2取り
こんなので興奮できるなんてお前らってすげーんだな…
俺読んでたら涙出てきて吐きそうになったよ
俺も白い涙が出て来た
>>3 タバコや酒といっしょで初めは何でこんなもんを好き好んで…
って思うかもしれんが、慣れてくる内に無しではいられなるよ。
むしろ涙出てきて吐きそうになったなら素質あり。
五年くらいすると多分寝取られを美味しく頂けるようになってる可能性がある。
俺は初めてNTR短編読んだときに、胸がキュンキュンしてアレがびんびんになったな。
現在のまとめがその前のの代わりに立ち上がってからは抜きネタとして重宝してるわ。
初めてNTR読んだ時は凄いムカついてイライラきた
それが頭から離れなかったから、寝取り男やビッチ女に復讐する脳内補完して紛らわせてた
いまではすっかり寝取り大好きに
「素敵ですよ奥さん…。高校生の娘さんが居る割に、乳首もここも
ずいぶんと綺麗な色ですし。まったく、抱きがいのある身体だ…」
「い…いやっ! お願いだから抜いてえっ!!」
玄関の床の上で、美佐江が首を左右に振る。
近所の「レイプしたい人妻ナンバーワン」に輝く美佐江の熟れた肢体を、
米屋は思うさま嬲っていた。
美佐江が犯されているのは、今回が初めてではない。今日が三度目だ。
夫しか知らない巨乳の美人人妻…米屋はそのセカンドヴァージンを略奪した
だけでなく、アナルヴァージンも最初のレイプで蹂躙している。
回数を重ねただけに、米屋のストロークは美佐江の弱点を完全に暴いて
いた。肉襞の天井を、尿道の裏側をなぞりあげるように前後するだけで、
美佐江は快楽に打ち震えてしまう。
「ああっ! んんんっ…!」
声を抑えることに失敗し、蕩けた表情を見せる美佐江。
米屋はにやりと笑って、ゆさゆさと揺れる推定Fカップのバストを揉み
しだき、絶妙の力加減で乳首を摘みあげる。
「んはああっ!?」
ぎゅっと目を閉じ、舌を思いきり突き出して、美佐江ははしたない表情を
米屋に晒した。
「本当に素敵ですよ…。今の顔、いやらしすぎて忘れられそうもない…」
「ちっ、ちが…違う…ひあああっ!?」
Gスポットを刺激されて、美佐江は再び喘いでしまう。米屋はにやりと
意地悪に笑って、腰を美佐江の中へと押し出した。
「奥さんが可愛すぎて、もう出してしまいそうだ…」
米屋の巨根が、美佐江の子宮口を野太くノックする。
「いやあっ…!! お願い…お願いだから、中だけはやめてえぇぇっ!!」
生殺し?
続きはー?
首を振って懇願する美佐江。
だが、言葉とは裏腹に、美佐江の肉襞はねっとりと蠢き、米屋の巨根を
うねりながら包みこんでしまう。美佐江が吸い付く感触は極上の甘さを
持って、米屋を思わず呻かせた。
「っ……。全く、いちいち可愛い人だ…。夫以外の人をくわえ込んで
悦ぶような奥さんには、すぐにご褒美をあげますよ…!」
米屋は口もとを歪めつつ、腰の動きを激しくした。
――ずぬるるるっ…ずちゅっ…!!
思わずのけぞる美佐江。
「ひあああぁぁぁっ!? だっ、めぇ……!!」
弱い部分を往復され、美佐江は巨乳を淫らに揺らして叫ぶ。
米屋は組み敷いた美佐江の唇を奪い、巧みに舌を絡めながら、身体を
密着させて腰を振った。
美佐江は我を忘れて、口内を犯す米屋の舌と唾液を味わう。
米屋は美佐江の舌の熱さと、勃起した乳首が擦れる感触、そして、男根を
あらゆる角度から責めあげる濡れた襞の感触を存分に楽しむ。
さらに五回ほどストロークを繰り返した直後、米屋は限界を迎えた。
征服感に満たされた黒い笑顔を向けて、美佐江に宣言する。
「さあっ、奥さん…出しますよ……!!」
熱く膨れあがる亀頭が、ぐりぐりと子宮口にキスをした。
美佐江は抵抗しなかった。熟れきった身体は、むしろ自分の体奥を
蹂躙して欲しげに米屋に自らを押しつける。
そして――
「んあぅっ、ひあああっ、ああああああああっ!!!」
淫らな雌の絶頂を示す声が、米屋の耳に心地よく響いた。
米屋は、しかし巨根を引き抜くと、大量の白濁液を美佐江の身体に
吐きだした。
美佐江ははぁはぁと豊かな胸を上下させ、呆然として呟く。
「あっ…。そ、外…に…………?」
快感で潤んだ視線を受けて、米屋は舌なめずりをした。
「ええ、今日は…ね。でも…」
13 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 23:45:57 ID:WepEIwS0
米のとぎ汁ですよ・・・奥さん
true tearsスレに寝取られもの書きました。
アニメの内容分かる方よろしかったらどうぞ。
>>14 実際にも想像してただけに良かったですー
このスレに気付かなかったので見逃してたぜ・・・
>>1 何考えてるの?
16 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:58:05 ID:tMEP36iM
ブラクラ?
マルチでブラクラ…
ふたりエッチのエロパロスレに恵介×優良などを投稿してた作者さんが、まとめサイト作ったみたいだが、
その中に、闘神都市2の葉月のSSがあったことにマジで驚き、感動した。
葉月が負けて凌辱される話と、葉月が自らシード以外の男に抱かれる話の両方があったことに、さらに感動した。
誰か葉月がシード以外の男に抱かれる話を書いてくれないものか・・・
バレンタインデーですね、というわけでそれネタで投下します。
ついにこの日がやってきてしまったか、俺は意を決して家を出た。
向かうは当然に学校、何故か胸がドキドキと高鳴っている、おかしいよな〜
「さぁ今日は普通の平日、何にもない日だけど頑張って学校に行くか!」
そう自分に激励をし、いつものように通学路を歩き出す、
するとだ…背後から凄い足音が近づいてくるような…
「何を朝から現実逃避してるのよ馬鹿始!」
「うごぉっ!!」
バキィィィ!!!
激しい衝撃が後ろから響いてくる、痛い…
気持ちの良い朝に背後から飛び蹴りを喰らってしまった!
俺が知る中で、こんな乱暴な事をするのは一人だ。
「何をするんだよ宏美!」
「朝から馬鹿な事を言ってるからよ」
ベーっと舌を出して馬鹿にしてるように笑うのは、
俺の幼馴染である坂井宏美だった、
こいつ…昔から俺の事を直ぐに蹴っ飛ばすような乱暴な奴で、
子供の頃は何度こいつの我が侭で泣かされた事やら。
「ん〜何?何か文句あるの?さ、早く学校に行くわよ!」
「わかってるよ…まったく乱暴者め、うげぇ!」
バキィ…ッ!
また今度は殴りやがった、たく…俺には半ば理解できないが、
この宏美はそれなりに男子には人気あるらしい、ショーットカットの髪にスポーツは全般的に得意で、
時に乱暴な言動をするというような男ぽいようななところあるのに、それに胸だって小さいし…
あと妙に頼りになるところを見せてるせいで、まぁ女子にも人気あるまでは理解できるが、
いやいや世の中には物好きな男子も居るもんだよな〜。
確かに顔は可愛いが…昔から一緒にいる俺としては信じられないよ。
そうそう彼女と俺は腐れ縁なのか、高校まで一緒の学校どころか、
クラスまで同じ事が多かったのである。
「そういえば今日は2月14日ね〜何の日だったかしらね」
「何だったかな〜でも確か宏美には関係ないイベントだよな」
「ほ〜あんたにもでしょうが!」
「うぐぅ!!」
わ、わかってるさ…そうだよ俺にも毎年の事ながらに関係ない日さ!
バレンタイン…どっかのお菓子業界の連中が作ったらしいイベントだ、
それがまた今年もきやがったんだ…
これって世の駄目組と勝ち組がハッキリ分かれる日でもあるんだよな…
そういえば、宏美は毎年たくさん貰っていたっけな…同姓にだけど。
「始も義理くらいは一個でも貰えばいいのにね、まぁ無理だろうけれど」
「うっさいな!見てろよ〜」
憎まれ口を叩きやがって…と俺は宏美を見る、
するとある気になるのが見えてしまった。
「なぁ…どうしたんだ、その手の絆創膏?昨日は無かったように見えたけど?」
「な、なんでもないわよ!」
それを指摘すると急に慌てて手を隠す、何だか頬も赤くなってるけれど…何だ?
何かドジでもやらかしたのだろうか?
「ねぇ、そういえば今日の放課後…用事あるの?」
「ん?いや特にな…」
「じゃあ決定!ちょっと私の部活が終わるまで教室で待ってなさい!」
「へ?おい…部活が終わるまでって、どれくらい待てばいいんだよ!!?」
「うるさいうるさい!いいから、私の言う通りにすればいいのよ…昔みたいにね」
昔か…はぁ、俺はいつまでも宏美の弟分かよ、
ちょっと俺の中の男のプライドに傷がついた気がする。
確かに予定はない、でもな…何の用なんだか、
その日の授業中ずっと気になっていた、まぁどうせ大した事じゃないと思うけれど。
もしかして宏美が今日貰ったチョコレートを俺に持たせ家まで運ばせるつもりか?
それは無い…いやあるか、去年なんか結構な量あったし。
そして放課後だ、ちなみに今日の成果は…まぁ聞くまでもなく0だった。
な…泣かないぞ、はは…うちの学校がそういうイベントに興味を持つ連中が少ないだけなんだ、
きっとな…あっ、でも昼休みに一緒に弁当を食っていた悪友の島田のやつ、
四角く茶色い塊を嬉しそうに食ってたよな…あれなんだっけ?
あぁ…なんか傷心の気分だ、クラスでのモレナイ組順位上位組には、
やはり関係ないイベントだったのか今日は!
なんか考える程に、落ち込んでしまう気がする…こんな気持ちの時に、
宏美の我が侭な命令に付き合うなんて…
ふと俺はその命令に反抗心を持ってしまった、そうだよ素直に聞く必要はない…
「どうせならちょっと反抗してやるか!」
俺はふとそんな考えをもった、とはいえ帰るつもりは無い、
悪戯気分で隠れて脅かしてやろうと思ったのだ、これくらいならいいだろう?
なんか子供じみた抵抗だな…とも思ったけれど、気にしない気にしない。
というわけで教室の後ろに置かれた掃除用具入れのロッカー内に身を隠す、
ちょうど隙間から教室内の様子も見れるし、丁度いい場所だ。
まぁ悪臭は漂ってるけれど…そんな鼻にダメージを感じつつ、しばらく身を潜めると、
誰かが教室に入ってきた音がした、もう授業が終わってから時間が経ってる、
こんな時間に教室に戻ってくるという事は…
「始〜〜!えっ…居ないの?」
やっぱり宏美か、はは不思議がってるみたいだ、それはそうだな。
今まで俺があいつに反抗した事はあんまり無いし…
「あの馬鹿…まさか帰っちゃったの?嘘…」
さてさて…いつ飛び出して驚かしてやるか、
俺はそのタイミングを計る…そろそろいいかな、なんか宏美の奴が黙って静かになってるし。
そう思い、俺はロッカーの扉を開こうとした…と、その時だ!
別の誰かが教室に入ってきたのは…
「あれ?斉藤君?」
「あ…坂井さん?」
おっ、あれはクラスのモテナイ組順位不動の一位とも言われる斉藤君じゃないか、
別に彼は悪い奴じゃないが、外見と気の弱さから女子人気は低いらしい。
「教室に忘れ物しちゃって…あはは」
「そうなんだ…」
別に聞かれてもいないのに、斉藤は教室に戻ってきた理由を説明してた。
これが気の弱い所なんだよな…ん?
宏美はそんな斉藤をジッと見つめてるようだ、どうしたのだろうか?
すると…ゆっくりと斉藤に歩み寄る、持っていた学生鞄から何か包みを取り出して…
「ねぇ斉藤君…今日、誰かにチョコ貰った?」
「えっ!も、貰ってないけれど…」
「そう、やっぱり…じゃあコレあげるわ」
「えっ!?」
そう言って手渡したのは、可愛らしいリボンで縛った何かを包んだ袋だ、
あれってまさか…まさか!?
「これってもしかして…チョコ?」
「他に何に見えるの?」
「あ、あのさ…中を開けて、食べていいかな?」
「別にいいけれど…不味かったらゴメンね」
「!もしかして…手作り!?」
う、嘘だろう…あいつ、手料理なんてタイプじゃないのに、
まさかそれでか?手にあんなに絆創膏を貼ってたのって!
俺は心底驚く…普段のあいつを知ってるから余計に、でも一番驚いたのは渡した相手だよな。
「…どう?」
「お、美味しいよ…とっても」
「そ、そう…」
素っ気無い態度に見えるが、宏美の頬は赤く染まり、
いかにも照れて恥ずかしくなって赤面してるのが丸分かりだ。
斉藤は斉藤で夢中で宏美の手作りのチョコレートを食べ、
それを静かに見つめる宏美…んっ?
なんか斉藤…震えてるよな、すると今度は唐突に宏美と向き合うのだ!
「で、でもさ…まさか坂井さんが僕と同じ気持ちだったなんて…」
「えっ?」
「坂井さん!!」
「!?きゃっ!ちょ…んぐぅぅっ!!!」
その時だ、斉藤がガバッと宏美に抱きついたのは!
そしてそして…強引に唇を奪ったのだ!!
「んんんっ!!んん〜〜!!!」
ここからじゃ、イマイチ詳しく見れないが…
しかもだ…長い、もしかしてかなり大胆なキスをしてるんじゃ!
とてもあの弱気な斉藤とは思えない行動だった、あの強気な宏美にあんな事をするなんて…
「んん〜〜〜んはぁ!ちょ…え、何を…きゃっ!」
宏美も流石に驚いてるらしく、呆然としてるようだ…
そしてあいつは、そのまま…教室の床に宏美を押し倒したのだ!
「きゃぁぁ!!さ…斉藤君…んぐぅ!!」
俺の視界の下…ようするに教室の床に倒れこんだから分かりにくいが、
暴れてるような音がする…それに声が途切れたのは、
またキスをされたからだろうか?
「坂井さん…ぼ、僕も…好きだったんだ!」
「えっ!ちょ…あぁ!やだ…あっ…」
「はぁはぁ…いいよね、だ…誰もいないし…」
「だ、駄目…斉藤君…かんち…あぁ!!」
やっぱりここからじゃ見えない…見えて上げられた足と手くらいか、
だけど声でわかる、ヤってるって…
「そこ触っちゃ駄目!あ…駄目ぇ!!」
宏美の悲鳴が教室に響いてる…その声が不思議と色っぽく聞こえるのは俺だけだろうか?
あいつ…あんな色っぽい声を出せたんだな。
普段とはまるで違う、今まで知らなかった幼馴染を知り、
俺も呆然としてた…今も聞こえてくる声色もそう、まるで悪友に見せてもらった事のある
アダルトビデオの女優の声みたいだ、こんな喘ぎ声を宏美が…あの男みたいだったあいつが。
もう男なんて思えない、宏美は女の声を出してる…あの斉藤の手で!
その現場を目撃してる俺は、ロッカーから出て行き二人を止めようとしなかった。
そうだよ邪魔なんてしちゃ駄目だ、確かに何だか宏美は抵抗してるように見えるが、
手作りチョコを渡すって事は好きだったんだろ…あの斉藤の事が、
なら照れ隠しかもしれないし、突然の出来事で戸惑ってるだけかもしれない、
なら俺が出て行って止めさす資格はない。
そうだ…俺は関係ないんだ、あいつが誰を好きになってチョコレートを渡して、
そしてそして…セックスをしようが!
「あぁぁぁ!!痛ッ!!」
「ご、ごめん…優しくするからさ…はぁはぁ…」
気付けば、もう本番に入ってるらしかった…さっきよりも色っぽい宏美の喘ぎ声が聞こえる、
初めてだからか痛々しい響きもあるけれど…そっか初体験だったのか。
ズキッ…痛い、俺の胸が締め付けられるくらいに!
何でだろう…こういうの見てしまうのって、役得の筈だろう?
知ってる奴だからか…ずっと一緒に居続けた宏美の声だからか?
やっぱり胸が痛い…辛い、でもそんな状態に関わらず、別の部分は激しく興奮してたようだ、
そう俺の下半身が…すっかり勃起してる!!
そして俺はいつの間にか、ズボンを下ろして…その勃起したのを手で握り、
上下させて擦り慰めていた…こんな場所でオナニーをし始めたんだ。
おかずは…幼馴染の宏美の声、呻き声が聞こえる…エッチな卑しい響きの女の声…
「うぅ!あぁ…やぁ…そんなに乱暴に…んんっ!!」
「し、絞まる…温かいや、坂井さんの中…」
「あぁ!駄目ぇ!!あぁ…やぁ…」
そうなんだ、宏美のアソコはそんな感触なんだ…
俺は想像する…何でも知ってたと思い込んでいた幼馴染の、
その知らなかった部分を…感想の声で想像だけする。
「はぁはぁ…もう、いくよ!出すよ…うぅ!!」
「だめぇぇ!!あぁぁ─────っ!!!」
やがて絶頂への叫びが聞こえてくる…そして俺も!!
ビュクゥゥゥッ!!!
「あぁぁぁぁぁ───────!!!」
絶頂し絶叫をあげる声を聞きながら、俺は一人…この狭く臭いロッカー内で射精した…
もしかして斉藤の方は宏美の中へと出したのだろうか?
あの宏美の膣に、精子を…流し込んで…うぅ…
気付けば俺は涙を流してた、そして思う俺は何をやってるのだろうかって…
幼馴染の初体験を目撃し、俺はこんな場所で…
「畜生…」
俺は放心したようになり、この後はただ声が聞こえないように手で耳を塞いだ、
そして待った…あいつらが居なくなるのを…
外では二回戦を始めてるのだろうか、それとも…
どれくらい経っただろうか?ロッカーの外に出ると、もう外は薄暗い夕暮れになってた。
そして慌てて教室から出ようとする…もう誰もここには居ない。
その時にだ…ふと気付く、床に赤い雫が落ちてるのを…もしかしてこれは、
宏美の初めての…処女喪失の証、もう宏美は…大人になったんだな。
俺じゃない…斉藤の手で。
あれ?いつからだろうか…頬に涙が零れてた、
そこでやっと気付いたんだ…自分の本当の気持ちを。
俺はあの乱暴な幼馴染、坂井宏美を本当は…好きだったんだ、昔からずっと…
でも遅すぎた…抱いてた気持ちに気付くのが!畜生〜!!!
:::::::::::::::::::
「最悪…」
股の痛みがまだジンジンとしてる、しかも溢れ出てくる血が混じった白い粘々したのと混じり、
拭いても拭いても無くならないし…新品同様だったトイレットペーパーはもう芯だけになりそう。
でもここは綺麗にならない、むしろ拭きすぎて表面まで腫れてきてるみたい。
だから諦めるの…もう綺麗にならないんだ、もう処女じゃないんだって…。
まさか今日…初体験をするなんて思ってもいなかった、それも相手が彼とだなんて…
「ごめん!本当に…僕…」
「はぁ…もういいからさ」
女子トイレから出てきた私を待っていたのは、斉藤君でした…
あれから何度も何度も頭を下げて謝罪してくるの。
彼の片頬は赤く腫れてる…私が平手で叩いた跡です、その衝撃が彼を平静に戻したのよ。
私を犯し続けるという彼の暴走を…でも時すでに遅しだったけれど、もう彼に処女を破られて、
しかも中に…膣内に射精までさせられちゃった。
「私も…その誤解させる事しちゃったし」
「でも…取り返しつかない事しちゃって…」
はぁ…溜息をつきたくなるわ、だってこんなに先にいっぱい謝れたら、
もうこれ以上は怒りようがないよ…本当ならもっと悲しんで怒りたかったのに、
でも確かに私も悪いよね…彼の気持ちも考えずに勘違いさせる真似をしちゃったのだから。
あの時…待ち合わせてた場所に始は居ませんでした、
あの馬鹿…こんな時に私のお願いを聞かないなんて…
実は結構ショックだったの…だってだいぶ前から覚悟を決めて渡そうと思ったのだもん、
昨晩から準備して慣れない手料理で指を傷つけて、
やっと出来上がったこの手作りチョコを渡したかったのに…
そして告白しようと思ってた、私の本当の気持ちを…あいつに。
あいつ…始とは、ずっとただの幼馴染で悪友みたいな関係だった、
小さい頃から男勝りな私があいつをイジメたりしたりして、
まるで意地悪な姉と弟みたいな関係かな?そんな関係がずっと続いてきてた…
高校に入ってからもそう、腐れ縁みたいな何でも言い合えるような関係で…でも違う、
少なくとも私は好きだったの…あの取り柄も無いような弟分な幼馴染を、
友達以上の気持ちをずっと抱いてた…だから変わろうとしてた!
この日を境に…彼が望むなら私は今までのキャラも変えようと思ってる、
もっと女の子らしくなって可愛げのある所を見せていいって…
ここだけの話、男勝りなとこって基本的に始の前でしか見せてないの、
他の人達の前だと少しは女らしくしてるつもりなんだから。
なんというか小さい頃の自分をずっと見せてたから…あいつの前だけには。
それはきっと変わりたくなかったからかな…この関係を変わるのを恐れてた…
だから勇気を出してみたの、でも…あいつは…始は来ませんでした。
何となく分かる…きっと私のいつもの我が侭なお願いにウンザリし逃げたんだと思う…
あはは、ざまぁないよね…いつもはあんなにボロスカ言ってるのに、
今更に異性として見てくれるわけないじゃない…あいつにとって私はただの友人、
それだけ…だから今回もきっと一発頭を殴ってお終い、
何で待ってなかったの馬鹿始って叫んで、それで許してあげるの…ただそれだけよ、私達は…
だから私はこの無駄になった初めての手作りチョコを、たまたま会った男子にあげたの。
別に特別な気持ちは無い、でも美味しいって言ってくれたのは純粋に嬉しかったかな。
でもまさかその後に、告白したと勘違いされ…襲われるとは思わなかったけれど。
私は女子の中では運動が得意な方だ、でもやっぱり女の子で…すっかり感情が暴走し、
普段の大人しいキャラとはまるで逆になった斉藤君の力に敵わなかったのよ。
だから逃れる事もできずそのまま…犯されてしまいました、
平手で叩いたのは、ようやく彼の欲望を出し終えて放心した時でした…。
「ねぇ斉藤君…本当に私の事が好きなの?」
「う、うん…」
「結構乱暴よ私、普段は猫を被ってるけれど…本当の私は男ぽいって言われてるんだから」
「……そんな強気な所も好きというか憧れてるんだ、坂井さんの事…」
「え?知ってるの…やだ、もしかして騙しきれてない?」
「えっと…結構有名だけど」
う〜ん…もしかして私、人前で始に暴言をぶつけたり叩いたりし過ぎてたのかな?
普段は大人しくしてるつもりだと思ってたのに…ちょっとショックだった。
だからかしら、この時期に女子からチョコレートを貰うのって…
「ふぅ…そっか、じゃあさ斉藤君…」
「え?」
「あんな事あったし…恋人としては付き合えないけれど」
「……」
「で、でも前提としてなら…ま、まだ友達としてだけど!それでいいなら…付き合ってもいいよ」
「ほ、本当に!」
「うん…でも覚悟しててね、私…本当に我が侭で乱暴なんだから!」
今はまだ斉藤君の事を恋する程の好意はもってない、
襲われた事もあるし…だけど情けないとこが、好きだった男の子に似てるからか、
私はまず私に好意を持ってる彼から初めてみようと思ったの。
ただの幼馴染の関係で居続けるだろうあいつ以外に、好きな人を作る努力を…
「とりゃ!おはよう始!」
「どわぁ!だ、だから蹴りながら挨拶するんじゃねぇよ!」
「あはは、ごめん〜じゃあ私は急ぐから!」
「何だよ、また…彼氏と待ち合わせか?」
「うん、始も彼女の一人くらい早く作りなさいよ〜」
「うるさいな!しかし斉藤もよく続くよな…お前みたいなのを彼女にして」
あれから月日が少し経ち、すっかり季節も春らしくなった頃…
私は斉藤君と恋人として付き合うようになってました。
そして始とは…いつも通り、少し口を聞かなくなって距離を置いてたけれど、
でも今は普通に接してる…ただの腐れ縁な幼馴染として。
「こんな私でも好きになってくれた人がいたんだもん、きっと始にも現れるよ」
「はいはい…こっちはこっちで幸せを探すよ」
幸せか…うん、あんな事もあったけれど…話す様になって分かったの、
斉藤君は格好いい外見じゃないけれど、内面は色々と素敵なとこあるって…
優しくて頑張りやさんで、人見知りな所あるから他の人には分かり辛いだろうけれど、
でも深く付き合ってみると面白い所だってあるの。
それに私の事だって素の一面見せてるのに変わらず好いてくれるし、
私もいつしか彼の事を放っておけなくなってて…だから上手い事付き合ってるよ。
まぁ、少し愚痴を言うなら、普段は気が弱いくせにエッチの時だけは強気なんだよね…
危ないからって言っても聞かずに中に出しまくるし…
まぁでも…好き、斉藤君の事を恋人として好きになったの。
「幸せなんだよな…」
「うん…幸せだよ」
「そっか…」
まだ隣で歩く幼馴染に特別な感情を抱いてるのは仕方ない事なのかな、
でもその気持ちは封印しとく…ずっと、私と彼はただの腐れ縁です。
ずっとずっと…近いけれど交わらない、そんな関係…
【おしまい】
まさかバレンタインにとは…
最高でしたー
あぁ〜、なんかほろ苦い。
ROCOさんはヴァレンタインはもっとエグく来ると思ったのにw
>>19 チェック済みかもしれんが
アリスの公式行けばユーザ投稿のSSがいくつかあるよ
GJっす!
切ない話しや〜
ROCO氏にしてはダメージが少ない。
…どうしたんだ?w
いや俺としてはこっちのほうがいいけどさ。
季節ネタだし納期優先でディティールを削ってあるんじゃないかな。
普段ならこの5割増しくらいの分量でその分が丸々ねちっこい描写に費やされる感じ。
らしくない切ない話だなぁw
毎年のことだけどROCO氏はクリスマスとバレンタインだけは外さないね
今回のこういうのは好きです。寝取られの原型みたいな話
俺も今回ダメージ少なかった(毎回アレなので覚悟して読んでた)
ROCO市GJ!
獣姦スレの新作ではキツいの書いてたな
寝取られではないがな
考えようによってはNTRじゃないか?
彼氏も親父も知らないうちに処女と初めての出産を取られてるわけだし
かんがえようによらなくともNTRだ
初めて書いてみているのですが
エロに入るまでにすでに四千字近くなってしまいました・・・
ためしに序章という形で投下してもよろしいでしょうか
このスレには長すぎるという事でしたら控えます
続きに関しては投下してみてから判断しようかと
>>41 最後まで書いてから推敲してみてはいかがだろうか
エロ以前分だけだと書き手自身も見てる方も分からん
txtでうpしてみるとか
とりあえず最後まで書いてみます
txtでうpはちょっとろだに明るくないので、お手数かけてしまいそうなので
お騒がせしてすいません
そうですね。前も初めてらしい人が長文のSSを投稿してたけど、飽きたのか、反応悪いからなのか
途中で放棄しましたしね。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/ ここの
>>9さんのが役に立つと思います。
■書けたところまでぶつ切りで投下する■のは×。
完結、ないし話の区切りの良いところまで書けていないのにSSを書き込むのは避けた方が良い。
理由として、
・話のつながりがわかりにくい ・短すぎて感想を書きにくい
・他のSSの書き込みとバッティングを起こしやすい
・スレに初めて来た人にとっては、細切れのSSは非常に読みにくい 等がある。
SSはある程度まとめて投下、そして理想を言えば一回の投下で本文に何かしらの”見せ場”は作りたい。
ちなみに、エロパロ板でよく見られる現象
1.非常に短いプロローグだけが書かれて投下される。話の動きやエロは次回以降。続く。
2.↑こういう書き込み方をする人は大抵が初心者なので、文章や内容も正直微妙なものが多い。
3.そのため、読んだ人もどう感想を書いていいのか困り、結局スルーしてしまう。
4.無反応、あるいは冷たい反応しか返ってこなかった書き手は、続きを書くのを放棄して去る。
1.
衝撃だった。
頭を鉄パイプで殴られたより、ずっと。
しばらく俺は立ち直れないだろう。
あの、ニヤけたキザ野郎のズボンのポケットから、ヒラリと落ちた写真。
俺の幼馴染の坂上真琴、15歳。
昔っから気が強くて、手も早いお転婆。女だてらに空手三段のじゃじゃ馬娘。
「こらぁ!ヤスタケ!ボーッとしてないで、しゃきっとしろよっ!」
毎朝、寝ぼけて学校へ向う俺の頭を思いっきり張り飛ばすような女。
「どーせ誰にもチョコもらえないんだろ?ほら、義理チョコやるよ」
バレンタインにはそんなふうに笑いながら、俺にチョコレートを渡す女。
2.
3歳の頃から、家が隣同士で、俺と一緒に育ってきた坂上真琴、15歳。
絶対に言わないが、俺がずうっと心の中で大事に、大事に想ってきた彼女。
その坂上真琴の写真、だった。
写真ってだけなら、構わない。ただ、どんなカッコで写っていたかは、問題だ。
真琴は素っ裸だった。全裸だった。
それだけじゃない。
俺も何度か入ったことのある真琴の部屋のベッドの上。
真琴は四つん這いになって、こちらに、裸のお尻を向けていた。
脚を大きく開き、その脚の間から、恥ずかしそうな真琴の顔が見えてた。
3.
真琴は恥ずかしそうにしながらも、カメラをしっかりと見つめていた。
真琴の、女の部分は、残酷なくらいに丸見えになっている。
アソコも、お尻の穴も。
でも、そんな格好をさせられても、真琴が逆らおうとしていないことは、
写真の雰囲気から何となく伝わってきた。
知り合いの女の裸も、アソコも、見たのなんて、初めてだった。
真琴の身体はきれいだった。真っ白な肌。開いた脚の間に見えている乳首は
キレイなピンクで、そして、尖ってた。
ぱっくりと割れた膣口。中のピンク色の肉が覗いていて生々しかった。
4.
真琴の割れ目の周りは、何かを塗ったみたいに、濡れてイヤらしく光っていた。
アソコの周りに、毛は一本も生えていなかった。
その時は動転していて、ヤツに剃られていたなんて分からなかったけど。
この写真が意味するところは何だろう。
こんな恥ずかしい写真を撮らせるってことは、もう真琴と撮影者は
俗に言うオトコとオンナ…の関係なんだろう。間違いない。
そして、撮影者が、ヤツだってことも、ほぼ間違いない。
つまり…真琴とヤツは、恋人同士、ってことか?
あのキザ野郎。どう見ても遊び人風な大学生。
5.
風岡龍介というのがヤツの名前だって、真琴から前に聞いて知っていた。
「家庭教師が、つくことになっちゃってさぁ」
放課後、並んで帰っていた時、心底困ったって顔で真琴は言っていた。
「パパのヤツ、私をどうしてもT大に行かせたいらしいんだよねー」
真琴は成績だって、俺より優秀だった。家庭教師なんて必要ないほど。
でも、真琴の親父は一人娘の真琴を溺愛していて、その父親に言われると
さすがの真琴も逆らいきれないようだった。
「ま、しばらく教わってみようかなって。数ヶ月程度で終わると思うけどさ」
あの時、真琴はそう言っていた。
6.
あれから、もう3ヶ月が過ぎていた。
そう言えば、最近、真琴は家庭教師の話を俺にすることはなくなっていた。
いったい、何があったのだろう。
あの真琴が、あんなスカしたキザ野郎に…コマされちまうなんて。
嘘だろ。嘘に決まってる。
ヤツが真琴の家に来るようになってからというもの、俺も時々、ヤツの
行き帰りに玄関先で出くわすことがあった。
そのたびに、俺はヤツをじろりと睨んでやってたものだ。
家庭教師?へん、俺の真琴の部屋に、公然と入るんじゃねえ。
7.
俺が真琴の幼馴染だってことは、真琴がヤツに話したらしかったから、
ヤツは俺のそういう態度の意味するところに、おそらく気付いていたんだろう。
さっき、ヤツが俺の横を通り過ぎるとき、何か呟いたような気がしたんだ。
(…?)
俺が何気なく振り向くと、ヤツは何事もないようにそのまま歩き去っていく。
ただ、ズボンのポケットから、一枚の紙切れが落ちるのが、見えたんだ。
もしかしてヤツはわざと、この写真を落としたんだろうか。
俺に見せつけるために。現実を教える為に。
お前がずっと片思いしている女は、もうこのとおり、俺のモノなんだよ、と。
規制かな?支援
8.
「ようっ!ヤスタケ。また寝ぼけてるなっ?」
翌朝、いつもと変わらず俺の頭を後ろから思い切り張り飛ばす真琴。
いつもと違うのは俺は寝ぼけてるんじゃなく、眠れなかったってことだけ。
真琴の元気な様子も、いつもと全く変わりない。
明るく屈託の無い笑顔。逆にそれがツラすぎる。胸が締め付けられる。
なんでそんな明るい顔してんだよ。なんでなんだよ。
ヤツにあんな恥ずかしい格好させられてるお前が、なんで、そんな元気なんだよ。
なんで俺に…隠してるんだよ。
「どーした?元気ないぞ?風邪でもひいたかぁ?」
不意に真琴が俺の顔を覗き込んで、俺の額に手を当てた。
9.
俺はつい、びくっ、となった。真琴が怪訝な顔をする。
目の前に、真琴のつぶらな瞳があった。そして、小さな血色のいい唇。
この可愛い、つややかな唇もヤツに奪われてるのか。
好きなように舐められたり、吸われたり。
そして、ヤツの舌がこの唇の中に潜り込むのか。舌と舌が絡んで。唾液が。
俺には決して見せない表情を、真琴はヤツに見せているんだろうか。
俺の動悸が速くなった。
「熱なんて、ねえって!」俺は必死で真琴を振り払った。
きょとんとしている真琴を放り出して、俺は先へ歩く。
10.
「変なヤツ。一体なによ」
帰り道でも、真琴はずっと俺にブツブツ言い続けている。
「ねぇ。わたし、ヤスタケに何かした?」
「…何もしてねえって」
「じゃ、なんでそんな不機嫌なわけ?」
「いつもと変わらないってば」
真琴は俺の横顔をしばらく見つめる。
「まあ…そうか。ヤスタケも思春期だからねえ」
なんだよそれ。お前はどうなんだよ。あれは思春期なんてレベルじゃねえだろ。
11.
火曜と金曜が真琴の家庭教師の日だ。
その週の火曜、俺は家庭教師の終わりの時間を見越して、家の玄関を出た。
わざと駅前まで行き、そのまま、家への道を再び戻り始める。
これで、ほぼ間違いなく、帰り道のヤツと出会うはずだ。
冬の夜空に、星が美しく瞬いていた。
やがて前に見覚えのある人影が現れた。ヤツだ。
俺とヤツの距離はじょじょに縮まっていく。
ヤツが俺に気付いたようだった。
ヤツの唇が歪んだ…笑った、ような気がした。
12.
「写真、見たんだろ?」
1メートルの距離で、自然と対峙した俺とヤツ。風岡龍介。W大学3年。
最初に口火を切ったのは、風岡の方だった。
「俺の写真なんだ。返してくれないかな?」
俺は風岡を睨みつけた。
「真琴に、何をしてるんだ」
風岡がくすっと笑った。
「何してるって…。あの写真見れば、だいたい、分かるだろ?」
「…」
「処女だったよ、もちろん」
13.
俺の頭の中で血が逆流した、沸騰していた。
「うん。処女だった。まあ、1ヶ月前までだけど」
風岡は得意げに話し続けた。
「幼馴染のキミには絶対に言わないだろうけど」
「…」
「ていうか、俺から言ったんだよ。隣の家の彼に、俺たちのこと教えてやろうかって」
なんだって。
「そしたら、イヤだイヤだ、秘密にして、って泣くんだ。でもさ、面白いんだ。
嫌がってるのかと思ったら、アソコは、ビショビショでさ。すげぇ濡らしちゃって」
14.
ヤツの言葉が頭の中を廻る。整理が出来ない。
「だから、セックス中、キミの名前をよく出してやるんだ」
「とたんに、アンアンっていい声で鳴くからさ。俺、キミに嫉妬してんだよね」
やめろ。やめろ。やめろ。
「たぶん、キミのことが、ちょっとは好きだったんだろうけど…」
真琴。なんでこんなヤツに。俺は、俺は、今でもお前を。いや、ずっとずっと前から。
「まあ、もう真琴は俺から離れられないと思うけど。実はさ、かなり淫乱だぜ…?
キミの幼馴染は」
ヤツはそう言って、あはは、と笑った。俺は自分でも知らないうちに動いていた。
気付くと、俺の拳は、ヤツの顔を殴りつけていた。
本日はここまでで。
乙。良かったですー。
携帯なのかな?携帯の規制がいまいち分らないなぁ…
いいね!
>>61 素晴らしい、素晴らしすぎる。
続きをものすごく期待しています。
こんなん親にチクッたればいいんだよ
写真をオヤジさんに提出するだけで終わる気もするw
でもそんな事を言ってたら、寝取られ話は成立しない!
というよりいえるものでもないだろ
「15歳の少女の貞操ゲットしました!」
つか普通に写真の件と家庭教師の会話の内容をもって
警察署に駆け込めば全て解決だろうなw
淫行家庭教師実名報道乙な感じでどうとでも料理出来る
>>65 >>67 だが、親父推薦で家庭教師についた点に注目するとだ。
「娘と結婚する、orレイプ犯」という選択肢を突きつけられて人生の墓場へと追いやられる家庭教師の図が見られます。
これぞ寝取られだと言われればまさにそのとおりなのですが。
そもそもNTR作品だと主人公が女に思いいれてるのが普通だろうから
親や警察にチクったりできんだろ。明らかにレイプならともかく。
主人公が女の真意を掴みあぐねて葛藤してるうちに泥沼になっていくのがイイんじゃないか。
どう考えても家庭教師が圧倒的に不利だな
NTRを円滑に進めるためにも
主人公とヒロインは留年を繰り返して20歳で学生
ヒロインの両親は資産家でヒロインが20歳になった次の日に交通事故死
遺産相続したヒロインが自らの意思で家庭教師を依頼。
と脳内補完しておけばおk。
>>61久々にスレ見たがなんという良NTR
オナニーを終えて寝ようとしていたのに、このもやもや感をどうしてくれる
ボーイッシュNTRはなぜこんなに俺の心に響くのか・・・
家庭教師はヒロインの従兄弟が良い
親父にチクるとか、警察とか言っている奴らは
人間の感情の機微とか、分かっているのだろうか…?
素直に疑問に思ってしまう。
>>76 まぁ第三者だから言える解決策だわなぁ・・・
自分がその境遇に置かれたら何もしないままに事態が悪化していく一方だろうし。
ところで続きマダー?(AA略
要は設定が糞って事だな
書けない糞よりマシだろw
だから的確な行動できる奴も出来ない奴もいる。
出来る奴の対処を出来ない奴にやらせようとするなって。
寝取られは出来ない君がしかるべく寝取られる話でないとむやみに寝取り努力の方に作者のリソースが割かれて
エロとしては三流になり果てるからテンプレ――といったら聞こえが悪けりゃ王道を踏襲するのが賢いのよ。
エロ無し寝取られ?バハラグでもやっとけ
今まで書き込み少なかったからこのスレも過疎ったなぁとか思ってたら
こんなに隠れていたとは……
王道だから目を瞑る、とかじゃなくて普通に自然な設定だと思うけどなあ
まあ感じ方はそれぞれにせよ、さすがに脳内補完とかは失礼すぎるだろ。
みんなNTRを望んでるのか望んでないのかどっちなんだw
寝取り好きと、寝取られ好きの両方が同居してるスレなんだよね、ここって。
いや、みんな寝取られ好きなんだけどその後に
→相手から捨てられる
→相手と寝取り男に復讐する
のどちらかに分かれてるんじゃない?
俺は上の方が好きだけどなぁ
>→相手から捨てられる
>→相手と寝取り男に復讐する
SMでいえば上を望むならMで、下を望むならSだね
>>86 好みは、第三者から見る小説なら上、主人公から見る小説なら下かな
15.
「なかなか思い切ったことをするねぇ、キミも」
風岡は、少し上半身を揺らがせたが、さほどダメージを受けた様子もなく言った。
人を殴ったのは初めてだった。俺の拳は少し震えていた。
「…でもさ、ただの嫉妬じゃないかな?キミのは」
…なんだって?
「無理やりってわけじゃないぜ。真琴と俺は合意の上で男女の関係になったわけ」
合意の上。その言葉に、胸がまたズキンと痛んだ。
「そりゃ真琴はまだ15歳だから、写真を落としちまったのは俺のミス」
「だから、頼んでるんだよ。写真を返して、黙っててくれないかなぁって」
16.
「つまり、俺と真琴の恋愛を邪魔しないで欲しいんだ」
風岡はにやつきながら言った。口元が少し切れていたが、気にしない様子だった。
「周りにバラしたりして、真琴を傷つけるのは、キミだってイヤだろ?」
真琴を傷つける?俺が?…俺はいつだって真琴を守ろうとしてきた…はず。
「…それにさ、キミ、あの写真、使ってるんじゃない?」
ヤツの言葉に、俺の心臓がどくん、と跳ねた。
こんな冬空の下で、自分の額にどっと汗が浮かぶのが分かった。
ヤツに動揺を悟られないようにするには、俺は若すぎた。
「やっぱりね。真琴のあの写真でさ、オナってるんだろ?キミ」
17.
図星だった。
ヤツに真琴を奪われている悔しさ、動揺、混乱…が一通り、通り過ぎていった後。
写真の中の真琴を、じっと見つめてしまっている俺がいた。
ずっとずっと俺が、心の中で想い続けてきた坂上真琴。その、全裸姿。
ただの全裸じゃない。こちらに尻を向けて、股を思いっきり、開いて。
膣も肛門も、剥き出しのまま、うっとりと潤んだ瞳でカメラ見ている真琴。
俺が今まで見たことのない、だけど、ずっと夢想してきたその表情。
(あのじゃじゃ馬の真琴が、こんな…こんなカオするんだ。)
オスとしての欲情が湧きあがってくるのを、俺は止めることが出来なかった。
18.
「ま、キミも若いから当然だよ、そんな赤くなるなよ」
言葉を継げない俺に、風岡は相変わらずニヤついたままで、そう言った。
「あの程度の写真なら、キミが欲しいなら、またいくらでもやるぜ?」
「…っ!」
真琴の写真で自慰行為をしていることを悟られ、俺はヤツを責める言葉を
失っていた。ヤツと同じ…いや、自分がそれ以下の存在になったように思えた。
「可愛いだろ?真琴。キミの前では結構、じゃじゃ馬みたいだけど」
「好きな男には、従順なもんだよ。色々と、飲み込みも早いしね」
「俺たちは純粋に恋愛してる。当然セックスくらいする。キミには見守って欲しいな」
19.
「…でも、真琴は…未成年だっ」
ヤツのペースに嵌ってしまう自分を感じながら、俺は、声を振り絞った。
「お前のやってることは、犯罪じゃないか」
「そうだね。認めるよ。でもさ、キミは親父さんとか、みんなにバラすの?」
「…っ」
「真琴が傷付くだけだと思うよ。もし噂が広まったりしたらこの町に住めないし」
違う。違う。こいつのペースに巻き込まれちゃ…いけない。
でも、もし、真琴がヤツとの関係を望んでいるなら…俺に出来ることは何だ?
「…仕方ない。真琴の本心をさ、聞かせてやるよ」
20.
風岡は、そう言うと、携帯電話をポケットから取り出した。
「…ボリュームを最大にすれば、キミにも聞こえるよね」
風岡はダイヤルを押した。人通りのない道に、呼び出し音が響いた。
やがて、ヤツの携帯から、聞きなれた真琴の声が漏れて聞こえ始めた。
『…はい。どうしたの?龍介さん、忘れ物?』
「あ、ごめんごめん。違うんだけど、もう声が聞きたくなっちゃってさ」
『…ばか』
真琴は笑っているようだった。まったく陰を感じさせない、明るい恋する少女の声。
「真琴、好きだよ」
21.
好きだよ、とヤツが言ったあと、数秒の沈黙があった。
俺にとっては永遠にも思える沈黙。
ヤツは、真琴がしゃべる時は、携帯を自分の耳から離していた。
真琴の声が、俺にも聞こえ易いように。
俺は、ただ息を呑んで、佇んでいるしか、出来なかった。
次に襲ってくる絶望を、予感しながら。
『…うん。私も…好きよ』
そして、はっきりと。真琴の声が、聞こえた。
『龍介さん、大好き』
色々と感想をどうも。参考にさせてもらっています。
とりあえず、今はここまでで。
乙!
いい流れだねー。レスを参考にしてるのなら、叶おうが叶うまいが
書いておこう。風岡をボコボコにして欲しいw
ハラハラドキドキ感と主人公の疾走感がとてもいい
どんどん先に突っ走って書ける様な展開に期待
乙です。
主人公は可愛い彼女を別に見つけて幸せに。
真琴は単なる性の対象としてしか見られてないことに気付いて主人公に縋ろうとするも手遅れ。
寝取り男はぼこぼこ。
こういう終わり方してる寝取られ小説見たことないんで読んでみたいかな、と。
終わり方として、「愛し合う二人を見ながら、俺はどうすることも出来なかった。」ってのが多いから。
主人公に救いのある終わり方が好きだ!
多分それが普通の感覚
しかし、変態と言う名の紳士が集うこのスレではマイノリティなのだ…
捨てられて終わるのは、その後どうすりゃいいんだろうね。実際として
>100
さて?話的には寝取りこそが重要なのであってその後は蛇足となる可能性もあるし
その物語次第じゃね?
ちょこちょこ投下するのもいいけど、他の人が投下し難い雰囲気になるから
もう少し纏めてほしいなぁ…
10行しかコピー出来ない携帯の機種なんだろうから無理は言えないけど…
103 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 22:56:44 ID:REUpjtiD
ここまで寝取られ気分が味わえないSSも珍しいな
王道的お話なのに、ヒロインのお話が少ないからかと思ったが
一番の原因は最初の
「ようっ!ヤスタケ。また寝ぼけてるなっ?」
か。何故かイメージ的にオッスおら孫悟空が頭に浮かんだのが致命的(苦笑
>>104は救いのないENDを求めておられるようです。
>…俺に出来ることは何だ?
幸福を望んでるなら別の機会に真琴を呼んでおめでとうと祝福すべきだな
何故知ったかについてはエッチシーンの家庭教師の熱心な実況含めて詳細に話しておく。
あとは今後一々自分らのエッチを解説させる彼の性癖を止めさせてくれと釘をさしておく。
秘密の恋愛が少しばかりオープンになったわけだ。
後は家庭教師が純愛貫くもよし。
ヤリ捨てしようものなら主人公と真琴で家庭教師を追い込むもよし。
ハッピーエンドだ。
>>104 身内に近い恋愛感情を秘めていた幼馴染がある日自分の手の届かないところに行ってしまう。
これが寝取られの王道だと思うのだが違うのかね?
3歳の頃から知ってる2歳下の幼馴染が、18の時に出来ちゃった結婚した。
ちょいとキスとかしてたんだが
もしかして俺はリアルに寝取られを経験してたのか?
>>95 GJ!!
そのまま主人公を絶望のズンドコにたたき落としてやってくり
主人公いじめなスレだよな、ここ
>>108 何も感じなかったら違うのでは
U-15って中学生かよw
俺と真琴の恋愛を邪魔しないで欲しいんだ(キリッ
問答無用で天誅だな
22.
膝から下の力が抜けていく。
真琴が、俺ではない男に、嬉しそうに愛を囁いている。強烈すぎた。
『まだ帰りの電車の中?寒いから風邪ひかないでね』
真琴は、恋する相手を気遣う言葉を投げ掛ける。
「ああ。それから…今度の日曜、俺ん家に来るか?」
『うん、行く。土曜日はごめんなさい。例の、空手の地区大会で』
「…まあ、いいけどさ。でも、今日も話したけど」
『………龍介さんは、やっぱり、イヤ?』
真琴の口調が、そこで、初めて曇った。
「ああ。あまり女だてらに、いつまでも空手ってのは、どうかな」
…なんだって? 俺は風岡を見つめた。
真琴は、空手が大好きで、5歳の時からずっと続けてきてる。
中学に上がってからは県大会がある度に「応援に来てよね!」って頼んでくる。
「ヤスタケが応援してくれると、勝つ気するからさ!」
いつも、俺にそう言って元気な笑顔を見せてくれるんだ。
その、次の県大会が、この土曜に開催される。
だが、風岡は真琴が空手をすることを快く思っていないのか。
『…わたし、出ないほうがいい?』
23.
「…まあ別にそこまでは言わないけどさ」
俺は呆然とその会話を聞いていた。
風岡龍介。真琴の人生に登場してから、まだ半年足らずの男。
俺と真琴にはもっともっと長い、積み上げてきた歴史があるんだ。
それなのに、なぜそんな男に、真琴が大事にしているものを次々に
奪う権利があるんだ。なぜ俺は見ているだけしか出来ないんだ…。
『…龍介さんが、どうしても…って言うなら、やめようかな、って』
真琴、何言ってる。俺が応援してやる。空手をやってる時のお前は
すっごく綺麗でキュートで、イカしてるんだ。
「まあいいよ、今回は。出なよ。さっき、俺も許したし」
『……うん…ごめんなさい』
謝ることなんかない。理不尽なのは、コイツだ。この男の方だ。
「応援には多分いかないけどさ、頑張って」
『……はい』
「おやすみ、真琴。日曜日は楽しみにしてるから」
『…うん…おやすみなさい。龍介さん…』
24.
二人の電話が終わった後も、俺はしばらく、ヤツを睨みつけていた。
「なんだよ、そんな怖い顔して。真琴の気持ちは、分かっただろ?」
「…真琴に、空手をやめさせようとしてるのか?」
「そのくらいアリだろ?お互い言いたいことは言うって、真琴と約束したし」
「……」
「とにかく、キミの要求は満たしたわけだ。納得してくれたよね?」
「もし、真琴がキミに俺とのことを相談したり、別れたいとか言うことがあれば
その時は、遠慮なくやってもらっていいよ。これでOKだろ?」
……俺はそれ以上、ヤツにぶつける言葉を持っていなかった。
俺は、一人の部屋でベッドに身体を横たえて、何度も自問自答した。
これでいいのか。これで。
風岡との関係は、真琴にとっては、純粋で大切な恋愛なのか。
純潔を捧げたことも、高校生にはあるまじき破廉恥な格好をさせられることも。
風岡という男に教え込まれる性の悦楽は、真琴にとってかけがえないものなのか。
俺から真琴を問い詰める勇気は、なかった。
真琴が自分からこの関係を解消しようとしない限り…俺は見ているしかない。
「それ以外にどうしようもない」という虚しい諦めだった。
25.
翌朝。登校の道で、やはり俺の前では普段と変わらない真琴がいた。
「ヤスタケ、不機嫌なのは治った?」
俺は、昨夜の電話での真琴の態度を思い出しながら、彼女の顔を見る。
「…お前さ」俺は言った。
「ん?なに?」
「…この土曜、県大会だろ?」
一瞬だけ、真琴の表情が動いた。
「うん!そうそう。覚えてくれてたんだ」
「応援、行ってやるからさ」
今年はまだ真琴から、俺への誘いが来ていなかった。
ヤツに言われたことを気にしているのか。そう考えるのはたまらなくイヤだった。
「あ…うん。来てくれるんだ」
「3連覇、かかってんだろ」
真琴は13歳の時から、大会2連覇を継続している。中学3年間を続けて優勝した
選手はこれまでになく、真琴には新記録の期待が掛かっているのだった。
「うん。頑張って勝つよ。応援団長は任せたからね!」
いつもの、ヒマワリのような笑顔だった。ショートカットの髪が風に揺れていた。
26.
県大会当日。
スタンドに陣取る俺たち応援団の前で、真琴は実力どおり、快進撃を続けた。
1回戦シードの真琴は、2回戦、3回戦、準決勝の相手を順当に退けていった。
空手着に身を包んだ真琴は、颯爽としていて、やっぱりキュートだった。
こういう真琴を…俺はずっと見てきたんだ。
風岡のことを、今は、忘れていたかった。
今は真琴が風岡のものであることも。この真琴は、俺の大好きな真琴だ。
幸い、風岡の姿は言葉どおり、スタンドにないようだった。
休憩時間、満面の笑みの真琴が俺に向って駆けて来た。
「やるじゃんか、さすがに」
「当たり前じゃない。次が決勝。勝って、V3達成するよ」
俺の隣に空手着で座った真琴は、楽しそうに笑っている。
応援にきた部員もクラスメイトも、口々に真琴の健闘を称える言葉を掛ける。
真琴は自分のバッグを開け、水筒を取り出そうとする。
バッグのポケットに、カラフルな携帯があるのが見えた。
「…あ」
何気なくそれを手にした真琴は、ディスプレイを見て、表情を変えた。
27.
「…ゴメンね、ちょっと、電話してくる」
真琴はそう言うと、携帯を手にして、慌てたように席を立った。
誰も別に怪訝には思わない。でも、俺は別だ。
あの態度。…着信の相手は、風岡龍介に違いない。
非常口に消えていく真琴を見届けてから俺は席を立ち、後を追った。
真琴はすぐに見つかった。総合体育館のロビーの大きな柱を背にして、
携帯で何事かを話していた。
柱の反対側に廻れば、何を話しているか、聞くことが出来る。
盗み聞きをするのか。しかし、俺は自分を止めることが出来なかった。
「…え、でも、いいって言ったのに」
俺がたどり着いた柱の反対側から、真琴の声が聞こえてくる。
「ちがうよ、そんなんじゃない。龍介さんに一番、分かって欲しいのに…」
やはり電話の相手は風岡だった。
「ちがう…ううん、ちがうってば」
話の内容は分からない。ただ、風岡が一方的に真琴を責め、真琴が懸命に
謝っている様子だけが、伝わってくる。
「それはいや。分かった。もうしない、やめるから…」
真琴。何の話だ?空手のことを言っているのか。なぜお前が謝るんだ。
28.
…ぐすっ、という鼻をすするような音がした。
真琴が泣いている?信じられない。俺の前で涙など流したことのない真琴が。
「…ごめんなさい、あやまるから。龍介さん」
情けない声だった。さっきまで凛として戦っていた彼女の声とは思えなかった。
「…はい、はい」
やがて、やっと恋人の怒りを解く事が出来たのだろうか。真琴は従順に返事を始めた。
「…わかりました…はい…じゃあ、明日はどうしてもダメ?…はい…」
すっかり沈みきった声の後、真琴がパタンと携帯を畳む音が聞こえた。
そして、また、ぐすっ…と彼女が鼻をすすり上げるのが分かった。
真琴が、とぼとぼと客席への道を戻り始めるのを、俺は柱の影で見ていた。
怒りを感じていた。何でも言い合うことを真琴と約束した、とヤツは言った。
しかし、だからといって、真琴が県大会で頑張っている真っ最中に、ヤツは
真琴の心をボロボロにするような電話を掛けてきたのだ。
それが、恋人の権利だというのか?
このとき、俺は、真琴に全てを話すべきだった。アイツを見限れ、と言うべきだった。
けれど、俺は真琴の誇りを踏みにじるのが、怖かった。
俺がそれを言うことで、俺たちの関係が決定的に変わってしまうの、怖かった。
そして、やがて俺は、真琴と同じ様に客席への道を、ただ戻り始めた。
29.
決勝戦で、真琴は負けた。
この2年間、いつも決勝で戦ってきたライバルが相手で、接戦が予想されたが
真琴はボロボロに負けた。真琴の動きには精彩がなく、一方的に攻められ、
最後は正拳をみぞおちにもらって、畳に崩れ落ちた。
応援する俺たちのスタンドから、悲鳴が漏れた。
試合後の礼を終えた後、真琴は俺たちの元へ戻らず、外へ続く通路を出て行った。
俺は後を追った。真琴は体育館の裏手の階段に座り、腕の中に顔を埋めて泣いていた。
「えっ…えっ……」
真琴が泣いている。こんな弱々しく。俺は彼女の傍に、言葉も無く立ち尽くした。
俺は真相を知ってる。でも、そのことを口には出来なかった。
あんなヤツと付き合うのは、やめちまえ。そう言いたかった。
でも、ヤツに抱かれてることを俺に知られたら、真琴はどうなるんだろう。
俺たちはどうなるんだろう。ただそれが怖かった。
「真琴…こういうことも、あるって。元気出せ…」
俺の口を衝いたのは、誰にでも言えるような中身の無い慰めだった。
「…見ないで、よぉ…」
やがて、真琴は言った。
「…泣いてる所、ヤスタケに、見られるのは、やだ…」
30.
翌週、真琴は、見た目だけはすっかり元に戻っていた。
あれほど落ち込んでいただけに、腫れ物に触るような気持ちでいたが
真琴はいつもの元気な少女に戻っていた。
ただ、心の中では、ひとつの強い決心を彼女はもう固めてしまっていた。
「…あたしね」帰り道で、真琴は俺に言った。
「空手、やめようと思うの、もう」
そうか、と俺はただ返事をした。残念だな、でも潮時かもな、と。
真琴は自分よりも、恋人を満足させる道を選んだのだ。
翌日、真琴は退部届を出して、長年愛し続けてきた空手を捨てた。
どうも。本日はここまでで。
というか、書いていてワケが分からなくなってきたw
実はここで行き詰まっているので続きがどうなるかは、全く分かりませんwwww
乙ー
>非常口に消えていく真琴を見届けてから俺は席を立ち、後を追った。
レッツストーキングw
なんか寝取られというより
主人公の失恋&真琴の恋愛経過観察になってるねw
龍介シネヤ
>>121 もうこれ以上引っ張るのがきついんだったらカーテンの隙間から幼馴染子の部屋を覗き込んでいるようなシチュで
性欲が理性を押さえ込んでしまい一部始終を覗いてしまう主人公と行為が終わったあとで家庭教師男が主人公に向けて
勝ち誇ったかのようにニヤリとするようなのをお願いします><
完全に寝取ったと余裕をかましてしてるヤツから幼馴染みを取り返してハッピーエンド。
…と思わせて、実はただの幼馴染みとしか思われてなかった主人公が寝取ったって展開を希望してみたり
真琴:
…龍介さんあのね、実は私ここの所ずーと生理が来てないの
龍介:
はぁ?何言ってんのよ
真琴:
先生との赤ちゃん楽しみだわ
龍介:
そんな事許されるわけないだろ!
真琴:
私、決めました。龍介さんと一緒になります
今度の日曜日、パパ家にいるので会って下さいね
龍介:
(顔真っ青)
絶対に逃がさないんだから(クスクス
龍介が主人公につまらないちょっかい出してる中
真琴はしっかり自分の夢を実現する為適切に行動してました。女性強し!
ってな展開が見たいです。
そこで第参の男の登場だよ。
たまには寝取り返しや寝取られはしたけど寝取り男破滅して元鞘エンドとかも見てみたいな
毎度毎度主人公完全敗北じゃマンネリになってしまう
寝取られ物といえば『カウンセリング』は良かった
こないだのサンタ娘といい、主人公へのいじめも度が過ぎるとくどい
阿部定系の破滅エンディングが見てみたい。
要は破滅するなら寝取った男が再起不能になるのはもちろんのこと、
寝取られた男や売女といった登場人物までもが全員破滅するような
強烈に後味が悪くなる類の救いのないエンディングが一番好みだな。
サンタは初エッチとかおいしいイベントすっ飛ばしてたからなぁ…
弟と彼女のキャッキャウフフな補完ストーリー書いてくんないかなぁ
あれは打ち切りなくして
真エンド書いてほしい名作だよな。
前このスレに貼られてた
彼女が自分の家族に犯されて奴隷化
キレた主人公が家に火をつけて暴れるお話のHPってどこだったかな?
獣姦スレの新作もかなり内容きつかったな
39.
なんで俺はこいつとコーヒーなんか飲んでいるんだろう。
そう俺は思っていた。
目の前でアメリカンが湯気を立てている。
風岡龍介は厚手のジャンパーを脱ぎ、赤のセーター姿でくつろいでいた。
真琴が空手を辞めた次の金曜、俺は、自分が何をしたいのかも
分からずに、また風岡を帰りの道で待ち伏せていた。
「道端ってのも寒いからさ。駅前の喫茶にでも入らないかい?」
風岡は俺を見ると、笑いながら言ったのだった。
「で、今日は何の用?」
「…県大会の日、真琴に電話しただろう」
「ああ。そう言えば、したね」
「空手をやめろって迫ったのか?認めてやったんじゃなかったのかよ」
「あの時はね。でも、やっぱりイヤなものはイヤでさ」
「お前のせいで、真琴は調子が狂って、負けたんだぞ」
風岡は薄く笑う。
「だって、これからどんどん年頃になってくのに…良くないだろ。空手なんて」
「…」
「下手したら傷が残るよ。あんな綺麗なハダカしてるのに、もったいない」
胸がズキンと疼いた。真琴のカラダを、すっかり見慣れた男の台詞。
「オンナってこうやって躾るんだよ」
「……なに?」
「わざと大会の最中に電話したんだ。俺の言い付けは守るようにしたいから」
「ああいうキツい場面で、この人には従わなきゃいけない、って教え込むのさ」
40.
俺もあと数年すれば、こんな分かったような台詞が吐けるのだろうか。
「恋愛は対等なモンだけど、でも、駆け引きだからさ」
「罰に、次の日のデートをキャンセルしてやった。泣きながら謝ってきたけど」
風岡は、饒舌ではなかったけれど、俺の反応を観察しながら、話を続けた。
「かなりショックだったみたいで、あの日以降、すごく従順になったよ、真琴は」
そう言いながら、また、風岡は携帯を取り出し、少し操作をしていた後で
「ほら」と俺にその画面を見せた。
真琴が写っていた。
真琴は画面に向って微笑んでいて。…顔の前でその右手に、太いペニスを握っていた。
「ちょっと可哀想だけどね。頭のいいコだけど、駆け引きで俺に敵うワケないから」
画面に釘付けになっている俺に、風岡はそう言った。
真琴。なんで、こんなふうに、微笑んでるんだ。
穏やかな笑顔だったけれど、そこに、勝ち気で男勝りのじゃじゃ馬の面影はない。
目前に男のそそり立つ赤黒い淫らな欲望を突きつけられているのに。
真琴は恥ずかしそうに微笑みながら、白い指を風岡のペニスに絡ませていた。
「もう、俺にメロメロって感じが分かるだろ?」
風岡は笑った。身体が震えるのを感じた。
「他にもあるからさ、見ていいよ」
風岡は手を伸ばすと、携帯のボタンを押した。画面が変わる。
真琴は大きく舌を伸ばして、風岡のペニスを舐めていた。
ピンク色のきれいな舌。真琴の口の周りはべとべとの唾液にまみれている。
真琴の右手は、ペニスを根本からそっと握り、舐めやすい角度に調節していた。
そんな術も、風岡に教え込まれたのだろう。
思いっきり伸ばされた真琴の舌は、ペニスの裏側から赤く生々しい亀頭に
かけて、ねっとりと舐め上げていた。真琴の瞳はうっとり潤んでいる。
白い肩は剥き出しだ。乳房までは写っていないけれど、おそらく、全裸なのだろう。
こんな華奢だったかな。真琴は。こんなに女らしい身体のラインをしていたんだ。
真琴の後ろに、スヌーピーのぬいぐるみが写っているのに、俺は気付いた。
それは、彼女の14歳の誕生日に、俺がプレゼントしたものだった。
41.
俺は携帯をヤツの側に押し付けた。もう見たくない。こんなものは、見たくない。
風岡は、小さく笑って、携帯を自分のポケットに戻した。
「キミが協力してくれるから、お礼にと思ってね。でもショックが強かったかな」
協力してるわけじゃない。誰が、お前なんかに協力するものか。
「…女の子ってさ、男次第で、こんなもんなんだよ」
ヤツが取り上げたコーヒーカップが、カチャ、と音を立てた。
「キミは、真琴だけは違う、俺の幼馴染だけは違う、って思っていたんだろ?」
「…」
「同じさ」
「…」
「真琴も、こうやって、男のペニスを舐めるんだよ」
風岡は、すっ、と自然な手つきで、俺の胸ポケットから、俺の携帯を取り上げた。
「…な、なにを」
「いいから」
風岡は俺の携帯を操った。俺のメールアドレスを確かめているらしかった。
風岡は自分の携帯を素早く操作し、それから俺の携帯を返してきた。
同時に、俺の携帯から、メールの着信音が流れる。
「これで、キミともメル友ってわけだ」
風岡はそう言って、笑った。
帰り際に風岡は俺の肩をぽん、と叩いた。
「…まあ、真琴のこととか色々さ、俺に任せときなよ」
家の前まで戻ってきた時、また、携帯の着信音がなった。
<メールが一件届いています>
俺は無造作にメールを開いた。風岡から。文章は何もなく、ただ画像ファイルが
添付されていた。俺はそのファイルを開く。
真琴。
ベッドの上に、真琴は全裸で座り、大きくM字開脚していた。
両手を伸ばし、自分の膣口を指で大きく拡げ、中の肉が見えるまで開いていた。
真琴の顔は羞恥で真っ赤に上気し、その目は潤みきっている。
俺はこの写真を使って、また自慰行為をするのだろう。ぼんやりとそう考えた。
真琴は俺の元へ帰ってくることはない。いや、初めから俺たち二人は
幼馴染以上の関係になったことはないのだから、帰ってくる、という表現は
当たらないかも知れない。
でも、少なくとも俺は、もうこれまでと同じ様に真琴を見ることは出来ないだろう。
真琴が俺に声を掛けてきたのは、それから一週間後のことだった。
GJ。
真琴ビッチ化への期待にwktkが止まらない。
失礼、投稿している途中で用事がw
とりあえず今はここまでで!
職人が寝取られた!
風岡と主人公との間に師弟関係が・・・
むしろ風岡の真のターゲットは主人公…
こうしてみると風岡は結構いい奴だな…
寝取られ好きな奴って、
読んでいて、胸が痛くなったり、続きが読むのがつらくなったりしないのか?
俺は寝取られジャンルと知らずに読んだ寝取られ初作品が強烈すぎて
読んでいて胸が痛くて吐き気まできた。
仕事先でもその小説を思い出して実生活に支障をきたしてた。
こんな世界知らなきゃよかったっていうぐらい。
2週間はつらい思いをしたよ。
本当につらかった……
毎日2週間2回以上オナニーしてたからねその小説で。
特に辛かったのは休みの日で、その前日にカップラーメンとか買出しをしておいて
食べる以外、寝るまで一日中オナニーしてたことかな。
もう二度とそんな衝撃の新ジャンルには出会うことはないんだろうなと思う。
なんで其の作品を言わないの?言いたくないの?教えたくないの?死にたいの?
脳内で寝取り側に感情移入する訓練をしてるんですよー。
純粋に寝取られが好きな人の気持ちはまだ分からない。
ホラー映画と同じようなもんだと思う。
処女厨な俺としては真琴の処女が奪われた時点で
それ以降のネトラレ話は安心してみてられる
真琴っておれの幼馴染の名前と字は違うけど一緒だから、なんだか複雑だわ
まあそいつは男なんだけどね。
>>149 作品名を答えてくれないと、下半身丸出しの哀れな小男が野に放たれてしまうぞ。
昨日発売のホットミルクの巻頭カラーの幼馴染ラブラブバレンタインもの、
ヒロインの名前が真琴だった。
性格は男勝り。
なんてタイミングだと思ったさ・・・w
男っつーか主人公の名前は当然違うが。
寝取り男から真琴取り返してラブラブになった後日談だと思えばなんとなく救われた気分にw
誠死ね
元鞘とか寝取り返しとかはともかく、制裁エンドが読みたいなら不倫板とか行けば?
結構読んでスカっとする話があるよ。
救われない話の後日談だと脳内で変換すればいい。
>>142 いいね、GJ!
実際に行為を目撃するのでなく相手の男から聞き出して、行為自体は想像メインってのが面白い。
読者の脳内で、思い思いのNTRシーンが炸裂してることだろうw
俺的には野外プレイは済み、器具や後ろはまだとみた。
俺は寝取られる側の立場で想像するほうが好き。
好きな子だったり、もしくは自分の彼女が別の男と寝るとか最高だ。
合意じゃないなら、より興奮する。
更に後日その記録のビデオとかを男に見せられて、悔しくてしかたがないのに
その男は自分よりずっと立場が上で、能力的に見てもまったく敵わない相手だったりすると本当に絶望できる。
「○○ちゃんのマンコキツキツだったよwww」
「ビデオ見て勃起してんの?じゃあそれやるよwww」
「オマエまだ○○ちゃんとヤってなかったんだなwwwもう飽きたから返すわwwwお古だけどwww」
「このビデオ撮った日さぁ、オマエとのデートドタキャンした日なんだぜwwww」
こんなシチュには目眩は起こるし、胸糞悪くてゲロ吐きそうになるほど気分悪くなる。
泣きそうになりながら、それでもめちゃくちゃに心拍数が上がってる胸を押さえつつ
過呼吸じゃないかというくらい息切れしながらも続きを読む。
もちろん限定な寝取られも好きだ。
自分とのHでは中出しやアナルはおろか、フェラすらしてくれないのに
別の男に散々開発されちゃうとか。
そんな寝取られ状況の小説を読んだ日にゃ、軽い鬱になって何もする気が起こらなくて。
飯も食いたくなくて、それでもその小説を読むと勃起してくる自分が情けなくて。
けど、読み終わった後のその喪失感を感じたいんだ。
結局自虐嗜好があるって事だと思う。
>>161って
>>149でしょ?
いくらなんでも小説見て吐く人なんてそうそう居ないし。
だから教えて欲しいんだが、なんの小説を見て吐いたんだ?
真琴の初体験シーンとか、本番シーンを読みたいぜ
男からでなく、女から語られるとダメージうp
もしかして、あえて周りから攻めているのか!?
主人公が幼馴染を寝取られて
興奮してるのが良くわかるな
続き期待
淫語スレのあれはビッチ化だな。寝取られはラスト手前まで。
トラップマンションか、、、
じゃんぐるぽっけじゃんぐるぽっけじゃんぐるぽっけ!
いっぴきめとびだした!
ぼんぼこぼんぼんこぼぼん
きょこんなごーりらーにねとられたー
びっくりぎょうてんおおさわぎ!
と頭の悪い歌詞が浮かんできたので土下寝
っけさんのところのは確かに良かったな・・・
トラップマンションは俺も一番好きだ。
42.
放課後の帰り道で、真琴が俺に追いついてくるなり、言った。
「ねえ、今度の週末空いてる? 土曜とか、暇?」
「…え?」
「どっか行かない?」
真琴は俺に向って笑いかけた。
「…どっか?」
「もう!ボーッとすんなってばぁ。幼馴染の私が、デートに誘って
あげてるんでしょっ」
そして土曜日。俺と真琴は、駅前で待ち合わせた。
真琴のおふくろは、俺が真琴とデートするのを知っていたようで、
俺が玄関を出てきた時に外にいて、「真琴をよろしくね〜」と笑って見せた。
…おばさんも、知らないんだな。俺はそう思いながらも、頭を下げた。
駅前に、真琴は先に来て待っていた。
可愛かった。真っ白なワンピースに身を包んだ真琴は、誰よりも綺麗で、可愛かった。
俺たちはその日、昔のように、必死になって遊んだ。
遊園地に行き、ジェットコースターに、コーヒーカップに、色んなの乗り物に。
笑って、はしゃぎあって、夕方まで二人で遊び続けた。
「ねえ、あれ乗ろう!あれ、帰る前に」
真琴が俺の手を引っ張って、観覧車を指差した。
「やっぱり、デートの締めは、観覧車でしょ?」と笑う。
「…そーだな」
俺たちはしばらく列に並んだ後、二人で観覧車に乗り込んだ。
ゆっくりと、ゴンドラが上昇していく。
暮れ始めた冬の街が見える。光に彩られた街の反対側には海が見えた。
ゴンドラがてっぺんに近づくに従い、俺たちの言葉は少なくなった。
「…ねえ」
やがて、真琴が、口を開いた。
43.
「ん?」
俺は聞いた。真琴が何を話そうとしているか、分かっていた。
今日、こうして俺をデートに誘った理由も。そのはしゃぎっぷりのワケも。
「…知ってるんだよね」
「何を」
「…私と…風岡さんのこと」
俺は、黙って、真琴を見つめた。真琴も、俺を真正面から見つめていた。
「ごめんね」
真琴の目から、みるみるうちに涙が溢れた。
「ごめんね、ヤスタケ」
「…なんで、お前が、謝るんだよ」
俺の声は掠れていた。俺たち幼馴染は、今、二度と戻れない分れ道に立っている。
「だって…」
「…知ってたよ、前から」
「うん…龍…風岡さんから聞いたの」
「ヤツが言ったのか」
「…うん。先週…」
「どこで?」
「………風岡さんの、アパートで…」
胸が詰まった。真琴が風岡から事実を聞かされた時の状況が脳裏に浮かんだ。
おそらく、風岡の部屋で、ふたりは裸で抱き合っていたのだろう。
真琴の表情には、壮絶な覚悟が感じられた。
俺に決して嘘をつくまい、と決めているようだった。
ならば、俺も、何も飾らずに真琴に向かい合わなくちゃいけない。
「…俺さ、もう分かってると思うけど」
「うん…」
「真琴が好きだった、ずっとずっと前から」
「うん」
真琴の目から、また涙がぽろぽろと零れ落ちた。
43.
「いや…。好きだった、じゃなくて、今も俺は…真琴が好きだ」
俺は懸命に話した。結果がどうなろうと、俺は、ここで自分が抱えつづけてきた
思いの全てを話さなくてはならなかった。
「いつか、きっと告白して…きっと、カップルになれるだろうなって、思ってた」
「うん…うん…」
真琴の顔は涙で、ぐしゃぐしゃになっていた。
「真琴」
俺は、すべての覚悟を決めて、呼びかけた。
「俺と付き合ってくれ。アイツと、もう別れて欲しい」
ひっく、ひっく、と真琴は、しばらくしゃくりあげていたが、
やがて涙を拭きもしないまま、再び、俺をまっすぐに見つめてきた。
「…ヤスタケ」
「うん」
「私もね、ずっと、ヤスタケのことが好きだったよ」
「…うん」
「でもね、でも…」
真琴の顔が苦しそうに、歪んだ。
「私、いまは龍介さんが好き」
ゴンドラはいつしか、てっぺんを過ぎて、再び下降し始めていた。
最後通告とも言える真琴の言葉は、覚悟していたとはいえ衝撃だった。
「…私ね」
真琴の目から、まだ涙は零れていた。けれど、迷いのない目が俺を見つめていた。
「龍介さん、っていうね。そう呼んでるから。家庭教師をしてもらってるうちに、
龍介さんに、どんどん惹かれていったの」
「…」
「勉強以外にもね、色々なことを知っていて。話してて楽しくて。将来のことも
しっかり考えてる、大人…だって感じた」
「だから、いきなりキスされた時も…泣いちゃったけど、イヤじゃなかった」
「ヤスタケのことを考えて、その晩は眠れなかったけど。はじめてはヤスタケと、
って、ずっと…思ってたから」
「本気だって、何度も言われて。だんだん…私、龍介さんを許して…ううん。
どんどん好きになっていった」
「だから、処女をあげた時も、嬉しかったよ」
短くてすみません、本日、ここまでで!
しかし…勝手に収束していく…
エロなしで終わったら、怒られるだろうなあ…(汗
それから、編集のせいで、ノンブルの付け方が
滅茶苦茶になってます…見逃してください…では、また。
GJ。
切ないねぇ。
ただ、こっから強引に寝取りもしくは寝取られのエロにもっていくとなると雰囲気がなぁw
もう二転三転させる必要があると思うが、何も言わずにおとなしく期待して待ってます。
>>174 怒られるとか怒られないとか気にせず、好きに書いてみれ。
送信してしまった。
でも欲を言えば、主人公にも光を与えて欲しい。いい奴だから。
しかし不幸な神みたいに
まちがった光は駄目な。
「○○を奪われたが、断然、こっちがいい!」
というような。
…むう、聞き流してくれ。
>>174 絶対にマイクつけさせてるだろうなあ。
で、ヤスタケの反応を後から真琴とふたりで楽しむ師匠の姿が見えました。
さすがにそこまでは・・・文章から垣間見える真琴の性格から考えても、ねえ。
「幼馴染と自分のどっちをとるか考えろ」と迫ってはいるだろうけどね。
いずれにせよ、◆z8bwk5sDeYの邪魔をしないようにしようぜ。
金田一スレ久々に行ったら寝取られSSが2〜3投下されてた
和姦NTRものがいい感じ
同人含めて美雪は寝取られまくりだな
◆z8bwk5sDeY、GJ!
これも躾の一環なんだろうなと考えるとたまんねぇ
主人公の想いが寝取り男の策略を超えることを望む。
寝取られて別れた女の子が数年後AVに出てるのを見たり、ソープランドで再会したりするSSってないですか?
別れる時には寝取り男を信じきっており、その後も騙され続けて身体を売らされる、みたいな話。
>>185 >寝取られて別れた女の子が数年後AVに出てるのを見たり
が
寝取られて別れた女の子が数年後AVPに出てるのを見たり
に見えた俺ヤバス
>>186 true tearsスレに、集団レイプ犯に捕まったヒロインがプレデターに出会う話、ってのが投下されていた。
下手にハードエロ路線に走るよりよほど情感があるわ。
個人的にとても気に入ってる話を思い出させて切ないなあ。
こういうネタを見ると恋愛もいいもんだよなと思ってしまう30前半のおっさんでした。
僕みたいなマゾは寝取り男と彼女がその後も幸せに暮らしてくれた方がいいんだが…
躾とか言ってる時点で普通の恋愛じゃないからなぁ
ROCO氏がロリスレに投下してたSSの弟視点をこのスレでやってくれないかなあ
>将来のこともしっかり考えてる、大人…だって感じた
15歳の少女を食った男が先の事を考えてるのか?w
15歳の少女から見たら、将来のことをちゃんと
考えてる大人に見えたってことでしょ
突っ込むべきとこじゃないよな
恋は盲目っていうだろーがw
15歳の少女が男を見る目なくても仕方ねーだろw
>将来のこともしっかり考えてる
そらー調教のプランとかスケジュールとか、
しっかり考えてるさハアハア
でも龍介ってこの手のSSによく出てくる、女を便器としか思ってない男とはちょっと違うよね。
あくまで遊びでのつもりだけど、真琴次第では・・・な感じがする。
ただの俺の思い込みでこの後怒涛の性奴調教が待ってるかもしれないがなw
今のところ、話がどう展開してもおかしくないだけに目が離せないな。
こりゃあやり捨てするにせよ両親に会って娘さんを下さい報告するにせよ
家庭教師の未来についての説明は避けて通れないな
主人公が逆転のトライ決める可能性があるとすれば。
その材料は空手とエロ写メってところか。
あと今のデートが主人公との決別を強要してるはずだから
ここでの受け答えで変わると思うね
作者も途中の構成を迷ってる感じだったしね。
主人公と同じく、正しく今正念場を迎えてるわけか。
ひんぬー時代のほしのあきを思い浮かべた俺にはなんともないぜ・・・!
もっと純愛シーンを盛り込んで真琴が奪われたショックを味わいたかった。
小説でいうと
全体の50%が純愛で。
30%が、寝取られているんじゃないかという真琴の怪しい行動。
真相10%
後日談10%
>>207 >
>>203 > どういう意味?
ショートカット、ボーイッシュ、ボクっ子までは簡単。
画面の向こうにいる男に対して少しかがみ加減なのは近しい関係のあらわれ。
つまり幼馴染。
吐いた息が白くなるほど寒い中、恋人でもない男と他愛も無いことでじゃれ合えるのは幼馴染でも最上級の関係。
つまり「真琴」なのです。
理由付けがんばりすぎだ馬鹿w
>>174 乙
普通に純愛貫くにせよやり捨て程度だったにせよ一区切り付いた感じですな
エロがあった方が良いけど追加したら話が不自然過ぎるとお悩みの職人さんに一つのアイディアを提供
どんどん過激になって真琴とやってる所を先生はビデオでしっかり撮影してPCに保存してましたが
キンタマウイルスに感染してオープンな動画に。
これならどんなコスプレでも獣姦、触手…なんでも主人公が鑑賞する形に出来てエロが無限に追加できます。
彼女が社会的に終わってまうがな
とりあえず寝取り男のこの先の行動に期待。
真琴がリアルのホスト中毒者よろしく身をやつしていくのとか良いなぁ
どうしても寝取られたヒロインの不幸を願ってやまないのだな君らはwwww
ヒロインの破滅より主人公の幸福かな、俺はw
現時点では主人公が幸せになるのって真琴寝取り返しが一番だからな。
ビッチ化した時点で真琴の破滅を願うようになるww
慰めてくれる新ヒロイン登場→新ヒロインも寝取られる
でお願いw
誰もお前の要望など聞いとらん。
・・すまん、言い過ぎた。
過去に怒涛のキボンレスに職人が応えようとしてgdgdになったSSをいくつも見てるんでつい、な。
下手に予想レスつけるのもgdgdになる素だよな
今後とるかも知れない可能性の芽をブチブチと摘みとっているわけだし
俺たちは黙って全裸待機が基本だぜ
まわりがどう言おうがあくまで職人氏が描きたいものを描いてくれればそれでいいよな。
だからと言って俺たちが言いたい放題ではいかん、と。
しかし今週末は更新なかったな。仕事で忙しいのであればいいけど。
こういう風な小説書ける人らは心底尊敬するな。
所でNTR話の舞台って現実限定なんかな。
ファンタジー系の話でNTRは萎えるなんて事ないよな?
>>224 OKでしょ、俺も挑戦してみたいし。SF世界とかさ
ROのエロ同人でNTRあったな
37.
ゴンドラをどうやって降りたかを、俺は覚えてない。
「処女をあげた」。
分かっていたとはいえ、真琴の口から直接聞かされた衝撃は大きかった。
純潔を奪われる瞬間、真琴はどんな表情をしていたのだろう。
どんな格好で、どんな声を出したのだろう。
女にされた後、真琴は、ヤツと抱き合ってどんな会話を交わしたのだろうか…。
俺が我に返ったのは、遊園地を出た広場に、風岡の姿を見つけた時だった。
「…!」
俺は、思わず、真琴を凝視した。
真琴は俺と視線を合わせなかった。俯いたままで、黙っていた。
…そうか。そういうことか。
「お帰り、楽しんだかい?」
風岡は俺たちに近づいて来ると言った。
俺は押し黙ったままでいた。真琴も、風岡と目を合わせていなかった。
「…ちゃんと、ヤスタケ君に話はした?」
風岡は、それでも微笑を浮かべて、今度ははっきり真琴に問い掛けた。
「…」
真琴がきっ、と目を上げた。
そこに一瞬、俺がよく知っている、気丈で凛とした真琴が、いたような気がした。
けれど、風岡と目を合わせると、あっという間にその目の光は喪われていった。
「…ん?」
風岡は相変わらず、微笑している。
「…し、た…」
真琴が小さい声で答えた。
「なに?」
風岡が間髪いれず、真琴を追い詰める。
「…ヤスタケ…くん、に、話をしました」
少し声を大きくして、真琴は、言った。
俺に「クン」付けなどしたことのなかった真琴が、風岡の前で俺をそう呼んだ。
「なにを?」
「…わたしたち…のこと」
俺は胸が引き裂かれるような思いで、しかし、二人の会話から耳を逸らすことが
出来なかった。やめろ、と叫ぶことも出来なかった。
「わたしたちのことって?」
「…」
真琴が一瞬、俺を見た。すがるような、怯えた子猫のような目だった。
でも、真琴はすぐに、風岡に向き直って言った。
「言いました。私が…龍介さんの女だって、ちゃんと、言いました」
38.
暮れ始めた冬の空気が、じょじょに冷たさを増していた。
けれど、俺は、身体の奥から燃え上がる嫉妬と、敗北の感情に打ちのめされていた。
身体が熱い。燃えるようだ。
「そう。ちゃんと言えたんだね。もうバージンじゃないこともちゃんと伝えた?」
風岡は、まるで俺などいないように、真琴に重ねて問いを続ける。
「…はい。伝え…ました」
真琴の声が潤んで来ていた。俺は驚いて、真琴の顔を見る。
俺が見たことのない真琴が、そこにいた。
自分を支配する圧倒的な存在を、認めてしまっているか弱い少女がそこにいた。
「まあ上出来かな」
風岡は満足そうに言うと、初めて俺のほうを振り向いた。
「真琴に、キミをデートに誘わせたんだ。いつまでも中途半端なのも良くないし」
「…」
「キミも、真琴から直接聞けば、分かってくれるかなって。真琴には、ちゃーんと
自分の気持ちを正直に伝えろ、って言ってあっただけで、俺は何も指示してない」
俺は、何も言えずにいた。屈辱で顔が赤く染まるのを感じた。
「…まだ納得してないかなぁ…」
風岡はふふっ、と笑った。
「…まあ、寒いしさ、こっちに来ないか」
風岡は、歩き始めた。広場の片隅にある、コインロッカーが設置してある建物の方へ。
「真琴も来なさい」
風岡が少し強い声で言うと、真琴は、初めて、動き出した。
俺の横を足早に通り過ぎ、風岡の方へ向おうとする。
そのとき、風岡が、真琴に顎をしゃくって見せた。まるで犬にでも指示するように。
真琴はぴくりとして、足を緩めた。そして、俺の隣をゆっくりと歩き出した。
けれど、決して、俺のほうを見ようとはしなかった。
閉園時間を30分以上が過ぎたコインロッカーの建屋には、もう人が疎らだった。
風岡は、その廊下を、奥へ奥へと、進んでいく。
やがて、他に人影のないロッカーの並ぶ一角へ入り、足を止めて振り返った。
「ここで、ハッキリさせておこうか」
39.
「…なんのことだ」
俺は声を振り絞った。
「真琴、こっち」
風岡が命じると、真琴はするっと俺の横をすり抜け、風岡の方へ歩いていく。
「お前が悪いんだぞ、真琴」
風岡は、子供を叱るように言った。真琴は俺に背を向けたままで、立っている。
「思わせぶりな態度を取りつづけるから、彼を辛くさせるんだよ」
「…」
「お前のダメなところは、八方美人なとこだって、教えただろ?」
「…ごめん…なさい」
「俺に謝っても仕方がない。ヤスタケ君に謝らないと」
「……」
真琴はそう言われて、しばらく、動かなかった。
「ほら」
風岡が促した。やがて真琴は、意を決したように、こちらを振り向いた。
真琴が俺を見つめて、立っている。その後ろに、風岡が立っている。
いったい、俺は何をしてるんだ。なぜ、こんなことになったんだ。
俺は混乱していた。喉の渇きを強く感じた。
「ヤスタケ…く、ん」
「…真琴…」
「ごめんなさい…真琴は、八方、美人で…」
「…」
「ずっと、ヤスタケく、んに…思わせぶりな…態度を、取って…反省しています…」
騙されるな。これは、すべて風岡のシナリオだ。騙されるな。
真琴の目に、涙が浮かんでいた。
「…真琴!」
俺は叫んでいた。
「やめろよ、そんなの、お前の本心じゃない!」
「…」
「そんな関係が恋愛のわけないよ!…戻って来いよ、真琴!」
風岡が、真琴の背後で、口を歪めて笑うのを俺は見た。
「ちがう…の」
真琴の声がした。その声が、妙に色っぽく潤んでいて、俺はぎょっとした。
声だけじゃない。真琴の目も潤み始めていた。顔がピンク色に上気してきている。
それだけじゃない。真琴は、いつしか、全身を小刻みにブルブル震わせていた。
「わた、し…もう、昔の、私じゃ、ない…」
真琴の息が上がり始めている。何かがおかしい。
俺は風岡を見た。ヤツは、まだ薄笑いを浮かべたままだ。
ヴィーン…
かすかに、モーターのような音が、どこかから聞こえた。
「…は、うんっ!…」
次の瞬間、真琴の口から叫びが漏れた。こらえきれない…そんな叫び。
「…?!」
「…や、やぁあ…っ、龍…介さ…」
真琴が、全身をビクビク痙攣させながら、両手でスカートの上から、股間を、抑えた。
「…真琴?!」
「…ク、イク…っ!…」
真琴は、確かに、そう口走った。それから、腰が砕けるように床に座り込んだ。
40.
呆然と真琴を見つめるしかない俺の姿は、風岡からはさぞ間抜けに見えただろう。
「ほら」
崩れた真琴の両脇に手を入れて、風岡は強引に、真琴を抱き起こす。
「……」
真琴はされるがままに、必死で立ち上がった。はぁはぁ、と荒い息を衝いている。
「…驚かせたね、ヤスタケ君、ごめんごめん」
風岡は言った。
「…ヤスタケ君に見せてあげな」
「…や、いやぁ…!」
真琴は、かぶりを振って、風岡にすがりついた。
俺に背を向ける真琴は、風岡に「守ってください」というように、風岡の両腕を掴み、
その胸に顔を埋めていた。
風岡は、真琴のその耳に、口をつけて、何事かを囁いた。
目は俺のほうを見たまま、真琴の耳朶に、まるで魔法をかけるかのように言葉を
吹き込んでいる。
やがて、真琴が、こくん、と頷いた。
真琴はまた俺のほうを振り返って、しっかり、自分の足で立った。
「ヤスタケ…くん…」
「…」
「わたし、龍介さんが大好き…嫌われるのは、絶対イヤ…なんだ」
真琴は、そう言いながら、少し身を屈めた。
「龍介さんがね…こうしないと、私たち…絶対、救われないって…」
その両手でワンピースのスカートの裾を…摘んだ。
「私たち…相思相愛…だったんだよね…バカみたいだ」
真琴はまた泣いていた。
けれど、熱に浮かされたように、そのスカートを徐々に上にたくし上げていく。
「…な、なにを…真…琴?」
真琴の白い、形の良い足が、丸見えになっていく。
白のパンプスを履いた足。くびれた足首。
いつも、水泳に一緒に行ったときに見ていた膝小僧。
そして、まだ幼さを残した太腿…
「こんな私が、男勝りで…気が強くて、しっかり者だなんて…笑っちゃうよね…」
真琴は、もう、ためらおうとしなかった。
「…龍介さんがいないと…何も出来ない、ダメなただの女の子なのに…」
俺が写真でしか見たことのない部分まで、真琴は一気にスカートをたくし上げた。
真琴の股間が、赤く見えた。レース生地、だ。
真っ赤な、けれど、透けたレースの下着を、真琴は履いていた。
15歳の少女には、とうてい似つかわしくない、淫らな、下着だった。
まだ生え始めたばかりの黒い繁みが、レース越しにはっきりと見えていた。
異様なのは、下着だけではなかった。
真琴の陰毛の上に、医療用のテープが貼られていた。
そのテープの間には、ピンク色の丸いものが留められている。
そして、真琴の股間からは、電気のラインのようなものがぶら下がって、揺れていた。
それくらいの知識は、俺にもあった。
真琴は、今日一日ずっと…風岡に、淫らな器具を装着されていた。
「…ヤスタケぇ……ごめん……」
真琴は、その時、確かに“俺”を呼んだ。そして、ぽろぽろと涙を零した。
ブツ切れですみません!とりあえず、ここまでで!
いやあ、しかし…どうオチを付けるつもりなんでしょうか…w
もう死ねよ風岡マジで。ヤスタケ頑張れ!
久々に寝取られ小説を読んでいるという実感がある
アフターが重要になる良い小説を
相変わらずいい仕事振りだぜ職人。
続きを楽しみにしてる。
話が面白いと、待つことも楽しいわ。こう、焦らされてる様でw
寝取られ感というよりバカップルのPLAYにつき合わされてる感じだな。
やっぱり前言ったが、ヤタスケはおめでとうと祝福した上で変態PLAYに巻き込むのなら
警察と真琴の父親にチクると家庭教師と真琴に釘を刺しておくべきだった。
最高ですね。そのまま救いのない方向でお願いします。
俺がヤスタケだったら、もうこの時点でぶん殴ってるなw
寝取られ主人公の宿命として、突っ立ってテリーマン役に徹さねばならんが・・・w
知っているのかテリーマン!!
主人公の捲土重来に期待。
素晴らしい・・・このままこっちが欝になるほど素晴らしい
是非最後まで読んでその辛さにのた打ち回りたいものだ
風岡より真琴をぶん殴って、こんな女好きだった自分にさよならしてもらいたい
ところだがヤスタケには無理なんだろうなw
さすがは師匠だ。
ヤスタケの前で風岡が真琴を調教しますが無害です。
ヤスタケは勃起していますが無害です。
参加なんかはさせません、見せるだけです。
ああ、希望としては真琴の家に風岡婿入り、ヤスタケは実家にも寄りつけないというのがいいなあ。
職人氏、乙です。
しかし何て言ったらいいんだろうなあ・・・GJなんだけど期待はずれでもある。
路線じゃなくてね、この前まで「もしかして職人の原体験がベースじゃね?」
っていうくらい現実感があったから違和感が激しいのよ。
2ヶ月そこらでそこまでするJCいるか?と。
これまでがあるだけに今日のような展開は後にとっておいて欲しかったというのが正直な感想です。
でもGJでした。仕事の会議を抜け出してヌキますた。
>>242 仕事しろよwww
所で風岡はいつダンプに撥ねられるんですか?
245 :
242:2008/03/11(火) 00:18:57 ID:aCawMk3w
>>243 出席者同士で口論になって会議どころじゃなかったんだよw
風岡にいつ捨てられるのかと思うとwktkが止まりません
てか、一番の原因は娘の家庭教師に男を連れてきた真琴父だけどなw
しっかし「一番悪いのは風岡だ」つー類のレスが付かん当り風岡は読者的には当て馬程度な役割なんだなあw
氏ねとか車に撥ねられろとか阿部に掘られろとかはあるみたいだがな。
風岡に悪いとこはないからな。
ヤスタケが勝手に嫉妬して突っかかってるだけだし
今のところは。
落ち着いて改めて読み返してみると龍介が不気味だ。
調教というより洗脳という表現が合うような真琴の振る舞いだもんな。
マジで着地点どうする気よ?>職人
いや、頼んでも無いのにハメ撮り画像見せられたり
野外プレイにつき合わされたり散々だろw
主人公にしてみたら、二人で勝手にやってろって感じだ。
でもヤスタケには「横からかっさらわれた感」があるからもう最後まで付き合うしかないんですよ。
素晴らしい構図だな。
俺はこの寝取りに感動して軽く泣いた。
ビューティフルだ。
>>250 ヤスタケはハメ撮り画像で思いっきり抜いてる。
ここら辺がばれたら、真琴は二度と帰ってこなさそうだw
そのあたりは職人におまかせするしかないね。
蝶BADENDでおながいします。
蝶逆襲ENDでおながいします。
>>231 乙。どんなラストであれ職人の書きたいように悔いのないように書いてほしいな
こういう良作を見ると自分も何か書いてみたくなってくるな
これだけ長くて良い書き物は寝取られ部分の切り抜きだけの幕切れには
なって欲しくない。結末とその後を書いて完結して欲しいのは要望
真琴が風岡に堕とされた過程が読みたい!!
そこが読めれば、この後の展開がどうなろうと大満足です。
>>260 『知らない内に自分の手の届かない所まで
自分の好きな娘が調教されちゃいました』
ってシチュエーションもNTRの1要素と思うし、
俺は解らないでもないぞ。
ヤジロベイもどきへたれ杉
263 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 18:04:22 ID:NYjU7DLr
ヤスタケがトテモ自故中なすとーかーや労に見えたのは俺だけか?
半ば強引に犯す最中で言葉巧みに思考誘導したんだろうな〜。
不意打ちでファーストキス奪って「空手実力者なのに抵抗しなかったのは俺のことが好きだからじゃない?」
と錯覚させて
処女喪失のショックで頭が真っ白になってる最中に「もうヤスタケ君のところへは戻れないよ。君もわかってるんでしょ?」
と決め付ける。
そういう風にして気丈な彼女の精神をグズグズに溶かして自分に身も心も依存させたんだろうなぁーニヤニヤ
今一かなぁと思えたお話も最初に主人公と真琴の日常パートからしっかり描いた後に
>>264の描写を描いての寝取られ作品なら神作品になっていたのだろうな。
266 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 19:21:51 ID:sRlGVNKn
真サンタ、マダー?
本来結ばれるはずであった二人が寝取り野郎のせいでズタズタになるのは確かにくる。
けど、それを乗り越える描写もスカっとしてて大好き。
この掲示板的には寝取られ後の寝取りということになるだろうが。
踏ん張りどころだなw作者もヤスタケも。
>>267 紆余曲折を経て元鞘ってのも絆が強まった感があっていいな。
結局破局してしまうにせよ、取られた男が精神的に成長してくれたら
それはそれで救いになるとも思うな。
元鞘嫌いの人もたまにこのスレで見かけるけど、寝取られあっての元鞘は大好き
そうは言うけどこのスレで元鞘ネタなんてあったっけ?
>>270 ここに来て日の浅い俺は見た事は無いな。
しかし有ったら有ったでそれも面白いと思う。
でもその辺書き込んでくと、嫉妬・三角関係スレと区別つかなくなってくるんじゃ…
まあ、内容がカブってるスレなんて他にもいっぱいありますけどね
寝取られのエロをピックアップしてたり、主人公がヘタレだったりする話ばかりだからな。
今回の話みたいに頑張ってる主人公や、比較的きっちり状況や心情が描写されてる話は見たことないし。
丁寧に描写されてる分、寝取られで救いようのない結末には逆に違和感を感じるかもね。
こっから元鞘な話にもってくには主人公のもう一段階の覚醒が必要だけどw
何気に真面目に語り合ってていいスレだな
これもいい作品が投下されたおかげか
こっち絶望の底に落としてくれるような展開を期待してるぜ!
絶望の底どころか解脱してしまいたいね!
風岡はどうでもいい存在だな。寝取り小説でもないしね
主人公からみれば憎悪しかないんだろうけど
作者も混じってヨイショしてるからなw
>>278 自分好みの展開にならなくて口惜しい脳〜ですかw
突然風岡に捨てられ、真琴が泣きながら主人公の所へ
そのまま昔話で盛り上がりエッチして付き合うことに。
その後、風岡が真琴の前に現れ主人公に内緒でエッチする。
風岡がメールや電話、ビデオなどで主人公に報告。
真琴は普段通り主人公と接する。
真琴は主人公にばれていると思わない。
その後も主人公の目の前で真琴の携帯にメールが入る。
風岡は主人公とのデートの日を中心に真琴にメールを送る。
主人公に嘘を言って風岡のところへ行く真琴。
しばらくして風岡からメールが入る。
メールに画像が添付されている。風岡とのキスシーン。
主人公は真琴との恋人の関係が壊れたくないがうえに、
真琴と風岡とのエッチを黙認する。
真琴は風岡とのエッチした次の日は、いつもかわらず普段通り明るく
接するのだった。主人公に申しわけないそぶりはひとつもみせずに。
真琴はデートの日、よく遅刻するようになった。
10分〜30分。長くて1時間とか。
それは、全て風岡とやっているからだ。
全て写メールなどで風岡から報告がくる。
その後、なにくわぬ顔で真琴が遅れてごめんとやってくる。
そのなにくわむ顔をした10分前までお前はあいつのちんぽをしゃぶっていたんだろ。
それを喉まででかかったが、やはり真琴と別れたくない気持ちが強すぎて
声に出す事はできない。
真琴が俺が怒っているのかと心配になり、
ごめんねと顔を近づけキスをする。
かすかだが精子のニオイと味がしたようなきがした。
というオチになってくれたら俺好み。
嫌がらせじゃないんなら、投下中の作品のそういう長文妄想やめようぜ。
作者が書きにくくなりそう。
アンチも涌くようになったら本物
このスレで困難乗り越えて元鞘の清々しい後味の小説は読んだことないわけよ。
寝取り寝取られなんでどうしても憎悪が伴うから。
でも、雨の中傘を差さずに踊る人間がいてもいいと思うんだ。
つまり今回に限っては寝取り返しを読みたいわけさ。
自分で書けばいいじゃない
長文妄想の人もSSの才能有りまくりだよ
オリジナル作品を読ませて欲しいよ
大きなヤマ場を迎えてるから後でね。
仮に
>>280が良SSを投下したとしても今のタイミングでは嵐扱いされかねないよ。
なんでだよwそんな自分勝手なルール作るなよ
展開の予想や改変やめれ、なら分かるんだが
オリジナルの投下も後にしろっておかしいだろw
まあおまいらケンカなんて下らん事してないで仲良く職人の投下を待とうぜ。
雰囲気悪いと投下する方も気が引けるだろうぜ。
とりあえず幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeYは投下した後
日の終わりにでももう一度なんでもいいから同じIDでレス書き込め。
>>292 それって何の意味があるんだ。
逃亡防止とかか?
>>292 自演を疑ってるみたいだけど、それって意味あんの?
感想なんて人それぞれでしょ?
>>280-281 マグロの一本釣りというサイトにそんなシチュエーションのっSが掲載されていた。
そこを紹介したかったのだが、もうつぶれていたようだ。
『自演乙』荒らしが出てくるようになったら本物
>>295 またずいぶん懐かしい
あのスレどうなったんだろう
なつかしいなー、あれは絵もあってなかなかいい作品だった。
以前サルベージしようとしたけどうまくいかなかったんだよな・・・
41.
「…風岡!」
俺は夢中で叫んでいた。
「もうやめろ、真琴に、これ以上…!俺は絶対、許さない」
風岡は、やれやれ、という表情をしてみせた。
「ここまでハッキリさせたのに、キミも分からないヤツだなぁ…」
真琴を泣かせるヤツは俺の、敵だった。ずっと、ずっと昔から。
「真琴、スカート下ろしていいよ」
風岡の許しを得て、真琴がのろのろとした動作で、スカートを元に戻す。
下を向いたままで、その肩は震え続けていた。
「…分かったよ」
風岡は言った。
「…僕を許せないなら、真琴のご両親に、全部話すといい」
予想外の発言だった。真琴の身体がぴくりと動いた。
「僕はそれで終わりだな。4月からの就職の内定は取り消し。大学も退学処分…。
「……」
「まあ真琴も親に大目玉を食らうだろうし、かなりデメリットを背負うだろうけどね…。
いずれにせよ、僕の将来は全部キミが握ってる」
真琴の背負うデメリット。その言葉は、俺を確実にたじろがせた。
「なのに、なぜ僕がキミに、ここまでしてみせると思う?」
まずい。また、風岡のペースに巻き込まれていく。そんな自分を感じた。
「僕が、真琴のことを本気で好きだからだよ」
嘘だ。俺は唇を噛んだ。
けれど、風岡のその言葉に、真琴は弾かれたように顔を上げた。
その表情には、明らかに、喜びの感情が浮かんでいる。
「僕としてはさ…ヤスタケくんが怖いんだよなぁ」
「…怖い?」
「うん。俺よりも真琴との付き合いは長いし、今でも真琴を想ってる。
いつ、真琴を奪われるか、分かったもんじゃない」
「…」
「そりゃあ、僕は真琴を信用してるけどね」
「僕も春からは就職だし…生活の基盤もできる。真琴との将来だって、数年後には…と、
真剣に考えてるんだ」
「でも、キミの真琴への強い執着を見ているとさ…真琴が、心変わりしてしまう可能性も
十分に」
「…そんなことないっ」
風岡の言葉を途中で鋭く遮ったのは…真琴だった。
「龍介さん…そんなことない」
42.
真琴は、風岡をじっと見詰めていた。
「私、心変わりなんて…しない」
だめだ。俺は暗い絶望を覚えながら、そんな真琴に目を向ける。
風岡は、巧みな誘導で、風岡と真琴の恋愛に俺が横槍を入れている構図を
完成させようとしていた。
「…ヤスタケ、く、ん」
真琴が顔を上げて、こちらを見つめてくる。
「…私に、幻滅したよね…ごめんなさい…」
「真琴」
「でも、隆介さんの…言うとおり、だと思う」
「…」
「わたしたち、ずうっと幼馴染で…内心、ずっと好き同士だったよね…」
「真琴」
「でも、もうダメなんだよ。幼馴染以上になっちゃ…ダメなんだ」
「やめろよ…真琴」
「おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて。それに…」
真琴は、小さいけれど、意思の通った声で言った。
「龍介さんは、大事な時期だから…」
「…真琴」
何でこんなことに。俺は混乱した。どうすればいいのか判断できない。
しかし、俺の選択肢が、極限まで狭められたことは分かった。
この状況で、俺が真琴との繋がりを保ちつづけるためには、真琴の純粋な
幼馴染に徹し、ふたりの恋愛を認めてやるしか、ない。
「…後悔…しないのかよ…ほんとに」
俺が力なく問いかけると、真琴は、やや間を置いて、そして、頷いてみせた。
二人を認めてしまった。俺と真琴はただの幼馴染であり、俺は決して真琴に
ちょっかいを出したりしない。そういう関係が、いま、成立したのだ。
「いやぁ、安心したよ、ありがとう」
風岡がそう言いながら、大げさなジェスチャーで俺に歩み寄ってきた。
「まあ、僕も少しやり過ぎたけれどさ…キミさえ分かってくれたら。
真琴のことは、全部俺に任せてくれていいから」
まるで親友に対するように、風岡は俺の肩を抱きかかえる。
そして、真琴には見えない角度で、にやりと俺に笑いかけた。
「…っ」
「まあ、悪いようにはしないからさ…これから、楽しみにしてなよ」
真琴に聞こえないほどの小声で、ヤツは俺の耳元に囁く。
そして、仲直りと言わんばかりに、俺の手をぎゅうっ、と握ってきた…。
43.
俺と真琴は、帰りの電車の中にいた。
風岡とは、遊園地の最寄の駅で、別れた。
俺たちは、座席に隣り合って、ずっと黙り込んでいた。
都心から俺たちの住む衛星市の駅へ向う電車は、一日の行楽を終えて帰宅する
家族連れや、楽しそうなカップルでやや混み合っていたが、大きなベッドタウンの
駅を過ぎて、車内の人影は疎らになっていた。
(…結局、俺は風岡の仕組んだ舞台で、ヤツの思うように踊らされたのか)
敗北感と、この一日の疲れが、どっと押し寄せてきていた。
真琴の横顔を盗み見る。
俺と同じ様に疲れた表情ではあったけれど、その瞳には、全ての秘密を幼馴染と
共有し、認めてもらったという安心感のようなものが漂っていた。
「…ヤスタケ、くん」
やがて、真琴が、ぽつりと口を開いた。
「…二人きりのときは、ヤスタケ、でいいよ」
俺は言ったが、真琴は、少しだけ笑って、かぶりを振った。
その笑顔は弱気で、俺の知っている真琴の弾けるような笑顔でないことが哀しかった。
刷り込まれた風岡への“忠誠”。
それが、今の真琴のすべての行動の規範なのだろう。
「…ありがとう」
真琴は、それだけを続けた。
「…お前の、恋愛だし…。俺は、誰にも、何も言わない」
俺はそう言うしかなかった。けれど幼馴染としての忠告くらいは許されるだろう。
そう思って、言葉を続けた。
「でも、今日みたいな…あんな…何でも言いなりになるようなのは…良くない」
「…………うん」
「それに…ひ、避妊、とか…ちゃんと、してるのか?…」
俺の言葉に、真琴は少し驚いた表情になって、俺を見あげた。
その顔は、羞恥のせいで真っ赤に染まっている。
この表情を、俺のために、見たかったな…とふと思う。
「だってよ…お前だって…もう、あ、赤ちゃん、産める身体なんだろ…」
そんなことを言いたくはなかったのに。
なんでこんな分かったようなことを、大人ぶった台詞を俺は吐いてるんだ。
真琴の生理の周期すら知らないくせに。
けれど、俺は風岡に許された範囲で真琴との繋がりを持ち続けるしかないのだ。
「………そう…そうだよね」
真琴は、しばらく考えたあと、それだけを言った。
でも、その言葉は、真琴が避妊をせずに風岡に抱かれている、ということを如実に教えている。
「…ありがと、ヤスタケ、くん」
俺と真琴の関係は、「ただの幼馴染」として明確に定義された。
真琴とは家の前で、手を振って別れた。
俺は自分の部屋へ入りドアを閉めると、ズボンの右ポケットに手を差し込んだ。
その中にあるものを、取り出す。
俺は、無言で、手の中にあるものを見つめた。
あのロッカールームで、風岡が俺と握手する振りをして、握らせたもの。
それは、黒く細長い、USBメモリだった。
44.
真琴を奪われる。
それは避けられないと知った瞬間から、俺の精神は、変調をきたしていたのだろうか。
もう真琴を恋人として奪い返すことは出来ない、と絶望した時から。
心の片隅に、黒く点った炎。俺はその炎から、目が逸らせなかったのだ。
真琴を思いやる気持ちを誇りにしていたはずの、俺が。
あのロッカールームで、動揺の真っ只中にいる俺に、風岡は、これを握らせた。
その時、俺の心の中をよぎったものは……邪な期待と、黒い欲求だった。
風岡が、内緒で俺に渡すからには、データ内容の察しはすぐに付いた。
このUSBを証拠に、もう一度、風岡を糾弾することも、俺には出来たはずだった。
「真琴、これを見ろ!お前は遊ばれてるんだぞ!」…と。
だが、それをしなかった。いや、たとえ、したところで。
…風岡は勝算なく、危ない橋を渡ろうとはしないはずだった。
思えば、俺は以前から、風岡に与えられた真琴の写真を、俺の汚れた欲望の
処理のために、使ってきているのだ。何度も、何度も。
風岡に抱かれる真琴の姿を見ながら、俺は、自慰を繰り返している。
そんな俺に、風岡を責める資格があるのか。
それに、そのことを逆に風岡から指摘されてしまえば。
俺の携帯には、風岡から時折送られてくる真琴の痴態が、もう十枚以上は
格納されていた。
つまり、俺はすでに、風岡と結託して、真琴を、凌辱しているも同じではないか。
その事実を、真琴に知られたら。
幼馴染でさえ、俺たちは、いられなくなるかも知れない。
(…真琴は、どうせ俺の手には戻ってこないんだ。)
そんな思考が、よぎった。
風岡の目が、狡猾に笑っていた。俺に悪魔の取り引きを持ち掛けて来ていた。
真琴を諦めろ、その代償に、真琴がどういう女か、俺が見せてやる、と。
俺は、その誘惑に勝てなかった。
ヤツが握らせたUSBをそのまま、俺は受け取っていたのだ…。
「なにが、避妊くらいしろ、だ…偽善者め」
俺は自分でも気付かぬうちに、ぽつりと、そう呟いていた。
一人の部屋に戻った時から、いや、真琴と別れた瞬間から。
俺の陰茎は、すでに、痛いほどに勃起していたというのに。
俺は部屋の電気を付けずに、パソコンを起動した。
モニターの白色の光が、やがて、俺の影を部屋の壁に黒く浮かび上がらせた。
そして俺は、手にしたUSBメモリを、接続口に差し込んだ。
どうもです。
いや。もっと書き出す事前に構成をちゃんと練っておくべきだった、と後悔する日々…今回はきつかった。
エロなしでスミマセン。
皆さんからの書き込みを見せて頂いて「うわ〜そうすりゃよかったよな〜」と身悶えするも
もはや引っ込みはつかず、このまま突っ走るしかありませんがwww
いつも短い更新でスミマセン。とりあえず、ここまでで。
おお、続きが来てる!
いつもながらGJですなあ、風岡の誘導が巧みというか…
勝手に巻き込まれた挙句
>おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて
とか言われてるしww
ハメ撮りもらったら普通抜くし、罪悪感感じてる主人公が純粋で泣けるw
GJJJ。
ヤスタケも落としたか……風岡の一人勝ちだな、こりゃあ。
全てが決着の様相を見せたし、そろそろエピローグかな
こうなった以上、ヤスタケがどれだけ黒くなるかに期待
まあ、そうはいっても主人公も悪い奴ではないだけに今後に注目しておく
いつもどおりの終わりになるかな?
黒いのも見てみたいがw
青さん乙
主人公も新しい恋でもすればいいのに…と、思う時があるけど
そう簡単にはいかないもんだよね、続きに期待してます。
俺が作者なら、風岡と真琴には地獄に行ってもらって、ヤスタケを幸せにするのに…
風岡、本当に死ねよ。
正直、ヤスタケを思うと、読むのがつらい。
なのに、全部読んでしまう。
誰か、俺を止めてくれ…
そろそろ他の男との性交を強要しそうだな
幼馴染寝取られなんか大好きだけど、嗜好とは別にイラつく展開だなこれは^^;
とりあえず作者GJです
煽りじゃなく、ここで終わったほうが良くない?
ここから先続けるなら職人の実力だけじゃなく精神力も試されるよ。
むしろ俺らの精神の方が試される感じが
NTRとしては完結してるから、これ以上は調教モノだよな
調教モノも大好物だけど
>>317 調教スレで昔そういうことを言い出すのがいて、ROCO氏の作品が未完
で終わったことがあった
>>318 住人が職人にいろんな要望をつきつけてSSを潰してしまった典型だったな。
しかも潰したSSがスレにそぐわんだの何だので延々議論してて呆れてものも言えんかった。
あの時、手が付けられない荒れ様を収めるためにROCO氏を呼んだのは実は俺なんだが、
自分たちで収拾をつけられなかった不甲斐なさを今でも悔やむわ。
前スレのサンタも無理やり終わらせた感があったけどね。
正直どっちも譲り合うしかないと思う。
読者側は望まないor俺の提案の方がいいのいけるぜ!展開になったとしても、
よほどスレの主旨から外れない限り注文するのを控える。そういうの読みたければ自分で書け精神で。
職人もあれこれ言われたとしても、自分の書きたいものを書く。
小出しで掲示板に書いていく以上、何か言われるのは避けられないだろうし。
読みにくい且つ偉そうな文すまん。つーわけで以降ROMる。
>>317 それ以外の展開も普通にあるのに、その断言はおかしい
ね〜?
真琴ローター入ったまま帰ったの?
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < んなーこたーない
´∀`/ \_______
__/|Y/\.
Ё|__ | / |
| У.. |
>>321 まあおちつけ。今更言ったところで昔から変わらんよ、ここは。
多少妄想要望があったとしても焦って首を突っ込まんことよ。
とは言ったが、USBメモリの中身を想像することだけはしないほうがいいかもね。
職人への礼儀と、自分たちの楽しみを残しておくために。
>>323 もはやどっちでもいいような流れでないかい?
お前らNTRスレ住人なのに何でこんなに寝取られでダメージ受けてんの?
>(…真琴は、どうせ俺の手には戻ってこないんだ。)
これこそが寝取られ。
キター!続編キター!!
心の思うままに書き進めてください。お願いします。
GJと言うほかありませんな
これだよ・・・この喪失感・・・
ああ、駄目だ・・・今回は全部を読めない
良い意味で若干描写を読み飛ばした
心が軋む・・・読んでいて辛い・・・目を背けたい
じっくり読むのは明日の楽しみにとっておこう
この感覚こそがNTRですよ
思い人を病気や事故以外で自分の元から失うのが寝取られ…
故に切なくなれればいい小説の証だな。しかし、物語の結末としては別だけどね
>>327寝取られでダメージ受けるからこそ、このスレにいるんだよ。
>>332 俺はダメージは受けたくない派だけどね。
NTR好きな人はやっぱりそのダメージを楽しんでるんだろうなぁ。
俺はただ好きなやつがいるとかで最初拒んでたのが…ってのが好きなだけだから本当はここにいるべきじゃないんだろうけどね
いや、これはその、あれだ。
女の子が「キャッ」とか言いながら手で顔を覆ってるフリをして、
実は指の隙間から見ている、みたいな。
うーん。
個人的にはNTRは完結してから読んだほうが精神衛生上良いのかもしれん。
でも見ちゃうんだよな。このスレ。
GJ―――――っ!!
336 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 06:00:42 ID:PQFKMUWa
俺はこの作品を読んで
寝取られる過程が大好きなんだと確認できた。
ふつーのスレは細切れ投下は怒られがちだけど
モンモンとするのが好きなここの住人的にはむしろおk
寝取られ小説を、寝取り男側に感情移入して「寝取り小説」として楽しみたい俺は、早く完結して欲しい派なんだよね。
スレの雰囲気で、けっこう良さそうな寝取られ小説なんだなぁと推測はしているけど、本編は読まないようにしている。
完結が楽しみ。
寝取り男といえば、風岡のキャラはある意味リアリティあるな
人の幸せを邪魔したり、ぶち壊してニヤニヤする屑は実在する
別に現状に不満があるわけでも相手が憎いわけでもないのもリアル
まぁ、実際はそんなの嫌われたりスポイルされるわけで、同年代の女には
そういう性根が透けるため相手にされず、バイト先の少女で歪んだ欲望を
晴らしてるというところかw
避妊せずヤってるのは伏線だと思うので、どうオチが付くか楽しみ
340 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:11:34 ID:SNoYqyjb
そういえばサンデーの水泳漫画で兄弟間NTRがあったような
いつの話だ
>299
サンクス
ちょっと前のモーニングで厳密にはNTRではないがNTRと言えなくも無いやつがあったな。
あーいるいる、こういうオツムも股もゆるい女ってorz
って感じだった
344 :
所有物:2008/03/16(日) 04:22:21 ID:rcKdL2JV
「俺としてはお前の心と身体がほしいわけじゃないんだ、お前の身体だけが目的だからな。
だからあいつのことは好きなままでいいんだよ。まあ、あまりの気持ちよさに身体だけじゃなく
心も俺の物になっちまっても俺はかまわんが。」
「ふさげないで、たとえ何度脅迫であなたと寝たとしても、
心が変わるなんてことない!」
「そうかな。意外とエッチの相性で堕ちる女は結構いるぜ」
「もしそんな女がいればそいつはエッチで好きな人が変わるただの頭のゆるいバカ女よ!」」
「言うね。じゃあ、もしお前が心まで俺のモノ『所有物』になったら好きにさせてもらうぜ。」
「……くっ、人をモノ呼ばわりしないで……」
ヒロインは寝男を睨みつける。並みの人間なら目をそらすだろう。
「所有物になるまえなら、あいつにばれるような変な注文はしないからな。」
「約束よ彼にはばれないようにするって」
「ああ、約束だ。だがお前も守れよ、あいつにばれない心配がなければ、俺のいう命令には必ず従うとな。」
「わかったわ」
「これからが楽しみだぜ。その凛とした表情が堕落するのがな。
いつでも呼び出せば来る。便利な性欲処理便器になるのがな。」
僕の元には寝男が送りつけてきたビデオテープ12巻ある。
そして、今ヒロインはいない。
僕はこの1巻の冒頭だけをみて、次に11巻目をセットする。
そこには、あいつとヒロインが正常位でエッチしているシーンだった。
「あひぃ、んはんああああぁあ、気持ちいイですぅん」
「くくく、いい声出すようになったよな、最初の頃なんか感じてることがばれないようにって、
声なんて一言も発しなかったのによ。それが今じゃこのおんぼろアパートの全部屋の住民に聞こえるぐらいの
声だからな。」
「だあぁあってえぇえ、こ、声を出した方が気持ちいいんだもん。
我慢んすることなんてできなぁぃぃいいいぃよおおぉ。
そ、それにね、私のクチ我慢ができないんだもん。
喘ぎ声や卑猥なセリフ、もっともっと喋りたいの、叫びたいのおぉぉ〜」
「ほら、キスしてやるから口を大きく開けて舌を伸ばせ、唾液を飲ましてやる。」
「ふぁああい…」
寝男の唾液が次々とヒロインの口の中へ入っていく。
「ほら俺の唾液でうがいをして味わって飲み込めよ。」
寝男のいわれたとおりヒロインはグチュグチュもごもごと口の中で唾液を味わい飲み干した。
「よしえらいぞ。ほらお待ちかねのキスタイムだ。ほしいだろご褒美。」
「ふぁい、あい、ごほうびぃヒロインにくだひゃい。」
寝男は正常のまま上からヒロインに覆い被さりキスをする。
ヒロインは両手を寝男の背中にまわして力いっぱい抱きつく。
じゅぶぶうぶぶぶぶ
ぶじゅうううぅぅぅぅうぅ
僕たちがしていたキスとはまるで違う。
ヒロインの唇をむしゃぶりつくあらあらしいキスが5分以上も続く。
途中何度もヒロインは喉をごくごくとならす。
多分、寝男の唾液をたくさん飲まされているのだろう。
345 :
所有物:2008/03/16(日) 04:23:01 ID:rcKdL2JV
「よし次はフェラチオだ。俺が興奮する卑猥なのを頼むぜ」
僕はこのビデオの日付を見た。23日の午前中に撮られたものらしい。
この日は忘れもしない、この日の夜に僕は彼女と初エッチをした。
もちろんヒロインも処女だと思っていた。
人によって血がでるでないというのは知識で知っていたために血が出なかった彼女もそうなのかと。
なのに、このビデオに写る女性と僕の彼女のヒロインが同一人物であるなんて信じられない。
恍惚した表情でだらしなく舌をのばし唾液をちんぽにいっぱい垂らしつけているヒロイン。
その6時間後に、僕の部屋で普段不器用でなれない食事をヒロインが作ってくれに来たのだ。
そして、キスからはじまり僕達は初エッチをした。
そのとき、ヒロインはまったく声をあげなかった。
処女の痛みを僕に悟られまいと我慢しているかと思っていたけど、
寝男のちんぽは太くて長く僕の2倍はある。
このビデオを見た後ではただ単に気持ちよくなかっただけなのかもしれない。
僕の初めてのエッチはヘタでただ痛くないようにとできるだけ優しくゆっくり挿入して
このビデオのように激しいエッチはしなかったからだ。
ビデオ画面には、いつも強気で不器用なヒロインが、寝男のちんぽをじゅぼじゅぼと両頬をへこませ、
卑猥な音を立てながら激しく頭を上下に動かしている。
「くくくっ大分よくなってきたな、お前は料理はヘタだけど、フェラにかんしては上出来だ。
料理もフェラみたくはやくうまくなれよ。」
ヒロインは舌を亀頭から下にさがっていきお尻の穴まで舐めあげている。
「そうだな、フェラは俺のところで練習してうまくなったから、料理は彼氏で練習しろ。
料理は彼氏に食べさせ、彼氏が心からおいしいという感想を貰えたら俺にも作っていいぞ。
それまで俺はお前の料理は食べないからな。」
「わ、わかりました、かならず料理うまくなって主人公においしいって言わせて見せます。」
はは、そうかだからヒロインは僕に料理を……
ヒロインが料理を作ってくれたとき僕はとてもうれしかった。
彼女を傷つけまいとあの日嘘でおいしいといった。
その二日後ヒロインがまた料理を作りに来てくれたのだが、そのときすごく機嫌が悪かった。
なぜ機嫌が悪かったのか今まではわからなかったがこれも今はわかる。
あの料理を寝男に食べさせ怒られたのであろう。
ヒロインはまた感想を聞いてきた。
その日も僕は嘘でおいしいといったら、彼女は本当のことをいってっと、
すごい見たことない不自然な笑顔で包丁を握り締めていた。
僕がその視線に耐え切れず目線をはずしたことで彼女には料理がおいしくなかったことがわかり、
そのままその日はエッチをせずに彼女は帰っていった。
346 :
所有物:2008/03/16(日) 04:23:52 ID:rcKdL2JV
ビデオの方はまだフェラをしていたあれから15分たっている。
「くく、一発目はクチにだすぞ飲み込め。」
じゅぶぶうっぶうぶっぶうぶぶっぶぶぶうっぶぶぶっぶぶぶっぶ
じゅぶぶぶぶううううううううぅぅぅぅ
ヒロインは精液を搾り出すようにちんぽを夢中で吸い上げている。
精液を出し終わり寝男がちんぽを抜く。
ヒロインは精液を一度手のひらに
出してそれをズジュズズズウズズと飲み干した。
唇の周りついている精液を唇満面に塗る。
「はぁ、すごく濃くて熱くて美味しいザーメン汁いっぱいいっぱい飲みました。
これで、またいつものように歯も磨かず口もゆすがないで主人公とキスしてきます。」
「それにしても彼氏はかわいそうだよな、ファーストキスは俺の精子の味つきニオイつきの唇だったんだもんな」
「はい、それからも寝男さんに言われたように主人公とキスする条件として私の唇に寝男さんの
精子が塗られていないかぎりキスはさせませんでした。」
「いつものように忘れずに俺の精子を首から下げているロケットペンダントに入れておけよ。
キスするときに唇についている精子が乾いてたら約束反故だからな。」
「はい大丈夫です、いつもキスする雰囲気とかになったら、見えないところで唇に塗ってますから」
ヒロインは大きくクチをあけて、ばぶっとちんぽを再びくわえ込む。
「へいひぃ、ひれいにしぼりだひまふぅ」
じゅるるるうるるるるるるるるるる
また一つわかったなぜあの日はキスが駄目で、なぜあの日はよかったのか。
彼女は機嫌ではなくて寝男との約束だったのか。
それに彼女と付き合った記念に僕はペアのロケットペンダントを買ってプレゼントしたんだ。
彼女はこんなの恥ずかしいと絶対つけないからな。と言っていたが、
デートの日は必ずつけてきてくれた。
その僕がプレゼントしたロケットペンダントに精子がはいってなかったから、
ヒロインは僕とキスしなかったんだ。
以前僕が彼女にロケットの中見せてと頼んだときは絶対に見させてくれなかった、
僕の写真が入っていると教えてくれただけで。
僕はヒロインの写真を入れているよと見せても、ヒロインは顔を真っ赤にして頑なに拒んだ。
そんなに照れることはないのにってあのときは思っていた。
でも、そのときはもうあのロケットには僕の写真が寝男の精液まみれにでもなっているんだろう。
僕がプレゼントしたあのロケットも、それにヒロインの唇も寝男の精子まみれだったのか。
それにこのビデオが送られてきたってことは、ヒロインは寝男の所有物になったって意味か。
その所有物になった告白がこの11巻目のこの続きか12巻目にあるのかもしれない。
347 :
所有物:2008/03/16(日) 04:26:24 ID:rcKdL2JV
僕はこのビデオのことが、現実として信じられないでいる。
なぜならヒロインは今も僕と付き合っている。
これから13時に駅前で待ち合わせになっている。
時間は11時、僕はビデオを止めて風呂に入り
準備を済ませデートの待ち合わせ場所につく、
時間は約束の時間20分前だ。
彼女は時間に遅れてくることが最近はある。ビデオが届く前ならそんなことは一度もなかった。
ビデオで寝男が言っていた、所有物になるまえは僕にばれないようにしてやるみたいなことを。
ヒロインがあいつのモノになった今はもう、ヒロインはあいつのいいなりでヒロインの時間はすべて寝男中心になっているのかもしれない。
約束の時間から40分が過ぎた。
さすがに僕はヒロインの携帯に電話をかける。
「はぁはぁはぁ、しゅ、主人公?」
「ヒロイン今どこかな?」
「い、いま、は、はしって……い、いるところよ…もうすぐ…んはぁ…ん…つ、着くから…ご、ごめんね…」
ヒロインの声がとぎれとぎれに聞こえてくるこれはきっと走っているからなのだろう。
まさか寝男とやっている最中な訳ないよな。そう思いたいがそれは都合がよすぎだろう。
多分寝男とやっているに違いない。
「じゃあ、切るからね……主人公…」
「あ、待ってヒロイン」
プツ…ツーツー
そして、ヒロインが来たのはそれから1時間後だった。携帯に電話をしてもつながらなかった。
ヒロインは遅れた理由は昨日は友達の家でお泊りだった為に寝過ごしてしまったとの事。
さらに遅れたのは友達の内に財布を忘れていったん取りに戻って遅れてしまったと苦しい言い訳だった。
「本当にごめんなさい。」
「友達って誰かな? 」
いつもの僕はそんなことは聞かない。
けどあのビデオを見たらはっきりいって疑ってしまう。僕は彼女の表情の変化を見逃さない。
「友達は友達だよ…ほら、えっっと…幸子よ。幸子の家で泊まってたの。」
「じゃあさ、遅れてきたお詫びにさここで僕にキスしてよ。」
僕はいじわるをいってみた。
「いいよ……1時間以上も待たせたからね」
!?
今までの彼女だったら、「バッカじゃないの、こんな公衆の面前でできるわけないじゃない!」
と怒鳴ること間違いなしだった。
それにキスができるということは彼女は今日あの寝男の精子がロケットに入っている。
「ごめん、やっぱりここじゃ恥ずかしいから。」
僕はやっぱりキスをあきらめ、それからいつもどおりデートをした。
帰りに、昨日から両親が父の実家にいっているらしく家には自分一人だけだから、
遊びに来ないかな、と誘われた。
348 :
所有物:2008/03/16(日) 04:35:22 ID:rcKdL2JV
僕はもちろんうなづき晩御飯の買出しに付き合った。
晩御飯はなぜか僕があまり好きじゃない辛いものばかりの料理だった。
それも今となってはわかること。深く追求しない。
ヒロインに僕が辛いものが苦手なことをもう一度いっておくと、
ごめんね。お父さんが辛いものが好きでちょっと練習してたの。
次は違うものを作るから。
「僕は辛いものは苦手だけど、おいしかったよ。辛いものが好きな人なら喜ぶんじゃないかなきっと。」
そういってあげたらヒロインはものすごく喜んでくれた。
きっとヒロインはあいつに食べさせるんだろうな。
けど、僕はあまりうれしくなかった。
僕は勢いよく席を立ち喜んでいるヒロインに強引にキスをする。
パン!
しかし、わずかに触れた所で突き飛ばされ平手うちをされた。
「強引にキスするなんて信じられない! 」
ヒロインは泣いていた。
あの強気なヒロインが寝男の約束をやぶってしまっただけで泣くなんて。
「悪いけど帰って……」
「ごめんヒロイン、そんなつもりじゃ」
「いいから帰って!!」
僕は何度も謝ったけど許してもらえず家に帰る。
家に帰ったら携帯で彼女にもう一度謝ろうと思い、ポケットに手をいれるがそこには携帯がない。
あれ、もしかして彼女の家に置いてきた?
きまづいが、ここは実際会ってもう一度謝れば許してくれるかもしれない。
時間もあれからだいぶ立つし少しは彼女も落ち着いてくれたかもしれない。
僕は彼女の家につきチャイムを押す。
しかし、何度押しても出ない。
電気はついているけど。
僕はドアを少し引いてみた。
ガチャ扉が開いた。
そこにはさっきまでなかった見慣れない靴があった。
(所有物 エピソード10 終わり)
ピッ…
「……わたし、ヒロインはあなたのモノになります……身体だけじゃなく心もあなたのモノになります。
おちんぽでお口にご褒美ください。クチマンコで気持ちよくなってください…
おちんちんでアナルを激しくお尻の穴がめくれあがり卑猥なケツになるまで激しくついてください、
ぶっといペニスで熟女に負けないイヤラシイオマンコに改造してください。
愛します。寝男さんの全てを……ヒロインを寝男さんの所有物として扱ってください。」
ピッ……
「主人公いっとくけど、私はお前に告白されてしかたなく付き合うんだからな。
みんなに聞かれても絶対私から告白したなんて言うなよ。
お前が泣いて土下座までしてみせたからってそういう設定だからな。
あっ、おい、待て先に行くな! 約束だぞ! 何笑ってんだ!
いったら殴るぞ! グーで! 拳で! パンチで! 顔面だぞ!」
━終わりです。
面白かったけど、名前は何とかして欲しいな。
エロイな、GJ!!
>>所有物
サクっと読める短編乙。序盤を実用的に使用させていただきました。
「男の知らん内に彼女が間男に……」というNTRとしての重要な要素がしっかり押さえられてて良いな。
ただ声を大にして言いたいのは、登場人物に(せめて主人公とヒロインには)名前を付けて欲しかったという事だな。
ここまで登場人物が記号的だと感情移入がこう……な。
エロイな、GJ!!
ただ、俺の理解力が足りないのか、最後の「主人公いっとく〜」
のセリフが誰がどんな時に言ってるのかよくわからない。
誰か教えて
>>352 ラストでヒロインの部屋に戻った主人公が、寝男とすっかり調教されてしまったヒロインに
云々かんぬん、みたいな流れかなと俺は解釈した。
俺は、主人公がヒロインに呼び出され、寝男が(隠れて)ビデオ撮影している前で主人公を詰ってるんじゃないかと思った。
ビデオのことが主人公にばれてると思った彼女は、もう開きなってる感じで。
主人公の笑いは諦観の笑いなんだろうけど、その薄ら笑いを見て怒ったヒロインが帰ろうとしている主人公をさらに脅す、みたいな。
その前の奴隷宣言はビデオ12巻目だろうから、そのあとに追加されたんじゃないかな?
心はまだ調教し終わってない段階で彼氏に彼女を戻し
態とセックスをさせ寝取り男じゃないと満足できない現実に
うちひしがれる彼女、っていうのが好きだったりします
>>351 電話越しのとかまさにって部分が押さえてあるね
エンディングだけってのを思いついてしまった
途中経過が思いつかない
>>349 >>351 名前はつけるべきでしたね。
これは長文妄想を元に書き始めでみたものだったから。
>>352 主人公いっとくのくだりは、
彼女と主人公が恋人同士になる告白が終わった後のシーンでの放課後のセリフです。
ここは最後に読者に告白シーンを思い出してもらうというやつだったのですが、
肝心のそのパートがカットしていたのでわかりにくかったですね。
この話しは長編ものに挑戦してみようと思っていたもの。
そして、これがエピソード10にあたるもので、
エピソード1〜4が彼女と付き合うまでの過程
5〜9が彼女と付き合ってからの話し(寝男登場はここから)
という流れにしようと思って書いてたら日常パートの純愛編が
難しくて最後の寝取られだけ書くことに至りました。
長編はものは難しいです。
自分も純愛パート日常パートが欲しい派なんですが。
彼女と寝男の初セックスが気になるぜ
個人的に一度目のセックスがNTRのクライマックスだと思ってるんだ。
一回セックスしたらもう元鞘には戻らないしな
>>357 流石に告白シーンをカットしてるのに、そのシーンを思い出してもらうと
いうのは無理がある。やりたいことは分かっただけに構成が惜しい
>>358 >一回セックスしたらもう元鞘には戻らないしな
んなーこたーない
元鞘だと思ったら寝取り男の手の平の上でした
(彼女の心は寝取り男のモノでした)という世にも奇妙な物語的
終わり方もオツですよね
主人公に捧げる筈だった処女を強引に奪われた挙げ句
「俺のために大事にとっておいてくれたんだね。嬉しいよ」
と耳元で囁かれて取り返しがつかなくなってしまったことへの後悔と絶望、
そして背徳の快感に悶えるのがいいね
>>357 GJw
できれば完成版も読みたいw
やっぱ堕ちる過程が重要なのだよw
全10章は長すぎでしょw
この最後の章だけですごい引き締まってるので後は想像させた方がいいのでは?
とても面白かったですー
いや、気持ちはわかる。
おれも書き始めてから、日常パートがかったるくて、エロパートしか書いてない。
しかも書き始めたら興奮して、すぐ抜いて賢者モードになるから全然進まない。
日常パートを根気よく書ける職人さんを尊敬する。
あれ、
>>364に俺がいる。
俺はそれ以前に話の筋は思い浮かんでも、それでSS書こうとした時形にできないんだよなあ。
始まりは、ある寒い冬の日。
ピピピッ。
目覚ましの音が聞こえる。
浦林宗治(うらばやしむねはる)は左手で目覚ましを探し当てて、うるさく鳴り響く音を止める。
カーテンを開けて光を取り入れると光が部屋を満たすしていく。
「ううっ…」
太陽の光が宗治の意識を覚醒させていく。
目をこすりながらゆっくりと起き上がると大きくあくびをした。
「ふ…ぁあ」
こうして宗治の一日が始まる。
宗治は部屋を出ると、すぐ左にある扉に立つ。
そこには「ミサオの部屋 まずはノックして!」と書かれているプレートが掲げられていた。
まだどこかぼんやりとした頭でドアをノックする宗治。
いつものことだが返事はない。
溜息をついて宗治はドアを開ける。
「ミサオ、入るよ」
ランプの明かりがぼんやりと部屋を照らしていた。
ベッドには人一人分の膨らみがある。
「朝だよ、ミサオ」
とりあえず声を掛けるがベッドにいる膨らみは反応を見せない。
いつものことなので宗治はそれを無視して窓際に歩み寄り、カーテンを開ける。
部屋の中に光が満ち溢れていく。
宗治は部屋を見回し、投げ捨てられていた目覚ましをまず回収する。
そして、目覚ましを持ったまま、ベッドに近づき耳元で音を鳴らす。
ジリリリリッと宗治の部屋にあった目覚ましよりもはるかに耳障りな音を立てる。
その音に、ベッドの膨らみは若干の反応を示すが、再び動きを止める。
「ミサオ、ほら、起きて」
目覚ましがうるさくなる中で、宗治は布団を剥いだ。
「寒いよ…ハルくん…」
そんな声と共にパジャマを着た少女が丸まった状態で現れる。
宗治の「妹」の浦林操(うらばやしみさお)だ。
全体的にほっそりとしている体形で、特に胸に栄養がいっていないように宗治には思えた。
ただし彼女にそのことを言うと怒るのだが。
「早く起きないと遅刻するよ」
髪は短く切っておりどこかやんちゃな少年のような印象を宗治は彼女に持っていた。
今でもそれは変わらないはずだが、時として操が女の子であると感じてドキリとすることがある。
「ん〜、わかったよ……ハルくん、いつもありがと」
そういって寝ぼけた声で宗治に抱きつく操。
パジャマ越しに感じる操の体は細くても柔らかかった。
女の子の甘い匂いが宗治の鼻腔を刺激する。
昔は全く気にしなかったのに、いつから操はこんなに変わってしまったのだろう。
「ほら、早く起きて!」
理性を奮い起こし操の体を離して操を振り払う。
「ちゃんと起きなよ」
以前、二度寝したことがあったから一応そう言ってから部屋を出ていく。
部屋を出てダイニングに向かうと宗治の母の洋子が朝食の準備をして、父の健吾は新聞を読んでいた。
「お早う」
宗治の挨拶に両親が挨拶を返す。
「お早う、宗治」
「お早う、ハルくん」
洋子はまだ若く、30になっていないはずだ。
友達を家につれていくと「浦林の母さんって若いな」と羨ましがられることが何度もあった。
正確に言うと洋子は宗治の義母である。
洋子は父子二人で暮らしていた宗治の父と結婚したのだ。
「お早う…父さん…母さん」
眠そうな表情の操がやってくる。
「お早う、操」
「お早う、ミサちゃん」
操は洋子が16の時に産んだ娘で、宗治とは血の繋がりはない。
それでも家族4人で仲良く暮らしている。
「「いってきまーす」」
宗治と操が声を揃えて玄関を出る。
「いってらっしゃい」
洋子の声を背に二人して並んで中学校へ行く。
「いつも朝ボクのこと起こしてくれてありがとうね、ハルくん」
操が笑顔を浮かべて感謝の言葉を言う。
「まあ、僕が兄だからね」
その言葉に操が頬を膨らませ、不満そうな顔をする。
「ハルくんは同い年だからなぁ…お兄さんって感じしないな」
二人はたまたま同じ日に生まれていたので、当然年も同じであった。
一応宗治が兄ということになっているが、良くも悪くも周りから兄扱いされた覚えがない。
「朝起きらんないのに、何言ってんだか」
宗治が軽く文句を言う。
「むっ」
その言葉に操がにらんでくる。
しばらくにらみ合うが、やがて。
「ぷっ」
「あははは」
どちらからともなく笑いだす。
そんなやり取りをしながら二人で歩く。
途中で宗治と同じ制服を着た少年と合流する。
「お早う、坂上」
「お早うセーくん」
宗治と操の幼馴染の坂上成一(さかがみせいいいち)も手を軽く上げて挨拶を返す。
「よお、ハル、ミサオ」
成一は宗治と操の幼馴染で小学生の頃から3人でよく遊んだりした。
中学もこうして一緒に通っている。
先日のドラマが死ぬほどつまらなかったなど、たわいない雑談をしながら3人で学校へ向かう。
いつも通りの一日。
この日々が崩れるなど宗治には知る由もなかった。
それは学校が終わり帰宅しているときのこと。
宗治は水泳部に所属しているが、夏場以外は筋トレなどの体力づくりを中心にすることになっている。
だが、さほど部員は熱心ではないので、冬場はプールサイドや用具室で適当に集まってなんとなく解散ということが多かった。
操は女子のグループと帰っているので、宗治は家が同じ方向の成一と二人で歩いていた。
たわいのない話を話していた時。
「なあハル」
成一が改まった様子になって宗治に話しかけてきた。
「なんだよ」
成一の様子に不信を思いながら、宗治は応じる。
「その、さ。ミサオって彼氏とかいないよな」
「はぁ?」
思わず気の抜けた声を出す宗治。
宗治の返事に成一はムッとした表情を見せる。
「こっちは真剣に聞いてるんだぞ」
「いないんじゃないかな、お前だってミサオといるんだからわかるだろ」
操から彼氏がどうとかいう話は聞いたことがなかったので宗治はそう答えた。
しかし、本当にそうなのだろうか?
家族としていつも一緒にいるが、実は宗治に隠れて付き合っている男がいるかもしれない。
宗治はそんな不安を押し隠して平静を装う。
彼氏はいないという言葉にほっとした表情を見せる成一。
その様子になぜか、宗治の胸がざわつく。
「その、さ」
成一が言いにくそうな様子で切り出す。
「なんだよ」
宗治は成一にいらつきながらも続きを促す。
成一は意を決したのか、ゆっくりと宗治に目を合わせて言葉を発した。
「俺、ミサオが好きなんだ」
「ふぅん…」
成一の言葉に対して出せた言葉はそれだけだった。
しかし、宗治の心の中は激しく乱れていた。
「おい、それだけかよ!」
一見、熱のないように見える宗治の返答に成一が顔を赤くしながら抗議する。
「俺は親友でミサオの家族のお前だから言ったんだぞ!」
「やっ、そんなこと言われてもね…」
宗治は何と返すべきか言葉が浮かばない。
応援するよ、という言葉がどうしても出ない。
「ミサオには言ったの?」
言ったはずはないと思いながらも微かな不安を打ち消すためにあえて宗治は聞いた。
「い、言ってねぇよ!」
成一の返答にほっとする宗治。
「ミサオには俺から言うから、ハルは絶対に言うなよ!」
だったらなぜ黙っていないのだろう。
そんなことを思ったが、宗治は頷いた。
その後も成一は手伝ってくれよ、どうすればいいかな、などと話しかけてきたが、宗治は上の空であいまいな返事をすることしかできなかった。
家に帰りを机に座るが、宗治の心は千々に乱れ、宿題に手をつけることができなかった。
操と成一。
二人が恋人として付き合ったいく様を想像すると心がざわつく。
操を取られたくないという思いで一杯になる。
(僕は、ミサオのこと…)
自分の元にずっと留めておきたい。
そんな想いが宗治の胸に溢れる。
(小学校の途中から操と風呂に入らなくなったな。)
唐突にそんなことが意識に上がる。
操の裸を思い描こうとして失敗する。
宗治の記憶に残る操の裸は小学生までだからだ。
そのころは「何でミサオにはチンチンついてないんだろう?」というくらいにしか思わなかった裸。
どうして、もっと良く見なかったのだろうか。
後悔が宗治の胸を突く。
今は操の裸はどうなっているのか。
つい邪まな思いを抱いてしまう。。
本人は「胸が小さいんだよね」と言っていた。
確かに冬場に厚着をすれば胸の膨らみなど分からないが薄着だと、そこは女性を主張する程度には存在が分かる。
今の操の胸は触ったら柔らかそうだと思える程には。
触ったらどうなるだろう。
考えると宗治の股間が熱くなる。
そのことに後ろめたさを感じながら妄想を続けようとする。
(ミサオの裸…)
しかし、そこで妄想は打ち切られる。
とんとん、とドアをノックする音が宗治の意識を現実に呼び戻したからだ。
「ハルくん、ボクだけど入るよ」
言いながらドアを開けて入ってくる操。
今まで考えていた相手が目の前にやってきてどきりとした。
「な、何だよ」
目の前の相手の裸を妄想していた罪悪感からどもってしまう。
(ミサオは僕の妹じゃないか)
「ん〜?どうかしたの?」
宗治の態度を不審に思ったのか操が聞いてきた。
「いや、何でもない」
「そぉ?あ、これ借りてたマンガ。ありがとね。面白かったよ」
無邪気な笑みを宗治に向けてマンガを手渡す。
「あ、うん」
宗治はそれをうけとる。
宗治が邪な思いを抱いていること知ったら操はどうするだろう?
もう、この笑顔を向けてくれないのではないか。
そんなことを宗治は思った。
「また面白いのあったら貸してね」
操はそう言うと部屋を出ていった。
「ミサオ…」
先ほどの操の笑顔。
あれがやがて他の男のものとなってしまうのだろうか。
鬱々とした感情を抱いたまま宗治は宿題に取り掛かった。
気が散ってしまい宿題が進まず、何とか終わらせた時には11時を過ぎていた。
「はぁ…終わった」
ひとまず、やることを終えると喉が渇いたので、何か飲み物を飲もうと部屋を出る。
「…ん?」
操の部屋から明かりがもれていた。
いつも操は10時ごろまでには寝ているのに、どうしたのだろう。
なんとなく気になってしまう。
(確か、僕もミサオからマンガ借りてたよな…)
それを返すことを口実に部屋の中に入ろう。
操は別に勝手に宗治が部屋に入ったりしても怒ったりはしない。
その代わり、操自身も勝手に宗治の部屋に入って本を借りたりする。
(だから、マンガを返すふりをして部屋に入ろう)
早速、借りたマンガを手に持って操の部屋をノックする。
「ミサオ、入るよ」
形だけのもので返事を待たずに扉を開ける。
「えっ、あっ」
操の焦ったような声が聞こえるが無視して入る。
机に向って何かしていたようだ。
操は細長い棒のような物を持っていた。
「何してんの?」
「えっと…ハルくん」
しばらく悩んだ後、真剣な表情で宗治を見つめる操。
その眼差しに宗治はどきりとする。
「このことセーくんには言わないでおいてくれるかな?」
「へっ?」
思わず間抜けな声を出す。
「だーかーらー、ボクがマフラー作ってること」
そう言われて操が編み物をしていることに気がついた。
言われてみればマフラーらしきものがだいぶ出来上がっているように思えた。
「なんで、成一に…黙ってなきゃ、いけないんだよ?」
聞くまでもないことだが、思わず宗治は聞いてしまう。
操が顔を赤くしながら下を向く。
そのことが答えだった。
それでも宗治は返事を待った。
やがて操が語りだす。
「…好きなんだ。セーくんのこと」
その言葉が宗治は奈落に突き落とす。
「そう…なんだ」
宗治は何とか声を絞り出す。
宗治の想いを知る由もない操は語り続ける。
「うん…だからね、手編みのマフラーをさ、セーくんにプレゼントしようと思ってるんだ。その時に告白しようと思ってるんだ」
そう言って操は今まで宗治が見たこともないような可愛らしい笑顔を浮かべた。
恥じらいと喜びを含んだ眼差し。
宗治でない人間に向けられた表情。
宗治の良く知る相手に向けられたもの。
その笑顔が宗治の心を奈落へと落としていく。
「一か月かけてここまでできたんだ。本当は誰にも内緒にしようと思ってたんだけど…ハルくんなら、いいか」
内緒にしておいてね。
操にそう言われて、宗治はただ頷くことしかできなかった。
「良かった…ところでハルくんは何しに来たの?」
「僕、は…ミサオに借りた本を返しに…」
なるべく自然に言葉を出そうとして失敗する。
その態度に操は心配そうな表情になる。
「どうしたの?具合でも悪い?」
「…何でもない」
「マンガなんて…そんなこと気にしなくてもいいのにさ…こんな時間にわざわざ来なくても」
「いや…さ。なるべく早めに返そうと…」
そう言って操に借りていたマンガを返す。
「別にそんなに気にしなくてもいいよ。でもマフラーのことはさ、言っちゃだめだよ」
「ああ…うん…お休み、ミサオ」
力のない声で答える宗治。
「おやすみ、ハルくん」
だが、宗治は踏みとどまる。
「…どうしたの、ハルくん?」
「その…さ。告白、うまくいくと、いいね」
何とか操から瞳を逸らさずに、応援の言葉を口にする。
成一の時には言えなかった言葉。
その言葉を口に出すのは痛みの伴うものだったが、それでも宗治は言った。
これからは操と成一が恋人となっていくのを見守る立場になるのだから。
宗治の言葉に操は嬉しそうな表情を見せる。
「うん、ありがとう。ハルくんのそういうとこ、ボク大好きだよ」
大好き。
笑顔と共に紡がれた言葉は宗治が望んでいた言葉だが、宗治の望んだ想いは込められていない。
今度こそ宗治は部屋から出て行った。
胸に重苦しいものを抱えながら。
以上です。
これは、寝取られというよりも寝取り向きの展開だなぁ。
2時間ドラマの寝取られ物を10分に凝縮して伝えたような作品だった
まさに寝取られの原型って感じだ。短い中にしっかり伝わるものがあった
>>6abDKmw2
SS乙よりまず先に言わせていただく。ボクっ娘万歳。
個人的には寝取りというより「仲良し3人組の関係が終わる時」
みたいな印象だけど、主人公の心理的には確かにこれもNTRの範疇かも知れない。
3人組といえば、幼馴染ネトラレのほうは「奇妙な関係の3人組が出来上がる時」という感じだね。
>>373 同感だな。
付き合ったあと調子に乗っていきなり押し倒したりして傷つけたのでもうまかせておけん!みたいな。
>>376 確かに歪とか奇妙とかそんな風だよな。
しかし……個人的には風岡はとっとと酷い目に遭って欲しいトコだ。
口下手な俺は口の立つ奴が言葉を悪事に利用してるのを見ると我慢がならん。
そういう所では風岡は悪役(間男)には適してるなあとか勝手に思ってたり。
風岡を酷い目に…
ハメ撮り画像をnyに放流して
vipper釣って突撃させたら酷い目には遭うかな
…真琴はさらに酷い事になりそうだけど
ミス。↑にあるサイトの漫画ね。
ここのスレとしては寝取り・寝取られの過程にある愛憎劇と、
その先のエロ描写だとやっぱり後者のほうが需要ある?
>>382 俺の意見がスレの総意じゃあないけど、俺は寝取りスレに来てるからには前者も読みたいな。
実際に上げてみてから反応うかがってみるのが一番かも。
>>383 素早いレスありがとうございます。
では書いたものを投下させて頂きます。
やはり前の人が投下してから1日は開けたほうが良いのですよね。
俺個人は主人公やヒロインの心理描写濃くしてくれれば結構興奮する。
逆にエロ描写にあまり力入れられると、場合によってはヒロインが段々とビッチに見えてきて萎える。
要ははどちらかの質が問題。
どちらかがしっかり書けてればもう片方はある程度適当でもOK。
一番いけないのは中途半端になること。
もちろん両方よければ神。
あ、これは俺個人の意見なのでそこのところヨロ。
俺はエロ描写重視かなぁ
過程は結構好みが分かれるんで、
エロ描写だけなら過程は自分の好きなように脳内補完できるし
>>382 愛憎劇やその先のエロ描写よりも、更にその先の結末とエピローグを長く
書いてくれてある方がいいなあ。エロ描写が終わって即フェードアウトでは
寂し過ぎて物足りないやら、作品としてもったいないやら
でも、ここはエロパロ板だよ?エロ抜きだったら他の板に行けばいいじゃん。
作品名は言わないけど前もエロ抜きでだらだらやって、微妙だから反応薄くて
放り投げた作品とかあったじゃん。
そんな風にならないためにも、あまりだらだら長いのは勘弁して欲しいなぁ。
俺は長い話が好きだな。
どうしても純愛風寝とられは
エロ少なめになるんで不満をいう人もいたけど
打ち切り的完結にせず
(打ち切り放りなげよりいいけど)
きちんと書かれていたら
神作品だったのにな、
あの作品は。
>>389 エロがいらないなんていってないし、ある方が良いに決まってる。そうじゃなくて
愛憎劇やエロ描写があった後、尚且つ、その先の結末とエピローグが長く欲しいんだよ
結末とエピローグが長いということは寝取り男とか寝取られ男や女の末路を知りたいってことでいいのかな
やりすぎると結末やエピローグのほうが長くなりそうだな
>>391 やってもいいけど興味ない人多くて反応薄くなるから、それでも最後まで書けるのなら
お願いしたいんだけどねー
俺も結末とエピローグ長い方が好き派。
ハイハイハイ俺もストーリー重視ノシ シチュエーションがあるからエロもよりエロくなると思うぞ!
まあエロパロ板にあるからにはエロを求めて来る人も多いんだろう。なんかお互い妥協できる案があったら良いんだけどな。
「エロ部分をこっち投下して完全版をどっかにうpる」とか。
僕は最低の人間だと思う。
「あっ・・はぁっ・・・んっんっ、・・ご主人・・様・・」
「はぁはぁ、イクよ・・・中に・・!」
目の前にいるローサは一瞬表情を曇らせたがすぐに喜びの笑顔を作る。
「は・・い・・、あんっ・・ぁぁ・・お好き・・な、ように・・はぁぁん・・してくだ・・さい」
「う、うん・・はっはっ・・・ぐっ!」
僕はローサの、僕のメイドの中に全てを吐き出した。
彼女に幼馴染みがいると知りながら、その人と子供の頃に交わした
結婚の約束を今も胸の奥に大切にしまっていることも知りながら。
他にも僕を受け入れてくれるメイドがいながら、僕はローサを求め続けた。
「僕を・・・嫌いになってもいいんだよ」
いや、むしろ嫌われたい、その方が気が楽だ、非情になれる。
しかしローサは僕に優しくキスをして抱き締める。
「お慕いしておりますご主人様、お気持ちも存じてます」
「・・・ゴメンよ」
ローサの懐妊と彼女の幼馴染みが僕の執事としてやってきたのはほぼ同時だった。
ゴメンよ、君のその指輪はローサには渡させられない。
―end
現代ものではないのですがもし宜しければ。
-*-*-
剣
-*-*-
まだ尖っては、いない。
まだ充分ではない。
剣に水を掛け、手を前後に動かす度に金臭い匂いと共にシュイっという鋭い音が部屋の中に響き渡る。
放っておいて久しいこの鈍らの剣と共に、自分の心を奮い立たせようとする。
勝てるか?勝てるわけが無いだろう。お前はただの宿屋を経営している若造だ。
相手を誰だと思っている?あの怪物どもを片手で屠るような奴らだ。
黙っておけ。黙って我慢をしていれば、そのうち出て行く。
それまでのほんの少しの我慢だ。そう、あと3日もすれば。
3日もすればあの怪物を倒して、町中の感謝の声と共に出て行くさ。あの勇者達は。
頭の中で声が響く。
頭の中の声を振り払うように前後に動かす手を早めたその瞬間、後ろから声を掛けられた。
後ろを振り向く。
いつの間にか部屋のドアが開かれていて、そこにサクヤが立っていた。
「サクヤか・・・どうした?」
できる限り明るい声を掛けてやる。
黒眼が印象的なエキゾチックな顔立ち、前髪に軽くウエーブがかかったセミロングの髪、
小麦色に焼けた肌、すらりとした肢体。
サクヤは19歳と言う年齢の割りには情熱的とも言える大人びたイメージを持っている美少女だった。
俺より5歳も若いが、その大人びたイメージのせいでそれほど年齢差があるようには周囲には見られない。
彼女は、この宿屋の従業員の一人でありおれの許嫁でもあった。
結婚をするつもりだった。結婚の予定もあった。
そう、3週間前までは今日この日、結婚式を挙げる予定だった。
「…冬真さん、いってきます。」
そういってサクヤが俯く。
近寄っていってぽんとその頭を撫でてやる。
「そうか、失礼の無いようにな。」
俺の言葉に、ぎゅっと唇を噛み締めたままサクヤが頷く。
動こうとしないサクヤの肩を押して部屋の外に押し出すとようやくサクヤは俺に背を向けた。
のろのろと2階への階段の方へ足を進めている。
このまま行かせるのか。
「耐えろ。」
思わず漏れた俺の言葉にサクヤの肩がびくっと震えた。
どちらかと言えば俺の前では天真爛漫な態度の方が多かった、
子供のようにふざけるのが好きだったサクヤがこんなに怯えている。
「すぐに終わる。こんな事はすぐに終わるんだ。そうしたら結婚しよう。」
サクヤの震えが止まる。
「はい、冬真さん。帰りにまた寄りますから。」
俺に背を向けながらそう言って、サクヤは今度はしっかりとした足取りで階段を上っていった。
@@
世界にモンスター、と呼ばれる怪物が出現し始めてからもう5年になる。
それらが本当に文字通り”モンスター”なのかどうかはわからない。
奇怪な姿、過去の文献にあるオークと呼ばれる怪物に擬した姿から、モンスターと呼ばれているだけだ。
2足歩行し、見た目のみで言えば猫背の人間に見えなくも無い立ち姿。
しかし通常の人間のほぼ1.3倍、つまり2メートルを優に超える身長とそれに付随する凶悪な筋肉。
暴力的で野蛮な性格でありながら人語を解し、村々を群れで襲う奴らはまさにモンスターだった。
更に奴らの生殖方法が判明するに連れ王国中をパニックが襲った。
全滅を免れ生き残った村の人間達から、奴らが人間の女に子を産ませる事が判ったのだ。
奴らは村を襲い、食料を奪うだけでなく若い女を自らの巣に浚い、子供を作らせるのだ。
詳細を聞いたものは誰もいないが、町では生まれた子供も又、モンスターであるとか、
モンスターどもは、人間にしか子を産ませられないのだという噂まで流れている。
このパニックに対し、当初は散発的な軍の出動対応でモンスターどもを退治しようとしていた王国だったが
寧ろ軍の出動は更なる混乱をもたらした。
緒戦にてモンスターどもに散々に打ち負かされた末、
軍が駐留した町では略奪が横行し、挙句の果てにクーデター騒ぎまで起きた。
そもそもモンスターどもは普段は山の奥深くや森の中、
打ち捨てられた廃墟を住処として小規模な群れを成しているらしく
大規模な軍による討伐は現実的ではなかったのだ。
数年間に渡る軍による討伐作戦の後、
多大な犠牲を払った王国は軍による討伐を諦め、
新たなモンスター対策を打ち出した。
少数の強力な私兵隊によるモンスター討伐組織を作り上げ、虱潰しにモンスターを狩らせる事にしたのだ。
王国は広い。1対1でモンスターに勝てる事を条件に大きな権力と富を約束した私兵隊に数十人もの志願者が集まった。
王国はその中でも腕利きの5人を【Mut】と名づけ、モンスターどもを狩らせると共に大きな権力を与えた。
つまり、不逮捕特権である。
【Mut】は市民の家に上がりこみ、モンスター退治に必要と思われるものは全て接収する事を許された。
町にある店に対し、要求をする事で武器防具などを破格の値段で受け取る事を得た。
【Mut】はモンスターを狩る為のあらゆる協力を市民から得る事ができる権利を国家から受け取ったのだ。
しかし軍が引き上げた後に自分達を守る手段を失った市民達に【Mut】は熱狂的に迎えられた。
どの町も【Mut】が自らの町に来て、周囲から危険を取り払ってくれる事を望んでいたのだ。
【Mut】がモンスターを退治し、幾つもの町を開放するにつれ、
【Mut】の面々はそれぞれ市民達から勇者と崇められるまでになっていた。
@@
「ちょっと失礼するよ」
コンコンというノックの音と同時にドアが開かれる。
慌てて研いでいた剣に袋を被せて隠すと同時に営業的と言っていい笑顔を作り出してから振り返った。
開いたドアの向こうには【Mut】の一人がいた。
知的な眼差しが印象的な、大体年格好は俺と同じくらいであろう青年である。
仲間からはアイスベルクと呼ばれるこの青年は
この町に来た3人の【Mut】の中でも最も年が若く、
それでいて【Mut】の中でも一番の実力派だとの専らの噂の人物だ。
「どういたしました?勇者様。」
慌てて前掛けで手を拭きながら駆け寄る。
年恰好が同じでも相手は国を代表し、市民からも熱狂的に支持されている勇者である。
気さくに声など掛けられる相手ではない。
「夜半にすまないが酒をもらいたくてね。」
「それでしたら態々こんな所にまでいらっしゃらなくても・・・」
「サクヤはハルトの相手をしているからね。他の従業員を起こすには忍びない。」
「あっ!」
平然としたアイスベルクの言葉に思わず声を出し慌てて声を噤む。
「助かっているよ、サクヤには。」
俺の反応を知ってか知らずかアイスベルクは言葉を続ける。
この男は俺がサクヤの許嫁だという事も知らないのだ。
当たり前だった。
勇者は希望を口にするだけでいい。それは市民から与えられるからだ。
市民は断る事など出来ない。
「モンスター退治に必要だから」
そういわれて箪笥の奥の金貨を奪われた市民は言うだろうか。
「それは母の病気の治療代に・・・」
言える筈がない。
市民の事情など、勇者は知らないのだ。
初めて町に来た日、アイスベルクと呼ばれるこの男は
勇者に宿を提供できる喜びに身を震わせ、床に這いつくばって挨拶する俺に気さくな感じでこう言った。
「モンスター退治というのも気が張る仕事でね。
君達にはただ暴れているだけと思われているだろうけれど。」
「そんな事は・・・御国を守る大事な勤めで御座いましょう。
我々も勇者様に守られてようやく日々の暮らしが保たれるので御座います。」
「そういってもらえると助かるよ。所で、頼みがあるんだ。」
そう言うとアイスベルクはまあ、そこの椅子にかけたまえ。と身振りでそう示した。
「はい。このような薄汚れた宿ですが、お持て成しには自信を持っております。何なりとお申し付け下さいませ。」
ようやく立ち上がり、椅子に座りながらそう言ったこの俺にアイスベルクはやや照れたような表情を見せてこう言ったのだ。
「男3人で旅をしていると困る事があってね。」
「は?」
「いや、君達には判らないかもしれないが幾ら怪物と言えど命を奪う行為というのは楽しいものではない。」
「お察し致します。大変なご苦労がおありでしょう。」
そういうとアイスベルクは逞しく発達した腕で髪を掻き毟った。
綺麗な流れるような金髪が乱れる。
「ああ、単刀直入に言おう。」
「はい、なんでも仰ってください。」
「我々には夜、共に寝てくれる女が必要なのだ。」
「なるほど判りました。」
その程度の事なら何の問題もない。
と共に照れたようにばりばりと髪を掻き毟る彼に少し可笑しくなった。
そうか、勇者様ともなると娼館に行く事もままなるまい。
「この町にも娼館はいくつか御座います。そこから毎夜、呼ぶように致しましょう。
勇者様ともなるとお目は高いでしょうが、この町にもそう悪くない娘達がいるのですよ。」
相手の照れを覆い隠してあげるように下卑た口調を使う。
これも客商売の一つだ。
と、その瞬間アイスベルクはぬっと手を前に差し出してきた。
「いや、それには及ばない。というかそれ、困るんだよ。」
「は?と、申しますと」
「この宿屋は我々が借り切っている。まあ怪物どもを退治するのに1週間、といった所か。」
「はい。光栄で御座います。」
その時の俺は1週間と言わず1月でも1年でもいてもらいたい気分だった。
勇者が止まったと為ればハクが付くし、売り上げに相当する額は国から税金の免除と言う形で補填される。
「市民は固唾を呑んでこの宿屋を見守っているだろう。
そこに毎夜毎夜娼婦が出入りしてみろ、どうなる。」
「そ、それは判らぬように」
そう言った俺にアイスベルクは首を振った。
「俺達に抱かれた娼婦が口を噤むか?娼館の主が黙っているか?」
「そ、それは・・・」
「市民の味方でいる以上、私達は娼婦を買う訳にはいかないんだ。」
でだ。とアイスベルクは続けた。
「ここの宿屋には若い娘がいたな。玄関で立ち働いていた娘だ。あれを借り受けたい。」
「いや、それは!ご心配でしたら他の町の娼館に何とか口を通すように致しますから」
思わず出した高い声にアイスベルクは言った。
「判っている。判っているよ店主。店主の真面目さは私も先ほどから聞いてようく判ったつもりだ。
幾ら飯炊き娘だからと言っても従業員に余計な負担を掛けさせたくないのだろう。
だから3人とは言わない。あの娘1人でいい。」
「いや、も・・・申し訳も御座いませんがそのお申し出だけは」
その瞬間、アイスベルクが凄まじい目つきで俺を睨みつけた。
この一般市民とはいえ、荒くれどもを相手に宿屋を張ってきた俺が
一度も見たことの無いような死を孕んだ目つき。
「さっきも言ったが、幾らモンスターと言っても人間の姿をしている敵、殺すのには覚悟がいる。
自らの故郷でもない町で死を覚悟して宿を出て、命を奪う覚悟で何匹いるかわからないモンスターどもの巣に乗り込んでいく。
我々は攻撃的になったその精神を夜正常に戻す為に女が必要なのだ。」
切りつけるように放たれたその言葉に俺はうな垂れた。自分が追い詰められた事を悟った。
うな垂れた俺を見てアイスベルクがうって変わった軽い調子で言葉を続ける。
「それに毎日3人を相手しろと言うわけではない。俺達は3人、役割分担が出来ていてね。
モンスターどもを殺すのは大体1人づつなのさ。
だからまあ、一日一人、多くて二人だと思ってもらって良い。
若い娘さんだ、その位体力は持つさ。それにこの町が平和になるまでだ。」
「君は心配しているかもしれないが、若い娘の事、
店主である君が言えば自分に言い訳も立つし思ったより思い詰めないものだよ。
無論抱かれた事は言えまいが、現に他の町では俺達が泊まった宿の評判が上がって
そこで働く娘さん達が良い嫁ぎ先に嫁いで行ったなんて話もあるみたいだよ。
だから後のことは心配が要らない。」
そんな事まで言う。
心臓がばくばくとして声が出なかった。あまりにあからさまな言葉に我を失いかけていたと言っていい。
うな垂れて動かない俺の態度を了承したと受け取ったのか、アイスベルクは「ははは」と笑った。
「いや、助かった助かった。あいつらは無骨者でさ。こういう役割はいつも俺なのだよ。」
そういって手を振りながらははと笑う。
俺に断る術などなかった。
たとえ勇者の言っているその女が、サクヤの事だったとしても。
その夜、サクヤの処女は散らされた。
後日、アイスベルクが軽い口調でそう言った事で、アイスベルクが相手だった事を知った。
@@
「酒は、2階の僕の部屋にもってきてくれたまえ。」
暫く俺を相手にモンスター退治の冒険譚などを語った後、アイスベルクはそう言って去っていった。
その背中に頭を下げてから台所に入り3人分の酒と簡単なつまみを作る。
2階に上がるのは気が重かった。勇者ハルトの部屋はアイスベルクの部屋の手前にある。
ハルトはアイスベルクと違い、隆々とした筋肉が印象的な正に戦士という呼び名が相応しい30過ぎの大男だ。
大きな斧を振り回してモンスターと戦うという。
額の広いやや下卑た顔をしているが、髭面と体の大きさから将軍と呼ばれても可笑しくないような不思議な貫禄がある。通常の男であれば睨みつけて怒鳴るだけで一たまりも無くなってしまうだろう。
その男に今夜、サクヤが抱かれていると言う。
サクヤが抱かれている部屋の前を通らなくてはならない事がたまらなく嫌だった。
それでも行かなくては為らない。
ワインとつまみである牛肉のジャーキーを盆に載せ、そろりそろりと階段を上がった。
サクヤに気がつかれるのが嫌だった。
もし自分が抱かれている部屋の前を俺が通ったと知ったら。
ただでさえサクヤは決して抱かれた事を俺には言わない。
どうなってしまうか判らなかった。
ハルトの部屋は暗かった。
物音の何も聞こえない事をほっとしながら、同時に立ちくらみを思わせるような心臓の重さを感じて俺は立ち止まった。
この部屋の中で、サクヤが抱かれているのかもしれない。
『もうすぐだ、もうすぐモンスターたちはいなくなると、アイスベルクは言った。』
頭を振り、足を進める。
もう一人の勇者であるヒンメルの部屋には明かりがついていた。
アイスベルクの部屋の前に立ち、ドアをノックする。
「アイスベルク様、お酒をお持ちいたしました。」
その瞬間、
「いやっ!」
という高い声がした。さっと貧血のように血が足の方に下がるのを感じる。胃から血が抜けていくような重み。サクヤの声だった。
盆を取り落とさないようにしろ!と頭の中の誰かが俺に命令し、手に何とか力を入れて再度ドアをノックする。
「おお、ご苦労様。すまないね。」
出てきたのはアイスベルクだった。先ほどと同じ格好のままだ。
入ってその盆を置いてくれたまえとの言葉に部屋の中に目をやる。
さっきの声は?勘違いか?
そう思い部屋に入った瞬間、がつんと殴られるような光景が目に入ってきた。
ベッドの上にはシーツが掛けてあったが、その中に人がいた。
シーツから突き出る半ばまで禿げ上がった頭、後ろから見ても判るような髭面。
山のような大きさの体。その体がシーツの中で上下に激しく動いていた。
そのシーツの、その山のような男の体の下。滑らかな黒髪がその動きにあわせて激しく踊るように動いている
シーツから小麦色に焼けた細く、それでいて柔らかそうな腕が出てきて激しい動きに翻弄されながらシーツを掴んだ。
シーツを持ち上げ上の男ごと体を隠すように引っ張り上げるその動きの一瞬、
シーツの下がちらりと覗け、向こうを向いているサクヤの頭の後ろが見えた。
そ、そんな。
こんな人が2人いるような部屋でサクヤは抱かれているのか。
呆然と立ちすくむ俺にアイスベルクは言い訳をするような口調で言った。
「いや、違うんだ。店主。今日はモンスターの抵抗が激しくてね。
私とハルクが奮戦しなくてはならなかった。
大変だが今日は二人を相手にしてもらおうと、そう思ったんだ。」
「そ、そんな」
こんなサクヤを嬲るような・・・
一人づつが部屋に呼べばよいではないか。
しかも、こんなに激しく動いて、サクヤは大丈夫なのか。
支離滅裂とした思考が激しく頭を切り裂く。
いまだ激しく動くシーツから目が離せず、頭が真っ白になったまま立ち尽くす。
「ほら、ハルト。酒が来たぞ。いい加減にしないか!」
俺が動かないからだろう。アイスベルクが盆を受け取りながら声をかける。
その声を聞いてか、
「む?」
という声の後、激しく動いていたシーツの動きがゆっくりと止まった。
「酒か。」
バサリ、とシーツを捲ると同時に立ち上がる。
一瞬、シーツの下のサクヤの全裸が露になった。
小麦色に焼けた滑らかな腕と太腿、
そしてそれをコントラストを為すような普段日に晒す事の無い胸や引き締まった腹の雪肌が目に飛び込む。
サクヤが慌ててツンと形よく上を向いた双乳を片手で隠し広げた足を閉じるその一瞬前、
正に男に組み敷かれたままの格好が目に焼きつく。
「いやっ!」
そういいながらシーツを体に巻きつけるようにして体を隠す。
頭まで巻きつけ、完全に体がシーツの下に隠れるようにして身動きもしない。
「ご苦労だな。」
横、しかもかなり上の方から掛けられた声に正気に戻った。
自分の体がきしむブリキの人形のように動くのを感じる。
ぎぎぎと音を立てているんじゃないか。と頭の隅で感じながら声を掛けられた方を向くと、
全裸のハルトが銀貨を持って立っていた。
それを数枚、ちりんと俺の左手に置いた。
この男が、今。
いやおうなしに一物に目が行った。
俺のものの優に倍はあるだろうか、正に隆起していると言う言葉そのもののようにそそり立っている。
それがぬとぬとと濡れ光っていた。
俺の視線を感じたのか
「む。」
と照れたように言うと先ほどまで着ていたものだろうか。シャツを手にとってごしごしと一物を擦った。
ぬめりを取るように股間の奥の方まで拭いていく。
「店主、最初はどうなるかと思ったが3週間も経ち、慣れたようだ。」
もうすぐいく事も覚えそうでな。とまるで俺を褒めるように声を掛ける。
い、いくっていうのはサクヤがか。
「あんなに責めたら女はすぐにいくようになってしまうさ。
なあ。今日は僕もいるんだからほどほどにしてあげなきゃあ。」
ははは、とアイスベルクが混ぜ返す。
ひとしきりハルトと冗談を交わした後、アイスベルクはもう行っていいと言う風に手を振った。
頭を下げて部屋を出て行く。
階段まで到達した所で、盆を忘れた事に気が付いた。
アイスベルクの部屋の前まで戻り、ノックをしようとして部屋から漏れてくる声に思いとどまった。
「いつまでシーツをかぶってるんだ?こちらに来て酌をしてくれ。」
「ひ、酷い、ひどう御座います。勇者様。そんな、私見、見られて・・・」
「ふふふ、ノックされた瞬間、きゅっと締まったぞ。サクヤの良く締まるあれが。」
「いやあ・・・」
「ふふ、こいつ枕を噛み締めながら必死で声を抑えおってな。」
「ははははは」
ノックしようとした手を下ろし、そっと踵を返した。
音がしないように階段を下り、部屋へ戻る。
ドアを閉めた後、左手に握り締めていた銀貨を力の限り部屋の壁に投げつけた。
くっくっと笑うような声が自然と部屋から沸き起こり、
それが自分の喉から出ている事に暫く気が付かなかった。
よろよろと部屋を彷徨うように歩きながら袋の下に隠された剣を取り出す。
バケツの水を掬い、ぴかぴかと光る剣に振り掛ける。
砥ぎ石に剣を下ろし、両手の力を入れて前後に動かす。
もう、研ぐ場所も無い位に鋭く尖った剣を。
自分の口の中の呟きが頭の中でリフレインする。
「まだ尖っては、いない。」
「まだ充分ではない。」
剣に水を掛け、手を前後に動かす度に金臭い匂いと共にシュイっという鋭い音が部屋の中に響き渡る。
もう、判っている。俺が勇者に切りつける事など出来ない。
俺に出来るのは鋭く尖り、ぴかぴかと光っている手元の剣を砥ぎ、呟き祈る事だけ。
「まだ尖っては、いない。」
「まだ充分ではない。」
そう、祈るだけだ。
モンスターがいなくなる事を。
了
---
以上です。では。
乙でした。
>「まだ尖っては、いない。」
>「まだ充分ではない。」
最初はいまいちピンとこなかったけど、最後まで読むと男の苦悩が分かるいい台詞。
寝取られモノには淫語よりこっちだな。
G,GJ…!
やはり勇者は悪だよな…
415 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:03:29 ID:s930cUN/
素晴らしい
寝取られ(母親)と異種姦と孕ませを融合させたような内容のものは
このスレでもOKなのかな?
GJ!ファンタジーNTRもよいものだ…
きっとあと三日とか言いながら居座られてしまうんだろうな
寝取られものに慣れすぎたんだろうな。
実は勇者達、モンスターなんて倒してないただのチンピラなんじゃと即座に想像してしまった。
>>412 世界観的に主人公の苦悩がライトに書かれているのがいいね
後、ラストから最初への回帰が終わりのない地獄らしくて良かった
>>416 寝取られがテーマならOK。でも、異種姦の方が印象が強いなら
他の該当スレかな
420 :
NT1FuShu:2008/03/17(月) 20:38:03 ID:ef9djdGw
ちょっとした、俺のNTR覚醒のきっかけ話をしようと思う。
注釈:内容は実話ですが、十年近く前なのでうろおぼえなところもあります。
あと、文章力がないので、説明っぽくなったり、変になったりしていても突っ込みはスルーで…おねがい。
俺には六歳離れた姉貴がいるのだが、俺が高校壱のころ。
当時、姉貴が家庭教師をしていて、近くに住んでいた男子中学生を教えていた。
家庭教師の仕事は大手進学塾のアルバイトではなく、大学経由の個人紹介だったため、
男の子を、家に呼んで勉強を教えていたことが何度かあった。
思春期だからか、男の子の目線が姉貴の胸などに注がれていることがたまにあった。
それから、姉貴が家庭教師を始めてからしばらくたったある日。
いつもの様に家に帰ってくると、珍しく姉貴の部屋から音楽が聞こえてきていた。
(姉貴は普段、音楽を聴くときはヘッドホンなどをしていて、ベッドの上で寝転がっているのをよく見かける。)
少しやかましいので、音量を下げてもらおうと思い、姉貴の部屋の扉をノックすらがが返事はなし。
再度ノックをするが変化なし。
(部屋の外にも聞こえ、扉をノックしても気づかないくらいだから、かなりの音量で聞いていたのだろう。)
姉貴とはいえ、女性の部屋に無断で入るのは失礼だと思ったが、あまり気にせずにドアノブを捻り扉を開けた。
ほんの僅かの間だけだったけれど、あの時の光景は今でもはっきりと覚えている。
扉をわずかに開け、姉貴を呼ぶために声を出しかけて、目の前の光景に固まった。
部屋の真ん中には丸い小型のテーブルがあって、その上には飲み物(たぶんウーロン茶)の入ったコップが二つと教科書やノートが開かれて置いてあった。
床にはテーブルを挟むようにして座布団があり、そのすぐ隣には脱ぎ捨てられたズボンとトランクスがあった。
そのズボンとトランクスの持ち主は、ベッドの上で姉貴としていた。
姉貴の両脚は大きく開かれ、が。
姉貴の両足の間には男の子の体があり、膣内にちんぽが挿入されていた。
男の子の顔はこちらからは見えなかったが、腰が激しく動いていたのを覚えている。
姉貴は男の子の首に腕を回して抱きついており、表情は眉間に皺ができるほど強く目を瞑っていた為、おれが覗き見ている事は気づかれなかった。
俺が覗き始めてから、すぐに(正確な時間はわからないが十秒ほどだったと思う)男の子の腰の動きが止まり、射精したのがわかった。
だが、男の子が姉貴の膣内から抜いたちんぽを見たとき俺はさらに驚いた。
男の子のちんぽには避妊具はつけられていなくて、生のまま姉貴と交わり、中出ししたのだ。
あまりの衝撃に俺は、逃げるように家を飛び出してしまった。
三時間後、家に戻ると。
男の子が帰る所だった。
通り過ぎるときに、普通に笑顔を向けられたが、おれは内心では嘲笑されてるのでは?と疑ってしまった。
男の子が帰り、汗を掻いたからと風呂に入っていく姉貴の後姿を見て、
俺は後戻りの出来ない、何か大切なものが抜き取られてかのような喪失感を覚えて悲しくなった。
その日の姉貴の歩き方が変だったのと、翌日、隠すように捨てられた乾いた糊がついたような赤く染まったティッシュのゴミは関係ない…と思う。
あと、あの日から二ヶ月くらいして、姉貴が中絶したのなんかはもっと関係ないはずだ。
412 GJ過ぎる。
続きを希望したいがこれはこれで凄まじく完成している肝。
>ラストから最初への回帰が終わりのない地獄らしくて良かった
って書いたけど、違ってたらすまん
ほぼ一ヶ月間も…という事は、ようやく解放された時に、サクヤのお腹の中には…
と黒い個人趣味な妄想もしてみたりして
だが勇者が来なければ、モンスターに街が教われ、そいうらに寝取られて孕ませられるという。
>>420 いいねえ
もうちょっと膨らませて小説に仕上げて欲しかった。
なんなら、俺がそのうちやってみましょうかw
最近は豊作で良き也
NTRモノなんかは主人公視点だとセックス時の描写が出来無いのが問題だな
いつも目撃する時には調教進行した状態だったりするし
女の子視点だと寝取りとしても寝取られとしても読めるし
エロもガンガン描写が可ですよ
主人公視点でも第三者としてのセックス描写がかけるはずなんだが
女の子視点だと描写がオーバーすぎて、ファンタジーになっちゃってる人が多い
女性が書くならわかるけど男性が書く女心は独白みたいになってる
そりゃそっちの方が興奮するからだろ。
こういうSSでオーバーに書かないとひたすらだらだらした物になっちゃうからね。
小説とかならいいんだろうけど、こういう所だと誰も読もうという気にならないんじゃね?
女の子視点は余り好きじゃないな。節操がないとスイーツ(笑)になるから
その人がそう見える要素をわざわざ作り出すのはどうかと
要は技量次第、と
なるほどモンスターが怪物と勇者にかかってるのか
45.
USBメモリの中身。
格納されたファイル郡が、画面に表示された。
ファイル名は全てが日付になっており、時系列に並んでいる。
最初のファイル名は「7月17日.mp3」。最後が「12月24日.avi」となっていた。
全てを知るべきなのか。それとも、知ってはならないのか。
俺はPCの画面を前にしばらく逡巡した後で、最初のファイルをクリックした。
ソフトが起動する。やがて、鮮明な音声が流れてきた。
『…えー、そんなことないですよ』
真琴の声。7月と言えば風岡の家庭教師を受け始めて、一ヶ月程が過ぎた頃だ。
感じからして、おそらく、風岡がこっそり録音していたものなのだろう。
『真琴ちゃん、覚えが速いからさ。俺が教えることもあまりないね』
この頃はまだ、真琴ちゃん、と風岡は呼んでいる。
『じゃあ、今日はこのくらいにしようか』
『はい、ありがとうございました』
『夕方の話の続きだけど、真琴ちゃんってさ…』
『はい?』
『彼氏いるの?』
『えーっ?うふふっ、いるように見えます?私、かなりお転婆なんですよぉ』
『うんうん…空手やってるんだよね。強いの?』
『もう、すごいですよ!胴着を着たら、かかってこい、って感じで。あはははっ』
『じゃあ、恋愛どころじゃないわけかぁ』
『んー…そうですね。気になる相手はいないわけじゃない…けど』
『へえ、誰?』
『…んー…風岡さんがさっき、彼女いないって教えてくれたから、私も教えちゃおう
かな。でも、絶対に、秘密ですよ?』
『うん、もちろん、分かってるよ』
『…幼馴染の男の子がね、隣に住んでるんです』
『へえ〜、なんていう子?』
『ヤスタケ…って呼んでるんだけど』
『ヤスタケくんか。向こうは真琴ちゃんのこと、どう思ってるんだろうね?』
『えー。あはは、わかりません。ただの幼馴染としか思ってくれてないかなあ…』
ここで、不意に録音は終わった。
俺は、聞き終えた後、しばらくの間、ショックで呆然としていた。
まだ真琴が、風岡に心を奪われていなかった頃。純潔を捧げる前。
真琴は、俺への想いを、恥ずかしそうに、打ち明けてくれていた。
いつも、俺の前では口が悪く、じゃじゃ馬だった、真琴が。
「…」
俺は、のろのろとマウスを動かした。
次のファイルは「7月31日.mp3」となっていた。
46.
2つ目のファイル。これも音声ファイルだ。
再生が始まる。今度は風岡の声から会話が始まっていた。
『…夏休みの予定はあるの?』
『今年は勉強ですよぉ。父がうるさいしー。遊べないかも』
『まあ、俺が夏休みも見てあげるから、大丈夫』
『え?ホントに?いいんですか?でも、風岡さん、来年就職じゃ…』
『もう内定、取ってあるから』
『えー、どこに就職するんですか?』
風岡が名を挙げたのは、俺や真琴でも名前を知っている大手電器メーカーだった。
『すっごーい!風岡さん』
『…まあ、ステップのひとつなんだけどね』
『へえ〜?』
『いつかは、起業しようと思ってるから』
『会社作るってこと?すごいなぁ。私には、よく分からない世界だ』
『…真琴ちゃんなら、すぐに分かるようになるさ。頭がいいし、機転が利くし』
『そうかなぁ』
『真琴ちゃんが、大学を出たら、俺が起こした会社に来てもらおうかな』
『えーっ?行っちゃいますよ?行っちゃいますよ?ホントに』
真琴は、とても楽しそうに話していた。風岡はやがて、自分の夢なるものについて
話し始め、真琴が合槌を打ちながら、その話に聞き入る雰囲気が伝わった。
2つ目のファイルはそこで終わる。
いったい、何なのだろう。ファイルを聴き終える頃、俺は考えていた。
この録音は、いかにも、今日のことを見越して、行われているように思える。
最初のファイルの7月17日以前から、風岡はすでに真琴を奪い、その事実を
俺に突きつける計画を立てて、準備を進めていたというのだろうか。
俺は風岡という男の危うさ、そして、不気味さを感じていた。
なんでよりによって、こんな男に真琴の父は家庭教師を頼んでしまったのだろう。
その選択が、真琴の純潔を奪うことに繋がるとは、思いもしなかったのだろう。
3つ目のファイルに、俺はポインターを当てる。
「8月21日.mp3」。
『夏休みの集中講義も終わり。よく頑張ったね』
風岡の声で、俺は思い出した。夏休みのお盆明けから一週間、毎日、家庭教師が
来ることになった、と真琴が、その頃、言っていたことを。
その時期の録音のようだった。
『俺は明日から旅行に行く予定があるから…次は9月の後半から来るよ』
風岡は、真琴の部屋を出ようとしているようだった。
『うん、北海道だったよね』
『ああ。自転車で道北を廻ってくる』
『本当にに一人?実はガールフレンドとかと行くんでしょ?』
真琴の声に、7月の頃とは違う馴れ馴れしさと…何かの感情が漂っていた。
真琴の足音が近づいてくる。部屋を出る風岡の方に、歩み寄ってきているらしい。
『ひとりで行くんだよ。旅行はひとりが好きなんだって言ったろ?』
『…ふうん』
『お土産、買ってきてやるよ。何がいい?』
『…えーとね…熊の木彫り以外』
あはははっ、と二人が笑った。
数秒の間があった。
『…あ』
不意に、真琴の声がした。そして、引き寄せるような衣擦れの音と…沈黙。
47.
『…んっ』
真琴の、声が漏れた。
状況は音だけでも推測できた。真琴は、風岡に唇を奪われたのだ。
俺にとっては地獄のような沈黙が続く。互いの服がシュ、シュ…と擦れ合う音。
真琴の吐息。しかし、真琴が抵抗するような様子は伝わって来ない。
音声だけの分、逆に、生々しい映像が、俺の頭の中で拡がっていく。
風岡に抱き寄せられ、強引に唇を奪われた真琴は、やがて風岡との口づけに
陶酔していく。
『んふ…んちゅ』
そんな舌と舌が淫らに触れ合う音が…聞こえたような気がする。
やがて、真琴の声が聞こえた。
『……風岡、さん…』
『…ごめん。我慢できなかった』
『…でも』
『真琴ちゃんも、同じ気持ちでいてくれてると思ってた。違う?』
『……それは…』
『ごめん、でもファーストキスだったよね。後悔してる?』
『……そんな…』
『ヤスタケくん…だっけか、彼に悪いことをしちゃったな』
『やだっ』
真琴がその時だけ、声を強くした。
『そんなこと、言っちゃイヤだ…ひどい』
ズズッ、とまた服の衣擦れの音。
『あ…』
風岡が、また真琴を抱き寄せた…そうに違いなかった。
『そうだね、ごめん。変なこと言っちゃった。ね、仲直りに…もう一度』
『…風…んっ…』
そして、沈黙。衣擦れの音。真琴の吐息。繰り返される。
『んふぅ…んちゅ…』
今度は明らかに聞こえた。真琴の悩ましい鼻から漏れる声と、舌の舐めあう音。
『ンふ…ん…ちゅ…んちゅ…』
真琴が、いまや、風岡とのキスに陶然となっていることは明らかだった。
キスの後、真琴は、ショックで泣いてしまったようだった。
すると風岡は、そんな真琴の心を落ち着かせるための言葉を、投げ掛け続けた。
あたかも、恋人に囁くような声音で。
『齢がちょっと離れてるけど…真琴ちゃんが好きになった』
『俺の気持ちを、受け容れて欲しい』
『一ヶ月以上前から、真琴ちゃんのことばかりを考えるようになってしまってた』
『頼むから、俺の彼女になって欲しい』
『真琴ちゃんが他の男と付き合うなんて考えたら、耐えられそうにない』
真琴は、そんな甘い言葉を次々に掛けられ、じょじょに泣き止んでいった。
『…北海道から、毎日メールするよ』
風岡は、最後、猫撫で声でそう言った。
『…返事、必ず、くれるだろ?』
『………うん』
真琴は、風岡に、唇を奪われたことを、許容した。
これ以上、先に進んではいけない。
俺の頭は、警告を発していた。やめろ。これ以上はお前が深く傷付くだけだ、と。
だが、俺のさらに奥深くで、何かが血を流しながら、俺に求めていた。
見てしまえ、真実を見てしまえ。そして、地獄の苦しみにのたうち廻れ。
お前は本当はそれを望んでいるのだ、と。
俺は、4つ目のファイルをクリックした。
「9月25日.Avi」。それは、音声ファイルではなかった。
48.
PCの、画像再生ファイルが起動した。数秒、黒い画面が表示された後、画面は録画の画像に切り替わる。
風岡と真琴が、いきなり、間近に顔を並べていた。俺の鼓動が急に速くなる。
『ねえ、本当に…撮る?』
真琴は画面に向って、恥ずかしげに言った。
風岡がふたりの顔の前に携帯を持ち「自分撮り」をしているらしかった。
『撮るよ、撮る』
『でもぉ…何に使うの?もう』
真琴はそう言うが、表情を見る限り、怒っているふうではなかった。
ふたりの会話には、もうすっかり馴れて打ち解けた雰囲気が漂っていた。
真琴の表情と言葉の調子が、以前にはなかった媚びを含んでいる。
日付から見て、北海道旅行から風岡が帰ってきた後だろう。その間に、二人はどれほど親密さを増したというのだろうか。
『だから、元気を出したいときに見るんだってば』
『本当に?それだけ?』
『何に使うと思うんだよ?真琴もけっこうエロいね』
『…ばか!』
風岡は、すでに、真琴を呼び捨てにしていた。
『ほら、いいから、じゃ、撮るよ』
『えっ?…は、はい』
風岡が言うと、真琴は慌てて、緊張した面持ちで、画面を見つめた。
もうすでにカメラが廻っているとは、真琴は知らなかったのだろう。
画面の中で、二人の顔が、頬がくっつくほどに間近にあった。
『えっと…、さ、坂上、真琴です』
真琴は真っ赤になりながら画面に向って話し始めた。
すでに、そういうふうな打ち合わせが出来ていたらしかった。
『横にいるのは…か、彼氏の、風岡龍介さんです…あー恥ずかしくてダメだよぉ』
『ほら、真琴、続けて』
抗議する真琴に、風岡が笑いながら、促した。
『んー…』
頬を少し膨らませた真琴が、けれど、また画面を見つめる。
『風岡さんと…』
『こら。龍介さん、だろ?』
真琴が、うっ、という表情をして、さらに真っ赤になる。
『りゅ、龍介さんと…真琴が、恋人同士っていう…しょ、証拠です』
真琴はそう言うと、横を向いた。風岡の方を向いて、あごを軽く突き出す。
『はい、よく出来ました』
風岡はそう言って笑いながら、真琴の唇に、自分の唇を重ねた。
『…ン』
風岡に肩に手を掛けられ、真琴の口から声が漏れる。
真琴の手が震えながら伸び、風岡を頼るように、風岡の肩に置かれる。
真琴はうっとりと目を閉じている。疑いようのない現実がそこにあった。
真琴が唇を奪われている様子を、俺は初めて、目撃していた。
長い、長いキス。二人の顔がゆっくり角度を変える。互いの口を吸いやすいように、絶えず、揺れている。
唇は離れない。風岡がぐい、とやや荒く、肩を抱き寄せる。
『んふぅ…』
真琴が、可愛くイヤイヤしながら抗議するが、風岡は許さない。風岡の口が開いた。
それに息を合わせて、真琴も口をやや開いた。風岡が舌を伸ばす。真琴の血色の良い唇を、舌先で舐めていく。
真琴が開かれた唇から、赤い舌を覗かせた。真琴も、舌を伸ばした。
ぴちゃ…、という音が聞こえるように、二人の舌が絡み合った。
ぴったりと息の合った口づけは、二人が、もう何度もこんな濃厚なキスを
繰り返している証拠だった。二人はお互いの唾液を舌に乗せながら、それを交換するような淫らなキスに耽る。
そして、やがて、風岡が口を離す。唾液の糸が伸びた。
『……』
真琴は真っ赤な顔をして俯いている。画面を見ることが出来ないようだ。
『よく出来たね、真琴、可愛いよ』 風岡が言った。
『ほら、ちゃんとカメラ見て』
真琴のあごを指で摘み、カメラの方を向かせた。
『…あン…』
真琴は、羞じらいを含み、潤んだ目で、風岡のなすがままになった。
毎度、遅筆で申し訳ありません。
だいたい、物語の落としどころは見えてきたのですが、
そのためには、もうちょっと書き進まないと行き着かないようです。
もっとまとめて投下しろ!というお声もあるのは重々承知なのですが
どうかご理解の程を…!
本日は、ここまでということで、またで御座います。
イイヨ、イイヨー
完結したらまとめて読むつもりだから頑張っておくれ
わざわざヤスタケに好意を抱いてるセリフから抜粋してんのかw
暇すぎるwww
>>439 相変わらずのGJぶりですねえ。
投下し易いペースで問題ないです。
完結期待してます。
相変わらずGJ。そろそろ風岡が寝取り神になってきたww
ただ、一つ気になった。
>最初のファイルの7月17日以前から、風岡はすでに真琴を奪い、その事実を
俺に突きつける計画を立てて、準備を進めていたというのだろうか。
最初のファイルでヤスタケの事は初出っぽいんだけど、↑ってことは
風岡は真琴の発言出る前からヤスタケを知ってたんだろーか?
とりあえず続きを楽しみにしてるわ。
>>436 GJです。
こんなになっても元鞘エンドを願っている俺は異端なんだろうな。
作者さんがどう完結させるか楽しみです。続き待ってます。
ヤスタケが覚醒して奪還エンドなるものを考える俺はもっと異端だろうw
異端が集まればそれが主流となる。
俺もそうだ!
447 :
NT1FuShu:2008/03/18(火) 19:32:07 ID:VG2QYCP6
完結したと思っていたが、続編の後日談が来ていた!
真琴の成長?記録をみて、今後のヤスタケにちょっと期待。
続きがんばってください。
>425さん
自分には文才がないのでこれが精一杯です。
すみません。
でも、このネタを元に書いてくれるならば、自分としては大歓迎です。
>426さん
自分の拙い文章にありがとうございます。
メモリの中身、てっきり直近の羽目鳥だと思ってましたがそう来ましたか。
何だかますますあの話を髣髴とさせるなあ。
>>443 ヤスタケを知ってたわけじゃなく、彼氏(もしくは両思いの相手)に見せ付けるために記録してたんだろう。
うまく聞き出すことが出来たから計画発動、ってな感じと見た。
ただ、そういう趣味があるとするなら、他の女の空気を感じさせないのが気になる。
風岡は本気で真琴に入れ込んでる・・・?
ああ、俺も風岡×真琴カポー昇華に拘ってる異端ですよ。
このスレが伸びていると、
一瞬で手に汗が吹き出て頭に血液が集中してしまう俺がいる。
>>439 GJです!
貞操観念の薄い話って見方によって寝取りにも寝取られにも感じるよね
好きな人に告白できない妹のために姉が飲み会で知り合った男
を使って妹を大人の女に、後日姉と男が歩いていると
はれて告白に成功した妹が手を振って走ってくる
こんなのがあったが男も妹に告白された彼氏もある意味寝取り寝取られw
>>451 俺漏れもww
他のジャンルでは味わえない緊張感。そして興奮
>幼馴染ネトラレ
なんだ超和姦ジャン! すくなくとも最初はもうちょい強引なのかと思ってたぜ。
話が進むにつれ住人達にビッチ扱いされないことを祈るw
今日の更新を見る限り真琴は至って普通の女の子だろ。
これでビッチってどんだけ耐性ないのかと。
I・Iの罠集合住宅みたいになる事をいってるんじゃないのか?
心が肉体に凌駕される瞬間、やっぱ肉欲に奪われるからこそのNTRだと思ってるんだが
その結果がビッチ化なら俺は大喜びだな
牽制入りました
真琴は先に心が落ちてる状態だから、TMみたいな変化されても
同じようなカタルシスは得られないんじゃないのかな。
そんな風に思う一方
遊園地での真琴はまだヤスタケへの思いを引き摺っていて、悩んだ末に断ち切る。
というより風岡とヤスタケに断ち切らされる。
その断ち切る上での拠り所が肉欲だった可能性あり。
とも思う。
どっちにしても、厨房だから「ステレオタイプなビッチ」より
「Hにどんどん目覚めていく女の子」のほうが淫靡度が増すと思う。
このスレ読んでたら憂鬱な気分になった
>>458 ようこそ新米。
じきにそれが何か別のものへと消化するのだ。世界が変わるぞ同志。
TMってなんですか
タイム・マシン。多摩=TAMAの略って説もあるけどな。
↑TMNの話なんかしてねえよヴォケ
そろそろ、このスレにもスコッパーに近い呼称の隠語が必要かな
妻いじりプレイ中。
寝取りゲーとしてやってみようと思ったがNTR中心。
ただ、毎晩掲示板にうpされる妻に対する陵辱に対してなんとかしようとすると即BADEND。
犯人もわかってて陵辱されてるのもわかってるにもかかわらず陵辱を続けさせようとする選択肢を選ばないといけない。
しかも妻がぼうっとしたりしてるのになにか様子がヘンだな、とか。
しかもこの旦那結構浮気性。
全員に手を出していくのがハッピーエンドへの道。
女全員貞操観念ほぼなし。
寝取りとしても寝取られとしても微妙。
ただエロさはある。
いや、ここはプレイ日記かくチラシの裏じゃないんだからさ・・・
>>366-372の続きです。
宗治は朝から憂鬱な気分だった。
「お早う、セーくん」
「よっ、お早う」
宗治と操が学校に向かう途中に成一と合流して一緒に登校する。
いつもの光景だが、宗治にはいつもと同じようには見ることはできなかった。
先日、成一が操のことを好きであると聞かされ、操からも成一のことが好きだと聞かされた。
そのことが宗治の心を曇らせていた。
「でさー、昨日さ…」
バカ話をする成一。
「あはは、面白いね」
それに笑う操。
成一と操の何気ない会話。
笑顔を向け合う二人。
それら全てが宗治には苦痛となった。
成一と操が互いにどう想っているか知っているのは宗治だけだ。
二人はまだ恋人同士ではない。
いつかどちらかが相手に告白するだろう。
そして、今操は成一に手作りのマフラーを作っており、それを渡すときに告白すると言っていた。
そうなったら二人は恋人同士になる。
宗治にはそれを止められない。
「ハル、どうしたよ?元気ないじゃん」
口数の少ない宗治のことが気になったのか成一が聞いてくる。
宗治は心配させたことを申し訳なく思うものの相談するわけにはいかない。
「そうだよ、ハルくん。ボク等で良ければ相談に乗るけど?」
「何でもないよ」
強いて笑顔を作り宗治は答える。
「そう?本当に?」
二人ともあまり信じていない様子だった。
一緒にいた月日の長さがささいな心情の変化を捉えられるようになったのだろう。
それでも宗治は何でもないような態度をとった。
二人が心から心配してくれていることも、嫉妬や苛立ちが宗治自身のエゴでしかないとわかっているから。
「大丈夫だって。心配ご無用」
おどけた様子で宗治が言うと二人は追及を止めた。
その後はなるべく会話に参加するように心がけたので、特に何か言われるようなこともなかった。
その日の部活動はプールサイドや更衣室などの掃除だった。
宗治も宗治は悩み事から気分を逸らすために掃除をしていく。
「いいじゃんかハル。プール使う時期になってからちゃんとすれば」
せっせとプールサイドの掃除をしていた成一がそんなことを言う。
別に宗治も熱意があって掃除しているわけではないのだが、成一には真面目に掃除をしていると映ったようだ。
「でもゴミがたまるしね…今のうちにちゃんとやっとかないと、後で面倒だよ」
「まあ、今年のプール掃除は面倒だったけどな…どうせ夏場にはまたたまってるよ」
先輩部員もそんなことを言う。
そこへ操がやってくる。
「ほーら、男子達もちゃんと掃除して!先輩もちゃんとやってくださいよ!」
だらだらとやっている男子達に操が元気良く声をかける。
その表情は宗治には眩しいものだった。
「はいはい」
仕方なく、男子部員も掃除を始めていく。
帰り道。
「あーめんどかったな。掃除」
「そうだね」
宗治は成一と家路についていた。
「坂上は操に告白しないの?」
思い切って宗治は聞いてみる。
成一はぎょっとした後周りをきょろきょろする。
「どうしたのさ」
不思議に思ったので宗治は聞く。
「誰かが聞いてたらどうするんだよ」
咎めるように成一が宗治に言う。
やがて、誰もいないのを確認したのか意を決して成一が語り始める。
「そんな簡単にできねぇって。振られたらめちゃめちゃ気まずいじゃん。心の準備がだな…」
長々と話すが要するに「操に振られて今の幼馴染の関係が壊れるのが怖い」という内容だった。
宗治にすればそれは杞憂なので相槌を打つのがおざなりになっていたかもしれない。
「そう言えば、言ってないよな?」
突然、成一がそんなことを言い出した。
何を言われたのか、一瞬宗治にはわからなかった。
「えっ?」
「だから、俺がミサオのこと好きってこと」
「誰にも言ってないよ」
口止めされているし、そんなことを言う理由も宗治にはない。
「ミサオにもか」
「ミサオにも」
その言葉に、成一がほっとした様子を見せる。
「絶対言うなよ、俺の口から言うんだからな」
そんなに言われたくないのだろうか。
だったら、自分に言うなよと以前と同じことを宗治は思ったが頷いた。
そこで、二人は別れた。
宗治が家に帰ってぼんやりとしていたら、いつの間にか夕食になり、そして風呂に入った。
心の中にあるもやは晴れず、ベッドに横になる。
『…好きなんだ。セーくんのこと』
『手編みのマフラーをさ、セーくんにプレゼントしようと思ってるんだ。その時に告白しようと思ってる』
操の台詞が頭の中で繰り返し再生される。
マフラーは後どれくらいで完成するのだろう。
だいぶできていたような気がするが宗治には編み物のことなど分からない。
マフラーが完成したら二人は恋人となるのだろう。
恋人となった二人は幼い日に見た、父と義母のような行為をするのだろうか。
そのことを思い出しても胸が痛む。
愛していると囁き合うのだろうか。
操は成一のものになってしまうのだろうか。
考えれば考えるほどに苦しい。
「もう、寝よう…」
「ん…」
目が覚める。
今は何時だろう。
宗治は時計を見る。
「2時か…」
夜中に起きてしまったようだった。
再び眠りに就こうとしても意識が冴えてしまい、それも叶わない。
「のど、渇いたな…」
もう家族は寝ているだろうから、宗治はなるべく音を立てずに部屋を出た。
こんな時間だというのに操の部屋にはまだ明かりがついていた。
(明かりつけたまま寝ちゃったのかな…?)
宗治も何回かそんなことがあったのでそう思った。
(電気消しておくか…)
寝ているであろう操を起こさないようにそっとドアに手を掛ける。
(あれ…?)
中から何か声が聞こえる。
聞き耳を立てる。
「んっ………っ……あっ……」
(これって…)
操の声だ。
操の部屋で操の声が聞こえる。
当たり前のことである。
それでも、この声は…
音を立てないように宗治はそっとドアを開ける。
操がベッドで仰向けになっていた。
それだけならどうということはなかった。
しかし、パジャマの前ははだけており、微かな膨らみとその頂きにある桜色の乳首が見える。
(あっ…)
はだけられたパジャマに宗治はどきりとする。
よく見えないがそのことが逆に想像力をかき立てる。
そして、操は両手を胸元に持ってきて愛撫していた。
「あっ………あっ………んっ………ふぅ……」
押さえた声だったが、操の興奮した様子がはっきりと伝わってくる。
紅潮した顔に浮かんだ表情を見て、宗治はショックを覚える。
(ミサオ…あんな顔…するんだ)
宗治が知っているどこか溌剌とした雰囲気の操とは違った。
先日、成一への想いを語っていた少女の顔とも違う。
それは欲情した女の顔だった。
操ははぁはぁと荒い息遣いの中で自らの行為に没頭する。
「んっ……あっ………ああっ………ふっ………」
うっとりとした顔で行為を続けるその表情は、操のものとは信じがたいものだった。
それでもそんな操を見つめているうちに自らの股間も熱くなっていることに宗治は気づく。
宗治は魅入られたように操を見つめ続ける。
「あっ………はぁっ………はっ………ん……」
やがて、右手を胸元から離して、ショーツの中に持っていく。
左手は相変わらず自分の胸元にとどめ置き、愛撫を続けている。
操は宗治には気づいた様子もなく、いやらしい手つきで自らの女性の部分を慰め続ける。
そして、次の操の言葉が宗治のショックをさらに深いものとする。
「んんっ………ぁっ……セーくんっ…………ぁあっ……はぁっ……もっと……やっ、あっ…」
(セー…くん…?)
ここで出てくるのだから当然成一のことを言っているのだろう。
操は成一のことを考えながらこんなことをしていたのか。
操の想像の中の成一は操に何をしているのだろう。
想像の中の成一に操は犯されているのだろうか。
そして操はそんな想像をしながら、淫らな表情を浮かべているのだろうか。
驚きと悲しみ、苦しみなどの感情が宗治を襲う。
「はぁ…ん………あっ…セー、くんっ…………あっ……んっ……あぁぁぁああぁ…」
切ない声を上げてビクンビクンと操は体を震わせた後、ぐったりとする。
部屋の中には操の微かなはぁはぁという荒い息遣いだけが残る。
(あれが…イくっていうのかな)
操がイく所を見ることになるとは思いもしなかった。
しかもただ、イクのではなく、宗治以外の男のことを想って。
部屋の中ではいやらしい操の息遣いに満たされていた。
(こんなの…これ以上見てちゃだめだ)
思春期の好奇心に捕らわれて覗いてしまったが、本来はしてはならないことだ。
宗治は混乱していた思考を何とか纏めて去ろうとした、が。
ぎぃ。
焦って宗治はドアに手を触れてしまった。
(まずい!)
そう思った時にはすでに遅くぼんやりとしていた操の瞳に焦点が戻り、焦った表情でドアを見つめる。
「えっ、誰!?」
操の驚いたような焦ったような声。
宗治は観念して顔を出す。
「その…ミサオ…ごめん」
宗治の顔を確認すると先ほどと怒りか羞恥によるものか操が顔を真っ赤にする。
「――――――!」
口をパクパクさせる操。
奇妙なその表情も今の宗治には全く笑えない。
宗治は自分は操にどんな表情をみせているのだろうか、とぼんやりと思った。
「本当に……ウグッ!」
宗治が再び口にしようとした謝罪の言葉は発せられることはなかった。
操が普段その役を果たすことのない目覚まし時計を思い切り宗治の腹部に投げたからだ。
痛みに息がつまり、視界が一瞬閉ざされる。
「変態!チカン!覗き!スケベ!バカハル!」
両親を起こさないためか声を抑えながらも口にできるかぎりの雑言を宗治に投げかける。
そして、カバンや教科書などを手当たり次第に投げていく。
「こ、この…もうボクの部屋に入んな、バカ!」
最後に枕と共に投げ掛けられた言葉に背を向けて宗治は自室に戻って行った。
なんてことだろう。
操に間違いなく嫌われた。
今まで宗治は操と喧嘩したことは何度もあった。
その度に「部屋に入るな!」と言われた。
これまでは仲直りすることができたが、今回は仲直りする自信が全くない。
「ミサオ…ごめん…」
まず謝らなければならないが、どうやって謝れというのだろうか。
失恋のショックもまだ癒えていない中で宗治は途方にくれてしまった。
以上です。
乙。てっきり前ので終わったと思ったら続くのかw
これは寝取られというよりは片思いの娘と親友の恋を応援する話かな
でも、ちょっとせつないわ・・・
某沙有里に似てきたな
彼氏に恨みを持つ寝取り男が彼女の(金銭的な)弱味を握り
風俗に働かせ、彼氏をその店に連れていく
NTRではないがこういうのゾクゾクする
>>473 昔、安達遙の小説で見たな。
彼女の妹まで巻き込まれ2人揃って淫乱化するんだが、最後で彼氏が
自分にシリコン注入して同じ世界に飛び込み、彼女と一緒に見世物になることで彼女を取り戻す、と。
NTRの重要な要素である男の心理描写が薄いんであまりNTR臭はしないけど。
◆ZtIYUppedA 氏のファンタジーNTRに刺激され、
ちと自分も挑戦したくなったので、投下させてもらいます。
強い雨が降っていた…風も強い、そんな嵐のような夜を俺は走ってる、
そして剣を振りかざし異形の化け物共と戦っていた。
「うりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
ザシュッ!!
また一匹、俺は斬り倒す…そして体勢を整えると、また別の一匹に狙いを定める!
ここから先へは一匹も通すわけにはいかない…
俺の剣に、この先にある故郷の村の平穏がかかっていたのだ。
俺はこの先にある村を守る警護団長だった、かつてない魔物の大群に囲まれた村を救うため、
大掛かりの作戦を決行し、今こうして最後の仕上げとなっていた…
傷つき倒れた仲間の為に…俺は自慢の剣技で残された魔物の群れを倒滅していく。
本来なら、追い込んだこの最後の群れを倒すのに、俺一人が奮戦する必要は無かった、
俺は群れをこの場所に誘い込む為の囮役だったのだ。
しかし、あの男…副団長ジュリクの裏切りにより、その作戦は失敗する。
魔物との戦いの流れが我が警護団の有利に傾くまで、
俺の指示通りに戦っていた、だが…この終盤で奴は俺の指示に背き、
自分が指揮させていた警護団員達を引かせてしまったのだ。
くっ…奴は俺の存在を邪魔に思ってた、恐らくここで俺が魔物と共倒れになるのを、
望んでいるのだろう…だがそうは思いどおりにいくか!
俺は…帰らなければいけない、そう…愛しい女の下に、
結婚を約束した女性…サリュとの約束を守り、生きて帰らなければ!
俺はふと首に飾った、この彼女から渡されたお守りである銀の十字架を見つめた…
この戦いが始まる出陣前に、サリュから手渡されたのだった。
「かならず…生きて帰ってきてねか…帰るさ、絶対に!」
俺は再び剣を握り締める…残りは数匹、俺の力量なら問題ない。
全てを倒し、後でジュリクの奴にも罰を与えてやる…そして、
俺はサリュの下に帰り…平和になった村で結婚式を行い、彼女を幸せにするのだ。
そうだ…だから、俺は倒れない、こんな場所で!
ガシャァァァァァァァ──────!!!
落雷が落ちた、そしてそれに合わせるかのように残りの魔物が姿を見せ、襲ってくる!
大丈夫…俺なら、サリュ…待ってろ!俺は戻る、お前の下に!!
「うりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
雨はまだ降り注いでいく…故郷を守る為に傷つき、そして死んでいった者達と、
本能のままに人を襲い続け、そして倒された魔物達の血を地面から洗い流していくのだった。
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「ん、もう朝…なのね」
昨晩の嵐が嘘のように、その日の朝は清々しい晴天に恵まれていました。
そんな空の下で私は家の前で彼の帰りを待っていた、昨晩は寝てません…
とても寝られなかったの、だって彼が戦いに出向いて…帰ってこないのだから。
いえ、彼は帰ってきます…約束したもの、
彼…私の婚約者であるロークは、この村で誰よりも剣の使い手なのだから、
そんな彼が死ぬわけないの…絶対に!
「よう、サリュ!こんな朝から何してるんだ」
「!ジュリク…」
すると、そんな私の前に大きな体格の男ジュリクが現れました、
彼は村の警護団の副団長を任されてる程の、屈強の男なのですが、
素行に問題があり、とても乱暴で自分勝手で…色んな人に迷惑をかけてます。
「あなたがここに居るという事は、村を囲んでた魔物は…どうなったの?」
「あぁ、俺の大活躍もあってな、連中はみんなやっつけてやったぜ!」
「本当!でもロークがまだ…」
「あぁ、奴を待ってたのか、残念だけどよ…くたばっちまったかもしれないぜ」
「なっ!」
「逃がした魔物を一人で深追いしちまったからな、あいつがまだ帰って来ないなら、死んだな」
嘘…そんな軽率な真似を彼がするわけないわ、
どんな戦いをしてたか分からないけれど、でも…彼は無茶はしない、
もちろんみんなの為にどうしてもっという場合は違うけれど、でも…約束を破るような真似はしないわ。
「もうあいつは帰って来ねぇよ、きっと今頃は魔物の腹の中に…」
「いいえ、彼は…ロークは帰ってくるわ!」
私は言い切りました、ジュリクが彼の事を嫌っているのは知ってます、
だからきっとそんな出任せを言うの、何も確証なんてないのよ…
でも警護団から孤立してしまったのは本当みたい、
あぁ…お願い、神様…彼を生きて戻してください!
「まぁ、信じるだけ信じてればいいさ、あばよサリュ!ははは!!」
ジュリクは嘲笑うかのように高笑いし、帰っていこうとします…すると、
向こうの方から別の警護団であろう男の人が駆けてきたのです。
「副団長!団長が…発見されました!」
「なんだと!!」
「ロークが!」
私は、その発見の報告を聞いて、涙が出るほどに歓喜しました、
だって…生きて見つかったらしいの!ジュリクは面白くないような顔をしてましたが、
朝になって巡回してた警護団員が、木々の茂みの下に倒れてたのを発見したらしいの。
そして今は、村の診療所に運ばれて治療してるとか…
それを聞くなり私の足は、診療所に向かってたわ。
そして…そこで私は見たの、他にも傷つき運ばれてる怪我人が密集してる中、
その奥のベッドに寝かされた愛しい男の顔を!
それは紛れも無く私の大切な人…ロークだったの。
だけど傷が酷いみたい…でも息はある!生きてるの…良かった。
すると、彼の目が薄く開きます…目覚める!
「ローク!あぁ…良かった…心配させないでよ」
「……」
ジッと、開いた目で私の顔を見つめるローク…
だけども様子がどこか変でした、何だか…不思議そうな顔をしてる?
「どうしたのローク、何か言ってよ」
「……」
「ちょ…どうしたの?わかる…私よ」
それどころか何度呼びかけても、私に返事をしません…どうしたのローク?
まるで目の前に居る私の事が分からないみたい…え?まさか…
するとその診療所で働くお医者さまがやって来ました、とても複雑な…
物悲しい表情で、私に告げるの…その残酷な事を!
「気付かれましたか?実は…どうやらロークさんは、記憶を失ってるようなのです」
「なっ…嘘…」
「しかもですね、言葉も喋れなくなってるようですよ」
「!?」
まるで頭を鈍器で殴られたような衝撃でした…
嘘よ…そんな!魔物との戦いで傷ついたロークは、
その戦いでの衝撃で今までの記憶を無くしたらしいのです、
しかも言葉まで忘れるなんて…お医者さまもお手上げだという事で、
しばらく安静にし、傷を癒すと同時に頭の回復を待つしか無いという話でした。
「ここが私とロークの住む家よ、覚えてる?」
「……」
ロークは首を横に振ります、そう…覚えてないの、
ここで一緒に暮らすようになって、共に助け合い愛し合った日を…
私はここで小物売りをして細々と商いをしてました、そしてある日に出会ったの…
当時に執拗に言い寄っていた男の人がいたのだけど、
ちなみにその人はジュリクの事です、それで困っていたのだけど、
その時この村で若くして警護団の団長を任されたロークに助けてもらったの。
それがきっかけになって、付き合いだした私達…いつしか私のこの家で、
彼と一緒に暮らすようになり、もうじき正式に結婚し家庭を築く筈だったのに…
今の彼では、その結婚も伸ばすしかないようでした。
ロークは記憶を取り戻す為にも、診察所でなく我が家で療養する事になりました、
彼の面倒は私が看たかったし…早く思い出してほしかったから。
「はい、スープできたわ…一人で飲める?」
「……」
「そう、いいわ…私が飲ませてあげるわね」
でもそう思う通りにはいかないの、彼の記憶は中々戻る傾向がありません、
当然に言葉も…一切話せない状態なのです。
辛かった…あの元気の良い明るい声が聞けないのは、
ただ記憶を失っているとはいえ、私を拒む事が無いのは良かった事かもしれません。
傷は酷いものでした、命に別状はなくても、まともに動けるまでは、
相当の日々が必要みたい…愛しい人ですから、動けない彼の世話をするのに、
そんなに辛いと思う事はありませんでした、だけど…寂しいの。
ロークは傷の回復の為か、一日のほとんどを眠るようになってたの。
あれから一週間…彼は今日もよく眠ってる、その間に私は店を開いて商いをしてました。
彼の警護団の仕事は傷の療養の為にと有休をとらせてもらってますが、
果たして今の彼が今後警護団の仕事を行えるのか…疑問でした。
私はいいの、彼が一緒なら…例えもう一生をベッドの上で送る人生になっても、
私は付き合うつもりです…でもやはり記憶、それは取り戻してほしかった。
私と一緒に過ごした日を…いえ、私を愛した事を思い出してほしい。
思い出してくれたなら、改めて結婚したいと思ってました…そういえば、
彼…私が贈った銀の十字架の首飾りをしてませんでした、多分…あの戦いで失ったのかも。
もしかしたらあの首飾りが、ギリギリの所で彼の命だけを救ったのかもしれないわね…
そう都合よい事を考えてました、するとその時…
ガチャッ
「いらっしゃいま…あっ…」
「よう、お邪魔するぜ」
「ジュリク!」
けっしてこの店は繁盛はしてませんでした、特にこの時間帯はお客さんは誰も来ません、
そんな時に珍しくお客がと喜んだのもつかの間、やって来たのはジュリクでした。
「どうだ、あいつは今日も眠ってるのか?」
「は、はい…」
「で…お前の事を少しでも思い出してくれたのかぁ〜ん?」
「…いえ、まだ…何も」
「薄情な奴だな〜全く」
やっぱり私…この人の事は嫌いです、あの人が眠ってるのをいい事に、
好き放題に罵倒するのですから、彼は自分よりも立場が上なロークを以前から妬ましく思ってたの。
力もそう…腕力でこそジュリクに敵う者は、村に誰も居ません…だけども、
剣なら別です…ジュリクはロークに一度も勝った事が無かったの、
だからこそプライドが高いジュリクは、ロークを恨んでた…
「なぁ…あんな奴、もう放っておこうぜ、もうサリュの事を全部忘れてるんだろ?」
「嫌よ!その内に思い出すわ…絶対に」
「そうかな〜最近ちょくちょくお前の顔を見てるが、辛そうだぜ…無理してるんだろ?」
「無理なんか…してない…」
ジュリクはフンッと微笑むと、店のカウンターの前に居る私に近づいてきます、
そして大きな顔を迫らせてくるのです、そして…その顔が一気に目の前を覆ったの!
「んぐぅぅぅぅ〜!!!!」
えっ!な…何…!?
瞬間、私は自分に何が起きたのか理解できませんでした…
ただしばらくしてはっきりしたのは、この私の唇に分厚い柔らかなのが押し当てられてるという事。
嘘…まさか!そう…ジュリクは唐突に私の唇を奪ったのです!!
「い、いやぁぁ!!!あ…あぁ…何を!?」
「へへ…あんな薄情な奴なんて、忘れて…俺の女になれよ」
「嫌、嫌ぁ!誰があんたなんかに…んぐぅ!」
するとまた私の唇を奪うジュリクです、しかも今度は強引に舌を捻り込み入れてきたの!
私は必死に唇を閉じて抵抗します、だけども…彼の大きな舌先は、
そんな抵抗など無意味とばかりに、口の中に簡単に侵入してきます。
そして私の舌に絡ませてくるの…やぁ…こんなの!
「んんん〜〜〜〜っ!!んん…っ!!」
うぅ!!ドロドロと何か流し込まれてきてる…
その熱いのが喉に流し込まれてる、やだ…飲みたくない、こんな汚いの!
それはジュリクの唾でした、唾液まで流し込んでるの…
いくら飲みたくなくても、このままじゃ窒息してしまう…だから身体が勝手に、
その液体を胃へ流し込ませるの…やぁぁぁ!!
「んぁっ!な…なんで…きゃっ!あぁぁぁ!!!」
ようやく口が解放されたかと思ったら、今度は大きな腕で身体を抱きかかえられてしまう、
そしてテーブルに置かれた小物を強引にどかし、その上に私の身体を寝かし乗せたの。
やだ…あぁ…しかもそのまま、ジュリクの大きな身体が覆い被さってくる!
「やだ…やめてぇ…んぐぅ!!」
必死に何とか抵抗する私、だけど…警備団の副団長をしてる程の屈強の男に、
私の非力な腕力では無力同然だったの。
そのまま彼は、強引に私が着てる服の胸元を剥ぎ、下着も剥いで…
胸の膨らみを…乳房を外気に晒すのでした!
「へへ…やっぱ見事な胸だな、サリュの胸は…」
「や、やだぁ!!み、見ないで…」
「見るさ!こんな柔らかく大きなのを見なくてどうするよ…揉み心地が良さそうだな〜」
「ひゃぁっ!あ…あぁぁぁ〜!!!!」
するとジュリクはこの晒された乳房を、手を伸ばしてきて力強く揉んでいくの!
鷲掴みしてギュギュって乳房が歪むくらいに!
「痛っ!やめ…あぁぁ!!!」
「これくらいで音を上げてどうするよ、おぉ〜いい肌触りと弾力だぜ」
「くぅぅぅっ!!あぁぁ!!!」
ジュリクは、自分の好きなようにその膨らみを嬲ります、
手で搾るように揉み、そして先端をあの大きな舌で包み込むように舐めるの!
しかも唇で吸い付き、歯で…乳首を痛いくらいに甘噛みしてくるし…
「いやぁぁ…あぁ!!」
「ふぅ〜あんな奴にはもったいないおっぱいだぜ、さてと…こっちはどうかな?」
「ひぃ!あぁ…そこは…あぁぁ!!!」
そんな…そこまで!ジュリクが次に手を伸ばし弄ってきたのは、
股…股間のアソコにです、スカートを剥がすと…パンツを無理矢理に剥ぎ取って、
私の大事な所まで晒させるのでした!
「おぉ〜綺麗なピンク色じゃないか、まるで処女のマンコだぜサリュ!」
「み、見ないでぇぇ!!!あぁ…そんなとこ…うぅ…」
だけどジュリクは私の訴えに耳を貸しません、問答無用に手を…そこへ触れさせすのです。
指先を入れる…その膣の中へと!
ジュブゥゥゥゥゥ…
「いやぁぁぁぁ!!あ…抜いて…抜いてぇぇ!!」
駄目…こんなの、大切な所を弄られてる…やだ、ローク以外の人にそんなとこを…ひぃ!
だけどジュリクはかまわず指を入れて、膣内を掻き回すの…あぅ!
駄目よ私…感じないで、こんな人に…そんなの…
「我慢するなよ、俺は村中の女を抱きまわってるんだぜ?あいつの手技と一緒にするなよ〜」
「ひぃ!あぁぁあっ!!!」
だけども、駄目…感じちゃう、敏感な所を触れられ弄られて、
下から激しい衝撃が巡ってきます、ロークにされた時よりも…激しいのぉ!
「どうだ、溜まってたんだろ?俺が楽にさせてやるよ…」
「や…あぁ…」
しかも今の私…ロークと身体を重ねなくなって日々が経ってたから、
情けない事にその手の刺激に私の身体は卑しくも過敏になってたみたい。
だから余計に感じてる、卑しい快楽を!!
「ほれ、ほれ、あいつのよりも俺の方が感じるだろ!」
「あぁぁぁ!!」
ジュリクの太い指先が、ますます私の膣内を掻き混ぜてる、
そして…激しい快感を与えてくるの!
まるで指で弄られてるみたいじゃないみたい、そうまるで…
「指二本くらいであいつサイズだ、どうだ?気持ちいいか?」
「やぁぁぁ〜〜〜!!」
おちんちん…入れられてるみたい、指で…そんな風に感じちゃうなんて!
ローク…私、おかしくなっちゃってる…こんなの私じゃない…あぁ!!
するとジュリクはより激しく指を出し入れさせていく、しかも指先で膣内を思いっきり擦って!
私を…快感責めにさせていくの!あ…胸もおもいっきり揉まれてる、
不思議にあの痛々しい程に乳房を握られてるのが今は…気持ち良かった。
そして私はついに…イク、イカされてしまったのぉ!!
「あぁぁぁぁ────────っ!!!」
店内に…私の淫らな声が響く、大きな喘ぎ声を出して…イっちゃった。
そんな…私、ローク以外の人の手で、イカされちゃったなんて…
それもよりによってジュリクを相手に、ごめんなさい…ローク…
すると私が絶頂した事を確認するとジュリクはニヤリと微笑み、
私から離れます…そしてその指に付着した、いつの間にか大量に溢れ出してた愛液を、
あの大きな舌で舐めるの…勝ち誇ったような顔でした。
「今日はこれくらいにしてやるよ、どうだ…俺の方が良かっただろ?」
「うぅ…うう…」
私は悔しくなって涙を流してました、何て事をしたのだろう…
この店の隣側の部屋にロークは寝てるのに、こんな所で別の男にイカされるなんて!
気持ちよく…させられたなんて。
「しかし、いくら気持ち良くても、少しは声を我慢しろよサリュ、ロークが目を覚ますぜ」
そう言い残し、ジュリクは出て行きました…残されたのは、まだ半裸状態になってる姿の私だけ。
そして私は心配になりロークの寝る部屋に行きました、彼は…眠ってるわ。
「ごめんね、ローク…うぅぅ…」
そんな彼の寝顔を見つめつつ、私は懺悔します…自分の裏切るような行為に。
でもこれは始まりにすぎなかったの、翌日…またジュリクは同じ時間にやってきたのですから。
「よう、今日も来てやったぜ、どうだ…心変わりしたか?」
「してません…私は…私が愛するのはロークだけです!」
「そうかい、いいぜ…その方が燃えるからな」
「なっ!」
再び彼は、私を抱き…そしてまたテーブルの上に身を乗せるの、
そして…また服を剥がれ、半裸にされていく…
ただ今度は後ろを…お尻を彼の前に突き出すような姿勢にされたの。
「な…何を…うぅ!なぁっ!!?」
クチュッ…
すると彼は触れます…その大きな指先で、あの狭い箇所を…
「今日はこっちを可愛がってあげるからな」
「やめ…そこは!あぁぁぁっ!!!」
そこはお尻の穴でした…あの排泄行為するところです!
そんな汚い所を…ジュリクは平気で指を挿し込み、中をまた掻きまわしてくるの。
「どうだ、ロークの奴は、こんなとこを嬲ってくれなかっただろ?」
「そんなの…嫌、こんなとこ…うぅ!!」
ジュリクは私のお尻の穴を執拗に責めて来る、
こんな場所で感じるわけが…あっ!ちょ…嘘ぉ!!
「ほれほれ、どうした…マンコから愛液が零れだしてきたぞ〜感じてるのか?」
「いやぁぁ!!あ…そんなわけ…うぅぅ!!」
「感じてるな、完全に…ははは!」
信じられない…こんな所で、こんな風に感じるなんて!
嘘よ…こんなの、だって…まるで変態みたいじゃない、こんなの…なのに!
「あぁ…あぁぁん!そ…そんな…あぁぁ!!」
甘い喘ぎが私の口から溢れてる、そんな…感じてる、
私…ここでも卑しい快感を感じてるの!
「いい声だ…尻穴で悶えるサリュをロークの奴が見たら、卒倒するだろうな〜ははは!」
「やめてぇぇ!!あぁ…それは…あぁぁ!!」
「よく言うよ、ほら…やめて欲しくないんだろがぁ!ほれぇ!!」
ズブゥゥゥゥゥゥゥッ!!
「ひぐぅぅぅぅ!!あぁ…あぁ…」
深々と挿し込まれる指先が、腸内を掻きまわしてる…そして絶大な快感を、
私に感じさせていくの、駄目…このままじゃ私またぁ…あぁ!!
「イク…イっちゃう…イキたくないのに…またぁ!!」
「ほらイケよぉ!俺の指でなぁ!!」
「あぁぁぁぁぁぁ──────────!!!」
プシャァァァァァァ─────!!!
そして今日もまた、今度はお尻で…イっちゃった…
しかもその刹那、黄色い液体が股の前から噴出したの…
「漏らしたか、いいねぇ〜ほれサリュの小便が商品にかかってるぜ」
「あぁ…あぁ…」
商品の小物が…私ので汚れていく、駄目…私…
いくら頭で拒否しても、快楽は消えないの…理性を越え、
本能が快楽を全てに勝り優先させてる…ただ私は翻弄されるだけでした。
彼の…ジュリクの行為に、私の身体が侵略されていく…心まで…。
次の日…また彼は来る、私を辱めに…
村で唯一の邪魔者だったロークが眠ってる隙に、
私を汚しにっやってくるの!心を堕とす為に…
「いや!それだけは…それだけはやめてぇ!!」
今日は今までと少し違った、またテーブルに乗せるのは同じでした、
だけども…手じゃなくてジュリクの大きな股間のおちんちん…いえ肉棒が、
私のアソコに向かってきてるの!入ろうとしてる!?
そこに入るのは、ロークのしか駄目なの、将来を約束した人のしか…
なのに…これだけは絶対に駄目ぇ!!
すると彼は、卑しく微笑みつつ私の耳元で囁きます…魔性の言葉を。
「じゃぁ、口でしてくれたら、そっちに入れるのを許してやるよ」
「え…本当?」
「あぁ…いいぜ、ただし…全部飲み込めよ」
それは悪魔の駆け引きです、だって…そっちも望まない行為なのだから。
さっき見えたジュリクのおちんちん…それはロークのと比べかなり違ってた、
同じものと思えないの、だって…こっちはまさしく肉の塊だったから、
そう…肉棒、こんなに醜く巨大な肉の棒を口で咥えるなんて…
でもできなかったら今度は、これが私のアソコに…
それだけは避けなければなりません、だから私は…
「ん…んんん〜〜〜!!!」
大きく口を開き、それを…咥えたの!
彼の下に座り込み、その肉棒を口で咥える…一応は何をすればいいのか知ってます、
だってロークにした事あるのですから、でも…こんなに大きいのは初めてだわ。
ジュリクの股間に顔を埋めてまず感じたのが、強烈な臭みでした…なんて体臭なの!
こんなに臭いの…初めて、鼻が刺激臭で曲がりそう…
それにこの肉棒も固い…黒く汚いし、それを舐めないといけないなんて…
でもどうしてでしょうか…胸がドキドキさせてたの、これを口に含み、
舌先で舐めて…先端を唇で包み込むと。
「どうだ、美味しいだろ〜俺のチンコはよ!」
「んん〜〜…ん…んん〜〜!!」
「いいぜ表情でわかる、その赤くなった顔が言ってるぜ、美味しいって」
そんな事を思ってないのに…都合よく解釈するジュリクに苛立ちを感じつつ、
必死に口での愛撫を続けていきます、大きいからかなり大変なの…
「ほら、袋も舐めて気持ちよくさせろよ〜裏筋もな!」
「うぅ…はい、んんん〜〜!」
舌が…麻痺してしまいそう、刺激が強すぎる…
先から出てきたトロ〜とした粘液も、舌を刺激させます。
こんなに熱心なの…ロークにした事もないのに、
あたしなんで…好きでもない男に、ここまでしてるの?
それにこの胸の高鳴りは…何?やだ…私、本当におかしくなって…うぅわぁ!!
ドブゥゥゥゥ!!!
「んぐぅぅぅっ!!」
するとその瞬間、凄い勢いで私の口にドロドロなのが流れ込んできてる…何これ?
まるで喉奥に叩き込まれてるような、激しい噴出し感…
これが…ジュリクの射精の勢いだというわけなの!
なんて…凄まじい射精なのかしら、それに舌で感じる彼の精液も…
とっても濃いべっとりした粘りです…ロークのとは違うわ。
もしもこんなのを膣に出されたら…私はゾクッと寒気を感じたのです。
だって絶対に妊娠してしまう、本当にこれを中に出されたら…
ジュンッ…ふと熱くなってきた股に感じました、そこが濡れてる感覚を…
「ふぅ〜慣れてないにしろ、気持ち良かったぜ…ほら残さず飲めよ」
「うぅぅぅ〜〜!!!」
こんな大量の粘液…飲めない、でも…飲まなきゃ…
口の中は激しい味覚に麻痺寸前です、でも何とか喉を動かし…
その口に溜まるのを飲み込みました。
胃の中に入っていく…ジュリクの精液が、あぁ…お腹に溜まっていく。
喉が熱い…焼けそう、口も歯や舌とか隅々に、彼のが付着してるし…
ゴクゴクゴクゥゥ…喉を鳴らし、飲み込んでいく…あぁ…
「美味しそうだな、はは…この恍惚した表情を愛しの恋人にも見せたいぜ」
「うぅぅ…」
そんな表情…してないわ、してないよね…自分で自分が怖い、
いくら心で彼を拒否しても、身体が…裏切っていそうだから。
するとようやく飲み干して、放心しきった私を…また彼はテーブルに乗せたの、
そして…まだ大きく固くした肉棒を、いつの間にかぐっしょり濡らしてたアソコへ、
先端を近づけていく…!?
「そ、そんな約束違う!」
咄嗟に気付き、非難の声をあげる私…するとジュリクは、
嘲笑うような表情で叫ぶのです!
「安心しろよ、前には入れない…代わりに」
「ひぃ!!」
私の唾液で、すっかりぐっしょりと濡れた肉棒を、
何と後ろ…お尻の穴に入れてくるの!
先日…弄られまくったあの穴に、今度は指じゃなくて肉棒を入れられちゃう!
そ、そんな…こんなのした事ない、ロークにも…させた事ないのに!
「へへ…こっちの処女は俺がもらってやったぜローク!」
「あぁぁぁん!!」
グチュゥゥゥゥ…ズブゥゥゥゥ…
入る…入ってる、あの大きなのが私の中に…
お尻の穴を大きく開かせ入り込んでるのぉ!
「どうだ、サリュ…初めてだろ?尻穴を犯されるのは…うおぉ!!」
「あぁぁ…こんな…あぁぁ!!!」
尻が捲れてしまいそう…太いので中身が引きずり出されてしまいそうです。
何より苦しいの…私の中身が下から圧迫されて、潰されそう…
当然にお尻の穴も…こんなに一気に拡げられて、裂けるような痛みが無いわけなかったの。
そうよ…辛くて痛い!なのになのに…
「あぁ…あはぁ…あぁぁん!!」
何で口からは甘い吐息が漏れるの?
何で…私、こんなに更に気持ちよく…感じてるの?
「サリュ…いいぜぇ、お前の尻穴は…最高だぁ!!」
ジュリクは激しく、腰を動かして肉棒をお尻の中へと出し入れさせていきます、
そして私は…頭の中が真っ白にされるくらいの衝撃を感じてた。
意識がトンじゃう、何も考えれなくなっちゃう…
痛みも苦しみも忘れてしまいそう…愛しい人の事まで…
「ほれ、出してやるぜ…中に!」
「あ…あぁぁ…あぁぁぁ──────!!!!!」
ドクゥゥゥゥゥゥ!!ドブドブゥゥゥゥゥ…
だ、出されてる…お尻の中に、射精されてる…
なんて勢いなの!お腹の中に…ジュリクの精液が…あぁ…
腸内を満たしていく…熱い粘りの精液が、たっぷりと…
その感覚を感じて、私はまたイキました…絶頂しちゃった。
「はぁはぁ…イったか、どうだ…最高だろ?」
「あぁ…あぅぅ…」
「すごい顔だ、またまた見せたいぜ、あの眠り小僧に…この恋人の顔を!」
いつのまにか、だらしなく涎が口元から垂らしてた…
彼の言うとおりに、私の顔はかなり凄い状態になってたみたいです。
それ程に激しかったの…でもこれで終わりじゃなかった!
「ほれ、休む暇は無いぜ…もっともっと注いでやるからな!」
「そ、そんな…あぁぁぁ!!!」
お尻に挿し込まれ、繋がったままだった肉棒が、再び動き出します。
そしてまた私は…激しい快楽に浸ってしまうの、このお腹の中に白いのを出されるまで、
いえ出されても構わず、彼の…ジュリクの中のを全て注がれるまで、
私はお尻を犯されまくるのでした、イカされまくっていく…何度も何度も…
「サリュ…へへ、どうだ、俺のチンコは?」
「うぅ…あぁ…」
ようやく彼のが抜かれた時、私のお尻の穴は腫れあがり、
そこは開きぱなしになってたの、そしてその奥から噴出すように、
注がれてた精液が逆流し溢れてました。
身体が熱い…特にお腹が、もうパンパンになってるの…
意識も朦朧としてた…だからジュリクが放心してる私の唇を奪い、
そしてまた涎をたっぷり飲まされても…嫌がらずに、素直にそれを飲んでたし。
「すっかり奴の事を忘れて楽しんだなサリュ、最高だったぜ…へへ」
私は身体を痙攣させて、ボーっと彼を見てる…
その繋がってた所、彼の肉棒を…見惚れていたの。
さすがに小さく柔らかくなって萎えてたけれど…それでもロークのよりも立派かもしれない。
理性が崩れた私の頭は、そんな事さえ考えてたわ。
だから後で自己嫌悪するの、ジュリクが帰り、一人になった店内で自我を取り戻すと…
そして恐怖しました、後ろだけでもこうなのに、こんなのを前に入れられたら…
いよいよ心まで支配されそう、私はお尻の快楽だけで、それを理解しました。
「ごめんなさい…ローク…」
店を閉め寝室に戻ると…彼の寝顔を見ながら、謝罪を口にする私…
このお腹の中に…あなたのじゃない、ジュリクの精子が溜まってるのよ。
胎内じゃないけれど…でも、私の中身…ジュリクに染められちゃったみたい。
だから早く目覚めて…記憶を取り戻して、あの優しい声で私に愛を語って、
そして抱いてほしいの、そうじゃなきゃ私…私…
予感してました、明日…ジュリクは私を…そして私はもう…って。
「もうすぐ…彼が来る…」
いつもの時間に近づき、胸が高鳴っていくの…
もうアソコが熱い…やだ、何で…こんな状態になっちゃうの?
何もされてない内から、アソコは濡れてました…火照ってるわ。
「はぁ…あぁ…」
だからまた自分の手で、自分のそこを弄り慰めていくの…
今日は…ううん、もう昨晩から何回も自分の手で慰めてるわ。
この激しい快楽を知った身体を、慰めて静めるの…でも満足しない。
彼のじゃないと…彼にしてもらわなきゃ、私…すると。
「嬉しいね〜そろそろ俺が来ると思って、準備してたんだなサリュ!」
「!?」
気付けば、もう目の前に…彼は居ました。
ジュリクが入ってきた事すら気付かず、ずっと慰めてたみたい。
「俺の名を呼んでたぜ、サリュ」
「!嘘…声に…あっ」
「はは、嘘だ!だけど…当たってたみたいだなぁ!」
カァーッと熱くなる顔、そして…火照る身体です、
すると彼は私の唇を奪いました…重ねてきて、そして舌を捻じ込みいれるの。
「あふぅ…あぁ…あぁん…」
「今日は随分と素直だなぁ〜嬉しいぜぇ、んん〜〜〜」
また私の口の中を舌で掻き回していく、私の舌に絡み合い唾液を流し込まれるの、
それをまた私は飲み干します…んっ、すんなりと喉奥に流れ込むわ。
すると彼の手は、私の胸を掴み揉んでいきます…あっ!
あの痛かった激しい乳房の揉まれが嘘のように、今は激しい快感と変わってた。
気持ちいい…こんなに形を歪まされて乳を揉まれて、心地いいのぉ!
乳首も指腹で摘まれ、引っ張られるけれど…痛いのが気持ちいいくらいだし。
「随分と順応したなぁ、どうだ俺の愛撫は…気持ちいいだろ?」
「き、気持ちいい…いいのぉ…あぁぁ!!」
私、とうとう声に出して言ってる…気持ちいいって、
彼の行為に感じてると認めてるのぉ!!
「ほれほれ、もっと大きな声で言えよ〜隣にまで聞こえるくらいにな!」
「あはぁぁ!!あぁ…気持ちいいぃぃ!!!」
私は大声で叫んでたわ、自分の感情に素直になって…
声に出して叫ぶの…とっても卑しい叫びを!
すると彼は…股の二つの穴を弄ってきます、
アソコとお尻の穴を…昨日の今日だから、まだお尻は腫れてるけど…
でも気持ちいい、大きな指が同時に二つの穴に入れてくるから、
感度も倍だったの!そして私は…軽く、イっちゃうのでした!
「あぁぁぁぁぁんっ!!」
プシャァァァァァ…
あぁ…またお漏らししちゃた、商品も床も汚れちゃう…
だけども構わない…いいの、気持ちよければ…
「俺好みに仕上がってきたぜ、よし…じゃぁ好物のチンコだ、しっかり濡らせよ!」
「は、はい…んんっ、あぁ…」
目の前にチンコを出され、私はそれにむしゃぶりつきますと、
大きく開いた口の中でそれをしゃぶるの…口に咥えこみ、
舌で肉棒全体に唾液を付着させていきます…袋まで全部。
「はぁはぁ…慣れてきたな、よし…おっぱいでも挟んで擦ってくれよ」
「はい…あ…あぁ!!」
言われた通りに、乳房でこの巨大なのを包み込み、
先端は口でキスし…胸の肉で擦っていきます。
私…凄い事をしてるわ、ロークにもした事のない破廉恥な事を、
平気で彼にしてる…でも、何だろう…凄く幸せな気分だわ。
喉も疼いてるの、早く飲みたいって…ここから出る濃くて刺激的なミルクを!
でも…どうやら今日はお預けのようでした、何故なら…
「そろそろいいか、よし口を離せ」
「え…でも…」
「このまま出してやりたいが、今日は全部…ここに注ぎたいからな」
「え…あっ!まさか…」
その彼の肉棒の先が向かう先、それはお尻…じゃなくて、
前の…アソコにだったの!まさか…いえ、ついに…
「今日は貰うぜ…いいよなサリュ」
「あ…あぁ…」
駄目…って言えない!何で…拒否しなきゃ、なのに…
私…期待してる?お尻であんなに良かったのを前に入れられる事を…望んでるの!?
「いいみたいだな、いくぜ…サリュ!おぉぉぉ!!」
ズブゥゥゥゥゥゥゥ…!!!
「あはぁぁぁぁ──────!!」
激しい快感の衝撃が全身に響きます、そして察したの…遂に前に入れられちゃったって…
入ってる…一気に深いところまで挿入されていくわ、
ほらあまりの激しさにお腹がビクビク激しいので波打ってるの!
膣が…拡張されていく、彼の大きさと形に合わせて…んんっ!
「どうだ、愛しいチンコの味は…おぉぉ!好きなんだろ…俺のチンコが!」
「違う…ちが…あぁぁ!!!」
溢れる声色は淫らな甘い響き…膣内を肉棒で擦られて、
激しく…気持ちいい…いいのぉ!!
「本当は気持ちいいんだろ?俺のチンコを喜んで咥えてよ」
「あぁ…気持ちよくなんて…あぁ…」
あるの…おちんちん、気持ちいいのぉ…ジュリクの肉棒…良過ぎる〜!
「この中にもっともっと突っ込んでほしいんだろ?」
嫌よ…絶対に嫌って言わなきゃいけないの、なのに…
するとその瞬間、急に彼の動きが止まったのでした!
「え?どうして…」
ピタッとジュリクの腰の動きが止まって、私は不満の声を出します…
後少しで…またイキかけたのに…
だから恨めしい視線で、彼を見ます…すると。
「へへ…どうした?止めてほしかったんだろ?」
「!?」
そうよ…止めてほしかった、こんな事…しちゃいけないの、
だって私には大切な…愛しい婚約者が居るのに…なのに…
「うぅぅ…あぁ…」
だけどもここで止めてから、口からは悔しい呻き声を出す私…何で?
切ないよぉ…身体が、アソコが寂しいって訴えてる、
肉体が…いえ、心もそう…欲しがってる!
「素直になるんだな、もうお前の身体は…俺のチンコの虜だぜ」
「そ、そんな…あぁぁ!!」
だけど、そうだった…ジュリクに辱めをうけてから、
身体を激しく犯されていき…この肉体は、彼のに適応しちゃったのよ!
いえ…心も、あぁ…ごめんなさいローク、私…我慢できない。
どうしても欲しいの…彼のが、あぁぁ!!
「言えよ…お前の口で、どうされたいかを!」
「あぁぁぁん〜〜!!」
必死に崖っぷちで理性を振り絞り、その結論を延ばすけど…
だめ…あぁ…言わなきゃ、言って楽になるのぉ!!
「お願い…イカせて、苦しいの…このままじゃ!だから…おちんちん頂戴!!」
「ははは!とりあえず関門突破か!いいぜ、イカせてやるぜ」
「あぁぁぁん!!!!」
望んじゃった、私から…彼のでイカせてほしいって、言っちゃったの!
でもしょうがないの、私…あぁ…イク!イクわぁぁ!!
再び動き出した彼の腰の動きに合わせ、
私も…自分から動かしてるの、彼のをもっと咥えこみたいから、
そしてジュリクのおちんちんに掻き回されて、ついに…あぁ!!
「あぁぁぁ─────────っ!!!」
ビュクゥゥゥゥゥッ!!その瞬間…私の身体は大きく反り痙攣しちゃった、
どうしよう…イっちゃった、ジュリクので私…とうとう、
でも…何て開放感なのかしら、こんなの初めて…あぁ…
頭が真っ白になった世界で、私は絶頂感に心酔しちゃいます…すると!
「ひぃ!あぁぁ…」
「ほれほれ、俺はまだイってないんだ、付き合ってもらうぜサリュ!」
「あぁぁぁぁぁ────────!!!」
腰をさっきより加速させ動かせるジュリクです、だから私はイったばかりなのに、
また快楽の高みに連れていかれてしまうの…
もう私…イキまくりでした、このままだと頭の中が狂わされてしまうくらいなの!
すると今度はジュリクが呻き声をあげだしたわ…それはつまり。
「うぉぉぉ…ほれ、そろそろ…出すぜサリュ!」
「っ!?」
そう射精です、彼は…私の膣内で出そうとしてるの、
だけど…今日はあの日…妊娠しやすい日だったの!
「だ、駄目…今日は…」
「何だ、危ない日かよ…へへツイてるぜ!」
何とかと思いつつ、彼に告げるも…まるで逆効果でした、
あぁ…流し込まれてしまうわ、ただでさえあんな…一発で出来ちゃいそうなのに!
「ほらほら、観念して俺の子を孕めよ…サリュ!」
「いやぁぁぁ!!だめぇぇ!!!」
だから必死に快楽に耐えて、許しを請う私です…
だけど…どこか、真剣さが足りないような…
「俺の精子を飲みこみたいんだろ、こっちの口で…」
「ち、違う…」
「俺の子を孕みたいんだろうが!」
「違う…違うわぁ…」
「嘘つけぇ!お前のマンコは、ギュギュって締め付けて欲しがってるんだよぉ!!」
「あぁぁんっ!!あ…そんなぁぁぁ!!!」
ご、ごめんなさい…ローク、私…もう…
彼の言うとおり、私は望んでるみたい…子供ができちゃうのは困るくせに、
あの…昨日はお尻に流し込まれたのを、今度は膣に流し込まれたいって!
そしてそれは彼にお見通しだったの…
「ほれ、もう一回素直になれよ、おもいっきり膣でも射精されたいんだろ?」
「あ…あぁ…」
「気持ちいいぜぇ〜熱いので流し込まれて、天国にイカせてやるからな」
「あ…あぁ…ぁ!」
「だから、言ってみろ!ほらっ!何が望みなんだ?」
「だ、出して…膣に、ジュリクの精液を…膣に流し込んでぇぇ!!」
あぁ…とうとう言っちゃった…私、ついに…
自分の口から望んだの、膣に出してと…
「孕むぞ〜いいんだな?」
「いいのぉ〜もう…いいから、早く…あぁぁ!!出してぇぇ!!」
そういいの、例えジュリクの子を孕む事になっても…
あの熱いドロドロので身体の中を…胎内を満たしてほしいのぉ!!
だって私はもう…彼の虜だったから…
「ジュリクの…赤ちゃん孕ませて、あぁ…愛してるから!ジュリクを愛してるからぁぁ!!」
「そっかそっか…おら、聞いたかローク!サリュはお前よりも、俺との子供を望みだってよ!」
「えっ!」
その瞬間…私は気付かされたの、今まで気付いてなかった…
嘘…何で、何で起き上がってきたの!
今になって…そんな、聞いてたの…さっきの私の言葉も!
ドアが開いてた…そして、彼が見てたの…愛しい人であるロークが!
「ほら、そこで見てな…サリュが俺に種付けされる瞬間を!」
「あぁぁぁっ────────!!」
私…ロークの目の前でイっちゃう…イカされちゃう。
そして種付けされちゃうのぉ!!駄目…止まらない、
ごめんね…ローク、私…もう絶頂しちゃうぅぅぅ!!!
「うぉぉぉ───────!!」
そしてジュリクの雄叫びが響いた…出される、とうとう…
私は…彼の子を孕むのね…
でもその瞬間!
バキィィィィ!!
「うがぁっ!!!?」
ジュリクの顔が歪み、あの大きな体格が不自然に曲がります…
いつの間にか…ロークは彼の間近に居て、そして…殴ってたの、
彼の…ジュリクの腹を突き刺すかのように!
ビュクゥゥゥゥゥ!!
その激しい衝撃で、私の膣からジュリクの肉棒が抜けます、
そしてあのとっても濃い射精が噴出し、脱力し床に落ち転がった私に、
頭から顔…そして下半身まで全身にかけられていくのでした。
「あぁ…熱い…ローク?」
「……」
腹をおもいっきり殴られ、ジュリクは苦悶の表情を浮かべてる、
だが…目的を邪魔された怒りで、震えつつ起き上がってくるの!
「ローク!!貴様ぁぁぁ!!よくも…」
いつも乱暴で怒ってるようなジュリクですが、でも今の彼は本気で怒ってる…
まるで鬼のような表情でした、それに比べロークは冷静だった…
「許さねぇ…わかってるんだろうな、確かに俺はお前より剣の技は弱い…だが!」
そう言うと、近くの…私をよく乗せてたテーブルを持ち上げ、
それを腕力で潰し壊したの!!あれ…とっても頑丈なのに…
「素手なら…負けねぇ!こい…お前を今度こそ立てなくし、その上でサリュに種付けしてやる!」
そう言って、店の裏へとロークを誘い連れ出そうとするのです、
人気の無い裏道でロークを…するとロークは彼に着いていきました。
ただ私は…それを見てるしかなかったの、あぁ…ローク…
少し考えただけで勝敗は明らかです…だって今のロークは記憶が無いから、
戦い方も忘れてるかも、それに素手じゃジュリクには…
その上、まだ怪我が完治してないの、お願い…せめて死なないで。
私は待ちました…服を着直す気にもなれないわ、この白く汚れたまま、
ただ決着を…帰ってくる男を待ったの。すると…
ガチャッ…
「えっ!嘘…ローク!?」
再び店内に現れたのは…ロークでした!
彼はニコリと私に微笑みます、それは久しぶりに見た…彼の笑顔でした。
なんの奇跡か、彼は勝ったのです…ジュリクに、そうでないとここに居ません。
でも私は素直に喜べないの…だって、私がジュリクに心を許し身体を捧げたのは事実だから。
この身にべっとり付着した白濁の粘液がその証です…私は汚れたの、
もう彼に愛される資格なんてないわ、もう…婚約者である資格なんてないの!
いつしか、私の瞳に涙が浮かんでた…そして頬に涙が伝わるの。
あぁ…どう謝罪すればいいの?快楽に流され彼を裏切った事に、
ただ自己嫌悪するしかない私…すると彼の、ロークの手が伸びてきて私を抱いたの!
「え…ローク…あっ!」
そして、この唇に彼の唇が重なりました…ローク…まさか記憶が!
だけどそれは違ったみたい、彼はまだ喋れないみたいだから…
でも私を抱くのです、キス…されます、舌を入れてきて…絡ませる。
そのキスはジュリクのとはまた別の心地良さを感じました、
何…コレ…力強さはジュリクが上でも、今のロークにされるのは的確に過敏な所を責め、
私を再び快楽の虜にさせていくの…あぁ!
頭の中が霞む…また白く染まっていく、今度はロークによって翻弄されちゃうの!
キスだけでこんなになっちゃうなんて…
もうジュリクので辱められ順応した私の身体では、ロークの優しい愛され方では、
正直な話だけど満足できない身体になったかと思ってた、でも…
それは杞憂だったみたい、この店の中で私は…まだ白く汚れたままのに、
ロークと一つに結ばれていくの、おちんちんが入ってくる…
決してジュリク程の立派な大きさの無いロークのおちんちんが、
だけども挿入されて感じたの!あぁ…心地良さは、ロークのおちんちんの方が素敵だって!
入れられた途端から激しい快楽の渦が私の中に起きます、
そして意識を極楽な世界へ旅立たせていくの…
こんなのかつてロークと一つになった時は感じてなかったのに、今は違う…凄く素敵なの!
まるでロークのおちんちんが一つの生き物のように、膣内を這ってる…そして過敏な弱いとこを、
的確に弄ってくるの!それに…膨らんでいるようにも感じるわ!
まるでジュリクのより大きいとさえ感じるくらいに…
そんな事ないのに…膣内で、私に合わせるかのように最高の交じり方へと変化していくの。
ジュリクのが最高だと思ってたけれど、今思えば…あれはただ大きいのを、
力任せに突っ込んでただけかもしれない、ロークのは違うの…これが本物よ!
愛する人が相手だからこそ感じる本当の性の快楽なんだわ…きっと!
まるで伸びてるかのように、一番奥を何度も突いてくる、
いつしか私は自分からも腰を動かし彼のを咥えこんでます。
もっと…もっと突いて!その素晴らしい快楽で、卑しい快楽を身体から追い出してぇ!
そしてついに…!!
ドクゥドクゥドクゥゥゥゥゥゥ!!!!!
とっても熱いのを…中に注がれちゃった、精液が大量に流し込まれるの…
この感触…もしかしたらジュリクのよりも凄いのかも、
膣に…子宮に…満ちていく、愛しい人の子種が…
そうよ、例え記憶が無くなっても…私はやっぱり彼が好きなの。
「ローク…愛してる…わぁ…あぁぁ!!」
彼は言葉で返答しませんでした、代わりにより一滴残さず出し切る事で、
私に愛を捧げたのです…きっと身篭るわ、私…あなたの子を…
もうあれから三年の月日が流れました、あれから私はロークと結婚式をあげたの。
そして今は…三人で、この家に家庭を築いてました。
「じゃあ、お母さん!行って来ます!」
「あんまり遠くに行っちゃだめよ!」
「わかってるってば!」
もう、やんちゃな子なんだから…さっきのは私とロークの間にできた子供です、
実は本当にあの時に子供を授かったのです。
良かった…もしもあの時にロークが現れなかったら、あの人の子を身篭ってたかも。
そういえばジュリクですが、あれから姿を消しました…村から消息を絶ったの。
恐らくロークに素手でも負けて、プライドを傷つき村から出て行ったのでは?
そういう噂が流れてます…そうかもしれないわね、私としては助かりました、
だって…もし直ぐ再会したら、また…いえ平気よ、だって…ロークの方が素敵だったもの。
それは今も変わりません、それにほら…私のお腹は膨らんでるの、
そう…彼との子をまた一人、授かったのです…きっとこっちも元気な子よ。
最初の子は凄く成長が早くてね、早産だったのに健康的で、今じゃ近くの森まで遊びに行く、
わんぱくな子に成長してたの…でも心配だわ。
あの魔物の大群から…この村に魔物の襲撃はありません、
でも近くの村じゃ相変わらず襲撃はあるし、この村でも突然に男の人が消える事があるの。
「きゃっ!」
ふとそんな考え事をしてると、背後から突然に抱いてくる人が一人…そうロークです。
彼は結局記憶が戻らなかったの、そして言葉も喋れないまま…
でもねいいの、だって昔の記憶が無くても彼は私を愛してくれる、
もちろん私も…だからこれからの新しい思い出を築いていこうとしてたの。
「もう…まだ昼なのに、しちゃうの?」
「……」
「いいよ、しようか…」
そういえばロークは、すっかりエッチになったのかも、
よく身体を求めるようになってました…別にいいけどね、私も好きだし…
数年後には大家族を築いてるかも、うふふ…
世の中はまだ大変ですが、私…幸せです…とってもね。
::::::::::::::::::::::::::::
俺は…ようやく故郷に帰ってきた、もうあれから三年になるのか…
俺はあの魔物との戦いで苦戦を強いられていた、
主な魔物らは倒したもの、残された一匹がかなり手強かったのだ。
すでに数匹の強敵との戦いで、身も精神もボロボロだったが、
それでも戦力的に最後の一匹よりもこちらが勝っていただろう。
しかし苦戦を強いられていたのには訳があった、それは…
最後の魔物は擬態能力の持ち主だったのだ!
恐らく本来の姿は、最初に見た蛙のような蜥蜴のようなとにかく醜い化け物だったのだろう、
しかし…奴は木や岩どころか、死んだ仲間や小動物にまで化けたのである。
そのせいですっかり翻弄されてしまい、俺は追い込まれていったのだ。
しかし何とか一矢は報いた、最後の斬撃でかなりの深手を負わせた筈だ、
筈というのは…最後を見届けられなかったからだ、同時に奴の攻撃をくらい、
この身を崖から落とされ、激流の川に飲み込まれたのだった…
だが…俺は九死に一生を得た、残念ながら五体満足とはいえないが、
片腕と片足を失い、そして顔をには治ることの無い醜い傷跡を付けられてしまったのだ。
喉もやられて、まともに発音できなくなってる…だが俺は生きてる、
こいつのおかげかもしれない、俺は首にかけた愛しの人のくれたお守りを握り締めた。
銀製の十字架…こいつが幸運を俺にもたらしたのかもな。
崖に落ちてから遠くまで流され漂流してた俺は、
下流の町で親切な人に救われ、長い間生死の境を彷徨ってたが…
ようやく旅ができる程度に身体が動くようになり。
俺はこうして最愛の人が待つ、故郷の村へ帰ってきた…
不安はあった、やはり最後の魔物がどうなったか見届けられず、
奴のその後によっては故郷は魔物に壊滅されてただろうから…
しかしその心配も思い過ごしだったようだ、こうして故郷は無事な様子を俺に見せていたのだから。
村に入ると俺は愛しの人が住む我が家へと、足を早く進めてた、
駆け足になると義足が痛むが、しかし俺は構わずに歩いた。
早く見たい…愛しい人を…婚約者サリュを!
婚約者と一緒に暮らしてた家は変わってなかった、
彼女の店である小物売りの店舗も変わらない…客が居ないのも一緒だ。
はたして彼女は家の中に居るだろうか?
そうだ…驚かしてやろう、ただこの傷のせいで俺だと気付かないかもしれないが…
そういえば村の門番してる警備団にも俺の正体に気付いてなかったな。
不安だ…だがサリュなら分かってくれる、この首飾りもあるのだから…
とにかく俺は我が家に入った、さて愛しのサリュは何処だ?
店…には居なかった、無用心だな…あとで注意するか。
そうだ…寝室はどうだろう?俺は足音をたてないよう、注意して足を進める…
やがて二人で一緒に寝ていた寝室の前に来る、するとだ…そこから怪しい声が聞こえたのは?
「あ…あぁん…あ…」
何だ…この声は?呻き声…違う、この声は…まさか!
俺の心臓は激しく高鳴っている…まさかサリュに限って!
嫌な予感を俺はひしひしと感じている、くっ!
確かに三年も連絡をとれず、姿を消していた…だが…でも…
俺は願う気持ちで寝室へのドアを、静かに小さく開かせた…すると!
「あんっ!あぁ…そこ…いいのぉ〜!!あぁ…」
な、何だ…これは!卑しい女の声がはっきり聞こえてくる…
淫らに快楽に酔う女の呻き声…これが声の正体だった!
「あんっ!あ…ローク…いいのぉ!」
俺が隙間から見た寝室の光景…そこに愛しい人サリュが居た、
乳房を晒し、下半身を全て脱衣した状態で、男の上に跨り乗っていた。
ば、馬鹿な…何故!まさかジュリクか!
ふとある男を思い出す、そうだ…奴なら、
あの男は前からサリュに卑しい目で見てたが…いや、だが違うようだ、
何故ならサリュは奴の名を口にしてない、口にしたのは…俺の名だった!
「はぁ…あ、もっともっと…大きなので突いてぇ〜」
こんなに淫らに乱れるサリュを見たのは初めてだった…
身体を前後に揺らして、自分からその男のを下の口で咥えこんでいる、
そして快楽にすっかり心酔しきっていたのだった。
嘘だ…こんな、あのサリュが…だ、誰だ!
その下でサリュと繋がってる男は!
「ローク…いいのぉ…もっと、もっと〜」
違う!ロークは俺だ…そこに居るはずが無い、誰なんだ…
俺の愛しい人を汚す奴は!俺はたまらずにドアの隙間を大きく開く、
だがサリュは快楽行為に没頭してか気付かない…そして俺は見た、
そのサリュを抱く男の顔を!そいつは…俺だった!!?
「ば、馬鹿な…」
ふとそいつと目が合う、すると…そのもう一人の俺は微笑したのだ、
貴様は…誰だ!怒りが湧き上がり腰の剣を握り締め抜こうとする…その時!
グサァァッ!!
「かはぁっ!」
脇に熱い激痛を感じた…何だ、俺はその自分の下を見る、
すると…いつのまにかそこに一人の少年が立っていたのだ。
純粋な子供の笑顔を浮かべ、俺の脇を刺すナイフを握り締めていた…
大量の血がそこから溢れ出してくる…これは深い!
致命傷…俺は瞬時に理解する、その傷の意味を!
「駄目だよ…パパとママの邪魔をしちゃ」
「なっ!」
パパと…ママ!?俺は耳を疑った…だがふと気付いてしまう、
その別の俺と性交をするサリュの腹部が膨らんでいる事に。
ま…まさか…サリュはこの男の!?
「もうすぐ、僕の弟か妹が生まれるんだ…だから、邪魔だよ」
「ぐほぉ!!」
そして俺は、子供とは思えない凄まじい腕力によって、
再び廊下に押し出されてしまう、な…何だ…この子供は!
とても人間の力じゃ…なっ!
俺は…再びさっきの子供を見ると、信じられない光景を見てしまった。
それは…変異、さっきまで人の姿だった子供が、醜い化け物へと変わったのだ、
この姿は…そうだ覚えている、あの時の…最後に苦戦を強いられた魔物だ!
あの魔物の小さくしたような姿だった…そうだ、そいつの子供みたいな…まさか!
瞬間…俺は全てを理解した、まさかさっきの別の俺は…あの時の魔物!
そして目の前の小さな魔物は…あの魔物とサリュの…子供!!
そしてそして…今もサリュのお腹に宿る子は…醜い魔物の…
俺の心は、その事実に一気にガラガラと音を鳴らし崩れ壊れていく…
「嘘だ…こんなの!サリュ…サリュゥゥゥゥ────!!!!」
「へへ…じゃぁ…いただきま〜〜〜す!」
俺が最後に見た光景は…小さな醜い魔物の大きく開かれた口の中だった…
::::::::::::::::::
「あれ?ローク…私の名前を言いました?」
「?」
「そ、そうよね…ふふ、変ね…私ったら変なの…」
ちょっと哀しいのは、彼が私の名を呼べない事でした、
幻聴を聞くなんて…よほど残念に思ってるのね私ったら。
それにしてもお腹いっぱい…ロークたら、またこんなに注いで、でも…気持ちいいわ。
とっくに妊娠してるのに、また孕んでしまいそう…
「あら?」
寝室のドアを開くと、そこに息子の姿が見えました。
いつのまにか帰ってきてたのね、あら…またガラクタを持って帰ってきてるし。
「ただいま〜」
「もう、そんな汚いゴミを持って帰ってきちゃ駄目って言ってるでしょ!」
「ごめんなさ〜い、じゃあ捨ててくるよ」
ボロボロの布とか、杖とかどっから拾ってきたのでしょう?
息子はそれらをさっさと片づけし、ガラクタを捨てにいこうとします。
「終わったらオヤツをあげますからね」
「いいよ〜僕、もうお腹がいっぱいだもん」
「も〜、またつまみ食いしてきたの!」
しょうがない子なんだから、あの子は村の女の子に好かれてるから、
よく食べ物をもらってくるのよね〜あら?
カチャッ…
あの子が拾いそこなった分があったみたい、
それで私がそれを拾ったのだけど、これって!
「銀の十字架…」
そう、かつてロークに贈った首飾りでした…まさか三年かかって戻ってきたなんて、
なんて奇跡なのかしら、彼が落としたのを森で拾ってきてくれたなんて…ふふ。
「今日はご馳走でも作ってあげようかしらね」
こんな幸せな日々が長く続きますように…私は心底から願ってました。
【おわり】
リアルタイムktkr!
GJ
まさかのどんでん返し
ミラクルGJ!
さっきから左手の摩擦運動が止まらねーw
GJ!!
一瞬ROCOさんがひよったのかと思ったら
まさかの展開で気持ちいい裏切りでした。
たまらねー!
◆ZtIYUppedA氏が沁みこむような感じなら
ROCO氏のこれは破壊系というか仕掛でぐいぐいくる感じ
どちらもすごくいいな
それにしてもROCO氏は容赦ないw
相変わらずうまいっすね。
そのスレにあったシチュを的確に表現してくるあたりさすがとしか言いようがない。
>>366-372 >>466-470 の続きです。
「ミサオ…」
部屋に戻ってからも宗治は先ほどの操の言葉とその時の表情が頭の中で何度も繰り返されていた。
『…好きなんだ。セーくんのこと』
『こ、この…もうボクの部屋に入んな、バカ!』
無力感と焦燥感。
こんな思いをしたのはいつ以来だろうか。
宗治の心に浮かぶのは幼い日の思い出――
まだ、宗治が操と家族ではなかった頃。
『ミサオちゃん、あーそーぼ!』
操のことを「ミサオちゃん」と呼んでいた。
インターホンを押して、操の家のインターホンを押して操を呼ぶ宗治。
扉が開き、操が出てくる。
『こんにちは、ハルくん!』
『ミサオちゃん、今日は何して遊ぶ?』
『あのね、ミサオのママがね、クッキー焼いたの!』
元気良く答える操。
『そうなの?』
『うん、とってもおいしいんだよ!ハルくんも食べる?』
宗治にとっては悪くない提案だった。
クッキーも魅力的だったが、それよりも――
『いいの?』
『いいよ!お家入ろ?』
操と共に二人で家に入る。
『おじゃまします』
挨拶をして入る宗治。
そして、二人で台所に向かう。
そこには操の母親の北河洋子(きたがわようこ)がいた。
艶やかな長い黒髪に、子供がいるとは思えないスタイルの良さを持っていた。
宗治にとっては憧れの女性だ。
『ママ、クッキー頂戴!』
操の声に洋子がふり返る。
にっこりと微笑んで宗治に挨拶をする。
『いらっしゃい、ハルくん』
『えっ、えっと…こんにちは、ミサオちゃんのお母さん』
口ごもりながら何とか挨拶を返す宗治。
彼女の前だとドキドキしてしまう。
(ミサオちゃんも女の人なのに、どうしてドキドキするんだろう?)
『クッキーを焼いたのだけど、ハルくんは食べる?』
『は、はい』
こんな綺麗な人と一緒にいると思うだけで宗治は幸せな気分になる。
『ミサオにも頂戴ね、ママ!』
『ふふ、ミサオはさっき食べたでしょ』
『ハルくんも食べるんだから、ミサオも食べなきゃ不公平だよ!』
洋子の言葉に操が頬を膨らませて抗議する。
『はいはい、わかったわ』
苦笑しながら洋子は宗治と操のクッキーを用意する。
宗治と操は椅子に座って待つ。
『はい、クッキーですよ』
台所から洋子がクッキーを二人のクッキーを運んでくる。
『ありがとうございます』
『いっただきまーす』
ミサオはさっさと食べ始めたので、宗治も操に倣うことにする。
クッキーを手に取り食べてみる。
ほのかな甘さとできたての温かさが口の中に広がる。
幸せなひと時を堪能する。
『おいしい、ハルくん?』
宗治は洋子と話しかけてきたので胸がドキドキした。
『おいしい、です』
『そう、良かった。おいしく食べてくれる人がいると作りがいがあるわ』
嬉しそうに微笑む洋子。
宗治も洋子の笑顔が見られて幸せだった。
『ミサオもママのお料理好きだよ!』
宗治に母親を取られたと思ったのか、操がそんなことを言う。
『そうね、ミサちゃんがおいしく食べてくれるからママ幸せよ』
クッキーを食べながら宗治は幸福感に浸っていた。
『それでね、ミサオちゃんのお母さんのクッキーとってもおいしかったんだ!』
宗治は家に帰ってから、夕食の時父の健吾に操の家での話をした。
宗治の母は宗治が生まれてすぐに亡くなっていたから、父と二人で過ごしていた。
『そうか、宗治はミサオちゃんのこと好きか?』
息子の話を聞いていた健吾がそんなことを聞いてきた。
『…?うん、ミサオちゃんもミサオちゃんのお母さんも大好きだよ』
質問の意図が良くわからずにそう答える。
どちらかというと『ミサオちゃんのお母さん』の方が好きなのだが。
しかし、その答えに父はなぜか満足そうな表情を浮かべた。
『そうか、それは良かった』
何が良かったのか宗治にはさっぱり分からなかったが、父が良かったというのならまあ何かが良いのだろう。
とりあえず頷いておく。
そこで、その話が終わったので父の態度の意味は分からないままだった。
その日は天気の良い休日だった。
『ハルくん、今日は何しよっか?』
とりあえず公園に来た宗治と操は何をしようか考えていた
『えっとね、バドミントン買ったからそれで遊ぼ』
父に買ってもらって少ししただけだが、折角買ってもらったのだからと思ってそう言った。
『バドミントン?面白い?』
『う〜ん、とりあえず持ってくるね』
そう言って宗治は操を公園に待たせて自分の家にラケットとシャトルを取りに戻った。
宗治の家はマンションの一回だったので、ベランダからそのまま家に入った。
『え〜と』
バドミントンを手に持った宗治だったが何やら物音が聞こえることに気づいた。
気のせいかと思ったが、寝室の方から何か聞こえる。
泥棒だろうか?
沸き起こる好奇心に従い、宗治は足音を殺して寝室へ向かう。
『ん………あっ……』
変な声が聞こえてくる。
寝室は微かに開いていたので、隙間から見つめる。
そこには裸になった父と操の母がいた。
そして、なぜか父は操の母に覆いかぶさって体を動かしていた。
『ああん……んっ……いいっ…健吾っ』
操の母親のそんな声を聞くのは初めてだった。
穏やかで優しいいつもの彼女とは異なり、全く別人のようだった。
宗治には全く意味のわからない行為だったが、操の母の淫らな表情は子供心に見てはいけないことなんだと思わせるものだった。
そう思いながらも宗治は目を離せない。
『やっ…あん……いいっ……ん…あっ……そこ……もっと…』
『洋子…ここがいいのか?』
意地悪い父の声。
宗治にはわけが分からない。
操の母は何だか嬉しそうなのに、なぜ父は意地悪をするのだろう?
宗治の疑問など知るはずもなく、二人の行為は続く。
『ああん…そう……もっとしてぇ』
甘えたような声を出す操の母。
父が体の動きをゆっくりと止めていく。
『どうしたの?健吾』
『俺のが欲しいって言ってみろよ、洋子』
父の声がやはりいつもと違う。
いつも頼もしいと思っていた父と全く違う。
二人のいつもと異なる様子に不安と恐怖が押し寄せる。
父が操の母の豊かな乳房を揉む。
『あん…もう、健吾の意地悪…』
『欲しくないのか?』
ククッと笑う健吾。
『健……の、ちょ……い』
恥ずかしがっているのか小声だった。
操の母の声は小声で聞き取りづらかった。
『どうした、きこえないぞ、洋子』
『健吾の、頂戴』
先ほどよりは聞き取りやすい声だった。
健吾には操の母が何が欲しいのかさっぱりわからなかった。
『ほら、何が欲しいのか言わないとわからないだろ』
健吾の言葉に宗治は今までとは別の意味でどきりとした。
宗治がこっそり見ていたことに気づいたのかと思ったのだ。
しかし、二人ともこちらに気づいた様子はない。
やがて、操の母が意を決した様子で口を開く。
『健吾のオチンチン、頂戴…』
はっきりとした口調で宗治にも聞き取れた。
(何でオチンチンが欲しいの?)
『よく言えたな、ご褒美だ』
父がそう言った後、再び体を動かす。
操の母が再び喘ぎ声を洩らす。
『やあっ……やん……もっと、もっと…あん』
『俺の可愛い、息子はどうだ?』
『あっ…いいっ……健吾さんの……ああん……やっ…』
操の母親もやがて体を動かしていく。
『もっと……健吾…いいっ……あん……もっ…駄目……イきそう…』
『俺も、イきそうだ、洋子!』
健吾はどうすれば良いのかわからずラケットを抱きしめていた。
(お父さんとミサオちゃんのお母さん、どうしちゃったの?)
『あっ……やぅっ……あぅっ……あ・あ・あ』
『くっ…洋子…』
『あっ…あー、あぁぁああああぁぁああぁあ!』
その喘ぎ声を合図に二人の動きが止まる。
(終わったの?)
何があったのか分からないが、これでいつもの二人に戻ってくれるのだろうか?
『もう、あんなに激しくして…
周りに声が漏れたらどうするの…健吾』
操の母の声から判断するにいつもの彼女に戻ったように感じた。
二人で何やらティッシュで股間の辺りを拭いている。
『いいじゃないか、たまには家でしてみるのもいいもんだろ?』
そう言いながらキスをする。
(あっ…)
宗治にもキスというものが恋人などがする、ということはおぼろげながら知っていた。
そして、自分の中に悲しみがあることを理解した。
宗治の瞳から涙がこぼれ落ちる。
『もう、健吾のH…』
呆れたような声で操の母が言う。
『洋子…』
父の声が真剣さを帯びる。
普段も真面目な父だが、いつもよりもその色あいは濃かった。
『結婚しよう』
その言葉に、しばらく沈黙が続く。
やがて、操の母がそれを破る。
『私で…いいの?操もいるのよ?』
彼女の言葉には不安が込められていた
宗治にはなぜ不安そうにするのかわからない。
父が力を込めて語りかける。
『それを言うのなら、俺にも宗治がいる。俺は宗治と洋子とミサオちゃんと4人で幸せになりたいんだ。
宗治はミサオちゃんと仲が良いようだし、洋子のことも慕ってる。きっと家族になれる』
『嬉しい…健吾』
涙交じりの声には喜びが含まれていた。
二人で抱き合う。
『愛してる…洋子』
『私も…愛してる』
口づけを交わす二人。
宗治には分からないことだらけだった。
それでも二人が好き合っていて操の母が宗治に父に対するような眼差しを向けたり、キスをすることはないということは分かった。
(ミサオちゃん…)
操のことをすっかり忘れていたことを思い出し、今の状況が一秒続くごとに悲しみが深まっていた宗治は操の元へ行くことにした。
『遅いよ、ハルくん!何してたの?』
公園で待たされていた操はかんかんに怒っていた。
宗治はあの後、泣いたのがばれないように顔を洗っていたらさらに遅れてしまった。
『あのさ、ミサオちゃん…僕のお父さんとミサオちゃんのお母さんがケッコンするとしたらどう思う?』
『ママとハルくんのパパってケッコンするの?
いいなあ、ママ、ウェディングドレス着れるんでしょ?すっごく綺麗だよ、きっと』
羨望の含まれる声で操が言った。
彼女の興味はウェディングドレスにあるようだ。
『でも、ハルくん。そしたら、どっちがお姉ちゃんになるの?』
そんなこと考えてもみなかった。
『ミサオとハルくんって誕生日おんなじだよね?どっちが年上なのかな?』
二人の誕生日は同じ日なのだ。
『どうなのかな…』
先ほどの悲しみを忘れるために宗治はそのことを考えてみる。
『ミサオがお姉ちゃんね!』
元気良く操が言う。
『どうして?』
『お姉ちゃんがいいから!』
特に根拠はないようだった。
『ミサオちゃんの方が子供だと思うけどな』
自分も子供のくせに宗治はそう言った。
『どうして?』
宗治の言葉に操は不満そうな顔をする。
『だって、お母さんのことママっていうし、自分のこと「ミサオ」って言うじゃん』
『む〜、そんなの関係ないよ』
どうしてか、「姉」がいいらしい。
『あるよ』
『ないよ』
『あるよ』
『ないもん!』
二人で次第にムキになっていく。
結局、その日はラケットを使うことがなかった。
どちらが年上かで言い争いになり、しまいにはつかみ合いの喧嘩になった。
そう言えば操が自分のことを「ボク」と呼ぶようになったのは、この時に「自分のこと「ミサオ」って言うのは子供っぽい」と宗治がさんざん言ったからだった。
家に帰って父に操と喧嘩したことを言うと「女の子に何てことをするんだ!」と叱られてしまった。
だが、操と喧嘩することで、宗治は悲しみから立ち直ることができた。
しばらくして、父と操の母が結婚するという話を父の口から聞いた時も涙を流すことはなかった。
そして、二人で一緒に遊んだ。
幼かった二人は両親の真似をして、キスもした。
二人とも大人と同じことをしてドキドキした。
『えへへ、お母さんとお父さんとおんなじだね』
二人で交わした笑顔。
喜びも、悲しみも、宗治と操はいつでも一緒に体験したのだ。
やがて、新しい家に引っ越し、成一という友達ができても変わらないはずだった。
はずだったのに。
ピピピッ。
「……んっ」
目覚ましの音で目を覚ます。
いつの間にか寝てしまったようだ。
今の自分は中学生で幼稚園児などではない。
そして、あの時は操が傍にいることで慰められたが――
『…好きなんだ。セーくんのこと』
操の告白。
『こ、この…もうボクの部屋に来んな、バカ!』
宗治に向けられた怒りの眼差し。
これからは宗治自身でどうにかしなければならない。
「ミサオと坂上のこと……僕は応援しなきゃな、これからは」
起き上がり、意識を覚醒させていく。
今日からはもう、自分が操を起こすことはないのだろう。
いつもなら操を起こすはずの時間になっても宗治は操の部屋にいくことはできなかった。
どんな顔で操の部屋にいけるというのだろうか。
仕方なく、宗治は一人で一階へ降りる。
すでに操は朝食を食べていた。
「ミサオ…その…おはよう」
「………」
操はじろりと宗治を一瞥するとそのまま食事を再開した。
「二人とも、今日は私高校の頃の友達と会うからお夕飯はミサちゃんとハルくんで作ってね」
「「はーい」」
思わず、宗治と操の二人の声が重なる。
宗治と操は一瞬顔を見合わせる。
驚いた表情はすぐに消え冷たい視線を宗治に向けたあとそっぽを向く操。
結局一言も交わすこともなく、操はさっさと食事をして準備を終えると学校へ一人で行ってしまった。
「ミサちゃんと喧嘩したの?」
義母の洋子が聞いてくる。
「うん…」
宗治は力なく頷く。
今回の件では宗治は覗きをしてしまったので、宗治としてはこちらから謝るしかない。
だが、謝るにしても向こうが話を聞いてくれない。
宗治にしてもオナニーを覗かれてしまっては笑って許すというのは困難であろう。
だから、どうしていいかわからない。
「行ってきます」
「いってらっしゃい、ちゃんと仲直りするのよ」
その言葉を背に宗治は学校へ向かった。
同じ学校に行っているのだから宗治と操は同じ方向へ歩く。
ただし、操とは距離を開けて歩いていた。
途中で成一と会う。
「よう、ハル。ミサオはどうしたんだよ?」
「おはよう、セイ……まあ、ちょっと喧嘩をしてね」
説明のしようもなく、宗治は困惑を言葉に乗せた。
「おはよう、セーくん。行こ」
宗治を無視して、操は成一の手を掴むとそのまま足早に進む。
「えっ…?でもハルはどうす…」
「行こ」
怪訝な表情を見せる成一を横目に、操は成一を促す。
困惑した表情を見せた成一だが、操に促され二人で歩きだした。
「………」
宗治は二人が歩いているのを後ろから一人でとぼとぼと歩いて行った。
学校では宗治と操はクラスが異なるので、教室のでは顔を合わせることはなく気まずい思いをすることはなかった。
上の空で授業を聞いていたが、宗治にはどうすれば良いかはわからなかった。
「はぁ…」
宗治は水泳部員のたまり場になっている更衣室へ向かう。
更衣室の中から話し声が聞こえてくる。
「やっぱ、川島先輩が一番だろ」
「だよな」
何の話をしているのだろう。
「何の話をしてるのさ?」
更衣室に入ってすぐに宗治はそう口を開いた。
そこにはすでに数人いて、成一も入っていた。
「ああ、ハルか。うちの女子部員でだれが一番か話してるんだよ」
同じ学年の水島が答える。
「川島先輩ってそんなに速かったっけ?」
泳ぎが遅いわけではないが、中の上といったころだろう。
先輩部員のことを思い浮かべながら宗治は応じた。
「違う違う。女としてどの部員がいいか話してるんだよ」
女として。
即座に自慰をしていた操の淫らな顔が思い浮かぶ。
それを振り払った後、川島先輩の顔を宗治は重い浮かべる。
確かに綺麗な顔立ちだった。
「そういや女の方の浦林はどうよ?」
操の話題が出てきたことに宗治はどきりとした。
「あれはなぁ、水着姿でも、胸ないのがわかるだけだしな」
水島がそう批評する。
確かに操の胸は他の女子と比べると薄いかもしれない。
それでも宗治には女性を感じさせるのだが。
「確かに」
他の男子達は、はははと笑う。
「男の浦林は兄貴だからが論外だけど、坂上はいつも浦林兄妹と登校してるけど、どう思ってるんだ」
「えっ…俺?」
話を振られて成一が困惑したような顔を浮かべる。
成一から操への想いを聞かされている宗治としては面白くもなんともない話だ。
「いっつも一緒に登校してる幼馴染だろ?どう思ってるんだ?」
「俺は…」
困惑した表情を浮かべる成一。
「は〜ん、好きなんだな?」
面白そうな表情を浮かべる水島。
成一は宗治にとっては意外な言葉を口にした。
「馬鹿ヤロ、あんな男女好きな訳ねぇだろ」
(えっ?)
以前宗治が聞いた台詞とは全く異なるものだった。
「だって一緒に学校行ってんだろ?」
水島が追及する。
「あれは…ハルがいつも一緒に学校行ってるから、仕方なくだな…大体あんな口うるさい奴なんて…」
操は真面目な所があるから、口うるさいと言えるかもしれない。
しかし、成一がそんなことを言うとは思わなかった。
「ふ〜ん…ま、確かに口うらせぇとこあるよな、この前の掃除のときもそうだったし。
ハルもちゃんと妹のことしつけとけよ」
水島が矛先を宗治に向ける。
「ミサオは間違ったことは言ってないと思うけどね。それに可愛いじゃないか」
(それに、あんなHな顔もするし)
操をフォローしようとして言ったが余計だった。
「ハルはシスコンかよ!そんなんじゃ彼女できねぇぞ」
そう茶化されて、他の部員に笑われてしまった。
帰り道。
「なんでミサオのことあんな風に言ったんだよ」
思わずなじるように宗治は言ってしまう。
気まずそうに成一が答える。
「だって…な、恥ずかしいじゃんか…」
「恥ずかしい?」
そう言えばやたら「だれにも言うな」と念押しされていた。
「あんまり人のいる所で、その、好きとかって言うのはなあ…
ハルはまあ、別にそんなことでからかったりしないのは分かってるしな。
ハルだって、ミサオのこと可愛いっていったら他の奴にシスコン呼ばわりされただろ?」
そんなことを言う成一に宗治は腹を立てた。
どうして操はこんなことを言う奴が好きなのだろう。
いささか理不尽な不満を抱く。
「だからって…」
「ところで、ハルはミサオとけんかしたんだろ?」
言い募ろうとする宗治を成一の言葉が遮る。
痛いところを突かれた宗治は言葉を続けることができない。
「ミサオと二人っきりで歩けたってのは良かったよ。サンキューお兄さん」
成一が軽口を叩く。
その軽口が宗治の神経を逆なでする。
「だれがお兄さんだよ」
「まあ、ミサオが不機嫌だったからあんまり楽しくなかったけどさ。早く仲直りしろよ?」
最後の台詞には真摯な思いが込められていた。
宗治としては頷くしかなかった。
「しっかし、ミサオの着替えてるところ勝手に入って行ったんだって?」
操は成一にはそのように話しているようだ。
確かに「オナニーしているところを見られた」というのは言えないだろう。
「あれは、僕が悪かったよ」
ぼんやりと突っ立ってないでさっさと去るべきだったのだ。
後からはそう言えるが、あの時の宗治は動くことができなかったのだ。
「でさ、ミサオの裸ってどうだった?」
興味津々な様子で成一が問いかける。
「オトコオンナには興味ないんだろ?」
精一杯の嫌味を込めて言った。
「あれは俺が悪かったよ…なっ、どうだった?」
「裸は見てないよ」
宗治からすれば裸以上のものを見てしまったのだがそれを言うわけにはいかない。
「本当に?」
「本当に」
本当のことを言うわけにも行かずに宗治はそれだけ言った。
「つまんねー」
成一は不満そうな様子だったが宗治は構わないことにした。
突然、成一が真剣な表情になる。
「ミサオのこと、どうすれば良いと思う、ハル?」
(告白すれば即OKもらえるよ、どうして本人に言わないんだよ)
宗治にしてみれば成功がわかっていることを焦らしているいるように思えてしまう。
そう思ったが宗治は言わなかった。
「さあね」
代わりに宗治はそう言った。
「じゃ、また明日」
「おう、ミサオと仲直りしろよ。後、マンガ貸してくれよ今度」
貸してくれ、と言っても勝手に宗治の部屋に上がりこむことが多々ある。
そのことに関しては宗治も成一の部屋にあがりこんでいることがあるのでお互い様だが。
とりあえず宗治はそれに頷く。
平穏だった日々があっという間に壊れてしまった。
様々な問題があるが、何よりも解決しなければならないのは先日のこと。
思い出すと宗治の中で熱くなる部分があるが、必死にその熱から気を逸らそうとする。
一体自分はどうすればいいのか。
宗治は考え続けたが打開策は思い浮かばなかった。
(まずは、謝るしか…ないよな)
結局、それだけしか思い浮かばないまま家に着く。
それでも、宗治はしばらく家に入るのが躊躇われた。
父は会社にいるし、母はパート先にいる。
操が友達を連れてこなければ、今は家に操しかいないはずだ。
どんな顔をすれば良いかわからず、しばらく近所をぶらぶらして時間をつぶした。
30分くらい時間をつぶしただろうか。
(…帰らなくちゃな)
いつまでもぶらぶらしていても寒いだけなので家の前まで向かう。
宗治は操一人しかいないだろう家の扉を開けた。
(鍵は、開いてるな…やっぱりミサオは家にいるのか…)
ひょっとしたら出かけているのではないかいうと思いも崩れる。
顔を合わせるのがつらい。
「ただいま」
部屋にいる操には聞こえない程度の小さな声を出して宗治は家に入った。
以上です。
くそ!今抜けない状況で投下かよ!
生殺しだぜ!
なんか俄然宗治を応援したくなってきたな
くそうそんな展開にして寝取られ感を高めようって魂胆だな!
思いっきり引っかかってるよチクショウ!
実は寝取りという超どんでん返しもあったりしてw
この状態で両親いない家とは
展開が読めないwktk
やや投下が飽和気味だなw
>>512 そんな風に期待してると寝取られた時のダメージが…orz
>>513 過疎るよりはるかにいいよ
変わる関係、移ろう日々がなかなかいい感じで来てる
操は主人公を信じ込まないけど、話的には練習のモモちゃん思い出した
前スレの話って意外と幼馴染とくっつくの多いよね。
練習とか、打ち切りサンタも実は幼馴染といえなくはない。
>>516 寝取られと寝取りが二転三転するスリリングな展開が面白かったからね
今スレでもあればいいな
>>366-372 >>466-470 >>499-509 の続きです。
家の中はいつもより静かで冷たいように宗治には思えた。
宗治は自分の部屋に入り、着替えを済ますとミサオの部屋の前に立つ。
心を落ちつけるために深呼吸をする。
(ちゃんと、謝らないと)
ドアある「ミサオの部屋 まずはノックして!」というプレートに従いてノックをする。
「ミサオ、その…昨日のことは、ごめん」
返事がない。
「どうしても、僕…謝りたいんだ」
それでも反応はなかった。
(やっぱり、怒るよな…)
「あのさ…入って、いい?」
無言のまま数秒待つ。
返事がないので仕方なく宗治は操の部屋に入る。
部屋には枕に顔を押し付け嗚咽を漏らしている操がいた。
カバンは投げっぱなしで、教科書が散乱していおり、操は制服を着たままであった。
操が編んでいたマフラーは引き裂かれていた。
「う……うう…」
「ミサオ…?」
顔をあげた操の瞳は赤く涙の跡が残っていた。
「入んな…馬鹿…」
「どうしたのさ、ミサオ?」
宗治は慌てて駆け寄る。
操は宗治を手ではねのけ様とするが力が入っておらず、宗治に手を掴まれる。
「ねえ、昨日のことは本当にごめん、だから…泣かないでよミサオ。ごめん」
「違う」
宗治の謝罪を遮る操。
「違う?」
「そうじゃない……ボク……セーくんに、嫌われてたんだ…」
その言葉に宗治は最初操が何を言っているのか分からなかった。
だが、すぐにぴんときた。
『馬鹿ヤロ、あんな男女好きな訳ねぇだろ』
(坂上のあの言葉、聞いてたのか)
「ミサオ…聞いてたの…?」
「…うん…うっ、うう…」
宗治の問いに嗚咽を漏らしながら操が頷く。
宗治は操をどうしたら良いか分からずに抱きしめる。
「ミサオ…」
「うっ…うっ…うああっ」
操は悲しみが込み上げてきたのか宗治に抱きしめられたまま泣きじゃくった。
細い体は暖かくて柔らかくて、守ってあげたいと宗治に思わせた。
そのまま宗治は操が落ち着くのを待った。
「うっ、う……」
しばらく泣き続けた後、落ち着いてきたので操を抱きしめていた腕を緩めた。
自ら解放したのに操が離れていくことを宗治は残念に思った。
「その、ミサオ…さ」
宗治はただ誤解なのだと言えば良いのだ。
成一が照れ隠しで言っただけなのだ、と。
(だけど…坂上があんなこと言わなければ良かったんだ)
その結果、操は涙を流して悲しんでいる。
だから、宗治はその言葉をどうしても言う気になれなかった。
代わりに宗治が言ったのは違うことだった。
「部屋、片付けよ」
操はこちらを向いてこくんと頷いた。
部屋を簡単に片づけるのに2〜3分ほどかかった。。
成一に渡すはずだったマフラーはぼろぼろだったが机の上に置かれていた。
もう使えないはずなのに、ゴミ箱にいれられないところを見ると捨て切れないのかもしれない。
そのことを思い宗治の胸に嫉妬が渦巻く。
宗治と操はベッドに隣り合って座った。
「……振られたとしてもさ、友達くらいには想っててくれるって、考えてたんだ…」
こちらを向かずに独り言のように操が語りだす。
言葉に力はまだ無いもののだいぶ落ち着いてきたようだ。
「だけど、セーくんって…ボクのこと、ハルくんのおまけくらいにしか考えてなかったんだね」
成一の告白を聞いた宗治は、それが誤解だと知っていたが、言葉を挟まなかった。
「ボク、他の男子からも…男女で、口うるさい奴だって思われてたんだね…」
操の声に再び涙がまじりだす。
「ミサオ……坂上のことは…」
気にするな、と言おうとしたが、言えなかった。
気にしないことなど無理だろうから。
成一の本当の気持ちは言わなかった。
本当のことを言いたくなかったから。
「もう……いいんだ…」
そう言いながらも再び嗚咽を漏らす操。
宗治は黙って抱きしめる。
「……ハルくん」
しばらくして、宗治の腕の中で操がぽつりと呟いた。
「…ハルくんはさ、ボクのこと可愛いって言ってくれたね。それだけは……嬉しかったな」
操が話し出す。
「ミサオは…可愛いよ」
「…そんな面と向かって言われると…恥ずかしいよ」
そう言って俯く操。
宗治にはそんなしぐさも可愛らしく思えた。
「ミサオは…すごく可愛いよ、うん」
自らの表現力の無さを嘆きながら宗治は言葉を紡ぐ。
「うそばっかり…」
宗治に抱きしめられながら恥ずかしそうに操が言う。
「嘘じゃない。僕はミサオが大好きなんだ」
「ボクもハルくんのこと、好きだよ…」
操と宗治が発した言葉は同じであったが、異なるものだった。
「そうじゃなくて」
宗治はどうすれば想いが伝わるか分からずにもどかしくなる。
「…?」
宗治の言葉に不思議そうに首を傾げる操。
可愛いな、と宗治は思った。
(誰にも渡したくない…)
「僕は、ミサオが好きなんだ」
「…うん?」
疑問を表情に浮かべながら操は頷く。
「ミサオは可愛いよ、自身持ちなよ」
「…うん、ありがと」
嬉しさと恥ずかしさが混ざった声で頷く。
「だから、キスしていい?」
「うん……えっ?」
操は何か言おうとしたのかもしれない。
けれども言葉は紡がれることはなく。
なぜなら、宗治の唇が操の唇を塞いだから。
「………んっ」
こぼれる吐息。
驚いたような操の表情がこれ以上ないほどに宗治の近くにある。
操の唇は柔らかくて、少し涙の味がした。
操の柔らかい唇の感触に喜びを感じ、間近にある顔に愛おしさを感じ、涙の味に操の悲しみを読み取り、そして。
成一が手に入れるはずだったキスを奪ったことに興奮し、ゾクゾクした。
どのくらいそうしていただろう。
短くも長くも感じる時間が流れ、唇を離した。
「ハ、ハル…くん?」
驚いた表情で固まる操。
宗治の心の中には、喜びや高揚感で一杯になっている。
自分が抱きしめている操の存在が、先ほどの感触が現実であることを教えてくれる。
操の全てが欲しくなる。
成一に奪われる前に。
「ミサオ、可愛い」
耳元で囁いて、宗治は抱きしめたまま制服ごしに胸に触れる。
薄い胸でもきちんと女性としての柔らかさが伝わってくる。
この胸も成一が触るはずだったと考えると興奮は否応なく高まってくる。
手に入らないと思っていたものが今宗治の腕の中にいる。
「あ…ん……ハルくん…ちょっと」
胸を触られた操が驚いた表情になるが、その声にも艶がある。
「僕、ミサオのこともっと知りたい」
「で、でも……ボク……や…んぁ」
胸に愛撫されながら出す声はいつもの操とは異なる。
宗治が知らない操。
元気に外を駆け回るのではなく、宗治の腕の中で艶やかな声をあげる操。
「ミサオは僕のこと…嫌い?それとも…好き?」
「好き…だけど」
真っ赤になって言う操。
「もっと操のことを教えてよ、大好きなミサオのこともっともっと知りたい」
「本当に、ボクのこと好き?」
どこか不安そうな表情で聞いてくる操。
「うん、何があっても僕だけは絶対ミサオが一番好き」
躊躇うことなく頷く宗治。
ここでためらっては宗治に訪れた機会は永遠に去るかもしれない。
「よく、そんなこと言えるね、ボクみたいな男女に。他の子にもそう言うんじゃないの?」
微かに疑念を込めて操が言う。
「男女とか言われたの…やっぱり気になる、操?」
「だって、セーくんが…」
操の表情が再び沈んだものになる。
成一のことが出てくるのが宗治には気に食わなかった。
「僕は坂上とは違うよ、ミサオのこと男女なんて思ってないし、絶対言わない。
ミサオ、すごく可愛いから」
宗治は言葉を重ねる。
操の誤解が解ける前に。
成一の想いを操が知る前に。
しばらく黙りこむ操。
恥ずかしそうな表情でゆっくりと話しだす操。
「ボク、シャワー浴びてくるね」
緊張していたからか宗治の喉がからからになっていた。
目の前の潤いを求めて、暴れだしそうになる体をなんとか抑えて何とか言葉に出す。
「ミサオ、それって僕と」
「違うよ…そんなんじゃなくて…さっぱりしたいからだよ
それに…いきなりハルくんにそんなこと言われても…ボクわかんないよ」
操がいやいやをするように首を振って部屋から出ていく。
家の中には操と宗治しかいない。
いつもなら母はパートから帰ってくるはずだが、今日は友人と会うそうだから遅くまで二人だけ。
今宗治が何もしなければチャンスはなくなってしまうかもしれない。
そしてただの兄妹で終わってしまい、成一に奪われてしまうかもしれない。
操の部屋でそわそわしていたが、宗治は風呂場に行くことにした。
暖房の効いた脱衣所の前に来るとシャワーの音が聞こえた。
いつも使っている場所なのに、扉一枚向こうに操の裸があると思うといつもとまるで違う気持ちになる。
(入っても、いいよね)
「ミサオ、僕も体きれいにしたいから入ってもいい?」
声をやや大きくして聞こえるように言う。
返事が聞こえる前に扉を開ける。
そこには何も身にまとっていない操がいた。
「ハ、ハルくん、どうして」
驚いた表情を浮かべる操。
「久しぶりにお風呂にいっしょに入ろうと思って」
すらりとして無駄のない体つき。
シャワーを浴びているので当たり前のことであっても興奮する。
操はペタンと女座りをして座り込み、胸元と秘所を慌てて手を使い隠す。
「…ハルくん、見ないで…」
宗治を見つめながら弱々しい声で操が言う。
しかし、操の顔に怒りや拒絶でなく羞恥の色が浮かんでいることに宗治は気づく。
「昔は一緒に入ってたし、いいじゃんか。」
「……だって…恥ずかしいよ」
消え入りそうな声で操が呟く。
「ミサオはすごくきれいだよ、全然恥ずかしくないよ」
操のしなやかな肉体は宗治の欲情をあおる。
この場で押し倒したくなるのをこらえて操の反応を待つ。
「だって…ボク、胸ないし……それに」
確かに操の胸は薄い。
それでも、かつて一緒に風呂に入っていた時よりは膨らんでいたし、隠す前に一瞬見えたほんのりと色づいた桜色の乳首も宗治をそそる。
それらは宗治に十分「女」を感じさせ、宗治のペニスを刺激させた。
「それに?」
「だって、その……」
もじもじしながら操が言う。
操が宗治の股間を見つめる。
そそり立つペニスを凝視されるのは宗治も確かに恥ずかしく、操もそうなのかと思った。
しかし、違うようだ。
「ハルくんは、生えてるよね」
「うん」
小学校の高学年に入ってから徐々に生えてきたのだ。
最初は驚いたが今は別に気にしていない。
「ボクは…生えてないんだ」
「だから何が?」
「あの、ここの…」
自らの股間の方を指さす。
そうは言ってもきつく閉じられている上に手で隠しているので見えない。
「絶対に馬鹿にしないから見せて」
操が足を開けば、操の女性を見ることができるのだ。
「うん…」
微かに頷き操が覚悟を決める。
おずおずと操が姿勢を正し、足を開く。
操の体が緊張で強張っているのが傍目にもわかる。
操の足の付け根の秘所が宗治の目にさらされる。
そして、そこは無毛だった。
「他の子はあるのに、ボクにはないんだ…」
「すごく、きれいだよ」
「えっ?」
宗治の言葉に操が驚いたような表情になる。
操の秘められた場所を見ることができて宗治は感動していた。
しかし、そこで操の足が閉じる。
「待って…ハルくん…体洗わなきゃ」
その前に宗治は行動した。
「ミサオの胸、触りたい」
そう言うと秘所に注意が行っていた操の隙をついて素早く宗治は手で胸を包み込む。
小ぶりな胸は宗治の手の中に収まる。
(ミサオの胸、僕の手の中にあるんだ)
「気持ちいいよ、ミサオ」
乳首がつんと立っているのを感じとる。
「あん……やぁ」
操の声が宗治を高ぶらせる。
宗治は操の胸を堪能していく。
「んっ……ん……ハルくん……んっ……」
何とか声を抑えようと操は試みるが宗治の愛撫に声が漏れ出てしまう。
操が自慰の時に漏らしていた時の声。
成一を想って漏らしていた声。
しかし、今回は宗治の手がその声を生み出している
そう思うと操を自分のものにしたような気持ちに宗治はなる。
「んっ……はぁ……はぁ……あっ………はっ……はぁ……はぁ…ぁん……やぁっ……っ……はぁ」
徐々に操の体から強張りが抜けていくのがわかる。
操の顔からも羞恥が薄れ、それに代わるように快楽が浮かんでいく。
自分が操にこのような淫らな表情を浮かべさせていることに、ここ数日の悩みなどまるで嘘のようであった。
「ミサオ、最高だよ」
「はぁ……あっ……ハル、くん………あっく……やめて……ボク…ボク……あっ………おかしく…やっ……なっちゃうよぉ…」
快感に染まった声で操が宗治の名を呼ぶ。
成一ではなく宗治の名前を。
「僕の前だからいいよ、おかしくなっても。
もっと、おかしくなってよ、ミサオ」
そう、成一でも他の男でもない宗治の前で。
(こんなに、ミサオがいやらしくなるなんて)
いつも一緒にいたのにどうして自分は気づかなかったのだろうか。
どうして成一に渡してやろうなどと考えたのか。
なんと愚かだったのだろう。
「やっ……んっ……はぁっ……はぁっ……んんっ……はぁ……恥ずかしい、よ……やっ……あっ…あぁぁああっ!」
操が体をビクッと跳ねる。
はぁはぁといやらしい操と宗治のの息遣いが浴室に満ちる。
いつの間にか宗治は操を風呂場のマットに押し倒していた。
「体、洗わなくちゃ…ハルくん」
官能を振り払い理性を総動員して操が声を上げる。
「僕、ミサオとしたいよ」
「だめ…体洗わなきゃ、それに…」
起き上がろうとする操。
宗治はそれを制する。
「だって、見てよ」
宗治が自らのいきり立ったペニスを見せる。
「ハルくんの…こんなにおっきくなるの…」
驚いた口調で凝視する操。
押し倒されたまま無意識のうちに操が手を伸ばす。
操の手が宗治の先端に触れる。
「うっ」
己の手で触れるのとはまるで異なる感触が宗治を襲う。
「痛かった、ハルくん?」
宗治が声を出したことに操が痛みを感じたと誤解する。
「違うよ、ミサオ。ここ…握って」
操の上からどいた後、普段ならば考えられない要求をする宗治。
操もいつもなら応じるなどありえない要求だったが、浴室に満ちた淫らな空気がいつもならありえない行動をとらせた。
浴槽に腰掛けた宗治のペニスに言われるまま手を添える。
(くぅっ)
今度は声を出さなかったが、快感が得られることに変わりはない。
「ミサオ…今度は手を、そう、そうやって、動かして」
操に己のペニスをしごかせる。
自慰とすることは対して変わらないのに操の手でされると自分でするよりはるかに気持ちがいい。
「ああっ…ミサオ…気持ちいいよ…」
宗治の表情が緩んでいく。
操は手でペニスをしごいていく。
「ミサオ、ちょっと待って」
射精感が込み上げてくる中で操の手を止めさせる。
「今度は、口に入れて」
操の手でするだけでこれほど気持ち良くなれるのだから、口でしてもらえばさらにすごいのではないか。
そう思ってフェラチオを宗治は頼んだ。
だが、その言葉で操は自分のしていたことに気づいたという顔になり、手を離す。
「やっ、やだよ…そんな、ハルくんの…オチンチンを口になんて」
オチンチンという部分は恥ずかしそうに小声で言った。
理性が戻ってきて自分が何をしていていたのか思い出したのか、真っ赤になる。
そのことに宗治は落胆した。
「じゃ、せめて手で最後までしてよ」
「そんな…駄目だよ…ボク」
「ミサオ、お願い。さっきはしてくれたじゃんか」
頭を下げる宗治。
やがて操は躊躇いがちにペニスに手を添えてしごいていく。
(やっぱり、すごくいいよ)
口でしてもらえなかったことは残念だが、手でしてもらうだけでも気持ちいい。
操が他の誰でもない宗治のペニスを手で握ってしごいているのだから。
徐々に快感が高まっていく。
「うっ……くぅ……」
あまりの快感に宗治は思わず声が漏れ出る。
このまま出せば目の前でしごいている操に精液がかかるだろう。
自分の精液で操を汚す。
そう考えると操の手の動きを止める気にはならない。
操を汚したい。
その欲望で宗治の心はいっぱいになる。
(もう、だめだ!)
限界が訪れるのを待つ。
操から与えられる刺激に快感は高まり続け、そして。
「ううっ!」
ドクン。
宗治のペニスが脈打つ。
勢いよく飛び出した白濁は操の顔や胸にかかり汚していった。
白く、白く汚していった。
成一を好きだと言った操の口も汚していった。
「あっ……」
宗治の精液に体を汚されて驚きに顔が固まる操。
一方、宗治は興奮していた。
(僕が…ミサオを汚したんだ……坂上でも、他の男でもなく、僕が)
操に自分の印を刻んだような気持ちに宗治はなる。
射精の快感と操を汚したことへの満足感に宗治は包まれた。
以上です。
申し訳ありませんがペースはおそらく落ちます。
素晴らしい!エロい!GJです!
寝取りモノにこんなに興奮するとは思わなかった
処女まで奪ってしまうのか、その一線は拒まれてしまうのか
ドキドキ感がたまらない。ゆっくり待たせてもらいます
GJ!
寝取り物は大好きだ……まぁまだどうなるかはわからないけど
どちらにしても話の展開がいい感じです、続きに期待してます。
話的には練習のモモちゃん思い出したなんていってたら続きキター
スリリングな小説を期待
う、うおおおおおお!!
寝取りキター!!!
あなたにはSGJ(スーパーグッジョブ)を送ります!
まだどっちにも転びそうなのがドキドキハラハラさせます、続き超期待します!
ちょwww明日早いのに寝られねえ!GJ
作品が終わるまで寝取りと判断するのは早急。
あまり信じ込んでるとダメージがでかいかもしれないぞ。
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ボクっ娘万歳!
ちゅーか今思い出したけどミサオは妹だったよな?
ぼ、ぼぼボクっ娘の上にキンシンソーカン!? 豪華だ! ハラショー!
NTRって寝取る方は嫌な奴とか多いけど、寝取る方も普通の奴って珍しいな
ある意味取り戻せない感はそっちの方がでかいかも
嫌な奴なら復讐とかに躊躇しないの
あ、ただの三角関係モノになっちゃう恐れもあるか
535 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 20:50:10 ID:exbhmmuI
どうでも良いけど真琴って
モデルはアイマスの真だよね
寝取り作品にこんなに需要あったのか…
寝取られ好きの人が集まるスレだと思ってた。
保管サイト(管理者の人いつも乙です)にある作品の数も
寝取られ>>>>>>寝取りだし。
寝取りは他スレで書いても叩かれないからじゃないか?
寝取られは少なくとも1レスは叩きが入る。
寝取りは好きだがMCはあまり好きじゃない俺
寝取られも寝取りとして読んでる俺
書いてる方も、実は寝取り側視点で寝取られを書いてますし…
特に最後に酷い目に合うのを前提にさせてると、色々とさせやすかったりします
またNTR BLOG性懲りも無く無断転載してるな。
まとめサイトあるんだからリンクすりゃいいのに。
「おい、佐代子のことでの話ってなんだ。」
俺は橋本に夜の9時に学校に呼び出された。
電話じゃ話はできない今日中に話がしたいと。
「話っていうのは佐代子のことでだ。お前、佐代子と付き合っているんだってな。」
「そんなことお前には関係ないだろ。」
「あるよ。俺は佐代子の幼馴染だからな。」
橋本と佐代子が幼馴染なのは知っていた。
二人は兄妹のようにとても仲が良かったからだ。
「それでだ、佐代子と別れてくれないか? 僕は佐代子が好きなんだ。
それも10年以上も。キミとは年月が違うんだよ。」
「年月とか関係ない!」
「どうせ無理やり僕の佐代子を奪ったんだろ。 襲って脅迫して好き勝手に佐代子を
いじり倒したんだろ。」
「そんなことやっていない。まだ俺達はエッチしてないんだからな。」
「嘘をいうな!」
橋本の突然に大声に俺は少し驚く。
「ぼ、僕が、佐代子とエッチしたときは血なんか流れなかった。それは処女じゃない証だ。
お前が僕の佐代子とエッチしたんだ。」
「な、お前佐代子をレイプしたのか!」
「レイプ? それは違うよ。だって僕達は本当は愛し合っているんだからね。」
「許さん橋本!」
俺は奴を突き飛ばし顔を数発殴る。
「くっく、処女をもらえなかった中古品にはもう用はないからな。」
くそ!絶対に許さん! 佐代子は以前本当に他校の生徒にレイプされたんだ。
俺が来たときにはその最中で、俺はその他校生から佐代子を助けた。
それが俺たちが付き合いはじめたきっかけだ。
佐代子から、レイプされたことは絶対内緒にしてほしいと言われ今まで誰にも話さなかった
佐代子も親に心配かけないと今まで普段通り過ごしてきたんだ。
あんなことがおきたのに。あんな怖い目に会ったのに。
それをこいつは、佐代子にまたあのときの事を思い出すようなことをしたんだ。
「佐代子は今グラウンドにいるぞ。」
「佐代子も呼び出したのか。」
「いいや連れてきたんだ。エッチした後にな。今もいるぜグラウンドに。」
ズガーン!
台風が近づいてきて外は大雨だ。それに雷も鳴っている。
それなのに佐代子はグラウンドにいるって?
どうしてそこまでしてグラウンドにいるんだ。
「お前、佐代子に何を言ったんだ。」
「何も言ってないよ。ただ佐代子は眠っているだけだよ。」
「眠っているだって?」
「睡眠薬を飲ませ…グラウンドの土の中で眠っているよ……ぐっすりとね…ヒヒヒヒ……」
今なんていったんだ?
グラウンドにいるじゃなくて、
土の中だって?
「それも急いだ方がいいよ時期に睡眠薬が切れて目を覚ます…後10分ぐらいかな?
目を覚ませば呼吸困難ですぐ気絶するかもしれないけど。」
「どこだ! グラウンドのどこにいる!!」
「教えないよ。自分で探しにいけよ。時間は12分だ。もし過ぎればOUTだよ。」
俺はすぐ駆け出した。もしかしたら嘘かもしれない。でももし、それが本当なら。
外はどしゃぶりだ。しかも
土はどろどろ、掘り返した後はわかるだろうか。
「携帯だ! もしかしたら鳴るかもしれない。」
俺は携帯を鳴らし続けながら走るとどこから良く聞いたメロディが聞こえる。
「このあたりか…でもどうやって掘り起こす。」
迷う必要がどこにある。手で掘り起こすしかない。
大雨のおかげで土は簡単に掘り起こせるが、その分掘っても掘っても水がどんどん溜まっていく。
急がないと。
「これを使えば。」
突然声をかけれれて驚く俺。
橋本はスコップを持っていた。
「そんなもの危ないだろ。もし彼女の首や頭に当たったら。」
「そんなこといってられないよ。ほらこれを使いなよ。」
俺は橋本を無視し手で土を掘り起こす。
そこで黒いのが見えてきた。
これは頭!
よし、これで口まで掘り起こせば。
「あ〜あ見つけられちゃったな。こんなに早く見つけられるなんてね。すごいねキミ」
俺は橋本が何かブツブツ喋っているが無視して夢中で掘る。
後ろで橋本がスコップを大きく上まで振り上げていたことにまったく気づかなかった。
ズシャン!
グキ
バリ
「あっ、ごっあ、」
俺の指にスコップが刺さっている。あれ、俺の指……
俺の右の指が……
「スコップ貸してやるっていってるだろほら使えよ。スコップ。。」
俺は刺さったスコップを抜く。
「あ、ぐ……」
今すぐ橋本をぶっ殺してやりたい。けど、彼女を助けるのが優先だ。
よし頭の上の部分かここは……そう思ったときだった。
そのとき髪の毛が左右に分かれた。
「えっ?」
今俺は彼女の頭の先を見つけたんじゃないのか?
俺は周りを掘る。
「う、嘘だろ……どうして耳の下が先に見えるんだよ。」
それにさっきの頭の先だと思ったのは、あごに彼女の長い髪の毛が巻きついてたものだった。
「う、うわぁあぁあぁぁあぁぁっぁぁぁぁぁああああああああああ」
何かの見間違いだきっと。
俺は急いで掘り起こす。
ザクッザクッ
そ、そうだよ!! 横だよ!
横に埋められた可能性が高いに決まっているだろ!
そうだよ縦じゃなくて横だよ。
縦だったらすごく掘らなきゃいけないじゃないか。
俺はなんてバカな考えをしてたんだ。
俺はいそいでさっきの驚いた表紙で少し時間がたってしまっていた。
出た、やっぱり横だったんだ。
「佐代子大丈夫か、聞こえるか!!」
「ごほごほっ、誰、修一君?」
今待ってろよ目のところの土を……
「どうしたの修一君……」
目がない、眼球が…ない……無くなっている
「ねぇ修一君ってば私今どうなっているの? 早く目隠しとって欲しいな」
俺は声が出ない。あまりにものことでそれよりも俺は彼女を助けるべく土を掘る。
俺は彼女に嘘の説明をした。
目隠しには特殊な鍵かなんかで外せそうにないと。
それに今キミは土の中で頭以外が埋められていたという事を。
俺は不良にやられて片手でしかほれないこと。
「また助けられちゃったね。修一君に。」
「雨が当たって辛いだろうけどもう少し我慢してろよ」
「うん。」
ズガン!
「はい〜12分経過OUT〜」
佐代子の首にスコップがふかぶかと突き刺さる。
さらに橋本はそのスコップをおもいっきり足で押し込む。
ズシャグチャ!
ものすごい音がしたと思う。
何がおきたのかまったくわからなかった。
ただ目の前の俺の手に、彼女の頭が橋本から手渡された。
「ほら寝取り男、佐代子の頭だ。大事に持っていけ。」
俺はこの後、学校をやめた。
佐代子は橋本が掘り起こしたのか頭以外の身体は発見されず、
今も見つかっていない。
橋本はそのあと自殺したらしい遺書に佐代子殺害を認めたものがあった。
そして、今俺は病院のベッドで寝ている。
隣には毎日お見舞いにくる俺の幼馴染の陽子がいる。
佐代子と付き合ってからは俺は陽子のことは避けていた。
「はい、これ、お守りだよ。」
「何だよ。いらねぇよ。」
お守りなんてもってたら恥ずかしい、
「へっへー陽子特性お守りだから効果抜群。絶対危険から守ってくれるわよ。」
「ふ〜ん」
「中身はね…………さん………が……きゅ……だよ」
「えっごめん。聞いてなかったよ。何?」
「何でもない。ただ、これだけは覚えてて私はどんなことがあっても修ちゃんのこと
大好きだからね。」
(終)
ここ エ ロ パロ板だよな?
「絶対にないといけない」と言うよりは、ないよりはあった方が嬉しいと言うレヴェル
中身はね佐代子さんの眼球だよ
ここまでいくと嫉妬・修羅場スレ向きではないかとは思うが、まあ乙
ちょっと書いてみてるんだが、幼なじみ設定って強力だな
それだけで男と女の関係がだいたいわかるような気になるし
また幼なじみ寝取られが増えたらそんときはそれでいっかとゆるしてくれ
ここは猟奇スレだっけ?
グロ有りならそう書いた方が良かったと思う。
それにしてもこのオチどこかで見たこと有るよなー
まぁベタベタだから色々使われてるのかもしれないけど
ちょっと思いついたんだが、こんなのって寝取られ?
・主人公と付き合ってる彼女。二人とも仲は良好。
・ある日、彼女の日記を見てしまう主人公。確かに自分の事が書いてあるのに、記憶には無いことが。思い出そうとしても、記憶が所々薄れてしまって思い出せない。
・実は主人公は二重人格であり、彼女が本当に好きなのはもう一つの人格であった。
・その事を彼女に話すと、「そっか…気付いちゃったんだ。じゃあ、わかるよね?
あの人と変わって。そしてもう出てこないで。
あなたはもう、いらない」
エロ描写もなく、グロもべたべたですいませんでした。
やはり自分が思いつくことは他人も思いつくものなんですね。
くりぬかれた目のところに蛆虫がわきだしていたとか、
口が膨らんでいた何か入っているのか? あけるとゴキブリやネズミの死体が
ぎっしりと詰め込まれていた。
みたいなのを思いついたけど、これもべたすぎかな。
なので、よし! とうなづけるようなエログロ描写ができるまで
ROMることにします。
むしろ、永遠にROMれ。
>>555 寝とられです。
同時に存在できれば
なお寝とられ感がでるでしょう。
「俺、この戦争が終わったら、村に残してきた幼馴染みと結婚するんだ」
普通の戦争映画なら死亡フラグだが、このスレでは寝取られフラグ。
茄子がどーのこーのとかいうアニメを思い出したのは俺だけでいいのか
>>561 某深淵というゲームでそういうの再現できる。
縁の深さを「縁故」1〜5まで設定できる。
縁故5の幼馴染、と設定すると、
すごく縁の深い幼馴染をゲームマスターは設定するわけだ。
ただ、縁故5の存在というのは、マスターの方で
ランダムに運命を決定することになる。
その「運命」が「心変わり」だったりすると、
「故郷に残してきた幼馴染と再会するために、俺は何としても生き残る!」
で故郷に帰ったら、「幼馴染は心変わりして別の人と結婚しました」
とか、
ああ実際にやられたことあるさ。殺伐としたシナリオのオチに使われて、
大爆笑だったさ。
>
>>555 キツすぎ
>>561 都の風っぽく
戦争から帰ってきて幼なじみの家を尋ねると喘ぎ声が
窓から覗くと知らない男と幼なじみのあの娘がズコズコパンパンいちゃいちゃ
それをミタ主人公 ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
走り去る主人公 うわ〜ん、。・゜・(/Д`)・゜・。
その後の主人公 ……∴;.∵Д゚)ウボァー
>568
凍てつく鉄槌を思い出した
あれは幼なじみじゃないし、心変わりもしてないけど何となく
男がTSして彼女が寝取られとか、
彼女(あるいは妻)がAP(あるいはAR)して
寝取られとかどうなんだろ?
…誰か書いてくれんかなあ。
TSは性転換としてAP/ARはなんだ?
APは急成長。
同級生や妹、年下などが何らかの力で
肉体が(ときには精神も肉体にあわせて)
急成長するシチュ。
ARは若返り。
塾女などが十代〜二十歳くらいに何らかの力で
若返るシチュ。
ときには若返った年齢まで以上の記憶をなくしたり、
若返りすぎて消滅したりする。
塾ってなんだよ、俺!
女と男は幼馴染みで男は傭兵で戦争かなんかに駆り出される
寝取り男はその気を逃すまいと男が帰ってくるまでに
ゆっくりと確実に女を落としていく、最初は友達として
そして叶わぬ恋に悩む青年としてアプローチしたりして
女を揺さぶっていき最終的には体の関係になり
そこから寝取り男の女の調教が始まる、男が無事帰ってくる
頃には女は自分から寝取り男のモノにむしゃぶりつくまでになっていると
女が男と再会し心が若干(罪悪感とかで)揺らぐが
女のお腹には寝取り男の子供がいてもう元の関係には戻れないという
>>573 dd
メルモちゃんのキャンディーなわけか
変わる関係、移ろう日々ってGJしてる人何人かいるけどこのスレ的にはいいの?
幼馴染or義妹orボクっ娘ならともかく何か違うんじゃないの?
幼馴染or義妹orボクっ娘系統のスレならともかく、
だ。
>>576 王道だな。
しかもきっと実際にたくさんあった事例。
俺だったら…俺だったら…情事中に駆け込んで自爆テロだな。
お題:「彼が知らない、彼女の生活圏の男」
彼と彼女は、まだ付き合い始めたばかりだが相思相愛の仲。
彼女はファミレスで、彼は居酒屋でアルバイトをしている。
ある日、彼女のバイト先で新人歓迎会が行われる。
酒を飲まされ、前後不覚になった彼女は新人のヤリチン君にお持ち帰りされる。
その後、バイトに行く度にお持ち帰りのネタを持ち出されてヤリチン君に体を要求される。
最初は嫌々だったが、回を重ねる毎に体を開発され仕込まれていき…
ここまで書いて思ったけど、やっぱり心から先に堕とされた方が破壊力は高いなあ
>>575 言い遅れたがサンクス
昼間、携帯で確認して
夜、PCで見ようとしたが
その間にデータ飛んだみたい……
49.
もう、やめるべきだ。俺は虚ろにモニターを見ながら、そう思った。
真琴が風岡のものになっていく過程を知ることは、俺にとって責め苦以外の
何物でもない。けれど。
…カチッ。マウスが軽いクリック音を、室内に響かせる。
残るふたつのファイルを、俺はまるで機械のように眺めていった。
11月17日のファイル。
自分の部屋のベッドに、制服姿で行儀良く座る真琴が映し出された。
あらかじめ指示されていたのか、真琴がおずおずと、今日の日付や現在の時刻を
説明する。そして、この時点で自分は間違いなく処女であると告げたあと、
このあと自分が風岡の手によって、処女を失うことを宣言した。
そこで、場面が変わる。
カメラの構図は同じだったが、真琴はシーツを身体に巻きつけて、座っていた。
その目がやや赤く腫れている。首と胸元に、赤く吸われたような痕がいくつか見えた。
幼い肩を剥き出しにした真琴が、シーツの下は全裸であることは疑いようもなかった。
『真琴』
風岡の声がした。手に持ったカメラの画面が、僅かに揺れている。
『はい』
真琴が頷いた。
『……真琴は、もうバージンじゃなくなりました』
『うん。それで?』
『はい。とっても、嬉しいです』
『それから?』
『…キモチよかったです。真琴は、いっぱい感じさせてもらって、幸せです』
真琴はカメラに向って、はっきりとそれらの言葉を続けた。
『うん、良く出来たね。これが真琴の処女喪失の記念です』
風岡がそう言って、手に持ったカメラを動かした。
真っ白な真琴のベッドのシーツの上に、ぽつ、ぽつと、赤く血のシミが落ちていた。
まるで、赤い華を散らしたような、真琴の処女の証だった。
12月24日のファイル。
映ったのは、見たこともない部屋だった。どうやら風岡のアパートらしい。
すぐに光景が変わる。
殺風景なベッドの上で、真琴は全裸に剥かれ、両足を左右にカエルのように
大きく開かされていた。その淫らで哀れな姿を、風岡は真上から撮影している。
むごいまでに開かれた真琴の股間には陰毛がなく、くっきりと縦に走る裂け目を、
風岡の勃起した逞しいペニスが深々と押し開き突き刺さって、奥へ潜り込んでいた。
膣口の周辺は激しい凌辱に充血し、ヌチャ、ヌチャ、という卑猥な音を響かせて、
出入りを繰り返す風岡のペニスは、真琴が紡いだべとべとの愛液に塗れていた。
『…あっ、あっ、…あん!ダメぇ、や…!』
真琴は、イヤイヤをしながら、舌足らずな喘ぎ声をひっきりなしに漏らし続ける。
その表情は苦痛か快楽の為か、全身がピンク色に上気している。
揺れる幼い乳房の上で、桃色のきれいな乳首が固く尖っていた。
風岡はやがて、真琴の両足を肩の上に担いでいく。
そして、角度を付け、幼い真琴の膣に、猛り立ったペニスを激しく突き入れた。
『ひッ!あぁん、あっ!…ダメ!やめて、もう真琴っ!…りゅ、龍…介さ!…』
真琴は涙を目じりに浮かべ、自分を支配している逞しい雄に、許しを乞う。
だが、風岡は真琴の哀願など聞かず、逞しく腰を律動させ続けた。
『だ、め、だめっ!真琴いっちゃう!イク…、あ、………くぅッ!!』
真琴は顔を激しく振りながら絶頂を迎え、ビクビクと全身を痙攣させた。
背中を海老のように反らせ、やがてその両手が死んだようにガクリとベッドに落ちた。
風岡が、すかさず、そんな真琴の表情を真上から、アップで映しこむ。
俺の前ではいつも気が強く、明るく、じゃじゃ馬だった真琴。
その真琴は画面の中で、哀れに白目を剥いて、ヒクヒクと震えていた。
汗と涙でぐしゃぐしゃの顔。呆けたように開いた口元からは、涎が垂れ落ちていた。
50.
俺は、その日以降、真琴との接触をほぼ絶つようになった。
登下校の時間を、わざとずらし、彼女に会わないようにした。
真琴はすぐに俺のそんな態度に薄々気付いて気にしているようだったが、俺には
もう真琴と普通に接する余裕がなかった。いつものように接触を続けるのは辛すぎる。
でも、学校にいれば、俺の目はつい真琴を探し、追いかけてしまう。
友達と談笑しながら、廊下を歩いている真琴。
体育の時間に、トレーナー姿でグラウンドを走る真琴。
(なんで、そんなに普通にしてられるんだ…)
真琴が、風岡のものである自分を受け容れて、日々の生活を送っているようで
俺には辛かった。苦しかった。
以前と変わらない真琴の笑顔。真琴の笑い声。
どうしてだよ、と俺は心の中で、届かない問いを叫ぶ。
制服のシャツから覗く真琴の白いうなじ。笑うと揺れる髪。
スカートから伸びる、均整の取れたふくらはぎ。
くびれた足首。黒の靴下。洗いざらしの下履き。寒い日に巻く白のマフラー。
そのすべてが……風岡のものだった。
俺は赤黒い嫉妬に苛まれ、その嫉妬から逃げるように、風岡から与えられた
真琴の痴態を見て、自慰を繰り返した。
俺が自分を保つ為にはそんな方法しかなかった。
確実に真琴は、風岡に抱かれ続けている。もしかしたら今日だって。
俺の知らない場所で、真琴の肉体は、風岡によって花のように開かれてゆく。
俺は叫びだしたくなる衝動を抑えて、ベッドに寝転がり、枕に顔を埋める。
自分を抑えるために、パソコンを起動し、風岡に狂わされてよがり狂う真琴を
見つめながら、陰茎をしごき、射精する…。
そんな、地獄のような日々が、続いていた。
そんな、ある朝。
いつものように、真琴が学校へ向うのを窓から確認してから、俺は家を出た。
坂道を下った曲がり角。いつか風岡と対峙したあの場所だ。
そこに、突然のように、真琴が立っていた。
俺は、自分の鼓動、一気に激しくなるのを感じた。
真琴は明らかに、俺を待っていたのだ。
「おはよう」
真琴は言った。制服の上の羽織った黒いコート。白のマフラーが眩しかった。
「……おう」
俺は、なんとか、そう言葉を返す。
間近で久しぶりに見る真琴が眩しすぎて、俺はわざとそっぽを向く。
「避けてる?」
単刀直入に来た。
「…なにが?」
「私に、会わないようにしてる」
「……んなことねーよ」
「嘘」
「嘘じゃねえ」
「ずるいよ。私には分かる」
「ずるい?俺がか」
俺の中で、何かがキレた。
「…そうだよ、避けてるよ!悪いか?」
「…」
「俺の気持ち分かってて、ふざけたこと言ってんなよ」
真琴が俺の名を呼ぼうとした。
「やめろっ」
俺は必死に言葉を荒げた。
「“ヤスタケくん”なんて呼ばれたくねえ。分かんねえのか!」
51.
真琴は叫んだ俺を、じっと見つめた。やがて口を開く。
「…あのね」
真琴は、どこか悄然として見えた。
「風岡さんのこと、話す」
「…」
「最近…風岡さんの友達の…カップルと、よく一緒にデートするの」
ふざけるなよ。そんな、おのろけを俺に聞かせたいのか、と思う。
俺は憤然として、真琴の横を通り過ぎようとした。
その俺の手を、真琴がぎゅっと掴む。
「聞いてよ」
「……なんなんだよ」
「風岡さんの…男友達の彼女ね……16歳なの。私より一つ上…」
「…」
「年が近いから…仲良くなって、電話や、メールもするようになって…」
なんだってんだ。一体、俺に何を伝えたいんだ。
「でもね、その彼女…彼氏とは、まだ何もないんだって」
「…?」
「私と龍介さん…のことも…ちゃんと正直に話したの。そしたら…変だって」
「…なにが…?」
「…私が……いろんな、こと…されてるのが」
ぐっと胸が苦しくなる。畜生。真琴の痴態が、頭に甦る。
「本当に好きなら…もっと…大事にしてくれるんじゃないか、って」
「…」
「そうなのかな?」
真琴はそれから、俺を見上げた。
「私、大事にされてないのかな…」
どういうことだ。真琴は、風岡との関係に疑問を持ち始めているのだろうか。
それなら、真琴をヤツから引き離す、チャンスではないのか?
「自分で分かんないのかよ…?大事にされてるか、どうかくらい」
「…わかんないよ。たくさん…好きになっちゃったから…」
また熱い嫉妬が胸を妬いた。
「…お前は大事にされてるよ、なんて、俺が言うと思うか?」
俺が言うと、真琴は、上目遣いに俺の顔を覗きこんで
「思わない」
「たくさん好きになっちゃった?じゃ、自分で決めろよ」
「…」
「もうお前に振り回されるのは悪いけど、お断りなんだよ」
真琴の顔が、傷付いたように、そして辛そうに歪んだ。
泣き出すかも知れない、と思った。
しかし、次の瞬間、ぷっ、と真琴は吹き出していた。
俺は、唖然とした。なんで笑えるんだよ。
「なんだ、何がおかしいんだよ」
真琴は、お腹に手を当てて、あはははっ、と笑った。
「そうだよね、ヤスタケくんの言うとおりだ…あ、ごめん」
くん付けで呼んだことに気付き、真琴は口を塞いだ。
「私が…もう関わらないで、って…自分で、言ったんだもんね」
真琴はさびしそうに言った。
そのまま、俺と真琴は冬の坂道で、暫くの間、無言で対峙していた。
やがて、真琴が口を開く。
「…学校、いこう?」
俺と真琴は、並んで歩き始めた。
でも、それから学校に着くまで、お互いに何一つ言葉は交わさなかった。
52.
真琴が帰って来ないとおばさんが家に駆け込んできたのは、それから
1ヶ月ほどしたある日の夜だった。時刻は22:00を過ぎている。
「ヤスタケくん、心当たりがないかしら?」
やや青い顔をして、真琴のお母さんは、玄関に立っている。
「あんた、今日は学校の帰りは、一緒じゃなかったの?」
俺のお袋が、真剣な面持ちで俺に聞いた。
「あ、ああ。学校では見たけど…放課後は分からない」
俺はそう答える。風岡の所へ行っているのではないか、とすぐに思ったが
それを口に出すことは出来なかった。
「携帯に電話しても、ずっと“電源が入っていません”って…」
いつも明るいおばさんだが、さすがに不安がその表情に滲み出ている。
真琴との関係を俺以外には決してバラさないように、いつも周到な風岡が
今日に限ってどうしたと言うのか。
俺がそんなことを考えていると、お袋が口を開いた。
「坂上さん、これは警察に行ったほうがいいかも知れないよ」
警察?俺は驚いてお袋の顔を見る。だが、お袋の顔はいたって真剣だ。
おばさんも、警察という言葉にやや怯えたふうだったが、
「…そうね、そうかも知れない」と呟いた。
その時だった。玄関のドアノブが廻り、扉がぎい、と開いた。
そこに、真琴が立っていた。
「…真琴ちゃん」お袋が驚いたように呟くと、おばさんがはっとしたように振り向いた。
制服姿の真琴は、やや俯き加減で玄関に、おずおずと入ってきた。
「……ママ…遅くなって…ごめんなさい」
ぱぁん。
乾いた音がした。おばさんが真琴の頬を打った音だ。
「……何時だと思ってるの?!」
おばさんが、これほど怒ったのを今まで見たことがなかった俺はビビった。
真琴は頬を打たれた状態のまま、呆然としている。
「いったいどこに…こんなに…みんなに迷惑をかけて!」
おばさんはそう言うと、両手で、顔を覆ってしまった。
「…まあまあ」
お袋が、間に割って入った。
「とにかく、ちゃんと帰ってきたんだから…ね?坂上さん。叱るのは後にして」
「…」
「真琴ちゃんも、友達と遅くなるなら、電話くらいしないといけないよ?
お母さん、こんなに心配していたんだから」
お袋が言うと同時に、真琴はわっ、と玄関にしゃがみ込んで泣き崩れた。
「…あらあら」
お袋は、苦笑しながら真琴の傍にしゃがむと、その背中を優しく擦った。
53.
おばさんが何度も謝りながら、真琴を連れ帰ったあとで、お袋は俺に聞いてきた。
「ヤスタケ、何か知らないのかい?」
「……なにがって?」
「真琴ちゃん、玄関に入ってきた時から、瞼が腫れてたからね。あれはどこかで
泣いていたんだよ」
さすがに年季の入った中年女の観察力は鋭い。俺は背中に汗が流れるのを感じる。
「どうなの。何か知らないの?」
「…いや、俺は何も」
「ならいいけど…。でも、真琴ちゃんとお前は、ずうっと幼馴染なんだから。
そろそろ、男のお前がしっかりして、守ってあげたっていい頃だよ」
「な、何の話だよ」
お袋は、そこでにっこりと笑った。
「真琴ちゃん、いい子だからね。あたしは、いつヤスタケの彼女になりましたって
真琴ちゃんが言ってくれるのか、楽しみにしてるんだから」
「…バ、バカ言うな!」
だが、お袋の言葉に、俺はドキドキしていた。動揺していた。
「あした、話を聞いてやるんだよ」
お袋は続けた。お袋がいつになく真剣でそして饒舌なことに、俺は驚く。
「多分今夜は、真琴ちゃん、家でこってり絞られるんだから。でもね、本当のこと
を親には言えないことが多いんだよ。あの年頃の女の子はね」
「…」
「ずっと真琴ちゃんと大きくなってきたんだろ。お前がしっかりサポートしてあげな」
お袋って、こんな女だったのか。俺は、見たことのない女性を見ているような
気になっていた。
「母さんやおばさんに、嘘をついても構わないんだよ。でも、それは真琴ちゃんを
本当に守るための嘘でなくちゃいけないよ、ヤスタケ」
「…う、うん」
すっかりお袋の迫力に気圧された俺は、知らず、そう答えていた。
お袋は、うん、と言うと、にっこりと笑った。
部屋に戻った俺はベッドに仰向けになり、天井を見つめて、考えていた。
真琴を、本当に守る。
それはどういうことなのか。
真琴は、いま、傷つき続けている。おそらく、とても深く傷ついている。
風岡との交際が、順調ならば、見逃してもいいのかも知れない。
けれど、間違いなく真琴は風岡との関係の中で、もがき、苦しみ始めている。
(…俺のせいだ)
そう思った。
真琴が俺を待ち伏せていたあの朝。
真琴が俺にサインを送ってきた日。
あれから、1ヶ月も。…俺は、何をしていたんだ。
真琴を守るために、黙っていようと考えた。
けれど、それは間違っていたのではないのか。今の俺は真琴を守ってなんかいない。
(一番怖がっているのは、俺だ。)
そう思った。
(真琴を盾にして、一番、逃げているのも俺なんだ)
翌朝、俺は真琴の家のチャイムを、久しぶりに鳴らした。
「真琴を迎えに来ました」
インターホンに出て来たおばさんに、俺はそう言った。
どうもです。もはや、駄作となろうが何だろうが、途中で放り出すという
カッコ悪いことにはなりたくない、というそれだけで書いておりますw
次回で終わらせたいwww だが、どうなるやら。
それでは、また。
ちょっと溜飲下がったw 作者ありがとう!!
風谷氏ね
GJ!!
最後楽しみにしてるぜ。
最近の投下が多いのは幼馴染ネトラレがあったからこそだと思う。ので、
最後に期待。
どんな結末になっても最後まで見るぜ!
期待してる。
ウオオ、期待です!
596 :
至ねヤスタケ・刺ね:2008/03/27(木) 20:43:52 ID:C6YL1dDf
風谷…×
風岡…○
風岡…新品真琴(処女)
ヘタレな自己中ヤスタケ…中古真琴(廃棄処分寸前のお下がり)
それが当たり前。
相変わらず読み物としては秀逸ですが、今回の内容に職人氏の迷いが
はっきりと表れてるように思うのは気のせいでしょうか。
前回前々回で下がった真琴株がちょっと持ち直した
あれで株が下がるのか。
エロゲ臭の強いスレでこんなこと言うのもなんだけど女の子に幻想持ってない?
ええーw じゃああれがリアリティある女の子の姿なんですかw
バイブ入れてデートしたりしてるあれが?お前の方がどんだけエロゲ脳なんだよw
とはいえエロSSなんだから、真琴像はそれで正しい。バイブ入れてアンアン見せ付けるのも
ビデオの前で破瓜告白も寝取られSSとして秀逸。今回の無遠慮な相談といい、ヤスタケ
にとってはムカついて当然だから、それで株が下がった(=嫌いになった)人もいるだろ。
しかし幻想、ねぇ・・・w
>>366-372 >>466-470 >>499-509 >>518-526 の続きです。
坂上成一には幼馴染がいる。
浦林宗治と浦林操の兄妹という名前の兄妹である。
二人は幼稚園のころに成一の近所に引っ越してきて以来の付き合いである。
いつのころからだろう。
成一は操のことが好きになり、その想いを持て余すようになった。
最近、操の兄の宗治に自分の想いを打ち明けていたが、操本人にはどうしても言うことができなかった。
成一はもし操に振られてしまうのが怖かった。
そして、幼馴染という心地よい関係が壊れてしまうのかもしれないという恐れが成一の決断を鈍らせていた。
(でも、いつか言わなくちゃな)
そう、いつか言わなければならない。
そんなことを思いながら学校へ向かうために家を出る。
昨日、二人が喧嘩していたことを思い出す。
(ハルがミサオの裸覗いたんだっけ)
実際に宗治が覗いたのは操の自慰なのだが、成一は操から話を聞いていたので本当のことは知らない。
昨日は、操はカンカンに怒っていて、宗治と口を聞こうともしなかった。
(仲直りしてるのかな…)
成一の幼馴染である二人が喧嘩をしているのはあまり嬉しいことではない。
二人には仲直りして欲しかった。
どうしたものか、と考えていたら二人と合流した。
しかし、二人は喧嘩などせずにいつも通り仲良く歩いていた。
「おはよう、セーくん」
「おはよう、坂上」
二人は成一に挨拶する。
「よお、二人とも仲直りしたのか」
「うん…わざとじゃなかったし、ハルくんだから、特別にね」
「何だよ、じゃあ、俺はミサオの裸覗いても許してくれるのか?」
冗談めかして操に聞く。
本当は操の裸を覗きたいのだが、正面切ってそんなことは言えないし、できない。
だから、冗談で包んで聞いた。
「バカ…わざと覗いたら絶対許すわけないじゃん」
怒ったような表情で操が軽く睨む。
成一にとっては操の怒った顔も魅力的に映った。
「ミサオの裸覗いたら絶対許さないぞ」
宗治も釘を刺す。
「覗きをしたハルくんが偉そうなこと言わない!」
操は宗治に噛みつく。
「ハイハイ、冗談に決まってるだろ」
冗談に聞こえるように言って成一が締めくくった。
二人はどうやら仲直りしたようだ。
(ミサオへの告白、どうすっかな)
成一の興味は他へ移っていた。
成一は喧嘩した二人がどうやって仲直りしたか知らないし、興味もなかった。
ただ、仲直りして良かったと思うだけだった。
だから、成一は知らない。
二人がどうやって仲直りしたか。
浴室で宗治の放った白濁で汚れた操を見つめる宗治。
操は呆然とした表情で、顔にかかった精液を指ですくい、見つめる。
精液をすくい見つめる。
そんな仕草も宗治の欲望を煽る。
そのことで、操の指もまた汚れるからだ。
宗治の白濁で。
すくった精液を操は自分の鼻に近付けて匂いを嗅ぐ。
「変な…匂い」
匂いに顔をしかめる操。
「ミサオ…ごめんね…でも、すごく気持ち良かったよ、ありがとう」
そう言いながら、宗治はボディソープを泡立て始める。
徐々に操が正気に返っていく。
ゆっくりと操の顔に怒りが浮かび上がり始め。
「ハルくん…何するん…ひゃっ!」
浮かびきる前に消えた。
宗治が泡立てた手を胸に持って行き、舐めるようにいやらしい手つきで操の精液で汚れた胸元を洗い始めたからだ。
「やっ…ハルくん…」
「本当にごめんね、ミサオ。
でもね、ミサオが手でしてくれるのが本当に気持ち良かったんだ。
それに早く綺麗にしないとね、風邪ひいちゃう」
そう言いつつ、洗面器にお湯を張って操に渡す。
「ミサオの顔も洗わないとね」
「バカ…」
操はそう言いながらも顔を奇麗にしていく。
宗治もその間に自分の体のあちこちを洗っていく。
「なんか匂いが落ちない気がするんだけど…ハルくん」
「よく洗わないと匂いは落ちないからね、体は僕が綺麗にしておくよ」
そう言いながら丁寧に胸の辺りを泡立てていく。
丁寧に丁寧に。
綺麗にしているはずなのに、操の胸を宗治の手が舐めていく。
「あっ……ハルくん……ボクは……はぁっ……怒って、るんだぞ……はぁん……」
そう言いながら操の顔は女の顔をしていた。
少年のようにいつも一緒にいる元気な家族でも、成一への想いをはにかみながら語っていた少女でもなく、性の悦びを覚えた女の顔。
怒りが込められるはずの声も欲情の熱が色濃く載せられる。
(ミサオの体…本当に気持ちいい…)
これほど操は宗治の傍にいたのに、宗治がこの快楽を味わうのは今日が初めてなのだ。
今までの人生を無駄に過ごしてきたようにすら感じてしまう。
(こんなにミサオって可愛くて、いやらしくて、気持ちいいのに…)
危うく操を堪能する機会を失うところだった上に、他の男に操を渡すところだったのだ。
(何て馬鹿だったんだよ僕は)
自分の愚かさと優柔不断を悔やむ。
それでも、今は操の体に没頭できる。
そのことだけは賢明だったと心から思った。
操の胸元を泡立てながら、柔らかさを味わい撫でまわす。
「ミサオ、胸触られるの好きでしょ?
お詫びに気持ち良くもしてあげるね」
「はぁっ……やっ…胸なんて……はぁ……はぁ……そんなこと…そんなこと…ない……やっ……ボクは……んっ…気持ち良く……なんか……ぁっ……あっ…ひぅっ…!」
声が少し大きくなる。
宗治が乳首を指先で転がしたから。
「乳首がこりこりするね、ミサオ…可愛い」
自分の愛撫で乱れるのだら可愛らしくも思う。
「やっ…駄目っ…やあっ……そんなの……そんなの、ボク……あっ……あっ……ハルくん……んっ……胸……はぁ……はぁ……駄目ぇ」
宗治の胸への愛撫に操は乱れる。
自分の手で操をここまで淫らに変えることができるのだ。
そして操のいやらしい喘ぎ声。
今まで知ることのなかった操を知ることができて愛おしさがさらに募る。
「ミサオのHな声、すごく可愛い」
操の耳元で囁く。
「はぁ…ハルくんの……はぁん……変態……んっ……んっ…ばかぁ……あん…」
操の抗議の声も甘やかな音色となって宗治の耳に心地良く響く。
しかし、宗治は動きをを止める。
「あっ……」
宗治の愛撫の終わりを惜しむような操の声。
「じゃあ、流すね…ミサオ」
宗治はシャワーを操の胸元に掛けて行く。
泡立てられた胸はシャワーによって清められていく。
そして、操の肌は本来の汚れない白を取り戻す。
宗治によって汚された白濁ではなく、操の肌本来の白へ。
宗治が汚し、宗治が清めた。
(ミサオを汚れた姿も綺麗な姿も僕だけが見てるんだ)
二人は浴室から出てバスタオルで体を拭く。
そして、二人は未だに欲情の余韻がその顔に残っている。
「うん、綺麗になったよミサオ。
元から綺麗だけどすごく綺麗だよ」
「バカ、バカ、バカ…ハルくんの…バカ」
「ミサオは怒ってても可愛いや」
操は恥ずかしそうに「バカ」と繰り返す。
「ミサオ、僕…ミサオとセックスしたい」
何を最後までするかは操にも当然理解できた。
「…バカ」
真っ赤になって俯いたまま操が言う。
「僕のこと嫌い…ミサオ?」
結局、拒絶されてしまうのだろうか。
成一が良いのだろうか。
そう思い宗治は聞く。
「……いいよ」
消え入りそうな操の言葉。
「本当に?やっぱりだめとかじゃないよね?僕とセックスしてくれるんだよね?」
喜びに満ちた宗治の声。
操はセックスという露骨な言葉に反応する。
「良いよって言ってんだろ、バカ!
セ、セックスなんて…恥ずかしいこと、何度も言うなよ……」
宗治に怒鳴る操。
もっとも後半はその勢いを保つことはできなかったが。
しかし、宗治の喜びは消えない。
「ミサオ!」
操を思い切り抱きしめる。
とっくに力を取り戻していたペニスが操の太ももに触れる。
「もう、こんなにおっきい…」
驚いたような表情で操が宗治の股間を見つめる。
宗治も気恥ずかしくなってくる。
「その…ミサオの部屋…行こう」
「うん…」
バスタオルを巻いた格好で二人は操の部屋のベッドの上にいる。
宗治は部屋に来るのが若干遅れたのだが。
「何してたの…ハルくん?」
宗治は自分の部屋から持ってきたものを見せる。
「これ、えっと」
操が名称を言うのを躊躇う。
「うん、コンドーム」
自分の部屋から持ってきたものの名称を言う。
「その、妊娠、したら責任とれないし…ね」
宗治はそう言う。
以前、友人との遊びの罰ゲームで買ったものだ。
その時は恥ずかしかったが、今は良かったと思う。
なぜなら。
「良かった…」
操が安心したような表情を見せたからだ。
「その、そういうことはちゃんとしなさいってお母さんに言われたから…
ハルくんがきちんとした人で良かったよ」
やっぱり、と宗治は思った。
母は父と結婚する前はシングルマザーで苦労したという話を父から聞いていたのだ。
中学に入った時も「お前が大人になっても無責任なことだけはするな」と父から言われた。
その時にコンドームを渡された。
それは捨ててしまったが、罰ゲームで買わされたものは取っておいたのだ。
操も同じような話を母から聞いていたのではないかと思っていたのだ。
内容が内容なだけに操に確認はできなかったが、やはり母からそういった話を聞いていたのだ。
「考えなしにね…男の人がそういうことしようとしたら、その…絶対しちゃ駄目って。
そういう人の「愛してる」とかいう言葉は口先だけだって」
その言葉に宗治が安堵する。
危うく全てをふいにするところだったから。
今ここにいない父に人生で最大の感謝をした。
そして操ははらりとタオルを脱ぐ。
操のほっそりとした白い裸体が眩しく映る。
これからこの美しい体を宗治と一つになるのだ。
「僕、まずはミサオとキスしたいな」
生まれたままの姿で、遮るものもない状態で。
「うん、ボクも…ハルくんとしたい」
操が頷く。
操が「いいよ」などの消極的な表現ではなく「キスをしたい」と積極的な表現で言ってきたのは今回が初めてではないだろうか。
宗治は興奮と喜びが湧いてくるのを感じる。
(僕と、キスしたいってミサオが言ってくれた…)
他の誰でもない宗治とキスをしたいと言ってくれたのだ。
成一ではなく、はっきりと宗治とキスをしたいと。
操がベッドに座って宗治の方を向いたままそっと目を閉じる。
操の白い裸体を眩しく思いながら、ゆっくりと顔を近づけていく。
「んっ…」
そして、訪れる唇の感触。
操の表情に驚きはなく、嬉しそうな穏やかな表情をしている。
涙の味はせず、甘やかな唇の感触と操の風呂上がりの良い匂いがした。
唇を離すと操がうっとりとした表情で宗治を見つめてくる。
淫らな様子は微塵もなかったが、操の表情に宗治は見とれる。
乱れた様子の操には興奮させられるが、こちらの表情は愛情を深くさせる。
もちろん、この操を自分の手で乱れた状態にしたいという欲求も増していく。
「ミサオ…すごくきれいだ…」
「本当…?」
素直に嬉しそうな表情で問い返す操。
頷いて宗治は再び口づけをする。
今度は舌を入れる。
「んん!?……………ん……ふっ……んん……んぅ」
一瞬操が驚いた表情になるが、操の側も舌を絡ませる。
先ほどのキスとは異なる深く…淫らなキス。
部屋の中で互いの息遣いと舌が絡み合う湿った音が淫らに響く。
「んむ……ん………んぅ……ん」
互いに興奮を高め合っていく。
唇を離して見つめた操の表情には欲情が浮かんでいた。
胸は風呂場で堪能したので、そろそろ操の秘所を見たい。
無論、胸に飽きたというわけではないが、
今は挿入へ集中したい。
「じゃあ、ミサオ…次は足を開いて、ミサオのおまんこ見せて…」
期待と興奮で宗治の声がうわずる。
操の秘所をじっくりと見たい。
そして、挿入して操の初めてを奪いたい。
「い、嫌」
操の拒絶。
「何で」
宗治には意味が分からなかった。
先ほどまで良いと言っていたのに。
「その言い方は…嫌だよ」
その言葉の意味を理解するのに一瞬の時を要した。
「おまんこって呼び方が?」
宗治の言葉に操が顔をしかめながら頷く。
「どうしてさ」
宗治が訳を聞こうとする。
女性の秘所はおまんこというのではないか。
「とにかく……ボクはその呼び方嫌だよ。
何だか…いやらしい感じがする…」
恥ずかしいのは理屈でないらしい。
宗治は何となくおかしくなった。
操は宗治にあれだけいやらしいことをされて感じていても、そういうところは気になるらしい。
けれど何と言えば良いのだろうと宗治は思った。
「えっと、とりあえずミサオ…足を、開いてよ」
「ん」
微かに頷いてミサオが足をゆっくりと開いていく。
宗治は操の秘所を感動と共にじっくりと見つめる。
男にはない割れ目。
これから宗治を受け入れる場所。
宗治はごくりと唾を飲む。
「恥ずかしいよ…ハルくん」
その声も宗治には可愛らしく愛しく感じられる。
「ミサオの…すごく綺麗だよ」
情感を込めて宗治は言葉にする。
操は「うん…」と恥ずかしそうに頷く。
そこは、すでに濡れていた。
(やっぱりミサオも興奮してるんだ)
そのことに宗治は嬉しくなる。
操も宗治に欲情しているとはっきりと目に見える形でわかったので。
操の秘所に顔を近づけようとする。
「な、何すんだよ!」
操が抗議と共に宗治を押しとどめる。
その言葉に宗治は説明する。
「ミサオのここ、舐めようと思って」
濡らすために操の秘所を舐めようとしていたのだ。
「そ、そんなの駄目だよ!ハルくん」
操が慌てて宗治の顔を押しのける。
「どうして?」
「こんなところ、口で…舐めるなんてぜっっっったい駄目!」
「でもさ…」
「い・や・だ!」
操の強硬な反対にあってしまう。
宗治は操を十分に濡らせれば良かったのでここは譲歩する。
「じゃ、指でするね…指ならミサオもこの前自分でしてたもんね」
宗治に自慰を覗かれていたことを思い出したのか、操は恥ずかしげな表情になる。
「……う、うん」
操はしぶしぶといった様子だったが、頷いた。
操に手を伸ばす。
まずは柔らかそうな太ももから撫でていく。
しなやかで柔らかく瑞々しい太ももから段々の目的の場所へ指を動かしていく。
そして無毛のその場所に宗治は手を伸ばし、指先で割れ目を撫でる。
「んっ」
操がビクッと体を震わせる。
「大丈夫、痛くない?」
操に痛い思いをさせてしまったのかと不安になる。
「平気…痛くない…」
その言葉に宗治は安心すると同時に操をからかいたくなった。
「ミサオ、体ちゃんと拭いた?ここ、こんなに濡れたままだよ」
「バカァ…」
羞恥に顔を赤らめて操が抗議する。
「挿れやすいように、もっと濡らしてあげるね」
指で操の秘所を撫でていく。
「ふっ……あっ……あっ……やあっ…ハルくん……んっ……ああっ………」
あちこち触れていくうちに反応の良いところを見つける。
割れ目の上部にある突起の部分が一番気持ち良いようだ。
(これが…クリトリス…?)
「ミサオ、気持ち良い?」
そこを重点的に刺激する。
「やっ…ああっ……はぁっ…はぁっ……あっ……ああっ……やぁっ……」
淫らな声を操はあげ続ける。
そう言えば「気持ち良い」という言葉も操の口からは聞いていない。
散々、淫らな声をあげさせたが、「気持ち良い」という言葉は言わなかった。
(ミサオから直接「気持ちいい」って言葉が聞きたい)
ぜひとも操の口から快感を認める言葉を聞きたい。
「ミサオ、気持ち良いって言って」
「あっ……そんな……あっ……あぁっ……ボク…言えないっ…あっ……やっ……恥ずかしい…よ……はぁん……」
「ここには僕とミサオしかいないよ。
恥ずかしがらなくても大丈夫だよ」
操に「気持ち良い」と言うように促す宗治。
それでもいやいやと首を振る操。
「駄目……だよぉ……やぁん……ボク…ボク……はぁっ…はぁっ…あん…………えっ?」
操が驚いた表情を浮かべる。
宗治がクリトリス愛撫を止めたからだ。
快楽の供給を断たれて戸惑う操。
「ミサオが気持ち良くないならやらない」
「そんな…ひどいよ、ハルくん」
懇願するような操の眼差しに宗治は操を支配したような気分を感じる。
「気持ち良いって言って、ミサオ」
操はしばらく口を空しく開閉させる。
宗治はじっと待つ。
やがて。
「気持ち…良いから…して」
小声で途切れ途切れに言葉を発する。
(ミサオが気もち良いって言った!)
操が羞恥に顔を染めながら快楽を認める言葉に宗治は興奮する。
だが、もっと良く聞きたい。
「もっと、はっきり言って」
恥じらいと快楽を求めることに板挟みになった操。
欲情と羞恥に顔を染める。
(操の顔…いやらしくて可愛い)
その顔が宗治の欲情も煽る。
「……ボクのこともっと気持ち良くして!」
快楽を求める悲痛な声を操はあげる。
宗治はにっこりと笑う。
また一つ操を自分の色に染めたと思ったのだ。
「ミサオのこと、気持ち良くしてあげるね」
そう言って宗治は愛撫を再開する。
くちゅ、くちゅ、くちゅ。
淫らな音が宗治に届く。
「ああっ……やっ……ああっ……良いよ……ハルくん……あっ……はぁっ……ああっ……気持ち…良い…あぁっ……」
快楽を認める言葉を口にする操。
宗治は操に快楽を与え、それを操が認めてくれるのでより熱心に愛撫をする。
「ミサオ、気持ち良い?僕、ミサオのこと気持ち良くできてる?」
「はぁ……はぁ……いいよぉ……ハルくん……ハルくんが…ボクの、こと……あん……はぁ……気持ち……はぁ……良くしてくれて…るんだよぉ……ああん…」
いやらしい声で宗治に感謝の言葉を述べる操に宗治は喜びを感じる。
「ああっ……ハルくん……やぁっ……はぁっ……ボク…ハルくんの、こと……大好きだよぉ……はぁ……はぁ……」
中性的な顔を淫蕩な表情に染め上げながら宗治のことを好きと操は言う。
欲情の中にある操の言葉に宗治は笑みを浮かべる。
(ミサオは、僕のものだ……他の奴には渡さない…!このいやらしい顔も声もみんな全部僕のだ…!)
誰も見たことのない操の淫乱な様子をこの自分だけが知っているという優越感。
そしてそれを行ったのが自分であることを思うと宗治の胸に誇らしさが湧き出る。
もう操の秘所は滾々と泉のように湧き出ていた。
それでも宗治は愛撫を続ける。
「はぁっ……はぁっ……ハルくん……あっ……もっと……もっと……んっ……して……あん……もっとぉ」
操は快楽に顔を染めてねだってくる。
(ミサオがイクところを見たい…僕がイカせるんだ)
宗治は操が自慰をしてイクのを見たことを思い出す。
成一のことを想いイッた操を思い出すと成一への嫉妬で胸がいっぱいになる。
一体操は何回成一のことを考えてイッたのだろうか。
(ミサオは僕のだから…僕がミサオをイカせるんだ…!)
「…あっ……ボク……ああっ……すごいっ……んぁ……ああっ……やっ……あぁぁぁぁあああ!」
ひと際大きな声をあげて操が首を反らしてビクンと体を震わせた。
操の淫らな息づかいが部屋に響く。
(ミサオがイッた…僕がイカせたんだ。後は)
ぼんやりと快感の余韻に浸っている操のなかにペニスを挿れるだけだ。
コンドームの袋を破り、操を求めてギンギンになっているペニスに被せる。
「ミサオ…いくよ…」
「ねぇ…ハルくん…」
力の抜けた声でベッドに仰向けになっている操が話しかけてくる。
「ボクたち…兄妹だよ…ハルくん…いいの?」
操は最後の一線を越えるのにためらいがあるようだ。
宗治は操を上から覗き込んで言う。
「ミサオは僕の可愛い妹だよ」
「だったら…」
「今日からは僕の恋人になってよ」
「ん……ボクで…いいの?」
操が問いかける。
「ミサオは僕が恋人じゃ…嫌?」
成一のことが頭をよぎる。
成一のことをまだ想っているかは怖くて聞けなかった。
「ハルくんが…恋人…?ううん、嫌じゃ、ないよ」
その言葉に肉棒がビクンと反応する。
早く入れたい。
操と一つになりたい。
操を自分のものにしたい。
「じゃあ…最後まで、しよう」
「うん…」
操が頷く。
それを合図にゆっくりと操の足を広げて入口にペニスを近付ける。
二人の息遣いが緊張と興奮で荒くなる。
「ミサオのなかに、いれるよ」
そう言いつつ興奮していてなかなか入らない。
宗治は気を落ち着けるために深呼吸をする。
そして、再び挑戦する。
宗治の亀頭が操の秘所に触れる。
ズプリ……。
「あっ…」
「ううっ」
宗治の肉棒が操の膣内に入る。
操が体を震わせ、宗治は快感に声を出す。
(やった!入った)
「ミサオ…大丈夫?」
「ボクは…平気、最後まで、しよ」
何とか笑顔を浮かべる操。
操の健気な様子が宗治には愛おしい。
「ミサオ、大好きだよ」
声をかけると操は頷く。
宗治は腰を進め、そのまま操の中を征服していく。
「うっ…ミサオの中…はぁ、はぁ…すごい」
操のなかはすっかりとろとろで宗治を暖かく包みこむ。
肉棒を離すまいとするかのごとくひだひだが刺激を与える。
(うくっ…ミサオの中…本当に気持ち良い!)
風呂場で操に手で射精していなかったら、すぐに出していたかもしれない。
それだけ操の中は良かった。
「くっ…ミサオ…気持ちいい」
まるで宗治に快楽を与えるためにつくられたかのようだった。
膣から与えられる快楽と操を犯す興奮に興じる。
ゆっくりと操を蹂躙していく。
「痛い…!痛いよ…!ハルくん」
あるところまで来ると操が苦痛を訴え、強く抱きついてくる。
その声に宗治は心を痛める。
しかし、一方でその苦痛を与えたのだ宗治自身であることを思うと、征服欲が満たされゾクゾクする。
(他の男としても、ミサオは痛がったんだ…だから、僕がするのが一番なんだ…!
僕以外の奴がミサオを泣かせるなんて…絶対駄目だ
僕だけがミサオを犯していいんだ)
だから、操の涙を流すも宗治の興奮を高める材料になる。
「ハル、くん…動かないで…いた、い」
荒い息遣いの中、苦しそうな声をだす操。
「うん…わかった…」
操の頼みを聞き入れる宗治。
体を動かすと射精してしまいそうだ。
今はじっくりと初めて感じる操の中を味わいたい。
操の頼みでもあるが宗治自身の欲望にも合致していた。
二人は互いに繋がったまま見つめ合う。
「ミサオ、可愛くて、綺麗だ」
そういうと操にキスをする。
「ん……んふ……んん」
唇を離す。
「…動かしていいよ」
「いいの?」
「うん」
苦痛に耐えながらも操は動いていいと言った。
宗治は腰を動かし、操のなか奥深くまで突き込み、戻す。
「うぐっ……っぐ…いぐ……いやっ……ううっ」
苦痛の声をあげ涙をぽろぽろと操。
そう言いながらすがるように操が抱きついてくる。
操の小ぶりな胸が宗治の胸に心地良く押しつぶされる。
操の声を聞き、涙を見ても宗治は動きを止められない。
高揚感に包まれながら操を貫き続ける。
宗治の蹂躙によりギシ、ギシ、とベッドが揺れる。
「ミサオ、すごく気持ち良いよ」
(ミサオの初めて、僕のものなんだ……坂上じゃなくて僕が奪ったんだ…!やった!)
成一に対して勝利した気分になる。
さらなる快楽を求めて宗治は動く。
「ぐぅ…ううっ……つぅ……ぐっ……やめっ…痛いっ」
操の苦痛と宗治の快楽。
二人は全く別の感覚に翻弄されていく。
高ぶっていく宗治。
「うぅ…ミサオの中…最高だよ…!」
「イタッ……いやっ……やめっ……っぐ…うう」
苦痛の声をあげ涙を流す操を見ていると、宗治は操を犯している、汚している、征服しているという思いが強まる。
肉体的な満足感と精神的な充足感に宗治は満たされていく。
操を犯せば犯すほどさらなる行為を望んでしまう。
それでも操の膣から与えられる快楽の強さに限界が訪れる。
「ミサオ…もう、出すよ!」
ビュクン、ビュクン、ビュクン。
宗治は操の名を叫んで己を開放する。
ペニスが震え極上の快楽が宗治を襲う。
「くぅ……すごい…」
快楽の強さに思わず歯を食いしばる。
やがて射精を終え、操の上に覆いかぶさる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
荒い息遣いが部屋を満たす。
細みの体が柔らかく宗治を受け止める。
(ミサオとした…僕がしたんだ)
「重いよぉ……ハルくん…」
宗治の下から抗議の声が弱々しく響く。
「あっ…ごめん」
我に帰った宗治は操からどく。
ペニスが引き抜かれ、交わりが解ける。
そこには操が純潔だった証。
宗治が操の処女を犯した証である赤い血が流れ出ていた。
血は流れてバスタオルを汚す。
操を犯したことを改めて実感する。
(ミサオの初めて…僕のものになったんだ)
行為を終えた宗治に喜びが再び満ち溢れる。
操の横で二人で並んで寝る。
「……ボクたち…しちゃったね…」
力をすべて使い果たしたといった様子で操が宗治に話しかける。
(そうだよ、僕がミサオとしたんだ、僕が汚したんだ)
「そうだね」
頷く宗治。
「ボク、ハルくんに痛いって言った、やめてって言った」
恨みがましげな声で操が宗治をじろりと睨む。
その視線が宗治の良心を刺激する。
「その…ごめん、ミサオ」
「ハルくんってケダモノだったんだね。ボク、すっとハルくんと一緒にいたのに知らなかった」
睨みつけながら操が言う。
ただ、その瞳には怒りの色は薄く、愛しげな色が濃かった。
「本当にごめん、ミサオ。許して」
「……ハルくんは気持ち良かった?」
興味深そうに聞いてくる。
「うん、ミサオの中、すごく良かったよ」
心の底からそう思う。
「…いいよ、許してあげる、ハルくんだから特別に」
操が悪戯っぽく笑って言った。
ハルくんだから特別に。
その言葉と操の顔があまりに可愛らしくて宗治は操を抱きしめる。
操はいい匂いがするな、と思った。
「ミサオ、いい匂い…」
「ん…ハルくん…好き」
甘えるように操が寄り添ってくる。
その姿には先ほどまでの淫らな様子は霧消していたが、射精し満足した宗治の心の中に肉欲とは別の愛おしさが強まる。
しばらく二人寄り添う。
「ボクたち、恋人になったんだよね」
「うん、僕、すごく幸せだよ」
成一のものになるはずの操の純潔。
それを自分が汚したのから。
そして、いつもの元気の良い操とは全く別の操を宗治だけが見られたから。
そして、操が自分に嬉しそうな表情で生まれたままの姿で寄り添ってくれたから。
何よりも、他の誰でもない宗治が操を手に入れられたから。
「もう…ハルくんのバカ」
操は照れたような笑みを見せる。
「ボク…汗かいたからシャワー浴びてくるね」
「風呂沸かした方がいいんじゃないか」
「うん、そうだね…じゃあ、お風呂沸かしてくる」
操が部屋を出る。
風呂が沸くまで操は宗治の傍にぴたりと肌を寄せていた。
暖かい操の体温を感じながら、行為の最中の操の声や表情、そして、膣の中の感触を思い出す。
「お風呂沸いたみたい」
「また、一緒に入る、ミサオ?」
操は逡巡して宗治に問うた。
「…Hなこと、しない?」
また、浴室で操に淫らな行為をしない保証はなかった。
「ん……それは、分からないよ、ミサオ…可愛いし」
操がじろりと宗治を睨む。
「もう、ハルくんのスケベ。今日はHは終わり。ボク…まだ痛いんだからさ」
ただ、可愛いと言われたことにはまんざらでもないようだったが。
そう言って操は風呂場へ向かった。
(操も十分エロかったじゃん)
宗治はそう思ったが、膣への挿入の時に操が涙を流して苦痛を訴えていたのを思い出していたので、言わなかった。
(今度する時はミサオの口でしてみたいな)
操が部屋から出て行ったあとも宗治は操との行為の余韻と幸福感にひたった。
シャワーの流れる音が操の耳に響き、暖かいお湯が操の体を洗い流す。
操は今日一日にあったことをとりとめもなく思い出す。
(ボク…ハルくんと…しちゃった)
浴室と自分の部屋で行った二人の行為。
今まで操は自慰を行う時は幼馴染の成一のことを思い浮かべてしていた。
それなのに。
(ハルくんのオチンチン…あんなにおっきくなってたんだ…)
宗治のペニスは昔一緒に風呂に入っていた頃と全くちがっていた。
そして、それが自分の中に入っていたのだ。
挿入自体は苦痛を操にもたらしたが、それまでの愛撫は操に快楽をもたらした。
今も操の中に何かが入っているような気分になる。
操はシャワーを切って浴槽に浸かる。
操は次に考えたのは成一のこと。
(セーくん…あんな風に思ってたんだ、ボクのこと)
男子達の話を聞きそのまま家に帰って涙を流していた。
その時に宗治が帰ってきたのだ。
(ハルくん…あんなにスケベだったなんて)
そして、それに対して自分はいやらしく応じてしまった。
思い出すだけで恥ずかしくなる。
同時に、宗治は「可愛い」「綺麗だ」「大好き」と言ったことを何度も掛けてきた。
「オトコオンナ」などと言われていた操にはそれらの言葉が心地よく心に染み込んだ。
その言葉を耳にするごとに操の中で喜びが湧きあがった。
今、思い出しても胸に心地良い響きとなって操の心にそれらの言葉が響く。
宗治の行為と言葉。
思い出すと操の顔が火照る。
(でも、オチンチン舐めろだなんて…後、ボクの…あんなところ舐めようとしたし)
しかし、宗治の秘所への愛撫に操は快楽を見出してしまっていた。
(次…するって言われた時、ボク…どうなっちゃうんだろう)
どんどん自分が淫らな女になってしまうような気がする。
そして、自分が変わっていくことに不安だけでなく、ほのかな期待を抱いてしまっていることに気付く。
操はその考えを振り払って浴槽から出る。
そして、思い出す。
(セーくんに編んだマフラー、どうしよう)
操が編みあげて、引き裂いたマフラー。
もう渡せないし、新しく編んで渡す気にはなれなかった。
さりとて捨てることも、まだできなかった。
(セーくんのこと、まだ忘れられない。友達でいるのは…いいよね。
それと…今日からハルくんはボクの……恋人)
恋人という単語を心に思い浮かべるとドキドキした。
体を拭いて着替える。
血が付いたバスタオルも何とかしないといけない。
そう思いながら宗治がいるであろう自分の部屋に向かう。
家族から恋人になった少年のいる部屋に。
「ハルくんもお風呂入りなよ。汗かいたでしょ?さっぱりするよ」
操は新しく恋人となった少年に話しかけた。
坂上成一には幼馴染がいる。
「なあ、ハル」
「何、坂上」
今、成一は宗治と二人で下校していた。
「今度さ、ミサオも入れて三人で映画見に行かないか」
「映画?」
成一は映画の名前を挙げる。
「ふうん、三人で?」
「ああ、ミサオと二人っきりになりたいんだけど、それは、まだちょっとな」
まだ成一には操と二人きりになってどこかに行く心の準備がない。
宗治を含めて三人ならば幼いころからしてきたことで、成一にも抵抗はなかった。
「だから、三人で映画見に行こうぜ。
お前ら、仲直りしたみたいだし、一緒でも平気だろ?」
「……」
一瞬黙りこむ宗治。
その沈黙は成一を出し抜いて操と恋人になってしまったことへの罪悪感であることを成一は知らない。
「何か、予定でもあるのか?」
「いや、僕はいいけど。
わかった。ミサオに聞いてみるよ」
「じゃ、よろしくな」
成一は喧嘩した二人がどうやって仲直りしたか知らないし、興味もなかった。
ただ、仲直りして良かったと思うだけだった。
だから、成一は知らない。
以上です。
一回の投稿の分量が長くなりすぎたかもしれず申し訳ありません。
>>590 乙っしたー
しかし、(本人は知らんだろうが)羽目鳥動画見られてて野外調教プレイまで見せ付けたヤスタケの家に
今更向かうとは・・・打ちひしがれた真琴に何があったのか、そしてラストに期待して全裸待機してます。
>>617 乙乙。
短くても長くてもヱロければ問題ないです。
>>601 そうだ、バイブが含まれてたな。忘れてたw
でもそれを除けば、状況を把握すればするほど別段株が下がるような言動は特にないんだよな。
今気づいた。俺は基本的に俯瞰で見てるわ。
だから誰かに思い入れがあるようなレス見て「こいつ何を夢見てんだ」と思ったわけだ。
今の住人の中では俺みたいな見方のほうが少数かもしれないな。
あらま
このスレで登場人物に思い入れ無しで見てるなんてもったいない
感情移入しないと鬱勃起しない
>>617 GJすぐる。宗治に感情移入した俺は今達成感でいっぱい
>>617 良かったです。この『変わる関係、移ろう日々』はこれで終了でしょうか?
終わりだと思うよ。
セーくんが勇気を出して告白したとき、ミサオの心は揺れるのか? とか、
マフラーの行方は? とか、このあとの波乱を予感させつつの終了、ってところじゃないでしょうか?
ここから成一のターンなのに終わりなんて無いよ!
なんて願望を言ってみた。
重大な点を忘れていたのにそれを指摘され焦って、精一杯自己正当化しようとしている
>>619が滑稽で笑えるw
俯瞰(笑)
NTRはうまくやらないとヒロインがお馬鹿さんに見えてしまうのが
大変だな、恋は盲目なんだろうが
性質的にヒロインが寝取られ君寄りなのがデフォだから
ちょっとしたことでビッチ扱いされてしまうんだろうね
まあ寝取られは、最終的に女の浮気と変わらんからな
>>628 ただの浮気じゃなくて、日本の野球選手が妻の分娩に立ち会って、
生まれてきたのが黒人の子だったみたいなシュールなアレのがくる。
>>626 お前だって他所ではNTR属性ありというだけで ww 扱いされることもあるだろうが。
意見はそれぞれなんだから正当化とか厨房丸出しのレスはしないほうがいいよ。
>>630 それは流石にシャレにならない気がする。
ヤスタケには他の女の子と幸せになってほしいなぁ
まぁこの流れでは無理っぽいが
>>589 GJ!
何故か読んでたら最初主人公視点で見てたのがいつの間にか
自分を家庭教師の立場置き換えてばれたら破滅だやべぇとそっちの心配するようになってたw
彼女が寝男と彼とチンポの差で落ちる寝取られでもよくあるパターン。
普通に寝男の方がチンポが長くて太くエッチも激しいせいで落ちる。
逆にあまりないパターン
彼氏が激しくて自分を思いやってくれなく、
優しいセックスにあこがれる彼女。
寝男はとても優しいエッチで彼氏のような乱暴なセックスは
しなくて彼女はそのときはじめてイき寝男に落ちる。
ビッチだと思われない寝取られ。
だけど想像したけどあまり勃起しない。
ふと思ったんだが、女の人で女性視点のNTR好きっているのかな?
別の男に寝取られる女を自分に重ねてって意味じゃなくて
彼氏を別の女に寝取られて興奮する女って意味で
ま、スレチだろと言われかねない話だろうけど
それで興奮するならそういう小説や漫画があると思うんだ。
でも俺の知る限り見たことね〜よ。
ただ寝取られ男に萌えるってことはあるみたいで、
そういうシチュが作品ごとに一回は出てくる漫画家さんもいる。
昔どっかのスレでそんな女いたよ。
でもまあ極少数だろうな。
やっぱりいないことは無いって程度なのね
単純に性別的な考えの差からくるものなのかなあ
男の恋は名前を付けて保存、女の恋は上書き保存ってのと
根は一緒じゃないかね
640 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 18:02:37 ID:WASxNaez
ちなみに、
私には誠実な恋人がいるのに彼を裏切ってあのひとに抱かれてる。
好きなのは彼だけなのに、強引に迫ってくるあのひとを拒めずに受け入れてしまった。
……てのは山ほどある。
最近の少女マンガだと、イケメソの主人公は「とりあえず目が合ったらレイプ」とか
「授業中催したら女子トイレ盗撮して脅迫でレイプ」とか普通にあるからなー
まゆたん乙wwwwww
少女マンガの方も別の意味で上級者なのかw
まあ男のエロマンガとかと構造は一緒だな
・何故か校内一の美少女(処女)が裸でせまってくるってな、何にもしないで便利な肉奴隷がほしいって願望だし
・何故かイケメンが自分をレイプして、男はいきなり一途になって純愛(笑)になった。
強引な男に振り回されてしまうってのは、労せずいい男が自分の愛されボディに夢中になって、自分の面倒を全部みてくれるってことだからな。
彼氏の居ぬ間(一ヶ月ぐらい)に毎日のように寝取り男に抱かれる彼女
寝取り男にすっかり開発され彼の初々しいHじゃ全然満足できない
とか、寝取り男のアレが大きくて彼のが小さく見えて魅力を感じないとか
なんていうか初々しいカプの彼女に大人の男が大人の愛し方
を教えて引き返させなくする話が好き
寝取られ男が上手く対処してれば回避できた寝取られが一番かなぁ
彼女にそんな気はなかったのに寝取られ男が原因で寝取り男を意識したとか
後、母性本能に訴えて落とすパターン
「貴方の事は好きだけど、彼は私がいないとダメなの。私なんかよりいい人
を見つけてね」みたいな
少女漫画はいまでも
最終的にくっつくのが
低年齢層
幼なじみ>イケメン
中高生層
幼なじみ<イケメン
なのか?
俺は幼馴染寝取られは、初期の画像見せられた段階で
主人公殴りかかった→無抵抗でフルボッコ→幼馴染登場→実は写真はコラでまだ手は出されてなかった→
主人公の好感度ダウン→主人公の言い訳を、何でそんなでたらめ言うの?と信じない幼馴染→幼馴染同士に溝が出来てNTRへ
となるんだろうと思ってたよ…
649 :
美玖お嬢様:2008/03/30(日) 23:51:01 ID:ei9b270M
美玖お嬢様と俊介様は小さいときから仲良しで、
ご両親方も二人が好きあっているのなら結婚してもいいと認めていました。
そして、お二人方はご婚約をしたのです。
そんなある日、美玖お嬢様が車にひかれそうになった所を助け出した男、真壁様が現れてからは、
真壁様の介護の為に美玖お嬢様が病院に毎日付き添いに行くようになりました。
美玖お嬢様はお優しい方です。
旦那様はお金で解決させましたが、お嬢様は違いました。
お嬢様は自分の為に怪我をしてしまった真壁様の為にと毎日病院に行って
彼の為にと色々身の回りの世話を焼いていたのです。
真壁様は見た目は人より容姿はよくなく体系も少し肥満なタイプです。
失礼ですが私の目で見ても女性友達は一人もいないのではと思うタイプです。
私は深く真壁様に世話を焼くと相手の方も勘違いしてますとお嬢様に伝えました。
お嬢様は「真壁さんには婚約者である俊介さんがいることを既に伝えていますから大丈夫です」
とおっしゃりましたが、私はそれでもとても心配です。
お嬢様はずっと幼稚園から高校まで女学校育ちで、
年の近い男性は俊介様しか知りません。
無垢なお嬢様は性知識もほとんど知らないでしょう。
そんなとき、いつもならお嬢様が病院から帰ってくる時間なのですがその日は1時間遅れて帰って来たのです。
旦那様や奥様はその日は留守でしたので注意されずにその日は済みましたが、
次の日、お嬢様は歩くのがやっとのようにゆっくりと歩いてきたのです。
どこか具合が悪いのかと聞きましたが、
その原因は昨日、真壁様のリハビリの運動に付き合って、
普段動かしなれていない所を動かしせいとお嬢様はおっしゃいました。
私はリハビリの運動はどんなものだったのかとお聞きしました。
お嬢様は笑顔で
「はい、射精運動というものらしいです。男性の方は定期的におちんちんに溜まる精液を出さないと
苦しくなるそうなのです。最初は真壁さんは一人でやっていたのですが、一人じゃうまく出せないらしくて、
手伝いとして私の身体をお貸しして出してあげたのです。」
私はその日から、お嬢様に射精運動を手伝ってもらうことにしてもらいました。
もちろん旦那様と奥様には内緒で。
私はこうして俊介様から大好きなお嬢様を寝取りました。
寝取りというのはちょっと違いました。
そもそも最初に私のお嬢様を取ったのは俊介様なのですから、
あの笑顔は私だけのものでしたのに。それを旦那様が俊介様を連れてきたせいで。
それと真壁様はごろつきをやといお嬢様の近づくなと脅しておきました。
その後、お嬢様と俊介様は結局結婚し、結婚初夜の日にしたのが当たり赤ちゃんが誕生。
しかし、俊介様は気づいていないご様子、時期的に少しずれていることに。
私はお嬢様専用の執事として俊介様の屋敷で今も働いております。
今では皆が寝静まった後にお嬢様を呼びつけたり、
朝お目覚めの時間お嬢様を起こしにいったときなどに
射精運動を手伝ってもらっています。
無垢なお嬢様が卑猥な言葉やポーズを疑いもせずにしてくれるのがとても興奮します。
俊介様にばれないように射精運動は手足が怪我をしてうまく動かせない男性や
高齢な方に対してするもので、まだ若い俊介様にすることは失礼なことに値するという
知識も植え付けておきました。結婚初夜だけは例外で唯一していいと。
今ではお嬢様の方が射精運動を頻繁に手伝ってきます。
夫の帰りの待つ間のほとんどが私と一緒に過ごしているのですから。
(終わり)
>>602 GJ
なんかここまでうまくいってると今度はどんでん返しが恐ろしくなるwww
>>649 シチュは大変すばらしいのだができれば詳細を描写してくれればもっとよかった
それと主人公はどういう言い訳で射精運動を手伝ってもらってるんだろう?
イケメソに寝取られる話より、オタクや浮浪者に寝取られる話が好きだ。
そして、人妻や母親よりJKの方が。
賛同してくれる人は少ないかも知れんが、ニップル・ラビア・クリにピアスを、恥丘や胸に卑猥なタトゥを入れると最高。
すっかり寝取られてしまったJKが、浮浪者に身を預け「〇〇くん…ごめんね」と言いながら自らスカートをめくり、恥丘の卑猥なタトゥを彼氏に見せる。
みたいな。
確かに、入れ墨やピアスなんかは、後戻りできない感があっていいよね。
オタクとかに寝取られる話ってオタク視点か女性視点で寝取りの印象が強いな。
タトゥとかで所有物扱いされてるのはいいね。
毎日のようにセックスと中出しを続けて最初は嫌がっていたのに
その内男に惹かれてしまう少女、ある日少年(彼氏)と再会
するが少女の心は既に男のものに、縛られた少年の前で
恥ずかしながらも中出しにより喜んで絶頂を迎えたり
少年のモノを見て小さいとか皮があるとか言っちゃう
心の中では信じる少年だったがその件のあとまた再会するが
その時に完全に別れを告げられる、あれは恋じゃなかったかもしれない
とか自分達の関係は清算してお互い幸せになりましょうなどと
言われる少年、少女は男と共にどこかに行くという
極めつけは少女のお腹の中にいる新しい命が・・・
といったSSを読んだことがあった
処女だった少女には中出しが当たり前とかいうのがなかなかツボだった
どこで読んだのか詳しく!
小説部屋じゃね
4/1に付いた嘘がきっかけとなり疑心暗鬼が加速し壊れゆく関係……とか思いついた
エヴァンジェルのはエイプリルフールネタなのかなぁ
最近の保存してないのに…
マジならショタ(に)NTR好きの自分としてはかなり痛い…
もうネタバラし更新されてるぞ
660 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 05:32:09 ID:P1fn8yHF
663 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 20:02:50 ID:z1Ua8Utj
ってか幼馴染の論争でバイヴ入れてデートしてるのが普通の女の子云々で?とか思っちまった
明らかにおかしいだろlk
ところで破壊魔サダミツは出てきた?
NTR的にはどうよ
あれのどこらへんがNTRなんだよ
あれNTRじゃないだろ
父親はある意味寝取られてるかもしれんがw
子宮にとげが生えてる位しか印象に無いな>サダミツ
俺フルボッコ涙目
まあ、俺もNTR認識してないがな
誰かそういう認識してるかな、と思ってみただけだw
|
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/V\ ,J
/◎;;;,;,,,,ヽ
_ ム::::(;;゚Д゚)::| ジー
ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
` ー U'"U'
春だのー
じゃあ、「えん×むす」は?
精神操作の類を受けて寝取られるっていうのは稚拙というか邪道なきがするな。
ドラゴンボールの力を使ってベジータからブルマを寝取るヤムチャって、ますますかっこ悪いしなぁ。
本来寝取られるはずのないような奴に
MCとかで無理やり掻っ攫われのもイイけどなー
黒虹の催眠術みたいに
普段下にみてるブサイクと片思いの子との和姦見せ付けられたりとか
寝取り視点でヒロインを脅迫して色々する寝取り男
(この場合、体は服従しているが心は彼にあるというのが良い)
彼に自分と寝取り男との関係を知られたくないヒロイン
しかし彼も寝取り男から脅迫されており寝取り男にうまく
言いくるめられた彼は泣く泣くヒロインと寝取り男の関係を認める
そして寝取り男により全てを知る彼と何も知らないヒロインの
デートが行われる、勿論寝取り男はこっそり尾行して
ヒロインが頻繁にトイレに行き(しかも若干長い)毎回息を切らせ
服を整えながら帰ってくるが彼は察して何も言わない
夜になりホテルに行くが寝取り男に散々中出しされて、精液で
寝取り男との関係がバレるのを恐れ本番はできないと言うヒロイン
口でしてもらうが以前とは比べ物にならないテクニックで寝取り男
とどのくらい体を重ねてきたのかと涙を浮かべて射精する彼
まぁなんていうか挿入しながらヒロインに彼氏に電話させる
ようなシチュが大好き
俺はそれらを疑惑の眼差しで見つめる寝取られ男というのがいい
フェラが異様にうまくてどこでそんな知識と経験を?って思うぐらいが好き
いつも自分をかばってくれる幼馴染を好きになるのに、
いじめっ子とくっついてしまって妊娠させられる展開が急に見たくなった
ハ○ーポッターを見たせいだがw
ハリー○ッターでそんなのあったっけ
1作目しか見てないけど
それってハーマイオニーが妊娠させられるってこと?
あれ…結構見てないと知らないのかな
スネ○プ先生(黒い服を着た先生)のこと
ハ○ー母の幼馴染で、ハ○ー父一派にいじめられていた
果てはハ○ー母から息子を守って欲しいと頼まれて、命をかけて守ろうとしていたり
スネイプも散々だな
四巻で読むの止めたけれど、その時点で肌の色を揶揄られたとか執拗な嫌がらせを受けたとか言ってたのにまだあったのか
つか、あの作者って有色人種キライのか?
鬱憤晴らしってレベルじゃないぜ
原書を知らないがどうなんだろ。
日本語版は訳がかなりでたらめに酷くて読むに耐えないというし。
彼氏、夫が抱いてくれるけど優しすぎて物足りないってのは
リアルっぽくていいよね
今晩のおかずにとっておこう
優しすぎて物足りない
↓
浮気ばれる
↓
優しい夫がぶち切れて性格豹変
このビッチが!と散々罵り暴力を振るった挙句離婚を切り出す
↓
それを見て妻、夫に惚れる
こうかね?
688 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 12:00:10 ID:W3Xcrllo
ハリーポッターは、一巻の最後で読むのやめた。
あれならその辺のライトノベルのが2倍はマシ。
(ドラゴンとか魔法学校とか、日本人が書いたら普通にオタ臭いって言われてる作品だ)
ただ映画はガチでいい! とくにハーマイオニーは最高。
おそらく小説が売れてるのは映画のおかげかと。
>>687 エロゲだけど似たような感じのシチュのやつがあったよ。
じぃすぽっとの「ネトラレヅマ 藤井ゆかり」てやつ。
シリーズの一作目はかなり良かったんだけど、後がイマイチだったから切ろうかな、
て思ってたけど良いできだった。
>>689 こら、少し御幣があるぞ
あれはブチ切れて離婚とかじゃなくて寝取られ属性に目覚めてその興奮のまま襲い掛かったら惚れ直されてせっかく目覚めた主人公涙目wって話だろ
満員電車の中で彼氏にバレないように彼女を痴漢、あわよくばと
生ハメ中出しを決行、そして――。
A次の日、彼女はまた同じ時間に同じ車両に・・・
B数ヵ月後、あの時の彼女が少しお腹を膨らませている姿を見掛けてニヤリ
似たようなエロアニメあったな
満淫電車の2作目だっけ
自分の彼女が怪しいエロ宗教の信者になってしまい、教祖様に身も心も差し出す事を喜んで誓ってしまう…。
すっかり教祖様の虜になってしまった彼女は、教祖様の為に新たな信者を増やそうと勧誘活動をする…
こういう話好きなんだがこれまたなかなか無いんだよな…
でも現実に起こってるんだよね
大学の趣味サークルが実は某宗教の勧誘サークルだった。とか。
信者の女子大生が高校の文化祭等に潜り込んで、女子高生にまで触手を伸ばしてるんだってね。
MCスレか迷ったが寝取られ要素もあるって事でこっちに書き込んだ。
>>693 大槻ケンジの処女作がそんなんだったな、ナツカシス
オモイデ教か。確かにNTRを感じたが、別にエロくはなかったな
どこの板だか忘れたけど、
NTR系のスレでそんなネタのゲームをツクールで作ってたな
自分の嫁が教祖の子供を孕む相手に選ばれて・・・
みたいな感じだったと思う
「ニセ教祖」は寝取りものだったか
持ってるけどこれってどこかに上げても問題ないよな?
再うPキボン祭が開催される予感
全裸で座して待つ私がいます。
707 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:22:21 ID:fKeFEYgx
自室警備員募集中!!
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主な勤務場所は自宅の自室となっております。
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これ以上の仕事は他にないと言っていいでしょう断言できます!
よく考えてください!
今の職場が本当にあなたに向いていますか?
わかっています、辛いですよね。
今の学校は通っていてとても楽しいですか?
わかっています、あなたに友達なんて一人もいないですよね。
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家族の為に家の為に! 今こそ親に受けた恩を返すのです!
今すぐ24時間自室警備員となって家族を空き巣などの被害から安心させましょう!
少しでも興味がでたそこのあなた自室で全裸待機していてください!
以上
24時間全裸自室待機警備員 ○○○
時代劇っぽい言葉が書けん!ので、こんなムザンな有様に…
俺が跳躍しながら割とマジで放った手裏剣を、雪は苦も無く全部弾き返し、
何と最後の1本は空中で掴んで投げ返してきやがった。
慌てて避けたが、冷や汗ビッショリの俺を、少し猫めいた瞳で見つめながら
笑う彼女に、改めて俺はトキメいてしまう。
時は元禄。
太平の世もいいところで、正直俺らみたいな忍者の出番なんて、もうそんな
には無くなってた。
そりゃ、仕事はやりがいのあるほうがいいが、昔は忍び同士の恋なんて
ご法度だった事を考えれば、まあ平和バンザーイ、である。
俺、赤猿とお雪はこの忍びの里育ちの幼馴染で、昨日長老から初の任務を
言い渡され、最後の訓練をしているところだった。
まだ手さえ繋いだ事の無い俺達だったが、何となくお互いの気持ちは分かっていた。
この任務がうまくいったら、俺は彼女に告白するつもりだった。
「あははは、何よ気合入った顔しちゃってさ」
ほっそりしたしなやかな体を揺らせて、彼女が笑った。
「ウッセ!年寄りの影供で、ただ会津まで行って帰ってくるなんてアホみたいな仕事、
緊張する訳ねーだろ!」
「でも相手は副将軍なんてお偉いさんなんだからさ、万が一にも失敗はできないよ」
「わかってるっつーのっ!」
さて翌日、初めてお目通りをしてみると、その副将軍とやらは、なかなか人の
よさそうな爺さんだった。
「まあそうかしこまらずともよい。道中長いんじゃ。楽しく行こうぞ。ハッハッハ」
と屈託無く笑う老人の様子に、俺と雪は少しホッとしたような視線を交し合う。
生真面目そうな学之進という男や、気さくな感じの杉三郎という男とも気楽な挨拶を
交わし、俺達は出発した。
その日はさして足を伸ばさず、早々に宿場入りした。
泊まったのは小さな宿で、今夜の客は俺達だけらしい。
道中、俺と雪は老人の身辺警護を交代でする事になっていた。
今夜は俺が寝ずの番で老人につき、雪が休む番だった。
俺が天井裏に潜んでいると、宿の者がカラリと戸を開け、老人に何かを
告げた。
「おっ、そうか。ではワシも風呂をいただく事にするか」
と彼は腰を上げ、学之進と杉三郎も後に続く。
男の裸を見てもうれしくも何ともないが、仕事なのでしょうがない。
俺は三人にひっそりついていったが、彼らは浴場を通り過ぎ、そのまま
奥に向かっていく。
俺は首を捻りながら後を追ったが、どんどん奥に入り、あとはこの家の
内湯があるだけというところまで来て、不意にさっき女将が雪に言っていた
言葉を思い出した。
『今日は大きいお風呂は男湯って事にして、お嬢さんはうちの風呂に
のんびり入りなさいよ』
確かに、風呂場の脱衣籠には見慣れた雪の服が入っていた。
何の躊躇も無く服を脱ぎ去り、風呂場の戸を開けようとする老人に思わず
近づこうとすると、不意に万力のような手で肩を掴まれ、全く身動きがとれなくなる。
「血迷ったか赤猿とやら」
と、その手の主である学之進が、氷のような表情で言った。
「…そうそう。ご老公に黙って触れようなんざ、無礼千万だぜ」
と蛇のような目で俺を睨む杉三郎の手に光る刃が、いつの間にか俺の首筋
にピッタリ押し当てられていた。
「ハッハッハ、乱暴はおよしなさいよ、スギさんガクさん」
と言いながら、ふんどし一丁になった老人が、戸をカラリと開けた。
俺達の声が聞こえていたのだろう。
手狭な洗い場の隅で、手拭で体を隠した雪が、クナイを手に青い顔をしていた。
「これお雪とやら、そんな無粋なものは似合わんぞ」
と老人が言うが、彼女は首を振り、
「あ、赤猿を放せッ!」
と叫ぶ。
「雪ッ!俺にかまうなっ!」
とわめく俺をつまらなそうに見ながら、老人が言った
「なんじゃお前ら、忍びとしての心構えが全然できておらぬのう」
白い眉の下の目が、思わず背筋が寒くなるような冷徹な光を放った。
「お前達の村を完全に根絶やしにする事など、晩飯前にでもできるんじゃぞ」
俺と彼女の体から、力がガックリと抜け落ちる。
脅しではない。多分この男は本気でやるだろう。
老人はまたフッとにこやかな表情に戻り、
「ささ、楽しもうではないか」
と言いながらいきなりふんどしも取り去ってしまう。
俺も雪も、思わず息を飲んだ。
老人の体は、だいぶ鍛えられてはいたが、やはり年相応に緩んだものだった。
だが、白髪まじりの陰毛の中からそびえ立ったモノは、人並みはあると自負する
俺のモノの、長さも太さも倍近くはあった。
黒光りしながら、ドクンドクンと脈打つその異容に、雪は小さくイヤイヤをするように
首を振っている。
「ウンウン、可愛いのう」
と言いながら、老人は彼女の手拭を剥ぎ取って、その細い体を板張りの洗い場に
押し倒した。
「イヤッ!イヤアァァッ!」
という雪の悲痛な叫びも、老人の興奮を煽るだけのようだった。
雪の細い足首を?み、それをぐっと彼女の頭の上まで持ち上げ、そのしなやかな
体をほぼ二つ折りにしてしまう。
はじめて見る、雪の薄桃色のアソコがほぼ真上を向いてしまう。
「最初は死ぬほど痛かろうが、すぐに死ぬほど良くなってくるからのぅ」
とニヤニヤしながら、老人は雪の小さなワレメにあてがった丸太のような一物を、
体重を掛けて真上から一気にねじ込んでしまった。
「ぎぃぃぃぃっ!!」
雪の、まさに身を裂かれるような悲鳴が風呂場に響いた。
老人は、彼女の悲鳴を楽しむかのように、しばらくは激しく彼女を突きまくって
いたが、やがて「ううむ…」とうなりながら、ブルッと尻をふるわせた。
間もなく、老人の極太のアレを咥えこまされたアソコから、精液と少量の血の
混ざり合ったものがドロリと流れ出してきた。
老人のアレは、放ったばっかりだというのに、全く硬さを失っていなかった。
その後、部屋に戻り、食事をし、お暇つぶしにと杉三郎が見せる珍妙な踊りに
老人が笑いこける間も、雪はずっと老人に貫かれたままだった。
肩肘を突いて横になり、抱え込んだ雪の、小振りだが形のいい乳房を
弄びながら、時折後ろから刺したままの肉棒をユサユサ動かす。
雪がたまらず漏らす呻き声に、微かだが、甘い響きが混じってきた事に
俺は気付いていた。
それから毎晩、雪は老人に抱かれた。
俺は天井裏から、雪があらゆる姿勢で、口や、秘部や、挙句には尻までも
貫かれ、ひたすら精液を注ぎこまれ続ける様をただ見ていた。
俺達の間に、ほとんど会話は無くなっていた。
雪は、黙りこくる俺に、
「だ、だって、任務なんだもん!しょうがないじゃないのよぅ!」
とすがる様に言う。
確かに任務なら仕方が無い。
だが、抱え上げらながら貫かれている時、老人に自ら口付けを求め、激しく
舌を絡ませていくように見えるのは俺の気のせいか?
老人が放つ精を喉奥で受け止め、何も言われずともそれを全部飲み干して
しまう時、ウットリした表情をしているように感じるのは、俺の邪推なのか?
今や昼日中でさえ、人目につかぬ脇道などで老人は雪を貫くようになっていた。
切なげに喘ぎながら、老人のモノがいかに奥まで届いているかを訴える雪の
声を聞きながら、俺はあいつらをぶち殺す最適な順番を妄想していた。
おわり
殺すのか、がんばれと応援しておこう
GJ!
前から忍者モノは読みたいと思ってました
この任務が終わったら・・・ってのはいいNTRフラグだな
もっと続きが読みたくなるくらいGJでしたー
もう一度みたいNTR SS…
DingDongDangにあった一茶さんの「こみっくパーティ」のやつが良かった。
(ゲームで予備知識ないと寝取られ感は薄いけど…)
彩が2人組の男に調教されて、
だんだんと感じさせられて次第に諦めていって、
最後主人公に母乳で作った生クリームのケーキと
腹ボテで奴隷になった事を告白するビデオが送られてくる奴
一茶さんのサイト自体はブックマークしてるけど
2003年以来音沙汰無しだし、もう新作は書いていないのかなあ…。
(サイトのママトトのSSも続き見たかった…)
寝取りになるのかよく分からんが書いてみた
メイド、使用人と言った方がいいのだろうか、俺には専属のメイド
がいる、歳も同じで学校も同じなので一緒に通学している。
周りも俺の家がどういう所なのか知っているし俺みたいに使用人
を連れている生徒もちらほら見掛けるから誰も何も言わない。
俺のメイドである晶(アキラ)、こいつの事は何でも知っている、両想い
の相手がいることだってな。
「もう少し尻をあげろ」
「はい・・ご主人様」
男子トイレの個室、俺は愛撫により蕩けきった晶のソコに俺の
モツを突き刺す。
「んぐぅぅっ・・・っ!・・・っ!・・・・っ!!・・」
声が漏れないようハンカチを噛み締めながら快感を味わう晶。 お互いに愛情を示したことはない、しかし体の関係は終わら
なかった、見た目ならそこら辺の女なんか比べ物にならないぐらい
良いし、体つきも目を見張るものがある、アソコの具合も最高だ。
昔からの付き合いで俺は晶が良い女とは理解できるが愛する対象
には見れなかった、まぁこれは俺自身の問題かもしれないが。
「くっ・・・でるぞ」
「ぐぅっ!・・・・ふっ!ふっ!・・・・んんんっ!!・・っ!・・」
晶のソコから溢れる白濁とした液体を見て俺は密かに笑う。
確か名前は近藤とかいったか、晶と同じクラスで隣の席という縁
で仲良くなったとか。
晶はその近藤と仲が良い、そう友達以上に、まだ付き合うとか
そういうことはないらしいが、なんというか清純と言ってやるべきか。
しかし晶は俺にも気があるようで、それは10年近く一緒に暮らし
、ファーストキスも処女もデートも喧嘩も何もかも俺が初めてだった
ある意味親愛のようなものだろう。
「はぁっはぁ・・・・如何でしたか・・・?」
「あぁお前は最高だよ」
俺はそれを知って態とこういう時に優しく抱き締める。
嬉しさと戸惑いが混じった表情がたまらない、多分晶の中では
俺とその近藤の存在が揺れているのだ、普通にしていれば近藤に
心惹かれるはずが俺と体を重ね、優しくされて踏み止まってしまう。
別に俺は晶に男ができようが構いやしない、いやむしろ喜ぶ
べきだ、なんたって・・・これ以上言うのはやめよう、笑いが堪え
られなくなる。
「んむぁっ、んんっ」
「っ・・・どうだ?」
「ふぁい・・ご主人様のキスおいしいれす・・・」
「じゃあ教室も戻ろうか」
「ふぁい・・・」
こいつは俺から離れられないだろうな、この惚けた顔を見れば分かる。
「近藤君って君かい?」
放課後で生徒達が行き交う中俺は近藤に声を掛ける。
「えっと、君は」
なんだこいつは晶と仲が良いと聞いていたが俺を知らんのか、それとも
晶があえて言わなかったのか。
「いやぁ、君が晶と仲良くしてくれるっていうから主として
挨拶を、ってさ」
「!!?・・・あ、あ、君が天海さんの」
天海さん、ね、まだまだ名字で呼ぶ仲か、面白くなりそうだ。
「あっ、勘違いしないでくれ、俺は別に晶に近づくなとか言いに
来た訳じゃない、むしろ感謝したくてさ」
「感謝?」
「ああ、晶は君といると楽しいみたいだし、笑顔も増えたよ」
「ほ、本当に!?」
血の気の引いた顔が段々戻っている、分かりやすいやつだ。
「できたらこれからも晶を支えてやってほしい」
「ぼ、僕なんかでいいのかい?」
「ああ勿論!」
握手までしてしまった、よほど嬉しかったんだろうな。
数日後、晶が近藤から呼び出されたと聞き俺は強引に晶に同行した。
「なんで黙ってた、まぁ所詮俺たちは主人と使用人の関係って
ことか、寂しいな」
まぁそんなこと思ってないし、近藤からの呼び出しも把握して
いたが晶の反応が楽しいので少しからかった。
「も、申し訳ありません、決してそのようなことは!」
「ふーん、で近藤君との待ち合わせはあの公園なんだろ?」
「・・・はい」
近藤はまだ来ていない、俺は晶を連れ公園のトイレに入る。
「あの、ご主人様?」
俺は無言で個室に入る、勿論晶も一緒に、そして便座に座り
ズボンのチャックを下ろし俺のモノを出す。
「!?」
最初は驚いた晶だったが俺の無言の命令に折れ膝を床につけるように
しゃがみ俺のをくわえた。
「早くしないと近藤君が来ちゃうぞ」
その言葉に一瞬体を震わせるがそのままいつも通りの奉仕を行う晶。
「んっ、はっ、んぁっ、・・・むぁっ、んっ」
「いいぞ晶・・・、くっ、出る」
「んんっ!・・・んくっ、んっ・・・・・・ぶはぁっ!」
晶は当たり前のように俺の吐き出した液体を飲み込む。
「まだだ」
しかしまだ終わらない。
「またくわえろ」
「はぁ・・はぁ・・・ですが時間が」
「すぐ終わる」
俺はモノを晶にくわえさすとそのままトイレで行う当たり前の
ことを行った。
「むむっ!?・・・んぐっ・・・んっ・・・んぁ・・」
別に初めてでないためか晶は全てを飲み干す。
「はぁっ・・・はぁっ・・・言ってくださればいいのに・・・」
「でもちゃんと全部飲んだじゃないか、偉いぞ」
「ありがとうございます」
おいおい、今から他の男に会う女がそんな恍惚とした表情をしたら
いかんだろう。
その後俺は晶に口の周りを拭くことは許したが口を濯ぐことは
許さなかった。
「多分近藤君はお前に告白するだろう、お前が近藤をどう思ってるか
知らんが、告白されたらOKしろ、いいな」
「えっ、あっ、は・・・はい」
「それから近藤がキスしようとしなかったらお前からキスして
やれ、やり方は任せる」
そのまま俺の突然の命令に困惑しながら晶は俺の指示した意図と
俺の考えを悟ったのだろう、少し悲しむような目を見せた、しかし。
「うまくいったら今夜も抱いてやるから」
その言葉に目を輝かせる晶を見て勝手ながら近藤に同情したのだった。
キス編・終わり
寝取り小説だけど寝取られ感の方が強いな。これは逆に珍しい
『テメエらは肝っ玉が小せえから俺がやってるようなことをやりたくても出来ねえんだろう
たまに楽しむといやあ、祭りぐれえが関の山で挙句の果てはジジイになりババアになり
糞小便の世話されて死ぬだけだ、この大馬鹿野郎』
映画──「不知火検校」より──
左腕を黄疸色のチューブで縛りつける。親指を握りこみ、京極は指腹で何度も皮膚を表面をこすった。
垢と混じってくすんだ汗の匂いがする。ローションで濡れ光る針の先端。浮かび上がった蒼白い静脈──京極はニードルを突き刺した。
水道水に溶けたガンコロ(シャブ)の結晶──メタンフェタミン溶液を眼を細めて眺めた。
軽くピストンを引いた。血液がポンプ内で小さな渦を巻いて逆流する。赤い水中花が咲いた。
ゆらゆらと揺蕩う鮮血の花弁がシャブに溶けては消えていく。焦らすようにゆっくりと京極はシャブの溶液を血管に注入した。
内臓を氷で覆われたかのような冷たい感触──背筋がざわめく。全身の皮膚が粟立った。
冷たい。身体の芯まで凍りつきそうな感覚が神経を襲う。冷たかった。ただ、冷たかった。
溶液が染み渡る。身体中の毛細血管がシャーベット状に萎縮した。凍てつく。
ドライアイスのような冷気が後頭部でシャッフルした。
視界に映るふたつの骨壷──京極は骨壷から灰色の舎利を取り出すと、口腔内に振り込んだ。
口腔内でざらつく骨片──咀嚼した。骨片は何の味もしなかった。京極の眦から涙が一滴こぼれ落ちる。
それだけだった。ただ、それだけだった。心臓の鼓動が激しく胸壁を打つ。
洋子、浩次、なんで俺を置いて逝っちまったんだよ──京極が胸のうちで独白する。奥歯を噛み締めて耐えた。
京極の胸裏深くに渦巻くのは悲哀とあの頃の思い出のみだ。京極が瞼を閉じる。
あの事件の記憶が脳裏にまざまざと蘇った。まるで昨日の事のよう鮮明に蘇った。
自分に宛てられた一枚の遺書と、一枚のDVD──画面に映し出された悪夢の光景。唖然とした。
砕け散ったコーヒーカップ、カーペットに転がった注射器、小便に塗れて嗚咽する洋子、ガムテープで縛られ、虚空を見つめる浩次。
覆面を被った数人の男達に洋子は輪姦されていた。殴られ蹴られて顔を腫らしながら、ただ、浩次は身悶えていた。
泣きもせず、喚きもせず、愛する者を奪われた、哀れなの男の諦観だけが漠然と存在した。
洋子はビルから飛び降りた。浩次は首を吊って死んだ。糞小便を垂れ流して死んじまった。
電気コードにぶら下がって──死ぬ前にあいつは何を最後に思い浮かべたのだろうか。
あの時に自分がいれば──悔やんでも過ぎ去った過去が元に戻ることは無い。
人の心は捨てた。人を捨てて、鬼になった。無間地獄に落ちるのは覚悟の上だ。
金、女、命、家族、奴らからあらゆるものを全て奪ってやる。根こそぎだ。
例えこの身を地獄の業火に灼かれようが、八つ裂きにされようがふたりの仇が討てるならば悔いはない。
京極はスタンドミラーを覗いた。ミラーの向こう──赤く澱んだ瞳、蒼白くくすんだ肌、眼窩の落ち窪んだ死神がこっちを睨んでいた。
「カタワのオニヤンマ」
* * * * * * *
少女の嬌声と喧騒、騒がしく交錯する照明、激しいリズムを刻みながら、身体を蠢かせる餓鬼どもの群れ。
立ち上るラークの煙が幾層にも重なっては四散する。ここは道玄坂のはずれにあるライブハウス「モスキート」だ。
どこかのロフトを改造した小規模のライブハウスだ。
客の大半は未成年者だが、この店は酒も煙草もドラッグも赤ん坊にだって売りつける。
この店の売りはなんといってもケタミンだ。質のいいケタミンが手に入る。ケタミンはシャブの代用品にはもっとも最適だ。
九州の北朝鮮ルートが潰れて覚せい剤が高騰し、金の無い奴らは皆ケタミンに群がった。
湿気を含んでじめついた陰鬱な空気が京極の首筋にまとわりついた。照明の光で熱せられた生温い空気だ。
激烈な痛みがこめかみを刺す。かぶりを振った。勢いよく紫煙を吐き出す。
安っぽいオルタナティブロック──耳障りだった。胸糞が悪くなる。犬歯に指を這わせた。
鋭く尖っている。ヤスリで削った八重歯──野獣の如き鋭い歯から京極は指を離した。
煙でライトがぼやけて見える。フィルダーだけになったラークを灰皿に押しつけた。
黒いスツールから立ち上がり、辺りを見渡す。
眉をまばらに剃ったパーカー姿の餓鬼、スキンヘッド、少女の襟にぶらさがったゴローズのネックレス。
アメリカンカジュアルに身を包む少年少女達はどいつもこいつも頭の悪そうな面をしていた。
安普請のライブハウスにはやけに不釣合いなほど上等な褐色のマホガニー製のカウンター──スピリタスの瓶を引っつかむとアルコールを臓腑に流し込んだ。
たっぷりとだ。食道がアルコールで灼けた。腹の底がカアっと熱くなる。胃袋が酒を吸収した。
五臓六腑に染み渡る。毛穴が開いた。血潮が血管が踊る。アルコールの齎す酩酊感が心地よい。
握りしめた拳──掌の内側から粘っこい汗がにじみ出る。肩を揺らす少年達をかき分ける。鼓膜を聾するドラム音。
フロアの片隅まで歩き、京極はトイレのドアを開けた。
打ちっぱなしのコンクリート──剥きだしになった灰色の壁にはいくつかの落書きがあった。薄汚い便所だ。
屎尿で黄ばんだ小便器──アンモニアとクレゾールの混ざった臭いが京極の鼻腔粘膜を刺激した。
生酸っぱい吐瀉物の臭気が隅のタイルから漂ってくる。
洗面器で顔を洗うドレッドヘアーの少年──京極は背後に立った。相手を上目遣いで観察する。
水を顔に叩きつける少年はまだ京極に気づいていない。
京極は少年の肩を叩いた。少年が後ろを振り返った刹那、京極が裏拳を相手の顔面に叩き込んだ。
鼻腔から血が飛沫上げる。唇の肉が歪に裂けた。
鼻骨の砕ける感触が、京極の甲骨にダイレクトに伝わった。折れた前歯がタイルに転がり、跳ね上がる。
甲肉に刺さった前歯の破片──顔面を両手で押さえてタイルに蹲る少年の髪を引っ掴んだ。少年が力なく呻いた。
ガラス球のように底光りする京極の冷たい瞳が少年を射抜く。その瞳には何の感情の起伏もない。
顔を上げた少年の眼球が恐怖に突出した。
まるで今にも飛び出しそうだ。裂けた歯茎からこぼれる少年の血が自分の顔面とくすんだタイルを深紅に染めた。
「洋子は死んじまったよ。浩次もあと追って首吊った。お前らが生きてるってのが俺にはどうしても納得いかねえ。
だからよ、お前らも死ねや。お前らも死ねや。なあ、お前らも死ねや。死んでふたりに詫びいれてこい」
京極は個室に無理やり引きずっていき、少年の顔を縁に糞がこびりついた便器の水の中に突っ込む。
熟練した職人の作業を連想させるその行為──冷静で的確で淡々と行使されるその暴力には、暴力特有の陶酔感の欠片も見当たらない。
少年が抗った。必死で抗ったがどうすることも出来ない。
728 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:01:35 ID:TNv0a0C6
なんか読むのしんどい
(暴力的表現あり)
人間離れした京極の膂力──琉球古武術と約一年半の特少生活で培われた超人的とも言える筋力だった。
少年の後頭部を押さえつけ、京極が便器のノブを左足で踏んだ。ジャージャーと便器の水が音を立てて逆巻いた。少年が激しくもがく。
咽頭に痰が絡みついた。ガラガラと喉が鳴る。
人里恋しい塀の中 この世に地獄があろうとは
娑婆の奴らにゃわかるまい 知らなきゃおいらが教えようか
身から出ました錆ゆえに チンケなポリ公にパクられて
手錠かけられ小突かれて 着いた所は裁判所
鬼の検事に蛇の判事 付いた罪名は傷害致死
廊下に聞こえる足音は 地獄極楽分かれ道
青いバスに乗せられて 揺られ揺られて行く先は
その名も高き神奈川の 久里浜特別少年院
薄い青テン着せられて 硬いゲソを履かされて
三度の食事も麦しゃりで 銀しゃりの夢見る少年院
便器に顔を突っ込んで溺れる少年──やがて手足が痙攣しはじめた。
少年の瞳孔が開いた。酸素を求めていた肺が──心臓が停止した。失禁する。
漏らした尿がジーンズの股間に広がって行き、生地を黒く染め上げる。少年の身体が動きを止めた。
嫌な先輩からは馬鹿にされ 便所掃除やら床掃除
三度の食事も二度、一度 夜は涙で頬濡らす
格子覗いて 空見れば
あの星あたりが スケのやさ
スケちゃん今頃 何してる
写真片手に 目に涙
京極が手を離す。身動ぎしない少年の姿──ラークを咥えると京極は何気ない顔で便所から出て行った。
殺したところで所詮はヤク中の餓鬼一匹──警察もそれほど暇ではない。仇を討つ時間くらいは十分にあるだろう。
どうせ糞みてえな人生だ。どこでくたばろうがかまうもんか。この世にも娑婆にも京極は未練なんぞはない。
十八で死のうが八十で死のうが人間なんざ何も変わらねえ。狂って散って消えるまでの事だ。
死を恐れるは愚かなり。生命なんぞ望むか。幸福なんぞ求めるものか。
奴等を苦悶の渦に引きずり込んでやる──フィルターを噛んだ京極は顔貌を歪ませ、笑みを張り付かせた。
あまりにも陰惨で醜い笑みだった。
* * * * * * *
激しい雷雨だった。天の雨桶をぶっ壊したような大雨だ。春先では珍しかった。智代は大きな雨粒に打たれながら帰路を急いだ。
四階建の低層マンション──もう、目の前だ。雨が冷たさを増していく。羽織ったジャケットが雨に濡れて身体を冷やした。
熱いシャワーを浴びたい──濡れ鼠になった智代が足を早める。
玄関前に到着した。マンションの入り口にあるエレベーターに乗り、三階のボタンを押す。
モーター音が鼓膜に響いた。エレベーターのドアが開く。廊下の角にある自室──インターフォンを鳴らした。
誰も出ない。この時間ならいつもは隆弘がいるはずだ。おかしいなと思いつつ、智代は鍵を開けて玄関に入った。ストレッチブーツを脱ぐ。
当たり前だが、部屋は暗い。まだ帰ってきていないのか。ドアをあけてリビングルームのスイッチをいれる。パルックの蛍光灯がついた。
二つに砕けたガラスの灰皿、後ろ手に手錠で拘束され、叩き割られて柘榴になった頭から血を流す隆弘。
視界に飛び込んだ光景──智代はにわかに信じることが出来なかった。
血の腥さが鼻腔に触れる。血の匂いが智代を現実に引き戻した。
額に冷たく鋭い痛み──割れた傷口からこぼれ出る血が視界を奪った。沁みた。眼が酷く痛む。強い力で羽交い絞めにされた。
「騒ぐんじゃねえよ。姉さん。騒げばあんたの喉元にこいつで三日月を作らなくちゃいけなくなっちまう」
鋭利なジャックナイフの刃を智代を首筋に押し当てて、京極が女の耳元で呟くように言った。
まるで老人のように、酷く掠れた声が智代の外耳道で反響した。怯えが走り、智代の身体が弛緩した。
京極が額の薄皮を切ったのは相手から抵抗力を奪うためだ。人間は視界を奪われると大人しくなる。
「おい、隆弘。テメエの女が目の前でいたぶられるってのはどんな気分だい」
その問いに隆弘は無言だった。虚ろな視線を智代と京極に投げるだけだ。京極はかぶりを振って見せた。
「だらしのねえ野郎だな」
唇の端を歪めて京極が嘲笑う。惨めに震えるふたり──京極は顔で笑って心で嗤った。
「姉さん、悪いが両手を後ろにまわしちゃくれねえか」
言われたとおりに智代が背中に両手をまわす。後ろ手に組んだ智代の手首に京極は手錠をかけた。
「お、お金ならベッドの下に隠してあるわ……」
青褪めた智代が眼と顎で寝室の場所を指した。京極が苦笑する。
「残念だがよ、金が目当てじゃねえんだ」
腹の底から響くような京極のしゃがれ声。ジャックナイフが雨水を吸った濃紺のジャケットを舐めた。
喉仏に滲んだ脂汗の水滴──悪寒に智代の心臓が氷結した。ブラウスごとジャケットが切り裂かれる。
純白のブラウスに点々とついた真っ赤な血の痕──腐ったリラの花の香りがした。
智代をフローリングの上に転ばせた。うつ伏せに膝立ちさせると京極は女の臀部を撫でた。白くて撫で甲斐のあるいい尻だ。
細い眉根をひそめ、智代が瞼をきつく閉じる。
「テメエなんかにゃ勿体ねえ、いい女だな。隆弘、何度この女のオマンコを舐めたんだい?」
アンナカ入りのシャブの欠片──舌先に乗せて、京極は智代の尻朶を開くと菫色の肛門に舌ごとシャブを突き入れる。
「うああァァ……ッ」
智代が奇妙な悲鳴を上げた。すぐさま身を縮ませる。京極が舌を引き抜き、熱い息吹をアヌス粘膜に吹き付けた。
圧倒的な快感の奔騰に智代の女としての性が翻弄される。先ほどまでに感じていた恐怖は凄まじい法悦の波に打ち砕かれた。
「ケツの穴も締まりがよさそうだな。初物か」
もう一度、肛門に唇を押し付けると舌を回転させて直腸を舐め上げていく。直腸から分泌される腸液が京極の味蕾を刺激した。
わざと乱暴にねじるようなアナリングスの愛撫に、智代の佳麗に整った明眸が欲情で潤む。
「ケツの穴をこうやって舐められるのは初めてか?」
「あああ……ッ、お、お尻をこんな風に舐めてもらったのは初めてェ……ッ、ん、隆弘は汚いからって舐めてくれなかったし……ふぅんッッ」
「なんだ、なんだ、隆弘。テメエのスケのケツの穴も舐められねえのかよ」
たわわに実った肉付きの良いヒップを掌で揉みながら、京極は肛門愛撫を続けた。舌腹で襞の部分をこそぐ。
ピチャピチャとわざと唾液の音を鳴らして、京極は激しく舐めまわした。
ねぶるようにねっとりと鼠径部にまで舌を回遊させる。クリトリスと麝香線を指腹で弄った。
蟻の門渡りを舌でつつき、肛門と陰部を八の字に舌の縁で責める。肛門粘膜が捲れて裏返りそうな錯覚を智代は覚えた。
「ひいぃ……ッ」
細く鋭い悲鳴が智代の喉の奥を切り裂くように飛び出した。白い背筋を弓反りにのけぞらせ、蜜色の乳房を揺らす。
懇々と滲む粘り気を含んだ愛液が京極の唾液にまみれた陰唇をしとどに濡れそぼらせた。
突然、京極の掌が智代の尻を張った。赤い手形が白かった肌に刻まれる。
「さてと、マンコの味でも見てみっか」
黒柄のスラックスのジッパーを下ろし、隆起した男根を取り出す。
天に向かって雄々しく屹立する京極の男根──ぐっと傘の張った赤黒い亀頭には鮮やかな紅の芥子の華が彫りこまれていた。
肉筒の周りには八つ余りの真珠が皮膚から突き出て盛り上がっている。
「赤く咲くのは芥子の花、白く咲くのは百合の花ってな」
智代の太腿をまたぐと、京極は怒張を性器目掛けて突っ込んだ。子宮の底をぶち破りそうな勢いだ。
「はひい……ッ、うあああァ……ッ」
「極上のシャブをヅケ(打つ、やる)たあとのセックスは最高だぜ。病み付きにならあな」
背中にのしかかり、智代の乳房を荒々しく揉む。京極の男根を出し入れされるたびに、膣肉が真珠で抉られた。
智代の鼓動が、肉の悦楽とともに急速に昂ぶっていく。白くぬめる愛液が留まることなくクレバスを汚した。
股間をまさぐり、京極が茂みを指でそよがせる。とろとろと愛液を垂れ流す濡れ襞が、男根に吸いついては離そうとしない。
愛液と汗の入り交ざった酸っぱい性臭が部屋に立ち込める。更に腰を打ちつけた。
「このオマンコもよ、隆弘テメエなんかにゃ勿体ねえやな。どうだい、俺のチンポの味はよ?」
「ああ、凄い……ッ、内臓がめちゃくちゃにされてるみたいよ……ッッ」
身体中が骨の髄まで快感に痺れた。甘美な震えがゾクゾクと広がり、智代の腰を蕩けさせていく。
冷静さを取り戻した隆弘が黒血で固まった髪を振り乱して、大声で叫んだ。室内に怒号が反響する。
「お前のそのツラ覚えたからなッ、仲間呼んで必ずぶっ殺してやるッ、智代もそんな奴に本気で感じやがってッッ!」
智代のよがり声は演技ではなかった。その証左は、尻の狭間までびちょびちょにこぼれた愛液の分泌量が証明している。
「テメエも頭が薄らボケてやがるな、隆弘。俺がなんでわざわざテメエにこのツラ拝ませたと思ってやがるんだ」
隆々と勃起する男根を引き抜いた。智代の肛門に亀頭を押し当ててグリグリとこじあける。
「テメエをぶち殺す為に決まってるじゃねえかよ」
括約筋が緩むと、排泄孔に男根がずぶずぶと慣入する。アヌスにスラストを打ち込みながら、京極は牙を剥いた。
続く
注意書きいれるの忘れた。寝取り成分はまだ薄め。
これは続きに期待
すごく昭和の香りがするな・・・
でも、舞台は現代なのか。続きが楽しみだ〜
ただ携帯人にはきついかもしれん・・・
これはすごい
2ch向きかと言われると謎だがw
スタイルがこれほどしっかり確立されてる書き手さんも
そうはいまい
殺された妻子の復讐に燃える一人の男っつう主人公の選び方がまず凄まじいな。
続きを期待してます。
エロより細かい風俗の描写に魅力を感じる
自分には到底書けそうにないジャンルだ
うあぁぁ欝だ
最高GJ!!
おそらくだが、そこまで生々しい展開にはならない気がするよ
もっと綺麗にいきそう
展開はどうでもいい。
面白いので良し。
ラストがすげぇツボでした。GJ!!
743 :
738:2008/04/12(土) 17:19:58 ID:dU/GQYHO
今見たらすげぇDL数だな。かなりうれしかったり。
読んでくれた人サンクス。感想サンクス。
あと、この場を借りて作者さんには謝っとく。勝手に書いてごめんなさい。
あんま投稿するのも悪いので、次スレに入ったらまたロダかどこかに投稿させてもらう。
それまで消えます。
むしろ、「この夏の向こうまで」のオマージュであることを断った上で別作品として書くべきだろう、と思うよ。
登場人物名や設定を変えるとか。
だから前もって「拒否感抱かない人」って書いて、ここに書かずにロダにあげてんじゃね?
きちんと某SSの続きって書いてあんだから、文句言うなら読むなよ。
スレの大部分はどんな書き手さんだろうと神様とあがめて寝取られ成分待ってんだからよ。
下手に創作意欲そぐんじゃねぇよ。
エロパロも同人も似たようなもんだろてめぇはいちいち同人作家とかにも
>>むしろ、「○○」のオマージュであることを断った上で別作品として書くべきだろう、と思うよ。
>>登場人物名や設定を変えるとか。
とか言ってるのかよ。
738は作家さんに謝ってるからいいんじゃね?
文句言っていいのは作家さんだけと思うぜ。
遅くなりましたが、738GJ!
続編、ズボン脱いで待ってますぜ!
すみません、自演ばればれです。
ID変わってねぇ。
消えまつ。
いや、気にするな。2chはもとからそういう場所だし……
……ごめん、フォロー入れるつもりだったが、やっぱ笑ってしまうw
いくらなんでもこれは間抜けすぎるw
まあGJした人がいるから、貴殿の力は充分認められたってことだ。
もし悔恨の念があるのなら、これからは別名義にして神作つくれば良い。
今日はゆっくり寝て全てを忘れろ。
なんか微笑ましいぞw
なんにせよGJ
これにこりずに挑戦してくれw
749 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 19:07:47 ID:BcbBLxkC
これは微笑ましいとか言えるレベルではない。
いやおれ、面白いからむしろあなた自身の作品として堂々と続ければ良いんじゃないか?っていみで、書いたんだけど。
モトネタとは別のおもしろさがあるんだから。
だけど、あなた自身がかなり面白い人だった。
これほどわかりやすい自演は久しぶりだw
面白いから許すw
>>750 俺もそういう意味で取ってたよ。大丈夫、意味は通じてる。
でも最大の神を召還してしまったな・・・w
746は風呂でも入ってまったりしろ。で、気が向いたら作品よろしくなw
自演するやつって本当にいるんだな
こえー
自分で、
>遅くなりましたが、738GJ!
>続編、ズボン脱いで待ってますぜ!
とか言っちゃうんだから、凄いよな。
てか、職人だけは自演勘弁してほしいわ。
>遅くなりましたが、738GJ!
>続編、ズボン脱いで待ってますぜ!
まさに文字通り自慰ですな。
ここはもうなんか色々とすごいインターネッツですね
>>745 うにさんお久し振りです。
文章力あるなー
>>738 消えてるorz
再UPお願い願えませんか?
>760
この状況でその台詞w
ただの乞食だなwww
スマンが自演でも何でもいいから誰かもう一回ロダにあげて下さい
おながいします
読まないことには判断のしようがない
さすがに、本人が削除したであろう作品を、その直後本人に断り無くうPするのは仁義に外れる。
自演とかそうでないとか以前に。
パスに悪意を感じる
やはり荒れたな
この自演劇に俺もうにを思い浮かべた
わざとだろwwwww
職人の自演とかスレ炎上させる最悪の行為だが、
ここまで間が抜けてるとむしろもう開き直って
スレのいじられキャラとして住み着いたらどうだ、と言いたくなるなw
エロパロ板じゃ叩かれそうだけど、他ではむしろ愛されそうなどじっこぶりだなw
擁護している方々は、ほんと「w」が好きだね。
「w」の後に「。」つけないのは「皆さん」の癖ですか。
きもいwww
wの後に。つけたの何か見たことねーよw
一応、続き書くなら作者に一言断り入れて書くべき。金貰ってる人じゃなく
普通の人なんだからさ。それと、内容被ったらどうすんよ。作者困るぞ
んー、SS置き場見てみたら最後に投下されたのって半年以上前なんだよな?
作者サン中断した時に止むを得ない理由とかで必ず続きを書く様な事言って中断したのか
それとも書いてる途中でフェードアウトしたのかわからないから何だな。
前者だったらあんまり前に出るのは宜しくないけど、後者だったら……
いずれにせよ、作者の続編が読める可能性は、さらに厳しくなったな。
それに関してはもとから皆無みたいなもんでしょ
どっちにしても正当化なんて出来ねえよ
投稿する。暴力的表現注意。
『大笑い三十年の馬鹿騒ぎ』
──石川力夫──府中刑務所にての辞世の句
『人の性は悪なり、その善なるものは偽なり』
──荀子──「性悪篇」より
「カタワのオニヤンマ」
智代の肛門を男根で責めながら、京極が毒蛇の如き鋭い三白眼で隆弘を一瞥した。冥い殺意が向けられる。
京極の放った殺意が隆弘の心臓を鷲掴むんだ。
隆弘の顔に刻まれた驚懼の表情──怯えが体内で膨れ上がる。額から滲み出た冷や汗が光った。
縛られた隆弘──ライターで炙られる芋虫のようにモゾモゾとあがいた。惨めったらしい様だ。
「ゆ、許してくれよ……大体、俺があんたに何したっていうんだよ……」
隆弘が消え入りそうな声を出して京極に許しを乞うた。京極は何も答えない。
ただ、寂寥感のみが空っ風のように京極の心を横切っていくだけだ。
己に降りかかった報い──隆弘の横隔膜が引き攣る。胃袋が収縮した。この時、隆弘ははっきりと自らの死を悟った。
「テメエが今までやって来た事を考えろや。楽に死ねると思うんじゃねえぞ、隆弘」
濁音混じりに隆弘が涙と鼻水を啜る。京極はジャックナイフのグリップを握りなおした。
* * * * * * *
路上にべったりと張り付いた噛みかけのガムが、卓巳の視野に飛び込んだ。
踏みにじられた煙草の吸殻、頬を刺す冷たいアスファルトの感触。
ブルックリンの殺し屋、ケルビン・50セント・マーティンを気取ったB−BOYファッションのデブがニヤつきながら卓巳を見下ろす。
でっぷりとコレステロールにとりつかれて脾疳さながらの、アンビルのTシャツから突き出た醜く太った腹を波打たせてデブが下品に笑った。
「弱ッちいくせに歯向かうからこんな目にあうんだぜえェェ」
語尾を延ばすデブの不気味なイントネーションが卓巳の鼓膜を不快に振るわせた。
便所コオロギの触覚で鼓膜を撫でられたほうがまだマシだ。
「ぼ、僕のお姉ちゃんを返して……うげェェッッ」
前蹴り──卓巳のドテッ腹にデブのブーツがめり込んだ。ブーツの爪先が肋骨に食い込む。秀麗な顔を苦痛に強張らせて卓巳は呻吟した。
腹部を押さえ、青息吐息で喘ぐ哀れな少年の横顔をデブが靴底で踏みつける。目深に被った黒いカンゴールのハットをデブが得意げに撫でた。
「俺はなァッ、てめえみてえな綺麗なツラした奴が大嫌れえなんだよォォッ」
口角を吊り上げてデブが喚いた。唾が飛ぶ。
赤紫に変色した歯槽膿漏の歯茎を剥きだして吼えるデブ──ダブダブの下脹れた二重顎が腹と同様に波立った。
ニキビだらけの肌、煙草のヤニで黄ばんだ歯、風船のように膨れた生白い顔、関取並の脂肪に覆われた肥満体、一生女には縁が無さそうタイプだ。
「お願いだよ……僕のお姉ちゃんを返してよ……」
弱々しい少年の哀願──デブが更に卓巳の顔を踏みにじった。
デブの一方的な暴力。踵に力を加える。
集まった野次馬達に卓巳はすがりつくような眼差しで助けてと訴えた。
傍観者達──助けを求める少年の視線に沈黙を決め込んだ。
諦めたように卓巳が瞼を閉じる。生酸っぱい汗で滲むデブの脇の下──デブが肩越しにぜえぜえと息を上がらせた。
「いいかァ、和巳は東上さんの女になったんだよォ。東上さんは俺の兄貴分だァァ、
言い換えればなァ、てめえは俺の弟も同然なんだよォ、弟が兄貴に歯向かっていいと思ってやがんのかァ?」
親指が余裕で入りそうなほど、垂直の豚鼻の穴を広げてデブがいきり立つ。鼻腔からはみ出した鼻糞がこびりついたデブの鼻毛が踊った。
「おい、兄さん。そこまでにしておきなよ。相手はまだほんの子供じゃねえか」
遠巻きに見ていた野次馬達が割れた。人垣を掻き分けて、京極がデブと向き合う。
「なんだァ、てめえはよ?」
犬の糞でも食ったようなデブの口臭が、京極の嗅覚神経を不快に噛んだ。酷い口臭だ。胸糞が悪くなる。吐き気がした。
「口が臭せえな、糞でも食ってやがんのか」
「ああァァ?」
デブが聞き返した。顔だけではなく、頭も悪いようだ。微動だにせず、京極が眼を細める。京極の鋭い三白眼にデブが気圧された。
「兄さんよ、テメエいい歳こいて、何を餓鬼相手に粋がってやがんだ。そのドブ臭せえ口を引っ込めな」
「ドブ臭せえだとォ、てめえこそ土左衛門にしてやんぞッ」
「土左衛門はテメエだろが。相撲取りみてえな身体しやがって」
デブの右ストレートが空を切った。京極が前に進み出る。迫る拳──京極は額でデブの拳を受け止めた。デブの眼が大きく見開かれる。
拳から鈍い音が鳴った。瞬間的にデブの手甲にぶちこんだチョーパン(頭突き)──何本か指の骨がイカレただろう。
「い、痛てえェェェッ、いでええェよおォォォッッ!」
悲鳴を上げてデブが地面に転がった。野次馬達がざわめく。彼らには何が起こったのか理解できないだろう。
それは事の成り行きを見ていた卓巳も同じだった。京極がデブの三段腹を蹴飛ばす。悲鳴のボリュームがアップした。
陸に打ち上げられたトドの如く、デブがのた打ち回る。ハットがデブの頭部から落ちた。
先ほどの威勢の良さは微塵も見当たらなかった。
固唾を呑んで次の展開を見守る野次馬ども──少年ひとりすら助けぬ大勢の人々。
「どうしたんだよ兄さん。偉そうにタンカ切ってその程度かい。ギャングスターが泣くぜ」
「きゅ、救急車を呼んでくれえェェ……ッ」
痛みで真っ赤に充血した眼球を迫り出してデブが喘いだ。野次馬がデブの様子を見てクスクスと笑う。
せせら笑っているのは高校生と思しき少女だった。少女に吊られて、周りの野次馬連中も忍び笑いを漏らした。
弱者を嘲るような底意地の悪い笑い声──京極は野次馬達に怒りを覚えた。煮えたぎる憤怒が腹の底で燻る。
「テメエらァッ、何見てやがんだあァッ、誰か警察なり救急車なり呼んでやる奴はいねえのかいッッ、
それとも携帯のバッテリーを使うのがそんなに惜しいのかッ!」
突然、京極の憎悪を向けられた野次馬達がざわめいた。
自分達には係わり合いの無い事だと決め込んでいただけに、京極の意表をつくような恫喝に皆がどよめく。
京極が倒れたままの卓巳の上体を抱き起こした。ハンカチで頬の汚れを拭ってやる。
「大丈夫かい、怪我はねえか」
「うん、大丈夫」
膝を震わせながら、卓巳が自力で立ち上がろうとした。膝が折れる。よろめいた。京極が卓巳を支えた。
「無理すんじゃねえよ」
「……僕よりも和巳お姉ちゃんが心配だよ」
「お前の姉さんどうかしたのかい?」
傍らではデブが未だに路上をのたうっていた。ぎゃあぎゃあと奇声を喚き散らす。
「あいつらが僕のお姉ちゃんを無理やりつれていったんだよ」
卓巳がデブを指差して京極に言った。パッケージから抜いたラークに京極が火をつける。
デブの脇に屈んで顔に煙草の煙を吹きつけた。
「テメエ、この子の姉さんどこやったんだ」
「い、医者ッ、医者に連れてってくれよォォッ」
京極がデブの顔面を引っ叩いた。デブが黙りこくる。もう一度、引っ叩いた。
「黙ってねえでなんとかいったらどうなんだ」
「わ、わかった。言うから殴らねえでくれェ。そこの餓鬼の姉貴は今ゴールデン街の飲み屋で働いてるよォォ」
「店の名前はなんだ」
「ボ、ボタンヌって店だァ……」
「それだけわかりゃ十分だ。いますぐ痛みを忘れさせてやるからな」
デブの顎をぶん殴る。頭がサッカーボールのように跳ね上がった。白目を剥いてデブが昏倒する。
「そこの兄さん」
手前にいたサラリーマンに京極が声をかけた。声をかけられたサラリーマンが一瞬、ギョッとする。
「悪いが救急車呼んでくれや」
* * * * * * *
どうせ乗りかかった船だ。京極は少年の姉を助けてやる事にした。ちらりと卓巳の横顔を覗く。
華麗に切れ上がった二重瞼、漆黒に澄み渡った艶のある髪、ほっそりとした鼻梁は高くも低くもなく精妙なバランスを保っている。
形の良い唇はやや薄く色づいていた。特にその双眸が良い。男の眼から見ても、本当に綺麗な顔だ。
和巳という女──この子の実の姉ならば相当な美形だろう。通行人を捕まえて京極が店の場所を尋ねた。
「ああ、その店ならあそこだよ」
通行人が少し奥まった店にある看板を示した。看板には<ボタンヌ>と黄色く灯ったネオンで書かれていた。京極は通行人に礼を言った。
カウバルの鳴り響くドアを開けて卓巳を店内へ促す。安っぽいファンデーションの香りが京極の鼻を突いた。
カットグラスを片手に面白くも無い冗談を飛ばすサラリーマン、その隣では愛想笑いを浮かべてせっせと濃い水割りを作るホステスの姿があった。
「お前の姉さんいるかい」
「ううん、いないよ」
雑然とした店の中をぐるりと見回した卓巳が、京極に首を横に振ってみせる。煙草のヤニで茶色く汚れた壁紙を京極が指でなぞった。
カウンターの隅に立つバーテンの男に声をかける。
「ここに和巳って女はいないか」
せわしなくビヤタンについた水滴を磨いていたバーテンが、ちらりと京極に顔を向けた。嫌な眼つきだ。堅気の眼ではない。
「お客さん、一見さんでしょう。どなたからお聞きになりました?」
「カンゴールの帽子を被ったデブだよ。ヒップホップスタイルで口の臭せえ奴」
得心が行ったのか、バーテンがああ、と声を出して頷いてみせる。目尻の筋肉を緩めたバーテンが、ジョッキにビールを注いで京極の手前に置いた。
「高月さんの紹介ですね。わかりました。今呼びますので少し待っててください」
「よかったな。お前の姉さんいるみてえだぞ」
京極は哀川翔のビジュアルでお楽しみください。
親父の部屋にあった女喰いを思い出した
相変わらず京極が渋くてカッコイイ。
欲を言うとデブがちょっとこう、ヒャッハーすぎる気がした。もうチョット骨があっても面白かったかも知れない。
またうにの自演が見れると聞いて飛んで来ましたw
投稿なんぞ、今はどうでもいい。
自演野郎について語り明かそうぜ。
乙でしたー
まさにVシネの香りがw
あまり関係ないけど
これって現代が舞台ならカタワって表現は違和感あるので止めて欲しいなと思ったり。
私はカタワでいい。
差別表記であることは考慮点だが、それも含めて作者が意図した表現。
すべてが自演に見えるw
これは天然だよな?自分のSSズボン脱いで待ってられるとは中々の兵
ヒャッホー!水だ水だ!
>>788 もしそうであるなら作者はエロパロ板で書く必要ないとは思いませんか?
何か書く板を勘違いしていてもったいないと言うか、なんでこの板で書いてるのというか・・・
別にいいじゃねーかよ。そんなことお前が決めることじゃねーべ?
そんなことより
>>782GJ!
続編、ズボン脱いで待ってますぜ!
出たぁぁぁぁ!
ヒャッホー!初期の北斗の拳こそ真の寝取られマンガだ。
791 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2008/04/14(月) 19:57:37 ID:qMaS6YtU
ヒャッホー!水だ水だ!
796 名前: ブギーマン ◆kBKsYEB7q. [sage] 投稿日: 2008/04/14(月) 22:57:55 ID:qMaS6YtU
ヒャッホー!初期の北斗の拳こそ真の寝取られマンガだ。
またキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!wwwwwww
あぁなんか痛い人だったんですね・・・
>>792 エロが入るならエロパロだろ?
お前の文部省推薦の言葉狩りごっここそ、もっと別の板でやった方がいいと思う。
>>800 うーん。俺がヒャッホーとやらだったとして、
>>799で俺が書いたことに
何か変わりがあるか?
エロがあるならエロパロ板だろ?
このスレ、いいな。人間味があってよ。
自演や否やはどうでもいい
要は面白ければ
時に、自分が心待ちにしている幼馴染ネトラレマダー?
俺は、寝取られての続編を心待ちにしてるのだけど
保管庫見たらもう1年経ってるんだな…
>>787 カタワって書いたら、エロパロ板追放って、
一体どこに道理があると思ってるんだ? まったく理解できないんだが。
この空気で投下できる勇敢なブギーメァンには敬意を表する。
807 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:37:11 ID:LJD/sOfz
今思い出しても本当に鬱になります。
あれ以来、デブでメガネのキモオヤジを見るだけで殺意が沸いてきます。
聞いてください。
あれは僕がまだ大学生の頃の出来事です。その頃僕は三年生、季節は夏くらいだったと思います。
その頃僕には、大学で知り合った彼女がいました。
その娘は芸能人の川村ゆきえをちょとスリムにさせたような、かなり可愛い娘でした。
しかも、胸はEカップでかなりの美巨乳で、脚も長細く真っ白でもう体に関しては文句のつけどころがありませんでした。
彼女は誰にでも優しく絶対に人を見下す性格ではなく、大学内でも人気があったほうだと思います。
いまだに何故僕のような男を好きになってくれたのか分かりません。
(ちなみに僕はいわゆるあまりモテないタイプです)
彼女にそれとなく聞いてみても「なんかねー、ヒロ君(俺)は私のストライクゾーンだったの♪」
と言われました。
Hの時は、本当に体の相性がいいらしく彼女もちゃんと感じてくれました。
こんなに気持ちいいHは初めてと言われた時は本当に嬉しかったです。
とにかく僕は彼女のおかげで、本当に充実した大学生活を送っていました。
彼女(川村ゆきえに似てるのでこれからはゆきえと書きます)と付き合って半年くらいしたときでした。
僕はちょうどその頃に、アパートの近くのコンビにでバイトするようになりました。
理由は、ゆきえの誕生が近いために何か高い物を買ってあげようと考えたのです。
ある日僕がバイトが終わり帰る支度をしていると、店長から声を掛けられました。
「高山君(俺)ってさー彼女とかいるのかい?」
はっ?
いきなりなんの脈路の無い話をされてびっくりしましたがとりあえず「えぇ・・いますけど」と答えました。
この店長(Kと呼びます)は本当に気持ち悪く簡単にいえば、ハゲ、デブ、臭いの三拍子です。
歳は52歳くらいで、頭は微妙に髪の毛があるくらい、しかもかなりのデブ、黒ぶちメガネ、顔中脂だらけ。
しかも近くよるだけで、物凄くワキガ臭くおまけに口臭もひどいものでした。しかも常に汗をかいているといキモっぷり。
極めつけはその独特の喋り方です。何か口に入れながら喋る感じでさらにキモさを引き立てています。
もちろんバイト内でもかなりキモがられている存在です。
808 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:39:02 ID:LJD/sOfz
さらにKは話を続けます。
「へー・・・。なんか噂だとかなり可愛いらしいじゃない?」
なんだこいつ?と思いながらも「えぇ、可愛い方だと思います」と若干控えめで答えました。
「じゃ、じゃあさ今度の週末に三人で飲みに行かないかい?」
はぁぁぁぁぁ?
なんで俺らがこんな糞オヤジとと思い
「彼女人見知りなんでちょっと・・・」と嘘つきました。
しかしKは「そんなこといわないでね?紹介してくれもいいじゃないか〜。」っとしつこく聞いてきます。
なんとかその日は流したのですがそれから、Kは何かある度に「飲みに行こうよ〜」と誘ってきます。
僕はいい加減にうざくなってそろそろはっきり言ってやろうと思っていたときです。
「・・・高山君。ちょっと・・。」っとそのコンビにで働いているMというおばちゃんに呼ばれました。
このおばちゃんは店長がここに赴任する前から働いており、どのバイトにも必ずいる古株みたいなものです。
そのおばちゃんかに裏口に呼び出され、何の用かなと考えていると
「・・・・店長に高山君の彼女のこと聞かれなかった?」
「えっ・・・はい・・・・なんでその事を?」
「・・・店長には気をつけなよ。」と言われました。
おばちゃんの話によると、店長は昔から女癖が悪く特に若くて可愛い娘にかなり手を出してきたらしいのです。
ここのバイト先にも可愛い女の子が何人か入ってきたらしいのですが、みんな店長に喰われてしまったのです。
しかもKは中出しが趣味らしく、必ず女の子を孕ませるまで中に出し続けるらしく,そして女の子が妊娠した途端に、捨てるという最悪な男らしいのです。
現に、それがすでにこのコンビニでも五人いるらしいのです。
「・・それで?その女の子達はどうなったんですか?」
「よくは分からないけど、おろした人もいればそのまま育ててる人もいるみたいよ?」
「マジですか・・?てか俺、そんな可愛い子があの店長と・・・その・・・・Hするなんて思えないすけど」
「そこなのよね〜。みんな本当に可愛い娘たちだったんだけどね〜。」
僕が信じられないと考えていると
「そんでここからが本題なんだけどね・・。一週間前くらいに高山君の彼女がここに来たのよ」
・・・まさか・・。
「そんでその時レジ打ったのが店長でさーー。それから高山君の彼女の事えらくに気に入っちゃってね〜。」
「ちょっと待ってください!なんで俺の彼女の事知っているんですか?」と聞くと。
「最近あたしくらいのおばちゃんが入ってきたでしょー?その人がたまたま高山君の彼女のこと知ってて・・・」
「・・・店長に喋ったってことですか?」
「・・ごめんね。おばちゃんが知ったときはもう手遅れで・・」
「・・・・・」
これでやっとKがしつこい理由が分かりました。
あいつは次のターゲットにゆきえを選んだのです。
809 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:39:40 ID:LJD/sOfz
その日の夜僕はゆきえの家に行きました。
「珍しいねこんな時間に。」と彼女が笑顔で聞いてきました。
「迷惑だった?」
「ううん。全然♪」と僕に抱きついてきました。
抱きついてきたゆきえからは甘い香りがしてそれだけで僕の股間はギンギンです。
おまけに夏なのでてTシャツにミニスカという露出度が高い服装で僕は激しく興奮しました。
そしてそのままソファにゆきえを押し倒しました。
「ちょっ・・あん」
ぼくはゆきえの胸を揉み唇を奪いました。
「あっ・・・ちゅぱ・・・ちょっと・・ちゅ・・・ヒロ君・・」
「ちゅ・・・ちゅ・・・あっ・・どうしたの・・・?」
僕はなぜかすごく興奮していました。
ゆきえのこの胸も、そしてこの脚も、みんな僕のものだ!!
「あっあっあっ・・ヒロ君・・。」
ゆきえの息が荒くなって僕の首に手をまわしてきました。
その後僕らは今までで一番激しいHをしました。しかも5回も愛し合ったのです。
全てが終わりベットで寝ているとゆきえが聞いてきました。
「なんか今日はどうしたのかな?」
ゆきえの子犬のような愛くるしい顔で僕に聞いてきます。
「いや・・・別に・・。」
「別にであたし抱かれたんだー。」
「ごめん(汗)そうゆうんじゃないよ。」
「ふーん。別にいいけどね〜。でも今日のヒロ君、なんかすごかった・・。」
「そうかな・・?」
「そうだよ〜。いつもはなんか奥手って感じだけど、今日はなんかあたし、いつもより感じちゃったもん♪」
「そうなの?」
「うんっ♪ヒロ君だからすごい感じた。たぶんもうヒロ君じゃないと感じないかも・・。」
そうゆうとゆきえは僕の胸に顔をうずめてきました。
「大好きだよヒロ君。本当にヒロ君といると落ち着く・・。」
「・・・・本当?」
「うん・・。ヒロ君・・。ずっとそばにいてね・・・・・」
「うん・・・当たり前だろ・・。」
もう僕の頭にKの存在はありませんでした。
僕もこのときまではゆきえとずっと一緒にいられると思っていました・・・。
しかし、それがあんな形で崩れ去ろうとは・・・。
810 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:01:58 ID:LJD/sOfz
それからゆきえの誕生日が近いため、僕はほとんどバイトに全てを注ぎました。
そしてさらにテストも重なりゆきえとは会う回数か減りましたが、ゆきえのためを思ってに深夜まで働きました。
今思えば、僕はすでにKの策略にハマッていたのかもしれません・・・。
でもこの時は本当に必死で考える余裕が無くなってました。
テストが一段落して、久しぶりにゆきえに会いに行こうと思いました。
一応ゆきえに電話してみました。
「・・・・はい」
「もしもし?ゆきえかい?今日久しぶりに行っていい?」
「・・・・・・・。」
「・・聞いてる?」
「・・・ごめん。今日なんか調子悪くて・・。今まで寝てたんだ・・。」
「・・そうか・・。ごめんねわざわざ電話かけて。看病しに行こうか?」
「いや・・。今日はこのまま寝かせて。。」
「そうか・・・。分かった。でも何かあったらすぐに連絡ちょうだい。すぐに行くからさ」
「ありがと・・。ほんとにごめんね・・。」
「うん。いいよ。それじゃお大事にね」
「・・うん。」
この時は、本当に具合が悪いんだなーと思いました。
それからというもの、ゆきえは何かと都合をつけて僕に会わなくなりました。
学校でも姿を見せなくなり、ゆきえの友達に聞いても分からない、電話しても出ない、心配になって家にいっても出ないらしいのです。
僕は意味も分からずただ理由を考えていました。
それから一週間後、僕は意を決してゆきえの家の前でずっと待っていました。
そして三時間後、ようやくゆきえが帰ってきたのです。
僕の顔を見たゆきえは一瞬ビクっとしましたが、諦めたのかただ「・・・部屋に入って」とだけ言うとそままドアを開けさきに部屋に入りました。
僕とゆきえは部屋に入ると、ただずっと何も喋らずに座っていました。
811 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:02:38 ID:LJD/sOfz
どれくらいたったでしょうか・・。
いきなりゆきえが泣き出したのです。
僕は「どうしたの!?」と何度も聞きましたが、ゆきえはただただ首をイヤイヤとやり泣き続けました。
それから10分後、ゆきえは涙を拭いで僕に頭を下げ「別れてください・・」といいました。
僕はこのことを予感していたこともあり、「なんで?」聞きました。
「・・・あたしは汚れちゃいました・・。もうヒロ君とは付き合えない・・。」
ただ僕は呆然としました。
「どういうことだか教えてくれない?」
ゆきえはしばらく考えた後諦めたようにポツリポツリ話始めました。
僕がバイトとテストで忙しくなるちょっと前、ゆきえの携帯が鳴ったそうです。
知らない番号でしたので、迷いましたが一応取ったらしいのです。
それがKでした・・・。
Kはどこからかゆきえの番号を知り(多分僕の携帯を勝手に見たんでしょう)電話掛けてきたのです。
その内容は、僕とKが今Kの家で飲んでいる。そして僕がゆきえも来ないか?と誘っているとの事だった。
Kと二人で飲むなんて絶対しないのに、それを知らないゆきえは、何も疑わずKの家に行ったらしい。
最初、僕が居なくて疑問に思ったらしいがKが「酒を買ってきてもらってる」と聞くと安心し、そのままKと二人で飲んでいたそうです。
しかし、いつまでたっても僕が来ないからさずがに疑問に思って何度も聞くが「結構遠くまで行かせてしまって」のような言葉で流され、どんどん呑まされたらしいです。
気がついたら、かなり呑まされてゆきえは足がふらつくほどだっだ。
そしたらだんだんKが近づいてきて、いきなりキスされた。
抵抗しようと暴れたけど酔ってて全然力が入らなくて気がついたら裸にされてた。
そのまま犯されたらしい。
何回かやられた後、Kから「このことを高山君に言われたくなかったら・・・分かるね?」と言われさらに写真まで撮られた。
それから何回か、Kに呼び出されたらしいのですが怖くてずっと無視してたそうです。
それで僕にKがバラしたんじゃないかと怖くて不安だったらしく、ずっと家にひき篭もってという。
「あたし・・。ヒロ君以外に抱かれたんだよ・・。だからもうヒロ君のそばにはいれない・・。」
「・・・・・。」
もう僕は何も考えられなくなりました。
ただKを生かしておくわけにはいきませんでした・・・。
しかし、僕のそんな気持ちを察したのかゆきえは僕に「何もしないで!!私は大丈夫だから!」と必死で僕を止めます。
「・・・離してくれ。ゆきえが大丈夫でも僕が許せない」
このときの僕は相当頭に血が上っていたんでしょう。ただKの息の根を早く止めたいと考えていました。
「駄目だよ!!・・・もしヒロ君が牢屋とかに入れられたら・・・あたし・・・。」
「お願い・・・。ヒロ君・・。私は大丈夫だから・・。ね?」
そう言うとまたゆきえは泣き出してしましました。
その言葉で少し気持ちが落ち着いた僕はただゆきえを抱きしめました。
今の僕はKを殺すことじゃない・・・。ゆきえのそばにいることなんだ・・。
僕は自分にそう言い聞かせて、自分の気持ちを落ち着かせました。
812 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:03:04 ID:LJD/sOfz
そのとき僕はあることを思い出したのです。
「・・・中では出されなかった?」
「・・・えっ?」
「だから中で・・・」
あのときのおばちゃんの言葉が気になっていたのです。
・・・・まさか。
するとゆきえはほんのちょっとだけ笑って「それだけは大丈夫。本当に暴れまくったから・・・。それだけは・・ちゃんと守ったよ。」
僕は素直にゆきえの言葉を信じました。
その後僕らは朝までずっと抱きしめあって寝ました。
ゆきえの言葉でKを殺すのだけは許そう。でも僕はこのままでは済ませないと思いました。
起きたらKのところに行きちゃんとはっきり言おう・・・。
僕はそう考えて眠りにつきました。
しかし・・・。このとき僕はまだ知りませんでした・・。ゆきえが嘘をついていたことに・・・。
そして・・・。すでにゆきえは僕の彼女ではない事に・・・。
朝起きると携帯に着信がありました。
それは実家の親からであり、電話をかけると父がぎっくり腰になったからいったん実家に戻ってくれとの事でした。
僕は少しでもゆきえから離れたくないために最初は拒みましたが、母も最近体の調子がよくないとの事で、僕はやむ終えず実家に帰ることにしたのです。
ゆきえにその事を言うと、最初は嫌だと言いましたが、理由を言うとしぶしぶ了承してくれました。
「ニ、三日は帰らないかもしれない。Kから連絡があっても絶対無視だよ!?」
「うん・・。分かった。」
「本当にゴメン。そばに居てあげたいんだけど・・・。」
「ううん。しょうがないよね・・。早く帰ってきてね♪」
ゆきえは明るく言いました。
「それじゃあ・・。」
「いってらっしゃい」
そして僕は家を出ました。
これがゆきえと話した最後の会話だったのです。
813 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:03:30 ID:LJD/sOfz
実家に着いた僕は、父の様子を見にいきましたが思った以上に軽い物らしく父はいつもどおり元気でした。
母も結果を聞く前に僕を呼んだらしく、「これくらいだったら別にあんたが来なくても大丈夫だわ」と呆気なく言われました。
結局僕は、その日に日帰りで帰ってきたのです。
駅に着いた僕は真っ先にゆきえに電話しました。
「プルルルルルルル・・・。プルルルルルルルル・・・。」
しかし、何度コールしてもゆきえはでません。
時間は夜の11時を回ったとこです。
「寝てるのかなーー?」
僕は疑問に思いゆきえの家に行く事にしました。
ゆきえのアパートに着き窓を見ると電気は消えていました。
「もう寝てるんだな〜。・・でもそれにしてはなんか早い時間だな〜。」
僕はとりあえずゆきえの家のドア行き軽くノブをひねりました。
ドアは簡単に開きました・・。
なんだ無用心だなーと思い、家の中に入りました。
中に入ると台所があるスペースに出て、その奥の扉を開けると八畳くらいのリビングがあり、その左の襖を開けると寝室になっています。
寝室を覗こうと襖に手をかけた時です・・。
814 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:04:20 ID:LJD/sOfz
「あっあん」
声が聞こえました。
僕は最初何か分かりませんでした・・・。
次に、
「ちゅ・・・ちゅぱ・・ちゅぱ・・・・・ちゅちゅ」
何かと何かが絡み合う音。
・・・・あきらかにキスの音でした・・。
なんで!?
僕は必死に考えました。
部屋を間違ったか!???
しかしリビングを僕がゆきえにあげたぬいぐるみがありました。
間違いない・・・・。
ここはゆきえの部屋です・・・。
じゃあ誰か違うカップルがゆきえの部屋で・・・?
僕はありえないと思いながらもそれが真実であることを願いました。
だってそうじゃないと・・・・・。
しかしその気持ちはすぐに掻き消されました。
「あっ・・・・あっ・・あっ・・・。駄目・・あんっ」
・・・・間違いありません。ゆきえの声です。
んじゃあゆきえは誰と!?
・・・・・僕の記憶に・・・該当する人物は一人しかいませんでした。
僕は意を決してそっと襖を開け覗いてみました。
そこにはKとゆきえが生まれたままの姿で抱き合っていました・・・。
Kが後ろからゆきえを抱きしめるような形でゆきえの唇をむさぼっていました。
舌を絡ませときどきゆきえの唇を吸うような感じでキスをしています。
「ちゅぱ・・・ちゅ・・ちゅちゅぱ」
ゆきえがまたレイプされてる・・・。
ぼくはそう思いました・・・。
助けなきゃ・・・。
しかし、その考えはすぐになくなりました。
ゆきは、自分からKの舌と自分の舌を絡ませていました。
しかも美味しそうにKの舌を味わっています。
あの臭くて醜いKの口をゆきえは求めているのです。
ゆきえの顔は僕が見たときがないうっとりした淫乱な顔していました。
Kが不意にキスをしながら、ゆきえの胸をゆっくりと揉み始めました。
ゆきえのEカップの真っ白な美巨乳がKの手でさまざまな形に変化していきます。
「あっ・・あああん」
ゆきえはKから口を離すと気持ちよさそうに喘ぎ始めました。
「あーー・・ゆきえちゃんのおっぱい最高だな〜〜〜。ほんと柔らかいよ〜〜。」
Kはそう言いながらだんだん揉むスピードを早くしていきました。
ゆきえの乳首をころころと転がしながら強めに揉みしだいていきます。
「あっあっあっ・・Kさん・・・だめ・・。」
「本当にいいおっぱいだ〜〜〜。こんないいおっぱいは食べちゃおうかな♪」
Kはそう言うとゆきえの乳首い吸い付きました。
「あっっっ!!あっあっあっ」
ゆきえの喘ぎ声がよりいっそう高くなります。
Kはベロベロとゆきえの乳首を舐めまわし、反対の手はゆきえの胸を激しく揉んでいます。
「あっあっあっあっあっ・・。あ〜〜。」
ゆきえはただ喘いでいました。
ゆきえの胸をむさぼるKはまさしく豚のようで本当に醜いものでした。
しかしそんな醜い豚にゆきえは感じているのです。
815 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:04:50 ID:LJD/sOfz
・・・僕は何を見ているのだろう?
これは夢なんじゃないか・・・。
というか、早く止めるべきなんじゃないのか?
しかし僕の足は全く動きませんでした。
それどころか、僕のち○ぽはいままでで一番の盛り上がりです・・。
ゆきえの胸を味わったKはそのままじょじょに下の方に手をのばしていきました。
そしてゆきえの大事なところに手を伸ばしたのです。
ビクっっっ!!
ゆきえの体が反応しました。
そしてKはゆきえのマ○コを刺激し始めました。
「い・・・いや・・・。あっあっん。Kさんそこは・・。」
「いひひひ。ゆきえちゃん。もうぐしょぐしょじゃない?そんなに僕が好きかい?」
「あ・・・いやぁ・・・。」
「ゆきえちゃんは本当にいけない娘だね〜〜。彼氏に内緒でこんなことしてるだなんて・・・。」
「だ・・駄目。それは言わないで・・・。」
「高山君も運が悪いね〜〜〜。僕に目をつけられたらもう終わりなのに〜〜〜。まぁ僕には関係ないけどね。ゆきえちゃんはもう僕の物だし。」
「あっあっあっあっあっ・・・はんっ」
そう言うとKはゆきえのマ○コをさらに早く責めました。
その手の動きは本当に早く、ゆきえのマ○コからはぐちゃぐちゃぐちゃとイヤらしい音が出ています。
「あっあっあっあっあっあっあっ駄目!!・・・Kさん!!・・・・。」
「イクのかい!?ほらほらイっちゃえイっちゃえ♪」
「あっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ゆきえは大きく体を仰け反らせるとそのままぐったりしてしまいまいした。
「はぁはぁはぁはぁ」
「ゆきえちゃんは本当にHだね〜〜〜〜。」
そういうとKはゆきえの真っ白な脚に体を移動して脚を舐め始めました。
そしてそのまま脚の指先から太もも、そして腕やら脇腹、そして耳と首筋とゆきえの体を丹念に舐め始めました。
まるで自分の臭いをゆきえにつけているように。
「あっあっあぅ・・あっ」
そしてそのまま顔にいくとまた激しいディープキスを始めました。
「ちゅぱ・・・ちゅ・・・ぱ」
ゆきえがまたKの臭い口を味わってゆきます。
僕の股間はもうはちきれんばかりでした。
自分でも分かりません。
こんな光景許せないはずなのに、僕はKとゆきえのSEXを見て興奮しているのです。
不意にゆきえの手が動きました。
その手はゆっくりとKの股間に伸びていったのです・・。
まさか・・・。
ゆきえはKのイチモツをゆっくりしごき始めました。
僕はそれを見て激しく興奮しました。
ゆきえが・・あのゆきえが・・・・あのキモいKのイチモツを・・・。
しかし、Kのイチモツを見て僕は驚きました。
それはかなりのでかさがありました。
太く、そして長く、カリはぶっくりと膨らんで黒光りしていました。
はっきりいって僕とは比べ物になりませんでした・・。
816 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:05:44 ID:LJD/sOfz
ゆきえはそのでかいイチモツを丹念にしごいていました。
「あっあっ・・・あはっあ・・・ゆきえちゃん。気持ちいいよ。」
Kは本当に気持ち悪い喘ぎ声を出しました。
そしてKはゆきえの耳元で何かいうと、いきなり立ち上がりゆきえの顔にイチモツを持っていきました。
ゆきえは嬉しそうにそのイチモツを見つめると、舌を出してKのを舐め始めたのです。
先っちょをチロチロの舐め、そのまま横笛にして下を這わせていきます。
そしてカリを口に含むとそのまま頭上下に動かし始めました。
僕はそれを見て衝撃を受けました。
ゆきえはフェラが苦手で、僕とのときでもすぐ吐き出してしまいます。
しかし、そのたびに「ごめんなさい・・・。」泣きそうな顔で誤ってきて、僕が毎回慰めていたのです。
しかし目の前のゆきえはぐちゅぐちゅと唾液の音を出して、Kのイチモツをむさぼっていたのです。
「あ〜〜〜〜ゆきえちゃん。だいぶフェラ上手くなってきたね〜〜〜」
Kは気持ち悪い笑みを浮かべて言いました。
僕はこの言葉でこの二人は一回や二回の関係じゃないと確信しました。
「あっ・・・・・あ〜〜〜そうそうそう」
「んっっ・・じゅぱ・・んっ・じゅぱじゅぱ」
「あはぁ〜〜。そうそう。・・・ゆきえちゃん本当に僕のち○ぽ好きなんだねーー♪」
「ちゅぱ・・・・じゅぱじゅぱ・・はぁ・・ちゅ・・・・・んっ」
ゆきえは丹念にKのイチモツを舐めその顔はまさに、淫乱そのものでした。
ゆきえの頭の動きがだんだん早くなってくると、気持ち良さそうにKは「あ〜〜〜ゆきえちゃん・・。あんまり激しくするとイっちゃうよ??」
ゆきえはそれを聞くと一旦フェラを止め、上目づかいでKを見つめました。
それを見たKはニヤっと笑うと、ゆきえの頭を再び自分のイチモツに持っていきました。
ゆきえは同時にまたフェラチオを始めました。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ゆきえちゃん・・・。」
「んっんっ・・・じゅぱじゅぱじゅぱじゅぱ・・・・・。」
ゆきえの頭の動きが早くなります。
「あっ・・・・。」
Kの声とともにゆきえは動きを止めKのを口に入れたまま止まりました。
・・・・口内射精だ。僕は思いました。
僕ですらやったことのない事をあろうことかKにしているのです。
しばらくKのを口にふくでいたゆきえは、Kの物から口を離しました。
「・・・ごくっ」
そしてKのザーメンを飲んだのです・・・。
僕はかなりのショックを受けました。
僕の目の前にいるのは僕の知っているゆきえではないのです。
817 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:06:11 ID:LJD/sOfz
ゆきえはKのイチモツを口で綺麗に掃除しました。
「はぁはぁ、・・・ゆきえちゃん。どうだった僕の・・?美味しかったかい?」
「・・・・・。」
「答えないとあげないよ?」
「・・・・・・はい。」
「んふふふふ。いい娘だ・・・・。」
その後Kはゆきえに尻をこっちに向けるように指示しました。
ゆきえはそれに応じぷりぷりの白いおしりをKにむけたのです。
Kのイチモツはさっき出したのにも関わらず、すでにギンギンでした。
このままだとKに・・・・。
けど僕の体は全く動きませんでした。
「あっっっ!!」
ゆきえのその声とともにKはゆきえを貫きました。
ゴムをつけるような仕草はなかったため生で入れられています。
そしてそのままゆっくりとピストンを開始したのです。
「あっあっあっあっあっあっあっ」
「んっふふふふふふふ。ゆきえちゃ〜ん。」
「あっあっ・・・Kさんっっ」
Kはバックの体勢で激しくゆきえを突きながら胸を揉んでいました。
ここからだとゆきえの表情が見えませんが、かなりの快感のためか頭を激しく振っています。
しばらくピストンした後、Kは一度ゆきえから抜きゆきえと抱きつくような体勢で再び挿入しました。
Kのその激しい腰使いと、そのでかいイチモツでゆきえ入念に責めていました。
ゆきえは僕の時とは比べ物にならないほど気持ちよさそうでした。
Kはそのまま目の前にあるゆきえの胸をベロベロと舐めながら器用に腰を動かしています。
「あっあっあっあぅあ・・・」
「あっっ、ゆきえちゃん」
「あっあっあっあっあっあっあっ・・・はぁぁあ・・。」
「ゆきえちゃ〜〜〜ん・・相変わらず最高の締り具合だね〜〜〜。・・・今までで一番最高だよ〜〜〜」
「あっあっあっあっああん。・・・・はぁはぁはぁ・・Kさん・・・・・あっん・・気持ちいいいです・・。」
「僕の気持ちいいだろう?ううん?高山君とは比べ物にならんだろう?ううん?」
「あっあっあっ・・・・ああああん・・もう・・すごいです。」
Kはそのままゆきえの腕を引っ張ると今度は騎上位の体勢になりました。
もうゆきえはKのイチモツに夢中でした。
自分から腰を激しく叩きつけたり、腰を回したりでKのイチモツを味わっています。
Kはそのゆきえのリズムに合わせながら腰を振り、乳首を手で転がしていました。
818 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:06:37 ID:LJD/sOfz
僕はこの時点で何故Kがあんなキモいのにあれほど女の子を喰えるのか理由がなんとなく分かってきました。
それはあのSEXの上手さだよ思いました。
女の子のツボをよく心得ているというか、とにかく一連の動作に無駄がなく確実に責めているのです。
そしてあのでかいイチモツとくればもう女の子を虜にできるのは不可能じゃないはずです。
僕はそうやって今までの女の子はKに夢中になっていったんだな〜と感じました。
僕はすでにKに敗北していたのです。
Kはゆきえを挿入したまま押し倒しそのまま正上位の体勢に持っていきました。
そしてかなりの腰のスピードでゆきえを突いてます。
「あっあっあっあっんあっあっん」
ゆきえはこれまで以上に大きな声で喘いでいました。
「あっあああああ・・・ゆきえちゃん!!気持ちいいい!?」
「あっあっあっはん・・・・・はいっあっ・・気持ちいいです!!・・・Kさんは?・・あたしの気持ちいい!?」
「あはぁもう最高だよ〜〜〜〜。ゆきえちゃ〜〜〜ん!!」
「ああああ〜〜〜ん」
そう言うとゆきえはKにキスをしました。
舌がねっとりと絡み合う今までで一番激しいキスでした。
そしてしばらくピストンの後Kに限界がきました。
ゆきえの長くて細い脚がKの腰に絡みついています。
「あっあっあっ〜〜〜〜〜ゆきえちゃん!!僕・・・・もう・・」
「あっあっ・・・・Kさん・・・あっあっ」
「あ〜〜〜〜〜〜。今日もいつも通りだからね?」
「・・・・あっあっあっあっあっ・・・はいっ・・あっあっ」
「あ〜〜〜ゆきえちゃん・・・。お前はもうずっと僕の物だ〜〜〜〜。」
「あっあっあっあっ・・・嬉しい・・あっあっあっあっはぁはぁあっあっ・・・Kさん・・・・好きです・・!!んあっ・・・あっあっ・・あ・・愛してます・・!!」
「あ〜〜〜〜〜〜、ゆきえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「ああああああん〜〜〜〜〜〜Kさんっ・・・・。」
そういうとKはゆきえの体に乗ったまま動かなくなりました・・。
Kの腰はぴくんぴくんと動き何かをゆきえに送っています。
・・・・中出しだ・・・。
ゆきえはKに中だしされたのです・・。
僕はただ呆然とその光景を見ているだけでした。
そして僕の息子は終わったと同時に萎んでいきました。
何度射精した分からないまま・・・。
Kはいまだにゆきえの上に乗っていました。
そして相変わらずKはまだゆきえに精子を送りこんでいるみたいでした。
819 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 02:08:18 ID:LJD/sOfz
「はぁはぁはぁはぁ・・・。ゆきえちゃん・・今日も最高だったよ〜〜〜。」
Kがニヤニヤと気持ち悪い笑い浮かべゆきえにキスをしました。。
ゆきえはただうっとりとそのキスを味わっています。
「ゆきえちゃん・・。本当にHだね〜〜〜〜。今日だって高山君が実家に帰ってるからって僕を誘ってくるし。」
「だって・・Kさんがいけないんですよ・・・。」
「でもこの前も車でHしたし、前は公園のトイレでもしたじゃないか〜〜〜。」
「あれはKさんが誘ってきたんですよ?」
「そうだっけ〜〜〜。でもこれでもうかなりゆきえちゃんに中出ししたね〜〜〜〜。もうこの一週間で50回くらいはしたかなぁ」
「この前は高山君がテストだっていうから、僕の家で一週間くらいずっとHしてたよね〜〜〜。」
「しかもKさん全部中で出すんだもん」
「んっふふふふふふ・・・これだけ中だしすれば・・もうそろそろゆきえちゃんも・・」
「・・・・・・はい・・」
「それだけは大丈夫。本当に暴れまくったから・・・。それだけは・・ちゃんと守ったよ。」
あの時のゆきえの言葉がよみがえってきます。
ゆきえはすでにあの時Kに思う存分中出しされていたのです。
そしてあの時ずっと家を留守にしていたとき、ゆきえは家に引き篭もっていたのではなく、Kの家で子作りに励んでいたのです。
さらにあの時、Kを殺しに行こうとした僕を必死で止めたのは・・・僕のためではなく、愛するKを殺されたくないからだったのです。
あの時すでにゆきえの中には僕はいなかったのです・・・。
僕は・・完璧にKに彼女を寝取られたのでした。
ゆきえはKに自分の身を預けました。
「Kさん・・・・・。」
ゆきは愛しそうにKを見つめると唇を重ねました。
「んっふふふふふふふふ。ゆきえちゃんは僕の子供を生んでくれるかい?」
ゆきえは頷きました。
「あたし・・・Kさんとの子供欲しいです・・。一生Kさんのそばにいます・・・・。・・大好きです・・・Kさん」
「んっふふふふ。ゆきえ〜〜〜・・もうお前は僕の女だ〜〜〜。」
「あっあっあっん・・・Kさん・・。」
その後再びゆきえとKのSEXが始まりました。
ゆきえは何度もKに中出しされ続けました。
ゆきえの快楽に溺れてる喘ぎ声のなかに、何度もKに「愛している」と言っていました。
もう僕にはその事を言ってくれません。
僕はK達の横目でただただ泣いていました。
ゆきえとの楽しい思い出を思い出しながら、Kのいるコンビにでバイトした事を激しく後悔しました。
そして僕は気づかれずにゆきえのアパートを後にしました。
そのあとの僕の人生は本当に悲惨なものでした。
結局大学は中退して今は不運にも実家の近くのコンビにで働いています。
噂によるとゆきえはあの後、妊娠したらしく大学を僕のすぐ後にやめたようです。
多分それはKとの子供でしょうが、今Kと一緒になっているかどうかは知りません。
あの出来事で、僕は人は見かけによらないんだと思いしらされました。
以上です。
長文失礼しました。
言っておこう。
GJ。
これは久しぶりにいいものを見せてもらった・・・
とてもいいものだ・・・
GJ!!!
GJ。
思うんだけど、こういった寝取られ男視点SSのヒロインって、すごい幸せそうなんだよなぁ。
その辺の純愛ラブラブものよりも。
GJ!!
GJ!
墜ちる過程があれば完璧だったね
GJ。
こういう第三者的に見て、絶対女の子が騙されてるってのはいいね。
寝取り男が本気だったり(あきらめがつく)、
強姦、脅迫(ある意味エクスキューズがある)より圧倒的破壊力がある、
寝取られ男にとって。
GJ!!!
全然違うのだが、
15年ほど前、大学生の時付き合っていた彼女が奥さんと子供と別居中の医者と徹夜で飲みに行ったり、そいつの家に食事を作りに行ったりしているのを聞いて胸が痛くなったのをなぜだか思い出したw
もちろん小説と違って覗いたり尾行してたりしたわけじゃないから、真相(Hのね)は永遠にわからないが。
問い詰めた後にHしたとき、
「ねえ、こんなことがある方が刺激的でしょ」
のセリフとその時の妖艶な顔は、寝取られ小説に傾倒していくきっかけw
内容は良いけどSSというより体験告白形式なのがちょっとイヤだった
萌えた体験談コピペ保管庫見てるのかと思った
萌えコピ大好きなのに・・・
苦手な人もいるのかw
体験告白形式っていうが、寝取られで女目線の時は告白形式が多いし
保管庫の見ても結構多いよね。
つーか、これって萌えコピかえっちねたで見た気がするんだが
気のせい
どうだろ
そろそろ次?
まだ残り23kもあるし余裕でしょ。
前回は勝手に立てちゃった奴がいたから
今回は立てる前に報告してからがいいなー
23kなんてすぐだぜ。
報告は必要だとは思うが、すぐ埋め立てる莫迦がいるから、出来れば……ぐらいで。
早くに立てたスレが放置されたまま知らないやつが別スレ立てることもあるからある程度までは待った方がいいよ。
よほどの長編でない限りすぐには使い切らないでしょ。
とか言ってるあいだに
後21キロバイトだぎゃあ。
839 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 17:17:32 ID:VIq6LnfE
残りバイトって、どうやって見るん?
下の方見りゃ通常ブラウザだろうが専用ブラウザだろうが書いてあるよ
なるほど!引き算するわけね。dクス
そろそろ埋めるか……なんて言い出す奴がそろそろ出てきそう
そろそろ埋めるか……依人を(土の中に)
元が紙だからすぐに土の肥料になるだろ
ショタに寝取られる話とかないかなぁ?
前スレ(だったかな)の、彼女がサンタでどーのこーのみたいなヤツ?
でも直接的なナニは無かったか……
ありゃあ色々と惜しい作品だった。
打ち切りっぽい展開だもんな。
だが、打ち切らせたのは住人のひとりに我慢できない早漏がいたせいだったな。
あの神作品、リメイクしないかなあ。
住民の暴走でスレがメチャクチャといえば調教スレがかなり香ばしかった
サンタのは時期的に見てもきちんと終わらせてただろう・・・
あれが中途半端っていうのは作者に失礼だろう
いや、その5から急展開杉
流れを無視して小ネタ(上)
今日で仕事は終わる。
明日になれば我が家に帰れる。
麻美とたかし、元気にしてるだろうか。
麻美は美人で気立てがいい俺の嫁、たかしは俺の一人息子だ。
そう言えば前回の出張の時、帰ったら珍しく麻美から求めてきたんだった。
やっぱり寂しいんだろう。
今回も求められるかも・・・元来淡白な麻美が求めてくるのは新鮮だから
少し楽しみだったりする。
それで俺も張り切ってたかしが出来て・・・今回もそうなったりしてな。
いやいや、さすがにそんな風にはいかないか。
俺は少々浮かれて麻美にメールをした。
小ネタ(下)
「旦那さん、何だって?」
「明日帰ってくるって」
「ふーん、じゃあ今日まで泊まれるな? 朝まで中に出しまくってやるぞ」
「そんなにされたらまた妊娠しちゃうわ」
「いいじゃないか、たかしだってバレてないんだろ?」
「ええ。あの人、自分の子供だって信じてるわ」
「ならいいだろ?」
「分かったわ。中にいっぱい出して妊娠させて」
「今更だけどな」
「確かにね。ふふふ」
たかしに寝取られるのかと期待してしまったジャメイカン
ここは俺のドッペルゲンガーが多いな
5人そろってネトラレンジャー!
1.
目が覚めると、周りは漆黒の闇だった。
今は、夜中なのだろうか?
隣に寝ているはずの妻を見ようとしたが、頭が動かない。
いや、頭だけではなかった。
腕も足も、ぴくりとも動かすことは出来なかった。
夜の闇なら、目が馴れてくるはずだが、一向に何も見えては来ない。
俺は夢の中にいるのだろうか。それとも金縛りにでもあっているのか。
だが、それから数分間が経過しても状況は変わらなかった。
自分は確かに起きている。だが、身体は動かず、目も見えない。
恐怖が襲ってきた。妻に呼びかけようとする。声が出ない。
俺はパニックに陥った。しかし、絶叫することも暴れることも出来ないのだ。
必死に状況を把握しようとする中で、記憶が少しずつ戻ってきた。
俺は、いつもどおり通勤するために朝、家を出たはずだった。
少しばかり遅れていたため、交差点で青信号が点滅しているのを見て、
俺は駆け出した…
そこで、記憶が途切れていた。
身体は全く動かせないが、意識だけはしっかりしていた。
それから、耳は聴こえることに気付いた。
何かの機械が、自分のすぐ傍で動いているような音がするのだ。
俺は恐怖に耐えながら、この状況に変化が訪れるのを待った。
妻の顔が、頭に浮かんできた。
どれくらい経っただろうか。
俺の身体の右側で、ドアが開くような音がした。
そして、足音が近づいてくる。足音は俺のすぐ傍で止まった。
俺は必死で目を開けようとするが、何も見えない。
「…あなた」
声がした。紛れもなく妻の声だった。不覚にも涙が出そうになる。
妻の手が、俺の腕に触れる。胸に触れてくる。いたわるように。
咲子、声が出ないんだ。お前が見えないんだ。
俺は必死で叫ぼうとするが、何も出来ない。
2.
「あなた、私の声が聞こえる?」
咲子が言った。相変わらず、妻の手は俺の身体に優しく触れている。
「今日は、あなたの誕生日よ」
誕生日?何を言ってるんだ。俺の誕生日は1月だが、まだ今は4月の筈だ。
「もう1年以上も眠ったままで…私をほったらかしにして」
咲子の声は優しかった。
1年以上?眠ったまま?どういうことだ。
「明日は、またあなたをこんな風にした人に会わなきゃならないの」
咲子は、俺の必死の呼び掛けにも気付かず、話を続ける。
「私は会いたくないけれど…事故の示談に必要だって言うからしょうがないね」
俺はじょじょに、自分の置かれている状況を把握し始めた。
あの交差点で、俺の記憶が途切れている。そして、今の咲子の話からすれば。
俺は、交通事故に遭ったのだ。車に跳ねられたのだ。そうに違いなかった。
俺は今、病院のベッドにでも横たわっているに違いない。
機械の音がするのは、俺の身体に人工呼吸器やらが取り付けられているからなのか。
その時、俺の頬に、咲子の手が触れた。咲子の手は暖かだった。
だが、一箇所冷たい部分があり、それは薬指の結婚指輪なのだと分かった。
咲子の手は、俺の顔を撫でた。額を、頬を、鼻を、唇を。
「……あなた」
咲子の唇が、俺の唇にやさしく重なった。
「愛してるわ」
そして、俺の頬が濡れた。咲子の涙だった。
咲子への愛しさが俺の胸に溢れた。
事故に遭って、植物人間のようになった俺を、1年以上も咲子はこうして
見守っていてくれたのか。
だが、今、俺の意識は戻った。咲子、咲子。お前を抱きしめてやりたい。
俺は起きているぞ、お前を抱きしめてやりたい。思い切り。
俺は、必死で身体を動かそうとした。
だが、身体は1ミリたりとも、動かなかった。
863 :
失はれる妻 ◆7CeCz3H.iY :2008/04/23(水) 15:36:44 ID:dGyzffdZ
3.
それから、俺は色々な事実を知っていった。
病室で医者と咲子が話していることを聞いたり、俺のお袋、義父、義母が
見舞いに来たときの会話、そして咲子が毎日毎日、俺に語りかける話から。
俺はやはりあの日、あの交差点で、車に跳ねられたのだという。
奇跡的に一命はとりとめたものの、意識は回復せず、俺は完全な植物人間状態だと
診断された。
それから、咲子は毎日俺の病室を訪れて俺を看護している。
俺の療養費は、今のところ保険などで何とか補うことが出来ているらしかった。
だが、俺はその間、地獄のような苦しみに苛まれていた。
俺の意識ははっきりとしており、身体の感覚もある。
だが、1ミリともその身体を動かすことが出来ないのだった。
つまり俺は、意識だけの肉塊と化している。
どれほど咲子に、話し掛けてやりたいことか。
だが、時間は無情に過ぎていく。3ヶ月、半年…。
やがて俺の心は深い絶望と、咲子に対する申し訳なさに支配されていった。
咲子とは大学の水泳部で知り合った。結婚するまで5年間、付き合った。
彼女の持ち前の明るさと、どんな時も前向きな姿勢に俺は惹かれた。
水泳の力量もなかなかのもので、大会では必ず上位に入る成績を収めた。
小ぶりな顔立ちは美人の部類に入るし、水泳で鍛えた肉体はカモシカのように
引き締まっていた。当然、彼女に憧れる男子部員は多かった。
だから、俺の告白を彼女が受け容れてくれた時は、有頂天になった。
他の男たちから羨まれ、恨まれもしたものだった。
俺に抱かれるまで、彼女は処女だった。
はじめて彼女をベッドで裸にした時は、その均整の取れた肢体に見惚れた。
最高の女性と出会えたことを、運命に感謝したものだ。
「…恥ずかしいよ、あんまり見ないで…」
恥じらいながら俺に身体を開き、処女を捧げてくれた夜の可憐さは忘れられない。
大学を卒業し、俺は経済的に自立できる自信が付いたところでプロポーズをした。
結婚して、まだわずか1年しか経っていなかった。
咲子も地元の広告代理店に勤め、持ち前のガッツで職場での評価も高いようだった。
だから、子どもをつくるのは、もう少し先にしようと話し合っていた。
俺は咲子を深く深く愛していた。いや、愛している。
4.
そんな咲子に俺は話し掛けることも、何かを伝えることも出来ない。
彼女の姿をせめて見ることすら、暗闇の世界で叶わない。
出来るのは、ただベッドの上に横たわり、彼女の話を聞くことだけだった。
「ねえあなた、今日は、面白いことがあったのよ」
彼女は毎日、退社してから病院にやってくる。
そして、面会時間が終わるまで、ずっと俺に寄り添い、語りかけてくれる。
帰る間際、彼女は必ず俺の頬を左手で撫でた。
咲子の掌の暖かさと、左手薬指の結婚指輪の感触が伝わる。
それから、彼女は、俺の唇に、そっとキスをし、病室を出て行くのだった。
ある日、咲子と俺の父親が、同じ病室にいる時があった。
「なあ、咲子さん」
親父は咲子に語りかけた。
「咲子さんには本当にありがたく思っている。事故の後、これほど献身的に
コイツに尽くしてくれて…」
親父が何を言おうとしているのか、だいたい見当はついた。
「だが、コイツがこうなって、もう2年になる…。咲子さん、あんたはまだ
若いし、将来がある。いつまでもコイツの面倒を見てくれなくても」
「お義父さん」
そこで、咲子が親父を鋭く遮った。
「…この人の前で、そんなことを言わないで下さい。私、この人の妻です」
「…咲子さん」
「お義父さん、それに私、あなたの娘です」
咲子の声には、何ものにも揺るがない強い意志が宿っていた。
俺は大声で泣きたかった。だが、涙が出ない。
泣くことが出来れば、咲子に、俺が目覚めていることを伝えてやれるのに。
過ぎていく日々は、俺には永遠とも思える責め苦だった。
今日が何月何日であるかは、咲子がいつも教えてくれた。
事故から2年半が過ぎた。もう殺してくれ。何度もそう思った。
だが、死ぬ前に、咲子にもう一度、愛していると伝えたかった。
咲子は病室に様々なものを持ち込んだ。
俺との思い出の曲が入ったCDを流したり、写真アルバムを持ち込み、
俺に見せながら(もちろん俺には見えないが)ふたりの思い出を語る日もあった。
咲子。もういいんだ。俺は生きる屍だ。俺にもう関わるな。
お前の人生がメチャクチャになってしまう。俺のことを忘れろ。
俺は咲子が語り掛ける言葉を聞きながら、心の中で必死に叫んでいた。
だが、俺は結局、そんな咲子に甘えていたのだ。
こんな俺でも、咲子は決して見捨てないでいてくれると思っていたのだ。
そのことを、俺は、思い知らされることになる。
5.
咲子の口数が少ない、と俺は思った。
いつも病室で、咲子はどうでもいいようなことまでを俺に話し掛けたが
その日は、俺の傍で黙り込む時間の方が多かった。
俺をじっと見つめているのだろう気配が伝わってきた。
咲子の手が、俺の頬に触れた。
「…あなた」
咲子は言った。
「…私の声が聞こえてる?…それとも、聞こえてない?」
聞こえてる、聞こえてるぞ、咲子。ずうっと俺はお前の話を聞き続けてるぞ。
「明日、私の誕生日だよ」
そうだ。明日は、8月31日。咲子の27回目の、誕生日だ。
夏休み最後の日が誕生日のため、子どもの頃は宿題のやっつけに忙しくて
親も自分も誕生日を忘れてしまうことがあった、と咲子は笑っていた。
「…27歳になるのよ、私」
咲子の指が、心地よく、優しく俺の頬を撫でる。
「……あなた、起きて」
俺は驚いた。この3年近く、咲子は俺に起きて、と言ったことはなかった。
どうしたのだろう。咲子の声に、いつもの元気がない。
ぽたり、と俺の頬に、水滴が落ちるのを感じた。
涙だ。咲子が泣いている。どうして?
「おねがい…あなた。起きて」
俺は必死に身体を動かそうとした。もう何万回、いや何十万回も試みた行為だ。
だが、やはり俺の身体は全く俺の意志に応えてくれなかった。
やがて、咲子が小さなため息を衝くのが聞こえた。
「…ごめんね、無理言って。ダメだよね、私」
ぐすっと、咲子が小さく鼻を啜り上げる音がした。
「明日ね…ここに来るのが少し遅くなっちゃうかも知れません」
明日は土曜で、休日のはずだった。
「出来るだけ早く来るから…ごめんね」
休日は早い時間から咲子は来てくれるのが常だったが、何か用事があるのだろうか。
せっかくの誕生日なのだから、俺は何も出来ないにせよ、
彼女の誕生日を、一緒に過ごしたかった。
だが、咲子はそれ以上、俺に何も語ろうとはしなかった。
ただ、じっと俺を見つめている気配だけが、伝わる。
そして、長い沈黙ののち、彼女の唇が、俺の唇に触れた。
「…あなた、愛してるわ」
だが、その言葉はいつもと違い、まるで自分に言い聞かせような調子を帯びていた。
そして次の日。咲子が、俺の病室を訪れることはなかった。
6.
その日以降、咲子が病室へやって来ない日が、時折見られるようになった。
来た時も、俺の傍に黙って座っている時間が増えた。
咲子、どうしたんだ?いつものように色々な話をしてくれ。
どんなことでもいいんだ。今日は何があったか、俺に教えてくれ。
咲子がしゃべる時、懸命に、明るく語り掛けようとしているのが伝わってきた。
3年も感覚のみで生きている俺には、そばにいる人の語り口で、その感情が
おおよそ分かるようになってきていた。
咲子は、以前とは違い、やや無理をして俺に明るく接しようとしている。
咲子は悩んでいる。苦しんでいる。そのことがもはや明らかだった。
咲子を苦しめているのは、俺の存在以外になかった。
3年間も眠ったまま、そしておそらく、今後何十年もこのままであろう俺の存在。
それが、咲子の人生の足枷になり、咲子を苦しめ出しているのだ。
俺は恐怖した。
俺のことは忘れろなどと思っていたが、実際に咲子の中に俺を疎ましく思う気持ちが
生まれることを思うと、これ以上の絶望と恐怖はなかった。
俺は咲子を深く愛していた。俺には、咲子しかいないのだ。
ある日、俺の傍に座っていた咲子の携帯が鳴った。
病室で咲子の携帯が鳴るのを聞いたことがなかったから、これまでは
バイブレーションにしていたのだろう。
やたらと甘いメロディの着信音だった。
咲子が慌てて、携帯を操作する気配が伝わった。
「…はい。あ、はい、うん、ちょっと待って」
咲子が椅子から立ち上がる音がした。
明らかに咲子は狼狽していた。
俺のほうを見やる気配があり、急ぎ足で咲子は病室を出て行った。
誰からの電話だろうか。
俺や咲子の両親、咲子の友人となら、別に病室を出て行く必要はない。
実際、これまでも携帯で咲子がここで話しているのを何度も聞いている。
5分ほどしてから、咲子は戻ってきた。
だが。椅子には座らず、俺の傍らに立ち、俺を見つめているようだった。
「…あなた、ごめんなさい、今日は帰ります」
咲子の手は、俺の頬に触れなかった。いつもの優しい口づけもなかった。
バッグに荷物をしまう音がして、咲子は病室を出て行った。
7.
その日、咲子の会社の上司らしい人間が病室を訪れていた。
俺は、今では咲子の扶養家族になっているらしく、お見舞いを兼ねて
直属の上司と、総務部長がやってきたということらしかった。
「私、お茶でも淹れてきます」
事務的な話が終わり、咲子が病室を出て行った。
少しの沈黙があった。人工呼吸器に繋がれた哀れな男を彼らは見ているのだろう。
「…しかし、この人も気の毒にね、この若さで」
上司らしい男が言うと、総務部長がそれに答える。
「もう3年っていうから、ずっとこのままだろうね。気の毒ではあるけど、
会社の保険料の負担を考えると、お荷物だね」
「まあ、彼女は有能だから。面倒みてくださいよ」
「離婚しないのかね。彼女は若いし、いつまでも義理立てする必要ないだろうに」
総務部長が言うと、上司の男が、やや声を低くした。
「離婚は…近いうち、あるかも知れませんね」
「へえ?そうなの?」
「プライベートだから、ここだけの話ですが…デザイン部の尾形部長」
「尾形くん?あの女誑しで有名な、独身貴族かい?」
「…ええ。彼女、手をつけられちゃったみたいで」
「本当に?信じられないな…彼女ほどしっかりした女性が」
「社内では、もう既定事実ですよ」
「へえ…尾形くんは、女癖悪くて有名じゃないか」
「上司としても心配してるんですが。前からかなりしつこくアプローチされて…
断っていたみたいなんですけどね」
「それがどうして?」
「押し切られたんでしょう。噂では彼女の誕生日に、酔わせて強引にモノにしちまった
らしいですよ」
「困ったもんだねぇ、尾形くんの女遊びにも。彼女は形式上、人妻だろうに」
「まあ、旦那がこのありさまじゃ、訴えられることもないでしょう。今じゃ、彼女の
方が夢中になっちまって…メロメロだって噂ですしね」
「そうなの?」
「ここだけの話、最近は、尾形部長のマンションに…通い妻状態らしいですよ」
「驚いたね。しかし彼女は美人だし…羨ましいな、尾形くんが」
「彼はあっちが絶倫だって話ですし。彼女もさぞヒイヒイ泣かされてるんでしょ」
下卑た笑いが起こったが、咲子が戻ってくる気配がして、二人の会話は途切れた。
お茶を出された二人が帰っていく頃になっても、俺は混乱から立ち直れずにいた。
今の話は、一体なんだ。どういうことだ。尾形?そいつは誰だ。
咲子の口からそんな名前は聞いたことがなかった。
誕生日に酔わせて、強引に? 今では咲子のほうが夢中?
混乱する俺の身体を、不意に咲子の柔らかい手が撫でた。
「…あなた、身体、拭きますね」
咲子が、いつものように熱いタオルで俺の身体を丁寧に拭き始めた。
いつもと変わらない咲子の様子は、逆に俺の焦燥を掻き立てていく。
どうなっているんだ、咲子。今の話はなんだ、本当のことなのか?
お前は、俺じゃない男に、もう抱かれてしまっているのか?
だが、俺の叫びと不安が彼女に届くことはなかった。
8.
それから、さらに2ヶ月ほどが過ぎた。
咲子が来ない日は、確実に増えていた。
一週間のうち咲子が来てくれるのは3日ほどになっていた。
俺ももう、咲子に男の影があることを疑っていなかった。
おそらく、あの上司と総務部長が話したことは、事実なのだろう。
最近の咲子は、俺の傍で、じっと椅子に腰掛けている。
咲子の苦しみが、懊悩が、俺には伝わってきた。咲子は俺に真実を伝えたいのだ。
だが、どうしてもそれが出来ずにいる。
俺という夫がありながら、しかし、どうしようもなく他の男のものになっていく
自分を、許せずにいるのだ。
咲子は、相変わらず俺の身体を優しく撫でてくれた。
だが、咲子の唇が、俺の唇に触れることは、いつの間にかなくなっていた。
そしてある日、俺は気付いた。
咲子の手が俺の頬を優しく撫でる。だが、違和感があった。
なんなのだろうと考えて、すぐに気付いた。
指輪だ。
咲子の左手の薬指にあるはずの、結婚指輪の感触がなくなっていた。
大きな衝撃だった。
咲子が、俺との結婚指輪を外した。おそらくは、自分の意思で。
どこかに、諦めている俺がいた。仕方がない。3年半だ。
3年半も、咲子は、物言わぬ夫に尽くし、回復を待ち続けたのだ。
咲子ほどの女に、言い寄る男がいないわけがない。
咲子も人間だ。俺の世話に疲れ、そこに上手につけ込まれれば、気持ちも
揺らぐだろう。
そしてあの誕生日の夜、尾形という男に…咲子は、身体を開いたのだろう。
俺は死を望んだ。この世界に、何の望みもなくなっていくのを感じていた。
「…あなた」
不意に咲子が言った。俺の頬を優しく撫でていた手が、ゆっくり止まる。
「…私ね」
出来るならば俺は、耳を塞ぎたかった。聞きたくない。やめてくれ咲子。
だが、無情にも彼女の声は、確実に俺の耳に届いてきた。
「……好きなひとが、できたの」
咲子の涙が、ぽた、ぽた、と俺の頬に落ちた。
「…ごめんなさい」
それからしばらくの間、咲子の嗚咽だけが、病室に響いていた。
9.
尾形という男が病室にやって来ていた。
「この人が、旦那さんなんだ」
そう言った。野太い声だった。自分に絶対の自信を持っている、そんな印象の声だ。
咲子がこの男を病室に連れてきたのだった。
「これ、お見舞いの花」
「…ありがとう」
尾形が、咲子に花を手渡したようだった。
他人の女房を寝取っておきながら、お見舞いもないだろう。
俺の心に、ざわざわと赤い色をした怒りが湧き上がる。
身体さえ動かせれば、この男の顔面を思い切り殴りつけてやりたかった。
「この状態で、3年半?」
「…うん」
「そりゃ大変だ。もうイヤになったろ?」
「…馬鹿言わないで」
尾形の、咲子に対する口調の馴れ馴れしさに腹が立ったが、咲子も、
尾形に対して丁寧語を使っていなかった。ごく親しい者同志の口調で話している。
そのことが俺の嫉妬心を燃え上がらせた。胸を掻き毟られるようだった。
いつから、咲子はこの男とこんな調子で話すようになっていたのだろう。
「まあ、やっと連れて来てくれて、礼を言うよ。挨拶しときたかったしな」
「…」
「もう旦那さんに、咲子から報告した?」
報告? いったい、なんの報告だ。
「…旦那さん、俺は尾形と言います。咲子と同じ会社の。聞こえますか?」
「ちょっと、やめて」
咲子が、慌てたように尾形に抗議した。
「咲子。けじめをつけなくちゃダメなんだって、何度も言ったろ?」
尾形の声が少し厳しくなった。咲子が息を呑み、黙り込むのが分かった。
少しの間を置いて、尾形が言った。
「来月、咲子を、俺の嫁にもらうことにしました」
なんだって?咲子を?嫁に?ふざけるな、そんなことが…出来るものか。
「…ねえ、もうやめて」
咲子は、涙声になっていた。
俺は人生でこれほどの怒りと、絶望を感じたことはなかった。
こんな粗暴な男に。俺の咲子が。俺の妻である咲子が。
「やめて!私が言うから」
咲子は悲鳴に近い声で言った。
頼む、神様。俺の身体を動かしてください。お願いします。