDfy
じゃあ次はラブラブなのを頼む
レイとマックスも主演させてくれ
58名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 22:39:21 ID:tAGEF9Fu
レイ、V-MAX発動

あれ?
59名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 22:46:46 ID:/oFtLSIB
ここ、エロじゃなくても小ネタ程度ならオーケー?
60名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 23:26:00 ID:cIXEoz9i
保管庫に非エロ系も保存してあるし、非エロでも問題ないんじゃないかな。
投下が最近なくて、ルーン本スレと大差なくなってる気がするし…。
燃料は個人的に大歓迎。
61名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 00:10:45 ID:NR+e41ua
むしろ本スレがここみたいになっている気が…


携帯からだけど、頑張って何か書いてみる。
62確かな絆・夢の先にある幸せ ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:47:07 ID:L1yylF//
新作に入る前に、まずはお礼を。
前作の『本当の強さ』にGJをくれた人たちに心から感謝を。
小説を書いたのは初めてだったのでまずい部分もいろいろあり、
正直スルーされるかもしれんと思っていたが、
GJをもらえてマジ嬉しかった。どうもありがとう。

前回の『本当の強さ』ではセシリアとのあまぁぁぁいエロを入れたかったが
話の展開上入れることが出来ず、また巧く書くこともできなくて挫折した。
ので、今回はプロットを練り直して再挑戦してみた。
…が、正直甘さもエロさも中途半端で、微妙なクオリティになってしまった。
構成力と表現力の底の浅さがはっきりでてしまった…
すごいよメロディさんのようなテンポのいいエロが書きたかったが…
今回も、生暖かく読んでもらえると嬉しい。
63確かな絆・夢の先にある幸せ1 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:48:42 ID:L1yylF//
「ふぅ…さすがにちょっと飲みすぎたかな」

ヴィヴィアージュ公園のベンチに座り、カイルは夜風を浴びていた。
人口の少ないこの町では結婚式は一大イベントである。
特に、世代の関係上ここ数年間は結婚式は行われていなかったこともあり、披露宴は大いに盛り上がりを見せていた。
ターニャは剣舞を舞い、ダグラスは樽を素手で粉砕し、ゴードンは説教をはじめ、ヘリチャコスは大宇宙のごとき胃袋を見せつける。
…余りに盛り上がりすぎて、もはや主役達をほっぽりだしてどんちゃん騒ぎの様相に突入してはいたが。

そんな中、カイルは同世代第一号の幸せを掴んだことで、皆の羨望と祝福を一身に受けてしこたま飲まされていた。
中でも、酒の席でのレイの豹変ぷりはカイルにとって予想外であった。
日ごろは常に控えめなレイであったが、一度酒が入ると人が変わったように陽気になるのである。
そしていつもの笑顔はそのままに、しかし有無を言わさず酒を勧めてくるのであった。
その強引さは、彼がアリシアの弟であることを思わせずにはいられないものだった。
結果、カイルはすっかり酔わされてしまい、一人席を抜け出して酔いを醒ましていた。

「大丈夫ですか? カイルさん」

不意に横手から声がかかる。
カイルが振り向くと、そこにはカイルの妻となった少女、セシリアがいた。

「ふふ、私も抜け出してきちゃいました」

そういって、セシリアはカイルの横に腰掛けた。

「ずいぶんと沢山お酒を飲んでいましたけど、大丈夫ですか?」

心配そうに聞いてくるセシリアに対して、カイルは笑顔で無事を示す。

「うん、ちょっと飲みすぎちゃっただけだから。しばらく休めば大丈夫だよ」
「そうですか。よかったです」

セシリアは安心したようにいうと、カイルに寄り添ってその肩に頭を預けた。
秋の夜風はすでに肌寒くなっていたが、触れ合った部分は暖かかった。

「本当に、夢みたいです…。カイルさんとこうやっていられるなんて…」
「うん…。僕もだよ」

カイルは一度言葉を切ると、感慨深げに続けた。

「今日は本当にいろんな事があったから…。セシリアと結婚することができて、こうしていられるのが夢みたいだ」

改めて思い返してみれば、ここ数日はカイルにとって本当に波乱の日々だった。

…ジェイクとの対決に敗れたこと
…一度はセシリアの為に身を引こうとしたこと
…知らされたセシリアの想い、そしてぶつけられたマナの想い
…自分の弱さ、そして自分の本当の気持ちに気づかされたこと

それらを思えば、セシリアと結婚し、今こうしていることがまるで奇跡のように思える。
そうして、二人はしばし心地よい沈黙の中、満点の星空を見上げていた。
64確かな絆・夢の先にある幸せ2 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:49:37 ID:L1yylF//
「そういえば、前にもこうやって一緒に星を見た事がありましたよね」

セシリアは上を眺めたまま、カイルに語りかけた。

「あの時、お星様にお願いしたんです。いつか、カイルさんとずっと一緒にいられますようにって」
「僕もだよ。僕もセシリアと一緒にいられるようになりたいって思ってた」

セシリアと星空を眺めたあの日、カイルは星の明かりに照らされるセシリアの横顔を本当に美しいと思った。
今思えば、それまでカイルの中にあった淡い気持ちが恋だと気づいたのはあの瞬間のことだったかもしれない。

「本当ですか? 嬉しいです」

カイルも同じ気持ちだったという事が分かり、セシリアは破顔した。

「それじゃあ、お願いを叶えてくれたお星様にお礼を言わないといけませんね」
「そうだね。一緒にお礼をしよう」

セシリアの提案に、カイルも笑顔で応じる。
二人は目を閉じて手を合わせ、星々に感謝の想いをはせた。

「…それに、町の人たちにも本当に感謝しなきゃ」

祈りが終わると、カイルは言った。

「僕がこの町に来てもう半年以上になるけど、僕は今まで本当にこの町の住民になれたのかずっと不安だったんだ」
「え…?」

カイルの予想外の言葉に、セシリアは不思議そうに聞き返した。

「僕は昔の記憶がないから、自分がどういう人間だったかもわからない。自分の故郷がどこなのかもわからない…」
「もし自分に記憶が戻ったら、その時はこの町を出て行くことになるのかもしれない…。そう思ったら、僕は本当にこの町の住民だって自信を持てなかったんだ…」
「カイルさん…」

カイルはアルヴァーナに来てからの時間こそ短かったが、まるで旧知の仲のように町の人々の中に溶け込んでいた。
自分達の前でもいつも明るく、一生懸命生きていたカイルがそのような不安を抱いていたとは、セシリアは思いもしなかった。

「でも、今日こうやってセシリアと結婚できて…。町のみんなも心から祝福してくれて…。僕は本当に嬉しかった」

カイルは一度言葉を切ると、心配そうなセシリアに微笑みかけた。

「これからセシリアと一緒にこの町で暮らしていくと思うと、僕もやっと本当の意味でこの町の住民になれたと思えたんだ」

もちろん、過去の記憶を知りたいという気持ちは今でも消えてはいない。
だが、今のカイルには守るべきものがある。これからセシリアと共にこの町で紡いでいく新しい生活がある。
失われた自分の過去の穴は、これからの始まる幸せな未来で覆い被せていけばいい。
カイルは、もう過去に縛られるのはやめようと決意したのだ。

「カイルさん、これからは私が家族です…。一緒に暮らしていきましょう…この町の人たちと一緒に…」

セシリアはカイルの腕を取ると、優しく抱きしめた。
カイルはセシリアのその温もりに、安らぎに満たされる。

「そうだね。これからずっとよろしくね、セシリア」
「はいっ! カイルさん」

笑顔のカイルに対して、セシリアも満面の笑みで応える。
65確かな絆・夢の先にある幸せ3 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:51:45 ID:L1yylF//
しばし微笑みあう二人であったが、ふとそこでセシリアが思いついたように言った。

「あ、でも夫婦になれたのにカイルさんっていうのも変ですよね」
「そう? 今まで通りだし、特におかしいとは思わないけど」
「カイルさん、っていうのは何か他人行儀の気がするんです」

カイルは特に気にしていないようであったが、セシリアは不満のようである。

「それなら、カイルとか? まあ、セシリアの好きなように呼んでくれていいんだけど」
「うーん…。カイルさんは私のだんな様ですから、呼び捨てにするのもちょっと…」

セシリアはしばし考え、少し恥ずかしそうに言った。

「あの…それじゃあ、あなたって呼んでもいいですか?」

頬を染めるセシリアに、カイルも思わず赤くなる。

「あなた、かぁ。ちょっと照れくさいね」
「…ダメ、ですか?」

照れたカイルであったが、カイルとしてもそう呼ばれるのが嫌なわけではなかった。
それに、残念そうなセシリアの顔を見ると、ダメといえるはずもなかった。

「セシリアがそう呼びたいならもちろん構わないよ」
「本当ですか!?」

セシリアは一転して満面の笑顔になり、カイルに抱きついた。
カイルもしっかりと抱きしめる。
そこにある温もりが、改めて二人の絆を感じさせた。

そうしていると、やがて二人を呼ぶ声が聞こえてきた。
主役が抜け出した事に気づいた町の人々が、二人を探しているようだ。

「みんな僕たちを探してるみたいだし、そろそろ戻ろうか」
「はい、あなた♪」

そして、二人はしっかりと手をつないで、喧騒の輪の中へと戻っていったのだった。
66確かな絆・夢の先にある幸せ4 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:52:39 ID:L1yylF//
やがて、楽しい時間もあっという間に過ぎ去り、披露宴はお開きとなった。
宵も更け、二人はカイルの家へと帰ってきていた。
ここからは夫婦二人水入らずの甘い時間のはじまり。そう、嬉し恥ずかし新婚初夜である。
記憶がないとはいえ、カイルにもその意味することは分かっていた。

…とはいえ、どこまでもウブな二人である。
二人は寝室のベットの側で、緊張にカチンコチンになって向かい合っていた。

「あ、ええと…? しようか…セシリア…?」
「は、はい…あなた…」

カイルは自分がリードしなければと思うものの、そもそもカイル自身(恐らく)未経験者のため、なにをしていいやらわからない。
とりあえず、抱きしめてみればいいのでは…?
そう思い、セシリアの肩に手をまわそうとするが…

「ひゃっ!」
「わわっ! ごめん!」

セシリアの肩にカイルの手が触れた瞬間、セシリアが緊張の余りびくんっと痙攣し、カイルはあわてて手を離す。

「あっ…ご、ごめんなさい」
「僕こそ…っ、ごめんね…?」

二人して謝りあってしまう。
お互い苦笑し、そしてリトライ。
カイルはおずおずとセシリアを抱き寄せると、包み込むように抱きしめた。
腕の中に感じる温もり、至近距離で見詰め合う瞳と瞳。
その愛しさが、カイルの緊張を優しく溶かしていく。

「…ん…っ」

愛しさに導かれるように、気付けばカイルはセシリアに優しく口付けをしていた。
セシリアは一瞬驚いた素振りを見せたが、すぐに眼を閉じて応じる。
ついばむ様な優しいキス。二度目のキスはミルクの甘い味がした。

顔を離し、見つめあう二人。
頬を染め、はにかむセシリアがたまらなく愛しい。
その想いが、カイルを更なる行動へと突き動かす。

「ぅんっ…ン…っ…ちゅ…っ…」

今度は奪うように深く口付けると、セシリアの口内に侵入する。
戸惑いながらもカイルの舌に絡ませるセシリア。
熱くて甘い、とろけるようなキス。
二人の舌がホットチョコレートになってしまったよう。

「んっ…はぁ…っ」

唇を離すと、名残を惜しむように銀の糸が引いた。
胸を焦がす想いが、二人の情欲に火をつける。
カイルは、セシリアの身体をまさぐっていた。
優しく、そこにある存在を確かめるようになでまわす。
67確かな絆・夢の先にある幸せ5 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:53:26 ID:L1yylF//
「脱がすよ…?」
「はい…」

カイルが言うと、セシリアも目を閉じてうなずいた。
おずおずと、お互いの衣服を取り払っていく。

やがて、二人は一糸まとわぬ姿で向かい合う。

「…ごめんなさい」

不意に、セシリアが謝った。

「…え?」

思わず聞き返すカイルに、セシリアは申し訳なさそうに続ける。

「ごめんなさい…私…小さくて…。アリシアさんくらいあれば、よかったんですけど…」

確かにセシリアの身体は、お世辞にも発育がいいとは言えなかった。
マナと並んで、アルヴァーナ女性陣のなかでは最低ランクに属している。
オトメロンの如き豊満さを誇る彼女の友人とは比べるべくもなかった。

だが、カイルにはそんなことを考える余裕など全くなかった。
目前のセシリアの裸身から目が離せない。

「綺麗だ…」

手を伸ばし、セシリアのつつましげな乳房に触れる。

「あっ…」

戸惑いの声をあげるセシリアだったが、カイルは気にせずまさぐり続ける。

「綺麗だ…本当に可愛いよ…セシリア…」

愛する人が一糸まとわぬ姿でいる、その興奮にカイルは何も考えられなくなる。
愛しさと、触れたいという想いのみがカイルの思考を埋め尽くしていた。

「あ…はぁ…んっ…ぁっ…」

カイルの言葉と愛撫に、セシリアの心も高まっていく。
心地よさに任せ、控えめに甘い声をあげ始めた。

セシリアの甘い鳴き声がカイルの理性を灼いていく。
カイルはセシリアを抱き寄せると、そのままベッドに押し倒した。
セシリアに覆いかぶさり、自身のモノをその花弁に当てる。
セシリアの花弁は既に潤っており、くちゅりと音がして先端が触れた。

「挿れても…いいかな…?」

カイルはセシリアの瞳をじっと見つめ、聞いた。

「はい…」

セシリアもその意味を察し、静かににうなずいた。
カイルは意を決し、少しずつ挿入を始める。
68確かな絆・夢の先にある幸せ6 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:55:01 ID:L1yylF//
「くっ…」

だが、セシリアの中はとても狭く、なかなか進むことが出来ない。
先端が埋没しただけでもきつく締め付けられる。
力を入れて一気に進めようにも、セシリアの苦しげな声がカイルをためらわせる。
セシリアを出来る限り苦しめないよう、慎重に前進するカイルであったが、やがて壁に突き当たる。
女性にとって、処女の証を散らされることは激しい痛みを伴うということはカイルにもわかっていた。

「あなた…来てください…」

カイルがためらっていると、セシリアから声がかけられた。

「いいの…?」

戸惑いながら聞き返すカイル。
それに対して、セシリアは苦しげな表情を抑えながらも精一杯微笑み、しっかりと答えた。

「来てください…最後まで…。あなたと一つになりたいんです…」

その言葉に、カイルも迷いを断ち切った。

「わかった…。いくよ…」

カイルはうなずくと、一気に処女の証を突き破った。

「あ…! あぁっ…!!」

セシリアの悲鳴と同時に、カイルのモノが根元まで入った。

熱い…!
何よりもまずカイルが感じたのは、熱さだった。
セシリアの胎内の熱に、自分のモノが熔けてしまうように感じる。
自分という存在のすべてが、セシリアに包み込まれているようだ。

そのまま動き出そうとしたカイルであったが、セシリアの表情を見て、動きを止めた。
セシリアはカイルを心配させないよう、必死で声を抑えて痛みに耐えている。
カイルはセシリアの健気さに心を打たれた。

「どうぞ…あなた…。私は大丈夫ですからお好きなように動いてください…」

セシリアはカイルが自分を気遣って動きを止めていることに気付き、先ほどと同じように先を促す。
だが、カイルは首を振った。

「ダメだよ。セシリアはすごく辛そうだ。僕は、セシリアと二人で一緒に気持ちよくなりたい」

自分がこれほど気持ちよいのに対し、セシリアは苦痛を堪えている。その何と不公平なことか。
カイルは少しでもセシリアの苦痛を和らげたかった。
そうして、カイルはセシリアの身体を優しく愛撫しはじめた。
乳房を揉みしだき、その先端にキスをする。

「あっ…! くすぐった…ぁっ…はあぁ…」

その刺激に、再び甘い吐息を漏らすセシリア。
その反応に安心したカイルは、セシリアの唇を奪うと、そのまま全身をついばむ様に口づけていく。
69確かな絆・夢の先にある幸せ7 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:56:09 ID:L1yylF//
「あぁ…あなた…やさし…い…です…」

セシリアも全身でそれを受け止め、切ない声をあげる。
カイルの優しさが胸を熱くする。
花弁はさらに蜜をあふれさせ、二人の結合部を熱く潤す。
カイルはその蜜をすくい取ると、花弁の上の芽を刺激した。

「やっ! そこはっ…! あぁぁっ!」

身体を突き抜ける強烈な刺激に身を震わせるセシリア。
だがカイルは構わずに愛撫を続ける。
セシリアはそれを受け、声を上げてしどけなく乱れていた。
そして、いつの間にか、カイルは腰を動かしていた。

「あっ! ぅあっ! ああ…っ!」

一突きごとに、先端がセシリアの胎内を刺激し、甘い声が上がる。

「あなた…っ! あなたぁ…っ!」

その声がカイルの脳を熔かし、さらに腰の動きを強めさせる。
もう止まらない…! もう止まれない…!
愛しさが理性を灼き尽くし、情欲の高まるままお互いを求め続ける。

「はあぁ! あなたっ…! わた…し…もう…もぅ…だめ…ダメです…っ!」

セシリアが息も絶え絶えに限界を訴える。
膣内が痙攣するように収縮し、カイルを追い立てる。

「僕も…もう…!」

カイルもとっくに限界に達していた。
ラストスパートとばかり、セシリアの最奥を突き上げた。

「セシリアぁっ!!」
「ぁあっ! あなた…! カイル…っ…さ…んっ…!!」

お互いの名前を叫んだ瞬間、カイルの想いが奔流となって爆発した。

「ああああああぁぁぁあぁぁぁぁっっっ!!!」

胎内にほとばしる熱さに、セシリアも同時に絶頂を迎えた。
背筋を反らせて大きく痙攣させ、叫び声をあげる。
意識が弾けとび、視界が白く染まった。
70確かな絆・夢の先にある幸せ8 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 12:57:20 ID:L1yylF//
しばし後、二人は並んでベットに横になっていた。
セシリアはカイルの腕を枕に、甘えるように寄り添っている。
お互いの体温が、先ほどとは違う意味でたまらなく心地よい。

「あなた…。私、本当に…本当に夢みたいです…」

セシリアは眼を閉じたまま、カイルに語りかけた。

「こんなにあなたに愛してもらって…本当に幸せです…」

セシリアはそこで言葉を切ると、カイルの存在を確かめるように擦り寄った。

「でも…幸せすぎてちょっと怖いんです…。眼が覚めたら、これが全部夢だったら…そう思うと…」
「夢なんかじゃないよ」

カイルは不安げなセシリアの言葉をさえぎると、その頭を抱き寄せて、優しく撫でた。

「僕はずっとセシリアの側にいるよ」

セシリアの瞳を真っ直ぐ見つめながら、カイルは言葉を重ねる。

「これからは、僕がずっとセシリアを守っていくから…。だから大丈夫、怖くなんかないよ」
「はい…」

頭に感じる優しい感触が、その言葉が、セシリアの心を安らぎで満たしていった。
そしていつしか、安らかなまどろみが二人を夢へと誘っていく。

「おやすみ、セシリア。愛しているよ…」
「私もです…あなた…」

窓から差し込む月の光が、二人を包み込むように優しく照らし出していた。

(完)
71 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/14(木) 13:00:32 ID:L1yylF//
以上です。読んでくれた人たちはありがとう。
正直、かなり難産だった。
当初は4日で書き上げるつもりが結果的に一週間かかるとは…

現在、他の話も同時進行しているがプロットがまとまり切れず難航中。
どれだけかかるがわからないが、なんとか完成させたいと思ってる。
スレが少しでも活性化してくれることを祈りつつ…ノシ。
72名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 13:14:59 ID:uKmvYHMv
ID:L1yylF//
GJこれ読んで最近大きくなってきた邪な気持ちが多少どっかに飛んで逝ったような気がするよ
あとセシリアがアリシアに見える病にかかってるのだが治療法はないのかねぇ
73名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 13:52:32 ID:NR+e41ua
>>62-71
GJという言葉しか思い浮かばないよ…ありがとう。
74名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 15:11:29 ID:esDPeUnA
>>71
GJJJJJ!!
オトメロンにワロタw
メロンに例える表現は多々あるが、オトメロンだと名前のせいかしっくりくるなw
75名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 19:07:46 ID:/ME9pr3o
神キター!

このSSの影響で、2週目の嫁は強奪イベントありのセシリーにしたよ。
76名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 21:02:48 ID:rYMMZut0
GJ!

「でも…幸せすぎてちょっと怖いんです…。眼が覚めたら、これが全部夢だったら…そう思うと…」

俺も経験した、すごい鬱な気分になった
77名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 21:23:21 ID:35LHE0Ap
経験したのそっちかwww
78名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:25:43 ID:gbFDipPU
空気読まずにバレンタインネタ投下する





だめ?
79名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:31:19 ID:VeVpzjrB
誘い受けがどうのこうのって荒れるから、気にせず投下しちゃいなYO
80名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:44:34 ID:35LHE0Ap
さあ、日付が変わらぬうちに投下するんだ
81叔父として:2008/02/14(木) 23:53:35 ID:gbFDipPU
「マックスおじちゃ〜ん」
屋敷の外から走ってくるアリアを僕は溜め息まじりで見ていた。
「アリア、何度も言うけれどね。僕のことは『お兄さん』と呼ばなきゃダメじゃないか」
目の前で息も切らさずに僕の挨拶を待っている姪に注意する。掃除をしていたメイドのセシリアは開けっ放しだったドアを閉めておもしろそうにこちらをうかがっていた。
「だってわたしにとってはおじちゃ」
「ガッデム!アリア!」
アリアは困った顔をしている、がこれは譲れない。
そう、決して譲ることはできないっ!!
「……マックスお兄さん」
よろしい。
僕はアリアの頭を撫でる、アリアは照れながら笑っていた。
「ところでうちに何かようかい?ラムリアならいないけれど……」
遊びにきたのかと思って聞くと
「今日はマックスおじ……マックスお兄さんに用事があってきたの」
そう言って彼女は小さなかばんの中からこれまた小さな包みを僕に手渡した。
「アリア、これはなんだい?」
そう聞いてから僕は今日が何か思い出す。
「バレンタインだから、大好きなマックスおじちゃんに作ってきたのっ!」
そう言ってアリアは来たときと同じように走って屋敷から去った。照れくさかったのだろうか?
いや、あの子の年だ。本来なら父親に渡す年代だろう、だからこそ一番親しい僕にくれたのだ
「まったく……」
そう呟きながら、消えた義弟のことを考えていた
早く帰って来いよ、それまでは面倒見てあげるから
おじちゃんとして、さ……
82名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:54:49 ID:gbFDipPU
ケータイからだと時間かかるね
というわけでお目汚しスマン
エロはまだまだ書けません、というか初投稿です
83名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:58:47 ID:NR+e41ua
GJだが、メール欄にはsageと打とう。
84名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:00:36 ID:gbFDipPU
下げ忘れてたorz
85名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:21:09 ID:iDm1uRrl
>>81
oh ナイスだ。日付も間に合ってるw
マックスおじちゃんがアリアにいけないことするのかとドキドキしちまったぜ。
86名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 07:28:28 ID:54ThKjkp
>>81
和むなぁ(*´∀`)
アリアかわいいよアリア
87名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 12:55:15 ID:hG7gm9fW
>>81
かわいいですなあ
88名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:34:47 ID:RC/X3ZBy
>>81さん、GJ! なんかなごんだわぁ。
俺もバレンタインネタ書きたかったのに、
よりにもよって昨日、家に居れなかった…。
なんで一日遅れだけど、セシリアとカイルバレンタインネタ。
2で春の感謝祭がなくなってたのが寂しい。
89春の感謝祭inアルヴァーナ:2008/02/15(金) 22:36:08 ID:RC/X3ZBy
セレッソの花の咲き乱れる春の、よく晴れた、とある暖かい日。
カイルはセレッソ広場のベンチに座っていた。
先日、セシリアと待ち合わせの約束をしたのだ。
理由は不明だが、時間はとらせないと言っていたし、断る理由もない。
待ち合わせの時間よりも早めに広場を訪れ、彼女を待ち続けていた。
「あ、カイルさん! すみません、お待たせしましたか?」
メイドの仕事の合間らしく、メイド服のままでセシリアはやってきた。
手には小さな包みを持っている。
「いえいえ。…それで、どういったご用件ですか?」
「えっと、その…。…チョコを、受け取ってほしいんです」
少しばかり顔を紅潮させながら、セシリアが手に持った包みをカイルに差し出す。
最初は不思議そうな顔をしていたカイルだったが、笑顔でそれを受け取った。
「ありがとうございます、セシリアさん。…でも、どうしてまた急に?」
「実は…今日は、私の住んでいたカルディアの風習で、その…
す、好きな…男性に、チョコをあげる日なんですよ…。アルヴァーナには、そういう風習がないみたいですけど…」
『好きな』の部分のボリュームが非常に小さく、カイルの耳には届かなかったが、
セシリアからチョコをもらって全く悪い気はしなかった。
「ありがとうございます」
もう一度、笑顔で礼を言うカイル。
一方のセシリアは、先ほどと同様に、顔を紅潮させている。
「…あの、カイルさん?」
「はい?」
「少しだけ、目を閉じててもらえますか?」
「…? 構いませんけれど…」
言われるがままに目を閉じるカイル。
「い、いいって言うまで開けないでくださいね?」
「はぁ…」
…そのまま10秒ほど経過したが、何も起こる気配は無い。
「…あの、セシリアさん?」
そう言った、頬に何か柔らかいものが触れるのを感じた。
驚いて目を開けたが、そこにはさっきよりも更に顔が赤くなっているセシリアしか居ない。
「あ、すみません、まだ何も言われてないのに開けちゃって…」
「いえ、い、い、いいんです! あの、それより…チョコ、味見してみれくれますか?あまり、自信はないんですが…」
やけにあせっているセシリアに対し、怪訝そうな顔をするカイル。
…しかしそれよりも、つい先ほどの感触が何なのかが気になった。
一瞬、唇の感触なのではないか、などという考えが頭を過ぎったが、まさか、とその考えを自分で一蹴した。
包みを開けると、ハート型の小さなかわいらしいチョコレートが、何個か入っていた。
試しにひとつ、口に放り込む。
「…うわ、美味しい…」
「そ、そうですか? 良かったです…」
咲き誇るセレッソの花の下、微笑み合う二人。
相も変わらず、セシリアの顔はセレッソの花よりも色を帯びていたが、その笑顔は、
とてもとても、幸せそうな笑顔だった。
90名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:36:56 ID:RC/X3ZBy
以上。
ああ、なんかこういうネタ書くのがいまだに恥ずかしい…。
早く慣れなくては
91名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:58:19 ID:uGNuHm20
GJ
セシリーかわいいよセシリー
92名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 23:21:02 ID:wxVzR+En
>>88-89さんGJ
セシリーと見るとどっかの宇宙海賊思い出す俺涙目
セシリアって人気あるんだな
おらの大好きなターニャさんが俺の脳内以外で輝ける日はくるのだろうか・・・
93過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/02/15(金) 23:43:22 ID:67qsk2hY
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [688]

※ふたなり注意
ごめんねキレイな話のあとにこんなの投下して。
94名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 23:53:51 ID:zVbAq5Wn
>>89
GJ!
ちなみに自分、81です
負けずにネタを考えてきまっす
95名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 00:44:05 ID:vHrA0p9B
ふたなりは受けつけん・・・
96名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 04:07:51 ID:Cn1f/4W4
なんのための注意書きだ
お前の嗜好なんかに誰も興味は無いぞ
97名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 09:16:50 ID:YrKtv1jy
>>93
GJ
いつも乙です
98名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 00:26:05 ID:W0Y5jfa4
バレンタインデーに
バイブで犯されるラグナの夢ばかり見ます。
気絶しても泣いても街の人達勘弁してくれないというような。
99名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 00:50:36 ID:tt702kAl
ヒロイン全員のラブ度10まで上げたまま放置プレイだったのでついにキレたか
100過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/02/17(日) 01:37:13 ID:9jR88uYL
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [689]

どうあれ今回はふたではない
ただ、あんまりエロくもないかもしれない
101名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 01:53:38 ID:MlUurM+I
>>56

「あれは最早 妹ではない。
 君の・・・君の手で楽にしてやってくれ・・・」

「マックスさん!?」

「今まで僕は、現実というものから目を背けてきたわけだけど
 今回ばかりはそうもいかない。
 妹をころすこと。そして、それには君の力を借りなくてはならないこと・・・」

「マックス・・・さん・・・」

「これで・・・、これで彼女の胸を一突きにしてくれ!!
 せめて苦しまないように・・・!!」

「・・・これは・・・!?」

「ただの剣さ・・・人を殺す道具に値打ちなんてあるわけないだろう?」

カイルが受け取った剣は糸のように細く、鋭い。
柄には名前らしきものが彫ってある。



「・・・グローリー・オブ・ヴィヴィアージュ・・・」
102名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:19:12 ID:t02UrfrV
>>100
可愛いGJ
毎度オツです
103名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 09:29:24 ID:cfzO1Np/
>>100
まいどまいど素晴らしいです!
ルーンの作品が多いのは喜ばしいがたまには普通の牧場シリーズ作品も読みたいな。
104名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:13:00 ID:MsI9NZYq
みれない・・・・
105春色の笑顔 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:08:58 ID:EAxlGO1j
新作に入る前にまたお礼を。
『確かな絆・夢の先にある幸せ』にGJをくれた人たちに心から感謝を。
初エロということで色々と表現とか微妙になってしまったが、楽しんでもらえたのなら嬉しい限りだ。
特に75氏の言葉は嬉しかった。
俺の作品でセシリーに萌える同胞が増えてくれるのはこれ以上の喜びはない。

81氏と89氏の作品も超GJです。
短い中にこれほどの萌えがつまっているとは…!
長けりゃいいってもんじゃないんだな…勉強になります。

えと、今回の新作だけど、遅すぎるが一応バレンタインネタになる。
実は、89氏と同じ、アルヴァーナにセシリアが感謝祭を持ち込むというネタを俺も考えていたんだけど、
89氏に先に出されてしまい、しかも俺の文章よりずっとクオリティが高かったため断念した。
でも、完全にお蔵入りさせるのも悔しかったので、方針転換して練り直してみた。
ラムリアかわいいよラムリアということで、その煩悩を叩きつけてみた。
二部のキャラはまだ特徴が完全に掴みきれず、もしかしたら違和感があるかもしれない。
こんなの俺のラムリアじゃねー!と思ったらすまない。
まあ、また生暖かくよろしく頼みたい。
106春色の笑顔1 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:10:03 ID:EAxlGO1j
「はぁ、どうすればいいんでしょう…」

夜、ヴィヴィアージュ家の自分の部屋にて、ラムリアは溜息をついていた。
三日後、とうとう待ちに待ったあの日がやってくる。
春の月13日。そう、春の感謝祭が…!

春の感謝祭…それはあまねく乙女たちが一年で最も輝く日である!
あこがれのあの人へ、自らの想いをチョコレートに乗せて伝えるのだ。

元々アルヴァーナにはこの風習はなく、町を挙げて花見をする日であったが、セシリアによってこの風習が持ち込まれたのは8年前の事で

ある。
チョコレートと共に想いを伝える、こんな素敵なイベントにアルヴァーナの乙女たちが飛びつかないはずはなかった。
セシリアの故郷では冬の感謝祭だったそうだが、マナの『セレッソの花の下で渡すほうが素敵じゃない?』の言葉により花見と融合し、春

の感謝祭として生まれ変わった。
今では、想い人と一緒にセレッソの花を見ながら、チョコレートを渡すイベントとしてすっかり定着していた。

そして、そんな淡い思いを秘めた小さな乙女がここにもいた。
アルスさんが好き。
その想いにラムリアが気づいたのは少し前の事である。

彼は、あまり活動的とはいえない自分をいつも連れ出してくれた。

夏、彼に手を貸してもらい、初めて木に登った。
木の上から二人で眺める町並みは今までと違ってとても新鮮に感じた。
服を汚して怒られてしまったけど、とても楽しかった。

秋、彼に連れられて初めてメッシナの谷に入った。
モンスターがいるから入ってはダメだと言われていたが、彼は慣れているようでなんなく進んでいく。
モンスター達も彼の強さが分かるのか、襲ってこようとはしなかった。
二人で紅葉を眺め、ブドウを採って食べた。
あのブドウの味は今まで食べたどんなブドウよりも美味しいと感じた。

冬、雪で滑って転び、足をくじいた自分に肩を貸して病院まで連れて行ってくれた。
日ごろから農作業で鍛えられた肩は、自分と同い年とは思えないほどたくましかった。
病院につくまでの間、ラムリアは自分の鼓動が抑えきれないほど高まるのを感じた。
手当てが終わり、彼の安心したような笑顔を見た時、胸の奥がきゅんっ、と締め付けられ、これが恋なんだって気づいた。

そして春、感謝祭は自分の想いを伝えるには絶好の機会である。
今日、アルスと一緒に花を見ようという約束を取り付けることには成功した。
後は、彼に渡すべきチョコレートを用意するだけなのだが…

そう、問題はそこだった。
お嬢様であるラムリアは、基本的に家事を自分でやる事がない。
学校の授業で料理を習ってはいるものの、あくまで簡単な料理しか習っていない。
また、日ごろからやっていないため経験も絶対的に不足している。
チョコレートケーキを焼こう!と意気込んだものの、いざやろうとすると何から始めればいいのかさっぱりわからない。

普段なら、メイドのセシリーお姉さんに作り方を習えばいいのだが、今回に限ってはそれはできなかった。
セシリアはアルスの母親である。
彼女がアルスに対して秘密を漏らすとは思えなかったが、やはり当日まではできる限り秘密にしておきたかった。

…かといって、母親のジュリアに教えてもらおうにも、悲しいかなジュリアも料理が得意とは言えなかった。
サラダなどの簡単な料理を作ってもらった事はあるものの、基本家事はセシリア任せである。
高度な技術を要する菓子作りができるとは思いがたい。
107春色の笑顔2 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:11:02 ID:EAxlGO1j
悩むラムリアであったが、そこでハタと思い当たった。
そうだ、マナ先生に教えてもらえばいいんだ。
彼女は学校で自分たちの料理の先生をしており、技量は折り紙つきだった。
それに、マナ先生ならアルスさんにバレることもないはず。
我ながら名案だった。

翌日の放課後、ラムリアは雑貨屋のキッチンにいた。
午前の授業が終わったあと、ラムリアはマナにケーキの作り方を教えてもらえるように頼み込んだ。
調理施設は学校のほうが充実しているのだが、教わっているところをアルスに見られたくなかったため、雑貨屋でやることにしたのだ。

「それじゃあ始めようか。メモの準備はいい?」
「はい! お願いします」
「それじゃ、まずは小麦粉を量って…」

かくして、マナ先生の課外学習が始まったのだった。


そして、感謝祭当日の朝。
ラムリアは自宅のキッチンでケーキ作りにいそしんでいた。

マナの元でしっかり修行をつけてもらってきた。
昨日、予行演習も行ったが、ばっちり美味しく焼けた。
今の自分になら、この想いを託すのに相応しい素敵なケーキが焼けるはず!

高鳴る気持ちに任せて、鼻唄を歌いながら材料を混ぜていく。
手馴れた手つきで生地を型に流し、オーブンに入れた。
これで、あとは焼きあがったら表面をチョコレートでコーティングすれば完成である。
はやくアルスに渡したい。美味しいと言ってもらいたい。
はやる気持ちが抑えられず、ラムリアは小躍りせんばかりだった。
美味しく焼きあがってくださいね、ラムリアはそう願いを込めると服の準備を整えに自室へ戻った。


「どちらにしましょうか…」

鏡の前で悩むラムリア。
自分の中で一番お気に入りの二着のドレス。
可愛らしさではこちらのピンクの方が…、でも、セレッソの花の下では緑のほうが映えるかもしれない…
それにアクセサリーだって気を使わないと。
いつもの鈴のついたリボンにしようか、それともこちらの花をあしらったバレッタのほうがいいのだろうか…

「あら? こんなにふくをちらかしちゃって、どうしたのん?」

ラムリアが決めかねていると、そこに母親のジュリアが入ってきた。

「あっ、お母さま。今日でかける服が決まらなくて、困っているんです…」
「どれどれ…。ちょっとみせてよー」

彼女の母親は料理はともかく、服飾のセンスに関してはピカイチである。
ラムリアは素直に、母親にコーディネートしてもらうことにした。
108春色の笑顔3 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:13:47 ID:EAxlGO1j
30分後、そこにはすっかり着飾ったラムリアがいた。

「わぁ〜! すっっごくかわいーわよ♪」
「お母さま、ありがとうございます〜」

フリルのついた緑色のドレスに、鈴のリボンで髪を結ぶ。
母親が貸してくれたサファイアのブローチが胸元で輝き、うすくルージュも引いてもらった。
鏡の中の自分は、自分でも見違えるほど可愛らしくなっていた。
母親のセンスの良さを改めて思い知らされていると、母親はニヤリと笑って言った。

「ウフフ♪ これならアルスだっていちころよん!」
「えぇっ! あ…えっと…!」

図星を突かれ、思わずあわてるラムリア。
今日、アルスと一緒に花見をするということは母親にも言っていないはずだった。

「ウフフ、てれちゃってー♪ みてたらわかるわよん。それにしてもラムリアもすみにおけないわねん」
「うぅ…」

すっかりバレバレだったことに真っ赤になるラムリア。
アルスは、自分を見て可愛いと思ってくれるだろうか?
ケーキを美味しいと言ってくれるだろうか?
自分の想いはちゃんと伝わるだろうか?

期待と不安が入り混じり、思い悩むラムリア。
ジュリアは初々しいラムリアを微笑ましげに見ている。
そんな、素敵な時間が二人の間を流れる…

……はず…が……

不意に、ジュリアは鼻に違和感を感じた。
何か…変な匂いがするような…?

「ねぇ、なにかこげくさいようなにおいがしないかしら?」

そう言われ、ラムリアも妙な匂いがするのに気づいた。
そう…まるで、なにかが…焦げる…よう…な…

………………

「ああっ!!」

一瞬で真っ青になるラムリア。
あわてて部屋を飛び出し、キッチンへと駆けていく。

「な、なに!? ちょっとまってよ!!」

ジュリアもあわててその後を追う。
二人がキッチンに飛び込むと、そこにはもくもくと黒煙をあげるオーブンがあった。

「きゃーーっ!!」
「むきゃー!! かじーーー!!!」

二人は大慌てでオーブンの火を消しにかかった。
109春色の笑顔4 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:15:21 ID:EAxlGO1j
幸運な事に(?)、オーブンの火は燃え広がる事はなく、中を焦がしただけで済んだ。
…だが、中のケーキはチョコレートとは違う意味で真っ黒になっていた。
見事な『失敗作』の完成である。

「あぁっ……」

ラムリアは思わずがっくりと膝をつく。

「あ、あちゃぁ〜〜……」

さすがのジュリアもフォローする言葉がなかった。


そして昼も回り、ラムリアはとぼとぼと学校への道を歩いていた。

…結局、ケーキはもうどうしようもなかった。
新しく作り直そうにも材料がなく、あいにく雑貨屋は祝日は休みである。
マナに直接頼みに行ってチョコレートを売ってもらおうとも考えたが、もうそこまでの時間もなかった。

やむを得ず、コーティング用に少量残してあったチョコレートを使ったものの、小さなチョコレートが数個できただけだった。

「ぅ…うぅっ…」

自分の情けなさに涙が出そうだった。
母親は気持ちがこもってれば大丈夫だと励ましてくれたが、やはりケーキをプレゼントしたかった。
準備万端に用意したはずだったのに…どうしてこうなってしまったのだろうか…
春の陽気に華やぐ町の中、ラムリアの周りだけはどよよーんと暗い空気がただよっていた。


「あ! こんにちは、ラムリア!」
「…アルスさん、お待たせしました…」

学校に着くと、アルスが待っていた。

「僕も今来たところだよ。それじゃ、一緒に花を見ようよ」
「はい…」

二人はセレッソの花の下のベンチに並んで座り、満開の花を見上げた。
この町の自慢の花たちは、カイルとマナが出会ったときから変わらない美しさで咲き誇っている。

「すごい、キレイだね!」
「そうですね…」

だが、やはりラムリアの心は晴れなかった。
アルスが隣にいてくれるのに… セレッソの花はこんなにも綺麗なのに…
本当なら、今自分は最高に幸せな時間を過ごしているはずだったのに…
気持ちを切り替えようと思えば思うほど、情けない現状を再確認させられて気分が沈んでいく。
110春色の笑顔5 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:17:20 ID:EAxlGO1j
「…どうしたの?」

ラムリアの様子がおかしいことに、アルスも気づいているようだった。

「今日、ずっと元気ないよね…? もしかして、僕が何か怒らせちゃった?」

アルスは本当に心配そうに問いかけてきた。

「あ……」

それを見て、ラムリアはますます自責の念を感じた。
失敗してケーキをプレゼントできないだけでなく、こうやって心配までかけさせてしまっている。
思わず、涙がこぼれてきた。

「ど、どうしたの!?」

突然泣き出したラムリアに驚きの声をあげるアルス。
ラムリアは涙を止めようとするが、一度堰が切れるともう止まらなかった。

「うぅ……ぐす…っ……」

泣き止まなきゃ、そう思っても嗚咽を止めることができない。

「ぐすっ…違うんです…アルスさんの…ぅっ…せいじゃ…ないんです…」

何とか、アルスが悪いわけじゃないという事だけでも伝える。

「泣かないで…、悲しい事があるんだったら、僕に話してくれない?」

優しく慰めてくれるアルスに、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
チョコレートの小箱を取り出し、アルスに差し出す。

「アルスさんに…ケーキを…プレゼントしたかったんですけど……わたし…失敗しちゃって…これだけしか…できなくて…っ!」

途切れ途切れにそこまで絞り出すと、ラムリアはとうとう声を上げて泣き出してしまった。
うつむき、肩を震わせる。
ケーキを失敗した事も、アルスに心配をかけさせた事も、デートをぶち壊しにした事も、何もかも自分が嫌だった。
アルスさんも、小箱を受け取ったきり、何も言わない。
きっと、こんなドジで泣き虫な自分に呆れて…

不意に、ラムリアの細い肩がふわりと暖かく包まれた。
ラムリアは、アルスに抱きしめられていた。

「え…っ…?」

思わず顔を上げると、そこには自分をじっと見つめるアルスの顔があった。

「泣かないで…?」

アルスはラムリアの瞳を真っ直ぐ見つめると、満面の笑顔を浮かべて言った。

「チョコレート、すごく美味しいよ。僕のために作ってきてくれて本当にありがとう。だから、泣かないで?」
111春色の笑顔6 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:18:37 ID:EAxlGO1j
「あ……」

そう、この笑顔だった。
かつて、病院に連れて行ってもらったときに、アルスが見せてくれたこの笑顔。
泣き虫の自分が落ち込んでいると、いつもアルスが見せてくれるこの笑顔。
自分が悲しい時に、つらい時に、それを全て吹き飛ばして安心させてくれる春の日差しのような笑顔だった。

きゅんっ

ラムリアはアルスの優しさが自分の胸を貫くのを感じた。
胸がドキドキして、頬が紅潮していくのが止まらない。
止めようとしても後から後から溢れて来た涙が、あっさりと引いていく。

「よかった、やっと笑ってくれたね!」

そう言って笑うアルスがとんでもなく眩しい。
ラムリアの心はたちまち安らぎと幸せに満ちていった。

「ねぇ、折角だから一緒に食べようよ」
「はい!」

そういってチョコレートを差し出してくるアルスに対して、ラムリアは精一杯の笑顔で応えた。
眼は真っ赤に腫れ、ちょっと背伸びしたお化粧も涙で流れてしまったが、それはその日一番の笑顔だった。

二人でチョコレートを食べながら、改めてセレッソの花を見上げる。
先ほどと同じ花なのに、今は全ての花たちが自分たちを祝福してくれるように感じる。

「アルスさん」
「ん、どうしたの…」

ラムリアは振り向こうとするアルスの頬に、そっと口付けた。

「わっ…!」

瞬時に真っ赤になるアルス。
ラムリアも真っ赤な顔のまま、アルスの反応にクスリと微笑んだ。

「アルスさん、大好きですよ」

(完)
112 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/20(水) 06:22:02 ID:EAxlGO1j
以上です。読んでくれた人はありがとう。
前作では、エロにこだわりすぎたせいか、いまいち甘くできなかったので、
今回は徹底的にあまぁぁぁぁぁぁぁぁい話にしようとがんばってみた。
…が、やっぱ長い割には薄いかもしれないなorz
短い中に書きたい事を濃縮して詰め込める構成力が欲しいよ…。
113名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 06:22:45 ID:L7e5Huu0
甘ああぁぁぁぁぁぁぁい!!(*´Д`)GJ!!
114名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 07:18:37 ID:iVplYGVC
おおおお!

2部のSS、それもラムリアものだ!

GJ!!!!
115名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 08:01:30 ID:avdRBjjw
( ゚−゚)b GJ
投下を煽るわけじゃないけど、
二部でエロって可能なんだろうか…
116名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 08:56:14 ID:HRtWiNF3
あんまぁぁぁぁぁぁぁいいいいいいい
G・J!! ラムリアかわいいよラムリアはぁ・・・はぁ・・・
117名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 10:04:41 ID:btc827J0
チョコレートケーキの256倍甘いわっ!
118名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 14:47:14 ID:EngO2vov
まじGJ!!

次の作品にも期待だな
119名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 19:38:36 ID:xjOkr4hk
アルラム最高ぉぉぉォぉォ!!!!!
120名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 20:39:10 ID:BaN4lYkc
でも2章キャラでチョコレートケーキ好きなのって・・・
121名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:13:01 ID:caYu0KHZ
GJ!

>>120
言いたいことは、わかるな?
122名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:34:56 ID:HcKBtGT4
俺の中のアリアは攻めだな。
ロイに年上なんだから優しくリードしてね?と誘うとか
オルファスの耳をフェラしつつ背中から抱きしめて手コキとか
男の子なのにお尻が感じるんだ?と、うつぶせに寝ているリーンを指で弄るとか。
123名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:55:59 ID:MCDS3Ide
よしお前攻めアリア書け!
124名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 16:17:52 ID:QEjMKMVx
バレット先生やマックス叔父さんに迫るアリアたん(*´Д`)ハァハァ
アルスにカイルを重ねて襲っちゃうマナてんてーも良い。
125名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 19:16:05 ID:Ffyflj7h
>>122
>オルファスの耳をフェラしつつ背中から抱きしめて手コキとか
お前天才だな
126名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 23:20:59 ID:4dlMAjRI
カイルの家に遊びに行きてぇ。お土産持たせてくれそう

ドロシ「こ、こんにちは……カイルさん。クッキー焼いてきたんですけど……」
カイル「いやあ、なんだか悪いですね。そうだ、今日収穫した野菜、よかったらどうぞ?」
ドロシ「え、こんなに沢山……。あ、ありがとうございます」
カイル「いえいえ」

ドロシ「わぁ……。ここのモンスターは大人しいんですね。あ、モコモコもいる……」
カイル「皆いい子ですよ。あ、今日取れた牛乳と卵です。持っていってください」
ドロシ「そんな、さっきも頂いたのに……いいんですか?」
カイル「どうぞどうぞ」

ドロシ「この釣竿、バレットさんのだったんですか……。でも釣り大会の優勝、凄かったです」
カイル「運がよかっただけですよ。そうだ、イワナが多く釣れたんですけど、どうですか?」
ドロシ「え、ほんとに悪いですから……。うう、でも……(ヨダレ)」
カイル「いいですよ」

ドロシ「あの、こんなに頂いてしまって、本当にすいません……ありがとうございます」
カイル「いやいや。ああ、これゴードンさんにどうぞ。戦士の証って言うんです」
ドロシ「あ、あの……。えっと、はい……」
カイル「今日は楽しかったです。じゃあまた明日」



ゴードン「おいおい、こんな時間まで何処に行ってたんだ?」
ドロシー「に……、荷物、重くて……っ」
127名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 00:21:23 ID:Q+NhWCnH
マックス×アリア見たいなあ。純情でも、ラブラブでも何でもいい!!
128名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 00:29:28 ID:YO4OwFMM
>>126
ありそうだな。イワナでよだれ垂らすドロシーがかわいい。
129そして始まる新しい物語 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:00:49 ID:bQtzcXmc
まいど、どうも。
まずは、毎回GJをくれる方々に心から感謝を。
本当にありがとう。とても励みになっています。

えと…今作なんだが…
なんていうか…ギャグ…というか…壊れ…というか…
おかしいな…俺はマナの萌える話を書こうとしてたはずだったのに…

3連徹でイッちゃった頭で怒涛のごとく書き終えてみるとこんなものになっていた…

先に一応注意しておきます。
この作品はあなたのマナに致命的な障害をもたらす恐れがあります。
熱烈なマナファンの方はスルーしてくれお願いorz

時系列的には『春色の笑顔』の裏の話になります。
萌えを期待してくれていた人たちは本当にごめんorz
くれぐれも…生暖かく…お願いします…orz
130そして始まる新しい物語1 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:01:51 ID:bQtzcXmc
ある晴れた春の日、その日は乙女たちが待ちに待った日である。
春の月13日。そう、春の感謝祭である…!

春の感謝祭…それはあまねく乙女たちが一年で最も輝く日である!
あこがれのあの人へ、自らの想いをチョコレートに乗せて伝えるのだ。

……そのはずが……

ここに最も輝いていない乙女(?)がいた。
今年もあげる人がいない…
その虚しさに彼女が気づかされるのは毎年の事である。

4年前、既婚者でも友人としてプレゼントすればいいよね! と思い立ってチョコレートを作ってみたが、夫婦のラブラブバリアに跳ね返

されて近寄れず、渡せずじまい。
結局父親に全部喰われた。
泣いて喜ばれたが、余計虚しくなった。

3年前、ならば町の人たちに日ごろの感謝の念をこめてプレゼントしよう! と思い立ったものの、同世代の男性は全員既婚者だった!
やっぱり近寄れず、町のおじさま達に配って歩いた。
とても喜ばれたものの、やっぱり虚しくなった。

2年前、女同士でもいいよね! と思い立って友人とチョコレートを交換し合った。
現状を再確認し、さらに虚しくなった。

去年、日ごろ頑張ってる自分へのご褒美に! と思い立って自分でチョコレートを作って食べてみた。
どうしようもなく虚しくなった。

そして今年、またこの日がやって来やがった…

そう、セレッソの花の下のベンチに一人座り、暗いオーラに包まれる乙女(?)こそ、我らが正ヒロインのマナたんである!


元々アルヴァーナにはこの風習はなく、町を挙げて花見をする日であったが、セシリアによってこの風習が持ち込まれたのは8年前の事で
ある。
チョコレートと共に想いを伝える、こんな素敵なイベントにアルヴァーナの乙女たちが飛びつかないはずはなかった。
セシリアの故郷では冬の感謝祭だったそうだが、この町では花見と融合し、春の感謝祭として生まれ変わっていた。
今では、想い人と一緒にセレッソの花を見ながら、チョコレートを渡すイベントとしてすっかり定着していた。

そのせいで…

セレッソ広場はどこを見てもカップルカップルかっぷr…
広場中に幸せな空気が満ち溢れている。ぶっちゃけハートが飛び交っている。

だが、その幸せな空気もアンデッド属性になってしまったマナにとっては毒である。瘴気である。
その空気にあてられ、大好きなセレッソの花を満喫することもできやしない。
全く、誰のせいで折角の花見がこんな甘ったるいイベントに変えられてしまったのだろうか!?

…………

あ・た・し・の・せ・い・だ!

ずーん…
マナは気持ちが沈みこんだ。
131そして始まる新しい物語2 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:03:21 ID:bQtzcXmc
ダメだ! このままでは更に沈み込んでいってしまう…!
ここはなにか、気持ちが明るくなるようなことを考えないと!
マナは、ここ数日の微笑ましい出来事を思い返してみることにした。

=================================================================================================================

二日前、彼女が授業を終えると、教え子のラムリアが彼女の元へ近づいて来た。
何か、今の授業で分からない事でもあったのだろうか? そう思っていると…

「あの…っ! わたしにチョコレートケーキの焼き方を教えていただけないでしょうか…!」

聞けば、感謝祭でアルスにケーキをプレゼントしたいので、アルスに内緒でこっそりと教えて欲しいとのこと。
もちろん、可愛い教え子の頼みを断るはずもなかった。
放課後、自宅で彼女と一緒にケーキを焼く事にした。

「それじゃあ始めようか。メモの準備はいい?」
「はい! お願いします」
「それじゃ、まずは小麦粉を量って…」

自分の細かな注意点とかも聞き漏らさずメモし、不明点は一つ一つ質問してくる。
日ごろおっとりしている彼女とは別人のような気合の入りようだった。
ラムリアはマナも驚くほどのスピードで焼き方を習得していった。

「わたしはいつもアルスさんに助けてもらってばかりですから、今回は自分の力でこの感謝の気持ちを伝えたいんです…」

そう言って頬を染めるラムリアはとても可愛らしく、マナも微笑ましい気持ちでいっぱいになった。

=================================================================================================================

昨日、彼女が店番をしていると、元気な声と共に少女が飛び込んできた。

「マナ先生こんにちはっ! チョコレートくださいっ!」

彼女の親友のセシリーと、その娘のアリアであった。
アリアは籠にチョコレートを次々と入れていく。

「こんにちは、アリア。感謝祭に誰かにあげるのかな?」

マナが笑いながらそう聞くと、アリアは良くぞ聞いてくれたとばかりにっこりと笑った。

「パパとね、アルスにあげるの! 今日、ママと一緒に作るんだ」

アリアはそういって、さらにチョコレートを入れていく。
小さな籠がすでにチョコレートでいっぱいになっている。

「アリア、ちょっと入れすぎじゃないかな?」

それを見てセシリアが苦笑しながら言うが、アリアは意に介さない。

「ううん。大きなチョコレートをいっぱい作りたいの」
「でも、それじゃパパとアルスが食べきれないかもしれないわよ」
「パパと、アルスと、ママと、4人で一緒に食べたいの! そのために大きいのを作るのよ」
「ふふ…それじゃ、頑張って作りましょうね」

セシリアとアリアのやり取りをみて、マナは思わず頬が緩んだ。
アリアは、本当に家族の事が大好きなんだろう。
そんな一生懸命な少女を見て、マナも微笑ましい気持ちでいっぱいになった。

=================================================================================================================
132そして始まる新しい物語3 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:04:06 ID:bQtzcXmc
なったことはなったが…
よく考えてみると、今この場においては余計自分の寂しさを引き立てているだけでは…?

ずずーん…
マナは更に気持ちが沈みこんだ。

ダメだダメだ! このままでは更に沈み込んでいってしまう…!
ここは、現状の問題点の把握と、これからに向けた対策を考えるべきだ!
マナは前向きに考える事にした。

『カイルよりずっといい男を見つけてセシリーを悔しがらせてあげようよ』
『そうね!』

アリシアとそう誓い合ってからもう8年になる。
いつか現れる自分だけの王子様のために、二人して女を磨いてきたはずだった。
だが、現状は未だに変わらず、悲しい一人身である。
そろそろ、乙女という単語にも疑問符が付くようになってきた。
15−18歳ほどで結婚するのが一般的なこの町において、自分達は超晩婚にあたる。

『売れ残り同盟』

恐ろしい単語がマナの脳裏をよぎる。

そもそも、なぜ自分には素敵な人がいないのか?
アリシアはあの性格だから当然として(←オイ)、自分は(公式発表では)世間で大人気の妹系萌えキャラのはずだ。

男性との出会いがないからだろうか?
いや、この町には同年代の男性が少ないとはいえ、旅人や商人など町を訪れる男性がいないわけではない。
実際、マナとて出会いが全くないわけではなかった。


…ある時、トレジャーハンターの青年が町を訪れた事があった。
カイルと同じ冒険者であり、カイルにはないワイルドな雰囲気を漂わせる青年にマナは心惹かれかけた。

だが…

マナは青年とトリエステの森にてデートをしていた。
いい雰囲気になってきたところで、唐突にいかにも強そうなモンスターが現れた!
おびえるマナ、マナを庇うように立つ青年!
なんて王道!

…のはずが…

「真のトレジャーハンターは、逃げ時をわきまえているヤツのことを言うんだ」

青年はマナを置き去りにして真っ先に逃げてくれやがりました。

あたりに満ちる気まずい沈黙、流れる寒い空気。
マナはモンスターに哀れみの視線で見られるという屈辱を味わった。
なお、その青年はその後、ダグラスに完膚なきまで鉄拳制裁を受けて撃沈したのは余談である。
133そして始まる新しい物語4 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:05:18 ID:bQtzcXmc
…またある時、旅の吟遊詩人の青年が町を訪れた事があった。
彼は毎日雑貨屋を訪れ、マナに愛の詩を詠った。
甘いマスクから囁かれる愛の言葉に、最初は疎ましく思っていたマナも次第に心惹かれていった。

だが…

結婚指輪は父親のダグラスから奪わないといけないと告げた時、彼はいきなりビビりだした。
一応、決心してダグラスに対峙したものの…
ダグラスの一睨みであっさり逃げてくれやがりました。
なんというへたれ!

…………

オ・ヤ・ジ・の・せ・い・か!!

よく考えれば原因は明白だった。
ほかにもマナに近づいてきた男たちはいたが、皆ダグラスによって撃退されていた。

これはまずい…!
このままでは、自分の魅力とかいう以前に男が近づいてきてくれない!
冷静に考えれば、ダグラスのお陰で変な男に引っかからなくて済んでるような気もするが、そこは気にしたら負けである。

…とはいえ、自分がたとえこの町を出たとしてもあの父親は地の果てにでもついてくるだろう。
雑貨屋も人間関係も全て投げ出してどこまででもついてくる…!

そう思うと、そこまで愛されてる事が嬉しいようなうざったいような…やっぱりうざったかった!

手詰まり…
自分を取り巻く環境自体をすぐに改善する事は不可能、マナはそういう結論に達した。

ずずずーん…
マナはますます気持ちが沈みこんだ。

…余談だが、マナ自身は決して認めようとはしなかったが、明白な原因はもう一つあった。
八年前から女を磨き続けてきたマナであったが、全く磨かれていない八年前と何も変わらない箇所が一つ…
アリシアにあって、マナにないもの…
カイルのようなぺったん派はこの町を訪れる男たちにおいては少数派だったようだorz


いやいや待て! まだ手はあるはずだ…!
マナは気持ちを必死に立て直した。

そもそも、マナの運命の大きな分岐点、それは8年前にあった。
自分の愛した人と、自分の大切な親友との結婚式。
マナは、記憶がない事で悩むカイルの背中を大きく後押しした。
二人が結婚したのはマナのお陰、といっても決して言い過ぎではあるまい。

もちろん、あの選択は正しかったと今でも思っている。
あの時カイルの背中を押した自分を、今でも誇りに思うことができる。

…だが、それでも…
もし…あの時…非情に徹して自分の気持ちを優先させていたら…?
セシリーを失い、落ち込むカイルを自分が慰めていたなら…?
そこには、また違った未来が待っていたのではないか?
134そして始まる新しい物語5 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:09:02 ID:bQtzcXmc
いや…まてよ?
まだ、今からでも遅くないのでは…?

たとえば…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「こんにちはカイル! えへっ♪」
「…こんにちは。マナ」

ある雨の日の午後、マナはカイルの家を訪れていた。

「雨の日はヒマなので、遊びに来ちゃった♪ 奥さんいるのに、迷惑だった?」
「いや…別に迷惑じゃあないんだけど。でも、ここのところ毎日だよね」

そう、この一週間、なぜか毎日雨が降り続き、マナは毎日カイルの家に入り浸っているのだった。

…言うまでもなく、マナがアリシアをイチゴで買収し、天候操作をさせまくっているのである。
このままでとは水路が氾濫し、町が浸水してしまうとブライたちが深刻そうに話し合っているのが聞こえたが、そんなの関係ねぇ!

「でもマナ、お店のほうはいいの?」

お茶の準備をしながらごく当たり前のことを聞くカイル。

「雨の日って仕事をする気が起きないから休みにしちゃった♪」

しれっと答えるマナ。

「いやそれ違う人だから!」

思わず突っ込むカイルであったが、マナは華麗にスルーした。
更に突っ込もうとしたカイルであったが、マナの顔を見て言葉に詰まる。

『あまりわたしを怒らせないほうがいい』

マナの笑顔が無言のプレッシャーをかけていた。

「そういえば、今日はアリアちゃんたちはいないの?」
「うん、何でも学校でやらなくちゃいけない宿題があるんだってさ」

…言うまでもなく、その宿題をだしたのはマナである。
学校の施設を使わなければできず、なおかつ時間のかかる料理を宿題として出したのだ。

そして、セシリアは平日はメイドの仕事があるため、夕方まで帰ってこない。

そう…、今ここにいるのはカイルとマナ二人っきり…!
135そして始まる新しい物語6 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:11:30 ID:bQtzcXmc
「カイル…。あたしのとっても大事な話、きいてくれる…?」

不意に、マナはカイルに語りかけた。

「どうしたの…?」

突然場の空気が変わったことに戸惑いつつも、聞き返すカイル。

「あたし……カイルのことが好き……好きだよ! 初めて、セレッソの木の下で会ったときから、ずっと好きだったよ!!」

突然の発言にカイルは椅子ごと後ろにひっくり返った。

「いやその依頼もう掲示板から消えたんだけど! それに僕もう結婚してるんだけど!!」

後頭部を抑えながらも突っ込むカイル。律儀な男である。

「たとえカイルの気持ちがどうでも、あたしの気持ちは変わらないわ…うふふふ♪」
「いや健気そうな台詞だけど状況がおかしいから!!」

倒れたカイルににじり寄っていくマナ。

……………………

…………

……アッーーー!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…うふふふふふふ♪

妄想にふけり、怪しい忍び笑いを漏らすマナだったが、ハッと我に返った。

今のは一体なんだったんだろう…?
幸福な空気にあてられすぎて謎の電波を受信してしまったようだ。
あんまりな内容の妄想を思い出して、青くなるマナ。

これはいけない…! 
これではカブ毒電波の二の舞だ。

ひとたび汚れ役が定着してしまえば、それを払拭するのがどれほど困難な事か。
先人の失敗からそれを痛いほど思い知っていたマナは、あわてて邪念を振り払った。

…が、ふと正面を見るとムーとスーがドン引きした視線でマナを見ているのに気づいた。
思わず固まるマナ。
これは、何とか誤解だということを伝えなければ…!

「あ、えっとね…?」

「マナせんせーが変な笑い方してる!!」
「こわいの〜〜!!」

だが、マナが話しかけようとした瞬間、二人は悲鳴を上げて走り去ってしまった!

オワタ\(^o^)/オワタ

今度こそ精神に重篤なダメージを受け、マナはぐったりと崩れ落ちた。
136そして始まる新しい物語7 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:12:40 ID:bQtzcXmc
ああ…もうこのまま…灰になって大地に還っていくのだろうか…

ベンチに身を預けたまま、マナは薄れ行く意識のなかそう思った。

そのとき…

「あの、すみません…」

声が、聞こえた。

慌てて眼を開けると、そこにはナイスミドルのオジサマがいた。
状況がわからず、戸惑うマナに彼は話しかける。

「あの…ここってどこなんでしょう…?」

「え…?」

予想外の質問に固まるマナ。

「実は私、記憶がないようでして…」

そして、始まる新しい物語…!


Rune Factory3 〜 SeniorSeasons 〜

大好評のルーンファクトリーが新たなシナリオとシステムを引っさげて帰ってきた!
青年、ロリ主人公と来て、今度の主人公はオッサンだッ!!
厳しい競争型社会や、つらい会社生活でお疲れのアナタも、感情移入できること間違いなし!
さあ、アナタも牧場でスローライフを満喫してみませんか?

今作は今までとは趣向を変え、大人の男性をターゲットとしております。
選択肢を間違えると即座にシナリオが詰むシビアなゲームバランスが、あなたのプレイに大人の緊張感を与えます!
また、プレイヤーの負担を軽減するためオートセーブ機能を搭載。
そう、人生はただ一度。安易なやり直しなど利かないからこそ、一回一回のプレイに感情移入することができるのです!

シリーズ伝統のバグは今作も健在!
壁抜け・フリーズなど序の口!
セーブデータ自動削除、ソフトウェア破損、DS本体発火など、よりスパイスの効いたバグがあなたをお待ちしています。

☆新システム:ヒロインコンバートシステム

前作、前々作のルーンファクトリー1、2のセーブデータをコンバートする事で、『売れ残った』ヒロインたちが今作に登場します!
また、年齢の関係上前作では攻略できなかった未亡人たちも今作では問題なく攻略可能!
今までの作品では表現できなかった大人の恋愛をお楽しみいただけます。

さあ、冒険にでかけよう…!!

Rune Factory3 〜 SeniorSeasons 〜

COMMING SOON!

※本ソフトウェアは18歳未満の方はお求めいただけません

(\(^o^)/オワレ)
137始まる前に終わった物語 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/22(金) 06:20:08 ID:bQtzcXmc
_|\○_ なんかもう…あらゆる意味でごめんなさい _○/|_
いやね…言い訳をさせて欲しいんだ…!
俺はマナはセシリーの次に好きなんだ。
だから、萌える話を書きたかったんだけど…
マナは『普通のいい人』すぎて特徴がない…
妹キャラを前面に押し出すわけでもなく、特別なキャラが立ってるわけでもなく…
書いてるとどうしても盛り上がりの欠ける話になってしまう…。

ちょっと最近大学院が地獄モードに入ってきたんで次の作品をすぐにかけるかどうかはわからないが、
できるだけ早く書きたいと思ってます。
次はまじめな話を書きたいな。
最後に、こんなふざけた話を読んでくれた人本当にありがとう!
138名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 06:29:27 ID:lyAPOf/q
なんて素敵(*´Д`)
SS面白かった
この3は是非ともやりたい
139名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 07:29:08 ID:LcDCjLZD

ダイアパーリングが出てくるユエのSSも待ってるよ\(^o^)/
140名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 09:45:45 ID:2XEiyNmt
>>123
アリア「ふふ、先生こんなに大きくしちゃってかわいい」
バレット「アリア頼む早く、はやくしてくれ、もう我慢出来ないんだ」










ぴちゃん
バレット「あぅう」
アリア「先生、もういい大人なんだから一人で目薬ぐらいさしてよね」
141名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 10:11:23 ID:tg7OdLZO
>>137
フレンドシロップ吹いたwww
つーかこんなのが記念すべき初作品のマナって・・・
142名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 10:20:07 ID:99ATOxRG
>>137
GJ!
確かにマナはメインヒロインなのに影薄いよなぁ…


>>140
おいw
てか看護婦の嫁にして貰えよw
143名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 16:57:07 ID:WfFOJrYA
もっと失礼な一作目があったのを忘れたか!
144名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 20:18:18 ID:Cs4DuKGy
たしかにマナはメインヒロインな割に存在感が薄いが、
未婚の第2部でアルスを初恋のカイルに重ねてにゃんにゃんしちゃうシチュエーションを想像してものすごく萌えました。
牧物シリーズでも貴重な女教師なんだぜ?
145名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 21:55:02 ID:HW3IslTM
第一部で、もう嫁を決めてるのに
依頼コンプのために他キャラの
イベントこなすのが辛いです…
146名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:01:11 ID:q4pXVQih
ドロシーの娘のアリアと
バレット先生のエロスが見たいぜ
147名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 02:55:22 ID:lDuHIdCD
ふと思ったけど誰の子供かでアリアの将来は決まることになるのか。胸的な意味で。
148名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 09:56:05 ID:0+lOKwJY
誰が母親でもぺったんこ
149名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 10:42:28 ID:yLU1PuLm
うちのアリアはユエママだからきっとそこそこにはなるよ
150名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 10:54:36 ID:Ltgx5eJp
うちのアリアもアリシア母さんだから可能性あるぞ。

しかし母親からの遺伝だとしたらラムリアとスー&ムーは…
151名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 14:23:48 ID:MqGKJXkm
だからラムリアは乳製品を摂取するのだ
ひんぬー遺伝子に打ち勝つ為に
152名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 16:28:34 ID:+dK0w+38
ラムリアは胸より先に腹が成長しそうだよなピザ的に考えて
153名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:20:40 ID:GQWxG67r
うちのラムリアはユエがかーちゃんだから将来は安心だな。
つーかジュリアにしたって他のヒロインと比べたら少しはあるんだぞ?
154名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:38:38 ID:reW6kKoE
うちの娘、幼少期からドロシーさんに育てられたのに
よく明るく育ったもんだな
未だに前髪で顔隠してるそうとうな駄目母だと思うんだが
155名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 20:12:09 ID:s514GHxu
馬鹿ばっかだなwwだがあえて乗ろう妄想だが
ラムリア>ムー>カノン=スー
ラムリアは乳製品取りまくってるから割とでかくなりそうスー&ムーはムーがちゃっかりスーを
追い越すと思うカノンとスーは…置いといてアリアは未知数な感じ、母親によるかも知れないけど
ただカイルの血が入ってるからよく分からない。ところで二部の男達のナニの大きさはどう思う?私的だけどリーン>アルス>ロイorオルファス?
リーンはあの顔でもの凄そうそれでアリアやアルスを襲ってきそう、アルスは主人公補正で大分おっきくなりそう
ロイとオルファスはまぁ標準前後ぐらいだと思う。
>>152
ん?胸より先に孕…
156名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 20:57:58 ID:Ai20ZcaC
>>152
太りそうになったらジュリアの温泉地獄コース
157名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:45:01 ID:mDzEIbVs
あれ?もしかしてこのスレは俺みたいなひんぬー派は希少種なのか?
158名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:49:24 ID:C0IjRets
あるならあるでいいし無いなら無いでいい。胸の大小は個性である
159名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 22:11:26 ID:Dq8nR12t
ジョルジュ長岡は全ての乳に公平である。
160名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 00:24:55 ID:g40oNqtk
俺の計算だとそろそろアリアと双子姉妹の百合百合エロがあるはずなのだが…
161名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 08:46:21 ID:pZ7kqTfR
アリアと双子姉妹の結婚ごっこがあるなら、
アルスとリーンの(以下略)
162名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 09:30:19 ID:+SJuNJoE
「ぼ、ボク…本当は女の子なんだ」
「こんな可愛い子が女の子なはずがない!」
163名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 10:11:02 ID:S3RFFeTi
そういやリーンってバレットを手伝って合成の材料を集めてるらしいが、
ダンジョン行かなきゃ材料調達なんてできないよな。
やっぱりリーンはかわいい顔して実は凄いモノ持ってるんだろうか。
ジェイク程度なら一撃で倒せるとか。
164名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 11:14:20 ID:BruEq2Z2
実は隠しラスボス
165名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 12:02:27 ID:TAvUxOZk
(性的な意味で)
166名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 14:37:00 ID:g2tU0J3b
さっき小説が完成したんだが…投下しても良いだろうか?
初心者で文才が無いのは見逃してほしい
167名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:09:36 ID:QrQ+wBEt
>>166
投下キターー!

お願いします。
168名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:24:55 ID:g2tU0J3b
秋に芽生えるキモチ1

ある晴れた秋の日の午後…
マナはいつものように出荷箱からカイルの出荷物を回収しその代金を置いて行くつもりだった。

しかし、今日に限って出荷箱を覗いたら何も入って無かったのだ。今までは必ず何かしらの出荷物が入っていた。

マナ「あれ…?どうしたんだろ?」

マナは理由を聞こうとカイルを探したが牧場には見当たらない。いつもなら畑で元気に水撒きをしている時間だが…

家の中にいるのかもしれない…そう思いドアをノックしてみる。返事が無い。

マナ「カイル〜?いないの〜?」
ドアを開けて呼んだがやっぱり返事がない。

マナ「…寝てるのかな?……お邪魔しま〜す…」

部屋の一階には誰もいないのですぐにマナは階段に。
階段を上がった先はカイルの寝室だ。ベッドにもカイルの姿は無かった。

マナ「留守なのかな…」

ふと、彼の日記が置いてあるのが見えた。

マナ「ちょっとだけ読んでみようかな…」

〜春の月2日〜
今日からここで生活する事になった。牧場なんてやった事無いのに出来るだろうか?
…いや弱気になるのはやめよう。あの親切な女の子マナとその父親のダグラスさんにお礼をする意味でも頑張らなければ!
169名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:27:19 ID:g2tU0J3b
秋に芽生えるキモチ2

〜春の月3日〜
今日は仕事が終わった後街の人達に挨拶に行った。みんな優しそうな人ばかりだ。
僕には記憶が無いけど…ここで新しい楽しい記憶が作れそうだ。

マナ「ふふ♪あの頃はセレッソの花が綺麗に咲いてたっけ」
マナは楽しそうにページをめくる。

〜春の月10日〜
街の人達と少しでも仲良くなるために掲示板の依頼を沢山やった。
その後畑仕事をやろうとしたけどとても疲れてしまったので今日はやめようかと思った。
だけどマナに励まされたので頑張る事にした。
マナは不思議な子だ。会ってまだ間もないのに、親しげに話かけてくれる。

マナ「…鈍いのね…」
はぁ…とため息をつく。

〜春の月13日〜
今日はお花見というお祭りだった。一人で見るのは寂し過ぎるのでマナを誘った。彼女はとても嬉しそうだった。
マナと別れた後一人でお花見しているユエさんがいた。
一人でお花見は寂しいだろうと思い誘う事にした。
やっぱりユエさんも一人でお花見するのは寂しかったらしい。誘って良かった。

マナ「…むっ……ユエさん…」


170名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:29:35 ID:g2tU0J3b
秋に芽生えるキモチ3


〜夏の月2日〜
今日はドロシーさんの依頼を受けた。人と話す練習がしたいらしい。ドロシーさんは色々話してくれるようになってきている。良い傾向だ。


マナ「…む…今度はドロシーさん…」


〜夏の月9日〜
今日はジュリアさんの依頼を受けた。新しい美容保持の体験者になって欲しいらしい。内容は長く風呂に入るというもの。
風呂の外にいるジュリアさんと色々話していたが僕は途中でノボせてしまった。ジュリアさんは普段もっと長く風呂に入るらしい。
凄い…


マナ「・・・・・・」


マナは日記を読んでいるうちに不安になってしまった。
日記を元に戻し、カイルのベッドに横になった。

マナはカイルの枕に顔を埋めた。
…彼の匂いがする。

マナはその匂いを嗅ぐうちになんだか興奮してしまった。

マナ「まだ…帰って来ない…よね…」

我慢出来なくなってスカートを捲り、下着の上からなぞる。
マナ「んん……はぁ」

下着の上からでは刺激が足らず下着の中に手を入れ直接触る。

マナ「…んぁ…カイル……カイル…」

171名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:31:35 ID:g2tU0J3b
秋に芽生えるキモチ4


一方その頃カイルは…
ダンジョンで鉱石掘りを終えてシルバーウルフに乗り帰宅途中だった。

家に着き、シルバーウルフを飼育小屋に送った後、家のドアが半開きになっているのに気付く。

カイル「おかしいな…出掛けた時は閉めたはずなのに」

中を覗くと何やら二階から物音が聞こえる。

カイル(泥棒か!?)

彼は愛用のクレイモア大剣を構え静かに二階に登る。しかも物音は…女の子の声…それも妙に艶っぽい声が聞こえる。

カイル(一体何が…?)

階段の最上段からそっと覗き込むとそこには…

カイル(!?)

ベッドにマナが横たわり自分の下着の中をまさぐっている。
マナ「…あぁ…いいよぉ…カイル…」

カイルは驚いて手にしていた大剣を落としてしまう。

ガシャーン!!

けたたましい音が辺りに響く。

マナ「あ…!!」

カイル「あ…えっと…その」

マナ「…ごめん…勝手に入っちゃって…」

カイル「う、うん」

マナ「あ!」
マナは慌てて自分の服を直す。

カイル「…」

マナ「…見た…よね?」

カイル「…え?」

マナ「…見ちゃったよね」

カイル「…あ…えっと…ごめん」
172名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:34:48 ID:g2tU0J3b
秋に芽生えるキモチ5


マナ「…今日は勝手に入ってごめんね」

カイル「うん…」

マナ「じゃあ帰るね」


マナが帰った後カイルは一人ぼんやりしていた。

心臓がバクバク言っている。
びっくりしたのはもちろんだが…彼女が女性である事を改めて認識した。決して忘れていたわけでは無いのだが…

椅子に座り天井を眺めながら考える。

仕事の事を考えようとしてもすぐにさっきのマナの姿を思い出してしまう。

今日はさっさと寝ようと決意しベッドに潜りこんでもやっぱりマナの姿を思い出してしまう。



今までこの街の多くの女性との付き合いのなかでこんな気持ちになったのは初めてだった。



カイルはしばらくたった後、自分の気持ちにようやく気付きマナにプロポーズするのだが…
それはもう少し先の話。



END
173名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:36:20 ID:g2tU0J3b
あとがき

如何だったでしょうか?
小説は普段読むだけで書く事は滅多にないので…
下手くそだったかも…
(´・ω・`)
174名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:44:37 ID:OzQG+cuT
うん、碌に感想もかけない馬鹿だけど一言だけ言わせてくれ
GJ
175名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 19:06:50 ID:pZ7kqTfR
微エロありだし、レアなマナ小説だし、おもしろかった! GJ!
176名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 19:09:00 ID:QrQ+wBEt
>>173
GJ!
初投下乙カレ。これからもガンガン投下してくれ。
177名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 19:43:51 ID:g2tU0J3b
>>173です。
沢山のGJを頂き作者はびっくりまた嬉しく思っております。
いつ投下するかは分かりませんが上の大二部「秋に花咲くキモチ」を作ってみたいと思います。
178名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 20:40:08 ID:735vqGQX
GJ!微エロいいよ〜。
ただ一つ注文付けると、タイトルは名前欄にでも放り込んでくれたほうが読みやすい。
179名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:30:00 ID:Os9zanTp
そろそろ教会でお祈りをしていたゴードンがエンドールさんに襲われるエロが投下されるはず
180名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:13:34 ID:ud2B8SjQ
>>173だが…続編の第二部「秋に花咲くキモチ」がたった今完成した

今回は非エロなのだが…投下しても構わないかね?
181名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:20:59 ID:nfkBE+HI
その辺は各自で脳内変換するから安心したまえ
182名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:23:13 ID:65eFoLom
ちゃんと小説を投下してくれよ
183名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:31:21 ID:lqW7HSLv
ささ、どーぞ
184名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:35:49 ID:Z9th4Cy7
投下は大歓迎なのー。
185秋に花咲くキモチ1:2008/02/26(火) 00:35:50 ID:ud2B8SjQ
マナの秘密の事を見てしまってからカイルは落ち着かなかった。何より仕事が手につかない。ジョウロで水を撒いてもボンヤリして雑草に水を撒いたり、モンスターにブラシがけしてもいつの間にか、何もいない所にブラシをかけている始末。


仕事が上手く行かないのはマナも同じ。
荷物の配達でサツマイモを届けるはずがジャガイモを届けたりお釣りを支払いより多く渡してしまったりと失敗が続く。


ダグラス「マナ…一体どうしたのだ?」

マナ「あ………お父さん…」

ダグラス「何か悩みか?ならばこの父になんでも打ち明けるが良い」

マナ「・・・・・」

言えるわけが無い。片想いの男の家で自慰、さらにはそれを最も見られたくない相手に見られてしまったのだから。

ダグラス「さては…カイルに何かされたのだな!そうなんだな!?」

マナ「違うの!カイルは関係無いの!」(関係あるけど!)

ダグラス「安心しろ。マナよ。この父がカイルを絞めあげてやろう」

マナ「もう!お父さん!!!」

ダグラス「しかし…マナ…」

マナ「お父さん…大丈夫だから…」
186秋に花咲くキモチ2:2008/02/26(火) 00:37:42 ID:ud2B8SjQ
二人とも気まずいのかお互い相手を避けている状態になってしまっている。
小さい街だ。いずれ皆にも気付かれてしまうだろう。

誰がこんな悩みを聞いてくれるだろうか…マナは街を歩きながら考える。

父親に改めて相談するか…いやいやそんな相談しようものなら卒倒して病院に担ぎ込まれてしまうだろう。

セシリアに相談しようか…いやいや…セシリアもカイルの事が好きなはず…互いに口には出さないが分かるのだ。


そんな事を考えながら歩き舟着き場まで来てしまった。
アリシア「あら…?マナじゃない?どうしたの?顔色が悪いわよ」

マナ「アリシア…」

アリシアはどうだろう…秘密を守ってくれそうだし何より経験や知識が豊富そうだ。

アリシア「ご飯でも食べに行く〜?エンドールさんのとこにさ」


マナ「うん…」


アリシア「何食べようか?太るからあんまりカロリー高いのは食べられないけどね〜♪」


マナ「うん…」


アリシア「…ねぇ…さっきから話聞いてるの?」


マナ「うん…」


アリシア「だったらいいけど。マナは何食べる〜?」

マナ「うん…」


アリシア「・・・」


アリシアはマナは宿屋まで引っ張るように連れて行った
187秋に花咲くキモチ3:2008/02/26(火) 00:39:47 ID:ud2B8SjQ
エンドール「お待ちどうさま」


アリシア「わぁ〜美味しそう♪頂きま〜す♪」


マナ「・・・・・」


アリシア「マナも遠慮しないで食べてよ。今日は私のおごりで良いから♪」


マナ「・・・・・」


アリシア「…何かあったんでしょ?カイルと」


マナ「あ…」


アリシア「話してみてよ。力になれるかもしれないし」


マナ「…絶対、絶対誰にも言わないって約束してくれる?」


アリシア「あのねぇ…私は占い師よ。守秘義務は守るわよ」


マナ「…あの…実はね…この前…カイルの


マナはアリシアにこの間あった事の全てを打ち明けた


アリシア「ふ〜ん…大体分かったわ。でもあんたも随分大胆な事をしたわねぇ…」


マナ「…うう…言わないでよぉ…」


アリシア「…で、どんな顔して会えば良いか分からないって所かしら?」


マナ「…うん…それになんだか避けられてるみたいだし…」


アリシア「いっその事自分の気持ちをぶつけてみたら?」


マナ「え?でも…もしダメだったら?」


アリシア「…これ以上状況が悪くなるとは思えないけど?」
188秋に花咲くキモチ4:2008/02/26(火) 00:42:03 ID:ud2B8SjQ
マナ「…そうよね。分かったわ。頑張ってみる。」


アリシア「…それにさ…」


マナ「それに??」


アリシア「…これはある意味チャンスかもよ?」


マナ「どうして?」


アリシア「…彼は確かにアルヴァーナの色々な女の子と仲良いけど…何ていうのかな…」

マナ「?」

アリシア「彼って…女の子をあまり意識してないみたいなのね。全然カッコつけたりしないで男の友達と同じように別け隔てなく付き合ってるから…今回の事で彼の心に火を付けられたかもしれないわね」

マナ「…避けられてるのに?」

アリシア「…多分そうだから避けられてるのよ」

マナ「…え?」

アリシア「彼は記憶が無いのよ。もちろんこれまでに好きな女の子との思い出もあったでしょうけど…そういうのも全て忘れちゃってるから…きっと戸惑ってるのよ」

マナ「あ…」

アリシア「…まあでもそんな純粋な彼だから女の子にも人気があるのでしょうね」

マナ「…」

アリシア「だから…あなたも彼を好きになったんでしょ?」

マナ「うん!」
189秋に花咲くキモチ5:2008/02/26(火) 00:43:46 ID:ud2B8SjQ
一方のカイルと言えば…

相変わらず仕事が上手く行かず無駄な動きが多いためすっかり疲れてしまった。
カイル「はあ…どうしたんだろう?僕は…」

ジョウロを投げ出し牧草の上に寝転がる。

牧草の香りと涼しくなった風が心地よい。

こうして休んでいる間もマナの事が頭に浮かんで来る。
仕事が上手く行かない理由は分かっている。マナだ。彼女の事しか頭に浮かんで来ないのだ。街ですれ違っても心臓が飛び出しそうな程鼓動が激しくなる。
しかし彼には記憶がない…この気持ちの正体に気付けないのだ。

誰かに相談しようと結論を出したが…誰にすべきか?
彼は思考を巡らせある人に行き着いた。

ゴードンさんだ。彼なら聞いてくれるに違いない。
そして正しい結論に導いてくれる。
そう決めると彼はジョウロを片付け、街の教会に向かって走って行った。

カイル「ゴードンさん!」
ゴードン「おう、カイルか?どうした?俺の説教を聞きに来たか?」

カイル「いえ、違います!ゴードンさんに聞いて欲しい事があるんです!」

ゴードン「悩みの相談か?いいぜ、聞こうじゃないか」
190秋に花咲くキモチ6:2008/02/26(火) 00:45:59 ID:ud2B8SjQ
さて…何から切り出したものか…カイルが悩んでいると…
ゴードン「話にくいのか?ならばこうしよう」

カイル「?」

ゴードン「俺がお前に質問をしていく。お前はそれに答えるだけだ。いいな?」

カイル「はい」

ゴードン「お前は何か困っている事がある。そしてそれを俺に話して解決策を探しに来た。そうだな?」


カイル「はい」

ゴードン「うむ。そしてその困った事を一つ挙げてみろ」

カイル「…仕事が上手く行かないんです」

ゴードン「うむ。その原因は分かるか?」

カイル「…マナだと思います」

ゴードン「ほう。マナが四六時中付き纏うのか?」

カイル「違います!…いえ…違わなくも無いんですけど」

ゴードン「…つまりお前の心の中にマナが付き纏うと言う事だと思うのだが違うか?」

カイル「…はい。」

ゴードン「それでお前はその心の中のマナをどうしたいのだ?」

カイル「…教えて欲しいんです。どうして僕はこんな事になってしまったのか?」

ゴードン「…お前…本当にそれが何か分からないのか?」

カイル「はい…もしかしたら病院に行った方が良いような病気なんですか…?」
191秋に花咲くキモチ7:2008/02/26(火) 00:47:22 ID:ud2B8SjQ
カイル「街でマナとすれ違っても急に鼓動が激しくなっちゃうし…」

ゴードン「…ああ思い出したぞ。お前には記憶が無いんだっけか」

カイル「…はい。」

ゴードン「…道理で鈍いわけだ。マナも苦労するな」

カイル「???」

ゴードン「…話が逸れたな。本題に戻そう。カイル、お前は病気にかかっている」

カイル「…え…」

ゴードン「それもとびっきり重いヤツだ。ワイングラス片手にお供を付けて赤絨毯歩けるくらいタチの悪いヤツだな」

カイル「…そんな…」

ゴードン「お前の病名はな…『恋の病』だ」

カイル「……え?」

ゴードン「お前は…今マナの事が好きで好きでたまらないのだろう?」

カイル「…でもマナは前から好きでしたけど…?」

ゴードン「…違う。そうじゃない。例えばそうだな…確かマックスやレイとも仲が良かったよな?」

カイル「はい」

ゴードン「あいつらの事は好きか?」

カイル「そりゃそうですよ。大切な友達ですから」

ゴードン「その『好き』と今のマナに対する『好き』は一緒か?」

カイル「…あ…」

ゴードン「違うだろう?その『好き』ってヤツがな、カイル。人を愛するってヤツなんだよ」
192秋に花咲くキモチ8:2008/02/26(火) 00:48:49 ID:ud2B8SjQ
カイル「ゴードンさん…僕はどうしたら…?」

ゴードン「簡単じゃねぇか!マナに自分の気持ちを伝えるんだ」

カイル「…でも…」

ゴードン「安心しろ。マナもきっとお前の事が好きなはずだ」

カイル「ええっ!?何で分かるんですか!?」

ゴードン「そりゃあ…大体マナの様子見てれば分かるからな…」

カイル「そうなんですか!凄いなあ」

ゴードン「いや…あれで気付かないって方がどうかしてると思うぞ…」

カイル「…あはは…はぁ…」

ゴードン「とにかく胸張って張り切って行って来い!」

カイル「はい!ありがとうございました!」

ゴードン「礼なんていらねぇよ。感謝するならここでマナとお前の結婚式を挙げてくれ。それが最高の礼だ!」

「はい!」

カイルが出ていった後…ゴードンは一人呟く

ゴードン「…ふっ…若いってのはいいな。久々に色々思い出しちまった…」

ゴードン「…なあ、お前。」

そういってゴードンは壁に架けられた絵の中で美しく微笑む婦人に目を向けた。
193秋に花咲くキモチ9:2008/02/26(火) 00:50:40 ID:ud2B8SjQ
カイルは牧場に戻り、今日も出荷物の回収に現れるであろうマナを待っていた。

牧場に夕焼けの紅い光が差し込む頃、彼女は現れた。

カイル「マナ〜!」

マナ「…カイル?…どうしたの?」

カイル「…マナ…大事な話があるんだ…」

マナ「…え?」

カイル「…マナ…僕は…僕は…マナの事が好きなんだ。好きで好きでどうしようもないんだ!」

マナ「…カイル…」

カイル「…だから僕と…結婚してほしい!」

マナ「…はい。喜んで…」


カイル「!?なんで泣いてるの…?」

マナ「…違うよぉ…嬉しくて泣いてるの…」

カイル「…マナ…」

マナ「…ずっとずっといっぱいアプローチしたのに…カイルったら全然気付いてくれないんだもん…」

カイル「…ごめん」

マナ「やっと気付いてくれたのね…」

カイル「うん…」

マナ「…嬉しいよぉ」

カイルは泣きじゃくるマナを抱き寄せてキスを交した。

夕闇の迫る牧場に二人の重なる影が静かに伸びていた。


続く
194名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:53:16 ID:ud2B8SjQ
如何だったでしょうか?
会話文形式が殆んどで小説とは呼べないシロモノになってしまったかもしれませんね(´・ω・`)

相変わらず素人文脈ですし…
読んで頂けたら嬉しいです
195名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 01:24:55 ID:rLhvcpfj
セリフでキャラがきちんと判別できるから「」の前に名前を付けるのはいらないんじゃないかな。
内容はGJ。マナのネタ以外のSSは切望していたよ。このまま続けてくれー
196卒業 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 04:59:30 ID:5K0It4Y5
まいど、どうも。
前回はふざけた作品を投下してしまいすまなかった。
マナファンの気分を害したなら心から謝りたい。
また、あんな作品にもGJをくれた人たちに心から感謝を。

194氏は超GJです。
俺がマナを書くとどうしても脇役になってしまうので、
氏のマナSSにはマジ萌えました。
続きも超期待してます。

今作なんだけど、本当はユエ物を投下したかったんだが、
ちょっと今あまりに難航しすぎててまだしばらく完成しそうにない。
ので、気分転換と真面目路線のリハビリを兼ねて、セシリア物を書いてみた。
だが、正直展開が急すぎて微妙かもしれない。
ずっと書きたかったネタなんだけど、うまく形にする事が出来なかった。
自分でも練りが足りないとわかってはいるんだが、推敲を繰り返しても
今の俺の実力ではこれ以上のものに出来なかった。
構成がしょぼいのは毎作のことでホントに申し訳ないと思うが、容赦して欲しい。
また、生暖かく読んでもらえれば幸いだ。

あ、文脈から一応わかるとは思うけど、最初の少女は娘ですハイ。
8歳になるのかな? 年代的に。
まあ、イメージとしてはカノンっぽいのを想像してもらえれば。
母親譲りの明るくて人懐っこい娘です。
197卒業1 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 05:00:23 ID:5K0It4Y5
「うーん…、やっぱり僕は残ろうか…?」
「もう、今さらなにいってるのよぉ! お父さんが行かないと意味ないでしょー!」

春の晴れた朝、さわやかな日差しの中。
しかしそれに相応しからぬ喧騒がひびく。

「お父さんが行かないとセシリーお姉ちゃんがっかりするよ? 行くって手紙出しちゃったんでしょ?」
「うーん、それはそうなんだけど…。でもお前を残していくのはやっぱり心配だし…畑の世話もあるし…」

困り顔の青年に、隣の女性が切り出す。

「ねえラグナ、ラグナはやっぱり行ったほうがいいと思うし、あたしが残るわよ」

だが、少女はそれを聞いてますます怒り出す。

「もぉー! お母さんまでそんなこと言うー! 畑の世話とかはちゃんとやれるから大丈夫だってばぁ!」
「「うーん…」」

顔を見合わせて悩む二人。
その時、後ろから声がかかった。

「大丈夫ですよ。コルネちゃんはあたしがちゃんと面倒みますから」

そう言いながら、ミストが歩いてきた。

「そうだよ! ミストおばちゃ…じゃなくてお姉ちゃんがいるから大丈夫だって!」

少女はミストの側に駆け寄り、大丈夫だという事をアピールする。

「お父さん達は新婚旅行にも行けなかったんでしょ? 折角の機会なんだから楽しんできてよ!」
「そうですよ。畑の管理はあたしたちがやっておきますから安心して行って来て下さい」

二人の言葉に、夫婦も決心したようだった。

「うーん、それじゃあ言葉に甘えようか?」
「そうねぇ」

夫婦はそう言って、旅行用の大きな荷物を担ぎ上げた。

「それじゃコルネ、行って来るね。ミストさん、コルネをよろしくお願いします」

ミスト達もにっこり笑って二人を送り出す。

「いってらっしゃい! セシリーお姉ちゃんによろしくね!」
「お気をつけて行って来て下さいね。ラグナさん、メロディさん」

そうして、笑顔で手を振るミストとコルネを後ろに、ラグナとメロディはラッセルの待つ図書館へと向かったのだった。
198卒業2 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 05:03:00 ID:5K0It4Y5
『セシリアが結婚』そのニュースがカルディアの町に届いたのは三日前のことだった。
いつまでも子供だと思っていたセシリアの突然のニュースに、町の人たちはみな驚いた。
本当は直ぐにでも飛んで行きたかったラッセルであったが、図書館を放り出していくわけにもいかず、結婚式に参加することはできなかった。
だが、折角のめでたい出来事を祝わないでどうする! ということで町の代表として何人かで祝いに行こうという話が持ち上がった。
相談の結果、父親であるラッセルと、セシリアが最も懐いていたラグナ夫婦が行くのが適任だろうという話になった。
図書館の管理はトルテが代理を申し出、ラグナの娘の世話はミストが引き受けることになり、話はトントン拍子にまとまったのであった。
こうして、ラッセル、ラグナ、メロディの三人はカルディアを発ち、アルヴァーナへの旅路についた。

「お父さん、来てくれてありがとう」
「結婚おめでとう、セシリー。結婚すると聞いたときは驚いたけど、幸せそうでなによりだよ」

二日後、アルヴァーナの町にて、セシリアはラグナ達と再会を果たしていた。
結婚式でなにやら一騒動あったと聞いたが、とても幸せそうなセシリアにラッセルは安心していた。
お互いの自己紹介も済ませ、ラッセルとカイルもすっかり打ち解けてにこやかに話している。
その日は親子で積もる話もあるだろうということで、ラッセルがカイルの家に泊まることになり、ラグナとメロディはそのまま宿に向かった。



翌日、ラグナ達はセレッソ広場にピクニックに来ていた。
この町の一番の名物、ということで、花を見ながらみんなで話をしようということになったのだ。
セレッソの花はカルディア地方では見られない花だということもあって、ラグナ達はその美しさに目を奪われた。
セシリアのお手製の弁当を皆でつまみながら、積もる話に盛り上がる。

やがて昼も回り、話も一段落ついた。
ラグナはベンチに腰掛けて、花を見上げていた。
カイルはラッセルを連れて町の案内をしに行き、メロディも自分の隣ですやすやと気持ちよさそうに眠っている。
手持ち無沙汰になって花を満喫していると、弁当の片づけを終えたセシリアが隣へやってきた。

「改めて結婚おめでとう、セシリー」
「ありがとうございます、ラグナさん」
「それにしても、ちょっと前まではあんなに小さな子供だったのに、もうこんなに大きくなったんだなあ」
「ふふ、もう八年ですよね。はじめてラグナさんと会った時から」

しばし、思い出話に花を咲かせる二人。
海開きで一緒に水遊びをしたこと、町でかくれんぼをしたこと、冬は雪合戦をしたこと…
積もる話は尽きず、盛り上がる二人。

「あの…ラグナさん」

話が一段落した時、不意にセシリアが切り出した。
199卒業3 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 05:04:27 ID:5K0It4Y5
「今だから言いますけど…実は私、ラグナさんが好きでした」
「え…?」

思いもかけない言葉に驚くラグナに、セシリアは続ける。

「カーマイト洞窟で私が迷子になった時のことを覚えていますか?」

それはセシリアが幼少時のこと、興味本位で洞窟に入り込んだセシリアは中で迷い、出られなくなってしまったのだ。
その際に、セシリアを探し出し、助け出したのはラグナだった。

「あの時、助けに来てくれたラグナさんがすごくステキにみえて…その時に気づいたんです。お兄ちゃんとして好きなんじゃなくて、男の

人として好きなんだって」

セシリアはそういうと、寂しげな表情になった。

「だから…ラグナさんがメロディさんと結婚したときは、すごく悲しかったです。幸せそうなラグナさんとメロディさんを見ると、すごく

胸が痛くなって、でも二人とも大好きで、どうしようって思って…」

そこまで言うと一度言葉を切り、懐かしげにクスリと笑った。

「ふふ、私がこの町にホームステイしようと思ったのも、それが理由の一つだったんですよ。一度町を離れて、自分の気持ちを整理してみ

ようって思って…」

ラグナは黙ってセシリアの独白を聞いていた。
ずっと妹のように思っていたセシリアが抱いていた想いを知り、驚きに言葉がなかった。

「でも、この町に来たお陰で、私は誰よりも大切な人に出会う事が出来ました。これも、ラグナさんの導きだったのかもしれませんね」

セシリアはそういうと、顔を上げ、ラグナの顔を真っ直ぐ見た。

「だから、今だからはっきりと言えます。ラグナお兄ちゃん、素敵な想いをくれてありがとう」

ラグナはまだ驚きの中にいたが、今言うべき言葉だけははっきりと分かった。
セシリアの言葉を受け止めると、真っ直ぐに応えた。

「僕のほうこそ素敵な想い出をありがとう。セシリー、カイル君と誰よりも幸せになるんだよ」

セシリアはその言葉に満面の笑みを浮かべて答えた。

「はい、私誰よりも幸せになります!」

ひとしきり二人で微笑みあうと、セシリアは立ち上がった。

「私、お父さんとカイルさんを探してきますね!」

そう言って、広場の出口へと駆けていく。
後には、ラグナが残された。
200卒業4 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 05:05:42 ID:5K0It4Y5
ふう、と息をつき、再び花を見上げる。
まだ頭の中がぐちゃぐちゃで、整理が必要だった。
ぼーっと見上げながら、頭の中で今の会話を反芻する。

そうしていると、不意に横からにゅっと手が伸びてくると、ぎゅぅと頬を引っ張られた。

「いたたたたっ!?」

驚いて横を見ると、寝ていたはずのメロディが笑顔でラグナの頬をつねっている。

「ふっふーん♪ こんな可愛い妻の真横で浮気とは勇気あるわねぇ」
「起きてたの!? というか、今の話聞いてた…?」

焦るラグナに、メロディはますますつねる力を強くする。

「あら? ラグナは聞かれたらまずい話をしてたのかしらぁ?」

メロディは笑顔だが、よく見れば目が笑っていない。

「い、いや浮気なんてしてないって! それにセシリーにそう想われてたなんて今まで知らなかったんだよ!」

慌てて弁解するラグナ。
その言葉に、メロディは苦笑して手を離した。

「やっぱり気づいてなかったのねぇ。鈍いんだから」

その言葉に、ラグナは再び驚かされる。

「もしかして…メロディは知ってたの…?」
「当然じゃない。だって明らかにラグナを見る目が違ったもの」

そう言って、ため息をつくメロディ。

「というかね、ミストも、ロゼッタも、というか町の女の子たちはみんなラグナにぞっこんだったわよ?」
「……」

今度こそ完全に言葉を失うラグナ。
全く気づいてなかった。自分はそこまで鈍かったのか…
ショックに打ちのめされるラグナであったが、横で鈍いわねーとばかりに笑うメロディにちょっと悔しくなった。

「別に鈍くてもいいんだ。僕にはメロディしか目に入らなかったんだから」

直球ストレートで反撃してやると、メロディもたちまち赤くなる。

「…嬉しい事言ってくれるじゃない。それじゃ、ずっとあたしを大切にしてくれるわよね?」

ラグナは大きくうなずいて、返した。

「もちろんだよ。僕はメロディとコルネが何よりも大切なんだから」
「大好きよ、ラグナ。幸せにしてよね」

メロディはラグナにそっと口付けすると、その肩に身を預けた。

春風に乗って、セレッソの花の香りが広場を包み込んでいく。
それは、二組の夫婦の未来を祝福しているかのようだった。
201 ◆d2QaWdg0VU :2008/02/26(火) 05:14:48 ID:5K0It4Y5
(完)

↑しまった入れるの忘れてた。
以上です。
セシリーをルーン1のキャラと絡めたネタはずっと書きたかったんだけど、
消化不良になってしまったな・・・。
ユエの話も書いては消し書いては消しの繰り返しで進まないorz
というかプロットすら二転三転…orz
自分の書きたい事を思い通りに表現できないって悔しいな。

あ、ちなみに今さらかもしれないけど、俺の書いてる話は
マナのアレは黒歴史として、それ以外の話は全部同じ時間軸上で繋がってます。
ルーン2の二部ではカイルは失踪せず、カイル、セシリー、アリア、アルスの
4人PTでラスボスとかは倒されたという強引設定><;;
今度書く話も、番外編を除いては基本全部同じ軸上の話になる予定。
一応毎回状況が分かるように説明を入れるつもりではいるんだけど、
もし俺が書き忘れたり説明不足でバックグラウンドがわけわかんね、ってなったら
それを念頭においていただけると助かります。
最後に、読んでくれた人は本当にありがとう。
202名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:18:50 ID:XFpFXWPK
GJ
カブ女、かわいそうです(';ω;`)
203名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:20:00 ID:i7N0hMVR
GJ!

雰囲気というか、作風がとても素敵ですね

いつも楽しみにしてます
204名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 06:43:46 ID:RWgEemEO
GJ!
カブ女の元に残された娘と畑、かわいそうです(';ω;`)
205名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:01:37 ID:+LJuAB6k
まて!娘とミストを二人っきりにするのはやばい!
帰ってきたときにカルディアで血の惨劇に…!
206名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 10:58:08 ID:7opd0Nzr
心配ない、ラグナの娘ならミストを逆に食ってくれるさ
207名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:46:41 ID:ud2B8SjQ
>>194です

またGJを頂き、感謝しております。

>>201
ありがとうございます!超ベテランの方からGJを頂き本当に嬉しく思います!
セシリーの作品も読ませて頂きました。
さすがベテラン、面白いですね。私などが言うのもあれかもしれませんが…
GJ!と言わせて頂きます。
続きは全く練れていないので何時になるか分かりませんが…完成した時は投下したいと思います。
ではノシ
208名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 13:10:50 ID:gW7dHbTE
ルーンファクトリー1でネタ気味もの。
ミスト×ラグナ(女性)。でもネタが殆ど。
プロレスネタと逆転裁判ネタだよ。
長いわりに大したエロもないよ。
もしもラグナが女性だったらってネタです。
ごめんねこんなネタで。
209MOTHER:2008/02/26(火) 13:12:52 ID:gW7dHbTE
「ラグナさーん、>>160さんが百合百合ですって」
「お花ですか?」

そういえばこの辺百合の花を見かけませんよね、
とラグナは続けてそう言った。
最近、というかここに来た時からラグナは私の(エロ)ボケを見事な勢いでかわしてくる。
私のボケが例え強めのジャブだろうとストレートだろうと、デンプシーロール並のボケ返しで
そのままさらりと逃げてしまうのだ。天然というのは、本当に恐ろしい。

とはいえ、カウンターばかりやられているのも私の性に合わないし
これではいけない筈だ。一度クリーンヒットを顔面に叩きつけて
{無論(エロ)ボケで、だが}
誰が株主、もとい牧場主か思い知らせてやるべきである。

「百合の花があったら、お花摘みにでも行くんですけどねえ…」

畑に沢山の作物を撒いているせいで、畑仕事も大変らしく
水巻を朝っぱらからやっているようだ。
一度ダンジョンに言ってみてはどうかと助言してみたが、
モンスターと対等に渡り合えずそのまま返り討ちになっていた。
確か、半年ぐらい前に彼がこの地に来た時の事である。

その際ついでに追い討ちをかけてやろうと

「ラグナさんって女顔だから、アッー、な出来事になりませんでした?」

自室のベッドの上で寝込むラグナに言葉で
マウントプレスを叩きつけてやったのだが、

「とりあえず叫ぶような出来事にはなりませんでしたよ」

としか言わないのだ。

「でも、あんなかわいいリスが襲ってくるとは…油断してました」

ベッドの上でそう乙女みたいに泣くラグナを見て、
あまりにかわいそうだったので頭をそっと撫でてやった事もあったり。

つまり。
男なら誰しも分かる筈のエロボケの数々を
彼は天然で返す、というよりも…理解すらしていないのだ。
よくよく考えてみれば、技をかけるかけない以前に
彼は私と同じリングに上がってきてるのかすら危うい。
しかしもし上ってきていないのならリングから降りて戦えばいい事。
観客席にいようがWWEなら認められる筈。

そんなこんなで、さっきのお花摘み発言。
彼のこの発言で、ようやく隙が出来た。
ストレートはこの際当てれないだろう、だがジャブなら。
210MOTHER:2008/02/26(火) 13:14:09 ID:gW7dHbTE
「お花摘みって。あはは、ラグナさんって女みたいですね」

そういった途端、彼の目が変わった。
肩をドキリと上げ、少し驚いている様子である。
よし。やはり弱めのジャブが一番いいか。
このまま返されないうちに、ガンガン責めてやらねば私の気が済まぬ!

「モンスターの時もリス追いかけてダンジョン入ったそうですし、
もしかしてラグナさんって女の人なんじゃないですか?」

入った。私のアッパーが、初めて彼に入った。
そう、初めから気づくべきだったのだ。
彼は元々女顔で、もし本気で勝ちを狙いに行くなら初めからそこを狙うべきだった、と。
て、あれ。

「…そ、その証拠はあるんですか?」

ラグナが怯えながら肩を抱え込んでいる。
まるで、女の子のように。
これは…まさか!
(発想を逆転させるのよ、ミスト!)

「そうですね…まず、そのポーズ、ですか。」

私は一連の出来事を整理して、証人・ラグナへと次々とゆさぶりをかける。

「男性は怯えたとして、ちょっとやそっとじゃそういう屈み込み方をしません。
次に、この地に来た時の出来事です。あなたは何の武器も持っていなかった。
旅に出てるにしろ、武器ナシじゃあ襲われる危険性だってある。
それであえて、そういう格好にしたんじゃあ、ないですか?」

ラグナさんが記憶がない、というのはこれは本当でしょう。
ですがもし、彼が『女』であるとするなら襲われる可能性は十分にある。
もし記憶喪失になったとして、村に居る場合だったら少しは記憶が戻っている筈です。
つまり、ラグナさんは道中で記憶を失くした、
あるいは記憶を消された後道中に置いていかれた可能性が高い!

だから彼は…いや、彼女は
男の服を着て、男として振舞う事で…
何処かから逃げようとした!

弁護人、ミストは証人ラグナを…
何処かから逃げる際、男装することで旅をしてきた、と。
そう、告発します。
211MOTHER:2008/02/26(火) 13:14:32 ID:gW7dHbTE
「しょ、証拠は!証拠はあるんですか!」
じょうろも落とし、ズボンも濡れているというのに
只管堪えてうろたえるラグナ。
ここで終わらせないと、彼女の人生にもよくない。

「いいでしょう…では、証拠をお見せします。
ラグナさん。あなたの服装をよくみてみてください。」

「ぼ、ぼくの服装、ですか?」
「はい。」

このSSを見ていてくれている裁判員の方々にも証拠をお見せします。
公式サイトの、キャラクターページのラグナさんの服装、よく見て下さい。
ttp://www.bokumono.com/series/runefactory/img/chara/ragna.jpg
ここの、ラグナさんの下半身部分をよく御覧頂きたい。

「これ…『まるでスカート』、みたいですよね。」
「!そ、それが…それがどうした、って言うんですか!」
「ラグナさんはズボンも履いていらっしゃるのに、
何故…『スカートのようなモノ』を履いていらっしゃるのですか?
まるで…いや。元が女の子でなかったら、こんな装備など…」

必要ありませんッ!!
212MOTHER:2008/02/26(火) 13:14:56 ID:gW7dHbTE
畑が、牧場が僅か三十分の間にリングへと姿を変え、
そしてそのまま裁判所のようになったかと思うと、
あっというまにボクは留置所にいれられた。
ああ、この人はボクより遥か上の人だったのか---
事実とはいえ男装を暴かれた時、
ボクは膝を突いてみじめに泣くことしか出来なかった。
このまま、真犯人として明日には裁かれるのか…
そう思うと、ボクの部屋も名残惜しい、て。

…て、違う違う!ここはボクの部屋だ!
正確にはミストさんからお借りした部屋なんだけれど。

ひとしきり涙を流した後、ミストさんはハーブティーを煎れてくれた。
まだ目尻に涙が残るボクの頭を、そっと撫でてくれる。
モンスターに襲われた時もそうだったけれど、
ミストさんはお母さんみたいな人だな、そう思った。

「お話、聞いていいですか?」
「はい。」

まずボクは、ミストさんの推理が殆ど当たっているという事を告げた。
そして、いくつか少し違う点があることもいい、改めて事実を話すことにした。

もう、嘘をついてまで生きていきたくない。
そう思ったからだ。

「ミストさん…せっかくだしタメ口でいいですか?」
「…萌えが減りますからダメです。」

…?萌えってなんだろ。まあいいか。
213MOTHER:2008/02/26(火) 13:15:31 ID:gW7dHbTE
半年前、目を覚ました時ボクは道の上で眠っていました。
今思えばあれは山の中腹あたりだったんだと思います。
その時は緑色の十寸スパッツの上にスカートを着ていたのですが、
何故だか後ろの方で軍隊が去っていくのを見て、『ここに居ると危ない!』と考えたんです。
けれど軍隊についていこうにも、ふらついた足はすぐに土にすくわれて転んでしまい、
走ろうにも足が痛くて追いつけそうにありませんでした…。
それに、なんだか…その軍隊にはついていっちゃいけないような気がして。
声を出そうと思ったけど、そのまま思いとどまってしまいました。

足の怪我は幸い半日ぐらいで収まったのだけれど、
その間に当然ながら軍隊はもう見えなくなっていて。

それに、転んだ際にスカートが…

「二つに、破けてたんですね。」
「はい。…前のトコロに、まるで線が入ったように。」

その際、この辺に山賊がいるかも、って考えまして。
幸い、上着は中性的な服でしたから、これなら誤魔化せると。

スカートはポケットにたまたま裁縫道具があったので、
それで破れた部分をくっつけずに縫って前開きにして。

そうやって服装を変えた後、そのまま軍隊の居た方向とは逆の方向に進んで…
三日ぐらいですか。ボクも女ですから、ここを見つけるまで三日掛かったんです。

「そうだったんですか。…ラグナさん。」

突然ミストさんに、ぎゅっと抱きしめられた。
背中にまで手を伸ばして抱っこされたので、
初めは苦しかったけれど
体が、ゆっくりと温もりに包まれるのを感じると、
段々、涙腺がゆるくなってくるのも感じた。

「…ラグナさん、本当に大変だったんですね。」
214MOTHER:2008/02/26(火) 13:16:10 ID:gW7dHbTE
上擦った声で、ミストさんがそういった。
嬉しかった。男として生きていこうとして、
畑仕事やダンジョン狩りに勤しむ事にして。
女みたいだな、と言われても動じないよう、必死に誤魔化してきて。
銭湯で男湯に入るたび真っ赤になったりとかもしたっけ。
でも、もう…そんなごまかしは必要ない。
この町の人たちは、皆信用出来る人ばかりだから。
ただ、きっかけが無くって。話すことも出来ずに。

「もう、大丈夫ですから。男装しなくても、無理しなくてもいいんですよ。
女であれ、男であれ…あなたがラグナさん、それだけでいいんです。」

頬からあごまで、ゆっくりと涙が流れていくのがわかった。

ボクが泣き止むのにはとても時間が掛かった。
日が暮れ、夕焼けになった頃に一緒に晩御飯を食べ、
お茶を入れてもらうまで、まだ少しぐずってた程だ。


「さて、ラグナさん。落ち着いたことだし、一緒に寝ますか。」
「はい…。ありがとうございます… て、ええ!?」

ちょ、ちょっと待ってください!

「これ、セミダブルベッドとはいえ…さ、流石に一緒に、なんて」

女の子同士とはいえ、そんなの初めてだし、恥ずかしすぎる…
そういっても彼女は聞こうともせず。

「つべこべ言わずに、さあさあさあ!早く寝ますよ!」

両手を天に高く上げそう叫ぶ彼女の姿は、
やはり、母親のようだった。


MOTHER おわり。
215MOTHER後日談 今度こそおわり:2008/02/26(火) 13:20:43 ID:gW7dHbTE
後日談

朝ご飯も食べ、シャワーを軽く浴びて、
髪を拭こうとした際、ミストさんに髪の毛をちょっといたずらされました。

女の子なんだから、もう少し伸ばしてもいいんじゃないですか?
っていうか髪の毛スルスルしてるんですねー。
トリートメント、いいヤツ使ってたりするんですか?

なんて色々言われたりとかしたけれど
この人なら、ついつい気を許してしまうのです。

服を着替え、じょうろを持ち、ドアを開け。
「さて、じゃあ畑仕事、行って来ます!」
そう宣言した時、頭の上を摘まれた。

「あいたたた!何するんですか!」

そう怒り振り返ってみると、
ミストさんが腕を組んでこういった。
いや、こう言ってくれたと言うべきか。

「あたしにも、仕事をさせなさい。」
「いやいやいや、唯でさえ家を貸して貰ってるのに、仕事なんか」

そりゃ、貴方が男だと思ってましたからね、そう彼女は宣言すると。

「けれど貴方が女の子だと分かれば話は別です。
昨日だって畑仕事ですらふらふらだったじゃないですか。
あれじゃあ、こっちもおちおち安心して見ていられませんよ!
それにですね。こういうのは。」

彼女はどこからともなくさっと、二つ目のじょうろを出して。

「皆でやれば、楽になるものなんですよ。」

そう、ボクに宣言してくれた。

「朝のうちにぱぱっと仕事終わらせて、
そんでもってお昼からは服を買いに行きましょう!」

いつまでも男装しているわけにもいかないでしょうし、
それに打ち明ければみんな受け入れてもらえると思いますよ。

「…はい!」


お父さん、お母さん。
ボクはあなたたちの顔を思い出せないけれど、
いつかきっと、記憶が戻ったら…
この素敵な友達と一緒に、あなたたちに会いに行きます。
それまで、待っててください。

かしこ。
216 ◆pf49iEZ.7g :2008/02/26(火) 13:22:16 ID:gW7dHbTE
06年にゲームが発売されて以来
このネタが書きたくてしょうがありませんでした

笑ってもらえたら幸いです。ではでは。
217名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 15:25:44 ID:KnxuQKE/
逆裁パロw笑ったGJ!!
218名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 17:55:26 ID:Sr7eoEEz
やっぱりミスト様はいいな。
GJ!
219名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 19:51:46 ID:xFPbm6Fo
結婚後、ユエのダーリンボイスに撃沈
良かったユエと結婚して本当に良かった
220名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 20:20:45 ID:ZH1FUrjT
>>216
逆転裁判とルーンファクトリーのまさかの融合、そして笑える!GJ!

少し聞きたいんだがワンダフルライフのセピリアのエロネタって需要ある?
221名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:06:43 ID:5MYbA84v
ゴードンとエンドールのガチホモにすら需要があるのだから
需要のないエロネタなんてない
222名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:56:18 ID:WWsq/LD4
>>220
ルーンの作品が多いのが嬉しい限りだが、その分通常の牧場シリーズ分が不足してるので頼む。
・・・ところでセピリアって誰だっけ?ナミさんとムームー星人じゃない方のヒロインだったっけ?
223名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 23:07:11 ID:ZH1FUrjT
>>221
確かにw
下手くそなSSだが書き上げて投下する。
>>222
黒髪セミロングのヒロインだったな。多分それだ。
なるべく急いで投下するから待っててくれ。
エロシーン入ってから書くのが恥ずかしくなってなかなか筆が進まない
(´・ω・`)
224名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:46:11 ID:9CRa+CMa
>>223だが…たった今書き上がった。表現力に乏しいのは見逃してほしい。
投下する前に確認したい事がある。
主人公のデフォルト名前はマークでおk?
息子のデフォルト名前ってあったっけ?あるなら投下する前に手直ししておきたい。
225名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 10:24:33 ID:fht6E3ED
デフォルトネームは無かった筈だが、公式攻略本ではマークになってた。

やっちまえ。
226名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 17:00:31 ID:9CRa+CMa
おk
今から投下する
227六年目の結婚記念日1:2008/02/29(金) 17:02:57 ID:9CRa+CMa
マークとセピリアが結ばれて早六年。結婚当初は度々喧嘩をする事があったこの夫婦も今ではすっかり落ち着き、今では一人息子レイの世話やまたいずれ彼の一人部屋を作ってやるために仕事に追われる毎日だ。
忙しい日々が実に充実しており、マークとセピリアは幸せを感じていた。

今日はこの夫婦の結婚記念日。だが…今日もいつものように何事もなく終わろうとしている。

「あの人ったら…今日が何の日か忘れちゃってるのかしら…?」
セピリアはそれとなく何回かほのめかしたのだが…
マークは全く気付いていないようだ。

いつまでも遊ぶレイを寝かし付け、風呂に入っているマークに文句の一つでも言ってやろうとキッチンに歩き出した。

セピリアがドアノブに手を掛けた瞬間、ドアが勢いよく開いた。
「セピリア、レイはもう寝た?」
「…あなた…ええ…レイはもう寝たわ。そんな事よりも!今日が何の日か覚えてるの!?」
「まあまあいいから、こっちに来て」
「…」


セピリアが膨れっ面でキッチンを覗くと…テーブルにはささやかなご馳走が用意してあった。
「今日は結婚記念日だろ?」
「…あなた」
「これからお金が沢山いるから…アクセサリーは買えなかったけどね」
228六年目の結婚記念日2:2008/02/29(金) 17:04:28 ID:9CRa+CMa
「…ふふ♪いいえ私はこれで十分よ」

「良かった」

「…朝から何も言ってくれないから忘れちゃったのかと思ったわ」

「…どんなに忙しくても大切な奥さんの結婚記念日を忘れたりしないさ」

「…もう…あなたったら♪」

「あ!久々にお酒でも飲もうか?」

「ふふ♪そうね。じゃあお願いしようかしら?」

「ちょっと待ってて。今何かカクテル作るから」

セピリアをテーブルに座らせマークはキッチンに立つ。冷蔵庫からブドウを取り出して果汁だけを抽出し始めた。彼は慣れた手つきでカクテルを作って行く。
彼の料理の腕は忘れ谷でも五本の指に入るだろう。(元々人の少ない谷だが…)街で料理店を開いても十分にやっていける腕前だ。

「…あなたって本当に料理が上手ね。」

「…まあね。お金の無かった時に採れた作物とか手を加えて出荷してたからかなあ……よし出来た!」
マークはカクテルの入ったグラスをセピリアに渡す。
「じゃあ乾杯」

「はい…乾杯」

229六年目の結婚記念日3:2008/02/29(金) 17:06:17 ID:9CRa+CMa
予め隣の部屋から持って来てあった蓄音機からマリンジャズが静かに流れる。
料理を摘みながら二人でカクテルを飲む。

「…いつもすまないな」

「…え?」

「…掃除とか洗濯を任せきりにしてしまって…」

「そんな事…あなたは牧場の仕事を頑張ってるじゃない。料理も作ってくれるのよ?レイの面倒だってよく見てくれるし」

「…」

「あなたにはいつも感謝してるわ」

「…セピリア………あれ?グラスが空だぞ」

マークは彼女のグラスにカクテルを注ぐ。

「ありがと♪…うふふ可愛い奥さん酔わせてどうするつもり?」

「さあどうしようかな?」

「もう…あなたったら♪」

セピリアの顔はほんのり赤みが差し眼もとろんとして色っぽい。

見慣れた顔とはいえマークはなんだかその表情に欲情してきた。

マークは席を立ちセピリアの裏に回る。

「…あなた?」

「…セピリア…その…久しぶりに…」

そう言うとマークは彼女の髪を掻き揚げ、耳を舐め、首筋にキスをする。

「…んん…だめ…レイが起きちゃう…」

「…大丈夫だよ。もう遅いし…」
230六年目の結婚記念日4:2008/02/29(金) 17:07:43 ID:9CRa+CMa
「…ダメよ…あなた…レイに見られたらどう説明するの…?」
いくら言ってもマークの動きは止まらない。
首筋にキスしながらマークは聞く。

「…セピリアは嫌なのか?」

「…それは…」

「…こっちに聞いた方がいいかもね…」

マークはセピリアのロングスカートを捲り上げた。そして下着の中に手を入れる。

「…あ…ダメ…」

「…濡れてるね…こっちは嫌がってないみたいだけど?」

「…もう…しょうがないわね…」

二人は背中越しにキスを交わす。始めはフレンチキスだったが次第にディープキスへと変わって行く。二人は舌を絡め互いを求める。
キスの最中マークはセピリアの胸に手をやり揉みほぐす。
決して大きいと言うわけではないが…その柔らかさにマークはやはり興奮する。

「…んぅ…ん…あなたぁ…」

二人は顔を離す。互いの口から相手の口に向かって唾液が糸を引いている。

「…セピリア…脱がすよ…?」

「…はい。あなた…」

マークはセピリアの服を脱がせて行く。セピリアもそれに素直に従う。
231六年目の結婚記念日5:2008/02/29(金) 17:11:35 ID:9CRa+CMa
久々に見る妻の裸体は子供を産んだ体とは思えない程美しかった。

「…セピリア…凄く綺麗だ…」

「…あなたのためだもの。私だって気を付けてるのよ…」

健気な妻の言葉にマークは愛しさが膨れあがってくる。
セピリアの背後から胸と秘部を愛撫する。

「やだ…ちょっと…せめてベッドまで待って…」

「ベッドだとレイが起きちゃうよ」

「…でも…ここじゃ明るいし…」

「もう待てない…」

マークはセピリアの中に指を入れて掻き回す。水っぽい音が聞こえる。
それだけでセピリアは軽く絶頂を迎えたみたいだった。

「…や…あぁ…あなたぁ…」

「セピリアの中…もうぐちゃぐちゃだね…ほら」

マークは愛液で濡れた指を引き抜きセピリアに見えるようにかざす。

「…いや…言わないで…」

「どうして?」

「…だってあなた…こんないやらしい奥さん嫌いでしょ…?」

「…いやらしいセピリアも好きだよ」

「…」

二人は再び肩越しに舌を絡める。

「…ねぇ…あなた…」

「ん?」

「…指じゃなくて…あなたのをちょうだい…」

「…しょうがないな…じゃあ壁に手を付けて」

「…え?こう?」

232六年目の結婚記念日6:2008/02/29(金) 17:14:24 ID:9CRa+CMa
セピリアは壁に手を付けて不安そうにマークを見ている。

「…こんな恰好…恥ずかしいわ…」

「…じゃあ行くよ…」

マークは硬くなった自身を彼女に当て、擦り付ける。

「…意地悪しないでよぉ…」
セピリアは涙目になってマークを見つめる。その姿が可愛くてまた意地悪したくなってしまう。

「…ホントにいやらしい奥さんになっちゃったな」

「私がいやらしくなっちゃったのはあなたのせいなんだから…」

「…セピリア…愛してる…」

「こんなにいやらしくなっちゃったのに…?」

「…どんなにいやらしくなっても…どんなに歳を取ってもずっと愛してる…」

「嬉しいわ…あなた…」

マークは自身をセピリアの中に押し込んだ。

「…んあぁ!…ああ…」

「…動くよ」

マークは腰をゆっくり前後に動かす。

「ああっ…凄い…あなたを感じるわ…」

「セピリア…ずっと一緒だ…」


マークは腰の動きを速めて行く。

「…ん!…あ!…あなた…もっと…」

「セピリア…凄い…!前より…絞まってる…」
233六年目の結婚記念日7:2008/02/29(金) 17:17:08 ID:9CRa+CMa
マークは次第に頭がぼうっとしてくる。隣でレイが寝ている事も忘れ、ひたすら妻を突く。肉がぶつかる音が辺りに響く。

「セピリア!…セピリア!…」

「ああ!…あなた!…」

愛しい気持ちを全てぶつけるようにさらに腰の動きを速くする。

「セピリア…僕…もう…」

「来て…私の中に…」

「………くっ!」


「ひぃ!あああああぁ!!」

マークは目の前が真っ白になり彼女の中に精を放つ。それと同時にセピリアも絶頂に達した。



独特の熱気が覚めた後二人はキッチンに寝転がったままぼんやりしていた。

「…ねぇあなた?さっき言った事ホント?」

「え?さっき?」

「『どんなに歳取っても愛してる』って」

「…言ったかな…そんな事」

「絶対言ったわよ!覚えてないの!?」

と…その時…一人息子のレイが…




「…おしっこ…」


「!!!」

「……とーたんとかーたん…なにちてるの…?」

「ああ…ええっと…これはその…」

「お風呂!お風呂入ってたのよ!」

「そ、そう!お風呂入ってたんだよ」

レイは寝ぼけていたのか大して二人の言い訳も聞かず用を足すとベッドに戻って行った。
234六年目の結婚記念日8:2008/02/29(金) 17:18:31 ID:9CRa+CMa
「あ…危なかった…」
マークはほっと溜め息をついた。

「レイに明日聞かれたら…何て答えようかしら…?」

「夢でも見たんじゃないか、で済ませばいいだろ。寝ぼけてたみたいだし」

「…そうね。気を付けないと…」
ふと時計を見るともう午前二時を回っている。

「僕達も寝ようか…」

「あなた明日も早いんでしょ?大丈夫なの?」

「…大変だな…でも」

「でも?」

「頑張らなきゃな。可愛い奥さんと子供のためだ」

「頑張って♪あなた」


二人はベッドに入ってこれからの事を考えながら眠りに落ちた。



次の日…マークとセピリアは激しく寝坊し…二人してタカクラに大目玉を食らったのは言うまでもない。


END
235名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 17:20:16 ID:9CRa+CMa
後書き
如何だったでしょうか?
マナと同じく影の薄いセピリアにスポットライトを当ててみました。
表現力が乏しいのは仕様です
236名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 19:08:12 ID:PfNtmcsH
GJ!!

>マナと同じく影の薄い
(⊃Д`)
237名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 19:16:16 ID:9R01+2jN
これはいいものだ・・・。影の薄いヒロイン万歳!
238名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 21:52:13 ID:o4YbUHAg
逆に考えるんだマナの影が薄いんじゃない他が濃すぎると
239名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 21:05:45 ID:qNjwEQvH
保守
240名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00:27:42 ID:6lhIYvRj
影が薄いと言うより正統派なんだと思う
241星のお姫さま ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:40:07 ID:9Z96JTWi
まいど、どうも。
まずはいつもGJをくれる人たちに心から感謝を。

208氏、235氏の方々も超GJでした。
存分に萌え+笑わせてもらいました。

俺はルーンしかやってないので他の牧場物語は書けない…
その上エロもほとんど書けないので、エロネタを投下できる神は尊敬してます。
俺もエロかけるように練習しなきゃな。
もっといっぱい書きたいけど最近時間がなくてあんまり書けなくて悲しいorz
とりあえず、あまずっぱあぁぁいシリーズその2を書いてみたので投下します。
生暖かくよろしくお願いします。
242星のお姫さま ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:40:55 ID:9Z96JTWi
冬の月7日、流星祭の夜、ラムリアの自室にて。
ラムリアはため息をついて本を閉じた。

『星のお姫さま』

それは今アルヴァーナの町の住民達の中で大人気の小説である。

===================================================================================================================

天の星の国に、とても美しいお姫さまがいました。
星の王様はお姫さまをとても大切に育て、お姫さまはほとんど城から出ることなく育ちました。
そんなある日、お姫さまはたまたま町に出た際に、とある騎士の青年に一目ぼれをしてしまいました。
彼もまたお姫さまを憎からず思っており、想いは通じ合ったかのように思えました。

しかし、星の国の王様は騎士とお姫さまの交際を決して認めようとはしませんでした。
なぜなら、彼は星の国と対立する月の国の王子さまだったからです。
怒った星の王様は、星の川を起こして天を二つに分け、月の国と星の国の間の行き来をできなくしてしまいました。
想い人と引き裂かれたお姫さまはとても悲しみ、お城の部屋に篭りきってしまいました。

ですが、月の王子さまは決して諦めませんでした。
星のかけらを集めて魔法をかけ、光の天馬を作り出したのです。
そして、流れ星の降る夜、王子さまは天馬に乗り、お姫さまを迎えに来るのでした。
その熱意に打たれた星の王様は二人の結婚を認め、二人は幸せな夫婦になることができたのです。
それ以来、冬の夜、空を駆ける流れ星は王子さまが天馬にのって天の川を渡る光なのだと伝えられているのです。

===================================================================================================================

ゼークス帝国のとある吟遊詩人の書いたこの小説は周辺諸国でもたちまち評判となった。
アルヴァーナにもユエによって持ち込まれ、町の乙女達の心をたちまち虜にした。
それはラムリアとて例外ではなく、もう何度も読み返してしまった。

自分のもとにもいつか素敵な王子さまが現れてくれたら

夢見る乙女であるラムリアはそう憧れずにはいられない。
そのため、今年の流星祭は今までよりも特に楽しみにしていた。
友達の子供達と一緒に星を見に行く約束もしていた。
していたのだが…

「はぁ…」

またため息が漏れた。
昨日、ラムリアは雪で滑って転び、足をくじいてしまったのだ。
病院で手当てしてもらったため大した傷ではなかったが、長距離を歩くのは困難だった。
そのため、両親に外出する事を止められてしまったのだ。
結果、皆と一緒に星を見に行く事も出来なくなってしまった。

「うぅ…」

今日をずっと楽しみにしていたのに…
どうしてわたしはこんなにドジなんでしょう…?
自分の間の悪さが恨めしくなる。

きっとみんなは今ごろ満天の星空を楽しんでいるのだろう…
そう思うとこうして自室で一人いる自分が情けなくなり、涙が出てきそうだった。

今日はもう寝てしまおう…
そう思って寝間着に着替えようとしたとき、どこかでコツンという音がした。
243星のお姫さま2 ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:42:18 ID:9Z96JTWi
…?
気のせいだろうか?

そう思ったとき、今度は窓の方からコンコンという音がはっきりと聞こえた。

ここは二階なのに、どうして音が聞こえるのだろう?

慌ててカーテンを開けると、そこにはアルスの顔があった。
窓の直ぐ側の木の枝から身を乗り出して、ラムリアの部屋の窓をノックしている。

「ええっ!? アルス…さん…?」

驚いて思わず声をあげると、ガラス戸の向こうのアルスが口に指を当ててしーっとジェスチャーをした。
慌てて口を押さえ、窓を開ける。

「こんばんは、こんな時間にごめんね」
「あ…えっと…こんばんはです」

混乱しながらも挨拶を返すラムリア。
どうして今ここにアルスがいるんだろう?
皆と星を見に行ったはずでは…?

「ねぇ、今から僕と一緒に星を見に行かない?」

アルスの言葉はますますラムリアを戸惑わせた。

「でも…わたしは歩けないのでご迷惑をかけてしまいます…。それにお父さまにも外出はダメだと言われてしまいましたし…」

無念そうに言うラムリアだが、アルスはなおも引かない。

「大丈夫! 見つからないようにこっそり行くから! それに歩けなくても大丈夫だよ」

アルスは妙に自信満々に誘ってくる。
歩かずに星を見に行くことなんてできるわけがないのに…
両親の言いつけを破ったことなど今まで一度もないのに…

なのにどうしてだろう? アルスに言われると大丈夫なような気になってしまう。
行ってみたいという気持ちが抑えられなくなってくる。

「…行ってみたいです」

ラムリアは思わずそう答えてしまった。
後ろめたい気持ちはあるが、笑顔でうなずくアルスをみると妙な安心感と期待感に包まれる。
こっそりと玄関に靴を取りに行くラムリア。
両親に見つかったら…、そう思うと不安でドキドキが止まらないのに、なぜかそれが妙に心地よかった。

部屋に戻ってくると、アルスがラムリアの手を両手でしっかりと握った。
思わずドキッと動悸が打つ。

「それじゃ行くよ。手を離さないでね」

そういうアルスだが、ラムリアの耳には入っていなかった。
なぜだろう。アルスに手を握られるとなぜか心臓が高鳴ってしまう。
昨日、アルスの肩を借りた時もそうだった。
自分はどこかおかしくなってしまったのだろうか?
244星のお姫さま3 ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:45:05 ID:9Z96JTWi
混乱するラムリアをよそに、アルスは呪文を唱え…

「エスケープ!」

瞬間、自分の足元から魔法陣が浮かび上がると、ふわりと重力の感覚が消えた。
視界が光に包まれ、次の瞬間には夜の闇の中にいた。
周りを見渡すと、そこはアルヴァーナ北広場のようだった。

「お待たせ!」

そう言って、アルスが飼育小屋からハンターウルフを連れて出てくる。

「僕の後ろに乗って」

正直怖いラムリアだったが、笑顔のアルスに促されて恐る恐るハンターウルフの背に乗る。

「それじゃしっかり掴まっててね。行くよブリッツ!」

アルスの掛け声と共に、ハンターウルフが駆け出した。
その瞬間、周囲が瞬時に加速した。

「きゃ…!!」

思わず悲鳴を上げるラムリア。

速い。とんでもなく速い。
ハンターウルフの速度はラムリアの予想より遥かに速かった。
景色が一瞬で後ろに流れていく。
慌ててアルスの背中にしっかりとしがみ付いた。

大きい、ラムリアはそう思った。
昨日肩を借りた時もそうだったが、アルスの背中はとても大きく感じた。
自分と身長はそんなに変わらないし、アルスは決して男の子の中でも大きいほうではないはずなのに。
アルスの背中の温かさが心地よい。
ラムリアは再び動悸がはやくなるのを感じた。
この速度が怖いはずなのに、なぜか安心感に包まれていた。

バドバ山脈を駆け抜け、洞窟の中を走る。

「さあ、着いたよ」

やがて、アルスの声とともにハンターウルフが停止した。

「わぁ……!」

ラムリアは思わず声をあげていた。
洞窟を抜けた先、そこには光の平原が広がっていた。

氷原は月の光を受けて輝き、夜とは思えないほどの明るさだ。
そして、風が吹くたびに舞う氷の結晶に星々の光が反射し、流れ星のように輝いている。
まるで地上から天に至るまで光の川が続いているようだった。
地上と天の両方で流れ星が乱舞する幻想的な光景にラムリアは目を奪われた。

「キレイだよね」
「はい…綺麗です…すごく…」

ラムリアが見入っていると、アルスが笑いながら言った。

「よかった! やっと元気になったね」
「え…?」
245星のお姫さま4 ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:46:30 ID:9Z96JTWi
アルスの方に振り向くラムリアに、アルスは本当に嬉しそうににっこりと笑顔を浮かべた。

「今日、みんなで行けない、って時にすごく悲しそうな顔してたから。笑ってくれてよかった!」

その瞬間のことだった。
その笑顔を見た瞬間、全身を痺れるような甘い稲妻が突き抜けていった。
瞬時に心臓が早鐘を打ち始め、ドキドキと音を立てる。
頬が真っ赤に紅潮し、アルスの顔をまともに見れなくなる。
今のラムリアには、ずっと感じていたこの感情の正体がはっきりと分かった。

これが恋なんだ
わたしは、こんな優しいアルスさんのことが大好きなんだ

一度意識してしまうと、恥ずかしくなってますます動悸が早くなる。
頭の中がアルスのことだけで一杯になり、ほかに何も考えられなくなる。

結局、そこから先のことは、ラムリアはほとんど何も覚えていない。
ただ、幸せな気持ちだけが心を満たしていた。

王子さまはこんなにすぐ近くにいたんだ

帰りの道筋、ラムリアはアルスの背中に顔をうずめてそう思った。


部屋に送り届けられた後も、ずっとドキドキが止まらなかった。
気持ちが高ぶりすぎて眠れない。

強引に目を閉じてみる…アルスの笑顔が脳裏に浮かんで離れない。
枕に顔をうずめてみる…アルスの背中の広さを思い出した。
布団をぎゅっと抱きしめてみる…アルスの掌の温かさが浮かんだ。

…………

…ダメだ…ますます眠れない…

ベッドの上で可愛らしく悶絶するラムリアであった。


そうしていると、コンコンと部屋をノックする音が聞こえた。

「ラムリア、まだおきてるかしら?」

ラムリアは慌てて跳ね起きて、必死で気持ちを落ち着けようとする。
…深呼吸…深呼吸…
顔ももう紅くない…

「…はい、なんでしょうか? お母さま」

ひとしきり落ち着けると、扉の向こうの母親に返事をした。

「ホットミルクをいれたんだけど、のまないかしら?」

そう言いながら、ジュリアが部屋に入ってきた。
手に湯気のたつカップを二つ持っている。

「あ、はい。頂きます」

ラムリアは戸惑いながらもカップを受け取る。
すっかり冷えた身体に熱いミルクが染み渡り、心が落ち着く気がした。
246星のお姫さま5 ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:48:47 ID:9Z96JTWi
「きょうはそとはすごくさむいわよねん」
「はい、すごく寒いです」
「おほしさまもすごくキレイだとおもわないかしら?」
「はい。とっても綺麗でした…」

…………

あれ…?
何か…違和感が…?

……!!

ハッと気付いて母親の顔をみると、ニヤニヤと笑っていた。

「アルスとのデートはたのしかったかしら?」
「っっ!?」

一瞬で顔が沸騰するラムリア。
なんでバレてるのだろうか?

「えっ…!? そんな…! あの…っ! どうして…っ!?」

焦ってどもりまくるラムリアに、ジュリアは苦笑しながらたしなめた。

「だってわたしのへやのとなりだもの。よばいはもっとしずかにしないとまるきこえよん?」

聞かれてた…!
アルスとの事が全部バレてたのに真っ赤になるラムリア。
だが同時に、無断外出がバレてることにも気付き、瞬時に青くなる。

「フフフ、だいじょうぶよん。おとうさまにはヒミツにしておいてあげるから」

紅くなったり青くなったり忙しい娘を、ジュリアは微笑ましげに見ていた。

「それにしても、ラムリアがいいつけをやぶるなんてねえ」
「あ! えっと…! ほ、本当にごめんなさい…!!」

慌てて頭を下げて謝るラムリアだったが、ジュリアはそんなラムリアをみて微笑んでいた。

「べつにおこってるわけじゃないのよん? ラムリアもそんなとしになったのね、とおもっただけよん」
「え…?」

てっきり怒られると覚悟したラムリアだったが、母親の反応は予想外だった。
戸惑いながら母親の顔を見ると、どこか嬉しそうに笑っている。

「あの…?」

疑問符を浮かべるラムリアに、ウフフフと微笑んでいるジュリア。
そんな穏やかな時間が流れる中、流星祭の夜は更けていくのだった。
247 ◆d2QaWdg0VU :2008/03/02(日) 13:53:56 ID:9Z96JTWi
(完)

↑また忘れたorz
以上です。
今回は出来る限りベタにあまずっぱああぁぁあい展開を狙って頑張ってみた。
・・・んだけど、不自然ですかそうですかorz
やっぱり独男(29)が夢見る乙女の心情を描こうってのが無理があるよな!orz
まあ、ラムリアの可愛さに免じて作品の出来のほうは許して欲しい;;

えと、時期としてはこの間のバレンタインネタの冒頭にちょっとでてきた、
ラムリアが初めて自分の気持ちに気付いた日、のことです。
最後に、読んでくれた人たちはどうもありがとう!
248名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 13:58:30 ID:TQIxgr9D
今年26のチョンガーも胸キュンでした!!(*´Д`)
249名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:35:38 ID:mJK1xxL2
砂糖入りホットミルクの256倍甘いわッ!
250名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:06:52 ID:h5W4YaLX
>>247
ラムリアの可愛らしさと甘く可愛らしい内容に
同い年の読み専も胸キュンでしたよ。
GJ!
251名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 22:35:01 ID:zy85MyOw
できればアルスよりもアリアの方が…
252過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/02(日) 23:04:12 ID:9GMhbpTn
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [698]
ナタリー。
キラ太発売されて一ヶ月近いというのに何故話題がのぼらないんだろう。
253名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:19:26 ID:96dxQTvZ
まだ一ヶ月も経ってないよ
今みんなアリエラ攻略に忙しいんじゃないかな
254名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:21:16 ID:96dxQTvZ
10日ね。
それはそうとGJ
255名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:25:01 ID:XNv2tZxB
>>252
太ももと尻に萌え。GJ!

キラなかは2/21発売だから、まだ2週間も経ってないぞw
256名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:35:32 ID:8YuySxTr
どうも。いつもマナ・セピリアのSSを投下している者です。
いつもGJを送って下さる読者の皆様に感謝の言葉を述べさせて頂きます。貴殿方のGJが私のSSを作るエネルギーとなっております。
>>247
続編読ませて頂きました。ラムリアの微妙な感情描写が非常に素晴らしいですね。読んでいてワクワクしました。私なんかが言うのもアレですがGJと言わせて頂きます。
続編があるなら期待してますね!

今回はシリーズ屈指の名作と言われる牧場物語2よりツンデレのカレンさんにスポットを当ててみました。今回は非エロな上、後半がちょいグダグダになってしまいましたが…
読んで頂けたら嬉しく思います。


257素直じゃないあたし:2008/03/03(月) 15:36:59 ID:8YuySxTr
今日は冬の感謝祭。花の芽町の女の子が好きな男の子にチョコレートを渡す日である。
葡萄園の一人娘カレンも無論チョコを渡すつもりだ。
渡すつもりの相手はピート、町に引越して来て牧場を一人で切り盛りしている。いつも頑張る彼にいつの間にか惹かれていた。
ただ…カレンには一つ気掛かりな事があった。
それはケーキ屋のエリィである。
エリィと話をしていてピートが通りかかると明らかに様子が変わる。
目で彼を追ったりピートがこちらを向いて声を掛けたりすると下を向いて真っ赤になってしまうのだ。彼女がピートにチョコを渡さないはずがない。

さらに彼女はケーキ屋で働いているだけの事があり料理の腕もかなりのものだ。
カレンにとっては今回の冬の感謝祭の一番の強敵と言えるだろう。

カレンは普段はあまり口を聞かない母親に必死で頭を下げ、血の滲むような練習を重ねチョコレートケーキを完成させた。

いよいよ前日の夜…
「…はぁ明日か…上手く行くかな…」

(…ふふ♪ピートに渡したらどんな顔するかな?うまく渡せたら…告白しちゃおうかな…?)
等と妄想が膨らみ、カレンは夜遅くまで寝付けなかった。
258名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:38:06 ID:8YuySxTr
翌朝…

カレンは昨日の晩に作ったチョコレートケーキを箱にしまうと牧場に向かった。

(ピート…いるかな?…)

牧場に入ってピートの家のドアに目をやると…

(!!)

そこにエリィとピートがいた。

カレンは慌てて物陰に隠れピート達の様子を伺う。

エリィは真っ赤になって綺麗な箱をピートに渡している。よく見るとピートもまんざらでも無い様子。

(……)

エリィが帰り、ピートが家に入ろうとした瞬間を狙ってピートに声を掛けた。

「…やけに嬉しそうね?」
「…カレン!?…見てたのか…」

「…あたしもチョコ持って来たけど…いらないでしょ?」

「…え?」

「…だってエリィのがあるんでしょ?あたしの義理チョコなんか欲しく無いよね」

「……義理?」

「そうよ!義理よ!なんか文句あるの!?」

「…いや…無いけど…」

「…とりあえず折角来たから渡しておくわ。」

「…ありがとう」

「言っておくけど義理だからね!義・理!」

「…そんなに力いっぱい言わなくても分かったよ…」

「変な勘違いされても困るから!じゃあね!」

嵐のように現れ去って行ったカレンを見送った後…肩を落として溜め息をつくピートの姿があった。
259名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:39:08 ID:8YuySxTr
やってしまった…。
カレンは浜辺で膝を抱え落ち込んでいた。
(もう馬鹿馬鹿!あたしの馬鹿…何やってるのよ…)
素直になれない自分が嫌で嫌でどうしようも無かった。
(…ホントはあんな事言うつもり無かったのに。チョコレートケーキあげてピートが喜ぶのが見たかっただけなのに…)
溢れそうになる涙をぐっと堪えた時…

「カレン?」

不意に後ろから声を掛けられた。ピートである。

「何やってるの?風邪引くよ?」

「…別に。あんたには関係ないでしょ。」

カレンは立ち上がって体に付いた砂を払うと帰ろうと歩き出した。

「あ!カレン!」

「…何?何か用事あるの?」

「…あ…いや大した用じゃないんだけど…チョコレートケーキのお礼が言いたくて探してたんだ。」

「…そう」

「とても美味しかったよ。義理なのに気合い入ってるね」

「……」

「春の感謝祭は僕も頑張らないとな〜」

「…ただの…」

「…え?」

「……ただの…義理で……あんなに大変なのを…作るワケ無いじゃない…」

「……」
260名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:40:15 ID:8YuySxTr
「…じゃあさっき言ってたのは…?」

「………ごめん…ね…あたし…」
カレンの目からはさっきまで堪えていた涙が一気に溢れてきた。

「……あたし…素直…じゃ…ないから…あんな…事…言っちゃって…ごめん…ね…」

カレンは泣きじゃくりながら必死に想いを伝える。

「…エリィが……チョコ…渡すの……見て…自信が無くなったの……だから…あんな……酷い事……」

「…カレン」

「…ホントは……ピートの事が………好きなのに……全然……言えなくて…」

「…ごめん…ね……ごめんね……」

ピートは泣きじゃくるカレンを優しく抱き締め、囁いた。

「…僕もカレンの事が好きだよ」

「!!」

「だから義理って言われた時…ホントにショックだった…」

「…ピート」

「でも良かった」

「………」

カレンはまた泣き出してしまった。

「もう泣かないでも大丈夫だよ…」

「…違う……よ……これは…嬉し涙……」
261名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:42:10 ID:8YuySxTr
カレンが泣き止んだ後…
二人は浜辺に並んで座って海を眺めながら喋っていた。

「久しぶりにいっぱい泣いちゃった……ところでさ」
「うん?」

「エリィのチョコはどうしたの?」

「まだ食べてないよ」

「…突き返して来てよ」

「ええっ!?」

「何よ?文句あるの?」

「流石に悪い気がするんだけど…」

「ちょっとあんた浮気するつもり!?」

「違うよ!…ちぇっ素直なのは泣いてる時だけか…いつもそんななら可愛いのに…」

「何それ!?普段のあたしは可愛いくないって事!?」

「そんな事言ってないじゃないか…」

「そう聞こえたの!…ふんだ!どうせあたしは可愛くないわよ」

「もう…拗ねるなよ」

「知らない!ピートなんか嫌い!」

「…さっき好きだって言ったのに?」

「…」

「…僕はカレンの素直じゃない所も好きだよ」

「…ホント?」

「…うん」

「ピート♪」
カレンはピートの腕に抱きつき嬉しそうにしている。
「ゲンキンだなあ…」

「あたしとくっつけて嬉しい?」

「うん…でもカレン…その…胸が……当たってるけど…」

「ん〜なぁに?」

「いや…別にいいけど」

262名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:43:23 ID:8YuySxTr
「ねぇ…それでいつ青い羽くれるの?」

「青い羽!?いつの間にそんな所まで話が…」

カレンの言う青い羽とはこの地方のいわゆるプロポーズの証である。

「どうなのよ?」

「え〜っと…今すぐってワケには行かないな…。もっとお金を貯めて…家を大きくして…そうしたら…」

「そうしたら?」

「そうしたら…必ずカレンを迎えに行くよ。青い羽を持って…」

「ホントね?あたし待ってるから…いつ頃になりそうなの?」

「う〜ん…後半年は掛かるかな…」

「えーっ!?そんなにかかるの!?もっと頑張りなさい!!」

「そんな事言ってもな…」

「…ここであたしと喋ってる暇があったらさっさと働いて来なさい!」

「はいはい…」

半年後…無事カレンと結婚したものの常に尻に敷かれるピートの姿があった。


END
263名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 15:48:43 ID:8YuySxTr
後書き
如何だったでしょうか?
ツンデレというよりなんかSキャラに変貌してしまったカレン…
上手く行かないものですね。まあキャラが自分の思うように行かないのはそのキャラに個性があり生きている証拠と思いたいですorz
264名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:24:59 ID:/ePOVtvb
レイとかリーンのガチ受けの物が見たい
265名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 20:46:49 ID:T5S63wfD
まずGJしろ。
話はそれからだ。

>>263
GJ。ムーとスーに弄ばれるアルスよろ。

というのは半分冗談で最近の作品投下乙。
楽しみにしてます。
キャラの個性について悩んでるみたいだけど
意見の違いを楽しめるのが大人なので
あまり気にしないでも良いんじゃまいか
266名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:15:21 ID:C2Kfr26+
>>263
GJ!
牧場2はやったことないけどツンデレ可愛いね。
267名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19:24:34 ID:qnrAfUxx
〜リクエスト〜
アリシアとカイルのエロエロ!誰か書いて!!
268名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:02:38 ID:uIaZnnUu
なんかリクばっかだな最近。
作品をアップしてくれてる人に対する敬意はないのか?
>>265も言ってるがまずGJしろ話はそれからだ。
269名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:13:12 ID:F1mnr6Xo
リク厨は未成年
270名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:01:25 ID:4jMzPNvQ
最近作品を投下している者だが…
余りにも酷いので一言。
リクエストしている人達へ。
皆様に読んで貰おうと忙しい時間の合間に書き、投下しているのにそれをスルーされ、自分のリクエストのみを書き殴られると本当にやる気が無くなる。
強制するつもりはないが一言感想なりGJなり書けないのか?
つまらないならつまらないと言ってくれれば私もその作品を面白くするために努力する。
最低限のマナーも守れない厨のリクエストに答えるつもりは全く無い。
271名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:11:35 ID:dFmUKNoI
投下してるのは趣味だし、つまらんかったらスルーされる覚悟ぐらいしてますから。
こんな過疎スレをひっかきまわそうとする前に、もう少しやりがいのある大きなスレに行ってくれ。
露骨な釣りすぎて噛みつく気も起きない。
272名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:14:07 ID:iNdkBMkP
お前ら仲良くな
273名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:20:37 ID:4jMzPNvQ
>>271
すまん、そういうつもりでは無かったんだが…。
こう何回も言われるとな…
274名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:19:31 ID:B9BSI5EY
>>271が言うことは確かに正論だし、そういう考え方もあるのは理解できるが。
でも、職人のやる気をなくさせることを言うのはどうかと思うがな?
最近いろんな作品の投下が増えて盛り上がってきてるのに、これで職人達がみんなやる気なくして去っていったらまた逆戻りだぜ。
少なくても俺は職人達のもっといろんな作品を読みたいと思ってるんだが、他のスレ住人達は違うのか?
275名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:46:47 ID:qJxt3pB0
くだらん議論持ち上げるくらいなら率先して感想とGJ付ければいいじゃん
そんな話より誰々のここが萌えとか贔屓シチュ語りの方が職人の糧になると思うがね

露骨なリクはただの嵐だろ。普通の職人ならそのカプをまず避けたくなる
我慢ならんのなら素直にリクをNGでもしとけ
276名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 02:49:22 ID:vdkruBN+
勝手な荒らし認定もどうかと思うけどな
277名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 08:44:02 ID:Yiu7iTz7
マナ「ケンカは駄目ですよ? みんな仲良くね」
278名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:50:53 ID:epxQ3wAh
なりきりスレからいらっしゃったようですね^^
279名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 04:06:53 ID:hUvYcjzi
酷い流れだな
280名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 08:56:19 ID:Uv2Sm2bA
この流れにジェイク(2章)が一言↓
281名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 17:45:00 ID:Chb72qbu
……これだから人間は嫌いだ。
282名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 17:57:57 ID:3Zh0LCQb
このながれに吹いた。

ルーン2しかやってないけど、の職人様方の愛のこもったSSを拝見して
ほかの牧場もやってみたくなったよ。
283名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:29:36 ID:ZDZP+QFp
ところでデフォの名前が分からん主人公は
テキトーな名前でいいのか?
「C1000タケダ」とか
284名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:39:37 ID:lPWLkfe0
デフォ名ない主人公ってそんなにいたっけ?
285過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/08(土) 21:51:08 ID:domRGpsI
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [699]
まだ確定してないが結婚できないアリエラなんてこうしてやるこうしてやる

>>283-284
イノセントライフ以外いなかったと思う。
286名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 23:04:11 ID:gINUYn0T
イノセントライフなんて検索するまで忘れてたぞ俺
287名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 07:39:38 ID:TeYvqBMz
牧場物語:正統派
ルーン  :異色
イノセント:黒歴史
288 ◆1EoxyMYUPI :2008/03/09(日) 09:22:47 ID:OWLSvxmx
唐突にRF2でターニャ×カイル
1レスお借りします
289ターニャ×カイル ◆1EoxyMYUPI :2008/03/09(日) 09:24:07 ID:OWLSvxmx
ターニャの胸がカイルの剣を飲み込む。
「くぁ……っ」
小さく漏れた声に、ターニャは口元を緩ませると軽く舌を出した。
「ダメよカイル?こんな程度で声を上げちゃあ」
笑いを含んだ艶っぽい声が、そのまま胸の谷間から微かに覗く切っ先へと滑る濡れた舌のざらつきが、カイルの剣をさらに硬くしてゆく。
「で、でもっ……ターニャさん…っ」
カイルの抗議には構わずに、ターニャは豊満な胸を両手で支えてムニムニと揺すり上げ、
硬く立ち上がった剣を圧迫して、苛め、鍛え上げる。
「はぁ……はぁ……っ、そ、れ……く……っ」
そしてそのまま舌先でちろちろと剣の先をくすぐってから、柔らかくも弾力のある唇をぴたりと押し付けて軽く吸った。
「ん、ちゅ……ほーらカイル、呼吸。剣を扱うなら、まず呼吸を乱しちゃダメよ」
「……は、はい……っく、ぅ……すぅー……はぁー……っ、…ぅ、……すー……」
背筋を這い上がる快感にぶるぶると震えながらも、素直に呼吸を正そうとするカイルをとろんと熱の篭った目で眺める。
「ふふ……っん、……っ」
これ見よがしに、柔らかい白い胸が醜い剣を包み込んで、ターニャの手の中でぐにぐにと形を変えて行く。
ぞく……っ。
視界に入るそれがまたいやらしく見えて、もうすっかりと硬いカイルの剣をさらに硬く大きくさせた。
「は、はぁ、はぁ……、ぅ……はぁ、はぁっ」
カイルの呼吸は整うどころか、早くなり、乱れる一方。
ターニャはそれに構わず、むしろ楽しそうに胸からはみ出した切っ先を口に咥えて、
舌でその歪で無骨で逞しい剣の形を探り堪能しながら丹念に唾液を塗り込み、鍛えて行く。

剣、剣。

触れる度にびくびくと脈打つ剣を口内と、上下に揺さぶり押し付け擦りあげる胸で感じ取り、
ターニャは自分の身体に燈る熱を楽しむ。

無骨なその美しさ、逞しさ、硬さ、切れ味、匂い、熱。

胸どころか足の間がヌルヌルするが、それすら心地いい。
惹かれて止まない剣、まだ発展途上の剣。その成長を身体で感じ、若い剣を自分の思う通りに育ててゆく、これこそが剣を錬成する醍醐味。
切っ先から抑え切れなかったエネルギーが漏れ出し、それはターニャの唾液と入り混じり、じゅるじゅると音を立てて吸い上げられる。
東洋の触れれば切れるような鋭い名刀もいいけど。
ターニャの夢はいずれ東洋に移り住んで、その地にのみ伝わる剣を見て、触れて、鍛え上げて、堪能する事だった。
まさかこんな身近で出会えるなんてね。久々にいい剣を見つけたものだわ…。
ターニャが憧れのかの地に移住する日はまだ先のようだ。
290名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 18:00:01 ID:d8dpC+o5
うは。ターニャものじゃないですか。

GJ!
291名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 21:06:20 ID:I1BAkCAn
何と言う名刀・・・
292過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/09(日) 22:26:25 ID:d42uKKKX
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [701]

saiで遊んでたらできた。
293名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:25:38 ID:XOUZu5Rg
>284-285
そうか。みんなあったのか名前。知らなかったよ。

んじゃあ、書くかはわからないんだけど一応教えてくれないか。
コロステforガールの茶髪でポニーの方のデフォ名ってなんて言うんだ?
294名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 02:14:10 ID:nAw3OSCW
>>293
コロステforガール公式サイトのスクショ、コーエイ攻略本での女主人公の名前はティナ
外見金髪の方だけど。

まあ金髪はまつやま漫画でクレアと呼ばれてたし、ファンの間でもクレアで定着してるから
金髪クレア、茶髪ティナって解釈してる人そこそこいるようだ
295名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 14:23:46 ID:XOUZu5Rg
>>294
おおありがとう
多分書けるかどうかは分からないけど
296名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 00:32:27 ID:hl0KQyRg
レイが女の子にしか見えないのでロザリンドとふたなり設定あたりで絡ましてみようと思う
297名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 00:47:05 ID:mojarOEx
>>285
毎度GJです
アリエラが嫁にできなさそうなので悲しみを小説にぶつけてくる
298名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:16:44 ID:iS6OBlPc
ところでこのスレの人たち的にロリとショタの絡みはokなのか?
299名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 02:55:21 ID:uHmSBLLi
俺はその辺は寛容だからアリア×リーンでもゴードン×ドラゴンでもokだぞ
300名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 00:42:32 ID:GEtvxQ38
>>298
ロリコンかつショタコンの俺的には大歓迎
301名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 00:48:22 ID:BmV9Lflc
何という守備範囲・・・
幼稚園の先生になることを全力で勧める
302名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:56:22 ID:Mfv1vSBg
>>301
自分の担当が年少組(0歳から2歳ほど)になってさらに範囲が低くなっていくわけか
303 ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:52:14 ID:+y1jU268
素敵にエロな職人方にGJを送りつつ 初投下を試みます
>>81を読んで「マックスとアリア!これだ!」とビビビときたんだ
内容はルンファ2でマックスとアリア
エロ要素とかほとんどないです 特にラブラブでもない…けどいいんだろうか
アリアの歳とか 数字関係が特に自信ないのですが 大目に見てくださると嬉しいです
ちょっとばかし長いよ!
304マックスとアリア(1/5) ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:54:24 ID:+y1jU268
 カイルがいなくなってから、僕は今日で八回目の誕生日を迎えた。
 今日の晩餐は、きっといつも以上に立派で華やかなものになるだろう。
 町の皆様のプレゼンツもたっくさんあるはず。
 僕の妻のジュリアと娘のラムリアの愛がたんまり込められたプレゼントも待っているだろうな。今は、風呂屋に用があるとか言って二人とも屋敷にはいないけれど。
 そう。今日秋の月六日は、こんなにも素敵に素晴らしいスッペシャルデイなのに、カイルは戻ってこなかった。 
 無論、僕はあいつが無事でないわけがないわけがないと思っているから決して心配ごとは面に出さない。
 けれど、流石に今年くらいには戻ってくるだろうと思っていた。
 何故ならば! 秋の月六日というのは、カイルの親友――否! 大親友であるこのマックス・レムナンド・ヴィヴィアージュのお誕生日だからだ!
 だがしかし、僕の予想は見事にはずれて、あいつは戻ってくるどころか連絡の一つもよこしてこない。
 自分の部屋にいるのをいいことに、僕は一人珍しく深い深い溜息を吐いた。
「全く、何年経ったと思っているんだ……」
 窓から見える木々はもう赤く、木の葉がひらひらと落ちていく。
 窓際の席に腰かけ、僕はその木々の様子を静かに眺め、物思いに耽る。
 季節の移り変わりは本当にあっという間だ。秋もあっという間に終わってすぐに冬が訪れるだろう。
「カイル、アリアはもう九歳になったぞ。いい加減、戻ってくればいいだろう」
 カイルは、嫁と娘を残して、そのまま何処かへ行ったきり戻ってこないような男ではないと僕は思う。
 僕の妹のロザリンドに気のある素振りを見せておきながらちゃっかり雑貨屋のマナと結婚しちゃうような男だとしても、だ。
 バラの百本や二百本、どうってことない……どうってことないさ。
 僕への誕生日のプレゼントがないということも、まあ、大目に見てあげてもいい。
 けれど、妻や娘を放ったらかしにしているのはいただけない。
305マックスとアリア(2/5) ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:55:29 ID:+y1jU268
 と、急に扉を叩く、軽い音が聞こえた。
 椅子に座ったまま、窓から扉へと視線を変えながら「どうぞ」と声を掛ければ、扉は小さな音を立てながら開かれる。
 そこには僕の親友の娘――アリアが立っていた。
 両手を背中に回して、何やらとってもにこにこしている。
 この子はいつも笑顔を絶やさない子だが、今日は特別可愛らしい笑みを浮かべているな。
 ちょうどそれが、初めて出会ったときのカイルの姿によく似ているように見えて、
「やあ、こんにちは。僕はマックス」
 つい、そんな挨拶をしてしまった。
 まだカイルと左程親しくなかった頃は、そうやって挨拶するごとにちゃんと名乗っていたような気がする。早く名前を覚えてもらいたいからね。
 ところが、いつもと違う僕の挨拶にアリアは面食らったようで、何度も瞬きを繰り返し小さな口をぱくぱくし始めた。
 その様子も初対面のカイルによく似ていて、自分でも知らないうちに気が沈みそうになってしまう。
 おかしいだろう、僕。
 ここは微笑まなければならない場面なのに。
「冗談だよ、アリア。こんにちは」
 僕はこれ以上ないほど優しい笑顔をつくろうとした。
 なんたって僕は完璧な男、マックス・レムナンド・ヴィヴィアージュだ。
 多少のつくり笑顔なら誰にも見破られない自信がある。
 アリアは僕の笑顔を確認すると、小さくはにかんで、
「こんにちは、マックスおじさん」
 ピンクに近い、茶色の髪を揺らしながら軽く頭を下げる。
 僕は椅子から立ち上がり、アリアの傍へ歩み寄ると彼女の視線に合わせて腰を落とした。
「“おじさん”?」
「あ、えーっと、マックス……お兄さん?」
「はてなは余計だな、アリア」
「う……マックスお兄さん」
「よく出来た、偉いぞアリア」
 小さな彼女の頭を撫でようと手を伸ばす。
 そのまま彼女のさらりとした髪に触れると、驚いたのかアリアは両目をきゅっと閉じた。
「さあ、わざわざ僕の部屋へやってきてくれた君のご用は何だい?」
 静かにそっと手を離す。
 アリアが目を開き、琥珀色の瞳が僕を捕らえたのがわかる。
 アリアは待っていましたと言わんばかりに、背中に回しっぱなしだった両手を勢いよくずい、と僕へ差し出してきた。
 手の上には、ラッピングされた箱が乗ってある。
「お誕生日おめでとう! マックスおじさん!」
 テンションがあがったせいか、また呼び名が“おじさん”に戻っているぞ、アリア。
 と、無性に突っ込みたかったが僕は出来る男、マックス・レムナンド・ヴィヴィアージュ。
 ここは空気を読んで、さらっと流すことにしよう。
306マックスとアリア(3/5) ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:56:27 ID:+y1jU268
 箱を受け取り、
「ありがとう! アリア! さっそくだが中を見てもいいかい?」
「うん、もちろん! 頑張ってつくったんだから!」
 えっへんと言わんばかりにアリアは両手を腰にあて、胸をはる。
 その姿が幼く、可愛らしくて、僕は自然を頬が緩んでしまう。――と、いかんいかん。
「そこまで言うならきっと上等なものなんだろう! では、拝見しようか」
 僕は屈みっぱなしだった腰を伸ばす。
 すぐ脇にある机に箱を置き、丁寧にラッピングをはがしていく。
 これもアリアが自分で包装したのだろうか。だとしたら器用なものだ。
 アリアは落ち着かない様子で、僕のすぐ傍らでその手つきを眺めている。
 視線が、少し痛いくらいだな。
 包装をはがし終え、ゆっくり箱を開ければ、そこには僕の大好物――白く輝く、タイのおさしみが入っていた。
「おお! タイのおさしみじゃないか! 誕生日にこんな素敵なものをもらえるなんて、僕は幸せ者だな」
 言いながら、笑顔のアリアへと視線を向ける。
 いやあ、さすがアリアだ、わかっているぜ。
 誕生日にはやっぱタイのおさしみだよな、うん。
「でしょ! ママに教わりながら、一生懸命つくったのよ」
「そうかそうか! 本当にありがとう、アリア」
 またアリアの頭を撫でると、今度は目を瞑らず、彼女は不思議そうに僕を見つめてきた。
 何だ? 僕の顔に何かついているのだろうか。
「どうしたんだ、アリア? 僕がいい男過ぎて見とれてしまったのかい」
 冗談交じりにそう訊ねると、アリアの頬が少しばかり赤くなる。
 それから彼女は慌てて首を振った。
「ち、違う! ただ、その、おじさ――じゃない。マックスお兄さん、何だか元気ないなぁって……」
 不安そうに僕を見上げるアリアに、どう返答をしたらいいのか、少し迷ってしまった。
 子どもというのは、やけに鋭くて参ってしまうな。
「アリア、心配は嬉しいがそれは間違いだ。何故なら、僕はこの通り元気だからさ!」
「でも、何だか無理してる」
 言ってアリアは僕の服の裾を掴んだ。
 そこから伝わる小さな力が僕を揺らす。
 きっと僕の笑顔が崩れてしまったんだろう、アリアの不安そうな顔が余計曇ってしまったから。
 アリアは服の裾から手を離し、目を伏せ、
「パパがいないからなの?」
「え?」
 小さな口から零れた言葉、僕はちゃんと聞きとれていたのに聞き返してしまった。
 アリアは顔をあげる。
 僅かにその琥珀色した瞳が潤んでいた。
「だって、マックスおじさんはパパと仲良しさんだったんでしょ? ママが言ってたわ、あとジュリアさんも」
 ジュリアとマナが……?
 アリアは続ける。
307マックスとアリア(4/5) ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:57:21 ID:+y1jU268
「ママもね、あたしの前では笑ってるし、学校でも笑ってるけど、でも本当は寂しいの。夜にセレッソの木の下で、ママ、泣いてたもん」
 そうやって僕に話すアリアの声が小さく震えていくのがわかる。
 僕はまたアリアに合わせて屈み、一生懸命話す彼女に目を注いだ。
 アリアは「でもね、でもね!」と大きく声をあげ、
「あのね! 頑張るから! あたし……あ、えっと、内緒だから言えないけど、でもパパ見つけるために頑張るから!
 だから、おじさんもそんな顔しないで。私が絶対パパを見つけるわ! パパはきっと無事でいるもの!」
 拳を握りしめ、力強くそう言った。
 やっぱりこの子はカイルの娘さんだな、と思う。
 とても賢くて、とても強くて、ちょっと抜けているけれど、とても優しい、いい子だ。
「アリア」
「うん、なに――ひゃっ!?」
 僕は、少女の名前を呼ぶと同時に小さな体を抱きよせていた。
 抱き締めれば、僕ですっぽり隠れてしまうアリアはやはりまだまだ子どもだと思う。
 だというのに、彼女はあんなにも優しい言葉を僕に掛けてくれる。
 服越しに伝わってくる早い鼓動。
 アリアが小さく声をあげたのを最後に、部屋には窓の外で秋風が木々を震わす音が聞こえるだけになる。
 視界いっぱいにアリアが入るよう顔を寄せれば、彼女は怯えるように両目をきつく閉じた。
 その様子がまた何故か愛おしくて。
 僕は、彼女の柔らかい瞼の上にそっと口付けをした。
「いい子だ、アリアは。本当に……カイルは、いい娘に恵まれたな」
 少しだけ強く、小さな体を抱き締め呟く。
 ゆっくりと顔を離すと、アリアの頬が赤く染まっていた。
 暑くなったのだろうか。
 僕はアリアの体をそっと話し、閉めっぱなしだった窓を開けようと腰を上げる。
 さすがに閉め切っているのは体に悪いだろう。
 がちゃり、と音がして、窓を開けばすぐ秋の冷たい風がカーテンを揺らし、僕の頬を撫でた。
 それが心地よくて、目を閉じ大きく息を吸い、吐いた。
 これで少しは空気の入れ替えもできるだろう!
 振り返りアリアを見ると、アリアは更に顔をトマト並みに真っ赤にし、その場に硬直して立ち尽くしていた。あんぐり口も開きっぱなしだ。
 ……ふむ。
 どうやら子どもには少しばかり刺激が強すぎたようだぜ。
「アリア?」
「あ、あわ!? あの、え、ええっと、あの、その、あ、あ、え、その……おおおおおお邪魔しました!」
 激しくお辞儀をした後、大きな音をたててアリアは扉をあけ、そのまま閉めることも忘れて部屋を出て行ってしまった。
 その後どたんばたんとド派手に人がすっ転んだような音が二回。
 続いて「アリア!?」とセシリアが叫ぶ声と、父上の「だーいじょうぶでーすかー」とやたら呑気な声が聞こえた。
 何が起きたというのだろう。
308マックスとアリア(5/5) ◆I1fSKW9KNQ :2008/03/13(木) 19:58:50 ID:+y1jU268
 それから出て行ったアリアとすれ違うように、開いた扉からひょこっと、ジュリアとラムリアが顔を見せた。
「ただいまー、マックスー。さっきの、アリア? どうしたのかしら、ずいぶんあわててたみたいねん」
「ただいま、お父様」
「やあ! おかえり、ジュリア、ラムリア。アリアはな、僕に誕生日プレゼントを持ってきてくれたんだよ」
「あらぁ、よかったわねん。アリア、いがいとこういうのちゃんとしてくれるのよねー」
 ジュリアとラムリアが僕の部屋へ足を踏み入れる。
 ジュリアが少し寒そうに肩を震わせたのが目に入り、僕は窓をほんの少し開けた状態まで閉めた。
「何をいただいたんですか? お父様」
 ラムリアの首を傾げる様子に、僕は机へ腕を伸ばし、
「じゃーん! タイのおさしみだ!」
「わ、おいしそーね。アリアおりょうりじょうずだもんねー。ラムリアもたべるせんもんじゃなくて、ちゃんとみならわなきゃだめよー?」
 ジュリアが言いながら、ラムリアの頭を優しく撫でる。
 ラムリアは困ったように笑って「はぁい」と答えた。
「あ、でもですね、今日はわたしも頑張るんです! 手作りです! マナ先生から教えていただいたものとか、お母様と一緒に――」
「ラームーリーアー? ないしょっていってたじゃない」
「そうでした! あ、何でもないです、お父様! えっと、今日の晩ご飯楽しみにしててくださいね」
 わたわたと両腕を振りながらラムリアは慌てた様子で言って僕を見、それからジュリアへと目を向ける。
 ジュリアはその視線に気付いて、母親らしい柔らかい笑みを浮かべた。
 こういうとき、結婚する前や新婚の頃からは想像できないくらい、ジュリアは母親らしくなったなと感じさせられる。
 より一層、素敵にもなった。
 僕が言うのだから間違いない。
 ラムリアはジュリアの笑みに瞳を輝かせ、服を揺らしながら慌てた様子で部屋を出て行く。
 こうしていると、ラムリアもアリアに負けないくらい良い娘だと思うな。
 親ばかだと笑われるかもしれないが、そんなこと僕はちっとも気にしないぜ。
 その後ジュリアがラムリアを追うように扉の前まで行き、
「しらないふりしててあげてほしいのねん?」
 僕へ振り返り、念を押すように言ってきた。
 僕はわざとらしく首を傾げ、笑う。
「ん? 何のことかな。晩餐、期待して待っているよ」
 僕の答えにジュリアも同じよう素敵に「まかせといてよねん」と笑って、淡い緑の髪を揺らしながら部屋を出、扉を閉めた。
 僕は閉じられた扉を見つめ、窓の外へと視線を移す。


 なあ、カイル。
 家族っていいものだよな。
 全員が揃えば、馬鹿みたいに心が温かくなる。
 美人な奥さんと、あんな可愛くて優しい娘に、つらそうな顔をさせちゃ男が廃るってもんだぜ。
 だから、早く帰ってこい。
 無論、お土産は忘れずにな。


 おしまい。


拙い文章ですが読んでいただけたら幸いです ありがとうございました
309名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:34:10 ID:U8dYmvYg
GJだ!!
マックスがかわいいな。
310名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 02:31:24 ID:B3CIih9V
よかった
GJせざるをえないな
311名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 06:17:14 ID:/ymLbqAV
いい男だ、GJ!!
312名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 10:50:44 ID:aC3f5Rsd
別にこれエロパロ板じゃなくてもいいんじゃ…
313名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 17:55:52 ID:uuhr93zG
いいな!マックスかっけえ!
ってカイル薔薇貰ってたんかい!
314名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:11:39 ID:co6mWCWT
GJ!!ってカイルそこまでやって結婚しないって・・・
315名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:42:55 ID:64y5j6ri
えっと僕も投下したいところですが構いませんか?
まあ、ホワイトデー的な感じです(マナとカイル)
初投下だから緊張する…うぅ
316名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:57:52 ID:Gt02agyD
投下はもちろん大歓迎。
だが、一応注意しておくけどここは18歳未満は閲覧・書込み禁止だからな。
317名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 03:03:57 ID:64y5j6ri
すいません。語調幼くて。(もう22です)
題名は『二人の春は終わらない』です
318二人の春は終わらない1/4:2008/03/15(土) 03:06:07 ID:64y5j6ri
春の感謝祭―――バレンタインデー―――乙女たちの戦いが終わった。
春の月の末、自宅でテーブルの上にチョコを並べながらカイルは迷っていた。
(チョコ貰ったからにはお返しなきゃなぁ・・・はは)
一応女の子全員から貰った。ちゃんと手作りだ。
毎日好物を配ってラブ度を10にしていれば当然である。
「全員にお返しっていうのも大変だし誰か一人にしよう」
カイルのそんな独り言を盗み聞しているのはもちろんマナである。
(フムフム・・・お返しね・・・絶対貰ってみんなに自慢してやるわ!)
・・・と言っても貰う方法など全くない。
(そうだ!海開きでかわいい水着姿を見せて・・・)
と思って自分の胸を見る。
(こんなぺったんこじゃ誰にも勝てない・・・ダメね)
がっくしと肩を落とす。
そのときとつぜん、
「あれ?マナ?いるの?」
カイルが声をかける
(やばっ、ばれちゃった・・・ここは冷静に)
「えっと、暇だから遊びに来たよ♪」
「おはよう、マナ」
汚れのない笑顔に照れて顔を赤くするするマナ。
「あれ?顔が赤いよ?熱でもあるのかな?」
そう言っておでことおでこをくっつけるカイル。
(そ、そんなことしたら余計・・・)
ばたっ
マナがのぼせて倒れる。
「マ、マナ大丈夫!?」
そこから記憶がない
「う、う〜ん。あ、あれ?ここは・・・」
見覚えのある場所だ。
「僕のベッドだよ。マナ、本当に大丈夫?」
たしかにベッドからカイルのやさしい匂いがする。
(ってカイルのベッドで寝てるの、あたし!?ど、どうしよう???)
また顔を赤くする。
「あれ?まだ顔赤いけど本当に大丈夫?」
319二人の春は終わらない2/4:2008/03/15(土) 03:07:03 ID:64y5j6ri
ヤ、ヤバイ。また同じことになっちゃう。
「大丈夫よ、これぐらい。ちょっとめまいがしただけだから」
「じゃあ、気の済むまで寝てってください。僕は仕事してきます」
と言ってクワを抱えて下へ降りようとするカイル。
(これはチャンスかも!)
よし、と気合を入れて
「ちょっ、ちょっと待って」
「へ?」
「もうちょっとだけここにいて」
「・・・いいですけど?」
ベッドの横で椅子に座りマナを見つめるカイル
「あと、えと、カイルってす、好きな人っている?」
ストレートに聞いてみるマナ
「好きな人・・・?みんな大好きですよ。もちろんマナもダグラスさんも」
言うと思ったが、マナはめげずに、
「じゃ、じゃあ気になるって言うか、カワイイって言うか、そんな人いる?」
「いえ、別に」
思わずベッドから落ちそうになる
「もういいわよ!この鈍感男!」
カイルの家を泣きながら飛び出す。全力で家に走って行く。
家に入るとダグラスが、
「ど、どうしたんだ、マナ!?」
出た、心配性。
「何でもないわよ」
「さてはカイルだな。よし、締め上げてくるから待っててくれ」
そんなことされたら、カイルに嫌われてしまう。
「違うわよ!お父さんは黙ってて!」
「・・・すみません」
二階に上がってベッドに倒れこむ。
(何であんなこと言っちゃったんだろう、あたし・・・)
枕を抱きしめる。思わず嗚咽が漏れる。
(カイルが鈍いって分かってたのになぁ・・・)
「そこで泣いてるマナお嬢様はどうしたんですか〜」
横目で見るとアリシアだった。
今は話す気になれない。
「ほら、涙を拭いて。私に話しなさい」
320二人の春は終わらない3/4:2008/03/15(土) 03:08:06 ID:64y5j6ri
「ヤダ・・・」
「何言ってんの。天才占い師に相談すれば悩み事なんて簡単よ」
涙でぬれた枕から顔を上げる。
「カイルのことなんだけど・・・」
「それこそ言いなさいよ。私は恋占いは得意よ」
「実は・・・」
今日のことを話す。
「ふ〜ん。そんなことがねぇ・・・」
返事が軽い・・・よくよく考えればアリシアもカイルにチョコをあげているんだった。
親友だからといって恋のライバルの相談に乗るなんてアリシアは大人だなと思う。
「彼は誠実だし、優しいし、気も利くし・・・」
アリシアはカイルのいいところを挙げていった。
よく見れば彼女も顔は赤い。
(やっぱり相談しにくいわね・・・)
「ま、まあとにかく彼はいい人だってこと。だから何かしらあると思うわ」
「え・・・ちょっと適当すぎない?」
「待ってれば分かるわよ。期待してなさい!」
(これじゃ、占いじゃなくて相談だわ・・・)
それから3日間マナはボヶーとしていた。
仕事も手につかず、ただ生きる屍のように。
さすがにアリシアは
「いい加減。生き返りなさいよ〜。たかが占いなんだから」
などと言ってくれた
(占いした本人がそんなこと言わないでよ・・・)
と、内心ツッコミを入れながら。
三日後、マナは用もなく掲示板を見るとカイルの依頼があった。
「お話があります。あの木の下に来て下さい」
そのとき、マナの心臓は爆発しそうになった。
掲示板の前で小躍りしているのをセシリアに見られてしまったのも気付かなかった。
「どうしてしまったんでしょうか。マナさん」
とアリシアに問いかける。
「さあね。何かあったんじゃない」
そう苦笑いするアリシアの目尻に涙がたまっていることは誰も気付かなかった・・・
マナがセレッソの木の下に行ってみると、カイルは先にいてその木を見ていた。
「あの・・・カイル」
「あ・・・マナ・・・えっと、この前はごめん。変なこと言っちゃって」
321二人の春は終わらない3/4:2008/03/15(土) 03:08:54 ID:64y5j6ri
「い、いやあれはわたしが勝手に怒っただけで・・・」
内心ほくそ笑むマナ。
「それでお詫びも兼ねてこれ・・・」
と言って白い箱を取り出す。
(まさか、これは・・・)
「これ!春の感謝祭のお返しにチョコを僕が作ってみました」
「開けても・・・いい?」
「もちろんです!」
さっそく開けると何と・・・カブの形のチョコが入っていた。
思わず笑ってしまう。
「あはっあははっあはははっ、あたしがサクラカブ好きだからって形までするとは」
「ダ、ダメですか?」
「何言ってんのよ。嬉しいに決まってるじゃない。あそこで一緒に食べよ♪」
マナはベンチを指さす。
「はい!」
さっそくマナは一口食べた。
(あれ??変な味がする・・・何で?)
チョコをよく見るとカブが細かく刻まれたものが入っている。
(・・・チョコレートにカブはないでしょ・・・料理スキル1だからしょうがないわね・・・)
「味はどうですか?」
「もちろんおいしいわよ。な〜んかあげるのもったいないなぁ〜」
と言って残りを全部食べてしまった。
「ありゃ〜。ちょっとぐらい残して下さいよ〜」
「ちょっとあげるわよ・・・口移しで」
「?今何て言っ・・・」
マナはカイルにキスをした。
カイルも最初はビックリしていたが、後は彼女を優しく包み込むようにキスをした。
セレッソの花びらが舞う中でディープキスをしている二人はまさに恋人同士だった。
(この時間が永遠に続けばいいのに・・・)
と思うくらいマナは幸せだった。
苦しくなって唇を離すとカイルは、
「マナ・・・僕と結婚してくれないか・・・」
と言って婚約指輪を差し出した。
「うん・・・いいよ」
こうして愛する二人は永遠に結ばれた。
               〜END〜
322 ◆9vV3o3MEJE :2008/03/16(日) 00:11:35 ID:PHDussH0
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi[702]

フレン描いてみた
腋毛成分注意
323322:2008/03/16(日) 00:14:49 ID:PHDussH0
URLつながってしまってる……申し訳ない。
これでいけるかな?

http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [702]
324 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:38:27 ID:LAc7Owuq
「ナミさん、>>223さんがキャラ濃いってさ」
マークは相変わらずいきなり変な事を言う。
結婚してから早三ヶ月、
これからはパソコンで牧場経営の時代だ、家計簿付けるのが楽になるぞと
タカクラが結婚祝いにこの機械を買ってくれたのはいいが、
ある日機械が壊れた際、サラリーマンに修理してもらった際
イントラネットという装置を付け加えたらしく、夫はそれを使って小説を読むようになった。

あたしも初めは本屋に行かなくても本が読めるようになっていたので
とても喜びながら宮部みゆきの連載を読んだりしていたのだが、
ふとあいつがどんな小説を見ているのかブックマークを見てみた時、
『牧場物語のエロパロ』と書かれたページがあったので
あいつもついにエロ本を読めるようになったかと
しみじみ喜びながらページをめくってみたのだが…
その…村上龍ばりのというか、
あまりにもアダルトメインのお話ばかり見つかったのだ。
325 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:39:07 ID:LAc7Owuq
ミネラルタウンという町にやって来た青年の話や、
この忘れ谷を舞台にした話(内部告発か?)、
さらにはファンタジー世界のお話で受難体質の少年が
散々異性に責められる小説ばかりあって。
童顔の少年というだけでも私のタイプなのに、
それが時に優しく、時に激しく責められるとなると
あたしはついついキーボードに鼻血を垂らしていた。
自分にはそんな趣味があったのかと改めて
自己の性癖の恥ずかしさを
悔い改めながら。

後でキーボードの血痕が見つかり
ピートにこうやって茶化されっぱなしになったわけなんだけど…
326 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:39:31 ID:LAc7Owuq
「ナミさん、>>228さんがキャラ濃いってさ。」
「わかってる…あたしにもこんな趣味があるとは…」

しかし、どうにもあの小説は忘れられない。
ラグナという少年を責めてる女性を
自分に置き換えてしまうのだ。
いわゆる、感情移入って奴。

「ナミさんがショタコンだなんて、
初めて知ったよー」
そうか。少年好きの事をショタコンというのか。
茶髪で、優男で、けどどこか愛くるしくて。
そういった感情の呼び名を初めて知った。

けど。
「やっぱり変態だったんだねー」
ピートのこの一言がカチンと来た。
327 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:40:13 ID:LAc7Owuq
確かにショタコンだから変態なのは反論は出来ないけど、
何故だかこいつには言われたくない。
それにそういう意味ではピートだって…
「…んただって、あんただって!」
思わず、叫んでいた。
「少し触られただけで凄く感じるじゃない!」
ピートが赤面するのに時間が掛かるほど、大きな声で。
「それは、変態じゃあないの?」
大きな声に驚いたピートに、
耳元で追い討ちを言葉でかけてやった。

その手際のよさは、自分でも異常だと思った。
叫んで彼が怯んだ隙にベッドに押し倒し、
ひそかにベッドの下に隠してたファー付きの手錠を彼の両手に付ける。
この間、僅か三秒足らず。
服は脱がせなかったけどまあいいだろう。
これから脱がしつつたっぷり遊べるのだから。
328 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:41:00 ID:LAc7Owuq
「ちょ、ちょっと何するのナミさん」
「うるさい、おとなしく…しろ」
無理矢理口づけをしてマークを黙らせる。
こいつの顔がますます赤くなるのを真近に見て、あたしは異常に興奮してるのがわかった。

「ピート!」
「はい!」
両手を上に縛られながらも、コイツは懸命に答えようとする。
怯えてるのに強がろうとするのがますます可愛く見えて、
アタシは二度目のべロチューをしてやった。

「さっきは散々変態呼ばわりしてくれたよね?」
「だ、だってナミさんが…ひゃっ!」
さっ、と羽ペンを取り出し、
マークの腕を掌から二の腕までゆっくりと愛撫してやる。
「アタシが変態なら、じゃあアンタだって…」
羽が動くたび、マークが堪えた声を出す。
早くもなく、遅くもなく。
ただ往復するだけの羽の動きがコイツには当たりだったようだ。
「…!んっ!」
あたしの体の下で、微かにあたしと同じ心臓の音が聞こえる。

脈が早まるだけじゃなく、
ただ感じるだけじゃなく。
その感覚がただうれしい。
329 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:43:03 ID:LAc7Owuq
「あんただって、変態じゃん。」
そう言い切った時、背中に何か込み上げるものがあった。
ピートを征服したような、
支配欲というのが満たされたような。

「違う、ナミさん。違うんだ」
微かに喘ぎながら、ピートが声を出した。
「何が違うの?」
今度は喉の下をくすぐりながらピートの言葉を待つ。
こいつを、屈服させたい。こいつを、あたしの虜にしてやる。
あたしじゃなきゃ生きられないような、
そんな体に…

「…きな人、だから」
小さな声ながら、けど確実な答えを。
「好きな人だから、感じるんだ…!」
こいつは、言ってのけた。
330 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:44:09 ID:LAc7Owuq
呆然としてるあたしに、ピートは言葉を続ける。
「ナミさんが、好き、だから」
顔をますます赤くして。
「好き、じゃなきゃ、こんなに、ならない、よ」
そういって、繋がれたままの両手で私をぎゅっと引き寄せる。
胸と胸がくっつく感触。ゆっくりと、心臓の音が大きくなる。

「ナミさんだから、こんなにどきどきしてるんだ」

ピートのその一言が、最後の引き金を引いた。
331 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:47:04 ID:LAc7Owuq
ご朗読ありがとうございました。
本番は残念ながら作者が経験ナシの為ありません。
次は女性だったラグナの受難編書きたいですね。
…二ヵ月後ぐらいに!(まさに外道!)
332 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 04:50:13 ID:LAc7Owuq
…あ!
作中のレス番が間違えてました!
>>238さんです。ご迷惑おかけしました。
333名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 06:31:35 ID:IYnEQ3VE
チクショウ、GJだけど寸止めかよ(;´Д`)ズボン履カナキャ
334名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 08:05:29 ID:nPMqNTS9
主人公がごっちゃになってるのが…
335 ◆pf49iEZ.7g :2008/03/16(日) 08:26:17 ID:B4zWwa/I
>>334
あらら…
これじゃ確かに読みづらいですね。
マークとピート、名前治したつもりだったのですが
治しきれてませんでした。校正ミスですね…
すみません、暫く立ってから
校正しなおしと前後編にして
いずれまた投稿し直します。

貴重なご意見、ありがとうございました!
336名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 15:23:35 ID:6nbq/mXU
>>317
テラGJなんだぜ
337317:2008/03/16(日) 18:34:09 ID:HYsUVxs4
>>336未熟な文章ですが、読んでいただけて嬉しいです
338過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/16(日) 23:07:47 ID:Qbc4y/sA
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [703]
裸タオルのままバックから、ってエロいなと思って描いたが
なんかソフトになっちまった。
339名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 02:17:16 ID:F5iiVCAZ
最初の牧場物語は常に同時攻略だったなぁ
340名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 03:09:14 ID:HohGJImD
就活で死にかけて久しぶりに癒されにきたらなんというGJの嵐か……
というか俺の書いたやつが影響を与えるとは思わなかったな……
当方、>>81です
就活の合間にでもまた書き始めてみよう
341名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 11:16:59 ID:bftfvJui
次は エロ 頼む
342名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:11:12 ID:wmW6Ydpp
保守
343名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 10:28:30 ID:3zvwJpK9
本当のバカップルはカイル&セシリアではなくカイル&ロザリンド
344名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 12:01:10 ID:SjnFKSqA
結婚会話の優遇されっぷりは異常
345名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 15:49:40 ID:6Fe5i29x
牧物女主人公(ルンファ含)ブラ検証
ミスト・クレア…ぴったりサイズを普通に着用
ティナ…スポブラ
マナ…つるぺただけど着用

チェルシー…ノーブラ
346名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 16:23:11 ID:yOIg1MpH
なんでチェルシーだけwww
347名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:43:31 ID:5Tpa0kNz
キミ島って需要低いのかな
348名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:46:49 ID:C0/ecDeU
>>347
そんなことないと思う
349名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:05:00 ID:8f5RPS77
というよりルーンファクトリーがネタにしやすいんだろ。
本家シリーズと比べて明らかにキャラ萌えに重点を置かれた作りになってるし。
350名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:03:07 ID:7wTpoviY
しかしRFはゲーム内のキャラ描写が浅く本家のキャラの方が萌える件
妄想で補う余地がある分RFのが創作向きかもな
351名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 00:48:39 ID:AW8lU/EM
>>345
ラグナくんが入ってないです><
ちゃんとカウントしてあげてください!
352名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:54:21 ID:zBMyl7Eg
>>351
じゃあフルチンで。
353名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:52:00 ID:qEWf/Am1
>>347
俺は全裸で正座して君の挑戦を待っている
354名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 19:46:32 ID:9h9jS2SJ
いまルーン2で結婚したんだが…女の子全員ラブ度10にしてたから、祝福の言葉が嫌味にしか聞こえねwww

ユエの売春ネタでなんか考えてみるよ
355名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 21:46:18 ID:3GRnmLv/
そういやユエの服って商人にしちゃ派手だよねなんてゆーかまんまあれ…
356名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:32:11 ID:b01IYmyC
ラブ度が10になってから一定金額以上を持って話しかけるとユエが買える

………なんかリアルだな
357名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 14:25:38 ID:McmjybBd
馬鹿やろー
ユエはルーンヒロインの中でも黒さが一切ないじゃないか!
男が欲しいオーラ出しまくりの村の女たちとは違うぜ。

百合イベントと当て馬設定した真部が憎い
358過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/29(土) 02:11:54 ID:NkcfcCW1
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [704-705]

704 二本挿しリーナ。
705 カエルを素肌にまとわりつかせてご満悦な魔女ちゃま。
マニアックな絵なので嫌悪を感じる人はスルー推奨。
359名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 13:37:13 ID:PDulHJ6N
リネット少佐は処女だからいいんです
処女じゃない少佐なんて・・・
360リネット:2008/03/29(土) 23:44:42 ID:yalg7vVk
おいラグナ、ケツ出せ
361名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 23:50:15 ID:V868K3bi
>>358
毎度GJです。これくらいマニアックのうちに入らん。美味しくいただかせてもらいました。
362過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/03/30(日) 23:03:04 ID:UPT4Re/Q
363名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 12:13:32 ID:U9FCof6H
処女じゃないヒロインって居ると思う?
364名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 13:34:05 ID:CFVZCFzm
WLのムームー星人
365名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 18:45:44 ID:ZpzYk3vg
セシリア
366名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 19:00:06 ID:/htiyNKX
カブ女はカブでオナニー中に破ってるかもな
367名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 19:56:01 ID:/fz04aBb
ラグナは結婚しても処女ですよ><
368名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:23:07 ID:3BoAfq4w
ウィル×チェルシーって需要あるかな
369名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:43:12 ID:YB4v1Ny2
需要など気にせず自分が書きたいものを書けばいいじゃない
370名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:20:38 ID:4hIzvn96
需要あるかな?って書くの
いつも同じヤツなんじゃねーの…

大抵、投下しないで終るしな
371名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 17:25:13 ID:jK6GDFJp
いきなり投下ってのも結構気恥ずかしい物なんだろう
まあ、カリカリせずに行こうぜ


それよりlife&loveにも愛を(ry
372名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 23:36:19 ID:Abubfa1i
予告投下を全裸正座で待ち続けてもう1年が過ぎた…
職人さんには本当に感謝してるけど、
『予告』は自分の心と体の健康のために見なかったことにしてる

レスが5つ以上ついたら書こうとかあるもんなの?
373名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 08:06:38 ID:5q7OKTzX
ただの釣りです
374名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 09:41:39 ID:+5h7vl8Z
ここで需要を訊いて作品発表するのは
サイトか同人誌…

待ち続ける俺ら。
375368:2008/04/05(土) 10:44:04 ID:FKDOF6wg
ごめんなさい。
まだ書いている途中なんだけど、
ここで見たことないのでどうなんだろうと思って
要するに、聞いてみたかっただけです。ごめんなさい。

その代わり、出来上がったら絶対に持ってきます
拙い文章力ですが、よろしければ付き合ってやって下さい。
376名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 12:52:40 ID:ddlg6mop
>>375
そんなこと言うなら「やすら樹って需要あるかな」って俺だって聞きたい
でも結局2ちゃんねる(ここpinkだけど)の書き込みなんてみんなオナニーなんだから
勝手に投下して去っていく潔さが大事なんだと思う
377名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:29:51 ID:+5h7vl8Z
牧場は割りといろいろやってる人が多いから、投下すれば嬉しい人はいると思う
ここで見かけなくても投下があれば読み手も書き手も集まってきて
『需要がある』になるよ

ルンファだけはそれしかプレイしてない人が多いからルンファクしか読まない人も多そうだけど
投下のない他シリーズ目当ての人もブクマして時々チェックしてるんじゃないかな
自分みたいに。楽しみにしてるので頑張ってください。
378過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/04/06(日) 20:48:41 ID:nAWd+AWP
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [707-708]

707 髪をほどいたラン
708 はいてないエリィ
379名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 21:57:02 ID:z/zb60rs
>>377
需要があるかどうか確認するのが効果があるのは、住民が多く勢いがありすぎてSSの投下によって
他のモノが流れてしまうようなスレの場合なんだが…エロパロ板自体、スレの進行は物凄く遅いため
この板最速のスレ(東方スレ)でさえSSが流れて困ったという話は聴いたことがない。
380名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 02:07:12 ID:TEu/8gAm
>>378
GJ!
ランがツボった
381名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:06:44 ID:GWSUUWzY
カイル@失恋とナタリーのSSを思いついた。

・・・出来次第投下してもよろしいか?
382名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:19:53 ID:9cibd4Iu
バッチコーイ
383名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:13:54 ID:QgtuZkFU
いやだから最初にカップリングや注意書きさえしてくれれば投下確認いらないよ。
基本的に♂×♀なら確認なしで投下しちゃっていいだろうし。
そんな訳で楽しみにしています。
384カイル×ジュリア 0/7:2008/04/15(火) 03:06:53 ID:Y2P0vZjP
ジュリアをいじめたくなって書いてしまった。
久々の投下、久々のエロありがこんなのでいいのか不安ですが、できたので投下します。

エロは少なめです。
かなりジュリアが辛い目に遭うので、キツいのや泣き叫ぶのがだめな人は後半見ない方がいいかも。
前半は大丈夫っぽいけどつられて読み進めない様に。
385カイル×ジュリア 1/7:2008/04/15(火) 03:09:38 ID:Y2P0vZjP
カイルは今夜も一人、温泉に浸かっている。
他に客はいない。
彼は毎晩日付の変わるころ、大抵寝る前にやってきた。
仕事終わりに温泉に入るなんて、おかしい?何と言われても、これは仕方無かった。
ここで疲れを取ってもう一働き、というのも良いのだろうけど、風呂から上がって再び汗をかく気にはなれなかったのだから。
それにしても、温泉は素晴らしい。
一日働いてすっかり疲れ、寒風に冷えた体が、湯船のへりに寄り掛かって目をつむっていると、文字通り回復していくようだ。
働くのは辛く感じることもあるが、仕事終わりにここに来れば、どんな日でも総括していい日だったと思えてしまう。
こうしてお湯に浸かっている間は、心地良くて何も考えずにいられる。
あるいは、この体を包んでくれている温泉の素晴らしさについて延々と思いを巡らせたり。
あるいは、自分の上がるのを待ちながら、店主の少女は壁の向こうで何をしているのか、と考えたり…。


ジュリアは、雑誌を読みながらのんびりとカイルを待っていた。
彼が上がったら店仕舞いだ。
毎日最後の客であるカイルの為に、こんな時間まで店を開けている。
まあ、ただ鍵を開けて一階にいればいいだけなんだけれど、疲れたカイルのために、毎晩しっかり待ってあげていた。
こうして律義に習慣化しているのは、親切心によるものだと思っている。
そうでなければお風呂屋や自分のイメージのため。
それ以上、他意は無い。多分。


「あ、ジュリアさん、あがりました」
「うん」
カイルの入浴が終わると、ジュリアは立ち上がり、彼を見送る。
「ジュリアさんは寝る前に入らないんですか?」
「わたしは、おみせをあけるまえのいちばんさいしょにはいるのよん、もういっかいはいるときもあるけどねん」
ジュリアがお客にさきがけて入り口の扉に手を掛け、ぐっと、その軽い体重でもって引っ張る。
扉が開くと、外の冷えた空気が入ってきた。
ジュリアの痩せた体には、冷気は少し負担になる。
もっとも、彼女自身は乾燥の方が恐ろしいと常々言っていたが。
「ジュリアさん、寒いですから、ここでいいですよ」
「うん」
せっかくカイルが気に掛けたのに、ジュリアは返事だけして外に出てしまう。
「くらいわね」
「そうですね…」
386カイル×ジュリア 2/7:2008/04/15(火) 03:11:46 ID:Y2P0vZjP
外の通りは、街灯がその周りだけを黄色っぽく浮かび上がらせていて、その外は目を凝らさなければ真っ暗。
通りの向こう、街灯の途切れた先は、急に暗くなって薄気味悪い。
光と一緒に、海からくる風も吸い込まれていくようだ。
その風は抑揚無く音も無く、通りの向こうに流れ込み続けている。
遠く聞こえる波音の他は、何の音も無い。
こんな時間では、街の住人も皆寝ているだろう、どの窓にも明かりは無い。
不思議な感覚だ。
深夜の街に、こうして二人並び立って、暗闇を眺めている。
カイルと。


「それじゃあ、僕はこれで」
寒さに肩をすくめるジュリアを気遣って、カイルが切り出した。
「そうね。くらいから、ころばないようにねん」
「大丈夫ですよ、慣れてますから」
帰り際、カイルは、ジュリアに向き直る。
「ジュリアさん…」
「?」
緊張した面持ちで、ジュリアを見つめる。
「なあに?」
「また…、明日も来ていいですか?」
「あら、まいにちきてくれてるじゃない。もちろんいいわよ、ふけつなカイルはすきじゃないからねん」
「あ…、はい…」
今のは、カイルなりの精一杯の意思表示だった。
自分達の仲は、少なからず特別な関係だ、と彼自身は思っていたので、ジュリアの気持ちを確かめたかった。
だからわざわざあんな聞くまでもないことを口に出して、反応を窺ったのだ。
これでも言葉にできる限界で、言葉少なではあったが、態度とシチュエーションに乗せて、自分の気持ちが分かるように言ったつもりだったのだが…、やはり回りくどかったか、どうやら額面通りに取られてしまったようだ。
「じゃあ、ジュリアさん、おやすみなさい」
カイルは少し落ち込んだ様子で、それでもジュリアには笑顔を作りながら、帰り道へ向けて、一歩後ろに下がった。
「うん、おやすみ…、カイル」
カイルはジュリアに背を向けると、とぼとぼと帰り道を歩いていく。
その背中を、ジュリアはずっと見つめていた。
寒い中真っ直ぐ立って、カイルが角を曲がるまでずっと見つめていた。
それからジュリアは小さくため息をつくと、家の中に入った。
さすがに薄着で長く外に居過ぎたか、体が震えている。
やっぱり、もう一回お風呂に入ろう。






387カイル×ジュリア 3/7:2008/04/15(火) 03:13:39 ID:Y2P0vZjP
脱衣所に入ると、湯気をたっぷり含んだ暖かい空気がジュリアの顔に触れる。
寒いところから来て、この空気に触れるときの幸福感といったらない。
嬉しそうに服を畳むと、風呂場へ踏み入る。
しかし、これからというところで、玄関から何か音が聞こえた気がした。
ジュリアは一気に緊張した。
誰かがドアを開けて入ってきた?
まさか、こんな時間に、一体誰が。
カイルか、それとも、別の…。
夜中でもあったし、気のせい、ということも十分有り得たが、ジュリアは元々慎重で気が小さい方だ。
いつもは外向けの鷹揚さの陰に隠れて、人にはあまり感じさせないが。
とにかく安全を確認しないことには気分良くお風呂に入れなかったので、ジュリアは急いでバスタオルを纏うと、ドアの様子を見に行った。
こういう時、やはり一人暮らしの女の子は心細い。
何も無ければ良いのだが、万が一、万が一何かあった場合、ジュリアには身を守る方法など無いのだから。
体を震わせながら、脱衣所の陰に身をかがめて、その向こうの様子を窺おうとする。
誰も居なければそれでいい。
そうだ、きっと気のせいだったのだろう。
そうしてジュリアが陰から周りの様子を確認しようとしたとき、その目の前に、人の影が現れ、視界を覆った。
ジュリアはそれを見上げるかたちで、現れたものが家に入って来た人間であるとすぐに気付き、そしてそれがカイルであることに気付いた。
カイルもジュリアに気付いた様で、驚いた顔をしている。
悪いところに出くわした、というような反応だ。
ジュリアは、床に尻餅をついてしまった。
「あ……、う……」
ショックのあまり、咄嗟に声が出なかった。
突然の事で驚いた、ということもあったが、何より、裸を思い切り見られてしまったことにショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。
388カイル×ジュリア 4/7:2008/04/15(火) 03:16:07 ID:Y2P0vZjP
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
というのは、しかしジュリア自身の評価だ。
本当は彼女の身体は、白くしなやかで、美術品の様に美しかった。
少なくともカイルは目を奪われていた。
タオルからのぞく脚や、肩や、首筋の美しさに、思考を吹き飛ばされた。
そして自分が手に入れようと欲していたもののあまりの美貌に、改めて度肝を抜かれていたのだった。
そのせいで、彼女の状態に、すぐに気付いてあげられなかった。
「あ……、す、すいません、驚かせちゃって。あの、忘れ物しちゃって……」
カイルは我に返ると、慌てて弁解した。
しかし、落ち着いたカイルは、なんだか複雑な気持ちだった。
ジュリアが自分を見て、恥じらいもせす、ただただ怯えていたからだ。
389カイル×ジュリア 5/7:2008/04/15(火) 03:19:04 ID:Y2P0vZjP
自分の気持ちが実らない可能性を感じて、焦りが強まっていく。
美しい彼女が手に入らないかもしれないことに、自分は耐えられないだろう。
「ううん、だいじょうぶ。ごめんね、びっくりしちゃって」
落ち着き払ったジュリアの反応に、カイルは顔をしかめた。
「き、きがえてくるね……」
そう言って立ち上がり脱衣所に戻ろうとしたジュリアの手首を、カイルが掴んだ。
「えっ……?」
状況を理解できない彼女を、カイルは乱暴に押し倒した。
「きゃ」
カイルは覆い被さるようにして、ジュリアを見つめる。
何が起こっているのか、何が起ころうとしているのかに、ジュリアは思い及んでいなかった。
いつも街の皆に使っているような人の善い言葉は引き出せても、内心では落ち着きは取り戻せていなかったからだ。
「な、なに……」
「ジュリアさん、どうしていつもそういう態度なんですか……」
「え……?」
カイルは、再び怯えたように自分を見るジュリアを悔しそうに睨みながら、低い声で言った。
「僕がこんなに、いつも好きになってもらおうとしてたのに、好きになってくれてると思ったのに……!本当は分かってたんじゃ無いんですか……、ジュリアさんは、いつも何も分からないみたいな振りして……」
「な……、なにいってるの……」
その訴えは、彼にとっては悲痛なものであったが、ジュリアに分かってもらえるようなものではなかった。
「僕は……、僕はこんなに好きなのに……!」
それは、その言葉は、正しい使い方をすれば、すぐにでなくとも、二人を幸せにしてくれる筈の言葉だった。



カイルは、ジュリアの纏うバスタオルに手を伸ばす。
「あ、や!だめ!やめて!」
何をされるか理解したジュリアは必死に抵抗したが、彼女の細い腕では、ほとんど何の抵抗もできない。
バスタオルが拡げられ、ジュリアの裸体が空気に触れる。
その肌は寒さで鳥肌が立ち、薄い胸の先も固く立ち上がっている。
ジュリアは、目に涙を浮かべながら小刻みに体を震わせている。
引きつった顔に、今にも涙が流れていきそうだ。
カイルに掴まれている腕だけが嫌に暖かい。
「ジュリアさん……」
390カイル×ジュリア 6/7:2008/04/15(火) 03:22:44 ID:Y2P0vZjP
カイルは固く閉じたジュリアの秘部に触れようとする。
そこはカイルの指一本でさえかたくなに拒もうとした。
恐らく自分でもこれ以上のことはした事がないだろう。
「やだ……やだ……っ」
嫌がるジュリアの声など聞こえないように、カイルは指に力を入れていく。
割れ目にあてがわれた指は、ゆっくりと、周りの肉ごとめり込むように押し入っていく。
「っ……あ!い……あうっ!」
カイルがジュリアの中を押し拡げようとした途端に、ジュリアに痛みが走った。
とてもカイルの勝手な愛撫に耐えられるような状態ではなかった。
さっと血の気が引いていく。
「い、いやあぁっ!だめ!ゆるしてえっ!」
ジュリアは必死に叫び声を上げて、更に奥へ進もうとするカイルの手を止めようとした。
「いや……、もうやめてよ、カイル……」
泣きそうな声で、カイルに訴える。
「……どうしてそんなに嫌がるんですか?」
「だって、だって……、こんなことして、もし、あかちゃんできちゃったら、わたし……」
「……」
ジュリアが、上手く言葉にできない状態でやっと口に出せたのが、そこまでだった。
カイルはついに最後まで気付けなかったが、ジュリアが本当に恐れていたのは、純潔を奪われることではなく、妊娠。
それによって、ジュリアが今まで辛い思いをして守ってきた自分の体型に、取り返しのつかない変化が現れるかもしれない事。
ジュリアを支える唯一のものが壊される事を恐れていたのだった。
その思いは、カイルには届かなかった。
「そんなの……僕、ちゃんと責任取りますから……」
カイルは大きく膨れ上がった自分のものを取り出すと、ジュリアの秘部に押し込もうとした。
「や……っ、だめよ、こんなの、カイル……ああ、ああっ」
ジュリアは再び痛みに襲われる。
尚もカイルが、みしみしと音を立てながらジュリアの中に入っていく。
「いや、あ!ああっ!あう、ううっ、ああ、ああああぁっ!」
涙が溢れ出した。
391カイル×ジュリア 7/7:2008/04/15(火) 03:24:23 ID:Y2P0vZjP
膜を突き破り、それはジュリアのさらに奥へ達していた。
「あ、う……っ、ジュリアさん……っ」
カイルは快感の中にいた。
力を抜けばすぐに絶頂に達してしまいそうな中で、ゆっくりと腰を動かしていた。
「あぐ、ふ、う……っ」
ジュリアは視界が揺らぐ程の痛みとショックで、涙を流し、呻き声を上げていた。
足の間が熱い。
血が流れ出ているのが分かる。
二人の体が擦れ合い、溢れた血液がジュリアの白い肌を赤く汚した。
逃げる事も、我慢する事もできない痛みの中で、ジュリアは揺さぶられ続けた。
「う、あ……、ジュリアさん……、僕……っ」
「あう、ううっ……」
「くう……っ!」
カイルが絶頂に達し、精液がジュリアの中に吐き出される。
全て入り切らずに溢れ出そうな程の量の精液を腹の中に残され、ジュリアは涙を流しながら床に力無く横たわっていた。
下腹部には擦れた血の跡が、秘部から太股にかけては幾筋も乾いた血液が線をつくっていた。
「はあ、はあ……っ、ジュリアさん……」
「ふ、う……っ、うう……」
ジュリアは、全てが終わって、堪え切れず泣き出してしまった。
裸で、仰向けのまま、両手で顔を覆い、小さく声を上げて。
「……」
カイルはその光景を見て、自分の犯した罪に気付いた。
せめてもの謝罪のように彼女に上着をかけると、逃げる様に出ていった。
家の中にはいつまでもジュリアのすすり泣きが響いていた。



次の日、風呂屋が開けられることはなかった。
392名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 03:35:30 ID:Y2P0vZjP
おわりです
結局ジュリアと結婚したんですけど、あれを選ぶのはきつかった。
あれは天国という名の地獄だ。
結局結婚式の「はい」に 完全にやられたのでジュリアにしました。
そしたら結婚して数日で「早く赤ちゃん産まれないかなー」みたいなこと言い出したんだけど、あれって正しいのかな?
あれはいまだに納得いかなくて、納得いかなすぎて書いてしまったのでした。
393名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 08:43:10 ID:syTrgKyO
GJ!
ジュリアは地雷だよ!byマックス兄貴
394名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 20:33:25 ID:zBF+xkP2
久しぶりの投下GJ!

あんな狭い村で、こんな事件起こしたら
かなり悲惨だなとか思ってしまった。

結婚後の矛盾をネタに話にしたかったということだが、
これじゃ結婚できないだろjk…
395過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/04/15(火) 21:34:03 ID:/h81prSr
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [709-711]

アリエラ狙いだった同士よ。
俺からのはなむけだ。受け取ってくれ。
396名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:22:42 ID:E4DHqLC5
>>395
うおおんありがとう
397名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 21:51:03 ID:/8IdqlUI
>>395
GJです、ありがたや
アリエラとは脳内で結婚したんだ
398名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 10:00:33 ID:Xzo3Lgk4
アリエラ一番ぐっと来た子だったのにな…
399名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 18:02:45 ID:FCZwdPYf
400過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/04/29(火) 23:45:46 ID:YIWYt+iY
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [712]

そういやワンライのときもルミナが嫁候補じゃないって知ってがっかりしたっけ。
401名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 08:54:08 ID:yyfX5o0P
14歳ですから
402名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 22:36:20 ID:RfatiCXF
14さいですからー
403ゆk:2008/05/01(木) 22:38:42 ID:Trslgr/X
tあtp:あ//39あ.xmbs.jあp/kbdnk321/ (あ は抜いて)
うちのエッチなホムペヽ(^o^)丿 毎日3回更新してるよぉ(#^.^#)
いっぱい ぬ・い・て
404名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 18:25:07 ID:jlB8laRt
>>403
Vipにはっておいた
405名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:09:26 ID:dwL611RB
親切すぎだろ
406名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 10:50:50 ID:skwyVbiQ
職人のみなさんありがとう。
久しぶりに来ていっぱい堪能しました。
GW投下も期待しています。
407過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/05/04(日) 18:54:09 ID:kUhVgEvQ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [713]

GWだが最大2連休だぜ。
408名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 21:42:27 ID:w7MvJYrd
リリー希望〜
409名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 11:13:27 ID:CJsIcSdH
保管庫見てたけどロザリンドって全然無いんだな
人気あると認識してたから意外だった
410過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/05/11(日) 20:46:41 ID:Xj83UtgD
411名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 22:00:05 ID:w4/BFRU8
なんというサービス精神
横からありがとう
412名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 16:50:22 ID:peBe4IUL
Hな雰囲気になったり争奪戦になったりフィルに刺されたりする
ガンパレード・ファクトリーはまだですか?
413名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:54:48 ID:Od0fWdyZ
まだルーンファクトリー2をクリアしてないんだ…
っていうか後半のバグがヒド過ぎだろ。

一体何人がエンディングを見れた事やら…
414過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/05/18(日) 22:16:22 ID:sjtt8pV6
415名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:29:37 ID:nhk4MzS5
やっぱりナミさんはエロいな

というかWLの他のヒロインが影薄ゲフンゲフン
416やすら樹 キャシー 1/4:2008/05/23(金) 01:00:37 ID:logYX0QQ
それはまだ寒さの残る春先のことだった

「やっほー、リーナいる〜?。」
「あら、キャシーいらっしゃい。」
「ねえねえ、もう来てるんでしょ?。」
「ええ、奥にいるわ、こっちよ。」

数日前、リーナからブラウニー牧場で他所の仔馬を預かる話を聞いた

「―うん、お父さんの友達の牧場で厩舎を改築するんですって。」
「へえ〜、それでどんな仔なの?。」
「とても綺麗な白毛なんですって、でも小さくて体も弱い仔らしいの・・・。」
「そうなんだ、じゃあ責任重大じゃない。」
「ええ、お父さんも張り切ってるわ、友達の信頼に応えてみせるって。」
「あははは!!、カパラおじさんらしいや。」

そして今朝方に船に運ばれてやって来たその仔に会うために、
アタシはいつもより早く牧場に来たのだった

「ほら、この仔よ。」
「わあ〜、綺麗・・・。」
「でしょ?、私も白毛を見たことは余り無いけど、その中でもこの仔ほど
 綺麗な仔は居なかったなあ。」

その仔はまるでおとぎ話に出てくるような純白の牡馬だった、でも・・・

「・・・この仔、いくつなの?。」
「3歳半ですって、それなのに・・・」

リーナが困惑するのも無理は無かった
その仔はとても年相応とは思えないほど小柄だったからだ
子供の背丈ほどしかなく、顔つきも弱々しい

「気の弱い仔みたいでね、外に出してあげてもすぐ怖がって中に戻っちゃうの。」

リーナが悲しげに俯く、しかしアタシには・・・

「ねえ、この仔の面倒はアタシが見ようか?。」
「え?、でも・・・」
「リーナには他の子たちの世話があるじゃない、この仔も無理に他の子と一緒に
 居るよりは一人の方が落ち着けるでしょ?。アタシが付いていてあげるから。」
「・・・そうね、キャシー、お願いしても良い?。」
「勿論!、任せておいて!!。」



 都 合 が 良 か っ た
417やすら樹 キャシー 2/4:2008/05/23(金) 01:02:15 ID:logYX0QQ
「じゃあアタシたちは展望台の方で散歩してるから。」
「うん、私はいつも通り厩舎と鳥小屋のお掃除しているから。」

そう、いつも通り、カパラおじさんとハンナおばさんもお店の方で仕事をしている
だから、アタシとこの仔は二人っきり・・・

展望台には強い風が吹いていた、崖下に打ち付ける波飛沫の音がうるさい
でもそれもアタシには好都合、ちょっと声を出した位じゃ聞こえないだろう

波の音に怯えているのか微かに震えて立ち尽くすその仔のお腹にアタシは手を伸ばした
手に柔らかく萎んだモノが当たる、アタシはそれを優しく揉みしだく
すると見る見るそれは硬く大きく反り返り、徐々に熱を帯びだした

まだ幼い頃、初めて馬の種付けを見た時のことだ
雌馬の中から引き抜かれたそれは、白く濁ったぬめりを纏い
地面に溜まるほど滴らせていた・・・

あの日以来、毎年のようにアタシは好んで馬の交尾を見た
そして当然のようにアタシは雄馬を求めた

だが流石に交尾までは行かない
だってどう考えても体重500kgを超える雄馬の相手なんか出来っこない
だからいつも手で扱いてその先端を舐めるだけ、そして噴出す白濁を飲み干すのだった

でもこの仔なら、この仔となら・・・
実はリーナと別れた時点で既にアタシの体はいやらしく疼いている
スカートを捲り上げ下着を脱ぐ、もう・・・濡れてる
「・・・あ・・・はぁ・・・・・ん・・・。」
指で弄ると、知らず声が漏れてしまった
しょうがないじゃない、ずっと・・・憧れてたんだから
ふと見ると、彼がアタシを見つめていた、震えもいつの間にか止まっていたが
それとは反対に彼のモノは今にも噴出しそうな勢いで熱くビクンビクンと震えている
418やすら樹 キャシー 3/4:2008/05/23(金) 01:03:53 ID:logYX0QQ
「ねえ・・・、来て。」
アタシはベンチに両手を置き、彼に向かってお尻を突き出した、ちょっと寒い
しかし彼はアタシを見つめたまま動かない、やはり通じなかったのだろうか
諦めかけたその時、彼が、来た・・・

カッポカッポと足音が近づいてくる
ど、どうしよう・・・、まさか本当に・・・!?
足音がアタシのすぐ真後ろで止まり、アタシの両手のそばに彼の前脚が添えられた
腰に急に重たいものが圧し掛かって来たと思った、その瞬間・・・!!

「ッッ!!・・・・・あぐぅ・・・・・・・・・あああーーーっ!!!」

彼のモノがアタシを深く貫いていた
息が詰まる、腕も脚もガクガク震えて支えているのがやっとだ

「あはぁ・・・どうしよう、アタシつながっちゃってるぅ・・・、雌馬みたいに
 つながっちゃってるよぉ・・・・・いひぃ!?。」

痛みもあったが、それ以上に願望が叶えられたことと
背徳的な行いをしていることが、アタシに強烈な快楽を与えていた

彼は無我夢中に腰を突き入れてくる、その度にアタシの意識は焼き切れるような
快感に呑み込まれるのだった

「あぅ!?、なにか・・・くる、すごくぅ!!、きもちい・・・・・ぃのがぁ!!!」

もう何も考えられない、気持ち良い、気持ち良い、気持ち良いよぉ!!!!!

「あああああひゃぁぁぁっっっっっ!!!!!、だめえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!。」

一際大きなアタシの絶叫に合わせて彼が一声咆えるに嘶いた
アタシの中は、彼に満たされていた・・・・・
419やすら樹 キャシー 4/4:2008/05/23(金) 01:05:09 ID:logYX0QQ
「お帰りなさいキャシー、お疲れ様。」
「あ、うん、お疲れリーナ・・・。」
「あら?、この仔随分落ち着いた顔つきになっているわね、スッキリしていると言うか、
 何かあったの?。
「え!?、べ、別に!?、ちょっと一緒に運動してストレス発散しただけだよ!?。」
「ふぅん、でも凄いわキャシー、本当に。」
「あ、あはははは!!、ま、まあ馬のことなら私に任せてよ!!。」
「?、何かしらこの匂い、汗じゃないわよね?、クンクン・・・。」
「そうだリーナ!!、この仔いつまでこっちに居るの!?。」
「ええ、さっきお父さんから聞いたんだけど、資材が事故で足りなくなっちゃったらしいの。」
「そうなの?、ってことは・・・」
「うん、見通しが立たないから当分預かることになったわ。」
「そ、そうなんだ。」
「ねえキャシー、この仔の世話をあなたにお願いしても良い?。」
「え?。」
「ほら、この仔もあなたにとても懐いてるみたいだし、ダメかしら?。」
「・・・・・うん、任せて!!、アタシもこの仔とは相性が良いみたいだし。」
「良かった〜♪、じゃあ明日からもよろしくね。」
「ええ、よろしくね。・・・・・ふふ。」
420名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:13:45 ID:IO6V6VIO
これは寧ろ漫画で見たい
421名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 02:47:40 ID:KK51rQcb
久しぶりの投稿が獣姦か。

クソッ、俺が完全体にさえなれば…
422過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/05/24(土) 15:30:20 ID:ZztHwwPT
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [717]
クレア。

あと716に他の絵師さんの絵があった。
423名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 13:32:38 ID:7pi/LiT3
424名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 14:06:50 ID:JIf26isN
>>421
早くなれよ、その完全体とやらに
425名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:45:12 ID:O7ABoxQ0
>>422 GJ

あそこは自作以外拾って来た画像もOKだったのか?
あそこの管理人さんが裸絵の掲示板に普通の絵を貼るとは思えないんだが…
本人だったらスマン。
426完全体になったオレ:2008/05/26(月) 03:39:54 ID:uPcpi5SV
念願のアルスとスー&ムーを書いたぜ。
とくに注釈は必要ないと思う。よろしく。
427双子が成長するとどうなるか(1/5):2008/05/26(月) 03:40:49 ID:uPcpi5SV


「・・・でも大きくなったら、アルスのお嫁さんになってもいいよ」
「ムーもなるの〜。」
「ムーはダメよ、スーがお嫁さんになるんだから」
「ムーもなるの〜。スーはあきらめるの〜」
「いやよ!」
「だめなの〜!」
「いや、ふたりとも・・・」
「がっはっはっ!モテモテだな、アルス」


  *  *  *


あれから10年が経った。
僕らは学校には行かなくなり、それぞれ家の仕事を本格的に手伝うようになった。
こんな小さな村なのに、会おうとしなければ
ほとんど顔を合わせずに済んでしまうとは。

彼女は美しくなった。

雑貨屋やウィズダムに行くとき、ときどき彼女を見かけたが
彼女は見かける度に美しくなるようだった。
とても同年代とは思えない物憂げな瞳。
本を読んでいる時の真剣な表情と、髪をかき上げる仕草。
お風呂上りの色っぽい姿。そして、昔と変わらない笑顔。

そう、僕はムーに恋をしている。現在進行形で。
僕がその気持ちに気付いてからというもの、
なかなか彼女に声を掛けられなくなってしまった。


どぅくしっ


「あいたっ!?」
「まーた、いやらしい目でウチの妹のこと見てたでしょ!?変態!」

不思議と「こっちの」彼女とはコンスタンスに顔を合わせている。
まあ、あんまり家の手伝いとかしてるように見えないし・・・暇人なんだろう。
いわゆるニート。

「なんだ、スーか・・・」
「その対応の差は何なのよ・・・私達双子だってのに・・・」
「違うよ、全然違うよ」
「なんか信用できない言い方ね・・・。
 とにかく!ウチの妹に変なマネしたら許さないからね!このペドやろう!」

スーは吐き捨てるように言うと、すたたたたっと走り去ってしまった。

「ペドやろうって、そんなに年離れてないと思うんだけど・・・」

僕は蹴られた仙骨の辺りをさすりながら、誰もいない空間に向かって呟いた。
428双子が成長するとどうなるか(2/5):2008/05/26(月) 03:41:18 ID:uPcpi5SV

「父さん、僕ってペドやろうかな・・・」
「どこでそんな言葉覚えたんだ・・・学校じゃないだろうな」

父さんは何年経っても若々しい。
以前、なんでそんなに若いんですか?って訊いたら
「僕はアースマイトだから」としか答えてくれなかった。
しかもアースマイトなのに謙虚にもそれほどでもないと言った。
さすが一級(ry

「またスーちゃんに何か言われたのか?
 気にするなよ、父さんなんか一週間で母さんを妊娠させたんだぞ」
「意味がよく分からないよ父さん」
「そうよ、そんなこと気にしてたらダメよ」

そこに、さらに若く見える母さんがやって来た。
昔は世界一の美人だった母も、今では世界二位となった。僕の中では。

「ねえ、知ってる?この人がプロポーズの時に何て言ったか・・・」
「え?」
「おい・・・」
「『魂そのものよりも・・・僕は君を愛していますっ!』ですって!」
「何それ・・・」
「うっ・・・」
「母さん、イミフでね。笑いを堪えるのに必死で涙まで出てきちゃって・・・」
「アレそういう涙だったの!?」
「『ロザリンド・・・僕だけのお姫様・・・』」
「父さん、恥ずかしくないの?」
「うわああああああああああああああ!」

父さんは窓ガラスを割りながら外に飛び出すと、
そのまま夜の闇へと消えていった。

「マジかよ・・・。明日の水まき、誰がやると思ってるんだ・・・」


  *  *  *


「アルスーっ、聞いたー?」
「んー?」

翌日、僕がしぶしぶ畑に水をやっていると、スーが話し掛けてきた。

「今度、学校で料理勉強会をやるらしいわよ。行く?」
「まぁ人の少ない村だからね・・・できるだけ行事には参加しないと」
「そう!じゃあ今月の25日は空けておくのよ!忘れないでね!」
「言われなくても」

僕らが卒業してからというもの、学校に通う生徒はいなくなってしまった。
それはそれで淋しいことだけど、それからというもの学校は
祭りの日に皆が集まる場所となった。
もう使われなくなるのでは、と不安がっていた父さんも
元日に学校で騒ぐ皆の姿を見て、とても嬉しそうな顔をしていたのを覚えている。

「ちなみに時間は九時だからー!夜の!」
「夜!?お腹すいちゃうよ!!」
「私に文句言わないでよね」

そりゃそうだ。
429双子が成長するとどうなるか(3/5):2008/05/26(月) 03:44:16 ID:uPcpi5SV

「はぁっはぁっ、・・・っ、はぁっ」
「んっ、ふぅっ・・・んっ!んん!」

どうしてこんな事になってしまったのか。
僕に節操がなかったから、としか言いようがない。

「はぁっはぁっ・・・くっ!」
「やっ・・・あぁっ!」

後ろから乱暴にスーを突き上げながら、僕は今日の顛末を思い出していた。


  *  *  *


料理会が九時からというのはウソだった。

僕がアホ面さげて学校に着いた時には、既に会は終わっており
真っ暗な教室の隅っこに、スーの姿を見とめたのだった。

「あれ・・・僕のシーフードピザは・・・」
「無いわよ」
「えー!?どうして!!」
「ウソをついたの。本当は夜の九時じゃなくて、朝の九時からよ」

(全然違うじゃん・・・なんで気付かなかったんだろ・・・)

「どういうことだよ、スー!!」

自分への怒りも多少あったが、とりあえず今ある怒りをぶつけるため
僕はスーに詰め寄った。
430双子が成長するとどうなるか(3.5/5):2008/05/26(月) 03:44:55 ID:uPcpi5SV
「食べ物の恨みは恐ろしいぜー。どうやって償ってもらおうか、お姉ちゃんよー?」
「・・・ごめんね」

そう言ったかと思うと、スーは突然 僕に口付けをした。
その瞬間、僕の怒りは忘却の彼方へと消え去り、
頭が真っ白になってしまった。

「そそそそ、そこまでしなくてもいいよ!」
「・・・どうして・・・」
「・・・へ?」
「どうしてムーなの!?私達は双子なのに!!」
「スー・・・?」

彼女は僕に抱きついて来た。

僕はムーが気になりだした頃から、スーの事は見ないようにしてきた。
二人とも好きになってしまったら自分が許せなくなると思ったからだ。
しかし、そんな僕のささやかな計画は無に帰そうとしていた。
服の上から感じる彼女の肉体は、とても暖かく、魅力的だった。
ムーが神秘的な美しさを持っているとすれば、
スーは健康的な美しさを手に入れていた。

駄目だ。断らないと。僕はムーが、ムーの事が好きなんだ・・・。

僕が自分の気持ちをどうやって伝えようかと、悩んでいると
スーは、僕に抱きついたまま顔を上げて言った。

「・・・ムーが好きなら・・・、私のこと嫌いなワケないよね・・・?」
「・・・」

涙が彼女の頬を伝う。
それを見た瞬間、僕は全てを諦めた。

「!!」

今度は僕から彼女に口付けた。心臓が焦げてるんじゃないかと思うほど熱かった。
431双子が成長するとどうなるか(4/5):2008/05/26(月) 03:45:30 ID:uPcpi5SV

「はぁっ、はぁっ・・・、いたく、ない!?」
「いっ!いたいに・・・きまっ、・・・るで・・・しょ・・・・・・!!」

バックで彼女と繋がりながら、必死で腰を振る。
後ろから見る彼女の体は、いつもより小さく見えた。

僕は彼女の顔をこちらに向け、もう一度キスをした。
彼女はなんとか応えようとするが、口の端からはだらしなく
ヨダレが垂れてしまっていた。

後ろから胸を揉みしだく。想像以上に大きな胸。
僕は力任せに彼女の胸を掴み、弄んだ。

「うううぅぅううう!!あっ、はぁっ!!」

彼女が苦しそうに唸る。分かってる。
彼女を無視して、自分だけ快楽を貪ってるんだって。

僕は彼女の耳元に口を寄せて、尋ねた。

「いいの!?」
「ぇえっ!?」
「・・・僕なんかで・・・っ、いいのっ!?」

とても質問に答えられるような状況じゃないと思ったが、聞かずにはいられなかった。
だが、スーは答えてみせた。大きな声で。

「いいっ!・・・アルスが、いいよぉ!!」

その言葉を聞いた途端、僕は射精した。
また、それに反応するかのように彼女の膣が ぎゅうぎゅうと収縮した。

すっかり力の抜けてしまった僕は、彼女の上に覆いかぶさった。

「・・・こんなに・・・最低な人間なのに・・・」
「・・・本当よね・・・もうちょっと、優しく・・・しなさいよ・・・」
「・・・」
「・・・」


「スーの体がいやらしすぎるんだよな・・・」
「なっ!?」
432双子が成長するとどうなるか(5/5):2008/05/26(月) 03:46:49 ID:uPcpi5SV

数日後、僕は再び呼び出された。が、その相手は・・・

「ムーね、アルス君のこと好きだったの〜」
「・・・」
「アルス君は、ムーのこと好き〜?」
「・・・」
「?」

彼女は無邪気な瞳で、僕を見つめてくる。

でも僕はもう迷っていない。
最低の人間でも、最低限ってものはあるのだ。

「ごめんね。僕はスーが好きなんだ」
「・・・」
「だからムーとは付き合えな・・・」
「・・・ふっ・・・ふふっ」
「・・・?」
「うわーっはっはっは!」
「げっ!スー!!何やってんだよ!」
「よくぞ私の正体を見破ったな!!」
「見破ってねえよ。なんか話し方が頭悪そうとは思ったけど・・・」
「次は、こうは行かぬぞ!さらば!」

スーは黒いマントをバタバタと はためかせながら、どこかに飛んで行ってしまった。

「何がしたかったんだアイツ・・・」
「おーい、アルス!アルス!」
「父さん!?どこから呼んでるの!?」
「はじまりの森に隠れてたら、出られなくなっちゃった。魔法で助けてくんね?」
「もう帰ってくんな」





                    〜おわり〜

433名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 06:16:35 ID:+d5voxCq
一番槍GJ!!
434名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 09:15:51 ID:0Ao4IdC7
不覚にもカイルに萌えた
435名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 22:36:49 ID:8aXB3m0U
父何やってんだよwww
436名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:39:01 ID:si7x2LS9
しかしロザリンドが嫁ってことは……

レイ頑張れ。超頑張れ。
437名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:29:30 ID:kDt1RlHw
そうなんだよな。つい、自分のセーブの設定で書いちゃったけど
ロザリンド嫁でスー&ムー落とすとかって、レイ狙い撃ちだな。

あと誰も突っ込まなかったけど、公式見たらムーが姉でした・・・。
438名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 09:43:41 ID:411fNBaj
カイル×ラムリス(だっけ?)で、年下幼女に世話されて愛されてなカイルを妄想したこともある。


俺は若かった。
439名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 12:53:09 ID:2/TID7Nt
どうして稀にこのスレにブロンティストが沸くのはなぜなんだぜ?
440名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 18:43:47 ID:PvknVhc9
>>438
ラムリア
441名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 01:38:30 ID:R6VGOrz4
妄想するだけで何も生み出さないクズどもめ。
俺様が望み通りのカイル×ラムリアを書いてやろう。


「く…っ! 早く家に帰してくれ!
 家族が…家族が待ってるんだ!!」

「うふふ…ダメですわよ、おじさま…
 おじさまは、ずっと私と一緒にいるの…ずうっとよ…
 さ、良い子にしてたご褒美にピザをあげましょうね………んっ」

「ひあああああああああ!?
 すごくアツくて、ぐちゃぐちゃですう!!」

「あらあら、こんなにヨダレを垂らして…
 よっぽど私のピザが気に入ったのね、うりうり」

「くやしいっ!こんな子供なんかに…!!ビクンビクン」


あ、ごめん。ただのグルメ漫画になっちゃったね^^
442名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 03:26:29 ID:ZmjJenSB
>>441
抜いた。
443名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 12:35:13 ID:R6VGOrz4
おまえ>>438だろ
きたないさすが>>438きたないよ
444名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 16:56:56 ID:63906Vub
>>443
うるさい気が散る
一瞬の油断が過疎


リリー希望
445名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 17:23:59 ID:xExtOqBm
ノイマンのAAといいブロ語といい…お前ら幸せのじょうろでボコるは…
446過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/05/30(金) 21:10:40 ID:FtWrJgFd
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [718-719]

>>416のキャシー。
漫画じゃなくてすまん
447名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 03:36:44 ID:rRmkvpnv
>>444
悪いが、ルーンファクトリーしかやったことないので無理。
448名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 00:30:20 ID:M9QTEGmq
ちくしょう!ちくしょう!
今度はWiiで出るのかよ!

ttp://www.mmv.co.jp/special/game/wii/runefactory/
449名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 09:14:54 ID:9XQayatH
Wii買おうかな。普通のぼくものもやりたいし。
450名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 11:39:01 ID:M9QTEGmq
俺はちょっと・・・
これ以上ゲーム機増やしたくないなあ・・・

しかしファミ通で見た、新しいヒロインも気になる。
451名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 20:06:06 ID:8HCP7UvF
復活のミストに目を疑ったぜ
452名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 02:02:36 ID:hdlgcc3T
ミスト様復活がマジなら買わざるを得ない
453名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 09:38:32 ID:oktBK3GC
別世界でもミスト様から逃れられないラグナ
454名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:32:38 ID:wD9K1qMP
そう見えてラグナから逃げられないミスト。
しかし3Dミスト可愛いな。
455名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 00:52:31 ID:XuhbzXwC
wiiでもバグは出まくるのだろうか・・・
456名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 01:18:57 ID:jkO7Ncly
>>454
その発想は無かった。
という訳で黒と見せかけて心底ラグナに惚れてしまったミスト様の甘いのを一つ。
457名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 06:22:24 ID:igVwqdE9
好き好き大好き
458名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 07:22:44 ID:/vkDBgBv
新ヒロイン出るのは構わんが1のヒロインも全員続投して欲しいところだなぁ。
冥も通信なしで攻略可能にして欲しいもんだ。
459名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 09:15:22 ID:zxRaVdIC
いや、1はヒロイン多すぎだから2くらいの数でいい。

だが冥様だけはガチ。
460名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 20:24:22 ID:R7R4c6Zn
切り捨てられるヒロインは誰なんだろうな…(((゜д゜;)))
フィル、トルテ、ラピス辺りの「普通の子」は危ない気がする。
全員残して+新ヒロインだったら神なんだが。
461名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:32:42 ID:/77tiv9F
いやー、元々多いのに、全員残して+αは無いだろう。
ミストと新ヒロインのみなんじゃないかな。

だがトルテは俺の嫁。
462名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 06:26:23 ID:Tyl6JUPl
幼セシリーとチュッチュできるならwiiごと買うぜ
463名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 22:36:05 ID:b9D8qKjN
ロゼッタは確実に出る
ファミ通のスクリーンショットに写ってた
464名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:18:40 ID:99JNqEws
マジか・・・本気でwii買うか悩む・・・
465名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 02:19:35 ID:549WKfjL
俺は買うね! 悩むことなく買うね!
そしてエロ同人描くね!
466名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 09:41:25 ID:p01ZCDKG
またホワイトストーン探しが始まる
467名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:15:27 ID:gci0YxnA
タバサさんは俺専属
468名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 18:22:55 ID:zkrpA5Ks
ミスト様は俺の嫁
469名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 21:29:40 ID:3MJDrwjG
トルテは俺の奴隷
470名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 01:23:04 ID:M6sx+gxd
セシリーは永遠に俺の娘
471過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/06/22(日) 19:00:15 ID:0M+/N7PM
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [720]

なぜこのタイミングでと聞かれると自分でもわからんが女医っぽいエリィ。
472名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 08:21:18 ID:lu+FQCkU
牧物はGBの女主人公が一番可愛いと思っているが、しかしなぜ結婚出来ないんだorz
473名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 10:40:32 ID:pruf1zB7
サラならGB3で男主人公選べば結婚できるよ
温泉の脱衣シーン凝視はガチ
474名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:40:41 ID:iHEzKTVr
知り合いを探す主人公(ラグナ)
カイル「(´・ω・`)」
475名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:44:16 ID:HezC/L1l
>>473
マジか!
つーかサラって名前だったのか。うわー、GB3やりたくなった。
家のどこかに眠っているGBCを掘り起こす時がきたようだ・・・
476名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 14:56:27 ID:SpjU5eTz
俺もサラ好きだ…

絵師様
是非サラを書いてくだしあ><
477名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 16:06:38 ID:dtPVBNIl
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [721]

>>476
こんなもんでどうか。
478名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:10:35 ID:wDmWQAJb
あえて言おう、あなたはエロすぎる
479475:2008/06/30(月) 17:39:28 ID:owHP7DQO
>>477
GJ!!やはりサラは良いですね(*´Д`)
外さない手袋にエロスを感じました。
480名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 01:12:39 ID:Q5SON04V
そういやサラって結婚可能キャラにもいるよな
他にも。ルーンの嫁キャラとぼくものキャラ名被ってたり

なんでこう名前被り好きなんだろうマベは
481名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 19:33:59 ID:PHh//tUA
とりあえずルンファクFは

カブ様
ロゼッタ

がDSと同じく嫁候補確定か?

トルテとシャロンはちょっとヤバイ
482名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 19:50:12 ID:lIJOh/LS
登場確定してる時点で嫁には出来るだろうな。
他のキャラはまだ情報が出てないので何とも。
しかし新ヒロインが既に3人もいるのを考えると旧ヒロイン全員は厳しいかもなぁ。
483名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 00:50:31 ID:vf7lX92X
図書館は新キャラが受付に決まったらしいので
トルテは絶望的だと思ってる。

まあ、もともと人気なかったよね・・・好きなのに
484名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 01:11:43 ID:nLwE7+Os
ヒロインの数は多くなくてもいいが本家ぼくもの並に恋愛イベント増やしてくれ。
ルーン2は全部依頼じゃなきゃなお良かったんだが。
485名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 01:34:03 ID:3NVg7LIu
フロンティアの話だが、ゲーム内の絵は
キャラ紹介絵と全然違うっぽいな。
アネットとか見るとそう思う。
486名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 07:27:13 ID:Tcw2KfbU
1と2もそれは同じだろ
487名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 01:11:06 ID:CSbVWS85
あれ?そうか。

でも1と2のゲーム内キャラ絵は上手いけど、
フロンティアはただの劣化に見えるのは俺だけ?
488名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:32:44 ID:ANXrHYie
ロゼッタはフロンティアで年齢が上がったように感じたな。
489名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 01:52:10 ID:QmXbtUKs
保管庫見れない(´・ω・`)
490名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 08:24:13 ID:4z/wDN/E
Wiiで新作ktkr

けどWii版の絵は可愛すぎてなぜかエロ妄想が出来ない、萌え妄想ならいくらでもできるのに・・・
491名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 13:04:27 ID:24UgEkqn
>>489
直リンだと飛べない
492名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:06:49 ID:DSHTew1r
そういやルーンファクトリー2の話なんだが、
いつの間にか着替える服が増えてるの知ってた?

鎧なんかあって吹いたんだが
493名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 09:29:15 ID:wRrSvyeW
あれは親が買って入れてるんだよ。
二章主人公がさらに成長すると、勝負服(性的な意味で)とかも現れる。
494名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 01:37:30 ID:i1Ada+/s
画像のみの保管庫ってありませんか?
495名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 16:15:00 ID:i1Ada+/s
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20080717160847.jpg

カノンさぁぁぁぁーーーーーーーああああん
496名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 15:51:01 ID:1iyAncAI
>>485
遅レスだが同感
アネットつり目とかおさげ以外の短い髪とかでイメージ変わって見える
今までも変わってたけど普通の目→つり目は居なかったし
キャラデザイン絵がラフ過ぎて明確な違いが分かりにくかったと思う
動きのある絵→立ち絵だから余計に劣化してるように思うのかな
他の表情はもっと元絵に近いといいな
497名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 09:38:55 ID:/+oauCvm
あの、やっぱりエロ要素がないと駄目・・・ですよね?
498名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 16:37:27 ID:R1aPsQkv
作品?最近活気ないしいいんじゃね?
499名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 17:15:53 ID:/+oauCvm
500透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk :2008/07/22(火) 17:36:52 ID:/+oauCvm
あ、大丈夫ですか!↑のは気にしないでください。


※エロ要素全くなし
※駄文のくせに長いです
※偽造万歳!

それでは投下


透明な水色の恋のお話 1  (side,Tao)


今日の釣果は上々。
いけすに何匹も魚を放して、うなずく。


いつも通り、のんびりした一日だった。
朝起きて、ゆっくり家を出たら、道端にコスモスが咲いていて。
もう秋なのだなぁと気づいて、空を見上げたら、その高さに吸い込まれそうになって心地よかった。
そろそろ秋刀魚の季節。焼き魚を食べたいと思いつくのは、魚好きの成せる業だろうか。

 
いつものように漁協に仕事に向かって、仕事の前にポンペイさんやオズ親方と他愛も無い話をする。
そして日が昇りきらないうちに海へ出て、釣りをして、釣れた魚を焼いて昼ご飯にしてみたら、朝の思いつきも満たされた。

波を見つめる時、色々なことが胸を流れていく。たとえば、そこらを歩いている猫のことや、明日の天気のこと。
心に留まらないそれらのことを考える時、矛盾しているようだけど、私の中は空っぽになる。
ほとんどの人間がこのような空っぽの時間を持っている世界で、私の場合はそれが人より多いのかもしれない。
空っぽは悪いものではないと思う。小さい欲なら焼き魚で消化できて、大きな欲は持たずにすむ毎日は平和で。
昼寝をして、また釣りをして、夕方までの時間は気ままに過ぎていった。
まったく釣れない日でも、それはそれで平和だと満足できるのに、今日は大漁だったから幸せの日だ。


「今日もいい釣り日和でした」
誰に感謝するでもなくつぶやき、後は竿を磨いて仕事は終了かな、と考え始めた時だった。
先ほどまで取引先の誰かと電話をしていたおじさん……親方が、やや焦った顔で振り向いたので、何事かと思って見ると。

「あー、タオ、悪いがこれからちっとばかし、また釣りに出てくれねぇかな」と言う。
「構いませんが、どうかしたんですか?」
ナイフで傷をつけたような、細く釣り上がった目が、親方は私とそっくりだ。
思わず鏡を見るような心地で合槌を打った。

「いや、それが、得意先から魚の注文が急に入ってなぁ。急ぎみてぇだから、夜通し釣らないと間に合わんかもな。
おれっちも頑張ってみるが、タオ、お前は今日調子がいいみたいだからな。期待してるぜ」

 笑談に一抹のプレッシャーという強制力を絡めるのは親方の得意技だ。
   からからと笑って私の薄い背中を叩く親方に、私は有無を言わさずうなずかされた。










501透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk :2008/07/22(火) 17:42:09 ID:/+oauCvm
カラメル川に着いて、餌場を確保した頃にはもう、青白い月が夜空に涼しく照っていた。
 (夜釣りのいいところは、この静けさですね)
「ふぅ……」
しんと冷えた空気についた溜息は、疲労や心労のためではない。水際に腰を落ち着けたが故の、安堵から出たものだった。数刻。魚が餌の匂いを嗅ぎつけてくるのを
ただ静かに待つ。

ゆらゆら。水に揺れる月を眺めると、神経が研ぎ澄まされていくようで、この夜釣りも首尾よく終われそうな気がした。

ところが。予期せぬことが起こった。
がさがさ。
背後の茂みが怪しげな音をたてたので、いつになく私も警戒してしまった。
それでも、獣か何かが移動する時に音を立てただけのことだろうと思っていたのが。
それが私の見当はあまりに違った形で裏切られた。
茂みを勢いよく突き破って、体中に葉っぱと泥をくっつけて現れたのは、「人」だった。
夜の闇と、その人が泥だらけの格好をしているので、このワッフル島の誰かには違いないとは思ったが、誰なのかはよくわからなかった。
その人はあろうことか、目の前の川に、なんのためらいもなくしぶきを上げて飛び込んでいく。

ああ、餌場が荒れてしまう。
まず思いついたのはそれくらいだった。
けれどその人が服のまま水面をバシャバシャと泳ぐので、私は思わず釣り糸を引き上げてその様子にボーっと眺め入ってしまった。
しばらくすると泳ぐのをやめたらしく、水の深いところにでも潜ったのか、まるで姿が見えなくなって、音もしなくなった。
月の影だけがゆらゆらと揺れている。

 (まさか溺れているのでは……)

あまり長いことそのままだったので、さすがに焦って私は立ち上がった。
その瞬間、洪水のような水飛沫をあげて、騒ぎの主が水面を飛び出した。

「ぷはー!! 記録更新〜。今日は1分かな」

元気な声をあげてその人は振り返る。逆光で、顔はよく見えなかった。声からすると、私の知っている人ではないようだけど……。
私は呆気にとられたのかもしれない。しばらくその形のままで静止してしまった。
そうしているうちに、私に気づいたその人は気さくにも、「こんばんはー」と挨拶してきた。
私も「こんばんは」と返す。

「あ、もしかして釣りしてました? 邪魔しちゃったんですね」
パシャパシャ。今度は小さなしぶきと波紋を広げて、川を上がってくるその人に、
「いえ、大丈夫ですよ」とあり合わせの言葉を返す私。

「釣りって楽しいですか?」
「ええ、とても。やってみますか?」
「やってみようかな。初めてだけど大丈夫かな」
好奇心が旺盛な人なのだろう。興味のある声音だったので、

「簡単ですよ」
と、予備の釣り竿を一本手渡すと、その人は私の隣に座って、早速竿を振り始めた。

天性の勘があるのかも。綺麗に伸びた糸は、私から見ても上手い具合に水面を割った。
すると少しも経たないうちに、ぴくっとその糸が突っ張った。

「わ、かかっちゃったみたい。どうしよう、どうしたらいいんですか!?」
「落ち着いて下さい。ええとですね……」
天賦の才があると言っても、初めてという言葉は嘘ではなかったようで、
無茶苦茶に竿を振り回そうとするその人を、なだめるように声をかけ、背後に回ると私も一緒に竿を握った。

「え!?」

その瞬間、驚いた声をあげたのはその人ではない。

502透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk :2008/07/22(火) 17:42:29 ID:/+oauCvm
私だった。

何故なら、まさかの感触だったのだ。
よく鈍感だと言われるけれど、私自身、自分がここまでとは思っていなかった。
その人は、つまり、女性だった、ということで……。

思えば、声の高さからもわかりそうなものだったけれど。
最初の、彼女の登場があまりに雄々しかったので、先入観が私の思考をさらに鈍らせたみたいだった。

もちろん魚は逃げてしまった。
彼女は先ほどの私の驚愕に対して「どうかしたんですか?」と言って何気なく振り向く。

丁度よく、月の光が彼女の姿を白く照らした
焦げ茶の髪が額に張りついていたけれど、なぜか、不格好だとは思わなかった。
思えなかった、というのが正しいのかもしれない。
長いまつ毛が瞳に影を落としていて、それでもう一度私はその人が女性なのだと確認した。

「その、もう秋口なのに、川に飛び込んだりして、寒くありませんか? 早く着替えないと、風邪をひくと思うのですが……」
「そういえば着替え持って来たんだった。よし、着替えちゃいますね」
「あ、待って下さい!」
もう服の裾を捲くっている彼女を、私は声で制す。

「ここは私かあなたが、そこの茂みに身を隠すところだと思うのです」
「へ?」
その人は一度首をひねると、ちょっとの間の後でようやく、「あぁ」と納得した声をあげた。
彼女もかなり鈍感なのかもしれない。だから私も最初、気づけなかったのかも。まるで少年のような、不思議な人……。

しばらくがさごそと、茂みの向こうで彼女は着替えていたようで、私はその間も釣り糸を垂れていた。
着替え終えたらまた釣りをするのかな、と思っていたら、彼女は「じゃあ帰りますね」と、濡れた服を掴んでお辞儀をする。
私もぺこ、と深く頭を下げる。

「私、ここの近くで牧場やってるアカリっていいます。あなたは?」
「タオといいます」
「タオさんね」
「はい」
「また会えるといいね、タオさん! それじゃ」
「はい。また」

ひらひらと手を振るアカリさんに私もまた軽く手を振り返す。
そういえば、半年ほど前に、ここらに牧場をやりにきた女の子が移住してきたと、ポンペイさんから聞いた覚えがあった。
 (あのコのことだったんですね)
同じ島に住んでいて半年も会わなかったというのも驚きだが、きっと今までは生活する場所が違ったのだろう。
この場所で夜釣りをしたのも初めてだったのだから。

私にとって、この時アカリさんに出会ったことは日常に埋もれていく時間の一つだった。
面白い人と出会ったものだと。もしあんな人と一緒に釣りができたら。釣り友達になれたら。それも楽しいだろうな、とふと考える。
一匹、また一匹と魚が釣れてくる。
ああやっぱり今の私には、満たされていないことなど何一つない。今日も幸せな日で、明日もきっと。
この時はまだ、こんな日がずっと続くのだと、信じていた。


-続く-
503透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk :2008/07/22(火) 17:49:38 ID:/+oauCvm
ちょ、長!って自分で言ってもしょうがないんですけどね。
続きは多分明日には出来ると思います。
この話を読んで初恋?の気持ちを少しでも思い出していただけたら
嬉しいです。
それでは失礼しました!
504名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 21:16:24 ID:R1aPsQkv
大丈夫ですよ!(笑)乙。
やすらぎは作品が少ないから嬉しい。自分もちょっと書いてくるかな
505名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 23:13:25 ID:ShE5fabP
透明な水色の恋のお話、某サイトさんで読んだ事があるのですが
思いっきり転載ですよね?
勝手に人の書いた文章を自分が書いたようにしているのはおかしいと思います。
ばれないと思っているのかな。
506名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 00:14:35 ID:Xkdnv1RU
ゆとり
507名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 01:41:11 ID:dPmo5hfs
どっちにしろ少女小説っぽすぎてスレに合わないな
該当スレに投下しろゆとり
508名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 02:04:03 ID:bGpyfolx
夏休みか
509名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 09:14:46 ID:USN8QGQ2
未成年のエロパロ板回覧で補導マダー?
510名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 17:32:31 ID:iDKBa45d
回覧してどーするw
511名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 15:35:37 ID:qgap0Bel
ああ…もう夏休みか
512名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 23:48:20 ID:WMsXGf0t
突然敬語の奴もなんなんだw
女は女の板に行けよ
513名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:20:22 ID:sxemM6G+
>>512
敬語なら女で、
女なら女板なのか?

お前の話は突飛過ぎる。
514過去462:2008/07/25(金) 00:41:25 ID:V/C2Kpy/
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [723]

やすら樹 ミオリ。
515名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 01:05:27 ID:pi0vb4vl
どうせ熟女に挑戦するなら若いキャラともっと違いを出してくれるといいな
胸や腰の線の適度なくずれ具合とか
細い若い子と細いおばはんではまた体型が違うんだ
と熟女フェチが横入れしてみる
516過去462:2008/07/27(日) 03:40:40 ID:3uv0LG+m
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [724]

バニーエリィ。
ミオリのリベンジではない。
でもいつか>>514の納得できる熟女絵を描きたい。
517名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 17:06:49 ID:C2OiLd8v
あいかわらずのかわいいぼくものキャラGJです。

熟女を描く方法は知らないなあ・・・
どこかそういう書き分け方を教えているサイトとかないかな?
518名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 17:07:12 ID:C2OiLd8v
ほす
519名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 18:25:10 ID:lGPA5SUd
自分のお母ちゃんの似顔絵でも描けばいいんじゃないの?
520名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 20:55:04 ID:WGITgU/H
熟女裸体の画像なんざ探せばいくらでもネットで拾える時代だけどなぁ
重力に逆らえなくなった身体を見るのは…、少し辛いです…
521名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 00:35:40 ID:MR2EeJHF
課長島●作なんてどうだ?
522名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:02:23 ID:p2jM8Q3/
あーあ
ゆとりが無断転載したサイト休止しちゃったじゃん
523名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 00:56:33 ID:FFrRbwPp
そりゃよりによってパクられた先がエロパロなんていやさ
小説うpりたいんだけどここなんで公式にリンクされてんの?決まりなの?
524名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 00:59:03 ID:oKagi0v9
公式にリンクって?
525名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 03:04:24 ID:+Cj1mw5W
公式HPのことだろ相互じゃないんだから向こうからは早々飛んでこないと思われ
526名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 08:05:50 ID:FFrRbwPp
でも貼る必要あんのかよ
今までの様子で大丈夫とは思うけどちょっと遠慮しときます
527名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 10:16:37 ID:h+t4lApC
そういう奴はハナからうpる気無い罠
528名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:26:58 ID:nSLXtAnu
一瞬このスレ公式サイトからリンクされてるのかと思ったw
×「リンクされてんの?」○「リンクしてんの?」の間違いかビックリしたわ

今度は転載じゃないのうpされるといいなw
過去ログ見たら去年のこの時期も荒れてたんだな
529名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 01:28:00 ID:/Vx/YW8+
>>523>>526の書き込みを見て、
とてもマトモな文章が書けるとは思えない。
頭弱そうだし。
530名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 02:12:38 ID:VbGhOILY
※無断転載した張本人です
531名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 05:33:49 ID:yGzrAHOQ
何故か敬語が混じるから分かりやすいなw
いくら過疎スレでも
同人サイトの作品はここにくる層の需要とはまた違うから
持ってきて貼らないでほしい
532名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 09:08:48 ID:RjO24Nwn
そもそも未成年だろうから転載以前に来るな
533名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:56:26 ID:SLDccbAu
ルンファクFは久々にライバルが登場しそうなんでwltlしてる。

しかしカb…ミスト様を狙うライバルがイマイチ創造できん…
534過去462:2008/08/04(月) 01:11:51 ID:GDtkazjt
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [725]

クレア。
もうHMキャラが登場する新作は出ないんだろうか・・・
535名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 09:46:54 ID:gUypK0Vs
それでもクレアならきっとなんとかしてくれる。
536名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 10:38:56 ID:ptNs0zB0
>>533
ザッハのこと、たまにでいいから思い出してください
537名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:49:22 ID:2/Ee8KL1
ハーベストムーンの金髪ヒロインは特徴なさすぎて特にグッとはこないなー
きみ島きらなかみたいにヒロインも攻略対象だったら違ったかもしれんが
538名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 01:24:30 ID:3kd7ryLm
特徴ない方が主人公としては使いやすいってのはあるかも
しかし攻略対象だったらどんな性格だったんだろうな
539名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 14:46:16 ID:aV+xVcYp
カレン、ポプリ、ドクター、根暗、エリィ、グレイが登場したから(一部は2のだけど)
今にHMの全キャラ何かしらの作品でゲストで出そうだな。
どうせならミネラルタウン、花の芽村とか昔の舞台も行き来できる
集大成みたいなのがやりたいもんだな
主人公・ヒロインも今までのから選べて、選択しなかったのは勿論結婚候補で。
540名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 17:19:33 ID:7o2eJylj
エレンとかニーナがいるから全員共存は難しくないか?
541過去462:2008/08/13(水) 02:39:38 ID:yfbVZi2g
542名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 11:10:58 ID:lybVn1tO
おお、俺の嫁GJです
いつもながらこう、ほっぺたをむぎゅーってしたくなる絵だ
543名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 18:49:30 ID:xKMVFTOn
ミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミスト
544名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 22:17:03 ID:pTp7rKjh
ほす
545名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 02:39:30 ID:VsIXbF0x
>>543
キ モ チ イ イ
546名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 14:20:21 ID:gmN6xhts
何で全然関係ないスレで俺はトラウマと向き合わなきゃならないんだ…?
547名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 19:27:39 ID:RMij3qOh
mother2?
548名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 15:00:19 ID:KakUAAUp
怖いよママ
549名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 15:01:18 ID:KakUAAUp
核AAうp…だと…?
550名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 13:36:38 ID:NDf8J7ni
>>549
かく→描く
AA→アスキーアート
うp→提供する

つまりお前の仕事は、絵を描いてそれをAA化、
二つをセットでこのスレに提供しなきゃいけないってことなんだよー!
551或る日の食卓(非エロ):2008/08/25(月) 01:24:36 ID:1VXOO22/
いつからだったか、自分が料理を作れるようになったのは。最初のころはそれこそひどいもので、
いくつもの出来損ないを作っては捨てて、また作っては捨てていたりした。
そういえば一度だけ、出荷箱に失敗作を入れてみたことがあって、
雑貨屋の看板娘、ロゼッタが「なんでも入れていいからね」と言ってたのを思い出し、ほんの冗談のつもりで入れてみただけだったのに、
「もう、次からはちゃんと食べれそうなものを入れてよね、ひょっとしたらいい値段で買い取っちゃうかも」
なんてことを言われてしまった。
なんでもない、いつもの軽口だったと思ったし、実際そうだったのだろうけど、その一言がきっかけになって
本格的な料理を作り始めたと知ったら、彼女はなんて思うのだろうか。


どのくらい前だったか、そういったわけで料理を作ろうと決意してから、初めて作ったのがカブの酢漬けだった。
選んだ理由は、命の恩人であり、この家の家主でもある少女、ミストさんの大好物がカブだったからだ。
カブが好きならそれを使った料理も好きだろうと安直に考え、簡単に作れるものだったので調理法もすぐに覚えた。
いくつか作ったもののうちから、最もよくできた一つを取っていの一番に食べてもらおうと、家主の少女の家へと向かった。
いつもの笑顔で快く迎え入れてくれた彼女に、いつもお世話になってますと、カブの酢漬けを渡す。
そして返ってきた答えが、
「ごめんなさい、それ、ちょっとニガテなんです」



いやいやいや、ちょっと待ってください。あれだけ普段からカブカブ言っておいてそれはないでしょう。
さすがにこの疑問をそのままにしておくことができず、直接問いただしてみることにする。
552或る日の食卓(非エロ):2008/08/25(月) 01:27:14 ID:1VXOO22/
あれ、ミストさんってカブ、嫌いでしたっけ?」
「そんなことないですよぉ。むしろ大好物です」
「でもカブの酢漬けは苦手と」
「うーん、ニガテというよりもあまりそういう食べ方をしないので……」

ああ、そういうことか。
好きなものゆえに自分なりのこだわりがあって、それ以外の食べ方に違和感があるんだろうなと納得する。
ならば今後のため、そのこだわりの一端を聞いておくことにした。

「わかりました。参考までに聞いておきますが、普段どういった風にして食べています?」
「そうですねえ、やっぱり煮たり焼いたりするのが一番おいしいですね」
「ふむ、煮たり焼いたりと」
「ええ、煮たり焼いたりです」
「じゃあ、それ以外には?」
「いえ、それだけですが」
「……」

好意的に解釈すれば、素材の味を一番生かした調理法だといえるかもしれない。

「一応聞いておきますが、カブ以外はどんな食べ方をしていますか?」
「もちろん煮たり焼いたりです」
「やっぱり煮たり焼いたりですか」
「はい、煮たり焼いたりです」

疑問が確信へと変わる。

「ミストさん、もしかして料理があまり得意ではないとか?」

すると目の前の少女は心なしか顔を赤らめ、

「いえ、自分では結構上手だと思っていますけど」

と、のたまった。なんでさ。
553或る日の食卓(非エロ):2008/08/25(月) 01:27:54 ID:1VXOO22/
「いや、そこは実は苦手ですとか言うべきでしょう、話の流れ的に」
「や、だって煮たり焼いたりするだけであんなにおいしく食べることができるんですよ。
これはもう私に料理の才能があるとしか」

それだと、おいしいものを作る、じゃなくて、何でもおいしく食べる、ということになる思います。

「分かりました。そういうことでしたら次からちゃんとしたものを作ってきます。
いくらなんでも煮たり焼いたりしただけの食事じゃ味気ないでしょう」
「えぇ、そこまでしてもらわなくてもいいですよぉ。ただでさえラグナさんにはいつもお野菜とか頂いてるのに」
「遠慮することはありません、それにこれはどちらかというと僕の矜持の問題でもありますから。お気になさらずとも結構です」
「? はぁ、そこまで言って下さるのでしたらご好意に甘えさせてもらいますけど」

なんとなく勢いで言ってしまったけど、やっぱり食事は見た目も大事だと思うわけであって、男として、女の子が一人で
火を通しただけの食材をつついているだけの食卓をほっとくわけにはいかないだろうなと思ってしまった。
この人なら何を持っていってもおいしいですとか言ってくれそうだけど、どうせ料理を作るなら、自分のためよりも
誰かのために作るほうが気合が入りそうな気がして、まあ、言ってしまえば僕は彼女のために何かしてあげたかっただけなのかもしれない。
そして、そうと決まれば、

「というわけでミストさん、何か好きなものはありますか?」
「好きなものですか、そうですねぇ……。あ、あたし金剛花が大好きなんですよ」

いきなり出鼻をくじかれた。

「まあ、僕の言い方も悪かったですけど、今は料理の話をしてたんですから。食べ物でお願いします、あとできればカブ以外で」
「やだ、そうですよね、あたしったら変なこと言ったりして、ゴメンナサイ」

ていうかミストさん、金剛花が好きだったんだ。そのうち持ってこようか、来年になっちゃうだろうけど。
好きな食べ物ということでしたら……と言って挙げてくれたものは、焼きリンゴ、焼きうどん、コロッケ、シーフードグラタン等等。
うどんやリンゴは分からんでもないですけどコロッケだのグラタンだのはどこで食べたんですか。自分じゃ作れないでしょうに。
とりあえずその中ではコロッケかなぁ、作れそうなの。
確か図書館で売ってるレシピの中にコロッケがあったっけな、なんてことを思いながらその日は帰路につくことにした。
554或る日の食卓(非エロ):2008/08/25(月) 01:29:54 ID:1VXOO22/
そんなこんなで。

「ごちそうさまでした。今日もおいしかったです」
「どういたしまして」

いまやすっかり習慣となってしまった二人での食事。最初のころは拙かった料理の腕も、そこそこ上達したと自負できるようにはなったと思う。
それにあわせてメニューのレパートリーも増え、レシピに載っているものは大概作れるようになった。
そのうちオリジナルの創作料理にでも手を出してみようかと思案していると、

「でもラグナさんって本当にスゴイですよね。おいしい野菜を育てて、料理までできて、あと武器や装飾品なんかも
ご自分でお作りになってるんですよね。尊敬しちゃいます」
「あー、まあ、なんて言いますか、必要に駆られてやってるうちにできるようになっちゃったんですよね」
「そんなことないです、普通の人はそこまでできませんから。もともとラグナさんは一流のアースマイトになれる素質を持ってたんですよ。
やっぱりあたしの目に狂いはなかったみたいですね」

ここら辺では便利屋のことをアースマイトと呼ぶのだろうか。
ここらで一度、アースマイトの定義について聞いておくべきだろうか否か考えてると、

「そういえばあたし、まだラグナさんにお礼らしいお礼ってしたことないですよね」
「え?」
「や、ここまでお世話になっていながら何もしないのもどうかなぁって」

……正直お礼なんて考えてもいなかった、というかこちらとしては命の恩人であり、住居やら畑やら気前良くポンと貸してくれた
ミストさんに対するせめてもの恩返しのつもりでやってたことなので、今更それの対価を求めるつもりは全くないんですが。

「お礼なんていいですよ、好きでやってることですし。そもそも今僕がこうしてここにいられるのもミストさんがいたからで……」
「ダメです。それだとこっちの気が済みませんから。それにあたしだってラグナさんのために何かしてあげたいと思っていますから」

こうまではっきりと言われるとさすがに断りづらい。せっかくの気持ちをわざわざ邪険に扱うこともないだろうし。


「分かりました。そのお気持ち、しっかりと受け取りました」
「気持ちだけじゃダメですよ。なにかしてほしいことがあればちゃんと言ってください」
「いや、そんな急に言われましても……」

ええと、どうしようかホント。
555或る日の食卓(非エロ):2008/08/25(月) 01:30:53 ID:1VXOO22/
「でも考えてみればラグナさんって一人で何でもできちゃいますもんね。今更あたしにできることなんて……」

なにやら一人つぶやいているミストさん。いったい何を言い出すんだろうか。
しばしの沈黙の後、あっ、いいこと考えた!見たいな表情をして顔を上げると、

「そういえばラグナさん」
「はい?」
「毎日畑仕事や洞窟探検なんかでいろいろと大変ですよね」
「ええ、まあ……」
「正直ストレスが溜まったり欲求不満になったことってありませんか?」
「いえ、どっちも好きでやってることですし、そういったことはないですね」
「じゃあ一人で寂しくなったり人肌が恋しくなったりとかは?」
「この街では皆さんよくしてくれますから、そういうのもないです」
「じゃあじゃあ、女の子とえっちなことしたいなぁって思ったことは?」
「……」

どえらい直球が飛んできた、どうしよう……。

「ふふ、否定しないところを見るとやっぱりラグナさんでもそういう気持ちになること、あるんですね」

そりゃありますよ。ありますけど、ねぇ……。

「ささ、そういう訳でラグナさん、なにかしてほしいこと、言ってくださいな」

これは……、ひょっとして試されてるとか?

「ミストさん」
「はい、なんでしょう?」
「もしも、もしもですよ」
「はい」
「えっちなことしたいなって言ったら、どうなります?」
「それはもう、可愛い女の子とあーんなことや、こーんなことができたりなんかしますよ」

えーと、それはやっぱり、ていうか可愛い女の子って……

「……」
「どうしました?ラグナさん」
「ミストさん」
「はい」
「えっちなこと、してみたいかなぁ、なんて……」

そう言ってから恐る恐る顔を上げてみると、ミストさんはなんだかほっとしたような表情で、

「ふぅ……、よかったぁ、断られたらホントどうしようかと思いました。こういうこと言うのって、とっても勇気がいるんですよ?」

ああ、そこまでは思い至らなかった。危うく女の子に大変な恥をかかせるところだった。
自分の甲斐性のなさとヘタレさ加減に若干げんなりしながら、

「分かりました。それではお言葉に甘えてご馳走になります」

我ながらもうちょっと上手い言い方もあるだろうと思ったけど、今の自分ではこう返すのが精一杯な訳で。
それでも彼女は嬉しそうに微笑んで。

「はい、美味しくいただいちゃって下さい」

(終)
556名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 01:47:57 ID:YQkvPIU8
リアルタイムで遭遇できるとは……。
これは続きを脳内保管せざるを得ない。
557名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 12:34:58 ID:ho68jGn0
なんという綺麗なミスト
GJ
558名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 13:28:18 ID:fnQ07P04
白ミストだと!?
559名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 13:49:21 ID:ocXjSIbc
>>555
ロゼッタと結婚三日目の昼下がりのことでした。
560名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 14:55:26 ID:KNiAa6Mm
エロパロスレなんだからエロ投下してくれよ
561名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:17:52 ID:0sioN4Ff
綺麗なミストGJ
しかし沼に落ちたホンモノのミスト様のほうはどうなったのだろう
562名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 17:52:04 ID:NwLabXER
>>561
Fにでてきます

>>555
GJ!!
563名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 22:37:23 ID:AxoUCfG2
>>560
お前が投下しろよこのやろうほもやろう
564名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 00:14:16 ID:siJ6fYpm
>>551

> いつからだったか、自分が料理を作れるようになったのは。最初のころはそれこそひどいもので、
> いくつもの出来損ないを作っては捨てて、また作っては捨てていたりした。
> そういえば一度だけ、出荷箱に失敗作を入れてみたことがあって、
> 雑貨屋の看板娘、ロゼッタが「なんでも入れていいからね」と言ってたのを思い出し、ほんの冗談のつもりで入れてみただけだったのに、
> 「もう、次からはちゃんと食べれそうなものを入れてよね、ひょっとしたらいい値段で買い取っちゃうかも」
> なんてことを言われてしまった。
> なんでもない、いつもの軽口だったと思ったし、実際そうだったのだろうけど、その一言がきっかけになって
> 本格的な料理を作り始めたと知ったら、彼女はなんて思うのだろうか。


> どのくらい前だったか、そういったわけで料理を作ろうと決意してから、初めて作ったのがカブの酢漬けだった。
> 選んだ理由は、命の恩人であり、この家の家主でもある少女、ミストさんの大好物がカブだったからだ。
> カブが好きならそれを使った料理も好きだろうと安直に考え、簡単に作れるものだったので調理法もすぐに覚えた。
> いくつか作ったもの
565名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 01:00:22 ID:Q699NAX2
せっかく投下があったのになんだこの流れは
566564:2008/08/28(木) 07:21:03 ID:siJ6fYpm
ごめんなさい、投下の行数参考にしようとしたら間違えて書き込んじゃった
今は投下できないからまた夜来ますー
5671/9:2008/08/28(木) 19:07:21 ID:siJ6fYpm
安らぎ ボアン×アカリ ショタ(?)


「明日お天気が良かったら、一緒にお昼を食べない?」
昨日アカリにそう言われたから、ボアンは午前の仕事を早めに切り上げて
メープル川の向こう、ジェラート鉱山麓の浜辺へ急いだ。
「アカリさん」
ボアンは少し息を切らして名前を呼ぶ。
アカリは浜辺にシートを広げ、かごの中身を確認している所だった。
「あら、いらっしゃい。来てくれてありがとうね」
「いえ、こちらこそごはん用意してもらっちゃって。これ…」
そう言って手土産のコスモスを渡す。アカリは喜んで、後で生けてあげるねと自分の脇に置いた。
「それじゃあ食べちゃおっか」
アカリはかごを前方へ押しやり、ボアンはアカリの隣に座る。
かごの中身を広げ、いただきますと2人で食べはじめた。
焼きたてのパン、コロッケ、くりご飯のおにぎり。どれも美味しかった。
それまで家族の話や島の動物についてなど他愛もない話題ばかりだったが、
デザートのぶどうをもう一房お願いした時、アカリはボアンに手渡しながら
「ところで、ボアン君は恋愛はどうなの」
と聞いてきた。
「え?あ、うわわ」
驚いて手に力が入ってしまい、ぼろぼろとぶどうの粒がこぼれ落ちる。
「あら、ごめーん」
アカリが拾ってかごの蓋の隅に置く。ボアンもぶどうを一旦かごに戻す。
戻したぶどうから一粒もいで自分の口に運びながら恐る恐る尋ねた。
「恋愛、ですか?」
アカリが頷く。
「ボアンくんだって、結婚はできなくても年頃でしょ?だれかイイ人、1人くらいいないの?」
イイ人ねぇとぶどうをはむ。ぶどうは柔らかいから、口の中であっという間に無くなってしまう。
結果、考える時間が取れない。
「いないの?いるでしょ?教えなさいよう」
アカリはうりうりと肘で突いてくる。
いるにはいる。ただ、それを言っていいものか思案していた。
(アカリさん、て…)
春のあの日、プランターで育てていたチューリップを褒めてくれた人。
夏のあの日、窮屈そうねと大輪に育ったひまわりを1株、自身の牧場へ持って帰っちゃった人。
秋のはじめに、一緒にコスモスの種を蒔いてくれた人。
さっきあげた花はその時の花ですよ、と言いたかったが、忘れちゃったか。
5682/9:2008/08/28(木) 19:10:57 ID:siJ6fYpm
「(だって特に反応もなかったしね)そうですね、でも修行中ですから」
「ストイックだなー」
アカリは笑ってぶどうを摘む。ボアンもまたぶどうを摘んだ。
「アカリさんは?浮いた話を聞きませんが」
「私?私はいるよ。ここに」
「ここに、ってからかわないで下さいよ」
そう言ってアカリの方を向いたら、アカリに頭のタオルを取られた。
タオルを巻いていたせいで立っている前髪をアカリが撫でつける。
「やっぱりかわいい。年下趣味はないつもりだったけど…」
前髪を撫でていた手を眉、頬と下げる。アカリの指が唇に触れる。
「私と大人になる気はない?好きな人いないなら」
思わず唾を飲む。指がどいて唇が自由になる。
「アカリさん…?」
茶色の瞳を直視できず、下の小さな紅色の唇を見つめる。
アカリが腰を浮かしてボアンを抱き締めた。途端、鼻孔をくすぐる甘い匂い。
「いいかしら」
再度尋ねられる。柔らかい胸元や腕の感触を感じながら、ボアンはこくりと頷いた。
5693/9:2008/08/28(木) 19:13:58 ID:siJ6fYpm


見上げる空はどこまでも青い。
ボアンは仰向けに寝転がって、なぜ季節によって空の青さが違うのか考えていた。
「ここ、自分でいじったことある?」
アカリがズボンの上から股間を押さえる。ボアンはそれを視界に入れないように
ただ空だけを見つめて「何度か」と答えた。
「じゃあ剥けてるかしら。それだったら痛くないからね」
チャックを開け、手を滑り込ませて直に触られる。
最近冷え込み始めたせいか指先が冷たい。
「あの、やっぱりここじゃ…」
「大丈夫よ。こっちまで滅多に人来ないし、タオくんも今日はメープル川に来る日じゃないから」
そう言われても恥ずかしさは薄まらない。仕方ないからやはり空を見てその場をしのぐのだった。
アカリの手は冷たくてさらさらしてる。アカリがボアンに覆い被さってもう片方の手を頬に添えた時、
この真っ白な指と同じものが、と考えて少し頭がぼうっとした。
「大丈夫」
アカリは笑って口付けをしてくれる。それからでこ同士をくっつけて髪を撫でる。
青空は見えなくなった。
アカリは股間の手を止め、下の衣類を脱ぐ。ボアンも促されて、起き上がってズボンを脱いだ。
「どうしようかな。やり方知らないでしょ」
「やり方?」
5704/9:2008/08/28(木) 19:21:04 ID:siJ6fYpm
ボアンは首を傾げる。アカリはシャツを捲ってピンクの下着を晒した。
「(この島AVとか無いもんね)じゃ、このまま起きてようか」
アカリが寄り添うように座った。
「胸触っていいよ」
アカリはボアンの手を自身の胸にあてがう。下着が小さいのか、少し窮屈そうな胸。
しばらくあてがわれた形のまま動かさなかったボアンだが、
少しずつ揉んでみたり、下着に覆われてない部分を直に触ってみたりした。
アカリはそれがじれったくて下着も捲る。
ぷるっ、と揺れる乳房の先に、唇と同じ、紅い色の丸いぽっち。
ボアンはアカリの顔を確認してから、そのぽっちをつつく。
つついて、つねって、ぽっちは固くなり、アカリの息が荒くなってきた。
「アカリさん」
「うん…」
答えて、アカリはボアンに口付ける。舌が入ってきて怯んだが、
受け入れるとほのかなぶどうの匂いも一緒に入ってきた。
口付けに気を取られつつ胸をいじっていると、股間にくすぐったさを感じる。
アカリが指先でちろちろと刺激していた。
「ん、アカリさん…」
「まだイかないよね?」
唇を離してボアンに跨る。自身の股を指して「ここ触って」と言った。
「ここ?」
ボアンからは見えない部位。不安に思いなが
571切れた5/9:2008/08/28(木) 19:30:24 ID:siJ6fYpm
ボアンからは見えない部位。不安に思いながらソコに触れると、ぬめぬめと湿っていた。
「指、入りそうです」
「入る。入れて大丈夫だよ」
力を入れるとつるりと入った。思ったより柔らかい内部を傷つけないように慎重に探る。
アカリが小さく声を漏らした。
「ここに?」
「うん…。ボアンくんの入れるの。ありがとう、指汚しちゃったね」
指を抜くと、アカリが手を掴んで指を舐めた。
指のぬめりを取って、それからちゅ、と音を立てて指を吸った。
「心の準備はいい?」
「はい、あの…」
なあにとアカリがボアンを見つめる。体の高ぶりもあってか、息が詰まりそうだった。
「あの、好きです。あい…いぃ…」
アカリはふっと微笑んで両手でボアンの顔を包む。
「そのセリフの続き、また数年経ったら聞かせてね?」
おでこに温かい感触。口付けをしてから、アカリはゆっくり腰を落としていく。
アカリの中は、成人しきらないボアンのものでも少しキツかった。
腕をアカリの腰に回してアカリを見上げる。アカリはつらそうな顔をしていた。
「久しぶりだから…動くよ」
ゆるゆると腰を上下に揺らす。そのリズムに合わせて乳房がゆらゆら震える。
頭上から、うん、とか、あっ、とか小さな吐息が降り、目の前を白い胸が揺れる。
ボアンも温かい快感に飲まれそうになって、頭をアカリの胸に押し付ける。
アカリが頭に抱き付く。
「あん、あ…」
「アカリ、さん…」
「なに、イく?」
アカリは腰のリズムを早めて射精を促す。腰を抱く力を強めて我慢しようとしたが
堪えきれずにアカリの中で果てた。
5726/9:2008/08/28(木) 19:35:03 ID:siJ6fYpm
アカリは液が全て注がれるのを待ってからボアンを抜いて、そして抱き締めた。
「疲れてない?」
「ちょっと…」
初めての性行為と射精による倦怠感とで、ボアンはアカリに寄りかかった。
アカリはそんな彼の頭を撫でながらごめんねと呟く。
「え?」
「いーいーの。休んでなさい」
そのままボアンを押し倒し横になる。ボアンはアカリの胸に顔を擦り付けた。
「おっぱい気に入ったの?」
ちょっと笑ってアカリは言う。ボアンはううと唸って
「なんで、これで大人なんですか?」
と尋ねた。
「んっと、本当は赤ちゃん作る行為なんだよね。人間だけ愛情を確かめ合う行為って言ってるけど」
「赤ちゃん?」
ボアンはアカリの腹をなでる。
「僕でも赤ちゃんできますか?」
「うん。まぁ、一回じゃできないよ」
そう言って、アカリはボアンの頭を撫でる。ボアンは眠くなったのか、うとうとと何かを呟く。
後で言っとくよ、とアカリが言うと、安心したのかそのまま眠ってしまった。
アカリは微笑んで、そばにあったコスモスをボアンの耳に差した。
5737/9:2008/08/28(木) 19:40:40 ID:siJ6fYpm


兄弟子と牧場主の婚約を聞いたのは、季節も過ぎて冬になった頃だった。
婚約が決まってからルークが「実はな…」と話し出したもんだから、
ダイもボアンも鳩が豆鉄砲を喰らったようにポカンとするしかなかった。
あの日、ボアンは夕方に目が覚めた。
目覚めるとアカリが衣類を着せてくれていて、自分はそんなに深く寝ていたのかと
我ながら感心したのだ。
ダイへは、アカリが「馬が動物小屋の餌入れを蹴っちゃって、
急だからボアンくんに修理してもらったの」と電話を入れてくれたのでお咎めはなかった。
あれから、会えばそれなりに甘い会話もしたし、
あの言葉通り大人として見てもらえているとばかり思っていた。
やはり年か、甲斐性か。ルークのほうがそりゃ木工の腕は上である。
しかしどう慰めても、失恋の痛みは消えなかった。
「こら!最近腑抜けだぞ。そんなに俺が結婚するのが悲しいか」
顔を上げると、ルークが俺もこの家が名残惜しいとか一人芝居をしていた。
「そうじゃありませんよ」
ボアンは呆れて鼻で笑う。ルークはぴたと止まってこちらを向いた。
「じゃあ何だ?あ、親父と二人きりになるからか。そうだよなー、食事当番も洗濯当番も…」
「違いますー。先輩がアカリさんに迷惑かけないか心配なんです」
「うおう!し、しかし、夫婦とは迷惑を掛け合ってこそ築く愛の形…!」
「先輩は掛けっ放すくせに」
ボアンはよっこらせと斧を持った。だが、ふと思うことがあってルークに尋ねる。
574ごめんおわり:2008/08/28(木) 19:43:52 ID:siJ6fYpm
「先輩、赤ちゃんってどうやって作るか知ってます?」
「赤ちゃん?そりゃコウノトリが連れてくるんだろ」
「違いますよ。それじゃあその赤ちゃんはどこから生まれるんですか」
ルークはうーんと考えてから、ニカっと笑った。
「俺とアカリに似てればどうでもいい」
「そうですよね…」
ボアンはルークの婚約発表を聞いてから、ヒトの妊娠について調べた。
ルークも結婚して、することをすれば一年後には子供が産まれる。
その時産まれる子供が、果たしてルークに似た子なのか。
「でも、遺伝って一つ飛ぶらしいから、親方に似たゴツい子かもしれませんね」
「そんなー。絶対俺似のハンサムな子だって」
…もし自分似の子だったら。青じゃなくて、黄色の髪の子だったら。緑の瞳の子だったら。
そしたら赤ちゃんごとアカリを抱いて逃げてしまおう。
渡海して、海の向こうの町に木工所を開いて暮らそう。
(できるかな…)
「ボアン、聞いてるかぁ?」
「え?まぁ。先輩に似てるといいですね」
「だろ?きっとさー、俺の髪にアカリの眼に、可愛いんだぁ」
ルークはすっかり未来の我が子にトリップしている。ボアンは深呼吸をして心に誓った。
「先輩、結婚祝いを贈らせてください」
「お?じゃあチョコバナナ!」
「チョコバナナは結婚祝いに入りませんよ」
そしてプラリネの森には、いつものように兄弟弟子がじゃれあう声が響く。
小春日和の、よく晴れた冬の日だった。
575名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 19:45:52 ID:siJ6fYpm
童貞喪失ですが処女作なので、つたない部分は勘弁してください
ありがとうございました
576名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:57:20 ID:on162ZJr
やすらぎキャラでエロって絵柄のせいかあんまりイメージわかないな
せめてクレアたんで…
577名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 02:06:40 ID:pGtCBRff
>>575
GJ

>>576
だれがお前の趣味なんか聞いたんだ。
クレアが好きならじぶんでかけよばかやろうほもやろう
578名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 07:57:39 ID:TpL4PnRG
どうもほもやろうという言葉が大好きな小学生がいるようですね
579名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 22:00:01 ID:FMcTGjul
リビドーが足りない
580過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/08/30(土) 01:09:06 ID:Mr/DDiFl
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [727]
しあわせの詩のサラ。
581名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 22:26:52 ID:Yz/sbe9n
黒タイツ?ボディースーツ?
とにかくえろす
582名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 03:20:52 ID:CtEGq6ZI
夏休みが終わったのか過疎だな
583名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 11:04:40 ID:e90Cl61m
そもそも夏休みで住人増えたら駄目だろw
ガキは来ちゃいけないんだから

無断転載はする、作者騙って盗作する、投下作品に文句つけるで
奴らろくなことしない
584名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:06:19 ID:dgcATvy2
保管庫見れないの俺だけ?
585名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:08:35 ID:tN4ePcLI
うむ、お主だけじゃ
586名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:43:16 ID:dgcATvy2
>>585
了解した
全力で努力してくる
587名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 12:11:47 ID:rdUR+qwW
でもここってエロ小説サイトで見るような俺の欲望全開!って濃ゆいタイプのは
全然投下されてないから
子供が多いってのも何となく分からなくもない
文体でバレたくないのか、小説書き慣れてなくて照れがあるのか、女が多いのかはわからんけど
なんつうか全体的に淡白だよな
588名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 12:14:48 ID:rdUR+qwW
途中でエンター押してしまった
まとめると
読んでて淡白で遠慮気味に見えるけどもっとリビドー全開でいいんだぜ!って事ね
589名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 13:33:22 ID:6Wxhr7yz
濃ゆくない=子供っぽいってのはさすがに極論が過ぎるのではと思うのだが
抑えてるとかではなく普通に淡白というかさわやかなエロが好きなヤツもいるさ。俺とかな
590名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 20:09:01 ID:+O5p1ZT3
もちろんそれとは逆にタバサさんのお尻をいじくりまわしたい自分のような特殊性癖持ちもいます
591名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:39:53 ID:sBaZOvy/
>>589
まあ淡白は淡白でもたまにはいいんだけど
エロパロスレの意味なくね?って作品もレスもたまにあるし
それの方が比重多くなると流石に無理して投下しなくても、誉めちぎらなくてもって思う
592名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 01:43:29 ID:DoQ52r8B
>>591
しかし、少しでも18禁要素が入ればココに投下することになる以上仕方ない気が。
593名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 10:06:41 ID:g5ZwxGr3
こんな過疎スレで貴重な職人追い出すような事は言いたくない
自分は淡泊でも朝チュンでも何でもいいや

でも本番が見たいってのも本音
更に言うなら、以前投稿されたミストリネットラグナのような濃いのが大好きっていうのも本音
594名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 17:01:20 ID:1jOaRZby
>>588 遠慮してネットリエロ書かないわけじゃなく、最初は気恥ずかしかったり
思うように書けなかったりしてる人もいると思うから
GJしつつ職人さんが段々慣れてくるのを待つのがいいと思う。
投下されても批評レスとか、違う女子リクするだけとかが多いし
次もまた書こうと思いにくいのかもな。
他のスレより対象の女子が多いから分散してしまうのも仕方ないのかな。
595過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/09/08(月) 01:13:26 ID:rxFm9Oj3
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [728]
アリエラにかけた。

ガチにエロいのは俺ももっと読みたいな。
596名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 13:24:43 ID:EK7lv0op
うう、アリエラ…
いつもGJです
597名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 20:54:48 ID:6ThQH58B
>>587
色々な意味でこゆすぎる作品でフルボッコ喰らった事ありますw
598名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 21:30:50 ID:Zirq0MU8
エロ方面にじゃなく暴力方面に過激なのはちょっと苦手だ
レイプ監禁凌辱スカトロ切断とか。でも前書きで注意してくれれば
俺が見ないようにすればいいだけだから投下したらいいと思う。

ここの住人は、相手の男は誰でもいいってのよりカップルに好みがある方が多そうだから
他のスレよりそういうのが少ないかもしれないな
599名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 06:11:02 ID:X/f8zjYu
なんだか初回特典のカブの種が俺を呼んでる気がした
600名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 23:23:24 ID:SPG0bwOn
Wii版発売ということで、メロディの人が戻ってきてくれることを切に願う
601ラグナ×リネット@440:2008/09/15(月) 03:29:29 ID:+MIVpVjV
満月の夜はムラムラするので流れを読まずに投下。Wiiは持ってない。
鳥もなくして探すの面倒なので仮鳥でゴメ。
みなさんお月見はしましたか?というだけの話。
個人的には現実逃避だ文句有るか。
しかも久しぶりなので感覚忘れてるし長いような希ガス。
兼リハビリということで多目に見ろ。
次いつ時間が取れるかわかんねーので次は〜とか続きは〜とかはナシ。
脳が疲れ気味なので読んでしまった人は氷砂糖を下さい。
大体、最初、お月見の場所はギガント山だと思ってた。
俺の頭かわいそう。

↓では次から。今使ってるプロバイダは鯖規制多いので不安。
602ラグナ×リネット@440:2008/09/15(月) 03:31:55 ID:+MIVpVjV
クレメンス山でお月見

すでに戦場の臭いなど忘れてしまった。
帝国軍では機械に囲まれていたはずなのに、それがどんなものだったのか、
ほとんど思い出せない。あの頃は、機械の絶対性を信じていたし、
それさえあればどんな戦いにも勝利できると思っていた。
そんな事はぼんやり覚えているのに、何故そう信じていたのかがわからない。
あの日。
それまで信じていたものが全て音を立てて崩れ落ちた。
絶対だと信じていた兵器は鮮やかな緑色の植物に埋もれてしまった。
そして今。
屈託無くにこにこと話しかけてくる少女の家の部屋に住まわせてもらい、
ルーン集めに利用していた青年も、何事もなかったかのように
笑顔を向けてくる。
ただその分、胸の奥の罪悪感は日に日に大きく重くなって行く。
だからといって、赦しを請うて歩くわけにも行かない。
もともと孤高の軍人だったのだから民間人と簡単に馴れあえるわけがないと、
リネットは自分に言い聞かせて日々を過ごしている。
クレメンス山の山頂に腰をおろしてそんなことをぼんやり考えていた。
爽やかな風が吹き抜ける。地面に手を着くとほんのりと温かい気がした。
周りはすでに薄暗い。

603名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 03:32:20 ID:OtubRZHC
流石に今更過去の牧場物語2とかハーベストムーンのエロ絵は中々見つからなかった
604ラグナ×リネット@440:2008/09/15(月) 03:33:31 ID:+MIVpVjV
「リネットさん、お待たせ」
いつの間にか、背後に立っていたラグナに声をかけられて、リネットは驚いた。
気配を殺して来たのだろうか、全く気がつかなかった。
帝国が、自分が利用し、記憶を奪った青年が笑顔で声をかけてくる。
「あれ、驚かせちゃいましたか」
ラグナが自分を驚かせるつもりだったのではなく、
自分が物思いに耽っていて、ラグナが来たのに気がつかなかった、
ということに気がつき、リネットは苦々しく思う。
「…私が油断していた…」
思わずそう呟くと、不思議そうな顔でラグナが聞く。
「何か、油断しちゃいけないことでもあるんですか?」
この平和な町で、そんなものはないのだということに
リネットはまだ慣れていない。そんな自分に気づいて、思わず、
「ふふ…いや、違うんだ」
と、笑って首を振った。
「リネットさん、笑うと可愛いですよね、もっと笑えばいいのに」
このラグナという青年は、時々、気障なセリフをさらっと言う。
「何にもしなくてもそんなに美人なんだから、笑顔でいれば、
男連中はみんな夢中になりますよ」
そう言いながらラグナは持ってきた荷物をがさがさと開けている。
てきぱきと持ってきたラグを地面に敷いている。
「リネットさん、地べたになんか座ってないで、ここ座って下さい」
言われるがままにリネットはラグナの隣に腰を下ろす。
ラグナが自分の顔を見ていなくて良かった、とリネットは思う。
もし見ても、薄暗くてはっきりとはわからないだろう。
自分にしてはありえないことだが、顔が熱い。
きっと赤くなっているに違いない。そう思ってリネットは思わず顔を押さえる。
「でも、今日は僕だけにでも見せて下さいね、笑顔」
にっこりと笑ってラグナが何かの包みをリネットに差し出す。
「それは…何だ?」
リネットはまともにラグナの顔を見ることができなくなっている。
必要以上に包みに顔を近づける。
605ラグナ×リネット@440:2008/09/15(月) 03:34:52 ID:+MIVpVjV
「お団子ですよ。お月見にはお団子、なんだそうです」
ラグナが包みを開けると、真っ白な丸い団子が串にさしてあり、
きっと何かの味がついているのだろう、ソースがかけてる。
「月と団子に関係があるのか?それに、このソースは何だ?」
リネットは団子を凝視したまま、早口で矢継ぎ早に質問する。
くす、とラグナが笑う。
「リネットさん、意外と食いしん坊なんですね」
思わず、リネットが顔を上げた。
「ちが…」
思いの外ラグナと顔が近くて言葉を失う。また、顔が熱くなる。
「お月様、見ました?」
ラグナの視線が上へ走る。つられて、リネットも空へ目を走らせた。
漆黒の闇が広がっていると思っていた空は、
無数の星が瞬き、大きくて丸い月が輝いていた。
まるで吸い込まれそうだと、リネットは思わずみとれた。
帝国でも空は同じだったはずなのに、こんな空は見た記憶がない。
空をゆっくり見上げるということ自体したことがない。
訓練の一環で夜の行軍での道標として星の位置を記憶したことはあるが、
こんなに無心で無防備に見たのは生まれて初めてだと思った。
「では、食いしん坊のリネットさんに教えましょう」
とラグナが冗談ぽく説明を始める。
「お月見の時は、
あのまん丸なお月様に見立てたお団子を食べる習慣がある国があるそうです。本当は、他にもいろいろアイテムが必要らしいんですけど。
で、このソースは本当は『たれ』と言うらしいです。
何種類か味があって、甘いのとかもありますよ。
ま、ほとんどはめいさんの受け売りですけど」
そう言って、照れくさそうに鼻の頭をかく。
「ここだと、なんだか、星空に囲まれてるみたいでしょう?
お月見の特等席なんですよ」
惚けたように夜空を眺めていたリネットがふと、真顔に戻る。
606ラグナ×リネット@440:2008/09/15(月) 03:36:37 ID:+MIVpVjV
「では…その…町の他の人間もここに来たかったのではないか…?」
それなのに、自分などがラグナと一緒とは言え、この景色を独り占めして
良いのかと不安と申し訳なさで心が一杯になる。
「みんなが、リネットさんを連れてけって僕に言って来たんですよ。
言われなくてもそうするつもりでしたけど。
こんな夜空見たことないだろうから、って。
それで、リネットさん、まだ町の人たちと打ち解けてないみたいだから
自分たちは今年は遠慮する、って言って」
少し間を置いて、ラグナが聞いた。
「僕と一緒じゃ嫌でした?」
月明かりと星の光に目が慣れてきたせいで、ラグナの表情がよく見える。
いつもの笑顔にほんの少しだけ、意地悪が混じっている。
独りで良かったなどと言ったら、すぐに帰ってしまいそうな気がして、
リネットは必要以上に必死で否定した。
「そんなことはない…町の人にも感謝するし…
ラグナ殿に『お月見』に誘ってもらえて本当に嬉しい…」
自分より年下のはずの青年は「よくできました」とでも言うかの様に笑った。
「やっぱり、リネットさんは可愛い」
そう言って、にこっと笑い、団子の串を一つつまんでリネットの唇に当てる。
「はい、あーん」
あーん、と言っておきながら、団子を一つ、リネットの口に押し込んだ。
そして、串をすっと引き抜く。
口の中に一つ残った団子は甘辛い『たれ』がかけてあった。
初めて食べる団子は思いの外美味しかったが、予想以上に噛むのが大変で、
どのくらいで飲み込めばいいのかと考えながらリネットは口を動かす。
ラグナが口を開く。
「リネットさん、お団子美味しい?」
返事が出来なくて、口を閉じたままリネットが肯く。
「僕にもくれませんか?」
ラグナが悪戯っぽく笑い、瞬間、リネットの唇と自分の唇を重ねた。
607カイル×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 03:56:44 ID:+MIVpVjV
リネットの頬をラグナの両手のひらが包み、唇の間から舌が入ってくる。
何故か、リネットは跳ねつけるという発想が湧かなかった。
どんな状態になっているのか想像もできない団子をラグナは器用に
リネットの口の中から奪って行った。
ごくん、と団子を飲み込んでからラグナが笑う。
「リネットさん、お団子食べにくそうだったから。
今度は食べさせてあげましょうか?」
要するに、今の逆をしようとラグナが言っているのだとリネットも気づき、
「いや…遠慮する…自分で食べられる」
と言ってみた。
いつも、ラグナは笑顔を向けてくれる。
その笑顔が、リネットの視界から消えた。
正確に言えば、抱きしめられた。だから、今も柔和な笑顔なのだろう。
リネットの耳にラグナの唇が触れて、そっと囁く。
「お団子は後にしたくなりました…
さっきからずっと照れているリネットさんが可愛くて…」
ラグナの言葉がリネットの耳朶をくすぐる。
それに同調するかのように、心が期待と歓びでざわめき始める。
「ラグナ…殿?」
これ以上甘い言葉を囁かれたらすぐに自分が自分でなくなってしまいそうで、
リネットは身体を捩ってせめてラグナの唇と自分の耳を離そうとしたが、
見た目とは違い鍛え上げられたラグナの力は強く、身動きが取れない。
耳たぶに触れるかどうかというぎりぎりのところでラグナの唇が動く。
「もしかして…耳、弱いんですか?」
そんなことはない、と力強く否定したいのに、
喉の奥から自分のものとは思えない吐息が漏れる。
「や…そこは…」
軍隊の構成は圧倒的に男が多い。いかに厳しい軍事訓練が行われていようと、
統率が取れていようと、若い男性だらけのそこは、性欲の渦巻く世界だった。
「じゃ、ここは?」
そう言ってラグナの指が、つ、と膝の裏から太ももの内側をなぞる。
「ん…あ…っ」
608カイル×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 03:57:31 ID:+MIVpVjV
抵抗して押さえつけられて無理矢理身体を開かれるうちに、
抵抗することを諦め、同僚だろうと、上官だろうと、部下だろうと、
求められるままに自分も応じ、愉しむようになっていた。
そのせいで少佐という地位が与えられたとは思いたくないが、
たかがセックスを拒んだくらいで軍を追われるのは不本意だった。
「リネットさん…すごい敏感…」
驚きをなるべく隠しながらラグナが呟く。
ラグナに触れられた場所がひくひくと動いているのが自分でもわかる。
「…いや…」
リネットが思わず呟く。ぱっ、とラグナの手が離れる。
「あ…もしかして何か嫌な…」
帝国での生活で嫌な目にあっていたのかと誤解したラグナが慌てて身体を離す。
それと同じ速さでリネットがラグナに抱きついた。
片手を首に回し、唇を重ねる。ラグナの舌に自分の舌を絡め、
音をたててキスをする。
さすがに正面から顔を見つめるのは恥ずかしくて、目線を逸らして唇を離す。
「…もっと…」
そう言って、自分の脚にラグナの手を添える。
「…久しぶりに触れられて…」
再びラグナの指がリネットの脚の付け根を撫でる。
「なんだ…いやらしい人だったんですね、少佐」
ラグナがちょっと笑って、唇を重ねてくる。
ちゅっ、ちゅっ、と音をたててキスをしながら脚を触っている。
「少佐は…だめ…」
快感に支配されながら必死にリネットが言う。
『向こう』では、誰もが「少佐」「少佐」と言いながら自分を求めてきた。
一対一のこともあれば、何人がかりかで精液まみれにされたこともある。
それを思い出した。その時は恥ずかしさなど感じなかった。
お互い、性欲処理に都合が良いだけの相手だと思っていた。
「じゃ…リネットさん…」
ラグナのように優しく囁かれたことも触れられた記憶もほとんどない。
「さんもいらない…あまり焦らさないでくれ…」
609ラグナ×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 03:58:19 ID:+MIVpVjV
ちゅっ、と音をたててラグナがリネットの耳の後ろにキスをする。
「焦らしてるつもりはないんだけど…」
そのままそっとラグの上に倒される。
「リネット」
自分で言ったのに、実際ラグナの声で囁かれると一層心地よい。
少年から青年へと成長する途中の少し低くて爽やかで、幼さの残る優しい声。
「どうして欲しいの?」
ラグナがわざと、脚の付け根で指を動かしているということにまでリネットは
思いを至らせる余裕がない。
その腕をぎゅっと握って、自分の秘所に指を当てる。
「ここが…我慢できない…」
すでに水分を含んでいるスリットにラグナの指を入れる。
ラグナが指を少し動かすと、奥から熱い液体が溢れて来るようで、
リネットは思わず声をあげる。
ラグナは他の指を使って器用にスリットの少し上にある突起を押さえた。
指で捏ね、つまみ、優しく触る。再びリネットの唇から吐息が漏れる。
「あ…そこは…あぁ…ん」
ラグナがリネットに身体を重ねて来る。
「ここだけでイケるの?リネット?」
片脚をリネットの脚の間に入れると、リネットの脚が自然と開く。
「リネット、ここだけでイってみて?」
いちいち「リネット」と付ける。
それを聞く度にリネットは一層ラグナが欲しくなる。
こんな媚を売るようなことが自分にも出来るのかと思いつつ、
甘ったるい声で懇願する。
「いや…ラグナ…殿の…が欲しい…入れて…」
邪魔なものを取り去りながら、ラグナが笑う。
「僕も、ラグナって呼び捨てにして下さい」
月明かりの下、ラグナのものが起きあがり始めているのが見える。
思わず、リネットが手を伸ばし、口に含む。
「んっ…」
今度はラグナが声をあげ、それが少し大きくなった。
610ラグナ×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 03:58:59 ID:+MIVpVjV
「リネット、口に欲しかったの?」
そう言ってリネットの唇を指で拭い、キスをする。
指をヴァギナに入れて動かしながら、囁く。
「こっちだよね?」
リネットが肯くと
「ね、もう一回さっきみたいに言って。もうちょっと具体的に」
ペニスの先でクリトリスをつつきながらラグナがちょっと意地悪な顔をする。
昔は、こんなこと恥ずかしいことでもなんでもなかったのに、
ラグナが相手だとどうしてこんなに恥ずかしくて甘えた気持ちになるのかと、
リネットは思いながら必死で言葉にする。
「ラグナの…おちんちんを…私の…下のお口に入れて…」
我ながら中途半端だと思い、恥ずかしさのあまりリネットは両手で顔を
覆ってしまう。
「やっぱり、かわいいね…リネットは…」
すっ、とペニスの先端がクリトリスから下に滑り、
そのままヴァギナに侵入してくる。まだ亀頭のあたりしか入っていないと、
感覚でわかっても、リネットには凄まじい快感が襲ってくる。
少しずつ、少しずつ前後させながらペニスが奥へ進んでくる。
一気に貫いてもらってイってしまいたい、という気持ちと、
いつまでも繋がっていたいという気持ちがリネットを一層興奮させる。
「…リネットは意外といやらしいんですね…僕はもっとお堅いんだと…」
リネットが反応する場所をペニスで探しながら、ラグナが言う。
「ちが…」
よがり声をあげないように口を自分で塞ぎながらリネットは必死で否定する。
首を少し回すと、大きな丸い月が燦々と輝いている。
「月が…月を見ていると…なんだか…」
少しずつ、ラグナの動きが速くなってくる。
リネットの肉壁がラグナのペニスにこすられて反応し、
ラグナを逃がすまいとするかのように収縮する。
ペニスはそんなリネットに締め付けられて逆に固さと大きさを増す。
リネットの腰が少し浮き、ラグナの動きに合わせて前後に揺れ始める。
汗の滲んできた額を軽く拭って、ラグナが笑う。
611ラグナ×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 04:00:18 ID:+MIVpVjV
「そうですよね、月を見てるといやらしい気持ちになるって言いますね」
多分、本気にはしていない。
「僕もそうかもしれません」
一応、そう付け足した。
ラグナの顔がリネットの顔に被さる。
「でも、リネットがかわいいのは…月だけのせいじゃない…」
そのまま、唇を重ね、リネットの反論も、あえぎ声も、封じてしまう。
舌を絡め合いながらリネットの脚を持ち上げ、リネットの一番深い所を突く。
リネットは何度も獣のような声を喉の奥であげた。
二人が繋がっている場所から脊髄を伝わって、脳天に突き抜ける、
電流の様な快感を何度も感じた。
思わず、ラグナの唇を振り払うように離した。
「…もう…限界…死んじゃう…っ」
次にあの快感が襲ってくれば、意識を保っていられる自信がなかった。
ラグナにも余裕が無かった。
「僕も…イきます…」
そう言って、ペニスを急いで引き抜こうとする。
思わず、リネットは、離れていく身体を引き止めた。
「…中でイって…」
ラグナは何も答えなかったが、再び唇を重ね、舌を絡めると、
そのままリネットの奥を何度か突き上げ、
「んっ…」
と押し殺した声を出し、リネットの最深部で一瞬止まった。
リネットは自分の中にラグナの精液が放たれたことを感じると一瞬、
意識を手放しそうになったが、辛うじて踏みとどまった。
「はーっ」
と、深い溜息をついて、ラグナがそのままリネットの隣に寝転がる。
器用なことに、ペニスは未だ挿入されたままで、
ラグナはリネットの片脚を抱えて撫でている。
「リネット…何回イったの?」
リネットの内股の痙攣が快楽を貪った証拠だとでも言うかの様に、
ひくひくと動いているそこを触っている。
612ラグナ×リネット@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 04:01:06 ID:+MIVpVjV
リネットは口をきくのも面倒で、わからない、と首をふる。
「良かった?」
リネットはジェスチャーで答える代わりに、ラグナにキスをした。
くす、とラグナが笑う。
「そんなことされたら、ここでもう一回、になりますよ」
それでも別に構わない、とリネットは思っている。
大きな月が照らす下でこういうことをするのも悪くはない。
押し倒されていたリネットの目には、いつも月が見えていた。
まるで月に見られている様で、いつもより興奮したなんて言えないけど。
すっ、とラグナがペニスを抜く。
亀頭が出て行く感触がさっきまでの快感をよみがえらせて、
リネットは思わず溜息をつく。
そんなリネットを引き寄せてちゅっ、とキスをし、
年若い青年が囁く。
「あんまりリネットがかわいいから、僕、まだ収まらないんです。
でもここは冷えてくるから、場所、変えましょう?
僕、リネットのこと全部見たいし、もっといろいろ知りたい」
まだ少しぼんやりとしているリネットの横でラグナは敷いていたラグを
くるくると丸めて片づけ、
「あ、そうだ。お腹すいたでしょ。
秋は夜が長いから、エネルギー補給しときましょう」
と言って、残ったお団子を自分の口に放り込み、
そのまま口移しでリネットに食べさせた。
ラグナが言う様に、夜風は少し冷たい。
月を眺め、大地に触れ、風に吹かれるという、
この町の人間なら当たり前のようにしていることは、
きっととても幸せなことなのだと、リネットは思い、
ラグナに手を引かれて山を下りた。


613反省と言い訳@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 04:05:21 ID:+MIVpVjV
>607と>608の間にエラーが出てな?
パソコン変えてな?ついでに鳥探してな?
そしたらラグナが脳内でカイルになってたよごめん。
脳内デリートして下さい。
死にてぇー…orz
誰か砂糖水を下さい。そうじゃなかったら死に水を取ってくれ。
614さらに@440 ◆440.V/COZU :2008/09/15(月) 04:09:14 ID:+MIVpVjV
>606と>607の間じゃねーか…
疲れてんな俺。
読みにくいところも多そうだけど斜めに読め。
そして>603、ケコーンしようぜ。
615名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 09:11:42 ID:4WwujlGD
ごめん、内容はすごくGJなのにカイルで吹くwww
616名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:03:27 ID:D5c/IksQ
リネット好きの俺が狂気
GJ!GJ!GJ!グッジョブ!
617名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 21:28:50 ID:aSiaT46L
少佐〜!!
GJ!!

お久しぶりです!
また無理ない範囲で投下待ってます。
618名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 03:15:44 ID:c4K+EyKA
>>603
やっぱりその頃が最高だよな
619名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 23:00:17 ID:uKLJKGoT
ここってキャラの性格変化有?
いいなら腹黒ウィル×チェルシー書きたいんだが…。
やっぱ女の投稿は控えるべき?
620名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 00:18:02 ID:Ge4eo47N
プレイヤーの半分が女だから別に女だからなんだとはいわない
でも腹黒は好きじゃないかな
621名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 02:19:00 ID:QIXGDhK8
正直、キャラの性格が別物なのはそれが男でも女でも
サイト作って オ リ ジ ナ ル で や れ 
の一言に尽きる
そもそも、ちゃんとゲームやったのか?
そういう安易なのは便乗するのがわらわら出てくるからいくら過疎化が進もうと勘弁だ

>619には寧ろ腹黒なモブの汚いオッサン達かなんかに
チェルシー寝取られ話を強制リクエストする
622名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 04:30:43 ID:ZZ+VL42O
キャラの性格は多少弄らないとエロには持っていけないし
キャラの性格を大きく変化させても「状況次第でありそうだ」と思わせることは出来る。
然るに、>>619氏は何であろうとまず投下すべき。

>>621
とりあいず、そのモブキャラは牧物の世界にいるのか(いなけりゃそれも原作改編)、
ついでにモブ相手で性格を描写できるのか答えてもらおうか。答えられないなら帰った方がいい。
623名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 09:32:44 ID:uvCfkArq
>>620-622
答えてくれてありがとう。
やっぱ性格変化やめたがいいよね…。
了解、頑張ってウィル×チェルシー普通に書いてみる。
624名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 10:21:42 ID:yaHlYtDn
>>621じゃないが一応モブはいっぱいいるぞ
625名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 10:40:51 ID:+9CRZBL/
牧場物語の世界はモブキャラもみんな良い人達だからなぁ…
都会から来た観光客のおっさんAとかならアリじゃないかな?
たいしたアドバイス出来なくてごめん
投下たのしみにしています
626名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 18:58:51 ID:S8aa27x/
自分に振り向いてくれないセシリーを無理矢理手籠に・・・・
627名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 20:13:30 ID:7rpKEdWb
>>624-625
そういう問題ではなく、俺はただ単に
「性格改編もモブも大差ないだろうが」と言いたかっただけなんだがな…
628名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:37:29 ID:DkUPi+Rn
そもそも原作とそっくりイメージそのまま(勿論俺の思ってる、とつくが)の人物描写してる二次創作なんてめったに見れるもんじゃない。
このスレの過去ログではひとつも見たことが無い。
629名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:06:34 ID:GkXQdM/8
つーか、黒いカブ様だって性格改変なんじゃ
630名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:09:35 ID:AydVKQ3N
釣りじゃなくてマジだったのか…
女って空気読めないのが本当に良く分かった
腹黒って言葉がなんかムカツクw
631名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:17:23 ID:hpg3uKgu
>>623
>>620だけどキラ仲自体は好きだから期待してるよ
632名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:23:05 ID:TNcZuvc0
黒カブ様は、上手く言えないけどバグが元で広まったネット上でみんなで共有してる
二次公式定番ネタ設定だからまた別なんじゃないか
性格捏造が嫌味に映るかどうかは正直書き手の腕の上手さ次第としか言いようがない

でも、ウィルはダルシャンに心配されるくらい世間知らずで天然な
いつの時代の少女漫画の王子様だよってところが何よりも魅力だと思っているから、
「腹黒ウィルの小説読みたい?」と聞かれたら「絶対にノゥ!」であるのは言える
もし投下されててもムカつくだけから絶対にGJの言葉はかけずただスルーするだけ。

まあこういう意見もあるけど過疎スレだし自分でいいと思うなら気にせず投下してくれ
633名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 00:56:11 ID:jx4a+KNn
どうでもいいけどここで『〜〜ってどう?』って質問して来るタイプや
『今〜〜のエロ書いてる』って予告投下してくタイプは
その後大抵投下しない法則あるよな
もう全裸でワクテカしてお目当てのエロ投下を待つのは秋田
634名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 03:49:18 ID:ZHagZ0F+
書ける人はとにかく最低限のマナーを理解してから書けばいい
注意が必要な内容だったらちゃんと投下する前に書き込めば良識のある大人ならスルーするかGJを送ってくれる
非難する輩は相手にしなくていい
あと投下予告はスレが荒れる元になるからあまり使うのは推奨しない

>>630はもっと考えてから書き込むべき
635名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 06:41:51 ID:ofW3bF8o
>>632
そもそも有名な二次公式って何よ、んなもんおまえが勝手に思ってるだけかもしれんだろ?
おまえさんの主観を他人に押しつけるのはイクナイ
キャラの性格の感じ方だって人それぞれだしエロパロなんだから多少原作と違ってもいいと思う
職人は投下予告したり住民に聞いたりしないで好きに投下したらいいよ
注意書きさえしてもらえれば苦手な人はスルーするだろうし
636名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 09:22:36 ID:pQHHgOoh
つまりいちいち誘い受けする女が悪いと
637名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 10:17:46 ID:0iS5LQFf
やけに「女」につっかかるのがいるな。去年と同じ奴か?

趣向・需要は様々だろうけど、こういうみんなで読むスレに投下すべき作品なのか
個人で楽しむべき作品なのかは最低限自分で「判って」ほしかった
ちょっと他の作品読めば苦手な人には注意書きして
対処すればいいってのも自分で「判るしな」
レスの内容にも荒れると予想がつくようなキーワードを上手い具合に盛り込んでるし
予告が歓迎されないのも、このスレをざっと読んでればある程度判断できる
どっちにしろまだここに投下するには早い「半年ROMれ」で片付く子だろう

書き手が充実してるスレならそんなん擁護する必要ないのに白熱する
過疎スレの悲しさよ
賑わってるのかと思ってきたらこんなんで盛り上がってるなんて切ねえww
638名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 16:11:21 ID:CHKiffRM
腹黒ってのがよく分からんけど遊び、性欲発散目的でチェルシーと寝るってことか?
じゃあ俺もそのうち島民全部腹黒キャラで一本書いてやるよ

ウィルは故郷の殺伐とした世界に戻る前のモラトリアム期の最後の火遊び目的で
島の若い娘を次々とつまみぐいしまくる処女ハンター
チェルシーは財産狙いでどうにか中田氏させて既成事実を作るのに異常な執心
ピル飲んだから大丈夫よ…出して…と促しておきながら実は危険日
宿屋のカロンは利用時間きっかりに突然ドアを開けて入ってきて
「お客さんお時間延長なさいますか?2時間延長で10000Gですわ」と聞く始末
(もちろん請求はウィルの親父の会社宛てで)
チップをはずまないと舌打ちしてくる、そんな打算だらけの牧場物語
639名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 16:39:17 ID:hpg3uKgu
>>638
すごくいい
640名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 18:55:13 ID:wqHI4b3G
>>637
そういえばこんなところに女がいるわけがないって
真っ赤になってたのがいたな…元気ー?・_・)ノシ

腹黒化ってのが腐女子が好んで使うから違和感あるなら『鬼畜もの』に
言い換えればいいんじゃないかな。
どんな優しい男でもベットの上も同じとは限らん。
641名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 19:17:11 ID:GQNEzgF2
>>638吹いたw
普通に読んでみたいんだがw
執筆がんばれ!
642名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:53:19 ID:fuERZ4Le
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi[729]
わくアニの女主
なんかスキャナの使い方わからんからそのまま携帯で
色鉛筆で適当に塗ってあるからよけいに画質悪いけど
643名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 00:22:24 ID:/ZsE9LkF
>>642
GJ!GJ!
顔赤らめてるのがまたいいなー
644名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 18:07:03 ID:D7fJXUjt
シチュエーションは好きだけど顔がデフォルメされきってないからか
頭でっかちに見えてバランス悪いから萌えられない…

最近思ったんだがわくアニのヒロインって髪形がもこもこしてて80年代のアニメの女の子っぽいよな
アイドルとかに変身する前みたいな
645名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 20:42:17 ID:5O7ZCRbH
>>644
そうあんまりネガティブなこと言うのも大人としてどうかと思うぞ
気に入らなきゃ黙ってスルーしたほうがお互い平和だろ
642だってそんな目に余るほど痛いことしたわけでもないのに
646名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:48:45 ID:B+26LxVA
別に「下手くそ」とかあからさまな叩きでもないのになんでそんな必死なんだろう
俺もまず頭でかく見えた
できたら等身高い絵も見たいな
647名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 00:59:50 ID:falqBq6N
>>642
GJ!顔でかいとか言ってる奴は気にするな
要は好みなんだから
648やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:22:06 ID:G7cfGKxe
わくアニ発売したらタケル(男主人公)の存在がどうなるかわからないので
発売前に投下。長いので長文が嫌な人はスルーしてください。

「フンフンフーン…」
鼻歌を小さく歌いながら、台所でリーナは食器を洗っていた。その隣では、
タケルが彼女の洗い終わった食器をにこやかな顔つきで拭いている。
「あなた、これで最後よ」
「うん」
最後の皿を洗い終え、リーナは今度はシンク内を洗い始める。タケルはその皿を拭き終わり、
近くにある食器棚へとかたした。
「終わったよ」
「はい、お疲れ様。あなたはもう休んでて。後は私がやっておくから」
にこっと微笑んで、リーナは台ふきんを水でざばざばと洗っている。広いカウンター内は
大人二人も余裕で入れる面積があった。頑張って稼いだお金で増築したマイホームは、
島では珍しく2階建てである。
「うん…」
しかし、タケルはその場から動かず、台所に立って後片付けをしているリーナを眺めている。
広い厨房を作ったは良いが、一人暮らしには広すぎたし男一人で家事をしていても色気も
何もあったものではなかったけど。こうして新妻が甲斐甲斐しくも厨房に立ち、家事なんか
しているともう、なんともそそるものがあるものだ。
動くたびに揺れる彼女のお尻が可愛い。見入っているうちに我慢できなくなって、
タケルは思わず手をのばす。
「…あ、え?」
台ふきんを絞っている所へ背後からの違和感がして振り返れば、真後ろにタケルが
立っているではないか。
「タ……タケルさん…?」
思わず婚前の呼び方で夫を呼ぶが、彼からの返事はない。
「あ、ああん、ちょ、ちょっとぉ」
真後ろにいるタケルが、押すようにぐいぐいとお尻を撫で回している。リーナにとっては
別に嫌な事ではないのだが、何事かと思う。
「ど、どうした…ぁんっ!」
今度は背後からまわってきた手で胸をぎゅっと掴まれて、どうしたのと最後まで言わせてくれない。
「タ…タケルさん…あんっ、もう…なに…?」
背中をぴったり密着してきた彼は、リーナの胸をぎゅうぎゅうともみしだき続けている。
まだシンクの掃除が終わってない彼女は、濡れた手で後ろの夫を制する事もできないまま、
その姿勢でされるがままだ。
「…台所に立つ君がすごく…そそるものだからさ…」
耳元でそう言って、タケルはリーナの耳を甘噛みする。
「あン…」
649やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:22:50 ID:G7cfGKxe
心臓が一際高く鳴り響いた。そして、彼の唇はリーナのうなじをつたい、軽く歯を立てて
彼女の肌に吸い付く。
「ん…ふっ……」
背中から抱きつかれて、正直リーナも悪い気がしていない。農業などで鍛えられた彼の身体は逞しく、
厚い胸板や筋張った腕で包まれるのが、彼女にとってはたまらなく嬉しいからここから動けないでいる。
タケルの手は相変わらず胸をもみしだきながらも、もう片方の手でブラウスのボタンを器用に外していた。
「あ……」
外れたボタンのブラウスの隙間に手が入り込み、力強い腕がするりと入り込んでくる。
「んっ…、んんっ…」
中に手を差し込みブラの隙間もぬって、生の乳房をその意外に大きな手で、押しつぶしては
好き勝手にもんでいた。
豆のように突起した乳首を指ではさみこみ、ぐいぐいと手のひら全体でねぶっている。
「あ…んん…」
ちゅっと軽い音を立てて、またうなじにキスされた。青い羽根をプレゼントされて求婚されたのは
リーナの方だが、実のところタケルよりも自分の方が彼を愛しているに違いないという妙な自負が彼女の中にある。
きっと、先に好きになったのも、彼が自分を想う度合いよりももっと彼を好きなのは自分の方。
だから、こんなにいきなり迫られたって抵抗できない。
そう、思っている。
「あ、あん…ちょ、ちょっと……」
だんだんリーナの息があがっていく。片手で好き勝手に胸をもみながら、タケルのもう一つの手は、
既に背中の方にあった。
少し邪魔なエプロンのリボンを引っ張って解いて、その次のスカートのホックに手をかける。
「タ…タケルさん……んっ…」
プチンとホックを外して、その下にあるジッパーを降ろす。軽く指で引っかけて下に向けて力を入れれば、
彼女の赤いスカートがすとんと床に落ちた。
「あ、ちょっ……」
下半身はパンツのみとなったリーナがわずかに抵抗を見せるが、背後から胸にまわる手が拘束になって、
それほど動けない。それに、彼女自身に本気で抵抗する気がないのだろう。
「タケ…………!」
ここまでくれば、人妻となったリーナならタケルが何をしたいのかもうわかっている。けれど、
どうして台所で立ったままなのかが解せないのだ。
「……っはぁっ…!」
可愛らしいレース付きのピンクのパンツの上から、その布の向こうにあるラインに沿って指をなぞらせると、
彼女は艶っぽい吐息を吐き出した。
「んっ…んんっ……」
片手で生の乳房を堪能しながらも、こちらの手では布ごしに大事な場所をぐいぐいとつついていくと、
彼女はくぐもった声をあげ、吐息のオクターブが上げていく。
650やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:24:16 ID:G7cfGKxe
「リーナ……」
タケルの方もだいぶ興奮しているらしく、熱っぽい息を含んだ声で彼女の耳元で名前を囁くと、
リーナの背中にゾクゾクと何かが走った
「あっ…んっ……」
布越しにうごめく指から逃げようと、リーナは腰を浮かせるが多少身じろぎする程度で、本気で逃げる気はないらしい。
いじくっている布が湿り気を帯びてきた。そろそろ頃合いかと、タケルは布をどかして直接そこへと指を差し入れる。
「はんっ…!」
リーナは思わず高い声をあげて身をよじらせるが、タケルは逃げられないようにもんでいた乳房をさらに強く掴んだ。
「はっ……んっ…はあ、はあっ…、は、あ…んんんっ…!」
湿った吐息を断続的に上げ続け、リーナは夫の指をその身の中で受け入れさせられていた。
その場所から、卑猥に響く水音はもうリーナの耳にも届いている。
「…は…ん……あっ……はあ、ハア、はっ…」
時折、びくっ、びくっとリーナの身が跳ねた。一番大事で、一番敏感な場所で蠢く夫の指が、
リーナのボルテージを上げていく。
「…あ……!」
タケルの怒張したものが布越しに、彼女の尻に当たると、リーナは小さい声をあげた。
どうやら、彼の興奮は伝わったらしい。
ふうっと熱っぽい吐息を吐き出しながら、タケルはもどかしげに自分のベルトのバックルを外した。
その間、彼女を自分の腕から解放しているが、そこから動かずにいるところ、こちらをもう待っているのだろう。
外気にさらされた自分の一物を一瞥し、タケルは妻の下着を腿の半分あたりまでずり降ろすと、
これからそれを入れるための場所を指で広げた。
そして真っ直ぐ、リーナの熱いぬめりの中へ自分のものを静かに埋没させていく。
「あ…!あ、ああ……」
引きつらせたように身体を硬直させ、リーナは自分の中に入ってくるそれにわずかに戦慄した。
「リーナ…」
新妻の名を呼んで、タケルは彼女の腰を両手で固定する。そして、動き出した。
「あっ……んっ……はああっ…」
まずは慣らすためゆっくりと埋没させ、入り込んだところで中を広げるように左右に腰を揺らめかせる。
そこをなじませるように動いてから、少しずつピッチをあげていくと、リーナのあえぐ声の間隔もそれに合わせるように吐き出した。
「あっ、あっ、はっ…、あっ…」
タケルが動くたびに、半開きにしたリーナの口から、少し苦しそうな切ない声がもれる。
その艶っぽく湿度のある声が、柔らかい彼女の肌が、熱くぬめる膣内を擦る感触が、タケルの劣情を腹からわき上がらせた。
ちゅっ、ずちゅっ、じゅちゅっ…。
二人を興奮させる水音が、往復運動を繰り返すごとに増していく。タケルが下から突き上げるたびに、
リーナは一緒に身体を浮かし、カウンターとシンクの縁をぎゅうっと握りしめた。
「ハアっ、はっ、あっ、んっ、あっ…」
動きに合わせるように跳ねるような声が漏れ、リーナの膝はがくがくと震えだす。
651やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:25:31 ID:G7cfGKxe
背後からまた胸に手をまわし拘束するように抱きしめ、ややのけぞってリーナの中へと腰を突き上げた。
「アンッ…!」
荒い吐息と共に声を吐き出したリーナに、タケルは中に入れたまま空気が混ざるようにかき混ぜる。
「あっ…んんっ…!ああんっ…!」
タケルの腰が動けば、つながっているリーナの腰も動き、二人の腰は怪しく揺らめき、
その動きがお互いを興奮と淫猥をかきたてた。
「リーナ…もっと、前に…」
「え?」
この体勢も悪くないが、今度はもっと奥深く味わいたい。そう思ったタケルは荒い息を吐き出しながら、
リーナの上半身を前方に押し倒した。
そしてリーナは胸がカウンターに押しつけられる程に前に押され、尻を背後に向かって突き出す格好に
させられる。タケルは彼女の下着をもっと下にずり下げると、腰を固定してさらに彼女の奥を目指して
自分の腰を彼女の尻に押しつけた。
「あ、ん、あっ、あああんっ!」
自分の奥深くに迫ってくる熱い圧迫感に、リーナは知らず声が高くなる。彼女の上半身が前に倒れた事により、
さらに深い結合が可能となったのだ。それに気をよくして、タケルは好き放題に腰を突き動かす。
「ああっ、あああっ!あああっ!」
熱くぬめり良い彼女の膣壁を掘り進み、奥へ奥へと目指した。そのたびに妻は官能的なあえぎ声をあげて
余計にこちらを熱くさせてくれる。
白く柔らかい尻を両手で握りしめ、下腹部が彼女の尻をつぶすほどに密着させて己の突起物を埋没させる。
それから今度は腰を引いて、それが彼女の蜜をまとわりつかせながら出てくる様を見下ろした。
視覚だけじゃない。
「あああんっ!」
湿っぽく官能的なあえぎ声や、動くたびにひびく粘着質の水音がタケルの耳を刺激するし、
手のひらから伝わる白くきめ細やかで触り心地の良いやわ肌。熱くキツく、ぬるりと自分の一物を
包み込んで飲み込む彼女の膣内と、そこを擦る感触。
どれもたまらなく気持ち良い。
「リーナ…!リーナ!」
「タ…タケルさん…!タケルさん!あっ、んっ!ああっ!」
妻の名前を呼びながら、何度も何度も腰を打ち付け、彼女もそれに応えて夫の名前を呼ぶ。肌同士が
ぶつかる音が打ち響き、水音はさらに量が多そうな音を立てた。
ずずちゃっ!ぐずちゅっ!じゅちゅぷっ!
あふれ出る愛液はリーナの内股を伝い、ぽたぽたと床に垂れ落ちる。
「あん!ああん!も、もうっ!あっ、あああんっ!」
膝ががくがくと震えだし、カウンターにもたれかかっていないと、リーナはもう自分の体重を支える事が
できない。タケルが腰を打ち付けるたびに、身体をゆさゆさ揺らし、あえぎ声をあげる。
「んっ…!くっ……、はっ……!」
652やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:27:48 ID:G7cfGKxe
タケルはうねりあげるような動きに切り替え、重く深く、リーナの中をぐいぐいと突き上げはじめた。
「あっ…!はあっ……!んっ……、く、くううっ…!」
それに合わせてか、リーナの態度に変化が表れはじめ、歯を食いしばってくぐもった声をあげた。
タケルは奥深くねじこみ、彼女の中を自分のものでいっぱいにしたまま、自分達の接合部分へと手をのばす。
「あっ!や、やああっ!や、やあん…!」
小さいながらもそそりたつ女のそれを指で押しつぶし、深く潜り込ませている自分のものの周りを弄くると、
リーナはいやいやするように、かぶりをふった。彼女の穴はタケルによってしっかり栓をされていても、
弄くるたびに溢れる蜜で指が濡れていく。
「ふんんっ…!んんんっ…!」
ふるふると身体を震わせ、タケルの腕から逃げようと身じろぎさせるものの、彼の力強い腕は彼女を離さないし、
背後からがっちり貫かれているのだ。逃げられようはずもない。
その体勢のままタケルがねぶるようにに動けば、リーナはさらに蜜を溢れさせながら喘いだ。
「ああっ…!あ、ああああっ…!はんっ…んんんっ…!」
カウンターにしがみつき尻をタケルへと突き出し、彼と深くつながっている。好きなだけ彼女の膣内を貪ると、
リーナの背中に覆い被さるように彼女を抱きしめて、腰を動かした。胸を強引にもまれたからか、
それとも入ってくる位置が変わったからか、リーナはさらによがって声の調子も変える。
「あああっ、はあああっ、はん、はあん、ああんっ」
カウンターに身体を押しつけられさらにタケルの腰で打ち付けられるたび、内からも外からも圧迫されて
リーナも乱れたように頭を振った。
「ああっ、はあっ…、あああっ…」
はあはあと荒い吐息をシンクの中に吐き出し、タケルの腰の動きに合わせて、リーナも腰を動かす。
タケルは上半身を起こし、抽迭に専念した。
「リーナ……あ、熱くて…キツくて……いいよ……!」
「タ、タケルさん…!あ、あなたの…あなたの……はああっ…!」
愛しい者の声を聞きながら、二人は淫楽にふける。
今はゆっくりとした動きで、お互いのものをむさぼりあっていたタケルだが、これだけ濡れていれば
好きなだけできると早いピッチでリーナの尻を叩き始めた。
「あっ!あっ!んっ!あんっ!」
パンッパンッとぶつかりあう音が鳴り響き、リーナのあえぎ声が小刻みになる。声のオクターブが
さっきより高いところを見ると、絶頂が近いらしかった。
「タケルさんっ!タケルさんっ!」
大好きな男の名前を何度も呼び、これから襲いくる感情のうねりにリーナは耐えようとしている。
タケルも己の妻を淫楽の淵へ落とし込むべく、一心不乱に腰を打ち付けた。
「ああああっ!ああああーっ!」
甲高いリーナの叫び声が台所中に響き渡る。ひどくよがって頭を振り、強く眉を寄せてリーナは喉から声をあげた。
強く自分のものを締め付けてくる快感に、タケル自身も身体の奥から何かが込み上がってくる。
653やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:28:23 ID:G7cfGKxe
「くっ…!」
ぎゅっと目をつぶりタケルはリーナの腰を強く抱き寄せ、深い結合体勢のまま彼女の中へと全てを解き放った。
「……う……」
どくどくと全身が脈打ち、自分の精をありったけ彼女の中に流し込む。かなりの量が出ているのか、
入りきらずあふれ出てきた。
「ん……」
身体が震えるほどの快感と、達成感の後は、けだるい疲労感に見舞われる。しばらく、
上がった息を整えるためにこのままの体勢だったが、少し落ち着いたらゆっくりと自分のものを引き抜いた。
「あ……」
引き抜いた時、リーナは甘い余韻残す声を出す。そして、てらてらとぬめ光る場所から、
白濁したものがとろりと流れ落ちた。
しかし、彼女は本当に可愛らしい妻だと思う。疲労残る顔ながらも、タケルは思わずこみあがってくる笑みを止められない。
彼女は丸くて大きくて可愛いお尻が露出した姿勢のままで、ずっと見ていたらまた欲しくなってしまいそうだ。
「あ…ん……もう……」
やっと落ち着いたらしく、リーナは火照った顔のまま、汗で張り付いた自分の乱れ髪をかきあげる。
「…あなた…。いきなり…何するのよ…」
ちっとも責めている語調などないのだが、言葉だけは少し夫を責めている。
「…はは…ごめんね。…台所に立つ君が可愛くてさ…。スッゴクそそられちゃって…」
台所に立つ彼女というのが、とにかく素敵に見えて、タケルは頭をかきながら正直に言った。
「…もう……。少しは…加減して…」
顔を赤らめながら、リーナは緩慢な動きながらもずり下げられたパンツを上げて、おろされたスカートを
きちんと履いた。彼女も言葉ではそんな事を言っているが、本気で怒っている気配はない。
「だから…ごめんってば」
軽く苦笑いして、タケルはリーナの頬にちゅっと軽くキスをした。キスをされたリーナは一瞬目を丸くさせて、
恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべる。
「…もう……あなたったら……」
「もうやめて」と怒らないあたり、嫌じゃなかったらしい。この調子ならまたやっても、ごにょごにょ
言いながらも結局嫌がらずにさせてくれそうだ。
火照った身体がまだ冷めない二人だが、とりあえず台所の掃除を済ませ、夕食の後片付けを完了させる。
それから居間で談笑していると、玄関の方からチャイムが鳴り響いた。
「…こんな時間に誰かしら?」
「あ、僕が出るよ」
すぐに玄関に向かうリーナとそれを追いかけるタケル。小さな島だから夜になったからと治安が
低くなるわけもないのだが、それでもこの時間に訪問するものでもないだろう。
「どなたですか?…あら…お父さん!」
「リーナ!元気してるか!?」
654やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:29:35 ID:G7cfGKxe
先を歩いていたリーナが玄関の扉を開けると、そこには彼女の父親が酒臭い息をまき散らしながら
赤ら顔で笑って立っているではないか。
「カパラさん!」
「おおー!タケル君!どうだい俺の娘は!?」
「え?えっと?そ、その……」
さっきまでヤッていたものだから、アソコの具合が最高ですなどと思わず言いそうになり、
慌てて引っ込める。いくらなんでも娘の父親に言うような言葉ではない。
「どうしたのよ?こんな時間に」
父親に対してはさすがに冷静に対応するリーナに、カパラは相変わらず酒臭く笑っている。
どうやらけっこう飲んできたらしい。
「なに、おまえがタケル君と結婚して、しっかりやっているのかどうか不安でな…」
しっかりヤッているが、まあそっちの意味じゃないよな、などとタケルはいちいち自分の考えを打ち消した。
「どうだ、タケル君。ウチの娘は!」
「え!?えーっと…料理が上手で、働き者だし、すごく良い人をもらっちゃって、なんだか良いのかな…とか…」
「はっはっはっはっ!そうか!そうかそうか!」
ばんばんとタケルの肩を力任せに叩いて、豪快に笑っている。しかし、その様子がなんだか寂しそうに
見えるのはタケルの見間違いではないらしい。
「もーう。お父さんたらそんなにお酒飲んで。どうしたっていう……!」
不意に、リーナの言葉が変化して、急に彼女はもじもじと身をよじらせはじめる。
「…リーナ?……っとぉ!?」
どうしたのかと、リーナに目を向けたタケルだが、またもやカパラに肩をばんと叩かれ、
注意は嫁から義父に向けた。
「いやー…なに、うちは3人家族だからな。一人抜けたくらい、どうって事ないんだがな。
可愛い牛や馬もたくさんいるし、寂しくないんだけどな。リーナはきちんとしているか、
ちょっと心配になってなあ…」
「……カパラさん……」
豪快そうなこの人も、さすがに一人娘が嫁いでしまったのは寂しいらしい。彼はタケルが娘婿になった事を
本当に喜んでくれたが、それとこれとは別のようだ。
「タケル君!そんな他人行儀の呼び方なんてやめて、な!お父さんと呼んでくれよ。
俺は本当は息子がほしかったんだから」
「カパ…いいえ、お義父さん。…リーナはすごく良い子ですよ。ご両親の育て方が良かったんだなって、
本当、思いますし」
「……タケル君……」
夫と父親が二人仲良くしているのは良いのだが、とりあえずリーナは今はそれどころではなかった。
さっきタケルに注ぎ込まれた精液が、今、降りてきているのだ。
なにかかなり中に出したらしいなと、とはわかっていたがまさかこんなタイミングで、
しかもかなりの量が降りてきそうなんて。下着を通り越して、垂れ落ちてしまいそうなのだ。
655やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:30:17 ID:G7cfGKxe
「え、えっと……その……」
早くトイレに駆け込みたいのに、娘が心配で酔っぱらってやってきた父親を無下にもできなくて、
リーナはその場でもじもじと腰をよじらせ、足を精一杯くっつけたりしてみる。
「……ん…」
ダメッ!
リーナはぎゅっと股を閉じて内股に力をこめるが、無情にも中からとろとろと、とろけだしている。
「…………!……!」
泣きそうになりながらも、必死に力をいれてみるものの、またとろりとあふれ出てきた。
「…ひ……ん……」
さらに濡れ広がる下着の感触に、足にまで垂れてこないか、まさかスカートを汚しはしないか、
もうハラハラしている。
「あ、あの、お、お父さん、ま、また後で、ね?」
「リーナ?…おまえ…タケル君はこんなに良くしてくれるのに、おまえは…」
酔ってなんだか涙もろくなっているようだ。訪ねていった娘に冷たくされたと思ったカパラは
ひどく悲しそうな顔をする。
「そ、そうじゃなくって。後で!ね、また後でねお父さん!」
「リーナ……」
「リーナ?」
酔っているカパラは気づいてないようだが、さすがにタケルは彼女の様子がおかしい事に気づいた。
「あ、あのお義父さん。リーナ、今日はちょっと疲れてるみたいです。もう結構な時間ですし、
お義母さんも心配されてると思いますから、今日は休まれたらいかがでしょうか?」
「タケル君…」
普段のカパラならなにか察してくれるだろうが、今はちょっとダメだ。カパラはタケルにまでも
邪険にされたと思って、ひどく悲しそうな顔を浮かべた。
「…そうか……。新婚の邪魔をして悪かった……」
「そ、そうじゃなくって…、い、今はちょっと、今は…ね」
内心オロオロと父親を慰めるものの、内股で起こっている大洪水にリーナも気が気でない。
「……そうか……邪魔したな……。二人とも…仲良くな…」
ガッカリというような、悲しそうな顔でため息をついて、カパラは踵を返した。
「…あ、あのお義父さん……」
タケルが伸ばした手も空しく、しょげこんだ背中を見せながら玄関の扉はぱたんと閉じられる。
「………………」
どうすれば良かったかなぁとタケルが腕を組んで考え込む隣で、リーナは慌ててトイレへと駆け込んだ。
656やすらぎタケル×リーナ:2008/09/29(月) 02:31:24 ID:G7cfGKxe


「リーナ?どうしたの、さっきは?」
仲の良い親子なのは知っていたから、タケルは少し顔を赤らめて睨み付けてくるリーナに尋ねてみた。
「もう!あなたのせいよ」
「え?ぼ、僕?」
「そうよ!さっき、あなたが出した、その…精液がたくさん出てきちゃって、大変だったんだから!」
「あ……」
そういえば、いつもにも増してどくどくと彼女の中に注ぎ込んだなと思い出す。外に出していたら、
大量に彼女に降りかかった事だろう。
「ご、ごめん……」
「…んもう……。…明日にでもお父さん所に行かないと」
「…そうだね…」
やや引きつった笑いを浮かべ、タケルはごまかしにぽりぽりと後ろ頭をかく。
「…えーと…それじゃ……今日はもうダメかな…?」
彼が結構スケベだと知ったのは結婚後だ。リーナ自身、家の手伝いの牧場の仕事で体力があるから
ついていけるものの、農業と鉱山と牧場で鍛え上げられたタケルの体力には、正直驚いている。
外見、細く見えるのに筋肉もがっちりついて彼の肉体が実は逞しかったのは、リーナにとって密かに嬉しい誤算だった。
そこに固執するつもりはないが、抱かれるなら逞しいに越した事はないと思っている。なにより、
彼女の父親もがっしりとしたタイプだ。
「…もう……。タケルさんのエッチ!」
「……は、はははは……はー」
情けなさそうな顔で笑った後、ため息をつく。そんな夫を横目で見ながら、リーナも小さくため息をついた。
最初は痛かったアレが、実は最近クセになり始めているなどとタケルに言ったら、
足腰立たなくされてしまうかもしれない。だから、そんな事は言わないけれど。
「…本当に…しょうのない人!」
などと言いながら、リーナはタケルの頬に軽くキスをした。
キスされて、タケルは一瞬驚いた表情を見せて、それからリーナの大好きな笑顔で微笑む。
彼の腕が伸びてきて、リーナの背中を抱きしめた。
…こうやって抱き合うのは良い。すごく気持ち的に充足する。…ただ、自分のお尻にタケルの手が
のびてきた時には、やっぱり苦笑してしまった。
今夜もまた、めくるめく官能の夜となるのだろう。



完。
657名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 02:39:25 ID:bvOCR2Ew
GJ!
658過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/09/30(火) 01:36:09 ID:hCCjxcOg
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [730]

久し振りに描いた気がするがまだ一か月も経ってないんだな。
659名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 23:27:53 ID:MZ/SFjox
僕も投下してみたいんですがよろしいですか?エロは書けないですけど。
好き嫌いが分かれると思いますが(ラグナ×タバサ)
660名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 01:19:27 ID:iSocn7jE
>>659
是非!!
661名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 07:53:46 ID:1GyaJaGs
18歳以上になったらまたお越しください
662名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 13:05:56 ID:/mThfzox
>659
エロくない作品はこのスレに9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/l50
エロ無しはいい加減、
こういうところに投下してurlだけ貼ってくれないかな、マジで。
最初から「書けない」のにエロパロに投下しようとする思考がわからん。
663名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 18:02:31 ID:V4w1y0rT
バカ、sageてなくて妙に口調が丁寧な時点でどう考えても小学生だろ。
察してやれよ。
664名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 20:05:30 ID:A/nPUp96
>>648 GJ!GJ! リーナもいいが父ちゃんもいい

>>642 遅いけどぷになイラストGJ!
   次出来たら同女主がアニマル達に・・・な絵を。
665名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:06:04 ID:VPdgHBXc
>>662
誘導GJ
666名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 07:20:08 ID:ewEoigs0
>>665
そっちに投下されたのかと見にいっちゃったじゃん
667名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 08:29:11 ID:3pLg5ysa
新妻とキッチンで立ちバック…いい!
こういうシチュエーション限定もいいよね
668過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/10/12(日) 05:48:33 ID:Hl6chK2f
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [732]
アリエラ。尻。

あと731にうpしてた人。GJ。すっげえGJ。
669名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 00:37:22 ID:XJuvcoxN
リーナいいよなぁ
俺もちょっくらなんか書いてくる
670名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 11:41:31 ID:xiXMB3gb
>>669
全裸で待ってる
まさかのリーナラッシュ到来か
671名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:27:58 ID:iUw3jSty
>>668 GJ!
731のって風バザキャラ?
672アルヴァーナのこりない面々  ◆NQZjSYFixA :2008/10/15(水) 16:23:36 ID:v2NC/skS
前スレ529のつづきです。10ヶ月ぶりw

三話 宣告

 太ももの感触を手の平全体に感じながら、ゆっくりと上に滑らせてゆく。
「んっ……」
 ドロシーは軽く背をのけぞらせ、うっとりと溜息をついた。
「ドロシーさんの脚、とっても綺麗ですよ」
 両の手をミニスカートのすそ、そのギリギリまで上げながら、カイルはそれ以上へは進まない。
「白くて、すべすべしてます。普段見せないのがもったいないくらいですよ」
 言いながら、今度は指先で内股をすっと撫でる。そのたびにドロシーの太ももがひくひくと痙攣するのを
楽しむかのように、やさしく、執拗に、撫で続ける。
「っ、か、カイルさん……」
 指先の動きにあわせて尻を動かしだしたドロシーが、消え入りそうな声を出した。
動きは止めずに、どころか指の数を増やしながら、カイルが気楽な口調で答える。
「はい、なんですか?」
 指はスカートの中にまでのびて、あくまでも脚だけを愛撫する。
「ふぁあ……ん、あんっ! わ、私……私にも、ナタリーさん、と、同じ事してくらさい!」
 ぎゅ、と両の太ももを掴む。
「ひゃうっ!」
「もっと具体的に言って欲しいな」
 まず普段なら言わない、言えない、言葉。何せ記憶も何も持たない新参者だったから、
この半年とにかく仕事になれて町の人に溶け込もうと必死だった。
 これは……言い方が不穏当な感じがするが、収穫期、というやつだろうか。
 そんなたわいない事を考えていると、
「わた、しと……セックス、してください……」
 ドロシーが割と素直に言った。
(へえ……)
 この後の言葉は「はしたない女だと思わないでください」系かな、と思いつつも、
出会った頃のドロシーと比べると劇的な進歩だ。素直に感心する。思わず顔をほころばせて、
尻越しにドロシーの顔色を文字通りの意味で伺うと、期待通りに真っ赤だ。
「……あの、はした」
「はい。わかりました」
 ドロシーが何か言った気がするが、この勇気には応じてやらなければ。
というわけで、あっさりと合意の上性交に及ぶ事になった。それはつまり、カイルにとっても、
「では」
 我慢の解禁。
 スカートをずらし、真っ白……の中心にしみが出来たショーツを、ずらして性器にしゃぶりつく。
「なふあぁ!? かっ、カイルさ、ひぃんっ、ここ、ろの、じゅ、うあぁあんっ!」
 ドロシーの喘ぎ声は、前二人と比べて大きい。派手というわけではなく、単純な声量の差がある。
(普段の反動なのかな)
 三度目、しかも主導権を握っているとそんな事を考える余裕も出てきたようだ。ついでに、
衝撃でこちらの股間に顔をうずめる格好で突っ伏しているドロシーの、たぶん鼻が竿に当たってくすぐったい。
 せっかくだからこのまま舐めて……
(ん? いやそれはもったいないな)
 この時点でカイルには二つのプランがあった。ドロシーだけが持つ特徴の一つ、『前髪』だ。
 舐めてもらう時か、いよいよ本番となったとき、どっちで前髪を上げたものか一瞬逡巡して、
「ドロシーさん、ベッドから降りてください」
 前者にした。
673アルヴァーナのこりない面々  ◆NQZjSYFixA :2008/10/15(水) 16:24:38 ID:v2NC/skS
「ひゃう! あ、はい……」
 喘ぎと普通の受け答えの声量の差が不思議な感じだ。いきなりの刺激にドロシーは、
特に何も考えず従ったようだった。
 ベッドから降りたドロシーを跪かせ、眼前にアレを持ってくる。
「さっき、ナタリーさんもやってましたけど。これ、舐めてくれます?」
 モノを凝視しつつ生唾を飲み込んで黙り込んだ後、
「……はい。しゃぶり、ます」
 知識として走っている風なドロシーは、そんなに意外でもなかったが……
しゃぶる、とは。情報源は、いやらしい本、なのだろうか。ドロシーのような
女の子がそういう本を読んでいるのかと思うと、胸が高鳴るのを感じる。
 いつか現場を押さえたいものだ。無理だろうけど。
 本で何を見たのだろうか、ドロシーはなかなかのチャレンジャーだった。
「あ〜……」
 かわいらしくも割りと大きく開く口をがぱっと開いて、亀頭を見事に一口でくわえ込んだ。
「あふ」
 予想外の刺激に思わず声が漏れる。
 やはり心のどこかで気が引けていたのか、唇を突き出した形でくわえ込まれた亀頭は、
先端部については舌と歯がほんの少し触れる程度だが、それで十分だった。
 いまだ、とばかりにカイルが両手で前髪をすくい上げると、
「!!」
 そこに絶景があった。
 大粒の宝石のような瞳が、驚きで見開かれてきらきらと輝いている。
 そのすぐ下で鼻の下が伸び、突き出された唇はほんのりと桜色に輪を描いて、
 既に今日二人の女性の淫水を吸った、まがまがしいまでに血管の浮いた男性器をくわえ込んでいる。
 ぞくり、と背筋に走った感覚を理解するのとほぼ同時、カイルは射精していた。
反射的にドロシーが逃げようとしていた事も手伝って初めの一射以外はドロシーの顔の上に降りかかる。
 髪をかきあげたその手でドロシーの頭を固定しながら、大量の精液を髪や目に当たらないように
満遍なくかけていく。
 目の前で行われている事に驚きを通り越して呆然となったドロシーは、声も無く熱い塊を受け続けた。
 射精しきると、途方も無い征服感が湧き上がってくる。ドロシーの素顔をこんな風にするなんて、
将来夫となる人間だって出来るかどうか。しかもまだ彼女は処女だというのに。
 そして、この状態でまだ行為は続くというのに。
「あの……その……」
 ようやく我に返ったドロシーが声を上げる。
「ごめんね、ドロシーさん。ドロシーさんがあまりにも綺麗だったから、つい……」
 白濁した顔が紅潮する。それだけで、前以上の勢いを取り戻していくのが分かった。
「ドロシーさん……僕はもう……がまんできない」
 精液の張り付いた顔をそのままに、ドロシーを抱きかかえて仰向けに押し倒す。ちゃんと
枕に頭を乗せるように身体の位置を変えた。
「あ、か、カイルさん、わたし、カイルさんの、ことがぁっ!! く、ぅああっ!」
 既にぬかるんでいたドロシーの秘所に、言い終わる前に押し入った。そのまま、
気遣いなど全く無い強引なピストンでドロシーの膣内を押し広げていく。
「カイルさん、カイルさん、わ、わたし、嬉しい、ですぅ」
 破瓜の痛みか喜びか、一筋の涙を流しながらも、気丈にも微笑んでみせるドロシー。
その健気な笑顔を見ながら、カイルはさらに強く激しく動いた。
「あっ、があぁっ!」
 さすがに耐え難い衝撃なのか、普段のかわいらしい声からは想像できない獣のような声を上げて
ドロシーはのけぞった。
 だがカイルには分かる。のけぞったのは痛みばかりが原因ではない事が。
突き上げた力がピンポイントに子宮口にかかり、膣の中がひくつく。カイルはさらに乱暴に……
しかし実は精密に狙いを定め、ドロシーの弱点を徹底的に突いた。ドロシーの腰を深く抱え込み、
少し浮かせてまっすぐにそこを突ける体勢にすると、目に見えて反応が変わる。
「お、おあぁっ、あーっ!」
 のけぞったまま元の姿勢に戻れず、ぴんと伸びた脚はカイルをさらに深くまで受け入れようと思い切り広げられる。
 カイルはふと思いついて、左手だけでドロシーを支えつつ、もう一方の手をドロシーの顔に伸ばした。
「ドロシーさん……とっても綺麗です」
 髪をかきあげると、綺麗な……それ以上に子供らしさを多く残した顔が、淫猥にゆがんでいるのがよく見えた。
精液も良いアクセントになっている。目を合わせてやると、ドロシーはようやく気づいたのか……両手で目を隠そうとする。
それに先んじてキスで両手を拒んだ。
674 ◆NQZjSYFixA :2008/10/15(水) 16:25:35 ID:v2NC/skS
「ダメだよドロシーさん。こんなに綺麗なんだから、顔を隠さないで」
「で、でも、あっ、あっ、あっ」
 反論は子宮口をノックしてやれば簡単に封じられた。
「もっと素直になれば、もっと気持ちよくなるよ。……ドロシーさん、さっきから乱暴にされて気持ちよくなっちゃってるでしょ?」
「ちがっ、わた、あっ、んっ、んんっ!」
 羞恥からか、いまさらのように声を抑えようとするが、当然止まるはずもなかった。
「ね、ドロシーさん……素直になって……今のドロシーさん、とっても綺麗だよ……」
 いいながらピストンのペースを速め、優しくキスをする。
「カイ、ル、さ、あぁん!」
 少しずつ、ドロシーの視線がカイルの視線と絡み合っていく。
「ほら、ドロシーさん。『気持ち良い』って、言ってみて?」
「き、気持ちいいっ、気持ちいいです! カイルさんの、あぁっ!」
「『チンポ、気持ちいい』でしょ?」
「カイルさんの、チンポ、気持ちいぃッ!」
 ご褒美とばかり、ドロシーの一番奥を思い切り突き上げ、子宮を押し込んだまま子宮口をごりごりとこね回した。
「んおぉおお! ちん、ひんほぉ! イイっ、れふぅ!」
「乱暴にされるの、好き?」
「すきぃ! すごいの、すきなのぉ!」
 ドロシーもさらに快楽を貪ろうと、カイルの腰に脚でしがみついた。うねるような締め付けに、急速にカイルも高まっていく。
「ドロシーさん、一緒にイクよ!」
「イク、イク、いっしょ、あっ、イクうッ!」
 一番奥に密着して射精する。ドロシーの腰が跳ね上がり、精子が奥へと流れ込んでいった。

 顔の精液を拭き終わると、ドロシーが目を覚ました。
「おはよう、ドロシーさん」
「え、あ、カイルさん……? きゃあっ! わ、わたしなんて格好……!」
 さっきよりは大分普通の格好だよ、とは言わないでおく。カイルはドロシーの髪をかきあげながら、
「ドロシーさんの、とっても良かったよ」
 その綺麗な瞳を覗き込もうとする。
「だ、だめぇ!」
 しかしドロシーは逃げた。
「ええっ? さっきは大丈夫だったのに」
「さ、さっきは……ちが、違うんです、わたし、」
 またつまらない言い訳をされる前に、もう一度犯した。

「あ……う……」
 前髪が目を隠していない事にも気付かず、精液を股間から垂れ流したままイキ顔で気絶しているドロシーをそのままに、
カイルはその場を後にする。
 女性の心の深いところに、消えないほどに深く自分の存在をマーキングする事に喜びを見出しつつあった。
「ふぅ……次はカノンかな」
675 ◆NQZjSYFixA :2008/10/15(水) 16:26:40 ID:v2NC/skS
ここまで。RF2売っちまった……けどWiiのは買う。こんどこそロゼッタのエロパロを……
676名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 20:21:54 ID:C8+04zQy
素敵だ!!(*´Д`)
677名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 02:02:09 ID:h5TjSgBu
GJ!

……第一部のカノンって何歳だろう…
678名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 07:35:06 ID:eBmt/hDJ
おおおGJ
ロゼッタも超期待!
679過去462 ◆MlASmWsLOk :2008/10/21(火) 00:46:50 ID:DTY2yNib
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [734]

クレアはグラビアっぽいぽーずが似合うと思うんだ
680名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 20:50:20 ID:raBa5ENr
ふむ……ルンファのSS異様に多いな。
RFてそんなに面白いのか?
今度どこかから拾ってこようかな?
681名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 20:53:47 ID:5PdhPnfG
>>680
面白いって言うかエロい。好きな人は居ますかって質問されて二人以上の女性の名前を答えるとか日常茶飯事
682名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 02:51:59 ID:ZzD+CKyN
おもしろいけどプレイする時はバグには注意だ
683名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 18:32:56 ID:Bbr5Nz8L
面白いけどタバサさんは俺専属だ
684名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 20:03:36 ID:8U5uxP8h
わくわくアニマルマーチのロリっ娘が今回は網タイツ
今からロリっ娘の足コキ作品期待していいですか
685名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 22:58:55 ID:k+gBzYpF
まあ、そう言わずに自分でも書いてみろよ
686名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 10:08:28 ID:CfnpouJ1
>>684 やすらぎの時も冬はあれだったよ
687名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 06:15:54 ID:3HTl+NRZ
具体的に言えばフロンティアでもタバサさんが俺の嫁
688名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 22:58:56 ID:OuZi19Qj
>>687
ぶち殺すぞ(´・ω・`) 
689名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 19:33:04 ID:kvGTVoO6
ユエは俺の嫁
690名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 19:37:51 ID:4p07b2lt
そうはいかんざき、俺こそがユエの婿
691名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 08:42:09 ID:hG9s6s7t
いやいや俺こそがユエの嫁



嫁?
保守。
692名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 08:52:45 ID:1b3iRhte
>>691
ラグナはミストの嫁なのと同じ原理ですね。
693名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:17:19 ID:gPdyiPvy
お前ら、トルテスキーの俺に遠慮しろよ。フロンティア的に。
694名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 18:58:42 ID:QZHXhFFR
クリスマスをお楽しみに。
695名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 07:30:12 ID:AAg29j+t
プロモーションムービーに、俺のタバサさんが全然出ない('A‘)
696名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 19:29:33 ID:RzvN2hrk
>俺のタバサさんが
ぶち殺すぞ(´・ω・`) 
697名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 09:08:26 ID:/AP4KM2g
>>696
まったくだ、タバサさんは俺専用メイドなのにな!!
698名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 19:46:30 ID:+GWg2IV+
ほぅ……ちょっと表で話し合おうか…?
699名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:58:42 ID:yRKS/2IC
フロンティアにリネット出してくれよ
そしたらまたタケノコプレイでヨーグルトLサイズぶっかけができるのに
700名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 21:53:01 ID:j36XB3ur
ミストさんがあなたの後ろに立つまで、あと12日
701名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:10:04 ID:+vIchi5K
なんだあのカブは
窓に、窓にっ!!
702名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 12:28:11 ID:vDs+hiTa
ユーニのぽちゃっぷりに惚れたのにダイエットしたらグラ変わっちまうのかよ!!!
斬新だがムッチリ太ももで素股プレイを妄想していた俺の夢が消えた…
ぽちゃのままでも嫁にできる仕様なら買う(´;ω;`)
703名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 21:30:13 ID:DPXuSp5r
痩せてもいいからユーニは俺の嫁
704名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 12:50:58 ID:0kTFrZg9
>>702
よし買え
705名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 14:28:29 ID:XVUN4peX
妄想するなら自由じゃないか
結婚後幸せ太り設定でムッチムチプレイを書くよろし
706名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 17:36:23 ID:nhYXUlW2
どうしよう、フロンティア頼んでしまった・・・
707名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 06:38:05 ID:7HHEiGy+
今回はミネルバと結婚出来ないのが重大なバグになるだろうな
708名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 22:21:20 ID:+BMvooGY
(′・ω・`)シャローン

エロパロスレですら出番が無いのに…orz
709名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:15:47 ID:LxeA8EJ3
ほす
710名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 20:20:11 ID:9cT6u5PZ
ガネーシャさんとかリタさんとかキャンディとか
嫁に出来ない人ほどいろエロしたいのはなんでだろう
711名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 21:30:24 ID:pJXQ3mhd
>>710
分かるなぁ
イザという時恥かかないよう練習させてくれるガネーシャさんとか見たい
712名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 21:44:48 ID:VFfgRixO
ルーンファクトリーシリーズは何故こうも人妻がエロイのか
713名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 01:00:40 ID:5RUY9zPm
人妻ってサラくらいじゃね?あとは夫が不明
714名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 13:35:57 ID:MmpvKCrL
DSのルンファク2も人妻子持ちに貢いでたなぁ
715名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:10:43 ID:i8tVD+wa
・店が潰れたダニーのロゼッタレイープ
・恋するキャンディはせつなくてラグナお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの
・人妻リタさんのラグナ筆卸
・メガネの黒エリス調教
・恋する吸血鬼×2は血じゃなくて精が欲しくてラグナを想うとすぐ集団逆レイープしちゃうの

簡単に思いついたのはこんなもんだな!
716名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 01:28:22 ID:X0uf7YPA
>>715
全裸で正座してまってるぜ
717名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:11:51 ID:WEVa5Gwb
>>715
ラグナ集団逆レイプが死ぬほどみたい。
718名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:58:46 ID:yb+R4OWf
タバサとビアンカの主従丼
ドロップとキャンディの姉妹丼
ユーニとリタさんの親子丼
黒エリスと白エリスのエリス丼
719名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:20:41 ID:+zuM4ouQ
>>715
黒エリスを激しく希望する
720名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 16:27:22 ID:AZTYlf0F
セルフィに犯されるラグナってどんなふうだろう
全身にびっちり字がかかれたラグナ(読むと文章になってる)をセルフィが読む(蹂躙する)本プレイか
ちんこの部分は勃起させなきゃ読めないとか
721名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 17:01:44 ID:Zx4HrZGC
>>720
そんなシチュエーション思い付くとか
お前マジ天才。

俺はミスト様がラグナに株をケツに突っ込むプレイしか考えられなかったよ。
722名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 20:58:38 ID:BSiI+Y8t
ミスト様は黒とかカブと天然悪女かそういうイメージ定着しているので
ここは敢えてベッドの上では弱気なの、なミストたんを見たい
723名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 21:11:43 ID:dwgwPOFa
アネットに配達で鍛えられた脚線美で足コキ
セルフィにアダルトな本で淫語責め
ドロップに魔法の実験と称して色々
キャンディにルーニー使って恥辱プレイ
うづきに薙刀の持つほうで逆アナル
エリスに吸血プレイ

総受けラグナさん
724 ◆NQZjSYFixA :2008/12/04(木) 21:19:39 ID:4XuvsRDA
タバサさんとうづきとエリスで書くか……
725名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 21:20:34 ID:38uJm5Pr
>>724
全裸で待ってる
726名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 23:56:59 ID:j8tZ+BTi
黒エリスは何故かいぢめたくなってしまう…
727名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 01:09:13 ID:JQuSfcOm
アネットやエリスを相手にした、
健全な妄想(エロ無し)しかできない俺にとって、ここのSSは眩しすぎるぜ・・・
728名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 01:24:26 ID:i2doDp7F
白エリスは絶対フェラが上手になるはず
729名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 20:24:33 ID:mXBgcj8u
海に行くたびに必ず着替えて「うわぁぁぁぁぁっ!!」を聞いてしまう
何度聞いても面白い
730名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 01:24:31 ID:cjY1bnAD
温泉で女湯の声が聞こえてきた時の射精も面白い
しかしこのゲームよくCERO Aで通ったな
731名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 01:35:28 ID:tKaczVda
女湯でレズってるの聞いてラグナがオナニー
女湯でマルコがキャンディにいたずらしようとしてラグナがマルコぶっ殺してキャンディを美味しくいただく
女湯の会話が聞こえてきてのぼせて倒れたラグナを発見し部屋に運んだメロディと女湯に入ってたキャラ達で逆レイプ
732名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 02:36:40 ID:jqV5ZzeW
>>720
風呂入りながら酒とスルメで一杯やってたらカブ電波が飛んできたんで・・・
※良い子は風呂場で酒飲むべからず、失神しても知りません
※冒頭は適当な当て字です、そんな本も文もありません

蕪埜神雅願望、蕪旨仁非、四季春雅故蕪豊恵也
「カブの神の、っ・・・願いは、美味しい、うぅ・・・カブが取れる事・・・じゃなくて、
ずっと春で・・は・・あぅ・・・蕪が豊かに・・・実っている、事なり」
「良い感じじゃないラグナ。でももーちょっと意訳は減らさないとねー、折角の活字なんだしさ」
「だからこれくらいかな?」
「う、く、うぁ!は、ぁ、うぁぁ・・」
「ハイ、じゃあ次の段落にいってみよっか。後たった3ページだよ♪」
「(後3ページ【も】あるのか・・・)」

事の発端は3時間程前。一年と一月の年月を得てようやく結ばれたラグナとセルフィ。しかし
なにぶん料理を片手に土と鉱石と剣を友に生きてきたアースマイトであるラグナは乏しい知識と元々の控えめな
性格が災いして夜の営みを切り出せずにいた。当のセルフィは結婚後も相変わらず本に埋もれた生活を
楽しんでおり、寝る直前まで活字で一杯の本を読み耽り突然バッテリーが切れたかのごとく寝る感じである。
最も、相思相愛で結ばれた関係なので決して身勝手な生活ではなく、ラグナの為に食事を作ったり
ラグナの事を何かと気にかけてくれる。しかし悲しいかな、そんな2人は傍目に見ると夫婦というよりは
幼馴染2人が同居してるように見える

そんなこんなで、結婚後も不本意ながら健全な生活を強いられていたラグナは営みをどう切り出したものかと
頭を悩ませて早半月が経とうとしていた。そんなラグナの相談役になったのが・・・
733名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 02:58:17 ID:jqV5ZzeW
「よぅ若者!どうだ、愛しのハニーとラヴラヴ甘々な結婚生活は楽しんでるか?」

爽やかさとお茶目さを兼ね揃えるお隣さん、エリックである。引っ越して来た時以来
農業関係から町中の女の子と十二股しても怒られない方法等、色々と教えてくれたお兄さんである。
この人なら、と思ってラグナは夜の営みについての悩みを打ち明けたのだ。そうするとエリックは
おもむろに倉庫から1つのポットを持ってきた

「なんですか、これ?」
「若者、これはお酒といってな、飲んだ者の不要な理性を取り払い、体が素直になる
ジャパーンという国の素晴らしい薬なのだ。伝えたい言葉があれば素直に伝える事ができる!
勇気が無くて出来なかった行為も思うがままに実行できるだろう!」
「凄いですね・・・でも理性が弱くなるって危なくないですか?
「何、このポットの中身を一口ずつ、ゆっくりと飲めば問題ない。そろそろかな?と思う時に
しっかりと止まる事ができるだろう。決して一度に飲み干しては行けないぞ、本能の思うがままに
動いてしまって何をしていたのかすら、判らなくなるからな!それでは若者、頑張りたまえ!
お兄さんは応援してるぞ!」
「はい、わざわざ有難うございます」

そうしてラグナは意気揚々と帰宅した。愛するセルフィとの夕食時に新しく作った健康の源だと伝え
2人で少しずつ飲み、そして今夜こそ夜の営みを実行に移す・・・その為に滅多につかない嘘までついたのだ。
全ては上手くいく・・・はずだった

「健康の源って変わった匂いがするんだねー」
「まぁ僕が自分なりに作った物なので多少風味とかは違うと思います」
「そっか。まぁ毒薬じゃなかったら大丈夫!」
「そんな物作りませんよ。ああ、セルフィさん、この薬は一口ずつゆっくり飲んでくださいね。
そうしな・・ブッ」
「・・・ほぇ?」

自分が見た光景にラグナは口に含んだ健康の源、もとい酒を文字通り吹いた。なにせ説明しようと顔を
向けた途端飛び込んできたのは、グラスに移した酒をグビグビと飲み干すセルフィの姿だったからだ
734名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 03:18:39 ID:jqV5ZzeW
「(説明してから渡せば良かったな・・・)」

後悔先に立たず・・・以前セルフィが読んでいた本に書かれていた言葉通りの結果に
なってしまった。そうラグナは感じていた

現在ラグナとセルフィはベッドの上で全裸で重なりあっている。たしかに夜の営みそのものは
現在進行形で行われており、そういう意味では素敵なお兄さんの行為は決して無駄では無い。
問題なのは何故ラグナがああも苦しんでいるのか?という理由である

ラグナは現在酔っ払ったセルフィの手によってベッドの上ににかわで作ったロープで四肢と腰を
縛り付けられており、その隣にセルフィが横たわっている、という状態である。ただし、一般に
イメージする拘束とは違いラグナの腕は手首ではなく肘がヘッドの隅の支柱に結ばれていた。
わざわざ肘と腰をロープで固めているのには訳があり、ラグナの手は本が持てる程度には動かせる
拘束をされている。その為ラグナはロープの結び目に自分の手が届かず、地力ではどうしようも
ない状態で本を持たされている

そろそろ感の良い方は気付いた頃だろうしぶっちゃけると、身動きできないラグナにセルフィがお気に入りの
本を持たせ、音読させているのだ。音読中は常にラグナの性器をその綺麗な指先で苛めており、一段落の
音読がすんだらその読み具合に応じてオマケのサービスがついてくる、という事である。しかし困った事に
この本、皆読んだ事があるであろう悪魔の書物KYOUKASYOと同じ作りであり後になる程内容が難しくなっている。
最初これくらいなら、と思ってスラスラ読んだラグナは結果としてセルフィのテクによって狂おしい程の快感を与えられ
階段を駆け上がるがごとく欲望が高まっていった

が、その後はどんどん読み難く、意味も判り難い本の内容に難儀しかなり意訳交じりの音読を行っている状態である。
その為さっきから2ページ分くらいはずっと快楽が維持される程度の刺激しか与えてもらえていない。階段を駆け上がり、まさに
頂上手前、発射寸前の状態でずっと生殺しである
735名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 03:34:13 ID:jqV5ZzeW
「はぁ・・・はぁ・・・っ、うぅ・・セ、セルフィさん、もう・・・」
「もー、ラグナ。本読んでくれないと終わらないよ?それともこれ、終わらせたくないくらい
気持ち良い?ふふ」
「っ・・・こんなやり方、何処で覚えたんですか」
「そりゃー勿論本だよ。大好きなラグナと何時かはするんだって思ってたから、私なりに
ちゃーんと勉強してたんだよ」
「あー、でも本当に幸せだなぁ。大好きなラグナに、大好きな本を読んでもらう。私も
大好きなラグナに気持ち良い事でお返ししてあげる。夜の営みってちょっと怖かったんだけど
行為によって夫婦がお互い幸せになれる。うん、うん、本に書いてあった通りだね♪」
「(ぼ、僕はさっきからずっと苦しいんですが・・・というかセルフィさん、そんな事
したかったんですか・・・)」
「ほら、ラグナ。後2ページ分も宜しくね、そしたら最後に一番気持ち良い事してあげるから♪」
「うぅ・・・」

セルフィの言葉にゾクッとした興奮を覚えたラグナだが、手元の本の残りを見てその興奮は焦燥へと
変わる。さっきから1ページ読むのに5分近くかかっている始末だ、この苦しみから解放され、快感を
得られるのはどう見積もっても後10分以上後のことである。さっきから逝きたい、気持ち良くなりたいと
いう考えで頭が一杯のラグナには残り2ページのその本は、生き地獄のパンフレットでしかない

「(後悔先に立たず・・・急がば回れ・・・渡る世間は鬼ばかり(諺に非ず)・・・ハハハ、本って凄く
勉強になるんだな・・・)」

頑張れラグナ、その地獄の先に至高の快楽が待ってるぞ!  Fin


酔っ払いが色々語り口調で書きまくってるんでそういうのを読むのが嫌いな人はヌルーお勧め
736名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 08:18:08 ID:wxYEP5Dh
なんという攻めと受け(*´Д`)素敵だ
737名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 23:26:11 ID:NAHVil9Q
最高
738名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 18:34:39 ID:OM+vT0NS
久しぶりに見たら、激しく(*´д`)ハァハァ…ウァァァァ!
739名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 19:22:23 ID:jAkBiJ/4
あんた天才だ。
740名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 12:37:43 ID:/HQcWzTc
初めてここ見に来たが本スレとさほど変わってなくてワロタ
741名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 18:04:41 ID:RH+kgi2L
清楚なミストさんに卑猥な言葉を言わせたい
742名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 20:51:57 ID:5Cm/1NJ+
黒エリスをねっとりと愛でたい
743名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:14:49 ID:VMUmzASS
本当はラグナ×アネットで書きたかったけど中々思いつかなかったんで
ラグナ×キャンディで書いてみました。

稚拙な文章だけど投下してみる。
744名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:15:30 ID:VMUmzASS
ここはトランルピア村。
「ふぅ・・・今日もつるくさ遺跡行って稼いできたぞ」
釣竿を片手に道を歩くラグナ。
「だいぶ畑荒れたな〜。ミストさん怒るかな・・」
自分の家の畑の荒れ様を見てため息をつくラグナ。少し前に作ったカブ畑は見るも無残な姿だ。
これを隣人のカブ大好き少女が見たらどう思われるだろう。

トランルピアにカブ様を探しに来て無理やり村に住む事になって一年が経とうとしていた今日この頃。

ラグナは村人とも仲良くなり(一部ツンデレ男の邪魔が入ったりするが・・)順風満帆の生活を送っていた。
ラグナ自身もこの村をすごく気に入っていた。
何故かトランルピアには年頃の女の子が何人も集まって来てハーレム状態だった。
この村の若い男といえば毎朝郵便配達員のアネットという少女をポストの前でストーキングするロリコン・ダニに
女ッ気なしの爽やか兄さんエリック。あと秋の頃から視界の片隅に入るようになったツンデレ男。

ある意味ラグナの天下だった。

そんなラグナのこの村での一番の楽しみがった。
農業生活を楽しむラグナの日課として時計塔へと毎日足を運ぶ。
「今日はどんなご用ですか?」
そんな可愛らしい声で聞いてくるのはこの時計塔に住み着く爺カンロの孫娘のキャンディ。
アンバランスな可愛い帽子を被っているのがチャームポイントだ。
ラグナとルーニーを精霊歌で結び付けてくれる不思議な女の子。毎朝、働かない爺と姉のために
料理をしている姿は本当に可愛い。ラグナもこれまで色々と言い訳をして彼女の元へ足を運んだ。
ラグナは密かに、この少女に恋心を抱いていた。
正直、クイズ大会も爺のクイズに興味はないけどキャンディ目当てで行っている。
「おはよう。キャンディ。今日も元気だね。」
「おはよう。今度お兄ちゃんのお家に遊びに行きたいな♪」
そんな可愛い事を言ってくれるキャンディといつかは結婚をしたいとも考えていた。
745名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:16:08 ID:VMUmzASS
そんなラグナの一番の楽しみ。もとい、この村に来て良かったと思える大きな理由が目の前に・・。
「はい、キャンディ。オレンジジュースだよ」
「わぁ。ありがとう、お兄ちゃん。私ジュース大好きなんだ〜♪」
「本当にキャンディはジュースが好きだね」
約束通り家に来てくれたキャンディを迎え入れジュースを入れるラグナ。
キャンディと出会って一年余りがすぎて色々な事があった。この一年自分でも知らず知らずの内に
いつもキャンディを目で追っていた気がする。
キャンディの歌う精霊歌を聞くと癒され、どんなにカブを育てろと虐げられても暮らせていけた。
何よりキャンディと話がしたかったから毎日時計塔へ通った。
そのかいあって今日、ついに彼女が自分の家へと来てくれたのだ。
「聞いてよ、お兄ちゃん。今日マルコと一緒に海へ遊びに行ったんだ〜。私泳げないから砂浜で遊んでたの」
と、楽しそうに語るキャンディ。
ラグナは何故かマルコという言葉を聞いて良い気分にはなれなかった。
マルコというのは、この村に住むエルフ鍛冶屋のガネーシャさんの息子。
普段はラグナの事を兄ちゃんと慕ってくれる良い子なのだが、ラグナは素直に好きにはなれなかった。
「・・っ」
ラグナの落ち込みを感じ取ったのか・・
「お兄ちゃん。ひょっとして私とマルコが遊んでるから落ち込んでるの?」
心配そうな顔でラグナに顔を近づけるキャンディ。
「そ、そんなことないよ」
ラグナは否定したが、動揺は明らかでキャンディにもわかった。
「心配ないよ。マルコは私のお友達だから。私はお兄ちゃんの事が好きだよ」
キャンディも少し照れくさかったのか顔を赤らめて言う。
「キャンディ・・」
ドキドキッ・・。
その言葉を聞いてラグナは、キャンディを本当に一人の女の子として好きだという事を再び思い知らされた。
その時、時計を見ると午後6時を回ろうとしていた。
746名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:16:45 ID:VMUmzASS
ラグナは、高ぶる気持ちを抑えて言葉を発する。
「キャンディ、外もだいぶ暗くなってきたし今日は僕の家に泊まらない?」
キャンディの住んでいる時計塔はラグナの家のすぐ裏。歩いていけばすぐに着く距離なので
明らかに可笑しい言い訳だった。
(僕は何を言ってしまったんだろう・・。こんなあからさまな口実・・)
「う〜ん、良いよ。今日はお兄ちゃんのお家に泊まろうかな・・」
キャンディはラグナの不安をよそに快諾してくれた。
「お姉ちゃん達にお手紙書いて、精霊たちに運んでもらうね。」
そう言って、キャンディは手紙を書いてカンロさん達に知らせたようだ。
「でも、お兄ちゃんのお家のベッド・・一つしかないね。」
「あっ、僕は床で寝ても良いし、なんならモンスター小屋でも・・」
「ううん。お兄ちゃんに悪いから一緒に寝よ?駄目・・?」
わずかに瞳を潤ませて上目づかいで聞いてくる少女にラグナの興奮は更に増していった。
目の前に大好きな女の子がいる。泊まる事を承諾してくれた嬉しさもあり・・。
今までの想いがここで爆発した。
「キャンディ、もう我慢できない・・」
「きゃっ・・」
キャンディに迫りベッドに押し倒すラグナ。部屋には自分とこの少女以外誰も止める者はいなかった。
「キャンディ。ずっとこうしたかった・・」
キャンディを強い力で抱きそう呟く。
「お兄ちゃん・・いたい・・」
目の前の小さな体、優しい匂いを前にラグナの理性はもはや崩れつつあった。
「キャンディ・・ずっと好きだった・・」
「私も・・お兄ちゃんがずっと好きだったよ。でもお姉ちゃんやミストお姉ちゃんがいたから・・」
その言葉を聞いて完全にラグナの理性は崩れ去った。
「ミストさんやドロップさん?確かに二人とも僕にとって大切な友達だけど・・。僕にとってはキャンディが一番大切だよ」
「ありがとう。すごく嬉しい」
「・・だから・・」
そう言うと、優しく彼女のかわいい帽子を脱がし、柔らかい女の子らしい髪の毛を撫でるラグナ。
それだけで下半身の方はギンギンに緊張していた。更に服の上からその小さな胸に手をあてる。
「あっ・・」
キャンディの口から小さなため息が発せられ、顔もみるみる赤くなっていった。
「キャンディ・・可愛いよ・・」
「お兄ちゃん・・・」
ラグナの手は服の上から胸を揉み、軽く顔を近づけ頬にキスを施す。
「あっ・・ん・・」
キャンディもラグナの首に手を回し今度は口でキスを・・。

チュッ・・。

そんな中、ラグナの手はスカートの上からキャンディの秘部へと伸びる。
747名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:17:59 ID:VMUmzASS
段々と顔を火照らせ理性がなくなってきたのか、今度はキャンディがラグナの方へ。
「お兄ちゃんのエッチ・・。エッチなお兄ちゃんには・・」
「え!?キャンディ・・」
そう言うと、キャンディはラグナのズボンを脱がしパンツも脱がしてしまった。
そして、その前には膨れ上がったラグナの肉棒がさらされる。
「うわ〜、お兄ちゃんの大きい・・」
「キャンディ・・何を・・?」
ラグナがとっさの事にあたふたする中、キャンディはラグナのそれをそっと触れる。
「うっ・・くっ・・」
その小さな柔らかい白い手に触れられラグナのそれは更に固く天を向く。
そして、キャンディはラグナのそれを手に取り口へ持っていく。
「何を・・っ?」
「お兄ちゃん・・みてて」
「!!」
ラグナが驚いたことに、キャンディは自分のそれを舌で舐め始めたのだ。
「うっ・・」
ラグナはあまりの快感に喘ぎ声を我慢できなかった。キャンディの冷たい舌に自分のそれが舐められてると思うと
余計に興奮をそそった。目の前の可愛い少女は巧みにラグナの肉棒を舐め続ける。
「キャンディ・・どこでそんな事を・・うぅ」
「この前・・セルフィお姉ちゃんの図書館で・・っ・・こういう本を見かけたの・・。下手・・かな?」
「っ・・そんな事・・ないよ」
「そう?嬉しい・・」
ラグナはそう応えるだけで精一杯だった。そんなラグナをよそにキャンディはラグナのそれを口に含み
先程よりも更に快感を与えた。

チュッ・・ッ・・ピチャッ・・。

卑猥な音が部屋を包みラグナは、それだけで絶頂を迎えようとしていた。
「うっ・・っく」
748名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:18:28 ID:VMUmzASS
絶頂に耐えつつ、ラグナの手はキャンディの服の下をかいくぐり小さな胸に到達した。
そして、小ぶりな胸を両手で揉みしだく。
「っ・・あ・・」
ラグナに胸を触れそれだけで感じ始めるキャンディ。
「脱がすよ?キャンディ・・」
そう言い、キャンディの服に手をかけていく。その細い小さな体が壊れないようゆっくりと脱がしていく。
上を全て脱がせると、その小さな胸が露になった。その両胸に綺麗なピンク色の乳首が・・。
そして、直に胸に触れ乳首の周りをこする。
「・・っ・・あぁっ・・」
キャンディに今までに感じた事のない快感の波が押し寄せる。吐息も自然と荒くなっていく。
「っ・・おにいちゃ・・ん・・私・・変にっ・・なりそうだよ・・」
「キャンディ・・」
その声を聞いて、ラグナの手は更に激しくなる。片手で胸を揉み、もう片方の手は白いスカートへ向かう。
そして、スカートの中に手を入れパンティーの上からキャンディの秘部をそっと触れる。

「あっ・・お兄ちゃん・・っ・・そこは・・」
「キャンディ、濡れてるよ・・」
自分だけが感じていると不安に思っていたラグナだったが、目の前の少女も感じていると思うとそんな不安はなくなっていった。
そして、その白いスカートを脱がしパンティーにも手をかけていく。

スルッ・・。
「・・っ・・あっ・・」
パンティーを脱がすと、そこには一糸纏わぬキャンディの裸体が露になった。
そして、露になり既に濡れている秘部へと手を伸ばす。
「・・っ・・」
キャンディが身を固くして目をつぶる。それに気づいたラグナは
「キャンディ、怖い・・?」
なるべく平静を保ち優しく少女へ話しかける。
「う・・ん。少しだけ・・。最初は凄く痛いって聞いたから・・」
羞恥と不安な顔でそう応えるキャンディにラグナも真剣に応える。
「なるべく優しくするから・・」
「うん・・」
根拠も何もない答えだったが、キャンディがそれを信じて笑顔で「うん」と言ってくれた事が嬉しかった。
それを聞いて止めるものは本当に何もなかった。
749名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:18:58 ID:VMUmzASS
ベッドの上にキャンディを寝かせラグナはキャンディの割れ目に手をやる。そっと触れるだけでもキャンディは身を震わせる。
「・・んぁ・・っ・」
指でその小さな割れ目を開いていく。指を一本先端だけ入れてみる。
「あっ・・いやぁ・・・」
そんな声と共に、トロトロと割れ目からいやらしい液体がこぼれる。
「はぁ・・キャンディ・・もう我慢できない・・」
先程までのキャンディのフェラでラグナの下半身も既に限界に達しようとしていた。
そして、割れ目も充分に濡れている。ラグナは意を決して自分の肉棒を持つ。
「はぁ・・っ・・」
そして、ベッドに寝ているキャンディの割れ目へと自分のものをあてがう。
「・・入れるよ・・キャンディ・・」
「っ・・う・・ん・・」
ラグナはその言葉と共にキャンディの中へと自分の大きくなったものを押し入れる。
スブッ・・。
「やっ・・・あああう・・うっ・・うう」
キャンディは突然の経験した事のない痛みに襲われ必死に耐える。
それでもラグナはキャンディの中へ入っていく。
「うっ・・・」
「ああっ!・・っ・・ううう・・いた・い」
目をつぶり涙を流しながらも我慢するキャンディ。ラグナのそれはキャンディの処女膜を
破り奥へと達していった。
「はぁ・・ぁ・・キャンディ・・」
ラグナは既に快感に達しそうで恍惚の表情を浮かべている。痛みをこらえるキャンディのために
少しずつゆっくりと腰を動かしていく。
「・・くっ・・・あん・・っぅ」
キャンディもベッドのシーツを握り締めながら痛みと快感の狭間ともとらえられるような
喘ぎ声をあげる。秘部から流れる赤い血がラグナの肉棒にも伝わってくる。
キャンディは全身が熱くとろけそうな快感に段々と痛みを忘れていきそうだった。
「あっ・・はぁ・・」
「うっ・・キャンディ・・」
ラグナも絶頂に達しそうと感じ急に腰の動きを早める。
「ああっっ・・・おにいちゃ・・ん・・私・・もぅ・・」
キャンディもまた限界に達しようとしていた。
「いくよ・・一緒に・・・くううう」
「ああああああああっ・・・・」
二人は同時に絶頂に達した。ラグナは力尽きキャンディの上へと覆いかぶさる形で倒れる。
二人の連結部分からはキャンディの中に入りきらなかった白濁液が垂れていた。
初めての経験に疲れ果てたのかキャンディは眠ってしまった。


その夜、ラグナは眠ってしまったキャンディの体を拭き服を着せてあげた。
中に出してしまい子供が出来てしまう不安もあったが、それ以上に二人が一つになれた事が嬉しかった。
例え、年の差があろうと、棺桶に片足を突っ込んだ爺に何を言われようと気にしないつもりだった。
今はただ、自分のベッドに眠るその可愛い少女の寝顔を見て思う。
「僕が一生守っていきます。」
そして、これからも時計塔へ通うだろうと。マルコには負けまいと。

カブ様が無断で自宅に入ろうと・・。


〜Fin〜
750名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:22:02 ID:VMUmzASS
以上です。
ラグナとキャンディ好きな人、変なところあるだろうけど勘弁ね。
やっぱ一番書きたいアネットが中々思いつかないんだよなー。
751名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:11:40 ID:7VbBi2/6
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお着たああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああロリコンさいこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおo
752名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 00:38:29 ID:UCReM9/6
キャンディモエス
753名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 20:06:40 ID:IMnoNzP2
>ラグナ×キャンディ

このフレーズを見た瞬間指をパチンと鳴らし
>>743乙」とリアルで呟いた
754名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 01:43:29 ID:lWrB7hRz
良くやった!良くやった!
755名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 01:53:54 ID:4cRgafnA
俺がアネットを餌付けしてる間になんてこったい
抜いてくる
756名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 15:11:36 ID:5nbi94sX
メロディがいるときにベッド調べるとラグナがそのまま眠ってメロディが「今日もサービスしちゃうよ♪」って言うイベントあるんだがこれで一本書けそうだな
757ロゼッタ×ダニー 0/4:2008/12/12(金) 15:44:32 ID:JNWrE2rC
>>715の一行目を即席で考えてみた。
まぁ、強姦のようなものだからロゼッタが酷い目にあるのが嫌な人は見ない方が良い。
後、ダニーが酷い事するのが嫌って人とかも。

短いですけど、一応投下。
758ロゼッタ×ダニー 1/4:2008/12/12(金) 15:45:19 ID:JNWrE2rC
ダニーは今夜も店の中で、ひっそりとため息をつく。
店に客はいない。
そう、常に客が来ないのだ。
前から客足はよくなかったが、隣のロゼッタという女が雑貨屋を開いてからは皆無だった。
その事にダニーは少なからず憤りを感じていた。
このままでは国の兄妹達が・・。そう思うと妙な焦りも募っていった。
更に好意を抱いているアネットには自分の気持ちを全然気づいてもらえない。
自分だけが何故・・。同年代のラグナは村にすぐ馴れて村人とも仲良くやって人気が高かった。
「ふぅ・・・どうしたもんかね」
これほど働くのに無力感を感じた事はなかった。
せめて客が来ればやる気も出るのだが・・。

いつしか、隣の店のせいだと・・自分のせいではないと考えるようになっていった。

今日も客が来ない。
「くそっ・・あのロゼッタとかいう女が店開いてから売上ゼロだ!文句言ってやるか・・」
その日の夜、閉店まぎわにダニーは隣のロゼッタの雑貨や「マテリアル」に足を運んだ。
「いらっしゃいませー」
客が入ってきたと思いロゼッタはいつものように明るく挨拶をする。
ダニー以外の客はもう居ない。
話をするには絶好のチャンスだと思いダニーは真っ直ぐロゼッタに詰め寄った。
「おい!俺の店の客盗っただろう!!」
急に意気込んできたダニーに少し押され気味だったが気の強いロゼッタはすぐに反論する。
「はぁ!?何言ってんの?そんなわけないでしょ!変な言いがかりやめてよね」
まったく反省の色をみせない目の前の女にダニーは更に息を荒げる事になった。
「お前が来るまでは、俺の店にも客が来てたんだよ!要するにお前が何かズルでもして俺の客盗ったんだろって言ってんだよ!」
「それは私の店の方が魅力的だからでしょ?良い店に行きたいって思うのが普通でしょ!!」
「なんだと?!」
「だいたい、アンタの店なんてカブの種とイヤリングとか適当な物しか売ってないじゃない!それで客が来るとか思ってたわけ?」
図星。自分が今まで怠けていた事もあり、客が減っていたのはわかっていた。
だが、他人にこうまで指摘されると逆に腹が立って仕方なかった。
「うるせぇな!」
ドンッ!
そんなに強く押したつもりはなかったがロゼッタは床に尻餅をついてしまう。
「あっ・・」
「いった・・。何すんのよ・・!!」
当然、ロゼッタは怒ったがダニーの目には彼女の顔は映っていなかった。
彼の目に映ったのは転んで露になったスカートの中だった。
不覚にもそのむちっとしたお尻から伸びる白いふとももに見とれてしまった。
「ちょっと、どこ見てるのよ!変態!!」
ロゼッタは少し顔を赤らめたが、すぐに立ち上がるとダニーに罵声を浴びせた。
ダニーも変態と言われて完全に頭にきていた。この女のせいで自分の店が潰れそうなのに・・。
もう許せなかった。自分と同じよう彼女もめちゃくちゃにしてやりたかった。
そして、さっきの女の子らしい姿が目に焼きついていたせいもあり・・。
759ロゼッタ×ダニー 2/4:2008/12/12(金) 15:45:56 ID:JNWrE2rC
アネットへの自分の気持ちが実らず、焦っていた事もありダニーは目の前のロゼッタをアネットと重ねた。
「お前が悪いんだからな・・」
そう言うと、ロゼッタに詰め寄り彼女の手首を強く掴む。
「えっ!?ちょ・・」
ロゼッタは状況を理解できていなかったが、そんなのはおかまいなしだった。
「きゃっ・・」
ダニーはそんなロゼッタを力づくで押し倒してしまう。
ロゼッタの上に覆いかぶさり、静かに彼女を見つめた。
「な・・なにすんのよ!へ、変態!誰か呼ぶわよ・・」
この状況でも自分に強気をみせるロゼッタを黙らせるためにダニーは手を出す。
パンッ・・、思い切りロゼッタの頬を叩く。
「・・・!」
いきなりの事に、今まで強気を保っていたロゼッタは言葉をなくした。
それと同時に、始めて自分のおかれている状況に気づき不安を顔に出した。
今は自分とこの男以外誰も居ない。閉店時間も過ぎてしまい誰か来る事はまずないだろう。
「お前の、そういう態度が気に入らなかった。女のくせにいつも強気でくってかかってきやがって・・!」

ダニーはロゼッタの服へと手を伸ばす。
何をされるのか悟ったロゼッタは必死に抵抗しようとする。
「あ、いやよ・・やめて!やっ・・」
だが、腐っても男のダニーの腕力にかなうはずもなく・・。
ビリッ・・ビリッ・・。
上着を派手に破られダニーの前には年相応の綺麗な胸がさらされた。
「なかなかいい体してんじゃねーか」
もう後戻り不可なので、ダニーはノリノリだった。
実際、この後は国へ逃亡するつもりなので関係ナッシングと思っていた。最低な男である。
一方、ロゼッタはわずかに涙を浮かべて震えていた。
「少しは楽しませてくれよ。何でも用意できる雑貨屋だろ?」
そう言い、ロゼッタの胸をわし掴みにして激しく揉む。
その乱暴な手つきに悶絶するロゼッタ。
「やっ・・やだっ・・!」
「うるせぇよ。全部お前のせいなんだよ。自業自得なんだよ!」
「ああっ・・・やぁ・・あ」
「いつも出荷箱に回収する時、あんなに尻アピールしてるんだろ?今もやってみせてくれよ」
「やだっ・・ああ・・っ」
顔を引きつらせ涙ながらに否定する女の子を前に、ダニーの興奮は更に高ぶる。
760ロゼッタ×ダニー 3/4:2008/12/12(金) 15:46:45 ID:JNWrE2rC
両手でピンクの乳首を弄び、ロゼッタに喘ぎ声を出させて楽しむダニー。
「ああ・・んっ・・やっ・・」
そして、乳首を口に含み下でねぶる。
ペロッ・・それだけでもロゼッタは身を震わせる。
軽く乳首を噛んでみると更に反応は激しくなった。
「ああんっ・・・は・・ぁっ」
ひとしきり胸を楽しんだ後、ダニーの視線は下半身へと向かう。
「さて、と」
ダニーはスカートに手を伸ばすと、パンツの上からその固く閉じた割れ目に指を押しつける。
「やだっ・・そこは・・っ」
ロゼッタも足を閉じて抵抗しようとするがダニーの腕力を前にそれも敵わない。
「おとなしくしてろよな」
こういう事について、図書館で調べたり、アネットを対象にして妄想していたダニーは詳しかった。
「ひゃっ・・・っ」
「嫌とかいいながら濡れてるぜ?」
わざとロゼッタに聞こえるように耳元でいやらしく言うダニー。
「お前だって夜、一人で妄想して楽しんでるんだろ?ラグナ相手にか?」
「何言ってんの・・よっ・・あっ・・やめて・・」
嫌がるロゼッタなどおかまいなしに割れ目を開き指を入れていく。
「っ・・あっ・・!・・はぁ・・」
ダニーの指はキツイ膜内を吸い込まれるようにして入る。同時にロゼッタには痛みが走る。
「いやぁ・・やだ・・っ・・ゆるして・・」
ロゼッタは自分が犯されている事を認めたくなかった。
ダニーに救いを求めるように泣き叫んだ。
「悪いけど、もう手遅れだぜ?」
そう言い、ダニーはズボン越しにわかるように自分のものをロゼッタのふとももに押し付ける。
「!!」
ロゼッタにも熱く脈打っているものの正体がわかった。
「いや・・それだけは・・・っ・・だめ・・」
誰の言葉にも耳を貸す気のないダニーは自分のズボンを下ろしロゼッタに見せ付けるように自分の一物を出した。
そして、ロゼッタを無理やり立たせ自分の方へ尻が向くように四つんばいにさせる。
「いつも思ってたけど、良い尻だぜ。そこだけは評価してたぜ」
どうでも良い事を自信満々に言ってのけるこの男。
「やだっ・・やめてよ・・」
「はぁ・・あぁ・・・」
ロゼッタを完全に押さえつけてダニーは意を決する。
761ロゼッタ×ダニー 4/4:2008/12/12(金) 15:47:49 ID:JNWrE2rC
「はぁ・・ぁ・・じゃあ、入れるぜ・・?」
ダニーは大きく膨れ上がった自分のものをロゼッタの割れ目へとあてがう。
「ひっ・・あっ・・・やぁぁぁぁ」
ダニーは迷うことなくロゼッタの秘部へと腰を進める。
「いやっ・・ああぁ・・あああっ・・・くっうううう」
ダニーがみしみしと音を立てロゼッタの奥深くへと進入していく。
ロゼッタには今まで感じた事のない痛みに涙を流し耐える事しか出来なかった。
「うう・・あっ・・あっ・・や・」
処女膜を突き破りダニーのものは奥へと達した。
「はぁ・・ぁはぁ・・くっ」
苦しむロゼッタなど気にもせずダニーは快感の中にいた。
(本当はアネットちゃんに童貞を捧げたかったぜ・・)
そう思わなくもなかったが、今は目の前の事に集中した。
ゆっくりと腰を動かしていく。
「あ・・ぐっ・・いたいよ・・っ・・ううあっ」
ロゼッタは涙で目の前が正視できなかった。もう早く終わって欲しい・・その一心だった。
「はぁ・・は・・きつい・・」
尚もダニーは腰を振り続けている。力を抜けばすぐに絶頂に達しそうだ。
「やべぇ・・いき・・そう」
ダニーはそろそろ限界に気づいたのか腰を更に打ち付ける。
ロゼッタも足をガクガクと震えさせている。
「やっ・・外に・・外に出してぇぇ・・っ!!」
痛いような腰の打ち付けと、結合部から感じるダニーの脈打つものの存在に嫌悪しながらもロゼッタは最後の望みを言った。
当然ながら、ダニーが聞くはずもなくラストスパートへむかった。
「う・・くおおお・・で・・る・・おおおおお」
「いや・・あぁぁぁぁぁぁぁ」
「くぅ・・!」
ダニーが絶頂に達して、濃い精液がロゼッタの中へと注がれた。
入りきらずに床に落ちる精液を見ながらダニーは満足感を得ていた。
「うっ・・うぅ・・ひっく・・っ・」
ダニーの下でロゼッタは両手で顔を覆って泣きじゃくっている。
「・・・」
その光景をみて、ダニーは足早に雑貨屋「マテリアル」を後にした。
そして、残されたロゼッタは涙がかれるまで泣き続けた。


その後、トランルピア村の二つの雑貨屋は空き家となったとさ。

〜おわり〜
762名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 15:52:58 ID:JNWrE2rC
以上です。最悪なバッドエンドで、なんか・・ゴメン。
ロゼッタ、嫁候補の中では3番目くらいに好きなのに。
まっ、アネットと結婚しちゃったからなー。

今、ラグナとアネット物書いててもうすぐ書き終わるから今日か明日には投下できるかな?
ユーニのSSとかも見てみたいなー。
ダイエット手伝って、あんなことやこんなことを・・なんて。
763名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 00:52:19 ID:hbQ4Rofx
ダニイイイイイイてめえええええ
その尻は俺専用だぁぁぁぁ
764名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 02:57:09 ID:it+FgRYn
1でもリュードに言い寄られたり散々だな俺の嫁。でも同人があるから気にしてない
765名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 09:09:56 ID:vo9b7CjL
これはキツい
766名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 13:33:05 ID:it+FgRYn
以上ラグナの妄想でお送りしました
767彼女が届けた大切なもの 0/7:2008/12/13(土) 14:04:51 ID:CT5k4mDd
ラグナとアネットの話が完成したので投下。
前半の流れは一応ゲーム本編を参考にして作ってみた。
もっと文才が欲しいと思う今日この頃。
768彼女が届けた大切なもの 1/7:2008/12/13(土) 14:05:45 ID:CT5k4mDd
ラグナは朝早くから自宅前の畑を耕していた。
朝早いため、出歩く住人も居ない。もともと村の住人が少ないせいもある。
だが、彼は朝早くから農作業をしながらとある少女を待っていた。
いや、農作業という仕事は彼女が来るまでの暇つぶしでしかなかった。
午前6時45分。
こんな朝早い時間に訪問客など来ないだろうと思われる人も多いだろう。
だが、ラグナの待つ少女はいつも同じ時間に現れて彼に笑顔で元気をくれる。
その笑顔を見ればどんなに辛い仕事でも一日こなしていける気がした。
清々しい朝日が上る頃、土煙と共に小さな影がラグナの家へと物凄いスピードで走ってくる。
赤い帽子にゴーグル、その小さな体に抱える大きなカバン。
三つ編みにした金髪を揺らし、可愛い鼻歌を歌いながら彼女は走ってくる。

少女の名前はアネット。このトランルピア村に来る郵便配達人。
ラグナがここに引っ越して来た翌日に、手紙と共に挨拶に来た女の子。
何故か良くモンスターに絡まれる?らしく出会ったときもモコモコと一緒だった。
最初はモンスターを引き連れてきた事にも驚いたラグナだが、引っ越した翌日に手紙が届いたことにも驚愕した。
彼女がミストの家へと走り去った後手紙を開けると丁寧な字で
「引越しおめでとう。これからよろしくね。  アネット」
と書かれていた。
(アネットさん、ありがとう。)
そんなサプライズなプレゼントにラグナは感謝した。
嵐のような女の子だった。最初はその程度に思っていた。
だけど、毎日手紙を届けに来てくれる彼女はいつも自分に優しい笑顔を向けてくれた。
「おはよう。今日も一日元気にいこうよ♪」
いつしか彼女が手紙を届けてくれるのが、いや。彼女と会うのが楽しみになっていた。
毎朝、南地区の次に自分の家へと来て少し話をする程度。
それでもアネットの笑顔を見るため、やりたくもないカブ栽培を続けた。

「あっ。ラグナ、おはよう」
「あ、アネットさん、おはようございます」
いつものように手紙を受け取り、彼女と挨拶を交わす。
「この前、急いでいたらエリックさんの家のポストにぶつかって壊しちゃったんだよ。いつもお世話になっているのに悪い事しちゃったよ。」
「はは・・。すごいですね。」
「あっ、でも。ちゃんと直していったんだよ?」
そんな日常的な会話がラグナは本当に楽しかった。
雨の日も雪の日も毎日欠かさずに走ってくるアネットをラグナもポストの前で待ち続けた。
いつしか、彼女の異性として好きだと気づき、日に日にその思いは強くなっていった。
そして、夏の海開きやボートレースに参加する彼女の水着姿はとてもまぶしかった。
769彼女が届けた大切なもの 2/7:2008/12/13(土) 14:06:24 ID:CT5k4mDd
某冬の日。外の通りは、雪が積もり朝から粉雪が降り続いていた。
朝だというのに、街灯が点き周りを照らしていた。
通りの先を見渡しても薄暗くあまり視界がよくなかった。
これはくじら島が上にあるせいで太陽が隠れているという事もあるだろう。
その日もラグナは外に出てアネットが来るのを待っていた。
今日は本当に冷えこんでいるのでミルクを温めて用意していた(決してエロい意味でなく)
風は強く、遠くから聞こえる海の波音の他は、何も聞こえない。
時刻は午前7時になろうとしていた。いつも定刻どおりに来る彼女が来ない。
(今日は来ないのだろうか・・)
こんな天候では、さすがに郵便配達は無理だろうか・・。
そう思い、家へ引き返そうとした時後ろで何かを感じた。
振り返ってみると、そこにはいつもとは違う弱々しい足取りで家への道を来る彼女だった。
「!!」
アネットの存在に気づき、駆け寄ると彼女は安心したのか倒れこんでしまう。
頬は紅く、一見して体調が良くない事がわかった。
「ア、アネットさん!」
ラグナはひとまず、彼女を自分の家のベッドに寝かせ、教会にラピスを探しに出かけた。


「それじゃあ、私はこれで」
「ありがとうございます。」
「疲れがたまってたみたいです。今日はこれで良いですけどあまり無理はしないでくださいね。」
ラピスが一晩見てくれたおかげもあり、アネットはすっかり体調の方は回復したようだ。
「あはは……。ちょっと頑張りすぎたかな・・?」
「笑い事じゃないですよ!もう少し自分の事も大切にしてください!」
軽い事のように苦笑する彼女を見てラグナは思わず叫んでしまった。
「そうだね…。心配してくれてありがとう」
「あ、いえ……。僕の方こそ、少し言い過ぎました」
自分でもどうして、あんな言葉が出たのかわからなかった。
倒れたアネットさんを見て、どうしようもなく不安になり彼女が目を覚ますまで寝られなかった。
あの時、自分が居なければ彼女は……。そう思うと目の前の少女がとても愛おしくてたまらなかった。
「とにかく、あまり無理はしないでください。僕はこれで・・」
「もう大丈夫。本当にありがとう。」
自分の気持ちを悟られないよう部屋を後にした。
「アネットさん……」

翌日。
彼女は手紙は運んでこなかったが、挨拶へ来てくれた。
「おはよう。少しの間、郵便配達の仕事休みをもらったんだ。休みの間はミストの家にホームステイする事になったからよろしくね。」
「そうなんですか。これでアネットさんもトランルピアの住人ですね。」
「あはは。そうだねー」
自分に心配させないように、元気に挨拶しに来てくれたのだろう。
毎朝の楽しみはしばらくなくなったけど、これで毎日彼女に会える。
そう思えると不謹慎ながら少なからず嬉しかった。
更に、彼女はこうして自分に会いに来てくれた。
それだけで、自分達の仲は少なからず他の人達より特別な関係だと思えた。
「しっかり休養しないとね」
「そうですね。ゆっくり休んでください」
「うん、ありがとう。ラグナ・・」
一瞬、彼女が無理をして笑ったように思えた。
そして、アネットはラグナに背を向けると、ミストの家へ歩いていく。
その背中を、ラグナはずっと見つめていた。
770彼女が届けた大切なもの 3/7:2008/12/13(土) 14:07:04 ID:CT5k4mDd
それから数日。
もともとアネットはトランルピアの祭りの際にも参加する事が多かったので
彼女が村にいても違和感はなく、村人とも簡単に打ち解けていた。
「・・・」
だが、ある日。彼女が不安そうな顔を浮かべているのをラグナは偶然見つけてしまった。
そして、間がいいのか悪いのかアネットにも気づかれてしまう。
「ラグナ・・。ゴメンね。私らしくなかったよね」
ラグナに気づくとアネットは何事もなかったように笑顔を向ける。
しかし、ラグナにはそれが無理をしているようにしかみえなかった。
そして、何故悩んでいるのか。自分には何も言ってくれないことが歯がゆかった。
「アネットさん・・。何か悩み事があるなら言ってください。」
「え?悩み事・・?」
「何か・・悩んでるんですよね?そんな顔してました。」
ラグナの真剣な顔を見て、アネットも口を開く。
「・・あたしってさー。今まで郵便配達の仕事しかしてこなかったのよね。それで今は休んでるじゃない?」
「はい・・」
「この村って何もないじゃない?そうしてると考え事が多くなって・・あたしって郵便配達向いてないのかなって・・」
皆まで言わずともラグナには彼女の不安の正体がわかった。
「そんな事あるわけないじゃないですか!」
「え?」
「アネットさんはいつも頑張って来たじゃないですか。今は、ただ頑張ってきたアネットさんに神様が休みをくれてるだけですよ」
彼女を元気づけるためとか、そんな立派な理由はなかった。
ただ、自分の思ったことをそのまま彼女に伝えた。
「また働き出せば、きっと元気なアネットさんに戻りますよ。だから、大丈夫です」
「ラグナ・・」
「アネットさん・・」
「何でかな・・。ラグナに聞いてもらったら体が軽くなった気がするよ・・」
ふと、彼女を見ると彼女の瞳にはうっすらとだけど涙がにじんでいた。
「アネットさん・・僕はあなたの事が・・」
そう自分の気持ちを伝え、ラグナはアネットを優しく両手で抱き寄せた。
その小さな体を包み込み抱きしめた。
アネットもとっさの事に驚いていたが、悩みを吐き出し安心したのかそのまま抱かれていた。
「ありがとう・・ラグナ」

その後、アネットは無事に郵便配達の仕事へ戻った。
「おはよう。今まで休んだ分、しっかり手紙届けるからね♪」
彼女に笑顔が戻って良かったと安堵するラグナ。
だが、一つ不安が残っていた。あの時、少なからず彼女に気持ちを伝えたつもりだったラグナだが
アネットは今までと変わらない。

あれでは伝わらなかったのだろうか?もう一度言うべきだろうか?

だが、せっかく彼女に元気が戻ったのに自分のせいで傷つけるのはどうかとも思った。
彼女が告白を了承するのなら良いのだが、断られる場合彼女にもある程度自責の念を与えてしまうだろう。
そう思うと、イマイチ前へ進み出せなかった。
「はぁ・・・。こんなんじゃ駄目だな・・」
そして、ある日意を決して告白する事にした。
771彼女が届けた大切なもの 4/7:2008/12/13(土) 14:07:40 ID:CT5k4mDd
ある日、手紙を届けに来たアネットを呼び止め自分の気持ちを正直に伝える事にした。
「アネットさん、お話があります。」
「え?話・・?」
「僕は・・あなたの事が・・ずっと好きでした」
言ってしまった。これで少なくとも今までの関係に戻れない。
もし断られてしまった場合、彼女を遠くから見守る事しか出来ないだろう不安が脳裏をよぎった。
「え・・あ、う〜ん。ご、ごめんね。まだ配達の途中だから。また後で、ね?」
アネットはそう言い、足早にラグナの前を走り去っていってしまった。
「あ、アネットさん」
最悪だ。今がまさにそんな状況だと思えた。
彼女に嫌われてしまっただろうか・・。もうあの笑顔を見る事は出来ないのだろうかと。
ショックを受け、すぐに家に戻りベッドに仰向けになった。
「はぁ・・・」
気が重い・・。そう思っているうちにいつしか深い眠りについてしまっていた。

コンコンッ。

「・・っ?」
そんなラグナを起こしたのは家の玄関のドアをノックする音だった。
時刻は、夜7時になろうとしていた。
(こんな時間に誰だろう・・。ミストさんだったら居留守でも使おうかな・・)
「ラグナ〜?居るー?」
だが、扉から聞こえてきたのはいつも聞いている明るい声だった。
驚き、ドアを開けるラグナの前にはいつもの赤い帽子を被ったアネットが立っていた。
「あれ・・?アネットさん?どうしたんですか・・」
「どうしたって?忘れたの?その・・告白の返事をしに来たんだけど・・」
彼女は顔を紅潮させ下を向いて小声でそう呟いた。
「え!?でも、僕・・」
「何でそんなに驚いてるの?あたし、また後でねって朝言ったよね?」
「あっ・・」
思い返してみると確かにそんな事を言われた。
「ご、ごめんなさい。僕、もう断られたものだと思っていたので・・」
「返事が遅くなってゴメンね。ずっと考えてたからさ」
「・・・」
「あたしって、背も小さいし、胸だってセルフィ達みたいに大きくないし・・全然女の子っぽくないけど・・」
「そ、そんな事ないです・・」
ラグナがそう否定しようとする前に目の前の彼女は自分の気持ちを言い切った。
「そんな私で良ければ・・付き合ってください!」
「!!」
その言葉を聞いて、衝撃を受けた。
アネットにとっては自分の体が幼い事も悩みであり、色々と悩んでいたのだ。
そんな不安そうな彼女を安心させるように返事を受けた。
「はい・・。こちらこそ、よろしくお願いします」
あまりの嬉しさに、返事と共に彼女を優しく抱き寄せた。
「あたしも好きだよ・・ラグナ」
アネットもラグナに身を任せて抱かれていた。
772彼女が届けた大切なもの 5/7:2008/12/13(土) 14:08:17 ID:CT5k4mDd
「どう・・かな?これ・・気持ち良いの・・?」
「う、く・・はぁ・・・はい・・」
ラグナはベッドの上に仰向けになりその上からアネットの足がラグナの股間を踏みつけるようにしている。
「なんか・・変な感じだよ・・。ラグナとこんなエッチな事するなんて・・」
ズボンごしだが、アネットの小さく可愛い足の感触を味わえラグナはそれだけでも絶頂を迎えそうだった。

どうしてこんな状況にまでなったのか、二人が告白後しばらく抱き合った後のことだ。
「ラグナ・・ずっと待たせちゃったから・・。今日は二人で恋人がすること・・しよっか?」
今まで以上に顔を紅潮させてアネットが驚くべき事を言ってきた。
「え・・でも?」
「いや・・かな?」
女の子にここまで言わせて引き下がるわけにはいかなかった。
それに、先ほどから下の方は極限まで緊張していた。彼女の全てが欲しかった。
「いえ、こちらこそ・・」
そう言い、アネットを自分の家へ招きいれ二人はベッドへと直行したのだ。
「でも、あたし・・胸には自信ないから・・期待しないでよ・・」
「それなら足で期待にこたえてください」
そして、ラグナは仰向けになりアネットに足を使って自分のモノを刺激するように誘導する。

・・・といった感じで、今に至るわけである。
「今度は僕が・・」
そう言い、アネットを抱きベッドに寝かせる。首元にどんぐりの付いた可愛い赤い服のボタンに手をかけていく。
そして、目の前には綺麗な白い肌をした裸が現れた。
そのあまりの美しさに心臓がバクバクと高くなっているのが感じ取れた。
「アネットさん・・っ」
チュッ・・二人は唇をそっと重ねる。その間にラグナの手はその小さいながらも綺麗な胸に到達していた。
「・・んっ・・あっ・・やっ・」
ラグナが胸を揉みしだく度にアネットはか細い声を上げる。
キスをするその口からはよだれが垂れ頬も紅潮していた。
「綺麗です・・アネットさん・・」
彼女の唇から口を離し、片手で三つ編みをなでる。
そして、もう片方の手で乳首の周りをなぞり、じらすようにして乳首を刺激する。
「あっ・・・ぅん・・」
そして、突起した乳首を指ではさみ込み、ひっぱりもて遊ぶ。
「・・・んん・・」
チュッ・・とアネットの綺麗な首筋に優しくキスを施し、手は下の方へと伸びていく。
その手はアネットの秘所へと到達しパンツの上から割れ目をなぞる。
「・・・っ・・はぁ・・ぁ」
今までにないような艶っぽい声をあげ体を震わせるアネット。
「ん・・んんっ・・」
片手で胸を触りながらも、残った手でアネットの大事な所を刺激する。
彼女も最初は声を上げるのを我慢していたが、段々と吐息と共に我慢できなくなってきていた。
773彼女が届けた大切なもの 6/7:2008/12/13(土) 14:08:59 ID:CT5k4mDd
「アネットさん・・」
ラグナも気持ちが高ぶり、下半身はズボンの中で痛々しくも膨張し続けている。
「あっ・・いや・・っ・・んっ・」
布越しに秘所を刺激され、それから逃れるかのごとく顔を左右にゆさぶる。
布の上からも充分に濡れている事がわかるほど彼女は感じてきた。
スルッ・・優しくパンティを引きおろし彼女の白いふとももをまさぐる。
「やっ・・・っん・・」
そして、アネットの割れ目へ直接指を入れる。
「あっ・・・んんっ・・」
今まで以上に声を上げて身をよじらせ息を荒くした。
「はぁ・・っあ・・んん・・はぁ・・っはぁ・・」
その様子を見て我慢できなくなったラグナは自分のズボンを下ろし緊張しきった自分のモノを取り出す。
「いい・・よっ・・ラグナ・・」
自分のそれをアネットの割れ目へ押し当てる。
ラグナのそれは熱く脈打っていてその興奮が彼女にも伝わった。
「あ・・っ・・はぁ・・!」
「アネットさん・・もう我慢できません・・はぁ・・」
「はぁ・・良いよ・・入れて・・・っあ・・」
ラグナは頷くと、アネットの割れ目を指で開き自分のモノを入れる。
先端から静かにゆっくりと入れていく。
「あ・・んっ・・っん・・・」
処女膜へつき当たると一瞬躊躇してしまう。それを察したのか
「良いよ・・っ・きて・・」
アネットは弱々しい声でラグナを後押しする。
「・・すみません・・くぅ・・」
意を決して膜を突き破り腰を進める。
「あっ・・ああ・・やぁぁぁ・・・んんんっ・・」
アネットは痛みからか目を潤ませて息を荒くした。二人の結合部からは真っ赤な血が流れ落ちる。
「はぁ・・はぁ・・ぁ」
そして、ゆっくりと彼女があまり苦しまないように腰を振っていく。
手は再び胸へと伸び、激しく胸を揉みしだく。
「あああん・・・っ・・も・・ぅ・・」
淫らな姿で喘ぎ声を上げる彼女。腰を動かすたびにその連結部からは血といやらしい液が流れ出る。
自分のモノを暖かく包み込む彼女の秘所。
全てが気持ちよくラグナを絶頂へと誘った。
「ラ・・グナ・・ラグナッ・・・ああっ・」
何度も何度も腰を打ちつける。その度にアネットもラグナの名前を呼ぶ。
「はぁ・・アネットさん・・くっ・・」
「ああ・・あっ・っん・・」
アネットも限界に達しようとしていた。
「も・・う・・だめ・・ぇ・・くる・・ああああ・・」
どんどん自分のモノを強く締め付ける快感にラグナも奥から何かが込み上げてきた。
774彼女が届けた大切なもの 7/7:2008/12/13(土) 14:09:35 ID:CT5k4mDd
「あああああああ・・・・くっ・・・」
「あっ・・あっ・・んああああああ・・」
ラグナはアネットに覆いかぶさり、自分の全てを彼女の中に解き放った。
ビュッ・・、とめどとなく出てくる彼女への思い。
「あああああ・・あっ・・あっ・・あつっ・・んん・・」
アネットの方もラグナの大量の精液を受け身をのこぞらし絶頂した。
二人の結合部からは入りきらなかった精液がドロドロと出てきていた。
「はぁ・・・はぁ・・・っ」
疲れきって、目をつぶっている彼女の頬を優しく撫で、自分のモノを抜き取る。
引き抜いた後もいやらしい液が糸を引いていた。
「あはは・・。これじゃあ・・赤ちゃんできちゃうよ・・」
アネットがラグナに身を寄せて、恥ずかしそうに笑ってみせる。
まだ先ほどの緊張がとけきらずラグナもまともに考えられなかった。
ただ、今の正直な気持ちを彼女に伝えよう。そう思った。
「大丈夫ですよ。・・この先もアネットさんは僕が守っていきますから」
「ありがとう・・。これからもよろしくね。」
「はい・・」
その言葉を聞いて、ラグナはアネットと始めて会った時の事を思い出した。
彼女との出会いは突然で・・。あの時の手紙が何よりも嬉しかった。
あの時の「これからよろしくね」
彼女が自分のために時間をかけて書いてくれた手紙は今でも大切にしている。
これからは手紙と同じように、彼女の事も一生大切にしていくだろう。
「アネットさん・・これからもよろしくお願いします」
「うん・・」


その後。何度もデートを重ねた二人はついに教会にて結婚式を迎えた。
村人から祝福され二人はついに結ばれたのだった。
結婚後も、アネットは郵便配達の仕事をしている。
大変だと思うけど、彼女は郵便配達をしている時が一番輝いている。
ラグナ自信も彼女のその姿をいつまでも見ていたいと思っていた。
「おはよう。今日も一日元気にいこうよ♪」
「今日も元気ですね。アネットさん」
「あはは、ありがとう。でも、ちびっ子って言うなー」
「え!?言ってませんよ!」
「顔にそう書いてあったの!・・ふふ」
いつもと変わらない会話。
今日もアネットは手紙を届けに来る。そして、いつもの道を走っていく。
その後ろ姿を見てラグナは・・。
「神様・・感謝しています。」
「あの日、アネットさんが手紙だけでなく僕に大切なものを届けてくれた事を・・」
いつまでも、あの元気な笑顔を守っていこう。そう心に誓った。

今日も小さな郵便配達人はトランルピアの村に手紙を届けるため走る。

〜Fin〜

ダニ「俺の立場は・・?」
775名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 14:12:17 ID:CT5k4mDd
以上です。やべ、途中上げちまった・・orz
sage入れてるつもりだったんだよ・・許してくれ。
776名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 14:15:38 ID:jyhQmH0P
これは乙と言わざるを得ない
777名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 19:29:17 ID:96hkZoyt
なんという足コキ(*´Д`)イヤッフー!!
778名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:29:57 ID:it+FgRYn
素晴らしく萌えた! おっきがとまらないお
779名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:30:17 ID:2XPokv4L
反応見てると、ここの住人は和姦の方が好きっぽい?
780名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:57:40 ID:xUTLrTSV
俺の嫁を汚していいのは俺だけだ
781名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 04:21:10 ID:6/x1rpmO
>>779
個人的には、和のが好きかな

でもラグナを逆レイープしてあまつさえそれをロゼッタに見せつける
ドス黒いミスト様とかも見てみたいような
782 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:25:43 ID:6OH6Oazu
ふー……かなり長くなってしまった。タバサさん第一話的な感じ。
・獣姦かつ輪姦かつ和姦
みたいな。ダメな人は見ないが吉。
783 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:26:36 ID:6OH6Oazu
ラグナ、侵食

 我輩はオークである。名前はとんきちだ。我輩をしつこく勧誘してきた若者が名付け親である。
 なかなか高貴な名前であろう。それなりに気に入っている。
 乞われてこの屋敷で生活している者は他にも数匹おり、各々全く違う種族ながらよく調和の取れた
集団を形成しているといえる。

 だが。最近この安息の地に、たびたび足を伸ばしてたたずんでいるものが居る。
 妙な言い回しだが、特に何もせず立っているだけなのだからほかに言いようも無い。
それだけなら言及する価値も無いのだが、問題はこの招かれざる客人の人種と、容姿にあった。

 エルフの美女である。

 エルフといえば思慮深く、自然と共に生き、狩りと魔法を生業とする種族というのが一般に抱く感想だ。
だがハーフエルフ、ダークエルフの例を見れば分かるように、エルフの女は他の種族の子種に寛容である。

 そう、知られていないだけで、オークエルフ、ドラゴンエルフなどという種があってもおかしくは無いのである。
勿論……性交の機会が無いというだけでなく、妊娠の確率、体格差による性交自体の危険が伴うし、生まれたとしても
虚弱児になる可能性も高い、というのがそんな名前を聞かない理由なのだが。
 翻って今、我輩が言いたいのは。
 エルフの女はモンスターにとって性欲の対象であるということだ。
「皆さん、おはようございます」
 そして、熟れた牝が、我らが領域に踏み込んできた。
 ――ふむ。珍しい事もあるものだ。……だが、このようなところに踏み込むことが何を意味するか分かっているのかね?
 声をかけながらも、我輩の頭は既にこの牝を屈服させる思考で満たされていた。
 他の面々も、明らかにそのつもりで包囲網を狭めていった。
「うふふ……もちろん、解っております。わたし、そのためにここに来たんですよ」
 狭まる距離をまるで意に介さず、女は入り口脇の棚に衣服をするすると脱いでいく。
瞬く間に一糸まとわぬ姿になった。
 ここで、その行動をいぶかしんだのが我輩だけであることに、落胆すべきか自負を抱くべきか。
 とはいえ、マホガニーのごときつややかな褐色の肌、チェリーのように瑞々しい朱が存在を主張する胸。
さらに人間にはわからない香を焚き染めて、皆の発情を促進している。帽子に隠れていた長い髪がなびくと、
それだけで理性が飛びそうなかぐわしい香りが散った。
 局部は綺麗に剃毛され、しなやかな指に広げられた性器が、既に透明な蜜を滴らせている。
 エルフの美女にここまでされては、徹底的に犯さねば失礼というものだ。
 ではさっそk
「あああーー! そこ、もっと舐めてくださいっ!」
 乗り遅れた。
784 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:27:07 ID:6OH6Oazu
 彼女はすでに飼い葉まみれの床に仰向けになって、バッファモーのデバフモ、ユニコーンのユニコ、モコモコのラムーによる
舌技を味わっていた。
 乳房全体にデバフモの長い舌が絡みつき、締め付けるようにしてもみしだき、こそぐほどに激しく乳首を擦りたてる。
 もう片方の乳にはユニコが、触れるか触れないかの絶妙な舌さばきで乳首愛撫し、時に歯と舌で挟むように刺激していた。
 さらに局部にラムーが取り付き、一心不乱にすいたてている。陰核を強烈に吸ったかと思えば、膣口を舐めまわす。
愛らしい外見に似合わず目を血走らせて牝にかぶりつくさまはシュールとすらいえたが、奴はもう限界のようだった。
 人間の親指ほどの性器をいきり立たせ、早くも本気汁を流し始めた浅ましい牝の穴に侵入すべく、女の恥骨あたりに両手をついた。

 いやいや、実況している場合ではない。
 折りよく口が開いているではないか。最古参である我輩のために席を空けて置いてくれたのだろう。心憎い気遣いではないか。
 さあ、卑しい牝よ。我輩のマラを舐めしゃぶるのだ。……一瞬、三つの殺気に晒された気がするが気にしない。
「ふふ。かわいらしい……あぁん、そんな、はげし……ん、今咥えてさしあげますね」
 ラムーが本懐を遂げ、思いきり腰をふりたくった。血走った目と歯茎までむき出した口が猛々しい。
 ふ、まだまだ青い。こういういい女はじっくりと味わうものだろう。
 寝そべった体制から我輩のものを咥える女の、さらさらの蒼い髪の感触を楽しむ。
 芸術のように整った首筋を我輩の節くれだった指がなであげ、エルフ特有のとがった耳の感触を味わう。
 もう一方の手で頭を支えてやりながら、耳の先から穴まで愛撫してやると、女は目だけで淫靡に笑った。
 それまでしゃぶるだけだった口内が、別の生き物のように舌が絡んでくる。擦るだけでなく我輩のマラを
ぐるりと一周舌が巻き、顔の振りと共に舌がしごき上げる。口をすぼめ鼻の下を伸ばした下品な顔が一層の
欲情をさそった。
 それでもまだまだ余裕の見える表情だった。誘われるように我らも行為が過熱していく。
「んぐっ、んっ、ふ……」
 気付くと我輩は女の顔を抱え、口を性器に見立てて犯していた。
 さらさらと両の手に絡みつく長い髪、深い輝きを湛えた瞳は媚びるように我輩に注がれ、
口紅をしない自然な朱をやどした唇は、我輩のマラの付け根に熱い口付けを繰り返している。勿論咥えたままで、だ。
 口内に溜められた唾液でマラをとろかすようにしごきあげ、我輩の汁がたっぷり含まれた唾液をこくりこくりと
嚥下する様は、えもいわれぬ征服感を与えてくれる。
 女は急に責め方を変え、先端の鈴口をほじるように舌をつつきまわしてきた。くっ、これは……耐えられな、うおおっ!
「ん、く……こく、ん」
 頬を思い切りすぼませて、下品に音を立ててまだ中に残っている精液まで搾り取る。すさまじい射精感に腰が震え、
精液がすべて吸いだされるような感覚に襲われた。
「は、あ……喉に絡んで、おいしい、です……」
 口の中で精液を味わっているとは思えないほど、あどけないその笑みを見た瞬間……
 我輩の心から獣欲が失せ、別の感情が頭をもたげていった。
 まあ、有り体に言うと……惚れた。
 とさり、と女の傍らにへたり込むように腰を下ろすと、ラムーの奴はとっくに果てていた。
女の膣に少しでも精液を残そうと、密着してさらさらした液体を注ぎ込んでいた。
限界までのけぞり、全てを出し切った瞬間……目をカッと見開き、歯をむいたまま、泡を吹いて気絶していた。少し気持ちはわかる。
785 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:27:38 ID:6OH6Oazu
 そして、本番が始まる。
「ああ……大きい……それ、それが欲しかったんです……そのくらい大きかったら、きっと……」
 意味の分からない呟きと共に、うっとりした表情で四つんばいになって、犯してもらうためにケツを上げる。
 綺麗な外見に似合わず鼻息荒く、ユニコが覆いかぶさった。長さも太さも女の腕ほどもある凶器が、
発情しきった牝の穴に収まろうとする。
「うっ、ぐぅっ……!」
 さすがにこの大きさはつらいのか、初めて女の顔から余裕が消え、眉根にしわがよった。それでもなお、
美しさが損なわれる事はない。滑らかで透明な褐色の肌は、苦痛の中に快感を感じていることをも
包み隠さず知らせていた。瞳には発情した牝の光が宿り、口元はだらしなくゆるんで、淫らな赤の舌を
ふるわせている。
 何より、穴を無理やりに押し広げていく最中にも滴り落ちる愛液の量が増えていくのが動かぬ証拠だった。
 ぐぷ、ぐぷ、と段階をつけて押し入っていくそれが、膣の中で何重もの肉の輪でしごかれている事を教えてくれる。
女の性器もまた絶品であるようだった。
 進入を許すたびに女はぶるり、と震え、次第にその顔には笑みが宿る。
 交尾に、雄に支配される雌の悦びを、これ以上ないほど伝える笑み。
 ずぶずぶと、際限なくユニコのモノが女の中に沈む。既に半分を越え、なおも飲み込まれるように
女の中に納まっていく。傍目に見ていると、まるでなにかの奇術のようだ。
 最初の苦しそうだった顔はどこへやら、今は自ら腰を使って挿入をせがんでいる。
 一方のユニコは、奥までたどり着いてすら居ないのに早くも我慢の限界に近いのか、足がガクガクと震えている。
 前足を優しく掴む女の手が、まるでマラを掴んで離さない娼婦の手のように見えた。
 女は、あくまでもゆるゆるとした甘ったるい動きで、まるでつがいのように愛しさを込めて腰をゆらゆらと
うごめかせている。頭上にあるユニコのさらさらした上質な毛皮に、そのとがった耳と蒼い髪をすりつけ、
愛らしい新妻のように、もっと、もっととせがんでいた。
 ユニコにも雄としての尊厳があるのだろう、ジリ貧になるのを避けたかったのか、急に荒々しく腰を使い始めた。
だがそれも、逃げでしかない。半分まで埋まったモノを引き抜き、半分まで突き刺す。そんな動きだった。
「あ、ンンッ! やっ、もっと、おく、までぇ……」
 不満そうな事を言いながらも、相手に合わせ腰を使い、自らも上り詰めていく。
「あ、あっ、あっ、イク、イクぅ〜」
 顔から力が抜け、今までのどこか知性を残した痴態から、白痴のように目の焦点すら合わない、性欲の権化と化していく。
「イグッ!イグッ! イきます、ラグナ様ぁーー!!!」
 しっかりと、頭上のユニコの首根っこにぶら下がりながら、
 腰を震わせ、白馬の子種を子宮に受けながら、
 絶頂して盛大に潮を吹きながら、
 叫んだその名前は。

 我らが偉大なマスターの名だった。
786 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:28:09 ID:6OH6Oazu
 それまで知らぬ存ぜぬを決め込んでいた(雌なので)シルバーウルフのライガー、フェアリーのティンカーも
ぴくりと反応した。
 あっけに取られる我らをよそに、早々に絶頂の余韻から復帰した女は、どうやったのかユニコをこてんと
腹ばいに倒してしまう。しかも性器でつながったままだ。完全に仰向けになったユニコに、
「うふふ……あなたの、とっても長くて太くて、素敵ですよ。これなら、ラグナ様を受け入れる準備が出来ます」
 信じられない言葉と共に、ずぶずぶとユニコが飲み込まれ……なんと、根元まで楽に収まってしまった。
「ああ……素敵。分かりますか? あなたのが、子宮口にぴったりくっついて……キスしてるみたいです」
 今度は女が馬なりになっているため、長い髪も、美しくとがった耳も、ぷっくりと大きく充血した乳首も、
全て見ることが出来た。
 我輩ももはや実況しているだけの理性が保てず、女の胸に飛び込む。谷間に顔をうずめ、グミのように
乳首をあまがみし、乱暴に乳房をもみしだいた。ユニコは二人分の重さの下敷きになったが、女の膣で与えられる
快感に、文句を言う余裕すらないようだった。
「ん、気持ちいいです、けど……もっと優しく、してください……ね?」
 そっと愛を込めて抱きしめられては、応えねば雄の恥。 あまがみから舌を使った愛撫へ、乱暴にもんでいた胸を
触れるか触れないかの微妙な接触で攻め立てる。
「は、あ……お上手ですよ。とっても……」
 ご褒美とばかり、女の方からも我輩にキスをし、舌を絡めてきた。さらにマラに手が伸び、撫でるように裏スジを引っかかれる。
やわらかく、ほんのりと甘い気がする女の口内を味わいながらさすられると、それだけで昇天しそうな快感だった。
 女は我輩を押し倒すようにユニコの上に寝そべると、コレまでずっとお預けを喰らっていたデバフモに振り返った。
「あなたの太くて逞しいのも、こっちに入れてください……」
 受け入れるために腰を上げると、ユニコの腰までついてきた。膣が吸い付いて、くわえ込んだまま離さないのだ。
 ユニコのマラは脈打ち続けており、とろとろと精液が垂れ流しになっていた。さらに、女の腹も……
既にうっすらとふくらみが見えるほど、子宮にユニコの子種をたらふく飲み込んでいる。
 しがみついて、深く口付けを交わして分かったことだが、それでもまだ足りないというように、女は搾り取るために
腰を使い、内股に力をいれ、ぐねぐねとユニコを貪っていた。ユニコは腰を振ってすら居ないというのに、息も絶え絶えに
それでも一滴もでなくなるまで子種を放ち続けるだろう。
 この状態でまだもう一本受け入れようという女の底が知れなかった。
「さあ……私のアナル、とっても気持ちいいですよ?」
 ユニコに跨った姿勢のままだから、両足をしっかりついて大股開きのまま腰を上げると、ひどく下品でいやらしい体勢になった、
我輩からケツの穴が見えなかったのは残念だったが、美しいこの唇と胸を独り占めできる特等席を離れる気もなかった。
 ぶふぉ! と鼻息を荒げ、待ちに待った女の中へデバフモが押し入っていく。
「んっぐ、お、おひぃいいいっ!」
 これまでの流れから言えば必然か、デバフモはユニコよりさらに太いそれを遠慮なく、淫水にてらてらと光る女の菊門に突き刺した。
 挿入される瞬間に目をむいて、やはり2,3回も突かれるうちに蕩けてくる表情の変化を間近で楽しんでから、
他の雄に二本も同時に串刺しにされた雌の唇を再度奪う。女は体重をこちらに預け、デバフモの荒い動きにあわせて、体全体で
我輩を愛撫してきた。二つの乳房が我輩に押し付けられ、汗でぬるぬると滑り、精液袋と成り果てた下腹部でマラを擦り上げられると、
否応もなく射精してしまった。それを潤滑油に、さらに強く抱きしめられ、ぬるぬると全身を愛撫される。
 もう何がなんだか分からなかった。ユニコが射精し続けてしまう理由が分かった気がする。
 もはやまともな思考すらおぼろだが、苦痛ですらある射精感の苦しみですら、この美しすぎる女の交尾の誘いを断る理由にはならなかった。
美しく、淫猥で、清楚で、知的で、恥知らずな女に、一秒でも長く自分の匂いを刻み付けたかった。
 最後には自分からマラを女に擦りつけ、腰を振っていた。圧倒的な快楽の前に意識が薄れ……
最後に聞いたのは、脇のほうでデバフモが倒れる音だった。
787 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:28:40 ID:6OH6Oazu
 タバサは死屍累々と転がる四匹のオスを艶然と見渡し、立ち上がろうとする。半ば気絶したユニコだが、
まだペニスは半勃起状態で、全て抜くまでに何回か絶頂に達してしまった。快感で弛むように仕込まれた子宮口が、
ユニコの子種を吐き出していく。全て抜き終わる頃には、膨れていた腹も元に戻っていた。
 抜いた後もまだ滴るのをやめない大量の精液は、当然タバサの子宮の隅々まで行き渡り、卵子を求めて活発に泳いでいたが……
タバサは特に気にしていなかった。ユニコーンの仔を孕む、その想像すらもタバサの性欲に火をつける材料でしかなかったのと、
「今度こそ、ラグナ様に最後までしていただけるんですもの。ユニコさんの精液、全て洗い流されてしまいますね。すみません」
 のろけるように、さらりと口にする。
「とはいえ、滴らせたままでは服も着れませんし……ここであらかた出させていただきますね」
 中腰になって、ぽっかりと開いたままの前後の穴に手を沿え、いきむと、
 ごぽ、ぶりゅううううぅぅう……
 という排泄音と共に、粘度の違う二つの精液だまりがみるみるうちに大きくなっていった。
 排泄の快感から、また上気した顔になりながら、手ぐしでさっと髪についた飼い葉を払うと、
脱いだ時と同じくらいあっという間に服を着、髪を束ねて、見た目には来る時と同じ格好になった。
だが近寄ってみれば分かっただろう。むせかえるような雄の獣臭と、それ以上に雄の本能を刺激する、
発情した雌のフェロモンがにおってくることが。何より……メイドの衣装の下には、まだ勃起したままの乳首や、
馬のペニスを嬉々としてくわえ込んだまま、今もいやらしく口をあけている性器と尻穴があった。
「では、皆さん。これで失礼しますね。今日はありがとうございました」
 モンスターに対しても折り目正しく一礼してから、明るく微笑んでみせる。そこに先ほどまでの淫猥さは感じられない。
が、小屋を出る間際、
「また、皆さんにお手伝いを頼むかもしれませんが……そのときは、よろしくお願いしますね」
 目を細め、流し目で言われた雄四匹は、主と仰ぐ存在が二人に増えた事を脳髄に刻み込まれた。
788 ◆NQZjSYFixA :2008/12/14(日) 08:31:53 ID:6OH6Oazu
ここまで。タバサさんはモンスターが大好きだからこのくらい普通です。セシリアにも色々吹き込んでますねこれは。
789名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 10:32:17 ID:NjopMIOu
GJです!
やっぱ人が書いたものの方がエロく感じるな。
自分で考えた話だとどうにも、ね。
790名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 12:06:46 ID:3VJHCUI8
GJ!
今までミネルバのためだけにラブ上げてタバサさん自体はスルーだったが興味が湧いてしまった


にしてもやはり強姦嫌いは多いか・・・でももう完成近いし、せめてもう少しマイルドに書き直そう
791名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 12:28:28 ID:u7sOq6xO
やっぱレイプとかは作品の雰囲気にマッチしないからじゃないかな。
俺はどっちでもいける。
792名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 16:42:59 ID:6cW4i35e
まぁラグナ逆レイプなら(ry
793名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 17:03:35 ID:OJcSxiOO
>>792がいいこと言った
794名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 20:53:07 ID:+No1iqSw
今までの作品見ればわかるが、ラグナは基本受けだからな
795名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:06:34 ID:a7YfKXtR
男らしさはちゃんとあるのにな
それでも浮かぶシチュが基本受けなのは才能だろうか

あとカチューシャつけた状態がおにゃのこにしか見えない
796名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:14:23 ID:8T17Rcls
嫁候補によってたかって逆レイプされるラグナか
797名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 21:18:31 ID:VfR0m1gE
レイプさせるなら、カボチャ頭をつけて誰かわからないラグナに
助けを求めてラグナの名を叫ぶ所を思いっきりハードにやらせちゃった後、
最後の最後で外させるようにしてくれ。
798名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 23:38:24 ID:OMXvkLO6
黒エリスはまだか!?
とりあえず眼鏡のメガネを叩き割りたい
799名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:01:00 ID:1tLU+/zr
>>798
某キャラのバリバリの強姦系書いてたが雰囲気見てるとマズそうなので中止して黒エリス執筆し始めた
800名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:06:59 ID:yQcZywSf
>>799
まてまて両方落とせ
801名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:24:28 ID:VQDCyFaS
>>799
強姦系を先に書き上げて投下するんだ
802名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:36:26 ID:yOMIl5/2
「強姦注意」とかちゃんと注意書きをすれば苦手な人も安心
というわけで投下してくれ
803名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:52:14 ID:1tLU+/zr
了解!
書き上げたら投下しまっす
804名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:15:31 ID:eAHETUQK
よし待ってるぞ
そして誰か黒エリスと白エリスによるラグナ逆レイプをだな
805名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:47:07 ID:1tLU+/zr
というわけで投下
『ゴブリン達に集団強姦されるメロディ』

タイトルからして受け付けない人は注意
806名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:48:31 ID:1tLU+/zr
『風呂好きなら、お風呂の気持ちも考えろー!』

トランルピア村のいつもの朝に響く、平和な空気を切り裂くような叫び声。
声と共に飛び出して来たのは『アレックスのゆ』の主、メロディだ。

とある事情で常連客であるローランドと揉め事になり、彼の言葉に我慢できなくなって飛び出したようである。
目に涙を浮かべながらもマメの木を登る速さは、この村の郵便配達人にも引けを取らない。
807名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:49:17 ID:1tLU+/zr
薄暗い洞窟内。
メロディは『アレックスのゆ』の源泉がある、くじら島の深層部まで来ていた。

「いきなり養女になってくれだとか言われても、困るよ・・・ていうか、温泉を別の場所へ持っていくだなんて、許せないよね!
温泉はそこにあるから温泉なんだよ!」

源泉湯に語りかけるメロディ。

「お風呂のこと、お風呂の気持ち、もっと解る人だと思ってたのに・・・ガッカリだよ」

彼女のお気に入りの、魔女を模した帽子のツバを指先でつまみ、目元まで隠す。

「・・・これからどうしよ」

ローランドにも悪意があったわけではないという事は解っている。
感情のまま飛び出してここまで来てしまったが、常連客にあんなタンカを切ってしまっては、今は帰るに帰れないだろう。
トランルピアに来る以前に住んでいた村まで帰れば、その当時経営していたお風呂屋もまだあるため、帰る場所が全くないわけではないが『アレックスのゆ』を見捨ててここを離れる気分にもなれなかった。
そんな葛藤に悩まされ、結局『アレックスのゆ』に最も近いと言える源泉のそばを離れられずにいた。
808名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:49:56 ID:yOMIl5/2
「ここに来た時にお世話になった隣の男の子」
これを膨らませて一本書けるかも…
809名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:50:06 ID:1tLU+/zr
ここにはモンスターもいる。あまり長居すれば危険も増すだろう。
彼女は魔女の格好をしているが、別に魔法が使えるわけではなく、ただの趣味のコスプレである。
つまりは普通の一般人。尚更、危険なはずである。
しかしそんな一般人のメロディでも、ゴブリン程度のモンスターなら横をすり抜けて振り切れる。なにせゴブリンは相手が3秒も前にいたところに必死に剣を振るようなモンスターだ。
ゴブリンだらけの浅層を抜けてここまで来れたのも、そのためである。

それに、もしものことがあっても

「・・・今思えば、ラグナ、あそこに居たよね」

そう。彼女のひそかな想い人、ラグナは必ず助けに来てくれるだろう。今頃必死になって探しているはずだ。
自意識過剰と思われるかもしれないが、ラグナはそういう人間である。
カルディアに居た頃から知り合いの彼女には、それがよく解っていた。

「ラグナ、探してるかな・・・。
わたしがピンチになったら颯爽と現れて、ばばーってモンスター倒してくれちゃったり」

白馬(というか狼、むしろゾウだが)に乗った王子様に助けてもらう。
そんな乙女なら誰もが抱く淡い憧れも、彼女がここを動かない原因のひとつになっている。
810名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:51:05 ID:1tLU+/zr
「・・・?」

ふと、視線を感じて後ろを振り返る。
暗闇の奥に、二つの不気味な目が光っていた。
ラグナではないだろう。彼ならもっと優しい目をしている。
あの人間みを帯びた、それでいて品性の無い目は恐らく―

「・・・ゴブリン・・!」

じっとこちらを見つめている。深層にゴブリンは来ないはずだが、モンスターの中でも知性が高いと言われる彼らのことだ。
時には法則と違う行動も取るのだろう。

「・・・潮時、かな。これってやっぱ。もう、帰ろう・・・」

彼女の判断は正しい。異常行動を起こしたモンスターがそばにいるのに、無視するのは非常に危険だ。
王子様を待つのは諦めて、今日は事情を聞かず泊めてくれそうなミストの家にでも行って空いた部屋を貸してもらうなりするのが良い。
811名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:51:54 ID:1tLU+/zr
「え・・!?
いち、にい、さん・・・そんな・・・」

彼女の判断は間違っていなかった。
しかし、気付くのが遅すぎたようだ。

『グルルル・・・』

一匹だと思っていたゴブリンの後ろには、さらにまだ七匹のゴブリンが控えていた。

「これはちょっと・・・マズイよね・・はは」

困った時でも明るく振る舞う癖がある彼女は、そんな事を言いながらも冷静に、震える手で持ち物を確認する。
赤い草、黄色い草、石鹸、タワシ。
こんなものでどうしろというのか。
もしかしたらラグナの『仲良しブラシ』のように、タワシで擦り続ければ仲間にできるかも知れないが、彼じゃあるまいそんな余裕も勇気もない。
いつものように横を走り抜けるにも、そんな隙間はない。

「この先の道は・・ラグナの話でしか知らないけど・・・ッ!」

やむを得ず、踵を返して深層のさらに奥へと走り出した。
奥はさらに強力なモンスターもいる上、毒沼や崖などがあり非常に危険が高いが、そこを抜けてムナビレに出て、休息の塔に逃げ込む事ができれば、祝日を待って別のマメの木から村に降りることができるだろう。

「わっ、と! ひゃっ! えいっ!」

アーチャーの矢を走って避け、オークの剣を間一髪しゃがんで避け、スライムをジャンプで飛び越えて振り切り、迫り来るゴブリン達から逃げて奥へ奥へと走る。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
812名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:52:49 ID:1tLU+/zr
「この崖を抜ければ・・・!」

ムナビレに出る。そこにもさらに強力なモンスターはいるが、ゴブリンやオークとは違い、高い知性を持たないため、ここまで逃げ続けてきた彼女の足なら問題なく振り切れるだろう。
だがその手前の崖地帯、ここには、初心者プレイヤー泣かせの最後の難関がある。

「そ、そんな邪魔な位置に現れないでよっ!?」

崖の一本道を塞ぐように現れたオークアーチャー。横を通り抜ける余裕は無い。
後ろからはゴブリンの群れがまだ追ってきている。

「こんな・・・こんな、ところでぇっ!」

オークアーチャーがこちらに気付いて弓を引くよりも速く、懐から石鹸を取り出し投げつけるメロディ。
お風呂を綺麗にするためのものを戦闘に使うのは不本意だったが、石鹸はオークアーチャーの頭に見事命中し、哀れかな崖の下へ転落してゆく。

「今だぁっ!」

ここを抜ければもうすぐ、ムナビレだ。
そう思い急いだ彼女は、つい、足元の注意を怠ってしまった。
813名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:53:42 ID:1tLU+/zr
「ひゃうんっ!?」

盛大にすっ転ぶメロディ。オークアーチャーに投げて弾け飛んだ石鹸を、自ら踏んでしまったようだ。

「お風呂の神様のバチが当たっちゃったよ〜・・・」

などと言っている場合ではなかった。転んだ隙にゴブリンはメロディを取り囲み、すでに彼女は逃げ道を失っていた。
逃げることは出来ても力で対抗する事はできない彼女はこの状況に青ざめる。

「げっ・・そんな・・助けて・・・ラグナ・・・ラグナ・・・!」
814名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:54:29 ID:1tLU+/zr
メロディの声が届くことは無い。
ラグナは今ごろ、村にいなかったメロディは日が経てば帰ってくると思い込み、つるくさの遺跡の最新部でロブスターやランプイカ、モミジヒラメに心躍らせている。

「っ…、この…!」

横を抜けて無理矢理にでも逃げようとしたが、接近したところでゴブリンに押し倒される。
殺される――そう思った瞬間、ゴブリンの振り下ろした刃はメロディの身体ではなく、彼女のお気に入りの赤い魔女の衣服を切り裂いた。

「えっ・・・!?」

破られた服の下からはピンク色の下着が露になる。
その下着をも、無造作に引きちぎられる。

「…っ、…ゃ…!」

予想以上に豊かな乳房が晒される。服を着ている時はわからないが、彼女の胸は身体の小柄さに反して意外と大きい。
ぷるっと揺れた二つの膨らみは、それだけでぷりぷりとした弾力を持つことが分かる。
下着を完全に脱がされ、数えられるほどわずかに毛の生えた女の子の部分までもが、ゴブリン達の視線に犯されている。

「なん、で…!?」
815名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:55:27 ID:1tLU+/zr
まだ誰にも触らせたことのないメロディの胸に、ゴブリンの手が無造作にぐにゅっと掴みかかる

「あっ、んんっ!」

感触を楽しむように乳房を揉み込まれて、女の本能に擦り込まれた疼きが込み上がり、甘い声が出る。

(やだ・・・こんな、モンスター、なんか、に・・・っ!)

嫌悪感に耐えかねたメロディがゴブリンを突き飛ばそうとするが、今度はメロディの手足を拘束するようにゴブリン達が群がる。
帽子と靴下を残して半裸の状態で、無理矢理M字開脚をさせられる形になった。

「いやっ・・・こんなとこ・・・見ないで・・・っ!」

自分の指さえも受け入れたことの無いピンク色の秘部も、ふにふにとしたお尻も、その可愛いお尻の穴までもが丸見えになる。
816名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:56:20 ID:1tLU+/zr
「やだっ・・やだ!やだやだやだ!」

じたばたと手足をもがいて抵抗するが、女の子の力ではこれだけの数のゴブリンに押さえつけられて振り払うことなどできない。
メロディの秘部の真正面に立ったゴブリンが、腰に巻いた布を脱ぎ捨てる。

「うぇ!?お、おっき・・・」

ゴツゴツとした凶悪なサイズのペニスを間近で見てしまい、メロディは思わず顔が赤らむが、すぐにその凶悪なペニスにこれからされることに気が付き、赤い顔が今度は青ざめる。

「そんなの、入らないから・・っ!だめ・・・!おねがい・・・!」

濡れてもいないのにそんなものが入るわけもなく、もし入れられたなら膣内がズタズタになるだけでなく、ペニスの方もタダでは済まないだろう。


ふと、手の空いたゴブリンが何かを並べている事に気付いた。メロディを囲むように並べている。

「戦士の・・・証・・・?」

メロディを囲む戦士の証が恐らく48個を迎えた時、突然戦士の証が踊り始めた。

「な・・なに・・・?」
817名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:58:19 ID:1tLU+/zr
「あ・・あれ?・・ゃんっ・・!カラダが・・・変・・!?」

メロディが踊りを見つめていると、女の本能に何かを訴えられるのか、強力な眉薬でも盛られたかの如く身体が疼き始める。
メロディの秘部は触れてもいないのに潤い始め、肉棒を受け入れる準備を始めてしまう。

「違うっ!これは、違うの・・!」

ゴブリンに弁解する意味など無いが、無意識に言い訳してしまう。
愛液が垂れる秘部を隠そうとするが、腕も脚もがっしり掴まれているため、願い叶わず視線に晒されたままになる。
充分に濡れているのを確認したのか、正面に立つゴブリンはメロディの柔らかなふとももに手を当てる。

「・・っ!!だめ!そこは、それだけは・・・ひぎっ!?」

ぷつっ。

必死に懇願するメロディにも構わず、ゴブリンの凶悪なペニスは容赦なくメロディの乙女を一気に奥まで貫く。
結合部からは、メロディがつい数秒前まで純潔の乙女であった証が流れる。
818名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:59:06 ID:1tLU+/zr
処女を散らされ、全身をよじるほどの激痛に襲われるメロディを構いもせず、ゴブリンは腰を使い始める。
ずちゅっ、ぐちっ、ぐちゅっ!

「ひっ・・・ぐぅ・・!?痛い!イタイよっ・・・!!抜いて、抜いて、痛、おねが、い・・・!ひゃうんっ!?」

戦士の証の影響か、すっかり開いてしまって敏感になったクリトリスを直接触られる。

(なに・・いまの・・・びりびりって・・・こんなの、はじめて・・・)

温泉のことばかりで性的なことには今まで無縁だったメロディは、初めて味わう快楽に戸惑う。
追い討ちをかけるようにメロディの狭い膣内で暴れるペニスが脈動した。
――ドプっ!びゅく、びゅくびゅく!

「っ!?や、いやあぁぁ!?」
(熱っ!これ・・・お腹に、いっぱい・・・せーし、出されてる…!?)
びゅくびゅくびゅく!びゅるびゅるびゅる!びちゃびちゃ!
「ん――っ!?」
膣内のペニスが引き抜かれ、未だに射精を終えないペニスが、メロディの毎日お風呂で洗っている綺麗な体を白濁で汚していく。
それだけでは飽き足らず、まだ射精の終えないペニスをメロディの小さな口に無理矢理突っ込み、どぷどぷと喉の奥にまで精液を流し込む。
「んぐっ!?んんんっ!こくっ・・・!ごくんっ!」
(・・・やだ・・・精子、飲んじゃった・・・気持ち悪い・・・にがいよぅ・・・)
819名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 01:59:58 ID:1tLU+/zr
喉に絡み付いた精子を必死に飲み下すと、ゴブリンはようやくメロディの口からペニスを解放してくれる。
「けほっ! ごほっ!」
初めての中出し、そして口内射精を経験し、行為を終えたメロディの頭に理性が戻ってしまう。

(ゴブリンなんかに・・・わたしの・・初めてのエッチ、されちゃった・・・)

強引に突かれた膣からは、どろどろと大量の精子が溢れ出し、処女膜の血と混ざり合う。

「ううっ・・・ひっく・・・ぐすっ」

ゴブリンはまだまだいる。次に控えるゴブリンに捕まる前に逃げようと、メロディはまだガクガクする腰、震える足に鞭打って裸のままその場から逃げ出そうとする。
が。

「あうっ!いた・・・」

あんなに激しく処女を散らされた直後にまともに走れるはずもない。
小さな可愛いお尻を突き出すように、うつぶせで倒れる。
そのメロディの細い腰を、すぐに後ろから追い付いたゴブリンに掴まれ、引き寄せられる。
ずちゅっ!!
820名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:01:00 ID:1tLU+/zr
「ひうっ!!?」

後ろからゴブリンのペニスを挿れられ、バックで繋がる。
ついさっきの痛みを思い出し縮こまるメロディだったが、一度目ほどの痛みは無かった。

(あ・・あれ・・・?)

ずちゅっ、ずりゅっ、ずりゅっ

「あんっ!やっ!ひゃんっ!」

痛みが無くなった代わりに、さっきは痛みで分からなかった快感を強く感じてしまう。
何度も引き寄せては突き押され、そのたびメロディの柔らかなお尻がゴブリンの腹に打ちつけられてむにゅむにゅと変形し、重力に引かれてより大きく見える胸がぷるぷると揺れる。

(やだ・・・わたし、ゴブリンなんかのおちんちんで、感じちゃってる・・!)

「ひやっ!?」

かろうじて両手を地面に着いてバランスを取っていたが、その両手を他のゴブリン2匹にそれぞれ持ち上げられた。
小さくて柔らかい手で2匹のゴブリンのペニスを握らされる。
身体のバランスをゴブリンに預けてしまっているせいで、そのペニスを柔らかな手のひらでぎゅっと握ることになるメロディ。
後ろから膣を突かれる衝撃で手も動くせいで、不本意にも自らペニスに刺激を与える形になる。
821名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:02:08 ID:1tLU+/zr
「あんっ!あっ!あっ!」

さらに手の空いたもう一匹がメロディの小さなお口に醜悪な太いペニスを近づける。
最初にされた口内射精の臭いと気持ち悪さを思い出し、歯を食いしばって抵抗するメロディだったが、口を閉じたまま性交の快楽には耐えられず、口を開いてしまう。

「あっ!んぶっ!?ん、んんっ!!」

口内に侵入してきたペニスの臭いに我慢できず、舌で押し返すように抵抗するが敵うはずも無く、結局何度もペニスを這うようにぬるぬると滑るその舌は、ゴブリンにさらなる刺激を与えるだけの結果になる。

こうなったら、と意を決して噛み切ろうと歯を立てる。

「くきゅっ!?」

しかし、ゴブリンのペニスは非常に硬く、逆にメロディの歯に激痛が走る。
もはや抵抗もできず、せめて舌を動かさないようにしてやり過ごそうとしたメロディだったが、それも無駄。

「んぐっ!?んんんぅっ!!」

ペニスを根本まで突っ込まれ、喉奥まで突かれる。
引き抜くかと思えば再び喉奥まで侵入を繰り返し、イラマチオを強要される。
狭い喉を突かれるたび吐きそうになり、耐えかねたメロディは無意識に、またも舌で抵抗を試みてしまう。
纏わり付く舌の奉仕となるその行為はゴブリンを絶頂に導くのに充分だった。

「んぐっ!?」
822名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:02:55 ID:1tLU+/zr
びゅくっ、びゅるる!びゅる、びゅる!

「んぐぅ!ごぷっ、ごく、ごく・・」
(うぇ・・口のなか、どろどろで、いっぱい・・・)

喉奥にも口の中にも精子を放たれ、入り切らない精子がメロディの口から溢れ出す。
直後、メロディの後ろでお尻をむにゅむにゅと揉みしだきながら膣奥を突いていたゴブリンも欲望を解き放つ。
びゅびゅっ!びゅるびゅるびゅるっ!!

「んぷっ!ふわっ!あっ・・!はあん・・・っ!」
(わたし・・・また、中に出されて・・・)

追い打ちをかけるように、両手で扱いていたペニスからも精が放たれる。

「きゃっ!?んんっ!」

白濁した精液が、メロディの整った愛らしい顔を汚し、背中を汚し、トレードマークの帽子まで白く汚す。

後ろで繋がっていたゴブリンが、メロディの膣からペニスを引き抜いた。
ずりゅりゅっ!

「ひゃあんっ!・・はあ、はあ・・・はあ・・・」

糸の切れた操り人形のように、くたっと倒れ込む。その小さな身体を、一際大きなゴブリンが持ち上げる。
823名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:03:48 ID:1tLU+/zr
「きゃっ・・!え?ち、ちょっと!」

持ち上げられたメロディの真下には、ビンビンに反り上がる巨大なペニス。
ずちゅんっ!

「あっ・・!!ぐうっ!?」

小さなメロディの裸体が、いわゆる駅弁の体勢で貫かれる。

「ああっ!ひぎっ!!んんっ!!」
(こ、これ・・ものすごく奥まで、入ってくる・・!)

槍のようにそびえ立つペニスに落とされては下から突き上げられ、メロディの身体は軽々と上下に弄ばれる。
胸がプルプルと上下に揺れ、乳首が汗を、精液を弾く。
その光景が恥ずかしくなったメロディは、両腕で自分の胸をむにゅっと隠す。

「んんんっ、うぅっ、ふぅっ!」

膣から伝わる快楽と嫌悪感に耐えるメロディを、さらに2体のゴブリンが襲う。
胸を隠していた両腕を引きはがし、自分のペニスを握らせる。
再び、ぷるぷると揺れる胸が露になってしまう。

ペニスを握らされたメロディの手を上からさらにゴブリンが握り、無理矢理自分のモノをしごかせて柔らかい手の平の感触を楽しむ。

これで8匹・・・と思いきや、回復したゴブリン達がメロディの身体にペニスを押し付け、こすり始めた。

「やっ・・・」

全身を襲う不快感に身をよじるが、抵抗する術は無い。
824名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:04:46 ID:1tLU+/zr
メロディの足のうらに擦りつける者、おヘソやおなかに擦り付ける者、わきの下に挟む者・・・
醜悪なゴブリン達のペニスを、メロディの全身で奉仕させられる。

「あっ、あっ!ひゃっ!はぁん!」

メロディの精神にも限界が近づく。

(もう、ダメ・・・)

メロディの膣内に、3度目の精が放たれる。
それに呼応するように、他のゴブリン達も欲望を解き放った。

びゅぅぅぅっ!!びゅびゅっ!どくっ、どくっ!びちゃびちゃびちゃ!

「んっ、んんんんーっ!」

帽子を、顔を、髪を、わきを、おなかを、足を、全身を精子まみれにされる。

「・・・ふえ・・ぅぅ・・・ひぐっ・・・ぐすっ・・・」

全身に白い濁液を垂れ流し、身体を震えさせ泣きじゃくるメロディをよそに、満足したゴブリン達はメロディから離れる。
戦士の証を回収している者もいる。
最後にはメロディだけが、その場に取り残された。



825名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:05:41 ID:1tLU+/zr
暗い洞窟内にひとり、どろどろに汚されたまま残されたメロディ。
帰ろうにも足が震えて立てず、こんな酷い姿で村に帰れるはずもない。



身体中の精子が乾き始め髪や肌がカピカピになり、メロディの頭に少しは冷静さが取り戻された頃。

「これで・・・ゴマかせるかな・・・大丈夫、だよね・・・」

ゴブリンに破られた服を着直して、破られた部分が外に見えないよう隠してみるメロディ。
乱れた髪も手ぐしである程度整えたが、泣き腫らした跡と未だ震える手は隠せない。

「・・・うん、きっと・・・大丈夫」

夜中を待って、誰にも姿を見られないよう家に帰って。
大好きなお風呂に入って、今日のこと全部忘れよう。店は、しばらく閉めるかもしれないけど。

源泉ならすぐ近くにあるけど入るには熱すぎるし、またゴブリンに襲われたくない。彼等に見つかる前にと、踵を返す。

「はやく帰っ・・・・て・・・」

振り返った先にいた何体ものゴブリン。先程より数は増えている。

「・・・早くお風呂、入りたいな・・・」

メロディの悪夢はまだ終わらない。
ラグナが助けに来る、その日まで―――
826名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:09:21 ID:1tLU+/zr
以上です。

一応マイルドにしたつもりです。
モンスターの名前違うとか某アイテムの設定がアレだとかはご容赦を
827名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 02:25:16 ID:o0u0saOa
こうも強姦ものが続くと和姦ものが詠みたきゃと自分で書かにゃいかんと思い知らされるな。
828名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 03:16:42 ID:kJyxxKRj
>>805
乙。
原作がほのぼのしてるとこういう強姦ものが欲しくなる。
829名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 04:27:38 ID:vEf1HeaD
>>826乙&GJ!
黒エリスにも期待
830名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 05:01:05 ID:1tLU+/zr
>>829
すまない、黒エリスだがジェルバイン相手じゃエロエロ展開に持ち込めない
どうしてもジェルバインのイメージが短小包茎早濡の体力ナシ一発終了になるぜ…
全然エロくならない

代わりに時間かかりそうだけど白も混ぜて白黒一緒にラグナ和姦風逆レイープの方向で
831名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 05:13:22 ID:pdf0wjeW
ジェルバインじゃ仕方ない
というかむしろそれ完成してるなら見たい気も(ry
832名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 06:44:56 ID:o0u0saOa
負けじと俺も書いてみる
以下投稿。携帯で書くの超ダルかったけどわりと頑張った。
833名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 06:52:09 ID:o0u0saOa
ラグナ×メロディ

特別接待的時間外臨時営業

春の麗らかな午後、ラグナは畑仕事でかいた汗を流すためアレックスのゆへと足を向けた。
着くころにはちょうど3時になっているはずだ。温泉の入り心地は格別で一日の労働がなかったことのように疲れが消し飛ぶ。ぐっすり眠って朝目覚めた時のような爽快ささえある。
ただし、時々聞こえてはいけない会話や一人ごとが聞こえてしまうのが玉にキズでもあり、美点だとも思った。そして何より楽しみなのが…
「こんにちわ、メロディさん」
磐梯(ばんだい)で帳簿らしき書類の束にいそいそと書き込んでいた少女はラグナの挨拶に気づき顔を上げると笑顔で歓迎した。
「こんちわ〜♪ いらっしゃいませ♪ 今日もラグナが一番風呂だよ」
「あはは、これだけは誰にも譲れません」
「わかるわ〜、その気持ち! でもお風呂屋さんやってるとそれは無理な話なのよね〜。ラグナが羨ましいよ」
「それはメロディさんがいいお風呂を毎日入れてくれるからですよ。メロディさんのお風呂じゃなかったらこうは思わないかもしれません」
「ありがと、ラグナ♪ そう言ってもらえると元気出るよ。腰痛も若干気にならなくなるかな♪」
「あはは…」
「結構洒落にならないんだよ? お風呂掃除するときとか」
「今度赤い草を持ってきますからそれでマヒロンをつくってください」
「さっすがラグナ♪ わかってるね〜」
ラグナとメロディが和やかに話していると扉が開いてダニーが駆け込んできた。肩を揺らして苦しそうにしている。
「た、大変だ、ラグナ! ワーグナーがキャンディを誘拐して実はキャンディに惚れていたエリックが二人を追いかけてゆきくさの遺跡で決闘を始めようとしてるんだ!」
「な、なんですって!?」
「俺にはとても止められない、頼む、お前だけが頼りなんだ…」
「わかりました! 行ってきます!」
ラグナは大急ぎでアレックスのゆを飛び出していった。
「ラグナ…お前のそういうとこ…好きだぜ」
「ダニーさん最低…」
「メロディちゃん、ほら10ゴールド、一番風呂ヤッフー♪」
「ロゼッタに言いつけなきゃねぇ…」

ラグナがアレックスのゆに戻った時には既に日付が変わる頃だった。
騙されたと気づいたのは遺跡に巣くう巨大な蛇に打ち勝ったその時。
怒りやら情けないやら複雑な感情が胸の奥で渦巻いていた。
834名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:01:28 ID:o0u0saOa
「一寸の虫にも五分の魂なんて嘘ですよね……ジェルバインさん」
今ならかつて道を誤った一人のメガネの気持ちが理解できる気がして不思議と同情の笑みがこぼれた。
遺跡の冷気ですっかり体が冷えてしまい途端に大きなくしゃみが飛び出した。
「もうお風呂しまっちゃったかな…迷惑になるしもしそうだったら引き返そう…」
ラグナが肩を抱きながらアレックスのゆの前にたどり着くと表に見慣れた人影が座り込んでいた。
「メ、メロディさん!?」
「あ、ラグナ。おっかえり〜♪」
「ど、どうして、まさか、今まで待っててくれたんですか…?」
「えへへ…あったり〜♪ っくしゅん!」
「メロディさん!」
「あっはは、冷えちゃったみたい。実はまだお風呂入ってないんだよね。だからお湯はちゃんと沸いてるよ♪ ラグナも入る?」
感激で言葉がなかった。
「はい、入ります!」
「おっけ〜♪ 一名さまごあんな〜い!」
脱衣場で全裸になるとラグナは湯船に勢いよく飛び込んだ。
普段はこんなことは絶対しないのだが、今日は気持ちをうわつかせる何かがあった。
「あ〜あったかいなぁ、あったかいぞ〜あったかい…あったか…い…? ぽかぽか…………しない………というより……」
ぬるかった。
突然心がものすごく寒くなり、このまま湯船の底に消えてしまいそうな心地になった。目の前に金色のちぢれ毛が浮かんでいた。
(僕が生まれてきたことに何の意味があったのだろう?)
自分がダニ以下の下等生物であるかのような心境になっていると遠くから声が聞こえた気がした。
数百年ぶりに耳にするかのような心地よい声。
「ラグナ、何してるの?」
「凍えています……」
「ラグナが入るのはそっちじゃないよ?」
「え…?」
「ふふ〜ん♪ 今日はサービスしちゃうよ♪」
「!?」


ラグナは自分がどこにいるのか未だに信じられないでいた。
ほんのりと浮かぶ湯気。見慣れた景色とは逆の間取り、ひのきの、いいや女神の香り。
暖かい、温泉がではなく、ここではすべての存在が無条件に暖かいのだ。それは天上の世界が輝きによって描かれるように、湯気は雲上の世界を思わせ、星空は優しく微笑んでいた。
「湯加減はどーお?」
「最高です…」
頬を伝ったのは汗ではなく涙だった。
「ごめんね、この時間はあたししか入らないから女湯しか沸いてないんだよね、あはは」
「いいんです…いいんですメロディさ…え?」
すぐ背後で声が聞こえたことでラグナはハッと振り向いた。
メロディの笑顔がそこにあった。自分は全裸である。
顔中がみるみるうちに真っ赤になっていくのが自覚できた。
835名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:04:30 ID:o0u0saOa

「ラグナ、赤い草みたいだよ?」
「メメメ、メロディさん!? ど、どうして!」
「ふふっお背中お流しします♪ 特別サービスですよお客様♪」
「だ、だめですよそ、そんな」
「大丈夫だよ、服ちゃんと脱ぐし」「え、えぇええ!?!」
「ほらっ」
メロディはミニスカートの前をペロッとめくりあげた。
ラグナは一瞬心臓が止まったような錯覚に陥った。
「水着だよん♪ これなら大丈夫だよね」
いそいそと上着を脱ぎ始めるメロディを呆然と眺めていたラグナは自身の一大事に気づきとっさに前屈みになったのだった。


「かゆいところはございませんか〜♪」
「な、ないです…」
「お客様、お疲れでいらっしゃいますね〜毎日大変でしょ〜」
「い、今の方が大変です……」
「それはどういう意味なのかな〜♪」
「…た、大変……嬉しいという意味です…」
「よかった〜♪ 喜んで貰えて」
ラグナは身動きが取れないでいた。先ほどまで全力で頑張っていた塔はどういうわけか力をなくして倒れてしまい胸の鼓動は高鳴りっぱなしだった。
このまま心臓が止まってもおかしくはないだろう。まずいとだめだとうれしいという三つの単語だけが頭の中を右往左往していた。
「ねぇ、ラグナ……今日は残念だったね」
「え?」
「一番風呂だよぉ、楽しみにしてたんでしょ?」
「え、えぇ、まぁ……でも気にしてないですよ」
「あたしが目当てだから?」
「ぶっ!」
「あっはは、冗談だよ♪」
「メ、メロディさん……」
図星をつかれて一瞬焦ったがなんてことはない、いつものじゃれあいなのだ。
これからもずっと続いていくだろうちょっとしたお遊び。壊してはいけない。
こんな夜は、ほんとはあってはいけないのだ。ほんとうは……
「ね……ラグナ……ここからがほんとの特別サービスだよ……」
メロディはラグナを背中から抱きしめた。ラグナの背中にメロディの胸が押し付けられる。
やわらかで不確かな感触と絡みついた細く白い、それでいてほんのりと朱く染まった腕からメロディの体温が伝わってくる。
ラグナは声を出すことができなかった。
「ね……こっち向いて……」
いわれるがままにラグナは振り返りメロディを正面から見据えた。抵抗することは本能が、理性すらが拒んだ。
重ねられた唇。
甘い、確かに甘い味が一瞬した。だがそれもすぐにわからなくなった。
メロディはラグナの陰茎に手を添えて支えながらスポンジでやさしく洗い始めた。
836名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:07:33 ID:o0u0saOa
いつのまにかラグナの陰茎は固くそそり立っていた。
両脚をだらしなく広げて女の子に秘部をさらけ出しあまつさえ洗わせている。
そんな事態が信じられなかった。しかもその女の子は自分の……
「はい、第一段階完了〜次は第二段階に入ります♪」
そう言うとメロディはラグナを押し倒し膝で立った格好で自身の股間を見せつけた。
うっすらと浮かんだ割れ目にラグナは息をするのも忘れて見とれていた。
その割れ目が少しずつ自身のものへとおろされていく……
ラグナの陰茎とメロディの割れ目が接触した瞬間、ラグナの股間に快感が走った。
薄い布一枚隔てて触れ合っただけでこの有り様なのだ。もし中に入ったりしたら……
「それじゃぁ……始めるね……」
ゆっくりと腰を動かし始めたメロディ。自分に向けて伸ばされた手をしっかりと握り返してラグナは呼吸を荒くした。
「は……ぁ……ん……は……ん……んんっ……」
ぎこちなく腰を前後に振りメロディは自身の割れ目でラグナのものを愛撫していく。
「は……ん……ら…ラグナ……どうかな……? あたしの…気持ちいい……かな……」
「こ…言葉に…なりません……」
いつまで精液が飛び出しそうになるのをこらえていられるかわからなかった。今は、今はまだその時ではないと自分に言い聞かせていた。
「じゃ…ぁ…こんなのはどうかな……」
メロディがわずかに腰を落とすと割れ目に亀頭がめり込んでいった。
「んん……く…ん…」
水着の張力に阻まれて入り口から奥へは進めない。
この布が、この布さえなければ。
理性とは異なる思考がラグナを支配していく。
思わずメロディの水着に手をかけていた。わずかに力を加えれば直にふれあうことは可能だった。
だがそれを遮ったのはメロディだった。
「もう……これ以上は…サービスじゃなくなっちゃうよ……本気に…なっちゃうよ……」
ドキリとして手が止まった。
「メロディさん……ぼくは……」
「ラグナ……あたしの前でだけは……遠慮しないで…正直でいて……思うままに……していいんだよ……ラグナが決めたことなら……あたし……」
もはや言葉は不要だった。メロディの水着を横にずらすとラグナのものはメロディの割れ目の中に入り込んでいった。
一気に奥まで到達するとラグナは溜まっていた思いのたけを吐き出した。息が切れ切れになり脚が震え指先は固く握られる。
「ラグ…ナ…ラグナぁぁ……」
メロディは涙を浮かべラグナを見下ろしている。
837名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:09:50 ID:o0u0saOa
胎内の被射精感がメロディの脚から力を奪い二人は一層確かに繋がっていく。
ラグナはメロディの腰を抱え込むとメロディを床に寝かせ激しく腰を動かし始める。
「メロディさん……メロディさん……!!」
一度や二度の絶頂では済みそうもない。それこそメロディが妊娠するまでラグナの衝動は収まりそうになかった。
メロディに自分の子供を孕んでほしい、それがラグナの本能から湧き上がる願いだった。
「あ……はぁっ……! ラグナ……ラグナああああっ…!」
再び精液が注がれる。
メロディもラグナの願いを感じとっていた。ラグナが自分に望むこととその意味を。
ラグナの吐き出した精液は一滴もこぼれることなくメロディの子宮へと注ぎ込まれていた。
メロディは両脚でラグナを挟み込み目一杯ラグナを抱きしめた。
「まだ…です……メロディさん……もっと…もっと中に出させてください……もっと……」
「いいよ……ラグナの好きなだけ出して……ラグナの願うだけ……」
深く交わした口づけの味わいはやはり言葉にできないような甘さだった。


それからも日付が変わるころには求め合う日々が続いた。
朝起きてリラックスティーをごちそうになるのも日課となっていた。もっとも、茶葉を調達してきたのはラグナだが。
「はい、おかわり自由ですよ♪」
「あはは、いただきます」
「ねぇ、ラグナ……ラグナは、あたしと一緒にいて幸せ……?」
「もちろん、幸せです……」
一点の飾りもない言葉だった。
メロディも優しく微笑み
「あたしもだよ♪」
と返したのだった。
838名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:11:26 ID:o0u0saOa

「おかーさーん、ご本読んでー」
「いいわよ、なにがいいかな?」
「これ、おかあさんのお店で見つけたのー」
「なにかな〜? あ、これは……」娘のレオナの手には
『あの人はZOKKON』
というタイトルの本……もといレシピが握られていた。
「ふふっ♪ これはレオナが大人になったときに読んであげるね」
「えー、待てないよー」
「楽しみにしてなさい♪」

(セルフィに気づかれないように図書館から持ち出すの大変だったんだからね。その甲斐はあったけど♪)
839名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:17:20 ID:o0u0saOa
気がついたらメロディと結婚していたというあなた、もしかしたら……

なぜフロンティアにはZOKKONのレシピがないのか、
というのが始まりです。

携帯で書くの疲れたよ……orz
もっと会話も地の文もいれたかったけど眠い……おやすみなさい

(和姦のが好きなだけで強姦ものがだめなわけではないです決して)
840名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 07:31:41 ID:VQDCyFaS
GJ。メロディは深夜に二人っきりのところでお風呂とかすばらしいよね
風呂に入って髪を解いて癖っ毛がストレート気味になってるメロディが見たい
841名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 09:33:39 ID:2fzCzpnV
まさかのメロディ二連発GJ。
両方とも良かったよ。
842名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:44:11 ID:yQcZywSf
どっちもGJだぜ
しかし携帯で頑張りすぎだw
843名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 14:39:27 ID:7o1Qm7jF
人によって結構書き方あるんだなあ
描写細かかったり良い意味で厨二小説風だったり、ブーン小説っぽいのまで
844名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 15:08:42 ID:FhOIES+6
良いネタ思い付いた
ピーマンごときでキレるマルコから

マルコが野菜兄さんの家でいじけてるうちにガネーシャさんとキャンディを寝とって家に帰ってきたマルコの目の前でハーレムを見せつけるエンド
845名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 15:17:54 ID:aofUhUOf
どんだけ鬼畜なんだ・・。

>>833の文を見て最初、ワーグナーがキャンディを○○○する話かと思った。
846名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 18:48:34 ID:7o1Qm7jF
息子に夕飯までには帰るよう伝えてくれとか言いながら夕飯の時間は酒場で酒かっくらってるママ
847名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 20:13:32 ID:6kzKIl9+
結婚出来なくていいから、ユーニやマルコの弟か妹を作らせて欲しかった
848名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 20:25:38 ID:RKHaJXOu
欲求不満な鍛冶屋さんはせつなくてラグナ君を見掛けるとすぐHしちゃうの
849名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 21:40:12 ID:s40QiB2N
>>839
gj

良かったぜ。こりゃ月曜から残業した俺への
ご褒美として受け取っておこう。
ただ水着と言われて、とっさにスクール水着しか
思いつかない俺に愕然とした。

「薄い布」って記述があるから、作者のイメージは違うんだろうな。
850名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 07:48:23 ID:Jo9eY805
今作のラグナは何角角形だ?
851名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 08:06:56 ID:OFcL29pM
16
852名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 08:25:45 ID:Jo9eY805
そんなにいても受けしか思い付かれないとか
853名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 10:11:38 ID:HClSbWc3
17Pすればおk
854名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 10:20:37 ID:Jo9eY805
いくらなんでも持たないだろww
855名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 11:49:41 ID:OFcL29pM
上の戦士の証みたいにエロ転用できそうなアイテムで絶倫に
856名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 12:14:05 ID:lyr8qapn
グリモワールの歌で精霊さんにラグナにルーン補充しながら集団逆レイプ
857名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 12:23:09 ID:oickVyEK
・ラグナ、ミネルバ、タバサ、ビアンカお嬢様の4P
・とある理由からモンスターに追われるアネットのレイープ
・二人目の子供を作りやがったターナーとリタの熱い夜
・白エリスに絵の練習と言って自分の裸体を買いてもらう内に興奮しちゃうラグナさん。

まだまだ、色々とネタはあるな。
858名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 12:46:37 ID:OFcL29pM
白黒一緒に出すと口調じゃどちらか分かりづらいから困る
いちいち地の文で白い方黒い方言うのもアレだし、白「」黒「」も何だかな
白が明るさイメージの「っ」多用で黒が静かさイメージの「…」多用にしてみたらもはやどっちもエリスじゃなくなったり
859名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 14:38:45 ID:9EHWTL8P
セルフィに間違った性の知識の本を渡されてラグナをレイープするドロップ…
860名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 00:36:46 ID:6ZhKjXXD
ガネーシャさんとの話見たいなぁと色々考えてたんだが、
ガネーシャさんはラグナを何と呼ぶか調べるのに意外と苦労した罠

仲良し度のせいなのか分からんけど、何度話しかけても呼んでくれなく…
861名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 03:52:00 ID:hTrF532W
アンタじゃなかったっけ
862 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:43:16 ID:wX2fhi4w
>>767だけど、ラグナ×白エリスを考え付いたので投下してみる。短いですが。
ちなみに、黒エリスは登場させていないので白エリスで脳内補完してくれ。

以下投下。
863ラグナ×白エリス 1/4 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:44:29 ID:wX2fhi4w
ーあの日、私の世界を広げて下さった人。

今、目の前に自分の思い人がいる…。
「エリスさん…。エリスさん?」
リタの経営する酒場で白エリス(以下エリスってあるのは白エリスって事で)を心配そうに呼ぶ声。
少し考え事をしていたエリスは我に返る。目の前にはくじら島で出会って仲良くなったラグナが立っていた。
「は、はい。なんですか?」
「いえ、特製トマトジュースを作ったので是非飲んでもらおうかと」
「本当ですか?ありがとうございます」
エリスは眼を輝かせて大好きなトマトジュースを受け取り飲み干す。
「そうだ。私、また絵を描いたんです。見てもらえますか?」
「はい、是非!」
宿屋の二階のエリスの部屋に案内されて、エリス愛用のキャンバスをに飾られた絵を見せてもらう。
「ええ、と…」
しばしラグナは考え込む。前に絵を見せてもらった時に何を書いたか間違えて応えたからだ。
(この前もことがあるからなぁ……)
「か、可愛いモコモコですね」
「え…?あの、これ……月なんです…」
言葉を選んで回答したものの、見事に間違えてしまうラグナ。
自信喪失とでもいうかのように眼にうっすらと涙が浮かぶエリス。
「す、すみません。そうですよね、綺麗な月です」
「い、いえ。私もまだ練習不足で…」
顔を赤らめて、恥ずかしそうに言う目の前の少女を見てラグナはある考えを思いつく。
「それなら、今度僕を書いてくださいよ。」
「え?」
「練習の意味で僕を書いてくれませんか?」
絵の練習。実はラグナはくじら島でエリスと出会って以来彼女に惹かれていた。
そのため、そんな口実を作りエリスに会おうとした。
「それは、ありがたいのですが…私夜しか起きていられないのでラグナさんに悪いのでは?」
「そんな事無いですよ!むしろ僕がお願いしたいくらいで…あ、いや」
「?」
己の願望がつい口を滑らせてしまい慌てて取り繕う。
それを見て不思議そうに首をかしげるエリス。
「それでは、お願いしますね」
864ラグナ×白エリス 2/4 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:45:07 ID:wX2fhi4w
酒場が休日の夜、エリスの部屋のドアをノックし入ると、エリスが一人で待っていた。
普段この部屋にはもう一人、黒いエリスが住んでいるのだが見当たらない。
「あれ、もう一人のエリスさんはどうしたんですか?」
「エリスさんなら、タロット占いで今日は夜の散歩が良いとかで散歩に行ってしまいました」
どうやらもう一人の黒いエリスは、自分達に気を使ってくれたらしい。
ラグナは密かにそう感じ取っていた。
(すみません、黒いエリスさん)
黒いエリスも、目の前のエリスと顔が瓜二つなのだがラグナは目の前のエリスが好きだった。
エリスに会うために、行きたくもないくじら島に毎日ムーンドロップ草を育てに行った苦労も今となっては良い思い出。
「それじゃあ、始めましょうか…。僕はどうしてればいいですか?」
「ええ、と。座ってて頂いた方が楽ですよね?でも、ただじっとしているのって辛くないですか?」
「大丈夫ですよ、これくらい」
ラグナは椅子に座ってじっとエリスの方を眺めている形で、エリスの方も座りながら絵を描く形になった。
「それじゃあ、書き始めますね」

しばらく沈黙が続く。エリスの方も真剣に書いているのか一言もしゃべらない。
ラグナも最初こそ、エリスの顔を眺めているだけで幸せだったが、さすがに飽きてくる。
そして、視線を下ろすと……。
「!!」
ラグナの視線はエリスのスカートから伸びる太股へ。
丁度、ラグナの座っている位置からだとエリスのスカートから白い下着が微妙に見えた。
当然、見てしまってただで済むはずもなく…。
「う…」
視線を反らそうとしてもどうしても気になって見てしまう。
そうこうしている内に股間に圧力がかかり、我慢しても膨らんでしまう。
(マズイ…)
なんとか平静を保とうとしても、気になる子のそんな所を見てしまってはどうしようもないわけで。
気づかれまいと動揺を隠すだけでせいいっぱいだった。
「あの、ラグナさん。今重要な所なので出来れば動かないでください」
「は、はい!?」
急に声を掛けられ、心臓の鼓動が一段と高くなる。
「大丈夫ですか…?顔に汗が…」
「だ、大丈夫です、すみません」
なんとか取り繕ってごまかす。しかし、更なる試練がラグナを襲う。
先ほど、声を掛けたときに動いたためエリスのスカートが軽く捲れている。
可愛らしいピンクのスカートの中身が徐々に露になってくるに連れラグナの緊張も一層高まる。
(見ちゃ駄目だ……見たらいけない)
そう頭に言い聞かせるが、一度硬くなったそれを容易く制御できるはずもない。
一人、頑張っていたラグナだがピンチは急に訪れる。
865ラグナ×白エリス 3/4 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:45:43 ID:wX2fhi4w
「…あっ……」
エリスが何かに気づいた声を上げて、顔を赤くしたのに気づく。
視線は完全に自分の股間に向かっていた。
残念ながら、ラグナの努力も空しく気づかれてしまうという最悪のパターンに。
「ラグナさん…」
「い、いえ。これはその…」
自分のスカートを直してラグナをじっと見つめるエリス。
何とか挽回の言葉を探すが、上手い言葉が見つからない。
「す、すみません。その…悪気はなかったんです」
自分でも何を言っているのか、もはやわからなかった。悪気というか、そういう気持ちがあったから見たわけで…。
罪悪感がより一層後ろめたい気持ちを増幅させた。
「ラグナさんも、男性…ですものね…」
そう言って急に立ち上がりラグナの方へ寄ってくるエリス。
ラグナの前に膝を突いたかと思うと、小さい手をラグナの股間の膨れあったものへと触れさせる。
「うっ…」
急な出来事に情けないような喘ぎ声をあげてしまう。
「ずっと、じっと我慢してて大変でしたでしょう?絵の練習に付き合ってくれたお礼…です」
そう言って、ズボン越しにラグナのモノを掴み撫でる。
「エ…、エリスさん……何を!?」
「ふふ…。私をずっとそういう目で見てたんですね…」
「うっ…」
エリスのまるで楽しんでるかのような言葉にラグナはもはや抵抗しなかった。
(そういえば…前にもこんな事が……)
ラグナの脳裏にはくじら島での出来事がフラッシュバックしていた。
くじら島で休息の塔へ行く途中に怪我をしてしまった時の事。
エリスに会った時、彼女がその傷口を急に舐めたのだ。
その時の彼女は普段の彼女とは様子が違っていた。あの時の舌使いは今でも覚えている。
「少し撫でただけなのに、こんなに…凄いです」
少し攻めるような言葉に一種の快感を覚えるラグナ。
ズボン越しに撫でていた手はズボンへと伸び、一気にズボンを下ろしてしまう。
そこに、解放されて大きく勃起したラグナの性器が姿を現した。
「私が、気持ちよくさせて上げますね」
笑顔でそう言い、抵抗無くラグナのモノを握りしごいていくエリス。
軽く触れられただけでも身を震わせていたが、一気に握られてしごかれると一段と硬さを増す。
「うっ…くっ……」
「すごい脈打ってますよ?おいしそうな…いえ、トマトジュースみたいです」
「え?」
そう言ったかと思うと、ラグナのモノを自分の口元へ持って行くエリス。
大きくなったそれを口に含み、舌を絡みつかせていく。
「っ…くっ…うぅ」
思った以上の舌使いに悶絶するラグナ。それだけで絶頂しそうだった。
チュッ…パッ…。
いやらしい音が部屋に響く。夜なので余計に音が良く聞こえるようだった。
もし、こんな所を同じ階にいるユーニやミネルバに見られたらと思うと余計に興奮を誘った。
「どうですか?気持ちいいですか?」
「っ……うっ…」
口元からそれを離して、ラグナに聞いてみるエリスだが今のラグナにそんな質問に答える余裕はなく。
「ハァ…ぁ…」
「答えてくれないと、私…どうすれば良いかわからないですよ?」
そう言い、ラグナの性器に軽く歯を立てるエリス。
「う…ぁっ……い…ぃです…」
「え、なんですか?きちんと言ってくれませんか?」
わざと聞こえないフリをしているのはわかりきっているがラグナはただ言われるがままに従うしかなかった。
「良い…きもち…良い…ですっ…」
866ラグナ×白エリス 4/4 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:46:16 ID:wX2fhi4w
精一杯の声で回答したラグナに対し、エリスは満足したかのように再び口を開く。
そして、ラグナの股間に顔をうずめるような形にしてエリスはラグナの性器を舐め立てる。
ラグナが絶頂に達しようとしているのを感じ取りスピードを上げ舌を這わせる。
「うっ……くっ…」
舐めあげられる度に喘ぎ声を上げ、思考が消えていく。
頭が真っ白になりそうな、そんな気分になっていた。
そして、緊張もピークに達し…。
「エリスさん…もぅ…僕……」
「良いですよ…。出してください……」
その言葉を聞いてラグナはエリスの口の中へ濃い精液を解き放った。
「くぅうううううううう……っ」
「うっ……」
その量の多さに口では受け止め切れなかった精液が口元からいやらしく滴る。
エリスは口内の大量の精液をトマトジュースのように飲み干す。
「っ……少し苦い…ですね…」
「はぁ……」
全てを出し切って椅子にもたれ掛かるラグナ。しばらく何も考えられそうにない、そんな状況だった。
床は自分の精液が汚し、エリスの顔にも少し射精してしまった。
まさかこんな事になるとは予想もしていなかったが、妙な満足感を得ていた。
「さて、エリスさんが帰ってくる前に片付けないと…」
自分の顔を拭きながら何事もなかったかのように片付けを始めるエリス。
「はっ…!そうですね…、汚してしまって…」
「本当ですね。……ラグナさんが…エッチだからですよ。」
「あはは……すみません」
二人はさっきの事もあり苦笑してしまう。
気づくと時間も意外と経過しており、二人は早く部屋を片さなければだった。
そんな最中…。
「……ラグナさんは私よりもう一人のエリスさんの方が良かったですか…?」
急にそんな問いかけをされて、思わず焦ってしまう。
「え?」
「何でもないです!さぁ、早く片付けましょう」
エリスは冗談でも言ったかのように、そう言うといそいそと絵に使った筆を片付ける。
ラグナの心臓は今もドクドクッと高鳴っていた。
(僕は…誰でもない…あなたの事が……)
その思いを伝えるのは、また後の話。
今は、ただ…目の前の少女との信じられないような出来事に自分を落ち着かせるだけで精一杯だった。
「また、絵の練習…付き合ってくださいね」
「はい…!」
(ラグナさん。あの日…くじら島で出会って、外の世界へ連れ出してくれてありがとう…)
片付け終わり、家へ帰ろうと準備するラグナを見てエリスは密かにこう思っていた。


〜Fin〜
867 ◆wemfKKHl/U :2008/12/18(木) 07:47:56 ID:wX2fhi4w
以上、終わりです。
なんか、白エリスが軽くSな感じになってしまったが。

次はユーニで考えようか。
868名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 09:53:13 ID:hTrF532W
朝から勃起させてくれたなGJww
やっぱ白エリスはフェラだな
869名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 01:48:19 ID:CucVGPDh
ふぇーら!ふぇーら!
870名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 07:59:30 ID:k2Gxhd+j
携帯からGJ
871名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 17:56:43 ID:nDhJ1SgH
GJ

「もう1人のエリスさんの方が良かったですか」のセリフで
実は白に変装した黒かと、疑ってしまった。
872名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:27:50 ID:KE/YcuRq
白と黒両方登場する場合は、結構文に気を使わないとだな。本当に。
いちいち白エリスとか黒エリスとか言うのも微妙な気がするし。
873名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 02:22:17 ID:tKcJqUqa
そうだな。新規の人が見たらハイファミリアかと思うよな。
874名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 11:07:04 ID:uz3tFZHi
それだとラグナさんが緑川ボイスになっちゃうよ
875名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 17:27:02 ID:u5tQ7NGd
この流れのおかけでネコミミネコシッポ白黒エリスとラグナのにゃんにゃんプレイが頭から離れない
876名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 20:24:19 ID:lQG4kL1M
まだまだフロンティアやりたりないが風バザも買いたいな。アネモネが可愛いすぎる。
アリエラ、アネット、アネモネって好みの子が「ア」ばっか。
877名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:42:27 ID:EUi45yMC
>>876
そんなあなたにアリシアさん
878名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 16:42:32 ID:hl6jBdmp
アルスがムー&スーと姉妹丼

父親のカイルも結婚前にドロシー&カノンと姉妹丼を経験
879名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:14:57 ID:dap8a24y
流れを断ち切る様な風のバザールネタを投下してok?

ぶっちゃけエロパロとかROM専で初作品だから改行や句読点多すぎるかも…
880名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:43:52 ID:ziJmcDVO
おkおk
いや俺は実はルンファクFしかプレイした事ないけど
ここ総合スレだしね、問題ナッシン
881朝のさえずりに紛れ:2008/12/22(月) 00:01:51 ID:yi4C3aXW
そよ風タウンの朝は早い者は早く遅い者は遅い。
早い者を具体的に言えば牧場娘;シオンは5時以前には目を覚まし6時には外に出る支度を済ます。
遅い者を具体的に言えば…町はずれの彼に対して無礼に当たる言葉を含むかも知れないので相手の名前は伏せておこう。
ただ一つ言えることは雀のさえずり、小川の流れる音が朝早くから起きている者を歓迎している事か。

ぴちゃ…ちゅぷ…ぴちょ…ちゅくちゅく…

「んん…ん…」

しかし、朝の雀の会話に紛れ、小川の清流でもない音がそよ風タウンの外れに流れている。
風上を歩く街の者はその音が異質な音として流れていることに誰も気付かないし、
その家の者が朝弱いことを周知しているので、こんな朝に彼の家に訪れる者は誰も居ない。

はずであった。

彼の家は彼のみが住んでいるはずであり、
彼のベッドには彼しか居ないはずであった。
だが、彼のベッドには山が二つあり、夏と言うこともあって、彼の身を夜の寒気から守るはずのタオルケットはベッドの下に転がっている。
彼女は彼のモノを咥えながら自らの秘所に指を銜えさせる。

こすこすこす…じゅぷじゅぷ…

「ん…むにゃむにゃ…」
「ん!…ん!!…」

彼女の右手と頭と左手の指が早くなる。
彼は朝弱い。
現に彼は9時を過ぎても眠りを欲している。
未だ朝にもなっていない午前4時半。
こんな時間にこんな事をしても起きてるわけがない。

「んん…!っ…!…んん…」
「うん…んっ!」
びゅるびゅる…こすこすこす…じゅくじゅく…

苦悶の声もまた二つ。
当然彼自身は未だ眠りの中で、こんな朝に射精していることなんて夢にも思わないだろう。
彼を思う人が彼の精液を呑んでいるなんて。

「す〜…」
ちゅるん…ぺろぺろ…

彼女は彼のモノを口から離すと彼の精子を「ごくん」と音を立てて嚥下し、
彼のモノを舌で綺麗にし、恍惚に浸っている自分の顔に喝を入れ…しかしやはり顔はゆるみながらも彼の物を元々あった形にしまっていく。

しばらく彼の寝顔を見てから立ち上がり、個室のキッチンで彼の朝食と間食になりうる物を作り冷蔵庫に入れ…
バタン…

彼の家から出て行った。

「ん…あふぅ〜…」

その音を待っていたかの様に彼は目を開け、体を起こし伸びをする。
キッチンの方から野菜炒めの残り香と部屋に充満する甘酸っぱい様な鼻に付く何かの残り香を確認すると
「ふわわ〜…毎朝あんな激しい事されて気付かないと思ってるのかな…
顔合わせたらどんな顔すれば良いんだろうとか悩んでると思わないんだろうな…」
と、彼女の秘所から出たであろう愛液の後を見ながら家の主アギは一人ゴチた。
882881:2008/12/22(月) 00:06:16 ID:yi4C3aXW
と、言うわけでお邪魔しました。
一応三連作予定です。不評が出なかったら続きを書いていこうと思います。
883名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:17:43 ID:X7vv16U9
メガテン?円環?
それはともかく『…』は普通二個1セット、『!』『?』のあとはスペース空けるって言うのがまあ一般に言われる文法。
内容的には……なんともいえねーじゃねーかw 細切れに投下するならこの時点で誰か特定できる特徴を文章に入れないとw
884名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 18:53:37 ID:Z+N+GGDl
>>881
とりあえず、初投下乙。

そして、年が明けるまでにアネモネのSSが投下されると信じてる。
885名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:53:27 ID:O9ZC051j
キャンディとシギュンとララミーとルーミは俺の嫁
886名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 19:52:26 ID:Jidfcx8p
もうすぐクリスマスか。
ルンファクでもクリスマスっぽい祭りを出して欲しかったな。
887名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:18:18 ID:Bj78YFKj
クリスマスになっちゃったな・・・
888名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 03:36:00 ID:s1klLSjU
クリスマセックス!!
889名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 07:09:53 ID:Wb7Nn9G8
メリクリな日になってしまったな。
今日、記念に風バザ買ってこよう。
890名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 16:38:16 ID:JjlhhUvN
文章で白エリスと黒エリス同時に出すのってかなり苦労するな…
よくばるなってことか…
891名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 02:34:37 ID:mj2sJUaG
黒エリスに「はわー」とか言わせりゃ判り易いんじゃないか
892 ◆wemfKKHl/U :2008/12/26(金) 06:35:58 ID:PiaBCNRP
素直に白エリス・黒エリスって書けば良いんでない?
あの二人、話し方がほとんど同じだしな。趣味と服装が違うくらい?
893名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:34:39 ID:m4MGgk2J
ラグナはリアルに居たら絶対白黒はっきり出来ないタイプ
894名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:59:55 ID:pDpGPn3l
誰が上手・・くもないか
895名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 20:16:59 ID:CJBZaVVO
もうすぐ今年も終わりか・・。
11月と12月は牧場系ばっかだったな・・。
896名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 00:05:19 ID:41Ey1/sv
流れ違いだが今ラグナ×ミネルバで一本書いてる。
ちょっと長くなりそうなのと携帯のメモ帳機能で書いてるんで時間かかりそうだけど帰省する30日までにはあげたいと思ってる。

話はだいたいできててあとはラストに結婚するかどうか決めるくらい。
やっぱりルンファのハッピーエンドは結婚してこそだと思うから多分そっちになる予定。

見直しに一番時間取られてるけどがんばる……よ……っ……がくりzzZ
897名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 09:32:28 ID:EW02b3IL
楽しみにしてるぜ。
898名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 15:27:26 ID:2Aowd8j2
期待!
899 ◆wemfKKHl/U :2008/12/29(月) 19:27:57 ID:fJ4VVD8g
大晦日辺りにはラグナ×ユーニを投下できそうだ。
他にもう一本考えるか・・。
900名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 22:25:27 ID:P85yiu9y
お風呂会話から妄想して、タバサさんがビアンカとミネルバに責められるみたいなのを一つ
901名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 11:48:08 ID:3f4rpqgI
ここは黒エリスを…!
902名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 15:26:21 ID:xvhHkRJT
おーい黒エリスに優しくねっとりじっくりいぢめられるラグナはまだかいのー?
903名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:02:30 ID:8f9Xfv/j
次スレはどうなって?
904896:2008/12/30(火) 23:52:13 ID:k9AA8ZyF
スマソ
年内には投下する。
スレ汚し失礼……
905名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:11:59 ID:eJglqzkH
OK、ちょっと新スレ建ててくるわ
906名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:16:55 ID:eJglqzkH
無事に立ったぜ。
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230650000/
不備とか有ったらごめん。マジでごめん。
907名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 00:17:22 ID:GASuLobC
>>904
ミネルバ好きだから、推敲して来年になっても待つぞ。
908名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 02:11:12 ID:HujjgT0g
test
909名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:45:38 ID:t9cwEGtq
ラグナミネルバ書いてた者です。
結局年を越えてしまいましたがようやく脱稿しました。
これから新スレに投下しますね
910ムー&スーの依頼:2009/01/03(土) 15:48:03 ID:oWOS2oQ4
今日も今日とて、掲示板の依頼をこなすアルス。
無事に父親・カイルを助けて来た彼は、現在絶好調だ。
早朝と午前授業後に畑仕事と飼育モンスターの世話を終え、午後の授業の後は掲示板へと向かう。
そして記載されている依頼を着々とこなしていた。

「さって、残った依頼は…ムーとスーの依頼か」

『大人なことしよ♪』
と記載されているが、詳しい事は分からない。
アルスは首を傾げながらも、同級生からの依頼は断れないな、と2人のいる病院へと向かう。

「ムー、スー、掲示板の依頼のことなんだけど…」
「アルス、待ってたの〜!!」
「さっ、早く上がって欲しいの〜!!」

有無を言わさずにムーとスーはアルスを部屋へと招き入れる。
そしてアルスをいつも使っているベッドに座らせる。

「それで、『大人なこと』って何?」

それが一番聞きたかったのだ。
アルスが尋ねると、ムーとスーは顔を見合わせて笑顔で互いに頷き、順番に口を開く。

「昨日の夜、パパとママがしていたことをしてみたいの〜」
「パパの(ベッドの下の)本で調べたら、男の子も必要だっていうからアルスに来て貰ったの〜」

なんだ、そんなことか。
大人なら何となく嫌な気はするのだが、まだ子供のアルスはそんなことに気づかなかった。

「いいけど、僕でよかったの?」
「アルスがいいの〜!」
「好きな人とが一番なの〜♪」

好きな人、という言葉に照れたものの、アルスは二つ返事でOKした。

「わかった。それで、どうすればいいの?」
「とりあえず〜」
「服脱いで欲しいの〜」

…なんですと?
911ムー&スーの依頼:2009/01/03(土) 15:49:23 ID:oWOS2oQ4
アルスは頭の中が一気に混乱した。

別にお風呂に入るわけでもないのに、何で服を脱がなければいけないのかな?
服を脱いですることなの?

そんなことを考えている間に、ムーとスーは既に全裸である。

「わわっ、ちょっ、ムー、スー?」

真っ赤になって手で目を隠そうとするが、まだ一枚も服を脱いでいないアルスに、ムーとスーが詰め寄る。

「も〜、アルスも早く脱ぐの〜!」
「気持ちよくなりたくないの〜!」
「えっ、だから何で脱ぐ?気持ちよくって……アーッ…」

………
……


数時間後、ぼんやりした眼差しで帰ってきたアルスに、両親のカイルとドロシー、双子の妹のアリアは首をかしげていた。
その頃、ムーとスーはベッドの中で語り合っていた。

「アルスちゃん、すっかり夢中だったの〜」
「明日はこの『放課後の教室』っていうシチュエーションでやるの〜」

一方で隣のレイとロザリンドの部屋では…。

「…あなた、どうしたの?ベッドに何か?」
「いや、何でもないよ…(どこ行ったのかな、僕の秘蔵本は…)」
912名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 16:19:47 ID:tchtGnuZ

さてこのスレ埋めるにはまだ早いか?
913名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 22:26:54 ID:0JAvEjwK
あと3KBはいける
914魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:17:01 ID:336NUnvp
長文で埋め。わくアニで魔法使い×主人公女。
魔法使いが根暗の変態になった。



あの声で彼女が自分を呼んでいる。
今、この世に生きている人間の中でただ一人、自分の名前を知る彼女が、
その名前を呼んでいる。
そんな彼女は何故か一糸まとわぬ姿で、自分を蠱惑的に誘いもっと近づくように
自分に呼びかけている。
自分は、ふらふらと彼女に近づき、抱きしめて、口づけて、組み敷いて、
そして……。
「………………」
ふっとまぶたを開けると、暗い天井が見えた。
先ほどまでの白い肌、甘い声は全て消え失せ、静寂な闇ばかりがあたりに包まれている。
さっきまでのはただの夢だったらしい。
魔法使いはため息を吐き出し、上半身をベッドから起こすとぼりぼりと後ろ首筋を掻く。
しかしリアルな夢だった。
あまりに生々しすぎて身体がまだ熱く火照ったままだ。
「…………?」
妙に下半身が熱いなと思ってみれば、それもそのはず。股間のものが天に向けて
勢いよくそそり立っているではないか。
「………………」
さっきの夢はやけにリアルだったし、さあこれからという時に途切れてしまったので
身体はしきりに不完全燃焼を訴えていた。
またため息をつき、魔法使いはこの熱い身体の冷ます方法をさっと考える。
冷水を浴びる。
面倒くさい。却下。
外に出る。
面倒くさい。却下。
自慰に耽る。
隣で妻が寝ているのに、そんな事をしてどうする。却下。
「………………」
そこまで考えて、魔法使いは改めて彼女が隣で健やかな寝息をたてて寝入っている事に気づいた。
自分の妻となり、自分の本当の名前を教えた彼女。気を使って、彼女は外では自分の名前を
呼ぶ事もなく、どこでばれるかもわからないので家でもなるべく呼ばないようにしているらしい。
それに、不意にぽろっとこぼしてしまうかもしれないからと、彼はまだ彼女の声で、
自分の名前を呼ばれた事など、ほんの数回しかない。
もっと呼んでほしい気もするが、まあ今はその事は良い。
今は、この熱い身体の処理の仕方である。
隣で寝ている妻にお願いする。
悪くない。
915魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:18:02 ID:336NUnvp
ただ、問題は彼女がすっかり寝入っている事だろう。寝息からも、その眠りの深さが伺える。
そのために彼女を起こすのは気が引けるし、しかもこんな夜中にそんな事で起こしては彼女が
すんなりお願いを聞き入れてくれるか疑問だ。
ここは…、今までやろうと思ってできなかったアレだろう。
魔法使いはベッドの隣にあるサイドボードの上にあるテーブルランプを手探りで点けると、
周囲がほのかに明るくなる。その明かりの下、サイドボードの引き出しを開けると、
変わった形のピルケースを探し出した。それから、ランプの隣に置いてある水差しを引き寄せる。
いつか使うかも、いや使ってみたいと思って作っておいた薬だが、使うのは初めてだ。
ピルケースを開けて、中から黒い丸薬を見つけて取り出す。
魔法使いは隣で眠る妻の唇に、その丸薬を押し込むと、自分は水差しの注ぎ口に口をつけた。
そして、口移しで口内に含んだ水を飲ませると、彼女ののど元にそっと指先を当てて
薬が嚥下されるのを確認する。
それから、魔法使いは彼女の胸元に手をあて、まじないと思われる呪文をぶつぶつとつぶやきはじめた。
彼女の身体がほんのり光ったかのように見えたが、気のせいかもしれないと思う程に弱く、
一瞬の出来事だった。
「………………」
まじないの呪文が終わり、魔法使いはふっと息をついて眠る妻を眺める。
特に変化は見られず、彼女は相変わらず健やかな寝息をたてて眠っていた。
魔法使いは、同じピルケースから今度はさっきのとは違う丸薬を取りだし、
自分もそれを口に含んで水差しで飲み下す。
「…………」
すぐに効き目は来なかったが、後からなんとなくじわじわと身体がさらに
熱くなってきたような気がする。
…まあ、そんなに強い効き目のある薬ではないはずだし、それだけ副作用の恐れも小さいはずだ。
しばらく、横で眠る妻を眺めていたが、やおら魔法使いは自分達の上にかぶさる布団をめくりあげると、
仰向けに寝る彼女をまたいで上になった。
彼はややためらいを見せていたものの、すぐに手を伸ばし眠る彼女のパジャマのボタンに手をかける。
一つ、また一つとボタンを外していく。
ボタンを全て外し、中に着ているキャミソールをめくりあげて肌が露わになっても、
彼女が目を覚ます気配はない。
盛り上がる乳房と、その上に彩られる乳輪を横目で見ながら魔法使いはさらに彼女のズボンに手をかける。
すべて脱がしてしまうと、先ほどの夢のように、一糸まとわぬ姿で彼女は自分の目の前に横たわっていた。
初めて見るわけでもないのに、妙に緊張して思わず唾を飲み込む。
気を取り直して、彼は彼女の足の間にそっと手を伸ばし、秘所へ指をいれて確認した。
くちゃりと音がして、蜜が自分の指先にまとわりついた。さらに深く指を差しこむと、
指はヌルリと難なく入っていく。
初めて使う薬だったが、よく効いているようだ。
916魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:18:59 ID:336NUnvp
魔法使いは少し満足そうにため息を吐き出すと、自分もパジャマを脱ぎ始める。
服を脱いでしまうと、熱くたぎる裸の蛇が、鎌首をもたげて硬くそそり立っているのが丸わかりだった。
魔法使いは早速、妻の足を開脚させて、隠されていた秘所を目前に開かせる。
薄明るい光量の中ながらも、彼女の蜜壺はぬめ光りこれからの事に悦んで湿っているように見えた。
股間でぎんぎんに身を硬くしている蛇は、早くも壺の中に入りたくてうずうずしているようだ。
自分をじらす必要などない。彼は早速にも自身の蛇を、蜜の滴る壺の中にゆっくりと差し入れていく。
「……ん……」
その時わずかに、妻が小さな声をあげたが、彼女が目を覚ます事はなかった。
彼女の中に溢れる蜜は滑りを良くし、蛇はやや狭い穴を頭で押し広げながら奥へ奥へと侵入していく。
「う……」
蛇がすっかり中に入り込んでも、彼女が目覚める気配はない。魔法使いの少し上ずった声が
聞こえるのみで、彼女の寝息は相変わらずだった。
魔法使いは己の蛇でもって、彼女の蜜壺をかき混ぜ始める。
くちゃり。ぐちゃ、ずちょ、ずずちゅっ…。
豊潤な音を立て、蜜は蛇が動きまわるたびにあふれ出た。中はとても滑らかで狭かろうが
締め付けようが、蛇の往来に問題がない。
魔法使いは気を良くして彼女の両足を押し広げ、さらに結合を深めた。
「はあっ……」
湿っぽい吐息が、彼女の口からこぼれるが、まぶたは開かれない。
彼女に覆い被さり、つなぎあわせた腰を揺らしながら、魔法使いは揺れる乳房に目をつけた。
今、彼女が眠りから覚める事はないだろう。しかし、身体は確実に反応している。
さっきはなだらかだった乳首が今では硬くツンと立ち、魔法使いの動きに合わせて揺れていた。
彼はそれに手を伸ばし、片方は指でつまみ、もう片方は口に含む。柔らかな感触が
口内と手のひらに広がった。
「はあっ…はあっ…はあっ…」
目覚める事はなくとも、彼女は反応して少し荒い呼吸を繰り返している。白かった肌は
火照って熱を帯び、汗がじわりと浮き出してきた。
豆のように飛び出た乳首を指先でいじりくりながら、もう一つは口内の舌でいじくる。
あめ玉を丹念になめるように舌先でこねくりまわし、柔らかい乳房に歯をたてた。
「ああうっ…」
彼女の鼻にかかる声が耳を刺激する。こりこりとした乳首を指ではさみ、手のひらで乳房を
押しつけて、何度も何度もわしづかんで揉みしだく。口の方も休まずにしゃぶり続け、
吸い付き、嘗め回し、歯形がつくほどに噛みついても、彼女は目覚めなかった。
それから魔法使いは、上半身を起こし両手で彼女の腰を固定させると、その姿勢のまま目を閉じて、
口元でなにやらまじないらしい呪文を小さな声でぶつぶつとつぶやきはじめる。
始めの方は、彼女に大した変化は見られなかった。しかし、だんだん呼吸が荒くなっていき、
胸や腹がそれによって大きく上下しはじめる。
917魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:19:27 ID:336NUnvp
動いていないはずの魔法使いなのに、彼の蛇が頭を突っ込んでいる場所から粘着質な水音が
聞こえ始めたのはその頃だった。
「ハッ、ハアッ、ハァッ、んっ…あっ…、はあっ!」
水音に合わせるように荒い呼吸を繰り返していたが、それからやや苦しそうな表情を
見せるようになり、何かをこらえるように首を左右に振りはじめる。そのうち彼女の
額に汗が浮き上がり、シーツをぎゅっと握っては引っ張って、膝を曲げては足を
ばたつかせ、身悶えだした。
「ううっ、あううっ、んっ、ハアッ…、んっ…はああっ!」
魔法使いが激しく動いているようには見えないが、二人がつながる場所からの水音は続いており、
なにかがそこで動いているのは確からしい。背中に汗をじっとりと滲ませて、
彼の口元から呪文が止む事はない。
そして、悶えていた彼女の身体は急に引きつってびくびくっと痙攣を始めた。
「ひっ…あっ…!んっ!んんあっ…!」
身体をひくつかせ、痙攣している彼女の下腹部が不意に波打ちはじめ、不自然な動きを繰り返し出す。
どうやら痙攣しながらも軽くイッいるようで、彼女の嬌声に快楽のものも混じりだした。
ぬっちゃ…ぐちゅ…ずずっちゃ…
いやらしい水音はなおも続いており、荒い呼吸で上下する胸とは不釣り合いに隆起して
波打つ下腹部は、彼女の胎内で新しい命を得て蠢いているようだった。しかし、
彼女の中では一体何がどうなっているのか、外から見る事はできない。
やがて彼女の身体はその下腹部の蠢きに呼応するかのように、身悶えだす。
「ひいっ…!いいあっ…!ひあっ…!」
びくんびくんと身体全体で波打つように悶えだし、接合部から漏れる水音はさらに大きな音を
たてだした。全身で波打っていた身体はやがて集中的な腰の揺らめきに代わり、膝で魔法使いの
腰を挟んだかと思うと、妖しく腰をくねらせはじめた。
「あっ…んっ…!ああんっ…!いっ…んっ…!」
彼女はねぶるように腰を魔法使いに押しつけて、今度はしっかりと自分の足で彼の腰をはさみこむ。
さらに彼の蛇が深く入り込むように、もっと彼の蛇が自分の中で蠢動するように、
彼女は腰を押しつけてうねらせていた。
「はっ…あああっ…!んんっ…ああっ!」
声に艶が増し、さらに欲しがるような表情を見せる。魔法使いから与えられる淫楽に溺れて、
無意識ながらもそこに拒否はない。
「ひっ……ひああああああっ!」
突然、快楽の淵に落とされたようで、一際高い声をあげ上半身を大きくのけぞらせて四肢が
ばったりと力尽きる。が、胎内に入り込んだ蛇は彼女を休めさせる事はなく、
程なくして彼女の下腹部が波打ちはじめると、またあえぎはじめる。
胎内で蠢く何かに支配されたかのように、彼女は無意識なまま、また両足で魔法使いの腰を
がっちりはさみこんだ。そして、さらに大胆な動きを見せて腰をくねらせる。それが2、3度は続き、
そのたびに絶頂を迎えさせられ、彼女の全身は真っ赤に火照っていた。
918魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:20:13 ID:336NUnvp
やがて魔法使いは呪文を口ずさむのを止めると、彼女の腰を抱いたまま、足を絡ませて、
抱き合ったまま横に転がる。
ダブルベッドの上で、下半身を絡まり合わせて魔法使いが揺れると、そのたびに彼女は
艶やかな声や吐息を吐き出した。
「んん…、んんん……はっ…、はあっ、ハアッ…、ふあっ…」
足を絡めて彼女を拘束した魔法使いは、存分に彼女の身体を嬲り始める。彼女の腰を抱き寄せ、
足を絡ませて下半身を蠢かせるその様子は、もはや蛇の交尾のようであった。尾を絡ませ、
雌雄の凹凸をはめてその身をうねらせている。
夫に良いように身体を弄ばれて、それでも意識は睡眠下のまま、彼女は切なげで苦しげで、
しかし熱っぽい吐息を繰り返している。
まるで、彼の蛇が彼女の胎内に噛みついているように、彼らの腰はぴたりと合わさったまま、
離れずに怪しく揺れ動いていた。
「…はあ、ああ、はあ、はっ…、あっ…」
吐息とも声ともつかぬ息を、揺れるたびに彼女は吐き出している。時折、魔法使いに唇を
ついばまれる以外、荒い呼吸は続いた。先ほどの健やかな寝息などもう吐き出されない。
「いっ…あっ……はあっ、はあっ…ぅうあっ…」
いつの間にか彼女の足は、自らも彼の足へと絡みついていた。しかし、上半身の方は彼の肩を
つかんだり、所在なげに空を掴んだり、または堪えるようにシーツを握りしめたりしている。
「…もう……もうやめ……ううあっ…、ああ、もう……」
無意識ながらも、眉を寄せて彼女は悶え苦しみ、彼のいいなりになり続ける下半身からの、
卑猥な刺激から逃れようとしていた。両手はこの状況から逃げ出したいかのように、
ベッドのシーツを掴んでいる。
かと思えば、
「…うう…も、もっと……うっ…も、もっと……お、お願…ああ…」
快楽に負け、さらにそれを貪ろうと彼の背中を抱きしめ、爪を立てたりしていた。
身体の方はもう疲れてやめてほしいと願う反面、病みつきになる淫楽からも逃れられず、
彼女の上半身はそのどちらにも落ち着かない。
ただ、下半身の方はまじないがよく効いているようで、もはや魔法使いから離れる事が
ないようだった。彼の足としっかり絡まり合ったまま、彼女の上半身の意向などお構いなしに
深い結合を求め続けている。
長い交尾だった。
うめきともあえぎともつかぬ声が部屋に充満し、卑猥な水音がそれに彩りを添える。
魔法使いの低い声や吐息はそれにかき消され、汗ばむ二人の長く絡み合う姿がベッドの上で
うねうねと蠢いていた。
ずるりずるりとシーツが衣擦れの音をたて、二人の動きでベッドがきしむ。
できるだけ長くしつこく、ねぶるように彼女の身体を抱いていたい。魔法使いのかねてからの
密かな願いはこうして適えられた。いつもの快楽を長く、できるだけ長く堪能するための魔法は、
彼女の普段の意識下ではしつこすぎて嫌がられるだろうから。
919魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:21:30 ID:336NUnvp
こうした時に、密かに、時々で良いから。
「ああうっ……あああうっ…」
汗ばむ彼女の腰を抱き、ねっとりと腰を揺らすとじりじりとしたむず痒い快楽が、
彼女の中から己の蛇を通じて全身に広がる。鼻にかかる彼女のあえぎともうめきともつかぬ声が、
自分の暗い情熱を燃やさせる。
一回腰を揺り動かすたびにそれなのだから、それがうねうねといつまでもいつまでも続くのだ。
いくら薬とまじないで肉体に変化を施していたとしても、普通の精神を持つ者ならばあまりの
しつこさに辟易するであろう事を、魔法使いは良くわきまえている。そして、彼自身は
いわゆる普通の精神を持つ者でない事も、良く知っていたのだ。
それにしても、気持ち良い。
こうしていると、彼女を独占していると深く思う。
自身の欲をこれだけ満たす合体方はないだろう。
魔法使いは彼女の唇を奪い、好きなように身体をまさぐりながら、好きなだけ腰を動かして
全身を使って彼女の肉体を味わい尽くす。
やがて、心ゆくまで彼女の身体を堪能した魔法使いは、最後の仕上げとばかりに彼女を
自分の体の下に組み敷いて、普段している体位に戻す。それからは、普段通りの情事と
同じように腰を打ち付け始めた。
「あっ、あんっ、ふああっ、はっ、ふあっ…!」
彼女のあえぐ声。普段と違うのは、彼女の意識がない事くらいだ。肌を打ち付け合う音が響き、
蛇と壺とが擦れあい蜜がとめどなく飛散して、いやらしい音がそれに輪をかける。
感情の高まりも最高潮に登り詰めた。
「んっ……くっ…!」
魔法使いは蛇を最奥にまで突っ込ませてぎゅっと瞳をつぶると、ためにためていたものを、
一気に解放した。蛇は白い液体をこれでもかと吐き出し、彼女の胎内に種をさんざんにぶちまける。
密につながった彼女の腰は、事後の余韻の震えも彼と共鳴し、二人の身体は一緒に震えた。
「はあ……、はあ……」
しばらく動けないほどに疲れたようで、魔法使いはその姿勢のまま、肩で呼吸を繰り返していた。
やがて、もはや鎌首をもたげる力を失った蛇が引き抜かれると、彼女の壺から音をたてて
白い液体がとろりと流れ出る。
「………………」
……確かに気持ち良かったし、自分の欲を存分に満たした情事だった。
…最中は夢中だったが、事後の身体の負担が大きいなと思う。薬の配合が間違ってなければ
自分も、彼女も一眠りすればこの疲労は回復するはずだが。
それにしても疲れたと、魔法使いは身体全体を包む疲労感に深いため息をついた。
920魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:22:14 ID:336NUnvp




また、夢を見ている。また、彼女の夢だ。
彼女はいつもの明るい笑顔で自分になにやら話しかけており、自分はいつものように
朴訥としたしゃべりで応対しているらしかった。
これだけしゃべり上手でない自分なのに、彼女は相変わらず明るく話しかけている。
一体何の話題なのかまるで聞き取れない。なのに、自分はそれに応えて、
彼女もそれに対してなにか話しているようだった。
なにか、自分と彼女は良い雰囲気になっているらしい。
自分自身も胸に高鳴りを覚えているし、彼女の愛らしい笑顔に照れと色気が混じる。
いつの間にか、抱き合っていた。
ただ、抱き合っただけなのに急激に魔法使いは色欲がわき上がり、
下半身が沸騰するかのような感覚を覚える。
いきなり何故だ、などと思う不思議さが夢の中にはない。
身体が熱い。
下半身が燃えるようにたぎっている。
彼女は自分の腕の中にいるのに。
これでは……。
「……、……………?」
ふと、意識が覚醒するとまぶたを通り越して周囲は薄明るいのがわかった。
さっきのは夢だったかと悟る前に、自分が不自然に揺り動かされているのに気づく。
下半身がやけに熱く、ぬるりとしたものに包まれてやたら気持ちが良い。
「…………!?」
まぶたを開いて、己の視界が広がった途端、驚愕した。
なんと、彼女が下半身丸裸になって自分の腰の上に跨っているのである。
「んっ……んっ……んんっ……」
必死に声を出すまいとしているのか、口をぎゅっと閉じて目もしっかり閉じて、
突き出た夫のものを自らの身体に埋没させて、懸命に腰を揺り動かしている。
一体、なんだ。
とにかく驚いた。
しかしやがて、さっきのまじないと薬が彼女の身体から抜けきっていないのだと悟る。
初めて使ったので加減がわからなかったが、まさかこんな事になるとは。
こんな体位、してくれと頼めなかったし彼女からやってくれた事もなかったので、
驚きと歓びがないまぜになって、言葉も発せられない。
921魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:22:56 ID:336NUnvp
「ふっ……、っ……んっ……うぅっ……」
彼女はもうどうにも我慢できないほどに、身体が男を欲しているらしかった。
顔を真っ赤に上気させて、夢中になって腰を揺り動かしている。腰を上げるたびに
蜜がしとどにあふれ出て、夫のものを浴びせるほどに濡らしていた。
結婚してからというもの、これほど彼女が性欲剥き出しにして男を貪りにきた事など
今までなかった。
「……っ……くっ……?あっ!」
ふと、まぶたが開き、驚いた魔法使いの瞳と彼女の目が合った。
「………………」
ひどくおののいて、たじろいだ表情で自分の夫を見下ろす彼女。眼が泳ぎ、
さっきまであんなに動かしていた腰を止めた。
「あ……あの……、そ、その、こ、これは……」
今更なにを言い繕おうが、この状況では何を言っても無駄だろう。しかし、
彼女は魚のように口をぱくぱくさせて、なにか言い訳を考えているらしかった。
魔法使いは、そんな彼女のために重たい口を開く。
「いい……」
「……え?」
「…気持ち良い……。続けて…ほしい……」
「……あ……あの……い、いいの?」
「いい…。……もっと……」
魔法使いは腕を伸ばし、パジャマの上から、彼女の胸を両手でつかんだ。
実際、すごく気持ち良い。こんな事は初めてだし、
せっかくだから気持ち良くさせてもらおう。
「……う、うん……」
まだ戸惑いを見せていたが、それでも自分の身体に充満する強い性欲を抑えきれず、
彼女はまた腰を揺らしはじめた。
「…あっ……んっ……はあっ、ああっ、くうっ…!」
夫を起こす恐れなどもなく、最早堂々として良いならと彼女は声を抑えるのをやめて、
腰つきもさらに淫らに前後させる。
服の上からでは感触がつまらないと、魔法使いは彼女の服の下から手をいれて、
生の感触の乳房をつかんだ。
彼女の胸は柔らかく、汗ばんでおり、乳首が凝り固まって手のひらの真ん中に
収まっている。両手でわしづかんでいても、動くたびにその手の中で揺れているのがわかった。
「いい……もっと……」
自分の朴訥としたしゃべりを強調させるように、彼女の揺れる乳房を強く掴み、
魔法使いは上ずった声をあげた。
「…は、はい……あっ!……あっ…、あいっ…!」
922魔法使い×主人公女:2009/01/12(月) 03:24:05 ID:336NUnvp
それに素直に応じて、彼女は自分のために、夫のためにもっと腰を揺り動かす。
農作業などで体力があるうえに、よく乗馬もしている彼女はまさに極上の乗り手であった。
腿はほどよく鍛えられ魔法使いの下半身を挟み込み、いつもの鞍の上でそうしているように
跨って軽く腰を上下させながらも、上半身はゆるく前後運動を繰り返す。
「いっ…んっ……くうっ…!ふっ…んんっ、あっ」
彼女がゆっさゆっさと揺れるたびに、つながっている魔法使いも寝ていながらも
それなりに揺らされる。彼は目を閉じて中の感触に耽ったり、目を見開いてはこの光景を
脳裏に焼き付けようと自分の上に乗っている妻を見上げた。
やがて、彼女の動きはさらに大胆になっていく。夫に深く腰掛けてねぶるように
いやらしい腰つきで、お互いの性器をこすりつけだした。
「…んっ…、ど、……どう?」
こんなに淫らで艶やかに微笑む彼女は今まで見た事がない。魔法使いは驚いて声も
出なかったのだが、返事の代わりにつかんでいた胸をもみしだく。
「あ……あ……、い、いい、うん…いいよ……」
それが感じるらしく、魔法使いの手の上に服の上から自分の手を重ね合わせて、
また淫らに腰を動かす。
窓の外は朝を迎えているようで、薄暗く部屋全体を照らしていた。あまり明るくないのは、
外が曇っているかららしい。
薄暗い中、下半身丸裸になって男に跨る彼女というのは、なんともそそる。
その表情と云い、腰の揺らし方と云い、擦れ合う感触と云い、滑らかでありつつも絶妙な
締め付け具合と云い、すべてがすばらしい。こんな世界があったのかと開眼するほどであった。
「ひっ…いっ……んっ、うんんんっ…!」
その半開きの濡れた唇、色欲に溺れた瞳、なまめかしい腰つきのこの女が、自分に跨り
ねっとりとまぐわっているのだ。もはや興奮をおさえきれない魔法使いは、自らも腰を
突き上げて、彼女と腰を打ち付け合う。
突然の事だったので、彼女も対応できずにたまらなくなって悲鳴のような声をあげた。
「ひっ!あっ!あううっ!あんっ!」
互いに擦れ合わさる感触がたまらない。肉体同士がぶつかる音と、かき混ざる粘着質の水音、
彼女があげる嬌声が室内に響き、部屋は淫靡な空間となる。
もはや淫楽に酔う事しか頭にない彼女は、下から突き上げられる衝動に合わせて腰を動かし、
ひたすら自分の快楽を追求した。喉からほとばしる声は次第に高くなっていき、
彼女の興奮の高まりを如実に表しているようである。その声が魔法使いの脳に打ち付けるように
響く頃、ついに絶頂を迎えた。
「うあっ…、あっ、ああああああああっ!」
上半身を弓なりに仰け反らせ、その胎内にくわえ込んだ夫のものを強く締め付けてきて、
くらくらするような快楽に魔法使いもぎゅっと眉を寄せる。
「んっ……くっ…!」
923魔法使い×主人公女
一体なんの搾乳機かと思うほどに強く吸い付いて、どくどくと脈打つように締めつけて
男のものを搾り上げていく。
コレは本当にたまらない。
「う、ううっ…」
気持ち良い。すごく気持ちいい。どうしようもない、たまらない。
しかし、まだ吸い取ろうというのか、彼女のものは。さっきかなりの量を吐き出したというのに、
まだまだとばかりに搾り取られている。
「…あっ……ん……」
やっとそれが落ち着いたかと思った時、彼女は意識を失ったようで、ふらっと上半身を倒しかけた。
「あ……」
慌てて魔法使いは、なんとか彼女の上半身を抱きとめ、それからゆっくり横に寝かせてあげる。
お互いの液体にまみれた自分のものを引き抜き、魔法使いは火照った顔で
荒い呼吸をしている彼女の額を軽くぬぐってやった。



「あ、あの……その、お、おはよう…」
台所に立って二人分のお弁当を作っている魔法使いに、彼女が頬を赤らめながらお
どおどと話しかけてきた。
「…ん……おはよう」
もう顔も洗って意識もしっかり覚醒している。眠そうな顔つきをしているのは元からであって、
他人にそう思われているほど魔法使いは眠たいわけではない。
「え、えと……」
今朝の事をひどく気にしているらしく、彼女はうつむきがちにもじもじとしている。
そんな彼女も可愛いが。
「……今日、雨。仕事…少し、少なくなる…」
「う、うん…」
上目遣いに、魔法使いの方を見てくる彼女。内股あたりが気になるのか両足も
もじもじとなんだか落ち着かない。
「……あ、あのね、あなた……」
魔法使いは鍋の中から彼女の方へ視線を動かす。その時の目つきは彼にしてはやたらと鋭く、
それを見た彼女は一瞬言葉を飲み込んだ。
さっきのを有耶無耶にしないためにも、こういうのは早い方がきっと良い。
今までの彼ならこんな言葉は出なかっただろうが、今朝は不思議としれっと出てきた。
「…さっきのあれ、すごく良かった。時々、やってくれると、嬉しい」
「……え?」
特に何かを指定した言葉では無かったが、今の彼女は先ほどの自分の痴態で脳内がいっぱいだと
見てとれる。すぐに何の事を言っているか了解したようで、さらにぽっと頬を紅く染めた。
自分で薬やまじないを施してあんな事を密かにしておきながら、
こんな事を言うのはずるいとわかっている。けれど。
やはりさっきのはめちゃくちゃに気持ち良かったし、
ああいう興奮と感動があれきりというのは正直惜しい。
彼女は既にしらふに戻っているようで、先ほどの痴態を恥ずかしいと思っているらしく
耳まで赤くさせてしきりに混迷している。
「……う、うん……」
しかし、負い目も感じているようで、顔を赤らめつつも彼女はためらいがちに頷いた。
「……わ、わかった……」
今にも消え入りそうな声で承諾して、そして泣きそうな顔で小さくため息をつく。
ちょっと(?)悪い気もするが。
ま、いいか。夫婦だし。
とりあえず深く考えるのはやめて、魔法使いはお弁当のおかず作りに意識を戻した。
今日は気分が良いせいか、輝くばかりの素晴らしいできばえのものができそうである。