【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】

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1ランサー ◆6olansC1k6
例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて
  腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの
  腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、

というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。

まとめサイト(前スレ215氏)
http://thinker.web.fc2.com/index.html

前スレ
【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174024879/

前々スレ
腹責め専門SS
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/
2ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:07:48 ID:3CWaO1Sd
すみません、僕の無駄に長い作品のせいで腹責め専門SS・その2が容量オーバーになってしまいました。
本当にコピペ荒らし紛いになってしまうなんて……(血涙)。
前スレ住人の皆様には心よりお詫び申し上げます。

誠に勝手ながら新スレを立てさせて頂くと同時に、前スレを潰してしまった長編を
もう一度最初から投下したいと思います。
しばらくのお目汚し、ご容赦ください……。
3ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:08:52 ID:3CWaO1Sd
『闇夜の復讐者』


天高く日の照りつける昼下がり。私立箕政高校は、真夏の強烈な、しかし爽やかな熱気に包まれていた。
校舎から渡り廊下を渡った先の、25mプールの傍らの白いコンクリート。
「……ふぅ」
女子専用の更衣室で、夜上ほたるは次の水泳の授業に備え、独り水着に着替え終えた所だった。
微かに首を傾げると、肩まで伸びた黒髪がさらりと揺れる。
腰を捻ると、スクール水着の薄ゴムのみを貼り付けた端麗な肢体が、しなやかなくびれを強調する。
しみ一つ無く滑らかでありながら、雌豹のように鋭く絞られた四肢。
大きめだが形良く整った美乳の真下には、鍛えられた腹筋が水着越しにもうっすらと線を通している。
決して無骨ではない。鋼のように研ぎ澄まされた筋の上には、適度に乗った肉と脂肪。
身体能力と美しさを最高位で両立させた、完璧なプロポーション。
その肉体がとても17の少女とは思えないほど引き締まっているのは、ほたるが只の美少女ではなく、
箕政高校の女子総合格闘技クラブ最強の戦士でもあるからに他ならない。
(……ちょっと胸がきつくなってきたな。そろそろ新しい水着買わないと)
未だ成長を続けている自らの肉感に満ちた膨らみと腹を撫でながら、ほたるは思った。
もともと幼少から運動が好きで才能に溢れていたほたるの実力は、入部してすぐに格闘技の世界でも開花した。
地区大会優勝3回、県大会準優勝1回。
2年生でありながら、既にほたるは3年生の部長をも遥かに凌ぐ部最強のエースとして活躍していた。
もっとも、最強といっても、その肩書きには“女子部員の中では”という枕が付くのだが。
格闘技を修めているのは、女子だけではない。
当然、箕政高校には男子格闘技クラブも存在する。
さしものほたるも、男子部員で最強の人間には一目置かざるを得ない。
箕政高校で最強の人間。それは、男子格闘技クラブの部長、榊下煌の事を指す。
そして。
“あのさ。……………………好きだ、ほたる”
「……ふふっ」
まだ微かな幼さを残した頬が緩み、自然と笑みが零れる。
2日前の、放課後。
ほたるは、その煌に告白されたのだった。
(榊下先輩……)
ずっと好きだった、と煌は言ってくれた。
もともと技を究めようとする者同士、どこか波長が合ったのだろう。
実はほたるも、優しくて誰よりも強い煌に、入部当時から惹かれていた。
断る理由など何もなく、2人は初めてのキスをした。
そして今日の放課後、ほたると煌は初めてのデートの約束をしている。
青春の真っ盛りに、年頃の少女の頬は緩んで当然だった。
格闘の技は未だ成長を続け、尊敬する先輩とも結ばれ、今、ほたるは自らが幸福の絶頂にあると信じきっていた。
数分の後、全てが粉々に撃ち砕かれる事になるとも知らずに。
4ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:09:39 ID:3CWaO1Sd
校舎の方向から、鐘の音が聞こえた。
休み時間の終了、そして次の授業開始の合図。
(いけない、遅れちゃう)
さっきの授業で切れてしまった消しゴムを校内売店で買っていたら、一人だけだいぶ遅くなってしまった。
もう自分以外の生徒はプールサイドに集合しているだろう。
(急がないと)
小さく頷いたほたるは、更衣室の出口に向かう。
だが、ほたるがドアノブに触れるより早く、何者かの手によって更衣室のドアが開け放たれた。


「……!?」
突如として押し入ってきた侵入者たちに、ほたるは硬直する。
(だ、誰……)
3つの、人影。
同時に外から突き刺さってきた日光に目が眩み、顔は見えない。
いくら女子総合格闘技クラブのエースと言えど、高校生の少女が咄嗟に対処できるような状況ではない。
不測の事態に立ち竦むほたるに向かって、侵入してきた3人のうち2人が掴みかかってきた。
「うっ!!」
左右から体当たりをかまされたほたるの身体は、今しがた自らの着替えを仕舞い終わったロッカーに弾かれた。
そのまま両サイドの二人によって背後のロッカーに押さえつけられ、それぞれ左右の腕を掴んで固定される。
思わず逃げ出そうとするが、両の足も素早く裸足で踏みつけられ、ほたるはたちまち一切の行動の自由を失った。
「あ、あなた達は……」
左右から自分の身体を拘束した2人の顔を見て、ほたるは息を飲んだ。
それが、見知らぬ不審者の顔だったからではない。
その、逆。
(瀬戸川先輩に……神林先輩!?)
瀬戸川深雪。神林真奈。
セーラー服を纏った二人の少女。
驚いたことに、自分を押さえつけた2人の少女は共にほたるの一つ上の、女子総合格闘技クラブでの先輩だった。
「ど……どうしたんですか先輩? 何の冗談ですか??」
ほたるは狼狽して呻くが、深雪と真奈の2人は何も答えない。
その真剣な表情と未だ一切の力を抜かない拘束が、2人の行動がおふざけや冗談ではないことを物語っていた。
一体なぜ、学年も違う2人がこんな時間に、こんな所に?
「おはよう、夜上さん」
2人の代わりにほたるの問い掛けに答えたのは、ワンテンポ遅れて入ってきた3人目の少女だった。
「……西崎……部長……」
その顔を見て、ほたるは小さく言った。
西崎舞衣。
やはりほたるの一つ上の3年生であると同時に……女子総合格闘技クラブの、部長。
2年生にして圧倒的な実力を持つエースであるほたるに次ぐ、女子部員ではナンバー2の実力者。
「部長……どういうことですか、これは」
「見ての通りよ。これからあなたを罰しようと思うの」
制服越しに盛り上がったふくよかな双乳を抱くように腕を組み、舞衣は冷たい声で答えた。
5ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:10:27 ID:3CWaO1Sd
罰する。
限りなく嫌な予感が、ほたるの脳裏をよぎる。
薄いスクール水着のみで包まれた滑らかな肢体に、生温かい汗が浮かんだ。
この状況で、その言葉が指す意味は恐らく一つ。
舞衣は……3人がかりで、自分をリンチするつもりだ。
「……理由が分かりません」
ほたるは本心から言った。
確かに、普段かわす会話の態度や言動の節々から、舞衣に内心嫌われているのは自覚していた。
原因も見当はついている。下級生のほたるが、部長である自分より強いという事実が気に食わないのだろう。
それでも、舞衣がほたるに対する嫌悪や嫉妬を部活動中にはっきりと表に出した事は無かった。
当然である。自分より才能のある下級生に嫉妬しているなど、部長として大っぴらにアピール出来る事ではない。
だが。
今日の舞衣の顔は、これまでに見たことがないほどの怒りに満ちていた。
「……私が、何をしたって言うんですか?」
「言わないと分からないの? 自分の胸に聞いてみなさいよ」
慎重に尋ねるほたるに、舞衣は突っぱねるような口調で言った。
(……まさか……)
今まで部長としての対面を守り自分を制御していた舞衣が、突如ほたるに対してここまで憎悪を露わにした理由。
一つだけ、思い当たる事があった。
彼、だろうか。
「煌君の事よ」
(……やっぱり)
煌と舞衣は、物心付いた頃からの幼馴染だという。
煌の方はどう思っているか知らないが、舞衣が煌を好きなのは、部員なら誰もが感づいている暗黙の事実だった。
「あなた、煌君を誑かしたでしょう」
切れ長の瞳でほたるを睨みつけ、舞衣は言った。
「よくも、純真な煌君の心を弄んだわね」
「……弄んだ、ですって?」
ほたるは思わずその言葉を反復する。
舞衣の気持ちも、分からないではなかった。
下級生の自分に、格闘最強の座ばかりか、好きな幼馴染の男子までも奪われたのだ。
プライドと恋心をずたずたにされた少女が嫉妬に狂うのも、決して不自然ではない。
「何を言ってるんですか、部長」
しかしほたるは、逆に舞衣の目を真正面から見返した。
だからと言って、1人の下級生を3人がかりで私刑に掛けようとするような輩に、同情する事は出来なかった。
「誑かしてなんかいません。榊下先輩から、私の事を好きだって言ってくれたんです。
 もちろん、私も先輩の事が好きです。部長に私たちを邪魔する権利はありません」
「言ってくれるわね」
舞衣は不敵に笑った。
「実力ナンバー1の自信かしら? けど、じきにそんな口も利けなくなるわ。
 いくらあなたが強くても、この状況を打開できるわけはないものね」
(……く……)
認めたくはなかったが、それは厳然たる事実だった。
本来、舞衣を含め3人の敵は、個々の格闘技術では才能の塊であるほたるには遠く及ばないだろう。
一対一なら、何度やっても倒せる自信はある。
しかし卑劣な不意打ちで華奢な身体を拘束され、今やほたるに胴体はおろか四肢の一本も動かすことは出来ない。
「顔はやめておいてあげるわ。証拠が残るしね」
剥き出しにされたほたるの腹部をつるりと撫で、舞衣は既に勝ち誇った表情で言った。
「深雪、真奈、しっかり押さえておきなさいよ」
両サイドの2人に念を押すと、右の掌を握り締めて大きく振りかぶる。
「さあ夜上さん。私の煌君に手を出したこと、後悔させてあげるわ!」
言い放つと同時に、舞衣の拳がほたるの腹に叩き込まれた。
6ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:11:16 ID:3CWaO1Sd
(……来る!)
舞衣が拳を振り上げる直前、ほたるは大きく息を吸い込んでいた。
インパクトの間際で、全力を以って筋肉を固める。
瞬間。最強の少女拳士の腹には、スクール水着越しにも分かるほどくっきりと筋が浮かんだ。
ばすんっ!
「……くっ……!」
呻いたのは、拳を撃ち込んだ舞衣の方だった。
それは決して、舞衣の拳が非力だったからではない。
部内ナンバー2の実力を持つ舞衣の打撃は、クリーンヒットすれば男子部員でもKO出来る威力を持っている。
だが、修練を積んだほたるの肉体は、それすらをも腹筋のみで耐え抜くほどに鍛え上げられていたのだった。
「……その程度ですか?」
耐え凌いだといっても、当然ノーダメージの筈は無い。
腹に流れる鈍い痛みを堪え、ほたるは努めて落ち着いた声で言った。
「そんな拳じゃ、何十発撃ち込もうが私には効きませんよ、先輩。
 ……もう止めておきなさい。今なら、何もされなかった事にしてあげますよ?」
強靭な精神力で焦りを覆い隠し、ほたるは微笑む。
正直言って、動けない自分に勝ち目は無い。
確かに舞衣は格下だが、この無防備な状態で何度も攻撃されたらいつかは堕とされるに決まっている。
そうなる前に、口八丁手八丁で何とかして相手の戦意を殺ぎ諦めさせる。
それだけが唯一、ほたるがこの絶体絶命の窮地を脱する方法だった。
「今なら、誰にも言いません。先生にも……榊下先輩にも」
だがその言葉に、舞衣は何故か、思いついたように笑った。
「……ふぅん、さすがね。悔しいけど、確かに私の力だけじゃそう簡単に勝てそうもないわ」
それを聞いたほたるは、瞳を細めて舞衣を睨みつける。
3人がかりでは飽き足らず、まだ増援を呼ぶとでも言うのか?
「自分達じゃ勝てないと分かったら、どうする気ですか?」
舞衣はその質問に答えず、脇に置いていたスポーツバッグを開けた。
「…………!?」
舞衣がスポーツバッグから取り出したものを見て、ほたるは目を見開く。
手の平大の大きさの、黒光りする球体。
……陸上競技用の、砲丸。
重さ7キロ強。ポンド数にして16ポンド。
投擲やダンベル代わりとして筋トレに使う、総合格闘技クラブの備品である。
重厚な光沢を放つ鉄球を一目見て、ほたるは敵の目論見を理解した。
グローブの中に石を握って反則負けになったボクサーの話は、格闘技者なら幾度か耳にするエピソードである。
同時に、その首筋に冷や汗が伝う。
石でさえ拳は段違いに重くなるというのに、砲丸など握ったらその打撃力は何割増……いや、何倍に増加する?
「……下級生相手に必死ですね先輩。重大なルール違反ですよ」
「格闘技の試合だったらね。でも、煌君を誑かした雌狐の制裁にルールも何もないわ」
悪びれもせずに言うと、舞衣は右手の指を大きく曲げて砲丸を握った。
そっとほたるの腰の引き締まったくびれに腕を回し、その肢体を抱くように固定する。
「……ねえ夜上さん。これ、誰のだと思う?」
ほたるの耳元で囁く。
「え……?」
「煌君のよ。練習に使うからって言って借りてきたの」
一瞬、ほたるの息が止まった。
「私がこれを握れば……私と煌君の力を合わせれば、あなたなんか一捻りよねえ?」
「なっ……」
その言葉に、ほたるは激昂した。
「ふざけないでください!! 何を勘違いしてるんですか!? 榊下先輩はそんなつもりで……」
舞衣の不条理極まりない悪辣な思い込みに、思わず我を忘れて抗議しようとする。
しかしその行動こそ、敵の思う壺であった。
呼吸を乱し、研ぎ澄まされたしなやかな肉体にうっすらと浮かんでいた筋が弛緩して消失する。
筋肉を固めることを一瞬忘れたほたるの腹に、砲丸を握り締めた舞衣の拳が最悪のタイミングで撃ち込まれた。
7ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:12:04 ID:3CWaO1Sd
どむぅんっ!!!
「はぉ……っ!?」
完全に虚を突かれた一撃に、ほたるの口からくぐもった声が漏れた。
油断だった。
スクール水着に引き絞られた官能的な肉体の中心部、へその僅か上に、舞衣の拳が壮絶にめり込んでいた。
(うぅん……っ!!)
握った鉄球で強化された舞衣の拳は、只でさえ弛緩していたほたるの腹を初撃など比較にならない威力で抉った。
全身に、すぐにでも気絶しそうなほどの激痛信号が走る。
(くはっ……ぁ……)
「……まだまだ、ですね」
だがほたるは、今にも迸りそうな悲鳴を、咽喉の手前で噛み殺した。
意識の糸が切れて黒目がくるりと上に剥きかけるのを、超人的な精神力で堪える。
「効きませんよ、全然」
平静を装い、静かに言う。
本当は、どうしようもないほど効いている。
だが……少しでも弱みを見せたら、負けだ。
「何ですって?」
その余裕の表情に、舞衣は気圧されて呻いた。
「そんな馬鹿な。今のが効いてないわけ……」
かなり動揺している。押すなら今だ。
「もういいでしょう? 放してください。これ以上は警察沙汰ですよ」
「ぐっ……」
舞衣は何も言う事が出来ない。
(そう。このまま、もういくら殴っても無駄だと思わせられれば……)
だが、微かに見えていたほたるの勝機は、すぐに撃ち砕かれる事になった。
「……ねえ、舞衣」
ほたるの左手足を押さえつけていた瀬戸川深雪が、ほくそ笑んで開いた。
「見てよ、この子。ほら」
その視線は、ほたるの下半身に向けられている。
「え……」
釣られて自らの下腹部に目をやり、ほたるは竦んだ。
鮮やかな青の水着の最下、優しく膨らんだ股間の鋭角部分だけが、ほんの微かではあるが濃紺に変色していた。
「あぅっ……!?」
(し、しまった……衝撃で……)
ほたるの頬が真っ赤に紅潮する。
「あらあら夜上さん、気が早いわね。プールに入る前から濡れるなんて」
たちまちその口元を歪ませ、舞衣は悪魔のように笑った。
「全然効きませんよ、ですって? 可愛い嘘ね。本当は漏らしちゃうくらい効いてるくせに。
 そんないやらしい姿、煌君が見たら幻滅するでしょうね」
「ち、違っ……」
必死で言い訳しようとするほたるだが、今や全てを看破した舞衣の眼に、それは最大の好機としか映らなかった。
思わず身を乗り出して喚きかけるほたるのへその下に、舞衣は更なる猛拳を撃ち込んだ。
「かはぁっ!!?」
凄まじい激突音と共に、黒光りする異物がいかに格闘技者と言えど鍛えようのない少女の急所に突入する。
ほたるの下腹へめり込んだ16ポンドの砲丸は、正確にその丹田をぶち貫いた。
(はっ……はうぅ……!!)
傲慢な金属の暴君が、本来ならば新しい生命を優しく包み込む筈の胎盤にずっぽりとめり込んでいた。
ほたるの脳に、自らの子宮と膀胱がずしりと球形に潰された絶望的なイメージが鮮明に伝わる。
じゅぶっ!
堪らず再度陰部から漏れてしまった小水が、スクール水着の薄ゴムを透過し雫と飛び散る。
「ぁっ……かぁぁ……」
格下の相手、しかも恋敵に女の部分を抉られ失禁という醜態を曝してしまった屈辱に、ほたるの瞳が潤んだ。
8ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:12:55 ID:3CWaO1Sd
(うぐぅ……っ)
必死で股間に力を入れて括約筋を締め、漏れ出す小水を何とか極少量に留める。
「は……ふぅ……っ」
「いくら堪えても無駄よ。全力で潰してあげるわ」
冷徹に言った舞衣は、ほたるの盛り上がった乳房の真下に照準を移動させる。
次の瞬間。ほたるの鳩尾に、凶悪な一撃が撃ち込まれた。
「ごふぅ……んっ……!!」
弱りきっていたほたるの腹筋は、軽々とぶち破られた。
背後のロッカーが音を立てて凹む程の、圧倒的な猛撃。
小さすぎる筋三角形の窪みに砲丸を捻じ込まれ、水着越しに浮き出た肋骨がめきりと軋む。
ふくよかに盛り上がった柔らかな碗型の乳房が、衝撃の余波を食らってぶるぶると震えた。
「ぐ……むぅぅ……」
ごくんっ。
そのか細く白い咽喉が、せり上がる何かを飲み込むように膨らんだ。
「あら、もしかして吐きそうなの? ごめんなさいね、やりすぎちゃったわ」
それを見て満足げに笑った舞は、ほたるの腹に埋め込んでいた拳を引き抜いた。
「深雪、真奈。放しなさい」
指示を受け、両サイドの二人が手を放す。
半壊したほたるの身体は、ロッカーに背を引き摺りながらずるずると崩れ落ちた。
「いいざまね、夜上さん」
その髪を乱暴に引き上げた舞衣は、ほたるを仰向けに転がす。
「か……こふっ……」
鍛え上げられながらも肉感に満ちた艶やかな肢体が、その前面の全てをあられもなく曝け出す。
呼吸に合わせ、その腹と柔らかな乳房が上下する。
「どう夜上さん? これに懲りたのなら、もう煌君に二度と手を出さないと誓いなさい。そしたら許してあげる」
「うぅ……む……」
まだ辛うじて意識は保っていたが、既にその四肢が動く事はない。
今やほたるには膀胱直下の括約筋を締める事と、胃から逆流してくる液を堪える事だけが精一杯だった。
嫉妬に狂った恋敵に、これ以上の無様な姿を見せる事だけは避けたかった。
「あら……反抗的な目ね。まだ頑張るんだ?」
だが舞衣は、ほたるの思考を手に取るように読んだようだった。
「しぶとい子ね。けど、少し安心したわよ。あなたがそういう態度なら、こっちも心置きなく止めがさせるから」
そう言うと砲丸を握った拳を上げ、仰向けに倒れたほたるの肉体の真上に大きく掲げる。
(ひっ……)
それを見上げ、ほたるの背筋が怖気立った。
小さな、しかし威圧的な16ポンドの砲丸は、当たり前だが16ポンドのボーリング玉と同じ質量を持っている。
「い……嫌……!」
瞳孔の収縮した少女拳士の目元から、とうとう屈服の涙が零れ落ちた。
だが舞衣はにたりと笑って首を振る。
「駄ぁ目。もう遅いわよ。……深雪」
目で指示すると、深雪は制服のポケットからデジカメを取り出し、そのレンズを震えるほたるの肢体に向けた。
録画モードのボタンを押し、その姿を動画に収め始める。
「OK、最高画質でばっちり撮れてるよ。うーん、なかなかエロいねー」
レンズをゆっくりと動かし、上下するふくよかな美乳と引き締まった腹、そしてとろりと湿った股間を舐め回す。
「じゃあ行くわよ夜上さん。……心配しないで。この卑猥な映像は、ちゃんと煌君にも見せてあげるから」
そう言った舞衣は、ゆっくりと拳を開いた。
9ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:13:50 ID:3CWaO1Sd
2mの高さから発射された凶悪な鉄球が、ほたるのへその真上にずぼりとめり込んだ。
「ぐぱあぁっ!!」
既に破壊され尽くしていたほたるの腹は、微塵の抵抗もなく異物を受け入れた。
もはや只の分厚いマシュマロと化した少女の肉を、圧倒的な質量の砲丸が最深部まで貫き抉る。
最悪の一撃に、ほたるの意識を保っていた最後の光が仄かに明滅した。
「ごっ、ごぶ……げぷぉっ……」
凛と結ばれていた唇が真円に開かれ、大量の胃液が洪水となって噴き出す。
括約筋の破砕した下腹部が大きく盛り上がり、ひくついた割れ目からびゅるりと黄金色の噴水が上がった。
「お……こぉ……」
見開かれた瞳はぶるぶると震え、何とか堕ちるのを堪えようとしていたが、所詮は無駄な足掻きだった。
17の少女の柔らかな肉に与えられたダメージは、既に精神力で耐え切れるレベルを遥かに超えていた。
「あはあぁっ……か……ぐふぅんっ」
官能的な喘ぎ声を最後に、健気に痙攣していた黒目がちな瞳がぐるりと真上に剥かれた。
「あははははは!! 無様ねえ、夜上さん」
完膚なきまでに堕ちたほたるを見下ろし、舞衣は哄笑した。
粉砕された腹筋は一切の反発力を失い、その肉は7キロを超す砲丸を内部で停止させて大きく陥没している。
それにより食い込んだゴム製の水着はほたるの肉体最奥部に向けてみちりと延びきり、その肋骨が作る三角形や、
美乳の先端の突起物、そして優しく膨らんだ下腹部最下の秘裂の形状までをもくっきりと浮かび上がらせている。
「げ、げぼぉ……っ」
唇の左右の端と、ひくつく股間の割れ目からは、濃度は違うものの同じ黄色をした液が未だ吹き零れ続けている。
腹に砲丸を埋め込まれて吐瀉と失禁に沈んだ端麗な少女の肉体は、これ以上ないほど儚く哀れでありながらも、
同時にすこぶる艶かしく、言いようのない背徳的な性の淫靡さに満ち溢れていた。


肉体の中心を凄絶に抉られたままぴくぴくと痙攣するほたるを満足そうに眺め、舞衣は手を上げて合図をした。
深雪はデジカメのボタンを押し、録画を終了する。
「うん、なかなかいい画が取れたね」
深雪は笑う。
「どうする舞衣。とりあえず部の皆に転送してみよっか?」
「そんなんじゃ生温いわ」
舞衣は首を横に振る。
「ネットで流すのよ。……真奈。あんた、PCとかそういうの得意だったわよね?」
「えっ? ……うん、まあまあね……」
独りほたるの悲惨な姿を正視出来ずに目を背けていた神林真奈が、初めて口を開いた。
舞衣の視線を受け、躊躇いがちに頷く。
「じゃあ決まりね。全国に流しましょう。“衝撃! 水着女子高生の生失禁&失神映像!”とか名前付けて。
 馬鹿な男達が食い付いてくるわ。……良かったわね夜上さん。さぞかし世間で話題になるわよ?」
既に意識の無いほたるに非情に言い放ち、舞衣たちは更衣室を後にした。


次の日。舞衣の言葉通り、ほたるの無残で淫らな姿は瞬く間にネットを駆け巡る。
腹を潰された水着の美少女格闘家が胃液と小水を吹き零して果てる映像は、一切の修正無しで世に曝された。
夜上ほたるがマンション自宅のベランダから投身自殺を図るのは、その4日後の事だった。
10ランサー ◆6olansC1k6 :2007/11/30(金) 23:23:33 ID:3CWaO1Sd
というわけでひとまず第1話完です。
トンデモ設定のヒロインものが続いたので、今回はちょっと暗めの学園ものを。
全5話くらいで今年中に完結させたいと思ってますので、気長に見守って頂けると幸いです。
11名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:34:36 ID:B0Wr+UEC
うわー最後にまさかの自殺…!
これは鬱!しかしエロい!
水着少女に鉄球とか最高!でも凄い鬱…



これが最強バッドエンドってヤツなんですよね。
正直みくびってました。
内臓破裂の即死やガックリ膝をついての衰弱死とかを想像していましたが、これは鋭く予想外の切り口でした。
賛否両論が興るかもしれませんが、好き嫌いとは別の次元にある良い仕事でした!
12名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:23:29 ID:bUvUQEgn
>>10
シンプルにしてディープ!
13名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:33:51 ID:5TrIl6RE
そしてGJ!!!
14名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 13:08:32 ID:QtCiqMP8
相変わらずエロ過ぎGJ!!
しかし今までの作品とは違って本当に救いのない展開・・・
これがランサー氏版『更衣室の仕置き』なのか・・・ゴクリ。
15名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:08:29 ID:19Ft5ZSC
す、すっげええeeeeeee
ハラ腹したぜえ
16名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:24:12 ID:EOde+2Z2
無料サイト集 Kooss
無料bbs,アイコン,お絵かき,画像 無料
http://kooss.2288.org
17名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:15:51 ID:HaT1t9oH
夜上ほたるは死んじゃったのかな?奇跡的に助かったのか?
気になる・・・w
18名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:24:31 ID:H0XsZFPs
ぐぐぐGJ!ほたるたんは俺の嫁(;´Д`)ハァハァ
全五話ってことは、このレベルの作品があと四回も続くのか。凄すぎる・・・
タイトルから想像すると、これから舞衣一味が1人ずつ復讐されるのかな・・・
俺も何か投下したいが、ランサー師のクオリティにびびって書けねえwwww

あと、読み終えて鬱になりながらも
「そのネットに流された映像見てえええええ!!」
と思ってしまった俺は恐らく人間の屑
19名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:36:30 ID:cVPCM9gG
か、枯れちまったぜw
t超絶GJ!
20名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:38:39 ID:AHi8Ikz5
>>18
いよう、屑兄弟
21名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 11:30:45 ID:UVhV5oi9
ひどい…
22名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 12:16:02 ID:G2gXKomq
>>18
>>20
良かった、屑は俺だけじゃなかったんだ・・・・
どこかの神絵師さん、せめて挿絵お願いしますwww

ていうかほたるタンが死んでるわけないよ!
きっとマンションの自宅は二階で、打ち身と腕擦り剥き程度で済んだんだよ!
・・・・後生ですランサーさんそういう設定にしてください・゚・(ノД`)・゚・
23名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 12:37:08 ID:cVPCM9gG
某変身ヒーローの如く、
瀕死のほたるタンが謎の組織に改造されて
サイボーグとして復活展開を・・・
24名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:55:59 ID:AHi8Ikz5
みんな落ち着け!

>投身自殺を図るのは

と言う事は、結構前に止められた可能性もあるわけだ!
逆襲のヒロインフラグにwktk
25名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 18:17:13 ID:Fehs9JEJ
確かに早とちりしているのはあるかも。

となると既に腹筋を打ち砕かれて心が折れたほたるが、
腹に未だ残る痛みと腹への打撃への恐怖というトラウマを抱えた姿が描かれるんだろうか?

そしてそんな弱くなったほたるを追い討ち?楽しみだ。





それとも自殺未遂の寸前に酔狂な死神によって命を助けられて
地獄の戦士として復活!死神を従えてかつて自分を追い詰めた連中へと復讐の死の拳が唸る!

ほたる「この拳で!私は新世界の神になる!」
死神「やっぱ腹責めって…オモロ!」



作者さんゴメンナサイ
26名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:43:56 ID:cVPCM9gG
まあ、オレぐらいの恐ろしい腹フェチになると、
ほたるタンが小清水亜美声でうめいているのが脳内再生されるよw
27名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:44:32 ID:zvbgpDfF
ランサー氏自身トンデモヒロインものじゃないって言ってるし、さすがにビルから飛び降りちゃったほたるたんの復活はなさそうだな
セオリー通りに考えると、ぶち切れた彼氏が復讐鬼と化すのか?

ところで、ほたるたんの映像はやっぱりニコニコ動画あたりに流されたんだろうか・・・
そりゃ死にたくもなるよね
28名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 18:52:33 ID:ttVbFdYZ
>>27
>ニコニコ動画
妄想飛躍しすぎwワロタww

ほたるたん復活も十分ありえるさ。どっちの展開も見てみたいw
彼氏キレたらラオウ化しそうw
29前588:2007/12/03(月) 21:53:54 ID:EDrcdU81
>>1 ランサーさん、スレ立て乙です。こちらはむりやり風最終編と致しますw↓

淡い桃色小袖を纏ったうら若い娘。彼女はしかし特段の拘束ない風に見える。
至って自由、いやむしろ自らの意思でここへやってきたというべきか。
周囲の喪巣女たちはそれ制止するでもなく、逆に付き従うかの体たらくである。
おぼろげに想像はつくが、これも匠の設定イレギュラー化したことに関連と。
町娘はつつと前へ進むと、横たわる飛鳥くノ一へ立ったまま視線を落とす。
僅かに前かがみか、細身の身体にのる小顔はいつもの可憐。か弱な女子には
違いない。女がぽつぽつと口開く様とて従前どおり。問題はその内容である。
「…飛鳥のキヌ…私を覚えてはおるまいの…」何がしかの確執あるのか、
思わせぶりな滑り出し。同じ口調でありながら中身のエスカレートが
予感される。
「そなたは私を六度、殺したのです…」「何度も、何度も、命乞いしたのに…」
これぼっそり呟くには余りにも不釣合いな仰天コメント。そもそも理屈が
通らない、と傍目に映る。娘は現に生きているではないか。それとも不死身と
いうのか怪かしか。なによりキヌはこの女を助けに来ているのである。しかも
匠のミッションを受けただけで、直接の面識すらない。となればこれ妄言の
極みであろう、と一旦結論づけたくなるところ。が、である。実はこんな事も
「あるよ」のセリフがお似合いで。というのも忍の道まこと冷徹にして必要
あらば武士以外でも手をかける。今までの世界では非力な町娘を狙うなど
あり得なかったが、ここでは違う。娘の方も娘の方で、きのこ手裏剣などと
いう奇天烈な得物を持っており油断すると思わぬ反撃にあったりする。
このように誰でもが標的になり得る世界。更には誰でもが敵になり又、味方に
なる混沌空間。それが宇高多であり。過去、飛鳥女が町娘を殺める構図も
充分にあったということである。ただ、ひとつの筋書き完全に終了すれば
次回はリセットされる筈。ある任務で敵対しても、その次登場する際、過去が
すっかり消去されていると思うは自然。或いは同じキャラでも多少の個性が
あり実は全くの別人だった、ということも考えられよう。それがこのような
経緯に至ったということは、やはり例の要因にとどめをさすのか。
まったくもって武家屋敷へ立ち寄ったツケ如何にも大きい。
30前588:2007/12/03(月) 21:54:46 ID:EDrcdU81
「…そなたらの仕儀許せませぬ。何が戒めじゃ。人の命をなんと心得ている
のです…」相変わらず八の字眉の弱気顔だが、語気はますます強くなる。
「…この身は無力なれど、そちらの勝手な理屈で危害加えられる筋合いなど
ありませぬ。ささやかな平和を無残に踏みにじった代償は払って
いただかねば…」決然の志を胸に、キヌの傍らへしゃがみこむ女。凛とした
口上は続く。「…というて私はそなたら飛鳥の衆と違いまする。
血を見ることなど大の嫌いじゃ。それゆえ、ここは私なりのお仕置きをさせて
いただきます…」そなたら、と複数形になっているのは、この町娘が
キヌだけでなくゴウやザジからも襲われ落命した証左。積もり積もった
その怒り恨み尤もである。と同時に今回匠の設計には従順であり血で血を洗う
乱暴な復讐劇は念頭にないらしい。いや元々そんなキャラでなく第一
似合わないといってよいが。では実際どうするのか興味津々見据えると、
小袖の裾を開き太腿から下を大きく露出。必然の帰結として纏うもの一切なき
股間、正面から丸見えとなるも忠実な時代考証に基づけばこそである。
これをもって無垢な小娘があられもないと評するは簡単だが本人はいたって
真顔。中腰のままキヌの上へ跨ると、右手を固めて拳を作る。これら一連の
挙動を周囲の喪巣くノ一たちは止めるどころか興味津々に眺めるばかり。
町娘は一回だけ、喪巣女たちの方を見やった。「私が手を出してよいですか?」
おお、遠慮などいらぬ、好きなだけ苛めるがよい、と口々に娘の背を押す
女忍たち。信任を得た娘は、きりきりと右腕引き絞り、臍の真上に狙いを定め。
31前588:2007/12/03(月) 21:55:42 ID:EDrcdU81
体術の心得などまるでない弱弱しい構えから、それでも彼女としては渾身の
突きを放つ―――ドフッ「あう!」弱い一撃にも拘わらず拳半分が埋まり
飛鳥女の口歪み。もっともここまで幾多の打撃を経た身体、この程度の衝撃、
激苦に繋がっているかは甚だ疑問である。まあるいお椀の房が左右にぶるんと
揺れ、小ぶりの乳首はぴくりと隆起。更には秘泉の端にて愛くるしい
肉の芽までが顔を出す。吐き出される声とて、それ苦悶というより恍惚の喘ぎ
とも受け取れよう。するとどういうわけか、町娘の方も、ぶるぶるっと
上体震え。紅潮する顔のまま右拳を引き抜き今度は左拳―――ズン「ぅふう」
ぶるぶるっ…そのまま左右交互の連発へ進み―――ドム「はぅ」ぶるぶるっ
―――ボスゥ「んん」ぶるぶるっ―――ズボ「うぐ」ぶるぶるっ―――
ドス「あぁぅ」ぶるぶるっ―――これ携帯のマナーモードか、はたまた餅つき
の光景にも似るが、何れにせよ当てる側の者震えるはいわくありげ。
そこで馬乗りになっている姿、上から舐めるように観察すると例の股間で目が
とまる。町娘がぶるぶる震えるたび、じわり変化するのは何と先ほどまで、
つつましく納まっていた麗しの蕾であり。ほんのり紅色に染まりながら、
むくむくと成長している。しかも長さ、太さ共々ここまで大きくなるかと驚愕
の加速、あけすけに言えば男根同等である。激変の理由はそれなりにあろう、
この娘が性的興奮を覚えたため、と考えるのが最も妥当か。もう少し仔細に
みれば、突いた時の反応すなわち声や表情、四肢の動きや涎、蜜の噴出が
複合的な契機となって。打ち出の小槌よろしく屹立への道程は遮るものなき
一直線。小袖の裾をかきわけ勃起した一物がその鋭角を誇らしげに喧伝する。
それ同性では無為なることと思いきや片手添え一気に挿入を目指す町娘。
「…そなたに私の情け、受け取ってもらいまする。ひょっとして孕むことに
なりましょう。さすればそなたも生まれ来る子の母として、命の大切さを
知りましょうや…」一介の平凡な娘がこれほど積極的になるとは、というより
この「ふたなり」そのものが唐突に過ぎているが。匠とはそれ程に自由な
世界。理解不能も関係ねえ、とは二度目の科白。間違いなくキヌは身籠り、
不殺路線へ鞍替えするであろう。主人公は飛鳥忍者から町娘へ変わり任務も
全面改訂となろう。この主客転倒が無茶な幕引きを狙う前588の稚拙な
差し金であるとしても、である。そう、宇高多ではよくあることなのだから。

        〜強引に「完!」です^^:::〜
32名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:39:57 ID:XjpqrQtg
え、この空気どうしたらいいの・・・
33名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 03:28:50 ID:yK22OlGj
どうしようかねぇ



正直文章を理解できない
34名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 12:25:09 ID:Hh/TGUMB
これはちょっとな…
35名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 12:46:05 ID:HiM7e6RZ
前スレ>632の
「その腹貰い受ける・・・」槍使いってネタ、ちょっといいねw
なんかクルもんがあるぜ
36名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 15:39:39 ID:J8ft7k+N
たぶんその聖(腹)パン戦争でのサーヴァントとしてのクラスは「パンチャー」だろうな
37名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 16:08:14 ID:HiM7e6RZ
>>36
こんな感じか>聖腹責め戦争
ttp://imgbbs1.artemisweb.jp/2/harakantok/img/l1195317856_017636_000001.html
魔術師になるためには腹も鍛えないとならない、とかいう設定なら萌えるw
38名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 16:38:22 ID:J8ft7k+N
ちょwwww!おまwww
その対応の速さはなんなんだよww
俺、ネタ振り誘われたみたいじゃねーかww
39名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 16:41:01 ID:9bew8XLv
>>37
そのアドレスが既にキャッシュされてた俺はどうすれバインダー
40名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:03:26 ID:TGTVlZVP
聖腹責め戦争か…いいな
生命の源泉たる子宮近くがブチ殴る事によって魔力を奪い合う、選ばれた格闘魔術師達の激しいバトルロイヤル

同盟を結ばれ、二対一バトルでの羽交い締め腹パンチでズタボロにされるいかにもカモな最弱魔術師
廃墟の罠で突き込まれた鉄骨の直撃を受ける天才魔術師
最硬の腹筋を持ちながらも北斗百裂拳のような猛烈腹責めを受けて泣き叫ぶ最強魔術師


殴る!抉る!貫く!握る!踏みにじる!
戦え少女達よ!自らの鍛え抜いた腹筋で!拳で!自らの最強を証明せよ!
敗者は魔力も、子供を産むべき腹をも破壊をされて女としての全てを失い、勝者は願いの全てを得る事を約束される!


ってな感じのヤツとか読んでみてー
41名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:24:21 ID:v8cijZWq
奇才が現れたな
42名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 22:38:55 ID:QqbfhY6n
>>40
昔のフリスでも魔法使いの女の子の腹責めってのがあったねえ
エロゲ的設定なら、魔術師の魔力の源泉は丹田(子宮)で、
だから魔力を奪うには妊娠させるか、下腹部をぼっこぼこに拳ぶち込むしか
ない、みたいな感じかなw

いいじゃん、オレも読みたいからコミックヴァルキリーとかでやってくんねえかな
43名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 18:22:33 ID:eCW0BMFJ
「ああっ女神さまっ」のリンドを苛烈な腹責めでダウンさせたい
44名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:45:50 ID:KH5ybTri
「はうっ・・・ふぐっ・・ぐえぇぇ」
低く鈍い打撃音とくぐもった女のうめき声が響く。
そこは地下に作られた特設リング。コーナーポストに身体を預けたツインテールの女の腹に、ロングヘアの女の拳がめり込む。
「ぐふぅ・・・・」
ツインテールの女は、もう何度そんなうめき声をあげた事だろう。その度に愛らしいピンク色の唇から唾液が吹きこぼれ、露出した豊かな胸の谷間に水溜りを作っていく。
ロングアーの女は気に入った音楽でも聞くように、対戦相手の悲鳴に心地よさそうに耳を傾けながら、一定のリズムで拳を繰り出す。その華奢な腕からは想像も出来ないパワーで、小さな拳が帯の下の赤い袴に手首までめり込んでいく。
「おぶっ・・・う・・・ぅええええええ!!!」
叩き込まれたパンチは、下腹の肉を掻き分けて、その衝撃は子宮にまで届くかと思われた。
ツインテールの、やや吊り目気味の目がぐるんと上を向く。
悲鳴をあげる口と、そこから目一杯に伸びた舌から、大量の唾液がボタボタと流れ落ち、胸元の水溜りに跳ねた。
「あらあら。はしたない声をあげて、無様ですわね、エリカ。ワタクシの拳でそんなに感じてしまうのかしら」
巫女服姿の女の子宮にめり込ませた拳をグリグリと動かしながら、片手を口元に当て、お嬢様笑いをするロングヘアー。
黒いドレス。フリルの多いスカート、耳元の立巻ロール。
何より、ドレスの胸元をはちきれんばかりに内側から押し上げる、信じられない程大きな胸が目を引く。
コーナーポストで白目をむき、よだれを流しながらピクピクと痙攣するエリカの胸も、男の目をくぎづけするに十分な大きさと形を誇っていた。
現に、襟元がはだけ、露出した胸の谷間は、大きな水溜りを作るのに十分なスペースを確保出来る。
しかしそれでも、ロングヘアの、まるでスイカでも仕込まれているかのような胸の前ではかすんでしまう。
45名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:48:58 ID:KH5ybTri
「白目を剥くほど感じているのにまだ果てないなんて、どこまで絶倫なのかしら、この子ったら」
「いい加減な事ばかり・・・・」
言いたい放題のロングヘアーの言葉に、ツインテールが意識を取り戻した。
「言ってんなこの変態ソフィア!」
右のフックがロングヘアーの顔面を捉える。
驚いたソフィアの表情は、しかしすぐに笑みに変わる。
エリカの拳を左頬にまともに受けてなお、ソフィアはまんまるい胸を突き出しながら平然としていた。
「言いましたよわよねエリカ。戦闘服の使い方も知らないのでは、相手にダメージを与えるなんて無理ですわ」
「けっ、お前殴り倒すのに、こんな下着の力なんか必要はない」
「あらあら。そう言いながら何度私にイカされそうになっているのかしら」
二人以外誰もいない地下のリングで、黒いドレスと紅白の巫女服が素手の殴り合いを続ける。
そんな異様な光景が始まって、もう30分も経過しているだろうか。
その間、ソフィアはエリカの鳩尾、へそ、下腹を復元する間も与えずに陥没させ続けていた。
「無知な貴方を倒しても自慢にもなりませんわ。ですから教えてさしあげると言っていますのに。
戦闘服の着用が出来るのは女性のみとは、先ほどお教えましまたね?
胸と股間に装着する事から、戦闘服は下着とも呼ばれていますわ。
発動すれば絶大な防御力を発揮して銃の弾や大砲を受けても死ぬ事はありません。
対抗策は同じ戦闘服を身につけた相手との格闘・・・・」
バシっと電気が弾けるような音がして、ソフィアの顔面めがけて殴りかかったエリカの拳が跳ね返される。
「通常攻撃での顔面は有効打撃になりませんわ。
有効なのは、胸と股間の間で力場が反発し合い、防御力の弱まるボディー」
言いざまソフィーのボディアッパーがエリカの胸のすぐ下を突き上げる。
「ふぶぉ・・・ぉ・・・!!」
衝撃で身体が僅かに宙に浮かびあがる程の強打に、エリカの胸が上下に激しく揺れる。
溜まっていた唾液と新たに吐き出された唾液が飛び散り、キラキラと光を反射する。
再び白目を剥いて前のめりに倒れこもうとするエリカ。
唾液と胃液で汚された巫女服の上衣に追い討ちの正拳が叩き込まれると、消耗していた布生地は弾け飛び、獣のようにうめく持ち主の身体を包む使命を捨て去った。
46名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:54:15 ID:KH5ybTri
ランサー氏に触発されました。
書き込み経験もない初心者ですが
氏の作品の合間の暇つぶしにでもなればいいなと・・。
フェチに走りすぎてるんでお目汚しでなければ
適当に続き書きます。
47名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:07:02 ID:xN/tvWk1
なにこの神セッティング(*゚∀゚)=3

GJと本格投稿wktkを贈らざるを得ない
48名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:44:02 ID:mqHeIJy/
これは同意せざるを得ない
49名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 03:11:54 ID:D4Va1kSj
これは良作の予感
続きが楽しみですw
50名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:42:09 ID:mqHeIJy/
これは続きに期待せざるを得ない
51名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 21:13:19 ID:zLbmaQaJ
巫女萌えな俺にとって>>44-45はまさに神作品!
5244:2007/12/12(水) 00:44:34 ID:G2URvhmg
「さらに戦闘服そのものも防御力は低といっていいですわ」
下半身は袴、上半身はブラジャーのみとなったエリカの胸を、ソフィーが正拳突きの連打で押しつぶす。
エリカの下着はヌードブラジャーのように胸の中心から下半分に張り付いている。
凹んだ胸と下着の間から、乳白色の液体が上下左右に飛び散った。
「ぐ・・っふぁぁぁ・・あ、あ・・・ぁぁああ!!」
「戦闘服から分泌される液体が身体の中に蓄積されて、ダメージの修復を行っていますの。
これを吐き出させて修復速度を遅らせるのも有効な手段ですわ」
剥き出しの胸をひとしきり攻めた後、ソフィーの腕は袴の裾に進入し、今度は足の付け根を突き上げるように鷲掴む。
「なっ・・ばっ!? そんなトコ・・・きゃふぅぅぅ」
低いうめき声ばかりあげさせられていたエリカの口から、初めて高い声が響く。
ソフィアが、がっちりと掴んだ戦闘服に万力のような力で何度か握力を込めると、
その度にエリカの胸と股間は面白いように体液を吐き出した。
液体はわずかな粘性を持って彼女の足を伝ってい。
下半身は袴に覆われているため、ソフィアはその感触でしか姿を知る事は出来ない。
しかし、口元から吹き零した唾液と胃液、乳から噴出する液体にまみれたエリカの上半身は、何故かひどく艶かしい。
形の良い胸、うっすらと縦に線の流れる腹、帯に半分隠された縦長のへそ、その下に隠されたやわらかな下腹。
ソフィアは自分の体温があがり、その熱が身体の一箇所に集まって行くのを感じた。
このツインテールの女は無様にのたうち回る程美しく見えるだろう。
白目を剥き、自らの体液の中で痙攣する彼女は息を呑むほど淫靡な美しさを見せるに違いない。
5344:2007/12/12(水) 00:47:23 ID:G2URvhmg
「戦闘服は防御だけでなくパワーもあがりますから、こんな事だって出来る事を教えてさしあげますわ」
ソフィアが腕に力を込める。エリカの股間を掴んだまま、片腕で彼女の身体を放り上げた。
エリカの身体が10メールはゆうに飛び上がる。
驚いて目を見開いた彼女は、自分の真下に立ったソフィアが両腕をガッツポーズのように振り上げて、自分を見ている事に気づいた。
「そろそろトドメを刺してさしあげますわ」
エリカの身体が上昇を止め、下降を始めた時、彼女は理解した。
両手と両足を広げ、リングに向かって無防備に落ちていく自分の身体。
そこにソフィアは2つの拳を突き刺すつもりなのだ。
落下する彼女の身体は徐々に加速を続ける。
力の入らない腕と足は大きく開かれ、風圧に負けてのけぞっていく。
彼女の身体は腹を前に突き出すような体勢で、ソフィアの突き出した両腕に凄まじい速度で突き刺さった。
片腕は臍の上、片腕は下腹。
自重でさらに腕が身体にめり込む。
「お・・あぉ・・・おぉふ・・・」
ゴボゴボと音を立て胃が収縮し、胃液が食堂を逆流する。
エリカは両腕に身体を貫かれたまま、海老のように身体をのけそらせた。
「ごぼぉぉぉぉあ! ぶぼぉあぉあぉああああ!!」
口から大量の胃液がまるで噴水のように飛び散る。
続いて下半身では陥没した下腹が子宮を押しつぶし、残っていた液体が股間から排尿以上の速度で噴出された。
「はおぉぉぉぉぉん!!うっ・・・ううっ・・うえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
白目をむいた目から涙があふれ、上下の口から大量の液体を吐き出すツインテールの少女。
液体は間欠泉のように、身体の痙攣に合わせて噴出と停止を繰り返した。
54名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 12:49:38 ID:trVp+qrG
今気付いた。
俺、今まさに受けてはならない一撃を喰らい、最後の瞬間を迎えようとするっていうとどめを刺されるシチュに最高に弱いのだと。
GJ!だ。
で、44さんの作品にはタイトルとか付けて欲しいな。
5544:2007/12/13(木) 00:33:04 ID:t6xf1ZZ6
ソフィアは両腕でエリカの身体を貫いたまま、うっとりと頭上の悲鳴に聞きほれている。
そして獲物の体液がしぼりつくされるまで、その姿勢を崩そうとはしなかった。
「いかに絶倫の貴女といえど、修復液を全て吐き出してしまえば、戦闘中にこのダメージから立ち直るのは不可能ですわ」
ソフィアの言葉は、しかしエリカの耳には届かなかっただろう。
胃と下腹を突き刺された少女の両腕両足は力を失い、同時に垂れ下がった。
今度こそ完全に意識を失ったのか、重力に従って勢いよく落とされたそれは、大きすぎるソフィアの胸を両側から挟み込むように衝突する。
それは攻撃の意思のない、ほんの少しの衝撃の筈だった。しかし。
「ひぐふぁッ!!?」
ソフィアはのけぞり、紫色のルージュに彩られた口から唾液が飛び散る。
黒いドレス姿の女はたまらずエリカの身体を放り出し、かばうようにバレーボールのような両胸を腕にかかえた。
(くっ・・・・。パワーを両腕にこめ過ぎたようですわね)
肉質的な唇から零れ落ちた唾液をぬぐい、乱れた息を整える。
エリカへの攻撃に夢中になるあまり、両腕に全ての出力を回してしまったため、いつのまにか身体の防御力は皆無に等しかったのだろう。
そのため、出力の操り方がわからず常に全身に力の残っているエリカの手足が触れただけで思わぬダメージを受けてしまったのだ。
しかし大した問題でもない。ソフィアは考える。
どうせエリカはKOしたのだ。彼女が目を覚ますまで後半日もかかるだろう。
だが、エリカの体力はソフィアの想像を遥かに上回っていた。
「・・・・・絶倫にも程がありますわね」
驚きというより、むしろ呆れてソフィアは呟いた。
ブラジャーに袴姿の少女が立ち上がっていたのだ。
袴の裾から覗く足首は失禁したかのように噴出した体液で濡れ、太ももはガクガクと震えている。
剥き出しになった腹は未だ抜けきらぬダメージにヒクヒクと痙攣を繰り返している。
ツインテールを揺らしながら、頭がふらふらと揺れていた。
ピンク色の唇に幾筋もの胃液の流れを残し、白目を向いたまま立ち上がっている。
5644:2007/12/13(木) 00:35:22 ID:t6xf1ZZ6
意識があるかどうかも疑わしい。
もう一撃、臍の辺りに埋め込んでマッドに沈めよう。
ソフィアがエリカとの間合いを詰めようとするより先に、エリカの足が前に進み出した。
「あ・・んな、ヘチョイ攻撃で、アタシが沈むかっ。
下着の力使ってそんなもんか牛乳女。殴る気なら本気で殴ってきな」
一歩一歩踏みしめながらソフィアに近寄ったエリカは、ゆっくりとした動作で腕を大きく振りかぶると、相手の鳩尾に向けて殴りかかった。
拳にひきずられるようにしてその身体は倒れ、豊か過ぎる胸の間に顔をうずめる。
拳はペチっと音を立てて黒いドレスの腹に当たった。
平然とした表情で、ロングヘアの女は自らの胸に挟まれた少女の頭を見下ろす。
谷間からくぐもった声が響いた。
「アタシはまだ、倒れてないぞ・・・」
ソフィアは縦巻ロールを揺らしてくすくすと笑い声をあげる。
「二箇所に攻撃を分散したのが悪かったようですわね。次は一撃で貴女の意識を吹き飛ばしてさしあげますわ」
目の高さに上げた拳を強く握ると、周辺の空気が陽炎のように揺らめくのがわかる。
目に見える程に出力が集中している。
肘を大きく引いて反らせる。
自分の胸に顔をうずめ、そこによりかかるようにして辛うじて立っている少女の、剥き出しの腹をえぐる為だ。
バレーボールに邪魔されて正確な位置を確認する事は出来ないが、鳩尾、臍、下腹、どこに当てても問題はない。
彼女は満身の力を込めて、拳を繰り出した。衝撃。そしてツインテールを大きく揺らして、エリカの頭がのけぞった。
瞳が見開かれ、涙が溢れ出す。
「ふぎゅるぅぅぅ・・・ふぐぉおおおおっ!」
もはや噴き出す胃液も体液も残っていない巫女は、口内の唾液を吹き散らしながら、身体を丸め込むような体勢で吹き飛んだ。
その身体は乳房のすぐ下から股間まで、穴があいているかと錯覚するほど凹まされている。
ロープに衝撃を吸収され、跳ね返された少女は、やがてリングに両膝を突くと、乳房から前のめりに倒れこんだ。
袴越しの尻だけが天井に向けて突き出され、ブルブルと痙攣している。
5744:2007/12/13(木) 00:37:38 ID:t6xf1ZZ6
「いいお姿ですわね、エリカ。今度こそ、そこでそのまま無様なお姿を晒すとよろしくってよ。私はゆっくりと勝利の報告を・・・・はぐぉっ・・・ふぎゅっ」
勝ち誇るソフィアの紫色の唇がぶるんと震え、その端から薄黄色の液体が一筋、喉を伝って胸元まで流れ落ちた。
何が起こったか判らず、驚きに目を見張る。
ソフィアが状況を整理しようと視線を左右に走らせるその間も、液体は口から流れ続け、ついには胸の谷間にプールを作り上げてなお溢れた。
「おっふぅ・・・・・・ふぐっあ・・あああああ!!!」
ゾクリと全身を悪寒が貫く。
自らの胸を両手で抱きかかえるようにしてソフィアがたまらず悲鳴をあげた次の瞬間、彼女の黒いドレスが粉々に弾けとんだ。
「あああああ!!・・ぐふっ・・・・ふおおっぅ!」
ドレスは巨乳の上半分を残し、下乳からスカートにいたるまで全て、強い力に引き裂かれて舞い散る。
エリカと同じくに胸に張り付いたブラジャー。
そして足の付け根の戦闘服が露になる。
自分の胸に邪魔されてソフィアには判らなかっただろうが、ドレスの覆いが消えて剥き出しになった胸のすぐ下に、拳の跡がくっきりと沈みこんでいた。
さらに、時間を置いて臍の辺りが突然ぼこっとへこむ。
「へっ、へへっ・・・アタシの強さに、身体がついていってないみたいだな」
か細い声だったが、悲鳴をあげつづけるソフィアの耳にも届いた。エリカの声だ。
「ふぐぅぅぅっ! ま、まさかエリカ、貴女、力の、使い・・方を・・・ごふううう!」
ソフィアの臍の窪みは、周囲の肉をぐるぐる巻き込んでらせん状に深く大きく成長していく。
ソフィアは見えない何かに殴られているかのように、身体を揺らし、のけぞらせる。
エリカはリングマットに這いつくばったままで、下着姿となったロングヘアの女を満足そうに眺めていた。
「このアタシがただでくた・・ばると、思うなよ?
 下着の力は移動出来るんだろ? 腕にいってて、胸や腹には力が無かっただろう。
 牛乳が邪魔で見えなかっただろうが、アタシの力、全部、ねじ込んだぜ。せいぜい、のたうち、回るといいわ・・・・・・ひゃふっ・・ぅ」
エリカもエリカで限界だったのだろう。べこんと大きく腹がへこむと、そのまま舌を大きく突き出して失神した。
5844:2007/12/13(木) 00:40:33 ID:t6xf1ZZ6
「ま、まさか・・。ワタクシとした事がエリカなん・・かに・・・ごぶぉええええええ!!」
ソフィアの背がのけぞり、胸のバレーボールと顔が天井に向けられる。
厚くやわらかい唇の間から真上に向かって、胃液が高く高く舞い上がる。
胃の内蔵液を全て吐き出すと、自らの吐瀉物をよろける足で避けながらソフィアはエリカを呪った。
「み・・・認めませんわ。わ、私が・・こんな女の攻撃で、醜くのたうち回るなんて。
・・・ふっ・・へうっ。うっ・・・うっ。ああ、そ、それだけはイヤ・・・・」
ソフィアは自分の下半身の戦闘服、そのすぐ上の肉が抉られていくのを感じた。
衝撃に子宮が乱暴にかきまぜられる。
修復液が戦闘服の隙間から吐き出されそうになるをの、ソフィアは膝立ちになって身体を丸めながら、自らの股間を両手で抑えて必死に耐えた。
「こ、この私が、この私が・・・それだけは、それだけは認めませんわ・・・」
鳩尾と臍の衝撃も修復せず、唾液はとめどなく溢れていたが、ソフィアは耐え続けるつもりだった。
エリカは完全に倒した。このまま耐え続ければ自分の勝利となる。
それもエリカが残した最後の攻撃を身体が感知するまでだった。
上半分だけがドレスに覆われた二つの胸が、ボコンと音を立ててつぶれる。
「え・・・!?」
一番遅れてきた衝撃に、ソフィアは反応出来なかった。
半分以下の大きさに押しつぶされた胸の戦闘服の隙間から、乳白液が上下左右にほとばしる。
「ふっ・・・・ふああああああああああ!!!」
防壁が決壊した。膝立ちのまま大きくのけぞったソフィアの股間が潮を吹き、胸から流出する体液と合わせてソフィアの身体をずぶ濡れにしていく。
抑えの効かなくなった鳩尾と臍と下腹は同時に深く陥没し、悲鳴をあげる口からは舌がちぎれる程に伸びる。
黒目がぐるんと上を向き、涙が溢れた。
「ごふぅっ、おふっ・・・ぐぶべえええええええええええええええええええええ!」
つぶされた蛙のような悲鳴は体液の噴出がやむまで続いた。

リングマットに胸を押し付けて、尻を天上に向けて気絶するツインテールの巫女。
失敗したブリッジのように胸と腹を天井にさらけ出した縦巻ロールのロングヘア。
自らの体液の中に沈む二人は、やがてそれぞれの執事によって屋敷へと連れ帰られる。
二人の第一戦目は引き分けと記録された。
5944:2007/12/13(木) 00:47:23 ID:t6xf1ZZ6
連投失礼致しました。
これで一通り、自分の妄想はお終いです。
感想下さった皆様に感謝です。
題名はつけるの苦手なんで、「一戦目」とかでいいでしょうか。
ごめんなさい。

ランサー氏の再降臨を心よりお待ち申し上げます。
60名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 01:41:08 ID:S1gl/fm/
>>59
二戦目期待するGJ!
61ランサー@携帯:2007/12/13(木) 10:09:05 ID:wIIoKzr7
こりゃまた期待の新星GJ!
とても初投稿とは思えないツボを突いたネタとクオリティに、驚きと嫉妬を禁じ得ません。
二戦目以降も心よりお待ち申し上げます。


実は僕も続きは書きあがっているのですが、PCがアクセス規制されてて投下できません。
続きを待ってくださっている酔狂な方々、ごめんなさいm(__)m
62名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 16:34:42 ID:JxuaddW7
俺は規制が憎い
63名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:57:00 ID:JXIpnKD1
そのうち誰か規制を擬人化して腹パンチをかましそうだw
64名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:17:34 ID:dPN8ZgG4
マスコットアフィスが見えなくなっているんですが、皆さん見えますか??
65名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:49:14 ID:VnUTzyyq
>>63
書いてみましたw
期待に添える出来かはわかりませんけど…
66タイムトラベラー・番外編:2007/12/13(木) 23:54:57 ID:VnUTzyyq
コンピューターが全てを管理している近未来。
そこには無数の扉が存在し、各扉には管理人が常駐しており秩序を保っていた。

ここは【腹責め専門SS】の扉の前。

「あんたかい?ここの扉の管理人ってのは」
「そうだが?」
女は扉の前に立ち男の質問に答える。

「俺は訳あって色んな時代を飛び回っているんだけどさ、俺の創造主が密かにお世話になってるR氏が規制でこの扉に入れなくて困ってるってのを噂で聞いて来たんだ。そこでお願いがあるんだけどさ…規制を解除してくれないかな?」
「知ったことか」
女は表情を変えず返事をする。

「どうしても?」
「しつこい。お前も規制されたいのか?」
「それじゃあ少しだけ素直になってもらうか…」

男はギュッと右の拳を固める。
女は変わらず冷たい表情のままで会話をする。

「私を腹責めで屈伏させようというのか?無駄な事を」
「やってみなきゃわからない…ぜっ!」

ひゅっ、と空気を切り裂く音とともに拳がうなりをあげる。
女は仮にも腹責めスレの門番。
生半可な腹パンチや責めでは動じない自信があった。
しかしその自信は次の瞬間には脆く崩れ去ることを彼女は知る由もなかった。
67タイムトラベラー・番外編A:2007/12/14(金) 00:03:06 ID:SG+MjOVN

ずむんっ!

「ぇ…ぁ…?」
鉛のような拳が腹筋を貫いた。
女は一瞬意識を飛ばしたが、何とか持ちなおす。

「ぅぁ…」

しかし声は思うように出ず、虚ろな目で男を見上げる事しか出来ない。

どむんっ!

「はぉんっ!」

間髪入れずに放たれた二撃目はスレ住人の好みを凝縮したかのような立派なプロポーション、その中でも特に目立つであろう巨乳の真下に埋め込まれた。

「ぇう…うぇぇっ…」

そのあまりの激痛にうずくまる女。

「も、もう…許してぇ…」
「規制を解除する気になったかい?」
「わ、私は実は管理人じゃなくて只の門番だから、け、権限はないの…」
「R氏の規制解除はあんたじゃ無理なのか」
「う、うん」

もはや女は先程までの冷静さを微塵も感じさせぬひ弱な少女と化していた。

「それは最初に聞いていた話と違うなぁ。嘘を吐いたんだな」
「え…」
少女の表情が凍り付く。

「ちょっとお仕置きが必要だな」
ぐいっと少女を立たせると扉に押しつける。
「や、やだ…」
「これで最後だよ。もう時間もないようだしな」
男の背後に白いワープホールが姿を現す。

「はぁっ、はぁ…」少女は涙目で訴えるが男は無言で拳に力を込める。

ひゅっ…と、拳が空気を切った、次の瞬間。

どごぉんっ!

強烈な炸裂音とともに少女の腹に拳が埋め込まれた。
「はぁんっ…」
衝撃音とはかけ離れた切ない吐息にも似た嬌声が少女から漏れたかと思うと、びくんと一度身体を大きく震わせる。

「ひぁん!」

股間からは生温い液体が染みだしていた。

「ぁ…ぅ…ん………」

少女はくるん、と白目をむき、M字開脚の形に崩れ落ちる。

「結局、無駄骨か…さて、俺も自分の居場所に帰るかな…」

そう言うと男は白く光るワープホールの中に吸い込まれていった。
68名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:04:23 ID:SG+MjOVN
終わりです。
私もランサー氏の規制解除・早期の復活をお祈りしております。
6963:2007/12/14(金) 00:36:36 ID:gb5oZFWZ
>>68
まさか本当に投下されるとは・・・良い短編でした。GJ!
70名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 04:10:05 ID:sVf7A5F4
ここまでされて規制解除されないなんて時空管理者なにやってんの!
71名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 11:04:40 ID:4SBqyA5S
>>59
汁気の多さが個人的にツボ
個人的には肛門から腸液が噴き出すのも欲しいんだけど
やっぱそういうのはダメ?
試合前にきれいにしてあるとかで固形物が出てこなければ
割と受け入れられるんじゃないかと思うんだけど
7244:2007/12/14(金) 23:04:03 ID:FK9DcWuE
アクセス規制って時間が立てば解除されるものなのでしょうか?
うう・・・。私も規制が憎い・・・。
でもパンチは良かった・・・。

>>ランサー氏
過分なお言葉に恐れ入るばかりです。
早く読みたい(TT
早期復帰を願ってお待ちしております。

>>71
それは思いつきませんでしたが、私も個人的にはアリだと思います。
次回がまとまるようでしたら使わせて頂こうかと思います。
73名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:42:21 ID:4SBqyA5S
通常はしばらく待てば解除されるけど
今回のOCNの規制は運営とプロバイダの我慢比べになってるから
ちょっとこじれそうな気配もある
パス付きで外部のロダにうpする手もアリかもしれない
74名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 03:52:46 ID:1V0xZFhJ
この腹↓
tp://www.ne.jp/asahi/jutomo/love/wall/female/caguilera/caguilerawall10.jpg
に鬼拳ぶち込んでブロンド美女をゲロまみれにしてやりたい
75名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 14:49:16 ID:ZEectaco
打撃以外の腹責めってどう?
毒物や食中毒なんかで内側から来る腹痛というのは
7665:2007/12/15(土) 17:40:51 ID:GtgvjV+C
>>75
またまた書いてみましたw
こんな感じですかね?
77タイムトラベラー・中世編:2007/12/15(土) 17:46:22 ID:GtgvjV+C

ここは中世ヨーロッパの街中。
男とはぐれた時空漂流者ミユは意地悪な三姉妹に拾われ、奴隷同然の扱いを受けていた。

ミユが見るからにみすぼらしい格好で家を掃除していると長女のマヤが巨乳を揺らしながら近づいてくる。
金髪の綺麗なロングヘアーの見るからにお嬢様という風貌だ。

「ミユ、貴方の今日のご飯よ」
そう言うとマヤはしなびたパンと汚水を床に置く。
「あ、ありがとうございます…」
その返事を聞くや否やマヤは眉をつりあげ、ミユの腹を蹴り上げた。

どむっ

「げうっ!」

「ありがとうございます。美しいマヤお嬢様でしょ!感謝の気持ちが足りないわ!」
「そ、そんなぁ…」
「ふん、私は今から出かけてくるから掃除をきちんとしておくのよ!」
マヤが去った後から、二人の娘が近づいてきた。
二女のサヤと三女のハヤである。
サヤはショートカットでやや乱暴な娘、ハヤはツインテールで生意気な小娘である。

「ミユったらまたお姉様を怒らせたの?間抜けねぇ〜」
ハヤがミユを足下にしながらなじる。
「ミユ、まだここ汚れてるわ、よっ!」
サヤがミユの下腹部に蹴りを入れる。
どがっ!

「きゃうん!」

「ちゃんとしなさいよ。食わせてやってるんだからさぁ」
サヤとハヤが意地悪そうに笑う。

「そうだハヤ、私は今日もハラセメ伯爵様とデートだから私達が帰るまでに夕食の準備しておいてね」
「え〜私もフッキン様と出かけるのに〜」
ハヤは不満そうである。
「そうだ、ミユ!私が出かけている間に夕食の準備をしておいてちょうだい!三人分ね!」
「え、でも…」
「いいからやるのよ!」
「は、はいぃ…」
そういうと二人は足早に出かけていった。

三姉妹がほぼ同時に帰ってくると食卓には豪勢な料理が並んでいた。
三人は珍しく感嘆の声をあげ食事を始めた。
78タイムトラベラー・中世編A:2007/12/15(土) 17:56:49 ID:GtgvjV+C
異変が起きたのは食事開始から15分後だった。
ハヤがおもむろに立ち上がり真っ青な顔で
「ちょっと…トイレ…」と
足早にトイレに駆け込んだのだ。

「なんだあいつ…」
そう呟くサヤにも異変が起きる。

きゅるっ

「うっ」
サヤが口元を押さえてた立ち上がった次の瞬間。
「おぶぇぁっ!」
口元から汚物を吹き出しサヤが倒れこむ。
その顔は白目をむき、身体はぴくぴくと痙攣していた。

ぎゅるるるっ

「お、おがぁ…」
隣の席にいたマヤは腹を抱えてうずくまっていた。
事態がつかめずオロオロと慌てているミユを睨む。

「ま、まさか毒を…」
「そんな〜私は普通に料理をしただけです〜」

ぎゅるんっ!

「ぐぅうん!」
下腹部からジワジワと襲いくる鈍痛にマヤは耐えきれずに身体をくねさせる。

「はあ…はぁ…んぐうぅ…」
仰向けになり巨乳をぷるぷると震わせ悶えるマヤ。
しかし次第に身体から力が抜けていき、動かなくなった。

その頃、ハヤはトイレで悶えていた。

ごろごろごろ…
「はぁん、うぐぅん、お、お腹が痛いよぉ〜」
下腹部に想像を絶する負荷がかかる。

「あひぃん!」
汚物がハヤの肛門から勢い良く吹き出す。

「うひぃん!と、止まらないよおぉ〜〜〜!あはっ、はぁっ、あぁ、あぁん〜」
ハヤはしばらくトイレからでられなかった。

ミユが姉妹二人が倒れた食卓で慌てていると、突如、白いワープホールが発生し、ミユは問答無用で吸い込まれていった。

「皆さぁん、ごめんなさいぃ〜」
7965:2007/12/15(土) 17:59:13 ID:GtgvjV+C
終わりです。
ミユに悪気はございませんw
ただ、ちょっと料理が苦手だったんですね。
80名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:41:14 ID:JQPskrWT
スレの職人に触発されてなんか書いてみようとはじめてみたが思うようにはかけないもんだね。
まぁせっかく書いたので投下しようと思ったが容量が結構あったのでうpろだにあげてみた。
暇潰しのお目汚し程度で。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org13424.txt.html
hara
81名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 03:39:09 ID:dg4OWtzB
>>80
すげえな!
聖腹責め戦争w ネタをここまで仕上げるとは
続きも超期待なんだぜ
82名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 04:11:51 ID:3e1UH9gJ
まったくもってGJとしか
俺もwltk
83名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 18:22:47 ID:mBVTTvoj
今ネカフェで落として来たんだが…
凄いGJ!今までどこにいたんだ作者の人は!
84名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:53:49 ID:dg4OWtzB
特殊フェチジャンルだってのに、
ここも賑わってきたねえ
みんなも拳を叩き込め!w
8544:2007/12/16(日) 22:57:04 ID:fOWbOXSb
魔導戦争素晴らしかったです。
設定が好み。眼福・・・・。

さらに80氏の使われたうpろだという物が
便利だなと思ったので、同じ所を使わせて頂きました。
ランサー氏の早期復帰と、書き手の皆さんの作品がたくさん読める事を願って。
リンクの貼り方等、不安が多いので間違っていたら
ご指摘頂けると大変助かります。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org14002.txt.html
2nd

以下、ご注意です。
・今回もつゆだくです。
・長い上に改行が見ずらいですがご容赦下さい。
・最後の方ですが、71氏のアイディアを頂いています。
 描写はソフトにしたつもりですが、耐性のない方は
 ご遠慮頂きますようお願い致します。
86名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:49:58 ID:9ziZcGsc
>>85
そこ(土日だからかもしれないけど)二日しか持たない…
来週の三連休か、ファイルがほぼ確実に一週間以上残るロダに再うpしてくれると、携帯厨の俺としてはとても嬉しい

ぬるぽ
87名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:52:47 ID:dg4OWtzB
腹責めwikiでもつくっか
88名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 00:36:13 ID:/XBGpJ7y
み、見れない・・・(((゜д゜;)))
89名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 00:38:27 ID:s6jMicwB
>>85
同じく〜出来ればここに放流して欲しいです
2、3日しか見れるチャンスが無いなんて惜し過ぎますよ
90名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 01:09:26 ID:z7HpLP47
ちょwww数日スレ見てない内に良SS大豊作www
何このシンクロニシティwwwww
9185:2007/12/17(月) 01:29:12 ID:dypELED0
ご指摘ありがとうございます。
そういった弊害があるのですね・・・。
あまりに長いのでためらっていたのですが
放流してみたいと思います。

以下12レス程の連投をお許し下さい。
92二戦目?@:2007/12/17(月) 01:31:33 ID:dypELED0
 
 ・リングでの戦闘開始後、終了と判断が下されるまでは、戦闘服保持者以外の入室は許可されない。
 ・リングは地下10階以下に設置され、移動には専用エレベーターを使用する。
 ・資格適合者の認識は、エレベーター前で行われる。
 ・リングは戦闘服保持者一人につき、一箇所の保持が許される。
 ・いずれのリングで戦闘が行われた場合でも、戦績は共有される。
 
 そこは、エリカの保有するリングだった。
二人の人間がリングの中央で対峙している。
金髪のツインテールと、団子頭からのびる蒼黒い髪のおさげ。
エリカとソフィアが再び向き合っている。
 エリカは胸元がハート型に切り抜かれた黒のワンピース。
太ももの半ばまでをフリルのついた短めのスカート部分が覆い、膝上から足元まではハイソックスを身に付けている。
一方のソフィアはノースリーブのチャイナドレスに身を包んでいた。
相変わらずの質量を誇るバストに目一杯押し上げられた胸と、ヒップまで覗けてしまうのではないかという程勢い良く入ったスリットが目を引く。
「貴女程メイド服が似合わない人も珍しいでしょうね、エリカ。
それは誰の趣味なのかしら?」
ご丁寧に羽根扇子まで用意して、口元を隠しながらソフィアが笑う。
エリカはバツの悪そうな表情で悪態をついた。
「うるさいな。
お前こそ、その牛乳でチャイナ着ても色気ねぇぞ。
チラリズムも何もあったものじゃない。
こっちはジジィの趣味だ。
仕方ねぇだろ」
「前回の巫女服といい、Mr.Gは貴女に名家のお嬢様らしく清楚に振舞って欲しいと考えてらっしゃるのですわね。
お可愛そうに、虚しい願いではありますけど・・・・。
貴女には過ぎた執事ですわ。
彼の頼みですから、今日は私が戦い方のセオリーを教えてさしあげます事よ」
「そんなモンなくても叩きのめす。
『OPEN』」
エリカが右手を頭上にかざす。
遥か上方にある筈の天井から、機械的な声が響く。

『SET ERIKA SOPHIA』
93二戦目?A:2007/12/17(月) 01:32:59 ID:dypELED0
A
「あらあら。
見栄を張っても見苦しいだけですわよ。
前回あれだけ無様にイキ果てた方が」
「戦績は引き分けだろ? 潮吹いてイっちまったって聞いたぜ、ソフィアお嬢様。
『READY』」
口元を隠していた扇子を、ソフィアは投げ捨てた。
機械音が告げる。

『RECORDING START』

二人の拳が同時に動き、ワンピースの下腹部と、チャイナドレスの鳩尾に同時にめり込んだ。
「ふぐっ!」「ごふぅっ!」
二つの唇から唾液が吹き零れ、顎まで滴る。
衝撃はエリカのミニスカートをはためかせ、下半身の戦闘服を一瞬覗かせる。
チャイナドレスの胸部はソフィアの顔を隠す程に上下した。
二人は互いの腹に互いの拳を埋め込んだまま、抱き合うように密着していた。
「流石に攻撃のポイントは・・・、理解したようですわね。
これは荒稽古でも良さそうですわ」
ソフィアがエリカを押し飛ばし、互いの身体が離れる。
エリカのミニスカートは元の厚みをすっかり取り戻していたが、ソフィアは片腕で胸のすぐ下を押さえ込んでいる。
彼女の鳩尾はまだゆっくりと復元している最中だった。
「そのバカ力には呆れますわね。
でも、それだけでは勝てない事を教えてさしあげます。
開始致しますわ、レッスン1」
ソフィアが語り終えるのを待たず、エリカがソフィアの懐に潜り込む。
巨乳の下に隠れた柔らかな腹部目指して渾身のストレートを叩き込むつもりだ。
たっぷりとした乳を揺らして、ソフィアが悲鳴をあげる。
 その直前、エリカの身体が引き戻される。
彼女の拳はチャイナドレスには届かなかった。
スリットからすらりと伸びた足が、体操選手のように掲げられている。
その先端にある筈のシューズは、メイド服の臍から鳩尾あたりまで、完全に埋まりきって見えなくなっていた。
「え・・・?」
突然の展開にエリカの頭はパニックを起しかけた。
自らの置かれた状況を確かめようと視線が走る。
尻を突き出すような格好で前のめりになっている自分。
両足は完全にリングマットから離れていた。
ミニスカートから突き出たヒップは、戦闘服を剥き出しにしてプルプルと震えている。
シューズに深く抉られた腹。
踵に押しつぶされた胃はギュルギュルと音を立てて今にも胃液を逆流させるだろう。
鳩尾にめり込んだつま先の衝撃からなのか、ハート型の切り抜きから覗く胸の谷間が一往復、プルンと震える。
 チャイナ女の蹴りは、まるで槍のようだった。
しかもカウンターとなって、メイド服ごしに自の腹に突き刺ささっている。
そう認識した途端、強烈な悪寒が、エリカの全身をかけめぐった。
94二戦目?B:2007/12/17(月) 01:34:23 ID:dypELED0
「前提を言い忘れるところでしたわ。
私、本当は足技が得意なんですの。
前回はドレスだったので使いませんでしたけれどね」
ソフィアの言葉が終わるのに合わせて、金色のツインテールがのけぞった。
「お・・ぶっ・・・・」
胃液が逆流を始める。
トドメとも思える決定的な一撃をいきなりくらってしまったエリカの身体は、ダメージを認識するのにたっぷりと時間をかけた。
頭に続いて背がのけぞる。
つられて剥き出しの尻がビクンと突き出された。
そして
「ごぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
噴射が始まる。
押し出された白い喉が上下に激しく働いて、腹に埋まったポンプから送り出される胃液を、
メイド姿の可憐な口元まで運び続ける。
「今日は一切の手加減は抜きですわ。
ではさっそくレッスン1。
修復液は出来る限り早い段階で絞り尽くす。
ダメージを回復される前に」
胃液のシャワーを噴き出し続けるメイド服。
その腹部にめり込んだシューズを、ソフィアは引き抜いた。
早々と白目を向いているツインテールの身体が崩れ落ちる前に、チャイナドレスを翻して、ソフィアは身を捻った。
回し蹴りがメイド服の胸元を襲う。
「ひゃぶぉぐぅぅぅぅぅ・・・・!?」
意識と無意識の間で、悲鳴と胃液の両方を、ピンク色の唇から吹きこぼすエリカ。
先ほどまで腹部を貫いていた槍が、今度は乳房を串刺しにする。
ハート型にくり貫かれた胸元から、乳白液が噴き出して、金髪メイドの口元を流れる唾液と胃液に加わった。
そのままコーナーポストに押し付けられ、その十分に豊満な胸を無残に押しつぶされる。
「特にエリカのような絶倫は、早めに吐き出させるに限りますわね」
「ひぐぅ・・・・ううっ!!」
ツインテールを揺らして、エリカは顔を左右に振った。
攻めに耐えようとしてなのか、イヤイヤと拒否をしているのか。
 ソフィアはそんな彼女の仕草をうっとりと見つめながら、追い詰めた獲物の胸元をぐりぐりと抉る。
噴出を続ける修復液は、露出した胸元から溢れるのと同時にメイド服へと染み込んでゆき、
ソフィアの足が押し込まれる度に、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てた。
「レッスン2。
下腹部に貯蔵された修復液の噴出は、子宮への攻撃が最も効果的」
メイド服の胸元から足を引き抜いたソフィアは、エリカの頭をとてつもなく大きなマシュマロで包み込んだ。
そのマシュマロからメイドの身体が力なく垂れ下がる。
腹部への一撃から未だ立ち直れずにいるのは、凹んだままヒクヒクと震えている鳩尾と臍周辺を見れば明らかだった。
その更に下、ミニスカートに隠された下腹部目掛けて膝蹴りが放たれた。
95二戦目?C:2007/12/17(月) 01:35:18 ID:dypELED0
「ふぎゅっ」
衝撃にハイソックスを纏った足が浮き、尻が突き出される。
埋め込まれた膝はすぐに下ろされたが、間髪を入れずにに二撃目が繰り出される。
それは少し遅れて戻ってきたメイドの下腹と尻を、カウンター気味に押し戻した。
肉付きの良い太ももが空中でビクっと伸ばされる。
ミニスカートから覗く戦闘服の隙間から、体液が飛び散った。
「ぐふっ・・・あぐっ!? ひぐぅっ・・・」
まったく同じ動作で、この膝蹴りは幾度となく繰り返される。
衝撃に尻を突き出す度に体液が噴出し、体勢が戻る度に子宮がえぐられる。
マシュマロの間からくぐもった悲鳴が漏れ、チャイナドレスの胸元にいつしか液体が溢れ始めた。
エリカの唇から漏れた唾液か胃液だろう。
「ぎゃぶっ・・・はおぅ・・えうぅ・・・」
膝による子宮責めの衝撃と噴出は数十回も繰り返されただろうか。
飛び散る体液で十分な量の水溜りが出来るまで、ソフィアはエリカの子宮を責め続けた。
 ようやくツインテールを押さえ込んでいた両手を離すと、少女はひっくり返ってまっすぐに倒れこむ。
ミスカートの下で下腹が窪んでは膨らみ、大きな痙攣を繰り返しているのが判る。
「レッスン3。
止めを忘れない事。
完全に意識を失わせないといけませんわ。
聞こえていらっしゃるかは判りませんけれど」
仰向けに倒れた少女は、最初の蹴りを食らった時点からずっと白目を向いたままだ。
相打ちの拳は、お互いに戦闘服の出力移動をしていなかった。
しかし臍と鳩尾に沈み込んだ一撃目の蹴り、胸を押しつぶした二撃目、子宮を苛め抜いた膝。
いずれもが即気絶級の力だった筈だ。
その全てをまともに食らったエリカに、意識を戻す余裕等なありはしない。
あまりにもあっけなく全ての体液を絞り尽くされたメイド。
彼女は時々背を反らしては、ずぶ濡れの胸を突き出して、全身で痙攣していた。
「エリカ位ですわね。
ここまでしてもトドメが必要なのは」
呟きながらソフィアは、楽しそうに自らの紫色の下唇をゆびでなぞった。
どうやってトドメを刺そうか、考えた。
やがて一つのアイディアが浮かんだ時。

『INTRUDER RUNK No.16 ASUKA』

機械音声が侵入者を告げた。
ガラス張りのエレベーターが、一人の人間を抱えて下降して来るのが見える。
かなり小柄に思えた。
「挑戦者・・・? 乱入してくるなんて、酔狂な方もいらっしゃるものですわね」
紫色の唇が独白をつむぎだす。
正確には、独白のつもりだった。
96二戦目?D:2007/12/17(月) 01:37:08 ID:dypELED0
「そうだな」と、答えた声がある。そして
「でも、余所見は厳禁・・・」
ソフィアの足元から、ハイソックスが飛んできた。
「だぜっ!!」
スカートがめくれて戦闘服が丸見えになるのもおかまいなしに、
エリカの蹴りがチャイナドレスの下腹部の肉を真上に押し上げた。
「・・・っこの、絶倫娘!!!」
肋骨が浮き彫りに成る程かき回された肉と、たっぷりと暴れ回る胸を抑えながら、
ソフィアが怒声を響かせる。
押し上げられた胃液が、紫色の唇からゴボリと溢れる。
「ごふっ・・・・・く。
まったく、そのダメージで、どうやって意識を回復してるっていうの。
無茶苦茶ですわ、貴女は」
ミニスカートとハイソックスの間で剥き出しの内股に滴る体液と、
未だに膨張と収縮を繰り返している下腹。
それでも立ち上がるエリカに、ソフィアが苛立ちの言葉をぶつける。
「そういう体質なのか、鍛え方が違うとか?」
エリカが笑う。
つり目気味の瞳には、もう生気が戻りつつある。
「で、レッスンは続けるのか?」
「あっさりと意識を奪って差し上げますわ。
挑戦者の確認が済みましたらね」
「オーケー」
エレベーターがたどり着く。
3人目の戦闘服保持者はエリカより若い少女だった。
 リボンを付けた茶色のショートカット。
胸元にも大きなリボンをあしらった服は短く、臍のあたりが剥き出しになっている。
ミニスカートを纏った腰に両手を当てて、少女は胸を張った。
「エリカって人はどっち? そっちのデカパイおばさん? 対戦を申し込みに来たわ」
「オバ・・・!?」
ソフィアが目を向き、エリカはケタケタ笑う。
「どっちなのよ? 終わるまでなんて待ってられないから、
なんなら二人まとめて相手になってあげてもいいわ」
片手を腰に当てたまま、挑発的に誘う少女。
ミニスカートから伸びる両足が瑞々しい若さに溢れている。
「エリカといいこの小娘といい、見習いとはいえ騎士の品格も落ちたものですわ・・・。
エリカ、この小娘はワタクシが教育して差し上げます」
「だとよロリっ娘。
エリカってのはアタシだけど、このソフィアってデカパイおばさんが戦いたいとさ」
「誰がロリっ娘よ!」
少女が跳ねた。
驚くほど身軽な動作で、飛び蹴りをかます。
エリカが慌てて身をかわす。
「見なさいよ、胸だってお尻だってちゃんとあるでしょ。
おばさん達が無意味にデカすぎなのよ」
リングに降り立った少女が自分の胸と尻を強調してみせる。
薄くはないが、ソフィアとエリカのボリュームに比べれば明らかに小ぶりだ。
97二戦目?E:2007/12/17(月) 01:39:44 ID:dypELED0
「ソフィアはともかく・・・私までおばさん扱いかよ・・・」
「私から見たらどっちだって変わらないわよ」
「大して年も違わないだろうがロリっ娘!!」
「大して年も違わないクセに誰がロリっ娘よ!」
エリカが殴りかかる。
両手でそれを受け止めて、反撃の右ひじを飛ばす少女。
止める間もなく二人は喧嘩を開始した。
ソフィアはリング外へと一つ飛びで後退する。
「アスカとエリカが闘り合うのでよろしいのね? 私は構いませんけどエリカ。
補充も行わずに連戦だなんて豪気です事。
絶倫も脱水には勝てませんわよ?」
「あ!?」と、声を上げてエリカはソフィアを見た。
アスカはお構いなしで、相手の腹に正拳突きをお見舞いする。
「戦闘服の電池切れかけなんだ。
どうする? お願いするなら待ってあげてもいいけど?」
さらにグリグリと拳をねじり込みながら、少女の大きな瞳がニッコリ笑う。
「・・・・・たかがロリっ娘一人に」
「だからロリって言うんじゃない!」
アスカは拳を密着させたまま、腰を捻って肘を突き出す。
風船の弾けるような音がして、エリカの身体がコーナーポストまで吹き飛んだ。
ポストによりかかったエリカの修復したばかりの下腹が、音を立てて凹む。
臍、鳩尾が続いた。
「げふっ・・こんな・・・ロリっ娘に・・・うえええっ・・・」
唾液がコポリと唇の端を伝う。
「二度とそう呼べないようにしてあげるわ。
死ねぇ! 必殺!!!」
アスカが何故かエリカに背を向けた。
「戦闘服を身に付けている限り、死ぬ事はありませんけれどね」。
呟いたソフィアの突っ込みを無視して、アスカは後ろへと力いっぱいジャンプした。
「ヒップアタック!」
真面目に叫びながら、アスカは尻を突き出して、エリカの身体に飛び込んでいく。
膝を両手で抱える姿は弾丸のようでもあり、それは射出速度についても同等だった。
スカートがめくれて剥き出しになった尻は、薄いピンク色のショーツに包まれており、
そこに全ての出力を集中させる。
「お腹も隠せるし、案外いい技かもしれないわね。
それにしても戦闘服の上から更に下着をつけるなんて、やっぱり珍しい娘ですわ」
ソフィアが呟き終わる頃には、エリカはのけぞり、戦闘服姿で天井に向かって喘いでいた。
特大の弾丸をまともに食らった衝撃に、メイド服が弾け飛んでいる。
たっぷりと体液の染み込んだ布が水音を立てて飛び散る様は、
まるでエリカの全身から霧のような体液が噴出したかのようだった。
「はっ・・・あ・・はおお・・・・・・おおおお!!」
胸と股間の間で剥き出しになった腹が波を打つ。
天を仰いだピンク色の唇からは唾液が時折吹き上がっては下あごを濡らしていく。
98二戦目?F:2007/12/17(月) 01:41:15 ID:dypELED0
「やぁん。服があんなに濡れてたなんて。
下着が濡れて気持ち悪い・・・」
腹に大穴の出来上がったまま白目を剥くエリカの傍らで、
アスカは居心地が悪そうにスカートをいじった。
「あれ。
もっと口からぶしゃーーって出るかと思ったのに。
全然少ないな」
「それは、私が先ほど絞り尽したからですわ」
「そっか。
じゃあ、トドメだね。
おりゃ」
リング外からのソフィアの言葉を素直に受け入れ、アスカは一本背負いを決め込む。
エリカの身体をリングマットに転がすためだ。
「もう一発いくよっ」
胸元のリボンとミニスカートを揺らして、アスカが真上に飛び上がる。
十階建以上の高さを誇る天井近くで身体を丸め、弾丸となって落下する。
「直下型ヒップアタック!」
再び露出した尻に全ての力を込めて、アスカが落下する。
「そんな事したら、ホントに死ぬかもしれませんわよ?」
地上でソフィアが呟いたが、今度もアスカは気にしない。
弾丸が速度を増す。
鋼鉄のヒップがエリカの腹を背骨まで貫く直前、エリカも動いた。
「ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「きゃあああああああああああああああああああ!」
二つの悲鳴が響く。
アスカの尻は、しっかりとエリカの腹を抉りぬいている。
しかし着地と同時にエリカのフックが、アスカの太股の間から割り込んで、
剥き出しの臍に拳ごと埋め込まれたのだ。
 エリカの身体がのけぞり、力を失ったアスカの尻を押し戻した。
アスカはバランスもとれずにリングマットに横倒しとなる。
膝を抱えたまま硬直する少女の小さな口から、胃液がコポコポとあふれ、
リングマットに広がっていった。
彼女は涙目で震えながら、胃液の奔流が収まるのをただひたすらに待っている。
「だから言いましたのに。
そんな無茶なカウンターばかり狙っていたら、
そのうちほんとに死んでしまうかもしれませんわよ?」
リングに舞い戻ったソフィアが、エリカを覗き込みながら言う。
下着姿のツインテールは泡を吹きながら悶絶している。
「あらあら。
泡まで吹いて。
二人かかりで犯されて、今日はよっぽど良かったのですわね」
ソフィアはエリカへ更に近づくと、口から溢れる泡を自らの舌ですくい取った。
99二戦目?G:2007/12/17(月) 01:42:09 ID:dypELED0
「へ、変態デカパイ!?」
まだ起き上がれずにいるアスカが、その光景を見て叫んだ。
ソフィアは切れ長の目だけミニスカートの少女に向けながら、エリカと唇を重ねた。
そしてそのまま、ヒクつくエリカの下腹部に激しい一撃を埋め込む。
エリカの身体が一度ビクンと跳ね、そして動かなくなった。
口を伝って流れ込んでくるツインテールの唾液。
飲み干せなかった分が、唇の端から零れ落ちる。
「念のためですわ・・・」
唇を離したソフィアが、言い訳するように呟いた。
「どうしよう。
ホ、ホントに変態!?」
剥き出しの臍の辺りを抑えつつ、アスカが立ち上がってオロオロする。
「変態と呼ぶのは失礼ですわ。
私はただレズビアンなだけですの。
それはそうと、お礼申し上げますわ。
私の為に戦って頂いて。
『CLOSE』」
ソフィアの声に、機械音声が応える。

『MATCH ERIKA SOPHIA
WINNER SOPHIA

RESULT
SECOND MATCH -2
TAG MATCH -4
LIQUIT -1
POINT 3

CLOSE』

「液体残留・・?」
眉根を寄せたソフィアは、エリカの胸を無造作に足で押しつぶした。
エリカが僅かなうめき声を漏らすと、乳白液が零れ落ちる。
「・・・・なんてまぁ汁気の多い娘なのかしら。
汁気が多いから絶倫なのか、絶倫だから汁気が多いのか。
まともに闘ったら割にあいませんわね」
ため息を漏らしてあきれ果てるソフィアに、アスカが慌ててストップをかける。
「ちょっ、ちょっと待って。
なんで今のがデカパイのポイントになっちゃうわけ!?」
100二戦目?H:2007/12/17(月) 01:43:47 ID:dypELED0
「あらあら・・・」
楽しそうに笑い声をあげて、ソフィアが解説した。
「一度始まった戦闘は、どちらかが終了報告をするか、
引き分けと判定されるまでは継続しますのよ?
 今のは私とアスカさんの共闘とみなされますの。
大きく減点されますけれど、ポイントは私持ちですわ。
エリカは技術はないですけれど、
底なしの体力とバカ力を持ってらっしゃいますから難儀な相手でしたの。
感謝しますわ」
「ひ、卑怯だ! 正々堂々と勝負しなさい」
「ルールを覚えて来ない方の責任ですわ」
喚くアスカを相手にせず、ソフィアはエリカをリング外へと運ぶ。
「悪の変態デカパイめ。
私がここで成敗してあげるわ!」
腰に手を当てたお得意のポーズで、ソフィアをビシっと指差すアスカ。
「お相手してもよろしいですけれど、補充はよろしくって?
 お願いするなら待って差し上げますわよ?」
「正義は勝つのよ! 必殺!!」
アスカがソフィアに背を向けて身を屈める。
ソフィアはリングに戻ると、右手を頭上に差し出した。
「貴女、エリカに似てますわ。
『OPEN』」

『SET SOPHIA ASUKA』

「ヒップアターック!!」
ヒップを突き出してアスカが飛んだ。
先ほどと同じ攻撃を食らわないように、太股をしっかり閉じてお腹をガードする。
風圧にスカートは逆さになって、フリルのついた可愛らしいショーツが丸見えになる。
トドメに使う直下型と違って出力は控えてあるが、それでも直撃すれば凄まじいダメージだ。
形の良い二つの尻に力を込めて、アスカは突進した。
 一方のソフィアはそれを避けようともせず、拳一つで迎え撃つ。
弾丸をカウンターパンチで受け止めた。
即ち、ソフィアの拳とアスカの尻が激突する。
どちらが勝るのか。
その結果は、アスカの表情を見れば判った。
僅かに両頬が熱を帯び、大きな瞳がゆっくりと上に回っていく。
唇の端からはよだれが流れ落ちていた。
 ソフィアの拳はアスカの尻の丁度真中に突き刺さり、
尻肉を掻き分けて今もゆっくりと埋まりつつある。
「『READY』」
ソフィアの言葉に合わせて、アスカのヒップを覆っていたショーツが弾け飛ぶ。
真っ白く透き通るような二つの桃がさらけ出された。

『RECORDING START』

試合開始が宣言されると、ソフィアの拳が回転して、アスカの尻肉を強引に抉った。
空中で尻を貫かれたまま静止していたアスカの身体がビクンとのけぞる・・・。
股下を覆うただ1本の細い戦闘服から体液がボタボタと流れ落ちて
ソフィアの拳を濡らした。
101二戦目?I:2007/12/17(月) 01:44:32 ID:dypELED0
「そ、そんな・・・。
わ、私の必殺技が・・・・破られる・・・なんて・・・」
「出力が同じなら、ヒップの硬度は確かに拳と同等ですわ。
でも戦闘服そのものの防御力は、ボディ程ではありませんが遥かに落ちます。
ヒモ1本分であっても、ちゃんと股下からヒップにかけて
戦闘服のラインが走っていますでしょ?」
「そ、そんなトコに攻撃してくるなん・・て・・・ヒッ、ヒィィィ!! イ、イヤ。
イヤ!」
尻肉を伝う体液の感覚に、アスカは首を振って激しく抵抗した。
「あら。まだまだこれからですのよ。
私がイカせて差し上げますわ」
拒絶するアスカはリングに転さがされ、間髪入れずに拳が下腹を襲った。
スカートがはじけとび、戦闘服が剥き出しになる。
生腹を抉る拳は、まだ初々しく、敏感すぎる子宮にまで届いていた。
「キャウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!」
子犬のような叫び声があがる。
初めての刺激に子宮が狂い、押し出された修復液の奔流が股間へと向かう。
アスカは必死に押し止めようとするが、先ほどのダメージで力の入れ方すら判らない。
足が伸び、腰が持ち上がり、下着を突き出して、アスカは盛大に潮を吹いた。
「ひゃっ! ひゃヒィィィイイイイイイ!! イヤ、イヤーーー!」
いくら首を振っても、子宮に拳をグリグリと捻じ込まれては、この洪水は止まらない。
救いがあるとすれば、攻撃がまだ子宮にとどまっている事位だ。
「胸に入りきらない修復液は、どこを使って貯めているか、貴女はご存知かしら?」
微笑むソフィアが、アスカにはたまらなく恐ろしかった。
当然判っているのだ。
エリカやソフィアのような盛大に盛り上がった胸でなければ、修復液は入りきらない。
しかし修復液の蓄積量はスタミナに直結する。
胸に入りきらない場合は別の場所に蓄積されるのだ。
今もそこに修復液が少量ずつ蓄積されている。
アスカはその感覚すら苦手だった。
「イヤ・・・。ヤメテ・・・・」
もはや抵抗の意思さえなくしたアスカをソフィアが無理やり立ち上がらせる。
修復液を滴らせながら、剥き出しの下半身がガクガクと揺れていた。
 ソフィアの手が離されれば、力の入らない腰はあっという間に崩れ落ちる。
そこにソフィアは下から突き上げるようなボディーブローを放った。
再び下腹に埋め込まれる拳。
異なるのは、先ほどの子宮より僅かに上を抉られた事だ。
「ごふぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ」
アスカの口から唾液が飛び散る。
その顔がソフィアと並んでしまうほど、その身体は高々と持ち上げれていた。
102二戦目?J:2007/12/17(月) 01:45:06 ID:dypELED0
丸く張り詰めた尻がビクンと痙攣すると、アスカは驚き、瞳に涙があふれた。
「イ、イヤ・・・。イヤなの・・。それだけはイヤ・・・・。
もう、気絶させて。私の負けだから・・・恥ずかしいトコ見ないで」
ソフィアはアスカの頬を流れる涙を唇で吸い上げた。
「恥ずかしくなんてありませんわ。
胸も子宮も胃も同じ事。
戦闘中に噴出されるのは修復液のみで、汚物ではありませんの。
仕組みは聞かないでね。長くなりますわ」
穏やかな口調とは裏腹に、埋め込まれた拳はアスカの下腹を更に抉る。
子宮とは別の場所に蓄積された体液が、下腹部で暴れ回る。
その奔流を抑えるには、今の彼女の腰にある桃はあまりにも頼りない。
「きゃふっう! ・・・・そ、それでもイヤ。
ああ・・・イヤ、イヤなの・・・・。
イヤーーーーーーーー!!!!」
拒絶しても二つのヒップは、彼女の意思とは無関係に高々と掲げられてしまう。
戦闘服の下、ヒップから修復液が飛び散る。
ソフィアは下腹部に埋め込んだ拳を一度開くと、彼女の腹を無慈悲に握り閉めた。
「キャァアアアアアアアアアアァウウウウウウウウウウウウ!!!! アウッ! アアウッ!」
リボンを乗せた頭がのけぞる。
白目を剥いて唾液を吹きこぼした。
腹から下はほぼ裸に近い姿で、少女は尻から体液を撒き散らす。
それはソフィアの言うように乳白色の液体だった。
「可愛そうですが、体液の残留もポイントの一つなのですわ。
許して下さいませね」
ソフィアが腕を下ろすと、リボンの少女はリングマットに転がった。
腰がビクビクと上下して、修復液の残りを吐き出している。
ソフィアは白目を剥いた彼女の顔を至近距離から覗き込んだ。
「貴女、なかなか良かったですわよ。
エリカの次位になら愛して差し上げられそう」
白目を剥いたままだったが、その首が僅かに左右に振られたような気がした。
「そうですか。では、勝ったご褒美だけ頂いておきますわ」
少女の頬を両手で包むと、その唇に紫色のルージュを押し付ける。
そのまま逆立ちするかのように足を大きく振り上る。
剥き出しのアスカの腹に、体ごと両膝を叩き込んだ。
張りのある肌の感触に、膝がずぶずぶとめり込んでいく。
「ふっ・・ふぎゅうっ、ふごぉおお!」
アスカの体が最後の痙攣をおこしても、ソフィアは唇を離さない。
くぐもった叫び声とともに、残った体液が胃から逆流してくる。
当然それを全て飲み干す事等出来はしないが、ソフィアはギリギリまで唇を離さなかった。
103二戦目?K:2007/12/17(月) 01:46:37 ID:dypELED0
「相変わらずの変態っぷりだな」
リングサイドでいつのまにかエリカが頬杖をついていた。
「そちらも相変わらずの絶倫ぶりですわね。
それに私はレズビアンなだけですわ」
アスカから唇を離し、彼女の胃液に濡れた胸元を拭うソフィア。
「別にレズを否定する気はないけどな。
そのロリっ娘、持って帰ったらどうだ?」
「あら。私が愛していますのはエリカだけですわ。
それも白目を剥いてのたうち回るお姿程、愛しいんですの」
「あのな。だから私ははお前が嫌いなんだ、変態ソフィア」
ソフィアは微かな笑みを浮かべると、頭上に手を差し出した。
「『CLOSE』」

『MATCH SOPHIA ASUKA
WINNER SOPHIA

RESULT
NO PENALTY
POINT 10

CLOSE』
10485:2007/12/17(月) 01:49:27 ID:dypELED0
以上です。
長々とお目汚し、本当に申し訳ありません。
もうちょっとこまめに上げられるように努力致します。
105名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 01:59:19 ID:UXj+ZY9E
>>103
なんという神…
106名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 02:09:54 ID:qUq1lSzh
>>103
これはすばらしすぎる
俺は下から出ても全然OKだぜ

試合中は虚勢を張って平静を装っていたソフィアが
試合後トイレに駆け込んで上から下から大噴出、みたいなのキボンヌ
107名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 02:59:41 ID:I77199Gb
すごすぎる・・・
おっきしまくり!ありがとう
俺って圧倒的パワーで追い討ちをかけるSM系が好きなのかも。
108名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:56:48 ID:s6jMicwB
>>104
こちらの我が儘をきいてくださり、改めての投下、二度手間を取らしてしまい本当にすみませんでした。
これで読む事ができます。ありがとうございます!
109ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:05:52 ID:Y1LOhEWA
保守
110ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:20:02 ID:Y1LOhEWA
「……そう。分かったわ」
女は静かに頷くと、窓から緩やかに校庭を見た。
「じゃあ誰も、特に学校内外で夜上さんに私怨を持つ人間に心当たりはないのね」
夜上ほたるがマンションから身を投げた翌日の、放課後。
西崎舞衣、瀬戸川深雪、神林真奈の3人を含めた男子・女子格闘技クラブの部員達は、
総合顧問、彩並初音によってその全員が職員室に呼び出されていた。
「はい、彩並先生」
俯いたまま、舞衣はしおらしく答える。
「夜上さんは先生が知ってる通りの、優しくて良い子でした。誰かに恨まれるなんて考えられません。
 ましてや、あんなに酷い事をされる理由なんて」
ネットで流された夜上ほたるの陵辱映像は、既に全校生徒の知るところとなっていた。
「……でしょうね。私もそう思うわ」
憂いを帯びた顔で、初音は頷く。
「先生。病院に行ったんですよね? ……夜上さん、どうでした?」
さりげなく、舞衣は探りを入れる。
昨晩のニュースの時点では、意識不明の重体という事だったが。
「……あなたたちだけには、本当のことを伝える義務があるわね」
初音の表情に影が差す。
「正直言って、容態はかなり悪いわ。病院の方が言うには、この数日が山場で……、
 ……例え、命を取り留めたとしても……もう、2度と試合には出られないそうよ」
部員達の間に、重い沈黙が流れる。
舞衣はちらりと視線を横に流し、一人の男子部員の顔を見た。
榊下煌。
格闘技クラブ最強の男子部長であり、舞衣が一途に焦がれる青年。
(もう試合には出られないですって。よかったわね煌君。これでもうあんな娘に未練は無いでしょ?)
心の中で囁きかける。
だが煌の端正な顔は大きく俯いており、その表情は読み取れなかった。
「もしも私怨が理由ではないなら……やっぱり、あの時と同じ犯人なのかしら」
初音は憂いを帯びた顔で言った。
舞衣たち3人が今の所警察からも疑われずに済んでいるのは、ある一人のスケープゴートのお陰だった。
111ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:21:02 ID:Y1LOhEWA
数週間前、私立箕政高校を襲った惨劇。
どこからともなく現れた、たった一人の男によって、私立箕政高校の女生徒達が何人も暴行された事件。
それは実際には舞衣たちの全くあずかり知らぬ所で起こった、今回とは何の関係も無い事件だったのだが、
そうと知らない警察は、どうやらその時と同一犯の仕業と見て捜査を進めているようだった。
「そうですよ。絶対あいつです!」
1人の生徒……篠田歩美が、気色ばんで言った。
「だよね、芽衣ちゃん、茜ちゃん。ほたるちゃんにあんな酷い事が出来るなんて、あいつしかいないよね」
隣に立つ2人、木元芽衣と今西茜に同意を求める。
彼女たち3人はその事件の当事者であり、自身らが犯人の男に戦いを挑んで敗れ去るという苦い経験をしていた。
「私は、違うと思う」
「え……?」
だが、今西茜は小さく答えた。
拍子抜けした歩美は、ぽかんと口を開ける。
「……どういうこと? 今西さん」
それを聞き逃さず、初音は茜の顔を見た。
「あの時と違って、やり口が陰湿過ぎます」
茜は言葉を続ける。
「私達が負けたあの男は、確かにほたる先輩よりも遥かに強かったですが、頗る頭の単純な人間だったんです。
 決して、映像を撮ってネットに流すような知能犯でも……そこまで最低の人でなしでもありませんでした」
「……!」
舞衣は息を飲んだ。
最低の人でなし、という単語を発した時、一瞬だけ茜の眼が自分に向けられたのだ。
(……この娘……)
ほんの一瞬ではあったものの、それは明らかな、疑惑の視線だった。
同じ部でも舞衣はあまり話した事は無いが、今西茜がかなり勘と頭の良い切れ者だという評判は知っていた。
(……それがどうしたっていうのよ。怪しいだけでは罪にはならないわ)
疑いたいならいくらでも疑えばいい。
どれほど調べられても、どうせ自分達が犯人である証拠など見つけられるわけがない。
例え、何かの間違いで見つけられそうになったとしても。
(そうよ……その時はこいつも、あの子と同じ目に合わせてやればいいのよ。簡単な話だわ)
舞衣の頭に、邪悪な思考が鎌首をもたげた。
112ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:21:58 ID:Y1LOhEWA
「……何にしろ、今の私たちに出来るのは、夜上さんの一刻も早い回復を祈ることだけだわ。
 真実を暴くのは警察の仕事ね。もちろん私も、犯人はこの手で打ち倒してやりたいくらい憎いけど」
組んでいた足を離すと、初音はデスクから立ち上がった。
ただそれだけの動作で、圧倒的な質量で今にも薄手のブラウスを内部から張り裂きそうな、
90センチを軽く越える雄大な双乳がゆさりと揺れる。
「じゃあ皆、お疲れさま。遅くまで残ってくれてありがとう。
 今日は校内に残らないで、早く帰りなさい。出来れば何人かで一緒になってね」
女教師の一言で、その場はひとまず解散となった。
「そうそう今西さん、ちょっといいかしら?」
だが初音は、ふと思いついたように、歩美と一緒に帰ろうとしていた茜に声をかける。
「あなたの観察眼と分析能力は多分クラブ内でも随一だわ。そこで参考までに聞きたいんだけど、
 ……あなたが、夜上さんより遥かに強かったと言い切れるその男は、一体どれだけの怪物だったの?」
「……そうですね」
暫く思案した後、茜は言った。
「私の知っている中で、幾らかでも生身で彼と渡り合えそうなのは、榊下部長と……彩並先生の2人だけです」
「あら、珍しいわね。今西さんがお世辞なんて」
暗鬱とした空気を振り払うように、初音は微笑んだ。
(……ふん……)
その中に自分の名前が挙げられなかったという事が、舞衣にはあまり面白くない。
だが悔しいことに舞衣自身、茜の言葉が間違ってはいないであろう事もよく分かっていた。
彩並初音は、只の女教師ではない。
そのメロン大の爆乳の真下には、それに勝るとも劣らない量の肉と、筋がたっぷりと搭載されているのだ。
空手、柔術、合気道、総合20段。喧嘩を合わせて120段。のされた不良は数知れず。
クラブ顧問でありながら現役総合格闘家でもある初音の肢体は、外観、身体能力、格闘技術、
そのどれを取ってもが、粒揃いの部員達でさえ未だ到底及ばないレベルにある。
舞衣たちも、この場にいないが部内最強の肉体を持つほたるさえ、初音と比べると所詮“小娘”の域を出ない。
(まあ、先生に勝てないのは仕方ないか。年季が違うし……、まさか、煌君を誑かしたりもしないだろうし)
天賦の才能もあるだろうが、初音と少女たちの間に開いた絶対的な実力差は、その人生経験の量に起因していた。
絶えず潤んでいるような、官能的な眼差し。ぽってりとした滑らかな唇。
数十万回の正拳と蹴りによって引き絞られた、鋼の四肢。
今にも上部のスリットからはみ出して零れ落ちそうな、完熟しきった脂肪の房。
同じくブラウスをはちきれそうなほどに持て余す、豊潤な肉と研ぎ澄まされた筋を限界まで詰め込んだ腹。
艶めかしすぎる熟れた曲線を描く、丸みを帯びたふくよかな臀部の双丘。
極ミニのスカートから惜しげもなく曝け出された、むっちりと情欲的な太もも。
微かに盛り上がって脂肪の保護肉壁を纏い、新たな生命を産み出す準備をしっかりと整えた胎。
その周囲にはいつでも、自身の匂いと混ざり合ったオーデトワレが芳醇な色香を醸し出している。
二十代半ばを越し、可憐な娘の肌の瑞々しさ、脂の乗りきった雌肉の色気、そして柔らかな母胎のふくよかさを
奇跡のバランスで配合した初音の肉体は、格闘家として、そして女として一点の曇りもなく完成されていた。
「もしその男が、本当に私を倒せるほどの実力を持っているとしたら……是非一度お手合わせ願いたいわね」
箕政高校最強の女戦士・彩波初音は、余裕に満ちた笑みを浮かべた。
113ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:23:11 ID:Y1LOhEWA
職員室を出た3人の少女は、並んで廊下を歩く。
(めんどくさい事になっちゃったなー)
瀬戸川深雪は、ただそれだけを思う。
(やだやだ。この年で前科者にはなりたくないわね)
勝ち気なショートカットの少女に、罪悪感は無い。
(ま、このままだと捕まる事はないと思うけど)
映像からは、自分達の姿が僅かでも映っていたり、声が入っている部分は完璧にカットしてある。
ネットへのアップロードも、PCに長けた神林真奈が身元の割れないように行った。
自分達が犯人であるという証拠は何も残していない。
ただ一つの、最も有力なものを除いて。
(……うーん)
言うまでもなく、被害者である夜上ほたる自身による告発である。
今のところ、リンチの犯人を誰かに喋っていたり、飛び降りる前に遺書をしたためたりはしてないようだが、
意識を取り戻したほたるが全てを告白すれば、自分達はすぐに前科者だ。
そう。ほたるが意識を取り戻せば。
“容態は、かなり悪いわ”
女教師、彩波初音の言葉を思い返す。
「あー、めんどくさい……早く死んでくれないかなー」
ぽつりと、深雪は呟く。
ばちぃっ!
「痛ぅっ!?」
突如、頬に衝撃が走った。
「……何のつもり?」
立ち止まった深雪はひりつく頬を押さえ、自分に平手打ちを見舞った少女を睨みつける。
「こっちのセリフよ。……深雪。いいかげんにしなさい」
神林真奈は、負けじと深雪の顔を睨み返した。
「人の命を何だと思ってるの? 言って良い事と悪い事があるわ」
「……何いきなり善人ぶってんのよ、真奈」
珍しく感情を露わにする真奈に、深雪は挑発的に笑いかける。
確かに真奈は、世間的には善人の部類に入るだろう。
いつも温厚で控えめ。誰に対しても優しく、他人の頼み事は決して断れない。
舞衣が下級生をリンチしようと言い出した時、最後まで抵抗したのも真奈だった。
だが、それがどうしたというのだ。
他人の頼み事を決して断れない真奈は、リンチの提案にも結局は首を縦に振ったのだ。
「ネットに流したのは誰よ? あんた、今さら人に説教垂れられる立場だと思ってんの?」
「思ってないわ。今西さんの言ってた通り、最低の人でなしよ。私も、あんたも、舞衣も」
そう吐き捨てた真奈は、身を翻す。
「もう帰る。……私たちみんな、地獄に落ちればいいのよ」
最後に言うと、神林真奈は憤然とした足取りで去って行った。
「どうする?」
その後姿を見送った深雪は、腕を組んで舞衣に尋ねる。
「真奈、ひょっとしたら警察に全部喋っちゃうかもよ」
「大丈夫よ。あの子にそんな度胸は無いわ。万一喋りそうになったとしても……その前に口を封じればいいのよ」
舞衣は平然と答えた。
「……あんたも結構ワルねえ」
しかし内心同じ事を考えていた深雪は、唇を歪めて笑った。
114ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:24:22 ID:Y1LOhEWA
午後7時30分。
舞衣とも別れた深雪は、1人夜の道を歩いていた。
(……ん……?)
向かいから歩いてくる人影を視認し、深雪は目を細めた。
ただでさえ人通りの少ないこの小道は、夜になるとますます閑散とし、誰かとすれ違う事などほとんどない。
そして深雪が更に不信感を募ったのは、相手の服装だった。
夏だというのに、足元まで延びたフード付きの黒コート。
フードをすっぽりと被り、顔には夜にも関わらずサングラスと、花粉対策のような大きいマスク。
闇夜にあらわれたその“影”は、顔どころか男か女かも判別できないほど全身を隠す格好をしていた。
(……ははーん、なるほど。これはやばいぞ)
きっと、コートの下は素っ裸なのだろう。
治安も悪く寂れているこの辺りには結構出るのだ。この手の変質者が。
(参ったなあ。1人で歩いてるセーラー服の美少女なんて、格好の獲物じゃん)
警戒しつつも深雪の表情に余裕があるのは、今までにも何度かこういう経験をした事があったからだ。
美少女であるところの自分は、どうもこの手の輩に好かれやすいらしい。
(どうしよ。コートを開いた瞬間に蹴り上げてやろうかな? それとも絞め落としてやるか)
今まで深雪を襲った不貞の輩たちは、例外なくその全員が痛烈な返り討ちにあっていた。
舞衣、真奈に次いで格闘技クラブでも最上位の実力を持つ深雪にとって、
このような状況は、合法的に格闘素人を技の練習台に出来る絶好の機会でしかなかった。
「…………」
ゆっくりと深雪の前まで歩いてきた“影”は、そのまますれ違う素振りを見せつつ、微かに足の軸を変えた。
(そら来た。……っ!?)
そこまでは完全に予想通りだったが、次に相手は深雪の思っていなかった行動に出た。
素早く深雪に向き直った“影”は、いきなりそのセーラー服の肩を片手で掴んだのだ。
(!! こいつ……!!)
もう一方の腕が大きく振りかぶられるのを見て、深雪は相手が思っていたより邪悪な存在である事を悟った。
正体不明の“影”は、既にその悪意を隠そうともせず、サングラスの奥から深雪の身体の隅々までを見定める。
その拳が自分の腹部に向けて引き絞られたのが、格闘家の直感で分かった。
露出狂ではない……悪辣な、強姦魔。
(一発殴って大人しくさせてから犯してやろうってわけ? やってやろうじゃん)
深雪は拳を握り締め、腹筋を全力で固める。
もとよりこんな変態の打撃が、自分の鍛え抜かれた肉体に通用する筈がない。
(来なさいよ変態。たっぷり可愛がってやるわ)
くだらない初撃を余裕で耐えた後の反撃プランを練る深雪の腹に、“影”の拳が放たれた。
115ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:25:25 ID:Y1LOhEWA
ぼぎゅんっ。

「……ぉ……?」
何が起こったのか分からず、深雪は目を瞬いた。
(はぅ? ……っ!!)
セーラー服の中心に、“影”の拳がずっしりとめり込んでいた。
「ぉ……ごっ……!!」
鍛え抜かれた筈の少女の腹筋は、ゼリーのように軽々と貫かれていた。
「う、嘘……うぶっ!?」
腹をぶち抜かれた事を自覚した深雪の口に、生温い液が湧き上がる。
一度拳を抜いた“影”は再びその生身の凶器を引き絞ると、今しがた撃ち込んだのと全く同じ部分に埋め込んだ。
「ぐぶぉっ!!?」
深雪の腹筋を完全に破壊した“影”の拳は、その双房の真下に緋色のネクタイを巻き込みながら突き刺さった。
反射的に唇から噴き出した黄色い液が、純白のセーラー服を淫らに汚す。
「ご……ごぽぉ……!」
(なん……て……パンチ……)
無尽蔵に湧き出そうな胃液を必死で飲み込みながら、深雪は敵の半ば尊敬に値する程の打撃力に驚愕していた。
女子部員最強の夜上ほたるの正拳突きでさえ、これほど凄まじい威力は持たない。
ここまで重い拳を撃てるのは、深雪の知っている限りでは顧問の彩波初音ぐらいだろう。
或いは、男子部長の……。
「きゃふっ」
身体を突き飛ばされ、深雪の思考は途切れる。
深雪をマネキンのように軽々と振り回した“影”は、その身体を路上の電柱に叩き付けた。
「うぅっ」
ふわりと捲れ上がったセーラー服から、うっすらと筋の引かれた滑らかな腹と、小さく窪んだへそが覗く。
背中を強打して呻く深雪に、“影”は迅速かつ冷徹に追撃を加える。
電柱を背に四肢を投げ出して無防備な姿を曝した深雪の肉体を、“影”の膝が壮絶に突き上げた。
「げぼぅぁ……!!!」
ずしんと音を立て、頑強に固定されている筈の電柱が微かに揺れた。
へその下から突入した膝は、斜角を描きながら全ての腹筋を突き破り、柔弱な胃へ直にめり込むほど奥に達した。
覗いた生肌に浮かんでいた三角形がその輪郭を失い、少女の肋骨が粉々に砕かれたのが傍目にも明らかになった。
拳と電柱に潰された胃が堪らず酸味の液を押し出し、唇の端から洪水のように吹き零れる。
「お……ぐ……ごぼぉ……っ」
あっという間に胃を空にされて半失神した深雪は、ずるずると背を引きずってその場に崩れ落ちた。
(負、け……た……)
だが、本当の地獄はここからだった。
116ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:27:23 ID:Y1LOhEWA
完敗して倒れた深雪の肢体に、“影”はゆっくりと屈み込んだ。
「ひっ……!」
自らの胃液で薄黄色に汚れたセーラー服を左右に引き裂かれ、深雪はぞっとする。
スポーツブラも千切り取られ、豊かな双乳がぷるんと零れ出た。
(お……犯され……る……!)
「嫌ぁっ!! 誰か助け、ぐぷっ!!」
悲鳴をあげようとするが、乳房の真横に拳を突き入れられて息が止まる。
「か……は……」
脇から深雪の肺を潰して無理やり全ての空気を吐かせた“影”は、次にその腰に手を掛けた。
「はぅ……!」
スカートを真下まで擦り下ろされ、下腹の微かな膨らみと、青い縦縞の入った可愛らしいショーツが露わになる。
「ゆっ、許し、てぇ……はぐ!!!」
深雪は再び悲鳴をあげかけるが、ショーツの中心に猛撃を撃ち込まれると、全身を跳ねるように痙攣させる。
「あ……ぁぅぅ……」
下腹の急所に奥まで拳を埋められ、遂に少女拳士は全ての戦意を喪失した。
深雪を完全に沈黙させると、“影”は遂にそのショーツをも千切り剥いだ。
(う……あぁ……!)
薄い茂みに覆われた、少女の淫靡な丘が月光の下に曝け出された。
絶望的な恐怖と羞恥に、深雪の瞳に涙が湧き上がる。
震える深雪の顔をしばらく見つめた後、“影”はコートのポケットから何かを取り出した。
「……ぇ……!?」
それを見た深雪の背中に、戦慄が走る。
黒光りする、球体。
陸上競技用の、砲丸。
夜上ほたるに止めをさした、凶器。
(そんな……な……んで……こいつが…………っ!?)
だが、その解答を見つける時間もなかった。
大きく深雪の股を開かせてその秘穴を露出させた“影”は、砲丸を背後に振りかぶったのだ。
(ひ……!!!)
“影”の狙いを察した深雪は戦慄する。
あまりの恐怖に、丸出しにされた肉裂がびくびくと震えて温かい液を漏らす。
「やめてぇっ!! そ、そんなの入るわけ……ひぐぅ!!!?」
だが、懇願は聞き入れられなかった。
振り子のように半円の軌道を描いた砲丸は、深雪の太股の付け根に猛烈に撃ち込まれた。
「ご……ひゅ……っ!!!」
鉄球は確かに入りきりはしなかったものの、少女の陰部に3分の1近くはめり込み、その肉裂を叩き潰していた。
「んっ……は……かっ……」
恥骨を粉々に砕かれ、深雪はまともに声も出せずに痙攣する。
桜色の唇の端から、ぶくりと黄色い泡が噴き出した。


「…………」
立ち上がった“影”は、コートからデジカメを取り出した。
陵辱され泡を吹いて失神した深雪の姿を、無言で様々な角度から撮影する。
「ひ……ぐ……」
ごぽりと黄色い液を吐いた深雪の首が、力なく横にのめる。
全裸の少女の痴態を写真に収め、“影”はその場から姿を消した。
次の日、私立箕政高校には、丸出しの陰部に鉄球を捻じ込まれて堕ちた瀬戸川深雪の写真がばら撒かれた。
117ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/18(火) 18:53:07 ID:Y1LOhEWA
おかげさまで規制解除されたみたいです。
ありがとうタイムトラベラー!

というわけで『闇夜の復讐者』第二話でした。
規制のせいでたっぷり時間が余ったので、第三話は割りとすぐに投下できる予定です。


>>80
うわあ。また物凄い良作が……!
これはぜひ六条さんが壊されちゃうエピソードも書いて頂きたい……。


>>103
いいなー修復液の設定いいなー。
やっぱり汁気の多い女の子は最高だなー。

何だかこの数日で一気にSS師が増えましたね。
みんなこの調子でもっともっと盛り上がれー。
11868:2007/12/18(火) 19:19:55 ID:LfNGqh2+
ランサーさん復帰おめでとうございます!
待ってましたよー
119名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 20:11:20 ID:4chXvO41
いいねいいね!神作品同士が刺激しあって高めあっている感がビシバシするね!
やっぱ保守でただ神を待つだけじゃなくて楽しげな雑談、ネタ出しってのも無駄じゃないね
皆さんGJ!
120名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 20:19:15 ID:mFeJ70cD
ランサーさんの新作ktkr!!
青い縦縞の入った可愛らしいショーツ萌えですw
性格に似合わず可愛い下着を着けてる深雪タンのギャップがたまりませんでしたw
榊下煌が犯人ですよね?この強さは絶対そうだ!!w
しかも新キャラの彩並先生にフラグ立った気がww
12180:2007/12/18(火) 20:41:38 ID:5Urx6y4t
>>81>>82>>83>>85>.>110
ありがとうございます。

続きは何も考えてないので思いついたら投下します。
なにしろ名前からしてランサー氏のSSで深雪の名前を見て
じゃあ六条でいいやぐらい何も考えてないもので…
なのでまぁ奴はツリ目でおかっぱな事ぐらいしか決まってません(苦笑
12285:2007/12/18(火) 22:48:26 ID:R5/3uFe0
ランサー氏復活おめでとうございます!
ありがとうタイムトラベラー!

氏の新作、ドキドキしながら読んでましたw
ダークでミステリアスな雰囲気もいいなぁ。
そして私も初音センセとの直接対決が今からわくわく。
さらにツリ目の六条ちゃんにも期待大w

個人的な事で恐縮ですが、119氏の仰るように職人さん達の作品と
ネタ出しは、色んな意味でお世話になっております。
123名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:01:23 ID:AVpinqpY
帰ってきたランサー氏に敬礼!
しかし前シリーズのキャラ登場といいラスボス風先生がエロすぎる件といい
どこからGJと言えばいいのか分からんwww
124名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02:52:36 ID:99txVXf9
このスレ、神がかってるな(*゚∀゚)=3

GJ!!!
125名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 14:27:17 ID:VaLrlSWX
初音せんせーテラエロス(*´Д`)ハァハァ
最強の腹筋とプライドが撃ち砕かれるのが今から楽しみでつ・・・


順番から行くと次は真奈たんが餌食になるのかな?
一番良い子っぽいからあんまり酷い事にはならないで欲しい・・・・
けどなっちゃうんだろうな、やっぱりwww
126ミスト:2007/12/19(水) 23:41:15 ID:uoHO2Hrg
コテハンでの感想、目障りかと思われますが失礼致します。m(_ _)m

>>ランサーさん
『闇夜の復讐者』1話目(3〜9)、大変勉強になりました。
自分は前スレで腹筋の強い子を登場させたものの、こんなに表現の仕方や流れが作れるものなんだなあ…と
頭が下がるばかりでした。受けている子の表現も事細かで興奮しましたっ(笑(ぉ)
2話目(110〜117)、一話目の疑問などが解消されてて、作品そのものに深みを感じました♪
1話目と一遍、悪い娘がターゲットっていう所も幅が広くて良いですね…すごいです(ゝヘ<;
何にせよ、復活おめでとうございます!!今後にも期待大です♪(∩'¬')∩

>>1スレ588さん
とりあえず、続けていらっしゃったシリーズの完結、ご苦労様でした♪
やはり所々使いたくなってしまうような表現が出ていたり、独特な表現をしていたりと
当たり前ですがまだまだ自分が見えてない部分がたくさんなんて思わせられました。
次回作、頑張ってください!

>>37さん
漫画投下ご苦労様です、GJでした><ゞ
気が強そうなのに、おなかを殴られた時の女の子の弱気な表情が萌えましたw(ぉ

>>44さん、ご苦労様でした♪
打たれた後の悶え方の描写・シチュエーションの豪快さはほんとにすごいですね…
ランサーさん同様、びっくりすると共に嫉妬です(笑(ぉw)
二戦目もGJでした♪地下プロレスみたいなのも好きなので、興奮しましたw
>>37さん同様、これからもよろしくお願い致します(^ ^ゞ

>>タイムトラベラーさん
3スレ目の登場、ご苦労様でした♪
:出張編
タイムリーなネタの具現化にGJと言わざるを得ませんでした、ターゲットの外見設定の仕方も面白かったです(笑)
:中世編
最初の部分で某灰かぶりを思い浮かべてしまって自然と絵が出てきました。
あと、「フッキン様」が良い響きだなあと思って軽く吹きました(ぁ
コミカルな作品も書きたいですけどちょっと向いてないみたいなので、こういう作品が書けるのって羨ましいです(^-^;
ともあれ、今スレでもよろしくお願い致します。m(_ _)m

>>80さん
生命を育む部分が力の源、って良いですね…子宮責めの理由として色付け的な役割ですね♪
それだけではなく、肉体部分を使って様々な設定をされていた所が面白かったです(^ ^
各設定のすごさ、腹責めへの繋ぎ方に驚くと共に、
少しずつ、少しずつ手詰まりにさせていく所にエロスを感じました(笑)
これからも是非よろしくお願い致します><ゞ



それと言うのが遅れてしまってずっと言えなかった事ですが、
前スレ、510,511,512さん
自分の質問へのレス、大変ありがとうございました。m(_ _)m
次回投下予定の作品で、全てをクリアする事は出来ませんが、今後意識して書いていけるよう頑張りますので
投下の際は皆さん、またよろしくお願い致します。

あともうひとつ謝罪を…
自分の文章力の無さ、そこから来る自信の無さで「せめて見やすく」を心掛けた結果、
改行やスペースなどマメにやっていたので、前スレが早く落ちてしまった要因のひとつとして自分もあるかもしれません(汗)
大量投下していたランサーさんと違って、自分は余りよくない容量の食い方をさせてしまっていたと思います。
既にやってしまった事ですので謝ってそれで済ませようと思っていません。
次回から気をつけたいと思っていますので、どうか皆さん今後ともよろしくお願い致します。
127ミスト:2007/12/19(水) 23:53:30 ID:uoHO2Hrg
訂正
既にやってしまった事ですので
      ↓
既にやってしまった事ですが、

失礼致しました。
容量食わせてばっかりで本当に申し訳ないですorz
128名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 01:49:10 ID:QgpRckyt
申し訳ないのですが>>80をもう少し長持ちするロダに再うpしていただけないでしょうか
思いっきり取り逃してしまったので
129名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 02:16:45 ID:xB9mFygB
すいません・・・・
こんなこと急に言うのもなんですけども、、、
にんげん少佐さんもう復活しないのでしょうか??
すごく楽しみにしています。
できれば、、いや、ぜひ復活していただきたいです!!!
130名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:31:55 ID:SYUZCLsA
間違えました!!
にんげん少佐さん→にじげん少佐さん
でした!!!

本当にゴメンナサイ・・・
1312.5戦目@:2007/12/20(木) 21:57:50 ID:9N2rFzDp
 ソフィアのリングは、彼女の所有する広大な敷地の中で、
屋敷に程近い噴水の地下にある。
噴水の中央に水を吐き出すライオンのオブジェがあり、
その下に直通のエレベーターが潜んでいる。
今、ライオンの目は赤い光を放っていた。
資格適合者以外を受け付けない意思表示だ。
それは、現在地下で戦闘が行われている事を示している。

 地下のリングでは、その中央に一人の女が倒れていた。
大きく開いた襟元から覗く二つの果実が、
乱れた息遣いに合わせて激しく上下している。
たわわに実った果実は仰向けになっても自己主張をやめず、
左右の肩から1枚ずつ伸びたが白い生地がそれを覆っている。
2枚の布は胸の下で交差した後、臍の辺りで幅広の帯によって留められていた。
帯からはみ出した上衣の残りが、
かろうじて下腹部から太股の付け根を隠している。
さらけ出された太股の間で、乳白色の水溜りが、照明を反射して輝いていた。
よく見れば腰を覆う布の隙間から、下腹がヒクついているのが判る。
服からはみ出した両胸でも、新たな乳白色の筋が出来上がっては
流れていく様が見てとれる。
唇の両端からは胃液を流し、女は既に虫の息だ。
彼女を打ちのめした相手は今、リングの遥か上空にいた。
大胆にボタンを外したYシャツと、臍が覗くジーンズ。
ストレートのロングヘアを揺らして、彼女の身体は空中で体勢を整える。
ソフィアだった。
1322.5戦目A:2007/12/20(木) 21:58:52 ID:9N2rFzDp
彼女は遠く眼下で肢体をさらけ出す相手に向かって、
両膝から落下を開始する。
「そ、そんな攻撃を貰ったら、今度こそ負けてしまいます・・・・」
風を切り裂くソフィアの耳にも、マットに沈んだ女の声が届いた。
「いい加減に、ご主人様のお仕置きを貰いにお帰りなさい」
怒気を孕んだ声とともに、突き出した両膝に全ての出力が集中する。
ダメージを押さえ込んでいた力が膝に回り、
つい先ほどまで突き抜かれていた身体が悲鳴をあげはじめる。
それでも、もはや後先の事など考えたくもなかった。
眼下に転がる女の帯は、腰の後ろで大きな結び目を作っている。
この為彼女は腰を持ち上げられ、腹を捧げ出すような体勢になっていた。
落下したソフィアの両膝が、最大出力でそれを抉る。
帯に覆われた鳩尾から下腹まで、ジーンズを纏った膝がずぼりと埋まって行く。
「ごっ・ごぶぅぅぅっ!!」
ソフィアを乗せたまま、女の体がガクガクと痙攣し始める。
両膝が離れた後も、衝撃は女の帯に2箇所、クッキリと残っていた。
剥き出しの太股が伸びあがる度に、腰を前だけ覆う布がめくれる。
露出した戦闘服から体液が飛び散っていた。
両胸からも体液がびゅくびゅくと噴き出している。
口からは唾液の泡を零しながら、女が囁いた。
「ああ・・・も、もうダメです・・・。
お・・・お仕置き、されちゃいます・・・。
お仕置き、されたい・・・・・」
呟き終わると同時に白目を剥いて、肢体が大きく跳ねた。
口から、胸から、股間から、一際大量の体液が一斉に舞い上がる。
「はあぁぁぁぁん! ふむぉおおおおおお!」
「まだこんなに残ってたのね。エリカ並だわ」
何処か嬉しそうな女の悲鳴にため息をつきながら、ソフィアは右手を頭上にあげた。
「『CLOSE』」

『MATCH SOPHIA MYLENE
WINNER SOPHIA

RESULT
LIQUIT -1
POINT 9

CLOSE』
1332.5戦目B:2007/12/20(木) 21:59:39 ID:9N2rFzDp
 終了宣言がなされた後も、未だに残った体液を噴出し続けるミレーヌに背を向けて、
ソフィアはエレベータで地上へと向かった。
 ライオンを模したオブジェが水の排出を止め、その下からエレベーターが姿を表す。
水の上に短い橋がかかり、ソフィアはその上を渡って屋敷へと向かった。
豪奢な玄関の前で、タキシードを身に付けた若者が膝を折っている。
頭上に掲げられたトレイからワイングラスと受け取りながら、ソフィアは屋敷へと入った。
若者がそれに続く。
「タウシュゼン家に連絡して、ミレーヌの回収を依頼なさい」
グラスの水を一息に飲み干すと、ソフィアは後ろを歩くタキシードに命じた。
「流石でございますね。これでランクトップです。
騎士称号も、もうまもなく・・・」
嬉しそうに語る執事を片手で制すると、ソフィアはグラスを押し付けた。
グラスを受け取る時、執事の目の端に敬愛する主人の顔が写った。
「・・・ソフィア様。お顔の色がすぐれないようです。
メディカルチームをお呼び致しましょうか」
ソフィアは振り向こうともせずに、歩き続ける。
歩調も緩めない。
「この後すぐ、全使用人は別館に退去なさい。
私からの連絡があるまで屋敷に戻ってはなりませんわ」
驚いて立ち止まる執事。反論をソフィアが制した。
「貴女もですわM。1分以内に実行なさい」
執事は何か言いたげだったが、ソフィアが廊下の角を曲がってしまうと、
見えなくなったその姿に一礼して走り去った。

 執事の足音が遠ざかると、ソフィアの歩調が俄かに早くなる。
彼女は当主専用のバスルームへと向かった。
 入浴担当の使用人も全て下がらせる。
退室していく彼女らに背を向けて、ソフィアは着衣のまま浴場に入った。
「ごふっ・・・」
何人かの使用人が、そんな呻き声を聞いたが、そのまま立ち去っていく。
 一人で使うには広すぎる浴場の真ん中で、ソフィアは両手で口元を抑えていた。
指の間から漏れた液体がポタポタと流れ落ちている。
「ぐふぅっ」
嘔吐感が再び襲ってくると、抑えきれない胃液が、
たっぷりとした胸の谷間に溜まって行く。
1342.5戦目C:2007/12/20(木) 22:00:18 ID:9N2rFzDp
ほとんど破るようにしてシャツを脱ぎ捨て、ソフィアは鏡の前に向かった。
豊満な胸を下から押し上げる戦闘服。
鳩尾から臍まで縦に線の通った腹。
白く吸い込まれそうな肌の上半身をさらけ出した自分が鏡に映る。
ソフィアは鏡の中の腹に視線を向けた。
臍の上が陥没し、痙攣している。
5つの更に深い穴がその回りを囲んでいた。
ミレーヌによって、直接胃を握りつぶされたためだ。
胃がまた痙攣をおこし、胃液が食道を逆流してくるのが分かる。
(あの変態マゾ女!!)
鏡の中のソフィアが胃液を噴出する様を眺めながら、
ソフィアは心の中で悪態をついた。
胃液が鏡を濡らす。
僅かに歪められた鏡の中のソフィアは、
自らの胸に片腕を強く押し付けていた。
戦闘服の隙間から乳白液が流れ始める。
更にジーンズの股間が濡れていく感覚に
空いた片手で押さえ込む。
「ふうっ!・・・ふむぅ・・」
くぐもった叫びが紫色のルージュから漏れる。
使用人たちは全員屋敷から去っただろうか。
それまでは悲鳴をあげるわけにはいかない。
やがて、腕の下に溢れ出たバストの戦闘服上に
5つの紅い点が浮き出してくる。
指で抉られた跡だ。
臍の下、下腹にも同じように抉られた後がある。
戦闘服がダメージの認識を遅らせていたが
修復液が漏れ出している。
もう限界だろう。
そろそろ使用人は全員去った筈だ。
悲鳴は誰にも聞こえない。
鏡の中のソフィアの表情に僅かだが安堵の色が浮かんだ。
次に見えたのは、鏡の中にいる見えない何かが
彼女の腹に手刀を突き刺し、胃を握り潰す様だった。
「ぐぶおおおおおおおおおおおお!!」
悲鳴とも嗚咽ともとれる盛大な声が、浴場にこだました。
腰が引けて、両手で腹を抑えたソフィアが、
鏡に向けてまっすぐに胃液を吹き零す。
見えない手刀は次の狙いを下腹部に定めた。
彼女の柔らかなそこを乱暴にまさぐり、子宮を握りつぶす。
噴出した体液があっという間にジーンズに浸透し、
厚手の生地さえ突き破ろうとして、表面に泡を立てて染み出した。
1352.5戦目D:2007/12/20(木) 22:00:56 ID:9N2rFzDp
2箇所同時の噴出で、ソフィアの顎がロングのストレートを揺らしてのけぞる。
「おごおおおおお・・・・・ふぐおおおお」
胃液は天井に、体液は床のタイル目掛けて噴射され続けた。
二つの液体が、排水溝目指して細い川を作り始める。
涙を浮かべたソフィアの瞳に、鏡に映る自らの肢体が飛び込む。
鏡の中の女は、天を向いて胃液を吹きこぼし、
上下左右に乳を揺らし、
腹を凹ませながら、両手で太股の付け根を必死に抑えている。
「えううっ、はうっ、へうっ」
(くっ。エリカ以外の女にもイカされるだなんて、
なんという屈辱なのかしら・・・)
思考とは関係なく、唇には悲鳴と胃液がとめどなく溢れてくる。
見えない手刀は最後に、激しく揺れ動く大きな胸にずぶずぶと入り込んだ。
「へあうっ!」
ソフィアは思わず胸を隠そうとするが、見えない何かがそこにいる筈もない。
乳房が勝手に変形し、乳腺が握りつぶされていく。
バストからの放出は、その大きさに見合うだけの量と勢いを持っていた。
「ふぎゅうううううううううう!!」
戦闘服の隙間から細い線となって飛び散る乳白液は、
ソフィアの顔も髪も腹も、一斉に濡らして行く。
ガスの漏れたタンクのように暴れ回る胸を押さえつけながら、
ソフィアは鏡に背をあずけてへたり込んだ。
このまま気を失う事はないだろうが、しばらくは立ち上がるのも億劫だった。
「もう二度と、あの女と戦うのはごめんですわ・・・」
技術があるわけでも、攻撃力があるわけでもない。
だからこそ、ここまで耐えてくる事も出来た。
エリカの攻撃だったら、こうはいかない。
「腹に据えかねるのはあの変態マゾっぶり・・・」
ふと、ソフィアは考えた。
エリカとミレーヌが闘ったらどうなるだろう。
エリカのバカ力が勝ればエリカの快勝だろう。
ミレーヌの変態度合いが勝ったとしても
エリカの絶倫を持ってすれば辛勝で終わるに違いない。
「どちらにしろ、この忌々しさは晴らせそうですわね・・・」
虚ろな目つきで、もうしばらく体液を垂れ流し続けるであろう自分の身体を眺めながら
ソフィアはぼんやりと策を練り始めた。
136名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 22:02:26 ID:9N2rFzDp
性懲りもない中身で申し訳ないですが、
ランサー氏復帰祝いに。
137名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 23:09:07 ID:oeN8Zbo2
GJ!
時間差で効いてくる攻撃もいいな
使用人に弱い姿を見せないプライドの高さに惚れた
138名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:22:30 ID:D/5n0VW/
GJ!
騎士がなんたらとかいう裏設定も知りたくなってきたな
最近の投下作品は純粋にお話として伝奇部分なんかの格好良い要素が入っているんで
二度美味しいよ
139ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:02:19 ID:XKEAjyv4
日の落ちた空。夕方と夜の狭間。
人通りの少ない公園に、2人の少女が並んでいる。
もっとも2人の間には、かなりの身長差があったのだが。
1人は、肉感的ながら研ぎ澄まされた肢体を薄いタンクトップとホットパンツのみで装飾した女子高生。
隣に連れ添うもう1人は、可愛らしい白のフリルワンピースを着た幼い少女。
その小さな手から伸びた綱の先には、中型の柴犬が律儀にお座りをしている。
妹の胡桃と一緒に、いつもこの時間にこの公園まで犬を散歩に連れて来るのが、神林真奈の日課だった。
「……暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか、胡桃」
ずっと下にある義理の妹の頭を優しく撫でながら、真奈は言った。
「ほら、リュウも帰りたいみたい」
名前を呼ばれた柴犬は、あくびをするように口を開けて大きく身体を伸ばす。
「うん、まなちゃん!」
真奈の顔を見上げ、胡桃は元気良く頷く。
半年前、母の再婚によって突如出来てしまった幼い妹は、今年やっと小学校に入学したばかりだった。
血の繋がりはなく年も10以上離れているが、幸いな事に胡桃は新しい姉によく懐いてくれている。
「まなちゃん、おててつなごう!」
「はいはい」
(あとは、名前じゃなくて“お姉ちゃん”って呼んでくれたら文句ないんだけどな……)
小さな掌を握りながら、片方で500mlペットボトルのコーラをぐびりと口に含む。
どうにも義理の妹は、自分を姉として慕っているのではなく、年上の友達感覚で接しているような節がある。
もちろんそれも嬉しいが……同時にそれは、自分がまだ家族とは認められていない証明のようで、少し寂しい。
「……ねえ、まなちゃん」
突然、胡桃は真奈を見上げて言った。
「今日、学校で何かあったの?」
「えっ?」
不意を突かれ、真奈は目を見開いた。
「な、何のこと??」
「今日のまなちゃん、学校から帰ってきてからヘンだよ。何だか、元気ないよ」
「…………」
僅か6歳の義妹の勘の良さに、真奈は何も言えずに押し黙る。
今朝方から学校中にばら撒かれていた瀬戸川深雪の悲惨な写真は、当然、真奈の目にも否応無く飛び込んだ。
その陰部に捻じ込まれた砲丸。
自分達がリンチに使ったのと同じ凶器。
病院に担ぎ込まれた深雪は一晩中、姿の無い何者かに怯えて喚き続けていたという。
犯人は不明だが、その手口の類似性から、夜上ほたるを襲ったのと同じ犯人だろうというのが大方の見解だった。
もちろん、それが全くの間違いである事を真奈は知っている。
「ひょっとして……まなちゃん、学校でいじめられたの?」
胡桃は心配そうに表情を曇らせる。
「いじめられてるなら、先生とかお父さんに言ったほうがいいよ。くるみも付いていってあげるよ?」
「……大丈夫よ。お姉ちゃん、苛められてなんかないから」
苛められている側だったら、どんなに気が楽だっただろう。
自分は、苛めた側。
何の罪も無い下級生を苛めて、自殺に追いやった側。
全てを知ったら、胡桃は自分に対してどんな態度を取るだろう。
「苛められるわけないじゃない。胡桃も知ってるでしょ? お姉ちゃんはね、とっても喧嘩が強いんだから」
妹を安心させようと精一杯の作り笑いを浮かべ、残っていたコーラを一気飲みして空元気をアピールする。
真奈には、とても義妹に真実を告げる勇気などなかった。
140ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:03:04 ID:XKEAjyv4
「あー、おいしかった」
空になった500mlペットボトルを屑籠に放り込み、真奈はけっぷと息を吐いた。
「行こう、胡桃。今日の晩ご飯はね、私が腕によりをかけた……」
だが、そこで言葉を切る。
この小一時間ずっと自分達しかいなかった公園に、新たな人影が足を踏み入れてきたからだ。
「……っ!?」
その人物を見た瞬間、真奈の背中がざわついた。
真夏だというのに足首まで伸びたコートを羽織った“影”。
頭にもすっぽりとフードを被り、大きなマスクとサングラスで完全に顔を覆い隠している。
(な……!?)
その見た目の怪しさもさる事ながら、真奈を黙らせたのは、相手の放つ圧倒的な“気”だった。
部内最高位の実力を誇る研ぎ澄まされた真奈の肉体は、“影”の全身から湧き上がる殺気を敏感に察知していた。
もとより相手にも、最初から隠すつもりすらないのだろう。
真っ直ぐに歩いてきた“影”は、真奈の目の前で立ち止まった。
(私と……闘る気だ)
仁王立ちの“影”を前に、真奈は確信した。
(こいつだ。深雪を襲ったのは)
同時に、優れた格闘家としての勘が、真奈の脳に極大の警鐘を鳴らす。
(……強い。私よりも、ずっと……!!)
夜の空気を歪ませそうな、凄まじいオーラ。
その足が震えたのは、肌寒さのせいではなかった。
(う……うぁぁ……っ)
脳に、深雪の無残な姿がフラッシュバックする。
(私を同じ目に遭わせる気だ)
同じ目に。
(負けたら……深雪みたいに、失神するまで殴られて……りょ……陵辱、される……!!)
恐怖に、ホットパンツに包まれた下腹がじわりと疼いた。
(じょ、冗談じゃないわ。早く警察……)
馬鹿正直に闘わなければならない理由など、何一つ無い。
すぐさま後退り、後方に向けて形振り構わず走り出そうとする。
「どうしたの、まなちゃん?」
だが、隣から声をかけられた真奈は、はっとして義妹の顔を見下ろした。
「この人、知ってる人なの?」
(そうだ、胡桃……!!)
自分だけなら、恐らく全力で走れば逃げ切れるだろう。
だが今年やっと小学校に入ったばかりの義妹に、到底“影”を撒ける脚力など無いのは明白だ。
1人逃げ遅れた胡桃は、一体どんな目に遭わされる?
(だ、だめ……そんなの、絶対に……)
自分はそうされても仕方がない、と真奈は心のどこかで思っていた。
陰湿な苛めに加担した自分は、いくら罰されても文句は言えない。
しかし、つぶらな瞳で自分を見上げる無垢な義妹が、こんな事に巻き込まれていい筈はなかった。
(…………)
すう、と息を吸い込み、真奈は胡桃に微笑んだ。
「そうよ。この人ね、お姉ちゃんの昔の友達なの。……ごめんね胡桃。
 お姉ちゃん、この人と少し話したい事があるんだ。だから、リュウを連れて先に帰っててくれる?」
「……そうなの?」
胡桃は怪訝な顔で姉と“影”を交互に見る。
(お願い……この子だけは……)
真奈は真っ直ぐに目の前の敵を見つめた。
せめてもの慈悲のつもりなのか、手を下さずに面倒事が減るならそれでいいと思ったのか、“影”は動かない。
「わかった。じゃあ先に帰ってるね」
胡桃はこくりと頷いた。
「けどすぐに帰ってきてね、まなちゃん。おうちでリュウと2人で待ってるからね」
「うん」
……帰れなかったら、ごめんね。
真奈は心の中だけで呟いた。
141ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:03:52 ID:XKEAjyv4
「……深雪を襲ったのもあなたね」
胡桃が柴犬を連れて帰るのを見送ると、真奈は凛とした表情になって“影”と対峙した。
「あなたは、誰?」
静かに尋ねる。
「…………」
“影”は答えない。
「ふーん。言えないんだ」
まともな条件下で戦えば、勝ち目は薄い。
少しでも相手の平静を崩して優位に立とうと、真奈は挑発するように言う。
「けれど、大体の見当は付いてるわ。あなたは、夜上さんの……」
だが、“影”は真奈に最後まで言葉を紡がせなかった。
「!」
踏み込んできた“影”は、大きく引き絞った拳を真奈の肢体に合わせた。
真正面からの正拳。
(よし)
それは確かに威力はあるが、軌道もタイミングも読みやすい直情的な攻撃。
真奈は、敵をうまく挑発に乗せた事を確信した。
(来なさい……!)
敵の拳が放たれる瞬間、素早く両腕を上げて胴の全面を守り、全力で腹筋を絞る。
狙い通り、歯止めの利かない“影”の拳は既にガードを固め終えた真奈の身体に撃ち込まれた。
ずむっ。
「はぐぅっ!?」
しかし、敵の攻撃を完璧なタイミングで受けきった真奈の咽喉からは、計算していなかった呻き声が漏れた。
(つ……強……い……!!)
薄手のタンクトップが、大きく歪んで腹に食い込んでいた。
真奈は、自分が未だなお敵を見くびっていた事を思い知った。
それは技術でも戦法でもなく、純粋な攻撃力の差。
“影”の放った圧倒的な威力の拳は、ガードしていた真奈の腕に押し勝ち、その両腕ごと胴に到達していたのだ。
「けっ、けぷっ……!!」
自らの両肘を無理やりへその上に捻じ込まされ、口内に湧き上がった涎が唇から垂れる。
「うぅっ……」
堪らず腹を押さえてよろめく真奈。
隙だらけの少女の身体に、“影”はすかさず追い討ちの右フックを放つ。
「……ッ!?」
だが、2発目の攻撃が命中する事はなかった。
突如として、“影”の視界から真奈の姿が掻き消えたのだ。
必中の筈だった拳が空振りし、コートを乱して狼狽する“影”。
間髪を与えず、その無防備な頭部に強烈な一撃が叩き込まれた。
「がっ!!」
フードの奥から呻き声を漏らし、“影”は反射的に横薙ぎの拳を振り払う。
「残念。はずれ」
出鱈目に放たれた反撃を悠々と避けた真奈は、小さく背後に跳び退って“影”に向き直った。
「ぐぅぅ……!!」
「さすがに効いたみたいね。いくら強くても、私のハイキックを頭に食らって無事でいられる筈はないもの。
 ……気分はどう? 脳震盪でも起こしてくれてたら、まなちゃんすっごく嬉しいんだけどなっ♪」
真奈は精一杯の虚勢を張った。
未だ腹の奥底に残っている重すぎる鈍痛を必死で隠し、出来るだけ声に余裕を含ませて挑発する。
撃ち抜かれたこめかみを押さえる“影”の呻き声に、どこかで聞き覚えがあったからだ。
ここで挑発に乗って言い返してきたら、その正体を明らかに出来る。
「確かにあなた、私より強いかもしれないけど、頭は物凄く悪いわね。……私の動き、見えなかったでしょ?」
唇の端から垂れる涎を拭って笑う。
「理由は、そのサングラスとフードよ。そんなの頭に付けてたら、視界は暗く、狭くなるに決まってるじゃない。
 今だって、ほとんど真正面の私がぼんやりとしか見えてないんでしょ?」
はっとして顔を押さえる“影”の様子が、真奈の読みが正しい事を証明する。
「しかもそんな長くて分厚いコートなんて、暑いし纏わりつくし動きにくいったらないでしょうね。
 まともに闘ったらどれだけ強いかは知らないけど……そんな状態じゃ、私を倒せる確率は五分ってとこかな?」
「…………」
「残念だけど、私も黙ってやられるほど間抜けじゃないの。あなたの正体、暴かせてもらうから」
鋭く“影”に言い放ち、神林真奈は反撃を開始した。
142ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:04:37 ID:XKEAjyv4
「……あっ!」
姉に言われるままに公園を後にして歩いていた神林胡桃は、家まで帰路半ばといった地点で立ち止まった。
目をぱちくりと瞬かせ、柴犬を見下ろす。
「大変だよリュウ。くるみ、おうちの鍵持ってない……」
「びゃん」
もちろん偶然だろうが、柴犬は返事をするように一声鳴いた。
「これじゃ、おうちに帰っても入れないよ」
共働きの両親は、まだどちらも帰宅してはいないだろう。
はあ、と溜め息を吐く。
家の鍵は、散歩の時にはいつも義理の姉がホットパンツのポケットに入れているのだ。
「まったくもぅ。お姉ちゃん、自分が帰れって言ったくせに」
自分の非は考えず、胡桃はしゃがみこんで柴犬を撫でた。
「ねえリュウ。他は完璧だけど、ちょっとそそっかしいのだけがお姉ちゃんの欠点よねぇ」
いつでも優しくて強くて美人で、自分のためなら何でもしてくれる義姉。
まだ照れくさく、面と向かって“お姉ちゃん”とは呼べないが、既に胡桃は真奈の事を実の姉と思っていた。
「仕方ないね。もう一回お姉ちゃんのところに戻ろうか」
「びゃん」
胡桃が立ち上がると、やはり飼い犬は忠実な返事をする。
踵を返した幼い少女と柴犬は、再び公園へと歩き始めた。
143ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:05:22 ID:XKEAjyv4
勝てる。
素早いフットワークと、軽いが決して反撃されるリスクを負わない打撃で“影”を翻弄しながら、真奈は思った。
間違っても、自分の方が強いなどと自惚れてはいない。あくまでも冷静な分析と状況判断の結果だった。
“影”の視界は恐らく、広くて真正面90度。その外側を回るように動いて行けば、敵の間合いに入る事はない。
加えて厚手のコートはしっかりと“影”へと纏わりつき、その動きを大幅に制限している。
対する真奈の攻撃は、残り270度の死角から放てばほぼ確実に“影”へクリーンヒットしていた。
確かに“影”も人間離れしてタフだが、木製バットもへし折る自分の蹴りや突きを何発も受けて無傷の筈がない。
力では劣るものの着実に攻撃を当てる真奈と、凄まじい打撃力を持つが一撃も当てられない“影”。
どちらが有利かは言うまでもなく、現にそろそろ、“影”の動きに翳りが見え始めている。
「グロッキーが近いみたいね」
心の中では一片の油断すらしていないが、真奈は余裕ぶった態度を崩さずに挑発する。
「いい加減その暑苦しいコート脱いじゃえば? ついでにマスクもサングラスも取ると随分楽になると思うよ?」
「…………」
「だよねー。そうできるんなら最初からそんなもの着けてないよねっ♪」
「…………」
「少しは喋ったらどう?」
「…………」
「顔を隠してないと何も出来ないなんて、ほんとに意気地なしの弱む……」
相変わらず無言の“影”を、真奈が続けざまに挑発しようとした時だった。


「……まなちゃん?」


「え……っ」
背後から自分を呼んだ小さな声に、真奈は首だけを動かし振り返った。
「……く、胡桃……!?」
無事に送り返した筈の妹の姿を視認し、その瞳が見開かれた。
「まなちゃん……ひょっとして喧嘩してるの? その人、悪い人なの?」
不安そうな顔で言いながら、胡桃はおずおずと歩を進める。
「胡桃っ! 来ちゃ駄目っ!」
その小さな足が道路から公園に踏み込むのを見た瞬間、真奈は思わず口を開いていた。
「逃げなさい、早くっ!!」
死闘の場に迷い込んできたあまりにも無力な義妹に向けて、悲鳴に近い叫び声をあげる。
だが、真奈が本当に危惧すべきは、胡桃の身体ではなかった。
その瞳は背後で立ち竦む妹に釘付けで、真正面の敵が懐に飛び込んできた事にも気付かない。
少女拳士の、あまりにも大きすぎる隙だった。
悠々と真奈の眼前に立った“影”の拳が凶悪に引き絞られ、そのがら空きの腹にキャノン砲が放たれた。
「ごぼぉぁ……!!?」
タンクトップ越しにもその丸みを強調する豊満な双乳の真下に、鉛の砲弾が轟沈した。
144ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:06:15 ID:XKEAjyv4
(ひ……っ!!)
目の前で起こった悪夢のような光景に、胡桃は声も上げられず立ち尽くした。
首を自分に向けていた優しい姉の背中の一点が、ぼこりと丸く膨らんだのだ。
筋肉を固める事を忘れた肢体に突き刺さった拳は、弛緩しきった腹など容易にぶち貫き、
少女の背筋までも抉り抜いていた。
ばつん、とタンクトップの中のブラホックが弾ける音が聞こえた。
真っ直ぐに自分を見ていた眼がぶるぶると震え、その瞳孔が点に収縮する。
「ごぶぁっ……く……くる……み……」
涙を零しながら、蚊の鳴くような声で呻く。
「早、く……逃げ……て……」
深々と鳩尾を抉られながらも、未だ妹の身を案じる真奈。
だが“影”は、無防備すぎる少女の肉体に無情な追撃を加える。
破壊的なスクリューアッパーが、防具と言うにはあまりに貧弱過ぎるホットパンツの中心に撃ち込まれた。
「はうぅぅんっっ!!!?」
最悪の一撃が、真奈の下腹を壮絶に突き上げた。
大きく浮かされた健康的な肢体が、すこぶる丸みのある臀部を中心に折れ曲がる。
雄大に膨らんだ丸尻が、頭より上の高さにまで突き出される。
頑丈なデニム生地のパンツが、ジッパーを弾き飛ばして紙切れのように引き裂かれる。
鋭く回転して周囲の空気を巻き込みながら突入した拳は、少女の微かに膨らむ子宮を螺旋状に圧壊させた。
「は……はぐぁ……!!」
まだ完熟しているとは言い難い柔らかすぎる胎に凄絶なドリルブローを捻じ込まれ、真奈の中の女が破砕した。
直後、義姉の肉体に起こった異変は、一生忘れられないトラウマとなって胡桃の脳裏に焼き付く事になる。
「かはぁぁ……あ゛!!!」
ばしゃああぁぁぁっ。
もぞりと震えた真奈の恥腔が、音を立てて決壊した。
襤褸布と化したホットパンツから弾けた温かい液が、可憐な足を滝のように零れ、黒のニーソックスを濡らす。
そして次の瞬間、ほっそりとした端整な咽喉が、大きく盛り上がった。
「ぐぅ、っ……ぅぶ…………げろぉっ!!!!」
儚く膨らんだ張りのある唇から、どす黒い液体が噴き出した。
今しがた胡桃の前で飲み干したコーラが、胃液と混ざって食道を逆流したのだ。
「く……くる、みぃっ……ごぼぷっ」
腹の中で強烈にシェイクされた炭酸液が、大量の泡を立てながら唇の端を伝う。
「ま……まなちゃん……!!」
自分を実の妹のように可愛がってくれた少女が腹に拳を埋められて吐瀉物と小水を吹き零す姿を見せ付けられ、
遂に胡桃の咽喉から悲鳴が迸った。
「いやあぁぁっ!! まなちゃぁんっ!!!」
それを合図としたように、“影”は真奈の下腹から拳を引き抜いた。
力なく落下した真奈の華奢な身体は、砂場にさくりと両膝を付いた。
反射的に抉られた腹を押さえながら大きく後ろに揺らめくと、股を開いて仰向けに崩れ落ちる。
「ぉ、ぐぅ……げぼ、ぼっ……」
元々胃に溜まっていた液と、後から注がれていた500mlのコーラは、未だ蕾のような唇から沸き続けていた。
145ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:07:28 ID:XKEAjyv4
圧倒的な威力で真奈を戦闘不能に追いやった“影”は、何も言わずにその肢体に騎乗した。
乱暴にタンクトップを掴むと、眼一杯にたくし上げる。
ホックの吹き飛んだブラはもはや何の意味も為さず、ふくよかな巨乳がぶるりと真横に垂れ零れる。
次に“影”はその腰元に手を延ばし、既に表面積の半分以上が千切れ飛んだホットパンツを乱暴に引き降ろした。
たちまち、表面積の少ない黒のサイド紐ショーツが露わになる。
内に秘めた淫肉で盛り上がったパンティラインは、尿裂から漏れ出した液によって艶やかに濡れそぼっている。
左右に作られた結び目は、真奈の腰回りにきつく食い込み、その肉付きの良さをこれでもかと強調していた。
だが“影”は下着を露出させただけでは飽き足らず、その中心に指を引っ掛けた。
薄手の紐ショーツが、結び目を解く手順も省いて強引に千切り降ろされる。
小水で湿りぴったりと張り付いた恥毛に覆われた、少女の部分が丸出しになった。
「う……」
既にほとんど意識はないが、真奈の肉体は太股を擦り合わせて羞恥の反応を示す。
だが冷徹無比な“影”は強引にその股を開き、ぱっくりと割れた秘貝を露出させると、
指を鉤のように曲げ、その外気に曝されてひくつく柔らかな肉唇の奥へ何の躊躇も無く捻じ込んだ。
ずちゅんっ!!
「はんんぅ!!!?」
膣壁を出鱈目に掻き混ぜられる最悪の感触に、うぶな少女の脳は断末魔をあげて蕩けた。
暴虐な異物を胎内へ突き入れられたショックで、処女の未成熟な肢体がブリッジのように跳ねる。
「ま……な、ちゃ……」
弓なりに背を仰け反らせた真奈の頭が、恐怖で動けない胡桃のそれと向き合った。
「くる……み……っ」
既にほとんど焦点を結ばない眼が、のろのろと義妹に向けられる。
「お、おねがい……見ない、で……かはぅっ!!!?」
か細い声で哀願する真奈の瞳孔が、突如として点に収縮した。
一直線に子宮口を貫通した“影”の指が、その頸部内壁へどすりと突き刺さったのだ。
「お……ご、あっ、ひぐうぅ……!!!」
通常あり得ない種類の感覚痛に、真奈の胎が本能的に動いた。
肉裂が収縮し、何とかして“影”の指を締め出そうと最後の悪足掻きを試みる。
しかし、既に何もかもが手遅れだった。
もう一方の腕を振り上げた“影”は、その拳を真奈の滑らかに流れる下乳の狭間に撃ち落とした。
「げろっ!!!」
胡桃の耳に、ぐしゃりという音が聞こえた。
真奈の脆すぎる胃が発狂し、咽喉を逆流する汚液が一層その量と勢いを増す。
(あ……あ……)
優しくて美人で、誰よりも強く、胡桃が何でも安心して任せられる真奈。
とどめの一撃は、その義姉の腹を完全に叩き潰して砂場に埋まっていた。
「げぅっ、ごぽぉっ!! ……く……く、る……」
上下の急所を直にぶち貫かれた絶望は、いかに果敢とはいえ少女の精神に受け止めきれるものではなかった。
いつでも妹に優しい眼差しを向けていたその瞳が、一筋の涙を最後に白で満たされる。
どろっ……。
真奈の意識が完全に壊滅した事を示すように、ひときわ大きく痙攣した恥裂が力なく開いて粘ついた液を零した。
146ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:08:35 ID:XKEAjyv4
「やめてえぇっ!!」
全身を覆っていた恐怖も忘れ、胡桃は飛び出していた。
小学校に入ったばかりの胡桃に性の知識など皆無だったが、今、義姉がされている事が、
とんでもなく悪くて酷い事なのだというのが本能的に分かった。
小さく短い足で一生懸命に駆け、陵辱される真奈の元にぱたぱたと走り寄る。
思いがけない敵の増援に、“影”は真奈の胎を抉っていた両手を抜いた。
「ぇぅ……っぐ」
何よりもデリケートで感じやすい内部を乱暴に混ぜ尽くされ、少女の肉壷が堪らず大量の蜜を吐く。
ぷっくりと膨らんだ割れ目から堰を切って溢れ出したとろみのある雌液には、微かに赤いものが混じっていた。
「まなちゃん! まなちゃぁん!!」
「がっは、ぁ……ごぼぼっ……」
震える掌で力なく下腹を押さえ、白目を剥いて悶絶する真奈の身体に縋り付き必死で“影”から庇う。
「もうやめてよっ! まなちゃんをいじめないでぇっ!!」
唇から吹き零れる濁流で純白のワンピースが汚れるのも構わず、胡桃は堕ちた姉を抱きしめて叫んだ。
「…………」
身を挺して姉を守ろうとする幼い少女の姿に、“影”はその動きを止める。
「びゃんっ!!」
更に、遅れて飼い主に付いて来たリュウが“影”を威嚇した。
「…………」
幼女と柴犬を交互に見た“影”は、無言でゆっくりと首を振った。
既に、標的を倒して辱めるという目的は十二分に達成されている。
素早くコートを翻して胡桃に背を向けた“影”は、闇夜に溶けるように公園から立ち去った。


「まなちゃん……ひっく……」
黒く濁った液をげぼげぼと吐瀉し続けながら痙攣する真奈に縋り付いたまま、胡桃は大きくしゃくり上げた。
「……まなちゃん……うぅ、ひぐっ……起きてぇ……まなちゃぁん……」
何度も何度も名前を呼ぶが、凄絶な肉体攻撃によって堕ちた義姉が目を覚ます気配は無い。
タンクトップとホットパンツを引き裂かれ、丸出しにされた豊潤な乳房と恥裂の肉は儚くひくついている。
鍛え抜かれた無敵の筈の肉体には、強引に捻じ込まれた拳痕が螺旋状の痣を残している。
せめて受けたダメージを少しでも緩和しようと抉られた腹を撫でてやるが、所詮は焼け石に水だった。
「やだよ……死なないでよぉ……まな……お姉、ちゃん……」
胡桃の頬を伝った涙が、ぽたりと真奈の頬に垂れ落ちた。
無残に陵辱され失神した半裸の少女拳士が病院のベッドで目を覚ますのは、翌日の朝の事となる。
肋骨粉砕骨折と胸腹部打撲、全治3ヶ月の内蔵損傷。
そして愛する義妹に刻み付けられた心の傷が、“影”が神林真奈に与えた罰だった。
147ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/21(金) 22:22:46 ID:XKEAjyv4
というわけで第三話でした。
残り二話ですが、どうにも次の話が難産です。年内は無理そう……。

>>123
>>前シリーズのキャラ登場
気付いていただけて嬉しいです。
実は歩美と茜はあの事件のあと一時期険悪になってた、みたいな裏設定もあるんですが
どう考えても書く意味がないので省きました(笑)

>>125
>>一番良い子っぽいからあんまり酷い事にはならないで欲しい・・・・
残念ながら、こうなるのは最初から決まってました。ごめんなさい。

>>126
ありがとうございます。
次回投下予定の作品、心から楽しみにしてます。

>>131
相変わらずえろい……
次回はミレーヌの本気の変態ぶりが見られるのでしょうか。これまた楽しみです。
148名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 23:22:45 ID:lX88N1p1
みんな。他の事はどうでもいい、一つだけ言わせてくれ




まなちゃんは俺の姉
149名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:45:32 ID:fgNxh4I4
>>147
た、たっまんねえすw
ボスキャラの先生がこれ以上の凄絶な腹責めで、のたうちまわるのか!
150131:2007/12/22(土) 03:46:16 ID:UFrMsW2c
いや俺の嫁だ!w

それでもちゃんと救いが残っている辺りが大好きです
15180:2007/12/22(土) 04:24:35 ID:Yj0FeBkQ
ファイルも消えちゃったみたいなので1から落とし直します。
結構長いのでお気をつけください。

第三次魔導戦争。
前回の第二次魔導大戦より9年の後に勃発した今回の魔導戦争は
東洋の島国の中で始まり、世界を巻き込むことなく意外な結末を
迎えたことで大戦と呼ばれず戦争として記録された。

世界三番目の力を誇る魔道国であったその国は、
当時14歳ながら第二次大戦を勝ち抜いた片桐紫音を筆頭に一大勢力を築いていた。
そこに、新たなる天才が出現した。
六条綾香である。
第二次大戦当時9歳であった彼女は、
一説にはその時点で既に紫音を超えていたとも言われるが、
大戦に参加しなかったためその真偽が歴史から明らかになることはなかった。
しかし、片桐紫音を超えた、そう自覚した綾香が第三次魔導戦争を
引き起こしたのは確かなことである。
その結果がどうなったのかも知らずに……。

片桐紫音は焦っていた。
原因不明の爆発を起こした官邸の居室から、からくも脱出したのはいいが、
まさかこんなに早く自らの身辺に刺客が及ぶとは思ってもみなかった為だ。
そもそも、この官邸自体近衛の魔導師団から1個中隊が詰めていたはずである。
それがどうしてこんなに簡単に陥落する羽目になったのか……。
そう言えば側近の浅倉静香の姿も見えない。
燃え上がった炎の照り返しを受けて薄闇の中に紫音の姿が浮かび上がる。
すらりと長く細い足、腰まで伸びた長い黒髪としなやかにくびれたウェストライン。
そしてうっすらとボディスーツ越しに浮き出た鍛え上げられた腹筋。
そしてその上で挑発的に突き出すように主張する美乳は
彼女の魔導師としての力の高さを物語っている。
彼女が動くたびに全身が鞭のようにしなやかな筋肉に支えられているのがわかる。
23歳を迎えて完璧なプロポーションを見せ付ける紫音は、
しかし、その外見とは裏腹に恐怖を感じていた。

15280:2007/12/22(土) 04:24:56 ID:Yj0FeBkQ
一般に、この時代は女性魔導師優位の時代といわれていた。
第一に、物理攻撃は魔力に勝らないことが証明されたことである。
後に第一次魔導大戦といわれた戦いでは、魔導師に加えて幾多の戦士や力自慢が参加していた。
しかし、魔導師達の魔力障壁の前にその武器や拳の威力を完璧に減衰され、
逆に、彼らには魔導師たちの魔力攻撃を防ぐ術はなかった。
外法と言われた銃砲をもってしても、魔導師を傷つけることはできなかったのである。
第二には第二次魔導大戦で魔力の仕組みが解明されたことにある。
女性魔導師の魔力の源は卵巣がその根源であると解明された。
そして男性の場合は睾丸がその役目を担っており、
女性に比べて非常に攻撃に脆いことが明らかになったからだ。
そして第三に一度に貯蓄できる魔力量の差である。
女性の場合、魔力は子宮に常に蓄えられており、男性の場合も
陰嚢がその役目を果たしている。
しかし女性の場合、更に乳房にも増槽的に魔力を蓄えていることがわかったのだ。
この魔力はいったん使い切ってしまうと蓄積にはそれなりに時間がかかってしまうが、
一度に使える魔力総量から考えれば男女の力の差は歴然であったのだ。
圧倒的な力による攻撃は、男性魔導師の障壁を破壊し、魔力急所を一撃で粉砕した。
結果として男性魔導師は第二次大戦以降はほぼ駆逐され
女性魔導師が圧倒的地位を築いていた。

話を元に戻そう。
即ち、彼女の胸の大きさはその魔力量を誇示する以外にほかならず、
彼女が薄手のボディスーツにマントという戦闘コスチュームを選んでいるのも
視覚的にその戦闘力の高さを見せ付けるためだといわれている。
紫音はたとえ相手が天才といわれる六条綾香であれ、自分が負けるとは考えていない。
魔導大戦を経て、自らの魔力量は更に増大したことがわかっていたし、
本質的には彼女とて天才なのだ。
そうでなければ魔導大戦を未成熟な14歳という年齢で勝ち抜くことはできなかっただろう。
しかし、彼女はその才能の上に途方もない鍛錬を重ねて数多の強豪を打ち破ったのだ。
その自信が今日の彼女を支えていた。
天性の才能と毎日欠かすことのない鍛錬に裏打ちされた実力は
「最強」を名乗るに恥じないものなのだ。
だからこそ。
今の状況は未だ信じ難い。
精鋭一個中隊ががまったく見当たらないところを見ると気付かぬ間に何者かにやられたのか。
逆に言えばそんなことが可能なのか。
紫音が気付かなかったということは軍勢による攻撃ではないということだ。
多くとも3〜4人程度まででなければ、油断していたとはいえ
紫音が気付かないように闘争を行える魔導師など揃えられるはずがない。
たったそれだけの者達に自らの精鋭が壊滅させられたというのか。
紫音がギリッと歯がみをした瞬間、
目の端で再び爆発がおこり人のようなものが彼女の目の前に墜ちてきた。
見覚えのあるツインテールの美しい少女。
浅倉静香であった。
15380:2007/12/22(土) 04:25:36 ID:Yj0FeBkQ
「静香!?」
側近の変わり果てた姿を見て戦慄が走る。
紫音と同じ、色違いのスーツを着ることを許された唯一の少女である静香は
芝生の上に大の字になった様からも何者かの激しい攻撃に晒されたことが分かる。
ボディスーツは無惨にはじけ飛び、柔らかな乳房が潰されてひしゃげているのが見える。
夜共に鍛えた堅いはずの腹筋が何カ所も青黒く痣になってへこみ、
痣は魔力急所である子宮の真上にあたる下腹部にまで及んでおり
相当の深傷を負ったことが想像された。
元来、魔力障壁は威力減衰と同時に
逆ショットトラップとでも言うべき機能が備わっている。
即ち、魔力急所である下腹部をねらって放たれた攻撃のベクトルをねじ曲げ、
強固な腹筋へと誘引することで障壁を抜かれた場合でもダメージを
最小限に食い止めることが出来るのだ。
しかし、静香の痣は鍛えることが難しい下腹部にまで及んでいる。
ということは……。
そこまで考えて紫音はぞっとした。
敵は、静香の魔力障壁を完全に粉砕したか、魔力障壁が張れなくなるまで
静香を痛めつけたと言うことになる。
紫音の軍のNo.2である彼女にそんなことができるのかは、紫音自身にも分からなかった。

ヒュッ…ヒュッ…という静香の浅い呼吸音で紫音は我に返った。
「静香!大丈夫か!?」
「お…お逃げ……敵は……魔……」
駆け寄る紫音に気付いたのか、
静香が苦しい呼吸の間から逃げるように促しているのが分かる。
だがそれよりも紫音は静香の安否の方が気にかかった。
あと1歩で静香の元へたどり着く、その刹那。
再び上空から人影が紫音の目の前を横切り降りてきた。
静香の真上へと。
「ぐむうぅっ……かはっ!!」
絶望的な声が静香の唇から漏れる。
同時に全く無防備に貫かれた静香の下腹部から
ぐちゃりと鈍く何かが潰れる音を紫音は聞いた気がした。
銀髪の少年。
その腹を深々と抉り抜いたその少年は静香が完全に動かなくなったことを確認してから、
右手を引き抜いてようやく顔を上げた。

「ごきげんよう。片桐紫音さん」
15480:2007/12/22(土) 04:26:11 ID:Yj0FeBkQ
(エンチャンターか!?)
静香を圧倒したのが最近では珍しい男の魔導師であることに驚愕しながらも
紫音は冷静に目の前の敵を観察していた。
魔力が遠距離に使える時代、近接攻撃を仕掛けてくる理由はそう多くはない。
一つは、遠距離砲撃戦をする魔力が尽きた場合。
その場合、消費の少ない近接魔力で攻撃する事はあるが、
それでも直接拳で殴ることは滅多にない。
もう一つの可能性がエンチャンターと呼ばれる
増強型魔力を得意とする魔導師の場合だ。
元来筋力の低い女性魔導師には少ないため昨今では見かけることもなくなったが、
魔力を外に放出するのではなく、自らの身体部位に魔力集中させて直接打撃で相手を倒す魔導師。
初期の魔導大戦ではその特異性から一時危険な存在とされたが、
現在では、魔力以外に極めて高い格闘能力を必遥華とされる上、攻撃に際しては
その魔力の特性上遠距離砲撃が出来ないため、相手の遠距離砲撃を総て凌ぎきる
必遥華があるためその優位性は全くないとされていた。
しかしそれには例外事項が一つ存在する。
彼らの優位性がないことを示した教本に書かれていた言葉は
同等以上の相手に対しては……、である。
相手が格下であれば、遠距離砲撃を総て凌ぎきりダメージを与えることは可能とされていた。
だが、紫音はその可能性を即座に否定した。
相手はあの静香である。
相手が如何に強大であっても格上であることは考えられなかった。
(……狭い官邸内が災いしたか)
如何に遠距離砲撃が強大であっても、最初から目の前に敵が現れればそれは無駄である。
恐らく、静香は不意をつかれて近距離で襲われたに違いない。
そうであればエンチャンターであるこの少年が静香になんらか致命的なダメージを
与えて圧倒した可能性は考えられる。
そう考えた瞬間、紫音は素早く距離をとっていた。

「いいねぇその反応。それでこそボクも潰しがいがあるってものさ」
「六条の手のものか!?」
「さあ……ボクを倒して問いつめてみたら?」

不敵な笑いを浮かべて少年が静香を乗り越えて紫音の側へ踏み出す。

「このお姉さんもなかなかにいい素質をしていたようだけれど、ちょっと鍛え方が足りないんじゃないかな?」

年の頃は14〜5歳であろうか。
セミロングといって差し支えない長さの銀髪がふわっと風に舞う。
これ見よがしな筋肉が付いているわけではないが
全身が引き締まった体つきをしているのは服の上からでも見て取れた。
15580:2007/12/22(土) 04:26:45 ID:Yj0FeBkQ
「静香を……よくも……」

紫音の右手が紫色に光り、怒りを込めた魔力光弾が発射された。
クリーンヒット。
放った紫音自身にも意外であったが、
恐らく敵は急所の金的に魔力障壁を集中していたのであろう。
憎たらしい顔を潰してやろうと放った一撃はあっけなく突き刺さり、
少年が後ろにのけぞる。
(今だ!)
ありったけの力を込めて紫音は少年の魔力急所を狙い撃った。
−−プラズマブレイカー。
俗にそう呼ばれる紫音渾身の一撃。
第二次魔導大戦で幾多の強敵を打ち破った全魔力集中型の遠距離砲撃が
少年に襲いかかる。
そして沈黙。
確かにプラズマブレイカーは少年を直撃したはずだ。
抜き打ちとはいえ顔面に紫音の魔力のクリーンヒットを受けて
魔力障壁を維持できる魔導師がそういるとは思えない。
その上で、最強の技で魔力急所を完璧に撃ち貫いたはずなのだ。
例え魔力障壁があったとしても男性魔導師ごときに
紫音の全魔力を防ぐ力などあるはずはないのだ。
なのに−−。
少年はゆっくりとのけぞった上体を起こして再び不敵な笑みを浮かべた。
「今、何かしたの?」
紫音は恐怖した。
15680:2007/12/22(土) 04:27:07 ID:Yj0FeBkQ
自らの最強攻撃をうけて全く動じない理由が分からなかった。
なにかあるに違いないと思ってもその答えがすぐに浮かばない。
脳裏を過ぎるのは過去プラズマブレイカーの前に散った数多の強敵の
最後の姿ばかりだ。
(何故……!?)
その動揺した紫音の一瞬の隙で間少年は彼女の目の前に移動していた。
(速い!)
少年の右腕が大きく振りかぶられているのをみて紫音はぐっと
腹筋を引き締める。
魔力障壁が打ち破られるとは思っていない。
しかし、あの静香の姿を見て油断を出来ないことも分かっていた。
紫音の目にスローモーションのように少年の拳が見える。
自らの分厚い魔力障壁の中でその威力が減衰され方向が下腹部から
上へとねじ曲がっていくのも見える。
(来る!)
完全には威力を減衰しきれないことを悟った紫音は一層腹筋を引き締めた。
ドスッ!
鈍い音がして少年の拳が紫音の腹筋へと突き刺さる。
腹部から鈍い痛みが伝わるが、耐えきれないほどではない。
むしろ自らの頼もしい腹筋は少年の拳を完全に受け止め、跳ね返していた。
少年が意外そうな顔をする。
(しめた!)
少年は殴りかかった姿勢のせいで金的ががら空きだ。
このまま紫音が足に魔力付与をして蹴り上げれば勝負は終わる。
遠距離砲撃魔力を得意とする紫音とてなまじの格闘家では勝てないほどの
格闘力はある。
そうでなければ魔導大戦は勝ち抜けないのだ。
得意とは言えないエンチャントではあるがこの状態であれば
一撃で急所を粉砕できるはず。
そう考えて紫音は自らのしなやかな足で少年の股間を蹴り上げた。
が、しかし。
紫音の足は少年を蹴り上げることなく2cmほど手前の空間で止められていた。
しかも、驚くことにその空間には魔力障壁とはちがう、
何らか別の硬質な力場のようなものがあり、そこに触れた瞬間紫音の魔力は
霧散して消えたのだ。
今度は紫音が驚愕する番であった。
またしても必殺を期した攻撃が防がれたこともあるが
一瞬で魔力が霧散して消えたということにである。
紫音ほど強大な魔力であれば、魔力をいくらか減衰させることはできても
一瞬で魔力量を0にすることは不可能なはずだ。
しかし、現に自らの足からは魔力が感じられない。
驚いて動けない紫音の空間に制止したままの足を
少年は両手で掴むと巻き込むようにして倒れ込んだ。
みしっと嫌な音が紫音の右膝から聞こえる。
(右膝を砕かれた!?)
そう考えるより速く紫音の身体は少年を振りほどいていたが、
膝より先の感覚が薄れ、右膝が曲がらない。
なんとか左足で立ち上がったもの、右足に体重がかけられない。
魔力を右足に送り直し痛覚を麻痺させ、筋力ではなく魔力で右足を支え直す。
一瞬で応急処置をすませる間少年は、じっと地面に倒れ込んだまま紫音を見つめていた。
15780:2007/12/22(土) 04:27:37 ID:Yj0FeBkQ
「へぇ。足を砕いてもまだそれだけ動けるんだね。でも、右足を保持するために回した魔力の分だけ
障壁が薄くなったよ?」
紫音はぎょっとなった。
自分の魔力障壁の厚さが彼には見えているのだろうか?
そんなはずはない。魔力障壁の厚さは即ち、防御力の高さであり
それが露呈することは敗北することを意味する。
魔力障壁の厚さは個人の最重遥華機密であり、決して見えることのないよう
不可視魔力をつかって張り巡らされるものなのだ。
(……はったりに決まっている)
そもそも、紫音の魔力障壁の厚さであれば例え右足に魔力を回したとしても
他のどの魔導師よりも強固な障壁であるはずなのだ。
「今度は……耐えられるかな?」
刹那、少年が飛び起きて再び殴りかかっくる。
障壁が威力を吸収する。
拳がふたたび引き締めた腹筋へと誘引される。

ボグッ!

鈍い音を立てて再び紫音の腹筋が叩かれる。
さっきよりも鋭い痛みが腹部に走り衝撃で豊満な乳房が跳ね踊る。
しかし、紫音の腹筋は1mmもへこむことなく今回もまた少年の拳を防ぎきった。
少年は口笛を吹いて拳を引く。

「紫音さんの腹筋すごいねぇ。薄い脂肪の下に岩みたいな堅さの腹筋があるよ」
「私の鍛え上げた腹筋の前ではキミの攻撃なんで無駄なことがわかった?」

少年の軽口に強がって見せた紫音ではあったが、しかし攻撃はできなかった。
どうすればいいのか分からなかったのだ。
原因が分からないとはいえ紫音の魔力が先ほど霧散して止められたのは間違いない。
おそらくは最初のプラズマブレイカーも同様に魔力を霧散させ、
当たる手前で消滅させられたのだろう。
そうなると、どのように攻撃をすればいいのか分からなかった。
攻撃を耐えきっているだけの自分と攻撃が当たらない敵。
どちらが先に消耗するかは目に見えていた。
(どうすれば……)
こんな事は今までに一度もなかった。
紫音の魔力を全く無効にする敵など見たことがない。
15880:2007/12/22(土) 04:28:29 ID:Yj0FeBkQ
逡巡する彼女の目の前で再び少年が拳を振り上げた。

「それじゃ……こういうのは……どうかな!?」
少年の拳がまっすぐ腹部に、臍の上あたりに向かって突き込まれる。
そして、紫音の堅い腹筋にそのまま突き刺さった。

どぼぉっ!!
「きゃぐふぅっ……!!」

紫音の口に胃液が逆流してくる。
自慢の筋肉が陥没し内臓にダメージを受けているのだ。
全身から脂汗が吹き出し、呼吸が止まる。
両乳房が衝撃で跳ね踊り、振動に波打っているのが分かる。
拳を跳ね返そうと腹筋に力を入れるが
ビクビクと痙攣するだけで一向に力が入らない。
これほどのダメージを受けたことが信じられず
魔力障壁は?腹筋は?といろいろな考えが頭を巡るが
腹部から鈍く広がるあまりの痛みに腰が砕けて跪いた。

「紫音さんさぁ……ボクが魔力を消滅させられるって気付いたんだろ?」

少年が何か言っている。
だが紫音はそれどころではなかった。
こみ上げてくる胃液をこらえるので精一杯だったし、
両手で押さえた下、腹筋を回復させるので手一杯だった。

「だったら……魔力障壁だって消せるって考えなかった?」
「……!?」

何を言っているのだ。この少年は。
そんなことが出来たら苦労はしない。
それが出来ないからこそ魔導師は、紫音は最強なのだ。
だが確かに現実に少年の拳は障壁など無かったかのように紫音の腹に突き刺さった。
しかしそれなら何故急所である丹田をねらわず腹筋を叩くような真似を……

「相当ご自慢だったみたいだからさ。その腹筋」

ぞくり、っとした。
思考を見透かされた……と感じた。
そしてその上で、目論見通り腹筋を打ち砕かれたことに愕然とした。
魔導大戦よりのこの9年間。
1日も欠かすことなく鍛錬した腹筋がこんな少年に打ち砕かれたのだ。
15980:2007/12/22(土) 04:36:09 ID:QCYO/oc6
紫音の顎に少年の手がかかり、引き起こされて再び腹を殴られる。
必死で腹筋を固め、魔力障壁を張るが少年の手の周りの障壁が霧散して
そのまま紫音の臍あたりに再び突き刺さる。
あまりの衝撃にボディースーツが裂け、美しい臍が剥き出しになり、
弱った紫音の腹筋はより深く、少年の拳の侵入を許してしまう。
腹部に力が入らない。
逆流する胃液を止められない。

「ぐ…ボァッ!」

嘔吐して紫音は地面へ転がった。
先ほどのダメージから立ち直ってもいない腹筋を
更に酷く抉られ、ダメージを受けないはずがなかった。
腹を押さえて丸くなり、動けない紫音を見下ろして少年が問いかける。

「魔法使いって……しってる?」

紫音の脳裏で記憶が再生される。
魔法使いとは魔法を使う者。
魔導師の力の根源である魔力をあらゆる物から引き出し、
自在に使いこなす者名前。
だが、そんな者は概念だけの存在のはずだ。
人間は自らが生み出す魔力以外は使えないし、
それ以外のものに魔力があるのかどうかもまだ解明されていない。
魔力では説明のつかないこと。
それを総称して魔法という。
その魔法を使える者。それが魔法使いなのだ。

「そろそろさ、お姉さん達魔導師が幅を効かせる世界ってのにも飽き飽きしてきたんだよね。
10年そこそこで何度も何度も戦いを繰り返すような人たちにはさ」

再び掴み起こされた紫音は
最早固めることもかなわない腹筋の上から鳩尾を貫かれて呼吸が止まる。
顎を支えられているため倒れることも叶わず脇腹を突き上げられ肋骨がみしみしと悲鳴を上げる。

「ごふぅっ」

(今口から出たのは胃液だろうか…それとも……)
痛みで朦朧とした意識でそんなことを考えながら為す術もなく
殴られていた紫音の身体が不意に開放された。
紫音はドッと倒れ込むと腹部を押さえて丸くなった。
16080:2007/12/22(土) 04:36:40 ID:QCYO/oc6
「あれ……もう抵抗し無くなっちゃったの?期待はずれだなぁ……」
「紫音さん最強の魔導師なんでしょ?ちょっとは意地を見せて欲しいなぁ」

紫音はもうそれどころではなかった。
腹部全体に広がった痛みは、もはや自分自身で何処が痛んでいるのか
皆目見当もつかない。

「ねぇ?聞いてるの?抵抗しないなら潰しちゃうよ?」

ダムッと音がして少年の靴で両乳房が踏みつぶされる。

「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ」

靴の踵で胸を潰される痛みに紫音は叫んだ。
如何に鍛錬を積もうとも乳房を鍛えることは叶わない。
少年は容赦なく踵に魔力を込めてぐりぐりとその柔らかなロケットを潰してゆく。

「ここは魔力源だから念入りに潰しておかないとね。またあとで魔導師ですなんて言われちゃ面倒だからね」

踏み潰されて勃起する乳首がボディスーツ越しにくっきりと見える。
乳房から二段になって膨らんでいる乳輪と乳首が少年の行為に耐えかねたように
フルフルと震えたいたかとおもうとおもむろにボディスーツの色が濃く変わり
乳白色の液体が漏れ出てきた。

「や、やめ……やめてぇぇぇぇぇぇぇ」

自分の身に何が起きているのかを瞬時に理解した紫音は
ありったけの声を上げた。
だが、それだけだった。
片手で少年の足を掴んでは見たものの、少年の足の動きを止めることなど
到底出来ず、ただただ彼女の乳房は踏み潰されてゆく。
その圧力に耐えかねた乳房は、残された魔力を乳液として噴出してしまっているのだ。
少年の足の下で止めどなく流れ出る乳液は地面に白い水たまりを作り、
やがて、止まった。
16180:2007/12/22(土) 04:37:50 ID:QCYO/oc6
「紫音さんの魔力無くなっちゃったみたいだね。じゃあ、止めを刺すけどいい?」

踏み潰された両乳房がズキズキと痛む。
胸部の魔力が失われたということは、即ち乳房そのものの内部構造が
破壊された事を意味する。
あの乳液は謂わば紫音の乳腺の最後の足掻き。
本来出てはいけない液体なのだ。

「うわぁぁぁああああああああああ!」

気が狂ったように紫音は叫ぶと全魔力を身体操作に使用して
少年に殴りかかった。
魔力が効かない以上もう出来る事はない。
痛む腹部を麻痺させ身体を魔力で操り全力で殴りかかった。
ズンッと鈍い音がして紫音の拳が少年の腹部に突き刺さる。

「あ、ああ…ぎゃあああぁぁぁぁぁ!!」

だが悲鳴を上げたのは紫音の拳の方であった。
無防備に見えた少年の腹部は、ベストの状態であったとしても
到底紫音に突き破れそうにはないほどの腹筋が感じ取れた。

「魔力が効かないから殴りかかるって……無謀なことをするねぇ。でもまぁ普通に考えれば良いパンチだったと思うよ。でも、ボクの腹筋もなかなかのものだったろ?」
「それにしても身体操作ができるだけの魔力がまだ瞬間的に発揮できるなんて紫音さんの魔力はホント底知れないね。……でももう飽きちゃったからそろそろその魔力も潰させて貰うよ」

そう言って少年は再び紫音の顎を掴むと紫音を空中にまで引きずりあげ、
そのまま紫音を固定する。
紫音は必死で魔力を込めるが少年の拘束はびくともしない。
空中に固定されて動けない自分。
少年の目の前で痣だらけになり情けなく痙攣する腹筋。
そして少年の狙いは明らかに自分の魔力急所。

「や、やめ…おねがい…もう…わた…」

必死に懇願しようとするが焦って言葉がうまく出ない。
直後、自身の口から出たのは悲鳴であった。
16280:2007/12/22(土) 04:38:24 ID:QCYO/oc6
「きゃふぅっ!?」

守る物など何もない下腹部右に少年の手がめり込んでいるのが分かる。
腸を打ち抜いた先、子宮も膀胱も卵巣も衝撃に跳ね回された。
そしてそのまま少年の手が紫音の最奥で蠢いている。
紫音の最奥で大切に守られていた急所の塊をまさぐられているのを悟り、
顔が紅潮する。
瞳に涙が自然と浮かび、喉が知らず哀願する。

「お、おね…やめ…」
「みーつけた」

紫音の懇願を聞かず下腹をまさぐっていた少年が歓喜の声を上げる。
下腹部の感覚が非常事態を告げている。
万事急須。
紫音はぶちゅっという鈍い音を聞いた気がした。

「紫音さんの卵、一つ潰れちゃったよ」

紫音は右半身が麻痺したような感覚を覚えた。
もう声も出なかった。
少年の容赦ない一撃に脆弱な卵巣は耐えきれず、失われたらしい。
少年が腕を引き抜いても下腹部の陥没は回復せず、
ダメージの深刻さを物語っている。
子宮が熱い。
片方の卵巣を失ったことでもう片方が全力で
身体の補修を仕様としているのが分かる。
その魔力が一気に子宮に溜まり熱を持っているのだ。
だが、その魔力を使う術が紫音にはない。

「それじゃもう一発いくよ」

宣言して今度は左の一撃。
回復していない下腹は易々とその一撃を最深部まで通してしまう。
狙い澄ましたその一撃は、今度は紫音の卵巣までを直撃し、そこで止まった。
一瞬紫音の卵巣は耐えたかに見えたが、ぶるっと震えてはじけ飛んだ。
16380:2007/12/22(土) 04:39:02 ID:QCYO/oc6
全身から魔力が失われたのが分かる。
子宮が熱く感じられ、それが最後の魔力だと言うこともはっきり分かった。
しかしもう身体に力は残って居らず、その魔力も時期失われると知っていた。
拘束が解かれ地面に仰向けに落ちた紫音は
夜空を見上げながら激しい痛みに支配されもう何も考えることも出来なかった。

「じゃ、これで最後だね」

そう言って軽々と飛び上がった少年の膝が、
紫音の下腹部へと落ちてくる。
もう、避けようとも思わなかった。
少年の膝が紫音の子宮と膀胱を一気に押しつぶし、ボディスーツの股間が黒く染まったかと思うと
隙間から黄金色の液体が漏れはじめた。
世徒ゆうき少年の衝撃に耐えかねたように紫音の子宮口はぶるっと震えて開くと
白濁とした汁をはき出し股間からあふれ出た。
紫音の急所はこうしてその役目を終えた。

びくんびくんと紫音の身体が力なく痙攣し、瞳から光が消えるのを確認して
少年は紫音の上から立ち上がった。

「最強といっても魔導師クラスならこんなものなのか……。六条さんはもうちょっと強いと良いんだけどなぁ。何しろ天才らしいしね」

そう独りごちて少年は音もなく立ち去った。
16480:2007/12/22(土) 04:41:30 ID:QCYO/oc6
翌日、全国の新聞はこぞって片桐紫音敗北を報じた。
誰が片桐紫音を倒したのかはようとして知れなかったが、
恐らく六条綾香の手によるものだろうとして六条綾香の勝利を報じたものまであった。
しかし、実際にその報道を見て戦慄したのは当の六条綾香である。
自分以外にここまで完膚無きまでにあの片桐紫音を倒せる者がいるのか。
紫音は完全にその魔導師としての力を破壊されたという。
自分にそんなことが可能なのか。
否、可能なはずである。
だが、自分に可能だとしていったいこれは誰の仕業なのか。
片桐紫音が戦わずして倒れたことを喜ぶよりも正体不明の誰かに恐怖にした自分が
正しかった事はこの後証明されることとなる。
だが、それはまた別に話である。

と、ここまでが80にあげてあった奴なんですが。
続きはとりあえず出来てるんですけど連続投稿規制とかに引っかかったのでまた今度にします。
2話目?はわりとどうでもいい話です。
綾香をどうしようか考えてたらどうしても余計な1話必要になったので…。
165名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 06:38:48 ID:Am8/XKpi
ググググググ、GJ!
改めての投下、乙です!しかも第二話も既に用意が出来ているとか。最高です!
ボディスーツフェチの自分としては他の魔導師の格好に今からwktkです
166名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 08:23:45 ID:CpsTVxFQ
>>147(ランサー師)
義姉+強がり+本当は勝てた勝負なのに隙を見せて敗北
=最高の萌え方程式wwww

ってか精一杯の虚勢を張るまなちゃん可愛えええええ!!!!!!!!!!!
167名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 11:22:21 ID:x0tl04lY
最近立て続けにSS登校があるな
168名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:26:36 ID:K+1oiaZc
ここは創作板よりレベルが高い・・・
全職人さん超絶GJ!!
169名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 15:12:32 ID:fgNxh4I4
>>166
優しくて強い子がボロボロにやられるのはたまんねえわw
彩並先生がどう料理wwされっかたもしみww
170名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:48:49 ID:fgNxh4I4
連投すまんけど、ランサー氏や他の職人さんは他のエロパロスレにも投下してたりする?
だったら是非読みたい
1713戦目:2007/12/22(土) 23:06:26 ID:7JxINv6i
 呼び出しに応えてMがモニターを覗くと、
フルフェイスのヘルメットが映っている。
訪問者はバイクに跨っているらしい。
グローブに包まれた手がシールドを押し上げると、やや吊り目気味の瞳が見えた。
「Mか? アタシだよ。ソフィアは居る?」
「エリカ様ですね。ようこそいらっしゃいました。
ソフィア様は庭園におられます。場所はお分かりですね?
 今門を開けますので、そのままお進み下さい」
ゆっくりと門が開く。
エリカがアクセルをひねるのをモニター越しに確認すると、
Mは庭園へと繋がるマイクのスイッチを入れる。
「ソフィア様。エリカ様がいらっしゃいました。
直接そちらにお向かい頂きます」

 Mからの報告がして程なく、バイクのエンジン音がソフィアの耳にも届いた。
ロングヘアをポニーテールにまとめた彼女は、フリルが多い白のドレスを身に纏っている。
上品な仕草でティーカップを置いて、エリカが来るのを待った。
「今日は大人しくお嬢様ルックだな、ソフィア」
ヘルメットを小脇に抱え、バイクスーツ姿のエリカがやってくる。
胸元は大きめに作ってあるのだろうが、それでも苦しいのか、
ジッパーを大きく下げて胸元を晒している。
もっとも、ソフィアが同じ物を身につけようとしたら、
下腹が覗くまでジッパーを下げなければならないだろうが。
「エリカの方から来て頂けるなんて珍しいですわね」
「なかなか面白い噂を聞いたもんでね。
騎士目前と称されるソフィアお嬢様を倒した相手がいるってな」
ソフィアの向かいに腰を下ろし、テーブルにヘルメットを置くなりエリカが言った。
「あら。そんな噂、どなたから聞かれたんですの?」
紅茶を口に運びながら、ソフィアが尋ねる。
「人目を忍んで浴場で一人イキ果てるお姿がおいたわしく
こんな時私はどうしたらって、
泣きながらうちのジジィに相談して来た主人思いの使用人」
パキっと音がして、ソフィアの持つティーカップの取っ手が外れた。
取っ手だけを使って、ソフィアがマイクのスイッチを入れる。
「M。後で・・・判っていますわね?」
『いえ、私は断じて覗き等。
それにそのような物言いは決して・・・』
語るに落ちる。Mの弁解は強制的に切断された。
1723戦目A:2007/12/22(土) 23:07:11 ID:7JxINv6i
「で、その相手は?」
エリカが身を乗り出して尋ねる。
「タウシュゼン家の使用人」
「使用人にやられたのか!?」
「戦績は私の勝利ですわ。
あそこはお家が女子に恵まれなかったんですの。
迎え入れる養女がなかなか決まらなかった時
たまたま使用人の中に適応者が見つかったと聞いていますわ。
いずれは養女に迎えると思いますが・・」
エリカはそこまで聞くとヘルメットを取って立ち上がった。
マイクのスイッチを勝手に入れる。
「M、ウチのジジィに連絡してタウシュゼン家へ
決闘状送るように伝えてくれ。
それと地図、走りながら受け取るから
バイクの端末に送ってくれな」
『エリカ様。そもそも貴女様が・・・』
お嬢様達の気分一つで、執事の声は聞こえなくなる。
エリカはバイクにまたがると、エンジンを吹かした。
「エリカ、今から行くおつもり?」
「そのつもりでここに来たんだよ。
お前を倒した相手なら面白そうだ」
「ですから勝ったのは私ですわ」
ソフィアの静かな叫びを背に受けながら、
エリカは片手を振って走り去った。
「せっかちですわね。
せっかくもうちょっと、相手の特徴を教えて差し上げるつもりでしたのに。
私の仇討だって気持ちは・・・お持ちじゃないですわね。
予定と違いますが、まぁいいですわ。
M、着替えと車を」
ソフィアはポニーテルの根元で結ばれたリボンを解いた。
1733戦目B:2007/12/22(土) 23:07:48 ID:7JxINv6i
『SET MYLENE ERIKA』
機械音声が響く中、エリカはバイクスーツのままリングに立っていた。
そして目の前に立つセミロングの女、正確には彼女の衣装を不思議そうに見ている。
ソフィアにも匹敵しうる大きな胸。それを覆う二つの白い生地。
布幅は広いが、とてもその巨乳を隠しきれるものでもない。
さらに腰から下は、余った上衣で辛うじて前部が隠されているのみ。
ヒップに到っては、腰の後ろで大きく結ばれた蝶々の羽の一部が重なっている位のものだ。
「なぁ、その衣装。ひょっとして、アンタの主人の趣味なのか?」
尋ねずにいられなくなったエリカが問う。
「はい。ご主人様が見繕ってくれました。
ご主人様の為にも、今度こそ負けるわけにはいきません。
『READY』」
ミレーヌが右腕を上げる。
丸々とした胸が白地の布から今にも零れ落ちてきそうだ。
「仕える相手は選んだ方がいいと思うぞ、私は・・・。
趣味悪すぎだろう。その服は」

『RECORDING START』

「ご主人様の悪口は許しません!」
ミレーヌの右腕が、エリカの腹目掛けて突き出される。
獣のように5本の爪を立てたそれは、しかしあっけなくかわされた。
「いや、まぁ・・・本人がいいんだったら構わないけどな。
Mもそんなモンだし・・・」
バツの悪そうな顔でエリカが言い訳を口にする。
「許しません!」
再び、今度は両腕の爪が突き出されたが
エリカは片手でそれを弾いた。
エリカの技量が上がっているのも確かだが、
正直この女がソフィアを倒せる力の持ち主とは到底思えない。
体勢を崩して、腹をさらけ出した女の帯に、エリカの一撃がすかさずめり込んだ。
「ひゃあん」
どこか奇妙な悲鳴にエリカは眉をひそめた。
エリカの力が強すぎるのか、ミレーヌの防御が弱すぎるのか、
拳はあっけない程簡単に手首まで埋もれている。
弾かれた両腕を頭上に上げたまま、ミレーヌの口から唾液が零れ落ちる。
1743戦目C:2007/12/22(土) 23:08:18 ID:7JxINv6i
「ご・・・ご主人様の悪口は、許しません。
でも・・・・。一撃で、こんなに感じたのは、は、初めてです」
目を剥いて驚いたエリカが、慌てて拳を引き抜く。
「はあ!?」
「あんっ。急に抜かないで下さい・・・」
甘い吐息が、ミレーヌから漏れた。
一方で、エリカの背筋を悪寒が走りぬける。
バイクスーツの隙間に毛虫でも入り込んだ気分だ。
ミレーヌの瞳は潤み、その頬はうっすらと高揚している。
同じ分だけ、エリナの顔から血の気が引いた。
「ま・・・まさかアンタ・・・」
「ご主人様が教えてくれました。
人はそれぞれ、特殊な感性を持っているんです」
ミレーヌは両手を大きな胸の前で合わせると、目を瞑って続けた。
「それは訓練される事で初めて目覚める時もあります。
あれは私が14の時。お屋敷にあがった日から数えて285日目の夜。
私はご主人様に呼ばれてお部屋へと伺いました。
ご主人様はベットの上で私をお待ち下さって、
恥ずかしがる私にこう言いました。
ミレーヌ、これから私がお前の身体に教えてやろう。
お前の身体に眠る快・・・・」
「だあああああああ!!」
今度は背中にナメクジが入った。
エリカはほとんど無我夢中で、ミレーヌの腹を再び突きあげる。
空気が揺れる程に出力が集中する。
とにかく彼女の口を塞がなければ。そう思った。
事の外、彼女はこの手の話が苦手だった。
「ひゃぐうっ!」
ミレーヌの身体が一瞬宙に浮き、巨乳がゆさりと上下に揺れた。
戦闘服の出力調整は掛け算式。
もともと打撃の強いエリカの突きを、何百倍にも増幅する。
先ほどとは比較にならない衝撃に、ミレーヌの目が大きく見開かれた。
「そ、そんな・・・大きいの・・・を・・・。
い、・・・いきなり、なんて・・・」
ミレーヌは自らの胸の谷間に目を向けた。
衝撃で左右に開いた二つの乳房の隙間から、
胸下で交差する布を突き破るようにして、エリカの拳が深々と埋め込まれているのが見える。
「お・・・おごぅ・・・」
唇を大きく開いたままで、溢れてくる胃液を防ごうともしない。
熱に潤んだ瞳で、自らの身体に埋め込まれた、エリカの腕をすがるように握る。
1753戦目D:2007/12/22(土) 23:08:53 ID:7JxINv6i
「こ、こんなに早く・・・こんなに沢山、私の口が零しちゃってる・・・。
か、感じます・・。大きくて、堅い一撃が、私の・・・お腹に・・・。
あっ・・・ああ・・・・・」
短かな布から大胆に覗く太股を、溢れ出した体液が伝わっていく。
胸の戦闘服からは、音を立てて修復液が漏れ出し始めた。
恍惚の表情を浮かべるミレーヌを見て、
エリカの脳裏のレッドシグナルが派手に点灯した。
(コイツは本格的にヤバイ・・・)
慌てて引き抜こうとしたエリカの腕を、ミレーヌの手が押し止める。
思いの他強い力で、エリカの拳をさらに自分の中に引き入れようとした。
「ダメです! まだ、抜いたらダメ。
こ、こんなに気持ちいいんだから。
もっと、もっと、私の中を・・・」
「ヒィィィィィィ!!」
エリカの口から悲鳴が上がる。
(ヤバイ。ヤバすぎる! ソフィアよりよっぽど変態じゃないか!)
本格的に青ざめるエリカの表情など知らず、
ミレーヌは帯越しに埋まった拳に、自らの身体をグリグリと押し付けるように動かした。
「ああ・・・エリカさんの拳・・・とっても、素敵です。
こんなに凄いのは、初めて・・・」
うっとりとして語りかけながら、爪を立てたミレーヌの手が、
バイクスーツ越しにエリカの腹に突き刺さる。
動揺していて避けそこなった。
ミレーヌは絶対量の少ない出力を指先だけに集中しているのだろう。
5本の指がエリカの臍の上、胃を囲うように根元まで埋めこまれた。
「私も、エリカさんを攻めてあげますから・・・
もっと、エリカさんも私を・・・」
消え入りそうな声に危機感を覚えたエリカが腕を抜こうとするが、指は腹から離れない。
ミレーヌはエリカの中に5指を突き刺したまま、その手を力の限り握りしめた。
驚異的な握力が、エリカの肉を押しつぶしていく。
「ひぎぃいいいいいいい!!」
直接胃が握りつぶされる感覚に、ツインテールが仰け反った。
衝撃が拳から伝わってミレーヌの腹を抉り、
彼女は「あんっ」と嬉しそうな声をあげる。
エリカの唇から、文字通り搾り出された胃液が噴き上がる。
胃を絞る手は、ポンプから水を送り出すかの如く、
開いては握る動作を繰り返した。
「えうっ、えうぅっ・・・ごふぅう」
その度に噴水のように胃液が空を舞う。
1763戦目E:2007/12/22(土) 23:09:23 ID:7JxINv6i
「ああ、エリカさんの口からもこんなに沢山・・・・。
素敵です・・・」
ミレーヌの指がエリカの胃を離れ、バイクスーツのジッパーに触れた。
胃への攻めから開放され、エリカの腕が動く。
左手が、ミレーヌの空いている下腹を抉った。
「ひゃふぅん!」
再びあがる甘い声。
腰を折ったミレーヌの指が勢いで、バイクスーツのジッパーを引きずり下ろす。
剥き出しのヒップが震えるたび、体液が飛び散る。
だんだんと量を増すそれは、やがて大きな奔流となってミレーヌの股間から噴き出した。
「ひィっ。そ、そんな・・。
2個所同時に・・・。い・・・入れられたら・・・・ダメぇぇ!」
「色々と言ってやりたい事はあるが、
とりあえずそのまま落ちろ変態女!」
身体の中心を下腹までさらけ出したバイクスーツが
相手に埋め込んだ拳を更に突き入れる。
「ひやああああああ! 中で、中で暴れて・・・!?」
苦痛とも快楽ともとれる奇声を発しながら、
ミレーヌの身体が持ち上げられる。
胸からも体液を噴出し、よがり狂う半裸の女。
体液の雨が、バイクスーツから内側に侵入していく。
その流れにそって5本の指が、
バイクスーツの隙間をするすると分け入っていく。
エリカはその事に気付いていない。
指は、体液にまぎれて慎重に進んだ。
盛り上がった豊かなバストの間を通り、
胸下から臍まで縦に流れる線にそって下降し、
縦長のへそをも越えた。
鍛えられてもまだ柔らかな感触を残す下腹に辿り着き
そこで初めて牙を剥く。
指が埋めこまれ、その奥にある敏感な部分が包囲された。
(まずい!?)
エリカは慌てた。
胃を握りつぶしたあの握力でそこをつかまれてしまったら
耐え切れる保証はない。
その前に変態女の意識を奪わねば。
乳の真下の帯に埋め込んだ拳を引き抜き
更に一撃、追撃を叩き込む。
体液を垂れ流し続ける乳が、布からはみ出てしまいそうな程に揺れ動く。
ミレーヌが悲鳴をあげる前に、下腹の拳ももう一度突き上げる。
1773戦目F:2007/12/22(土) 23:09:53 ID:7JxINv6i
「ひゃぎぃいいぃ!」
悲鳴をあげたのはエリカだった。
ミレーヌが白目を剥いて声もなくのけぞり、
エリカの中に突き入れた指が握り締められたのだ。
帯に覆われた腹と、僅かな布に隠された下腹を襲った続けざまの衝撃に果ててしまったらしい。
足の指までがきつく握られている。
局部へもたらされた強すぎる刺激に、エリカの腰がくだけた。
しかし、リングマットに転がって尚、
ミレーヌの腕はバイクスーツの隙間から入り込んだままだ。
「あっ、あっ、あっ」
かつて味わった事のない感覚に、エリカは意味の無い発音を繰り返した。
ヒクヒクと蠢いて唾液が流れるのは、上の唇だけでは無い。
「うああああああああ!」
エリカはリングマットにへたりこんだまま絶叫した。
両手で出鱈目に、ミレーヌの身体を叩き始める。
まるで打楽器でも演奏するように、拳が、露出度の高いミレーヌの服に叩き込まれていく。
強制的に意識を戻されたミレーヌが、初めて歓喜ではない悲鳴をあげた。
「はううっ! やめっ・・やめて下さい。
今は・・ダメです。そこは今、ひっ、敏感すぎて・・・ひゃあっ!」
バイクスーツから腕を離し、お腹をかばうミレーヌ。

『INTRUDER RUNK No.1 SOPHIA』

機械音声が告げた。
疑問符が頭をよぎったが、エリカは乱れた息を整えるのに必死だった。
やっと下腹を抑えながら立ち上がる。
手の下で、乱暴に扱われた子宮が未だ喘いでいる。
「遠慮すんなよ。
アタシがもっと気持ちよくさせてやる」
エリカは復讐を遂げる事にした。
「お願いです。もうちょっとだけ待って下さい。
あんなに激しく攻められたのに・・・続けてだなんて・・・」
ミレーヌの懇願は、すればするほど、エリカの感情を逆撫でする。
「我慢しなくていいんだぜ。派手にイっちまいな」
エリカはセミロングの髪を掴んで無理やり彼女を立ち上がらせる。
肩で息をして放心状態の女の股下に手を回し、思い切り上空に放り投げた。
「あら。今日は私のような物言いですのね、エリカ」
背後で声がする。エレベーターが辿り着いたのだろう。
「もう終わるからそこで待ってな、ソフィア」
言い残して、バイクスーツが飛び上がった。
1783戦目G:2007/12/22(土) 23:10:35 ID:7JxINv6i
既に上昇から下降へと運動方向を逆転させたミレーヌ。
空中で二つの身体が交差する間際、エリカの腕がミレーヌを捕まえた。
上下のベクトルがぶつかって相殺する。
その間に、エリカは理想とする姿勢を整えた。
ミレーヌの背中に乗り、剥き出しの尻と、背中の結び目に足を乗せる。
両腕は、獲物の腕と足を絡め取った。
「それはちょっと。・・・ヒドすぎません?」
上空を見上げてソフィアが呟く。
その唇は笑っていた。
二人分の体重は、重力に従って落下する。
「ああ・・・そんな・・・・無理。
 無理です! あんなに太いの、入りません!!」
エリカの足によって突き出された、自分の腹の下にあるもの。
コーナーポストを見てミレーヌは絶望した。
想像しただけで果ててしまったのか、意識が限界だったのか、
ぐんると白目を剥く。
エリカはミレーヌの背を蹴って、身を翻した。
その直後、やわらかく豊満な肢体と、無骨なコーナーポストが
激しすぎる口付けを交わす。
喉の奥まで押し付け合うようなディープキス。
「おおおおお・・・大きくて・・・太いの・・が、固いのぉぉぉ!
ま主人様。ミレーヌはまたイっ・・イッ・・
イヒィィィ!!」
ミレーヌの意識が、一瞬だけ戻された。
腹から沸き起こった強烈な感覚が脳天まで駆け抜ける。
感覚は脳で反射した後二つに分かれ、彼女の豊満な胸の先と、足の付け根を突き抜けた。
再び昇天を迎えて意識を失ったミレーヌの、身体だけが反応する。
一抱えもあるコーナーポストは、ミレーヌの鳩尾から下腹まで
まんべんなく行き渡り、背中まで突き破るのではないかと思われる程
深くめり込んでいた。
「ごぶえええええ」
唇の間から胃液が弧を描き、
尻からは体液のシャワーが降り注ぐ。
圧倒的なボリュームの胸は触れられてすらいないのに、
たっぷりと溜め込まれた液体をその先端から放出した。
「ちゃんと入ったじゃないか。良かったな」
仰け反っているが、完全に白目を剥いて気絶しているミレーヌの頬を
エリカがぺちぺちと叩きながら言った。
胃液を吐き終わった後も「えうっえうっ」と漏れる呻き声に、
エリカは至極満足そうだ。
1793戦目H:2007/12/22(土) 23:11:06 ID:7JxINv6i
「丁度良い所に来たようですわね。これで私も気が晴れましたわ。
エリカがもっとボロボロになっていたら、
それも愛して差し上げようと思っていましたけれど」
リングの外に突き出されたミレーヌのヒップを、
同じように叩きながらソフィアがニヤリと笑う。
やわらかく、それでいて張りのあるヒップは、時折痙攣し、
その度に体液の残りが勢い良く噴き出してくる。
エリカはげっそりとした表情で肩を下ろした。
「やめろって。しばらくはもう変態会話なんか聞きたくもない」
「あら。私が騎士になってしまったら、
こういった機会もなくなってしまうのかもしれないですわよ?
まぁ、今日の所はお気持ちも判りますけれど」
「コイツ、騎士見習いでも最弱だろうけど、二度と戦いたくない相手ナンバー1だろうな。
・・・『CLOSE』」
右手を頭上に掲げるエリカにソフィアが頷く。
「同感ですわ」

『MATCH MYLENE ERIKA
WINNER ERIKA

RESULT
NO PENALTY
POINT 10

CLOSE』



「でも、アスカさんになら、勝てるかもしれませんわね」
「アイツ、そんなに弱かったのか?」
「相性の問題ですわ。彼女の必殺技、指に弱そうでしたから」
「ふぅん」
「ダウシュゼン家のご当主にお奨めして差し上げようかしら。
エリカの代わりにアスカさんの悶えるお姿を拝見するのも悪くないですわ」
「・・・好きにしてくれ。アタシは先に帰る」
180名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 23:18:15 ID:7JxINv6i
日時更新の勢いですね。投下タイミングを計る事が嬉しくもあります。
皆さんが他職人さんの感想を書き終わった頃に
書き込みたい気持ちもあったのですが、
書くペースの方が早くなってしまったので投下してしまいました。

>>170
質問流してしまってごめんなさい。
>ランサー氏や他の職人さんは他のエロパロスレにも投下してたりする?
私はここが初めてですので、経験なしです。
181名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 01:36:17 ID:hWaT7Iqf
>>170
タイムトラベラーは悪の女戦士を屠るスレ出身です。
結構、容赦無いです。  

SSの趣旨が若干変わってきたので腹責めスレに移ってきました。

携帯で書いてるので短編ばかりですいませんです。
182名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 14:09:02 ID:RLdzeucf
>>179 みたいな強化ボディスーツをさらに進めて、
鉄コミニュケイションのアンジェラや攻殻の素子みたいな
サイボーグ女の腹責めってのはありかな?
むちゃな責めはできるけど、でもゲロは吐かないからツマンネかw
183名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 21:57:16 ID:PY5HloTk
有りだろ

生身では禁断の胴体貫通、ケーブルをズルズルひきずりながら動力コアを抜き取られ、
ふるふると力なく首を振りながら震える手を伸ばすサイボーグヒロインの目の前で
コアを握りつぶすとか

ドレッドノート級アンドロイドに無謀にも挑んだ美少女サイボーグが
巨腕に顔面を鷲掴みにされて宙吊りにされて炸薬式パイルドランカーパンチを連発されるとか
184名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:23:21 ID:WSncnzoN
>>183
鬼才現る
185名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:29:01 ID:2F7DtBSB
リリカルなのはSSに登場したような生体サイボーグって手もある。
まほろさんも、腹パンチされて大量吐血してたから、同種かもね。
186名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:05:33 ID:WSncnzoN
死ぬことは無いが、
しかし苦痛だけは伝わるって設定ならいろいろ無茶できそうだw
>生体サイボーグ
187名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:20:15 ID:Occ3oQhS
まほろさんはボルトとか吐いてなかったか
188ランサー ◆6olansC1k6 :2007/12/24(月) 11:38:56 ID:6B3tRYJY
>>170
エロパロ板ではここだけですね。創作文芸板では幾つかのスレに投稿してます。
あっちではコテ付けてないし、エロや責めなんかない至極まとも(笑)なものしか書いてませんが。

>>183
なんという鬼才……
設定部分を読んだだけで分かってしまった
そんなSSが投稿されたら間違いなく嵌まる

>>187
オイルとか漏れちゃうのもいいよね
189名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 13:13:41 ID:dfm6EPDI
超生意気?強気女を執拗に腹パンして屈伏させたい。
「私のお父様が誰だかご存知ない?貴方を人知れず抹消するなんて訳ないのよ?」
手を頭の後ろに組ませ、がに股で彼女は立っている。命令は絶対服従。
彼女は思い知ったから…

「貴方の言う通りにしましたから…もう殴らないで…お願い…」

彼女と約束を交わす。
ラストその恰好で腹パン三発耐えたら解放する、と

「本当ですの?約束ですわよ!…耐えますから…約束守って下さいね…」

彼女の腹に薄く筋が走る。テニスを幼少の頃からしている彼女は多少だが腹筋を鍛えている。
三発我慢すれば…
無言で放つ男の一撃目。
綺麗に突き刺さる拳。彼女の淡い期待を裏切る痛み。多少鍛えただけの身体など粉々にするような衝撃。
吐気を必死に我慢して姿勢を保つ。最初に男の放った拳は左。利腕は右…
彼女が呼吸を整える前に最速で放った右の拳が彼女の腹にめり込む。
空気を吸い込むタイミングを読まれた一撃。

「…ぐぅ。ゲェェ…」
耐えられる筈もなく嘔吐しながら崩れ堕ちる彼女を男は無表情に見つめる。
地面に倒れた彼女を仰向けにした男は拳を腹に押しつける。それだけで彼女は泣き叫び許しを乞う。地獄はまだ終らない
190名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 16:39:01 ID:2F7DtBSB
>>187
あれは、まほろさんが見た悪夢の中の話。
191名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 16:53:39 ID:WSncnzoN
>>189
やっぱこのスレ住人の嗜好は、悪の女戦士スレとか正義のヒロインスレ
と相性がいいみたいだね
勝気でプライドが高く、精神的にも肉体的にも強いヒロインを無残に打ち砕きたいというか
そんなんでも>>151 みたく腹を責めるシチュになにかしらの必然性があるってのは萌えるねw
192名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 19:55:43 ID:79IkyEx0
職人さんたちのせいで枯れそうです><


板違いですが、面白い腹パンチ画像があったので転載
ttp://www3.uploader.jp/user/sahara/images/sahara_uljp00054.jpg
ttp://paint.s13.dxbeat.com/up/src/paint_2578.jpg
193名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 20:12:31 ID:O/tb/VTl
聖職者に対してすまん!
今日だけはGJ!!と言わせてくれ・・・
194にじげん少佐:2007/12/25(火) 11:53:47 ID:ccP7H1Wc
>>129>>130
なんと待っててくれてる方が居るとは!
恐縮ですm(u_u)m
俺も他の職人方の文章に圧倒されついついROM専に・・・orz

ここでこの時期には書くと言って、有言実行したためしがないので
何時とは言いませんけど、必ず続きは書くので
待っていてください。
195名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 11:54:51 ID:5kPe3tgG
そそる画像だ
19680:2007/12/26(水) 02:49:24 ID:31m5qYS5
肩口できっちりと切りそろえられた黒光りする髪が風に揺れている。
周りで部下が何かを報告しているが全く聞こえていないかのように
ふうっと溜息を口にした。
報告を終えたと見える部下をその切れ長の瞳で一瞥し下がるよう促す。
今日も何事もなく勝利したらしい。
後は激しく抵抗して撤退した軍指令を捕らえるだけだ。

片桐紫音が敗れたその日から、総ての戦局は一変した。
各地で小競り合いを続けていた両陣営であったが今月に入って
続いて3連続で大きな作戦を成功させ形勢はあっという間に六条綾香へと傾いた。
しかしどれほど勝っていても綾香の心中は穏やかではなかった。
いつ、紫音を倒した正体不明の相手が出てくるのかと気が気ではなかったからだ。
だからこそ大きな要となる今回の作戦ではついに六条綾香本人が第31軍「スカイウォーク」を相手にすることにした。
来るならここだと踏んだからだ。
しかし、予想に反して作戦は意外なほどの順調さを見せた。
綾香を擁した士気の高さはすさまじく31軍はあっけなく崩壊。
綾香自身は軍指令である蒼井遥華を捕らえるため
いつも通りグレーのブレザーにライトグレーのミニスカート、
濃紺のニーソックスという学校の制服スタイルで出撃した。
19780:2007/12/26(水) 02:50:09 ID:31m5qYS5
三方向から光弾が飛んでくる。
三発とも魔力コントロールされている所を見ると
蒼井遥華本人はまだまだ健在のようだ。
スッと左手をかざして三方向に対してそれぞれ点を描く。
予測着弾点に爆発が起こり、光弾総てが撃墜される。

綾香は魔導師にしては珍しく、接近戦を好む。
刀と呼ばれる古い時代の剣を模したデバイスに魔力を通し敵を倒すスタイルがとても気に入っていた。したがって、遠距離砲撃戦タイプと相対するとしばらくは防御一辺倒ということも珍しくない。
蒼井遥華自身は紫音軍の中でも5指にはいるエースと認識されている。
今の一撃も並の魔導師ならば一撃で倒されていただろう。
そもそも3発同時に魔力光弾をコントロールするには相当の技量を必遥華とするのだ。
あの「最強」を詠われた片桐紫音でさえその同時コントロール数は最大で6発であったと言われている。
しかし、蒼井遥華は噂では12発、紫音の倍の同時攻撃を可能としているといわれている。
紫音自身は砲撃型魔導師であったため、六門同時砲撃が出来ればそれで充分
という側面もあるが、蒼井遥華は多角攻撃に特化したタイプなのである。
(中〜長距離がやはりお得意という訳ね…)
三発の光弾のあとからきていた4発が大きく迂回して回り込み
前後から迫っているのを承知で綾香は前へ飛ぶ。
後ろから来る物は総て無視だ。
綾香の速度であれば同方向ベクトルの攻撃は怖くない。
前方からせまりくる光弾を間近でみて綾香は敵の攻撃の正体を察した。
鉄球を魔力でコーティングし、それを遠隔で操作しているらしい。
魔力光弾だと思っていった物の中に直径12cmほどの核のような錐が確認できる。

(なるほど。これじゃ魔力障壁の弱い娘たちじゃ一気に腹筋を砕かれちゃうわね)

鉄錐は相対速度もあって恐ろしい速さで綾香へと突っ込んでくる。
重さにして7〜8kgといったところだろうか。すっと左手で
直撃予測コースへ二つ点を描く。
爆発。
が、一発しか爆発が起きない。
微妙に軌道の予測位置がずれたのだ。
19880:2007/12/26(水) 02:51:17 ID:31m5qYS5
(やっちゃった!)

鉄錐が的確にコントロールされて綾香の下腹部をねらってくる。
咄嗟に魔力障壁を張り巡らせる。
綾香の手前20cmほどの所に全身を覆うように薄い40枚ほどのスカイブルーの魔力障壁が重なり合って展開する。
そして接触。
核を覆う魔力と魔力障壁が干渉し合い、障壁が破れたところへ鉄錐が打ち込まれる。
予想の二倍以上の衝撃が走りみるみる綾香の魔力障壁が打ち破られていく。
そのショットトラップ機能により綾香のあくまで薄く細い腹部めがけて鉄球が突き進んでくるのを見て綾香は軽く驚いた表情を見せた。
魔力を消し飛ばした核部分だけで自分の魔力障壁をここまで易々と突破してくる力があるようだ。
綾香まであと21cm。
スカイブルーの最後の障壁が破られる寸前で、鉄錐はその威力を失った。

後ろでも魔力干渉の音がする。
綾香の行き足が止まったため後ろの光弾が追いついたのだ。
しかしその鉄錐も綾香まであとわずか、というところで止まった。

(只の鉄錐を魔力コートしているというわけじゃないようね…)

スカイブルーに輝く魔力障壁を解除して鉄錐を手に取る。
ずしりと重いそれは綾香の手には少々余る重さのようであった。
魔力を与えて浮遊させてから与えた魔力量から重さを逆算する。

「16.8kg!?」

こんな物を4つも5つも操っていたというのか。
あまりの重さに綾香は驚愕を隠せない。

(これじゃ私の障壁は突破されて当然ね…)

綾香の使っている魔力障壁は魔力を拡散させる事に特化しているタイプを使用している。
極々薄い魔力拡散障壁を空間を置いて多重に展開することで魔力砲撃を
驚異的な速度で拡散、無力化することが出来る。
この手の障壁は自分から離れれば離れるほど維持が難しくなり強度も下がる。
従って並の使い手ではまともな強度では10枚と維持することは出来ないため一般的には一続きの厚さのある魔力障壁を展開する。
しかし、綾香はそれを42枚張ることを可能としていた。
それが近距離戦を好む綾香が対片桐紫音用に考えた末の能力であった。

(空間隔壁型の障壁は物理攻撃にはガラスの板みたいな物だものね……)

しかし通常の魔導師の攻撃であれば物理攻撃でも綾香の障壁を5枚として突破することは出来ないであろう。
綾香の部下の中でもトップのクラスの者で10枚も突破できるであろうか。
しかし蒼井遥華の魔力錐は41枚の障壁を突破して見せた。
19980:2007/12/26(水) 02:53:24 ID:31m5qYS5
(これは、ある程度敬意を表しないとダメかしらね……)

等と考えているところでさらに7つの魔力錐をが迫ってくるのを感じ取る。
片桐紫音よりも同時攻撃数が上という噂は嘘じゃないのね…などと思いながら、
しかしあくまで離れた位置からの遠隔攻撃というスタイルにウンザリしてきた綾香は軽く舌打ちをし自らに魔力付与して空に昇る。
瞬間、綾香を見失った錐が下から綾香を索敵し直して上昇をはじめる。
迫り来る敵は七方向。
しかし敵は総て下方向とも言える。
その極端に短いスカートをはためかせながら魔力陣が広がってゆく。

「闇に…沈め!」

魔力陣からブルーの光の幕が発せられ目に見える範囲総てを覆い尽くしてゆく。
7つの光弾を押しつぶし、地表にたたき付け、更に一瞬で目に見える範囲総てを衝撃波でなぎ倒して光は消失した。
綺麗に地ならしされた大地の向こうに人影を確認する。
あれが蒼井遥華だろう。
下級の魔導師であれば今の一撃でなぎ払われたものを、流石に軍団長クラスには効かないか……など思いながら付近へと着地する。

「貴女が蒼井遥華さん?」

よく見れば決して無傷という訳でもないようだ。
所々魔力と衝撃波の波状攻撃を防ぎきれなかったとみえ、ガードとしたとおぼしき腕周りの衣裳が破れている。
クロスガードを解き、蒼井遥華とおぼしき人物が顔を見せる。
軽くウェーブしたロングヘアを戦闘には邪魔だと言いたげに、おおざっぱに後ろでまとめたスタイル。
紫音の側であることを示す純白と紫のレオタードのようなスーツにニーソックスのような戦闘スタイル。
きゅっと絞られたそのウェストサイズから彼女のスタイルの良さは見て取れた。
そして大きく主張するその胸に描かれたラインが彼女が将官であることを示している。
まず間違いないだろう。

「貴女が蒼井さん?」

もう一度訪ねる。
しかし、相手は無言でそれに応えた。

「お初にお目にかかります。私は六条綾香。
片桐紫音さんの女を破壊する者……のつもりだったんですけどね。
誰かに先を越されてしまったみたいで」

相手の顔が険しくなるが綾香は尚続けた。
ギリッと歯噛みする音がここまで伝わってくる。

「リーダーを失ったあなた方に勝ち目はもうありません。
素直に負けを認めて私の下で働く気はありませんか?」
「私の主は紫音様只一人だけよ!」

叫ぶのと同時に周囲に12の光弾が出現する。
今回の物は純粋な魔力光弾のようだ。
だが、これで彼女が蒼井遥華であることは確定した。
ゆっくりと魔力障壁を展開すると遥華の顔がみるみる歪んでゆく。

「な……馬鹿にして……!!!」

遥華が怒るのも無理はない。
元来魔力障壁は「相手に見せない」がルールである。
しかし綾香はこれ見よがしに42枚の魔力障壁を可視魔力で展開しているのだ。
突破できるものならやってみろと言わんばかりである。
轟音共に綾香を8方向から光弾が襲い4発が腹部に殺到する。
避けられる速度ではないが、慌てるほどのことでもない。
元来片桐紫音の砲撃に耐えるように作られたこの魔力障壁が純粋魔力で破られる訳はないのだ。
20080:2007/12/26(水) 02:56:29 ID:31m5qYS5
案の定腹部をねらって放たれた4発が10枚の魔力障壁を破壊したところで消失し、
後の者は3枚ほど突破したところでその威力を失った。

「そんな魔力では私の髪の毛一本傷つけることはできないわ。
やるなら総ての攻撃を片桐さんの砲撃クラスにすることね」

そう言いながら腰に下げていた刀を抜き放つ。
濡れたように光る白刃に太陽の光が反射して美しく光る。

「いい刀でしょう?どうすれば片桐さん相手に魔力を一番効率よく使えるか、
それを考えた末の結論……とでも言えばいいかしら。
分厚い障壁を破るには細く薄いものに障壁を切り裂ける魔力を与えれやればいい……」
「お前……刀だと?!」

六条綾香を実際に見たことのある者は少ない。
戦った者となると更に少ない。
天才魔導師等と世間で呼ばれていても実際公式の場に姿を見せたことはあまりないからだ。
それ故、数少ない公式大会などに参加したときのスタイルから綾香は中距離の直射型魔導師だと世間では思われている。
だから、先ほどのような広域型魔力を使うとは露知らず遥華の防御は一瞬遅れたのだ。

「そう。その結論であるこの刀でもう何人も何人も魔導師の娘を殺ってしまっているから。
私の推測が正しかったことは証明されたわけだけれど。
本当はこれ以上刀を汚したくないっていうのが本音なんだけど……」

まぁしょうが無いわね……
などと口の中でつぶやいて一瞬で鞘に戻してもう一度抜きはなつ。

ドスッ

鈍い音がして重い鉄の刃が蒼井遥華の腹部を直撃する。
居合いの威力を殺さぬよう鞘走りを意識した作りの、しかし刃による殺傷を目的としないその刀にはよく見れば刃はついていない。
通常の刀でそのまま振り切ってしまうと、綾香自身かなり見たくない光景を見るはめになるのは既に実証している。
トップクラスの魔導師であっても綾香が魔力を通した刀を防ぎきるのは不可能なのだ。
なので綾香は魔力と打撃のみを目的とした刃のない刀を使用している。
しかし。

白いレオタードを叩いた綾香の刀はしかしそこで止まり、それ以上めり込む気配を見せない。
魔力障壁などバターのように切り裂いて進んだその先、ちょうど臍の上あたりであろうか。
綾香の刀は完璧止められたのだ。
フンッと鼻を鳴らして遥華が刀をはじく。

「そんなモノなの?わざわざ刃を潰しちゃったりして。
あんたのなまくら刀なんかそんなことしなくても幾ら斬りかかってきたって
私のこの鍛え上げた腹筋で総てはじき返してあげるわ」

まただ、と綾香は目眩がしてきた。
何故こうも魔導師という連中は自らの腹筋を過信するのだろう。
確かにその性質上鍛えることの叶わない下腹部にある魔力急所を守るためには
一番近く鍛えることが可能な腹部へ相手の攻撃を誘導し、それに耐えきってしまうのが一番の近道であろう。

だがしかし。
綾香にいわせればそれは「耐えられれば」の話なのだ。
そもそも攻撃が当たらなければ耐える必遥華すらない。
相手の障壁が限りなく無効にし、攻撃し続ければいつかは耐えられなくなる。
どんなに鍛えた女子であっても我慢も耐久力も無限ではないのだ。
20180:2007/12/26(水) 02:58:45 ID:31m5qYS5
「そう……」

一人呟いてもう一度刀を目にも留まらぬ速度で鞘にしまう。
居合い一閃。
寸分違わず遥華の腹部をもう一度叩く。
今度も刃は沈み込まない。
が。
全くの同一箇所を同じ速さで叩いたというのに遥華の表情は明らかに歪んでいた。
恐ろしい衝撃が遥華の腹筋を痛めつけ、
防いだはずなのに遥華は内臓がでたらめにかき回されているような感覚を覚えた。
こみ上げてくる吐き気を必死で押さえつけ、綾香が刀を引くと同時に左手で腹部を押さえる。

「お、お前……」

口を開くとこみ上げてきた胃液の味がする。
ズキンズキンと腹部が鈍痛を放っている。

「効かないのでしょ?効かないものは無いのも同じ。
ということは何度重ねても効かないはず……でしょう?」

言うが速いかかばっていた左手をはじき飛ばして三度全く同一に打ち込む。
ミシッと音がして刀が5mmほど沈み込む。

「げほっ……ごぽぉ……」

思わず口の端氏から滴が漏れ出した。
今度はもうこらえる事はできなかった。
同じ所を三連撃された衝撃で胃の中がひっくり返っているらしい。
危険を感じて痛む腹部を押さえて遥華は後ろに下がる。

「そろそろ力が入らなくなってきたんじゃない?
ご自慢の腹筋は全部はじき返すんじゃなかったのかしら」

綾香が一歩踏み出すとひっと言って遥華は二歩下がる。
更にもう一歩踏み出そうとして綾香は自分が12発の鉄錐に囲まれていることに気付いた。

「かかったわね!幾ら魔力障壁の数が多くてもそのタイプでこの一撃は防げまい!」

搾り出すような遥華の声を無視して綾香は目の前の錐を観察した。
先ほど遠距離で41枚の魔力障壁をうちやぶったものより更に一回り大きい。
そして術者が近くにいるため込められている魔力も大きい。
確実に先ほどを上回る一撃がくる。
綾香はそう確信して刀を納めた。
12の魔力錐による零距離攻撃。

8方向から綾香を取り囲むように魔力障壁を突き破って迫る魔力錐。
そして先ほどと同じように綾香の下腹部を目指す4つの錐。
魔力が干渉し、凄まじい光をあげ、衝撃が走る。
しかし。今度もまた42枚目の障壁に阻まれ…否、42枚目の障壁を錐の先端が突き破った先、
何もない空間に阻まれて12の錐が停止している。
総ての錐がスカイブルーの障壁総てを突破し、そこで止まっている。
20280:2007/12/26(水) 03:00:52 ID:31m5qYS5
「な……いったいどういう事!?
確かに42枚目の障壁を突破した感触があったのに……
まるで壁かなにかにあたったように……」

あり得ない。
今使ったタングステン合金錐は優に20kgを超える。
全魔力を放出したあの魔力量にこの重さを加えた一撃ならば
どんな魔力障壁も突破できる。
片桐紫音ですら完全に威力減衰しきるのは不可能なはずだ。
それに比べて綾香の障壁は対魔力用の物理攻撃に弱いタイプの障壁である。
貫けないはずがない。
いったい何が起こっているのか遥華には理解できなかった。

「……まだ何が起きたか理解できません?」

静かに問いかけて綾香はトスッと遥華の下腹部を刀の先で突いた。
左卵巣。
魔力を帯びたその刀は的確に急所の真上にめり込みその力を解放した。
その一撃が何を意味したか遥華が気付くまで優に10秒はかかった。

「いやああああああああああああああああ!!!」

スッと刀を引く。
むしろ、真の狙いはそこではない。
魔力急所など最終的に破壊すれば良いだけのこと。
それよりも次の一撃を確実に決める方が遥華には重要なのだ。
破壊された卵巣の痛みに遥華の全身が硬直したその瞬間、
綾香の身体が青白く発光したかと思うと
先ほどから打ち続けている腹部の全く場所を再びなぎ払う。

全身の筋肉が硬直し、しかし意識では耐える準備が出来ていない
その一瞬をねらって先ほどよりも明らかに強力に踏み込んだ一撃が
炸裂する。
柔軟性を失った腹筋はその一撃を吸収しきれない。
そして、3度払われ紫色に変色しているその場所は、
既に痛んで弱音を吐いている。
そこへ予想していない一撃が加えられたのだからたまらない。
筋肉は完全に粉砕され、刀がめり込みはじめる。

遥華にはこみあげる胃液を止める術は最早無かった。
耐えきれず口から激しく黄色い胃液を嘔吐し、
身体が反射的に丸まってゆく。
ビクビクと腹筋が痙攣しているが、刀をはじくことは不可能だった。
更に刀は遥華の奥深くへとめり込んでいった。

その威力に耐えきれず戦闘スーツである純白に紫のラインが入ったレオタード状のボディスーツが引き裂かれる。
形の良い遥華の臍が見え、その上に最早紫と呼ぶのもためらわれるほどの
色に変色した腹部が見え始める。
自慢の乳房が威力に激しく波打ち自らの身体に叩き付けられている。
刀は遥華の腸を押しつぶし、胃を打ち上げ遥華自身をもはじき飛ばした。

足が地を捕らえていない。
刀の威力にはじき飛ばされたのか…
自らの身体が左に倒れていくのを感じながら
左脇腹に激痛が走る。
反射的に必死で脇腹を固めるが全く太刀打ちできずに硬いものがめり込んでくるのが分かる。
口から溢れた黄色い胃液に赤い色が混じっているのが見え、
瞬間、自らの死を予感せずにはいられなかった。
20380:2007/12/26(水) 03:05:32 ID:31m5qYS5
「これで多分左の腹斜筋と腹直筋がダメになった訳だけれど。
自慢の腹筋はまだまだ大丈夫よね?」

倒れ込んだ逆方向へと返す刀でなぎ払われた反動で遥華は迂闊にも踏みとどまって立ってしまっていた。
あのまま倒れて入れば……と一瞬そんな考えが脳裏を過ぎった瞬間、スーツが破れて無防備になった臍を痛烈に突かれた。

「ぶふうっ……ぐふっ……ごふっ・・」

もっとも薄い皮膚に綾香の刀がめり込み腸が出鱈目にかき回されてゆく。
周囲の痛んだ筋肉には、綾香の突きを食い止めることは叶わない。
思わず腹を押さえて前のめりになり、その重たい乳房が重力に引かれて垂れ下がったところを
すかさず横薙ぎに払われ、衝撃で白い乳液がじわっと漏れ出たのが感じられた。
乳腺の一部が破壊されたらしかった。
咄嗟に両腕で乳房をかばうが、無防備になった下腹部を突かれる。
最早魔力障壁が張られているのかどうかすら分からなかった。

「あん!ぐう……あああ!」

鍛えようもない柔らかい下腹部に鋼鉄がめり込み、膀胱を猛烈に圧迫する。
丸く膨らんだ水風船の口を押さえる筋肉はその押し込みに耐えきれず、
中の液体を体外へと吐きだした。
生暖かい黄金色の液体が尿道を伝って溢れ、
純白のスーツを一瞬で黄色く染め、太ももを伝って足下に水溜まりを作る。

しかし。
それでも綾香は飽きたらず更に奥へと刀を押し込み、
刃先が子宮を捕らえたのを感じて更に押し込んでゆく。

「や、やめ……な、中身が……子宮が……出ちゃう……」

子宮の逃げ場は最早下しかない。
必死で刀を掴んで食い止めようととする遙華にかまわず
綾香は膣口へと逃げる子宮を限界まで押しこむ。

そして。
刀を引き抜くと同時に掴んでいた遙華両腕を遙か頭上へとはじく。
上体が起こされ、傷ついた腹筋はまるで固められて居らず、
ガードはない。
まさに絶好。
ぐるりと一回転して臍の真上を上向きになぎ払った。

「ごぶぅ……」

遙華の身体が宙を舞う。
ふわりとした浮遊感を感じながら
遥華は受け身もとれずに背中から落ちた。
口の端からは黄色い胃液に混じって赤いものがあふれ、
あまりの衝撃に魔力が暴走したのか股間からはネットリとした蜜が太ももを伝ってあふれ出ていた。

「ぅぇ……がはっ……ぐぷ……」

ズキンズキンと身体の奥から鋭い痛みが走ってくる。
直接刀になぎ払われた腹部の表皮は最早感覚がなかった。
痛みがあるはずなのに感覚が無いということは相当の深傷を負ったと言うことだ。
或いはこの内臓から湧き出てくるような痛みがある内はまだ大丈夫なのか……
先ほど破壊された左卵巣あたりは既に感覚が完全に麻痺している。
左足は動かそうにもぴくりとも動かない。
いや、もう全身が動きそうになかった。
20480:2007/12/26(水) 03:07:02 ID:31m5qYS5
「そろそろ、止め刺しちゃうけど、いい?」

綾香の問いかけに遥華は答える気もしなかった。
どうせ負けたと思った瞬間から助かろうという気はなかった。
片側の卵巣を失った時点で、魔力は既に半減しているはずだ。
最早勝ち目はないだろう。
遥華は鉄の味がする口を開く気もせず痛みで痙攣しながらも無視していると
綾香はおもむろに遥華をいわゆるまんぐり返しの体勢にバインドする。
先ほどの放尿で股間を黄色く染めて貼り付いているスーツを魔力で吹き飛ばし、
自らの小水に濡れる遥華最大の弱点を剥き出しにした。
外気に晒され痙攣する秘貝に刀の先をぴたりと照準する。
そのワレメの間には先ほど限界まで押し込まれた子宮が、その丸い口をひくひくさせて顔を覗かせていた。

「ちょ……な…に……や……」

肺から漏れる空気が上手く言葉にならない。
上手く喋れないでいるその瞬間、脆弱な遥華の急所に恐ろしい一撃が突き刺さった。
どれほど遥華が優秀な魔導師であろうとも、この弱点である粘膜を鍛えることは叶わない。
そして肉貝もその内側の肉唇も綾香の刀を止められない。
その柔らかな縦すじは、本来異物を食い止めるようには出来ていないのだ。

綾香の刀から発せられる圧倒的な暴力は遙華のもっとも大切な子宮口にまっすぐ突き刺さった。
刀の圧力から逃げるために顔が覗くほどに子宮が降りてきてしまっていたのが災いした。
否、これがもとより狙いだったのだろう。
コリコリとした丸い子宮口は、刀の切っ先をそのくぼみに受け入れ、瞬間、威力を受け止めた。
しかし、次の瞬間刀は子宮口を破壊し、頸部を突き抜け子宮底へと突き刺さった。
決壊した子宮口から遥華の魔力が愛液となって溢れだす。
刀を突き混まれた衝撃で白濁した汁が、間歇泉のように刀と膣肉の間から吹き出している。

「あ……あ……い…や……おね…が………」

綾香が何をねらっているのかは明白だった。
子宮の内側という全くの無防備な部分で魔力を炸裂された事例など聞いたことがない。
しかし、遥華の魔力急所が消し飛ぶであろう事だけははっきりしていた。
綾香を覆っていた青白い光が徐々に刀に集まりはじめ、そのまま切っ先の方へと降りてくる。
遥華の肉貝を通り抜け、膣内へとはいってゆく。
その先はもう子宮と卵巣しかない。

「や……た、たすけ……た、子宮は…卵巣だけ…は……ゆる……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ズドン!と鈍い音がして遥華の腹部が大きく内側から爆ぜた。
まるで妊婦のように紫色に変色した腹部がふくれあがり、その皮膚から青白い光が漏れだしている。
内臓が無秩序に揺さぶられ、子宮が取れてしまうのではないかと思うほどの衝撃が遥華の胎内を暴れまわる。
子宮肉が内側から蹂躙され、行き場を失った爆風が子宮口を吹き飛ばして外へと逃げてゆく。
そしてもう一つ出口を見つけた爆風は、遥華の卵管を拡張しながら奥へと進む。
その先では遥華が大切に守ってきた卵巣がぶるぶる震えて縮こまっていた。
卵管采からあふれ出た爆風が遥華の卵へと襲い掛かる。
そして。

遥華は永遠に魔導師としての力を失った。
その瞬間に響きわたった遥華の悲鳴は遠く六条綾香の指揮所でも聞こえたという。
20580:2007/12/26(水) 03:15:15 ID:31m5qYS5
というわけでなんとなくかかさってしまった2話目。特に意味はありません。
六条綾香にいろいろな能力をくっつけてたら訳分からなくなったので一旦整理してみようということでお話にしてみました。

通常の魔導師さんは一続きの分厚い魔力障壁を持っています。
それは概念としてはプールの中でに銃弾を撃ち込むようなものでプールで素早く動くと思うように動けない、
みたいな感じを想像してもらえればわかりやすいかと思いますが抵抗が大きいので攻撃力が弱まり、或いは完全に減衰します。
それに対して六条さんはガラスを何枚も重ねたような仕組みをもっています。
だからパンチすると割れます。その代わり、粒子砲のような軽いものである魔力は隙間の空間と相まって拡散して減衰します。
みたいな。
そのほかに相手の攻撃と同じだけの魔力を反対ベクトルにぶつけて威力相殺する防壁とかいろいろ考えてあるのですが
まぁ六条さんはこれだけいろいろもっていて果たして生き残れるのでしょうか。というお話が続く予定です。
206名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 06:55:51 ID:d5roQky2
凄いな!
攻撃の余波で妊婦みたいに膨れ上がる腹とか最高にエロかった!
こうなると一対一だけじゃなくて
多対一で雑魚に押し切られるベテラン魔道士とか
タッグで挑んで背中合わせで腹をブチ抜かれる姉妹とかのシチュなんかも読んでみたいな

年の瀬で忙しいだろう中、お疲れ様でした!GJ!
207名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 13:10:21 ID:IViw8GSi
投下乙
見事に俺の好みだ。卵巣ぶっとば
208名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 13:12:36 ID:IViw8GSi
投下乙
見事に俺の好みだ。卵巣ぶっとばすとかもう最高ですよ!
綾香強いな。それでも前にでてきた男には勝てんだろうが

あと一つ質問
あんた絶対某魔砲少女アニメ見てるだろww
209名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 13:14:14 ID:IViw8GSi
二重してるしorz
正直スマン
210名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 14:16:07 ID:QTV3DcuY
>>205
ついに出てきた六条さんGJ!!

だが一つ欲を言わせてもらうと、設定やキャラはもちろん言うことなしなんだが
文体や表現がランサーさんの後を追い過ぎな気がする。
ぱっと見ただけでも、氏のSSと全く同じ表現がちらほら・・・・。
せっかく最高の材料を持ってるんだから、そのあたりにもオリジナリティを発揮できれば
もっとイイSSになる希ガス。

なんだか上から目線でスマソ・・・・
でも超絶GJ!!!次も期待してます!!!
211名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:53:04 ID:W3PgmXpl
腹保守
212名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:33:24 ID:Y2fun5eV
最近神がかってるスレだ
21380:2007/12/27(木) 03:17:22 ID:krVzc5uz
>>206
ありがとうです。
でも物書きさんではないので難しいのは多分かけません。
背中合わせネタは絵までは想像できましたがかけるのとはまた別でしょう。

>>208
今年の上半期は白い魔王の天地魔闘や五方向SLBなどにガクブルしてました。
心残りは魔王の嫁がPZBを使ってくれなかったことぐらいですかね。
代わりにザンバーホームランて……。
スレに関係ないけど某Q太さんが今なのフェイ描きまくっているのでQ太ファンも魔砲ファンにも非常にお勧め。

>>210
すみません。
正直なところ特殊嗜好のスレ向けの文章がかけるようなことはないので、
評判がよいようだったランサー氏のテキストは教科書代わりになっています。
理系の子なもので素ではくそつまんない説明文しか正直かけませんで
スレにあったネタに乗っかっらせてもらった側面もあり、
つまんない文章で興ざめよりはパチでもニーズに合っていた方が良いかなと。
ランサー氏にもご迷惑をおかけしているやもですね。すみません。
これ終わったら名無しに戻りますのでお目こぼしいただければ幸いです。
214名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 20:26:27 ID:9ou1pDIH
こんなショーツの中心を思いっきり蹴っ飛ばしてみたいですね

ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d289939.jpg
215名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 02:01:40 ID:c29j0SI5
以下の投下には、多少リョナが含まれるかもしれません。
ご注意の上お読み下さい。
216ドール:2007/12/29(土) 02:03:22 ID:c29j0SI5
 宇宙警察機構の潜入捜査官であるマヤが、
秘密結社マドゥのアジト捜索の任についてから1年、
アジトに潜入を果たしてから2ヶ月が経過した。
そして、正体を見破られた日から数えて3日目。
今日も、秘密結社マドゥ地球方面指令官ギギルによる拷問が始まろうとしている。
 彼女は、前面がガラス張りの部屋で、椅子に貼り付けにされていた。
両手と両足、そして首が鉄の輪で椅子につながれている。
ムチによる腫れと、打撲による青あざが、彼女の全身到る所に刻まれていた。
衣服は拷問の度に引き裂かれて、今は辛うじて水色のショーツが残っているのみだ。
「ヒッヒッヒ。今日こそはお前が何者か吐かせてやるからね。覚悟おし」
隣に立つギギルが言った。
額から伸びた角以外は、地球人の女に良く似た姿だ。
マヤは視線だけ動かしてギギルを睨みつけた。
マヤはまだ、希望を捨ててないない。
正体を見破られる直前、同じ宇宙警察機構の戦闘捜査官
シャリオンに連絡する事が出来たからだ。
シャリオンがアジトのある小惑星にやってくるまで、恐らく後2日。
それまで拷問に耐えれば良いのだ。
「壊れやすい地球人向けに特別な装置を開発してやったよ。
お前が実験体第一号さ。二度とそんな目が出来ないようにしてやろう。ヒッヒッヒ」
ギギルが、マヤの背後に置かれた機械のスイッチを入れた。
ガラス張りの壁の向こう側がライトに照らされる。
そこは何も無い四角部屋で、中央に人型の機械が立っていた。
機械人形は、地球人女性のプロポーションをしている。
偶然にもそれは、マヤの体型に近かった。
身長、顔の大きさ、豊かで張りのある胸、引き締まったヒップ。
金属の装甲の代わりに人口皮膚を貼り付ければ、マヤそっくりの人形に出来る事だろう。
思わずその機械人形を見入るマヤに、背後からギギルが近寄った。
ギギルは、身動きの出来ないマヤに大きなヘルメットのようなものを被せる。
前面は目の下までを隠し、後面からは沢山のコードが、背後の機械へと伸びていた。
そのヘルメットを被せられた途端、マヤの目に映る風景が一変した。
 彼女は今、四角い部屋の真中に立って、ガラス越しに二つの人影を見ている。
一つは杖を手に立つ異星人。ギギルだ。
もう一つは、椅子に貼り付けにされ、頭にヘルメットを被った裸の女。
マヤだった。彼女は今、ガラス越しに自分自身を見ている。
視線を下に向けると、金属製に変化した自分の身体が見えた。
(これは、ドール・・・?)
地球で開発された遠隔操作の人型ロボットだった。
操縦者が被ったヘルメットから脳波を読み取り、自由に動かす事が出来る。
「出でよ、改造獣ドリルンガー!」
217ドール:2007/12/29(土) 02:04:00 ID:c29j0SI5
ガラス越しにギギルの声が聞こえる。
ドール操縦中は五感の全てがロボットに接続される。
今はドールとなったマヤのいる部屋の壁が開き、改造獣が現れた。
ギギル達アブドゥメ星人は、雌は地球人に近いが、雄は獣に近い。
その雄を戦闘用に改造したのが改造獣だ。
ドリルンガーと呼ばれたその改造獣は、左手に大型の大砲、尻尾にドリルを移植されている。
改造獣は咆哮を上げてドールマヤを威嚇した。
マヤが身構える。
改造獣が左手の大砲から、マヤの顔よりも大きな砲弾を打ち出した。
ドールマヤは咄嗟に跳ねて直撃を避ける。
改造獣は無闇やたらに大砲を撃ちまくったが、
ドールマヤは華麗に立ち回って爆風から身をかわしていた。
ドールの操作なら、訓練生時代に行っている。お手のものだった。
これを使えば改造獣を倒すことも出来るかもしれない。
ドールマヤが砲弾を回避しながら、改造獣に飛び掛る。
しかし、突然襲ってきた強い衝撃に、ドールマヤは左胸を抑えて崩れ落ちた。
ガラス越しに目を向けると、ギギルの杖が、生身のマヤの左胸に埋め込まれている。
生身のマヤの口から血が吐き出されるのを見つめながら、ドールマヤは金属製の胸を抑えてうずくまった。
改造獣が、動きの止まったドールマヤの腕を掴んだ。そのまま彼女を吊るし上げる。
金属ではあるが、美しい曲線を描く彼女の腰に、左腕の大砲を叩きつけた。
そして、密着したまま弾丸が発射される。
巨大な砲弾はドールマヤの腹を突き上げて直進し、その身体を壁に叩きつけた。
「ぎゃああっ!」
ガラス越しにマヤの悲鳴が聞こえた。
しかし、ドールマヤの顔は、仮面を貼り付けたままで変わりはしない。
大砲の直撃を受けたドールマヤの腹部の装甲に亀裂が走る。
マヤの意識はドールマヤと共に四角い部屋の中へと飛んでいたが、
生身の身体は衝撃に反応していた。
剥き出しのへそを中心として、腹が勢い良くへこむ。
ビクビクと身体が揺れ動こうとするが、手足の拘束具がガチャガチャと音を立てるだけだ。
(痛みが・・・直接伝わってくる!?)
通常、ドール操作時の五感、特に痛覚に対してはそれを緩和するための措置と、
許容量オーバーを防ぐためのヒューズが設けられている。
しかし今、マヤの感じている衝撃と痛みは、生身の身体に大砲を受けたのと同等だった。
部屋の中で、ドールマヤの腹部に埋まっていた砲弾が床に落ちる。
少し遅れて、ドールマヤも床にはいつくばった。
胃を抉られた事でこみ上げてくる吐き気に、ドールマヤは表情の変化しない口元を抑えた。
しかし、実際に吐き気を感じているのは生身のマヤだ。
ガラスの向こう側で、四肢を拘束された裸の女が、口から吐瀉物を零していた。
218ドール:2007/12/29(土) 02:04:29 ID:c29j0SI5
両手が拘束されているので、口を押さえる事は叶わない。
首も拘束されているので、下を向く事さえ出来ない。
ヘルメットを被ったマヤは、まっすぐ前に顔を向けたまま嘔吐を繰り返している。
胃の中にもはや消化物等入ってはおらず、そのほとんどが胃液だ。
唇から溢れた胃液は顎から喉を伝い、鎖骨から露出した胸までを黄色く塗りたくった。
「どうだい? 痛みが直接伝わって来るだろう。
でも安心おし。例え首を跳ねられても死ぬ事はないからね。
但し! 死ぬほどの痛みだけは、たっぷりと味わう事になるけどねぇ。ヒッヒッヒ」
ガラス越しにギギルの声を聞きながら、ドールマヤは床に這う姿勢のまま、
腹を押さえて悶絶していた。
生身のマヤは腹をヒクヒクと痙攣させ、
激しい呼吸に合わせて上下に動く乳房を、胃液で妖しく光らせていた。
「グオオオオオ!」
改造獣が再び咆哮をあげ、悶絶するドールマヤを蹴り飛ばした。
悲鳴が遠く、生身のマヤの唇から漏れる。
転がって仰向けになったドールマヤを改造獣が踏みつける。
大木のような足に何度も踏みつけられ、ドールマヤの装甲に入った亀裂が、
音を立てて広がっていく。
その度に生身のマヤの腹が自然にへこみ、彼女の唇から悲鳴が漏れた。
拡大した亀裂の隙間から、ドールマヤの内部回路が覗く。
一部がショートしてバチバチと火花が飛んでいた。
ドールマヤは改造獣の足を掴んみ、身をよじった。
両足をジタバタと上下させる。
振りほどこうという意思と、腹から伝わる燃えるような痛みに耐える意思が
必死に身体を動かしている。
生身のマヤを侵食する胃液は、既に臍までを塗装し終えて、下腹へと進行していた。
ドールマヤと同様、必死に暴れようとするが拘束された体では叶わず、
唯一ショーツを纏った腰だけが、痛みをなんとか四散させようと暴れていた。
ドールマヤを踏みつけていた改造獣の動きが止まり、ギィイインという機械音が響き始める。
尻尾の先のドリルが回転を始めたのだ。
ドリルはヒビ割れたドールマヤの下腹部に向けて進行する。
装甲の隙間から露出した回路に、鋭く尖った先端が埋め込まれていく。
「ヒィィィ!」
胃液に濡れたマヤの唇が恐怖の悲鳴をあげた。
ドリルは装甲を削る火花と、バキバキという音を立てながらドールマヤの装甲を捲り、
彼女の内部をぐちゃぐちゃにかき回した。
配線がねじ切られ、回路がショートし、切断されたパイプからオイルが漏れて吹き上がる。
ドールマヤは表情の無い顔で、事態の進行を静かに見つめている。
自らの下腹に突き刺されたドリルは、内部を破壊しながらどんどん埋め込まれていく。
下腹からオイルが噴出し、ドリルの回転によって四方に飛び散った。
219ドール:2007/12/29(土) 02:05:08 ID:c29j0SI5
生身のマヤは、ドールマヤほど客観的に自体を観察出来る筈もない。
「ぎゃひぃぃィィィィィィ!!」
水色のショーツに包まれた腰を、動かせる限り突き上げて、
この世のものとも思えぬ絶叫を上げていた。
その身体は下腹がへこんでいるにすぎなかったが、痛みはドールマヤから直接伝わっていくる。
下腹の肉が、その奥の子宮が、グチャグイチャにかき混ぜられて、
溶岩のように熱く燃えたぎっている感覚。
とても人間に耐えられる痛みではなかった。
唇の右端から泡を、左から涎を吹き零しながら白目を向く。
いつ失神してもおかしくはない筈が、脳に直接送られてくる激痛に、
強制的に意識が戻される。
下腹部から湧き上がる信じられないような痛みを、
気絶する事すら許されずに味わい続けるしかなかった。
水色のショーツが内部からじわじわと濡れていき、太股の隙間から液体が漏れ出した。
改造獣のドリルは、ドールマヤの下腹部からヒップまでを貫通して停止した。
ドリルを引きぬいて、改造獣はドールマヤの身体を再び吊り上げた。
下腹に空いた大穴から、向こう側が見える。
「あっ・・・ああっ・・あ、あ・・・」
マヤの神経はとうに限界を突破し、泡まみれの唇からは意味をなさない発音が繰り返されていた。
いつ発狂してもおかしくはない。
改造獣は下腹に空いた大穴から、乱暴極まる手つきで腕を真上に突き入れた。
「ひぎぃぃぃ!!」
マヤが悲鳴をあげる。
不幸なのは、未だ気絶する事も発狂する事も出来ないでいる事だ。
機械獣はドールマヤの身体から丸い装置を配線ごと引きずり出した。
ドールの動力源となっているコアだ。
胃と心臓を同時に引きずり出されたような感触に、マヤの絶叫は止まる事が無かった。
機械獣は握ったコアに徐々に力を込めた。
音を立ててコアにヒビが入り、潰されていく。
「グゲ・・ゴ・・オオッ!!」
マヤの身体に力が入り、両手と両足が指まで開かれる。
腰が浮き、頭が揺れる。
胃が、心臓が、目の前で潰される恐怖に、
マヤの脳が狂ったようにアドレナリンを吐き出していく。
ドール越しに見える視界の中で、改造獣の無骨な手に握られたコアに、一際大きな亀裂が入った。
次の瞬間、粉々に砕け散ったコアの破片が空中に飛び交う光景が、
その破片一つ一つに到るまで、マヤの目には鮮明に映った。
スローモーションの中で、コアはまるで雪のように、キラキラと舞い上がっては落ちていく。
命を失ったドールマヤの瞳が光を失い、その身体を最後に襲った衝撃が、
生身のマヤに伝わってくるのが感じてとれる。
220ドール:2007/12/29(土) 02:05:34 ID:c29j0SI5
悲運を呪うドールマヤの怨念が、ヘルメットから脳に流れ、
マヤの喉を、乳房を、心臓を、腕を、腹を、胃を、下腹を、子宮を、股間を、太股を、足を、
駆け巡っていく。
「うぎゃあああああああああああ!!」
マヤが最大の絶叫を上げるその瞬間、ギギルがヘルメットを取り払った。
視界が生身のマヤに戻る。
しかし彼女の身体は、ドールマヤの死の感触を覚えていた。
恐怖と激痛に激しく失禁し、ショーツを突き破る勢いで下半身が濡れていく。
胃が握りつぶされた感触に、残っていた胃液が猛烈な勢いで喉を駆け上がり、
唇から弧を描いて吹き飛んだ。
ようやく気を失う事を許され、白目を向き、椅子ごとガクガクと痙攣するマヤ。
彼女の姿を満足そうに眺めながらギギルが耳元に語りかけた。
「ヒッヒッヒ。今日は後何回、死ぬ感触を味わえるだろうねぇ」
のけぞって天井を向いたマヤの唇から、胃液の泡が膨らんでは弾け、また膨らんでは弾ける。
目じりから涙を流しながら、彼女の意識は暗がりへと向かっていく。
(後2日。後2日耐えれば、シャリオンが助けに来てくれる・・・)
それだけを心の拠り所として、哀れなマヤの意識はつかの間の休息を求めて闇へと滑り落ちていった
221名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 02:09:21 ID:c29j0SI5
アンドロイドネタを使わせて頂きました。
私が生身好きなので、方向性が違ってしまったかもしれません。
駄文ともどもご容赦下さい。

以下、オマケです。
ttp://cos-memo.com/cos-contents/uploader2/src/up4004.txt
長いわりに腹責めシーンが少ないのでお暇な方のみどうぞ。
222名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 06:42:23 ID:sGH9WtGr
ほんっとにGJ!の嵐だ!
おまけではここぞとばかりにアルファベット執事やら騎士やらの思わせぶりな設定の連打!
興味がくすぐられるぜ。
今年はこれで最後かな?忙しいであろうなかお疲れ様でした!
223名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 22:14:25 ID:z4pCHlko
みんな帰省中か
224名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:04:37 ID:MbnVuZNw
2次元ドリーム文庫あたりで、
腹責めに特化した怪作wが出てくれぬものか
225名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 01:01:35 ID:OifL40kD
おいおい!ラブラブハーレムに特化したドリーム文庫で腹責めはねーよwwww
226名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 16:33:09 ID:xJZGgUFm
帰省とコミケだろうねぇ時期的に。今日はコミケの買い物15分で終わったw
キルタイムで期待できるのはコミックヴァルキリーとかじゃね
ドリームノベルですら腹攻め特化は苦しいんじゃ
227名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 17:16:34 ID:gh1/5LjH
SM 全般の流れとして腹パンチはアリかもね
むち、ろうそく、しばりとかに混ぜるの
228名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 21:59:02 ID:l/QUnH/I
>>221
なんかおまけがアップローダーごと消えてるぽいですよ…
229名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:14:35 ID:pGJqWL2/
コミケで腹責めジャンルの同人誌って需要あるかね?
230名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:22:00 ID:PNJoIfdl
すっげせまいところに需要はあると思うよ
231名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 02:24:11 ID:iwa/I+gJ
正直コミケにない需要なんてないとおもう。
要は数の問題だけ。
232名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 21:35:41 ID:pGJqWL2/
腹責めにゃこんくらいの肉付き
ttp://homepage2.nifty.com/sessyu/gallery/hyousix.jpg
がちょうどいいぜ
堅すぎず、かといって簡単に堕ちず、いい塩梅に効きそうだw
233名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 08:07:50 ID:hmxQeovF
ドボォオオッ!と新年オメw
234名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 22:18:13 ID:hmxQeovF
あれ?
年が明けて過疎になっちゃった?
235名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 23:51:39 ID:IEQP1s0w
今までがSS連発だったと考えるのが自然であろう
236名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 00:17:34 ID:nJnT+Mi/
え〜〜そんな寂しい事いわんと、
戻ってきて新年挨拶くらい入れようぜw
237名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18:47:15 ID:GDrmdbbJ
あけましておめでとうございます!職人の皆様!
旧年中は様々な作品の投下で我々を楽しませて下さり、誠にありがとうございました
本年もまた力を合わせてこのスレを盛り立てていきましょう!




という訳で新年一発目のネタ出しは
一年の煩悩の集合体たる妖魔を払う役を負った巫女が大晦日の夜に
除夜の鐘に押し当てられて妖魔の妄念の込められた拳を108発受け続けて耐えなければならない

日頃から腹筋を鍛え、神の加護を受けている巫女であるが、
一年の間に溜まりに溜まった煩悩の籠もった妖魔の一撃は受ける度に神気を払い、筋肉をひしゃげさせていく…

そして遂には耐え切れなくなった巫女は凛々しさも喪い、
胃液と涎と涙を撒き散らして泣き叫び許しを請うようになる。
だがこの苦行は108発受け終え、年を越えるまでは続くのであった…。

というのでいかがでしょうか!?
238名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 20:39:45 ID:OuX7MuQn
最近神シチュ多杉ww
239名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:01:58 ID:nJnT+Mi/
>>237
神すぐる!それだけで興奮すた!!

・・・で、
厄払いに屈強な少女を巫女に選んで鐘にしばりつけ、
撞木でその鍛え上げた腹を108発撃つのがしきたりの村ってのはどうだw
240名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:46:03 ID:eL0xfvvF
>>237
神降臨!!是非書いて下さい。
除夜の鐘(寺)になぜ巫女(神社)が?なんて些細な問題は無視していいです。

>>239
屈強な少女に巫女装束は合わないような……

こういうのはどーだろ?
年末に巫女に選ばれた普通の少女が慌てて腹筋を鍛え始めるが
大晦日まで到底時間が足りず、で>>237につながる、と。
241237:2008/01/02(水) 22:22:47 ID:GDrmdbbJ
>>240
鐘(寺)なのに巫女(神社)…気づいてはいた!だから巫女を退魔師にしようと思ったんだよ
戦闘してるうちに移動したとか…




ホントだよ?




でも紅白衣装の巫女が鐘に押し付けらるて拳を受ける度にゴォーンって鐘が鳴る
っていうシチュって良くね?
242名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 22:38:42 ID:nJnT+Mi/
>>240
> 屈強な少女に巫女装束は合わないような……

なんかのゲームで司淳がそんなキャラ出してたのさw
腕まくりしてかっちりした腹むき出しの武闘派巫女ww
243240:2008/01/03(木) 15:48:00 ID:WE3aYGJk
>>241
分かってますとも。俺の方こそ、野暮なこと言ってスマソかった。
きっと、その寺は巫女さんの神社と初詣客を奪い合うライバルだったんだね、うん。
緋袴の巫女さんが拳を受けて鐘が鳴るシチュ最高です。
最後には、撞木で撞かれちゃったりしてw

>>242
戦国キャノンのこよりかー
まー、筋肉ムキムキってわけじゃないし、あのくらいなら俺的にも許容範囲かな。
244名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 16:22:10 ID:XeCBKl/Q
>>243
撞木撃ちすら効かない腹筋ムキムキな相手には、つるはしでw

さすがにグロゐなw
245名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 00:29:12 ID:uOE/Oryg
新年一発目の職人神の投下祈願!
246名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 23:00:04 ID:uOE/Oryg
まちょめサイトも休止中みたいだし
おーい、誰かいませんか〜w
247名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 02:12:00 ID:sT7jGOnz
ROMでよければいる

職人さん ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ 降臨の儀
248名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 17:11:42 ID:Qcn2yiuH
ワリィ!巫女ネタ出したモンだがうみねこやってたww
俺もノシ
249名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21:42:54 ID:Oz0utUdj
書いてはいるけど長くなりそうだ、実験的作品ではある
250名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21:45:07 ID:g7wbiVQS
北斗の拳のトキだっけ?みたいなやられ方の女戦士がいいなw

無敗を誇る女戦士
立ち寄った民家で、火事が起こる
足元にいる子供を助けるため、両手で崩れる屋根を支えようとする女戦士
がら空きになるビキニアーマーのボデイ
だが、全ては策略で、その無防備なむき出しの腹めがけて暗殺者の鉄球
が撃ち込まれる
しかし逃げようにも、足元には子供がいるために次々と鉄球を腹に喰らい・・・
みたいなw
251名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 21:56:28 ID:/QSIhJNC
>>250

やめろよう。

読んだだけで先っちょヌルヌルになっちまったじゃないかよう。。。。
つか良すぎるなーそのシュチュ
252名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 22:19:27 ID:doEVnrah
せっかくスレが賑わってきたというのに、まとめサイトが完全に更新停止してるのが痛すぎるな
今は亡き2スレ目にも多くの良作が埋もれてるのに、もう見れないとか・・・・
誰か新しいまとめサイト作ってくれる猛者求む
253名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 22:25:10 ID:g7wbiVQS
>>252
まあ管理人さんも都合があるだろうしさ・・・

悪の女戦士を屠るスレみたく
複数管理人でブログ形式てのもいいかもあ
254thinker ◆7Lf0L4/a/6 :2008/01/06(日) 23:22:15 ID:6RdoDKGX
>>252
ほったらかしでスマンかった。
いちおう「その2」は終わったよ。

現状でそういう意見がくるのは当然だろう。
これからは、週一くらいの更新なら出来そうだが、
仕事がらみで二進も三進も行かなくなる事もありえる。
なのでリアルタイムに近い更新を望む声が多いなら、
新まとめを作るか、複数管理人にするのが良いと思う。

新しく作ってくれるなら、今のまとめをDLして使ってくれてもいいし、
複数管理人なら、みんなで相談してくれたらOK。
どちらにするかは住人のみんなで考えてくれ。

ここの資源がもったいない、又は投下しにくい雰囲気になるのなら、
まとめの掲示板で議論してくれてもかまわない。

長文スマン。みんなの意見が聞けたらいいなぁ。

255名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 01:06:01 ID:yxS24Rn6
>>254
更新乙です。
正直もう更新されないと思ってただけに
嬉しくてまとめて読み直してしまったw
個人的にはタイムラグあっても、更新してくれたらそれでいいかな。
管理とかやれそうにないんで日和見意見スマソ
256名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 07:30:01 ID:nFR9IMNo
>>254
更新履歴が更新されてませんがなw
257名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 07:45:23 ID:fcs06dIL
>>254
更新乙であります!
時間差が少々あっても、そのうち収録されるなら
おいらは全っ然OKですがな
258ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/07(月) 09:04:53 ID:/WqeL5nd
>>254
更新乙です。
今年は初っ端からいい年になりそうな予感がします。
259名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 11:22:29 ID:T53dQWwV
リレー小説とかやってみたらどう、まとめサイトで
260名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 11:30:24 ID:fcs06dIL
>>259
掲示版使うのかい?
261名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 12:19:18 ID:OEbeLEO2
最初の人が設定決め手て適当なところで完結
掲示場でも出来るお手軽
262名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 16:12:48 ID:i3ZunO3n
しかし誰も書かないという悲劇
263名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 16:57:00 ID:r0yR8R9e
ただでさえ趣向にバラつきがあるのにリレーなんかやったら揉めるだけだぜ
264名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 17:54:01 ID:fcs06dIL
上で出ていた巫女ネタならどうだい?
265名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18:00:42 ID:M2j4WOm8
確かにこの分野はこだわり大杉
266名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:26:55 ID:uuiKSA38
>>264
いいね妖魔108発のうちの一発一発をそれぞれで担当とか

巫女と妖魔の大まかなキャラを決めて、
一発という短さの中でどれだけの自らの個性を出したシチュに出来るかを競う

パンチ有り、蹴り有り、アイアンクロー、踏みつけ、膝蹴り、サバ折り、巨根挿入で胎内からの突き上げOK

どこまでを「一発」として扱うかは個々に任せる。(北斗百烈拳はあれで一つの技だし)。



ってな感じ?
267名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:39:46 ID:anRn+7is
面白そうでいいなと思うんだけど、気になったので一つだけ。
多分言葉のあやだとは思うが、リレー小説って競うものなのか?
268名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:41:36 ID:r0yR8R9e
リレーってのは何かを繋ぐとか繋いでいくとかそんな感じ。
同じ競うものでも徒競走にはリレーなんて付かないだろ?
269名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:50:57 ID:uuiKSA38
いやいや前の人のムチャ振り、超展開とかで次の人に課題やらを出してSS書きの腕を試し合うという意味で…




ゴメンナサイ
270名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:51:10 ID:eLuafldv
みんなでこだわりをぶつけていくって感じか
271名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:00:41 ID:r0yR8R9e
>269
そういう意味か。
でも、何でもアリってのも後に繋がりにくくなって企画自体あぼんする可能性あるよ。
272名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:16:21 ID:eLuafldv
ぶっちゃけSS職人とかここ3人くらいしかいないんじゃなかろうか
273名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:56:25 ID:LDf02W/t
つまらん事聞いて悪かった。
そういう意味ならオラ、ワクワクしてきたぞw

ネタ出し程度の短いのでもいいんじゃない?
妖魔のパンチがめり込むとこだけ書いて、巫女の反応は次の人に回すとかやってみたいw
誰も続きを思いつかなかった場合の救済策に
「○日以上レスがなかった場合は巫女ダウン⇒新たな妖魔登場」でもOK
とかテンプレ作っとくのはどうだろう?
1人1匹ずつ担当なら要らない案だけど
274名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:01:22 ID:fcs06dIL
じゃ、いっちょ設定と巫女と妖魔のキャラ決めて書き込んでくるわ
275名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:10:51 ID:eLuafldv
同じ巫女といっても色気むんむんの巨乳おねいさん巫女から幼いお穣ちゃん巫女
髪の毛もロングセミロングショートもあるし明るい性格から勝気、おとなしいといろいろありすぎて
問題にならんか
276名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:22:03 ID:LDf02W/t
「巫女ダウン⇒次の巫女がイケニエに⇒妖魔も張り切って新規登場」
で、どうだろう?
108人の巫女囲ってる寺(?)があったって・・・ダメ?w
277名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:28:05 ID:eLuafldv
ちゅうか108発のリアクション考えるのつれぇ
278名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:37:20 ID:fcs06dIL
書き込んできた
後は煮るなり焼くなりパンチ入れるなりw
わりとどうにでもなる前書きなんで
279名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:01:14 ID:uuiKSA38
第二案としてプレゼンをさせて頂きます。
まず何人かでWIZにあるような女性冒険者グループを誕生させます。
ここら辺は卓上TRPGのノリを想像して頂くと良いかもしれません。
後は一人一殺
粋がった女性冒険者グループが一人、また一人と倒れていき壊滅するストーリーを描いていきます。
腹筋には自信のあるビキニアーマーの女戦士がオーガの拳を受けて白目を剥くのを描くも良し、

仲間が倒れるなか、一人とんずらかました蓮っぱ女盗賊が異界より現れた悪魔に踏みつけられて命乞いをするのを描くも良し、

邪教の信徒に捕らえられた女僧侶が怒涛のトンデモ腹責め拷問器具に掛けられるのを描くも良し、

装甲自慢の聖騎士が気功を操る拳士の一撃に身体の内側からダメージを受けるのを描くも良し、

また参加に遅れた方、キャラが気に食わないという意見の方々もご安心を
その場合、別グループ新たにお作りになられてリレーを開始するという別ルートもご用意できる、かと思います。

当方意見を出すばかりで心苦しいのですが以上のようなプランもいかがなものでしょうか?
280名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:03:15 ID:5v3VVSBh
どこに書いたんだ
281名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:06:50 ID:Igs3QPb+
>>279
あっちならスレッド毎に立てられるからいいかもね
まあ、お気楽ネタだから深く考えずに、情念をブツケルということでw

>>280
ttp://thinker.10.bbs.fc2.com/
だぜ
282名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 04:01:53 ID:f2SvURj6
>>279
そっちの案も面白そうだな
とりあえず無敵装甲のロードを
腹中蟲で内側から責める変則ネタを思いついた
283名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 07:04:48 ID:249CWSIM
というかそこまで考えてるならSS書いてよって気もした
284名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 11:37:58 ID:98M6VzkH
家庭教師のお兄さんにお腹を責められる女子中学生とかどうですか。
問題で間違えるとお腹に喰らって涙目になりながらもだえるの。
285名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 13:54:07 ID:WF6+fg5E
>>282
>腹中蟲で内側から責める変則ネタ

こうですか?わかりません!

ttp://cgi.2chan.net/o/src/1199627142981.jpg
286名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02:00:14 ID:zF7v+Exj
例の巫女ネタリレー書き込む気まんまんだったんだが
思ったより設定が細かくて、妖魔も巫女も交代不可なのはちとキツかた。
スマソ。

後、ずっと言いそびれてたんだけど
まとめサイトの管理人さんに許可取らんで良いんかな?
見てるとは思うけど
287thinke ◆FNJ1nSwSJE :2008/01/09(水) 06:22:46 ID:7dFw+An6
スレタイに沿った内容ならどう使ってもらっても無問題。
つか、基本過疎なので、ドンドンどうぞ!
288thinker ◆FNJ1nSwSJE :2008/01/09(水) 08:09:11 ID:7dFw+An6
>>287
あらトリが違う?
携帯とPCで変わるのか?
289名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:33:27 ID:n3DuqMJ4
リレーSSは早くも企画倒れになりそうな気配が漂ってるな
原因は>>272の言う通り
現状、職人はランサー氏、騎士の人、魔導戦争の人しかいない
しかもこの3人のクオリティが突出しすぎてて、新規の職人が参入しにくいという事実
290名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:20:22 ID:8OTSnNBq
ネットなんて顔は見えないんだから遠慮せずどんどん書いてくれればいいんだが
難しいか、やっぱ
291名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 03:41:40 ID:ZledtOh2
>>289
すでに>>262が現状を予言していた事実。

正直リレー前提の設定って>>237なら「大晦日に寺の鐘のところで妖魔が巫女を108回殴る」以上は蛇足でしかないと思う。
これ以上細かいのは各書き手が自分で書いた中で消化する分だけ決めていかないと。
予め決められたどう使うのかもわからんような設定を書き手が矛盾しないように処理しなきゃならないとかじゃ
枷にはなっても創作意欲にはつながらないだろw
292名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 04:14:29 ID:uz40P0ha
というか、そこまで設定詰めてあるなら書いてくれよっていうwww
端的に言えばそんな感じになってるなー
少なくとも自分は

設定とかかなり好みなだけに、このまま死なれるのは惜しい
293名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 07:12:25 ID:CfjSqeoy
確かにそこまで細かく決めているなら書いてよって気もするのには同意だ
リレー小説というのではなくお題に沿った物を各自書くと言うようなのだったらよかったのかもね
巫女と魔物だったらそれだけ決めてさ
294カミウミ 1/7:2008/01/11(金) 00:17:25 ID:YYVj0ZlT
 走って走って、私は逃げた。
未だ不慣れな山道の下り坂。
木の根や、地面の窪みに、何度となく躓きながら走る。
木の葉の間から覗く月明りだけが、行き先を知る唯一の手段。
転校してから2ヶ月。
通い慣れたと思い込んでいた通学路が、異世界に見える。
 
 最初に異変を感じたのは、生徒会室を出た直後だった。
私を見つめる、視線を感じた。
いや、見つめるなんて優しいものじゃなかった。
強烈な視線。
左右に伸びる廊下を見渡しても誰もいない。でも、誰かが私を見ている。
何故だか判らないけど、そう確信した。
早足に教室へと戻る。誰もいない真っ暗な教室。
机の横にかけた鞄を手に取る。
一瞬、目の前が暗くなった。
立ち眩みだ。
私は咄嗟に机を掴んで、倒れそうになる身体を支えた。
ガタッ。
机が音を立てる。
金色に光る獣の瞳が、目の前に飛び出してきた。
細く、縦に長い二つの瞳孔が、私を見下ろしている。

−ヨモツオホカミミツケタ−

瞳がそう語りかけた。
視界が戻る。
私はロッカーに駆け寄った。
中にある紅白の服を掴み、廊下に飛び出す。
「その装束を身に付けろ」
彼の言葉を思い出し、お守りを握るように服を抱えて、私は逃げる。
ようやく寮に辿り着いて、その門をくぐる。
明かりはついているのに誰もいない守衛室が、目の端を過ぎ去って行く。
母屋に入り、エレベータを呼んだ。
蛍光灯が切れかけて、明滅している。
何度ボタンを押しても、エレベーターは降下速度を速めない。
待ちきれず、階段を5階まで一気に駆け上がった。
「波多野 那美」
私の表札の掲げられたドアに体当たりすると、カギを突き刺した。
ねじ切るようにドアノブをひねって部屋に飛び込む。
完全に息があがっていた。
ドアに背をあずけてその場にへたり込む。
どうした陸上部。
自分を鼓舞するが、動悸は治まらない。
恐怖は、人の体力を食いつぶして成長していくものらしい。
295カミウミ 2/7:2008/01/11(金) 00:18:19 ID:YYVj0ZlT
肩が上下する。
息を吸い、そして吐き出す。
私の呼吸音だけが耳に届く。
世界がこの部屋だけになってしまったみたいだ。
他のどんな音も聞こえない。
どんな物音さえも。
この学生寮は、いつから、こんなに、静かに、なったの、だろう。
気付いて息が止まった。
「その装束を身に付けろ。それにはお前を守る力がある」
再び彼の言葉を思い出して、私は部屋に転がり込んだ。
制服を脱ぎ捨て、すがるような思いで、紅白の衣装に身を包む。
神道学のあるウチの学校の生徒なら、誰でも持っている。
白い上衣に緋袴。
大急ぎで着替えたせいで、酷い乱れ様だ。
私は自分の腕で自分の身体を抱きしめた。
はだけた胸元で、寄せられた胸が谷間を作っている。
下腹が、熱を帯びて熱くなっていた。
これも勾玉のせいなのだろうか。
彼の言葉が次々に浮かんでくる。

「勾玉を守れ」
「助けが欲しい時は、俺の名を呼べ」
「その衣装には、お前を守る力がある」
「お前は役目を終えると死ぬ」

勝手な事ばかり言わないでよ!
思わず叫びそうになる。
叫んだら、誰か来てくれるだろうか。
本当に、何の音も聞こえない。
誰でもいいから声が聞きたい。誰かに会って話がしたい。
私は巫女装束のまま部屋を飛び出して、また立ち眩みを起した。
視界が暗くなる。
金色に光る目が、まだ私を見ている。
さっきと少しだけ違うのは、その瞳が私の右にある事。
視界が戻る。
下腹の熱量が上がっていくのを感じる。
私はゆっくりと右に顔を向けた。
見てはいけない。
判っている。
でも、確かめずにはいられない。
大きく、真っ黒な闇が、通路の端にうずくまっていた。、
ただ金色に光る瞳だけを動かして、じっと私を見つめている。
「ヒッ・・・」
私の口が悲鳴をあげようとして、失敗した。闇から影が伸び、一瞬で目の前に迫る。
頬に鈍い痛みが広がって、燃えるように熱くなる。
視界がぐわんぐわんと揺れる。
自分が通路に倒れているのが判って、横っ面を思いっきり殴られた事に気付いた。
296カミウミ 3/7:2008/01/11(金) 00:19:06 ID:YYVj0ZlT
−ヨモツオホカミミツカッタ−

また声が聞こえる。
私は転がるようにして逃げ出した。
頭がまだクラクラする。唇が切れて血が流れていた。
どうしてこんな目に会わなくちゃいけないのか、考えると泣き出しそうだった。
芳子ちゃんの誘いを断れば良かった。
あんな洞窟になんて入らなければ、こんな事にはならなかったのに。
後悔でいっぱいのまま、私は階段を駆け下りて、寮を飛び出し、そして絶望した。
真っ黒な闇が、目の前にうずくまっている。
先回りされていた。
月明りに照らされて、今はそれの形がよく判る。
犬のような、四つ足の獣だった。
鋭角的な顔は、狐のようにも見える。
普通の狐と違うのは、太い尻尾が3つ生えている事。
体格も柴犬やシェパード等をよっぽど上回っている。
ほとんど熊のような大きさだ。

−ヨモツオホカミカクサレタ
 ヨモツオホカミサラシダス−

声は、直接頭に響いて来ているのだと判った。
語り終わってから狐が、閉じていた口を開いたからだ。
唇が4つに割れて、びっしりと並んだ牙から、粘液質な唾液が糸を引いた。
「助けが欲しい時は、俺の名を呼べ」
彼の言葉が頭に浮かぶ。
本当は、彼なのか彼女なのかも知らない。
でも、呼びたくない。
呼んだら、私は死ぬのを避けられない気がした。
狐の尻尾が曲がる。力を溜めているように見えた。
「勾玉を守れ」
彼はそう言った。下腹が熱い。
緋袴の帯から下を、私は両手で咄嗟に庇った。
狐の尻尾が伸びる。
さっき私の頬を殴り飛ばしたのはこれだと、瞬間的に察しがついた。
太い尻尾の先端は、真っ直ぐに私の両手目指して突き進み、
衝突の直前で向きを変えた。
バスン。
びっくりする程、はっきりと音が響いて、私の胸が揺れる。
ほぼ直角に上を向いた尻尾は、私の胸の下に吸い込まれていた。
両足が、ふんばれない。
いつのまにか私の身体は宙に浮いていた。
衝撃が帯のあたりからじわりじわりと広がってくる。
とてつもなく痛くて、苦しい・・・。
「はおっ・・・」
声が漏れる。お腹が、限界まで押し上げられてへこんでいる感じだ。
引っ張られた上衣から、胸が零れ落ちそうになっている。
私のお腹を突き上げた尻尾は、そのまま私の体まで持ち上げていた。
中学からずっと、運動部で鍛えてきた筈の腹筋など、簡単に破られたようだ。
胃が背骨にぶつかってぺしゃんこにされている気がする。
寒気がして、肩が震え、背中を通って、お尻まで伝わった。
297カミウミ 4/7:2008/01/11(金) 00:19:55 ID:YYVj0ZlT
口の中に酸っぱいものが広がってきて、思わず声が漏れる。
「うぷっ・・・」
反射で口をつぐんだ。
お腹を殴られるのって、やっぱり凄く苦しい。
吐き気を堪えるのに精一杯の私の下で、狐の残り2本の尻尾が揺れている。
それが根元から折れ曲がって力を溜める。
ちょっと・・・待って!
2本の尻尾は左右に放たれた。
尻尾は両脇から緋袴の帯へと突進し、突き刺さり、私のお腹の中で再会した。
「きゃふん!」
上衣が更に腹に向かって引き寄せられ、ブラジャーに包まれた胸が飛び出して大きく揺れる。
胃が、つぶされちゃう。
熱い物が喉の奥から、恐ろしい勢いでこみ上げてくる。
もう、ダメ。限界。
口の中に広がる液体の水圧で、唇が押し開かれた。
「うげえええええええ!」
せめてもうちょっと上品な悲鳴をあげたかったが、
喉の奥から湧き上がる汚物をブチ撒けるのに精一杯で、息を吸う事さえままならない。
剥き出しの胸元を濡らし、嘔吐が一段落しても、狐の尻尾は私から離れなかった。
正面と左右、三方向から攻められた私のお腹は今、ありえない位スリムな事だろう。
もう一度吐き気が込み上げて来て、我慢出来なかった。
既に汚れきった唇から胃液が溢れて零れる。
月明りに青く染まって見える液体が、びちゃびちゃと音を立てて地面に広がった。
全身から力が抜けてしまったが、言われた通り、下腹を庇う事だけはやめない。
地面に出来た水溜りを見ていると、また嘔吐感がこみ上げて来そうで、私は目を背けようとした。
でも、出来なかった。
汚物の塊が盛り上がった気がしたからだ。
目の錯覚じゃない。
真っ黒い塊が徐々にせり出して来ている。
私が吐き出した物から、何かが産まれようとしていた。
大きな塊は今や、水溜りから完全に抜け出している。
4つの足が伸び、鋭角的な顔が出来上がり、3本の尻尾が生えた。
塊が、狐へと変わった。
「そんな・・・・・・」
思わず呟かずにいられなかった。
どうして私から、この化け物が産まれてくるの!?
2匹目の狐が跳ね、私を飛び越えて背後に回る。
後ろから尻尾が飛んで来て、私が悲鳴をあげる。
見えないけれど、痛みがそう教えてくる。
今度はお尻。多分尾てい骨直撃。
涙が溢れる程に痛い。
「きゃうんっ!」
と叫んで、思わずヒップを両手で庇った。
私のお尻は狐に向けて突き出す格好になっている。
さぞ狙いやすかった事だろう。
頭を上げて仰け反る。
少しボリュームがある事が不満だったお尻を握り締め、痛みに耐えた。
巫女服が私を守るなんて言ったクセに、死ぬほど痛いじゃないか。
心の中で彼を呪う。
298カミウミ 5/7:2008/01/11(金) 00:21:01 ID:YYVj0ZlT
−ヨモツオホカミココニイル−

声とともに、私のお腹に潜り込んでいた尻尾が一つ、抜かれた。
私は今、宙に浮いて四つんばいの体勢になっている。
背後の狐にはヒップを、正面の狐には胸元を晒していた。
両手は激痛を少しでも分散させようと、本能的に自分の尻肉を掴んでいる。
大事に隠していた下腹が、無防備な姿を曝け出している事に気付いた時には、もう遅かった。
衝撃が走り、遅れて身体が反応する。
「はっ・・・お・・おぶぇ・・・ぶば!!」
まず焼けるような熱が、続いて鋭い痛みが、私の下半身を駆け巡った。
袴が捻れて、上衣が完全にはだける。
下腹部からの衝撃が、臍から胸へと波打ちながら伝わった。
喉ぼとけが上下して、私の口が、今度は鮮血を吐き出す。
「うえええええええ!」
白目を剥いて、力の限り絶叫し始める私。
下腹が、子宮が痛い。
痛くて苦しい。苦しい、苦しすぎるよぉ。
煮えたぎったようにそこが熱い。
腸や子宮が圧縮されて、太股の内側を液体が伝う。
血が流れ出しているのだと思った。
狐の尻尾が、文字通り私の下腹を貫いたに違いない。
私、死ぬの?
心の片隅が冷静に考えていた。
イヤだ、死にたくなんてないよ。
血を吹いて絶叫しながら、それでも私は否定した。
死にたくない。誰か助けて。助けに来て、ヒルコ。
「助けて・・・・・・」
私は彼の名前を呼ぼうとした。
でも、彼の名前を口に出す前に、血の塊が沸きあがり、私の発音を阻害した。
うげっとうめいて吐血したのを最後に、手足が力を失って垂れ下がる。
視界から光が失われ始め、頭が徐々に下がっていく。
私、死ぬのかな。
彼の顔がまぶたの裏に浮かんだ。そして、私の意識は途切れた。
299カミウミ 6/7:2008/01/11(金) 00:21:35 ID:YYVj0ZlT
 湖の前で、一組の男女が向かい合っている姿が、ぼんやりと見えた。
二人は一振りの杖の両端を、互いに抱えている。
これはきっと尾之芦湖だ。オノアシコと読む。
湖というよりは沼と呼べる大きさだ。
男女はそれぞれ、イザナミ先輩とイザナギ先輩だと判った。
生徒会室にいた二人。
生徒会長の未乃沙希。
副会長が伊佐草凪太郎。
伊佐草先輩がイザナギと呼ばれるのは判りやすかった。
イザクサ ナギタロウ。
苗字と名前の頭を取ってイザナギ。
先生さえもそう呼んでいる。
対する生徒会長は、イザナギ先輩の対としてそう呼ばれているのだと思う。
ミナイ サキ。イザナミ。
美男美女の組み合わせを、日本神話になぞらえて伊邪那岐と伊邪那美。
あだ名を付けた人の気持ちも判る。
二人は一本の杖を一緒に持って、湖の水をかき混ぜている。
あの杖はどこかで見た覚えがあった。
どこだったか・・・・・・。そう、生徒会室に飾られていた。
何か言い伝えのあるものだった気がする。
二人は杖を上げ、今度は何か言葉を交し合っていた。
「汝身者如何成也」
「妾身層層鑄成 然未成處有一處在」
中国語なのか日本語なのか、はたまたまったく違う国の言葉なのか。
よく聞き取る事が出来ない。
「イザナミ」
イザナギ先輩が、向かいにいる生徒会長に語りかける声だけが、ハッキリと聞こえた。
「イザナミ」
先輩の声が近くなる。
何時の間にか、先輩の顔が目の前にあった。
まっすぐで、でも柔らかそうな黒髪。長い睫。引き締まった唇。
思わず見とれてしまう整った顔立ち。
「イザナミ」
先輩の唇が動き、私にそう語りかけた。
違うよ、先輩。
私の名前は・・・・・・。
300カミウミ 7/7:2008/01/11(金) 00:22:02 ID:YYVj0ZlT
 気が付くと、夜空に浮かんだ月が見えた。
右のほっぺを、ザラザラとして、生暖かい何かが撫でている。
イザナギ先輩?
ヤダ。くすぐったいよ。
私はくすっと笑って隣を見た。
瞳が、私を見つめている。蒼い毛並みに縁取られた獣の瞳。
獣、瞳、月、狐、化け物、尻尾、貫かれた子宮、溢れる鮮血。
自分が何処にいるのか、唐突に思い出した。
「イヤーーーッ!!」
悲鳴をあげて、私は獣を突き飛ばした。
「落ち着け。俺だ、イザナミ」
地面を這って必死に逃げる私の頭に声が響く。
恐る恐る振り返る。
そこにいたのは四つ足の獣。
しかし狐ではなく、その姿は狼だった。
私の身体から一気に力が抜けた。
「ヒルコ・・・・・・。良かった、私死んだかと思っ・・・」
自分の言葉にはっとして、下腹部を覗き込む。
下半身は真っ赤に染まっていたが、それは緋色の袴の色だ。
燃えるようだった熱がすっかりひいている。
ぺたぺたとお腹を触ってみた。
うずくような痛みが走ったが、血が流れ出していたり、穴が空いていたりはしないようだ。
私は再び安堵した。
「あの狐は?」
尋ねると、狼は首を捻って彼の背後を指した。
首を食いちぎられた真っ黒い狐が二匹、転がっている。
無残な姿に、喉の奥から短い悲鳴が沸きあがる。
「どうして、もっと早く俺を呼ばなかった」
私の視界から狐の屍骸を隠すように移動して、狼が語りかけてくる。
「だって、ヒルコが使命を果たしたら、私は死んじゃうんでしょ?
 それに私、貴方の事呼んでなかった筈なのに。
 巫女服だって私を守るって言いながら、凄く痛かったわよ!」
「その装束でなければ、一撃で絶命していただろうな。
俺を呼ばなければ、カミウミを待たずして、今日死んでいたのも間違いない。
言葉に出す必要はない。お前が必要だと念じれば、声は俺まで届く。
俺も言わせてもらうがなイザナミ。
もっと早くお前が念じていれば、2匹も相手にせずに済んだんだぞ」
自分の吐き出した汚物から、黒い塊が湧き上がる光景が思い出された。
どうして私からあんな化け物が。
声に出すより早く、狼が答える。
「あれもヒルコだ。ヌボコが使われたらしい。
クニウミが始まった」
思い出した。生徒会室に何が飾られていたのか。
あれは杖ではなく槍。矛だ。
天沼矛−アメノヌボコ−。
国土創生譚に登場する神器。
「クニウミを経てカミウミに至る。
そしてイザナミ、お前はカグツチを産み落とす」
火之迦具土神を産んだ伊邪那美は火傷を負い、命を落とす。
私は緋色の袴越しに、自分の下腹に手を当てた。
お腹の奥、子宮の中に居る勾玉の鼓動が伝わってくる。
私の運命がそこに居座っているのだとは、考えたくなかった。
301名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 01:03:38 ID:4YdA2F++
おおおおおGJ!!
超大作の予感!!!!
302名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:32:24 ID:7/u6mcuM
あー仕事やめてぇ
303名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 19:57:36 ID:UOxxGji4
>>300
新年一作目おめでとうございます!
巫女物は大好きなので超よかったです!
新しい風が入ってきた!
304ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/11(金) 20:51:46 ID:hvGEHai+
>>294
凄い、話のさわりだけで、とんでもなく設定が練り込まれているのが伝わってくる……
とんでもない力作乙です!
続きを心待ちにしております。


>>289
それはお褒めの言葉と受け取っていいものかどうか。複雑な気分です……。
まだ見ぬ新職人さんがいるなら、遠慮なんかせず投稿してみればいいじゃない!
305名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 23:58:46 ID:9gEwO3uN
もっと職人さんに感想とか書いてあげないといかんよ
みんなで盛り上げるんだ
306ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:40:26 ID:agkYZyGP
『美少女戦隊イリティスファイブ! 番外編@』

日向香澄は、目の前に広がる光景を見ながら無言で立ち尽くしていた。
綺麗に肩口で切り揃えた、さらりとした黒髪。
17ながら未だに中学生と間違われる事の多い、多分にあどけなさの残る顔立ち。
首から下を覆うのは、全身タイツのような赤一色のラバーボディスーツと、短い黒のレザージャケットのみ。
香澄の他に現在この場にいる4人の少女、皆藤友香、佐倉城玲奈、崎本真琴、御神楽七海も、
それぞれボディスーツの色に違いはあるものの、全く同じコスチュームに身を包んでいる。
少女たちはその全員が、清らか且つ凹凸に富んだ美しい肢体をくっきりと浮かび上がらせていた。
身体の全ての曲線を剥き出しにしたそのスーツは、動き易さ、戦い易さのみを追求した結果定められた、
世界の平和を守ると称する超法規的機関・イリティスの戦士の正式な戦闘スタイル。
唯一の例外として、イリティス最強の5人の少女、通称“イリティスファイブ”と呼ばれるチームにだけは
専用のコスチュームがあるが、原則としてイリティスに所属する戦士たちは皆このボディスーツを纏っている。
中でも日向香澄は、イリティス戦闘部隊の中でも最強の少女戦士である。
その幼い童顔の下では、とても顔とは似合わない豊満な乳房がスーツを破りそうな程の膨らみを魅せ付けており、
そしてその腹には、更に童顔とアンバランスな、極限まで鍛え上げられた筋肉が見事な6つの瘤と隆起していた。
流石に人知を超えた科学力によって圧倒的な力を得た強化人間であるイリティスファイブには及ばないものの、
香澄たち5人はイリティス戦闘部隊の第一線を張る最強の少女戦士チームとして、日夜悪と戦い活躍している。
いや……今はもう、活躍して“いた”と言わねばならない。
今晩現れた1人の敵によって、最強の筈のイリティス戦闘部隊は既に壊滅させられていたのだ。
イリティスの宿敵である悪の秘密結社・ギーガメーソン。
彼らの秘密基地を発見したとの情報を受け、香澄たちは市街から離れた海岸沿いのとある埠頭に急行した。
だが、それは香澄たちを誘き寄せる為の罠だったのだ。
満月の夜、埠頭で香澄たち5人を待ち受けていたその巨人は、ギーガロイド・シグマと名乗った。


「げふっ!!」
香澄の目の前で、また1人の仲間が斃れた。
へその真上にそのウエストとほぼ同じ程もある太さの豪腕を埋め込まれ、玲奈の引き締まった肢体が振動する。
「また一丁あがり。お休み、お嬢ちゃん」
笑いながら言ったギーガロイド・シグマは、玲奈の腹から拳を引き抜いた。
「ぐぶぅっ、ふ……かはっ!!」
堪らず白目を剥いた玲奈の震える唇から、胃液の噴水が吹き上がる。
少女の豊満なシルエットを、ほぼ全裸に近いほど鮮明に曝け出すように張り付いた緑のラバーボディスーツは、
その中心にまるで隕石でも落とされたかのような巨大なクレーターを残したまま修復しようとはしない。
こういう荒事の為に日頃から鍛え抜いていた筈の少女戦士の肉体は、いとも容易く腹をぶち抜かれ陥落していた。
「ごぷっ!! ……は……ぅっ……」
盛大に胃液を吹き上げつつ両膝を着いた玲奈は、腰元まで伸びた長髪を乱しながらゆっくりと前にのめった。
「簡単なもんだな。あと2人か」
あっという間に3人の少女を葬り去った大巨漢は、余裕に満ちた表情で呟く。
(玲奈、ちゃん……あ……ぁ……)
あまりに絶望的な戦況に、香澄は足を踏み出す事が出来なかった。
開幕すぐに大振りの正拳を鳩尾にぶち込まれた友香は、香澄の遥か背後の壁に激突して以来ぴくりとも動かない。
小型爆弾のようなアッパーをへそに炸裂させられた真琴は、腹を押さえて蹲り、微細な痙攣を繰り返している。
玲奈も為す術なく斃れ、残された少女戦士は香澄と……既に、シグマの片腕に捕らえられている七海の2人のみ。
「くっ……放せっ! このぉ……!!」
先ほどから髪を掴まれて軽々と持ち上げられている七海は、何とかシグマの手中から逃れようと抵抗していた。
307ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:41:34 ID:agkYZyGP
「うるさいハエだな」
ポニーテールを乱暴に握る腕にパンチを、その顔に蹴りを何発も放つが、シグマに効いている様子は一向にない。
チームの中ではリーダーの香澄に次ぐ身体能力を持つ七海だが、その技量も大巨漢の前では赤子も同然だった。
「よくもっ! よくも玲奈をっ……!」
「安心しろ。お前もすぐ同じ目に遭わせてやる」
悔し涙を浮かべて喚く七海に冷たく言ったシグマは、もう片方の掌を大きく広げ、その小柄な丸顔を覆った。
「うぐっ……!!」
シグマの巨大過ぎる掌は、蕾のように柔らかな七海の唇など簡単に塞ぎ、その切れ長の瞳までも易々と隠す。
「んんっ! むぅっ!!」
顔面のほぼ全てを覆われた七海は、その掌を掴み引き離そうと必死にもがく。
「ちょっと静かにしてろよ。どうせすぐに終わる」
七海のポニーテールを掴んでいた方の手を離したシグマは、ぎりりと音を立てて屈強な拳を固めた。
些か本来のサイズとは小さめのボディスーツに引き絞られたGカップの乳房、砂時計のようにくびれたウエスト、
香澄には劣るが薄く6区画に割れた腹、そして下腹の微かな盛り上がりが、余す所なくシグマの眼前に曝される。
「ガキの癖に、なかなかそそる体してるな。……気に入ったぜ。お前は少し長めに可愛がってやる」
「む……」
恐らく拒絶の言葉を発しようとしたのだろうが、その返事を待たず、シグマは七海の腹に拳を撃ち込んだ。
「…………ッ!!!!」
その華奢な肢体がくの字に折れ曲がり、爆発的な衝撃を受けた乳房が波紋状に脈打つ。
口を塞がれた七海に、一切の悲鳴をあげることは許されなかった。
ただ香澄の耳に届いたのは、ずどん、という凄まじい激突音だけだった。
「七海……っ!!」
小顔のほとんどを真正面から鷲掴みにされているため、その表情は全く伺えない。
だが、必死でシグマの腕を引き剥がそうともがいていた四肢がだらりと垂れ下がったという事実が、
七海の受けたダメージの深刻さを如実に物語っていた。
308ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:42:10 ID:agkYZyGP
「やっと大人しくなったな、子猫ちゃん。だがもう遅いぜ」
悪魔のような笑みを浮かべたシグマは、既に戦闘不能に陥っているに違いない少女の肉体へ更なる追撃を加える。
大きく振り上げられた拳は、七海の脇腹にずしりとめり込んだ。
「……!! ……ッ!!!」
すぐさま引き抜かれた拳は、次はへその窪みに、そして左乳房の膨らみの真下へと続けざまに捻じ込まれる。
べぎべぎと音を立て、七海のあらゆる骨が、そして恐らく臓器が破砕していく。
展性に富む筈のラバーボディスーツが、猛撃を受ける度にびちりと破け、少女の滑らかな素肌を露出させていく。
「な……ななみぃ……」
幼稚園の時から一緒の七海は、最強の戦友であり、最高の親友でもあった。
大切な仲間が悲鳴も発せず幾度も腹をぶち抜かれ続ける無残な光景に、香澄は声を震わせた。
巨大な掌に覆われた下で七海がどんな表情を浮かべているのか、想像するのも恐ろしかった。
「……っぐ……っん……!」
やがてその咽喉が、絶え間なく何かを飲んでいるようにごくごくと動き始めた。
(う、うぁ……!!)
その意味に気付き、香澄の背筋に悪寒が走った。
とっくに七海の胃は叩き潰されているのだろう。
だが、唇を塞がれているため、逃げ場を失った吐瀉物が嚥下と逆流を繰り返しているのだ。
「ふぅむ。そろそろ限界ってところか」
それを見たシグマは、落ち着き払った声で言った。
「じゃあこれで終わりにしてやる。……あばよ、子猫ちゃん」
大きく拳を握り直し、非情な大巨漢は、びくびくと痙攣する少女の下腹部に止めの豪撃を放った。
「……ッ!!!!」
ばしゃぁっ!!
ほとんどその骨盤と変わらないであろう大きさの巨弾が、音速で七海の胎に轟沈した。
青い薄ゴムの全身タイツを透過した液が、滝のように溢れて肉付きの良い太股を伝う。
とうに限界を迎えていた子宮と膀胱は、瞬時に圧壊したのだろう。
その拳が下腹へ完全にめり込みきった時には、七海の肉壷は既に排尿を終えていた。
濃紺に染まったボディスーツの股間を見て笑みを浮かべたシグマは、やっと鷲掴んでいた七海の頭を解放する。
数分前まで明るく元気だった香澄の親友の震える顔は、涙と苦痛と絶望で染まっていた。
「ぐぼぅっ!! げろぉぁっ!!!」
栓を抜かれると同時に、溜まりきっていた胃の内容物が水風船を割ったように七海の唇から弾けた。
「ごばぁ!! げぼぼぉ……っ」
すとんと両膝から着地した七海は、綺麗にその体勢を維持したまま吐瀉を続ける。
唇から溢れ出た大量の流動物は、雄大な乳房をも受け皿にしきれず、その谷間からどろどろと垂れ落ち腹を伝う。
ついさっきまで澄んだ水色で統一されていた七海の肉体が、素肌に刻まれた痣と吐瀉物で醜く汚れて行く。
動かないビー玉と化したその瞳には一切の光がなく、致命傷を負った七海に既に意識が無いのは一目瞭然だった。
309ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:42:57 ID:agkYZyGP
「あとはお前だけか」
よろめいた七海の身体が自らの汚液の池に沈むと、遂にシグマはその蛇のような視線を香澄に向けた。
「来いよ。たっぷり可愛がってやるぜ」
「…………!!」
(友香ちゃん……香澄ちゃん……玲奈ちゃん……七海……。酷い、酷いよ……)
大切な仲間達を弄び蹂躙した敵は、憎くて堪らない。
だがそれよりも、自分も同じ目に遭わされるという恐怖が先に立ち、その足が動かない。
「く……うぅ……!!」
怒りと恐怖、そして自分の不甲斐無さに、香澄の瞳がじわりと潤んだ。


「駄目だよシグマ兄さん、そんなに女の子を脅かしちゃ」


(!?)
不意に聞こえた聞き覚えのない第三者の声に、香澄は横を見た。
いつからそこに居たのか。
一人の少年が立っていた。
背は130センチ程度か。明らかに、小学生。
どこか日本人ばなれした顔立ちで、その髪は鮮やかな銀色。
素っ気無い黒一色のシャツにズボン、足にはノーブランドのスポーツシューズ。
「可哀想に。その子、怯えちゃってるじゃないか」
その髪と同じ綺麗な銀の瞳で香澄を見つめ、少年はあどけない声で言う。
「女の子はもっと優しく扱ってあげないと。……ねえ?」
視線を落とし、何者かに問いかける。
「は……はい……」
少年の足元で、掠れ声の返事が聞こえた。
「な……!?」
少年に返事をした“もの”を見て、香澄は驚愕する。
「そういえば君、名前は何て言うの?」
「ま……こと……です……」
床に倒れたまま、崎本真琴は従順に返事をした。
シグマの強烈なボディアッパーを食らい蹲って悶絶していた筈の真琴は、今や四肢の全てを大きく投げ出し、
強者に服従する犬のように仰向けになり、その肉体前面の全てを曝け出していた。
つぶらな瞳は蕩けきったように潤んでおり、その頬はボディスーツと同じ桃色に染まっている。
だらしなく開かれた口元からは、涎の筋が垂れ堕ちていた。
310ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:43:51 ID:agkYZyGP
「真琴ちゃん。可愛い名前だね」
「ありが……とう……」
「いい子だ。ご褒美をあげようね」
少年はにこりと微笑むと、緩やかな動作で足を上げ、少女の胸にそっとスポーツシューズを当てた。
「あんんふっ……!!」
丸々と膨らんだ柔らかな脂肪塊に、少年の爪先がゆっくりと沈み込んで行く。
足で淫らに乳を揉みしだかれた真琴は、恍惚とした表情で呻いた。
たちまちその股間が、ボディスーツ越しにも割れ目の形状が分かるほどくっきりと盛り上がる。
「ま……真琴ちゃんっ……!?」
目の前で起こっている事が理解できず、香澄は青ざめた。
戦いに明け暮れ碌に男性経験などない香澄だったが、真琴の淫裂から溢れてボディスーツをぬめらせている液が、
本来、女が愛する男と交わる時のみ分泌されるものだという知識くらいは持っていた。
「や……やめてぇっ!! あなたは誰!? 真琴ちゃんに何をしたのっ!?」
「どこに行ってたんだ、ゼロ」
香澄の半狂乱の叫びを完全に無視し、シグマが少年に笑いかける。
「悪いな。今日はお前の初陣かつ実戦性能テストの予定だったのによ。俺がほぼ全員処理しちまったぜ」
「別にいいよ。どうせこんな子たちじゃ、僕の正確な数値を計る間もなく壊れちゃうのは目に見えてる」
ゼロと呼ばれた少年は、つまらなそうに答えた。
「おっ。いっちょまえに偉そうな口を利くようになったな、弟よ」
豪快に笑いながら、シグマはずかずかとゼロの元に近づく。
「じゃあこいつも貰うぜ。俺はまだ遊び足りないんだ」
そう言ったシグマは大きく足を上げると、未だ快感に悶えている真琴の豊潤な肉に向けて一直線に撃ち落とした。
「ぐぷぉっ!!!?」
恍惚としていた真琴の瞳がたちまち点に収縮し、その唇から汚液が吹き零れる。
どう見ても100キロを越すシグマの巨大な足が、爪先から踵まで駆使して少女の柔らかな腹を全潰させていた。
全ての四肢の指先までが限界まで伸ばされて引きつり、ぶるりと震えた股間の割れ目から愛液の噴水が上がる。
「はぐっ!! ひぎぅぅ……ぐはっ!!!」
へその下から双乳の谷間までを一直線に縦に踏み潰された真琴は、瞬く間に胃と膣を空にされて動かなくなった。
「あーあ。壊れちゃった」
それを見たゼロは、不機嫌そうにシグマを見上げる。
「酷いよ兄さん、せっかくいい感じに“調教”できてた玩具なのに」
「……ちょ……」
調教。
玩具。
その言葉と、自らの胃液と淫液に塗れて痙攣する真琴の姿が、香澄の中の何かを断ち切った。
「こ……このおおぉぉぉっ!!!!」
少女の中の哀しみと怒りが、遂に恐怖を凌駕した。
その拳を握り締め、香澄は2人の悪漢に向かって駆け出していた。
「いいね。新しい玩具だ」
果敢に迫り来る少女に、秘密結社ギーガメーソン最強の戦闘生物、ギーガロイド・ゼロは嬉しそうに微笑んだ。
311ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:44:34 ID:agkYZyGP
「えっ!?」
突如として2人の敵の片方が姿を消したのを見て、香澄は突進しながら動揺する。
銀髪の少年の姿が、まるで蜃気楼のように歪んだと思った次の刹那、その空間には何も無くなっていた。
隣に立つ大巨漢は、不敵に笑いつつ腕組みをしたまま動かない。
一瞬の後、香澄の瞳は、視界の下隅に小柄な影が再出現するのを辛うじて捉える。
「行くよ」
頬に微笑を貼り付けたまま、ギーガロイド・ゼロは囁く。
気付いた時には、堂々と香澄の懐に飛び込んだ敵は迎撃の態勢を整えていた。
(は、速……!!)
猫科の肉食動物のように鍛え込まれた香澄の足は、100メートルを11秒台で駆け抜ける。
しかし、優秀なイリティス少女戦士にとって、なまじその高すぎる身体能力が仇となった。
全身全霊の一撃を叩き込もうと爆走していた香澄には、駿足を緩める隙すら与えられなかったのだ。
軽く握られたゼロの拳が、一片の曇りも無く引き締まった肉体に向けて突き出された。

め゛ぎぃっ!!!

「ぐぼばっっ!!!?」
鉛の柱で身体の奥底を撃ち抜かれた衝撃と共に、香澄の身体は急停止した。
香澄の突進速度は時速約30キロ、対する少年の姿をした怪物の迎撃速度は優に100キロを越していた。
超高速での正面衝突により、ゼロの細腕は香澄の腹に手首の先までめり込んでいた。
瞬時に唇から噴き出した胃液が、慣性に従って眼前のゼロのダークシャツにばしゃりとかかる。
「ごぁ、げぶぅっ!!!」
絶潰した胃は悲鳴をあげ、その1リットル以上の内容物を一挙にぶち撒け終える。
「は……はおぉぉ……!!!」
たちまち吐くものも無くなった香澄の身体は、腹を抉られたままびくびくと痙攣する。
勝敗は一瞬で決していた。
「うん……凄いよ、君。とんでもない鍛え方だね」
あどけない童顔とは似合わない88センチの豊乳の真下にある、更に似合わない腹直筋を見ながらゼロは言った。
「一体どのくらいの鍛錬を積んだの? 資料で見る限り、イリティスブルーの肉体でさえここまでじゃあないよ」
伸縮性に富むラバースーツを鮮やかに膨れ上がらせている、力強い6つの瘤。
それも魅せる為の不自然なボディビル用ではなく、ただ実戦のみに特化し研ぎ澄まされた純粋な戦闘用筋肉。
超科学の力を借りたイリティスファイブを除けば、香澄こそがイリティス最強の少女戦士である証。
しかし今、その鍛え抜かれた6パックの腹筋の中心には、自分より遥かに小柄な少年の拳が捻じ込まれていた。
「う……ぐうぅ……」
(そん……な……)
日に十時間のトレーニングを欠かさず積んできた筈の肉体は、敵の拳に易々と腹への侵入を許してしまっていた。
内臓を抉られた重すぎる鈍痛と、鍛錬に捧げた今までの人生が全くの無駄だったという事実に、香澄の瞳が潤む。
「泣く事はないよ。今日はたまたま、相手が悪過ぎただけさ」
その心を読んだように言った少年は、天使のような笑みを浮かべた。
「君の肉体は、決して普通の人間が到達できる領域じゃない。……よくここまで頑張ったね。ご褒美をあげるよ」
香澄の腹から拳を引き抜いたゼロは、その背中に手を回して素早く抱き寄せた。
「はぅ!?」
胃液で濡れた唇に、少年の舌が押し込まれた。
(え……!?)
突如として繰り出された予想外の攻撃に、香澄の脳は思考停止した。
されるがままに舌を絡められ、まだ吐瀉物の残る口内を余すところ無く舐め尽されてしまう。
「ふ……む……ぷはっ!!」
ようやく唇を解放された香澄は、大きく酸素を吸い込んだ。
312ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:45:14 ID:agkYZyGP
「うぅ……!?」
直後、自分の身体に起こった異変に気付く。
身体が、ぴくりとも動かないのだ。
四肢の指先の一本すら動かせない。
「な……何、を……したの……!」
全身を覆う正体不明の恐怖に、震える声で問いかける。
「何って、見ての通り、ご褒美のキスだよ。あの子と同じさ」
ゼロの視線が、失神してなお股間から快楽の液を垂らしている真琴の肢体に向けられる。
「ただ、全く同じじゃ芸がないからね。君に注入したのは、即効性の麻痺薬と……あと、まあほんのオマケだね。
 どうだい? 口と咽喉以外、どこも動かせないだろ?」
「うぅ……!!」
その言葉に間違いはなく、豊かな胸に指を埋められた香澄は頬を赤らめて呻くしか出来ない。
「ありがとう。君、少しは楽しめたよ。……じゃあシグマ兄さん、あとは好きにしていいよ」
「おお、そうか。止めは任せろ」
にやりと笑ったシグマは、ずしりとその巨躯を香澄の前に移動させる。
「ひ……」
「よしよし、そのまま動くなよ子猫ちゃん。まあこいつの“薬”は強力だから、どうせ絶対に動けないだろうが」
無防備に立ち竦む香澄に向けて、豪腕が大きく振りかぶられる。
「じゃあな、最後の子猫ちゃん。あばよ」
ギーガロイド・シグマは、曝け出された香澄の腹に向けて破滅の一撃を放った。
(……あ……)
極限の緊張に、香澄の時間が止まった。
全てがスローになり、一瞬が数秒に感じられる。
迫り来る巨漢の拳、楽しそうに自分を見ている銀色の瞳。
そして緩やかに視界の隅に入る、周囲の光景。
その優れた肉体の凹凸を淫らに曝け出したまま前後不覚に陥っている、4人の少女。
(みん……な……)
どんな強敵も打ち倒し、共にあらゆる危機を乗り越えてきた、何よりも大切な仲間たち。
(ご……ごめんね……みんな……リーダーなのに……私……勝てなかっ……)
いかなる時も助け合い守り合ってきた仲間達への慙愧が、香澄の最期の思考だった。
ギーガロイド・シグマの拳が、轟音と共に香澄の肉体へ叩き込まれた。
「ぐむうぅぅ……!!!!」
巨大過ぎる猛拳は、少女の腹直筋の6つの瘤を全て叩き潰し、最悪のアッパーとなってその腹に突入した。
肋骨が砕け、腸が縺れて混ざり、腎臓が破れ、肝臓が変形し、胃が潰れ、二つの肺がひしゃげた。
半分ほどの大きさに圧縮された心臓が、ショックで数拍停止した。
限界を越えて延ばされたゴム製ボディスーツが、堪らずその中心から大穴に引き裂けて少女の生肌を露出させる。
「はぅぐ……んん……うむっ!」
既に吐瀉するものなど存在しない筈の咽喉元から、大量の何かがせり上がってくる。
口内に湧いた鉄の味の正体を悟り、絶望した少女の肉体はとうとう意識を放棄する事を選んだ。
大きく震えていた黒目がぐるんと真上に剥かれると同時に、膨らんだ唇の端から、つうっと雫が引かれる。
やがて顎の下から胸の膨らみに落ちた赤い糸は、同じ色をしたボディスーツと綺麗に混じり合っていった。
313ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:45:57 ID:agkYZyGP
腹に根元まで捻じ込まれた拳によって支えられ、香澄は立たされたまま昏睡していた。
「う……うぐぅぅ……」
薄く開かれた口から途切れる事なく零れる鮮血の筋が、既に少女の臓器が破滅している事を如実に物語っている。
「…………うっ」
しばらくの沈黙の後、香澄の下腹部の膨らみがぶるりと震えた。
とろっ……。
ひくついた股間が卑猥に開き、儚い割れ目からねっとりとした透明の液がラバー越しに垂れ落ちる。
「あーあ。シグマ兄さん、ちょっとやりすぎじゃないの?」
銀髪の少年は、その粘つく液を掌で掬った。
「可哀想に。この子、卵まで出しちゃったよ」
「たまご?」
「卵胞が破裂して、成熟した卵子を放出したのさ」
慣れた様子で言いながら、親指と人差し指の間で糸を引かせる。
「生命の危機を感じた胎が、死の恐怖にせめて自分のDNAを残そうと排卵しちゃったんだろうね」
「はっ。よく言うぜ」
シグマは憮然として言い返す。
「どうせお前が“薬”でそう“させた”んだろ?」
「ふふ。ばれた?」
僅かに腰を屈めて香澄の股間に舌を突き出し、止め処なく溢れる瀕死の少女の卵子液を丁寧に舐め取りながら、
ギーガロイド・ゼロは屈託のない笑顔を浮かべる。
「しかし、排卵って事は……今なら妊娠しやすいって事か?」
呟いたシグマは、弟とは似ても似つかない下卑た笑みを浮かべた。
「面白そうだ。どれ、いっちょ卵を作りたての、新鮮な雌の心地を試してみるかな」
香澄の柔らかな乳房を鷲掴みにし、ボディスーツ越しにもその所在の分かる乳首をこりりと指で弄る。
「うーん、反応がねえな。このガキ、どうすれば感じるんだ……ここか?」
ふくよかな乳に沈めた指で肢体を支えつつ、他方の指をその下腹にめり込ませる。
ごぎゅっ。
「ぐっ、ぐふっ!!」
弱りきった子宮を万力のような力で揉み潰され、少女の唇の端から垂れ零れる鮮血の筋が一層その勢いを増す。
「おっ、どうやら感じてるみたいだな」
「ちょっと。血を噴いてるよ、血を。違うってば兄さん、それ完全に悪い意味で感じてるから。
 ……大体、いくら孕ませたって、どうせもうすぐ死ぬんだから意味ないよ」
欲望のまま下を脱ぎだそうとするシグマを、ゼロは呆れた声で諭す。
「まあいいじゃねえか。お前はまだ子供だから分からないだろうが、死姦にもそれなりの良さがな……」
「はいはい。馬鹿やってないで、僕らの仕事は終わったんだからもう帰るよ」
「……ぬぅ。仕方ねえな」
シグマはまだ何か言いたそうだったが、銀の瞳に睨みつけられると、諦めたように首を振って香澄から指を抜く。
「んぐっ……」
麻痺薬と強力すぎる一撃によって瞬時に硬直させられていた肢体は、解放されても数秒は直立の体勢を保つ。
ボディスーツの正中線に穿たれた大穴からは、その身に食い込むラバーに搾られて堪らずはみ出た我侭な下乳と、
今や6つに分かれていた筋組織も粉砕されてだらしなく弛緩し、胃液と血と痣に彩られた無残な腹が覗いていた。
やがて緩やかに傾いだ香澄は、その頬を吐瀉物まみれの床にどちゃりと沈めて動かなくなる。
「こ……ぽ……」
唇の端から絶え間なく垂れる赤い糸と、母胎から排出される卵液が、じわりと床に広がり新しい染みを作った。
314ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:46:59 ID:agkYZyGP
最強のリーダーも呆気なく斃れ、もはやどの少女も言葉を発する事は無い。
香澄たちのチームは完全に殲滅された。
「しかし予想通り簡単な仕事だったな。じゃあ基地に戻って首領に任務完了の報告をするか」
「そうだね」
大巨漢と少年は頷き合う。
5人のイリティス少女戦士を葬り去ったギーガロイドの兄弟が、悠々とその場を後にしようとした時だった。


「……待ちなさい、悪党ども」


「「!?」」
突如として降り注いだ凛とした声に、シグマとゼロは同時に振り向いた。
「……誰だっ!?」
シグマが叫ぶ。
誰もいない筈の廃倉庫の屋根に、一人の少女が立っていた。
耳には、夜空に向かって突き出したアンテナのような金属製の耳飾り。
手首には、真夜中にもかかわらず何故か淡い光沢を放つブレスレット。
拳には、まるで中世ファンタジー映画にでも出てきそうな白銀色のガントレット。
足には、同じく白銀色に煌くエナメルブーツ。
そしてそのすこぶる肉感的な肢体を覆うのは、一点の穢れもない、純白のレオタード型ボディスーツ。
「とぅっ!」
気合を入れた掛け声と共に、少女は飛んだ。
4、5メートルはある高さも物ともしない様子で、呆気に取られている2人の前に降り立つ。
その胸部に収められた圧倒的な質量を持つ二つの脂肪塊が、着地と共にたぷんと揺れた。
「あなた達の噂は聞いています。悪の秘密結社・ギーガメーソン。まさか実在するとは思っていませんでしたが」
透き通るように滑らかな肌の大部分を惜しげもなく曝け出した美貌の少女は、すらりとした指を2人に伸ばす。
「ですがこの私の守る街に入って来たのが運の尽きですね。あなた達の悪事、正義の下に断罪してあげましょう」
「き、貴様。まさか、イリティスファイブの……」
「違う」
動揺を隠せないシグマとは対照的に、ゼロは真っ白なレオタードスーツを纏った少女の肢体を慎重に観察する。
「資料と違う。イリティスファイブにホワイトなんて居ない。……君は、誰?」
「満月の夜に現れ、世にはびこる悪を正す正義の戦士」
一切の迷いの無い声でゼロに応え、少女は握り締めた拳を自らの胸の前に掲げた。

「人は私をこう呼びます……純白の天使、ナイト・プリンセス!」
315ランサー ◆6olansC1k6 :2008/01/12(土) 13:59:54 ID:agkYZyGP
すみません、『闇夜の復讐者』の執筆が完全に行き詰まってしまったので
昔の作品の焼き直しでお茶を濁します。
やっぱり責め役が生まれながらの外道だと書きやすいなあ。
過去篇って設定なのにギーガロイド兄弟の変態度が数段アップしてるとか、
そういう数々の矛盾からは目を背けて下さい……。
316名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:12:29 ID:YfDCWmsH
ランサー氏新年から精力的ですな
女の子たちが可愛そうだ!でもあっちのほうはえらいことになってる!
317名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:32:25 ID:nh33Mn9R
まさか最後に白い子が出てくるとは思わんかた・・・。
あの兄ちゃん、またパチンコしてるんだろうかw
GJ!!
318名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:44:33 ID:GkdlAUBo
>>300
伝奇物とSMフェチは菊池秀行の昔から相性がええんぢゃw

>>315
かみすんw がもっと粘るかと思ったw
ラスボス先生の壮絶な?最後に期待してますよん
319名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 09:19:45 ID:PAm2i06t
ランサー氏GJ!!
新ジャンル・ロリ巨乳腹筋テラモエスwww
320タイムトラベラー:2008/01/13(日) 17:04:39 ID:+b01NKpr
>ランサー氏
まさかのプリンセス再登板、こういう展開は大好きですw

トラベラーも何とかして絡みたいなーwなんて…
無茶ですねw
321ぶどう:2008/01/14(月) 09:56:49 ID:7+jJhaFQ
見よう見まねで書いてみたけど、正直クズ以下。
見たいって物好きがいれば投稿するけど。
322名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 10:12:16 ID:YuQKlgju
>>321
俺のこの胸の高鳴りを沈められるのは君だけだぜ、さぁお願いしますよ
323ぶどう:2008/01/14(月) 10:31:08 ID:7+jJhaFQ
「ん・・・?」

北條瑠璃が自分の部屋のドアの下隙間に挟まれた手紙を見つけたのは、ちょうどその日の授業が全て終わり、ヘトヘトに疲れて帰ってきたところだった。

(・・・また?)

半ばウンザリしながら手紙を掴み取り、部屋に入る。そのまま綺麗に整ったベッドに バフッ っとうつ伏せに倒れ込んだ。瑠璃はこのゆっくりと体が沈んでいく感覚が好きだった。

これで何回目だろうか。そんなことを考えながら、手紙の封を器用に切る。差出人名はない。中から出てきたのは真っ白な便箋が一枚。そこには、見るからに男とわかる筆跡でこう書かれてあった。

『会ってほしい。今夜11時。呪文学教室前。』

「はぁ・・・」

瑠璃は軽く溜め息を吐きながらシャワールームへと向かった。
324ぶどう:2008/01/14(月) 10:35:47 ID:7+jJhaFQ
考えてみれば、それは当然のことなのかもしれない。その整った幼い顔立ちに似つかわしくないプロポーション。耐性が有る無しにその丸くてぱっちりとした目で見つめられれば男なら瞬時にその虜となるだろう。
しかし幸か不幸か北條瑠璃は全くと言って良いほど、男と言う存在に興味がなかった。彼氏などもってのほかである。しかし、それがまた男がいつまでも言い寄って来る理由の一つでもあった。

(どうせ明日は土曜日だし、少しくらい夜更かししても大丈夫かな。)

本来ならそんな夜遅くに校内を彷徨くようなことはしないのだが、明日は休日だし、また少なからず自分に好意を持っている人を冷たくあしらう気にもなれないということもあり、その時点で彼女の心は決まっていた。

――――――――――――――――――

夜の校内は冷え切っていた。

(寒っ・・・!もう少し厚着してくれば良かったかも・・・)
走りながら瑠璃は思った。

シャワーを浴びた後、いつの間にか眠ってしまったらしく、気付いた時には時計の針は10:52分を指していた。
私服に着替える暇もなく、慌てて昼間の制服を着て部屋を飛び出した。

地面を蹴る度に短めのスカートが翻る。

瑠璃はこの制服があまり好きではなかった。廊下を歩いていれば必ずと言っていい程その剥き出しの太股に視線が集まったし、階段を上るときは常に下からの視線を感じた。
325ぶどう:2008/01/14(月) 10:39:09 ID:7+jJhaFQ
「怒ってるかな・・・」

ようやく呪文学の教室が見えてきたときには、すでに3分遅刻していた。

瑠璃自身、この時はまだ知る由もなかった。自分が一歩一歩と地獄への道を進んでいることに――

「はぁ、はぁ。あの、遅れてごめ・・・!」

ヒュッ!

教室に駆け込むのと、その得体の知れない音が聞こえたのがほぼ同時だった。
続いてドアのカギが閉まる。

ガチャ。

目の前に30センチ程の杖が突きつけられている。その持ち主の顔が暗闇からゆっくりと現れる。いや、顔ではなかった。そこには銀色の無表情な仮面があった。

「あ、あの、手紙の人ですよね?」

返事はない。その途端、瑠璃の頭に警報が鳴り響く。

(嵌められた・・!?)
326ぶどう:2008/01/14(月) 10:52:18 ID:7+jJhaFQ
幸い瑠璃の杖も制服の中にしまってある。問題は隙だった。
この不審人物が少しでも隙を見せれば・・。こう見えて瑠璃は学年でも1,2位を争う実力者だった。入学してからの半年間、魔術決闘では無敗記録を誇っていたし、何より瑠璃自身、この学園の生徒に自分が負けるはずがないと言う自信があった。

「決闘がしたいの?こんなのフェアじゃな・・・」

一瞬だった。その仮面の杖から光線が噴く直前に横っ飛びした瑠璃は瞬時に杖を取り出し、受け身を取りつつ立ち上がった。
改めて仮面と対峙する。

(そっちがその気なら・・・)

最早、杖を手にした瑠璃に恐怖心はなかった。

杖で仮面の右側の机を指し、

「やあぁぁ!」

勢い良く空を切るように杖を仮面へと動かす。

ドゴォ!

仮面の肩に机が激突する。

「やった・・え?!!!!」

瑠璃が驚くのも無理はなかった。仮面はまるで紙屑か何かが当たったとでも言うように平然と立っているのだ。

直後に仮面が、杖で空気をかき混ぜるかのようにクルクルと円を描き始めた。暫くするとその円の中心から何かサッカーボール大くらいのようなものが落下した。
327ぶどう:2008/01/14(月) 10:55:01 ID:7+jJhaFQ
バキャッ!

なんとその球体はコンクリートの床を軽々と突き破ったではないか。その身の三分の一程度の面積が床の中に埋もれている。そしてその鏡のような表面には青ざめた少女の顔が映っている。

男の動きは止まらず、さらに3,4個の物体が凄まじい音を立てながら仮面の足元に落下する。

(に、逃げなきゃ・・・)

その凄まじい音で我に返った少女が出口に向かって後退りしたその時だった。
仮面の杖が小刻みに動いたかと思うと、足元の球体が物凄い速さで、そして確実に瑠璃を目掛けて飛んできたのだ。

「キャァッ!」

とっさに座り込んでやり過ごした――かのように見えた。

仮面が杖を下に向けたことで瑠璃が油断したのもあるだろう。とにかくそれは一瞬だった。

バシュッ!

仮面が放った光線は足元の球体に当たると、まるで鏡が光を反射させるように光線を屈折させた。
そしてその光線は、未だ床に片膝を立てて座っている少女の股間の中心へと吸い込まれていく――
328ぶどう:2008/01/14(月) 10:57:30 ID:7+jJhaFQ
「・・え?・・」

意表を突かれた少女はただ自分の秘部へ向かって直進する光線を見守るしか術はなかった。

バリバリバリビリィィ!!!
「っあぁぁあぎぃぃぃぃ!!!」

まるで雷だった。仮面が見守る中、目が点に収縮した少女はその電圧による激痛と、電流が全身を駆け巡る快感の極地で数分間、悶え苦しむことになる。
衝撃で下半身一帯の衣服は飛び散り、その秘部からは愛液が止めどなく溢れ出し、濃い水たまりを作っている。

「・・う・・あ・・・」

だんだんと反応が収まってくると仮面は次の行動に移った。
杖で少女を指し示すとゆっくりと浮き上がらせる。いつの間に盗ったのか、片方の手には瑠璃の杖が握られている。

「や・・やめ・て・・」

虚ろな目の少女が辛うじて残った意識で哀願する。
と、次の瞬間。仮面の右手が強く短く空を裂いた。
329ぶどう:2008/01/14(月) 11:02:37 ID:7+jJhaFQ
ボコン!!!!

気付いた時にはすでに、少女の繊細で無防備な腹部に、鉄の塊がめり込んでいた。
ブチッ!ブチブチッ!!

「お・・がっ・・お"お"ぉえ"ぇぇぇ!!!!」

喉がせり上がったと思った次の瞬間、少女の口から滝のように汚物が流れ出始めた。
その量は凄まじく、吐き出す物がなくなってもまだ黄色い粘液を吐き続けている。
皮肉なことに、少女の意識はその条件反射と激痛と快感によって保たれていた。

一人の美少女に対し、陵辱の限りを尽くした仮面だったが、その手は止まろうとはしなかった。

「お、おね・・が・い・ゴポォッ・・や・め・・」

先程の球体よりも一回り小さい球体が、仰向けに横たわった少女のはるか上空に悠然と、そして少女の女性器をの真上を正確に捉えて浮かんでいる。
330ぶどう:2008/01/14(月) 11:09:39 ID:7+jJhaFQ
ヒュッ・・・

ゆっくりとそしてだんだんと加速している鉄の球体が迫ってくる。少女の目は見開かれ、しかしその容貌は決して損なわれることなく、いや寧ろ妖艶さを最大級に引き出しながら、そこに横たわっている。

ズボンッ!!!!!

「ぅ"・・あぁぎぃぃぃぃぃ!!!!!」
下半身の穴という穴から一斉に汚物が噴出する。膣からはとっくに愛液が出尽くし、今は黄金色の液体がこれでもかとほとばしっている。

ブシュアァァァァ・・!!!!

既に少女の淫らな体の周りは小さな池と化している。
最早、とうの昔に意識をなくしてしまっていた少女は、その中心で体中の穴から排出を続けながら痙攣し続けていた。


331名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 12:00:15 ID:lEWMgAsC
よかったですよ〜。乙
332名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 12:44:58 ID:+OIDbi+I
読みやすかた。GJ
相手の体を自由に弄べる魔法対決ってイイ(*´Д`)
333名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 17:30:31 ID:7zEXAc7x
80年代レディースの報復法で、マンコん奥に電球押し込めて
腹パンチするってのを読んだ
どうだ、これ?
334名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 12:47:43 ID:O9M7QL4A
かわいい女の子がやられるのって最高ですね。

また書いて下さいね。
335カミウミ 1/8:2008/01/17(木) 00:45:54 ID:mwi9KoCT
暗く、小さな洞窟は、下り坂を降りればすぐに行き止まりだった。
尾之芦湖から染み出した水が、壁や足元を濡らしている。
懐中電灯で照らされた小さな社も、濡れて苔蒸していた。
「それでね、もう一つ、この社には言い伝えがあってね」
社の前で、芳子ちゃんが話している。
その左右には、石像が配置されていた。
社を守るように、台座の上に佇む、狼と鷹。
狼はヒルコ。
ここは私が彼と初めて出会った場所。
ああ、これは夢だ。
すぐに気付いた。
ヒルコと出会ってから、沢山の夢を見る。
「社に小さい扉があるでしょ?
 あれを開けた時、そこに勾玉の見えた人は、イザナミになれるんだって。
イザナミだよ? イザナギの妻だよ? イザナギ先輩の・・・きゃー!」
楽しそうに話す、背の低い同級生。
ダメ。その扉を開いてはいけない。
「いい? 開くよ? せぇの」
ダメ。お願いだから扉を開かないで。
私の声は小さな友人にには届かない。
社の扉が、そっと開かれていく。
「あーあ。やっぱり勾玉なんて無いね。そりゃそうか・・・、どうしたの?」
緑色に染まったクラスメイトの顔が、不思議そうに私を見ている。
芳子ちゃんの目には映らなくても、私にはそこに浮かぶ、小さなの装飾品が見えていた。
不完全な円形をしたそれから、緑色の光が溢れ、狼と鷹を照らす光景が見える。
その形は歴史の教科書で、何度か目にした事があった。
初めて写真を見た時に、捻じ曲がった涙だと考えたのを覚えている。
涙はフワフワと、私に向かって飛翔を始めた。
イヤだ。来ないで。
いくら拒絶しても、夢の中の私は動けない。
スカートの生地を通り越して、私の中に消えて行くのを、ただ見守るだけ。
夢の中でさえ、過去は変わらない。
狼と鷹の目が赤く光る。
二匹の獣の全身を、みるみるうちに体毛が覆っていく。
鷹が飛び上がった。
狼は自由を取り戻した体を捻り、遠吠えを一つ上げた。
その声は力強く、私達の身体さえビリビリと震わせるようだ。
芳子ちゃんが悲鳴を上げる。
私の悲鳴が重なる。
彼女と私は、洞窟から全力で逃げ出した。
−聞け。我が名はヒルコ−
今では聞きなれた彼の声が聞こえる。
そこで、目が覚めた。

336カミウミ 2/8:2008/01/17(木) 00:46:32 ID:mwi9KoCT
 スパコーン! と、小気味のいい音が響いた気がする。
私が悲鳴をあげた気もする。
くすくすという笑い声が周囲で起こっていた。
顔を上げると、誰かが私を見下ろしている。
輝美先生だった。
白いシャツに赤銅色のタイトスカート。頭の後ろで纏め上げた髪、四角いフレームの眼鏡。
小岩井輝美。初めて見た時、美人教師って本当にいるんだと感激した。
下から見上げると、シャツを内側から押し上げる胸が、余計に大きく感じられる。
視線を下げれば、引き締まったウェストと、学校に着て来るにはちょっと短い気がするスカート。
そこから覗く、タイツに守られた肉付きの良い太股。
色々と羨ましいと思う。ホント。
服装とスタイルから男子生徒の人気を二分する教師だが、
至って真面目な性格が災いして、保険医の黒月先生が一歩リード。
と、芳子ちゃんから聞かされている。
輝美先生は、丸めた教科書で手の平をぽんぽんと叩いていた。
ああ、あれで叩かれたのか。寝ぼけた頭がようやく状況を理解した。
「素敵な悲鳴を上げてくれてありがとう。先生も叩いた甲斐があります」
すかさず周囲から笑い声があがる。どんな悲鳴を上げたんだろう、私。
「波多野さんが転校して来てから二ヶ月?
居眠りが出来る程、学校に馴染んでくれたと思えば嬉しいですけど、
授業はちゃんと聞いて下さい」
どうやら授業中に眠っていたらしい。
見渡せば教室のほぼ全員が、私を見ながら笑っている。
「すいません」
呟いてうつむく私。いっそ消えてしまいたい。
助けを求めようと、斜め前に座る小さな同級生を見たが、
彼女は一度もこちらを見てはくれなかった。

 私が尾之芦学園に転入してきて二ヶ月。
まず最初に立ち塞がったのは、通学路の高低差だった。
尾之芦山の裾野に街は広がっているのに、何故だか校舎は山の中腹にある。
全寮制で、生徒が暮らす寮は街中にあった。
登下校のためには、文字通り毎日山道を登り下りする必要がある。
尾之芦山はそんなに高い山ではないけれど、寝坊した朝は特にキツイ。
遥か昔は活火山だったらしいが、何百年だったか何千年も前に死火山となったそうだ。
今は火口に水が貯まって、小さな湖になっている。
社のある洞窟は、この湖の下にあった。
同級生の芳子ちゃんにせがまれて、一緒にそこへ行ったのが一週間前。
茂摘芳子。シゲツミ ヨシコ。この学園で最初に出来た友達。
ショートカットを揺らして、ころころとよく笑う、私より小さくて可愛いらしい子。
男子生徒の間で火花を散らす、
古文の小岩井先生派と保険医の黒月先生派の人気争いとか、
生徒会の会長副会長の交際疑惑とか、色々教えてくれた。
因みに彼女は黒月先生派で、生徒会交際疑惑は断固否定派なのだそうだ。
イザナギ先輩に関する説明は、特に熱心だった。
生徒会副会長の伊佐草凪太郎先輩。
苗字と名前の最初を取ってイザナギ先輩。
芳子嬢曰く、全女子生徒憧れの的だそうだ。
流石にそれはないだろうとは思う。
でも、生徒会からの呼び出しがかかる度、
目に映る全ての女生徒に妬まれている気になって、少し憂鬱になる。
今日も校内放送で呼び出しがかかっていた。
こういう時は芳子ちゃんに茶化して貰いたかったが、
洞窟の一件以来、彼女とは会話をしていなかった。
337カミウミ 3/8:2008/01/17(木) 00:47:18 ID:mwi9KoCT
 生徒会室に入ると、奥の席にイザナギ先輩、
それと見慣れない黒服の男性が2人いるのが見えた。
放課後になると、この所毎日ここへ呼び出される。
「いらっしゃい波多野さん。毎日呼び立ててごめんね」
イザナギ先輩が立ち上がる。
見た目もさる事ながら、後輩に対しても丁寧な物腰は未だに慣れない。
「いいえ」と答えたものの、つい恥ずかしくて視線を逸らしてしまう。
壁に向かって泳ぐ私の目が、そこに飾られた槍を捕らえて止まった。
錆びて薄汚れた柄、欠けて波打つ刃。
透明なケースに保管されたそれが何なのかは、転入当初に先輩が教えてくれた。
一昨日見た夢の中で、イザナギ先輩と、今日は姿の見えない生徒会長が、
これを持っていたのを思い出した。
「その矛が気に入った?」
何時の間にか先輩の顔が隣にあって、心拍数が跳ね上がる。
先輩の柔らかい黒髪が、私の頬に触れてしまいそうな距離。
「昨日、また犠牲者が出たんだ。尾之芦湖の社の近くで。
これであの狼に襲われたのは5人目だよ。
軽い怪我で済んだようだけど、可愛そうにまだ錯乱状態にあって話は聞けない。
狼の姿をハッキリと見たのは君だけなんだ。
毎日同じ話ばかりさせて申し訳ないんだけど、あの人達にもしてくれるかな?」
鼻先の先輩に向かって、私は必死に顔を上下させる。
「は、はい。何度でも」
ごめんね先輩。
先輩は多分勘違いしてる。
それはヒルコじゃない。少なくとも、私のヒルコじゃない。
本当の事が喋れなくてごめんなさい。
「君が見たのは狼だと聞いたが本当かね? 犬ではなかった?」
私が二人の男の向かいに座ると、質問が始まった。
先輩は私の隣で黙って聞いている。
「犬かもしれません。大きくて怖かったから、狼のイメージなのかも」
「体毛の色は?」
「青っぽい色に見えました。」
二人がしばし顔を見合わせる。
日本で狼、しかも青じゃあ疑いたくなるのも無理はない。
「二人でいたのだね? もう一人は?」
「怖くなって逃げたんですけど、私だけ逃げ遅れて襲われかけて・・・」
−聞け。我が名はヒルコ。汝はイザナミに選ばれてイザナミとなった−
「襲われた場所は?」
「尾之芦湖の近くです。
山道から外れた所に洞窟があって、そこの中で遭遇しました」
−汝の胎の勾玉はイザナミの分身
イザナギとまぐわり、カグツチを産むが勾玉の欲する所なり−
「何故そんな所に?」
「それは・・・その、その中に社が祭られているって友達に教わって・・」
「他の被害者も皆そこで襲われています。
もともと危ない場所なので立入禁止にしてあるんですけどね。
女生徒に人気なんですよ。恋愛成就に効果があるって噂が広まっているようです」
違うよ先輩。あそこは全般的な恋愛に効果があるんじゃない。
ある特定の人に好意を寄せる女の子が集まるの。
イザナミとなって、イザナギの妻になりたい人。
338カミウミ 4/8:2008/01/17(木) 00:48:23 ID:mwi9KoCT
「ハッ、恋愛ねぇ。女子高生は命がけの恋にでも憧れているのかね。
それで、君だけ逃げ切れたわけだが、どうやって逃げたのかな?」
「無我夢中で振り払って、その後は振り返らずに学校まで走りました」
−勾玉を守り、カグツチを産んで果てるが汝の役目
 汝の守護は我が役目−
「大きさはどの位だったか、覚えているかね?」
「柴犬とか秋田犬位。かなり大きかったと思います」
−我が名を呼べ−
「名前は?」
「・・・はい?」
私は眉根を寄せた。
彼の名はヒルコ。
「いや、君の名前を聞いていなかったと思ってね」
−契約は結ばれたり−


 生徒会室を出た私は、続けて保健室に向かうハメになった。
寮に帰ろうと階段を降りている最中に、激しい土砂降りに見舞われたのだ。
髪の毛、制服は勿論、下着までびっしょり。
見上げると、空になったバケツの底が一瞬だけ見えた。
後は、バケツの転がる金属音と、誰かが走り去っていく音だけ。
「これってイジメだよね・・・」
濡れた体を見ながら、私はため息をついた。
イザナギ先輩の所為にするのは申し訳ないけど、
顔の良すぎる異性が校内にいるのも考え物だ。
 私はひとまず保険室に寄って、黒月先生にタオルを借りようと思った。
扉を開けると、机の横で向かい合った黒月先生と芳子ちゃんが、
何か話しこんでいるのが見える。
二人は会話をやめて、私を見た。
芳子ちゃんの顔を正面から見るのは久しぶりだ。
最近彼女がよく、ここへ何事かを相談しに来ているらしい事は、
他のクラスメイトから聞いていた。
少し気まずい。気後れする私に、彼女の方から声をかけてくれた。
「どうしたのその格好?」
以前と変わらぬ声が嬉しかった。
事情を話すと、一緒に帰ってくれるという。
体操服に着替えようと思っていたが、芳子ちゃんが乾燥機を借りてきてくれた。
「運動部のだから下着は一緒にしない方がいいかと思って」
彼女の言葉を素直に受け取って、乾いた制服だけ身に付けた。
久しぶりの友人との会話に浮かれて、自分の服装の恥ずかしさに気付いたのは、
廊下を歩き始めた後だった。
やっぱり体操服を取りに行こう。考えた矢先、芳子ちゃんが言った。
「ごめん。音楽室に忘れ物」
私は慌てて一緒に行くと答える。
この姿のまま、一人で歩きたくない。
「ねぇ、那美ちゃん。あの時ね・・・? 社の中に、何か見えたの?」
道すがら、彼女は何度目かの質問を私に向けた。
同じ答えを、私も繰り返す。
私達の距離が開き始めた、あの時と同じ会話。
「ううん。何も・・・。芳子ちゃんと同じだよ」
無意識に、私の手はスカート越しにお腹へと伸びていた。
何時の間にか横を歩く少女の瞳も、そこに向けられている。
私が気付いた事が判ると、彼女はすぐに視線を逸らした。
それは、私が今まで見た事のない、彼女の目つきだった気がする。
339カミウミ 5/8:2008/01/17(木) 00:48:55 ID:mwi9KoCT
 音楽室に入ると、2人程男子生徒が残っていた。
軽音部だと思う。ギターケースを抱えていた。
私は思わずスカートの裾を押さえる。
「私、外で待ってるから」
慌てて部屋を飛び出そうとした私の鼻先で、扉が閉まる。
驚く私の前方を、友人が塞いだ。
「お願い、どうしても聞きたいの。
社の中には、何があったの? 勾玉?」
かつての友人の顔がそこにない事に、私はぎょっとした。
どこか虚ろな、私の知らない瞳が、私を見ている。
「だから、何もなかたって言ってるじゃない」
「何もないって、カラッポって事?」
男子生徒が何事かと、こちらに近寄ってくる。
私は早くこの会話を切り上げたかった。
「そう、カラッポ」
「ウソツキ」
彼女はじっと、私の目を見た。
別人のような目つきに気圧されて、思わず後ずさりそうになる。
「扉の中にはお守りがいくつもぶら下がってたでしょ?
あそこに行った人達が入れて帰ったの。私も入れた事があるわ。
見えなかった筈ないのに、どうして貴女はそれがカラッポだって言うの?」
友人に良く似た女生徒の言葉に、私は多分青ざめた。
「どうだっていいじゃない。きっとよく見て無かったからだよ」
私より下にある彼女の肩を押しのけて、私は外へ出ようとした。
でも、出来なかった。
何時の間にか私の脇に誰かの腕が回されて、羽交い絞めにされている。
振り返ると、先ほどの男子生徒の一人だった。顔も知らない相手だ。
「出してあげないよ。那美ちゃん。
イザナギ先輩の所になんて、行かせないからね」
「ちょっと、悪い冗談はやめてよ。
貴方達も何やってるのよ。人を呼ぶわよ!」
2人の男子生徒はニヤニヤと嫌な笑いを浮かべている。
芳子が私の手から鞄を取り上げた。
逆さに開いて中身を床にブチまける。
私の教科書や筆入れ、携帯電話や部屋の鍵、床にばら撒かれたその全てを、
彼女は蹴飛ばした。
「騒いでも無駄なの。音楽室は防音バッチリだから。
ねぇ、何処に隠したの? 勾玉。
お願い、私に頂戴。服の中に隠してるの?」
鞄を投げ捨てて、彼女は虚ろな目を私に近づけた。
小さな手が、私の制服からスカーフを外す。
「やめて! そんな物なんて私持ってない」
「ウソツキ!! イザナギ先輩を独り占めするつもりなんだ!!
誰かこの女を黙らせて大人しくさせて!」
芳子が髪を振り乱して喚く。
私の視界が歪んで、彼女の姿が遠く、小さく見える。
男子生徒が一人、私の視界を塞いだ。
340カミウミ 6/8:2008/01/17(木) 00:49:56 ID:mwi9KoCT
腰を捻って繰り出すボディーブローが、私の制服とスカートの間に捻じ込まれる。
「へぅっ」
お臍の辺りいっぱいに広がる、ゴツゴツとした男の拳の感触に、
私は思わず呻き声をあげた。
男の人の力って、こんなに強いんだ。
たった一発で涙が溢れそうになる。
制服の中で胸がゆれて擦れる。
「すげぇ。ブラジャー付けてないとこんなに揺れるんだなぁ」
私の前にいる男子生徒が、まじまじと私の胸を見ている。
ヤダ。私は手で胸を庇おうとしたけど、羽交い絞めにされて届かない。
「ほんとか? 代わってくれよ」
「まぁ待て、もうちょっと」
男子生徒は続けざまに私の同じ所を殴った。
2発、3発、4発。
1発ごとに制服の裾から覗く臍が波打ち、内蔵が悲鳴をあげていく。
制服ごと上下する私の胸に、男子生徒は夢中になっているようだった。
「はぐっ、ぐぷ、げふぅっ」
呻く度に唾液が飛び散り、唇の端に細い線が出来上がる。
腰が引けて、お尻が何度も後ろの男にぶつかった。
「後ろも悪くないな。スカートの下、何も穿いてないんだろ?」
どうしてそんな事まで・・・。
スカートの向こう側で、私を捕獲する男子の下半身が反応してくるのが判った。
この野郎ども・・・。
罵ってやりたたかったが、もはや私は完全にグロッキーだ。
戒めを解かれても、その場に崩れ落ちるしかない。
頭がぼーっとする。
ぼんやりとした視界の中で、少女の顔が近づいてきた。
「那美ちゃんに水かけたのって、こいつらなんだよ?
だから那美ちゃんが下着つけてない事知ってるの」
ウソ・・・。どうして?
どうして犯人を貴女が知っているの?
「早く教えてくれないと危ないよ? こいつらケダモノだから。
ねぇ、何処に隠したの? 服の中? ひょっとして体の中?」
「どうして・・・芳子ちゃ・・・」
「その名で私を呼ばないでよ!!」
手の平が、私の頬に飛んで来た。
「その名前大嫌いなんだから! 貴女、私の名前の意味知ってて笑ってるんでしょ?」
茂摘 芳子をモツメヨシコと読める事。
それがヨモツシコメのアナグラムだと彼女は自虐していた。
あの時は、関係ないよと笑った。
あんなに可愛かった彼女の顔が、今は名前の通り醜く歪んでいる。
彼女は叫びながら、私の隣までギターケースを引きずって来た。
「オイ。高いんだぞソレ」
「煩いわね。お金ならちゃんと払うって言ったでしょ!」
男子生徒が呼び止めたが、醜女と化した友人は、構わず私の体を仰向けに転がした。
「汝が身はいかに成れる。わが身はなりなりて成り合はざる処一処あり。
わが身はなりなりて成り余れる処一処あり・・・」
彼女が聞きなれない言葉をつむぎ始める。
私の下腹が熱くなっていく。
勾玉が鼓動しているのが判る。
声を上げそうになって、私は唇を噛んだ。
「・・・故このわが身の成り余れる処を以て、汝が身の成り合はざる処を刺し塞ぎて、
国土を生み成さんと以為ふ。生むこといかん」
醜女の言葉が終わる頃には、私の下半身は蕩けそうに熱くなっていた。
子宮の中にある勾玉が、イザナギを欲して激しく打ち震えているのだと判る。
気を抜くと熱い吐息を漏らしてしまいそうで、私は身を捩って耐えた。
341カミウミ 7/8:2008/01/17(木) 00:50:54 ID:mwi9KoCT
「あの人の言った通りだ。お腹の中にあるんだね・・?」
私の横で、醜女はずしりと重そうなギターケースを精一杯振りかぶる。
あの人・・・?
疑問に思ったのは一瞬だけ。
次の瞬間には、とてつもなく重い塊が、私のお腹に落下した。
「ぶごぉぉぉぉ!!」
あまりの衝撃に両手と両足が跳ね上がり、胃が押しつぶされて、
一瞬で胃液が逆流してくる。
我慢する暇さえなかった。冗談かと思える程に、汚物が高く吹き上がった。
私の口から黄色い液体がじゃぶじゃぶ出て来て、息も出来ない。
さっきのボディーブローも痛かったが、比べ物にならない。
あまりの苦しさに、視界が裏返る。白目を剥いてしまったんだと思う。
舞い上がった汚物が重力に従って、私の顔や制服をべとべとに汚していくのが、
感触で判った。
跳ね上がった腕と足が力を失って床に落ちる。
スカートが捲れて、私の恥ずかしい所が露出したようだったけど、
今はそれをどうにかしようなんて気力もわかない。
「今、取り出してあげるからね」
醜女が喚いた。私に突き刺さったギターケースに体重がかけられる。
とどめとばかりに胃を刺激され、横を向いた私の唇から、
残った胃液がコポコポと流れ落ちていく。
「う、うげぇ・・・・げぇぇぇ」
「無い、無い・・・無い無い無い無い」
芳子、いや醜女の声だけが耳を通り過ぎていく。
腕や足はおろか、顔を動かす事すら、しばらくは無理だと思う。
ただヒクヒクとお腹を上下させて、胃液を垂れ流しながら、
この痛みと苦しみが過ぎ去るのをじっと待つ事しか出来なかった。
「オイ、流石にやりすぎじゃねぇのか? 死んじまうぞこの子・・・」
「うるさぁいっ!!! ゴチャゴチャ言うなそこで見てろ!
後隠せるのはどこよ!! ここっ!?」
醜女のつま先が私の剥き出しの秘所を抉った。
「ひぎぃッ!」
女にとって最大の感度の塊を蹴り上げられて、私の腰が浮き上がる。
自分では動かせなくても、反射は身体を突き動かすようだ。
「それともここ!?」
さらに、浮き上がった私の下腹に、醜女の指先が無遠慮に埋め込まれて来る。
「ふぐぅっ」
彼女の指が、私のお腹の奥で、何か固い物に触れるのが、私にも判った。
発熱した勾玉が脈動する。
「そう。ここね、ここにあったのね。
ねぇ、コレ、私に頂戴。頂戴よお願い。
シコメなんて嫌。私だってイザナミになりたいの!」
醜女の指が、或いは拳が、私の下腹をぐちゃぐちゃにしようと叩きつけられる。
もともと柔らかい部位な上に、今の私はそこに力を込める事さえ出来ない。
女の力でも簡単に、私の肉を突き破って、その奥にある内蔵を抉る事が出来た。
「おぶっ・・も、もうやめて・・おねが・・・ぐぶぅ!」
私はもはや、殴られて反応し、呻くだけの人形だった。
拳が肉を波立たせ、指が内蔵をかき混ぜる度、無様な喘ぎ声を、
涙と胃液でぐちゃぐちゃの唇から吐き出す。
342カミウミ 8/8:2008/01/17(木) 00:52:17 ID:mwi9KoCT
「はやく、はやく吐き出してよ。まだ指が届かないよ・・・!」
「はぁぐぅぅぅぅ!!」
さんざんに陵辱された筈の私の下半身から、新たな刺激が爆発した。
醜女の指が2本まとめて、私の胎内に侵入してきたのだ。
勾玉を求める指が、Gスポットを含めた膣内全部をかき乱す。
粘液質の淫靡な音が私の耳にまで届く。
「はうっ、はうっ、はぅん、ひゃひぃ!」
スカートに潜り込んだ醜女の手が、粘液で溢れた私の秘唇を突き上げる。
その度に下半身から快感が湧きあがり、信じられない速度で一気に上昇していく。
うそ、なんでこんな・・・、これも勾玉のせい・・・!?
「全部言われた通りだ。イザナギの言葉で、イザナミが発情してる。
ここを使って先輩の事たぶらかすつもりだったんでしょ!?
なんで貴方なのよ! 私の方がイザナギ先輩の事好きなのに!
イザナギ先輩の事好きでもないなら、さっさと勾玉吐き出してよ!」
芳子の拳がまた下腹の肉を抉った。
脂肪が掻き分けられて、奥にある子宮がひしゃげ、中にある固い物が発熱する。
「はんっ・・・げぶぅ・・・ひゃぁぁ、ぐべぇぇ!!」
快感と苦痛の喘ぎを交互にあげさせられて、私の脳で火花が散っている。
もう、自分の身体がどうなっているのかまったく判らなかった。
唇から湧き出る唾液の流れは、苦しいからなのか気持ちよいからなのか、
判断がつかない。
意識がどんどん遠くなっていく。
「スゲェ・・・。おい、もう我慢出来ねぇよ。早く俺達にもやらせてくれって」
男子生徒が醜女を押しのけて、私のスカートに手をかける。
もう一人は、震える手でベルトを外し始めた。
「ダメよ」
小さな醜女が言う。
「那美は私が犯すの。イザナギ先輩を奪おうとする人は、誰も許されないから。
おいで、ヒルコ」
醜女が呼びかけた名前に、私の意識が覚醒する。
彼女の影が大きく盛り上がった。
人型の影は形を変え、丸く大きな塊がせり上がって来る。
いつか見た光景が、私には信じられない。
二人の男子生徒も、身動きすら出来ず、成り行きを見守っている。
球形の塊が完全に姿を表すと、そこから四つの足が伸び、鋭い鉤爪が出来上がる。
牙を剥き、たてがみを生やした二つの顔が加わり、二本の尻尾が生えた。
二首のライオンは、各々の頭を逆方向に向け、雄たけびをあげた。
一人の男子生徒の手からベルトが、もう一人の手からスカートが落ちた。
「な、なんだよコレ!?」
まず、叫んだ男子生徒の体に、ライオンの片首が噛み付いた。
血しぶきをあげた彼の体は、すぐに動かなくなる。
助けを求めながら廊下に走り出たもう一人の腕を、
もう一方のライオン頭が引きちぎった。
廊下が血に染まり、片腕を失った生徒が悲鳴をあげてのた打ち回る。
「次は那美ね。出来れば痛くないように取り出してあげたかったんだけど、
仕方ないよね。
那美が悪いんだよ。私がこんなに欲しがってるのに、くれないんだもの。
ヒルコ、那美のお腹から、私の欲しい物を取り出して?」
虚ろな瞳の少女が私を指差した。二首のライオンがこちらを見る。
「お願い、ヒルコ。殺さないで・・・・」
私は呟いた。
私の背中の影から、私の体を持ち上げるように、大きな塊がせり出して来る。
塊は四本の足と狼の顔を作り上げた。
「確約は出来かねるぞ、イザナミ」
狼の姿をした、私のヒルコはそう答えた。
343ミスト:2008/01/17(木) 05:58:03 ID:h8LpoPif
すごい!かっこいいですGJです><
なんだか、前スレで書いてた自分のが恥ずかしくなるくらい…;;
勉強になりました、これから似ないよう気をつけて、お手本とさせて頂きますね。
世界観とか台詞回しとかすごくかっこいいです♪
今後の展開も気になります、次回も期待しています(^ ^
344名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 03:17:16 ID:aQHYVZy8
>>342
お、エロ居ですな〜
続きまってるぜ


今期のあぬmだと、
ロザリオとヴァンパイアの変身後モカを
きっつい腹責めで無様に地面に這いつくばらせたいw
345名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 19:04:27 ID:4sU5rmBj
ここのスレは本当に活気づいてますね〜皆様頑張って下さい〜

さりげなくシチュ提供をしたい自分・・・提供するべきかしないべきか・・・
346名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 20:37:16 ID:nBZECRVn
どっちかってえと最近減速気味なんだぜ>>345
シチュ提供もとむん!
347名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 21:37:37 ID:d2SovI1a
便乗してもおk?
348名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:39:03 ID:4sU5rmBj
>>346サンクス
じゃあ・・・
特殊部隊員の女が防弾性能付きのスーツ越しに銃弾を受け悶える・・・
って言うシチュを希望してます
元ネタは・・・これはスレ違いかな・・・
349名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:48:09 ID:nBZECRVn
>>348
元ネタは攻殻の素子?
350名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:59:11 ID:4sU5rmBj
>>349
いや、メタルギアアシッドのテリコです。
2の公式サイトに資料集のページがありますので・・・(携帯からなので載せられません)
胴体部分がスタイル出るスーツなのでいいかな・・・と
351名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 23:27:00 ID:nBZECRVn
ボンデージっぽいボディスーツだね
いいねいいNE!
352名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 23:29:36 ID:nBZECRVn
あでもディスカバリーチャンネルで見たぜ?
どんなにがっちむちな男が防弾チョッキ着ていたとしても、
腹部に散弾直撃食らったら内臓へのダメージは避けられないってさ
ゲロどころじゃねえw
ましてや女だったら・・・
353名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 23:39:56 ID:4sU5rmBj
いえ、作中散弾銃は見かけませんので(敵兵がアサルトライフルなので)
他には拳銃でもOKかと(ラ・クラウンと言うボスが持ってます)
354名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 23:52:19 ID:QmUyl/ZA
俺のSS書きとしての本能が告げている
こいつのリクを一度でも聞いてしまうと、後々面倒な事になる
355名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:16:58 ID:RYJQYXL8
>352
フィクションなのだから、新性能の防弾スーツ着てたとか、素子のようにサイボーグだとかってネタでも良いのでは?
自分的には女サイボーグネタで、油断していて一発くらい、悶えてる所へ連射されていたぶられ〜
というのがいいかもしれなひ
356名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:39:04 ID:w9l/6GtK
KY路線でシチュ書きます・・・

魔法系
目に見えないぐらい細い針に魔法をかけてコーティングし強度を上げ、更に見えなくする
相手に刺さっても痛みがないので気付かない
相手の体内に侵入
針を媒介として魔力で直接攻撃
外から見れば何もないのに魔力障壁を無視して直接内臓破壊をしているように見える
揉みしだいじゃってくださいw

障壁は壁と思われていたが実は編み目上になっていてより防御効率を上げている
その盲点を突いた攻撃である

もしくは障壁を張られる前に攻撃済みとか

あれ?腹責めはいずこへ?
そういう方は筋肉でも操作しちゃってください
パンチくらってないのにパンチの後が!・・・みたいなorz


357名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 03:56:28 ID:0PzttKST
>>356
>実は編み目
DU装甲みたいな感じですかね。まぁそれも板に挟み込まれているので
メッシュ単体って装甲は増加装甲ぐらいしかないのでちょっと頭ひねらないと
防御効率が高い表現をうまく書けないかも知れないですが結果は面白いですね。

六条のラストだけ書き終わったけどむしろ腹責めほとんど関係なくなっちゃった。どうしよ……。(;= =)トオイメ
ある意味腹責めといえなくもないがスレ違いも甚だしいというか。
こういう場合はスレ投下じゃなくてロダかなんかの方が良いかな?
中間が埋まってないしモチベーションを維持するのは大変ですね……。
358名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 04:13:38 ID:YAC5AN8W
イヤッホーイ六条さんだー!
楽しみにしてましたぜー

あんまりハードなグロとかじゃなければ警告つけてうpでいい気がするが
それにしても一体どんなネタだというんだ……
スカとか?逆に痒くなるほどの純愛とか?
359名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 07:35:55 ID:QkI04P1s
>>357
もうすでに続けて投下して来ているのに、ここで別所に投下すると
スレ中の一連のお話に抜けが生じるのは避けて欲しいです。

こちらの我が儘ではありますがロダだと時間が経つと流れてしまうので、
せっかくの続き物なのに間が完全に抜けちゃう事になるのは勿体無いというか…

一つの大きな物語を追っているのですから時には全てを盛り込む事は無理な時もありますよ、
読む側もそんな厳密な事を注文する気はないです
幕間といった感じで投下されてはいかがでしょうか?
360名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 09:19:58 ID:1hRJiJyI
なんちゅうかこんだけ人間がいるんなら作品に感想でも書いてやれよって思った
361名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 14:47:35 ID:w9l/6GtK
>>357
意外にも好感触っぽいのでホッとしましたw
表現あたりはあなたの腕なら余裕でいけると思います。

というか、いつの間にかシチュ提供者になってしまった・・・orz
362名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 16:03:30 ID:amqi5hep
>>360 dクス
皆そうだと思うけど、投下後は批判でもいいからコメに飢えるんだよね。
これだけ人がいてスルーされてるなら、いらない子だと実感したわ。
半年ROMっときます
363名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:28:20 ID:VvFtBB+U
>>353です
>>355
女サイボーグなら機械だから人間なら死ぬようなのにも耐えられるはず・・・
スラッグ弾(一粒弾)が効きそうかもね。人間なら・・・コルトパイソンで。(弾はあえて言いませんが)

うーん腹責めと銃弾を無理やり結びつけてしまう・・・
364名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 02:38:50 ID:KvC9WBYp
>>358>>359
thx
何となく理解した。
ちょいグロいかなってのと(ハードかどうかは判断つかぬ)しかもそれがあんまりスタンダードな
腹責めとは言い難いとかだったのでちと書き直してマイルドにして投下する方向で検討するわ。
そもそも出だしのほうとかまだ書いてないし。
スカは大嫌いなのでないですが流石に純愛とかでもないわけですが。
普段角煮の子宮スレとかにいるわけですが……なんだ。やりすぎた。orz

>>361
ん、えーと今書いてるのが終わったら普通の名無しさんになる予定なので
俺が特になんか書こうと思ってるとかそう言ったことではないですよ?
どっちかっつーと個人的には鎖帷子と女忍者とかの方が良いかなと思ってた。その編み目ネタ。
365名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 20:16:57 ID:Aq4AUzZm
>>364
待ってるよ!
366名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 11:50:25 ID:wHzPo7cl
なんかいきなり過疎った?
ネタも無いけど、一応保守。
>>364
待ってるよ!
367名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 18:39:13 ID:qQ48vTf4
美少女格闘家の腹をえぐりage
368名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:35:01 ID:81gm3A/J
美少女格闘家のかわいい子宮に痛恨の一撃age
369名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 04:54:43 ID:kqOPLV2N
一つ質問なんだが、責め側の視点と受け側の視点のどっちが良い?
370名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 11:01:15 ID:znxtC4lK
受け側視点で
371名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 19:27:58 ID:0A+UnIL7
うん受け側がいい
372名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 19:56:41 ID:KDNTOTbp
こうゆうh
ttp://intervalues5.com/k/kuroda25.jpg
巨乳っ子を腹パンして、おっぱいがゆさっとしたら萌えるねw
373名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:00:00 ID:oNbelukV
>>372
403で見えなかった。
これの左下の画像ね。

黒田美礼 セクシー画像
ttp://intervalues5.com/k/kuroda.html



俺的には>>368に便乗して

「生理中の美少女格闘家のかわいい子宮に痛恨の一撃」

がいいw
374名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 22:18:22 ID:KDNTOTbp
>>373
フハハこの鬼畜めwww
375名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 17:07:28 ID:wGqMpsLw
>>373
生理とは予想外だった
376名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 08:10:04 ID:Mlp4k2jy
保守〜
377名無し@ピンキー:2008/01/31(木) 21:02:14 ID:IwdWujgk
俺の高校の文化祭で映画作成したんだけど
その中にイジメの暴力シーンがあって
ちょうどイジメウケる側がまあまあ可愛い子だった
演技だけど何発も腹にパンチとか膝蹴り受けて「うっうっうっ」
て言ってるのを見てぬいた。CDに焼いてクラス全員に配られたんだが腹押さえて膝から崩れ落ちるとこでいつもいってまう
378名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 00:09:43 ID:lLDsH7EW
グレンラガンのヨーコをぼっこぼこに腹責めしたいぜw
「おらぁ! 胃が破れるまでぶっこむぞ!!」とか言いながら
メリケンサックはめた拳をあのむきだしの腹におもいっきしぶち込むw
37980:2008/02/03(日) 00:55:22 ID:3H70aJ+n
ここまで快進撃を続けた六条綾香であったが、ここへきてその進撃が鈍化を見せていた。
先ほどの蒼井遥華を筆頭に主立った紫音側の幹部はことごとく綾香の前に倒された。
最早この国の筆頭魔導師の地位は完全に綾香の手中であると行って過言ではなかった。

しかし、実のところ内戦状態に近いこの状態は、国力の疲弊を招いただけで
実際には状況は危ないものとなっていた。
本質的には外敵であれば多少の主義主張の相違は乗り越えられたものを
ある程度の所まで戦い、片桐紫音を一騎打ちの末倒して再統治する予定が
まるで綾香が騙し討ちをしたかのように何者かの奇襲によって紫音が倒された結果、
旧紫音側が徹底抗戦を掲げてしまったため、自らの手によって優秀な多くの魔導師の
魔力急所を破壊し、再起不能に陥らせる羽目になってしまった。

もとより組織だった行動は苦手な綾香にはこれといって強大なバックアップの組織はない。
今綾香の元にいるのは「紫音側にはいたくない」という利害の一致で集まった者達ばかりであるが故に、紫音の勢力が無くなればいつまた敵に回るかも知れない。
それを考えても、綾香の心配の種は尽きないのだ。
更に言えばこのまま旧紫音派を壊滅させてもこんどは西の大陸がこの国を滅ぼすだろう。
それぐらいのことは容易に想像がつく。
そしてひとたびそのような介入が起きれば、同盟諸国の参戦、
そして三度の大戦へと発展する危険性を孕んでいるのだ。
そして実際の所誰が紫音を倒したのか。
未だその正体すらつかめない不安もぬぐえなかった。
38080:2008/02/03(日) 00:55:56 ID:3H70aJ+n
「お姉さんが六条さんであってる?」

不意に響いた声に綾香が振り向くと、そこには年端もいかぬ少年が一人。
考える間もなく、身体が瞬間的に防御姿勢をとる。
綾香が敵だ、と感じたのは自分が反射的に構えをとってからである。
例え紫音の部下であろうと、今時少年魔導師などいようはずが無いとは分かっている。
せっぱ詰まってなりふり構っていられないのかとも思ったが、
それにしてはこの少年の余裕は説明がつかない。
少なくとも彼は、紫音が居ない現在、最強と言って誰もが疑うことのない
天才魔導師を前にしていることを自覚しているのだ。
と、すれば可能性はただ一つ。

「やだなぁ。そんなに構えちゃって。別に六条さんの命を頂戴しようとかそういうんじゃないんだから」
「……キミは」
「んー……どうにもなんと言えばいいのか。ボクが紫音さんを廃人に追い込んだ、っていえばご存じなんでしょ?」
「やはりきた……」

先手必勝。
少年の言葉が終わるか否かの刹那に、必殺の一撃を少年に向かって抜き放つ。
ゴンッ!!と激しい衝撃が綾香の右腕に伝わり、幾多の魔法障壁を打ち破った愛刀は何もない空間で止まった。
チッと軽く舌打ちをして素早く後ろに下がる。

だが、少年からの反撃はなかった。
少年もまた、綾香の一撃を受け止めきれずにのけぞって尻餅をついていたのだ。

「ハハ。凄い。凄いよ六条さん。このボクが自分の障壁に圧されてこけるなんて。そんな魔力をその細い身体の何処に秘めていたの?」
38180:2008/02/03(日) 00:56:45 ID:3H70aJ+n
綾香の身体は明らかに他の魔導師に比べて細い。
しかし決して絞り込んだが故の筋肉質な細さではなく、女性としての柔らかさを残したまま圧倒的にその肢体は細かった。
その中では豊満と言える乳房は、64のEと一般人と比べれば十分に発達しているといえたがその大きさが魔力量に匹敵するが故に有力な魔導師では非常に発達しており、綾香とは比較にならない。
そしてその折れそうなウェストは、制服越しでもわかるほど細くくびれている。
スカートから伸びる脚を見れば、隠されたお尻にもさほどの肉が付いていないことは容易に見て取れる。
一般に、一流を名乗る魔導師とは明らかに一線を画していた。

肩のラインからうなじにかけてまっすぐに切り揃った髪の毛を揺らして再び綾香が構える。
綾香の全身が青く包まれたかと思うと瞬間的に開いていた間合いを詰めて
少年に斬りかかる。
普段であればバターのように相手を切り裂く必殺の一撃はまるで粘土板を切り裂くような抵抗を
受けながら進み、ゴスッという鈍い手応えと共に少年が吹っ飛んだ。

後ろに仰け反り、遙か2mほども吹き飛んだ少年の身体がビクン、と痙攣しているのが綾香の目にうつる。
相当威力を削がれたはずだが、それでも致命傷を与えた手応えはあった。

綾香の刀は高速の流体魔力を帯びている。
その魔力が、障壁の魔力と干渉し、受け流し、はじき飛ばして障壁を無力化する。
その上で、実体の刀と残った魔力総てを相手に炸裂させるのだ。
いかなる相手であれ決まれば一撃で粉砕できるはずである。

「あいたたた……なんだよ……酷いなぁ。もっとこう、お姉さんは優しくしてくれるもんじゃないの?」

少年はまるで何事もなかったかのように胸の傷を押さえて上体をむくりと起こした。
明らかに右の脇腹と胸郭の境界、一番下の肋骨あたりが歪んでいる。
綾香の一撃は確実に少年の胴部を捕らえ、アレでは呼吸もままならないはずだ。
しかし、少年の手で押さえられた肋骨はあっという間にその歪みを正した。
38280:2008/02/03(日) 00:57:42 ID:3H70aJ+n
「なっ……。何を!?」
「わかりやすく言うと、魔力治療かな。凄いよ。このボクの障壁を打ち破って一撃を食らわせるどころか治療までさせるなんて。これは誇ってもいい快挙だよ。なにしろ、あの紫音さんでさえ傷つけるどころか全く歯が立たずに魔導師を廃業したんだからね」
「でも、残念ながらこの程度の損傷なら大地から吸収する魔力だけの治癒力の促進でカバーできるからね」
「大地から……魔力を……?まさか!?魔法使いとでも言うの!?」

少年の言葉に驚愕して綾香は一歩下がる。
それに呼応するように少年が一歩踏み出す。

「そうさ、ボクは君たち中途半端な魔導師と違ってあらゆる物から魔力を引き出すことが出来る。六条さんがその身体の中に大事にしまっている卵巣二つしかないのに対して、ボクはこの世の総てが魔力源、ってわけ。
でもそうすると問題が一つ。六条さんはどうやって、ボクの障壁を打ち破ったんだい?」

少年が一歩踏み出すと綾香一歩下がる。
先ほどの一撃が致命傷にならない以上、綾香に出来ることはもうそれほど多くはない。
じりっじりっと後ずさりをしている最中、再び綾香の全身が青く発光する。
先ほどよりもそれは遙かに強い光に見えた。

「二度も三度も同じ手が通用すると思わないことだね」

刹那、少年が瞬間的に間合いを詰める。
切りかかった刀をすり抜けられ懐に入られる。
青い障壁を展開するも、42層展開するにはスペースが足りずに圧縮された層にしかならない。
右腕が後ろにぐっと引かれて腹部をめがけて殴りかかってくる。
少年の手が綾香の障壁をまるで霧のように分解しながら突き抜け、みしっ!と鈍い音がして腹部手前15cmのところでとまった。
慌てて少年を蹴っ飛ばし間合いを取る。
あわよくばと狙った急所蹴りは、案の定障壁に阻まれ、そのまま後方へと下がり、42層の青い光が再び綾香を包んだ。

「あっはっは。凄い、凄いよ。ただの魔導師が2種類の障壁を使いこなすなんてね。しかもそのうちひとつが圧縮障壁を別の魔力障壁で包んだハイブリッド式のものだなんて。本当に六条さんは天才だね敬服するよ。むしろその力は僕らに近いといってもいい」
「外部魔力層を分解するなんて……でも2種類同時に分解することはできないみたいね?」
「種さえわかれば然程怖くないよ。コンポジットバリアもさっき六条さんが抜いたように万能じゃあない……」

言うが早いか再び殴りかかった少年の拳が突き出されると何かにぶつかったように爆破される。
ドンッと爆発がおこり拳が逆方向に押し戻される。

「誰が2種類の障壁を使いこなすですって?魔法使いといったところでこの程度……怖くないのはこっちの台詞よ……」

どっと青白いオーラが綾香の身体から吹き上がり刀へと凝縮してゆく。
放出した全魔力を刀に込める気なのだ。
しかもその放出量は先ほどの比ではない。
2倍はあろうかという可視のオーラが見る間に刀へと凝縮してゆく。
38380:2008/02/03(日) 00:58:37 ID:3H70aJ+n
「おー…イテテ…。なに、今のER……ってちょっとお姉さん。そんな凄いので追い討ちしなくても。流石にそれを食らうとまずいかもねぇ」
「今ので確信したわ。決してその力は万能じゃない……。ならこの一撃を防ぐのは不可能なはず!」

言うなり切りかかってきた綾香の刀をみて少年は瞬時に理解した。
左右逆の渦を描くオーラが刀身を取り囲んでいる。
どちらかが先ほどの流体魔力と同じものだろう。
その魔力を打ち消す準備はできている。
しかし、もう一方の渦を描く魔力を同時に消滅させる準備をしていない。
まいったな……と諦めたように少年は衝撃に供えて腹筋を固めた。

ズンッ…!!と鈍い音がして冷たい刀身が腹部にめり込んでくる。
常人では到底敗れないはずの障壁を消滅させそこなった全魔力ですり抜け
見事少年の腹部を捉えていた。
ミシッっと筋肉がゆがむ音がして固めた腹筋が押し負け刀がめり込んでくる。
圧迫された胃から何かが食堂を逆流する感覚がわかる。

踏ん張っていた脚が乱れ少年は刀身のもたれるように前のめりに崩れる。
少年の口からは黄色い吐瀉物が堪えきれずあふれ出し、
それを信じられないという表情で見つめていた。

「ウゲッ……ゲホッ…ゲホッゲホッゲホッ」

激しく咳き込む少年に止めを刺そうと綾香が刀を引こうとしたその瞬間。
がっと刀身を、そして綾香の右手を少年が掴んだ。

(……刀を引かせない気!?)

一瞬判断が遅れた。
そしてそれは致命的であった。

ゴソッという擬音がふさわしいように右腕から魔力が抜かれた。
筋力を維持することすら出来ず、カランッという高い金属音を立てて刀を取り落とす。
右腕が麻痺したように動かない。
力がまったく右腕に回らない。
痛みはない。
しかしまるで突然壊死してしまったかのように綾香の右腕は麻痺してしまっていた。

「……その……物騒な右腕は……もう使い物になら…ないよ」

苦しそうな息の下で少年が言葉を紡ぐ。

「魔力を……根こそぎ奪った上で、魔力回路に……バインドを…かけ…させて…もらったからね。それを解除しない限り……右腕に…魔力が…通うことは……二度とない」

まさか。
そう一瞬考えたが右腕が動かないのは事実である。
しかし。
少年も相当の深手を負ったはずだ。
恐らくは後一撃、後一撃加えるだけでよいのだ。
渾身の力を込め、綾香が全身に青い魔力のオーラを纏う。
しかし、右腕は一瞬鈍く光ったのみでオーラに包まれることはなかった。

そして、間近でそれを見ていた少年の口元が歪むように笑う。
少年の治療はすでに終了していた。

38480:2008/02/03(日) 00:59:45 ID:3H70aJ+n
「凄い、凄いよ。本当に凄い。まさか、六条さんがここまでやるとはね。おかげで僕も予定外の深手を負ってしまったよ」

口ではそういいながら何事もなかったかのように少年がたち上がる。
しかし、右腕に魔力が通わない綾香は、障壁を展開して距離をとる以外のことをする余裕がなかった。
「まさか自分の卵巣が自然放出する魔力を溜めるのではなく、卵子から直接任意に魔力を引き出し、尚且つそれを左右の卵巣別に別個の魔力として扱うとはね。
まさかそんなことをする魔導師がいるとは思わなかったよ。範囲が自分の卵子の限られているとは任意に魔力を引き出す力はまさに魔法使いの力といっていい。
でもいいのかな?六条さんのやり方は確かに凄いけど、自分の卵巣を酷使するだけでいつか卵子が枯渇しちゃうよ?」

綾香はぎょっとした。
自分の力は無尽蔵に引き出せるものだと勝手に思っていた。
事実そのことに気付いたが故に綾香は今まで天才足りえたのだ。
まさか自分の卵子を使い潰していたとは想像もしなかった。

(……はったりにきまっている)

考えても女性の卵子は誕生からその閉経まで日々浪費され続けているのだ。
その浪費分を使ったところで綾香に何の不都合があろう。
むしろその浪費される力を使いこなせない魔導師の方がよほど健全な卵巣を酷使しているというものなのだ。

(今ならまだ……!)

少年は何事もなかったかのように立っている。
しかし、あの一撃で与えた傷がこのわずかな間に完全に直ったはずはない。
だからこそ余計なことを言いながら回復の時間を稼いでいる。
右腕を諦め、左手に全魔力を込める。
2種類の魔力を同時に使えるのは魔導師界広しと言えども綾香を置いてほかには居ない。
2種類を同時に使えばトータルの威力は落ちるがあの少年にダメージを与えることができることも実証済みだ。

「食らいなさ……!?っ」

ドォォォォォォォン……
と地響きのような音がして、土煙が収まった頃に綾香はどっと倒れこんだ。
身に纏っていた制服はおろか下着まで無残にはじけとび、その身に纏っているのはわずかに靴下と靴のみと全裸に近い状況だった。
全身に細かな裂傷や擦過傷を負い、意識も朦朧としていた。
いったい何が起きたのか。
全力の一撃を放とうとした瞬間、すでに綾香は光の渦に巻き込まれていた。

「いい加減にさ……うざいんだよ。僕が本気を出せば六条さんが常時纏っているコンポジットバリアごときは打ち砕けるってわかるだろう?
攻撃をする瞬間は、どんな防御も攻撃範囲より前には出せない。
しかも二種類の魔力を同時に使おうとすれば常時展開しているもの以外に他の障壁を展開する余裕もない。」

ようやく溜飲が下がったような顔をして少年が綾香へと近づいてくる。
38580:2008/02/03(日) 01:00:19 ID:3H70aJ+n
「それでも威力を調節して一撃で消し飛ばないようには注意したんだ。おかげで…はは。素っ裸になっちゃったけど命に別状はないだろ?」

ヒッと声を上げ綾香が咄嗟に左手で股間を覆う。
少年に言われるまで自分の状況に気付く余裕がなかったらしい。
だが、綾香が隠す前に少年はしっかりとそこを見てしまっていた

「六条さん……その年でまだ毛も生えてないんだ。そんな子供みたいな縦スジ晒しちゃって恥ずかしくないの?」

顔を真っ赤にして綾香は震えているが全身にまんべんなく負ったダメージのせいか
身体が思うように動かない。
右腕は相変わらず麻痺したようで目の前でふるふると所在なさ下に揺れる乳房を隠すことすらままならず、必死に左手で股間を押さえたまま耐えるしかなかった。

「ねぇ、もうちょっとちゃんと良く見せてよ。その無様な身体をさ」

近づいてくる少年への嫌悪で綾香は反射的に最大直径で障壁を展開した。
しかし。

ふっと少年が障壁に接触する度またしても障壁は霧散して消えた。
そしてあろう事か、目に見えないはずの爆発反応障壁も同時に消え失せていた。

「ひっ!なんで!?」

自らを守るべき障壁が全く役に立たないことに綾香は怯えた。

「何度も何度も同じ障壁を見せられれば、その魔力を分解することぐらいわけはないさ。
むしろ今まで保っただけすごいっていう感じかな。どーれ。良く見せてね」

がっと少年が綾香の左腕を掴むと左腕からも右腕同様に感覚が失せ、力なく地面に落ちる。
最早綾香の身体を隠すものは何もなかった。
腕が使えなければもはや満足に魔力も使えない。
自由に動かせる脚を蹴り上げ少年を威嚇しようとするが、むしろ無毛の股間を奥まで晒すことになっていると気付いたのは蹴り上げたところを易々と右足首を捕まれて股間を大きく割り開かれた瞬間であった。

「ははっ、これだけ開いてもぴったり大陰唇が口を閉じててまさに子供だね。それとも清楚というべきなのかな。コッチの障壁の方がよっぽど手強そうだ」

少年の嘲笑を聞きながら右脚の力が抜けてゆく。
腿から下、力が抜けた脚は鉛のように重く自分の身体だとは感じられなかった。
必死で僅かに残った左ひざを立てるがまともに身動きの取れない綾香に、少年の手を避ける手立てはない。
がっと左膝を掴まれたかと思うとそのまま力なく左脚も脇へと倒れこんだ。

「さーて。これでもうボクを邪魔するものは何もないわけだけれど」

四肢の動きを封じられ全裸にむかれた綾香はヒッとのどを鳴らして青ざめる。
38680:2008/02/03(日) 01:01:39 ID:3H70aJ+n
「さっきはよくもボクのお腹にきついのを見舞ってくれたよね。だから、六条さんにもぜひともお礼がしたいんだ」

そういって開いた動かない綾香の脚の間にしゃがみこんで真っ白な綾香の腹部に狙いを定める少年の姿に綾香は必死で腹筋を固めた。
ドボッ!!!
衝撃が地面に受け止められて身体から抜けず、耐えかねたように乳房が左右上下にぶるぶると揺れ暴れていた。
鈍い音をたてて、少年の拳がめり込んだ臍の真上あたり、綾香の腹部の中央、。
そこは少年自身が予想したよりも遥に柔らかく、包み込まれた手が気持ち良いくらいの感触であった。

「ははっ……なんだいこれ。魔導師ってのはどいつもこいつも無意味に腹筋を鍛えてるものかとおもったけど。こいつはなかなかどうして。六条さんのお腹の中の動きが全部伝わって来るよ」

げぼっ!!!
万事休す、と感じたときには既に遅かった。
綾香は、腹筋を鍛えてはいない。
否、女子として、自らのプロポーションを美しく維持するのに必要な筋力は十分に有していた。
しかし、それが他の魔導師のようにダメージを吸収する目的で鍛えたかといえばそうではなかった。
一部の、腹筋が六つに割れ、浮き出ているような魔導師には同じ女性として嫌悪さえ覚えた。
相手の攻撃を防げないからあのような無様な肉体が必要になるのだ。
要は障壁で総て受け止めてしまえばいい。
そう考えた綾香は事実、過去総てにおいて相手の攻撃を完璧に、そして華麗なまでに防ぎきってきた。
自らの編み出した三重の障壁を突破できるものなど居るはずがなかった。
しかし。
現に今少年よって自らの白い腹は無防備に晒され、その攻撃に対して脆弱すぎた腹筋はまったく耐えることなく少年の拳を飲み込んでいた。

腹の中で腸が圧迫されねじれ、蹂躙されてゆく。
腹腔内でびくびくと痙攣し、異物である少年の拳を吐き出そうとしているが
到底そんな力があるはずはない。
暫く少年に腸の痙攣を堪能された後、少年によって蹂躙から解放された。
ズボッと腕が引き抜かれた後は無残に陥没し、ビクッビクッと痙攣しながら徐々に元のふくらみを取り戻し始めた。

「へぇ。若いだけあって復元力はなかなかだね。よく締まったお腹程度の筋力しかないのによく頑張るね。じゃ、もう一発……」
「ひっ……ま、まって……っぎゃお!!!!」

制止するまもなく臍をはさんだ反対側、やや下よりの位置に再び少年の拳がめり込む。
咄嗟に腹筋を固めるの間に合わず、18歳の女子がもつそのままの柔らかさで少年の拳を受け止めてしまう。
一発目の衝撃からまだ立ち直っていない綾香の内臓は再びの衝撃にまったく対応できなかった。
綾香の腹腔内はパニックに陥り、ただ闇雲に不規則な痙攣を繰り返す。

そして少年は拳にそのまとわりついてくるかのような内蔵の感触を堪能していた。

「六条さんのお腹は本当に気持ちがいいなぁ。今までに殴ったどの魔導師のお腹よりも最高の……あれ、痙攣が治まってきちゃった。じゃあもう一回いくよ」
「い、いや……いやぁあぁぁぁぁあああああ!!!お腹はもうやめてぇぇぇぇぇ!!!!」

少年が拳を抜きざま振りかぶるのをみて綾香は絶叫した。
叫んだ後激しく咳き込む綾香を見て少年はきょとんとしていた。
まさかこんな風に叫ぶ余力があるとは思っていなかったのだ。

「いやはや。凄い声だね。わかったよ。そんなに嫌がるならもうお腹は殴らない。でもボクの腹の虫もまだ収まっていないんだ。だから、こっちを代わりに殴らせてもらうよ」

そういって膝立ちのまま半歩下がって少年は下手にまっすぐ抜き手を突き出した。
指先にぐにゅりっと柔らかいゴムのような感触が最初にあり、一瞬抵抗した後でそれは特有の柔らかさで左右へと口を開く。
その内側でフニフニと頼りなく縮こまっていた襞は何の抵抗もできずに圧力に負け、その扉を開いてしまう。
そしてその奥。
綾香の急所中の急所の穴がびくびくと震えてそこにあった。
まっすぐに少年の中指がその穴を捉えると後はそのまま、指をすぼめて勢いのままに突きこまれた。
38780:2008/02/03(日) 01:02:13 ID:3H70aJ+n
ズブブブッ!!!
と少年の手がどんどん進入してくる。
真の最後の砦であった処女膜はおそらく跡形もなく引き裂かれたことだろう。
あまりの痛みにどれがその痛みだかもやは綾香にはわかりはしなかった。
少年の手はそのまま綾香の中を進んで手首まで埋まり、指の先がコリコリとした綾香の丸い子宮口を捕らえてぐいぐいと圧迫してくる。
女の最奥。女の子にとって最も大切で最も神聖な器官を守ろうと子宮口が必死にその口を閉ざす。
しかし少年の圧倒的な暴力は肉の門を、子宮全体を突き上げひしゃげさせた。
ぶるっと子宮全体がひときわ大きく震えたかと思うと、祈るような綾香の想いに反して子宮口はその抵抗をやめ自らの内部から大切な愛蜜を吐き出した。

「六条さん……初めてだったんだね。だけど六条さんのオマンコもお腹の中に負けず劣らずきもちいいよ。あったかくて子宮と膣がぷるぷる震えてて。それっ」

流れ出る破瓜の血を腕で感じながら中指の爪を立ててガリッと綾香の胎内を引っ掻く。
いかなるものにも触れられることなく大切に守られてきた柔らかな内壁が想定外の暴力に晒されて削り取られる。
ビクビクッと綾香の身体全体が激しく痙攣し開いた口からは空気が漏れるばかりで声にならない。

「ははっ中を傷つけるとオマンコが手をパクパク咥えてきて気持ちいいや。ほら。今度はこれでどうだい」

中指の先で何度も何度も子宮口のふくらみをなぞってゆく。
先ほどの暴力的な刺激とはうって変わってやさしく撫でる愛撫に子宮全体がぶるっと身震いするように震えて中から大量の熱い液体が少年の手に浴びせられた。

「そんなに汁を浴びせかけられたら手がふやけて抜けなくなっちゃうじゃない……か!」

ゴスッと少年の手が内部でまた奥へと突き上げられ、再び子宮が拳の暴力に晒される。
直撃を受けた子宮口はパクパクと口を開き濃密な魔力をゴブリと吐き出す。
右腕を少し引きまた突き上げる。
1発。2発。3発。
耐え切れないようにぽっかりと空きっぱなしになった子宮口からそのたびに魔力が愛液にのってだらだらと流出する。
それでも少年は綾香の子宮を何度も何度も少年は綾香の子宮を殴り潰した。

「こりゃいいや。六条さんの子宮口がコリコリしていて適度な弾力で殴るだけで気持ちいいや。まぁこのままやってると大事な所、使えなくなっちゃうかもしれないけどね」
「ひっ……げぇっ……おね……ひぎぃっ!…やめ……て……げうっ!!」

少年が子宮を殴りつける度に綾香は悲鳴を上げ、とぎれとぎれに懇願しているのが分かる。
子宮口からは愛液が噴き出し高濃度の魔力がはき出されて続けているのが感じ取れた。

「さて、お腹責めどっちがよかった?子宮をこのままダイレクトに殴り続けて欲しい?それともこのまま子宮をつぶされてでももうお腹を殴られるのはいやかな?好きな方を選ばせてあげるよ」

尚もビクビクと震える子宮を手に感じながら少年が問う。
通常直接触れられるはずのない急所を殴り続けられている綾香に選択の余地はなかった。
38880:2008/02/03(日) 01:02:52 ID:3H70aJ+n
「も、もうやめ……て……おねが……い…お腹…お腹殴ってもいいから……うぇえっ!!!」

少年が渾身の力で子宮を殴りあげるとブジュッという音共に白濁した愛液吹き出し綾香はグルッと白目を剥いた。

「ふーん。そう。このまま子宮を潰しても面白かったんだけどな。六条さんのお願いじゃあしょうがないね。これで最後にしてあげる……よ!!!」
「ぎゃあぉぉぉぉっ!!!」

ズブッ!!という音共に再び少年の手が綾香の下腹部を内部から突き上げぼっこりと盛り上がる。
ゆっくりと少年の手が引き抜かれ、ようやく綾香の幼い性器に平穏が戻った。
しかし、綾香は現時点で殴られた子宮に大きなダメージを負ってしまっていた。
ズキンズキンと鈍い痛みが女性器から全身へと広がってゆく。
麻痺して動かない両手両足。
陥没し、張りを失った腹直筋。
あろう事か最奥まで蹂躙されてしまった女性器。
これだけのダメージと辱めを受けても尚、綾香は開放されない。
むしろこれから更なる試練が始まるのだ。

「さて、とじゃあお赦しもでたことだし、改めていこうかな」

少年が右の拳を振りかぶり綾香は力の入らない腹筋をあらん限りの力を振り絞って固める。
力を入れる度にズキズキと子宮が痛み、腹筋の力が抜けそうになるのを必死でこらえた。
それでも少年の一撃に自分のお腹は耐えられないだろう、と綾香は考えていた。
しかしそれでも、何もせずにやられるのはいやだった。

ボコォッ!
綾香の予想に反して少年の拳は細くくびれたウェストを横から襲った。
腹部全体に力が入っていたとはいえ、横から来るとは思っていなかっただけに
受けたダメージは大きい。
少年の手は易々と腹斜筋を貫き、細いとはいえ、綾香の身体の中央部まで拳をめり込ませていた。
衝撃に耐えきれず胸郭の上で柔らかい乳房がぶるんぶるんと踊りを踊る。
身体をくの字に曲げ、必死に痛みに耐える綾香を更なる激痛が襲う。
少年の左拳が綾香の右脇腹を襲ったのだ。
左側を貫かれた余波で右脇腹を突き出すような形に身体を折っていた綾香には
その一撃に為す術がなかった。
柔らかく尽きだした脇腹はいとも簡単に貫かれて中で少年の両手が綾香の身体越しにぶつかったのを感じる。
訳も分からず内部を出鱈目にかき回された綾香腹部に更に少年の拳が落ちる。

「おげぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

最早たいした硬さもない腹筋を圧倒的な暴力が貫き胃袋が、脾臓が、潰さていく。
溜まらず黄色い胃液にまみれた吐瀉物をあたりにまき散らす、
ズムッ!!…ドスッ!!
殴られる度に乳房が跳ね踊り、それを楽しそうに左手で揉みながら右拳を振り下ろしていく。
38980:2008/02/03(日) 01:03:29 ID:3H70aJ+n
「六条さんのおっぱいは大きすぎず形が良いいのに融けるように柔かくて気持ちいいね。
とがった乳首の弾力も最高だよ」

そんなことを言われても受け答えをする余裕は綾香にはなかった。
二度三度と胃袋を潰されついには吐き出すものも無くなった頃、綾香の中はずたずたになっていた。

乳首をこねくり回していた左手を離して更に右脇腹を今度は斜め上に殴られ、ずれた内臓に横隔膜が圧迫され呼吸が一瞬止まる。
ドボォッ!!!
そして真上から鳩尾に一撃。
もはや固めることすら叶わない腹筋はその威力を止めることも叶わず、
肝臓がぐちゅりと歪み、致命的な一撃を受けてしまった綾香の瞳からは期せず涙が一筋こぼれ落ちた。

「後無傷なのはココぐらいだね」
ズンッ!!
綾香の下腹部、膀胱の真上の腹直筋を破壊し、膀胱と傷ついた子宮をぺしゃんこに押しつぶした。
綾香の無毛の縦すじから黄金色の体液が永遠に続くかと思うほどじょろじょろと溢れ出て、あたりに金色の水溜まりをつくった。
自らの腰が暖かな液体に包まれるのを感じながら綾香はその意識を閉じた。
無抵抗になった綾香の傷ついた下腹部を両手で魔力探知していた少年の手が何かころころとした玉のような物を捕らえる。

「じゃあ、これでバイバイだね」

両の親指を柔らかな綾香の下腹部に押し立てありったけの力で押し込んだ。
凄まじい威力で綾香の下腹部を抉った親指の先に先ほどスキャンした玉のような物〜綾香の魔力の源である卵巣〜が触れる。
そのままグイと圧力をかけると卵巣はしばらくぷるぷると震えて耐えていたがやがてぶちゅりと
膜が破れ潰れて果てた。
ビクンッと綾香の身体が大きく揺れたが、それだけであった。

「魔導師なんかにならなければこんなことにはならなかったのにねぇ。まぁ後はボクらがうまいこと世界を平和にしてあげるから。暫くは大人しく療養してると良いよ」

そういい残して少年はその場を去った。
瀕死の綾香が部下に救出されたのは、それから暫くしてのことである。

こうして。東の島国で起きた内戦は幕を閉じた。
当初の予想に反して、だれも勝ち残れなかった。
世界に飛び火することなく沈静化したことに安堵しつつも、
そのことは、第三者の存在を感じさせ、これは単なる内乱ではなかったという見解で世界は一致した。

内戦ではない以上、それは戦争である。というのが世界の見解であったが
結局その時点では誰が、いったい何の目的でおこなったのか結論は出なかった。
後にその意味が分かる日も来るかも知れない。
しかし、これが現時点で歴史に刻まれた第三次魔導戦争の結末である。
39080:2008/02/03(日) 01:06:45 ID:3H70aJ+n
というわけでおしまいです。
間が空いたので各キャラ(特に六条さん)の性格とか口調に多分ブレがでてますが
面倒なので脳内補完してください。2話の方が元の性格です。

3話は元は40KB近い量があり最終的に投下用に23KBそこそこに
直した物に比べて17KBもスレ違いな描写が延々と……
書いてみるまで気付きませんでしたが読んでみたら相当にスレ違いだったので
>357のような事態に陥ったわけで。
まぁ当初の予定としては3話で想定したのはそんなネタだったって事で
そちらはロダにあげておきます。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2208.zip.html
相当に特殊なのでグロ注意という形で基本的には読まないことをお勧めします。
強者のシキュリストの方で物足りなかった方とかが自己責任にてどうぞ。

最後にネタを提供してくれた>36-40あたりの方、そして駄文にお付き合いくださった方総てに謝辞を。
39180:2008/02/03(日) 01:07:54 ID:3H70aJ+n
で、DLパスを書き忘れた(笑)
では本当にありがとうございました。
392名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 10:22:05 ID:oz+aiBU5
>>391
もう終戦なのか…

泣きながら腹を殴られた方がいいとかエロいな!

寂しいが終わりは次の始まり
また次作でも思いつくまでここでネタでも語り合っていこうか

今年初頭からの最高の期待作の一つの完結、お疲れ様!
GJ!
393名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 03:31:35 ID:K4GC0z7O
>>391

えんりょなく抜かせてもらったぜw

これ長編化して腹責めこってり入れて、
二次元ドリームあたりから出してくれやw
そしたら抜きに抜きまくれるww
394名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 05:01:54 ID:K4GC0z7O
>>390
書き忘れたけど、「剣の国のアーニス」って漫画を>>390 さんが
読んだら、きっと覚醒すると思うw
395名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 08:49:11 ID:sFqSbdkn
仮面ライダーキバで腹責め確認

戦う女性が女型怪人相手に公園の噴水の中格闘して、
びしょ濡れになりながら腹パンチの連打を食らって倒れた所を足で腹を踏みにじられてた

396名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 09:03:59 ID:7yyYDQCC
あの人たちは、怪人より圧倒的に弱くて、なんかやられるために戦ってるような感じだな
397名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 18:52:44 ID:4eEgC1nw
もうロダのテキストが消えてる・・・orz
どうか再うpを(;ω;)
398名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 22:47:16 ID:wwrtqFRk
>>390
俺も388の最初の台詞好きだ。
完結乙。
またネタが浮かぶの待ってる。

さりげに保管庫管理人さんも早業GJw
399名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 01:52:02 ID:5R3S9tr7
>>392
過疎ってたのでスルーだったらやだなーと思ってたのですがコメントthx&すみません。
文章力の未熟に加えて飽きっぽいので長編は難易度高いので適当に切り上げました。
頭とケツしか書いていないので間は誰かが外伝で埋めてくれる!(無いと思いますけど)
下にも388に反応した方がいますね。そこなのか!とちょっと勉強?になりました。
>>393
有り難うございます。
こんなものでも抜ければそれに越したことはないと。
二次元ドリームw
普通より特殊なジャンルもありですが腹責めとか流石にどうなんでしょw
アーニスは結構グロいですね……
>>397
ttp://ud.gs/20izh
パスは一緒。思いの外早く消えちゃいましたね。
自己責任でドゾ。ここまでやるとどのぐらい引くかは聞いてみたいですがw
>>398
388が好評ですね。気に入ってもらえた部分があってなによりです。
なにげにネタはスレに投下されてたわけで乗っかっただけだったり。
年始に盛り上がりかけてましたがネタが浮かぶ方は自分で書いてみるといいと思うんですけどねー。
400名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 11:52:25 ID:+a2zhtpU
>>399
涙もの涎ものな仕上がりです(;ω;)
子宮責めでしたし、そんなにスレ違いな内容でもなかったと思われますし・・・
と、自称シキュリストが言っていますが皆さんはどうなんでしょう・・・?

あ、再うp乙&ありがとうございますm(..)m
401名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:05:03 ID:yaISYdo+
>>399
通りがかりの者だけど、ダウンロードさせていただきました
凄いねこれは
プロの人?
402名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:16:44 ID:+akHJmpQ
>>391
で、俺は未だにDLパスが判らないんだが・・・
403名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:20:05 ID:F2Q2NSRa
>>402
メール欄じゃない?
404名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 00:20:59 ID:+akHJmpQ
>>403 サンクス
405名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 21:08:57 ID:U8ieUxB1
俺、携帯だからメル欄見れないわ
406名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 00:19:03 ID:dT2qV1Kf
剣の国のアーニスは、ヒロインが不死身の一族で
その内臓に不死身の秘密が隠されてるって設定のおかげで、
無茶な腹責めを可能にした腹系リョナニストにゃたまらない一品w
407名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 00:45:55 ID:xK6Q3Nfr
なんか突然人いなくなっちゃった?
408名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 01:01:49 ID:80oU5YGn
このスレの奴等KOEEEEEE!!!
409名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 14:14:19 ID:eXnZzzU1
おいおい、マジで住人消滅??
410名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 14:49:56 ID:Aez0d9w1
冬眠期だよ
春になったら出てくるよ(´;ω;`)
411名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 16:17:44 ID:aljs3pk9
あら、なんか凄い勢いで過疎ってしまいましたねぇ。
ランサーさんとかが復帰してくれないとスレの活性剤には俺じゃダメですねw

>>400、401レスthx
まぁ死球スレでも嫌いな人は嫌いなネタなのでここにマッチングすると考えるのは
ちょっとあれかなーと。
間違ってもプロではありませんよ。プロの方に怒られてしまいます。ガクガク。
412名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 22:17:19 ID:6NQrWZrW
小ネタ投下。
といっても目新しい物はなく
嘔吐メイン。
413小ネタ 1/5:2008/02/11(月) 22:18:28 ID:6NQrWZrW
 熊のような男が、滝に打たれて瞑想している。
身に纏うのは白い褌一つ。
2メートルを越える体躯。
筋肉が岩のように盛り上がり、足はまるで丸太である。
曝け出された肉体は、全身から圧倒的なまでの力を感じさせた。

「師匠! 一手お手合わせを願いたい」

男が、目を薄く開いた。
彼の目の前には、女が立っている。
短衣に身を包み、長い布を首に巻いて口元まで隠した女。
胸元に覗く谷間と、露出した肩、さらに短い裾から突き出された太股が、
網目状の肌着に覆われていた。
引き締まった腕と足。
それが彼女の肉体もまた、男同様鍛えぬかれている事を物語っている。
女は長い髪を頭の頂点に纏め上げていた。

「もっと鍛えてから来い。一撃で失神していては、修行にもならん」

滝の音に負けぬ怒声を響かせて、男は再び瞳を閉じた。

「鍛えた! この前のようにはいかん」
「ほざけ小娘。また小便漏らして泡を吹くのが関の山だ。出直して来い」

男の挑発に、女の顔が夕焼けの如く染まっていく。

「ほざきかどうか、私の身体に聞いてみろ!」

尻尾のような髪が揺れ、女の身体が跳ね上がった。
女の足が水飛沫を上げ、美しいまでの体勢で、熊のような男の顔目掛けて繰り出される。
鋭い飛び蹴りが滝の水を切り裂いた。
しかし、男の体はそこにない。
首に巻いた布をはためかせ、女が滝の裏側にに降り立つ。

「殴るぞ。腹を固めてみろ」

女が巨漢の姿を求めて振り返ると、男は既に岩のような拳を女の体目掛けて突き上げていた。
女は咄嗟に腹に力を入れる。
幅広の帯の内側で、割れた腹筋が浮かび上がった。
414小ネタ 2/5:2008/02/11(月) 22:19:42 ID:6NQrWZrW
 弾力を持ったその腹は同時に、並の男の突きなら弾き返せる硬度もある。
しかし、熊男の筋力と、一寸の隙もない流れるような突きは、桁が外れていた。
分厚い鉄板すら折り曲げそうに思われる強烈な突きが、
鍛えぬかれた女の腹筋も容易く突き破る。
帯と、網目に包まれた胸の間で、肉が左右に掻き分けられた。
肉の鎧を貫通した岩石の如き腕が、もはや守るもののない柔らかな内臓を、容赦なく抉り抜く。
女の口に巻かれた布の中心が湿って色を変えた。
染みは唇辺りからじわじわと広がって、顔の下半分を侵食する。
女は口元の布を引き摺り下ろした。

「はぶぅっ!」

空気を求めて開閉する唇から、大量の唾液が吐き出されている。
嘔吐のようにだらしなく涎を零す女の体を、腹に突き刺した拳で男が持ち上げた。

「わ、私の腹筋、が・・・きゃふぅっ」

喉を突き出すように、女が仰け反る。頭の後ろで尻尾が揺れた。
短衣から僅かにはみ出た尻肉と、網目に包まれた太股が震えている。
女は既に白目を剥いていた。
目尻と口端から、体液をボタボタと垂れ流している。

「未熟者めが! このような柔い腹筋など、無いも同じよ」

熊のような男が叫んで、女の腹にずっぽりとのめり込んだ拳を、さらに振りぬいた。
女の胸を左右から隠していた短衣がはだけて、
格子状の糸にかろうじて隠された豊かな胸が飛び出してくる。
女は体をくの字に曲げて吹き飛んだ。
滝を突き破り、水飛沫を上げて川面に激突する。
跳ねるように何度か回転を繰り返した後、膝立ちの状態で女の運動が止まった。
豊満な胸だけが、取り残されて上下運動を続けている。
その白い肌と先端までが、今は透けて見えた。
固くしこった乳首から、まとわりついた水滴が宙に舞う。
転がるうちに帯から上の着衣が落ち、上半身は網目模様だけになっていた。
帯から胸にかけて無残に打ち砕かれた腹筋には、あまりの衝撃に未だ拳の跡が残っている。
恥を隠すように、女の両腕がそれを覆った。
腰から上が、小刻みに振動する。
415小ネタ 3/5:2008/02/11(月) 22:20:24 ID:6NQrWZrW
「腹筋が、まだ戻らない・・・。
内蔵が悲鳴を上げている。し、師匠の・・・一撃は、強すぎる。
まだ、敵わない・・・うっぷ」

呟いた女の唇から、黄色い胃液が一筋、ゆっくりと尾を引きながら、顎をすべり落ちる。
一瞬訪れる静寂。
内蔵が立てるぎゅるんという水音が、女の腹から響いた。
目が見開かれ、背筋がピンと伸びる。

「はう・・・ぅ・・・うえええええええ!!」

悲鳴と共に可憐な口元が、汚物の奔流をほとばしらせた。
限界まで開ききった口から、胃の内容物を一気に吐き出すその姿は、
まるで活劇の怪獣が破壊光線でも発射しているような光景だった。
吐き出す物がなくなると、女の瞳孔が瞼の中へ逃げ込んでいく。
再び白目を剥いて、女は倒れ伏した。
吐瀉物を押し流してくれた川面に向けて、上半身から倒れこむ。
立ちっ放しの胸の先端から川底にぶつかり、次いで頭が水中に没した。
尻尾のような髪が花開くように川面に広がっていく。
膝は立てたまま動かず、結果として痙攣する尻だけが、
犯してくれと言わんばかりに突き出されて水上に残った。

「やはり一撃だったな、愚か者め。そのまま無様に溺れ死ぬか小娘。
 悔しければ立ち上がってみろ」

川上で、音も無く近寄った熊のような男が仁王立ちしている。
水中にある女の耳にも届けとばかりの大声だった。
しかし女は、白目を剥いたまま動かない。
唇が開閉を繰り返し、空気の代わりに水を吸い込んでは、水泡を上げている。

「ここで死ぬならそれまでの娘よ」

男は女に背を向けて、歩き出した。
416小ネタ 4/5:2008/02/11(月) 22:21:31 ID:6NQrWZrW
水飛沫があがる。
女が、立ち上がった。
飲み込み過ぎた水のせいで下腹が膨らみ、それが短衣の裾を押し上げて、
奥に見える褌を晒している。

「まだ・・まだァ。も、もっと・・打って来い」

女は時折水を吐き出しながら、それでも言葉を紡いだ。
目はうつろで、腰から下はいつ崩れてもおかしくない程に震えている。

「気力で立ち上がったか。見事だ。
良かろう。我が技、その体に刻み込むが良い」

男が跳ねた。
一つ飛びで間合いを詰め、腰をかがめた男は、
立つのが精一杯な女の鳩尾を、胸から天まで突き上げる。
防御姿勢も取れない女の肉体は、その全てを受け入れた。

「ひゃぶうううっ!」

衝撃に、女の全身にまとわりついていた水滴が、霧吹きのように飛び散る。
壊れた玩具のように女の巨乳が乱れ動き、体内に鳩尾の肉がめり込んで、
所々で網目が裂けては広がる。
肺が押しつぶされて、女は貯まっていた水を空に向かって噴射した。
仰け反った女に、水滴が降り注ぐ。
そのまま力を失って、雨の中を後ろ向きに倒れていく。
乳房と下腹、三つの膨らみを空に向け、
背中から川面に落ちようとするその身体を、男は無理やり引き戻した。
両手が、並んで盛り上がる二つの白い塊に伸ばされ、
その頂点で更に膨らむ紅色の先端を掴む。
男の指と自身の間で全体重をかけられたそのしこりは、
網目を通り越して白く濁った水分を男の指に吐き掛け、抗議の意思を示していた。
女の意識が無理やり覚醒され、脳が口元に唾液と悲鳴を送り込む。
間髪おかず男が下腹へと放った蹴りによって、悲鳴は嗚咽に、唾液は放水へと引き継がれた。
乳首から引き寄せられた女の、たっぷりとした下腹の水風船に、
男の足が豪快にめり込んでいく。

「はぐぅ、はぐぅっ・・ぅげええええええええっ!!」
417小ネタ 5/5:2008/02/11(月) 22:22:17 ID:6NQrWZrW
胃液の代わりに、飲み込んだ水が唇から吹き上がる。
掴んだ乳首を引き寄せる事で、女の腹は男の足を、更に深く胎内に受け入れていく。
その度に女の下腹は元の厚さに戻っていき、代償として頭から三度目の放水を見せ付ける。

「うぶふ・・おぅぶ・・・」

女は、自ら吐き出す水によって溺れているようだった。
両膝が落ちる。
再び水面下に埋もれそうになる上半身を、男が乳房をねじり上げて支えた。

「今しばらく意識を保ってみせよ」

男の言葉に踏ん張ろうとしてか、女は泥酔者のように、足を前後にもつれさせた。

「し、師匠の拳・・・と、とっくりと、この腹で、味あわせて頂きました」

支えの無い腰を大きく揺らしながら、女は歪んだままの腹を撫でまわし、
呂律の回らない口ぶりで続けた。

「師匠の前では、わ、我が腹等、水袋も同じ。
に、二度ならず、三度までも、た、耐え切れずゲロを撒き散らした、
お見苦しいこの姿を、・・へうっ!・・・な、何卒お許し頂きたい。
お、お手合わせ・・・まっこと、あ・・・ありが・・・
とう・・・げぼぅっ・・・ご・・・ごぶぇっ!」

耐え切れずに女の言葉が途切れた。
血の気を失った唇を、吐き出した赤い体液が彩る。
今度こそ、完全に失神してしまったようだ。。
男に握られた両乳房からぶら下がった身体は動かない。

「ガハハハ。本当に鍛えて来おった。愉快じゃ。見所のある奴よ」

男が、女の体を担ぎ上げた。
濡れた女を肩に乗せ、男は笑いながら川を下った。
418名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:21:36 ID:VBJk0rN/
なにこの日本昔腹話みたいな余韻
いいね
419名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:30:09 ID:aFXQ54rz
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
420名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 23:25:50 ID:i7UK31WB
>>412-417
これまたGJ!!練達な文章、そしてエロと腹責めの配合も絶妙ですね♪
ひょっとして、ひ○糸のK○○氏?
421名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 22:59:14 ID:lhUhMdun
日本昔腹話に吹いたw
何が使えるかと考えていたら、
耳じゃなくて腹のお経が消えてたらいけるかもと思った。
422名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:18:07 ID:26gh3doN
腹は流石に忘れないからへそぐらいだろ
423名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 00:50:21 ID:luV/klCk
中に腹だけ浮いてるのかw
そこを落ち武者の鉄拳がw
424名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:02:55 ID:OE8xG6GE
きみあるの九鬼揚羽を腹パンチで仕留めたいw
425名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:41:07 ID:cJMzKW01
卵巣ネタ

ttp://www.medicalvideos.us/videos/355/pelvic-examination

この動画の9:30から婦人科の内診で卵巣の大きさを調べる
方法が出てるんだけど、その方法というのが、膣に指を入れて
もう片方の手で腹の上から卵巣の少し上に指先を深く沈め、
子宮の斜め上にある卵巣をぐぐぐっと下のほうに持ってきて
膣に入れた指で挟みこむというもの。

実際に卵巣ってこんなに動くんだと感心してしまいました。
426名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 22:13:55 ID:aRzpNTNE
婦人科で診察の時に「卵巣は腫れてないね」とか言われたけど、そうやって調べてたんだな。
携帯なので動画見れないけど。
427名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 00:47:03 ID:gFq85XaW
>>420
何となく誰を指しているか判ったけど、その方じゃありません。
レスくれた418と420に感謝。
日本昔腹話って言葉のセンスにゃ負けたw
428名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 01:28:00 ID:YqQwVUE+
>>426
スレ違いになっちゃうけど、卵巣触られると
「ぐぇ、触られてる・・・」
ってわかるもんなんですか?
429名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 20:35:45 ID:yDLMfajB
>>426ですが、
まず腟に指突っ込まれてるのが痛くて、よくわからなかったよ。
でも腹のいろんなとこ押されて痛かったのが卵巣押されてたんだろうな。
そのときは腹の上から卵巣調べてるのかと思ってたし。
430名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 04:05:39 ID:X2Reft2T
ちょっと待ってほしい。
まるでこのスレにリアル女性がいるように聞こえないか
431名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 11:25:05 ID:BUIijuWq
>>429
膣の方が痛いのか。
考えてみれば、診察で痛いくらいに卵巣を押さえるなんてそうないですね。

ところで他のSSでもあったけど、膣に指を入れた状態で子宮や卵巣を
挟むように腹を殴られたら、例えるならどれくらい痛いと思いますか?
432426:2008/02/19(火) 20:54:38 ID:QdFt3twi
どれくらい……生理痛の時と同じ所が痛みそうだな……。なんかこう説明出来ないけど下腹部が「ぎゅあぁ」ってなりそう。
例えられなくてごめん。
433名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 21:06:37 ID:UK48HiFZ
>>432
マジ女性っすか
この手のスレを読んでるとは以外。

女性としてはどこが殴られたくない?顔以外で。
434426:2008/02/19(火) 21:53:11 ID:QdFt3twi
グロいの探してたらここにたどり着いた。

やっぱり腹かな。腹筋ついてる人あんまりいないし、女は腹弱いよ。
ちょっと前に生理ネタが出てたけど、あれとかキツいと思う。
435名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 22:10:19 ID:UK48HiFZ
>>434
つまり生理中に下腹部をやられると、ってこと?
436426:2008/02/19(火) 23:36:29 ID:QdFt3twi
うん。
437名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 00:45:48 ID:zbwgfBAe
このスレにリアル女性がいるってのにもビックリだが、グロ探してて辿り着いたってのにもっとビックリだ
438名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 00:48:01 ID:GrjmKybH
>>437
意外にこの手の場所にも女性はいる
他にも幾つか意外な場所でリアル女性と遭遇したし
439名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 01:26:03 ID:LrsqZK+D
実際にやられたらたまったもんじゃないが、そうされてる自分を想像して
興奮するってのはあるかもな。
440名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 03:00:09 ID:zhRxAWc2
マジか!?
正直なところ絶対居ないだろうと思ってた。>リアル女子

嘘っぱちSSは今後自重しようw
441名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 11:57:19 ID:HEa7F7e6
俺は嘘っぱちSS大歓迎!

悠理愛の漫画にあるような相手死なすようなパンチ食らっても、
足ガクガクで立ち上がろうとするヒロインとかを読みたいな
442名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 00:15:48 ID:fII8t/0y
私は別に生理中に下腹殴られても特別痛いって事はないな…
そりゃ思いっきりやられたら痛いだろうけど、
それは別に生理だからってわけではないしね
それに鳩尾殴られた時みたいな内臓に響く痛みじゃないから、
足やら顔やら殴られてるのと痛さ的には変わらないよ
443名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 00:40:33 ID:byVYmx6r
>>442
おいおい…

なんか殴られ慣れしてるみたいだが私生活大丈夫か?
それともそういうプレイ専門の風俗の人?

全くもって吐き気がするほどに余計なお世話だろうが身体は大切にな
444名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 00:55:09 ID:fII8t/0y
>>443
いや…別に一般人だけど
男性でも下腹と鳩尾では殴られた時の痛みの質は違うよね?
それと同じだよ

確かに子宮がある分リスクは大きいと思うけどさ
そういう部分にエロを感じるんだろうし、
殴られたらさぞ痛いだろうと想像した方が興奮するのかも知れないけど
445名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:01:31 ID:fII8t/0y
>>443
あ、ごめん
なんか私がすごいよく殴られてるみたいに書いたから心配してくれたのか
でもそうじゃなくて、私は>>439みたいなタイプの女なんで、自分でやってるんです
だから思いっきりやられた時の事は正確には分からないんだけど
446名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:15:49 ID:axQXI6RL
>>412
日本腹昔話乙ですw



>>445
板違いになっちゃうけど、
ここの各DVDのサンプル動画なんか興奮できると思う。

ボディーゾーン腹パンチビデオ
ttp://diamond-z.web.infoseek.co.jp/tuusin.html
447名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:22:10 ID:fII8t/0y
>>446
すでによくお世話になってます(´・ω・`)

ていうか幻滅するよね私みたいな奴
雌豚は消えますノシ
448名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 07:01:18 ID:lImzT6fG
いやいや色々と参考になったよ
思い出した頃にでもまた来てくれ
449sage:2008/02/21(木) 21:39:09 ID:1I0naZJX
>>446
知らなかった自分にとってあなたは神様です。いわゆるゴッツ
450名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:12:37 ID:kEGc0NDF
>>446
ボディゾーンもエアロビインストラクターとか女ボデイビルダとか腹筋に相当自信
ある奴雇ってもっと過酷な腹責めやってみりゃいいのにな
みんな一発でうう〜とかいってんじゃんかw
451名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 01:28:39 ID:2B2n+n9F
ボディーゾーンてかなり質高そうだな
SSSとかの腹パンチものは酷そうだ
両方ともサンプル見ただけだけど
452名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 16:59:20 ID:Cwae0F5u
>>446,449,451
このスレのおかげで腹パン嘔吐に目覚めたので探してみたところ、

ttp://diamond-z.web.infoseek.co.jp/tuusin.html
ここのページ上部「THE CHABIN」の右に並んでいる色つきの○の中で
左から六番目azi70303.wmv(0:12〜0:23 殴られているあいだ断続的に嘔吐)と
左から七番目tyabityabi1.wmv(0:24〜0:34 殴られて数秒してから一気に嘔吐)があった。
撮影前に食事をしていないのか、両者とも量は多くなくほぼ液体のみ。

他にあるかもしれないけど、サンプルの量が多いので・・・。
453名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:50:54 ID:+hc2fi4h
>>451
またまたご冗談を
454名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:23:53 ID:57YKQlFM
>>452
あのー、これはコラージュで、もう一つは演出なんですけど。。
どちらも本当の嘔吐ではありませんよ・。
455名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:20:39 ID:inSTfq9l
数ヶ月全く更新されてないと思ったら1から検索してたらこんなに更新されていたとは・・・
モバイル版は何か起こっていたのか?

それにしてもランサーさん達を始めとする職人達は一体・・・
456名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:21:55 ID:xQhN2SJg
じゃあ職人の生存確認。
過去にSS投下したことある人挙手ノ
457名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:57:47 ID:fxc8aCZG
458名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:36:40 ID:DLMV40wh
過去のスレもありなら ノ
459ランサー ◆6olansC1k6 :2008/02/29(金) 07:31:39 ID:d8k3Try+

一応生きてます
460名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:00:05 ID:NTeL8KHA
>>459
おおぅ!生存報告素直にうれしいぜ!
461名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 00:08:27 ID:dTD1JUgB

ドボッ!
462名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:04:57 ID:sTP/38Vm
ttp://www.clips4sale.com/studio/12774
けっこう本気でなぐってるっぽいぜ
463名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:53:55 ID:FSQylo8O
ランサー氏含めて少なくとも5人はいるんだな。
やはり昨年末が異常だったのか……
464名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 16:07:35 ID:fggtzyGO

華麗にスルーされたヘタレだけど
465名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 07:21:24 ID:HoTEUWua
最近おかしいんだよな ごく一般的なロリ・rinkan・ちょい苦痛系好きな嗜好のはずなのに
腹責めのほうが抜けるようになっちょる。
まとめサイトの中だと喫茶店強襲と、病人の女の子踏んでるのと
ナイトプリンセスが好き。 性的描写ありかロリだと盛り上がる

今年入ってから開拓したんで新鮮なのかな
466名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:10:05 ID:oV5/Hl44
職人さん方、どうか新作を・・・・
467名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 11:11:51 ID:jf0YWpOp
>>464
アク禁くらってたり、忙しくて投下から日が経ってたりで、
スルーしてしまうこともあるよ。
だからそんなこと気にしない(`-´)シャキーン
468名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 21:34:37 ID:ZaKvn5Rv
職人さんが生きてて良かった・・・
私生活に支障きたさない程度に頑張って下さいね〜
469名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 22:14:19 ID:5T8UWysy
職人でも何でもない俺は
他スレで投下されたもののリンクを貼ってみたり

女同士の腹責め
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1153214444/196-206
470名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:02:13 ID:e83Py7MU
前に録画したUFO番組を見ながら宇宙人の侵略の前に男性がほぼ壊滅、
後は女性が戦うしかなくなった人類ネタとか考えたがいまいちだ。

( ´ー`)y-~~なんか良いネタ投下希望
471名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:13:20 ID:3YNrimML
おいおい俺にネタ出しさせたら大変な事になるぜ?
472名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:22:19 ID:1IzcoV+g
↓女同士の腹責め 新作投下 初の百合萌え?
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1153214444/
473名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 02:39:34 ID:evidF/Oy
2次絵の板は怖いおー。SSの挿絵を作ってくれそうな絵師さんの腹パンチ絵を褒めたら他の住民から総攻撃をうけたよー。
オリジナルっだったら良かったんだけど、真似をしたキャラにファンがいたんだね。殴られる(負ける)と激怒する。怖いよー。追い出された。
ここは、多少のスレチも寛容で安心できます。SSがんばって投下したいです。
474名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:15:48 ID:CsdFfOs6
いらっしゃ〜い!
475名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 12:27:34 ID:GVHDZJCs
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://rootinghost.com/2ch/01_info.html
476名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 13:03:38 ID:mnpbLA54
>>475
このスレにまで・・・
477ブギーマン ◆kBKsYEB7q. :2008/03/07(金) 14:43:04 ID:MfMN00VP
暇なので書いてみました。グロ注意。
 
       『善も悪も死んでしまえばただの白骨(しらぼね)さ』 
 
                          ──西原俊幸──
罅割れた打ちっぱなしのコンクリートに少女の悲鳴が跳ね返った。カビと腐った血のブレンド臭が微かに漂う陰気な室内。
チェーンブロックから伸びる灰色の鎖──鋼鉄製のカフスで拘束された少女の両手首を高津は眺めた。勝手に笑みがこみ上げる。
重低音の効いた激しいビートが鼓膜をぶち抜いた。いつもの幻聴だ。毛穴から真っ赤な汗が噴き出す。神経が激しく昂ぶった。
血液の臭気──腐ったリラの香り──鼻の奥で絡みついてはもがく。血管で狂乱する血液──隆起したペニスがスラックス内部で脈打った。
恐怖に引き攣った少女の相貌──腹部に触れた。痙攣する横隔膜の感触。高津の脳髄がビブラートした。握りしめた拳──汗ばんだ掌がぬめる。
冥い憎悪と殺意が腹の底から沸き上がった。膀胱に溜まっていた少女の屎尿──ゆっくりと内腿を伝っていく。
「助けてぇぇッ、誰か助けてよォォォッッ」
腹部に拳を叩き込んだ。叩き込んだ。叩き込んだ。叩き込んだ。叩き込んだ。叩き込んだ。叩き込んだ。鈍痛が連続して少女の脳内をダイレクトに打ち抜いた。
平行線状に少女の唇から粘つく血が流れた。膀胱に溜まっていた少女の屎尿──ゆっくりと内腿を伝っていく。
激痛に声すら出ないのか。少女の哀れな呼吸だけが、高津の鼓膜を障った。
心臓が女を殺せと高津を急かし、胸をめちゃくちゃに乱打する。高津の脳裏深くに刻まれた憎悪の炎が魂を焦がした。
脂汗を額に浮かべ、青ざめた少女のなんともいえぬその表情が高津の心を慰める。
「お、お願いよォ……許してぇ……殺さないで……」
苦しそうに少女が弱々しく高津に向かって哀願する。救いようのない愚かな女だ。高津はもう一度、拳をドテッ腹にめり込ませた。
拳をスクリューさせて少女の胃袋を抉る。少女に視界に火花が飛び散った。激痛が神経をぶん殴る。
「うえええぇッ、ぐげええぇッッ!」
逆流する胃液に少女は抗った。こみ上げる胃液に喉が灼けるようにひりつく。生命が叫んだ。少女の生命が叫んだ。毛細血管が引き千切れそうになる。
視神経が真っ赤に染まった。ベテルギウスの幻影が少女を覆う。自らの命の炎が揺らめくのを少女は感じた。
高津は少女の眼球に口づけした。微細に舌を動かし、その形を確かめる。角膜が舌に触れた。眼球は完全な球体ではなかった。
舌は眼球の表面にわずかな凹凸を知覚した。
「雪香を覚えているか。お前らにいじめられて自殺しちまった女だよ。俺は雪香に恩がある。お前らが生きてちゃ、あいつが成仏できねえんだよ」
頤に手をかけて、少女の耳朶に囁くように尋ねた。狂気で黄色く濁った眼を剥いて、高津が力なく笑い声をあげる。
うつろな笑い声だった。雪香──少女はその名前を良く知っていた。一年前に自殺したクラスメイト。首をくくって死んだ女。
自分達のグループの標的にされていた子。
少女が声にならない声を発した。前後左右に激しく腕を動かす。虚しい抵抗だ。皮膚が擦り切れて血が滲むのも構わず、少女が腕をばたつかせる。
大声で泣き喚く少女をつまらなそうに観察すると、右手でマンジサイを握り高津は首を鳴らした。
苦痛と恐怖に涙を流す眼前の獲物──狙いは子宮でいいだろう。高津が掬い上げるようにマンジサイを少女の子宮に突き刺した。
絶叫、絶叫、絶叫──吐しゃ物を撒き散らして、少女がのた打ち回った。鎖がぶつかり合い、ジャラジャラを耳障りな音を立てる。
「いいいぃぃッ、いだいぃッッ、いだいぃッッ、いだいよォォッッ!」
マンジサイを引き抜いた。傷口から鮮血が飛沫あげる。生暖かい血液がサイを握った手を汚した。ぶちまけられた黒血と反吐の匂いが鼻腔粘膜を刺激する。
つらい眩暈がした。もたらされた激しい酩酊感。尿道に熱いザーメンがせりあがる。怒り、悲しみ、憎しみ、恐怖、快楽、あらゆる感情が錯綜した。
「だずげで……ッ、だずげでよ……」
己を凝視する少女の悲壮に満ちた眼差し──高津の背筋に冷たい快感が走った。脳内で誰かが叫ぶ──トドメをさせと、誰かが叫ぶ。
突如として湧き上がった憤怒が高津の精神をガリガリと食い散らかした。こめかみに浮き上がった血管が激しく脈打つ。
腹部を刃先で貫く。引き抜いた。貫く。引き抜いた。貫く。渾身の一撃を突き刺した。スラックスにザーメンが飛び散る。
穿った傷穴から湿った空気の抜けるような間抜けな音が漏れた。糞便があふれ出る。少女の身体がビクビクと波打ち、急速に動きを止めた。
返り血でずぶ濡れになった高津は、衣類をその場に脱ぎ捨てると、ラッキーストライクを一本くわえた。
478名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 20:02:41 ID:cICAdxdL
>>477
乙です。
なんか文学してる作品ですね。
高津の狂気をクールに書いてるのがいい感じです。
ただ個人的には責めのシーンがあっさりしすぎてるかと思います。
同じ言葉の繰り返しもアリだけど、
例えば拳を叩き込んだ部位を書くというのも良いかと。
あ、偉そうにすいません。
もう少し長い話も読んでみたいと思いますので、
また暇があったら書いてみてくださいm(_^_)m

ベテルギウスとマンジサイはググっちまったぜw
479名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 23:43:14 ID:VEPsiYqz
なんだろう 欲望を感じないような気が
いや主人公は興奮をしてるけど作者本人が
あまり好きな嗜好じゃないのかなと思った。
480名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 23:55:04 ID:Bp5q5iHT
特殊中の特殊嗜好だからな、腹責めってのは・・・
わかる奴はとことんはまるし、わからん奴にはイミフ
481名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:19:38 ID:8/inhqzV
>>477
乙!
よかったですよ。マンジサイはぐぐったけどw
482名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:44:49 ID:7MF8CSWR
引きつける文章なのに勿体無さを感じた。
きっとその辺りで「ズレ」があるからなんだろうね…同意。<主人公は興奮〜〜
「腹責め」はしてるけど、腹責め以外の部分にウェイトが置かれ過ぎてる気は確かにする。

こうして書き出してみると、自分がどれだけ難儀な趣向持ってるかわかるな(苦笑)
こういう部分は分からない人には本当に一生かけてもわからなそうだ。
483名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 19:30:45 ID:39CrKzEw
>>477殿 通りすがりの名も無き者です
ラッキーストライクをくわえたあと、この少女は解体されるのでしょうか?
死んでも腹責め、スレチだけど、心姦、脳姦、達磨。最後はタイトル通りになるとか。
死体への腹責め、ネクロフェリアっていうんですか。これで終わったわけではないと思うんですが。
ただの通りすがりが、勝手なことを言って申し訳ありません。
484名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 21:16:04 ID:G5nqp19u
>>1には書いてないがこのスレはsage進行の方が良いと思う。

>>483
そこまで行くと俺はだめ。>>477で限界ぎりぎり。
つか死体への腹責めはないし。
なんにしろ>>483の「スレチだけど」以降の描写がある作品は
注意書きしてくれ。頼む。


485ブギーマン ◆kBKsYEB7q. :2008/03/08(土) 22:18:43 ID:FK4iImWT
  『大笑い、三十年の馬鹿騒ぎ』
                           ──石川力夫──府中刑務所にて自殺

            『大空をたまげるばかりの輝きは死の輝きにほかならない。私の頭は空中でふらつく。
             頭が激しくふらつくのは死に勝る場所が存在しないからだ』
                        ──ジョルジュ・バタイユ──「聖なる神」

自分の死は嫌でも他人の死は面白い、他人の死は娯楽としてはうってつけだ。
古今東西、人間は他人の死を娯楽として楽しみ、あるいは一時の無聊の慰めにしてきた。それが人間だ。
三歳の餓鬼だろうが、頭の悪い中学生だろうが、痴呆になった老人だろうがそれくらいは知っている。
そして娯楽は金になる。特に叶えることの難しい願望、欲望は大金を生む。
あの少女を撮ったスナッフムービーにはいくらの値がつくのか、高津は楽しみでならなかった。
これで雪香に立派な墓を建ててやれるだろう。黒革張りのカウチに座って、テレビのリモコンを操作する。
ブラウン管から流れるニュース──軽薄そうなコメンテーターやら、エグいツラをした評論家やらが大声でごちゃごちゃとまくしてていた。
窓に視線を向ける。土砂降りの雨だ。外では季節はずれの雷雨が激しく窓ガラスを打ち続け、街の喧騒を掻き消していく。
砕いたケタミンをスニッフィング──到底シャブには及ばない。福建のスネークヘッドから仕入れたケタミンはあまり品質も良くなかった。
二〇〇五年に九州の北朝鮮ルートが壊滅してからは、華僑どもがシャブの実権を握った。それからだ。シャブが相場の三倍にまで高騰したのは。
全く住みにくい世の中だ。ドラッグは高津が生きていく上で絶対に欠かすことができない。
世の中じゃドラッグは絶対悪だとほざく馬鹿な奴らがいる。そういう奴に限って世間のことを何も知りはしない。
もしも、あるいは実際に自分の人生がお先真っ暗で、過去も現在も未来も何の希望も持てないならば、ドラッグは救いにはならないが癒しくらいにはなるだろう。
別にドラッグばかりというわけでもない。毎日吸い続けるタバコ、毎晩マスをかき続けるのも身体にとって何か益があるのか。
酒もタバコも暴力もドラッグも、快楽のみを求める生殖行為を伴わない過剰なだけのセックスも、頭では毒だとわかってても誰も止められやしない。
生きていく上で人間には刺激が、毒が必要なのだ。それが人間の業だ。澱んだ空気が漂う薄暗い部屋で、孤独を噛み締めてみればいい。
イカレないほうがおかしいだろう。虚しさだけが頭を垂れる。高津にとって世界は灰色の膜に覆われていた。くすんだ灰色だ。
カウチに身体を預けると、高津は静かに瞼を閉じた。
              *     *     *     *     *    *
もうもうと立ち上がるスモッグ──ライトが照らしつけた。ここは渋谷のはずれにあるショー・バー<ユーラフォグ(ゲイの混血児)>だ。
男達の視線を一身に集め、グレイのノースリーブのワンピースを着た未優が小さなステージに上がり、右手でマイクを掴む。
客席から歓声が沸きあがった。右足でリズムを取りながら、マイクを唇に近づけた。
歌うのはキャブ・キャロウェイの『Minnie The Moocher』だ。ルージュの塗られた唇にライトの光が反射した。
艶めかしい輝きを増す唇がマイクに触れる。

宿無しで尻軽女だったミニーの話をしよう ベリーダンサーの下っ端で、がさつで酷い女だったが、心はクジラみたいにでかかった
ミニーはスモーキーってジャンキーの世話をしてやっていた ミニーはそいつを愛してたが、男はヘロインにイカレてた。
野郎はミニーをチャイナ・タウンに連れてって、ヘロインの味をミニーにたっぷりと教えやがったのさ
ミニーはスウェーデンの王様を夢見てたよ 王様はミニーの欲しいものをなんだってくれるから
純金と鉄で建てた家も、ダイヤモンドの車輪をつけたプラチナの車も
だけど死んじまった哀れなミン、もう死んじまったミン、ああ、ミニー・ミン!

身体をくねらせて巧みにスキャットを発する未優のその様は、世にも美しい白蛇だった。エロスの鱗に覆われた美しい白蛇だ。
性的欲望の観念は、人の心にしばしば動物の姿を喚起させる。
486ブギーマン ◆kBKsYEB7q. :2008/03/08(土) 22:19:21 ID:FK4iImWT
それは蛇以外にも猫であったり、あるいは仔鹿であったりだ。ナメクジというのも面白いだろう。
首筋から垣間見える蜜色に輝く素肌は男達の欲情をそそり、ロングヘアの艶やかな濡れ羽色の黒髪が色香を醸し出す。
アーモンド形の瞳に佳麗に切れ上がった眦が美しかった。背中からヒップにかけての見事なラインに客は釘付けだ。
紡錘型の乳房を傲慢な陶磁器のように突き出して、未優は歌う。髪が揺れて頬に張り付いた。額から珠の汗が滲み出る。
小柄だが、雌鹿のようにしなやかな肢体が内部から生命力を溢れさせていた。
歌などそっちのけで、興奮に小鼻を膨らませた客が、わざと欲望を剥きだした視線を未優にぶつける。
未優はその視線に微笑みを投げて返した。
これくらいの事で一々目くじらを立てていれば、客商売は勤まらない。未優は辺りをぐるりと見渡した。いつもの小さな店内だ。
六十人も入れば満員になる客席と薄汚れたテーブル。まばらに並んだ安物のスツールはバッタ屋からの流れ物だ。
うらぶれた顔の労働者、眉毛を剃ったブルドッグツラの若者はいかにも金と女には縁がなさそうだった。
坊主頭、歯抜け、剃りこみ頭、どいつもこいつも頭の悪そうなシケたツラだ。とても金を持ってそうには見えない。
それでも、雨の降る日と風の吹く日にゃ、嫌な客でもくればいいほうだ。実際、店にやって来た客足は普段の三分の一以下だった。
ふと未優は眼の動きを止めた。未優は黙ったまま自分を凝視する男の存在に気づいた。男はただ、凝視していた。
男は細面で端正な造形の顔立ちをしており、美形といっても差し支えなかったが、その身から醸し出される雰囲気と異様なまでの肌の白さが不気味だった。
冷水にさらされた人骨を連想させる肌色、酷薄そうな唇、眉間に刻まれた皺が男の凶貌を露呈していた。
光が映らぬその瞳からは何の感情の起伏も読み取れない。死んだ魚の眼というには理知的で力があり、だからと言って生きた人間の眼でもない。
なんとも形容しがたい双眸だ。悪霊の眼──そう呼ぶにふさわしかった。人に災いをもたらす悪霊は、こんな眼をしているのだろう。
底光りするガラス球のように冥く冷たい瞳だ。未優は男の視線から顔をそらした。
              *     *     *     *     *    *
天の雨桶をひっ繰り返したように、大粒の雨が次々と舗道めがけてぶつかってははじけた。
天気予報ではもう雨が止んでもいいはずだが、雨足は一向に衰える様子を見せない。
未優は間延びをした。マンションに帰ったら腹筋百回と一時間の有酸素運動をしてから眠るつもりだった。
ショーダンサーやカナリア(歌手の隠語)はとかく身体が資本だ。長時間の声の発声には腹部の筋力は欠かせない。腹筋は歌唱力に必要不可欠だ。
ここから二キロほど離れた南平台町の裏側に建つマンションが未優の自宅だ。
徒歩では少しばかり遠いが、それでも歩いて帰れない距離でもない。普段なら歩いて帰るのだが、この時ばかりはタクシーを拾った。
雨のせいもあったが、店で見た薄気味悪いあの男の存在もあった。あるいは幻か錯覚だったのかもしれない。
487ブギーマン ◆kBKsYEB7q. :2008/03/08(土) 22:26:30 ID:FK4iImWT
──そうよ、あんな眼をした人間がこの世にいるわけがないのよ。
未優は自分に言い聞かせるように独白すると、何度か深呼吸を繰り返した。マンション前でタクシーから降りる。
目の前には三階立ての低層マンション──築三年のマンションは外見もまだ目新しい。未優はエントランスフロアからエレベーターに乗り込んだ。
              *     *     *     *     *    *
雨はいいものだ。雨は──特に本格的な土砂降りの大雨は人を家に縛りつける。その気になれば殺すもさらうの思いのままだ。
高津は三階の角側にあるマンションの一室の様子を探っていた。三〇六号室──部屋の明かりはまだ消えていない。
時刻が午前三時を過ぎた頃、マンションの明かりが消えた。ターゲットが眠りについたのだ。
スキットルボトルに入ったワイルドターキーを口に含み、ざらつく喉を潤す。高津は準備を始めた。透明なゴム手袋を両手にはめる。
極力、証拠は残さない。まして指紋など持っての他だ。汗、唾液、血液、精液も現場に残せば有力な証拠になる。
証拠の処理にはアンモニアが一番いい。アンモニアは指紋も血液も精液も消してくれる。
人目を避けながら、しかし不自然さを悟られないように高津は事前に入手したスペアキーを使って未優の部屋に侵入した。
開ける時にドアが発する小さくくぐもった金属音で、未優が眼を覚ますことのないように祈りながら。
暗闇の中で息を殺し、高津はトイレの右にある寝室を目指した。耳をすませる。聞こえるのは未優の静かな寝息と、自分の心臓の鼓動だけだ。
ドアをくぐってターゲット──未優が眠るベッドに高津は忍び寄った。仰向けで眠る未優のシーツをかぶった胸元が、規則正しく上下する。
高津は己の呼吸と未優の呼吸を同調させた。殴るタイミングを計るためだ。
未優の寝顔を眺めていた高津が細心の注意を払いながら、ポケットからゴムで出来たオモチャのスポンジボールとプラスチック製の小瓶を取り出した。
ボールの表面に液体をたっぷりと塗布する。スポンジボールを握り潰して、未優の口腔内に押し込んだ。突然の出来事に未優が眼を覚ます。
口腔内に収まったスポンジボールが膨張して元の形状に戻った。未優の口元を掌できつく押さえつけながら、鳩尾に拳をめり込ませる。
めり込んだ女の肉の心地よい感触と体温が拳から脳神経にまで伝わる。適度に鍛えられた腹だ。筋肉と脂肪のバランスがいい。
本当に心地よい感触だ。生命のぬくもりだ。高津は陥没した腹肉をぐりぐりとえぐった。
激しい嘔吐感と痛みに未優は眼が見張る。太腿から漏れる黄色い液体──たった一発殴っただけで未優は失禁してしまったのだ。
尿が下腹部に密集する未優に薄い陰毛を汚す。屎尿の匂いが鼻腔粘膜に触れた。見開かれた未優の眼球が真っ赤に充血していく。
高津がボールに塗ったのはツツジから抽出したオイルだ。眼球を脳髄ごと凍てつかせ、未優は肢体を蠕動させた。
ツツジには吐き気、嘔吐、並びに呼吸を困難にする作用がある。未優のくぐもった呻き声が外耳道に飛び込む。
女の冷汗とアンモニアの入りまざった香りに高津は一種の感奮すら覚えた。腹肉をいたぶるほどにベッドのスプリングが軋む。
腹直筋の筋肉繊維がばらけるような錯覚──未優の腹が小刻みに波打つ。頃合いだった。スポンジボールを引き抜く。
「うげええぇッ、うげええぇぇッッ!」
激しい嘔吐に襲われた未優──黄色く粘ついた未優の胃液まみれの食物が逆流し、ふたりを汚した。
消化し切れていない吐瀉物を高津は舌で舐め取った。舌が痺れそうな酸っぱさだ。
生酸っぱい臭気に包まれ、高津は溢れ出すゲロをシーツで拭った。未優のブルーのベビードールを引き裂き、赤いラビアを指で弄ぶ。
指先が小便で濡れた。メタンフェタミンを混ぜたローションを指腹に塗り、クリトリスを愛撫する。
途端に未優が喘ぎ声を漏らし、身悶え始めた。苦痛と法悦がない交ぜになる感覚に翻弄される哀れな女の性だ。
「あああァァ……ッ」
「どうだ。感じるだろう?なんならおマンコとケツの穴をしゃぶってやろうか?」
指弄すればするほど、愛液がこんこんと湧き上がる。
むあっとくるような女の体臭と濃厚さを増す汚物の臭気に高津はむせ返りそうになった。
緩やかに揮発する胃液が眼に沁みた。高津の愛撫に未優の肌が総毛立つ。未優の唇にこびりついた胃液も舐めて清めてやった。
殺すには惜しい女だ。飽きるまで楽しませてもらおう。
488ブギーマン ◆kBKsYEB7q. :2008/03/08(土) 22:51:02 ID:FK4iImWT
>>478さん
了解です。
>>479さん
SS初心者なもので、宜しくお願いします。
>>480さん
なるほど
>>481さん
ようやく真のスレッドめぐり会い申した。無頼の月日、今は悔ゆるのみ
今日ただいまより、職人の礼をとらせて頂きたく……
>>482さん
特殊な性癖と申したか
>>483さん
屍姦とかカニバリズム書くときは別のスレッドで投稿します。
何かいいスレッドあったら教えてください。
>>484さん
ご安心召されよ
489名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 22:56:24 ID:Hpai3N8R
>>487
書くの早いな。
俺も<<477がギリギリで、それ以上だと注意書きが欲しいと思ってたから
読むかどうか迷ったけど、今回のは文章を楽しませて貰ったぜ。
490キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 18:58:41 ID:6s+8EY16
>>80氏に触発されてミリタリー風魔砲少女物です。
 卵巣が魔力発生器官で子宮が備蓄器官という設定パクリました。
 すみません。

 ひとまず「駆逐巫女 山崎彩女」前編を投下します。
 ただ、前編は非エロですので「卵巣が魔力発生器官で子宮が備蓄器官という設定」さえわかっていれば読む必要はあまりありません。w

 それでもよいと思う方は駄文に目を通していただければ幸いです。
491キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 19:00:56 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」前編@

 甲斐の駆逐巫女、山崎彩女は巫女装束を脱ぎ捨て
 全裸になると第壱呪力装甲を展開した。
 服を脱ぎ捨てたのは巫女が戦闘を行った場合、呪力の余波によって身に着けたものはたちどころに破壊されるためである。
 第壱呪力装甲は不可視の為彩女の魅力的な肢体が余すところなくさらされた。
 すらりと伸びた手足、肉付きが薄いが魅力的な腰周り、小ぶりだが形のよい乳房。
 そして、薄い脂肪越しに透けて見える鍛え上げられた腹筋。

 彩女の同僚も同様に第壱呪力装甲を展開している。
 もっとも第壱呪力装甲は不可視のため全裸の巫女たちが戦場で隊列を組む形となっているのだが・・・・
 この様に前線の巫女が裸になるというのは戦闘準備の完了を意味する。
492キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 19:01:57 ID:6s+8EY16
 「駆逐巫女 山崎彩女」前編A

 その後しばらくして戦闘が開始された。
 戦闘開始の合図とともに彩女は第弐、第参呪力装甲を展開する。
 全身に施されるかわりに、薄い第壱呪力装甲と違い第弐、第参呪力装甲は重要部分を保護する強固な装甲である。
 
 胴体部を守る第弐呪力装甲は目に見えるとはいえ肌が透けるほど薄い。
 その外見はまるでシースルーのハイレグレオタードである。
 とはいえその防御性能は高い。
 戦車砲の直撃すら耐える第壱呪力装甲よりもはるかに強力なのだから。

 最重要部である下腹部を守るのが第参呪力装甲。
 同格の巫女同士の戦闘では第参呪力装甲へあたった攻撃は有効打にならないほどの防御力を持つ。
 外見も薄手の布地といったところである。

 何故下腹部が最重要部なのか?
 答えはそこが巫女の戦闘力の源泉だからである。
 主力戦車以上の装甲と火力を持ち。
 高い機動性とステルス性を併せ持つ巫女は最強の否、
 ほぼ無敵の兵器である。例えそれが扶桑国内限定であったとしても・・・

 だがそれらの能力は巫女の呪力によって支えられている。
 呪力を失った巫女はただの無力な女に過ぎない。
 そして呪力を生み出すのは巫女の卵巣、そしてそれを溜めるのは子宮である。
 故にこの二つの器官の防御こそが最優先なのである。
493キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 19:03:33 ID:6s+8EY16
 「駆逐巫女 山崎彩女」前編B

 彩女は呪力によって強化された脚力を生かして敵陣に突撃する。
 その速度実に100km/h。
 目指すは敵軍武蔵の戦巫女。







戦巫女とは巫女の中でも特に強大な呪力を持つもののことである。
その力は彩女のような駆逐巫女とは比べ物にもならない。
戦巫女の呪砲攻撃は例えそれが直撃でなくとも彩女のような駆逐巫女を一撃で沈黙させる。
一方駆逐巫女の攻撃はほとんど通用しない。
唯一の例外は超近接戦闘による直接打撃だがこれとて、1対1では勝ち目はない。

だが、戦巫女の数は少なく駆逐巫女の数は多い、多数で取り囲んでしまえば倒せるのだ。
例え倒せなくとも駆逐巫女と戦っている間戦巫女はその本来の任務である敵軍戦巫女との戦闘を放棄せざるを得ないのだから。

今回の甲斐と武蔵の戦争において戦巫女の数も質も武蔵川が圧倒的に勝っている。
甲斐の戦巫女が3名であるのに対して、武蔵河は4名しかも扶桑最強といわれる北条龍華を擁しているのだ。

そこで軍首脳が立てた作戦は自軍戦巫女は防御に専念し、その間に駆逐巫女による敵軍戦巫女の撃破というものであった。
無謀な作戦ではあるが、これが最も勝率の高いプランであることも間違いない。
つまるところ、甲斐は武蔵と戦うべきではなかったのだ。

甲斐軍の無謀な作戦は驚くほど早く破綻した。
北条龍華は敵軍戦巫女の砲撃が低調であるのを見ると即座にその意図を喝破し、駆逐巫女への攻撃を開始した。
一度に十数発の呪力弾を形成すると一気に発射する。
「乙式誘導呪弾」と呼ばれるけん制用の呪力弾であるが、使い手が北条龍華ともなれば駆逐巫女など一撃で倒す威力を持つ。

開戦後数分で大勢は決した。
北条龍華の乙式誘導呪弾により数十名の駆逐巫女を失った甲斐軍にもはや当初の作戦を遂行する能力はない。
このままでは一方的に駆逐巫女を喰われる為、じきに戦巫女による砲撃を開始せざるを得ないがその場合、戦巫女の質、量ともに上回る武蔵軍に蹂躙されるのは明らかである。
494キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 19:09:19 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」前編C

それでも彩女は敵軍に突進した。
退却命令がない以上そうせざるを得ないというのもあるが自分が敵戦巫女の下までたどり着けば仲間の退却を助けられるとの考えもある。

敵駆逐巫女の攻撃を最小限の起動でかわし、北条龍華へと吶喊する姿は駆逐巫女の鑑とさえいえた。
だがその勇気と献身が報われることはなかった。

北条龍華の放った乙式誘導呪弾の内の一発が彩女にせまる。
彩女は即座に回避運動を開始する。
「いくら北条龍華でも数撃ちの弾でわたしをおとせるものか!!」
呪弾の軌道を先読みし逆方向へ方向転換。
自動誘導弾ならばこれでかわせるはずであった。
しかし呪弾は恐るべき速度と正確さをもって彩女を捕らえた。

「うそっ!」
一度に十数発も放った乙式誘導呪弾のすべてを制御するなど人間業とは思えない、彩女は自分が北条龍華という戦巫女の力を過小評価していたことを思い知らされた。

予想外の絶望的状況下、彩女は最後の抵抗を試みる全呪力を動員し防御陣を展開、乙式誘導呪弾を迎え撃つ。
子宮に蓄えた呪力の大半を注ぎ込んでの後先考えない全力防御。
全身に走る呪力波に体がばらばらになりそうだ。

そこまでしたにもかかわらず乙式誘導呪弾はあっさりと彩女の防御陣を貫通した。
「きゃぁぁあああ・・・・」
すさまじい衝撃とともに吹き飛ばされ、数十mを滑空した後地面に叩きつけられた。
今の一撃で彩女の装甲は大破、第壱呪力装甲が跡形もなく吹き飛んだため地面に叩きつけられた際に手足に無数の擦過傷を負ってしまった、第弐呪力装甲はズタズタにされ内蔵にも少なからぬダメージを負っている。
原形をとどめているのはもっとも強固な第参呪力装甲のみだが、こちらも防御力の低下は深刻なものがある。

「ゲホッ、これが戦巫女の・・北条龍華の火力・・・」
北条龍華にとっては単なるけん制にしか過ぎない乙式誘導呪弾の一撃で自分が大破させれたことに戦慄する。
装甲はもはや紙同然であり、火力も現在の子宮内備蓄呪力を考えればまともな攻撃ができるのは一回限りしかもその直後に呪力切れによって戦闘不能に陥る。
もはや彼女に残された選択肢は退却しかなかった。

残り少ない呪力を体力の回復に回し退却しようと立ち上がった彩女の後ろから死神が声をかけた。
「甲斐の巫女って負け犬ぞろいなのね。」
495キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 19:17:21 ID:6s+8EY16
 とりあえず、前編は以上です。

 ひとつだけ書き忘れていたことがありました。
 前編を読み飛ばした際は以下のことも抑えておいてください。
 「戦闘時の巫女の格好は下腹部だけが透けていないシースルーレオタード、背面および側面は大胆に露出、ほぼ裸状態」
 
496名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 19:57:22 ID:ZCn0fYox
呪力装甲とか戦巫女とかくすぐる単語に、レオタード系コスのヒロインへの腹責め…

神だ!またもや神がお越しになられたぞ!
祭りだワッショイ!

GJ!GJ!GJ!
497名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 20:07:22 ID:yCSfDx9B
おお!
新参の職人さんが二人も!!
遠慮なく堪能させてもらいやす!!!
498キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:13:18 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇@

「な!」
彩女が振り返るとそこにいたのは武蔵の巫女。
年のころは20代後半、巫女としてはかなりの高齢、豊かな胸と長く伸ばした髪が印象的だ。
放射される呪力波から考えて彩女同様駆逐巫女と推察された。
しかし、口元に浮かんだ淫蕩な笑みと内股を伝う液体が彼女の異常性を露にしていた。
武蔵の巫女は第弐呪力装甲越しに自らの乳房を揉みしだきながら彩女に降伏を勧告する。

「私の名前はあおい、もう貴女たちに勝ち目はないわ、おとなしく降伏するなら穏便に”処置”してあげてもいいわよ?
今まで貴女のお仲間を3人ほど”処置”したけどみんな抵抗するものだからずいぶん酷いことをしてしまったわ貴女は賢明な判断をしてくれるとうれしいのだけれど。」

そういう巫女の口調は言葉とは裏腹に露骨に彩女の抵抗を期待していた。
(この女に降伏しても無意味、ここはたとえ無理でも逃げ出さなくては・・・)
目の前の女が”処置”に性的な快感を覚えているのは明らかだ、たとえ降伏しても彼女の慰み者になるだけ、となればわずかな可能性にかけて抵抗すべきだ。

そう考えると彩女は即座に行動に移る。
「わかったわ、私は貴女に降伏しおとなしく処置を受け・・たりはしない!!」

彩女が降伏すると思い、一瞬落胆したあおいの隙を付き彩女は渾身の一撃を放つ。
狙いはみぞおち、ここに一撃を入れその隙に離脱する。
ここで無駄に呪力を消費した結果退却は失敗し、彩女は別の敵巫女によって”処置”を受けることになるがこんな嗜虐巫女にされるのだけは死んでもごめんである。
499キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:15:00 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇A

一瞬とはいえ油断していたあおいに彩女の一撃を避ける術はなく、彩女の作戦は成功したかに見えたが最後の一瞬で彩女の肉体は主を裏切った。
わずかにひざが折れたため、彩女の拳は流れあおいの急所を完璧に捉えることができなかった。

「残念ね・なっ、グフゥッ・・・」
彩女の攻撃はあおいに少なからざるダメージを与えたものの期待していた程ではなく離脱のための隙を作ることはできなかった。

「しまった・・・」

むしろ、あやめを怒らせるだけの結果となった。

「よくもやってくれたわね、これは念入りに戦闘能力を奪ってからでないと”処置”に移れそうにないわね・・・
 覚悟しなさいね子猫ちゃん。貴女が悪いのよ。今まで倒したどんな巫女よりも無残な目にあわせてあげるわ!!」

そう言うとあおいは防御を無視して彩女に襲い掛かる。
呪力を乗せた拳を立て続けに彩女の腹部に叩き込む。
巫女の急所は下腹部であるがそこは分厚い第参呪力装甲によって防御されているため効果が薄い、そのためまずは腹部への打撃によってダメージを与え弱らせるのがセオリーである。
その際、最も有効なのは呪的効果と物理的効果を併せ持つ呪力を乗せた打撃である。
これならば、相手の防御がどのような性質を持っていても確実にダメージを与えられる。
それは、防御側も同じであり、その為に巫女たちはみな腹筋を鍛え上げているのだ。

彩女は相手が無防備であるにもかかわらず反撃することができなかったそんなことをすれば、瞬く間に呪力を使い果たすからだ、先がないとわかっていても防御に専念せざるを得ない。
だがそれは破滅のときを先に延ばすだけでしかない。
500キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:19:12 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇B

「そら、そらそら、そらあっ、守ってばかりじゃあたしがつまんないでしょ?
 少しは反撃しなさいよ。」
「くうぅっ!」

パキーン!

そしてついに彩女の第弐呪力装甲が完全に崩壊した。
無防備になった腹部にあおいの一撃が入り彩女は吹き飛ばされる。
もはや抵抗する手段を完全に失った彩女であるが、最後に残った甲斐の巫女としての矜持が呪力切れの体を立ち上がらせる。

「呪力切れみたいだけど、ひょっとしたら最後の反撃のために力を蓄えているかもしれないから確かめさせてもらうわ!!」

そういうとあおいは全呪力を防御に回し素の拳で彩女に襲い掛かる。
先ほどまでならばなんら痛痒を感じなかったであろう単純物理攻撃であるが、第弐呪力装甲を失った今の彩女にとっては恐るべき脅威だ。

相手が攻撃に専念している場合腹部への攻撃を防ぎきるのは不可能、次々にあおいの打撃が彩女の腹部に打ち込まれる。

みぞおち。
ボスウゥ!
「グフッ」
一瞬呼吸が止まった。

肝臓。
メキャ!
「ガハァッ」
内蔵をゆすられる吐き気と肋骨にひびが入った激痛の二重奏。

乳房。
バシィーン!
「イタイッ」
ダメージはないが、将来わが子を育てるための器官を破壊される痛みと屈辱。

心臓。
ミシイィィッ!!
「カ・・・・・・・」
全身が硬直した。

呪力による強化を行っているあおいと呪力切れの彩女では体力の差が歴然としているため例え急所に入らずとも確実にダメージが蓄積されていく。
その結果第弐呪力装甲消失後わずか一分で彩女の胸部および腹部は無数の青あざに覆われていた。

無論、内臓等へのダメージも深刻である。
肋骨は3本が折れ、4本にひびが入っていた。
五臓六腑はすでにボロボロであり、いくつもの臓器が出血。
もはや立っているのもやっとの状況であり早急な治療が必要であった。

そんな状況で急所に強打をもらえば倒れるのは必然。
むしろ今までよく持ったというべきだろう。

ボスウゥゥゥゥゥ!!!
「・・・・・・・・・・」
あおいの拳が深々と彩女のみぞおちに突き刺さっていた。
彩女は悲鳴を上げることすらできずその場に崩れ落ちた。
501キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:20:37 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇C

あおいは彩女を見下ろしながら最後の降伏勧告をする。

「甲斐の負け犬巫女にしてはよくがんばったわね。
今、降伏すればやさしく”処置”してあげるわ。
でも断るならこの後どんなに泣き叫んでも許してあげない・・・・


よく考えてから返答しなさい。」

「断る。」

「フゥ、よく考えてからといったでしょう?
この申し出を断ったら貴女絶対に後悔するわよ?」

あおいが降伏勧告を断るのを期待しているのは彩女にも一目瞭然であった。
そして断れば想像を絶するほど悲惨な末路が待ち受けていることも。
にもかかわらず彩女が降伏しなかったのは甲斐の巫女としての最期の誇りか。

「私の腹筋に歯の立たない非力な武蔵の巫女が笑わせるな。
私は絶対に降伏しない!!」

彩女の気丈な拒絶にあおいは案の定、狂喜の哄笑を持って返す。

「ク、クゥフフフフ・・・アーッハッハッハッハ!!
やっぱり最高よ貴女!!その気概に免じて今までで最高に無残な運命を与えてあげるわ!!!」

「でも、その前に貴女が立ち上がってくださらないと困りますわ。」

彩女は仰向けに倒れたままあおいの侮蔑に耐えた。
必死に起き上がろうとし、1分程かけてようやくひざ立ちの体制になったがそこが限界だった。

「立ち上がらなければ何もされないと思ったら大間違いよ?」
そういうとあおいは彩女の髪をわしづかみにして無理やり立ち上がらせる。

「これは、お礼ということでもらっておくわ」
そういうと、あおいは彩女の髪をつかんだまま唇を奪った。
「フグ、ンンゥウン」
突然のキスに彩女が抵抗するが最早彼女に抗う力はない。
立っているので精一杯なのだ。

「プハァッ! 美味しかったわよ?えーと・・・
まだ名前を聞いていなかったわね。
教えてくれるかしら。
最初に言ったけど私の名前はあおい、貴女の巫女としての人生にこの世でもっとも無残な終止符を打つものよ。
あなたの名前はなんていうのかしら?」

「彩女、貴様の巫女としての人生に終止符を打つものだ。」
すべてを覚悟し悲壮な決意とともに彩女は自らの名を名乗る。
502キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:21:58 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇D

その答えにあおいは狂喜した、この期に及んでなおも屈しない獲物、その気丈さがたまらなく愛しい。ならばその気持ちに報いるべきだ。

「彩女・・いい名前ね、ンゥッ」
あおいは自分の股間に指先をもぐりこませるとしとどに濡れたあけびからたっぷりと秘蜜をすくいとり彩女の鼻先に突きつける。
「”処置”をする前からこんなに濡れたのって貴女が初めてよ。
だからご褒美を上げるわ。」

「何を言っているこの変態、ヒィッ・・・」

あおいは棒立ちの彩女の腹部に愛液で丸印を描く。
そこは、みぞおちとへその中間点、最も腹筋が強固な点だ。

「ここを、真正面から打ち抜いてあげるわ

そういうとあおいは彩女に背を向けて歩き出す。
5mほど距離をとると右拳を腰に構え腰を落とすと大きく息を吸う。
「ふぅぅーーーーーーーっ」
今までとは桁違いの呪力があおいの右拳に集まる。
相手がかわせないことを前提としたただ威力だけ大きければいいという大振りの攻撃、
それだけに直撃したときの破壊力は計り知れない。

あおいはこの一撃で、彩女の腹筋のもっとも強靭な部分を破壊することで彼女の肉体のみならず精神まで破壊するつもりなのだ。
巫女が最初にするのは呪力を操る術を学ぶことではない、子宮と卵巣を守るために腹筋を鍛えることだ。
一番多くの労力を裂くのも腹筋の鍛錬だ。
腹筋とはある意味巫女そのもの。
それを真正面から砕かれてはいかに気丈な彩女とて心を折られるのは間違いない。
503キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:23:40 ID:6s+8EY16
「駆逐巫女 山崎彩女」中篇D

彩女は敵巫女の拳に集まる呪力に驚愕した。
明らかに自分よりも格上なのだ、例え万全の状態で受けたとしても無事にはすまないだろう。
ましてや今の彼女は第弐呪力装甲を粉砕されほぼ全裸の状態。
呪力も乏しく、防御陣を展開しても焼け石に水。
呪的防御がほぼ皆無である以上頼みの綱は長年鍛え抜いてきた腹筋のみ。
だがそれもあおいの攻撃を受け続けた結果ダメージが蓄積している。
下手をしたら即死しかねない。
かといってたっているのがやっとの状況ではかわすこともできない。
正に絶体絶命。

「絶対に死ぬんじゃないわよ!」
あまりに身勝手な発言とともに嗜虐の巫女は獲物へと襲い掛かる。
一瞬で間合いをつめるとその速度と呪力のすべてを右拳を通して彩女の腹筋にに注ぎ込む。

「降 魔 羅 穿 撃 ! ! 」

予想以上の速度に彩女が反応し、残された全呪力を腹部の防御に回せたのは僥倖と言えた。
だが、彼女の幸運もそこまで、いや、もはや運などではどうしようもない必然としての破滅が彼女に訪れる。

あおいの拳は一瞬で彩女の防御陣を抜くとそのまま腹筋を破壊し、手首まで獲物の腹にめり込んだ。その瞬間引き伸ばされた時間感覚の中、彩女は自分のすべてが否定され心が折れるのを感じた。

(私の腹筋、あんなに鍛えたのに・・・全部無駄だったんだ。
巫女になんてならなければよかった・・・
さっさと降伏していればこんな目にあわなくてすんだのに・・・)

彩女の内臓が押しつぶされ、胃の内容物が食道を逆流する。
次の瞬間限界を超えた苦痛と衝撃に意識を失った彩女は吐しゃ物を撒き散らしながら宙を舞った。

「ウゲェ、ボゥアアアアア!!!!」

ここに甲斐の駆逐巫女、山崎 彩女は巫女の矜持そのものである鍛え上げた腹筋を破壊され完全に敗北した。 
504キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:41:14 ID:6s+8EY16
以上を持ちまして架空残酷巫女戦記「駆逐巫女 山崎彩女」完結でございます。
彩女は身も心も打ち砕かれて完全に敗北しました。
腹筋を破壊されて、ゲロ吐いて、モノローグで敗北を認めたんだからもう十分でしょう?
だから、これで終わりです。
皆様、長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございました。









というのは嘘です。w
前編、中編ときたら後編があるのは当たり前。
完結編1、完結編2、完結編3なんていうむかしの某ラノベみたいなことはしませんが。

後編ではさらなる 無残、無残が彩女を待ち受けます。

腹筋を破壊され心を折られた巫女は更なる暴虐に耐えられるのか?
耐えられぬ、耐えられぬのだ!!

架空残酷巫女戦記「駆逐巫女 山崎彩女」後篇 乞うご期待!!


執筆は遅れるかもしれません。ort
505名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 22:43:00 ID:yCSfDx9B
>>504
よっしゃ今夜は頼んだ!w
506キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/09(日) 22:59:20 ID:6s+8EY16
>>505

何を頼まれたのでしょうか?
さすがに今夜はこれ以上書きませんよ?(汗
507名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:02:14 ID:yCSfDx9B
>>506
たっぷり腹腹させてもらうぜ!
508名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:05:56 ID:ZCn0fYox
>>506
グゥレイト!
今はただ身体を休める事だけを考えてくださいキャミィたんハァハァさん
ところで今晩にも投下するのをハイかYESで答えて下さいwww
509名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 19:31:38 ID:9QhfJC9M
>>488の人は足刀でケツにつっこみそうで怖いです
51080:2008/03/12(水) 02:02:22 ID:c7YKIHRD
>>504
あんなので良ければ幾らでもパクってください。
むしろ自分で考えたネタは自分の文章じゃどうにもこうにも。
後編を期待してますよん。
511名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 22:10:39 ID:s7gEwCqV
しかし駆逐巫女は元ネタ的に考えると空母巫女ってのもいるのかな
そうなると仮想自律攻撃構造体、通称式神の使いで後方待機型
急造の腹筋なんか鍛えてない生意気ロリ巫女で
「腹筋巨乳戦巫女主義なんて古いですよ。自分で戦う時代はもう終わりです。」
「これからの時代は巫女は式神の後ろで見物していればいいんです」

とかうそぶいているところを伏兵に襲われてめちゃくちゃに殴らて撃沈しちゃうとかなんかな
512名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:32:38 ID:jp7GySYw
>>511
極々普通に考えると空母巫女(航空母巫女の方が正しいか?)がいるとすれば圧倒的遠距離から
式神で戦巫女を撃沈してみせて時代の流れを変える存在になるんじゃね。

戦巫女が己の備蓄魔力を使うのに対して事前に式神に魔力付与しておける分継戦時間も長い。
ただし、初期には式神運用で手一杯だったため腹筋を鍛えていない上に
ダメージを受け流す技術も持たないため1発でもくらうとあぼーん。
後期には最低限の腹筋を鍛えたりスウェーの技術を取り入れた巫女が出現しダメージに強い者も現れる。
最後期、負色濃厚の側では式神を扱う技術の修練時間すらままならず、
式神は満足に使えない、腹筋もきたえていないの名前ばかりの巫女達が前線で……。・゚・(ノД`)・゚・。

以上妄想戦史でした。
513キャミィたんハァハァ ◆MohBI/dGNM :2008/03/13(木) 01:24:16 ID:daKn0rj0
>>510

>あんなので良ければ幾らでもパクってください。

そういっていただければ幸いです。
後編がんばって書きます。

>>511
>>512

空母巫女は出ません。

だって、空母とかよくわかりませんし・・・
あとは私の趣味(大鑑巨砲主義)。

そもそも、巫女の戦闘は最終的には”衝角突撃”で決着ですから。
いつの時代の海戦だort

あと、巡洋巫女(仮称)も出したいんですけど、名称が決まらない。
陸戦兵器である巫女に巡洋ってわけにもいかず悩んでます。
514名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 01:17:27 ID:TrgUuvgP
>>513
逆転の発想ぐらいなら。
巫女はそもそも巡洋艦ていどのものと考え、しっかり腹筋が固められている一等巫女を
装甲巫女と呼び、それに至らない二等巫女は防護巫女と呼ばれる。
その強化発展系が戦巫女であり、防護巫女以下の腹筋ながら高速を誇るのが駆逐巫女である。
とか。
腹筋の鍛錬は時間がかかるので、駆逐巫女程度の腹筋で良ければある程度数が揃うが
戦巫女は一旦やられるとそう易々と次が現れないので数が少ない説明にも……なってるといいが。
515名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:52:19 ID:c0ZFAiM2
ちなみに、腹筋鍛えていても、ボディブロー食らうと衝撃は内臓へひびく
でも腹まわりにでっぷり脂肪がついてる奴には、衝撃を吸収すっからなかなか効かない
これ豆知識な
516名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 14:55:13 ID:c0ZFAiM2
こんな腹に一撃食らわせたいぜw
ttp://meizidoori123.cocolog-nifty.com/blog/
517名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 16:26:49 ID:63Gj9aOy
>>515
つー事は、衝撃を吸収する力士の筋肉はかなり特集なのか。
518名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 11:37:30 ID:hTehZrva
曙にボディが効いた事ないしな
519名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:59:22 ID:n5NC0Ncg
姫調教ってゲームで臍姦があったんだけど
臍って入れたらどっかに繋がってるとかじゃなくて肉と内臓の
空間とかに出るんだよね? 臍の構造がどうなってるかよくわからなす
520名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:18:22 ID:rMW/cll3
初めまして、今回ここに初めてSSを投稿致します。
ZXYで有名な「雷の戦士ライディ」ってエロゲご存知ですか?
設定はそれのリメイク版「雷の戦士ライディU〜邪淫の神殿」のその後です。

とりあえず、まず登場するキャラクターを一通り紹介します。

【ライディ】
雷の加護を持つ戦士。
気が強く負けず嫌いの反面、優しい面も持っている。
明るく健気、思い込んだら一直線というタイプ。
雷の加護により、雷を自由に呼び寄せる事が出来る。
それを利用した必殺技サンダースラッシュを使用する。
トレードマークは黄色いバンダナ
【ヤン・ロウファン】(オリキャラ)
黒い道着と炎の様に逆立った赤い髪が特徴な武闘家くずれの男。
混沌神の神殿跡地に勝手に寺院を建て、レイク・ブルーの女の子達を攫っている。
また、相手を徹底的に嬲る事を楽しみとするサディストで、彼にとって自分の拳は、
相手を甚振る為…ストレス解消の為にしか振るっていない。
女の子達を攫ったのも、ただ彼女達にストレスを発散する為でしかない。
ボディを狙ったパンチを得意とする。

【マセラ チューコ ロミ】
左からマーセナリー、ワーラット、ローバー。
三人とも自警団員で、元ジャミ盗賊団のメンバー。
スーディアの命で寺院を偵察すべく出動していたが、逆にロウファンによって返り討ちにあってしまう。
マセラはライディの目の前でロウファンにぶちのめされる。
521雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 16:19:18 ID:rMW/cll3
久々にレイク・ブルーに立ち寄ったライディは、再び事件に巻き込まれる。
盗賊稼業から足を洗い、自警団として活動しているジャミ達の話では、混沌神ケイオスを崇めた神官・ギャブの建てた神殿の跡地に寺院が建てられ、女の子達はそこに連れ去られたらしい。
建てたのはヤン・ロウファンと言う名の武闘家の男。
彼が手下を使って女の子達を攫わせたらしい。
ライディは彼女達を救出する為、その寺院に乗り込むが…。

「ここは…部屋みたいね」
ライディが扉を開いた先の部屋を見回す。
すると、部屋の端に一人の女の子が倒れていた。
「ちょっとあなた、大丈夫?」
「……んう…?」
女の子がゆっくりを頭を上げて、ライディを見上げる。
「あなた…は?」
「私はライディ。あなた達を助けに来たの」
「私…達を…?」
「えぇ、町の人に、あなた達がロウファンって言う男に攫われたって聞いてね」
「そう…。良かった」
女の子がゆっくりと立ち上がるが…。
「…っぐ……!」
彼女は腹部を押さえ、思わず膝を付いてしまう。
「…?どうしたの?」
「…く…はぁ…」
何やら様子がおかしい。
腹を押さえたまま、立ち上がれないみたいだ。
「もしかして、おなかが痛いとか…?」
ライディはとりあえず、彼女を仰向けに寝かせた。
522雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 16:19:53 ID:rMW/cll3
「なっ!?」
ライディは思わず驚きの声を上げたと同時に、吐き気を催した。
女の子の腹が青黒く変色しているのだ。
鞭で叩かれた傷や紐で縛られた跡など全く比ではない。
どう見ても、数十発ぐらいは殴られたと思えるものだった。
これだけひどく殴られたとなると、内臓にもダメージがある筈だ。
「ひどい…。ここまで痛め付けるなんて…」
まず、応急処置をしなくてはと思い、ライディはポーションを取り出し、それを女の子の腹部…変色している部分に数滴垂らす。
「ちょっと…じっとしててね」
ライディはなるべく刺激を与えない様に、優しく撫でる様にしながら、彼女の腹部に全体的にポーションを塗る。
「んん……」
「どう?少しは良くなった?」
「えぇ…ありがとう」
ライディに答え、女の子がゆっくりと上半身を起こす。
「それにしても…どうしてこんなひどい目に合わされたの?おなかの痣とか…尋常とは思えないし…」
「この寺院の主の…ロウファンと言う武闘家の男に…やられたんです」
「どういう事?」
「私達を攫った寺院の主のロウファンがこう言ったんです。『自分と一対一で戦って、もし自分を地面に手足を付けさせる事が出来れば、元いた町に帰してやる』って…」
「むちゃくちゃな事を言うヤツね…。無防備の女の子にそんな事…」
「いえ…ロウファンは『何も身に付けてない奴が相手じゃ自分にハンデがあり過ぎてつまらない』って言って、私に短剣を装備させてました。でも…結局勝てなくて、逆にロウファンの攻撃を一方的に…。そのせいで今まで気を失っていたんだと思います…」
ライディは思わずロウファンと言う男に怒りを覚えた。
“女の子相手に暴力を振るう…しかもおなかを殴るなんて、最低だわ…!
「私に任せて。あなた達の仇は必ずとってあげるから」
「でも…気をつけて下さい。ロウファンは素手で戦いますけど、パンチ力が強いですから…」
「ええ、ありがとう」
523雷の戦士ライディSS作者:2008/03/17(月) 16:20:57 ID:rMW/cll3
とりあえず、最初はこの辺で…。
もうしばらくした後、続きを投稿したいと思いますので…。
524雷の戦士ライディSS作者:2008/03/17(月) 21:16:45 ID:rMW/cll3
お待たせしました。
続きを投稿いたします。

ちなみにこれは、原作ゲームの様な流れと似た描き方をしていますので、悪しからず。
525雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 21:18:40 ID:rMW/cll3
「…!?」
そこは、畳が床に敷かれていた部屋だった。
だが、ライディはその部屋に入った瞬間に、目の前にある光景を見た。
二人の人間が対峙していたのだ。
一人は、袖の敗れた黒い道着を着た、炎の様に逆立った紅い髪の筋肉質の若い男。
もう一人は、黒いビキニアーマーを羽織って、両手に剣を持った女の子だ。
そして、彼女の後ろには……二人の女の子が倒れている。
一人は水色の髪が特徴な小柄の女の子、もう一人は……頭とお尻にネズミの耳と尻尾が生えている。
恐らく、ワーラットなのだろう。
どうやら二人とも気絶している様だ。
ビキニアーマーの子は、苦しそうに腹部を押さえてハァハァと息を荒くし、足もよろめいている。
道着の男は、ニヤニヤと笑いを浮かべながら彼女を見下した様な目で見ている。
「ほらほら、どうした?もうギブか?」
「はぁ…はぁ…」
「俺を地べたに這い蹲らせりゃ帰してやるって言ってんだろ。自慢のその剣でやってみろや」
「この…馬鹿にすんな!」
ビキニアーマーの子は、床を蹴って道着の男に二つの剣を振りかざし、男に襲い掛かった。
だが…。
ギィン!
男が両手を下から大きく振り上げ、彼女の持っていた剣を二つとも弾き飛ばした。
「痛ぅ…!」
ビキニアーマーの子が手を押さえる…恐らくさっきの衝撃で両手がしびれたのだろう。
「くっくっく…。残念だったな、お前らの負けだ」
「…この…!お前なんかに…やられて、たまるかぁ!」
ビキニアーマーの子が拳を握って、男に殴りかかる。
が…その拳は男の左手によってあっけなく掴まれてしまう。
526雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 21:19:27 ID:rMW/cll3
「はっ。遅いねぇ、ハエが飛んでるのかと思ったぜ」
「くっ……!」
ビキニアーマーの子は拳を強く掴まれているため、動けない。
「パンチってぇのは…こうやるんだよ!」
ドスゥッ!
「ぐふっ!」
男はビキニアーマーの子の剥き出しの腹部に拳を叩き込んだ。
「うぅ…ん…うあぁ」
彼女は身体をくの字に折り曲げ、自分が拳を突き出した右手を掴まれた状態で、もう片方の手で腹部を押さえ、足を地面に付く。
「おっと…もうちょい楽しませろ」
男はビキニアーマーの子を無理やり起こし、彼女の鳩尾に拳をめり込ませた。
ドボォッ!
「げほ!かっ…あぁ…!」
ビキニアーマーの子の口から唾液が流れ出た。
男はそれでも容赦なく彼女の腹部を責め続けた。
ズンッ! ドボッ! ドスッ! ドムッ!
「ぇぐっ!ぐふ!ぁう…げほ!」
柔らかな腹部に拳がめり込むたびに、苦痛とも苦悶とも取れる声をあげる。
ダメージに瞳孔が少しずつ開いてくる。
「くくくく…おらぁ、まだまだぁ!」
ドッボォッ!
一際深い音を立てて、ビキニアーマーの子の腹部…おへその辺りを拳が襲った。
「!・・・かは・・・げほ!」
ビキニアーマーの子は血の混じった胃液を吐き出した。
そしてそのまま拳を腹部にめり込まれた状態でダラリと身体をうな垂れた。
527雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 21:20:13 ID:rMW/cll3
「そぉれ、もう一発…」
「いい加減にしなさいよ!もう気絶してるじゃない!」
「ん…?何だお前は?お前もこの三人と同じ自警団のスパイかよ?」
「自警団のスパイ…?」
男の言葉に、ライディはある事を思い出した。
それは、寺院に行く前に、レイク・ブルーの自警団のメンバーで元盗賊団幹部のスーディアが言っていた事なのだが…。

『え?人探し?』
『えぇ。実は、あの寺院の偵察に、私の部下を三人行かせたのよ。もういい加減に戻って来ても良い頃なんだけど、全然戻って来なくて…』
『もしかして…犯人に見つかって、捕まってるとか…?』
『えぇ…さっきから不安でしょうがないの…。ライディ、お願い。あの子達も見つけて助けてあげて。ここにその子達の似顔絵と名前を描いた紙があるから、渡しておくわね』

ライディはスーディアに渡された似顔絵と名前の描かれた紙を取り出し、目の前に倒れている三人の顔と照らし合わせてみる…。
間違いなく、似顔絵に描かれている子達だ。
恐らく、男に嬲り者にされていたのはマーセナリーのマセラ、そして倒れている二人はワーラットのチューコ、ローバーのロミで間違いないだろう。
倒れている二人の腹部には、ひどく殴られたと思われる痣がある。
多分、この二人もマセラと同じく、この男に甚振られたのだろう。
「おい、聞いてんのか?お前は誰だって聞いてんだろ」
男はイライラするかの様に、ライディに言う。
「私はライディ、旅の戦士よ!あんたがこの寺院を建てたロウファンって武闘家ね!?」
「ライディ…だと?へぇ、そうか。お前が混沌神ケイオスの復活を阻止したって言うライディか。くくく…こりゃあ思いがけない獲物が沸いて出たなぁ」
「こっちの質問に答えなさい!あんたがロウファンなの!?」
「おうともよ。俺がこの寺院の主…ヤン・ロウファン様よ」
男…ロウファンは自分の腕で気絶しているマセラを無造作に捨てる様にして押し退けた。
ライディは倒れている三人をちらりと見た。
三人とも腹部に痛々しいぐらいの痣が目立つ。
特にマセラは腹部を押さえてうつ伏せになり、ヒクヒクと身体を痙攣させている。
528雷の戦士ライディSS:2008/03/17(月) 21:21:54 ID:rMW/cll3
「女の子をこんなになるまで殴るなんて…あなた男として恥ずかしくないの!?」
「全然恥ずかしくないねぇ。むしろいいストレス発散になるし、スッキリするんだよなぁ」
「な、何ですって!?」
「別に俺は自分の武の名を上げようとかそんなのはどうだって良いんだよ。それよか、相手を
メッタクソにぶちのめす方が楽しいんでなぁ。こいつはもう俺の一番の楽しみさ」
ロウファンはケラケラと下品な笑い声を上げながら楽しそうに言う。
「けど、最近野郎ボコるだけじゃつまんなくなってな。無抵抗の女を甚振ってやろうと思ったのさ。
男はどいつもこいつも顔面ボコボコにしてやるのが殆どだけどよ…女となると、それじゃ面白くない。
カワイ子ちゃんが甚振られて苦悶と苦痛の表情を浮かべるんだぜ…?顔が腫れ上がって醜くなってちゃ、
それこそ興ざめよ」
“何て奴なの…。女の子に乱暴して、その反応を見て楽しむなんて…”
「あなたは…武闘家の風上にも置けない男だわ!」
「へぇ〜、言うじゃねぇの。だったらどうするワケ?」
「私が…倒す!」
ライディはそう言うと、剣を抜いて構えた。
「そりゃあ丁度いい。近い内お前を次の標的にしようと思ってたんだ。お前はそこの三人以上に…
殴って殴って殴って殴って殴りまくって…悶えさせてやるぜ」
529雷の戦士ライディSS作者:2008/03/17(月) 21:23:11 ID:rMW/cll3
 とりあえず、本日の所はこれまで…。
文章の形がド素人ですみません…。

さぁて…次回はライディをどんな目に合わせてやろうか…。
530名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 21:26:44 ID:eu7fEEwr
>>529
これだね?
http://www.zyx-game.co.jp/index2.html
たまらんね、まさに腹責めしてくださいといわんばかりのコスだぜw
期待してますけんね!

スレにフリスや昔の格ゲースレ以降の新しい人も入ってきてるみたいだね
やっぱし潜在的に需要があるかね?>腹責め
531名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 21:27:44 ID:jLevhCRt
メジャータイトルの凛々しいヒロインを滅多打ちにする予告とは…
ちょっとワクワクしてきたな
乙だ!次回の投下を期待させて貰いますよ!
532雷の戦士ライディSS作者:2008/03/19(水) 01:41:22 ID:Mmy3tbsR
お待たせしました。
いよいよ、ライディVSロウファンのバトルの開始です。
つっても、ライディの方が一方的にやられちゃいますが…。
533雷の戦士ライディSS:2008/03/19(水) 01:43:27 ID:Mmy3tbsR
ロウファンはライディをマセラ達の様に甚振るつもりでいる。
こんな男の思惑通りになってしまう事など、ライディ自信が許す筈もない。
「やれるものなら…やってみなさいよ」
「あぁ、やらせてもらうさ。ただし…」
ロウファンが付け加える。
「さっきのマーセナリーにも言った事だが…俺に手足を地に付けさせる事ができれば…
とっ捕まえた女どもは帰してやるぜ。そこに倒れてる三人も連れて帰っていい」
「その言葉…嘘じゃないでしょうね?」
「そんな嘘言って、俺に何のメリットがある?それにな…それぐらいの賭けをしないと
俺も勝負が面白く出来ないんだよ。賭けるモンがあれば、その分俺も楽しめるってもんだ」
“こいつ…サディストな上に戦闘狂なのね”
「そう…それじゃあ、女の子達は返してもらうわ…。あなたを倒してね!」
「上等だ…。お前も徹底的に甚振ってやるぜ」
ライディが剣を両手で構え直し、ロウファンもボキボキと拳を鳴らして構える。
ライディが剣を振りかぶる。
ガシッ!
「なっ!?」
ライディの振り下ろした剣をロウファンは素手で…しかも片手で受け止めた。
「おいおい、こんなもんか?」
「嘘でしょ…剣を片手で受け止めるなんて…」
「俺だって一応格闘家の端くれだ。自分の腕を訛らせてるワケじゃないし、手前の肉体の鍛錬だって
怠ってるワケでもないんだぜ。おかげで剣の攻撃も片手でこの通り…防げる様になっちまった」
「くっ…!」
「それじゃあ、お次は…こっちの番だぜ!」
ドスッ!
「あぐっ!?」
ロウファンが空いた方の拳を、無防備に露出したライディのお腹…おへその上辺りに打ち込んだ。
パンチを食らったライディは目を見開いて身体を震わせている。
足を内股にして、ロウファンに掴まれていた剣から手を離すとそのまま崩れ落ちた。
534雷の戦士ライディSS:2008/03/19(水) 01:44:06 ID:Mmy3tbsR
「う…けほっ…けほっ!」
膝を付き、腹部を押さえて咳き込むライディに、ロウファンは馬鹿にする様に言う。
「おいおい、もうダウンかよ。もうちょい粘ってくれなきゃ面白くないんだけどなぁ」
そう言うと、ロウファンは剣をライディに投げる。
「くぅ…負ける…もんですか」
ライディは剣を拾って、痛む腹部を押さえながら立ち上がる。
“まだおなかのダメージが残ってる…。一発もらっただけでコレだもん…こいつ…本当に強い”
「でも、それでも…負けられない!」
ライディは地を蹴って、ロウファンに再び剣を振り下ろす。
だが、今度はあっさりヒョイとかわされてしまう。
「いいねぇ、そう来なくちゃ…な!」
「!?」
ロウファンは再び拳を振りかぶり、ライディの顔面を捉える…筈だった。
しかし、ライディの顔面の直前で拳を止めた。
“まさか…フェイント!?”
ドボォッ!
「うあ!ぅう…げほ!」
ライディが気づいた時には遅かった。
もう片方の拳が、ライディの鳩尾にめり込んでいたのだ。
ライディの口から一筋に唾液が流れ出る。
“そうだった…。この男…さっき女性の場合は顔以外を狙うみたいな事…言ってたっけ…”
「ほれほれ、休んでる暇なんかないぜ!」
ズンッ!
「ぐはっ!」
ロウファンの三度目の拳がライディの腹部を捉えた。
ライディは苦痛の声を上げ、後ろに下がる。
535雷の戦士ライディSS:2008/03/19(水) 01:49:33 ID:Mmy3tbsR
「くっ…こうなったら…」
ライディは全身の力を剣に満タンになるまでチャージする。
残りの魔力が大きければ大きいほど、
サンダー・スラッシュの威力も大きくなるのだ。
しかし、必殺技といえども当たらなければ意味はない。
刺し違えるつもりで相手の懐に飛び込み、確実に命中させなければならない。
相手の懐に飛び込むとなると、また腹部にパンチを喰らう羽目になるかも知れないが…それでも構わない。
「必殺!サンダー・スラッシュ!」
バリバリバリッ!ピシャーン!・・・シュウ〜・・・パリパリ・・・
「な…!」
ライディはロウファンの懐に飛び込んでサンダー・スラッシュをお見舞いした…筈だった。
だが、その雷は…あろう事かロウファンの右手を覆っていた。
「こりゃ凄い…。それがお前の自慢の必殺技か…。吸収してなかったら、ひとたまりもなかったぜ」
「嘘でしょ…。雷を…吸収するなんて…」
ライディは唖然としていた。
あろう事か、サンダー・スラッシュを自分の右手に吸収して、その力がロウファンの拳を覆っている。
「お前の必殺技…俺のパンチと一緒に…返してやるぜえええ!!」
そう言うと今までで一番力をこめて振りかぶり、ライディの腹に雷ごと拳をえぐりこませた。
ドボォッ!!バリバリバリバリッ!!
「ぐふぅっ!んああああああ!!」
腹部の痛みと同時に、自分の雷をモロに全身に食らうライディ。
その衝撃で部屋の端まで飛ばされる。
「げほっ…げほっ!…ぐぷっ」
ライディは腹を押さえて蹲り、口から胃液を吐き出してしまう。
しかも、自分の雷が全身に走ったので、身体の痺れが未だに治まらない。
サンダー・スラッシュを吸収してしまうと言うのは、ライディにとっては予想外だった。
腹の激痛と全身の痺れが、ライディの動く気力を完全に奪っていた。
536雷の戦士ライディSS作者:2008/03/19(水) 01:58:56 ID:Mmy3tbsR
まぁ…バトルはこんなモンですかね。
お次は…「ライディ」シリーズで御馴染み・負けた時のボスからの調教…
と言うのが、原作でのゲームオーバー時の流れなんですが、ロウファンは奴隷の
調教とかには無縁な奴なんで…まぁ、この先もライディが殴られるとだけ言っておきましょう。

感想を下さった方々、どうもありがとうございます。
お気に召された様で幸いです。
あの作品の中で、私的に腹パンチの対象に良さそうな子がライディ以外にもいたりする
んですよねぇ。
「破邪の電光」に登場した女騎士・ネリスとか、T、U、…製作中と思われるVで立て続けに
登場してる三馬鹿トリオとか…。
ネリスの場合は、鎧が脱げたら、一発入れるだけで気絶しちゃいそうですね…。
537名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 06:03:15 ID:t2ndwvtl
次からいよいよ滅多打ちって訳なんだよな?
今までここの作品の腹パンチは重い一撃→女の子のダメージを描くっていう展開なんで、
一度に連撃ってのは無かったような気がする

ライディへのガドリング砲みたいな腹パンチ…
すっげぇ楽しみだ!
538名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 05:51:23 ID:v/oDu71o
すごいよかったです
こういう系統好きなのに元ネタの作品知らなかったのが恥ずかしいw
539名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 16:39:36 ID:NQPbgCCs
投下します。
腹責めは8レス目 >>547 予定
540カミウミ3 1/11:2008/03/22(土) 16:40:29 ID:NQPbgCCs
 狼が二首のライオンに向けて飛び掛る。
二匹はもつれ合い、音楽室の床を転がった。
狼の牙がライオンの首筋に突き刺さり、ライオンのもう一つの首が、
狼の胴にかぶりつく。
二つの獣が血を流して暴れ回る迫力に、私は圧倒された。
ヒルコ同士が戦う姿を見るのは初めて。
醜女も、それは同じらしい。
「那美にもヒルコが・・・?」
呟きを、ガラスの割れる派手な音がかき消した。
蒼い狼。私のヒルコが、醜女のヒルコを突き飛ばしたのだ。
横腹に突進されたライオンの胴体が、窓を突き破る。
獣の叫び声が、四階下に向かって落下ていくのが判った。
かすかに聞こえる嫌な音。重いものが、地面に落ちる音。
 醜女の悲鳴が木霊した。
それはまるで、金属までも切り裂くような声。
「ヒルコ!? ヤダヤダ、ヤダよ。
もっと、もっと手伝ってよ。
私の恋路を邪魔する人は、みんなヒルコが追い払ってくれるって教わったのに!」
醜女が髪を振り乱して、否定する。
何を?
きっと思い通りにならない全ての事を。
そして私を。
「・・・那美。お前が、お前がぁ!!」
彼女が私に視線を向ける。
飛び出してしまいそうな程に見開かれた瞳。
歪んだ頬と口元。乱れた髪。
醜女が、私に向かって来る。
私は手近な机に手を伸ばした。
力を入れると、下半身がズキズキと痛む。
それでもなんとか上体を起した。
541カミウミ3 2/11:2008/03/22(土) 16:41:07 ID:NQPbgCCs
醜女の背後では、獲物を一つ仕留めた狼が、この小さな少女を新たな標的に定めている。
「ヒルコ!」
ダメ。叫ぼうとしたが、声にならない。
声を張り上げようとしただけで、お腹が震えて、口の中に酸っぱい味が広がる。
口元を押さえつけた時には、ヒルコの両足は床から離れていた。
二首のライオンをも吹き飛ばした突進が、醜女の体を軽々と放り上げる。
少女の背中は壁に激突し、小さな体が、狼と壁の間に挟まれた。
「ぎゃああああ!」
狼の突き出た口先に抉られたまま、醜女が叫び声をあげる。
「痛い、痛いよぉ・・・」
細い両腕が狼を必死に押し戻そうとするが、獣の頭は動かない。
彼女の頬が涙に濡れていく。
「ヒルコ。もうやめて、お願いだから」
立ち上がろうとして、私は何度か失敗した。
「お前の子宮を守らなければ、俺は元の姿に戻れない」
「勾玉は、私の中に、ちゃんとあるから」
私は自分の子宮を抑えながら、ヒルコを止めようと足を引きずる。
ヒルコの視線が私に向けられた。
その身体がようやく、少女から離れる。
彼女は膝から床に崩れ落ち、それから四つんばいになって、その場で激しく嘔吐し始めた。
床に広がる吐瀉物の中で、何かが跳ねる。
「ミシャグジか」
ヒルコの足が、小さなそれを踏み潰した。
少女が続けて吐き出した液体で、足は薄黄色に染まる。
「苦しい・・・苦しいよぉ。
・・・どうして・・・私、あの人・・・」
少女が顔を上げる。
口元を濡らした彼女の顔は、醜女ではなかった。
私の知っている同級生。
背の低い、ショートカットの女の子。
「那美ちゃんも、こんなに、苦しかったんだ。
ごめんね。私、どうして・・・。
でも、先輩・・・・・・私・・・ごぶぅっ」
胃液が白い喉を駆け上がっていくのが、見ているだけで判った。
汚物が、彼女の口から遠慮なく吐き出される。
それは制服姿の女子学生から、まるでイメージ出来ない光景。
白目を剥いた小さな女の子は、自らの吐瀉物の中に倒れ伏した。
542カミウミ3 3/11:2008/03/22(土) 16:41:35 ID:NQPbgCCs
 近づきたい。彼女の傍に。
私は机で身を支え、足を引きずって彼女に近づいた。
花火のような破裂音が、それを邪魔する。
ヒルコが跳ね、倒れた芳子ちゃんのすぐ傍らで、小さな煙があがる。
それが飛び散った床の破片で、音はピストルの発射音だと判ったのは、もっと後。
突然の音に驚いた私は、思わず床に座り込んでしまう。
「生徒に当たる!!」
イザナギ先輩の声。
音楽室の入り口で、ピストルを構えた男の人の腕を、先輩が制していた。
生徒会室にいた男の人だ。
その頭上をヒルコが飛び越え、割れた窓から外へと飛び出す。
「二体いるぞ!」
もう一人の男性が、窓から身を乗り出して叫んだ。
ピストルを構えたが、発砲出来ずに舌打ちする。
「校内であまり派手な事は・・・」
イザナギ先輩の抗議を無視して、二人の男性は音楽室から走り去った。

(ヒルコ、無事? 聞こえる?)
頭の中で語りかける私の声に、ヒルコが答える。
彼の声もまた、私の頭の中に直接響く。
−ああ。野郎、まだ生きてやがった。仕留めておく−
ヒルコって四階程度から落下しても、ビクともしないのね。
安堵と呆れにため息をつくと、イザナギ先輩が顔を寄せて来た。
「君は無事かい?」
先輩、まだ校内に残っていたんだ。
廊下に逃げた男子生徒が助けを求めたのだろうか。
それとも、悲鳴を聞いて駆けつけてきたのだろうか。
そういえば、彼は助かったのかな。
今頃校内は大騒ぎかもしれない。
私は大丈夫ですと頷きながら、差し出された先輩の手を掴んだ。

−見つけた。イザナミ−

え!?
驚いて先輩の顔を見つめた。
少し不思議そうな、でも変わらず穏やかな瞳がそこにある。
彼は、私の手を握り返した。
543カミウミ3 4/11:2008/03/22(土) 16:42:05 ID:NQPbgCCs
−取り戻すにはいい機会ですね−
−イザナミが現れたゾ、アマテラス−
−まぁいい。けしかけた甲斐はあった−
−カグツチを手に入れろ−
−イザナギ、お前はどうする?−
−あの力は強すぎて、危険−

少年の、獣の、女性の、男性の、少女の、言葉が流れ込んでくる。
私は思わず先輩の手を振り払う。
「どうしたの、波多野さん?」
何、今の。
先輩の手に触れた途端、先輩の顔に、別の誰かが重なって見えた。
しばらく先輩の顔を見つめて、それから、自分のした事に気が付いた。
「私は、大丈夫です。私より、芳子ちゃんを。他の人を」
「ああ、判った」
少しうろたえた様子で私から離れ、倒れた芳子ちゃんを抱き起こす先輩。
学生服の背中に、私は語りかける。
貴方は誰?
イザナギ? 私の待つ人?
それとも別の誰か?

(ヒルコ。声が聞こえるの、色んな人の)
−装束に着替えて校舎から出ろ。後で合流する。
 シコメのせいで派手にやりすぎた。余計な奴らが出てくるぞ−

 間もなく音楽室は、駆けつけた先生達と、校内に残っていた生徒の群れで溢れ返った。
黒月先生や輝美先生の姿も見える。
なんとか立ち上がれるようになった私は、輝美先生に付き添われて音楽室を出た。
制服が汚れてしまったからという理由で、紅白の巫女服に着替えを済ませる。
短いスカートでいるよりは、こちらの方がいくらか安心だ。
着替え終わった頃、救急車のサイレンが聞こえた。
男子生徒と芳子ちゃんを乗せに来たのだろう。
 私は輝美先生と連れ立って、校舎を出る。
頭上には満月。下校するには随分と遅い時間。
私の顔の横でも、白い大きな月が揺れている。
輝美先生は身長が高い。丁度私の視線の辺りに、膨らんだ白いブラウスがある。
「本当に、貴女も病院に行かなくて平気なの?」
ブラウスを盛り上げる丘を越えて視線を向けると、眼鏡越しの瞳が、私に向けられていた。
健康的な肌が、いつもより少し白い。
544カミウミ3 5/11:2008/03/22(土) 16:42:28 ID:NQPbgCCs
「私は大丈夫です。他のみんなは、助かるかな。先生」
「判らないわ・・・」
端正な顔立ちが、私から外される。
本当は歩く度にお腹が悲鳴を上げているけれど、
獣に襲われる生徒を見て気分を悪くしただけ、そう伝えてあった。
歩いていると、目の前が徐々に暗くなってくる。
痛みからなのか。
気を失う程ではないから、立ち眩みがしたのだろう。
やがて真っ暗になった世界の中で、金色の目が、私を見つめていた。
いつか見た光景。
獣の瞳。
瞳は私に語りかける。

−逃がさないヨ。イザナミ−

視界が戻っても、そこにあるのは見慣れた筈の光景ではない。
私の背筋が凍りつく。
何処か別世界に迷い込んだ気分だ。
私が立ち止まっている間に、先生は二、三歩前に進んでいる。
彼女の頭の後ろで束ねられた髪を、私は見あげた。
誰かと一緒にいる間は、ヒルコと合流するわけにはいかない。
先生が振り返る。
「どうしたの? 波多野さん」
「あの、やっぱり芳子ちゃんが心配なんです。
私は一人で帰れますから、先生は彼女について行ってあげて下さい」
半ば本気で訴えた。
私の方に向き直って、輝美先生は胸の下で腕を組み、眼鏡を正す。
驚くほど型にハマったその仕草。
普段は大好きだったけど、今はそれを見つめる程、心に余裕がない。
「友達思いなのね。でも、ごめんなさいね。私は、貴女の方が心配なの」
「私はこうして歩いていけるけど、芳子ちゃんや男子の二人はあの救急車に・・・」
反論しようとして、気が付いた。
サイレンの音が聞こえない。
それどころか、あんなにざわめいていた生徒や、他の先生達の声すらも。
落ち着いていた筈の下腹が、再び熱くなってくる。
私を見下ろしている美人教師。
彼女の次の言葉を理解するのに、私には少しだけ、時間が必要だった。
「おいでなさい。私のヒルコ」
月明りが作る先生の影。
そこから黒い塊が浮かびあがる。
塊が完全に姿を表すまで、私は事態を把握出来ていなかった。
545カミウミ3 6/11:2008/03/22(土) 16:42:53 ID:NQPbgCCs
「嘘・・・。ヒルコって何匹いるのよ・・・」
「あら。このヒルコは貴女から産まれたわけではなかったのね。
すると国産みは、イザナギが一人で行なったのかしら」
先生の声を受けながら、黒い塊は、四つの足を生やした。
続けて二つの長い尻尾が伸びる。
「アタシは国産み以前からのヒルコだヨ、アマテラス。
イザナギやイザナミのヒルコとオンナジ」
最後に出来上がった猫の顔が、先生の疑問に答えた。
「こんな人目につく場所で、本気ですか? 先生」
私達はまだ、校庭から出てもいない。
ヒルコが姿を現す事も、それが人を襲う光景も、
こんな場所で平然と見せびらかす先生だとは思えない。
「心配いりませんよ、波多野さん。貴女も知っているでしょう?
ヒルコの作る結界の中には、ヒルコを持つものしか入れない。
茂摘さんと茂摘さんのヒルコは、それを忘れてしまったみたいですけどね」
授業中と変わらぬ口調で、先生が教えてくれる。
でも、彼女の隣には、確かに異形の獣がいた。

(ヒルコ、助けて。新手が出ちゃった)
−逃げろ。こっちはまだ頭が片方残っている−
(もうそっちは放っておいて、こっちを助けてよ)
−駄目だ。ここで仕留めておく必要がある。
 今俺が助けに向かっても、コイツはお前を襲いに行くぞ。
 シコメを殺していいのなら、一瞬で片が着くがな−
(・・・判った。時間は稼ぐから、出来るだけ早く来てよ。
 それとやっぱり、今回も殺したら駄目だからね)
−注文が多いな。善処はしよう−

「貴女のヒルコが来るのには、もうしばらく時間がかかるでしょうね」
心を読まれた気がして、ドキリとした。
思わず緋袴に包まれた下腹を両手で庇う。
「先生も、勾玉が欲しいの・・・?」
ギターケースで押しつぶされたお腹はまだ痛い。
幾ら陸上部でも、今の体調では、逃げ切れる自信がない。
546カミウミ3 7/11:2008/03/22(土) 16:43:19 ID:NQPbgCCs
「私は、貴女が心配なの。波多野さん。
国産みが終わって、次は神産みが始まるわ。
貴女の中にある勾玉はイザナミ。
伊邪那岐神とまぐわり、伊邪那美神は火之迦具土神を産み落とすつもりでいる。
迦具土神は火の神よ。
その力は強すぎて、産まれ出でたが最後、誰にも操る事など出来はしないわ。
この世に出てはいけない力。
そして何より、神話では、伊邪那美神はその出産で火傷を負い、命を落とす事になっている。
貴方がそんな運命を背負う必要なんて、ない筈だわ。
私も自分の生徒がそんな事になるのを、見過しておけない。
だから、波多野さん。私は貴女から、勾玉を奪うつもりでいます」
ヒルコは私にカグツチを産ませたがっているけれど、
私だって、もちろん死にたくなんてない。
でも。
「どうやって・・・、私の中から勾玉を取り出すの?」
狐のようなヒルコ。芳子ちゃん。ライオンのヒルコ。
皆私の子宮を押しつぶそうとする。
「アタシに任せナ、イザナミ。
何も腹を掻っ捌くわけじゃない。
強く押してやれば、出る所から出て来るサ」
猫が何事も無いように言う。
顔を洗うその仕草が、本物の猫みたいで可愛い。
でも、言ってる事は可愛くなかった。
「無茶はしない約束よ、ヒルコ。
波多野さんを傷つけてしまうなら、意味がないわ」
「カグツチを世に出すワケにいかないと言ったのはアマテラスだヨ。
アタシの使命もオンナジ。だから手伝ってやるって言ったじゃないのサ。
大丈夫。死にはしないヨ、多分ネ」
猫の言葉が終わる前に、私は走り出していた。
はっきり言ってもう無理。
これ以上どうにかされたら、私の胃も子宮も、冗談抜きで破れちゃう。
 
 ヒルコが来るまでと思ったけど、今の私の足では、校庭から抜ける事も出来なかった。
あっさりと私を飛び越した猫が、目の前に降り立つ。
二股の長い尻尾が揺れている。
ヒルコの尻尾は嫌いだ・・・。
「両腕が邪魔だネ」
猫が私に飛び掛ってくる。
下腹を覆う両腕の上、帯につつまれた胃の辺り。
駄目。そこはもう、これ以上・・・。
547カミウミ3 8/11:2008/03/22(土) 16:43:42 ID:NQPbgCCs
「ふぎゅっ・・・うああああああ!」
仰向けに押し倒されて、私は悲鳴をあげる。
「ホントは腹を食い破ってやるのが一番早いんだけどネ。
クソ忌々しいその装束の上からじゃあ無理なンだ」
「ダメ・・。これ以上、お腹、責めないで」
「アマテラスが怒るから、優しくしてあげるヨ。
だからさっさとその腕をどかしナ。さもないと・・・」
二股の尻尾の一つが、袴の裾からするすると中に入り込んで来る。
その先端が、何の躊躇もなく私の足の付け根を貫いた。
「ひゃうっ!」
だから、ヒルコの尻尾は嫌いだ。
誰も彼もクセが悪い。
猫の尻尾が、私の中へと続く裂け目の入り口を押しつぶしている。
ピンポイントにクリトリス。
しかも直。
強烈な刺激が脳天まで突き抜け、私は限界まで仰け反った。
どうしていつも、蹴られたり、潰されたり。
ほんとは素敵な人に、もっと優しく触れられるべき所の筈なのに!
私は袴越しに猫の尻尾を掴んで引っ張る。
猫は尻尾を丸めて、私の敏感な突起に巻きつけた。
「ひうん!!」
更なる刺激が無遠慮に襲ってくる。
誰かもっと、優しく撫でてよ・・・。
「後は子宮ごと押しつぶして、尻尾を中に入れて、勾玉を引きずり出せば終わりだヨ。
簡単ダロ?」
「そして、私の処女は・・・猫に、奪われるのね。素敵な話」
「アタシも女だからネ、痛くしないであげるヨ」
言った傍から、猫が私の袴に向けて頭突きを食らわす。
だから、もうお腹はイヤ。
ゆっくりとした動作で、頭がずっぽりと、私の下腹に埋まっていく。
「いやぁッ。離して、もう無理!」
弱りきった内臓が、今までにない激痛を脳に送ってよこす。
潰れた子宮の内側で、勾玉がゴリゴリと内壁を刺激する。
私は目一杯口を開いて、舌も思いっきり突き出して、苦痛を訴えた。
狐の尻尾やギターケースの方が強烈だったに違いないけれど、
下腹を押されているだけの今の方が、遥かに苦しい。
連日殴られ続けた私の身体が、限界を示しているか。
それとも、私の内側を擦る勾玉のせいなのか。
私は全身で悶えた。
尻尾に握られた突起が擦れる度、音が鳴って、内股が濡れていく。
548カミウミ3 9/11:2008/03/22(土) 16:44:04 ID:NQPbgCCs
ひっくり返った世界で、輝美先生が逆立ちして見える。
「助けて・・センセ・・ひっ! お腹・・くるし・・・ぐっ・・ふっ。
し、死んじゃ・・うっ、ううっ! 私のお腹、潰されちゃう!!」
逆立ちの先生は、視線を自分の足元へと上げた。
「ごめんなさい。貴女を助ける為なのよ・・・」
私のお腹で、猫は頭を押し付けるのをやめない。
グリグリとお腹ごしに、子宮の中の勾玉を動かす。
潰されて張り付いた内壁を擦りながら、熱くなった勾玉が、子宮の中を移動する。
「う・・うえええ! うええええええええ!!」
今にも気を失ってしまいそうな痛みに胃が収縮するが、吐き出すものは何も無い。
唾液だけが湧き上がって、伸びきった舌を伝う。
涙が溢れ、視界が歪む。

(助けて。早く来て、ヒルコ。このままじゃ私、死んじゃう。死んじゃうよ)

−今行く!−

ヒルコの返事が聞こえてすぐ、先生の悲鳴も聞こえた。
逆さになった世界で、ブラウスとタイトスカートの身体が、僅かの間、空を飛ぶのが見える。
「アマテラス!」
顔を上げて叫んだ猫の身体に、蒼い影が激突する。
一瞬、ヒルコと目があった。
二匹の獣が私の上を通過して、もつれ合いながら転がっていく。
尻尾が無理やり剥がされる。
握られていた突起が、強い摩擦に引き千切られそうになる。
私は声にならない悲鳴をあげた。
雫のこぼれる唇でパクパクと、噛み締めるように空気を食べている間に、
太股の辺りを暖かい液体が満たしていく。
もう、今日は最低だ・・・。
(ヒルコのバカ・・・。大事な所が、千切れるかと思ったじゃない)
−注文が多すぎる。問題ない。千切れても、カグツチは産める−
怒るぞ、後で。
赤ん坊のように丸まって濡れた袴を抑えていると、そこはすぐ冷たくなった。
早く脱ぎ去ってしまいたい気がするが、その下は裸だし、
今は息をするだけで、泣き出しそうな程に苦しい。
何もせず、とにかく動かずにいようと思った。
549カミウミ3 10/11:2008/03/22(土) 16:44:27 ID:NQPbgCCs
 勾玉と似た格好で横たわる私。
そこから少し離れた場所で、狼と猫が対峙している。
二匹は向かい合って、互いを威嚇していた。
「アタシの邪魔をするな!」
「その声はサワメか。まだヒルコの中とは、ご苦労な事だ」
猫が叫び、狼が応える。
先生は?
視線を巡らすと、落ちた眼鏡を拾い上げる輝美先生の姿が見えた。
よかった。無事みたいだ。
胸の下、鳩尾の辺りを抑えて少し苦しそうにしている。
ヒルコの体当たりを受けた場所だろう。
「私のヒルコは、失敗したのね」
先生が語りかけてくる。綺麗な女性は、私の隣にしゃがみ込んだ。
「無理・・・です。あんなに痛いのは、とても耐えられない」
「ごめんなさい。ヒルコはもっと楽に終わると言っていたの。
ごめんなさいね」
何度も謝りながら、先生は私の顔を拭いてくれた。
赤銅色のスカートに私の頭を乗せて、涙と唾液にまみれた口元を、丁寧にハンカチで拭ってくれる。
良かった。先生は、先生のままだ。
「もう止めなさいヒルコ。私達の目的は波多野さんを救う事であって、戦う事ではないわ」
私の頬を撫でながら、先生が猫のようなヒルコに話し掛けた。
彼女が叫ぶ。
「ふざけんじゃないヨ! それはお前の目的であってアタシの目的とは違う。
アタシはもうこんな姿でいるのは1秒たりともごめんなのサ。
悪いけどアマテラス、何があっても勾玉は引き抜かせてもらうヨ。
お前達に、アタシの本当の力を見せてやる!」
「ヒルコ!」
先生の制止の声は届かない。
私達の目の前で、猫の姿が溶けるように崩れていく。
いつしかヒルコは黒い塊に戻っていた。
塊は上下に長く伸びて、そこから再び四肢が出来上がっていく。
さっきと違うのは、それが四つの足ではなくて、二対の手足になった事。
人の形を取り始めている。
「俺の前で神の力を使うつもりか、サワメ。
いい度胸だ。貴様が俺の邪魔をするのなら、その身体、消炭に変えてやる。
イザナミ、巻き添えを食わないうちに離れていろ。
アマテラス、イザナミを連れていけ。悪いがお前のヒルコもここで仕留めさせて貰うぞ」
私のヒルコも、黒い塊へと、
そして、人の形へと変化した。
550カミウミ3 11/11:2008/03/22(土) 16:45:40 ID:NQPbgCCs
 私のヒルコがサワメと呼んだ先生のヒルコは、女の姿に変わっていた。
いや、女に近い猫の姿というべきだろうか。
先生にも引けを取らないスタイルは殆ど裸に近かったが、
灰色の身体の所々を、猫だった時の毛並が覆っている。
腰とお尻の間からは、二本の尻尾さえ変わらず伸びていた。
一方の、私のヒルコは男の姿。
やっぱり身体の所々を蒼い毛並が覆う。
二人が並ぶ姿は、まるで猫又と狼男。
形を変えたところで、人外のモンスター同士である事に変わりはなかった。
「チッ。ハンパな姿だネ。ヤッパリ呪いを解かなきゃダメみたいだ」
自分の姿を見回して、サワメが悪態をつく。
「元の姿を取り戻せるのは、俺か貴様のどちらか一方。
だがサワメ。貴様は俺に喧嘩を売ったんだ。覚悟はいいだろうな」
ヒルコが、腰を屈めて唸った。
人の姿となった今でも、動作は狼を連想させる。
「お前を殺って、アタシが軍神の名を貰ってあげるヨ」
サワメが両手を天に掲げると、轟音が鳴り響いた。
その遥か後方で、幾つもの柱が高くそびえ立つ。
不意に、周囲を霧雨が包んだ。
水飲み場の水道管が破裂して、水が勢いよく吹き上がっている。
柱は全て水で出来上がっていた。
「いけない。波多野さん、立てる?」
先生が私の肩に腕を回して、半身を持ち上げてくれる。
でも私の腰から下は、まったく力が入らない。
サワメが両手を前に倒すと、腕の動きに合わせて水柱が向きを変える。
女の姿をしたヒルコは、私はおろか先生の存在さえ、気にも止めなくなったのか。
氾濫した川のように、吹き上がる水は巨大な波となって、目の前の小さなヒルコを飲み込んだ。
「ヒルコ!!」
叫ぶ私の肩を、誰かが持ち上げる。
先生と反対側に、イザナギ先輩がいた。
「イザナギ君。貴方・・・」
「話は後で。今は避難が先ですよね」
降り注ぐ雨は、既に土砂降りになっていた。
私を挟む二人の声は怒声に近い。
二人は私の身体を引きずって校庭から遠ざかる。
次第に小さくなっていく奔流の中から、ヒルコが飛び出して来るのが見えた。
彼の身体からサワメの身体まで、光が伸びる。
落雷の音。
サワメの悲鳴が、遠く聞こえる。
551名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:00:58 ID:CPZNdZIu
>>550
カミウミきたっ!
責めは激しく適度にエロく、gjっす。
敵味方がいまいち明確じゃないのも展開が読めずに面白い。
個人的にはもちっと上(鳩尾辺り)の責めがあるといいんだが、
設定的に無理っぽいか。
なんにしても続き期待!
552名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:18:49 ID:FDZU7iUo
カミウミはストーリー部のレベルも高いのが美味しいよな
話を作れる人達が腹パン属性を持ってくれたのは漏れにとって幸運だよ
553名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:28:22 ID:ovEqL3Y1
どう腹責めにもってくのか、
んでどこまでヒロインがピンチるかが
腹責めのモツだからなw
554名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 20:04:54 ID:/DRWJXpJ
カミウミさん、最高です。
続き楽しみに待ってますね!
555名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 01:46:12 ID:3AROY86C
上げ
556名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 01:46:29 ID:ACfMyoAM
腹責めって不思議だよなあ
どこがエロいんかわからん でも抜けるww
高慢で生意気な女が無様に腹を押さえてはいつくばる姿がいいのか
557名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 03:55:58 ID:3AROY86C
分からんよなぁ
肉がひしゃげるビジュアルに惹かれているのか、それとも女を苦しめているという加虐性に惹かれているのか
結局何が言いたいのかと言うと




悠理愛最高
558名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:34:15 ID:KV59UKqe
単純に痛がってるんじゃなくて、”効いて”る所に惹かれるんだよね。

俺がボクシングのゲーム監修したら確実にボディの項目だけやたら細かくなる。

打たれ続けると耐久力が減って、それに連動してあらゆる能力もダウンしていく。
防御力も低下するからボディへの攻撃による耐久力と能力の減少度合いも増していって……ていう悪循環に。

通常のHPゲージの他にボディ専用のゲージも増設かな。減り具合でダメージリアクションも変化する



そろそろスレチっぽいから去る
559名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 02:51:00 ID:hn/UUAB8
絶望した!
コミックヴァルキリーに腹責めが全く入っていないのに
絶望した!

>>558
わかってるねえw
エロゲやエロマンガにもっと腹責めあってもいいのにさ
もっとめり込みドアップで頼むぜまったく
560名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 09:52:14 ID:nUzg3H42
最近のコミヴァはヒロピンを期待し過ぎるというフィルターが掛かって気づき難かったが
普通のオタ向け雑誌になってなくね?
561名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 14:02:18 ID:hn/UUAB8
ヒロインに萌えるんじゃない
ヒロインのピンチに萌えるんだ
コミヴァも悠里愛とか山本アツジとかもっとえげつない系をよんでくりゃいいのに
ちったこのスレでも読んで勉強しやがれってんでw
562名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 14:14:11 ID:e05yjbA3
563名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 22:35:27 ID:lSJg7Cxu
>>558
D3パブリッシャーに入社してくれ!
564名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 20:42:53 ID:77yEdhbO
hoshu
565名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:28:26 ID:kNV07IpO
ライディの続きを全裸で待ってるんだけど…
566名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:27:00 ID:HM2iRKSG
お前腹パンチはじめてか? 腹の力抜けよ
567名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:36:32 ID:bhFKYCzk
ブギーマン氏もキャミィ氏もランサー氏も
新しい短編も長編も、常にドキドキしながら待ってるよ
568名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 02:15:26 ID:9kLAynhQ
>>566
うっ……凄いパンチだな……腹ん中ぐちゃぐちゃだ……

こうですか? 分かりません
569名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:22:45 ID:HM2iRKSG
ところであたしの腹をみてくれ こいつをどう思う?
570名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 16:02:45 ID:W7HShjm8
     ヽ       j   .す
  大.   ゙,      l.    ご
  き    !      ',     く
  い    ',        ',    :
  で    ト-、,,_    l
  す    !   `ヽ、 ヽ、    _
   ;    /      ヽ、`゙γ'´
      /         \
      !   ト,       ヽ
ヽ__  ___ノ ,!   | | ト,       ゙、
  レ'゙ ,イ ./|!  .リ | リ ! .|! | ト|ト}
 ,イ ,/ ./〃/ / | / .リ/ //イ|.リ
// //ノノ  //゙ ノ'////|.リ/
´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙
二ニ-‐'''"´      /`二、゙゙7
,,ァ''7;伝 `        {.7ぎ゙`7゙
  ゞ‐゙''  ,. ,. ,.  l`'''゙" ,'
  〃〃"      !   |
              !  l
 !       (....、 ,ノ  !
 j        `'゙´  ,'
     ー--===ァ   /
      _ _   ./
\     ` ̄   ,/
  ` .、       /
   :ミ:ー.、._  /``'''ー-、
    `゙三厂´
571名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 14:10:30 ID:KII1By+X
突然だが何個割れの腹が一番燃える?
俺は四つ。
上二つが固くて下二つがムチムチしてたら最高。
572名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 15:16:45 ID:6UG2TguY
>>571
司淳っぽい腹だな?
たしかにありゃきっつい一発をお見舞いしたくなる肉付きだなw
573名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:07:27 ID:i4UUiaHf
今期アヌメで腹責め期待はこいつ
http://amatsuki.com/web/chara.html#cha03
朽葉だな
女剣士、強気、へそだしと3拍子そろってるぜw
574名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 09:22:17 ID:mYk4KT8h
首に巻いてるウンコみたいなマフラー、よくみたら髪の毛かよw
575名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:47:02 ID:qQBP+sxZ
腹パンチage
576名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:39:06 ID:0MQYoGBx
職人カムバックsage
577名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:21:44 ID:xPZAryi5
>>573
既にOPで、棍で突かれてないか?
578名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:36:45 ID:v3Ikl28l
>>577
今見たw
すでに腹責めされてたw
つか、そろそろ腹責めブレイクの予感?w
579雷の戦士ライディSS作者:2008/04/13(日) 19:38:07 ID:y9M9sFLy
 大変長らくお待たせ致しました。
続きからラストの部分が完成致しましたので、投下します。
580雷の戦士ライディSS:2008/04/13(日) 19:39:18 ID:y9M9sFLy
ロウファンはニヤニヤ笑いながらライディに近づいてくる。
そして、無理やりライディを起こした。
「きゃあっ!?」
「どうする?大人しく負けを認めるか?そうすりゃこれ以上痛い目に合わずに済むんだぜ?」
「誰が…認めるもんですか…」
「あ…そう。だったら…」
ロウファンはライディの背中に手を回し…。
ドスッ!
「んはぅっ!」
再びライディの腹に拳を叩き込んだ。
「けほ…うぅ…!」
「お前が音を上げるまで殴り続けてやらぁ…」
ドスッ!ドボッ!ズムッ!
「うぁっ!うぐっ、ぐふ、ぐ・・ぅ」
背中を押さえられているせいで動けない上に、衝撃の全部が腹部に吸収される。
一発のパンチの衝撃が和らぐ前に次のパンチが叩き込まれるため、どんどん苦痛が大きくなる。
身体の中を揺さぶられる感触と苦痛を実感させられていた。
581雷の戦士ライディSS:2008/04/13(日) 19:39:54 ID:y9M9sFLy
「今度は少し趣向を変えて見るか…」
「な…何を…うぐ!」
ロウファンは突きこんだ拳を抜かずに、そのままグリグリとえぐり始めた。
その衝撃がライディの体内で内臓をかき回している。
拳に伝わってくるライディの臓器がずれた感触にロウファンは満足そうに不敵な笑みを浮かべている。
「おぉ〜…これだこれ。この柔らかい感触…たまんねぇ〜」
ロウファンは抉った拳を、ライディの体内に押し進めた。
グチュ……ズググ…
「う、うえっ!うぐぐ…くはぁ…こぷっ!」
ライディの口からまたも胃液が吐き出される。
だが、そんな反応をロウファンは楽しむかの様に、大きく拳を振りかぶった。
ドボッ!
「ぐ…ふぅ…!」
ライディの腹部の中心に容赦なく拳が叩き込まれる。
そして、それと同時にロウファンがある事に気が付く。
582雷の戦士ライディSS:2008/04/13(日) 19:40:51 ID:y9M9sFLy
「お…お願い…も…う…やめて…。おなか…苦しい…。これ以上…殴らないでぇ…」
「んな事言ってるワリにゃあ…アソコがグチョグチョじゃねーか」
「ぇ…?」
意識が朦朧とする中、ライディが自分の愛液が太股まで漏れているのを見た。
「な…けほ…何で…」
「なるほどねぇ…こいつぁ傑作だぜ。雷の戦士は実はドMだったってか?腹にパンチ喰らって濡らしてる奴なんて始めて見たよ」
「そ…そんな訳…」
「んじゃあ、試してみるか?」
ドボォッ!
ロウファンが更にライディの腹部に拳をぶち込んだ。
「んあぁうっ!」
ライディの身体がビクンと反応する。
「あぁ……ぅ…」
「どうだオイ?これでもまだ違うって言い張れるかよ?」
「……」
「…オイ、何とか言ったらどうだ」
ライディは身体の力が抜け、ダラリとロウファンに抱き抱えられる状態になっていた。
「何だよコイツ…気絶しちまってら。もう少し楽しませてくれると思ったんだけどなぁ…」

 その後、ライディは他の女の子達と同様、牢屋に入れられた。
そしてロウファンは、ライディにも「自分に勝てたら帰してやる」と言う約束をした。
ライディは囚われの身となりながらも、何度もロウファンに立ち向かうが、ロウファンお得意の腹への打撃の前に敗れ続けてしまう。
しかし、それでもライディは諦めなかった、囚われた女の子達の分も戦う為に…。
果たして、ライディがロウファンに打ち勝つのはいつの事なのか…。
それはまだ誰にも分からない…。
583雷の戦士ライディSS作者:2008/04/13(日) 19:42:10 ID:y9M9sFLy
 以上です。
……ちょっと物足りませんでしたか?
584名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 19:59:35 ID:mF45uBVt
>>583
堪能しますた
585名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:49:57 ID:v3Ikl28l
よっしゃ!
ひさびさに腹ハラすた!
586名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 07:53:57 ID:lU5Y/oSA
色々な腹責めGJ!
ただ自分でも分かっているだろうとは思うけど後半最後は大分駆け足描写だったね
色々ある腹責めのうち一つぐらいを最後に回してセリフを入れつつ、
それからのライディの苦闘がどうのこうで今も苦しんでいる…
とかにしたら纏まってたかも?って勝手な事ばかりでスマン
十分楽しませて貰ったしこれからも期待させてもらうよ
587名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 08:18:45 ID:5rSk8+ux
勝気な女戦士が、責められて痣だらけの腹をおさえて
無様にのたうちまわりながらゲロをこぼす、って無残な描写が欲しかったかも
588名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:50:50 ID:XxaB262K
肩赤だとは思うがプリキュア5の映画にドリームとダークドリームへの腹パンがあってけっこういいかも。
当然しつこい描写はないけど二人ともヘソ出しコスだしあとは妄想力でね?
589名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 01:08:33 ID:mO7HAKCP
さんきちさんに期待age
590名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 04:31:34 ID:6HLmK9+u
ナイトプリンセスの降臨はもうないのかな…
591名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 21:54:20 ID:5Gx9rxwS
今だから言うけど俺44氏の作品がドツボなんだ…
592名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 22:10:11 ID:mO7HAKCP
こんくらい
http://i-bbs.sijex.net/imageDisp.jsp?id=qwer&file=1208302426686o.jpg
の肉付きの腹が
腹責めにはちょうどイイw
593名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:42:27 ID:Ij8VkQTF
鳩尾にとどめの一撃age
594名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 08:01:14 ID:MU5PAnPj
俺は 散々ネチッコく腹パン 拳メリコミ 踏み付け で 弱らせて 本当に嫌がって力無く抵抗してるところで トドメは胃袋掴みを長時間 胃袋の周りの神経節と血管 圧迫すると 必ず嘔吐するよ
595名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 18:13:42 ID:9KgS+pPS
>>594
必ず嘔吐するよ、って・・・実践してんのか?
596名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 01:07:11 ID:NtHpU9yI
>>594からは何故かガチで犯罪の匂いが…
597名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 05:29:28 ID:Ztxl/mXj
俺は〜すると 必ず嘔吐するよ

セルフだろこれ
598名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:55:55 ID:Yt9oWqot
もちろん 実践しとるよ 昨日は 鳩尾を踵で体重かけて 延々と踏み付けて やった。。
599名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 22:36:13 ID:9aMxNhUv
今日の9係でボクサーが女を拉致してジムのリングに縛り付けたシーンは抜けた
そばにサンドバックが吊してあったから出来ればそっちに縛り付けて欲しかった
600名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:09:36 ID:9UQQ04Ly
投下します
601カミウミ4 1/12:2008/04/24(木) 22:11:16 ID:9UQQ04Ly
 山道を下って、戦いの音も聞こえなくなった頃、二人は私の身体を地面に下ろした。
私は木の幹に背を預け、その根元に座り込む。
学校からは随分と離れたが、まだ山の中だ。
道の左右は木々に囲まれている。
結界とは、何処まで広がっているのだろうか。
私の耳には三人の呼吸音しか聞こえてこない。
「水神と雷神の争いか。近くで見てみたかった気もするけど・・・」
豪雨に濡れた髪をかきあげながら、イザナギ先輩が呟いた。
水神とは、きっとサワメの事なのだろう。
すると、雷神ってヒルコの事? たしかサワメは軍神とも呼んでいた。
「波多野さんのヒルコが、雷神・・・?」
先生が私と同じ疑問を口にする。
その視線を受けても、先輩は学校の方角を見たままで、何も答えなかった。
先生も解答は期待していなかったのか独白が続く。
「必ずしも神話の順番で産まれるわけではないのかしら。
もし相手が建御雷だとしたら、私のヒルコに勝ち目はないわ。止めにいかないと」
上り坂を駆け戻ろうとする先生の行く手を、イザナギ先輩がやんわりと遮った。
急停止に先生の胸元にある満月が揺らめく。
眼鏡の奥にある切れ長の瞳が、きょとんとして先輩を見つめ返していた。
「申し訳ありませんが、先生。今、ここを離れて貰っては困ります」
「・・・そうだったわね、イザナギ君。
結界に入れる貴方の正体を教えて貰うのが先かしら?」
落ち着いて胸の下で腕を組み、眼鏡を正す先生。
「ええ。僕もヒルコ持ちですよ」
先輩はニコリと笑って私に視線を向けた。
音楽室で見た、別人の顔が頭をよぎる。
芳子と醜女。同じであって同じでなかった友人の姿を、私は思い出していた。
「先輩はイザナギなんですか? それとも、先輩も、私の勾玉が欲しいの・・・?」
恐る恐る尋ねる。
下腹を隠すように濡れた身を縮めるのは、もはや条件反射に近い。
602カミウミ4 2/12:2008/04/24(木) 22:11:57 ID:9UQQ04Ly
「安心して。僕は勾玉やカグツチをどうこうするつもりはないよ。
僕が欲しいのは、まったく別の物。
アメノムラクモだけ」
先生が、イザナギ先輩から遠ざかった。
先輩の目がそれを追う。
「輝美先生。いえ、アマテラス。
貴女からヒルコが離れる時を待っていました。
水神に邪魔をされたら、僕のヒルコでは勝てる自信がありませんでしたから」
「・・・イザナギ君。貴方は、伊邪那岐ではないの?」
先生が下がった分だけ、イザナギ先輩が前に進む。
「先生まで信じていたんですか? それはただのあだ名ですよ。
ヒルコは僕を、また別の名前で呼んでいます」
私の口からため息が漏れた。
先輩がイザナギなんじゃなかったんだ。
ちょっと残念な気もする一方で、クラスメイトの顔を思い浮かべて少し安心した。
それから疑問に思った。
では、イザナギは誰?
私の知る誰かなのか、まだ見ぬ誰かなのか。
この先私は、何人のヒルコ持ちに出会うのだろう。
「女性を傷付るような事は、出来ればしたくありません。
ムラクモも、元はその名前の主が持っていた筈です。
素直に渡して下さいますか?」
「その前に、伊佐草君。貴方が誰の化身か判ったわ。
残念だけど私達、仲良くなれそうにはないわね。
例えアメノムラクモを最初に手に入れたのは貴方だとしても、
それは既にアマテラスに譲られているのよ。
だから私の元にヒルコが来た時、同時にムラクモも私の中に入った。
その時から私はこの力を、カグツチを止める為に使うつもりでいるわ。
伊佐草君。貴方はムラクモを手に入れて、何に使うつもりなの?」
そろりそろりと後退を続ける先生。
パンプスの踵が、木の根でつまずいた。
「僕自身の為に」
先輩が答えて、よろめいた先生との距離を詰める。
ボディーブローが、ブラウスに向かって繰り出された。
胃袋目指して飛んでいく先輩の握り拳を、しかし先生が叩き落とす。
続く二発目もかいくぐり、先生は両手を伸ばした。
学生服を押されて、先輩がたたらを踏む。
二人の距離が開いた。
603カミウミ4 3/12:2008/04/24(木) 22:12:35 ID:9UQQ04Ly
「フェミニストって噂の副会長らしくないわね。力ずくなんて」
余裕のある口ぶりで、先生が微笑む。
それから、タイトスカートの横についたジッパーを開いた。
スリットが入った事で、ストッキングに包まれた太股が、かなり大胆に伸びる。
「先生。ひょっとして、格闘技か何かの経験があったりします?」
「ええ。前の学校では空手部の顧問をしていたわ。
怪我をしないうちに道を空けた方がいいわね。
私としても体罰問題に発展したら困るし」
「参ったな・・・」
先輩は苦笑して、頭を掻いてみせた。
「仕方ない。少しハンデを頂きますよ。女性相手に情けない話ですけど。
来い、ヒルコ」
誰かを招くように先輩が手を振って言う。
彼の影から黒い塊が浮かび始めた。
ヒルコ。
それが姿を現し終わる前に、先生が走った。
スリットから伸びた足がハイキックとなって、先輩の頭部に襲い掛かる。
速い。
不意を突かれた先輩は慌てて腕を上げて庇ったが、吹き飛ぶように倒れた。
あれ、直接頭に当たってたら、先輩死んでるんじゃないだろうか。
間違っても止めになんて入らない方が良さそうだ。
「思ったより可愛らしい色ですね、先生」
後転して体勢を立て直す先輩は、私が思うよりずっとけろりとした声だ。
「記憶喪失になりたい?」
足を振りぬいて、先輩に背を向ける先生。
激しい動きに、胸が僅かに上下している。
そんな抜群のスタイルを持つ先生のスカートの内側。
それを先輩、見たんだ・・・。
ちょっと幻滅。
本人の気付かぬうちに一人の女生徒の幻想を砕いた先輩の、後姿が膨らんだ。
私は目を疑う。
いつの間に近づいたのか、誰かが、彼の背後にぴったりと寄り添っている。
人の影そのものが、先輩とまったく同じ動作で、その背後に立っていた。
きっとあれが、先輩のヒルコなんだ。
先輩が目を閉じて、一歩、身を引く。
影が先輩と重なり、先輩の中へと消えていく。
瞼を上げ、開かれた彼の瞳は、金色の光を放った。
獣の瞳。それは、ヒルコの目。
「ハンデ、頂きましたよ」
604カミウミ4 4/12:2008/04/24(木) 22:13:07 ID:9UQQ04Ly
先輩の右足がステップを踏む。
最初のたった一歩で、先生との間の距離は無くなっていた。
勢いを乗せた突き。
気付いた時には先輩の拳が、先生のブラウスの真ん中に埋もれていた。
認識が遅れたのは、先生にとっても同じだったらしい。
眼鏡の奥の瞳が、身体の中心に向かって窪んだブラウスの皺を、呆然と見つめている。
糸の切れる音がして、先生の服から小さな欠片が跳ねた。
ブラウスのボタンが一つ、千切れたらしい。
「筋肉の感触が伝わってきます。鍛えているんですね。
でも、ムラクモを取り出す時には、意識が無い方がきっと幸せですよ」
先生の白い喉がゆっくりと動く。
「うっ!」
桜色の唇が開き、駆け上ってくる呻き声を吐き出した。
グラマラスな肢体が震える。
その中心に向かって、先輩が更に腕を押し込んだ。。
お臍の少し上辺りに密着していた拳から、ヒルコの腕が飛び出して、
眼鏡教師のお腹をぺしゃんこにする。
予想もしなかった二段階の攻撃に驚いているのか、
眼鏡の奥で先生の瞳は大きく開かれた。
両足は地面から僅かに浮いて揺れている。
中心の穴に向かって強く引きずり込まれたブラウスの頂上に、
下着の形がくっきりと浮かんで、今にもはちきれそうだった。
一つ、二つとボタンが弾ける。
抑えの聞かなくなった胸元から、桃色の下着が身を乗り出した。
抜群の存在感を示す胸を包んだ可愛らしいフリル。
知的で冷静な先生も、可愛い物に弱いみたいだ。
弾む胸の下から先輩が腕を引くと、先生の中に埋まっていたヒルコの腕もまた、
主の中へと戻った。
押し込まれていたブラウスが、膨らみを取り戻す。
両足が地を捕まえると、先生は二、三歩後退した。
胃の辺りを両手で抑えながら、膝から崩れ落ちる。
白いブラウスが盛大にはだけて、胸の部分だけが大きなピンク色で溢れていた。
膝立ちのまま巨乳を震わせて、
「げえうっっ・・・」
先生が前のめりに倒れる。
そのままうずくまって大きく震えた。
格闘経験者の先生を、先輩は一撃でノックアウトしてしまったようだ。
彼は、敗北者の肩に手を触れた。
「ムラクモは頂いていきますよ」
605カミウミ4 5/12:2008/04/24(木) 22:14:45 ID:9UQQ04Ly
掌が、先輩の顎目掛けて突き上がる。
身を仰け反らせてかわす先輩。
顔をあげた先生の眼鏡の奥で、瞳はまだ意思を持っていた。
先輩が体勢を崩した隙に立ち上がる。
「生徒に黙ってやられる先生じゃありません!」
得意のハイキックが生徒の顔目掛けて繰り出される。
再び風を切る凶器を、先輩はしかし、平然と掴み取った。
「な・・・きゃあ!?」
更に捕んだ足首を頭の上まで掲げてしまう。それも片手でだ。
先生の天と地が逆さになった。
悲鳴をあげて、彼女はまずスカートの裾を押さえる。
スリットの開き過ぎたスカートは簡単にめくれそうだった。
片足でぶら下がって揺れるその体。
両手でスカートを抑え、身動きの取れない相手にも、先輩は容赦ない。
今度はタイトスカートの中心に穴が穿たれる。
拳が肉にめり込む音が、ぼすっと大きく響いた。
「んぶぅっ」
ひっくり返った先生の頬が膨らんで、唾液と舌が飛び出した。
授業中の凛とした先生からは想像もつかないその声と表情。
一発で、彼女の力は奪われた。
両手がスカートから離れて、万歳するように垂れ下がる。
その拍子、眼鏡が外れた。
地面に落ちる。
その前に、誰かが受け止めた。
真っ黒な手。
真っ黒な腕、真っ黒な身体。
先輩のヒルコだった。
ヒルコは眼鏡を主人に手渡した。
受け取った先輩が、宙吊りの女性から手を離す。
先生の身体が落ちる。
先輩は眼鏡を放ってよこした。
私は慌てて受け止めようとする。
ヒルコが先生の身体を抱きとめた。
私の手の上で、眼鏡が跳ねる。
先生の身体が持ち上げられ、再び落とされた。
ヒルコがしゃがみ、膝を立てる。
私は必死で両手を伸ばした。
ヒルコの膝に向かって、先生は背中から落下する。
私は掴んだ眼鏡を引き寄せる。
606カミウミ4 6/12:2008/04/24(木) 22:15:35 ID:9UQQ04Ly
「うげぇっ」
悲鳴に顔を上げた。
腰を強かに打ち付けて、女教師の身体が仰け反ったまま痙攣している。
剥き出しのブラジャーが大きく揺れる様子に、私でさえ目が奪われてしまう。
目の片隅で捕らえていた筈なのに、眼鏡に気を奪われて、
何が起こっているのかしばらく理解出来なかった。
学生服の男子が腕を振り上げている。
黒い影の上半身が伸びて、その腕を覆っていた。
女教師の仰け反った身体は、お臍の辺りをてっぺんに、山なりになっている。
打って下さいとばかりに差し出された無防備なお腹目指して、
ためらいも無く手刀は振り下ろされる。
女教師は顔を上げていた。
自分のお臍が打たれようとしている事が判った筈だ。
それも自ら責めを受け入れるが如く、彼女のその部分は突き上がり、
ただ抉られるのを待っているのだ。
片手で相手を持ち上げる程の力が、今そこに降って来る。
内蔵が直接潰される程の、激しい責め苦が再びそこを襲うだろう。
肩が動いた。
手で庇おうとしたのかもしれない。
間に合わない。
身を固くする。
腹筋に力を込めたようだったが、虚しい抵抗だった。
手刀がずぼっと、お腹に埋まって行く様子が、彼女の瞳にも届いたに違いない。
衝撃に逃げ場は無かった。
ブラウスの下で臍はひしゃげ、腹筋が打ち砕かれて、掻き分けられる様子が想像出来た。
砕かれた腹は胃と一緒に背骨まで押しつぶされる。
腰骨上辺りの肉を半分以下まで切断されて、女の身体がビクンと跳ねた。
「がふうううっ」
獣のような苦痛の嗚咽が迸る。
腹筋に意識を集中した分、痛みもまた、増幅されて全身に染み渡った違いない。
たっぷりと悲鳴をあげた後、頭が垂れ下がった。
女の身で体感するには激しすぎる衝撃。
しかも、自分の身体が抉り抜かれるその様子を、まざまざと見せ付けられたのだ。
上を向いた瞳が、そのままゆっくりと瞼の裏に消えていく。
私は自分が責められた気になって、思わず両手でお腹を抑えた。
あの時、音楽室での私は、たまらず胃液を吹き上げた。
先生は、潰されたお腹を抑えて、ひっくり返って白目を剥いたまま、
ヒルコの膝の上でのたうち回っている。
607カミウミ4 7/12:2008/04/24(木) 22:16:13 ID:9UQQ04Ly
「あ・・・お、お腹・・・げ・・・げぶぅっ。
お腹が・・・うええぇ」
仰け反った喉元が動き、ルージュに彩られた唇から液体が一筋流れるのが見える。
先生の綺麗な顔が、逆さにされて、白目を剥いて、唾液にまみれて、痙攣して、
つぶれた蛙みたいな酷い悲鳴をあげさせられて。
スタイルも良く、生徒に人気のあった先生にそこまでしておいて、
それでもまだ許すつもりがないのか、先輩とヒルコは相手の身体引き起こすと、
悩ましく揺れる肢体を二人掛かりで大の字に広げた。
左右から腕を引かれ、足を強制的に開かれる先生。
破かれたようにも見えるブラウスとスカート。
磔にでもされたような姿だ。
「ひぅ・・・っ」
小さな悲鳴を上げる頭が力なく揺れ動いて、前髪がその後を追う。
もはや前後不覚だ。
「先輩。もう、これ以上は・・・」
先輩は、先生の身体を固定したまま、私を振り返った。
瞳はまだ、金色のままだ。
私は先生の眼鏡を握り締めた。
彼の瞳が人外の獣に思えて、恐ろしい。
「ムラクモを引き出す為には、まだ足りない。
女の子が見るのは確かに辛いだろうけど、
でも君は多分、知っておく必要がある。
いずれ行なう神産みが、どういう行為なのかを」
ヒルコと先輩の腕が、左右から同時に先生の臍を押しつぶした。
「ひうぅ!」
先生が悲鳴をあげ、その肢体が再びビクンと跳ねる。
続けざまにヒルコの腕がブラジャーのすぐ下、鳩尾を突き上げ、
先輩の腕がタイトスカートの中心、下腹を抉りぬく。
「ひぐっひぐぅっ」
先生の唇を濡らす液体が一筋増える。
608カミウミ4 8/12:2008/04/24(木) 22:17:21 ID:9UQQ04Ly
それからは先輩とヒルコの一方的な連打だった。
先生のお腹のあらゆる部分は、間髪おかずに責め続けられる。
横腹を左右から押しつぶし、下腹を左右から、上下から練り潰すように捻る。
へこんだお腹が戻る前に、次の一撃が埋まっているのだ。
その度に先生は悲鳴を上げ、新たな体液の筋が徐々に口元を濡らしていった。
怒りに我を忘れた芸術家が、力を込めて固い粘土でもほぐすように、
一つのしこりさえ残さぬように、二本の腕が肉の粘土を押しつぶしていく。
「はぉっ!・・・お、おごぉ・・・お、腹は、ダ、ダメ・・・うぶっ。
これ以上、はおっ!・・・そこは・・・お腹は、はうんっ!
もうや・・・やめ・・・ひぐんっ」
拳がめり込む度に、先生の口から苦痛の叫びがこんこんと湧きあがる。
いつかしか先生の下唇からは、飲み損ねた液体が溢れたように、
顎から胸元まで唾液とも胃液ともつかない水が滴っていた。
ようやくトドメのアッパーが鳩尾を真上に押し上げると、
哀れな女教師は「ふぐぅっ」と叫び声をあげた。
丸く盛り上がったピンク色のフリルがぶるんと波打って、貯まっていた水分が飛び散る。
揺れが収まる頃、唇がもう一度苦痛を示し、二度目の叫びと水滴が私の頬を濡らした。
指先ですくい上げたそれは、赤い色。
先生のボディが受けたダメージの大きさが窺い知れた。
「これでもう、先生の腹筋は機能しないでしょう。
ムラクモを産む準備は整った筈です」
先輩が、先生のブラウスの上に指先を這わせた。
鳩尾から下腹まで、時折固さを確かめるように指を押し込みながら、
お腹をゆっくりとなぞっていく。
その指先が止まった。
表情が僅かに曇り、先生の苦しげな視線と交わる。
「危険な物の、保管には・・・常に、注意を・・・払わないとね。
そう易々と・・・手に入ると、思ったら、ダメ」
先生の身体をヒルコに預け、先輩は先生の正面に立った。
「失礼します」
ブラウスに手をかける。
言うが早いか、残りのボタンを引きちぎって、ブラウスを左右に開いた。
私とは違う、成熟した大人の肌が晒される。
腹部には、緋色の帯がまるでサラシのように巻かれていた。
609カミウミ4 9/12:2008/04/24(木) 22:19:24 ID:9UQQ04Ly
私にはそれが何かすぐに判った。
巫女装束の帯だ。
「成る程。ヒルコと一体化した以上、僕にその装束は剥がせない。
予想していたんですか?」
先輩が苦々しげに問い掛けると、先生は小さく笑った。
「教鞭を預かる身で、生徒に・・・喜んで銃を渡す人なんて、いないわ。
それと同じ事よ」
先輩はタイトスカートにも手を伸ばすと、力任せに膝まで引きずり下ろした。
先生だって女だ。これには流石に「ひっ」と悲鳴を漏らす。
太股を擦り合わせて付け根を隠そうとする姿が痛々しい。
ブラジャーと同じ、ピンク色の下着が見える。
緋色の帯は、腰骨辺りまでを覆っている。
下着は恥丘をギリギリまで。
そのすぐ上から帯までの僅かな隙間。
先生の剥き出しの下腹を、先輩の指がなぞる。
「ムラクモはここから引きずり出すしかないようですね」
「はぉうっ!」
先輩の台詞に、先生の悲鳴が重なる。
指先が手刀となって、先生の隙間に差し込まれていた。
先生の腰が苦痛から逃れようとして蠢き、唇から小さな雫がいくつも舞い散る。
肉の粘土の中で、先輩の指が動いている様子が想像出来た。
やがて先輩の指が、帯とショーツの間にある肌を掴む。
僅かに伸びた筋肉とは違う柔らかな肉は、先生が女である事の証明でもある。
「や、やめなさい・・・ひぐっ。貴方に、ムラクモの力は、使いたくない」
内蔵ではなく、お腹そのものに十分な苦痛を与えて、先輩は指を離した。
「僕も同じ思いですよ。ムラクモを手に入れても、誰に使うつもりも無い。
僕はただ、傍観者でいたいんです。
誰にも邪魔されずに済むだけの力が欲しい。
これは所詮神の暇つぶしだ。そんなものに付き合ってやるつもりは無いんです」
ヒルコが先輩の身体と重なる。
支えを失った先生は、声も上げずにその場に崩れ落ちた。
先輩の目が、私に向けられる。
金色に輝く瞳に、私は吸い込まれそうな錯覚を覚えた。
その奥に、女の子が見える。
それは私ではない。輝美先生でもない。
女の子は尾之芦学園の制服を着ていた。
生徒会長でもない。芳子ちゃんでもない。
私の知らない誰か。
610カミウミ4 10/12:2008/04/24(木) 22:20:41 ID:9UQQ04Ly
「クシ・・・ナダ?」
不意に、その名が私の中に流れ込んで来た。
私の唇が、たどたどしく思考を辿る。
先輩の顔が私の目の前に迫った。
私の視界が金色に包まれる。
「二度とその名を呼んではいけないよ。イザナギ」
呟いて私の唇に人差し指を押し付ける。
そして瞬く間に先生の元へと戻った。
先輩は私から視線を外すと、驚く程無造作に、
まるで捨てられた空き箱でもひっくり返すように、先生の身体を仰向けに転がした。
呼吸とともに上下する緋色。白い肌を挟んでピンク。
まるで無防備なその三色を、先輩の靴が踏み潰した。
四肢が跳ね上がり、美人教師の頭が仰け反った。
見開かれた瞳は再び裏返り、涙を溜めている。
先生の意識はもう、殆ど残ってないと思う。
だから、その腕を動かしたのは、先生の意思では無かった筈だ。
手の平が、先輩の顔を覆うように突き出されている。
咄嗟に身を捩った先輩の頬を、尖った何かがかすめた。
飛び出した時の速度とは逆に、それはゆっくりと先生の掌に戻っていく。
手品のように消えていく尖端は、私の目には剣にしか見えなかった。
「ムラクモ・・・」
呟いた先輩の視線が、短くなっていく刀身を追う。
今度は先生の左腕だけが、別の生き物のように動いた。
先輩が先生の腰を抱えて跳ねる。
新たに飛び出した剣が、虚しく宙を切り裂いて、戻っていく。
先輩は先生を抱えたまま、彼女の身体を木の幹へと叩きつけた。
そして胸の下、帯に包まれてなお、うっすらと縦線の見える辺りに、
大振りのストレートを見舞う。
先生を突き抜けて、背中の木が軋む程の威力。
今までで一番強い力が込められていたのは明白だ。
拳がずっぽりと、先生の中に埋もれている。
腕という釘で胃を貫かれて、磔にされた、輝美という名の蝶。
「ぶ・・ふぶっ・・ふぉ・・・お・・・」
桜色の唇が何度も震え、その度に胃液が泡となって溢れ出た。
そして蝶は、「うっ」と喉を詰まらせた。
611カミウミ4 11/12:2008/04/24(木) 22:22:05 ID:9UQQ04Ly
あれだけ責められて、彼女の胃は今までよく耐えたと思う。
いつ限界を超えても良かった筈だ。
そして蝶が次に口を開いた時、辺りには断末魔の悲鳴が響き渡った。
「う、うええっ! うげええええええ!!」
とうとう本格的な胃液の逆流が始まったのだ。
びちゃびちゃと音を立てて、剥き出しのブラジャーが穢れていく。
先輩の学生服も、靴も。
釘が引き抜かれた後、蝶の帯には、一瞬だが拳の跡がくっきりと残った。
それから徐々に腹がふくらみを取り戻す。
その間中、輝美の嘔吐は止まらなかった。
お腹を抑えてしゃがみ込み、太股の間から声を上げて何度も何度もゲロを零す。
「うぶぅっ、げえ、ぶえええっ」
最後はしゃがんでいる事すら出来なくなって、仰向けに倒れ込んだ。
木の根元に背中を預けて、両手も両足も投げ出して、
それでもまだ唇からは黄色い体液が流れ出ている。
放心状態の彼女は、舌を口内に戻す力もないのだろう。
半開きの唇から舌を突き出して、胃の内容物の残骸を垂れ流している。
投げ出された両足。破られたブラウス。吐瀉物を塗りたくられた満月。
美人教師が見る影もなく陵辱されてしまっている。
強姦魔は、陵辱しつくした相手の素肌に右手をかざした。
「げふ・・・えうぅ・・・」
教え子の責めに陥落した先生は、時折呻き声を上げるだけで、もはやピクリとも動かない。
光を失ったその瞳を、私は見つめていた。
眩暈がして、私の意識が遠のいていく。
酷い光景ばかり目にして来たからだろうか。
最近の私は立ち眩みを起こしてばかりいる。
「感謝しますよ、先生。
天叢雲剣。
最初からその力を使っていれば、十分僕と渡り合えた筈でしょうから」
先輩の声がする。
ぼんやりとした意識のモヤが晴れてくると、
先輩が私の身体を跨ぐようにしてのしかかっているのが見えた。
な、何をするんですか。
慌てて抗議の声をあげようとしたけれど、私の唇は「はうっ」と意味の無い声を上げていた。
下腹に違和感を感じて視線を下げる。
盛り上がった胸の間から下半身を覗くと、
僅かに剥き出しの肌の中に、ヒルコの影のような腕が、音も無く潜り込んでいくのが見えた。
嘘・・・。
私の中に、ヒルコが入り込んでいる。
612カミウミ4 12/12:2008/04/24(木) 22:22:45 ID:9UQQ04Ly
「はぐっ。そ、そんな・・・私の、はうっ、中に・・・はうううう!」
身体を捩って悶えようとするが、上手く動かす事が出来ない。
頭が仰け反って、何度も木の幹にぶつかっては、乾いた音を立てた。
「判りますか? 先生。ヒルコの手が子宮を握っているのが。
ここにムラクモの力が集まってくるのが」
私の耳元で、金色の目を光らせた先輩が呟く。
何を言っているの、先輩。
「ひぎっ、ひぐぅぅぅ!」
子宮を直接握られて、私は叫びながら先輩の腕を掴んだ。
自分の二の腕に挟まれた大きな胸が、目の前で揺れている。
汚物に塗れて黄色く汚れているけど、ピンク色だと判るブラ。
フリルのついたそれが、破かれた白いブラウスから飛び出している。
身にまとっているのは私。
でも違う。これ、私の身体じゃない。

−ヒルコ・・・。ごめん、助けて。
私もう、動けそうにないわ−

先生の声が頭の中に響く。

−何やってんだ、アマテラス。こっちだってクソ忙しいんだヨ。
ムラクモを使いナって−

サワメと先生の意識が繋がる。
私がヒルコと会話をする時と同じ感覚だ。
そして私はまた、眩暈に襲われた。
目の前が暗くなって、先輩の顔が消え、上も下も判らなくなる。
まるで身体が浮かび上がっているかのよう。
真っ暗な世界の中で、先生と先輩、そして私自身が見えた気がした。
視界の端を通学路である山道が、凄い速度で流れていく。
高速道路でも走っているみたいだ。
一瞬、校庭が見えた。

−ムラクモは、多分奪われてしまうわ−

先生の声が聞こえる。
視界が晴れてくると、今度は目の前に狼男が立っていた。
ヒルコだ。
「チッ」
私は何故か舌打ちした。
視界の隅に映る私の体は灰色をしていた。
殆ど裸で、大事な所だけが僅かに毛並で覆われている。
もちろんこれは私の身体じゃない。
サワメなのだと理解した。
613名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 08:07:22 ID:pP3hx7ly
凄いなぁ!GJ!
膝に載せてのへし折り腹責めが良かった!
614ランサー ◆6olansC1k6 :2008/04/25(金) 20:16:15 ID:mkbuv1n8
相変わらずGJ過ぎる……!
もう純粋にこれからの展開が気になります。
615名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 20:31:54 ID:IWZaLLCy
>>612
ランサーさんと同じく、物語としても楽しんでおります。
もちろん腹パンチとしても。

ところで、スレ容量が488KBになり、たぶんもう少しで
残量切れになってしまうので、そろそろ次スレを立てた
方がいいと思いますが、スレタイ、テンプレなどはどう
しましょうか?
616名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:00:19 ID:Mu61vFmo
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
とか
617名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:47:03 ID:9K8umSvD
>>612
今夜も腹胎(ハラハラ)したぜ!w
618名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 10:39:40 ID:EBarRsEl
カミウミさんがいつの間に・・・
なぜかメインの腹責めじゃあない難しめの会話を楽しんでる私・・・

でもGJ!
619ケン:2008/05/02(金) 18:43:38 ID:RPz/Gm5z
妊婦に腹責めで流産や出産ってどうですか?もしくは殴ったら妊婦で、「妊娠してるからやめて〜」みたいな。
あと下腹部を殴りまくって妊娠できない体にするとかどうですか?
620名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:13:26 ID:Hs+yQMSB
>>619
まだ見てるかわからんが、とりあえず書いて投下してほすい。
個人でかなり細かい指向があるので、誰かのツボにハマるかと。
621名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 18:14:02 ID:v6nPRQFF
今書いてる。
注文があればどうぞ。
622名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 18:56:10 ID:jKwQlAlZ
妊婦を腹責めのズンドコに叩き落としたれ!
623名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:02:55 ID:eYtY7x8E
>>621
俺、妊婦はダメなんだ。
スマンけど投下するとき、注意書きしてくれるとありがたい。
ホントにスマンが頼むm(_^_)m
624名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:12:31 ID:fl/td2T7
残り10KBなので次スレ立ててきます。
625名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:14:03 ID:fl/td2T7
次スレ立てました。

【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/


>>621
期待しております。
626名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:43:20 ID:bw0ciUXI
>>625
妊婦は微妙に別ジャンルな気もしないではないけど、新作があるのはいいことだ
それにしてもアレなジャンルだけに人によって好みが全然違うよねw思いついただけでも

・当身派(一撃気絶系)or 拷問派(腹責め系)

・鳩尾 or 臍付近 or 脇腹 or 下腹部

・エロ表現を入れるか否か

・グロ表現(血など)を入れるか否か

みたいな
627名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:59:46 ID:NI07Zxha
>>626
拷問
下腹部
エロ有り
グロ有り




ああ、救いようが無い自分が好きだw
埋めますか
628名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:23:10 ID:qBGKAK/Y


俺は『エロがあったらそれはもうただのエロ』派だな
腹責めとは別ジャンルという認識
つーかそもそもマンコや子宮にあんまり興奮しない
臍から上、胸より下しか見えない俺もはや生物としてどうなの
629名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:45:49 ID:7H8R8ZZa
>>628
オレは陰毛の生え際から肋骨までだな
630名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 02:14:55 ID:0/R5ostH
やっぱ下腹部と子宮と妊婦でしょ。前に夜に知り合いの妊婦を通り魔した事があるんだが。腹は固かった。無事に産まれたらしいよ。
631名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 06:04:11 ID:/Mvlyyv1
拷問に・・下腹部・・・グロ・・・
ん? グロ?
どういうのがグロなんだろう・・・

632名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 06:50:54 ID:cwCZ8A/T
>グロ
子宮、卵巣などを含む内臓破裂、骨盤骨折、大量下血などではないかと…。
633名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 17:45:50 ID:WMUwps0a
臍に入れたりしたいな。あとイラマチオとパイズリ
腹責めというか腹パンだけだとちょっと足りないかも。
イラマチオと腹パン組み合わせると噛み千切られそうだ。
634名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:13:33 ID:/Mvlyyv1
・・・・・・・。
635名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 22:55:40 ID:haOp65Ih
628様 同感です。僕も アンダ〜バストから臍が少し見える位の 腹部が 性的に感じます。それ以外は 女性の身体 興味無いです。
636名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:40:29 ID:Ijzjgb3S
「失礼ですが、山口三奈さんですね?」
後ろから不意に声を掛けられ、三奈は驚いた様に振り返った。
そこには実業家風の好青年が立っていたが、見覚えはない。
不審に思いながら、
「そうですがどちらぁぐっ…」
答えかけた時には、三奈の鳩尾を青年の拳が突き上げている。
一瞬で意識を飛ばし、崩れ落ちる三奈を肩に担ぐと青年は携帯電話を取り出した。


「うっ、いたぃ。」
殴られた胃にはムカつきと痛みが残っている。
「兄貴、気付きましたよ。」
正面のソファに座ったチンピラ風情の男が横のドアに向かって声をかけた。
「おう。」
別の男の声が答えた。
三奈は部屋の隅にある十字架に磔にされていた。
着衣はそのままだったが、手は左右に伸ばされ、肩口と手首は金属製の固定具で
しっかり固定され、脚は腿と足首で同様にされていた。
「こんな事をしてただで済むと思ってるの?」
痛みを押してチンピラに聞いてみたが、帰ってきたのは不敵な笑みだけだった。
そして部屋を見回したが、窓は無くフローリングの床と白い壁紙、男が座っている
グレーのソファと声を掛けた木製のドアしか見るものが無い。
ドアが開き、三奈を拉致した男ともう一人恰幅の良い男が入ってきたが、ドアは三
奈のほうに開きそこから情報は得られなかった。
実業家はチンピラとソファに座り、恰幅の良い男が三奈の前に立つ。
「警視庁公安部山口三奈参事官、人身売買についての事件を指揮しておられますね?」
三奈ははっとして男の顔を見つめた。この件は外交の問題も絡むので極秘であり、
警視庁内でも知るものは少ないはずだった。
「うん。間違いなさそうだ。そこで相談なんですが、捜査状況を教えていただけません
か? 実はある筋から情報をいただきまして、そろそろ手を打ったほうが良いという
結論に達しました。」
「そんなこと、言えるわけが無いでしょ。こうしている間にも捜査は進んでます。わた
しの拉致も、もう公安で把握しているかもしれない。何より警視庁の刑事であるわたし
が情報を漏らすわけが無いでしょう?」
「まぁ、そう言われるだろうとは思っていましたよ。しかし、そんなに大した事を聞き
たいわけじゃない。私達の欲しい情報は国内に複数ある拠点の何処を知られているか、
グループの誰の名前が挙がっているか、その程度です。」
「その程度って、それじゃ全部じゃない。そんなことは言わない!公安部を舐めないで
欲しいわ。ここもすぐに見つけて踏み込んでくるでしょうよ。」
637名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:40:56 ID:Ijzjgb3S
「ほう。流石に若くして参事官にまでなられるだけのことはある。なかなか気も強い
し、部下や組織も信頼しておられる。しかし、私達がここまでの事をしているという
事実も考慮に入れたほうが良いと思いますよ。素直に話してくれたらこのままお帰り
いただく事もあるかもしれない。でも、話していただけないとなると、人間として後悔
する事になるかもしれません。」
「話さないと殺すと?それなら今、ひとおもいにやりなさい。絶対にあなたたちと取引
はしません。」
「わかりました。なかなかの勇気もお持ちのようだ。しかし、我々は貴女を殺しはし
ませんよ。死んだ方がましだと思うかもしれませんがね。たとえば、」
男が三奈の鳩尾に軽く指を突き立てると、腹筋が締まり指を止めたが、少し力を加えると
「う、痛い…」
痛む腹を庇えず、顔をゆがめる三奈。
「貴女は彼の拳に耐えられない。わかりますね?」
にやりと笑う男の顔を三奈は気丈に睨み返した。

「というわけで、君の出番だ。」
男は振り返ると、実業家風の青年を指差した。
「わかりました。」
着ていた背広を脱いでYシャツの腕を捲くりながら、青年が立ち上がる。
「三奈さんは剣道が得意なんですよね? 空手や拳法はほぼ未経験だそうで。」
言い終わると青年は三奈の目の前に立っている。
手を伸ばし右手のひらを三奈の腹にあてる。薄手のブラウス越しに腹を撫でながら
「うん、女性らしい腹だ。無駄な脂肪はないし、割れるほどの筋肉もない。縦に薄く一
筋線が入る程度かな? これじゃちょっと手加減しないとすぐに内蔵やっちゃうな。」
触られただけで言い当てられ、三奈は困惑と少しの恐怖が混じった目で青年の腕の動き
を追う。
「じゃ、時間もないんで早速やりますか。」
青年は腰を落とし、空手で言う正拳の構えを取った。
「セイッ!」
ばち!
「んっ!」
拳は胃のあたりに放たれた。
拉致した時のパンチとは威力の差は歴然だった。三奈は渾身の力で腹筋を締め、青年の
拳の侵入を許さなかった。が、今度は一発では終わらない。
「セイッ!」
「んっ!」
「セイッ!」
「んんっ!」
「セイッ!」
「んくっ!」
「セイッ!」
「くっ!」
「セイッ!」
「ぐっ!」
「セイッ!」
「くはっ、『セイッ!』、ぅぐ、『セイッ!』、ぐは、『セイッ!』、ふはっ!」
同じリズムと強さで繰り出される拳に、三奈の腹筋は音を上げ始めた。初めこそ表面で
受けきれた拳は、徐々に腹腔内に進入を始め、ついに胃袋を蹂躙し始めた。
638名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:41:18 ID:Ijzjgb3S
「ぐうっ」
三奈は、額に冷や汗を浮かべ硬く閉じた瞳から涙の粒を流し、歯を食いしばって吐き気
を堪えているが
「セイッ!」
ドム!
「ぐぇ、げほっ…」
ついに堪えきれず口元から胃液が滴った。
ドポ!
容赦なく襲う拳に三奈は気が遠くなり始めた。
「げぇぇぇ…、げほっ、ぅっく!」
顔を伏せ胃液の雫をたらし、拘束具がないと立っていられないほど脱力した三奈。
「そろそろ話しませんか、苦しいでしょ?」
痙攣したようにひくつく腹と、三奈の顔を見比べながら青年が聞く。
三奈は呼吸すら間々ならなかったが、首を横に振った。
「あはは、なかなか強情なお嬢さんだ。これ位じゃだめらしい。でもここからはもっと
苦しいですよ?」
言うなり、青年の拳が鳩尾に食い込んだ。
「おぉぉ、はッ、くはッ」
肺の空気を搾り出すように拳がつきあがる。
俯いていた顔が跳ね上がり、目を見開き、吐き出さされた空気を求めるように口をぱく
つかせる。腹は無意識のうちに緊張と弛緩を繰り返し不規則に震え、酸素を求める肺は
豊かな胸を揺り動かす。
さらにもう一発。
「…! くはっ! ぁはっ!」
もはや呼吸の擦過音しか発することができず、弱々しく逃げるように体を揺するが、容
赦なく3発目が打ち込まれる。
「あぁぁぁ…」
ビクビクと体を痙攣させながら、気を失いかける三奈だったが、
ドム!
男の拳が肝臓を打った。
「!」
全身を硬直させ、痛みによって覚醒させられた三奈が青年を見上げた。
力のない瞳に涙を浮かべ、口元は胃液と涎で汚れていたが、視線が合った青年が言葉を
発する前に僅かに顔を横に振った。
639名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:43:10 ID:Ijzjgb3S
埋め

ゴメン勢いで書いた。
埋めきるつもりがちょっと余った。

今は猛烈に反省しているorz
640名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:53:14 ID:Ijzjgb3S
青年は振り向き、男に言った。
「彼女は多分暴力じゃ落ちませんね。彼に任したほうがよさそうですよ。」
「ほう、君が落とせないとは珍しい。ま、どちらにしろ最後は彼の仕事だからよしとするか。
しかし、良い娘を見つけたものだ。」
「まったく。うちの組織に欲しいぐらいですよ。彼女なら何でも任せられる。」
「が、仕方がないな。もともと敵だったんだから。これから、商品として役に立ってもらうこ
とでよしとしよう。」
「じゃ、後は頼む。」
男はチンピラ風の男に告げた。



付け足し。
この先は、腹責めは関係なくなるのでここまで。
641名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 18:53:40 ID:bRFTRzV9
最高にグッジョブ!ゲロ吹き上げるまでやってほしい
642名無しさん@ピンキー
素晴らしいw
殴られる直前の青年の台詞がツボでした