>>12 >>16 ドラゴノーツ第五話ネタでちょっと書いてみた。
トアを追って月まで来た俺とギオはちょっとした諍いで別れてしまった。
彼女の声を聞いたのは間違いない。だが、見つけることはできなかったからだ。
ひとりで小雨の中、ある橋を渡っていた時。
俺はいきなりジルアード軍の奴らに囚われ、
殺風景な倉庫のような部屋に押し込められたのだった。
「ふぅん…もっとやさぐれてると思っていたが、結構可愛いじゃないか。カミシナ・ジン」
そう言いながら、椅子に縛り付けられた俺を舐め回すように見る女。
ガーネット・マクレーンと名乗ったそのジルアードの女軍人は煽情的過ぎる姿をしていた。
豊かな乳房に括れた腰、健康的な褐色の肌。
睨みつけようとしたがどうにもその容姿に見惚れてしまう。
それに気付いたのかガーネットはより一層俺に身体を近寄せてくる。
「軍服ってのはね、エロ格好よくなくっちゃいけないのだよ。
男はその点堅苦しくていけないね」
そういう彼女のそれはエロ格好いいどころではなく、
胸元を大きく開けた軍服のジャケットは、トアの倍程もありそうな胸のほとんどを曝け出し、
燕尾服のような後ろの裾が申し訳程度に剥き出しのお尻を隠しているだけ。
膝上までのロングブーツに股上ギリギリのストッキングめいたものを身につけ、
超ハイレグの紐ショーツを見せ付けている。
しかし軍人らしい凛とした雰囲気と鍛えぬかれた健康的な色気が、
不思議と下品さを感じさせなかった。