1 :
名無しさん@ピンキー:
魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
リンクは
>>2
スレたて乙であります。
乙
∠二: : : :`ヽ/´  ̄ ̄ `丶 刀、 , ヘ
, '" ̄: : : : : : : : : : : : : : : :、:\/: : : \_____/: : : : ヽ、
/:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
/.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
. l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:| /: : : :/
. |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ V;;リ 'j.:.,' | /: : : : :/ ∀`*)
. j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ' /.:/レ| /: : : : :/⊂/ 、
\:{ヽ|:小 V 7 彡'.:.| /: : : : :/ |\
` Y:| ヽ、 ´ ,.イ! .:./ ,': : : : / |: : \
ヾ:ゝ ト≧≦ュ| リ/ i: : : : :{ |: : : :.ヽ
____, /| >tく |ヽ、____ {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
/ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lヘ| l:::::::::::::::: ̄ヽ '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|:::: ヘ ̄ ̄ {____|{{<ハ>}}_j ̄ ̄`メ:::::::::| \: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|::::{ \ / ∨⌒∨ \ / l::::::::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ll::::}\ ∨ \ ,VCV ∠ _∨ |::::/ハ
{ }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖 l ::{{ }
>>1乙なの
V__/ / / /:/`\r'〃ニフ }::V/ ご褒美にSLBを
{´ /了 ̄|l /:/  ̄ ̄`ヽ ヽ:/ 全力全壊で撃ってやる!
∨ |l |::| / /
∨ `ヽ、_,|::| /
捏造第20話
〜冥王のゆりかご中枢部〜
ヴィヴィオ「いたいよ、ママ〜」
〜アースラ〜
なのは「(ヴィヴィオ、その玉座は私の物なのっ!)」
>>6 ちょwwwwなのはwwおまっwwwwwww
8 :
246:2007/08/19(日) 20:36:21 ID:5F6u2Q8B
前スレの最後に短編投下したから自重してたんですけど、
どなたも投下しないようだったら、投下しても大丈夫でしょうか?
是非お願いしたい
10 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:43:07 ID:uD6k1fHH
読み手が感想つけれなくなるかもしれないからこっちに投下したほうがいいよ。
AA職人が埋めてくれるから埋めは気にしなくて良いし。
投下wkrkしてまつ。
11 :
246:2007/08/19(日) 20:46:48 ID:5F6u2Q8B
レスも頂いたし大丈夫かもなので、投下します。
続きが気になるとか言っていただけると、結構本気で嬉しいです。
今回からなのはさん本領発揮の回。
注意
鬱展開鬱エンドです。
誰も死にませんが誰も救われません。
エロあり
フェイトさんに何か余計なものが生えていますが仕様です。
では。
「あは、なのはやっとちゃんと起きてくれた」
なのはに完全な覚醒を促したのは、破瓜の痛みではなく、膣内に吐き出されたものの
熱さと不快感からだった。
どんな魔法を使っているのか、男性のものと全く変わりないものを生やしたフェイト
が、なのはの子宮に己の欲望の塊を吐き出し、未だ満たされないとでも言うように腰を
忙しく動かしていた。
「あっ、んっ、はぁっ、はぁっ、ひゃっ……!」
フェイトに最奥を突かれるたび、なのはが苦悶の声ではなく、甘く淫らな声と吐息を
フェイトの耳に送り届ける。
それは決してなのはの意思ではなく、まどろみの中でフェイトの欲望に晒されていた
身体が慣れてしまったため。
自然と動いてしまう腰は、フェイトのピストンに合わせる様に。締め付ける膣は、フ
ェイトの滾った剛直を咥えたまま離さぬように。
その淫らな変化を感じ取ったフェイトが、口端を吊り上げて笑みをつくる。
なのはの反応には、何ら自分を嫌悪するものはなく。むしろ悦んでいる様で。貫か
れ、喘ぐたびにもっととせがんでいる様だった。
それが、自分を受け入れてくれた事の何よりの証拠の筈だと強く思った。
「ねぇっ、はぁっ、もうユーノの事なんかいいでしょっ? ずっと私といようよっ!
私、なのはの事絶対守るからっ、絶対傷つけたりなんかしないからぁっ!」
なのはに腰を打ちつけながら、フェイトが涙を溜めて訴えた。それは、フェイトの
本心の他ならなくて、自分を想う気持ちだけは本当なのかもしれないと考えた。
――――だから、それを滅茶苦茶に壊してあげようと思った。
「んくっ、あっ、あっ……ふあぁっ! き、気持ちいいよっ、んんっ、いっぱいいっぱ
い……!」
フェイトの押し倒され貫かれ、甘い声をあげながらなのはが、フェイトの背中に腕を
まわした。自分の体をフェイトに密着させるように。フェイトの顔が近づくように。
「なのはっ、もっとしてあげるからっ! 何でもしてあげるからっ……んんっ!」
そう叫びにも似た声で、フェイトが懇願する。
自分を好きになって欲しい。
自分で幸せになって欲しい。
誰よりも傍にいて欲しい。
そんな願いを訴える口が不意に塞がれ、湿った音を奏で始める。ぐちゅぐちゅ、とい
う二人の結合部から聞こえる水音に混じり、二人の重なった唇のからくちゅくちゅ、と
小さな音が耳に届く。
その痺れるよう甘さに酔いしれ、フェイトが目を瞑りながらなのはに絡め取られた舌
に応えてい。蹂躙され、唾液を送りつけられるのはフェイトの方。喉を鳴らし、唾液を
貪られるのもフェイトの方。
息が続かなくなるほどの蹂躙の末、ぷはぁ、となのはがフェイトの口を開放して微笑
んだ。
その笑みは、フェイトが今まで見たどんな笑みよりも淫猥で。
まるで、氷のように冷たくて。
それでも、魅了されるくらいに綺麗な笑みだった。
「フェイトちゃん……」
フェイトに抱きついたまま、なのはが彼女の耳に口を寄せる。息を吹きかけ、体を震
わせたフェイトをクスリ、と嗤い囁いた。
「もっと、ぐちゃぐちゃに犯していいんだよ――――」
――――その代わり、私のお人形になって貰うから。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―Nameless―
(7)
一体、何度貫いて、何度滾った白濁を吐き出したのか。どれだけ貪られ、吸い尽くさ
れたのか。
「あ、んっ、くぅぅっ……な、なのはぁっ、気持ちいいよぉぉっ!!」
そんなもの、もう数えられるわけもなく。覚えていられるほどの余裕すら持ち合わせ
てはいなかった。
ただ気持ちよくて。
壊れるくらい、愛おしくて。
もう、何も考える事も出来なくなりそうなほど幸せだった。
「はぁぅっ、もっとっ、もっといっぱいしていいからぁっ……!」
そう叫ぶようになのはに訴えられ、フェイトが感覚のなくなりそうな腰を更に激しく
動かした。
部屋に充満した空気も、匂いも、何もかもがもうかつてのものとは変わりすぎた。息
を吸うたび、肺を満たすものは酸素ではなく致死量の毒。耳に届くのは、体を焦がす彼
女の喘ぎ。
フェイトが抜けるギリギリまで剛直を引き抜き、その度に溢れ出る蜜が零れ落ちる。
フェイトが最奥まで貫けば、なのはの膣がそれを締め付け食いちぎられるのではと錯覚
するほど。
ベッドのスプリングが軋みを上げた。もう、ドロドロになり二人の体液を染みこませ
たシーツが足元に丸められていた。
だが、そんな事は意識の中に入らない。今は、なのはを見る事しかできないから。
「んっ、ふぅっ、ひあっ……あぁっ……!」
フェイトの目の前で、なのはが胸がぶるんぶるんと揺れていた。それをフェイトが揉
みしだき、なのはが熱い吐息をフェイトの顔に吹きかける。
「いいよっ、気持ち、いい……んぁっ……!」
なのはも腰がくねらせ、それに合わせてフェイトが腰を動かしていく。なのはの膣内
に溢れていた精液が吐き出され、二人の間をドロドロに汚していた。
「なのはっ、あ、くっ! も、もう……」
徐々にフェイトの声に限界が現れ始めている。切羽詰ったそれは、幾度となく白濁を
吐き出した時と同じ。
それを聞いたなのはが、フェイトの腰に足を巻きつけ、子宮を突く剛直に一際高い嬌
声をあげた。
目を見開き、なのはがフェイトの全てを受け止める。ドクドク、といつ終わるか分か
らない放出に、腰を痙攣させて耐えていた。
ようやく放出が収まりフェイトが剛直を引き抜いた。余韻に浸るなのはに口付けし、
なのはの目尻の涙を舌で拭った。
「凄い、なのは凄いエッチだね……私知らなかったよ……」
「フェイトちゃんが、凄い気持ちよくしてくれるから」
そのまま疲労感で動けないフェイトに舌を絡ませ、なのはがそそり立つ剛直を掴んで
上下に扱いた。
残っていた精液を吐き出させ、手に纏わりついたそれを味わうように舌を這わせた。
「ふぁっ……フェイトちゃんの美味しいよ……」
それだけでは足りないというように、陰唇を割り開いたなのはが溢れた精液を掬い取
って喉を鳴らした。顔の半分をドロドロにしながら、膣から精液をかきだし、顔に塗り
たくるように味わった。
どうしたの、となのはが流し目でフェイトを見た。顔を赤くしたフェイトが、何も言
えず自分を見つめているのに嗤い、フェイトの唇に舌を這わせた。
「フェイトちゃんも美味しいなぁ……ねぇ、もっとして欲しいでしょ?」
「んんっ、はぁっ……」
なのはに舌を絡め取られながら、フェイトが微かに頷いた。麻痺した頭では何も考え
る事など出来る訳もなく。そもそも、なのはの瞳に魅入られたように逆らえない。
「私、何でもしてあげるから……ふふふ、何でもいいよ……?」
「う、うん……好きって、言って欲しい……」
そんな、予想していなかった言葉になのはがきょとん、と目を丸くした。フェイトの
見上げるような視線の中、笑い出しそうになるのを耐えながら、なのはがフェイトの耳
に口を寄せた。
「大好きだよ……フェイトちゃん」
たったそれだけで泣き出しそうになるフェイトの頭を撫で、頭を下げた。視線の先に
あるのは、未だ貪欲にそそり立っている剛直だ。躊躇せずそれを咥えたなのはが、突然
の事に体を震わせたフェイトを見上げて妖しく笑った。
「はむっ……はぁっ、ふぇいとちゃんの、おおきくてあご外れちゃいそう……」
顔を擦りつけながら舌を這わせ、カリ首をなぞっていく。鈴口に滲んだものを舐めと
り、代わりに唾液を刷り込んだ。
「あはは、凄いビクンビクンってしてるよ?」
「はぁくぅぅっ、だ、だって……」
フェイトは何も答えられず悶え続けた。剛直を舌で擦られる度、容赦ない痺れが全身
に襲い掛かる。なのはの口内の熱が脳髄を焼き、だらしない声を上げさせた。なのはが
不慣れなためだろう。時折当たる歯と、それに伴う痛みが、今は快楽を際限ないものに
変えていた。
「な、なのはっ、出ちゃうよっ……!」
「いいよっ、全部飲んであげるからっ」
フェイトの声に、なのはが剛直を喉の奥まで咥え込んだ。その苦しさに咽るのを堪
え、突き刺さるような白濁の放出を胃に収めていく。
放出は止まらない。それは、容易くなのはの限界を超えるもの。咳き込み、涙を零し
ながら精液を吐き出したなのはが、勿体ないと手でかき集めて飲み込んだ。
震える剛直を擦り上げ、残ったもので顔面をドロドロに汚していく。顔から垂れたも
のが乳房を汚し、なのはの身体を白く変えた。
「いっぱいでたね……おっぱいにも沢山……」
乳房を揉みながら、なのはが浴びた精液をかき集めていく。両手いっぱいに溢れたそ
れで喉の渇きを潤し、呆けるフェイトに自分の唾液とフェイトの名残を飲み込ませた。
息をする暇もなく送りつけられる、自分の精液となのはの唾液。口いっぱいに広がっ
たのは、自分達が混ざり合ったものの様。
なのはの唾液で飲み易くなったのか、咽る事無く喉を鳴らすフェイトに、今度はフェ
イトの唾液を啜るようになのはが喉を鳴らしていた。
呼吸も忘れ、互いに唾液を交換し合い胃の中を満たしていく。フェイトがなのはの背
中にまわしていた手が、時折震えたように跳ねていた。
「ぷはぁ、フェイトちゃん、美味しかった?」
「う、うん、凄かった……」
「じゃあ、フェイトちゃんは休んでて……私がもっとしてあげるから」
そう囁いたなのはがフェイトを押し倒し、全身を絡めながら舌を這わせる。自分がさ
れたように、胸を揉み自分の証を刻印していく。
「ねぇ、フェイトちゃん……」
「はぁっ、な、何なのは……んんっ!」
乳首に歯をたてられ、悶えながらフェイトが呼びかけに応えるように顔を上げた。な
のはは何も言わず、フェイトの反応を楽しみながら紅い瞳を覗き込む。
同じようにフェイトもなのはの瞳を見つめるが、そこにあるのは曇った何も映さない
瞳だった。冷たくて、氷のようで、だけれどそれに逆らえない事を知っている。
「お願いがあるんだぁ。私の大切なもの探して欲しいの。いいかな?」
「うん、なのはのお願い、何でも聞くから……なのはのためならどんな事だってするか
ら……」
なのはがゆっくりと言葉を紡ぐ。
フェイトが青ざめ何で、と囁いて。
「私のお願い聞いてくれないの?」
なのはの瞳が、まるでいつかの彼女の様にフェイトを見ていた。
「ねぇ、フェイトちゃん……私がお願いしてるんだよ?」
ふらふら、とまるで何かに憑かれたようになのはが立ち上がり、フェイトを冷たく見
下ろした。その視線に射抜かれ、動けないフェイトにクスリ、と笑って。
「あぁ、やっぱり出来損ないは出来損ないのままなんだね」
そんな事を口にした。
「ぁ……」
別に、今更そんな事を言われても辛くない。
ただ、もう忘れかけた痛みを思い出しただけ。
「やだ……やだっ、そんなの……」
だけど、自分に始まりをくれた彼女が、そんな事を口にするのは耐えられなくて。初
めて友達になりたいと言ってくれた人。初めて好きになった人が、あの人と同じ瞳で自
分を見るのが、涙が出るくらい辛かった。
「ほらっ、どうなのっ?」
「あぐっ、やめっ……ひあっ……!」
フェイトを見下ろしたなのはが、躊躇なく彼女の腹を踏みつけた。もちろん、そこに
は剛直が消えないまま残っていて。それを踏まれた激痛に、叫びながらフェイトが喘い
だ。
「何っ? 気持ちいいのっ? くくっ、あはっ……あはははは……!」
じゃあもっとやってあげるよ、と更に足に体重を乗せていく。ごめんなさい、と泣き
叫ぶフェイトを嗜虐に染まった瞳で見つめ、足を捻った。
「はっ……あっ……!」
「ねぇ、こんな事されたくないでしょ? 私の言う事ちゃんと聞いてくれればいいだけ
なんだよ? フェイトちゃんそういうの得意でしょ?」
そんなもの、得意でも何でもない。ただ、笑って欲しくて無我夢中だっただけ。
そこまで考えて、ようやくフェイトは理解した。
なのはは、自分の事を好きでも何でもないという事に。
「き、嫌いにならないで、何でもするからっ……言う事聞くからぁぁぁ……」
その懇願に、ようやくなのはがフェイトを開放した。精根尽き果てたようなフェイト
の表情。それに、声をかみ殺しながら笑った。
「嫌いになんかならないよ? フェイトちゃんのこと好きだもん」
「ほ、ほんとっ? 嫌いにならない?」
「もちろん、ほら……」
フェイトの涙で濡れた頬に舌を這わせ、唇を重ねて舌を入れる。なのはの舌に絡めと
られながらも、フェイトが何かを繋ぎとめるように必死に舌を絡ませた。
そうして、彼女は再び捨てた。
「じゃあ、頑張ってね」
人間である事を捨てて、人形へ返っていった。
一番の親友だったから知っている。
彼女が、どれだけ頑張って夢を叶えたかを知っている。
彼女が、どうすれば簡単に壊れるかを知っている。
「ユーノ君、もうちょっと待っててね……すぐだから。私達の邪魔するのがどれだけい
けないことか教えてあげるから」
壊されたものは、全部元通りに戻すから。
壊したやつらは、全部同じように壊してあげるから。
「あはは、はははっ、あははははははは―――――!!!」
私達の間に立った障害は、滅茶苦茶に壊しつくしてやるから。
* * *
「イタタ……」
「まだ寝てたほうがいいんじゃないの?」
包帯の巻かれた首を擦りながら、スバルがティアナに支えられて医務室を後にした。
その足取りは重く、歩く事すら困難なのだと訴えている。
普段なら何てこと無い痛みだろう。この程度の傷は、練習でもそう珍しいものではな
い。
だから痛いのは身体ではなく心のほう。ズキン、と心が痛むたびスバルが立ち止ま
り、支えているティアナに縋るように抱きついた。
「ティア、ごめんね……迷惑掛けちゃった」
「いいわよあんたの勝手な行動で迷惑かかるのは慣れたわよ」
「勝手かー、そうだよね……勝手だったよね……」
そう、ポツリと呟いて涙が出そうになって、スバルが上を向いた。罪悪感にティアナ
が励まそうとするが、スバルは苦笑と共に首を振る。
「大丈夫だよ、ティア……わたしまだ諦めてないから」
「そ、だったら勝手にしなさい」
「勝手にするよ、いつもそうしてたもん」
言い切って折り合いがついたのか、スバルが歩き出しそれにティアナが続く。ティア
ナの視界にあるスバルの背中。それが、開き直ったわけではないけれど、もう一度だけ
頑張ろうと言っていた。
だけど分からない。
「うそつきってなんだろうなぁ……」
やはりスバルも同じだったのだろう。呟いたスバルが、だがその声色とは裏腹に腹を
抑えて頬を染めた。
気づいたの人体には抗えないもの。それは、いかにスバルの身体といえど例外ではな
く、それどころか何故か割と切実なもの。
「お腹すいた……」
無意識にそう呟いて、ティアナが露骨に呆れた顔をしながら溜息を吐いた。だが、ど
うやら彼女の身体は違うようだ。スバルの言葉に賛同するように腹がなり、慌ててティ
アナがスバルと同じように腹を押さえる。どうしたの、と問いかけるスバルをいつも通
りにあしらい、足をはやめた。
「まだパーティーのやつ残ってると思うから、無くならない内に行きましょ」
「そうだね、えへへ……何食べようかなぁ……」
なら目的地は自室ではなく食堂だ。二人が足を向かわせれば、やはりスバルたちと同
じだったのか、エリオとキャロ、そしてヴィヴィオの三人が食事をしていた。
だが、その空気は優れない。スバルがどうしたの、と声をかければ返ってきたのは、
ヴィヴィオの泣き顔。
「エリオ、キャロ。ヴィヴィオどうしたの?」
「それが泣くだけで何も答えてくれなくて……部屋に戻りたくないって」
目の前にある食事は全く手をつけず、ヴィヴィオはただ泣きじゃくるだけだった。
まるで、何か怖いものを見たかのような表情は、それだけで食欲を奪っていく。
「ヴィヴィオ、なのはママとフェイトママのところ帰ってあげようよ? きっと、心配
してるよ?」
「やだっ、かえりたくない……こわい……」
ずっとこんな状況だったのだろう。エリオとキャロが、困ったように顔を見合わせ俯
いた。こんな時、率先して指示を出すはずのティアナも、何も言えず黙ったまま。そん
な沈黙を嫌ってか、スバルが呟く。
「うーん、じゃあ、今日だけ一緒に寝る?」
うん、と小さく頷いたヴィヴィオの頭を撫でスバルが笑った。スバルの意見に反対も
あるはずが無く、エリオとキャロが安堵の息を吐く。
そのまま泣きじゃくるヴィヴィオをあやしつつ、軽めの食事を胃に収める。特に話し
こむことも無く、エリオとキャロと解散したスバル達が自室に向かった。
ただいま、と誰がいるわけでもない部屋に声をかけ電気をつけて。
目の前の部屋の惨状に息を呑んだ。
「な、何よこれ……」
呟きは後ろにいるティアナから。スバルは呆然としたまま動けない。
最初に眼に映ったのは、自分達が身体を預ける二段ベッド。原型を留めていないそれ
は、もうベッドと呼べる代物ではない。次に眼に映ったのは私物が置かれた机。ティア
ナの机は申し訳ない程度に。スバルの机はベッドと同じように。
「誰か呼んで来るっ、スバルあんたは中の確認!」
戸惑いを必死にどこかに追いやり、ティアナが部屋に背を向ける。それを、スバルの
震えた手が掴んだ。
「お願い……ちょっと、だけ待ってくれないかな……」
誰がしたかなど考えなかった。唯漠然と、あの人がしたのではないかと考えてしまっ
た。
それが嫌で唇を噛んで、止まってくれない涙でティアナの服を汚した。
「スバル……」
「ひっく……もうちょっと、だけだから……あ、くぅっ……」
震えた声で涙を堪えようとする相棒を、ティアナが抱き寄せて背中を擦る。背中を擦
りながら、今更思い出したようにヴィヴィオに視線を落とした。
「ヴィヴィオごめんね変なの見せて……すぐ片付けてあげるから」
その精一杯の気遣いにも、ヴィヴィオは反応すらしない。
ヴィヴィオが思い出していたのは、自分を助けてくれた、母と呼んでいる人の顔。も
う一人の母と裸になり、見たこともないような笑顔で言った言葉。
――――スバルの部屋でね、探して欲しいものがあるの。
立つ事も出来なかったのか、ヴィヴィオがその場に尻餅をつき涙を流す。そんな、ス
バル以上にショックを受けた様子に、ティアナが考えたくない事を考えた。
だったら、スバルが泣くのも当然だ。
そう、スバルの背中に回していた腕に更に力を込め、やりきれない表情で問いかけた。
「ヴィヴィオ……誰がやったか知ってるんじゃないの?」
19 :
246:2007/08/19(日) 20:54:40 ID:5F6u2Q8B
以上です。ありがとうございました。
結構プロローグのレスが多かったのでちょっとびっくり。
まぁ、ジェットコースターっぽく例えるとですけど、プロローグは上昇しきって
一瞬止まった所かその直前です。
速度つけて落とすにはある程度上昇しないと駄目ですから。
ではでは。
>>19 246氏、乙彼&GJです。
つーか本気でヤンデレ破滅街道突っ走っているなのはさん。
フェイトさんも過去のトラウマむき出しにしたり、挙句にヴィヴィオまで利用するとは……
プロローグの人物の謎もあるし、続きが早くみたいです!頑張ってください!
つーか、この作品やなのはさんの事故といい、本気でなのはさんとユーノの空白の十年間ってすごい気になりますけどね。
本編では無理でもサウンドステージが語ってくれるかな?
>>19 GJ。
やはりフェイトに天罰が……。
しかも自分を救った親友に壊されるとは。
なのはプレシア化KOEEEEEEEEEEE!
>>19 GJ
なのフェ派おめ、と泣いていたら違うんですね。
次回もwktkです。
あと、プロローグはジェットコースターだとそこですか!
てっきりブレーキかけて停止寸前の所かと。
さらにwktkしてます。
>>20 重要な設定すっ飛ばすスタッフだから何もしてくれなさそう。
レイジングハートの由来とか
スクライア族とか
はやての両親とか
最後に
ユーノ、本編で今何してる?
>>22 本に埋まってるか、発掘でもしてるんじゃないのー?
>>19 フェイトになのはの処女取られちまった・・・orz
って嘆いてる俺は異端ですか?
25 :
24:2007/08/19(日) 22:15:26 ID:7rm5cH5M
しまった!肝心なこと忘れてたゼッ!
GJ!
ヤンデレ大好き!
なのはにはフェイトのたくらみはお見通しだったと、
一瞬、ざまあwwwと思ってしまった。
スバルとヴィヴィオがどうなるか気になる。
特にスバル。再起不能になりそうで……
27 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:34:33 ID:L4BivK/F
>>19 ぬぁ、暗黒方面一直線だ…
遂に親友はおろかママになると言ってあげた娘まで利用するか…
だがいくらユーノでもこんななのは受け入れる筈ないと思う。
寧ろスバルがコレに負けず進めば余計…そうか、なのはさんの思惑がさらに外れてくのか?
>>22 確かにユーノ以外にスクライア族って見た事ね−し。
本気でラストに出番ないかもなユーノorz
だがその分、ユーノほど二次創作で扱いやすいキャラはいないと言う声も聞いたな。
…まさかとは思うがソレ狙いじゃあるまいなスタッフ
ここで空気読まずにユーノが管理局辞めて遺跡発掘の旅へ…
>>27 扱いやすいが故に、痛いのも出来やすいわけですがね。
前スレの性別逆転ネタ雑談だが、あれ、SS1でやると凄まじい事になるな。
幼女(エリオ)をみんなで必死に男湯に引きずり込もうとしたり、
キャロ(♂)が女湯に押しかけて、おにんにんびろーんしたり、
あげく、見ておかないと損だといって、タオルをオープン!
美幼女エリオの貞操ははたして守られるのか!?
>>19 GJです。・・・ああ、しかし胃が・・・ヴィヴィオよ無事でいて・・・・・・
投下させていただきます。
前回、読んでくださった方、有難くもGJ下さった方、
本当に本当にありがとうございます。
『永遠に消えぬもの、その名は』第4話です。
・非エロ
・ユーノメインでフェイト、恭也がでてます。
言いたかった言葉。伝えたかった思い。
少年は、心の奥に閉じ込めた。
少女は、いつか必ず伝えようと誓った。
そして、もう一人の少女は――。
『永遠に消えぬもの、その名は』
第4話 幼年期の終わり(前編)
フェイトと恭也はユーノの顔を長い間注視していたのだろう。
ユーノが目を覚ますと、二人は安堵の溜息をつき、その雰囲気は
ひたすら苛まれていた、不安からの開放感で満ちていた。
「気がついたみたいだな、ユーノ君」
「よかったぁ……ユーノ、大丈夫?どこか具合が悪いとかない?」
二人の投げかけた言葉を遮る様に、ユーノは叫んだ。
「なのは!なのはは!?」
「お、落ち着いてユーノ、ユーノは安静にしてなきゃ」
フェイトがそっと手を伸ばす。
その手をユーノは暴力的に――とはいえ非道く弱弱しく――掴んだ。
ついさっきまで、ユーノは視線さえ動かせなかった。
だが状況が全く分からない今、とにかく知りたかった。なのはの安否を、生死を。
フェイトはユーノを考えている事が直ぐに分かった。
だが、伝えていいのか?
――なのはは生きているよ、ユーノのおかげだよ。
だが、いつか必ず知る事も、告げなくてはいけない。
――けど、もうなのはは。
その事を、今のユーノに告げていいのか?彼の心に、それはどれだけの衝撃を与えてしまうのか。
逡巡するフェイト、恐慌状態のユーノ。
この場で冷静だったのは恭也だけだった。
恭也は、そっとユーノの頭に手を乗せ、くしゃくしゃと撫でた。
「ありがとう」
その言葉と行動が、それまでの恐怖に塗れた様なユーノの表情を変えた。
それはフェイトも同様だった。
恭也は優しく、心からの感謝を込めてユーノに告げた。
「君のおかげでなのはは助かったよ」
ユーノがその言葉を理解するまで、少し時間がかかって。
「たす……かった」
答えた。彼のほっとした表情に、フェイトも安心した。
「でも……」
だが、ユーノの安堵の表情は、ほんの一瞬だけだった。
「あの傷で……無事で済むわけが……ないんです」
辛い、辛い、それでも、聞かなくてはならない。あの傷をみて確信した事。
「教えてください……」
ユーノの問いに、傍らのフェイトはもうどうしていいか分からなかった。
もう告げるしかない。だが告げてしまえば、それはユーノを――。
もし、この場に恭也が居なければフェイトは嘘を吐いただろう。
なのはは大丈夫だよ、だからユーノはゆっくり休んで、と。
どれ程告げる者にとっても、聴く者にとっても辛いことでも、
言わなくてはならない事、伝えなくてはいけない事がある。
でも、それを行なうには、その時のフェイトは余りに幼かった。
ユーノとなのはと同じで、まだ、本当に幼い子供だったのだから。
だから、この時真実を告げる事ができたのは、恭也だけだった。
「ああ、その通りだ」
恭也の声――それは、これから幾つもの試練を乗り越えていく覚悟を決めた者の声だった。
「なのはは、これから長い間リハビリをしなくては歩く事ができない状態だ」
聴く。
「それと、なのはの……魔力というものだが」
聞く。
「俺はその……魔法だかはよく知らないが……」
きく。
「もう使う事が出来ないと聴いた」
――それはもう、彼女は空を飛ぶ事が出来ないという事。
彼女は悲しむだろう。絶望するだろう。
そんな思いをさせるなら、教えるべきではなかったのだ。――。
そこまで理解した時、ユーノの中の、張り詰めていたもの全てが切れた。
そして、彼の心に渦巻いたのは、自嘲と自虐と自責の念。
自分一人でジュエルシードを集める事ができると驕らなければ。
自分がもっと早く、時空管理局に頼っていれば。
自分が彼女と出会わなければ。
ユーノは、なのはとの思い出さえも否定しようとしていた。
フェイトは、そんな彼の心が手に取るように分かった。
必ず告げなくてはならない事、それでも彼女は恭也に、
見当違いと分かっていても苛立ちを隠せなかった。
「なんでそんな顔をしているんだ」
でも、結局、ユーノを救ってくれたのも恭也だった。
「君が救ってくれたんだ。俺達の大切な家族を、フェイトちゃんたちの大切な友達の、なのはを」
「けど!けど、僕が!僕は……!」
「なぁ、ユーノ君」
恭也は力強く告げた。
「生きていれば、なんとでもなるんだよ」
ユーノもフェイトも、ハッとさせられた。
この時、恭也は遠い日を思い出していたのだろう。
彼らの父、士郎が生死の境を彷徨っていた時の事を。
>>27 描写されてない分何でも出来るってのは確かにありますね。
多少描写されてたら逆に扱い辛いんですが、ここまで無視されてると、ねw
……でも凹む俺一応ユーノスレ住人。
>>30 ちょwSS01は反則w
ユーノきてぃくなユノなのの需要ありますか?
恭也の言葉で、ユーノは、目を覚ましてからやっと冷静さを取り戻せた。
――彼女は、生きている。
「ありがとう、ユーノ君……とにかく、それだけは言いたくてな。……さてと」
士郎と桃子は今後の事をシャマル他の医者と話しあっている事、
美由希は疲れてしまって、忍と家で休んでいること、
アリサ、すずかも面会許可がでたら直ぐにお見舞いにくるということを知らせると、
恭也はとりあえず今日はこの辺で、と告げた。
「ゆっくり休めよ、なのはが心配する――君も男だ、そんなの嫌だろ?」
ユーノは、恭也がフェイトにもゆっくり休むよう告げ、
フェイトが頭をペコりと下げている光景を観つめていた。
恭也が去り、フェイトと二人になって、ようやく気が付いた。
疲れてぼぅっとした彼女の表情に。
「フェイト、もしかして寝てない?」
「大した事無いよ、平気」
フェイトはそっとユーノの手を握り返した。
そういえばさっきからずっと。
「ゴ、ゴメン!」
ユーノは慌てて放そうとして――出来なかった。
「あの……迷惑じゃなかったら……少しこのままで」
「迷惑じゃないけど……その、手、痛くない?」
「大丈夫だよ……あのね、ユーノ」
「うん」
「あのね……」
そこで、フェイトはポスンと、ベッドに突っ伏した。
本当は疲れていたのだ、フェイトも。
自分が目を覚ますまでの間、フェイトも恭也も傍に居てくれた。
嬉しかった。自分を、心配してくれている人のいる事が。
それ以上に悲しかった。自分が、多くの人を不幸にしてしまった事が。
手にフェイトの優しい温もりを感じながら、ユーノは思っていた。
その後、フェイトはユーノを見舞いに来たリンディにおぶられて帰っていった。
二人のその姿はもう、本当の親子そのものだった。
なのはとの面会までの日々を思い出す。
朝早くから身の回りの世話をしてくれたフェイトとアルフ、はやてとシャマル。
今は自分の心配をしろ、ゆっくり休めと、普段の憎まれ口が少しも出なかったクロノ。
不器用ながらも甲斐甲斐しく世話を焼いてくれたシグナムとザフィーラ。
改めて礼をつげに来た高町家の人々。
そして、ずっとずっと謝り続けていたヴィータ。
「ごめん!ごめんよ、ユーノ!……あたしが、あたしが確りしてれば……!」
「……違うよ、ヴィータ」
そう、違う。
悪いのは、僕だ。
恭也は言ってくれた。ユーノがなのはを救ってくれた、と。
けれど、自分がなのはの傷の原因であることに変わりはないのだから。
それでも、彼女に、なのはに会いたかった。
会って、これからずっと君を守ると言いたかった。
言って、その思いを示したかった。
それだけが、その時のユーノの願いだった。
――生きていれば、なんとでもなるのだから。
そして、なのはと面会する事が出来るように日が来た。
ユーノがなのはに会うのは、あの手術の日以来だった。
それまでは主治医のシャマルを除けば、家族である高町家だけが面会を行なっていた。
なのはが意識を取り戻して数日が経ち、ようやく見舞いの許可がでたのである。
ユーノがその最初の面会者となったのはフェイト達が譲ったからである。
――ユーノが一番に会うべきなんだよ。なのはも今ユーノに会いたがってるだろうし。
――そういう事やから、気を使うんなら、私らやなくて、なのはちゃんに使ってな。
断ろうと思って、断れなかった理由。
会いたかったのだ、誰よりも、なのはに。
ユーノはなのはの病室へと入った。
そして――。
予想はしていた。彼女の怪我は予測していたものとほぼ変わらない。
なのに。
心は乱れた、身体は震えた――
――気持ちは揺れた。
機械だらけの病室、命を繋ぐために体中を巡る点滴のチューブ、全身に巻かれた包帯。
そして、弱々しくユーノに声をかける、なのはの声。
「ユーノくん……きてくれたんだね……」
その日はユーノが、心に今も残り続けるものを刻んだ日。
つまり、ユーノのその時の願いが叶わなかった日。
これにて投下終了します。
全5話のはずが、全6話とまた伸びましたorz
こんなのでも最後までお付き合いいただければ
これに勝る幸福はございません・・・・・・・ではー
>>19 GJ!
ドロドロじゃ〜オバケが出そうなくらいドロドロじゃ〜
白い魔ぉry、は伊達や酔狂でそんな二つ名で、呼ばれてるわけじゃないんだな。
時間設定が六課壊滅前だけど、このままで大丈夫なのか…
そして、ヴィヴィオについては、ヴィヴィオがいるのが気付かずに、なのははフェイトに話していた、と思ってる。
ヴィヴィオ×レジアス
>>30 , '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ 俺の出番のようだな
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
| | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄|
___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄|
_______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
>>34 投下するのは構わないが、ちゃんとタイトル付けろよ。NGするから。
>>41-42 盗作には開き直り、
>>1も読まずに厨思考丸出しのオリキャラ妄想、
で、割込の上に謝罪もなしと。
こんな奴に何言ってもスレ容量の無駄だ。
どうせ本人は、俺は良作を量産し続ける神職人だから叩きの1つや2つあって当然!
むしろ叩いてるのって俺の才能をひがんでる書き手だろ。うは、俺SUGEEEEEE!程度にしか思ってないさ。
以降こいつ全スルーでFA
>>30 狸「フフ…キャロ(♂)は やられたようだな」
魔王「所詮あの子は我々の中でも一番格下…」
ふぁて「エリオ(♀)の風呂姿にやられるとは管理局の面汚しよ…」
エリオ「あっ…(ハラリ)」
三人「「「グハアアアッ(鼻血)」」」
せんせー、こうはなりませんかー?
>>37 「生きていれば、なんとでもなるんだよ」
名言キター。GJ。次も期待しています。
>>27 だよね。
スタッフは二次創作のネタ投げてるのかと思いたくなる。
ガジェットは触手同人誌書けと言ってるようにしか思えないし、
8話後半もリインのあの変な顔もMAD動画の素材としか言いようが。
>>24 俺も異端かなノシ
>>34 質問だがG-WINGさんには謝ったのか。
謝ってないならまず謝って来い。話はそれからだ。
>>45 量産型陵辱同人向け設定なら、AMFとリミッターを忘れちゃいけないぜ。
自分はコン氏のところに投稿している者だが、G-WINGさんはこのこと知らないだろうから、一応本人は否定しているので今のところはそれについては放っておいてもいいかと思う。
ただし、他の事については同意
ターンA氏をひたすら待ち続ける!
性別反転ネタで、最初はなのは(♂)が、大人しいユーノ(♀)を一方的に攻めるが、後半スイッチ入っちゃった淫獣ユーノ妖艶編に弄ばれて鳴かされるのを妄想してしまった件について
>>47 某魂のサイトには疑惑作が上げられた日にWEB拍手で報告しときました。
管理人さんもG-WINGに伝えたと日記で暗に言っていたし、あまり騒がないでくれ的なことも言ってたので後は当事者間で解決してくれると思われ
>>50 G-WING『さん』入れ忘れた……、マジすいません。
ちょっと吊ってきます……
ヴィータ終了のお知らせ…_| ̄|○
頼む…死なないでくれぇぇぇ!!!
>>37 うわ、スマソorz
>>41>>43 いや、書き込む前のチェックもしてなかったし、書き込んだ後ここ見てないんだが……。
>>42 全部の書き込みをこのコテでやるから、NGかけるんならこのコテにしておけば大丈夫です。
>>45 騒がないでくれとの事だから下手に魂の掲示板に書き込む訳にもいきませんし、G-WING氏のメルアド知りませんし……。
とりあえず、他の作者さん達のためにここから撤退した方がいいと言うのが良く分かりました。
どうしよう。
今本編見てたら今書いてるのと思いっ切りかぶった・・・。
もうユーノくん出てこないと思ってたのに・・・。
自作SSで聖王のゆりかごはロストロギアだって思いっ切り
ユーノくんに語ってもらってたのに。
あー、作り直しだー・・・orz
御託は結構
さっさと詫びいれて盗作止めれば済む話
だが盗作した罪は消えん
安価入れ忘れ…
>>53 ね…
SLB喰らってくる
λ....
お前等だけには逝かせん!俺もついていく!
λλ...λ=
ま、まってくれ、俺も行く!!
λλλ ............λ=
正直な話、盗作については当事者以外が騒がない方がいいと思うんだが。
第三者の判断ほど曖昧で無責任なものないし、疑惑があるなら当事者に伝えるだけでいい。無関係な立場の者が盗作認定することもなかろ。
伝わってるなら、あとはG-WING氏の判断に任せて、それ以上煽らない方がいい。
こういうの、された方も騒がれるのは嫌なもんなんだ。何で盗作された自分以上に勝手に盛り上がってるの?って。おまけに周囲が騒ぐと周りがそういうならそうかも、と思い込もうとしてしまったりな。
と、以前別ジャンルで盗作されたことがある俺が言ってみる。
>>60 まぁ、盗作云々はともかく、38氏が自重すれば騒ぎは起こらないと思う。
たいして投下するわけでもないのにコテで下らない書き込みが多すぎるから荒れるんだ。
38氏にはぜひ自粛して頂きたい。
そういえば、ここって陵辱に加えて猟奇ものっていけるのかな?
なんか本編見てたらこのテのネタが思いついてしまったのだが……。
54>>
まあ妥当だし当初の予想内だったが、解説は結構スカさんしちゃってたし六課も出撃しちゃってたしねえ
クロノ達への解説ってのは予想外だった。
書くならアルフとかどうだ?今週出てたし、多分六課襲撃を聞いて自分も助けになりたいって書庫で再び手伝うことにしたんだと思うんだ
そこら辺の経過を書けば…
ヴィータ敗北と聞いて
致命傷寸前の傷を負い落下するヴィータに群がるガジェット
やめろ、触るなと言う声も抵抗も弱々しくなす術無く甲冑(服)を引き裂さかれ全裸になるヴィータと身体を蹂躙する生体ケーブル
そして陵辱の宴を見せ付けられる他のメンバー。響きわたるはやての悲鳴
ってシチュを妄想した
70 :
YOU:2007/08/20(月) 09:57:02 ID:EC56XbG6
どうも、前スレでsts版クロなのを書いたものです。
何人かに感想&指摘を貰ったのでこの場を借りてご返事させてもらいます。
返事が送れて申し訳ない。あとスレの流れを乱してすみません。
>>595 >>596 ありがとうございます。
>>599 >>601 >>602 自分は原作派なので、やはりクロなのならS2Uの方が自然かと思いまして、こっちにしました。
>>600 ご指摘ありがとう御座います。言われて改めて読み直してみると、確かに「〜」の多用すぎですね。
今後は注意します。
なのはの「にゃああ」については友人にも言われました。
教導官のなのはと普通の19歳女の子のなのはを区別するつもりでやったのですが、確かにちょっと幼すぎましたね;
反省です。
>>653 4の442氏
エロシーン……実は書いてあります。
ですが、どうも趣味に走りすぎな上に明らかにキャラが違いすぎる気がしたので……
ちょい様子を見てから投下しようかと。
>>二人の馴れ初め
この二人がくっ付くのがさも当然のように考えていたので、その辺は完璧に思い至りませんでした。
良い電波が来ればその時書いてみようかと思います。
皆様、どうもありがとうございます。
次回があれば、その時もよろしくお願いします。
71 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:24:41 ID:ZrmFkAI0
エロネタ投下させてください、中篇?
これは時空管理局、教導団所属、高町なのはとその教え子の一人、Aの物語・・・・
今日はなのは隊長の部屋にわざわざ来てやった。
なんでもオレの誕生日を祝ってくれるらしい。
9歳のクソガキのことなんざどーでもいーが
日頃しごかれてる鬱憤を多少でも晴らしてくれるんならいいか。
⌒*(・∀・)*⌒「A君、お誕生日おめでとうなの!」
A「あんがとさん・・・・ってなんだこの料理は!?
スーパーの惣菜温めただけじゃねぇか!
しかも容器まんまかよ!? せめて皿に盛り付けろクソガキ!!」
ガッ! ゴンッ!
オレはいきなりなのは隊長の顔を蹴り飛ばす。
盛大に吹っ飛んで頭から壁に激突した。
⌒*(・∀・)*⌒「イタタ・・・・ゴメンなさいなの。 私、料理下手なの。」
A「口答えしてんじゃねぇ! 『返事はサー! イエッサー! だ!』
ってゆーかこれテメェの口癖だろうが!?」
壁際でうずくまってるなのは隊長の頭を足裏で壁に押し付けグリグリしてやる。
柔らかいほっぺが奇妙に歪む様はさながら『ひょっとこ』だ。
⌒*(・∀・)*⌒「ヒャー・・・・イエッヒャー・・・・」
その状態ではマトモに発音できずにどうにかいらえを返すなのは隊長。
デジカメでその不様をしっかり記録した。
⌒*(・∀・)*⌒「あうぅ・・・・ゴメンなの。 すぐ盛り付けなおすの。」
A「いいよ面度くせぇ、腹へってるしな。」
大体、料理できねぇんなら外で喰やいいだろが?」
⌒*(・∀・)*⌒「ゴメンなの・・・・私今月はちょっと苦しいの・・・・」
A「それ『今月は』じゃなくて『今月も』の間違いだろ?
・・・・ってコレ全部『半額シール』貼ってんじゃねぇか!?
バカにしてんのかクソガキ!!」
ぐいっ・・・・ベチャ!
ムカついたオレはなのは隊長の頭を鷲掴みにするとプラケースに大盛りに
盛られ熱い湯気を立ち昇らせている『ゴーヤチャンプルー』に押し付けた。
⌒*(・∀・)*⌒「っ!? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
熱に耐えかね必死でもがくがオレはいっそう手に力を込めて押し付ける。
クソガキのテーブルをかきむしる爪が剥がれかけてる。
これ以上は後に支障をきたしそうなので手を放してやった。
72 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:26:02 ID:ZrmFkAI0
⌒*(・∀・)*⌒「あぅ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・」
ようやっと開放されたなのは隊長は精根尽き果てたといった様で
ひっくり返って痙攣しながら呻いている。 ムカついたオレは
その腹部にジャンピングニードロップをお見舞いしてやった。
A「客ほったらかしてなに寝てんだクソガキ!?」
ドスッ!!
⌒*(・∀・)*⌒「ふげぇあっ!? うぐぅおぉぉおぉぉ・・・・」
なのは隊長は悶絶しながら腹を抱えて床を転げまわっている。
オレはなのは隊長の髪の毛をひっつかむとテーブルまで引っ張ってやった。
ブチブチッ
⌒*(・∀・)*⌒「あうっ!? あぅあぅ・・・・」
髪の毛が派手に抜けていくが気にしない。
痛みに耐えかね顔だけ手の動きについて犬のように這ってくるさまは実に滑稽だ。
A「んじゃ喰うぞ、酌しろ。」
⌒*(・∀・)*⌒「イタタ・・・・ハイなの。」
どうにか落ち着いたらしく素直にポットからオレのコップに液体をそそぐ。
ブーッ!
一気に口に含んだオレはその液体をなのは隊長の盛大に顔に吹き出した。
⌒*(・∀・)*⌒「うきゃあっ!? 汚いのぉ〜・・・・」
A「水じゃねぇかコレ!? 舐めてんのかテメェ!」
⌒*(・∀・)*⌒「うぅ、ゴメンなさいなの・・・・
私、お酒を買うお金がないの・・・・」
A「ホントつかえねぇな。 覆面被ってコンビニでも襲撃してこいや?」
⌒*(・∀・)*⌒「そ、それは犯罪なの。」
なのは隊長が金銭面で苦労してるのはいまや周知の事実だ。
なんでも家が放火で全焼し、大火傷を負った家族は全員入院中。
医療費と借金の返済に追われ、小学校にすら満足に通えていない。
挙句の果てに作戦中、ハラオウン家の小僧をSLBオーバードライブで
誤射したらしく、ハラオウン提督や金髪死神娘とも断絶状態。
ついでにその作戦で友人の金持ちコンビの家が倒壊したらしいオマケ付きだ。
ちなみに放火したのは何を隠そうこのオレだ。
もう一匹の魔物マスターは引退したグレアム元提督が死ぬ死ぬ詐欺に
引っ掛かかって借金を抱え、使い魔総出でアルバイトに奔走中、って聞いた。
こないだピンクポニーとパツキンがバニーの格好でチラシ配ってるの見たなぁ。
あと赤チビが紙で必死に花作りまくって遊んでるの見たな、なんかやつれてたけど。
73 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:27:01 ID:ZrmFkAI0
⌒*(・∀・)*⌒「・・・・おいしい?」
A「そりゃ手料理喰わしてるときのセリフだろうが!?
惣菜温めただけで気分出してんじゃねぇ!」
持ってたフォークを鼻の穴に突っ込んでやる。
⌒*(・∀・)*⌒「ふがっ!? あぐあぐ・・・・」
両手で空を掻きながら半目で仰け反り呻いている。
すぐに飽きたオレはフォークを軽く捻ると抜いてやった。
A「まぁ味は悪くねーな。 良くもないけどな。」
⌒*(・∀・)*⌒「そ、そうなの。 良かった。」
鼻の穴にまるめたティッシュを詰め込みながら安堵するなのは隊長。
一通り喰い終わると満面の笑顔で妙なものを差し出してきた。
⌒*(・∀・)*⌒「ハイ、お誕生日プレゼントなの!」
その曇りのない笑顔にムカつきながらもプレゼント?とやらを受け取る。
それは紙の束をホッチキスで止めたモノで三つあった。
それぞれ『肩叩き拳』『足揉み拳』『耳掃除拳』と書かれてあった。
なんとなく予想はついたが一応聞いてやる、ふつふつと怒りをたぎらせながら。
A「・・・・なんだコレは?」
⌒*(・∀・)*⌒「肩叩き券と足揉み券と耳掃除券なの!
一枚で一回私が・・・・」
ゴッ!
嬉しそうにわかりきったコトを解説するクソガキの顔にオレの膝がめり込む。
鼻の詰め物もろとも派手に鼻血を撒き散らしながら吹っ飛ぶなのは隊長。
⌒*(・∀・)*⌒「あぎゃぁあああっぁあ・・・・・!?」
顔を両手で覆いながらのたうつなのは隊長。
すかさずオレは頭部を踏みつけその場に固定してやる。
A「父の日のプレゼントか!? しかも『券』の字が『拳』に
なってるじゃねぇか! 脳味噌まで筋肉かテメェはっ!?」
⌒*(・∀・)*⌒「うぐっ、ゴメンなさいなの・・・・
でも他にあげられるモノがないし・・・・」
A「アホォかっ!? ちっとは無い知恵絞って考えろっ!」
オレはなのは隊長の髪を掴み上げる。
また髪の毛が束で抜けていくが気にしない。
A「どーせテメェに金目のものなんて期待してねーよ。」
体張るんならもっといい手があるだろーが?」
⌒*(・∀・)*⌒「い、良い手?」
不安そうに聞き返すなのは隊長にオレは紙の束を突きつけた。
A「いーか? 肩叩き券がSEX券で足揉み券がSM券、耳掃除券がフェラチオ券な?」
⌒*(・∀・)*⌒「え? え? え?」
クソガキは耳慣れない単語に目を白黒させている。
面倒くさいが1から調教してやる。
74 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:28:31 ID:ZrmFkAI0
A「んじゃまずフェラチオ券からだな。」
そういうとパンツを下ろし、自分のモノを突きつける。
⌒*(・∀・)*⌒「っ!? やだっ!」
反射的に顔を逸らすなのは隊長。
その頭を鷲掴みにすると勃起させた自分のモノをその口元に押し付ける。
⌒*(・∀・)*⌒「やっ! な、なにするの?」
A「さっさと咥えるんだよ! 歯ぁ立てるんじゃねぇぞ!?」
⌒*(・∀・)*⌒「そ、そんな・・・・」
A「口答えすんな! 早くしろ!」
⌒*(・∀・)*⌒「・・・・」
観念したのかわずかに口を開き、少しづつ口に含もうとする。
痺れをきらしたオレは頭を押し付け一気に突っ込む。
⌒*(・∀・)*⌒「うごぉっ!? おう、おうぅっ!」
A「舌を絡めるんだ。 しっかりやれよ?」
一生懸命やってるようだがしょせんは素人、いかんせん刺激が足りない。
じれたオレは頭を両手でしっかり固定すると腰を前後に揺さぶった。
⌒*(・∀・)*⌒「うがっ!? うふっ、うぶぅっ!」
喉奥まで突っ込むと完全に気道を塞がれてしまうため息ができないらしい。
腰を引くたびに必死に息を継ぐなのは隊長。
もはや舌を使うどころではないようだ。
A「そろそろ出すぞ? 全部飲めよ!」
そう言うなり腰の動きを早める。
なのは隊長は何が起こるのかわからないらしくただ必死にしがみついているだけだ。
A「ぐっ!」
⌒*(・∀・)*⌒「んぐぶっ!?」
呻きと同時に喉奥に大量にブチ撒ける。
直接胃の中に流し込みながらモノを引き抜いた。
⌒*(・∀・)*⌒「うぶろぇあっ!? ゲボッ!? うげぇっ! げはっ!? げほっ!」
気管にでも入ったか盛大に吐き出しながら喉を掻き毟るなのは隊長。
粘性の液体が一旦気管に入ろうものならまず出せるものではない。
涙を流しながら全身で咳き込んでいる。
⌒*(・∀・)*⌒「ごほっ、ごほっ、ひゅー、ひゅー・・・・」
75 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:29:44 ID:ZrmFkAI0
ようやく落ち着いたのか、かぼそい息をつきはじめる。
オレは横からその腹を蹴り上げてやる。
ズムッ!
⌒*(・∀・)*⌒「うげぇっ!? がはっ! うぐぅうぅぅ・・・・」
ひっくり反って呻くなのは隊長。
オレはその腹を踏みつけてやった。
A「全部飲めっていったろうが!? なに吐き出してんだテメェはっ!」
⌒*(・∀・)*⌒「あぐぅっ!? ゴ、ゴメンなさいなの・・・・」
必死に謝るなのは隊長だったが突然暴れだしうつ伏せになると吐き始めた。
⌒*(・∀・)*⌒「うぅっ!? うげぇぇえっ、げほっ、げほっ・・・・」
どうやら腹への蹴りと踏みつけが効いたらしい。
胃袋に流し込んだ分まで全部吐き出していた。
A「あ〜あ。 せっかく出してやったのに全部吐き出しやがって・・・・」
⌒*(・∀・)*⌒「うぅっ、ゴメンなさいなの、次はちゃんとするから・・・・」
A「まぁいいや。 次はSEX券使うぞ?」
⌒*(・∀・)*⌒「せ、SEXってなんなの?」
A「オレのコレをテメェの穴に突っ込むんだよ。 そうすりゃ子供が出来る。」
⌒*(・∀・)*⌒「こ、子供!?・・・・わ、わたし、お母さんになるには
まだ早いと思うの・・・・」
A「安心しろ、避妊はしてやるから。 子供はできねぇよ。」
⌒*(・∀・)*⌒「? じゃあなんでSEXするの?」
A「オレが気持ちいいからだよ。 オマエだって慣れりゃ
気持ちいいぜ? まぁ最初はちっとキツイかもな。」
⌒*(・∀・)*⌒「わ、わかったの。 頑張るの。」
A「んじゃ服脱げ。 全部な。」
⌒*(・∀・)*⌒「う、うん・・・・」
そう言うと向こうを向いて服のボタンを外しはじめた。
やがて生まれたままの姿をこちらにみせるなのは隊長。
いっちょまえに無い胸と股間を手で隠してやがる。
オレはその小さな体を抱き上げるとベッドに腰掛け、自分の上に跨らせた。
濡れてないとコッチもキツい。 指先で穴を刺激してやる。
⌒*(・∀・)*⌒「ひゃあんっ!? やっ、やだ・・・・」
A「じっとしてろよ? こうしないと痛いんだから。」
やがて秘部が潤い始めた。 ガキのクセにいい反応してやがる。
A「ほれ。 上手いことさきっちょを自分の穴に合わせな?」
⌒*(・∀・)*⌒「う、うん・・・・」
恐る恐るオレのモノを握ると自分の穴にその先端を合わせる。
そして少し腰を落とし、オレのモノを中に迎え入れ始めた。
しかし一度も開いたことのないつぼみはすぐにつっかえてしまう。
76 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:32:09 ID:ZrmFkAI0
⌒*(・∀・)*⌒「ぐっ!? んっ! ふっ!」
オレの肩につかまり、体を小刻みに揺すりながらどうにかねじ込もうとしている。
思ったよりも頑張り屋さんだ。 オレは少し感心した。
やがて処女膜らしい抵抗に突き当たると涙目になって逡巡している。
⌒*(・∀・)*⌒「うぅっ・・・・入んないの・・・・」
A「『入んない』じゃなくて『入れる』んだよ。
オマエの口癖だろ? 『通らないじゃない、通せ!』って。」
⌒*(・∀・)*⌒「で、でも・・・・」
A「こうすんだよ。」
そう言うとオレはなのは隊長の両足を払ってやった。
⌒*(・∀・)*⌒「えっ? きゃっ・・・・」
グブッ! ミチミチブチィッ!
A「ぐっ!?」
⌒*(・∀・)*⌒「ぁああああああああああっ!?」
驚きの悲鳴が叫びに変わる。
支えを失い、自分の体重で一気にモノを押し込んでしまっていた。
入り口のお肉まで内側に巻き込まれてしまっている。
ハッキリ言ってオレも痛い、が、なのは隊長の痛みはその比ではないだろう。
狭い膣を無理矢理ブチ抜かれたのだ。 先の勢いだと裂傷もあるだろう。
⌒*(・∀・)*⌒「あ、あぐっ・・・・はっはっ・・・・」
オレの両肩につかまっていたせいか、かろうじて止まった、という感じだ。
なんとか足を立て、なるだけ痛みがないよう少しづつ体を持ち上げている。
息するだけで響くのか呼吸も小刻みだ。
しかしオレはなのは隊長の肩を掴むと力を込めて引き下ろした。
⌒*(・∀・)*⌒「ぁあっ!? いやぁっ!!」
慎重に体を持ち上げていたのが一変、
必死の形相でオレの力を支え踏みとどまっている。
歯を食いしばりすがりつくその目は、危機にかろうじて
今にも切れそうな命綱にしがみつく者のような悲壮に満ちていた。
⌒*(・∀・)*⌒「やだっ、やだっ・・・やめてぇっ!」
涙目になりながら哀願する少女。 しかしオレは容赦なく力を込め続けた。
だが力が拮抗しているために挿入はかえって緩やかであった。
しかし剥げかけた爪の傷口が開き、痛みで力をゆるめてしまう。
ズブゥッ!
A「うおっ!?」
⌒*(・∀・)*⌒「ぎゃあああああああああああああああ!!??」
77 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:34:42 ID:ZrmFkAI0
部屋になのは隊長の絶叫が響き渡った。
完全に潜り込み先端が子宮口に圧迫される。
入りきらない部位もあるせいで繋がった接触面だけに勢いと
体重がかかり、オレの方も思わず仰け反りそうな痛みを覚える。
⌒*(・∀・)*⌒「いたぁっ!? 痛いぃっ!! いやぁっ!? やだぁっ!!」
絶叫の息もつかぬ間に、髪を振り乱して暴れ始めた。
苦痛から逃れようと上体を大きく揺さぶっている。
オレはその体を抱きすくめた。
A「大人しくしろ! ここまで来たら終わったも同然だ!」
⌒*(・∀・)*⌒「やなのぉっ! 痛いの、ホントに痛いの!
壊れるのっ! お腹がやぶれちゃうのぉっ!!」
A「痛いのは最初だけだ! すぐに慣れる!」
⌒*(・∀・)*⌒「だって、だって痛いの、スゴく痛いの、もうやなのぉっ・・・・」
A「いい子だからじっとしてな? そしたら馴染んでくるから。」
⌒*(・∀・)*⌒「ふぐっ、うっ、うぅっ、ふっ・・・・」
A「よーしいい子だ。」
観念したのか痛みに耐えながらベソをかくなのは隊長。
オレは優しく頭を撫でてやった。
なんとか体重が接触面にかからないよう膝立ちになっている。
オレのモノは奥行きの半分ほどを埋めたあたりの位置に収まっていた。
A「よしよし。 良く頑張ったな? 偉いぞなのは。」
⌒*(・∀・)*⌒「うん、ひっく・・・・でもまだ痛いの・・・・」
A「もう峠は過ぎたから大丈夫だよ。 後は少しづつ気持ちよくなるんだ。」
⌒*(・∀・)*⌒「うん・・・・」
返事の歯切れが悪いのは痛みとそれに対する恐怖と不安があるからだろう。
オレは優しくキスしてやる。 すると無理に笑顔を浮かべてみせた。
この笑顔にトラウマがあるオレは急に怒りが湧き起こる。
大概このあとDBで同僚もろとも吹き飛ばされてんだよなぁ。
なのは隊長を抱いて立ち上がると、両足の支えを失い、また奥に潜り込む。
⌒*(・∀・)*⌒「えっ!? きゃあぁっ!!」
笑顔は一瞬で引きつり、鋭い悲鳴を上げた。
とっさに両足をオレの腰に絡ませてなんとか支えようとする反射神経は流石だ。
⌒*(・∀・)*⌒「い、痛いのぉっ・・・・もっと、優しく・・・・」
みなまで言わせずオレは腰を大きく突き上げる。
⌒*(・∀・)*⌒「ぁああっ!?」
全身を強張らせてしがみつくなのは隊長。
この体勢ではもはやしがみつく以外にできるコトなどない。
⌒*(・∀・)*⌒「ま、待って・・・・」
痛みを堪えながら必死に哀願しようとするが構わず腰を振る。
⌒*(・∀・)*⌒「ぁがっ!? いだっ! 痛いっ!! やあぁっ!」
いまだにキツくはあるものの血と愛液ですべりは良い。
オレはほぐれた膣内を味わった。
78 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:41:38 ID:ZrmFkAI0
⌒*(・∀・)*⌒「あぐっ!? あぅっ! ふんっ! うぐぅっ!」
観念したのか痛みが和らいだのか、もう嫌がりはしない。
体の強張りから痛みはあるようだが健気に堪えているようだ。
⌒*(・∀・)*⌒「はんっ! んっ! あっ! あんっ!」
どうやら痛みに快感が勝ってきたようだ。
キツく閉じられていた目は半開きになり、
必死にしがみついていた手足からも力が抜けてきている。
なにより声が甘く切ないものに変りはじめた。
⌒*(・∀・)*⌒「あっ! あんっ! ああっ! いいのっ!」
うっとりと快楽に身を任せているさまはガキながら色気を感じる。
オレはその口を塞いだ。
⌒*(・∀・)*⌒「んむっ!? んぅっ・・・・」
一瞬驚きに緊張するがすぐに受け入れ、自らも舌を差し出してきた。
体を軽く揺すって下腹の快楽を味わいながらも互いに舌を絡め、吸い合った。
⌒*(・∀・)*⌒「あんっ!? んっ、んっ・・・・」
口を離すと今度は自分からキスをせがんで顔を寄せ唇をすりつけてくる。
オレは構わず腰の動きを強めた。
⌒*(・∀・)*⌒「あぅんっ!? ああっ! いいのっ! ああんっ!! 」
どうやらお互いに絶頂が近いようだ。
オレはなのは隊長を抱きしめるといっそう腰の動きを速めた。
⌒*(・∀・)*⌒「いいっ! いいのっ! くるっ!? くるのぉっ!!」
A「そろそろいくぞっ!」
⌒*(・∀・)*⌒「くるっ! くるぅっ! ふはぁあああああああああっ!?」
A「うっ・・・・」
なのは隊長の絶頂に遅れてオレも達し、
しっかり奥まで突き刺したまま一気に中にブチまけた。
ドクッ!
⌒*(・∀・)*⌒「やはぁっ!? 熱いぃいっ!?」
快楽の絶頂を味わっていた少女は突然の奔流に現実に引き戻される。
ドクドクッ!
そして奔流の第二波が少女を襲った。
⌒*(・∀・)*⌒「ひぅっ!? お、多いっ! いやぁああああああっ!?」
小さな子宮内は一気に溢れ、子宮口から膣内に漏れ出して圧迫を強める。
⌒*(・∀・)*⌒「っ!? っ! っ!」
未知の刺激に半狂乱となるが、続く叫びで肺の空気を出し尽くしたらしく、
さらなる悲鳴を絞り出そうにも口をパクパクするだけで声にならない。
そのまま鯉のように口をパクつかせながらブルブルと痙攣すること数秒、
大きな吸気とともに弛緩し、オレの胸に崩れ落ちた。
オレは彼女の裸体をデジカメに収めるとシャワーを浴びるためにその場を後にした。
そして彼女の恐ろしいつぶやきを聞くことはなかった。
⌒*(・∀・)*⌒「A君、次の模擬戦では一杯可愛がってあげるの♪」
このおぞましい報復の連鎖はいつまで続くのだろうか?
79 :
砲殺:2007/08/20(月) 10:44:52 ID:ZrmFkAI0
次は長編を執筆中です
自分で言うのもなんですがかなり長いです
終わったら今回の10倍は越えそう
まだ全体の半分もできてないのでできたら挙げます
>>79 なんてシュールなんだwww
ギャグ過ぎワロタ
……とりあえず、顔文字使う必要性がわからんのだが。
前にどこかで見た気が…
キリないから止めようぜ。
>>79の最終書き込みから1時間経過したので一本書きますね。
・直接的なエロ無し…だけど人によってはエロいかも…
・ギャグ
・フェイト好きな人スマソ
「大変だー! 高町一等空尉とスクライア司書長があし○ら男爵化してしまったぞー!」
これは時空管理局全体を震撼させた一大事件の記録である。
「なのはとユーノが一体どうなったって!?」
「何かとにかく凄い事になってしまったんやて!」
名無し局員から事件の報告を受けたフェイトとはやては大急ぎで現場へ走った。
「なのはとユーノ大丈夫…って…。」
「な…なんでやねん!!」
現場に到着して早々、その光景を見たユーノとはやては衝撃の余り硬直してしまった。
確かになのはとユーノは無事にその場にいた。だが…その先が普通じゃなかった…。
「う…う…フェイトちゃん…はやてちゃん…。」
「何か僕達…とんでもない事になっちゃった…。」
事の重大さになのはとユーノの二人も目から涙を流しながら気まずい顔をしていた。
なのはとユーノの二人は一つの体に合体してしまった。
しかし…合体と言ってもユニ○ンとかフ○ージョンとかそう言う次元の問題じゃない。
何と右半分がなのは、左半分がユーノと言うまるであしゅ○男爵の様な姿になっていたのでる。
これは過去に存在した○しゅら男爵と言う名の右半分が女性で左半分が男性と言う不思議人間に
ちなんで「あ○ゅら男爵現象」と名付けられた。
そもそも何故なのはとユーノがあしゅ○男爵化してしまったのだろうか?
その理由も説明しなくてはならない。ある日、管理局が「何でも合体させちゃうマシーン」
とか言う名前の珍妙なロストロギアを回収した。その名の通り何でも合体させてしまう
機能を持っていると言う事が分かったのだが、そこでその何でも合体させちゃうマシーンが
誤作動を起こし、たまたまその場にいたなのはとユーノが合体。あし○ら男爵化してしまったのだと言う。
「うわぁ! 本当に○しゅら男爵みたいになってる!」
「すげぇ!」
「うわぁぁん! 見ないでよ! 私達を見ないでよぉ!」
あしゅ○男爵現象を起こしたなのはとユーノの姿を一目見んと管理局中から
人が集まって来ており、なのはは余りの恥かしさと情けなさに泣き出してしまっていた。
とりあえず何とか騒ぎが収まった後、機動六課全体でなのはとユーノの
あし○ら男爵化現象に関しての対策会議が行われていた。
「と…とにかく…この原因を作った何でも合体させちゃうマシーンの調査は他所に
お願いするとして…二人はどうやって元に戻せば良いのかな…。」
「ね…ねぇ…私達…どうなっちゃうの…?」
なのははなおも泣き続けており、皆も何とか元に戻したいと考えていたがどうにもならなかった。
「酷な様だけど…しばらくの間ユーノ君とそのままで暮らすしか無いよね…。」
「もうこうなったら犬にかまれたと思って我慢するしか無いか…。」
とりあえずユーノは妥協していたが…そこでなのはがある事に気付いた。
「ちょっと待ってよ! トイレとかお風呂とかこの場合どうしたら良いの!?」
「あ…。」
皆は沈黙した。確かになのはとユーノがそれぞれの人格を持ちつつ一つの体に融合してしまった以上、
トイレや風呂はどうすれば良いのかと言うのは非常に重大な問題であろう。
「そ…それは…やっぱりお互いに丸見られなんじゃないかな…?」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
なのはの絶叫が響き渡った。確かにそういうのを男に見られると言うのは実に抵抗があるだろう。
特にトイレ。だが…ユーノは冷静さを装いながらもかすかに興奮していた。
「(こ…これは結構良いかもしんない…。)」
「ユーノ君の馬鹿ぁぁ!!」
ユーノの心の中が思念通話でなのはに悟られてしまい、直後になのはの平手打ちが
ユーノの頬に直撃していたのだが、客観的に見ると自分の右手で自分の左頬を叩くと言う
シュールな光景にしか見えず、思わず笑いが込み上げていた。
「皆笑わないでぇぇ!! うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」
なのははもう完全に泣き出してしまった。ユーノは頬を腫らしながらも今後の展開を
予想してやや興奮気味だったが…
それから一週間後、なのはとユーノは自然に元の姿に戻っていた。
これも原因は不明。もはや何でも合体させちゃうマシーンの効果が切れたのだと解釈するしか無かった。
そしてその日を境になのははしばらくの間ユーノと口を聞いてくれなくなってしまったのだと言う。
無理も無い。二人は一週間の間ずっと一つの体で行動を共にしていたのだ。無論風呂やトイレも同様。
食事から排泄まで自分の全てをマジマジとユーノに見られてしまったなのはが怒らないはずは無かった。
「これでなのはとユーノの関係も終わりか…これは私としても好都合な展開になって来たね。」
フェイトはこの状況が好機と見ていた。今回の事でなのはとユーノの関係も終わりだと見た
フェイトはこの後失意のどん底に陥ったなのはを励ましてなのはにとっての好感度を高め、
完全になのはを自分の物にするつもりだった。愛があれば性別の壁など関係ない。
…とか考えていたのだが…しかしここでフェイトは興奮のあまりとんでもない方向へ
考え方がエスカレートしてしまう。
「そ…そうだ! これだ! これでなのはと一つになるんだ!」
フェイトは何でも合体させちゃうマシーンを持ち出していた。これで今度は自分が
なのはとあ○ゅら男爵化してしまおうと考えていたのであるが…
そこで大誤算と言うかとんでもないミスが生じて何故かレジアス中将とあしゅ○男爵化して
しまうとはその時のフェイトはまだ想像も出来なかった。
あし○ら男爵化事件のせいでなのはとユーノの関係は終わったのかと思われていたが、
超意外な事にもこの事件こそが二人の結婚の最大のきっかけになろうとは誰も予想は出来まい。
結婚を決意した理由も…
「もう何もかも見られちゃったんだから結婚するしか無いじゃない!」
と泣きながら主張するなのはの姿があったりするのだが…それでも
結構二人の仲はまんざらではなかったりするから凄い。
おわり
前スレにエリオとキャロの精神と体が入れ替わるってかなりワロわせてくれたお話が
ありましたが、そのお話を見た時に何となく思い付いたのが
このあしゅ○男爵化のお話だったりしますスンマセン
>>19 GJ これは恐ろしいですね。ヴィヴィオでさえ引くくらいですから…
これからなのはがどれだけ凄い壊れぶりを見せてくれるのか
怖い物見たさで気になったりします
>>37 なのはを心配するユーノの心情なんかかなり泣けますね。
やっぱりなのは×ユーノは良いです。
>>79 最初虐待SSかと思ってしまいました。
最後のオチでああそういう事かと思いましたが…
>>79 GJ!内容には笑わせてもらったw
ただ、
なのは「〜〜〜」
((・∀・)x))「〜〜〜」
淫獣「〜〜!」
みたいに顔文字とか名前をセリフの前にいれるのは小説的にはどうかと。台本とかならわかるんですが。
>>89 GJ!ちょwwwフェイトが中将とあしゅ◯男爵化とかwww
>>90 あの顔文字があったほうがこれに関してはいいかもしれん
>>79 エロとしか注意書きがないのはちょっと配慮が足りないな。
流れ的にギャグ作品とも取れなくはないが、9歳を一方的に殴る蹴るなんざ虐待以外の何物でもないぞ。
ああまでされてなのはが盲従する理由がまったく見えないしな。
あと良作の多いこのスレにしてみれば(悲しいかな最近はそうと言えない作品が多すぎるが)、
やはり台詞の前の顔文字や名前は低レベル作品の証しとしか見れない。
>>92 黙ってスルー、黙ってNG登録、黙って透明あぼーん。
これが美学
>>89 GJ
ユーノが人間だと分かった後も自ら進んで一緒に風呂入ってたし
夜中寝ぼけてユーノ掴んだままトイレ入ったことぐらいあるだろうに
何をいまさら恥ずかしがるんだ、なのはさんは。大人になったからかなぁ。
あと黒フェイト乙
スルーをするー
>>93 確かにスレが荒れないためにそうしたほうが良いケースもある。ただ
「『言葉だけじゃなにも変わらない』って言ってたけど、
話さないと、言葉にしないと、伝わらないこともきっとあるよ」
と言った魔法少女がいてですね…
>>95 [ー。ー]っ<<< ´w`)川相さん帰りますよ。
>>97 「井端はいいバッター」ってのを思い出したw
井端はどこでも回収に来るんだなw
100 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:48:19 ID:3eIKvkiP
100
ユーノがこっそり撮ったなのはの○○○な写真を
自宅のパソコンに保存してたら、ミッドチルダ版ウィニーのせいで
ネットに流出して大変な事に・・・なんて鬱話キボン
103 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 12:59:33 ID:59wn557X
>>102 鬱…?どう考えても最後になのはさんがSLBで頭を冷やさせるギャグ展開しか思い付かん
>>102 わざわざウイニー使わなくても、
司書長なら資料収集名目でアニメでもエロゲでも納入させれると。
本なら発禁モノでも何でもあるし。司書長だから閲覧制限もないし。
なのはさんがガサ入れに来て写真を見つけて大変なことに…なら分かる。
>>106 そう考えたらまだ色々話作れるね。サンクス
>106
でも、発行出来るのかという問題が。
……どうして、その危険性をはらむ事に成功しちゃったんだろう……
今日は投下ないなぁ
ここんとこ殆ど毎日SSの投下があったから、途切れるとどうも飢えが…
お腹すいたよ、なぬはさん
ここんとこが異常だったんだろうなぁ。
まあ、投下された作品が好物ならいいんだけども、そうでなかったらまた禁断症状が……
関係あるか解らんが、お盆明けだから投下量が減ってるんじゃないかな〜?
仕事してる人はもうお休み終わってるだろうし。
まぁ気長にまつべさ。
246氏の投下が待ち遠しくて発狂しちまいそうだZE!
暗愚丸氏をずっと待ってる俺が来ましたよ。
最近のヴォルケンズ志望フラグを使って、どうにか甘いロッサ×はやてを書きたいと思ってるわさびが通りますよ。
ヴィータ赤ちゃん化→はやてにしか懐かない→ママ’sの力借りれない→はやて大困り
という流れまでは思いついた。さて、ここからどやってロッサを出せばいいんだろう?
保管庫のなのは達が出撃しようとするけどヴィヴィオが泣いて話してくれないのをフェレットユーノが解決するのってなんてタイトルだっけ?
タグのヴィヴィオとかで探せば良いんじゃね?
>>116 それがないんだよな、さっきから探してるんだがヴィヴィオは
―なのはさんの育児記録―(最新の差分 | 履歴)
なのはさんの育児記録(1)(最新の差分 | 履歴)
なのはさんの育児記録(2)(最新の差分 | 履歴)
なのはさんの育児記録(3)(最新の差分 | 履歴)
なのはさんの育児記録(4)(最新の差分 | 履歴)
〜ヴィヴィオとワンワン〜(最新の差分 | 履歴)
だけなんだ
>>115 そりゃ、ロッサを『ぱぱ』と呼ばせりゃいいんじゃね?
しかしそういうネタ考え付くのはうらやましい・・・
俺なんて思い付いたネタが
・
>>56-59のSLB体験ツアーネタ
・木曜洋画劇場ネタ
・ニコ動MADネタ
だぞ。
これでどうしろって言うんだよorz
エロパロ板のくせにエロのエの字も浮かんで来ないよ(つд`)
>>116,117
少なくともタグのヴィヴィオには見当たらなかったな。
ユーノで探した方がいいとおもわれ。
>>116 ユーノマニア氏のLOVELY BURSTですな
ユーノマニアさんの「LOVELY BURST」じゃないかな?
LOVERY BURSTだったはず
効果:死ぬ 主にユーノが
125 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:43:19 ID:jO9T7oB0
>>113 忙しくなるのは判るが激しく同意したい!!
今ふと思ったけどwikiって大体現行2スレ前までは乗ってるよな・・・・
大体DAT落ちするまでは収録しない方針なんかね。ま、いつも思ってますが編集してる方お疲れ様です。
あんな一発ネタの題名を覚えてる人がいたなんて…
嬉しすぎて無印とEXを繋ぐ空白だった時間
LOVELY BURST ×(くろす)とか書くかもしれん
書かないかもしれん
>127
もっと!もっと凄い奴とやらを……
……はっ!!立ったまま死んでいる……だと!?
その生き様死に様、美事なり!!!
クアットロのシルバーカーテンをクロスミラージュに掛けてみたら
暴発してティアナに重度の幻術が掛かって死んだ筈の兄が現れ実は血が繋がって無くて結婚できると言い、更に好きだ結婚しようと告白されSEXし始める
現実では凄い満面の笑みでそんな所を弄らないでとか言いながら喘いでるティアの横で
スバルがティアに何をした元に戻せと大泣きしながらクアットロに掴み掛かってる
(その後にティアの魔力が尽きて無事に元に戻る)
最近エリオ分が不足してます
なぜか、エリオが持っているレアスキルでお姉さんを仲間にするゲームというのが思い浮かんだ…
ポケモンやドラゴンクエストモンスターズみたいな
>>131 それは戦って勝つと、時々「恋人にしとほしそうにこちらを見ている」って事なのか!
あ、でもなのはさんは仲間にならないや、魔王だから…
なのはさんは配合で…
>>132 どういう配合だろう。
射撃のティアナ+防御魔法のユーノとか?
・なのは×ユーノ
・エロ無し
・殆ど某アニメのプロポーズシーンのパロですスマソ
・パロと言ってもウォーズマンのパロスペシャルとは何の関係もありませんスマソ
ユーノはなのはに対してついにプロポーズする決意を固めていた。
確かに初めて会ってから10年間ずっと仲良くして来た仲だが、
それもまだ友達と言う枠組みでしか無かった。しかしこれからは違う。
正式にユーノはなのはにプロポーズしてさらにその上の領域へ昇ろうとしていたのである。
だが…実際になのはに対してプロポーズするには余りにも勇気が足りなかった。
やっぱりそういう普通なら歯が浮いてしまう様な事を直接なのはに対して告白すると言うのは
かなり恥かしいし、勇気だっている。それに仮に告白出来たとしてもなのはがOKして
くれるとは限らない。逆に断られるかもしれない。未だにユーのを友達としか
認識していないなのはならあり得る話だ。そこが怖い。恥かしさの上に断られるかもしれない
恐怖心がユーノの正直な告白を邪魔していた。
「あ〜あ〜…誰もいない一人で…なら普通に言えるのにな〜。」
これは誰だって、どんな言葉だってそうだろう。
誰もいない状況なら安心して発する事が出来ても、誰かいる様な状況では
恥かしくてとても言える様な状況じゃない。しかし、このまま何もしないと言うのも
それはそれで苦しくて仕方が無いので、その心苦しさを紛らわす様に
周囲に誰もいない事を確認した後で再び一人告白の練習を始めるのであった。
「なのは、正直に言うよ。僕は君が好きだ。でも【ライク】と言う意味での好きじゃない。
好きは好きでも【ラブ】と言う意味の好き…。僕は君を愛しているんだ…。
だから…僕と…結婚してくれないか?」
周囲に誰もいないからこそこの様な事が正直にキッパリと言う事が出来る。
だが実際になのはに対してこのセリフを言うとなると話は別になるから
ユーノもほとほと困り果てていたのだが…。
「良いよユーノ君! 結婚してあげる!」
「え…。」
突然なのはが何故か近くにあったトイレから出てきてそう返事をした。
これにはユーノも焦った。確かにいずれはなのはに対して告白する事が前提で
言っていたのだが、実際になのはに聞かれるのは非常に恥かしかったからである。
と言うか何でトイレから出てきながらそう返事するねん。
ぶっちゃけこれが二人の結婚の最大のきっかけになるワケだけど…
トイレ越しのプロポーズなんて前代未聞過ぎてあんまり人には言えない話。
でもかなり後になって「こぼれ話」とか言って週刊誌に掲載されたりするから
世の中恐ろしいったらありゃしない。まあこのお話で何が言いたいのかと言うと、
「壁に耳あり障子に目あり」いつ何処から誰に聞かれたり見られたりしているのか
分からないと言う事。皆も気をつけような。
おわり
>>132 いや、「お義姉さんにしてほしそうにこちらを見ている」
だ
ついカッとなって書きました。
今も反省していません。
ふと、思ったんだがスバルやティアナが隊長陣に尊敬を抱いてるように
シャーリーがエイミィに対して尊敬しているなんてことはないかな
同じ執務官補佐+通信関連もやってるみたいだし…
>>135 チラ裏
少しは自分の頭で考えろ、パクることしかできないならSS書きなんか名乗るな。
スマソ
>>136 と言う事は、リンディさんだと義母さんに〜となるのか
そしてエリオ君は配合中にも指示を出すんだな。
ガンガンいこうぜ、いろいろやろうぜ、いのち(の素)だいじに、めいれいさせろ…どうだろ?
>>140 尻隠して顔隠れない人か…
壁に耳あり…部屋でノリノリで歌ってたら妹に聞かれてた事が…orz
>>141 エリオがその命令に従い、お姉さん達を配合するんだな
>>142 で、間違ってプレシアができあがる・・・と。
>>143 外見プレシアでー。
性格フェイト、夜はリンディ。
お姉さんを集めて「配合」と言うことは、つまり、エリオの部屋には百合姫とかが置いてあったり(ry
>>144 もしそんなキャラがいたら真っ先に殺される役だよなwww
>>146 なんだと!これでもかなりガマンしてるんだぞ!
本来ならこれにCVゆかりんが付くんだからな!
>>149 声がなのはで、さらに料理の腕ははやて並
合体時の能力継承を間違えなければ、って
スマンこれじゃ女神転生…
>>139 ここエロパロ板じゃねぇかw
何いってんだアホか
たとえパロであろうと
SSが読みたい!!!
>>137 GJw
しかし原作がわかんねえぜ(´・ω・`)
>>149-150 そんなパーフェクトジオn…じゃ原作のまんまか、えーと、ともかくそんな
珍妙な生物は次元世界にはいやしませんよ!スマン思いつかんかった orz
というか悪魔合体かよw
>>153 クロノ、ユーノ「居る所には居るんだよ!」
エリオ「どこにですか!」
スカリエッティのラボの中だよ!!
シルバーカーテンで幻覚でも見せてもらえww
>>154 三人が平野タッチで脳内に鮮明に描き出されてふいたw 原作の状況を考えると
ユーノとエリオの二人でやったほうがハマるのかもしれんがそこはエロノだしな。
>>156 スカ博士「バズーカ持ってこいバズーカ!コルトパイソンでも可!!」
>157
そんな博士の理想は?
「それが一つにまとまるくらいなら、12人も作らんよ」
ごもっともです。
進め!時空管理局機動六課
これだとキャロがガチ腐女子になってしまうし
エイミィ、なのはがコスプレマニアになるな。
部長さんはユーノかクロノで悪魔先生はスカリエッティ…レジアスも捨てがたいな……
そして何も知らずに『間違って』入部してしまうエリオ。
うん、概ね間違いではないな
SS投下します。
・シリア・・・・・・ス?
・エロなし。
・主役はウェンディ。
・頑張るエリオ。
・少し黒いなのはさん。
ナンバーズが仲間になった直後を想定。
ここに高町なのはという人の姿をした化け物がいる。
昼間は人間に擬態しているが、夜になると頭がぱっくりと分かれて触手がピュルピュル、 目からビーム、口がシャーシャーの、人を襲う外宇宙から来たエイリアンなのだ―――という事では、ない。もちろん。
高町なのはは当然の如く人間で、女性で、機動六課の隊長である。
美人だし、性格もいい。いつも笑顔を絶やさない、厳しくも優しい教官である。
少なくとも、表面上は。
騙されてはいけない。
人を外見だけで判断してはいけない。
バリアジャケットを羽織り、ひとたびレイジングハートを構えれば、彼女はタチドコロに化け物に、否、魔王へと変貌する。
ねちっこく執拗なまでに獲物を追う、操作呪文。
どんな魔力量をしているのか、平然とした顔で連射される大出力・高密度の砲撃。
戦ってみれば分かる。
彼女は、情けとか容赦とか手加減をしない。
だから、ほら。
自分はこうして空から叩き落されているのだから。
「……痛っー」
崩れかけのビルの屋上をぶち抜いて、一階下の空間にウェンディは転がっていた。
ギリギリでかわしたはずだった。
甘かった。
おかげで、直撃を受けてしまった。
ボードは先ほどの攻撃でどっかに弾き飛ばされた。この訓練中に回収するのは難しいだろう。
瓦礫の街。
シミレーションで作製されたこの場所は、市街戦の全てが整っている。訓練にはもってこいだ。
……一方的に痛めつけられているのを、訓練と呼ぶのであれば。
お互い、全開で戦おうと決めたのは五分前。
11発のアクセル・シューターと、ディバイン・バスターの直撃を受けたのが今さっき。
青い空を見ながら、ウェンディは思う。
奴は、化け物だ、と。
「ウェンディ。まだ、訓練は終わってないよ」
空の下。高町なのはが、私刑を宣告する。
愛杖を自分に突きつけて。うっすらと笑みすら浮かべながら。
再建中の機動六課。そのシャワー室で、ウェンディはシャワーを浴びていた。
「……死ぬかと思ったッス」
恐ろしい事に、あの女はこちらの限界ギリギリを心得ている。吹き飛ばされ、叩きつけられ、病院送り一歩手前という所で、訓練は終わった。
限界ギリギリ。
今日一日で回復できる程度の疲労とダメージ。
明日も訓練が出来るように。
……明日も痛めつけられるように。
はあ、とため息をついた。
当たり前のことなのだ。
ついこの間まで敵対していたのだ。出来るだけ人的被害は出さないよう心がけてきたが、それでも六課や本部に怪我人は出たし、その事で恨みを買っていることはウェンディも承知している。
だが理解していても辛いものがある。廊下で会う人物のほとんどはウェンディの事を無視するか、あるいは突然用事を思い出して走り去る。昼食時、どこかのテーブルに座ると決まって会話が途切れてしまう。
相部屋が基本のこの宿舎で、特別に一人で住んでいいという許可が下りた。
話しかけても目を合わせようとする人はおらず、事務的な会話すら最小限にとどめる。
164 :
その後のことについて:2007/08/22(水) 22:37:35 ID:5FV1FXe/
「ん……」
シャワーを止める。
その中でも、高町なのはの恨みは大きい。彼女が溺愛していたヴィヴィオという少女を誘拐したことに対する復讐なのだろう。
訓練時以外は普通に接してくれるのだが、戦闘となるとリミッターが切れるらしく、それが逆に恐ろしい。
「……はあ」
けっこう深いため息ひとつ。
きっかけが欲しかった。機動六課のみんなと仲良くなる、何かが。
そうすれば、ヴィヴィオに謝ることが出来る。六課の人たちと普通に話したり出来る。
ウェンディだって、気にしているのである。
シャワー室を出て、タオルを手に取る。
洗面台の鏡に、傷だらけの自分の姿が写っている。
生きるべきだ、とはやては言った。
あなた達は被害者だと。人として生きる権利があるのだと。
『安心せい。命の安全は保障するで。皆まとめてうちが面倒みる!』
ナンバーズにそう言って微笑みかけてくれたのは、八神はやてだ。
あの人なら、何とかしてくれるかもしれないが。
だが、こんなことで相談するのも戦闘機人としてどうかと思う。
第一、彼女はここにいないのだ。
「……どこ行ったんすかねぇ」
ライト何とかという小隊メンバーと、自分を除いたナンバーズの面々と一緒に、別の次元に行ったらしい。
回復に時間を食い、自分だけ置いてけぼりを受けたのが悔やまれる。
ナンバーズの面々なら、少なくとも話くらいなら出来るのだから。
制服に着替えて、シャワー室を出た。
今日はこれでおしまいだ。割り当ての部屋に帰って寝るとしよう。
深いため息をついて、ウェンディは戦闘機人にあるまじき腑抜け面で、とぼとぼと廊下を歩いていく。
だからだろう。
廊下を走る足音に、ウェンディはまったく気付きもしなかった。
曲がり角。
真正面に、赤色の髪の毛があった。
「うわっ!?」
「のわっ……っと!」
考えるより早く、体が動いた。重心を後ろにそらし、足に力を入れ、突っ込んでくる少年の勢いに乗るように、ウェンディは反射的に後ろに跳んだ。
突然の出来事に少年は自分の体を制御しきれていない。ゼロコンマ2秒ほど迷って、ウェンディは両手を突き出して少年の体を抱きしめる。このまま地面とキスするよりはましだろう。
受身を取る。ゆっくりと流れる時間の中、呆然とこちらを見る少年の顔が何故だか微笑ましく思え、ウェンディの体が倒れる直前、にっこりと笑い返してやった。
そうして、時の流れが戻った。
トン、という軽い衝撃。腕の中にいる少年は小動物に暖かく、予想よりずっと軽かった。
犬を抱きしめているみたいで、なんだか心地よい。
「だ、大丈夫ですかっ!?」
「平気っす。そっちも無事みたいッスね」
何だか名残惜しかったが、ずっとこうしている訳にもいくまい。しぶしぶ両腕を離して、立ち上がる。
「あの、ありがとう御座いました」
「どういたしまして。今度は気を付けるんすよ」
じゃあ、と手を上げてくるりと背を向けて、
「あの……もしかして、ウェンディさんですか?」
躊躇するような声が聞こえた。
「……そうっすよ。元ナンバーズのウェンディッス」
振り返って、少しだけ不機嫌な声を意識して口を開いた。この質問の後は突然用事を思い出すに決まっている。
はずだった。
「やっぱりそうだったんだ。すいません、六課を服を着ていたものですぐに気付きませんでした」
何故だか、にっこりと笑われた。
「僕は、機動六課ライトニング小隊のエリオ・モンディアルです。よろしくお願いします」
ぺこり、とお辞儀までされた。
「ああ・・・…うん、よろしくッス」
モンディアル少年はさっきから笑顔を続けている。
……言葉に詰まってしまう。というか、何故この子は自分を避けないのだろう。
「ウェンディさん?どうかしました?」
子犬のようにこっちを見る少年に、視線を合わせて言った。
「モンディアル君は、あたしを怖がらないんスか?」
「……はい?」
意味が分からない、とでも言いたげに首を傾げる。
「あっしたち、ついこの間まで敵同士だったんッスよ。どーしてそうニコニコしていられるのかな、と」
その言葉にモンディアル少年は、ああ、と呟き、
「だって、今は仲間じゃないですか。怖がる必要なんてないでしょう?」
ごく当たり前のように言った。
その純粋な言葉に、ウェンディは思わず苦笑する。
「君はいい子っすねー。お姉さん、関心したッス」
嬉しくて頭を撫でてやる。
「わっ!? で、でも、他の皆さんだって同じ考えだと思いますよ。六課はそういう所ですから」
「ところがそうでもないんッスよ。あまり馴染めているとは言い難いッス」
「そ、そうなんですか?」
「その上、六課にはあたしをいじめる魔王がいらっしゃるッス」
「魔王、ですか」
「そうッス。高町なのはと言って、ここ一週間ばかり訓練で苛められてるんすよ。君もあの人には気をつけて――」
ウェンディはその続きを言えなかった。
少年が、真剣な瞳でこっちを見ていた。
「・・・・・・な、なに?」
「その傷、もしかして――」
傷?
「ああ、この程度ならなんともないッスよ。あたしらは頑丈に出来てますから」
「でも、痛みはあるんですよね」
「・・・・・・そりゃ、感覚がなくちゃ動けませんッスから」
エリオは少しだけ黙り、そうして、ゆっくりと口を開いた。
「傷が残ってます。治療室に行った方がいいです。場所は分かりますよね?」
「えっ? ああ、そうするッス」
「お大事に。僕はこれで失礼します。何かあったら話して下さい。なんでも相談に乗りますから」
それでは、とエリオ少年は走り去っていった。
なんだか、怒った顔をしていた。
変な子だな、とウェンディは思った。
「珍しいね。フェイトちゃんじゃなくて私に用なんだね?」
「はい」
「まあ、座って。のんびりしていいから」
珍しい来客に、なのはは喜んでいるようだった。来客用の茶を用意してエリオの対面に座り、お姉さんが話を聞いてあげる、という雰囲気を漂わせている。
部下というよりは親戚の子供が来たかのような対応だった。
「とりあえず、お帰りエリオ君。他のみんなは?」
「明日、到着するそうです。
・・・・・・はやてさんが、バーゲンセールしているデパートを見つけまして。
キャロや、ルーテシアや、ナンバーズの皆さんの服を買ってやるんや、と。
今日一日使って買い込むそうです」
流石に苦笑する。六課の中で最も服選びにうるさいのははやてだ。
それが十三人分買い込むとなると、たしかに一日必要かもしれない。
「僕の分も買ってくれるって言ってくれたんですけど。
・・・・・・その、下着選びまでつき合わされそうになりまして」
逃げてきたか、となのはは理解する。まあ、元々休日だし文句を言うつもりもない。ただ、一緒に選んでくればいいのに、と思うあたり、エリオの先行きは暗い。
「・・・・・・それで、話があるんだよね」
「はい。・・・・・・ウェンディさんのことなんですけど」
なのはは、大きな反応をしなかった。
「六課の人たちから、いい顔をされてないみたいで。
あと、訓練でボロボロになるまで戦ったって」
「・・・・・・いい顔されないのは知ってるけど、私は時間が解決してくれると思ってる。
ボロボロになるまでやるのは訓練だからだよ。大きな怪我しないようにギリギリでやっている。
・・・・・・って、言っても、エリオは納得しないか」
エリオは静かに頷いた。その顔には、はっきりと非難の色が見て取れる。
理屈上、なのはが正しい。だが、訓練目的以上のダメージが、ウェンディに与えられていることを、エリオは見抜いている。
「ひとつ、聞きたいんだけど。
なんで、エリオはウェンディを庇うのかな。敵だったんだよ、彼女」
少しだけ意地悪をしてみた。エリオは少し黙って考えをまとめ、はっきりとした口調で言った。
「同情というのもあるかもしれません。
でも、僕は憧れている人に近づきたいから。
だから、ウェンディさんみたいな、困っている人を守ろうと思ったんです」
「・・・・・・憧れ?」
「・・・・・・僕の過去は、フェイトさんから聞いてますよね」
「うん。ハリネズミみたいな子だって聞いたよ。施設で暴れて、手に負えなかったって」
なのはの言葉にエリオは頷いた。
「皆さんに、迷惑を掛けてました。嫌われるようになって当然でした。
でも、一人だけ、僕に話しかけてくれた人がいたんです。
だから、僕は皆さんと仲良く慣れたし、ここに入れるようになりました」
その人物の名を、なのはは知っている。
「エリオ・モンディアルにはフェイト・テスタロッサ・ハラオウンがいました。
でも、ウェンディさんには、誰もいないんです。
だから、僕がやろうと思ったんです。
フェイトさんみたいに上手く出来ないけど、困っている人がいるなら、助けてあげようと思ったんです」
その、言葉にどれほどの力があったのか。
家族がひどい目に合わされて、レンズが曇っていたかもしれない。
困っているから、助ける。
そんな、当たり前のことを忘れていた。
「・・・・・・そうだね。うん、私も大人げなかったかな。
時間が解決してくれるのを待ってたら、遅いもんね。
ウェンディやナンバーズのみんなが六課に溶け込めるように努力するべきだった」
「は、はいっ!」
「でも、今日は遅いから明日にしよっか。準備とかあるし」
「・・・・・・準備、ですか?」
「うん。私に考えがあるの」
にっこりと、なのはは笑った。
「あ、はやてちゃん? うん。それでね、明日――」
「もしもし、リンディ提督? そうです、明日の――」
「クロノ君? ユーノ君も? そう、それでね――」
「明日、戦祝会しよう」
訓練が中止され、全員に有休がプレゼントされた。
「はーい、皆聞いてな。今日、パーティーやります。
飯と飲み物なーにも用意してないんで、全員で力あわせて準備するでー!」
何十人分もの材料が倉庫から運び出され、包丁を握れる物は片っ端から材料を切り刻み、皆が皆、適当に料理を作り上げていく。
冷たくなると不味い物は後回しという指示があっただけで、何を作っても構わないから、出来るだけ作れとのことだった。
勿論、怪我人が多かった六課に、人手が足りるはずがない。
突然の事態に、ウェンディの脳ミソは止まったままだ。ただ、命じられるままに、ピーマンとキャベツを切り続ける。
買出し部隊は地元のスーパーに朝駆けし、食料品と酒コーナーの九割を買い占めて去っていく。買い物袋を引っさげた飛行竜という珍しいものが空を飛び、なんとか飛行許可を取り付けたヘリが、六課と街を往復していた。
「三班、酒がたりへん! 何、酒屋全部買い占めた? なら、別次元の酒屋さんに行けばいいやろっ!」
「はやてさんっ! オーブンが足りないと厨房から!」
「バーベーキューセット出して外で焼けっ! 火は魔力で何とかなるやろ!」
「クロノ提督より通信っ! クラウディアの厨房と食料、使っていいそうです!」
「よっしゃっ! 流石クロノ君や! チンク、ノーヴェ、シグナム、材料持って先行ってやっ! ああ、感謝するでクロノ君! キスのひとつでもあげたい気分や!」
「はやてさん、クロノ提督は既婚ですっ!」
「不倫って、燃えると思わへん?」
まるで戦争だった。
「ウェンディ! 肉、肉が足りないっ!」
「取ってくるッス!」
皆と普通に話していることに、ウェンディは気付かない。
今はただ、ブタでも牛でもラムでもいい。肉を持ってくることで頭が一杯だった。
そうして。
その夜、宴会が開かれた。
はじめのうちこそ、ナンバーズに近寄り難い雰囲気を見せ、ナンバーズもまた、六課メンバーに近寄りづらそうにしていた。
そんなの、はじめのうちだけだった。
視界を右にやる。
シャッハとセインがあっち向いてほいをしている。
理由などない。周囲に酒ビンがゴロゴロと転がっており、箸が転げるたび笑っている。ちなみに負けた方は脱ぐらしい。理由などない。
ギンガとノーヴェが、腕相撲をしていた。
両者ともフルフルと腕を震わせて片方の腕で酒を飲みながら、不退転の志でニコヤカに腕相撲を続けている。ついでに口喧嘩もされている様子。
その後ろでは、チンクがスバルにイジメられている。
字の如しである。眼帯を取られ、胸を揉まれ、潤んだ目でシクシクと袖を濡らしている。が、酔ったスバルに敵はない。ゲラゲラ笑いながら、眼帯をつけて変なポーズを取り続けている。海賊のつもりらしい。
その隣では、ウーノとシャマルがまあまあと井戸端会議をしている。
会話の内容までは聞こえないが、肌や年という単語が聞こえてくるあたり、だいだいの想像はつく。頑張れ、見た目、〇十代。
正面に視界をシフト。
ディートとオットーが酔いつぶれたティアナの髪を引っ張っている。
何故取れないのか、これで空を飛べるのか、としきりにティアナに聞いてるが、それはティアナではなく柱である。ツインテールという髪型は着脱可能なのだろうか。人類ってすげえ。
その上。空中飛行を続けながら、アギトがリインに酒を飲まされている。
あたいの酒が飲めへんの、と口に小ビンを突っ込こまれている。助けてぇゼストの旦那ぁと泣き叫んでいるが、そのゼストは酔いつぶれて眠っている。ゼスト親分は下戸らしい。
その近くのテーブルの上で、シグナムとトーレが、ワルツを踊っている。
女性陣から黄色い悲鳴が上がる。が、何故こんな所でダンスをしているのか。疑問の種は尽きない。
クアットロはヴィータの世話で忙しい。
はぐはぐと半分寝ながらも食い続けるヴィータにクアットロは口喧しく注意を促す。この焼き鳥が美味しいですよってほらまた服を汚して食べ物を粗末したら眼鏡からビームが出るのよ聞いているのヴィータお嬢様!
はやてさん、命の保証『しか』してねー。支援。
視線を左に。
セッテとディエチがザフィーラとアルフを撫でている。
二匹とも肉の消費に余念がなく、しつこいくらいに撫で続ける二人には興味がないらしい。
二匹が移動するたび、子犬のようについていき、また撫でるのを再開する。なでなで。
高町なのはとユーノ・スクライアは先ほど退室した。
なのはがユーノの頭部を空びんで殴ったためだ。気配を完全に消し、後遺症の残らない角度で。
その後、酔いつぶれたみたいだから部屋に送ってくねー、と誰かに言い訳して去って行った。
もちろん、誰も聞いてないし、誰も止めない。この状況で頭を冷やそうとするアホは一人もいない。
騎士カリムと八神はやてに寄りかかられて、赤を通り越して青くなっているのはクロノ・ハラオウンだ。
両脇から、不倫で燃えへん、燃えますね、クロノ君でええ男やね、五年目の浮気ですね、と会話をされれば恐ろしくもなる。
が、手に持つコップがブルブルと震えているのはコップに写るフェイトの笑顔のせいだ。
真後ろに立ち、笑顔でバルデッシュを構えるフェイトにクロノは気付いている。
そして。
エリオ・モンディアルはウェンディに寄りかかるように寝ている。
その両腕にはキャロとルーテシアお嬢様が抱きついており、三人ともすうすうと寝息を立てて、実に可愛らしい。
そして。
「・・・・・・んっむ」
ウェンディの横で眠っていたヴィヴィオがふらふらと立ち上がった。
「ああ、ヴィヴィオ。どうしたッスか?」
「・・・・・・おトイレ」
「ああ、了解ッス。ちょっと待ってて下さいッス」
エリオとオマケ二人を起こさないように注意して、ウェンディは腰を上げた。
高町なのはがしたかった事は、つまりこういうコトなのだろう。
「大丈夫ッスよ。オバケなんて、このウェンディお姉さんが退治してやるッスから」
「・・・・・・うん、ありがと」
どうやって仲良くなったのか、どうやって会話をしたのか、もうウェンディは覚えていない。
ただ、彼女は自分を慕ってくれている。
お化けのボディーガードなら誰でもいいという感じではあるが、それでも笑ってくれているのだ。
それが、とても嬉しい。
ヴィヴィオを部屋に送り、宴会場に帰ったとたん、頭痛がした。
エリオが抱きつかれている。
ルーテシアとキャロ、そして、チンクとギンガとノーヴェとスバルに。
彼は誘蛾灯か何かだろうか。モテモテで羨ましいが、抱きつける場所があとは頭くらいしかない。
ずるい、とウェンディは思い、エリオの幸せそうな寝顔を見て、ちょっと腹立った。
エリオの下に潜り込み、体を動かし、その後頭部が胸のあたりにくるように調整する。
イタズラの完成である。
さて、ひと眠りするとしよう。
宴会は終わらない。最後の一兵になるまで騒いで騒いで騒ぐのが、ここのやり方らしい。
眠れるかな、と思って頭を置いた瞬間、睡魔が襲ってきた。騒ぐのは他の連中に任せるとしよう。
明日の朝。自分の胸を枕にする少年を見て、みんながどういう反応をするのか。
ウェンディは、それが楽しみでたまらない。
おわり。
途中でエラーが出てものすげえ動揺した。あと、上げちまってスマソ。
174 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:49:32 ID:6YcDOhZV
>>173 こういう世界もいいなー
ところでドクターはどうなった……?
和み成分のあるいい作品でした
>173
みんなが寝付いた頃に後片付けしたり毛布かけたりするガジェット1型が視えた。
某あ〜るのバーサーカーのように。
>>173 GJ
てか都築さん、なにエピローグのネタバレしてんすかwwwwww
で、なのはとユーノの描写はまだかね?
ユーノお持ち帰りワロタw
チンクが…orz
>>174 sage忘れてた
ちょっと前線で戦ってくる
.
>>174 ドクター、マジで忘れた。
ちょっと、スターライトブレイカー受けてくる。
>>173 これはいいハッピーエンド予想。GJ
ウェンディお疲れ。
なのはさんはユーノで、しっぽりむふふといった筈なので、
しばらくは訓練きつくないと思うよ。不完全燃焼だと逆にヤバイけど。
>>180 っておい。ガンバ・・・。
>>180 SLB、俺も付き合うぜ。
ところで、ドゥーエはどうした?
>182
別室でオーリスと一緒にレジアスとスカリエッティ相手にお酌をしてる。
>>180 これはおもろいw
だがしかし!
SLB受ける時は「λ....」使おうぜ後続はいっぱい居るからw
ここまで来て、誰もエリオを羨ましがってないのが……
……あれ?
>>185 途中までしか読んでない俺には話が見えんな。
>>185 そりゃ将来血の雨が確定してるのにうらやましがるもんかよw
相手が全部アレなんだぞ?w
ぐじょぶ
二人の絡みがもっと欲しかった
>>173 投下乙!!
ナンバーズスキーとしてはこーゆーナンバーズハッピーエンドSSは嬉しい限り。
>>185 まぁ、キャロもルールーも嫉妬深そうだしなぁ、次回予告の顔が怖かったし
……ヤンるー様などという単語をふと思いついたw
スバル辺りはおおらかそうなイメージがあるけどノーヴェとは些細なことで喧嘩になるかも?
ってか、召還師二人以外よく考えたらギン姉拉致事件関係者ばかりだw
寧ろ、フェイはや&カリムに迫られてるクロノが羨ましいw
>189
フェイトには別の意味で迫られてるようだけどな(w
>189
結婚5年目、育児に忙しく、家に帰れないクロノ……
義妹、部下(はやて)、同僚(カリム)と、仕事とはいえ密会してりゃーなw
案外、クロノが不倫してばれた場合一番怖いのはエイミィでも上の三人でもなく、
母親のリンディさんかもなぁ……
192 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:43:08 ID:71tQCPBS
>>191 俺は怒るよりもむしろ、クライドを思い出しながら「貴方の息子はこんな……」とか言いつつさめざめ泣いてるリンディさんを思いうかべた
>>61 この場合の「自重」は作品投下以外の書き込みを自重しろと言う事でよろしいのでしょうか?
そうだと信じて、2本書き上げたのでそのうち1本投下します。(連投規制引っ掛かりそうなので)
注意
・ユーノ(黒でS)×なのは(M……と言うか結局ユーノにベタぼれ)です。
・器具(ローター)使用します。
こういうのが駄目な人はスルー推奨。
では次から行きます。
ユカイなオシオキ
「……なーのーはー?」
「あ、あうう……」
何処からどう見ても怒っているユーノに、なのははただただ縮こまる。
「……ねえ、なのは。僕、言ったよね? 『あんまり無茶はしないように』って」
「え、えっと……」
「……それなのに、何でガジェットの集団の中に一人で突っ込んで行くの?」
「だ、だって、そんなに無茶じゃないかな? って……」
「……あのね、なのは。100体オーバーのガジェットに、砲撃魔導師が接近戦挑むのって、立派な無茶だよ」
そう言いきるユーノに、なのはは真っ青になり、ほんの僅かだけ後ずさる。
そんななのはを逃げないように抱き止めて、ユーノはなのはに囁いた。
「お仕置き……だね? なのは」
そう言うと、なのはは硬直した。
石のようになったなのはを抱きかかえ、ユーノは医務室から、自分の部屋へ飛んだ。
部屋につくと、ユーノは硬直したままのなのはをベッドに寝転がせ、ベッドの下の隠し抽斗を開ける。
するとそこには、結構な量の責め具が入っていて。
ユーノはその中からいくつかを見繕うと、ベッドの上で恐怖と、隠しきれない期待に金縛りになっているなのはの上に覆い被さった。
「ひゃ……っ……ふぁ……」
「やっぱりなのはって敏感なんだね……」
器用に右手だけでパンツだけを残してなのはの服を剥ぎ取って、ユーノはなのはの胸をふにふにと軽く押す。
それだけで、なのはは息を乱し、瞳は熱っぽく潤む。
と、ユーノが下の方に何かを固定し、にっこり笑ってその「何か」のコントローラーをなのはに見せる。
と、なのはは慌ててそのコントローラーを奪おうと
「スイッチ、オン♪」
「ふにゃあああああー!!!」
……する寸前、ユーノはそのローターのスイッチを入れて、なのはは絶叫を上げた。
「あっ! んああ! ちょっ……! 待って……! ゆーのくん……やぁ!」
一番敏感な突起に伝わる激しい振動に、なのはは一気に高みまで登り詰めそうになる。
「だめ! だめだめだ―――っ! ……ふ……え……?」
「……駄目なんでしょ?」
ギリギリまでなのはを追い詰めて、上り詰める直前でスイッチを切ったユーノ。
快感に翻弄されていたなのはに、そのじらしは耐えられなかった。
「ゆーの……くぅん……ごめんなさいっ……!」
「ん、……じゃあ、いいよね?」
そうユーノは言うと、もう一度ローターのスイッチを入れ、出力を最大にする。
さっきよりもさらに激しい振動に、なのははがくがくと快感に震えた。
「あっ! あ! ふにゃあああ! ゆの、くっ、あああ! らめ! も、らめぇぇ!」
そう呂律の回らない声でなのはが叫ぶと、ユーノはかり、となのはの胸の先端に歯を立てる。
なのはにとどめを刺すには、それで充分すぎた。
「――――――――っ!!!」
声に出せない程強烈な絶頂にさらされ、なのはは限界まで身体を反らせる。
はいたままだったショーツからみるみるうちに愛液が溢れ出し、シーツに染みを作った。
そしてユーノがローターのスイッチを切ると、なのははその場に崩れ落ちた。
「……はあっ……、……はあっ……、……はあっ……」
息も絶え絶えになって、なのははぐったりとしながら、余韻に浸る。
と、もうぐちゃぐちゃだったショーツが下ろされ、なのはは一糸纏わぬ姿にされた。
「……まさか、これで終わりだなんて、思ってないよね?」
「ふああああ! だめ! イッたばっかりなのに、らめええ!」
そう言うなり、ユーノはなのはの秘所を指で激しくかき回し、まだ余韻が残ったままのなのはは、なすすべもなく翻弄された。
「あっ! あああああっ!」
「……なのは、イキすぎだよ?」
「ら、らって、ゆーのくんが……ふああっ!」
「ん? 僕が、どうかした?」
「あっあっあっ! ゆーのくんがあっ! そんなっ、する、から、あ! ひああああん!」
立て続けに絶頂に追い込まれ、なのはは壊れそうになる。
幾度となく潮を吹き、もうシーツもユーノの手もぐちゃぐちゃに濡れていた。
と、ユーノが手を止め、秘所から指を引き抜く。
「はあ……あ……」
「僕も、気持ち良くしてね?」
「いううううん!」
そのままユーノがなのはを自分自身で貫くと、それだけでなのはは絶頂に達する。
そしてなのはは、ユーノに力無く抱き付き、身体中をふるふる震わせながら、なのはは懇願する。
「お、お願い……、少し、休ませて……、もっ、限界なの……」
「……何で?」
「……え……?」
「これ、お仕置きなんだよ? お仕置きされる人の言う事聞くお仕置きする人なんて、いないと思わない?」
そう言うと、ユーノは付けっぱなしだったローターのスイッチをもう一度入れ、そのまま激しく突きだした。
「ああああああああ!!! あ、あ、あ、あ、あ、あああああ!!!」
もはや何もする事が出来ず、なのはは上半身を縮こまらせたままで痙攣するように震える。
数秒ごとにやってくる絶頂に白目を剥きながら、なのはは終わりが来るまで耐えるだけ。
そんななのはに、ユーノは容赦無く追い討ちをかけた。
「……もう少し、追加かな?」
「ひにゃああああ!!! あー! あー!! あー!!!」
胸の先端にまでローターを付けられ、もう数秒ごとどころか、完全にイキっぱなしになって。
みるみるうちに絶頂を越えた何かに迫って行く快感に、なのはの意識は完全に飛んだ。
「ぁ……ぅ……」
時折ぴくぴくと余韻に震えるなのはを見下ろしながら、ユーノはくすりと笑う。
「……まだまだ、こんなんじゃ甘いよ」
そう言うと、ユーノはローターを振動させたままでなのはから離れると、自身の服装を整えて、はやてに通信を繋ぐ。
「……あ、はやて? なのはがちょっと気分悪いらしくて……、なのはってまだ有給残ってたよね?」
『ん? ちょう待ってな。……うん、まだ結構残っとるで?』
「悪いんだけど、明日、なのはの有給請求出来ないかな?」
『……高くつくで?』
「いいレストラン、見つけたんだ」
『分かった、商談成立やな』
はやてとの通信を切ると、ユーノは振り向いて、にっこりと笑う。
もちろんなのはにははやてとの通信が聞こえていて。
「や、あああ! も、や、ひゃああああん!」
真っ青になりながら快感に震えるなのはに、ユーノは満面の笑みを浮かべたまま、宣言した。
「明日……いや、明後日の出勤までだから後36時間……。それが、なのはの今回のお仕置き時間だからね?」
これで終わりです。
つか陵辱の雰囲気出すために某ベイビーのサンプル見まくったんだが、どう見ても活かされていません本当に(ry
もう一つ、オリキャラ一人使った連載物の第1話も出来あがっているんですが、それは明日……今日だなw朝7時前後か夜10時以降に投下します。
……それと、これから俺に関する事は、全部俺のサイトのBBSで話してください。
俺も当事者以前にここの一読者として、一投稿者として、神の方々が投下しにくい空気を作るのは本意では無いので。
サイトなら「黎明翠玉」でクグれば出てくると思います。
トップページの入る部分がENTERでは無くて、「では、光の差す〜」と文になっているのが目印です。
すいません、これだと勘違いされそうだw
俺の文の感想はそのままここでお願いします。
感想で空気悪くなる事は無いでしょうし。
このままここに書き込むとこのスレの空気が悪くなるな、と判断した時に、俺のサイトのBBS使ってください。
>>199 おお、最近エロ投稿のないエロパロスレにあるまじき状態だったからGJ。
あんまり声が大きいののカキコなんぞ気にすんな。
>>200 いや、もうすでにお前さんのコテがトリガーになりつつあると思うで?
なんかカリムのエロいエロパロはないものか
感想忘れたorz
内容は良い
つーか勃った息子をどうしてくれる!
>>203 六課陥落なSSで中将の上で腰を振ってるのぐらいしか思い当たらないよな。
他には見た記憶がないな。
>192
実はクライドも浮気性。レティ提督との間につくった子供がグリフィスですw
今回GJとだけ言っとく。
>>205 そういえばあの話、保管庫に入ってたっけ
>>172 GJ!!!!!!!!!!!!!!
これは良いネタバレですねw
>>198 うはw
これは良い夫婦の夜の営み。
次がありましたら孕ませるくらい中田氏を希望!
ある少年と少女シリーズを合体させて
フェイト×エリオ×はやての3Pを妄想してしまった俺だ
>>205 俺もそれしか知らないんだよな
StS新キャラは非エロネタが多い気がする
ヴォルテールとの契約がSEXによって純潔を捧げる事だったら
キャロはあそまでそっち方面に無頓着な朴念仁になる事は無かったろうに
感想dクスです。
では、予告通り2本目投下します。
注意
・オリキャラが主人公に近い位置にいます(元々主人公とか決めない方なので「近い位置」)
・オリキャラ×スバルです。
こう言うのが駄目な人はスルー推奨。
では、長編連載舞い踊る、恋風第1話、はじまります。
1st.session 出逢い〜卒業の前、光の後先〜
「……うわ〜……」
きょろきょろとまるでオープンスクールに来た子供か何かのようにあたりを見まわすスバルに、ティアナは呆れて突っ込んだ。
「別に私達の訓練校とそんなに変わらないでしょうが……」
「で、でもさ、みんな空飛べるんだよ!?」
「……そりゃあね、空士訓練校なんだから」
「……う〜……」
スバルの言葉を受け流し続けるティアナに、スバルはぷくりと膨れる。
前に出て、後ろ向きに歩き出したスバルに、ティアナは顔を顰めて注意しようとし……、顔色を変えた。
「バッ……! スバル! 前!」
「へ? ……わっ!?」
人探しでもしていたのか、きょろきょろと辺りを見回して、スバルに全く注意を向けていなかった少年がいて。
スバルはその少年に思い切りぶつかり、少年を巻き込んでその場に倒れ込んだ。
「……つっ!」
「いたた……」
「こっの……馬鹿スバル! ……すみません、大丈夫でしたか?」
スバルに一言怒鳴り付け、スバルの下敷きになっている少年に話しかけるティアナ。
身体を起こしかけていたスバルは少年に謝ろうと慌てて振り向いて……、
スバルについて行くように身体を起こしかけていた少年と急接近して。
「っ!」
「!?」
……ガツッ、と痛そうな音がして、スバルと少年の唇がぶつかった。
「「〜っ……」」
唇を手で覆い隠し、涙目になってぷるぷる震えるスバルと少年。
そんな二人を、ティアナは呆れたような表情で見詰め、……少年の顔をしっかりと見た瞬間、驚きの声を上げた。
「……フィレス……? フィレス・ホーマルハウト?」
「……ティアナ……ランスター? 君が、客人?」
お互いに一瞬呆然とした後、フィレスは立ちあがろうとし、……困ったようにティアナを見やった。
「……ごめん、ティアナさん、この人って、ティアナさんの知り合いだよね?
……悪いんだけど、この人、どけてくれませんか?」
立てないから……と苦笑したフィレスに、ティアナは慌ててスバルを立たせた。
「改めて、自己紹介しますね。……僕は、フィレス・ホーマルハウト。
これから二日間、あなた方の案内をさせていただく事になっていて、一応、明日の模擬戦の対戦相手でも、あります」
「フィレスが? ……じゃあ、空士学校の主席って、アンタ?」
「……まあ、一応」
ティアナの問いに、そう答えて微苦笑するフィレス。
と、それまで黙っていたスバルが口を開いた。
「あ、あの! フィレスさんとティアって、お知り合いだったんですか!?」
「……ええ、まあ。……えっと……スバルさん、でよろしかったですよね?」
そう首を傾げて聞くフィレスに、まだ名乗っていなかったスバルは真っ赤になった。
「え、あ、ごめんなさい! 私はスバル、スバル・ナカジマと言います!」
「ナカジマさんですか……、よろしく」
そうにっこりと微笑んで、フィレスは何気なく口元に手をやって……、かちりと固まったスバルに首を傾げた。
フィレスが考え込んでいると、みるみるうちにスバルの顔が赤く染まって行き、やがて耐え切れなくなったように口を手で覆う。
……その瞬間、フィレスは気付いた。
ロマンチックとかそう言うのは欠片も無かったが、確かにスバルの唇に自らの唇が当たったと言う事に。
「……うあ」
さすがに赤くなって、フィレスはスバルから視線を逸らした。
と、にやにやと奇妙な笑みを浮かべたティアナがフィレスに絡み付いた。
「ティ、ティアナさん!?」
「……確か、スバルってファーストキスまだだって昔聞いた事あるのよね……」
「〜っ!?」
「責任、しっかり取ってあげなさいよ?」
「せ、責任ってどんな!?」
ティアナにしては珍しく全力全開でフィレスをからかっていると、突然スバルが顔を上げる。
完全に座ったスバルの視線とかち合い、フィレスが硬直すると、スバルが口を開いた。
「じ、事故! 今の、事故だから! ノ、ノーカウントだよ!」
「……はあ!?」
あからさまな誤魔化しに走ったスバルに、ティアナは呆れる。
確かに事故だったけど、そんな真っ赤になって言ったらカウントしてますって言ってるようなもんでしょうが、とティアナは思い、
……スバルの表情に、照れや焦り、恥ずかしさといった物以外の感情が混じっているような気がして、首を傾げた。
……そして、翌日。
『制限時間は無制限。相手を気絶させるかギブアップさせるかで戦闘終了だ。分かったな?』
「「「了解!」」」
審判役の指導員の言葉に、三人は揃って答える。
自分の武装を構え、対峙する三人に、合図の声が、かかった。
『用意はいいな? では……はじめ!』
「フライヤーウイング!」
「ウイング……ロード!」
同時に魔法を起動させ、フィレスは距離を取ろうと、スバルは逆に距離を詰めようと動き出す。
しかし、加速が鈍いフィレスの飛行魔法ではスバルは振り切れず。
「ちっ!」
舌打ちを一つすると、フィレスはデバイスをスバルに向け、
『フェザーショット』
「プロテクション!」
早撃ちで撃ち出された魔力弾をスバルはシールドで斜めに弾き、さらに距離を詰める。
フィレスはポップアップしてスバルを避け、……そこに、オレンジ色の魔力弾が襲いかかった。
「うわ!?」
『ラウンドシールド』
どうにかその奇襲を受け流すが、さらに先ほどやり過ごしたスバルが真下に陣取って。
「一撃、必倒! ディバイ―ン……バスター!」
下からの容赦無い一撃に、フィレスは爆煙に包まれた。
「えーっと……やりすぎた、かな?」
ティアナの元へと戻りながら、スバルは呟く。その頬には冷汗が一筋伝っていて。
チャージを早めた分射撃は一瞬になったが、威力は微塵も落ちていない砲撃をまともに食らったフィレスを心配していると。
「……スバル! まだ終わってない!」
「!?」
焦ったようなティアナの声が聞こえ、スバルは慌てて振り向いた。
「……痛ってぇ……」
ギリギリのタイミングで間に合ったプロテクションでディバインバスターを受け切ると、
わざとバリアバーストをかけて自身の身体を爆煙の中に隠したフィレス。
しかし、いつもならバーストの爆風に乗って飛ぶ所を無理矢理そこに留まったため、身体中が悲鳴を上げていた。
「……だけど……、今度はこっちの番だ!」
『ロードカートリッジ』
根性で痛みを無視し、デバイスにカートリッジをロードさせる。
その瞬間、フィレスの周りに6個の魔力弾が踊った。
『ウインドフェアリー』
「シュートッ!」
そのまま3個ずつ魔力弾がスバルとティアナに襲いかかり、二人はそれぞれバリアを展開してそれを防ぐ。
しかし、バリアに当たったそれは消えず、逆にバリアの中に食い込んで来る。
「――っ!」
「バ、バリアバースト!」
慌ててティアナとスバルはバリアバーストで魔力弾を掻き消すが、その代わりに派手に吹っ飛ばされる。
その瞬間、フィレスのデバイスから、声が響いた。
『フルチャージ・オーバー』
「……本気……行くけどいいよね? ……ま、答えは聞いてないけど」
そうフィレスは呟き、着地の瞬間ウイングロード上でバランスを崩したスバルにデバイスを向ける。
『カートリッジ・フルロード』
「一射、入魂!」
『ウイング・カノン』
そうフィレスのデバイスがコールした瞬間、デバイスの向きが何時の間にか変わり、
フェザーショットとは比べ物にならない程の一撃が『ティアナを』襲い、意識を刈り取った。
「……ティア!?」
「まだ戦いは続いてるんです。……余所見は、禁物ですよ?」
思わずスバルがティアナの方へ視線をやった瞬間、フィレスの声が響く。
気付くと、身体に触れるか触れないかの位置に、4個の魔力弾がセットされていた。
「……あいかわらずえげつねーな、お前」
「……絶対に勝つための作戦と言って欲しいんだけどね」
空士仲間とおぼしき少年を会話を交わすフィレスを横目に見ながら、スバルはティアナを介抱する。
と、ティアナの瞼が震えて、ゆっくりとティアナが目を開けた。
「ティア! 大丈夫!?」
「……った〜……。フィレスの奴……、本当に本気で撃ったわね……?」
まだ少しくらくらするのか、頭をしきりに振りながらティアナが言うと、ティアナが目覚めた事に気付いたフィレスが駆け寄って来た。
「……大丈夫か?」
「……完全に気絶してた相手に言うべき台詞? それ」
そう半眼でティアナが言うと、フィレスはうっと言葉に詰まる。
と、スバルがフィレスを睨み付けて、言った。
「何なんですか? 最後のあれ。あんなフェイクする必要があったんですか!?」
「ちょ、スバル!」
慌ててティアナが止めに入るが、スバルは全く止まらない。
「そんな事をしなくてもあなたの実力なら私達を倒せていたは……っ!?」
と、急にスバルの言葉が止まる。……いや、止まらざるを得なくなる。
当然だ。スバルの唇は、フィレスの唇に塞がれていたのだから。
「!?!?!?」
「……君は一体何処のAIだ」
完全に混乱するスバルに、フィレスは呆れたように言う。
「その答えは、また会った時のために取っておく事にするよ。
……多分、その時には納得は出来ないかもしれないけれど、理解出来るようにはなっているはずだから」
「……じゃあ、あのキスは何よ」
そうティアナが突っ込むと、フィレスはいたずらっぽく笑って、言った。
「責任を取れって言ったのはティアナさんだろ? でも、あんな事故も良い所のキスじゃ、責任は取りたくないと思ったからさ」
これで終わりです。
ネタを二つ入れて見ましたw
オリキャラものですが、厨キャラにするつもりは毛頭ありません。
つか一芸特化にする変わり、あからさまな弱点付けると思います。
強さ的には隊長・副隊長の面々>>オリキャラ>ステエキぐらいを目標に。
>>209 妊娠系苦手なんですよね……。
>>212 あの空気でキャロが朴念仁じゃ無かったらそれはそれで凄い事になるような気がw
>>219 1対2はおかしい。
@1対多というものは一方が他方よりはるかに強い場合の描写方法の一つである。
空士と陸士では空を飛べる空士の方が有利とはいえ、訓練生同士そんな実力差は無いはず。
よしんばあったとしても、空士エリート陸士落ちこぼれっていうイメージを
助長させるような活動を管理局が自分からするはずない。
建前とはいえ両者とも次元世界を守る守護者で同僚なんだから。
Aまた、1対多という状況はたいてい修行(教導)で使われる。
つまり、師匠が弟子に対して行う手加減(師匠が1の方)もしくは過負荷(弟子が1の方)的な意味合いがある。
師匠でもない訓練校が違うだけの対等な間柄ではそのような状況はありえない。
B最後に、これが一番言いたいことだが、
空士であっても仲間内の連携は必要だと思うのだがいかがであろうか。
むしろ陸士の二次元より空士の三次元のほうが(連携が)より重要になってくるとは思いませんか?
それを教えないってどんな訓練校なのかと。(模擬戦は練習の成果を発揮するところのはず)
>>199 ここではやてを育成する自分が登場!めざせふぇい◯すとレベルの知能!
一応GJです!!
>>199 自分のことは自サイトで話せとか言うなら、ここに投下するなよ。
>>199 GJ!
余計な事言わなきゃわざわざ話題にする人もいないと思うよ。
いちいちつっかかって来る奴は荒らしみたいなもんだと思っておけばいい
226 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 13:51:01 ID:a2vNtbg8
>>219 220氏の指摘もあるが、話自体は悪くない(個人の感覚からだが)
しかし自分の待ち遠しいのは鬱展開の過程/結果とコンさんとこの復帰/ユーノを『せんせー』と呼ぶスバル
>>222 煽って自サイトに人を誘導しようとしてるんだろ。さっきサイト見たが見事な過疎っぷりだったからな
自サイトで活動したいがレスが付くのはこっちだけだから、やむなくこっちに投下、って感じだろうな。
撤退宣言したにもかわらずレスを自己解釈して投下し続けてるし
228 :
kogane:2007/08/23(木) 16:25:02 ID:FFqTN2cr
「ハラオウン兄妹の憂鬱・鬱憤・憤死」
前回GJくれた皆様、アリガトウ御座いました。
続きが出来ましたので、4レス投下させていただきます。
・非エロ
・フェイト、クロノが壊滅的にバカです。
・フェイト→なのは×ユーノ←クロノ
229 :
kogane:2007/08/23(木) 16:26:37 ID:FFqTN2cr
百合(ヤ)りてぇ……!!
今すぐ、なのはに、ディルドーをぶち込みてぇ……!!
法の守護者たる職に従事する癖に、実も蓋も、どうしようも無い思考をかましているのは、
フェイト・T・ハラオウン執務官である。
……いくら「なのはは私の婿」と某所で匿名で主張し続けるような人物とはいえ、
高町なのは御本人を目の前にしてこんな風な思いを巡らせる事は――それなりにある……。
一応、本人の弁護のために説明するならば、以下のような会話が繰り広げられた為である。
……どうしようもない事に変わり無いけど。
『ハラオウン兄妹の憂鬱・鬱憤・憤死 〜鬱憤の症〜(誤字に非ず)』
ふにゃ〜。
高町なのはがユーノ・スクライアの話題をする時、必ず出てくる擬音。
実際はそんな音などしないのに、聞こえる聴こえる、聞きたくないのに、めっさ聴こえてくるという。
で、フェイトは至近距離――運転席と助手席――で今日も聞かされていた。
「それでね〜、この間のユーノ君と二人で行った花火大会の時ね、一緒に浴衣着て見に行ったんだけどぉ……」
(なのはのぉ……浴衣ぁ……二人っきりぃぃぃEEEE!!!!)
なのは、フェイトの血涙に全く気づかず。
「もうね!ユーノ君の浴衣すっごい素敵なの!なんかね、着こなしてるだけじゃなくてね、カッコイイ
だけじゃなくてね。……その、鎖骨とかぁ、胸板とか見えちゃって……なんかすっごいエッチで……」
(ええい!淫獣はいい!なのはの鎖骨と胸を写せ!!)
なのは、フェイトの血涙に一切気づかす。
「もう、そんなの見せられたらさー。……押し倒すしか、ないじゃない。
……もう!フェイトちゃんのH!変な事言わせないでよぉ。その通りなんだけど〜」
(ああ、その言葉は、ベッドの上で言わせたい……)
なのは、フェイトの血涙に最後まで気づかず。
その後、延々となのはの惚気話
――ユーノは耳より、首の方が弱くてそれがエッチでカワイイとか、遺跡発掘の時や論文執筆の時の
表情がカッコよすぎるから、傍で見るためだけに有給つかったとか、デートの時はリードしてくれるけど、
基本的には受けだから、直ぐに押し倒したくなるとか――
は続き、フェイトのライフとか、人として大事なものが0以前に臨界点を突破したため、
冒頭の実も蓋もない暗黒言語が彼女の脳内を駆け巡った、と言うわけである。
「そうかー……仲いいねー……」
フェイトは不完全燃焼なのに真っ白になりそうだった。
「うん!もうずーーーーーっとラブラブだよ!……でも、不満もあるけどね」
(不満ねぇ……HUMANという綴りは不満から……え?泥棒フェレットに不満!?)
復ッ活ッ!!フェイト・T・ハラオウン復ッ活ッ!!百合復ッ活ッ!!
フェイトは大勝利を確信して、心中で咆哮した。
(アハハハハ!!所詮は2期OPでカット割り当てのなかった不遇キャラ!
なのはを満足させることなど『出来るわけがない』!逆転で勝った!第三期・完!!)
実際は極小カットが有った事など、覚えているわけもなく、メタ思考を繰り広げたフェイト。
どこかの甲子園決勝並の逆転勝利が眼前に広がっていた。
安全運転してください。
「なのは!いん……ユーノへの不満てどんな!?」
「えーっとね……ユーノ君ね、その」
何故かそこで顔が真っ赤になった。……あれ、なんかまずくない?
「私の事大事にしすぎなんだよ〜。私はもっとユーノ君の我が侭聞きたいのにっ」
結局惚気話でした。
230 :
kogane:2007/08/23(木) 16:28:01 ID:FFqTN2cr
ユーノからなのはを奪い取ろう――もとい取りかえそう、と言う計画は前からあったのだ。
支障と障害だらけだったがっ。
例えば八神家の面々はというと。
「いやー、ホンマあの二人はお似合いやな。嫉妬すんのもアホらしくなるわ」
「そうだな。……まぁ、見てるこっちが恥ずかしくなっけど」
「私は男女の機微は疎いが……フフ、とにかく、二人とも幸せそうで何よりだ」
「ザフィーラとアルフさんも負けてないですけどね〜」
「……」
その後、ザフィーラがアルフとの仲を否定しないので、
それをネタに盛り上がり、この一家に協力を求めるのは断念した。
次にアタリをつけたのは六課の新人達。
「なのはさんとユーノ先生ですか?……や、お似合いだと思いますけど」
(ヘリパイロットとヨロシクヤッてる奴には元から期待してない)
「二人とも素敵な方ですよね。この前ユーノ先生とお話ししたんですけど、凄く仲良くなれました!」
(あぁぁぁの淫獣ぅぅぅ!!エリオの貞操までねらっているのかーーーー!!!)
「御二人ですか?憧れちゃいます。私もエリオ君とあの二人みたいになりたいなぁ……」
(キャロ待っておいてかないでキャロ)
そして、実は一番期待していたスバルはというと……。
「えーと、なのはさんとユーノ先生の仲をどう思うか、ですか?」
「うん、スバルってどう思ってるかなー、って」
この子からは、自分と同じ獣臭を感じていた。だから、期待していた。
「はい!すっごいお似合いだと思いますよ!」
その後、いいなー私もカッコイイ彼氏ほしーなー、と言いながらスバルは帰っていった。
予想も期待も裏切られた。……スバル・ナカジマ、ノーマルでした。
ちなみに、義兄クロノ・ハラオウンはというと――。
「僕の!あ、いや、僕のデータベースであるユーノには指一本ふれさせん!」
などと、のたまっていた。ベーコンレタスでも食ってろ。
そこまで振り返り、
(……いっそ攫ってしまおうか。……淫獣さえいなければ)
などとヤバイ思考と計画が駆け巡るフェイト。
その鬱憤は堆積しすぎて、恐竜の化石が出てきそうだった。
さて、どうしようもない義兄の方はどうなったかというと――。
「ど、どういうつもりだ!仕事を放棄するとは社会人の風上にも置けない奴だな!」
「放棄って大げさな。僕はもう自分の分の仕事すませたし、ここ最近誰かさんのせいで休みとれなかったんだよ!」
ああ、怒った顔もかわいいなぁ――ってイカン!このままではユーノが魔法少女(笑)に持って『枯』れる!
うんざりする程、濃厚な思考回路をめぐらせる艦長。だれか更迭しないのだろうか。
231 :
kogane:2007/08/23(木) 16:29:22 ID:FFqTN2cr
「ていうかね、僕を使わなきゃいけない事件なんて今ないじゃない」
「なにが起きるかは分からないだろう!」
僕の会いたい欲とか!!
「無限書庫のスタッフは優秀だよ。それでも僕が出張らなきゃいけないなんて、
それこそこれまで発見されなかったロストロギアの情報を出せー、とかじゃない。それだっていくら君でも今まで無かったしね」
「す、するかもしれないだろう」
ホントはもっと別の事をしたいのだがっ。
あのさぁ、クロノォ――深い溜息と悪戯っぽい笑みを浮かべてユーノは言った。
「僕がいなくて寂しいとか?」
(YES!!I,AM!!)
などとは当然、言えない。悲しい男の性である。
「そ、そんなワケあるか!!もういい、なのはと何処へでも行くがいいさ!!」
「あそ、じゃそーするね」
(しまったーーーーーーーー!!!)と呆然とするバカ。
それに対して、これあげるよ、とユーノはクロノに棒状のものを手渡した。
「……なんだコレ」
「GOOD棒っていうなのは達の世界のお菓子。この間買いすぎちゃったからさ」
じゃ、そういうことで、と手をシュタっと挙げ、立ち去るユーノ。
一方、クロノはというと。
(棒状のお菓子……棒……!フロイト先生もビックリの隠喩だっぜ!!)
で。
(801(ヤ)りてぇ……!!今すぐ、ユーノに、S2Uとデュランダルをぶち込みてぇ……!!
……魔法少女(笑)さえ居なければ)
どうしようもなかった。
「あ、ユーノ君?うん!もうすぐ着くよ、うん、じゃあ待っててね」
なんとも楽しそうな電話を終えて、なのはとフェイトの二人は待ち合わせ場所の正面玄関に向かった。
「はー、久しぶりだな。ユーノ君に逢うのって」
「久しぶりって、どれくらい?」
「3日も逢えなかったんだよ〜!もう拷問だよ、こんなの……」
なのはー。捜査の関係で10日ぶりに会ったとき、私の久しぶりに、
(あはは、久しぶりって程でも無いじゃない)って言ったねー。
だが、もういい。淫獣抹殺計画は完璧だ。もうメンドイから諸悪の根源を狩ってしまえばいい!!
……フェイトの思考は、変な方向へ進んでいった。
「なんだよ、結局付いて来るのかよ」
「まぁ、なのはに逢うのも久しぶりだしな。うん」
当然、クロノはそんなことは微塵も思ってない。
魔法少女(笑)抹殺計画は完璧だ。もうメンドイから諸悪の根源を狩ってしまえばいい!!
という思考の元、艦長はどうしよもない方向へ進んでいった。
そして。
「ユーノく〜ん」
「な〜のは〜」
和やかな二人の声。近くに居た職員達もなんとも癒される光景である。
ハズが。
「「おおっとーー!!身体全体が滑ったーーーーー!!!危なーーーい!!!!」」
バカが二人叫んだ。
232 :
kogane:2007/08/23(木) 16:31:42 ID:FFqTN2cr
バリアジャケット装備、デバイス機動してる分際でなにを言うかっ、というツッコミもなく。
フェイトとクロノが恋敵めがけて突っ込んでいって――。
激突した。
「お兄ちゃんどいて!!淫獣○せないぃぃぃぃぃ!!!!!」
「兄より優れた妹がいるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
――そのまま、天高く飛んでいった。
やはり近くに居た職員達は、その高度な戦闘技術に感嘆の溜息、歓声をついたりあげたりしていた。
「ど、どうしたんだろ、フェイトちゃんとクロノ君?」
「んー、最近クロノは艦長職ばっかりで身体鈍ってるからなー。
フェイトが訓練につきあってる、とか?」
「でも、なにもこんな所で……」
時空管理局本局の戦闘とは。すわ何事かと後から後から駆けつける局員達。
なにせSランク同士の対決である。
ギャラリーはさらに盛り上がり、結界は張り巡らされ、トトカルチョが其処彼処で始まっていた。
「「二人ともバトルマニアだねー」」
とりあえず、なのはとユーノはそういう結論に落ち着いた。
「それで……ユーノくん」
「あ、うん」
なのはは、顔を赤らめて、でも嬉しそうに言った。
「今日はね、……朝までお話したいなーって、思ってるんだけど……」
ユーノも顔を赤らめつつ、嬉しそうに答えた。
「朝までで、いいの?」
ふにゃ〜、と擬音を立てつつ、二人はユーノの部屋に向かった。
さて。
そんな事とは露知らず、ハラオウン兄妹は、鬱憤をぶつけたり、晴らしたりしながら、激戦を続けていた。
事情を知らない人々にとっては、怒り狂う雷雲と吹雪の荒ぶる舞踏、神代の時代の光景であるが。
「大体!!エイミィはどうするのよ!!この需要も無い801要員がーー!!」
「ソレはソレ!!コレはコレだ!!それになー!僕とユーノには!!
山もオチも意味もあるんだーー!!」
……言ってる内容は低俗以外の何物でもない。
つまり、事情を知っている人々にとっては――。
もうスッゴイ、間抜けな光景だった。
233 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 16:31:52 ID:snHs7BZZ
234 :
kogane:2007/08/23(木) 16:33:25 ID:FFqTN2cr
というわけでした。お目汚しいたしました。
次回、憤死の症は。
努力して、エチィ話が書けたら投下させていただきます。
アリガトウ御座いました。
>>234 GJ。がんばってください、エチィ修行。
>>234 利害は一致しているはずなのに、戦ってしまう二人に泣いた
何という犯罪者兄妹。
そしてティアはこの前の走馬燈でガチ確定ですよ執務官殿。
>>234H兄妹アホ過ぎて泣けるwwエティ話しにも是非笑いを・・GJでした
>>199自分の巣に帰って二度と出てこないで下さい
>>234 スバラシキ兄弟の仲の良さに
全米が吹いた!!
あと、判るネタが多すぎて困るwwwwwww
>>219 >妊娠系苦手なんですよね……。
いやいや……膣内出し受精描写は、(妄)想像力を掻き立てられてハァハァですよ!
……困ったことにaD1とドクターの新婚生活が、何度書いてもシックリいかず……。
なにが原因かな〜と、考えていたらなんでそうなったのか説明が不足してたようで。
導入部分から思いっきり書き直してます。
一日で書くと言ったけど……その、ゴメン……。
カチャ
;y=ー( ゚д゚)・∵;; . ターン
このハイテンション・・・たまらねぇ!
241 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 18:21:13 ID:AoGY2OBv
>>234 この兄妹ダメだー!?
笑わせてもらいました
血涙流してるシーンは田丸浩史の絵で脳内再生された俺ガイル。
>>234 超GJ! 変態兄妹にばかり目が行きがちながら
超甘々ななのユーもごちそーさんですたい。
あーそーですか、3日でもう欠乏症ですかお互いにアンタらコンチクショウwww
>>220 この場合、@番に実は1話の模擬戦はあてはまったりします。
……隠し設定ですが、その当時のフィレスのランクはA−(後で出すフィレスの特殊能力(付加効果に近いが)のため)なんです。
そこにいくら陸戦主席コンビとはいえCランクとタイマンさせる訳にも行きませんしw
実際のフィレスの技術は1話の時点ではBランクと同等なんですが、それでもタイマンはきついな、と。
陸士をおちこぼれだとする描写では無くて、ある程度熱いバトル書きたいなと考えての処置なんです。
B番はこれからで連携習ってる事を証明して行きます。
>>234 貴方は神かw
とりあえず吹き出したあずきバー返してくださいw
〇県月宮ネタは効いたぜ。この変態兄妹はもう駄目だ。
>>234 いやもうGJすぎです。最初からクライマックスすぎです。特に……
>>百合(ヤ)りてぇ……!!
>>今すぐ、なのはに、ディルドーをぶち込みてぇ……!!
ルビの振り方が最高すぎる。これの元ネタあるんですか?
続きであろう『鬱憤』のエチィ話は期待してもいいんですね!この愛すべき変態兄妹の活躍も!
遅レスだけど
>>167のエリオかっこいいよエリオ
>>244 いや、だから何故タイマン・・・。2対2は考えないのですか・・・。
1.@の主題はそこではありません。
後半に書いてある通り、「よしんばあったとしても」1対2は良くないといっているのです。
まず、組織には面子というものがあります。
この場合、たとえ実力差を考慮したものだとしても
空士訓練校が陸士訓練校を侮辱したと同然です。
ただでさえ、本局と地上は仲が悪いのにそれを助長させて
管理局の運営を難しくするような行為を上層部は許すのでしょうか?
2.1に関連して。1+1≠2であること。
スバルとティアナはいいコンビです。
二人が力を合わせれば1人の時より何倍も強くなるでしょう。
世の中にはそういった組み合わせもありますが、逆もあるわけです。
互いに足を引っ張るような。
つまりです、「フィレス君のお相手がそういう人だった」としてしまえば
1の条件をクリアしつつ、熱いバトルも展開できたのでは?
ということです。
もともとこういう訓練校では連携や仲間意識を養うため班を編成しますが、
速い成長を促すため班対抗という形で競争させます。
そのためにある程度班毎の力が拮抗するように班編成がなされます。
相性のいい組み合わせ悪い組み合わせは毎回の班編成で重宝されます。
パワーバランスを上手く調節できますし。
極端に言えば、個人成績最下位とのコンビだが
班成績が首席というようにしてフィレスを際立たせるという手もあったと思います。
3.リリカルなのはでは「模擬戦は練習の成果を発揮するところ」。
なのに、兵士にとって最も重要な連携をなぜ模擬戦でしなかったのか?というのが問題点。
それどころか、1人じゃあしたくてもできない。
そういう意味の無い模擬戦を組むなよという指摘だったのです。
・・・なんか自分失礼なこと随分言ってますね。どうかご勘弁を。
1対2のところだけどうも気になったので意見させていただきました。
つーか、レスすると38 ◆KHEtQ2j5Ncが調子に乗って居着くから
さっさとNGワードに登録した方がいいような希ガス。
まったりいこうぜ……
まったりと、適度に叩きつつ、ニヤニヤ眺めると、そういうことですね。
>>226 ユーノをせんせーと呼ぶスバルは魂の所にあった気がする。もっとも、閉鎖解除されなきゃ確認できないけどね。
お前ら知ってるか?どんなに荒れてもこの言葉ですぐマッタリ出来るんだぜ?
つ何、気にすることはない
空気王自重w
>>253 む、俺はこれだと教わったが。
つ「それがどうした」
耐性やら免疫やらも付くと聞いた事がありますね
257 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:54:02 ID:rtQ2Xlzl
み、皆!俺が出した流れで悪いがもうそろそろ落ち着かないとなのはさんg…
なのは「皆…少し、頭を冷やそうか…」
…最後に言わせてください…
なのは「?」
スバルは俺の嫁!(ドゴーン
>>246 元ネタは餓狼伝という格闘マンガの9か10巻のセリフです。
あんなアレ極まるSSを読んでくださった皆様、GJ下さった皆様
本当に心からアリガトウ御座います……
なのは×ユーノとバカ兄妹憤死、全身全霊で書かせていただきマス
261 :
CRR:2007/08/24(金) 00:02:42 ID:FQIrEGZC
ども。ちょっとご無沙汰してました。
>>234 kogane氏のナイスな変態兄妹に負けじと(マテ投下します。
さて、今回の獲物は
・エロ
・ヴァイス×アルト
です。ではドゾー
262 :
CRR:2007/08/24(金) 00:07:19 ID:FQIrEGZC
機動六課隊舎の端っこの方。男子トイレの中から、男子トイレにはあるまじき声が聞こえてくる。
「……っ!!ぁぁぁっぁあああぁぁぁ!!っくぅうぅぁぁぁぁ!!」
聞こえてくるのは、少女の喘ぎ声と、ぐちゃぐちゃと湿った音。
「っぅ!!はっ!はっ……!!!ぁ……!!ぁぁー……」
少女はどうやら絶頂に達したらしく、荒い息を吐き続ける。
制服を大きくはだけ、白いタイツはショーツと共にずり下げられて。
壁に手をつき、その秘部は相手に散々弄られたらしく、愛液が滴っていた。
「はーっ……はーっ……あ…ヴァ……イ…ス……せん……ぱぁい……もう……」
少女は相手の名を搾り出す。茶色いショートヘアが汗で濡れ、目には涙が滲む。
肌はすっかり紅潮し、所々玉の汗を浮かべていた。
「まだだ……まだ『満足』してねぇだろ?アルト……」
イジメテミタイ
―CASE.1 後輩ヘリパイは男子トイレで味わえ!―
「はーっ……でも私、っ、げんか……」
そこまで喋ると、アルトの声は喘ぎ声に戻る。ヴァイスは、後ろからアルトの秘所に指を突っ込みかき回した。
「ひっ!!あっ!!ああ゛ぁぁっぁ゛ぁあぁ゛ぁぁ!!」
じゅぽじゅぽと、卑猥な音がトイレにこだまする。
まだ男を知ってそれほど経っていない膣内を、無骨な指がめちゃくちゃに蹂躙する。
「あ!!ああぁ!ひ!は!あはあ゛ぁぁあ!!!」
そのうちヴァイスの指は一番敏感な部分を探り出し、そこを集中的に攻めだす。
すると、まるでアルトの体内の水分が全て秘部から出てしまいそうな勢いで愛液が飛んだ。
「ひぃあぁぁっっ!!だめだめだめだめぇぇぇ――――!!!」
アルトによる必死の哀願も空しく、元々何回もイかされていた体は、
ヴァイスのたった二本の指によって一気に快感のトップエンドまで叩きこまれる。
「ああ!!ああ゛ぁあ!!あ!ま、たっ!!またイくぅぅぅうう――――――!!!」
ヴァイスは、割れんばかりの絶叫と指先に伝わる膣内の動きで、今日何回目かのアルトの絶頂を感じ取った。
アルトの分泌した液でびしょびしょになった手を、あえて乱暴にアルトの膣内から抜き取る。
「んひぃ!?」
愛液がぶしゅっと最後に噴き出し、アルトの全身の力が抜ける。
自らが散々さっきまで垂れ流していた液の水溜りの中へ、ずるずるとへたり込んだ。
263 :
CRR:2007/08/24(金) 00:11:35 ID:FQIrEGZC
「ふーっ……はっ……はー……」
ヴァイスは手に付いた汁を舐めた後、アルトに覆いかぶさるように近づく。
ふっ、と耳に息をかけただけで、アルトの朦朧としていた意識が覚醒した。
「ひゃっ!?あ……うっ……ヴァイス先輩………もう……やめてください……」
「…………もうやめろ、だぁ?」
言葉数少なく、ヴァイスはアルトの体を起こし、もう一度壁に手をつかせる。
「違う……違うんです……私は……っあぁああぁぁああ!?!?!?」
アルトを立たせたまま、ヴァイスは後ろからアルトを予告なしで貫く。
全く無防備だったアルトは、挿入だけでさらにもう一回達した。
「……こうなるのを望んだのは、アルト……お前だろ?」
ゆっくり、じらすようなピストン運動を続けながら、ヴァイスは耳元でアルトに囁く。
「違っ……!あ!くぅぅ……っ!?っは!?あん!」
「違わねぇよ……ならお前、何であんな事してたんだ?」
ヴァイスの空いた手は、それほど大きくないアルトの胸を弄りだす。
片手は全体を揉みしだき、もう片方は先端の突起をこりこりと弄ぶ。
「はひぃ!っくぁああ!!あ!!」
「あの日……何でわざわざ男子トイレにいた?」
「!!……それはっ……!!」
ヴァイスの言葉に、アルトの目から更に涙が滲む。
「ドアも開けっ放しで……」
「やめっ!言わないでくださいっ!!!」
「まさか昔みてぇに自分が男だとか思ってこっちに入ってきたわけじゃねぇよな?」
「いやぁっ!?やめてぇっ!!」
「本当は誰かに……オナニー見てもらいたかったんだろ?」
「っ………!!」
アルトがヴァイスのささやきに過剰に反応して、汗と涙でぐちゃぐちゃの顔を振り向ける。
そこには、いつものひょうきんながらも優しい先輩の顔は無い。
アルトの目には、ただ少女の体をむさぼる男の、凄みのある目つきだけが写った。
「でなけりゃ……っ!」
「ひぅっ!?」
腰の動きを大きなストロークに変え、ヴァイスは続ける。
「あんな風に個室の便器にまたがって……ぇ!」
「あひぃ!?いいっ!!」
264 :
CRR:2007/08/24(金) 00:14:28 ID:FQIrEGZC
己のモノでアルトの体を大きく貫きながら、なお言葉攻めを止めない。
「自分でマ○コに指突っ込んで……っ!」
「ぐひぃいぁ!?」
「アヘ顔で声も殺さずに……っ!」
「あぁあんっ!?」
「……無防備に俺に見つかったりなんかしねぇだろっ!」
「んくぃいい!?」
ヴァイスは最後に思いっきり、子宮を貫きそうな勢いで最深部までモノを埋める。
そのズンと響く衝撃だけでも達する事が出来るほど、今のアルトの体は敏感になっていた。
「あ……はぁあ……!ぁ……」
小刻みな痙攣が止まらないアルトの腰を掴み、ヴァイスは黙々とスパートを掛けだす。
「ひっ!あっ!あん!あ!先っ、ぱいっ!!ぐぅっ!?」
アルトは言葉を紡ぐ事すら怪しくなってきた。
ガクガクと足を震わせながら、それでも何とか内股で体制を保つ。
「ひぁ!あん!うん!ぅあ!わた、しっ!こわれる、こわれひゃうぅっっ!!!」
半開きになった口からは涎の糸が滴り、瞳はすっかり蕩けたものになっていた。
そんなアルトの事はお構い無しに、ヴァイスは腰の動きを激しいものにしていく。
「……ほら、っ!イくぞっ!受け取れよ……!」
「ひぅ!?なか、中はっ!あぁあぅっ!!」
腰を引き寄せると、ヴァイスの欲望がアルトの膣内で爆ぜた。
みっちりアルトを満たしたヴァイスのモノの先端から、ダイレクトに子宮へと子種が注がれる。
「んはっ!!はーっ、はーっ、はぁぁぁぁ……熱い……中に……出てる……いやぁ……先輩……」
精液を注がれたのを感じ、また全身の力が抜ける。
さっきのように床にへたり込もうとすると、
「えぇっ……?」
アルトは不意に、手首が何かに吊られるような感覚を覚え、手首の方を見る。
そこには、魔力で構成された光の輪が見えた。
「へ……せん……ぱい?これ……りん…ぐ…ばいん……ど……?」
「……あまりにお前がだらしないからな……これで最後だ」
そう言うと、ヴァイスはアルトの弾力のある臀部を片手で割り、
もう片方の手の指でそこの中央……不浄の穴に触れた。
「ひぃ!?え、ヴァイス先輩!?」
「こっちは……まだだったろ?せっかくだから今日やってみようぜ……」
惚けていたアルトの顔が一気に強張る。
普通のSEXならまず使おうとしない部分だから当然の反応だろう。
265 :
CRR:2007/08/24(金) 00:17:35 ID:FQIrEGZC
つぷっ、という擬音がピッタリの浅い指の侵入を繰り返す。
「ひ!あ、あぁ!やめてっ!先輩っ!そんな、トコっ!ダメですっ!」
口から出る拒絶の言葉とは裏腹に、アルトの菊門は少しづつほぐれ、指を受け入れていく。
「ん……いい感じじゃねーか?やっぱり普段の……」
「いやっ!!言わないでくださいよぉっ!!」
小指から中指に使う指を変え、その後指の数を二本に増やしていく。
潤滑にはアルト自らの愛液が使われ、指が増えてもスムーズに出し入れが行われる。
「やめて……!やめてください……っ!っあ、ひぃ!!うぅん……あふぅ!」
アルトの意識は、違和感を次第に快感として処理し始める。
また段々と全身に力が入らなくなっていき、掛けられたバインドに全体重を預けだした。
「……そろそろかな……」
ヴァイスは呟くと、アルトの菊門から指を抜く。
異物が抜かれる感覚に、一瞬名残惜しそうに出口が指に絡みついた後、ちゅぽ、と言う音と共に指が抜かれた。
「ふぁあぁぁぁ……!?」
情けない声を上げたアルト。
先ほど指を抜かれた穴は、半開きのままパクパクと『何か』を待ち望んでいた。
「よし……アルト、いくぞ……」
先ほどの射精から復活したヴァイスのモノが、不浄の穴にあてがわれる。
「ひっ……!!や、やっぱり……やめ、あぐぅぅうぅ!?!?」
最後の最後に拒否しようとしたアルトの願いも空しく、アルトの菊門はヴァイスのモノの先端の侵入を許した。
「ぐぅぅ!?ぉごぁぁぁっ!!ひっ!!無理っ!!無理ですっ!!!裂けちゃいますっ!!!」
「大丈夫だ……力抜けよ……もうチョイだ……」
「ぉおぁぁぁぁぁ……はいっ……て……るぅ……!?広がるっ、あなが……ひろがっちゃうぅぅ……」
亀頭の一番太いところが入り口を通過する。
そこから一気にヴァイスのモノがアルトへ埋まっていき、ついに完全にアルトの尻とヴァイスの腰が密着した。
「!!!!……はーっ……はーっ……はーっ……くぁ……」
アルトは目をくわっと見開き、今まで受け入れたことの無い太さの物を菊門で受け入れた違和感に耐える。
息は荒く、紅潮した肌にはぷつぷつと鳥肌が立っている。
「う゛ぁぁ……はっ……あ……先輩……抜いて……ください……」
「……無理だろ……こんな……ぎっちり……締め付けてよ……」
「違う……私っ……こんなの……違……ひ!ぃぃい!?」
ゆっくりと前後運動を開始するヴァイス。
先ほどの膣でのような激しいピストンでないにもかかわらず、腸内の締め付けの効果で、膣内と同等もしくはそれ以上の快感を得ていた。
「ぉぁぁぁあぁあぁあ!!!ふぐぅぅぅいぃぃぃ!?」
腸が裏返ったかと錯覚するような感覚。
「がぁぁ!?やめっ!ぇ!ふぅん!?ホントに……っい!今度こそっ!!っ、壊れちゃう!壊れちゃいますからっ!!っあ!!」
266 :
CRR:2007/08/24(金) 00:21:19 ID:FQIrEGZC
涙を『滲ませる』どころではなく、『流し』ながら必死に哀願するアルト。
口を大きく開け叫ぶアルトの声に、僅かながら喘ぎ声の成分が混ざりだした。
対するヴァイスの方も、アルトのきつい締め付けによって、もうすぐ搾り取られそうな状態になっていた。
「く……!!俺もそろそろ……アルト……いくぞ……」
「はぃいっ!!はやくっ!!早くぅ!!何でもいいから、っあ!!終わってくださぃぃぃぃ―――――!!!!!」
ピストン運動が、腰と尻が密着した途端に止まる。
アルトの腸壁目掛け、ヴァイスが白濁とした欲望を解き放った。
「ひっ!ぃい……!!焼ける……焼けちゃいますっ……お尻……精液……びゅびゅーって……あぁ……」
アルトの腸内に精液をすべて搾り出したヴァイスが、モノをちゅぽん、と言う音と共にゆっくり引き抜いた。
抜かれた瞬間にビクンと大きく震えたアルトの体。
さっきまで怒張したモノを受け入れていた不浄の穴は、ポッカリとそのままの大きさで開きっぱなしになっていた。
「あ…………ぅ………せ……ん…………ぱ……ぃ………」
虚ろな目、いろんな液体でぐちゃぐちゃの顔、同じくぐちゃぐちゃの全身。
最後にアルトは言葉を搾り出す。
「ヴァ……イ……ス……せん……ぱい…………す……」
何かを言いかけたアルトの意識は、深い闇の中へとゆっくりとダイブしていった。
「………ん………ぅ」
明かりがまぶしくて目を覚ます。
よく干された、太陽の匂いのする布団が心地よい。
ん?布団……?
「!!!!!!!」
アルトは、がばっと布団を跳ね除け、自分の居る状況を確認する。
「えーと……ここは……医務……室?」
フォワード陣ならともかく、アルトにとってはあまり縁の無い機動六課の医務室。そのベッドに寝かされていた。
部屋の主であるはずのシャマルはどうやら居ないようだ。
と、その時、プシュンと空気が抜ける音が聞こえ、ドアが開いた。
「……よっ、目ぇ覚めたか。」
「ヴァイス先輩………」
手に、青いスポーツドリンクの缶を二つ持ったヴァイスが医務室に入ってきた。
267 :
CRR:2007/08/24(金) 00:24:30 ID:FQIrEGZC
「……悪ぃ、流石にやりすぎちまったな……幾らなんでも。気ぃ失うまでとかよ……」
「ううん、いいんです!だって……あの、その……今日は激しくしてくださいって言ったの、私だから……」
「そうか……?尻の穴までとか、なんか随分調子に乗っちまったけど……」
「ん……でも先輩、今までだって何だかんだで私の……おしり……の穴、触ったりしてたじゃないですか……」
――――機動六課設立後、そう間を置かずにヴァイス・グランセニックとアルト・クラエッタのカップルは成立した。
職場でも一緒になる機会が多いせいか、六課内ではすっかり熱々カップルとして知られている。
その熱々っぷりは夜の営みにも当然現れて……いるのだが、
時たまその欲が暴走して、先ほどのように昼間からプレイに興じる事も多々あった。
「それにしても先輩っ!なんであそこで、この前のトイレの話出すんですか!!」
「……あれは……だってよ、アレ見つかったのが俺以外の男だったらどうすんだよ?」
「う………だって……最近なんかご無沙汰でガマンできなかったんです……」
「しかも何でわざわざ男子トイレでなんだよ……」
「……気分が盛り上がるんです、何となく……だから今日も、あそこで……ってお願いしたんです」
アルトがもじもじと俯いてしまうのを見ると、ヴァイスも何となく恥ずかしくなってしまった。
……とまぁ、このように、二人は若さに任せて充実した性生活を送っているようだ。
「お、もう夜か……」
「そうですね……」
不意に、二人の腹の虫がハーモニーを奏でる。
「あ………ぅ……」
「はは、お前もかよ……」
アルトは顔を染め、ヴァイスは苦笑いをしながら、見つめあう。
「………食堂行くか」
「………そうですね」
着替えを済ませたアルトは、ベッドから立ち上がるとヴァイスのもとへ歩み寄り、指と指を絡ませる。
「おい、ちょ………」
「……へっへー、せーんぱい♪」
「…………ったく、しょうがねーな……」
恋人繋ぎの手を解くことなく、ヴァイスとアルトは並んで医務室を後にした。
おわり。
268 :
CRR:2007/08/24(金) 00:26:59 ID:FQIrEGZC
以上、『アルトをいぢめたい』だけの一本でした。
最初は陵辱のはずが結局ラブラブカップルになってしまった。やっぱダークとか無理。
前にアルト&ルキノ物一本書いたときからこの娘は気になってたんですけど、
最近なんか本編でアルト活躍中なんで、(性的に)フィーチャーしてみました。
それにしてもヴァイス兄貴はSSですごく動かしやすいと今回書いてて思った……本編でちゃんと復活するよね(´・ω・`)
CASE…と書いたからには別の話を書くかもしれない、書かないかもしれない。
でもシグ姐さんをヴァイス兄貴と何とかできないか模索中。では!
>268
乙。
フェイトさん同様、どっちが本命かわからないですよねぇ、ヴァイスは。
乙です!
サブタイ、鬼作を思い出したw
しかし、いいバカップルぶりですね
>>CRR様
GJ!
いいなぁ兄貴!エロかっこいいぜ兄貴!一時期結構あったのに減ったなぁ…
私も本編での復活期待してます。
問題なければ1:30くらいから投下させて頂きます。
276 :
一階の名無し:2007/08/24(金) 01:31:10 ID:gOqklHQN
予告通りに投下させて貰います。
>>210様
いいだろう…それは挑戦と受け取った!
ちょいと慣れない文体に苦戦してるので
ストレス解消に書き上げてみました。
頭悪い内容になってますがそれはまぁ御愛嬌。
予想の斜め下を行こうと思いますが
それでも良いと言って頂ける心の広いお方は
お付き合いして頂けると嬉しいです。
ではでは。
レリックとおぼしき反応を得て出動した機動六課。
下水道を舞台にガジェットとの戦闘があったが無事に勝利し、
目的物を確保し隊舎に帰ってきた。
機動六課隊舎会議室。
今回確保したロストロギアが会議室中央に置かれている。
「ふぅん…これなん?どうやらレリックやなさそうやけど…」
六課前線メンバーとシャーリーの前に置かれているのは黄色いダイヤモンドカットの結晶。
赤い宝石の形態をとる事が多いレリックとは外見上は大きく違っている。
「うん。今ユーノ君に調べてもらってるんだよね?シャーリー」
「ええ。でも正体不明のロストロギアって怖いですね…」
眉を顰めて呟くシャーリーに答えるのはフェイトだ。
「まぁ、キャロが厳重に封印してくれてるし…あ、そういえばエリオは?」
「エリオ君ならガジェットとの戦闘で足を滑らせて下水道に落ちちゃって…
今はシャワー室でシャワーを浴びてる筈ですよ?」
「クキュー」
「じゃ、とにかく今はユーノ君待ちやね。せやけど……これ、綺麗やなぁ……」
うっとりとロストロギアを眺めながら呟くはやて。
色調は単なる黄色であるが光の角度により時折虹色を放つそれは女性陣を誘惑するには充分だった。
「ホントそうですよね……」
ついついスバルが手を伸ばした。当然ティアナから激しいツッコミが入る。
「馬鹿!何やってんの!」
振り下ろした拳はスバルの脳天に見事に入った。
前のめりになるスバル。
「あ」
「あ」
指先が封印に触れた。全員が身構える。
シグナムとヴィータがはやてを庇うように立ち上がった。
が、何の変化も無く…………彼女達は胸を撫で下ろす。
次の瞬間、会議室が光に包まれた。
機動六課隊舎シャワー室。
現在使っているのはエリオ一人だ。
それもその筈、通常勤務の時間帯でありエリオも
本来ならばシャワーなど浴びてる場合では無いのだが
下水にどっぷりつかってしまった為に一度体を洗ってくるように命じられた。
「……そんなに臭ってたのかな……」
水にぬれた体を臭ってみるが別段変な匂いはしない。
先程はいつもなら寄り添ってくる筈のフリードが
ヘリの中で思い切り自分から離れていたのが結構ショックだった。
「……さて、と……」
シャワー室を出て、体についた水滴をタオルでぬぐい、
純白のブリーフを手に取った。
エリオ本人はトランクスがいいのだが何故かフェイトが許可してくれずにブリーフのままだ。
少し釈然としない気持ちを抱えながら足を通そうとしたその瞬間、
シャワー室の扉が開けられた。
誰かが入ってきたのかなと視線をやったその先には……
何故か頬を真っ赤にそめたフェイトが立っていた。
エリオの思考はフリーズした。当然動作もフリーズし、
片足をブリーフに通そうとしたポーズのまま硬直している。
絶妙に見えそうで見えないのでモザイク無しでオーケーだ。
「…………エリオ………」
呟くフェイト。頬が紅潮しているばかりか目は潤んでいるわよだれはたれているわで
エリオは事態こそ全く把握出来なかったが危機的状況である事は察した。
何かがおかしい。
男性用のシャワー室にフェイトが堂々と入ってくる事がまずおかしい。
しかも熱烈な視線をエリオの体に注いでいるという普段のフェイトからはあり得ない状況だ。
「……エリオ…………しよ?」
するとは何をだろうか?エリオはフリーズした思考をようやく解凍すると
とにかくまずは服を着るべきだとブリーフを足に通そうとして
『sonic move!』
背後に立ったフェイトに腕の動きを止められた。
「もう……。するんだよ?服は着なくていいでしょ?」
息が荒い。エリオではなくフェイトのが、だ。
エリオの中の危機評価ゲージが76%を表示した。
どれくらい危機的状況かというとガジェット三型数体を一度に相手するくらいヤバいという評価だ。
つぅっと、エリオの体をフェイトの指が這い回る。
「ね?久しぶりだから……八回くらい大丈夫だよね?」
危機評価ゲージ100%に到達。
シャワー室に絹を裂くような悲鳴が響き渡った。
279 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:34:39 ID:vF8bgvcT
全く関係ないがアルトアイゼンとヴァイスリッターにしか見えな(ry
機動六課隊舎廊下。
エリオはそこをほぼ裸同然の恰好で走っていた。
何とかフェイトの魔の手から逃れたが当然まともに服を着る時間が与えてもらえる筈も無く、
かろうじて掴んだタオルで股間を隠しながらの疾走だ。
と、廊下の先に別の人が立てる足音を聞いた。
(まずっ!こんな恰好見られたら……!)
慌てて周囲を見回すと赤い扉と青い扉があった。
反射的に赤い扉を開け、中に入り、背で扉を閉める。
とりあえず一安心だ。脱力して座り込もうとし、そこで気付く。
正面にシグナムがいた。
一瞬終わったと思った。
だが、シグナムはあれはあれで話せば解ってくれる人物だ。
(模擬戦も頼んだら快く受けてくれたし……)
とにかく、諦めては駄目だ。何とかこの状況を説明しようとして口を開き―――
「その恰好は…………」
驚愕に表情を染めるシグナム。エリオの心が折れそうになる。
だが
「そ、そうか…そういう事か……」
何かを納得したように頷くシグナムにエリオの心は救われた。
「さ、流石シグナムさん!」
思わず賞賛の言葉が口をついて出る。エリオの恰好を見るだけで状況を把握してくれたらしい。
ベルカの騎士の洞察力に憧れ、こんな騎士になりたいと心底エリオは思った。
タオル一丁で私室に押しかけた少年を見ても変質者と疑わない、そんな騎士に。
しかし、エリオの憧れは次の瞬間打ち砕かれた。
「き、勤務時間中だというのに……しょ、しょうがないやつだ……」
しゅるりと音をたて、シグナムのネクタイが解かれたのだ。
「ま、待ちきれなかったのか……そ、そうか……私はまだ飽きられてなかったのだな?」
嬉しそうに独り言を呟きながら、するすると服を脱いでいくシグナム。
慌ててエリオがシグナムに声をかける。
「シグナムさんっ!?何で服脱いでるんですかっ!?」
ピタリとシグナムの動きが止まる。同時にエリオの行動も停止。
数秒間、まるで時が停止したように過した。
次に動き出したのはシグナムだった。何かを納得したようにエリオに歩み寄る。
「今日は着たままなのか?
だ、だが前は服にかけたせいで洗濯や言い訳が大変だったのだぞ?」
口調も表情も一見困っているふうだがその下の期待を全然隠せていない。
エリオは、肉体年齢10歳(実年齢はもっと低い)にして
『人と人は解り合えない』という事を理解した。
どうやら逃げ出した方が良さそうだ。
シグナムに背を向け、ドアノブに手をかける。
背後から響く悲痛な声。
「なっ!?いってしまうのかっ!?私を置いてっ!?」
「行くも何もそもそも状況がよく解らないんですがっ!!!」
「私に飽きたのかっ!?ほ、ほら!ぱいずりというのもお前が言うから練習したんだぞっ!?
それにこの二週間自分でだってしてないんだぞっ!?まだ焦らすというのかっ!?
……も、もう限界なんだ……はやく私のココを埋めてくれ……」
今振り返ったら色々な意味で終わると悟ったエリオはそのままドアを開けた。
はやてがいた。
そしてドアを閉めた。
(…………終わったああああああああああああああっ!!!
僕の局員生活これで終わったああああああああああっ!!!)
ドアを開けた先には機動六課の部隊長、つまりこの部隊の総責任者である八神はやてがいたのだ。
バッチリ見られた。背後のシグナムまでも。
エリオは背後を見てはいないがきっと見られたら非常にマズい恰好をしている筈だ。
当然ドアを叩く音と声。
「エリオ君っ!?ここ開けて!!!」
一瞬逡巡したがここまで来たらどう足掻いても無駄だと悟り、大人しくドアを開けた。
はやてに顔を合わせられるワケも無く、伏された視線ははやての足元だ。
と、そこで気付く。
はやての足元で散る水滴がある事に。
視線を上げた。
そこには、ぼろぼろと大粒の涙をこぼす八神はやての瞳があった。
「――――うそつきぃ……」
「……は?」
「――――――エリオくんのうそつきぃ……!
わたしのものやて……だれにもとられへんてゆうたのにぃ……!!!」
泣き崩れるはやて。エリオは事態についていけず、股間を隠すタオルを落としそうになる。
今日何度目かも解らない思考のエターナルコフィン。
(いやいやいやいやいや!エターナルじゃ駄目だって!)
流石に耐性が出来たのか、即座に現実に戻ってくる。
ここでわざわざ現実に戻ってくるところが律儀な少年である。
「あ、主はやて!これは違うのです!私はエリオの犬でしかないのですからっ!」
背後から響くシグナムの声。どうやらフォローのつもりらしい。
当然フォローになるわけが無いが。
「ちょっと黙ってて下さい!」
少し振り向き、怒鳴る事でシグナムを黙らせる。
顔をはやてに向ける寸前、視界の端のシグナムが何故か嬉しそうな表情だった事など気にしない。
「八神部隊長……落ち着いて……」
必死になだめようとするが
「ちゃうやんっ!はやてさんやんっ!」
はやてはまるで幼児のようにかぶりをふってこちらの話を聞く気配は一切無い。
いつかどこかのエリオならばここでキスのひとつでもしてはやてを落ち着かせるところだが
このエリオの選択肢にそんなものはあり得ない。
エリオは諦めた。そしてあるひとつの決断をした。
(……そ、そうか……これ、悪い夢なんだ……
きっと僕は今日の戦闘で撃墜されて……目を閉じれば医務室の天井が……)
現実逃避である。
そっと目を閉じ……
唇に違和感。
ついで口を開かれる感触。
口内に侵入してくる熱く、柔らかい何か。
慌てて目を開くと、そこにはドアップになったヴィータの顔があった。
悲鳴が前と後ろから響く。シグナムとはやての声だ。
ヴィータの肩に手をかけ、引き離す。
当然タオルがはらりと落ちる。
黄色い悲鳴が前と後ろから響く。シグナムとはやての声だ。
「ど、どうだ?上手くなったろ?」
「…………えっと……何してるんですか?」
「あ、あれ?違うのか?目をつぶってたら合図だからキスしていいんじゃねぇのか?」
「……誰がそんな事言ってたんですか」
「お前だよっ!―――うああっ!?し、シグナム!お前なんて恰好してんだっ!?」
「ヴィータもなんっ!?エリオくんのうそつきぃぃぃ……」
「え、エリオ……そうか……お前にとっては私は女の中のひとりでしか無かったのか……
それでもいい!いやむしろそれがイイっ!!!」
エリオはようやく把握した。これが現実である事とどうしようもない事を。
選択肢はここに留まり事態の解決をはかるか、逃げ出すか、ふたつにひとつだ。
騎士とは挑むものである。
例えそれが絶望的な状況、否、例えそれが絶望でしかなくとも。
彼は……フルチンにも関わらず、退かず臆さず前を見た。
そして叫ぶ。
「あの!僕の話を聞い―――――」
「エェェェェエリオオオオオオォォォっっ!!!」
ある人物がそこに来た。
来てしまった。
その人物とは黒き衣を身にまとった雷神である。
不機嫌を帯電させたフェイト。顔を真っ赤にしたヴィータ。
泣き崩れるはやて。そし何故か盛り上がってひとりでしてしまっているシグナム。
その四人がエリオの前にいる。
想像して欲しい。この光景を。
(あ、もう無理だコレ)
流石に彼の心が折れた。叫ぶ。
「ストラーダっ!!!」
どこからか飛んでくる彼の相棒。
まるで○の槍の様に飛んできたそれを恰好良くキャッチしたエリオ(全裸)は
更に叫んだ。
「逃げるよっ!」
『jawohl!Sonic Move!』
速度を得た彼は廊下を駆け抜ける。
彼の十歳とは思えないストラーダは当然ブランブランしたがそんな事に構っている場合ではない。
一目散に逃げ出した。
『このロストロギアなんだけど』
「なぁに?ユンユン♪」
『あぁ!二回目のユン♪で小首傾げるのが畜生カワイイなぁ!
はっ!違う違う!今そんな場合じゃなくて!えっと…………なのは、聞いてる?』
「違うよぉ……なのなのだよ?ユゥンユン♪」
『………………(どうやらモニター前で悶え苦しんでるらしい)
……っと……その……続けるよ?(どうやら復帰したらしい)
どうやらパラレルワールドからその人物の性格を召喚するっていう効果があるらしくて……』
「むぅ〜〜そんなツマンナイ話いいから!ユンユン次はいつ会えるの?」
『い、今すぐっ!今すぐ転送で君の元へ―――!!!』
「馬鹿っ!どこ触ってんのよっ!」
「え〜〜?そんな事言わせたいの?」
「ひぁっ!?そ、そうじゃなく―――――はぁんっ!」
「正解は……ティアの一番よわいトコ♪」
「ちょっ!何でそんなに上手――――ふああぁぁっ!?
ヴァイスさ―――ひはぁぁっ!!!」
しえんはいるかい?
ようやく自室へと辿り着いたエリオは、扉を開けた。
そして部屋の中に入り、扉を閉め、厳重に鍵を締めた後に
更にふと脳裏に閃いた結界魔法で完璧に封鎖する。
そこまでして、完璧に外界と部屋を遮断した上でストラーダから手を離し、
ようやくエリオは自分のベッドへと身を投げた。
「クキュ」
声がした。色々な事がありすぎて疑心暗鬼全開のエリオだがそれに怯えない。
視線を上げると枕元には彼の予想通り、フリードがいた。
安堵の溜息をつき、フリードの頭へと手を伸ばす。
今日は色々な事がありすぎて少年の心はボロボロだ。ぬくもりを求めたとしてもしょうがない。
ベッドの上で仰向けになると裸の胸にフリードを抱きこんだ。
「フリード……聞いてくれる?」
「キュー?」
滔々と少年は今日あった事を竜に語った。
小さな守護竜は時折相槌をいれながら少年の話に耳を傾ける。
全てを語り終えた後で、少年は天井を仰ぎ見た。
「はは……フリード……疲れちゃったよ僕……もう、ゴールしてもいいよね……?」
「クキュルー!」
フリードがいきなり羽をばたつかせた。どうやら励ましてくれているらしい。
その事がエリオにはとてつもなく嬉しかった。
嬉しかったのだ。
だから次の言葉が唇から滑り出ても少年の過失ではない。
「ありがとう……もう、僕にはフリードしかいないよ……」
突然エリオの胸に抱かれたフリードから光が放たれた。
そして聞いた事の無い声が響く。
「嬉しいナ!その言葉をくれるのをずっと待ってたんだナ!」
胸に抱いた筈のフリードが消え、そこに何故か5歳くらいの水色の髪の少女がいた。
ちなみに全裸である。ぺったんである事にどこか安心したエリオ。
「ありがとうエリオ!ボクを選んでくれて!ずっとずっと待ってたんだナ!」
その少女は嬉しそうに目を細めるとエリオの胸に顔をすり寄せた。
エリオの記憶にはこんな少女はいない。
と、いうか少女もエリオも全裸だ。
ようやくエリオは自分がすべき行動を思いついた。
驚く事である。
「うああああああああああああああああああああっ!!!!?」
いきなりの叫びに驚く少女は耳に両手をあてた。そして言う。
「ど、どうしたのかナ?」
「うあああああ誰だよ君っ!?」
「誰って……あ、解らないかナ?フリードなんだナ♪」
「フリードは竜だよっ!!!」
「竜とかの魔法的高等生物は当然魔法を使えるんだナ。変身魔法なんて朝飯前なんだナ」
「フリードってオスの名前じゃないのっ!?」
「竜に性別は無いんだナ。ただ……」
「……ただ?」
「女の子の方がエリオのお嫁さんになれてボク的に嬉しいからボクは女の子なんだナ♪」
次の瞬間、エリオの部屋のドアが吹き飛んだ。
「ふりいぃどぉぉ……」
響くのは、地獄の底に住む悪鬼の声。
その筈だ。
その悪鬼が桃色の髪をしていたり、ピンクの可愛らしい防護服に身を包んでいたり、
キャロにそっくりだったが心優しいあの少女がこんな声を出す筈が無い。
「ご主人!今更無駄なんだナ!ボクはさっきエリオに選んでもらったんだナ!」
「ふりいぃどぉ…おまえ。おれ。ころす!ころす!ころす!」
ホラ、会話が出来てない。これがキャロの筈が無い。
その事に安心したエリオは、床のストラーダに命じた。
「はははははは set up!」
『Stand by!』
誰もが望んだエリオきゅんの変身シーン全裸verが展開され、
次の瞬間には凛々しく防護服を纏ったエリオがベッドの上にいた。
もう少年の心はバキバキに折れている。というか砕け散っている。
目の前の妖怪をキャロと認めてしまったら初恋さえ砕けてしまいそうだ。
だから、ここでエリオに立ち向かうという選択肢はありえなかった。
立ち向かう為には正面にある何かを認めてしまわねばならないのだから。
「―――――行こうストラーダ!ここじゃないどこかに!!!」
『Dusen!』
窓ガラスを突き破って槍騎士は空へと旅立った。
機動六課管制室。
そこでロングアーチを指揮しているのはシャーリーである。
「フフフフフ素晴らしい!何と言うカオス!この部隊、間違い無く駄目駄目です!」
そう嬉しそうに叫びながら各所の映像を記録している。
ここも間違いなくカオスであった。
287 :
一階の名無し:2007/08/24(金) 01:48:42 ID:gOqklHQN
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
アッハッハ構想10秒しかし所要時間は3時間!
悪ノリしかございません本当にごめんなさい!
ユンユンです。電波が。
エリなのななのはにしようか2秒迷ったんですが
事態説明の為にユーノが必要だったのでなのユーに。
ただのなのユーで済ませるところがユンユンな電波浴びてあんな感じに。
ちなみにスバルはスバティア時空から、
ティアナはヴァイティア時空からそれぞれ召喚。
あと公式の「はやて→エリオ」の呼び方は
「エリオ君」ではなく「エリオ」でした。最近買った漫画版で出てた……orz
地味にエリキャロなのは公式って大事ですねって事で。
すみません作業に戻ります。あ、あと支援ありがとうございました!
お疲れさんです!
ところで今作業中なのは
>>210の内容なんですか?
289 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:52:38 ID:J68wzi4h
>>287 乙!
そういえばエリヴィーって読んだことない気がするな
>>287 お疲れ様です。しかしなんという大惨事www
エリオ、お前は今泣いていい。
あとシャーリー自重汁。
予想の斜め下どころか反り返って螺旋描いてるんですがw
グッジョブです。
作業の方、ほどほどに頑張ってください。
GJすぎてもう何がなんだか。
飛び出したエリオ君に安住の地は……ないんだろうなあ
(いっそナンバーズ一家の所に転がり込んでしまった方が楽になれるかもだ)。
GJでした・・・
ついに襟裳も・・・じゃなくてエリオも全裸変身ですか・・・
>>292 > (いっそナンバーズ一家の所に転がり込んでしまった方が楽になれるかもだ)。
そしたらそしたで
優しいエリオにナンバーズ一同べた惚れ
↓
悪夢再臨
な展開にになりそうだがw
GJ
ああ、パラレル世界で次々と六課の人々を落としまくるからこんなことに・・・ww
GJです
エリオ、なんておいし…いや、災難なんだ
ってかシグナムさんがおかしい!?他の人とはなんかベクトルが捻じ曲がってますよ!
>>268 ああアルトヴァイスGJw
しかしなぜだろう、アルトが『切り札』使いそうで仕方が無いんだ!!
>>287 今作品を持ってエリオ君を、恋愛原子核保持者と認定!!
ヴィータかわいいなぁ
>>210 それはつまり、フェイトとはやてにサンドイッチパイズリ等をしてもらうエリオ!?
「フェイトとはやてにサドンインパクト等」と読めてしまった……
もう何がなにやら。
寝る
>>287 GJ!
エリオの受難っぷりに感動しましたw
もっと書いてほしす!
>>300 それはきっと、フェイトとはやての子宮口にエリオのストラーダによるサドンインパクトが…
ってことだろう
>>287 GJ!笑わせてもらいました。
もうエリオが信じられるのはストラーダだけだなw
やべぇ、ユンユンが死ぬほどツボにはいったw 初めての呼称だこれはwww
あとシャーリー自重
>>269 フェイトの本命?
バルディッシュじゃねぇの?
>>299 フェイトはともかくはやての胸じゃ無理だよ。
あれ?こんな時間に誰だろう?
>>303 だがしかし、某時空においてストラーダはストレートのお姉さんキャラだったのだwww
詳しくは保管庫で探してくれ。
>>306 はやても中々大きそうだから大丈夫だ
二人の胸の谷間に埋まるエリオの股間のストラーダを想像したら物凄くエロかった
フェイトとはやてが競うように先っちょや竿を舐めたりしてる図が見えてね…
と、言う事は…
エリオが信じられるのは、己の肉体のみだなww
まぁ、その肉体が女を引き寄せてる訳だが。
>>309 体だけが目当てですか><
酷いですね!!!><
>>308 なのは「わたしのは小さいって言いたいのかな?かな?」
>>311 ユーノ「エリオにおっきくしてもらえばいいじゃないか」
>>312 ユーノォォォ!!!
お前自分で何言ってるかwww
ヴィヴィオがユーノをパパと呼ぶ甘いSSサイトを発見したが…
知りたい人いる?
>>311 クロノ「すまない…僕の努力が足りないばっかりに…」
>>313 知りたいけど…ここに晒すのはまずくないかい?
知りたいが、個人サイトのURLを晒すのはまずかった気が。
晒すなら検索ワードとかで。
317 :
313:2007/08/24(金) 16:43:48 ID:IWgcd2AC
ほれ
此処だ。
318 :
ておあー:2007/08/24(金) 16:53:11 ID:NR6EK0v0
お久しぶりです。スレの勢いが速すぎてすっかり過去の話になっちゃいましたが、前回レス下さった皆さんありがとうございました。
今回は前スレあたりで話題が出ていた擬人化フリードに挑戦してみます……
と思ったら一階の名無し氏が擬人化フリードを登場させていた罠。気分はもうポルナレフorz
・StrikerS終了後の話
・フリード擬人化って時点でお気づきだと思いますがオリ要素も入ります
・フリードのお相手はもちろん(?)エリオ
・最終的にはエロも入れる予定
以上がおkな方は気長に見守っていただけると助かります。
「……ふう」
エリオ・モンディアルは空を見上げ溜め息をついた。
レリック事件から始まった一連の事件が、一応の終結を向かえてから数ヶ月。
事件解決に大きな貢献を果たした機動六課は本来の目的(名目上はレリック事件の解決、そして実際は
カリムの『時空管理局の壊滅』という予言=スカリエッティ一味が起こした事件への対処)を終えた後も
解体される事なく、新たな事件の捜査を任されることになった。
それはレリック事件に勝るとも劣らない難事件で、解決には幾つかの困難な闘いを経る必要があったが――歴戦の隊長陣と成長した新人達は、全ての闘いに勝利し事件は終わった。
「エリオ君」
「キャロ? どうしたの」
隣を歩いていたキャロ・ル・ルシエに声をかけられ、エリオは思考を中断した。
「エリオ君……体、だいじょうぶ? 今もなんだかぼーっとしてたみたいだったし」
「体? ……ああ」
キャロが言っているのは、先の事件でエリオが負った怪我のことだろう。
確かに軽症と呼べるものではなかったし、戦列復帰には多少時間がかかったが今ではすっかり完治している。
エリオはキャロに笑顔を見せて心配は無用だという意思を示した。
「だいじょうぶ。目立った後遺症も残らなかったし、もう十分戦えるから」
「なら、いいんだけど……」
「変だと思ったら、シャマル先生に見てもらうようにするから……それに、怪我のことをいうならフリードの方が……」
二人と並んで空中を浮遊していたフリードが名前を呼ばれて『キュクゥ?』と声をあげる。
エリオが負傷した時、彼はフリードと行動を共にしていた。
それはフリードの本来の主であるキャロがヴォルテールを駆って戦闘中だった事に加え、エリオとフリードが普段から硬い信頼関係で結ばれていた事からの判断だった。
だが、そもそも竜を操る事は特殊技能に分類されるほど困難を伴うものであり、キャロを欠いた状態では上手く連携をとる事ができない二人(一人と一匹)は敵にその隙をつかれてしまう。
救援に駆けつけた仲間達が見たものは、自身もボロボロになりながら傷だらけのフリードを抱えて泣き叫ぶエリオの姿だった。
「あの時フリードが護ってくれたから、ボクはこうやって六課に戻ってこれた。でも、そのせいでフリードは酷い怪我を……」
エリオを庇って敵の放った魔法の直撃を受けたフリードは、エリオ以上の重症を負っていた。
何とか一命を取り留めたものの、医師からは元通りに回復して飛べるまでにはかなりの時間がかかると言われるほどだった。
まだ傷の塞がりきってないエリオが周囲の反対を押し切って毎日無限書庫に通い詰め、『竜の怪我によく効く薬草』の製法を
発見していなければ、今もまだ怪我は完治していなかったかもしれない。
「そんな……エリオ君は悪くないよ。それにエリオ君がフリードの治療法を見つけてくれたから、フリードもまたこうやって飛べるようになったんだよ」
『キュクルー!』
フリードが羽をばたつかせて二人の周囲を飛び回る。
キャロの言葉を理解できる賢い竜だ、きっと自分は大丈夫だとエリオにアピールしているのだろう。
その心遣いが嬉しくて、エリオは自分の肩に留まった小さな竜の頭を撫でた。
「ありがとう、フリード」
そう、怪我はあったけど、みんなこうやって無事に帰ってこれた。
いつも通りの日常に戻ってこれた。
だからエリオは気がついていなかった。自分の体に起きている小さな異変。
そしてこれから起こる、彼の人生を大きく変える事になる『事件』が既に始まっていることを……
ジリリリ、ジリリリ、ジリリリ……
「うん……」
……ストラーダのアラームが鳴ってる……そうか、今日はボクとキャロが朝の訓練の準備をする日だっけ……
早く起きなくちゃ……と思いつつ、ベッドの中から手だけ伸ばしてストラーダを探す……むにゅ。
(……むにゅ?)
指先に触れた奇妙な感覚の正体を確かめるべく、ベッドから身を起こして――エリオの動きは固まった。
(な、ななななななんじゃこりゃあああああああああああああああああ!!!!!)
危うく叫び声をあげそうになるが、両手で口を塞いでそれを防ぐ。
(ボ、ボクのベッドに……なんで女の子が!?)
昨晩、確かにこのベッドには自分一人しか寝ていなかった。
それなのに、今このベッドには自分と同じ年頃の少女がすやすやと寝息を立てている。
それも全く見覚えのない少女……しかも全裸。
(ど、どうしよう、どうしよう! いや、ていうかこの場合はこの子は侵入者!? じゃあ誰かに連絡して……でも、客観的に見てこの状況はとってもマズいんじゃ……)
混乱するばかりで全く思考がまとまらない。ところがさらにエリオの混乱を加速させるような事が起こった。
「エリオくーん、朝だよー?」
(キャ、キャロ!?)
部屋の外から聞こえてきたのはキャロの声。
なかなか起きてこない自分を心配して、部屋に様子を見に来てくれたのだろう。
それは普段ならとても嬉しいことだけど、今この部屋に入ってこられたら……
(なんとかごまかさなくちゃ!)
全速力でドアの前まで行き、水際で最悪の事態を食い止めようとするエリオ。
だが、ベッドを飛び出した瞬間――
「ぎゃん!!」
着地に失敗し、思い切り顔面から床に激突。
(〜〜〜〜!!!???)
「マ・クベのMSがどうかしたの、エリオく――」
物音がしたので部屋を覗き込んだキャロが見たものを、ここで順に紹介していこう。
@ベッドに足をひっかけ、下半身丸出しの状態で顔から地面に突っ込んでいるエリオ。
Aベッドの方に目をやると、足元まで脱げたエリオのズボンをしっかり掴んだまま離さない手。
Bその手の持ち主は、全裸の少女。
C「キャ、キャロ……これは、その……」ベッドの主は、鼻血を垂らしたアホ面で訳のわからない事を口走っている。
「竜騎……召喚」
ピンクの巨大な召喚魔方陣がキャロの周囲に現れ、ようやく立て直されたばかりの新・六課隊舎が大きく揺れる。
「うわわ……キャロ、待って、これは誤解……っていうかこんなところでヴォルテールなんか召喚したら!!」
――ようやっとわたしらの家が帰ってきたなあ。いつまでもアースラにおるわけにもあかんし、これで一安心や。
再建された隊舎を前に、嬉しそうに笑みを浮かべていた部隊長の顔が脳裏に浮かんだ。
「そ、それはホントにダメだから、キャロっ、ごめん!!」
高速でキャロの背後に回りこむと、首筋に手刀を一発。
召喚士が気絶したことで魔方陣が霧消し、隊舎の揺れは収まった。崩れ落ちるキャロを受け止めながら、エリオはほっと胸を撫で下ろす。
「間に合った……でも、これからどうしよう……」
その時隣の部屋の扉が開き、二人の少女が飛び出してきた。
「ティアー、地震、地震怖いよーー!!」
「バカスバル! 外に出ちゃ危ないって言ってるでしょ!!」
「あ」
「「え?」」
沈黙。
「……部屋に戻りましょ、スバル」
「で、でも……」
「ち、違うんです! スバルさん、ティアナさん!! お願いします、行かないでぇー……うぐっ、えぐぅ……」
「!? ちょっと、私達に見られたからって何も泣くことないじゃない!!」
「あわわわ……み、みんな落ち着いて……ってえええええ!?」
「っさいわよスバル!!」
「だって、へ、部屋! 部屋!!」
「エリオの部屋がどうしたって……いいっ!?」
部屋の入り口で起こる大騒動に、ようやく目を覚ましたらしいその元凶が発した第一声は――
「キュクルー?」
「「「……フリード?」」」
今回はこれだけです。
ちなみにうちのフリ子は基本ロリ、竜魂召喚でボインボインモードになる予定です。
ボインボインモードの出番があるか微妙なとこですが……
書きたいことはいっぱいあるけどスピードが追いつかないので入れられるかどうかorz
ほかに書きたいものもいっぱいあるし……
ちなみにストックされている電波一覧
・パパジマさんとママジマさんの出会いの話
・酔っ払って帰ってきたゲンヤさんがギンガをクイントと勘違いしてウヒョー
・ロッサとシャッハのデート
・デバイス座談会でマスター達の赤裸々な性生活を暴露大会
……どうみても自分だけ電波の発信源が違う模様です。本当にありがとうございました
>>322様
GJ!これはキャロとフリードの良い修羅場が見られそうですね。
あと、擬人化フリードについてはどうぞどうぞ!!!
フリードを掘り下げるつもりありませんでしたから
ネタキャラにしたワケですし、
エリオがフリードに乗ったり乗られたりするトコ激しくキボンヌ!
>>308 エロいな…
次はフェイトとはやての下の口にエリオが交互に挿入するんだ
どちらの膣内で出すか分からないロシアンルーレットなんだよ
>>323 『キャロとフリードの良い修羅場』だけで終わるといいですがw
とりあえずがんばってみます。
あと言い忘れてました、GJです! あの後エリオはどこへ行くんだろう…w
>・デバイス座談会でマスター達の赤裸々な性生活を暴露大会
これは見たいなw
はやての場合はリインのタレコミですか?w
きっとエリオは地球に行ってなのは姉と……
このスレなら、ゴツいヴォルテール様すら、夜一さんのような褐色肌のお姉さまとかにしそうだな。
>322
デバイス座談会……
レイハ「ちょっとあなた、掃除の邪魔!もうすぐみんな来るんだから」
バルディ「ん?ああ(ごろり)」
ストラーダ「ままー、おやつはー?」
S2U「あら、ちょっと早かったかしら?」
レイハ「ストラーダ!後に……ってお義母さまっ!?」
……やべぇ、そこまで行けねぇ。
つかS2Uはインテリじゃないし。
>>330 S2U義母サマと聞いて思わず電波受信
デュランダル「この術式は〜」
クロノ「デュランダル!!」
デュランダル「今更なによ!」
クロノ「俺が悪かった」
デュランダル「バカーっ!!さみしかった……!!」
ガラッ
S2U「この泥棒猫」
デュランダル「お義母様…!」
レイハ・バル・リイン「「「仕事しろよ…」」」
そういえばデバイスの動力源ってなんだ?
やっぱ魔力か?
>>332 それなんて
「ファンタ!すっきりスターライトブレイカー!!」?
>>330 擬人化するのにいまさらインテリジェントかどうかなんて気にする必要なんてないよ
>335
……それもそうか。声があるだけ通常の擬人化より楽と言えば楽かも。
……リボルバーナックル左右でレズってハニーッ!?
しかも、マッキャリとブリッツもおねーさまと慕う……
レイハ「……うちの娘達に、変な事教えないで下さる?」
ヤッパリムリデシタ。
>>333 デバイスの動力源は「気合」です。ようはモビルファイターと一緒。
>338
イエソノヨウナコトハドウニモシテイマセンヨ?
……と言うか、マスター達の……かな?特にスターズのデバイスは。
>>338 ああ、だからユーノはレイハ使えなかったんだ・・・。
なぜだかしらんが、へんかんができないorz
したがきぜんぶかききって、ちょっとかみんとったあとにとうかしようとしたら、これだorz
できてはいるのでとうかします。
2nd session〜雷光の騎士、守り手との出逢い〜
「……あの、なのはさん」
「……ん? 何?」
機動六課勧誘の会話が終わると、スバルが口を開く。
後はスバル達が考える事だと思って席を立とうとしていたなのはは、少し意表を突かれた。
「……少し、教えていただきたい事があるんですけど……」
「……成る程ね……」
スバルが以前フィレスとの模擬戦でやられた事を(もちろんキスの事は伏せたが)話すと、なのはは考え込むように口元に手をやる。
そのなのはの行動に、事故のキスと本当のキスの両方が思い出され、スバルは思わず赤くなった。
そんなスバルになのはは首を傾げるが、構わずに答えた。
「……ひょっとして……、そのデバイスが向けられた時に、諦めたりしなかったかな?」
「え、ええ。その位置からだと私の攻撃が届かないんで、つい」
そう戸惑ったようにスバルが答えると、今度ははやてが言った。
「多分、それがあかんかったんやと思うで? 戦いの時は、絶対に諦めちゃあかんのや」
「それに、多分だけど、勝機を掴む方法も教えてくれてるよ?
不意打ちでも何でもいいからとにかく隙を作ってそこを突け。……きっと、そう言う事だと思う」
それに補足するようになのはも言うと、スバルはやっと得心したように表情をほころばせた。
スバル達と別れると、なのはは思わず溜息を吐く。
と、はやても同時に溜息を吐いたのに気付き、二人は顔を見合わせて苦く笑った。
「……もー……。フィレスもちゃんと口で言えばいいのに……」
「……でも、勝ちを諦めない事を知っとるんやから、私達も信頼出来んか?」
「そうだね。スバル達にはこれから教えて行けばいいけれど、もうあの年で知ってる人がいるのはやっぱり心強いよね」
そうなのはは言うと、くすっと笑った。
「……でも、スバル、きっとびっくりするだろうな……」
「……そやね」
はやても、なのはの笑みにつられるように笑みを零した。
「……でも、なのはちゃん。今のちょっとオバサン臭かったで」
「にゃはは……」
「ルシエさーん! 機動六課に配属される、キャロ・ル・ルシエさーん!」
「……本当に、元気な子だね」
そう叫びながら走り回るエリオを追いかけながら、フィレスは呆れたように一人ごちた。
……そう、フィレスは砲撃魔導師がいないライトニング小隊をバックアップするために、機動六課に配属されていた。
ライトニング05、フィレス・ホーマルハウト。……それが、今の彼だった。
「キャロ・ル・ルシエさん、何処にいらっしゃいますかー?」
エリオと一緒になって声を上げるフィレス。
と、二人の耳に、微かな声が響いた。
「は、はい! 私です! すいません、遅れて……」
その声に気付いた二人が声のした方向を向くと、フードを被った少女が大きなバッグを持ってエスカレーターを駆け下り、
……途中で大きくバランスを崩した。
「くっ!」
『フライヤーウイング』
咄嗟にフィレスはフライヤーウイングを展開し、落ちてくる予想地点に陣取って少女を受け止めようとする。
しかし、速さが足りず、到底まにあわなくて。
「―――っ!」
『ソニックムーブ!』
……その瞬間、雷光が跳ねた。
一般人どころか空士訓練校主席卒業で射撃主体の魔導師のフィレスですら目で追い切れない程のスピード。
そのスピードのままエリオは少女を掻っ攫ってエスカレーターの上に登り、
……ソニックムーブを切った瞬間、スピードの急激な変化に対応が追い付かず、バランスを崩した。
「くぅ……っ!」
何とか体勢を入れ替え、少女を下敷きにしないようにするが、それが精一杯。
そのままエリオは受身も取れないまま少女ごと床に倒れ込む。
……その瞬間、少女が頭を打たないようにと思わず突き出した両手に、何か柔らかい物が触れた気がした。
「す、すいません……失敗しました」
「い、いえ……」
エリオの謝罪にそう少女は答え、ふと何かに気付いたように自身の胸元を見詰める。
それにつられてエリオが視線を下げると、突き出した両手が見事に胸を包み込んでいた。
その途端、両手にふにふにと柔らかい感触がある事に気付き、エリオは一瞬でパニックに陥った。
「え、あ!?」
「ひゃ!?」
混乱したエリオは何を思ったか少女の胸から手を離すのでは無く、刺激を送り始める。
「ふゃっ……ひゃうっ……ふにゃあっ!」
顔を真っ赤にして何かに耐える少女の表情に、エリオは思わず見とれて、
「くきゅるー!」
……少女が抱えていて、倒れた際に放り出したバッグから奇妙な鳴き声が聞こえて、エリオは正気に戻った。
「わ、わわわああ!」
「……ぁ……。〜っ……フ、フリード、大丈夫だった!?」
エリオが真っ赤になって手をどかすと、少女は一瞬残念そうな溜息を吐く。
しかし、頭をぶんぶん振って何とか気を取り直すと、少女は真っ赤になりながらバッグに駆け寄った。
と、勝手にチャックが開き、中から小さなドラゴンが顔を出し、少女の頭に飛び乗った。
「エ、エリオ・モンディアルさんですよね? 私はライトニング04、キャロ・ル・ルシエと言います。
こ、これからよろしくお願いします!」
そう言ってキャロはにっこりと笑って敬礼した。
……まだ顔はりんごのように真っ赤だったが。
「う、うん、よろしくね!」
そう言ってエリオも真っ赤なまま答礼する。
と、
「……出会った早々お熱いのは結構だけど、さすがにあれはセクハラだと思うよ? エリオ君」
「うわあっ!?」
「きゃっ!?」
慌ててエリオとキャロが振り向くと、手摺りに肘を突いて、フィレスが浮かんでいた。
一方。
「くそっ、くそっくそっくそっ!」
夜の人気の無い道を、十代半ばと見られる少年が歩いていた。
彼は、空士訓練校で、入学から卒業までフィレスとずっとペアを組んでいた男。フィレスと一緒に、主席卒業した男。
しかし、今は。
「俺は、主席なんだ! 俺はフィレスより強かったんだ! 俺があの年の卒業生で最強なんだぞ!?
それなのに、何で俺がクビにならなきゃならないんだよ!」
……彼は、弱かった。一応Bランクではあったが、実際の実力はCランクにも満たなかっただろう。
そんな彼が一対一でフィレスに勝てたのは、彼が近接戦闘を主体にして、フィレスが近接戦闘はからっきしだったからに過ぎない。
そんな彼でも主席になれたのは、フィレスの的確な援護が、彼の実力を本当の実力以上に引き出していたからに過ぎない。
しかし、彼はそれに気付かない。どんどん彼は増長していき、挙句の果てには他の訓練生に怪我をさせて謹慎処分になる有様。
さらに、謹慎中に来た陸士の主席コンビを、フィレスが苦戦しながらも一人で打倒した事を知り、さらに増長する。
……もし彼がスバルと戦ったら、1分と持たずに倒される事も知らず。
そんな彼だから、フィレスと一緒の隊に配属され、その隊の嫌われ者となる事も当然と言えて。
基本的に優しい性格のため、たちまち隊の人気者となったフィレスとは正反対。
そうこうしているうちに、フィレスが機動六課に引き抜かれ(隊長は相当渋ったが)、彼は一人となった。
フィレスの援護というメッキがあったから出せた力を、メッキが剥がれた状態で出せる訳も無く。
Bランク魔道師を捕らえるという任務で、自分を含む、自分以外はBランク以上の魔道師が5人大怪我を負い。
しかもその全てが彼の責任と言う事に、誰も疑う余地は無くて、今までの言動に、庇ってくれる上司も同僚もいる訳が無く。
その結果、彼は懲戒免職となった。
「ふざけやがって……!」
それでもまだ、自分のせいで免職されたと言う事に、自分が弱いと言う事に、彼は全く気付かず。
「……ぶっ壊してやる……。あんな所、全部ぶっ壊してやる!」
彼が取り返しのつかない所へと思考を踏み入れた、まさにその時。
「……ん? 何だ?」
何かの気配に気付き、彼はその場に近付いて……、
「……ぁ?」
ぽーん、と呆気なく彼の頭は、胴体と永遠の別れを告げた。
「……ISツインブレイズ」
その声が聞こえたのを最後に、彼の意識は闇の中に沈んだ。
これで終わりです。
専ブラなら無問題。
>339-340
ストラーダは変わり種?
352 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:58:43 ID:8+vo0bjN
ユーノ×イレインってどんなだろう
>>346 そのエリオ×キャロのセクハラの後日の話を是非!
>>347 つコピペ(↑の俺が書いたユノなのの後書きコピペしただけ)
……うん、途中でキーボードすら反応しなくなったんだorz(今別のパソで打ってる)
>>353 数話後で書く予定です。
……何だあのムネヲ・モンデヤルはorz
>>248氏の突っ込みを参考に、フィレス対スバティアが1対2だった理由を説明してみました。
陸士校は主席コンビが来てるのに空士校が次席コンビ出したら何故かを絶対に突っ込まれる。
主席コンビの片割れが謹慎処分受けたからですなんて正直に話したら陸の格好の攻撃材料提供するようなものですしw
かといってフィレスに次席の片割れ宛がって即席コンビ作ってもそれこそ連携がお粗末な物になる。
幸いフィレスのランクが高かったので、1対2でも大負けはしないと読んで1人で出した、と言う事です。
そこから「彼」が1度の失敗でクビになった理由も出せます。
フィレスが勝ったから1対2だった事を陸は突っ込めなくなったのに(じゃあ2対1で負けた陸士校の主席は何だwと突っ込めばおkだし)
それ以上の不祥事を「彼」がやってしまった。
陸は嬉々としてそこを突っ込んで来る。「彼」が即クビになったのは半分空の腹立ち紛れ、といった所です。
と、打てなかった後書きを今打ってみるw
「ムネヲ」で鈴木の方想像しちゃった。吊ってくる。
>>354 おお、納得しました。
なるほど、片方が謹慎処分だったから1人だったのですね。
しかし、相棒は予想の遥か上を行く逸材でしたなwww
まさかあそこまでとはw
言い出したのは自分ですがここまで上手く作られるとは思いませんでした。
GJです。
・・・しかし、フィレスと組むことが無かったら、
相棒君もそれなりの人生を過せたかもしれないと思うとせつないなあ。
そろそろヴィヴィオのDNA取り出すために司祭誑かそうとしたドゥーエが
盛りの付いた司祭さまにレイプされるようなエロパロがあってもいいと思うんだが
しかし聖骸布手に入れたら用済みで即首ちょんぱ
現実は非情である
手に入れるまでは下手に出てたに違いない
>>322 フリエリがキター!
これはもう期待をせざるにおえません
全裸で待機しつつ続きをお待ちしています
むしろ司祭とラヴラヴに……
あの邪悪な笑みが好きな私としては、それだけは勘弁して貰いたい。
読まなけりゃいいだけの話
じゃあ、中をとって
スカ一味に敗北した時空管理局。
捕虜となったクロノ、ユーノ、エリオがナンバーズに犯されるというのはどうかな!?
久し振りに書きます。
・オリキャラがちょっと出てきます
・微エロです(人によってはエロかも)
・なのは×ユーノ
・なのは×ユーノの仲が険悪になると思わせて余計に良い感じになるお話
では行きます。
次元世界と言う奴は実に色んな世界があるわけであるが、その中の一つに
「魔法少女リリカルなのは」と言うアニメが放送されている世界も存在するのである。
そしてその世界に一人の男がおり、机に向かって何かをやっていた。
「なのはタン…ハアハア…。」
何やら怪しげな独り言を言いながらペンを片手に何かを描いている。
どう見てもなのはと思しき女の子のキャラクターが触手に纏わり付かれて
エロい事をさせられている内容の漫画を描いていたのである。
「ハアハア…なのはタン…我ながらエロい物が出来た…これは抜ける…。」
実はこの男は同人漫画家で、こうやって「魔法少女リリカルなのは」の
エロ同人を製作していたのである。
「よし出来た! 今度のコミケはこれ決まりだ!」
と、その世界ではあくまでもただの同人誌が完成した程度の事で終わっていたのだが、
これが後に遠い遠い異次元に存在するミッドチルダを震撼させる事件を起こすとは
誰も想像も出来なかった。
さて、場はミッドチルダ時空管理局内の無限書庫に移るワケである。
なのは達の活躍がアニメとして放送されている世界の存在を知らない彼等は
ごく普通に自分達なりの生き方をしていたりするのだが…そんな時にそれは起こった。
「あ〜忙しい忙しい。」
無限書庫の司書長をしているユーノは今日もまた無限書庫での仕事に勤しんでいた。
そして彼はある本棚から一冊の本を発見するのである。
「あれ…? この本は初めて見るな…ってえええ!?」
その本を見たユーノの精神に激震が走った。
「な…なのは!?」
表紙に思い切りなのはが触手に纏わり付かれている絵が描かれており、
余りの衝撃に思わずユーノは鼻血を噴出してしまった。
そう、その本は「魔法少女リリカルなのはと言うアニメが放送されている世界」で、
一人の同人漫画家が執筆したエロ同人誌だったのであった。
色んな世界の書物を網羅する無限書庫には勿論こう言う本さえ集まって来るのである。
「ウソ…そんな…なのはが…触手に巻かれてあんな事やこんな事が…。」
ユーノは思わず仕事も忘れてそのエロ同人誌を読みふけった。
その内容はユーノにとって余りにも衝撃的であった。
なのはがグロテスクな触手によって全身に纏わり付かれ、バリアジャケットも
破られ、脱がされ、剥がされ、殆ど全裸も同然の状態で体中の
穴と言う穴を犯されてしまい、その果てに失禁する描写まであったのである。
「そんな…なのはが…なのはが…。」
密かになのはを愛するユーノなだけにこのエロ同人誌の内容は怒るべき所かもしれない。
しかし…不覚にもユーノは勃起してしまっていた。
「う…うっ…なのは…なのは…うっ!」
気が付くとユーノはそのエロ同人誌で一発抜いていた…
それが故にやっと冷静さを取り戻すのだが…そこで自らの過ちに気付くのである。
「はっ! ぼ…僕は何て事を…。」
ユーノは気まずかった。自分がなのはのエロ同人で抜くなど…
これはなのはを愛するが故に逆に許されない事だと考えたのだ。
「僕は何て事をしてしまったんだ! ごめんなのは!」
ユーノは必死で叫んだ。なのはがその場にいないのに叫んだ。
だが…慌ててその同人誌を本棚の奥へ隠そうとした時にとんでもない事実を目の当たりにする。
「これは…はっ!!」
なんとその本棚には他にも様々ななのはのエロ同人誌が置かれているでは無いか。
そう、それもまた「魔法少女リリカルなのはと言うアニメが放送されている世界」の人間が
作った同人誌だったのである。
「こんなの見てはいけない! なのに…体が勝手に…あああああああ!!」
広大な無限書庫にユーノの絶叫が響き渡った。
「ハァ…ハァ…ハァ…。」
まるで何かに憑り付かれてしまったかの様に恐ろしい速度で仕事を終わらせていた
ユーノは自室に帰っていた。そして彼の自室にはかなりの数の本の束が置かれている。
それ全てがなんとユーノが無限書庫から調達して来たなのはのエロ同人誌だったのである。
「ハァ…ハァ…なのは…。」
まず最初の一冊を手に取りページを捲った。
「うわ…凄い…。」
しょっぱなからユーノにとって衝撃的な内容だった…
それはなのはが時空犯罪者に捕まってしまい、三角木馬に跨がされるなどの
拷問を受けると言う内容の同人誌だった。股に鋭く尖った鋭角を食い込まされ、
苦痛とも快感とも取れる何ともいえない表情で喘ぐなのはの姿に
ユーノは不覚にも鼻血を噴出していた。
「うおお! 一冊目でこれなんて…全部読んだら一体僕はどうなってしまうんだ!?」
ティッシュ紙で両鼻を塞いで鼻血を止め、ユーノはさらに二冊目の本を手にとった。
「あああああ!!」
二冊目もまたユーノにとって刺激が強すぎた…
何故ならなのはが輪姦陵辱されてしまう内容の同人誌だったのだから。
「うおおおお!! 死ぬ!! 僕を殺す気かぁぁぁぁ!!」
同人誌の中での話とは言え、体中の穴と言う穴を犯されていくなのはの姿に
ユーノは思わず鼻に栓をしていたティッシュを吹き飛ばす程の鼻血を噴出していた。
ユーノは三冊…四冊と同人誌を読んで行った。
確かにエロ同人でも全部が全部陵辱ものなどでは無く、中には良い話系の同人も沢山あった。
特になのは×ユーノの和姦ものの同人などユーノは思わず涙する程の物だったのである。
「あ〜…良い話だった〜…。こんなに泣いたのは久し振りだ…。さ〜て次っと…。」
ユーノは涙を吹きながら新たな同人誌に手を伸ばすが…
「ハイ、ユーノ君。」
「ありがとう。って…え…。」
ユーノは硬直した。突然自分に同人誌を渡してくれた親切な人がいたが…それは一体誰だ?
恐る恐るその方向に顔を向けてみたが…そこにはなんとなのはの姿がいるでは無いか。
「あ…なのは…。」
「ユーノ君…これ…な〜に?」
なのはは同人誌…それもなのは陵辱ものを手に取り、ユーノを疑いの目で見つめていた。
「あ…その…それは…。」
「おかしいな…どうしちゃったのかな…。読書に夢中なのは分かるけど…
この本に描かれてるのって…どう見ても私なんだよ…。
普段私の前では特に何でもないって態度をとってるふりで、隠れてこんな本読むなら
何でもないって態度の意味無いじゃない…こんな本読んじゃダメだよ…。
ねぇ…私の言ってる事…私の考え方…そんなに間違ってる? 少し…頭冷やそうか…。」
次の瞬間にはなのはの指先から放たれた魔砲がユーノを飲み込んでいた。
「この本…没収させてもらうからね…。」
ユーノは同人誌を全て没収されてしまった。だが…部屋を去る時の一瞬…
なのはの目からは涙が流れていた事がユーノにも見えていた…。
「酷いよ! 酷いよユーノ君! 信じてたのに…ユーノ君だけは信じてたのに…。」
自室に戻った後、なのはは大声を出して泣いていた。
確かになのはだって男がこの手の本に興味を持つ事は否定しない。
しかし…ユーノから没収した同人誌の様に無理矢理になのはが強姦輪姦陵辱される様な
内容の本にユーノが興奮していた事が許せなかった。周囲から男はケダモノだと
言われてもても…ユーノだけは紳士だから絶対そんな事は無いと信じていたなのはにとって…
これは裏切られた気分だったに違いない。
「酷い…酷いよユーノ君…。もうユーノ君なんか大嫌い!!」
なのはは目から涙を流しながらそう叫び、その場に蹲ってふて腐れていた…。
だが…それから何分か経った頃だろうか…涙も何とか引いて、
ある程度冷静さを取り戻した時(?)の事である。ふとなのはの目にユーノから
没収した大量の同人誌が映った。そしてなのはの手は無意識の内にその同人へ伸びていたのである。
「べっ別に興味があって読もうとしてるわけじゃないよ! ユーノ君はこの本のせいで
おかしくなっちゃったんだから…そんなユーノ君を更生させるにはやっぱりこの本を
読破して研究するしか無いよね! 血清を作るのも毒そのものが必要みたいに…。」
と、誰かいるワケでも無いのになのはは勝手にそのような独り言を言って
同人誌のページを開いていた。
「うわっ! こんな事までするの〜?」
早くもなのはは顔を真っ赤にさせながら興奮してしまった。
なのはが一冊目に手を取ったのは「ユーノ×クロノ」の801ものの同人誌だった。
クロノが公園のトイレに行くと、ベンチにユーノが座っていて
「ウホッ いい司書長!」
「やらないか」
とか言ってトイレでホモセックスしてしまうと言うとてつもない内容だった。
「うそ〜…男の子同士でこんな事しちゃうなんて〜…。」
なのはの胸は熱くなり、息も荒くなっていた。なのはにとって相当なカルチャーショックだったのだから。
「は〜凄かった〜…。それじゃあ次…ってこれも凄いよ!」
二冊目に手に取った同人誌は一冊目とは対照的に「フェイト×なのは」の百合ものだった。
フェイトが妙に積極的で、なのはをベッドに押し倒してあんな事やこんな事をやってしまうのである。
これもなのはにとって刺激が強すぎた。まさか女同士でもこんな事をするとは…
「フェイトちゃんはこんな事しないよ! でも…。」
その同人誌を読んでいると…現実でもフェイトが自分にこんな事をしてしまいそうでなのはは
怖くなってしまった。だが…一口にエロ同人と言っても全部が全部アレな内容の物では無かった。
「うわぁ…これ…泣ける…。」
エロ描写を交えながらも何だかんだで感動する良い話系の同人誌も中にあったし…
「これ…私とユーノ君…?」
特になのはにとって衝撃的だったのが「なのは×ユーノ」の同人誌だった。
しかもその時になのはが手にとって読んでいたそれはエロも絵もストーリーも
上質な物で、なのはとユーノの二人が苦難を乗り越えながら最終的には結ばれ…
果てには子供も出来ると言う内容だった。
「はぁ…現実もこんな風に上手くいけば良いのに…。」
口ではユーノとは別に何でも無いとは言っていても…潜在的には
ユーノと結ばれたいと言う気持ちを持っているなのはにとってこの同人に
描かれた自分自身とユーノがとても羨ましかった。
「さてと…それじゃあ次々…。」
気を取り直して新たな同人誌に手を伸ばそうとした時…
「ハイ、これだよなのは。」
「あ、ありがとう。」
誰かが自分に新たな同人誌を渡してくれた。だが…それは一体誰だろう…と思って顔を向けた時…
「ゆ…ユーノ君!?」
なのはは愕然とした。何故ならそこにはユーノの姿があったのだから。
「おかしいな…どうしちゃったのかな? 僕から同人誌を没収したのは分かるけど…
これを読んではいけないって言ったのはなのはなんだよ。
僕の前でだけ注意する振りをして…隠れてこっそり没収した同人誌を読んでるんじゃ
没収した意味無いじゃないか…。読んじゃダメだよ…。
ねぇ…僕の言ってる事…僕の考え方そんなに間違ってる…? 少し頭冷やそうか…。」
「キャア!」
次の瞬間ユーノのチェーンバインドがなのはを雁字搦めに縛り付けていた。
それもSMの時に使用されるエロい縛られ方である。
「アッ! ユーノ君…ごめんなさい…だから…やめてぇ…。」
「ダメだよ…僕だって怒る時は怒るんだから…ちゃんと頭冷やしてもらわないと…。」
ユーノはチェーンバインドでなのはの大きく膨らんだ両乳房を根元から縛り上げ、
また股間にもチェーンバインドを強く食い込ませていた。
「アッ! く…苦し…。」
「ダメダメ…苦しいと思うけど…なのはに裏切られた僕の心はもっと苦しいんだよ…。
何なら…この同人誌に描かれてる様な事してあげようか?」
「アッ! ダメェ…。」
ユーノはなのはが触手に纏わり付かれる内容の同人誌を手に取っていた。
それと同時にユーノのチェーンバインドがまるで生物の様に動き回り、
なのはの身体を締め上げながらなのはの体中を這い回り始めたのである。
「アッ! 嫌! あぅ…。」
なのはは最初の頃こそ苦しそうな顔をしていたのだが…次第に諦めたのか…
はたまた観念したのかは分からないが…とにかくユーノの顔を微笑みながら見つめた。
「そ…そうだよね…ユーノ君を裏切ったのは私だもんね…。ユーノ君がHな同人誌を
読んで興奮してたのを注意して…没収までしたのに…。その没収した同人誌を私が読んで
興奮してたんじゃ…世話無いよね…。ユーノ君が怒っちゃうのも無理は無いよ…。
ごめんなさい…。だから…ユーノ君の好きにして良いよ…。」
「うん…。やっぱり素直が一番。そんな素直な君が僕は大好きだよ…。」
「ユーノ君…。」
ユーノはなのはを縛るチェーンバインドをかすかに緩ませながらなのはに近付き、
唇を奪った。しかしなのはは抵抗する素振りは見せない。しっかりとユーノの唇を受け入れ、
お互いに舌を絡ませあった。
「ユ…ユーノ君…。」
「なのは…。」
こうして…二人はどんどん怪しい仲へと進展して行く事になるのである。めでたしめでたし…
あれ? 結局管理局は震撼しなかったぞ…。まあいいか?
おわり
私がしばらく席を外していた間に色々投下されてるみたいですから
ゆっくり読んで行ってみる所存であります。
リアルタイム投稿に遭遇するとは・・・
それにしてもこの淫獣、ノリノリであるw
>>370 GJ!
エロ同人の為に急いで帰るユーノワロタ
>>371 GJ!!
しかしこの二人・・・阿呆やww
375 :
sage:2007/08/25(土) 16:39:06 ID:KfSl5LJ+
結局このままアブノーマルなプレイに走ったわけですな
……あいてて。股間が痛くなってきた
sageミス ゴメン
ハラオウン邸にクロノ×ユーノ物が大量送付され、かみさん連中が閲覧する、とか想像しちまったよw
>>375 いやいや、件の上質ななのは×ユーノ本を参考にノーマルプレイも完備ですよ。
とりあえず司書長その本の詳細を私にも教えうわなにをするやめ(ry
>>370 なんというバカップルwwwww
けしからん!
じつにけしからん!!
ハァハァ
>>377 俺なんてカミさん方が801本執筆してる姿想像しちまったよwww
そうか!ミッド中でなのは本が大流行してそれを六課が取り締まウボァー・・・・・・(頭を冷やされたらしい)
>>370 GJ!!
しかしよほど司書長は慌ててたんだな。
自分とクロノのアレなのも、持って帰るとはww
>>370 GJ!
やはりバカップル最高。
・・しかし個人的には最近純粋な戦斗成分が補給できません・・
安西先生・・戦闘が・・戦闘ssが見たいです・・
まじめな話、戦闘系のssってどうやって探すんでしょうか?
サイトとか検索しても戦闘カテゴリって見つけられないんです
しらみつぶしに見ていくしかないんでしょうか
>>371 続編は某執政官がエリオ本を見つけてハァハァするんでしょうか?
>>382 正統の長編作品(リターンロードとかバーニングとか)なら、どっかに戦闘パート入ってるんじゃないかな。
純粋な戦闘SSは、ここの幕間劇ぐらいしか知らん。
>>382 俺も戦闘モノは大好物よw
捜索系のサイトで探したり聞いたりすることもできるけど、ネット上にある全部の
なのは戦闘ssがそこで見つけられるわけじゃないし、読みつくそうと思ったら
やはりしらみつぶしに見てくほうがいいんじゃまいかね?
いくつか知ってるが個人サイトを2ちゃんに晒すのは不味いしな。
あとは、ここで職人さんにリクしてみるとか。
>>382 俺も燃エリオ分が欠乏してるから良く解るわそれ。
誰か!誰か燃エリオを書いてくれ!
チンク姉の憂鬱の中の人です。
前作をご笑覧頂き有難うございました。
なのはさんは作者の中で冥王様なんで公式チート扱いしてみました。
幸せなナンバーズが書きたかったのに、いつの間にかドゥーエとはやてが悪巧み(政治的な意味で)
している話になりかけてたんですが、冥王様を投入するとあっという間にこんな話に(SLB
そしてココのところのエリオきゅんな流れに刺激されて、お蔵入りにしようとしていた
チンク姉の憂鬱のB面っぽいモノを投下
・ルーエリ
・エロは……あるのか?
・チンク姉の憂鬱と基本設定は一緒(妄想ご都合主義エンド後)です。
・その為前スレのチンク姉の憂鬱に目を通しておいていただけると、より判りやすいです。
るーてしあの日記
「ん?これルールーの日記か?」
日課の散歩とリインとの口げんかをこなし、部屋に戻ってきたアギトは
ルーテシアの机の上で見慣れないものを発見した。
いまどき珍しい紙媒体の冊子、表紙の上部には大きく「diary」の印字、
下部には可愛らしい「るーてしあ」の手書き文字が記されている。
(こんなもん堂々と出しっ放しにして誰かに見られたらどうすんだよ、たく……)
アギトは片付けておいてやろう、と考えて机の抽斗を開けたまでは良かったのだが、
日記帳をしまおうと持ち上げたときに、体との大きさが不釣合いだったため、バランスを崩し、
思わず取り落としてしまう。
ハラリ、という音と共に落ちた拍子に開かれるページ。
そして目に入る、エリオやキャロ、という単語に思わず眼が釘付けになる。
(……コレは事故だよな?事故で見えちまったもんはしょーがない……よな?)
「そーいやここんとこエリオと仲良くしててルールー御機嫌みたいだったけど、
ちゃんとあいつと進展してんのかねぇ……やっぱここは、旦那からルールーのことを
託された身としてはちゃんと幸せになってるか確かめとかないとな」
自分を騙すために一応の理論武装を終えると、もしもエリオにルーテシアが弄ばれているようなら
徹底的に燃やしてやる、と考えながら、アギトは日記帳を開いた。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
○月×日
ドクターの計画は失敗。私もFの遺産の男の子と龍召喚師に捕まった。
八神はやてとか言う女の人がコレをよこして日記をつけろという。
他にすることもないのでつけてみる。
Fの遺産の男の子はエリオ、龍召喚師はキャロというらしい。食事を持ってきて名を名乗った。
別におなか空いてないのに。
……お母さん
○月□日
良くわからないけど、私たちはナンバーズと一緒に八神はやての保護下に入ることに為ったらしい。
「今日からみんなウチの子や!」だって。変なの。
今日はエリオ一人で食事を持ってきた。アギトが暴れてた。うるさい。
……ドクター、どうしてるかな
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(あー、そういやあの女が書かせてたんだっけ。何考えてんだか……
あいつらのお節介の一環かねぇ?って、ルールー、うるさいはひどいよ……。
あたしはルールーがあいつに変なコトされないか、って心配してあげてたのに。
あの変態医師の心配なんかしなくてもいいのに……まぁいいや、次いってみよ)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
○月剴
修理の終わったナンバーズと一緒にはやてさん(下の名前で呼ばないと泣きまねして鬱陶しかった)の
家に住むことに。大部屋でみんな一緒。エリオが引越しを手伝う、って言ってきたけど
運ぶものなんてないから断った。
その晩はなのはさん(こう呼ばないと命に関る、ってディエチが言ってた)が襲来してパジャマパーティ。
ジュース、といってたけど、多分アルコール入ってる、あれ。なので余り口をつけなかった。
ゼストが飲んじゃダメ、って言ってたから。
自己紹介をした。とっくに調べて知ってた筈なのになんで?
フェイトさんとエリオが泣きながら母親の代わりにはなれないけど、きっとずっと一緒にいる、
みんなで一緒に幸せになろう、って。
キャロはなんだか目が据わってた。アルコールが回ったのかな?直ぐに寝ちゃったし。
はやてさんがいかにも酒、という感じのビンを抱えて帰ってきたので、エリオの提案で私たちは
寝てしまったアギトとリイン、キャロとヴィヴィオを寝かしに行った。
開いているスペースがないのでエリオの部屋で寝た。
部屋の主の癖にエリオが床で寝ようとしたから、一緒に寝よう、って言ったら押し倒された。
……初めは痛かったけど優しかった。暖かい。
キャロはいつもこんなことをしてもらってたのだろうか。 ……ずるい。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(ぶっ……!!初日からかよっ!!手ぇ早ぇーな、おい!!有る程度進んでるとは思ってたけど……
っていうかルールーもそんなあっさり受け入れてどーすんのさ?!
もうちょっと自分を大事にしようよ……。
そーいや、ルールーって検査の後とか部屋で寝るとき裸で寝てたよな?
まさか、このときもそうだったのか……?酒の入った男と同室って意味判ってなかったんじゃ……。
とりあえず、あいつは後で燃やしとくか、あの龍召喚師との関係も尋問する必要がありそうだし)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
○月※日
暇だったので昼からエリオとキャロの自主練に混ぜてもらった。
お休みだけど、体が鈍らないようにしなきゃいけないんだって。
エリオに六課に来て最初に教わった基礎訓練、というのを教えて貰った。
楽しかったけど疲れた。キャロも色々おしえてくれた。途中からエリオの
自慢に脱線することが多いのが玉に瑕。きっと先生には向いてない。
流石に毎日だとなのはさんのパーティにも慣れた。だんだんジュースの中の
アルコール濃度が高くなってる気がする。
キャロが寝てしまうまでが早くなってきているから勘違いではない筈。
エリオの顔も赤くなってるし。
……アレだけ運動したのにエリオは元気だった。
○月▽日
最近アギトはリインと仲が良い。いつも楽しそうに騒いでる。
話し相手がいなくて暇だった。
エリオを見つけたので一緒にごはん。
いつも一緒にいるキャロがいなかったので理由を聞いたら、フェイトさんと買い物にいったとか。
あの二人と買い物に行くと着せ替え人形にさせられるので逃げてきたって。
ちょっと見てみたい気もした。
女の子だから私ももっと色々着飾ればいい、とエリオは言う。
良くわからない、というと今度の週末に街へ連れて行って見立ててくれるって。
……街ってどんなところだろう、楽しみ。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(うわ、高町なのは侮れねぇ……っ!!何処のジゴロだよ、あの悪魔……。
って、バッテンチビとは別に仲良くねーっ!!アレの何処が楽しそうに見えるんだか。
魔法行使を制限されてなきゃ燃やしてるっての!!
んで、次はデートの話か……この書きっぷりじゃデートと認識できてるか怪しいもんがあるけどな。
そういやこの頃はクァットロが「お嬢様の初めてのデートを盛り上げる会」とか
作ってみんなで化粧の仕方とか可愛く見えるしぐさとか教え込んだっけ……)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
△月∀日
今日はエリオとお出かけ。早くに目が覚めたのでエリオの寝顔を眺めてたら二度寝してしまった。
街には色んなものがあった。服の店だけも種類が沢山あって覚えきれないくらい。
エリオは自分が知っているのはほんの一部だし、女の子向けのは
フェイトさんたちの方が良く知ってるから今度連れて行ってもらうといい、って言う。
一杯買ってもらったけど、エリオのお小遣い、大丈夫かな?
ウーノがいつもお金のやりくりに苦労してたからちょっと心配。仕事が始ってお給料を貰ったら
お礼に何か買ってあげるのも良いかもしれない。
……帰るとナンバーズのみんなからの質問がしつこかった。特にクァットロとウェンディ。
△月Д日
ガリューがエリオと模擬戦をしたいっていうので頼んでみた。確かめたい、とか。
何を?って聞いても答えてくれなかった。こんなこと初めてだからちょっと不安。
エリオも丁度ガリューとはやってみたかった、って言うし。
昨日買ってもらった服を着てキャロ、フリードと見学。
可愛い、って褒めてくれたけど、エリオに買ってもらった、というとそれからずっと黙ってしまった。
何だったんだろう。気に触ることをしたおぼえはないけれど……。
結果は引き分け。なのに二人とも嬉しそうだった。
クァットロに聞いたら男の子ってそういうもの、らしい。よくわからない。
……エリオ、いつもより頑張ってくれた。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(んー、デートは普通に健全だったみてーだな。初日からいきなり
手を出すようなヤツだからてっきりナニかしてくるかと思ったんだが……。
もしかして酒飲むと人が変わるタチなのかねぇ?手に負えない、ってゆーかなんてゆーか。
で、ガリューはアレか、娘が欲しければワシを倒してみせい!とかいうタイプの父親だな、ありゃ。
ブースト無しでガリューと引き分けってのも凄いな。ってコトはガリューもルールーの相手が
アレでいい、って認めた、ってことなのかな?あたしにはただの朴念仁の坊ちゃんにしか見えねぇけど)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「んで、お次は、っと……」
「アギト……?何してるの?ルーテシアが探してたよ?」
(げ……っ!!キャロ?!)
「な、何でもねーよ!ルールーだな?判った!!」
「コレ……なんだろう?」
アギトは日記を読むのに夢中になる余り、キャロの入室に気付かなかった。
そしてそのことでパニックに陥り、日記を放り出したまま飛び出してしまった。
其れは即ち、当初自分が懸念していた通りの事態を自らの手で引き起こしてしまったことを意味した。
そうすると、当然というべきか、その内容はキャロの目に触れるわけで……。
「エリオ君の……バカーーーーっ!!!」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
その日、八神邸では一人の少年の血の雨が降り、巨竜と巨虫が破壊の限りを尽くした決戦を繰り広げた、
といわれているが、そのことを実証する記録は何処にも存在しない。
ただひとつ、八神はやてが翌日ミッドチルダの田舎に物理と魔法四層複合防御の施された
演習場つきの巨大な新居を購入した、という事実のみを除いて。
完
以上です。
途中まで題名いれるの忘れてて住みませんでしたm(__)m
ホントはヤンるーVSヤンきゃろ、とかいう需要のなさそうなものを構想してたんですが
ルールーを病むほどに追い詰めるなんて可哀想すぎて私にはできないよウワーン(ノTДT)ノ ┻┻
って感じでこんなバカ話になりました。
そしておまけ、というか楽屋裏。
なの「ジュースと称してカクテルを飲ませるのは女の子を堕とすときの基本なの。
フェイトちゃんもイチコロだったの」
フェ「そんな小細工しなくてもなのはなら何時でも何でもOK三連呼だったのに//////」
はや「現実逃避していちゃつくんは保護者として賠償責任果たしてからにしてな?(怒)」
>>399 エリオ何やってるwww
そして、楽屋裏に萌えた。
>>399 GJ!!
チンク姉の憂鬱だと、冥王からちびっこ達を守ったエリオはどこにww
そしガリューはいい男だ。
何普通に二股してるんだよエリオwwww
>>399 GJ!!
エリオいきなり何やってんだwwwww
>382
純粋な戦闘もの、ですか。
実は、『フォワード三人の戦闘スタイルを併せ持つ教官襲来』なるプロットが。
教官として稽古付けに来るんでなきゃ、厨臭すぎて使えないキャラです。
優先順位低いので、執筆開始はかなり後になりますが……
>399
エロオーっ!?
……フェイトさんの雷が……(どーん)……落ちた、な……
>>382 ……初めは痛かったけど優しかった。暖かい。
キャロはいつもこんなことをしてもらってたのだろうか。 ……ずるい。
初めてエリオの腕枕で寝たから首が痛くなったとか
そんなミスリードかと疑った俺は……orz
>>399 エリオ、何やってるんだwwwww
つか二股かけてる自覚すらない天然エロオって何か現実的だw
何気に根掘り葉掘り聞いているクアに混じってウェンディは何をやってるんだwww
407 :
246:2007/08/25(土) 21:34:29 ID:bPWGpAul
前回、感想レス等ありがとうございました。246 です。
スレを読みながら、その中で前の投下なのにふと246の名前がると嬉しいや
ら申し訳ないやらです。
あぁ、夏休みが長かったあの時が懐かしい……orz
待っていた方、お待たせしました。待っていない方、スレ汚しスイマセン。
続き、書けたので投下します。
注意
鬱展開鬱エンドです。
誰も死にませんが誰も救われません。
では。
いい加減、来るのが遅い事にやきもきするよりも、何かあったのではないかと落ち着
かなかった。
視線を落とせば、そこには随分前に読み終わってしまった本。内容など、頭に入って
いない。そもそも娯楽のためのものではなく、勉強のためのものだったのだが、こんな
状態になるならば、何か面白そうな本でも持って来れば良かったと溜息を吐いた。
「なのは、遅すぎるよ……何か、あったのかな……」
もう、人気もまばらになってしまった。今いるのは、一夜を共にする恋人たちか、徹
夜で騒ごうと心に決めた者たちか。少なくとも、自分みたいな人間はいないだろうと、
ユーノが視線を落としたまま自嘲した。
待つのに疲れたなら帰ればいい。来ないことに心配になったなら、連絡の一つでも、
念話でも飛ばせば済む事だ。
分かっていたながら出来ないのは、なのはがこういった状況をよくつくってしまって
いたためだ。
方や、本を読んで小難しい文章を並べればいいだけの考古学者。方や、管理局のエー
ス・オブ・エース。自由な時間が取れないのはユーノの方だが、何かあったときに融通
がきかないのはなのはの方。
スバルも大分前に帰ってしまった。今頃、いつもの元気いっぱいな笑顔で相方や姉と
話しているのか。それとも、慌ててなのはの元へ出動したか。
遊園地。映画館。夕食。ちょっとした買い物。今にして思えば、いや今だからなの
か、随分となのはとミッドを歩き回っていたような気がした。最初に約束を取り付け
て、本局から一緒に行くか、なのはが頬を膨らませて後、強引に待ち合わせ場所に立た
されるか。
だが、待ち合わせ場所に立っていてなのはが来た事なんて数えるほどだった。今みた
いに本を片手に待っていれば、汗だくのなのはが謝りながら駆けてくる。諦めて、帰っ
てしまえば泣きそうな顔で、謝っていた。
なのはの仕事は、自分とは違う命に関わる事。だから、余計な負担をかけたくない。
そう思って、連絡を入れることをやめたのはいつだったのか。結局、なのはが不安そう
な表情で謝るという、最悪の展開が待っていただけ。
だからといってなのはが危険な状況になるのは、もう二度と御免だった。もう二度
と、なのはをあんな状態にさせたくないと、ユーノは何をするわけでもなく考える。
今もなのはが戦っているのではないかと、そう考えているから。
「……」
身体を駆け巡っているのは、なのはを待つことの疲れでも、なのはに連絡を入れない
ことへの罪悪感でもなく、例えようの無い焦燥感。
この感覚は、今日で二度目。最初は、なのはが飛べなくなるほどの怪我を負った時。
だが、あんな忘れたくても忘れられない事があった日の焦燥感は、今感じているもの
に比べれば幾分マシだった。何せ、本を握りつぶす必要など無かったから。
溜息を吐いて、ユーノがしばらくぶりに身体を動かした。
耐えられない。
耐えられるほどのものではない。
何か、なのはに今まで以上に悪い事が起きてしまうような、そんな不安。
「帰ろう……帰って、明日なのはの所に行こう」
そう、呟いてユーノがゆっくり歩いていく。全身がだるかった。足を一歩動かすたび
に、全身に力を込めなければいけないほどに。
それに耐えかね、ユーノが眼鏡を外して空を仰いだ。
「……雨、降るのかな」
夜空に散らばる数え切れないほどの星。ユーノが気づくまで、確実に彼を照らしてい
た星達。
それがいつのかにか、跡形も無く姿を消していた――――。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―Nameless―
(8)
痛いのは、身体ではなく心。悲しいのは、こんな事をされる事ではなく彼女の役に立
てない事。
「ごめん、なさい……許してください……」
四肢をバインドで拘束され、横たわる事さえ許されない。口から搾り出されるのは、
苦悶の声と、乱れた息。頬を伝い、顎から落ちた涙の雫が幾度と無く砕けて消えてい
く。
「謝ったって許してあげないよ。フェイトちゃん、私のお願い聞いてくれなかったんだ
から当然だよね?」
桜色のバインドで宙に固定されたフェイトを見上げ、なのはがレイジングハートを突
き出した。途端、フェイトがこのいつまで続くのか分からないなのはの”お仕置き”
に、歯のぶつかり合う不快音を出しながら首を振り続けた。
だが、無駄だ。なのはは怒っているわけではなく、むしろ他力本願にした自分を恥じ
た。やはり、ユーノの為なら、自分が動かなければいけなかったのだと。
だからフェイトに対しての感情は、使用用途を全うできなかった道具への価値を疑う
だけ。それ以上でもそれ以下でもなく、ただ役に立たない事が理解しただけ。
「つ、次は……! 次はちゃんとやるからっ、だからっ……!」
なのはの願いは叶えてあげられない。それは、誰よりもフェイトが理解している。
だが、そうにもかかわらず許してください、と出来る限り頭を低くして懇願をした。
一瞬ボロボロになった裸の少女が視界に映り、自己嫌悪と共に目を逸らしそのままなの
はの言葉を待つ。
だが。
「だーめ、もうそろそろ寝なくちゃいけないけど、それまではお仕置きだから」
と、まるでそれを楽しんでいるかのように言葉を紡ぎ、笑顔を作る。
それはフェイトにとって、永延に続くかと思ってしまう地獄の終わりが、ようやく訪
れると知った事に他ならない。絶えずごめんなさいと呟きながら、心の中で休みをくれ
るなのはに感謝した。
終わるなら耐えられる。
終わりを知っていれば、どんな事でも耐えられる。
スバル達の部屋が荒らされて、フェイトがはやて達と会議を行い、自室に帰ったのが
今から丁度2時間ほど前。そこにいたのは、無表情に自分を迎えたなのはと、スバルの
部屋から連れ戻されたヴィヴィオだけ。
それからは、休む事無く”お仕置き”をされた。
ヴィヴィオの服を破り捨て、ヴィヴィオの唇を奪い、ヴィヴィオの身体を貫く”お仕
置き”。ヴィヴィオが気絶した後は、バインドで宙に拘束され、気絶する事さえ許され
ない程の威力の痛みを受け続けた。
終わりを知らなかった時に比べれば、終わりを知っているだけ何倍も心が軽いもの。
ただ頭を垂れ、なのはの折檻に歯を食い縛ればそれで終わる。
きっと、その後は優しくしてくれるはずだと信じているから。
「ひっ、あっ……!」
不意の痛みに、フェイトが身体を仰け反らせながら目を見開いた。散らばっていた意
識が強引に一つになり、痛みの発生源を報せてくる。
見れば、右足の脛が赤く腫れていた。なのはの誘導弾を受けたのだろう。動かせない
身体を震わせながら、フェイトがなのはに懇願の意思を表した。
「あのねフェイトちゃん? フェイトちゃんは私のお願いを守らなかった……悪い事を
したんだよ? 悪い事したらお仕置きされるって、ちっちゃい時教わったでしょ? そ
れと同じ」
ベッドから起き上がったなのはがフェイトに近づき、涙で汚れた頬を撫でる。
なのはの瞳。その、何も映さなくなってしまった暗い瞳が嫌だった。吊るされ、冷た
い微笑を張り付かせながら頬を撫でられるのが、苦しかった。
嫌でも思い出してしまう。忘れていたわけではないけれど、あの時の苦しさが蘇って
しまう。
前はこんなに苦しくは無かった。苦しさを感じるほどの余裕も無かったし、本当を知
らなかったから。
だが今は違う。暖かさを知ってしまった。その笑顔に触れてしまった。優しい声で、
名前を呼ばれてしまった。
それがあるから苦しかった。
実際に触れた事がない作り物の記憶。それでは到底感じられないものを貰ってしまっ
たから。
「……っ!?」
今度は、悲鳴が声にならなかった。なのはが撫でていた頬から手を離し、その汗で汚
れた首に手を添えていたから。
骨が軋む音と、霞む視界にあるなのはの笑顔。口から漏れるのは、掠れた、声にもな
らない苦悶の声だけ。
「ユーノ君……」
そう呟き、なのはが苦しさに喘ぐフェイトの唇をなのはが奪い舌を絡める。フェイト
の溢れた涎を啜り、喉を鳴らして飲み込んだ。全て、脳裏に彼の笑顔を浮かべながら。
フェイトが限界だと感じたら一旦口を離し呼吸をさせ、すぐさまその口を塞いでいく。それにフェイトは逃げずに、むしろ積極的に舌を絡めてなのはの感触を味わっていた。
「ぷはぁ……はぁ、ユーノ君のは、どんな味がするのかなぁ」
ユーノとの口付けをを想像し、恍惚となっていたなのはが不意に不快な表情で目を細
めた。視線の先、ユーノの代わりの唇が大きく開き、涎を垂らしながら舌を伸ばしてい
たから。
もっとください、と目で懇願し続けるフェイトの首を力を込めて締め上げ、慈悲の心
でフェイトの舌に吸い付いた。
「はぁっ……は、あぁっ……」
「首絞められて、涎垂らして、そんなに私とキスしたいの? ユーノ君の代わりなだけ
なのに」
なのはの呆れたような声に、フェイトが何回も頷いた。
もう、それでいい。
代わりでも構わない。
たとえユーノへの想いでも、それを受けているのは自分だから。
「げほっ、げほっ……も、もっと……」
ようやく首をなのはに開放されたフェイトが、乱れきった呼吸を整えようともせず、
貪欲に唇を突き出した。
それになのはが口元を歪ませ、視線を下げて嘲笑する。
見れば、剥き出しのフェイトの太もも。そこに垂れた蜜が零れ、小さな水溜りを作っ
ていたから。
「ヴィヴィオじゃ満足しなかったんだ。あんなにいっぱい出したのに」
その言葉に、フェイトがそれまで視線を逸らしていたヴィヴィオを見た。意識を失っ
てどれくらい経つのか。太ももに垂れた白濁はそのままに、未だつらそうな表情で横た
わっているだけだ。
ヴィヴィオがスバルと何を話していたかは知らない。ただ、それだけしか言えないか
のように、言ってないよ、と叫び続けていただけ。
「フェイトちゃんがいけないんだからね? 私の探し物見つけてくれないから。ヴィヴ
ィオは何にも悪くないのに」
何も言えないフェイトを嗤い、なのはがそのままベッドへと戻っていく。
「明日は私がやるから」
その後しばらくして、思い出したかのようにヴィヴィオは開放したなのはが、ヴィヴ
ィオを抱きしめながら目を瞑った。
フェイトは、結局朝まで眠れる事は無かった。
* * *
「スバル起きて。もう朝の練習の時間よ」
「んんっ……おは、よ……ギン姉……」
重たい瞼を擦って起き上がれば、既に練習着に着替えたギンガがどこか、スバルの様
子を伺うように布団を持ち上げていた。
それは、部屋を荒らされたスバルの様子を知っているなら無理も無い。きっと、ティ
アナを迎えたキャロも、ギンガと同じような表情をしているのだろうと分かってしまっ
た。
そんなギンガに小さく謝り、練習着へ着替えたスバルがギンガとともに部屋を出れ
ば、予想通りの表情のキャロと、昨日と全く変わらないティアナがそこにいた。
「ギンガさんおはようございます」
「う、うん、おはよう」
ティアナの視線にスバルは入っていない。それが分かったギンガが、戸惑いながらも
ティアナに返し、スバルを見た。
「おはようティア……良く、眠れた?」
「……眠れるわけ無いでしょ」
「……そう、だね……ごめん」
ティアナの言葉に、反論なんか出来るはずが無い。ティアナは、スバルにではなく、
こんな状況に怒りを露にしていたから。
それから誰からでもなく歩き出し、訓練場で待っていたヴィータに挨拶をした。
「オウ、今日は……なのはは休みだ。テスタロッサも……そうだな」
普段とは違う歯切れの悪いヴィータの言葉。その目の下の隈が、彼女が昨日寝ていな
かった事を嫌でも分からせた。
多分、ヴィータも同じ事を思ってる。ただ、信じたく無いだけ。
「もう公開意見陳述会まで一週間きったから……今日からは今までの復習だ。ギンガを
含めた連携きちんと確認するぞ」
その、歯切れの悪い指示はヴィータ自身何をしていいか分からないからか。なのはの
立てたスケジュールが、なのはの様子が変わった日から全く立てられていなかったから。
訓練は、厳しくも楽でもないほど。疲れはするし、けれどいつもよりは疲れない。た
だ、いつもなら疲れを感じながら一瞬で終わった気がする練習が、今日は酷く長いよう
な気がした。
「スバル、ティアナ。もう新しい部屋は用意してあるからな」
訓練が終わり、それだけを告げたヴィータが消化不良な表情のまま背を向けた。残った
メンバーは何も言えず、午後の訓練までの休憩の為隊舎へと戻っていく。
そんな中。
「ごめんね、私今日はもうちょっと続けるから」
そう、スバルが四人から離れそう言葉を紡いだ。
「休憩くらいちゃんと取りなさいよ……」
なのはさんに叱られる。そう、呟きかけティアナが口を噤んだ。それに気づいたのだ
ろう。スバルが苦笑いをティアナに返す。
「ヴィヴィオは何も言わなかったけど、私はまだ疑ってるわよ」
「ティアそんな事言わないでよ! まだ……わかんないよ」
それは、否定していると言うには余りにも弱いもの。分かっていながら、必死に目を
逸らしている姿。
ティアナはそれに溜息を吐き、スバルから背を向ける。きっと、一緒にやると言って
も断られるのが分かっているなら、わざわざ言う必要なんかない。エリオもキャロも、
そしてギンガもそれが分かっていた。だから、無理しすぎないでねと言ってそれぞれが
隊舎へと戻っていく。
「みんな、ごめんね」
一人残ったスバルが呟いた。別に拒絶しているわけじゃない。ただ、一人でゆっくり
考えたかっただけ。
もうユーノの所に行くことも出来ない。そんな事をしたら、今度こそなのはが辛くな
るから。
どうすればいい。ただ、それだけを考えていた。
なのはときちんと話す。昨日はそれで大丈夫だと思っていた。だが、それをスバルは
自ら否定した。拳を打ち出し、回し蹴りを放ちながら打開策を考える。だが、思いつか
ない。そもそも、何を解決すればいいのか分からない。
誤解を解こうにも、何を誤解しているのかスバルは知らない。
部屋を荒らした事を問い詰めようにも、それをスバルは真っ向から否定した。
「あぁもうっ! 全然分かんないよ!」
頭を掻き毟ったスバルが、抜け出せなくなりそうだった思考を中断し目を瞑る。
昨夜はやてが言っていた言葉。今日、なのはと話してみる。それできっと大丈夫。全
部、はやてがどうにかしてくれる。
そんな言い訳をして、やはりそれは出来ないと斬り捨てた。
自分がどうにかしなくちゃいけない。そう、何が出来るか分からないのに呟いて拳を
握り、汗を拭ってスバルが踵を返し。
「あれ、もう終わりかな?」
目の前にいたなのはに言葉を失った。
いつからそこにいたのか。それとも、最初から見ていたのか。
「ヴィータちゃんが全然満足できてないって顔してたから……朝はごめんね?」
「い、え ……」
顔を近づけてくるなのはから視線を逸らし、スバルがやっとの思いでそれだけを口に
した。
その様子に、クスクスと声に出して笑ったなのはがスバルを見つめ、その瞳を覗き込
んだ。
「昨日は良く眠れた?」
そして、心にも無い言葉でスバルの胸を突き刺した。
「なの、は……さん?」
それは錯覚。胸を貫かれた訳でもないし、実際になのはが何をしたわけでもない。
ただ、理解しただけ。
あれは、なのはがやった事なのだという事を。
「なんで、あんな事……」
「探し物があるの。私の大切なもの……スバルが持ってるんだよ?」
ジリジリと、後退するスバルを追い詰めるようになのはが動く。その左手には、既に
起動されたレイジングハート。
スバルはなのはから逃げる事も出来ず、それを見つめ。
「自主練習、してたんだよね? 私が手伝ってあげるから」
そう耳元で囁かれた言葉に、全身で拒絶をした。
身体が危険を感じ取ったからか、今までの戸惑いなど忘れたような動作で、スバルが
マッハキャリバーを起動させた。
それは、戦いを意味したものではなく全力で逃げ切る意思の現れ。
勝てるわけが無い。
適うはずが無い。
逃げるしか、自分には出来ない。
そう、思わせてしまう程に、今のなのはが自分の知らない誰かだと思ってしまったか
ら。
「あははは……逃がさないから」
背を向けたスバルに、だがなのはは慌てずレイジングハートを掲げ目を瞑る。自分の
声に応えない杖を嘲笑しながらも、なのはが強引にレイジングハートに魔力を通し、魔
法を行使した。
「っ……!?」
その刹那、周囲を覆った桜色の結界にスバルが目を見開き、逃げる事を諦めた。
「逃げたばっかじゃつまんないもんね。ほらぁ、早くしよ?」
もう何も取り繕う気がないのか、気味の悪い笑みを張り付かせるなのはに、スバルが
ゆっくりと首を横に振った。
違う。
なのはと傷つけあいたいわけじゃない。
ただ、なのはのユーノとの幸せそうな表情をもう一度見たいだけだから。
「そう、じゃあ……スバルもそう思ってくれてるなら……いいよね?」
「えっ、何を……」
なのはの言葉に聞きかえす暇も無く。
それが、始まった。
「バインド……!? な、なのはさん……」
それは、戦闘などではなく一方的な蹂躙だ。力の差がある両者が、互いと同じ土俵に
立てる筈が無い。
さっきは傷つけあうなんて言葉を口にしたけれど。きっと、自分はなのはに傷一つつ
けられないことが分かってしまった。
今までの練習なんて、全て意味が無い。
「じゃあ、スバル……私の質問にちゃんといい子で答えてね? 嘘吐いたら壊すから」
ゆっくりとなのはが近づいていく。
スバルはバインドを外そうと暴れながら、涙目でなのはを見るだけだった。
「私の……ユーノ君がくれるはずだったもの……どこにあるの?」
それがなんだかは、一瞬で分かった。だけど分からない。
「……貰ってないんですか?」
あれは、ユーノがなのはに渡すだけの為に手にしたものだから。
「あっ、後私の質問の答え以外の事口にしても同じだから。でも大丈夫だよ、ゆっくり
……ゆっくり……答えるまで何度でも壊してあげるから」
そう呟いたなのはがスバルの目の前に立ち、レイジングハートに魔力を込めて、一気
に振り下ろす。
その刹那。
「なのは、そこまでだよ」
不意の声に、瞑っていた瞳を開けた。
涙の向こう。バインドに拘束されたなのはが彼を見つめ、首を傾げる。
「あっ、ユーノ君だぁ」
「……スバルを離して」
痛みは無い。彼が、守ってくれたから。
だけれど、胸の痛みだけは駄目だった。
意識を失ったスバルを見つめ、ポケットに手を突っ込んだままユーノが奥歯を噛んだ。
「何で何で? 邪魔するの?」
その言葉に、小さく頷いてポケットから手を離した。
きっともう。
「だったら……どうするんだ?」
今まで握り締めていたものは渡せない。そんな、諦めに似た感傷と共に――――。
415 :
246:2007/08/25(土) 21:43:33 ID:bPWGpAul
今回は以上です。ありがとうございました。
前回の感想レス。スバルの部屋を荒らしたのはフェイトさんだったのですが、
ヴィヴィオの名前があって、描写は難しいなと再確認。
思わず、殆ど出る予定の無かったヴィヴィオを出してしまいました……スイマセン。
そして、なのはさんが中々思うように病んでくれない……。
次回、ユーノ君が登場するまでが語られるかもです。
後、なのはさんに某大魔導師を思い出した方。それは、これが元々なのフェイのハッ
ピーエンドだったからなのです。
ではでは。
相変わらずGJすぎるお仕事。最高です。
と、いうわけでこのヤンデレ話終わってからでいいんで、なのフェイハッピーエンドの方も書いてくれると嬉しいです。
めがっさ病んでる……
……ドンドン悪化するんですが。一時が万事。
誰が悪いのでも無い筈なのに……
おっかねえ……。
レイジングハート無理矢理動かしてるなのはさんマジ怖。
ちくしょう、大好きだ!!
続きが楽しみでしょうがないです。GJ!!
>>415 GJ!
しかし、事ここまできてなのはとフェイトがキスしてんの見て
「百合はいやだ」と泣いてる自分の感性を疑います。
他に見るとこは無いのかと。
でも他の感想って「なのは可愛いなあ」だったりするしなぁ。
>>418 いやいやいや。フェイトが元凶だろこの状況。
422 :
最終話勝手に予想:2007/08/25(土) 23:02:23 ID:3H3fMdqX
初投下です。何となく思いつき書いたらとんでもない量になりました。
※エロなし
※初めてなので御見苦しい所が在るかもしれません
ではどうぞ。
423 :
最終話勝手に予想1:2007/08/25(土) 23:04:11 ID:3H3fMdqX
赤く燃え徐々に自分の体力を奪っていく炎
段々と充満し、呼吸を困難にする黒い煙
所々で起こっている小さな爆発
「私・・・このまま・・・死んじゃうのかな?」ゆりかご内部に一人残された高町なのはが呟いた。
424 :
最終話勝手に予想2:2007/08/25(土) 23:06:25 ID:3H3fMdqX
数分前・・・ゆりかご動力炉
「ヴィータちゃん!」この死地に共に来てくれた戦友の名を叫んだ
なのは!?」自分とは逆方向に向かったはずの人物の声にヴィータは
驚いた「お前何でここに!?ヴィヴィオは、ヴィヴィオはどうした!?」
その問になのはが微笑み「もちろん、ちゃんと助け出したよ。ほら。」
自分の背中で眠っている我が子を見せた。「ヴィヴィオを操っていた
ナンバーズを倒して、助け出したけど『ゆりかご』が止まらなくて、
それでヴィータちゃんに何かあったのかと思って急いでこっちに。」
その答えにヴィータは一瞬だけ笑顔になった。
予想は良い、だがsageないのはダメダメだ
426 :
最終話勝手に予想3:2007/08/25(土) 23:09:22 ID:3H3fMdqX
しかし、すぐに険しい顔になり「あたしは大丈夫だ。でも、この動力炉
のぶっ壊すのに手間取っちまってな・・・カートリッジ全部使った
『ギガント・シュラーク』でも駄目だった。」「!!」なのはは
驚きで声を出せなっかた。「畜生、これさえ・・これさえ壊せれば終わるのに、くそ、くそぉ・・・。」
悔しさ、怒り、憤り、それら全てが入り混じりヴィータは泣き出してしまった。
そんな彼女を、なのはが優しく慰めた。「泣かないで、ヴィータちゃん大丈夫、私が絶対何とかするから。」
「何とかって、どうやって?・・・ま、まさかお前!?」いつもの笑顔で、なのはは言った
「リミットブレイク、ブラスターモードを使う。」
書き込みも初なんじゃないか?
sageるには、メール欄にsageと半角で入れるんだ。
428 :
最終話勝手に予想3:2007/08/25(土) 23:13:11 ID:3H3fMdqX
しかし、すぐに険しい顔になり「あたしは大丈夫だ。
でも、この動力炉のぶっ壊すのに手間取っちまってな
・・・カートリッジ全部使った『ギガント・シュラーク』でも駄目だった。」
「!!」なのはは驚きで声を出せなっかた。「畜生、これさえ・・これさえ壊せれば終わるのに、くそ、くそぉ・・・。」
悔しさ、怒り、憤り、それら全てが入り混じりヴィータは泣き出してしまった。
そんな彼女を、なのはが優しく慰めた。
「泣かないで、ヴィータちゃん大丈夫、私が絶対何とかするから。」
「何とかって、どうやって?・・・ま、まさかお前!?」いつもの笑顔で、なのはは言った
「リミットブレイク、ブラスターモードを使う。」
ヴィータが激昂する。しかし、なのはは落ち着いて言った
「でも、ここで『ゆりかご』を壊さなきゃ世界が壊されちゃう。
「ば、馬鹿!あれは危険だから使うなってフェイトにも言われただろうが!!」
ヴィータミッドチルダだけじゃない他の関係も無い世界・・地球だって壊されちゃうかもしれない。
出来ることがあるなら、力があるならやってみなきゃ、後悔はしたくないから。」「・・・・。」
ヴィータは何もいえなかった。そんな彼女の頭を撫でながら
「大丈夫、私は絶対死なないから。『エース・オブ・エース高町なのは』は絶対に生きてみんなの所に帰るから。ねっ。」
ヴィータは頷くことしか出来なかった。
「ヴィータちゃんヴィヴィオを連れて先に脱出して。きっと二人も巻き込んじゃうから。」
「・・・分かった。」ヴィヴィオをヴィータに預ける。「なのは、必ず帰ってこいよ。」
それだけ言ってヴィータは飛び去ってしまった。「ありがとう、ヴィータちゃん。」
しばしの沈黙の後「いくよ、レイジングハート!ブラスターモード!!」『All right, blaster form.
Drive ignition.』愛杖が主の言葉に答えその姿を変える。そして主の意思を察したのかそれと同時にカートリッジを全てロードする。
『ありがとう』と心で呟き、なのはが術式を展開する「いくよ、全力全開!!スターライト・・・ブレイカー!!!」その場が桜色に染まった。
そして現在
「馬鹿だなぁ・・帰りのこと考えてなかった。」自嘲の笑みを浮かべて、なのはが言った。
「ごめんね、ヴィータちゃん、約束守れそうにないや。でも、ちゃんと『ゆりかご』は壊したから、もういいよね。」
その時、一際大きな爆発が起こり、なのはは吹き飛ばされた。そして、気づかないうちに泣いてしまっていた。
「熱いよ、恐いよ、こんなの嫌だよ、皆の所に帰りたいよ。」「助けて、フェイちゃん、はやて・・・ちゃん、ヴィータちゃん、誰かたすけて・・・。」
その時天井が崩れ、落ちてきた。もう駄目だと思い顔を伏せる。
しかし、痛みはやってこない、恐る恐る顔を上げる。
涙でぼやけた視線の先にいたのは、金髪の親友でも、
守護騎士を従える部隊長でも、紅い髪の真紅の騎士甲冑を纏った少女でもなく
「ス、スバル?」空のように青い髪をした自分の教え子だった。
「なのはさん!!大丈夫ですか!?」もの凄い勢いで自分に迫るスバルに、その変わらない態度に危機的状況にもかかわらず、なのはは微笑んだ
それを見てスバルは、「ほっ」と息を吐き言った「もう大丈夫で!安全な場所まで皆の所まで一直線ですから!!」
スバルの足元に術式が展開する。そして、「一撃必倒!!」空色の光が「ディバイン・・・バスター!!!」放たれた。
今、なのははスバルに抱えられて『ウイング・ロード』の上を走っている。
助けてもらって、連れ出してもらった広い世界。
頬を撫でてくれる風が優しくて、上を見ると抜けるような青空が広がっていて、
下を見ると、フェイトちゃんとヴィータちゃんが泣きながら手を振っていて、
はやてちゃんとシグナムさんがそれをみて笑っていて、フォワード達は泣いていたり、
怒りながら泣いていたり、それを慰めていたり。
そして助けてくれたその子は四年前とは比べられない程大きくて、
力強くて、ちょっと気弱だけど格好良く成長してくれていた。
だから不覚にも教え子の胸で泣いてしまった。
下につくと皆が駆け寄ってきて、私はフェイトちゃんとヴィータちゃんに怒られて、
スバルはティアナに叩かれたり、頬をつねられたり、プロレス技をかけられたり・・・・・・
・・等をされて少々手荒い』出迎えをされました。そして「なのはママ・・・」振り返ると
「ヴィヴィオ・・・」大切な私の娘が入いて、「なのはママ!!!」「ヴィヴィオ!!!」
「ママ!こわかったよ、いたかったよー!!」「ごめん・・・ごめんヴィヴィオ・・・これからはずっと一緒にいようね・・・ママが絶対守ってあげるから!!!」
「うん、うん!!」
そして泣いている皆に向かって一番言わなければならない言葉を言う為に私は前を向いた。
「ただいま!!みんな!!!」涙でくしゃくしゃになった顔だけど必死に笑顔をつくって言った。
皆も笑顔で言ってくれた。私が一番言って欲しい言葉を皆一斉に言ってくれた。
「「「「「「「「「おかえりなさい、なのは((((さん))))(ちゃん)(まま)!!!!!」」」」」」」」」
どんなに時が流れてもしっかりと結ばれたこの絆は、ずっと続いていきます。
どんな困難が起こっても、きっと立ち向かっていけます。
だから
私たちは笑顔でいられます、元気でいられます。(fin)
>>422 とんでもない量って言ったから身構えて待ってたが、もう投下終わった?
まあ、初投下乙
乙。
しかしこの量なら2,3レスで収まりきったんじゃ……
以上です。駄文な上長くてしかも同じのを投下してしまう始末スミマセン。
425ご指摘ありがとうございます。
427教えてくださってありがとうございます。
これから精進させていただきます。
える しっているか かきこみは60ぎょうまで書ける
後はその場で書かずに一度テキストエディタに書いてからコピペ投下だな
いまふと思ったが、携帯から投下したんじゃまいかね?
そうだとすると、レスへの反応が遅いこと、一回あたりの投下の行数、
文章量が「長い」という本人の弁、全部納得がいく。
>>399ギガGJルールー好き、だからたまんなぃ!
ルー子かわいいよルー子、百合百合したいよ(;´Д`)ハァハァ
>>441 む、盲点だった
確かにそれなら納得いくな
以前某キャラスレで一度だけこんな形式で投稿して叩かれて消えたやつを思い出した
携帯特有の見辛い改行と無駄にレス数消費することを咎められたのに、携帯以外の環境を
知らないせいかSS自体を叩かれたと勘違いしてたっけなw
>>415 ヒイイ(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
なんてことだ、ユーノ君が来てくれたのに…
なのはさん、全然喜んでねえEEEEEE!!
>>435 あ、新しいSS来てた。
………初投下乙!!
さあ、一緒にエロパロライフしようぜ!!
乙。
でも根本的な事言っていいかな。
T期とA'sの例からすると、戦闘は25話までで終わって、最終話はエピローグ的な回だと思うのだが。
すみません
この流れで載せさせて頂きます。
題名 『エリキャロSS 前日譚 ふたりエッチ的なウーノ×スカリエッティ その@』
※注意事項
・オリキャラ成分と設定が、“非常に”高めです。
・ナンバーズがオリキャラ勢の影響で、だいぶ変な方向になってしまいました。
・かなり血みどろな戦闘シーンがあります。
それでは載せさせて頂きます。
『エリキャロSS 前日譚 ふたりエッチ的なウーノ×スカリエッティ』
これはエリオとキャロが互いを意識してしまったあまりに訓練中の失敗をしてしまった数日前のお話。
すなわち、物語がはじまる前の物語。
時は地上本部意見陳述会まで一ヶ月を切ったある日。
機動六課フォワード新人たちの訓練がより実戦的なメニューへと切り替わる頃、ナンバーズの訓練もより実戦的なものへと移っていった。
……これはそんな晴れた日の午後のような話である。
今日も今日とてスカリエッティ博士の研究所でナンバーズの猛特訓が続けられる。
今回のアグレッサー役(仮想敵のエミュレータ)を務めるのは、機動一課第一突入小隊と第六予備小隊の合わせて6人。
え、二個小隊なのに6人?
御心配なく。古代遺物管理部機動一課は、一人一人が管理局の一般的警備部隊一個分隊に相当する"戦闘力"がありますので無問題です。
ただし"魔力"ランクは一部を除いて総じて低めですが。
なお、機動一課における一個小隊は三人組で構成しております。
これで組織運営規則上問題にならないのかって?
さあ?……七代前の機動一課課長が当時「分隊」呼称だったのを、耳に聞こえが良いという理由で本局に申請したら通っちゃったんでなんとも……。
ちなみに6人の平均年齢は41歳。
この十年、新人が入隊していない機動一課戦闘部隊は全体の高齢化が進んでいる。
そんな彼らから教えを受けるのは、遂に11人総結集したナンバーズの戦乙女たち。
なおウーノは審判・損害判定役としてモニター。
これは適切かつ迅速に損害判定を下さないと、一課とナンバーズは「ルール次第で」本当に死ぬまで殺し合いをしてしまうためである。
事実、過去模擬戦闘中の"事故"で一課隊員は3名の殉職者を出しております。
ラボ内にいるもう一つの機動一課の戦闘部隊、第四偵察小隊は不測の事態に備え空間シミュレータルーム内にて完全武装で待機。
他にも研究所用務員兼機動一課後方支援隊12名(事務、掃除洗濯係とか)も銃火器完全武装で室外待機。
実弾を込めた銃火器を所持する姿は、これから行われる演習が、ただの演習ではないことを示しす。
当然銃火器は全て管理外第97世界の「地球」製。
第四偵察小隊が持っているのは、全長500ミリ。重量3.0キロ。発射速度・毎分900発。総弾数はなんと50発!
人間工学に基づいた研究で携帯に優れた特殊な形状に、口径5.7ミリ高貫通弾を発射という「地球」でも高性能火器に分類されるサブマシンガンである。
銃の名称は『P90』。
サイドアームの拳銃は、P90と同じ弾丸を使った『Five-seveN』。
軽量で使いやすいと一課では好評のハンドガンだ。
第四小隊曰く「やっぱ質量兵器は地球製、それもFNハースタル社製に限るよなッ!」
なお、この発言が切っ掛けとなり、夕飯時の食堂でH&K至上主義者とAK信望者、ブルパップ愛好家を交えた銃撃戦に発展するが……そんなことは今回の話ではどうでもいいだろう。
唯一書くとするなら、事態はデザートのチョコポットサンデーを味わうのを邪魔されたクアットロがぶちギレて研究所内の警備システムを殺傷モードにして見事納めたことぐらいか?
以後研究所内の全ての銃火器はナンバーズの許可がないと使えない処置が取られた。当然である………。
そんな第四偵察小隊の主たる目的は、失神や重傷を負った者の回収任務。
あと暴走した一課隊員を取り押さえたりとか射殺したりとか……。
ナンバーズの失神者をその場に残せば、人質に使ったりゾンビトラップに使ったりするためである。
ナンバーズの相手である機動六課フォワード陣はそんなことをしない!……たぶん。
それに課長とドクターの取り決めで、ナンバーズは最優先で保護することになっているし……。
(じゃあそんな危険なルールで戦闘訓練をするな?いえいえ、何事も経験ですか)
敵の死体をバラバラにして標本のようにキレ〜に並べる。
もしくは砕いて、撒き餌さのようにあたり一面に腸(わた)を撒く。
ロストギアを狙う者の動揺を誘ったり、嗅覚に優れた使い魔や追撃者を血と内臓の匂いで惑わすのだ。
あと、時々人間をバラ撒きたい隊員の欲求とかでやったりもする。
管理局の"一応"の体面を保つためにやって無い事にされているが……これが管理外世界の戦場における機動一課作戦活動では通常の行動範囲内である。
当然、目撃者その他を出さないように"一応"気をつけてはいる。
これでもちゃんと体面を気にしているんです!
そもそも「海」や他の機動課の投入が危険な、何があってもおかしくない"戦場"で、機動一課以外の管理局側の人間が誰が見るやら……。
ちなみに、機動一課その他の実働部隊であう第二突入・第三突入・第五通信小隊は"通常営業"中のため不参加です。
一応、ドクターに協力していることは極秘なんですよ。
「オッサン!くじ引きやり直せ!!」「ミトメネーゾ!」「課長〜♪ SHI☆NE」といった内容のブーイングが、様々な世界の戦場で営業中の一課隊員から寄せられているが、それはまた別のお話。
ちなみに今回参加する機動一課コールサインは以下の通り。
・ 機動一課第一突入小隊"D1""D2""D3"
・ 機動一課第四偵察小隊"アイズ1""アイズ2""アイズ3"
・ 機動一課第六予備小隊"ベッド1""ベッド2""ベッド3"
(なお参加小隊は厳選な抽選で決定。今回の選考方式は小隊代表者によるくじ引きです。前回はアミダクジ。
余談だがアミダクジの掛け声をしたとたんドゥーエが暴れだしたんで以後アミダクジは不採用)
さて、これから行う演習は、戦闘機人11人対機動一課6人という、管理局地上本部襲撃を想定した演習。
ナンバーズ後発組にとっては初の機動一課を相手にした集団戦闘でもある。
アジト内の通路に貼られたポスターから、ナンバーズのヤル気が読み取れます!
【ナンバーズマン 戦闘機人VS 戦争狂人 嗚呼、夢の地上本部大決戦!!】
時間無制限。
ルールはいつも通り、実戦に即したルール"死んだらごめんね方式"を採用。
ただし、今回は管理局地上本部襲撃を想定して、ステージは特別なものを用意してある。
戦闘訓練ルーム内の空間次元に強力な干渉をすることで空間を拡大し、な、なんと〜管理局地上本部および周辺空域をほぼ100パーセント再現!
質感、破壊エフェクト、配線コード、事務用品etcetc……地上本部及び周辺建築物に至る全て再現しているという驚きのシステム!
まさに『スカリエッティ脅威の科学力』!!
高低さも高く取っているため、余裕を持って空中戦も行えます!
こんなスゲーシステムを作る博士、あんたは天才だッ!!
ああ、これをゲームに応用すれば一大ムーブメントとが起こせる!……ということを言うのは機動一課面々ぐらい。
演習場の様々な地点を映すディスプレイに埋め尽くされた部屋。
そこに金色の瞳を持った白衣の男性が笑みをこぼしていた。
男の名はジェイル・スカリエッティ。
最近、クライアントである管理局最高評議会が遣した機動一課とその課長に、良くも悪くも影響を受けまくりな多感な青年である。
自己顕示欲が旺盛なこの研究者は、自分の居場所とも言える場所を土足で踏み入り、我が娘同然のナンバーズに親しく接する機動一課が気に入らなかった。
特に、今自分の斜め後ろでイスに座って、ペプシとポップコーン片手に鑑賞しようとしている中年親父に対する心情は複雑な物がある。
自分の部下が一歩間違うと死ぬかもしれない戦闘演習を、まるで「ダイ○ード4.0」を観るかのような態度を取るオッサンこそ、機動一課の長を務めているなど誰が想像できよう。
この「おやっさん」とか「親父さん」とか部下から呼ばれている中年の男は、天才科学者スカリエッティにとって不可解極まる存在であった。
別に呪符を用いた独特の魔法運用や、管理外世界の"偵察活動"で入手した聖剣魔剣霊験妖剣を無分別に使う剣術云々ではなく、単純に思考と行動が全く理解できないのだ。
スカリエッティは、自分自身のことは良くわかっているつもりである。
アルハザードの遺児であり、無限の欲望を持たざるをえない等々。
しかし、この男はいつもいつも自分の考えの斜め上を行く。
最近はとみに、自分とウーノを2人っきりにさせようとして、それがとてつもなく不快であった。
別にウーノがどうとではなく、とにかく非効率的なことをする課長の存在が気に入らないのだ。
何故限られた食堂スペースを有効に使わない!!おかげで他の娘たちも、食事中にも関わらずわざわざ席を移動するではないか!!
秘書であるウーノも困っているとスカリエッティは思った。
自分と2人だけになったら顔を真っ赤にして、やたら落ち着きがなくなるナンバーズ長姉の姿を思い出す。
あんなに困惑したウーノの顔をスカリエッティは見たことがない。
大切な家族であるウーノを困らせるようなことをする課長が憎くなるスカリエッティ君。
やっぱり気に入らない。そう若き天才科学者は思った。
しかし、課長の存在は不快だと思うが、理性的に考えて機動一課の諸々の協力がなければナンバーズがコレほど早く勢ぞろいすることはなかった。
確かに自分の研究に有益ではある面は認めるが、スカリエッティの内面に存在する何かが機動一課課長を疎ましげにさせる。
しかし、それも今日までだ!
この予行演習で自分の娘たちが、機動一課に圧倒的な性能差を見せ付ければ、自分のやる事にもうやっかいな横槍を入れさせられない。
スカリエッティの唇が愉悦で歪んでくる。
これから起こるであろう圧倒的勝利の確かな予感を感じ取れずに入られないのだ。
その幕を、今開けよう!
「さあッ!まずは軽〜く二個小隊を壊滅させ、ナンバーズの実力を一課の皆さんに見せてさしあげましょう!来週は機動一課全戦力ですッッ!!」
この時、後に史上最大の次元犯罪者に"なり損ねる"ことになる天才科学者にとって最高の瞬間であった。
自分が創り上げた最高作品に絶対なる誇りを持つドクター・スカリエッティの掛け声で演習が開始される。
計画通り管理局の眼と耳を奪うべく、クアットロがECM(電子妨害)を行い、その混乱に乗じセインが麻痺性ガス弾をばら撒き、チンクが内部の配線・重要機材を爆破。
さらに、隣のビルからディエチが本部に弾頭を麻痺ガスにした砲撃。
そしてセッテ及びトーレは航空魔導師からの増援を想定し、仮想の地上本局上空に飛んだら……………既に「交戦中」の第一突入小隊"D1"と第六予備小隊"ベッド3"を確認。
呆れたことに、機動一課が保有する数少ない高度戦闘飛行能力を有する高ランク魔導師2人が、バリアジャケットをまとわずに空中で互いの首を締め上げていた。
「2人はあああァ〜〜〜〜〜オレが相手にするんだってぇぇぇいっただろおぉぉ!!」
「いいやッオレがぁ"全員"相手にするって、いってんでしょおおぉ!!」
銀髪を短く刈り上げたショートヘアを、その猛々しい気性を現すかのようピンピンに天を向けさせたヘアスタイルの"D1"。
緑色の髪をてっぺん以外剃り落とすという、地球で言う所のジャーヘッド(海兵隊狩り)にした"ベッド3"。
どちらも身長2メートル以上という鍛えられた巨体を、演習目的を完璧に忘れたように私的な目的でぶつけ合う。
すでに首の絞め合いから、どう見てもホンキな殴り合いに発展。
彼らを見つけた歴戦の戦闘機人であるトーレは、右手の掌で顔を覆って苦悶を露にする。
それは彼女の美しい紫のショートヘアに、でっかい汗がデフォルメ表示されるほどだった。
姉の傍らにいたセッテは綺麗な桃色のロングヘアを風に揺らし、殴り合いからデバイスを起動させ魔力刃の斬り合いに発展させたバカ二人を無表情で眺める。
なんとなく「楽しそうだな〜」と思ったがそれは口にしない。セッテは空気を読める大人な戦闘機人なのだ!
数秒後、大きなため息を吐いてようやく気持ちを切り替えたトーレがセッテに話しかける。
「セッテ。お前は一課を相手にした集団戦は初になるわけだが……あのバカ共の奇行に惑わされるな。全部ヤツラお得意の芝居で演技でヤラセだ。こちらの隙を誘うための罠だからな」
「心配御無用。機動一課のイイ加減さで擬装した高い戦闘能力は、すでにインプット済み。だてに遅く生まれていませんよ。IS発動、スローターアームズ」
「ライドインパルス!機動一課の高ランク魔導師二人がここに居るという事は、施設内部の戦力差は我らに有利。ドゥーエたちがこちらの支援に回れるまで引っ掻き回すだけで良い。行くぞ!」
己の上半身はあろうかというブーメランを両手に持ったセッテ。
手足にエネルギー翼『インパルスブレード」を展開したトーレ。
空戦に秀でた優秀な戦闘機人美少女2人は、斬り合いからとうとう砲撃戦にレベルアップさせた戦争狂人2人に突っ込んでいった。
同時刻、本局内部に侵入したノーヴェ、ドゥーエ、ディード、ウェンディ、オットーのナンバーズ主力が、機動一課と接触。
第一突入小隊"D2"、第六予備小隊"ベッド1""ベッド2"の計3人。
5対3。
普通に考えるなら明らかにナンバーズの有利であろう。IS能力を加算すればなおさらである。
そう、普通に考えるなら……。
元から警備システムや探索魔法に頼らない一課は、推測と勘でナンバーズの侵入経路を予測。
というより、破壊工作と敵地潜入こそが彼ら機動一課の十八番であるから、彼女たちの行動を予測するのも容易い。
機動一課と接触した瞬間、ディードが"D2"の頭部を狙った奇襲高速斬撃を敢行!
瞬間加速で、一瞬にして背後に回りこみ、双剣『ツインブレイズ』を振るう。
その時、すでに"D2"は防御行動を起こす。
足、腰、上半身、そして腕。全身をいっきに捻り、向ってくるブレードに左腕を盾にする。
"D2"は左腕をかざして防いだが、ディードのツインブレードはその前腕を切断!!
……が、その直後、無い方の腕で"D2"から思いっきり顔面を殴りつけられた!
スッパリと切り取られ、血管や骨、筋組織がはっきりわかる傷口をそのままに、である。
殴りつけたまま、凄まじいパワーで通路の壁にディードを叩きつける。
後頭部からはじまり、頭部全体、そして上半身を金属製の壁の中にめり込ませられた戦闘機人の意識はブラックアウトしていた。
グチャリという音をさせて、"D2"が左腕を引くと、ようやくディードにつけられた切断面から出血がはじまった。
"D2"の血液と、自身の鼻血でディードの整った顔面が血だらけになる。
倒れた茶髪のロングヘアの少女に"ベッド2"が、止めの一撃(一応死なないように手加減)をしようとした瞬間、モニターしていたウーノは即座にディード退場宣告を下す。
戦場での気絶は死を意味するという一課の申し出のためである。どちらにせよ一課は止めを必ず刺すので戦死扱いだが……。
広大になった室内で待機していた機動一課第四偵察小隊(ウーノからバリアジャケットで毒ガスを分解するデータを受け取った)が、『ソニックムーブ』とローラーブーツ併用による高速移動でディードとオットーを回収。
速攻でナンバーズ専用のメディカルルームに運んだ。
ちなみにオットーはというと……目の前でディードがやられた直後、普段表れない感情を露にして、ドゥーエが阻止の命令を下す間もなくレイストームの一斉砲撃をした。
AMFとガスの影響で、まともなバリアを張れない魔力資質が低い男2人と、そもそもバリアを貼れない魔力資質ゼロの男1人をそれで一掃しようとしたのだ。
……がしかし、それよりも砲撃の衝撃で崩れたコンクリの塊が頭に直撃して昏倒して、そのまま退場してしまった。
後にそのシーンの映像データを拝見した機動一課の隊員はこう述べる。
「あれは……そう、まるで伝説の金ダライコント、『8時!全員集合だよぅ!』のようだった。……タイミング、頭にぶつかった後の反応……全てが計算づくで、そして芸術的だった。観ている我々はただ感動する事しかできない……」
機動一課隊員は、片腕切断ぐらいでは戦闘不能とはみなされない。
四肢が無くなれば戦闘能力の減衰になるが、戦闘不能ではないという、なんともおぞましい考えである。
……四肢が無くなっても戦えるのか?
戦える!戦えるのだ!!
それは別名『統帥の外道』と呼ばれる。
しかしそれをナンバーズが"真似る"ことは、絶対に許さないというのが機動一課とドクター・スカリエッティの共通した教育方針である。
開始からわずかな時間も掛けずして、ナンバーズは緒戦でいきなりディードを失った。
確かなショックにみまわれたが、場を吹き抜け構造の広大なセントラルフロアに移して、本格的な交戦を開始する。
演習開始直前にセインが放った即効性麻痺ガスに機動一課側は、『息を止める』という荒業で対応!
なお皮膚吸収による麻痺効果発揮まで、あと……2分弱。
呼吸を止めるが故に黙して戦う管理局の戦争狂人と、雄叫びを挙げる戦闘機人の美少女たちによる言語道断の地獄絵図的戦闘が開幕した。
息を止めていれば、当然魔法発動の詠唱がほとんどできない。
融合デバイス所持者"D2"以外の2人は、デバイスを起動展開させただけの肉弾戦である。
第六予備小隊の2人は、地上本部施設内の迷彩色にしたバリアジャケットを着ているが、未分析のガスに中和・対応できるわけがない。
そのうえ、高いAMF濃度下では、魔導師ランクが低い彼らでは、無詠唱で発動できる単純な魔法が使用できない。
ついでに言うと、"D2"以外の全員はストレージデバイスであるので、自動発動もなにもない!
これは、逆に考えると、インテリジェントデバイスの自動防御機能で守られて助かるような使い手ではないという証拠でもある……。
時空管理局本局古代遺物管理部機動一課。
管理外世界……わけても武力紛争地帯や魔法使用不可能地域などといった危険地域におけるロストロギア捜索回収を全て成功させた本局最精鋭部隊。
時空管理局創設時に創られたその部隊は、『First Striker』という名誉ある称号を持ち、全魔導師の憧れであった。
………約二十年前までは。
そのなかでも、第一の突入という名を冠した部隊に所属する"D2"は魔力ランクG……。
最低ランクFの下、つまり魔力資質が全く無いため、そもそもバリアジャケットを身に着けられない。
過去、陸戦Bランクの魔力を持ち、エース級スナイパーと名コンビを組んでいたが、重傷を負って魔力素質の全てを喪失してしまったのだ。
ただし、その男の体内に"寄生"した融合デバイスの能力は、麻痺ガスぐらい全く問題ない。
体内に入った毒物は即座に分解される。いわゆる解毒や治癒能力というものだが、"D2"のソレは完全に常軌を逸した能力である。
他の2人と違い普通に呼吸できるのに、それでも黙しているのには訳がある。
いちいち叫んで相手に攻撃タイミングを読まれたくないからだ。
彼の姿が、それを如実に物語る。
傷と火傷痕にまみれた全身。格闘戦で掴まれるのを防ぐために短髪にした頭髪。
やはり傷だらけの、彫りの深い顔に、相手に機先を読ませないための、機械のような無表情。
"D2"はディードに腕を切断されても、その腕で殴っても全く表情を変えていない。
なお、彼の痛覚神経その他は正常である。
彼はある意味、もっとも戦闘機人に近い人間であるのかもしれないし、また彼自身そうであるように努力をしている。
3人は自身の非魔法戦闘術の他に、その場にあるイス、テーブル、事務用品、消火機器等を応用して戦った。
魔法が使えなくともナンバーズが張るバリアやシールド、フィールドに対する対抗策がある。
"D2"ただ一人が持つ融合デバイス能力、通称『結界殺し』。
結界魔法や防御魔法どころか、直接触れることができれば、集中したエネルギーであるなら如何なる物であろうと粉砕し雲散霧消せしめる。
まさに魔導師にとって最悪の能力。
ただし融合デバイスそのものに問題があるため、恐るべき副作用を常時使用者に与えるが……。
その能力を生かしてナンバーズの障壁を相殺・抹消し、その隙に他の2人が攻撃する連係攻撃を可能とする。
万能の盾さえ無ければ、機動一課の総じて(異常過ぎる)高い近接戦能力がものを言う。
「よくも……よくもディードとオットーをおおーーーッッ!!」
たとえば、ノーヴェが突っ込んでくれば、三人の内誰か一人が柔の技で転倒させて足止めし、他の者がすかさず反撃に出る、といった具合に……。
能力的ギャップに、肉体と戦術と勘で補う。それこそ彼ら機動一課の恐ろしさ。
ナンバーズは距離を取っての砲撃と射撃に専念すべきであったが、もう遅い!!
建築物内部という、容易に距離が取れない閉鎖空間というのが、これから始まるそもそもの悲劇の始まりであった。
3人が求める『時間』まで、あと1分。皮膚呼吸でガスが身体に回り戦闘不能になるまで、あと1分。
それまでナンバーズ主力を、ここに釘付けにすれば良い。
地下のセインやチンクが此処に来ればなお良い。
ウェンディは冷や汗を流しながら、初めて経験するよくわからない恐怖でジリジリと後退しながら全く当たらない射撃を継続。
恐ろしい事に、精密誘導弾をいくら連発しても、コンマ数ミリでかわされるか、何か物を高速で投げられ誘爆させられるか、あるいは"D2"の融合デバイス能力の一つ、怪物化した巨大なバケモノのような右腕に当たって防がれるか……。
しかも、こちらを全く見向きもしないでソレを行うのだ。
(ほ、本当にうちらの攻撃タイミングとポイントを、全部読んでるんッスか? ありえねえッス!!つか、めっさ気色悪ぃッス!!)
何をしてもこちらの攻撃が読まれている恐ろしさで、泣きそうになるのを堪えるウェンディちゃんであった。
ドゥーエは、ノーヴェの突撃に合わせて連携攻撃を繰り返す。
パワー・スピード・情報処理能力、どれをとっても素の人間より優れた自分達ナンバーズが勝っているのは歴然たる事実。
ウェンディの支援射撃下で連続攻撃を行えば……!
当たらずとも集中力を分散させれば良いとドゥーエは冷静に分析する。
過去一課と行った一対一の模擬戦闘での勝率はナンバーズのほうが圧倒的にあるという実績が、その考えを補強する。
標的は、あの3人の中でもっとも厄介な能力持ちの"D2"。
"ベッド1"は、ドゥーエの合図でウェンディが一課の全周囲に展開したスフィア潰しのために、床に転がった壁や天井の破片を投げつけて誘爆させている。
小石のような破片を大量に掴み、一振り。撃った側から見れば、ふざけたことに一片も無駄にならずに命中!
空中に爆発の花が咲き乱れる。
その間にドゥーエが躍り掛かる。
回転蹴りと見せかけたフェイント。ドゥーエ固有武装の"爪"は、まるで清流が流れるが如き連続攻撃をする!
バックステップではさすがに避け切れなかったか、男の身体から血飛沫が上がり、ドゥーエの顔に赤い斑点の化粧が施される。
"D2"、下腹部切開!!
腸までダメージが与えられたのか、凄まじい血しぶきが上がる。
爪から伝わる、肉体の奥深く、消化器官を抉る確かな手応え。
それゆえナンバーズ最古参の一人にして、先週年齢を聞かれたらキレて一課隊員7人ほど"シメあげ"後の機動一課に「姐さん怖ええよ姐さん」という標語を創らせた実力を持つドゥーエが確信する。
こんな深手を人間が負っては、戦闘など不可能だという事を。
「アハハハッ!いくら我慢の天才"D2"さんでしょうと、こんな傷を負って…は……なッ!?」
……だが、あろうことか"D2"は、逆に己の受けたダメージを戦闘に利用した。
パックリと開いた腹の傷口に、"既に癒着した"左手を突っ込む!!
「ズグリ」というか「グチャリ」という音がした。
さすがにうろたえなかったものの、これにはドゥーエの予測を軽く超えていた。
ほんの数瞬、ドゥーエの動きが硬直したその隙を狙って、"D2"は左手で掴んで"引っ張り出したモノ"を彼女に飛ばす。
自身の小腸と大腸をロープ代わりにしてドゥーエの足に絡ませ、彼女の動きが鈍った所を"ベッド1"のデバイスがNo.2のボディスーツを切り裂いた。
"ベッド1"が両手に装備しているのはガントレット型ストレージデバイス。
純粋に殴打に使用出来る他、任意で手の甲から3つの刃と指先から鋭利な爪を出せる。
これはガントレットの内蔵装置で魔力刃ではないので、重AMF下でも自由に展開する事ができる。
ワンツーパンチを行う感じで放つ"ベッド1"の鉤爪攻撃。
ドゥーエの見事なボディラインを浮き立たせたスーツに、2つの三条の平行した傷がつく。
足にまとわりついた"D2"のモノを、戦闘機人の美女はフルパワーで(融合デバイスは体組織の強度を上げる)無理矢理引きちぎる。
"ベッド1"の更なる攻撃に、回避と応戦。
爪と爪が弾きあい、火花が起きる。
しかし、似たような武装を持つ"ベッド1"のインファイトに持ち込まれたらどうなるか……。
さらなる一撃で胸と腹、身体の前面を覆っていたスーツが剥ぎ取られ、その豊満なオッパイが露になる。
ドゥーエの乳房は剥き出された瞬間、その柔らかさをプルンッと揺れることで表現される。
白いふくらみの頂点には、戦闘の興奮なのだろうか、吸い付きたくなるようなピンク色の可愛らしい乳首がピンッと勃っていた。
しかしそんなモノ、今の"ベッド1"は気にしない。戦闘時じゃなければ、エロ中年とナンバーズから言われる彼は、また違った反応をするが。
戦闘機人として教育を受けたドーヴェ自身も大して気にしないので羞恥心も感じない。
胸を隠さず、バックステップで距離をとる。
動くたびに露わになった豊かな胸が揺れるのを邪険に感じながら、ドゥーエは推測する。
(……今のは"D2"に意表を突かれた。ならばもう一度ノーヴェとウェンディでタイミングを合わせて攻めれば!!)
しかし、"ベッド1"の攻撃は、防御力がそれなりにあるスーツを破くことこそが目的だったのだ。
勝てる!
勝利への確かな実感。油断なく再度分析をする。
やはり決定的な戦力差は覆らない!
ナンバーズで二番目に創られたホワイトヘアの美女は、機動一課戦闘陣最弱と言われる男の血が着いた固有武装を口元に持っていき、爪についたドス赤い液体をペロりと舐め取る。
彼女は本来の予定なら、最高評議会を潰す機会を得るために襲撃部隊に加わらないが、妹たちの戦闘経験を蓄積するためと、ドクターと同じく機動一課に対する対抗意識で本予行演習に参加している。
しかし彼女は知らなかった。
何故なら"ベッド1"は、もうすぐ『時間』が来るので倒せないまでも防御力は少しでも削っておこうという考えだったからである。
ドゥーエのスーツが破かれたその時、ノーヴェは"ベッド2"によって、床に大の字で寝かされていた。
頭から床に落とされた衝撃により一瞬歪んだ意識が元に戻ると、ジェットエッジを吹かし、すぐさま跳ねるように起き上がる。
徒手空拳、中でも相手の攻撃そのものを反撃に利用する合気を『好む』"ベッド2"は、怒りに震えるドゥーエの攻撃の全てを逸らし、強力無比な蹴り・突き全てを投げ返した。
もうすぐ四十代になる"ベッド1"と違い、"ベッド2"は"D2"と同じくらいの二十代半ばと若く、趣味でヨガを極めているためか、その褐色の肌は艶々していた。
完全に剃り上げた頭には黒のバンダナを巻いている。
距離を取ったノーヴェが再び牽制射撃。
ドゥ−エ姉の、「タイミングを合わせろ」という言葉を無視して突撃する。
コンニャクのようにノーヴェの連射光弾をフニャフニャ避ける"ベッド2"の姿が、ノーヴェを更にイラつかせる。
セインと機動一課の一部から「キモッ!」と言われる別名『コンニャク避け』である。
"ベッド2"曰く「某管理外世界のジャングルの王者から学んだ」とのこと……。ちなみにそのときの交渉材料は武器密輸組織3つ麻薬密売組織7つの壊滅。
素手で触れれば肉が弾けるような威力を持つバリアを展開させたジェットエッジのブースターキックを、ナイフ型デバイスで、実に器用に、斜めに受け流す。
彼のナイフ型デバイスには、"ベッド1"の爪と同じく演習開始前からあらかじめ魔力を付加させて強度を上げている。
毒ガスがなければ、他にも様々なミッドチルダ式補助魔法を展開できたが……。
ブースターキックのベクトルを崩されたその瞬間であった。
腹の中身をぶちまけた後の"D2"が、口と腹から滝の様に血液を噴き出しながら"ベッド2"のすぐ脇に跳躍。
ノーヴェが張るバリアを『結界殺し』で粉砕。
バリア消滅後、"ベッド2"はノーヴェのもう片足のジェットエッジに足を引っ掛け、軽い力を加えて全身のバランスを崩して勢いよく転ばせる。
床に叩きつけられる度に、フロア一面に広がった"D2"の血糊で、さらに滑って顔面から転んで血塗れになる。
ノーヴェの紅く美しいショートヘアが、全く異質な鉄の匂いがする赤色によって穢された……。
『破壊する突撃者』の別名を持つ戦闘機人の少女に、一切の反撃の暇を与えない一瞬のできごとだった。
しかし"ベッド2"も"D2"も、それ以上の攻撃を加えようとはしない。
あくまで後の先の戦闘スタイルを崩さない。言い換えれば突撃バカのノーヴェにはそれで充分と言わんばかりに。
ノーヴェは悔しさのあまり涙を浮かべながら男たちに叫んだ。
「チクショウ…チクショウ……ッ!おまえら……人間なのに……なんでそう簡単に戦闘機人の攻撃を防げんだよッ!!」
その問いに答える代わりに"ベッド1"が止めていた息を吐き出しながら言った。
もう剃るのを諦めた口髭を歪ませて、まるで嘲笑するように。
野太い声を、その場に残っているノーヴェ、ドゥーエ、ウェンディに聞かせる。
「嬢ちゃんらのコンビネーションが悪いだけだ。ま、"そうなるように"しむけたこちらの挑発が成功したのもあるがな。それと『時間』だ」
直後、3人のナンバーズに、血相を変えたクアットロから緊急連絡が入る。
「そこから17フロア上で"超"高魔力反応!とにかく離れてッッ!!」
返信するまでも無くドゥーエ、ノーヴェ、ウェンディは即座に行動を移した。
踵を返してその場からとにかく離れるのだ。
3人は3人とも思い出した。
「忘れていた!機動一課の戦争狂人は、意地を通すためなら自爆くらい平気でする「バカばっか」ということをッッ!!」
彼女たちがそう思えたということは、まだ世間一般で言うところの正常な認識であるということは間違いない。
もっとも、そう思った直後にドゥーエとノーヴェの美脚に男共がしがみ付いていたが……。
『時間』が来た。
血塗れの乱闘開始から2分。
密かに魔力を溜めていた第一突入小隊"D3"が、乱闘会場の17フロア上から砲撃を実行。
ミッドチルダ式ライフル型デバイスの8連装マガジン5本、計40発の魔力カートリッジを消費した最大出力の『スターライトブレイカー・マキシマム』を、交戦中の"味方"に向け発射!!
……モニターしていたウーノは、表示された出力データを読み取って……そしてコンマ数秒の間、悩んだ。
……今の砲撃が100%殺傷設定とした場合における分析結果――地上本部中層以下から地下以上にわたる全域――壊滅判定―――地下階の一部崩落。建築基礎構造体に異常圧力発生。地上本部倒壊まで7時間38分―――………
ウーノはこめかみを左手の指で押さえながら、同フロアに居た"D2"、ウェンディ以外の全員死亡判定を下す。
ウェンディは距離があったのと、ライディングボードが盾になったおかげで難を逃れたのだが、"D2"は明らかな死亡状態から『復元』して戦闘を続行……。
ノーヴェとドゥーエが失神で済んだのは、老練な"D3"の制御のたわものであろう。
ドゥーエ達が戦っていたフロアまでの床を貫く分だけの物理破壊力・殺傷設定を行い、その他は非殺傷設定という不気味なまでの計算された収束魔法砲撃だった。
なお、その他は衝撃により間接数箇所脱臼に昏睡というありさまだった。
ウーノは思った。
「味方の人的被害完全無視!重要施設内での収束砲撃魔法という暴挙!!これで妹たちが立てていた全ての作戦が瓦解してしまった……」
外で激戦を繰り広げていたトーレたちは我が眼を疑った。
管理局地上本部の象徴たる巨大な建物の一区画丸ごと大爆発を起こしたのだ。
それも内部から!
クアットロが姉妹がのロストを告げる。
しかしナンバーズも黙ってはいない!
弔いとばかりに、全力全開の砲撃で消耗し尽くした"D3"に向けた反撃を始める。
クアットロの索敵指示でディエチが隣のビルからヘヴィバレルの最大出力狙撃。
『スターライトブレイカー・マキシマム』で位置を露呈した"D3"死亡判定。
そこからちょっとした騒ぎが起きた。
"D3"がさきの収束砲撃の過負荷とで心肺停止になってしまったため、ほぼ無傷のウェンディが"D3"をボードに乗せて医務室に急行するという事態になったのだ。
50代に到達した、機動一課中二番目(一番は課長)の高齢者は無理がたたってしまったのだ。
SランクでもないのにAMF下で無理矢理に最強クラスの砲撃をしたのだ。当たり前である。
第四偵察小隊は、"D3"の砲撃を喰らって昏倒したナンバーズとその他を回収するのに手一杯だった。
「あ〜ん。おじいちゃん!もう年なんすから、訓練で全力全開やって死んだらシャレになんねッス!!」
場所は外へ移る。
全ては計画通りというのが、空で戦っていた男たちの考えだったので、なんという変化も無かった。
しかし、"ベッド3"が、"D3"に止めを刺した砲撃の発射光でディエチとクアットロの位置を特定してから変化が起きた。
"D1"と"ベッド3"、新しい獲物を巡り、トーレとセッテという空戦に特に秀でた戦闘機人と交戦を続けながら、またも戦闘開始。
誰かこのバカを止めてやれ。
一応トーレとセッテの攻撃があったさっきまでは、真面目に戦っていたのに……。
「貴様!一昨日ランチおごってやったろうが!」
「オレは今までお前に三回おごったぞッ!」
「アッ!いまのアクセルシューター、殺傷設定で撃ちやがったな!」
「お前こそ、さっきセッテとオレが射線上に入った時にプラズマスマッシャー撃ったろうが!!」
念話を使わない怒鳴り声を直に聞いて、真剣に頭を抱えたくなるトーレ。
二人の戦争狂人の"漫才"を聞いて、腹を抱えて笑いたくなるのを必死で堪えるクアットロ。
表情を変えないが、「やっぱり、なんだか楽しそうだな〜」とひそかに思うディエチとセッテ。
もちろんこれは彼女たちのマルチタスク思考の一つで思ったことであり、その間もちゃんと機動一課最強格二人に向け攻撃を続行していた。
そして同士討ちしながらナンバーズの攻撃を全て避ける戦争バカ2人。
今だに罵りあいを続けている……。
トーレはチョコポットが無性に食べたくなった。
落ち着け私!あの行動はいつも研究所内で見かけるじゃないか!!
チョコポットだ。落ち着いてチョコポットを味を思い出すんだ。
チョコポットのあの濃厚な甘さと風味が、この私に勇気を与えてくれる……。
悩み多い時は、甘い物を食べると気分が落ち着ける……そのように教てくれたのは機動一課課長なのは不快な記憶なので部分抹消済み。
課長は長い年月を費やし、戦闘機人に味覚のスバラシサを教授したのだ。
昔と違って、今やアジトの厨房では課長直々に管理外世界から雇った天才料理人が、スカリエッティとナンバーズのために毎日美味しいイタリア料理を振舞ってくれます。
「死ね!もう死ね!いっぺん死ね!!」
「お前こそ死ね!No.1きどりの教導隊崩れヤロー!!白い女神様にお株奪われたヘタレ!」
「ぬアアッ!貴様ーー言ってはならんことを言ったな!」
「ああ〜?何度でも言ってやっぞ!この×××!!"教導隊の鬼神"とか、"死を振りまく暴風"とかカッコ悪りぃあだ名自分でつけやがって!!」
"ベッド3"の言った一言が、その場の空気を凍りつかせた、ように感じたのは一課との付き合いが長いトーレとクアットロの2人。
この流れはマズイ!
トーレはセッテを連れ、クアットロとディエチがいるビルの屋上に移動。
姉のナンバーズの血の気がみるみる引いていくのを感じ取った妹2人が、どうしたのかと質問しようとした時、それは起きた。
"D1"が右手に携えた長槍型デバイス、5m以上の長さに展開したそれに重く囁いく。
「………我が重槍『グラニト』、トマホ−ク・フォーム……発動!!」
"D1"のデバイスの切っ先、槍の穂にあたる部分が縦二つに割れ、左右に大きく分かれる。左右それぞれの部分を基部として巨大な魔力刃が形成される。
それはまさに、黄金に輝く巨大な戦斧!!
ソレを見た"ベッド3"が思いっきり毒づく。
「クソったれ!!全力全開かよ!!来るかァッ、『閃光の戦斧』の出来損ないがああッ!!ならばこちらも全力全開でやらせて頂く!!
相棒にして忠実なる魔杖『ヴォエヴォーダ』、ツインタワー!!」
"ベッド3"は、もう一つ待機状態にさせていたデバイスを起動。出現したもう一本のと合わせて二本。
両手にそれぞれ同じ魔法杖を持った二杖流!
いや、長さ3mを超える杖はもはや槍に等しき物。二槍流と言うべきか!?
しかし、それだけにとどまらない!
「『ヴォエヴォーダ』リミッター解除コード"エール・トリーッツァチ・シェースチ"。ツイン・アクセレータチャージ!!最終突撃体勢開始!!」
一見するとごく一般的なストレージデバイスの身形をしていたものが、まるで機動六課のエース・オブ・エースの持つ伝説のデバイス、レイジングハート・エクセリオンのフルドライブモードのような突撃特化の形態に変形した!
エース・オブ・エースのと違うのは……先端の光刃の色も翼の色もドス赤い、鮮血の槍だということだ!
彼らのデバイス変化を見た瞬間クアットロが叫ぶ!!
「戦斧モードに二杖流……ぬぅうッ!あのデバイスモードは!!」
「なにぃーっ!知っているのかクアットロ!?」
「うむ、間違いない。あれは十年前、管理局に突然現れた魔法少女の"あまりの強さ"に絶望した機動一課隊員が代々研究していたという……『対魔法少女必勝モード』!!
噂には聞いていたが、まさか本気で考えていたとは……」
「た、『対魔法少女必勝モード』ですってーー!?」
眼鏡を光らせ解説するクアットロと、その説明を受けて真面目に驚くトーレ。
……の姿を、一歩引いた位置で眺めていたディエチとセッテは顔を近づけ、二人に聴こえないように囁いた。
「姉さんたち、すっかり染まっちゃったね……」
「……うん。一課の人たちと一番付き合いが長いからね」
「でも、なんか姉さんたち…すっごく楽しそうだね」
「うん。今度試しに私たちもマネしてみよっか……」
妹たちの会話の一部始終をモニターしていた長姉のウーノは、思わずコケそうになった。
薄紫の美しいロングヘアに、デフォルメ化された汗が表示される。
姉として、妹たちに何か言った方がいいんじゃないかとウーノは真剣に考えた。
(……いいや、ここはやはり、一番の年長者としてズバッと言わなければ!!機動一課の方は、いかがわしい内容のメディアを妹たちの手に届かない場所に……って、そうじゃない!!)
そう、なんというか、"機動一課の存在"そのものがナンバーズを微妙に変えてしまっているような気がしてならない。
ウーノはとりあえず、ディエチとセッテに後で自室に来るように言っておこうと決めた。
そして同時に、自分の立ち位置が、長姉としての立場に不安になって来た。
ああ!強くてカッコイイ(と思う)理想のお姉様というイメージがあァァ……!!
震える手で、ポケットからケースを取り出す。
カチャカチャと震わせて、中からミニチョコポットを一個取り出し、薄紫に口紅が塗られた艶やかな唇の中にパクリ。
口内に広がるチョコの味……。
「ふぅ」と息を吐いて、ようやく落ち着けた。
すっかりチョコポットの魔力に取り付かれ……否、チョコポットが持つ暗黒面に囚われてしまったウーノ姉であった。
モニターの向こうでは遂に変化が起きた。
「唸れ爆風!!轟け爆雷!!双頭龍!!」
"D1"の叫んだ詠唱コマンドにより、彼を中心に黒々とした竜巻が発生する。
恐るべき竜巻の中に、何条もの雷が走るのがトーレたちの目に見えた。
クアットロが呆れたようにトーレと会話した。
「ある次元世界に存在したという伝説の『空中の城』。その防衛システムを解明し、魔法に応用できたと聞いたことがあったけど……」
「この眼で見ると、まさに脅威の一言だ……」
「どうするトーレ姉?また攻撃する?やってもまた背中に眼がついてるとしか思えないくらい、気色悪く避けられちゃうけど」
「いや……今は警戒するだけでもう少し様子を見よう。それよりさっき第一(小隊)のジイ様がやった、あのメチャクチャな内部砲撃………地下にいるチンクとセインに連絡を取らせてくれ」
トーレの要請で、クアットロが空中ディスプレイを表示して、チンクとセインと会話が出来るようにした。
『チンクだ。さっきと変わりは無い。方々移動して判ったが、やはり爆発の衝撃で、こちらから地上に出る全ての通路が塞がれている。セインと合流して地上に出る』
『こちらセイン。ただ今チンク姉と会うために全速力で走って移動中〜!なにも地下まで破壊効果のエフェクトをしなくてもイイんじゃないかと思うんですがね〜〜』
「悪いな。こちらは当初の目的を忘れた戦争バカ2人が勝手に私闘を始めたものでな。迎えに行きたくとも難しくなってしまった」
会話中、新しいディスプレイが空中に表示された。ウェンディだ。
アクシデントで途中退場したので、内部に入って爆発地点からの報告だ。
『こちらウェンディッス。よ〜やく戻れました〜。あと、退場しちゃった姉妹はみ〜んな眼を覚まして観戦中〜!現金なもんッスよ!!それと念のため聞きたいんすが……"D2"の位置確認大丈夫ッスか?
またこの前の演習のときみたいに壁を突き破ってイキナリ現れたら、今度こそ心臓麻痺起こしそうでやだッス!』
クアットロがトーレの横から答えた。
「ウェンディちゃん問題なく〜。ちゃ〜んとトレース中よ〜。あの子ホントに魔法の才能が無いから、崩れた建物の中であっちにチョコチョコ、こっちにヨチヨチ……。見ててカワイイもんよ。
今の戦況はこっちは7人、向こうは3人。うち2人は目の前で内輪もめ〜。私たちが集結しちゃえば、どう分析しても、負けっこないから御安心〜〜」
「……と、いうことだ。他の2人も聞こえたとおりだ。ただし、判っていると思うが、あの『不死身の死にたがり』のバケモノの位置情報がわかってても絶対に警戒は怠るな。特にセイン!」
『了〜解。気をつけます』
トホホ、といったセインの表情が映し出されて、セインの通信用ディスプレイが閉じた。
チンクは"両目"の瞳に、何か言いたそうな色をして黙っていた。言えば失礼に当たると思っている感じだった。
それを察したトーレの方から口を開いた。
「どうしたチンク?」
『………トーレ姉は、勝てると……いえそうではなくて……私の攻撃が彼らに当てられると思いますか?』
「フム…、確かにあいつらの『読み』の能力というものは賞賛の域を通り越して、脅威そのものだ。戦闘機人であるが故か、私たちは未だに『殺気』や『殺意』というものがわからない。
だが、何度か一課の者と手合わせをしてわかったことだが、私たちナンバーズは確かに勝てるということだ。
私も初期のころはよくボロボロにされたが、今では一対一で負けることはまずない。
それはチンクも、今朝の基礎戦闘訓練で"D2"に勝ったことからも判るはずだ。
当たらなければ、当たるまで攻撃を続ければいい。
生身の人間であるという絶対的な壁が存在する限り、長期戦に持ち込めば、私たち戦闘機人は必ず勝てる!」
『はい!』
姉の言葉に励まされ、先の滅茶苦茶な砲撃のショックで忘れていた自信を取り戻す。
そのチンクが見ているトーレが映ったディスプレイに、割り込むような形でクアットロが顔を出した。
「ていうか〜、避けるしか方法が無いのよね〜。なんてたって一部を除いて魔力資質が低いから有効なバリアを貼れない人たちなのよね♪」
演習開始から7分経過。
現時点での生存者
・ ナンバーズ7人
・ 機動一課3人
< 続く >
以上です。
スレ汚し失礼しました。
なお、『“D2”対チンク戦』は、チンクのIS能力でもっとおぞましい戦いさせる予定です。
要するに血塗れ……。
それではおやすみなさい。
リアルタイムで乙です
>>462 最初、甘々なのかと思ってたら、ガチな戦闘物だったのには驚いた。
そして、ネタが多すぎて把握しきれんww
「唸れ爆風!!轟け爆雷!!双頭龍!!」
ガガガだと気付く前はアルトロンと読んでしまったww
とにかくGJ
>>462 今回は色んな意味で凄まじいなw
ところでティアメインのSS考えてるんだが、ちょっと諸兄に聞いてみたい。
ティアナが執務官になるには、最短でどれぐらいかかると思う?
2.3年じゃちと無理があるかね?
執務官というとフェイトやクロノがやってた奴だよね。
下手すると本編終了後になのはさんのお墨付きですぐなれるんじゃない?
頭はいいみたいだし年齢は関係ない世界だし。
実績さえあるならすぐやらせてもらえそう。
クロノもフェイトも一発合格じゃないからね……
それとの対比で一発合格した方がいいと思う。
一年後、執務官のティアナかなぁ。
>>466 いや執務官には飛行適正必須だから今のままじゃ絶対になれない。
なか2、3話先で普通に飛べそうなになりそうな気もしないでもないが、とりあえずそれがまず先だな
例え推薦や実績があっても試験があるからなー。フェイトも二回落ちてるし。
早くて半年、いいとこ2〜3年後ぐらいじゃないか?
執務官試験が年に何回あるかはわからんが。
連レススマソ。
一発合格させた方がフェイトやクロノがティアナをベタボメ出来るし
「今でも信じられないわよ……一発合格だなんて」
「あたしはちゃんと信じてたよ?ティアなら大丈夫だって」
ってのも可能。苦労人な分、報われて欲しい。飛行の問題はあるけどねー。
>>466-469 レスd
クロノとフェイトって前例があるのでね…。>467氏の意見は俺的には全く考えてなかったので新鮮。
逆に何十回も落ちた後に、執務官試験の最落記録を達成して合格ってのも面白そうw
>>469 半年に一回あるらしい
472 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:30:28 ID:YPp8p5Mt
>>415 ワーイ続きがキターのは嬉しいけど両手挙げて嬉々とはデキネー!!
いたいけな少女すら生贄に…ゆりかごん中のがまだマシな面もアリソ…ヴィヴィオ…
病んで名実共に白い悪魔となったなのはと遂に邂逅しちまったユーノ。スバル本当に大丈夫か…
473 :
サイヒ:2007/08/26(日) 10:24:40 ID:7tPzikMI
毎度おなじみクロフェ書きの者でございます。
前々スレに投下したデート話の続きを投下させてもらいます。
尺が長くなってエロパートまで届きませんでした。正直すまんかった。
ヨゴレだったりとことんついてない人がいますが仕様です。
買った服は持ち歩きに不便なので宅配してもらうことにして服屋を出た二人は、昼食を取るため近
くの喫茶店に入った。
朝が遅かったので、ホットサンドを一皿頼んで二人で分けることにした。飲み物はクロノがカフェ
モカで、フェイトはレモンティー。
「ここからなんだけど」
メニューを頼み終えてすぐ、フェイトが口を開いた。
「どこに行くかクロノが決めて」
「僕が?」
こくりとうなずくフェイト。
「クロノだって行きたい所とかあるだろうから。七時に予約してあるレストランに間に合うように
してくれればいいから」
そう言われても悲しいかな、こういうことに不慣れなクロノが咄嗟に思いつく行動などない。
悩んでいる自分の顔が面白いのか、フェイトはくすくす笑う。
「なにも思いつかないなら、それはそれでいいよ。その場合のための予定も、ちゃんと組んである
から」
「……本当に準備万端だな」
「物事は準備九割本番一割。そう教えてくれたのはクロノだよ」
数分かけてなんとかクロノは案をひねくり出した。
「映画とかどうだい」
平日昼間なら、前売り券なしでも見れるはずだ。
クロノの提案にフェイトはなぜかきょとんとし、それからまた笑いだした。
「ふふふ……」
「平凡なのは自分で分かってる。けど笑うことはないだろう」
「違うよ。あのね」
ハンドバックを開けて、フェイトは何かを取り出した。机の上に置かれたそれは、映画の前売り
券だった。
「もしクロノが思いつかなかったら、映画に行こうって私も思ってたから」
映画のタイトルに、クロノは覚えがあった。だいぶ前にテレビで見た映画の続編だった。
「クロノが映画の感想を言うの珍しかったから覚えてたんだ」
細かい所までしっかり作りこまれており心情描写も秀逸で、見終わってからクロノにしてはけっ
こう語った記憶がある。
「なんだかうれしいな。クロノと考えが一緒だったなんて」
もう一度、フェイトは小さく、だがとても幸せそうに笑った。
「……おもろないなぁ」
公園のベンチに腰掛け、双眼鏡片手に屋台のホットドッグをかじりながら、不機嫌にはやてはの
たもうた。
「ほんまに普通のデートやん」
双眼鏡に写る二人は、楽しそうにしゃべりながら食事している。
「あーんをやれとは言わんから、食べかけのを交換して間接キス、ぐらいはやってくれへんかなぁ」
それだけでなく、こっそり濃厚なキスするとか腕にしがみついたまま歩くとかいちゃついてもら
わなければ、尾行している甲斐が無い。
隣でパンをちぎって鳩にやっていたなのはが言う。
「なんだかあの二人って、そういうのは人目がない所でしかやらなさそうだよね」
言われてみれば、そんな気もする。
このままでは、ほのぼのとしたレベル1デートを出歯亀しただけでした、というオチしかつきそ
うにない。そんな結末を望んで貴重な休日を潰しているわけではないのだ。
(幻影魔法で化けて、クロノ君ナンパするイベントでも起こしたろか)
だんだん思考が過激方向へ走り出す。
ホットドッグの最後の一口を飲み込み、何気なくはやてはひとりごちた。
「まあ、なのはちゃんとユーノ君みたいに、突っ込みどころ満載のデートされても困るけどな」
口に出してしまってから、自分が漏らした言葉の意味に気づいた時には遅かった。
隣の空気が、止まった。鳩たちが、なにかに怯えたように一斉に飛び立つ。
「……ねえ、はやてちゃん」
地獄の釜が蓋を開く合図のような声がした。
「今の、どういう意味かな」
ぽん、と肩に手が置かれる。なぜかそれがギロチンの刃に思えた。
「ひょっとして、私達のデートも、見てたの」
まずい。このままだと六課懲罰名物『頭冷やそうか』が来る。土下座して謝るか。おとなしく罰
を受けるか。道は二つに一つ。
だが、はやての頭脳は神速で第三の手を思いついていた。
「ええばっちり覗かせてもらいましたとも! それがどないした!」
思いっ切り開き直ってやった。
「な……」
そう来るとは予測してなかったようで、なのはが一瞬唖然となる。
ここぞとばかりにはやては畳み掛けた。
「ええ機会やから、言おう言おう思てたこと言わさせてもらうわ。もうちょっと二人は自重しぃ!」
「な、なんのこと……」
「満員電車の中で堂々とディープキスてどないやねん!」
「あうっ! あ、あれは満員電車でくっついてる間につい……」
「それだけやない! 遊園地に行ったらメリーゴーランド乗りながらキスするし! 公園行ったら
お弁当口移し! 映画館なんか始まって三分で終わるまでキスしっぱなし! いくらなんでもやり
すぎや!!」
怒鳴ってるうちに、あの日の特大の脱力感が甦る。
偵察要員として連れてきたヴォルケンリッターの面々は、シグナムは全身の血が顔に集まったよ
う真っ赤になり、シャマルは若いっていいですねとやさぐれ、ヴィータはなぜか半泣きになった。
リィンに見せるのは情操教育に悪いと判断し、文句を無視してバッグに詰め込んだら帰ってから
しこたま泣かれた。
思い出すにつれて怒りが沸いて来る。いかに熱愛真っ盛りの恋人とはいえ、人目を気にしないに
もほどがある。公共の場というものをなんだと思ってるのだ。
さらに糾弾しようと息を吸い込んだ時、なのはがきっ、とこちらをねめつけてきた。
「そ、そんなこと言ったら、はやてちゃんだって十分不健全だよ!」
「なにがやねん!」
「この間、お仕事で来たゲンヤさんと隊長室でなにかしてた!」
「うぐぅ!」
痛恨の一撃な返しにうめくはやて。
「それだけじゃないよ! みんなが留守だからって昼間から居間でやってたらしいじゃない!」
「あ、あれは雰囲気に流されてついつい……ってなんでなのはちゃんがそのこと知ってんねん!」
「シャマルさんから聞いたの!」
「なにばらしとんねんシャマルーーー!!」
「もう少し控えるようになのはちゃんから言ってください、ってシャマルさんすごくげんなりして
たよ!」
「うるさいうるさいー! どうせ私は酔っ払った勢いで押し倒して関係持ったヨゴレやーー!!」
妙齢の女性にあるまじき罵りあいをしているうちに、目標が喫茶店を出て行ったことに当然二人
は気づかなかった。
平日なだけでなく、公開してからかなり日にちが立っていることもあり、映画館は空いていた。
これなら当日券でもいい席が取れたな、などとしゃべっているうちに映画が始まった。
千年前に実在した歴史上の英雄の軌跡を映像化したもので、クロノがかつて見た第一部は帝国の
圧制に怒った主人公が農民反乱を組織して帝国を打倒。新しい国を建国するまでが描かれていた。
この第二部では、建国間もない主人公の国を狙って隣国が攻め込んでくる。激戦となり、敗退し
た主人公は側近の女性と二人きりで敗走することになってしまう。
(たしかこの女性が皇后になったんだよな)
脳の片隅に埋もれている歴史の知識を引っぱり出しながら鑑賞するクロノ。だがその顔が段々し
かめ面になってきた。
主人公と女性はあばら家を見つけ、そこで一晩過ごすことになる。誰もいない家で二人きり、と
なればエンターテイメントの常識でラブシーンスタートである。
そういうお約束的な手法はべつにいい。それがやや濃厚なのも許す。問題は、主人公が黒髪に黒
い鎧、女性は金髪紅眼にこれまた黒い服というたいそうよく知っている組み合わせなことにある。
顔立ちは二人に全然似ていない。しかしいったん意識してしまえば、妙に自分達にだぶって見え
てしまうから不思議なものである。
(フェイトも昨日の晩はあんなふうに……ってなにを考えてるんだ僕は!)
自分の想像に自分で動転してしまうクロノ。
スクリーンではキスに続いて、女性が主人公の首筋についた傷を舐めだした。生々しさについ顔
を背けると、隣のフェイトとばっちり目が合った。
「クロノ……」
小さないがクロノにだけははっきり聞こえる声でささやくフェイト。その瞳がゆっくりと閉じら
れ、唇がわずかに前へ突き出される。
まごうことなき、キスのおねだり体勢である。
(いや待て! 待つんだフェイト!!)
空いているとはいえ、観客は自分達以外にもいるのだ。そんな中での口づけなどまずすぎる。
念話でそのことを必死に伝えるがフェイトはやめようとせず、それどころか顔を近づけてくる。
これが数時間前に手を繋ぐのを躊躇してた少女と本当に同一人物かと疑いたくなる。暗がりと映
画内容の相乗効果が、フェイトを大胆にしているらしい。
回避手段はいくらでもある。フェイトの肩を押し戻せばいいだけだし、便所に逃げるという方法
もある。
しかしそんなことをやれば最後、残りのデートは破滅的にきまずい雰囲気になってしまう。
(……よし)
クロノは腹をくくった。これはデートのセッティングをしてくれたフェイトへのお礼だと自分に
言い聞かせ、ついでに何かの間違いで知り合いがこの映画館にいないことを神に祈る。
フェイトの肩に手を回し、ゆっくりと唇を重ねる。何度も感じた柔らかい感触。つい舌を差し込
みたい衝動に駆られるが、必死に我慢する。
きっかり十数える間だけだけキスをし、クロノは顔を離した。
夢見るようなフェイトの顔。だがその瞳に理性が甦ってくるにつれ、みるみる顔が真っ赤になっ
ていく。えらく大胆なことをやってしまったことに、今更気づいたようだ。
自分も似たような顔色なんだろうな、と思うクロノ。なんとも気まずくなって、そそくさと映画
をみる体勢に戻る。
だがどうにも興奮してしまい、そこからの映画内容は二人ともちっとも覚えていなかった。
その後は展望台などを回り、時間通りに予約したレストランへとついた。
昼ご飯が軽めだったからというわけでもないが、夕食は豪勢なものとなった。高給取りの二人で
も頻繁に来るというわけにはいかない有名料理店。値段に見合った味に舌鼓を打つ二人。
「今日は楽しかったよ。ありがとうフェイト」
「私もだよクロノ」
「次にデートする時は、僕がエスコートさせてもらおうか」
「うん、楽しみにしてる」
とは言ったものの、クロノに具体的なプランが思いつくはずがない。
(ユーノにでも訊ねるしかないか)
なのはと長年つきあってきた司書長なら、適切なアドバイスがもらえそうだ。というより、他に
こんなことを相談できそうな相手がいない。
(母さんに訊けるわけないし、エイミィやはやてあたりは……面白がって尾行しそうだな)
なるべく周囲に漏らさないようにしたほうがいいらしい。
クロノがそんなことを考えてる間に、フェイトはウェイターを呼んでワインを二本追加注文して
いた。
「あんまり飲みすぎるなよ。明日が辛いぞ。それに帰り道……はタクシー呼べばいいな」
「それなんだけどクロノ。実はあと一ヶ所だけ、予約してるところがあるんだ」
「どこだ?」
そこまで言っておきながら、なぜか少しだけフェイトは口ごもった。
「…………ここの近くのホテル」
「ホテルって」
いかに鈍感なクロノでも、その理由がたまには違う雰囲気の部屋で寝たいなどというものではな
いことはわかる。彼女は、誘っているのだ。
「けどそれならべつに家でも」
「どうせなら最後までデートらしいほうがいいかな、って思って」
「……それもそうかな」
「すぐ近くだし、酔ってもタクシー呼ばなくていいよ」
なぜそんなことをわざわざ言うのか、と首を捻るクロノ。だが運ばれてきた料理に気を取られ、
深く考えなかった。
そのことを後悔するまであと一時間。
レストラン近くの茂み。なのははそこに潜り込んで双眼鏡を顔に当てていた。
あの後、公衆面前私生活大暴露大会とかSLBVSラグナロクとか色々あってはやては脱落。
はやてから聞き出した、フェイトが行きそうな場所リスト片手にストーキング活動に復帰したな
のはだが、そのやる気は果てしなく右肩下がりで地面にめりこんでいる。
「…………なんでこんなことやってるんだろう私」
元々、そこまで乗り気ではなかった。フェイトとクロノの恋人生活に興味はあるが、休日一日潰
してやるほどのものではない。
なのにまたぞろこんなところにいるのは、はやてが医務室送りになる直前。
『私の遺志は……私を倒したなのはちゃんしか受け継げへん。だから、だから……なんとしても成
功させてほしいんや……!』
などと微妙に格好いいこと言って気絶したため、ついノリで再開してしまったのだ。
しかし目に映るのは、数時間前と変わらぬ熱々なのは分かるが露骨なことはしない二人、という
面白くもなんともない光景である。
「でもいいなあ」
六課の隊長の常で、なのはも恋人と会う機会が減っている。最後にユーノとデートしたのは三ヶ
月前だ。目の前の友人達が羨ましくてたまらない。
「……もう帰ろう」
これ以上観察し続けても、自分のため息以外なにも出てきそうに無い。
茂みを出て、晩御飯はなににしようかなどと考えながら歩いていると、唐突に肩を叩かれた。
「やあ、なのは」
「ユーノ君!?」
背後に立っていたのは、つい先程脳裏に描いた恋人だった。
「どうしてこんなところにいるの?」
ここはユーノの自宅からも仕事場からも遠い場所である。
「メガネのフレームが痛んじゃってさ。いつも行ってる眼鏡屋がこのへんなんだ」
これは天運としか言い様が無い。会う予定のなかった恋人と偶然出会えたのだ。これから取るべ
き行動は一つしかない。
「ユーノ君、眼鏡のほかに用事ってあるかな?」
「別にないよ。あとは帰るだけ」
「だったら」
そっと、彼の手を握って目を見つめる。
「ユーノ君のお家に行っていい?」
「えっと……」
ユーノの目が半瞬泳いだ。
「それは、一晩中一緒にいたいってこと、だよね?」
「うん」
「……いいよ」
二人は並んで歩き出す。手は繋がったまま。先程までの滅入った気分はどこかに吹き飛んでいる。
幸せ気分になのはの頬が自然と緩みかけた時だった。
「いた! いたぜシグナム!」
鋭い声が、二人の足を止めた。
振り向けば、スターズとライトニングのNO2が揃ってこちらに駆けてくるところであった。
二人とも般若の形相で、しかも完全武装状態である。
「さて、なのは。用件は分かっているな」
「え、えっと……」
「分からないなら言ってやろう。主はやてが重体なことと、訓練施設半壊の件についてだ」
「あ、あの、あれは、不幸な事故で……」
「釈明は帰ってから聞こう。……そういうわけなのでユーノ」
「は、はい?」
「なのはは連れていかせてもらう。なにか約束があったなら、すまんが後日にしてほしい」
ユーノの返事も聞かず、右手をシグナム、左手をヴィータががっちりとロックしてなのはをずる
ずるひきずって行く。
「で、グラーフアイゼンかレヴァンティンかクラールヴィントのどれがいい」
「……それどういう意味なのヴィータちゃん」
「お前の拷問に使うやつ」
「拷問!?」
「人聞きの悪いことを言うなヴィータ。そんなことはせん。普段から理性あふれることで有名な高
町なのはがあれだけのことをしでかしたのだ。きっと、やむにやまれぬ事情があったのだろう」
「…………」
「まあ、もしその事情がくだらないものだったとしたら、主はやてに狼藉を働いた者にふさわしい
対処をさせてもらうがな。騎士として、念入りに、たっぷりと、骨の髄まで」
「シグナムさん絶対事情知ってるでしょ!」
「あ〜る〜はれた〜ひ〜る〜さがり〜」
ヴィータが歌う売られていく牛のテーマソングをバックに、なのはは死刑執行所の六課隊舎に連
行されていった。
「……またなにか全力全開でやっちゃったのかな」
連れ去られるなのはを見ながら、ユーノは嘆息した。
男の立場としては恋人を守ってやるべきかもしれないが、どうもあからさまになのはに否がある
ようだ。
なのはの姿が見えなくなったのを機に、踵を返して予定通り眼鏡屋に向う。
四十分後、お勧めのフレームとやらを次々に勧める店員とのやり取りに辟易としたユーノは、疲
れきって眼鏡屋を出た。
すると雑踏の中に見知った顔を見つけた。
鮮やかな金髪と、落ち着いた黒髪のコンビ。フェイトとクロノである。二人はこっちに気づいて
ない。
声をかけようとしたユーノだが、二人の様子に眉をひそめた。
フェイトの足取りがだいぶおかしい。典型的な千鳥足で、顔がだいぶ赤いのが見て取れる。クロ
ノは歩き方こそ大丈夫だが、こちらも顔がほんのり赤い。
ふらついたフェイトを、とっさにクロノが抱き止める。そのまま腰砕けになってしまったらしく、
だらしなくクロノに支えられたまま歩こうとしない。
クロノはなだめるように何か言っているが、フェイトはいやいやと首を振る。酔いが過ぎて幼児
化しているようだ。
ついに説得を諦めたのか、クロノはフェイトを背負った。背負われた方はうれしそうにほにゃり
とした顔をしている。
その顔が、クロノの顔に急接近した。頬への口づけ。一度ではなく、何度も。場所も頬だけでな
く、耳から首筋と届く範囲全てにキスの雨を降らしている。
されたクロノは唖然とし、続いて怒鳴ろうとしたようだが、酔っ払い相手に何を言っても無駄と
観念したのか、やけくそ気味にずんずんと足を早めて去っていく。
そんな二人の様子に軽い頭痛を覚え、ユーノは頭を振った。
「なにやってるんだ、あのバカップルは」
続く
以上です。次回こそエロ。
自分の書くフェイトはえらく純情になる。でも酒を使った小細工の一つぐらいはする。
その反動か、なのはとはやてがえらいアレなことに。
これ書き終わったら罪滅ぼしにユーなのかゲンはや書こう。
>>482 GJ!なんというバカップルだらけの世界なんだ。
絶望した!
>>482 GJ!!
とりあえず、最後のユーノに一言 お前が言うな!
>>一階の名無し氏
遅レスですがもはやGJ!としか言い様がないです
はやてと恋人となった世界や接吻王エリオの世界も混じっており、氏のファンとしては最高でした
フェイトさんは「ある少年とある少女の〜」の世界の性格が入っているのでしょうか
その後、6課を脱出したエリオはようやく冷静になり、もう一度今日一日を振り返り
ようやくロストロギアに原因があるということに思い至る
そしてなんとか保管場所までたどりつき、有事の際だとロストロギアを破壊しようとするが効果発動
シグナムと同じ鬼畜世界エリオの意識が宿り、フェイト、はやて、シグナム、ヴィータを次々と犯していき
最後は5Pで種付けを行う・・・
とここまで妄想をしてしまいました
最後に改めてGJ!!!!!
誰かカリムネタで何か抜けるの書いて
488 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 12:13:36 ID:mfayzer5
>>287 亀だが。
シャマルさんの描写が無かったのがorz
俺の中でエリオの声優ネタだとまず内臓を(ryなシャマルさんのパートナーとピンクワンピースなシャマルさんの英雄になるからorz
>>462 題名が完全に噛み合ってNEEEEEE!
いや、GJですよ?
>>465 亀レスだけど、
ティアナの1VS3の今の状況は、どう考えても執務官試験より過酷そうです。
>>489 オットーが管制支援に回ってるから、実際は1vs4だけどね。
まあ、トーレやセッテがいないだけまだマシなのか・・・。
ナンバーズにさらわれて一番下の弟になるエリオとか面白そうだな…
フェイトとキャロが暴走しそうだが
>>482 お美事!お美事にござりまする!
(某スレのが感染しました)
>「この間、お仕事で来たゲンヤさんと隊長室でなにかしてた!」
>「うるさいうるさいー! どうせ私は酔っ払った勢いで押し倒して関係持ったヨゴレやーー!!」
先生!この2つをもっとkwsk!
>>489 AAAで実戦経験済みなフェイトすら2度落ちてるくらいだから、難しいのは筆記のほうなんじゃね?
某簿記試験みたいに、問題文が受験者からクレームが来る程理解しづらいとかだったらイヤだな・・・
あと、オールラウンドで、法律にのっとりつつ、一定以上の実力を発揮できることが求められるから
知識はもちろん技能も偏ってるとまずいんじゃないだろうか。
てかあの問題のパクリ疑惑作、保管庫に入れたらまずいだろ・・・
497 :
わさび:2007/08/26(日) 16:29:03 ID:S3+iQ18J
どうも、フェイト見合いの中の人です。
ちょっと前に言ってた『ロッサ×はやて+赤ちゃんヴィータ』が書きあがりました。
今は投下してもいい雰囲気なのでしょうか?
なんか試験話題が加熱してるようですが
かもーん
設定考察も多少重要だが、作品投下が最優先。ゴーです。
500 :
わさび:2007/08/26(日) 16:41:13 ID:S3+iQ18J
どうもです。
では投下行きます。
注意事項
オリキャラ有り(今回少なめ)
パロネタ多め。嫌いな人はスルー推奨
ロッサのキャラがつかみきれてません
では、いきます
「えっと、じゃあ紹介するね。特定災害対策救援部隊のマクラーレン三等陸佐。ヴィータ副隊長の代わりに
今日からフォワードの訓練をみてくれることになりました。期間はヴィータ副隊長が『元に戻る』まで……です。
マクラーレン三佐、一言お願いします。」
「はい。今日からヴィータ三等空尉が復帰するまで、フォワードの訓練指導が主な仕事となります。
自分は『固い・重い・遅い』タイプの前衛なので、ヴィータ三等空尉とは違った教え方になると思いますがよろしくお願いします。」
「「「「よろしくお願いします!!」」」」
フェイトと自身によるエリックの自己紹介が終わり、フォワードも挨拶を済ませてアップに入る。
だが、エリックを含めたそこにいる皆が微妙な顔をしていた。
その原因はここにいない、エリックがここに呼ばれる原因となったスターズ副隊長・鉄槌の騎士ヴィータのトラブルだった。
話は数日前にさかのぼる。
いつものようにスターズ・ライトニングが早朝訓練に出てきたのだが、ヴィータだけが来なかった。
真面目で滅多なことでは仕事を休まず、何かあったときには必ず連絡を入れるヴィータにしては非常に珍しいことであった。
不安になってヴィータの部屋まで行ってみると、ヴィータは部屋のベッドの上で寝ていた。全裸で。
それは、まあいい。もしかしたら暑かったのかもしれないし、寝汗でベトベトになったのかもしれない。
問題はヴィータの大きさだった。普段でもキャロより小柄なヴィータであるが、今目の前にいるのはヴィヴィオよりも小さい。
「ぁ…ぅ?……ぇ……ぇ…」
そのサイズは少女や幼女というよりも
「ビェェェェエエエエエエエエエエエエンンン!!ままぁぁぁああああああああ!!」
赤ちゃんだった。
ところ変わって部隊長室。
部屋の中には部隊長である八神はやてとスターズ、ライトニングのメンバー、さらにシャマルとザフィーラがそろっていた。
ちなみにヴィータはシグナムが抱っこしている。
「と、とりあえず事情は……いや、さっぱりわからんけど。現状はわかった。で、なんでなのはちゃんとフェイトちゃんはそんなにふてくされてるんや?」
「それが……」
「いくらなんでも魔王はひどいよ……。」
「違うよ……わたしはレズでもないし、ロリコンでもないよ……。」
「……おk、把握した。」
隊長二人がつぶやく言葉ですべてが見えてしまった部隊長。子供というのは本当に残酷である。
その『子供』はというと、シグナムの腕の中で、そのふかふかオッパイに顔をうずめている。
「……やっぱり子供はオッパイ大好きやな。」
「ええ。しかし、このままでは仕事ができません。」
「ああ、それならわたしがヴィータを預かるわ。怪我人が来なければ割りと暇な仕事だし。」
「そうか?ならシャマル、頼む。」
そう言ってシャマルにヴィータを渡そうとする。
が!!
「ん〜、やぁ〜。」
シグナムの腕(正確には胸)の中から動こうとしない。
こんな状態なので引っぺがそうにも、できない。子供というのは本当に厄介である。
「ん〜、ヴィータ?シグナムこのままやったらお仕事できへんから、な?」
「ぅ〜?ぅ〜、ぁぅ〜、まま〜」
「……まま?」
その言葉にキョトンとなって硬直するはやて。その周りでは皆が苦笑を浮かべていた。
その後、シグナム→はやて→シャマルのリレーでヴィータは移動し、無事医務室までたどり着いた。
ちなみに部隊長室→医務室までに要した時間は90分。
そんないきなり波乱を予感させる出来事から今回の騒動は始まったのである。
「本当にどうもありがとうございました。それではまた。」
そういってはやては通信窓を閉じた。
先ほどまで話していたのはエリックの所属する特定災害対策救援部隊、通称トクサイのトップだった。
気前のいい、おおらかな人で、エリックがフェイトの婚約者ということもあって、エリックの6課への貸出は容易だった。
しかしエリックはトクサイの主力メンバーである。貸出くれたことは本当に幸運だった。
「事が落ち着いたらなにか大きなお礼をせんとな〜。これを機会にトクサイとなんかパイプつくれんやろか?」
そういうことを考えていると扉のからチャイムが聞こえてきた。
「誰や〜?」
「はやてちゃん、わたし〜。シャマルですよ〜。」
「おお〜、入って〜。」
そういって扉が開いてシャマルが入って……こなかった。
入ってきたのは、ヴィータ(赤ちゃん)を抱えた『長い髪にわっかをつけた、耳とシッポが生えた誰か』であった。
「………………だれや!?」
「だからシャマルですよ〜。」
たしかに見慣れた服にクラールヴィントを付けている。しかしこれをシャマルだといわれて納得しろという方がムリである。
『これならクラールヴィントは指輪よりもフォークの形にしたほうがええな。やっぱり服も局員制服と白衣やのうて、民族衣装っぽいのに変更するべきやろか?』
現実逃避にそんなことを考えてみたものの、目の前の人物から感じ取れる魔力は間違いなくシャマルのものだし、自分との魔力配給も確かにつながっている。
「……ほんとにシャマルなんやな。」
「困ったわね〜。ヴィータに引き続いてわたしまでこうなっちゃうなんて。」
「ぁぅ〜。まま〜。」
二人が顔を見合わせて困っていてたらヴィータが小さな手をはやてに伸ばしてきた。
それを見て二人は苦笑いを浮かべて、はやてはシャマルの腕からヴィータを抱っこしなおした。
「ごめんな、ヴィータ。すぐに元に戻したるからな〜。」
「ぅ〜?」
「はやてママがヴィータちゃんにために頑張ってくれるのよ〜。」
「ぁぅ〜?」
わかっていないように指をくわえてはやてとシャマルを見上げるヴィータ。それを見て二人は微笑んだ。
そうしていると、ふたたび扉からチャイムが聞こえてきた。
「失礼します。主。ザフィーラです。」
「お?ちょうどいいとこに。とにかく入り〜。シャマルとヴィータもおるから。」
「はい、失礼します。」
そういって入ってきた犬はどうみてザフィーラではなかった。
「「………………誰?」」
「…………ザフィーラです。」
「もふもふ〜。」
大きさ自体は変わらないが、毛の量が異常に多い。ヴィータが言ったように、体中毛でもふもふに覆われて、目が見えないくらいもふもふになっている。
『犬嫌いのロングの赤髪でグラマーな女の子を追っかけるやろか?加えて魚肉ソーセージが好きそうな気がするで。』
ふたたびくだらないことを考えてはみるものの、シャマルと同じ理由で目の前の犬がザフィーラだということはすぐわかった。
「……なんや?ヴォルケンズか夜天の書かわたしに問題があるんか?」
「ああ、そうそう。そのことでわたしはここにきたのよ。」
耳とシッポが生えて、髪も伸びて輪っか髪飾りのついたシャマルゥ……いや、シャマルがそう切り出した。
ヴィータはゲンジィーラ……いや、もふもふのザフィーラが気に入ったのか、背中に乗ってもふもふしている。
部屋の奥のデスクから、中央のテーブルに移動してシャマルは話を始めた。
「さっきはやてちゃんが言った3つのことだけど、そのうちの2つが影響してるわ。具体的に言うと夜天の書と守護騎士システムね。
主な理由としては、夜天の書が最後の主を選んだことと、私たちの『人間化』だと思うわ。」
「でも、わたしからみんなへの魔力配給がうまく行ってないのも事実やで?」
「それもはやてちゃんの問題じゃなくてわたしたちの問題かな。『はやてちゃんに迷惑かけないように。システムとしてじゃなくて
人間として、仲間としてみんなと1度きりの人生を歩みたい』っていう、守護騎士らしからぬわがままが原因だと思う。」
魔力の回復が遅い。体へのダメージの治りが遅い。ほかにも様々。
最初自分たちがいることによってはやてにかかる負担を少しでも減らしたい。
その一心だった。そのことが実際の起こったのだからうれしかった。
しかしそこに自分たちのわがままが入ってきたのいつごろからだろう?
だがそれでもそれでいいと、ヴォルケンズは考えた。
最後の夜天の主と共に、守護騎士としてよりも『仲間』としてその生涯を過ごす。
いままで当たり前だったことがそうでなくなったショックよりも、
そのたった1つの事がかなえられるほうがずっとうれしいことだから。
そんなことをその場にいる皆(ヴィータ除く)が考えていると、微笑みながらはやてが切り出した。
「まあ、生まれ変わるみたいなモンやしな。赤ちゃんになったり、体がなんか変になったりしても
おかしゅうないわな。んで、どれくらいで元に戻るんや?」
「さぁ?」
そこまでに少しシリアスでいい感じの雰囲気が見事に消され、はやてはもちろんガクっとソファの上でこけた。
「だってしかたないじゃない〜。ヴィータちゃんもわたしも朝起きたらこうなってたんだもの。ザフィーラもそうでしょ?」
「うむ。」
そういって顔を見合わせため息をつく3人。
「ぅ〜?」
「……時間が解決してくれるのを待つしかないんか〜。」
不思議そうな顔でこっちを見上げてきたヴィータの頭を、苦笑いを浮かべながらなでながらはやてはそうつぶやいた。
そのころのフォワード陣。
いつもと違う1対1方式で模擬戦が行われていた。
今回の模擬戦のテーマは『硬すぎる相手への対抗策』である。
フォワード陣の相手はエリックが勤めている。
が、さすがに本気のフルプレートモードでは訓練にすらならないので、すこし防御力をおとしたロングコートモードのBJを身にまとっている。
そんなわけで現在はエリオがその訓練を受けている。
エリオのようなスピードで相手を霍乱しながら一撃必殺の攻撃を叩き込むタイプの騎士にとって、この訓練は苦手なうちのひとつだった。
「スピードを落とすな!!攻撃の瞬間以外に無駄な魔力をデバイスに入れるな!!その魔力はすべて機動、もしくは防御に回せ!!」
「はい!!」
魔力弾がくる中、エリオは訓練を受けていた。
ちなみに撃っているのはなのはで、例によって『あたったら最初からやり直し』ルールである。
その弾幕の隙間を付いてエリオがエリックに一撃を叩き込む。が
「アウト。機動と防御に力を割きすぎて攻撃力が不足したな。次がラストチャンスだ!レディ!」
「はい!いきます!!」
掛け声と同時にエリオがビルの上まで駆け上がる。そしてエリックへの直線上まで体を持っていき、カートリッジをフルロードする。
それと同時にエリックに向かってストラーダの推進力を限界まで高め、正面にできる限りの防御魔法を展開する。
「貫け!!ボクのサンラ……ストラーダ!!!」
ちょっぴり違う名前を叫びそうになりながらエリオはなのはの魔力弾を防ぎきりエリックまでたどり着き、チャージアタックを実行できた。
「……ブラボーだ!戦士……ごほん、エリオ。とりあえずBJを切り裂いて中の体に一撃食らわせれたな。」
「は、はい!ありがとございました!!」
たいしたダメージを受けてないようだがとりあえず模擬戦はクリアしたらしい。
その後、次のスバルに行く前に隊長陣が少しエリオの採点をして、エリオはそれをきいている。
「ねえ、ティア。」
「なに?スバル?」
「やっぱ私もこの流れに乗って、なんか叫ぶべきかな?」
「う〜ん。キャロも『見せてあげます!!わたしのかm……じゃなかった、竜を!!』とかいっちゃうくらいだからね。
いいとは思うけど……なんて叫ぶの?」
「う〜ん、やっぱ無難にブ○ウ○ン○グ○ム?。」
「……とりあえず普通にやったら?」
「だね〜。そいえば、ティア使えるのないね〜。」
「言わないでよ……。」
なんかいつもより少し楽しそうなフォワード陣だった。
「と、言うわけらしいんや。」
時間と場所は変わって昼時の食堂。
はやてがスターズとライニングにわかったことを説明した。フォワード陣は聞きながら、
相変わらず特盛のパスタやらサラダを食いまくっている。
「ほんまに今回は各所にご迷惑かけまくりやで〜。とりあえず、今わかったことはそんだけかな。
今日当たりにロッサが見に来るらしいから、テキトーに捏造して本局の方に報告してもらって丸め込んでもらうわ〜。」
苦笑いを浮かべながらはやては腕に抱いたヴィータをなでた。
「ぅ〜、ま〜ま。」
「あ……」
その腕の中のヴィータは今にも泣き出しそうにはやてを見上げていた。
その様子にいち早く気づいたはやては……
「シャマル!!」
「はい!」
「ヴィータの!ミルクを!!」
「いいですとも!!」
そうするとすぐにシャマルは哺乳瓶に入ったミルク(温度人肌)をはやてに渡した。
「ほら〜、遅なってごめんな〜。ごはんやで〜。」
「ぁぅ、ぁぅ……んく……んく……」
はやては哺乳瓶を受け取るとすぐにヴィータの近くまで持っていった。
するとあとはヴィータが自分で手繰り寄せて口に含むので、はやては哺乳瓶を持ちながらヴィータを抱いているだけでいい。
赤ちゃんになってもはやて思いのいい子のヴィータであった。
「それにしても……すっかり『ママ』だね〜、はやてちゃん。」
「そうだね。まあ、はやての場合、すでに『矢神家の大黒柱』ではあったけど。」
はやてとヴィータの姿をほほえましく見ながら二人のママ‘sがそういった。
「いや〜、わたしは二人と違うてシングルマザーやからな〜。ふたりと違うて大変や〜。」
「「えへ〜www」」
からかいのつもりで言っても、今のこの二人には通用しない。
なぜなら二人とも左手の薬指に輝くリングを装備しているからである。
「……なんかシャクやな。」
「まったくです。まあ、訓練中はちゃんとしてくれているから良いのですが。」
「おー、シグナムも来たん……か……?」
声がすると同時にトレイを持ったシグナム?がやってきた。
「「「「…………シグナム?」」」」
「え?ええ……なにかおかしいですか?」
そういってシグナムは首をかしげる。
別にシグナムはシャマルやザフィーラと違って見た目に大きな変化があるわけではない。
ただ一点。
その『全なのはキャラ中最大サイズのバスト』が真っ平らになっていること以外は。
「……おお!何か普段よりも楽だと思ったらこんなことに。」
「って、それだけか!?」
あまりにも反応の薄いシグナムにすかさずはやてが突っ込みを入れる。が
「いえ、別になくて困るものでもありませんし……仕事のことだけ考えるなら無いほうがいいです。」
と、オッパイ星人(はやて含む)が滝涙を流しそうな台詞を吐いただけであった。
が!!
「ぁ〜ぅ〜……?しぐ〜……?」
「ああ、ヴィータ。大丈夫か?」
哺乳瓶を両手で抱えて見上げるヴィータにシグナムは視線を合わせて問いかけた。
が!!
「ふぇ……ぇ……ぅ……ぁ……」
「ど、どうしたんだ!?」
突然ぐずりだしたヴィータにシグナムはただひたすらあたふたした。
はやてが必死にあやしても一向に改善の余地は見られない。
そして
「ぇぇぇえええええんんんんん!!!!!!!!!!!しぐじゃないぃぃいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
「な!?」
どうやら今のヴィータにとって『シグナム=おっきいオッパイ』であったようで、それがなくなったので人見知り?を起こしたらしい。
それを見たその場にいた全員が笑いを堪えるのに必死だった。
ちなみに、シグナムがヴィータ抱っこしてあやしているうちにシグナム(ナイチチ)をシグナムと認識しこの場は収まった。
「ふぅ〜。午後の仕事もひと段落ついたな〜。」
「八神部隊長!ヴァイス・グランセニック陸曹です!」
「お〜、入ってええで〜。」
はやてが答えると、失礼しますという言葉ともにぎりぎり顔が見えるくらいまで荷物を持ったヴァイスがが入ってきた。
「……なんやそれ?」
「紙おむつとか、粉ミルクとか色々ですよ。」
そういうとヴァイスは隊長机の横にその荷物を置いた。
「買ってきたんか?そりゃあ、あるとうれしいけど、わざわざヴァイスが買ってこんでも……。」
申し訳なさそうな顔をするはやてにヴァイスは手を振りながら答えた。
「いや、さっきパチンコ行ったら大勝しちゃったんで。そういうので勝った金を手元に残しておくのは主義じゃないんで。
どうせだから買ってきたんですよ。一応シャマルさんに銘柄とかの確認は取ってあるんで大丈夫だと思いますよ。」
「そかー、わざわざ悪いな〜。……んで?なにを打ってどれだけ勝ったんや?」
軽く感謝の言葉を言うと、はやてはなんというか『オヤジ顔』になってヴァイスに質問をした。
「今日は『無印〜StS』ですね。いや〜、バインドSLBから確変入って、
暴走(ブラスター)モードから、トリプルブレイカーに行ったときは鳥肌が立ちましたよ。」
「おお!!熱すぎやん!!ええな〜。わたしもそこまで出してみたいもんやわ〜。」
なんていうか、いろんな意味でとことん年齢不相応なはやてだった
そのころのフォワード陣
「お願い!!1回だけ!!1回だけでいいから!!」
なぜか、なのはがフェイトに両手をあわせて頼み込んでいる。
フェイトは困った顔をしながらOKするのも渋り続けている。
ちなみになのはの『お願い』とは
『久々に耐えられそうなすばらしい人に出会えたので、全力全快で撃ってみたい。』
と、いうことだった。
そりゃあ、フェイトも渋るに決まっている。(過去のトラウマ的な意味で。)
「まあ、私は1回くらいならかまいませんよ?」
「ほんと!?」「エリック!?」
エリックのその一言に瞳を輝かせるなのはと、非常に不安な顔を浮かべるフェイト。
「でも、1回だけですよ?いくらなんでも2回は持ちませんから。」
「はい!わかりました!!ほんとにありがとうございます!!」
非常にうれしそうにBJを纏うなのは。
その隣で非常に不安そうな顔を浮かべつつ、BJを纏うフェイト。
ちなみに訓練を終えてバテバテだったハズのフォワード陣はすごい勢いで遠くに行っている。どういうわけか、皆エリックに向かって
『無茶しやがって……。』
的な空気を漂わせている。
そうこうしているうちに、エリックもフルプレートモードBJと大盾モードデバイスに切り替え準備が整った。
「準備OKです。」
「1回だけだよ!?1回だけだからね!?なのは!!」
「わかってるよ〜、フェイトちゃん。そんじゃ〜、いくよ!レイジングハート!!」
『All right!!』
その瞬間、なのはの服がいつものミニスカではなく、ロングスカートの、やたらと肩の角ばった服に変わった。
『はやて部隊長。アコース査察官がお見えです。』
「お?入ってもらって、わたしの部屋まで来てくれるよう言ってくれるか?」
『了解しました。』
インフォーメーションからの通信にそう伝え、しばらく待っていると部隊長室にロッサがやってきた。
「や、はやて。大変なことになってるみたいだね。」
「やほ、ロッサ。ほんまに勘弁してほしいわ〜。ああ、んで『コレ』がいまのヴィータの現状。」
「ぅ〜。」
席を立り、ヴィータを抱きかかえて中央のテーブルに向かう。
ロッサをソファに座るそう促し、その隣にはやてが座る。
「ホントに赤ちゃんだね……。」
「やろ?この数日間でなのはちゃんとフェイトちゃんの気持ちがようわかったで。」
苦笑いを浮かべながら話すはやて。
それからカリムたちへ報告する用の『真相』を話し、本局に報告する用の『偽装』の書類を作成して今日のはやてとロッサの仕事はおわった。
「お疲れ様、はやて。」
「ロッサもお疲れ様。つっても、わたしはこれからヴィータにミルクあげたり、お風呂入れたり、寝かしつけたりで大変何やけどな〜。」
そういいながら笑うはやてにロッサもつられて笑った。
「ぁぅ〜。」
「ん?ヴィータ、どしたん?」
「僕がいるから緊張してるのかな?まあ、そろそろお暇しようか。」
「せやな、あんまり引き止めておくの悪いしな。それじゃ、また。ほら、ヴィータ、ロッサにバイバイは?」
「ぅ〜。ぱぱ〜。」
そう言ってヴィータはロッサのスーツの裾をつかんだ。
「「パパ?」」
「ぁぅ〜。」
あっけに取られる二人だったが、寂しそうな目で見上げてくるヴィータをみて思わず笑ってしまった。
「どうしよ?ヴィータは『パパ』に帰ってほしゅうないんやて。」
「しかたないね。どうせ報告は明日にならないとできないし。なによりこのまま帰ったら『ママ』が大変そうだ。今日はここに泊まるよ。」
「了解や〜。それじゃとりあえず食堂に行こか。みんなも訓練終わってるやろうし。」
「だね。」
そう言って3人は食堂に向かった。
ちょっと前のフォワード陣
「うぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!震えるぞハート!!!!!燃え尽きるほどヒィィイイイイイイトォオ!!!!!!!」
ガシャコン!ガシャコン!
「もうやめて、なのは!!もうエリックの魔力はゼロ寸前よ!!」
「HA☆NA☆SEなの!!相手がまだ耐えてる以上ここで砲撃をやめるわけにはいかないの!!
意地があるの!!女の子にはああああああああああ!!!!!!!!」
ガシャコン!ガシャコン!ガシャコン!!
「くそ!!カートリッジも尽きたか……だがまだあきらめん!!俺は最初から最後までクライマックスだぜえええええ!!!
踏ん張れバルバトスゥゥウウウウウウ!!!!!」
『Buluuuuaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!』
「エリック!!あなたも引いてよ!!わたしいきなり未亡人になっちゃうじゃない!!」
「カートリッジ、ラストリロード!!レイジングハート!!フルロード!!」
『All right, master!!』
めったに見れない死闘が演じられていた。
そんなこともあり、今日の食堂は死体寸前が3体ほどいたが、やっぱりご飯のときはみんな元気いっぱいに食べていた。
食堂ではヴィータが『まま』『ぱぱ』と連呼するのではやてとロッサはからかわれ続けたが、終始二人とも楽しそうだった。
ヴィータもなのはとフェイトに、頭をなでられるくらいは許してくれたようで二人はほっとしていた。
「ふ〜、ようやく寝てくれた〜。」
「おつかれさま。」
寝室から部屋にもどってくるとロッサがソファに座ってウィスキーを飲んでいた。
「あー、もう。あんまり飲んだらアカンよ?」
「これ1杯だけだよ。それにしても、いつもに増して充実してるね。」
「まあな〜。子育ても結構たのしいって事がわかったからな〜。」
はやては冷蔵庫からオレンジジュースを出してロッサの横に座った。
「それじゃ、はやて。今日1日お疲れ様。」
「ロッサもお疲れ様。報告のこと無理いってごめんな。」
お疲れ様を言うと同時にグラスを合わせる。衝撃で中に入れた氷がクルリを回った。
「別にいいよ。こういうのも僕の仕事だしね。……そういえばさ。」
「ん?」
先ほどまでと違う感じになってロッサが切り出した。
注意しなければ気づかないくらいの変化だったかもしれないが、はやてにはすぐ分かった。
「実はね、今日ヴィータに『パパ』って言われたの、すごくうれしかったんだよ。それをはやてが否定しなかったこともね。」
「あ……。」
それははやても思っていたこと。
「それで、これ。渡しておこうかと思ってね。」
「え……?」
そう言ってロッサが取り出したのは小さな箱。それは見た目でもう何が入っているかすぐ分かるものだった。
「正直、受け取ってもらえるとほぼ確信して渡すんだけど……受け取ってもらえるかな?」
「っ!!」
ロッサは言いながらゆっくりと蓋を開けてはやての前に差し出した。
中に入っていたのは予想通り、指輪だった。はやての誕生石であるムーンストーンが乗った。
「……ありがとう。うれしい。けど……。」
「うん?」
はやては泣くのを堪えながら必死に言葉をつないだ。感謝の言葉。自分の素直な気持ち。でも、謝らなくてはいけないこと。
「わたし、まだ6課でやらんとダメなこと、いっぱいある。だから……結婚はできても、子供作ったり、
ちゃんと『夫婦』とか『家族』してあげられるのは……大分、後になる。」
「知ってるよ。」
「ロッサが……子供好きなことも知ってるし、『家族』にあこがれてることも知ってる……けど……。」
「全部わかってるよ。はやてが考えてることもね。」
「でも……」
「はあ……仕方ないな、はやては。」
そう言ってからロッサははやてを抱きしめた。
「あ……。」
「はやてが納得するまで、全部してからでいい。『そういうこと』は、それから考えてくれればいい。ただ……
これから僕もはやても忙しくなりそうだからね。時間のある今のうちに、ちゃんとした形で言っておきたかったんだよ。」
「……あり……がとう……。……ロッサ。」
「ん?」
「当分先になるやろうけど……幸せに……してくれる?」
「……もちろん。」
そう言って二人は唇を重ね、ソファに倒れこんだ。
見ててつらい
2週間後
「えーっと。ご迷惑をおかけしました。なんか今日起きたら突然『元に元に戻っていた』ので……
検査とかがあるから今日からいきなりは無理だけど、数日中には仕事に戻ります。」
元に戻ったヴィータが6課メンバーの前で挨拶をしていた。
「それじゃあ、報告終わり!ヴィータ。検査は昼過ぎてからやるから、
フォワード陣の訓練『見てるだけ』なら行ってええで?」
「あいよ〜。……あのさ、はやて。」
モジモジして顔を赤らめながらヴィータがはやてに言った。
「ん?どしたんや?」
「いや、その〜……まあ、分からなくもないんだけど『子供』がすぐ隣の部屋にいるのに
……そういうことするのは……カンベンしほしい。」
「なっ!?」
「あー、勘違いすんなよ?ぼんやり覚えてるだけだかr」
「「ふぅん?」」
ヴィータが言いかけるとその両肩に白と黒のBJに包まれた二人の手が添えられた。
「じゃあ、わたしに向かって『魔王』って泣き叫んだのも……」
「わたしに『レズ』だの『ロリコン』だの言ったもの……」
「「覚えてるんだね?」」
「え?いや……その……!!」
背後にいる魔王と鬼神恐ろしくてとても振り向けない。
だが、振り向かないほうがよっぽど怖い気もするが、やっぱり怖すぎて振り向けない。
「悪い子は……」
「お仕置きが必要だよね?」
「……ま、まま……たすけt……ひっ!!」
助けを求めてはやてに手を伸ばすヴィータだったが、なぜかそのはやてもBJに着替えている。
しかも色が微妙に違うところを見るとリィンをユニゾンまでしているようだ。
「あれやな、親としてちゃんと教育をしとかんとアカンよな?」
「あう……あう……あう……!!」
ヴィータはもうすでに涙目でがくがく震えている。
ちなみにほかのヴォルケンズ&フォワード陣は
『巻き込まれたくねーよ』
とばかりにものすごい勢いでバックステップで距離をとっている。
「「「少し……頭冷やそうか?」」」
「ぁぅ……その……ぇ……ぇと……ごめんなさぁぁぁあああいいい!!!!!!!!」
その日、エリックvsなのはで出来たクレータよりも大きなクレータが6課の敷地内にひとつ増えたことをここに記しておく。
以上です。
>>511 すみません。それは文章の区切りでしょうか?内容でしょうか?
今後の参考にしたいので教えてくれると助かります。
内容がイタイのは自分が書く限りどうしようも無いような気もしますが
>>513 >「HA☆NA☆SEなの!!相手がまだ耐えてる以上ここで砲撃をやめるわけにはいかないの!!
> 意地があるの!!女の子にはああああああああああ!!!!!!!!」
ちょwwwなのはに遊戯と君島の霊が乗り移ってる?!
>>513 G・・・GJ!!
俺は腹筋が辛いwww
>>496 マ ジ か 。
……wikiの管理人って誰でしたっけ? ちょっと消してもらって来ます。
>ブラボーだ!戦士……
もうエリックがキャプテンにしか思えんwwww
フェイトさんでもなのはさんでもいい!誰かエリオをめちゃめちゃにしてやってくれ!
>>513 GJ!!
バルさんは止めて!腹がよじれるwww
なんか次はフェイトがドジっ子天使になりそうで怖いw
遅くなったけど
>482 GJ!
さあ、これからの夜のお約束が楽しみだ♪
>>513 なんという若本ボイスなレイジングハート!!!
ていうか、なのはさん自重!!
あとマクラーレンまじイイ漢!!
あと、ヴィータが聞いてしまった夜の営みの詳細を希望w
>>482 GJ!あ〜フェイトさん可愛い!
可愛いよフェイトさん!
なのはとはやては報われないなぁ…。
524 :
わさび:2007/08/26(日) 18:56:23 ID:S3+iQ18J
感想どうもです。
某王様と某キャプテンと例の中の人は大人気だなwww
シャマルゥとゲンジィーラとパチンコネタは分かる人が少なかったのか
反応が無かったのが残念でなりません。『CRリリなの』でねえかな、マジで。
>>522様。
レイハさんは若本ヴォイスじゃないっすwww
若本ヴォイスなのは三佐のデバイスのつもりでしたwww
夜の営みは需要によっては書くかもしれません。
でも、エロは自分にとってかなり難しいので余り期待しないで待っていてください。
では、名無しに戻ります
>>513 : : : : : : : : : ο: : : : : l:::::;: '"、
、: : : : : : /: : : : : : ; '" l
.ヽ: : : : /: : : : : ; '" / /
ヽ / ./ _,. r:::::l':シ
、. /ヽ. / , _'" __|::::::lヽ
i l::l.l ' /'" ,.r‐'""|:::::l/
| V | / ./; -っ: :|:ツ:o:ゝ
.ヽ.l o.l,/l/∠: ー'_´_;/.// 蝶、GJィィィィ!!
'" i. i `'ー.、._ /::o:::ニャ:
'"/ V:ヽ`'ー、::::::o::``r'" /:/
'" | : ヽヾ`ー`::、:::::::::::::::ィ''":
|: : :リ ヾ:`ェェ-`ヾ-::ヾ、:/
λ:ン ,/`l:ヾ:::::ゥミ
、_`' '___, '" .,ッ/:::::::::ヾヽ'
_____, ./i/"/::::::::/ `'
i : ::: :. ,、V/ /::::::/ヘ、
.i ////::::/: :i 7
ヽ二二二ノ.///: : : i. //
`ー──一'"//: : : :i. /./
、 /: : : : : :i. ,-y
: `ー- - ': : : : ir-ミ{
: : : : : : : ./_ぐ ./
./ `ヽ ,r
ゞミv' / .,
526 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:41:16 ID:uSrWn+A3
>>513 GJ!!!
お腹がよじれそう…(イテテテ…)
いろいろネタ満載で最高でした。
>>524 ゲンジィーラはシャーリーを追っかけるんだなw
わ、わさびさん……Good Job!!!!!
エリック&バルバドスは、本編に出しても恥ずかしくないキャラだと思うの。
後、パチンコはむしろとらハでやるべきだったかも。
>>513 GJ!!
ていうか何気に声優ネタはシャマルだけなんだな
>>517 別にいいんじゃね?
なんか知らんが勝手にパクリパクリ言ってるだけの奴等がいるだけなんでしょ
>>421 妥協に妥協を重ねた、「なのはを自分の手で幸せにする」という解答を、なお「悪い」と言いますか。
それに、フェイトにここまで好き勝手やれる状況を作り出したのは、スバルの無思慮な行動であるし、そもそもここまで問題を先送りし続けたなのはとユーノも充分に悪い。
フェイトだけを責めるのは、不公平だ。
このスレはせっかくのコテ持ちの人に安価レスするんですね
いや、専ブラじゃないんで(というか携帯なんで)誰宛のレスかわかりにくいことこの上ない。
レスを貰う書き手さん側はどう思ってるんだろうか?
>>517 別に良いと思うよ。
お前が、パクリじゃないと胸を張って言えるなら。
>>532 フェイトだけが明確な悪意(ユーノに対してのみとはいえ)を持って行動してたからじゃね?
放っておくにせよスバルが動いたにせよ、なのはユーノはフェイトが関わらなかったら上手く行ってただろうし
538 :
246:2007/08/26(日) 21:46:40 ID:WTRT6rex
前回読んでいただきありがとうございます 246 です。
続き、書けたので投下します。
注意
鬱展開鬱エンドです。
誰も死にませんが誰も救われません。
ではでは。
「なのはに近づくなぁぁぁぁぁ――――!!!」
「くぅぅ……!」
その叫びは、なのはを守っているというよりも、まるで終わりかけているものを必死
に守っているよう。
全身に走る傷は無数。それをその恐怖だけで無視し、フェイトがシグナムを弾き返し
た。
「シャマルッ! なのはの結界はどうなってる!?」
「大丈夫っ! 後もうちょっと……!」
突如訓練場に現れたなのはの結界。その、大きすぎる魔力を感知できないはずが無い
く。六課の隊長陣と、昼休み前に六課に赴いたユーノが緊急で駆けつけていた。
桜色の結界の向こう。なのはから逃げようとするスバルと、それを見た事もない表情
で嗤うなのは。もう、状況は考えずともわかる事だった。
「でも、何でなのはがこんな……!」
たった一人。ユーノだけは違う。最後に見た、なのはが弁当を届けていた日。あの時
のなのはの様子。それら、少ない情報を必死に組み立て、それでも分からないなのはの
様子に唇を噛んでいた。
「なのはに近づいたら許さない……なのはの邪魔したら許さない……私がっ! なのは
を守るんだからぁぁぁぁ――――!!!」
なのはの行動を誰にも邪魔させない為。
今度こそ、失わない為。
涙を風の向こうに吹き飛ばしながら、フェイトが対峙したシグナムとヴィータに駆け
て行く。
その身体は既に満身創痍。身体は、戦闘を始める前から既にボロボロ。そんな状態で
シグナム達を相手に出来るはずもなく。
「そんな身体で、何ができる!」
シグナムの返すレヴァンティンの刃に、軽く押し戻されるだけだった。
それを後ろから見守っていたはやてが、自分の不甲斐なさに手の平に爪を食い込ませ
ていた。
もっと早く、気づくべきだった。
もっと早く、助けてあげるべきだった。
「フェイトちゃん……なのはちゃんにこんな事させるのが、フェイトちゃんのしたかっ
た事なんか……?」
もっと早く、いや可能性として見出していた時からフェイトを止めるべきだった。
かみ合わないなのはとスバルの会話。ユーノの戸惑い。あの、なのはの笑顔の中に隠
れている泣き顔。全てが、物語っていたから。
「私はなのはのためだったら何でもする……どんな酷いことだって、それがなのはが傷
つくことだって……その後、私がなのはを幸せにするんだから……それは、ユーノなん
かじゃっ、ない……!」
残ったカートリッジを全弾使い、フェイトがユーノへと目にも留まらない速度で駆け
て行く。
その刹那。
「ユーノ君っ! 結界解除できたわ、急いでっ!!」
シャマルの声に、ユーノが眼鏡を投げ捨て目を瞑る。
今はスバルを助ける事が先決。
バインドで拘束したフェイトの横を通り過ぎ、ユーノがなのはの元へ駆けて行く。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―Nameless―
(9)
「役立たず」
駆けつけたユーノの向こう、拘束されたままこちらへ向かってくるフェイトに、なの
はがぼそりと呟いた。
スバルは既に、シャマルが隊舎へ連れ戻していた。今頃、シャーリーたちが大急ぎで
彼女の身体を見ているだろう。
不快な表情を舌打ちに隠し、なのはが少し困った様な表情でユーノを見る。
「ユーノ君、邪魔しちゃヤダよ……私、ユーノ君の為にしてあげたんだよ?」
「……それが何で僕の為になるのさ」
その言葉に首を傾げたなのはが、間を置いた後その言葉に納得したかのように笑みを
浮かべた。
そうだった、忘れていたんだ。
自分は、彼に何の想いも送ってない。
「あのねっ、私ユーノ君の事がねずっと大好きだったのっ、それでっ、スバルが邪魔だ
からっ、私ねっ、ユーノ君誰にも渡したくなくって!」
それは、彼が心の底から望んでいた言葉。
「……ふざけるな、よ……」
そして、心の底から吐き気がしてしまった言葉。
「ふざけるなっ! もう、いい加減にしろっ!」
「……へ? ゆ、ユーノ君なんで怒るの?」
なのはの言葉を、そう受け止めてしまった自分にも。
そんな、望み続けた言葉をそんな笑顔で言うなのはにも。
彼女をそうさせてしまった、ありとあらゆる全てに対しても。
そして何より。
「僕は君にそんな事をさせる為にレイジングハートを渡したんじゃないっ! 誰かを傷
つける為に……誰かを……」
今のなのはの笑みだけで、この十年間の想いを消してしまえそうな事が一番嫌だった。
想いを告げたからか、興奮し上気したなのはがユーノの反応に戸惑いを見せた。
分からない。
ユーノが何を怒っているのか理解できない。
そもそも、人を傷つける事がそんなに悪い事だったのか、分からない。いや違う。自
分が傷つけた人達。スバルもフェイトもヴィヴィオも。
「……何が駄目なの? だって――――」
――――人間なんかじゃないんだから。
「なの、は……」
その言葉は、誰も想像していなかった事。
目の前のユーノも、黙って彼らを見つめていたはやても守護騎士の面々も。
それでいいと、思っていたはずのフェイトでさえも。
直接、現実に言われた言葉が信じられなかった。
「……」
もう、その言葉で十分だった。
ゆっくりとユーノがなのはへ歩み寄る。それを、なのはが笑顔のまま受け入れて。
不意に、叩かれた頬の痛みに涙を流した。
「……もう、君なんか、好きじゃない……君の気持ちなんか、迷惑なだけだよ」
それだけを言って、ユーノがなのはに背を向けた。待って、と泣き声と共になのはに
呼ばれたのを無視して去って行く。
「はやて迷惑掛けてごめんね。もう、多分六課には来ないから。スバルにも謝っておい
て」
はやてからの了承も聞かず、静止の声も聞かず。
最後に一言、自分へのけじめとして。
「なのは、今まで楽しかったよ……さようなら」
別れの言葉だけを置いて起動六課を後にした。
「な、なのは!」
ユーノが去って拘束が解かれたフェイトが、一目散になのはの元へ駆けて行く。
何も言えず、何も考えられない様ななのはの表情。その、涙が零れる頬に手を添えて
笑みを浮かべた。
「なのは大丈夫だよ? 私、ユーノの代わりだから。ずっと、ユーノの代わりに一緒に
いるから」
なのはに言われた言葉を、その言葉だけで耐え切った。フェイトちゃん、と呆けたま
まのなのはにキスをして、抱きしめる。
今、抱きしめないでいつなのはを抱きしめるのか。
今、涙を拭ってあげないでいつ涙を拭ってあげるのか。
そう、抱きしめる腕に力を込めた。
それを、受け止めたなのはが不意に呟く。
「離して、気持ち悪いよ」
聞こえないのかそう振舞っているだけなのか、未だ抱きしめるフェイトになのはが突
き飛ばす。
駆けてきたはやてに支えられ、立ち上がるフェイトを見つめ言葉を紡ぐ。
「あなたが、ユーノ君の代わり? そんなの出来る訳ないよ」
「私頑張るから……だから、ね?」
別に、意識して言っていたわけじゃない。
ただ、記憶を探って、それが一番ふさわしい言葉のような気がしただけ。
「駄目だよ……だって、もうあなたいらないもん。ユーノ君の代わりにって思ってたけ
ど、全然使えない役立たず。ユーノ君はもっと暖かいんだよ? ユーノ君はもっと優し
いんだよ? あなたみたいな不良品の人形と一緒にしないで」
はやての制止の声に、言葉を切って。
なのはが最後に、別れの言葉を口にした。
「私ね、あなたのこと好きでも何でもないんだよ? ただ、可愛そうなだけだったんだ
から」
叫べるなら、死にたいほど叫びたかったけれど、そんな力も残っていなかった。
バルディッシュを地面に落とし、そのまま崩れるフェイトをはやてが抱きかかえた。
フェイトの様子に、シャマルに念話で戻れと告げて、涙の溜まった瞳でなのはを睨んだ。
「なのはちゃん……私が何かせぇへんうちに……今すぐ消えて……」
「うん。そうするよ」
とめることは出来ない。なのはが、自分の意思でこうなった訳じゃないから。
とめるなら、それは自分じゃなくて彼にしかできない事だから。
なのはが、フラフラと歩いていく。もう、ユーノのことしか考えられないその頭は、
まるで氷のように冷え切ったまま。
「ユーノ君、ユーノ君が私のこと嫌いになったって本当はそんなの関係ないんだよ?
もう我慢なんかしないんだから……もう……くくっ、あははっ、あははははは」」
やっとわかった事が一つあった。
ずっと、十年間勘違いしてきた事。
「私はユーノ君に好かれたいんじゃない……ユーノ君を好きでいたいんだから……」
もう、彼女を止められる者など誰一人いなかった。
* * *
まるで、目を開けた瞬間別の世界にいるような感覚を覚えた。眼に映るもの、聞こえ
るもの全てが、色あせているようだった。
「フェイトさん、大丈夫ですか……?」
声がして、全身の痛みに顔をしかめながら起き上がった。目の前にいたエリオが、フ
ェイトのやや回復したかのような様子に、安堵の息を吐く。
フェイトが意識を失ってから数時間。日が落ちた窓の向こうは、全てを流し尽くすよ
うな雨が降っていた。
「なのは……」
「あっ、フェイトさんお腹すいてませんかっ? 朝から何も食べてないんじゃないです
かっ?」
なのはの名前に、エリオがあからさまに会話を推し進めていく。それは、フェイトが
大きな傷を持ってしまった事を知っているから。
医務室の中、フェイトから距離を取ったところにいるヴィヴィオは未だ目覚めない。
何があったか知らないエリオがはやてに尋ねれば、なのはの部屋に入った全員が同じ表
情で顔を伏せるだけだった。
それがなんだかは分からないけれど、フェイトが辛くなるような事なのだとだけは理
解できた。
視界の中、床に丸まるようにして寝ているキャロは、エリオと同じように先ほどま
で、ずっとフェイトを涙目で見つめていた。疲れているのだろうと結論を付け、エリオ
がフェイトの食事を取りに医務室を後にする。
「なのは……」
エリオが去り、音が消え去った室内でフェイトの呼び声だけが虚しく響く。それは、
彼女には届くはずも無い寂しいもの。
だが、フェイトにはそれしか出来ないようになのはの名前を呼ぶだけだ。
その呼び声を聞いたのか、まるで誘われるように入り口に立っていた彼女が不意に呟
いた。
「なのはさんは……もういないですよ」
フェイトの様子を見に来たのだろう。入り口に立っていたスバルが、疲れきった様子
でゆっくりと歩いていく。
その身体に傷は無いけれども、その瞳が彼女の心の中を現しているよう。
もう、何も分からなくて。
もう、何も考えたくなくて。
もう、全てに疲れたようなそんな瞳。
「スバル……」
それをフェイトが、例えようの無い黒い感情で見つめていた。
「なのはさん……どうしてあんなことしたんでしょうか……?」
あぁまだ、そんな事も知らなかったんだと納得した。
なら、教えてあげないと不公平だ。
「スバルが悪いんだよ」
自分だけこんなに辛くて、元凶のスバルが何も知らないのは不公平だと、そうフェイ
トが嗤う。
その言葉に、俯いたままのスバルをフェイトが睨みベッドから抜け出した。抵抗する
気力も無いのか、何もしないスバルを押し倒し組み伏せ耳元で囁いた。
「スバルがいるからいけないんだ」
言葉にすればするほど、そうだと思ってしまった。
「スバルがいるからっ……スバルがユーノなんかに近づくからっ……!」
なのはに嫌われたのも、なのはにあんな事を言われたのも。
全部、コイツのせいなんだ。
だったら、なのはの代わりに自分がやればいい。
「返して……返して返して返してぇぇぇぇぇ!!! なのはを返してよっ!優しかった
なのはを返してっ! 今すぐっ! 今すぐなのはを元に戻してよぉぉ!!!」
「フェ、フェイトさん何やってるんですかっ!? 止めて下さい!」
フェイトの声に飛び起きたキャロが、スバルから引き剥がそうと躍起になる。だが、
非力なキャロが止められる筈もなく。
「きゃぁぁぁ――――!!」
結局フェイトに吹き飛ばされ、そのまま意識を失うだけだった。
「何でっ……わたしがぁ……」
フェイトに押し倒されたまま、スバルが涙を流してそう呟いた。
――――ユーノ先生っ、なのはさんの事好きなんですよねっ? そうなんですよねっ?
ただ、なのはに幸せになって欲しかっただけなのに。
――――わたしに任せてください! 全部っ、なのはさんとのお付き合いも告白もわ
たしが何とかします!
なのはの同じように、首を横に振り続けたユーノを何とか頷かせて。
――――スバル……首どうしたの?
――――えへへ、ちょっと練習で怪我しちゃいました。そんな事よりもユーノさん告
白の練習しましょう!
やっと、なのはとユーノが幸せになると思って。なのはの練習相手で受け取った指輪
に込められた想いが、全部大丈夫だって言ってた。
「なのにっ、なのにぃぃっ! うあああぁぁぁぁ――――!!!」
なのに、全部取り返しがつかないほどに壊れてしまった。
「わたしがっ、わたしがしたことそんなにいけないことですかっ!? ただなのはさん
とユーノさんの為にってっ! 少しでもってっ!」
フェイトを突き飛ばし、頭を振り乱し、スバルがそう叫んだ。
もう、何もかもどうでもいい。
全部壊れるなら勝手に壊れればいいんだ。
そう、泣き叫ぶ声に呪いを込めて。
「あっ、スバルさんどうしたんですかっ……てうわっ!?」
医務室を飛び出したスバルにぶつかったエリオが、フェイトの食事を取り落として呼
び止める。
だが、それでスバルが止まるはず無く。
「なのはぁ……なのはぁぁぁ……」
もうそれしか出来ないように彼女を呼び続ける、フェイトの姿があっただけだった。
* * *
その夜、一人の訪問者が訪れた。
馴染みの顔だったからだろう。ずぶ濡れの彼女に、秘書が自室で疲れた表情で横たわ
るユーノに連絡を取ったのだ。
雨を凌ぐ事もしなかったのか。頭から足先全てを雨で濡らした彼女に服を与え、ホッ
トのコーヒーを手渡したのがついさっき。
コーヒーの豆の量に、胸が痛んで泣きそうになったのがそれと同じ。もう、多分二、
三日でなくなりそうな量だった。
「体、冷えてると思うから飲んだほうがいいよ?」
「……はい」
感情の読み取れない声を返した彼女が、ゆっくりとコーヒーを口にした。大きめのワ
イシャツは彼女の身体には余るようで、普段よりも何倍も幼く見えてしまった。
まるで、彼女ではない誰かのように。
「ごめ……すいません……いきなり……」
前髪で表情を隠したまま呟いた言葉に、彼がゆっくりと首を振った。
もしかしたらと思っていたし、来なくても様子だけは聞こうと思っていたから。
「落ち着くまでゆっくりしててもいいから」
視線の先、彼の為に宛がわれた机に溜まった書類は、今日彼が片付けなければいけな
かったもの。
だが、もう今日は片付ける気も起こらなかったし、きっと当分そんな気は起こらない
かも知れないと、彼が彼女に気づかれないように溜息を吐いた。
重苦しい雰囲気の司書室。その中で、二人は無言のままだった。ただ時折聞こえるコ
ーヒーを啜る音に、不思議な安心感が芽生えていた。
何度も見た事があるような、そんな感じのもの。
「お仕事……溜まってるんじゃない、ですか……?」
「そんな事気にしなくていいから……なのはみたいな事言うね」
「……」
思わず口にした言葉に、彼が小さく謝って何度目か数えるのも疲れた溜息を吐く。
忘れよう。忘れて、それから考えよう。今は何も考えたくない。そんな、逃避でしか
ない言葉を内で呟き、不意に彼女を見た。
「……明日はどうするの……?」
啜っていたコーヒーをテーブルに置き、彼女が彼を見つめて言葉を返した。
「ユーノ、先生の、お家がいいです」
「へ……?」
それは、予想しなかった言葉。
理由も分からない些細な違和感を忘れるほどに、思っても見なかった事。
ただ、この散らかりきった部屋で寝かせるわけにもいかず、別に何かやましい事があ
るわけでもないと改め、微笑んだ。
「そうだね、こっちよりは散らかってないから」
なら、雨が弱まっている今出るしかないだろう。
乾いた服を彼女に渡し、ユーノが司書長室を出る間際、彼女に振り向いた。
「じゃあスバル、外で待ってるから……十分くらいでいいかな?」
それに彼女ゆっくりと頷いて、笑みを浮かべた――――。
546 :
246:2007/08/26(日) 21:56:15 ID:WTRT6rex
以上です。ありがとうございました。
……最後、突っ込まないでくれると嬉しいです。無印アルフさんが使えてた筈だから別
にいいかなって……。
次回エロあり。どなたか、エロいエロの書き方教えてください……orz
次の投下はいつになる事か。駄文ですが、生暖かい目で待っててくれると嬉しいです。
目指すは、一番悪いのは誰か分からないエンドに向けて。
ではでは。
>>536 抑圧され続けた者の一瞬の悪意がそんなに重いとは思えない。
>>546 壊れ具合いがGJ!
泥々具合いが堪らない
>>547 重かろうと軽かろうと悪意は悪意だろ
壊そうと思って壊した以上充分罪深いことですよ
>>546 GJ!!
ついに崩壊しましたか・・・
なのは達は一体どこへ向かうのだろうか。
しかし、一日で腹筋が痛くなるギャグと、心が痛くなる鬱が見れるとは・・・
>>549 ok、そのありがたいお言葉を、情状酌量で減刑しまくる日本の裁判官にも言ってきてくれ。
情状酌量の考えと悪意がなければおkは、本質には同じだと思うが?
>>546 GJ。暗黒すぎるのに見るのを辞められない
>>551 ハートブレイカーと腹筋バスターを多いな、今回のスレ
>>546 GJ!
ちょっと涙出てきた……。悲しいと言うかなんと言うか……
ところでインテリデバイスは使用者と協力することで真価を発揮するってのも特徴の一つですよね?
となると今のレイジングハートは、今のなのはにとってはストレージよりも使い勝手が悪いんでしょうね。
その辺もどう絡んでくることやら、先が楽しみでたまりません。
もういちどGJ!
>>552 日本はそうかもしれないがミッドチルダは・・・どうみてももっと酷いです、本当に(ryw
まぁ状況云々でもそういうのを理性でおさえてこその「人間」だからね、フェイトさんは結局なのはより自分の幸せを選択しちゃったわけだし
それはそうと作者続編乙です
>>555 なのはとユーノもフェイト同様自分の幸せを追求していると思うんだが。
>>546 なんという時間と空間にまたがり特異点的破局!!!
これはひでぇ!!!!!
しかし……これほど人は壊れる物なのか!?
魔法少女でこんな修羅場をお眼に出来るとは………その才能に嫉妬しますねw
>どなたか、エロいエロの書き方教えてください……orz
う〜ん……エロの書き方か。
ぶっちゃけ、マズ最初に、自分がどのようなエロエロを望むかによると思います。
自分は多くの先人達の作品を参考に、自分の考えた妄想を表現しましたが……難しい……。
たとえばグリフィスとシャーリーのエロエロでは、グリフィスという名前だけでシチュエーションが脳内に再現されたし……。
ティアナとヴァイスのトイレでのエロエロでは、愛するが故にその人の赤ちゃんが欲しくて欲しくてたまらない情欲を書きたくてたまらなかったし……。
ズバリ、自分の書きたいものを書く!
これにつきますね。
脳内で一番刺激されるエロエロ情景は、自分の場合には『愛し合い』というキーワードで繋げています。
(同じように殺し合いも殴り合いも大好きですが、エロエロに繋げれませんw)
……ただ、未だに喘ぎ声の表現の仕方が難しいとおもいます!
ああ!喘ぎ声と責め台詞だけで読み手を『抜けさせる』SSが書きてえええええええ!!!
以上、自分の書いたSSで抜けれる男からの戯言でした。
あと、自分の稚拙なSSに感想書いていただいた方、ありがとうございました!
以上、また名無しに戻ります。
失礼!
ツマラン議論はどうでも良い
>>546 激しくグッジョブ
久々に良い意味での鬱を見せてもらったよ
>>546 鬱とか陵辱とかはスルーが常なのに、何故か読んでしまうこの中毒性……GJっす。
まあ……恋愛に当事者以外が口を挟むとろくな事にならない、ということかなぁ。
スバルがユーノではなく、なのはに告白させる方向で、なのはに協力してれば、問題なかったとも思えるけど……
ああ、それだとフェイトの暴走だけで、全員救われない、って前提が崩れるか。
あまりの鬱に俺涙目ww
昨日大腸検査してから、微妙に腸が痛い
そして、いま、胃まで痛んできた…。
由、後は消化器全部から出血するだけだww
たまらず、ユーノの所へ駆け込んだスバル…
眠ったままのヴィヴィオが非常に気になるところ。
フェイトは……膨らみに膨らんだ風船爆弾の信管を起動させたんだから、自業自得だよな
ここは、一番部外者なランスターさんが…出たら余計にややこしくなるだろうな…
>>546 戦闘シーンとエロシーンは、文字メディアでの描写は難しいですよね。
説明クサくない地の文と、過剰にならないほどのセリフが有れば十分だと思いますよ?
暗喩なんぞをふんだんに使えれば、情景描写は豊かになりますが、技術とセンスが問われるので、自信がなければお薦めできません。
それはさておき、エロで特に必要なのは、自分の妄想で果ててしまわない持久力と精神力じゃないでしょうか?
(書いて、推敲してるうちに欲求にかられるので、我慢するチカラが必要かもw)
562 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:48:27 ID:YPp8p5Mt
ウ、ウォァァ激鬱展開超GJ!!
ユーノやっぱそうなるよな…見てるコッチの背がティアもいねーのにひぐらしの鳴き声聞いたみたく寒くなったし…(恐
そっかスバルそう云う事だったんか…彼女なりの善意だったんだろうが全て悪い方向に…
で、ユーノとスバルが今度こそホントの意味で急接近か!?
でも心身共リミッター撫千切れ状態の白い悪魔が何するか全く予想が付かん。恐ろしい事を除いては…
しかも次はエロありとですか!? 一体誰×誰になるのか気になりますが、
エロい書き方かぁ…脳内妄想はするけど文章にした事ないからなぁ…。
ただなのフェ堕落時(個人感想)ぐらいの書けるんなら大丈夫そうな気しますけど…。
まぁともあれ次回投下を心待ちにしてますっス
GJ!!!
>>562 まあ、ちょっと落ち着こうや。
なんか必死な人がいるけどGJ
スバルがひたすらカワイソス(´・ω・`)
誰が一番悪いのかは分からなくなっても一番貧乏くじ引いた感が強くて泣けてくる
あの檻に閉じ込められたフェイトがスカにいやらしいことされるエロパロキボンヌ
>566
なんかこう、いかにも「緊縛用」な感じだったな>赤い糸
>>567 ザンバーと足にしか絡み付いてなかったのが残念だ
もっとこう体をだな
遅レスだがルーエリの方GJ!!
エリオてめえ、何してんだよ!
だが、そんなエリオも何故か許してしまうぜ・・・
>>569 「るーてしあの日記」の中の
>部屋の主の癖にエリオが床で寝ようとしたから、一緒に寝よう、って言ったら押し倒された。
ってのは、「いいから気にしないでベッドで寝なよ。僕は床で寝るから」的な感じで、
エリオがルーテシアをベッドの中に押しとどめたってことじゃないかと俺は考えてる。
ルーテシアの書き方がちょっとアレだっただけじゃないかと。
>>570 確かに……
確実に変な事したとはかいてないよね
>>546 ちとフェイトを落としすぎな気もするがGJ!
しかし、このなのは父、兄、姉にフルボッコされそうなくらいに壊れてるなw
暴走したガリューさんがエリオキャロルーちゃんを触手であれやこれや…
誰だ発信元はw
数の子なギン姉がスバルをドリルで陵辱するネタが思いついてしまった
なんなら股間にドリルをつけても
ハァハァ
>>575 そして、いつの間にか逆転したスバルによるリボルバーナックルファックとな?
リボルバーアナルファックと読んでしまった…
>>573-574 それも私だ!
>>577 ナンバースは見るからに、前は開発していても後ろはまだ開発していなさそうで
効果バツグンそうだぜ!!!
一人か二人は前未使用で後ろ専門って奴が混ざってそうだけどな。何とはなしに。
581 :
俺とギン姉:2007/08/27(月) 15:11:56 ID:MvS2p07u
流れを見て勢いだけで書き上げた。反省はしている
注意事項
・俺×ギン姉。文中の○○の部分に自分の名前を入れてください
・エロなし。と言うかお馬鹿話です
・話が破綻してるのは仕様です
582 :
俺とギン姉:2007/08/27(月) 15:13:03 ID:MvS2p07u
俺とギン姉
あの激戦から一週間。ギン姉は無事に記憶を取り戻し、今は療養中だ。
俺とギン姉は病院の個室のベッドに腰を掛けていた。
ギン姉は俯いたまま呟く。
「○○さん…私、こんな体になっちゃった…」
左手がドリルに変形し、回転する。ナンバーズとの戦いでギン姉の左腕は破損し、
スカ野郎は修復の際にこんな禍々しい物に作りかえてしまったのだ。
ギン姉にとっての悲劇はそれだけではなかった…
「私…これでスバルの初めてを奪っちゃったの…!
あの時自我を取り戻すのが遅かったら、後ろの方も奪ってたかも知れない!」
あの時以来、スバルとは一言も口を利いてないらしい。
ギン姉は涙を浮かべ、顔を手で覆ってしまった。合わせる顔がない…そんな感じだ。
「ギン姉…」
俺は彼女の細い体を後ろからそっと抱き締めた。
「○○さん…っ!?」
「ギン姉は操られてただけなんだから。自分を責めないで…」
突然のことで戸惑うギン姉。俺は言葉を続ける。
「どんな体になっても、ギン姉はギン姉じゃないか。俺は受け入れるから…」
「でも…こんなのって…!」
「ギン姉にならファックされても構わない!スバルだって時間を掛けて話せばきっと元の関係に戻れるよ」
「ありが…と…あ、貴方は…本当に優しい…ですね」
涙を流しながら、ギン姉は俺に感謝の言葉を述べた…
あんなありふれた、拙い俺の言葉がギン姉の心に届いたのだ。
俺はそれを心から嬉しく思った。その時だった。
「ギン姉〜、入るよ〜」
「スバル!?」
突然の来客はスバルだった。
「ごめんね、ギン姉…ずっと避けちゃってて…」
「スバル!私の方こそ…」
ギン姉の言葉を遮るように、スバルは自分の右手を差し出した。
それは姉と同じように、ドリルに変形する。
「えへへ、ギン姉とお揃いにしちゃった」
俺とギン姉は口をポカンと開けながら彼女を見つめる。
「こうすればさ、ギン姉の悲しみとか痛みとか、少しはわかるんじゃないかって…思ったんだけど…
それで、悲しみも痛みも半分こできればいいなって…」
「スバルぅ〜!」
姉妹は抱擁をかわす。やっと修復した関係を見て、自然と涙腺もゆるんでくる。
「○○くんもありがとう。貴方がいなかったら、ギン姉はきっと…」
「あっ…いや、そんな…俺なんて何も…」
スバルの不意の一言に、俺は必死に照れ隠しをする。
「そんなことないです!ギン姉のためなら掘られてもいいなんて、普通は言えません!」
「そうですよ○○さん…私、本当に嬉しかったんですから…
私のこんな体を見ても、受け入れてくれた貴方の優しさが…」
えっ?ちょっと二人とも、何で手をドリルにトランスしながら近づいてくるの?
言葉に出すよりも早く、俺は事態と先程の言葉の本質を理解した。
しかし、理解した時にはもう遅かったのだ。
「ちょっ…嘘!?やめてっ!二本は無理だって!やめっ…」
アッーーーーー!
〜終わり〜
583 :
俺とギン姉:2007/08/27(月) 15:15:06 ID:MvS2p07u
ごめんなさい。22話とスレの流れを見てたら書かずにはいられませんでした
見苦しい文章でお目汚し失礼しました
それぞれ片腕がドリルになってるナカジマ姉妹を想像して吹いたw
>>583 うはww最初何のことやらわからんかったが、
撮っておいた録画を見てようやく理解したぜwwwww
・アニメの感想
( ゚Д゚)y─~~ 「残るは『チェ−ンソー』と、『リボルバー式杭打機』だな……」
>>586 「脳が痛ェッ!」と「がっかりウルフ」か!
そのうちマジで「オッパイミサイル」とかやっちまうんじゃないかと思った。
>>583 マジGJ!!
>>583 GJ!!
腹、腹痛いよwww
腹筋壊れるっ・・・!!
ギャグ、ネタ系の作品ってウケた奴の反応はまあ当然なんだけど
ウケなかった奴がそういう感想の書き込みを見ると自演にしか見えないんだよな
>>590-591 いや、自演疑惑って結構ダメージ食らうんで
確証もないのに騒ぐのは止した方が・・・・・・。
余り気に入らない作品があっても無闇に叩かずにスルーのは基本だと思うんだが
バッファッファ
>>590 何でウケなかった奴がそういう感想の書き込みを書くと自演になるんだ?
自分で自分の作品を貶しても何もいいことはないと思うんだが・・・
同情を誘える。
おい、お前ら!
こんな流れじゃ良作が現れないだろ!
駐まったな
600 :
サイヒ:2007/08/27(月) 22:10:00 ID:Nt7wixZa
二日連続こんばんわ。
クロフェデート話の最終パート投下させてもらいます。
なんか妙なテンション入って一日で書き上げちったい。
「………………疲れた」
クロノはぐったりと机につっぷした。
仕事での二徹、三徹も経験したことはあるが、ここまでの精神的疲労を覚えたことはない。
クロノをグロッキーにした張本人はと言えば、ベッドの上ですやすやとやすらかに眠っている。
酔っ払ったフェイトはとてつもなく扱い辛かった。普段の怜悧さはどこへやら、ふやけた顔でお
姫様抱っこだのキスだのをせがんだあげく、歩かなくなっておんぶしてくれと駄々をこねる。
しょうかたなしに背負ってやればキスの嵐で、やっと終わったと思えば寝てしまい首に回した腕
をほどいてくれない。
背負ったままチェックインの手続きをするはめになり、受付嬢が笑いをこらえるのに必死だった
のを見た時には、このまま海に飛び込んで心中してしまおうかと一瞬本気で考えた。
「もうあんまり酒は飲まさないようにしよう」
固く固く心に誓い、クロノは顔を上げて改めて部屋の中を見回した。
ここまで内装を見る心の余裕が微塵も無かったため気づかなかったが、ずいぶんと高級な部屋で
ある。一晩宿泊するためだけというにはもったいないほどだ。
「気合を入れすぎだよフェイト」
ベッドに歩み寄り、夢見る恋人の頭を優しく撫でてやる。
「けど、ありがとう」
聞こえたわけではなかろうが、フェイトの寝顔が微笑んだ。
自分も寝るか、とシャワーを浴びバスローブに着替えて部屋に戻ると、フェイトは目を覚ましベッ
ドに腰掛けていた。
自分がどうしてここにいるのかがよく分かっていないのか、不思議そうに焦点の結ばっていない
目で部屋の中を見回している。その目が、クロノを見つけた。
「くろの。のど、かわいた」
子供のように舌足らずな口調で、飲み物を要求してくる。
備え付けの冷蔵庫からミネラルウォーターを出してやると、おいしそうにこくこくと飲むフェイト。
あっという間に一本が空になった。
「もう少し飲むかい」
「うん」
水分を取ることでだいぶ酔いと眠気が醒めたのか、少しずつ表情が正気に戻りつつある。
もう一本同じものを手渡してやるクロノ。だがフェイトは、ふたを開けただけで手の中で弄びいっ
こうに口にしようとしない。
「ジュースの方がよかった?」
「……ねえ、クロノ」
ペットボトルが差し出される。
「飲ませて」
何かを期待する瞳は、酒精とは別の理由で潤んでいる。
「……まだ酔ってるのか」
「そういうことに、して」
部屋につかの間、沈黙が訪れる。その静けさを壊すのを恐れるかのように、クロノはそっとフェ
イトの隣に座る。
ペットボトルを受け取り一口だけ口に含み、フェイトに顔を近づける。吐息が当たる。身体の中
でここだけでしか感じれない、柔らかい感触が伝わってきた。
「う……ん……」
唾のように少量ではないので、一気に流し込むことは出来ない。わずかに広げた唇の間から、少
しずつ少しずつ相手の口内へ送り込んでいく。フェイトの喉を水が通る音だけが部屋に響く。やが
てその音が、ぴちゃりという水音に変わった。
「ん……んんっ……あ……」
水を飲み干しても、唇は離れない。今度は水ではなく、舌を進入させる。フェイトの頬が、酔い
とは別の紅潮を始める。睫毛がふるふると震えている。
いつまでもそうしていたかったが、息が限界になり口を離した。お互いに、はぁはあと荒い息を
吐く。
「フェイト。僕も、喉が渇いた」
フェイトは無言で頷き、水を口にする。
もう一度重なる唇。水が口に流れ込んでくる。無味に近い水としか言い様のない味に混じって、
はっきりと感じられる愛しい人の味。
一口だけなど、とても我慢できない。
何度も交互に水を飲ませあう。ペットボトルが空になる頃には、顎から滴り落ちた水で胸元がべ
たべたになっていた。
「脱がすぞ」
着たままでするというのにそそられるものはあるが、デート用の服をこれ以上汚すのは心苦しい。
自分のバスローブを手早く脱ぎ捨て、フェイトの衣服に手をかける。
女性の服は男性のそれとは構造がだいぶ違うが、何度も脱がしていることとフェイトが協力して
くれることで容易く脱げた。
下着だけの姿となったフェイトが、シーツの上に横たわる。扇情的な黒のブラジャーと同色のショー
ツ。ホックを外すと、たわわな果実がこぼれ落ちた。
その中心に色づく赤い突起。これから行われるであろう行為への期待から、すでに軽く突き出て
いる。
歯を立てないように細心の注意を払いながら優しく舌で舐めしゃぶってやると、押し殺した声が
上がる。
反対側の胸は手でゆっくりと撫で、時折指を軽く押し込んで皮膚の下の性感帯を緩やかに刺激す
る。
そういう行為だけを続けていると、段々と乳房に張りが出てきた。フェイトも確実に感じつつあ
る証拠だった。
「なんだか……今日は優しいねクロノ」
「そうかな?」
「こういうふうにするの、初めてだよ」
言われてみれば、そうだった。
初めての時ですら、結ばれる嬉しさで二人とも突っ走って、ずいぶんと乱暴なことになった。
その後も激しいばかりで、こうして労わるような性交はした覚えが無い。
「朝言っただろ。もう少し控えめにしてほしいって」
「え?」
フェイトが目をぱちくりさせる。
「……聞いてたの?」
「半分夢の中だったけどね」
「控えめにするのと優しくするのは違うと思うよ」
「だったら、いつもみたいにするかい?」
「ううん……今晩は、優しく抱いてほしい」
「了解」
再び、乳首に舌を落とすクロノ。
だが今度は空いている左手を胸ではなく脇腹に回し、肋骨の隙間を一つずつ指で撫で上げる。
「やぁん、くすぐったいよ……」
ずいぶんとぬるい愛撫だが、普段あまり触らない場所なため新鮮なのか、フェイトの息はかすか
に荒くなっていく。
「う、んっ……私も、してあげるね」
フェイトの手がクロノの下半身に伸びてくる。だが、その手をやんわりとクロノは押さえた。
「君はしなくていいよ」
「でも、私ばっかり気持ち良くても……」
「デートは君が全部準備してくれた。だから、こっちは僕が全部してあげる」
少しだけ何か言いたげなフェイトだったが、言葉が口からこぼれる前にクロノは自分の口で防い
だ。
そのまま、唇を下に滑らせていく。首筋に吸いつき鬱血痕を残し、胸の頂点を軽く舐める。唾液
の筋を残しながら下っていき、腹の中心である窪みに至る。舌でほじくりかえせば、きゃうんと可
愛らしい声が上がる。もっといじってみようかと思うが、本来の目的地はここではない。
さらに下のショーツに隠された部分。そこに舌が近づくと、フェイトの四肢に緊張から力が入る。
楽にしてればいい、と腿を撫でさすってやる。
緊張が和らいだのを見計らって、ショーツに指を引っ掛けてするすると足から引き抜いた。
露になった金色の茂みの中心。うっすらと湿っているそこに鼻を近づければ、女の匂いが嗅覚を
刺激する。
「そんなところ嗅がないで……」
「じゃあ舐める」
なにがじゃあなのか自分でも分からない理屈に従い、クロノは舌を伸ばした。
秘裂をくつろげ、さらに奥まで下を差し入れる。
「は、はぁん……あ、あふ……」
舌先に感じる塩気。唾とはまた違うフェイトの味。水で潤ったばかりのはずである喉に、渇きを
覚えた。
舌だけでなく、唇をつけてすする。
「あっ!そこぉ…っ!だめ……だめ!」
後から後から湧き出てくる淫水を、舌でかき出し飲み下す。
フェイトの女陰は加速度的に濡れていき、飲みきれなかった分がこぼれて後ろの穴にまでも至ろ
うとしている。その愛液の跡を、クロノは指で辿る。
窄まりの周囲を撫でれば、びくりとフェイトの身体が痙攣する。
排泄のためだけでなく、感じる場所に徐々になりつつある菊門。そこに指をねじ込んでやれば、
目の前の少女はどれだけ乱れるだろうか。加虐的な思考がクロノの心に湧き上がる。
だがその衝動をなんとか抑えきる。つい先程優しく抱くと言ったばかりだ。だから後ろの穴は指
でつつく程度で止めた。
その代わり、舌の矛先を膣からその上へと向ける。まだ触れていなかった宝珠。表面に被さって
いる皮を剥いて、真紅に充血しているそれを舐めた。
「あ、ああああっ!」
膣内の次に敏感だと言われるそこへの刺激で、フェイトは一段と高い声を上げる。
「ごめん、強すぎたか?」
「ちが……う。いきなりだったから驚いて……」
恋人の返事に安堵し、舌の動きを再開する。舐めるだけでは単調になるので、時折指に代えてい
じる。
「クロノ……いいの、気持ちいいの……ああっ!」
舌の柔らかさと指の固さがアクセントになるためか、フェイトは面白いほど感じてくれる。
止まらない愛液が、フェイトの金の陰毛にべったりと付着する。
「もういいかな」
つぶやいて、クロノは顔と指を股間から離した。
代わって痛いほどに張り詰めた男根が、フェイトの秘裂に狙いを定めた。
「挿入れるぞ」
「うん……来て」
クロノの亀頭がフェイトの体内に入り込んでいく。
濡れそぼっているそこは、容易くオトコを受け入れる。だが性急になることなく、ゆっくりとク
ロノは突き進んでいく。
たっぷりと時間をかけて、根元まで全てが入った。そのまま動きを止め、フェイトの膣内を味わ
う。
湯を吸い込んだ綿でくるまれている。そう錯覚するような気持ち良さ。ほんの少し揺らしただけ
でも、ぴったりと吸いついてくる。そのままでも満ち足りて射精してしまいそうな快感。
しかし貪欲な躯はもっと強い刺激を求める。
「動いて……動いてクロノ」
それはフェイトも同じなのか、腰を揺さぶってねだってくる。
要求に応じる形で、男根を引き抜き、突き入れる。
「あ、ああっ、はあうんっ!!……あ、熱い……!」
動きは単調で拙劣。その分だけ、神経が腰だけに集中せず他の部分を動かせる。
フェイトの身体が揺れるだびに一緒になって震える大きな胸。すっかり固くなった突起を二本の
指でつまむ。
「あっ、んっ、そこ……いいっ!」
出来上がっている時のフェイトは、それこそ千切れるほどの強さで捻り潰されるのが好きなのは
分かっている。だがクロノは、あえて優しく揉みほぐすようにいじってやった。
そうして胸を愛撫しながら、耳にも口を寄せる。輪郭を舌でなぞり、ふわりとした耳たぶを甘噛
みしてやれば、嬌声が鼻から抜けたようなものに変化する。
いつもに比べればゆるやかな、それこそ童貞と処女のような交わり。なのに、あっという間に限
界が訪れようとしていた。
「クロノっ……私、わたしもうっ!!」
フェイトの限界も間近に迫っているようだった。キュゥっと膣が締まってそのことを伝えてくる。
「このまま、出していいんだな……!」
「うん、出して! クロノの精液いっぱい出してっ!!」
最後だけ、クロノは思い切り己の分身を突き立てた。切っ先と子宮がぶつかった瞬間、一秒の我
慢もせず腰の猛りを解き放った。
「ひゃああああぁぁぁぁんっ!!」
同時に、愛しい男の精液を一滴たりとも逃すものかと、フェイトの膣内が一気に収縮する。跳ね
回ろうとする男根の動きを止めるほどの締まり。あまりのきつさに、連続で射精してしまったかと
思うほどだった。
「はぁ……はぁ……」
腰と同時に口からも熱い息を吐き出すクロノ。
いつもに比べれば快感はやや薄い。だが、それだけではない満足感が心に満ちていく。
フェイトも満ち足りた表情で目を閉じている。まだ少し酒が残っていたのか、そのまま寝息を立
てて眠りに落ちてしまった。
眠りの邪魔をしないように離れなければと分かっていたが、クロノは動かずフェイトの寝顔を見
続けた。
もう少しだけ、こうして繋がっていたかった。
ちょい今更だが
>>513の赤ちゃんヴィータにワロタw
シャマルの声優やらゲンジ○やらブラボーやらバルバトスやら、全部分かるネタばかりで腹筋崩壊www
でもやっぱ全力SLBvsバルバトスが最高過ぎた!GJ!!!
翌早朝、まだ静かな街の中を二人は歩んでいた。
自宅までの距離は少々あるが、時間に余裕はあるためゆっくり歩きで帰ろうということになった
のだ。
デートの始まりの時のように並んで歩く二人。違うのは、あの時はほとんどしゃべらなかったが
今朝は会話が弾んでいる。
「六課のみんなになにかお土産買えばよかったかな」
「別に旅行に行ったわけじゃないんだからいいだろ」
「うん。だけどなのはもはやても最近お休み取れてないから、私だけ悪いかなって」
「そこまで気を使うこともないだろう。どうしてもそう思うなら、なにかデートにつけていけそう
なアクセサリーでも送ればいい」
「そうだね」
太陽が地平線から顔を出しており街は十分明るくなっているが、人気はまばらである。
「次のデートはいつごろにしようか」
「もう次の話か? 気が早すぎるぞ」
「だって、クロノがどんなデートをしてくれるか楽しみだから」
「あんまり期待されても困るんだが……。どんなデートをするにしろ、もうあまり君にお酒は飲ま
せないからな」
「うっ……ごめんなさい」
クロノを足を止めてフェイトを軽く睨んだ。
「謝るということは、意識があったということか」
「…………ちょっとだけ」
「昨日は楽しかったが、あれだけはやりすぎだ」
「本当にごめんなさい」
「二人きりの時はいくらでも甘えさせてあげるから。だから」
うなだれているフェイトに手を伸ばす。
「人前では、これぐらいにしておいてくれ」
その華奢な手を握った。
それは、昨日クロノとフェイトがやろうとしてどうしても出来なかったこと。
朝早いといはいえ全く人気が無いわけではなく、自分は今ずいぶんと赤い顔になってるんだろう
な、と思うクロノ。
少なくとも次のデートまでに、赤面しないように訓練しておこう。どんな訓練すればいいのか見
当もつかないが。
「……ほ、ほら、行くぞ」
「あ、うん」
どんどん恥ずかしくなってきて、気を紛らわすために足早に歩き出すクロノ。フェイトも慌てて
ついてくる。
繋いだ手が少しだけ強く、でも柔らかく握り返された。
早朝の気持ちいい空気の中、いつまでたっても初心な恋人達は恥ずかしそうに、しかし幸せそう
に家路を目指していた。
終わり
余談
出勤したフェイトが見たものは床に正座させられ、どこから調達してきたのか書道机で反省文
を書かされている親友達の姿であった。
「えっと……」
とりあえず、一番適切に説明してくれそうなティアナに訊いてみた。
「これ、どういうこと?」
「昨日の昼頃、お二人がいきなり模擬戦をやるとか言い出して、その余波で訓練施設が壊れちゃっ
たんです」
「なんで急に模擬戦なんか?」
「分かりません。それで反省文百枚提出だそうです」
それは反省文の域を通り越して短編小説ではないか、と思うフェイト。
「あかーん! もう謝る表現が思いつかへん!」
「うう、残り全部ごめんなさいで埋めちゃいけないかな」
「その場合、三百枚に増やすぞ」
「…………悪魔め」
「悪魔でいいぜ。悪魔らしいやり方で反省してもらうからな」
どこかで聞いたやり取りをするなのはと監督役のヴィータ。隣のはやては今にもちゃぶ台返しを
強行しそうな怨嗟の籠った目つきで紙を睨んでいる。
「そういうわけでテスタロッサ」
もう一人の監督役であるシグナムが、書類の束を抱えてやってきた。
「主はやてが書き終わるまでの間、隊長の仕事を代行でお前に任せるとのご命令だ」
「ええ!? こういう場合はグリフィスがやるんじゃ……」
「ご命令だ」
「でも……」
「ご め い れ い だ」
無理やり書類を押しつけてくるシグナム。その顔には微妙に憐憫がの情が浮かんでいる。
「今回の件については、お前にも原因の一割ぐらいはある。犬に噛まれたとでも思って諦めろ」
「私に原因?」
「まあ、分からんだろうな」
もう一度同情の眼差しでフェイトを見て、シグナムは去っていってしまった。
仕事の量にため息が出そうになる。これに加えて、自分本来の仕事もあるのだ。
(今晩は徹夜かなぁ)
出勤早々萎えそうになる心に活を入れるべく、フェイトは自分の頬を軽く叩いた。
次の休みまでの活力は、昨日もらっている。一日二日の徹夜ぐらいは平気なほど十分に。
「よし、今日もお仕事がんばろう!」
そしてまた彼女の日々が始まる。
「あ、フェイトちゃんフォワード陣の戦闘訓練もお願いね」
「それも私なの!?」
609 :
サイヒ:2007/08/27(月) 22:26:30 ID:Nt7wixZa
以上です。
今回のNG劇場。
「デートの始まりが満員電車の中で痴漢プレイてどないやねん!」
「あうっ!」
「それだけやない! 遊園地行ったら観覧車の中で! 公園行ったら木陰で! 映画館行ったらト
イレの中で! ところかまわずヤりすぎや!!」
やりすぎなのは俺の方なんで修正。
次は前も言ったとおりユーなのかゲンはや、さもなくばいつもどおりのクロフェ。書きあがったもん勝ち。
でもぼちぼち陵辱とかも書いてみたい。やるならカリムかチンク姉あたりで。
リアルタイムGJ!!
>>609 非常にGJ!むしろもっと遣りすぎでもいいです!甘いクロフェ分補充完了〜
>>今回のNG劇場。
すみませ〜ん。次回はこのネタで書いて貰えないでしょうか〜
「教導官の爛れた逢引」とか『悪魔と淫獣のワイルドライフ』とかのタイトルで
事故で密林ばっかりの未開な世界に来てしまったなのはとユーノ
サバイバル生活を送るうちに二人の野性が目覚める
ユーノ「アアア〜〜」
なのは「素敵なの!ユーノ君」
ユーノきゅんがなのはさんに犯されちゃう!!11123!!!
>>609 激しくGJ!!!&敬礼!!!
フェイトちゃんが可愛いなぁハァハァ。
>>609 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これはエリオ……じゃなかったエロイ!!!
>やるならカリムかチンク姉あたりで。
期待して待つ。
全裸で
カリムか・・・少ないよなカリム物って
というより無いな
>「…………悪魔め」
>「悪魔でいいぜ。悪魔らしいやり方で反省してもらうからな」
くそっ不覚にも笑ってしまったw
カリムは6課の落日でちょっとある(保管庫参照)
それよりシャッハさんを……脳筋シスターを!!!
あぁ
でもそれたったの4、5行だったな・・・陵辱系だったからいいけど
忘れてた。連投でスマン
>>609 GJでした!いやー甘い甘い。
クロ×フェイいいな…エイミィ?なにそれ食えるのって感じのマッチングだなぁ…
>>613 その昔、「青い珊瑚礁」って映画があってなぁ(ry
>>623 ぐぐって納得した!そんな内容は大好物です!
フェイエリはやはりいいな…
ワイルドライフで魔法変態リョリョカルを思い出してしまったw
>>322 亀レスだがGJ!
フリード擬人化を待ちわびていた俺としては続きが気になってたまらん
そろそろ次スレに行くときかな?
次スレは480KB前後になったときで
500KBまであと70KBだから、ぼちぼち準備開始ぐらいでは?
スレタイでも考える?
必要ないだろうけど・・・
スレタイ考えるより、リンクとか、ルール?とかをまとめるほうが良いのでは?
リンク先のスレも次スレに進んでるかも知れないし。
ここはカレルとディエラが出来た時の話を…
とりあえず流血上等戦闘SSキボンヌ
638 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 19:05:26 ID:c/S1IWx8
ユーノ、なのはが駄目でも
すずか・ファリン編
アリサ・イレイン編
はやて・ヴィータ編
スバル・ギンガ編
2番目無理矢理だが充分二代目恭也とらハ4状態出来るからいっか
とか浮んじまったんで懺悔してこよ
いい加減さ、エロと非エロで分けるほうがいいんじゃね
非エロ多すぎて鬼畜ネタ書けない雰囲気が確実にあるだろ、近頃はエロ小説スレに見えん
俺はちゃんと前置き書けば別にどうでもいいと思うが…
まぁここの非エロ率の高さは確かに異質ではあるけどね
他スレは非エロなんて投下しようものならスレ違いとフルボッコだしなw
まぁでももう1年以上まえからの本当に今更の話だから別にこのままでOKだとは思うけどね
現状維持が安全かなぁ。
分けたら保管庫の管理人さんの方にも負担かかりそうだし。
でも、流れや雰囲気は確かに大事だと思うよ。
いくら、書く自由、書かない自由、見る自由、見ない自由があるといってもこうも
非エロ率が高いと前置きをしても書きにくいんじゃないかな?
>>640に同意。
それに微エロとかもどっちに投下すべきか悩まなくて済むし。
>>643 なら次のヤンデレなのはさん投下した後が鬼畜ものの絶好の投下タイミングだね!
鬼畜でもスカトロでもなんでも投下おk
まあ、来る物は拒まずがこのスレの基本と言えば基本だしね。
けどやはり分けた方が良い気もするな。
>>648 こことは状況が違うけど
某ゲームのエロパロスレで陵辱系VS純愛系が対立してスレ別けたけど
同じ作品で2つもスレ作っちゃ駄目とかで消された気がする。
個人的には投稿前の注意書きで十分だと思う
初期の頃から今のスタイルでうまくいってたのに何故に変える必要があるのか理解に苦しむ。
1期から2期、2期から3期へと間が空いた間にも、このスレが残り続けていたのは、
どんな作品でも気にせず投下できたこの雰囲気があったからこそだとなぜ気付かない?
>>650 餅つけ。
(保管庫最新4スレ分)
21スレ
総数 25 エロ14 非エロ8
20スレ
総数 23 エロ8 非エロ15
19スレ
総数 15 エロ7 非エロ8
18スレ
総数 33 エロ11 非エロ12
(旧保管庫初期)
4スレ
総数 19 エロ5 非エロ13 ギャグ1
3スレ
総数 19 エロ7 ハード1 非エロ11
2スレ
総数 19 エロ12 非エロ7
最近の傾向としては、短編SSはたしかに圧倒的に非エロが多い。(例えば20スレの短編は全て非エロ)
しかしながら、長編を見てみるとほぼ半数以上がエロ有りの内容となっている。
短長編含めた総数におけるエロSSの絶対数は、初期に比べてもそう不満がるレベルではないんじゃまいか?
654 :
651:2007/08/28(火) 22:00:16 ID:OREN3S1R
あ、21スレの統計ミスった。総数は25じゃない。23だった。せっかくなので載せとく。
21スレ
短編 9 内、エロ3 非エロ6
長編 14 内、エロ11(凌辱1・一部エロ3・微エロ1含む) 非エロ3
総数 23 エロ14 非エロ9
俺的には分けないでほしいな。注意書きで充分かと。
非エロばっかでエロ物が書けない雰囲気ねえ・・・そんなのあるんだろうか
確かにここ最近っていうかStS始まったあたりからのエロ物の数は確実に減ってるけど
でもそれで鬼畜ネタとかも増えるというのなら分けてもいい気がするが・・・
まぁ分けるメリットをあまり感じないのは事実だな。
分けた先に待ってるのは過疎だけだし…
非エロからエロ展開を想像して抜ける俺としては、むしろ歓迎したりとか。
あと、非エロばっかりだったらむしろエロを載せる事に燃える職人さんがいる…はず!
正直なところスカトロとかそういう過激な奴とは言わないが
陵辱みたいなエロを書きたいと思ってる人が居るんだろうか、需要はあるんだろうけど
私は凌辱モノは嫌いだが、貴方が凌辱モノを書く権利は命に代えても守る
何か見たこと有るな、と思ってググったら吹いた
元は民主主義を端的に示した言葉なんだが、妙に嵌ってるなw
俺的には分けないで欲しい。
エロと非エロの判断が面倒だし、過疎化の原因にもなったりとリスクも大きいし。
今まで上手くやっていけてたんだから無理に変える必要も無いとおもう。
一本出来て書き込もうかな〜と思ってここに来たら
とても書き込めるような空気じゃありませんね。
ここは出直して新スレが立った後で投下した方が良いでしょうか?
ちなみにエロか非エロかでスレを分ける必要は無いと思う派です。
>>666 誰がされるのか聞きたいところだが、楽しみはとっておこう
>>667 なんだってぇ
しかし、強制はできない。投下楽しみにしてるから
246!246!
悩みましたが当たって砕けろの理論でとりあえず投下させていただきます。
・鬱です
・救いが無いです
・ユーノが死亡した事が原因でなのはが病んだ上に狂気化します
・ぶっちゃけ死傷者多数(中には酷い死に方する人も…)
・エロ無し
と言う事で…では
「大変だー! スクライア司書長が…。」
「へ? ユーノ君がどうかしたの?」
「スクライア司書長が…事故で死んだ!」
「ふ〜ん…そうなんだ………………………って………えええええええええええ!?」
ユーノが死んだ…。珍しく無限書庫から出て、現場で遺跡発掘作業をやってる最中に
地盤が崩れ、落盤の下敷きになってしまった。不意の事故で防御魔法も間に合わなかったのだと言う。
なのはには信じられなかった。どうせ自分を驚かせる為の嘘なんじゃないかと思った。
誰か自分を良く思ってない人がユーノが死んだと言う嘘を付いて自分を困らせようとする企みでも
あるんじゃないかと思った。しかし…ユーノが死んでしまった事は事実だった…。
「高町一等空尉ってスクライア司書長と付き合ってるって本当ですか?」
「ハハハ、別に私とユーノ君はそんな関係じゃないよ。」
「私の嘘吐き…。」
ユーノがいなくなってなのはは初めて自分の本心に気付いた。
確かにそれまでだってなのははユーノの事が好きだった。しかし…それもあくまでも友達としての話。
そこまで浮いた関係では無い…………………と思っていた…。だが…心の底では違った。
なのははユーノを愛していた。この世の誰よりも…。恐らく今までユーノがいつも
すぐそこにいるのが当たり前な状況だったからこそなのはもその本心に気付かなかったのだろう…。
皮肉にもユーノが亡くなってしまった事がなのはにユーノを愛する本心を気付かせたのである。
「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…。」
「う…う…ユーノ君…。」
葬式の間…坊主のお経や木魚の音が鳴り響く中…なのはは涙が止まらなかった。
どうしてこの気持ちにもっと早く気付かなかったのだろうか…
なのはは自分が許せなかった。しかしそれももう遅い…
ユーノはなのはの手の届かない遠い遠い場所へ行ってしまった…
ユーノが亡くなって以来、なのはは抜け殻の様になってしまった。
訓練の時にもまるで死んだ様な目で明らかに身が入っておらず、
模擬戦の時にもスバル&ティアナに逆にやられてしまう始末…。
しかし…それだけダメージを受ければなのはだって撃ち返す…と思ったら…
そうする事無くその場に倒れ込むのみだった。
なのはが抜け殻の様になってしまった事は機動六課にとって大事件だった。
フェイトやはやて達が何とかなのはを元気付けようとしていたが全く上手くいかない。
なのは本人を除く機動六課の面々で良く話し合った結果…なのはに休暇を与える事になった。
休暇の中でゆっくり心の傷を癒してもらう…。長い間休んでいれば逆に仕事をしたくなるのでは無いか?
機動六課の面々はそう考えていた。だがそれは甘い考えでしか無かった。
ユーノがなのはにとってどれだけ大きな存在なのか理解出来ていなかったのだから…
「ユーノ君…。」
なのはは自室のベッドの上で蹲り続けていた…。そしてアルバムを手に取り、
ユーノの写った写真をじっと見つめるのである。その写真にはユーノがまるで
生きているかのように活き活きとした姿で写っている。だが…ユーノはもういない。
それがなのはにとって心苦しく胸が痛かった…。ユーノが恋しい…。
今までは別になんて事は無かったと言うのに…ユーノがいなくなった途端に
ユーノが恋しくなって恋しくなってたまらない…。しかしなのはがどんなに
恋しく苦しんでもユーノが生き返るワケが無い。それがなのはをますます苦しめた。
「そう言えば…ユーノ君と会ってもう10年にもなるんだよね…そう考えると長い付き合いだよね…。」
なのははユーノの写った写真に対してそう話しかける。そしてその10年前の事を思い出していた。
初めてなのはがユーノと出会った時、ユーノはフェレットの姿をしていた。
当時は言葉を喋る不思議なフェレットだと思っていただけに…実は人間だと知って驚いたのも良い思い出…
だが…そこでなのははある事を思いついてしまうのである。
「そ…そうだ…使い魔を作ろう! 可愛い可愛いフェレットさんの使い魔…。
そしてとびっきりユーノ君にそっくりに作るの!」
ユーノが亡くなってしまったショックで気が動転してしまったのだろう…
なのははフェレット型の使い魔を作ってそれをユーノの代わりにしようと考え付いてしまった。
だが、今の事を冷静に考えられなくなったなのはにとってそれが最も最良な事だったのかもしれない。
そうでなければユーノ禁断症状で気が狂ってしまうのだろう…。だが…
「違う…。顔も性格もユーノ君に似てるけど…やっぱり違う…ユーノ君じゃない…。」
なのはが作ったフェレット型使い魔は会心の出来だった。
フェレット型状態も人間型状態もユーノに瓜二つであるし、頭も良い。
なのはが作った使い魔のわりにユーノの様に支援魔法も得意だし、
プライベートにおいてもなのはを献身的に世話してくれる。
他の者からみれば悪い点など何処にも無い様に見えるだろう…
しかし…なのはには不満があった…
「やっぱり…これはユーノ君じゃない…。」
なのははあのプレシア=テスタロッサがフェイトに満足出来なかった理由…そしてその気持ちが分かった。
きっと…プレシアも今の自分と同じ気持ちだったに違いない…。あの時はフェイトの母親…
としか認識してはいなかったが…今考えると実に親近感が沸いて来ていた…。
なのははユーノそっくりのフェレット型使い魔に乱暴を振るい…虐待する様になった。
プレシアがフェイトの身体を鞭で打った様に…
「ハハハ! 今ならプレシアさんがどれだけフェイトちゃんを憎んだか分かっちゃうから不思議だよね!」
フェレット型使い魔がユーノにそっくりだった事がなのはには鬱陶しく、憎らしくなった。
ユーノであってユーノで無い存在…本物のユーノの存在を穢すフェレット型使い魔が憎い。
なのはの心の中にはもうユーノへの愛とフェレット型使い魔への憎悪しか無くなっていた。
なのははレイジングハートでフェレット型使い魔を何度も殴って殴って虐待した…
だが…フェレット型使い魔はなのはを憎む事は無かった。
自分が何かなのはを困らせる様なミスをしてしまったから怒っているに違いない…
だから今なのはがやっている事もそれを理由にしたお仕置きに違いない…
フェレット型使い魔はそう信じて疑う事無く、なのはの虐待を受け続けた。
なのはの暴力を…虐待を受けてボロボロになってもなおフェレット型使い魔は
なのはを憎む事無く献身的に身の回りの世話をし続けた…。
だが…それがなのはにとって鬱陶しく…憎らしかった。
しかしなのははフェレット型使い魔に対してどんなに暴力を振るっても…虐待をしても…
殺し…抹消する様な事は無かった。なのははフェレット型使い魔に怒りをぶつける事で
しか自我を維持する事が出来なくなっていたのである。
フェレット型使い魔がいなければ…きっと他の関係ない人を傷付けてしまう…。
今のなのはに辛うじて残った良心による物だった…。だが…それも長くは続かなかった。
「そうだ…アルハザード…。」
あのプレシア=テスタロッサも自身の娘であり、かつフェイトのオリジナルでもある、
アリシア=テスタロッサを蘇らせる為に生死さえ超越した技術を持っていたらしい
アルハザードと言う名の世界を捜し求めていた事をなのはは思い出した。
「アルハザードに行って…ユーノ君を蘇らせれば…。」
なのははそのアルハザードが何処にあるのか分からない。普通ならそこで諦めるのだが…
今の冷静な判断の出来ないなのはにはそこまで考えられなかった。
次の日…なのはは辞表を提出した…
「なのは待って! 落ち着いて! 今ならまだ間に合うよ!」
「そうですよなのはさん! どうしてなのはさんが辞めなきゃならないんですか!?」
機動六課の面々はなのはの管理局退職を必死に止めようとした。だが…止められなかった…。
「私にはやる事があるから…。」
「!!」
その時のなのはの目は今までの「優しいなのはさん」の目では無かった。
まるで何かに憑り付かれてしまった様な…「悪魔の目」になっていたのである…。
管理局を辞め…ミッドチルダからも離れたなのはは旅に出た…。
そしてありとあらゆる世界を放浪し…アルハザードへの道の手がかりになりそうな物…
もしくは命を蘇らせられる様な代物を探した…。途中、路銀が少なくなれば…
首に賞金のかけられている指名手配者でも得意の魔砲で倒し捕まえ…
その世界の政府から賞金を貰うと言う賞金稼ぎまがいの行為もやるようになった。
マフィアが経営する非合法地下ショーで魔法を披露して日銭を稼ぐ様な事もした…。
これらはかつてのなのはならば絶対に許さない事だったかもしれない。
しかし…今のなのはにとっては何でも無い事だった。全てはユーノを蘇らせる為なのだから…
中々手がかりは見付からず…放浪生活も楽では無かった。しかしなのはは希望を捨てなかった。
アルハザードを見つけて死んだユーノを蘇らせ…何処かの世界で静かに暮らす…。勿論子供も作って…
なのはの頭にはそれしか無かった。ユーノの為ならなのはは何だって出来た…。
「み…見付けた…これがあれば…きっと…。」
長い長い旅の果てになのはは見付けた…。アルハザードは相変わらず見付からなかったが…
とある無人の世界であのジュエルシードに匹敵するかもしれない強い力を持った
ロストロギアをなのはは発見したのである。このロストロギアの力ならば死者さえも
蘇らせる事が出来るかもしれない…。そうでなくてもアルハザードを見付ける為の
手がかりにはなるはず…なのはの心は胸躍った。
だが…そのロストロギアはあのジュエルシード同様に次元震を起こし得るリスクも抱えていた。
無論時空管理局もそれを嗅ぎ付けてロストロギアを回収に局員が派遣されて来るのだが…
「私の邪魔をするな…。」
なのははまるで悪魔のように冷徹に非殺傷設定をOFFにした魔砲で
ロストロギアを接収しようとした局員達を撃ち殺していた。
今までのなのはならあり得なかった事…。しかし今のなのはは違う。
相手が首に賞金のかけられた賞金首であるとは言え…既に何人も撃ち殺し…殺めて来たのだ。
今更人を撃ち殺す事に躊躇などしなかった。全てはユーノ復活の為に…
ユーノを蘇らせる為になのはは鬼となったのである…。
かつて時空管理局のエース・オブ・エースと呼ばれたなのはがロストロギア回収を妨害し、
あろう事か局員を殺してしまった事実は管理局を震撼させていた。
「それは本当になのはだったんですか?」
「ああ…随分雰囲気は変わっていたそうだが…確かにあれは高町なのはだったそうだ。」
「そんな…。」
とある名無し上級局員からの報告にフェイトは唖然としていた。
フェイトには信じられなかった。ある日突然管理局を去ったなのはが
まさか次元震を起こしかねないロストロギアを奪取して管理局に牙を剥くなど…
「どうして…どうしてなのはが…。」
「彼女も所詮は人の子だったって事だろう…誰だって強い力を自分の物にしたがるのは当然の事だ。」
「そんな! なのははそんな人じゃありません!」
「じゃあこの現状はどう説明すると言うのだ!? とにかく…高町なのはを逮捕して
裁判にかけなければならない。かつては管理局のエースと呼ばれた彼女も…
今では一犯罪者に堕ちてしまったのだからな…。」
管理局はなのはを逮捕する為に、武装隊の中でも特に名うての強者を選りすぐった
精鋭の高町なのは逮捕隊を組織して送り込んだ。が…彼等は帰って来る事は無かった。
何故ならなのは一人に皆殺しにされてしまったのだから…。
今のなのはは管理局にいた頃のなのはでは無い…。局にいた頃は…局の命令で
力を常に抑えておかなければならなかった。故に本来の半分の力も出せずにいたのだが…
今のなのはは違う…。自分の力を存分に振るう事が出来る。
だからこそ管理局の精鋭を集めた部隊だろうが何だろうが敵では無かった。
「どうして皆私の邪魔をするのかな…ただユーノ君を蘇らせたいだけなのに…。」
その後も管理局は次々武装局員を送り込んだが…その都度犠牲者が増えるだけだった。
だがそれでも管理局はなのはを野放しには出来なかった。今なのはの手にある
ロストロギアは次元震を起こして世界の一つや二つ楽に消滅させられ得る力を持っているのだ。
その後…様々な刺客が送り込まれたが皆なのはの敵では無かった。
管理局が裏で殺し屋を雇ってなのはを殺させようとした事もあったが…それも徒労に終わった。
死刑囚に「こいつを殺せば無罪放免で自由の身にしてやる」と丸め込んで
なのはに向かわせた挙句、結局殺されて死刑にする手間が省けた…なんて事もあった。
いい加減、力ではどうにも出来ないと悟った管理局は新たな手に出た。
『大人しく投降しなさい! 君のご両親も泣いているぞー!』
「なのはー! 一体何をやったのかは分からんが…とにかく自首するんだ!」
「なのはー! どうしてそんな事になってしまったと言うの!?」
管理局が取った手段はなのはの両親の協力を得た説得だった。
なのはの父、士郎と母、桃子が真剣に泣きながらなのはに問い掛けていた。
確かに自分の子供が犯罪者になるなど誰だって悲しむと言う物だ…が…
「うるさい黙れ…。」
次の瞬間、なのはの人差し指から放たれた魔砲が士郎と桃子のそれぞれの心臓を貫いていた…
なのはは自分の両親さえ殺した…。これは誰もが信じられない事だった。
流石のなのはも相手が家族ならば怯むかもしれない…その怯んだ隙を突けば勝機はある…
そう信じていた管理局にとって余りにも衝撃的な事実だった…。
なのはは表情一つ崩さず、悪魔の様に冷徹に躊躇無く両親を撃ち殺したのだから…。
ついに機動六課がなのは逮捕の為に動き出していた。
そして久し振りになのはと対面するのだが…かつての面影の欠片も感じさせない
悪魔のごとき変貌を遂げていたなのはの変わり様に愕然としていた…。
しかし…それでもフェイトはなのはに問い掛ける。
「なのは…何故…そんな事をするの…。」
「皆こそ放っておいてよ…私はこのロストロギアでアルハザードを見付けて…
ユーノ君を蘇らせて一緒に暮らしたいだけだから…。」
「な…。」
なのはの目的を知った時…誰もが声が出なかった…
「そ…それだけ…それだけの為に…一体何人の人が殺されたと思ってるの!?
それに…アルハザードって…。」
そう…それはフェイトにとって忌むべき記憶…。プレシア=テスタロッサも求めた場所なのだから…
かつてプレシアの野望を何とかする為に戦ったなのはがまさかプレシアと同じ道を
歩もうとする事にフェイトは信じられなかった…。特にユーノ一人を蘇らせると言うだけの
理由でこの様な事を起こしてしまった事が…
「なのは…たった一人の人間を蘇らせたいと言うだけの理由で…大罪人になろうと言うの!?」
「うん。」
「…………!!」
躊躇する事無くあっさり即答したなのはにフェイトは呆れと唖然の混じった顔になった。
そして信じられなかった。なのはにとってユーノの死はなのはをここまでさせる物だったと言うのか…。
なのはと最も親しい人間は自分だと信じていたフェイトにとって余りにも信じがたい事だった。
「もう放っておいてよ…私が何処へ行こうが勝手でしょ…?」
「それは出来ない! 何故なら私達はなのはを逮捕しにここまで来たのだから…。」
「そう…なら…死ね。」
機動六課はなのはに攻撃を仕掛けた。しかし…相手がかつては親しい仲であった事もあって
皆本気を出して戦えなかった。ここまで来てもなお説得を続けようとする者もいたのである。
すまんが南無阿弥陀仏で噴いた
「こんな事はやめて投降して下さい! 私はなのはさんを傷付けたくないから!!」
「おかしいな…どうしちゃったのかな…。私を説得したいのは分かるけど…
今の私は『優しいなのはさん』じゃないんだよ…。貴女達とは敵同士なんだよ…。
互いを敵として戦う様な状況になってもなお説得するような振りするなら…
戦う意味無いじゃない…。ちゃんと真剣に掛かってこようよ…。
ねぇ…私の言ってる事…私の考え方…そんなに間違ってる?
少し…地獄に堕ちてもらおっか…。」
「!?」
次の瞬間…なのはの眼前にまで銃を突き付けておきながら、説得しようとする
情けを見せてしまったが故に…ティアナは消し炭にされてしまっていた…
「ティアナァァァァァァァ!!」
周囲にスバルの悲鳴が響き渡った。
ティアナが殺された事でやっと皆は本気を出した。その中でも特に激怒していた
スバルがなのはに殴りかかった。
「なのはさん! よくも! よくもぉぉぉぉぉぉ!」
なのはが管理局を辞めた後も皆独自に技を磨いて来たのだろう…。
確かにあの時より格段に強くなっている…。だが…なのははそれ以上に強くなっていた。
そして…例えかつての仲間であろうとも…躊躇無く殺す事が出来た。
スバルが第二の犠牲者となった…。スバルの身体は忽ち鉄クズと化し…
頭脳であるAIチップも踏み潰されすり潰された…。
それはもはや戦いでは無い…一方的な虐殺だった…。
エリオとキャロは二人同時に串刺しにされ…フリードに突き付けられた挙句…
原型を留めない程グチャグチャに切り刻まれた…。
「見損なったぞ高町なの…うあぁ!!」
「それが…どうかしたの…? ヴィータちゃん…。」
「あああああ!! ヴィータぁぁぁ!!」
はやて&ヴォルケンリッターもやられた…。しかもはやてを潰せばヴォルケンリッターも
揃って消滅すると言うのに…逆にヴォルケンリッターの四人を一人一人潰して…
はやての心を挫かせた挙句にトドメを刺すと言う陰湿な物だった…。
「あとは…フェイトちゃん一人だけだね…。今思えば…こうして一対一で戦うのも…久し振りだね。」
自ら築いた屍の山の上で…なのはは最後に残ったフェイトの姿を横目で見ていた。
「も…もう許さないから…。い…いくらなのはが相手でも…。」
これだけされてフェイトが怒らないはずがない。ついに最後の戦い…。
どっちが泣いても笑おうともこれで最後なのである。
フェイトはザンバーフォーム全開でなのはに斬りかかった。
今のなのははフェイトであろうとも殺すだろう。本気の本気でかからなければ殺されるからだ。
しかし…なのははレイジングハートでフェイトの両腕ごとバルディッシュを弾き飛ばしていた。
「これで…お終い。」
フェイトが両腕を切り落された痛みを感じるより早く…なのはの指先から放たれた魔砲が
フェイトの首から上を消し飛ばしていた。が…
「あ…!」
次の瞬間なのはの心臓にバルディッシュの刃が突き立てられていた…
先程弾き飛ばされたのがブーメランの要領で戻って来てなのはの背中に刺さった様子だった。。
「あらら…私も死んじゃうんだ…。」
胸にバルディッシュが貫通されたままなのははその場に倒れ込んだ。
しかし…なのはは死を恐れていなかった。
「ユーノ君…もうちょっと待っててね…すぐにユーノ君の所に行くから…。」
こうして永遠の眠りに付くなのはだが…余りにも罪を重ねすぎた…。
「ユーノ君! 今行くよー!」
なのはは笑っていた。自分が地獄へ堕ちて行っている事も知らずに…
「…と、以上がミッドチルダ三大悪女の一人に数えられる高町なのはに関してです。
これ今度のテストに出ますよー!」
「ハーイ。」
おわり
最後の最後まで鬱&救いが無くてすんまへん
>>672>>681 鬱要素あったかね?
コメディに近いものが・・・
>「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…。」
>「う…う…ユーノ君…。」
>葬式の間…坊主のお経や木魚の音が鳴り響く中…なのはは涙が止まらなかった。
フェレットもどきの遺影とミッドチルダの仏教にワロタ。
>「ハハハ! 今ならプレシアさんがどれだけフェイトちゃんを憎んだか分かっちゃうから不思議だよね!」
嬉々としてフェレットもどきもどきを虐待しているなのはさんの姿にワロタ
>流石のなのはも相手が家族ならば怯むかもしれない…その怯んだ隙を突けば勝機はある…
>そう信じていた管理局にとって余りにも衝撃的な事実だった…。
管理局の姑息な手段にワロタ
面白かったので超GJさしあげます。
どんなテストだwww
しかし、GJ
何故だろう。どう考えても鬱な話なのに、笑いしかおこらねぇw
685 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 00:30:13 ID:+JQf9nOC
>>680 Namelessとは違った形の鬱展開GJ!!
今は鬱祭りか!?
最後の戦い振りは正に真の悪魔だった…しかも誰も生き残らず(恐
このなのはさんたとえ地獄に堕ちても執念で司書長の所まで這い上がるか引き摺り込みそうで更に怖い元々オソロシイし
だがこれだけやられて管理局もう機能してないだろーな
>>ミッドチルダ3大悪女
他の二人誰だろ
>>685 「金色夜叉」F・T・Hと「チビ狸」H・Yだろ?
もう一人はドゥーエかクアットロか。
せっかくだからユーノ(偽)とフェイトの邂逅とか
なのはが機動六課と戦うことになることがわかって、
一瞬元の哀の表情を取り戻すが、
それを感じ取ったユーノ(偽)が初めての反抗としてなのはを止めようとするが、
あっけなく魔砲を喰らう。
なのはがフェイトと相打ちで地獄に落ちるとき、
なのはが最後に目にしたのがユーノ(偽)が泣きながらなのはの手を握ってなのはの顔を覗き込んでいるところだった。
なんて想像をつい付け加えてしまった。
690 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 01:09:08 ID:urCQUt7B
〜なのはStrikers 収録スタジオにて〜
「ハイ!OK!おつかれさまでーす」
「ほっ・・・おつかれさまでしたー!」
メガネの少女、クアットロがスタッフに向かって笑顔をむけた。
一人ひとりに丁寧に挨拶をした後、スタジオの隅で水分をとりながら今日の収録のことを思い返す。
『今日もいやなセリフいっぱいあった・・・あんなことばっかり言ってたら
きっと視聴者の皆さんにもいやな奴だって思われてるよね・・・私もフェイトさん
みたいなみんなから好かれる役をもらいたいな・・・』
事実彼女に送られてくるメッセージの多くは「メガネ死ね!!」とか「クワトロイラネ」
などの罵詈雑言に満ちたものが大半であった。
「はあ・・・」誰にも聞こえないようにため息をつく。
『でも、せっかくもらえたレギュラーなんだ。頑張ろう!』
―何かが足に当たった。見ると小さなキャンディーが転がっている。
691 :
2/3:2007/08/29(水) 01:19:24 ID:urCQUt7B
「・・・あ」
少女と目が合った。
「ヴィヴィオちゃんの?はい、もう落っことしちゃダメよ。」
できるだけ優しい笑顔を作ったはずだった。なのに。
「びええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
火がついたように泣き出すヴィヴィオ。その声に主役の高町なのはが飛んでくる。
「大丈夫だからね。」
泣きじゃくるヴィヴィオをなだめる。ひとしきり落ち着いた後。
「ねえ・・・あんたさあ、あんな小さい子のお菓子取り上げて楽しいの?最低だね。」
「そんな・・私はただ・・・」
「は?口答え?いいんだよ、別にあんたいなくても後はCGでなんとでもなるし。青い犬さんみたいになりたい?」
「・・・すいませんでした・・」
そしてひとしきり厭味を言われた後解放される。
>>681 イヤアアアアアアア
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
でもワロタwwwwww
しかも困ったことに、プレシア化したなのはが途中で人造使い魔ユーノ(通称『ユーノ(偽)』)に救われて、それがキッカケとなって愛し合ってついに2人の間に新しい命が!
などと期待をしてしまうような展開。
なんという職人だ!
>>690 クアットロ……(泣
彼女のようなキャラクターが居たおかげでナンバーズの多様性が表現できたんで感謝してますよ。
おかげでオレはディエチたんハァハァさッッ!!
南無阿弥陀仏に吹いた人間がここにも居ます。
694 :
3/3:2007/08/29(水) 01:34:45 ID:urCQUt7B
「エリオ君、キャロちゃん。次のお休みにお姉ちゃんと一緒にドライブいこっか?」
「ねーティアー、今日ご飯食べて帰ろうよー。」
「あー、それええな、今度私にも買ってきてくれるか?」
収録が終わり、緊張が解けたスタジオ。気がつけばみんな、思い思いに談笑している。
彼女の周りには誰もいない。
『いつものこと・・・だもんね・・・』
楽屋に向かうと中からナンバーズの子達が出てくる。
「あっ、おつかれ・・・みんなどうしたの?」
「ディエチがこの近くでうまいベルカ料理を見つけたそうだ。これから食事に行く」
「えっ、ま、待って今すぐ私も・・・」
「悪いけどさー、もう店に電話して11人って言っちゃったんスよねー。人気の店だから
人数増えた、なんて言ったら待つことになるっスからねー」
「・・あっ、そ、そうなんだ・・・じゃあ、私はいいから・・みんなたのし」
「じゃーねー」
11人が遠ざかる。誰も振りむかない。
『ディエチちゃん・・・そのお店、私が教えて、今度一緒に行こうね、って
約束していたお店だよね・・・・。どうして?』
sage忘れに今頃気づいた。流れ見ずに書き込んでスマナイ。
ニコ動であまりにもメガネがひどい言われようだったから書いてみました。
初めて書いてみたから変なところやわかりづらいところがあってもご容赦ください。
マナー違反・スレ汚し失礼しました。
ゆりしー思い出した
決めた!
俺、ウーノとスカリエッティの他に、クアットロを幸せにするSSを書くよッッ!!
そんなクアットロを救うユーノとか見たい。
クアットロ×ユーノとか新し杉だろ。
しかし、クアットロが姉妹の中で自らヨゴレを引き受けてると考える。
辛いがそれは姉妹の為と憎まれ役を演じるクアットロ。
それに気づいたのが陰からなのは達をサポートしてきたユーノ。
そうして始まるラブロマンスとかありか?
>>681 おつ!
基本的に前書き等フォーマットさえちゃんとしとけば作品の質関係ないと思うよ。
忌憚無き意見を書けば、語尾とか色々な要因のおかげで、鬱に見えない。
もうちょっとちゃんと落とせば上手くギャグでまとまるよw
>>703 俺ならそこにディエチを加えて両手に花状態にしたいという(ry
六課だけでは飽き足らずナンバーズにまで手を出すのかwwwww
淫獣の行動範囲&守備範囲の広さに脱帽wwwww
>>700 弱い生き物が力なく死んでゆくのをにやにやしながら見ることがクワットロさんの至上のひと時です。
つまり淫獣を嬲って楽しむクアットロさんということでよろしいですね
あのスカスカの本編でナンバーズに感情移入できるみんなの心の広さに感動した
これが愛の力か
そうだ!
それが作品に対する愛なんだ!
そして愛ゆえに人は苦しみ、そして成長するんだ!!
決して近代ベルカ式作画に負ける我々ではない!!!(血涙
>>707 なるほど!クアットロさんの行動がよく判ったぜwww
712 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 07:40:07 ID:6i78ALr6
ユーノ×番号ズ・・・
ナンバーズていつごろから完成したんだろ
6年前の事件より前にユーノがスカ一味にとっ捕まり心身改造されて誰かの補佐(外見/印象から個人的にウェンディ辺り)に回ってるのもありか?
>>712 1〜5は10年以上前。稼動順は1,2,3>5>4。
以下6,10>9,11>7,8,12の順で稼動開始。
ただ6,10組と9,11組の稼動時期には結構差がある模様。
>>702-703 事件解決後、かつてレティ提督預かりとなったヴォルケンズのように
無限書庫預かりになるナンバーズ。
クロノ辺りに「人手不足が僅かなりとも解消して良かったじゃないか」とからかわれ
愚痴りながらも、何だかんだで彼女らに真摯に接するお人よしユーノ。
そのお人よしぶりと、無限書庫という環境を利用して反抗を企てようとしていたが、
ふと気づくとそんなユーノに好感情を抱いている事に気づき動揺するナンバーズ。
特に、情報処理能力を買われてユーノと行動を共にする事の多かったクアットロは、
ユーノに対して恋愛感情に近い物を抱いてる自身に愕然とする(理由は
>>703)
そしていつしか、ナンバーズと某6課隊長陣との間でユーノ争奪戦が展開される事になる。
こんなんでどうでしょうw
>>714 何か違う意味で管理局が壊滅しそうなんだがw
すごく・・・いいです・・・
むしろ未だにユーノはウーノのプロトタイプだとか妄想してたり
>717
あ、そんな事ゆーの?頭冷やそうか。
スカリエッティ×ユーノ
これね!
沢山のご感想ありがとうございます。
自分が出来る限りの鬱ネタだったんですが、
意外に鬱っぽくないと言う感想が多くて驚きました。
鬱ネタも奥が深いと言う事ですね。勉強になりました。ありがとうございます。
>>696 楽屋裏(?)って言うんですかなこういうの。
クアットロの悲哀が悲しくも笑えました。
あと、なのはの言ってる事がかなりシビアでガクブルです。
>>719 アッ―――――――――――!
721 :
一階の名無し:2007/08/29(水) 11:02:45 ID:z7oBnv7i
キャラスレで見かけた
10年後のエリキャロルーヴィヴィが
同じ分隊設定ってのを拝借。
というか分隊の名前をコレにしたかっただけ。
非エロですが短めですので良ければお付き合い下さい。
ではでは。
ターンA氏が来ない・・・
723 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:03:35 ID:z7oBnv7i
機動六課という奇跡のような部隊から10年。
八神はやての望んでいた過剰戦力の一点集中という手法は
既に時空管理局に浸透していた。
これは、そんな理由で組織されたある分隊の日常の光景の記録である。
エリオ・モンディアル。
時空管理局遺物管理部機動5課所属サモンナイツ分隊分隊長。
広域捜査を担当する機動5課の「切り札」であるサモンナイツ分隊を指揮する彼は
機動5課のみならず多くの隊員の羨望を集めている。
故に―――――
「死ねええええええええぇぇっっ!!!」
「撃てっ!撃てえええっっ!!!当てても構わんむしろ当てろぉぉっ!!!」
訓練をすればこのような熱い歓迎を受けるのも当然といえた。
模擬戦の相手であるB班からの攻撃ならば解る。
しかし、何故自分が指揮するA班から上記のような台詞が聞こえるのか彼には理解出来ない。
いつも通りに二方向から自分を狙って発射された光弾の間を通常機動ですり抜ける。
魔法を使うまでも無い。その程度には鍛えられたのだ。
次に誘導弾が雨の様に降り注ぐが、まるでダンスのようなステップで回避。
七秒ほどよけ続けたが隊員の数が数だ。らちがあかないので彼は自身の槍に命じる。
「ストラーダっ!カートリッジロードっ!」
『explosion!』
己の身長が伸びるのと共に調整してもらった槍は今でも彼の身長より長い。
三発分のカートリッジの魔力が槍の中で暴れ狂う。
「サンダァ・レイジッ!!!」
槍から放射状に広がった数十条の雷撃が光弾を相殺し、ようやく一息つけた。
「はぁ・・・・・・訓練内容を僕対君達に変更!
さぁ思う存分かかって来――――」
言い終わる前に5人の騎士が飛び掛ってきた。
「うわぁ、いつもの事だけどすごいね、エリオ君」
訓練をモニター越しに眺めている桃色の髪の女性が呟いた。
艶やかな髪は肩口で切り揃えられ、少し年よりも若くみえる顔を飾っている。
童顔とは対照的にその肢体は制服の上からでも解るほど豊満だ。
そして彼女の横には10年前と変わらない姿の彼女の守護竜がいた。
キャロ・ル・ルシエ。
時空管理局遺物管理部機動5課所属サモンナイツ分隊副隊長。
サモンナイツ分隊の最大の特徴である召喚士の少女である。
広域捜査を担当する機動5課においてこの分隊が遊撃部隊として活躍出来るのは
彼女ともう一人の召喚士の転送魔法のおかげである。
例えどの次元であろうが二人の召喚士による転送で駆けつける事が出来る。
724 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:04:08 ID:z7oBnv7i
「・・・・・・これで・・・・・・・・・12人撃墜」
紫の髪を臀部まで伸ばしてまとめている少女が呟く。
身長はキャロよりも頭半分程、エリオと比べると胸のあたりまでしか無い。
そして何が悪かったのか、制服に包まれるその体はとても滑らかだった。
そう、とても滑らかなのだ。
あるべき凹凸の凸が全くないという素晴らしい体がそこにあった。
ルーテシア
時空管理局遺物管理部機動5課所属サモンナイツ分隊隊員。
彼女は召喚士であるがキャロとの違いはやはりインゼクトの召喚である。
インゼクトを憑依させる事で大抵の魔道機械ならば制圧出来る彼女は
このサモンナイツ分隊において最大戦力でもあった。
彼女の活躍で多くのロストロギアを守るトラップが沈黙するのだ。
その能力や類稀なる容姿もあって、様々な部隊から引き抜きの話があるのだが
彼女はそれらを全て断っている。
モニターの中ではエリオに飛び掛った5人が飛び交う誘導弾の中で
背後をとられては首筋に手刀の一撃を叩き込まれたり、
投げられたりして一人ずつ沈黙していった。
次にかかってきた5人は突撃でまとめて吹き飛ばされる。
エリオの背後に二人の騎士がいきなり出現した、
が、次の瞬間には片方の騎士のみぞおちにストラーダの石突が突き刺さり、
もう一人は次の一撃で吹き飛ばされた。
後は後方支援の魔導師ばかりであり、彼らが放つ光弾やバインドはエリオを捕らえられない。
一方的な展開が始まった。
十数分後、訓練室からひとり出てきたエリオは疲労困憊だった。
他の隊員達は全員訓練室の床に倒れ伏している。
助けようかとも思ったが人数が人数だし、ささやかな腹いせとしてそのまま放置する事に。
たまに時間があけばこの様に他の部隊の隊員から模擬戦が申し込まれる。
最初は団体戦という形をとっていたのだが、いつからか彼が重点的に攻撃されるようになり、
今では訓練開始と同時に狙われるといういじめを受けていた。
その事を思うとついつい口から溜息が出る。
出てきたエリオを見つけて、ルーテシアとキャロがタオルを片手に駆け寄る。
「エリオ君おつ――――」
「・・・・・・エリ―――」
「おにいちゃんお疲れー!!!」
「ぐぼっ!!!・・・・・・・・・・・・」
しかしエリオに一番早く到達したのはその二人ではなく、金髪の少女だった。
丁度少女の頭部が胸の中央を強打したらしく、エリオがうずくまる。
実は今日一番のダメージだ。
「・・・・・・ヴィヴィオ。ありがとう」
ようやく搾り出した声で礼を言うと胸の中の少女はにぱーっと笑った。
ヴィヴィオ・T・H・スクライア
時空管理局遺物管理部機動5課所属サモンナイツ分隊隊員。
管理局のエースオブエースと閃光の魔女を母として育った彼女は
自身の才能を開花させ、今ではAAAランクの凄腕騎士でありエリオよりもランクは上だ。
というか、分隊の中ではエリオがAAと最も低ランクであり
彼はしばしその事で悩んでいたりもする。
今日は背まである金髪を頭の左右でまとめていた。俗にいうツインテールだ。
725 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:06:10 ID:z7oBnv7i
「今日はね?ママ達とおんなじ髪型にしてみたんだ。どう?似合う?」
「うん、すごく似合ってるよ」
微笑みかけ、頭を撫でるとヴィヴィオは猫のように目を細めてそれを受け入れた。
それを笑顔で見ているキャロといつも通りの無表情で見ているルーテシア。
だが、フリードは何かを察したように彼女達から離れていった。
「エ・リ・オ・君?」
「エリオ」
がしりと左右から両腕を掴まれた。
鍛え抜かれた歴戦の騎士であるはずのエリオが全く振りほどけない。
そのままずるずると連行される。
「汗臭いからシャワーあびなきゃね?」
「・・・・・・・・・・・・」
「あー、ヴィヴィオも洗いっこするーっ!!!」
いつも通りの展開になりそうだ。しかし常々疑問を感じていた。
20歳にもなって女の子と一緒にシャワーを浴びていいのか?
(いいわけないよ!!)
「いや、その、これいい加減やめないかな?シャワーなら僕一人であびれるよ?」
『駄目』
「いやだーっ!今日こそひとりでシャワーをっ!」
『駄目』
「僕のプライバシーとかの基本的人権は無いのっ!?」
『無い』
キャロは微笑、ヴィヴィオは笑顔、ルーテシアは無表情と
三人三様の表情だがエリオへの返答は見事にハモる。
このようにいつも通り無駄な抵抗をしてはいつも通り流されるのが彼の日常だ。
「またか!またあのモンディアルはあの三人とシャワーに入るというのかっ!!!」
「もう無理ですよぉ・・・・・・慣れたのか知りませんが
あいつ前よりも全然速くなってますし。今日なんて一発もあたらなかったですし」
「納得出来るかぁっ!!!何故アイツだけがあれだけモテるんだよっ!?」
「そういえば医務室のフィーネ先生もどうやら気があるみたいだし・・・・・・」
「それを言うなよ・・・・・・つか、それならお前が憧れてた管制のミーティアさん、
彼女もどうやら気があるみ―――」
「死ね!死ねよモンディアル!誰かやつに天誅をっ!!!」
726 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:07:10 ID:z7oBnv7i
シャワーを浴び終わり、エリオは一人男子更衣室で体を拭く。
ついつい先程の光景を思い出しては隆起しそうになる自身を少し情けなく思った。
キャロは気付いたら凄い事になっていた。
10年前は丘だったところに山が出来、谷が出来ていた。
曲線美とはこの事かという美しいラインを描く体はエリオにとっても目に毒だ。
ルーテシアはその分見ていて安心出来る。
だが、猫科の動物を連想させるしなやかな体のラインを
流れる水滴を眺めているとこう、何か、反応してしまってもしょうがない。
つまるところ目の毒には変わらないのだ。
ヴィヴィオはまだ発展途上である。
薄い脂肪に包まれた肋骨や膨らみかけの胸など、反応したら犯罪臭い危うい魅力があった。
全員が全員、見事に別の理由で目に毒なのだ。
さらにその三種類の毒が泡にまみれて自分を襲ってくる。
毎度毎度思うが、よくあの状況で自身を制御出来るものだとエリオは自画自賛した。
が、見下ろすと割れた腹筋の下にある彼のストラーダは既に臨戦態勢に入っている。
どうにかしなければならないが、彼女達をおかずに抜いてしまうのは彼の倫理観的にアウトだ。
(そういえば、こんな時は母親の裸想像したら萎えるって誰か言ってたな・・・・・・)
聞きかじった知識だが藁にもすがる心境のエリオはそれに従った。
フェイトの裸を想像してみる。
(えっと……柔らかそうで、綺麗で、実際すごい柔らかくて)
思い切り逆効果だ。
彼のストラーダは臨戦態勢どころかカウパーすらたらしていた。
(うあ・・・・・・僕、最低だ)
落ち込むエリオ。
結局自然におさまる事を選んだ彼は更衣室から出るまでいつもは15分のところを
30分もかかってしまった。
いつもの倍待たされた少女達を宥めるのにさらに10分。
エリオの日常には結構無駄な時間が多い。
727 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:08:36 ID:z7oBnv7i
そのまま昼食という流れになったエリオ達4人は本局にある食堂に向かった。
いつも通り、四人がけの円形のテーブル席にエリオの左右にキャロとルーテシア、
正面にヴィヴィオという配置だ。フリードはエリオの頭で寝そべっている。
テーブルの中心にうずたかく積まれたパスタの山や
左右に配置されたボウル入りのサラダが恐ろしい勢いで無くなっていく。
頬に色々つけてしまったヴィヴィオの頬をキャロがぬぐい、
ルーテシアはその間に全員分の食後のお茶を持ってくる。
と、そこに通信が入った。
ストラーダを介して四人の中心にモニターが表示される。
「ママーっ!」
そこに写ったのはなのは・スクライアとフェイト・T・ハラオウンの二人である。
10年という時間の経過で少し目じりに皺が出来たりもしたが、
老いよりもむしろ穏やかさを感じさせる変化の仕方である。
ふたりの母親を溺愛しているヴィヴィオが浮かべるのは勿論満面の笑みである。
「ヴィヴィオ、久しぶり。元気にしてる?」
「うん、元気だよっ!おにいちゃんもおねえちゃんも優しくしてくれるもんっ!」
その返答を聞いて二人の母はまた笑みを濃くした。
「そうなんだ。あ、それでね?今日はエリオにお話があるんだけど・・・・・・」
フェイトの口調に何か嫌なものを感じたエリオは眉を顰めた。
フェイトが言いよどむ事にろくな事は無い。
「お見合いの話ならお断りします。僕にはまだまだそんな余裕ありませんから」
先制攻撃を放つ。図星だったのかフェイトは言葉を詰まらせた。
「お二人が20歳で結婚したから心配してくれるのは解りますけど・・・・・・
僕はまだそんな気無いですから」
10年前、この二人は同時に結婚式を挙げた。
なのは・スクライアとなったなのはと、
苗字は変わらずフェイト・テスタロッサ・ハラオウンとなったフェイト。
ふたりの結婚式は多くの笑顔に包まれて始まった。
何故か披露宴から様相が変わっていき、二次会に突入すると阿鼻叫喚の地獄になったが。
獄中のスカリエッティこそ呼べなかったものの、
保護観察中のナンバーズとスバルやティアナ、ギンガがどんちゃん騒ぎをしたり、
嫌味で呼んだレジアス中将の脳天に酔っ払ったはやてがビール瓶を叩きつけたり、
色々な事が起こり、様々な絆が結ばれてとても楽しかった思い出だ。
酒なんて生涯飲まないでおこうという誓いを立てるきっかけになった出来事でもある。
ちなみにその誓いはまだ破られていない。
「そう?いい人なんだけど・・・・・・写真だけでも見てみない?」
「やめておきます。写真見てから断ったんじゃ、その人が駄目だったみたいですし」
彼なりの心遣いであるが、残酷な仕打ちでもある。
その事を言い咎めようとして・・・・・・やめた。
エリオはともかく、彼の左右の人物のオーラがどんどんどす黒く変色していくのが解ったからだ。
「そ、そう?でも、気が変わ――――な、何でもないよ。忘れて?
じゃ、今日のお話はこれでおしまい。
ヴィヴィオ、キャロ、エリオ、ルーテシア、またねー」
そそくさと逃げるように通信が切られた。
728 :
ある分隊の話:2007/08/29(水) 11:09:56 ID:z7oBnv7i
「ふぅ・・・・・・あの三人も複雑だなぁ・・・・・・」
「違うよ、フェイトちゃん。四人だよ?」
「四人って・・・・・・ヴィヴィオもっ!?」
「うん、きっとそう。ヴィヴィオ、エリオ以外には結構内気だしね。
それに一緒にいるのが凄く楽しそうだったし」
「そっかぁ・・・・・・ますますややこしくなったなぁ」
「私達みたいに、ひとりひとり相手がいれば良かったんだけどね?」
「あ、そうだ。いっその事、エリオの本籍をアルカナスにでも移そうか?」
「ふぇ?そうしたらどうなるの?」
「アルカナスは重婚が認められてるから、
別にひとりに絞らなくても大丈夫大丈夫。これなら三人は喜ぶんじゃないかな?」
「その三人にエリオは絶対入ってないよね」
数日後、勝手に本籍を移されたエリオが、
その意味を知って驚愕の叫びをあげるのは・・・・・・・・・・・・
また、別の、お話。
729 :
一階の名無し:2007/08/29(水) 11:11:02 ID:z7oBnv7i
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたっ!!!
召喚士→サモナー
騎士→ナイトでサモンナイト。夜会話が楽しそう。
エイミィ?何それ?おいしいの?
未だに私の中ではクロフェイが王道ですので今回はそれで。
はやては・・・・・・この時空ではヴェロッサにしておきましょうか?
天然きょにゅーとダウナーひんにゅーは素晴らしいものだ。
反論は認めないっ!!!
この時空のエリオは酒飲んだ事ないので
飲ませてバタンキューで三人に襲われるという構図が簡単に・・・・・・。
ハァ、エロ書きたいなぁ・・・・・・
エリオの相手はキャロで鉄板かと思ってたらルーちゃんがどうなるかで今後色々変わりそうですよねぇ。
それはそうと、フェイトの名前が変わらないってとこであれ?って思ったがやはりクロフェでしたか
未だにクロフェが好物な私にとってはありがたい限り。
ところで、ヴィヴィオ・T・H・スクライアってヴィヴィオ・タカマチ・ハラオウン・スクライアだったりするんでしょうか
なんかもう問答無用で最強そうな名前だw
フェイトが不遇の姫様だったりするあれでつか?
ヘタレなスカリエッティとか。
なのはがおっきな竜になって、囚われのフェイトを助けに行くアレですか?
734 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 11:48:42 ID:tDyD0DnV
幼女なスバルと悪魔なティアもいますな。
>>729 GJ!
だがフェイトの相手が気になる…
本編ではきっと
キャロ←→ルーテシア
ガリュー→エリオ←フリード
更にハクテンオーとボルテールと地雷王も加わりそう。
キャロ→なのは
ルーテシア→フェイト
エリオ→淫獣な感じか。
>>731 更にそのフェイト、
某スレだとある属性のエルゴに見初められてとんでもない事になってるんだよな。
ちなみにエイミィの弟の中の人が、初代リィンであることに吹いた。キャラ性能的な意味でw
フェイトとエリオの秘密デートとか思い浮かんだ
>>739 なにげに主人公の親父がゼストだったりもする。
シリーズ全体だと主要なメンバーほとんどいるな。
リンディ、クロノ(子ども、大人両方)、はやて、シグナム、ヴィータ
アリサ、すずか、リィンU、アルフ、ルーテシア、キャロ、ヴァイスに恭也も。
>>729 割り込み失礼しました
GJ!!
エリオを取り巻く環境はやはりこうでないと!
声優ネタわかんぬぇー…
わからない俺は悪くヌェー!悪くヌェー!…よな?
>>744 よう!相棒生きてるか?
一緒に答えがわからないモンモンとした日々を送ろうぜッッ!!
>>729 超GJ!!!!!!!!!!
やべえ、オレもエリオを攻撃してEEEEEEEEEwwwwwwwwww
つか、管理局内に『MNO』を創設して絶対に暗s(爆発音)
>>680 レリックウェポン製造技術から当たった方が死者蘇生に早く辿り着くんじゃね?
と思った俺は外道。
>>727 獄中のスカリエッティでなぜか吹いた。
やべぇ自分で
>>744の発言しといて
>>745の返事見たら変なネタが頭に来ちまった…
生まれた意味を知るRPG〜テイルズオブなのは〜
主人公:エリオ・フォン・ファブレ
ヒロイン:フェイト・グランツ
マブダチ:ヴァイス
腹黒ロリ:キャロ
王女:ティアナ
六神将
ロリエッタ:ルーテシア
魔弾:シグナム
漆黒:ゼスト
鮮血:オリジナルエリオ
師匠:スカリエッティ・グランツ
あれ?なのはさんとスバルが居n(ry)
六神将なのにどう見ても、5人です。本当に(ry
確か、どっかのサイトで、六神将コスのなのはキャラ描いてるところがあったな。
>>748 だって思いつかn(ry
とりあえず追加
疾風:ヴィータ
確か俺も携帯の画像で見た気が…
ラルゴ→エリオ
アリエッタ→キャロ
だったけど
>>750 むしろこうで
先生:なのは
大佐:クロノ
薔薇:ユーノ
>>747 フェイトがヒロインなのに普通に納得できる…
歳の差も大体同じ位だし
>751
クロノ大佐……
ユーノ「性欲を持て余す」
クロノ「そうか、僕もだ」
……何だ、何時も通りか。
>>681 よくよく考えると、なのはは家系的に「闇の血」を引いてると言えなくも無いんだよね…
叔母のことも考慮すると、元々闇に落ちやすい素養を秘めているのかもしれない…
>>751 師匠がなのはってのはいいな。
エリオもなのはも槍だし。
最終戦でACSとスピアアングリフの激突とか燃えるわ。
>>753 Σ(゚Д゚;)エーッ!?
ドゥーエが本編終了後、正式に無限書庫に配属になって、なのはとユーノ争奪戦を繰り広げる。
という電波が飛んで来たんだが、送ったの誰だ?
>>753 女装させられた挙句クロノに襲われるユーノを妄想してしもた。
クロノも美形だし逆でもいけるなと思ってしまった。
俺はもうだめだ。もうだめだ。
>>757 アルフだったら俺なんだが。
いや、何か既に夫婦のような雰囲気が漂ってそうだったしな。
ユーノ『誰だよ、使い魔同士くっついたか、順当な結果だな。とか言ったの』
ところでこの板は男同士いけんのかな・・・・・・。
いや、ナニモタクランデナイデスヨ?
アッー!
アリダヨオモウヨ?
アリダヨ…ナンセホカンコニモアッタシ
>>761 F・T・H「何か言った?ユーノ。まぁ安心して、なのはは私が責任を持って幸せにするから
アルフの事、よろしくね」
>>753を見て
エリオ「フェイトさんを殺せと言うのか!」
フェイト「私は貴方を育てた、貴方を愛し、デバイスを与え、魔法を教えた。」
フェイト「もう、私から与えるものは何もない」
フェイト「生き残ったものが跡を継ぐ、生き残ったものだけがプロジェクトFの称号を受け継ぐ」
的なノリを考えたが、コブラ部隊が全部司書長ネタになりそうだったので辞めた
>>747 エンディングテーマはは当然レイハさんが歌うんですね(声優ネタ)
ドウシテハンカクカナナンダゼ?
こう、シャマルさんが書いた本が見つかってだな…
見た奴はリンカーコアを抜き出されて、爪で引っかかれたり甘噛みされたりして、
次々に手なずけられるという夢を見た。職場で
>>765 SN『執務官自重。なのはさんの嫁はスバルだろ、常識的に考えて』
>>703 クアットロが実はいい人……か。厳しいな。
本編で迷いを見せる……えーっと、誰だっけ、砲撃の子。あの子や他の子をバカにするような、蔑むようなセリフ吐いてたしな。
あそこで「あなたはそれでいいのよ」くらい言ってれば、アリな展開なんだが。
クアットロはどうがんばってもなのはの目の前でヴィヴィオを犯しまくってブラスター発動させられて瞬殺されたり
ルーテシア洗脳しようとしたことにガリューが怒って蟲の大群に犯されるかしか無いだろ
773 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:59:04 ID:H+Q7Xy/B
>>771 俺の嫁がどうかしたか
ディエチ可愛いよディエチ
ルー子と同じことをDrにやられて自分もただの駒だったと愕然
なんとか助かって逮捕されたが今までのことで誰も近寄ってもらえないとこをユーノに会って
なんだかんだで改心
かなり強引な感じなるな
sage忘れすまん・・ちょっくらヘヴィバレルに撃たれて来る・・・
λ....
正直に言おう。
たとえクアットロがエロいことされてるの見ても、好きにしてもいいと言われても……勃たねぇ。
やっぱ身体だけじゃ駄目だ……
あんなキャラが屈服させられるの見るとエレクチオンが止まらない私は
>>777 恐らく、今年の冬コミはクアットロ陵辱物がブームとなるだろうなぁ。
書庫に手伝いに来たなのはが
「そろそろ休憩にしようか。何が飲みたい?」
「ん〜〜、君の作った味噌汁が飲みたい」
という電波を受け取った人はいないか?
僕は、五年近く前に別作品で受け取ったんだが。
>776
大事なのは、『愛』だからな。
後、フトモモ。
その意味で数の子達は40〜65点だな。
チンクはガチ
なんかよくわからんが、ピピッときた
ナンカ、イヂメテコウセンヲダシテルキガスル
なのはを間接的に攻略するためにユーノに近づき、ユーノとなのはの間に割り込むクアットロ。
だけど、何時しかクアットロはユーノに本気になってしまう。
これで自分は限界だー
>>779 乳を揉むより尻を撫でるより膝枕と申したか。
>>779 ナンバーズは全員名器ということでよろしいか>数の子
>>779 「そろそろご飯にしようか。何が食べたい?」
「君の味噌汁が飲みたい」
なら、受信したことあるが。
「君の愛液が飲みたい」といってSLB喰らうユーノが浮かんだのは俺だけでいい。
>694
勝手に続きを書かせてもらう。容量足りたらオメデトウ
一人の夕食など、何を食べても味気ないのは同じ。わざわざお金を使うこともないと思い、スタジオを出た
クアットロはそのまま駅へと向かった。
空いた下り電車が妙に薄寒く感じられて、車窓に流れる夜景が、歪む。
と、不意にケータイが鳴った。相手は…ウーノさんだ。
アニメの中そのままにプロ意識が高く仕事には厳しい彼女が、電話でまで言うこととは…。唾を飲み込んで出る。
「クアットロ? 私よ。
あなた夕食はもう済ませた?」
何かと思えば…。先刻のやるせない気分がぶりかえすのを抑えながら返答すると。
「そう。いま例のお店に来てるんだけど、二人くらいなら増えてもなんとかなるそうよ。
スカリエッティさんを呼んだんだけど、よかったら貴方も来なさい」
「ええええ!!!?? いいいいんですかっ!!??」
「素っ頓狂な声を出さないでよ。
別に遠慮する理由なんてないでしょ」
「ありがとうございます!! 是非行かせていただきます!」
水飲み鳥のごとく最敬礼を繰り返すクアットロに乗客の視線が集中するが、そんなものは彼女の意識には入ってこない。
「嫌ねぇ、大袈裟すぎるわよ。
礼ならディエチに言いなさい。あの娘がお店に頼んでくれたんだから。
そういえば、お店の場所。知らないでしょ。今どこにいるの?」
「えっと…、下り電車でミッド中央駅を出たところです」
「なら次で地下鉄6号線に乗り換えるのが早いわね。店の最寄り駅は…」
電車を飛び出したクアットロの足は軽い。まるでアニメの中の自分のように、今は楽しいことで心が満たされている。
そうだ、自分がどうしてこの仕事を続けていけたのか気付いた。
アニメの中のクアットロは性悪女だが、一つだけ素敵だと思えるところがあった。
あの、生きることが心底楽しいと全身で語るような姿だ。
それがとてもまぶしく感じられて、自分もあんな風になれたら、と思ったのだ。
電話でウーノさんに言われたことがリピートされた。
『いつもそうやって、明るいと皆も話しかけやすくなると思うわよ』
今は、今なら、少しだけ近づけるような気がする。
とりあえず、お店に着いたらあのカクテルをディエチに注文してあげよう。いや、ナンバーズのみんなに、ドクターにもだ。
新しいクアットロ誕生の祝杯に付き合ってもらうのだ。
〜了〜
ウワァ!! な、なじぇ書き込み確認のメッセージが出ないニダ!!??
お目汚し超スマソ
特に>694には何と言えばいいか……。
>787
てめえコノヤロウ最高です。
ディエチやっぱりいい娘。
>771
なのはに半壊させられたクアットロが
ゆりかごごと自爆しようとスイッチを入れたところで
ぼろぼろになったディエチが連れ出しに来る、というのはどうか。
でもクアットロは自分用の脱出手段でディエチを逃がしてしまう。
最後に
「大嫌いだったわ、お人好しのディエチちゃん」
とか通信が入ってきたら俺は泣く。
GJですね
こういう結末も大好きだ
/: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : \/: : : : : :ヽ,
/: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ',
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./: .://: : : | : : レ ィ=ミ' |:.八/ィ≠ミ|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :|
{: :/ |: : l: :| : : :{{.んイ} ∨ ん心レ }: :/.:/|: : : : : : : : : |
. ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ハ/ .l: : : : : : : : : | そろそろ終わり?
. レ レ'|: :ヽ⊂⊃ /: :/ノ |.: : : : : : : : :|
l: :/∧ マ ̄} / ̄ ̄ ̄`ヽ、| : : : : : : : : |
∨/: /\ `ー'/ , -‐‐ \: : : : : : : |
{.: |. `ト--{ / ヽ: : : : : :|
ヽ| _,ノV´ ̄`T ヽ , -‐ l: : : : : |
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