【獣人】亜人の少年少女の絡み6【獣化】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
このスレッドは、
   『"獣人"や"亜人"の雄と雌が絡み合う小説』
                    が主のスレッドです。

・ママーリand常時sage推奨。とりあえず獣のごとくのほほんと、Hはハゲシク。
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。

・過去作品はエロパロ保管庫へ。
http://sslibrary.gozaru.jp/

+過去スレ+
【獣人】亜人の少年と亜人の少女の絡み【人外】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061197075/
【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098261474/
【獣人】亜人の少年少女の絡み3【獣化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118598070/
【獣人】亜人の少年少女の絡み4【獣化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152198523/
2名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 06:55:34 ID:TqH58JgM
+前スレ+
【獣人】亜人の少年少女の絡み5【獣化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167835685/

+関連スレ+
【獣人】【獣化】 百合・純愛出張所・1
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1131407926/
【異形化】人外への変身スレ第二話【蟲化】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177949148/
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ8[異形] (半角二次元板)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1196924422/
女性を化け物に変えちゃうフェチ・6
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1166735119/
3 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 06:58:46 ID:TqH58JgM
テンプレの関連スレは最新のものに直した……つもり、ですが、
なにぶん徹夜明けなもので信じられないうっかりミスとかあるかも知れません。
その時はお手数ですが修正お願いします。
4 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:00:50 ID:TqH58JgM
あれ、段々と頭が……朦朧としてきた。
不快感は無い。むしろ体がふわふわ浮いているような心地良い感じがする。
「空白の拷問」から解放されて安心した反動だろうか……
ああ、今まで何も感じなかった鼻にも、何か、いい匂いがする……
……意識が……遠くなってく……。眠いんだろうか……。
ああ、豚が……交尾してる……気持ち良さそうに……。
豚……ぶた……ブタの、なきごえ……
ブゥ……交尾……ブヒ、ぶた、ぶた……
ブタの、におい……ブヒ ブギ ブゥ ブゥ……めす、ブヒ、めすぶた、こうび、ブゥ
はつじょう ブゥ ブゥ こうび めす ブヒ ブギ フゴ ブゴ
ブヒ ブヒ ブギィ もう、ねむい ブゥ ぶた 
おやすみなさ        ブヒィ


はっと眼が覚めた。なんだか酷い夢を見たような気がする。
敗北して捕らえられて拘束され、意味不明な動画と音声責めにされたことも夢ならば良いのだが……
と思ったが、依然として体は動かないし、豚の交尾や鳴き声を見ている途中まではリアルな記憶が残っている。
残念ながらそれまでの事は夢では無さそうだった。
しかし、何か寝る前と眼覚めた後で違和感が……と考えて気付く。
目の前のモニターが……ヘッドマウントディスプレイが無い。
開けた視界。広そうな部屋。しかし、そこは地下室なのか、窓一つ無くかなり暗く、結局周囲の様子はほとんどわからない。
ただ……
「お目覚めのようブヒね」
視界の中心に人影があった。……いや、それを「人」影と言っていいものなのか。
二足歩行、基本的な形は人間に近い。
しかし全身を覆う獣毛が、正面に突き出た鼻が、大きく広がった耳が……それが人間ではないことを如実に表している。
「……ボアル、か」
「『将軍』か『様』を付けるのを忘れてもらっては困るブヒね」
マイクを付けているのか、目の前に立つ二足歩行の豚が鼻を鳴らす音が耳元のイヤホンで響いた。
5 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:01:38 ID:TqH58JgM
ボアル将軍……最近台頭し、俺達が当面の敵として対処している怪人組織、秘密結社シュバルツクロイツの上層部、
組織内では四天王と呼ばれているらしい位置に居る一人……いや、一体。それがこいつだ。
怪人と一口に言われる中でも、人と動物の中間の特徴を持つ「獣人」と呼ばれる種類。
その獣人で構成された軍隊を指揮するボアルもまた獣人であり、
自身もかなりの戦闘能力を有する……という情報を諜報員からの情報で聞かされていた。
実際に何度か目にしたこともあり、その時はことごとく逃してしまっただけでなく、
逆に奴のおかげで幾度か窮地に立たされたことも有り、
少しコミカルですらある外面に似合わぬその恐ろしさはよく知っている。
丸腰どころか拘束されているような状況でそんな奴と向かいあうのは
かなり不利……を通り越してどうしようもない事態ではあったが、
だからと言って弱気になればつけ込まれるだけだ。
「それは失礼。……ボアル……『自称』将軍」
虚勢ではあるが挑発的な俺の言葉に、ボアルは不愉快そうに鼻を鳴らした。
「将軍」を自称してはいるが、正式な軍として組織されているわけではないこの結社の構成員には
格式的な階級が厳密に定められているわけではないらしい。
それでも将軍を名乗るのは、肉体同様に肥大したボアルの自尊心がそうさせているのだろうか。
上級将校が着るような豪奢な礼服に、派手な宝石の飾りや重々しい勲章が散りばめられている、
という格好からもその傲慢さは見てとれる。
ただ、元が人間サイズの服なのか、でっぷりとしたボアルの体型には合わず、
袖が根元からばっさりと切り捨てられていて、さらに服の前面を大きくはだけている。
下も似たようなもので、布地は太腿の上までしかなく、腰の前で留めるはずのボタンも外され、
かなり長めのベルトで辛うじてずり落ちない程度に引っ掛かっている、といった風体だ。
開いたズボンの前から下着らしき布地まで見えている。ほとんど半裸と言って良いような姿だった。

「ブフン、まあいいブヒ。そんな軽口はすぐに利けなくなるブヒ。ブフフフ」
ボアルは懐から大きめの手袋を取り出し、口の端に咥えてヒヅメ状の右手をその中に器用に通す。
手を軽く振ると、中にちゃんとした人の指が入っているかのように手袋の五指がわきわきと動いた。
人類が知略の限りを尽くしても獣人や怪人を簡単に根絶できない理由の一つがこの高度で不可思議な技術である。
いかなる高性能のセンサーやソナーを総動員して
電子観測網で世界中を走査しても本拠となる施設・秘密基地は見つからず、
大規模な輸送をしている気配すら悟られずに大量の戦闘員が姿を現し、
時には質量保存則を無視して巨大化する怪人さえ居る。
現代科学の限界を超えたこの解析不能な技術や能力は何処からもたらされたのかも不明で、
怪人や獣人に固有の、超能力か魔法とでも言うべき力なのではないか、という説すらある。
その説を馬鹿馬鹿しいと一笑に付すことはできない。
元を正せば、怪人そのものが一体何処から歴史の表舞台へ現れたのか、
という最大の謎さえ未だ明らかになっていないのだから……。
6 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:02:45 ID:TqH58JgM
「何を……するつもりだ」
左手にも手袋をはめ、動作を確認するように怪しく指を蠢かせるボアルの不気味な笑みを前に俺は言う。
「わざわざ生かしてここに連れてきた、ってことは何か用件があるんだろうな。
 色々喋ってもらいたいのかも知れないが、そう簡単に喋るつもりはないし、
 拷問されるくらいなら死を選ぶぞ」
不安を紛らわすように語る俺。声が震えたりはしていないが、普段よりほんのわずかに早口ではあったかも知れない。
自分の命が人質代わり……というのは分の悪過ぎる賭けではあるが、他にとれそうな手段も無い。
こう言って「じゃ死ねば?別に構わん」というような扱いに出るほど俺の価値が軽視されているというのなら、
どの道、適当に情報を引き出された後には用済みとなった俺は殺されるだけだろう。
拷問の苦痛を味わうくらいなら一瞬で楽になりたいというのも本心ではある。
舌を噛み切るくらいはできると思う。口を塞がれるかも知れないが、
喋る仕草を見せれば、相手としては口を自由にしないわけにはいかないだろう。
あるいは死んでも行き先が地獄で、閻魔か何かからの更なる責め苦に合うことになるかもしれないが……。
だが、ボアルはそんな悲観的な覚悟を決めつつある俺を鼻で笑った。
「ブフッ、拷問? そんなもの必要無いブヒ。オマエは自分から俺達に協力せずにはいられなくなるブヒヒ」
「何?それはどういう――」
予想外の発言に困惑しつつ聞き返そうとする俺、だが、聞き覚えのある声がそれを遮った。
「うふふ……そんなに心配しなくてもいいのよ。『リーダー』」
後ろから誰かが歩み寄る気配。首を回せない俺にはそれが何者なのか最初わからなかったが、
俺の傍らを通り過ぎ、視界の中に現れた姿を見て驚愕した。
「ピンク……!? 生きてたのか!」
数ヶ月前の戦闘で建物の崩落に巻き込まれ、そのまま消息不明となっていた女性隊員。
ピンクという呼び名はもちろん本名ではない。スーツの色がピンクなわけでもないが。
ピンク色のアクセサリーや小物にこだわり、制服や出動時の強化服にまでそれらをあしらっていて、
迷彩効果などが低下するからやめろと注意されても頑なにそれを拒み続けたことから、
いつしか「ピンク」が彼女のニックネームとなった。
頭は悪くは無いのだがどこか子供っぽく、明るく無邪気なその性格は俺達の戦隊のムードメーカーで、
……だからこそ彼女を失ったあの事件は俺たちにとって大きな衝撃だった。
死体こそ見つからなかったが、あの状況では誰が見ても生存は絶望的で、
地下や下水まで巻き込む大規模な崩壊だったので遺体がロストしてもおかしくない、という結論になり
誰もが悲しみつつもその死亡を疑わなかった。
俺の心も激しく痛み、事件直後は大いに荒れもしたが、それを怪人に対する怒りに変え、戦ってきたのだ。
それが何故、こんなところに……。
しかも……一糸纏わぬ姿で。
7 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:03:26 ID:TqH58JgM
「ボアル様に助けていただいたのよ」
「ボアル……『様』!?」
その言葉が真実なら確かに命の恩人として感謝してしかるべきかも知れない。
俺だって彼女が生きていたこと、彼女が救われたことに少しは感謝したいくらいだ。
だが、彼女の言葉の響きはそんな程度なものとは明らかに異質だった。
今まで死闘を繰り広げてきた相手との和解、それだけでも本来なら実現し難いはずだ。
彼女の声音にはそれどころか、畏敬、いや、崇拝にすら近い感情がこもっていた。
「ええ……ボアル様はそれだけでなく、私を助けてくれただけでなく……素晴らしいことをしてくれたの」
うっとりとしているような視線でボアルを見つめ、語るピンク。
「素晴らしいことだって……?」
「そう、とても素敵なこと……知らなかった世界に私を目覚めさせてくれたの……」
かつて様々な髪型を作り出していたピンク色のリボンは今は無く、
下ろした髪と潤んだ瞳の内には、童女を思わせるような以前の彼女のあどけなさは鳴りを潜めていて、
恍惚を含んだ吐息は妖艶ささえ漂わせていた。
「それで、私はボアル様についていくことに決めた……。
 その素敵なことを、リーダーにもしてあげる。きっとリーダーも気に入るわ。
 だから……ね? ボアル様達の……私達の仲間に、なりましょう。リーダー」
「そうブヒ。悪いようにはしないブヒよ?」
……なるほど、なんとなく状況が掴めてきた。恐らく……彼女は洗脳されているのだ。
いや「洗脳」と言う表現は言葉が悪いし、一方的に決め付けるのもなんだが、
彼女がボアルに心酔してボアルを全肯定してしまうような「何か」をされたのは事実なのだろう。
そして彼女を使って、元の仲間である俺を説得、あるいは篭絡できればそれで良し。
できなかった時は、彼女に行ったのと似たような「勧誘」を俺にも行う……そういう目論見だろう。
だが……どんな手段を使われようと、自分が心を強く持っていれば恐れることは無いのだ。
まして、

『その手の洗脳手段は、本人が洗脳されていると気付かぬうちに施してこそ』

なのだから、俺が狙いを看破してしまった今、本来の効力の数割も発揮できないはずだ。


俺は余裕を取り戻し、苦笑混じりの溜め息を一回吐いてから、
「……駄目だ。ピンク。そいつらの仲間になるなんて、それは有り得ない」
自分自身に言い聞かせるように、相手に付け入る隙を与えないように、断言する。
「どうして? どうして、『仲間になれない』と、そう思うの?」
ピンクは俺に問いかけ続ける。悪いがピンク、それは無駄な努力だ……。
「当たり前だ。そいつは怪人、獣人だ。ケダモノで、豚なんだから。俺達とは違う」
正直、俺は種族そのものを嫌悪や蔑視しているわけではないが、
今は「俺達と奴らは違う」ということを明確にするために、敢えて悪し様に表現する。
「……じゃあ、あなたは何だって言うの? 獣人や豚とは違うあなたって、『何』?」
悪あがきにもなっていないと思えるような、当たり前の答えしか出ない問いを放つピンク。
いっそ哀れも思えてくるが、俺ははっきりと答えてやる。
「聞くまでも無いだろ? 俺は――」
――俺は、人間だ――
8 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:04:04 ID:TqH58JgM
「俺は、豚だ」
……え?
人の言葉にかぶせて別のことを言う程度の低い悪戯か、と一瞬思ったが、
今の言葉は間違いなく俺の声で、俺の口から出た言葉で。
「……今、なんて言ったのかしら? もう一度言ってみて?」
「ブヒヒヒッ! 今度は『言い間違え』ないように、大きな声ではっきりと言うブヒ!」
……そうだ。言い間違いに決まっている。嫌な汗をかきながら、俺はもう一度口を開いた。
――俺は、人間――
「俺は、豚……ッ!?」
――人間、にんげん、ニンゲン!――
「豚、ぶた、ブタぁっ!?」
混乱する俺を眺めながら、目の前の二人、いや一人と一匹は冷ややかに笑っていた。
「なんだ、あなたも豚だったんじゃない。なら仲間になれないなんて事ないでしょう? 同類なんだから」
「ブヒハハハ! 歓迎するブヒ! 新入りの豚くん! ブーヒッヒヒ!」
……なんで、どうして、こんな……?
くらくらしてきた頭が完全にパニックになるのをどうにか抑えつつ、考える。
こうなったのには原因があるはずだ。何があった? 何が変わった? 何をされた?
……何をされたか、と言えば……
今さっき目覚める前、そのまた前の眠りにつく前の一連の……!
「……まさか、サブリミナルか!」
思い至った一つの事象を口に出した俺の言葉に、ボアルがチッと舌打ちした。
奴は舌も口も大きいので、より正確に言うならチッと言うよりベッとかブヘッとかそんな感じだったが。
「ブヘッ……察しがいいブヒね。つまらんブヒ。
 自分に何が起こってるのかも分からずに、恐怖と混乱で泣き叫びながら精神を疲弊させていき、
 自分から泥沼に嵌ってどんどん侵食されていくのを見るのが面白いのにブヒ……」
「ふふふ、私がして頂いた時は、丁度そのような感じだったのですよねボアル様。
 ボアル様を楽しませることができたのなら、幸いです……」
正常な思考を奪われたピンクの姿に心が少し痛むが、まず必要なのは冷静に判断することだ。
「やはり、あの動画や音声に何か仕込まれてたのか……」
「ブフフン、その通りブヒ。動画数百コマにつき一コマずつ紛れ込ませた、時間にして六十分の一秒も表示されない一瞬の画像。
 大音量で流れる豚の鳴き声の後ろに、小さなボリュームで忍ばせた暗示音声と、
 可聴領域を僅かに下回り催眠状態を誘発する低周波……エトセトラエトセトラ、ブヒ。
 有意識下では知覚も認識もできないブヒねぇ。でも無意識下には強くつよーく訴えかけていたブヒ。
 ……『オマエは豚だ』とねブヒヒーッ!!!」
高らかに鼻を鳴らしながら得意げに話すボアルに、ピンクが首をかしげる。
「あら……よろしいんですかボアル様? トリックであるとバレたからと言って
 わざわざタネを懇切丁寧に説明してあげることなどないでしょうに」
「構わんブヒ。大体、知ったところで何ができるブヒ?」
……そう。状況は最悪だった。

『その手の洗脳手段は、本人が洗脳されていると気付かぬうちに施してこそ』

……まんまと……やられた……
「そう。もう、手遅れブヒ」
9 ◆tfGTpigCow :2007/12/16(日) 07:09:00 ID:TqH58JgM
つづく

……うわー、外がもう明るいですねウフフ。
とりあえず作品だけでその他のコメントは後で。失礼します。
10名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 07:43:20 ID:5q4JGBsg
>>1-9
スレ立て&SS一番槍、乙!
11前スレ860:2007/12/16(日) 14:50:24 ID:cPBKZrfc
>tfGTpigCow氏
スレ立て乙です

そしてSSGJッス!
まだエロシーンじゃないのに発電できるぐらいビリビリきました!
これはやばいぐらい期待しちゃうwそりゃ鼻面も長くなりますねw
12名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03:42:43 ID:k60ldWuE
待ってたら顔が狼に!むっ

丁度そこに三匹の娘が、、、、豚と豚人に人間
順番に襲ってやる、クックックッ 
13名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 12:22:05 ID:3rcs0XfA
狼は豚の上司だとおもう
食物連鎖的に
14名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 13:00:52 ID:6FtTFcFf
でも数と頭で攻められると負けるかも
三匹の子豚的な意味で
15名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 14:48:45 ID:3rcs0XfA
乳首の数か
やるなおまえwww
16 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 04:50:55 ID:KH80adhw
「逃げようと思っても無駄なことはわかるブヒ?
 まあタネはバラしてやっても、オマエにかけた催眠の内容を全部教えてやる義理はないブヒが……
 そうブヒね。仮にここから抜け出せても、知らぬうちにここに戻ってきてしまったりするかも知れないブヒ。
 あるいは、帰ろうと思うと帰るべき場所を忘れてしまうかもブヒっ。
 万が一帰れたり、あるいは誰かが助けに来てくれたとしても、
 自分の職場にもどった途端、自分で気付かぬうちに破壊工作を行うかもねぇブヒヒ!」
ボアルがニヤニヤと豚の口の端を歪めながら言う。

言葉尻だけをとらえれば、単なるブラフという可能性も無くは無い言い方ではあるが、
実際には今口に出された暗示のうち、最低でもどれか一つ……いや恐らくは全てのものが、
俺の深層意識には既に刷り込まれてしまっているのだろう。
特に、奴らにとって邪魔者である俺達を無力化しようとするなら、
最後に挙げられた「味方による破壊工作」は一番効果的なはずだ。
「……うちの医療スタッフには心療系の技能を持つ人も居るぞ」
相手に対抗しようというよりは、わずかな希望を自分に言い聞かせるように言ってみる、が。
「へぇ、ブフフッ! それは良かったブヒねぇ。
 ……逆催眠をかけられそうになった時に、相手に危害を加えるようにセットされた暗示とかが無いといいブヒね?
 いや、そもそもここで何をされたのか言えるんだろうかねブヒ?
 口に出せない程度ならまだ良いかも知れないブヒが……相手に伝えようとした時、何が起こるかわからないブヒねぇ!?
 ブーヒッヒッヒ!!!」
「……ッ」
くそ……駄目か……
17 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 04:51:47 ID:KH80adhw
「しかし……このまま帰して、オマエらの中で混乱が広がるのを眺めるのもそれはそれで良いブヒが、
 やはりつまらんブヒね」
ボアルはその豚の顔に浮かぶ笑みをさらに深くして口を開く。
「せっかく捕まえたのブヒ。じっくり十分に楽しんで、楽しませて……
 『お仲間』にしてあげるブヒ。『身も心も』」
言って、ボアルは手袋の指をパチンと鳴らす。手袋の中には本物の指は入ってないのに、いい音が鳴った。
鳴らした次の瞬間、再びイヤホンから甲高い音が流れ出す。豚達の鳴き声の数々が。
聞かないように……せめて意識を向けないようにしなくては、と、今更ながらどうにか精神的に抵抗しようとする俺。

だが、数十秒もしないうちに異変が起こった。
「……ん、なっ、あ……」
体が……特に股間が、熱い。呼吸が荒くなる。
……俺は、俺の体は何故か、この状況で興奮しはじめていた。
一体、どうしてだ? 確かに視界の中には全裸のピンクが居る、しかしそれに雑念を抱けるような余裕なんてない。
……いや、待てよ? 余裕云々以前に、さっきからずっと裸体を晒しているピンクに対し、
驚きこそしたものの、俺は一度も不純な想像を……例えば、ボアルを初めとする敵に陵辱されたとか……
そんな思考をかけらもしなかった……それは逆に不自然じゃないのか?
そして、今まさに、俺のものが……どんどん硬さを、増しているという、この状況ですら、
何故俺は……全裸のピンクを見ても、まだ……何も、思わない……のだろう?
それに……ピンクが、興奮の、対……象で、無い、と言……うの、なら、
今、俺は……一体、何に、対……して、こんな……
18 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 04:52:29 ID:KH80adhw
まるで全身の血液の大部分が下腹部に集中しているかのようで、そのせいなのだろうか、頭が朦朧としてきている。
興奮しているのを隠そうとしても、呼吸はふぅふぅはぁはぁと激しさを増すばかりで、
股間はどうしようもなく勃起してしまっている。
自分の痴態を目の当たりにされている屈辱に俺は歯を食いしばるが、どうしようもできない。
そんな俺を嘲るような目つきで見ていたボアルは、その視線をピンクに向けた。
「新入りくんに、お相手をしてさしあげろブヒ。
 『仔豚』に『ご馳走』をふるまうブヒ。……いつものように、ね。ブヒヒッ!」
「はい、ボアル様……よろこんで」
俺の姿を見て自分も興奮したのか、頬を染めたピンクが嬉しそうな顔で、
裸を隠すこともせずゆったりと俺に歩み寄ってきた。

口を開けて、リーダー……あ、ううん。違ったわ、ね……
 仔豚ちゃん。はい、アーンして?」
俺は豚じゃない……と言おうとしたが、彼女が俺の顎の下に触れ、軽く撫でると、
口の周りの筋肉から力が失われてしまったかのように、俺の口は勝手に開いた。
うう……俺の体には、ボアルやピンクの言う事には逆らえない、という暗示が深く染み込んでいるのだろうか。
「はい、いい仔ね。ごほうびでちゅよー」
何故か幼児言葉を使い始めた彼女は、もう片方の手で自分の胸……乳房を下から支えるように持ち上げ、
俺の顔に近付け……って、おい、まさか。
「さあ、どうぞ!」
ぎゅむぅっ、と俺の口に、乳首を押し込んできた。
19 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 04:53:19 ID:KH80adhw
「んむぐぅうっ!?」
ラッキーとか幸せとかそういう気持ちは無く、驚きと混乱ばかりで思考が埋め尽くされる。
「ん、ふっ……ほら、ちゃんと吸って! いっぱい飲まないと大きくなれないわよ!」
お前は一体何を言って……と口に出すことすらできない。
口が乳房で塞がっているだけでなく、彼女の言葉に反応するように……俺の口は彼女の乳首を吸い始めたからだ。
「んむぅぅ!?」
「はんっ、そう、そうよ。もっと……しっかりぃ!」
俺の顔はピンクの胸元に埋まるような格好になっているので、視界も塞がれていて、
彼女がどんな表情をしているのかは伺えないが、声からすると彼女は吸われることで感じているらしい。
上の前歯と下の前歯が、食い込まない程度に彼女の乳首を挟み込むと、口の中に温かくほのかに甘い液体が溢れた。
んなっ……未婚だったはずの彼女から何故これほど大量の……!?
と頭では思いつつも、俺の喉はごくごくと音を鳴らしながらその乳を飲み下す。
「んふぅっ! ぁフはぁっ……おいひっ、おいしいれしょっ……フぅっ、わたしの、ミルク。
 ふぁっ、一口、飲んらら、それでもう、やみつきに……フひっ、
 もう、あなたは、のみ終わゆ、まで……んブっ、くち、離せない、わよ」
よほど気持ちいいのか、彼女の息もどんどん荒くなり、鼻にかかった声は呂律が回らなくなってきたようだ。

でも、確かに……美味しい。催眠のせいか勝手に動いてしまう口や体に抵抗できず、仕方なく吸っていたが、
こんなに美味しいなら、俺の気持ちとしても、飲んでも良いかも知れない……。
などと、わずかに考えたせいか、彼女の乳を吸いたてる俺の口のペースが速くなった。
歯先で乳首を締め付けつつ、舌先で転がすように先端を刺激しながら強く吸うと、そこから噴き出す液体の量も増えてくる。
「フぅんんっ! そブ、そうよっ! ……ブぅ、一滴、残さブ、吸って、もっと、もっとすってぇ!
 わらひのっ、みゆく、ぜんぶ、ぜんブ、ぜんブウウゥゥッ、飲んれぇえ!」
……ここに来て、やっと彼女の様子がおかしくなっていることに気付いたが、何が起きているのかはわからなかった。
……俺の顎の下に置かれていた彼女の手は、こんなに骨張っていただろうか。
いや、この感触は骨張っていると言うより、まるで骨そのもののような、ごつごつとした塊が当たっているような……。
……俺が顔を埋めている乳房は、大量のミルクを噴き出し続けていると言うのに、
萎むどころか、むしろどんどん膨らんでいるような気がするのは気のせいだろうか。
柔らかく弾力のある肉のボリュームは、桃色のビロードのような毛皮とあいまってなかなか肌触りが良く……
……毛皮……?
20 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 04:53:59 ID:KH80adhw
異常を感じているのに……しかも、もう既に満腹になりかけているというのに、
止めることもできず、俺の喉はぐびぐびとその乳を嚥下し続けている。
「ブゥうッ! 飲んれ!たくさん、のんれぇ……ブゴッ! たくさブのんれ、りっぱに、そだって!
 たくさブゥッ、のブれ、りっぱな、りっぱな……おす、おすブたに、そらって、そだってぇぇ!
 ブギヒィッ! おすブゥたに、そらって、わらひと、わらブヒと……

 ……交尾してぇえ!!!

 こうび! こうび! こブヒ! こブヒィ! ブヒィ! ブゴブヒィ! ブゴォッ! ブヒ! ブヒィイッ!!!」
……自分からは口を離せなかったが、快楽に悶えた彼女の方が大きくよろめいて動いた。
俺の口から離れた、以前より遥かに豊満な乳房は大きく揺れ、辺りにミルクを撒き散らす。

……俺は、目の前にあるものに、驚くことすら通り越して、凍り付いていた。
今まで俺の顔を埋めていた巨大な乳房と、その下の、肥大化して大きく張り出した腹。
快楽に悶えるままにぐっしょりと濡れた下腹部からの雫は、はちきれんばかりにむっちりとした太い腿をつたって流れ、
その流れた先にある足先には本来あるべき指が無く、
代わりについた二本の硬質な何かが、床を踏むたびに硬い音を立てる。手も似たような形だ。
快楽の余韻で荒い息を吐く度に、正面に突き出した鼻がぶひぶひと音を立て、大きな耳が時折ぴくぴくと動く。
……「それ」が彼女であるとはとても思えないのだが、強いて彼女らしいところを挙げるとするならば、
髪と眼と……それから、その呼び名の通りに……
目の前の二足歩行の雌豚は、綺麗なピンク色をしていた、というくらいだろうか。
21 ◆tfGTpigCow :2007/12/20(木) 05:16:36 ID:KH80adhw
つづく

……ようやく……ようやく……やっとのことで、本番らしいパートに入れた、ぜ……
でもまだ主人公メインじゃない罠。

前回はスレ節約の意味でも、1レスに行数・文字数制限分詰められるだけ詰めようとしたんですが、
見返してみると読みにくい気がして、今回はある程度は分けてみました。どちらが良いんでしょうね。
22名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 10:09:50 ID:6X9y6kcs
書いてくれればそれだけでしゃわせ。
23名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 12:54:46 ID:qhKxEjej
>21
授ニュー出た!ぶひ喘ぎにリビドーを見た。
24名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 23:03:01 ID:g21QYOKo
>>21
GJ!オレも豚乳飲みたいw

書き方はどちらでもイイと思いますぜ。作者様の書きやすいほうで。
25名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 14:22:09 ID:5/nG6Dgv
前スレは容量の壁にぶつかった。
このスレも容量の壁にぶつかって欲しい。
26名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 18:37:24 ID:KpVVRKvl
それなら一人一人がスレを盛り上げていかないとな
じっと神待ちモードで進まないよりは、雑談も活発でレスもたくさん付いた方が
書き手の人も投下しやすいだろうしモチベーションも上がるだろう
27名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 21:28:50 ID:8yqT4+HZ
そういえば前に某ギャグ漫画に「急速変身病」とかいうネタが載ってたな。
体が勝手に色々な物体や生物に変身してしまう病気。
それで変身していたのはおっさんだったけど、何かのネタにならないかな。
28名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 01:03:36 ID:NjcV5nOH
なりません。却下
29FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:47:01 ID:gJujoEiJ
注意

・FF4二次創作。中盤までのネタバレを含みます。
 元は10年以上前の作品とは言えネタバレはネタバレなので、
 DS版からFF4に入った人や、入る予定のある人は読まないことをオススメします。
 「『ブレイク!』と聞くと涙腺が緩む」という辺りまでプレイした人なら多分平気。
 意味が分からない人は非推奨。

・しかし主役はゲーム中のメインキャラではなく、オリキャラと言うかNPCと言うか通行人Aと言うか……。

・FFを知らない人でも読めることは読める……と思う程度には書いている……つもり、ですが、
 FFでよく出てくる要素、FFの基本単語に関しては説明がなおざりで分かりにくい可能性はあります。
 完全に意味不明な単語は多分分からなくてもいいネタです。分かる人だけ分かって。

・WSC版・PS版以前の設定に準拠して書いています。GBA版・DS版の追加要素とは設定が矛盾する可能性もあります。
 すいません。未プレイなので。

・関係ありませんが俺はチョコボの嫁

・もうひといきじゃ パワーをメテオに
30FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:47:39 ID:gJujoEiJ
「私たちはどうなろうと構いません。 しかし、クリスタルだけはミシディアに!」
バロン城の地下牢に切なる願いの声が響く。

軍事国家バロンは近年、積極的に他国への侵攻を開始していた。
しかしその目的は、領土の拡大や資源の略奪には無いようだった。
(一部の卑劣な将校が結果として私腹を肥やすことはあったが)
自然界の力を守護するといわれる輝く結晶、クリスタルを奪い取ると、
制圧した国に駐留することすらなく撤収していくのである。

とは言え、クリスタル以外は持たずに手ぶらで帰る、というわけでもなく、
魔道士の郷ミシディアから水のクリスタルを奪取する作戦の際、
抵抗した魔道士達は捕虜として移送され、このバロン城に捕らえられていたのだった。


「いい加減吐いたらどうだ? さあ、貴様らがクリスタルについて知っていることを全て話すんだ」
バロン兵が牢屋越しに、捕虜である女白魔道士を尋問する。
黒魔道士達は攻撃の術を使う可能性もあるのでどこか他の場所に移されたようだが、
治療や補助を生業とし単独での戦闘は不得手な白魔道士は、危険も少ないと判断されたのか、
特に魔法封じなどの処理が施されているわけでもなさそうなこの牢に入れられたままだった。
もっとも、会話を防ぐためか、同じ白魔道士でも別々の牢に入れられ、
他の白魔道士の姿を見ることはできないし声も聞こえることはなかったが。

「……私達の知りうる限りのことは全てお話しいたしました。これ以上語ることはありません」
今この牢に一人で入っている白魔道士は視線を合わさずに応える。
嘘は無かった。そもそも一般人はおろか、クリスタルを間近で護る任を帯びている高位の魔道士ですら、
「クリスタルとは何か」という本質を完全に理解しているわけではないのだ。
世界を支える力の象徴とも、大地の中を輪廻し循環する生命の結晶であるとも、
幻獣の力が凝縮した魔石と同種のものだとも、星の記憶の根源だとも言われ、様々な仮説が渦巻いている。
唯一確かなのは、断じて「ただの石」と呼べるような存在ではないということだ。鳥山は氏ね。

……ともあれ、彼女もクリスタルについて大したことを知っているわけではない。
それどころか、クリスタルを集めているバロン軍自体ですら、クリスタルが一体どんなもので、
クリスタルを集めることで一体何が起こるのか、理解している者は居ないと言ってよかった。
全ては有無を言わせずクリスタルの略奪命令を出しているバロン王のみが知っていることである。
「……ふっ、話す気は無い、ということか。強情だな」
だが、彼女を尋問している兵士は、彼女が知らないのではなく、知っていて話さないのだと断じた。
「違います。本当に知らな……」
釈明しようとする白魔道士。だが、兵士がにやにやとした笑みを浮かべているのを見て悟った。
この兵士は、彼女が本当に知らないのを承知で、それをわかっていながら彼女をいたぶって楽しみたいだけなのだ……と。
31FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:49:12 ID:gJujoEiJ
「仕方ない。話さないとなればこちらも手荒な手段に訴えざるを得ないな……」
通路の方に視線を向ける兵士。すると、ずるっじゅるっ、と何か濡れた重いものが這いずるような音が近付いてくる。
やがて牢屋の陰から、半分植物で半分不定形生物のような大きな蠢く緑色の物体が姿を現した。
「な……ッ!? も、モルボル!? どうして魔物がこんな場所に!」
恐怖と驚愕の声を上げる白魔道士とは対照的に、兵士は余裕の表情を崩さない。
彼女は兵士のその不気味な表情に、人間以外の気配を感じた。
「城の中に魔物……まさか、貴方も!」
「ふん、気付かれてしまったか。運が悪いな……貴様の運が、な。
 知らずにいれば、一通り遊ん……もとい、知っている事を吐いてもらった後に、
 自由の身にさせてやることもできたかも知れないのに。
 知られてしまっては、貴様を二度と帰すわけにはいかなくなってしまったではないか。ククク……」
兵士が牢の扉を開けると、モルボルは自分の体より小さなその入り口に、
触手の塊のようなその全身を歪め、ぐにょりと軟体動物のように侵入した。
「ひ……ッ」
壁際に後ずさる白魔道士に、兵士は……兵士の姿をした何かは言う。
「怖がることは無い。このモルボルは品種改良をした特別製だ……ほら、モルボル特有の悪臭が無いだろう?
 通常のモルボルは体液やあの悪臭の中に、徐々に体力を奪う毒や、視神経を狂わせる毒など、多種の毒性を持っているのだが、
 このモルボルにはそれが無い……」
「ひィッ!」
兵士が話している間に、モルボルは白魔道士に近付き、その触手が彼女の体に絡みつく。
毒性が無いと言われても、モルボルはその巨体と力だけで十分に彼女の命を奪えるだろう。
それにぬるぬるとした触手が何本も肌に触れる不快感は筆舌に尽くしがたい。
恐怖と嫌悪から懸命に逃れようとするが、モルボルは縦横無尽に無数の触手を器用にくねらせる。
なおかつその触手の一本一本が、時には猛獣や歴戦の勇士すら絞め殺しあるいは撲殺することが可能な程の力を秘めているのだ。
半ばパニックになっている彼女は魔法を詠唱することすら忘れていたが、
仮に魔法を使用したとしても、防護魔法<プロテス>程度では何の役にも立たなかっただろう。
非力な白魔道士は簡単にその四肢を絡め取られてしまった。
「……ただ、無毒なモルボルを作ろうなどと思って開発された種では無いのだがな。
 元々は毒性を強めようという計画だったのだが、機能特化する過程で他の毒機能が退化してしまったのだ。
 全く、ルゲイエ博士のプロジェクトはいつも安定性に欠けて困る……」
白魔道士に聞く余裕があるかは知らないが、兵士は淡々と語り続ける。
「そういうわけで……その混合毒ほとんどの毒性は弱化・無効化させられているのだが、
 その反面……ごく一部の毒性が異常なまでに強化されていてね」
余裕が無くても聞こえてはいたようで、白魔道士の顔が青ざめる。
と、話のタイミングを狙ったかのように、悲鳴を上げるために開いていた彼女の口に、
モルボルの触手の内の太い一本がねじり込まれた。
「むぐぉうッ!」
口に入った触手の先端から液体が噴き出す。
どろどろとした生暖かい液体。毒性の話を聞いた彼女は必死になってどうにか吐き出そうとした。
だが、口内を占領する触手は彼女の喉の奥に容赦なく毒液を流し込み続ける。
触手を噛み千切ろうとしても、砂を詰めた革袋のように硬く弾力があり歯が立たない。
毒を飲んでしまった、という事実から、彼女は目の前が真っ暗になっていくようだった。
32FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:51:17 ID:gJujoEiJ
が、兵士の見ている前で、白魔道士の表情は、絶望の色から、ふと、何かに気付いたような顔になって……
その後、しばらく戸惑いと困惑の色を見せた後……
「ん……んーッ! んぅぅ……ッ!」
……やがて、真っ赤になって、眼を潤ませ始めた。
「その強化された毒性の一つは、ラミアのエキスの数十倍もの誘惑・催淫効果のある媚薬。
 ……いや、『媚毒』とさえ言っていいか。
 吐息一つで人間を半狂乱にしてしまうというラミアさえもはるかに凌ぐ、というそれを受けたら、
 日に三度は交わらなければ発狂してしまうような体になってしまうだろうな」
「むぐぐーッ!!!」
白いローブの裾から伸びる足の間を、湧き水のように大量の蜜が滴り落ちる。
細い触手が腹の上辺りを縛り、締められたローブの胸元には体のラインが浮き出ているが、
その双丘の頂上に小さな突起が確認できる程に硬くなっているのも、彼女の興奮の度合いを示している。
「ああ、辛いだろう? そのまま我慢し続けていたら、本当に狂ってしまうかも知れないな?
 そうでなければ、その欲求を解放してやるのも一つだが、しかしみすみす慰み者になりたいとは思わないだろう?
 ……さあ、話してくれるなら解毒剤をやろう。全部吐くのなら、な。……どうだ? ん?」
「んぐーッ! むぐ、んむぅーッ!」
もはや本当に知っているかどうかなどということは問題ではなかった。
あること無いこと並べてでもこの状況から抜け出さなければ、自分は確実におかしくなってしまう。
頭の中に浮かんだ「……これで人生終わってもいい」と「……ウソついて……生きのびたい」の選択肢に、
彼女は迷わず後者を選んだ。ムンバBフラグ消滅。
話します。なんでも話します。だからどうか、助けてください――そう言いたかったが、
口はモルボルの触手で塞がれているのだ。
だが、涙を浮かべながら、懇願するような声を上げる彼女の態度からは、明らかに伝わっているはずだ……
「……そうかぁ。まだ話してくれる気にならないかぁ。いやぁ残念だー。
 私としてもこれ以上手荒な手段はとりたくなかったのだがー。強情を張る貴様が悪いのだよ。うむ」
この外道。
33FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:51:51 ID:gJujoEiJ
涙を流しながら大声でどうにか暴れようと無駄な努力をする彼女に白々しい笑みを向けて、
兵士は肩の高さまで上げた片手を合図するように軽く前方に振った。
途端、モルボルが動いた。
無数の触手を持つモルボルだが、彼女の四肢を拘束して口を塞ぐためには数本しか使われていなかった。
それ以外の触手が……あと4〜5人を拘束してもまだ数に余りあるであろう触手が……彼女の体に、殺到した。
右足を縛る触手と左足の触手が別方向に引かれ、無理矢理足を開かせられ、
ローブの裾が捲れ上がり、濡れた下着が露にされる。
そこに……布地を軽々と突き破って、触手が突き立った。
「……! ……!!!」
もう悲鳴は声にさえならない。
下着が破れてもう一つの穴も晒されると、もう一本の触手がその入り口を先端でぐりぐりと撫でる。
分泌される液体をそこに塗りつけるようにし、十分に濡れてほぐれたと見るや、ずずっと先端を穴の中に深く沈める。
他の触手も全身を這い回る。
着ている衣服を簡単に引き裂くくらいの力はあるのに、
敢えてそうせず、いやらしくローブの下に潜り込んでくる。こういうことを仕込まれているらしい。
媚毒に染まった彼女の肉体は、全身を強張らせたままびくんびくんと震えていた。
既に彼女は、早くも絶頂に達していて、しかもそこから戻って来られない。
快楽の波が頂点に至ったまま引いてくれないのだ。
あまりの感覚に失神しかける彼女。
意識が遠ざかるのを感じ、むしろ気を失った方が楽か、と一瞬思ったが、
今度は下半身に挿さった二本の触手から体内に大量の液体が注ぎ込まれる衝撃で強制的に引き戻される。
いや、その二本だけではない。
全身を陵辱する触手の内、多くから液体が噴き出し、顔を、手を、足を、胸を、腹を……
隈なく汚しながら、愛撫するように体表を蠢く。
見ると、その毒液は白濁していて、わずかに粘りがある。その様相からは別のある液体を連想するのを止めることができない。
媚毒にやられているとは言え、その想像で更に興奮してくる自分の体が嫌でたまらなかった。
手足の指の間や足の裏、乳首などは、比較的細めの触手が数本纏まってイソギンチャクのように絡みつき、
無数の舌が唾液を滴らせつつ肌を這い回っているような、くすぐったいのか、おぞましいのか、それとも気持ち良いのか
判断もできない程の圧倒的な感覚が押し寄せる。呼吸困難になりそうだ。
ましてや、今の彼女は口が塞がっている。激しい呼吸は全て鼻を通して行わねばならず、荒い鼻息の音が鳴る。

ふーッ、ふーッ、フーッ、フゴッ、フーッ、ブーッ、ブゥッ、ブゴッ、ブゥッ……

「むぐゥッ!?」
異音に気付いた白魔道士は、自分の視界の中で、鼻が大きく膨らんで、上向いていることに気付いた。
「私はさっき、毒性の『一つ』が媚毒、と言ったな?
 強化された毒性はもう一つあるのだ。
 その毒性は……もう、言わなくてもわかると思うが」
「んブぐぅーッ!」
悲鳴を上げる白魔道士に向かって、兵士は淡々と、しかし嗜虐的な笑みを浮かべて言う。
「そう……獣化毒。豚に姿を変える、豚化魔法<ポーキー>の魔法毒だ」
34FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:53:47 ID:gJujoEiJ
肉体を走る快楽と同調するように、症状は悪化しているようだ。
気持ちいいと思ってしまう度に、それと同時に体が作り変えられていくのを感じる。
疲労と恐怖から一度は引いた快楽の波が、再び絶頂に向かって高まっていく。
全身がこそばゆく、体を突っ張り背を反らせる。
むずがゆい感覚と共に体の表面で何かが変わる。
目だけ動かしてみると体毛が伸びていた。
毛皮と言って良いほどの濃さの体毛が全身を覆い、
色素の薄くなった毛と皮膚に血色が透けて肌が桃色に見える。
三方から体内に大量の毒液が注ぎ込まれているのに腹がパンクしないのは、
粘膜から即座に吸収されているからのようだ。
手足が、胸が、腹が……全身がどんどん肥大化していく。
両手に一際熱い液体がシャワーのように浴びせられる。
その熱さに溶けてしまいそうな快感を感じると、毒液の染み込んだ手の指と指がくっつく。自分の意思で動かせなくなる。
弄ばれ続けた足先も、同じように既に人間の形を留めてはいなかった。
耳を嬲る触手の群れの感触は、まるで口で甘噛みされるようで……
「むブぐぅっ!んご、ブごぉっ!」
しゃぶられ、舐められ、舌を挿し入れられ……
快楽に悶える度に耳がびらびらと大きく広がっていく。
と、ずっと口の中を占領していた触手が引き抜かれた。
反動で、押し込まれていた舌がまろびでる。
「ブぎいいぃ、やめてぇ……おねがブヒ、ん……ッ! あふ、たブけて……ッ
 なんでも、言ブ。……んブゥうっ! なブでも、すブから……んブヒぃぃッ!」
呂律が回らないのは快楽のせいだけではない。口の端から垂れた舌は、妙に分厚く長く大きかった。
「そうか。ならば言うが良い。貴様がクリスタルについて知りうる全てを、な。言えば元に戻してやる。
 ただ……言うなら早く言った方が良いぞ? 変化が完了してしまっては、このモルボルの強力な呪毒は、
 そこらの解呪用のアイテムや、並の魔道士の術では、治療不可能なくらいに固着されてしまうから、な」
兵士が薄い笑みを浮かべつつそう言ったのを聞き、白魔道士は少しでも何か喋ろうと思って口を開いたが、
その前に、仕上げ、とでも言うかのように、今さっき口から引き抜いた触手から、
毒液を白魔道士の顔に大量に注ぎかけるモルボル。
液体が染み込んでいく。顔が熱い。気持ちいい……
「ブヒィ、ブヒいい……」
鼻先が上向きに持ち上がり、広がっていく。肥大した鼻は上唇と一つになり、口と共に前に突き出る。
それでも白魔道士は、どうにか兵士にそれなりのことを喋って許しを請おうとした、が……
「ブヒ、く、クいスタぅ、わ……ブゥ、ほひ、の、きおブ、が……ブゴッ、いのちの、けっしょブ、で」
長くなった舌がちょうど良く納まる大きさになった口の端からは白濁液混じりの涎が溢れ、
脳が快感に塗り潰されているのもあいまって、意味を成す言葉が出ない。
「ふん、何を言っているのか全然わからんな。
 ……ああ、もういい。そんなに喋りたくないならとっとと豚になってしまえ」
「ブゴッ!!?」
残酷に宣告した兵士の言葉に反応するかのように、下半身に挿し込まれた二本の触手がピストン運動を始める。
意思に関係無く、体が勝手に腰を振り始めていた。
頭の片隅で、その一線を超えたらもう戻って来れない、と誰かが警鐘を鳴らす。
だが、耳を、乳首を、足を、尻を、全身を触手で嬲られ、
そして、秘部の内壁をぐりぐりと責め立てる触手が一段と深く突き込まれ……
「ブぃぎいいいい!!! ブゴっ、んご、ブヒっ……ブヒィイイイイイーッ!!!」
絶頂に達した。
止まらない。快感が止まらない。止められない。
なおも全身をしゃぶりつくされ、頭の中が真っ白になっていく。
辛うじて残っていた最後の理性も薄れていく……。
身も心も堕ちた証のように、くるりと丸まった豚の尻尾が生えるその感触が最後の記憶。
後はもはや快楽以外は感じられなくなっていた……。
35FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:55:26 ID:gJujoEiJ

 ……………………

「……あまかけブ……かぜ、ちからの、こんげブ……根源へと、われを みちブヒき……
 そを あたえたまブヘ! エブッ……えブゥナっ……エスナ!」
無駄と知りつつも、今日も白魔道士は……豚の姿の白魔道士は、自分に快復魔法<エスナ>をかけようとしていた。
無論、呪文詠唱がこれほどボロボロでは魔法が発動するわけも無い。
本来ならまばゆい光が対象を包み、石化の呪いすらも治癒する高度な術だが、今は火の粉一つほどの光さえ現れなかった。
呪文の音律がそもそも豚の鳴き声を模していると言われる、豚化魔法<ポーキー>なら詠唱できるかも知れない。
更に、豚の姿にされた者に豚化魔法<ポーキー>を使えば、反転現象が起こり、元の姿に戻せるのだ。
……しかし、この魔法は黒魔法に分類されるものであり、白魔法を扱う彼女には使用することができない……。

――魔法の一つも使えない白魔道士なんて、何の力も無い――
そのことを思い知らされて、視界が滲む。今の自分はまさに豚と変わりない。
せいぜい、かろうじて二足歩行ができて、どうにか鳴き声混じりで舌足らずの会話ができる程度だ。
涙を拭おうと思って手を上げると、顔にごつごつしたヒヅメが触れて、なおさら哀しくなる。
身を包むローブは白魔道士の証として残ってはいるが、
モルボルに白濁液をかけられたせいで染みだらけになっていて、逆に惨めだ。
かと言って、ローブを脱いで、ケダモノに近いものになった自分の裸体を晒したいとも思えない。
全裸に対して羞恥心があるだけでなく、尻尾や体毛といった豚の特徴を見られるのが屈辱で……
自分では最初気付かなかったが、小さな、しかし確かな膨らみとして、
腹部に複乳が列を成しているのを、体を洗いに来た兵士に指摘され嘲笑された時には卒倒しかけた。
すぐさま服を着て隠そうとしたが、ヒヅメとなった手では着替えることも出来ず、
結局、泣きながら懇願して兵士に着せてもらった。着る間、ずっと兵士に屈辱的な言葉を投げかけられ続け弄ばれながら。

今ではフードを目深にかぶり、顔も隠そうとしているが、大きな耳はすぐにはみ出てしまうし、
前方に突き出した鼻はどうしても隠せない。
と、その鼻がひくりと動いた。何か気になる匂いがする。豚の鼻になったことで敏感になった嗅覚に訴えかける刺激。
牢屋の隅で、全てを拒絶するように壁に向かって座っていた彼女が振り向くと、牢の扉が開いており……
そこには、かつての仲間が居た。
36FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:56:34 ID:gJujoEiJ
つばが広く、顔を陰にしてほとんど隠してしまうとんがり帽子。全身を覆う、裾が長くゆったりとした黒いローブ。
ミシディアの黒魔道士の装束だ。
バロン国にも黒魔道士は居るが、軍国的なバロンの黒魔道士の衣装は画一的で質素であり、
精神性を重んじるミシディアでは儀式的な意味合いの文様がところどころに刺繍されている。
知らない人が傍から見ただけでは見分けが付かないだろうが、
今彼女の前に居るのは確かにミシディアの黒魔道士だった。
しかし、同郷の人間であることはわかるのだが……誰なのか、わからない。
何故なら、目の前に居る黒魔道士もまた、彼女と同じく、かつての姿とは大きく変えられていたからだ。
「あなたも……ブゥタにされてしまったのブね……」
同じ苦しみを味わっている者として強く同情する彼女。
「ブヒ、でも、あなた黒まどブヒでしょ? ブひょっとしてポーキー覚えてなブヒ? 使えないフりしてブ油断させてた?
 どブやってここまで来れたかわからないけど、やブらが見回りに来ないブちに、早ブ、にブげんに、戻っ……」
彼女は最後まで言葉を続けることが出来なかった。
目の前の黒魔道士装束の豚が、突然、彼女を押し倒したからだ。
「ブ!? なに!?」
間近に迫った黒魔道士豚の顔、その眼は虚ろで、焦点が合っておらず、意思の光を感じることが出来ない……。
半開きになった口からはよだれを垂らし続けている。
黒魔道士はその口を近付け、大きな舌でべろべろと彼女の顔を舐め回し始めた。
「ブヒッ!? やっ、やめ……んんっ、んブッ、ブゥう……」
舐められるたびに、背筋にぞくりぞくりと悪寒とも快感ともつかない感覚が走り、彼女は力が抜けて抵抗できなくなっていく。
「そいつは貴様と同じでね。いつまでも吐こうとしないから……最後に、徹底的に『調教』してあげたのだよ」
いつの間にか、例の兵士が牢の前に立っていた。いや、その兵士だけでなく、何人ものバロン兵が、
いや……バロン兵の形をした人ならざるものが、ギャラリーとして、嘲笑を浮かべた表情を牢の前に並べている。
「人間としての意識は残っている。だが、肉体は豚としての本能と調教の記憶によって完全に支配されている。
 精神は人間のまま、自分が豚として振る舞うのを、抗うこともできず、ただずっと見せられ続けるのだ。
 狂うことも、壊れることも、自分で命を絶つこともできず、な。
 ……心を完全に豚にすることもできるのだが、それではただの豚と同じでつまらないだろう?」
見れば、黒魔道士の瞳に光は無いが、その眼からは涙が、豚の丸い頬をつたい落ちている。
かつての仲間を襲う自分の体に、心が苦悶の叫びを上げているのか。
だが、そうやって苦しむ様をこそ見て、兵士たちは楽しんでいるのだ……。
「貴様も喋らずにいるならいずれこうなるが……今は久しぶりの仲間とのひと時を楽しむがいい。
 同郷にして『同類』同士、仲良く、な」
37FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 06:57:56 ID:gJujoEiJ
「んブゥ……ブむっ!? あむ、ブゥ……ッ!」
黒魔道士が、白魔道士の口に、自分の口を重ねた。白魔道士の口内に、黒魔道士の舌が侵入してくる。
口づけ、と言うにはあまりに美しくないが、
口の中を隈なく舐め尽され、歯の一本一本の裏側までしゃぶりつくされるような、舌による濃厚な愛撫は、
彼女をどんどんと追い詰めていく……。
気付けば、白魔道士の方からも求めるように舌を絡ませていた。
目をとろんとさせた彼女は、黒魔道士と貪り合うように互いの口を吸いあう。
しばらくそれを続けていたが、変化の無いことに業を煮やした一部の兵士達が牢屋の中に入ってきて、二人を引き離した。
白魔道士は不満げな鳴き声を上げつつぼんやりとそれを見ていたが、
兵士が黒魔道士を立たせ、ローブの裾を捲り上げた時に、どくん、と胸が高鳴った。
下半身に大きく屹立した「それ」……
男の裸体を見たことなどほとんど無いが、豚化の影響なのか、一般的な男性のそれよりかなり大きいように思える。
あるいは、興奮した自分の体が、彼のそれの存在を大きなものとして感じているのだろうか。
見ているだけで、自分の下腹部がじんっと熱くなってくるのを白魔道士は感じていた。
――やっ……やだ!――
彼女自身の意思とは関係なく、白魔道士の体は勝手に四つん這いになって、尻を彼の方へ向けて上げてしまう。
兵士の一人が彼女のローブも捲り上げると、濡れた秘所が露になると同時に尻尾が揺れた。
彼だけではなく、兵士達にも見られているというのに……その羞恥心さえ、ぞくぞくと背筋を抜ける一種の快感になってしまう。
黒魔道士も両手を床につき、白魔道士に近付いて、鼻を鳴らしてその陰部の匂いを嗅ぐ。
鼻息が当たる感触に、白魔道士は身を震わせたが、次の瞬間、
べろり
と、秘所を舐め上げられた。
「ブヒィイッ!?」
それだけで意識がトびそうになるが、自分の上に覆いかぶさってきた彼の重さで我に帰る。
――だ、だめ! だめぇ!!――
心は悲鳴を上げるが、体はもう思うように動かず……
ぬぢゅっ
「ブギヒィイイッ!!」
モルボルの触手によって既に膜が破られていたにしろ、自分の体内に侵入して来たモノに対して、
痛みも不快な異物感も無く、快楽しか感じることのできない自分の体が恨めしかった。
彼が腰を振り始めると、自分の腰もそれに合わせて動いてしまう。
――嫌なのに……こんなの、イヤなのに。恥ずかしくて、はずかしくて、おかしくなってしまいそうなのに……!――
彼女は半開きの口から舌を垂らして悦びの表情を浮かべつつも、とめどなく涙を流していた。
涙を流しつつ……しかし、思った。
――なのに……気持ちいい……きもちいいよ……きもちよくてたまらないよぉ!!!――
悲しみと悦びと恥ずかしさと気持ち良さで頭の中がぐしゃぐしゃになってしまう。
そんな精神とは関りなく、互いの肉体は本能のままに、快楽の階段を登り詰めていって……
「ブヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!」
兵士達の笑い声をもかき消すような嬌声と共に絶頂に達した。
人間のものとは明らかに違い、長く長く続くそのオルガズムは、
家畜になった証として、二人の……いや、二匹の体を豚の本能で染め上げたのだった……
38FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 07:00:11 ID:gJujoEiJ

 ……………………

あれから何日、何週間、あるいは何ヶ月たっただろう。
白魔道士は時間の感覚を既に無くしていた。
時折正気に戻り
「ブギぃ…もどに、もどにもどブひでぇ…」
と懇願しても、兵士達が嘲笑しながら下腹部を触る度に、体が言うことをきかなくなり、
涎を垂らしながら腰を振ってしまう。
性器を見せられるだけで自分が抑えられなくなる。
日々の餌にもあのモルボルから得られた媚薬が混ぜてあるらしく、最近では発情していない時期の方が短い。
……薬が効いてきた。体が熱い。何も考えられなくなる。
調教と開発を重ねられた体は全身が性感帯のようで、触れられただけで嬌声をあげてしまう。
今日は何人を満足させればごほうびをもらえるのかな……
昨日は兵士相手ですらなく、盗んできたただの家畜の豚とまぐわう見世物にされた。
白魔道士は嫌悪するどころか、悦びさえ感じ、何度も何度も豚と交わった。
――私は……家畜より卑しい……豚なんだ……――
「ブヒぃ……んブひぃいい……」
もう、その屈辱さえ快楽に変える体に、白魔道士は……白魔道士だった豚は、甘い鳴き声を上げた……。

                                               終

       〜追記〜

しばらくして後、聖騎士セシル=ハーヴィにより、
バロン王の名を騙っていた人外の悪しきモノは討たれ、城内の魔物も一掃された。
捕虜たちも、劣悪な扱いによって不幸にも拘束中に命を落としてしまった者以外は、全員が解放された。
豚や蛙に姿を変えられ辱められていた者たちも、ミシディアの高位の魔道士の力により元の姿に戻されたのだが……
あの白魔道士は、豚としての快楽の虜となり、それ無しでは生きていられないほどの体になってしまっていた。
彼女は、自分で再び豚の姿になり、喋る豚や蛙達が暮らすミスリルの町に移り住み、
下級の娼館で、雄豚相手に破格の値段で自ら股を開く生活を続けているという……
39FF4「バロンの闇」 ◆tfGTpigCow :2007/12/22(土) 07:08:54 ID:gJujoEiJ
終わり

いやあ、半二次のスレ見て「そういやDS版発売だっけな」と思ってFF4発売記念ということで。
……話の妄想自体はGBA版発売前から有ったんですが、ちょうどいいタイミングかなと。
続きがなかなかはかどらないヒーロー洗脳話をとりあえず脇に置いて、気分転換に軽く書いてみようかと。

軽く書くつもりが量もかかった時間も洗脳話より上って馬鹿か俺馬ッ鹿じゃねぇのかまたはアホか。
40名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 13:04:35 ID:DHvyVRMn
激しくGJ!!

41名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 16:58:00 ID:fUKEJxBG
良いアホっぷりにGJ!そしてポーキーの素晴らしさに感動。
42名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 17:15:16 ID:P0H42eCg
うん、バカっつーよりアホだな
43名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:48:23 ID:+FEddT7g
アホだがそれがいいGJ!


ところでおまいら、こいつをどう思う?
ttp://www.cave.co.jp/gameonline/muchimuchi/index.html
44名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:51:00 ID:1lRAfI4q
GJ!特にオチがイイ!
45名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:54:07 ID:fUKEJxBG
>>43
設定はツボなんだけど絵が・・・。萌え系じゃなくてリアル系にして欲しかった。
せめて敵のイラストだけでも別の絵師だったらなあ。

STG苦手だからゲーセンでは一回もやらなかったし。
46名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 17:26:33 ID:PngPn60n
稼動開始から1000000時間以上が経過した基板で
1プレイで1000クレジット投入して999コンティニューしてもクリアできなかった場合、
あまりのヘタレっぷりに切れたポークフィレが
「死 ぬ が よ い」と言い出して鬼弾幕を仕掛けてきます
一回被弾するごとに主人公の豚度が増していき、
ゲームオーバーになると惑星イベリコの性欲処理係兼繁殖要員エンドに
クリアすると覚性脂界という新システムが追加されてイベリコ逆侵攻ルートに入ります

嘘です
47名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 16:07:58 ID:AmSbCINp
マザー3のビーチで丸焼きになってる豚を思い出して吹いた


ところでニコニコ動画でブレス3のプレイ見ながらレイモモ書いてるんだか需要ありますか?
ブレスの本スレで構想練ってるうちに沈んぢまってどうしようもないやつがあるんだが
48名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 16:28:26 ID:XakGG33U
需要はもちろんあるだろうけど、この場合ブレスのエロパロスレとこのスレと
どっちに投下したほうがいいんだろうな?

俺は見れさえすればどっちでもいいけどね!
49名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 17:05:20 ID:PPi9jQHO
ブレスのエロパロスレは落ちたんじゃなかったっけ?
50名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 19:21:51 ID:WEZh8ZMD
つか、>>47さんはブレススレが落ちたから投下先をこっちに移したいのでそ?


是非ともお願いします。
51名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:57:01 ID:xPRPIOra
探したらあったぞ

ブレスオブファイアのエロSS vol3
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195054941/
52名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:38:37 ID:XXExY7nc
半虹が潰されてこちらも板荒らしか・・・保守上げ
53名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:20:57 ID:QIf9s7PF
荒らしが通り過ぎるまでは回転早めて耐えた方がいいな
なんか雑談ネタかお題とかある?
54名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:22:02 ID:VGaUpI/h
sage
55名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:23:53 ID:VSNy1/gw
>>53
『ごはんですよ』と『アロンアルファ』ではどっちがのりか
というお題ではだめ?
56名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:50:57 ID:xPRPIOra
>>55
なんだそのお題ww

自分の獣化妄想を言ってくとかでいいんじゃね?
上手くいけばSSになるかもww

あとは書こうと思ったけど断念したネタとかw
57名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:17:05 ID:Bse+5S92
>>56
書こうと思ったけど断念したネタって、しばらく寝かせておくといい感じに熟成するんだぞ、と
去年の秋にここで流行った獣化病ネタをいまだに練り続けている自分は思うのであります。
58 ◆tfGTpigCow :2007/12/26(水) 21:28:30 ID:XXExY7nc
>>55
食用の「海苔」と呼称される海藻及びその加工食品は、
例えば板海苔ではウシケノリ科アマノリ属に類するものが主なのだが、
「江戸むらさき ごはんですよ!」をはじめとする「海苔の佃煮」の主原料はヒビミドロ目のヒトエグサであり、
「これは厳密には『海苔』とは言えないのではないか」と、こじつけることも、まあできなくは無い

とは言え、アオサ科のアオノリ等、一般に「海苔」の指す海藻は多種に及んでおり、
時には食用に限らない海藻全般を指す言葉として用いられてきたこともある。
文化的な言語定着を考えても、「江戸むらさき ごはんですよ!」を海苔ではないと断ずるのは難しいと思われる。


対して、「糊」の方はと言うと、漢字に米偏が含まれていることや、
また「糊化」と呼ばれる現象があることからも分かるように、元々の言語的には澱粉質からなるものを指していた。
現在でも、単に「糊」と言うとデンプンのりを指し、「接着剤」と言った場合には無機系や合成系を指す場合が多い。
これは幼稚園や小学校など低年齢児に、安全性が高く安価なデンプン糊を「のり」として親しんだ者が多い、
と言うことにも起因しているのだろう。
アロンアルファはシアノアクリレート系接着剤で、微小水分との反応によってポリマー化することで接着されるものであり
澱粉質が含まれていない。
また、アロンアルファを分類する場合として連想される表現は「接着剤」という表現の方が「糊」よりも優先度が高いと思われる。

以上を持って『ごはんですよ』と『アロンアルファ』では、『ごはんですよ』の方が『のり』と言う表現に近しい、と判断するものである。
ただし、化学・文化・工業的見地からの単純な定量的・定性的比較の出来ない問題であるため、
この結論が絶対的な評価を確定させるものではないと言うことはあらかじめ注意させていただく。


……こんなことやってるからアホ言われるんだ俺
59名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:43:58 ID:bxFKniIg
馬鹿な事を真剣に討論できるユーモアの持ち主は好きだぞ。
でも適当な所で続きうpしてくれよな
60名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:06:51 ID:10tsqseE
ここにスネークさんとドラえもんとアカギを置いておきますね。
61名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 03:00:13 ID:GdsRlPkS
>>57
練れば練るほど色が変わって美味くなるのか

ただ、確かに熟成することで良くなるネタは少なくないが、
「熟成」ってのも良くも悪くも「変質」だからな。どんな風に変わってしまうのかは自分でもわからん
どこまでが「熟成」でどこからが「腐敗」なのかも後にならないと判断つかないしな
まあ変質してしまうのはどちらかと言えばネタそのものではなく、そのネタに対して抱くイメージとか、自分の方の話なんだが
そのネタに対して冷めてしまうとか、勢いが無くなるとか、マイブームが過ぎてしまうとか

俺も、「このネタは結構なネタだから、後々までとっておいてじっくり腰を据えてやろう」と寝かせておいたつもりが
今になったら逆に書けない、とかそんなネタも多くて後悔
寝かせるのもほどほどに
62名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 16:20:08 ID:X/NamOvO
あーつまりアレか
木の実を大切に地面に埋めてとっておいたのはいいけど
何処に埋めたのか忘れちまったリスっ子か。萌え
63名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:10:11 ID:gDZyxs2G
>58
海藻に絡まってラッコ化
64名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:13:57 ID:gDZyxs2G
おっと
>>58
65名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:36:58 ID:a4Gj+VFQ
栗とリス娘


・・・ごめんなさいもう言いませんだから僕のクルミは許してアッー!
66名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:13:20 ID:o5wKSA0y
某すべらない話を見てたら伊○院が出てて催眠術にかかりやすいって言ってたんだけど
それ見てたら催眠術かけられて豚になる猪獣院くんが思い浮かんだ
67 【小吉】 【1306円】 :2008/01/01(火) 01:42:26 ID:haDNNQdK
あけおめ
大吉ならスレ住人全員望みの獣にTF。大凶なら家畜化。
豚なら・・・
68 【豚】 【164円】 :2008/01/01(火) 08:59:21 ID:HcSjOzdm
あけおめ。

>67
ぴょん吉が出たら・・・帰る。
6968:2008/01/01(火) 09:01:16 ID:HcSjOzdm
新年早々、下手こいたブヒOTL
70 【大吉】   【693円】 :2008/01/01(火) 17:05:43 ID:TuD9IQAw
あけおめ
大吉だったら何か投下する
71 【ぴょん吉】 【1387円】 :2008/01/01(火) 17:27:59 ID:9Ev9pMDZ
>>70
新年早々、どうやら神が誕生されたようだな
72名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:08:25 ID:m9hn/nye
>>29のせいでDS版FF4衝動買いしちまったじゃねーか!!
あぁ・・・なけなしの金が・・・



序盤でリディアにポーキー覚えさせて豚プレイ楽しんでるんだけどな!w
73名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:46:14 ID:z2eyem8T
豚が好きな奴の気持ちが分からない奴もいるんだ
豚専スレじゃないんだぞ
74名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:50:32 ID:m9hn/nye
おk
自粛する


ただ黙ってるだけじゃ神は降臨しないけどな
75名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 06:25:50 ID:od8fYAI9
まぁまぁ。漏れは豚フェチってわけでもないが
獣フェチはみんな仲間なんだぜ。
なかよくしようや。

というわけで狼な自分は豚な君たちをくっちまっていいですか?(性的な意味でで
76名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 09:11:12 ID:734rIMO6
お正月という事で、和装な獣人さんをいろいろ想像しています。
77名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 11:26:49 ID:dvJDLSxQ
このスレって、竜人さんや人魚さん、虫人さん等々は対象に入るの?亜人OKならOKに見えるけど。
78名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 15:07:45 ID:od8fYAI9
過去に投稿はあったんだが分裂した。
んで分裂したっていう「異形スレ」がおっちゃったので
NG指定できるような対応(メル欄にNGワード書くとか)してあれば
住人が対応してくれる、と思うけれど。

個人的には歓迎ですはい
79名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 12:58:45 ID:VclH4jkf
と言うか、慢性的に書き手不足だから、ほとんど全て歓迎されるよな
ネコミミどまりとかだと微妙かも知れないがそこは描写にもよるし
せっかく書いてもらえたものにやたら文句を言うなんて贅沢!って感じだよね

「最近豚が主流になってるのがちょっと…」という意見にしたって、
積極的に書いてくれる作者さんがそういう好みなんだからしかたない
嫌なら自分で書けば良いのに…とまでは言わないけど、
積極的にネタ出す側に回れば流れなんて案外簡単に変わると思う
80名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 19:08:47 ID:lU/wTK2h
ネタ出せるなら書くことも出来るハズと思ってしまうのは俺だけ?

獣人、獣化妄想は形にするべきだ!
81名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 00:27:10 ID:HZ6crzat
いや、豚の流れのせいで書き手も読み手も減ったんだろ
82名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 01:17:23 ID:sgwTptwE
去年の10月13日に前スレ808氏がブレスの作品を投下してくれたのを最後に、
それ以降しばらくの時期は一ヶ月以上新作投稿がなく、
で、前スレ860氏が11月25日に豚ネタを振った直後から
一ヶ月ちょっとで前スレが埋まってスレがここまで進んだ

読み手は元々ROMが多いっぽくて数わからないが、
…書き手減ったのか?これで?

いや、だからって豚の流れマンセーってわけではないが
自分で流れを作る試みもせずに、自分が嫌な流れだけは叩くというのはどうかと思うよ
83名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 02:24:36 ID:ALvlqQbO
>>81
お前どんだけ豚が嫌いなんだよwwしつこいなw
84名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 07:41:47 ID:cTV/tLJz
81が豚の流れで投下を躊躇ったならまだしも……
85名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 07:55:53 ID:ALvlqQbO
むしろこのギスギスした流れのせいで豚好きの書き手もノーマル獣好きの書き手も投下しにくいんじゃね?
一人のワガママなROM専に文句言われそうだしな
86名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 23:57:57 ID:LGRNy+XJ
>豚好きの書き手もノーマル獣好きの書き手も
「豚←→ノーマル」みたいに書かれると豚好きがアブノーマルみたいじゃないですか!
・・・いや、アブノーマルなんだろうか・・・やっぱり・・・
両生類好きや爬虫類好きよりも人口的には少ないのだろうか?
87名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 00:11:52 ID:q0VUMb3o
どらごんすきでーす
88名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 00:20:09 ID:zwz4fIwJ
版権キャラの擬たうる化とかダメですか?
89名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 00:56:49 ID:93E0A0Ae
>>88
たうる化ってのは、ケンタウルスみたいに、下半身が馬だったり「四本足+手二本」の体型のこと?
四本足を使った動作が上手く書けるかどうかにもよるだろうけど、面白いんじゃないだろうか
90名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 02:10:09 ID:UBly2M6+
ケンタウルスが苦手な理由をよく考えてみたら

上半身が人間なんだよな
だからだ
91名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 11:25:05 ID:arBu7BN0
>>90
上半身獣人
下半身獣
ってのならどう?
92名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 12:27:53 ID:LDMlgYhE
魔導物語のスキュラみたいな奴?
あいつは猫耳か
93名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:10:27 ID:Zhz0I7tk
でも完全に人間でもないじゃん?
まあ作品にもよるけど耳が馬っぽかったり背中に鬣があったり
94名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:52:03 ID:iF5XmvqP
顔が獣ならなんでもいいや。
ケンタウルスなら遊戯王のミノケンタウルスみたいなのとか。

>>86
獣化カテゴリではマイナーな感じがある。
その代わり熱狂的なファンがいるといった感じかな?

豚よりもっとマイナーなのもいっぱいあるけどねw
95名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:30:00 ID:YMEW9IYe
ケンタウルスの話を見てて「ぷよぷよ」のドラコケンタウロスを思い出した俺はエロチャイナスキー
96名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:12:50 ID:i8laAXbB
>>95
あれはどっちかっつーと猫耳と同じたぐいだと思うのだが……。どないでしょー。
そういえば同作品のおおかみおとこ。がキザカワユス
97名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:17:13 ID:JQ3wg/Q5
豚はTFに嗜虐、被虐的な魅力を求める人に人気がある気がする。その趣味で絞ればかなりノーマルな動物だと思うな。
98名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:00:15 ID:fchnDHxF
このスレの初期にあったケンタウルス少女と少年のSSは激萌だった。
99名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 02:25:57 ID:Zr7iTcWl
人間分量が多い話は駄目かな?
獣3〜5割くらいの。
100名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 03:34:07 ID:EqhMX8Nw
それはそれでありと思う
かわいいは正義
101名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:14:36 ID:lmXhPr4M
LOM買った
ラルクかわいい
102名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 09:32:39 ID:9EGG7+Ln
すげぇ今更だな
しかしその判断は間違って無いて言える
103名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 14:08:31 ID:bXEzYq+l
今更、か…

ケモ好きなくせに、アクション苦手だし買うタイミングも逃して、
クロノアを一度もやった事の無い俺ガイル…
104名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 13:48:06 ID:uzYN7Suu
まあ時期を逃してもやりたければやればいいし
逆に獣が出てるからって無理してやらなきゃいけないもんでもないんじゃね
獣が出てるゲームとなると、なにげに
FEとかブレスとかサモンとかシャイニングとか
結構数あって全部やろうとすると大変だし
まあ獣がメインの作品となると少ないけど

ところで半虹の方でSSネタ出したいと言ってた人は結局来てないのか?
105名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 17:02:20 ID:S/f015Te
>>104
人外変身スレの方にも来てないな…

ゲームは、PSの頃までムキになって買ってたが、
やる暇が無く積んだままのが溜まってるなorz
PS2の頃にはもう追いつけなくて買うの控えたw
確かに、何気に結構あるんだよな。
106名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 17:49:52 ID:WwcFdkK2
鉄拳6のラスボスのデザインとかかなり良いよw
107名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:48:57 ID:uzYN7Suu
で、>>77 >>88 >>99はどうなった?

…なんかこの手の、期待させておいて放置する人が多いので

・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くの禁止

というのをテンプレに追加したい。正直。
108名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00:32:30 ID:mdD4BJ2D
>>107
レス番が全部ぞろ目なのは偶然かw

「○○は有りor駄目ですか」って聞いてから答えによっては書くつもりなら
せめてそれ聞いた後の反応がほしいよな
109名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00:36:31 ID:UiInZluY
このスレ的に獣人が登場する小説はNGですか?
110名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 01:21:34 ID:MNDaasmc
スレタイにもしっかり入ってるのにどこをどうしたらNG?
111名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 03:47:53 ID:sCj3a6lW
俺もなんか書いてみようかねぇ…。
しかしどういう文体がいいのか分からんからしばらく試行錯誤しそうだ。
そして俺もゾロ目。
11299:2008/01/11(金) 06:48:32 ID:mYpeT9bs
>>107
ごめんね、放置してるわけじゃないけれど、
ある程度まとまってからの方がいいかなと思って。
確かに「チームを補強します」って言ってその後
放置されるのはきっついもんね。
文章力はアレですけどちゃんと書きますので、うん。
11377:2008/01/11(金) 17:25:22 ID:WXt36O9l
オレっちはただのネタ振りの積もりだった。変な期待を持たせてすまん。
114名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 00:14:54 ID:WcVJjcih
獣分量2割 尻尾と耳
獣分量7割 普通獣人というとこのくらい 一応人の面影がある
獣分量10割 完全な獣状態

そこらへんは適当に判断してちょうだいな
115名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:12:03 ID:QB7LhQxE
俺は獣分量10割でもぜんぜんいけると自覚してしまった

だめ人間って俺みたいなのを言うんだろうな…
116名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 15:29:29 ID:pxUKs+6P
そうか、俺も駄目人間だったのか
・・・と言うか人外・獣好きとしてはその程度珍しくもないと思うのだが

むしろ「獣分量10割『でもいける』」より「獣分量7割以上『じゃないといけない』」な俺の方がよっぽどキツいぜ
最近は更に獣化属性付きでないと萌えにくくなってるし
117名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 16:07:06 ID:sfx0R44/
俺も獣分量10割が大好物だ
最初は獣人以上は不可能だったのに
ズーフィリアに到達しそうな勢い
118名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:55:26 ID:2J71U5c1
耳だけ人間とか、爪だけ人間とかはかえってキモイな。
それなら全部獣のが…。スレの趣旨と違ってくるか。
119名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 22:42:27 ID:X0l1iiyK
>>118
背中に人間の耳が生えたネズミを思い出してしまった。
120名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:14:30 ID:pxUKs+6P
臓器・人体組織移植用の遺伝子操作生物実験のアレか

内臓も筋肉も骨格も神経組織も移植できるように〜・・・と、どんどん人に近い遺伝子操作して
二足歩行の移植用動物ができてきたりとか

そして、何か大事故に巻き込まれて全身ボロボロになった重体患者が
「もう部分的な組織移植を繰り返すやり方じゃおっつかないから、脳移植で全身交換しちゃえ」
と、目が覚めたら自分が動物のような姿になってて愕然としたりとか

はたまた、神経組織が人間並に発達したことで移植用動物たちが知性を獲得して、
交流していた飼育員の情が移ったり、脱出を企ててみたり、
彼ら・彼女らに新たな種としての権利を与えようとする動きがあったりとか・・・

そんなネタを妄想したりもする
121名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:22:36 ID:RJQdjB24
>>120
人獣細工思い出したわ。
あれは豚だし獣化ではないけど。
122名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:22:39 ID:p3QtgZGh
>>118
オレもだ
ただ、スレタイ的には全部獣じゃ亜人じゃなくなっちゃうし
耳しっぽだけの方が亜人としてスレタイに沿った物になるんだな
…て、逆(耳爪が人間、身体は獣)かよw
確かにそれはキモイ
123名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:33:52 ID:m0f3M4MQ
>>121
あれはタイトルとあらすじに釣られて読んだがトラウマになりそうだった
124名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 00:05:00 ID:9Ure3DEO
人外スレに獣化SS来てるよ
125名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:02:08 ID:IAko/sa1
>>120
脳みそだけ人間並に改造された、獣人世界のエロっての結構萌えるんじゃねえか?

なんかこれ思い出した。

銀牙外伝
-甲冑の戦士-雅武
ttp://sound.jp/s-o-s/mbd/dog/gamu.html

人のようにねっちりとした性技を使って、犬特有の長時間交尾と舌技のエロスを極める。
126名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:44:42 ID:dJwP5l5w
>>125
こんなとこでよしひろ見るとはwwww
あまりの「漢」っぷりにあらゆるスレでよしひろ自重してた俺に謝れwwww
127名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 22:42:55 ID:dQOZU3br
>>120
臓器移植された人がドナーの人と嗜好や言動が似てきたり、というのは実際にあるらしいんで
動物から内臓移植された人が無意識のうちに動物的行動とるようになってきて
徐々に獣化、って面白いんじゃね?
128名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 22:55:24 ID:/Pf/3iIS
無意識に動物的行動をとるっていいよな
ハッ!と気付いたときの恥ずかしさときたらww
129名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:13:02 ID:fxk3mncm
 筒井康隆が昔そのネタやった。
130名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:40:22 ID:XbZrnhuP
>>127
ちょっとそれで妄想してたわw
東野圭吾(漢字合ってるかわからん)の変身読んで思い浮かんだ。
131名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 05:57:32 ID:U+M4r/ZB
>>129
筒井康隆はTF的なネタをたまにやってるが何故か興奮出来ないな。
132名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 23:52:47 ID:/5Z2ygzo
この前、本屋で「オンナノコになりたい!」という女装指南本が売ってるのを見て吹いて
ネットで調べてみたら結構売れてるっぽいのを知ってまた吹いたのだが


・・・「オンナノ『仔』になりたい!」というのはアリなんだろうか
133名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 00:06:34 ID:HMA/A/r5
犬のなりかたみたいな児童書しかしらね
134名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 14:43:21 ID:GZAa6OU7
>>132
誰がなるのだろう

1・人♂がケモノ♀にTS獣化
2・人♀がケモノ♀に獣化
3・ケモノ♂がケモノ♀にTS
4・ケモショタが女装


…どの場合でも萌える俺は異常
135名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:40:19 ID:7Zo6D/b0
>>133
「りっぱな犬になる方法」か。小学校低学年のころ熟読してたよw

その頃かあるいはその前からTF好きだった自分は一体…
136名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 21:11:18 ID:S9u+R5+q
俺も読んだ読んだwバカみたいな内容なのに惹くものがあったよな〜

小学生の頃は雀の帽子 だかを必死に読んでた記憶があるわ
137名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:07:21 ID:4y8Dazq+
わっちはピノキオのロバ化からですな 
一日二回は獣化シーン見ないとダメだったw
たしか小学校入ってすぐだったかな
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/16(水) 22:29:56 ID:WakohlvU
            __
           |   \
    ___―――-    \
   // ̄       ̄\ |
 / │   >     < │|
| |   /\/\/\  |l  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 \|  /\_____∧ // <   ソーナンス!              
   |           //   \________             
   |│         /
   | |  |     │
   │ |  |     |
    │ │  |    │
    │ l__l   |
    |       │
  /⌒―      ―⌒\
  (__________)
139名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:42:42 ID:YoZzxN+4
としょかんライオンっていう絵本に萌えた。
ほのぼのすぎてニヤげてしまった俺会社員
140名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:46:43 ID:Ke8hlhYM
最近投下ないな〜
やっぱりみんな忙しいんだろうな
141名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:51:35 ID:M/T5iNbU
暇だったから前スレ読み返してみた。
導入部だけ投下されてた作品、続き読みたいのいっぱいあるなあ・・
142 ◆tfGTpigCow :2008/01/16(水) 23:55:48 ID:+QsKoxRX
もう忙しいって程では無いんですがまた行き詰まり気味で……
あと、確かに豚ばかり書いてる感はあるのでやや自重。
そうでなくともこのスレに入って俺ばっかり書いてるのが、
他の人が投稿しづらい雰囲気を作ってるのかと思いまして……
143名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:22:06 ID:WN22DEs2
>>142
読み手としてはそんなことないって言いたいんですけどね。
>112さんのように鋭意製作中の方もいるみたいですしね。
>81が豚のせいで書き手が減ったみたいなこと言ってたけど
そこで豚の流れが止まったけど、それから1週間たっても何もないし。

>142氏の作品のファンとしては続きを楽しみに待ってます。
144名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 14:43:28 ID:3raGZxIJ
久々に獣人小説を読んで、俺ってやっぱり(心が)子供なんだなぁ…と痛感。
良い作品なのに、読んだら鬱になるのはどうなんだろうなぁ自分。
145名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 14:54:28 ID:XvOYRr8w
>>144
何読んだの?
146名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:41:01 ID:3raGZxIJ
>>145
某異世界に落ちる話の長編ものです。
147名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:37:14 ID:TXLB3cJI
>>144
年をくっただけのガキと思わずに、心の若々しい大人なんだと思おうぜ。

……スレ違いですまん。
148名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 00:29:04 ID:eHCbyUPl
それなんてスペルシンガー
149ZのR:2008/01/19(土) 05:51:58 ID:NWRuFzed
えっと、1ヶ月くらい前からコツコツ書いてたSSが完成したので投下したいと思います。

最近のSS見ていると科学系(実験とか)が多いので、
元々獣人種族であるというファンタジー嗜好となっております。

書き終えて一言、「最初に書きたかったことがなにもかけてねぇえええええ」

あとろくにチェック・推敲等していませんので誤字・脱字・文脈的に変なところとか
あるかもしませんが、華麗にスルーしていただけることをお願いいたします。

ああそれと、陵辱警報。

タイトル「月に啼(な)く」


150ZのR:2008/01/19(土) 05:55:17 ID:NWRuFzed


左腕と、なにより右足を襲った激痛にたまらず前に倒れこむ。
・・・・・・両方とも、骨をやられた・・・・・・・・っ!!
変身している間は治癒能力も上がっていて、骨折程度なら数時間で直るのだけど、
その間動けないのはどうしようもない。

「ちょっとやりすぎちゃったかな?ごめんね、おねぇさん」

声は後からした。
背後に回りこまれたうえで、素手で殴られたらしい。
屈辱に身を起こそうとするが、片腕片足だけでは思うように動くことすらもままならず・・・・・・

「・・・・・ところでおねぇさんに残念なお知らせがあります」

敗北は敗北として、うつぶせに寝たままの状態で次の満月からストレス発散の場所を考えていた私に、
こらえきれない笑みを含んだ声がふってきた

「なんと!ボクに負けてしまったおねぇさんは、今からボクに襲われてしまいます」
151ZのR:2008/01/19(土) 05:57:37 ID:NWRuFzed



「なっ こらやめっ うぁぁん」

「おねぇさんもかわいい声出るんだ〜
でも、暴れないでよ」

「痛っ!!」

なんとか振りほどこうとしたが、折れている方の腕をつかまれてしまった。
痛みで体が思うように動かせない。

「これ以上暴れるなら、残りの手足も折っちゃうよ?」

無邪気にとんでもないことを言ってくる。
コイツなら本当にやるだろう。
でも、だからと言っておとなしくされるがままになるつもりもない。

動いてよ私の体!!
152ZのR:2008/01/19(土) 05:58:11 ID:NWRuFzed


「・・・・・・・・・っ!!」

むなしく体をゆする私のお尻に、硬い感触が押し付けられた。
何であるか、否応がなしに理解してしまう。
少女漫画などで知った知識しかないが、顔面に血が集まってくるのが分かる。

「あれ、もしかしておねぇさん初めて?」

意外そうな、それはもう思いっきり意外そうな指摘に、さらに顔面が赤くなるのが分かる。

満月の光に照らされると確かに下腹が疼くし、そーいった衝動も起こらないわけではないのだが、
簡単に抑えられるものだし、その・・・・・・相手も居ないし・・・・・・。

って何雰囲気に流されてるの私!!

「ま、安心してよおねぇさん、しっかりリードしてあげるから」

言葉と共に硬い感触が私の、大事なところに押し当てられた。
153ZのR:2008/01/19(土) 06:01:57 ID:NWRuFzed


「よく締まってとっても気持ちいいよ、おねぇさんの中」

早く・・・・・終わって・・・・・・・・

やがて、おなかの中で熱い感触がはじけた。
中に・・・・・・・出され・・・・・・・・・・・


「さて、第二ラウンドいこっか?」

え!?

「今度は趣向を変えて・・・・・・」

言葉と共に私の中に刺さったままだったモノがゆっくりと、さっきよりも太く
違う、これは・・・・・・・
154ZのR:2008/01/19(土) 06:03:11 ID:NWRuFzed


私の予想に違わず、野太くなったアイツの声が大きく響く。

「ふう・・・・・久々の獣化って開放感があるねぇ?」

私を掴んでいる手も、爪が伸びて毛に覆われていく。
そう、やっぱりコイツも同族―――人狼―――だった。
そして今まさに変身したのだ。
それも私のような元の人間形態の体型を残したような獣化ではなく、より狼に近い形態で。
しかも、元の小柄な体型の面影すらも残さず、
身長2mほどのまさにモンスターと言っていいような様相を呈している。

対する私に、コイツの独り言じみたセリフに答える余裕はない。
なにせ変身に合わせて、入れられたままだったモノも大きさを増し、
メリメリと音がしそうな勢いで内側から押し広げられているのだ。
当然先ほどの痺れではなく、文字通り身を引き裂かれる激痛が走っている。
その痛みに、私は後からのしかかられる様にコイツを背にしたまま、木にすがり付いて肩で息をするしかない。
ドクンドクンと、穿たれた所がまるで心臓にでもなったかのように脈打ち、
そのたびに痛みが走り、ただそうしているだけで脂汗に全身が濡れていく。
155中断:2008/01/19(土) 06:05:35 ID:NWRuFzed
・・・・・・あれ?

更新してみたらいくつか抜けてる・・・・・・・・・・ちゃんと書き込みしたのに・・・・・・

とりあえず抜けてるとこもう一回書き込みます。

まず>>150の前の2つ
156ZのR:2008/01/19(土) 06:09:19 ID:NWRuFzed

―――暗い。

荒い息を何とか抑えつつ見上げた雲一つ無い夜空には、真円を描く銀色の月が木々の間から見えているのだけれど。

単に視界の問題ではない。
鬱葱と生い茂る木々の木漏れ月の明かりに、この「眼」があれば500m先まで見渡せるのだから。



「ねぇ」

こちらに休息も与えまいとでも言うように、声がかかった。

「もうあきらめたら? ボク、あんまり女の子に手を上げたくないし」

ボク、と言う一人称がぴったり合うような声変わりを迎えてないんじゃないかと思わせるボーイソプラノの声。
いや、声色なんてどうでもいい。
自分の圧倒的優位を疑わないその内容に、一気に全身の血が沸点を超えた。
157ZのR:2008/01/19(土) 06:09:46 ID:NWRuFzed


渾身の力をこめて一気に跳ね上がり、勢いを殺さずに樹の幹を踏み台にさらに跳躍。

むしろ樹のしなりをバネにしてさらに勢いをつけ、もう一度樹を蹴り方向を変えて、


「ぅ・・・・・・るぅぅううあああああああああああああ!!」

『目標』へ全体重と全運動エネルギーを乗せた飛び蹴りをお見舞いする。

鋼鉄の板すらへこませられるだろうその一撃を、しかし片手でなんなく受け止めて

「やっと出てきてくれた♪」

ソイツは笑った。
158もう一度中断:2008/01/19(土) 06:12:05 ID:NWRuFzed
なんか、文字数が多すぎるとはじかれてたようです(書き込みましたって表示されるのに)

すいませんでした〜

気を取り直して投下続けます。

さらに>>157のあと、>>150の前
159もう一度中断:2008/01/19(土) 06:13:14 ID:NWRuFzed
自分が「人間」ではないことは物心つく前にはすでに気付いていた。
もっとも自分が狼人間、いわゆる「人狼」であることを明確に知ったのは
物心ついてしばらく経った後だったみたいだけど。

とにかく満月とその前後の夜、私は「狼」か「半獣」へと変身することが出来る。
・・・・・・・別にしなくてもいい。
ただ胸のうちに沸き起こる衝動を抑えるだけだから。
空腹を我慢するのに少し似ているだろうか?

ちなみに半獣形態とは、基本的に人間の体型に狼の筋肉・耳・尻尾・あとは顔と一部を除く全身が銀色の毛に覆われた状態だ。
おまけに普段は黒である私の髪も銀色に染まる。
160もう一度中断:2008/01/19(土) 06:13:54 ID:NWRuFzed


いつもはストレス発散とばかりにここ、学校の裏山を「半獣」の姿で思いっきり駆け回るのが
月に一度の週間になっていたのだが、今日は事情が違った。

いつものように夜がふけてから裏山へ来て、変身が終わったところで気配に気付いた。
で、気配を探ってみれば先客が居て、その先客はかなり年下の子供で、
出会いがしらに「ここは今日からボクの縄張りにするから」なんて宣言に頭にきて口論、
実力行使に及んで現在に至る・・・・・・・・・・・・・・・
なぜだろう、思い返したら頭痛がしてきた・・・・・・・・あまりの展開に。

161もう一度中断:2008/01/19(土) 06:14:28 ID:NWRuFzed

「いてて・・・・・おねぇさん強いねぇ、今ので腕が痺れちゃったよ」

渾身の力を込めた蹴り、それを受けた方の腕をプラプラと振り、苦笑しながら言う。

冗談じゃない!
まともに食らえば骨を粉砕・どころか腕が千切れてもおかしくない一撃だったはずだ。
こんな時間にここに居る事や縄張りと言っている事から、たぶんコイツも同族かなにかのはずだ。
たしかに私も人間形態時ですら筋力やら何やら、ただの人間と比べて遥かに高いと言う自覚があるが、
それでも半獣形態で増加した筋力で放った一撃を食らって無事で居られるはずがないのだ。
162ZのR:2008/01/19(土) 06:15:13 ID:NWRuFzed


グルルルルルゥ・・・・・・

全身を駆け抜ける戦慄に、思わず喉が鳴る。
そんな私に、ソイツは苦笑を浮かべたまま言い放つ

「そんなに威嚇しないでよ、・・・・・・・でもそうだね。
一度、力の上下関係をはっきりさせておこうか」

その言葉が聞こえた瞬間、ソイツの姿が消えた。
いや違う、私の動体視力の限界を超えた速度で移動したんだ。
そう気付いた時には、私の体を衝撃が突き抜けていた。
163中断:2008/01/19(土) 06:19:30 ID:NWRuFzed
次、>>150>>151の間
164ZのR:2008/01/19(土) 06:21:59 ID:NWRuFzed

なっ!!?

言うが早いか、ソイツはいきなり私の体を引き寄せると、胸に手を這わせてきた。

「や、止めろ!」

「うわぁ、おねぇさんの胸やわらかぁい」

基本的に変身したとき私は衣服を脱ぐ。
完全に狼になると体型の関係から服が破れてしまうし、半獣形態でもほぼ全身毛に覆われている上、
山の中を走り回ると木の枝などに引っ掛けて破いてしまうからだ。

その、毛に覆われているとは言えむき出しの乳房をいいようにいじられて

「ひゃん!!」
165ZのR:2008/01/19(土) 06:22:26 ID:NWRuFzed



「あ、先っちょ見っけ!」

毛に覆われて見えない乳首を指でつままれ、思わず声を上げてしまった。
なおもしつこくいじられる。
166中断:2008/01/19(土) 06:27:27 ID:NWRuFzed
次、>>152>>153の間

あとで順番一覧とか作ります。
167ZのR:2008/01/19(土) 06:28:30 ID:NWRuFzed

嫌だ!!止めろ!!
こ、こんな・・・・・うぅ、入ってくる・・・・・
嫌なのに・・・・・・・下腹が疼いて・・・・・・・・・っ!

「ほら、分かる?ボクのがおねぇさんの膜つついてるの」

やめっ!もうやめてぇ!!!

プツッ

確かに、聞こえた。
私の体の最後の抵抗がはじけた感覚が衝撃となって全身を走り抜ける。
168ZのR:2008/01/19(土) 06:29:02 ID:NWRuFzed


嫌ぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!

話に聞いていた痛みは、ない。
硬くて熱い感触が入り込んだところは、痺れたようになっていて、
ズキズキと痛むのは折られた腕と足だけ。

でも自分が汚されてしまった事実に打ちのめされる。
それなのに、下腹の疼きはまるで満たされたかのように消えていて。
その事実にさら打ちのめされる。
169中断:2008/01/19(土) 06:30:34 ID:NWRuFzed
次から、>>154の続きとなります。
170ZのR:2008/01/19(土) 06:31:25 ID:NWRuFzed

だというのにコイツは、

「うぎぃっ!も、もうやめてええええ!!」

「何言ってんの。ほら、こんなのはどう?」

私の尻尾を両手で掴みグイグイと引っ張った。
尻尾を千切られそうな痛みに腰を引くと、モノがより深々と刺さると言う寸法だ。

痛いぃ・・・もうやだぁ!!
171ZのR:2008/01/19(土) 06:31:47 ID:NWRuFzed

でも結局、私はその後も玩具のようにもてあそばれ続け、開放されたのは朝日が顔を出した後だった。

その頃には私の体は元の人間形態に戻っていたし骨折も治っていたが、
全身白濁にまみれ、股間はさらに血と白濁でまだらに染まっていた。

アイツは去り際、意識も朦朧としていた私に、

「また遊ぼうね、おねぇさん」

などと言い残していった。
もし私がはっきり意識をもっていたら、

「次は殺してやる!!」

と叫んだことだろう。
172ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/01/19(土) 06:36:42 ID:NWRuFzed
以上でおわりで〜すorz(力尽きた)

順番としては
>>156-157
>>159-162
>>150
>>164-165
>>151-152
>>167-168
>>153-154
>>170-171
173ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/01/19(土) 06:41:50 ID:NWRuFzed
です。

途中名前も間違ってるところあるし・・・・・・・・(トリップの存在自体忘れてたし)

いろいろグダグダですいません。

ではこれで失礼します。
174名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 07:02:46 ID:hQlV5uil
gj
175名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 09:06:29 ID:pfr/92in
>>173
 少し前から、ココには変な(隠し?)投下規制が設定されているようです

 一行目が『改行』空白で『二十二行以上』のSSを投下しようとすると
 『書き込みが終了しました』と出ても、実際には反映されない

 ので、どうしても一行目を空白にして、なおかつ二十二行以上の
 SSを投下されたい場合は、一行目に『全角スペース』空白にして
 投下される事をお勧めします
176名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 00:03:59 ID:EB2pie/Z
>>173
野性味溢れるバトルからプレイへの流れがいいな。GJ
177名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 00:19:46 ID:y93dGAT4
変なって言うか、荒らし対策じゃないかな?
最近空白スペースだけとか、空白の真ん中に一行だけ煽り文の入ったやつとかを
延々とコピペし続けるスクリプト荒らしが多いから。
178名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 01:51:15 ID:M38HgOu8
>>173
久々の狼モノ、堪能させてもらいました。
次は三人称で主人公の獣化シーンを是非。
179名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:06:54 ID:b1HR4+Au
いy
180名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 01:21:19 ID:NrmzOMIM
読み終えてオッキしてるけどとりあえずアドバイスから

投稿するときは文字数をチェックするとかしようぜ、
書き込み後一度更新して投下できてるか確認するとか
(p2やJaneDoeみたいな2chブラウザだと書き込み結果だしてからスレ更新するから見てみるといい)

でもっと激しいのおねがいしていいですか?とかいってる自分は頭オカシイ。

あ、そうそう。22日はちょうど満月だったみたいです。
181名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 18:56:41 ID:GYw2ECpV
最近ケモノに目覚めた奴だが
投稿の基本だれか教えてくれんか?
182名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 20:37:24 ID:m07iKZ4Z
>>181
SS書きの控え室 74号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199631992/
と、そのまとめ
ttp://knoria.free100.tv/
あたりに目を通すといいかも。
183名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 09:15:14 ID:0oZ9J8uK
>>182
すまない
184名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:59:39 ID:cBp8wFf2
>>182
こんなのあったのか。
参考になるな。
185名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 14:34:12 ID:nDlOeZW/
どちらかといえば、文章の正確さや技能を問うより前の段階で、
まず多くの人が気軽に投稿するようになってもらいたいものだけどね。
粗製乱造は困るけど、まずは書かなきゃ上手くもならないわけだし
186名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 20:28:06 ID:9lj0J0kd
>>185
同意。
誰だって初めは初心者だし、ましてや趣味の共通したコミュニティなんだから、
自分が抜ける妄想を自分なりに成形するだけでGJしてくれるんだしさ。
187名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 00:03:24 ID:h2eZjpuB
とりあえず、最低限文章としての体裁が整ってれば
あとは内容やシチュエーションのアイデア力・描写力勝負だよな


ちなみに個人的「文章の体裁」のハードルは「スイーツ(笑)並みじゃなきゃいい」くらい
188名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 02:01:28 ID:BVf/TRii
>あとは内容やシチュエーションのアイデア力・描写力勝負だよな
それってかなりハードル上げてるんじゃ・・・
189名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 02:16:29 ID:ckYhiREs
でも、ちょっとしたキャラ設定とかシーン単位のアイデアなら
中学生とかが考えたようなネタでも結構面白いものがポロッと出てくることがあるよ。
最後まで描きとおすとか全体の整合性を取るのが難しいわけだけど。

あとキャラの魅力は文章力よりも、書き手がどれだけそのキャラに入れ込んでるかとか
作品の中でさせたい事がちゃんと決まってるかで左右される気がする。
定番の萌え要素とか記号とか打算的に考えて作っても
計画通り他人に萌えさせるのはかなり難しい。
190名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 02:22:10 ID:BVf/TRii
やはり一度自分用として作ってみるのが一番だと思うな。
それで感想とか貰えたら嬉しいしちゃんとしたSS書く気にもなるしね。
191名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:13:19 ID:ms97kxLa
そういう意味で、書き手のモチベーション高めるには
むしろ読み手の感想が一番重要なんだよな

単純におだてりゃ良いって話ではなく、
誉めるにしろ、漠然と良かったって誉めるだけじゃ
実感や手応えがなくて逆に萎える事さえあるし。
逆に批判にしても、改善点を指摘して相手を伸ばすよう意識した批判なら
やる気を呼び起こすこともある
ファッションを誉めるようなもんだ

ROMってる人も是非どんどん投下して、一言でも良いから感想を書く。これだ
…上手くやれば、露骨にリクエストするより楽に、書いてもらいたいものを書くように
誘導する事もできるかも知れんしなー
192名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:38:48 ID:izOdRULA
びくっ、、、、じつは趣向の話など数える位しかしてないのに
数年いる俺、事情で機密ならざるおえなくて投稿なくて悔しいっ

びくんびくん   
193名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 15:58:23 ID:1t33T4e+
短いのでいいから一作書いてみようかなぁ、とは思っていますけど
モチベーションの上下が激しいんですよ。
最初は意気込んでいても数日ほったらかしにしていたら、もういいや、
と思ってしまったり…。
194名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 16:21:13 ID:YajgElbH
導入部ポータビリティってのはどうでしょう
途中まで書いたか続ける気が薄れたのを投稿
ご自由に宣言してやる気のある人がチョイチョイ書く
またやる気なくなっても宣言でオーケー

不本意型リレー小説ともいえる
宣言した人は後の人がどうするかをたのしめればいいかと
195名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 16:31:28 ID:7dh66fEQ
>>193
俺もそのクチだったけど、スレで書くって宣言してなんとか書き上げた。
期待してるとか言われて不安になりつつも嬉しかったな。
まあ、Mだし…。
196名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 18:02:26 ID:OlFNsoKS
職人さんたち、冬眠してるんだよきっと!
春の発情期が来れば、またみんな書いてくれるよねっ!
197名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 20:21:41 ID:7dh66fEQ
>>196
「わんっ!わふぅ!」
(うぉっ!雪!雪積もってるよ!
やべー雪だよ雪、最高だぜこれ)

遊んでいた。
198名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 03:02:01 ID:H6/xefOb
エロ書こうと思ってエロシーンを妄想する→おっきする→処理する→萎える→明日にしよう

の駄目ループに入ってる俺を誰か何とかしてくれ。
妄想したネタも文章にすると自分の文章能力による劣化っぷりに萎えて
それ以降自分で使えなくなっちゃったりもするし、という躊躇いもある。
199名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 03:35:32 ID:TH7/FJ/x
処理しないで寸止めのまま書くんだ
200名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 05:28:27 ID:b2VQ7+/3
適当にネタとか設定とか書いて、
それを職人が作品に仕上げる
BTOみたいなかんじ
201名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 06:10:09 ID:sO/DV4rn
>>200
書きたいけどネタがない、っていう職人しか書かないような。
今話されているのは、ネタがある人は躊躇せず小説にして欲しい、
って言うことではなかろうか。
ネタを出すだけなら雑談してて普通に出てくるし、あまり意味がない気がする。
202名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 13:29:13 ID:/0l+USCj
ぶっちゃけこのジャンル、供給が少ない分、
供給されるものだけじゃ、とても足りなすぎて持たないから
まずほとんどの人が多かれ少なかれ自分で妄想したことがあるはずなんだよ!
(「一般的な人間♀にも萌えるのでおかずには不自由しません」
って人は別かも知れないけど)
だからそれをそれぞれ公表しあえば本来なら結構な数になるはずなんだ!
203名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 21:44:27 ID:sO/DV4rn
話をぶった切るけど、人外への変身スレとこのスレって分ける必要ある?
向こうは変身だけでその後性交せんでもいいっぽいし、変身ないとNGだけど、スレを二つに分ける程の差かなあと思う。
結構スレの雰囲気が違うから、別に一本にすべき、と言うわけでもないんだが、投下するときに悩む、というか悩んだ。
204名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 22:17:28 ID:b2VQ7+/3
無変身NGじゃ、ケモキャラの小説が書けんじゃないくぁ
205名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 22:26:51 ID:M30yAIDE
獣人といっても人間→獣人になるタイプと生まれながらにして獣人のタイプがいるもんな。
あと人外スレは基本的に女の獣化が多そう。
206名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:03:34 ID:sO/DV4rn
>>204>>205
いや、もちろんそのことも把握してるよ。こっちの変身は単なる一要素だしね。
むしろ、こちらのスレの方は広いから、向こうのスレの内容もカバーしてる分、
あまり区別の意味がないのでは、と言いたいんだ。
亜人スレ∋変身スレみたいな感じ。
あと↑で言ったけど、変身スレには亜人スレの内容からはみ出る部分もあって、ただ一本にするだけじゃ不十分だし。
まあ別に何か変更を求めてるわけじゃないよ。ただどうなのかなって疑問に思っただけで。
207名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:13:14 ID:6mmjik0v
おい、ずーっとROMってた俺なんだが。
空気読まずにエロ無し小説落としていいか?
208名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:23:49 ID:BE3eN7Zs
座して待つ。落とされるがよい!
209名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:25:38 ID:6mmjik0v
了解した、しばし待たれよ。
210名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:37:40 ID:6mmjik0v
昔この板で読んだヤツがネタの元だから、かぶってるネタがある。
それと、最初は暗い。
唯、俺があんまり暗いのは苦手だから、最後は大丈夫だ(と思う)。

後、今投下用に区切ってるから途中で切れるかもしれん。許せ。
211十三分の一:2008/02/01(金) 23:44:30 ID:6mmjik0v
  雨の、音がする
  冷たい、雨が、傷だらけの身体を打つ

・・・・ふと、気がつくと、雨の降りしきる森の中にいた。
酷く、割れるように頭が痛む。
最初、私は、自分が何処に居るのか、理解できなかった。
でも、死んだのなら、痛み等感じない筈だ、と思ったので
"生きている"
そう、思うことにした。
頭を殴られた所為だろうか、それとも、身体が雨で冷えすぎた所為だろうか・・・・
身体が全く動かない。
気がついてから、暫くすると、ようやく、身体が動くようになった。
立ち上がろうとした時、左脚に激痛が走り、バランスを崩す。
・・・・そうだった、この間、左脚の骨は、御主人様に折られたのだった。
ゆっくりと考えてみると、右手もまともに動かない。
周囲を見渡すと、少し離れた所に、丁度良い棒切れが落ちていた。
それを、痛む左脚を引き擦る様にして、拾いに行く。

拾ったその棒で、身体を支えながら歩き出す。
ふと、考える。
多分、いや、二度と、あの家には帰れない。
・・・・私は、捨てられたのだから。
私を飼い、弄った、あの人達。
散々弄って、壊れそうになった私を、まるで壊れた玩具の様に捨てた、御主人。
私の事を、まるで汚い物を見るかの様な眼で見ていた周りの人達。
捨てられる前、私は、数人の人に囲まれて、滅多打ちにされた。
数回、頭を殴られた時、私の右耳は、聞こえなくなった。
その後も、続け様に殴られていると、何回目かに、頭が爆発したかの様に、視界が真っ白になって、左目も殆ど見えなくなった。
その時、流石に私は”今回は、殺されるのだろう”、と思った。
でも、"それも、いいかもしれない"とも、私は思った。
あの人達は、私が死んだと思って、ここに捨てて行ったのだろう。
212十三分の二:2008/02/01(金) 23:45:20 ID:6mmjik0v
     ・・・・・でも、私は、生きていた・・・・・

・・・・何故、私は生きていたのだろう。
あのまま死ぬ事が出来れば、どれだけ、楽だっただろう。
そうも、考えた。
しかし、ボロボロにされて、捨てられて、それでも手にした、初めての自由。
・・・・・・私の、自由。
・・・・覚えていない程昔から、私は、弄られる為に生きてきた。
あの家に、連れて来られる前、私はどんな暮らしをしていたのかも、全く覚えていない。
あの家で、私の居場所は、何時も湿っている、地下の牢屋跡だった。
それ以外の所には、御主人様に弄られる為に連れ出される時、その時、目にする事が出来るだけだった。

背中を鞭で、裂けるまで叩かれる。
指や、腕、足を折られる。
血を吐くまで、鉄板入りの靴で身体を蹴られる。
身体中に、穴を開けられる。
焼けた棒で、身体を焼かれる。
気を失うまで、水に沈められ、気を失うと、また起こされる。
・・・・他に、色々な事を、覚えてないぐらい、幾度と無くされた。
痛いのは、辛かったけど、その時の、嬉しそうな御主人様達の笑顔が。
あの笑顔が、私にとっての唯一の笑顔だった。
笑顔は、嬉しい。
そして、それを見る事が、私の唯一の喜びだった。
213十三分の三:2008/02/01(金) 23:46:03 ID:6mmjik0v
そこまで、考えた時、ふと、少し先から、食べ物の匂いがするのに気づいた。
・・・考えてみれば私は、三日?いや、もしかしたら、それ以上何も食べていなかった。
・・・私は、ずっと飼われていたから、食べ物の採り方等、何も知らない。
これだけは判るのだが、この匂いの元は、多分、人の家だろう。
せっかく、手にする事ができた、自由だ。
忍び込んで、お腹一杯、食べてみたい。
もし、見つかったら、殺されるだろう。
でも、それはそれで、いいかもしれない・・・・どうせ、一度は殺されたのだから。
そう思い、匂いのする方へ、不自由な身体を引きずって行った。

・・・・小さな、木で出来た家。
といっても、私は自分を飼っていた人の家しか、知らないから、この家が大きいか、小さいかはよく判らない。
小さいと言ったのは、それと比べて小さかったまでの事だ。
ドアノブに、手をかけてみると、幸い鍵は掛かっていなかった様で、微かに軋む様な音を立ててドアは開いた。
・・・明かりの無い、暗い部屋。いい匂い。
匂いは、その奥の方から漂ってくる。
そして、この家の主は、今はいない様だった。
ドアの横に棒を置き、脚を引き摺る様にして匂いの元を目指す。
直に、その匂いの元へ、辿りつく。
見た事も無いような、食べ物。
といっても、いつも、残り物や、腐りかけの様な物を食べていたから、他の物は殆ど知らないけれど・・・・
それに手を伸ばそうとした時、

「誰だ!」
暗かった部屋に、明かりが灯され、部屋全体が明るくなる。
214十三分の四:2008/02/01(金) 23:46:58 ID:6mmjik0v
「・・・・なんだ、獣人の・・・女の仔じゃないか。・・・・ん?」
・・・食べる前に、見つかってしまった。でも、死ぬ事に対して、恐怖は無かった。
私は無抵抗に、耳を寝かせて床に伏せる。
きっと、私は声の主に殺されるだろう。

・・・・ようやく、楽に・・・・

そこまで考えた所で、私は思いがけない言葉を聞いた。

「・・・!・・・・・お前、随分酷いケガしてるな」
声の主はそう言って、私の前に立ち、
「・・・・・・・それ、人間にやられたんだろう」
その人間は、私の事を
「・・・ほら、こっち来なよ。手当てしてやるよ。・・・・・そう言えば、言葉、解るか?」
目の前の人は私に、そう優しく言った。
人間と共に暮らしていたから、言葉は解る。
でも、暫くの間私は、その言葉の意味を理解できなかった。
生きてきた中で、初めて聞いた、私に対しての優しい言葉。
信じるべきかどうか、長い事戸惑って、ようやく覚悟を決める。
私は、最後の質問にゆっくりと頷く。
「そうか、良かった。さぁ、手当てしてやるから、来いよ」
この男の人は、あの人達とは違う。
何も根拠も無かったけど、私はそう思った。
・・・私の事を、初めて、普通に見てくれた。
この人なら、信じても、大丈夫かもしれない。
壁に手をついて身体を支えながら立ち上がり、ゆっくりと歩み寄る。
すると、
215十三分の五:2008/02/01(金) 23:47:36 ID:6mmjik0v
「よっと」
いきなり、身体を抱き上げられた。
泥だらけの、私の汚れた身体を、嫌な顔一つせずに、抱き上げてくれた。
「まず、その泥落とさないとな。そうしないと、手当ても出来ないからな」
連れて行かれたのは、湯気の出るお湯の入った、樽のある部屋。
その樽からお湯を掬って、私の泥を落としていく。
最初、かけられる直前に、身体が強張った。
昔・・・・・と言っても、どれ程前かは、全く覚えていないけれど。
凄く、熱いお湯を浴びせられて、あちこち火傷した記憶が、ふと甦った。
・・・・・でも、今かけられたお湯は、昔かけられた、火傷する様な熱いお湯ではなく、暖かい程度のお湯だった。
「背中、ちょっと染みるぞ」
そう言って、私の背中にもお湯をかけていく。
「・・・・っ」
確かに、治りきっていない傷には、少し染みる。
でも、今までされてきた事に比べれば、全然痛くは無かった。
頭と背中を一通り洗い終えると、その男の人は、
「後は・・・自分で洗えるだろ?俺は外で待ってるから、洗って出てこいよ。お湯は使い切っても構わないから」
そう言い残して、出ていった。
言われた通り、身体を洗い、こびり付いた泥を・・・もしかしたら、血もついていたかもしれない。
それらを全て落として、私も出る。

「・・・・・ゎ!」
頭から、乾いた布を被せられた。
ビックリして、身体が竦んだ。
「そろそろ、雪が降るからな。ちゃんと拭いておかないと風邪引くぞ」
そう言いながら、私の身体をその、乾いた柔らかい布で拭いてゆく。
拭き終えると、私に向かってこう言った。
「暖炉の前・・・・・その前に、暖炉って解るか?」
前の家で見た事があったので、とりあえず頷く。
216十三分の六:2008/02/01(金) 23:48:29 ID:6mmjik0v
「そうか、そこで手当てしてやるから、少し待ってろ」
そう言って、また私の前からいなくなった。
向こうを見ると、その"暖炉"に火が入っているのが見えたので、言われた通りに前に行って待つ。
火の入った暖炉は、暖かかった。
・・・・・暖炉の所為だけじゃ無いかもしれないけれど。
「さぁ、背中と、他にどこかケガしてる所はあるか?」
「・・・・・・左脚、右手」
私が、小さな声で言うと、
「判った、染みるかもしれないけど、我慢しろよ」
そう言って、私の背中を消毒し始める。
背中の傷が、チクチクと細い針で刺されるかの様に染みる。
手をぎゅっと握って、それに耐える。
今までの仕打ちに比べれば、全然、痛くなんて、無い。
消毒が終わって、白い布を巻かれる。
「左脚は・・・・酷いな、折れてる」
そう言いながら、部屋の奥から棒を取ってきて、私の脚に布で固定する。
「最後に、右手だが・・・・・どこをケガしてるんだ?」
そう言いながら、男の人の大きな手が、親指から順番に私の手を触っていく。
217十三分の七:2008/02/01(金) 23:49:19 ID:6mmjik0v
「・・・・・・ぃ」
薬指を触られたとき、私は小さく悲鳴を上げた。
一週間ぐらい前、折られた指。触ると、まだ、痛い。
その指を見て男の人は、
「・・・これも、人間にやられたのか?」
小さく、頷く。
そのとき、彼が呟いた言葉は私には、予想もつかない言葉だった。
「・・・ゴメンな」

どうして、この人は、私に謝ってくれたのだろう。自分がした訳でも無いのに・・・・・
薬指を固定しながら、男の人が呟いた
「人間だって、獣人だって、結局何も変わらないのにな。人間の中には、こういうことをする奴が、まだいるんだよ。人間だけ、特別だって思いこんでるようなバカどもがな」
そう言った後、私の頭を軽く撫で、
「さあ、手当ても終わったし・・・・腹、空いてるんだろ?」
躊躇いも無く、頷く。
「そうか、今、持ってきてやるから、待ってろ」
そう言って、次に帰ってきた彼が持っていたのは、私が始めて見る食べ物だった。

持ってきてもらった食べ物を、一心不乱に、それこそ貪るように食べる私を見て。
「そんなに、腹減ってのか・・・・・まだあるから、そんなに急がなくても、大丈夫だよ」
・・・・暖かい食事は、私にとって初めてだった。
殆ど空になった私の食器を持って、男の人が、もう一杯入れてきてくれた時にこう言った。
218十三分の八:2008/02/01(金) 23:50:00 ID:6mmjik0v
「お前、もし、どこも、行くところ無いんだったら、ここに居てもいいぜ」
一呼吸、間を置いて、
「これから、本格的に冬になるから、食べ物、お前の状態で採るの、大変だと思うし」
もう、私には何も判らない。
・・・今まで、こんなに、優しくされた事など・・・・いや、そもそも今まで、優しくされた事すら、無かったのだから。
でも、その一言が、堪らなく嬉しかった。
「・・・・・ありがとう」

「ああ、そうするといいさ」
男の人は、笑いながらそう言った。
その後、一通り食べ終えた私に向かって、
「もう、今日は寝ようぜ」
私は小さく、頷く。
「・・・・・んー、でもベッド、一つしか無いな・・・・」
これ以上、優しくされたら、私は混乱しそうだったので、
「・・・・・・・私、床で・・・・」
大丈夫です、と、そう言おうとしたら、
「そんな事させるわけ無いだろ。・・・・・・そうだ、この際一つでいいか。その方が暖かいし」
と言って、男の人は私を抱き上げた。
柔らかいベッドに私を下ろすと、男の人は、着ていた服を着替えた。
そして、
「もう遅いし、寝るか」
そう言って、彼はベッドの中に入る。
私が、ベッドの端に座り、どうしようか困っていると、男の人はいきなり、私の左腕を掴んで、ベッドの中に私を引きずり込んだ。
「・・・・ったく、遠慮する事はねえよ。今は、まだ部屋が暖かいから、大丈夫かもしれないけど、夜、暖炉の火を消しておくから、絶対寒いと思うし」
また、私は暫く戸惑う事になった。
ベッドの中で、場所を取っては悪いと思い、端に行こうと思ったら、男の人に身体を掴まれて、向き合う格好にさせられた。
219十三分の九:2008/02/01(金) 23:50:37 ID:6mmjik0v
「大丈夫だって、俺はお前の事虐めたりしないから。そんなにビクビクするなよ」
「・・・・・・・」
別に、そういう理由じゃないけれど・・・・・・
それに、そう言われても、今までされてきた事との、あまりの差から生まれた戸惑いは、無くなる事はなかった。
でも、私はこの人を信じる事に決めた。
・・・・・・それに、もし、裏切られたなら、もう諦めがつく。
私は、彼の胸に、恐る恐る、顔を埋めるように押し付けた。
「・・・・・・・・」
彼は何も、言わなかった。
彼の大きな手が、私の頭を軽く撫でる。

暫く、そのまま時間が過ぎて行く。

初めての、体験。

ボロボロで、痩せっぽちの私に、優しく接してくれる。
今まで、人が、こんなに、暖かいなんて、全然知らなかった。
・・・・・これは、夢だったり、しないだろうか。
そんな事も、考えた。

・・・・夢でも、いい。
夢であるなら、覚めなければ、いい。

暫くして、彼は急に口をきいてきた。
「・・・・・・なぁ、お前、名前、なんて言うんだ?」
220名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:55:06 ID:iaT617WQ
規制?支援
221十三分の十一:2008/02/02(土) 02:31:01 ID:KfBOhdtx
※十がダメか?

「ゴメンな、怖かった事、思い出させちゃったな」
そういって、彼は、私の痩せた身体を、優しく、抱き締めてくれた。
暫くして、私が落ち着くと、
「・・・・落ち着いたか?」
「・・・・・・」
小さく、頷く。
「・・・・さぁ、本当に、寝ようぜ」
その後、私が眠りに落ちる迄、彼はずっと、私の頭を撫でていてくれた。

次の日の朝、私が目を覚ました時、彼は起きていて、私の事を見ていた。
夢じゃ、なかった。
「・・・・・・・ん、おはよう」
「・・・・・・おは・・・よ・・・う?」
未だ寝ぼけている私に、彼が声を掛けてくる。
・・・・おはよう、とは、一体何なのだろうか。
「朝、起きたら、”おはよう”って、言うんだ」
挨拶の一種・・・・なのだろうか。
とりあえず、私は返してみる事にした。
「・・・・・・おはよ、う」
「ああ」
彼は、笑顔でそう返事をした後、
「じゃあ、色々用意しないといけないから、先、起きてるな。もう暫く、寝てていいぜ」
そう言って、ベッドから出ようとした。
行かないで、ほしい。
「・・・」
私を、独りに、しないで。
もう、独りぼっちは、嫌だ。
そう思い、彼の服の端を、左手で必死に掴む。
「・・・・どうした?」
彼は、動きを止めて、私に尋ねる。
「・・・・・・・お願い、もう、独りに、しない・・・で・・」
気がついたら、また、泣いていた。
一人ぼっちは、寂しい。
もう、寂しいのは、嫌だ。
222十三分の十二:2008/02/02(土) 02:32:38 ID:KfBOhdtx
・・・・このヒトに出会って、初めて知った、優しさ。
私はこれを知って、生きていて良かったと、初めて思う事ができた。
しかし、それを、知ってしまったら、独りでいることが、急に怖くなった。
今迄は・・・別に、怖くも何ともなかったのに。
そうしたら、彼は、私の手を握って
「しょうがないな・・・・判ったよ」
何も言わず、唯泣きながら、彼にしがみつく。

暖かい、彼の胸。
涙が、止まらない。

そのまま、随分と時間が過ぎて行った。
けれど、彼はその間一言も喋らずに、私のことを撫でていてくれた。
「さぁ、もう、大丈夫だろう?朝飯、作るから行くぞ」
「・・・・・私も、行っていい?」
私は、恐る恐る尋ねる。
「ああ、構わないさ」
223十三分の十三:2008/02/02(土) 02:33:27 ID:KfBOhdtx
・・・・・・・・その後、数ヶ月が過ぎ、春を迎える頃には、私の怪我も大分治っていた。
流石に、左目の視力は殆ど回復せず、右耳の聴力は全く無くなってしまったが・・・・・・・
足や背中にあった、怪我の所為で体毛が生えなくなってしまった所も、彼がうまく治療してくれたから、既に周りと同じように体毛が生え揃っていた。
その部分の治療をするときには、彼が治療の最初に言ったように痛かったが、それぐらいで体毛が生えるのなら、十分我慢できる痛さだった。
また、私は特に仕事をしていないらしい彼に、文字、言葉、計算、料理やその他の生活に必要な仕草などを、一通り教わる事ができた。
今の私の一つの目標は、彼に私一人で料理を作ってあげられるようになる事だ。

あれ以来、私は殆ど、外に出る事は無かったが、それでも私は幸せだった。

・・・・・一度は、生きる事を諦めた、私の命。
まさか、こんな幸せな暮らしをする事ができるとは、夢にも思わなかった昔。



・・・・・私、生きていて、よかった。
224IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/02(土) 02:37:25 ID:KfBOhdtx
以上、駄文でスマン。
だって普段は絵をメインで描いてるんだ(下手だが
中々書き込めなかったのは、どうも10番目が問題の様で、何度打ち直してもダメだった。

もし読みたいっていう方がいたら言ってくれ。どっかに丸ごと上げるから。
225補完分@獣番目:2008/02/02(土) 02:42:29 ID:KfBOhdtx
名前?
考えてみれば、私には名前が無い。
前飼われていた所では、"畜生"とか"ケモノ"とか"それ"だとか呼ばれていて、名前なんか必要無かったから。
「・・ない」
私が、小さな声でそう言うと、
「・・名前、無いのか?」
驚いた顔して、男の人が尋ねる。
「・・うん」
消え入りそうな声で、私は返事をする。
「・・・じゃあ、今度、つけないとな」
彼は、そう言った後、少し間を置いてこう言った。
「なあ・・後、気になっていたんだが、お前、左目、悪いんじゃないか?」
確かに、その通り。
実際、左目だけでは、彼の顔すら、全然マトモに見えない。
「・・うん、右耳も、聞こえない・・・・前の御主人様達に、棒で、頭を何遍も殴られたから、だと、思う・・・・・・」
「ホントに、ゴメン・・・な」
彼が私に、そう、すまなそうに言った。
彼がそこまで言った時、私の身体が勝手に震えだす。
思い出した、死の恐怖。
今まで、何遍も味わってきたから、ずっと、もう怖くないと思っていたのに。
「あれ・・何、で・・・」
涙が、ひとりでに頬を伝う。
止まらないのは、何故だろう。
226IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/02(土) 02:44:29 ID:KfBOhdtx
ん、書き込めた。
どうも雰囲気を出そうとして「・」を使い過ぎていたようだ。

初歩的ミススマソ。
227名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 07:03:17 ID:ArPV0npK
んー、超gj
元ネタって、ムジナ氏のあの話ですね、たしか
私も彼の小説は好きなんで、なんかうれしいのです
228名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 07:46:26 ID:6WrB/8OM
いい話だなー。GJ!

ただ、何獣人かわからんかったのが残念。
読む方の想像に任せるってことなのかもしれないけど。
俺は勝手に猫を想像しますた。
229名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 08:39:58 ID:gXd3G1LH
GJ!俺も原作を知ってたけどそれとは別に楽しめました!

自分は犬で想像。
230名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 11:42:14 ID:X34MwNNc
座して待ってたら寝てしまった…!
ともかくGJ!元ネタ好きだし、この話もジーンときたよ
二人の幸せ話も読みたいねえ

自分も犬だな
231名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 11:53:43 ID:6WrB/8OM
元ネタ見てきた。元ネタ知ってたらそりゃ犬だわなー。
232IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/02(土) 15:33:55 ID:KfBOhdtx
皆さんありがとう。
どんな種族かは、自由に想像してやってくださいな。

>>230
幸せ話ですか(汗
エロ軽めのなら、この話で続きありますが・・・
なにせエロ描写殆どしたことが無いので、色々と見苦しいかと。
それでもよければ投下しますよ。
233名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 09:58:54 ID:AWh+r8J4
人と獣人の絡みもいいもんですねぇ…。
234IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/03(日) 17:49:56 ID:KxbsFfBA
投下しますね〜
ごゆるりとお待ち下さいw
235十分の一:2008/02/03(日) 18:12:23 ID:KxbsFfBA
私が彼と出会ってから、もう、4ヶ月程経っただろうか。
雪が降り積もり、寒かった冬は・・小鳥のさえずりや、植物達の新芽や芽吹きと共に、春に移り変って行く。
また今日も既に夕方となり、彼とのゆっくりとした、幸せな一日が終わろうとしていた。

彼の為に、料理を作る。
私なりに、一生懸命作ったのだが、まだあまり上手にはできない。
今まで私は、あまりロクな物を食べたことが無かったので、味や火加減というものがわからないのだ。
それでも、彼は私の作った料理を、文句も言わずに食べてくれる。
「うーん・・・ちょっと、今日のは火が通りきってないかな・・・。でも、シーラ、大分料理、上手くなったな」
「・・ぅん、ありがとう」
[シーラ]そう、あの出会った日の夜、名前が無いと言った私に、彼がつけてくれた名前。
彼によると、ある、高い山に生息する、花の名前だそうだ。
その花について、私は見た事は無いのだが・・・・・
「さあ、片付けて、今日はもう身体洗って寝ようぜ」
私は、彼の提案に静かに頷いた。

その、片付けをしている最中に、その出来事は起こった。
「?」
食器を洗っている私は、自分の身体に、軽く、しかし唐突に電気の流れるような感覚を覚えた。
その時は、まだそれが何なのかさえ、私には判らなかった。
しかし、洗い物を終えて、私が風呂場で身体を洗っているときには、自分でも身体の変化が明確に判るようになってきた。
・・体が、お湯の所為ではなく、何故か火照ったように熱い。
「・・・もしかして」
発情期・・?
私はそこまで呟いて、その先を口にする事が出来なかった。
236十分の二:2008/02/03(日) 18:12:52 ID:KxbsFfBA
私達は、ニンゲンの女と違って年に数回、一定の時期に[発情期]が訪れる。
これは彼に教えてもらった事だ。
しかし本来、私ぐらいの歳になれば[発情期]は起こって当然の筈なのに・・・・
・・・・まだ、私には[発情期]が起こらなかったのだ。
ここまで遅いと、流石に個人差と言う次元の問題ではなくなってくる。
彼は、多分いつか絶対来る筈だと言っていたが、私は今までの自分自身の生活の事もあり、半信半疑だった。
その内、私はお風呂から上がり、火の入っている暖炉の前で身体を乾かす。
そろそろ春が来ると言っても、まだまだ夜は寒い。
少し、身体が落ち着かないが、とりあえず服を身に着ける。
この服は、彼と一緒に二人で作った物だ。
水色の、薄手の生地で作られた、可愛いワンピース。
別に、私は服など身に付けなくても問題はないが、彼と一緒に作るのが嬉しいのだ。
まだ、一人では上手に作れないのだけれど、教えて貰いながらであれば、私でも、多少マトモな物が作れる様になってきた。
私は気持ちに整理がつかないまま、彼が先に待っているであろう、ベッドへと向かう。

でも、これは。
頭は多少納得していなくても、オンナとして身体が理解し始めていた。
「でも・・・」

出来る事なら、彼と・・・
でも、彼は、ニンゲン。私はケモノ。
確かに、彼は、私を受け入れてくれる。
・・・・でも、この差だけは、どうしようもない。
そう、思うと、[発情期]など来なければ良かったという思いも、次第に強くなってくる。

「お、出たか。じゃあ、寝るか?」
身体の変化に戸惑いつつ、私は素直に頷く。
しかし、彼と共にベッドに入ったは良いが、身体が火照っていて、なかなか寝る事が出来ない。
237十分の三:2008/02/03(日) 18:13:47 ID:KxbsFfBA
身体中が、ピリピリとする。
私は、しばらくベッドの端で、なんとか身体が落ち着くようにと、我慢していた。
そうしたら、彼がこう私に言ってきた。
「シーラ?どうした、調子悪いのか?」
どう答えようか、一瞬戸惑ったが、隠しても余計心配させるだけだと思い、私は思い切って言う事にした。
「なんだか・・・身体が、熱いの」
「!」
彼が、数瞬間を開けてから、驚いた顔で私に尋ねる。
「もしかして、お前・・・」
そう言われて、反射的に身体が竦んだ。
彼に、嫌われるかもしれない。
それだけは、絶対に嫌だった。
「お願い・・・私のこと、嫌いに、ならないで」
半分泣きながら、私はそう、彼に懇願する。
そうしたら、彼は、
「誰が嫌いになんかなるかよ。・・・それよりも、良かったな」
「・・・ぅ」
彼がそう言った辺りで私は、何故か途端に、必死に押さえていた疼きが押さえられなくなった。

・・駄目元で、彼に言ってみる。
「あの・・・」
「何だ?」
私は、覚悟を決めて、その言葉を口にする。
238十分の四:2008/02/03(日) 18:14:37 ID:KxbsFfBA
「私のコト、抱いて、くれま・・・せん・・か?」
そう言ったら、真面目な顔で彼はこう私に返してきた。
「・・シーナはそれで、いいのか。俺は、人間なんだぞ」

そんな事、全く問題じゃ無い。
「うん・・私は、好きだから・・」
迷うことなく、私はそう答えた。
彼は、暫く考えていた様だったが、私のほうを向くと、
「・・・後悔、しないか?」
「・・・うん」


二人とも、服を脱ぐ。
ベッドの中で、身体を寄せ合って、一緒に抱き合う。

・・・・暖かい、彼の身体。
私は、それだけで幸せな気持ちになれる。
少しの間、彼と見詰め合っていたら、彼が私の頭を抱えるようにして、私にキスをしてきた。
その行動に、ちょっと、戸惑ったけれど彼に私は全てを委ねることにする。
長い長いキスの後、一旦口を離すと、再びキスをする。
今度は彼は、私の舌に舌を絡ませてきた。
目を瞑って、唯彼に身を任せる。
名残惜しかったが、彼がゆっくりと口を離す。
二人の唾液が、幾筋かの糸を引く。
とても、不安だけど・・・・・でも、とても嬉しい。
彼の手が、肩から胸、お腹、そしてその下へと、ゆっくりと撫で降りてくる。
私は、彼の手で身体中を撫で回されるのが、少しくすぐったくて、なにより、恥ずかしかった。
その内、彼の手が私の「アノ」場所へと辿り着く。
少し、怖くなって体が強張る。
すると彼は、緊張している私の頬に、優しくキスをしてきてくれた。
不思議な事に、たったそれだけで、私の緊張は大分和らいだ。
239十分の五:2008/02/03(日) 18:15:03 ID:KxbsFfBA
軽く、私の敏感な部分を擦る様に、彼が手を動かす。
「・・・ん、ふ・・・ぁ」
初めての、感覚。
頭がポーッとして、何も考えられなくなるような感覚。
「んっ!・・・あ・・・ぅ・・あん・・・・・」
だんだんそれが・・・・その感覚が酷くなっていく。
彼の手が、徐々に激しく動く様になってくる。
・・・・私、おかしく、なっちゃいそう。
そんな事をぼんやりと考えた直後、頭が真っ白になった様に、一際凄い快感が私を襲った。
「!?・・・・ひゃあッ!ひゃぅ・・・・・ふっ・・・ぅ・・・・」
身体が軽く跳ね、力が入らなくなる。
「大丈夫か?初めてだったから強すぎたかもしれねぇ」
「・・・・ふぁ・・・・・ううん、大丈夫、だった。・・・・・それに凄く、気持ち、よかった」

「・・・・・もう、俺も我慢できないな・・・」
彼はそう言った後、
「シーナ、いきなりだけど、俺も我慢できないし、もう行く。もしかしたら・・・・いや、多分、これからする事はきっと痛いと思う。もし、辛かったら我慢しないでちゃんと言えよ?」
と真剣な顔で私に伝えた。
「・・・・うん、わかった・・・・」
彼の手が、閉じていた私の両脚を徐々に開いてゆく。
彼がその大きな身体を両脚の間に埋めるような格好になる。
私の「あの」部分に何か硬くて、そして熱いものが触れる。
「俺の背中に手、回しとけ。じゃあ、行くぞ」
彼が腰を引き、体重をかけて勢いよく身体を沈める。
「・・・・あ・・・が・・・・っく、ぅ・・・あぁ」
・・・・・いきなりの激痛。
私の「あの」部分が、裂けたかの様に痛い。
思わずツメを立てて彼の背中にしがみつく。
でも彼が、私の中にいる。
凄く、痛かった。だけど、それだけで幸せだった。
240十分の六:2008/02/03(日) 18:15:42 ID:KxbsFfBA
「おい、大丈夫か?すげえ痛かったか?」
彼が心配そうに私に尋ねる。
「・・・・・痛い、でも、大丈・・・・夫」
涙が勝手に滲んでくる。それでも、相手が彼だから、笑って言える。
そして、さっき私がツメを立ててしまった彼の背中が気になった。
私達のツメは、人間の物より大分鋭い。多分、切り傷になってしまっただろう。
「・・・っ・・・それよ・・り、背中・・・・大丈・・・夫?」
そう言ったら彼は、
「これぐらいどうって事無いさ。それより、お前の方がずっと痛かったんだろう?」
そう言って、私の涙を指で拭ってくれる。
「少し、このまま止めるぞ」
二人で繋がったまま、長いのか短いのか全く解らない時間が過ぎてゆく。
「少しは、落ち着いたか?」
「・・・・・っ・・・・う・ん・・・・・」
本当はまだかなり痛い。でも彼に心配をかけたくはない。
「ゆっくり、動くぞ・・・・痛かったら言えよ?」
その言葉に、私は何も言わずに頷く。

彼はゆっくりと動きながら、私の耳を甘噛みする。
彼の手は、私の胸を愛撫している。
・・・少しでも、私の痛みが和らぐようにと。

最初の内は、とにかく痛くって、何も考える事も、感じる事もできなかった。
でも、しばらく彼にされるがままになっていると、その内、頭から背中を通ってシッポにかけて電気が流れるような感覚が時折感じられるようになってきた。
続けられる内に、だんだんと痛みがなくなり、それと入れ替わりに、快感が背中を駆けるようになってきた。
241十分の七:2008/02/03(日) 18:16:13 ID:KxbsFfBA
「・・・ハッ・・・・ふぁ・・・・んっ・・・・」
意思とは別に、私の口からは甘い声が漏れるようになってきた。
「・・・・気持ち、良くなってきたか?」
「・・・・んッ・・・・う・・・ん・・・・・ふぁっ!・・」
返事をしようとしたら、快感で身体が軽く跳ねた。
彼が動きを早めるにつれて、徐々に頭の中に、白いもやが広がって行く様な感覚を覚える。
押し寄せてくる快感に、だんだんと、何も考えられなくなってくる。
今私が考えられる事は、彼と一緒になる事のできた幸せ。
唯、その事だけだった。
そして彼が、こう言った。

「・・・もう、俺も・・・・限界」
「・・・ハッ・・・・・ひぁ・・・?」
彼は顔をしかめて、そして、
「・・・・・・出すぞ・・・・いいか?」
「・・・・ふぁ・・・・、大・・・丈夫・・・」
回らない頭を、なんとか動かして返事をする。
その返事を合図に、彼が一段と動きを早める。
そして、一段と深く彼が突き入れてきた瞬間、
「く、あっ」
「・・・・・・ひぁああ、ぁう・・・・・あっ・・・・・・何、熱・・・ぃ・・・・・!」

彼の呻き声と共に、私の中に火傷しそうな程熱く感じる何かが、勢いよく放たれた。
快感で、反射的に彼の身体に抱きつく。

そのまま頭が真っ白になり、そこで、私の意識は途絶えた。
242十分の八:2008/02/03(日) 18:17:07 ID:KxbsFfBA
「・・おい、シーナ、大丈夫か?」
「・・・?」
彼が私に心配そうに尋ねてくる。
翌朝、私が気がついた時には、もう既に太陽が昇っていた。
・・・どうやら、あの後私はそのまま眠ってしまったようだった。
「・・うん・・凄く、気持ち・・・良かった」
微笑みながら・・・と言っても、ちゃんと微笑めたかどうかは判らないが・・・、私は彼にそう言った。
彼は、何も言わずに私の事を抱きしめてくれたのだった。


二人で身体を洗い、朝食にする。
朝食の後、彼が用事があるので街に出かけてくる、と言った。
この間言っていた、仕事が出来上がったのだろう。
彼の仕事は、何かの記録をつける事らしい。
私には、その仕事の事はよく解らないが・・・・
私は彼を見送ろうと家の外に出る。
「気をつけて、行ってきてね」
そう言ったら、彼が唐突に、
「なあ、シーナ。ちょっと左手出して」
・・・・・・・・?左手?
「・・・・・?」
仕方なく、意味は判らなかったが彼の前に左手を差し出す。
ぎゅ。
「・・・ひゃっ!?」
唐突に指を握られた。そしたら彼は、
「ありがとな、じゃあ、行ってくるぞ」
そう言って、彼は外へと出掛けて行った。
243十分の九:2008/02/03(日) 18:17:36 ID:KxbsFfBA
私は何時も、一人の間は勉強したり、家事の練習をしたりしている。
今日もまた、そう言う事をしていたら何時の間にか、もう夜も近い夕方になっていた。
外から、彼の足音が聞こえてきた。
私は、片耳しか聞こえないが、それでも人間よりはよく聞こえる。
「・・・・お〜ぃ、ただいま」
「おかえりなさい!」
ドアを開け、私が駆け寄ろうとすると、彼は
「シーナ、家の中入って、ちょっと、目、瞑ってくれるかな?」
「・・・・?」
行きといい、今といい、彼は一体何をしたいのだろうか。
それでも私は、仕方なく目を瞑る。

「そしたら、少しの間でいいから、左手出して」
彼がそう言うので、左手を目を瞑ったまま彼の前に差し出す。

薬指に、何かを通された。
「・・・・俺からの、プレゼント、受け取って、もらえるか?」
彼の少しだけ、緊張した声。
そして、瞑っていた目を開くと・・・
左手の薬指に、美しく澄んだ小さなサファイアのついた、細い指輪が通されていた。
「これって・・!?」
もしかして・・
最初、信じられなかったその先を、彼が言ってくれた。
「・・・・・・俺と、結婚、してくれるか?」
244十分の獣:2008/02/03(日) 18:18:08 ID:KxbsFfBA
凄く、嬉しかった。でも・・・・

「でも・・・・私は」
ケモノだから・・・・。そこから先を、彼は私に、言わせなかった。

強く抱きしめられて、
「そんなの、関係無いじゃないか。・・・・それとも、俺が嫌いか?」

「ううん・・ううん、違うの」
「なら、いいのか?」

「うん!」

そのまま彼に抱き寄せられ、長い長いキスをされた。
溢れてくる涙で、何も見えない。でも、悲しかったり、辛かったりする涙では、なかった。


         嬉しい、涙。幸せな、涙。

          私は、幸せ・・・だよ。

〜「シアワセ」完〜
245IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/03(日) 18:20:08 ID:KxbsFfBA
はい、テラ甘です。趣味です。文句は言わせね・・うわなにするやめ(ry

えーと、これで「シアワセ」以上です。
お楽しみ頂けましたでしょうか?

〜アトガキみたいなヤツ〜
・・・しまった、一本目にタイトル入れ忘れたOTL
実を言うと、コレがエロ小説で初めて完成まで漕ぎ着けたやつなのです。
その為色々と見苦しい点がありますが、その辺は笑い飛ばすなり、脳内補完するなりしてください(頼


次回作は・・・・うーん、やっぱしエロ薄いのなら書き始めてますが(汗
しかも路線が大幅に変わって・・・(滝汗
それでも良いなら言ってやって下さい。犬のように飛び跳ねて喜びます。
時間はかかりますが完成し次第投下します。
246230:2008/02/03(日) 18:52:47 ID:ah3dtX5a
GJー!何という発情期!シーラかわいいよシーラ!

幸せ話読めてよかった
言ってみるもんだなw
247名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 22:28:06 ID:t7qjz6SD
GJ!見てる方がニヤけるぐらいに甘幸せでたまらないです。
発情期とか爪を立てたり、っていう種族が違うことの描写がいいなあ、と思いました。
248IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/04(月) 01:40:03 ID:1caW2hDh
ありがとうございます。

正直、心配でした。次回の参考にさせて頂きます。
他、読みにくいとか、ありませんでしたか?
もしあれば、ご指摘頂けると嬉しいです。
249名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 06:57:01 ID:UQ8LZHUQ
途中からシーラの名前がかわっとる

それはさておき超gj
この作品の時代背景が気になってたりする
250IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/04(月) 08:29:28 ID:1caW2hDh
あ、やっぱりOTL
途中で名前変えたからなぁ・・・
いや、ね、チェック入れたつもりなんだけど。スマソ。
修正・・・できないし、どうしよう(滝汗⇒脱水症状w

じ、時代背景・・・
やべぇ何も考えてねぇ。でもこの話のすぐ後に戦争が起こる。(人間達の)
その話はまとめられなかったから、お蔵入りです。二重にスマソ
251名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 17:58:33 ID:HZUC7CSv
何のソフト使って書いてるか知りませんが、ワードはもちろん、メモ帳にも
「検索>置換」って機能がありますぜ。マカーならわかりませんがね。
俺も中途半端に書き溜めた断片を繋ぎ合わせ再利用したりする事があるからわかる。

…主人公に自分の名前付けたドリーーームな小説とか、修正せずに出してしまったりしたら、
悶絶どころじゃ済まないからな。例え一部分だけでも。
252IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/04(月) 19:37:23 ID:1caW2hDh
情報ありがとうございます。
はい、たった今、修正中に気が付きました。(ちなみに使用しているのはメモ帳)
一通りチェックし終わったヤツありますが、要りますか?

上に書いたのとは違うネタ思いついた。今から書き始めようと思います。
253名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 11:42:51 ID:kQinCX5L
名前だけ修正は各自でもできるレベルだから敢えて上げなおすほどでは無いと思うけど・・・
大幅加筆修正とかされたりしてるなら欲しいかも知れないが

置換機能は、他所で拾った獣姦もの文とかを獣人・獣化ネタに改変・改悪する時とかに頻繁に使ったり・・・
パクリ配布するわけではなく自分で個人使用するためとは言え邪道の極みだけどな

しかしメモ帳派結構いるのな。何か便利な機能のあるオススメのソフトとか無いのでしょうか
254名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 11:58:32 ID:9z66o3kQ
で、結局名前は『シーナ』でいいの?
255IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/05(火) 16:53:53 ID:mHWHUSb/
スマン、修正後「シーラ」ということで。

次投下するときはもっとしっかりチェックするよOTL
256 ◆5QXHO4/GJY :2008/02/05(火) 21:59:50 ID:qdQhRABm
ネタならあるさ・・・・・・・・

世の中に存在を知られてない獣人族(♀)が極秘研究施設にとっ捕まって
色々実験されたり、挙句の果てには
「希少な未知の生命体なので、種の保存と人工繁殖のため」リンカーンとか、

飛行機か船か、「死体の残らないor見分けがつかない」事故で死んだと思われてた
幼馴染が実は獣人で、その生命力ゆえに生き残ってたけど
獣人であることを知られないために世間的に死んだことにするために
そのままどこか遠くへ→その前に幼馴染だけには挨拶→エロ とか、

あと別に今書いてるネタがあるけどそんなこと言っちゃうと(自分の)
モチベーションが下がって永遠に投下できる水準満たせないから
秘密にしておくけど全部「月啼き」と同じ世界観だななんて思いつつ
一杯一杯なZのRですが何か?

和訳

冬眠してるわけでも遊んでるわけでもなく、
モチベーションが上がらず頭抱えて七転八倒してる。
257名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 23:01:30 ID:urH1n8Hp
せめて頑張ってください、と応援したいです。
258名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 17:25:18 ID:19A2IEhi
やる気を産み出す脳内の物質は、実際に行動しないと分泌されないらしい。やる気がなくても、まずやり始めるのが大切だそうだ。
……そのやり始めるのが一番大変なんだよな。でも期待してる。
259名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 17:31:18 ID:SSoZkou/
そうなのか
仕事中にエロネタ閃いて悶々としてたのに
仕事おわってPCの前に座ると途端に気力なくなってしまうのは
そのせいだったのか
260名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 12:10:50 ID:CJnu8+xA
あと自分の好きな作家(亜人関係ないけど)が、書くときは時間を決めて、いくら書き途中でもスパッとやめると、
次やるときに中途半端なところからの方が何を書くかで滞りづらい上に、
昨日いっぱいやったから今日はいいや、ってなりづらいって言ってた。
まあ人それぞれのやり方があるけど、俺もこのやり方に倣ってる。
261名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 13:31:17 ID:gUl11AOP
ああ、なるほど。確かに、なまじ「キリのいい」ところで中断すると、
次の書き出しに手間どったりするしな。

完全に下りきってから止めたせいで
また高いところまで上げなきゃならないジェットコースターと言うか
アイドリングせずに停車してたら冷え切っちゃって始動に凄く時間のかかるエンジンというか…

目から鱗だな。
…ただ、初代スレからの未完結作品の多さを見るに、
途中で止めてそのままになってしまうこともあるにはあるようだけどね…
262名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 18:22:21 ID:CJnu8+xA
>>261
一回投下することで満足しちゃうのかもね。自分は切らないでまとめて投下するから分からないけど。
でもまとめて投下も投下で、投下するまで評価が分からないって不安もあるし、実際に投下しないとGJとも言って貰えないからどっちもどっちか。
確かにこのスレは未完の名作が多すぎる…。名作なだけになあ…。
263IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/07(木) 19:06:00 ID:nmzEac8p
まあ、ネタを出すことで何かしら閃く事もあるので。
折角ネタがあるのなら、今まで発表したことが無くても思い切って書いてみるというのもいいのでは。
実際、自分はこの間のが投下第一号だし(自分国語で3以上とったことないぜ

自分の場合はそうでしたが、気に入った作品とかを自分流にアレンジする所からやってくと良いのでは?

と、エラそうに言った。許して(頼
264名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 01:39:20 ID:ywijS0rz
SS書いてみようかな。IDが変わらない内に今日中に投げるかも。
夜を予定。
予定は未定。
なんせゆとりが書くので期待は禁物。

ということでヨロ。
265IXA ◆sidzK5RLbE :2008/02/10(日) 11:27:32 ID:rMldI4/3
ガンガレー!
読者として待ってますよ。
266名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 12:52:49 ID:cZSR1a45
>>264
禁物と
言われて尚する
期待かな

読者、心の俳句
267名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 12:58:15 ID:RjwmcwVz
ちょっと一言
>>265
作品を描き込む以外はコテを外す
これが一番印象良いから
268ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:28:34 ID:ywijS0rz
えーとまだおひるですが不意打ち。

属性:狼、ファンタジー、男しかいまのところ登場人物がいない

これらがいや中田、どうぞあぼんしてください。

この駄文は書き続けられるのかがとても微妙なので一週間音沙汰がなかったら煮るなり焼くなり蒸すなり揚げるなりしてください。

では投下。とらとらとら
269ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:30:40 ID:ywijS0rz
獣人、それは人のように二足歩行し獣の頭を持つ生物。

<2/9 06:35>
『ん、あーよく寝た。』
俺、26歳日本男子。
好きなもの:卵かけご飯(表)獣人(裏w

彼はまだ気づいていなかった。彼に起きた変化を。
俺は寝ぼけ眼で洗面所へと向かい、鏡越しに見える自分の姿を見て、蛇口に手を掛けてまた己の像が結ばれるところへと目をやった。

「狼になってる、狼男になってるー。やった、ってなんでぇぇぇっーー!!」
彼は混乱した。
獣人になれた喜びと突然日常が奪われてしまった不安が同時に押し寄せてきた。
『冷静になれ、俺。まずは昨日は何事もなかった。一昨日も、先週も、先月も、去年も俺はなんも変わった事してねーのになぜなんだぁーっ!!』
未だに明らかに興奮して何も整理出来てない彼を尻目にちょっと時を昨晩に戻してみよう。
270ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:32:38 ID:ywijS0rz
<2/8 22:46>
『やっと仕事終わったー。明日から三連休だー。』
彼はネクタイを外し椅子に腰掛けた。
しばらくテレビを眺めていたが、面白い番組もなく寝ることにした。
彼が寝てからおよそ二時間が経ちスヤスヤと寝息をたてている彼の横に狼が一匹何処からともなく降り立ち彼の布団に潜り込んだかと思うと、その膨らみは消えてしまった。
すると彼に変化が現れた。
体から細やかな毛が腹からは白背中からはグレーのがそれぞれ吹き出したかと思うとわき腹で出会いそれが彼を包んでいった。
それとともに体に筋肉が付きすっかり割れた腹筋があると思えば、胸板は厚くガッチリと肉襦袢が形成されると顔にも変化が現れた。
耳が上に引き上げられ三角になり、そして黒くなった鼻と顎がせり出しマズルが出来、その中では舌がそれにつれて伸び牙が生えそろった。
271ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:34:59 ID:ywijS0rz
<2/9 07:01>
俺『ヴ、ヴッぇぇー。(慟哭』
――『あ、泣いちゃった。どうしようかな。とりあえず……』
――「おい、そんなに嫌なら『人の姿だった俺になれ!!』と心で念じろ。」
俺「だ、誰……。(すすり泣き」
――「いいから、早く。」
俺「う゛ん。」
すると彼から一匹の狼が飛び出した。
狼「おい、戻ったぞ。これで満足か。」俺「あ、ありがとう。」
狼は彼に近づくと顔を舐めた。
狼「もう泣くな、戻っただろうが!なんでこいつとなんだ……」
俺「ごめん。ちょっといきなりすぎてどうしていいか…」
狼「すまん。仕方ないんだ。こうするしか。あのな……」
時は去年の大晦日まで遡る。
272ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:37:32 ID:ywijS0rz
<12/31 22:39>
ここは天上。
日本の神々が今宵の宴に酔いしれていた頃、ある長が一言発した。
長「さて、一回りしたので私はこの職を降りる訳じゃが、ここ最近といい神力がなかなか国土に行き渡っていないようじゃ。
これも天上から出向した神々が地上に帰化して戻らないばかりか、人間のまま一生を過ごして欲と名声に溺れ墜ちていく者ばかりじゃ。」
宴は一気にさめた。
長「聞きたくないのは十分承知しておる。だがこれは緊急事態じゃ。国土は荒れ、政(まつりごと)は混乱を呈しておる。
人が営んでいく世界になるべく介入は避けたいが、仕方あるまい。ワシの責任もないわけではない。
ここで年寄りの願いとして一つ案があるのだが乗ってはくれまいか。」
他の者は少しざわついたが長への信頼もあって皆頷いた。
273ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:39:34 ID:ywijS0rz
長「皆の者ありがとう。ところで私は今年が終わるとあちらの世に移らねばならん。だがこの余った力はこのままでは無駄になってしまう。
そこでこれらを私の忠実な聖獣に分け与え、成人した日本男子に遣わせ国を建て直して貰おうと思っておる。」
ある一人がこういった、「そんなことをしたらますます混乱しますでしょう。」
長「大丈夫じゃ。私も甘んじて長の座にただ座っているだけではない。”ケモナー”というまぁ所謂性癖を持つ者がおる。そちらから遣わせば問題なかろう。」また同じ者が「でも、そのような奴らに…」
長「心配なさんな。無論力を無条件に渡すわけではない。」
――ゴーンゴーンゴー……
長「おや、時間のようじゃ。次の長はほれ、そこの口答えしたお前さん。」
長候補「わ、私ですか!?口答えなんて滅相もない、そんなつもりでは……」
長「後は頼んだぞ。」
274ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:42:38 ID:ywijS0rz
<2/9 7:12>
場所は彼のアパート
狼「……というわけだ。」
俺「じゃあなんで朝っぱらからこんな意地悪するんだよ。」狼「意地悪か。こうでもしないと信じないだろお前。」
俺「確かに。」
狼「わかったか。で、具体的なことは連休明けからだ。」
俺「いつ終わるの?」
狼「十二年一回り。」
俺「な、長すぎる。」
狼「俺もお前みたいな奴とはいやだよ。」
俺「意地悪っー。」しばらくして
俺「ところで、さっきみたいになれる?」
明らかに好奇の対象を見つめる眼差しである。
狼「狼男みたいな奴か?」
俺「うん!!」
狼「やだね。あれは結構大変なんだぜ。」
俺「いつならいい?」
狼「一週間後」
俺「ふーん。」
彼の手はよからぬ方へ手を伸ばした。
狼「ギャウン、な、何をするっ!」
俺「俺のよりでかいな。さてここの穴はどれだけかな〜♪」狼「や、止めてくれっ!わ、わかったから止めてくれ!」
俺「やっとその気になったか。さあ俺を狼男にしてくれ。」
狼「チッ、わかったよ。」
彼の体に急に激痛が走った。
俺「う゛、ぐるじぃ。」
狼『さっきの仕返し』
男の体はみるみるうちに狼男になった。狼『あとお前のなかにいるときは俺が主導権握れるからw』
彼の意識は飛んだ。
275ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 13:51:05 ID:ywijS0rz
一応第一団は投下。
絡みはほぼ皆無。

よくあるFAQ
Q第二団はいつでしょうか?
Aわからないです。

Q誤字脱字レイアウト滅茶苦茶。どこにメンタマついてるの?
A1質より量とおもって携帯から投げた私を獣にTFする呪いでもかけてくれるとありがたいです。
A2あなたに書いてもらえることを願っても止みません。


というわけで元ネタは妄想をそのままdumpしたのにディテールを書き足したので自分でもちょっとごちゃごちゃです。すいません。
276名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 13:57:40 ID:rMldI4/3
GJ〜
待ってたでよ。どんな物でも書けば書くだけ上手くなる!
と思う。

>>267
了解した、無知でスマン。
277名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 14:26:50 ID:mh75TBvt
GJ!

妄想力のすさまじさに負けたww
獣人獣化好きならこんな妄想するよなー
278名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 15:19:47 ID:cZSR1a45
>>275
GJ!続きも待ってるぜ!
279名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 17:08:18 ID:EzgC5CbZ
>>275
GJ

文章力つけたほうがよりいい作品に仕上がると思う
ttp://www.asahi-net.or.jp/~MI9T-MTTN/index.html
こことかそういう関係のサイト結構あるから参考にしてみると良いんじゃね?
280ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 17:47:38 ID:ywijS0rz
>>279
やはり質より量の最低限を下回ってしまいますたか。
気をつけてみます。
やっぱりGJとレスされると嬉しいです。
おだてると調子にのるので注意してくだしあ。

属性はそのまま。
おにゃのこは出てこない。いやどこからどうだせばいいのだ?

と悩みつつ投下。
281ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 17:49:54 ID:ywijS0rz
<2/9 09:32>
狼「全く世話がかかりそうな奴だぜ。とにかく報告せねば」
狼(体:狼男)は台所の水をボウルに注ぎなにかしらの印を結んだ。
すると先ほどなにもなくボウルの底を映し出した水面が像を映し出した。
長「おう、だいぶてこずっているみたいだな」
狼「えぇ、私の力不足です」
長「ところでどうだそちらの体は。その男はやはり……」
狼「どうもそのようです」
長「そうか。くれぐれも大事にするのだぞ」
狼「はい、わかっております。では……」
長「一つ言い忘れていた。お前は一応霊体だ。そこは天上のようにエネルギーに満ちてはおらぬ。だからあの天上の規則をそこでは破ってもよいのだぞ」
狼「わ、わかっております」

狼男はあわててその水を飲み干した。
狼『そろそろ懲りたかな、少し戻してやるか』
狼男は椅子に腰掛けるとぐったりした。俺『んあ、狼男になってる。よっしゃー!』
狼『相変わらず元気だな』
男『まるで馬鹿みたいにいうなよ』
狼『違うのか?』
男「うー」
狼男は唸った。
狼『その体気にっているか?』
狼男は尻尾を振って洗面所に走った。
282ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 17:51:28 ID:ywijS0rz
俺「あー真紅の瞳かー、グレーに腹毛は白かっこいいー俺!でも虎とかライオンとか東洋竜がよかったなー」
狼『一生主導権戻してやんないぞ』
俺「冗談だよ、ごめんよ。とっても満足してるよ」
狼『そこまで言うと嘘にきこえるぞ』
俺「いいじゃん、一応心の中見えるんだろ」
狼『まあな』
俺「あっ、あのイチモツも俺のになってる。いいものを拝めたしお腹減ったな。何食うんだろ」
狼『今までと同じ。誤っても人を食べたいとか生肉ばっかとかやましいことは考えるな』
俺「ふーん。やっぱりだめなのか。まあいいやベーコンエッグと食パンでいいや」
台所に向かう狼男、おもむろに冷蔵庫から卵とベーコンを取り出して料理を始めた。
俺「ん、ベーコンうめぇ」
朝食を取った後でインスタントコーヒーをすすりながら満足感の余韻に浸っていた。
狼『あのな、俺もだなエネルギーを摂取しなくてはだな……』
俺「俺が満腹になればいいんでないの?」
狼『だめだ、だからだなあのなすまん』
俺「なんでも言えよ……うっ」
突然主導権を失った。彼の感覚だけは生きていた。
283ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 17:53:05 ID:ywijS0rz
狼「すまんが俺はお前さんの精液をだな、摂取しないといきていけないのだ」
狼男はパジャマをずり下ろしイチモツを掴むとしごき始めた。
俺『うぁっ、なにぃっ、これぇっ、全然感度がちげぇぞ』
狼「俺はマスターベーションは初めてだ。長はあんなに気持ちよいことをしていたのかっ」
空いたコーヒーカップを左手に右手はその速度を速めた。
俺、狼「おっもう我慢できねぇーーっ!!」
――どぴゅ、どっ、とくとくとく
そそり立つ赤い肉棒から流れ出ると彼の左手のカップをすぐに黄色がかった液体として満たした。
狼男は一度口につけたが自分の出したものをまた飲むのに羞恥心を覚えた。
俺『おい早くしろよ。また下半身が疼いてきやがった』
狼「わ、わかってる。だが…っ…ゲフッげふっ」
狼男はコップに入った液体を一気に飲み込んだ。
狼にとってもこれだけの量を一気に飲み込んだのは始めてでなかなか口に残った離れなかった。
すぐさま狼男がコップを肉棒にあてがうとすぐに二次射精が始まった。
狼「ちょっとキツいな」
俺『なら今度は俺にも飲ませろ』
284ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 17:55:09 ID:ywijS0rz
狼「本当か、じゃ戻すぞ」
体の主導権が彼に戻り狼男の体がびくんとした。
俺「おっ、狼男の汁いただきまーす!」
狼男は二次射精の精液をペロリと平らげ、コップにマズルを突っ込んで舐め始めた。
狼『…よく飲めるな沢山』
俺「ほら卵かけごはんみたいで美味しいじゃん」
狼『意味ワカンネ…』

あっという間に一日は過ぎてしまった。
満足した狼男は舌なめずりをして風呂に入った。
俺「いい湯だ〜な〜♪」
シャンプーがどこまでで洗顔やひげ剃りがなくてボディシャンプーなのだとかあれこれなやんだがそれなりにやった。
風呂上がりに体中にドライヤーをあてながら
やっぱり風呂は人間のままがいいかなと思った。
285ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/10(日) 18:04:42 ID:ywijS0rz
と今日はここまでです。
もしかすると投げるのもここまでです。

第三団は出て来そうにありません。
まず
1:おにゃのことの絡みが書けそうにない。
2:妄想仕切れてない。
3:妄想という名のネトゲがあっても回線とグラボが貧弱でかえって不愉快になる感じに陥りそうだ。
というわけで前述したとおり一週間と言わず今からでも『書いてやるぜコノヤロウ』的なお方大募集。
リレーしてくれたらありがたやなのでその時は彼によろしく。


どうも読んでくれてありがと、スレ汚しすまそ。
286名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 18:07:03 ID:rMldI4/3
おおおぉ、二発目キター!GJ!

そうか〜、こういうネタもあるのか・・・
色々と勉強になった。
287名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 21:40:05 ID:tXintLHy
狼男あをよし
288名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:00:29 ID:cZSR1a45
GJ!いいぞどんどんやれ
自分とは若干趣味はズレるけど面白いです。
確かに卵のニュルニュル感は精液に近いかもね。でも飲みたくはないかなあ。
文章力とか以前に、妄想に肉付けして投下する行動力がナイス。
このままの勢いで行けるとこまで行ってみればいいんじゃないでしょうか。
気付いたら文章力も向上してるかも。
289名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:47:22 ID:WKllEKoY
>俺「ん、ベーコンうめぇ」
・・・ガンダムOOネタか?
290名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:51:40 ID:nPfA/n7h
>>289
ガンダムは観てないです。色々なものが闇鍋状態ですいません。
291名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 03:09:32 ID:FaLa37X4
(キラーン☆)『書いてやるぜコノヤロウ』ねぇ・・・・・

ちょうど行き詰ってたところだから利用させてもらうぜ。

・・・・・・・30分以内にかけたら投稿する。
もし出来なければ・・・・・・・・・(ry
292ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:28:20 ID:FaLa37X4
気付いたら机に突っ伏していたという・・・・・・・・・orz

エロまでいけなかったけど投下しちゃえ〜
293ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:28:59 ID:FaLa37X4
男「そういえば」
狼「どうした?」
男「俺の精液が必要ってどのくらいの間隔で必要なんだ?」
狼「そうだな・・・・・濃さと量にもよるが、丸1日おきくらいだな。」
男「よっしゃ、じゃそろそろ必要だよな?また狼男にしてくれ」
狼「・・・・たしかに少し腹が減ってきたが、問題がいくつかある」
男「なんだよ?」
狼「まず前にも言ったが、アレをやるのは大変なんだ」
男「確かに聞いたが(ニジリ)」
狼「(ビクッ)ま、待て話を最後まで聞け」
男「じゃあさっさと話せ」
294ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:29:43 ID:FaLa37X4
狼「もう一つの問題として、どーも飲むのが気乗りしない」
男「だったら俺に主導権渡してくれれば」
狼「そ・れ・で・も!だ。・・・・はあ、男子のみとは(元)長老の鬼・・・・・・」
男「ん?女から何を得るんだよ?」
狼「俺が摂取するのはエネルギーだからな。男なら精液、女なら愛液を活力としている」
男「ほほ〜」
狼「というわけでお前、彼女とかいないのか?」
男「いねぇ。・・・・っていうか居たと仮定した時、人の彼女に何するつもりだ!?」
狼「もちろん愛液をもらう」
男「はいそうですかっ!って出るもんでもないだろ!?はっ!それともまさか狼女にして・・・・」
狼「それは無理だな。アレができるのは現状お前用の力だし」
男「それはいいのか悪いのか・・・・・」
狼「とにかく、お前らがやる時に舐めたり舐めたり舐めたり」
男「舐めることしかしないのか」
295ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:30:10 ID:FaLa37X4
狼「この場合、必要なのは愛液の摂取だからな」
男「でも居ないし。つーか狼が居る時点で逃げられるわな」
狼「それも大丈夫。俺のこの姿は「力を与えられるもの」つまりお前にしか見えない」
男「ポルt」
狼「摂取したあと、記憶を消せばいい」
男「先回りした回答ありがとう。つかそこの部分だけ見ると外道だな」
狼「話に疲れてイライラしてきたんだ。あと空腹」
男「だったら」
狼「う゛〜〜〜〜」

その時男の中であることがひらめいた。

20分後
296ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:31:04 ID:FaLa37X4
ピンポーン

女「はーい、あらあなたお隣の・・・・・・」
男「(鍋持って)こんばんは〜。煮物作りすぎちゃって、おすそ分けです」
狼(この口実だけの為にわざわざ料理するとは)
男(まー料理は嫌いじゃないしな。しかもおすそ分けもコレが初めてじゃないし)
女「せっかくですし、上がっていきます?」
男(いつもは遠慮してるんだけどな)
男「お言葉に甘えて、お邪魔します」

297ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/02/11(月) 05:33:30 ID:FaLa37X4
即興で書けたのはここまで・・・・・・・

とりあえずヤるとこまで構想してるけど活動限界なので撤収します。ノシ

298名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 06:18:15 ID:WaMEgb5E
>>297
GJ!いいぞどんどん眠れ
記憶を消せばOKっていいのかw
人間くさい狼のキャラが好きです。
299名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 11:39:00 ID:nPfA/n7h
>>297
GJGJGJ!!
今後の展開が楽しみです。
300名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:35:46 ID:i5jolAxx
>>297
GJッス!
このままどんどん突っ走って行きましょー!
301名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 23:39:30 ID:ppz5obLV
人が少ない気がするが
きっと皆獣化したとしても
これは稀に見る良い流れ
ガンガレ
302名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 23:42:58 ID:SM3fdDl8
忙しくて続き書く暇と気力がないんだがこの流れなら当分必要ないな。
まぁ需要もないだろうけど。

この良い流れがずっと続きますように。
303名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:16:14 ID:Mf14QpdC
 流れぶった切りますが投下します。以下の要素のうち気に入らんものがある人はスルーをば。
・まだエロではありません
・以下の作品は異形コレクション「進化論」収録、「テン(漢字出ねえ)の女伯爵、万年城を攻略す」
を読んで興奮し、布団の中で悶々としていた時の妄想を形にしたものです。従って矛盾点がある可能性高し
・小説なんぞ小学生の時に書いて以来です
・獣化も変身もしません。もろ獣人ものです
・改行多し
・今んとこケモっぽくない

読んで気に入らなかったバヤイは、にっこり笑ってクソヤロウと書き込んでください。
苦情・罵倒は無条件で受け付けております。
では、どうぞ。
304名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:17:29 ID:Mf14QpdC
 ずしり、ずしりと大地を踏みしめる太い足。

 続いて大気を裂く野太い咆哮。
 キムン・ウルス。先の大戦で『吸血公』ヴラド・デスモダを討ち、その勇名を轟かせた熊の英雄。
そして反乱軍の頭。もはや相当な高齢である筈なのに、その足取りに衰えはない。
 わたしは脅える。老英雄の強靭な肉体と鉤爪に、彼と相対する今の状況に、
戦場にたちこめる血と鉄の臭いに、そしてわたし自身の立てた作戦に。
 彼は、キムンはきっと見抜いている。卑小な土狼であるわたし、アード・プロテリナの全てを。
 膝が笑う。たてがみが逆立ち、震えが止まらない。この場で全てを投げ出してしまいたい。

「アード?」
 どうした、という声と共に肩に手が置かれ、わたしの思考を現実に引き戻した。我が女主人、
美しきエルミナが、いつもの表情でわたしを見つめている。

 そうだ、いまさら悩んでも何ら変わりはせぬ。賽は投げられたのだ。
 わたしは深呼吸をする。少しずつ震えが収まっていくのが感じられた。
『敵部隊、目標ヨリ20めるてノ地点ニ到達セリ。』
 蝙蝠の伝令兵が甲高い声で告げた。いよいよだ。
305名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:18:42 ID:Mf14QpdC
 次の瞬間、敵軍の大半を巻き込み、ずぶりと大地が陥没した。穴の内部でミミズトカゲの細長い体が踊る。

 モグラ族がほぼ絶滅した今、地下を移動できるいきものは限られている。この国で爬虫類はひどく嫌悪され
るため、戦で姿を見る確率は限りなく低い。老獪なウルスと言えど彼らへの対策はできないだろう、と、わたしは推測した。
 どうやらそれは正しかったようだ。

「今だ、進め!殺し尽くせ!」

 敵軍が浮き足立っている今こそが好機。エルミナの命令が飛び、我が軍はそれに応えた。
朱の飛沫が飛び、悲鳴と怒声が響き渡る。戦場は一瞬にして地獄と化した。
 最早反乱軍に勝ち目はない。それでも牙を剥き爪を振るう老兵に向けて、容赦なく攻撃が加えられる。

 とうとうウルスが膝をつき、倒れた。伝説の終焉。

 副団長スコルピウスが低く唸った。蟲の表情は読みづらい。笑っているのか、それとも昂っているのか。
彼の眼を覗き込んでも、蠍の複眼からは何の感情も読み取れなかった。

 宿敵が息絶えたというのに、わたしはなぜか落ち着かない。まだ、なにかある。
306名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:26:04 ID:Mf14QpdC
「ぎゃあっ!」
 唐突に頭上から悲鳴が降る。何事か、見やった眼前に、先程の伝令兵の屍と、何か大きな物がもつれあって落下してきた。
その落ちてきたもの、猛禽ハクトウワシの燃え上がる目と視線が交錯したその一瞬、わたしは失禁した。

「くたばれ!けだも・・・」

 ひゅう、と音を立ててスコルピウスの毒針が風を裂き、鳥類の脆い胸骨を砕いて息の根を止めた。の、という音は発声される事なく失われた。
 その代わりとばかりに、湯気の立つ鮮血が彼(あるいは彼女)の嘴から大量に迸る。冷徹な蠍は全く表情を変えぬままに、
尾にぶら下った死骸を振り飛ばすとエルミナに謝罪した。
「・・・申し訳ございません」
 彼の言葉が何に対して発せられたのか、わたしにはとんと見当がつかぬ。主の毛皮を汚した返り血に対してなのか。

 我が主は血と騒乱を好む。これは亡き父王の遺伝であるらしい。優美なる軍団長、オコジョのエルミナはさも愉しげに笑った。
「構わぬさ」
 何が構わないのか、わたしにはやはり見当もつかぬ。しかし、返り血とはらわたにまみれた彼女の笑顔に、そんな疑問はどうでも良くなった。
 本来おぞましいはずのその笑い顔が、わたしには何よりも美しく見えた。
307名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:26:42 ID:Mf14QpdC
以上、投下終わりました。死んできます
308名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:32:07 ID:ty9ZUFqR
GGGGGJ!
獣人オンパレードに興奮しますた!
おこじょキタ━━(゚∀゚)━━!!エルミナ様(*´Д`)ハァハァ
309名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 01:18:43 ID:QyhopfRg
GJ!GJ!
ちょっと、元ネタわからないんで探しに逝ってきますね。

何か、新作ラッシュ状態だなぁ。
これは俺もガンバらねば・・・

まだ三分の一ぐらいしか書けてねぇよぅOTL
310名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 06:18:35 ID:nKaDt8fY
クソヤロウ!GJしざるを得ない!
文章力もあるじゃないか。こいつは続きが期待されるぜ…
311名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 09:28:16 ID:QEQgWX/F
>>307
スゴい、凄すぎる。
なんだか自分の書いたのが絵本レベルに感じてきたw
312名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 23:20:41 ID:G7RuN9H9
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
313名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 23:44:00 ID:QEQgWX/F
↑人間しかいなかった。
314名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:15:04 ID:hr0pdQJo
↑↑ブラクラだ踏むなよ
315名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 20:43:45 ID:xzQV83xO
はひふへほしゅ。
316ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:03:38 ID:xzQV83xO
>>297 ことZのRさん
あなたのリレーを乗っ取りレー、
……はいはい、さぶいギャグスイマセン。

ZのRさんありがとうございます。
ありがたく便乗させていただきます。
というかいいのだろうか?
なんとなくダメっぽいよな。
というかリレーすると枝が一杯できるから煩雑になるのか。
でも投げたいな。
若い者の過ちとして多めに見て下さい。お願いします。

属性はエロ絡みアリとまぁ読んでから後悔してくれ(謎かつ自己中

というわけで無いのなら投げてみようユートピア★ミ
317ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:05:06 ID:obf9RaVJ
そそくさと居間に入り込む俺たち
狼『俺は見えないんだから、変なことすんなよ』
俺「わかってるよ…」
狼『オイ、早速かよ……』
俺『ごめんごめん』
女「……どうかしましたか?」
俺「あ、え、いやなんでも……」
女「そうですか……あっ、ワンちゃん」
狼「見えるのか、この女」
女「喋るんだー。不思議ー。今まで喋る犬なんて見たことないのに」
狼「おい、お前母さんはいるか?」
女「いませんけど……半年前に亡くなりました。」
俺「おい何聞いてんだよ……」
女「母が亡くなった直後に夢に出てきてからというもの色々なものが見えてしまって……」
俺「ごめんなさい、こいつバカでデリカシーが無いっていうか……」
彼は狼のマズルを掴もうとしたが避けられてしまった。
狼「で、他に変わったことは?」
俺「まだ聞くのかよ……」
女「ええ良いんです。私母が亡くなってからというもの家族がいなくなってしまい誰かに話聞いてもらえるだけで嬉しいの。」
俺「そんな、今まででも聞いてあげられたのに。」
318ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:06:43 ID:obf9RaVJ
狼「で」
女「すいません、そうですね、ん……、な夢に狐みたいなのがよく出てきて……」
狼「おい、体乗っ取るぞ」
俺「っ、何だよきゅうに……」
狼は彼に飛び込んだ。
狼男は爪で彼女の身にまとっているのを次々に裂いた
狼「すまない。」
女「え、あ、イヤっー。」
狼「仕方ない、しばらく眠ってもらうぞ」
狼男は彼女の額に手を当てると閃光を発した。
女「あうっ……」
男『お前急に何やってんだ、おい』
狼男は意識を失った彼女を寝そべらせた無防備なアナルに股間にイキリ立つイチモツを突っ込んだ。
狼「これからいいものを見られるぞ」
男『は?何考えてん……、あっ、あっ、あっ、あっ、ウウおっっー!!』
あまりにも早すぎるセックス。増してや狼男の体で初めてである。
彼は混乱していた。だかそれだけでは終わらなかった。
狼「そろそろだな」
男『な、何がだよ……』
319ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:08:04 ID:obf9RaVJ
狼「まぁ、見てみろよ」
目の前にいる彼女はいささか様子が変である。
呻き出したかと思えばまるで後光がさすように数本の尻尾が生えた。
狼「えっと1、2、3、4、5っとなかなかだな。」
男『な、何なんだよ、なにやっちゃってるんだよ』
狼「よし、こ、これでっ……!!」
――アォーンっ
アパートに釣り合わない狼の雄叫びが響いた。

彼女の変化は勢いを増した。
臍から生えだした白い腹毛は胸元を駆け巡りその胸を豊満な双球にしたてあげると
ベージュともしろともつかない毛が風になびくようにその背中を包み彼女の素肌を染め上げていった。
耳が頭頂に移動すると共に彼女は軽い唸り声をあげながら鼻鏡は茶色にマズルの形成とともに変わっていった。
狼「どうだ、美しいじゃないか。」
男『てかお前は何を……』
遮るように狼は言った。
狼「この娘さんはな母親が代々こういう家系なんだよ。
でも何も知らされずに生きてきた。
自分が白狐の一族しかも五本ならそこそこだぜ遺伝にしちゃあ」
男『そうなのか……』
320ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:09:26 ID:obf9RaVJ
狼「おっとお目覚めのようだからお前から抜けるぜ」
男「なんだよっ」
女「へっ、きゃあ。」
男「いや、これには事情があって……」狼「おい、どうだその体」
女「なにこれ、でも懐かしい。お母さんの匂い」
狼「お二人さん申し訳ないがいつまでその体制なんだ」
俺、女「あっ」
あわてて離れる二人。
その瞬間に部屋中に青臭い空気が広がった。

そのまま無音の時間が過ぎた。
時計が12時でその針を重ね合わせた時俺「帰ります!!」
女「彼氏になって下さい!!」
ほぼ同時だった。
俺「え、今なんて?」
女「バカみたいですけどなんだか熱くなって、もうとめられないの」
いうや否や彼女は彼に抱きついた
女「私を狐にした代償高くつくわよぉ」
俺「へっ、な俺は悪くないぞ、あの狼が悪いんだ」
女「じゃワンちゃんも一緒にお仕置きね♪」
狼はあいよ、と返事をすると彼に飛び込んだ。
321名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:11:32 ID:obf9RaVJ
「お、おい。」
だか狼は反応しなかった。
仕方なく状況を再確認すると狐女からのフェロモンが鼻をくすぐり、下半身は早速反応している。
「はぁ……」
狼男は溜め息をついた。ぎこちなく目の前で狐女のヴァギナに目をやると、
「さぁ、早くっ」
とせかされた。
「俺、セックスするの初めてなんだよっ」
と言いつつ彼女を押し倒しうなじを、谷間を、上から舐めたどり着いた秘所へと舌を這わせていった。
舌でヴァギナに程よい刺激を加えた。銀液が滴りすかさず舐めとった。
「初めてにしちゃ上出来ね。」
「指入れるぞ」
狐女はコクンと頷いた。
――何本だろう?
彼にふと疑問が舞い降りた。
『いいや、一気に2本入れてみよう』
狼男は左手の人差し指と中指を揃え躊躇なくズブズブと差し込んだ。
「ぎゃっ、何すんの」
「あっ」
素早く引き抜くと銀液に血がついていた。
『爪が鋭いの忘れていたorz』
322ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:13:16 ID:obf9RaVJ
「いいの、もっと入れて。」
彼女はそういった。彼は指にべっとりと付いたのを舐めとった。血の味、鉄の味が口に広がった。
何かが彼の中で弾けた。体が欲している。カラダにアツイ血がカケメグッテ……。

彼女はただならぬものを感じてちょっと怯んだが遅かった。
「イクゾ……」
狼男は目から赤い光を放っていた。
狐女は腰を両腕に持ち上げられ、仰向けになった狼男の真上に持ち上げられた。
「なっ」
彼女が聞こうとした瞬間に両腕を離された。
「ギャウ」
狐女からの呻き声
狼男は彼女を自分のペニスで一気に串刺しにした。
彼の腰はピストン運動を始めた。
「うっ、あっ、こ、壊れちゃ、ちゃう、う……」
「イクゾ」
狼男はニヤニヤしながら言った。
「アッ」
狐女は気絶した。
323ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:15:17 ID:obf9RaVJ
――すぷすぷすぷす
彼女の子宮が受け止めきれないものを漏らそうとしたが、次第に止まっていく。
彼女は激痛を覚え起こされた。二次射精である。
「オキタカ?」
「もうドウにでもシテェ……」
もう精神もズタボロである。
「アっーーン」
彼女のキャパを超える量である。
子宮が破裂しそうで気絶するにも仕切れてなかった。
――アォーーーン
目の前の狼男の満足気な遠吠えを聞きながら、もうだめかと思った彼女は自分の人生を変えた数時間前を辿りながら今の状況を笑った。
「アハハハハ」
そこで記憶は絶えてしまった。
いつしか狼男と狐女はスヤスヤと寝息をたてていた。
324ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:16:26 ID:obf9RaVJ
<翌朝>
彼女の部屋中に青臭い空気が立ち込めていた。
狼男と狐女と狼がいた。
狼「だから血はダメだって言っていただろう」
俺「ごめん。つい出来心で」
女「でもいいの。吹っ切れた。何もかも。」
男は昨日の暴走で肉体は狼が抜けても戻らなかった。
狐女は尻尾が七本に増えていた。
俺「あんなに騒いでも周りは相変わらず……」
といいかけると
狼「あぁ、今日は第二次班が到着しているはずだからな。」
俺「何ソレ?」
狼「そろそろじゃないかな?テレビつけてみろ」
女「えぇ」
――全国で独身の二十代が神のよりしろに
ニュースの文字はそう淡々と伝えていた。
狼「うまく行っているな」
俺「何がだよ!」
狼「今日本は時間が止まっている。というよりも外界とは遮断されている」
俺「在留外国人は?」
狼「1ヶ月かけた結界で全員もう帰っているよ」
俺「二世は?」
狼「ごちゃごちゃうるせーな、上の決定で大事をとって帰した。」
俺「ふーん」
女「でも、何のため?」
俺「建て直しだって、日本の」
女「で、私はどうするの?」
俺「そーだよ、狐にした張本人さん」
狼「後で話す」
何度も聞いたがその一点張りで答えてはくれなかった。
325ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:17:54 ID:obf9RaVJ
「まぁいいわ、朝ご飯にしましょ」
「女の手作りは母親以来だぁ」
狼男はパタパタと尻尾を振った。
「じゃあ私があなたのお母さんになりますね」
というと、狐女は尻尾を奇妙にくねらせながら狼男の鼻をくすぐった。


「人間ってワカランな」
とアパートから見える白昼の月を眺めながら狼は呟いた。
狼男はむしゃむしゃと朝ご飯をかき込み「……なんか言った?」と言うと、
「あらあら、お行儀の悪い子ね」と狐女は狼男のマズルについたご飯粒を食べながら言う。

いったん振り返った狼はにかんで元の空へと目線を戻したのだった。
「幸せな野郎め」
326ORZ ◆rL/1h3qaVk :2008/02/15(金) 00:25:22 ID:obf9RaVJ
一応、ここまで。

まず始めに
スイマセン。勝手に便乗はやはりマズかったでしょうか?

ちょっと気がかりです。

スレ汚しすまそ。
327 ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:27:49 ID:PZTjcHp2
ぎゃあ久しぶりに投下しようと思ったら神作光臨されたばっかりでタイミング最悪!
しかし時節ネタなのでこの期を逃すわけにも……すんません投下します。
328みるくチョコレイト ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:28:43 ID:PZTjcHp2
「先輩……これ、受け取ってください!」
2月14日。……自分には無縁なイベントだとばかり思っていた太郎だが、
目の前の少女は確かに太郎に向かって可愛いラッピングに包まれた箱を差し出していた。
太郎も自惚れ屋ではない。自分が異性からのその手の人気があまり無いのは承知しているつもりだ。
容姿に自信が無いパッとしない子が、競争率低そうな自分で妥協しようとしている、
というのならまだ太郎にも(哀しいながら)理解できる。
だが、太郎に向かって今チョコをささげている少女は、決してレベルが低そうな相手ではなかった。
眼鏡や素直に纏めただけの黒髪などの地味な要素はあるものの、
良く見れば整った目鼻立ちに均整のとれた体格。
おっとりした雰囲気ながら気恥ずかしげな微笑みの中に覗く魅力的な表情。
地味な装いも、目立ったり敵を作ったりしないために
あえて自分で抑えたカムフラージュなのではないのかと思わせられる。
平均的にレベルが高くバランスの取れた(だからこそ一見すると平均的で無個性な地味な印象を感じるのかも知れないが)
そんな構成要素の中で一際目を惹くのが
胸。
たわわに実った、大きいといって差し支えの無い果実。
露骨に言えば童顔巨乳。正直に言うと太郎の趣味どストライクである。
329みるくチョコレイト ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:29:22 ID:PZTjcHp2
「……これは誰が仕組んだドッキリだ……?」
「はい?」
「くそう! 学校の倉庫裏へ呼び出しの手紙なんて、
 そんなベタな手を使う奴が今更居るはずは無いのはわかっていたんだ!
 どうせ俺がノコノコやって来たところで待ち伏せしてた木村や渡辺あたりが
 『ワハハ本気で来た!ロマンチスト!』と指差して爆笑とかそんなオチに決まっていて、
 それならそれでぶん殴ってストレス解消してやろうと思ったのに!
 まさかここまで周到な細工を仕込むとは! 奴らは何処だ、その茂みか!?
 カメラでも用意してるんじゃないだろうな!」
「えっと、あの」
「あーキミ、奴らの部活の後輩だかなんだか知らないが、駄目だぞ。
 先輩の命令とは言えタチの悪い悪戯に協力するなんて。
 部活の延長で付き合うラインはしっかりと選ばなきゃな」
「あー、いえ、先輩が毎年どれだけ物悲しい2月14日を送ってきたのかそこはかとなく理解できましたが、
 とりあえず受け取ってもらえます?」
「物悲しいって言うな! 製菓会社の陰謀に踊らされる民衆の方こそ世の悲しさを反映しているんだ!」
「あ、チョコがお嫌いでしたらラーメン食べに行きます? 駅前のとんこつラーメン、美味しいですよ」
「製菓会社で無ければ良いってモンでも無いよ!!?
 と言うか、チョコが駄目ならラーメンって何その極端な路線変更!?
 しかもあの店、スープ特濃、背脂たっぷりの超コテコテ系じゃねーか!?その顔でアレが好きなの!?」
「某アニメ主題歌歌詞中の『とんこつハリガネ』が
 『とんこつで麺を超硬めで』という用語だとわかる程度には好きですね」
「いろんな意味でマニアだー!!?」
「……ああ、やっぱり……お友達とお話されているお声を遠くから聞かせてもらった時も、
 もしご一緒にお話できたらそうなんじゃないかと思っていたのですが、
 ……先輩とお話しするの、凄く楽しい……」
「誉められてるのか何だかわからないし本人が言うのもなんだが、キミのツボはおかしいよ!!!
 ツッコミ待ち!?芸人志望!?」
「いえ、まあ、ですからそういうことで」
とん、と少女は太郎の胸元に箱を押し当てた。
近付かれると胸を上から見下ろす形になって少しどぎまぎする。
「……好きです。受け取ってください」
330みるくチョコレイト ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:30:16 ID:PZTjcHp2
「……マジかよ……」
喜ぶより、未だに信じられないという思いが強い。
「……あ、開けて……いい、のか?」
「どうぞ」
少し震える手でラッピングを外しはじめる。
包装紙が破れないように注意して広げようとするが、シールを剥がそうとした時に、
貼りついていた紙が小さくピリ、と音を立てたのが心苦しかった。(彼女は気にしていないようだったが)
綺麗な包装紙の下から出てきた紙箱は比較的簡素なものだったが、
ふたを開けてみると中には花の形をあしらった細い紙のリボンが敷かれていて、
その中央に微妙にいびつなハート形の……って。
「うおおおおおおおおおッ!!?」
コンビニで買える安いチョコ菓子でもそれなりに小奇麗な形をしているこのご時世に、
「いびつな形をしたチョコ」というのは、それは、つまり――
「いいいいきなりここコレってししし刺激がつつ強すぎるぞオイ!!」
「お嫌でしたか?」
「俺を殺す気か!心臓が止まるかと思ったわ!」
「私お手製のチョコを配ると、新世界の神になれる、ということでしょうか?」
「心臓発作を起こす目的でチョコを作らないでくれ!
 甘いものを武器にすると、捜査を始める前にLの方が真っ先に死にそうだ!」
太郎はいったん深呼吸して気持ちを落ち着かせた。
「……しかし『お手製』って……やっぱり手作りなのか、コレ」
「はい。……慣れないもので、味の方には自信が無いのですが……」
少女は少しもじもじして。
「よろしければ、今召し上がっていただけますか? 感想をいただきたいので……」
「あ、ああ……うん」
勿体無くて口をつけるのも躊躇われたが、遠慮がちに小さく一口かじる。
苦味の少ないミルクチョコレート。濃厚な甘味が口の中に広がる。
だが、安物のチョコのように舌の上にべったりと貼り付く様なしつこい後味が無く、
あっさりと雪のように解けて、ナッツのような芳ばしい香りをほのかに残してさらりと消えていく。
「う……うまい!」
「本当ですか!?良かった!」
はにかむ彼女。両手を胸の前で合わせて喜ぶ仕草に豊満な胸が揺れる。
どうやら本当に本気らしいし、疑いも晴れてようやく幸せな甘い気分を実感し始める。
「本当に美味いよ。うん……ありがとう。ごちそうさん」
331みるくチョコレイト ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:30:55 ID:PZTjcHp2
あまり美味しいので、一口二口のつもりが、いつの間にか全部平らげてしまっていた。
「ふぅ……何か暑いな。一気に食いすぎたか……それとも、酒入りチョコだった?」
あるいは、彼女と一緒に居て今になって照れる気持ちが湧いてきたのか……。
「……チョコを食べると興奮して、時には鼻血を出してしまう、という話を聞きますよね。
 本当かどうかはわかりませんが……先輩も興奮してしまってるんでしょうか」
すると彼女は唐突に、太郎に背を向けて、深いお辞儀でもするかのような前かがみの姿勢になり、
左手を膝にあてて、右手を腰の後ろに……。
「……なら、これの場合も興奮してしまいますか?」
ばさっ、と、大きくスカートを持ち上げた。
赤。
太郎は一瞬自分の鼻血で視界が染まったのかと思ったが、
太郎の粘膜は興奮して流血するほど弱い方ではないようだった。
赤と言っても比較的暗めで落ち着いたシックな色で、レッドと言うよりはクリムゾン。
布地を縁取るレースはその色からして薔薇のようにも見える。
真面目で地味かつ、のほほんとした彼女の雰囲気や他の衣服に比べると
その一点だけが異様に浮いていてアンバランスではあったが、
その不均衡が倒錯的な匂いを醸し出しているようでもある。
「ちょっ……おい、一体、何を……」
狼狽する太郎だが。
「もう一度伺います。……『興奮』してしまいませんか?」
彼女の声は、むしろ真面目に淡々としているようですらあり……。
腰をくいっ、と揺らす。
赤い布地が視界の中で踊る。
赤い、布が。
「う……あ……あ?」
確かに、『興奮』している。
だがそれは、異性の下着を見たから誘発された性的な興奮だけでなく、何か、別の……。
「美味しいと言っていただけて幸いです。味の方には自信がありませんでしたから。
 慣れてないもので……
 
 『自分のミルク』を使って 料理を作るのは」
332みるくチョコレイト ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:31:31 ID:PZTjcHp2
大きな引力に捕らえられたかのように、視線が赤い布から外れない。
彼女が突き出した尻の上から、何かが……「まるで尻尾のようなもの」が、
いつの間にか生えているのも、視界の端にぼんやりとしか映らず、気にも留めない……留められない。
同じように、自分の尻のあたりに紐のようなものがぶら下がってぶんぶん揺れている感触も、
意識の内では全くの些事として扱われているようだった。
「う……ぐ、ご」
ふらふらと彼女に歩み寄り、赤い布に顔を近づける。
前屈みの姿勢から四つん這いになっていた彼女の腰の高さに頭を合わせようとして、
自分も地に手をついた。地面でかつんと何か硬い音がしたが、何か指先の感覚が判然としない。
まるで指が融けて一つの塊になってしまったかのように……。
「すみません……私の中に入ってきた牛さんが、男性の……を求めていたもので……」
耳が大きくなったかのように何か音が変な風に頭に反響して聞き取りづらい。
良く聞こえる方向はないかと耳を動かしてみる……あれ、自分には耳を動かすなんていう特技はあっただろうか。
だが見れば彼女の耳も大きくぴくぴくと動いているので、これが普通なのだろう。
「……ぐ……ぐもぉ……」
鼻先をぐりぐりと赤い布にこすり付ける。大きく広がった鼻に、何かいい香りがする……。
気持ちよかったのか、彼女も声を上げる。
「んもぉっ!」
可愛い声だ。声だけでなく、下着のセンスも良く見れば可愛い。
赤い布が、白地に黒の斑点の柔らかい毛皮に映えて……。
……あれ? 何かおかしいような……気のせいか。
「でも……先輩が好きなのは、本当ですから……」
「ぶも、もぉ、もう」
妙に粘性のある涎が糸を引いて垂れる口を開き、赤い布に噛み付いて、ずり下ろす。
「先輩はこの姿になってる時のことを、忘れてしまうでしょうけれど……」
「んもっ、もぉう、もぉお」
露になったピンク色の秘所を見て、残り少なかった太郎の最後の理性ははじけた。
「できれば……いつか、意識のある先輩と、本気で……」
「んもおおおぉぉぉ!!!」
小さな呟きを大きな鳴き声でかき消し、雌牛獣人の上に雄牛獣人が覆いかぶさる。
快楽によって自分も今は人語ではなく牛の鳴き声を上げている雌の体色は、ホルスタインのような白黒ぶち。
本能のままに猛る雄牛は……

チョコレートを思わせる、焦げ茶色の体毛に包まれていた。
333 ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:35:19 ID:PZTjcHp2
おわり。

結局間に合わなかった上にタイミング最悪って、もうね……
しかも、俺も ORZ 氏便乗で、直接の続編ではないが設定利用させてもらって書いたつもりが
読み返してみたら

>>273
>成人した日本男子に遣わせ
>成人した日本男子

もうだめぽ……まじごめんなさい
334 ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 00:40:21 ID:PZTjcHp2
>>326
性描写が情熱的かつ野性味に溢れてて素敵ですね。マジGJ!
これの後ではホント、中途半端なところで終わっている俺のは霞むな……タイミング本当に悪かったorz
335名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:44:46 ID:obf9RaVJ
>>333 テラGJ!!
あと設定はカオスなので気にしなくてもというか
あって無いようなものばかりで
もしかすると悪い狼さんかもしれないですし、
アナザーストーリーはなんでもござれなので
どうか気にしないでもらいたいです。
336名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:52:50 ID:CsBzdPrb
おー!連続投下だ!GJ!
狼に狐に牛っ!ケモばんざーい!
337名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:06:48 ID:2QW21xv+
>>326
>>333
両方GJ!

しっかしこんなチョコならますます貰いたかったぜ…
338名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 02:03:21 ID:dv5dRx46
ええ
339名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 08:31:15 ID:a6q06+x7
二人ともGJ!このスレの人はホワイトデイにお返ししないといけないな。

>>326
やっぱりかなり肉食なところが犬と狼の違いですよね。ナイス暴走!

>>333
女の人がそもそも好みだし自分のミルクで、って時点でエロいっす。
義理でもいい、欲しい。
340名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 09:13:23 ID:iT9JrLyB
ちなみに牛は赤い布に興奮するのではなく、
ひらひらした布の動きに興奮するのだってばっちゃがいってた。
341名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 12:48:50 ID:cSjJc9XV
牛は色が判別出来ないんだよな
そのあたりもたまらん
342名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 18:28:33 ID:dv5dRx46
ストラーダdアダdアdアdアdアdアdあ
343 ◆tfGTpigCow :2008/02/15(金) 20:43:56 ID:PZTjcHp2
レスありがとうございます。
……しかし前回のFFネタもそうですが、今回もネタを多めにして、
ノーガード戦法と言うかいっそツッコミ待ちなドM文なのにマジレスしか返ってこないのが意外。
……ひょっとしてネタ部分にはドン引きされてる?

>>335
寛大なお言葉に感謝です。
何か話を思いついたらまた参加させてもらうかも知れませんが、その時はよろしくお願いします。

>>340-341
し、知っててやったんだから!勘違いしないでよねっ!

……いやすみません。実際知ってはいたのですが、
アイテムとして絡める時に要素としてわかりやすかったので、
儀礼的なものだと思ってください。
「狼は実際は群れを作る動物だが『一匹狼』というように孤高なイメージがある」
「豚は実際には綺麗好きで体脂肪率低いが太ってるイメージがある」
みたいにイメージ優先で。
344名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 20:55:36 ID:XhLB5vLl
うをぉぉぉ、GJ!
季節ネタか〜、ナイス。

つか、小説を書くにあたっての、そのエロパワーを分けて下さい。お願いしますorz
自分が書くとマイルドになり過ぎて薄味になるですよ・・・
345名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 21:16:29 ID:2QW21xv+
>>343
氏の能力は『ネタをネタとして認識させない』というもの!
いや俺だけかもしれませんけど、ネタすらも普通に萌え要素になっちゃうのです。
346名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 00:14:31 ID:qOAmY/aS
しあわせだなぁ。
347名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 17:11:36 ID:aSJ4cmNV
ツッコミや反応が欲しいというなら、いまさらだが反応しよう

>>29
>・もうひといきじゃ パワーをメテオに

いいですとも!
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 19:02:45 ID:yXbxMng8
くそすれ


349名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:22:33 ID:SYPdK1TV
>>347
ちょw
FF4ww
350名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 13:12:45 ID:DYqs2q9p
蛙ってスレ違いになる?
一作出来てるんだが・・・。
351名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 14:20:50 ID:A/aT8c8K
>>350
俺は十分アリだと思うし是非投下してもらいたいのだが

【異形化】人外への変身スレ第二話【蟲化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177949148/l50
とスレを見比べて、雰囲気が合う方に投下するといいかも

……つーかこのスレとあのスレ両方チェックしてる人多そうだな
どちらかといえばこちらはエロス・萌え重視で、あちらは退廃的グロテスクの中の美を重視っぽい感じか
352名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 17:45:36 ID:xo26DKpE
>>351

d。
ならばこっちで投下かな。
いま創作中の作品のキャラだからいずれ世に出たら宜しく。
353名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 01:31:24 ID:ifT6E2IY
「一作出来てる」って言うなら早く投下してくれー。マジで

>>107でも言われてることだが、いい加減おあずけプレイばかりでは耐えられん
354名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 01:44:10 ID:Lx6Pzk+W
耳が痛い・・・
でもなかなか続きが思い浮かばないんだよなあ・・・
355名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 03:45:43 ID:h4ZU5vCp
>>352

すまんな。
蛙って人によっては獣人と見ないのもいるから。
待たせてスマン。

今日の夕方には投下する。
356名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 10:15:54 ID:bEf8/e/c
マターリ
357名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 19:54:53 ID:dTTZs7Dy
sage〜
マターリ待ってます。
358名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:17:54 ID:bEf8/e/c
お腹すいた
359(´;ω;`)ハズカシス:2008/02/18(月) 21:36:41 ID:m0mGjYth
↑うちは今晩しゃぶしゃぶでした。
 ということで>>350です。投下開始。

カエル♂×トカゲ♀の和姦

とりあえず紹介。

クロッグ:カエル。海洋部隊指令補佐官。
ハッチ :トカゲ。同部隊第2部隊隊長。

爬虫類苦手な方、獣人属性に当てはまらない、
と思う方はスルーしてください。
前置き長いくせにエロ短いですので期待しないように。
360信頼の証 ハッチ編:2008/02/18(月) 21:39:02 ID:m0mGjYth
「・・・・申し訳ありません。」
暗い茂みの中で、俯き言葉少なめに謝る。
怪我をした右足が心なしか痛みを増した。

その足先には黙々と包帯を巻き、自身の持つ魔術療法の呪文を呟く男がいた。

「・・・接近するなと、全部隊には報告したんだぞ。」
「・・・。」

―怒っている。
ここに連れて来られた直前にも、同じように静かに怒りに燃えていた。
いつも語尾に「ゲロ」をつけた、あの親しみのある口調は微塵もない。
指揮官の補佐である彼には、今回の任務は特別なものだった。
海洋部隊の指揮官は高齢のため、次期指揮官の任命時期が迫っている。
補佐である彼が適任だろうが、何故か有能な隊長格も名乗りを上げていた。
それには、彼の弱点でもある、一つの原因があった。

皆、彼を「指揮に甘さがある」と言う。
それは、優しさという言葉には転換されなかった。
その為、指令補佐でありながら格下の隊長達とハンデができてしまった。
この作戦はそんな彼を一変させ、なおかつ指揮官への道を開くものだったのに・・・。

あの時、ノイズにより指揮が聞こえなかったと言えば言い訳になる。
部下を守るためと言っても、口合わせに変わりはない。
あの艦隊の暴発装置を打てたら・・・そう思って近づいた。
そうすれば、同時に透明に輝くこの海の景観も守れるだろう・・・・と。

暴発装置は、接近していた私をいとも簡単に吹き飛ばした。
幸い後方の崖に足を打撲した程度だった。しかしその後の衝撃波による津波が襲い、
死を覚悟した瞬間、彼により助けられた。

女性隊長という事に反発があった任命直前の議会でも、彼が助てくれた。
それは彼が私の全責任を負うという事。
つまり、今回の事件で首を切られるかもしれない。
私の所為で・・・・。

いつも自分は、恩返しができない。
それどころか――――。

ふと、頬を暖かく湿った指が触れた。
その方向には、いつもの彼がいる。
あの優しい、大きな目をして。

「・・・少し、言い過ぎたゲロ。ごめんな。」
「え・・・・そんな、私も・・・・。」

いつもの口調に戻って安堵したのか、一気に胸に詰まった物が溢れ出す。
必死に堪えようとするほど、流れ落ちる涙。
私はただ、そっと腕を回して胸に抱いてくれた彼に甘える。
そんな不甲斐ない私を、彼は泣き止むまでジッと抱いていてくれた。
361信頼の証 クロッグ編:2008/02/18(月) 21:39:56 ID:m0mGjYth
―俺は本当に補佐という座にいてよかったのだろうか・・・。
この、長年心の奥底に塞ぎこんだ悩みは今、雪のように溶けて消えた。

そうなったのも・・・こいつのおかげだ。

今胸に抱くこの部下・・・否、彼女が居なければ、俺はとうにこの座を降りたかもしれない。
任命当初、格下の隊長格に罵倒され、胃の痛い日々が多かった。
指揮官が自分の親戚であるが故に「コネ」と噂さえ流れていた。

「まだ15歳」

そう嘲笑された任命式。
それが非常に悔しくて、自室で壁を殴り続け、もともとあった傷口が開き出血多量で搬送された。
血のシミはまだあの壁に残っている。
それを見るたび、そんな自分が情けなく感じた。

それから3年経ち、俺は彼女・・・ハッチに出会った。
同い年ながら大人びた精神力、指導力。
隊長候補生試験もトップで卒業。
俺は彼女ならいい隊長として指揮ができるだろう・・と思い始めた。

それでも、女性は隊長になることはできないという規律がこの国にはあった。
その原因は過去に、敵軍に姦淫されて身籠った女性隊長を上司が惨殺したという暗黙の歴史の所為。
そしてその上司は異質なことに、殺して血まみれになったその隊長を犯した。

俗にいう、「死姦」。

この上司も事件発覚後に上官に首を落とされ、絶命した。

これ以来、断固として女性に昇格制度を施さない。
俺はどうにかできないかと模索していた。
しばらくして、俺は彼女が上官の前で、「なぜ女性が隊長になれないのか」聞いていた。
今話した、その暗黙の事実に加え、セクハラまがいの勧誘で昇格させようとした上官を、
俺は渾身の力でぶん殴った。
もちろん、これはクビ同然の行為である。
しかし。

―俺はどうなってもいい。彼女が隊長になるなら―――。
この時はまだ、自分の気持ちに気付かなかったのだが。

なりふり構わず総合指令部に駆け込み、説得した。
自分の首は飛んでも構わない、彼女の腕を見てほしい、と懇願もした。
「恋仲なのか」と笑われても、即座に否定できるほど説得に尽力していたあの日。

そうして隊長になれた彼女は、立派な指揮をしている。
上司と部下でなく、もっと身近な関係でありたいと願ったのもこの頃だった。
362信頼の証 告白:2008/02/18(月) 21:43:47 ID:m0mGjYth
元来、人類が繁栄していたころの姿・・・裸になった2人。
空は月の光が振り注いで神秘的な光景を醸し出していた。

クロッグはハッチの尻尾を撫でながら、舌を体に這わす。
長く太いその舌は、じっとりと暖かく、卑猥な感じであった。
時折漏れる幼い喘ぎ声に、心臓の鼓動も早くなる。
秘部にたどり着くやいなや、舌を奥まで侵入させる。

「ぁ・・・クロッグ・・・ま・・・っ!」
「待たないゲロ。」

にちゃにちゃと音を立てる秘部は、次第に潤っていく。
締めつけたり弛んだり、変則的な動きにを繰り返している。

「クロッグ・・・駄目・・・イきそうだから・・・・。」
頭を掴み、首を横に振って悶える。
自慰ではない、本当の性行為で初めて達するのなら、彼と一緒に、と思っていた。

クロッグはそれを察してか、ゆっくり舌を抜き、自身の肉棒を挿入した。
小さな体にそぐわない、舌より太いその肉棒は、ハッチの膣内にめり込んでいく。
初めて味わう女性の中に、クロッグは溜息を洩らして身を震わせた。

「っ・・は・・ぁ、なんか変な感じ・・・。」
「・・・俺もだ。気持ち良すぎておかしくなりそうだゲロ・・・。」
「私はお腹が張って・・いや、気持ちいいんだけどね・・・。」
「動いても平気か?」

「・・・ん・・あ・・そうだ。その前に・・・。」
「?」

「女性の隊長任務期間って・・5年だよね?」
「え?・・・そう・・だな。」
「じゃあさ、もし。」
「うん。」
「・・・5年経って・・・二人とも経済的に余裕ができたらさ・・。」
「・・・。」

それ以上、言葉を出さないハッチ。
だがクロッグには、予測がついた。
経済的な自立、そして任期満了とともに退職となった時、女性が選ぶ道・・。

―それが、結婚。

この先どちらかが、あるいは二人とも戦禍に巻き込まれて命尽きるかもしれない。
それでもいつか平和が訪れ、治安もよくなったら幸せな家庭を築こう、と誓い合う二人。
そして軽くキスを交わし、再び見つめ合った。
363信頼の証 告白:2008/02/18(月) 21:44:42 ID:m0mGjYth
クロッグは一度腰を引くと、慎重に奥まで挿れていく。
ゆっくりとしたストローク。高まる感度。
それは次第に早く、強くなっていく。

月明かりに照らされた二人の息遣いと体のぶつかり合う音が辺りに響く。
だがそれを意にも介さず本能のままに没頭する。
そして迎える、終息の時。

眉間にしわを寄せ、何かに耐えているようなクロッグを見て、ハッチは射精が近い事を悟った。
開いていた足をクロッグの腰に回し、腕を首に回してしがみつく。
自身も限界が近かったが、できる事なら一緒に達してみたい。
そう思っていた。
「クロ・・・グっ・・はぁ・・・ぃ・・一緒に・・・っ!!」
「くっ・・ワリ・・・俺もう・・・っ!」
喉元からグッと声を絞り、ピタッと動きを止める。

「ハ・・・・ッチ・・・・・!!」

そう彼女を呼んだ直後、膣内に大量に飛び出す精液。クロッグは射精の律動に合わせて再度腰を振る。
吐き出す息と同時に聞こえる、快楽の声。
「いや・・・ぁ・・・っ―――!!!」
その様子を目の当たりにし、膣内を熱い液で染め上げられたハッチも声なく達した。

「うっ・・うぐっ・・・・あ、はぁ・・・はぁ・・・っく、ふぅ・・・。」

収まった律動。それでもなお味わいたいと衰えを知らないその性欲の根幹は、膣内で硬さを保っている。
ハッチは虚ろに空を仰ぎ、初めて感じた『愛の行為』の快楽に浸っていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何度か肌を重ね、いつの間にか眠ってしまった二人を起こした朝日。
二人は昨晩の行為を思い出して大汗をかいた。無論、恥ずかしさの余りである。

近くの池で体を洗い、身支度を整える。
ハッチも怪我の具合が良好のようであった。
歩きながら、ハッチの足の具合を見るクロッグ。

「怪我、良くなったみたいだな。」
「あ、はい。ありがとうございます補佐官。」
「あ・・・いや、基地につくまで・・・俺の名前で呼んでくれ。」
「・・・じゃあ、クロッグひとつお願いしてもいい?」
「ん?」

手を握り、しっかりと繋ぐ。

「無茶しないでね。私ももうしないから。」
「・・・ああ、心配するな。」

頬笑みながら、基地への道なき道を歩いて行く2人。
それは二人がこれから築く道を、作っているかのようだった。

END
364完了:2008/02/18(月) 21:46:57 ID:m0mGjYth
最後、題名変え忘れたorz

遅くなってごめんなさい。
がっつりエロくなくてごめんなさい。
365名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:53:11 ID:bEf8/e/c
GJ!
やはり哺乳類にないなめなめしさがある
366名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:07:30 ID:2/0UEyOo
GJ!
367名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:16:52 ID:ccGgZEZR
モフ
368名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:36:51 ID:hj8aVIvn
今気づいた。投下し忘れた文がひとつ。
削除できれば整頓したい・・・(´;ω;`)
369名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 22:37:54 ID:Rv433kYF
GJ!
舌とか尻尾とかの描写がいい感じにニュルニュルしてて実にエロいです。
設定も割と珍しい感じで新鮮で面白かったです。

……しゃぶしゃぶ良いなあ。
370名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 02:39:11 ID:9Lfwkg5i
初めて、ここで投下します。
獣分2割ぐらいで、エロ分はちょっとあります。

よろしくおねがいします。
371チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:40:12 ID:9Lfwkg5i
「チコおいでー」
ご主人の悠太がわたしを呼ぶ。
わたしは尻尾をブンブン振って、中学校から帰ったばかりの悠太に飛びつく。
(ご主人さまとお散歩だぁ)
わたしは、悠太の周りをグルグル廻って、興奮の絶頂なのだ。
「まったく、チコは甘えん坊だなあ」
悠太はわたしの頭をよしよしとなでてくれた。至福の一時。

わたしは、飼い犬。まだまだ生まれて10ヶ月ぐらいの甘え盛り。
大好きなご主人と散歩をするのが日課なのだ。
悠太は、わたしのロープを引っ張って、いざお散歩へ。
「おっと、お散歩セットを忘れてるよ」
悠太は、一旦家に戻る。
そう、お散歩セットを忘れちゃあわたしの楽しみが、半減する。
悠太はしばらくすると、一抱えはある風呂折敷包みを持ってきた。
これがわたしのお散歩セット。

わたしの尻尾は自慢じゃないが、ふっさりとしていてくるりと丸くなっている。
耳はちょっと垂れているのがチャームポイント。
人は雑種とか呼ぶけど、このくらいがかわいいと思うんだ。

途中、ご近所の森山さんのジョンに会う。
(ジョン、いいだろう。これからジョンには出来ない事をするんだよ)
自慢気なわたしをジョンはマヌケな顔で見ていた。
空は青く、白い雲が気持ちよさそうに浮かんでいる。
372チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:40:51 ID:9Lfwkg5i
人気のない神社にやってきた。鎮守の森が静けさを守る。
ここに来ると、わたしは尻尾を一層ぶんぶんと振る。
悠太は「わかったわかった」と、わたしをやんわりとたしなめ物陰に隠れ、風呂敷を広げる。中には、女子中学生の制服と靴が入っている。

「チコはしょうがないなあ」
わたしは二本足で立ち上がると同時に、わたしの毛が見る見るうちに引っ込み
白い肌が露になる。わたしは、真っ裸の女子中学生に変身した。
「もう、じっと見ないでよお…」
そう。わたしは、犬から人間へと変身が出来るのだ。しかし、耳と尻尾だけはそのままのイヌミミ少女だ。
その秘密を知ったのはいつの頃だろう。悠太と一緒に暮らしてる時には既に、このことは気付いていた気がする。
難しい言葉で言うと、脳内のアドレナリンがどうのこうの…って悠太が言うけど、わたしにはそういう難しい事はよく分からない。
以前よりちょっぴりオトナになって、わたしの意志で変身できるようになったけど、前は突然道端で変身して、裸の小学生が現れたって騒ぎになったんだっけ。
それ以降、女の子の服を持ち歩きながらわたしと散歩をするようになったんだ。
もう、悠太の前だけで変身できるようになったけど、悠太でも裸を見られるのは、やっぱり恥ずかしいな。悠太に見張りを頼んで、わたしは人間の女子中学生へと着替えをする。
373チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:41:15 ID:9Lfwkg5i
「お待たせ。ふふふ」
どっからどう見ても、人間の女の子だぞ。この瞬間が一番楽しい。
くるりと回ると、スカートがひらりと一緒に回る。悠太ったら、少しドキドキしたかなあ。
わたしはイヌミミをピクピクさせて悠太に呼びかける。
「一緒に歩こっ」
わたしは、悠太と一緒に手をつないで歩く。知らない人が見たらデートみたいだな。
二本足で歩くって事はなんて快感なんだろう。両手も使えるしね。
こうやって、悠太の腕を掴んだり出来る。
「くっつくなよお」
へへへ。悠太も嬉しいくせに。
「もっと、引っ付こうよお」
なんと言っても、人間の言葉が使えるのが一番の魅力。
他の犬からとの優越感がたまらない。ほら、横を通ったチワワはこんな言葉使えないだろ。
他の犬がみんなバカに見えてきたぞ。もう、ずっと人間のままでもいいかなあ。
「チコはすぐ尻尾に出るな」
ブンブンと動くわたしの尻尾を見て、悠太が呆れて笑っている。

「おい!悠太じゃネエか?」
親しげに近寄るガキが現れた。悠太の悪友らしい。
「ふーん。お前、彼女とかいたんだ」
「別にそうじゃないよ…」
しげしげとソイツはわたしを見つめる。気持ち悪いな。
「アハハ、お前、動物耳のコスプレさせるのが趣味だったんだ?!」
悪友は腹を抱えて笑っていた。
良く分からないけど、ムカツク。何も言い返さない悠太にもムカツク。
「いてててててててて!!」
不意を着いて、わたしはクソガキの右手に思いっきり噛み付いてやった。
「うー!わん!わん!」
しまった、獣の血が沸いてしまった。しかし、既にクソガキのお尻にわたしは牙を剥いていた。
「悠太のぶぁーか!!」
クソガキは尻尾を捲いて逃げていった。尻尾なんか生えてないけど。
わたしは、悠太をシャツの裾を引っ張りながら吠えた。
「悠太が何も言い返さないからだよ!」
飼い主が飼い犬に叱られた。
374チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:41:56 ID:9Lfwkg5i
悠太と土手沿いの河川敷を歩く。
ジョギングしている女の子に目が行く悠太。
「ねえ!悠太!」
悠太の腕をぐいぐいと引っ張る。しかし、所詮は中学男子。悠太は鼻の下を伸ばしていた。

「さあ、帰ろっか。ちゃんと着替えて、犬に戻るんだぞ」
始めに着替えた神社に戻ってきた。しかし、わたしはさっきのことが気に掛かる。
犬の恩は三年忘れないが、恨みも三年続くぞ。
嫉妬にかられたわたしは、悠太の腕を引っ張り、外からは死角になっている鎮守の森に連れ込む。
さあ、ちょっとムカついたので、悠太を問い詰めてやるぞ。
「悠太さあ。女の子とか好きなの?」
「うーん。嫌いじゃないよ」
「嫌いじゃないって事は、大好きなんだ」
「大好き、って程じゃないけど…」
うちのご主人様は優柔不断だ。悠太が犬だったら、群れの最下位になっちゃうな。

「ねえ、悠太の男らしいところ、見たいなあ」
「なにそれ」
わたしはいきなり、悠太に抱きついた。
「ちょ、ちょっと!!チコ!」
わたしの甘い香りにクラクラしたのか、獣の匂いに恐れをなしたのか悠太は明らかに動揺していた。
もはや、わたしは悠太の飼い犬ではないな。
「へへへ。ご主人様、わたしは獣だよ」
375チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:42:18 ID:9Lfwkg5i
人間って、確かキスするんだっけ…。悠太が深夜見ているテレビでよくやってたぞ。
確か、こうゆう風に…。

ちゅ

犬と人間がキスしちゃったよ。もう一度してみよう。

ちゅ

悠太、嬉しいんだか悲しいんだかわからない顔をしている。
もう、このままわたしのものにしてしまえ。ごめんね、ご主人様。
わたしは悠太を思いっきり押し倒した。

悠太のズボンをずり下ろすと、勢いよく悠太のオスが立っていた。
そのまま、パンツを下ろす。へえ、人間のって意外とかわいいんだなあ。
「ねえ…。なんだか、熱くなってるんだけど…」
「???」
「わかる?」
わたしは、悠太の手をスカートの中に手繰り寄せ、パンツの上から濡れてきたわたしの部分を触らせた。
「おい…!」
悠太は急いで手を引っ込めたが、指先は淡いピンク色に光っていた。
ぱくっ!
思わず、わたしは悠太の指を舐める。わたしの牙で甘噛みすると、悠太は「あんっ」って鳴いた。
「悠太も舐めたい?」
スカートを捲り、わたしの純白のパンツを見せる。悠太がどぎまぎしているのは初めて見た。
すこし、膝歩きで悠太の顔面の上にわたしのメスを近づけ、パンツの上から舐めるように命令した。
悠太の唾液と、わたしの淡い蜜のおかげで悠太の顔は光っていた。
「ん…、くうん」
わたしの体も火照ってきたぞ。
「ねえ、入れていい?」
「はあ。はぁ…」
「いいなら、良いって答えなさい!」
ふふふ。ちょっと気持ち良いな。
パンツをずり下ろし、制服を着たまま悠太のオスをわたしの膣に入れる。
オスの上に乗っかって、交尾をするのは気持ちいいな。
こんな事、犬のままじゃ出来ないし。
「くうん!くうん!」
腰を上下に揺さぶると同時に、わたしの声が響く。
あまりの気持ちよさに思わず犬語がでちゃう。人間の言葉の方がマヌケだな。
「ああ。いっちゃうよお…」
悠太が涙目で訴える。
わたしの膣の中で、熱いものを感じた。悠太は少し恥ずかしげな顔をしている。
わたしが腰を上げて、悠太のオスを抜くと、白いミルクがだらりとこぼれた。
「もう、きれいにしなきゃだめでしょ」
わたしはミルクに犯された使用済みのオスにキスをして、ペロペロと舐め揚げる。
出し足りなかったのか、二発目がぴゅっと出てわたしの頬を汚した。
376チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:42:38 ID:9Lfwkg5i
いつの間にか、わたしは元の犬の姿に戻っていた。
そして、悠太は女子中生の制服を脇に、下半身を丸裸にして、うずくまっていた。
(はやく、かえろうよ)
人間の言葉が使えなくなったわたしは、悠太のまわりをうろうろしていた。

この日以降、悠太はわたしを散歩に連れて行ってくれなくなった。
「チコともう、散歩はしたくないよ!!」
悠太と母親がごねているのが聞こえる。理由を聞いても悠太が何も話さないのだ。
結局、母親がわたしの散歩当番になった。
本当は悠太と散歩したいのに…ちぇっ、つまんないの。
(悠太が何も言い返さないからだよ…)
わたしには百合(しかも熟女の)趣味もないので、人間に変身する事はなかった。
あーあ。また、人間になって、悠太といろいろ楽しい事したいなあ。
あの日の出来事は、一日限りの淡い思い出だったのかなあ。

そっか!!外でしたのがまずかった。今度は家の中でしよう!
家に帰るのが楽しみになったぞ。


おしまい。
377チコの散歩道:2008/02/19(火) 02:44:01 ID:9Lfwkg5i
以上で投下終了です。

皆さんみたいに、上手に書きたいなあ。
上手い人は、世界観違うし…。
378名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 05:46:58 ID:Hsw0+DHt
>>370
GJ!
チコ視点と言葉攻めがかなり良いっす。個人的にはもっと獣分高めが好きだけど、
その二要素で全然カバー出来ました。
379名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 06:12:42 ID:f3Q39FzY
作品を創って投下したんだ。お前さんはひとつの功績を残したのさ。
もっと凄い高みは存在するが、その努力と勇気にひとまずはGJを送る。

改善点も併記。
文末の「る」や「た」の重複(意図したものなら良いが、そう見えない)
チコの口調の不統一(一部、女の子の口調ではない)
表記の不統一(ご主人/ご主人さま/ご主人様)
詳しくは文章作法のHPでも見てくれ。

あとは……沢山の文章を読んで勉強するのが上達の方法らしい。
偉そうな言い方で悪いが、ガンガレ。
380名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 10:43:48 ID:EK1M7vcc
無邪気攻めなチコが萌え。GJ!

>上手い人は、世界観違うし…。
「文章に対する観点が違う」という意味なのか
「現代日本な舞台設定が好きなんだけど皆SFとかファンタジー多い」なのかわからないけど、
後者として考えると、確かに空想的な舞台の作品が多いのかな。
単純に人外を出しやすい世界観ってこともあるんだろうけど。

現代的な世界観と空想的なのとどっちが人気なんだろう。
381名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 13:26:03 ID:a0+Xcea3
おまんこは?ねえ!おまんこは?!
382名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 14:04:22 ID:xDjq5mXc
>>381
しゃぶしゃぶにして食べた。
383名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 17:43:01 ID:SFt5x17M
>>370
細かい事は気にするな、GJだよ!
こうやって色々な作品が出てくれば、今まで興味が無かった要素に興味出てきたりすると思うし。
それに、文章なんて書いてりゃある程度は上手くなる。
まぁ、基礎も必要だが・・・(俺もだよ・・・

>>380
俺の場合基本的にどっちでもおk。
でも書く物は、「空想的7:現実的3」になってる。
え、何?ケモノって時点で現実的じゃ無い?
そんなの関係無ぇ。要は愛だ、愛さえあればOKさ。(皆さんどうよ?
384名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 19:20:53 ID:kSTZy6U6
>>382  ちょwwアワビ料理www
385名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 19:56:30 ID:xDjq5mXc
愛撫の液でしゃぶしゃぶ。

いやhttp://search.wapnavi.net/a_yougo/index.html
英単語の代わりに携帯でこれ覚えてくる。
386名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 20:33:39 ID:5zaYJ+uS
その作品世界における“リアル”が伝わればファンタジーでも現代モノでも
かまわないと思うのであります。
387名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:34:44 ID:+nuczj8T
最近陵辱分が足りない。誰か補給させてくれ。
388名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:43:38 ID:BQlsabBS
甘党の俺にゃムリポ・・・・orz
389名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 12:16:31 ID:eoU2ERVx
考えるのは難しいです。書くのはそれよりもっと難しいです。
390名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 12:45:38 ID:nmU0MOn5
131 :名無しさん@八周年:2008/02/21(木) 11:14:26 ID:On7PXkHK0
マリンジェットにドリルつけてあたごに挿入してあたごの中に大量の海水をぶちまけたい
ビービー鳴いてるあたごの悲鳴を聞きながら何度もあたごの膜を破ってみたい
自衛隊に助けを求めるも迅速な対応で逃げられて涙目になってるあたごを見てみたい
「1500億のくせにここはずいぶん弱いんだな」と卑猥な言葉浴びせながら
あまりの絶頂ぶりに油をダラダラ流しながら激しく燃え上がるあたごを見てみたい
391名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 16:32:42 ID:kVWv/yAh
モフモフした犬娘きぼんぬ
392名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 16:41:36 ID:srKpyVmo
>>388
陵辱は辛口だとでも!?
393名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 17:21:28 ID:GdQq7C14
まったりとほろ苦く粘っこいのだろう
凌辱だけに
394名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 19:33:40 ID:80dBNxUV
>>392
何、そう来るか。
今考えてみたら陵辱って、味で表すにゃぁムズイ題材だな。
>>393
ね、粘っこい・・・それはどんな意味で。
もしや、白い(以下略
395名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 19:38:36 ID:srKpyVmo
>>394
いや、俺にとっては陵辱は甘いものだと思ってたんだ
陵辱好き以外にとってはただの珍味かな
396名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:15:50 ID:7eHFvW+p
動物も種類によって食べるもんが違う訳だし。
397名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:39:38 ID:F1Zgy3IW
陵辱が大好きなのだが鬱展開は苦手、ハッピーエンド好き、という俺が、
陵辱モノでハッピーエンドに持っていくにはどうしたらいいか、と考えてみたんだが

「アヘ顔で『もっと、もっとくだひゃいぃ……』とか、
 顔を真っ赤にしつつも、嫌よ嫌よも好きのうちな感じで
 『恥ずかしいのに気持ちいいよぉ……』『嫌なのに……嫌なはずなのに、我慢できないのぉ……!』とか、
 『当人が喜んで(悦んで)ればハッピーエンドってことでいいや』という理論のオチ」だの、

「最初は無理矢理だったが、下僕は調教されてるうちに虜になって、主人は情が湧いてきて、
 結婚して『嫁 兼 下僕』になっちゃうようなラヴのある主従関係。
 初夜はウエディングドレス着た上から縛って恥辱プレイ」だの、

ヘタなバッドエンドよりよっぽど病んでるものばかり浮かぶ……。
398名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:50:58 ID:X325CSnV
それはいいな。
なじられる度に愛情と勘違いされなんか目覚めたとか。
399名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 21:16:42 ID:+6niNpab
まあエロパロの色んなスレ見て回ってると、よく最近の過激な少女漫画とかであるような
「レイプから始まる純愛」系の話もたまに見るよね
400名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:07:40 ID:qNiMs8iP
そろそろスレタイ見ろ、>>1読めって言ってもいい?
獣人や亜人の話しがしたいだけど・・・

もふもふもふもふもっふもふー!肉球に踏まれたい!
401名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:12:38 ID:rHSc807a
獣人の毛を撫でたい・・・
抱きついてそのまま眠りたい・・・
夜中に獣人に布団持っていかれて、寒くて目が覚めたり、そんな経験したいぜ
402名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:28:00 ID:NNWBkYsZ
俺は逆に嫁をふるもっふしてあげたい。
甘える嫁をもっふもっふにしてやんよ。みたいな
403名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 00:16:37 ID:GfipyBrK
>>400
お前こそスレタイ見ろ、>>1読め。

そもそもこのスレは獣人や亜人の話をするスレじゃないぞ。
↑の話は小説の要素としての話だろ。それが駄目なら他も駄目じゃね?
404名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 03:45:57 ID:KpfA6N3O
 なんだか沢山感想がついててびっくりしました。>>303-7の続編です。
これ書いてるときに実家から電話が来て、「今何してるのー?」って聞かれました。言える訳ねえ。
以下の要素のうち、気に入らない物がある方はスルーしてください。
・獣化変身無し
・エロ薄め
・文章下手
・エロ初挑戦
 いやほんとエロってどう書くんだか。気に入らなかった場合は前回と同じく、にっこり笑って
死ねクズがと書き込んでください。苦情・罵倒は無条件で受け付けております。ではどうぞ。
405名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 03:46:38 ID:KpfA6N3O
「・・・君たちの働きを誇りに思う!以上!」
 エルミナの短い演説の後、軍団に解散命令が出た。彼女はこれから王に謁見せねばならない。
ストウト・アーマイン=ウィーズル12世。4人の兄と3人の姉を殺し、王位を簒奪した残虐な男。
わたしは彼のような兄を持ち、しかもそれと頻繁に顔を合わせねばならないエルミナに心底同情する。

 我が軍は有体に言えば奇怪だ。普通は兵士にならぬような者ばかりが集まっている。エルミナの昔の
趣味は珍動物の飼育であったので、この軍は彼女の趣味の延長線上にあるのではないかとわたしは
密かに疑っている。
「来たよチビり軍師」「お漏らしが許されるのは小学生までだよねー」「キャハハハハ」
 今目の前でわたしの悪口を言っているのもそういう連中、ミミズトカゲ共だ。彼らは勇敢な兵士では
あるが、他人を不幸にすることを生きがいにしているような所がある。こちらが怒ると非常に喜ぶので
冷静に対処せねばならない。
「お前たちには上司に対して礼を尽くそうという意識がないのか?」
「えー上司とか関係ないしー」「男なんだから実力で勝負しろっての」「見た目ばっかりマッチョでさー」
「見、見た目が関係あるかっ!」
 いかん、思わず激してしまった。確かにわたしの見た目「だけ」は狼に似て屈強そうである。しかし
実のところ、筋力持久力精神力全ての点で劣っており、わたしはその事を密かに気にしているのだ。クソ。
「切れたよ軍師」「チビり軍師。臭えよ」「つか軍師とか必要なくね?意味なくね?」
「う、ううっ・・・」
「お前たちいい加減にしろ」
 明らかに形勢不利なわたし。見るにみかねたのか、珍しくスコルピウスが助け舟を出してくれた。
不満そうな爬虫類どもを残して、我々はその場を離れた。
「連中の言葉の半分は悪口、3割は嘘で1割は噂話だ。まともに話せば身が持たんぞ」
 しかし、わたしは確かに役立たずだ。他の軍で軍師を置いているところなど殆ど無いし、今回の戦
での醜態ときたら!
「おまえは戦う為に軍にいるわけではないだろう?気にする事はない」
 そうは言っても情けないじゃないか。わたしは男なのに、守られるだけなんだ。
「・・・雌雄は関係あるまい。おまえにはおまえにしか出来ぬ事があるだろう」
 蠍は下らんな、と呟くと、急に興味を失ったように瞼の無い眼を逸らした。
406名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 03:47:37 ID:KpfA6N3O
「いつもながら兄上の悪趣味には参った」
 わたしが疲れきって自室に戻ると、機嫌の悪そうなエルミナが出迎えてくれた。
「はあ、そうですか・・・どこから入ったんです?」
「何がはあそうですかだ。兄上と一対一で話したことも無いくせに」
 エルミナはわたしの質問を無視して勝手に憤っている。確かにあの王と話すのは大変そうだし同情も
するが、わたしに怒るのは筋違いではなかろうか。
「それでエルミナ様、どうなさったんですか?至急の用事でも?」
 不機嫌そうな様子から一転、牙を剥き出してふふふ、と笑うエルミナ。いかん、危険な兆候だ。
「女が男の部屋に忍んで来たのだ。用事など一つしかあるまい?」
 次の瞬間、視界がぐるんと回った。ベッドに引き倒されたわたしにのしかかり、エルミナはなおも笑う。
「私を抱け、アード」

 しなやかな身体が蛇のように絡みついてくる。わたしの鼻先をぺろりと舐め、エルミナはくすくすと
童女のように笑い声を上げた。
「今日は疲れてるのに・・・」
「おまえの都合など知った事か。それに言うほど嫌そうでもないぞ?」
「あっ、やめてっ」
 突如股間をわしづかみにされ、腰が逃げてしまうわたし。わたしの肩に顎を預け、にやにやするエルミナ。
口ひげが当たって首筋がくすぐったい。
 仕方ない、覚悟を決めよう。無論、性的な意味で。

 華奢な首筋を撫でてやりながら、胸の白い毛皮に舌を這わせる。小さな乳首を軽く咬んでやると、エルミナは
微かにあえいだ。お返しとばかりに尾の付け根に鋭い爪を立てられ、わたしも身を震わせる。抱き締める身体は
小さく、しなやかで柔らかい。戦場では勇猛でも、やはり女性なのだ。何やら再発見をしたような気になって、
わたしは微笑む。
「何故ニヤついている?」
 わたしの腕の中から怒ったような声が飛んだ。エルミナが再び不機嫌そうな表情を浮かべている。
「あ、すみません」
「今は私だけを見て、私のことだけ考えていろ。他の事を考えるな」
 今度は別の理由で意思とは関係なくニヤける顔の筋肉を叱咤しながらもう一度謝罪をすると、彼女の怒りを
静めるべくわたしは再び行動を開始した。柔らかな背の毛皮を撫で、ついで体毛の薄いわき腹をくすぐる。
さらに尾の付け根を揉んでやると、エルミナの口から喘ぎ声が漏れた。
「ん・・・ふ・・・ぅう・・・」
 おお、色っぽい声も出せるんだなあ、と考えつつ愛撫を続けようとすると、彼女が拒絶の言葉を吐いた。
「う・・・もう、いい・・から・・・だから」
 まあ、ここまでしてしまえばやる事は決まっている。エルミナの性器はすでにじっとりと濡れそぼっており、
突っ込んでも問題はなさそうだ。何をって?お察しください。
「じゃ、行きますよ・・・」
 エルミナを抱えなおし、ゆっくりと挿入を開始した。ぐったりしていた身体が甦り、陸に上がった魚のように
ぴくぴく跳ねる。その体も性器も温かい。
「う、やぁん、あぁあっ」
 悲鳴のような嬌声を聞きながら、わたしは動き始めた。運動につれて喘ぎがあがり、サディスティックな快感を
もたらす。彼女がわたしを抱き締める。わたしも抱き締め返す。背中の皮膚に肉食獣特有の鉤爪が喰い込んで痛い。
その痛みさえもわたしを昂ぶらせる。小さな体がどくどくと鼓動を伝えてくる。
 いとおしい。と、思った次の瞬間だった。
「ぐ、う、ふう・・・ぐるるるっ!」
「ぎゃあぁっ!」
 いきなりエルミナがわたしの喉元にかぶりつき、牙をめりこませた。ちょっと痛いなんて生易しい物なんかではない。
手加減なしの一撃に痛みが背筋を駆け上がり、あろうことかわたしはそれで達してしまった・・・。
407名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 03:48:01 ID:KpfA6N3O

 エルミナが申し訳なさそうな表情で首の傷を舐めてくれる。常にみっともないのはわたしの宿命なのだろうか。
「すまん。別に咬みつく気は無かったんだ・・・」
「構いませんよ。仕方無い」
 そう、仕方が無い事というのはあるものだ。わたしが役立たずである事もその一つ。傷口を舐めるエルミナの顔を見ながら、
わたしは前から気になっていたことを聞いてみる事にした。

「ねえ、エルミナ様。どうしてわたしを傍に置いておくんですか?」
 すっと首筋から顔が離れた。オコジョの円い目がじっとわたしの顔を見上げている。
「嫌なのか?」
 嫌じゃない。嫌じゃないけれど、わたしは役立たずだ。戦えないし、見た目も美しくなんかない。本当に、何故わたしなど
飼っておくのか分からないのだ。
「アード、ちょっとそこに座れ。そうそうその辺だ。・・・逃げるなよ」
 逃げるなよ、というその言葉の意味を理解する前に、エルミナ渾身の拳を受けてわたしは派手に吹っ飛んだ。華奢とはいえ
彼女は肉食獣である。そのバネから繰り出される攻撃はおそろしく強力で、わたしのまわりで世界がぐるぐる回りはじめた。
「この私が、このエルミナが、だ。役立たずの部下を置いておくと本気で思っているのか?私はおまえを高く評価している」
 パンチの影響かなにやら非現実的なものが見えている中で、彼女の言葉は非常な現実味をもって響いた。
「おまえ無しに今回の勝利はありえなかった。おまえは役立たずなんかじゃない。おまえにしか出来ぬことがある」
 どこかで聞いたような台詞を吐きながら、エルミナがわたしのたてがみを撫でている。断続的に吐き気がこみ上げ、世界は
相変わらず回り続けているけれど、今わたしは確かに幸せだ。
408名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 03:52:20 ID:KpfA6N3O
 以上であります。ほんとにエロってどう書くんだろう。
 あと、前回サソリの目について「複眼」って描写してるシーンがありましたが、
あれは単眼のマチガイです。なんか独り相撲みたいで哀しいですが、お詫びして
訂正いたします。
あと本当は私、和姦より強姦の方が好きなんです。気が向いたら書くかもしれません。
409名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 07:11:33 ID:ukWUJj+7
GJ!自分もエルミナ様に噛みつかれたいなあ。エロも文書も上手いと思います。
一人一人の挙動や態度がリアルで、何より雰囲気が出てて良いです。
410名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 10:15:09 ID:bnRVv86o
GJ!!
前のはなんだか戦国っぽい感じ?だったのが今回はまた風潮が変わっていて
やっぱり書く人が書くと違うなぁと思ふ今日この頃。
411名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 16:00:50 ID:I65f5pA+
続きキテ━━(゚∀゚)━━タ!!GJ!!
軍師攻めるのか!?と思いきや、爪⇒噛みつき⇒パンチとは・・・エルミナ様強えええ!
エルミナ様にヌッコロされそうだが尻尾の付け根を揉みてえ!
次も期待してます。
412名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 01:04:09 ID:5/bP1B0f
やべぇ。M豚ぁあああああ って叫びたくなった。
強姦お待ちしてます。

で。

ネタ作りのためには雑談は必要だといいざるをえない。
そもそも作品が投下されないのに建設的な保守ができないのはいかがなものか・・・。
2,3ヶ月は作品投下が無いときもあるんだ。ただの「ほしゅ」だけで我慢できるのかきみは。
>>403に申し上げたいので候。

日本語がおかしくなる前にベットの中でネタ作りに励みます。サーセン
413名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 05:49:10 ID:Rz51nuHu
>>412
言いたいことはよくわかりました。というか俺も雑談は必要だと思ってます。
ただ、前後のレスをちゃんと読んだ?って言いたいです。

そもそも>>400に対するレスとして>>403を書いたんだけど・・・。
自分の趣味じゃない話ならスルーして勝手に獣人亜人の話すればいーじゃんって意味で。
いちいち
>そろそろスレタイ見ろ、>>1読めって言ってもいい?
>獣人や亜人の話しがしたいだけど・・・
みたいなこと言わずにね。
んなこと言っておきながら書いた内容がこれだし。
>もふもふもふもふもっふもふー!肉球に踏まれたい!

俺の日本語がおかしいせいでわかりにくくてすいませんね。
414名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 16:21:31 ID:xBqeKfaK
獣人大好きまで読んだ。
415名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 13:38:53 ID:i5NahbRC
もふもふ?
416夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:33:39 ID:jKGRBVUH
 どうも、>>408です。大学が休みになって暇ですので最近エロパロに入り浸ってます。親には見せられないね☆
今回のものは前回の続編ではありません。以下の要素の内に気に入らない物がある方は、スルーするか、
「夜の子供たち」をNGワードに入れてやってください。
・TF
・まだエロなし
・おそらく後編の投下が四月以降になる
 では、どうぞ。
417夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:34:28 ID:jKGRBVUH
「今宵の月は素晴らしい」
 分厚いカーテンの端を捲り上げながら、鼠のような小男、シュレックはそう囁いた。異形の唇から
紡がれるにしてはその声はあまりにも甘く、聞く者を魅了せずにはおかぬ響きを含んでいた。

「そうは思わぬかね、レト君」

 シュレックは背後の娘に声をかける。視線に限りない憎悪を込めて、彼を睨みつけるその娘は少女と
言ってよいほど若い。容姿は十人並、日に焼けない青白い肌で手足ばかり細長いさまは孵化したての蜘蛛の
子に似ている。ひ弱な姿に反して気ばかりは強いこの娘、レトを弄び、虐げるのはシュレックの楽しい日課
であり、それは彼が何の役にも立たない少女を飼っておく(それは正しく飼育である。レトは彼なくして己の
食事さえ得ることはできない)理由の一つである。ただしそれはあくまでも一つでしかないのだが。

オーン、オォーン、ワオォ―――――・・・

 月に酔っているのか、どこか遠くから狼の遠吠えが響いてくる。一般の人間ならば恐怖を呼び起こされるであろう
それに、レトは壮大な音楽でも聴いているような、恋人に甘く囁かれているような陶酔の表情で聴き入っていた。

「夜の子供たちだ。どんな歌を歌っているのか」

 慌てて再び表情を引き締めるレトの様子を楽しく眺めながら、シュレックは再びカーテンに手をかける。
「あの合唱に加わりたくはないかね、レト君」
 答えを待たず、大きくカーテンを引き、窓を開け放った。そこに浮かぶのは、
「今宵の月は本当に素晴らしい」
 満月。
418夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:35:23 ID:jKGRBVUH
「あ、ああぁぁァアアア・・・!!」
 途端、レトの様子が一変する。顔色は青褪めて膝はがくがくと震え、一人で立つ事もままならない。
「いや、いや、違う、ちがう、こんなのは嘘よ・・・やめてェッ!!」
 その声は次第に人ならざる物のそれへと変化し始め、後を追うように骨格が歪み、頭髪が抜け落ち、
やがて全身を緩やかに体毛が覆って行く。己の定めを受け入れられない、哀れな人狼。
 これこそがシュレックが彼女を飼育するもう一つの理由。歪んだ愛情と嗜虐心のみならず、自分の
趣味をも満足させる。すなわち、偉大な先人との同一化。
(だって、物語の中の吸血鬼は、大抵人狼の下男を持っているものじゃないか?)

 全身を痙攣させる少女をしばし観察した後、シュレックは残念そうに溜息をついた。実に面白い見世物では
あるが、今日ばかりは彼女のために時間を割く訳には行かないのである。
「本当は君のそばにいてやりたいのだが、今宵は大事な用事があってね」
 シュレックの輪郭が朧になり、つま先から大気に溶けるが如く崩れていく。その言葉に混じるは虫の羽音。
齢数千を経た吸血鬼である彼は、最早狼や蝙蝠に変ずるのみに留まらぬ。
「帰宅は明日か明後日になってしまうだろう。すまないね」
 そう告げると、シュレックであった羽虫の群れはさっと散開し、開いたままであった窓から飛び去っていった。
419夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:36:01 ID:jKGRBVUH
 いつも変身するときは、体が変形していく痛みと虫が皮下を這ってるみたいな不快な感触がある。みしみしみしみし
骨が伸びて、ずるずるずるずる虫が動く。毛が生えてくるちくちくした感じなんてこの二つの前じゃ問題にならない。
あたしにとって一つだけ幸いだったのは、変身が終わると同時にこの両方が消えてくれるって事。垂れ流したよだれや
涙と抜け落ちた髪の毛の真ん中に座り込んで、あたしはゆっくり息をする。
 自分の体を見る。髪の毛と同じ色の毛皮になった肌と、かかとの位置がおかしくなった足。初めて変身した時は
まともに歩く事もできなかったけど、何度も変身を重ねた今ではもう慣れた。あんまり確かめたくないけど、多分
顔も狼みたく口が長くなってる筈。こんなになるならいっそ、全身狼になって四足で歩いたほうがずっとましだと
思うんだけど、体形はあんまり人間のときと変わらない。あの吸血鬼(名前でなんか呼んでやらない)は、あたしが
完璧に変身できなかったり、変身がつらかったりするのはまだ自分が人間だってことに執着してるからだって言ってた。
人間やめちゃえば満月だからってホイホイ変身したりもしなくなるらしいんだけど、あたしの心のどっかはまだ自分が
人間だって信じたいみたい。おかしいよね、あたしはもうバケモノなのに。

 いつも通りに変身した体。いつもと違うのはあの吸血鬼がいないこと、だけ。
420夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:36:45 ID:jKGRBVUH
 頑固に自分が人狼だって認めない心とは逆に、体は自分はケモノだって主張する。なにかを殺したり喰べたり・・・
せっくすしたりしたいって。あたしが誘惑に負けなかったのは、あいつがずっと傍にいたから。誤解しないで欲しい、
別にいやらしい事してるんじゃない。奴の名誉のために言うわけじゃないけど、あいつはそういう事をする為にあたしに
触ったことは一度もない。
 ただ、あたしが奴に弱みを見せたくないだけ。あたしがウサギを捕まえてばりばり食べている所や、イヌやオオカミに
犯されてみっともなくよがったりしてる所なんかを見たら、あのクソ野郎はめちゃくちゃ喜ぶに違いない。大嫌いなあいつを
ちょっとでも嬉しがらせるなんて考えたくもない。
 でも、今晩は・・・。

 オオカミの、仲間の声があたしに呼びかけてる。おいで、こっちにおいでって。心は行きたくないって言ってるのに、
体は勝手に行こうとしてる。そしていつもの抑止力はなくて。

《おいで》
《おいで、同胞よ》

 とうとうあたしは開かれた窓から飛び出した。あたしは駆ける。森の同胞たち、夜の子供たちの下へ、駆ける。
心は傷ついて血を流しているのに、体は歓喜の声を上げていた。
421夜の子供たち:2008/02/25(月) 14:41:42 ID:jKGRBVUH
 今回はここまでであります。常にエロに行き着かぬ私のこらえ性の無さは何なのでしょうか。
前回のも続きを書いていたら、なぜかエロの入らない普通の小説になってしまったので止めました。
次回こそはエロ入れたいと思います。がんばります。死ねばいいのに。

読み返してみたらむしろTFスレ向きの内容な気がしますが。内容はないよう。
422名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 15:33:54 ID:r31j7AKN
GJ!これはイイ!
確かに人外への変身スレ向きっぽいけど、不本意な変身は良いよなあ。
文体がまたいい雰囲気出してて素敵です。
春が楽しみだ…。
423名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:19:47 ID:W84Bricy
これは良い獣化。
髪の毛抜けちゃうのがちと気になったけどそれ以外は大変GJ!
続きも楽しみにしてます。
424名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 00:22:47 ID:9hbfmzfP
獣化で髪抜けるのって駄目なのか?
425名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 03:40:50 ID:15Lmr7cC
fchanでたまにtorent?みたいな拡張子のファイルあるけど、あれは何?
調べてみても良く分からん…。
426名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 03:41:45 ID:15Lmr7cC
獣人スレと間違えたけど、あながち誤爆ではないような気がする。
とりあえず獣化してきます。
427名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 03:48:28 ID:15Lmr7cC
いや、よく見たらここエロパロスレじゃないか…。
誤爆もいいところじゃないか。チクショー!
すみませんでした。
428豚化続き ◆tfGTpigCow :2008/02/26(火) 04:54:52 ID:daLGrFwf
一体何が起こっているのか、何故彼女が、どうして、なんのために……。
頭の中を、疑問……と言うより混乱が埋め尽くしている。目の前で起こっていることを受け止めることが出来ない。
そんな俺の耳にボアルの声が響く。
「ブヒヒヒヒッ。良く飲んだブヒね。腹がいっぱいになったら眠くなってきたんじゃないブヒか?」
その言葉を聞いた瞬間、急に睡魔が襲ってきた。
いや、純粋な眠気とは違う何かで頭が重くなった感じがする。
今までは、纏まらないまでも次から次に疑問や考えが脳裏に溢れていた。
そんなとりとめのない思考さえも、意識の中に霧がかかったように浮かばなくなってくる。
「う……ぐぁ……」
「無理しない方がいいブヒ。ほら、全身から力が抜けてくブヒよ……。
 力が入らなくて右手が重くないいブヒか? 右手が重ーいブヒ。 左手も重い。右足も、左足もブヒ……。
 ピンクの熱を持ったミルクを沢山飲んだから、腹が温かいブヒ? ほーら……温かい、温かーいブヒ。
 その温かさが全身に広がっていくブヒよぉ……。両手が温かくなってくるブヒ。両足も……」
「……ぐ……あぁ……」
ボアルの言葉の通りに、体の感覚までが操られていく。
一種の催眠の技法だということはわかるのに、奴の言葉から意識を離すことが出来ない。
「ブフフ……さあ、目の前の可愛い仔ちゃんの姿を良く見るブヒ」
焦点の定まっていなかった視界の中で、数分前まではピンクの姿をしていたはずの
その豚のような存在だけがやけにはっきりと像を結ぶ。
「ほらほぉら……彼女がどんどん可愛く見えてくるブヒよ……。
 メスブタがどんどん可愛く見えてくる……人間なんかよりずっと可愛い……」
「か……わい……」
「そうブヒ。可愛い可愛いメスブタ。チャーミングでとてもえっちなメスブタ。
 雄と交尾したがって誘ってるいやらしいメスブタ。恥ずかしくても発情を抑えられないメスブタ……」
「かわ、いい……めす、ぶた」
そんなわけはない。目の前のそれはどう見ても異形のもので、
浅ましく、時に醜いと罵られるような家畜そのものでしかなく、
人間の要素が残っているとは言え、それは逆に人の欲深い一面のみを強調・増幅して取り出したかのようで、
それが獣じみた振る舞いと混ざることで、いっそ獣以下の卑しさをも漂わせている。
今の彼女は、興奮冷めやらぬのか、左腕で乳房を抱え、右手で下腹部をさすり撫でている。
ヒヅメと化した指からは繊細な動きが失われ、秘所や乳首をぐりぐりと単純に擦るだけしかできず、
それでは自分の肉体は満たされないのか、欲求不満げな鳴き声とよだれを半開きの口から垂れ流し続けている。
むしろ純粋な動物なら逆にこれほどの痴態は見せないだろう、と思う。
本能というものは理性の対極だがそれは決して愚昧なわけではなく、生存のための合理的なシステムであり、
度を越せばブレーキがかかってバランスを取る。例えば必要以上の狩りをする肉食獣が少ないように。
今の彼女は、半端な理性と半端な本能によって自分を御しきれず、
欲求に支配され……いや、もはや彼女自身が暴走した欲求そのものだ。
恐らく、命の危険が目前に迫っても、そこから逃れることよりもその瞬間の快楽を優先させるのではないだろうか。
そんなものに、外見的にも内面的にも惹かれる要素など何一つ無い。無い……はず、だ。
……意識の片隅でそんな思考が巡っているのに、頭ではそう自分に言い聞かせているのに……。
俺は、ボアルの言葉通りに、段々と彼女に魅力を感じていくのを止める事ができなかった。
429豚化続き ◆tfGTpigCow :2008/02/26(火) 04:55:52 ID:daLGrFwf
「そう、お前はメスブタが好き……大好きなのブヒ。
 好きで好きで……交尾したくて、たまらないのブヒ。
 ブフフッ、その証拠に……ほれっ!」
「ひぐあぁっ!?」
ボアルの手袋が……何故か先程から痛いほどに勃起している俺の性器に触れる。
原因が分からないまま興奮だけが増していってどうしようもない俺の体は、
もはや相手や状況を選んでいる余裕も無く、そのままボアルの手に擦りつけようとする衝動に駆られた。
だが俺の身体はまだ俺の思うようには動かず、無様に腰を振ることさえ許されない。
先刻までの麻痺状態と違い、感覚は明瞭に戻ってきているようだし、
薬の影響は既に抜けていると見ていいはずなのに……!
「うぐっ、がッ……!」
いつの間にか随分と分泌されていた先走りを指ですくい塗り広げるように、先端のみを撫で、刺激するボアル。
人間のペニスというものは、実は亀頭部に対する刺激のみでは射精できないような構造になっているのを知っているのだ。
快楽を与えられても達することも出来ず悶える俺の中で、欲求ばかりが膨れ上がっていく。
「どうブヒ? 交尾したくてしたくてたまらないブヒ?
 でも……このままじゃ交尾できないブヒねぇ……種族も違うし。
 ……それなら……」
俺のペニスを弄ぶために後ろ側の死角に回ったせいで表情は見えないが……
ボアルは嗜虐的な笑みと聞こえる音を声に混ぜて言った。

「――オスブタになれば、交尾できるブヒよ?――」

……信じられなかった。
どくん、と一瞬でも胸を高鳴らせた自分自身の反応が。


「な……にを、馬鹿、な……」
「あらら、頑固で愚か……と言うより、可哀想ブヒね。
 折角俺はお前を解放してやろうとしているのに」
「解放……だと?」
「そうブヒ。『自分は人間だから』という固定観念、その意識が全ての問題をややこしくしているのブヒ。
 例えば、そう……人間と人間じゃない者という種族の壁さえ無ければ、俺とお前が戦う理由も無いと思わんブヒ?」
――いきなり話のスケールが大きくなったような気もするが、論点のすり替えの上に詭弁だ……。
 もし同じ人間だったとして、侵略行為や破壊工作が許されるわけではない。戦う理由は種族の壁などでは――
……だが、心の中で反論していても、そもそも意識が相手の出した議題に乗ってしまった時点で、
話のペースを完全に向こうに支配され、まんまと術中に嵌っている、ということに俺は気付いていなかった。
「……実際、お前の体はもう自由に動けてもいいはずなのブヒ。
 『自分は人間』という意識が自分自身を縛っていることにまだ気付いていないブヒ?」
「なっ……」
「メスブタの彼女に興奮している自分の肉体を認めたくない……。
 そんな思いが、自分の自由を奪っているのかもねぇブヒ」
もちろん、実際にはそんなことは無かった。
ボアルの催眠が俺の体を蝕んで、その動きを妨げていたのだ。
だが、それに気付くのはもっと後のことで、この時の俺は……
「んぐ、あっ、そ、そんな……ばかな、こと、がっ……!」
更に執拗に先端を責め立てるボアルの手で、考える余裕を奪われていた。
「そんなに言うなら、試してみればいいブヒ?」
ぎゅっ、と、ボアルの手がようやく亀頭責めをやめ、竿を握り締める形になった。
敵の豚の手で果てさせられるのかという屈辱より、
ようやっと出させてくれるのかという安堵と期待の方が一瞬強く浮かんだ自分にわずかに自己嫌悪を感じたが、
ボアルの手はそのまま動きを止め、引くでも押すでもない。
俺からも動かせないし、じりじりと抑圧された情動ばかりがつのる。
「動かしたいが動かせないブヒ? なら、その固定観念を捨ててしまえば動かせるようになるはずブヒ。
 ……そうブヒねぇ……」
……この時、ボアルは一体どれほど楽しそうな表情をその豚面に浮かべていたのだろうか。
「――『俺は豚』と一回言うごとに、腰を一度動かせる――
 とかそんなところじゃないだろうか、ブヒ」
430豚化続き ◆tfGTpigCow :2008/02/26(火) 04:56:35 ID:daLGrFwf
「そ……んなこと……ッ!」
「いいじゃないかブヒ。言ってしまえばラクになれるブヒよ?
 それに一言だけ言ってみて試してみるだけブヒ。
 言ってみて、それでも駄目なら、そんな一言忘れればいいブヒ。
 試してみるだけなら損はないブヒ?」
……言っていることは一見正しいように思える……が、
それを「正しい」と感じている時点で、既に何か致命的な間違いを犯しているような気がした。
もうその間違いが何なのかも判然としなかったが。
「それに……言わなかったとして……
 我慢できるのブヒ? このまま、動くことも、自分を解放することも……そして、交尾することもできず……ブヒ」
……そう。確かに。俺の自制心も欲求不満も、もう限界に達しようとしていた。
羞恥心より衝動の方が大きくなり、か細く声を絞り出す。
「……おれ、は……ぶ……」
「聞こえないブヒ。もっと大きく、はっきりと、ブヒ」
「俺は……ぶた」
「気持ちがこもってないブヒ!心の底から言わなければ、固定観念を捨てたことにならず、体も動かんブヒ!」
俺は、大きく息を吸って、半ば叫ぶように、やぶれかぶれに言い放った。
「俺は、豚ぁッ!」
途端、がくんと腰が動いた。
「んあああっ!?」
ボアルの手の中を性器が滑り、予想してなかった快感に息が詰まる。
「……ほら。やっぱり言ったとおりだったブヒ。動けたブヒ? おめでとう。でも……」
動いたのは一瞬だけだった。「一回言うごとに、腰を『一度』動かせる」というところまで含めて正しかったのだ。
ならば……。
「一度だけで、満足できるブヒ?」
言われるまでも無く、もう止められそうになかった。
「……俺は豚……俺は豚……俺は豚……俺は豚……ッ」
何回も言えば、何度も動かせる。羞恥心より性欲が勝り、俺は屈辱的なはずのその言葉を連呼していた。
「俺は豚……俺は豚、俺は豚!俺は豚ぁッ!俺は豚俺は豚俺は豚オレは豚俺はブタ俺はぶたおれは豚おれはブタ俺ハ」
視界の中にはピンクの豚。可愛い。交尾したい。発情した雌豚めすぶたメスブタめすこうび交尾こうび
オスブタなら交尾できる。俺は交尾できる。だって俺はオスブタだからオスで豚でメスと豚が交尾でぶたが
「オレはぶたおれはぶたおれはぶたおレハぶたおれハブタオレハブタオレハブタオレは俺おれは豚ブタぶたおれ」
俺の発する声と耳元のイヤホンから流れる音が交わって一つの歪な音楽のように聴こえてきた。
発情した雌豚の鳴き声。雄を誘う声雄豚を誘う声俺を誘う声鳴き無きなき俺も鳴いて鳴いておれの鳴き声がメスとこえと
「おではぶた豚ぶたはおれ俺オレぶたぶゥたおではブゥおれはおれおでおゲェぶたブゥぶごぶぎぶぐブごげはブゥた」
豚ブタ豚豚ぶた豚ブタブウ豚ブタぶたぶタブぶううブゥぶうぶひぶごブヒぶぎぶたブウ
「たブぶごげはぶたブゥおげはブたおではブギッブゴれはブたブゴォれはブギたブゴフゴッぐブヒブゥブヒブヒブゥブギッ」
「お楽しみのとこ悪いブヒがハイここで半覚醒。3・2・1」
パチン、とボアルが空いた方の手の指を鳴らす音が響いて、俺ははっと我にかえった。
「い……いま、な、なにを……」
「ボアルが一体何をしたのか」と「自分が今何をしていたのか」との両方が混ぜ合わされた問いかけだった。
「『何を』も何も、自分で覚えてるブヒ?」
……そう、今度は夢とかぼんやりしたものではなくリアルなものとして覚えている。
それ以前に、快楽の山を登り詰めかけていた性器も、未だ萎えることなくそのまま……
「お前の心は、もうしっかりとオスブタになりかけてるブヒ。……そして、ほら……」
悪寒が走った。

「ほら、体の方も心に合わせて、変わり始めたみたいブヒよ?」
431 ◆tfGTpigCow :2008/02/26(火) 05:12:16 ID:daLGrFwf
つづく

>>20の続きをやっとこさ書いてます。
超中途半端な上に獣化描写も獣人描写も足りてない気がしますが、
書いてて自分で発狂しそうになったのでこの辺で一旦一休みさせてくだせぇ。
DQ2で「じゅもんが ちがいます」と言われて復活の呪文(パスワード)を何度も何度も
一字一句チェックし続けてそのうちゲシュタルト崩壊起こしたような感じですか。
世間ではヤンデレなるものが流行りだと聞き受けますが、俺は純粋に病んでいます。
病んでる>>397も俺ですし。獣・亜人に絡めた表現にしなかったのは迂闊でしたすみません。

実際催眠や洗脳でそんな大それたことってのは出来ないらしいですが、
一番危ないのは素人が中途半端にかけた催眠が解除されないまま残ることだそうで。
ヘタに手を出さない方がいいですね。いわゆる「危険ですので真似しないでください」ですか。
まあ真似しようにもこの作品中のはほぼファンタジーですが。

……こんな風に本人は真面目に打ってて文章を成してるつもりの文が
催眠の悪影響で実際には「こいつ『ブギィブヒブヒブゥ!』とか書いてて何が言いたいんだ」とか
そんな感じだったらどうしましょう。ヤベェ濡れる(ドM)

>>347
ぶっちゃけそういう反応が欲しかったんです。ありがとう!
432名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:20:41 ID:QpqjfD1f
>>431
スゴいお、スゴすぎるお。
氏の中にある何かしらの才能だと思うよ、この描写は。

だからまとめサイト下さし……(殴打

その後342を見たものはいない。
433名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 11:37:12 ID:d/XSiV9a
◆tfGTpigCow氏GJ!
いよいよ主人公の豚化ですね。続き楽しみにしてます。

>>432氏、>>1の保管庫でまとめて見れますぜ。
434名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 17:49:04 ID:PNvpJ/e0
>>431
読んでハアハアしてる自分も病んでますGJ!
こんなに病んでるときっと死んだら畜生道に落ちるんだろうな。
むしろ確実に畜生道へ落ちるためにもっと悪さしよう!
435名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:35:16 ID:9hbfmzfP
>>431
GJすぎる!
操られてる自覚があるのに抵抗できないのがいいなあ。
自分も催眠調教されたくなってきちゃう。

ただひとつだけ残念なのは、なぜか後半あたりから文が『ブキィ!ブーブヒ!ブヒヒッ!』
とか豚語になってたことかなw
436名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 16:59:45 ID:guhy/o/6
うぉっまぶしっ。
437名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:07:37 ID:L7PxPUWJ
>>434
「たとえば、猜疑心が非常に強く、残忍で執念深い人、しつこく人を妬み、
恨んでいる人、お金に執着して他人に意地悪をしつづけてきたような人は、
体が「蛇」のようになっているし、人を騙すことばかりに汲々として、
自分だけの利益を考えているエゴイストは「狐」の姿になっているんだね。
また貪りの気持ちが強かった人や、怠惰な生活をしてゴロゴロしていた人なんかは
「ブタ」の姿に変わってしまっているんだ。結局、「品性の低さが人間の姿を動物に変えてしまう」

↑コピペだけどそういうことらしい
別に宗教とかは興味ないけど畜生道は憧れるよな

◆tfGTpigCow氏向けに豚に限ってだと、

邪淫の罪、大食の罪、文句の多い罪のいずれかが重なると豚になるそうです。
ブーブー文句ばかり言って食べ物に意地汚い、あるいは、文句ばかり言って
性的な行為に耽っている、性行為と食事にうるさい、という方は危ないですよ。
グルメと言われてもう何年たつでしょうか?。グルメなどといって、おいしいものばかり求めていると、
来世だけでなくこの世でも豚のよう(失礼!)になってしまいますよ。
メタボリックシンドロームもありますから、太りすぎにはご注意された方がいいかと思います。
E原さんは「霊能力が高まる人は太る」などとノタマワッタそうですが、いい加減なことばかり言ってますよね。
恥ずかしくないのでしょうか?。
ま、それはいいとしまして、この世で豚のようになってしまえば、あの世は確実に・・・・。あぁ恐ろしい。
食べ物に贅沢をするのもほどほどにしたほうがいいですよ。
あれがまずい、これがまずい、こんな食べ物食えるか、あれを出せ、これがいい、などとブーブー文句ばかり言っているグルメ気取りのあなた、
ご注意された方がいいですよ。将来は、ブタ?かもしれません。
邪淫の罪もいけませんね。奥さんや旦那に不平不満を持ち、文句ばかり言っては不倫に走ると、来世はブタ・・・かもしれません。

らしいですよw
438名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:58:38 ID:t22/5zcn
詳しいなw
439名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 20:04:40 ID:L7PxPUWJ
>>438
気になったから色々調べてみたんですw
440名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 20:14:51 ID:guhy/o/6
山月記みたくしていればトラになれっかな
441名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 20:19:12 ID:K9LKU3Lh
>>440
さぁ早く妻子をほっぽり出して文学に励む作業に戻るんだ
442名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 20:50:25 ID:J4WfEten
何で宗教の話になってんだw
生まれ変わり信じてないからどうでもいいや。
443名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 20:54:42 ID:L7PxPUWJ
どうでもいいなら書き込まなきゃいいのにw
444名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 21:15:44 ID:guhy/o/6
あ、妻子が居ない。
/(^O^)\ナンテコッタイ
445名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 21:49:43 ID:CE5lH3Cc
自分よく自己中といわれるけど

狐になれるなら改善しないで突き進むわ
446名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 07:43:58 ID:9XgfCDLi
>>442
あえてマジレスするけど、信じるとか信じない以前に、話題として盛り上がってるだけなんだぜ。

ニートしてたら豚になれるなw
人を信じ過ぎて、気付かないうちに悪事とかしたら、犬になりそう。
447名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 10:47:46 ID:FytWlvvS
半虹の変身スレの絵板…
本人…?
448名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 10:57:11 ID:Mz/DnB7+
>>446
ニコニコとかで色んなニート動画見れるけどほぼ全員豚になりかけてるもんな。
>>447
持ち上げられすぎても本人は嫌だろうけど意外と上手い気がするのは俺だけか。
と言ってもさすがに本職のTF絵描きほどではないけど。
449 ◆tfGTpigCow :2008/02/28(木) 20:48:27 ID:DE0rBb5k
本人ですよ。見てもらえてどうも。
450名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 04:14:13 ID:J0J9+IE6
気まぐれでらき☆すたのコミックスを購入して見ていたんだが…5巻の74Pの犬が何となく獣人に見えて萌えた。
登場人物じゃなくて犬に萌えた自分って人間としても、ここのスレからしても邪道っすか?
451名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 04:42:36 ID:J0J9+IE6
>>450についてだが誤爆した…激しく後悔している。
申し訳ない。
452名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 11:11:40 ID:/7UzSoZV
今足りないのは妊婦さんだと確信したッッッ!
453名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 12:45:45 ID:mq3FPkf8
>>450 >>451
さあ罰として、最近某動画サイトで流行りの架空戦記ネタのように
らき☆すたメンバーがファンタジーな異世界に迷い込んでケモになってしまう話とか
マッドサイエンティストと出会ってケモにされてしまう話とか
裏道にある怪しげな古物商……いやらき☆すた的にはグッズショップかアニメ・ゲームショップかヤフオクか?
まあそこで買った魔法のブツでケモになってしまう話とか、
そういうものを書く作業に戻るんだ。

>>452
妊婦腹とかは一枚絵で見ると萌えで済むけど、
文章にするとその後の展開とかも考えさせられて重くなるのが難……。
いや普通に愛のある家庭とか「……というお話だったのさ」と娘や孫に語る女性とか、
そういう形のハッピーエンドで終わっても良いんだろうけどね……。
454名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 12:47:37 ID:6uEuGVJZ
しかたない。ならば男を妊娠させるしかないな。
TF&TGで雌豚か雌牛に変えてやんよ!
455名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 16:50:46 ID:wTPRI766
>>454
おまえは酷い奴だなw
例えTF好きでも、自分がTGTFさせられて喜ぶ変態ドMはそうそういないだろう…


…ふつつか者ですがよろしくお願いします
456名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 17:45:38 ID:6uEuGVJZ
>>455
まさか自分から志願してくる物好きがいるとは思わなかったが・・・まあよい。

では女にさせられてから豚になるのがいいか、豚にさせられてから雌になるのがいいか好きなほうを選べ。
豚が嫌なら他には牛か馬でもいいがな。
457名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 18:13:24 ID:wTPRI766
>>456
TG単体だとあまり興味ないので豚化>♀化、ですかね…
豚でいいです、っつーか豚がいいですw

や、やさしくしてくださいね…
458名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 19:13:41 ID:LT5yTf3f
そんなことさせるかよっ!



俺もお願いします。動物はなんでもいい、前者で。
459名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 21:31:11 ID:6uEuGVJZ
まさかあれ以上食いついてくるとは思ってなかったぜ!
なもんで返しを考えてなかったぜ!

つーか豚はともかくTFがついてればTGもアリなのか。
>>457
やさしくって痛くないように豚に変えろってことか
それとも痛くないように種を付けろってことなのか
どっちにしろエロい感じだww
>>458
前者ということは女になってから動物にされるということですな
一瞬で変わりたいならチ○コがポロリと取れますけどおk?
時間をかけて少しずつ変化を楽しみたいなら痛みを伴いますがどうします?
460名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 21:44:55 ID:N7/M/Q+O
じゃあ俺は変えた奴が戻す気を起こさないようにTFTGしたら食べてあげるよ。
461名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:12:55 ID:LT5yTf3f
>>459
TGは速攻TFはジックリで!人間も雄もヤメたくてサーセンw
でも孕まないけど百合が良いとか我儘言いたくてサーセンw

>>460
繁殖用だから……。
ああ、性的な意味でか。
462名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:51:33 ID:N7/M/Q+O
>>461
お前は食す。
TFTGされた奴が絶対戻れないようにね♪
463 ◆tfGTpigCow :2008/03/01(土) 00:58:58 ID:c0vepVR3
>>454-457のネタで軽く一本。例によって豚化。ただTFTGのシーンとしての描写無し。
豚しか書けないのか、と自分でも疑わしい。
464「メスブタ」という罵倒 ◆tfGTpigCow :2008/03/01(土) 01:00:57 ID:c0vepVR3
「ブぐっ、んむブぅっ……」
辺りに、獣じみているがどこか切なげな声が響く。
屋内だが床はなく土が剥き出しで、ところどころに藁が敷き詰められているだけ。
木造の壁とスペースを仕切る衝立からなるシンプルな造りからして、牧場か厩舎のようだ。
ただ、普通の牧場とは飼育しているものが少し異なるようであったが。
「……ほら、もっとしっかり舌を使え」
飼育員か調教師らしき男が動物に声をかける。
汚れても構わない類の作業着のようなものを着ている。
左胸に付けられた名札には名前は無く、登録されたIDなのか、バーコードと>>456という数字が記録されていた。
しかし彼が今行っている調教は、一般に動物に施されるようなものとは趣を別にしていた。
下の作業着と下着を脱いで、露になったモノを家畜に咥えさせているのだ。
「むごっ……ブぐぅ……」
大きなそれを口に含まされているその家畜の姿も通常のものとは違った。
全体的には豚のようであるが、骨格はむしろ二足歩行の人間に近い。
地面に膝をついた姿勢をして、指の代わりにヒヅメが付いたような両腕で男の腰にしがみつき、男のそれをしゃぶっている。
人間の女のそれを更に大きくしたような乳房が両の胸で揺れ、
その先端には小型モーターで振動を発する類の小さな性玩具が一つずつ、医療用に使われるような布テープで固定されていた。
「……んブゥッ!?」
振動パターンがランダムに変化するよう設定されているのか、
急に振動が強くなったり振動の仕方が変わったりするたびに二足の豚はびくっと体を強張らせる。
男性の象徴を口に入れるのにそれなりの嫌悪や羞恥はあるのか、目に涙を浮かべてはいるが、
その反面、体は激しく興奮もしているようで、荒い息で大きな鼻を鳴らし続けていた。
「何を自分だけ気持ちよくなろうとしてるんだ? メスブタが。……口の方がおろそかになってるぞ?」
男は両手で豚の頭を固定したまま、その親指と人差し指で、豚の大きな耳をくりくりとつまむように弄んだ。
魔術めいた紋様とも呪文ともつかない文字と、識別用の「>>457」という数字の刻まれた薄い金属性の耳タグが揺れる。
「んブゥ!ぐブ……ッ!」
性感帯の一つである耳を刺激されて悶える豚。
……と言っても、既に「彼」……あるいは「彼女」は、
もはや全身の中で「性感帯」と言えない部分を探す方が難しいような体に作り変えられていたのだが……。
「ふん……濡らしているのか? 淫売。誰が勝手に発情して良いと言った? いやらしいブタめ」
男の言葉通り、下腹部はぐっしょりと湿っていたが、
豚は、許可が無ければ自分で慰めることもできないように調教を重ねられていた。
股間に手を伸ばそうとしても、体に刻み込まれた記憶が自分の意思すら拒絶して動きを食い止める。
やり場の無い欲求から腰を軽く振っても、小さな尻尾が揺れる程度だ。
今の彼女にできることは、屈辱で耳まで真っ赤にしつつも、
せめて一秒でも早く許しを貰おうと、舌を激しく動かすことくらいしかない。
465「メスブタ」という罵倒 ◆tfGTpigCow :2008/03/01(土) 01:01:39 ID:c0vepVR3
「……っ!」
何の予告もなく、男は豚の口内に熱く苦い液体を溢れさせた。
豚は雄の味と匂いが口の中一杯に広がる悦びを感じ……
「むごっ……ブ!? んブぐゥー……ッ!!!」
いつの間にか自分が男のそれをしゃぶる事を「悦び」と感じていた、という、そのことを認識してしまった瞬間、
自分の中で何かが瓦解していく感覚と裏腹に、豚の全身に快感が走った。
ぷちゅっ、ぴゅっ、と、秘所から愛液が潮を吹く。
「……ふぅん……無理矢理しゃぶらされて濡らして、感じて、軽くイってしまったのか? 変態だな。
 恥ずかしいのが好きなのか。まったくとんでもないマゾブタだな、そら」
男は軽く蹴り上げるような動きで、豚の秘所に爪先を突き入れる。
「ブギひっ!!」
たまらず口を離して仰向けに背中から地面に倒れこむ豚。口内に残っていた精液が溢れて桃色の顔を白く汚す。
「しばらく前までは、人間の男に戻りたいからと、言うことを嫌々聞いていたんじゃなかったか?
 今じゃすっかり淫乱なメスブタになって……本当に戻りたいとまだ思っているのか?
 姿だけ戻ったところで逆に辛いんじゃないか? なあ、メスブタ?」
「ブぃいいっ! ブ、ブゥウウウッ! ブギィイイイ!!」
発情による充血のせいで少しぷっくりと膨らんている大陰唇を踏みつけ、足の裏でぐりぐりと責め立てる。
屈辱の極みだが、豚は悶えて鳴くことしかできない。
「……ん、『ブタ』と言われて感じているのか? いやはや、やっぱりマゾだな。マゾブタ。
 そんなに恥ずかしいのが好きならいくらでも呼んでやろう。
 ほら、メスブタ。マゾブタ。発情したメスブタ。交尾したくてしょうがない性欲に溺れた淫乱な変態マゾブタ」
否定したいが、鳴き声しか出ない上に、「ブタ」と言われるたびにびくんびくんと快楽に震える肉体が、
男の言葉をこれ以上なく肯定してしまっていた。
「ああもう、メスブタな上に変態マゾだなんて、おまえは真っ当な豚以下だな。
 マゾな豚なんていないだろう? 普通」
男は足を退けて、小屋の中を仕切る衝立の一つに近付いた。小さな戸のように開閉できるようになっている。
「だから本来おまえには勿体無いんだが……せめて豚の仔を孕んで役に立て。
 卑しい卑しいお前からすればよっぽど尊い雄豚様の子種だ。失礼の無いようにな」
そう言って開けた戸の陰から、大きな雄豚が何体も雌豚の元に殺到した。
彼女とは違い四足歩行のいたって普通な豚だ。
倒れたままの雌豚は、逃れようと思う間もなく雄豚に取り囲まれ、
無数の舌が、胸を、臍を、首を、耳を、腿を、股を……全身を這う感触と、
大きな鼻を満たす雄豚の香りによって、自分自身ですら抵抗することのできない発情状態の高みへと追い詰められる。
「ああ、わかってるとは思うが……豚と交尾したら、もう人間になんて一生戻れないから」
「ブヒイイイイイィィィィ!!!!?」
豚達を尻目にその場を後にする男の背後から、悲鳴のような響きの大きな鳴き声が上がったが……
その鳴き声に甘い響きが混じり始め、耐えられなくなった雌豚が自ら四つん這いになり雄を受け入れるのに
そう時間はかからなかった……。
466457 ◆tfGTpigCow :2008/03/01(土) 01:09:28 ID:c0vepVR3
おわり。

……酷いじゃないですか>>456さん!期待してたのに!
ドMはドMだけど、だからって放置プレイなんて!
おかげで我慢できなくなって、溢れちゃって、こんなになっちゃったじゃないですか!
責任とってくださ……

……あ……ひっ、い、いや……ご、ごめんなさい、調子に乗っちゃって……
や、やだ、だめ……ゆ、ゆるしてくださ……そ、それは嫌、やめて、いや、ゆるして
ご、御主人様、もう、もう二度としませんから、だめ、いや、やめ、
それだけは、ひっ、いや、だめ、や……らめええええぇぇぇブヒイイイィィィ!
467名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 02:49:21 ID:jQwy9qou
まったくお前は変態だな!(褒め言葉)
468456:2008/03/01(土) 05:02:58 ID:OdC60fwL
>>466
GJ!
まったく貴殿の変態っぷりにはまいるよw
でも同じ趣味を持つ自分としてはそこにしびれる憧れるぅ!!
469456:2008/03/01(土) 05:12:39 ID:OdC60fwL
>>466
それと自分のしょうもないネタを採用していただいてありがとうございました!
放置プレイの責任とってMブタとしてペットにすることにしますw
470名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 06:58:56 ID:eHfh5GRy
>>462
せめて一回だけでもHさせてください…。

>>466
変態過ぎる!GJ!
大変美味しく頂けました。お前さんと同じ嗜好でよかった。
471名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 10:12:05 ID:uoI10LTp
>>466
GJです!お疲れ様でした!
どうかエロ描写の仕方教えて下せぇ、お代官様。

うむぅ、流れがジャンル的に今書いているのとズレてきてるな・・・
書くのに時間掛け過ぎたかOTL
後、濡場オンリーで完成だが唯今神降臨中のようで・・・・しばらく山に篭ってきます。
エロウマクカケネーヨ、チクショー。
472名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 10:28:34 ID:OdC60fwL
流れとか気にせずに投下してもらいたいと思うけど
作者さんが妥協できないならしかたないかな・・・
473名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 10:34:19 ID:uoI10LTp
>>472
ありがとう、そう言ってくれる人がいるなら、もう暫く頑張ってみるよ。
唯、一週間ぐらい経っても投下されなかったら撃沈したと思ってくれOTL

前作と、流れが変えられねーんだ・・・
474名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:25:45 ID:9CjFau9l
はじめまして
今回初めて物語を書いたドシロウトが恐れ多くながらも投下させていただきます。
475名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:29:53 ID:9CjFau9l
雪で積もりかけた道を歩く二人組みの人間♂と獣人♀がいた

「もぉ、なんでもっと早く歩けないの?」
「お前の分の荷物も俺が持ってるからだろうが!」

過重ぎみのバックパックを背負いながら歩いている俺。
そして後ろをついてくる犬系獣人のニケ。
ただでさえ重い荷物を背負って雪道を歩いているのに
後ろから彼女の文句が飛んでくる。
肉体だけではなく精神的にもきつい・・。

「ねぇ、足疲れた(´・ω・`)」
「知るかぁ!! ヽ(`Д´)ノ」

こんなやり取りを繰り返しながも俺たちは目的地であるローティック山を目指して歩く。
476名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:31:13 ID:9CjFau9l
俺の名前はトガネ 17歳
自分は人間なのだが、まだ幼い頃に犬族獣人に拾われた。
当時のことはほとんど覚えてないのだが話によれば俺がいた町は夜盗に襲われ壊滅したらしい。
そこを訪れた犬族に救われ、彼らの町で育てられた。

俺は自分を拾ってくれた獣人の家庭で暮らしており
後ろから野次を飛ばしているニケはその人の娘だ。

彼女が生まれたのは俺が来たあとだから年齢的に考えると彼女は妹みたいなものだ。
身長は自分より少し低めだが彼女の体格は若干大きい。
村の同世代の女の子たちよりも大きく発育した乳房に安産型の腰つき。
彼女は自分よりも大人びた外見をしてるのだがしょっちゅう子供のように駄々をこねている。
面倒ごとを起こした時に世話するのは俺の役目だった。

そんな俺たちが目の前にある雪山を目指しているのも
彼女が発端だった。
477名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:31:56 ID:9CjFau9l
今から二日前

ニケの父は町で唯一の知識人であり医者でもある。
家には外の町から買った本が山積みになっており
「サルでもわかる戦闘魔法入門」とか「不思議なほど当たる占術」等と魔法に関する書物ばかり

しかしながら魔法には動力源となるジェムが必要なうえ一度使用すると消えてしまう。
金銀よりも貴重で高値なため魔法で物事を解決するのはものすごく効率が悪い
首都の最終防衛兵器とか大富豪の贅沢な遊び位にしか使われないくらいだ

この辺りでジェムが採掘されたことはなく通常の市場にも出回ってないので魔法を使う機会はなさそうだ。
とは言っても町で特にすることもなく暇なのでここから数冊の本を読み漁るのが毎日の日課になっていた。

この日も何か読もうと部屋に入ったのだがそこで信じがたい光景を目にした。
ニケが山積みの本の前で床にぺったりと座り込んでおり彼女の手には本が握られている。

「珍しいな、お前が本を読んでいるんだなんて。」
彼女も一応父から教わったおかげで本は読めるのだが自分から進んで読むことはなかった。
感心といよりはいささか不思議だった。
478名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:33:05 ID:9CjFau9l
そんな俺に目もくれず彼女はこちらを見ようともしない。
こちらからは彼女の後姿しか見えなず何の本を読んでいるかは分からなかった。
まあ、邪魔しちゃ悪いか。そう思い俺は彼女の近くに落ちていた本を取ろうとした。

「ローティック山に行きたい。」

指先が本に触れた瞬間、彼女の口から出た言葉だった。

「・・町の南にあるローティック山か?」
「うん、そこに行きたい。」

しばしの間俺は考えた
ローティック山はとりわけ特別な山ではない。
鉱山でもないし、また特別な生き物や植物が生息しているわけでもない。
また距離も町からあまり離れておらず日帰りで行ける。
去年の春、花や薬草を摘みに行ったことを思い出した。
しかし今の季節は冬だ。
家の窓からも見えるのだが山には雪が積もっており真っ白だった。
なんで今頃そんなところに・・
479名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:33:43 ID:9CjFau9l
「ちょっとその本見せてみろって」
「・・だめ」
「なんでだよ」
「・・・」
ニケは本を抱きしめながら俯いている。
俺は力ずくで本を取り上げようと手を伸ばした。

「ダメ!!」
その瞬間彼女に蹴り飛ばされ床に倒れた。
一瞬何が起きたのか理解できず俺は困惑した。

ニケがここまで攻撃的になるのは初めてだった。
彼女は俺をにらんでおり、何も話そうとしなかった。
俺も蹴られた所が激しく痛み呼吸が出来ず身動きがとれなかった。

どのくらいたったのだろうか・・
しばらくすると彼女の目から涙がこぼれた。
子供のように泣きじゃくるニケ。
480名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:34:14 ID:9CjFau9l
「ごめん・・ホントごめん・・」
「どうしても言えないのか?」
「・・ごめん。」
「お父さんにも相談できないのか。」
「出来ない・・」

俺は脇腹を抱えながらゆっくり立ち上がり彼女へ歩み寄った。
ニケの目は涙で赤っぽかったが今まで見たことがないほど真剣な眼差しだった。
下手に断ると彼女は何をするかわからない。
幸い家には冬用の登山装備が置いてある上、父たちは隣の町に行っており数日間は帰ってこないはずだ。

「わかったよ。」
俺はしゃがみ込んで彼女を抱きしめた。


こうして俺たちはローティック山に行くことになった。
481名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:35:57 ID:9CjFau9l
以上前半ですた
濡れ場は次になると思います (;´Д`)
お目汚し大変失礼しました;
482名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 20:49:05 ID:uoI10LTp
>>481
とりあえずGJ、その調子で書きまくれ。
その勇気とやる気をもってエロを書いてくれ!

余計かもしれんが、途中一部、句点が無くてダラダラ文の続いている個所が勿体無い。
483名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:53:25 ID:HiTnCk+i
イイヨーイイヨー
ニケの目的とエロ楽しみにしてる!
484名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 02:59:14 ID:XhoURTw0
いかん…。
GJなのだが、ニケと言う名前で+イヌ族、豊胸となると某SRPGの女王様に変換されてしまう…。
しかも俺ああいう人好みだからな…。
485名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 18:25:57 ID:eFHDMB27
GJ!異種属の組み合わせが素敵です。
続き期待してます。
486名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:03:16 ID:9Sg59bXU
お待たせいたしました。
それでは後半を投下させてもらいまつ
487名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:04:34 ID:9Sg59bXU
冷たい風が顔に吹きつけられ思わず身震いした。防寒服を着込んでいてもこの寒さはきつい。
若干、値の張るものを町の商人から買い取ったのだが寒さを完全に防ぐのは無理のようだ。
吐いた息が凍りつき白くなる。今日はいつもより冷えてるな。
ふと後ろを振り返るとあいかわらずの調子でついてくるニケが見えた。

寒さに堪えてるような様子はなく、むしろ元気いっぱいだった。フサフサした毛並に覆われた獣人に防寒具は必要ないらしく
彼女が身に着けているのは胸と腰を覆うための布だけで家にいるときとほとんど同じような格好だった。
世界が凍りつくようなことにでもならない限り必要はないのだろう。こういうときは彼女たちが羨ましくなる。

そんな俺を見かねたのかニケはニヤニヤしながら早歩きで近くに寄ってくる。
「暖めてあげよっか?兄ちゃん?」
「別にいいって。」
肩に腕をまわし体を寄せてくる。
「そんなに照れなくてもいいじゃん。」
防寒服ごしに彼女の胸が当たる感触がする。うれしいような恥ずかしいような・・
そんな複雑な気持ちになっている俺には構わず、笑っているニケ。

たまに彼女のことが分からなくなることが時折あった。いつもは駄々をこねまわしているのに俺が元気ないときは励ましてくる。
―まるで姉みたいに。
立場がしょっちゅう逆転しているのだが俺が世話をしてる時のほうが多い。俺にとっては妹のように可愛らしい存在だ。
ニケは先ほどのように俺を兄ちゃんと呼ぶことがあるが実際に兄として慕ってくれているのかは分からない。
彼女はどんな風に俺のことを見ているのだろう。
488名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:05:32 ID:9Sg59bXU
二日前のあの時。
俺はあの本に何が書かれていたのかをずっと考えていた。ニケを豹変させるほどの内容とはいったいどんなものなのか。
たとえば宝の山が眠ってる・・いや、それだったら協力している俺に隠す必要はない。独り占めしたければ一人で行けばいい。
精霊が出没する、とか未確認生物が現れた等と彼女が興味を持ちそうなことを考えていたがどうしても彼女の行動を説明しきれなかった。

予定よりもローティック山のふもとに着くのが遅くなった。日が雲に隠れているためわかりにくいがもう夕方らしい。
「すっかり日が暮れちゃったね」
辺りが暗くなっていき寒さも増す一方だった。ここで野宿するのは厳しい。
「お前が遊んでたからだろ」
「いいじゃん、少しくらい・・」
まあ、山についただけでもよしとするか・・。俺は頭を抱えながらもそう考えることにした。

「さて、これからどうするんだ?」
ニケは一瞬だけ考え込むようにうつむく。
「一緒に来て」
彼女はハッキリとした口調で言った。決心したようだった。
ほとんど夜になった森の中を歩き進むと、白い平坦な広場に出た。
湖だ。雪で積もっているため一見すると白い平地のようだが凍った水面がところどころ見える。
おそらく上を歩けるほど氷は厚くないだろう。
凍った湖の向こう岸をニケは指差した。林に隠れて見えにくいが洞穴が見える。
あそこがニケの目的地なのだろうか。中に何が待ち受けているのか検討がつかなかった。 
氷の上を歩くのは危険なため湖を遠回りする。
489名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:06:35 ID:9Sg59bXU
洞窟のなかは真っ暗でどこまで続いているのか分からなかった。地面がぬかるんで滑りやすいためゆっくりとしたペースで進む。
今手にしているランタンでは二、三メートルくらいの範囲しか明かりを照らせず目の前には永遠と続く深淵の闇が広がっていた。
気のせいだろうか。前方の暗闇の中でなにか光ったような気がした。
「あれなのか。」
スーツケース位の大きさをした木製の箱が山済みに置かれていた。

蓋を開けると板状の金属のようなものがぎっしり詰まっていた。 金塊なのか。
一つ手に取りランタンの明かりに当ててみる。それは金色ではなくもっと深みのある不思議な色で輝いていた。
「これはいったい何なんだ?ニケ。」
「ジェムだよ」
後ろにいたニケが呟いた

少し驚いた。ジェムという名前からして宝石のようなものだと思っていたのだが金属とは。しかし何故こんなところに。それも大量に。
本によればジェムと金は1:4で取引されるらしい。ここにあるジェムは見積もってもおそらく1トンはある。
もしも売り払うことができれば4トン分の金になる計算だ。
「やったじゃないか。これで町が豊かになるぞ。」
俺は突然の喜びでおもわず声を上げる。しかしニケはさっきから暗い顔をしていた。
「そうじゃないの・・。」
ニケの体がこわばって震える。
490名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:07:36 ID:9Sg59bXU
「なんでだよ。これでお前の好きな服が買えるし
なんなら首都に移って贅沢も出来るんだぜ。」

わからない。ニケはしょっちゅうお金が足りないとつぶやいていた。
首都から仕入れた綺麗な服を集めていて小遣いのほとんどを費やす。
そんな服を着なくてもお前は綺麗なのに、と言っても彼女は聞く耳を持たなかった。

そしてようやく口を開いた
「これはトガネの町から奪われたんだものなの。」

そして彼女は全てのいきさつを話した。

昔、トガネの町は首都の軍事目的で使うためのジェムの精製を請け負い、そのジェムをニケの村の大人たちが狙っていた。
夜中に町を襲ってジェムを強奪したあと火を放って証拠を隠蔽した。
すぐ首都からの調査隊が来たけど村の人たちは嘘の証言をでっち上げた。もちろん役人たちに賄賂も渡した。
かくして村を襲ったのはどこかの野党ということになった。これらの首謀者がニケの父さんだった。
491名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:08:19 ID:9Sg59bXU
彼女が俺に見せるの硬く拒んだ本。それは噂話を集めたいわゆるゴシップ記事だった
「強奪されたジェムの行方」
「ローティック山の周辺情報」
などの文字が大きく印刷されていた。マイナーな記事だが冒険家やトレジャーハンターはおそらく動く。
雪がとけ春になったら彼らが探しにくるだろう。隠し通すとこはもう無理だった。

「じゃあなんで・・」
俺はかすれる声を振り絞った。
「なんで俺を拾ってくれたりしたんだ。」

この質問にもニケは答えた。

魔法は全ての種族が使えるわけではなく習得できないものもいる。
しかし人間は体力面では他の種族に劣るが魔法を取得しやすく、首都の幹部のほとんどが人間であるのもそのためだ。
父さんはいずれ俺に魔法を習得させ利用するつもりだった。

「真実を隠されてしまう前に、そうなる前に全てを知ってほしかった。」
最後にニケはそう言った。
492名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:08:58 ID:9Sg59bXU
とにかく何も考えたくなかった。
孤独感、吐き気、頭痛に同時に襲われながらも俺は洞窟の外へ向かって歩いていた。
結局俺は村ぐるみでだまされ、利用されているだけだった。
そう考えると涙が止まらなかった。あふれた涙が頬をつたわり凍る。
町に戻る気なんてなかった。もはや前と同じようにみんなと生活できる自信は無かった。

洞窟からふらついた足取りで出ると外では雪が降っていた。
どこに行けばいいのだろうか。これからどこに・・。




「だめ!そっちは――」
後ろからニケの叫び声が聞こえた。
バリッ と足元でいやな音がした。
―湖が
頭の中をそんな言葉がよぎったがすでに遅く、気がつくと水の中だった
冷たい水が服に染み込み体から温度を奪っていく。
夢中で手足を動かす。だが水面に上がれない。
だんだん意識が空ろいでゆく。
ニケが俺の名前を呼んでいる気がする。
やがて俺は数分まえに洞窟の中で見たのと同じ光景、深淵の闇の中に沈んでいった。
493名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:09:59 ID:9Sg59bXU
犬族に拾われてから数年たったころだったろうか、よく町の子供たちにからかわれてた。
靴を取られるとか今考えるとしょうもないことで泣いていた。
そんなときいつも励ましてくれたのがニケだった。
―あたしがついててあげる。
当時の自分よりも幼い彼女に後ろからぎゅっと抱きしめられた。

この頃からだった。
自分を支えてくれるニケ。
大切な彼女を守りたいと。


―暖かい、肌に熱を感じる。
気がつくと俺は焚き火の前にいた。

「もう大丈夫だよ。」
すぐ後ろからニケの声が聞こえた。

周りを見回すとここは洞窟の入り口だった。
ニケは密着するように俺の体を抱きしめ、俺を焚き火と挟むような形で暖めていた。
494名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:10:32 ID:9Sg59bXU
「ほんとうにごめんね・・。」
弱弱しい声でニケはつぶやいた。
「今は少し落ち着いたから大丈夫。」
「そっか。」
先ほどのことを忘れたわけではなかったが、考えようとしても頭がぼんやりしてて出来なかった。

ふと俺は今素肌であることに気がついく。
モフモフとした犬族特有の毛並みの感触とニケのふくよかなやわらかさを感じる。
彼女の体温がじんわり伝わり心地がよかった。焚き火の香りもなんだか落ち着く。

ずぶ濡れになった防寒服は焚き火のそば並べられて・・
ってあれ?下着も?

股の間に目を落とすと自分のアレが見えた。冷水に浸かったせいなのか情けないサイズまでに縮小していた。
あわてて隠そうとしたがニケに抱きしめられている為、もがくことしか出来なかった。

俺のアレを見ながらクスクスと笑うニケ。そんなに笑わなくても・・ (つД`)
恥ずかしさで顔が火照る。多分耳も真っ赤だろう。
495名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:12:19 ID:9Sg59bXU
「暖まったからもういいよ。」
俺はニケを振りほどこうとしたが強く抱きしめられ動けなかった。
「まだダメだってば。」
「俺だけ裸なんてずるい。」
「あたしも裸だよ(´・ω・`)。」
ニケの体の方に目を落とすと彼女も一糸まとわぬ姿だった。よく見ると彼女の服も干してある。
「大変だったんだからね。トガネを引き上げるの。」
真冬の中を生まれたときの姿で抱き合う俺とニケ。
心臓が止まるかと思うほど鼓動が早くなる。


何を思ったのかニケは俺をマットの上に寝かし
俺の上に覆いかぶさるような感じでヒザをついた。
「あたしからの罪滅ぼしとして・・」
今までのニケとは違った。
俺を見つめる彼女の顔には幼さはなく、成熟した大人の雰囲気が漂う。
「あたしをトガネにあげる。」
ニケの顔が俺の股間のほうに近ずく。
そしてイチモツを口に含んだ。
496名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:13:25 ID:9Sg59bXU
ニケの口の中は耐え切れないくらい熱く感じた。彼女は舌を使って亀頭を集中的に舐めていた
最初は変化がなく小さいままだったがだんだん熱を帯び始め大きくなる。
それに伴い、寒さで奪われた感触がもどりつつあった。
「ぷはぁ」
やがてニケはくわえきれなくなったのかイチモツを吐き出した。

涎まみれになり血管が太く浮き上がったイチモツが今までにないほど大きく勃起している。
「ふむぅ、結構大きいんだね」
ニケは感心したらしく竿の部分をいじくりまわしている。自分以外の人間のと比べたことがないためよく分からない。
町の男しか知らないランキング表に載ったことがあるが上から何番目だっけ・・。まあ、この際どうでもいいか。
よいしょ、と俺の腰の上に股がる。イチモツは相変わらずニケの股の間で勃起しており、脈拍にあわせて上下するたびにニケのアソコに亀頭が触れる。
彼女もそのことに気がついたらしく竿の動きに合わせて腰を動かしている。

ニケが俺の両手をとり大きな胸に持ってくる。発育を遂げた巨大な乳房は手の平には収まりきらず、指がやわらかな脂肪のなかに埋もれていく。
乳首は乳房と比べて小さめで、親指で先っぽを刺激してやると少し身をよじろいだ
497名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:14:03 ID:9Sg59bXU
「じゃあそろそろ入れるよ。」
「ああ・・」
手を取り、お互いの手のひらを合わせる。

イチモツの先端を自分の秘部にあてがうと腰を下ろし始めた。
亀頭が彼女の入り口に押し付けられているものの入らない。俺のが大きすぎるのか、それとも彼女のが小さいのか。
焦ったニケは俺の陰茎に手を伸ばし角度を変える。
するとようやく亀頭が割れ目をこじ開けるように入った。
「ふぁ・・あぁぅ」
「うぐっ」
顔には苦悶の表情を浮かべながらもゆっくりと腰を下ろしていく。
彼女の中は熱くてきつく、グチュグチュと音を立てながら肉の襞の中をねじ込むように進んでいく。
三分の二程入ったところで先っぽが奥に当たった感触を感じそれ以上は進めなかった。

息が途切れかけ、肩で呼吸をするニケ。
「大丈夫か、ニケ」
「あうぅ、やっぱり大きすぎるよ。」
ごめん、と心のなかで俺は謝った。
498名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:14:46 ID:9Sg59bXU
一息ついた後、ニケは腰の動きを再開した。
最初は摩擦が大きくゆっくりした動きだったがストロークを繰り返すたびに愛液が分泌されスムーズになっていく。
やがてピチャピチャと水音が洞窟内で響く。ペースが速くなるにつれて激しく踊るニケの豊満な体。
彼女の体が上下するたびに俺も動きをあわせた。
「あぐううぅう!」
もう我慢できなかった。ズンと腰が打ち付けられたと同時に大量の精液がドプドプと膣中に放出された。
「ふあぁあああ!」
同じように彼女も達したのか、動きが止まったり体をのけぞらせ震えていた。
イチモツが抜け落ち、白濁した液体が秘部から流れでる。
ニケは俺の上に覆いかぶさるように倒れ
499名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:15:11 ID:9Sg59bXU
行為が終わったあと、ニケはそのまま寝てしまったようだ。目の前で寝息を立てているニケ。
まったく子供みたいに・・。
色んなことが頭を駆け巡っていたが後悔の気持ちはなかった。

山の向こうでは空が明るくなり始めている。昨日とは違い今日は晴れ晴れとした空だった。
これからどうするかべきか。ふと前に読んだ魔法関係の本の内容が頭に浮かんだ。
500名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:18:14 ID:9Sg59bXU
以上、後半でした
前置きのわりにエロシーンがほとんどなくすいません;><
処女作なのでそこらへんは大目に見てください;

大変失礼いたしました(ガクブル
501名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:23:57 ID:9Sg59bXU
あぁ〜無駄に長くてごめんなさいorz
次回からは濡れ場中心に書きます
ほんとゴメンナサイorz
502名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:30:39 ID:ZkitAncn
>>501
乙、よく頑張った。GJ!
心配するな、俺だって濡れ場書けねぇが今度落とそうと思ってる。

ちゃんと句読点が入っていて、大分読みやすくなったな。
ニケ持ち帰って良いですか(マテ
503名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 20:38:25 ID:ZkitAncn
つか、読んでてやる気出てきたぜ。
何とか今夜中に落とせるよう努力する。

と連投スマン。書くこと考えてから書き込むようにしよう・・・・OTL
504名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:49:54 ID:R+MFc13O
>>501
GJな健闘を称える!
ニケがかわいらしくて良いな。続編も待ってる。
なお、前後の作者語りは
属性注意書きに停めるなど、少なくしておいた方がスマートだ。
505名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:12:13 ID:tXYkhZJv
よし、チェック完了!(恐らく)
今から行くぜ!
506IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:23:40 ID:tXYkhZJv
何とか一ヶ月以内にいけました。

・最初、一部で本編未登場のキャラがいる。これはエロ無しの番外編に出てるやつだから気にしないでくれ。
・前回とあんまり流れが変えられなかった気がする(汗
・チェックはしたつもりだが、ズボラなので見落としあるかも。
・濡場短い・・・もう許して下さいOTL
507IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:24:13 ID:tXYkhZJv
緩やかに風が、流れてゆく。
風にたなびく草達は、静かな波のように見える。
わたしの自慢の白い毛も、風に吹かれて柔らかく揺れる。


まだ、朝日がやっとこさ顔を見せたところ。

何となく目が覚めたので、ここいらで一番いい風の流れる、私のお気に入りの場所に来た。
そろそろ夏になるけれど、この時間ならまだ涼しい。
こっそり来ちゃったけど、ムラの大人達はまだみんな眠っている。

「そういえば、あの時もこんな朝だったっけ・・」

そう呟いて背伸びをしてから、ゆっくりと目を瞑る。
少しだけ湿った草の匂いがする。
結局、起きたのが早過ぎたからか、あっという間に眠くなってしまったのだった。



朝日が十分に昇った頃、私は目を覚ました。
「そろそろ、戻らなきゃ・・・・」
少しだけ名残惜しかったけど、私はその場を後にしようと起き上がる。
何だか小さいときの、懐かしい夢を見ていた気がする。
立ち上がったときに、目の前に見えるのは、遠くに見える山達、そしてその上に果てしなく広がる空。
その果てしない空を流れてゆく雲は、まだ少し夜の色を残しているのだった。
508IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:25:01 ID:tXYkhZJv
私も、みんなも、もう、それぞれで暮らす時期に差し掛かってきている。
昔は、毎日のように集まって遊んでいたけれど、最近はたまに会うことぐらいしかなく、それこそ5人が揃う事などはここしばらく、全く無かった。

カネリとノカトは、二人とも両親から離れてちょっとだけ離れた所で暮らし始めた。
たまに会って話をしたりはするが、集まって遊んだりするという事は無くなっていた。
ピオは今、一つ年下の子供達のグループをお兄さんとしてまとめている。
そんなピオも、後一・二回季節が巡る頃には、きっと一人で暮らし始めるのだろう。

アルは・・・・アルだけは、家族がいなかったので今も小さい頃と同じ家に住んでいる。
だから顔を合わせる機会は一番多いのだけれど。
最近、あまり話をしなくなった。・・・・別に、ケンカしたとかじゃないんだけど。
私にはよく分からないが、挨拶したりすると、アルは少し恥ずかしそうに顔を背ける。
私、何かしたっけ?思い当たる事は無いんだけど・・・・

とまあ、たまにそんな事も思い浮かべつつ、色々な作業をオトナに習ったり、服を作ったり、料理したりするのは楽しい。
こんな感じだから、普段は寂しく思うことはあんまりないんだけどね。

それでも、夜、一人で横になったりした時に、小さい頃を思い出したりする。
・・・・そういう時、私は少しだけ寂しくなる。
みんなも、そんな時があったりするだろうか。
509IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:26:34 ID:tXYkhZJv
綺麗に澄んだ夜の空に、星達が舞い踊る。
「大分、遅くなっちゃったな・・・」
私は自慢の毛を梳き終わって、一通りやる事を終えたので、そろそろ寝ようと横になった。
ちょうど横になった時に、顔の真正面に来る窓からは、少し欠けてはいるが綺麗な月が私を見ている。
少し涼しくなった夜の風と、草原で精一杯歌う虫達の歌声が、半分だけ開けられた窓から私の元へと届く。
毛布を被って、横になりながら窓の外を眺めていたら、私はこう、無意識に呟いていた。
「今度の夏祭り、アルのこと誘ってみようかな・・・」
私自身、思ってもいない言葉が口から出て、ちょっとビックリする。
その後、自分で恥ずかしくなって、誤魔化すように別の事を考えていたら、何時の間にか私は眠りに落ちていた。
何で、長いこと話もしていないアルの名前が出たのだろうか。
この間、アルを見たのは・・・3日前?
うん、その時、近所の小母さんを手伝っていた時に、道の向こうに居たアルとふと目線があった。
その時アルは、しばらく私の事を見ていたけど、慌ててそっぽ向いて走って行ったんだっけ。

後になって考えてみると、この時私はまだ、今度の夏祭りで何が起こるかなんて、全然予想もつかなかった。
510IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:27:00 ID:tXYkhZJv
次の日の夜、一通り用事を済ませた私は、アルの家に向かっていた。
「よし、今日の夜、用事を済ませたらアルの所へ行ってみよう」
そう思っていたのだが、家の前に着いた時、後ろから声をかけてきたのは、意外にも私が声を掛けようとしていた本人だった。
真剣な、でもちょっと照れたような表情で
「なぁ、エル。ちょっと今いいか?」
「・・・え、あ、うん。別にいいけど。急にどうしたの?」
全く身構えていなかったので、慌てた返事になってしまい、私もちょっと恥ずかしくなった。
「じゃあエル、丘の方、行こう?」
「・・・?うん」
よく分からないが、返事をする。
私が返事をしたら、アルはちょっと躊躇った後、手を繋いできた。
アルにしたら、別に意識した訳じゃ無いんだろうけど・・・
私は久し振りにアルに手を握られて、ちょっとドキドキした。けどこんな事アルには言えないなぁ。

二人で手を繋いだのは、いつ以来なんだろう。
ここ2年ぐらいは、アルともあんまり話しなかったし。
実際、いつだかわかんない位、小さい時の記憶しか無い。
あの頃はよく、皆で手を繋いで遊びに行ったりしたっけ。

・・・・・ううん、覚えてる。思い出した。
最後に手を繋いだのは、アルと二人で、オトナ達に行ってはいけないと言われていた、霧の森に遊びに行った時だ。
あの時、大きな獣に襲われた私を逃がしてくれたアル。
あの時は、たまたま野草を取りにきていたオトナ達がいて、アルも無事で済んだけど、もしオトナ達が来てくれなかったら、私達二人は生きてはいなかったかもしれない。
その後二人で、ムラの長や、私の両親達から説教をされて、ムラの倉庫に罰として一晩閉じ込められた。
その時、怖がっていた私の手を、アルは一晩、ずっと握っててくれたんだったっけ。
思えば、それから何かちょっと、アルは私と距離を置くようになったような、そんな気もしないでもない。
511IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:27:34 ID:tXYkhZJv
長いのか、短いのか、わからない時間。
二人で手を繋いだまましばらく歩くと、アルの言っていた丘に辿り着いた。
アルは、私の手を離して少し先まで歩いて行って、私の方を振り返らないまま・・・
「昨日、長会議で[蒼の森の民]の移住が決まったらしいんだ」
「・・?・・・え?」
え、どういうこと?
「それって・・・・」
私がそう尋ねようとしたら、アルは私の方を向いて、
「大火事で焼けちゃった森が、ある程度蘇ったから、もうそろそろ戻ってもいい頃だろうって」
長の会議で、[蒼の森の民]の移住が決まる、それはつまり・・・・・

ここまで聞いてもう、私はアルが何を言おうとしているのかを、理解してしまった。
でも、頭では理解したそれを、何故だか認めたくない私が何処かにいる。
この所二人では、しばらく話をしなかったけれど、それは別に嫌いだからじゃない。
アルも、そう思ってくれているのだろうか?
この話をしに来てくれたのだから、きっとそう思ってくれているハズ。
と言うよりも、そうであればいいな、と思う。

「だから、俺、引っ越さないといけなくなっちゃった」
ちょっと残念そうに、でも、仕方が無いといった風に軽く頭を掻きながらアルはそう言う。
512IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:28:02 ID:tXYkhZJv
そんな様子のアルに、私は一つだけ尋ねる、
「・・・・いつ、引っ越すの?」
出来ればこんな事、聞きたくは無いけど。
「今度の、夏祭りの後、その時に全員を広場に集めて伝えるって」
「・・・・・・そう、なの」
その一言の後の無言のまま過ぎてゆく時間が、とても長く感じる。

            後、たったの一週間。

なら、せめて最後くらい、また一緒に仲良くしたいと、そう私は思い、
「・・・・うん。じゃあ、来週の夏祭り。私と一緒に行こう!」
出来る限り明るく言ったつもりだけど・・・・でも、ちゃんとそう言えたのだろうか。
そんな私の想いには、全く気が付いていないのか、私がそう言うと、
「え?いや、あの・・・・」
アルは傍から見ていても、思わず笑いたくなるぐらい慌てた様子で、何かを必死に言おうとしている。
からかい半分で、私はそんな様子のアルに言葉を重ねる。
「それとも、私と一緒じゃイヤ?」
とこんな感じで、ねだるように聞いてみたら、
「・・・・・・・ヤじゃ、無いけど・・・」
とアルは恥ずかしそうに、そっぽ向いて言った。
そっぽ向いてるけど、その割には、アルの尻尾がわさわさと落ち着き無く振られているので、決して嫌な訳じゃ無いのがすぐに判る。
「じゃあ、約束だからね!待ち合わせ場所は・・・・」
その先を言おうとしたら、ようやく立ち直ったらしいアルに、先に台詞を言われてしまった。
513IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:28:32 ID:tXYkhZJv
「裏の森の、[槍の樹]の前だろ?」

・・・とっくに、忘れてると思ったのに、アルはまだ、覚えていてくれた。
そこは、昔、みんなで遊びに行くとき、いつもアルと待ち合わせをした場所。
このムラの裏の森の前にある、先が槍の様に尖った一本の大きな樹。
アルはよく寝坊をして遅れて来て、その度に私は、アルに色々言ったのを覚えている。

「うん!約束だからね!寝坊したら許さないからね!」
私が昔の様にそう言うと、アルは半分ムッとした顔で、でも途中から後は、呆れたような笑顔で、
「いくら何でも、夕方まで寝てる事は無いよ・・・」
こう私に言ったのだった。

その後は、アルと二人で、色々な事を話してから、最後に約束を確認して別れた。
長いこと、お互いに話していなかったので、話したい事が二人ともいっぱいあった。
本当に、下らない事も沢山あって、でも、そんな話をするのが何だか楽しかった。

その後、一人で家に戻って、何となく本を読んでいる時に思った。
本当に久し振りの、アルとの意味が無いけど、それでも楽しいやりとり。
思えば、こういうやり取りをしなくなってから、随分と長いことになる。
考え事をしていて力が抜けていたのか、私の手元にある本が支えを失って、ひとりでにパラパラと音を立てて閉じる。
机の上にある蝋燭の火が、先程閉じだ本によって起こった風で、ゆらゆらと揺らめく。

今度の多分、きっと二人一緒では最後になる夏祭り、折角だから、いい事が起こるといいなぁ・・・・
外からの緩やかな風に吹かれ、微かに揺れる蝋燭の火を眺めながら、私はそう思ったのだった。
514IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:29:07 ID:tXYkhZJv
アルと二人で、裏の丘で約束をしてから、あっという間に一週間が過ぎた。
今日のお祭りは、年に何回かあるお祭りの中でも一番大きなモノ。
このお祭りをする場所は、私の家から私の足だと歩いて2〜30分ぐらいの、近くのムラ全体で管理している大きな広場。
この広場は、お祭り以外だと、族長会議とか、特殊な儀式とかでしか使われない。
だから、普段はよく子供達の遊び場所となっている。
お祭りについては、「私達を創り出し、生かしてくれている大地への、感謝の意を表すお祭り」って長老は言ってたけど、私が思うに、それにかこつけた大騒ぎなんじゃないかな、と。
実際、このお祭りは最終的に、近くのムラのヒトビトが全員集まってのどんちゃん騒ぎになる。
結局みんな、大騒ぎするのが好きなのだろう、私だってそうだ。

時折、可愛らしいはしゃぎ声が遠くから聞こえてくる。
小さい仔達は、待ちきれずにもう外で夏祭りが始まるのを待っているのだろう。
私も用意を済ませて、少し早めに家を出る。
もうお日様は大分傾いていて、お日様の反対の空には星が見え始め、空は赤紫色に変わりかけている。
ぼーっと、家の前でそんな空を眺めていると・・・・
「おい、通るぞー。危ねぇぞー」
「きゃ・・・!」
目の前を、大きな角材を担いだオジさんが走り抜ける。
何だかんだで、忙しそうに準備をするオトナ達も、みんなどこかしら楽しそうな表情をしている。
何時の間にか、蝋燭やランプには明かりが灯され、あちこちから様々な食べ物等の匂いが流れてくる様になっていた。
515IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:29:33 ID:tXYkhZJv
そろそろかなと思い、あの約束場所へと向かう。
アルはちゃんと来ているのだろうか?

案の定、私が[槍の樹]の前に着いた時、まだアルは来ていなかった。
「全くもぅ・・・最後まで私の方が早いのね」
最後の最後にコレは、ちょっと残念だったけど、それはそれでアルらしいと思って、ついクスクスと笑ってしまう。
笑い終わったときに、向こうから走ってくるヒト影が見えた。
「ゴメン、待った?」
随分急いで走ってきたのか、疲れた様子でアルはそう聞いてくる。
「ううん、今来たところ」
「・・・・良かっ・・た」
大分荒く、肩で息をしながら途切れ途切れに呟くアルに、私は思わず一言。
「ちょっと、大丈夫?少し休んでから行く?」
「・・・いや、大丈夫。・・・さ、行こう」
全く、変なトコで意地っ張りなところも、全然変わっていないなぁ。

二人で並んで、広場へ向かって歩き出す。
最初は、何も話さずに唯並んで歩いているだけだった。
そこで、私が折角だから手でも繋ごうと、アルの方に手を出したら・・・・
「「!」」
どうやらちょうど、アルも同じ事を考えていたらしい。
私が手を出した先に、同じような格好のアルの手があった。
お互いに恥ずかしくって、顔が見られなくなる。
けどその後、実際に手を繋いでしまったら、さっきのコトがなんだか可笑しくなっちゃって・・・
気が付いたら、二人とも笑っていた。
それで最初の緊張も解けて、色々と話をしながら歩いて行く。
516IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:30:02 ID:tXYkhZJv
「ん、もうそろそろ、かな」
アルが話の最中に、ふとそう言った。
その言葉を聞いて、辺りを見回すと、もうそこはお祭りをする広場だった。
「やっと着いたね」
色々と話をしながら歩いていたので、何時の間にか広場に着いてしまったみたいだ。
[槍の樹]からココまで、どれ位歩いたのか、よく分からない。
それぐらい、二人で話をするのが楽しかった。ってコトだろう。

その時、

『ドドーン・・・パラパラパラ・・・・』

私とアルが、ちょうど広場の入り口辺りに差し掛かったとき、始まりの合図である、大きな花火が打ち上げられた。
それは大きな音を立てて、私達の頭上で弾けた後、赤と青の二色の火花を降らせる。
この花火、以前火事で焼けてしまったアルの故郷の[蒼の森]の長を始めとする、森にあるムラの長達は長いこと反対していたらしい。
もしまた火事が起こったらどうする、ってことだろう。
そうは言っても、私が小さいときからずっと、毎年上がってるんだけどね。
「じゃあ、どうしようか」
アルが、私の方を見ながらそう尋ねてくる。
「んー・・・とりあえず、歩いて回らない?」
「そうだね・・・じゃ、行こう?」
「うん!」
517IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:30:30 ID:tXYkhZJv
辺りは大分暗くなり始めたが、無数の松明等の灯りによって、広場は明るい。
私とアルは、いっぱいあるテーブルの上に、雑然と並べられている沢山の料理やお菓子を食べたり、大人達が用意してくれたゲームで遊んだり。
子供も、大人も、皆それぞれに楽しんでいる。
小さい子供達の集団がいると思えば、向こうには子供を連れた家族がいる。
お爺さんとお婆さんとすれ違ったと思えば、若い男女もいる。
その時、ちょっと開けたところから、太鼓と笛の音が響いてきた。
軽快なリズムで歌う、笛と太鼓の合唱、そしてそれに続くのは皆の歌声。
沢山のヒト達が、曲に合わせて思い思いの踊りを披露している。

「あっちで、みんな踊ってるよ?一緒に行かない?」
私がそう言ったら、アルは繋いでいた手を離して、頭を掻きながら、
「・・・・・いいけどー、でも・・うわっ、ちょっと、待てよ〜!」
そんなアルの手を強引に取り、引きずるようにして走ってゆく。
「早く早く!」
「判ったって。だからそんなに引っ張るなよ〜」

二人で一緒に踊るのは、随分と久し振りだ。
最初は大分ぎこちなかったけど、踊っていると自然と身体が軽くなる。
気が付けば二人とも、流れるように踊れていた。
そういえば、前に一緒に踊ったときも、こんなお祭りの時だったっけ。
あれは、3年ぐらい前だっただろうか。

そんな事を頭の片隅で考えながら踊り続けていると、曲のテンポが一際速くなる。
アルと手を取り合いながら、曲に合わせてステップを踏む。
よく判らないけど、何だか気持ちがいい。
518IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:30:58 ID:tXYkhZJv
そんな中、そろそろ終わりに近づく曲を聞いていると、少しだけ残念な気持ちになる。
そして、最後のフレーズが終わり、クルリと回ってからアルと手を離したら、急に拍手が巻き起こる。
周囲の、何時の間にか見物客と化したヒト達を見て、私はようやく気が付いた。

・・・・・ウソ。もしかして、途中から二人だけで踊ってた?

あんまりにも恥ずかしくって、顔や耳が熱くなるのがよく判った。
「良かったぞー、いや〜いい踊りっぷりだった!」
「お兄ちゃんと、お姉ちゃん、綺麗だったよ〜」
「ほっほ、良いものを見させてもらいました」
周りのヒト達から、賞賛とも、野次ともつかないような言葉を投げかけられながら、アルの方をちらりと見る。
アルも、ちょっと俯いて恥ずかしそうにしていた。
どうやら、アルも全く気が付いていなかったらしい。
そのまま、じっと見ていると、アルと目が合い・・・
「じゃ、恥ずかしいけど。礼・・・しようか」
「・・うん」
そう言って、アルと再び手を繋ぎ、ぺこりとお辞儀をする。
そして、一際大きくなる拍手を背中に受けながら、私達はその場を後にしたのだった。
519IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:31:24 ID:tXYkhZJv
「ふぃー、結構疲れたな。エルは疲れてない?」
結構立て続けに色々回ったので、

疲れてないといえば嘘になる。
「ちょっと、疲れたかも」
だからそう、素直に言った。
「じゃあ一回、出ようか」
「うん・・・・あ、ちょっと喉乾いちゃったから、何か飲み物取ってくるね」
「わかった。じゃあ、先に行ってるから」
そう私に言って、アルは広場の外に出て行った。

さて、飲み物は何にしようか。
色々な種類の飲み物が、テーブルの上に並んでいる。
果物を絞ったもの、植物から作るもの・・・要するに、ジュースとか、お茶とかがあって。
その横のテーブルにあるのは・・・お酒だ。
これも色々な種類がある、特に今日はお祭りだから、普段は出てこないような珍しい種類のモノも混じっている。
唯、お酒の方を子供が飲まないように、見張りの大人が一人、お酒のテーブルの脇に立っている。

「・・・・よーし、いっそのこと」
折角のお祭りなんだから、ちょっとぐらい、羽目を外してもいいだろう。
見張りの大人の死角に入るように、身体を屈めてテーブルの裏から回り込む。
幸い、今ココに他の人はあまりいないので、見張りの人にさえ気をつければ何とかなるだろう。
息を潜めて、見張りのヒトがテーブルの反対側の方を向くのを待って、その瞬間に・・・・
「・・・・・よ、と」
二つの大きな木で出来たコップを手にとって、最初に来た方向へダッシュする。
しばらく走ってから、ちらりと後ろを振り返る。
・・・追っかけて来ないから、何とか、気づかれなかったようだ。
「中身は・・・」
中身が見えない状態で、コップを取ってきたので、何が入っているのかはまだわからない。
香りを嗅いでみたら、どうも梨のお酒らしい。
一体アルは、コレを見たらどんな顔をするだろうか。
520IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:31:46 ID:tXYkhZJv
広場を出てから、少し外れの方に歩いていくと、草むらの上でアルが座って待っていた。
私は後ろから、そっと近づいて、
「うふふふ、お待たせ。はい、コレ」
そう言って、二つのコップの内の一つをアルに手渡す。
「ん、お帰り。随分時間掛かってたみたいだけど、何かあった?」
「ううん、別に。特に何もなかったよ?」
私はそう言いながら、梨のお酒を一口飲む。
まるでジュースの様に甘いお酒、口に含んだ瞬間に甘い香りが鼻をくすぐる。
私は今まで、お酒を飲んだ事は殆ど無い。
昔、お父さんに一回飲んでみろって言われて飲んだけど、そのお酒は苦くって、とてもじゃないけど飲めなかった。
でもこのお酒は、甘くて、ほわっとしてて、なんだか気持ちいい。

「って、エル!これお酒じゃないか!」
飲もうとして気が付いたらしいアルが、慌ててそう言ってきた。
と言っても、私も確信犯で持ってきた訳で。
「折角だもん、ちょっとぐらいいいじゃない♪」
私がそう言うと、アルはちょっと呆れた顔で、
「全く、コレどうやって取ってきたんだよ・・・・ま、いいか。たまにはこういうのも」
そう言いながらアルは、コップの中身に口をつける。
「・・・へぇ、意外とコレ、甘いんだな」
そして驚いたように小さく呟いた。
521IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:32:16 ID:tXYkhZJv
「知らなかったの?」
私は横に腰を下ろして、アルに寄りかかりながらそう尋ねる。
「知ってる訳無いだろ。そもそもお酒なんて飲むの、俺初めてだよ」
「ふふふ、私も、初めてだよ。・・・・・結構、おいしいね」
そう言いながら、アルに体重を預けたまま、その肩に軽く頭を乗せる。
アルの身体が、緊張でちょっと堅くなったのが判る。
・・・何だか、身体がぽわぽわする、お酒を飲んだ所為だろうか。

「ああ、そうだな・・・ってエル、もしかして、もう酔ってる?」
アルが、呆れ半分、心配半分で聞いてくる。
「・・・うふふ、そうかもしれない」
私はそのまま、静かに目を閉じる。
風の音、虫の声、離れた広場から聞こえる喧騒、それに心臓の音。
それと同じで、風の匂い、草の匂い、広場から漂ってくる雑多な匂い、そして・・・アルの匂い。
色々な音や匂いが、何故だかいつもより強く感じられた。
そのまましばらく、時間だけが過ぎてゆき・・・
522IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:32:44 ID:tXYkhZJv
「ねぇ・・・」
「何だよ」
お酒でちょっと酔ってるからか、気が付いたら私はとんでもない言葉を口にしていた。

「・・・アルは私の事、好き?」
一瞬の、だけどその割には長く感じられる間が空いた。
「な!・・・お、ちょ、え・・・ぁ、ぅうー・・・」
余りにも唐突過ぎる私の質問に、アルは目が点になって、意味を成さない言葉を口にする。
しばらく俯いて、尻尾をバサバサと振りながら考え込んでいたアル。
最後にようやく決心した様で、私の方を見て小さな声で、
「・・・いや、好き・・・だけど」
とっても、嬉しい答え。
「うふふ、私も・・・だよ」

そのまま、アルの顔に横から顔を近づけて、ちょっと強引にキスをする。
「・・・!」
「んむ、ぅ・・・」
最初アルは呆然とした顔してたけど、途中からは私に合わせてくれた。
ちょっと私、どうかしちゃったかもしれない・・・でも、それでも、いいや。
お互いに、ゆっくりと口を離すと、月明かりに幾筋かの線が煌く。
「・・・エル」
静かに、アルが私の名前を呼ぶ。
きっと、アルは私の事を心配してくれているに違いない。
「いいの、いいの・・・」
そう言いながら、私はアルに抱きつき、その胸に顔を埋める。
523IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:33:09 ID:tXYkhZJv
ふと気が付くと、下ろしていた腕に、何か硬いモノが当たっている。
私は不思議に思ってそれを覗き込むと・・・
「わ、わ・・・ゴメン!」
そこにあったのは、既に硬く、大きくなっているアル自身だった。
アルが慌てて謝ってきたけど、私はそんな事、気にしないから。
・・・それに、ココまで来ちゃったら、もうそんなコト関係無い。
「別に、いいの」
私はそう言って、アルのモノを口に含む・・・思っていたより、ちょっと、大きい。
「・・・エ、ル・・・ちょ・・うわ、ぁ」

口の中にある、アルのモノに舌を絡ませながら、ゆっくりと顔を前後させる。
前後させる度に、小さく水音がしてしまうが、ココらに来るヒトはいないから問題無いだろう。
アルは何も言わずに、ただ私のなすがままになっていて、私の動きに合わせて、時折身体を強張らせる。
「んふ・・・ちゅ、ぷ・・・ふぁ」
しばらく続けている内に、硬くなっているモノの先から、僅かにしょっぱい液体が出始めた。
「・・・ちょ・・っエ、ル・・・もう、俺、限か・・い」
アルが身体を強張らせる度に、私の口の中でアルのモノが跳ねる。
構わず私は動きを速めてゆく、すると一際硬くなったと思った瞬間、
「・・・ん、うッ!んっ、ェ・・げほっ・・んく・・」
限界に達したアルのモノから、熱い液体が放たれる。
勢い良く放たれたソレに、私はちょっとむせてしまい、思わず咥えていた口を離してしまう。
524IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:33:39 ID:tXYkhZJv
「・・・ぅ、ゴメン!大丈・・夫?」
私が勝手にした事なのに、それでもアルはむせた私を気遣ってくれる。
でも、今の気持ちに比べたら、コレぐらいどうって事は無い。
「うん、大丈夫。ねぇ、それよりアル・・・」
そう言いながら、私はアルに身体を絡ませる。
「エル、絶対、酔ってる・・・・」
そう呟きながらも、アルは私から身体を離そうとはしなかった。
そして、呟いてしばらくしてから、こう言った。

「・・・エルは、俺で、いいのか?」
それは、あまりにも当たり前過ぎる質問。
そもそも、そうでなければ誘ったりはしないけれど・・・
私は肯定の意味を込めて、アルに思いっきり抱きつく。
そうして抱きついてしばらく経ったとき、アルはいきなり私のアノ部分に触れてきたのだった。
と言っても、ほんのちょっと、軽く、触れただけ。
「!や・・ぅ」
なのに・・・なのに、身体が勝手に反応して、自分の意志とは関係無く、軽く身体が跳ねる。
でも、嫌な感覚では無い。
むしろ、私は気持ちいいと思って、それとなくアルに誘う視線を向けてみた。
アルは、そんな様子の私を見て、困った顔をしながらちょっと間を空けてから、決意したようにこう言った。
「じゃあ・・・エル、行くよ?」
525IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:34:01 ID:tXYkhZJv
お互い、向き合ったまま、私はアルのモノの上に身体を移動させる。
ついさっき、あれだけ勢い良く出したハズなのに、アルのモノは先程と同じように元気なままだ。
ゆっくりと腰を下ろして行くが、いざ触れた瞬間に、ちょっと怖くなる。
「・・・う」
初めてする行為に、思わず身体を強張らせた私を気遣って、アルがこう言ってくれた。
「ゆっくり、ゆっくり。無理、するなよ?」
そう、アルが言うのを聞いて、意を決して私は徐々に腰を、アルの上に下ろしていく。
硬く、大きくなったアルのモノが、私の中に少しずつ入り込んでくる。
私の方も、既に濡れ始めてはいたが、それでもちょっと痛い、でも、我慢できない程では無い。
「ぅ・・・ぅ、あっ・・・・」
そのまま少しずつ、少しずつ沈めてゆき、最後まで辿り付く。
私の中にいるアルは、気を緩めると、身体が溶けてしまうのではないかと思う程に熱い。
お互いに、正面を向き合って繋がったまま、軽く抱き合う。
「・・・っ、アルが、私の中にいる・・・」
私はそう呟き、そのまま、アルの胸毛に顔を埋める。
「エル、今から動くから・・・力、抜いて」
言われた通りに、私はなるべく力を抜こうとするが、そう簡単には行かない。
アルが腰を動かし始めると、先程まではそれ程でもなかった痛みが急に増した。
「く・・ちょ、アル・・・・・・・痛い・・・」
「・・・・え?どうする、止めておこうか?」
嫌だ、ココで終わりたくなんか無いと、繋がったままアルにキスをする。
それは、お互いに舌を絡め合った、深い深いキス。
そして私は、口を離してアルにこう言う。
「止めちゃ嫌。これぐらい、平気だから・・・」
526IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:34:24 ID:tXYkhZJv
「わかった。じゃあ、もう一回・・・行くよ」
そして、再びアルは腰を動かし始める。
結局最初の痛みは、しばらくたつと感じられなくなった。
それと入れ替わるように、初めての快感が身体を駆け巡るようになって行く。
「ッ・・・ふぁ・・・気持ち、イイよぉ」

少しずつ、アルの腰の動きが速くなる。
それに合わせるように、何時の間にか私も腰を動かし始めているのに気が付いた。
「俺も、さ。・・・う・・」
お互いに、徐々に動きが激しくなってゆく。
それに合わせて飛び散った液体が、二人の腿と夜の草を濡らす。
だんだんと、頭の中が真っ白になっていく・・・・と思った矢先、
「・・・く」
アルが、いきなり私の身体を持ち上げたので、今まで繋がっていたお互いの身体が離れてしまう。
「・・・・アル、何で、止めちゃう、のぉ?」
絶頂を感じ始めていた頭は、一旦離れてしまうだけであっという間に褪めてゆく。
私は訳もわからず、不満そうにアルの方を見る。

「エル、こうやって・・・」
アルの膝の上に座っていた私の身体を、アルは支えて四つん這いにさせる。
「・・・え?・・・ちょと、待ってよ・・・恥ずかしいよ」
「いいじゃないか。それより、もう一回行くぞ・・」
アルはそう言うと、まだ準備も出来ていなかったのに、いきなり挿れてきた。
もう全く、最初の様に痛いコトは無かった。
私の方も十分に濡れていたし、さっきまでのコトもあって、痺れるような快感が背中から尻尾に向かって走る。
「ひゃう!」
さっきよりも更に深く、アルが私の中に入ってきているのを感じる。
その強い快感に私の尻尾と耳がピンと立ち上がる。
527IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:34:51 ID:tXYkhZJv
「っ、エル、気持ちいい?」
「うん・・・んっ、いいよ・・・ぉ」
さっきとはまた違った感覚。
最初は少し恥ずかしいのもあったけど、そんなコトはあっという間にどうでもよくなっってしまった。
また、さっきと同じように、頭の中が真っ白になっていく感覚、それに伴い、ピリピリと身体中を走る快感。
今まででも十分激しかったのに、アルの動きがさらに速くなる。
なんか、もう、何も考えられない。よくわからない。けど、気持ちよかった。幸せだった。
「く、俺も・・・う、限界・・・」
そう言ってアルは急に動きを止める。
「・・・いい、よ・・・私の、中に・・・」
・・・最後まで、行きたい、その一心で出た言葉。
「ぐ、エル!ゴメン!」
「きゃ!」
そう叫ぶやいなや、アルは私の身体に覆い被さるようにして数回激しく突き上げてきた。
「きゃ、う・・・・熱い・・・んあっ!」
そして全身を襲う、意識が飛びそうなぐらいの強烈な快感。
アルが、私の中に凄く熱いものを勢い良く吐き出す。
一瞬頭が真っ白になって勝手に身体が仰け反り、身体を支えていた腕に力が入らなくなる。
次いで、脚の力が抜けて身体が崩れ落ち、その拍子にアルと離れ、そのまま二人で折り重なって草むらに倒れこむ。
「・・・はぁ・・はぁ・・・」
「・・ふぅ・・・」
しばらくの間は、お互いに何も話さず・・・いや、何もしゃべるコトが出来なかったと言うべきだろうか。
二人で身体を寄せ合い、草むらの上に横になりながら、雲一つ無い星空を見上げる。
そこには無数の星が煌き、美しい満月が浮かんでいた。

ようやく落ち着いてきた所で、アルが何か言おうとした。
「ねぇ・・・エル、うわ!」
「・・・ん」
最後に私がしたのは、その日一番長いキスだった。
私はきっと、この日の出来事を一生忘れられないだろう。
528IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:35:36 ID:tXYkhZJv
あの夜の出来事から、そろそろ一年が経つ。
あのお祭りの三日後、アルは「蒼の森」へと引っ越していった。
「アル、元気かな・・・?」
その日は、良く晴れた日だった。

何時ものように、用事を終えて家に向かう。
少し歩くと、すぐに私の家の前に辿り付いた。
そこで私は、誰もいない筈の私の家の窓から、灯りが漏れているのに気が付いた。
幾ら何でも消し忘れという事は無いだろう、第一そんなにランプの油は保たない。
警戒しながら、音を立てないように扉をそーっと開けると、そこには私がずっと待っていたヒトがいた。
「お帰り・・・エル」
「・・・アル!」
思わず、手に持っていた編みかごを取り落とす。
アルは微笑みながら、私に向かってこう言った。
「お待たせ」
一年ぶりに会ったアルは、随分大人っぽくなっていた。
私は、少しは大人になれているだろうか。
「・・・・バカ、ずっと待ってたわよ・・・」
涙なんか見せたくなかったけど、勝手に出てきてしまうモノはしょうがない。



ずっと待ってた、この時。
あの夜、最後にアルが約束してくれたコト。
それは・・・

    「いつか、絶対、エルのコト、迎えに行くから」

[二人の夏祭り] 完
529IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:37:43 ID:tXYkhZJv
以上です、流石に疲れたんでもう寝ますノシ

二人の名前が似てるのは気にしないで下さい。
嗚呼、何かあっさり終わっちまった・・・OTL

ではまた今度・・・
530IXA ◆sidzK5RLbE :2008/03/03(月) 01:50:53 ID:tXYkhZJv
うおあ、よく見たら一ヶ月と一日!
二月だから見逃してクレ・・・
531名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 03:25:06 ID:1xB8jo2l
ぐっじぶ
532名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 04:42:47 ID:yLtg/iSA
GJ!
533名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 07:02:32 ID:rBtU3AVB
十十ー
日月ん
534名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 14:36:44 ID:1xB8jo2l
本当に家畜系の現人神だよなぁ。
535名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:21:36 ID:tXYkhZJv
か、家畜系・・・?
536名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 18:39:12 ID:4uEhA11q
草食系から派生する系統か。・・・ってそんなわけねー!
537名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:15:51 ID:pSM2G78n
こんばんわ、人間X犬獣人を書いた人です。
今書いているのが
・人間♀X獣化人間♂
・♂TF
・マッシヴ筋肉狼男
なのですが、この板の趣旨と合ってるでしょうか?(´・ω・`)
538名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:32:26 ID:eUPaeJKm
>>537
獣人・亜人・獣化さえ出てくれば、何でもありだと思いますぜ。
凡百のエロゲとかでよくあるような、
「犯される人間の方ばっかりメインで、獣人の方はほぼ描写せず」ということをやられると困るかもだが。

……むしろ内容の心配よりは>>107を留意してくださいね。マジで。
539名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:59:09 ID:4uEhA11q
たしかに期待させといて投下ないってのは腹立つというか悲しいけど
ROM専としてはそんなにしつこく言うのもどうかと思う
540名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:40:28 ID:tXYkhZJv
俺はそれはちょいと苦手かもしらんが、スレが活気付くからいいんでない?
スレの趣旨からは外れていないと思うし・・・・という訳で頑張ってくれ。

家畜系が何だか、気になって眠れないぜよ・・・

541名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:54:38 ID:wLEfXWUE
>>537
ここでも大丈夫だろうし他にも触手・化け物スレっつーのがあるから
そっちでも可能と言えば可能じゃないかと
まあ狼男側の描写濃い目ならこっちの方がいいかな
542名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 02:53:36 ID:WpXckT3/
May 9, 1998
夜、警備員のスコットとエリアス、研究員のスティーブとポーカーをやった。
スティーブの奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェ。
俺たちをばかにしやがって。
May 10, 1998
今日、研究員のおえら方から新しい動物の世話を頼まれた。
二本足で歩く豚みたいな奴だ。
どうも雌らしいが、繁殖させて殖やせってんで、雄豚を放りこんだら、
奴ら、畜生のクセに妙に嫌がりやがって、性ホルモン剤打ったりフェロモン嗅がせたりしてやっとサカりやがる。
May 11, 1998
今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たスコットに突然たたき起こされて俺も宇宙服を着せられた。
なんでも、研究所で事故があったらしい。
研究員の連中ときたら、夜も寝ないで実験ばかりやってるからこんな事になるんだ。
May 12, 1998
昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、腰の後ろ辺りがむれちまって妙にかゆい。
いらいらするんで、腹いせにあの豚どものホルモン剤を濃度3倍増しにしてやった。
狂ったように鳴き喚きやがっていい気味だ。
May 13, 1998
あまりに腰がかゆいんで医務室にいったら、腰にでっけえバンソウコウを貼られた。
それから、もう俺は宇宙服を着なくていいと医者がいった。
おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。
May 14, 1998
朝起きたら、腰だけでなく足の指にも妙に硬い腫物ができてやがった。
豚どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が妙に多い。
薬の調整を三日サボったくらいで殖え過ぎたのか。新しく産んだにしては成長が早すぎる気がするが。
おえら方に見つかったら大変だ。
May 16, 1998
昨日、この屋しきから逃げ出そとした研究いんが一人、どこかに監きんされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
気晴らしに ナニ抜いた たら 精えきが3じゅっ分出続けやがた。
いったいおれ どうな て
May 19, 1998
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、ぶた のエサ くう
May 21, 1998
かゆい かゆい スコット― きた
なぜか めす なんで おかし
きもちよかっ です。
4
かゆい
うま
543名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 07:27:10 ID:OZrlzvgW
GJ!
日記形式も面白いな。・・・・しかし、彼は一体最後どうなったのでありましょーか?
544名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 11:14:53 ID:g5DSuWoO
かゆい
うま

バイオの日記も改変すると最高だな
545名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 14:51:09 ID:qCbaXPnf
>>542
ハイパーGJ!
バイオの力で驚きの太さに!

ポーカーって言葉を見て唐突に思いついたけど
闇のポーカーで役がブタの時に負けるとブタに・・・とかどうだろ?
・・・いや駄目だな
546名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:27:10 ID:MLb0Lh3f
>>545
それ、なんて遊戯王?

まぁ、話を起こすとしたらこんな感じか?

「あっ、言い忘れてたけど…これに負けたら人間辞めてもらうから。」
「えっ?」
「はい、ロイヤルストレートフラッシュ。あんたの手札は? …ブタね。ふっふっふ。」
「何をそんな意味深な…フ、フゴッ…ピギィィィィ!!!」

適当すぎるが勘弁してくれ。
547名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:53:19 ID:xwnrrtoy
さっそく短編を投下します
朝に思いついたネタなので、予告してたのとはちょっと違います。
・人間♀X狼男
・TF♂
・レイプ(?)
ちなみに本編は司会者の台詞だけで構成されております。
548名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:54:14 ID:xwnrrtoy
一時間スペシャル おれたち冒険レイパーズ

ピッ 豪華な服を着た若い猫族の獣人がテレビに映る。

「こんばんは!みなさん。司会者のアリサでぇす。」

「では今週のコーナーのゲストを紹介しましょう。」
「狼男の平井さん(仮名)でーす。」
「え〜、毎週スタッフが捕獲した人間をゲストに犯してもらうこのコーナーですが。」
「今回の当選者は東京都00区の佐藤さん。近所の高校に通う女子〇生です。」
「はくしゅはくしゅ〜。パチパチ。」
「ちなみに番組の視聴者の希望により、彼女には猿ぐつわと両手を拘束させてもらいました。」
「彼女の声が聞こえないのはちょっぴり残念ですね。」
「ちなみに今週の性位は背後位でお願いします。」
549名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:55:01 ID:xwnrrtoy
「さっそく平井さんに変身してもらいましょう。どうぞ!」
「さあ、服を脱がずに開始した平井さん。服が破けるのがもったいないので、あらかじめ脱いでおくのが常識ですが
パフォーマンス狙いなのか。高そうなスーツなのに破る気まんまんです!」
「おお!服が破けた!体が大きくなってきました。」
「これはすごい。はちきれんばかりの見事な筋肉。まさに肉体美!」
「おっと、顔の形も変わってきました。だんだん犬・・じゃなくて狼っぽくなってきましたね。」
「毛も生えてきました。綺麗な茶色をしております。」
「お尻の上辺りから尻尾が生えてきました。ふさふさでやわらかそうです。」
「どうやら変身完了のようです。いやぁ。アタシも濡れちゃいましたよ。おもわず。」
「あれ?平井さんどこに行くんですか? あ、そっちはだめです!観客の女性をレイプしちゃってます!まずいです。」
「スタッフが必死に取り押さえようとしてます。一旦ここでコマーシャルを。」

テロップ「観客を襲う平井さん。このあと信じられないハプニングが!」
550名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:55:57 ID:xwnrrtoy
「え〜、コマーシャルの間、スタッフ達が平井さんを鎖に繋いでおきました。」
「もう!勝手に観客さんをレイプしちゃだめですよ。わかりましたね。」
「さあ、気を取り直して平井さんの変身した体を見て見ましょう。」
「まずはこの顔と立派な長いマズル。惚れちゃいそうです。」
「この見事な大胸筋の厚み。たくましいですねぇ。いやぁ、ホント強そうですよ。」
「そして割れてボコボコになった腹筋、さらに下のほうにいくとなんと!私の腕ほどもある立派な巨根が立っております。」
「もう血管が浮き出るくらいビンビンです。キャーさわりた〜い。」
「ああ、佐藤さんも喜びの涙を流しています。え?もう我慢できないって?」
「ダイジョーブ。これから本番始めますからね〜。」

「さあ、鎖がほどかれた。彼女の背後からのしかかりました。」
「腰を激しく振っています。でもなかなか彼女のアソコに入りません。」
「大きすぎるからでしょうか。ここからでも巨大なペニスが見えます。」
「おっと、ようやく挿入できたようです。凄い。凄いです。」
「全長の半分くらいが彼女の中に入っちゃいました。子宮のなかにまで入り込んでるようです。」
「ほんと気持ちよさそうな顔してます。平井さん。口を大きく開けてハァハァ言ってます。」
「彼女もあまりの快感にぐったりしてるみたいです。」
551名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:56:39 ID:xwnrrtoy
「おっと、動きがとまった。ちょっと間をカメラでアップしてみましょう。」
「おぉ、びくびくとペニスが脈打っています。精子が入っていきます。」
「彼女の下腹が膨らんできました。凄まじい量です。」
「ようやくペニスが抜けたぁ。ほんとに長いです。」
「佐藤さんのアソコから精液が流れ出てきました。床一面に精子の水溜りができています。」
「え〜、平井さんもご満足のようです。以上、今週のコーナーでした。さて続いては―」

プチッ
さて寝るか。
552名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 15:58:57 ID:xwnrrtoy
以上でした。
・帰り道で思いついた実験的な練習作なのであしからず;
・もっと精進せねばorz
553名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:05:55 ID:tofKX5ht
あるあるあ……ねーよw

なにはともあれGJ
554闇のポーカー:2008/03/04(火) 17:09:49 ID:qCbaXPnf
この勝負が俺の人生で最後のギャンブルになるだろう・・・。

勝負に勝ったとしても、もう俺がギャンブルをすることはない。
もし!万が一!負けたとしたらなおさらだ・・・。
負ければ命はないのだから。
なぜ、あの時・・・小金を掴んだ時点でやめなかったんだろう。
博打の才能もないくせに調子に乗ってしまったんだろう。
後悔ばかりが頭の中でぐるぐると駆け回っている。

緊張と恐怖で脂汗が止まらない。
傍から見たら今の俺はラードの塊に見えるだろう。
諸悪の根源である対戦相手の女は、そんな俺の様子を見ながらニヤニヤと笑っていた。
糞っ!この女があんなこと言い出さなければこんなことには・・・・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

事の始まりは一時間程前まで遡る。

温泉旅行の帰り道、お酒大好きな俺と友達は穴場発見!とたまたま見つけた寂れた酒場に入った。
思ったとおり客は少なく中も食べカスや泥などで汚れていた。
だが、そんなことを気にする俺たちではなかったので、席に着くなりすぐに酒を頼んだ。
一言も喋らない無愛想なマスターや、ブツブツとうるさい客どもに多少イラついたが
酒を飲み始めるとすぐにそんなことはどうでも良くなっていた。

俺たちが飲み始めてからしばらくして、一人の女が店に入って来た。
他にも席は空いていたのに、なぜかその女はわざわざ俺たちの席の近くに座った。

『酔いがすっかり冷めた頭で冷静に考えてみると、こんな夜中に若い女が一人で
こんな汚い酒場に入ってくるわけがなかった。ましてや俺たちみたいなのに話しかけるはずもない。』

しかし、すっかり出来上がっていた俺たちはこのことについて何も疑問にも思わなかった。
555名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:18:19 ID:qCbaXPnf
だらだらとここまで書いてみたけど詰まっちまった。
タイトルを闇のポークアッー!にしようかと思ったけどこれじゃ嫌なオチしか浮かばないしw

>>546
そんなつもりじゃなかったけどたしかに遊戯王っぽいなw

>「あっ、言い忘れてたけど…これに負けたら人間辞めてもらうから。」
>「えっ?」
>「はい、ロイヤルストレートフラッシュ。あんたの手札は? …ブタね。ふっふっふ。」
>「何をそんな意味深な…フ、フゴッ…ピギィィィィ!!!」

↑のでムラっと来て繋がるように書きたかったんだけど俺には無理だorz
556名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:43:33 ID:OZrlzvgW
まとめて乙彼様です。
ってか、元ネタワカラネェ・・・
557名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 21:13:20 ID:WpXckT3/
>>552
シンプルで必要最低限な表現でストレートエロなのは結構良いなと思った。これからもよろしく。

>>554
負けたら豚になるのは勿論だが、
勝ったら勝ったで「あいにく手持ちの現ナマ切らせてるから、うちの店の可愛い女のコ達と酒池肉林サービスでどう?」
と言われ、承諾してついて行ったら雌豚の群れに全身舐め回されたり雌豚獣人の集団に逆レイプされつつ豚化する、
という、どっちにしろ救いの無い展開がふと思い浮かんだ。ある意味幸せかもしれないが。

>>556
>>542は他の人にも言われてるようにバイオハザードの劇中に出てくる手記が元ネタ。
元々は化け物とか殺し合いとか人食いとかの描写でかなりグロい。
「かゆうま」って結構有名でコピペネタも流行った時期があったのだが知らないか。
558名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 21:33:35 ID:OZrlzvgW
そこら辺のゲームのネタには疎いっす。
アクション下手糞なんで・・・・OTL

(どの作品だか忘れたが、友人にガンダムの対戦ゲームをやらされたら、高速道路の下敷きになって死んだ俺がイルw)
559名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:37:50 ID:qCbaXPnf
>>557
そのネタ、ディ・モールト良いぞッ!!!
犠牲者は勝っても負けても良い思いできて幸せだなw

ただ、俺は某豚好き氏ほどのスキルがないのでそれを書けないことが悔やまれる・・・
一応酒場の中とかマスター&客とかに伏線張ってみたりしたんだけどね。
560 ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 04:52:27 ID:ouFAbf98
スキルのある豚好きさんというと前スレ860さん辺りでしょうか。
私は大したスキルの無い豚好きですが書いてしまったので上げます。

というかそんな美味しいネタを振るのは止めてください。いや止めないで。やっぱ止めて。
睡眠不足や過労になるのに我慢できずネタに食いつくドMだから。

……まあ実は>>557も私なんである意味自業自得なんですが。
自分好みのネタ提供して>>554さんに書いてもらってウマーという目論見のはずだったのに、
何故俺は結局自分で書いているのだろう……
561闇のポーカー勝ちルート ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 04:53:26 ID:ouFAbf98
「ウチは元々そういう店だから。遠慮しないで好きなだけやって大丈夫よ」
と女は言った。
お触り許可どころか、本番まで、それもゴム無しの中出しまでOKだという。
特殊な避妊処理を施してあるから大丈夫、と女は説明したが、
勝者の特権とは言えそこまで美味い話があるのかと疑わしく思う。
わざと妊娠して莫大な慰謝料をせしめようという認知詐欺のようなものなのでは……。
と、不安を顔に表していたら、
「私たちは自らの意思でこの人の要望に従うものであり、意に反する強要は一切ありません」
と明記した念書まで用意された。マジかよ。
「緊張しないで大丈夫ですよ〜」
「そんなに固くならないで……」
「でもこの立派なところは硬くしてくれると嬉しいですぅ」
「貴方は勝ったんだから、私たちを好きにしていいのよ?」
「『御主人様』とお呼びいたしましょうか?それとも『王様』?
 『飼い主様』とメスブ……いえ雌犬、なプレイでも構わないんですのよ……?」
裸体を晒し、俺を至近距離で囲んでいる十数人もの女の子達は、一人ひとりがそれぞれ
一緒に酒を飲んでお喋りするだけの仕事でも十分に稼げそうな美人揃いだった。
健康的な肉付きの良い子が多く、笑いかけるたびに豊満なバストが揺れる。
俺はかなり大きなサイズのベッドの中央で、両足を前に投げ出すように座っていたが、
両隣に座る子の胸がそれぞれ俺の両腕に押し付けられ、
後ろから俺の肩にしなだれかかるもう1人の娘の弾力を後頭部に感じる。
高そうな強い酒をじゃんじゃん注がれたこともあり、
色っぽい艶やかな甘い香りに囲まれて頭がくらくらしてくる。
興奮しすぎて逆に何も出来ずにいる俺より、むしろ女の子たちの方が積極的だった。
下腹部を布地の上から撫でさするだけでは飽き足らず、俺の服を脱がし始める。
「わぁ……おっきい♪」
サイズに関してのその発言はひょっとしたらお世辞なのかも知れないが、
心底嬉しそうに言った一人がうっとりとした表情を浮かべて、露になったそれを躊躇い無く口に含んだ。
「うぉ……おおっ」
凄く上手い。可愛い顔と裏腹に、食いしん坊の動物がエサにむしゃぶりつくように、舌がねっとりと絡みつく。
こんなんじゃすぐにでも出してしまいそうだ。
「ちょっと、いきなりがっつくんじゃないわよ。もう終わらせちゃう気?
 もっとゆっくり楽しんでもらわないと……」
「ブはっ……んブふぅ……ごめんなさぁい……」
他の娘に引き離されて口による奉仕は中断される。
妙に鼻息が荒いな。頑張って口を動かしすぎて呼吸を忘れてたのか?
562闇のポーカー勝ちルート ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 04:54:04 ID:ouFAbf98
「ふふっ、しっかり硬くなったみたいですね。じゃあ、私が……」
さっきの娘の口の中でギンギンになり、表面を唾液で濡らした俺のモノの上に、
それを導き入れるように別の女の子が俺と向かい合わせの姿勢で腰を下ろそうとする。
特殊プレイを命令したり前戯を楽しんだりという風情も無く、
本来こちらにあるはずの主導権を握られてしまっているような感じだが、
もうこの際単純にやりまくって楽しむのもいいか、と思いはじめた俺のそれが一気にくわえ込まれる。
「うぐぉっ……」
意外にも、見た目から思っていたより、ちょっと……いや、結構、重い。
だが、その重さのおかげで、奥まで深く食い込んで……その飲み込まれた全体がきゅーっと締め付けられる。
これは新しい感覚……き……効くぅ……!
「あはぁん……!いいっ、いいですぅ……!」
「でも、なんか重そうだよ」
「そうねぇ……やっぱり『オスが上』の方が良いかしら」
「……そ、そうです……ねっ! んく……んブッ!」
「う、おっ!?」
俺の上に覆いかぶさってきたかと思うと、繋がったまま二人ごと寝返りをうつように上下を入れ替える。
上になった俺が率先して腰を動かすべきなのか、と思ったが、
それより先に、娘が添えた手が想像以上の力で俺の腰を揺らし、
自らの腰も激しく上下させてピストン運動を繰り返す。
「ぐ……す、凄ぇ……うひ……っぃい」
快感が頭の中でぐるぐる回って意識が朦朧とするぅ……。
「んブゥ、ブヒィ……」
彼女の激しい鼻息が聴こえる。
何の錯覚か知らないが、視界が桃色に染まっていく。桃色がエッチな色と言うのは本当だったのだろうか。
563闇のポーカー勝ちルート ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 05:03:16 ID:ouFAbf98
                                         
……いや、錯覚じゃ、無い?
俺が見ていたのは彼女の肌。その色が、
興奮によって赤みがかった、という度合いを超えて、ピンク色に染まっているのだ。
手に触れる彼女の肉は、ぷにぷにとした豊満な弾力を俺の手に返していたが……
……俺が手をついていたのは、彼女の胸ではなく、腹だった。
しかもいつの間にか、何か柔らかい毛のような感触まで……。
恐る恐る上に視線を移していく。真ん丸とした腹、更に膨らんだ胸、妙に太い首、そしてその上の顔には……

「ブヒ♪」

と楽しげな鳴き声を上げる、大きな鼻面と広がった耳が……。
豚の、顔が。
「う、うわああああぁぁ!!??」
俺はパニックになりながらも逃れようとするが、
既に勃起してしまっていた俺のペニスは、きつく絞まる膣内で入り口近くに引っ掛かり、
まるで外れそうで外れない知恵の輪のように、抜くことが出来ない。
それでいて与えられる刺激は甘美で、相手がおぞましい化け物であるにも関らず
俺の体は萎えてくれそうになかった。
更に俺の腰を掴む手が未だ強い力で俺を押さえている。それどころか無理矢理俺の腰を動かしている。
「う、ぐ、あああ……!」
俺を束縛する手はいまや指の代わりに何か硬い塊を持っていて、それがごつごつと俺の腰に当たって軽い痛みが走るが、
腰を突き入れさせられるたびに、そんな痛みなど上回る、背筋が寒くなるような感覚が生まれる。
その感覚が快感であるということを俺はとても認めたくはなかった。
既に、逃れるために手段を選んでいられるような状況ではない。もはや殴りつけてでも……!
だが、そんな考えも見透かしたように、腕を振り上げようとした瞬間に左右から別の娘たちが、
俺の両腕の手首をしっかりと捕らえた。
「ブふふっ……駄目よぉ、おいたは」
「SMプレイがお望みなら後程お付き合い致しますが、今は……ブヒィ」
「そブねぇ。まずはこのご奉仕を最後までさせてもらわなくちゃ」
他の女たちも、段々と姿が変わりつつある。鼻が突き出て耳が広がり全身が肥大化する……。
「ひ……ッ」
目の前の豚の腹を押さえていた俺の両手がとられ、支えを失った俺の上半身が前に倒れこむ。
大きな胸と腹がクッションになったが、間近に豚の顔があって息を飲んだ。
目が合って、その豚の顔が、にんまりと笑み――のような表情――を浮かべると……
俺の腰を抱えていたヒヅメ付きの両手の内、左手を離し、俺の後頭部にあてがい、
その一方で俺の顔に頭部を近づけ……って、おい、まさか、ちょっと、冗談、やめ……!
 む ぢ ゅ う っ
「んぐ、むぅううううううっ!!!」
……無理矢理に、唇を、重ねられた。
触れ合うだけのライトなキスならまだ良いが、舌が、口内に入ってくる。
さらに、最悪なことに……化け物のクセに……
「……ん、む、うぅ……ッ」
……舌の使い方が、尋常じゃなく、上手かった。
「わぁ、気持ちよさそブゥ〜」
「そりゃそブでしょ。彼女、キスだけで相手をイかせたことあるって言ブもん」
「ぐ、む……ぅう〜……ッ!」
逃れようとする動きや舌で押し出そうとする動きすら絡め取られ利用されて、
口の中ってのはこんな快感を感じるような器官だったのか、と驚愕さえするような感覚が溢れ出る。
口を合わせている以上、その上の大きな鼻も俺の鼻に押し付けられていて、
その豚鼻から漏れる、不思議と甘い香りの吐息が俺の中に入ってくる……頭がおかしくなりそうだ。
564闇のポーカー勝ちルート ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 05:04:12 ID:ouFAbf98
「む……んブ……ッ!?」
……その甘い香りをもっと嗅ぎたいと欲するかのように、
自分の鼻の穴が広がり始めているのに気付いて、俺は戦慄した。
戦慄しつつ、しかし、逃れることが出来ない。
口内を舌で愛撫される度に、口が、顔が、快楽と共に歪んでいく。
「ブふふっ、それじゃあ、私たちも手伝って、そろそろ仕上げに入りましょうか」
「うん!ブヒ、ブヒッ」
両腕を掴んでいた豚が、俺の手を、指先から舐め、しゃぶりはじめる。
更に別の二匹の豚が、俺の足先を口に含む。
「むブ……ッ!ぐ、ブゥー……ッ!!!」
指の間を舌が蠢くぞくぞくする感触とともに、指が硬く、動かなくなっていくのを感じながらも、何も出来ない。
鼻から注ぎ込まれる甘い吐息が腹の奥に溜まっていくような感覚。鈍い快楽が段々と重く積み上げられていくようだ。
腹が、胸が、全身が膨らんでいく……嫌だ……嫌なのに、気持ち良い……気持ち良過ぎる。どうにかなってしまう。
膨らんだ部分をさらに他の豚が舐め回す。脇腹、太腿、ふくらはぎ……。
「ブごブーーーッ!!ブぐゥー!んブーーーッ!」
十数の豚の舌が全身を這い回ると同時にその皮膚の表面に体毛が生えてくる無数の快感に発狂しかける。
いや、むしろ狂えればそれでいいのかもしれない。いっそ殺してくれとすら思う。
自分の肉体が、存在が歪められ、人外の何かに堕とされてることに対する激しい嫌悪と同時に、
快楽の海で溺れて呼吸すらままならない現状に悦びを感じている自分に、心が引き裂かれそうになる。
耳が、はむはむと甘噛みされ歯と舌で揉みしだかれる度に大きく広がっていくのを、
嫌だと思っているのか嬉しいと思っているのかもう自分でもわからない。
「ブ……ッ?」
肥大化した尻の肉が、ヒヅメで両側に押し広げられる感触がした。一体何を、と思う間もなく、
ずぷうっ、と濡れたものが……舌が肛門に押し入れられる。
「んごブゥウウウッ!?」
鼻や口から吐息や唾液と共に流し込まれているのと同種の、不思議な力が内側に注ぎ込まれる感覚。
刺激を受け続けながら何故か達することの出来ない陰茎に繋がった睾丸が、膨張を始める。
大量の精液が溜まっていくのが感触として実感できるほど内側にエネルギーが溢れるのを感じて目眩がする
……片方だけでも握りこぶしより大きなサイズに……
「ブゥウウウッ!むブ、んブぅーッ!」
舌を入れている豚の鼻息がかかる尻の上に違和感を覚える。
変化の仕上げ、人外の烙印たる尻尾が生成されるのを感じて、人間としての意識が絶叫し必死で抵抗しようとする。
随意筋なのか不随意筋なのかわからないが、尻から生え始めた肉の紐を縮めようとするように念じ、集中して。
……集中して、他に向ける意識が手薄になった隙を虎視眈々と狙っていたかのように……
腰が深く突き入れられ、きゅっ、と膣が一際強く、肉棒を締め上げた。

あ。
「ブ」
だめ。
「ぐブ」
イっちま
「ごブフッ」
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
「ブぎヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!」
565闇のポーカー勝ちルート ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 05:04:47 ID:ouFAbf98
「……どう? 勝利の報酬としての、人間では味わえない快楽は」
賭けの相手だった女の声が、どこか遠くに聞こえる。
「……と言っても、安心してちょうだい」
ぼんやりと、ああ、元に戻して解放してくれるのか、と一瞬思ったが、
「この程度で、私の負け分の払いを完済し終わった、なんて思ってないから」
それを聞いて、頭が、真っ白になる。
「彼女たちの住んでいた国……と言うか、世界は、今、雌しか産まれないという原因不明の奇病が蔓延してて、ね」
言葉も、右から左に通り抜けていくようで、
「そこに雄が送り込まれれば……もてはやされ、崇められ、尊ばれること間違い無しよね」
一回だけでも気が狂いそうなのに、こんな交わりをもし、何度も、し、たら。それこ そ 死
「というわけで、勝利の報酬は一世界の雌すべて、に……」
ああ、いや、むし、ろ、死、んだり、狂え ば、らくに、なれ、るか
「……おまけして、例え死にたくても死ねないような頑丈な不老長寿の生命力と、
 狂うことも壊れることもない、強固な神経もプレゼント♪」
――え――
「まあせいぜい楽しんで……また私の使い魔として使えるような、優秀な子孫を作って、ね!」
女がその言葉を言い終わると同時に、ベッドや床の感触が消えた。
落とし穴に落ちるようでもあり、逆に宙に登っていくようでもある、そんな奇妙な浮遊感。
感覚が遠ざかって……俺が今まで過ごしてきた世界が遠ざかっていくのを感じながら、
(ああ、人生の終わりに向かう場所って、天国や地獄だけじゃないんだなぁ)
などと、もはや他人事のように的外れなことしか考えられなくなっていた。
……精神を保たせるには、それくらいしかできなかった。


豚の表情筋に慣れていない俺は、自分が笑っているのか泣いているのかさえ
理解することが出来なかった。
566 ◆tfGTpigCow :2008/03/05(水) 05:14:12 ID:ouFAbf98
おわり。

途中で>>175の現象に引っ掛かったみたいで、送信したはずの文がこのスレに出てこないのを見て
すわ別の板に誤爆か、と全身から血の気が引いて冷や汗が吹き出ましたよ!
巡回してるケモノ系・人外系のスレならまだしも、
割とノーマルなスレとか、はたまたゲーム板等の完全に明後日な方向の板に
こんなアブノーマルな文章を誤爆したら……と思うと震えが止まりません。

まあそんなことはともかく、>>559さんは責任とって負けルートをきちんと書いてね!
などと、ドMのくせにSっぽくプレッシャーをかけてみたり。
……すいません調子に乗りました許してごめんなさい駄目らめええぇブヒイィィィ!!
567名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 10:48:47 ID:a4RH2fcs
>>566
家畜系の現人神。

YOUの生態がもっと知りたいのでB(UTA)LOGをば………

だめ?
568名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:06:45 ID:v3GZGh2E
>>559じゃないが>>546で話を振ったようなものなので、夜勤休みついでに負けルート書いてみた。
構想を練った物じゃないし、思いつきで書いた部分が多いので誤字脱字ばっかりだろうが、
斜め読みして適当に読んでくれ。
569闇のポーカー負けルート :2008/03/05(水) 12:11:59 ID:v3GZGh2E
気がつけば俺は背水の淵に立たされていた。

 いかさまなんてちゃっちな物なんかじゃ断じて有り得ない。それだけ気を配っていたにも関わらずだ。
俺を含めて3人いたのに俺一人になっているのは何故だろう。俺の後ろには豚2頭がぶひぶひと鼻を鳴らして俺を見つめている。
考えたくも無いことだが、『元』俺の仕事仲間だ。 
『絶対に勝ってくれ』
と、言わんばかりに見つめている。冗談では無い…俺の手元のチップもこれで最後。
 幸い、手札だけはストレートフラッシュだが、この女は何故か毎回こちらの手札より強い役なのである。
「勝負するの? しないの?」
 女は意地悪っぽく言う。下りたとて俺はチップを失い後ろの豚の仲間にされてしまうのである。
そして、その後はどうなるかなんて考えたくも無い。
「勝負…するしかないのに意地悪だな。」
「私は勝つよりも降りた方が幸せだと思うわ。あんたみたいな平凡な人間の人生よりも、ずっと性欲にまみれた豚の人生の方が社会の役に立てるんだから。」
「ふざけるな!! 俺はこの平凡で退屈な毎日が気に入っているんだ…あんたにどうこう言われる筋合いは無い!!」
「ふっふふふ……。」
 女は静かに…けど、悪魔じみた笑みと笑い声を上げる。
「何が可笑しい!!!」
「もし、貴方が本当に現状に満足しているなら…こんなところに仲間と一緒に来るのかしら?」
「俺だって人間だ…息抜きくらいするさ。 だから…俺は人間で十分だ! 俺の人間の人生をここで終わらせるわけにはいかない! 勝負だ!!!」
570闇のポーカー負けルート :2008/03/05(水) 12:22:04 ID:v3GZGh2E
 半ば、目を閉じて祈りながら手札を出す…ストレートフラッシュ、通常ならば勝って当然の手札だ…しかし、相手は人間ではない。
人間の形を模った悪魔だ。そうでなければ何と説明がつこうか。 
「ろ…ロイヤルストレートフラ…ッシュ。」
 ここまでくると唖然とするしかない。俺は相手が何かを言う前にすばやく入り口に向けて逃げようとしたが、いつの間にか屈強な黒服を来た男達が出口を押さえられていたらしく、抵抗もむなしく秒殺で取り押さえられていた。
「ふふっ…往生際が悪いわよ。」
 女と『元』仲間が視界に入る。女の両手には針の先に血がついた注射器が握られていて、
仲間の目からは勝負中と違い人間の意思と光が消えていて本当に豚になってしまったかのようにブヒブヒと鼻を鳴らし、カツン、カツンと床を歩き回っている。
「っ!!!!!」
 尻に痛みと恐怖が言葉にならない悲鳴を上げる。いつの間にか女は『仲間』を豚にした薬を打ち込んだらしい。
多分、Sの部類に入るんだろうな…仲間には半分しか打たなかったのに今度は全部か。絶望の最中にいるのに、その気持ちに反して俺の一物だけはビンビンに元気だった。
 注射を打たれた部分から熱が広がり、尻が肥大化してズボンを破っていく。痛みは無い、むしろ気持ちが良いのが逆に怖い…そうこうしている内に
人間にはあるはずの無いくるりと丸まった尻尾が生え、足はすでに2本足で立つことが出来ない程に変化は進行していた。
 冷静に変化を見ている間に手も自由が利かなくなって、体もどんどん膨らんで…あぁ、何かどうでも良くなってきた。
メスを犯したぃ…メスを……。
「そこの6人でこの3頭を連れて行きなさい。残りは私についてくるのよ。…さぁて、次の獲物を狩るわよ。」
 男はビシッ、ビシッ…と、鞭で音を立てて尻を叩く。あまりの痛さに歩く事しかできなかった。

―――俺は何をしていたんだっけ?
 そうそう…女と賭けをして…それから…なんだったっけ? にしても良い匂いだなぁ。まぁ、細かい事なんかどうでもいいか。
目の前のメスのアソコに一物を入れると甘く捻ったような声でよがる。
ホントに豚に生まれてきて良かったなぁ……。
571名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 12:29:18 ID:v3GZGh2E
終了です。
エロくないが後悔はしてしない。許せとはあえて言わないが許してほしい。
これが自分の限界です。orz
572名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:25:15 ID:CTxf9ygP
GJです。

同じテーマでも書く人によって雰囲気が違いますな。
573名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 17:12:06 ID:a4RH2fcs
このスレにも春一番が吹きますた
574545:2008/03/05(水) 19:46:26 ID:MZdt90ZF
>>566
GJ!
>>571
GJ!

まさか連続するとは!GJすぎて困るw
勝ちルートでは魔術系の変身で負けルートでは科学系の変身ってとこがいいな。
言いだしっぺなのに中途半端にしか書いてない自分が恥ずかしい・・・orz
ただ、一言だけ言わせてくれ

『計画通り!』
575名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 23:48:25 ID:G/UkRmRU
>>574
それじゃあ引き分けルートとか勝負を捨てて逃げようとしたルートとかお願いしますねw
576545:2008/03/05(水) 23:58:51 ID:MZdt90ZF
>>575
勝ち逃げは許さないってことか・・・。

そうだな。ちょっと頑張ってるか!
でも出来ないかもしれないのでその時は最近見つけた懐かしいコレで我慢してくれ。
http://www.youtube.com/watch?v=LYDsP8_zJGs
577名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 13:06:53 ID:d9d6J6Yz
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://rideonme.com/2ch/01_info.html
578名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 14:42:25 ID:hDMZthLG
スパムメールでもタイトルなどに興味をそそる工夫をこらすこのご時世に
こんな何のひねりも無くつまらない書き込みをする業者は、それこそ全員家畜化でいいよ
こんな広告しか書けないセンス無い社員ばかりならどうせ業務内容もつまらないんだろうし

家畜化って言っても、以前に神が投下されてるような
ある意味幸せな繁殖用化は奴らには勿体ないので、肉用の鶏とかでいいや。シメたい
579名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 14:48:42 ID:UY0KcUcL
それだとvoreか・・・?
うーん
580名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 17:16:19 ID:Wv/X/9p2
>>579
voreは丸呑みって意味じゃなかったっけ?
ってか、自分はそういう意味でvoreという言葉を捉えているけど…やっぱ違うんだろうな。
581名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:17:33 ID:4l+9GEOO
親子丼・・・食いたいなぁ。
焼き鳥・・・でもいいなぁ。

>>577
あんな所に生きの良い鶏が・・・・ジュルリ
582名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:25:47 ID:9ufrCojm
餓え過ぎだな
583名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:04:52 ID:qv+SgJqT
>>580
基本丸呑み系だけど、HardVoreとか言うと流血入るっぽい
意味合い的には丸呑みに限らない捕食系全般なのかな
584名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 22:40:52 ID:kU+y+IEs
>>576
やはりキルケは最高の魔女だな
魔法かけられてみたいよ
585名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 18:43:46 ID:sA2EWjVc
海外獣化小説系サイトを頻繁に見ていたおかげで
読む方はそこそこできるようになったが、
ヒアリングはしんどいなー。
ようつべのTF動画見てもシチュエーションがわからないのが残念だ。

全人類獣化して動物語で統一されればいいのに
586名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 18:51:08 ID:NNpc7rAB
自動翻訳には慣れた
原文に耐えられるようにはどうすればなれるのだろうか
587名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 19:06:43 ID:U/OIa3gH
当たり前だがほとんどのTF動画はTFシーンだけ切り取ってあるから、
日本語だったとしてもシチュはわからないのが多いんじゃ?

関係ないけど、外国はアニメの動物の声が本物の動物に近いよね。
576の豚化動画もそうだったけど。
日本のだと大抵声優がブーブ−とかワンワンとか言うんだよね。
588名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:43:09 ID:330BGN5Q
CV山寺のキャラをTFさせれば多分リアルな演技してくれるよ
スレを見てる中に業界に近い人が居たら頑張ってくれ
589名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 23:30:22 ID:8KWXKxEZ
590名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:45:16 ID:T0b+m8pO
>>589
ど、どうしたんだ。一応テンプレにもあるのに唐突に?

まさか謎の組織の手で獣化させられつつある>589が
体が自由に動くうちに最後の力で隠したメッセージが
この作品群の中にあるとでもうわなんだおまえらやめどこからくぁwせdrftgyふじこlp
591名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 10:30:05 ID:Be/jhht1
最近◆tfGTpigCow氏が元気だが、猪獣院くんのあれはどうなったのだろう
592名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 20:33:56 ID:ECp3Hf/p
本屋で「ハリ系」という小説を見かけた。
ハリネズミ♂×人間♀のラブストーリーものらしい。
その本を見て、このスレを思い出した。
593名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 02:03:05 ID:1xzRks+q
>>567
◆tfGTpigCow氏の豚ログ略してブログいいなあ
見たい気持ちがよくわかる
こんなにやってくれてるのにそこまで要求するのは酷だとは思うけどね
594 ◆tfGTpigCow :2008/03/09(日) 09:51:55 ID:/lEMC7Al
実生活で日記にして面白そうなネタってまず無いんですけど……。
過去作品にしても保管庫で見られますし。

>>591
私も気になりますね。闇ポーカーの時もそうでしたが、そもそもネタ元のかたなので
進捗状況は気になるところです
595名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 14:44:36 ID:Obf/XwPE
ネタじゃなくてもいいんじゃん?
毎日の晩飯のうpでも。
596名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 18:35:39 ID:1xzRks+q
晩飯うpで豚ログ・・・ってことはお前さん◆tfGTpigCow氏を飼う気!?
◆tfGTpigCow氏が仮にMだとしてもいくらなんでもそれは失礼だろう!

・・・というネタ。
597名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:41:58 ID:Kc18ndCy
注意:ここは豚専用スレじゃありません
598名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:44:29 ID:1xzRks+q
>>597
そんなわかりきったこと今さら言うぐらいなら豚以外plz
599名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:57:43 ID:gO/GXLVf
>>597
豚ネタが投下されてない時期に投稿が増えたかっていうとそうでもないし
豚以外投下するなって言って占領してるわけでもないし
自分で豚以外書いてくださいよ
書かないまでもネタ出しくらい
600名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:04:47 ID:MFWO0vaG
まさに、豚もおだてりゃ木に登るってやつか
601名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 01:53:24 ID:SpqQntZi
>>591様、>>594様もといtfGTpigCow様へ
2月末まで実生活のほうが修羅場になっていたことと、ネタがなかなか思いつかない
ということもあって、途中で詰まっている状態です。
現在はようやく落ち着いたところなので後はネタを思いつけばいいだけなのですが・・・。

自分の作品を待ってくれてる方やネタに乗ってくださったtfGTpigCow様には大変申し訳ないのですが、
出来る限り早く続きを投下しようと思っていますのでもうしばらくお待ちください。
602名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 02:59:50 ID:Fvc8X06s
>>598・599
うむぅ、俺は一応落として見た人の内の一人だが・・・(>>597じゃないぞ)
どうもやっぱり流れがこっちみたいなんで、俺はここ暫くROMってた。

個人的に言うと正直、他のジャンルの好きな人が多少入り辛い会話になってる気もする。
まぁスレが活気付いているなら別に文句は無いけどな。

ついでに、とりあえず次の作品書いてますよー、とだけ言っておく。
・・・・完成は何時になるか判らんが。
603 ◆tfGTpigCow :2008/03/10(月) 03:11:13 ID:FOM+B70g
http://tfgtpigcow.blog31.fc2.com/
何かに使えるだろうかと昔借りたスペースはあったので、一応作っては見ました。
過去作品もコピペだし、何もありませんが。
しばらく見てコメント等が少ないようなら、必要無さそうだと思って消します。
連投が過ぎるような時や暴走が過ぎるような文はスレではなくこちらに上げるかも知れません。

>>601様、急き立ててしまったようですみません。焦らずゆっくり良いものを仕上げてください。
こちらもまだ結局終わっていませんし、人を急かせられるような状況ではありませんから。
604 ◆tfGTpigCow :2008/03/10(月) 03:18:29 ID:FOM+B70g
うーん。やっぱり苦手な人は苦手ですよね……すみません。しばらく自粛します。

というか自粛以前に只今、実生活が不安定な状況で……
上手くいけば何事も無く過ぎるのですが、ひょっとするとしばらく後にはネット自体繋げられなくなる可能性があるのです。
ブログ立てといたばかりでナンですが、復帰に数ヶ月以上かかるかもと……

そんなわけでネットのできるうちにやりまくってしまおうと焦る気持ちがあって不用意に先走ってしまったかも知れません。
スレの空気を歪めてしまったのなら申し訳無い限りです。
605名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 03:22:32 ID:Fvc8X06s
まぁ何だ、決して今の流れを悪いと言ってる訳じゃない。
唯、それぞれ苦手なネタもあるって事だ、気を悪くしたのならここでスマンと言っておく。

>>601
焦らずに頑張って下さい、応援してます。

連投ゴメン。
606名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 10:59:06 ID:L1HiVQOP
◆tfGTpigCowさん
ブログ立ち上げおめでとうございます。

といいつつもちっと書き手にはラフな感じで居てもらいたいな〜。
なんか急に息苦しい空気が……
まさかこれはお魚TF?
607名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 12:40:03 ID:Bzf6NQ+C
ここはあえてイルカフラグで
608名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 13:28:30 ID:Fvc8X06s
スマン、偉そうにでしゃばってしまった。俺の方こそ自粛すべきか。
俺も、もしかしたら暫く繋げなくなるから、その気持ちは良くわかる・・・・期限が来ると何か焦っちゃうんだよな。

>>607
これはまた書き手が書きにくそうなネタw
でもこのネタ作品に出来たら凄いな。
陸上で唐突にTFされたら相手も困るよなぁ・・・どうやればアレ出来るかとか。
609名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 14:23:12 ID:Pz75juoK
>>608
単独でTFさせるならば話にはできるが、それから絡ませるとなると難しい…か。
いっその事両方TFさせてみるとか?
でも陸上だとBADENDになりそうだし…難しい課題ですな。
610名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 16:14:09 ID:L1HiVQOP
イルカじゃなくて鮫もありかもな。

ところで鮫は魚類で獣みたいにフサフサとかしてないし二本ペニスというかクラスパーがあって大丈夫だろうか?
611名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 18:08:53 ID:qnCpJiIg
鮫系獣人というとアニメ版青6のベルグか陰陽大戦記のマガホシの2択
いや個人的な趣味として
612名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 20:53:55 ID:Pz75juoK
流れぶった切ってみるテスト。
ニコニコでフルボイスDQ3を見ていたんだが、バラモスの呪いで昼は猫になる女,夜は馬になる男っているけど。
勇者がバラモスに全滅させられて呪いで動物にってネタどうだろ?
例えば、犬か猫あたりだったら、飛ばされた付近の犬猫は発情期でアッーーーとか……。
613名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:44:39 ID:+WoMpFT3
そーいや半魚と言えば、ワンピースが魚人島編に入ったよな?
ついでに言うなら週刊サンデーの「マリンハンター」って半魚一杯
614名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:53:33 ID:yNiuACB3
>>612
…え、あれ?そういう妄想をするのって常識じゃなかったのか?w

3に限らず、例えば1なら、ローラ姫がドラゴンと一緒に監禁されてるのは
竜王が自らの妃とするために、毎晩竜に犯させつつ徐々に竜化させてるのではないかとか
2だと犬の姿にされたムーンブルクの王女は野良犬に何十回もやられたんじゃないかとか
4なら変化の杖の効果時間が思ってたより長くて、
動物や魔物に化けてたら元に戻る前に同族に襲われてその刺激でその姿が固着しちゃうとか
5は…思い浮かばないな。せいぜい王女のドラゴラムくらいか
あるいは夫婦にかけられた呪いが石化ではなく獣化だったら…とか
6は王様の偽ムドー化とかアモスとか牢獄の町とか使えそうなネタが豊富
そうでなくても下の世界で人間だった人が上だと猫の姿で家事してたりとか
逆に下では犬だけど上の世界だと人間だとか
7以降はやったことないので知らないが、8では馬の姿に変えられた姫が出てくるんだっけか…

それくらいの妄想するのは常識では…いや俺だけ?
615名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:54:30 ID:aGUFenD1
>>612
いいねその設定 さぁ書きたまえ!
616名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 02:17:30 ID:raOdPy8O
>>614
キラーパンサーとジャミを忘れるとはけしからん
617名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 02:27:59 ID:OWPOGAH4
>>616
獣キャラとしては萌えるけど、今の話題は獣化ネタ中心っぽかったんで…
それともパンサーやジャミに獣化ネタっぽいシーンあったっけ?
618名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 11:34:46 ID:4OYY2Ah6
つうか、ジャミのビアンカは俺の(未来の)嫁!

って露骨です 
619名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 12:35:15 ID:M7KRYGm+
獣化ネタは考えましたけど、無理やり獣化されて
もう人間には戻れないんだ、と絶望のうちに終わるみたいな感じが。

でもやっぱり最後は明るく締めたいですし…、ううむ。
620名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 12:39:28 ID:ZETUf81A
子供が出来る

ハッピー
621名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 14:11:27 ID:OWPOGAH4
>>397みたいな感じとか?
あとは、悪役を倒してひとまずは平和になったんだけど元の姿には戻れなくて
落ち込んでるところを「姿なんて関係ないよ」と本命の相手が受け入れてくれるとか

…ハッピーエンドはいいのだが何か物足りない気もする俺は外道なのだろうか
622名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 14:14:45 ID:AxN03mga
>>621
だから孕みが(ry
623名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:51:08 ID:ggU1S5wr
>>614
7は動物と人間が入れ替わった町がでてくる
624名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 15:52:45 ID:6uuT4Jbr
心身入れ代わり系って、TF系ジャンルだとあまり見ないよね
TS系を扱うところだと時折見るけど

TSは異性になってからどう振る舞うかがメインだが
TFは獣化・異形化の過程に魅力を感じるという人が多いのだろうか
入れ代わりだとシークエンスとかほとんどなさそうだし
625名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 16:01:11 ID:qc96vpJI
心身入れ替わりはTFしてるわけじゃないからなあ。
動物の体に入れられたりして戸惑ったりするのは萌えるけどね。

でも、例えば動物⇔人間だったら人間のほうは可哀想とは思わないけど
人間に入れられた動物のほうが可哀想になるんだよね。
626名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:10:19 ID:6uuT4Jbr
魔力を秘めた動物によって人間がその動物の姿に変えられてしまって、
動物の方はその人間の姿に化けて成り代わって人間社会に
元人間の動物の方は動物の群れの中でエロされたりいろいろ…
というのならTF描写できるか?厳密には入れ代わりじゃなくなるけど
627名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 22:06:27 ID:AavKsrXz
満月の夜に黒猫が人の影を盗んで猫→人 人→猫な話があったアルゴン
628名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:04:41 ID:uta/g6fv
うろ覚えなんだが三年寝太郎って絵本に人と牛の入れ替わりがあったような
変身途中の絵もあったような
629名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:23:58 ID:HF2iimYY
>>628
あったっけ?
たしか、寝たっきりで働こうとしないNEETが3年後に一睡もしない真面目な仕事熱心の好青年になって、
綺麗な嫁さんGETって話だったと思うんだが……。
630名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:52:11 ID:0Oi05Psp
漫画『ぬ〜べ〜』に犬⇔人間の入れ替わり、と
映画『鬼喰う鬼』に豚⇔人間の入れ替わりがあったな
631名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 01:39:24 ID:gOiHwa7D
>>617
シーンがあったかどうかじゃない!
考えるんだ!
キラーパンサーは、愛情表現でかみついただけだったつもりが狼男みたいな症状がでてしまったりとか、
ジャミは趣味の変な術やら薬やらでゴニョゴニョ
632名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 04:28:33 ID:53LZzBOA
>>630
ぬ〜べ〜といえば猫に憑依→猫に輪姦されかけるってのを忘れちゃいかんぜよ。
633名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 08:07:06 ID:Pfw1kHCH
>>629
エスパーすると、
三年寝太郎の絵本に同時収録されてた話に、じゃないか?
三年寝太郎なんて色んな所から色んな本が出てるから、
>>628がどれ読んだのかは分からないが。
634名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 17:40:37 ID:Nf14ogIi
>>631
妄想で補うのもありなら…

DQ6でしあわせの国に連れて行かれる時に、
魔物が化けている美女やバニーガールが誘惑してくるんだが
誘惑にのってしまうと行為の最中に魔物が本性をあらわして、
そのままいかされてしまうと魔物の仲間入り、などということを妄想したことはある

問題はDQの魔物はグラフィックが皆♂っぽいことだが…

>>632
「にゅ〜べ〜! にゃにゅにぇべぇ〜!!」
だったか。やられてしまえばよかったのにと何度思ったか
635名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 18:50:46 ID:0vmQSrQd
>>623
微妙に違うな。
「本当に入れ替わった」んじゃなくて、「動物が人間に、人間が動物になった」だな。
確かに紛らわしいけど。
636名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 05:06:53 ID:AXYWNEfS
ここの住人が好きそうなネタを話にまとめて企画書として某ゲーム会社数社に履歴書と一緒に送ってたんだけど返事が来た。
結果はダメだったよ。
まぁ、分かってたことなんだがな。話含めて時間をかけてた物だったから余計にショックも大きいよ。
って愚痴になってるし、スレ違いだった。・・・スマソ。
637名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 05:43:48 ID:lLkzyfcA
その行動力に感動しますた。
また次のチャンスにかけましょ。
638名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 06:07:12 ID:TshoZbZW
企業が求めているものは、目新しいシステムとかアイディアだからなぁ・・・
一体どういうものを送ったんだい?
639名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 06:22:23 ID:c9sw+fiJ
>>637
ありがとうございます。

>>638
その実、それだけじゃないと思うんだ…まだ返事が返ってきてない企業があるから内容については詳しく書けないけど。
写真や図や絵などを入れた誰でも見やすい工夫が必要なんじゃないかと思う。
自分のは見やすい工夫はしたけれど、文章だけってのが痛かったのかもしれない。
まぁ、バイトの中で仕様書,企画書見た自分の印象だから違うとは思うけどさ。
…どの道、システムやアイディアについてはぐぅの音も出ないのも事実か。o......rz
640名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 10:18:06 ID:peBsnjpR
>>638
目新しいっつーか売れるヤツだな。求められてるのは。
獣人や獣化なんて売れねーよ、とか普通に思われてそう。

>>639
やっぱりヴィジュアル表現は必要だったかもな。
でもその行動力GJ!
641名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 11:45:19 ID:LJ4sjbjg
獣人・獣化を扱いたいならー……

・ゲーム中にその要素を入れる必要性があるか。
 その要素を入れることによってゲームが面白くなるという確固たる説得力があるか。

まあ最近はネトゲの普及でキャラメイキング的に「種族ごとに異なるパラメータにして個性を出す」という
多種族のゲームが多くなってきたので、獣人・亜人自体は出しやすくなってきたのかも知れないが
獣化となると、

例:
○ブラッディロア、ブレスオブファイア(特に5)・・・変身要素がシステムの根幹に根ざし、ゲーム性を高めている。
×テイルズオブテンペスト・・・別に無くても良くね?

エルフやネコミミ程度ならともかく、獣人・亜人ってのは既存の人間モデルの作成手法だけでは作りづらいし、
変身ともなると少なくとも2キャラ分グラ作らなきゃならないからグラフィッカーの負担は倍になるわけで。
技モーションとかも流用するならともかく別技にするならその分手間かかるし。
それだけの手間を強いる以上、「面白い。これは労力を増やしてでもやる価値がありそうだ!」と
会社やスタッフが魅力的に感じるようなものにしたい。

・「ケモノ好きに売れます」「人が獣化・獣人化するのに興奮する人たちにウケます」なんてのは論外だが、
 どの層に売り込むのかをある程度見極めるのは必要。
万人向けもそれはそれで良いのだが、仮想客の居ない漠然とした八方美人はたいてい滑る。
低年齢層狙いなら獣人や変身の格好良さをコミカルかつ派手に押し出していくことになるだろうし
もうちょい上の層なら異種族間のすれ違いや、異形の姿と化す悲哀やちょっとしたグロテスクさも絡んでくるかも知れない。
最近はCEROとかもあるし、「半裸のカットイン出せば一般層にもお色気アピールできるよ!」とかも考えてやろう。

・企画書は、単なる書類ではなく、
 その段階で「いいネタありまっせ」と企業相手に商品の売り込みを始めているのに等しい。
 それこそ商品のパンフレットのように、読んでて買いたくなるような魅力ある工夫をこらしたい。
 ただ、採用されたいがために詐欺まがいの過剰広告や大言壮語を並べると、
 企画者としてあとで自分が困るけど。


……ごめん。俺もプロってわけでもないのに長々と出しゃばった。すまん。
こんなこと>>639は既にわかりきってることかも知れないし……
しかし何はともあれ行動に移した事に価値が有ります>>639GJ。
642名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 15:46:57 ID:ceT2GcBG
>>641
再確認させられた部分もあるし、なるほどという部分もあった。
ものすごい参考になったよ、ありがとう。

それで、大手2社 中小2社に同じ企画書だして面接すら断られたので粗筋だけ載せておくわ。

あるテロリスト集団のテロ行為により人を兵器(異形)にする細菌兵器がばら撒かれてしまい、
町中がパニックになる。ところが、その細菌兵器は完全ではなく幾ばくかの人間に効果が現れなかったのです。
テロリスト達は効果の無かった人間を根絶やしにする為、自らは防護服に身を包み人間狩りを始めたのでした。
そんな中、主人公とその恋人も効果が出なかった人間として彼らに目をつけられ、主人公の目の前で恋人は
殺され、主人公自身はテロリストの遊び心から細菌兵器を直接打ち込まれてしまう。
主人公は恋人を殺された憎しみを抱き、復讐を誓う。
643名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 16:03:23 ID:ceT2GcBG
ハードはPS2を想定。システム的にはシンボルエンカウントRPG,実時間経過と共にTFが進み戦闘能力も変化ごとに上がっていく。
例)開始直後…人,2時間経過…毛深くなってくる,3時間経過…耳等の変化
  4時間経過…口周り変化,5時間経過…半獣,
また、敵との戦闘でも能力が上がっていくが、元は善良な人間だった異形の存在を倒すごとにTF進行速度が上がる。
TFの進行具合,その他行動次第でEDが変わるマルチエンド制

だいぶ端折ったが大体はこんな感じの物です。
644名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 17:59:06 ID:8J0gGqul
>グラフィッカーの負担は倍になるわけで

ちょっと傾向が違うけど昔「エアガイツ」のコンシューマ版にFF7のヴィンセントが出たとき
リミットブレイクしても変なオーラが出るだけで獣化しなかったのですごくガッカリしたのを思い出した
645名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 18:49:52 ID:/Osg+K9h
…ブレスオブファイア5?
646名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:52:50 ID:Hx2nTtce
ドラゴンクォーターな。
シリーズファンからは賛否両論だし、変身後のケモ度・竜度も薄めだし
「あれが『良い例?』糞ゲーじゃ無ぇの?」とでも言いたいのかもしれないが、
この場合「ゲームシステムと物語に変身という要素を上手く取り入れている」
という観点で見るならば、「良い例」だと思うぞ
647名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:23:08 ID:9P1C3ePT
>>646
でも、売れ行き云々でいうとダメだったからプレゼンには使い難いかな…
TFゲーがあまり出ない理由に「売れないから」てのはある様な気がする。
648名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:24:25 ID:iGLB6emm
さあ、642はその企画をSSにする作業に戻るんだ。
もしくはもっとブラッシュアップしたり別の企画を立てて次の面接に備えるんだ。
649名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:49:33 ID:QQEGvpVC
>>643
お前も勇者だな。俺にはそんな勇気無いし、尊敬するよ。
余計かもしれないが、
・年齢層が絞り込まれる上に、ジャンル的にさらに絞り込まれてしまう
・時間で進行度を上げると話が時間に束縛されやすい?(特にマルチEDのパターン等)
 進行度を早くすると平均プレイ時間が短く、遅くすると必然的に長くなってしまうと思う。
・グラフィック関係がやや面倒か
・一般層に向けるに際して、獣化の要素を強くし過ぎ(これは・・・どうしようも無いかOTL)
とかが、パッと思い浮かんだ。
と言っても、俺が何とか出来るものでは無いのだが。

まあ獣人獣化は世間一般からすれば、まだまだ特殊な要素だからな。
獣人なんかも最近ようやく普通の人に、ゲームとかで認識され始めたぐらいだしなぁ。
何とか広めて行きたいものだ・・・
650名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 20:52:06 ID:QQEGvpVC
なぁ、このスレの皆で>>642の企画を練ってみたりしてみないか?
とついでに言ってみる。
651名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:16:08 ID:17+5dv2V
>>643
うおお、俺も似たようなの妄想してたわ……。
俺のはフリーシナリオRPGで、半年以内に呪い(的なもの)を解除しないと心身ともに完全獣化って設定。
同じ呪いに掛かった人たちがいて、治すために敵対したり仲間になったり、TFする動物次第で性能が違ったり。
個人的にレベル上げが嫌いだから、時間経過で強化はいいよな、なんて思ってた。

今でも暇あればしょっちゅう構想練ってる。いつか再現したいなあ、とプログラムの勉強もしてる。
652名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:17:56 ID:AR0BeEMS
>>644-650
書き込んだ時さ、「ゲームオタ必死www」とか、「スレ違い乙」とか叩かれる物だとばかり思ってた。
それでもネタとしてはいいかなって書き込んだんだが…こんな反応されるとは思いもよらなかった。
本気で泣けてきた…ありがとう。

>>649
面接か何かでプレゼンするだろうから、そこを突っ込まれたらって事で一応対策メモ取ってるので、
そこから答えてみるわ。
・ターゲット年齢層
15禁止(血の表現等) 18歳〜25歳男性
血生臭いけどカッコいい、一回だけじゃなくて何回でも挑戦できるRPG

・進行度
細菌兵器を浄化するアイテム(ワクチン等)を用意しておいて時間束縛の抜け道をあらかじめ用意しておく。
(使用した瞬間,HP等の能力値が激減し難易度が倍増する等)

・グラフィック関係
考えてなかった…orz

・マニアックすぎ(獣化等)
硬派でブラックな世界観を構築するならば、世界観,及び,主人公の境遇にプレイヤーの
同情ひく…所謂、感情移入して頂く為には姿の変わる獣化が適していると考えているからです。
(これは苦しいこじつけ)

対策が立てることが出来なかったのが…
・システム面でどうしても不具合が出やすいのでは?(能力値の増減やグラフィック等)
・街がフィールドでは舞台が広すぎないか?(ブレス5のような閉鎖空間ではないため)

提出した企画書をどこかでupしてもいいが、特定されそうなのと…気恥ずかしいのでそれだけは勘弁して下さい。
653名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:21:17 ID:SdVHt8p/
獣化ゲームネタ面白いんだけど、ヒートアップしてきてスレ違いになりそうじゃねえか?
まだ半二次のほうでやったほうがいいような。
654名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:52:44 ID:QQEGvpVC
協力者がある程度集まるようだったら、向こうにスレ立てるべきかもな。
一応は小説スレだしな。
655名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:14:48 ID:AR0BeEMS
>>653-654
ごめん、自分が荒らしたようなものだな…自重する。
ふとネタが出てきたので人狼♂♀絡み♀TF込みの純愛物を朝までに用意するわ。
力量無いけど微笑ましく見守ってくれたら自分としては嬉しい。
656名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:29:10 ID:SdVHt8p/
>>655
いや荒らしたとかそんなことは思ってないですよ!
言い方が悪かったならむしろこっちが申し訳ない。
657名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:37:07 ID:ceT2GcBG
俺も荒らしたなんて思ってないな。別にスレの趣旨と全然違っているわけではないだろうし。

そしてTFスレで合同してゲーム作れたらいい出来になるかもな、と思った俺は異端
658名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:43:15 ID:AR0BeEMS
>>656-657
いやぁ、趣旨が違う=荒らしだろと思ってたんだ。
粗筋だけならこのスレの趣旨に合うが、システム面にまで暴走して語ったらすれ違いだろうって。
ちょっと…っていうか、かなり硬い考えしてた。ごめんよ。
659名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:45:43 ID:17+5dv2V
というかゲーム化の話題はシチュスレじゃよく見るぐらいだけどな。
小説が投下しづらい、って空気にならなければ問題ないでしょ。
660名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:46:49 ID:IVDmUrQd
いい栄養素になったとおもう。久しぶりにおらワクワクしてきたぞ!

んで合同企画とかはあんまり信用できないなぁ。・・・最初は一人で完成させる気力が無いと無理だと断言しとく
(過去に多方面を眺めててそういうゲーム企画はかなりあったけど、立ち消えになったものがいっぱいあるから。)
TFではどうかわからん獣の絵がかける人たちには痛いひともいっぱいいr(ry
でも本当にできたら俺だったら泣く。

661名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:11:39 ID:T/MoMUmf
気力って面では、企画書出したぐらいだしそこらの立ち消えのよりはしっかりしてると思う。
俺は・・・ネタぐらいしか出せないな、描く絵はタイプ的に合わんし。(ファンタジー色濃いって言うか)

最近スレの流れが速い希ガス。

>>655
朝までって、速えぇ・・・・ウラヤマシスOTL
662名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:54:48 ID:OYCOlELS
最近スレの流れが早いと言うよりは、今までが遅すぎたのでは…と思わないでもない

このスレ筆が早い人って結構いるのかな
闇のポーカーの時なんて勝ちルートも負けルートも
どちらの人もネタ出しから一晩で書いてるし
663名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:22:06 ID:T/MoMUmf
量的には一回でそこそこ進むんだけど、完成に漕ぎ着けるのが少ないんだよな・・・

そんなこんなで、5本同時に書くことになってしまっているorz
まぁ、自分なりに頑張るけどさ。
664名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 02:24:52 ID:7ZjmLYGo
>>662
負けルートを書いた時はあらかじめ大まかな話の流れとシチュを決めて頭の中で一度動かしてるからね、
実質時間がかかってるのは文字に起こす行為だけでだいたい2,3時間くらいだったかな。
けど、エロい部分の描写というか想像がまだまだ甘いと思うから今はその点で悩んでる。
665名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 12:10:20 ID:jV5Ik2uL
そういえば、街で金髪ヨウジョを見かけたんだが
着ていたワンピースのお尻辺りに小さな破け目が・・。
獣化したときに尻尾を通す穴に違いないと思ってしまった。

コレをネタにできないだろうか
666名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:39:54 ID:Kp05CuKO
尻尾か・・・海外の変身小説サイト見てたら、
動物の尻尾を尻に無理矢理付けられるとそこから獣化していく、ってネタが有ったな。
外人さんの発想はフリーダムだな・・・と思いつつも想像してみると萌えた。

尻尾でなくても、肉球手袋とか蹄スリッパとかアイテム変身って面白くないだろうか。
667名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:15:02 ID:ScT+A/IU
本番シーンのNG修正だけで丸々24時間…しかも、まだ納得いかねぇ。
が、ある派遣会社の営業さんが『参考にしたいから月曜日までに新企画でデータくれ』って言ってるから、
妥協するしかないんだ。
気分転換で続きを書けたらまた落としますね。
668人狼♂×人間♀:2008/03/16(日) 01:19:24 ID:ScT+A/IU
月の光があの人を包み込むように差し込む…苦悶の表情を浮かべながらも私に心配をかけまいと笑顔を見せる。
無理しなくてもいい…私は不安を与えないように背中から彼を包み込む。彼が私の存在を依りよく感じてほしいから。

暖かい、けれど、震えている。

 私に嫌われるかもしれないと言っていたから…不安もあるんだろうな。そりゃ、狼男なんて現実に存在するわけがないって誰だって思う

私だって、初めは冗談だと思ってた…けれど、彼の目は本気だった。だから、私はこう答えた。
「どんな姿になっても貴方は貴方だ」って。

 彼はひょろっとしていて、顔の方もカッコイイなんてお世辞にも言えないけれど…私はそんな彼が好きだ。
そんな、さして筋肉のない彼の背中が筋肉でもりあがっていく。
そして、毛深くなっていくたびに彼の息遣い,呼吸,心拍音…その全てが高まっていく。苦しいはずなのに…それでも、
うめき声一つ出さないように気遣ってくれるのは、優しいあの人らしいというか何というか。
 目を閉じる…まるでシャンプーした後の犬の匂いと毛並み…フワフワした尻尾。
「お待たせ。待たせた?」
犬が日本語を話せるとしたら、きっと今のこの人のようにくぐもったような声になるんだろうな。
「ううん。全然待ってないよ。」
 犬じゃないと分かっているけれどカワイイ。あの人だと分かってても『お手』って言いたくなるくらいのつぶらな目。
「シャワー浴びてくるね。」
「うん、待ってるよ。」
 本音を言えば、犬に対してやるように撫でまわして、もふもふしたいけれど…それは後からのお楽しみとする事にしよう。
669人狼♂×人間♀:2008/03/16(日) 01:23:03 ID:ScT+A/IU
 シャワーを浴びて戻ると、おとなしく待っている彼の姿が真っ先に目に飛び込んできた。
…姿が変わったんだから性格も変わるものかと思っていたが私の偏見だったようだ。
 でも、こうして見ると本当に犬みたいで可愛く思えてくるのが人情ってモノなのだろうか。
「お手!!」
「おぃおぃ、仮にも肉食の獣にそういう事言うか?」
「え〜? だって、そうしてると本当にワンちゃんみたいじゃない?」
「そうかな?」
「そうよ。」
 感情に応じて耳や尻尾が反応するのがまた面白い。に、しても…月明かりの加減で銀色に光る毛皮、おまけに筋肉質な体つき……
「ホント、一部のマニアが見たら狂喜乱舞するでしょうねぇ。」
「ん? 何か言った?」
「なんでもないわ。さ、始めましょうかね。」
「けれど…んむっ。」
 彼の言葉が終わる前に、その大きい口に私の唇を重ねる。
「それ以上言ったら野暮だ」
と、言わんばかりに熱く濃厚なキスをする。すると彼もその意図を察したのか、キスをしたまま手のひらの肉球の部分で、
まるで絹を扱うように優しく私をベッドに押し倒したのだった。
670人狼♂×人間♀:2008/03/16(日) 01:56:55 ID:ScT+A/IU
「入れるよ。」
 私は黙って頷く。打ち明けられてからイヌ科の動物について下調べしていたので覚悟はしていた。しかも、イヌのそれよりも大きいだろうということも理解はしていたが、
だが、ここまで大きいとは思ってもいなかったけど。
「っ!」
「あ、痛いかい?」
「だ、大丈夫。初めてだからちょっと痛いだけ。」
 異物感と共に生暖かい物を感じる。多分、処女膜を突き破った血だろう。でも、最初がここまで痛いなんて考えてもみなかった。
気がつけば、私は彼の背中の毛に爪を立てていた。
「ごめん…痛かった?」
「ん〜ん、むしろむしった時の勢いで抜けた毛の方が痛かった。」
「そう……。ねぇ…動かしてもイイよ。」
 私はそう告げると唇を彼の唇を重ねる。

 時間が経つごとにお互い激しくなっていく……
「あぁ、もう駄目。駄目よ。おかしくなっちゃう。けど、もっともっとやってぇ!!」
「ハァ、ハァ、ハァ。」
 彼はまるで本当の犬のように舌を出して、それでいても動きはもっとヒートアップしていた。いつの間にか痛みよりも気持ちよさが先行して、
私の何かが本当におかしくなってしまいそうな…そんな錯覚に陥りそうだった。
「ハァ、ハァ…出すよ。」
「お願い、だしてぇ。」
我ながら情けない声だと思いながら、彼の一物から何かが一気に放出される不思議な感覚を噛み締めていた。
彼のアソコは私に子孫を生ませようとしっかりと栓をしている。しかも、放出される量も人間の比ではないため、少し、お腹が膨れる。
 出きった瞬間、互いにまた唇を重ねる。そして、私はそのまま深い眠りについた。
671人狼♂×人間♀:2008/03/16(日) 02:26:36 ID:ScT+A/IU
 次の日の朝、目が覚めた瞬間、視界に犬面が広がる。私達はまだ繋がったまま…どうやら、無理やり抜いたら痛いし、
血が出るだろうから抜かずにいてくれたらしい。
…ホント、こうしているとただの犬みたい。
繋がったまま昨日できなかった事をする。首筋を撫で回したり鼻先や耳、マズルを触ったり。
「くしゅん! んあ。」
「あ、ごめん。起こした? おはよう。」
「おはよう。」
 彼は寝ぼけ顔で一物を抜く。硬くなっていないのでさして痛みもなく抜けた。
そして、何気なく立ち上がりシャワー室の方に足を向けると「すっ」という効果音が似合いそうな勢いで人の姿に戻る。
「あれ? 狼になるのってコントロールできるの?」
「できるよぉ、言わなかったっけ?」
「うん。」
 彼は頭を掻きながら寝ぼけ声で答える。
「まぁ、理性が吹っ飛ぶほど興奮したら途中で制御できなくなるし、やってる最中に変身したら怪我させるかもしれないから
あの姿でやったんだけど…次からは普通に人間のままの方がいいかい?」
「それはそれで嫌よ。雰囲気出ないじゃない。」
「雰囲気ってどんな?」
「狼男に強姦される美女…みたいな?」
「あ〜、シャワー浴びてくるから、とっとと飯にしてくれぇ〜。」
「もぅ! 冗談なのに放置ぃ〜?」
 正直に言えばこれからの生活が更に楽しくなる気がして、不思議とわくわくする私なのであった。
672人狼♂×人間♀:2008/03/16(日) 02:39:19 ID:ScT+A/IU
終わりです。
最後の方…妥協というか何か敗北感を感じてます。
(♀TFを入れる時間と気持ち的余裕がなくてスレ違いになってしまった点とか)
新婚さんの互いに初めての場面ってこんな感じなんだろうなと想像して描いてみましたが如何でしょうか?
時間ができたら、また挑戦させてください。
お目汚し失礼いたしました。
673名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 04:11:14 ID:k4u5TkhM
>>672
超乙!
人狼かわゆす(*´Д`)
674名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 14:12:51 ID:7p2cvk4M
最高です!

獣x人派の俺感激
675名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:49:18 ID:jsVH4Ms5
ラブラブなのが非常に萌え!GJ!
676名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:13:58 ID:qZZg4B68
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ9[異形]
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1205342770/
677名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:34:03 ID:yUuhomEK
なんかイイ
678名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:07:49 ID:kZy7etEf
>>672
めっちゃ乙です!
思わず顔がでれーんとなりましたw

小説書き用のサブPCが逝った。
恐らく書きかけの小説キエタ・・・・・・ヽ(゚∀。)ノウッホホーイ!!
679名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 15:21:52 ID:HlOElUV5
「うう〜〜〜 パスタパスタ」

今、隠れ家的喫茶店のパスタを求めて全力疾走している私は、大学に通うごく一般的なキラかわ系愛されガール
強いて違うところをあげるとすれば、妄想性人格障害で心療内科の通院暦があるって事かナー
名前は水津笑

そんな訳で、隠れ家的お店のある小さな路地にやって来たのだ。

ふと見ると、行く手の7〜8mほど先に一人の獣人が立っていた。

赤茶けた毛の熊の男の子だ
私が以前に通っていた中学校の制服をきているところを見ると、おそらく男子中学生である事が推測できる
肩幅の広いがっしりした熊の子らしい体格で、身長は165センチの私よりちょっとだけ低い。
右手に持った紙切れを覗き込みながら、キョロキョロと辺りを見渡している。

間違いない、強姦魔だ。
680名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 15:23:16 ID:HlOElUV5
健全な男子中学生が、人通りの少ない小さな路地をうろついている理由なんか無いはずだもの。
理屈に合わない事をしなければいけないのは、真っ当ではない理由があるからに違いない。
たぶん、思春期の旺盛な性欲を持て余しての凶行なんだろう、辺りを見渡す彼の眼は、獲物を探す獣そのもの。

そう思っていると、突然彼は私の方に振り向いて、軽くお辞儀をして駆け寄ってきたのだ…!

「すいませーん、ちょっと道を教えてもらえませんか?」

彼はまだ声変わりも迎えていない柔らかな声でそういうと、さっき見ていた紙切れを差し出してきた。
見ると、どうやら隠れ家的喫茶店のホームページをプリントアウトした物らしい、店の外観と簡単な地図が書かれている。

獲物を油断させる為に、道に迷った風を装ってる。
これは間違いなく常習犯だ。
私が正体に気がついた事に気づかれてしまえば、少年とはいえ獣人にか弱いキラかわ系愛されガール
が抵抗できる訳は無い。
おとなしく道案内をしつつ、隙をうかがって逃げる事にした。


「よかったのかなホイホイついてきて? 私はショタだってかまわないで食べちゃう人間なのよ」

さり気なくけん制しつつ、少年の様子を探る。
少年は、なんだか微妙な顔をしてはぁと言っただけだった。
けん制にも全く動じた様子が無い、手強い。
681名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:36:01 ID:kZy7etEf
GJ〜・・・でいいのかな、まだ終わってない?

それはそうと、sageないか?
682名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:52:51 ID:fBX/FpgZ
次からテンプレにいれない?
・書きながら投下しない。メモ帳などに書き溜めてから投下する。
・投下します。投下終ります。続きます。など、宣言をする。

これじゃ、保管庫管理人さんが大変だよ。
683名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:26:07 ID:iJCuuXly
俺も入れた方がいいと思った。
少なくとも、半分ぐらいは完成させてから落として欲しいし。
684名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 11:24:53 ID:o1nRUqnB
なんというか、常識だけどな
685名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 14:47:07 ID:z/8+SqoY
やめて、死者のライフはもうゼロよ。
686名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 14:56:40 ID:etg1F2Fg
ククク・・・人としての命が尽きた程度で解放されると思ったのか?
お前の魂はこのケダモノの肉体の中に縛られ、オス達の慰み物として延々と責め続けられるのだ・・・フハハ・・・!
687名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 16:26:02 ID:iJCuuXly
これ、どんな流れだよ。
688名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 16:39:09 ID:J/tTgEu3
誰かが終了していない作品投下
      ↓
    注   意
      ↓
   テンプレ追加案
      ↓
    遊戯王ネタ
      ↓
便乗的に調子に乗ってネタを出しまくる ←今はここ
      ↓
 神がネタを使って作品投下
      ↓
   ウマー!!(゚∀゚)

じゃないの? 違う? ごめん、調子に乗った…真剣に獣人が存在する未来を考えてくるわ。
689名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19:08:54 ID:z/8+SqoY
>>688
ようこそ、バーボンハウスへ。

うんまたなんd(ry


君なら出来る。
頑張って書くんだ、その考えた世界をここに。
690名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19:34:06 ID:Wika/3YK
うpする以上は、Hシーンを入れとかないとダメですよね?
691名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 20:03:32 ID:RPgGzx1x
>>682 これも入れたい

・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルー
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くの禁止
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます

>>107の意見も取り入れてみた
692名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 20:58:11 ID:M3rBjlNa
漏れは亜人の子に挿れたいんだぜ
693名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 21:08:53 ID:LXxd/wqD
>>690
亜人の少年少女の絡みスレなんだから絡みは欲しいな
694名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:10:20 ID:L9cLHmpL
>>691
荒らしはスルー以外はなんかギスギスしそうだな

つーか文句言うやつに限って書かないやつなんだよなー
695名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 22:22:54 ID:L9cLHmpL
・・・ってギスギスするレスしてんの俺じゃねーか!
脊髄レスしてすみません
696名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 01:18:02 ID:c+4L8rSG
>>690
とりあえず、全部upしろ…全てはそれからだ。
人が何を言おうが俺は全然かまわん…覚悟してる。エロなんて物は妄想でどうとでもなるしね。
俺は貴方が描く別の可能性が見たい、それだけだ。
697名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 01:51:06 ID:cK7wI7+a
よーしパパ、明日夜勤から帰ってきたら書いてうpしちゃうぞ♪
698名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 21:28:18 ID:W2QAH9aI
>>679 >>680を書いた者です
無作法申し訳ない
書いては見たものの自信が持てず、とりあえず投下して反応を見ようなどと愚考してしまいました
おとなしく三年ROMってます
スレ消費すいません
699名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:02:03 ID:TJQlMfht
その発想は悪くは無いが、せめて上にもあるように、投下開始・終了ぐらいは書いてくれ。
そうすればそれ程悪くは思われないと思うぞ。

練習して、作品を投下してくれるのを待ってるぜ。
(作品については、そんなに自信無くさなくてもいいと思った、個人的に)
700名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:26:45 ID:a8waDLSY
>>689
と、言うことは…だ。作品は既に完成しているわけだからすぐに上げれるわけだ。
3年ROMするよりも作品を完成させた方がよっぽど礼儀がいいと思うけん、とりあえず上げんしゃい。
と、いうか…本人が叩かれるなんて思っても実際はそんな事はないけん大丈夫よ。
701名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:50:31 ID:rdpepmXh
男は度胸!なんでもためしてみるのさ。

というわけで作品の残りきぼんぬ
702名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:57:39 ID:gCXVKJsq
>>697が夜勤から帰って来ない様だが
まさか…
703名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:15:17 ID:a/8anjYb
夜勤だから夜行性の動物にTFさせられて仕事

だが朝方になって戻して貰えなかった。↓
書けないけど嬉しい ←今ここ
704名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:46:47 ID:cVuM/hWE
ゲーム系の大手派遣会社から作品求められたから以前、>>642のネタを見直して、書き直して、
ここで出してもらった意見を取り込んで企画を一から書き直したんだ。
んで、求められて修正して5日後…つまり一昨日データを送ったんだが、担当の人から返事が来ないし、
こちらから電話してもでんわ…正直、ちゃんとついたかどうか不安すぎるんだ。
いや、ちゃんとついたと仮定してそのうえで対応しないんだったら…と、思うと本気で泣きそうなんだ。
ごめん、この話題はスレ違いだわ…吊る準備しながら、妄想か何か書いてくるわ。
705名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 07:52:43 ID:TLQpdFS1
駄目だ。
そんなことでへこたれちゃあ男が廃るぜ。

一個や二個の企画書ぐらい失敗したって次があるだろう。
失敗を恐れるな。

それにそんなスタンスじゃ何が良くなかったのかよく分からないままじゃないか。


とにかくガンガレ
706名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:02:50 ID:HdABbFJY
投下した作品をスルーされるのが一番へこむよね。
707名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:17:21 ID:ZO0swdyk
俺も反応が欲しくて書くタイプだからなー
「書ければ満足」「読んでもらえれば十分」っていう人もいるんだろうけど

でも仮に駄目だったとしても連絡寄越さないどころか
こちらからの電話にさえ出ないって一企業としてどうなのかとは思う
そういうのが当たり前な業界なのかも知れないけどさ

・・・まさか企画書だけ持ってバックれてるってことは無いよな・・・?
708名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 01:52:21 ID:rQjo0VTe
>>700 >>701

ごめんなさい、まだ全部はできてません
でも、ROMするより作品を完成させた方が礼儀がいいというなら全力で書きます
709名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 02:13:05 ID:idHe4Psz
>>705->>707
すまない、かなり取り乱してしまった。まずは深呼吸して落ち着こうと思うんだ。
諦めたら人生終了だよね。んで、昨日の朝連絡ついた。まぁ、問題はなさげ。
最初の電話についてだが、18時頃と遅めだったので偶然席を開けていたのかもしれん。
とりあえず、就職活動するためにバイト辞めたがNEETするのが気が気じゃないので当てにするのをやめて、
早めに策を練ろうと思う。

>>708
完成…楽しみにしてます。
710名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:01:41 ID:3ZTnMUEj
>>709
とりあえず乙

でも就業時間過ぎた後に電話して反応無いってのは酷いぞ
そんな時間に外部から電話掛かってきたら
普通は相手の都合を考えて次の日に電話するのが一般的だ

それより何よりそんなカリカリしてちゃ良いものも作れんだろ
大抵の作家は数打って当ててくもんなんだから
もっと余裕持たないと世に出る前に自滅しちまうぞ
711名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:19:50 ID:sRjWqQl4
>>710
後から冷静に考えたらかなり常識外れな行動だったなと猛反省してる。
いくらなんでも18時の電話は非常識で失礼すぎた…メールだって人間、1日くらいメール確認しない事くらいある。
焦る必要なんてないのに自分って何を焦っているんだろう。

>>カリカリ
今日、本当なら何か落とすつもりだったが…書けなかったよ。しかも、怖いくらいにズバリと本質を
見抜かれてる…よね、間違いなく。
今日は寝る前にホットミルクココアでも飲んで早めに寝ることにするよ。
>>710さんの言うとおり世に出る前に自滅したら、やってきた事全部が意味を成さなくなるから。
712月下の宴(0) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:07:39 ID:0cmETopT
  
投下します。以下、苦手な人はスルーよろしく。

・現代設定
・獣化もの
・超微量強姦未遂描写あり
・人間同士のエロあり
・狼男×狼女
・激甘

NGワードは名前欄「月下の宴」です。
713月下の宴 [狼男×狼女](1) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:09:08 ID:0cmETopT
   
「もぅ…何でこんなに毛深いのよぉ」
 しょりしょりと脛毛を剃りながら、大口 貴世子(おおぐち きよこ)は深く深く溜息を吐いた。
「ここ最近生えるの、めちゃめちゃ早いし……毎朝ムダ毛剃らなきゃなんない女子高生って……」
 シャワーの音で外には聞こえないが、それでも声を潜めつつ貴世子はぶつぶつと愚痴を言い続けな
がらも、手を忙しなく動かし続けた。
「腕…は、いいかな。長袖だし見えないよね。今日は体育もないし、腋は明日でいいや」
 と、言いつつも腋に目を遣ると、ふさふさと表現してしまう程、見事に腋毛が生えていて、貴世子
は、げんなりと肩を落とす。
「これじゃあ、彼氏なんて出来ないよ〜」
 浴室に響き渡るほど大きな溜息を吐くと、落ち込みながら長い髪と身体を念入りに洗い始めた。


 子供の頃から貴世子は異常なほど匂いに敏感だった。
 鼻が利くだけではなく、貴世子にしか解らない匂いがあった。
 それは人から発せられている特有の匂いだった。
 人から発せられるその匂いで、貴世子のその人物への第一印象は決まるが、結局その印象は最後
まで変わる事はない。

 貴世子が彼氏が出来ないと嘆いていたが、それは毛深いだけではなく、今まで、とてつもなく好き
だと思える匂いに巡り逢えていない所為でもあった。
 無論、貴世子に告白してくる男子もいた。貴世子自身、何度か、いいなと思う男子もいた。
 しかし彼らから発せられる匂いを嗅いでみると、違うという気持ちが湧いて、好意的に思っても恋
愛感情には発展しなかった。


 すん、と可愛らしく鼻を鳴らして、洗い上げた自分の身体の匂いを嗅いだ貴世子は、眉間に皺を寄
せると、ううんと唸った。
「やっぱり、コンディショナーやボディソープじゃない匂いがする」
 花や果実のようでまるで違うような不思議な甘い匂いが、ここ最近自分から発せられているのに
気付き、毎朝体毛を剃るついでに念入りに髪や身体を洗っているのだが、日に日に匂いは強くなって
いて、心当たりもない貴世子は首を捻るしかなかった。



 それから一時間後、すっかり身支度を整えた貴世子は、学校へ向かうために駅のホームで電車を
待っていた。立つのは無論、風上だ。風下になど立とうものなら、間違いなく卒倒している。

 酷い匂いを発している人が意外に多い。
 それは歳を重ねる事に、貴世子が散々な目に合いながら学んでいった事だった。

 これだけ匂いに過敏な貴世子にとって、全く知らない赤の他人と閉じ込められる密室は、恐怖でし
かなく、その中でも満員電車は鬼門中の鬼門だった。その為電車が空いているという理由だけで、
貴世子は下り方面にある今の高校を選んだのだった。
714月下の宴 [狼男×狼女](2) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:10:10 ID:0cmETopT
  
 下り電車が間も無く到着するというアナウンスが聞こえ、貴世子は数歩前に出ると、黄色い線の
ギリギリに立った。と、一際強く風が吹き、貴世子は慌ててスカートの裾を押さえる。
「もう……!」
 咄嗟にスカートを押さえたお蔭で、公衆の面前で下着を晒すという恥かしい事態は免れたが、折角
綺麗にセットした長い髪は、今の突風で無残にも乱れてしまった。
 間も無く電車が到着する為、鞄の中の櫛を出して整えている時間も無く、貴世子は取敢えず手櫛で
ざっと整える。
 その時、強い視線を感じて、弾かれた様に向かいのホームへ目を遣った。

「あ……」
 思わず、貴世子の口から声が漏れた。

 視線の主は、男子高校生だった。
 身長は標準よりやや高めで肩幅が広く、均整の取れた体型。髪はストレートで前髪がやや長め。
顔は、美形の部類に入る。けれど決して女っぽくなく、野性的。
 その男子高校生を見詰めたまま、貴世子は瞬時に、そう分析した。

 貴世子には匂いに過敏以外に、もう一つ特異な点があり、それが異性を瞬時に分析する事だった。

 野性的。貴世子がそう感じたのは、それは、貴世子を真っ直ぐ射貫く彼の強い視線が、獲物を見つ
けた猛獣の目、そのものだったからだ。

 頬が、熱い。
 貴世子は火照る頬に困惑し目線を外そうとするが、射貫く彼の目がそれを許さない。
 それにしても、とてつもなく長い時間見詰め合っている気がする。
 貴世子は眩暈にも似た感覚の中で視線に囚れたまま、ぼんやりとそう思った。

「……っ!」
 緩やかに目が細められ、引き結んだ口の口角が上がり、微笑まれた。あからさまに色の籠った熱っ
ぽい目のまま。
 かっと全身に火がついた様だった。思わず息を飲んで、貴世子はその衝撃に耐える。
 崩れ落ちそうになる膝を必死で堪えるが、全身を駆け巡る甘い痺れに気が遠くなりそうだった。

 突然、突風と共に視界が遮られ、男子高校生の視線から逃れた貴世子は、呆気なく自由を取り戻し
た。電車がホームに滑り込んできて、二人を隔てたからだ。
 そこで漸く我に返った貴世子は、電車に飛び乗ると男子高校生に背を向ける席に座り、俯いて固く
目を瞑った。鞄を持つ手を、きつく握り締める。鼓動は全力疾走したかの様に跳ね上がり、身体の熱
が疼いて仕方が無い。
 あの眼差しを思い返すだけで、身体が震える。

 儘ならぬ身体を持て余しながら、はじめての事に貴世子は困惑していた。
 しかしそれ以上に貴世子が困惑していたのは、あんなあからさまな目で見られた事に対して、怒り
や嫌悪感は全く無く、寧ろ心地良いと、もっと見て欲しいと思っている事だった。

 * * * * * * * * * * *
 
 
715月下の宴 [狼男×狼女](3) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:11:31 ID:0cmETopT
  
「それって、真神 士朗(まがみ しろう)じゃない?」
「……有名、人なの?」
 貴世子は学校に着くと、友人の今戸 音子(いまど ねね)に、今朝ホームで逢った男子高校生の特徴
を説明して知らないかと尋ねてみた。音子は近隣高校のイケメンをチェックしており、かなりな数の
男子高校生を知っていたからだ。

「白いブレザーに青いネクタイでズボンが黒っていったらJ高しかないし、180cm前後で真っ黒の
サラサラストレート前髪長めのイケメンでしょ? やっぱ真神士朗しかいないわ」
 くるくると少々吊り気味な大きな目を貴世子に向けて、音子は呆れた様に頬杖をついた。
「しっかし、真神士朗を知らないなんて、さっすが貴世子よね〜」
「だからっ! 有名人なの? その真神って人」
 音子の呆れた様子にむっとしつつ、何でこんなに必死になっているのか不思議に思いながらも、
貴世子はあの男子高校生情報が少しでもいいから知りたくて堪らず食い下がった。
「この界隈ってすっごい当りなのよ。マジイケメンが多いの。で、そのイケメンらの中でも上位に
真神士朗は入ってんの。何でもソツなくこなすしクールだし、何か影があるっていうの? 顔も綺麗
系じゃん? 『貴公子』って呼ばれてる、超・有・名・人ッ!」
 お分かり? と、音子は大袈裟に溜息を吐いて肩を竦めた。

「……綺麗系?」
 貴世子は音子の真神士朗の説明の一部分に首を傾げた。
 確かに美形だと思ったが、貴公子などと言われているような上品で繊細ではなく、野性的で猛獣を
思わせる猛々しい雰囲気を纏っていた。
 ギラギラとしたあの目。
 思わず思い出してしまった貴世子は、かっと体温が上がり、慌てて意識を他に向けようと二次関数
の問題を必死で思い浮かべた。

「はっは〜ん。ようやくお子ちゃまな貴世子にも春が来たってワケねぇ」
「は?」
 突然の音子の言葉に、貴世子は素頓狂な声を上げて首を傾げた。
「アンタすっごいモテるのに全く男に興味がないからレズかと思ったけど、あたしにアピってこない
し不思議だったんだよね〜 ま、アンタくらいだと真神士朗クラスじゃなきゃ惚れないってコトだっ
たってワケね〜」
 したり顔で頷く音子に、目を丸くしていた貴世子だったが、漸く言われた事が飲み込めると、違う
と思いっきり首を振って否定した。しかし、
「こんな真っ赤な顔で言われても、ね〜 照れない照れない」
と、確かに真神士朗の所為で赤くなった頬でいくら言い募っても、音子にはまるで通じなかった。

 * * * * * * * * * * *

 朝からとてつもない体験をした貴世子は、今日の授業が全て終り、ほっと息を吐いた。
 しかし音子との朝の遣り取りがこれで終る筈もなく、貴世子は音子に拉致られ駅前のファースト
フード店で、真神士朗のどこに惚れただのと根掘り葉掘りの尋問を受ける羽目に陥っていた。

 何とか今朝の事を誤魔化す事には成功したが、結局音子は貴世子が真神士朗に惚れていると勘違い
したまま、時間も遅くなったのでお開きとなった。
716月下の宴 [狼男×狼女](4) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:12:50 ID:0cmETopT
  
 朝以上に閑散とした帰りの電車に揺られながら、貴世子は真神士朗について色々と考えていた。

 先程までいたファーストフード店で、貴世子は今朝の男子高校生と音子に聞いた真神士朗は、別人
だと言い張っていた。
 イメージとかけ離れ過ぎているとあまりにも貴世子が訝しむため、音子の知り合いが携帯で撮った
という写真をメールしてもらいそれで確認をした。そこに写っていたのは紛れもなく、今朝貴世子が
見た男子高校生、真神士朗だった。
 しかし写真の真神士朗は、こちらを見ていないと言う事もあるかもしれないが、野性味はあるもの
のギラついた感じはなく、『孤高』という言葉そのものだった。

 こっちを向いて。私を見て欲しい。

 何故そんな事を思ったのか。
 貴世子自身も解らないが、写真の真神士朗の横顔を見て、堪らずにそう願っていた。


 貴世子の利用駅に着くと既に22時を回っており、普段ならこんな遅い時間に帰宅すれば両親から
こっ酷く叱られるのは必死だが、昨日から両親揃って法事に出掛けており、貴世子は中学生の弟と
二人で留守番をしていて、咎める人は誰もいなかった。
「お菓子、買って帰ろうかな」
 どっぷりと真神士朗の事を考えてしまった貴世子は身体が火照り、その火照りを冷ます為にも、
このまま真っ直ぐ帰る気になれず、少し遠回りをしてコンビニにでも寄ろうと考え進路を変えた。

 さわりと正面から頬を撫でていく風が気持ち良いと、貴世子は長い髪を遊ばせながら、大きめな
公園内を歩いていた。時間も時間なので公園内は誰も居らず、風が木々の葉を揺らし、貴世子はその
音に耳を傾けながら、真神士朗にも聞かせたいと思い、また体温を上げた。
 真神士朗の事ばかり考えてしまう。
 そんな自分を持て余して貴世子は、はぁ、と熱を逃がすように溜息を吐く。

「随分と色っぽい溜息つくんだなァ、オイ」
 後ろから掛けられた下卑た言葉に、貴世子は振り返り眉を顰めた。
 20代半ばの中肉中背の男が、ニヤニヤと口元を歪ませ澱んだ目で貴世子を見ていたのだ。

 頭で警鐘が鳴り響く。貴世子は迂闊にも広く閑散とした公園内に入った自分を呪った。
 しかし今は逃げる事が先だ。後悔なら後でいくらでもすればいい。そう思い直した貴世子は、頭の
中で逃げるルートをシミュレートしながら、男の動向を伺っていた。
 だが、目の前の男が消えた。
「え……?」
 驚きに目を瞠った貴世子は次の瞬間、男の顔がアップで目の前に現れたかと思うと、呆気なく押し
倒されていた。何が起きたのか、あっという間の出来事に貴世子は呆然とするしかなかった。

 身体を押さえられ息が掛かるほど男が接近し、漸く貴世子は我に返ると顔を背け、抜け出そうと
滅茶苦茶に暴れる。
「嫌ッ! 離してっ!」
 しかし男の力は凄まじく、いくら暴れてもびくともしない。
「アァ、やっパり、オマエ、牝の、いい匂イがすルなァ……牡を、誘う、匂イ、ダ」
 貴世子の首元に鼻を近付け、男はワザとらしく鼻を鳴らしながら匂いを嗅いでそう言った。
717月下の宴 [狼男×狼女](5) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:14:11 ID:0cmETopT
  
 男から急にムワッと酷く生臭い匂いが漂い、貴世子は強烈な吐き気に襲われ顔を背けた。
「こンな、匂ッて、牡、誘イやがっテ、早ク、突っ込ンで、欲シ、んだロォ!」
 その言葉と共に貴世子のスカートが捲り上げられ、ヌメヌメとしたものが下着を掴んだ。
「嫌ぁっ! 止めてっ!」
 吐き気も忘れ、貴世子は震える身体を必死で動かし、男を仰ぎ見て凍りついた。

 男の顔や首、見えている皮膚が何かで覆われていた。
 それより、皮膚が緑色だった。
 目が丸かった。丸い目に、見覚えがある。
 口が横に長く裂けて、ギザギザの歯が見えた。

 皮膚を覆っているのは、鱗、だ。丸い目は、そう、まるで、魚。

「な、に……?」
 喉がひりつき、上手く声が出せない貴世子はそう呟き、のっぺりとした顔を凝視するが、男は全く
気にもせずに、貴世子の下着を脱がしはじめる。
「ヤ、ヤダッ! やめ、止めてッ!!」
 ばたばたと脚を動かし抵抗を試みるが、男のもの凄い力に負けて下着は脱がされていく。

 目頭が熱くなる。遂に下着が脱がされてしまった。
 冷たくヌメヌメとした男の手が卑らしく貴世子の太腿を撫で回し、徐々に秘所へと這い上がってく
る。その動きは貴世子にとって、おぞましさと恐怖でしかなく、男の拘束から逃れるために狂ったよ
うに、もがき続けた。
「電車ノ中、発情シた牝の匂イ、プんプンさせヤ、がッテ……犯シて、欲しカっタ、ん、だロ、
ダかラ、こンな、人、いなイ、公園ニ誘ッた」
「ちがっ……違う! そんな事っ…私っ!」
 貴世子は怯えながらも回らない口で必死に否定するが、男は意に介さずニタリと裂けた口で嗤い、
茂みの奥に手を滑らした。
「ヒッ!」
 誰にも触れられた事のない貴世子の秘所を、男の鱗まみれのヌメヌメした指が嬲るように輪郭を
なぞり上げる。

 恐怖と嫌悪感、悔しさと怒りと悲しみ。全てが綯交ぜになったぐちゃぐちゃな感情に身体を小刻み
に震わしながら、貴世子はいっそ死んでしまいたいと唇を噛み締めた。


 にわかに月が翳った。
 その時、闇から踊り出る影が一つ。
 軽い身のこなしで一足で貴世子に伸し掛かる男の背後までやってくると、大地を蹴り上げ宙に舞い
長い右脚を一回転させ、男の側頭部を思いっきり蹴り飛ばした。

 空を切る鋭い音と鈍い破壊音を捕らえた瞬間、突如視界が開け拘束されていた身体が自由になり、
貴世子は何が起こったのか解らないまま、呆然と動きを止めた。


「俺の女に何してるんだ……この半魚野郎!」
 貴世子の前に立ちはだかると、男に対峙した影はそう一喝した。
718月下の宴 [狼男×狼女](6) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:15:34 ID:0cmETopT
  
 のそりと男は起き上がると距離を取ったまま、濁った魚の目で影を睨め付けた。
「陸で俺に勝てると思ってるのか? ぶち殺すぞ、半魚」
 更なる影の恫喝の後、みしみしと何かが軋むような音が影からし、次いで獣の様な低い唸り声が
辺りを震わせた。
「……オレノ、獲物、横取り、スる、の、カ」
「何度も言わせるなよ、これは俺の番(つが)いだ。女なら水棲人(すいせいじん)同士で捜せ」
 男の反論に物ともせず、影は鼻であしらう。
 ギリギリガリガリと耳障りな音が男から発せられる。しかしそれを上回る、先程よりも低く獰猛な
獣の唸り声が、全てを圧倒した。
 耳障りな音が途端に止み、男はびくりと身体を震わせると踵を返し、闇に紛れ逃げ出した。


 貴世子は、ちりちりと項の毛が逆立つ様な不思議な感覚に捕われたまま、影から目が離せないで
いた。
「ふー……遅くなってごめんな。駅前で気付いて追いかけてたんだけど、急にお前の匂いが消えて
見失ったから焦った。こんなことなら学校行かないで、お前のこと拉致っときゃよかった」
 大きく息を吐き出すと、そう言いながら影は貴世子の傍らにしゃがみ込み、仰向けに寝転がったま
ま呆然としている貴世子を覗き込んだ。
「……大丈夫か?」
「あ……」
 そこで漸く、貴世子はその影の正体が真神士朗だと気が付き、小さく声を上げた。
 士朗は黙ったまま形のいい眉を顰め心配顔で貴世子を伺っていたが、僅かに目を見開くと直に目を
細め、微笑んだ。

 貴世子は震えた。身体中が熱くて堪らなくなり、頭がくらくらする。
 今朝ホームで見た、士朗のあの笑顔と全く同じ笑顔が間近にある。
 しかしそれ以上に貴世子の身体の熱を煽り、頭の芯を蕩すものがある。それは、はじめて嗅ぐ、
士朗から漂い香る、匂いだった。

「!……そんなに誘うなよ。我慢が効かなくなるだろ?」
 士朗は苦笑すると、貴世子の頬を一撫でした。
「はっ、あぁん……」
 とけちゃう……と、貴世子は士朗に触れられ声を上げてしまったが、そんな事は今は気にもならず、
頭も身体も熱く溶けてしまったかの様に、くたりと力を抜いた。
 とろんとした目は潤み、小さく喘ぐ薄く開いた口からは、ちらちらと赤く熟れた舌が覗く、上気し
た顔。そして、甘く甘く香り思考を蕩す蠱惑的な牝の匂い。
 その嬌態と、強烈に香る本能に訴えかけ理性を壊そうとする貴世子の匂いは、目の前の士朗の牡を
誘って止まず、士朗は渇く喉を押さえ切れず、何度も唾を飲み込む。何とか正気を保とうとするもの
の、士朗も限界が近い。
 辛うじて残っている士朗の理性が、このまま貴世子がこの匂いを放ち続ける事を危険だと告げる。
 それを言い訳にして、士朗は今の状況を落ち着かせる方法を取る事を決めた。

「本当は、もっときちんとした順序を踏みたかったんだけどな……時間もないし、このままじゃマズイ
んだ。後で求愛もするし可愛がるから……今は我慢しろよ」
 しかしその後が続かず、士朗は言葉を捜し、やや気まずそうに貴世子に尋ねた。

「俺は、真神士朗……お前の名前、教えてくれ」
「……きよこ……大口、貴世子」
 漸く名乗りあった二人は、熱の籠った視線を絡め合うと、抱き合った。
719月下の宴 [狼男×狼女](7) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:16:54 ID:0cmETopT
  
 貴世子に覆い被さった士朗は、貪る様に唇を奪う。
 間近で嗅ぐ互いの匂いに益々煽られ、荒くなった息を上げながら、舌と舌を絡め合う。
「んんぅっ!」
 士朗のごつごつとした指が秘所に滑り込み、瞬間、貴世子は電流が走ったような衝撃に、一際高い
くぐもった声を上げた。
「んっ!…ぅんっ!…んぁ! んむぅ!」
 貴世子は口内を貪られたまま、秘所から溢れる蜜を確かめる様に、掻き出す様に、擦り付ける様に
蠢く士朗の指に翻弄され、ぎゅうぎゅうと士朗の首にしがみ付くしかなかった。

 士朗はびしょびしょに濡れた指を引き抜くと、窮屈なズボンの前を寛げ痛いほど張り詰めた怒張を
取り出し貴世子の秘所に宛がうと、名残惜しげに熱く滑る貴世子の口内から舌を抜いた。
「声はなるべく我慢してくれ。ここ、肩、思いっきり噛んでいいから」
 そう言うと士朗は貴世子の頭を抱き込むようにし、自分の肩口に口が当るように誘導した。
 一気に貫きたい欲望を我慢し、士朗はゆっくりと傷付けない様に、貴世子の肉襞を押し開きながら
怒張を沈み込ませていった。
「んっ! んんんんんんぅっ!!」
 いくら蜜が溢れかえってるとはいえ初めて迎え入れる怒張は大きく、引き裂かれたような痛みに
貴世子は思わず、口元に当っている士朗の肩に噛み付き、しがみ付いた。
「……っ!」
 噛み付かれた痛みに顔を歪めたが、士朗は更に貴世子の頭を強く肩口に押し当てると、緩やかに
動き始めた。

「ぃ、うっん! んっ! んぅ! んんっ!」
 士朗が動く度に痛みが襲い掛かり、貴世子は必死でしがみ付き唸りながら噛み付いていたが、嫌だ
とも止めて欲しいとも思わなかった。
 さっきの変な男には触られるのも嫌だったのに……この人には、真神士朗には、もっと触って、
もっともっといっぱいにして欲しい。
 貴世子は士朗の匂いに満たされ揺さ振られながら、そう思う。その時、士朗に擦り上げられた肉襞
から、痛みとは違った痺れのようなものが、じわりと全身に広がった。
 その痺れは甘く込み上げるように抽送の度に大きくなり、痛みを凌駕していった。
「ふぅ…!…んっ!…っんあ! ああっ! あんっ!」
 噛み付いていた口元が弛み、貴世子の口からは甘い声が上がり始める。
 士朗は貴世子に噛み付くように口付け、蠢く小さな舌を甘い嬌声ごと搦め取ると、限界の近い怒張
で激しく突上げ攻めたてた。
「ん、んぅぅぅぅぅぅぅんっ!」
 びくりと貴世子が身体を仰け反らせ身体を小刻みに震わす。ぎゅうっと促がす様な締め付けに、
士朗は怒張を引き抜くと、貴世子の制服で覆われた身体に己の精を放った。

 余韻に浸る間も無く、士朗は散らばった荷物を手繰り寄せると、貴世子を横抱きにし、顔を覗き
込んだ。
「大丈夫か?」
「……ん?」
 いった後のとろんと溶けた目で見詰め返した貴世子に、士朗は満足そうに微笑むと、滑らかな頬を
二回舐め上げた。
「しっかり掴まってろよ?」
「ん」
 こくりと幼子の様に頷いた貴世子は、疑いもなく士朗の首にぎゅうとしがみ付く。
 その全幅の信頼に、士朗はくすぐったさと誇らしさとで今までにない幸福を感じ、貴世子をぎゅっ
と抱き返すと、両足に力を込めて跳んだ。
720月下の宴 [狼男×狼女](8) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:18:13 ID:0cmETopT
  
 力強いのに意外に静かなその跳躍は、地面を蹴り上げて綺麗な放物線を描き軽やかに着地した。
 士朗のその跳躍は明らかに人間離れしていた。まず距離や高さが尋常ではなく、助走無しに5〜6m
も先に着地し、そして放物線を描いた時の最大の高さも2〜3mあった。
 更にその跳躍を士朗は貴世子を抱えながら、一度ならず繰り返し行なっているのだ。

「あ、お月様……」
 貴世子は士朗の肩越しに見えた、大きな丸い月を見上げた。
「ああ、良い月だな」
 貴世子の呟きに答えた士朗は、漸く見えた我が家に、ほっと息を吐いた。
 
 
 * * * * * * * * * * *
 
 
 貴世子を抱えたまま士朗は家に入ると玄関で立ち止まり、二階に続く階段の最上部の奥を、目を
細めて見遣やる。が、直に視線を外すと、そのままリビングへと向かった。

 リビングに入った士朗は貴世子の服を全て脱がし自分も裸になると、その服を持ってリビングを
出ていってしまった。貴世子は熱っぽい身体をソファーに預け、じっと士朗を見詰めていたが、姿が
見えなくなると途端に堪らないほどの寂しさに襲われ、後を追おうと立ち上がろうとした。
 しかし、全く力が入らず起き上がる事すらままならない。
「う……うぅぅ……」
 悔しさと寂しさと悲しさとで、貴世子は小さく唸りながら涙を溢れさせた。

「何で泣いてるんだ?」
 ぼやける視界に、いつの間に戻ってきたのか、求めて止まなかった士朗が困惑した表情で映し出さ
れ、貴世子は安心感から更にぽろぽろと涙を零した。
「だっ、て……真神、くっ、ん、…急に、いなく、なっ、ちゃっ…うん、だ、もんっ」
 しゃくりあげながらも途切れ途切れに訴えかけた貴世子の言葉に、士朗は申し訳なさと嬉しさとい
う相反した感情と愛おしさとで、貴世子を抱き締めた。
「ごめん。服、洗濯機に入れてきた」
「もぉ…何、それ……真神くん、偉すぎ」
 服を脱いだ事で互いの肌の感触、体温が伝わり、匂いも先程よりも遥かに香ってきて、貴世子は
涙も止まり落ち付きを取り戻した。
「『真神くん』って、そんな他人行儀な呼び方するな、貴世子」
 貴世子の耳朶を甘噛みしながら、わざと士朗は息を吹きかけるように話した。
「んっ!…あっ、……わ、解ったからっ、士朗…くんっ」
 耳や首筋を柔らかく甘噛みされ、貴世子の息は上がり身体は跳ね、どうしても反応してしまう。

 貴世子の素直な身体に、このまままた交わりたくなるのをぐっと我慢すると、士朗は名残惜しげに
首筋を舐め上げ、そっと身体を離した。

「士朗くん?」
 どうして? と首を傾げた貴世子に、士朗は安心させる様に微笑みかけると、時間だ、と呟いた。

「ほら、望月が中天にかかるぞ」
 士朗が指差したリビングの窓から、満ちた月が二人を煌煌と照らしていた。
721月下の宴 [狼男×狼女](9) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:19:31 ID:0cmETopT
  
 突然、その変化は現れた。
「ぐっ……」
「士朗くん?」
 俯いた士朗の表情は長い前髪に隠れて見えなくなり貴世子は心配になったが、それよりも何かが
起こると、成り行きに任せろと、本能が告げる声に従い、士朗の変化を一つたりとも見逃さないよう
食い入る様に見つめた。

 両膝を付いて座っていた士朗は、両手も床に付けると肩を強張らせる。
「ぐっ……うぅぅ……」
 低い唸り声を発している士朗の髪が、風もないのにさわさわと揺れはじめた。そして次の瞬間、
ざわざわと髪が伸び顔や首、背中を覆い始めた、かのように見えた。しかし事実は、顔、首、背中、
胸、腕、脚の皮膚の表面から、被毛が急速に生えていったのだ。そしていつの間にか髪は短くなり、
漆黒から全身を覆う被毛と同色の白銀に変化していった。
 白銀の被毛が全身を覆う中、身体にも大きな変化が見え始めた。
 ごきんごきんと鈍く響く音と共に、明らかに士朗の身体が大きくなり骨格が変わり始め、めきめき
という音と共に、手や足にも変化が起こる。
 大きくなった手は節榑立ち爪が伸びて鋭く尖り、掌の指の付け根には掌肉球が指の腹には指肉球が
出来、足は踵から爪先までが、ぐんと伸びて手と同様に爪が鋭く伸び、足の裏の付け根から半ばまで
遮肉球が指の腹には趾肉球が出来た。
「うぅぅぅぅ……」
 低く唸りながら胸を張り顔を上げた士朗の口吻(こうふん)が前面に迫り出し、鼻の先端が黒くなり
鼻鏡が出来始め、白銀の被毛に覆われた耳も上部に移動し、先端が丸みを帯びた三角形の耳に姿を
変え、がっしりとした頸部を他より長めの被毛がふわりと覆う。
「ぐぅぅぅぅぅぅぅ……」
 士朗の唸り声が更に低くなると同時に、なだらかになった額から額段のない長く真っ直ぐ伸びた
鼻梁が出来上がり、大きく深く裂けた口からは、やはり大きく鋭く尖った歯牙が剥き出しになる。
 そして尾骨の辺りが盛り上がると、それは徐々に伸びふさ状の毛に覆われ、尻尾になった。
 頭部の骨格は獣そのものであるが、僅かに目や口元に人間らしさが垣間見られる。身体の方も骨格
は人間よりで、全身を覆う被毛や尻尾や爪以外は、一見で狼の特徴らしき所は解らない。
 背は10cm以上伸び、身体も一回り以上大きくがっちりとして、被毛に覆われていても靭やかな筋肉
が付いていることが見て取れる。

 一つ唸り身体を伸ばすと、人狼に変化した士朗はゆっくりと目を開き、切れ長で吊り上がった鋭い
金色の目で、ひたりと貴世子を射貫いた。

「おおかみ……?」
 士朗を見詰めたまま、うっとりと貴世子は呟く。
「そう、人狼だ」
 頭部は殆ど狼だというのに、士朗は淀みなく人語で貴世子の問いに答えた。
 いいなぁ……と、貴世子は羨望の眼差しで士朗を見詰める。
「貴世子」
 士朗は目を細め、何もかも解っているような微笑みを貴世子に向けた。

 その時だった。

「あ!……う……うぅ……」
 突如、貴世子は身体の異変に、戸惑いの声を上げた。
「熱い…身体っ……変っ!」
 ソファーにしがみ付き、貴世子は突如燃え上がった熱を逃がしたくて、声を上げながら身を捩る。
 さわさわと貴世子の髪が揺れる。士朗と同じ様に被毛が全身を覆い、骨格が変わり、口吻は迫り
出し、耳は上部に移動し三角形に尖り、爪が伸び、尻尾が生える。
722月下の宴 [狼男×狼女](10) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:20:51 ID:0cmETopT
  
 士朗と大きく違う点といえば、ふさふさした毛を押し退けて、薄っすらと毛が生えた白く豊満な
乳房が迫り出している事と、若干身長が伸びたものの人間だった頃と大して体格が変わっていない
事だった。
 しかし艶やかな毛並みの上からでも筋肉が靭やかに付いている事が解り、それが女性特有の円みと
相まって、士朗の力強く猛々しい人狼とは違い、美しく艶めかしい人狼を形作っていた。

「白狼か…!」
 貴世子の変化を固唾を呑んで見守っていた士朗は、純白の毛に覆われた貴世子の美しいその姿に
感嘆の声を上げる。
「あ……ふ……うぅぅぅぅん」
 熱い吐息を漏らすと、士朗に視線を合わせた貴世子は含羞んだ。


 射し込む月光に照らされ、白銀の人狼と純白の人狼は、引き寄せられる様に互いに歩み寄る。

「……綺麗だな」
 貴世子の頬に手を滑らせ、士朗は柔らかく美しい純白の毛並みを楽しむ。
 士朗の大きな手が撫でる優しく甘い感覚に、貴世子はうっとりと目を細めると欲するままに手を
伸ばし、士朗の銀色の毛並みに触れた。
「士朗くんは銀色だね、綺麗……」
 ゆっくりと互いの毛並みを撫でたり擽ったりしながら、じっと見詰め合う。黙ってはいるが、立ち
上る香りはどんどん思考を鈍くして情欲を煽る。

 先に動いたのは士朗だった。
 鼻先を近付けると長い舌で口元を舐め上げ、貴世子の薄く開いた口に透かさず侵入すると、歯と
歯肉をなぞる様に舐める。
「あ…ふぅ…ぅんっ……」
 貴世子の口から鼻に掛かった声が上がりはじめると士朗は舌を引き抜き、鼻先を頬や首筋に擦り
付けながら、長い舌でなぞる様にべろんべろんと舐め上げた。
「ふぅぅん……あふっ…くぅぅんっ……」
 貴世子もまた甘える様に応える様に、鼻先を士朗の首筋に擦りつける。
 そして士朗の牙が肌を傷付けない様に優しく、しかし刺激になる絶妙な力加減で、ぴくぴくと動く
貴世子の可愛らしい耳や、長めの毛に覆われた首筋を甘噛みする。
「くぅんっ!…あ、ふっ! くぅぅんっ!」
 甘い刺激に貴世子は堪らず士朗に縋り付くと、身を捩りくねらせ、無意識に士朗を煽る。

 熱い息を吐き跳ねる身体をそっと押し倒すと、士朗は月光に照らされた貴世子の肢体に見惚れた。
 士朗にじっと見詰められ、貴世子は恥かしげに身体を震わす。その拍子にたわわな乳房がふるんと
揺れ、誘われるままに士朗は手と口元を近付けた。
「…ふぁっ!…はぁんっ!…あっ!…あぁん!」
 淡く色付きぴんと尖った先端を緩急をつけながら擦り付けたり弾いたりと、少しざらついた舌が
這いまわり、両手は乳房を揉みしだく。その動きに貴世子は甘い声を上げ続けた。

 貴世子から立ち上る甘い香りが更に濃厚になり、士朗は誘われるままに乳房から毛に覆われた臍を
辿り、脚を押し広げる。と、濡れそぼった秘所から、理性が飛びそうなほど甘く蠱惑的な牝の匂いと、
微かに混じる破瓜の血の匂いが、むわりと立ち込めた。
 ごくりと喉を鳴らすと、士朗はべろりと秘裂をなぞる様に舐め上げる。
 甘酸っぱく、ちょっとしょっぱく、そして僅かな血と精の味。
 もっと、という欲望のまま、士朗は鼻先を押し付ける様にして、夢中で舐めはじめた。
723月下の宴 [狼男×狼女](11) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:22:11 ID:0cmETopT
  
「ひぅんっ! はぁんっ! あぁんっ! あっ! あぁっ! ひゃぁんっ!」
 最初は秘裂や淫核を舐めていたが、段々と秘裂の奥に奥に肉襞を掻き分け、長い舌を潜り込ませる
と、溢れ続ける蜜を士朗は貪り啜る。
 押し入られた士朗の舌に痛みはなく、寧ろ蠢く度に快感が背筋を駆け上り、貴世子は嬌声を上げ
続けながら、翻弄されていた。

「しろっ…く、んっ! も、だっ…めぇ…!」
 過ぎる快感にそう口にした貴世子の言葉に従い、士朗は舐めるのを止めると身体を起した。
「はっ…はっ…はっ…はっ…」
 舌を出し忙しなく荒く短い息を吐く貴世子に覆い被さり、鼻先を近付けその舌を一つ舐め上げると
士朗は貴世子の腕を自分の首にしっかりと巻きつける。

 貴世子は自分よりも少し硬めな士朗の毛並みに頬を摺り寄せ、緩やかに抱き付いた。しかし次の
瞬間、貴世子は思いっきり士朗にしがみ付き、つき抜ける衝撃に耐えなくてはならなかった。
 士朗がその腹まで反り返った怒張で、貴世子を貫いたからだ。
「きゃ、うううううううんっ…!」
 人間の時より遥かに大きくなった怒張は、ぐいぐいと肉襞を擦り上げながら押し広げ奥へ進む。

「……大丈夫か?」
 怒張を根元近くまで納めると士朗は動きを止めて、貴世子の頬や涙の滲んだ目許を優しく舐める。
「ん……平気」
 動きが止まったお蔭で抉じ開けるような衝撃がなくなり、貴世子は緩く息を吐くと微笑んだ。
「爪、立てたって、噛み付いたっていいんだぞ?」
 首に回した貴世子の腕はしっかりとしがみ付いているのに、その鋭い爪の感触は何時までたっても
訪れず、士朗は遠慮なんてしなくていいと耳に舌を這わせながら囁いた。

「……やだ…士朗くんが傷ついちゃう」
「貴世子……」
 ふるふると首を振り金色の目を潤ませ頬を上気させて、そんな台詞を言うなんて反則だ、と士朗は
胸中で叫びながら貴世子をぎゅっと抱き締めると、互いの鼻先がくっつく程身体を起した。
「お前、可愛すぎ」
 え? と貴世子が目を丸くして聞き返そうとしたが、すぐさま士朗の長い舌で口元を舐められ、
言葉にならない。
「舌、出して」
 しかし舐めている士朗は器用にも舐め続ける合間に、貴世子に舌を出す様に促がす。おずおずと、
しかし言われた通りに貴世子は舌を差し出すと、士朗は同様に出した自分の舌でべろりと貴世子の
舌を舐め上げる。
 ぞくりと背筋を駆け上がる感覚に、貴世子は舌を引っ込めかけるが、士朗の舌が執拗に追い掛け
絡め、それを許さない。
「…はっ…あ……ふっ…ぅん…んんっ…」
 舌先を硬く尖らせ表面や側面をなぞったり、唾液を啜ったり逆に擦り付けたりしながら、士朗は
甘えた声を漏らし身体を震わす貴世子の反応を、目を細め愉しむ。

 士朗の舌が這う度に、ぞくぞくとした感覚が身体中に広がり甘い痺れとなって、貴世子の強張って
いた身体を解し溶けさせてゆく。と、滑る舌に擽られた拍子に、解れて柔らかくなり怒張を包み込ん
でいた肉壁がきゅうと締り、じわりとしかし一瞬にして強烈だがもどかしい快感が全身を駆け巡り、
貴世子は身体を大きく震わせ高く鳴いた。
724月下の宴 [狼男×狼女](12) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:23:30 ID:0cmETopT
 
 怒張を咥え込んだままの肉壁は、その締め付けを合図に貴世子の震えに敏感に反応し、妖しく蠢き
士朗を刺激しながら誘惑する。
 士朗の限界も近い。しかし今すぐ動きたい衝動を抑えつけ、士朗は貴世子の舌を解放した。

「貴世子、痛くないか?」
「ううん……痛く、ない…けど」
「けど?」
 困ったように恥かしげに貴世子は士朗を見つめ、何かを言おうとするが口籠ってしまう。
「貴世子?」
 士朗は貴世子の頬や首筋の毛の流れに沿って、促がす様に何度も優しく舌を這わす。
 それに励まされたのか貴世子は、漸く重い口を開いた。
「あ、あのね…何か、変…なの」
「変?」
「うん……」
 そこで言葉を途切れさせた貴世子に、士朗は舌で白い毛を撫で付けつつ、少し意地の悪い気持ちに
なりながら、しかし表面には出さない様、優しく問い掛ける。
「どう変なんだ?」
「え、っと……じんじん、する…の」
 恥かしさで語尾が消えそうなほどの小声になりながらも、貴世子は何とかそう言う事が出来た。
 しかし、どこが? と、士朗に訊き返され絶句した所に、ちゃんと言ってくれないと解らない、
と、更なる追い討ちをかけられ、貴世子は全身から火が吹き出るほどの羞恥に眩暈がした。
「貴世子?」
 そんな貴世子の狼狽え恥かしがる姿を愉しんでいる士朗は、わざと神妙な表情を作りながら促がす
様に名を呼んだ。
 真正直に士朗の言葉を信じた貴世子は、口を開いたり閉じたりと逡巡するが、漸く決心が固まった
のか、引き結んだ唇を解いた。

「あ、あの、ね……」
 潤んだ目と益々熱くなる身体で恥かしさに耐えながらも、懸命に言おうとしている貴世子に煽られ
つつ、士朗はその言葉を待った。
「あ、あ、あそこ……し、士朗くんと、繋がってる、所…が、じんじんして、変なの……」
 そう言うと貴世子は恥かしさで、士朗の首筋の豊かな毛に顔を埋める様にしがみ付いた。
 良く出来ました。と、その可愛らしい仕草に笑みを湛え、士朗は貴世子の耳を甘噛みしながら、右
手を器用にも滑り込ませた。
「きゃうんっ!」
 目一杯広がり怒張を咥え込んだ秘所を撫でられ、貴世子は堪らず声を上げる。
「ここか?」
 士朗の少し硬めの指肉球がゆっくりと何時の間にか零れていた蜜を塗りつけながら確かめる様に
陰唇をなぞり、貴世子はぞくぞくと背筋を這い上がる感覚に甘い声を上げつつ頷いた。
「ぁんっ…そこ…っん…あ…や…待っ、てぇ…あっ!」
 敏感になった陰唇をなぞられる度ひくんひくんと肉壁が細かく蠢き、それが怒張の大きさと硬さと
熱を伝え、貴世子はもどかしい熱に苛まれ無意識に逃げるよう腰をくねらす。
「あああんっ!」
「……っ」
 その動きは思わぬ刺激をもたらし、貴世子は一際強く怒張を締め上げしがみ付く腕に力を込める。
725月下の宴 [狼男×狼女](13) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:24:48 ID:0cmETopT
 
 限界だ。思わぬ締め付けに、そう声にはせず呟いた士朗は、焦らない様自分に言い聞かせながら、
緩慢に腰を引き沈める。
「…は、ああぁぁんっ!」
 苦しさと圧迫感は無くなっており、逆に怒張が出ていこうとする軽い喪失感と、じわりと甘い痺れ
が広がり切ない溜息が貴世子の口から漏れるが、すぐさま圧倒的な大きさと硬さの怒張が肉壁を擦り
掻き分け沈み込むと、目が眩む程の快感が一瞬にして全身を襲い、一際高く鳴いた。

「気持ち、いいか?」
「は…あ…うん……気持ち、いい…よぅ」
 その声ともっと奥へと誘う様にひくつき滑る肉壁の感覚に、士朗は貴世子の快感を見て取ると緩や
かに抽送をはじめた。
「あっ!…んっ!…あぁ!…あんっ!…あぁっ!」
 差し迫る嬌声や大きくなる淫猥な水音に合わせ、徐々に単純な抜き差しから緩急をつけ、ぎりぎり
まで引き抜いたり擦りつける様突上げたりと、士朗は激しさを増していく。

「……貴世子っ」
「あぅぅんっ! し、ろ…くんっ! だめぇ!…おかしく、なっちゃ…! ああっ!」
 はじめて感じる強烈な快楽に、貴世子は回らない舌を必死に動かし懸命に士朗に訴えかける。しか
し抜き差しする度に起こる肉のぶつかる音や、溢れる蜜や滲む汗の濃厚で淫靡な匂い。そして全てを
超絶する快楽。それらが理性を焼き尽くし脳を全身をも蕩けさせ、言葉とは裏腹にその身体は、士朗
の腰に脚を絡め、貪欲に快楽を求める。
「もっとだ」
 甘い声で拒絶しているのに、しっかり絡みつく貴世子に舌舐めずりをした士朗は、細い腰を更に
引き寄せると、より深く怒張を沈み込ませ、とうとう根元まで咥え込ませた。
「ああぁぁぁんっ!」
 身体を仰け反らせた貴世子をしっかりと抱き締めた士朗はそこで動きを止めると、鼻先を貴世子の
頬に擦り付け、甘く香る匂いを胸一杯吸い込んだ。

「解るか? 全部入ったぞ」
「…ぜん、ぶ?」
「ああ、根元まで全部」
 どこか恍惚とした蕩けた表情と声で、貴世子は短く熱い息を吐きながら、士朗を仰ぎ見る。
「ほんと…士朗くん、で…いっぱい……」
 うっとりと甘い溜息を漏らし、情交の匂いを吸い込む。
 人間であった頃より遥かに嗅覚の鋭くなった人狼の鼻には、互いの体臭、汗や唾液の匂いや、繋
がった場所から漂う牡と牝の匂いが鮮明に感じられる。

「もっと、おかしくなれよ」
 欲に濡れ潤んだ金色の目が、欲に塗れたぎらつく金色の目を捕らえると、僅かに残っていた理性の
欠片は消え失せ、後は本能と欲望のまま。
726月下の宴 [狼男×狼女](14) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:26:05 ID:0cmETopT
 
 獣の息遣いと淫らに響く水音。絶え間無く上がる嬌声。立ち込める牡と牝と情交の淫猥な匂い。
 その只中で絡み合うのは、ただの獣。
「あっ! あぁんっ! あぁっ! あっ! あぁ!」
 乳房を揉み拉かれ激しく腰を打ち付けられ、貴世子は鳴きながら貪欲に腰を揺らす。
 止めど無く蜜を溢れ続ける秘所は怒張を搦め捕り、きゅうきゅうと締め付けながら最奥へと誘う。
「あぁっ!…だめぇ! も、ああんっ!」
 過ぎる快楽に涙を零し、貴世子は一層強く士朗の腰に絡めた脚に力を入れた。
 もう少し愉しみたい気持ちはあったが、夜はまだ長い、と士朗は思い直すと、抽送を速める。
「ひあぁぁんっ! あぁぁっ! あぁっ! ああぁぁ!」
 肉壁を擦られ、大き過ぎる怒張の先端で子宮口を突かれ、貴世子は士朗にしがみ付き、快楽だけを
追い求めながら、狂った様に善がる。

「だ、だめぇっ!……あっ! あああああぁぁぁぁぁっ!!」
 ぎゅうっと締め付け身体を仰け反らせると、呆気なく貴世子は達してしまう。
 しかし、
「やぁ…っ!…ま、あぁっ!…ま、てぇっ! やぁ…っ! あぁあっ!」
抽送は止まらず、その快感にびくびくと身体を細かく跳ねさせながら、必死で貴世子は制止の声を上
げようとするが、口からは嬌声が上がるばかりで言葉にならない。

 おかしくなっちゃう、と突上げ揺さ振られる度に、瞑った目の裏の暗闇に閃光が瞬き、頭が焼き切
れそうになりながら、貴世子はそれでもいいと思った。
 きゅっきゅっと締め付け蠢く肉壁と、達した事でより淫靡な香りを放ち、悶え善がり狂う貴世子の
凄艶な姿に士朗は煽られ、精を放つため抉る様に突上げる。

「ひっああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
 瞬間、膨張し硬くなった怒張から勢い良く精が放たれ、貴世子は絶頂へと押し上げられた。
「……ぐぅっ!」
 貪欲に精を欲しがる肉壁の締め付けに、士朗は乞われるまま精を放ち続けながら、緩やかに抽送を
続ける。
「…ぅ…あ、はぁぁ……」
 長い射精が終り士朗がゆっくりと陰茎を引き抜くと、交じり合った蜜と精が一気にどろどろと溢れ
返り、貴世子は細く甘い吐息を漏らした。

 恍惚とした表情で荒い息を吐く貴世子の隣に寝転がり腕枕し抱き寄せると、士朗は目許や頬、ぴく
ぴくと動く耳を優しく労わる様に舐め、余韻を楽しむ。
 為すがまま意識を漂わせていた貴世子も少し落ち着きを取り戻し、士朗の逞しい肩口や胸に鼻先や
頬を擦り付け甘える。
 そのままお互いの毛繕いをしたり、鼻先をくっつけたり、舐めたり、甘噛みしたり、抱き合ったり
と、擽ったい甘ったるい戯れ合いを堪能した。
727月下の宴 [狼男×狼女](15) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:27:24 ID:0cmETopT
 
「ずっと、こうしていたいな」
 小さ過ぎる呟きだったが、士朗の耳には切なく甘い響きまで、はっきりと聞き取る事が出来た。
「……今すぐ、とはいかないが」
「え?」
 まさか独り言に返答されるとは思っていなかった貴世子は、驚き顔を上げると、真っ直ぐ見詰める
真剣な士朗の金色の目に捕われた。
「ずっと捜してた。そして漸く見つけた。逢った瞬間、お前しかいないと解ったんだ」
「士朗くん……」
 どくんどくんと高鳴る鼓動に、貴世子は知らず知らず胸の前で手を握り締めていた。
「お前は俺の番いだ。ずっと傍にいろ」
「……うん。ずっと士朗くんの傍にいる」
 きゅうと胸を締め付ける幸福感に握り締めた手を強くし、貴世子は喜びの涙を一つ零し微笑んだ。
 その言葉と笑顔に士朗は満足気に笑み崩れると、貴世子の甘い涙を舐めとり、しっかりと腕の中に
愛しい番いを閉じ込めた。


 * * * * * * * * * * *

「両親は法事でね、日曜の夜まで帰って来ないんだけど、中学生の弟と留守番する事になってて……
どうしよう…連絡してないし、一人っきりにしちゃった……」
 風呂に誘った士朗の言葉に、現実に引き戻ってしまった貴世子は途端におろおろと慌てはじめてし
まい、甘い空気は消えつつあった。
 しかし、
「携帯には弟から連絡入ってないんだろ?」
「え、うん。入ってないよ」
「なら平気だろ。明日の朝、俺も一緒にお前の家に行くから」
「来てくれるの?」
「ああ。お前の弟なら俺の弟でもあるし」
「士朗くん…ありがとう」
士朗は言葉巧みに貴世子を宥めると、甘い空気が消えるのを阻止する事に成功した。
 だが、
「あっ!」
「……どうした?」
細い肩に手を置こうとした士朗を狙ったかの様に貴世子が声を上げ、士朗は我慢強く手を降ろすと
そう聞き返した。
「どうしよう…この姿……」
 目を潤ませ心なしか耳までへたらせた貴世子の姿に、可愛いなと目許を和ませた士朗は落ち着かせ
るように手を握った。
「今度は人間の姿になる様に念じてみろ」
「人間の、姿?…うん、解った」
 貴世子は目を閉じると士朗に言われた通り、人間の姿になるように念じ始めた。
「呼吸を落ち着けて…そう、ゆっくり、吸って……吐いて。イメージするんだ」

 じわりと身体の熱が引くような感覚が広がると、ざわざわと被毛が短くなっていき代わりに髪が伸
び始め、手足、口吻も縮んでいく。
 身体から熱が引き目を開けた貴世子は、目の前の士朗の姿に唖然とした。
「士朗くん? その、姿……」
 士朗も呆然として貴世子の姿を見つめていたが、直に我に返り自分の姿を見遣ると、なるほど…と
頷いた。
728月下の宴 [狼男×狼女](16) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:28:41 ID:0cmETopT
 
「これが限界みたいだな」
 手足は縮み爪も少し長めだが人間とほぼ変わりない形状になり、髪型は人間だった頃に戻ったが色
は被毛と同色のままで、士朗は銀、貴世子は純白になっていた。しかし胸部、腹部の被毛は無くなっ
たが、それ以外は短くなったものの覆われたままで、口吻も短くなったが迫り出している事に変わり
はなく、頭上にはそのまま三角の耳があり、尻尾も健在だ。
「限界…って……?」
「鏡見てないから推測だが、貴世子も俺と同じで、完全には人間の姿に戻ってないから」
「えぇ!?……わあっ! け、毛がっ!? ひゃあ! し、尻尾ぉ! 耳も!」
 士朗に言われ、貴世子は自分の姿を見たり触ったりして確認しながら、いちいち驚きの声を上げて
大いに狼狽えている。
 やはりそんな貴世子の姿に頬を弛めていた士朗だったが、徐にリモコンを操作するとテレビをつけ
た。するとそこからは、興奮した様子の人犬の女キャスターがスーツ姿のまま、各地で起きている
亜人化のニュースを伝えていた。
「これ……」
「俺達だけじゃなく、世界中で起きたんだよ。まあ、人間全員が亜人化してないだろうけどな」
「じゃあ……」
 画面に映し出された様々な亜人達に、貴世子は釘付けになったまま士朗の言葉を聞いていた。
「今はまだ政府だって混乱してるだろうけど、明日の朝には公に発表とかあるんじゃないか?」
 情報が少なく繰り返し似たような画像を流し混乱しているテレビを消すと、士朗は貴世子を軽々と
抱き上げた。

「し、士朗くん!?」
「納得したところで、風呂に入るぞ」
 頬にちょんと口付けると、完全獣化の姿よりキスがし易いな、と士朗は新たな発見に機嫌を良くし、
風呂場へと向かった。
「もぉ!」
「今日は寝かせないからな」
 頬を膨らませた貴世子に士朗は、それから、と呟くと、直接耳にそう囁いた。
 途端に真っ赤になった貴世子は恥かしげに士朗の肩口に顔を埋めたが、直に首に抱き付くと、微か
な声を漏らした。
「弟の様子を見終ったら…士朗くんの部屋で、一緒にお昼寝してくれる?」
 と、突然足を止め士朗に、貴世子は顔を上げると首を傾げた。
「どうしたの?」
 返事の無い士朗に貴世子は益々首を傾げると、更に声を掛けようとするが、無言のまま士朗は踵を
返すとリビングに戻ってしまった。

「えっと? お風呂は?」
 沈黙に耐え切れず抱き上げた格好のまま座った士朗に、そう尋ねる。
「風呂はお前の家に行く前に入る」
「え?」
「可愛すぎるんだよ、お前は……いいから黙って喰わせろ」
 そう言い放ち、体温を上げ甘い匂いを更に撒き散らす身体を抱き竦め、純白の首筋に柔らかく牙を
立てた士朗の、芳しい牡の匂いに包まれた貴世子は、うっとりと目を閉じた。
 
 
 * * * * * * * * * * *
 
 
729月下の宴 [狼男×狼女](17) ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:30:00 ID:0cmETopT
 
 
 どうしてこうなったのかは解らない。
 しかし密やかに緩やかに、けれど確かにその兆しはあった。

 そうして、この満ちた月が次々と世界中を照らしていったのを境に、人類の約65%が亜人化し、
日本国内に至っては実に人口の約95%が亜人化した。

 各国の学者や科学者、お偉いさんらは、この亜人化をアタビズムやエボリューション、それにやた
らと長い名前を付けたがったが、日本では亜人化、又は獣化・獣人化という呼び名で定着した。

 亜人化には大きく分類して三つのタイプがあり、一つ目の獣型は日本で一番多く、国内の亜人化の
60%を占め、二つ目の鳥型は国内では二番目の30%、三つ目の水棲型は、国内では数が少なく10%
にしか満たなかった。


 こうして、亜人化が起こった世界各国が混乱を極める中、日本は持ち前の柔軟さで亜人化を受け入
れ、日本国内では暴動も大きな犯罪も戦争も起こる事無く、亜人化した新たなる国家としての態勢が
着実に整いつつあった。

―― そうして、もう少し先の、しかし遠くない未来、日本は亜人の楽園と呼ばれる事になる。


【了】

730月下の宴 ◆XxboTttDZw :2008/03/22(土) 23:31:04 ID:0cmETopT
 
今宵は満月ですね。前回の満月に間に合わなかったので慌てました……
獣化が遅すぎな上にスレ違いな人間同士のエロまであって、すいませんでした。
それと水棲人を小悪党役にしてしまって、水棲人スキーの皆様申し訳ありませんでした。
また機会がありましたら、同設定で別種族の話なんかも書いてみたいです。
それでは、長々とお付き合い感謝。
731名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:38:13 ID:y0qbK67X
GJ!! 激しくエロい!!
732名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 00:56:54 ID:ohDPkYqo
自分は鳥類になりたいな!文章超エロいです、GJです。
恥ずかしくて顔を毛に埋めるところと、獣化して交わった後のじゃれあいが好きです。

別種族の話も期待してます。
733名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:36:15 ID:42RddU2f
>>730
大作に激しくGJと言わざるを得ない。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!
734名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:55:36 ID:kup8Khzm
>>730
乙です!
しかし最近は投稿が多くて良いなぁ。
過疎だった頃が嘘のようだ。
735名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 03:50:19 ID:oM2H/tSs
>>730
GJ!!
亜人帝国ないかなぁ
736名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 04:49:47 ID:iz1ASNCa
>>730
おいおい大作にもほどがあるだろ・・・
GJ!!!
737名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 15:25:35 ID:iZpy4eeh
またーり
ケモケモ

もふもふしてぇ
738名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:06:33 ID:kAzyLFw1
>>737
このスレではその言葉を発した人間がケモケモ もふもふされる側に回る法則があるのをご存知か?
うわ何をするやめ亜wせdrtfgyふじこlp;@:
739名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 00:09:39 ID:QhYfFe1Y
俺もケモケモ もふもふされる側に回りたい!可愛いケモになって愛されたい!
メイド服着た雌犬獣人とかになって金持ちに飼われて、でも本職メイドっぽい雑務はやらずに
三食昼寝付きで夜のお仕事だけ頑張るようなそんなのになりたい!

・・・Mなんだかただのグータラなんだかわからんな
740名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 01:13:10 ID:UFSpLrVt
もふもふ二匹、毛づくろいしあいたい。
741名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 06:43:07 ID:NtGvHwod
【異形化】人外への変身スレ第二話【蟲化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177949148/

なんかもめてるな
こっちは絡みであっちは変身を扱うスレなのかと思ったらそうでもないのね
742名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 09:53:32 ID:QhYfFe1Y
感覚的には、こっちはエロ系、あっちグロ系、って感じだと思っていたのだが。
と言ってもTF自体が人によってはグロなのかも知れないけれど、
あっちは蟲化とか不定形化とかハードなのもやってるしな。
まあこのスレも昔は虫とか扱ってたこともあったんだけど。

今のところ選択肢は
1:異形化スレが亜人スレに合流する
2:亜人スレのTFジャンルが異形化スレに移動する
3:とりあえず現状維持
ってところか? これ以外にも他のやり方があるかも知れないが。

このスレの作品とあのスレの作品に一通り目を通して、
共生可能なのか住み分けた方がいいのか考えた方が良いのかもな。
743名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 14:19:58 ID:HPrSyjng
今のままでいいんじゃないの?

人外スレがグロというか多少ハードなのに加えて、
このスレは♂♀どっちでもメインになるけど、人外スレは基本的に♀メインだし。
744名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 14:51:12 ID:/cWxHICS
>>742
俺は2をお願いしたいな
今のここはTFばかりで非TFの亜人派としては肩身が狭い
「だったら文句言わずに流れ変えろよ」と言われても嫌だし
好みは人それぞれだから自分の好みを押し付けるのもどうかと思って何も言えなかったが
該当スレが他にあるんなら出来れば移動してもらえないだろうか
今のままでいいにしても
ここには非TFの亜人派もいる事を忘れないでくれ
745名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 16:35:44 ID:HPrSyjng
TF系を追い出したいならそれでもいいかもな。
過疎る可能性も出てくると思うけどね。

みんながみんな>>744のために書いてるわけじゃないってことも忘れないでくれ。
746名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 17:14:21 ID:3iuiCyfk
ここって初期に分裂で失敗してるんだよな…。
確か、亜人系と獣化系(ここ)に分かれて見事に過疎った。

このままで良いとも思わないけど、
分裂って言われても素直に受け入れられない空気はあるよな…。
747名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 17:42:17 ID:YmINuB51
人外スレとじゃ流れや雰囲気が違いすぎて合流や移動は無理じゃないか?
すげぇ過疎ってるワケでもないし現状維持でいいと思うんだが…

人外スレの住人とここの住人が全くかぶってるなんて思わないでくれ
自分はこのスレの住人だが人外スレは苦手なんだよ…
>>744 自分はTFも亜人も大好物だ
748名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:54:35 ID:qrxgvzXf
自分も基本的には非TFだけど、もふもふ系TFは嫌いじゃない。
それ以外のは苦手かも。虫とか。
749名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 20:37:23 ID:dVwSBQw+
いろいろイケる自分だが、統合されて内容が〜っていって揉めるんだったらいやだし
なんか面倒だから現状維持のほうがいいなぁ。

統合したいっていってる人はどういう目的でそんなこと言ってるかさっぱりわからんし。

まぁ結局はスルー力あればいいんだけど、ここの住人にはむりそうだな。と時々思うし

なんかだんだん言ってて嫌になってきたんで
月光灯浴びてデッカイ狼男の姿でもふもふされてきます・・・。
750名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 20:44:04 ID:jFyH54g8
雰囲気が違うってのには激しく同意せざるを得ない。まあ現状を維持すべきだろう。

スレタイにもあるが、向こうは「異形化」「蟲化」の描写が強くて獣化は元々あまりなかったはず。
「獣化を含めた獣人」のカテゴリはこっちのスレで収めていいと思う。というか収めるべきだと思う。
751名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 22:07:14 ID:Nhy3cK08
というわけで新人の投下まだーちんちん
752名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:16:36 ID:a+7XqF2x
>>730
GJ過ぎて興奮が止まらない。

>>704
ぶった切った上長文で蒸し返すぜ。

亀にも程があるが同人でやればよくね?
制作陣のモチベーションが重要に感じた。

シナリオだけでプログラムも絵もデザインも音楽も
なーんにも勉強しないで作った企画書って破綻してるのが多くて
企業としてはアイディアそのものを参考資料にする程度で
手を掛けたりはしないと思われる。

自分でHP、チーム作って制作した方がぶっちゃけ早い。
753名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 03:25:49 ID:vq4/vzfq
>>752
そやな…やっぱ、同人でやったほうが制作としてのモチベーションは最後まで続くよな。
現に某TOTとかの例もあるし…素直に他方向で仕事探してそっち方面で準備してみる事にするわ。
助言…ありがとう。
754名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 16:14:32 ID:YFR6qDvv
同人で人気でれば移植されるかもしれない
って考えればいいじゃない

もふもふ
755名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 17:39:03 ID:S8z9FovG
またーり
ケモケモ
もふもふ
もふもふ
もっふもっふにしてやんよ、って誰か頼む。
756名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 21:55:50 ID:Zi06z8SA
初音ミケを思い出した
757名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 23:24:24 ID:PuMAHCeG
>>753
TOTってあのテンペスト?
同人とか活発だったの?
758名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 02:12:53 ID:csBEvqz2
獣人ゲーになったはいいが制作費絞られたせいで糞ゲになってしまったいい例じゃねーか
(イノセンスはは妥協無しでそれなりに成功したが)
759名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 03:42:54 ID:RP6oO3wi
ケモノ方面では評判のいいリバース(最近出たPSPではなくPS2)をやってみたんだが、
システムや戦闘がやたらややこしく感じた。
リバースはテイルズシリーズや格ゲーに慣れてる人用のつくりなのか?それとも近頃は元からこんなもん?
どうにかクリアはしたけど。
760名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 10:45:15 ID:A6sQh2r7
むしろリバースは戦闘はややっこしい方だとか。回復魔法とかないのが特に。
つーかあれ獣化要素ないじゃないか
761名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 17:21:39 ID:os0xFYaz
>>760
ここは獣化専用スレじゃないし、ユージーンとかみたいのもおkでしょ。
>>759も獣化方面じゃなくて「ケモノ方面では評判」って言ってるんだし。
762名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 21:35:00 ID:A6sQh2r7
>>761
どうやら素でスレを間違えて書き込んでたみたいだ
スマンカッタ
763名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 22:01:25 ID:q7NvBXlk
吹いたwww 明らかにここは獣人と娘のカップリング専用スレですwww

ちなみにD2とリバースは一番面倒かな。テンションの上がり下がりをつねに管理しなきゃいけないから
というか最近のテイルズシリーズは全体的にシビアだよなぁ。
764名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 22:27:51 ID:q7NvBXlk
とおもったら俺も間違えた・・・・・・首釣ってくるorz
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 03:51:22 ID:x/6r2B8b
児ポ法改悪反対!
766名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 17:33:02 ID:sF7I5zx6
つかれた
767名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 09:00:27 ID:Cw5B4Vcq
俺も最近疲れてるので、骨休めに温泉旅行にでも行きたいところだな。

呪泉郷あたりに。
768名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 16:17:04 ID:Wx8h+dlw
>767
オレも連れてけ!

と言いたいが、職業柄一部外国は渡航禁止orz
769名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 16:30:28 ID:yoHmZLDY
温泉か…
非獣化系なら獣人女将や芸者が迎えてくれる所なんかも良いな。
お湯と獣人女性に癒されつつ、イイ関係になりたい。

>>768
日本国内にも、猫化する温泉ならあったはずだ。そこオススメ。
何処だったか忘れたが、確かまんが日本昔話でそんな話があったと思う。
770名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 18:13:32 ID:J64pPDov
>>680の続きを書いてみたのですが、未完成の物でも投下してよいのでしょうか?
771名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 19:55:20 ID:6WykHnvd
やっちまえ
772名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 23:12:02 ID:bz6A04XK
rsrtty
773名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:12:51 ID:16c/w1Q4
>>770の人、勇気をありがとう
>>680の続き


早足で路地を進む私の後ろを、少年はぴったりとついてくる。
隠れ家的喫茶店までは約500m、つまり500mのどこかで私をレイプする為に襲い掛かってくるって事だ。
悪い事に、隠れ家的喫茶店のある隠れ家的路地だけあって人通りは全く無い。

ここで問題、どうやってこの少年から逃げるか

3択―――1つだけ選びなさい

答え@愛され上手の私は突如脱出のアイデアが閃く
答えAスピリチュアルなイケメンがきて助けてくれる
答えBレイプされる。 現実は非情である。
 
私がマルをつけたいのはAだから、きっとそうなるに違いない、間違いない。

しかし、そうなると昨日買ったフワかわ系フルーツカラースプリングコートで来るべきだったか。
髪はばっちりフワもてカールだから問題ないとして、メイクも気合を入れて小悪魔系で決めるべきだったかもしれない。

……なんて事を考えている間に400mくらい進んでしまった。

本格的にヤバい。
残り約100m、いつ襲い掛かってきてもおかしくない状況だというのに、一向にスピリチュアルなイケメンが現る気配は無いなぜだろう?
そして、後ろで笑点のテーマが鳴っているのはなぜだろう?

「あ、大河君? 『猫科は私に近寄るなァァーーー!!』だって。 レクイエム? いや、アレルギー」

後ろから聞えてきた楽しげな声に、少年を刺激しないようにゆっくりと振り返る。
恐ろしい事に、少年は何者かと通話しているようだ。
何者か―――強姦魔の知り合いは強姦魔、わかりきった事である。
つまりは、仲間を呼んで輪姦しようとしているのだ。

答え−B 答えB 答えB
774名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:13:29 ID:16c/w1Q4
事は一刻を争う、もうスピリチュアルなイケメンなんて待ってる場合じゃない。
攻撃こそ最大の防御―――少年の仲間が来る前に、少年が油断している今の内にこちらから打って出るのだ。
恋愛の達人である私の経験によると、男は一回射精すると妙に落ち着くものである。
いくらリビドー垂れ流しの思春期少年でも、2〜3回も出せばレイプしようなどと言う気持ちもなくなるはず。

少年は電話に夢中らしく、あさっての方向を向いて能天気に笑っている。
今しかない。

左足を軸に体をすばやく反転させ、少年のほうに向き直る。
そのまま前に大きく一歩踏み出し、反射的にこちらに向き直った少年の腰の辺りめがけて胸から体当たり。
少年がバランスを崩してウワーだかアッーーーーだかよくわからない悲鳴をあげるのと同時に、両足の膝の裏を抱え込むようにして引き倒した。

膝裏をつかんだまま、何が起きたかわからないとでも言いた気な呆けた表情で尻餅をついている少年の両足を開き、上半身をねじ込んでこんで股間に胸を押し付けてやる。
反射的に閉じようとする太股をこの豊満な美乳でブロックしつつ、左手でベルトを外し、右手で制服ズボンとトランクスを一緒に引き摺り下ろした。


さぁ、エロスの時間だ。
775名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:14:57 ID:16c/w1Q4
まずは品定め、ぷるんとこぼれ出たブツを確認する。
皮に包まれた先端から春色ピンクの亀頭が微かに顔を出している可愛らしいモノだが、サイズ的にはなかなか………将来有望な一品だ。

私の視線に気がついたらしく、少年は大慌てでトランクスとズボンを引き上げようとしている。
強姦常習犯の癖に、なかなか初々しい反応である。
もう少し見ていたい気もするけれど、いつ少年の仲間がやってくるかわからないから、手早く済ましてしまおう。

Yシャツの裾から両手を差し込んで、脇腹に沿って毛皮を逆立てるようにゆっくりと撫で上げる。
少年の赤茶けた毛皮はなかなか手触りが良く、サラサラふわふわした柔らかな毛が指に絡んで流れていく感触が気持ちいい。
少年がくすぐったさに体を捩った隙に、右手でズボンとトランクスを更に引き下ろし、左手はそのまま脇腹から脇の下まで撫で上げる。

少年はたまらず私の左手を制服の上から両手で押さえつけて止めようとしているが、その行動は予測済み。
無防備になった股間に右手を伸ばし、本命を文字通り手中に収めた。

「あっ!?」

少年の唇から、掠れた小さな声が零れた。
それは驚きか、恥らいか………はたまた、もっと別の何かか。
まぁ、そのどれだとしても私には関係ないし、問題も無い。
776名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:19:28 ID:16c/w1Q4
中途半端ですいません、続きます
777545:2008/04/01(火) 02:37:14 ID:0N440sZH
リアルで問題が発生したのでしばらくここに来れそうになくなってしまいました。
というわけで途中までですが闇のポーカーの引き分け、もとい逃走ルートを投下させていただきます。
778闇のポーカー逃走ルート:2008/04/01(火) 02:40:47 ID:0N440sZH
この勝負が俺の人生で最後のギャンブルになるだろう・・・。

勝負に勝ったとしても、もう俺がギャンブルをすることはない。
もし!万が一!負けたとしたらなおさらだ・・・。
負ければ命はないのだから。
なぜ、あの時・・・小金を掴んだ時点でやめなかったんだろう。
博打の才能もないくせに調子に乗ってしまったんだろう。
後悔ばかりが頭の中でぐるぐると駆け回っている。

緊張と恐怖で脂汗が止まらない。
傍から見たら今の俺はラードの塊に見えるだろう。
諸悪の根源である対戦相手の女は、そんな俺の様子を見ながらニヤニヤと笑っていた。
糞っ!この女があんなこと言い出さなければこんなことには・・・・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
事の始まりは一時間程前まで遡る。

温泉旅行の帰り道、お酒大好きな俺と友達は穴場発見!とたまたま見つけた寂れた酒場に入った。
思ったとおり客は少なく中も食べカスや泥などで汚れていた。
だが、そんなことを気にする俺たちではなかったので、席に着くなりすぐに酒を頼んだ。
一言も喋らない無愛想なマスターや、ブツブツとうるさい客どもに多少イラついたが
酒を飲み始めるとすぐにそんなことはどうでも良くなっていた。

俺たちが飲み始めてからしばらくして、一人の女が店に入って来た。
他にも席は空いていたのに、なぜかその女はわざわざ俺たちの席の近くに座った。

『酔いがすっかり冷めた頭で冷静に考えてみると、こんな夜中に若い女が一人で
こんな汚い酒場に入ってくるわけがなかった。ましてや俺たちみたいなのに話しかけるはずもなかった。』

しかし、すっかり出来上がっていた俺たちはそのことについて何も疑問にも思わなかった。

女は注文をし終えると俺たちの座ってる席に近づいてきた。
「こんばんは。お隣に座ってもよろしいかしら?」
無論、こんな美人ならこっちとしては大歓迎に決まっている。
「どーぞどーぞ!」
「ありがとう。じゃあお言葉に甘えて・・・。」
そう言うと女は俺たちの隣に座った。
さきほど注文したカクテルを飲みながら、俺たちは話し始めた。
「お兄さんたちはここらへんの人なの?」
「いや、俺らは地元住人じゃないよ。この店は旅行から帰る途中、たまたま見つけたから寄ってみただけさ。」

しばらく談笑を交わした後、女がカジノに誘ってきた。
「この近くにいいカジノがあるんだけど今から行きません?近くというかこの酒場の裏なんだけど。」
「おーいいね!行こう行こう!」
完全に酔っぱらって上機嫌な俺たちは、女に言われるがままにカジノに向かったのだった。
779闇のポーカー逃走ルート:2008/04/01(火) 02:44:14 ID:0N440sZH
そして今、俺を含めて3人いたのに俺一人になっているのは何故だろう・・・。
仲間たちは奥の部屋に連れて行かれたまま帰ってこない。
女は「私はお金はいらないからその体を賭けてちょうだい」と言っていたが、まさか本当に体を要求してたなんて・・・。
てっきり冗談だと思っていた俺たちは軽々しく賭けに乗ってしまったのだ。
女は「痛かったり死んだりすることはないから安心なさい」と言うがそんな言葉で安心するほど俺は馬鹿じゃない。
臓器売買のために臓器を取られて殺されるとか、拷問マニアに売られてじわじわ苦しみながら殺されるとか、そんな考えが頭をグルグルと回っている。
すでに酔いはすっかり冷め、頭の中が冷静になるにつれて、ボヤけていた現実が俺を震えさせた。


とうとう残りのチップはあと3枚・・・
そして手札は10と6のツーペア・・・

一流のギャンブラーならブラフを駆使すれば逆転できるかもしれない。
だが・・・生憎俺は一流どころか三流ですらないただの素人だった。
相変わらず女は同じ表情で、ニヤニヤと笑みを浮かべてこっちを見ている。
くっ・・・!何を考えてるのか全く読めない・・・。

こうして窮地に立たされた俺は、この土壇場にあることに気がついた。
この女は何故か毎回こちらの手札より強い役で勝つ。
腹の立つことに、こちらが降りた時は俺の手札よりも低い役なのだ。
・・・まさかとは思うが催眠術や超スピードだとかのちゃちなイカサマじゃないのか?
きっとそうだ。そうに違いない!一度そう考えると止められなかった。
心理的に追い詰められていた俺は、一瞬で怒りを爆発させてしまった。


バン!!!!
俺は素早く立ち上がると思い切りテーブルを叩いた。
「ふざけやがって!こんなもんイカサマだ!」
「突然立ったかと思ったら、あなた何を言い出すの?」
「最初から怪しいと思ってたんだ!いくらなんでもこんなに続けて負けるわけがない!」
「そこまで言うってことは私がイカサマをしてる証拠でも見つけたのかしら?」
「そんなもんあるかよ!証拠があるかないかなんて関係ねえんだ!これはイカサマだイカサマ!!」
俺は鼻息を荒くして大声で怒りをぶちまけながら迫ったが、女は相変わらずポーカーフェイスを崩さなかった。

「ふぅ・・・。まったく困った子豚ちゃんね。」
「誰が子豚だこの売女が!いいかよく聞け!この勝負は無効だ!なんせ最初からイカサマが行われてたんだからな!俺は帰るからな!!」
売女――売春婦のことだが――その言葉のせいかは分からないが、今までずっとポーカーフェイスを保ってきた女の顔がわずかに歪んだ。
「・・・そこまで言うなら帰ってもいいけど、後から泣いて謝っても私は絶対許さないわよ?」
「かまうもんか!大体お前に許しを乞うことなんかあるわけねえだろうが!じゃあなメス豚!」
そう捨て台詞を吐くと、急いで出口へ向かって逃げ出した。
780闇のポーカー逃走ルート:2008/04/01(火) 02:47:22 ID:0N440sZH
俺はそのまま車に乗って、エンジン全開で自宅に向かって車を飛ばした。内心、黒塗りの車に追いかけられやしないかとビクビクしていたが、何も起きず、無事帰宅することができた。
家に着いた頃にはすっかり夜が明けて朝になっていたが、安堵のせいか崩れ落ちるようにベッドに倒れこむと、そのまま深い眠りについた。


一体何時間寝たんだろう・・・。起きると外はもう真っ暗になっていた。
俺は体に妙な圧迫感を感じながら、まだボンヤリと寝ぼけた頭を覚ますために洗面所に顔を洗いにいった。
キュッキュッ!ジャーッ!!
蛇口を捻り勢いよく水を出して顔を洗う。ふぅ・・・さっぱりした。
俺は濡れた顔をタオルで拭きながら、ふと鏡を見て衝撃を受けた。
「うわあっ!!!」
鏡の中には俺の顔ではない見知らぬ顔が映っていた。
驚きの余り腰を抜かしてしまったが、なんとか立ち上がってもう一度鏡を見た。
恐る恐る鏡を見てみると、別人と言うよりはありえないほど顔がむくんでいると言ったほうが正しいかもしれない。
たしかに俺はもともとすっきりした顔ではなかった。むしろ、ぽっちゃりとしていたかもしれない。だが、いくらなんでもここまで丸々とした顔ではなかった。特に顎と首のあたりに肉がついて、首はほとんどなくなっている。

異変は顔だけではなかった。
胸と腹が異様に膨らんで、着ているシャツがはち切れんばかりになっていた。あと少し衝撃を加えたらボタンははじけ飛ぶだろう。
でっぷりしたお腹に隠れて確認はできないが、ズボンも太ももからお尻にかけてパンパンになっている。首が回らないので見えないが、お尻の部分などはもう破けてるかもしれない。

先ほどから圧迫感を感じていたのはこれが原因だったのだ。
だがしかし、一晩でこんなに人間が太ってしまうことなんてあるだろうか?
「まさかそんなことがあるわけない・・・。悪い夢なら覚めてくれ・・・。」と呟いた時、昨日の女の言葉が頭の中でこだました。
『・・・そこまで言うなら帰ってもいいけど、後から泣いて謝っても私は絶対許さないわよ?』
・・・まさかこれはあの女の仕業なのか?あの言葉はこのことを指して言ってたのか?
もし、このまま放っておいたら俺は一体どうなってしまうんだ・・・!?

こうしちゃいられない!一刻も早くあの女のところに行かなくては!!!
絶対許さないと言っていたし、今さら謝っても無駄かもしれない。だけど何もしないで自分が変わっていくのを見てるよりはマシだ。
すぐに車のキーを取り、運転席に太った体をなんとか押し込んで、あの場所に向かって車を走らせた。
781闇のポーカー逃走ルート:2008/04/01(火) 02:52:06 ID:0N440sZH
「よし、後はここを少し行けばもう着くはずだ・・・。」
ハァハァと息を荒げながら運転していると、不意に大きなクシャミが出た。
「ぶぁっくしょん!!!ンゴッ!」
おかしい・・・。クシャミをした後鼻をすすっただけなのにこんなに大きな豚鼻が鳴るか?
俺は顔を確かめようとバックミラーに目をやった。
「ぶぅっ・・・!!!!?」
俺の・・・俺の鼻が・・・大きくて上向いて鼻の穴がまん丸で・・・これじゃまるで・・・・『豚の鼻』じゃねえか!!!
俺が戦慄している間にもゆっくりとしかし確実に鼻は膨らんで上向いていく。
呼吸をするたびに豚の鼻はブーヒー、ブーヒーと音をたてる。
変化してるのは鼻だけではなかった。
耳はゆっくりと広がって、あるべきはずの位置より数段高い位置でビラビラとゆれている。
口は大きく裂け、鼻面が前にせり出し始めた。
(そんな・・・まさか・・・このままだと俺はぶ、豚になるのかっ?)
キキーッ!!ドンッッッ!!!!!!!!!
自分が豚に変わっていく・・・あまりにも有り得ない現実に直面し、気が動転した俺は、ハンドルを切り損ねて木に激突してしまった。

「うぅ・・・ん。」
エアバックのおかげか、体にまとわりついた脂肪のおかげか。
どうやら俺は一命を取り留めたようだ。
・怪我ひとつしてないところを見ると、認めたくないが助かった理由は後者のようだ。
不幸中の幸いと言うべきか、俺はいつの間にか例の場所のすぐ近くまで来ていた。
すぐさま車を降りると、重たい体にムチをいれて全速力で走った。
「ブフゥッ、ブハァー、ブヒィー!」
やった!入り口が見えてきたぞ!もう少しで中に入れる!と気を抜いた瞬間、震度4ぐらいの地震が起こったような音を立てておもいきりこけてしまった。
「ぐぶぅっ・・・」
自分が惨めで悔しくて涙が出てきた。

「あらまあ、昨日の子豚ちゃんじゃないの。ふふっなかなかお似合いの姿よ。」
声の方向に目をやると、どこから現れたのか、あの女が立っていた。
「それにしてもなかなか立派な豚さんになりそうね。子豚ちゃんじゃなくて大豚くんって呼ばなきゃね。」
(あっ・・・!ボーっとしてる場合じゃない!早く謝らなくては!!)
「ブ、ブキィッ!ブヒブヒーッ!(お、俺が悪かった!許してくれ!)」
・・・え?なんだ今のは!?
「ブッブギッ!!(あ、あの)ブホッ!ブゴッゴッ!(な!なんでだ?!)」
こ、言葉が喋れない!?
「ブー!ブゥー!ブゥッー!(嘘だ!嘘だっ!嘘だあっー!)」
しかし今、実際に俺の口から出てるのは人間の言葉ではなく豚の鳴き声そのものだった。
「馬鹿ねえ・・・昨日言ったでしょ。『鳴いて謝っても許さない』って。」
「それに、土下座したって無駄よ。ま、もっともそんなつもりはないだろうけど。」
782闇のポーカー逃走ルート:2008/04/01(火) 02:55:05 ID:0N440sZH
「ブキイ?ブッヒブヒブヒ?(土下座?・・・一体何のことだ?)」
ふざけやがって!いくら俺にだってプライドはある。誰が土下座なんてするものか。
立ち上がって女に掴みかかろうとしたその時だった。
「ブギャッ!(いてえっ!)」
足に痛みを感じたかと思うと、グラグラとバランスを崩して前のめりに倒れてしまった。
「だから土下座しても無駄って言ってるでしょ。ふふふ、全く聞き分けのない豚さんね。」
たしかに地面に両手を突き頭を垂れている今の俺の格好は土下座そのものだった。
しかし、俺にはそんなつもりは全くない!
女の言葉に俺は腹を立て、すぐさま立とうとした。が、何度立とうとしても失敗して無様に転がってしまう。
(た、立てない・・・!足がピクリとも動かない・・・何で?何で?何でだよ!?)
俺がおろおろしてる間に、いつの間にか靴がぽろっと脱げ落ち、黒光りしてゴツゴツとして硬い蹄があらわになっていた。
「!!!!」
それを見た瞬間、俺は自分の体が最終段階にきていることに気付いてしまった。
自覚したことにより変身速度が速まったのか、足だけでなく手まで痺れたように固まって次第に指と指がくっつき蹄へと変化していった。
「ブフゥッ!ブフゥーッ!(助けて、助けて下さい!)」
さすがにもう精神に限界がきていた。
俺は恥も外聞もプライドも捨て、涙と鼻水を垂れ流しながら、哀れを誘う鳴き声で許しを請うていた。
「・・・ふぅ。しかたないわね、そこまで言うなら助けてあげてもいいわよ。」
「ブヒ!?(本当ですか?)」
「ただし、条件がひとつあるわ。」
「フゴッ!ブヒブヒブヒッ!(何でも、何でもします!)」
「そう。それじゃ言うけどその条件とは・・・」
783545:2008/04/01(火) 03:01:32 ID:0N440sZH
とりあえず以上です。
急いで仕上げたため誤字脱字やつじつまがあわない箇所などが
凄いことになってるかもしれませんがどうかお許しを。

勝ちルートと負けルートを書いて下さった>>561様、>>569
こんな中途半端な形で投下して大変申し訳ありません。
キチンと完成させにまたここに戻ってこれるように頑張ります。


皆様長々とお目汚し失礼いたしました。それでは。
784名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 13:05:03 ID:wQwlJlGt
>>776
ヒロインが個性的・・・というかぶっ飛んでてワロタw
これがヤンデレか。いやデレは無いか。
独特の語り口が凄いな。GJ。

>>778
喋ろうとして鳴き声とか二本足で立てなくなるとか、
獣化の基本的なツボがきっちりおさえられてて萌えるな。GJ。

しかし貴重な獣SS書きさんがしばらくお休みとは・・・エイプリルフールであって欲しいものだが・・・
続きが気になるところで終わってることだし、問題が早期解決することを祈って待ってます。
785ZのRのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:29:01 ID:K+kVmJOA
いやっほ〜い!(謎

知ってる人はお久しぶり、つかごめん。ROMではあったんだけど
次の書くのにすっごい時間掛かっちまった。励ましてくれた人ありがとー

そして知らない人は初めまして。このスレの最初のほうに1作品短編を投下させてもらったZのRです。

「のR」ってのはメインの意味(フランス語)の他に「帰ってきた」って意味(英語)が
あるので今回2個くっついてます。(ォィ

今回は「月に啼く」(通称「つきなき」でよろしく)の後日話・・・・・
と言うか前回のを「前編」とした所の「中篇」になります。
いちおータイトルは「月に啼く2」と言うことで。
786月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:30:33 ID:K+kVmJOA
自分が「人間」ではないことは物心つく前にはすでに気付いていた。
もっとも自分が狼人間、いわゆる「人狼」であることを明確に知ったのは
物心ついてしばらく経った後だったみたいだけど。

初めて「血」が高ぶり転化したの時のことはいまでも覚えてる。
まるで今まで殻の中に閉じ込められていたのが、殻が弾け飛んで世界が一気に広がる感じ。

そうして初めての転化を終えた次の日、父も母も全てを打ち明けてくれた。
自分達は「幻想種」と呼ばれる、御伽噺や空想の話に出てくる架空だと思われているイキモノなのだと。


そして幻想種はほかにもいくつか種族があるらしい。
今現在私の知っている種族は竜・妖精、そして人狼。

それらの種族は、あるものは同種族で集落を作り、表向きは「閉鎖的な人間の村」を装い、
あるものは人間社会に溶け込み、ひっそりと暮らしていると言う。
ここで注訳が入るが、幻想種は「人間になることが出来る」と言う能力を標準装備している。

人狼はもちろんのこと、竜や妖精も日常生活を送るに当たって人間の姿をとっているそうだ。
787月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:31:26 ID:K+kVmJOA
ただ幻想種、とくに人狼は「月の光」に弱い。
よくは分かっていないそうだが、
月の出ている間は、その満ち欠けにもよるが種族としての「本能」が疼くのだ。
満月の夜にもなると、自制の効かない子供なんかは高ぶる本能そのままに暴れるらしい。

らしいと言うのは私には暴れた記憶がほとんどないからだ。
2回目の転化をした時、いきなり「本能」を制御しようとしたのは私以外にはほとんど居なかったらしくて、
それゆえ私には他の人狼よりも、半獣形態が理性の象徴である人間の形態により近づいた。
そして逆に半獣の状態はもちろん、人間の状態でも身体能力が他の人狼に比べおちたのだろう。

788月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:32:08 ID:K+kVmJOA
などということを、目の前に積まれたハンバーガーの山のうち、三つほどを片付ける間に考えていた。

「にしてもよく食うねぇ」

あんたに言われたくない。
人狼は変身した次の日、異様におなかがすくのだ。
その私と同じスピードでハンバーガーの山を崩していく人間のほうがどうかしている。

私と対面の席に座ってハンバーガーを食べ続ける彼の名前は、守久瀬亘人(かみくぜ こうと)。
彼とはその・・・・・と、友達だ。
ちなみにクラスメイトでもある。
なぜ彼が制服を着ているかといえば、今日は土曜日で午前中は授業があったからだ。
逆に私が私服なのは、その午前の授業をサボタージュしたため。
789月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:33:37 ID:K+kVmJOA
あんな事があったあと、人に見られないように帰宅して、
そのまま昼間で熟睡していたのだ。
そのあとシャワーを浴びて、昨日のことはスッパリ忘れることにした。
満月とその前後の夜に裏山へ行かなければアイツに出会うこともないだろう。
もし昼間に会ったとしても、人前で騒ぎなんて起こせないだろうから問題ない。

コート(亘人)から「その話」を聞くまで、私はそう思っていた。

「・・・・・・・は?」

「だから、今日中等部に転校生が来たらしいぞ。帰国子女で赤毛の美少年だそうだ」

中等部、少年、赤毛・・・・・・・・・

まさかとは思いつつ、全身をヤな汗が流れるのを止められない。
790月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:34:45 ID:K+kVmJOA
ちなみに私たちの学校は私立で、高校までエスカレーター式だ。
仕切りはあるものの、中等部とは隣り合わせに立っている。

騒ぎを起こすことはないと思えど、アイツと朝夕顔を会わせる事になりかねないと考えると、今から憂鬱な気分になってきた。
それだけではなく、隙があればどんなことをされるか、考えるだに恐ろしい。

「おいアヤ、どうした?」

すこし難しい顔をしていたようだ。
コートが心配そうな顔でたずねてきた。(その間もハンバーガー食る手を止めていないが)

アヤとは私のこと。
そういえば自己紹介が遅れていた。
私の名前は大上千綾(おおがみ ちあや)。
式森学園に通う高校2年生。
あまり顔を出さないようにしているが、一応柔道部に所属。
成績はまあまあといったところか。

お茶を濁してなんでもなかった風を装い、ハンバーガーを食べるのを再開する。
ん〜、これだけ食べても夕方まで持たないかも知れない。
ナゲットか何か、追加してこようか・・・・・・?
791月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:35:30 ID:K+kVmJOA
その時、視界の影に忘れられるはずもない、『赤』が映った。
動きの止まった私の視線を追い、コートもアイツを見る。

「お、もしやアレが噂の少年か。・・・・・・・・・・ん?」

今度はコートが難しい顔をした。視線はカウンターに並んでいるアイツに向けたまま。
・・・・・・・・・・まさか、そっちの「気」は無いわよね・・・・・・・・?
と、とにかくここから離れた方がいい気がする。それはもう、ひしひしと。

「出るわよ」

「あ、ああ」

ハンバーガーの山の残骸を処分してコートを促し、私たちはカウンターからは見えない出入り口から外へと出た。
792月に啼く2 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:36:27 ID:K+kVmJOA
「さて、今日はここでお開きかね?」

しばらく歩いた後、コートが言った。
アイツが追ってくる気配は、ない。
あそこに居たのは偶然だったのかも知れない、などと思っていたときのことだった。
・・・・・・・・・・あ。

「待って!」

予想外に大きい声が出て、自分でもびっくりする。
それはともかく、声が震えていないことを願いつつ、言った。

「アンタのうち、寄ってもいい?」
793ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:39:47 ID:K+kVmJOA
さて、今回はここまで。


・・・・・・・冗談です。
こー見えても俺、寸止めプレイは好みじゃないんだ。

それに前回、リレーSSと言う形で結局エロ書いてないし・・・・・

今回はきっちり話しの区切りがいいとこまで書いてありますよ〜(もちろんエロあり)
794ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:40:21 ID:K+kVmJOA
簡素な1LDKマンション、それが彼の家だった。


「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

痛いほどの静寂が私たちを包んでいる。

別にコートの家に来たのは、他意あっての事ではなかった。
昨日のことを聞いてほしいと言う思いと、
それを話せば私の――幻想種の――ことからすべてを話さなければならないし
なにより一切合財全部をコートに知られたくない、二律背反。

何度もあったわけではないがこういうとき、コートは何も聞いてこない。
『話したければ話せばいい。無理強いするつもりも、傷口を抉りたい訳でもない』
なんて、いつもとは違う真剣な表情で語っていたことを思い出す。
795月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:41:22 ID:K+kVmJOA
思えば、コートとの出会いも随分奇妙だった気がする。
あれは確か、1年以上前。
私達が高校1年生だった夏の、満月であるはずの土曜日だった。

その日も午前中だけ、授業があったはずだ。
帰り際、急に雨が降ってきたんだと思う。
天気予報をきちんと見ていた人はちゃんと傘を持ってきていたけど、
天気予報を信じていなかったり見ていなかった人は止むのを待つか、ずぶぬれを覚悟して走るか、
と言うどこにでもある出来事だった。

ちなみに私は一番最後のパターン。
目立つわけにも行かないし、なるべく抑えた走りで家路を目指すところだった。

ここで彼とぶつかるなり、彼が傘を差し出すなりな展開があれば、
今の関係はもっと別のものになってたんじゃないかとも思う。

でも実際は、全然違う出会いだったのだ。
796月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:42:05 ID:K+kVmJOA
―――それは今度語ることにしよう。

時刻は夕方、太陽は地平に沈み始めている。

当たり前だが、月の満ち欠けは月面の太陽の光の当たる部分の見える角度が変わることによって起きる。
そして当然、満月は太陽の当たる部分が全開であり、
それはつまり太陽と月の位置が地球から見て正反対のところにあるという事になる。

何が言いたいかというと、『太陽が沈み始めている』ということは『満月が上り始めている』ということになる、
ということだ。

太陽の光が刻一刻と弱まっていく。

まずい、かな。

昨日変身したことで、今月はもう変身しなくてもいいかと思っていたのに、
「アレ」が喉元をせりあがって来る気配がある。

他の同族はどうだか知らないが、私に関して言うならば

「変身の衝動は、日常生活におけるストレスに比例する」

・・・・・平気なフリをしていても、やっぱり昨日のことが相当のダメージになってるらしい、
なんて現実逃避気味な自己分析をしている間にも状況は酷くなっていく。

コートの家まで来ておいてなんだけど、今日のところは出直したほうがいいかな。
そう思って立ち上がろうとした、はずだった。
797月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:42:51 ID:K+kVmJOA
あれ・・・・・・・?

まるで、腰が抜けたかのように体に力が入らない。

それどころか光量の問題ではなく、視界が・・・・・徐々・・に・・・く・ら・・・く・・・・・・・




「・・・・アヤ?」

気が付けば、目の前にコートの顔があった。

完全に記憶が飛んでいる。

コートの後頭部のすぐ後には壁面が・・・・・

ソレが壁ではなく、「床」だと気付いて、ようやく「私」は今どういう状態になっているのかを知った。


『私』が、『彼』を、『押し倒し』て、いるのだ。


慌てて飛びのこうと、「思って」。
私はさらに自分の体がまったく動かないことに気付いた。
しかしソレは「自分の意思」では、だ。
798月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:43:35 ID:K+kVmJOA
まるで誰かに操られているかのように、口が勝手に動く。

「コートぉ・・・・・・熱いの・・・・・・」

自分の声のはずなのに、その声はまったく別の誰かが言っているようにしか聞こえない。
そのくせ感覚はいつもにも増して鋭くて、
自分の荒い息遣いや、張り裂けそうなほどの勢いで動く心臓の音が聞こえる。
頭にも、霞がかかるかのように何も考えられなくなっていく。

そのまま『私』は戸惑ったような顔をしたままのコートに唇付ける。
・・・・・・後で冷静に考えれば、コレが私のファーストキスだった。
熱に浮かされた意識のままの「私」に、濃厚なキスの感触が送られてくる。
『私』の舌がコートの唇の間に割って入り、顎をこじ開け咥内に入り込む感覚まで、だ。
操縦式のロボットに意識があって、勝手に動かされるのってこんな感じなんだろうか?

動いているのは口だけではない。
『私』は片手で自分の服を脱ぎ、もう片手は・・・・・その、、彼の大事なところをまさぐっていた。
霞がかり、沼にはまって満足に身動きもできないような思考だが、なんとなく分かった。


『私』は・・・・・・・発情、していたんだ。
799月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:44:16 ID:K+kVmJOA
原因として考えられるのは、昨日の「アレ」しかない。
思えば、起きた時から違和感があった。
肉体的な意味だけではなく、精神的にも。
「アレ」の所為で違和感があるのだろうと、無理やり意識しないようにしていたから、
まったく予想外だった。

現に、いままで満月の次の日にコートと会って共に昼食を取るのが恒例となっていたのに、
今日のように家に行くことなど一度もなかった。


コートが『私』の両肩に手を置き、中断させようとする。
でも逆に、『私』にねじ伏せられてしまった。

当たり前だ。
私は幻想種で、彼は普通の人間だ。
人の姿を取っているとはいえ、彼が私に勝てるわけがない。

すっかり下着姿になった『私』は、ショーツ越しにアソコを弄り、
同時に露出させたコートのソレを口に含んで弄ぶ。
最初は小さかったソレが、『私』の口の中でゆっくりと大きくなっていく。
それに、『私』のアソコももうビショビショだ・・・・・・
800月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:44:53 ID:K+kVmJOA
「ちょ、ちょっと待て、アヤ!!」

そして『私』は、ショーツを脱ぎ捨て、彼にまたがり、そそり立つソレと、
ジュクジュクのアソコに手を当て、一気に腰を落とした。

「んあああああぁぁぁぁぁ!!」

「うあああああああ!!」

刹那、いくつもの思考が交差した。
ポッカリ空いていた空洞を隙間なく埋められた歓喜と、
予想していたよりも熱い感覚がお腹を焼く衝撃と、
いつもクールで飄々としている彼を押し倒している嗜虐心と。

背筋はゾクゾクして、頭の中では電気がバチバチ音を立てながら跳ね回っている感じだ。
そしてこの瞬間、『私』と「私」の思考が一致した。

私は、彼の胸に両手を着き、腰を動かした。
801月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:45:28 ID:K+kVmJOA
すごい・・・・・・

腰を上下させるたびに普段閉じているアソコの中全体をゴリゴリと削られ、頭の中では火花が飛び散る。
完全に落としきれば最奥の、子宮の入り口にアレの先端があたり、
まるでアソコから頭のてっぺんまでアレで貫かれたかのような一際強い火花が舞う。

「いい、いいよぉ!コートぉぉ!!!!」

私は夢中で腰を振り続け―――

「きゃうんっ!!はあああああぁぁぁぁぁ!!」

頭の中を真っ白にするような火花―――雷に打たれたかのような衝撃を受けた。

ホントに雷に打たれたかのように、体がビクンビクンと、痙攣を起こす。

一歩遅れて、コートもイったみたいだ。
私の中からアレを引き抜いた瞬間、アレの先端から白い液が勢いよく飛び出し、私のお腹に掛かる。
液が掛かったところが、まるで火そのものが掛かったかのように酷く熱い。
802月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:46:06 ID:K+kVmJOA
たとえ人間の姿を取れても、幻想種と人間じゃ、子供は出来ない。

スパークし続けてる思考の中で、中で出されなかった事だけが残念だった。

でも、すご・・・かったぁ・・・・・
息もままならないし、心臓は引き付けを起こす寸前だ。
でもなにより、意識が持たなくて。

あ、気絶する・・・・・・

その思考を最後に、ブレーカーが落ちるように私の意識は闇に沈んだ。

803月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:47:38 ID:K+kVmJOA
夜の風が気持ちいい・・・・・・

私はひとり屋上に立っていた。
時刻はすでに深夜と言っていい時間。

満月から、ほんの少しだけ欠けた月が中天から光を降り注ぐ。


衝動は、ある。
でも、いつものようにそれに抗う気は起きなかった。

ほぼ全ての肌からザワザワと太い銀色の毛が生えてくる。
風に揺れ、視界に入る髪はすでに銀色だ。
ドクン、ドクンと血が全身を駆け巡るごとに、
いつも以上の力がわきあがってっくる。
手も、足も、爪が硬く、鋭く伸びていく。

そして、変身を終わらせた私は、きていた服を脱ぎ捨てた。
804月に啼く3 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:48:09 ID:K+kVmJOA
さあ、始めよう。

全てを。

私に傷をつけていい気になってる、アイツに。

勝てるかどうかは分からない。

でも。

ここまま終わってやるつもりは微塵もない。







ルォォォォォオオオオオオオオオオオ!!


全てを見守る月に、宣言するように私は雄たけびを上げた。
805ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 05:53:41 ID:K+kVmJOA
と言うわけで終了〜〜

間違っても「後編へ続く」とか書かないのが俺クオリティ。

今までの経験から言って、「続く」か「予告」やっちゃうとそのスレから引退するんだ、俺。

だから「構想は固まってる」とか「次回エロないかも試練」とかは言わないでおこう。
806ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/05(土) 06:10:37 ID:K+kVmJOA
確認完了。

抜けている箇所は無し。




・・・・・・・・って重要な部分「書き忘れて」るうううううううう

なんか変だと思ったら「獣化」シーン入れるの忘れてた・・・・・・orz
ホントは(ギリギリスレに合う様に)「耳尻尾」のみ獣化させようと思ってて、書くの忘れました。

次スレ立ったら即死回避用にでも改訂版落とさせて下さい

とりあえず吊ってきます。 ノシ


あそうそう、文脈的に変だったり誤字脱字あったら指摘してください。
どーゆー事なのかいまいち分からない所なんかもあったらお願いします。

・・・・・世界観は固まってるのに文章力と構成力がないからうまく説明できてないんだ。


807名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 23:56:29 ID:5eXqv+gJ
自分語りうざい
808名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:09:12 ID:WowqNJMK
凄い情熱だな。分けてもらいたいくらいだ。
ただ、作品以外の書き込みはシンプルに済ませて、作品だけにその情熱を集中すると良いかも知れない。
「『続く』や『予告』が引退に繋がる」ってのも、その語りでガスが抜けちゃってるせいもあるのかも?

指摘してくれと言われても迷うが、
強いて言うなら説明部分と描写部分が完全に分かれちゃってる部分があるのが少し気になるかな。
>794から>795の流れだと、コート君の人となりや性格を説明するための回想なのかと思いきや、
コート君のことには触れないまま戻ってきちゃってるし。・・・とか言って、これが凄い伏線だったりしたらすみません。
あと>802から>803の間のシーンチェンジは唐突過ぎてちょっと危うい、かな・・・。
ここではアヤさんの情動だけを強調する意図があって、状況は後で説明しなおすつもりだとしても、
この時点でもうちょいフォローは要るかも。

でも話の勢いやエロシーンは情熱や激しさが出てて萌える。GJ。
その情熱のままに数を書けば自然に良い感じに慣れて来ると思う。

俺も無駄に長い語りスマソ。
809名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:18:59 ID:pxu863pU
耳尻尾だけじゃスレ違い。
810569:2008/04/06(日) 04:04:43 ID:a6ty/gRH
亀レスになってしまいましたが、ごめんなさい。
>>773
強姦されるとか自分でテンパっておいて、自分から強姦しにいくシュールさに笑った。
GJです。

>>777
途中だというけれど、この終わり方もありじゃないかなと思う。
少なからず、自分が書いた負けルートよりは変化や心境の描写が細かく書かれていて大変見事です。
お話の続き、首を長くして待ってますね。

>>806
とりあえず、紅茶とチョコレートを用意して落ち着きなさいな。
折角の話が台無しになっちまうよ…まぁ、それは置いておくことにします。
内容については>>808さんがもう既に仰られている事だし、自分からは言う事はないです。
ただ、態度的な事を指摘させていただくとしたら、>>805や、>>806あたりの書き方が敵を作るような書き方だと思うんですよ。
自分の場合は、作品をメモ帳か何かで書き上げてから誤字脱字修正や表現の肉付けをするから、そういう風に感じるのかもしれないけど、
重要な部分ならば書き忘れるような事は無いと思うんだ。
それに、もし入れ忘れたとしても絶対に書かないというか…書けないかな、読んでる人に失礼だと思うしね。
まぁ、もし言い訳を書くとしたら『話の繋ぎなので人×人になりましたがご勘弁願います。』とか書くかな。
最終的に何が言いたいかと言われたら返答に困りますけど、とりあえず作品が出来たからといって舞い上がらず、冷静になってください。
自分も人の事を言えた立場じゃないんですけどね。
とりあえず、続き期待して待ってます。
811 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 19:12:37 ID:T5XUrON9
>>808
>>810

正直スマンカッタ
これからは本文以外を極力自重することにする。

言い訳させてもらうと、今週から忙しくなる予定で前回から3ヶ月近く
空いてるのに次は投下できるかも分からない状況なんで急ピッチで書いて投下しました。

自分の場合、「場面」で細かく区切ってそれぞれを繋ぎ合わせるようにして
話を書いているんだけど、
>>808氏に指摘してもらった部分の場面は両方共長く、
且つ脱線した話でグダグダになりそうなんで削ったんだ。

とにかくあの日のうちに投下したくて急いで書いた結果、
説明不足な場面が発生してしまった。ごめんなさい
812ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 20:01:41 ID:T5XUrON9
えっと、先ほど書いた「削った部分」ですが、
獣化もエロもないですが良かったら読んでください。
(伏線ではなく、むしろこの内容の方が伏線)

タイトルを付けるなら、「水銀」で。
813水銀 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 20:03:15 ID:T5XUrON9
駆け出して、校門を出る直前だったと思う。
屋上に人影があることに気づいたのは。

最初に思ったのはイジメかも、と言うことだった。
鍵が閉められて、屋上に締め出されているとか。
どの道気づいた以上、ほおっておくことはできなかったし、
このまま迷ってても濡れいくだけだし。
で校舎に戻って屋上へ行ってみれば、
鍵は開いていて(本来施錠されているはずだと、以前聞いたことがあるにもかかわらず)
そこにはこの男がずぶ濡れで立っていたのだった。

その後のやり取りはあまり覚えていない。
その更に後のことが印象に残りすぎた所為だ。

同じクラスの男子で、このときは目立ったところも無く、私の印象には残っていなかった。
とにかく「何をやっているのか」とたずね、
「雨が止むのを待ってる」と答えてきたと記憶している。
「すでにずぶ濡れならとっとと帰ればいいのに」とは思ったが口にはしなかった。
その時だ。
突然雨が止み、空が晴れ渡った。
814水銀 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 20:03:58 ID:T5XUrON9
「雨は好きじゃない。でもたまには雨に降られてみるのも悪くないもんさ」

他の建物の邪魔が入らず、切れ目の無い『虹』を見ながら、
そのときはまだ名前もしらなかったコイツはそうとだけ、呟いた。

そう、コイツはただ虹を見るためだけに、学校の屋上でずぶ濡れになっていたのだ。
雨が止むまで屋内で待っていればいいものを、まるで虹が出る瞬間を見逃すのを惜しむように。

当たり前の話だが、昼時の太陽は南にある。そして虹は太陽とは正反対の場所にできる。
つまり、ちょうど学校の北側にある裏山にかかるように虹は出ていた。

その後、(結局濡れたせいで)私の制服(夏服)が透けてるとか、お約束な出来事があったがそれはともかく。
次に会ったのは翌日だった。

虹を見たのがちょうど満月の日で、その夜も私は裏山を駆け回った。
(昼間思いっきり濡れたものの、幸い風邪は引いてなかった)

そしていつものように、
ファーストフード店でハンバーガー山盛りをもくもくと咀嚼してる時にさっきのように向かいの席に座ってきたのだ。

「よ、久しぶり」

そんなことを言っていた気がする。
丸一日を「久しぶり」と言うか疑問に思ったがそこはスルーして、
しかし不思議な感覚を感じていた。
815水銀 ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 20:05:32 ID:T5XUrON9
常日頃、私は感情を周囲の雰囲気に合わせていた。
誰かがそばに居る時は常にその誰かの顔色を伺い、誰も居ない時は空虚だった。
でもコートは、彼と一緒に居る時だけは、自然体で居ることができたのだ。
そんな空気は嫌いじゃなくて、気が付けば満月の次の日に彼と会うのが恒例となっていた。

何故その日なのかは私にも分からない。
ただ、彼は学校が終わるとすぐにどこかへ消えてしまうし、家の場所も知らなかったから、
例の日を除くとほとんど会う機会もなかった。

携帯の番号やメルアドを聞いて見た事はあるのだが、
驚いたことに携帯電話を持っていないらしいし。

そういえば一度、彼を同族じゃないかと疑ったことがあった。
なんせ学校以外で会うのが月に一度、それも満月の次の日に限定されているからだ。
判別する方法は簡単。
満月の夜に、抜け毛か切り取った髪の色が変われば同族だ。
自分で試したことがあるのだが、変身するときには抜けた毛も、切り取られた髪もしっかりと色が変わっていた。
しかし結果はノー。
体育の時間にこっそり更衣室に潜入してまで入手した抜け毛は、何の変化も起こさなかった。
(ちなみに制服(名札つき)に付いていた毛なので他人のものとは考えにくい)
816ZのR ◆5QXHO4/GJY :2008/04/07(月) 20:14:36 ID:T5XUrON9
以上です。

これを回想部分に入れると途中でダれそうだったんで削りました。

で、明日から忙しくなるのでたぶん長くROMになると思います。
817名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:28:25 ID:UxI2Euw1
>>811

だからそれがだめなんだって・・・・・・って言ってもしょうがないな;
言い訳は言い訳以外にはなり得ないんだから・・・ってたたいても何も出てこないね。サーセン
一生懸命仕事すればなにか見えてくるとおもうし。がんばってねー。

でそろそろ自分もネタ絞り出してなにか描きたいけど・・・・・・エナリーが

818名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 20:32:28 ID:eDY+3GFA
後からうだうだ言うくらいなら最初から投下しなきゃいいのに。
819名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:36:17 ID:IzjHkPzG
まあそう言ってやるな。注意するにしても相手を伸ばす方向に指摘したほうが良いんじゃないか?

……むしろ、発展途上だというならばいっそ、教えて伸ばしつつ、
自分の書いて欲しい方向に誘導して理想の物語を書いてもらうように育てる、
という物書き版の光源氏計画もできるやも知れませんぜ、ダンナ。
820名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:33:00 ID:xxXXdHtq
>>819を踏まえて、あえてコメントするなら……

エロく生きろ、エロくエロく生きろ
821569:2008/04/07(月) 23:39:18 ID:sfP8leKQ
>>811
なんか、言いたかったことが全然伝わってなかった…正直、判別しにくい文章で悪かったと思ってる。
まぁ、本文以外がどうこうと言いたかった訳ではなくてさ…貴方が書いた物なんだから、言い訳しないで堂々としてればいいんだよ。
内容も長編なわけだし、少々脱線してもOKじゃない?って思うわけよ。
まぁ、なんと言うか…変に言うが、ここは2chなんだから、落とした物勝ちだろ?っとね。
要約すると…言い訳と反省は叩かれてからしろって事さね……。
822名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 03:56:05 ID:HTWorey1
それはともかく、なにげに容量がもう480オーバーですぜ
次スレ立てんと…テンプレに追加や修正はあるか?
823名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 21:31:38 ID:eEjkDB25
テンプレにのってる関連スレは1年以上経過してるんで書き換えもしくは削除で。

……とはいってもいらない気がする。
824名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 17:40:13 ID:tHhxIAUP
>691とかのテンプレ追加案はどうする?
825名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 18:07:46 ID:kFU0xXzC
色々意見を追加してみたけど、テンプレはこんなんでどうだろうか?

【獣人】亜人の少年少女の絡み7【獣化】

このスレッドは、
   『"獣人"や"亜人"の雄と雌が絡み合う小説』
                    が主のスレッドです。

・ママーリand常時sage推奨。とりあえず獣のごとくのほほんと、Hはハゲシク。
・荒らし・煽り・板違い・基地外は完全スルーしましょう。
・特殊なシチュ(やおい・百合など)の場合は注意書きをつけて投下。好みじゃない場合はスルー。
・書きながら投下しない。メモ帳などに書き溜めてから投下しましょう。
・『投下します』『投下終ります』『続きます』など、宣言をしましょう。
・すぐに投下できる見通しがないのに「○○は有りですか?」と聞くのは禁止です。
・作品投下以外のコテ雑談、誘いうけ・馴れ合いは嫌われます。


・過去作品はエロパロ保管庫へ。
http://sslibrary.gozaru.jp/

+前スレ+
【獣人】亜人の少年少女の絡み6【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197755665/


+過去スレ+
【獣人】亜人の少年と亜人の少女の絡み【人外】
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061197075/
【獣人】亜人の少年少女の絡み2【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098261474/
【獣人】亜人の少年少女の絡み3【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118598070/
【獣人】亜人の少年少女の絡み4【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152198523/
【獣人】亜人の少年少女の絡み5【獣化】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167835685/

+関連スレ+
【異形化】人外への変身スレ第三話【蟲化】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207062800/
[獣化]人間が人外に変身しちゃうスレ9[異形] (半角二次元板)
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1205342770/
826名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:13:36 ID:wkc3U6wf
明らかに追加の4行蛇足杉じゃない?
……っつーか明らかにエロパロ板の基本事項な感じがするから。
縛りすぎでギスギスしてたのかこのスレ?って感じがするんだけど
(つーか前スレ、今スレで可能だったネタで保守ができない。)

この一行で
・自分の投下した作品には責任を持ちましょう。投稿前には確認を。

でいいとおもう。コテ雑談とかは2chの基本だから省略で。
827名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:14:44 ID:wkc3U6wf
って「無意味なコテ雑談は嫌われる」っていうのはここBBSpinkだけどまぁ通じることだとおもうから。サーセン
828名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:25:32 ID:S8KvQxLW
エロパロ板の常識だけれど、実際その常識が浸透しきっていないわけだから、
書いておいた方がいいんじゃないかな。
829名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 19:38:22 ID:kFU0xXzC
>>828 同意
だから>>107 >>682 >>691みたいな意見が出てるだろうしね
新規の人だっている訳だし、そのつど誰かが注意してギスギスするよりはいいんじゃないかな?
830名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 08:40:15 ID:BBDAmsNR
古参ぶるつもりは毛頭ないが
基本常識っつーか暗黙の了解を知らない奴が多すぎるんだよな。
半年とまでは言わんが暫くROMれと言いたくなる。

あと作者の大半に言える事だが、誰も言わないから言ってやる。
腰低すぎなんだよ馬鹿。周りの顔色窺ってヘコヘコしながら投下するぐらいならしなくていい。
評価は後からついてくんだから堂々としてろ。見てて腹が立つ。
831名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 09:41:01 ID:vxkdut/o
古参(笑)
832名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 16:31:42 ID:smxOLRIt
>>830
投下させてもらった事のある身から、反論というか、個人的な言い訳させてもらうとだな

感想少ないんだよ畜生。元々スレ人口自体少ないのもあるだろうけど、
おかげで自分が上手いのか下手なのかスレに合ってるのか微妙なのかもわかりゃしねぇ。
褒めろと言うわけじゃ無ぇ。もちろん褒められるのは嬉しいが
「GJ」とか漠然とした一言じゃどこが良かったのかわからず手応えもない。
どこが悪かったのか具体的にはっきり指摘してくれるなら叩きの方がありがたいくらいだ。
腰が低いと言われるのは、自信に繋がる手応えがないからなんだよ。
「評価は後からついてくる」? 読まれるの前提で書いて何度も推敲してるんだから
反応が気になるのは当たり前だろうが。
こちとら「どうせ趣味で書いてるだけだから下手でもいいや」なんて思ってねぇぞ。
趣味だろうとなんだろうと上手くなりたいと思って何がおかしい。
それなのに、上手くなろうと色々試しても手応えがなく暖簾に腕おしで
自分ばかりが空回りしているようでどんどん自信の無くなっていくこの気持ちがわかるか?

すまん。書き手としてどうこうというより個人的な恨み言になった。
他の書き手の方々はこんな不健全な鬱憤を持ってはいないだろうから
参考にしないでくれ。あくまで俺個人の感情だ。

あと、次スレ頼む。俺は無理だった。
833名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 17:37:18 ID:OS2fGSIR
>>832
それには激しく同意。
GJだけのレスが1,2つだけだと、逆に自信がなくなるよね。
834名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:29:32 ID:LfaZhLRI
新スレ立てて流れかえよっか。
825のテンプレで立ててみる。
立てたことないから成功するかわかんないけど。
835名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:34:08 ID:LfaZhLRI
【獣人】亜人の少年少女の絡み7【獣化】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207906401/

立てました。
836名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:48:06 ID:d9Nr3X7e
常時何人いるかわからないんだよなこのスレ。ROMはいっぱい居るんだろうけど。
どうしても感想とかフィードバックがほしいならサイトもつしかないのかなぁ。はぁ。

あ、スレ立て乙です。
837名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:34:06 ID:5j5Pj2yW
>>834
激しく乙!!

書き手は寡黙な方がいい
感想が欲しいなんていう愚痴は書き手スレか誤爆スレか愚痴スレ行って吐こうね
838名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:45:00 ID:e7b7AsFC
>>832
書き手になってから、感想を書くようになったなあ。
絵にも出来るだけ書くようになった。

初めはたった一つのGJだけでも嬉しかったのに、
今じゃGJだけじゃ、本当に読んで貰えたのかな、なんて不安になるよ。
839名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:12:53 ID:UGoVlUCe
感想欲しい?具体的なの?うん、いくらでもご用意致しますとも。


その 感 想 を 最 後 に ス レ を 何 個 か 落 と し た 私の感想で良ければ
それなりに考えて感想付けると、どうしても変なネタを追加したくなる俺貧乏性


>835
新スレ乙!
840名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:05:53 ID:peMtQ2WJ
黙って保守だけしてたらネタでませんぜ奥さん。
841名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:12:13 ID:ai2axIV8
投下した後、感想は激しく気になるよな。
気になって、5分に1回は更新しちゃうんだぜ。
842名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:13:13 ID:hWyc1Bbt
感想がなかった時は、感想つけるほどの価値がなかったと判断するしかないのかな
843名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:18:35 ID:lexESi0X
流れぶったぎって報告です。

このスレが落ちる前にと、エロパロ保管庫の連絡用スレに
未収蔵SSの収蔵をお願いしてきました。

事後報告で申し訳ない。
844名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 08:59:06 ID:HlfL4gd/
>>842
逆に、特に悪い所は無かったってとこじゃない?

あと、このジャンルは幅広い上に好みの違いも激しいから、
自分の好みと違う小説には感想を書くまで至らないのかも。
845名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 10:54:02 ID:6Q628j/I
>>830とか>>837とか、アンタら何様?
書き手が唯一神だ!などと言うつもりは毛頭ないが、
何で上から目線であーだこーだ言われなきゃいけないんだよ。

今まで特にこれといった問題はなかったのにも関わらず
しょうもないテンプレを追加した>>825とか最悪だな。
テンプレにあるだろ!とかいって文句ばかり言う奴が増えて
新スレでは今以上にギスギスするだろうな。
846名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 11:30:51 ID:ie9nMBoL
とりあえずこの流れは次スレに持ち込まないようにな
こんなんじゃ投下したくてもできない人もいるかもしれないだろ
847名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 13:06:35 ID:dfmcCD72
>>845
まあ落ち着こう。
読み手にとっては、結局の所書き手はただのSS製造機なんだ。
画面の向こうに人がいる、ってのも軽視されている。
それが良い悪いの評価は別として、まあそういう場所なんだ。
寡黙に作品を投下して去っていくだけの人にここはやっていき安いだろうが、
感想が欲しい人、書き手 対 読み手のコミュニケーションしたい人は、
出来るならば新しくブログを立ち上げるなりして書いた方が向いているだろうな。
ブログ設置の報告ぐらいなら、周囲を見る限り文句も言われないだろうし。
848名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 15:00:06 ID:YtnX4XR8
ただそのパターンだと、冬風さん等をはじめとして
自サイトの方に掛かり切りになってスレには戻ってこず作者流出、ってことが結構あるけどな

まあそれはそれでスレ住人の自業自得か
849名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 15:30:58 ID:6Q628j/I
>>847
なんでそういう場所って勝手に決めてるの?
自分が気に食わなきゃスルーすればいいんだろうけど
スルーせずに自分の意見通そうとする輩が多いから自分も見習いますわ。

>感想が欲しい人、書き手 対 読み手のコミュニケーションしたい人
これに関しても、ここで書きたい人にあれだこれだと文句つける必要もないだろうね。
ブログしたい人はブログ作ればいいし。

読み手のアホな我が侭につきあってらんないからどんどん過疎るだろうなこのスレ。
850名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 15:48:48 ID:lexESi0X
       (   (     
      ( (   (. )   
       . -‐ ) ‐- .        ______
     .´,.::::;;:... . . _  `.      `=、;;;;;,,,,,,,:::,,,,,;;;;;,,,,`""''';;;;,, 、__
     i ヾ<:;_   _,.ン |       ,.-'゙''''',='";;;;;(゚Д゚,,),;;;;;;゙;;;;;;;;;l;;;;`,、     _________
     l      ̄...:;:彡|     /   `ー-..(/;;;;;;;;ヽ) ‐/;;;;;;';;;;;;;;;;;;     /書き手も読み手も
      }  . . ...::::;:;;;;;彡{.    ./             `''''''""i;;;;;;;;ヽ  <  お茶飲んで餅食って
     i   . . ...:::;;;;;彡|    l  ●  |,,,____/           |;;;;    \ モチツケ
     }   . .....:::;::;:;;;;彡{.    |     |.:::::/  ●        ノ;;;;      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
       ! , . (,,゚Д゚);:;;彡.    ヽ、   |:::/          _,/;;;'゛
      ト . (/::::::::つ,彳:.      `ヽ、_ |/        _,,.,;‐';;;;゛゛
      ヽ、.. ....::::::;;;ジ.         "'''=ー;‐---‐‐'';';"-''"゛
         .し`J
851名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 16:01:01 ID:LAhgjwko
>>848
あそこ、更新減ったしブログやチャット見ても電車の話が多くなったな…
もうこっちに帰ってきてくれないんだろうか?
本当、どんどん過疎っていくな。
852名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 18:04:00 ID:PXy/XXfq
>>849
同意はするがお前の言動はスレの空気を悪くしている。
少し考えて、自分の意見をきちんと伝える練習をしたほうがいい。
853名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 18:20:21 ID:6Q628j/I
>>852
次スレにこの流れ持ち込みたくないから
今のうちにここで発散してるんだよ。

>少し考えて、自分の意見をきちんと伝える練習をしたほうがいい。
そのとおりだな。少し反省します。
854名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 18:27:10 ID:dfmcCD72
>>849
俺も書き手だよ。確かにアホだけど。
自分の意見を通す、ってこっちには全く強制力もないのに、
押しつけてるみたいな言い方されたくないよ。意見を述べる=勝手に決める?

感想が貰えて、コミュニケーションもしたいならブログがベストじゃないかな、って提案なんだ。
ここで叶うならここでやるに超したことはないと思うけれど、現状そうはいってないわけで。
元々ここは2chだったんだし、殺伐前提の場所じゃないの?

思うように伝えられない。不快に思ったらすまん。
855名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 19:07:14 ID:6Q628j/I
>>854
すまんね。
提案というよりも、感想が欲しい人やコミュニケーションが取りたい人は
ブログつくってスレに来るなと言ってるようにしか見えなかったもんで。

そういう意図じゃなかったとしても今までの流れを見てるとそのように受け取ってしまうわ。
そもそも提案なら後だしで言わないで最初に提案だと述べてほしかったな。

つーかテンプレの件を見ると意見を述べる=勝手に決めるになってるよ。
反対の意見もろくに聞かないままいつの間にか通っちゃってるし。
856名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 19:26:14 ID:lexESi0X
本当にみんな落ち着こうよ。
特にID:6Q628j/Iは少し落ちついてね。
いくらなんでも喧嘩腰すぎる。
>次スレにこの流れ持ち込みたくないから
>今のうちにここで発散してるんだよ。
なんて言ってもこのままじゃ次スレもギスギスするよ?
今までのテンプレにもママーリって書いてあるでしょ?

心に自分の好きな亜人を思い浮かべて深呼吸、深呼吸〜
可愛い獣人のおにゃのこが手を振ってるよ〜あはははは〜
857名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:26:36 ID:dfmcCD72
>>855
自分の言い方が悪いと思ったから言い直した。
確かに初めから提案と言えば良かったな。誤解させてごめん。

テンプレに関しては……議論が足りなかったかもね。

>>856
若干スケアーな娘の方が好きっす。牙があったりして。
そんな見た目にコンプレックスがあるとベスト……!
858名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:33:50 ID:QztMehcR
スケアーって、鱗系?
勿論、大事なトコロは柔らかいんだろな。


鱗系のパーツレイアウトでヒトデ娘を妄想したらエロいことに
859名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:34:43 ID:4i4V77zc
ログ見りゃ分かるけど、読み手が上から目線なんじゃなくて
読み手がドン引きするぐらい書き手側が自分自身を下に置いてるんだよな。
読み手側は言うまでもないが、書き手側の意識改善も必要だと思う。
860名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:37:14 ID:kIjJILq6
一見可愛い女の子のラインを残してるようでも
牙や爪が鋭かったり力が強すぎたりして
ほんの軽い気持ちでじゃれ付いた相手(人間♂)に怪我をさせちゃったりして
「ごめん…」って耳と尻尾しょんぼり垂らして落ち込んだりするといい
861名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:41:41 ID:lexESi0X
見た目コンプレックス娘…っ!!イイ!!
ヒトデ娘…っ!!エロい!!

お魚系おにゃのこの大事なトコロはどうなっているのかと妄想が止まりません!
前にスリットのように……
862名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:54:38 ID:dfmcCD72
>>858
怖い感じの娘。鱗とかもその類になるのかな、かなり好物。
すごい好きなんだけど、「こんなんじゃ逃げられちゃうよね……」って気持ちを伝えられなかったり、
可愛い娘を見ながら、自分もあんな種族なら良いのに、とか考えていたら、
もしかしたら食べられるんじゃないか(食的な意味で)と勘違いされたりして凹んだり、
ぬいぐるみとか好きなんだけれど、似合わないとか言われたら嫌で隠してたり。
863名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 21:32:39 ID:QztMehcR
>>861
目撃情報。シャチのメスには大陰唇がある。

>>862
大雑把に言ってレディースだけど部屋がキティグッズだらけとか、そういう系統か?



良い!それで猛獣とか龍族とかなら更に良い!
864名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 10:30:11 ID:3RnDWvCp
一作書いてはみたいけど、恋愛系の思考が苦手と言うか…。
男女が出会っても、友達ぐらいで止まっちゃうんですよ。
とても恋仲とか、本番までは行かないだろ、みたいな距離間。

だめだこりゃorz
865名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 10:34:43 ID:wHow4ulC
>>864
今気がついた。自分も、『どちらか一方は既に好き』なものしか書いてない。
ああ、だからその背景として説明が必要になるのか。なんか道が開けたわ。ありがとう。
866名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 17:32:31 ID:HAvGAsuu
>>855までの流れに吹いた。なんだかな。まぁ。どうでもいい。
そして>>856が聖徳太子にみえた。小野妹子ご苦労様です。

>>865
自分で道が開けたか。よかったなー。
説明をダラダラかくんだと簡単だけど読み手がダルい。しっかりしたステップを(文章で)踏んだ上で展開していけばいい。
そういうことだな〜。完成できるといいね

で次スレにもうネタがきてて早々萌えてしまった俺をどうにかしてくれシーザス。
話脳内でふくらませてくる〜。
867名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:40:09 ID:PnGN8kRi
>>854
>元々ここは2chだったんだし、殺伐前提の場所じゃないの?

2chであってもまったり出来るのであればまったりしたいというのが住民の本音だぞ。
そこだけは誤解のないように。
868名無しさん@ピンキー
>>865
スパッとした文章って難しいっす。それでいてエロくなんて……。
だから面白い、なんて言えるほどの物書きでもないけど、深いよね。

>>867
自分もまったりしたいと思ってるけど、殺伐した空気が好きって人もいるよ。
その是非は抜きにして、ある意味貴重だと思うけどね、殺伐した場ってのも。

あー、そこら辺に鱗とか牙とか、もう少しわがまま言えば翼もある娘いないかなー。