実況パワフルプロ野球のSS Part10

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1名無しさん@ピンキー
ここはパワプロシリーズの萌えSSやエロSSを投稿するスレです
シリーズは一切問いません、SS職人さんは常時大歓迎
sage進行でお願いします(メール欄にsageと入れる)

■実況パワフルプロ野球シリーズ@2chエロパロ板まとめwiki
ttp://www11.atwiki.jp/pawaparo573/

■2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/

■前スレ 実況パワフルプロ野球のSS Part9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173191471/
2名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:43:20 ID:cMARol1N
3名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:44:23 ID:cMARol1N
■読み手へ…

・ キボンキボン騒がない。
・ 作品の批判は基本的に避ける。気に入らないならスルーしとこう、な!。
・ 他者の意見に不必要に食って掛からない。荒れる元です。
・ 「GJ!」とかだけじゃなく、具体的な感想があった方が書き手は喜びます。

■書き手へ…

・ リアルタイム投下は避ける(ローカルでまとめて一気に投稿すること)
・ 感想が無いからと言って文句言わない。
・ 書く前にあれこれ聞くより、まず投下しる!

■基本注意点
・基本的に、評価の対象になるのは著者ではなく作品。これ重要。

・「自分下手だけど書いたら叩かれないかな?」
 「こんなSS書こうと思うんだが需要あります?」
 といったの誘い受けレスはただウザいだけでなく流れも切るのでムード×。
 特に(´・ω・`)などの顔文字を使うと余計に構ってちゃん度が上がって評価マイナス。

・過疎ってる時ならともかく、SSの投下直後に雑談をするとチームプレイ×。
 上の誘い受けと重なると相乗効果で評価マイナス。
 ここはあくまでSSスレなのでTPOはわきまえましょう。

・どんなに面白いと思っても、レスをしないと気持ちは作者に伝わらない。
 ちゃんと読んでくれる人がいるとわかるのが作者にとって最高の報償。
 GJレスにちょっとでもいいから感想をつけるとセンス○、いいやつ。

・もし気に入らない作品であっても、ただ叩くだけのレスはしない。
 このスレを見ているということは、貴方にとっても
 作者さんにとって投稿しやすい雰囲気のスレになることが望ましいはず。
 書き込む前に、そのレスが本当に書き込むべきものなのかどうか、
 30…いや50秒考えましょう。
4名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:53:50 ID:Wt6JgEHD
5名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:09:18 ID:HIAMUTdm
いちもつ
6名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:21:17 ID:sXVwRgG6
保守
7名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 20:26:44 ID:ocBBp/68
>>1乙。
アンド即死回避age
8名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:53:12 ID:MBbLYvL+

9名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:56:39 ID:vxwDtqh8
age
10名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:25:18 ID:EEAeJvu8
あおいちゃん(;´Д`)ハァハァしながら保守
11名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:40:28 ID:7dwEXtFA
はるか、みずき、聖、あおい、空、エミー、絵久達は俺の嫁。
12名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:19:09 ID:5Njp7Awf
じゃあユイさんはもらっていく
13名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:32:34 ID:GQT4tPqn
じゃあまりんはもらっていくぜ
14名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:32:40 ID:iHDgWgnD
15名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:34:14 ID:iHDgWgnD
sageじゃなかった、age
16名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 13:58:08 ID:rmOSH5sd
あおいちゃんとオナニーみせあいっこしたい
17名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 08:06:05 ID:CWMkgh6m
18名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:52:43 ID:7nTxEKSg
はげ
19名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:12:13 ID:tpsT+dN3
紙山とみずきが見たい。

「なーなー。」
「ジャンケンで勝ったらやらせてくれよー。」
(断られて)「ちぇーっ。」
20名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:05:31 ID:w1fC5bvo
>>18
和田さんのことかー!!
21名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:19:27 ID:c8vwzKUD
保守
22名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 09:37:37 ID:kE9yl7cn
パワポケが盛り上がってるというのになんだこの過疎は
23名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 12:28:44 ID:qIUGG+wP
あらぬものが生えてビンビンになっちゃったあおいちゃんSS希望
24名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:37:45 ID:8VQoZQyw
ho
25名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 08:42:51 ID:SK7nB443
前スレで投稿するって言ってた人まだかな?
26名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:20:36 ID:jTUaxd6T
あおいかわいいよあおい
27名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:21:02 ID:8+U7zCTC
保守
28名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 17:37:34 ID:K8XIJ6/U
あげ
29名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:21:45 ID:vIcD/WQp
輝「セイヤ!セイヤ!セイヤ!」
30名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 23:18:06 ID:JCTLO7lY
まとめwiki・・・これはどういうことだ?
31名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:25:03 ID:gA4apIwf
何があった?応答しろ雷電。もとい>30
32名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:40:22 ID:l2JeOpfl
広告嵐に改竄されたたみたい
今は復旧している模様
33名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:42:53 ID:3ahz3aUp
あげ
34名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 18:29:57 ID:2TGFHxdO
久々保守
35名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:42:37 ID:GUwOrzAV
姉妹ssはえらく盛り上がってるんだが・・・
36名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 04:55:18 ID:FrmxsJY9
アフォの書いた亀田×あおいでガマンガマン
37名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 12:26:19 ID:my7XZtoD
ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!
38名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:13:47 ID:gy2gr4fS
いっそageるか?


おい、どうした?返事をしろスネーク!
スネーク?スネーーーーーーーク!?



















確かに姉妹SSは盛り上がってるが、姉の最盛期(ピーク)は過ぎたのか。
妹ブーム?(笑)
39名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:45:21 ID:mTUSscud
だって今規制かかってるしパワプロは彼女はおまけ感覚
ついでにやった事ないからかけん
40名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:43:34 ID:LDqqcTQd
彼女になる子よりならない子のほうが可愛いという法則…
パワポケでは女の子は一通り彼女になるけど
41名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 01:23:19 ID:+z1GMg8y
ぶっちゃけパワプロの何が楽しい?
42名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 12:11:44 ID:vDosA/6A
あおいちゃんの一言に尽きる
43名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:07:11 ID:GlSexbqN
>>42
『あおい先生』でもなく『あおい選手』でもなく『あおいちゃん』か。恋恋は良かったな、うん。
44名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 13:02:05 ID:I5MwAbBe
>>42>>43
よう、俺
45名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 13:16:34 ID:rAH0nQe4
あおいちゃんがいなければパワプロなんか買う意味がない
14は出番ほぼないらしいから多分買わない
46名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 16:27:58 ID:ORLGRvAF
なら書くべきだ。
ベタネタでもありきたりなネタでも書くべきだ。
純愛なら尚嬉しい。
47名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 20:47:54 ID:YcZfMjCP
保守あげ
48名無しのお話:2007/12/22(土) 23:55:50 ID:p4VM90Jj
歓声に包まれていた。しかし、チームメイトの声は鮮明に聞こえていた。
甲子園。恋恋高校は創立三年目にして決勝の舞台に立っていた。
「みんな! あと二人、気合入れていくでやんすっ!!」
矢部君の声がチームの皆に渇を入れる。
場面は九回裏、2−1ワンアウト満塁。一点差でこちらが優勢だ。
・・・・・・思えば、俺達がここまで来るなんて本当に奇跡だな・・・。
ボンヤリ。ショートを守る俺は思う。そして、ここまで来れたのも、マウンドを舞うあおいちゃんのおかげだとも思う。
あおいちゃんがゆっくりと身体を沈み込ませる。
疲れでやや乱れたフォーム。しかし弓のようにしなる腕から繰り出されたのはあおいちゃんの伝家の宝刀―――マリンボール。
ストライクゾーン。インコースからさらに抉るような変化でボールゾーンへと食い込む。
相手のバットは空を切った。
「ストラック! バッターアウト!!」
小さくガッツポーズをするあおいちゃんをチームの皆が励ます。チームの殆どがこれが最後の甲子園だ。力を振り絞り声を上げ続ける。
「あと一人だよ! 頑張っていこう!!」
満塁だというのにあおいちゃんの気合のノリが最高潮に達した。キャッチャーからボールを受け取り丁寧に握りなおす。
身体を沈み込ませる。
初級――外角一杯スローボール。見逃しのストライク。
流れるようなリズムでモーション。腕をしならせて投げた球はカーブだ。
キィィィンッ!!
ジャストミート。ボールは高々とレフトへ上がる。
「ファール! ファール!!」
安堵の息が全員から漏れた。これでツーストライクノーボール。
「ボール!」
目を慣らさないためにインハイのボールを挟む。
次が、勝負。
あおいちゃんがふとこちらを見つめていた。その目は少し、不安の色を滲ませている。
俺は頷いた。大丈夫だよ、と思いを込める。
輝く笑顔を浮かべ、あおいちゃんは目線をバッターへ。そして、身体を沈み込ませる。
ラストボール。あおいちゃんの最高の球―――マリンボール。
キンッ!
相手のバッターも狙っていた。鋭く低い打球は俺の元―――ショート正面。
・・・・・・これで、優勝だ・・・!
歓喜して、腰を落とす。
だが、
「ぁ―――」
その声は誰のものだっただろう。
ボールは―――俺の股を抜けて左中間に転がっていった。
トンネル。俺の、油断が招いたものだった。
周りから一際大きい歓声が上がった。
俺の目の前が真っ白に塗りつぶされた。何も、聞こえない。独りの空間。
だが、しかし、ピッチャーマウンドに呆然と立ち尽くすあおいちゃんの涙一筋だけが目に、焼きついた。
罪悪感が俺を襲った。今すぐ死にたいと思えるほどだった。
俺は膝から崩れ落ちた。
これが、俺の最後の夏の思い出だった。
49名無しのお話:2007/12/22(土) 23:56:40 ID:p4VM90Jj


試合後、記者達があおいちゃんに向かっていった。
『惜しかったね、エラーさえなければ―――』
俺は小走りに逃げた。もう、誰とも会いたくないし、喋りたくなかった。
チームメイトは皆俺を無視した。かける言葉が無い。そのことに今だけ安堵感を覚えた。
甲子園の外に出て、尚走り続ける。
いっそこのまま自殺しようとさえ考えた。
だが、出来なかった。勇気が無かった。どこまでも脆弱な俺を呪い続けた。


50名無しのお話:2007/12/22(土) 23:57:39 ID:p4VM90Jj


俺は人気の無い海に来ていた。バスで二時間。ここに居座って二時間。もう、月明かりのある夜になっている。
塩の匂いはさらに気分を陰鬱とさせる。だが、あの甲子園の土の匂い程ではない。
ただ漠然と波の移り変わりを見る。何も考えない。
「こんなところにいたんだ」
ビクッと身体が震えた。あおいちゃんの声。最も聞きたくない声。
ゆっくりと振り返る。
月明かりに照らされたのは純白のワンピース。それはゆっくりと潮風に舞う。
俺の目の前には、選手のあおいちゃんではなく、一人の女性としてのあおいちゃんがいた。
「いい所だね、潮風が気持ち良いよ・・・」
砂浜に膝を曲げて俺の横に座り、幻想的な表情で海を見つめるあおいちゃんに心臓の鼓動が早鐘を打つ。
何だこれはと思う前に、しかし、罪悪感がきた。
砂浜にはただ沈黙が募っていき、波の音だけが同じリズムを耳に通していく。
その止まった時間は俺にとっては拷問に近い時間だった。――責められている。あおいちゃんがそんなことはしない、慰めに来てくれたのだと分かっているのに胸を締め上げる。
酸素が少ない。息が整わない。彼女が横に居るだけで俺は肺をじわじわと握りつぶされるような感覚を覚える。
「どう、したの?」
そこから抜け出そうと、掠れた声で俺はあおいちゃんに問いかけた。どうしたの――俺に会いに来たと分かっているのに。
「・・・海を見に、ね」
「・・・・・・・・・・そう、なんだ。でも、もう、帰ったら、どうかな? ・・・・・・さすがに、夜は冷えるよ」
重い口を動かして、拒否の声を絞り出した。今は、独りがよかった。誰の慰めも欲しくなかった。
あれだけ練習して、甲子園に行ったんだ。部員集めから初めて、正直あおいちゃんのワンマンチームで、女の子で、でも誰よりも頑張ってて。
ホントに奇跡が起きて・・・皆も喜んでて・・・決勝で・・・後一歩で・・・それで・・・。
「―――」
ダメだ。思い出すな。イヤだ。イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ。
記憶の歯車が合致する。光景と音と――涙。
「ぁ―――」
涙が出る。自然と身体が震える。唇を噛み締める。泣くわけにはいかない。
あおいちゃんが隣にいるんだ。
だが意志とは無関係に涙が溢れて、嗚咽の声が漏れてくる。波の音で消されてくれることを祈るが、
「あ・・・・」
と声を漏らした。だがしかし声は安堵に近く、それはあおいちゃんに抱きしめられているからで―――、
「大丈夫・・・大丈夫だから」
暖かい感触と鼻をくすぐる香り。俺はそれに溺れそうになる。甘えそうになる。でも、引き離そうとも思えなかった。
「みんな、心配してるよ? だから、帰ろう? キミが気負うこと無いんだ。エラーは誰にでもあることだし――ボクはここまで来れたことで満足して――」
「ッ―――嘘だ!!」


51名無しのお話:2007/12/22(土) 23:58:36 ID:p4VM90Jj


「きゃっ!?」
あおいちゃんを突き飛ばす。理解不能の感情が渦巻いて、それでいて怒りに近いの色を帯び始める。
倒れるあおいちゃんに覆いかぶさり、手首を掴む。
「痛ッ――!」
「違うだろ!! それはあおいちゃんの本心じゃ無いだろ!? あおいちゃんも、みんなもどこかで俺を恨んで、お前なんかいなきゃ良かったって思ってるんだ!! 最後の最後でエラーした俺を・・・みんなの優勝をぶち壊した俺を!!」
そうだ! 俺さえ居なけりゃあおいちゃんは優勝できたんだよ!! あおいちゃんは最高のピッチャーなんだよ!! 
衝動が走り、強く手首を握る。爪を立てる。
「どっか行ってくれよ!! 行けよ!!」
「――イヤだよ!」
「っ!!」
衝動が膨れ上がる。あおいちゃんの白いワンピースを引きちぎり、ブラを力づくで外し、身体を露にさせた。
膨らみと桃色の突起が上下に動く。だが滑らかな肌や艶かしい女の身体よりも俺はあおいちゃんの瞳に目を奪われていた。
真摯な眼だ。そして、怯えの無い目。
「・・・・・・」
「――どうして抵抗しないんだよ!? ・・・何をしようとしているかは分かっているだろ!?」
「なら、すればいいよ・・。それで、キミが落ち着くならボクを・・・」
「―――ッ・・・・・・・・・・」
・・・何をやってるんだよ・・・俺は・・・。逆切れして、あおいちゃんにこんなことまでして・・・。
全身の力が抜ける。
情けない・・・。俺は・・・弱い。
視線を身体から外し俯かせ、自責と後悔の念に浸っていると、
「ん・・・」
頬に手を感じると共に何か≠ェ俺の唇を塞いだ。それは柔らかいもので、あおいちゃんの顔がすぐ目の前にあって―――、
「―――!?」
キス、している。あおいちゃんと俺がキスしている。
唇はしばらく重ね合った後、そっと唾液の糸を引いてはなれた。
そして続けてキス。
「・・・・はぁ・・・あ、あおいちゃん・・・?」
「お、落ち着いた?」
頬を赤らめ、滑舌悪く言うあおいちゃんに、既にもう落ち着いていた、とは言えずゆっくりと首を立てに振った。
「・・・そう。じゃあ、――歯を食いしばってね」
「え?」
パチィッ!
「ぐはっ!?」
にっこりと微笑んだあおいちゃんの手が俺の頬を叩いた。手首を利かした張り手は想像以上に痛い。
そしてそのせいか、手首を離してしまい、俺は完全にあおいちゃんの上に乗る形となった。
すぐ近くには、あおいちゃんの顔。心臓がまた早鐘を打つ。
「ねぇ、ボクさ・・・キミが居たからここまで来れたと思ってるんだ」
「え?」
優しい口調。ゆったりとしたある種の憂いの表情を浮かべてあおいちゃんは言葉を続ける。
「確かにキミは肩も足も守備も打撃も言うほど優れていないし、ましてやエラー率ゼロっていうわけでもない」
「う・・・」
「でもさ、キミには才能がある。皆を纏めて底上げする才能が。キミが打つだけで全員の士気が上がるし、ここぞ、という場面にはキミがどこかで絶対絡んでる。キミにはそういう天性の才能があるんだよ」
「・・・・・」
「さっきの一発は、その才能を知っていないキミへの目覚まし。大丈夫だよ。本当に、キミはチームの皆から信頼されて、愛されてるよ」
「ぁ―――」
頭をそっと抱え込まれる。そして、心に巣食っていた何かが溶け落ちてゆく。
「ボクだってサヨナラ打たれたこともあるし、エラーで負けたこともあるよ。でも、だからこそ、チームの皆と触れ合って、思いっきり泣いた方が良いんだ」
「・・・・あ・・・・・あああぁあぁぁあぁーーー!!!」
涙が溢れる。我慢することなく、そして止まることも無い。ただ、彼女の温もりを糧にして泣き続ける。
俺は・・・何を怖がっていたんだろう。あれだけ苦楽を共にした仲間にどうして怯えていたんだろう。
俺は感情をぶちまけるような声を張り上げて泣き続けた。


52名無しのお話:2007/12/22(土) 23:59:32 ID:p4VM90Jj


「みっともないとこ、見せちゃったね・・・」
ポリポリと頬を書きつつ、俺は俯いて呟いた。
「ん〜・・・ボクとしてはもうちょっと普段甘えないキミの姿を見ていたかったかな?」
「う・・・」
クスッと笑うあおいちゃんを見ると、悲しみの気持ちが吹き飛んでいくのを感じる。
「可愛い・・・・」
自然と、無意識に口に出した。出してから、俺ははっとして紅潮する。
「え、え、ええ・・・!?」
あおいちゃんの顔もボンッと紅潮する。場が、重い沈黙に包まれる。
しかし、不思議と安堵感を覚えた。そして、はっきりと確信した。
俺は―――あおいちゃんが、好きだ。
思えばここまで落ち込んだのはあおいちゃん――好きな人に涙を流させてしまったせいなのだろうか。
俺の上着を着たあおいちゃんは勘違いかもしれないが潤んだ目でこちらを見つめている。
「―――」
先程のキスの感触を思い出す。胸の鼓動が暴れて、先程とはまた違う息苦しさが襲ってきた。
「・・・・・・」
意を決してあおいちゃんを見つめる。少し俯いたあおいちゃんの両肩を掴んだ。
「あ、あおいちゃんっ!」
「う、うんっ」
妙な語尾上がりの言葉を気にする余裕もなく、俺は愛するヒトに言葉を放った。
「俺は―――」
波の飛沫が舞った。彼女に向けた声は、彼女にしか届きはしない―――。

53名無しのお話:2007/12/22(土) 23:59:59 ID:p4VM90Jj


秋。ドラフトが始まった。部室のTVを借りて皆で見る。
『キャットハンズ一位 早川あおい 恋恋高校』
パチパチパチ・・・!
喝采が溢れた。笑顔のあおいちゃん。輝いている。
『パワフルズ五位 矢部明雄 恋恋高校』
「やったでやんすっ!! これからはおいらの時代でやんす!!」
「おめでとう矢部君!」
「ありがとうでやんすっ! これからはライバルでやんすね!!」
「うん、負けないよ!」
和気藹々と喝采が入り混じった部室はお祭り状態だった。
「おめでとう、矢部君、あおいちゃん」
俺は祝福の気持ちで一杯だった。すごく、嬉しかった。一抹の悲しみもあった。しかし、隠し通した。
『以上、各球団指名なし』
こうして、ドラフトは幕を閉じた。

54名無しのお話:2007/12/23(日) 00:00:57 ID:p4VM90Jj


夕暮れ。
俺は、あおいちゃんと部室に残っていた。
部室は最後ということで綺麗に清掃されており、スパイクケースの一つも転がっていない。
「あおいちゃんはやっぱりプロに行くの?」
「うん。やっぱり、プロは夢の一つだから・・・」
少し申し訳なさそうな顔をしてあおいちゃんは言う。
当然のことだ。でも、俺も諦めた訳では無い。
「――俺はパワフル大学に行くよ。行って、プロを目指す。出来ればキャットハンズを逆指名かな」
にっこりと笑顔を浮かべた。これは本心からだ。幸いパワフル大学から野球推薦を貰っていて、これで今のうちから身体を作って備えることが出来る。
「じゃあ、しばらく会えないかもね・・・ボクも一年目で、余裕無いと思うし」
「それじゃあ・・・たっぷりと思い出を作らないとね」
俺はあおいちゃんの肩に手を置き、半ば強引に唇を奪った。
「え、ちょっと・・・ん・・」
舌を差込み、お互いの舌を絡ませあい、唾液を混じらせる。
長いキスを解き、しかしまたすぐにキスをする。今度は唇を合わせるだけの軽いキス。そしてそのまま手を胸に持っていく。
「ちょっと待って・・・ここ部室だよ? ・・・せめて、キミの家で・・・・・ん・・・」
ユニフォームの上から円を描くように揉みしだき、耳を甘噛みする。
「んっ・・・あ・・・・待って・・・汗、掻いてる・・・・・・あっ・・・」
乳首を軽く摘むと甘い声が聞こえ、さらに捻り動かすと徐々に硬くなっていく。
「あおいちゃん・・・感じてるんだ・・・」
そのまま甘噛みしていた耳を開放して舌を首筋に這わしていく。それと同時に、ユニフォームのボタンを外し、ズボンのベルトを外してズリ下ろす。
「や・・・今日・・急いでたからノーブラで・・・・ん・・・っく」
「アンダーシャツからでも分かるくらい、乳首が勃ってるよ・・」
乳首を少し強く転がして、下の方へと手を伸ばしていく。
「ひゃんっ・・!?」
「湿ってる。エッチだね・・・あおいちゃん」
「い、言わないでよぉ」
そのまま下着越しにラインを擦る。甘い声が聞こえ、ピクピクとあおいちゃんのアソコがねだるように痙攣する。
下着をズリ下ろす。やはりアソコは濡れそぼっており、溢れた蜜が太股にツウっと垂れた。
「あおいちゃん・・・びちょびちょだ・・」
指を差し込んで、ゆっくりとスライドさせる。
「・・んっ・・・っく・・・ああっ・・・」
それだけで蜜は十二分に溢れてくる。そのまま指を二本に増やして、さらに激しくスライドさせる。
「ああっ・・あ・・あ・・んっ・・・ああ・・・ああっ・・・!」
「イキそう?」
「そ、そんなこと・・・あっ・・・ん・・・聞かないでっ・・・」
「そう?」
片方の指で、クリトリスを転がす。
「んっ・・・ああっ・・・そ、そこはダメだよ・・・・か、感じすぎ・・・っん・・・・」
「でも、あおいちゃんのコッチは喜んでいるみたいだけど?」
硬くなったクリトリスをとどめとばかりに摘み上げた。
「んっ・・・あ・・・ああッ・・だ、だめぇ・・・!」
55名無しのお話:2007/12/23(日) 00:01:24 ID:p4VM90Jj


「・・・あおいちゃんイッたんだね・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ん・・・」
息を荒げるあおいちゃんは、息を整えるとこちらに顔を向けて、仕方ないなぁ、という表情をして、
「もう・・・強引なんだから・・・」
「じゃあ、止める?」
「・・・・・・イジワル。もう止まらないって分かってるくせに・・・」
すねた素振りで言うあおいちゃんは、おずおずとこちらにぬれたアソコを向けた。
「来て・・・キミの全てを感じさせて・・」
「・・・・うん」
俺は反り勃ったモノをジッパーから出すと、あおいちゃんに向けてゆっくりと挿入した。
「んんっ・・・!」
完全に濡れているアソコは餌を食らうとばかりに俺のモノを飲み込んでいく。ぬめりとした感触と共に震えるほどの刺激が俺のモノに来た。
完全に飲み込んだところで、一度大きく突き刺さったモノをスライドさせる。
「あっ・・・んっ・・・いい・・・いいよぉ・・・!」
部室というのが興奮材料になっているのかあおいちゃんはいつもより乱れている。そのまま今度は小刻みにリズムを変えていく。
「あっ・・あんっ・・・ん・・く・・・っん・・!」
膣奥を俺のモノがノックする度にあおいちゃんは甘い悦楽の声をあげて、俺のモノを締め上げる。
コンコン・・。
「!?」
「あおいちゃーん。まだいるでやんすかー?」
矢部君の声が聞こえ、俺は慌てて動きを止めた。あおいちゃんはしどろもどろになりながらも、
「う、うん。いるよー。だからもうちょっと待っててくれるかな?」
「そうでやんすか。あんまり長いから倒れたのかと心配したでやんすよ」
「そ、そうゴメンね」
と。あおいちゃんが俺のモノを一層締め上げてくる。恥ずかしさが興奮に変わっているのか、俺のモノが千切れるくらいに膣を押し付けてくる。
俺はその快感に勝てるはずもなく、腰を大きく動かして、ピストンを再開した。
「きゃっ・・・!?」
「ど、どうしてやんすか?」
こちらを恨めしげに見つめるあおいちゃんを無視して、俺はさらにスピードを上げる。
「な、なにも・・・んっ・・・ないよ・・・・く・・」
「・・・・まぁ・・・あおいちゃんがそう言うなら何も言わないでやんすが・・・。じゃ、鍵を閉めておいて欲しいでやんす」
「わ、わかったよ・・・・・んんっ・・・!」
一際大きな声を上げてしまったあおいちゃんはバッと口を押さえた。それを見て俺はリズムを変えたりしながらピストンを繰り返す。
「ゃ・・・んっ・・・あっ・・・んく・・・ああっ・・・・ダ、ダメ・・・もう・・・!」
「お、俺もイクよ、あおいちゃん・・・!」
「ひゃ・・・ら、らめぇ・・・イク・・・イクッ・・・!!」
「くっ・・・!?」
限界を迎えて、俺はあおいちゃんの膣奥に精液をたたきつけた。
「ぁぁ―――!」
あおいちゃんはフルフルと打ち震えたあと、へにゃりと俺にもたれ掛かった。
「はぁ・・・はぁ・・・け、ケダモノ〜〜・・・」
「はは・・・でも、あおいちゃんも感じてたじゃないか」
ボカッ!
「強引過ぎるよ! 全く・・・思い出、作るんだよね? こういうのばっかはイヤだよ」
「分かってるよ。次は趣向を変えて野外にでも・・・」
ボカッ!!
「何も分かって無いじゃないか!!」
あおいちゃんの拳が頭に突き刺さった。俺は、その痛みさえも愛しさに感じて、また、あおいちゃんにキスをした。
「・・・ん・・・もう・・・卑怯だよ・・・」
「男の特権だよ」
そう言って俺はあおいちゃんを抱きしめた。この暖かさを、忘れてしまわないようにと。

56名無しのお話:2007/12/23(日) 00:04:23 ID:1x+f3Idf
「おまけ」


―海―


「あおいちゃん、日焼けしたら大変だ。サンオイルが偶然にも手元にあったから塗ってあげるよ」
「何か釈然としないけど・・・・・・うん、じゃあお願いしようかな」
あおいちゃんの水着の紐が解かれ、肌が露になった。
俺は早速上級者のような華麗さで塗っていく。
「ん・・・あっ・・・・・・そこ・・・ダメっ・・・ボク・・弱いの・・・」
「や〜め〜な〜い〜の〜だ♪」


―遊園地―


「あおいちゃん、お化け屋敷行ってみない?」
「うん、いいよ」
入った途端、お化けが現れた。
「きゃ―――!?」
むにゅ。
「むふふ・・・さぁ、どんどん行こうか♪」


―俺の部屋―


「お、お邪魔しますっ」
「はは・・・そんなに緊張しなくて良いよ」
「う、うん」
ギクシャクした歩き方。緊張しているあおいちゃんがやけに新鮮で可愛く見える。
気づいたときには、俺はあおいちゃんを抱きしめていた。
「あおいちゃん・・・・・・」
「も、もう、急なんだから・・・」
ちょっとだけ安堵した声。俺はゆっくりと身体を離す。
「あおいちゃん、好きだよ」
「・・・・・・・・・もう、ちょっと」
「愛してる、あおいちゃん」
「―――ボクも、だよ」
満面の笑み。どうしようもなく愛しく感じ、俺達はまた夜を共にする。




「やっぱり夜はナイター中継を見ないとね」
「そうだよね。そんなに甘くないよね、期待は持ちすぎなほうが良いよね・・・勉強になったよ、あおいちゃん」
「?」
首をかしげる、あおいちゃんであった。




とりあえず書いて見た。おまいらの、あおいちゃん魂に敬礼ッ!

57名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 09:16:17 ID:lYSJDzvL
テラGJ!
朝から勃った…いや、朝はいつもかw
58名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 21:40:35 ID:lBXlnzgo
俺も書いてみたいな
59名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 22:26:46 ID:gc9mHVfJ
スマン 感想とかは苦手だがコレだけは言わせてくれ
GJ!!!!!!!!!!

>>58
どうぞお書きなさって下さい
60名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:15:08 ID:lBXlnzgo
なんか希望とかあります? 14までは一応やったけど、12までが許容範囲です。
61名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:18:12 ID:H6bo5Xku
異端かもしれんが9彼女の澄香ちゃんを希望します
できれば主×澄香でお願いします
62名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:31:13 ID:q72T0OUs
>>58です。

>>59
把握しました。

何分、初投下ですので、クオリティは期待しないで下さいね。

ちょっと、過去スレ読んで、要領を得てみます。
63名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:31:21 ID:q72T0OUs
>>58です。

>>59
把握しました。

何分、初投下ですので、クオリティは期待しないで下さいね。

ちょっと、過去スレ読んで、要領を得てみます。
64名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:32:39 ID:q72T0OUs
安価ミス
>>61でした。
65名無しのお話:2007/12/24(月) 00:32:50 ID:dMd0uLPl

あおいちゃんスキーの兄弟達の欲望を一掃するぜっ!



パワフル高校グラウンドには、ピンクと白のユニフォームがあった。
「さぁ、しまっていこう!!」
ボクは声を張り上げて、仲間達に叱咤を入れた。試合は6回恋恋の優勢で3−2で、ワンナウト2、3塁。
一打で逆転の場面。しかし、ボクの調子は良く、特にストレートは走りに走っていた。
キャッチャーからのサインはマリンボール―――、ボクはゆっくりと首を横に振った。
今日のボクのストレートならこのバッターを抑えられる。今日のストレートは過去最高の調子だ。
キャッチャーのサインがストレートに変わると頷き、身体を沈め、捻る。
踏む込む足、しなる腕、返す手首から繰り出したストレートはしかし、
キィィィンッ!!
「!?」
右中間を深々と破った。ランナーは次々と帰り、バッターは三塁に達した。
4−3。逆転だ。結局これが決勝点となり、試合に負けた。
「あおいちゃん、どうしてストレート投げたんだよ」
キャッチャーが試合後すぐに声をかけてきた。
「・・・ボクの今日のストレートなら抑えられると思ったから―――」
そう。それ程に調子が良かったのだ。だが、しかしキャッチャーはそんなあおいちゃんを拒絶するように言った。
「あおいちゃんは女の子なんだからさぁ。ストレートは勝負球に出来ないって、絶対」
「ぇ・・・」
「正直言ってさ、力が無いんだよ。今日は少し力があったみたいだけど、俺ら男子のストレートと比べたら軟弱だし」
「・・・・・・・っ」
ボクは何かを振り切るように走り出した。キャッチャーの待って、という声を無視して、闇雲に走った。
「はぁ・・・はぁ・・・」
着いたのは公園だった。少し夕暮れのかかった公園のベンチに座り、ボクは唇を噛み締めた。
どうして? どうして女の子は男の子に勝てないの? 女の子はどうして、力が弱いの?
意味の無い疑問を投げかけて、そして潰していく。
結局女の子は男の子にいつか負ける・・・イヤだ。負けたくない・・・!
どうして? どうして、ボクは、
「女の子に生まれてきたんだろ・・・・・・・・・。男の子に、生まれてくれば・・・」
愚痴にも近い幻想を吐いて、ボクは俯いた。しかし、そんなボクを無理やり叩き起こした声があった。

66名無しのお話:2007/12/24(月) 00:33:48 ID:dMd0uLPl


「Oh! 今、言いましたね? 男に生まれたいとっ!」
後ろの茂みからジャンプして飛び出してきたのは老人で、その老人は笑いながら言う。
「申し遅れーました。私はチョッピリダイジョーブと申します。早速ですが、貴方は男に生まれ変わりたいのですね!?」
「あ、え・・・ええ、まぁ」
「OK! カモン、ヒドー君!」
突如白いお化けが現れ、ボクを拘束して、薬を嗅がせた。
「な、にを・・・・」
「大丈夫でーす! 私は貴方の夢を叶えるサンタさんでーす!! ヒドー君、さぁ、私のラボへ、れっつごー!!」
「ギッ!」






ラボ。
「おー、失敗してしまいましーた! ドンマイ、ワターシ! さぁ、ゲドー君、戻してきなさーい!」
「ギッ!」

67名無しのお話:2007/12/24(月) 00:34:25 ID:dMd0uLPl


公園。
「ん・・・・あれ・・・・・・ボク・・・何してたんだ・・・・・ろ・・・?」
目覚めて早々、どうして寝ていたのかよりも何か違和感が身体にあることに気を取られた。
いつもは無い何かが下腹部にある。ボクはおそるおそるユニフォームのズボン越しに手を触れてみた。
「っ〜〜〜〜〜!?」
ボクは慌てて――全速力でトイレへとかけこんだ。個室へ入り、大きく深呼吸して開けたことの無い前のジッパーを恐る恐る下げ、パンツから違和感の原因と思われるモノを取り出した。
「!?」
出てきたのは、男のアレだった。なぜか大きく反り返っており、生々しく存在を誇示している。
「え? え!? なに、え、どうして!?」
もしや、と思って自分の秘部に指を当ててみる、しかし、秘部はちゃんとあり、しかし男の秘部もあった。
「ど、どうしよ・・・・」
頭を抱えて唸る。悩みに悩んでも解決する方法など出るわけもなく、しだいに興味はアレに向いていった。
「こ、これが男の子の・・・・」
まじまじと見つめる。アレは皮を被っており、しかし大きく勃っている。以前友人のみずきちゃんに見せられたエッチな本にはこの状態の皮を剥くと赤色の亀頭、という部分が出る場面が載っていた。
唾を飲むこみ、何度も躊躇った末にボクは恐る恐る手を伸ばした。
「ぁ・・・」
熱い。本当に自分に生えてるのとは思えないくらいにソレは熱を持っていた。
握った手で皮を握りゆっくりと剥いていく。
「んっ・・・」
もどかしい快感とともに皮が剥けて亀頭が露になる。さらにアレは勃起して、何だかムズムズした気分になっていく。
興味津々と言った風にぼー、と見つめていたが、しばらくして大きく横に首を振る。
「と、とりあえずこのままじゃ帰れないよね・・・・」
ボクのアレは完全に立っていて、どうにか鎮めないと帰れそうに無い。
「こ、擦るんだよね・・・」
みずきちゃんの見せてくれた本通りに、ボクはゆっくりと上下に擦り始めた。
「んっ・・!? ・・・・ダ、ダメ・・・!」
ボクは咄嗟に擦るのを止めた。
・・・か、快感が強すぎるよぉ・・・!
ボクは未だかつて味わったことの無いとびきりの快感に身を振るわせつつ、しかし余りに強すぎて躊躇った。
しかし、アレはさらに元気を増し、ピンと勃起している。
止めようとするが一度溢れ出した性欲は抑えられず、おそるおそるボクは上下に擦るのを再開した。
「んっ・・・・くっ・・・・あ・・・ん・・・・」
止め処なく快感が溢れ、少し立つと透明な液体が尿道から姿を現した。そして、それが潤滑油となり、さらにスムーズに上下運動をさせる。
「手・・・とまら・・んっ・・ないよぉ・・・ああっ・・・」
手が止まらない。もはや意志とは無関係に手が動き、乱暴に力強く上下に動かしていく。
「あっ・・・・ダ、ダメ・・・っく・・・き、気持ち・・・良すぎてっ・・・おかしくっ・・・・んんっ・・・!」
息が荒くなり、しだいにアレのことしか考えられなくなる。
「やっ・・・な、なにこれっ・・・・ん・・・出そう・・・・なにか・・・あっ・・・出そうっ・・・・」
涎を垂らし、虚ろな目でアレを擦り上げていく。クチュクチュと水音が鳴り、トイレの中に反響していく。
ボクは出そうで出ないムズかゆい感覚を振り払うために、一気にスピードを上げた。
「ひゃんっ・・・! ら、らめぇ・・・出る・・・出ちゃうよぉ・・・・お、おちんちんから出ちゃうよぉぉぉ!!」
嬌声と共に、白濁液がボクのアレから出た。壁にまでかかり、白い跡を残す。
「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
火照った身体から、荒い息を吐き出して、ボクは壁にへたりこんだ。
そして、これが快楽漬けの毎日の、始まりだった。



68名無しのお話:2007/12/24(月) 00:40:56 ID:dMd0uLPl

続きをほのめかすことを書いちゃいるが、実は何にも考えて無いんだw
しかし、兄弟達にはイマジネーションという武器があるからおkと思ってるww 

もしかしたら続きを書くかもしれないが、期待はしないでw

この告知自体蛇足だったかもと今更思うんだが、気にしないでくれww
最後に、あおいちゃんスキーとしてこのスレの発展を切に願う
69名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:00:01 ID:blKLa8v4
わっふるわっふる
70名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 12:43:40 ID:LvzcDgaM
あぁ〜もぅGJ!!!!!!!!!!
勿論続くんですよね?書いてくれるんですよね??期待して待ってま〜す

タダ最初に注意書きなりなんなりしとかないと反感買いますよ
俺はオッケですが
71あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:17:12 ID:+ZswYWFo

――十七時


 現在の時刻は夕方、五時半。 オレンジ色の空が澄み渡る。
 恋々高校グラウンドでは、野球部員たちが練習中。 大きな声を出して、主将の小波を中心にノックを受けている。
 誰もが夢を見ている甲子園を目指し、毎日のように汗を流す。

 その恋々高校野球部員の殆どが練習に参加している中、一人だけベンチに座っている部員が居た。

「………」

 そこには疲れきった表情をした早川あおいが、ベンチからグラウンドをぼんやりと眺めていた。
 本日、何度絶頂を迎えただろうか。 もう覚えてないほどだ。
 彼女の体力自体は回復したものの、精神力までは回復せず、本日の練習は殆ど休んでいるだけ。

 結局、彼女はセーラー服のままベンチに座っていた。

 あおいは視線を横に移す。 そこには加藤先生が腕を組んで部員たちを見ていた。
 その表情はまさに監督と言わんばかり。 メガホンをもって弛んでいる生徒に檄を飛ばす。
 つい一時間前の先生……あんな事をしていた先生は想像できなかった。

「………」

 後ろに振り向くとはるか。 そのはるかの視線も、部員たちが動くグラウンドに向いている。
 だがあおいにはその視線が、こちらに突き刺さるかのように感じていた。
 数回ほどあおいの方向へ向いてくるはるかの視線は、彼女にとって気恥ずかしかった。

 あおいは小さく嘆息した。

 数十分後。
 あおいは少し尿意を覚え、加藤先生にお手洗いに向かうことを告げた。
 はるかの横を通り過ぎようとした瞬間、ポツリと聞こえたこの一言。

「………着けてないね」
「………ッ」

 たった一言、その一言があおいの歩みを止めた。
 はるかは加藤先生に歩み寄り、一度お辞儀をした。

「先生、私もお手洗いに行きます」
「あら…二人揃って……。 まぁ良いわ、行ってらっしゃい」
「ありがとうございます。 あおい、行こう」
「……う、うん……」

 嫌な予感がした。
 とても嫌な予感がした。
72あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:18:17 ID:+ZswYWFo

 お手洗い室の中、あおいとはるかは向き合っていた。
 はるかの視線が鋭い。 親友でもあるあおいでも、ここまで真剣なはるかは今まで殆ど無い。
 既にトイレは済ましているのだが、一向にお手洗い室から出られる気配がない。
 それは、はるかが一人ここにいるだけ。 それだけであおいの自由は失われていた。

「………」
「………」

 無言で、数分の時が流れる。
 あおいにとってものすごく嫌な数分の時。
 この沈黙を破ったのは、はるかの行動。

 はるかは素早くあおいの後ろに回り込み、彼女のスカートのポケットから二つの道具を取り出した。
 つい一時間前まであおいの下半身を苛め続けた、バイブとローター。

 流石にあのまま保健室に置いておくのはまずい、と考えあおいはスカートの中に隠し持っていたのだ。
 唇を噛む。 はるかの場合、そんなことはどうでも良いのだ。
 はるかはそれを触りながら、彼女に言い放つ。

「何で、取ったの?」
「……ッ!」
「我慢してて、って言ったのに」

 嘘を付いてもこの雰囲気から逃れられない。 あおいは保健室で起きた出来事を話した。
 はるかの表情をあまり変わらない。 ただ少しうなずきながら彼女の話を聞いていた。


「……と、言うわけ」
「そうなんだ。 …なら仕方ないわ」
「………」

「ところで……なんでボクがそれを付けてない事が分かったの?」
「ベンチに座ってからあおいの表情があまり変化しなかった。 それと、さっきこっそりローターの電源を入れたんだけど、気が付かなかっ

た?」
「………」
「そうしたらスカートのポケットが振動したから」

 気が付かなかった。
 一つ気が付いたのは、そこまで自分が疲労している事。
 疲れているから振動音に気が付かなかった事ぐらい。
 はるかは腕時計を見て、現時刻を確認。 彼女のデジタル時計は5:58を示していた。

「もうすぐ六時ね。 そろそろ最後の全体でのランニングが始まるね」
「う……うん」
「流石に最後まで休んでいる訳にもいかないから、今から着替えてランニングに参加して」
「……分かった。 体力だけならもう回復したし」

 至って普通の言葉に、あおいは安堵した。
 普通に練習できる。 そう思っただけで荷が軽くなる。

 ――しかし、はるかの次の言葉でそれはかき消された。


「それと、走るときはこれも付けてね。 二輪刺しで体力と精神を養うの」
73あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:22:16 ID:+ZswYWFo

――十八時


 グラウンドを何周しただろうか。
 そんな事、あおいにとってどうでも良かった。
 一歩動く毎に下半身に刺さっている異物は、彼女に強く刺激を与え快楽を齎す。
 呼吸が荒い。 はるかと加藤先生以外の生徒たちは、彼女を心配しながらランニングを続けていた。

(…ううっ…あ…くぅ……)

 唯一彼女にとって良いことは、ローターもバイブも振動していない事。 もしこれが振動していたら、今以上に何もできなかっただろう。
 しかし、振動してなくとも彼女の限界は近かった。
 自分も平静を装うとしても、身体全体が震えとてもじゃないが耐えられない。

(あっ…! いやぁ……頭の中が真っ白に……ッ)

 一歩、また一歩。 その度に襲い来るのは快楽の波。
 足を動かす度にに二つの玩具が、あおいの性感帯を刺激する。 それは彼女自身も感じている。
 それは乳房にある蕾が証明していた。 そして下半身も溢れんばかりの蜜で満ちていた。

 流石に見ている側も限界だったのだろうか、二人の男子生徒があおいの場所で立ち止まった。

「……あおいちゃん、大丈夫かい?」
「………」

 主将の小波だ。 となりには彼の親友である矢部も一緒だった。
 矢部は眼鏡をきらりと光らせたが眉毛を下げた。

「あおいちゃん、だいじょうぶでやんすか? 流石のオイラも心配でやんす!」
「…だっ、……大丈夫。 少し息が…切れただけ……」
「本当かな? 今日のあおいちゃんは、元気になったり辛そうになったりだろ……。 俺、ものすごく心配なんだ」
「だっ、大丈夫だから……。 小波君と…矢部君は、…先に……走ってて……」
「でも…やっぱり心配でやんす」
「……分かった。 でもあおいちゃん、限界だったら無理言わないで休んでね。 行こう、矢部君」
74あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:24:02 ID:+ZswYWFo

 二人は加速し、あっという間にあおいの前方に走っていった。
 あおいは安堵した。


(……あの二人は勘が良いから、…ばれたかと思った……)

 ゆっくり足の動きを再開する。 だが襲うのは二輪刺しの玩具の刺激。
 再び快楽は押し寄せる。 あおいは歯を食いしばりながら必死に耐える。

(ああぁ! ……声…でちゃう…っ)

 何とか一歩、地を踏み締めるが震える足は、もう言う事を聞かない。
 二つの玩具は彼女の二つの下半身を幾度も刺激する。 何度も何度も擦り、擦り続ける。
 その度に平静を装うとするが、最早快楽に支配された早川あおいは、普段の早川あおいには戻れない。



 ――そして、遂に絶頂は目の前に……。



(もう……っ、だ……ダメ……ッ!)

 あおいが地面に座り込んだ瞬間、身体は痙攣を始め下半身には性感の波が押し寄せる。
 彼女の身体はもう耐えられる力は残っていなかった。


(ダメッ…で、でちゃう……っ!! はあああぁぁっ!!!)

 自分でも感じる。 下半身の秘部から熱い蜜が溢れ流れている事が。
 あおいは膝立ちの状態で、呆然と空を見つめていた。


「先生、あおいを保健室に連れて行きます」
「分かったわ。 早川さんの事をお願いね」
「はい(……あおい、もうちょっとだけ…頑張って)」
75あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:25:17 ID:+ZswYWFo

――十九時


 その後、はるかに連れられ再び保健室へ。
 そこで休憩。 しかし、はるかから二つの玩具を取る許可は無かった。
 その休憩中に時間は流れ、本日の練習は終了。 既に部員たちは帰宅済みだ。

 はるかはマネージャーの仕事の為、一時間ほど学校に残るらしい。
 その際に、はるかから「一時間後……更衣室で待ってて」と言われた。
 彼女はふらついた足取りで更衣室のドアを開け、近くの椅子へ座り込んだ。

「………」

 静かな室内、誰も居ない。 何時もなら着替えてさっさと帰宅している所だ。
 しかし今回は違う。 勿論はるかが残ってと言われた事は守る、友人として当然だ。
 それより、今のあおいは何時ものあおいとは違う。

「…あっ……はぁ…ん…っ」


 ――今の彼女の快楽の波は、収まる事を知らないのだ。


(ダメっ…ダメなのに…っ、…手が…ボクの手が……)

 誰も居ない、ここなら誰か視線も気にしなくても良い……あおいの手は自然と下半身へ。
 まず膣に挿入っていたローターを取り出し、続いてバイブも取り出そうと手を伸ばす。
 深く突き刺さっていたバイブも、彼女の大量の蜜によって意図も簡単に動く。
 嫌らしい水音をたてて、彼女の下半身からバイブは取り出された。

「あぁっ…!! …ふぁ…はぁ…、…ぁ、…ふぅ……」

 二つの玩具を床に置き、ゆっくり胸を触り始める。
 両手で優しく胸を揉む。 これだけで声が多少漏れていた。
 今まで声を我慢していた反動か、その声は自分の耳に鋭く吸い込まれた。
 続いて既に固くなっている乳房の突起を軽くつまみ、二つの指でコリコリと弄る。

「うぁ……ッ! …あ、…ふあぁ…ッ……!」

 刺激を強めていく。 少しずつ、そしてまた少しずつ加える力を加えていく。
 その度に彼女の熱い喘ぎ声は声量を増し、室内に響き渡る。

 そして先ほど取り出したローターを手に取り、一度軽く舐めた。
 先ほどまで彼女の秘部に刺さっていたローターは、彼女自身の愛液でべとべとだった。
 急に羞恥心を覚えたあおいだが、それもすぐさま性感に変わった。

「はぁ…、……あぁ…はぁ……」

 ……我慢、出来ない。
 あおいの右手に持っているローターが、彼女の秘部に近づいたその時…


「――――ッ!!」


 視線の先、ドアが僅かに開いていた。 そこから眼を覗かせていたのは……。
76あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:27:12 ID:+ZswYWFo

「…小波……君?」
「………っ!」

 無言。 静寂がドア一つの間に立ち込める。

「…入って。 入らないと怒るよ」

 観念したのかガラリ、とドアが開く。
 あおいの視線に入ってきたのは、彼女の予想通り小波、そして矢部だった。
 小波と矢部は彼女の顔を見ず、すぐさま頭を下げた。

「ごめん……、忘れ物しただけなんだ」
「オイラはその連れ添いでやんす…でもあおいちゃんが……」
「………」

 左手で下半身を押さえながら、二人を眺めるあおい。
 ある意味で、この二人で助かったのかもしれない、他の生徒だったら何をされるか分からない……あおいはそう思った。

「……いいよ、許してあげるから顔を上げて」
「…本当にごめん……、…誰にも言わないから」
「勿論よ! 言ったら承知しないから!」
「ひいぃぃ! ごめんでやんすぅ!」
「………」

 反省している二人を見て、心の中でほんの少しだけ安堵。
 その二人を尻目に、あおいは中断された快楽の波を思い出した。
 流石に彼等に見られた瞬間は沈んだが、今日の出来事はそれすらを忘れさせる、再び快楽を求めだす。

「じゃあ許してあげるから……一つだけお願いがあるんだけど」
「……何? 許してくれるなら何でもするよ」
「でやんす」


「……ボクを、気持ち良くさせてくれるかな……?」


「…じゃあいくよ、あおいちゃん……」
「うん……」

 小波の手にはローターが握られており、それは振動しながらあおいの秘部に近づく。
 秘所に玩具が当たった瞬間、身体を震わせ、艶めいた声で喘いだ。
 矢部は今のあおいの声に興奮したのか、あおいのジャージを脱がし、乳房をもみ始めた。

「…あぅ! ハァ、…ンンッ…!」
「見事な貧乳でやんす! 触り心地最高でやんす!」
「うる……さいっ! んあぁっ!」
77あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:28:51 ID:+ZswYWFo

 小波のローターはあおいの陰核を捉え、振動を続ける。

「あおいちゃん凄い……とてもエッチだよ」
「…そんなこと……ないっ……! ……はあっ…!」

 口ではそう言うが、身体は幾度と無く痙攣を繰り返し、性器は愛液を床へ降らせていた。
 快楽を感じているのか、あおいの口からは涎が流れ出ていた。

「…ボクだけ感じちゃダメ……だね…。 二人にも同じことを……」

 あおいは二人のズボンのチャックを下げそこから彼らのムスコを取り出した。
 朝の痴漢の時は気持ち悪いだけだったが、今は何とも無い。 二人のムスコを上下に扱き始める瞬間、二人の手が止まった。

「あおいちゃんの手…暖かくて……気持ち良いよ…」
「うおおぉぉ…、これが夢にまで見た手コk」
「黙れ眼鏡! ……気持ち良くしてあげるから続けてよ」

 当然の如く、限界まではち切れんばかりになっていた二人のムスコは、限界に近かった。
 それはあおいも同じ。 再開した二つの動きは容赦なくあおいを快楽の絶頂へ導く。
 小波は人差し指と中指、二つの指を彼女の膣に挿入してかき混ぜるように激しく動かした。

「ダメッ、小波君! そんなに激しくしちゃ…! ボク、…でちゃうよぉ!」
「俺も…もう限界…ッ、あおいちゃんの手が気持ち良過ぎて…っ!」
「オイラも…オイラも、もう…!」

 三人とも絶頂に近い。 互いが互いにラストスパートをかける。
 あおいの腰が小刻みに動き、小波の指を求める。
 彼女の下半身は「グチュグチュ」と嫌らしい水音をたてていた。

「ボクっ…! もう…限界……っ! き…、気持ち良い…っ!」
「くっ…、あおいちゃん、出ちゃうよ……あおいちゃん…ッ!」
「オイラ……もう…ダメでやんすぅぅぅ――!!」



「……じゃあ、あおいちゃん。 また明日」
「…でやんす」
「……うん、また明日」

 その後、三人は所謂後片付けを行った。 当たり前だが、出したものをそのままにする訳にはいかない。
 顔を赤らめながら三人は黙々と後片付けを終え、小波と矢部はすぐさま帰っていった。
 残ったあおいは、ジャージからセーラー服に着替えながら、先ほどの出来事を振り返っていた。

(まさか二人とあんな事になるなんて……。 しかもボク…自分であんな事を……)

 ボッ、と赤い顔が更に赤くなる。
 おかしい、普通におかしい、絶対におかしい。
 彼女はブンブンと頭を振って自己嫌悪に陥った。
78あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:30:24 ID:+ZswYWFo

――二十時


「………」

 時刻は八時、残っている生徒は誰も居ない。 ただ野球部の更衣室だけは電気が灯っている。
 その中に居るあおいは、はるかを待っている。 時間が掛かっているのか、中々やってこない。
 少し退屈になっていた。 時間は有限である。
 その時、カチャリと音を立ててドアが開く。 ドアの隙間からはるかの顔が見えた。

「ごめん、少し遅くなった」
「ううん、平気っ」

 はるかはドアを閉めて鍵を掛ける。 あおいは思わず顔を歪めてしまった。
 だがはるかは何時もの表情であおいに近づき、彼女の目の前で近くの椅子に座る。

「今日はお疲れ様」
「うん、はるかこそお疲れ様」
「今日は色々あって大変だったと思うけど……」
「う…、ううん! 全然大丈夫だよ」
「…そう、なら良かった」

 そして互いに今日起こった出来事を話し始めた。
 ……とは言ってもあおいにとって今日は、凄まじい特訓に耐える事ばかりだったが。
 十分の時が過ぎ、さてと、とはるかが呟き改めてあおいに視線を向けた。

「それじゃああおい、特訓の補習を始めるわよ」
「え……、終わりじゃないの?!」

 まさかのはるかの言葉に動揺を隠せないあおい。
 はるかは「クスリ」と笑いあおいに飛びつき、意図も簡単に彼女の唇を奪う。
 唇と唇が触れ合う。 舌と舌が絡み合う。 長い長いディープキスの開始の合図。
 床に倒れこみ、舌をあおいの口の奥、また奥に侵食させる。

 あおいは次第に力が抜けていき、はるかが唇を離すときにはぼんやりとした視線で彼女を見ていた。

「ふふっ、あおい……やっぱり可愛い」
「はっ…恥ずかしい事……言わないで……」

 二度目の接吻は、先ほどより軽めで何度も繰り返す。
 何度も繰り返すうちに、早くもあおいは下半身をもぞもぞと動かす。
 はるかがあおいから唇を離すと、瞳を潤ませながらあおいが訴えてきた。

「はるか……早くここを弄って…ボク、もう我慢できないよぉ……」

  だがはるかは恍惚な笑みを浮かべ彼女に言った。

「ダメ。 まだ胸とか色んな所…触ってないからね」
「…はぁ……、はぁ……はるかぁ…」

 はるかの舌は、あおいの耳、首筋、手足の指、等を擽って行く。 それがあおいにとって、こそばゆくてとても切ない。
 昼休みにはるかと絡んだ時の段階とは、比べ物にならないほどあおいは敏感になっているのだ。


 その証拠に、既にあおいの声はとても荒く、セーラー服の上からでも分かるように、乳首が固くなっているのだった。
79あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:32:49 ID:+ZswYWFo

 はるかは突起を人差し指で撫でる様にしてくりくり動かした。

「あおい、凄く敏感…」
「あぅ……だ…だって……」
「だって何? セーラー服の上からでもくっきりと、あおいの可愛いところが立っているのが分かるよ」
「…っ! …だめっ…はるかぁ……」

 はるかはあおいのセーラー服を脱がし、小さい乳房を鷲掴みする。
 すると先ほどまでの彼女とは思えないほどの大きな声。
 乳首を摘んだり捏ね繰り回したりすると、面白いように彼女は喘ぐ。

「…ぁ! はるかぁ! …何これ……凄く…切ないよぉ…!」
「あおいの喘ぐ顔、可愛いからもっと見せて……」

 今度は舌で彼女の突起の先端をチロチロ突いたり甘噛みし、もう片方の乳首は指で弄くる。
 先ほどより感度が良いのか、あおいの声は艶めきを増した。
 かと思えば次の瞬間、彼女の身体が震える。

「…ふぁ…ぁっ……ぅ…ぁ…っ!」

 そう。 あおいは軽く絶頂を迎えたのだ。
 はるかは舌と指を放し、あおいの震えが治まるのを待った。
80あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:34:33 ID:+ZswYWFo

「……あおい、軽くイッちゃった?」
「…ぁ…はぁ…、…はぁ…ぁ…はぁ……、…んっ……」

 あおいが唇を震わせていたのを確認し、はるかはにっこりと笑みを浮かべスカートを捲った。
 そこには小さい水溜りが出来ていた。 彼女の蜜の水溜りが。
 その奥には、彼女の秘所が切なそうにヒクヒクと愛液を流していた。

 はるかはあおいのスカートを脱がし、そして今まで彼女に快楽を与え続けていた二つの玩具を手に取った。

「あおい、ローターをここに当てて。絶対動かさないでね」
「…ぁ…、…う……うん…」

 既に息絶えたえのあおいにはるかが指示する。
 あおいはローターの電源をONにし、はるかが指示した場所…陰核にローターを当てた。
 そしてはるかは持っていたバイブを一気に彼女の膣に押し込んだ。

「ひゃああぁぁぁッッ!!!」

 あおいは仰け反るように身体を捩った。
 彼女の膣壁は、バイブの侵入を歓迎するかのように締め付ける。
 元々愛液でぐっしょりと湿っている彼女の膣内は、はるかによって容易にバイブが出し入れされる。

「だめっ、はるかぁ! 強すぎるよぉ、う…ああぁぁっ!!」
「補習だから、これぐらい強くないと駄目」
「でもっ…、幾らなんでも…これは……ンンッ!!」

 更衣室にはあおいの艶めいた喘ぎ声、彼女の秘部の嫌らしい水音が響く。
 先ほど軽くイッたにも関わらず、早くも第二の絶頂が目の前にやって来る。

 ……それが頂に上るまで、一分も要らなかった。


 …グチュ……グチュ…ブチュ…!


「いやぁ……! また……また…出ちゃう…っ! …ふああぁ……っ!!」
「沢山出してね、あおいの大事な物。 ……全部、見ててあげるから」

「ゃあ…っ、…来る…、また来る………来ちゃうっ……!」

 はるかから、バイブから、ローターから来る快楽が彼女を飲み込む。


「ふぁっ…! ゃあああぁぁぁ―――っ!!!」


 あおいの膣内から溢れ出るように愛液が、潮を吹くかのように放出した。
81あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:36:26 ID:+ZswYWFo

「……まだ終わりじゃないよ…、あおい。 …むしろこれから」


 はるかはあおいの腰を持ち上げた。
 あおいの視線に飛び込んで来たのは、自分自身の秘所。

「ふぁ……や…やぁ……」
「良く見えるでしょ。 あおい、まだまだ補習は続くよ」

 はるかは指で彼女の陰核を優しく愛撫する。
 するとあおいの身体は痙攣するかのように震えた。

「……これが良いの?」

 今度は指に愛液を絡めながら、あおいの膣内に入れて刺激を繰り返す。
 敏感になった彼女はすぐさま快楽を得る。

「どうかな…、あおい」
「ふあ…っ! い、いいよぉ…! 気持ちいいよぉ…」

 はるかの指は彼女の喘ぎ声と共に速くなる。

「あっ! やめっ…、うあぁっ! も、だめ…っ!!」
「もうイッちゃうの? ……分かった」

 はるかの指の運動はより俊敏になり、彼女の刺激をより強くする。
 何とか我慢しようと歯を食いしばるあおいだが、エクスタシーは待ってくれない。

「ら…らめぇ……、もうだめ…っ!」
「イク時はちゃんと言ってね、あおい」
「も、もう……、我慢できない……っ! イクっ…、イっちゃう!!」

 彼女の秘所からは愛液の雫が溢れ出した。
82あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:37:53 ID:+ZswYWFo

 はるかは横たわるあおいを起こし、彼女のスカートを脱がした。
 そして自分も服を外し、鞄から液体の入ったビンを取り出しあおいの身体全体へ塗り始めた。

「は…はるかぁ……? これ…何?」

 おずおずと液体の事を聞くあおい。 するとはるかの口が開く。

「特訓の効力を更に良くするためのローション」

 自分の手のひらにローションを塗り、自らの身体にも塗っていく。
 塗り終えた瞬間、はるかはあおいへ覆い被る。

 お互いの乳房にある突起が擦れ合う。

「ひゃぁ!」

 はるかはあおいへ軽くキスを繰り返す。 唇を放すと、はるかは緩やかに微笑んだ。

「良いでしょ、これ。 ……あおい、もっと感じて」
「ふぁ……はぁ…、は…はるか…」

 先ほどより滑らかになったあおいの身体をはるかが玩ぶ。

 乳首を捏ね繰り回しているかと思えば、人差し指で彼女の身体をなぞる。
 ローションで滑らかになっている身体……今までと違った性感があおいを襲う。

「っ! ふあぁっ! …ぁ…はぁ…っ!」

 その指はいよいよ彼女の秘所に下りて行く。 もう片方の手は彼女の突起を苛めていた。
 ゆっくりと膣の周りで円を描き、すぐさまあおいの中に滑り込んだ。

 一本の指が性器に侵食していく。 それを中で指を動かすとそれに比例するかのようにあおいの性感は増す。

「ひゃああっ! はるかの……指がぁ……っ!」

 バイブとは違う、細やかなはるかの指が彼女の膣を刺激する。
 はるかは更に指を一本増やし膣に、同時にもう片方の穴に指を突っ込んだ。

 自分の蜜……そしてローションによって十分に潤っているあおいの二つの穴は、簡単に指を受け入れた。

「は、はるかぁ…! …そっちは…お尻の……っ!!」
「二つ同時に責められると、凄く気持ちいでしょ?」
「ひゃぁ!! う…うん……、はるか…もっと、…もっと…っ!」

 その言葉に反応するかのように、指はあおいの中をかき混ぜていく。
 今まで何度も身体の外へ放出した快楽の蜜は、再び彼女の膣で溢れてくる。

「ほら……あおいのここがピクピクいっているよ」
「…あぁぅ! だって……、止まらないんだもん……っ!」
「…ぅん、分かっている」

 遂にはるか自身が我慢できなくなったのか、床に転がっていたバイブを手に取り自分の下半身に挿入した。
 そしてスイッチをONにしたバイブは、グネグネと動きはるかの中で蠢く。

「ああっ…! あおい…あおい……っ!」
「……はるかぁ…これ、いいよぉ! 凄く良いよぉ…っ!」
83あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:39:12 ID:+ZswYWFo

 長い髪が左右に揺れる。 はるかの興奮が増すことによって、手の動きもどんどん素早くなる。
 お互いの膣が指を、バイブを求め合い、感じ合う。

 あおいは更なる性感を得ようかと胸を揉み、くにくにとピンク色の突起を弄る。
 その手は震えている、どうやら絶頂は近いようだ。
 彼女たちの火照っている頬が、これ以上無いほど赤くなる。

「はるか……ぁ! もう…ボク、ダメ…っ! 限界だよぉ!!」
「私もそろそろ……、出ちゃう…!」


 二人の身体が飛び跳ねる。 その瞬間、中から熱いものが迸った。


「あおい…あおい……っ! ひゃああぁぁっ!」
「ダメッ! …はるかっ…、イクっ、イっちゃうよぉ…、ふぁ……ふああぁぁっ!!」


 二人同時に、最上のエクスタシーに達した。


 これ以上は限界……、早川あおいはオーガズムに浸りながら横たわっていた。
 はるかはゆっくりとあおいに口付けを交わし、微笑みながら彼女に言った。

「補習はこれでお終い。 お疲れ様、あおい」
「…ぁ」
「シャワー浴びて、帰ろっか」

 何故か、これだけで終わらない気がする。 あおいは朦朧とする意識の中でそう思った。
84あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:40:45 ID:+ZswYWFo

――二十一時


「ただいま……」

 力無く発した声が家の中に入る。 階段を上りベッドに転がった。
 食欲が沸かない。 お腹が空いていても食べ物を口に運ぼうとは思わない。
 ベッドに転がっているあおいがまず、今日の出来事をひっくるめて一言。

「疲れた……」

 既に瞼は重く、このまま寝てしまいそうになる。 それでも良いか…と思い、あおいは目を閉じた。
 まどろみが彼女を襲う……がそれは電話の着信音によってかき消された。

「……ん、電話…?」

 こんな時間になんだろう、と眠たい身体を叩き起こしながら電話を取る。
 着信の相手ははるか。 電源ボタンを押すと、あおいの睡魔が吹き飛ぶような嬌声が聞こえてきた。

「ふぁ……あおい…あおい……っ」
「……はるか? どうしたの!?」

 わけが分からない、何故はるかが喘いでいるのかが分からない。
 あおいは止めさせようと声を送るが、はるかは更に声を喘がせる。
 それがあおいにとって、とてもくすぐったい。 徐々に息が荒くなっていく。
85あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:42:32 ID:+ZswYWFo
「は…はるか…ぁ、や、やめてよ…」
「ほらあおいも……、一緒に…感じよ……?」

 その言葉が引き金。 あおいは携帯を左の耳に当てながら、右手をスカートの中を入れる。
 あおい自身が驚くほど、下半身は彼女の愛液でたっぷりと濡れていた。
 羞恥を感じながらも、見事に膨れ上がった陰核を指で弄る。

「うあっ……!」


 すぐさま嬌声を出してしまった。 はるかが電話向こうで微笑んだような声を発した。
 あおいは自分の蜜で指を濡らし、人差し指と中指で膣を苛め始める。
 第二関節まで指を挿れ、ゆっくりと出し入れを繰り返す。

「ふぁ……あぁっ!」
「凄い…今日のあおいは凄いよぉ…ぁ…っ」

 彼女の思考は、性感を感じる度に消えていく。
 指のピストン運動は加速していき、身体は快楽を得ていく。 グチャグチャ、と水音が自分の耳に聞こえるほど秘所は快楽で満ちていた。
 と思えば、電話口から同じような水音が聞こえる。 どうやらはるかが自分の音を聞かせているのだ。

「どう…、あおい……っ。音……聞こえた?」
「…うん……っ、き…、聞こえたよ……」
「あおいの音も…聞かせてほしい……」

 はるかのリクエストに答えるかのように、携帯電話を下半身に持っていく。
 そして勢いよく指を動かす、それは部屋中に響き渡るかのように。
 幾度も押し寄せる快楽を堪えながら、あおいは絶頂を迎える前に携帯電話を再び耳元に当てた。

「あおい……感じちゃっているんだ。 ……かわいい」
「…そう言うはるかこそ、同じくらい…か…感じちゃっているのに……」
「ふふっ……、…ぁ、ぁあぁっ!!」

 絶頂が近いのか、はるかの声色が変化した。
 その声に反応したあおいの性感。 乱暴に膣の奥を指で掻き混ぜる。

 限界が近いのはあおいも同じ。 身体が、声が、全てが震えだす。

「だ…だめっ! もう駄目、来る、来ちゃうよぉ!」
「あおい、あおいぃ……っ!」

「やぁ…! も…、…ッ! …ら、らめぇ…! …あぁ、あああぁぁぁ―――っ!!」
「私、も……、や、ぁ、ふぁあああ…っ!!」
86あおいちゃんのとある一日:2007/12/26(水) 06:43:26 ID:+ZswYWFo


――二十二時


「……本当にお疲れ様、あおい……

 と言う言葉までは聞こえていたあおいの聴覚だったが、それ以降は聞こえなかった。






 その後。

 あおいの下半身は三日間痛み、彼女はその苦痛に耐えていた。
 しかしその後、制球力が増していたと言う。
 あおいがはるかに聞いた話によると、あの特訓によって、精神力は勿論、体力、持久力、そして下半身が強化されたと言うらしい。

 勿論あおいは首を捻るばかりだったが、「投球が良くなったので、まぁいっか」 と言う発言を残したらしい。


 あおいちゃんのとある一日 おしまい。
87RIK ◆nYAlkBQCIc :2007/12/26(水) 06:44:50 ID:+ZswYWFo

後書き

やぁ兄弟 (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウス兼あとがきへ。
この『彼女の愛液』はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「やっと完結」なんだ。 済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このSSを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、彼女を特訓させたんだ。

じゃあ、次の作品へのリクエストを聞こうか。
88名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:32:15 ID:37giDpt/
>>87

GJ!!!
89名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:36:02 ID:37giDpt/
ついでにリクするとみずきを頼みたい。

90名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:42:40 ID:/V6nSdXI
じゃあ今度はみずきちゃんにいじくり回されるあおいちゃんで
91名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 19:37:17 ID:37giDpt/
>>90

やっぱ男主人公は外せないだろ。
よって見慣れた3Pだな。
92名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:24:27 ID:4hoksgK8
>>87
もう素晴らしい
このシリーズ大好きでした、お疲れ様です

私的には次回はみずきちゃんと聖ちゃんの百合ものがいいなぁ・・・なんて
93名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:45:05 ID:OC8LlsyZ
<<89
小波とあおいの純愛濃厚エッチ…かな?
みずきでも可。だが純愛が読みたい。
94名無しのお話:2007/12/26(水) 20:55:09 ID:IdPvRfJG


夜は静けさを伴って流れていく。車の走る駆動音が時たま静けさを止めるが、それは一時に過ぎず、夜は静寂を取り戻す。
「ん・・・あ・・・くふぅ・・・・・」
そんな静寂の夜の中に、何故か室内だというのに水音が響いていた。チュクチュクと断続的にリズムを刻んで、その度に嬌声を混じらせる。
室内は野球用具と机、それにベッドがある。そのベッドの上から水音が部屋に染み入っていた。
「だ、だめ・・・・だめなのにぃ・・・・」
ベッドの上では少女が自慰行為に耽っていた。だが、それは女性の自慰行為でなく、男性の自慰行為―――、
反り返った剛直を、少女はハーフパンツをずらした状態で小さな両手を使い上下に擦っていた。
その動きはどんどん加速して乱暴になり、その度に甘い声が彼女の口から出て行く。カウパー汁は亀頭を包み、さらには垂れて来ていた。
「だめだけどぉ・・・あっ・・・や、やっぱりぃ・・・き、気持ち良いぃ・・・・良いよぉ・・・」
水音はジュクジュクと掻き回すように響き、甘い嬌声は熱を帯び、あるはずのない肉棒は愉悦して完全に勃起する。
「い・・・あ・・・あぁ・・!!」
ドピュッと効果音が聞こえそうなほどの勢いで少女はベッドに白濁液を吐き出した。
「はぁ・・・はぁ・・・はあ・・・」
少女は荒い息を整え、ベッドにかかる白いアレを見ると、溜息をついた。
「また・・・やっちゃった・・・」
少女――早川あおいはオナニーを止められなくなっていた。

95名無しのお話:2007/12/26(水) 21:23:46 ID:IdPvRfJG


早川あおいは恋恋高校の生徒だ。成績もそこそこで、運動神経は抜群。野球部に所属しており、しかしれっきとした女の子―――なのだが。
「はぁ・・・」
あおいちゃんは溜息をついた。下腹部を摩って、げんなりする。
結局あれから三回もしてしまった。・・・女の子なのに。
「はぁ・・・」
さらに溜息を重ねる。が、しかし出さないと勃起が収まらなかったことも事実だ。
「どうなるんだろ、ボク・・・」
三回目の溜息を吐き出して、あおいちゃんは道を歩き駅へと向かう。
今日は朝練習だ。なので、朝のラッシュアワーに巻き込まれなければならない。
陰鬱な表情で駅に着いた彼女は定期券を通して、丁度良いタイミングで来た電車に乗り込んだ。
位置はドアの所で、丁度手すりが着いているボクの指定位置だ。
いつもどおりに電車に乗る。緩い振動を感じながらぼんやりと窓を見る――、
「・・・!?」
満員電車の中、あおいちゃんは叫びそうになるのを必死に堪えた。
ち、痴漢・・・・!?
手がお尻をさわさわと触っているのを感じる。もちろん彼女は手で、カバンでそれを払う。
だが、悲鳴を上げないあおいちゃんをいいことに、動作は大きくなり、ついには胸にまで伸びてきた。
いい加減我慢の限界だ。そう思って手首を掴み捻り上げようとした時だ。
男の手が、肉棒の所を擦り始めた。
「ひゃんっ・・・!?」
嬌声を上げてからあおいちゃんは慌てて口を押さえた。幸い電車が交錯する音に掻き消されたようで、安堵して胸を撫で下ろす。
だが、相変わらず男は肉棒の部分を擦っている。
だ、だめぇ・・・それ以上されると・・・・!
ムクムクと大きくなるのを感じてあおいちゃんは暴れてでも抵抗しようとするが、
「あおいちゃん、俺だよ・・・」
「ぇ―――」
馴染みのある声。矢部君と共にいる、そしてボクの一番の理解者でもある声―――。
「昨日、偶然トイレであおいちゃんを見たんだ・・・。この、おちんちんもね」
手は擦るのを止めて、下着ごとアレを掴み、しごき始めた。
「や、やめてよ・・・!」
「コッチの方はそう言ってないみたいだけど?」
手は予想以上に彼女に快感を与えていた。的確に裏スジを擦り、ピストンのリズムを変えたりと、完全にあおいちゃんをコントロールしていた。
しだいにあおいちゃんの口から嬌声が漏れ始める。それを見計らってか手は下着を一気にズリ下ろした。
96名無しのお話:2007/12/26(水) 21:36:28 ID:IdPvRfJG


「・・・・!?」
ピンと完全に勃起した剛直がスカートを盛り上げる。
「自分でするより人からされる方が気持ち良いだろ・・・・?」
「そんな・・・ことないっ・・・・んっ・・」
「身体は正直みたいだよ? もうこんなに乳首も尖ってる」
カリッと爪で引っ掻くと甘い痺れが身体中を駆け抜ける。スカートにはカウパー汁が染みとして残り、理性が甘い悦楽によって崩れていく。
「ああっ・・・んうっ・・・」
「ほら、そんなに声を出すと、周りに気づかれちゃうよ?」
「―――!?」
あおいちゃんは慌てて口を両手で塞いだ。だが、それは抵抗する手段を失ったことでもあり―――、
彼の右手は反り上がった肉棒を擦り、左手は濡れそぼった秘部を弄り始めた。
「ぁ・・・・んぁ・・・・!」
「はは、あおいちゃんのコレ、ピクピクいってる。出そうなんだろ?」
首を横に振るあおいちゃんに、彼は擦るスピードをゆっくりにするという行為で答えた。
「くふゥ・・・・あ・・・ん・・・」
ゆっくり。本当にゆっくりと擦り上げる。快感は鈍いものとなり、自然と腰が前後に振れてくる。
「本当は出したいんだろ?」
彼の声はこちらの全てを見抜いたものだった。
生殺しはずっと続けられる。もう、限界だった。
もどか、しい。出したい。出したい出したい出したい―――、
「――――」
あおいちゃんの理性が崩壊する。あおいちゃんはとうとう彼にもわかるほど大きく腰を降り始めた。
だが、
「おっと、勝手に動かないでくれよ」
手が肉棒の根元を押さえた。
「ぁ―――」
これでは出ない。もどかしさは限界にまで到達し、もう射精のことしか考えられない――、
「あおいちゃん、出したい?」
羞恥も何も無い。あおいちゃんは首を縦に振った。
「電車の中だよ? 皆に見られるかもしれないんだよ?」
あおいちゃんは首を立てに振った。もう、あおいちゃんではなくなっている。
「ふふふふ・・・・じゃあ、思いっきり出しなよ。淫乱な雌犬ちゃん」
彼の手が思い切りアソコを擦り上げた。
「んぅ・・・ああっ・・・良い・・・良いよぉ・・・」
口を押さえながらあおいちゃんが歓喜の強制を上げる。眼はもう虚ろになっており、悦楽しか頭には無い。
彼のもう一方の手が濡れた秘部に進入した。
「ひゃうっ・・・!?」
ジュクジュクと音を鳴らしながらピストン運動。その間も肉棒を擦り、裏スジを中心に刺激を与える。
「ダメぇっ・・・りょ、両方なんてっ・・・き、気持ちよすぎてぇ・・・!」
床にポタポタと愛液が落ちる。もう完全に腰を振っているあおいちゃんに彼はとどめの一撃とばかりに、陰核を摘み上げ、裏スジを擦り上げた。
「で、出るっ・・・・せーえき出ちゃうよぉぉ・・・!!」
あおいちゃんのおちんちんから大量の精子がぶちまけられた。ドアの下部は白い液体が垂れている。
荒い息を残すあおいちゃんに彼は愉悦の笑みでこう呟いた。
「今日から、ボクの言うことは何でも聞いてくれるよね?」
あおいちゃんは、頷くしか出来なかった。

97名無しのお話:2007/12/26(水) 21:50:04 ID:IdPvRfJG
まず最初に兄弟GJ!!

このスレが盛り上がってきて嬉しい。
さて、お約束なんだが続きは考えて無いんだw
皆の欲望が元気玉みたく溜まって来たら解消しに現れると思う。

最後に、実は俺は9プレイした記憶が無いんだww
98名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 02:04:02 ID:ivCCZ16m
あおいちゃんにティムポはよく似合う
99名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 10:46:51 ID:mNqmlMz4
RIKさんお久しぶりです。
GJでした。d(´∀`;)

次回作は以前の空海3Pの続編的なものが読みたいです。
100名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 14:21:19 ID:+6vgOxlQ
>>100ゲット
『黄昏の葵』シリーズとか『未来への翼』とかの続きとかはないかなぁ‥
101名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 20:02:24 ID:pHXT05w7
↑age↑
102名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 23:00:17 ID:bX/8Es1r
>>100
13ハーレムだっけ?
木乃葉さん大好きな俺としては是非とも・・・
・・・orz
103名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 02:21:54 ID:4TKFVxLd
さっきなんとなく13の灰凶やってみたが、彼女ではやっぱり絵久ちゃんが一番気合い入ってるな
しかし悲劇


12月2週目
「パワプロ君が気になるの。付き合って下さい」
「もちろん」

12月3週目(クリスマス)
「これから予約しているところ(喫茶店)があるんだ」
「受験勉強に集中しようと思うの…」





悲しさをバネに執筆中です。
104名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 10:38:25 ID:qlUBqnZo
木乃葉さんが足りない!みんなで叫ぼう、木乃葉さーん!
105名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 10:57:24 ID:BAdQuGqc
>>104
sageは半角で

わっふるわっふる
106名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 16:37:28 ID:NVe45rIC
そういや14の栄冠マネージャーの名前ってランダムなの?
このスレ的に何かマネの名前ある?
107102:2007/12/31(月) 17:41:37 ID:a/+c3c5O
>>103
期待してますよ わっふるわっふる

>>104
木乃葉さーん!
108名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:39:48 ID:bxHD3ioU
木乃葉さーーーーーーーーん!!!
109名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 02:26:42 ID:4ahb2hi4
木乃葉さーーーーーーーーん!!!

もなつきちゃんも麗菜ちゃんも絵久ちゃんもマリさんも好きな俺ってダメですか…?
110RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/01/01(火) 03:25:14 ID:1j3hWUSe
木乃葉さー(ry
>>109
私もみんな大好きだから大丈夫ですw

皆さん、リクエストありがとうございます。
出来るだけ早めに投下したいと思いますのでお待ち下さい。

それと、あけましておめでとうございます!
111名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 01:29:50 ID:B/Ywm3MV
9の帝王って山口以外に固定選手いたっけ?
誰か知ってたら教えてくれ。
112名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 01:39:35 ID:aH94TOHF
ここで聞くことじゃねえwww
113名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 12:20:25 ID:KQLuuiZf
>>112
まぁまぁいいじゃないか
ssを書く情報となれば
>>111
9はいなかったような
11の大学編では山口卒業後だし、13の実業では存在せず。12の助っ人編で佳織さんが山口と同期(同級生?)と言ってたかな?
9となると同期が一ノ瀬か二宮、阿畑なので帝王だけにするならオリジナルしかないかも
114名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 17:25:14 ID:xjdrOqdp
いきなりすまん。
ここの小説をホームページにそのままのせてる奴がいるんだが・・・
しかも自分がいかにも書きましたって感じにしてる。
これ放っといたほうがいいのか?
115名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18:38:04 ID:A6uXluab
ほっとけ
もしかしたら本人の可能性もあるし
違うなら、そういう輩は言うだけ聞かない、トラブルになるだけ
116名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 20:50:38 ID:B/Ywm3MV
>>113
thx。
敵校として出すだけだからそれだけ聞きたかった。
117名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 09:43:36 ID:UDoHJHyE
>>114
URL載せて
文句は言わんがちょっと見てみたい
118名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 17:51:01 ID:QWePh7Ff
>>117
ttp://69.xmbs.jp/ch.php?ID=haruhito&c_num=87868
h抜いてあるから入れてくれ。
ここの、「好きだよ」ってタイトルの小説が例の小説なんだけど・・・
119名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 22:38:53 ID:JHGqPBds
最後に青文字が付け足されてマスネ
120名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 23:04:33 ID:OZQGPNFf
ココのサイトは結構みんな知ってるんじゃないかな
沢山書いてて期待してたのになぁ

>>118
とりあえず「好きだよ」だけなの?
121名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 15:46:07 ID:PnjfvM4Q
>>118
酷く厨臭いサイトだな
122名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 16:08:46 ID:pB1qzK/4
そのサイトの管理者が「好きだよ」を書いたわけではないのか。
123名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 16:34:58 ID:HB1JfdQN
「好きだよ」ってそんなに新しい作品じゃなかったと思うし
ココのサイトの管理人は18未満のハズ
124名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 17:14:11 ID:/HAFPDME
スレが伸びてると思ったら無断転載かよ
125名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 17:47:49 ID:HB1JfdQN
ageてしまた
スマンorz
126名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 22:11:24 ID:H5tTtmrL
もうほっておこうさ…
ここでどうこう言っても解決するものでもないし
この流れじゃ職人さんも投下し辛いと思うよ

余計なトラブルを持ち込むのはゴメンだ
127名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 01:29:38 ID:NdbX4Quh
>>126
スマン というコトで木乃葉たんキボンヌw
128名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 16:31:25 ID:9NVfVJFY
>>126の言う通りだこれ以上引っ張っても荒れるだけだな

ということで俺も木乃葉さんキボン
129名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:01:19 ID:0gSbO6FM
木乃葉さん人気高っ!
しかし俺はKYなので
早矢ラブ話を希望
130名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:57:49 ID:pUmDnPPh
漢は黙ってあおいちゃん
131名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 21:45:34 ID:Bi1SiI+K
九十九×茜キボン。



無茶なのはわかってる。
132名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 23:20:06 ID:61h7CTZj
早矢かぁー。君とはおいしい酒が呑めそうだよ。でもやっぱ美緒だわ。
133名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 01:16:08 ID:e+ZoKpuH
いや小春で
134名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 02:00:01 ID:dyNbEUZr
四条兄妹は・・・?
135名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 03:24:20 ID:JNbC2Tg0
ジャンケントリオとエリリンで
136名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 15:34:09 ID:gsqoo/+J
その話のった!!!
137名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 15:56:18 ID:6rwcFuLM
9の主×澄香ちゃんで。

異端なのは知ってるさ
138名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 16:36:36 ID:6/ujqB7t
瞳か早矢でお長居します
139名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18:28:37 ID:Z1+SVSyC
じゃ香織さんで
140名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 23:08:26 ID:CKFWaOog
じゃあ、伊藤絵理は貰っていきますね
141名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:16:34 ID:heFSzlXv
じゃあ奥井まりんはもらっていくぜ
142名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 01:16:05 ID:Ns4sPsrd
木乃葉さんお持ち帰りー
143名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:22:33 ID:dGNdumfK
二宮×一ノ瀬妹の話ってあんのかな?
9では「ミズ君」なんて呼ばれてたけど。
144名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:06:09 ID:sK+efcPD
一ノ瀬さんに妹いたのか…。
出演は7あたり?
145名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:16:48 ID:Ag9n49nL
>>144
ん?>>143が9って言ってるぞ?
それとも初登場の時のことか?
146名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:30:49 ID:jAk/H6AJ
一ノ瀬妹
初出は9。次は11。
二宮を「ミズ君」と呼び、11で二宮と入籍した。
多分、気の強いかわゆいおにゃのこなんだろう。
147名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:43:40 ID:l+AJErr1
一ノ瀬の妹だから…

顔→かなりの美人か?
性格→二宮と付き合って長持ちしてるから、包容力と忍耐力、あと頑固さは間違いない
あ、甘えん坊かな?呼び方からして(幼馴染みだっけ?)

体型→パワプロ内で求められんが、兄譲りで引き締まった体型かも

パワプロ内でも隠れたハイスペック女の子キャラ?
148名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 02:06:37 ID:Ag9n49nL
おまいらの妄想力は偉大
149名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 09:42:18 ID:lHZsBoSx
でも一ノ瀬の妹だから威圧感持ちだぞ。しかも両方。
150名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 20:55:50 ID:LSKPmhcL
しかし技巧派
151名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:05:48 ID:l+AJErr1
両方の威圧感…技巧派…

責めてよし、責められても良しのテクニシャン…?
でも一ノ瀬妹がそうだったら矢部くんの姉さんは「ここ一番で男運の悪い飛び込み女」になっちゃう…

パワプロの黒歴史?
152名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:20:41 ID:iNjPZWvW
おまけにパワーヒッターでアベレージヒッターだ。
とんでもなく守備範囲の広いテクニシャンだな。
153144:2008/01/11(金) 00:42:44 ID:kYlgBtb3
>>145
訊き方が悪かった。
どの作品で一之瀬さんの妹、ということが判明するのか訊きたかった。
それで11で判るんだな>>146
154名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 07:52:46 ID:fT3Bfk/N
一之瀬が二刀流だから妹さんも両刀に違いない
155名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 10:38:16 ID:kSWn4G8R
名前はなしだよね?

兄が「塔哉」だから「とう」のつく名前かな?

透子・桃子・灯子(トウコ)、藤花(トウカ)

謎だ…
156名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 12:14:31 ID:Ua/sMHGl
一ノ瀬豆腐






いや…スマン






とうふ って読むんだ
157名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 18:44:40 ID:Sl2OMgLx
ピッチャーなら「とう」が付くな
冬華・燈美…
ぐらいしか思いつかん
158155:2008/01/11(金) 22:43:21 ID:kSWn4G8R
ちょっとだけ投下させて頂きます
以下該当あればスルーをお願いします

・さわり程度でエロは今回有りません
(入れるつもりですが)
・二宮×一ノ瀬妹です
・一ノ瀬妹は11未プレイの為に全くのオリキャラで書いてます
というよりほぼ出番無し
159155:2008/01/11(金) 22:48:49 ID:kSWn4G8R
「カイザースは六回表、
ツーアウト二塁から三番友沢のタイムリーで先制…」

「最終回スワローズも、
カイザース先発猪狩を一打同点という所まで追い込みますが、五番二宮が三振でゲームセッ…」

最後まで見ずに俺はテレビを消し、ソファーへ体を投げ出す。酒でも飲まなきゃ寝られない気分だ。

4打数ノーヒットの上に、相手の点もパスボールから進塁を許し、一ノ瀬さんに負担を掛けた俺の責任。
攻守にブレーキだった俺は試合後一ノ瀬さんに謝るつもりだった。
だが「失投だ、すまない」と逆に気遣われる始末。

全く最悪の気分だ。


飲みつけない酒が少し回り始めた頃、来訪者を告げるチャイムが鳴る。

あいつか?いやまさか…

「…はい?」
「わたしだよ、ミズくん」
「…残業で来れないはずじゃなかったのか」
「ミズくんの為にぱっと済ませてきたの〜」

ため息混じりでマンション入り口の鍵を解除すると、急いでグラスと酒瓶を片付け始める。

あいつ ― 一ノ瀬桐華(いちのせとうか)―が来る前に。
160155:2008/01/11(金) 22:53:25 ID:kSWn4G8R
以上です。短くて本当にごめんなさい

次回以降はもう少し書き溜めてから投下します。

>>157さん、妹の名前の一字頂きました。
お礼申し上げます。
161名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 19:02:14 ID:FFKOpn/l
今後に期待
162名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 07:42:41 ID:zG5hXRnb
パワプロスレなのに友沢×みずきが一作品しかないのはどうしてか?
俺としては激しく萌えたんだが
163名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 17:18:09 ID:Tgqx3Ujf
みずき×友沢のほうがんまい
164名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:52:36 ID:cbWrnTRP
あぁ。それなら過去スレに幾つかあっただろ。少ないけど・・・。
165名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 08:29:56 ID:deTVZ/Zt
>>164
探したらあった
ホントに少ないな…残念
166名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:26:20 ID:lqOpB28+
>>162
実際にサクセスでは12以外でからみがないからだろうな・・
まぁ何も言わずに待つのが一番いいだろう

俺も待つさ
何がいいかはあえて言わないが
167名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 05:37:30 ID:dDkZ/Er5
>>162
お前が書かないからだ。
168名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:16:39 ID:gZiePg57
>>162
そうだ。書け。
169名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 07:59:01 ID:UaMxwKZt
わかった
書けばいいんだろ書けば


期待すんじゃねーぞ
170名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:14:25 ID:D6sizsat
169だが…

やっぱ無理だわ
171名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:31:23 ID:lO8DKxzm
…そうか

誰かーーー!!
172名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:44:17 ID:CRqtbUWM
一応14でもからみはあるけどな
173名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 15:36:12 ID:5bZgNCwu
聖ちゃーん!!

「六道さん」じゃないよ「聖ちゃん」ね
174名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:02:19 ID:9MywE4UH
聖はやっぱ13のが良かったよな。14は・・・。
175名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 01:01:51 ID:Wpckk9y6
14発売依頼ずっとお通夜状態だから困る
176名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 03:07:35 ID:iqY80h09
とうとうスレまで無くなったし
ほんでこんな話してるとまた「クソビッチ死ね」とか言うヤツがわいてくんだよ… 
177名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22:52:11 ID:ekHOTqTn
14出たあたりから急に過疎ったな。
178名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 22:59:17 ID:4Rgq7wmS
そんなこと言っちゃいけません
179名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 12:53:20 ID:qTIBWJsM
久々にやっとくか…








木乃葉さーーーーーん!!!
180名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 21:14:54 ID:B0hCQ2Tm
それじゃ俺も

















あおいかわいいよあおい(;´Д`)ハァハァ
181名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 23:08:10 ID:FE+YzOdQ
個人的に‥



















なつきちゃーーーーーーん!!
182名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 23:41:29 ID:LIAphuzm
せっかくだから俺は




なーーぎーーーさーーー!
183名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 01:59:22 ID:OZeS2W8m
なぎさとみずきが微妙にかぶってる件について
184名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 06:19:01 ID:lSTNnm4B
久々に思い出した・・・













はるかちゃーーーーーーん!!
185名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 12:37:29 ID:/fXiHb23
人気ないのは知っている
でも俺は








すみかちゃーーーーん!!!!
186名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 12:47:32 ID:jBnWVr2i
ポケットなのはわかってる…
だが








ユイさーーーーーん!!!!
187名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 13:27:48 ID:VcrYBcK1
>>186
別にスレがあるぜ。
なら俺は‥













エミーーーーーーーーーーー!
188名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:43:53 ID:0F/iucaK
>>185
何か用?
189名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 20:59:46 ID:drqjljJy
>>188
ブラコン乙
190名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:16:40 ID:EtpjcSoX
・・・・俺は








えりりーん!!!!
191名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:28:17 ID:03shnFj7
やっぱり‥










絵久ちゃーーーーーーーーん!
192名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 18:31:34 ID:ORqmYGjW
俺は・・・











空ちゃーーーーん!!海ちゃーーーーん!!
193名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:50:57 ID:0bc/4oZu
空と海、二人ともだと・・・? お主なかなかやるのぉ・・・。
194名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 20:37:13 ID:lcD9ekeQ
空海乙
195名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 20:48:28 ID:3pBjuWKz
俺は少数派なんだろうか…










六道さあああああぁぁん
196名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 20:58:55 ID:0bc/4oZu
最初にオレが「木乃葉さーん!」運動を始めてみたらいつの間にかこんなことに・・・。みんな!頑張って叫ぶんだ!「木乃葉さーん!」
197名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 22:27:35 ID:QQhswiNZ
>>179だが…

もう我慢できない!!!













木乃葉さーん!!!なつきちゃーん!!!エリリーン!!!聖ちゃーん!!!絵久ちゃーん!!!エミーー!!!
あおいちゃーん!!!麗菜ちゃーん!!!マリさーん!!!wドラフ島受付のおねえさーん!!!w

…そうだよ 13の女の子が好きなんだよ 悪かったな!!!
198名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:53:59 ID:iHlRuAKt
うわぁ……(^ω^;)
199名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 20:39:31 ID:AMsnNGjX
ドラフ島で思いだした








燐さーーーーーーん!!!

燐さんは結婚してない神高は実子じゃなくて実験のために作った自分のクローンだとか都合いい妄想してる俺
200名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:57:13 ID:fvEuHi+/
おまいらマイライフを忘れてないか?







まりんちゃーーーーん!!!!!
201名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 10:16:13 ID:xhgjRhb9
海物語
202名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 11:49:21 ID:m+bPnZdm
木乃葉さんになかなか会えなくて3週もした‥
しかし!OHGのときの木乃葉さんはやっぱKAKKEEEEEEEEEEEEEEE!!
203名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 20:41:41 ID:xhgjRhb9
O H G ??

…オカマハードゲイ?

貴様木乃葉さんを汚すなー!!
204名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 21:18:53 ID:m+bPnZdm
オーバーヒートゲーム‥三条院麗奈だけ見たことないんだよな
205名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 22:10:29 ID:xhgjRhb9

あれはカコヨカタですね

俺はおかんも見たことないな
206名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 21:21:43 ID:DHa3L2Vv
クリスマスの
「お姉さん・・・本気にするよ?」にクラッときた俺
207名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 22:10:24 ID:B+hsl/la
初詣の
「ちょっとくらいならヘンなトコさわっても(超うろ覚え)」で脳震盪おこした俺
208名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 20:56:18 ID:oTGg6uWG
絵久ちゃん、婚姻届を書いたらもう夫婦だよね‥新婚初夜の夫婦の営み(ry
209名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 07:52:44 ID:RnpKu4Xl
パワリンだけで回復する訳ねーだろ!部屋に連れていく主人公は凄い。
210名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 17:46:30 ID:vT3/mykG
実は主人公経験豊富?
211名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 11:07:12 ID:1ZqHuiS4
舞ちゃんをラブホに連れていこうとしていたから・・・?
212名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 13:04:10 ID:47uraAO5
>>211
違う!あれは舞ちゃんが
「今日は帰りたくない」
って誘ったんだ!
213名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 15:31:45 ID:c2dInFi2
つまらないスレだね
214名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 20:46:20 ID:47uraAO5
>>213
お前は何も分かっていない
かつてのあの大繁栄時代もあの大空位時代もな
215名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 00:24:55 ID:T5vT4SZz
>>213は鈴本
216RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/02/10(日) 00:35:01 ID:cPKsRg/Z
こんばんは、RIKです
ちょくちょくここ覗いているけど、14発売以来過疎過ぎて泣けるwww
まぁ、そんなことは置いといて…まとめwikiの方に短いSSを一つ投下しておきました、宜しければご賞味下さい
ではまた次回投下したときに
217名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:30:05 ID:TuIIB8uZ
ネ申キター!GJ杉っス! もうこのスレはオワタかと思ってたぜ。
218名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 04:07:38 ID:+Wu9t33G
GJ!!!!!!!!!!!!!!!
もうホントありがとうごさいます。この神作品を皮きりに作品投下が増えますように…。
219名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 06:48:59 ID:ws13aYnU
この作品に刺激されて>>218が作品を投下してくれますように…。
220名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 19:14:54 ID:4QUJpko0
>>216さんマジGJ!!!!!ッス!!
これでこのスレにも活気が戻るかな・・・もどるといいな
221名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:56:52 ID:XsuzTQGs
パート5以前の作品は見れないの?
222名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 02:52:54 ID:x9an+UVk
RIKさん来てた━━━(゚∀゚)━━━!!超GJ!!!
やっぱあおいちゃんのいなくなったパワプロなんてパワプロの名を借りた別物だぜ
223名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:35:25 ID:Dy9h5yaE
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
224名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 23:53:25 ID:tEbBf4/b
業者乙。ポケスレにもおったぞコイツ。
225名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 14:06:34 ID:73Rwd5BI
ポケスレだけじゃないぞ、いろんなとこに散らばってる。
226名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 13:53:45 ID:iRuyqisD
あおいちゃんちん
227名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 22:18:53 ID:l2gGkpA+
ここはエロしかだめなんですか?
228名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 22:39:30 ID:xKwv9Qm+
>>227
そんなことはない
じゃんじゃん書いてください

229名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 22:59:23 ID:l2gGkpA+
>>228
了解
ちょっと書いてきます
230名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 23:57:55 ID:eeHDPUN9
>>229
期待しているがちゃんとsageてくれ
231名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 15:36:05 ID:3qBb8IZ4
エロがストーリーに絡まん。っていう。
232名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 16:50:47 ID:FXd7dEUP
ムリに絡めなくてもいいぞ

というかパワポケスレが落ちちゃって見れないんだけどだれか新スレへの行き方知ってたら教えてくれない?
233名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 20:46:01 ID:p/mrz+sE
>>232
いくら衰退時代だと言ってもsageような
http://same.u.la/test/r.so/yomi.bbspink.com/eroparo/1203424670/l10
234名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 15:00:19 ID:kfmnixnL
>>233

ありがとう、気をつけるわ
235名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 16:35:16 ID:gtc5mZ35
>>234
言ってるそばから‥
メール欄にsageと入れるんだ
http://same.u.la/test/p.so/yomi.bbspink.com/eroparo/?kenken=%83p%83%8F
236名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 22:44:13 ID:EPEsa3BA
>>118
消えてるな
逃げたかこの糞野郎
237名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 00:26:36 ID:8IyNCnCJ
>>236
オーケー兄弟。気持ちは良く分かった
ttp://06.mbsp.jp/pawafan/?x-up-destcharset=17


まぁ逃げられるとでも思ってたのが間違いな訳だ
238名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:10:31 ID:/EsI0/PM
さすがにこぼれ球も見逃さんなw
239名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 16:35:06 ID:8IyNCnCJ
URL遡って探り入れたら簡単に見つかったぞw
つーかコイツは他にも盗作疑惑(パス付きのエロパロ)が有るから定期的に監視してる


まぁ少なくともあおいのアレは盗作確定だな
240名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:30:41 ID:/1D0wE6k
241名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 00:35:49 ID:cTmBNPcG
気持ちは分かるが、そういうヲチ活動はここで報告しないほうが良いぞ
理由は言わずもがな
242名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 00:55:13 ID:17HFMw64
そうだな…次からは注意しとくわ





まぁ今回みたくページの一部を消滅させても痕跡を残したりホムペ本体を消滅させない限りは簡単に見つけられるんだけどな
243名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 10:07:55 ID:nLqqGMyf
スマン

とりあえず悪さしたり嘘ついて隠してもいつかはバレるってことやな
244名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:51:49 ID:m82WmI2j
最近の流れの悪さを少しでも和らげるべくネタ投下
13のタチバナです
エロはないけど容赦してください
14?なにそれおいしいの?
245名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:52:13 ID:m82WmI2j
「どうですか?先生」
「うーん、骨には異常なさそうだけど、脱臼はしてるわね。これではプレーは無理よ」
「そんな!あと1イニングなのに…」
私を挟んでマネージャーと医者の会話が続く
自分としてはホームに頭から滑り込んだときの感触でもう無理だ、と思っていたが、マネージャーにとっては諦めきれないようだ
「あとこの回さえ抑えれば優勝なんです!それなのに、ここまでチームを引っ張ってくれた聖先輩がグラウンドに立てないなんて…」
「とは言ってもねえ、肩の脱臼だから無理よ。それにキャッチャーなら尚更よ」
「そんな…」
確かに捕手が肩を痛めてしまってはどうしようもないだろう
送球はおろか、捕球にすら影響する
ここはチームに迷惑をかけないようにするためにも、交代するべきなだろう
「マネージャー、もういい」
「先輩…」
「これ以上言っても先生に迷惑がかかるだけだ。それにみんなのところへ連絡にもいかないといけない」
「わかりました…。私、言ってきます…」
そう言うと彼女は肩を落としながら治療室を出て行く
「先輩想いのいい後輩ね」
「はい…」
まったくその通りだ
みずきや自分の活躍に憧れてわざわざウチの学校に入り、野球部のマネージャーを買って出ただけはある
身の回りのことに目が行き、気配りを忘れない性格はほかの部員みんなから愛される存在だ
矢部先輩などは『彼女には萌えを感じるでヤンス』などと言っていたが、あれはどういう意味だったのだろうか
後で小波先輩に聞いてみたが、『聖ちゃんは知らなくていいようなことだよ』と言っていたが…
「肩は病院でレントゲンを取ってもらったほうがいいわね」
「はい…」
今になって更に痛みを感じるようになってきた
あの時は興奮…していたのだと思う
自分のエラー絡みで点を取られてしまい、申し訳ない気持ちで一杯だったネクストサークル
そのとき声をかけてくれた小波先輩
『聖ちゃんが出てくれれば必ず打つよ』
その言葉を信じて、食らいつくようにもぎ取った四球
そして、次の打順の先輩がフェンス直撃の大きな当たりを打った瞬間、私はホームを手に入れることしか考えなかった
クロスプレーで肩に衝撃が走り、痛めたと思ったが、それ以上の喜びでまったく痛みは感じなかったのだ
その直後、立ち上がれない私を見て顔面蒼白になった先輩を見たときから肩が痛み始めたのだ
「しかしあなたも無茶するわね」
「はい…」
そうだ、代わりの捕手は誰になるのだろうか
今ベンチ入りしている選手では、先輩の荒れ球やみずきの変化球を捕れる捕手はいないはずだ
ずっと私が取ってきたし、最後まで私がやるつもりだったせいでもある
得点をもぎとったことで怪我をしたことには後悔はなかったが、守れないことに対する後悔が出始めた
「先生…、ベンチに戻ってもいいか?」
「うーん、本当は安静にしなきゃいけないんだけど、状況が状況ですからね、いいですよ。ただし、体に衝撃をなるべく与えないようにね」
246名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:53:26 ID:m82WmI2j
「聖ちゃん、大丈夫なのかなぁ」
「心配でヤンスねぇ」
「まったく…無茶するんだから」
ところ変わって甲子園のマウンド上、最後の守りにつけずにつけない俺たちが揃っていた
「あとこのイニングだけなんだけど」
「でもあの怪我じゃ無理でヤンスよ」
「まいったわねえ、聖以外に任せられるキャッチャーなんていないわよ」
「監督の指示はおまえたちに任せただし、とりあえずは待ちってことで」
「あ、来たわよ」
ベンチから伝令が飛んで来て、聖ちゃんの容態を伝えてくれる
「うーん、脱臼じゃ無理だな」
「ど、どうするでヤンスか?」
「仕方ないわね、私が投げるわ」
「ええっ、俺は?」
「アンタみたいなノーコンじゃ、誰も取れないわよ」
「ヒデェ…」
「でも、みずきちゃんのクレッセントムーンも取れるのはいないでヤンスよ?」
「大丈夫よ、こいつが取るから」
といいながら俺のほほを引っ張る。っていうか俺!!??
「な、なんで俺なんだ!」
「アンタが聖のつぎに私の球を多くみてるからでしょ、ホラ、さっさと支度する!」
「小波くん、ご愁傷様でヤンス…」
一気に不機嫌モードになったみずきちゃんに勝てるはずもなく、やむなくキャッチャーの支度をする
「…まったく、アンタが一番信頼あるし、後悔なく投げれそうだなんて言えるはずないでしょ…」
なにかブツブツ言っているようだが、聞こえない
しかし遠くからでも不機嫌そうなのは見て取れるので、なるべく早めに準備することにしよう
247名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:54:07 ID:m82WmI2j
「先輩がキャッチャーか…」
ベンチに戻ってきた私はグラウンドでみずきの球を受ける捕手をみてびっくりした
今まで好投を続けていた投手が捕手になるということはまずないことだろう
しかしよくよく考えてみればこれが一番いい選択肢のように思える
先輩もそう思ったからこそ、マスクをかぶることにしたのだおる
もともと野球のセンスはある人だ、この回ぐらいは無難にこなせるだろう


「…そう思っていた時期が俺にもありました」
「何いってるのよ、アンタ、まったく駄目じゃない!」
捕手を引き受けたのはいいものの、まったくいいところがなくピンチを招いてしまった
「変化球どころかつり球のストレートすら後ろに逸らすってどういうことよ!」
「いや、どうもミットっていうのは取りにくくて…」
「もういい、アンタが招いたピンチはアンタで処理しなさい!」
そういって俺の嵌めていたミットを分捕ると審判に守備の交代を告げる
「ピッチャーとキャッチャー入れ替えで!」
「ちょ、みずきちゃん危ないって!」
「なによ、アンタよりよほどマシよ。それに…」
「それに?」
「私の構えたところに投げなかったら…オシオキだからね」
「マジっすか」
「マジもマジ、おおマジよ!」
248名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:54:39 ID:m82WmI2j
「やれやれ、まいったな」
ノーアウトランナー二三塁、どう考えても絶対絶命のピンチである
これで逆転されてしまえばサヨナラ負け、同点にされても延長ではこちらのほうが苦しいだろう
討ち取るにしてもゴロではランナーが帰ってしまう可能性もある
できれば三振を狙いたいところだが、捕手がみずきちゃんでは落ちる系の球種は危険
となるとストレートしかない…
「サインは…やっぱりストレートか」
まあここまで勝ち上がってこれたのも真っ直ぐで勝負できるように磨いてきたからだ
みずきちゃんのような変化球は投げられないのだからストレートで勝負が一番正しい、そう信じてやってきた
だからこれからもその勝負を続けるだけ…!


「ファール!ファール!」
渾身のストレートがまたカットされる
これで10連続ファールとなってしまった
一人目は三振に取ったものの、二人目からはそう簡単にいかなかった
明らかなボール球以外はすべてカットされ、甘い球を待たれるようになってしまった
相手も決勝まで上がってきたチームだけあって、バットコントロールもいいようだ
二人目には8球粘られ、最後に甘く入った球を強打されるも、ピッチャーライナーに抑え、ツーアウトとなった
あと一人までいったが、相手も必死に粘ってくる
「このままじゃ、まずいよな…」
1球だけカーブを投げたが、まったくコントロールはつかなかった
やはり恐る恐る投げるのではどうしようもない
この場面、聖ちゃんはどう思って見ているのだろうか
ふと気になってベンチを見て、俺はびっくりした
彼女が泣きそうな顔になっているのだ
249名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:55:09 ID:m82WmI2j
二死二三塁、よくここまでストレートのみで漕ぎ着けたと思う
絶好調の先輩なら出来ないとは思わないが、既にきょうまで何連投もしている上に今日も100球以上投げているのだ
この場面、私だったら…、と考えてしまうがそれは叶わない話だ
出来ることなら今すぐプロテクターとミットを持ち、マウンドまで駆け寄りたいがそうも出来ない
さっきは怪我については後悔がない、と思っていたが…
今はただ祈ることしかできない自分が悲しく、また悔しかった
ただただ最高のストレートを…それだけを願うことにした
自分が今まで受けてきたあのストレートをと


俺がこのマウンドに立てているのも、チームみんなのおかげでもあるのだが、聖ちゃんがいたからというのも大きいだろう
コントロールが悪い俺の投げ込みにいやな顔ひとつせずに付き合ってくれ、試合では冷静なアドバイスをしてくれるなど、女房役として相当助けられてきた
だからこそ自分のエラーに悔やむ聖ちゃんを助けようと、そのピンチは三振で切り抜けたし、タイムリーも打った
その聖ちゃんが怪我をしてしまったときはショックだったし、動揺もした
それでもここまで来れたんだ、あとは彼女お墨付きのストレートを投げ込むだけなんだ
そう考えるとなんだかすっきりした
サインを確認する、やはりストレート
俺は頷いて、投げた
250名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:55:37 ID:m82WmI2j
「ストラーイク!バッターアウッ!ゲームセット!!」
その瞬間、球場全体がものすごい歓声に包まれた
ベンチもグラウンドも歓喜の声と喜びの号泣しか聞こえてこない
そんな中、私は何故かおいてけぼりを食らったような感じがしていた
嬉しくない訳じゃない、喜びたくない訳でもない
にもかかわらず私はただ周りを見るだけだった
そんな私に気づかず、マネージャーが寄って来る
彼女の瞳も潤んでいて、今にも零れ落ちそうだった
「先輩、おめでとうございます!」
「ああ、ありがとう」
「でも残念ですね、先輩も本当ならあの輪の中に居たはずなのに」
そう言ってマウンド付近に出来ている歓喜の輪を見る
当然、中心にいるのはバッテリーの二人だ
その二人が抱き合って喜んでいるのを見て、私は心がズキリと痛むのを感じた
「でも、優勝はうれしいぞ」
「そうですよね…、先輩、これ使ってください」
そう言って彼女はハンカチを差し出してくれる
「なぜ?」
「先輩、泣いていますよ?」
「えっ…」
自分ではまったく気がつかなかった
まさか涙を流していたとは
礼をいい、それを拭いながらその理由を考えていた
マネージャーは喜びの涙だと思っているだろう、それが普通だ
だが、このときの私はまったく別の思いから涙を流していたのだった
マウンドで喜ぶ二人、いやみずきに対して、自分の居場所を取られたような思いがした
さっきまでは後悔がないとか思ってはいたが、それは自分の本心を隠すためのうそだったのだ
涙と一緒に出た本心は、私の心に深く根付いた
私は…みずきに嫉妬していたのだ
彼の球を受け、そして共に喜ぶ彼女に対して
251名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:57:01 ID:m82WmI2j
以上です
最後の二行を書くのになんでこんな長文になっちゃったんだろうかw
ただ嫉妬する聖を書きたかっただけなのになあ
252名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 22:58:25 ID:ZBWbfOY7
よーし、パパGJしちゃうぞー。「彼女には萌えを感じるでヤンス」に吹いたwww
253sage:2008/02/26(火) 17:40:33 ID:Oji1c2j9
聖ちゃん来たあぁぁぁぁぁ!!!!!!


14発売直後の過疎から俺はずっと待っていたんだ!!!
254名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 22:09:09 ID:CGLn6XQR
15が出たらどんだけ過疎るんだろう・・・。ってか出るのか!?
255名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 01:59:05 ID:Et0PP+fp
あぁ…GJだ!

あんたみたいなのがまだココに居るってのが分かっただけで俺は嬉しいぜ
256sage:2008/02/28(木) 00:15:12 ID:x5KeMrTq
>>253
興奮しすぎだ。sageが名前んとこに入ってるw
257名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:18:04 ID:x5KeMrTq
俺もだった…(´・ω・`)ショボーン

良い子のみんなはちゃんとメ欄にsageと入れようね
258名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:34:42 ID:N3zkViy2
>>257
これは近年稀に見る二段ボケw
259名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 19:21:53 ID:0PCm+Ywn
また過疎ってきたなあ
投下したいものだけど、いいネタが生まれないもんだな
260名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:00:00 ID:2dWrAozn
このさい矢部×カレンでいいよ
261名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 02:53:07 ID:x+bl4pHM
修学旅行でか?
「アッー…でやんす」
あるあr…ねぇよw
262名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 13:45:01 ID:m3wzq13/
あおい先生にお仕置きされたいです
263名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:22:12 ID:N+5L/Rej
気付けばwikiに数作投下されているという。
せめて住人が盛り上がる為に一言ここで仰っていただきたいものだ。
264名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 23:35:17 ID:N+5L/Rej
ともあれ、RIK氏GJです。
いいあおいちゃんをいただきましたムハァァー。
265RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/05(水) 21:45:43 ID:sudn0ryT
もう知っている方も多いかもしれませんが、まとめwikiに「みずきとひじりん」を投下しておきました。

>>264さん
む? あおいちゃんのはこのスレのものではないのでしょうか?

次は明日か明後日に投下するかもしれません。 それではまた
266名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:52:51 ID:cgcVa+dC
頼みますよ!あなたこそ救いの御子
267名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:15:01 ID:0AatJSrJ
初書きだから色々許してくだしあ

13の聖タチバナ学園モノです
268名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:16:23 ID:0AatJSrJ
聖タチバナ学園

俺はこの学校に入学した
理由は特に無い、強いて挙げるなら「家から近かったから」という事になるだろうか

野球部に入部して最初の大会は部員不足で出場できなかった。
それでも、大好きな野球ができるだけで良かった
俺のポジションはキャッチャー、太鼓先輩が投げて、矢部君が守って、そんで、残りの部員がバッティング
ノックをするにも全てのポジションが埋まるわけもなく
外野は矢部君だけだ
ショートもサードも空いている。
部員は5人。
それでも、良かった。
良かったんだ。
野球ができさえいれば、そのときは、だけど。


「小波くん、ご要望会議でやんすよ」

矢部君からそう言われて、ああ、ついにその日がやってきたのかと重い腰をあげる。
せっかくユニフォームに着替えたのに、早く練習したいのに。

部員を増やすには「ご要望会議」とかいうふざけているとしか思えない会議に出席しなくちゃいけなかった。
部の期待を一身に受けるのは悪い気はしないのだが。あの会長の橘とかいう女の子は、どうもニガテなんだよな。
いや、最早そんな事を言っている場合ではない。
大会に出るには部員が必要なんだ。
269名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:19:37 ID:0AatJSrJ
「残念だけど今回はダメね」
一番でかい机と、一番でかい椅子に、一番でかい態度で座ってる会長こと橘
部員が欲しいという願いは一瞬で却下された

「なんでだよ!!!」
冗談じゃない、部員がいなきゃ大会に出られないんだ。
俺はまだ良い、まだ時間はある。春になれば2年生になるだけだ
でも太鼓先輩は、この春から3年生。
もう夏の大会しか残っていないんだ。


「負け犬はさっさと帰りなさいよ」
冷たく言い放つ橘、俺はなんとか食い下がろうとした。


「な・・・!おい橘!フザケ・・・!!」
詰め寄る俺に大京が立ちはだかる
俺は制服の襟を捕まれ、まるでクレーンゲームみたいにひょいとつかまれて生徒会室から放りだされた。





「どうだったでやんすか?」

「ごめん、今回もだめだった」

「・・・そうでやんすか、小波くん、気を落とさないでやんす」

「矢部君・・・ごめん。」

「いいでやんす、小波君はいつも部の為に頑張ってくれているでやんす。おいら達みんな小波君に感謝しているでやんす」

「ありがとう」

「どういたしましてでやんす。」
270名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:23:12 ID:0AatJSrJ
さ、練習だ。練習。今日は投げ込み。
俺はブルペンキャッチャー。投げるのはもちろん、太鼓先輩。
太鼓先輩とバッテリーを組んで、もう1年近くになる。

最初会った時は、なんて変な人なんだろうって思ったけど。
この人の野球に対する情熱は凄い。
見習うトコロだらけだ。トコロ?トコロテン?ナニソレおいしいの?

「いきますよ小波くん」

「はい!」

シュッ!! バシィィ!!

シュッ!! バシィィ!!

シュッ!! グィィン・・・バシィ!!

小気味良い音が響く。
キャッチャーをしていて一番楽しいと思える瞬間だ。
大会には一度も出場しなかった俺たちだけど
一回だけ生徒会には内緒で近所の高校と練習試合を組んだ事があった。
クラスメイトに無理矢理お願いして試合に出てもらったんだ、寄せ集め集団だけど。それでも、試合ができるだけで幸せだった。

結果は6-0の完封勝ち。
太鼓先輩はコントロールが良いから、すごくリードしやすい。
もったいないなぁ、もっと部員が居たら、もっと試合ができて、もっと、もっと勝てる喜びを味わえるのにな。
俺は4番を打たせてもらっている。
こんなチームだから、だけどね。
中学ではシニアで5番を打っていたけど。4番に入るのは、ちょっと緊張する。
結構活躍したんだけど、でも一番活躍したのは矢部君かな。
なんでも相手高校のマネージャーが可愛いとかでやる気に火がついたみたいだった。猛打賞に3盗塁、守備でも無駄にヘッドスライディングしてたしな。
ああ、試合って。こんなに楽しいもんだったけって、再確認できた。
だからこそ、太鼓さんに最後の夏の試合くらい出場させてあげたいのに
どうやら野球部は徹底的に生徒会から嫌われているみたいで。
俺達が何をお願いしても無理だの、帰れだの、部費削減だの。
そんな言葉ばかり返ってくる。
正直、かんべんしてほしい。が、橘というのはなんでもこの学校の設立者の一族らしく。あいつにさからえばどんな罰が下るかわかったもんじゃない。
野球部が潰されるかもしれないから。それだけはどうしても避けたい。
でも試合に出たいくそっ、どうすりゃいいんだ。

と、そんな事を考えているうちに俺たちは2年生になっていた。
271名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:24:12 ID:0AatJSrJ
しかも途中までしか書けてないとかorz
ごめんなさい続きます・・・。
272名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:30:30 ID:0AatJSrJ
新学期だ。こんな弱小の、しかも無名の野球部に入部してくるもの好きな新入生などどうせ皆無だろうと思っていた
ん・・・?それならば俺や矢部君は相当のもの好きという事になるな。
ま、矢部君は場合あながち間違いでもないか。

そんな事はいい。
ご要望会議で部員が確保できない我らが野球部になんと新入部員が現れたのだ、しかも女の子、しかもキャッチャーらしい、しかも矢部君をもうボロボロに負かしてんの。
なんか・・・凄い子が入ったな・・・。

「よろしくお願いする」
「あ…あぁ、よろしく。俺は小波」
「私は六道聖」
「ろくどう?変わった名前だな」

「そういう先輩こそ、変わった名前」
「俺の名前が変わってる?KONAMIだよ?ありふれた名前じゃないかな」
「・・・先輩は特別」
「?」

まぁ、そんなこんなで。今日も練習が始まった。
というかこの六道さんというか聖さんというか、キャッチャーなんだそうだ。
そうだというのは、まだ俺がその場面を見ていないからであって、それに、そんな話を聞いただけではにわかに信じがたい話だったからだ。
そもそもキャッチャーというのはだね(以下略
・・・、というホームベース上でのギリギリのクロスプレーなんかあったり、女の子には務まるポジションではないわけだよ。別に俺男女差別がどうのこうの言ってる
わけじゃないんだけどさ。
本当にこの娘、キャッチャーだとしたら。すごいなぁ。

「小波先輩」
「何だ?」
「先輩は、凄いキャッチャーだと聞いている」
「ふむ、ふむふむ?(聞いている?誰に?)」
「今日から、ライバルという事になる」
「お、おう」

何コレ。
宣戦布告?
上等じゃないの。
273名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:31:28 ID:0AatJSrJ
バシィィィィィン!
バシィィィィィン!
バシィィィィィン!

さっきから小気味良い音が鳴っている。
音の主は、マウンドから投げ下ろされる白球をミットに収めて「ナイスボール」と付け加えて返球していた。
矢部君、三振。

紅白戦とまでは行かないまでも、実戦形式でのバッティングくらいは行えるくらいの人数は揃った(といっても、まだ試合に出れる人数は揃っていないが)
俺の打席が回ってきた。
太鼓先輩ー聖ちゃんのバッテリー
この二人、バッテリー組んでから間もないってのに相当うまい投球してくる。三振を取る組み立てだ。
初球、変化球を低めに決められた。あんなコースに来たらバットが思わず出てしまう、キャッチャーミットにまたボールが収まった。小気味良い音が鳴る。
普段聞きなれているはずのその音が妙に居心地悪く聞こえるのはなぜだろう。
って、その音がするのはこれで何球目だろうか。
ひょっとしたら太鼓先輩、今日一回もヒットどころか、バットにもかすらせてない?
そんな凄い人だっけ。
次、内角の直球に手が出ずにツーストライク。
早々に追い込まれてしまった。
だが、俺に手はある。
太鼓先輩なら、もう一年もバッテリーを組んできたんだ。
次何がくるか大体の予想はつく、一番好きなボールを一番好きなところに、だ。
太鼓先輩の手からボールが放たれる----ドンピシャ!

快音を残して、ボールは一塁キャンパスの遥か右側へ消えていった。ファールだ。
「くそ」
思わず声が出る。読みどおりの球種に、読みどおりのコースに、想像以上のボールが来た。
アンラッキーだ。
「やるな、先輩」
「・・・誰かさんのリードが上手いせいでな」
「・・・これくらい普通だ」
「一年坊が言うじゃねえか、見てろよ」

そして三振に終わった俺。正直、お手上げです。
274名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:31:58 ID:0AatJSrJ
「聖ちゃん」
皮肉っぽく語尾を上げてみたのだが、たいして効果はなさそうだった。
「なんだ」
「どうして、あんな組み立てをしたんだ?」
「どうして、とは?」

「太鼓先輩は打たせて取るタイプのピッチャーだ、もっと球数を減らす投球にした方が良さそうなもんだ。もしこれが試合だったら太鼓先輩が後半ばてるのは目に見えてる」
「確かに、先輩のいう事は間違っていない、でも」
「でも?」
「どうしても先輩から三振を取りたかった」
「・・・な」
「先輩は、ライバル」

上目遣いで見ないでください、正直、お手上げです。


女にキャッチャーなんてできないだろ
正直、そう考えていた時期が俺にもありました
だが彼女は違った。
リード、キャッチング、肩、センス。
どれをとっても、彼女には光るものがあった。もちろん俺も負ける気はないんだけど。
女の子になんて負けてられるか。
そう考えていた時期が俺にもありました

「小波、お前は今日から外野を守ってもらう」

その言葉を聞くまでは。
275名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:33:05 ID:0AatJSrJ
ご要望会議の日だ
ご要望会議と書いて、俺が罵倒を浴びせられる時間と書く。
昨日のショッキングな言葉とダブルパンチを食らうのか・・・つくづくMなんだな俺は。わざわざ毎回会議のたびに罵声を浴びせられて軽くあしらわれて、わざわざそれを
してくださいとでも言いに行ってるみたいなもんだ。

あーあー、もうどうにでもしてくれ。
宇津に部員が欲しいと頼んだ。
「どうしましょう会長?」

でかい机の上に不機嫌そうな女が一人、名前は言うまでもないだろ。
「部員くれ部員クレって、それしかいう事ないの?こ・な・み・く・ん」

何を言われても、ただ黙って下を向いてればいい。
それで野球部に部員を回してくれるなら。
いい加減夏の大会に向けて士気を上げていかないといけない時期なんだから
俺は、何か言いたい衝動をぐっと堪えた。

「頼む」
「うるさいわね、私はいま機嫌が悪いのよ」
「・・・お願いします・・・」
「な〜に〜?きこえないな〜」
「・・・おねがい、します・・・」
「ふんっ、気に入らないわね。却下よ却下」
「な・・・、なんでだよ!」
「そんなの気に入らないからに決まってるでしょ?!」
「理由になってねぇよ!サッカー部ばっかり部員増えてるじゃねぇか、何がいけないんだ!」
「うるさいわね!それ以上何か言うと廃部にするわよ!そんなの簡単にできるんだから!」

いつものヤツがいつもの様に俺をつまみあげて、ポイと外に放り出される。
あぁ、今年の夏も大会は遠いなぁ・・・。
試合したいな・・・。
・・・、キャッチャーしたいなぁ・・・。

「ちょっと・・・、言い過ぎだったかしら」
「会長、我々はいつまで」
「もう少しよ、もう少しだけ我慢してね、今度おじいちゃんが来た時が作戦実行の時よ」
「はい」
「・・・こなみくん・・・。」
276名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:35:37 ID:0AatJSrJ
カキーン

先生がノックで打ったフライをキャッチ
しようとしたが、目測を間違えてしまってボールは遥か後方へ。
「こら!小波!なにやってんだ!」
「すみません!」

何やってんだ俺は。

バシィィィィィン!!
小気味良い音が聞こえる、懐かしい音だ。
もう随分と、聞いていなかった気がする。
聖ちゃんと太鼓先輩のバッテリーは、上手くいっている様子だった。
俺はというと

カキーン
ポロ・・・
「こら小波!!」

さっきからこれの繰り返しだ、隣の矢部君が笑ってる。
外野なんて、守った事無かった。
思えば俺は野球を始めた瞬間からキャッチャーをやっていたのかもしれない。
それくらいキャッチャーをやっていた記憶しかなかった、笑いたきゃ笑え。

しかし、こうもキャッチャーフライと勝手が違うのか。
カキーン、ポロ・・・って、何回起こられたら気が済むんだ俺は!
277名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:37:52 ID:0AatJSrJ
「小波くん、ダメダメでやんす」
「矢部君、ストレートに言ってくれるね」
「聖ちゃんにキャッチャーとられて、外野でボロボロ、バッティングもヘロヘロでやんす」
「う・・・」
「そんなにキャッチャーとられ事がショックでやんすか?小波くんって肝っ玉の小さな男でやんす」
「・・・」
「おいら、用事を思い出したでやんす、失礼するでやんす」


矢部君と入れ替わりに聖ちゃんが部室に入ってきた

「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・先輩」
「・・・」
「・・・ん?ああ、何だ」
「そこのレガース」

取ってくれ、と言いたいのだろう。おそらく
だから上目遣いやめなさいって。

「これか」
「感謝する」

聖ちゃんはそう言うとスタスタと歩いて部室から去っていった

「先輩」

まだ行ってなかったのか、と顔を上げた。

「頑張れ」

がんばれ?何を?
278名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 05:39:00 ID:0AatJSrJ
ごめんまだ途中なんだorz
誤字ありまくりだけど付き合ってくれたら嬉しいんだorz
279名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 10:20:41 ID:LU7PZUlK
GJ 面白いからGJ!
続きも楽しみに待ってるよ!
280名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 18:19:27 ID:SPWjyLGQ
せめて下書きして推敲してから投稿してほしいんだ
初書きを言い訳に使ってほしくないんだ

でも即興で書いたわりには読めるんだ
だから続きが気になるから付き合うんだ
281名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:18:09 ID:YT724IUC
そうなんだ
確かによみにくい所もあるんだ

でも面白いんだ
だから続きが気になるんだ

だから自分でorzなんて言う事ないんだ
俺たちは付き合いたくて付き合ってるんだ

だから書いてくれ
頼む
282名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 06:54:12 ID:M1+iso9t
絡むのは誰かな
みずきちゃんかな
聖ちゃんかな
とりあえずwktkして待ってます
283名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11:08:18 ID:6QSf94zt
>>282
大穴で麗菜ちゃんと予想
284名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 14:28:36 ID:q4K0jsnU
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://rootinghost.com/2ch/01_info.html
285RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/07(金) 15:13:01 ID:IJF+WjiP
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U

今日はちょっと変なテンションで投下しますよ、グヘヘ
286RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/07(金) 15:18:47 ID:IJF+WjiP
なんか書き込めなくなっている…
仕方ないのでwikiの方に投下しておきますね
287RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/07(金) 15:26:07 ID:IJF+WjiP
ttp://www11.atwiki.jp/pawaparo573/pages/112.html
↑ふたなりあおいの憂鬱
SSだけ書き込み出来なかったので、wikiの方に投下しました
何かgdgdになってしまいすみませんでしたorz
288名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:36:06 ID:Y4fg5gd9
>一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。
289RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/08(土) 01:10:46 ID:viStIwBl
>>288
なるほど。ありがとうございます
明日もう一作品投下しますので、それに気をつけます
290名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:02:45 ID:7mPP+DS2
景西とあおいを書いてみようとして撃沈。
健全すぎて。
291名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:25:23 ID:yy5MIjYD
健全だっていいじゃないか。
俺だって健全だ。
292名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 22:38:14 ID:+6PCs8EU
あおいちゃんとふたなりは相性いいな
293名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 00:13:21 ID:ae1n3HI+
RIKさんマダー?

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
294六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 01:58:16 ID:QJS/9t4C
「おい、先輩。 みずきが呼んでいるぞ」
「えっ…本当?」
「ああ。 何か機嫌が良さそうだった」
「分かった、行ってみるよ」
「………」

 先輩である小波が走っていく姿を見つめながら、六道聖は溜め息を付いた。
 最近、心がずっと痛い。
 ズキン、ズキン、と心臓の音が外に漏れそうなほど高ぶる。
 彼女に心当たりが無い。 大きな病気にも掛かった事もないし、今まで無かった経験だ。

 それも……。

(何故……先輩を見ている時に痛むんだろう)

 よく分からないまま、本日の練習に向かう聖であった。


「よし次は六道、お前の番だ!」

 コクリと頷く聖。 現在投手陣を除いたメンバーで守備練習中だ。
 聖はゆっくりと歩み守備位置に付く。
 そしてキィン、と金属音が鳴ったかと思えば、聖はボールを後逸していた。

(…?)

 首を捻る。 何でだろう、いつもより体の動きが鈍い。
 監督の怒号と共にノックは続いたが、以後も彼女の調子がさっぱり上がらない。
 集中し切れていないのか、はたまた体が温まっていないのか。

「……もういい! 六道はブルペンで球を受けていろ!」
「………」

 流石に少しショックを受けた。 自分でも何が起こったのか分からないままブルペンに向かう。
 その向かった先、いたのは橘みずきと小波だった。
295六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 01:59:12 ID:QJS/9t4C
「おっ、聖ちゃん。 今日、守備練習見ていたけど調子悪いの?」
「……いや大丈夫だ、問題ない」
「聖もたまにはミスをするよねー」

 みずきは笑顔で彼に抱き付いた。

(……?)

 おかしいな、と聖が思う。
 何時もなら何ともないのに、心に突き刺さるこの痛みは。
 そして何だろう、この沸々と沸いてくる切なさは。
 二人のやり取りを見ていると……。

「………」

 みずきが小波から離れる。
 そして彼女は可愛らしくペロリと舌を出して笑みを見せた。

「ふー、何とかなったね」
「学園長の鋭い視線が痛かったよ……」
「まー、この調子で頑張っていこうね、ダーリン♪」

 みずきはまた彼に抱き付いた。

「だからと言って抱きつくなーっ!」
「ダーリンダーリン良いんじゃない♪」
「………」

 胸が痛かった。
 二人をまともに視界に入れる事が出来なかった。
 結局、聖はその日部活を早退した。

 帰宅後は一日中部屋に篭って悩んだ、考えた。 そして導いた結論、それは。


 翌日。 聖は真っ先に小波のところへ飛んだ。
296六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 01:59:55 ID:QJS/9t4C
「先輩、用事がある。 昼休み部室に来てくれ」
「えっ、でも今日はみずきちゃんの先約が……」
「いいか、部室で待っているぞ」

 聖の凄みが彼を飲み込んでいた。
 小波の教室を後にした聖は、大きな嘆息を付いた。
 しかし、次には一瞬笑みを浮かべる。 落ち着いて言えた、それだけでも彼女にとって大きな事だった。

 そして昼休み。 と言っても後数分しかないが。
 昼休み開始の瞬間、みずきの我侭振りが発動。 学園外に飛び出しパワ堂のプリンツアーを巡った。
 小波も当然のように連れまわされ、胃の痛い思いをした。

 ただ、そのプリンツアーの中には聖の姿は無かった。

「……いつつ、腹が痛いよ」

 教室に戻ってきた小波は腹を抑えながら机の横になる。
 そのすぐ傍に、ツアー不参加の矢部が現れた。

「お疲れ様でやんす」
「もームリ、このまま授業終了まで寝る」
「それは構わないでやんす。 ……あ、そう言えば部室に行ったでやんすか?」
「部室? あぁ……でも、もう時間だし聖ちゃんも居ないでしょ」

「……それが、先程部室を覗いたでやんす。 そうしたら……」
「…分かった、ちゃんと謝りに行くよ」
297六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:00:29 ID:QJS/9t4C
(まずい……、……何とか許してくれるまで謝るしかないな)

 幾らみずきの先約とは言え、彼女を待たしたのは自分の責任。
 痛む腹を抑えながら、部室のドアノブに手をかけ恐る恐るドアを開いた。

「遅いぞ、プリン十個で許してやる」
「………」

 そこには、いつも通りの聖がいた。

「まったく、来ないかと思ったぞ先輩」
「……ゴメン」
「まぁあまり気にしていない。 それより、今日は先輩に伝えたい事がある」
「…なに?」
「……眼を瞑ってくれ、先輩」

 小波は眼を瞑る、何も見えない。
 何が起こるか全く予想が付かない、一刻も早くこの状況から抜け出したい。
 そんな思考が渦巻いていた、が何か妙な感触を覚えた。

 何か、唇に暖かいものが触れているような……、そして自分の舌に何か触れているような……

「……っ!」

 思わず眼を開けた、そこには自分に迫ってきた聖が。
 その彼女が口付けを、しかも思いっきり舌を絡めながら交わしていた。
 小波は戸惑い全く何も出来ずただ聖の行為が終えるのを待つしかなかった。

「……好きだ、先輩」

 それは唇を離した瞬間、聖が漏らした言葉だった。

「………」
「ずっと胸が痛かったんだ。 ずっと悩んでいたんだ」
「……」
「昨日もそうだ。 先輩を見ると胸が痛む、みずきと絡んだときは矢に挿された気分だった」
「…」
「だけど、この口付けで分かった。 これは……恋なんだと、それ以外考えられないしその相手は……」

 小波は聖の瞼の下に隈が出来ている事を発見した。
 それほど悩みぬいて出した結論。 それは、聖が小波に抱く恋愛感情。
 その他の戯言は一切無い、真っ直ぐな結論だ。

 小波は聖の髪の毛を優しく撫でる。

「……ありがとう、聖ちゃん」
「先輩……」
298六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:01:11 ID:QJS/9t4C
「だけど、今の僕は君を完全に好きになれないと思う」
「っ!」
「もちろん聖ちゃんのことは嫌いじゃないよ、寧ろ大好きだ」
「…じゃあ……」

「…今の僕はプロ野球選手になることを目指している、そしてみずきちゃんとはなんちゃって恋人関係だ」
「……あ」
「正直、今も慣れてないし混乱している。 一日一時間一分一秒……何もかもが精一杯で他の事なんて手が付けられないよ」
「…」

「……ねぇ聖ちゃん。 もしもの話だけど、もし僕がプロ野球選手になってみずきちゃんとの問題も解決できたら……その時は

 聖の瞳から一滴の涙が零れ落ちた。
 思わず慌てふためく小波だったが、涙を拭った彼女は笑みを見せた。
299六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:01:51 ID:QJS/9t4C
 季節は秋、九月。 聖タチバナ学園の野球部員はテレビの前に釘付けになっていた。
 映し出されているのはドラフト会議。 今まさに各球団が指名を繰り返していた。

『またたびキャットハンズ 一巡目 橘みずき 投手 聖タチバナ学園』
『北海道日本ハムファイターズ 四巡目 矢部昭雄 外野手 聖タチバナ学園』

 だがその中にまだ小波の名前がない。
 次々と選択終了の球団が現れ、いよいよ最後の球団の指名となった。
 指名か終了か。 今か今かと待ちわびる。

 ――そして、一人の男が指名された。

 その日の夜、あたりは静けさを増し暗闇に包まれる。
 そんな聖タチバナ学園の教室内に、ある一人の生徒が外を眺めていた。
 ガラリ、と扉が開く。 振り向く先には一人の少女。

「先輩、頑張パワフルズ六巡目おめでとう」
「ああ…ありがとう」

 六道聖が彼の席の隣に座った。

「不思議だな、こうして先輩の隣にいたら心臓がドクドク鳴っているぞ」
「………」
「前のは苦しみしかなかったけど、それが今は心地良いんだ」
「……」
「……」

 一瞬、沈黙が訪れる。
 だがそれすら切り裂くのは彼女の押し殺していた感情。
 この日をどれほど待ち侘びていたのか、聖の唇が震えていた。

「…もう限界だ、我慢できなくて破裂しそうだ。 ……先輩、言わせてくれ」
「……」

「……先輩、好きだ。 大好きだ!」

 ギュ、と小波は聖を抱きしめていた。

「ありがとう……こんな僕の為にここまで待っててくれたなんて。 僕も答えないといけないな……」
「……」
「聖ちゃん……僕も好きだ」
「先輩……っ!」

 最早彼女の涙腺は我慢できなかった。
 聖は大粒の涙を床に流し、落ち着くまで小波に抱かれていた。

 涙も収まってきた頃、聖は上目遣いで言った。
300六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:02:37 ID:QJS/9t4C
「……先輩、もう一度口付けを交わそう」
「ああ……」

 今度は両者同意の上での口付け。
 それは二人にとって長いようで短いようで。
 お互いを求め合うように、唇を吸ったり舌を絡めあったり。
 唇を離したとき、聖は満足そうに微笑んだ。

「……先輩、いいぞ。 先輩の好きなようにやってくれ」
「でも……いいのか?」
「いいんだ。 やっとこうして二人っきりで交じりあえるのだからな」
「そ、それじゃあ」

 小波のぎこちない手は、彼女の小振りな乳房を擦っていく。

「先輩、遠慮しなくてもいいんだぞ」
「そ、そうか…?」
「そうだな……。 こう思いっきり…む…胸を思いっきり揉むとかさ……」

 聖は衣服を脱ぎ捨て、自ら胸を揉み始める。
 顔を思いっきり真っ赤に染めさせる姿に、そして彼女の可憐な姿に小波は興奮を覚えた。
 ゆっくりと彼女の乳房を揉み始める、彼女の胸はとても暖かく柔らかい。

「聖ちゃんの胸……すごい柔らかくて気持ちいい……」
「先輩、凄く変態そうな目をしているぞ……」
「まぁ……男だから?」

 今度は指先で彼女の乳首を優しくなぞる。
 その瞬間、彼女の細い体が一瞬震えたのが分かった。
 それを察知したのか、小波は両手で彼女の突起を捏ね回す。

「これが良いの? 聖ちゃん」
「っ! ぅ……ぁ!」

 声は先程よりより艶めくものとなり、彼女も必死に快楽を押し殺していく。
 小波は突起を口で吸ったり舐めたり噛んだりする。
 そして余った手を聖の肌を伝わりながら下に移動させていく。
 その手は彼女の下着に到達。 小波は二本の指をくっつけ、ゆっくり上下に擦り始めた。

「…ぁ! くあっ…!」
「もう濡れてる……ずっと我慢していたんだね」

 彼女の反応は二本の指の動きに比例する。
 秘所への刺激が加わり、聖の表情はいよいよ快楽に耐えられなくなってきた。
 自ら口付けを求め交わし、彼と舌を何度も絡めさせる。
 唇を離したときには、二人の混ざり合った唾液の糸が繋がり合いすぐに千切れた。

「聖ちゃん……どう?」
「ぁあ……先輩…いいぞ……。 もっと…してくれ……」

 聖のリクエストに答えるが如く、小波の手は素早く小刻みなものになっていく。
 当然伝わる刺激も強くなり、彼女の下着の染みも広がる。
 彼女は更なる刺激を求める。しかし小波は乳首から、下着から手を放した。

 そして彼は聖の耳元でささやく。
301六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:03:06 ID:QJS/9t4C
「聖ちゃん、もっと良くなりたい?」
「あぁ……、頼む先輩…焦らさないでくれ」
「じゃあ股を開いてくれる? それと…下着は脱いでね」

 聖は彼の言われたとおりに下着を脱ぎ、股をゆっくりと開いた。
 そこには聖の大事なところ。 今まで沢山感じてくれたところ。

「先輩…まじまじと見つめないでくれ……」
「ごめんごめん。 じゃあ優しくするからね」
「……あぁ」

 小波は彼女の秘所近くへ口を近づける。 周りを舌で舐め回し、少しずつ中央へ移動していく。
 そして彼の舌は聖の膣へ入っていった。

「っ! 先輩……っ! うあぁっ……!」

 彼女の膣から更なる愛液が溢れてくる。
 聖が感じてくれている。 そう思うだけで彼の興奮は更に高まる。
 舌を放し彼女の膣へ指を挿入する。

「っ! せんぱ…いっ! ぁああっ!!」

 聖の喘ぎ声がよりいっそう艶めく。
 彼女の膣は熱く、指を入れただけで溶けそうなほどだった。
 早く聖をもっと喘がせたい。 彼は指を動かそうとして、止まった。

「せ…せんぱい…どうして…やめるの……」
「ごめん……、もう限界だわ」

 カチャカチャと音を鳴らしベルトを外し、ズボンを下ろす。
 そこにはテントのように盛り上がっている彼の下着がそこにはあった。
 聖は彼も限界なのを悟り頷いた。

「入れてくれ…先輩」
「分かっている……」

 ゆっくりと聖の膣へ入り込む彼の肉棒。
 ブブッ、と何かが避ける音が響き秘所からは血が流れる。
 聖の表情は苦痛で歪む。 ……が必死に堪える、彼を不安にさせないために。

「大丈夫?」
「だっ…大丈夫だ…。 もう動かしてもいいぞ」
「えっ、でも……」
「そんなこと言って、先輩ももう限界だろう……っ!」

 聖自ら腰を動かす。 痛みはあるものの、大事な人と繋がっていると言う事だけで和らいでいく。
 彼も決心したのか腰を動き始める。 勿論彼女を傷つけないようにゆっくりと。
 既に濡れに濡れている場所は、グチュグチュと二人が愛し合った水音を響かせていた。

(俺……聖ちゃんと繋がっているんだ……)
(私……先輩と……)

 互いの考えがシンクロ。
 その瞬間、抑えのコントロールが効かなくなった小波の肉棒は、更に彼女を求めた。
302六道聖が嫉妬心と恋心を持っているようです:2008/03/09(日) 02:04:23 ID:QJS/9t4C
「せ、先輩…!? い、いきなり……は、はげしすぎっ…あぁっ!」
「ごめん…でも俺……やっぱり限界だ……っ」
「先輩……せんぱ…い……ぁ…あぁ……!!」

 この日の為に互いに我慢した気持ちをぶつけ合った結果だ。
 小波のピストン運動が早くなる。 もう限界が近かった。

「うぁ……もう駄目だ…! 聖ちゃん…!!」
「せ…せん…ぱ…い…ふぁっ……!!!」

 聖の膣が彼の肉棒を締め付ける。 その瞬間――

「くっ…! ひじ…り……ちゃ…ん……っ!!」
「あっ、っ! ぁ……ふああぁぁぁっ!!!」

 聖の膣に白濁の液が流れ込み、小波が彼女に倒れこむように寄りかかった。

「……先輩……」
「…あ……ゴメン…、中に出しちゃった……」
「……妊娠したら、責任とって貰うからな」


 ――数週間後。


 小波が久しぶりに野球部のグラウンドに訪れると、橘みずきがいた。

「小波君、久しぶりに友情タッグしようよ〜」
「もう僕達の関係も終わったし引退したじゃないかー」
「だから久しぶりって言ってんのよ。 プロになるための調整もあるからさー」
「ったく、しょうがないなー」

「………」

 そしてその日の誰も居ない教室。

「……何だ、みずきとデートか」
「ち、違う! あれはただのタッグ練習だよ〜!」
「………」
「ははーん、さてはみずきちゃんと友情タッグ組んで嫉妬したんでしょ」
「……ッ!」

「確かにみずきちゃんは可愛いけどさー……」

 聖の中に肉棒が注入され、彼は思いっきり腰を振り始めた。
 彼はグチャグチャと聖の中を楽しみながら言った。

「僕は聖ちゃんの中が大好きだよ」
「あっ…あっ! な…中って言うなぁ!」
「ごめん、訂正! 聖ちゃんの全部が好きだよ」


 おわり
303RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/09(日) 02:06:18 ID:QJS/9t4C
後書き後書き


このSSを書こうとした書く切っ掛けは某まとめサイトにひじりんの絵が投下されて書きたくなりました。最後の台詞も加えたかったから書きました
もし聖ちゃんがこの二つの心を持ったらどうなるかなと思いながら
そして聖ちゃんメインものはまだ書いたことなかったので、楽しみながら、そして妄想しながら書けました。グフフ
後、リクエスト未消化で申し訳ありません。 それと後書きのテンション変ですみません
ではまた次の投下するときにでも
304名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 07:42:07 ID:TeYvqBMz
アッー!
305名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 12:34:01 ID:7vvQm33z
聖祭りじゃ
306名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 01:59:43 ID:tArTXv/2
GJです!!
聖物は久し振りだったからとても嬉しい俺ww
ただみんなの反応が薄いのはあおいちゃんじゃ無いから?それとも過疎ってるのか?
307名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 21:15:22 ID:Z3U8hUvH
7のあおいちゃんと14のひじりんは黒歴史
308名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:52:08 ID:oX3805Ve
俺は友×みず大好き人間だから



嫉妬聖たんハァハァ
309RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/03/15(土) 00:27:28 ID:yvsfPNLa
リクエストのあおいちゃん純愛モノを書こうとしているんだがシチュエーションが思いつかない
思い切ってどんな感じなのがいいか聞いてみたりするテスト
310名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:25:33 ID:rPSz8da2
ドラフ島がいいかな。



こないだのSSでの萌えを感じるでヤンスで思い出したけど、異母兄弟の湯田は萌えが大嫌いなんだよね
311名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:37:15 ID:JH59Vx4s
245からの続きです
相変わらずエロはありません…orz
312名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:37:36 ID:JH59Vx4s
目の前にはカオスが広がっている
今は宿舎の広い部屋に集まり、わいわいとお祝いをしていたはずだった
はじめは新聞社やテレビ局などの取材があり、そこまで大騒ぎはしていなかったのだが、報道陣がいざ帰ると、いままでの鬱憤を晴らすかのようにみずきちゃんが暴走し始めたのに
テンションの上がった暴君を誰も止めることが出来ず、彼女に引きずられるままに場がどんどんおかしくなり始めたのだ
何処からか持ち込まれたカラオケセットによるカラオケ大会に続いて、今はかくし芸大会が行われている
矢部くんのヒーローショーが不発に終わり、つづいて大京のハンドパワーによるマジックが始まったところだ
「矢部くん…、聖ちゃん、何処言ったのか知ってる?」
「大ブーイングの末に落ち込んでいる親友にかける言葉がそれでヤンスか…。そういえばさっきから見ないでヤンスね」
どうも彼女に避けられている、そんな気がしているのは気のせいではないかもしれない
今までなら、特に試合後は必ずと言ってもいいほどその試合のよかった点や悪かった点などを話し合ってきたのだ
これが最後の試合とは言え、あの聖ちゃんがいままでの習慣通りにしないとは思えなかった
それに、試合後から彼女と話したのはほんの一言二言、怪我についてぐらいだ
マスコミの取材中は怪我ということもあって部屋から出てこなかったし、この宴会中も他のチームメイトから話しかけられることが多く、いざはなしかけようと思ったときには姿は見えなくなっていた
「ちょっと探してくるよ、怪我のことも気になるしね」
「早く帰ってくるでヤンスよ、オイラのヒーローショー第二部が待ってるでヤンスから」
「まだやる気だったのか、矢部君」
「もちろんでヤンス!」
駄目だこいつ、早くなんとかしないと…と思いつつも、みずきちゃんなら何とかしてくれる、と確信しながら矢部君の冥福を祈った



彼女を意識し始めたのは何時からだっただろうか
初めて会った野球部の入部挨拶のときだろうか
あの時は女のくせに捕手なんて出来るのだろうか、と思ったものだが実際にボールを受けてもらって、その考えがまったくの間違いだと気付かされた
それに、俺が自信を持って投げたコースぎりぎりのストレートを真芯で打ち返された
それまでは当てられることすらまれだっただけに、そのバットコントロールのよさに舌を巻いたものだった
俺がストレート一本で通用するか悩んだときにはいい相談相手にもなったし、投げ込みにもつきあってもらった
信じているものを貫くべきだと言ってくれたときの眼は真っ直ぐ俺を捕らえ、勇気付けてくれるものだった
みずきちゃんの変化球捕球の特訓に付き合わされたときには絶対の安心感を見せてくれた
逆さ吊りになり、もし球を後ろに逸らしてしまったら俺の顔面に直撃だったが、そうはならないと妙な確信があった
それまでの聖ちゃんの努力を知っていたし、もし逸らしてしまっても彼女を信じたことに悔いはないと思えた
見事捕球したあとの、見えていたことに対する反応はすごく…可愛かった
いろいろと酷い目にあいはしたが、それが見れただけでも十分だと思える代物だった
甲子園出場を決める地区大会決勝では、頼れるところを見ることが出来た
決勝の帝王戦、俺が友沢との対決で頭が一杯の中、配球を組み立て、牽制の指示を出し、ピンチの際にはマウンド上で激励までしてくれた
0対0のまま、延長戦に入る直前にサヨナラのタイムリーを打ったのも聖ちゃんだった
あの瞬間、みんなは打球の方向ばかり気にしていたけど、俺は彼女が小さくガッツポーズを作る姿に釘付けになった
試合中は常にクールで、慌てることや熱くなる姿を見せることがまずないのに、ああやって感情を露にする姿を見たのは初めてだった
ついさっきは泣きそうな顔をはじめて見ることとなった
怪我をした直後は、動揺する俺たちとは対照的にまったく落ち着き払った顔のまま、おそらく脱臼で、骨には異常ないだろうということを告げると、そのまま一人でベンチへと下がっていった
だが、その後にピンチを迎えた後に見たベンチの彼女は、今までのクールフェイスをかなぐり捨てたような表情だった
そんな表情になってしまった彼女に申し訳なく思ったし、そんな表情にしてしまった自分自身にも腹がたった
313名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:38:03 ID:JH59Vx4s
聖ちゃんを探しながら昔のことを思い出し、苦笑する
それだけいろいろな姿を見ていたこと、それらをすべて覚えているということに
「これじゃあ俺、只の危ないヤツみたいじゃないか」
いや、実際に危ないやつなのだろう
今だって彼女に会いたい一心で旅館をうろついているのだから
なぜそこまでして彼女を捜し求めるのか、答えは簡単なことだ
「つまり俺は彼女にベタ惚れ、ってことなんだ」
自分で口にするとすっきりする
あとはこの気持ちを相手に伝えるだけだ、と庭を見ると、こっちを見つめる女の子と目が合った


その言葉を聴いた瞬間、私の心に衝撃が走った
思わず振り向くと、先輩が居た
昼、あの試合後のあの光景が目に焼きついてしまい、先輩の顔を見ることがなかなか出来なかった
だからなるべく逃げるようにしてしまっていたのだが、それどことではなくなってしまった
彼の浮かべる穏やかな顔を見ると、私も穏やかな気分になると同時に、荒れ狂う気持ちも感じることとなった
先輩がこちらに顔を向け、目が合うと、それは更に激しいものとなった
「やあ、聖ちゃん、いい夜だね」
そんなことを言いながら近づいてくる先輩に対して、私はなにも返事をすることができなかった
先輩が誰かを好きらしい、それは誰だろうか
順当に考えれば婚約者のみずきだろう
しかしそれは芝居であって、本心ではないと二人で言っていた
だが、だからといってみずきではないとはあまり思えない
普段の二人を見ていると、いつも楽しそうに見える
みずきがからかって、先輩が踊らされて、という場面が多いが、先輩も嫌がっているようには見えない
むしろ、ふたりでじゃれているようにも見えた
それに、みずきが渡したペンダントについてもみずきから聞いたことがある
随分大切にしていたものを、まったく気がない相手に渡すとも思えない
そんな二人なら思いあってても不思議ではない
べつにそれが悪いと言うわけではないがそうなると私はいったいどうすればいいのだろうか…


急に超集中状態に突入してしまった彼女には驚いたが、まあ別にしゃべるのに問題があるわけじゃない
彼女の前に立つと、俺は深呼吸をし、聖ちゃんの目を見る
「聖ちゃんに言いたいことがあるんだ」
そう切り出すと彼女はビクッと反応する
そんな彼女を見ながら、俺は本当に言いたかったことばを告げる
もし拒絶されたら、明日は何処か海でも見に行こうなどと思いつつ
「俺、聖ちゃんのことが好きだ」
314名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:38:42 ID:JH59Vx4s
そのことばを聞いた瞬間、周りすべてが見えなくなった
今はただ、目の前の先輩しか目に入らない
この人は、今私に好きだと言ったのだ
それはうれしい、これ以上にないくらいに
でもそれが本当に現実のものだろうか
もしかしたらこれは夢の中なのかもしれない
そうでもなければこんなことが起こりうるだろうか
それに先輩はみずきのことが好きなはずだ
だとしたら私に好きだというのは、仲間としてであって、異性という意味ではないのではなかろうか
そうだ、そう考えるのが正しいのだろう
となると先輩にはどう返事をすればいいのだろうか
先輩が好きだといってくれたのだから、こっちも好きと返すべきなのだろうか
だとしても、先輩に対して好きと言う…、これはかなりの難易度だ
どうしても私の本心が邪魔をしてしまうだろう
なるべく、声にも顔にも出さないように、返事をしよう
「わ、私も…だぞ」
なんとか言えた…
少し引っかかってしまったが、普通に言えた、と思う
これなら先輩にも違和感なく伝わっただろう
先輩の顔もさっきまでの穏やかの微笑みのまま…いや、喜色満面の笑みでこちらに近づいてくる
「聖ちゃん!」
抱きしめられた、抱擁された、ハグされた、腕の中に閉じ込められた!!??
なぜ今私は先輩の胸に顔を当てているのだろうか、理解できない
先輩の胸はずいぶん厚みがあり、頼り甲斐がありそうだ、とか、怪我した腕を刺激しないようにうまくやっているな、とかどうしようもないことしか思いつかない
仲間で好意を確かめ合っただけでここまでするものだろうか
まったくわからないことだらけであったが、いまこうやって居られることのうれしさだけは理解することが出来た


聖ちゃんに俺の好意を受け入れてもらったとき、俺は我慢できなかった
思わず彼女を抱きしめてしまった
彼女の戸惑う様すら愛しく思えてしまうあたり、重症なのだろう
更に続きをしてしまいたいと、彼女の顔に俺の顔を近づけるそのとき、俺と聖ちゃんを呼ぶ声が聞こえた
とっさに二人で体を離すと、向こうから矢部君がこっちに来るのが見えた
「ああ、こっちにいたでヤンスか、二人を監督が探していたんで、伝言でヤンス」
こんなときに俺たちを?不思議に思ったが呼ばれているのなら行かなくてはならないだろう
「わかったよ、矢部君、聖ちゃん、行ってみようか」
「…はい、だぞ」
こうして互いの想いが通じ合った、と浮かれていた俺だったが、それがとんでもない思い違いだと知ったのはまた後のことだった
315名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:41:11 ID:JH59Vx4s
以上となります
展開遅いですね…
どうもひじりんをかわいがりすぎてる気がしないでもないですw
次こそエロにもっていきたいですね
316名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:22:07 ID:eUNiEJ0Z
イイヨーイイヨー展開気になるヨー
317名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 13:08:23 ID:9WvXvwTH
ひじりんの流れに乗って見事に復活したね〜
もっとひじりんかわいがったって〜

展開遅いのは文字多いからじゃない?特に気にはならんから今のままでおk
318名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:54:12 ID:SbQSpWw4
過疎ってるので保守
15出るまでは盛り上がらないのかねえ
319名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 00:02:27 ID:fX/YhlZa
15が出ても盛り上がらない悪寒
あおいちゃんを切りひじりんを腐らせた代償は大きい
320名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:59:49 ID:VqhcTaz+
むしろ時間逆行の路線になるんじゃないか?

あおいちゃんや猪狩と同世代で友沢、みずき、ひじりんは後輩で
321名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 17:03:30 ID:2gLvnuGj
誰もパワポタ3の話題は出さないのか、俺は今回のサクセスに期待してるんだが
322名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 08:27:57 ID:qcqypb14
なに?今回のパワポタにはサクセスがあるのか?
それは知らなかった。
323名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 01:01:56 ID:dP4Uks6t
さっき9やってたらさ、澄香ちゃんが彼女になったのにドラフト漏れした。
平凡なリーマンの嫁さんしてる澄香ちゃん想像したら涙がでた。

チラ裏。
324名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:43:45 ID:InjE6A7N
そういえば澄香ちゃんのss少ねーな。俺好きなのに

まあ鈴本にフラれ憧れの先輩もみずきとくっついてしまい、
傷心のところを同期の新人に慰められるひじりん

みたいなのに萌える異端の俺が言ってもしかたないわけだが
325名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 21:36:03 ID:PngZVkUj
久しぶりに来てみたら、過疎ってるな。
ま、文章書かない俺みたいなのが何言っても無駄なわけだが。
・・そんな奴がss書くとどうなるんだろう、と少し思った。投下しないけど
326名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:49:52 ID:WIZsqkwV
過疎ってるので投下してみる。
帝王実業、犬河女体化ものです。
女体化が嫌いな人はスルーして下さい。
今日のは下地造りなので、ちょっと説明口調っぽかったり、会話がほとんど無くてキャラの性格が掴みにくいかもしれませんが、ご容赦下さい。






始めは、ただ単に悔しかっただけだった。
得意球を、いとも簡単にスタンドに運ばれた。
ホームランを打たれるなんて初めてのことだったし、その後にすまなそうな顔をして「いい球じゃないか」、なんて言って。


とにかく悔しくて、あの人のことを観察していると、とても驚いた。
マスクを被ると、まるで別人。
普段のふざけた雰囲気や、締まりのない顔は何処にもなく。
そこにいたのは、帝王実業史上最高の捕手。
投手を活かすリード、勝負強い打撃、矢のような送球。
キャッチャーに必要な要素を全て持ち、それに傲ることなく、周りと接する。
そこに、裏表は無くて、ただ純粋に野球をするのが楽しいといった様子で。
そんなあの人を見るのが、いつの間にか日課になっていた。
327名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:51:21 ID:WIZsqkwV
最初は、弱点を探ってやろうとか、そんなことを考えていた気がする。
だけど、無邪気な笑顔とか、本当に楽しそうに野球をやっている様子を見て、そんな気持ちも無くなった。
逆に、あの人を見ていると、ホッとするような、心の底が暖まるような、そんな気分になる。


僕は、一体どうしたんだろう?
今までは、そもそも打たれたことがほとんどなかったし、例え打たれても、相手を研究して、直ぐに雪辱を晴らした。
こんなに一人の人が気になるなんて、初めてだ。
ねぇ、先輩。僕は一体どうすればいいんですか?
どうすれば、この胸のモヤモヤが取れるんですか?






5月、桜も散り、新入生も新しい生活に慣れ始めたころ。
帝王実業のキャプテン、小波は悩んでいた。
帝王実業は、打撃が中心のチームである。
矢部、猛田、小波、そして投手ではあるが友沢…。
他の学校であったら、間違いなく主軸を打てる選手が何人もいる。
328名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:53:46 ID:WIZsqkwV
それ自体はいい。だが、現在懸念すべきは投手。
今年までは、友沢という、超高校級のエースがいたから良い。
しかし、友沢や小波らが抜ける来年以降は。
それに、友沢が怪我をしないとも限らない
「これは、早めに投手陣の底上げが必要だな」
普通は、今年で最後の夏へ向け、自分の練習を優先するだろう。
だが、小波は部を最優先として行動していた。
「よし、そうと決まればさっさと行動するか。投手陣で伸びそうな奴は…」
そう呟きながら、部室を後にした。







「………、と、言う訳で投手のレベルアップ必要だと思うのですが、どうでしょうか」
所変わってここはミーティングルーム。小波の前には、監督である守木が座っていた。
「うむ、いいだろう。ただ、そんなに多人数を見ても意味がないだろう。
2年は友沢に任せる。
小波、お前は1年の中から数人を選び指導に当たってくれ。」
わかりました、そう言って監督の前を後にする。
さて、誰を選ぼうかな?
「先輩!」
そう考えていると、突然、背後から大きな声がした。
「先輩、監督との話は聞いていました!是非僕も選んで下さい!」
そこにいたのは1年のアンダースロー投手、犬河であった。
329名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:57:20 ID:WIZsqkwV
正確無比なコントロールをもつ犬河に投球術を教えればばけるかもしれない…。
「よし、犬河。第一合はお前に決定だ!
後で部室に来い」
「はい、先輩!」
走って部室に向かう犬河を見ていると、笑みがこぼれてくる。
真面目で固いやつだと思ったら、なかなかどうして、熱いものも持っている。
4月の初めの実力テストではホームランを打ってしまい、しばらくは落ち込んでいたが…。
まぁ、とにかく立ち直ってくれて良かった。あれ以来なつかれるようになったし。
そんな事を思い出しながら、残りを選ぼうと小波はグラウンドへと向かった。

330名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 13:00:39 ID:WIZsqkwV
今回はここまで。
なんとも展開の遅いSSですみません…。
まだ、始まったばかりですので生温かい目で眺めてやって下さい。
また、色々と不手際が多いかと思いますが、ご指摘頂きましたら幸いです。
それでは、また次回。
331名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:41:21 ID:mDez4KU1
とりあえずワクテカ
332名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 09:16:07 ID:+wUq3Ewd
5年ぐらい前よりはこのスレ盛り上がってるよな
333名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 11:05:44 ID:SIDoNiR+
ここまでじゃなんとも言えないな…。
今後に期待
334名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 16:22:32 ID:jbJ4wN4R
捕手
335名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 16:31:16 ID:hYEensY5
ほしゅ
336名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 18:12:14 ID:90AuTB8f
ほす
337名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 19:18:11 ID:/zTilxO4
あおいちゃんのスポブラジを干す
338名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:42:49 ID:4eT+W1DJ
15はどうなるのかしら
339名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 21:21:33 ID:Zd94XzPY
パワプロ13の日本代表編で神高と信頼タッグ組んだ後の
一緒の練習での神高の顔が妙にエロい気がするのは俺だけ?
340名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 19:52:37 ID:xdv5S/QT
空気を読まずに




澄香ちゃーーーん!!!
某サイトで素敵イラスト見たからなんだけれども
341名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 04:00:11 ID:62L+9spm
>>340
うpキボンヌ
342名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 13:53:36 ID:FeYmVoKK
>>340
その某サイトkwsk
343:2008/04/13(日) 02:18:51 ID:FR6u/cjs
 『白く、優しく』

「片倉くん。野球部はどこでやんすかね?」
「んー。グラウンドはあるし、あそこが部室だろ?
…ちょうどあそこ誰かいるみたいだ」
「じゃ、行ってみるでやんす!」
「ああ」
そう応えた彼の名前は片倉優樹。今日からこの聖タチバナ学園に入学し、そして同時に野球部に入部する。中学からの縁である矢部と一緒にだ。
片倉は、中学の監督に「硬球なら140後半は出せるんじゃあないか?」
と言わしめた速球派の投手であり、少なくとも中学時には、そのスピードボールをフルイニング投げ抜くスタミナも併せ持ち、緩急のつく数種の変化球をも持っていた(こちらはあまり投げないが)。
彼を「片倉くん」と呼んだ男は矢部明雄といった。天性の俊足とそれに伴う広い守備範囲を誇る中堅手であった。一方でヘッドスライディングを多用する癖があり、その手法を否定する監督及び片倉に「怪我するぞバカ」と幾度も言われてたりもした。
余談だが矢部は「ガンダーロボ」と呼ばれる人形が好きで、よく自慢するために部室に持って来ては、片倉に捨てられるというコンボを繰り返していた。
当時の監督は多大な自信を持って、この二人を野球推薦選手として野球の名門聖タチバナへと送り出した。

−−−−−

片倉の両親は「優しくみんなを守れる樹になってくれるように」と、彼に「優樹」と名を付けた。
しかし矢部と中学の部活仲間曰く、片倉は「低血圧の激情家」であった。
沸点が高い訳ではなく、気性が荒い訳でもない。が、試合中にエラー及びイージーミスが重なり失点に繋がった時、その他練習試合中問わず何故か機嫌が悪い時には「俺に話しかけるな」という負のオーラが周囲に充満するからだ。
だが矢部含む部員達の彼に対する信頼は厚かった。
何故なら機嫌が(おそらく)悪くても仲間や物に当たり散らす、などという事を彼は決してしなかったし、
試合中にしても、「片倉が打ち込まれて失点」などという状況は3年間で数える程もなかった。
数点のビハインドならば彼と矢部らが打撃で取り返す。逆に1点でもあれば片倉が追撃を許さない。
早いイニングでの味方の失点、連打での逆転、そして片倉が後続を断つ。
彼等の中学野球はこのパターンでの勝利が圧倒的に多かった。
まあ「優しく」を除いた「みんなを守れるように」という意味では、あながち間違ってはいなかった。
「低血圧の激情家」というのは、「片倉くんは「短気」「力配分」「スロースターター」持ちでやんすね」
と矢部が評した事に起因し、「赤ばっかりじゃあねーか」と片倉が不満を漏らしたので、矢部が響きの良い綴りを探したら、何かの小説に載っていたこの言葉を片倉に当て嵌めた、らしい。
片倉は「響きはいいかもな」と言っていたが、それも甚だ疑問であったが。
344:2008/04/13(日) 02:20:33 ID:FR6u/cjs
そんな彼だが、翌日は朝から機嫌が悪かった。もちろん矢部から見たら、だったが。
機嫌が悪い、というより、より正確に言うのであれば「これからどうすればいいんだ」と苦悩していた。
原因は矢部にもわかっていたし、矢部も同じ点に関して頭を抱えていた。
前日、片倉らがたどり着いた部室の前にいた野球部監督の男、大仙。
彼の口から聞いた言葉こそが矢部と片倉を入部早々悩ませる根源であった。

−−−−−

「おはようございます」
ベンチに腰掛け本を読んでいた男が片倉の方を向く。
「…ん?…おはよう。入部希望…、みたいだね。
私は野球部監督の大仙清といいます。よろしく。」
「あ、はい。俺は片倉、そっちは矢部といいます。よろしくお願いします」
「よろしくでやんす!」
大仙は読んでいた本を閉じて立ち上がり、辺りを見回した。
「…新規部員は君らだけ、かな?」
「…ええ。そうみたい、ですね」
「先輩達はまだ来ないでやんすか?」
「ああ、いないよ」
「そうでやんすか…。じゃあ来てからまた挨拶しようでやんす」
「そう…だな」
片倉らと自分の会話のズレに、いち早く大仙が気付いた。
「あー、違うぞ?えーっと…、矢部か。
来てないんじゃなく「いない」んだ」
「…え!?」
耳を疑う片倉と矢部。今この男はなんと言ったのだろうか。
「まあ、部員は君らだけ…、てことだな」
どうやら聞き間違いではなかったようだ。
「マジで言ってんすか…?」
「ああ、本当だよ。嘘付いたってしょうがないだろう?
…3月までは一人いたんだけどな。太鼓って奴が」
今いない奴の話をしても何の意味も無いだろうが。と片倉は言いたくなったが、やめておく事にした。
「まあ、このままじゃ大会に…、つーか練習もまともに出来ないわけだ」
何かを悟ったような、諦めが入ったような表情の大仙。それが片倉の気に障る。
「あなたが監督ですよね…?」
「…?ああ。そうだと言ったよな」
片倉の確認するような問いに、大仙がさらっと答える。
ハッ!と横の片倉を見る矢部。片倉は「お前何で笑ってられんだよ」と言わんばかりの雰囲気を醸し出していた。
いや、今にも吐露しそうだ。
「じゃ、じゃあしょうがないでやんすね!
今日はその対策を練るでやんす!」
片倉の周りの空気の変化を感じた矢部がそう提案を入れ、片倉を連れて校舎へ戻ろうとする。
「……ああ。そうするか。
…じゃあ失礼します」
目を合わせずに大仙にそう言い、片倉もそれに従う。


「…そうだなぁ。生徒会に提議してみろ。あまり気は進まんが。
何かしら動いてくれるかもしれん」
片倉らがそれに反応し、足を止める。
「…生徒会…?」
大仙が「ああ」と頷く。
「…わかりました」
そう応え、今度こそ二人は校舎に戻っていった。
大仙は二人を見送り、小説の続きを読み始めた。
345:2008/04/13(日) 02:21:30 ID:FR6u/cjs
 「んで、どーするでやんす?」
「…なにが」
「大仙監督が言ってた「生徒会」の事でやんすよ」
「…まあ、まずは当然部員の補填を頼めるもんなら頼みたい。けど…
実際はどう動いてくれるんだ?その「生徒会」の権限とやらで野球に興味の無い奴に無理矢理野球をやらせんのか?」
「確かに部員はいろいろ難しいでやんすが…、
もし部材とか部費の援助もしてくれるんなら、それは間違いなく+でやんすよ」
「まぁ、ねぇ…」
教室で対策を練る片倉と矢部。他の生徒の話によると、ここの学校の生徒会長は理事長の孫で、会長含む会役員は権限を振りかざし好き勝手やり放題らしい。
しかも入学と同時に会長に就任し、さらに自分らと同じくまだ一年だという話だ。
コネ。コネクションのみでの権利。
「うちのパパは偉いからボクも偉いんだ」とほざくバカ息子と同意義。片倉にとって聞くだけで虫酸が走るような話だが、そいつらの持つ「チカラ」はここで教職員を凌ぐ、まさしく“絶対”の物。首の振り方一つで、この学園でのどんな事でも白くも黒くも出来るようだ。
断じて目を付けられる訳にはいかない。逆に言えば取り入りさえすれば、その「権力」は多大な恩恵をもたらしてくれる。個人・部活問わずに。
利用できるものは利用しなくては。いや、利用するしかない。
選択の余地は無い。しかし。
「…上から「入れ」と言われて否応無しに入る部活なんて…、長続きはしないだろう?所詮は一時の数合わせにしかならない。
しかし練習用具より部費より何よりも、まずは部員数をそろえにゃお話にならないからなあ…」
「そうでやんすよねえ…」
頭を抱える二人。だがもう答えは出ている。先ずは「頭数を揃える」事だ。

「…じゃあ、部活勧誘のポスター貼って、同時に口頭での勧誘を行う。
その上で公式戦前に数が足りなかったら生徒会 様 に「お願いします」だ。とりあえず…は、これかな」
「異議なしでやんす!」
矢部が返事をする。片倉が頷き時計に目をやると、既に放課後五時を過ぎていた。窓の外には、誰も居ない野球のグラウンドが目に映った。

「頼りにされている」と思わせていれば、表面上決して嫌な面はしないだろう…。
せいぜい利用させてもらう。野球部と俺のために。
「…て顔してるでやんすよ」
矢部が得意げな顔で片倉に指摘する。
「…ん?良くわかったね」
少し意外そうな顔をする片倉。
「三年、一緒に野球やってるでやんすからね」
「まあ、ね…」
そう言い、片倉は立ち上がる。今日はもう家に帰り、ポスターの一つでも拵えようと考えた。
原本さえ作れば、学校でコピーがとれるだろう、と。

「あ!」
何かを思い出したような声を上げた矢部。
「…なんだ?」
片倉が聞く。すると不敵な笑みを矢部は浮かべた。
こいつがこの顔の時はろくな事を言わない。片倉も伊達に矢部と三年間一緒に野球をやっていた訳ではない。
「そういえば、会長はカワイイ女の子らしいでやんすよ?」
ふーっと片倉は大きな溜息をついた。やっぱりだ。
「関係ない」
さらりと片倉が言うと、少しがっくりと矢部がうなだれた。
「あ、俺家に帰ってポスター作ろうと思うんだけどさ」
「是非お願いするでやんす。オイラ、絵心と文才0でやんす!」
きっぱりと矢部が誇らしげに言い切った。
「『今なら入部希望者には、ガンダーロボ一体プレゼント!』…ってのどう?」
冗談混じりに片倉が言うと、予想された答えが帰ってきた。
「…却下でやんす」
346:2008/04/13(日) 02:23:38 ID:FR6u/cjs
「………」
会長の橘はきっぱりと「力になるから」と断言した。
「相談になら乗るよ」等の万人向けの曖昧さを含めた言葉でなく、「力になるから」と…

おそらくは、俺が野球部だったから。そしてあの場面で俺がユニフォームを着ていたから、だろう。
…野球好き、なのだろうか。少なくとも会長である橘はそうであると見て取れた。
何よりこちらが進言するより先に、生徒会側(しかも会長に)から言われた。

…取り入れる。確実に。俺らが行動を間違わなければ。少なくとも部活として活動できる最低限の保障は望めるだろうし、部員の次の要求。即ち部費や練習用具等を求める事も可能であろう。

俺達が今後しなければならない事。それは…
部員を揃えた上で「野球部」の力を生徒会及び公に認めさせる事。即ち公式戦での勝利だ。
仮に橘がいくら野球部に入れ込んでくれたとしても、力を示せない者達ばかりに投資と援助を続ければ批難に繋がる。
その生徒会への批難は、そのまま「勝てもしないのに援助を受け続けている野球部への批判」に繋がるからだ。
それだけは断じて避けなければならない。

……先へ先へと思考を重ねても仕方が無い。
今は最低限のラインの確保、即ち部員の収集に集中しなくては。

時計を見ると、既に始業の10分前だった。
「やっべえ…!」


 賽は既に投じられた。
片倉の思惑通り、聖タチバナ野球部は少しずつ動き出せていた。
347順番間違えました:2008/04/13(日) 02:52:57 ID:FR6u/cjs
 翌日の早朝、始業の30分程前。片倉は昨夜書き上げたポスターを持ち、朝一で職員室に向かった。無論コピーをとって貰うためだ。「我ながらセンス無えポスターだな」と彼は苦笑いを浮かべた。
まあ「野球部入部希望者大歓迎」の文さえ見て分かればいい。

職員室入口前に差し掛かると、中から声が聞こえてきた。複数のようだ。
「じゃあ先生、よろしくぅ〜☆」
「みずきさん、流石にそれは〜」
「大京、やめときや」
「そう。いいんだって、別に」
四人組…のようだ。今にも職員室から出てきそうだと片倉は判断し、道を開ける。
カラカラと音を立ててドアが開き、そいつらはぞろぞろと出て来る。

一人目は女。他の奴から「みずき」と呼ばれてたのはおそらくこいつであろう。
首より少し長いくらいの髪を二カ所結いでいる。「矢部あたりは好みかもな」と片倉は思った。
他、三人の男。子供のような奴とガタイのいい奴と薔薇を携えたナルシストのような男。「バ○○グに似てるな」と彼は思った。
不意に最初の少女と目が合う。すると彼女は、片倉の服装を見て目を見開いた。「…あれ?キミ野球部!?」
片倉は今朝ランニングで登校した。ただ学園指定のジャージの配布を未だ受けていなかったので、中学時代のユニフォームの下と黒アンダーシャツという格好をしていた。勿論制服はバッグに入っているが、職員室への用事を済ませてから着替えようと思っていた所だった。
『なんだいきなり…?』
「ああ…、そうだよ」
「へえ。野球部まだあったんだ」
「みずきさん。部自体は消滅したわけではありません。今年に入るまでの部員数は確か0ですが」
「監督が無くなるのを拒否したらしいで。みずきさん。まあ今月誰も新入部員入らんかったら終わりやった、ちう話やけど。入ったみたいやな」
「なに…」
片倉は少し大仙を見直した。部に対して無気力・無関心にしか見えなかったあいつが。と。
大仙が抗わなければ、野球部は今の時点で存在していないのだ。
348同じくm(__)m:2008/04/13(日) 02:54:26 ID:FR6u/cjs
…そしてこいつら。会話の様子からして、女が主格のようだ。そして矢部が言っていた『生徒会長はカワイイ女の子らしいでやんす』という言葉。まさか…

「キミらは…
まさか生徒会…?」

「ん?そう。あたしが会長橘みずき。「みずき」って呼んでね」
みずき他三人の自己紹介を受ける片倉。でかい方から大京、宇津、原というらしい。因みに先程の○ルロ○似は宇津だ。
「で、キミの名前は?」
「…ああ、俺は片倉優樹。野球部一年です。よろしくな」

「片倉…優樹くんね。はーいっ!よろしくねっ」

「なんかみずきさん機嫌ええな」
「ボクが思うに、彼が野球部員だからだよ」
「ええ。おそらく」
「…ああ。そーいやそやな」
後ろで三人がなにやら話している。小声で聞き取れないが。
「何か困ったら言ってねー。力になるから。生徒会室までっ!
じゃ、またねー」
みずきはそう言い残し、仲間を連れ去っていった。
349:2008/04/13(日) 02:56:03 ID:FR6u/cjs
−−−−−

一ヶ月後。グラウンドで野球の練習をする沢山の部員達の姿が!
「もうあんな事はしないよ。でやんす」
「何の話だ」
矢部とキャッチボールをしつつ、矢部の意味不明なコメントに突っ込む片倉。矢部が良く解らない事を言うのは日常茶飯事で、それに片倉が突っ込むのもまた然りであった。

結局、部員は集まった。口頭で二人、ポスターで六人、生徒会は伝家の宝刀で五人集めてくれた。動いてくれたのは宇津。勧誘の方法なぞ聞きたくもないが。
仮に生徒会が集めた部員が五人が全員辞めたとしても、やっていけるように余分に部員を確保できた。そういう意味で、ポスターと口頭勧誘で六人集まったのは嬉しい誤算といえた。

しかし、数週が経過してもみんな楽しそうにやってくれている。
退部の連続での人数不足、は回避できそうだ。少なくとも、最初に迎える大会は、だが。


「さて…と。矢部、今日は先に帰っていいかな?」
練習が始まって一時間程、不意に片倉が矢部に切り出す。
「…?構わないでやんすよ。
どうかしたでやんすか?」
遠投を切り上げ、クイックでの切り返しが終了した所だった。
「今の今まで忘れてたんだけど、母さんが今日は旅行に出掛けてさ。さっき「鍵を掛け忘れた。閉めといて」て電話があったんだ。
まあ、空巣とかは大丈夫だろうけど、一応。さ」
部員達の纏まりは出来つつあった。そうでもなければとても帰る気にはなれなかっただろう。
「分かったでやんす。誰も居ないなら帰るべきでやんす。
「後悔先になんとやら」でやんすよ」
「ああ、悪いな。大仙さんがもし来たら伝えといてくれ」
「了解でやんす!」
「ああ。あとは頼んだよ」
そう言って片倉はそそくさと片付けて帰路に就く。着替えはしない事にした。
350:2008/04/13(日) 02:58:04 ID:Pe4rmZpb
校門を出た片倉は、やや急ぎ足で歩を進める。まず心配はないだろうが、一度口に出してしまうと不安はずっと強くなる。
学園までは徒歩もしくはランニングで通っている。
部活がまともに活動していなかった時は毎日走って通っていたが、最近は筋肉痛もあってか歩きが殆どだ。

数十分が経過し、近所の公園に差し掛かったとき。彼が予想もしなかったことが起きた。
夕暮れの公園の静寂を切り裂くバイクのエンジン音が突如、片倉の耳に響く。
2気筒〜4気筒のV型OHVエンジン。アメリカン・バイク独特のマッスル・サウンド。
そして、「ガシャン!」という、明らかに「それ」が転倒した音。
「…!!」
バイクの音に足を止めていた片倉が、その音の響いた場所へと向かう。
「公園で…バイク事故!?…まさか」
すぐにそれは見つかった。未だエンジンのかかったままのバイク、横に倒れているそのバイクには不釣合いな人間。

…女性だった。腕と足は出していなかったので、転倒では傷を負ってはいないらしい。しかし疲弊しきっているようだ。
片倉はその女性に駆け寄り、頭をかかえる。意識はあるようだ。
「おい!大丈夫か!?お姉さん!俺の声が聞こえますか?」
「…う…」
声は届いているようだが、会話は厳しいな。と片倉は判断した。それに自分が下手に声をかけるのもあまり良くないだろう。
「すぐ救急車を呼ぶ。少しがんばってください。」
片倉はバッグから携帯を取り出す。しかし、手に持ったところでその女性に腕をつかまれた。
「…!?」
「…お願い。…ダメ。あたしは大丈夫だから、人は呼ばない…で…」
「…!…でも…」
「ダメ…。お願い…」
351:2008/04/13(日) 02:58:51 ID:Pe4rmZpb
「今はそんなこと言ってる場合じゃないだろう」と片倉は言いかけた。
しかし、息を切らして声を絞り出すように懇願するその女性。何か大きな理由があるのだろうか…?

「くっ…。仕方がない…」
片倉は、横に倒れたバイクのエンジンを切り、通行の邪魔にならない場所に移動させキーを抜いた。
そしてその女性の腕をつかみ、彼女を器用に背負い込んだ。
「…え…?」
「人は呼びたくないんですね?」
彼女は首を縦に振り、肯定の意を示す。
「ほっとく訳にはいかない。あなたを俺ん家まで連れて行きます」
「…ありが、とう…」
自宅まではもう幾らも距離はない。
…だが、ついさっきまでずっと急ぎ足だった片倉にとって、女性とはいえ人間を一人抱えて歩くのはなかなか大変だ。
しかも、人目も気にする必要があるから二重苦だ。
「家まで残り約100メートル…、頼むから誰もいてくれるな…!」
完全に気を失った女性を抱え、彼はじりじりと自宅との距離を縮める。
人に会わないように。それでいてゆっくりと確実に。背中に何かの感触を二つ感じたが、今は意識の外に留めておいた。
『スネーク。何してる。任務中だぞ』
「黙っていてくれ大佐」

己の中の幻覚と戦いつつ、10分ほどで片倉はそのスニーキング・ミッションを無事終えた。
家の玄関はやはり施錠されてはいなかった。開いているのを確認した所で母の言葉を思い出す。
幸い何ら異変はないようだ。

自分の部屋のベッドに彼女を寝かすと、顔をタオルで拭いてやった。小傷と青痣が片倉の目に付く。
片倉は彼女の顔に見入った。

彼女はとても美しかった。自分が見入ってる事に数瞬気づかないほど。
「…美人だな…」
思わず声に出てしまったが、本人をめそれに気づく者はいなかった。
柱にもたれかかって座ったところで、大事なことを思い出す。
「あ…バイクも…持ってこなきゃな…」
鍵を抜いたとはいえ、盗難・悪戯は幾らでも考え得る。ってか公園に置いとく事がまずマズイ。
「……はぁ」
頭を掻きつつ大きなため息をつき、再び彼は立ち上がった。
彼女は良く眠っている。暫し寝かせときゃ回復するだろう。
「…また、厄介事が増えちまった…」
外へ出ると、太陽は彼方へ沈みきる寸前だった。

『バイク取ってきたら俺も少し眠ろう。…あいつが起きたら、話を聞いてみるかな…』

そう決めて、歩き出した。
352:2008/04/13(日) 03:10:30 ID:Pe4rmZpb
とりあえずここまで。パワプロ板へは初投稿です。
お見苦しい投稿ですみません
パワプロ君の名前は、某長期休載小説の主人公からとりました
やっぱり「小波君」がベストかな。脳内変換よろ。
正しい順番は、>>343 >>344 >>345 >>347 >>348 >>346 >>349 >>350 >>351
となってます。
メインは誰かはヒミツ

続く
353名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 12:07:27 ID:/jUV1cFU
gj
354名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 10:48:36 ID:ZExDKpws
さあこれからどうエロくなるのか
355名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 00:16:21 ID:w5NvC7EK
GJ
356続き。:2008/04/17(木) 08:21:57 ID:FFYhu5Ic

−−−−−

 片倉らが聖タチバナ野球部に入部して、半年以上の時が過ぎた。
もう、日没は夏に比較しとても早く、夜には吐息が冷たく澄んだ空気に白く溶けていく…そんな季節。
野球部の練習は基礎体力作り中心の物に移行され、今日片倉はウォームアップのキャッチボール以外ではボールを握る事は無かった。
「コンコン」
練習後、彼が器用にジュースを片手にストレッチをしながらパワスポを読んでいると、静まりかえった野球部の部室に来訪者のノック音が響いた。
「どうぞー。開いてるよー」
その人物が招かれざる客では無い事を知っていた彼が、入室の許可を出す。
すると、聖タチバナ学園生徒会長である橘みずきが顔を覗かせた。
「…ってみずきじゃん」
「やっほー。はい部費持ってきたよっ!」
ご機嫌で元気なみずきの声が、狭い野球部部室に響く。片倉の申請した「野球部の部費の援助」が生徒会で決議されたので、それを届けに来てくれたのだ。
「おぉサンキュ」
片倉が手を延ばし、「野球部部費」と書かれた茶封筒を受け取った。
「珍しいね?会長自ら」
会計担当の原が来るものだと思っていたので、片倉が少し意外そうな顔をした。
「あ…、…ちょっと用事があってさ。…今一人?」
「…なに?俺に?
俺以外はみんな帰ったよ」
日没の早いシーズンオフに入り、大仙と片倉は他の部員をシーズン時より比較的早く帰すようにしていた。
ストレッチを終え、部室内に置かれたベンチに片倉が座り直す。するとみずきが彼の横に座り、間を空けて続けた。
「…えっと、明日おじいちゃんが来るのよ」
「…理事長が?」
「…うん」
みずきの祖父である聖タチバナの理事長は、当校の権限の頂点に居る人物。物事に厳しく、曲がった事は認めない。
今思えば、みずきが奔放且つ我儘な性分なのも逆に納得してしまうというものだった。
「…そのおじいちゃんをごまかす為…、もしくは追い返す為に協力して欲しい。…てとこか?」
「……」
黙り込むみずき。それを肯定の意と片倉は受け取った。
「いいよ。俺にできる事なら」
何を言われるかは想像できないが、彼はとりあえず了承しておく事にした。
「…ありがと。
じゃあ、さあ…?」
「うん」
「あ、あの…私とさ…?」
「うん」

「…付き合って」
「うん…?ぶッッ!」
彼は飲んでいたスポーツドリンクを盛大に口から吹き出す。みずきが「あーあ」と言いたげな顔をした。
「…きったなーいなぁー」
「…うるっせいっ。ゲホッ」
みずきは「はい」とハンカチを差し出し、彼がユニフォームを拭いだ。
「…なんでまた。今度は結婚話でも持ち出されたのか?
…あの人ならありそうだな。「儂が決めた許婚と〜」とか」
「…当たり。話が早いわね〜、さすが片倉くん。頼りになるぅ」
「…ん?そうか?」
片倉は残り少ないドリンクを飲み干し、空のペットボトルをごみ箱に投じた。
「当然だけとゴッコでいいんだろ?あと学校ん中だけで」
「うん。全然おっけー!ありがとー!」
彼が確認すると、みずきが笑顔で肯定する。そして片倉の両手を取り、ぶんぶんと一方的な握手をした。
357:2008/04/17(木) 08:24:09 ID:FFYhu5Ic
「…あ、あとその上でも一つ、…いい?」
「…はいはい。何でしょう?」
一つではなかったのか。とのツッコミを彼は止めておく事にした。
「コッチはお互いにとっての“イイコト”かもよ?」
意味深なみずきの物言い。何を要求されるのか、逆に彼を不安にさせた。
「…そりゃ楽しみだ」

「えっと…、私達を野球部にいれてくれない?」
「…え?」
意外な問いだった。先程の「祖父をごまかすために恋人を演じて欲しい」よりも遥かに。
それとも、その作戦の一環なのだろうか…?
「…入部は歓迎する、けど…まさか選手として?んで私「達」って…
…ああ生徒会メンバーか」
片倉にとって、みずき以外に思い付く面子は生徒会のメンバーだけだったが、やはりその通りのようだ。
「そう。モチ選手。戦力になるよー?橘みずき太鼓判」
「それは頼もしいな」
彼等の野球経験の有無にかかわらず、聖タチバナ野球部の方針は「来る者拒まず去る者追えず」。
経験有りなら当然大歓迎だ。

何故なら先の大会での汚名返上の為に、戦力補強は最重点項目なのだから。

「じゃあ、みずき・原・大京・宇津みんな入部でいいのな?
あ、分かってると思うけど大仙さんにも言っといてな」
「はーい了解!
じゃあ、よろしくお願いします。片倉キャプテン!」
みずきがペコリと頭を下げ、青い髪がふわっと揺れた。
「…じゃなかった。…優樹くん。」
ファストネームで呼ばれ直された事で、片倉はもう一つのみずきの頼み事を思い出す。
「…そーいやそんな設定にもなったんだっけな。
…ヨロシクオネガイシマスミズキサン」
片倉もペコリと頭を下げてみせた。同時にみずきが不満げに頬を膨らます。
「…むー。なにそれー?不満ー?こんな可愛い子が「付き合って」って言ってるのにさー!
私を愛しなさいよー!」
それにそんなんじゃおじいちゃんは騙せないよー?もっと愛情込めて!」
みずきがそう言いつつ、そっぽを向く片倉の頬をぷにぷにと指でつっつく。

「あー…。…「愛し」はできないな。
俺、…彼女いるから」


少し誇張を含めた言い回しだった。片倉の言う「彼女」は、まだ彼と「彼氏彼女」としての然るべき関係にある訳では決してない。少なくとも彼はそう思っていた。

「彼女」とは。
五月の或る日の夕方に、片倉に救われ何者から匿われたバイカー。
床は違えど同じ屋根の下で一夜を共にし、そして一度だけのくちづけを交わし、彼との再会の約束をして去っていった女性。



彼女の名は森野 木乃葉。
片倉は彼女を待っていた。
358:2008/04/17(木) 08:27:44 ID:FFYhu5Ic
片倉の頬をつく、みずきの指の動きが止まった。
同時に場の空気の微かな変化を彼は感じ取った。


「…彼女、いるんだ。」
「…ああ」
その場に拡がりつつあった沈黙を打ち消したのは、みずき。
そして自ら澱ませかけた空気を払拭するかの如く、彼女は言葉を連ねた。
「それとこれとは別!演技だってバレたら私はどーなっちゃうの!?おじいちゃん怒るとすっごく怖いんだから!
その時は片倉くんグーパンチよ!」
「分かってるって。
もし俺のせいでバレたら、「パワ堂プリン食い放題」でどうだ?」
みずきの瞳が輝いた。
「ホント!?やった!バレてもいいかも…」
びし。片倉の手刀がみずきの頭部にヒットする。
「痛ったーい!なにすんのさ!」
「プリンは食わせん。俺の演技はパーフェクツだから」
片倉が冗談混じりにそう言うと、涙目のみずきにキレマークが付いた。
「言ったな!ゼッタイおごって貰うからねっ!プリン!」
「目的変わってるぞ。んで顔真っ赤だぞ」
「…う、うるさいっ!痛いのよ!」

冗談を言い合い、暫し二人は笑いあった。
確かな心からの談笑。しかしお互いの心の更に奥、少なくともみずきの「そこ」には、拭えない「何か」が確かにあった。

「…よし、もう暗いからそろそろ帰るぞ」
ミゾットのエンブレムが刺繍されたランニングシューズを履き、同じくミゾット製のバッグを持って片倉が立ち上がる。
「…ん。そだね」
横に座っていたみずきも、それに合わせて立ち上がった。
「…あれ?着替えないの?」練習着の上に、タチバナ学園野球部のジャケットを羽織った片倉にみずきが問う。
「ああ、俺はどうせ走って帰るから。近いし。
…みずきは誰か迎え来てくれるのか?」
まさかとは思うが、女の子を夜道、しかも一人で帰らす訳にはいかない。
「うん。大丈夫」
みずきは笑顔で答えた。片倉は「そっか」とだけ言った。
359:2008/04/17(木) 08:28:52 ID:FFYhu5Ic
部室の電気を消して外に出る二人。片倉がバッグから部室の鍵を探し出す。
そこで不意にみずきが口を開いた。
「…初めて会った時もユニフォーム着てたね。覚えてる?」
「…んー…、そうだっけ。
…あ、確か職員室の前か」
施錠をし、確認しながら彼は答える。クスクスと笑いながら、みずきが首を縦に振った。
「あそこ私「みずきって呼んでね」って言ったのに、
片倉くんはずっと「橘」としか呼んでくれなかったなぁー」
再びみずきが頬を膨らまし、片倉は顔を傾げた。
「…よく覚えてんな」

「いつだろ…?初めて「みずき」って呼んでくれたの」
みずきが空を見上げ、彼女の髪が冷たい夜風に靡く。新月で月は見えなかったが、星の綺麗な夜だった。
「…いつだったろうな…」

お互い他に言葉が出ぬまま、正門にたどり着く。そこでみずきが二、三歩進み、くるりと片倉に向き直った。
「ねえ…」
「ん?なんだ?」
「…明日から、おじいちゃんの事頼むわよ!
バレたらグーパンチでプリンだからね!」
他人が聞いたら間違いなく何の事だか判らないであろう事に、みずきは念をおした。
「あー了解。絶対プリンはおごらん」

だが、片倉だけには伝わる言葉。
あの時、伝えたかった事。
…それは、本当にこれだったのだろうか。

「じゃーねっ!」
「ああ、じゃあまた明日な」
二人は離れ、正反対の方角に歩み出す。





みずきが本当に伝えたかった事。それは。
360:2008/04/17(木) 08:34:09 ID:FFYhu5Ic
今回ここまでです。順番間違わなくて済んだみたい。
展開遅くてごめんよ。メインが誰からやっぱりヒミツ。
エロティック…な部分は、ゆっくり待っていて下さいな
361名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 17:00:32 ID:fMOs9tED
これは不意打ちで麗菜がヒロインだなw

まあそんなことはともかくGJ!
362名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 23:52:56 ID:sIQwOIvE
期待期待
363名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 01:17:36 ID:jVSjz5Hl
GJGJ
364名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 01:29:53 ID:l6KmpVc2
木乃葉さーん!!!!

>>360
期待してるぜ?
365続き。:2008/04/22(火) 01:22:40 ID:mSNpuNZc
「見てろ。ぜってー俺のが速えーから」
「いや、間違いなくボクの方が速いね」
「うるさいよ二人共!ほら!片倉くんも早く投げて!」
スピードガンを構えるみずきが、横にいる宇津と片倉に言った。静かになった所で、ブルペンのマウンドにいる片倉がセットから投球動作に移り、投げる。
「パン!」と音をたて、捕手を担う矢部のミットにボールが収まった。

「…154km/hだって!凄ーい!」
みずきが驚愕の声を上げ、宇津がたじろいだ。
「…みずきさん。ボクさっき何キロだっけ?」
「…えーと。147km/hね。はーい片倉くんの勝ちー!」
「矢部!いくつ出たって?」
「154でやんす!片倉くんの勝ちでやんす!」
「154?…夏ならもっと出たな」
「う、嘘だッ!」

 みずき達が入部して一週間が経過したある日の練習。
片倉と宇津が「自分の方が球が速い」と言い争いになり、橘・原・大京・矢部審判員の公正なジャッジの下測定が行われていた。
ちなみに敗者には校庭10周のペナルティ付きだ。

「片倉はな、立ち上がりが悪すぎるんや。んでしかも、相手によって手ぇ抜いとると思うんやけど、どや?」
走り出す宇津を尻目に、原が片倉に説教を始めた。
「ん?まあな」
「威張るな!折角のスタミナと球威が持ち腐れになっとろーが!」

確かに片倉は、立ち上がりが遅く、更に初見の相手に手を抜くという二つの悪癖を併せ持っていた。
先のセンバツ予選準決勝の帝王実業戦に、初回1番に粘られ四球、2番に送られ、3番蛇島に二塁打を許し、続いてこの友沢にツーランを放たれ3点を失った。
矢部の出塁と盗塁、そして自らのタイムリーとソロ本塁打で2点は取り返すも、結局は初回の失点が元で敗れていた。
「ってか何でそう思ったの?」
「生徒会皆で、この前の帝実戦を見に行ったんですよ」
「「みんなで応援行く」ってこの前言ったやろ!」
「あー、お前と飯食いに行った時か。来てくれたのね」
「約束やったしな。…まあ、次の試合から意識してみい?
きっと結果も変わってくるで!」
そう言い、原が片倉の背中をポンポンと叩いた。そして大京が腕を組んで頷く。
「私達も入部しましたしね。微力ながら協力させて戴きますよ。片倉くん」
「いやいや。頼もしいよ?マジで」

一通り自分に対する原の意見を聞いた後、片倉は部員に練習の指示を行った。
野手は大仙がノックを行い、片倉は宇津のランニングに合流。そしてみずきは捕手を座らせブルペンで投げ込みだ。
366:2008/04/22(火) 01:24:12 ID:mSNpuNZc
12月24日、今年最後の放課後練習は終始和やかに行われていくと思われた。
しかし、2時間程経過した所で思わぬ事が起こる。

ガシャン!と何かが壊れる音。汗だくで走り続けていた片倉の耳にもその音が届いた。
「…なんだ?」
片倉が思わず足を止める。ブルペンの方からだった。そして、みずきが不機嫌そうな顔でそこから出て来る。
みずきの横には、液晶部分の壊れたスピードガンが落ちていた。
「どうした?みずき」
片倉が近寄ってみずきに聞くと、目を合わせずにみずきは一言呟いた。
「…私もう帰る」
「「どうした」って聞いてんだが?」
「…ボール当たったら、それ壊れちゃったの。
…私今日はやる気出ないから帰るね」
それだけ言い残し、みずきはスタスタと部室に向かう。少し頭に来た片倉が、少し強くみずきの肩を掴んだ。
「…壊した事はいいから、まず戻ってあれを片付けろ。分かるな?」
「…あんたがやっといてよ!何で私がやらなきゃいけないの!?」

『…なんでいきなり機嫌悪くなってんだよ…。さっきまで気分良く投げ込みしてたじゃねーか』
「………」
片倉が頭を抱える。彼には原因がさっぱり分からない。
「離してよ!もう帰るんだから!」
片倉の手をみずきが乱暴に振り払い、彼が少しばかりキレた。
「…!ふざけ「まあまあ!片倉くん!落ち着いて!」
片倉が何かを言いかけた瞬間、大京と原が現れ二人の仲裁に入った。
「…っ!?なんだお前ら!?すっ込んで「片倉くん!ここは私達に任せて下さい!」
「みずきさんも!落ち着いてーな!」
足早に部室に向かうみずきに、原と大京が付き添う。
「ったく。一体どーしたってんだ?生理か?」
片倉がそうぼやき、グラウンド上のベンチに腰掛けた。周回遅れで走っていた宇津が、片倉の所で止まる。
「しょうがないよ。みずきさんたまに機嫌が悪いんだ」
金髪をかき揚げ宇津がそう話す。
「…知ってるよ。…確か生徒会やってた時もそうだったな。
…だけど野球部に入れた以上さ、こんな調子が続くようじゃ困んだよ。分かるだろ?」
みずきら生徒会のメンバーの力は確かに頼もしい。だがそれとこれとは別の話だ。部員の士気は下がるし空気も悪くなる。
「…ああ。その通りだ。分かってる」
「…いや、まあ俺も…、「そのうちあるかな」とは思ってたんだけどさ…」

そこで「ふー」と大きく息を吐き、頭を掻く片倉。先程は自分も冷静さを欠いていた、と頭の中で少し反省する。
…原と大京が部室の中でなだめているようだが、主将である自分がいつまでも茅の外にいて放っておく訳にもいかない。

「…少ししたらみずきも落ち着くかな?」
「…ああ。いつもはそうだが」
「じゃあ、そん時は俺が話を聞いてみるわ。
…女の子は大変だな」
片倉が笑ってそう語ると、宇津も笑って同意した。そして片倉は立ち上がり、二人は再びランニングを開始した。
367:2008/04/22(火) 01:25:18 ID:mSNpuNZc
そして時間が経過し、練習後のグラウンド整備まで終わった所で片倉が集合をかける。もう太陽は沈みきっていた。
「じゃあ、もう暗いので今日はここまで。冬休みは27日の午後から練習な。以上解散!」
「お疲れ様でしたー!」
皆が部室で着替え、そして帰っていく。しかし先程部室に居たはずのみずきの姿はどこにも見当たらなかった。


約一時間のち、突然部室のドアがガチャリと開く。
入ってきたのは、みずきだった。

部室に唯一残っていた片倉を見て、みずきが足を止める。
「…お帰り」
「………」
みずきは答えない。だが片倉は続けた。
「まぁ座れよ」
みずきは黙ったまま片倉の横に腰掛ける。

暫くお互い黙った後、みずきが重い口を開いた。
「…なんで、残ってたのよ」
「ん?原が「そのうち戻って来る」って言ってたからな」

「…私なんて放っといて帰っちゃえば良かったじゃないっ!」
半ば叫ぶようにみずきが言う。片倉もまた、みずきを見ないで続けた。

「…んな訳行くか。
ウチの大事な選手が風邪引いたらどーすんだ」

「……?」
みずきが顔を上げ、ここで初めて片倉を見た。
「…お前の事だよ。あんだけ投げ込んで、着替えもしねーでどこふらふらしてんだ?」
片倉が、「ほれ」とホットの缶コーヒーをみずきに投げてよこし、みずきが受け取る。
「……」

「まぁ、…寒かっただろうからな。
俺は表にいるから、早く着替えて帰ろーぜ?みずき」
それだけ言って片倉は立ち上がり、部室から出ていく。
彼がドアを閉めた所で、みずきが再び俯いた。



「…ぬるくなってるよ…」

握りしめた缶に、雫が一滴零れ落ちる。



「…優しくしないでよ…。
バカ…。…バカ片倉」
368:2008/04/22(火) 01:29:35 ID:mSNpuNZc
 約十分後、部室のドアが開き、着替えを済ませたみずきが出てくる。ドアの横でしゃがみ込んでいた片倉が、それに気付いて立ち上がった。
「…よし、帰るか」
「…うん」
用意しておいた鍵で部室を施錠する。開かない事を確認し、それをバッグにしまい込んだ。

「…ん?目ぇ赤いぞ?
…なんだ?泣いてたのか?」
みずきの目を見て片倉が聞く。すると彼女が慌てて否定した。
「えっ!?なっ!泣いてなんかいないわよっ!なんで私が泣かなきゃいけないの!?」
「そうか?ならいいけど」
みずきの顔が赤くなる。暗くて良く見えない事に彼女は感謝した。

そしていつかの時のように、二人は肩を並べて歩き出す。みずきは自分の頬照った顔色を悟られないように、下を見ながら歩いていく。


 暫くして、不意にみずきが片倉の手を握る。
彼のそれはみずきよりも大きく、そして暖かかった。
「…おい?」
みずきは下を向いたまま。片倉の方は見なかった。
「…あぁ、そういや学校じゃこういう関係だったな。
…でも今は別に…」
みずきの手を握る力がギュッと強くなり、片倉が思わず彼女を見る。
目をつぶって首を横に振るみずきの姿がそこにはあった。

「…みずき…?」
「…分かってる。…分かってるわよ!…でも!




…私じゃ、ダメ…?」

今度こそ、心の底から搾り出した本当の気持ち。そしてあの時、言えなかった言葉。

下を向いたみずきは再び泣いていた。
「泣き顔は見せない」と、そう決めたのに。
369:2008/04/22(火) 01:30:38 ID:mSNpuNZc


「………」
泣き顔のみずきを連れ、片倉は近くのベンチに共に腰を下ろす。そして片倉は、彼女が落ち着くまでそこで待つ事にした。

 …みずきの言った「分かってる」って言葉。それは俺に彼女がいるという事。
…その上で俺はみずきに…、おそらくは俺に、友人以上の好意を抱いてくれているこの子に何をしてやれるのだろうか。

…何もない。全てがみずきを傷つける術しか思い浮かばない。

…そしてそれは、いつか会いに来てくれるであろう筈のあの人をも深く傷つけるだろう。
…俺にそれは出来ない。
…俺にみずきは、選べない。

「…みずき。」
数十分の長い沈黙の末、片倉がみずきの名を呼んだ。「…なによ」
「少し落ち着いたか…?」
「…うん」



「…俺、大切な人がいる。
…だからみずきは…、みずきの気持ちには答えられない」

「……うん」

いつの間にか、みずきは立ち上がっていた。そして彼女は走り去る。

「…ゴメンね。…忘れて…」
それだけを言い残し。
おそらくはまた、涙を流して。
370:2008/04/22(火) 01:33:57 ID:mSNpuNZc
歩いて自宅に戻った片倉は、シャワーを軽く浴びてそのまま自室のベッドに倒れ込んだ。
心を包むは、限りの見えない喪失感と脱力感。
そしてそこそこ空腹だったが、母がいない事を思い出し、彼はもう眠る事にした。

…あいつはちゃんと家まで帰れただろうか。…いや、今日はもう考えるのはよそう。




 「…ーン」
「ピンポーン」
彼の意識が薄れゆく寸前の所で、玄関の呼び鈴の音に目を覚まさせられる。
「…客…?いや、母さんか…?」
時計に目をやると、23時を廻っていた。客人とは考えにくい時間帯だ。おそらくは母であろう。
「…鍵無くしたのか?」
彼は玄関に向かう事に物凄い倦怠感を覚えたが、「母親が帰宅したのならば、何か食べ物を拵えてくれるだろう」とも考えたので、その倦怠感を押し退け玄関へと向かった。

だが鍵と扉を開けた先にいたのは母親ではなく、上半身裸で向かった事を彼は少し後悔する事になった。

「や。」
森野木乃葉がそこにいた。それにより、半ば眠ったままだった彼の意識は完全に覚醒した。
「…木乃葉さん!?」
「Merry X'mas!」
そしていきなり抱き着かれ、木乃葉の豊満な胸が彼の胸板に当たる。上に何も着ていないせいか刺激がやや強い。
「逢いたかったよ…」
そう言って木乃葉は片倉にキスをした。その段階で彼にも愛しさが込み上げてくる。
「…うん。俺も」
彼女の頭を優しく撫でる。暫しの抱擁に取り敢えず満足したらしい彼女は、彼を離してくれた。

「…で、どうしたの?木乃葉さん」
片倉がそう聞くと、木乃葉が少しムッとした顔で答えた。
「今日はクリスマス・イヴでしょー?
キミに逢いたくなったから来たの!」
「…そーいや今日はそんな日か」
今日一日の出来事の重さにより、彼は今日がどんな日かをすっかり忘れていた。
だが、自分すら忘れていたこの日に木乃葉がわざわざ会いに来てくれた事がとても嬉しかった。
「あ。でも少し早かったか」
木乃葉が言った。「早かった」というのは先程の挨拶の事であろう。まだ日付は24日だ。
「…うん、少し早かったね。まだ11時半だし」

「…まぁいいか!入っていいかな?」
「はいどうぞ」
片倉の許可が下りると、木乃葉は靴を脱いで廊下に上がった。そして片倉は玄関に再び鍵をかけた。

程なくして二人は片倉の部屋に着き、ベッドに腰掛けた。片倉が帰宅した時点で暖房を点けていたので、廊下より数段暖かかった。
371:2008/04/22(火) 01:34:35 ID:mSNpuNZc
「あ、そうそう」
木乃葉がレザーのジャケットを脱いで、手に持っていた荷物を漁り出す。
「キミにプレゼントを買ってきたんだ」
そう言って、木乃葉はバッグから四角い箱と綺麗に梱包された袋を取り出し、「はい」と袋の方を片倉に渡した。両手に収まる位の大きさだ。
「開けていい?」
片倉が聞くと、木乃葉は笑顔で頷く。


「…グラブ?…“猪狩モデル”!?」
※猪狩守モデルのグラブ。球速+2、コントロール+10、ノビ+1、キレ+1「ジャイロボーラー」「威圧感」「人気者」「短気」になる(嘘)

「…あんまりお金無かったんだけど、なんとか買えたから…さ。…気に入ってくれると、嬉しい…かな。」
恥ずかしそうに木乃葉が頭に手をやった。片倉の反応を待ってるようだ。

片倉はグラブを床に置き、木乃葉に抱き着いた。
「ひゃっ…」
「…ずっと大切にする。ありがと」
抱きしめてそう耳元で呟くと、木乃葉の顔が赤くなった。
「ん…、キミはやっぱりかわいいね。
どう致しまして」
片倉の頭を撫でる木乃葉。木乃葉の体からは、とても良い香りがした。
372:2008/04/22(火) 01:35:48 ID:mSNpuNZc
そのまま、片倉は木乃葉にキスをする。玄関でのそれより深く激しく。
「んむっ…?、ちょ、ちょっと、いきなり…、むぅっ…」
そして右手を胸に移動し、優しく力を加える。ハイネックセーター越しに触れる木乃葉の乳房は、やはり形が良く大きかった。
「んっ、んむぅ!ん…、…んっ!」
突然の触覚に木乃葉の呼吸が大きく乱れる。だが口での呼吸を片倉のそれが邪魔をする。結果、木乃葉は短い時間で酷く紅潮していった。
互いの唾液を十分に交換した所で、片倉が口と胸を離す。「ぷはっ」と両の口から息が漏れた。
「はぁっ、はぁっ…、
、…いきなりすぎるよっ!…びっくりしたじゃない!?
…困った子だな…」
「しょうがないなあ」といった顔で木乃葉が言う。



「…木乃葉さん…。…していい…?」
「………」
彼女が顔を赤くして目を逸らす。
木乃葉も、一方的にされたのだが酷く欲情してしまっていた。
「…ここまでしといて、このタイミングで普通聞くかな?」
だが、遅いとはいえ片倉が木乃葉に「それ」の了承を求めるのは必然だった。少し不本意な形ではあるが。
木乃葉にせよ片倉にせよ、もうお互い後には引けなかった。



「…いいよ。…しよ。」
そう言って木乃葉はセーターとデニムパンツを脱ぎ去り、薄手のシャツと上下の下着だけの姿となって自らベッドに倒れ込む。
恥ずかしそうに小さく縮こまった木乃葉の姿は、片倉をまた強く欲情させた。
彼は彼女に素早く覆い被さり、胸への愛撫を再開する。
右の手で丹念に木乃葉の乳房を持ち上げ、握り、揉む。先程のセーター越しの感覚と比べると、またその柔らかさは別物であった。
「木乃葉さんの、胸…、すげぇ柔らかい」
「やっ!…んっ、…んぅっ!わざわざっ、…言わないでよぅ…んむ…」
木乃葉の言葉の反応を待った後に、キスで再び口を塞ぐ。そして両手でシャツを巻くし上げ、ブラを外して取り去った。
曝け出された木乃葉の大きな両の乳房が、反動で上下に大きく揺れる。バストトップの二つの小さな桃色の登頂に片倉は見入った。
「…あんまり、じろじろ見ちゃやだよ…」
木乃葉の言葉を無視するかのように、まじまじと彼女のそれを観察したのち、右の乳房を鷲掴みにしつつ、左の乳首を口に含む。
「あっ!…んっ!…だめ…!」
舌でそれを転がし、時たま歯を優しく立ててみたり、唇で挟んで吸い上げる。
「ぁうっ!…噛んじゃ、噛んじゃだめっ!」
右は掌で乳房を掴みつつ、人差し指と親指で乳首をクリクリと摘んだ。

木乃葉の胸の反応をひとしきり堪能し、左手を彼女の股間へと導く。パンツの上から秘部を撫でると、彼女の反応が劇的に変わった。
「そ、そこはっ…!」
指で撫でるのを少しずつ速く強くしてゆく。何往復もそれを繰り返していると、衣擦れの音が湿り気を帯びたものへと変化してくる。
『木乃葉さんが感じてくれてる…!』
それが彼には堪らず嬉しく、木乃葉の膝を揃えて折り畳んで無我夢中で彼女のそこを攻める。
「んぁっ!ふっ!んんぅっ!…ぁぁあっ!」
彼女の声にも艶が帯び、白い下着に段々と湿った跡が浮かび上がってくる。
373:2008/04/22(火) 01:37:10 ID:mSNpuNZc
「木乃葉さんのココ、すげえ濡れてきてる。
…もっと、えっちな声出してよ」
「やっ!…やっあっ!」
片倉の恥ずかしい要求を否定したい所だが、口から出る声は奇しくも酷く艶色を帯びる。
そして片倉は、下着に指を掛け取り上げる。木乃葉の秘部と触れていた布の部分から、粘性を帯びた糸が伸び、切れた。
恥毛と共に丸見えになった木乃葉の大切な部分に、片倉が直に触れて撫でる。湿った恥毛が、チュクチュクと音を立てた。
彼はそこに口を近付け、舌で恥毛を、そして陰核から肛門までを舐め上げる。
「やっ、…きたなっ!だめっ!」
皮肉にも木乃葉の羞恥は片倉の欲望を更に強く沸き起こし、ただ彼の舌の動きを強く速くするだけであった。
舌先で、恥毛等に隠れた陰核を刺激すると木乃葉の腰がビクンと起き上がり、肛門に近付けると彼女が脚を閉じようと足先をぱたぱたと動かす。尤も、両膝の裏を片倉が押さえているのでそれは叶わないが。
だが、舌を膣に侵入させた所でそれまで力を帯びていた木乃葉の両脚はくたっと脱力し、 完全に片倉にされるがままになる。
「んあぁっ!ぁふっ、ふぅっ!」
舌で上下左右へ、木乃葉の愛液と自らの唾液を混合させつつ同時にそこを弄ぶ。その度に彼女は甘美な声を上げつつ涎を垂らす。
「…っ!…んうっ!
もうっ、…駄目ぇっ!」
木乃葉の意識に走る感覚は、乳房を触られていた時よりも余りにも多大な快楽。そして同時に生まれる同位の羞恥心。
彼女の意識が淡く薄れ征き始めた所で、片倉は愛液を吸い上げ、舌を抜き取った。

そして挿入すべき部分に狙いを定め、彼は続いてずぶずぶと中指を侵入させる。
「んぁうっ!」
根元まで指を挿入し、第一関節辺りまで抜き、一気に突き、秒間に3〜4回それを繰り返す。外からの侵入者を待ち焦がれていたかの如く、木乃葉の膣壁が多量の粘液と共に片倉の指に絡み付き、締め付ける。
「んあっ!あっ!あっ!あぁっ!」
そのストロークを繰り返す度に、指の動きに弾かれた潤滑液が外に飛び散り、シーツを汚す。木乃葉の腰がビクビクと何度も起き上がり、彼女は両手でシーツをぎゅっと握りしめる。

いつの間にか薬指をも加わえての出入れを、執拗に奥へと。幾度も行う。
「あっ!あぁぁあっ…!!ぁぁぁぁあーーーっ!!!」
先程の舌での愛撫の段階で既にイキかけていた木乃葉は、ここで言葉に成らない叫びと共に初めて絶頂に達した。

木乃葉が快楽の頂点に居た証である多量の愛液が、彼の引き抜いた指に絡み付く。
374:2008/04/22(火) 01:39:41 ID:mSNpuNZc
「木乃葉さん、…イッたんだね」
ビクビクと酷く乱れて痙攣する木乃葉の前で、自らも呼吸を整えつつ片倉が呟く。
「駄目…、俺も限界…」
そして、まるでテントを張ったかのような下半身のスウェットとトランクスを脱ぎ去り、自らの充血し膨張しきった分身を木乃葉の前に晒し出す。
「…あ…。」
先端から先走りの液を分泌させつつ、勃起しビクビクと脈打つ片倉のそれに見入る木乃葉。
片倉は彼女の膝を持って再び開脚させ、その両脚の間に腰を据える。
「…入れるよ?いい?」

涙と唾液を垂らす木乃葉が、コクリと頷き了承の意を示す。

右手で竿の根元を持ち、亀頭を木乃葉のそこに触れ合わせる。
「入るよ」
クチュ…、と音を立て、亀頭が中へと沈む。
「ん!!」
木乃葉がピクンと反応した。続いて竿の部分がどんどんと挿入されていく。
ゆっくりと、それでいて確実に。
「くっ…!きついな…!」
「…んっ!…んんうっ…!」
木乃葉の陰唇に自分の分身を全て飲み込まれ、余りの快感で片倉の背中に鳥肌が立つ。
「っくっ!入った…!」
「…あっ!…んんぁっ!」
同時に生まれる、何とも言えぬ達成感。言わずとも、「木乃葉と一つになれた」ことから起因する気持ちであろう。


「動くよ…」
ゆっくりと半ば引き抜き、また突き刺す。その一行程だけで、先の射精を予感させずにはいられない程の快楽が新たに生まれる。
そしてそれは、先ほど一度絶頂に達し、未だその余韻の残る木乃葉にも同じであった。
「あっ!あっ!…くぅっ!…いいよぉ…!」
先程の指よりも、太く長くて固いモノが膣に深々と入っては出ていく。そして今度は自分だけでなく、片倉も一緒に感じてくれている。
その二つは、木乃葉に大きな安心感と、同時に先程以上の快感をも与えつつあった。

腰での抜き刺しを繰り返しつつ、大きく揺れ踊る乳房を揉む。手で掴んでいない片方は、片倉の腰の動きに合わせて揺れ続く。
シーツを掴んでいた木乃葉の両手が、汗ばんだ片倉の背中と頭へと回され引き寄せられる。
腰を強く強くぶつけ合う二人の目が合い、木乃葉が彼にキスをせがむ。彼もまた、木乃葉の頭に片手を回し彼女の求めるものを与える。
「ん…、むぅ…」
欲した物を手に入れた子供のように、安らいだ表情で木乃葉は片倉のキスを受け入れる。
そして離した口と口からは、互いの唾液が作った糸が伸びる。それは片倉の汗と共に、木乃葉の胸にぽたりと落ちた。

もういつの間にか、挿入直後とはまるで違う速度で抜き刺しは行われている。片倉がもはや限界である事を示すかのように。

事実、早くも彼は限界に近かった。
375:2008/04/22(火) 01:40:57 ID:mSNpuNZc
「はぁ…くっ!
…こ、…木乃葉さんっ!…俺、俺もうっ!」

気が抜ければすぐにでも射精してしまいそうな意識の中、片倉がそう木乃葉に呟く。
「…いいよ…?…イッていいよ…!」
同じく二度目の絶頂にたどり着きそうな木乃葉が、言葉を絞り出すように答える。
お互いの粘膜の接触が奏でる水音の間隔が、いよいよ短くなってゆく。木乃葉に射精の赦しを得た片倉が、木乃葉の腰と胸をそれぞれ掴んでラストスパートをかけていた。

脳内麻薬の分泌によって作り出される、思考の低薄と至高の快楽。そしてそれは、二人にほぼ同時に唐突に訪れた。
「…あっ、くっ! …出すよっ!」
「ふぁぁっ、あっ!あぁぁぁぁっ!」
「…っくうっ!」
片倉が、木乃葉の一番深い所で射精した。木乃葉に刺さった自らの分身から多量の精液が放たれ、木乃葉の膣を満たしてゆく。
自分に挿入された「それ」が大きく連続で脈打つのを感じつつ、木乃葉もまた絶頂を迎えた。




「…ふー」
片倉が大きくため息をつき、木乃葉の中から精液と愛液に塗れた「それ」を引き抜く。
「はぁっ、…はぁっ。…ん…」
木乃葉が体を起こし、息を整えつつ片倉にキスをした。



「…中に出したでしょ」
口を離した木乃葉が、急に真面目な顔で言った。
「…あ。そういえば」

「赤ちゃんできたら、結婚してもらうよ!」
そこまで言って、彼女は照れたように「えへへ」と笑った。

「…うん。責任取るわ」
片倉がそう答えると、再び彼等はキスをした。


「あ、そうそう!こんな物も買ってきたんだよ」
木乃葉が先程取り出した箱を開けると、中にはケーキが二切れ入っていた。
「おフロ入ったら一緒に食べようね。
…それとも一緒に入ろっか?」
彼女が笑ってそう提案する。
「ええ!!…恥ずかしいからやだ」
片倉が丁重にお断りすると、木乃葉がくすくす笑って「ジョーダンだよ。」と答えた。
376ラスト。:2008/04/22(火) 01:42:04 ID:mSNpuNZc

−−−−−

 そして夜は空け、次の日の早朝。片倉はふと目を覚ましてムクリと起き上がる。隣に目をやると「すぅすぅ」と寝息を立てる木乃葉の姿があった。
「・・・」
思考を巡らし昨日の事を思い出す。

『…えーと。木乃葉さんとあんな事やこんな事して、風呂入って一緒にケーキ食って歯ー磨いて寝たな。確か』
「部活は…いつからだっけ」
彼が部活の事を考え出した瞬間、昨日泣きながら自分の前から走り去ったみずきの姿を思い出す。

…あいつはちゃんと帰れただろうか。これからも部活に顔を出してくれるだろうか。
急に芽生える罪悪感。
『みずきを突き放したその日に。恐らくは彼女はまだ泣いていただろう時に。
俺は…、俺は何をやっていた…?』

「…これで良かった。これで良かったハズなのに…」
片倉には、先へ先へと考え込む癖と、それを続けた後に思考を放棄する癖があった。


「…んぅ…」
横にいる木乃葉の寝言に、片倉は我に返る。寒そうに体を動かす彼女に、彼は布団をかけ直した。
「…エロい寝言だな」

彼は起き上がり着替えを済ませた。そして部屋を出て、歯を磨いて顔を洗う。
部屋に戻ってドアを開けると、上半身だけ起こした木乃葉がいた。もう目を醒ましたのだろうか?
「あ、起きたの?」
「……おはよ。」
片倉と目が合い木乃葉が言う。まだ半分眠っているようだが、ふらふらと寝ぼけた彼女はとても可愛かった。
「まだ寝てれば?6時だし」
「……うん。」
木乃葉はぽふっと倒れ込み、布団に包まった。



 『今日は、木乃葉とずっと一緒にいよう。
…後の事は、後で考えよう』

彼は、ランニングに行こうと表に出た。
積み重なる問題は、今は忘却の彼方へ。
木乃葉といれば、忘れていられる。

そんな気がした。
377:2008/04/22(火) 01:51:52 ID:EM1wVdCS
とりあえず今回はここまで。
それぞれのキャラが「イメージと違う!」てな方。申し訳ありません。
続きは今のところ未定です。
もし、構想が練れて、さらに文に起こせそうならやってみよーと思います(エロパロ板的に)。

…それにしても俺は文を上手く纏めらんねーな。  ではまた。
378名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 23:31:56 ID:MlILvoEh
いやGJだよ
木乃葉さんは正義だよ
379名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 08:04:36 ID:IZGrmc2e
激しくGJです。
木乃葉さん萌えです。
380名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 13:18:01 ID:rcgITIM1
 栗原舞は、ばふっとベッドに倒れこむ。
 走って帰ってきたので、息を切らしていたが時間が経つにつれ呼吸が戻っていった。
「………」
 彼は覚えてなかった。
 昔、「お嫁さんにして!」と彼に言ったのだが、彼は覚えていなかった。
「まぁ、さすがにだいぶ昔だったからね……」と自分に言い聞かせていたのだが、その日のデートは気まずいの一言。
 デート終了後、彼が見えなくなった瞬間に走って家へ一直線。 泣いている顔を他の誰かに見せたくはなかった。
 それが舞が息を切らしていた原因であり、今流している涙は止まらない。

 幾分経っただろうか、泣きじゃくっていた舞の顔は随分と落ち着きを取り戻していた。
 涙をぬぐった舞は、その涙を洗い流そうと風呂に向かう。
「……ふぅ」
 舞の手によって、彼女の肌を被う衣服が次々に脱がされていく。
 上半分を脱いだ舞は、鏡に映し出されている自分を、主に胸の部分を見る。
 そこには幼かった頃の自分には無かったものが、小さな膨らみがあった。
「………」
 恥ずかしくなったのか、頬を少し赤く染める。
 残っていた下半身部分の衣服を脱がし、浴室へ向かった。

 軽くシャワーを浴び、湯船に浸かる舞。
 浸かっている間、明日彼になんて詫びようか考えていた。
 その考えも纏まらず、十分もすると体が火照ってきたので一旦湯船からあがり、シャワーを手に取り頭から温かいお湯を被る。
 次に石鹸を泡立てて腕から体に塗りたくり、そして胸付近を洗おうとして胸を優しく愛撫した。
 いつもならそのまま洗って過ごすのだろう。
381名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 13:19:11 ID:rcgITIM1
 だが。
「っ、…っぅ」
 今日の舞は彼のことを考えるあまり自ら求める。
「…ぁ」
 小振りの胸を弾ませるように揉んでいく。
 舞の胸を揉む速度は次第に早くなっていき、湯船で火照っていた体は更に熱くなる。
「やっ……ふぁ……っ」
 石鹸によって彼女の肌はより滑らかになっており、愛撫もスムーズに行われ性感も徐々に得ていく。
 指が乳房の中央にある突起を捉える。勃起している突起を眺め、舞は自分が興奮している事を知った。
「んんっ!」
 身体全体に小さな痺れを感じ小さな喘ぎ声を漏らす。
 細い指先は突起を捏ね繰り回し、もう片方の手は、まるで生き物が地を這うかのように下半身へ進んでいった。
 その手は下半身に到着すると、破目の前方付近にある小突起に移動する。
 舞は一呼吸を置く。彼女の息遣いは荒く、潤んだ瞳は彼を求めて切なかった。

 そして遂に下半身にある指が陰核を刺激する。
「――ッ!っ!」
 今まで以上の刺激が舞の全体に駆け巡り、身体を震わせる。
 下半身からは生暖かい蜜を零し、指にその蜜を絡ませ破目を扱く。
「あっ…!」
 扱けばしごくほど、破目から蜜は溢れ出す。
 ちゅぐちゅぐと浴室に響く淫らな音は、彼女の羞恥を更に駆り立て、更に性的興奮を高めさせる。
「やっ……だ、めっ…んっ!」
 遂に舞の指が膣に挿入っていく。
 最初は人差し指だけだったが、物足りないのか中指も膣に挿入した。
 出し入れを繰り返す蠢く指、そこから得る性感によって彼女は淫らになっていく。
「ぁ……!ぁ…っ!!」
 殺しているとはいえ、艶めいた喘ぎ声は嫌でも口の底から出てくる。
 それは徐々に抑えられなくなり、やがて絶頂を迎える。
「―――っ! ああぁぁっ!!」
 身体が大きく痙攣し、下半身の大事な部分からは愛液が迸った。

 大事な彼。もう一度、告白……いや、婚約するんだ。
 オーガズムの余韻を残し舞は、その場で彼のことをずっと思っていた。

 翌日、舞は風邪を引いた。それはそれは、自分でも恥ずかしい原因だな、と。
382RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/04/23(水) 13:25:30 ID:rcgITIM1
次のSSの繋ぎ程度に短い舞ちゃんモノを。
週末には新しいSSを投下できるように頑張ります。
そう言えばドラフ島であおいちゃんというリクエストがあったんですが、パワプロ8持ってません。どうしようかな
383名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 15:59:08 ID:BJR+2hcb
>>377
こーのーはーさーん!!超GJだよ!
やっぱり木乃葉さんは最高だ
384名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 01:14:42 ID:Itf2Oit6
木乃葉さんの人d(´∀`;)
RIKさんお久しぶりです。
無理にドラフ島ネタをするのではなく、単にあおいちゃんをRIKさんの好きなようにしてしまえばいいのではないのでしょうか?

個人的には澄香ちゃんも読んでみたい。
385名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 23:26:13 ID:2sn9x2yT
期待していいっすか?澄香ちゃん期待していいっすか!?
386名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 08:20:22 ID:HEDi3Sg/
六道さんと聖ちゃんは別物?
やっぱり鈴本の存在がダメなのか…
387名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 18:18:50 ID:Xtd1MAkB
六道さんでも俺はかまわんよー
聖ちゃんにも「あいつ」の影はあるしな
後輩属性がつくと聖ちゃんになる
寝取りモノだと六道さんになる
388名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:26:03 ID:4exlwPKt
で、>>340の画像はどんなだったのかずっと気になるんだが。
389名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:31:25 ID:O/jqJf5f
>>388
角煮池
390名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:33:22 ID:NlaxWnRf
正直に鈴本の顔グラをどうにかしてくれたらなにも言われないんじゃね?
猪狩、友沢並みの顔グラなら無問題な気がする

まぁ13、14はやってないヤシが言ってみるだけなんだが…
391名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 19:50:23 ID:4exlwPKt
>>389
っつか、ブクマのサイトいったら普通にあったわ。
恥ずかしいやら情けないやら。
すまんね。
392名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:30:25 ID:bcCBZVUk
13の聖はあいつのことが好きだけど主人公のことも好きだった

14の六道は鈴本しか見えてなく主人公は眼中にない
393名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 18:40:36 ID:gYsgKFb/
>>388
すまん、うpキボンされてたのに忘れてた…
いまさらだけどどうする?したほうがいいか?
394名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 23:09:35 ID:N82CMY9W
>>393
うんにゃ、例の絵版だろ?
ならわかったわ。すまんな。
395RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/04/27(日) 00:45:27 ID:qgdIEEFs
投下前に今回のSSの設定について。
時間軸は9主人公がプロ入りできずに卒業した、つまりパワプロで言うとゲームオーバーの後です。
澄香ちゃんの台詞は、出来るだけパワプロ9の台詞を使って書きました。

ではどうぞ。
396名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:46:57 ID:qgdIEEFs
『lovin' forever』


「ただいまー」

 暗くなった部屋の電気を付け椅子に座ったこの男、小滝浪緒はミゾット社員である。
 過去にあかつき大附属高校の甲子園優勝メンバーだった。
 二年生当時は、大型強肩外野手として右翼を守りあかつきメンバーと共に優勝を分かちあった。
 しかし三年に進学直後、右膝の靭帯を断裂。残りの高校野球人生を棒に振る。
 その大怪我を聴いたスカウト達はドラフトで彼を見送る。小滝は「運がなかった」と周囲に漏らしていた。
 卒業後。三年後の今、リハビリを経てミゾット野球部で助っ人として野球人生を続けている。
 そんな彼の今があるのは、彼女の言葉、彼女の存在。
 部屋の奥から現れた、薄紫色の髪の毛で眼鏡を掛けた彼女。

「お帰りなさい」
「ただいま、澄香ちゃん」
397名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:48:36 ID:qgdIEEFs

 小滝が四条澄香を知ったのは、彼女が野球部マネージャーとして入部してきた時だった。
 それ以降、普通の野球部員とマネージャー。どこからどうみてもそれ以上でもそれ以下でもない関係。
 そんな日常の中、ある日の矢部から電話が入った。
『小滝君、明日部活休むんで四条先輩に言っておいてほしいでやんす』
「どうしたの、どこか具合でも悪いのか?」
『新発売の模型を買うのに並ぶでやんす、宜しくでやんすー』
「ちょ、ちょっと矢部くん」
 がちゃ、つー、つー、つー。
「………」
 何故自分から連絡しないのだろう、そんな疑問を抱えながら小滝は四条宅へ電話した。
「あ、四条先輩ですか?矢部くんがどうしても明日どうしても必要なお買い物があるので、部活を休むそうで…」
『…あの眼鏡、おもちゃね…』
「えっ、その声は澄香ちゃん?」
『ええ』
「……。そうか…、四条先輩の妹だったんだっけ」
『そうよ。まあ分かったわ、兄さんには上手く言っておいてあげるわ。言っておくけど、これは貸しだからね』
「わ、分かった」

 この電話を切欠に、二人は交流を持つことになった。
 ある時は街に買い物、水色の子犬のキーホルダーがお気に入りみたいのよう。
 またある時は公園、「マイナスイオン」を「ナスイオン」と勘違いしたり。
 そしてまたある時は映画館、CG技術がある映画が好きなようで。
 いつでも分かれる際、澄香は「ぼちぼち」などと部活動と変わらぬクールであった。
398名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:50:21 ID:qgdIEEFs

 そんな穏やかな日常は過ぎて行き、二月十四日、バレンタインの日での出来事。
「小滝くん、澄香ちゃんがお呼びでやんす!」
「えっ、澄香ちゃんが?何のようだろう…」
 矢部はニヤニヤしながら大声で
「だって今日はバレンタインでやんすよー、ひゅーひゅーでやんす!」
「ちょっと、声が大きいって!」
 周りの生徒達の視線が痛い。ヒソヒソ話も耳に入ってくる。
 焦りながら出て行く小滝を、矢部は「羨ましいでやんす…」と呟きながらブルーになっていた。

「…遅かったわね」
 校門に出てきた小滝に澄香が声を掛ける。
「ごめん」
 謝る小滝に「まあいいわ」といつものように一言。
 それまでは、いつも野球部で見る四条澄香の姿。だけど
「呼び出したのは他でもないわ。自分でもよく分からないんだけど…」
「………」
「私…どうやら貴方のことが好きみたいなの」
「どうやらって。…曖昧だな」
「しょ、しょうがないじゃない。こんな、こんな気持ち、初めてなんだから…」
「澄香ちゃん…」
 クールでちょっと毒舌でいつもクールな澄香は、今日そこにはいない。
 そこにいるのは頬を赤く染めている女の子、四条澄香がバレンタインのチョコを持って
「私の…私の想いに、答えてくれる…?」
 告白した。


 約二年後、彼女との付き合いは上手くいっていた。
 春の選抜大会もまずまずの成績を残し、目標だったプロ入りにまた一歩近づいていた。
 順風満帆。まさにその言葉が似合う小滝に襲い掛かった怪我。右ひざ靭帯断裂。
 絶望。小滝の最後の夏は、迎えることなく終わった。
 入院生活が始まって一ヶ月、澄香が彼の見舞いにやってきた時の出来事。
399名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:51:07 ID:qgdIEEFs

「小滝くん…」
「………」
 近くにあった椅子に座る澄香に、小滝は目を瞑りながら喋る。
 その声は自虐的。勿論今まで聴いた事の無い彼の台詞。
「この前、影山さんが来てさ、オレのドラフト指名を回避するってさ」
「………」
「オレも運がないよなー、せっかくここまで来てこんな大怪我するしね」
 澄香は無言で彼の話を聴く。その瞳は悲しみを含んでいた。
「もうオレに猪狩を助ける事も出来ないし、野球やめようかな…なんて……」
「……」
「……」
 沈黙。幾分と長いようで短いような時間、それに伴い表情も暗くなる。
 幾分続いた、二人にとって長いようで短いようで。
 それを破ったのは澄香の言葉だった。
「…もう一度、始めましょう」
「えっ…?」
「怪我が治ったら、リハビリして、大学でも社会人でも、野球を続けましょう」
「…澄香ちゃん?」
「私も貴方をサポートする。当たり前でしょ、貴方の彼女なんだから」
 そこまで言って頬を赤く染める澄香は小滝から視線を逸らす。
「…澄香ちゃん、ちょっとこっち来て」
「え……きゃぁ!」
 澄香が小滝に寄り添った瞬間、彼は抱きしめていた。
 足の自由が利かないので、正確には肩を寄せたと言うべきか。
「ありがとう……オレ、頑張るから」
「…うん」

 二人は見つめあい、そして…


 キスを…ファーストキスをした。

 時間にしてほんの数秒間。繋がっていた時間はほんの僅か。
 だけど、二人の間には確かな絆が生まれていた。
「ふぁ、ファーストキスだったんだから、責任とってよね…」
「うん…、オレは絶対諦めない、絶対に」
400名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:52:11 ID:qgdIEEFs

「貴方、どうしたの?箸が止まっているわよ」
「へっ?」
 呆気な顔をしていた小滝の顔が元に戻る。
 目の前にはエプロン姿の澄香が、いつものような表情で小滝の顔を覗く。小滝は後頭部を掻き、微笑した。
「いや、昔を思い出してね。あかつきの頃の自分をね」
「昔?」
「うん。入学してから卒業まで色んなことがあったなー、って」
 今、二人は同棲生活をしている。
 卒業した春、ミゾットに入社した小滝は澄香を連れて両家に「二人で生活したい」と申しでしたのだ。
 小滝家は澄香を見て了承したのだが、四条家では澄香の兄である賢二が猛反対。数日間の間、澄香が何とか説得して承諾を得た。
 暮らせればいい。と安いアパートを借りて、二人の給料で生計を立てているのであった。
 小滝が箸を置き、手を合わせる。

「ご馳走様、今日も美味しかったよ」
「お粗末様。食器洗うから集めて」
「うん」

 カチャカチャ音を立てながら、テーブルの上のい食器を集める小滝。
 そこでふと先程まで巡っていた記憶を思い出す。高校時代の自分と澄香。
 自分の今があるのが彼女のお陰。野球を続けてこれたのも彼女のお陰。
「………」
 自分の力だけでは、恐らく挫折していていただろうリハビリの道。
 だが澄香と言う心の支えがあったからこそ。リハビリを乗り越え、今でも野球を続けている自分がいる。
 自分は幸せ物だ。心の中で感謝し、歩みは澄香のいる台所へ。
 そして、大切な彼女を抱きしめる。
「ありがとう澄香ちゃん…ありがとう」
「ちょ、ちょっと…どうしたの」
「今は…ありがとうとしかいえない…ありがとう」
「…小滝くん」
 澄香は水道の蛇口を閉めて、改めて小滝の方向へ視線を合わせ……唇を合わせる。
 濃厚なキスは、高校時代とは比べ物にならないくらい深く、情熱的だった。
「んちゅ…んっ…あっ……」
 心惜しそうに唇を放すと、二人の舌と舌で繋がりあう糸が現れ、それは地面へ落ちる。
 髪の毛を撫でると、澄香は俯きながら頬を赤く染めていた。
「澄香ちゃん……」
「………」
「…して、いいかな?」
「…今日は、特別だからね…?」
401名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:53:37 ID:qgdIEEFs

 同棲生活をしているは言え、なるべくそういう事は自粛はしていた(賢二が五月蝿いため)。
 しかし、先程の接吻は二人を欲情させるには十分なもの。
 続きはベッドで、と言わんばかりに二人はベッドへ倒れこんだ。

 ゆっくり、ゆっくりと一枚一枚服を剥いでいき、肌が徐々に露わになっていく。残っているのは上下の下着だけだ。
 彼は澄香の上に覆いかぶさり、口から頬へ、頬から首筋へ、伝えるようにキスをしていく。
 小滝は僅かに身を縮める澄香を見て微笑み、ブラの上から胸を優しく愛撫する。
「…っ」
「どうかな、澄香ちゃん」
「……もっと、…直接」
「ん、分かった」
 パチン、と音が鳴り澄香のブラジャーが解ける。
 現れた乳房にある突起を指で弾く。捏ね回す。舌の先で舐める。むしゃぶりつく。
「…んっ…あ…っ」
 一瞬、澄香の表情が砕ける。
 小滝は乳首から口を放し、二つの胸を絞り上げるようにもてあそぶ。
 澄香の口から出てくる喘ぎ声は、口付けによって塞がれる。
「…ちゅ、んむ…、…あっ」
 胸への愛撫は断続的に行われ、だんだんと乳首は勃起しつつあった。
 キスをやめ、再び乳首をむしゃぶりつく小滝。彼の片方の手は股間にある下着に伸びる。
 一度下着の上から上下に指を動かし、澄香の反応を楽しむ。
「っ!そ…そこは…っ!」
 明らかに反応が変わった。指で下着をなぞると身を固くする澄香。
 そして彼の手は下着の上から潜り込み、彼女の茂みに侵入した。
「んっ!んふぅ……や…っ!」
 割れ目に指を重ね、じっくりと捏ね繰り回す。
「あっ、ふぁ…んぁ……っ!」
「もっと感じてよ、澄香ちゃん」
 いよいよ動かすスピードが早くなっていく彼の手。
 澄香の頬に更に赤みが帯び、喘ぎ声はより艶めいた声になっていく。
「んぁ!ふっ、あっ!だ、駄目…っ!下着……汚れちゃうよ…っ!」
「下着なんていつでも買ってあげるからさ」
 股間を守っているのは下着だけ。早くその奥を見たい、と思っているが自身の手は止まらない。
 勃起をしている陰核を摘み、優しく押しつぶしながら小滝は澄香に優しく問いかける。
 その問いかけは、性感に支配されつつある澄香の羞恥を更に掻き立て快楽を生む。
402名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:54:59 ID:qgdIEEFs

 遂に指を一本、そしてもう一本。澄香の秘所に侵入させ、かき混ぜる。
「くっ!あ…っ、はぅ…ああっ!」
 今までで最も強い刺激を受けた澄香は声を上げる。
 出したり入れたり…交互に行われる指は、愛液を絡み音を立てていく。
 下着越しでも、淫乱な音が鳴っていることが二人の耳に届いていた。
「小滝く…ん…もう…もう……っ!」
 必死に快楽を堪えようも、一度始まった刺激を止める事はできない。
 澄香の限界を悟った小滝も執拗以上に性感帯を攻め続ける。
「…だ、駄目……っあ、…ああああぁぁぁっ!」
 膣がキュッと小滝の指を締めつけ、愛液が外に放出される。
 下着を自分の蜜で汚しつつ、澄香は絶頂に達してしまった。

 するすると澄香の下着を脱がし、まじまじと秘所を見つめる小滝。
「や……あんまり見ないで…」
 澄香が手で秘所を隠すも、小滝の視線は逃げない。
 最早彼も限界だった。あれほどまでに澄香の官能的な姿を見て、耐えられるわけがなかった。
「澄香ちゃん、手をどかして」
「………」
「もう、オレ…限界だ」
 澄香は静かに頷き、素直に秘所から手をどかし足を開いた。
 小滝は肉棒を持ち彼女の秘所に近づけると
「…っ!」
 自分でも酷く興奮していた事が分かる、少し油断しただけで射精しそうだった。
 スムーズに侵入出来るように、肉棒に彼女の愛液を擦り付け、入り口に亀頭を押し入れる。
 徐々に奥へ奥へ、挿入を試みる。
「あっ!」
「す、澄香ちゃん…。気持ち良いところ……擦れてる?」
「え…ええ。あ、貴方は…?」
「オレも、だ…!」
 その声と共にグッと力を入れ腰を持ち上げる。
 小滝の逸物は一気に澄香の秘所に吸い込まれ、一番奥へ辿り着いた。
 澄香の膣は先程の余韻を残し、ぐちょぐちょだった。
「ああっ!んあっ、こ、小滝くんのが…私の中に……っ!」
「そうだよ澄香ちゃん……大丈夫?」
「…わ、私の心はとっくの昔に貴方のものだったんだから…大丈夫よ」
「……分かった」
 小滝が動き始める。挿入はすんなりいったものの、中は断続的に彼のモノを締め付ける。
 両者に来る快楽は計り知れないものだ。小滝の射精感がどんどん近づいてくる。
 それでも腰を動かし続ける、限界は近い。
403名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 00:56:31 ID:qgdIEEFs

「す、澄香ちゃん…、も、もう……っ!」
「んぁ…!出して…いいわよ…っ!イッちゃって……っ!」
 思考回路は快楽により薄まっている。
 そんな時に発せられた澄香の台詞により、悦んでいる澄香の表情を見て。
 小滝の最後の支えが折れ、澄香の胸をやや乱暴に揉みしだいていた。
「こ、小滝くん…、胸…そんなに強く…揉まないで…っ!」
 澄香の言葉こそ小滝の耳に聴こえてくるが、最早意味がない。
 ピストン運動がどんどん早まっていく。二人がかき混ぜた水音が部屋中に響いていた。
「…っ!澄香ちゃん……!で、出る…!」
「……っあ!ああっ!ああああぁぁぁぁっ!」

 途切れ途切れの息を整え、二人はベッドの横になった。
「このまま……繋がったままでいようか」
「…ば、馬鹿……」
 そう言いながらも満更ではなさそうな澄香。二人は手を繋ぎながら、余韻を味わっていた。


 ……後日、ドラフト会議が開かれ、小滝浪緒が指名されたことはまた別のお話。

 おわり。
404RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/04/27(日) 00:57:17 ID:qgdIEEFs
後書き
澄香ちゃんが読みたい、と言われたので書きました。反省はしているけど後悔はしていない。
ちょっと短く纏め過ぎたかもしれません。
それにしても、ゲームオーバーでも主人公についていくなんて。澄香ちゃん良い子すぎ。

では、続きましてひじりんSSの続編なんてどうでしょうか?

 雪がちらほらと降る中、いつも以上にパワ堂のプリンを求め行列が出来ている。
 そんな12月24日。六道聖は周りを見渡す。
 寒さによって手は悴んで、吐く息は白く空気に溶け込んでいく。
 聖はその寒さには表情を変えずにいたが、目的の人物を見ることが出来ず少しだけ表情を曇らせた。
「………」
 あの日以来、聖は暇さえあれば彼にデートに付き合わされる。
 それはそれで楽しかった。彼女にとってめったに出ない笑みも自然とこぼれた。
 だが日に日に、彼女は不満を抱くようになっていた。勿論、聖は別に彼のことは嫌いではないのだが。
 風が吹く。寒く冷たい冬の風が聖の頬をくすぐる。
 数分後、後方から声が聴こえた聖は振り向く。
 そこには息を切らして酸素を必死に取り入れている小波の姿があった。

「ごめんごめん、聖ちゃん!」
「十五分の遅刻だ」
「遅れた事は謝るよ! じゃあ行こう」
「………」

 聖は少し、不機嫌のまま二人のデートは始まった。

 聖が彼に着いて行った場所は、いかにも高級店に見えるレストラン。
 初めてのクリスマス・イヴは豪華にと。小波が奮発して三万円の高級レストランを予約したのだ。
 聖は一度は遠慮したのだが、デザートにプリンが出るらしいので了承。
 座った席は、レストランで一番外の景色の良い所。
 料理の注文後は外の風景を眺め、小波が視線を戻したときには聖が笑みを含めて小波を見つめていた。

「良い眺めだな」
「うん」
「先輩がこんな良い所を知っているなんて、驚いたぞ」
「ありがとう……あ、そうそう」
 小波は思い出したように鞄を開き、中から小さな箱を取り出す。
 それを聖の目の前に置き笑顔で。
「忘れる前に渡しておくよ、クリスマスプレゼント!」
「………」
「あれ、どうしたの聖ちゃん?」
「あ、いや…ありがとう……先輩」
 一瞬だけ、声が出なかった。
 何せ、彼から初めて貰ったプレゼントだ。 聖の胸が一気に高鳴っていた。
「? ちょっと頬が赤くない?」
「さっ、さっきまで寒い外を歩いてきたからだ!」
 聖は必死に弁解する。
「そ、それより…あ、開けてもいいのか?」
「んー、それはちょっと。家に帰ってから開けてくれないかな」
「?」
「お待たせしました」
 二人の目の前に料理が並べられる。
「ほら、せっかく来たんだから、食べよう!」
「ああ」
 二人は軽く談笑しながら食事を楽しむ。
 が、共に聖の頭の中は悶々と、彼から貰ったプレゼントが浮かんでいた。

 帰宅後。聖は小波から貰ったプレゼントを机の上に置く。
 そして椅子に腰掛けまじまじと見つめる。
 可愛らしいリボンと、いかにもクリスマスの雰囲気を漂わせる赤い箱。
 開けるのが非常にもったいない気分だったが、開けないと中身を確かめられない。
 一体何が入っているんだろうか。彼女の思考が蠢く。
「………」
 幾分経っただろうか、聖の指が箱のリボンに掛かる。
 ゆっくりとリボンの結び目を解きドキドキしながら箱を開ける。
 予想外。そう言わざるを得ない。聖は箱の中身を見たとき、さすがに目を疑った。
「………?」
 箱の中にあった物を摘む。繰り返し何度も見たが、かなり露出が高くかつ刺激的なもの、どうみても下着のよう。
 そう、所謂ローレグが箱の中に入っていたのだ。
 更に箱の中身を調べると出てきたのは猫耳。聖は呆然とする。
 部屋の中は暖房が効いてて温かいのに、心が冷たかった。まるで先程までいた冬の夜道を歩くほどに。
「分かっていない、何も分かっていない。先輩……」
 そう言いながらも聖はローレグと猫耳を着用していたのだった。
 そして猫のポーズ。
「……にゃー」
 聖の顔が嘗て無いほどに真っ赤になった。

 翌日、聖は慣れない携帯電話を操作して小波を呼び出していた。
 その小波、土下座中である。釘バットでボコボコにされた後である。
 聖は表情こそ変えないものの、釘バットを担ぎ小波へ視線を下ろす。
「先輩は何で私にあんなものをくれたんだ」
「ごめんなさい、悪気は無かったんです……」
「全然分かっていない、先輩は乙女心を分かっていない」
「今後、理解できるよう努力します……」
「だからみずきに振られたんだ、反省しろ」
「………」
 日ごろの鬱憤からどうでもいい事をまで、ここぞとばかりに言い放つ。
 言い終える頃には、彼の口から声は出なくなっていた。
「少し待ってろ」と小波に耳打ちし、その場所から姿を消す。
 数分後、戻ってきた聖の視界に入ったのは未だ土下座中の小波。
 クスリ、と聖の笑った声が小波の耳に入ってきた。
「もういい、顔を上げていいぞ」
 何も言い返せない小波は、聖の言うとおり顔を上げた。

「!!?」
 小波の目が点になる。 それは目の前にはローレグと猫耳を着用した聖の姿があったからだ。
 恥じらいから来るのか、聖は少し頬を赤く染めて、そしてぎこちない笑みで
「どうだ、先輩が着用してほしいと思ってくれたんだろう?これが私からのクリスマスプレゼントだ、一日遅れですまないな」
 そんな聖の刺激的な姿に、興奮しないわけがない。
 小波の下半身の息子がたちまち元気になるのを見て、聖は溜め息を付いた。
「つくづく思うんだが、先輩ってかなりの変態だな」
「……否定はしません…ってうっ!」

 股間に異様な感覚があったかと思えば、聖の足が彼の股間を刺激していた。
 中にある塊を踏み慣らしていくと、その硬度は更に増していく。
「凄いな、どんどん硬くなっていくぞ」
「聖ちゃん、ちょっと……っ!」
「……反省が足りない先輩にはお仕置きが必要だからな」
 聖は小波のズボンを下着ごと下ろし、彼の肉棒を取り出す。
「まったく……、いつ見ても先輩のこれは凄いな」
 指でなぞるとピクッ、ピクッと反応する塊。
 聖は呆れる様な表情をしたのち、少し頬を赤らめ上下に動かし始めた。
 慣れた聖の手つきは彼に快感を与え、更にムクムクと大きくなる。 
「付き合うたびにこんな事させられる私の身にもなってほしい」
「でも聖ちゃんを見ると……つい」
「……。先輩のそう言う所は嫌いじゃない」
 照れていた頬が更に赤みを増す。
 唾液を数滴垂れ流し、滑らかになる小波の硬直しきった茎。
 再び手の動きを再開すると、小波の全身に性感が走った。
「ッ! 聖ちゃ……ん!」
「これがいいのか、先輩」
 陰茎の先からあふれ出る液により、ピストン運動はスムーズに行われる。
 その度に耳に入る淫らな音は、二人の性的興奮を高めていく。
 聖の手の動かすペースは全く落ちず、片方の手は陰茎を上下に動かしもう片方の手は睾丸をゆっくりと揉む。
「ひ、聖ちゃん…も、もう……っ」
「む、先輩、出そうなのか?」
「……うん」
「そうか」
 辛そうな表情をする彼を眺め、淡々と答える聖。
「先輩はどうしたい?」
「えっ?」
「反省はしているみたいだし、先輩の好きなようにしていいぞ」
 その言葉に反応するのは男の性か。
 小波はガバッと起き上がり聖を押し倒し、少々無理やりにキスをした。

 小波が唇を放すと、聖はやはり呆れ返ったような瞳で
「やはり反省していないみたいだな」
「だって聖ちゃんが好きにしろって……」
「まぁいい。そういう先輩の所は知っているからな」
「それって貶しているのかしてないのか……」
「ふっ……」
 聖が笑う。その顔はすぐに悶えに変わる。
「だからまぁ……さすがにこのままじゃ苦しいんだ。……きてくれ、先輩」
 秘所を指を差す。先程の行為が聖の性的興奮を高めていた。
 自ら陰核を刺激すると、彼の耳に分かるような艶めいた声を出す。
 小波は大事そうにローレグを少しだけずらし腰を落とす。
「うぁっ……!」
 奥へ、更に奥へと徐々に挿入されていく。彼が根元まで挿入し終え、一呼吸置く。
「あ、熱い…聖ちゃんの中、もうこんなに……」
「先輩が…先輩が悪いんだぞ…」
 既に刺激を加えられた小波のものは更に快楽を得る。
 少しでも動けば絶頂に達してしまいそうな、彼にとって喜ばしいのだが、喜ばしくない感覚。
 何より聖と一緒に繋がっていられる時間が減るというから。
 我慢するしかなかった。少しでも一緒に感じられるため。
 彼が腰を動かし始めると、聖の表情もより悶え始める。
「っ、あっ!せ、せんぱぁ…ぃ、っ!」
 その顔はとても愛くるしくて
 一度見ると忘れられない
(…ごめんね、僕、もっと聖ちゃんのこと理解するから……)
 自分が彼女の心を理解していない事に心から反省して
 聖にキスをした。

 彼が聖の口を塞ぐと、彼女から下を絡めあう。互いに求め合うキス。
 口を放すと、二人の絡み合った透明な糸は繋がっていて、すぐにぷつりと切れた。
「せ、先輩…、出そうなんだろう……」
「う、うん…」
「もう我慢しなくていい…。出して…いいぞ……」
「わ…分かった」
 もうちょっと長く繋がっていたかったのだが、最早射精の感覚は直前に。
 腰が動く。それは止めようにも止められない状態。
 ピストン運動が激しくなるにつれ、比例するかのように聖が喘ぐ。
「あっ、あっ…!せ、せんぱ……激しすぎ…んっ!」
 聖の声こそ入って来てはいるものの、動きは止まらない。
 逆に、聖の喘ぎ声が彼の動きを促進しているかのよう、更に蠢く。
 そして階段を上るかのごとく、快楽は絶頂へ駆け上がる。
「くっ…聖ちゃん、行く…出すよっ!」
「せ、先輩…!っ!」
 ドクッドクッ、と勢い良く白濁液が聖の膣へ流し込んだ。

 射精し終えた肉棒を引き抜き聖へ視線をやると、悶えているとは言えちょっと不服そうな聖の顔が。
「どうしたの?聖ちゃん」
「ぁ…ま、まだ私……」
「…イッてない、って言いたいの?」
 恥ずかしそうに頷く。…すると
「ならちゃんと言ってくれればいいのに」
「…えっ?ひゃぁ!!」
 白濁液と共に指で膣を掻き回し始めた。
「せ、先輩!?あっ、あ…っ!」
「流石に僕だけイッて終わらすのもね。次は一緒に…ね」
「…んっ」

 三度目のキス、幸福感は二人に笑みを浮かばせた。

「大好きだ、聖ちゃん」
「……私もだ、先輩」

 おしまい。
後書き
某所で「続き書け」言われたので書きました、前回のひじりんSSの続きです。
ひじりんが貰ったプレゼントに関しては前回同様、某所の絵板の影響です。
何か、ひじりんがSだったり、にゃーだったり、えっちかったり、何か色々申し訳ない。
それにしてもどうして私はえちぃ部分の方が長くなるのは、何だかなぁ。

それでは次回こそ純愛のあおいちゃんを書こうかなと思います。
GW中に投下出来るように…ちょっと頑張ってみます。
412名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 08:15:58 ID:1K+swiYo
GJと言わずして何と云おうか
超絶GJ!!!
413名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 17:57:17 ID:/H7sYvHN
RIK氏コラボしすぎw
足コキとかまったく…キュンキュンしてしまうじゃないか。
実にけしからん。
それから澄香ちゃんSS乙。
RIK氏の予告からなんとか先をこされまいとがんばってみたが無駄だった。
ドラフト漏れの後という設定には、まいったねこりゃ。うへへ。
共にGJ。
414名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 18:26:45 ID:rRrqAjPe
澄香ちゃんと聖ちゃんの組み合わせかよ
オマエさァ劇薬は用法と用量お守りくださいって医者に言われなかったのかよ
俺等が腎虚で腹上死したらどうするつもりなんだ

まあなんだ、何が言いたいかっつーと
最大級のGJってことさ!!

こんないいもの見せてもらっておいて澄香ちゃんの二年目のクリスマスの初体験話までキボンする俺は死んだ方がいいだろうか?
415名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:59:11 ID:bPKVRCi/
あの禁断の質問をしたくてたまらないが、黙っている
416名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 21:13:28 ID:4cMb+KdV
澄香のイベントで
「別にクリスマスだからって特別なことするわけじゃない」
の『特別なこと』が主人公はキスのつもりだったのに澄香は……だと誤解して怒って去って行った後誤解が解けそのまま赤面。ノリで初体験
というシチュはどうだろうか
417名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 23:51:23 ID:/H7sYvHN
>>416
ok。期待してる。
418名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 11:17:06 ID:pTW/EaEw
気がつけばもう高校生活をスタートさせていた。
僕が通学するのはパワフル高校。中学ではエースとしてそこそこの成績を収めたけどやっぱり強豪校には行く気になれなかった。
でもパワフル高校は古豪として有名だし悪くない。中学の皆はこの進路を称えてくれ、応援すると言ってくれた。
・・・・一人を除き

「「僕らの魔球」」

今日は部活へ初の顔出し。勿論鈴本大輔は野球部に行く。グランドに向かう道中で彼は眼鏡をかけたおとなしそうな男の子が野球部を眺めてるのを見つけた。
あれ?彼はクラスメイトじゃ?
そういえば、自分のクラスに彼がいたような気がした。
鈴本は声をかけた。
「やぁ、君僕と同じクラスだよね。・・・えっと・・・」
「東條小次郎です」
まだクラスメイトの名前を満足に覚えられない鈴本は少し申し訳なく思ってしまう。
「東條君か。僕は鈴本大輔。君も野球部に入部希望かい?」
普通野球部を見ていたらそうだろう。鈴本は当然のように聞いたが東條は
「僕!?いやいや、野球には興味ないですよ」と言うと踵を返し、校舎に戻っていった。
でも確かに野球部を見てたよな・・・・。鈴本は疑問を持ったが気にせず野球部に行くことにした。
419名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 11:55:54 ID:pTW/EaEw
「河川中から来ました鈴本大輔です。ピッチャーやってました」
野球部にくるなり新入部員の鈴本は自己紹介を行った。
「なかなか礼儀正しそうな部員でやんすね!!おいらは矢部でやんす。2年でセンターのレギュラーでやんすよ」
眼鏡をかけた矢部という先輩が声をかけてきた。ちょっとオタクっぽいけどいい人そうなので鈴本は笑顔で会釈する。
「俺は松田。お前と同じピッチャーだ。エースを賭けて勝負だな!俺は直球なら誰にもまけねぇぜ!!!」
次にはきはきした先輩松田が話しかけてくる。いきなり凄まれ鈴本は恐縮した。
「おいおい、松田。怖がってるだろ。俺は小波。キャッチャーやってて二人と同じ2年だ。よろしく頼むぜ」
次に話しかけてきたのは小波という先輩。彼を見る野球部員の視線が彼の信頼の厚さを物語っている。
「先輩方よろしくお願いします」
その後はキャプテンの握里や先輩マネージャー藤乃の紹介など諸々な出来事があり、練習が始まった。
監督である稲垣は1年生の実力を見たいとして投手に投げ込みを命じた。
鈴本も当然ブルペンに入る。ブルペンは一人分しか投げる場所が無く、数分して彼の順になる。
「鈴本よろしくな」
「はい、小波先輩」
受ける捕手はレギュラーの小波だった。鈴本は投げ込みを始めた。
ストレートは130km/h前後。オーソドックスなスライダーとシュートを織り交ぜた。特に特徴的な物が無さそうだが稲垣監督は
「ミット一つも動かん。素晴らしい制球力だ」
と驚嘆の声を上げた。そう、鈴本の魅力は抜群のコントロール。これを武器に小学時代一貫して控えだった彼は中学でエースにのし上がった。
「よし、次」
監督の指示で鈴本はマウンド降りて、別のメニューに入った。
そのまま、練習は終了。帰路につこうとする鈴本に小波が声をかけた
「鈴本、お前いいコントロールしてるな。他の1年にはお前より球威ある奴やいい変化球持ってるのばっかだけどコントロールあんないいのはお前だけだ。
もっと特徴のある武器を身につければエースになれる可能性はあるぞ」
「はい、ありがとうございます」
「じゃ、俺は自転車だからお先に」
小波そう言うと自転車を走らせた。
武器か・・・・。鈴本は実は他の1年生が投げた140km/h超の速球やキレのいいカーブ。
そんな物では比べ者にならない恐ろしい武器を持っていた。でも投げなかったのだ。
彼は思う。この球を扱うことができる人がいるだろうか。・・・・彼女以外に。
420名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 12:10:00 ID:pTW/EaEw
練習を終え、帰宅した鈴本、のはずだが彼は家に入れず曲がり角から家を伺っていた。
自宅の門の前に馴染みのある一人の女がいたからだ。
どうしても鈴本は彼女に会う気になれなかった。
ふと、自宅のドアが開くのを目にする。
・・・・母だ。
母は門の前にいた彼女を目にすると少し談笑した後、彼女を家に迎え入れる。
恐らく、帰ってくるまで待ってればとでも言ったのだろう。
観念した鈴本は家に入る。
「ただいま」
「おかえり、大輔。あなたにお客さんが来てるわよ」
「・・・・・・」
鈴本は知っているのであえて答えなかった。リビングに入るとテーブルの椅子にさっき立っていた彼女が座っていた。
「・・・・大輔」
控えめに鈴本を呼んだ彼女の名は六道聖。鈴本の幼馴染で中学校時代バッテリーを組んでいた子だった。
421名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 19:14:33 ID:EQUt8Rm/
おお、あえて鬼門にいどもうと言うのか!!
頑張れよ、期待してるぜ!!
422名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 20:52:35 ID:pTW/EaEw
「・・・・・聖、どうしたの」
鈴本は気まずそうにつぶやく。
「話があったから来た」
しばらく会わなくてもやはり凛々しい彼女は変わらない。
鈴本は、六道が何を言うか察しがついていた
だから会いたくなかった。
「長くなりそうだから外で話そう」
鈴本がそう言うと聖は無言で従い外へ出た。
「どうしてだ」
外へ出るなり間髪いれずに六道は口を開いた。
「何のことだよ」
だいたい言われることは把握しているが鈴本はとぼけたように返す。
「別に同じ高校にしてくれとは言わない。でも、どうして私に何も言わずに進路を決めた。
私がお前の進路を知ったのはお前が受験が終わってからだ」
鈴本はパワフル高校進学をあえて六道に告げなかった。
でもそれには理由があって・・・・・
「言えば君はどうせパワフル高校を受験するだろう」
鈴本は六道から視線を外し答えた。
「何が悪い!!!私はずっとお前と一緒に野球をやってきただろう!!!」
六道は力いっぱい怒鳴った。
鈴本にとってはこれが理由だった。
話は数年前に遡る。
六道聖は類まれな野球センスをしていたが、性別故にどこのリトルも敬遠していた。
そんな中鈴本は彼女に野球をしようと誘った。当時補欠だった鈴本はいつか彼女のようにすごい選手になろうと必死だった。
六道は以来、鈴本を信頼し、軟式少年野球で結果を残し、シニアから勧誘を受けても鈴本がいるからと言う理由で軟式野球部に入部。
その理由が彼のことが好きだからと言う結論に至るまでそう時間はかからなかった。
六道聖にとって鈴本大輔は野球と一体のもので夜眠るときは自分の世界そのものだった。
一方で鈴本は罪悪感を感じていた。好きで始めた野球を聖は自分のためにやっていた。
鈴本自身は捕手である聖のアドバイスにより中学時代投手として頭角を現し、抜群の制球力と魔球ナックルを習得した。
それは鈴本と六道のふたりだけの魔球・・・・・。
不規則に変化するそれは捕球はプロでも難しいが、聖は寺の一人娘として培った集中力で完璧捕球して見せた。
これで鈴本は絶対的エースとして君臨することができた。そこまで、パートナーである聖から離れる進路を選んだのは、彼女は彼女の野球をやって欲しいから。
もう、自分のためにその才能を犠牲にして欲しくない。
そして、彼女無しで一流の投手になってみせる。
その思いがこの進路の中に詰まっていた。
でも、それを話せば彼女は烈火の如く怒る。それを分かっていた鈴本はそれを言えなかった。
423名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 08:42:47 ID:zqU3M7jE
鈴本×聖より阿畑さん×茜のほうが色々叩かれる気がするんだが…
424名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 15:30:33 ID:U36t894a
小説的には読みやすいしGJなんだが
中学生時点で「プロでも補球すら難しい」ほど変化するナックルって設定はさすがに無理があるかと
425名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 19:19:12 ID:mMm/0ZR5
つーかナックルは変化する球じゃないと(ry
426名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:06:00 ID:NZNngSCN
ナックルの捕球は実際プロでも難しいが、そんな細かい所気にしなくていいじゃないか。
ここはエロパロスレなんだし純粋に楽しもうぞ。
427名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 22:43:57 ID:kGZLrsVg
ちなみに中学野球はほとんどが軟式だが軟式球でナックルは不可能
428名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 00:25:36 ID:ZC1FPgXv
まぁ確かに。
でもナックル的な握りで投じれば、パームもどきみたいな無回転の球にはなった。
投げる本人がナックルって言い張ればナックルでも良いと思ってる。


ところで鈴本×ひじりんの続きはまだ?wktk
ある程度の踏ん切りが付いたら俺も再投稿しようと考えてるので。
429名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 20:50:17 ID:yERf8qoT
15登場
最後の希望よ、頼む
430名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 16:54:00 ID:kwgzGDCF
age
431名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:42:10 ID:KVAmBkrO
早矢が読みたい
432名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 12:34:46 ID:MnO9tnuS
おう早矢くしろよ
433名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:18:36 ID:FJW1JtTM
434名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 02:47:01 ID:6ayr8ERZ
じゃあ俺今度早矢もの書くわ





ってかこの前投稿した後に、早矢メインの話を六割方まで書いたんだけど、誰も早矢なんて知らないんじゃないかとそれを削除しちゃった俺涙目
435名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 15:34:55 ID:ndQrTIpV
早矢かわいいよ 早矢
436名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 18:02:03 ID:tFN7YrMc
誰もしらんだと?
それはマイライフやるたびに早矢に走る俺への挑戦だな
437名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 22:48:14 ID:/xtjBWmf
気が付いたら毎回朋美と籍を入れてる俺
438名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:19:59 ID:kdwwmC51
気がつくとまりんしか嫁にしない俺
439名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:28:12 ID:JJeRAECj
俺には小春がいるが何か?
440名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:48:09 ID:bjzCYQqW
瞳と結婚して玉の輿
441名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:49:47 ID:aJdDo4wE
瞳さんは樽巨乳であってほしい。
442名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 12:09:02 ID:n3ZHMquL
スレンダー巨乳だろ常識的に考えて
443名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 04:18:45 ID:iF7uFQlh
しかし12は愛も萌えるし捨て難い
444名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 11:09:36 ID:TqsA6S9L
瀬久椎佳織さんは?
445名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 15:51:20 ID:3cygxY2I
愛が出るまで年数進めるのがもどかしくてスッチーと籍いれてしまう俺
446名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:57:30 ID:oT+s5Cuk
不思議な流れになってるなw

やっぱサクセスはキャラ改変改悪が激しくてみんな関心がなくなってきてるのか?
かくいう俺も新作にはガクブルだが。これ以上アレな真似をしないでくれ、とな。

ところで、栄冠で女子マネと籍を入れるイベントはあと何年経てば導入されるんだ?
447名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:47:55 ID:03sQLxNt
あおいちゃんを捨てた573は万死に値する
448名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:54:33 ID:MwjFtVfv
>>447
っパワポタ3
449名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 15:04:42 ID:yK+QC+6K
早矢は最高だよな?14のちひろさんも良いけど
450名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:23:55 ID:+fy0UBaH
みずきたんも、エンディングでは引退してたしなー。
まあ新キャラが出るのは悪いことではないんだが・・・。
451名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:27:02 ID:KvwKQaUp
>>450
え?14すぐ売ったけどみずき引退したっけ?えええ…
452名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:44:00 ID:6VZhqb4I
14は、集めてる漫画の影響からか、ロックシンガーと籍入れたな
453名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:49:18 ID:+fy0UBaH
>>451
引退と言うのは語弊があったかも。
女性だけのリーグを作るとか言って、既存のプロ野球会からは引退した気がする。
間違ってたら誰か訂正よろしく。
454名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:08:08 ID:6FoTuq+X
来年からバルカンズの先発になるとか言ってたよ
455名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 03:09:23 ID:CIN/6o9j
Wikiには、シーズン途中で先発に転向するパターンもあるみたいに書いてあったなあ
そのパターンはまだ見てないが

マルチシナリオなんだろーか
456名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 15:13:55 ID:Eht1I6KM
14はマジでつまんなくてすぐ売っちゃったから全然話がわかんないw
457名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:23:08 ID:CIN/6o9j
8以降ずっとやってなくて急に14やったから、普通に楽しめたけどなあ。
サクセスメインの人には不評みたい?
458名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 06:16:15 ID:5If2T2KJ
ここで語りたいなら少なくとも9と13をしなくては無謀だと思う
459名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:01:28 ID:OFMjHqMK
同意。あと10もした方がいいかな。14?何それおいしいの?
460名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:46:18 ID:0cPkwwTo
ちょうど9と10と13だけ持ってるんだが
461名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 02:11:52 ID:KfYnc5fg
なるほど、教えてくれてdクス

だけどここSS板だよな、妙な流れにしてスマンかった
462名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 03:04:33 ID:V83sL3U2
じゃぁ俺が流れを変えるしかないな。


ごめん、やっぱ無理。
463名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 03:05:06 ID:V83sL3U2
じゃぁ俺が流れを変えるしかないな。


ごめん、やっぱ無理。
464名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 07:19:29 ID:5Ju1qpE/
あおいちゃんのお尻ばっかりしつこく痴漢する作品を書きたい。
465名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 16:57:46 ID:KFO2+nLR
パワプロ9以外で今パワプロを買うとしたらどれがお勧めか教えてほしいのですが
要望はサクセスがおもしろいやつでお願いします
466名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 20:08:25 ID:Twotk19y
11は鉄板


まりんは俺の嫁
467名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 21:37:18 ID:/8SmXJx1
サクセスなら10か11かなぁ。普通に面白いし。11はマイライフが良かった。やたら怪我するけど。
468名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 23:09:53 ID:KFO2+nLR
>>466>>467
ありがとうございます
10か11どっちもやりたいなw

13はやってみたいのですが、ゲームの操作性などが微妙だと聞いたので悲しいけど除外することにしました
469名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:54:44 ID:8FbAQliQ
13はやたら打球が飛ぶのと三振が取れないのになれれば、そこそこ楽しめるかと。
俺はマイライフで27球ピッチングを目指してる。
470名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 06:41:37 ID:JPPNO0Wa
サクセスの時は操作に困る。ミット見えないし。ルーキーのお守り使ってもやたらと強いのできるし。
471名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:02:54 ID:QgDJ3ZgH
13決なら全日本で簡単にオールA野手が作れる。
キャラもいい感じに出てくるし。あおい、みずき、聖、猪狩兄弟に阿畑・・・。
15のサクセスでは社長のお世話になりそうだ。
そういや、聖が万能秘書になってるような描写があったな。kwskは、ファミ通、電プレ等で。
472名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:10:50 ID:uZV3FLrP
13は165kmのストレートがハエが止まるくらい遅いからな
正直ゲーム性は期待できないかも…
ただ困ったことに、木乃葉さんと絵久ちゃんと聖ちゃんが神だ
473名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 17:43:49 ID:A+W5jgAZ
>>472
早矢も入れてくれ
474名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 20:48:09 ID:JPPNO0Wa
美緒も入れてくれ
475名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:31:08 ID:Acu/FQjW
それでも俺はなつきちゃんが好きなんだ
476名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 15:18:12 ID:jdMhNUIO
10のエミーや、空、海、の双子を忘れてもらっちゃ困るな。
エミーを彼女にすることは俺の育成理論には大切な事項だからな。
477名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:24:21 ID:6UrLy9Yp
熱い夜になりそーだネ♪

今夜はアンナ事やコンナ事をエミーにしちゃうんだよネー!!

エミーはエロイ。てか10は全般的にエロイ
478名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:06:41 ID:k9UK7Zs/
10といえば空に肩揉みしたときに・・・ 
479名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 22:52:22 ID:R6wpLtI4
我摩派はいないみたいだから俺がありがたく貰っておくわ。
480名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 13:56:55 ID:aMXuhmmX
>>479
いやそれだけは譲らんぞ
帝王で強キャラ作ろうとしてたのについついストーカーしちまう…orz
481名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 15:39:53 ID:/7xr1iX0
では小田谷は俺が。
てゆーかパワポタが出たわけだが、神寺も貰っていこう。
482名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 21:02:43 ID:axDSBCGK
浮気されて泣いてるあおいちゃんは俺がいただきますね
483名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 21:36:26 ID:JsOkxWX+
じゃあエリリンは俺がいただきますね
484名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 21:44:35 ID:Ydc51nkc
じゃあ↓にカレンさんをプレゼントしよう
485名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 23:11:31 ID:WIoi6ZhY
俺は澄香ちゃんのモノ。
486名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 23:39:04 ID:Kbf6w1E/
さて、パワポタにサクセスが追加された訳だが、パワポタヒロインでSSを書いてくれる神はいないのかな?
487名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:00:15 ID:MTGY6L9i
ほむらん
488名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:00:34 ID:2LU0mv4s
2の攻略本で開発者のコメントで、サクセスはいれない、的なこと言ってたなぁ。
489名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 18:40:15 ID:BRR6P7Hw
みずきタンハァハァ(;´Д`)
490名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:38:22 ID:FMmi/ZDN
>>489
水木卓タンですね。わかります。
491名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 00:51:52 ID:M4Kd/hEs
水木しげるタンだろ常識的に考えて
492名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:29:41 ID:KDU3YvOG
パワポケにあおいちゃんがいたらどうなってたんだろう
スレ違いか、ごめん
493名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:36:39 ID:YShuSaEO
>>492
間違いなく死亡endがあると思う。
494名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:25:46 ID:iu5EMYGP
確実に進タンのようになるぞ
495名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:21:29 ID:q3jR3rd6
つまりこういうことか?

高校時代
身体を使って試合に出してもらう
彼(パワプロ君)に助けられるものの表沙汰となり出場停止
しかしそれをバネにして甲子園優勝
この時、初めてあおいは彼に惚れたという事を知る

プロ時代
プロペラ団に勧誘されるも拒否
その見せしめとして輪姦レイプ、そして惨殺
その後サイボーグとして蘇生される

サイボーグ時代
女性投手として名を上げるものの満たされない日々
裏では刺客サイボーグとしてプロペラ団に従わない選手を抹殺する
そんなある日彼(パワプロ君)の抹殺が降る
苦悩するあおい、愛と任務との板挟み
彼と会って決めることにしたあおい、彼を電話でホテルへ呼び出す
彼とのエッチ、あの頃と変わらない彼への想いが甦る
しかし結ばれないということを感じるあおい、彼へ今の自分の事を話す
「思い出をありがとう」その一言共に体内に仕掛けられていた爆弾が作動し死亡
496名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:47:36 ID:K9QVvqFU
>>494 kwsk
497名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:54:08 ID:ne8dLDzK
命可愛いよ命
498名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:29:59 ID:069c7NWl

マスクをした緑のおさげ髪「早川あおい?誰の事?
ここにいるボクは野球に魂を売ったおんn…いや男。野球マスクだよ」
499名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:55:35 ID:ZJqDClcl
マスクからおさげが出てるとプロレスラーのようでいただけないな。
500名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 02:05:18 ID:FIsE4vfq
じゃあガッチャマン風のバイザーとか
もしくはライダーマンみたいなの
501名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 03:49:51 ID:05sAumoq
倉刈親子と同じ境遇になればいい。

>>495
くやしいなぁwwwwwwくやしいなぁwwwww
502名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:38:39 ID:Bn9Xp7+d
12の千夏が可愛すぎる
名前出てないし俺の嫁でいいよね
503名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:07:19 ID:f1gms/oT
エロパロスレなのに新作が無いな…
気長に待つとするか
504名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:33:03 ID:BAYYv8jq
>>502
ワカメみたいな芋臭い格好に吹いた記憶があるw
一応メインの彼女候補なのにw
505名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 20:22:00 ID:NJxZ3csW
マイライフでサクセス選手使う時にサクセス時の彼女を引き継げたら神なんだけどなぁ・・・
506名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:03:14 ID:4zpBMd3T
とりあえずエロは無理だが構想だけはあるんだ。

・恋恋高校キャプテンの主人公、ドラフトで指名されず。
 あおいちゃん、矢部君は指名される。
・主人公とあおいちゃん。お互いの気持ちを確かめ合う。
・主人公、プロで再会するために大学へ。
・そこから四年間すっ飛ばして見事にプロ入り。
・あおいちゃんと完全に結ばれる。

とか。
11でのパワフル大学、普通で。

・あおい監督のレッスン。スタミナ編。

「……あっ、ゃ……気持ち良いよぉっ! もっと、もっとぉ……」

投手の主人公。スタミナ不足なので見かねたあおい監督は自らの体を使ってスタミナを付けさせてくれるとか。

うん、誰か書いてくれ。俺も頑張るけど。 
507名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:19:22 ID:v1ZQ8HXg
お前の世界観はお前独自のものだしなあ…
お前の構想はお前に任せるしかないよ

うん、俺も頑張るけど
508名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:22:11 ID:4zpBMd3T
いや、正直主人公とあおいちゃんが愛し合ってくれればそれで良いんだ。
それだけで十分。
という訳で>>507よ、共に頑張ろうぞ
509名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 02:25:53 ID:hCUsm/YE
神寺に萌えた俺は異常か?
誰か書いてくれるとありがたい
510名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 13:36:56 ID:n/EMJWEq
鈴姫に萌えた俺は異常か?
女体化、誰か書いてくれるとありがたい
511名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:44:17 ID:n57RJjGl
タイムスリップネタを思いついた
でも書いて良いのか分からない
512名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 01:14:47 ID:kbe2wVZA
>>511
是非書きなさい、いや書いてください
513511:2008/06/13(金) 21:23:02 ID:n57RJjGl
プロローグだけで200行を超えた
まあ、改行ばっかしてるからなぁ…
514名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 23:59:03 ID:n57RJjGl
プロローグをショートカットすれば良い
515名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 02:10:04 ID:fqFNlrBc
あおいとみずきがぶつかって中身が入れ代わる話しなんてどうかな。
516名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 19:22:43 ID:1x/K/vul
>>515
そしてあおいちゃんは主人公とデキてるからみずきは主人公とえっちするんですね、わかります
517511:2008/06/14(土) 22:04:02 ID:DVRQudcb
実は小説書くの初めてなんだ
それに多数のパワポケキャラが出ますがやられるのはパワプロキャラです
そこら辺をご了承下さい

これまでのあらすじ

最近、橘みずきは調子が悪かった
そんなある日、自分の目の前に野球仙人と名乗る者が現れた
野球仙人はみずきに頑張れば調子が戻ると言う
疑っていたみずきであったが野球仙人は有無を言わさずみずきをおかしな穴に落とす
みずきが穴から抜けるとそこは過去の世界だった
そして過去の世界で甲子園優勝しなくては元の世界に戻れない
仕方なくみずきは甲子園優勝を目指すことに
518511:2008/06/14(土) 22:04:43 ID:DVRQudcb
みずきは悩んでいた
「甲子園優勝は良いんだけど…」
過去の世界では女性選手はまだ認められていないのだ
季節は冬、どこに行くべきか迷っていた
「ここはどうじゃ?極亜久高校」
黒野博士が勧める
黒野博士はみずきの保護者的立場を勝手出てくれた人である
「パス、かなり荒れてるようじゃない」
みずきは一蹴した
「そういえば、ここはどうバッタ?」
バッタ男であるボボがとある高校を勧める
「恋恋高校?……もしかしてあの恋恋?」
みずきは驚いていた

恋恋高校
数年前にプロ野球至上初めて女性選手を出した高校である
よくあおいに目が行きがちだがそれを支えた大黒柱
"松山"もまたプロ野球至上初となる連続猛打賞を成した人物である
しかし甲子園に出場できたものの優勝はしていなかった

「今年、ここの高校に野球部が出来たようバッタ」
「……」
みずきはしばらく沈黙したのち…
「決めた!あたし、恋恋へ行く!」
519511:2008/06/14(土) 22:05:22 ID:DVRQudcb
そして…
「橘みずき!中学ではピッチャーをやってました!」
みずきは元気よく声を出す
「また女の子でやんすか?」
メガネをかけた男が思わずニヤニヤしながら呟く
「何見てるのよ!このメガネ!」
みずきは男に対して文句を言う
「お、おいらは先輩でやんすよ!」
「あーら、ごめんなさい。威厳が全く無いんで気がつかなかったわ」
「ムキー!」
「まぁまぁ、凡田君も落ちついて…」
怒っているメガネを制するのはあの憧れの人だった
「あ、あおいちゃん!おいらは先輩として…」
「はいはい、どうせエッチな目で見てたんでしょ?」
ジト目でメガネこと凡田をみるあおい
「ひどいでやんす!」
凡田は文句を言った
「さて、キャプテンから挨拶をお願いします」
あおいはキャプテンこと松山に話を振った
「えー、この野球部で重要なことはたった一つです。それは"楽しく野球をやろう!"です」
「もう少し気の利いたこと言えよ、キャプテン!」
2年生の方からからかいの野次が飛ぶ
「仕方ないだろ!今、頭の中こんがらがってるんだから!」
「「あはは…」」
いろんなところから笑い声が聞こえ練習が始まった
520511:2008/06/14(土) 22:07:12 ID:DVRQudcb
「はぁ〜」
練習を終えたみずきはシャワーを浴びていた
恋恋高校の練習は基礎を徹底的にやるために非常に疲れるのだ
シャワーを浴びてる最中にドアが開く
入ってきたのはあおいだった
「お疲れ様、みずき」
「はい、お疲れ様です。あおい先輩」
みずきはあおいのプロポーションを見た
(…胸以外負けてるかな?)
みずきは身体全体を見てそう思った
あおいの身体は確かに胸は無いものの
全体的なバランスで言えばモデルのような身体であった
みずきからの視線を感じ、あおいは聞いた
「?どうしたの?みずき」
「いえ、何でもありません」
みずきはそう答えると同時にドアがまた開いた
入ってきたのはマネージャーであるはるかだった
「二人ともお疲れ様」
「お疲れー」
「お疲れ様でーす」
三人はそれぞれねぎらいの言葉をかける
521511:2008/06/14(土) 22:08:07 ID:DVRQudcb
みずきは今度ははるかの身体を見た
はるかの身体はあおいとは違いなかなか肉付きが良かった
胸は形がよく腰やお尻にはむっちりと肉がついている
(こりゃ、負けた…)
みずきは肩を落とした
「松山君は?」
「彼ならグラウンド整備に行ったわ
まだ慣れない一年生にこういう事をさせるわけにはいかないんですって」
「そっか、あとでドリンクでも持って行ってあげようかな」
あおいははるかの身体を見た
「ところではるか…おっぱいまた大きくなったでしょ?」
あおいは前からはるかの乳を持ち上げる
「へ?そ、そんな事ないわよ…」
はるかがそう言うとあおいは
「いや、絶対大きくなったよ!…このうらぎりもの〜」
そう言いながらはるかの乳房を揉み始めた
「きゃ!もう、あおいったら!」
それを見ていたみずきもいたずら心が芽生えたのか
気になる腰の辺りに飛びついた
「うわぁ、はるか先輩のお腹やわらかーい」
みずきははるかのお腹を優しく摘まんだ
はるかは思わず身をくねらせた
「もう、二人ともいい加減にして〜!」

ちなみにこの様子は音声のみとはいえ男子のシャワールームにも聞こえていた
その後しばらくの間これをネタにオナニーをする部員がおったそうな
「おいらじゃないでやんすよ!」

続く
522511:2008/06/14(土) 22:14:22 ID:DVRQudcb
とりあえず一話なので軽めに書いてみた
要望があれば続く
523名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:45:39 ID:1x/K/vul
凡田て…矢部君か?パワポケじゃないんだから…
あと強制はしないけど主人公の名前はやっぱ小波がいいな。
524511:2008/06/14(土) 23:26:32 ID:DVRQudcb
矢部はみずきちゃんの時代にもいるからなぁ…
自分もパワプロ君の親友は矢部君だと思うんだけど
あおいちゃん時代の矢部君とみずきちゃん時代の矢部君と区別する為に
亀田一族から凡田を引き抜いたんだけど逆効果だったかな?

次回から気をつけます
525名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:37:29 ID:MqLapZCM
パワポケは専用のがあるだろ
526名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 00:46:44 ID:ukbzMeLA
小波だと判で押したような気分になるから俺は他の名前がいいなぁ。
527名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 07:57:13 ID:b3wSepC8
まあ、それは511に任せるとしよう
俺はパワポケキャラを使っても良いと思うけどあんまり過剰な物はやめろ
スレ違いなるからな
528名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 08:08:02 ID:vX7yB8uf

『小波』とは誰が読んでも主人公だと一目でわかるように今まで皆がイメージを定着させてきた名前。
だからあくまで読む側の違和感を覚えるだけ問題であって、強制することではないから好きにすればいいんだけどな。

529名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:34:10 ID:8JwkYkaH
さて、初SS投下。
キャラおかしい、日本語おかしい、むしろお前がおかしいとかあるかもしれないが
そういう時はスルーしてくれ。
13主が小波で、あの後キャットハンズに行ってます

バルカンズが日本シリーズ優勝を果たしてから何ヶ月かたったころ、 
ミスターキャットハンズこと小波は、朝日がようやく射そうかという町の中を走っていた。 
「いきなり朝から呼び出すなんて・・・いつまでおてんばお嬢様なんだ・・・」
と愚痴りつつもちゃんと約束を守るあたりに、彼が聖タチバナを甲子園優勝まで導き、
オーナーのコロコロ変わるキャットハンズを一エースとして引っ張っていける理由があるのかもしれない。
何時の間にか皆の中心で原動力となり引っ張ってくれる、他人にとことん優しい、天性のリーダーシップというものを彼は持っていた。
「しかしこのペンダント・・・何時になったらみずきちゃんは返してもらうつもりなんだ?」
彼の胸に光る三日月のペンダントは高校時代にもらったものだが、割とみずきは本気で今でも憎からず思っていることに彼は気づいていないらしい。
野球に関することだと僅かな心の機微でも見抜くくせに異性には疎い、「鈍感」というやつである。
530名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:34:41 ID:8JwkYkaH
そんなこんなでぶつくさつぶやきつつ、集合場所のバルカンズスタジアム前に到着。
「小波クン遅いわね・・・みずき様が呼んだんだからパッと集合する!」
「いや、オフの朝5時に急に呼ばれてもすぐこれるわけ無いだろ」
「そーでやんす!おかげで朝の再放送のガンダーロボSEEDを見逃したでy」
「あら?そんなに眠かったら私の精神注入棒で目を覚まさせてあげようか?」
「うう〜、ガンダーロボ・・・」
「お前もうるさいな・・・俺だってバイトが・・・っと、橘、お前の旦那さんが来たみたいだぞ」
「「誰が旦那だ(よ)」」
と小波が到着するや皮肉を言い放ったのは友澤亮。
トレードの後、今はバルカンズで活躍する内野手の一人。
さっきから「ガンダー・・・」と呟いているのは説明不要の矢部明雄である。
どうやら二人もみずきの被害者のようだ。
「とりあえず俺で最後みたいだけど、今日の用件は何ですかお嬢さん・・・」
呆れ顔で小波は呟く。矢部と友澤もなんともいえない視線をみずきに送る。
「そう、その本題だけど・・・」
と、なぜかいきなり涙ぐむみずき。慌てる男三人。
「わ、わ、いやそこまで怒ってないって言うか・・・」
「そ、そうだ!むしろ早く起きられて野球選手としてはよかったというか・・・」
「ガンダーロボ・・・」「「お前は黙れ」」
531名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:35:15 ID:8JwkYkaH
「実は・・・実は・・・」
押し黙る一同。皆心配の目で見ていた。一人を除いて。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
会社が倒産して貧乏に?爆弾が見つかって野球ができない?
いったい何があったのか。
「あおいさんが・・・」
「「・・・・あれ?」」
「あおいさんが結婚しちゃうんだってええええええええええええええええええ!」
「「・・・・・・はい?」」
「昨日の夜メールがきて・・・」と事の経緯を話すみずき。
いや、確かにすごい事ではある。
これまでその手の噂など流れなかったし、みずきに先に話したのも、マスコミに知られれば
それこそ大事件になるからであろう。だがしかし。
「いや・・・それだけのために俺たちは呼ばれたのか?」
「そ・れ・だ・けとは何よ!ああ、引退したのってもしかしてその男と付き合うためって意味も・・・
相手を見つけたら問い詰めなくちゃね・・・」
「いや、精神注入棒振り回しながらそんな台詞言わないでよ」
「マジでやんすかあああああああああああああああ!」
「「ここにも何かいたあああああああ!」」
二人は忘れていたが、矢部も早川あいの大ファンである。
「何であんた達はそんなに冷静でやんすか!これはここ十年来の大大大事件でやんす!」
「眼鏡にしちゃ分かってんじゃない・・・見直したわ」
「あおいちゃんは日本の宝でやんす!」
「ちゃんづけで呼ぶなあああああああああああ!」「ガフッ!」
「で、まさかあおい選手の家に行く気じゃないだろうな?」
騒ぎ立てる二人を友澤が制する。
「さすがにプライベートまで干渉するのはどうかと思うよ?」
小波も正論で牽制。
「う・・・私はどうすれば・・・うわぁぁぁん!」
しかし牽制としては強すぎたのか、どうやら本格的に泣き出したみずきは、いきなり小波の胸に飛び込んだ。
「ってうわ、いろいろと当たってるから離れてー!」
「小波・・・後は任せたぞ、友よ!」
親指を突き上げ、多くの女性ファンを魅了するさわやかスマイルを放った友澤は軽やかに走っていった。
「逃げるな友澤ああああああああああ!って泣き止んでよみずきちゃん・・・」
「う・・・うっ・・・」
「あおいちゃあああああん・・・・」
「さて・・・どうすれば・・・」
そろそろ人通りの増える時間、人の視線が痛い小波だった。
532名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:36:35 ID:8JwkYkaH
はて、お目汚し失礼でした。
ほかの職人には足元にも及ばないandエロ無いという駄作だが
感想があればうれしいです
533名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 02:30:39 ID:WvD4S84J
ぶっちゃけ、作品ではなく小ネタの類だな。
まあ乙
534名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 20:56:16 ID:r7qL/cqA
まあ、乙じゃないか、貴様
535名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 23:59:16 ID:pOwR0TeO
乙、そしてGJ
536名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 04:20:06 ID:7Du51qWN
GJだぜ

長いこと雑談しかされてなかったからなー
537名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 07:11:49 ID:t2KTXH0a
カレン含めて全員俺の嫁
538名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 18:26:05 ID:RwqYP7cR
このスレ・・・って言うか世間的に見てはるかは腹黒orレズ(ハード含)オンリー?
どこのパワサイトやパワプロスレを見てもそればっかなんだが
今主人公×はるかで純愛ものを考えてるんだが
需要が無いならやめる
539名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 20:34:31 ID:rBEda+/p
需要なんてのは投下の後から生えてくるものだから
書いて投下するんだ!
540名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 23:43:50 ID:RwqYP7cR
わかった、話がまとまったら投下する。
事前に言っとくけど、少しだけ個人的な設定が入るかもしれないから悪しからず。
541名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 19:59:14 ID:L6oPfSRk
誰か…誰かほむらのSSをッ…!
542名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 07:57:38 ID:Nni/b+rj
読んでくれって?
ok。読ませてもらうから投下しろ。
543名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:02:24 ID:J/qtk9Mf
>>538
あおいちゃんを虎視眈々と狙う黒はるかちゃんが大好物です
でもたまには主人公に尽くす白はるかちゃんもいいでしょう
544名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 02:33:41 ID:ZyZ9nWCe
保管庫に確か、主人公を巡るあおいちゃんとはるかちゃんの三角関係とかあったなぁ。
未完だけど。
545名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:19:46 ID:qooHqAam
538だけどなんとか完成したから投下する。
SS書くのは初めてだから色々と未熟な点、見苦しい点が多々あるとは思うけど、寛大な心で読んでくれると嬉しい。
546名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:21:59 ID:qooHqAam
 『不安と愛しさと幸せと』

空高く、風が冷たくなりつつある11月某日。
この日プロ野球のドラフト会議が行われ、今年も様々な若者たちがプロへの階段を上っていった。
その日の夕方、名門・あかつき大附属高校の校門の前に一組のカップルがいた。
男の方の名前は十強 小波、あかつき大附属野球部の元キャプテンで先程のドラフトでチームメイトの猪狩守と共にプロに指名された男だ。
女の方の名前は七瀬 はるか、あかつきと同じ地区にある恋恋高校の野球部のマネージャーである。

この二人、学校は違うが高1の頃から付き合っている。
出会いは小波が自宅近くの公園で貧血を起こして倒れていたはるかを見つけ、介抱して家まで送り届けたことであった。
その後何度か会っているうちに互いに惹かれあっていき、二人は恋仲となった。
あかつきは練習が厳しく、はるかの方も何かと忙しいことが多かったため二人はあまり頻繁には会えなかったが、それでも二人は仲良く交際を続けていた。
そして今二人は小波のプロ入りを祝っているのである。
「小波さん、プロ入りおめでとうございます。私、小波さんなら必ずやってくれるって信じてました!」
「ありがとうはるかちゃん。はるかちゃんがいてくれたから、俺がんばれたよ」
「いえ、私なんて大したことは…」
「いいや、はるかちゃんがいなかったらきっと俺はこんなに頑張れなかったよ」
「小波さん…」
手を取り合いながら喜ぶ二人、道行く人が奇異の目で見ていたが二人は気にしなかった。
547名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:23:22 ID:qooHqAam
夢が叶い、最愛の恋人と過ごしている今をとても幸せに思う小波であったが、1つだけ不安があった。
それはこれからの二人のことである。
小波が指名された球団はここからかなり遠い地方のチームで1月には現地に行き寮に入らなくてはならないが、そうなればしばらくの間はるかと会えなくなる。
勿論それ位のことで彼女との関係が壊れるとは思ってないが、それでも彼はそれが寂しくて不安だった。
「どうかしましたか?」
小波の微妙に不安が混じった表情を見てはるかが尋ねた。
「ん、あぁ、いや…」
「?」
はるかが少しだけ首をかしげる。その仕草に愛しさがこみ上げるが、同時に不安も強くなっていく。
「はるかちゃん…」
「なんですか?」
本当はここで強がってなんでもない振りをする方がカッコイイのかもしれない。しかし彼は真逆の行動をとった。
548名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:24:40 ID:qooHqAam
「君が、欲しい」
「!」
2年以上付き合っている二人だが、キスをしたことはあってもセックスをしたことはまだない。二人とも異性と付き合うのは初めてだったため切っ掛けが掴めなかったのもあるし、お互いセックスに対する不安を持っていたのも一因である。
勿論不安があっても興味がないわけではなく、いつかは結ばれたいと言う願望はあった。そして、彼は彼女と離れる前に心残りを消しておきたかった。
「いきなりこんな事言ってごめん。でも俺、今不安なんだ、もうすぐはるかちゃんと離れ離れになるから。だから、その前にはるかちゃんと一つになりたい」
「……」
はるかは赤面して黙ってしまった。小波はいきなり求めてしまったことを少しだけ後悔しながら返事を待った。
「………はい」
「え?」
「ですから、イエスです。その、小波さんになら私……。」
2年前に小波の告白を受け入れた時と同じ台詞ではるかは返事をした。
「それに、私も離れ離れになる前に…あなたと結ばれたいです」
「はるかちゃん…」
不安に思うのは彼だけではなかった。彼女も同じ不安を抱えていたのだ。
「ごめん、はるかちゃんの気持ちも知らないで俺ばっかり」
「いいんです、小波さんが言ってくれなかったら……きっと言えなかったと思いますから」
「はるかちゃん…」
「小波さん…」
二人は顔を赤くしながら見つめあい、そっと口付けを交わした。
549名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:26:28 ID:qooHqAam
流石に外でするわけにもいかないので二人は小波の家に行くことにした。ちなみにご都合主義により今日は家に誰もいない。
二人は家に着くなり小波の部屋に行き、ベットに上がって抱き合いながら深いキスをする。
「くちゅ、ちゅっちゅ、ん、ちゅう…っぷはぁ、はぁ…はぁ、好きだよ、はるかちゃん」
「わ、私も小波さんのこと、好きです…でも…」
「どうしたの?」
「今は、はるかって呼んで下さい。その、小波さん出会ってから今までずっとちゃん付けでしたから、こんなとき位呼び捨てされたいです。」
「(可愛いなぁ)うん、わかったよ……はるか」
「はい」
初めて呼び捨てで呼ぶとはるかは本当に嬉しそうに微笑えみ、今度ははるかの方からキスをしてきた。

「ちゅ、ちゅっちゅ、ぴちゃ、ふぅ、ちゅう、ちゅぱ、ちゅぷ、れろ、ぴちゃ、ぷは!」
「はぁ…はぁ、脱がすよ?はるか」
「はぁ…はぁ…はい」
ぎこちない手つきではるかのセーラー服を脱がしていく小波。一応こういう知識は一通り持っているが、何分実戦は生まれて初めてのため中々上手くいかない。
「小波さん、それはそうじゃなくてこうやって…」
結局はるかに手伝ってもらいながらセーラー服を脱がし終えた。
「わぁ…」
「へ、変ですか?」
「いや、凄く綺麗だよ」
目の前に広がるのは下着姿のはるか。始めてみる恋人の姿に小波は感動した。
550名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:28:14 ID:qooHqAam
「こんなに可愛くて綺麗な人が恋人だなんて、俺は本当に幸せ者だよ」
「良かったです…そ、それじゃあ…」
「うん…さ、触るよ」
「はい」
はるかの背中に手を回してブラのホックをはずす。するとブラがはずれてはるかの胸が露わになる。
「…はるかのって、結構大きいよね」
「そ、そんなこと言わないでください…」
はるかは一見細身に見えるが、実際スタイルはかなり良い。以前一緒に海に行ったときに水着姿を見たことがあるので知ってはいたが、当然直に見るのは初めてだった。
大きいことを指摘されて恥ずかしがる恋人に愛しさを感じつつ小波はそっとはるかの胸に手を伸ばした。
ふに、ふに、ふに、ふに
「あっ、ん…」
(や、柔らかい)
生まれて初めて触る女性の乳房の柔らかさに小波は驚いた。今まで触れたことのあるどんなものよりも触り心地の良いソレを小波は夢中で揉んだ。
「んっ、ふっ…あ!こ、小波さん、強すぎ、です」
「あ、ご、ごめん」
夢中になりすぎて思わず強く掴みすぎたらしい。小波はあわてて手を離した。
「ごめんね、痛かった?」
「い、いえ…痛くはないですけど…その、激しすぎて…も、もう少し優しくお願いします」
「あぁ、分かったよ」
そう言って再び、今度はゆっくりと揉み始める。しばらく触れていると頂点が固く勃ってきた。
(うわ、これって本当に勃つものなんだ)
知識はあっても初体験の小波にとってエッチは驚きの連続であった。
「あ…ん、ふ、はぁ、ん…んん」
「どう?胸、気持ちいい?」
「は、はい……気持ち、良いです」
「良かった。じゃあこっちはどうかな?」
「え?………あっ!」
小波は左手で胸を揉みつつ右手を下の方に移しショーツの上からはるかの秘所に触れる。既にほんのりと湿っていた部分を中心に指で愛撫を始める。
551名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:30:31 ID:qooHqAam
「あっ、んんっ…ふっ、あんっ!」
指を動かす度に快感が増し、はるかは秘所を濡らしていく。
「あっ、あん…はぁん、あっ、あん…あんっ!」
ちゅく…くちゅ、くちゃ…くちゅちゅっ
(うわ、凄い濡れてきた。はるか、ちゃんと感じてくれてるんだ)
気が付けばショーツを通り越して小波の手までもがすっかりベトベトに濡れていた。
(そろそろ、かな)
すっかり濡れた秘所を見て小波は手を止めた。
「はぁ…はぁ。…小波さん?」
「はるか、そろそろ…いいかな?」
「は、はい。………でも、その…」
「ん?」
「えっと、私…その…は、初めてなので…や、優しくしてくださいね」
(か、可愛すぎる!!)
次の瞬間小波ははるかを強く抱きしめた。
「こ、小波さん!?」
「大丈夫、絶対優しくするから…だから、安心して」
「…はい」
小波がはるかの耳元で呟き、それを聞いたはるかが少し安心したように微笑む。
552名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:32:13 ID:qooHqAam
小波はゆっくりとはるかのショーツを脱がし、自分も服を脱ぐ。そして既に怒張しきった肉棒を彼女の秘所へとあてがった。
「入れるよ?」
「…はい」
不安は混じっているがしっかりとした返事を聞き、小波は自分の分身をはるかの入り口に入れた。
できるだけゆっくりと、慎重に腰を押し込む。
「あっ!……くっ!」
「くぅ、きつっ!」
はるかの中は予想以上に狭く、初めて進入してきた異物を強く締め付け小波に鈍い痛みを与えた。
はるかの方も初めて受け入れる男のモノに強い痛みと違和感を感じていた。
そのまましばらく進んでいると先端に何かが当たった。
(これが…女の子の…)
それの正体を理解すると、小波ははるかを抱き寄せた。
「いくよ、はるか…力を抜いて」
「はい…き、来てください」
せめて少しだけでもはるかの痛みが和らげばと願い、小波ははるかにキスをしながら腰を奥に押し込んだ。
553名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:33:50 ID:qooHqAam
「んっ!あっ、ああああああぁぁぁーーーー!!!」
処女膜を突き破った感覚の直後にはるかの絶叫が響く。それと同時に結合部分から彼女の純潔の証である鮮血が流れる。
「あっ、あっ…はぁ、はぁ」
「………」
大丈夫かと聞くのは愚問だ、大丈夫なわけがない。だから小波ははるかの痛みが落ち着くまで黙ってはるかを強く抱きしめていた。
しばらくそのままで抱き合っていると
「小波さん……もう動いていいですよ」
「無理しなくても良いよ」
「大丈夫です。大分楽になりましたから…だから、来てください」
「…わかった、いくよ」
目に涙を浮かべてそう言うはるかは強がっているのが丸分かりであったが、小波はそんな彼女をたまらなく愛しく思った。
再び動き出す。
「あっ、ん…んん」
中は血によってぬめり先程よりも動きやすくなっていたが、はるかを気遣ってできる限りゆっくりと動く。
「はぁ、ん、あ…ん、はぁ…ああん!」
はるかの喘ぎ声に混ざるものが苦痛から段々と快感に変わりつつある事に気付き、それにあわせて少しずつスピードを上げる。
「あ、んっ、あっ…はぁ、あっ、ん…あんっ!」
「くっ、はっ…ん!」
ぱんっぱんっぱんっぱんっ
いつの間にか抜き差しの速度は先程よりも遥かに上がり、部屋に二人の喘ぎ声が響く。
そのまま二人は愛し合っていたが、段々と二人とも絶頂が見え始めた。
554名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:35:53 ID:qooHqAam
「あぁ、んん、はぁん…あん!!」
「ん、くっ…。(そろそろマズイ…ぬ、抜かないと)」
絶頂を間近に感じて小波は肉棒を引き抜こうとするが
「ま、待ってください!今日は、その…大丈夫ですから、このまま中に下さい!」
「え!?…で、でも」
「大丈夫です…今は小波さんと最後まで一つになっていたいから…んっ…このまま!」
最愛の恋人にこんなことを言われて拒むことが出来る男がいるだろうか……否、いない。
「はるか…わかったよ。最後まで一緒に…」
「はい…んっ」
もう一度キスをして、絶頂に向かって再び動き始める。
「あっ、んん…んふ、ふぁっ、はぁ、んっ!」
「はぁ、く…ん」
「あ、ん、あぁ…あんっ、くぅ…あっ!こ、小波さん…わ、私…も、もう!!」
「くっ、お、俺も…もう」
「あっ…ん、こ、小波さん…い、一緒に」
「うん…一緒に…イこう」
そして一気にスパートを掛ける。
「あんっ、あ…いや、ん、あ…ああぁ…」
「んっ…ん、く…」
「あっ!ああ、あああああああぁぁぁぁーーーーーー!!!」
「んっ!んぁっ!うわぁっ!!」
びくんっ!びくっ!びくんっ!どぴゅ!びゅる!どくんっ!
はるかが絶頂を迎えると同時に小波も果てた。
「はぁ、はぁ、はぁ、こ、小波さん…」
「はぁ、はぁ、はるか…」
絶頂に達した二人は互いに見つめあい、そっとキスをした。
555名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:37:11 ID:qooHqAam
行為を終えた二人は服を着なおしてベットの上で寄り添っていた。
「はるか」
「はい?」
「ありがとう…俺、凄く嬉しかったよ。はるかのおかげで俺、頑張れそうな気がする」
はるかと愛し合ったことで先程まで彼の心の中にあった不安はもう消え去っていた。
「そんな…わ、私も嬉しかったです。優しくしてくれて、ありがとうございます」
「はるか…」
556名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:40:48 ID:qooHqAam
しばらくそのままでいると
「そうです、小波さんに渡したいものがあるんです」
「え?」
そう言うとはるかは自分の荷物から何か布に包まれた棒状のものを持ってきた
長さは大体1メートル弱。手にしてみると思ったよりも重量がある。
「これは?」
「うちの家宝なんです。小波さんに貰って欲しくて」
布を取ってみると中から出てきたのは一振りの剣だった
「いいのかい?こんな大事なもの」
「私からのプロ入りのお祝いと…ずっと私のことを好きでいてくれたお礼です。どうか貰ってください」
「…わかったよ、ありがとう」
小波は布を戻すと剣を大事そうに抱えた。

「はるか、これからも…ずっと、一緒に支え合って頑張っていこう」
「はい、一生ついていきます!」
「一生…か。ははは」
笑いながら小波ははるかを抱き寄せ、もう一度キスをした。
「愛してるよ、はるか」
「私も…愛しています、小波さん」


その後、プロ野球界に一人の一流選手が誕生し、一組の夫婦が生まれる事になるが
それはまた別のお話
557名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:54:21 ID:qooHqAam
後書き
どうも長々と失礼しました。自分でもここまで長くなるとは思いませんでした。
はるかはパワプロキャラで一番好き。可愛くて、優しくて、攻略面でも付き合いやすくてプレゼントが鬼性能。
間違いなくパワプロ最強の彼女なのにあおいの親友という設定が災いしてレズというのが定着してしまったのが悔しくてこれを書いた。後悔はしていない。
まだ書きたい娘はいるからもし機会があればまた書いてみたいです。
558名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:06:54 ID:qm/XbQfO
GJ!いいお話でした
確かにゲーム的にも素晴らしい彼女だったかと
いい子なだけに大切にしてやりたい、とも思ったねえ
559名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 12:11:55 ID:FnBmVbXL
白黒の使い分けが効くところがはるかちゃんの魅力
正統派はるかちゃん読んでたらヤンデレはるかちゃん書きたくなったw
560名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:11:25 ID:Nu5RvRWK
流れを豚切るが、今パワポタ3をやってて、彼女攻略も順調に進めているが、ほむらかわええな。プレイ中はお姉のがツボだったけど、エンディングで来たね。あ、あとお姉もなかなかいい。命は現在攻略中だけど、今んとこ悪くはないが微妙かな…
妄想は浮かぶのだけど、文章力がない…どなたかパワポタ3を書いてくださる神はいないかな…?
長文スマソ
561名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:31:43 ID:1SFAqVSF
せめてどの娘を書いて欲しいか決めてからリクしようぜ
結局ほむらとお姉のどっちを書いて欲しいのさ…
562名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:49:03 ID:Nu5RvRWK
>>561
ああいう書き方をしてしまったけど、パワポタ3ネタなら何でもおkなんです。分かりづらくてすまん。ちょっと吊ってきます…
563名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 20:59:52 ID:1SFAqVSF
そうは言っても書き手からすれば出来るだけシュチュが固まってる方が書きやすいんだよな
夕飯のリクエストを聞いたときに何でもいいと答えられるのが一番困るって言うだろ?
リクする側は何でも良いじゃなくてその辺もよく考えるべきだと思うぜ
564名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:07:44 ID:Sw6G3Jxf
ほむらかわいいよほむら
565名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 00:32:10 ID:OgQ+anS0
あおいちゃんと一緒にパワプロ引退した俺が来ましたよ
566名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 01:53:54 ID:K9CshxmM
>>563
562じゃないけどお姉に可愛がられる感じのが読んでみたい。
567名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 03:16:54 ID:9VMbgfd8
サクセスとマイライフのコラボってダメかな?
サクセス主人公がプロ入り後にマイライフ彼女と恋に落ちるとか
勿論マイライフ主人公にはないサクセスの要素を話しに絡めて
568名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 07:01:29 ID:DxQO3Odd
>>567
それはおkだと思う
そういう考えは無かったな〜
569名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 08:18:09 ID:h4pQyaUA
舞ちゃん小説がよみたい
570名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 08:47:48 ID:+rykbpnL
>>567
この前木乃葉さん話書いた者だが、そんなコラボ物で早矢話を作成中です
571名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 13:23:35 ID:9VMbgfd8
なら良かった
俺も聖タチバナの主人公で主×早矢←みずきみたいな構図を考えてた

後遅れましたが前書いたはるか小説、感想書いてくれた方ありがとうございます
喜んでくれた人がいて幸いです
572名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 15:51:02 ID:csI5u7ik
サクセス彼女をマイライフで出してくれってのはパワポタ3スレでたまに見かけたな
どうでも良いがパワプロ11以降買ってなかったから聖みたさにパワ13を中古で買ってきたんだが
サクセスで球団猫手にしたキャラでマイライフやったら猫手に所属できるんじゃないかと勘違いしたのは俺だけで良い
でもオリジナル球団でマイライフやりてぇなぁ
573名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 16:22:39 ID:TbWBJICT
みずきや聖に全く萌えを感じない俺は異常者ですか?
みずきに関しては最早不快以外の何物でもないのだが…
574名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 16:55:26 ID:5TAtGo88
>>573
別に好みは人それぞれだからおかしくはないが、基本的にこの板ではアンチ話系統はナシ。好きな女の子について語ればいい。

ただ君に此処で語る資格があるかどうかは定かでないのだが……
575名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:37:40 ID:m8zWYnrJ
高く響く金属音、白球を追う球児達。
しっとりと湿った朝の空気に包まれたグラウンドで、黒髪の少女と赤毛の少年が朝の練習に励んでいた。
捕手である少女がミットを構えるのを、投手である少年は汗で滲む視界に捕らえる。
少年は既に呼吸も荒く、額に浮かぶ汗は頬を伝ってグラウンドの土を湿らしていく。
「先輩、さっきよりも球威がなくなっているぞ。もう根を上げたのか?」
「―――はっ、まだまだ。あと五十は投げれるよ」
だがしかし、誰の目にも明らかなほど疲労していても、少年―――小波の口から弱音は出てこない。
だからキャッチャーミットを構えた少女―――六道聖は、マスクに隠された口元に、こっそりと微笑みを浮かべた。
「それでこそ先輩だ」
そしてそんな二人の練習に最初から立ち会っているもう一人の少女―――橘みずきは、練習が始まって少ししてからどことなーく、不満げな表情をしていた。
だが練習に集中する小波と六道が彼女の様子に気づくはずもない。
今の二人の目には目の前にいる相手しか入っていない。
小波は六道しか見てないし、六道は小波しか見ていない。
「・・・・・・むぅ」
少しでも気を抜けば怪我に繋がるかもしれないのだから当然といえば当然のこと。
だがしかし、みずきにとってはその当然のことがどことなく不満の種になってしまうのである。
薄い唇をへの字に結び、逆立てた柳眉の間に皺を浮かべた、怖いというより可愛らしいといえる表情で、橘みずきは不機嫌を表していた。
が、小波には、みずきのことを気にしている余裕はまるでない。
六道には強く言ったが、正直言ってきつい。
全身は疲労に満ち、少女の言ったとおり球威などない棒球ばかり放っている。
延長を想定した練習だと彼女は言っていたが、相変わらずスパルタだ。
ぽたぽたと地面に染みを作る汗を乱暴に拭う。
「――――はっ」
けれど、弱音は吐かない。
この高校の野球部の部員数は十人と少し。
投手は自分と宇津、そしてみずきであるが、先発として投げれるのは自分だけ。
二人が投げられない場合になれば、自分一人で一試合を投げきらなければならなくなることもあるだろう。
576名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:39:01 ID:m8zWYnrJ
だったら、弱音なんて吐けない。
たった三人から始まった野球部。
それが、あともう少しで甲子園に手が届きそうなのだ。
もう自分も最高学年、この夏を逃せば二度と出ることは無い。
そのために、いま自分がすべきことは―――
「ふーっ・・・・・・」
小波は荒々しい呼吸を整え、手にした白球を握り、セットに入る。
そこに、今の小波の持てる全力を込めていることは明白だった。
合わせて聖もミットを構え、口元に実に満足げな微笑を浮かべた。
「そうだ、それでいい、先輩。お前はみずきとは違って正確無比なコントロールや、変化球はない。だが、お前には誰にも負けないスタミナと球威がある。だったら余計なことを考えず、全力で活路を見出せ」
「ああ、わかってる。今までさんざん聖ちゃんに叩き込まれてきたからね」
言いながら、それでも、あと少しでも自分に器用だったなら目の前の彼女の負担を減らせたのに―――と、心の中で呟く。
だが、そんな雑念はすぐに捨てた。彼女の言うとおり、自分にないものを考えてを仕方が無い。今は、自分ができることで高みを目指す。

みずきは一瞬、彼のそんな横顔に見惚れた。
見惚れてから赤らんだ顔を隠すようにぶんぶんと振り回したが、結局は髪が乱れただけで顔は赤いまま。むしろ症状は益々悪化しているように思う。
どうもマズイ。
こんなのは自分のキャラではない。これではまるで彼に恋しているかのようではないか。
(いや、別に嫌いってわけじゃないんだけどさ・・・・・・それに最近ちょっと男らしくなってきたっていうか、いつも一生懸命なところもかっこいいなぁ、なんて・・・・って違う! だからこんなのはわたしのキャラじゃないっての・・・・・・ッ!)
ヌオオォォォッ! と女子らしくない呻き声を上げながら頭を抱えるみずき。
が、もちろん小波がそんなものに注目しているはずがない。
胸の前で構えていた腕をゆっくりと頭の上に持ち上げる小波。対する聖も、グッと力強くミットを構える。
左足をあげ、きりきりと体を捩る。
見つめるのは十八メートル先のミット一点。
弓を絞るように右手を引く。
渾身の力を込め、かつ鞭のようにしなやかに振り抜く。
放たれた白球は、空気を削りとるように突き抜け―――
「ッ!」
―――少女の構えるミットの中へと納まっていた。
577名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:40:44 ID:m8zWYnrJ
「よし、今日はここまでにしよう、先輩」
「だ〜、やっと終わりましたよーっと」
聖の終了の言葉を聞いた小波はぷはーっと息を吐きながらピッチャーマウンドにへたり込んだ。
そんな彼のだらしない格好をみた聖はため息をつきながら小波に話しかける。
「おい、すぐ休むな。いきなり肩を冷やすと壊すぞ」
「あ、ごめん」
小波が立ち上がるのを見てから、聖はボールをゆっくりと投げる。
ボールを受け取った小波もゆっくりと聖に投げ返した。
「スタミナはだいぶ付いてきたみたいだな。この分なら、一試合を一人で投げきることもできるだろう」
「そりゃあ、あれだけ走らされたらね。太股が競輪選手になるかと思ったよ」
「が、まだまだだ。後半に入るとコントロールは目に当てられないし、変化球も試合に使えるところまでまだ達していない。投げきることはできても、抑えることはできないだろうな」
「むっ。けどストレートは結構走ってたと思うんだけど」
「確かに走っていたが、それだけでは駄目だ。ストレートだけで抑えれるほど甲子園は温くない。今のままではよくて三回戦だ」
聖の厳しい言葉に、小波も思わず言葉に詰まる。
事実として、前の練習試合ではパワフル高校の東條にスタンドへ放り込まれてしまった。
「・・・・・・確かに聖ちゃんの言うとおりだね。俺はまだまだ甘い」
その事実を痛感し、小波は素直に反省する。少し気落ちした表情で唇を噛んでいるその様子に、聖は表情を緩めた。
彼のこんな素直さを聖は好ましいものだと思っている。自分の弱さを素直に受け入れ、その上で高みを目指せる人間は成長が早い。
性格ばかりは練習でもどうにかなるものでもなく、小波のこうした素直さと向上心は、彼の最大の才能なのかもしれない。
それに――――最近は、こうして落ち込んでいる先輩を、少し可愛く思えてきている。
もちろんこんなことは口に出せるものではないのだが。

「聖ちゃん、前――――!」
「――――え?」

急に自分の名前を呼ばれ、聖は考え事をして下がり気味だった顔をあげて

ゴンッ

「ひ、聖ちゃん、大丈夫!?」
「ぐっ・・・・・・・・・・・・・・・大丈夫だ」

慌てて駆け寄ってきた小波に、六道は額を抑えながら答えた。
そうとう痛かったのだろう、その瞳は少し涙で潤んでいる。

「ちょっと見せてみて」
「お、おい・・・・・・・」
578名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:41:40 ID:m8zWYnrJ
慌てる六道などお構いなしに、小波は彼女の前髪をかきあげ、おでこにそっと触れる。

「ん〜、コブにはなってないみたいだけど、一応冷やしといたほうがいいかな。俺の冷却シートでいいよね?」
「い、いい。それでいいから、速く離れてくれッ!」

痛みとは別の理由で頬を赤く染める六道。
が、野球バカの小波にそんなことなどわかるわけもなく

「ほんとに大丈夫、聖ちゃん? なんか顔も赤いんだけど」

と今度は両手で六道の頬を包み込むように触れる。
本人としては体温を測るためだけであり、他意はないのだが、他の方々から見れば恋人とキスする三秒前の男である。

少なくとも

「せ・・・先輩・・・・・・」

いっそう頬を赤くそめ、瞳を潤ませている後輩兼女房役と

「こんの――――! くそボケが―――――ッ!!」

いつのまにか硬球をその手に握りしめ、小波の頭蓋に照準をつけた同級生兼婚約者(仮)には。


みずき、憂鬱な日。
579名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:42:23 ID:m8zWYnrJ
みずき、憂鬱な日。

(だいたいっ! あいつら練習だとかなんとかいって、べたべたしすぎなのよっ!)
橘みずき―――当年とって十八歳の花の乙女である彼女はズンズンと肩を怒らせながら廊下を歩いていた。彼女の進路上の生徒達は皆、我先にと教室へと逃げ去っていく。
仮にもお嬢様である彼女をこれほどまでに憤慨させているあいつらというのは、言わずもがな小波と六道である。
平たく言えば、みずきの婚約者(仮)である小波の浮気であり、みずきの親友である六道の不倫だったりする。
無論のこと、小波と六道の間にそういった関係は無い。(自分と小波の間にも無い)
互いに憎からず思い合っているのかもしれないが、それは所詮、先輩後輩の関係だろう。
それ以前に、六道は中学時代にバッテリーを組んでいた少年に好意を抱いているはずだ。
・・・と、みずきも最近までは思っていたのだが。
「聖め・・・あの子ってばもしかして、いやもしかしなくても・・・」
よく考えれば聖がみずきの変化球を捕球できるようになったのは小波の存在である。
ということは、聖は小波のことを少なくともあの時から意識していたわけで、時間をかけていく内に思い人へと変わっていく可能性も無きにしも非ずなわけで。
「ぬぬうぅぅ・・・」
ぎりぎりと歯軋りをするみずき。纏っていたオーラが膨れ上がる。
「ひぃーっ」
心底怯える生徒達。中には泣いている女の子もいる。

「おーすっ、みずきちゃん」

そんなみずきに一人の男子が後ろから声をかけた。

(ばっ! 馬鹿野郎・・・!)

皆の心の声が重なる。いまのみずきに関わるのは核爆弾の真上でプロレスするようなもんである。
歩くのをやめ、立ち止まるみずき。その右手はしゃれにならないぐらい真っ白になるほど握り締められている。
高まる緊張感・・・。生徒全員が彼女の一挙一動に注目する。
・・・そして。
580名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:43:09 ID:m8zWYnrJ
(みっ・・・みずきちゃんが動いたでやんすっ!!)
「ズゥオッ!!」と音がしそうな勢いでみずきが振り返り、拳を振りかざすのを、いつの間にか群集に紛れていたメガネが見切る。
見切ったところで何も出来ないが。

(((殺られる!!)))
誰もがそう思った。メガネと生徒会のズッコケ三人組すらそう思って疑わない。

しかし、

「・・・こ、なみ、くん?」
「?・・・そうだけど? なに、その格好」

ピタリと動きの止まるみずき。首を掲げる小波。腰を抜かしている生徒たち。

「あ、ううん! なんでもないわ! それより、小波くんこそどうしたの?」

握り締めた拳をほどき両手をふって誤魔化すみずきに、小波は怪訝な表情をしたが、まあいいかと思い直し、彼女の質問に答える。

「うん、ちょっとみずきちゃんに渡すものがあるんだ。本当は朝練の時に渡そうと思ったんだけど、なんでか気づいたら保健室でさ。ははは困った困った」
「そうだったんだ、大丈夫?」

自分がしたことを頭から吹っ飛ばすみずき。中々に腹黒い女。
目の前の少女こそが、自分を保健室に送り込んだ張本人としらない小波は笑いながら大丈夫だよ、と返す。
「それで、これ。みずきちゃんにプレゼント」
そう言うと小波は手にしていたビニール袋から小さな紙箱を取り出し、みずきに差し出す。
「・・・これ、パワ堂の限定プリンじゃない! 一日二十個限定なのによく手に入れられたわね」
「母さんが友達から貰ったんだけど、俺の家甘いもの好きな人あまりいないんだよね。どうしよっかなーって考えてたら、みずきちゃんのこと思い出してさ。
受け取ってくれる?」
「も、もちろんよ!」
  
溢れ出す甘ったるい空気。
さきほどの猛獣の檻に閉じ込められたような圧迫感から開放され、あちこちから生徒達のため息が漏れる。
中には嬉し泣きする女子生徒や、

「どうですか、このあと一杯?」
「ええそうでやんすね。今日ぐらいはいいでやんす」

などとどこまで本気かわからない会話(サラリーマン風味)を交わす者など、えとせとらえとせとら・・・。
皆、生気に溢れた笑顔を浮かべている。

「それじゃあ、そろそろ教室に戻るね。またね、みずきちゃん」
「う、うん。またね、小波くん」

581名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:43:58 ID:m8zWYnrJ
自分の教室へ帰っていく小波に、頬を赤く染め小さく手を振るみずき。青春な雰囲気に和む生徒達。
が、天は彼らを見放したらしい。

「む、先輩、探したぞ。どこに行ってたんだ」

なぜか小波のクラスから出てくる聖。
ピシリと固まるみずきとその他生徒。

「あれ? どうしたの聖ちゃん?」
なぜか自分のクラスからでてきた聖にきょとんとする小波。鳩が豆鉄砲で乱射されている。
「あー・・・その、なんだ。・・・こほん。・・・先輩、お前に渡すものがある」
わざとらしい咳を一つしてから、聖は右手に持っていた包みを小波に差し出した。ちょうど弁当箱が入っているぐらいの大きさである。
その瞬間、水色の髪をした少女の周囲の温度が跳ね上がった。
一番近くにいた男子生徒が「誰か・・・水・・・みずを・・・」とか細い声で助けを求めるが、周りの人間は見て見ぬふり。
その態度は雄弁に「私を巻き込むな」と語っている。
そんな周りに気づくことなく、会話を続けている小波と聖。
「これ、お弁当? ・・・ってことは、もしかしてもしかすると聖ちゃんの手作り?」
「あ、ああ。前に昼食はいつも学食で済ましていると聞いたからな。スポーツマンならば食事面にも気をつけるべきだぞ」
「へ〜、聖ちゃんの手作りかー。うまそうだなぁ・・・」
「そ、そんなに期待するな。別に普通のお弁当だぞ」
必死に否定する聖。が、その頬は可愛らしく染まり、隠しきれていない笑顔が浮かんでいる。
しかし鈍感日本代表である小波はそんな彼女に気づかず、餌を前にして待てを言い渡された犬の表情で弁当箱を見ていた。
久しぶりの手作り弁当に胃袋が刺激されたらしい。
「そういう訳だ。お弁当の箱は部活の時にでも返してくれればいい。じゃあな」
聖はやや上擦った声で言うと、階段のある方に歩いていった。二年の教室に戻るのだろう。
小波も弁当箱から意識を戻し、聖に手を振っていたが、しばらくして自分の教室に入っていった。

・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・ギニャーーーーでやんすーーーー!!
・・・や、矢部ーーーー!!
・・・だ、駄目です、今のみずきさんは止められません! このままでは!
・・・みんなをつれて逃げろ、宇津。みずきさんは、私が止める。
・・・駄目だ、大京! 戻るんだ!
・・・うおおおぉぉぉ! お前にラブハートーー!!
・・・大京ぉぉぉーーー!!
582名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:45:03 ID:m8zWYnrJ
うん、初めて書いてみたけど、駄目だね
583名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:56:06 ID:/rVdqh2u
とても…良いです…

みずきはともかく聖の可愛いさがやべえ
聖ルートで続きをお願いしたいです
584名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:56:11 ID:tMBX8+28
GJ!
最近盛り上がってるな
585名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 01:13:42 ID:wlcSFCed
一昨日までとんでもなく過疎ってたけどな
586名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 20:27:41 ID:DtYqTEdz
主×聖なのにみずきに萌えてしまった俺は不遇なみずきに泣いた

てか最近みずきが報われないSSが多くて俺また泣いた
587名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 21:36:13 ID:o1aC1GZe
>>582
さわやか青春SSさいこう!
588名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 23:36:57 ID:u8EwH3iF
パワプロっぽさがででて最高だぜ
589名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:01:04 ID:fxJQIlL1
聖とみずきとあおい人気ありすぎだな
590名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:01:29 ID:7Xf4D8H4
聖タチバナネタだとみずきか聖どちらかが報われない事になるから
両方好きな俺はなんともいえない気持ちになる

……そうだ、両方頂いちゃえば良いんだ
591名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:25:36 ID:SrlieqmW
ダメなスイッチヒッターだな
592名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 05:05:27 ID:fseZr8Vr
『FAKE STAR』


 「くそが!また天国否定だ!」
パワフルタウンに建つとあるパチンコ屋で、野球着の男が苦言を垂れ、メダルの無くなりかけた台を叩いた。当然、誉められた行為ではないが、それを追及する店員などは居はしなかった。
彼はそれ以前に高校生であった。学校の制服でこそ無いが、ユニフォームでパチスロをする人間の浮きかたも中々のものだった。やはり追及する者は居なかったが。
「…すみおさんは…出てんね」
「すみお」と呼ばれた彼の横で打っている年配の男は、三つの箱にメダルがぎっしり入っていた。金額にして六万円以上はあろう数だった。
「ただでさえ波が荒い『パワプロクン711』に、なんも考えず金突っ込んだらイカンよ。連チャンとか天国だのも、先ずはボーナス引いてからの話だろう?全く。いくら負けたんだ?」
「…3万」
「…呆れるな。まだ高校生なんだろう?バイト代ほぼ飛んじまったんじゃないのか?」
彼は無言で頷いた。すみおは彼を横目に溜息をつく。彼は煙草に火を付け、残り少ないメダルを台に投入する。
「こんなとこで煙草なんざ吸って金を溝に捨ててないで、練習しろ練習!またあの女の子が探しにくるぞ?」
すみおも煙草に火を付けつつ、彼に説教を始めた。
「…この前とシマが違うから、みずきは来ませんよ。…たぶん。
…あーあ。いかにも危なそーな変なクスリ飲んで稼いだ10万が、もう1/3になっちまった」
紫煙を吐きながら、彼は時計を見る。3時半を指していた。
「あ、そーだ。すみおさん今度麻雀しに寮行くからね」
「ん?来りゃいつでも相手してやるぞ」

「ここでなにやってるの小南くん」
「小南」と呼ばれた彼は、背後からの唐突な声にギクリと硬直した。ゆっくりと振り向くと、彼と同じく野球着に身を包んだ女の子が立っていた。
「みずき!?なんでバレた!?」
「小南くんの「お腹or頭痛い」はサボりますって合図!
それにこの街にパチンコ屋は二軒しか無いの!あっちに居なきゃこっちでしょ!」
「みずき」と呼ばれた彼女は、頬を膨らませ仁王の如く憤怒していた。彼の腕を掴み外へと引っ張り始める。
「おーまた会ったね?えーと、みずきちゃん?彼氏の面倒はしっかり見ときなよ」
「彼氏なんかじゃありません!すみおさん、次からコイツが来たら追い返して下さいよ!?」
「痛いから!みずき痛いから!行くから離せ!」
「うるさいバカ!さっさと歩く!」
すみおは煙草を持つ手を高く振って二人を見送った。
「全く大変だな。彼氏が馬鹿だと」

−−−

 「小南くんがいなきゃ私がシンカー投げられないでしょ!
ほら!タバコ捨てる!」
「わかったわかった」
彼は煙草を投げ捨て、みずきと並んで暗くなりかけた道を軽く走る。
「俺以外にもキャッチャーくらいできるだろ?矢部にでもやらしときゃいーんだよ。
「矢部くんオネガイ」とでも言っとけばアイツはやるよ?」
「暗くなる前に戻るよ!」
「無視ですかそうですか」
彼はポケットから『The Boss』と書かれた煙草を取り出し、火を付けた。
「あーだるい。走るの嫌い」
「だからタバコ吸うなー!」
593名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 05:10:34 ID:fseZr8Vr

 彼は小南 要といった。聖タチバナ学園の野球部の部員である。巧みなリードを見せる訳でもなく、特別肩が強い訳でもなかったが、主に捕手を担っていた。理由は「みずきの変化球をしっかり捕球できるから(できたから)」であった。
入学時には部に入る気は毛頭無かったが、現在の部の創設者とも言えるタチバナ野球部の主将に熱心にせがまれ、彼の熱意に負け入部したのだった。
実の話、つい先月までもう部を辞める気でいたのだが、
「ハゲの科学者と緑色の髪の巨乳美人に身体を改造される変な夢」を見てから身体能力が飛躍的に上がり、
報酬10万円のバイトで物凄く怪しい薬を飲んで何故かまた能力が上がったので、部に留まる事にしたのだった(夢の話を主将にしたら「俺も同じような夢を見たことがある」と言っていた)。
パチンコ屋に居た年配の男は大塚 住男といい、小南は「すみおさん」と呼んでいた。何度かパチンコ屋で顔を合わせるうちに知り合い、たまに一緒に麻雀をやる仲になっていた。
彼は猪狩カイザースの選手寮長でもあり、こっそりと小南を寮に何度か連れていった事もある。お陰で小南は猪狩守、進の兄弟を見たこともあり、主将やみずきに羨ましがられていた。

−−−

 「ほーら居ただろ?もう一軒の方に」
「キャプテン!みずきにチクんの勘弁してよ!…あぁ疲れた」
「タバコなんて吸ってるから体力無いのよ!ほら投げ込み開始!」
「…待て、待てってマジ…。今練習したら故障率5割はあるよ?休まんと。…うぇ」
学校に着いた小南は、激しく息を切らしていた。だが、みずきに鋭く睨まれたので、小南は渋々靴を履き替えプロテクタを身に付け始める。みずきは主将とキャッチボールをし始めた。
「しかし要は良くサボるな。早いとこ治ってくれると有り難いんだけど…、
…今度精神のお守りやろうか?」
主将が冗談混じりに言うと、みずきが直ぐさま反論する。
「この前私があげたわよ!そうしたら30分で下に『小南は精神のお守りを失った』ってテロップが出たんだよ?しかも治ってないし!バグよ!」
「マジ?そりゃ重症だ」
彼は重度のサボりぐせであり。そして未成年の分際でパチスロ中毒でもあり、更に愛煙家という三重苦であった。
本人は自覚してないが、彼が「頭が痛い」とサボる時は『アウターヘヴン』というパチンコ屋に行き、「腹が痛い」と訴える時には『シャドウモセス』というパチスロ専門店に行き、更に「気持ち悪い」と言う時はその他の理由で帰る時
という行動パターンがあった。それを判っているのは主将ただ一人であるが。

−−−

 「みずき、今日真っすぐの球の回転があんま良くないな。リリースとフォームしっかり意識してみ」
みずきの球を受け始めた小南が言った。
「え?ホント?…意識してみる」
「うん。こーいう回転だとイレギュラーが多少強くなるから、ワンバン捕るの結構めんどいし」
「ちょっと!それが本音でしょ!?」
「うん」
594名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 05:11:51 ID:fseZr8Vr
 小南とヤジを飛ばしつつ、みずきはコース・球種別に50球ほど軽く投げ込み、肩をマッサージした後グラウンドを走り出す。
今はシーズンオフなので、基礎体力作りに重きを置くのが主将の意向だった。自他共に認める程体力の無い小南にとって、長距離を走る事の多いこの時期はやや鬱だ。もっとも、以前「夢」を見てからは走れる距離が多少増えたが。
「キャプテン、トイレ行ってくるね」
「ああ。吸い殻ちゃんと片付けろよー」
「吸わないよ!失礼な」
「帰って来たら、俺の球も受けてよ」
「ん、いーですよ」
みずきの投げ込みを受け終え、ベンチに腰掛けていた小南は、主将に断りを入れて部室の近くにあるトイレに向かった。
そして裏手に回った彼は、愛煙するタバコ『The Boss』を一本取り出し火を付けた。
「…ふー」
紫煙を吐き出し、陰から練習する他の部員を見る。先日、みずきを含む生徒会が新たに部に加わってから、オフシーズンといえども皆気合いが入っていた。一人を除いて。
グラウンドを走るみずきと宇津の二人を除いたメンバーが、各筋力トレーニングを組み合わせ体力作りを兼ねたメニューを繰り返し行っていた。
「…うーわ、マジ死にそう」
二度三度煙を吸い、吐き出し、灰を落とす。冬の冷たい風に、彼の口から出る紫煙が溶けてゆく。今日は風がやや強かった。
「…キャプテンが「球受けてくれ」っつってたな。…あいつの球アホみたく速くて重いから痛いんだよなー」


その時。風に乗って運ばれてくる淡く甘い香りを彼は感じ取った。嗅覚が他人のそれより利くようになったのも、あの「夢」を見てからだったか。
「…?」
小南がタバコを持ったまま風上に向かうと、匂いがだんだん顕著になってくる。
『女物の香水…?』
その表現は正しくなく、いわば女性特有の甘い香り、といったところか。
学校とは塀を挟んだ外に、その香りの根源があった。

一人の女の子がいた。美しい漆黒の髪を風に靡かせ、大きな瞳を真っすぐ野球部に向ける少女。まるで人形の如く感情の伺えない表情をしてそこに佇む彼女に、小南はただ魅入った。
『…誰だ?』
不意に少女が鼻をひくつかせ、小南の方に目を向けた。煙草の臭気を感じ取ったのだろうか。
「…」
小南の両足は、自ずとも彼女に向かい歩み始めていた。自分から決して逸れない冷たい視線が、少し痛かった。
そして、背の低い塀を挟んで彼女の前に赴き、小南は聞いた。
「…キミは誰?」
少女は答えなかった。
「誰かの、友達?」
少女は答えなかった。
「野球好きなの?」
「それ」
初めて少女は口を開いた。指し示した先には、燃え尽きかけた煙草があった。
「…ああ、煙草?」
「たばこは嫌いです」
ただそう言い残し、少女は身を翻して去っていった。
「…」
小さくなってゆく彼女を、小南はいつまでも見ていた。フィルタまで上った煙草の火が燻り、そして消えた。
595あとがき:2008/07/01(火) 05:26:16 ID:fseZr8Vr
とりあえずここまで。久しぶりに投稿です。サボりぐせ系主人公。ヒロインはヒミツ。

CEBCCB 弾道3
キャッチャー◎、ささやき戦術、チャンス2、チャンスメーカー、対左投手2、サヨナラ男、盗塁2、走塁4、積極打法、慎重走塁、いいやつ、サボりぐせ、サボりぐせ、サボりぐせ
みたいな能力をしています。
綺麗なタチバナ学園編の後の投稿はなんやら恥ずかしい。
パワプロ14の栄冠ナインやってたら、26-2で負けたので今日はもう寝ます。
続きはまた次回で。ではまた。
596名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 17:01:12 ID:l532HhZu
ま…まさか俺の嫁兼13マイライフの無口キャラ担当じゃあるまいな!?


激しく期待!
597名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 18:43:34 ID:0bK19okE
いいえ、彼女は俺の嫁です。
598名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 23:16:11 ID:CVJ9me/7
大分古いが6で京子さんとか書いても大丈夫だろうか
今と当時を比べると結構キャラが違うから違和感あると思うが
599名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 00:27:09 ID:ailEir2N
そーいえば13マイライフの寮にいる無口キャラがポータブルのマイライフにも出てるらしいんだけどおんなじキャラなのかな?
600名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 00:43:26 ID:NdJ0e1Ct
設定は大分異なるらしいな
未プレイだから詳しくは知らんが設定が変わり、性格も少し明るくなったそうな
年齢も若干変わり、13では攻略難度が一番易しかったのにポタ3じゃ相当難しくなったらしい
ただキャラ絵、誕生日、プレゼント等が同じだから同じキャラなのは間違いないな
601名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 07:52:52 ID:ryaeWD4O
外見同じで性格と設定が変わってる
13=すみおの姪(だっけ?)で無口キャラ
パワ3=所属球団の重役の娘、性格も普通
攻略には地元で活躍して飲みに誘われる→飲み屋で美人がいると噂を聞く(ランダム)→もう一度飲みにいくと美人発見(ランダム)、奢ると交友リストに追加
→寮住まいで奥居と同じ軍の時に誰でもいいから夜デートに行き、奥居から延長デートの方法を聞く→
格が高い選手メシに誘って延長デートの場所で公園を聞きだす→奥居が一軍にいるときに試合に早矢を呼ぶと意味深なことを言う
→奥居と釣りに行くと早矢の正体が聞ける→早矢とデートし、延長戦で公園に行く
→ここで選択肢を間違えなければ恋人になってプロポーズ可能に(普通は間違えないが、間違えてもやり直し可)

他にはアイドルも13とパワ3は一緒だな
こっちは性格も変わってねぇw
602名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 09:54:56 ID:1GL7mb5W
11の瞳のポジションになってんのね
603名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 09:56:24 ID:1GL7mb5W
sage忘れた、すいません(><)
604名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 16:46:32 ID:fzFcWUb5
瞳と早矢の両方に一目おっきした俺が来ましたよ
605名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 19:49:52 ID:0IKJw+Sy
>>604
ダイジョーブ博士め。
いつの間に俺のクローンを……
606名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 18:55:32 ID:U7o7UsHL
>>598
期待させてもらうぜ

しかし皆マイライフ彼女好きなんだなw
俺だけじゃなかったか
607名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:41:12 ID:vc3jGBhj
○月○日
野球部の朝練習でランニングをしていたら、部室の裏で小波くんと聖ちゃんがいるのをみかけたでやんす。
何をしているのか気になる。
目を凝らし、耳を研ぎ澄ますと、どうやら聖ちゃんが小波くんにお弁当を渡しているようだったでやんす。
なんか聖ちゃんが「いつもパンで気になったから」とか「スポーツマンとして・・・」とか色々言い訳しているでやんすが、オイラの目は誤魔化せないでやんす。
けど小波くんは聖ちゃんの言葉どおりに受け取っていたでやんす。なんで聖ちゃんはアレがいいんでやんす?
……みずきちゃんがその光景をじっと見ていたでやんす。なにかゾクッとしたでやんす。

○月×日
野球部の練習を終えて、帰ろうと思ったら部室で小波くんと麗菜ちゃんが話してたでやんす。
盗み聞きはいけないと思って読唇術で会話を読み取ってみたでやんす。
どうやら小波くんがマネージャーの仕事を手伝ってあげているようでやんす。
部室の中が夕焼けの色に染まっていい雰囲気だったでやんす。
……みずきちゃんがその光景をじっと見ていたでやんす。なにかゾクッとしたでやんす。

○月□日
今日は部活が休みなので、ガンダーロボの限定プラモを買いに駅にいったでやんす。
そしたら、小波くんとないすぼでぃーのお姉さんに会ったでやんす。
おっぱいに目がいくのを耐えて小波くんに話を聞くと、お姉さん(木乃葉さんって名前らしいでやんす)が公園で倒れていたのを小波くんが助けたそうで、
今日はそのお礼でデートだそうでやんす。お礼と言う割には、お姉さんの目は本気でやんす。
あんなせくしーお姉さんとデートだなんて、小波くん、羨ましいでやんす。
……みずきちゃんがその光景をじっと見ていたでやんす。なにかゾクッとしたでやんす。

○月△日
テストの成績が悪くて居残り補修をくらったでやんす。おかげでガンダーロボの再放送見逃したでやんす。
先生、どれだけ頑張ってもオイラに微分積分は無理でやんす。
現実逃避で窓の外を見ていると、小波くんと灰恐高校の女子が一緒に帰っているのが見えたでやんす。
少し距離が離れているでやんすが、オイラの読唇術からは逃げ切れないでやんす。
どうやら絵久ちゃんはなにかのお礼で小波くんに会いにきたようでやんす。
なんだか小波くんを見る目が恋する乙女でやんす。なにがあったんでやんすか、小波くん。
……みずきちゃんがその光景をじっと見ていたでやんす。なにかゾクッとしたでやんす。

○月@日
久しぶりに小波くんと一緒に帰っていると、パワフル高校の女の子に声をかけられたでやんす。
ナンパか? 逆ナンか? と思っていたら小波くんの中学の時の同級生だったでやんす。
久しぶりの再会だったそうで、しばらく小波くんとその女の子(なつきちゃんだそうでやんす)は懐かしそうに話し合ってたでやんす。
けど、小波くんはなつきちゃんのことを友達だと思っているみたいでやんすが、彼女の目はそういってなかったでやんす。
……みずきちゃんがその光景をじっと見ていたでやんす。なにかゾクッとしたでやんす。

○月#日
最近、変な視線を感じるでやんす。なんだか、誰かに狙われているような……。
そういえば、みずきちゃ(この先は血が付着していて読み取れない)


「最近、矢部くん見ないなー。みずきちゃん知ってる?」
「しらな〜い」
608名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 23:58:31 ID:1O5XSkpp
かゆうま
609名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 00:04:16 ID:IosmCUAO
こええw
GJ!だけど、なんかみずきってこういう役どころ多いなw
610名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 09:42:41 ID:ZqQOBDQe
とんだとばっちりワロタw
611名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 01:54:59 ID:dSbwd5mB
 波羽歩太、竹ノ子高校、背番号1を背負う投手である。
 彼と矢部のたった二人で始まった野球部は、マネージャーである川星ほむらと共に他の部から勧誘し数ヶ月かけて人数を揃え、その後は何だかんだで高校生活を楽しんでいる。
 彼自身は当初こそ目立つ存在ではなかったが、月日が経つごとに成長を続け、今や140前半の切れのある速球を放り変化球の精度も高い。
 いまやプロのスカウト陣が本格的に目を光らせるまでになった本格派投手である。

 そんな順風満帆な彼には、一つ悩みを持っている。
 学校生活には不満は無い。むしろ野球部に関しては寄せ集めのチームながらも健闘している。
 公式戦ベスト8まで勝ち、次こそはと意気込んで練習するチームの雰囲気も良い。
 ではその悩み……水分補給のドリンクを持ってきたマネージャー……彼女の事。
「お疲れ様ッス、波羽くん!」
「ん、ありがとうほむらちゃん」
 波羽がドリンクに口をつけ水分を補給しはじめる間、ほむらはずっとPoTaCaの事を喋っていた。

 帰り道、波羽とほむらの会話が弾んでいた。
 いつも彼らが会話するのは野球関連。互いの知識をぶつけ合い突っ込みあい談笑する。
 しかし結局、今日も「野球博士」と他のチームメートから呼ばれるほむらの野球話に飲み込まれてしまった。
 別れ際、ほむらは笑顔で彼に言う。
「今日も楽しかったッス!じゃあまた明日ッス」
「うん、また明日」
 ピンク色の髪の毛が闇夜に消えると同時に、波羽は溜め息を漏らした。
 今まで幾度と無く彼女の野球話に付き合わされている事やら。
 公園でのデートでは、彼女がマナーの悪いファンを思い出し不機嫌になる事もしばしば。
 スポーツバーで贔屓のチームが負けた時は、耳が痛くなるまで愚痴を聞かされた。
 思い返すだけで野球の事でいっぱいだ。野球バカとはこの事だろうか。

 もう一度波羽は溜め息を漏らした。そして彼は悩む。

(ほむらちゃんって、俺と野球…本当にどっちが好きなんだろう……)


2/1(いちぶんのに)
612名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 01:55:27 ID:dSbwd5mB
 告白はバレンタインデーを過ぎたある快晴の日に訪れた。
 突然ほむらから呼び出しを喰らった波羽は駆け足で屋上へ向かう。
 屋上の扉を開けると、顔なじみのマネージャーが波羽の姿を見つけ手招きをしていた。
「待ってたッス、波羽くん」
「どうしたのほむらちゃん?いきなり呼び出したりして」
「……っ」
「?」
 波羽がほむらの様子が明らかにおかしいことに気づいたのは、すぐの事であった。
 いつもならほむらは、五月蝿いほど野球に熱心な娘だ。
 それなのに今日はその活発な動き……何というか、覇気が見えない。
 ほむらは口をもごもごしていたが、数十秒後、その小さく唇を動かし始める。
「最近ッス……痛いんッス」
「胃が?」
「そうなんッスよー、昨日お酒を飲みすぎちゃって……
って違うッス!ほむらはまだ未成年ッス!」
「あはは、分かっているよ」
 盛大なノリツッコミにより波羽の頬が緩んだが、彼女は再び真剣な表情だ。
 笑みはそこまで。彼も真剣な表情に変わる。
「それで…本当はどうしたの?」
「……からかわないでくださいッスよ」
「うん」
 ほむらはあまり膨らんでいない胸に手を置く。
「最近ッスよ……波羽くんを見ていると胸がキューンと痛くなるんッス……」
「……それって」
 ほむらは頷き、頬を赤く染め彼の手を握る。
「もう言うッス、波羽くん好きッス!付き合ってほしいッス!」
「………」
「駄目ッスか……?」
 しょぼんとするほむらに、波羽は微笑する。
「俺がほむらちゃんの言った事を一度でも断った事あるかい?」
「あっ…」
 その一言で二人の恋人関係が始まった。

 よく晴れた某日、二人の初デートはプロ野球のオープン戦だった。
 二人はチケットを片手に休みの日にパワ川球場へ。
 客は少なかったものの、試合が始まると熱狂的なパワフルズファンが応援を始める。
 そのファンに囲まれながらほむらが応援。その隣で波羽がジュースを飲んでいると、ほむらに腕を掴まれた。
「ほら、波羽くんも応援するッス!かっとばせーッス!」
「でもほむらちゃん、野球場のデートでいいの?」
「ほむらは野球が好きッス!波羽くんも好きッス!だから最高ッス!」
(そっか……)
 その時、波羽は彼女の事を理解することを決めた。
 今のほむらはマネージャーでは無く彼女。野球好きな少女として、自分の隣で応援している。
「オラー!かっとばせーッス!」
「あ、オラーが付いた」
 だから彼女を理解することで、もっと彼女を好きになれる。
 満面の笑みを浮かべる彼女を見て。


 そう思った日から、月日は流れ現在へ。
613名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 01:56:29 ID:dSbwd5mB
「………」
 帰宅後、自宅の風呂場から出てくると、彼はベッドに倒れこんだ。
 目を瞑ると睡魔がどんどん彼を蝕んでいく中、彼はほむらのことを思い浮かべる。

 一体どれが本物のほむらなのだろうか。

 もしかしたら、自分に心は向いていないのかもしれない。
 ただ野球の話が通じ合うだけで、本当は彼女はなにも感じてないのかもしれない。
 そう思うと急に眠気が覚め、彼は起き上がった。
 後頭部を掻く。何で自分はこんな事を考えているのだろうか。
 気分を静める為に窓を開け夜空を眺めると、綺麗な星達が静かに光っている。
 夜風が湯上りだった彼の頬を冷やしていった。
「………」
 自分はどうするべきなのだろうか。波羽の悩みは更に深くなっていった。

 その夜は眠れなかった。一睡もしていない酷い顔のまま登校し席に座った時には、矢部に驚かれた。
「凄い隈でやんすね……」
「うん…ただ眠れなかっただけ」
 そう言うと「ふーん」と呟く矢部の眼鏡が鋭く光った気がした。
「ほむらちゃんの事でやんすか?」
「!?」
 波羽は矢部から目を逸らしたが、矢部はニヤニヤと笑う。
「図星でやんすね。最近の波羽くんの悩みといったらズバリ、ほむらちゃんしかないでやんす」
「………」
 無言で返事を返す波羽に、流石に心配になってきた矢部。
「随分病んでいるでやんすね、何かあったでやんすか?」
「いや……」
 個人的な悩みを吐き出すわけにはいかない。口を塞ぎそっぽ向く。
 しかし矢部は引き下がらない。執拗に食い下がる。
「オイラは波羽くんの親友でやんす!何か解決できるアドバイスくらいできるでやんす!」
 教室中に響いた声は、クラスの視線を一点に集めてしまった。

 結局折れた方は波羽の方。
 場所を階段の踊り場に変え今の悩みを矢部に語る。
 全てを言い終えると、矢部は思わず唸ってしまった。
「つまりほむらちゃんが野球と波羽くん、どちらが好きか知りたいでやんすね」
「うん……」
「これは難しい問題でやんす」
 いい答えはあんまり期待していない。と言うか早く席に戻って眠りたかった、眠い。
 踊り場の窓から外を眺めていると、隣から矢部の声が返ってくる。
「もしでやんすよ、ほむらちゃんが野球の方が好きって言われたら波羽くんはどうするでやんすか?」
「それは……」
 思わず口篭る波羽を余所に矢部は続ける。
「怖いと思うでやんすが、聞き出したほうが手っ取り早いと思うでやんす」
「………」
「どっちにしても、オイラは波羽くん次第だと思っているでやんす」
 何ともいえない矢部の答え。だけど悩みを聞いてくれた親友に変な事は言えない。
「そうだ……な。ありがとう矢部くん、ちゃんとほむらちゃんに聞いてみるよ」
 彼に礼を言うと波羽は階段を駆け足で走っていく。
 このままでは生活に支障が付く。ちゃんとほむらから聞き出そう。そう決めた。

 そして矢部は波羽の後姿を眺めながら「彼女なんて……」呟く。矢部の調子がブルーになった。
614名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 01:57:29 ID:dSbwd5mB
 その日の練習は全く身に入らなかった。
 時間の経つ流れが遅く感じ、ランニングをするも体が重い。
 ブルペンでの投げ込みも、ボール自体には力はあったものの波羽自身は手ごたえを掴めなかった。
「お疲れ様ッス、波羽くん」
 いつものようにほむらがドリンクを渡しに来る。
 彼女からドリンクを貰った波羽は、「ありがとう」と共に次の言葉を言った。
「この後、ほむらちゃんに来てほしいところがあるんだ」

「お、おじゃましまーッス」
「ただいまー」
 家の中に二人の声が吸い込まれるが、返事は返ってこない。
 どうやら両親は留守のようだ。どうやらよくあるご都合主義である。
「まあいいや。とりあえず俺の部屋に行こう」

「わー、色々なものがあるッスー」
「こらこら、あまり物色しない」
 物珍しそうに部屋を眺めるほむらに波羽が注意をする。
 それに対する彼女は「だって、波羽くんの部屋って始めてだから」と返した。
「それで、今日は何をするんッスか?」
「………」
 いきなり無言でなる波羽に思わず笑みを消してしまったほむら。
 無音が部屋を包み、それを破ったのは波羽の真剣な一言。
「ほむらちゃんは、俺と野球……どっちが好き」
 思わず「えっ?」と声を漏らすほむら。表情は依然硬いまま。
「何言っているんッスか。ほむらは波羽くんも野球、どっちも好きッス!」
「違う。どっちが好きかって聞いているんだ」
「……どうして、そんな事言うんッスか?」
「………」
 一度無言を入れる。これを言えばどうなるかは分からない。
 だが言わないと呼んだ意味がない。決心して波羽は口を動かす。
「ほむらちゃんが野球の事が好きなのは知っている。でもそれは俺と対等なの?」
「………」
「いつもいつも野球の話ばかりで、別に俺の事なんてどうでもいいんじゃないのか?」
「……ッ」
「だから俺は――
 それまで動いていた口が止まる。
「ほむらはぁ……、ほむらは……」
 握っていた手は震え、頬から雫が伝わって床に落ちる。
「波羽くんだから……野球の話ができるんッス……」
「……!」
「波羽くんが……波羽くんが好きだから…大好きだから――
 気づいた時には遅かった。
 波羽が好き、野球が好き。両方あって今のほむらである。

 そして波羽は彼女の事を理解すると決めていた。
 しかしいつから「ほむらは自分と野球、どっちが好きなのか?」と考えるようになってしまったのだろうか。
 文頭の出来事により彼女に対する不満が考えを変えてしまったのか。
 どちらにしろ『どっちが好きなのか?』は、ほむらに問いても答えられない質問である。
 床に崩れ落ちたほむらを見て、波羽は自分を悔やみながらほむらを抱きしめていた。
「ほむらちゃん……」
「…ひっ…く、ぐすっ…」
 彼女の鳴き声が耳に入ってくる間、彼はずっと「ごめん」と呪文のように呟いていた。
615名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 02:00:38 ID:dSbwd5mB
 幾分経ち、泣き止んだほむらの髪を撫でていた。随分落ち着いたようで、少しだけほっとした波羽。
 ベッドの上に座らせると、頬を膨らませたほむらがそこにあった。
「まさか波羽くんがそんな事を思ってるとは考えてもなかったッス」
「…ごめん」
「確かにほむらにも悪い点があったッス。そこは反論できないッス」
「うん…」
「だから今日はほむらが波羽くんの事を本気で好きな事を証明するッス!」
「えっ…うわっ!」
 倒されたかと思った次には、ベルトを外され下半身を露出させられていた。
 ほむらは露出した彼の息子を手に取りゆっくりと上下に扱き始める。
「ちょ、ほ、ほむらちゃん!」
「男の人はこうすると喜ぶくらいほむらも知っているッス」
「そ、そうじゃなくて……うぁ…」
 唾液を亀頭に垂らし馴染ませていくと、スムーズに上下に擦られる波羽の息子。
 ほむらの指先はぎこちないものだったが、波羽の得る快感は未知のもの。
 波羽の息が荒くなっていくのをほむらは微笑んで眺めている。
「今日の波羽くん、すごくかわいいッス」
「くっ、ほ、ほむらちゃん……俺……」
「もう少し我慢してほしいッス。これからもっと気持ちよくなるッス……」
 頬を染め彼の下半身に顔をうずめる。同時に舌先でちろちろと亀頭を刺激し始めた。
「う……っ!」
 また新しい快感が波羽を刺激し、我慢すると逸物の先から腺液が分泌される。
 ほむらは勃起しきった塊を口の中に含み吸い付く。
 何とか耐える事に専念する波羽。必死に刺激を逃がそうとほむらの髪の毛を撫でる。

 だが押し寄せる快感は徐々に波羽が保っていた理性を奪っていく。
 ちゅうちゅう彼の塊を吸うほむら。上目遣い。
(かわいい…、……っ!)
 艶めいた彼女の表情により、理性が崩壊し一気に快楽が押し上がってくる。
616名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 02:01:32 ID:dSbwd5mB
「ほむらちゃん…俺、もう限界だ…」
「ぷはっ…分かったッス。出していいッスよ」
 口から放したほむらは再び彼の逸物を掴む。
 分泌液や唾液により滑らかになっており、扱く強さも当初より強い。
 容赦ないほむらの攻めが行われる。彼女の手が動く、扱く、擦る。
 そして遂に彼の逸物は耐えられず、大量の精液をほむらの顔に放たれた。
「っぁ…!」
「わっ!」
 結果、ほむらの顔を白濁の液で汚す事になった。だがほむらは「あったかいッス……」と満足げのよう。
 息を整えつつ、ほむらの顔にかかった白濁液を拭き取る波羽。
 拭き取りが終えると共に、二つの唇が重なりあう。
 彼女の唇に吸い付きながら、セーラー服の上から胸を揉み始めた。
「ん、んんーっ!……ぷはっ、……波羽くん…」
「次は俺の番かな。ほむらちゃん、痛くない?」
 ほむらが頷くと、何と自ら服を脱ぎ逆に波羽を誘う。
「胸はないけど波羽くんぐらい誘惑できるッス」と言わんばかりのようだ。
 その胸を包んでいるブラの上から擦るように愛撫する。
「な、波羽くん…くすぐったいッス」
「それも取っちゃおうか」
 何とも恥ずかしい台詞をさらりと。ほむらが羞恥を感じながらブラを外すと、小さく膨らんだ乳房がそこにはあった。
 まじまじとソレ見つめていると赤く染めた頬を膨らませたほむらが言う。
「ど、どうせほむらはそこまで大きくないッス!」
「俺は小さいのも好きだよ」
 その言葉の次には、波羽の口が乳首に吸い付いていた。
 吸いつつ、舌で突起を転がす。まるでおもちゃを扱うように。
 あまっている手は、片方の乳首を刺激したり小さく膨らんだ胸を絞り上げるように揉む。
「ひゃん!だ、駄目ッス…そこ……なんか切ないッス……!」
 ほむらの表情が徐々に甘ったるくなっていく。刺激は止まらない。波羽はわざと音を立てるように吸う。
 乳首から口を放したかと思えば、人差し指を乳首からへそへ、そして下着の上へ肌を指が這っていく。
 くりくりと下着から湿りができている所をなぞる。どうやらほむらは限界のよう。
「ん…っ!はぅ……」
 下着を捲り大事な場所に遂に触れる。
 最初は周りを弄っていたが、少しずつ刺激を加えていき彼女の反応を楽しむ。
 するとほむらは切なげな表情をしながらせがんでくる。
「じ、焦らさないでほしいッス…はやく波羽くんの指が欲しいッス……」
 その言葉を待っていた、と言わんばかりに指がずぶずぶと膣に侵入を始める。
「っ!んふっ…あっ……な、波羽……くん…!」
 指が第二関節程まで挿入されると否や、ゆっくりと出し入れが繰り返す。
 次第に動きが早くなると共に、指がもう一本増やされほむらの膣を捏ね繰り回す。
「や、やぁ…っ!ほむら…ほむら……ぁ!」
「………」
 波羽は無言で行動を繰り返す。無言なのはそれは彼がほむらに夢中だから。
 今まで見たことの無いほむらの淫らな姿に、興奮しきっているのだ。
 キスをして、乳首を弄くり倒し、秘所をもてあそぶ。
「だ、だめっ……ほむら…もう……っ!」
「気持ちよくなってよ、ほむらちゃん」
 ようやく波羽が口を開いたかと思えば、彼女の羞恥を煽るような台詞。
 じゅくじゅくと淫音を響かせる。早くほむらの絶頂が見たい。そして彼女と……。
 そう思うと興奮が高まり、それが行動に姿を変える。波羽の指が執拗に膣を苛める。
「も、もう駄目ッス!あっ、ふあっ…!」
「ほむらちゃん、イッちゃっていいよ・…!」
「っ!あっ…!あぁっ、あぁぁっ!!」
617名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 02:02:13 ID:dSbwd5mB
 遂に絶頂を迎えたほむらは力尽きたかのように横たわる。波羽はほむらを撫でて、軽く口付けを交わす。
「それじゃぁ波羽くん、来ていいッスよ……。さっき出したばかりなのにもう限界っぽいッスから……」
 波羽は頷き、勃起しきった逸物をならすように秘所にこすり付ける。
 挿入はゆっくりと。ゆっくりと。
「んっ!」
 硬直するほむら。徐々に膣の中に侵食していく。もう止まらない。
「んぁ…!っ!っぁ…!!」
 ほむらの顔が歪むと共に、ブチブチという感覚。
「だ、大丈夫!?」
 大丈夫なわけがない。突き破ったのだから。
 そして根元まで入ってしまった。
「だ…大丈夫ッス……。この程度の痛み……我慢できるッス」
「でも…」
「だって、何度も言うッス……大好きッス。大好きだから我慢できるッス……」
「………」
「だから動いてほしいッス。気持ちよくなってほしいッス……」
 頷く。ほむらの髪の毛を撫でてもう一度思う。
(ほむらちゃんのこと……理解しよう。もう一度……そして今度こそ)

 予想をはるかに超えた快楽を得ていた。
 ほむらが苦痛に耐えているのは分かっているが、腰が勝手に動く。
 膣のきつい締め付けにより、すぐに射精しそうだった。
 その射精感を煽るかのごとく、ほむらの次の台詞。
「我慢しなくっていいッスよ……波羽くん……っ!」
 次にはほむらが腰を動かしていた。
「ちょ、ちょっとほむらちゃん!?」
「っ!あっ!くぅっ!!」
 断続的に行われる締め付け。その力は圧倒的で、性感が波羽の体中を支配していく。
 ほんの僅か残された理性は一気に失われ身体は本能で動いてしまう。
 限界はあっという間に訪れるものだった。

 蜜と血が混ざり合った膣の中を引き抜き、また突き刺す。
 ほむらを見る。確かに彼女は処女を失った痛みに耐えている。
 しかしその瞳の奥は幸福感で満ち溢れているように感じた。
 もう何にも考えられなかった。頭の中が真っ白になり、腰を打ち付ける。
「ほむらちゃ…ん!で、出る……!」
「っ!ぁ!っあああぁっ!!」


「……ほむらちゃん」
「何ッスか……?」
 手をつないでいる二人、どこからどうみても幸せの絶頂である。
「俺……絶対にほむらちゃんの事を幸せにするよ」
「ふっ、ほむらの心を開かせるなんて10万光年早いッス!」
「それは時間じゃなくて距離だっ!」

 そんな事を言っているほむらだが、本当は波羽の事でいっぱいなのだろう。
 波羽が吹き出すと、釣られてほむらも笑い出す。いつの間にか心の中にあったしこりは消え去っていた。

 おしまい。 
618RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/07/05(土) 02:03:09 ID:dSbwd5mB
 後書き。
 あおいちゃんSSを書こうとしたが中々書けず、パワポタ3のほむらちゃんSSを書いていたら書けた自分は死んだほうがいいですね。
 ほむらちゃんいい子可愛い子。と言うかパワポタ3の彼女キャラは全員可愛い。
 ちなみに主人公の名前の読み方は「なみわあゆた」です、「ぱわぽた」じゃないです。

 以上、お目汚しすみませんでした。
619名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 04:03:27 ID:YhcImRyI
>>618
GJ!ポタ3は未プレイだからキャラのことは良く知らんけど良いSSだったと思う
早くポタ3やりてぇなぁ…でも金がない

京子さんSSに予想以上に悪戦苦闘中。これほど書きにくい人だったとは…
620名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 14:37:20 ID:NfmyH7c7
ほむらほむら連呼してたらホントに書いてくれてワロタ

ほむらかわいいよほむら

これ書いててふと思ったんだがほむらって名前の由来ホームランからきてんのかね?
621名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:59:55 ID:SAMU+DOf
>>618
あのさ、なんて言うのかな。
とにかくGJだ!
622名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:44:41 ID:SAMU+DOf
「…………」


「…………元気がないでやんすね、あおいちゃん……」
「それはみんな同じですよ……わ、私……だ、って……」
「……みずきちゃんまで泣かないで欲しいでやんす……オイラ、オイラだって……うぅ……」

 先日、一人の野球選手が球界から姿を消した。
 万年弱小のお荷物球団だったキャットハンズをわずか二年で日本一まで導いた偉大な男で、彼はミスターキャットハンズと呼ばれていた。
 今年もまた、誰もが彼の活躍を信じて疑わなかったのだが――


「……小波君が死んじゃって……もう、一ヶ月だね……。
 ボク……まだ信じられないよ……。
 いつもの様に、笑って、傍にいるんじゃないか、って……思う……ん、だ……」

 ――男は死んだ。死因は事故死。
 車道に飛び出た子供の身代わりとなったのだ。

 彼の死が知らされた時、キャットハンズのメンバーは誰も信じなかった。
 彼はいつでも陽気で、冗談が好きな男だったからだ。
 ――小波が死ぬなんて、ありえない。
 チームメイトは皆思った。だが、現実は残酷である。


「……え……? 嘘、だよね……?」
「小波君? 小波君、どうして……どうして返事しないでやんすか! いつもの様におどけて見せるでやんす!」

 病院の霊安室。キャットハンズの主力である二人の選手が薄暗いその部屋にいた。
 彼らの前で横たわるのは長い事共にプレーした親友だった。
 彼はピクリとも動かない。それでも、あおいと矢部は彼の死を信じる事ができなかった。
 二人は小波に向かって懸命に話しかける。それでもやはり、返事は無い。

「……早川。矢部。……小波はもう戻ってこないんだ……」

 ドアが開き、姿を現したのは監督の世渡だった。
 いつも軽い調子の世渡には似合わない悲哀を湛えた声で、彼は言った。

「そんな……小波君! 嘘って言ってよ! 返事……返事してよ!」
「オイラたち約束したでやんす! 必ずキャットハンズを強いチームにするって! 約束は守るでやんす!」

 それでもあおいと矢部は話しかける。
 彼の死を直視できないのだ。人の死など、簡単に受け入れられるものではない。
 世渡は二人を見ていることが出来なかった。

「……小波君、返事…………返事を……してよ…………」
「本当に、本当に……いつもの冗談じゃないでやんすか…………?」

 ……その日、二人は涙が枯れるまで泣いた。





 小波が抜けたキャットハンズはひどかった。
 あおいをはじめとする投手陣は荒れに荒れ、毎試合大量の得点を献上していた。
 援護に回るべき野手陣も、気が抜けたようにバットを振っていたり、ひどい者に至ってはバットに振られているような感じであった。
 当然の事ながら借金ばかりが溜まって行く。勿論順位も下がり、六月上旬で既に最下位の座を不動の物にしていた。

 続かない
623名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 20:52:22 ID:NfmyH7c7
ベイス(ry
624名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 21:25:50 ID:SAMU+DOf
厨二病全開ですまんな。
実は小波がダイジョーブのおかげで復活→キャットハンズを陰から見守る→あおいにバレる
→「小波君っ!」→そのまましっぽりとあばばばば

的な展開にしようと思ったけど文才の無さに絶望してやめたww
625名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 01:39:14 ID:kzKxmFl5
そこまで構想が出来上がっているなら最後まで書ききってほしいものだ。
文才がない云々と言い訳してるうちは一生チラシの裏なんだぜ。
626名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 02:47:46 ID:teUj8ghb
>>622
サイボーグとして復活してガンダーロボに乗る矢部と戦うんですね、わかります。
627名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 09:34:21 ID:8d0cJfEG
>>626
矢部と戦うのか。
ノリがパワポケww
628名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 09:47:34 ID:YBOXURky
ほむらちゃんの画像キボンヌ
629名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 13:23:57 ID:O9h3UCvG
今ネタ探しで13やってんだが…
パワプロ君に駆け引きって奴を執拗に一から教え込んでやりたいわ(#^ω^)
プリンをちらつかせるタイミングなどなどを
タチバナでこんなに苦戦する羽目になるとは


あ、早矢ちゃん編続き作成中です
630名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 22:40:08 ID:Ya8RWtHb
マイライフでオフシーズンに挙式のあとV旅行終えて帰って来たら早矢に
「できたんです………」
って言われた
いつだ?結婚前に家に呼んだ覚えは………
631名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:08:31 ID:477guEEn
>>630
つ【とりあえずおつかれ】

ところでジュリの人気の無さに全俺が泣いた
632名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:17:02 ID:fukc+InC
>>631
よう同士
俺はあの赤い瞳が好きだ
あと喋り方が懐かしくて好き
633名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 15:58:18 ID:ri8GoKzB
13のキャラではみずきと聖ばっかり騒がれてるが普通の彼女候補は愛されてないのか?
俺は13の彼女候補のクオリティはかなり高いと思うんだが
634名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:49:46 ID:+4ldg7pf
現役を引退したあおい
その後監督を目指すことにしたが練習方法などに不安要素が多数あった
困ったあおいは9主人公に電話、練習方法を見てくれるように頼む
9主人公はそれを承諾、そして…

こういう話なんだけど書いて良い?
635名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 00:06:06 ID:ZVZNIQO9
>>633
いや、絵久ちゃんなら俺の隣で寝てるけど?
>>634
激しく期待してる
636名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 00:10:30 ID:/2RX9Fg0
>>635
残念だったな、そいつは偽者だ
本物は今俺に膝枕してくれてる

>>634
己を信じて書くんだ!
637名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 00:41:39 ID:qa4JV3xU
ちなみになつきちゃんは俺だけのマネージャーになってイロイロ頑張ってるんだぜ
638名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 01:49:08 ID:HVTOd8wM
一人称が違うだけで口調がまんまあおいちゃんのなつき
639名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 02:33:46 ID:as5CbPh8
なつきならパワポケで間に合ってるので結構です。
このはさんをいただきます。
640名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 06:57:15 ID:GbFeYMhc
じゃあ俺は北条時雨ちゃんをいただきますね
641名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 12:38:47 ID:cZzwYx7G
         ∧_∧   ┌────────────
       ◯( ´∀` )◯ < 僕は、春日泉美ちゃん!
        \    /  └────────────
       _/ __ \_
      (_/   \_)
           lll
642名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 15:02:41 ID:P1Rf4TQj
13のマリさん好きはいないのか?

あの頼み込めばヤらせてくれそうな感じがたまらん
643名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 15:46:14 ID:133El9bO
朝一緒にいるんだから仕方ないわねって感じで朝から
644名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 19:23:56 ID:j/fODD7x
13にマリなんていたっけ?
まったく記憶にねえ
645名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 20:06:38 ID:UvswsWQe
モンローだよモンロー
646名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 21:57:01 ID:VKcpn4eM
12の瀬久椎さんでは?
647名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 11:43:43 ID:GZqm6zZ/
パワプロ9の恋々で修羅場の話を考えていたのだがまったくエロくならない…
何故だ?
648名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 19:30:58 ID:qzaG3lbJ
あおいちゃん、はるかちゃん、彩乃ちゃん、主人公の四角関係ですね
649名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:39:20 ID:rZVsbpaZ
13のパワフル高校主人公と麗菜の話をちょっと考えてるんだが
他校の生徒同士の恋愛ってアリかな?
650名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 22:39:55 ID:teL2dDQ1
読んでから判断する。
シチュどうこうより腕。っていうか筆。
でも>>649のムァッハァーを筆に載せればきっと伝わると思うんだ。

俺だってマイナーなカプを広めようと準備してるんだぜ。
目処は立ってないけど。
651名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 22:43:23 ID:32IN3HAr
他校の恋愛が無しならそもそも13のサクセス否定にならんか?
木乃葉さん除けば大抵他校の彼女が恋人になるだろ
652名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:30:01 ID:4RqXGdDJ
 「ダメだよみずきちゃん…そんなしたら俺…」
淫らな夢を見ていた。タチバナ学園のみずきと濃厚な行為を繰り広げる夢を。少年が重々しく瞼を開け目を覚ますと、その夢を見た原因がわかった。
「う…?」
自分の股間に顔を埋め、手と口を用いて一物を弄ぶ女がいた。艶やかな金の髪と、目の下の泣き黒子が特徴的なこの女。
我が帝王実業野球部の、「帝王」の称号を冠する者の専属トレーナー、門楼マリその人だ。
「ん…、むぅ…。…あ!おはよ小南くん。朝からココが元気ねぇ」
「マリさん!?何やって…、あっ!」
「カワイイわねぇ。もしかして女のコに触られるの初めて?」
口を離したマリは、片手で反り返ったそれを高速でしごく。まさにプロの如き手つきだ。
「…ぅあ!ダメだって!マリさん!
出ちゃう!出ちゃうから!」
「溜め過ぎは体にドクよ?ほら!出してイイから」
段々と動きは速くなる。先端からの分泌液がマリの唾液と混ざり、ちゅくちゅく音を立てていた。
「あーあーあぁ…もう無理」
マリが舌でカリの裏を刺激する。この人の上目遣いはヤバイ。
「びくびくしてるよー?小南くんのココ。
出したいのね?ドコに?あたしのお口?」
小南は頷く。それを確認後、マリは再びそれをくわえた。
「マリさんゴメン!」
小南はマリの頭を押さえ、自らも腰を振り出した。
「んむっ!ん…ぶぅっ…」
「ああっ、…出すよ!
…ぐっ!」

マリの喉頭に当たる小南の一物から、精液が一気に噴き出した。
「う、あ…あっ!」
「ん…む…、んん」
マリは口内に貯まってゆく精液を味わい、飲み込んでゆく。小南は絶頂に浸りながら、マリの髪を撫でた。
射精を終えた陰茎を唾液で洗うかのように、数度口を上下させてからマリは口を離す。僅かに残っていた精液が、口の端から流れ出た。
「…いっぱい出たね精子。若いわぁ。蛇ちゃんも亮も、もっと少なかったのよ?」
「マリさん…、すげぇ上手かった…
めっちゃ気持ち良かった」
「んふふ。あたしは小南くん専属トレーナーよ?彼女が居ないコは定期的にヌいてあげないとね」
そう言って、マリは小悪魔な笑顔を浮かべる。
「じゃあエッチもしていい?」
「…避妊はちゃんとしてよ?」
それを同意と取った小南は、次の瞬間マリに襲いかかった。
「きゃっ!…元気ねぇ。ホントにカワイイわぁ」


彼は思った。
「たとえそこに愛が無くとも、帝王の座にさえいれば、彼女は要らないな」と。

−−−

「んっ、はぁっ!…小南くん、気持ちいい?」
騎乗位でマリは、激しく腰を振り、胸を揺らす。
マグロな小南はただ頷いた。

小南は今日、マリのエロティックな身体と、それを用いた絶倫フルコースを堪能し尽くした。それはもうポコチンが干からびるんじゃあないか?と思う程に。
彼は幸せだった。もうプロに行くとか初期能力がカスだった事とかは、便所のネズミの糞くらいどうでも良かった。

だか彼はまだ知らなかった。
3日後に友沢の下剋上に遭い、マリにボロ雑巾の様に棄てられる事を。

技術ポイントがかなり上がった
精神ポイントがかなり上がった
弾道が7↑になった
「粘り打ち」が身についた
「一発病」になってしまった
653名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:33:20 ID:4RqXGdDJ
早矢の合間にマリさん小話投下。
つーかマリさんとなら間違いなくしてる気がする。

ではまた。
654名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 21:10:19 ID:C0/kYrS0
まさかのドラフト漏れ…
なつきちゃんが……なつきちゃんがアメリカに行っちまったあああああ!!
小波、ビッグになって迎えに行きやがれ!!
655名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 00:34:07 ID:gbCIT9wL
>>653
656名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 10:03:20 ID:qkIfNxm9
>>653
だが絵久ちゃん一筋のうちの帝王はモンローとはやってないぜ
657名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 02:11:47 ID:4TZwhkcu
13物を書こうと思うのだが、相手は誰にしようか…
後、ここてエチ無しっておk?
658名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 02:20:58 ID:kW+rRH7j
>>657
>>1

キャラは自分の書きたいのでいいんじゃない?
659名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 02:38:15 ID:4TZwhkcu
>>658
dクス
660名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 05:53:53 ID:EMPOANWH
>>653
あ〜……GJなんだが、それ以上に……
たかがモグラ叩きで帝王になった糞メガネもマリさんにヌイてもらってると思うと腹立ってきたwww
661名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 16:06:09 ID:olOHFWN6
ポタ3ではあまり評判の良くない命エンドを今初めて見たけど、個人的には決して悪くなかったと思う。
いつか命で書いてみようかな。命かわいいよ

>>660
矢部は速攻で友沢に負けるからそんな暇は無い。
てか帝王戦にもぐら叩きを認める監督はどうかしてるよな。
662名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 14:57:56 ID:R43Ht1fv
期待age
663名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:03:34 ID:Ph/wHtnh
「このガキどもがー!」
「わー、小滝選手が切れたー!逃げろー!」

 とあるレストランのある一つの席。どこからか現れた子供たちが騒いで逃げる。まるで鬼ごっこの鬼から逃げるかのような敏捷さだ。
 その子供達を鬼の形相をしながら追いかけるのは、「小滝選手」と呼ばれた津々家バルカンズの小滝浪緒。
 今こそチームに欠かせない存在になった右翼手だ。

 今年のバルカンズは、小滝と共に大きく躍進を遂げた。
 小滝は初の開幕一軍でチームを牽引、シーズン途中からチームリーダーとしても活躍した。
 それどころかチームメイトの矢部、猛田も一軍定着し投手陣も安定。勇村や六道等の主力選手の力も欠かせない。
 更にトレードで移ってきた選手達も大活躍で言う事なし。まさに相乗効果だ。
 終わってみればレボリューション・リーグ二位。プレーオフ出場となった。
 第一ステージのバスターズを降し第二ステージまで進むが、惜しくも二勝三敗でカイザースに敗北した。
 だがそれがバルカンズ全体の来年の意気込みになった模様。
 彼自身は強肩を活かしリーグトップの捕殺を記録。打率も三割を打ち攻守両面においてすばらしい成績を残したのだ。

 そんな小滝が何故形相を変えてまで子供達を追いかける理由。それは先程まで一世一代の告白をしていたからだ。
「あはは……」
 遠くに消えていく子供達と小滝を少し引きつった顔で微笑む春日泉美。
 二人は幼い頃から親しくしていた、所謂幼馴染だ。
 互いに成人してからは会う機会が減っていたのだが、最近になり再び交遊をするようになり幾度の付き合いの結果、両家公認の恋人関係になった。
 元から泉美が小滝の事を好いていた事も一つの要因である。
 付き合い始めてからも、大きな出来事があった。
 七夕で現れた流れ星に思わず「泉美ちゃんと親密になれますように」と三度口走って周りから祝福の声を受けたり。
 泉美の小学生の生徒を公園に集めた時には、小滝を決心させる大きな日になったり。
 一軍のプロ野球選手としてシーズンを送りながら、プライベートでも大きな躍進を遂げていた。
664名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:04:21 ID:Ph/wHtnh
 時は流れ十一月下旬、冬も間近に迎える小滝の契約更改日。
 年俸は勿論大幅アップ。ほくほく顔で一発サイン、バルカンズとの契約を終えた。
 数日後。小滝は泉美をレストランに誘い婚約指輪を差し出しプロポーズをしたのだ。
「自分は料理できない」「裁縫は雑巾しかできない」等自分の欠点を何度も言っていたが、小滝は全部そんなの関係ないと答えを返す。
 最後に自分から「世界で一番小滝くんの事が好きです」と。そんな泉美の両手には指輪が入った箱が大事そうに握られていた。

 店員に注意され疲労感一杯の顔戻ってきた小滝。席に座りなおし、視線を泉美にやると笑みがある。
 水色の髪に可愛らしい顔が微笑む。今の自分にはこの笑顔がある。
 溜め息と咳き込みを一つ。そしてもう一度。
「ちょっと邪魔が入ったけど……改めて言うよ」
「うん……」

「結婚しよう、泉美ちゃん」
 頬を染める泉美は恥ずかしそうに俯き、数秒たった後頷く。
 すると再び周りが騒がしくなり、テーブルの下から小さい毬栗頭や少女達がひょっこりと現れる。
「わー、先生顔真っ赤ー!おめでとー!!」
「初々しーい、ひゅーひゅー!」
「先生もやるときはやるんだねー、見直したよー!」
 ただでさえ顔を真っ赤に染めていた泉美の顔が更に赤く染まる。
「こらぁ……、先生をからかうんじゃないです!」
「こらガキどもー!泉美ちゃんを困らすな、うがー!」
「わーわー!」
 はやし立て逃げる子供たちに、まるで同年齢のように噛み付こうとする小滝を慌てて泉美が制する。
 小滝の一世一代の告白は、子供達によって彼的には少し残念な結果に終えた。
 だが泉美の笑顔を見れてそれはそれでよかったなとも思ったりした。


 ある日の休日。実家に帰って自主トレ中、タオルで汗を拭き丁度一服していた小滝の所へ来訪者が。
「こんにちは小滝くん」
「どうしたの泉美ちゃん。今日何か用事あったっけ?」 
 すると泉美はスッと指にはめられている指輪を見せる。そして「そっか……」と理解ししみじみとする小滝。
「オレたち、結婚すんのか……」
「うん、小滝くん……」
 この前の余韻が残っているのか、互いの結婚指輪を見せ合いながら二人は照れくさそうに微笑んだ。
665名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:05:24 ID:Ph/wHtnh
 とりあえず泉美を部屋の中に案内した。シーズン中は寮にいたので、キャンプ以前と何も変わっていない。
 ちなみに両親は旅行中である。小滝が両親へのささやかな親孝行である。
 色々本棚などを漁っているとドサドサと倒れてくる本たち。その中に小さなアルバムがあった。
 ページを開くと二人の幼い頃の写真が一杯貼られてある。
「懐かしいね、小滝くんがすごく小さいよ」
「そんなこと言う泉美ちゃんだってそうじゃないか」
「それもそっか」

 小休憩を交えながら小滝は自主練を再開した……と思えば、泉美を公園に連れて行く。勿論グローブは持参済みである。
 泉美は少し困惑している。スカートの裾を押さえながら。
「でも私、今日スカートだから…」
「何を言っているんだ泉美ちゃん……それが良いんじゃないか!!」
 思わず圧倒された泉美だが、次には笑みに変わりキャッチボールを始めた。
 泉美とキャッチボールできる幸せ、そしてたまに見えるスカートの下。
 幸せを噛み締める。神様、ありがとうと。そんな小滝に天罰か、泉美が投げたボールが頭に命中した。

 そんな感じで時間が進み、気づけば辺りは夜になっていた。
 夕食は泉美が作ってくれた。料理は得意じゃないと彼女は言っていたが、そんな事は全然なく思わず「美味い!」が飛び出た。
 食後はマッサージをしてくれて、まさに至れり尽くせりである。
 入浴後、二人でTVを見ながら一服。いつの間にか時刻は九時を回ろうとした、まさにその時。
「ねぇ、小滝くん」
「ん?」
「この前の告白の日、覚えてる?」
「当然だよ!あの日の出来事は鮮明に覚えているよ!」
「そ、それじゃぁ……」
「?」
 泉美の頬が赤い。今までの赤らみとは全然違う。一体何を言おうとしているのだろうか。
 そして意を決して出した泉美の言葉、それに小滝は思わず変な声を出してしまった。

「じゃあ……、子供作ろっか?」
「……えっ?」
 泉美が何を言ったのかを一瞬理解できなかった。
 そう言えば、レストランで子供達が見ているときにあんな事を言われたような……。

 以下、レストランでの回想シーンである。
666名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:06:24 ID:Ph/wHtnh
 何だかんだあったのだが、小滝は落ち着きを取り戻していた。
 相変わらず小滝に子供達がはやし立ててくるが、今度は意味が違うと言うか、泉美を心配する声か。
「小滝さんよー、頼んない俺たちの先生なんだ、泣かしたら承知しないぜ!」
「絶対幸せにしてあげてねー!できなかったら針千本飲ーます!」
 思わず苦笑する。
「はは……分かったよ。泉美ちゃん、いい生徒達だね」
 語尾に「空気読めないけど」と付けたかったがやめた。
「うん……。私、今日ほど幸せな日はないよ……」
 満面の笑みを浮かべる泉美。すると再び頬を染めて口を開く。
「…ねぇ……子供好きだよね?」
 突然の泉美の問い。「勿論!」と小滝は回答する。
「じゃあ多いほうがいいよね……私頑張るから」
 子供達が見ている前、まさかの返答に小滝は飲んでいたものを噴出し、唸ってしまった。
 興奮したのか顔を真っ赤にする小滝。そんな所を子供達に三度からかわれる。
「あー、小滝さん顔真っ赤ー!」
「流石公園でえっちぃ事しようとするスケベ大王!やる事が違うぜ!」
 プチン
「誰だ、今スケベ大王って言ったの!!?うがー!!」
「わーわーわー!」
 再び賑やかになるレストラン。店員達も注意するのを諦めたのか、子供達VS大人一人の鬼ごっこを暖かく見守っていた。

 以上、回想終わり。
 戸惑う小滝。泉美は恥ずかしさのあまりか俯いて動かない。
 沈黙が酷く長い。心臓が自分で分かるくらい高鳴り、喉は渇きを覚える。
「………」
「………」
 その沈黙の間、小滝はあの日の子供達の言葉を思い出していた。
(そうだよ。オレたち結婚するんだから……)
 絶対幸せにする、たとえどんな道のりがあろうともだ。
 先に沈黙を破ったのは小滝の方。立ち上がって、泉美を後ろから抱きしめる。
「……!」
「オレは泉美ちゃんが好きだ。だから君の希望は全部叶えたい」
「小滝くん……」
「……子供作ろう、泉美ちゃん」
「うん…!」
667名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:07:25 ID:Ph/wHtnh
 泉美の入浴中、小滝の妄想が止まらない。シャワーを浴びている泉美の姿がぼんやりと頭の中に浮かぶ。
 だが湯気によって大事な部分を隠されて「邪魔だ邪魔だ!」と手をぶんぶん振ったり。
 落ち着き様がない自分に少し冷静さを取り戻そうかと思い窓を開け夜風に当たる。
 まさかこんな展開になろうとは思いもしなかった。いくらなんでも展開が速すぎる。
(どこかのゲームじゃあるまいし……)
 とは言っても彼女を幸せにする、その決意は二度と揺るがない。
 先程自分が言った、泉美の希望は全部叶えたい。ならばそれを叶えるまでだ。
 浴室の方から音がする、ドアの開く音と共にバスタオル一枚身につけた泉美が出てきた。
「小滝くん、上がったよ」
「………」
「ど、どうしたの?」
「なんか、いいです」
 わけの分からない言葉と共に、泉美を抱きしめる小滝。
 肌はしっとりと濡れて、髪の毛からはシャンプーの香りがする。
 髪の毛を撫でる。とても柔らかく、このままずっと抱きしめていたい幸福感を覚えた。
 思わず抱きしめる力を強めてしまいほんの少しだけ泉美の顔がゆがむ。
「こ、小滝くん…ちょっと痛いよ」
「…あぁごめん。つい」
「ううん、全然大丈夫だよ」
 抱きしめる力を緩め、お互いの瞳が見詰め合う。
 照れくさい。すぐにでも目を逸らしたかったが、そう言う訳にもいかない。
「じゃあ…しようか……」
「……はい」

 ベッドに倒れこむ泉美。改めて上から泉美を眺めてみる。
 バスタオル一枚だけの姿、あとは何も身につけていない。白い布からみえる肌に酷く興奮を覚える。
 小滝はゆっくりと泉美に近づきキスを交わす。
「ん……ちゅ、むぅ……」
 最初はやさしめだった口付けは、徐々に舌を絡み合わせるような激しいものへと変わっていく。
「んっ…んーっ、んむぅ……」
 次に唇を離した時には、泉美の息は荒々しく瞳は求めていた。
「はぁ…はぁ……っ」
「バスタオル取るよ、泉美ちゃん」
「う、うん…」
 泉美の肌を守っていたバスタオルが剥がされる。その姿を何度も確認したが、やっぱり美しかった。
 羞恥を覚えたのか泉美は小滝から視線を外そうとするがそれを制される。
「泉美ちゃん肌もすべすべで、すごく綺麗だ」
 地を這うかのように指を動かすと、身を硬直させる。
 くすぐったいのか、それを見て楽しくなった小滝はその行為を続ける。
 脇を通りへその周りをくるくる回し、そこから上っていき乳房の突起を転がす。
「んっ…、ふぁ…!」
668名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:08:48 ID:Ph/wHtnh
 泉美の乳房は大きくもなく小さくもない。まぁ大きさは彼にとって関係ない。
 その乳房を感触を楽しむかのように揉み始める。
「…っ!……ぁ!」
 次に乳首に吸い付く。舌で突いたり転がしたり。
「あぅ…!…だ、だめっ、駄目だよ小滝く……っ!」
 喘ぐ泉美の口を塞ぐようにキスをする。先程と同じように激しいキス。
「んむっ!ん…っ、っぁ……!」
 次第に泉美はとろけるような表情を見せるようになっていく。
 舌が舐め回すように身体全体を走る。それは脇、指先、耳、足と。
 泉美の背筋が震える。声は艶めきを帯びて小滝の興奮を更に掻き立てる。
 再び乳首にむしゃぶりつく。今度は強く吸ったり甘く噛んだり。少し強すぎたのか、泉美が思わず涙目になる。
「か、噛んじゃ…いやぁ……」
「ごめん。……じゃあどうしてほしい?」
「ゆっくり、……舌で転がして」
 小滝が頷くと共に舌で優しく刺激を再開し、片方の手はもう一つの乳首を攻める。
「あっ…ふあぁっ……そ、そこ……っ!」
「泉美ちゃん、これがいいんだね。もっとしてあげるよ」
「う、うん…お願い…小滝く……んっ!」

 攻めはキスと胸と交互に幾度と行われ、泉美は切なさげに小滝を見つめる。
 十分すぎるくらい堪能した小滝は、いよいよ下半身の方に手をかけた。

「や、やぁ……あんまり見ないで……」
 泉美の秘所は、既に溢れんばかりの蜜で満たされている。
 次に小滝は彼女の羞恥を更に煽るかのように次の言葉を言った。
「泉美ちゃん、指と舌…どっちがいい?」
「うう……いじわる」
 下半身をもじもじさせながら、泉美は少しの間だけ口を塞ぐ。
「……じゃあ、私のカバン取ってきて」
「分かった」
669名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:09:40 ID:Ph/wHtnh
「持ってきたよ」
「ん……」
 泉美はバッグの中からある物体を取り出し小滝に差し出す。
「……こ、これで…」
「い、泉美ちゃん……。これって所謂……」
 小滝は思わず動揺してしまった。泉美の手には振動により快感を得られる玩具…所謂バイブが握られていた。
 しかもサイズがかなり大きくイボイボがついている。
 これまでにないくらい泉美の顔が真っ赤に染まる。これを晒すのにはかなりの度胸がいるだろうに。
「小滝くんがシーズン中にいない間、……こ、これを小滝くんだと思って……」

 小滝はその大きな玩具を受け取り電源を入れた。
 別にバイブを見せられて、流石に一瞬驚いたが興ざめしたわけではない。
 寧ろいない間も自分の事をいつも思ってくれていること、それが嬉しかった。
 何故泉美がバイブを選択したのかは分からないが、彼女の叶えたいことは全部叶えたい。
 そして今はこの玩具で気持ちよくさせる。そう思うと興奮が更に高鳴りそれが行動に変わる。
「ひゃぁ!!こ、小滝くん!?」
 玩具がゆっくりと泉美の膣の周りを微動させる。
「オレが動かしてあげるから、気持ちよくなってよ」
「……うん」

 十分に蜜で満たされている膣へ挿入。玩具の先っぽがどんどん進んでいく。
「…うっ、うううっ……!」
 膣は玩具の侵入を徐々に受け入れていき、遂に奥まで挿入される。
「っぁ!…はぁ……ッ、…はぁ…ッ!」
「じゃあ動かすよ、痛かったら言ってね」
「う、うん……」
 そんなこと言ったがこんなもの扱った事ない。
 とりあえず上下に動かす事を考え手を動かし始め、まずゆっくりと玩具の出し入れをやってみた。
「あっ、ふあぁっ、ふうぅ……っああぁ!」
「こんな感じでいい?」
「うん…もっと強くてもいいよ」
「それじゃあ……」
 今度はゆっくりと玩具を抜いていき一気に突き刺す。
「く…うううぅッ!!」
 玩具は膣壁に絡みつき締め付け、泉美の体はビクビクと痙攣する。
 その行為を繰り返す。小滝が慣れてきたのか、その動きが早くなっていく。
 比例するかのように泉美の艶めく声が大きくなっていく。
「んっ!ううッ!!つ…、強すぎるよぉ……!ふあぁッ!!」
 ぐちゃぐちゃに秘部をかき回され、快楽の頂点がいよいよやってくる。
「うぁっ…もう、あッ!や、やあぁッ!」
 行われる挿入と差し出。幾度と、執拗に。
「イ…イクッ!もぅ……、ふぁ、あッ、あああぁぁッ!」
 泉美の秘所から分泌液が迸り遂に絶頂を迎えた。
670名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:10:43 ID:Ph/wHtnh
 絶頂の余韻が残る泉美を見ながら、荒い呼吸を整えながら下着を脱ぐ小滝。
 そこにははち切れんばかりの逸物が姿を現す。言うまでもない、限界だった。
 先程絶頂を迎えた秘部に、肉棒が押し付けられる。
「じゃあ泉美ちゃん……いくよ?」
「うん……」
「大丈夫?さっきイッたばかりだよ」
「平気だよ。だって一緒に子供作るって約束したから……」
「…そうだったね」

 そして泉美の膣内は一気に容赦ない肉棒の侵入を受け入れた。
「っ!んああッ!」
「くっ…!」
 肉棒に来る予想以上の締め付けに一気に射精感を覚える。
 何とか射精感を逃そうとするが、むしろ余計に快楽を得て高めてしまう。勿論快楽を得ているのは泉美も同じだ。
「ふぁ!あッ!あぁッ!!」
 愛液で一杯な熱い膣内を往復する。二人はキスをしながら腰を動かす。
 その間にも圧倒的な性感が襲う。理性で抑えられずこみ上げてくる。

 正直もうこのまま出してしまうかと思った。抑えられないならもう何も考えずに。
 そんな考えが脳裏を掠めた瞬間、腰の速度が速まる。挿入時とは比べ物にならないくらいに。
「ううッ……!ふぁッ!あぁッ!!」
 もう理性は利かなかった。ぱちんぱちんと音を立てて腰を打ち続ける。
 愛液が膣の垣根から外に飛び散りシーツを汚していった。
「泉美ちゃん、泉美ちゃ……ん!」
「やッ!くぅッ、んんッ!!」
「も、もう、オレ…限界だ……!」
 その言葉に対して泉美はこう返した。
「だ、出して…!いっぱい出して!!」

 達した自分の肉棒からの精子が彼女の膣を満たしていた。
 自分でも早すぎる、そう思った。
 でも泉美の幸せそうな顔を見ると、それはそれでよかったなとも思ったりした。

671名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 23:12:03 ID:Ph/wHtnh
・そのあとほんの少しだけ


『九回裏バルカンズ二死満塁、サヨナラのチャンスにバッター小滝です!!』
 どっと沸く球場の右バッターボックスには、小滝が。
 こんこんとバットで地面をたたきながら相手に視線を向ける。

(今日は生まれた息子の誕生日なんだ……絶対ここで決める!)

 パパになった日。小滝はお立ち台に上がりガッツポーズを決めた。
 その光景を泉美は笑顔でTVで見ていた。彼女の隣には息子がすやすやと眠っている。
 そしてお腹の中にはまた、新たな一つの命が宿っていた。

 おしまい
672RIK ◆nYAlkBQCIc :2008/07/23(水) 23:13:02 ID:Ph/wHtnh
後書き。

15発売前に14彼女キャラクターを書きたかった。それで三人の中で最も好きな泉美ちゃんを書きました。
正直14は評判悪いと言われてますが彼女キャラはイイじゃないですか、エロくて可愛いじゃないですか。
あとバイブは完全に趣味です。本当にありがとうございました。
ではまた次の投下で。
673名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 00:45:03 ID:VegwkkD7
15の聖と鳳の彼女がエロいです
助けてください
674名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 02:56:16 ID:76F6M/Ux
>>672
乙ー!そしてGJ!
最初、バルカンズが何に出て来たか分からなかったよ。
そーいや14か!
楽しく読ませてもらいました!
675名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 11:56:39 ID:L0Zyho2E
ショートストップかとおもったじゃねーか
676名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 09:51:08 ID:R4Q4r/aZ
15やって思ったこと

鈴本wwwww完璧に黒歴史にされてるwwwww
677名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 11:17:56 ID:gMpvLv8m
15スレのwikiによれば15には六道ルートがあって聖とラブラブになれるらしい
真実の程は知らんがね…
678名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 13:34:40 ID:/9ZbsWGf
14以降はなんかキャラ絵がショボくなったけど、何でだろう?ポタ3では前の感じに戻ったのに15でまたショボくなった。
679名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 13:37:58 ID:r8KCEXXy
>>677
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4075078


ポタ3と15は作ってるチーム違うんだから絵が違って当たり前
680名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 17:30:35 ID:wt7/UZ/y
最初は14以降の絵に違和感あったけど最近は逆に13以前の方に違和感があるの俺だけ?
慣れって恐ろしいわw
681名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:04:03 ID:xsLOxh85
>>676
いや、15のオリ主が鈴本なのであった
と煽ってみる
682名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:13:06 ID:gMpvLv8m
>>681
それは違くないか?
まぁそれでも中学時代にバッテリーを組んでた投手は黒歴史化したことになるな
683名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 21:57:26 ID:9d+OVUcY
15の主人公が聖関連ではすげー良い奴なんで満足した
684名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 08:29:51 ID:bxkI+YnW
そーいや14のマイライフに、ハチクロのはぐとNANAのナナがいたな。
パワプロの女キャラって、結構時代を取り入れるよね。
15の彼女・嫁候補が楽しみだ。いいのがいたら、なんか書いてみるわ
685名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 16:58:21 ID:x1lL4b/y
主「よし、今日は聖ちゃんの特別練習をやろう!」
聖「うむ。お前に足らないものを考えてきた。お前はスタミナが無いな」
主「うーん、そうかな? そうかもなあ」
聖「というわけで私が一肌脱ぐ、ぞ……」
(シュル……)
主「って聖ちゃん!? 何脱いでるの!?」
聖「お、お前のためだ……。お前には強くなって欲しい、だから……
  私に、い、挿入れて……下半身と、スタミナの……強化に、努めろ」
主(どうする……素直に受け入れるのか?)

無理しないで良いよ。
ぜひともやらせて頂きます。
ニア優しくするね……

神楽坂妄想
686名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 18:25:57 ID:dm9BZPUV
パワプロ15の聖ちゃんが耳年増だったら

聖「ところでお前の好物はなんだ?」

主「俺の好み……それは聖ちゃんさ!」

聖「な……なっーー!?おおおお前、男が女をこ、好物などと言う意味がわわ分かっているのか!!」

主「うん。聖ちゃんが特訓中にくれたお弁当は俺好みだったから、聖ちゃんの料理は全部好きさ!」

聖「………(プシュー)」


選択肢
A:「聖ちゃん何か勘違いしてた?」

B:「どうしたの顔真っ赤だけど熱でもあるの?」

C:「毎日俺に味噌汁を(ry」




勝手やってごめんなさい
687名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:16:08 ID:+RT7nUj2
聖のキャッチャー座りパンツ丸見えは投手でしかないんだっけ。
野手だったら弾道上がりそうなイベントなんだが。
688名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 19:18:17 ID:f6WP03Wt
ライジング系の特殊ストレートを取得できてもおかしくない。
689名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 21:19:01 ID:h0a3oo5m
>>686
D:でもその前に一番美味しそうな物を貰うよ
690名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:30:34 ID:/VNwKAY8
聖には豊かな乳を持っていてほしい
691名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:53:27 ID:f6WP03Wt
サクセス本編中でスレンダーって書かれてたぞ
692名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 01:54:59 ID:EhnhjGqp
【公式設定】
あおい→見事な下半身
みずき→貧乳から豊乳に成長
聖→スレンダー
693名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 17:03:06 ID:/lTUvFGl
くっ…なんてこった!
694名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 17:24:21 ID:U7tHPfPB
クカカ
695名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 23:45:51 ID:Vpx5eShX
おいおい・・・15の神楽坂で、彼女を作る気が全く起きないんだが・・・?
聖ルートにしか行かないぜwww

てか、14は黒歴史の扱いでいいのか?それとも15が黒歴史?
個人的には15が正史なのを希望。
696名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 23:49:53 ID:jsGi2wFu
鈴……本……・?

あぁ、ジャーマン氏書いてたあの変態でつね
697名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 13:33:19 ID:UHj8extl
せっかく15が出たので聖や辛抱たまらん人でSS書きたいと思ったのに、バカントクとアホCEOのせいでドラフトにひっかかることすらままならん…
698名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 14:46:17 ID:8VJkiWST
ルーキーにすると定期試験とか聖の特訓も難易度下がるようだぞ。
699名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 15:18:43 ID:OVhRKv8v
ひじりんとミヨさんの二股ルートも可能っ…!!
700名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 16:57:03 ID:X5TYUxlb
・・・
701名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 17:58:01 ID:UHj8extl
ふむ…慣れるまではルーキーでやることにすっかね
情報サンクス
702名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 00:27:49 ID:0ttlN8Kd
>>692
その公式設定初めて知ったわ
703名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 09:25:40 ID:VCth/p2x
聖は13でストレッチとかする時に書かれてたかな?
みずきは13(高校生時)でパットで水増ししてることが判明したが
11(大学生時)に「色んな物が揺れてる」描写があった希ガス
704名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 11:49:03 ID:z1Ow5yS+
あおいちゃんの下半身むちむち説はパワポタ3で証明された
705名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 16:49:02 ID:vTCObmch
でも、あの体型じゃ…
706名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 07:52:33 ID:LpPqYaMm
>>687
投手なのに弾道上がったお
707名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 16:28:24 ID:gbcqAKcV
>>687
ソニックライジングを習得しました
708名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 18:35:39 ID:6ZWsZTVk
猪狩っていつ結婚するんだろう
ずっと独身か?
そう思うとなんか可哀相になってきた
709名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 19:10:23 ID:gGmbJICL
アイツは女を見る目がないからな…(99より)
710名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 19:22:48 ID:SvFE23wE
美鈴さんw
711名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:46:57 ID:sFRCuTaw
そういや猪狩ってアフロヘアーにした事あったよな
結構好きだなー
712名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:20:35 ID:GJ0Aufwt
誤解の無いように言っておくけど、俺は別に美鈴さんが悪いと言ってるわけじゃない(実際嫌いだけど)
ただ、猪狩は明らかに彼女の本質を誤解してるからやはり女を見る目は皆無だと思う
713名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:23:52 ID:XlaiFQ+5
>>712
結局どっちなんだw
あと猪狩が女に惚れるイベントってあるっけ?
714名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:29:08 ID:GJ0Aufwt
>>713
個人的には嫌い。育成の役にも立たんし、人間としてどうかと思う

>>711
アフロ猪狩と言えば前から疑問だったんだが
猪狩の髪の長さからどうやってあんな立派なアフロができるんだろう…
715名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:52:00 ID:XlaiFQ+5
>>714
育成の部分は同意。見た目なら好きなんだけどなwだから何ともいえない。

多分特訓で忙しくて髪を切ってなかった。→長い髪をどうしよう→神が舞い降りる
→そうだアフロにしよう。ってのは冗談だけどあれは中身スカスカかもしれないw
716名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 00:57:43 ID:0lCZpqp7
>>713
9の澄香ちゃんって結局どうなんだろう?
717名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 01:01:41 ID:yCUKn76C
現在、野球部員全員フルチン。



輝ちゃん貞操の危機!!
って思ったの俺だけ?
718名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 01:10:55 ID:GJ0Aufwt
>>716 
何もねぇだろ
大体その2人、絡むことすら殆どねぇよ

>>717
俺はそのイベントでアッー!!な展開を想像した
皆川先輩が意外と立派なモノを持ってるとか生々しすぎるわ
719名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 16:24:12 ID:g4FM6R1C
昨日やっと買ったんだが、15の彼女もいい感じじゃないか。サクセス本編はともかく

桃ちゃん→笑顔が愛くるしすぎる。かわゆい
ミヨさん→曰く「目のやり場に困る肉体」を我が物としたパワプロ君ウラヤマシス
鳳さん→ギャラクティカマグナムカワイイ

誰かしらでイイ話が書けそうだ
720名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:43:09 ID:FnoPorHF
期待して待つ
721名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 19:17:55 ID:Ha9+f81e
つまり猪狩コンツェルンは続いたとしても守の代で終わるのか
進?誰だそれ?

>>719
wktkして待つ
722名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 19:59:17 ID:gDCltCLS
ミヨさんのおっぱいでパイズリしてほしい
723名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:56:12 ID:mQLdBK0V
ミヨさんいいよなぁ
724名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:51:59 ID:pz83xqTw
ミヨちゃんなり
725名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 17:15:40 ID:Dsx8n6Ri
ああ…勉三さんの(ry
726名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 17:45:14 ID:nPJmqmF2
10と13の彼女はくおりてぃ高し
727名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 21:37:23 ID:odFn24UJ
ほぢゅ
728名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 22:28:49 ID:Q9qO9z+h
もうそろそろ投下されてると思ったんだが……。

やはり14の鈴本問題で職人が離れていったのか?





ということであげ
729名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 22:29:44 ID:P0VXg4/6
期待
730名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:03:36 ID:y+RNayIq
エロ無しを投入して繋ぎを作ってみる

カキーン!!!
「入るか!?どうか!?どうだ!?入ったぁぁぁ!ホームラン!逆転サヨナラ満塁ホームラン!!恋恋高校!優勝です!!」
会場が沸く
バッターがホームベースを踏む、正に劇的であった
そして…

9月、俺達の引退式だ
次期キャプテンは羽和に任命して俺はロッカーの片づけをしていた
「色々なことがあったな…」
片付けながら俺は昔の事を思い浮かべていた
野球部の成立、グラウンドの譲渡、ソフトボール部との対立
そしてあおいちゃんの出場停止と復帰
どれも今でも鮮明に思い出せる
俺はロッカーの名札を剥がす
「このロッカーも新しい一年生が使うんだろうな…」
そう思うと少し寂しい気分になった
そんな気分に浸っていたら部室の戸が開いた
あおいちゃんがいた
「あれ、小波君まだ居たの?」
「ああ、これで最後と思うと名残惜しいからね」
俺がそういうとあおいちゃんは椅子に座って俺のほうを見た
「そっか、そうだよね…」
あおいちゃんも感慨深いようだ
俺はロッカーを閉めるとスポーツバッグを肩から掛けた
「あっ、そういえばはるかちゃんは?」
俺はあおいちゃんに聞いた
「はるかなら先に帰ったよ、最近、身体の調子が良くないみたい」
「そうか、心配だな」
無理も無いだろう
なんせあのクーラーも無いところで2時間以上も付いててくれたんだから
俺はこの3年間マネージャーを勤めてくれた彼女に心の中で感謝した
「ねえ、一人で帰るのもなんだから一緒に帰ろうか?」
俺が部室を出ようとした時突然あおいちゃんが俺に提案した
俺も同意した
731名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:04:39 ID:8q87jsWE
あたりは日が暮れていた
「あっ、一番星だよ、小波君」
あおいちゃんが空を指差す
「あっ、本当だ。珍しいな」
ここで星が見れるなんて本当に珍しかった
俺はしばらくの間一番星を眺めていた
そしてあおいちゃんのほうを向くとあおいちゃんと目が合った
「あっ…」
「…」
何故だが分からないけどなぜか恥ずかしかった
あおいちゃんも恥ずかしがっていた
俺達はしばらくの間無言で帰り道を歩いていた
何か話題を…

俺が何か話題を探しているとあおいちゃんからこんな質問が来た
「ねえ、昔と比べてボクって変わったかな?」
「へ?」
俺は呆気に取られた
「だから1年の時と今のボクってなにか変わったかなって聞いてるの」
俺はあおいちゃんの質問に答える為に1年の頃のあおいちゃんを思い出した
「……変わった…かな」
俺がそう答えるとあおいちゃんは俺に近付きさらに聞いてきた
「どこら辺が変わったと思う?」
「……」
胸か?嫌、そんなに大きくはなってないな…
じゃあ尻か?うん、尻は引き締まってていいな!
いや、意外と腰の辺りが…
「…何、ひとりでニヤけてるの?」
あおいちゃんが俺の目の前に来た
「いや、精神的に成長したな、と…」
俺は慌てて弁解した
「そうかな?自分では分からないけど…」
いや、確かに精神的には成長したと思う
732名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:06:02 ID:y+RNayIq
昔の球に比べたら今の球はマイルドになった
焦りや不安が消えてかなりしなやかな球を投げれるようになったと俺は思う
俺は2年前の事を思い浮かべていた
あの頃のあおいちゃんはやたらとプロ入りっていうのにこだわっていた
でも今は野球を楽しむ事を覚えてくれた
それが俺にとって一番嬉しかったことだ
「あっ、そういえばあおいちゃんは進路どうするの?」
俺は前々から気になっていた事を聞いた
「ボク?もちろんプロ入りだよ、だめだったらは体育大学に進学けど」
まあ、当然といえば当然だろう
あおいちゃんの目標は女性初の選手になることだから
そんな会話をしながら公園の前まで来た
「……ねえ、小波君…」
あおいちゃんが顔を赤らめてこっちを見る
「何?」
「ちょっと公園で休んでいかない?」
「?良いけど?」
俺達は公園の中に入った
「……誰もいないね」
「……そうだね」
俺達は公園内を見渡して呟いた
あおいちゃんがブランコに座る
「小波君、小波君は甲子園の決勝戦の事覚えてる?」
あおいちゃんが俺を見つめる
「当たり前だろ?いやぁ、あれは正に奇跡だったな」
今年の甲子園、アンドロメダ学園相手に俺は逆転サヨナラホームランを打った
あの時は矢部君、円谷、猿山達が必死になって俺に繋いでくれたんだ
俺はこの仲間と甲子園にいけた事を誇りに思う
「ボクね、あの時の言葉、ボクはまだ忘れてないよ」
あおいちゃんはブランコをこぎ始めた
「あの時?」
俺はあおいちゃんのあの時が分からなかった
「うん、9回の時ボク、打たれちゃったでしょ?」
「ああ、そういえば…」
9回のときあおいちゃんの球が打たれて2点取られてしまった
「落ち込んでるボクを君は元気付けてくれたよね?」
「……ごめん、覚えてない」
悪いが俺は少しも憶えていなかった
733名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:07:21 ID:8q87jsWE
「もう、忘れちゃったの?」
「はい…」
「仕方ないか、あの台詞のあと逆転ホームランだもん…ねっ!」
あおいちゃんはブランコからジャンプし着地した
「う……」
俺は憶えてない事を恥じた
「あっ、別に怒ってないよ」
「いや、でも…」
あおいちゃんにとって大切なことなのに俺が覚えてないとなんか悪いような…
「……もう、しょうがないな、なんて言ったか教えてあげるから耳を貸して…」
「うん」
俺は耳を傾けようをすると…
チュッ
!?!?!?!?!?
「……じゃあ、また明日ね!」
あおいちゃんは走って行ってしまった
俺はあおいちゃんにキスをされてしまった
そのまま俺は帰路についた、顔を赤くしたまま


「あおいちゃん、顔を上げて」
「でも…」
「まだ試合は終ってないんだ、それに…」
「それに?」
「助け合うのがチームだろ、あおいちゃんが10点取られたら俺達で10点…いや20点取ってきてやる!」
「小波君…」
「だからゲームセットの声を聞くまで前を向いててくれないか。最後までがんばりたいからさ」
「うん、分かった」
「それじゃ、行って来る」
「…小波君…」
「ん?」
「がんばって!」
「ああ、まかせとけ!」
734730:2008/08/09(土) 00:08:40 ID:8q87jsWE
これで終わりです
そろそろ新作の投下を…
735名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:10:25 ID:xgh6JML+
>>730
……良い、ディモールト良い。
自分も頑張ろうって気持ちになりました。
736名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 02:44:19 ID:vr2G1PsC
GJです。なんか読んでて安心した

にしても、激しく今更だけど小波って名前、妹の名前と一緒だから少し複雑だぜ
737名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 23:47:13 ID:sI4IjaxV
PS2が壊れて15が出来ない・・・
738名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 23:28:56 ID:/qEhrFxp
Wiiを買えばいいじゃない
739名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 09:25:55 ID:yxt9J+Ez
てすと
740名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:30:04 ID:yxt9J+Ez
ようやく規制が解除されたんで空気を読まず13の聖もの投下します。
初書きなので文が稚拙かもしれませんがご勘弁を。
ちなみにエロは無し。主人公の名前は小波ではありません。
気に入らなければスルーでお願いします。
741名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:33:06 ID:yxt9J+Ez
エピソード1・運命の一夜


「・・・聖ちゃん、今日も来なかったでやんすね・・・」
「・・・うん」

練習が終わり、あたりがすっかり暗くなったころ、
聖タチバナ学園野球部部室でふたりの野球部員が着替えを済まし、荷物をまとめながらある後輩について話していた。
ちなみに他の部員は一足先に帰路についている。今日はこの二人が戸締り担当だったのだ。
「やっぱりこの前のこと、気にしてるでやんすかね?」
二人のうちの一人メガネをかけた特徴的な話し方をする男がぼそりとつぶやく。
「・・・・っ・・・」
それを聞いたもう一人の男が痛々し気な顔ををする。

男の名は皆川 時雨、メガネの男の名は矢部 明雄、
この聖タチバナ学園野球部の主軸であり、
かつての弱小野球部を前の甲子園大会出場に導いた立役者4人のうちの二人である。
「あれはっ・・・僕の責任なのに・・!」
皆川が苦しそうに頭をかかえる。
「それはもう言わないと約束したでやんす。あれは不幸な偶然だったでやんすよ。それが分かってるからみんな皆川君やみずきちゃんや聖ちゃんを責めたりはしないでやんすよ?」
「うん、そうだね・・・ごめんよ矢部君ありがとう。」
「分かればいいでやんすよ。問題は聖ちゃんでやんす。」

矢部が困ったような表情を浮かべる。
度のキツイ特徴的なメガネのせいか、矢部の目はこちらからは見えず、
皆川が最初に出会ったときはなかなか表情を読み取れなかったものだが
今ではなんら問題なく目の前の親友がどんな表情なのか察することができる。
「部活に顔を出さなくなってまだ2日目でやんすがこういう問題は早めに解決しないとまずいと思うでやんす。」
急に矢部の顔がきりっとなる。
元があれなのでかっこいいわけではないが矢部の言ってること自体には同意せざるを得ないと皆川は感じた。
「そうだね・・・」
「皆川君なんかは次の日普通に来たと思ったらみんなに土下座でやんすからねぇ・・・あれには驚いたでやんす。」
「・・・・」
「聖ちゃんと同じクラスの後輩いわく学校にはちゃんと来てるそうでやんす。でも終わりのホームルームが終わるとすぐに帰ってしまうようでやんす。」

「矢部君、今から聖ちゃんの家に行こう、みんな待ってるって伝えよう。」
皆川は顔を上げ、矢部に向かって先ほどよりも若干声のトーンを明るめにして言った。
「・・・・・」

742名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:35:10 ID:yxt9J+Ez
「・・・・矢部君?」
矢部は意味深に黙ったあと突然皆川を見て口を開いた
「オイラはこれから帰ってガンダーロボの再放送を見るでやんす。だから聖ちゃんを説得するのは部長兼キャプテンの皆川君にお願いするでやんす。」
皆川がへ?と間抜けな声をだしてフリーズしている間に矢部はそそくさと荷物をまとめて部室から出て行ってしまった。
ドア越しに戸締りはよろしくでやんす〜という声が聞こえ、
足音とともに声がフェードアウトするのが分かった。さすがに俊足である。

「しょうがない一人で行くか・・・女の子の家に男一人で行って平気かな・・?」
一人取り残された部室で皆川がつぶやく。

「・・・オイラはなんていい親友でやんすかねぇ〜はぁー・・・・・」
通学路をたどり自宅へと走る矢部がつぶやいたそのセリフは
親友への思いやりが4割残り6割はまぁ嫉妬やらなんやら負の感情が・・・
・・・・がんばれ矢部

「ありがとうございました〜」
皆川はパワ堂できんつばを買うとその足で六道家へ向かった。
時計が午後7時を回ったところで皆川は目的の場所についた。
743名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:37:33 ID:yxt9J+Ez
ほんの数分ほど時間をさかのぼる。ちょうど皆川がパワ堂できんつばを買い終えて店から出てきたころ。
(・・・今日も部活行けなかった・・・)
しっとりとした紫の髪と真紅の瞳をもつ少女――六道聖は自分の部屋で大きなためいきをついた。
部活には行きたい、けど野球のことを考えるたびに――2日前の出来事が今も鮮明に蘇る。

『レフト・皆川、ボールを拾いホームに直接バックホームっ!!
あぁっと芝生に足を取られたかバランスを崩した!
しかしボールはすさまじい勢いでホームのキャッチャー六道へと向かう!』

二日前、聖タチバナ学園野球部は甲子園第一回戦を戦っていた。
俊足の矢部、巧打の皆川・六道、一発の大京を中心に打線をつなぎ、
守備面では特にタッチアップキラーと名高い皆川の超強肩や六道の巧みなリード、
継投術で純粋なヒット以外での失点を極力抑えた。
点数は3対2と安心できるものではなかったが流れは完全に聖タチバナだった・・・・
しかし、神様は気まぐれである。9回の裏二死2、3塁。悲劇は起こった。
フルカウントから四球を恐れたみずきが投げたやや甘めの球を敵バッターが捕らえ、レフト前に運んだ。

このときの皆川はいたって冷静だった。自分の肩なら刺せると。
しかし投げたときに芝生に足をとられ、球威こそ衰えなかったが送球のコントロールが乱れた。
いつもならノーバウンドでレーザーのような勢いで聖のミットに収まるはずの球はミットに少し届かず、
ホームベース手前の地面にぶつかり、その恐るべき勢いを保ったまま聖の頭上を越していった。
予想外の展開に聖は全く反応できなかった。
その瞬間聖の頭は真っ白に、いや深い混乱状態へ陥った。
744名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:40:04 ID:yxt9J+Ez
周りが何か叫んでいるけど聞こえない。
何故だ?先輩の返球、絶対に私のミットに収まっていなければならない白球がなぜない?
先輩の送球はいつも正確で私が動かずとも手元に飛んでくる。けど先輩だってミスをする。
ましてやあの土壇場だ、なら私がそれをカバーしなければならないのに!これは私の――

そこまで考えて聖はみずきが叫んでいることに気づき、ハッとする。
聖が混乱状態となり完全に動きが止まってしまっていたのが約3秒、
その間に3塁ランナーは生還し、あわててボールを取りに行くも時既に遅し、
聖タチバナ学園野球部は第一回戦でサヨナラ負けを喫した。

その瞬間、ピッチャーのみずき、
そしてレフトの皆川がその場で力なくへたり込むのを聖ははっきりと見てしまった、
みずきは大粒の涙を流し、
そして何より皆川の全てを失ったかのような表情は聖の脳裏に焼きついて離れなかった。
「・・・みんな・・・みずき・・・・・・・・・・先・・・ぱ・・・っ・・・」
先輩と口にしようとした瞬間聖の頬を伝う一筋の涙
昨日今日はお父さんの帰りが遅くてよかった・・・
普段は早く帰ってきてほしいはずの父の帰りの遅さに今回ばかりは感謝する。
745名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:42:35 ID:yxt9J+Ez
ピンポーン! 不意に玄関の呼び出し音が家中に響いた。
思わずびくっとしたが慌てて涙をぬぐい・・・
「・・・どなたですか?」
聖はそういったが若干上擦った声になってしまった。
「あ、聖ちゃん? 僕だよ皆川です。」
一瞬時が止まる。その声は、一番会いたいのに一番会いたくない人のものだった。
突然の来訪に聖はどうしたらいいか分からなくなっていた。
「突然来てごめんね、どうしても聖ちゃんと話がしたくてさ。迷惑だと思うけど・・・」
「・・・・・・」
「みんな聖ちゃんのことをとても心配している。だから部活にも顔を出してほしいんだ。誰も聖ちゃんのことを恨んでなんかいないよ。」
皆川の穏やかな声が聖の耳から脳へ溶け込んでいく。
「でも・・・わた・・しは・・・」

少しの間が空き――
「ねぇ?今日はお父さん帰り遅いの?」
突然、皆川が考え方によっては非常に意味深な質問をする。
「え?あ・・・あぁ、少なくとも9時以降にはなるらしい・・」
歯切れの悪い声で聖が言う。
「そっかそっか、そいじゃおじゃましまーす。」
そういうと皆川はニコニコしながら聖の家に上がりこんだ。
内心は若干心臓を高鳴らせて。
「なー! 何故そうなる!」
「いいからいいから、良かったよあわてる元気があって。」
皆川が屈託のない笑顔を聖に向けた。
「・・・っ・・・お茶を・・入れてくるっ! 居間で待っててくれっ・・!」
その笑顔を見た瞬間聖の心はズキッと痛みを感じ、直視に耐えず、逃げるように台所に走っていった。
許可なしに他人の家に入るなど通報されてもおかしくないがそんな余裕は聖にはなかった
聖の皆川に対する信頼度が非常に高いことも手伝ったのだが。
「・・・・・・聖ちゃん・・・」
746名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:45:09 ID:yxt9J+Ez
危なかった・・・あと少しで――
そこまで考えて聖は思考を停止させる。
「・・・先輩・・・・」

入部したときは他の先輩たちや同級生が奇異や不審の目で私を見てくるなか、
みずき以外では皆川先輩だけは穏やかな笑みを浮かべて私によろしくと握手を求めてきた。
不思議と笑顔に魅力を感じる先輩だと思った。
練習初日、私は目を疑った。というのも皆川先輩は守備も打撃もハイレベルだった、
だがそれだけではなかったのだ。そう肩力だ・・・
それはタッチアップの練習のときだった。
ランナーは3塁に矢部先輩、ピッチャーが投げ、キャッチャーがそれを捕球したのちノッカーの大仙監督がレフトへと打ち上げる。

「やんす!今日こそは皆川君の送球から逃れてみせるでやんす!」
「よーし勝負だ矢部君!」
さわやかな笑顔で皆川先輩は矢部先輩に言った。
その直後、落下してきたボールを捕球し、助走をつけ、全身を使って皆川先輩はホームへと送球した。
その後は一瞬だった・・・すさまじい勢いの球はぐんぐん矢部先輩との距離を縮め、そして・・・
その後監督と矢部先輩が何か話していたようだが私の耳には入らなかった。
ただ目の前の左翼手の全身を使った送球フォームとそれがもたらしたすさまじい球威の記憶が私の頭にやきついていた。
747名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:48:53 ID:yxt9J+Ez
その日の練習の後、私は皆川先輩に声をかけた。
「皆川先輩。」
「あれ? えっと・・六道さん、どうしたの?」
またあの微笑を浮かべて皆川先輩は振り返った。
「先輩に頼みがある。」
「ん?どうしたの?」
「私に送球を教えてくれないか?」
この頼みに皆川先輩はすこし考えるような格好をし言った。
「じゃあ僕からの頼みも聞いてくれるかな?」
「? なんだ?」
「僕は親しい人にしか個人的に教えたり、逆に教えを乞うことはないんだ。だから六道さん。君の事を色々教えてほしい。」
「・・・はい、だぞ。」

この日から皆川と聖は積極的に会話をかわすようになった、
といっても大体は皆川が話をふってそれに聖が受け答えするものだったが、
二人の仲は日を重ねるごとに深くなっていった。
私にとって意外だったのは皆川先輩の家も寺というわけではないが
日本古来の形式で建てられた由緒ある家に住んでいるとのこと。しかも父親は剣道の師範代なのだそうだ。
また先輩は甘党というわけではないがやはり和食派であり、
和菓子が好きなようだ。パワ堂の話が出たときは私もいつもより饒舌になっていた気がする。
748名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:51:24 ID:yxt9J+Ez
「皆川先輩とは共通点が多くて共感できるところも多かったな。」
台所で湯飲みに茶をそそぎながら聖はつぶやいた。
「でも・・私は先輩の・・・笑顔を奪ってしまった・・・」
先ほどは扉越しというのも手伝ってなんとか会話できたものの、いざとなると顔を見るのも怖い。
だがこうしてわざわざ先輩が来てくれたのだ、覚悟を決めなければならない。
「・・・みずき・・私に・・・勇気を・・・」
私の想いを応援してくれていた親友。
今までの先輩との関係が壊れてしまうのが恐ろしいという理由もあって部活に行けなかったがもう逃げない。

「お待たせした、だぞ。」
聖は皆川の目の前に湯飲みを置くと自分は向かい合うように座った。
「わざわざごめんね。」
皆川が熱いお茶を一口すすり湯飲みを置くと、聖が口を開いた。
「先輩・・・私は最低だ、いつも笑ってる先輩からあの時笑顔を奪ってしまった・・・」
「どうして、そう思うの?」
「私ははっきり見た! さよなら負けが決まったときレフトでうなだれてる先輩を!
マウンドでは普段めったに泣かないみずきが大泣きしていた。それもっ・・! すごく怖かったけどっ・・・っ・・せ、先輩の・・・あのと、きの・・っ・・かおが・・・っ忘れられなくてっ・・・っ・・!!」
気がつけば再びあふれていた涙を抑えられず、聖はうつむいてしまう。
749名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:53:05 ID:yxt9J+Ez
皆川はとても穏やかな表情で聖の頭に手をのせ、なでた
「・・・っせん・・・ぱい?」
「聖ちゃん、君は勘違いをしている。みずきちゃんも僕も君のプレーで大泣きしたり呆然となったわけじゃない。みずきちゃんは昨日の部活が終わったあと今の聖ちゃんみたいに泣いてあのときの涙の理由を話してくれた。」

『わたしが甘い球を投げたから打たれて、時雨君がミスして聖まで傷つけてしまった』と

「! そんっ・・な・・・」
「みんな同じ思いなんだよ、矢部君や大京たちだって

『もっと打っていればバッテリーに負荷をかけずにすんだのに』

って口をそろえていっていた。だから、聖ちゃんだけ苦しまないで、聖ちゃんの今の苦しみは僕たち聖タチバナ学園野球部全員の苦しみなんだ、まだ夏があるじゃないか!みんなで分かち合えばいいんだよ、何度でも向き合えばいいんだよ、大丈夫・・・大丈夫だから・・・ね?」
皆川が穏やかな笑顔で聖の顔をのぞきこむ。
「っ・・・先輩っ・・・先輩っ・・!!うわああぁぁぁーーーーっ・・!!」
我慢の限界を超えた聖は皆川の胸に顔をうずめ、ひたすら泣きじゃくった・・・
750名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:55:07 ID:yxt9J+Ez
「・・・落ち着いた?」
優しい声が聖の頭に響く。
「あ、あぁ・・・ありがとう先輩。」
「いえいえ、聖ちゃんのためならこれくらいなんでもないよ。」
「・・・先輩・・・」

言うのか? 今まで何度も言おうとして押し殺したこの言葉。この言葉につきまとうのは恐怖。
怖い、先輩に拒絶されそうで。でももう限界だこの気持ちを抑えるのは。
だから言おう。たとえ答えが私の望むものではなかったとしても。
私の孤独に光を射してくれたあなたに、この言葉を・・・

「私は・・・先輩のことが好きだっ! 先輩後輩としてじゃなくて、その・・・異性としてっ・・!」

「聖ちゃん・・・」
「ずっと・・・先輩が好きだった、でも言えなかった・・・先輩との・・・今までの思い出が壊れてしまうのが怖くてっ・・・! こんなときに話すのはずるいと分かっているっ・・・けど・・もう我慢できなくて・・・っ・・・?!」
皆川が再び泣きそうな聖を抱きしめる。
「ごめんっ・・・結局僕が君を苦しめていたんだね・・・でも泣かないで・・・僕も、聖ちゃんが大好きだから・・・」
皆川は告白の答えを聖の耳元でささやいた。そのあと
本当は僕から言いたかったのにな、と付け足した。
751名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 11:58:11 ID:yxt9J+Ez
「え? う、嘘・・・」
聖がガバッと皆川見上げ、信じられないといった様子で皆川を見た。
が、皆川とあまりにも顔が近かったため、顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。
「嘘じゃないよ、っていうかこんなときに嘘をつくほど僕は最低の男かな・・?」
あはは、と少し自嘲気味に笑う。それを聞いた聖はすごい勢いでぶんぶんと首を横に振り、否定した。
「で、でもなんでだ? どうしてこんな・・・全然女らしくないのに・・・」
「そんなことないよ。理由はいろいろだけど、一番は聖ちゃんの孤独が僕には分かるから、助けてあげたいなって。」
「で、でも先輩は学校では人気者で友達だってたくさんいるじゃないか。」
少しむっとした口調で聖が言う。普段人気者の皆川が孤独というのは聖にとって納得できるものではないようだ。
「だけど家に帰っても誰もいないのはやっぱり寂しいよ。
僕は親が母さんも父さんも生きてるし日曜は二人とも基本的にいるからまだいいけど、
聖ちゃんはお母さんがいないでしょ? だから僕よりもずっと寂しい思いをしてきたんだろうなって。
孤独は辛いよ・・・いつも笑顔でいることは僕のポリシーだけどその笑顔の始まりは自分の孤独を誤魔化そうとしてただけなんだよ。」
皆川の表情がふと暗くなる。笑顔が消える。聖の胸に嫌な痛みが走る。

やめてくれ先輩、そんな顔をしないでくれ。先輩は私の光―――太陽なのだから。
太陽が輝きを失ったら生きていけない。頼むから・・・!

「・・・先輩も、私も孤独だった。でももう大丈夫だ。」
さっきまで泣きそうだったとは思えないほど落ち着いた聖の声。
「聖ちゃん?」
「私には先輩が、先輩には私がいる、だから孤独じゃない。・・・私の自惚れじゃなければだが。」
「・・・っ・・・聖ちゃっ・・・うん・・・・うんっ・・・!!」
今度は皆川が、子供のように聖の胸に顔をうずめて落ち着くまで泣き続けた。
752名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:00:24 ID:yxt9J+Ez
「はは、慰めるつもりが情けないな・・・ねぇ聖ちゃん?」
ようやく落ち着いた皆川が聖のほうに改めて向き直り、また表情に笑顔を見せて言った。
「何だ?」
「初めて聖ちゃんに出会ったとき、クールな子だなって思った、だけどある日聖ちゃんが下校するところをたまたま見たんだ。
そのときの表情がなんとなく寂しそうでさ。みずきちゃんに話をしたら誕生日会の計画を持ちかけられてね。
それで誕生日当日、聖ちゃんが笑ってくれて、その笑顔をまた見たいって思ったんだ。
それから毎日会話を重ねてくうちに、野球以外の話でも盛り上がれたし、日に日に聖ちゃんの表情が自惚れかもしれないけど僕の前では豊かになってくのが感じられて、
それでいつの間にか聖ちゃんのことを好きになってたんだ。」
皆川が少し照れながらぽりぽりと頬をかく。
「ど、どうしたんだいきなり?」

「皆川時雨が六道聖を好きになった理由。」

あまりにそっけなく言う皆川に聖は動転した様子で言葉にならない声を発している。
「教えてほしいんだ。六道聖が皆川時雨を好きになった理由を。」
いつになく真剣な眼差し、聖の心拍数が上がる。
「あ・・・入部したときから、時雨先輩だけは私を軽視したりせずに接してくれたな。」
目を閉じ、過去の出来事をひとつひとつ思い返すように話し出す聖。
「ユニフォームを着てうちのグラウンドにたっていれば男も女も関係ないさ、ちょっと非力で足が遅いけど、
ミート能力と守備力、そして集中力はうちの野球部でも間違いなくトップクラスの野球選手、それが六道聖でしょ?」
「そうだ。私ははじめて私を完全に対等な野球選手として扱ってくれてしかも野球の上手な先輩を尊敬していたんだ。」
「はは、尊敬だなんて・・・」
「そのことも嬉しかったけど、もっと私にとって衝撃的なことがあった。」
753名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:03:15 ID:yxt9J+Ez
去年の8月末、私は過酷な合宿を終え、家路についていた。だが疲れ果てていた私は体を引きずるようにひたすらに家を目指したんだ。
・・・目のまえに灯っている赤信号に気づきもせずに。
凄まじい音量のクラクションと巨大なトラックに似合わない甲高いブレーキ音、そして誰のとも知らない「危ない!!」という声を耳にして私は何も聞こえなくなった。
ただ目の前に迫りくる大型トラック、私はその場で金縛りにあったかのように動けなくなり全てがスローになったような世界でひとつだけ脳が思考を浮かべたんだ。
”終わった”と。
反射的に目を閉じ、次の瞬間に私の体は吹き飛ばされた。軽い衝撃が全身を巡る。
あれ? トラックに轢かれるというのはこの程度の衝撃なのか?
何も痛みは感じない、あまりにひどい大怪我だと逆に何も感じないのだとどこかのテレビ番組でやっていたなといやに冷静に思えた。
―――もう少し・・・先輩やみずき・・・みんなと野球したかったな・・・

「―――ゃん!!」

? 今何か聞こえたような・・・?

「――りちゃん!!」

せん・・・ぱい・・・?

「聖ちゃん!! しっかりするんだ!!」

754名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:05:25 ID:yxt9J+Ez
先輩の声を私の脳が完全に理解すると私は反射的に目を見開いた。
目の前には今にも泣きそうな表情の先輩、周りには偶然現場を目撃した通行人や運転手らしき男の姿。
「聖ちゃん! 僕が分かる!?」
「せ、せんぱ・・い・・?」
「そうだよ、僕だ! よかった・・・なんとか・・・間に・・合ったみたい・・・だね。」
言葉を搾り出すと先輩はうつむいて泣き出してしまった。
先輩に呼びかけても先輩はよかった、よかったと言うばかりでさっぱり状況が見えなかった。
私は轢かれたのではないのか? それにしては意識がはっきりとしている。痛みもほとんどない。けど感覚はある。
視線を落とし、自分の体を見る。どの部分もとてもトラックに轢かれたとは思えない、無傷だった。
「おい、君。本当に大丈夫か!?」
トラックの運転手らしき作業着を着た男が私に問いかける。
「は、はい。」
「良かった。君が赤信号なのに飛び出してきたときは君の命も俺の人生も終わりだと思ったよ。そこの青年に感謝するんだな、彼が君を助けたんだ。」
「先輩が私を・・・?」
「あぁ、誰でも出来ることじゃない。じゃあ俺は行くが本当に大丈夫なんだな? 後々何か言われても困るからな。」
私は無言で頷くと男は心底ほっとした様子でトラックに戻り、その場を去った。
755名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:07:20 ID:yxt9J+Ez
当初結構な数いた野次馬もいなくなり、その場に私と先輩だけが残される。
いまだ泣き止んだもののうつむいたままの先輩。私はどうしたらいいか分からずしどろもどろに先輩に話しかける。
「せ、先輩・・・ありがとうだ。先輩が助けてくれなかったら私は・・・」
「・・・六道聖!」
「は、はい!?」
突然フルネームで呼ばれ、私の体がびくりと跳ねたまま硬直する。
「僕は見てたぞ、ぼーっとした様子で赤信号の交差点を渡る君を。合宿は家に帰るまでが合宿だ、気を抜くんじゃない!」
「はい・・・すみません・・・」
「はぁ〜〜・・・本当に無事でよかった、なんかどっと疲れちゃったよ。」
「いくら礼をしても足りないほどだ、いつか必ずこれの礼を・・・」
「じゃあさ、今からひとつだけ僕の頼みを聞いてよ。」
「な、なんだ?」
今先輩の言うことには逆らえない。私は恐る恐る先輩の次の言葉を待った。
「・・・今から僕と一緒にパワ堂の甘味食べに行こう。疲れた体には甘いものがいいって言うし。」
ポンと私の肩に先輩は手を置いて言った。このときはこんな先輩の行為にも別段何も感じなかった。
そんなことでいいのかと私は拍子抜けすると同時にひとつの疑問
「え? あ、でも・・・」
「みずきちゃんのこと? 大丈夫だよ一回くらいなら、聖ちゃんの甘党ぶりは結構有名な話だし、いくらでもいいわけは出来るよ。それとも僕と行くのは嫌かな?」
「そ、そんなことはないぞ! よしじゃあ行こう。」
756名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:09:49 ID:yxt9J+Ez
あぁ、美味しい。どうして甘いものというのはこうも私を惹きつけるのだろう。
向かいの席では先輩がきんつばを食べながら微笑んでいる。
「うん、これだけ食べれるなら大丈夫だね。」
「先輩。」
「なに?」
「確か先輩がいつも登下校に使う道は私の通学路とは違うはずだ。なのに何故あの現場にいたんだ?」
「うっ、痛いところを突くね・・・別に聖ちゃんをストーカーする気ではなかったんだけど・・・合宿終了のミーティングの時に聖ちゃんうとうとしてたし帰りもふらふらしてて危ないって思って付いていったら赤信号の交差点に入る聖ちゃんを目撃したわけ。」
「先輩も疲れているのに迷惑をかけてしまって申し訳なかったぞ・・・」
「いえいえ、お互いこうして無事だったんだしもうやめよう、こんな恐ろしい話。」
「あぁ。」
先輩はきんつばを平らげると飲み物を飲んでしばらく黙っていたが私はしばらくして先輩の視線が固まっているのに気づいた。
「? どうしたんだ先輩?」
私はそういいつつ先輩の目線を追ってみる。だが先輩の視線が注がれている対象物をみつける前に先輩はとんでもない行為に出た。
「・・・そのパフェ美味しそうだなぁ、ちょっとちょうだい。」
先輩はそういうと私の許可を得る前に私の目の前のパフェをひょいと手に取り、刺さっていたスプーンでクリームを一口食べた。
「なー!? な、な、な、何をしてるんだ先輩!?」
「おわっ! ごめんつい美味しそうで・・・勝手に聖ちゃんのものを食べてごめんよ。」

パフェをさっと私の目の前に戻し、私が気を悪くしたと思っているのか先輩が平謝りしてくる。
違う、私は別に大好きな甘味を先輩に食べられたから大声をだしたわけじゃない。そんなことはどうでもいい。
問題なのは・・・

「そうじゃない、私が驚いたのは・・・そ、それ私の使ってたスプーンだ・・・」
私はそれだけ言ってうつむいてしまう。顔が熱くなってきたのが分かった。
ふとみずきが言っていた言葉を思い出す。
757名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:12:38 ID:yxt9J+Ez
『男ってよく回し飲みとか平気で出来るわよね、考えたら男同士の間接キスよ? うっ・・・なんか気分悪くなってきた。』

だが私は女で先輩は男だ、二人は異性であってこれではまるで・・・
「あ、そっか。僕今聖ちゃんと間接キスしたのか、ごめんね、そんなつもりは全くなかったんだけど・・・」
謝ってるわりにかなり露骨な単語を先輩は口にする。しかも口調も反省しているそれではなかったので私は少しむっとして顔を上げる。
が、刹那。ふたたび顔が熱を帯び始める。先輩がじっとこちらを見据えている。
「ど、どうしたんだ先輩?」
何故か赤くなっているであろう自分の顔と心拍数の急上昇に私は疑問を覚えつつ先輩からつい顔をそらす。
顔が赤いのは会話の流れや私が考えていることのせいだ。
無理やり自分にそう言い聞かせたがこれも結果的に無駄な努力に終わる。
「あはは、聖ちゃん顔真っ赤だよ。かわいいなぁ」
けらけらと笑う先輩。だがそんなことよりも私から冷静さを奪う一言が私の耳に焼きつく。
「か、かわいい? わ、私がか?」
「うん。今僕が見てるのは野球選手の六道聖じゃなくて女の子の六道聖なんだなって。」
子供のような明るい笑顔で先輩が笑う。
私は息が詰まったかのように胸が苦しくなる感覚に襲われた。
口は動いているのに声が出ない、心臓はかつてないほど激しく動いている。
のどが渇く、足が震える。冷静になれない。なんだこの感覚は・・・こんなの初めてだ・・・
「・・・聖ちゃん?」
先輩が私の顔を心配そうに覗き込む。
「・・・・・っ!!」
「聖ちゃん!?」

私はその場から逃げ出した、あのまま先輩の顔を見ていたらどうにかなってしまいそうだったから。
758名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:16:22 ID:yxt9J+Ez
「先輩はお父さんと、女のみずき以外では唯一野球選手の私も、女である私も見てくれた、部活のときもそれ以外のときも笑顔で接してくれた、私を孤独から救ってくれた。
もう先輩がいない日常生活なんて考えられない。・・・これが六道聖が皆川時雨を好きになった理由だ。」
「ありがとう聖ちゃん。これからもよろしくね。」
「うん・・・」
お互いをいとおしげに見つめる二人。
皆川は聖をもう一度抱きしめた。
「大好きだよ、聖ちゃん。」
「・・・せん、ぱい・・・」
聖の頬を伝う涙、しかしそれに悲哀の情はなく、幸福の情が宿った涙だった。


・・・ちなみに皆川が買ってきたきんつばは皆川が家に帰るまですっかり忘れていた。

759名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 12:23:58 ID:yxt9J+Ez
ひとまずこれで終わり。
主人公と聖の馴れ初め、聖が落ち込んでいる理由、
聖が主人公への想いに気づいた動機を書いていたら想像以上に長文になってしまった・・・
長文なうえにgdgd、視点が第三者的視点と聖視点が突然切り替わるなど、まだまだ修行が足りないと反省。
こんな駄文ですが読んでくれた方に感謝。
一応エピソード2以降も書いていますがそれは次スレが立ったときにでも投下しようかなと思います。
ちなみに主人公名・皆川時雨に特に意味はないです。

以下主人公の設定
性格及び作中の立場・いつもニコニコ笑っている聖タチバナ学園野球部キャプテンで、家は作中のヒロイン聖と似て古風な屋敷のような家に住んでいる。
表情の基本は前述のとおり笑顔、自分や周りの人間の心境が笑えるものじゃなくなったときだけ表情が大きく変わる。心を開いた人間に対しては意外と子供っぽい。
父親から剣道を習っていて腕前はかなりのもの(段位は持っていない、本人いわく実力未知数のほうがかっこいいかららしい。)。洋食より和食が好き。
野球の能力はまず剣道で鍛えられた集中力かミート能力と守備力は高め、生まれつき高かった肩力は母親独自の研究理論で開花、すさまじい球威と制球力を手にした。
学力はみずきほどではないにしろ成績優良者と呼ばれるレベルだが古典(古文が苦手で漢文は出来る)が苦手。数学、社会、理科が得意科目。
母親は医学大学の教授、父親は剣道の師範代で普段は大手スポーツ会社の重役
日曜日以外は両親はほとんど家におらず、帰ってこないこともしばしば。友達は多いが家族愛に飢えている傾向にある。
趣味は家の庭の木陰で瞑想or睡眠すること。
特技は剣道、家事全般(ただし料理は和食に限る)

能力は2B(12)C(100)B(12)A(15)A(14)B(13) 外野手、サブポジ三
チャンス4、サブポジ4、安定4、走塁4、AH、レーザービーム、送球4、守備職人、逆境○、
連打○、選球眼、フルカウント○、ローボールヒッター、人気者、ムード○、いいやつ、モテモテ、ミート多用
右投げ左打ちって感じで。時期的には最後の年の春の甲子園を終えた直後。
760名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 14:52:59 ID:1WGpDXyv
作品投下乙!と読む前に言っておく
さて、読むか
761名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 16:18:56 ID:Hj4jF7nf
GJ!
762名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 16:44:03 ID:FDe/ubEJ
>>759




聖ちゃーーーーーーーーーんっ!!
763名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 00:45:44 ID:0WV6zLHA
>>759だけじゃなく主人公の設定や能力を書く職人が結構いるがやめといた方がいい

キャラの設定は作品の中で適当なナレーションや回想を使って、
説明無しでキャラ作りのみで伝えれるなら尚良いがそこまでする必要は無い
(つーか無理に説明する必要も無い)

能力は…分かりやすいしパワプロらしくていいところもあるんだが
ハッキリ言って厨臭いのでオススメしない


とはいえ内容はフツーにGJだ。続きも期待してます
764759作者:2008/08/13(水) 06:50:15 ID:URFXQV5R
>>763
なるほど、次回以降気をつけます。

次スレに投下するとは言ったものの、あんまり過疎ってるならこのスレ中に続編投下するかもしれません。
765名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 22:16:50 ID:QC5TxSeA
GJ!
やっぱり主×聖モノは良い!

ただ一つ突っ込むけど、バックホームの状況ならピッチャーであるみずきが
捕手の後ろでカバーしてないといけないからカバー怠ったみずきにも非がある気がする
766名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 23:21:31 ID:crUUUKeo
久々に来てみたら息吹き返しててワロタww

つーかオマイラ細かいぞ
俺も野球やってたけど聖が可愛すぎてそんなこと気にもならんかったw
767名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 13:57:20 ID:kgVgN/2V
みずきが連携守備などやるわk
768名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 20:35:11 ID:vPFcA+kC
>>767
いや、それは性格とか関係なしにちゃんと出来てないと行けない動作だろ
それともあなたは身勝手な人は守備連携などしなくてもよいとお思いか?
あんまり野球を甘く見るな
769名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 21:37:57 ID:GwaBzqgH
まさかのマジレス
770759作者:2008/08/15(金) 00:27:20 ID:jQ5VwCGB
>>765
>>768
確かにその通りです、申し訳ない。
ちょっと苦しいかもしれないですが、
みずきは主人公の正確な送球と聖の高い守備力を信頼しててカバーにいかなかった、
という感じでお願いします。
771名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 00:37:00 ID:8OxKYlFe
高校時代関東大会でた俺に言わせれば、野球のディテールなどどうでもいい。
772名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:15:40 ID:0JaM9FvX
>>770はまったく気にする必要ないぞ。
>>771の言う通りだし、バッターランナーが二塁に進むのを防ぐために
カットに入ることがあったりなかったりなかったりやっぱりなかったり…

そんなことはどうでもいい。ここは野球云々を語るところじゃない。
とにかくGJなんだ。それでいいジャマイカ。








そんなことより俺は強肩外野手がレフt…
773名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:20:14 ID:1XAj+qzu
まぁその辺を突っ込むのもやめとこうぜ
俺もちょっと前まで外野の中で最も強肩が必要なのがライトだっての知らんかったし
774名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:37:59 ID:jboiPMax
俺は13のOPとイチローみてライトは
強肩なんだなあって考えてた



とりあえず誰かエロいの投下してクレクレ
775名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:39:33 ID:jboiPMax
あ、俺のIDマックスだ
776名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 03:19:36 ID:waLCG5l4
↑の流れ見てて思ったがパワプロの守備って基本的にカバー入らないよなw
ショートが悪送球した時にキャッチャーもライトも定位置でぼーっとしてるw
777名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 03:33:02 ID:edYaM8CN
というかうった後にキャッチャーが走らない時点でw
778名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 07:41:39 ID:Uaayznc5
vipのパワプロスレにコナミの圧力で発禁になったエロゲがうpされてたよ
779名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 10:06:31 ID:gpwAQaTt
「あっ、く、あ……」

「後ろの穴を攻められるのが気持ちいいでやんすか?そんな声出して、本当に淫乱な雌豚でやんす」

「らめ、もう……やめ、て……ひぎぃ!?」

「ダメでやんす。まだまだ、後一ヶ月は愉しませてもらうでやんすよ……カレンちゃん!」



矢部「――――はあっっ!?ど、ど、ドリームでやんすか!!
 よ、よかった……なんという悪夢でやんす。朝なのにオイラの息子も萎れてしまったでやんす……」
780名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 14:15:54 ID:VXKXY+J4
>>778
kwsk
781名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 17:44:06 ID:xd9IC6bS
今SS書いてる
シリーズとヒロインはPS版2000で祥子さん
かなり古い&相当なマイナー作品かもだが完成したら投下してよろしいか?
782名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 20:08:44 ID:xHYTL+gd
>>779
アナル紳士の俺の息子がエレクチオンしてしまった

続き書いてくれよ
いや書いてください
783名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 20:57:42 ID:YNrC2rtG
>>781
保母さんか
784名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 13:34:32 ID:ODtJjN8u
>>779
13決の修学旅行で矢部君が翌朝無口になってるパターンあるけど
カレンにやられてしまったでOK?
785名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 14:53:24 ID:rRIbrvlQ
カレンに中田氏された矢部
786名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 18:01:17 ID:kJcYBdhs
>>784
おk
同じようなのが9決にもあるぞ
あれはもう完全に犯罪だろう
787名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:08:17 ID:cAUTqVxQ
カレンにロックオンされたのに気がついて、夜這いされる前に矢部だけ残してとんずらするのに覚えがあるんだけど、それかなあ
788名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 09:29:27 ID:L/Pz8iOi
っていうかカレンは矢部も食えるんだな。
雑食だなオイ。

ところで、濡れ場を頑張って書いてたら辛抱できずに涸らしちった。
誰か助けてくれ。
789名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 16:30:32 ID:EVaJqysT
アナル物が読みたいでござる
790名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 18:46:54 ID:Gjwo0SS1
そういや15はカレンいないんだよな・・
彼女候補も俺には微妙だから、書くとしたら聖になりそうだ
けどありきたりになるのもアレだから、何か要素を加えたいな。何かないか?
って、それを考えるのが書き手の仕事ですかそうですか
791名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:21:58 ID:peM+Pwqj
15じゃカレンまで切られたのか
どうでもいい豚とは言え寂しさは禁じえない
792名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 19:41:53 ID:kOPIzqYe
りょうこさん
793名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 21:18:10 ID:04Jud8uX
お姉
794名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:15:05 ID:68H2W/tX
ほもら
795名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:03:56 ID:z2/PMO9n
>>790
アナルセクロスでお願いしま(ry
796名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:09:09 ID:kyCLEuM5
結婚するまでセックスはダメだぞ
→パワプロ君すん止めでもんもんとしてプレイに支障
→アナルセックスはセックスにならないといって後ろでやる
797名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 10:24:24 ID:Z5owTlvx
お前らどんだけアナルに飢えてるんだよwww
798名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 18:46:26 ID:8nTzIGLL
俺の妄想の中ではまりんが結婚できる年齢になるまではアナルを徹底開発してるぜ、処女のままで
799名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 20:13:14 ID:caLBDwhA
はまりん?
800名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 20:20:10 ID:OWzDNK5z
>>799
中では まりんが結婚できるまで
だろ
801名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 11:27:57 ID:jxhK8LPn
マジレスですか
802名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 16:24:05 ID:nw4uzEDy
マッハはまりん
803名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 02:14:43 ID:2wYVmwbh
99だかの凛ちゃんが好きだったなぁ。
804名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 08:46:34 ID:rcA+8hrE
懐かしいな。
それをいうと6の矢部姉も懐かしい。
805名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 15:30:33 ID:QZ+hJ/RA
6といったら加藤京子さんだな。
一回も彼女どころかフラグがたったことすらないがあのビジュアルは好きだ。
806名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 16:08:21 ID:LjxSkvaN
14や15には加藤姉妹登場すんの?
807名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:22:43 ID:zhS2ZYNJ
>>806
15では加藤理香は登場しないが、京子は病院で登場する。
14は知らん。
808名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 08:05:23 ID:WqMFe8CF
あのグラじゃナイスバディと言われてもよくわからん
809名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:41:30 ID:75mJUsI/
ミヨさんはナイスバディ
810名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 21:29:44 ID:6Q92CXYX
あのグラでぺったんこなんて言われたら興奮する
811名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 20:32:45 ID:MFbhNcsv
アイデアは腐るほどあるけど書く気が起こらない\(^o^)/
812名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:01:32 ID:F28rrSuB
(・_・ )( ・_・)キョロキョロ
だれもいない……
投下するなら今のうち
813名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:03:19 ID:F28rrSuB
小波が神楽坂野球部から津久家バルカンズに入団してから三年がたった。
社会人ドラフト一位と鳴り物入りで入団した小波は、期待を裏切らずに一年目から新人王を獲得。
二年目にはチーム最多勝と奪三振王に輝き、三年目の今季は開幕投手が約束されていた。
華々しい戦績を残している小波。彼を支えているのは親友、恩師、両親、ライバル。
そして、なによりも――――
「んちゅ…くちゅ……んんっ……じゅるる……んはぁ、ダーリンの朝から元気なのねぇ」
盛り上がった布団の中で朝フェラ奉仕をしている妻のミヨさんのおかげだといっても過言ではない。
「みっミヨさん」
「んはぁ……おはよう小波さん」
軽い羽毛布団をまくりあげると、そこには白いエプロンだけを身にまとった美女が淫らな挨拶をしていた。
「ううぅ……朝からこんな…昨日もあんなにしたのに…あうっ」
「うふ、いいじゃない。それに、朝からヤりたいっていたのは小波さんでしょ?」
「うっ……それは、そうですが……くぁっ!」
ぞろりと裏筋を舐めあげると、そのままミヨさんは唇を亀頭まで持っていく。
「ふふふ、昨日の夜は散々いじめられちゃったから、仕返ししないといけないわね……んぐっ」
じゅる じゅるるる
ミヨさんの濡れた唇があ〜んと開けられると、美味しそうに小波のひくつく肉棒を飲み込んでいく。
「あふぅ、こなひはんのおひんひん……んぐぅ、おおひい」
「あぁぁぁ」
何度してもらっても気持ち良すぎるミヨさんのフェラチオが、小波の身を震わすほどの快楽を与える。
ねっとりと生暖かいミヨさんの口の中は、まるで小波のペニスを溶かすようにねぶりながら、根本まで包み込んでしまう。
「はん、んふぅ……じゅる、んっ……うふっ、すぐに動いてあげるわね…んっ」
小波のペニスを含んだ頬を萎ませるじゅるると啜り上げると、ミヨさんは夫が自分の卑猥な姿を見て興奮しているのを確認してから首を前後に揺すりだす。
「みっミヨさん、うあっ」
小波は腰が抜けるような気持ちよさにビクビクと下半身を震わせながら、吸い込まれるようなバキュームフェラと激しく動く美女の口内に声を出してよがる。
そんな、夫の気持ちよさそうな声に、ミヨさんも興奮したのか嬉しそうに目を細め、今まで以上の速いテンポで首を振り出す。
「んっんっんっ、んぐ、ふぁ、じゅる……んっんっ」
昨日からもう何回も濃い精液をしぼりとった美貌の妻は、夫の肉棒を美味しそうに口に含み、唾液を絡ませながら頭を振りたくる。
ミヨさんの頭が振られるたびに、ロングの髪の毛が波打ち、すっと通った綺麗な鼻筋が小波の陰毛に押しあてられ、喉の奥にまで肉棒が突きいれられる。
光沢のある唇にそれとはまったく対照的な小波のペニスが、じゅぶじゅぶと出入りを繰り返す光景は卑猥としか言いようがなかった。
果実のように甘く瑞々しい唇がいきりたった肉の塊をずるずると飲み込んでいく。
「あふぅ……んぐ、じゅる……んんっ」
どろっと唾液のまみれた肉棒が、ミヨさんの顔が前後するのにあわせて美しい唇からひきずりだされ、また飲みこまれていく。
814名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:04:10 ID:F28rrSuB
「んふぅ……どう? 気持ちイイ、小波さん?」
切れ長の瞳で夫を見つめながら、頬を窄めたり、頬の内側で肉棒をコリコりと押し上げたりと、ここ最近で磨きがかかったスケベな技を尽くした奉仕を続ける。
うっとりと目を細め、自分の股間にむしゃぶりつくミヨさんの痴態に、小波はぷちりと理性の尾を切らす。
「ぬおおぉぉぉぉぉっ! エロすぎます、ミヨさぁーーーーーーんッ!」
お得意の熱血モードになった小波は、自らの股間に貪りついていたミヨさんの頭を両手で掴むと、腰を激しく動かしだした。
その綺麗な口と白い喉を性器に見立てるようにパンパンと腰をぶつけ、小さな顎先に睾丸が当たるたびに肉の音が響き渡る。
「ふぐうっ! ……んぐっ……んんっんん」
ミヨさんの切れ長の瞳が見開からるが、すぐに全てを小波の動きのまかせて脱力していく。
「くっ……ミヨさんの口…すっごい気持ちイイ」
小波は腰を激しく前後させ、しかっり両手で頭をつかんだミヨさんの口の中にペニスを何度も出し入れしていく。
唾液と先走りの混じり合った淫液が、唇と肉棒の隙間から溢れだそうとするのをミヨさんは頬を窄めて吸引する。
ミヨさんの頭は前後に激しく振られ、赤く染まった頬は激しい吸引できゅっと窄まり、その白い喉はごくごくと音を鳴らしながら淫液を飲み込んでいる。
小波の精巣の限界は激しいイマラチオによって崩壊した。
「ううっ、で、出ます、ミヨさん、出しますよ……うっ」
「ふぐぅ!」
振りたくっていたミヨさんの顔を、自分の股間に鼻先が埋まるほどぎゅっと押しつける。
そして、小波の腰がビクビクと小刻み痙攣を始めると、口内へのたっぷりと濃い射精が始まった。
びゅくびゅく びゅびゅびゅ
「んぐぐっ、ふぐっ、んぐっ……んんんっ……んぐ、ごく」
頭を固定され、喉の奥にまで大きな肉棒を突きこまれた格好でミヨさんは小波のザーメンを注がれていく。
エプロンだけを身にまとった美女は、拒否することなく生臭く大量の精液を喉の奥に受け、喉を鳴らしながら胃の中に納めていく。
「はあぁ、すっきりしたぁ〜」
「はふぅ……んっ、じゅる、んぐぅ」
最後の精液をミヨさんの口に吐き出すと、満足げに溜息をつきながらミヨさんから身を離していく。
美女の瑞々しい唇から、欲望をだしまくった肉棒がずるずると姿を現す。
「あふぅ……またダーリンにいじめられちゃったわね……あん、垂れてる」
ザーメンの混じった唾液が滴り落ちそうになるのをミヨさんは急いで舌で舐めとり、美味しそうに飲み込んでいく。
そんなミヨさんの痴態にむくむくと小波の中の欲望が鎌首を持ち上げてくる。
「あら? 小波さんの、また元気になってるわね。ふふ、まったく、なんど出しても収まらないんだから」
「いや、これは男の性というか……ミヨさんみたいな美人のそんな姿みてたらなっちゃいますって」
「うふ、そう……だったら……」
そう言って、ミヨさんは妖艶に微笑むと、小波に背を向け、むっちりとした真っ白なお尻を突き出す。
「みっミヨさん?」
「うふふ、私のせいでダーリンのが元気になっちゃったみたいだし、ちゃんと責任をとらないといけませんからね。さぁ、小波さん、ミヨのここを好きに使って思う存分気持ち良くなってください」
そう言うとミヨさんは自らの指で茂みに覆われた肉の割れ目を押し開く。
にちゃっ、と湿った音を立て、淫らな汁をぽたぽたと垂らしながら開いたそこは誘い込むように淫気を漂わせていた。
「みっみっみっ、ミヨさーーーーーーんッ!!」
その香しい甘い香りに誘われた小波は艶やかな白いお尻にむしゃぶりつくように後ろから飛びついていく。
「ああぁん、そんながっつかなくても、小波さんのものなんだから……ふああぁああん」
815名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:06:55 ID:F28rrSuB
ミヨさんの声を最後まで待たず、小波はペニスを根元まで一気に突っ込む。
ずちゅううぅ
「あううぅううう」
四つん這いのミヨさんの背筋がぐいっと反り返り、重力に引かれてつり下がっていたバストが豪快にぶるんっと揺れる。
「くううっ、気持ちイイ……ッ!」
ぐにゅぐにゅと内部で動きまわる美女の肉壁は、その微細なヒダで小波を咥えこみ、亀頭の先を包み込む子宮口はきゅうっと締めあがり、まるで吸引するように肉棒を飲み込んでいく。
その絶妙な肉の愛撫は、馴れ親しんだ小波でもすぐに射精してしまいそうなほど、最高の刺激を与えてくる。
「んはぁ……入ってるわ、小波さんの…んふぅ、感じる…ダーリンの先っぽがこりこりって当たって…あぁぁ、いきなり奥まで突いちゃうんですもの、ひどい人」
四つん這いの姿勢で、犬のように舌を突き出すミヨさんの唇からたらっと唾液が流れおちシーツに染みをつくる。
最初の一突きでいってしまったらしい。
「ミヨさんがスケベすぎるんですよ」
「うふ、そうだったわね……あんっ、ほら小波さん、遠慮なくしていいのよ……あぁぁ…んっ……みっミヨの体はダーリンのモノなんですから」
口の端に髪を纏わりつかせた美女は、犬の姿勢のまま切れ切れの甘い声で小波を誘う。
「え、エロ過ぎです、ミヨさーーーんッ!!」
ミヨさんの言葉に焚きつけられた小波は、彼女の真っ白なお尻を鷲掴むと、遠慮することなくガンガン腰を振りまくる。
ぐちゅ ずちゅ ぐちゅ ずちゅ ぐちゅぐちゅ ぐにゅずちゅ
「ひぃ、あっ、あぁ、あぁ、つっ突いてる、くるぅ」
小波の肉棒が出入りを繰り返す度に、膣内が撹拌され淫液と空気が混ざると泡だってスケベな粘着音を響かせる。
ずるるっとペニスが引かれると、まるでべっとりと張り付くような柔らかい肉ヒダがズルズルとまとわりつき、突き入れるとゴムのような軟柔の気持ちの良すぎる肉壁が亀頭をぎゅうっと絞り上げて蜜を噴き出しながら肉棒を飲み込んでいく。
パンパンと小波の腰が魅惑的なお尻に叩きつけられる度に、がくがくと四つん這い姿勢のミヨさんの体がゆれ、とぎれとぎれの喘ぎ声を吐き出している。
長い髪がサラサラとこぼれ、乳牛のような重く釣鐘状のおっぱいがタブタブと跳ね回る。
「くううっ、みっミヨさん、ミヨさん」
「はひぃ、はっ激しい、んぐぅ、つっ突かれてるぅ、小波さんに私の中を……ううっ」
エプロンだけのミヨさんは、形のいい眉を寄せてぶるぶると快楽に耐える。
その胸元に、後ろからすっと差し込まれた。
「んんっ、あっ…んはぁ…胸…触りたいのね…どうぞ…んんっ」
ミヨさんは乱れたエプロンで包まれた巨大なバストを小波に与えるため、ぐっと背筋を伸ばす。
そんな美人妻の胸を後ろから回された小波の手が揉みしだく。
ぐにゅうぅ むにゅううぅ
まるで巨大なマシュマロのように柔らかい美女の爆乳にめり込んだ小波の手は、その先端のピンク色の乳首までもこりこりと揉みつぶしていく。
816名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:07:38 ID:F28rrSuB
「んはぁあああ、あっあっあっあっ」
ひぃひぃと喘ぎながら舌を突き出して胸を揉まれるミヨさんは、身体の上に乗りかかった小波を支えた姿勢で、身体をビクビクと小刻みに震わせ体中を走る快楽に身を任せていた。
「あっ、あっ、あっ、後ろから犯されてるぅ、わっ私、犬みたいに、あぁぁこっ壊れちゃうぅ」
バスンバスンと腰が当たるたびに、突き出したお尻がパンパンと叩かれ波打ち、汗と泡だった液をびちゃっと辺りに跳ね飛ばす。
その時、ミヨさんの上に乗りかかり、気持ち良さそうに腰をカクカク動かしていた小波が、うっと顔を歪める。
「みっミヨさん、そろそろ……」
「あっあっ…あぁぁ、でっ出そうなの…んあぁ」
真っ赤な唇から涎を流し、頬を上気させた類まれな美貌と身体の持ち主の元秘書は、快楽で薄れた意識でも愛する夫の声には反応する。
「どっ、どうぞ…中でも外でも…んんっ…小波さんの好きなほうに出してもらって……ひああぁ」
ミヨさんからのお許しをもらった小波は、ミヨさんのほっそりとしたウエストを掴むと今まで以上のペースで腰を叩きつけていく。
ずっばんっ ばんっ ばんっ ばんっ ばんっ ばんっ
「ひああぁ、あんっあんっあんっ、あああぁん」
「くううっ、うっ」
ベッドの上に膝立ちした小波は、足元の美女の腰を抑えるとただ闇雲にケダモノのように腰を叩きつける。
「ひっ、ひっひっ、んあぁ、うううっ、すっ凄い、ズボズボって…ううあぁ」
ギシギシとベッドが揺れはじめ、ミヨさんの上体もずるずると崩れ落ち、ベッドの上に突っ伏した姿勢で大きなおっぱいを押しつぶしくねらせている。
「いっ、いきます、ミヨさん―――!」
どぴゅっぅ どぴゅっ どく どく どくどくどく
「あっあっあっあっ」
ペニスが脈動し子宮の中に噴出する精液が注がれる度に、ミヨさんはシーツにしっかりしがみ付いて身体をブルブル震わせ、切れ切れの声をだす。
「ううっ」
やがて、長い長い放出がおわると、昨日の晩から小波の濃い射精をたっぷり受け続けたミヨさんの女の園に本日最初の種付けが完了する。
「……はぁはぁ、いっぱい出したのね……小波さんのザーメン」
たらりと唾液を小さな顎から垂れ流しながら、いまだに四つん這いで貫かれたままのミヨさんが、小波にささやく。
「はぁぁああ〜……気持ちよかったです、ミヨさん」
「うふふ、私もよ、小波さん……んっ」
快楽に震えるミヨさんが腰を引き上げると、小波のペニスがずるずると美女の肉ヒダを引きずるように姿を現す。
「……んっ、はぁぁぁ」
じゅぶぶっ
攪拌されたザーメンと愛液をぼたぼたと溢れさせながら、ようやく亀頭が肉の割れ目の中から顔をだす。
「ふふふ、ちゃんとお掃除もしないとね」
ミヨさんははそっと小波の肉棒を白い指でなぞると、濡れた唇の中に美味しそうに飲みこみ、そして自分の中で散々暴れまわった肉棒を丁寧に清めていく。
「んっんっ、ちゅ、あふん、れろろ……あん、せっかく収まったのにまた大きくなって、もう駄目じゃない」
小波を見上げるミヨさんの白い手には、また反り返るように大きくなったペニスが握られていた。
「そっそんなこと言われても…ミヨさんが…」
「もう……しょうがない人ね……んっ」
そう言うと冴子さんは震える体に鞭をうって立ち上がる。
「みっミヨさん?」
ごくりと唾を飲み込む小波の目の前で美女は妖艶に微笑むと、突き出したお尻の両側に手をやりぐっと力をこめる。
開かれたミヨさんの下半身は、精液をとろとろとにじませる肉の花びらだけでなく、ピンク色の小さなお尻の穴まで丸見えになっていた。
「んふふ、こっちはいっぱいになっちゃたけど、まだここが残ってますから……さぁ、小波さん。どうぞ、ミヨのお尻の穴も使ってください」
ぎゅっと押し開かれたお尻の穴が、もの欲しそうにひくひくとひくつく。
「みっみっみっミヨさーーーーーーーーんッ!!!!」
またもや熱血モードに入った小波は、艶やかな白いお尻にむしゃぶりつくように後ろから飛びついていた。

あるマンションの一室から、再び美女の嬌声と卑猥な音が響き渡るのに、たいした時間は必要ではなかった。
817名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 04:12:32 ID:F28rrSuB
終了。
前書いたやつ>>575とは変ってエロ初挑戦で。
ミヨさんエロすぎる(*´Д`*)ハァハァ
需要あったら続き書くかも
818名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 05:20:39 ID:+sMipbUA
>>817
GJ!15のSSは初めて見た。
ゲームでは桃子ちゃんが一番だと思ったが、ミヨさんもなかなか…
819名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 15:43:39 ID:ep5jANbj
アナルの方も読みたかったでござる
820名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 23:21:38 ID:AZQn/3ep
どんだけアナル好きなんだよw
821名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 00:23:49 ID:uSAiI5qO
アナルは心を潤してくれる。人間の生み出した文化の極みだよ
822名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 08:58:59 ID:pLnAD44r
カヲル乙
823名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:49:27 ID:roCZXtSw
ウグイスデータが入る基準がわからん。アクメドとか海原はあるのに小田谷や我間がないとかイミフ。

湯田があって落田が無いのもあれだけど。
824名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 11:28:14 ID:Hdm1Fa8Y
スレチだが「あおい」と「みずき」はあるのに「ひじり」がない
825名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 10:24:34 ID:rT3w8vez
六道はどうだ?
826名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 10:25:46 ID:Bt01ndlh
いや、下の名前がないということ言いたいんだろ。
827名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 13:28:42 ID:NaHdcC9V
苗字として考えれ。
とマジレスしてみる。
828名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 13:31:29 ID:PL7uPMdv
あおいは青井、みずきは水城ってことか、成程。
829名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 14:30:57 ID:enBXRGJO
水木のほうじゃね、どっちでもいいけど
830名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 14:32:20 ID:PL7uPMdv
九州の人間でゴメンね。
831824:2008/08/31(日) 22:00:52 ID:aQ9CyGJk
とりあえず俺がバカなのは分かった
サンクス
832名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 08:16:46 ID:zNz+eHLk
バカな子ほどかわいい
833名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 20:20:53 ID:/mP4jT6/
ひじりんはアホの子
834名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 20:22:26 ID:I+nZHEQv
なーーー
835名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 22:31:08 ID:GceguF+N
なんだこの流れ
836名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 07:30:46 ID:BWRaXMEV
野球したい
837名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 19:33:29 ID:3nbnsXKy
>>836は出場停止処分を食らったあおいちゃん
838名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 21:45:55 ID:qc6FR0rM
パワ9恋々シナリオはトップクラスに入ると思う。
2年夏の決勝の時とかもうね
839名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:37:49 ID:BWRaXMEV
キャッチボールしない?
840名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 23:45:56 ID:qc6FR0rM
会話のならいいよ
841名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 12:46:37 ID:ARfHkH1d
なぜか>>840にホロリときた
842名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 19:53:21 ID:hsz0u40b
イイハナシダナー(;∀;)
843名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 20:52:58 ID:Yqh894UE
ある悲劇

野球しようよ

↓ミマチガイ

野球しろよ
844名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 20:54:21 ID:7PC/fE2o
ダイジョーブ博士…野球がしたいです……!
845名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 21:02:25 ID:Ahw/JEnR
私が改造してあげましょう
846名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 23:13:51 ID:DldTQqeI
……医学の進歩の為には犠牲がつきものデース
847名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 01:25:37 ID:ChrSQ8Yp
10の双子が食べたいです・・・
848名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 08:41:59 ID:uKQGoD4x
>>846
そしてあおいちゃんがふたなり化するんですね
849名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 22:45:45 ID:tH/Nx3pw
あおいちゃん・・・・・・

小説書いてみたいなぁ・・
9の恋々が舞台のね
850名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:02:50 ID:g05vGdtx
個人的見解だけど一番熱い展開にしやすいのが高校野球
ゆるやかな恋愛模様を書くなら大学
大人の恋愛なら社会人・プロ
なんだよね。
851名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:58:04 ID:my8bnWRC
書き手的にはどれが書きやすいんだろうな。

エロは。
852名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:17:26 ID:dVZr4uPt
小娘なあおいちゃんなら恋恋
ツンツンなあおいちゃんならロッテ
みずきと絡ませたいなら猫手
落ち着いたあおいちゃんならアカデミー
853名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:26:12 ID:WvJi+0kN
桃子ちゃんかわいいよ桃子ちゃん
854名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:30:07 ID:H/iVOuWz
ガラッ
小波が部室に入った時、あおいはボールを磨いていた
小波「あおいちゃんはもう着替えたんだ。」
あおい「うん、制服の方が楽だからね。」
笑顔で言うあおい
そんな彼女を見ながら小波の胸からある感情が沸き上がってきた
彼はイスに座っているあおいに近づくと、その手を伸ばした
あおい「!?」
サワサワ…
小波は無意識のうちにあおいの髪の毛、おさげを触っていた
あおい「………。」
おさげを触られているあおいは、俯いたまま黙っている 本当なら髪を触る曲者にはグーを飛ばす彼女であるが、今回は様子が違うようだ
サワサワ…
小波「(俺は……何をしてるんだ?)」
あおい「……。」
小波はやっと自分のしてることの重大さに気付き、急いで手を放した
小波「(やばっ!と、とにかく謝らないと……殺される!!)」
あおい「………。」
小波「ご、ゴメン!やっぱり嫌だったよね…!」
彼は黙っているあおいに言い訳にならない言い訳をした
その時、あおいはやっと顔を上げた

……だが彼女の目はトロンとしていて、頬は紅潮していた
そして、彼女は口を開いた

あおい「…嫌なんかじゃ……無いよ……。」
小波「えっ?」
あおい「少し、恥ずかしかっただけだよ……。」
小波「……。」
あおい「…だけど、せめて一声かけてね……ボクの髪に触るときは…。」
小波はあおいの予想外の返事に声を詰まらせてしまった

あおい「……少しはるかの所に行ってくるね!」
沈黙に耐えられなくなったのか、あおいは弾かれるように部室から出ていった

小波「はぁ…。」
彼は罪悪感からか、部室で一人溜め息をついた
855名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:56:22 ID:H/iVOuWz
>>854
初めてSSを作りました
パワプロ9の微エロってことで
856名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:00:23 ID:SMx4PLKf
ツヅキマダー?
857名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:02:21 ID:B4YJs2+Z
微エロというより萌エロって感じだw
でツヅキマダー?
858名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:07:34 ID:H/iVOuWz
>>856-687
自分はエロ無しのパワプロ9の小説を作ってるんですが、その一コマを貼り付けただけなんです
だからこれ以上のエロは無いんです!
859名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:07:37 ID:px0WEvMp
みずきってレズなのかな?
860名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:15:46 ID:dVZr4uPt
レズではないけどあおいちゃんなら食べそう
861名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 01:19:33 ID:B4YJs2+Z
バイというか気に入ったものなら…って感じだと思う
862名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 17:39:17 ID:BZBgr5Q1
やっぱりあおいちゃんのおさげは性感帯なんだなぁ。小波は友情タッグの度にあおいちゃんの性感帯に触れてるのか……
まさか14のみずきも……!!
863名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:43:04 ID:AnjQIk91
受けるかどうか分からんから原案のみ

事の発端はこの言葉からだ
「あおい先輩!今度の試合の時俺がヒット2本打ったらデートしてください!」
この一言に野球部員全員が目を丸くした
「な、何を言ってるの?」
あおいは驚きながら言った本人に聞いた
「だからヒットを2本打ったら俺とデートしてくださいってことです」
言った本人である安田は真剣な目であおいを見つめている
「え?ええっと…」
あおいが困った顔をしていると…
「ちょっと待つでやんす!先輩であるおいらを差し置いてそんなことは許さないでやんす!」
矢部が声をあげる
「矢部先輩には関係ないでしょ?俺はあおい先輩に聞いてるんです!」
安田は矢部を非難する
「ムッカー!じゃあ、あおいちゃん!今度の試合の時、オイラが3回出塁したらデートするでやんす!」
矢部もとんでもない提案をする
この矢部の発言を受けて一部の野球部員も我こそはと名乗りを上げた
「じゃあ俺は奪三振8つであおい先輩とデートを」
「俺は内野安打を…」
様々な要求に当のあおいはただたじたじしていた
だが聞いているうちにだんだん腹が立ってきたのか思わず
「うるさぁぁぁぁぁい!」
あおいはキレた
「さっきから黙って聞いていれば好き勝手なことばかり!そんなにボクとデートしたいの!?」
あおいが全員を見つめる
「当たり前です(でやんす)!」
この時、全員の息はぴったりだった
葵は思わすたじろいだが思い直してこう言った
「いいよ」
「本当やんすか?あおいちゃん!」
矢部を含む全員が目を輝かせてあおいを見た
「うん」
あおいは笑顔で答えた、しかし…
「た・だ・し!」
「?」
「今度の試合で一番活躍した人だけ…だよ!」
この条件を出たとたん全員が吼えた
「うぉぉぉぉぉ!やってやる!!」
矢部を中心に全員が凄まじい勢いで練習に向かった
864名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:43:37 ID:AnjQIk91
そしてしばらくしてキャプテンの小波とマネージャーのはるかが校庭にやってきた
矢部たちが一生懸命練習しているのを見て
「おお!矢部君たち燃えているな!」
「ええ、きっと甲子園の大切さが分かってくれたのよ」
「そうか・・・俺も負けていられないな」
小波はユニフォームに着替えると矢部たちと一緒に練習を始めた

そして…試合が始まり、終った
「すごいじゃない!まさかコールド勝ちをするなんて思わなかったわ」
加藤先生は部員のみんなを褒めてくれた
「これもみんなのおかげだ!ありがとう、皆」
小波はみんなにお礼を言った
「さて、あおいちゃん!誰とデートするでやんすか?」
矢部がニヤニヤしながらあおいをみる
あおいはスコアブックを見てみると…
「ええっと……小波君…」
「へ?」
小波を除いた野球部員全員が呆気に取られる
「だから、今回の試合で活躍したのは小波くんなの!」
「な、何だってぇぇぇ!」
矢部たちは一斉に小波を見る
「あ、あおいちゃん本当でやんすか!?」
矢部が顔を真っ赤にしてあおいに問いただす
「うん、小波君が一番活躍したんだよ」
矢部たちはスコアブックを見る
小波はサイクルヒット達成、盗塁2つ、入った10点中7点が小波のヒットによる点であった
「じゃあ小波君、よろしくね」
「???あの、あおいちゃん…いったいなんのこと?」
小波はあおいに聞いた
「だからボクとデートできるのは小波君ってこと」
「えええ?!」
「じゃあ、今度の日曜日公園で待ってるから」
「え?あの?あおいちゃ〜ん?」
あおいはそういって去っていた
その後小波が後ろを振り向くと…
「小波君…」
「キャプテン…」
凄まじい形相の矢部たちが後ろにいた
「あの…矢部君?」
小波は冷や汗をかきながら後退りをする
「むっきぃぃぃ!!みんな!小波君を袋叩きにするでやんす!」
「おお!」
「うわ!ちょっと?何!?いて!あああああああ!!」
こうして小波はあおいと日曜日デートする羽目になりました
めでたしめでたし
865名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:52:50 ID:V6+2wPpy
これはwktk
866名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 01:22:07 ID:os8WYSrY
いいよ・・・・
ホントにいい・・・・・

あおいはいい・・・
867名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 00:11:58 ID:m3FFGGF+
あおいちゃんはいい子
868名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 18:41:48 ID:ZLgnwPKW
パワポタ3買ってきた。
命さん萌え
869名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 19:01:15 ID:HwuiYslU
俺に画力、あるいは文章力があれば…
870名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 19:04:04 ID:3a7HGwg6
最初から上手い奴なんていない。
口を動かす前に手を動かせ。
871名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 19:35:30 ID:m3FFGGF+
妄想力だけなら誰にも負けぬ
872名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 22:23:56 ID:gdXY6WcI
>>870
手を動かそうとすると、かってに股間に・・・
873名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 22:44:14 ID:Yw16cQM+
弾道が上がった!







がすぐに下がった!
874名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:04:00 ID:k4x1avRt
つマムシドリンク
875名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:30:15 ID:Or/9XUuS
射精○でやんす!
876名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:46:51 ID:j4g4F3uA
クイック◎になった!
877名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:10:34 ID:klqhECSO
それはマイナス能力だろw
878名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:12:28 ID:fT9Y/DVG
スタミナAで回復○持ちのは凄そうだなw
879名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 01:20:54 ID:veEfRWDt
ムラッ気って言うのは子供ながらにエロイと思った。
880名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 01:30:43 ID:PVBqnaXn
ムラッとしたときに大抵ついてたからなw
881名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 02:28:08 ID:bHbUAejI
*アッチ系な能力*
弾道
ムラッ気
回復2〜4
初球○ ←最重要
体当たり
スタミナ
882名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 02:39:17 ID:njYKCTit
つ「夜のホームラン王」
883名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 07:53:27 ID:ESoFN1nt
逃げ球
誤射した際に妊娠しにくい
一発病
避妊を怠ると妊娠しやすい
884名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 12:04:27 ID:aMeBhLKE
ムービングファスト
振動するw

粘り打ち
文字通り
885名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 15:12:36 ID:gQYXbeIv
>>884
ムービングファストより何より「ライジングショット」が・・・
886名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 16:06:56 ID:+EIiC/47
ガソリンタンク
887名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 16:09:46 ID:kpDlefMh
ローボールヒッター ロリk(ry
ハイボールヒッター 熟j(ry
888名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 17:23:20 ID:Q2OSKG2W
広角打法 ロリから熟女までOK
チャンス4〜5 ここぞという時に孕ませ易くなる
889名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 18:53:58 ID:279jf+ad
連打○
890名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 19:10:01 ID:GRQv4z50
マゾッ気 挿入信頼感×
891名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 23:57:54 ID:imWClBjF
尻上がり(アッー
892名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 00:26:19 ID:jaGvV/Y+
レーザービームは物凄い勢いで射精するのか
893名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 01:38:20 ID:4uKMzOwh
そうにゅ……送球○
894名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 01:40:54 ID:hZ5XCZOg
キャッチャー◎の聖はリードがすごく上手なのか…ハァハァ
895名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 01:44:22 ID:5cz0ka8z
くっ・・・聖ちゃん、すごいバットコントロールだよ・・・!
896名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 01:51:52 ID:zsYkoiUX
ささやき戦術は言葉責めですね、分かります
897名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 02:05:10 ID:hZ5XCZOg
上に跨る聖が絶妙な腰使いでいけそうでいけなくする。
そして耳元で隠語を囁くことでクイック◎が発動
898sage:2008/09/11(木) 02:15:50 ID:sdux6C/R
聖タソとの打ち合わせ。

「聖ちゃん、こういう気の強そうな相手にはどう対処すればいいの?」
「まずささやき戦術(甘い言葉)からのストレート(直球勝負)で(心の)ストライクをとる。
クイック(速攻)でスプリット(裂け目)に高速スライダー(キレのある滑り)を入れて様子見しながらチェンジアップ(緩急をつけろ)。その際ロージン(ローション)を使うのを忘れるな。
そして再びささやき戦術(言葉責め)で揺らがせれば、ムービングファスト(小刻みな振動)と牽制(焦らし)で相手は打ち気にはやる(よがる)はずだ。
すると次のスローボール(緩い責め)で堪えきれなくなって(腰を)振ってくるだろう。それでももし粘って(堪えて)きたら全力でライジングキャノン(フィニッシュ)を仕掛けろ。どんな打者(女)でも三振(絶頂)する。」
「それ試してみてもいい?」
「む……わかった。みずき! バッターボックス(ベッド)まで来てくれ!」
899名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 02:17:16 ID:sdux6C/R
とんでもないミスをした、スマソ……
900名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 05:38:31 ID:nm6XTN7v
出不精って漢字見ただけじゃ出にくいとか量が少ないとかの意味に見える
901名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 08:03:51 ID:4uKMzOwh
デブ性
902名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 19:37:35 ID:+EjdVusZ
四番○、ブストスとかカレンの時に力を発揮する。
903名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 19:42:49 ID:7z38yoYY
一過性のネタ使って書く奴のは大抵つまらんな
904名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 20:19:15 ID:jaGvV/Y+
>>903はムード×、チームプレイ×の持ち主だなw
905名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 20:27:23 ID:7z38yoYY
四番→ブストスまでならいいがそこからカレンにまで派生させたら関係なくね?
体型繋がりなら四番でなくてもいいし。

チームプレイ×はランナー1塁でも引っ張ってしまうから事実だな。
906名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 22:13:42 ID:nm6XTN7v
角煮で似たようなこと言ってしまった俺
907名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 02:42:56 ID:QIumZme6
>>903
とりあえずしゃぶれよ
908名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:07:07 ID:SBgTuIhd
あおいちゃんはしゃぶるのもしゃぶられるのも好き
909名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 07:37:16 ID:UAj8N2Rh
誰もwiki弄んないから色々更新しておいたよ。
ただ>>←使ったら色々ややこしい事になっちまったorz

おかしい部分あったら修正お願い。
910名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 11:23:32 ID:yQkK3hJ3
>>909
ナイス!!褒美に俺とキャッチボールする権利をやろう
911名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 11:40:13 ID:51a9ZpVy
会話のならいいよ
912名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 14:34:36 ID:yQkK3hJ3
>>911
体の
913名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 20:54:52 ID:hdq3uKzP
アッー!
914名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:15:46 ID:ljk6oNwD
パワポタ3のサクセスのイベントで鈴姫が言ってる、西満涙寺でみかけられる座敷わらしみたいな女の子って聖の事かな?
915名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:06:14 ID:Mhahavlm
二死満塁寺?
916名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:14:08 ID:jnnBXacf
>>914
そのイベント続きがあってパワプロが同じ場所で
紫色の髪のキャッチャーミット持った座敷わらし見たいな女の子を目撃するイベントがあるぞw
そん時の雑魚プロの会話見る限りほぼ聖で間違いない
917名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:31:58 ID:t29rOVrK
そんなイベントがあるのか…

というか、久遠はもう出ないのかなぁ
あの子は男の娘みたいな感じがして好きなんだがなあ
918名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 03:16:41 ID:FjIJ37Ez
初野のほうが女っぽかった気がする。日本の存在が良いコントラストになってた。
919名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 03:22:21 ID:sfie4Zso
初野はよくTSされてたなw
920名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 01:39:53 ID:dboYhNpa
初野より日本と仲居のほうが年下なんだぜ。
921名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 05:19:03 ID:w+9aX2wD
初野はイベントもさることながらチャンス1ってのがツボw
922名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 23:45:33 ID:bZ+dE2Bp
11は完成度高かったなぁ
923名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 23:52:15 ID:e/QQMKEk
11大学が地味に楽しい。
猫手は天才が会社倒産でオワタから嫌いになったw
924名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 03:55:43 ID:okukDDH+
雛形タンカワユス
925名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 19:29:53 ID:WySXf8xT
歴代ツンデレ彼女
空、澄香、みずき(?)、摩夕、あと誰がいたっけ?
926名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 22:03:27 ID:OHA5x49l
あおいと守ってあんまり絡まないね
みずきと友沢はよく絡むのに
927名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:33:22 ID:ZaNSbaUh
15のSSはここでは>>812のミヨさんものだけか・・・
一応聖もの書いてみたから投下するぜ。
928名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:35:15 ID:ZaNSbaUh
私が神楽坂野球部に入部して1年と少しが経過した。
1月初頭の今は野球部も休みで実家(といってもさほど遠くないが)に戻り父と一緒に新年を祝った。
一年前、プロの世界へ旅立った彼は一年目にして開幕1軍、新人賞受賞という輝かしい成績を残した。
私と一緒に研究した彼だけのスライダーで彼が三振をとるたびに私もうれしくなる。
一方私はというと野球部のほうにも慣れ、だいぶ勘を取り戻した。
数年間やってなかったにしては極めて順調だ、あの腰巾着からレギュラーを奪い取れる日もそう遠くはないはずだ。


そんな私、六道聖には今悩みが2つほどあった。
片方はなんてことのない私の理不尽な我が侭だ。結論から言えば物足りないのだ、神楽坂野球部の投手の球では。
あのCEOの息子ならまだリードのやりがいがあるだろうが彼もまたプロの世界へ行ってしまった。
球を受けるたびにどんどん良くなっていく彼の球を受けてたせいか今の投手陣では少し物足りないのだ。

そしてもうひとつの悩み、これは極めて深刻な問題であり、刻一刻と深刻さを増している。
そう、私は彼のことが好きなのだ。
野球はとても楽しい。だけど彼との特訓の日々は私の中では形容しがたい楽しさに満ち溢れていた。
1年前、彼とプロ野球界での再会を約束したものの、彼がほかの誰かと付き合わない保障はない。
今までは野球を取り戻すのに夢中だったがいざこうして落ち着いてみると彼がいないのはさびしく感じてしまう。
幸い彼の色恋沙汰のニュースは耳にしていない。この前のインタビューでもそういう相手はいないと言っていた。
たとえ彼に拒まれても手遅れになる前に伝えたい。
だけどどうやって? 電話してみるのが一番手っ取り早いのだろうが何せ1年ぶりの会話だ、どう言葉を紡げばいいのか分からない。
久しぶりだな。はまぁいいとしてその先が思いつかない、いきなり会って話がしたいというのもあれだ。
メールでもいいのだがいかんせん私はあれが好きになれない。彼もあまり好きではないようだ。
下手に出て彼に嫌われたくはない。それだけは避けたい。
いっそ彼からかかってこないものだろうか? そんなわけないか・・・
「う〜〜〜・・・」
我ながら奇妙なうなり声を出してコタツの中でみかんを口にする。甘い、美味しい。
その刹那。
prrrrrr! prrrrrr!
「!?」
普段ほとんど着信のない携帯がなる。
「誰だ・・・・!?」
画面に表示された名前は彼その人だった。

「なんでこんなタイミングに・・・」
私はどきどきしながら電話に出た。
929名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:38:31 ID:ZaNSbaUh
すまん、容量の問題で全部は書き込めないっぽい。
ひとつだけ中途半端に投下して申し訳ないが次スレまで待っていただけないだろうか?
930名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:47:58 ID:UO0bYeMs
>>929
全裸で待ってます
931名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:59:06 ID:ey0mkZUq
>>929
なん……だと……?









おk、ではとっとと埋めようではないか兄弟。
932名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:25:39 ID:dkYgjJEA
さぁ埋めようか
933名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:27:37 ID:WLpwE+PS
埋め

ぶっちゃけ先にスレ立ててその後埋めた方が良いと思う
934名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:28:53 ID:YSlOVDqP
50KB70レス埋めるのはめんどくさいぞ
935名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 08:17:15 ID:JHxSofHW
世の中には損して得取れと言う言葉があってだな。
936名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 10:45:19 ID:RMYZPx9+
梅支援
937名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 11:05:31 ID:WLpwE+PS
938名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 11:07:52 ID:OOzrZHkC
せっかくだから野球しりとりでもしようか
939名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 13:08:50 ID:RMYZPx9+
ランニングホームラン
940名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 13:54:26 ID:nq/k32Jq
パワポタの輝EDでニヤニヤしたのは俺だけじゃないはず
941名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 19:29:25 ID:HS7J+Twg
そういえば15はオープニングが今までとは違うんだよな。
やっぱアニメの方が好きだわ。
特に9と11はアニメも主題歌も好きだったし。
942名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 20:29:59 ID:OOzrZHkC
やきゅうしようよ、ってとこの絵がたまらなくいい

野球してぇーー!!
943名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:17:12 ID:sVWP88yN
ここに投下して埋まったら次スレではだめなんか?
944名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:34:48 ID:WLpwE+PS


ほむらちゃんは俺の嫁
945名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:53:19 ID:joaSEHIW
ふと思ったけどまとめwikiの方、現行スレがPart8のままだよね
いや、思っただけだけど
946名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 01:09:34 ID:1gDRQAvO
>>941
オープニングアニメの出来は9が一番だよな
パワ体のくせに躍動感がすごい
普通にハイクオリティ
947名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 02:21:36 ID:e0vKYUoY
うめざるをえん
948名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 03:55:47 ID:Iu7qqW/H
9のOPは至高。
舞たんの涙キラリンのとこは、何度見ても来るものがある。
949名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 07:25:34 ID:QYl85qZK
>>948
あおいちゃんの切なそうな表情も欠かせないな。
俺熱いの結構好きだから9主と猪狩が対峙した瞬間も好きだわ。
主題歌も熱くてさわやかでいい。
950名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 14:54:30 ID:bkQJ+2yx
10の主題歌もなかなかいいぜ

空のイベントが他の彼女より作り込んであって好きだったなあ
951名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 15:38:30 ID:DSJe3CH/
10ではエミーを彼女にすることが俺の野手育成理論に欠かせなかった。

ちなみに9、10の主題歌は着メロをもっている。
952名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 16:20:29 ID:0I8BzP6S
みとらうめめ
953名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 18:26:51 ID:w1o9GtdI
10の歌いいよな
954名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 19:59:00 ID:ko0Y1ehb
埋め代わりに次スレのテンプレ↓

ここはパワプロシリーズの萌えSSやエロSSを投稿するスレです
シリーズは一切問いません、SS職人さんは常時大歓迎
sage進行でお願いします(メール欄にsageと入れる)

■実況パワフルプロ野球シリーズ@2chエロパロ板まとめwiki
ttp://www11.atwiki.jp/pawaparo573/

■2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/

■前スレ 実況パワフルプロ野球のSS Part10
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195389653/
955名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:04:31 ID:ko0Y1ehb
956名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:07:01 ID:ko0Y1ehb
957名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:09:18 ID:ko0Y1ehb
■読み手へ…

・ キボンキボン騒がない。
・ 作品の批判は基本的に避ける。気に入らないならスルーしとこう、な!。
・ 他者の意見に不必要に食って掛からない。荒れる元です。
・ 「GJ!」とかだけじゃなく、具体的な感想があった方が書き手は喜びます。

■書き手へ…

・ リアルタイム投下は避ける(ローカルでまとめて一気に投稿すること)
・ 感想が無いからと言って文句言わない。
・ 書く前にあれこれ聞くより、まず投下しる!

■基本注意点
・基本的に、評価の対象になるのは著者ではなく作品。これ重要。

・「自分下手だけど書いたら叩かれないかな?」
 「こんなSS書こうと思うんだが需要あります?」
 といったの誘い受けレスはただウザいだけでなく流れも切るのでムード×。
 特に(´・ω・`)などの顔文字を使うと余計に構ってちゃん度が上がって評価マイナス。

・過疎ってる時ならともかく、SSの投下直後に雑談をするとチームプレイ×。
 上の誘い受けと重なると相乗効果で評価マイナス。
 ここはあくまでSSスレなのでTPOはわきまえましょう。

・どんなに面白いと思っても、レスをしないと気持ちは作者に伝わらない。
 ちゃんと読んでくれる人がいるとわかるのが作者にとって最高の報償。
 GJレスにちょっとでもいいから感想をつけるとセンス○、いいやつ。

・もし気に入らない作品であっても、ただ叩くだけのレスはしない。
 このスレを見ているということは、貴方にとっても
 作者さんにとって投稿しやすい雰囲気のスレになることが望ましいはず。
 書き込む前に、そのレスが本当に書き込むべきものなのかどうか、
 30…いや50秒考えましょう。

と言う訳で>>970あたりスレ立て頼む
958名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:26:56 ID:0I8BzP6S
うめ

カープ連勝うっひょおおおおおおおおおおお
959名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:54:55 ID:jPXkgK0z
カープTUEEEEE!!!???
万年Bチームwwwとか思ってサクセス入れなくてごめんなさい
今からサクセスでカープ選手作ってくるわ
960名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 21:11:02 ID:KT+mmLUt
セリーグはここに来て盛り上がってきたよなwww
ここも次スレからどんどん盛り上がってほしいよな!
961名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 21:25:59 ID:w1o9GtdI
次スレではもいっかい1話からはっておくれや、職人さん
962名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 22:30:53 ID:KUT9g8VD
阪神・・・頑張っとくれ!
てことでうめ
963名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 22:41:37 ID:s985SVm+
馬梅梅絵
964名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 22:59:18 ID:0I8BzP6S
梵をどうにかしてくれ保守
965名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 22:59:50 ID:0I8BzP6S
保守じゃねえ梅津だ
966名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:06:42 ID:0I8BzP6S
梅梅津
967名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:23:48 ID:eiwHi1Oj
>>926
パワプロ4生まれとパワプロ7生まれだからなぁ
968名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:26:43 ID:mlWdMYrE
    |┃三      .,. ‐. '''' ヘ.─-. 、
    |┃三     ./:::::::::< β 7:::::::::i
    |┃三     .!::::::::::::/ .へ. l ::::::::::l     諸君!私も新スレで作品を投下しようと思う!
    |┃       .!:::::::;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;;:::::::l     だから、私の再契約への後押しを頼むぞ!
    |┃       ゝ/ ,ィェュ、  rェュ、.`r:!     
    |┃ ≡     l l '´ ̄ .) (  ̄ ヽi l    
    |┃      ヽi   /,,`,,,,.',,,ヽ  lノ 
    |┃       .l  ."ヒュュュズ.  l 
    |┃三       lヽ :::..`一' .::: /l  \  
    |┃        l. ヽ.:::::::::::::::::./ l    
    |┃    _,, ''"ヽ    ̄ ̄ ´ / ヽ 
    |┃  '''"´   ̄\::::` ー‐‐‐ ''´:::::√  
    |┃ ≡ | | | | |\::::::::::::::::::::::::/ | | 
    |┃   | | | | | |\::::::::::::::::/ | | | | | | ガラッ
969名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 00:46:48 ID:R6FA2Qtn
┃|  三
┃|     三
┃|  三
┃|    三
┃|  三
┃|
┃| ピシャッ!
┃|  ∧∧
┃|  (;  ) 三
┃|⊂    \
970名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 02:36:19 ID:bhSKQUEn
新スレが立ったら最初に俺がSS投下するぜ。

そう思ってた時期が俺にもありました。
971名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 02:46:14 ID:5WSOw3Fk
>>970
次スレよろ
972名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 03:17:20 ID:MEk/o61H
リアル野球に忙しくてSSを書く暇がNEEEEEE!!!
この季節まで野球に夢中なのは久しぶりだ…
973名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 03:37:20 ID:PcngtmDy
埋め
974970:2008/09/21(日) 04:55:50 ID:bhSKQUEn
スマン。
俺じゃ無理。
誰か代打頼む。
975名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 11:14:40 ID:ezmsjM6D
■前スレ 実況パワフルプロ野球のSS Part11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221961737/
976名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 11:15:11 ID:ezmsjM6D
いい忘れてたが乙です
977名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 15:33:32 ID:izBlJaLL
>>975
乙だが前スレってなんだよwww
978名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 16:32:06 ID:GNBnxNhU
乙梅津
979名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 20:24:46 ID:IPtxVvVm
がんばって埋めなきゃならんってのもぜいたくな悩みかもな
980名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 20:49:16 ID:GNBnxNhU
V多いな梅
981名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 23:18:27 ID:IPtxVvVm
>>980
惚れるなよ
982名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 00:15:56 ID:MX5ENKau
つーよいほーしのせーんしー
983名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 03:19:56 ID:nZlsp/AZ
埋め

今だから言うけどウチの球団最下位マジック1なんだよね
984名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 03:22:29 ID:1Gd4gm+o
最下位おめ埋め
985 ◆qgy4Vls1UQ :2008/09/22(月) 03:23:38 ID:Z/CHO3T+
a
986名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 12:37:45 ID:MX5ENKau
梅津

頼むから巨人さんウチに2回負けて下さい
987名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 18:59:40 ID:WpMIXeiI
>>986
広島さん頑張ってください
988名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:06:35 ID:MX5ENKau
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/::ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
カープが負けた上に味噌が勝ちやがった…
989名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:18:33 ID:/uPrU6Bd
埋めてッ…
990名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:52:50 ID:qYYithjQ
来年こそ我ら楽天が・・・
991名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 22:42:43 ID:MX5ENKau
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        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/::ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
ペナントレース序盤の巨人は何処に行ったんだ…
その面影もう完全に無いじゃないか…
畜生…畜生…

>>990
ノムさんが現役の間にリーグ優勝してほしいよな…
992名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 00:53:01 ID:DM7JteiD
埋め

岩隈20勝オメ
確かかずみん以来かな?
993名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:23:14 ID:KvZxLF1k
楽天、スタークラスの選手がいるのになんで弱いんだろ・・・
994名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 04:02:23 ID:5v1vIS1+
>>993
野村がドMだからに決まってるだろ!
ドミンゴ、青山、一場……。
マゾっ気がないとこんな投手使えないw
995名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 07:36:31 ID:TD+w6F5X
>>993
スターが一人二人いた位じゃペナントとれないからさ。一昔前のロッテとか調べると分かるけど、タイトルとるのに躍起になるからなあ、弱小チームの主力は。
996名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 08:33:35 ID:Ao9xNWp2
>>994
一場大好きです
997名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 11:31:37 ID:cR59w+N1
最多勝とホームラン王がいたのに最下位の球団があったんだぜ?
998名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 12:33:53 ID:kf1Blim0
楽天の勝利数の3分の1が岩隈かよw
999名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 12:46:02 ID:q7GlO6NW
>>999なら今年の日本一は広島
1000名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 12:48:15 ID:dciy7S0C
1000ならパワプロ3人娘がこの先も活躍する
10011001
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