前スレが容量超えたので立てましたよっと。
前スレの白いちゃんちゃんこGJ!
普通の人間巻き込まれ系好きなので、どんどん書いてくれ!
前スレの七不思議の人GJ!
でも9と10のシーンが重複してない?
前スレ七不思議よかった
出だしが怪談風なのも季節がらいいね!
そして
>>1乙
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 14:40:24 ID:CsQM1e3c
* * *
* *
* ∧_∧ *
* ( ´∀`) *
*
>>1乙 *
* *
* * *
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∧_∧ ∧_∧
( __) (∀・ )
/|_(祭)」ヽ/|_(祭)」ヽ
゚|_|_| ゚゚|_|_| ゚
(_(_) (_(_)
パノラマ島奇譚?
いちよつ
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 17:21:23 ID:PbpNe2LI
らんぽw
>>1乙
というか前スレ埋めてたのに気づいてなかったorz
>>5 重複も気づいてなかったorz
>>11 前スレの作品すばらしかったです。
次回作品期待しています。
>>11 あれは良かった!
さっそく実用させてもらったw
赤いちゃんちゃんこナツカシスww
兄弟揃ってトアウマになったよ、ぬ〜べ〜で('A`)
>ちゃんちゃんこ
GJ
でももう少し前の方の作品から投下間隔を開けて欲しいです。
「ふぅん、これが兄貴の作ったゲームか。」
少女はキョロキョロと周りを見回した。
眼前には見たことのない世界が広がっている。
少女にとっての見慣れた都会の街中。
それとは全く異なった人の手の入っていない自然の世界。
この景色にはそれを思わせるものがある。
「なかなかよく出来てるじゃん。」
満足気に少女はうんうんと頷いていた。
そして、何かを確かめるように少女は一歩だけ歩いた。
その足は想像通り、滑らかに移動する。
出来の悪いゲームだと、一歩動くだけでも苦労することがある。
中には、そういう粗悪な物もあった。
「反応は悪くないね。」
呟いて、少女はもう一度、辺りを見回した。
視線の先には、村のようなものがある。
最初に手近な村に向かうのがゲームの基本だろう。
このゲームもその例に洩れないようだ。
「よし!」
少女は小さく気合をいれる。
そして、村に向かって歩きだしていた。
少女が村で情報を集めた結果わかったこと。
近頃、村の近くの水源に魔物が住みついたらしい。
そのせいで水に困っているようだ。
ようするに魔物を倒せということらしい。
・・・魔物を倒せばお礼が貰えるのかなあ。
と、打算的に考えてしまう少女。
ゲームにはありがちなイベントではある。
魔物を倒しながら、快調に森の中を進んできた少女。
さすがに序盤だけあって、苦戦をするような魔物はいない。
そんな少女の目の前に泉が見えた。
泉の前まで少女が歩いた時、泉の中から魔物が姿を見せた。
魔物は『くさいいき』を吐いてきそうな植物系の魔物だった。
ボスキャラらしく、とても強そうに見える。
少女の攻撃は魔物にダメージを与えられない。
それどころか、『触手』の反撃で少女は戦闘不能に陥ってしまった。
「イベントをスキップしますか?」
そんなメッセージが少女の前に現れる。
「いいえ、っと。」
少女は迷うことなく、その選択肢を選んでいた。
すると、不意に少女にゲームの視界が広がっていく。
少女の眼前にはさっき少女を倒した魔物がいる。
ふしゅるるる。
そんな息を吐き出し魔物の触手が少女に襲いかかってきた。
よける暇もなく少女は触手に身体をからめとられる。
「は、はなしてよっ」
少女は触手を振りほどこうと暴れた。
しかし、少女の身体はびくともしなかった。
触手はゆっくりと確実に獲物の動きを封じていく。
両手を頭上で縛り上げ、足が地につかない高さに吊るし上げる。
「な、なに? なにをする気なの?」
身体中に絡みついた触手が重みを分散して支えている。
そのために身体が痛くなることだけはなかった。
魔物は少女を殺そうとしているわけではない。
まして、少女を食べようとしているわけでもなかった。
少女には魔物の意図は理解できなかった。
なぜなら、それは少女の知識にないことだからだ。
そして、触手が動いた。
「ひっ・・・!?」
ぬるぬるとした触手が鎧の隙間から潜り込んでくる。
鎧の隙間に入れなかった数本の触手が諦めきれずに鎧の上を這い回る。
気持ちの悪い感触が少女の肌を覆っていく。
「いやっ、いやだぁ」
鎧の中では触手が少女の肌を這いまわっていた。
触手は鎧によってみっちりと少女の肌に押し付けられている。
そして、触手から分泌される粘液が少女にはまた気持ち悪かった。
なんとも言えないぬめぬめとした感触が少女を襲う。
触手は少女の鎧の中を縦横無尽に暴れまわっていた。
すると、偶然なのか鎧の留め金が外れた。
少女の身を護っていたとは言えない鎧が、がしゃりと音を立てて地面に落ちる。
鎧による触手との密着から解放され、少女は助かったと思った。
しかし、それは間違いだった。
鎧がなくなり、より多くの触手が少女の身体に触れることが可能になったのだ。
それまで手持ち無沙汰だった触手達が、少女の眼前で揺れる。
まるで、少女の恐怖心を煽るかのように。
「い、いやああああ!」
少女の絶叫とともに、触手は少女の身体に殺到していた。
もう、その行動を妨害する邪魔な鎧はない。
好きなように少女の身体を弄べるのだ。
一本の触手が少女の胸の膨らみを下からすりあげた。
少女の柔らかな膨らみは触手に沿ってその形を変形させる。
「ふっ・・・ぁ」
少女は口を固く結んで耐えようとした。
気味の悪い感触が少女の膨らみをすりあげていく。
粘液に覆われた触手のぬるぬるとした感触。
その感触が、少女を何とも言えない気分にさせる。
触手がゆっくりと少女の膨らみを通りすぎる。
少女の膨らみが触手の圧力から解放され、ぷるんと震える。
その時、少女の胸の先で何かが弾けた。
「あっ!?」
膨らみの先端を触手がこすったのだ。
少女には胸の先で火花が散ったように思えた。
不思議な痺れが胸の先から拡がっていく。
「な、なに? いまの?」
少女が何かを考える暇もなく触手は襲いかかってくる。
今度は少女の小さな膨らみにやんわりと巻きついてくる。
粘液を塗りつけられる感触に少女の身体を怖気が走る。
触手の触れているところからぞくぞくとする。
「んんっ。」
ぬらりと触手が少女の膨らみの先端を撫で上げる。
それだけで身体がびくっと震えるほどの刺激が少女の身体を襲う。
その感覚に耐えようと声を殺す。
無意識に身体に力が入ってしまう。
「ん、はぁ・・・。」
身体から力が抜けて、やっと息を吐く。
そんな行為が幾度となく続く。
いつのまにか少女の呼吸は息をするのもやっとなほど乱れていた。
「誰か・・・助けてぇ・・・。」
少女の瞳からぽろぽろと涙がこぼれる。
触手に身体を好きにされる絶望感から涙が溢れた。
それでも触手は少女の身体を弄ぶことを止めない。
それどころか、その活動は余計に活発になるばかりだった。
「やだっ・・・やだよぉ・・・。」
触手が少女の瞳からこぼれる涙をねろりと撫で上げる。
まるで、少女が流す涙ですらも彼らの娯楽であるかのように。
あとに残るのは冷たく気持ちの悪い粘液の感触だけだ。
「い・・・いやっ!」
触手の一部が少女の足首から巻きつくようにして這い上がってくる。
ぬるぬるとした分泌液を少女のすべらかな太腿に塗り付けながら。
その動きを止めようと少女は太腿で触手を挟み込む。
しかし、触手は止まらなかった。
「やあぁっ!」
少女の行為はただ悪戯に触手の感触を味わっただけに他ならない。
ぬるぬるとした粘液を潤滑液に、触手は少女の腿の間をするすると滑り抜ける。
その感触に少女の身体はぴくぴくと身悶える。
そして、触手は少女の大切な処へと到着した。
「ひゃうっ!」
触手の先端が少女の秘所をするりと撫でた。
ぬるぬるした分泌液が少女の衣服に染み込んでいく。
その冷たさに少女の口から声が漏れる。
「ひぅっ!」
またしても触手が少女の秘所を撫で上げる。
ぬるりとした粘液に覆われた触手の感触。
ぞくっとするような痺れが少女の身体を走る。
「ん〜っ・・・んうっ!?」
一本の触手が少女の口の中に潜り込む。
最初は少女を黙らせるために口を塞いだのだと思った。
けれど、それが違うということはすぐにわかった。
少女の口の中で触手が出入りを繰り返す。
一際早く触手が動き出したかと思うと、
触手の膨らみが少女の口を通り抜け、少女の口内に何かを吐き出した。
「んぅ〜〜〜っ!?」
どくどくと脈動を続ける触手は少女の口の中にどろりとした粘液を注ぎ込み続ける。
口を塞がれた少女には、それを飲み込むことしかできない。
ごくり、と、少女の喉が液体を嚥下する。
少女が液体を飲み込むと触手はその口からずるりと引き抜かれた。
飲みきれなかった粘液がどろりと少女の胸にこぼれ落ちる。
気味の悪いほどに白い粘液が少女の身体をゆっくりと伝い落ちた。
「げほっ、げほっ、げほっ。」
喉に絡む粘液の濃さに少女はむせ返る。
はあっ、はあっ、と荒い呼吸を繰り返す少女に触手は手を出さない。
少女が身体の異変に気づいたのは乱れた呼吸が整い始めた時だった。
どっどっどっと、心臓が今まで以上の早鐘を打つ。
少女の身体が熱く火照る。
「あっ・・・いやぁっ。」
身体に絡みついた触手の動き。
それらが先程までの比較にならない程、はっきりと感じられる。
身体に浮いた汗の一粒一粒が身体を伝う感触の全てが感じとれるかもしれない。
それがさっき飲み込んだ粘液のせいだということはわかる。
けれども、何の為にそんな効果があるのかまでは少女にはわからない。
「くっ、ふあぁ!」
秘所を撫でられる度に身体中を電気が走るかのようだ。
その感覚は小波のように押しよせてくる。
そして少しずつ確実に満ちていく。
少女の秘所に押し当てられた触手がぬらりとうねる。
「な・・・なに、これぇ・・・?」
得体の知れない感覚が少女を襲っている。
少女はいまだにこの感覚を知らない。
快感という名の感覚を。
ぬちゃっ。
粘性を含んだ液体が糸を引いた。
ただでさえ気持ち悪いものが粘液によりさらに気持ち悪く感じられる。
それなのになにかが違う。
「はぅっ・・・あぁっ!」
あまりの気持ち悪さに少女の身体に痺れが走った。
触手がぬらりぬらりとうねりだす。
ぬるぬるとした感覚が少女の全身に満ちていく。
そして、ぴたりと触手が動きを止めた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・。」
触手が動きを止めたことで少女に与えられた一時の安息。
少女の胸が大きく上下している。
触手の激しい愛撫で少女の呼吸は乱れきっていた。
「いっ・・・いやだぁっ!」
少女の中へと触手が潜り込んでくる。
時間をかけて、ゆっくりと。
まるで、少女があばれもがくのを楽しんでいるかのように。
「うあぁっ・・・ああっ!」
少女の中で触手が僅かに暴れる。
それだけのことなのに、少女に伝わる感覚は恐ろしいほどに強い。
まるで電撃が身体中を走っているかのようだ。
「あああああっ!」
触手が少女の奥へと一気に突き込まれる。
こつんと、少女の中の何かに触手が当たる感触。
激しく中を擦られた感覚に少女の身体がびくびくと震える。
「あっ・・・ふあぁ・・・。」
少女の口から唾液がとろりと垂れる。
糸を引き胸元に垂れた唾液を触手は少女の胸へと塗り広げる。
唾液は粘液と混じり合い、その粘度を増していく。
次第に粘液がぬちゃぬちゃと妖しい音を上げ始める。
自分の唾液だったものが、淫らな音を立てているという事実が少女の羞恥心を煽る。
「やっ、やだよぉ・・・」
その光景に少女は思わず目を瞑る。
しかし、目を塞いでなお、粘液の音は少女の耳に飛び込んでくる。
それどころか、その行為の淫らさを少女に余計に強く意識させるだけにすぎない。
「あっ・・・ああっ・・・!」
うねうねと蠕動する触手が少女の中からゆっくりと引きだされていく。
少女の中で触手が擦れる度に、少女の頭の中で火花が散る。
視界を遮断した少女には、それがはっきりと感じられる。
先端を残し引き出される触手と同時に、とろりと少女の中から何かが溢れる。
「んんっ・・・あっ・・・はぁっ!」
触手がゆっくりと挿入を繰り返す。
狭い洞窟の中を蛇行するような蛇の動き。
触手は少女の中に自身を舐めるように擦りつけていく。
「だっ、だめっ・・・!」
触手が少女の中から引き抜かれる。
その度に、自分の意思とは関係なく、身体が触手を逃すまいと締めつける。
今の少女には、それが、はっきりとわかる。
「ひあぁっ・・・!?」
眼を瞑ろうが開こうが、地獄に変わりはない。
開かれた少女の眼に、鎌首をもたげた触手の姿が映る。
それは、少女の中に再び触手が入り込んでくる瞬間だった。
「うああぁっ・・・!?」
それは頭の中が真っ白になるほどの衝撃だった。
それまで以上の感覚が少女の身体を貫いていた。
鎌首のようにもたげられた触手が少女の何かを擦った。
それが少女の身体が痙攣するほどの刺激を生み出していた。
「あっ・・・ふあっ・・・!?」
触手が少女の中を出入りする度に淫らな水音が辺りに響く。
何もそれは触手の粘液によるものだけではない、ということに少女も気付いている。
その多くが少女の身体から分泌されたものだということも。
最初は、ぐちょぐちょとした粘着質な感じだった。
それが今では、くちゃくちゃとした水気を帯びたものにかわっている。
「はあっ・・・ああっ・・・ひゃうっ!?」
少女の中への挿入を繰り返す触手が少女の身体を激しく揺さぶる。
空中という支えの少ない状況が少女の身体を余計に揺らすのだろう。
その振動が少女の胸を愛撫する触手を稀に膨らみの頂点へと擦りつける。
胸の先端が擦れると、ちりちりと拡がる。
焼かれるような熱さが胸の先端から頭の中へと飛び火する。
「ふああっ・・・ああぁっ!」
胸の先端を擦られる度に。
秘所を擦られる度に、中を擦られる度に。
触手が少女の身体の奥をこつんと叩く度に。
少女の頭の中はちりちりと焼けるように熱くなる。
「ああああああっ!」
身体に溜まった熱が一気に爆発した。
その衝撃は身体を走り少女の頭の中を真っ白に焼き尽くす。
少女の身体が身体に絡みついた触手を、振り切らんばかりに大きく跳ねる。
そして、びくんびくんと大きく痙攣を繰り返していた。
−−−ブラックアウト
ぼんやりとした意識がしだいにはっきりとしてくる。
『第一章 紅涙の剣士 完』
真っ黒な液晶画面には白文字ではっきりと記されていた。
どうもゲームはここまでのようだ。
「あ・・・戻って来れたんだ。」
少女は夢見心地で呟いた。
実際に身体はくたくたに疲れきっている。
「うわぁ、ぐしょぐしょ・・・。」
タンクトップが汗ではりついて気持ち悪い。
見れば、タンクトップは汗が染みて透け透けになっていた。
あるかないかの膨らみとその先端がはっきりと浮き出てしまっている。
ホットパンツに至っては、股の辺りがお漏らしでもしたかのように染みていた。
幸いなことに椅子に何かが垂れている様子はない。
「どうなってのかな、これ・・・。」
そっと、ホットパンツのボタンを外して、その中へ手を伸ばす。
ぬるりとした愛液が少女の指に触れた。
そのまま、何とはなしに溝に指を這わせてみる。
「んんっ・・・。」
びくっと、ゲームの中で感じたような感覚が少女の身体に拡がる。
また、とろりと何かが溢れるのを感じた。
怖くなって、指を引き抜く。
少女の眼前で中指についた愛液が糸を引く。
ふと見た姿見には、頬を赤くして惚けている自分が映っていた。
うわあ、エロい顔してるなあと、自分でも思った。
「やばっ、こんなことしてる場合じゃないって。」
少女は鏡を見て思い返した。
視線をちょっと移せば、透け透けのタンクトップを着た自分の姿が目に入る。
これは誰がどう考えても普通ではない。
特にホットパンツの染みなんかは誰にも見せられたものではない。
兄貴なんかにばれようものなら自決ものだ。
少女はPCを急いで切ると、浴室に逃げるように駆け込んだ。
汗でねとねとして火照った身体に冷たい水が心地良い。
シャワーを浴びるついでに、タンクトップとホットパンツとパンツも洗った。
パンツは特に念入りに。
お気にのストライプが染みになるのは勘弁。
衣類は洗濯機に入れて、証拠隠滅完了。
少女はバスタオルを巻いて、誰にもばれないように自分の部屋に移動する。
「ふーっ。」
全てをやり遂げた仕事人のように息を吐く。
でもまあ、そんな心情なのは間違いない。
衣装棚から取り出した、キャミソールと白のミニのスカートとパンツに着替える。
ブラはあるけど邪魔くさいからつけない。
まだ、つけるほど立派なものがあるわけでもなし。
本当は活動的なパンツ系の方が好みなのだが、さすがに今は着る気がしなかった。
−−−夜
コン、コン。
軽く兄貴の部屋のドアをノックする。
「兄貴いるー?」
ガタガタと、中で慌てたような音がする。
きっと、あのゲームの続きでも作っていたのだろう。
「な、なんだよ。」
慌てを取り繕うかのように兄貴が答える。
今、兄貴の部屋に入ってもきっとその痕跡は見つからないだろう。
「そのゲームが完成したら、またやらせてよね。」
兄貴の答えを聞かないまま、私は上機嫌で自分の部屋に戻った。
「なっ・・・!?」とか言って、動揺する兄貴の姿が眼に映るようだ。
まあ、兄貴が悪いよね。
私にこんな体験させちゃう兄貴がさ。
兄貴の困惑している姿を想像して、私はくすくすと笑った。
8/10が7/10になってる。
それ以前に番号ミスで10/10がなかった(・ω・;;;)
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 13:03:08 ID:KL/nZtll
色々GJ
GJ
感想というかアドバイスを少々。上から目線に感じるかもしれませんが御容赦を…
状況説明が短文かつ単文が極端に多いのは改善するといいと思います。
具体的には長文の後にセリフを挟んで短文、再び長めの文といったように緩急を付ければ良いと思います。
でもアイデアやシチュは個人的に文句なしの最高でした。あやかりたいくらいです
妄想を文にするのって難しいんですよねorz
と、ド素人が申しております。あくまでも自分の個人的な意見ですので全て正しいわけではありません。
>>25 俺はこれぐらいシンプルでエロっぽさが伝わる文が好き。
一人称なら特に、くどいよりさらっとしてる方がいいなあ。
なので、このままでGJ。
この返は人の好みだからな(文のねっとりかあっさり)
書き手の自由さ
単調とシンプルってのは似てて微妙に違うよw
彼がいってるのはまあ文章構成上の基本だったりするんだが、長文とか書く人は結構
重要だったりする。まあ短文ならそれほど気にする必要はないし、個人の好みでおkだと思うが
知っていて損はない。
なんにせよ
>>25 さんエロくてGJですw。
>>25 GJ!
仕事で多治見に行ったら、2時間でひからびましたよ。
触手が干からびたら、路上のミミズのようになってしまうな。
ちょっといい?
よく触手に陵辱されるヒロインとかはあるけど、
逆に触手を武器にするヒロインっていうのは、
ここの住人的にはいかがなものだろうか?
それで誰を攻撃するかに拠る
アリでしょうそれも
何度か語られかけてるが触手&ヒロインのタッグ数組による
バトルロワイヤルとか俺は読んでみたい
自分は是非とも
『世紀末救世主伝説 触手の拳』を……
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:59:42 ID:kkNhg350
七不思議其の七 開かずの間の教室
照りつける太陽はコンクリートを焦がし、さらに気温を上昇させている。
小学校には公開プールで100人近い子供達が訪れていた。
100mを泳ぎ切った5年生の稲森 珠は同じクラスの友達の待つプールサイドへ向かった。
「珠ちゃん、凄いねー!」
一緒に来た友達は誉め称えてくれている。
息切れは激しいが、気持ちいいものだ。スイミングスクールに通う珠にとっては練習の成果を自慢出来る。
「へへ……これなら次の大会は頂きかな?」
ゴーグルを取り外し、髪を上げる。ボーイッシュな髪から水適が飛び、焼けたコンクリートで蒸発する。
「そろそろ帰ろうよ」
千沙子がそう言うと、みんな賛同してシャワー室へ向かった。
校門の所まで行くと、クラスのみんなが集まっているのを見つけた。
「ねえ、何やってるの?」
「あ、珠ちゃん。丁度良かった。今夜さあ、肝試ししない?」
単刀直入というのはよく言ったものだ。真希は今話し合ってたのをすぐに振ってきた。
「肝試し!?……学校で?」
「そうだ。珠も千沙子も参加してくれ。うちのクラスだけだしさ」
そう言葉をかけるのはリーダー的存在の浩介である。どうやら、彼が肝試しの発案者らしい。
「面白そう〜!。珠ちゃん、参加しようよ」
38 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:01:23 ID:kkNhg350
「え?あたしは……」
正直あまり参加する気が起きない。参加者はやはりというか少ないようだし、断ろう。
「あたしはパスしよっかな…」
「え〜〜!やろうよ〜」
最近夜遅くまで起きてしまっているし、今日は早く寝るつもりだった。
かつ、明日はスイミングスクールだ。あまり、無理はしたくない。
「優輝君はくるけど?」
小さく耳打ちを真希がした。珠は咄嗟に優輝を見てしまった。
それに気づいたのか、優輝は笑って見せた。ドキッとしてついつい顔を逸らしてしまう。
結局参加する事となり、参加者は夜9時に校門に集合と言うことになった。
ルールは簡単だ。昼間のうちに音楽室に置いといたスタンプにペアで行って判を押すだけでいい。
ペアはくじ引きで決まる。人数は13人であり、一組のみ3人という事になる。
そして、珠は浩介と優輝という何とも言えない組み合わせになってしまった。
「珠ちゃんいいなぁ〜。2人の王子に守られてるお姫様って感じ。キャー!!」
「そんなんじゃないよ!!」
出発は最後であった。その頃にはもう何人かは帰ってきていた。
だが、千沙子と真希のペアは帰ってきていなかった。珠達は2人の捜索も兼ねることとなった。
39 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:03:22 ID:kkNhg350
暗い夜の学校は不気味だ。でも、自分の前には優輝と浩介がいてくれるから、あまり心配はしていない。
「珠ちゃん、あまり離れない方がいいよ?」
「う、うん」
好きな人が近くにいるだけでドキドキしてしまう。初な珠の心は静まなかった。
「なぁ、優輝……お前、珠の事好きか?」
浩介が急に口を開いた。しかも、珠にも聞こえるくらいにはっきりと。
「浩介、それって……お前は珠ちゃんの事好きだって事?」
頷く浩介。驚くのは珠自身だ。仲がいいとはいえ、そう思われてるとは思いもしなかった。
「俺は珠が好きだ。だから……お前には渡さない」
珠の手を握って浩介は走っていった。そのまま音楽室の奥の部屋に入り、鍵を閉めた。
「ちょっと……いきなりすぎるよ……」
息を荒くしながら珠は浩介に問いかける。すると、浩介は指を指した。
「開かずの間なんだとよ。入ってみないか?」
「あたしの質問に答えてよ!」
ちょっぴり嬉しかったりしたが、気持ちの整理は出来ていない。そして、その開かずの間は最近噂になっている場所だ。
怪物が封印されていて、開けたら引き込まれてしまうらしい。開けたくない。
「いいから入れよ!」
かかっている鎖を解き、ノブを浩介は開けてしまった。すると、数10本の触手が珠の体に巻きつき、ドアの先へ引き込こんだ。
「キャアアア!!」
ドアは締まり、浩介はその場に倒れた。浩介の首には昔の文字の呪印があり、じわっと消えたのだった。
40 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:05:10 ID:kkNhg350
「た、助けて……」
必死にもがくが、触手が手足の動きを封じていて何も出来ない。
前には巻きついてる触手と同様のものがさらにあり、大きな1つ目が珠を見つめていた。
「汝の体を我に捧げよ」
恐怖で体が強張って震えてるのがわかる。この巨大目が何を言っても聴ける状態ではない。
「汝の体を我にも捧げよ」
触手はワンピースを引き裂き、胸や腕をさすっていく。下半身も下着を脱がされ、足や女陰を舐めるように撫でられる。
「はうぅぅん!あ……あ……」
女としての快感を味あわせられているのを珠には理解できなかった。湧き上がる高揚感が不思議に思えた。
「いやだあ〜……助けてよぉ……はぅ……」
空に浮き上がったままなので身動き巻きも許されない。続いて、体を女陰が見えるように回される。
1つ目はじっくりと女陰から垂れる露を見る。すると、触手は女陰の奥へと入るために割れ目を開きにかかった。
「う……痛い……痛……ひゃ!!……ああ……何これ……ああああああぁぁ!!」
触手は膣へと侵入し、ぐいぐいと進行していく。そして、上下に動かし始める。
熱く迸る快感に嘘をつけず、淫が混じった声を上げてしまう。
さらに口にも数本の触手が入り込み、珠の2つの口は完全にふさがれてしまった。
「こ……くぉぉぉ………ん…ん……」
初物の愛液は触手を伝って下へ垂れていく。そして、触手の先から熱いドロッとした精液が珠の中へと入り込んでくる。
それは正に絶頂。手足はピクピクと痙攣し、目からは涙が。それでも抑えきれないこの感情。
41 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:08:09 ID:kkNhg350
「汝もこの娘らと同じく我が精液漬けにしてしんぜよう」
珠の横には自分同様に触手に巻き犯された千沙子と真希の姿があった。
2人ともぐったりとしたまま巻かれていて、顔も体も陰も全て1つ目の精液が纏わりついている。
「ちさ……ま……きゃあ……」
他の触手からも精液が珠にかけられて、ショックで次第に意識が薄らいでいく。
(こんな事なら告白しとくんだった………優輝君、助けて……)
気がつくと珠は毛布にくるまっていた。隣には千沙子も、真希も同様に寝ていた。
「夢……だったの?」
「夢じゃないよ」
顔を赤くした優輝が暗闇から出てくる。そこは開かずの間で、きっちりと鍵をかけて何かしらの言葉を唱えた。
「経文で鎮めたから、扉は開かないはずだ。最も、中の1つ目も滅却したけどね」
「え?嘘……」
優輝の話によると、学校七不思議の1つである童女を捕獲して嫁とする化け物の同族らしい。
そんな事よりも優輝は陰陽師の家系だったのに珠は驚いた。
「あ……あたし、処女……とられちゃった……」
顔を赤めながら珠はぼそりと言葉を吐く。すると、優輝は珠の手を握り隣に座った。
「僕が、責任取るから……」
――あれからあたし以外の2人は記憶を消されました。浩介君は開けた本人らしく、操られていたそうです。
そして、気になることが。この学校には、似たような事件があったそうです。
今までに6つ。そしてあたしのをいれて7つ。全てを知ることは出来ませんでしたが、知らない方がいいかもしれません。
あるはずのない8つめの不思議……それは7つ全てを知った時に起こると聞いたからです。
出来れば、何事もなく卒業したいと思います。優輝君と同じ中学にも上がりたいです――
描写バランスGJ!読みやすかった!
そいや、ゲドマガぱらぱら見てたら、
以前神楽シリーズの書いてた人の単行本がもう今月に出るとか書いてあった
これは良いw
GJです。
>>43 そうらしいねえ。KTCのHPにも紹介されてたよ。
神楽スキー氏の単行本
神楽新作読みたい!!
つひにこのすれから、めじゃあでびゅうをはたすしょくしゅあり、か。
なんというか少年野球の頃のチームメイトがプロ野球選手になった感じがする
49 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:31:52 ID:kkNhg350
神楽氏おめでとう。がんばってくださいね
七不思議全て書いたわけじゃないけど、参加できてよかった。みなさん、ちょいと離脱します
またアイデア浮かんだら書きたいと思います。それではノシ
>>49 お疲れ様、そしてGJ
8つ目の7不思議も期待してるニョロ
神楽氏おめでとうございます
自分が触手モンスターだったら完備したい触手ってありますか?
私は先端から身体にも染み込んで効果を発揮する強力な媚薬成分アリの精液を口から飲ませるも。膣内にだすも良しな。どんなに強情で勝ち気で強気な女も素直になる触手が欲しい
アナル吸引系かな
相手に接続して身体の運動機能を把握する触手が欲しい。
無理矢理自慰させるのも良いし、無駄な抵抗がないから好きな体位も取らせ易い。
55 :
強引愛派代表:2007/08/19(日) 18:59:08 ID:DQU/NL7F
ψ<にょろは逆に、女の子の意思を曲げるものはあまり使いたくないにょろ
触手タイプはオーソドックスに全部先頭が亀頭タイプ。
で、芯は一回り太い生殖器。
体液はこれもオーソドックスな精液オンリー。
まあもって、麻薬効果のない媚薬があれば完璧ってところにょろね。
ああどこかに、女の子の性格を替えずに体だけ奴隷にする薬、
どこかに落ちてないにょろかのー。
つS
この触手を使いなされ
神楽さんおめでとう!!!
茉理だ茉莉だ触手祭りだ〜
あれ?
保管庫の神楽氏の作品が……
58 :
兄:2007/08/20(月) 11:01:10 ID:JG6V2rTZ
神楽スキー様おめでとう御座います。
一ファンとしてささやかですが祝福させていただきたいと思います。
これよりご祝儀の品を少々…
さて、未だ日は高いですが新作を投下致します。
ですが今回は比較的ダークな内容が混じっていますので苦手な方は注意して下さい。
気分が悪くなったり欝になったり勃起しても自己責任でお願いします。
そこまで暗くしたつもりではないので大丈夫とは思いますが…
あとお手数ですが読む前に第二話を読んで頂けるととてもありがたいと思われ
第二話→
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1160a.html しつこいデスパイアは嫌われると某魔法少女に言われた気がするのでそろそろ投下致しますねw
『う、う〜ん』
目覚めは最悪、玲奈が再び意識を取り戻すと以前とは全然違う場所と状態だった。
身体が動かない。動かないのか動けないのかも分からない。ひょっとしたら此処は死後の世界なのだろうか。そんな考えさえも浮かぶ
玲奈は今の状況を全く把握できないでいる。なにしろ、とある暗い建物の中で何かに固定されている(?)のだから…
視界は殆ど無く、感覚を頼りに自分が拘束されているのが分かるだけ。
彼女の記憶は水辺でデスパイアに意識を刈り取られるまで犯された所までしか存在しない。
犯された…気絶するまで延々と…
注がれた…破裂寸前まで大量に…
本当は思い出すだけで寒気が走るのだが何度記憶を整理してみてもあれから何が起こったのか分からないのだ。
何故デスパイアの気配が居ないのか?居ないのなら自分は救助された?
ならどうして医務室ではなくこのようなところにいるのか?
不明な点が次から次へと浮かぶが、この暗い空間は何も答えず静寂のまま…
パッ!!
突然の閃光。眩しさから無意識に目を閉じるが、次第に明るさは調整されると同時に眼も明るさに慣れて視覚が回復する。
『え!?な、なんなのこれは!!??』
思わず驚愕の叫びを挙げてしまった。その原因は自分の体勢と格好だ
今の彼女は分娩台のような台の上で両足をM字にされて、両腕は頭の上にて金具によって拘束されている。
さらに衣装は無く生まれた姿のまま。その代わりに身体のあちこちに計器のようなものが取り付けられているのだ。
彼女の混乱は加速する。何故?何の為に?デスパイア?それよりも恥かしすぎる…
慌てて周りを見渡すが彼女のいる部屋は一辺が5メートル程度の直方体の形をしており、分娩台はその中央に位置している。
出入り口らしき物は正面の一箇所しかなく、更にその上にはガラス張りになった研究室?のようなものが見える
「目が覚めたみたいね、えーっと…吹雪玲奈さんだったかしら?」
自分の正面斜め上の方向…ガラス張りの中から聞いたことのある声が聞こえる。
その声の主は腕を組んで数名のスタッフらしき者と共に此方を見下ろしていた
『貴女は……レベッカ・ロッカ!!』
もう随分前のように思えてくる。かつてデスパイア研究機関の人として玲奈ら三人に特別講義を行った人物
彼女が居るということは此処はデスパイア研究機関だというのか?
「どうやら状況が把握できてないようだから一から説明してあげるわね」
以前の講義では見ることの出来なかった顔で…まるで文字通り見下すような、加虐趣味のような表情で語り始める
「アナタはデスパイアに負け、犯されて意識を失った。ここまでは大丈夫ね」
確認を取るような言葉。本番はこれからだ
「その後アナタは救助されたの。でもごめんなさいね…唯でさえ救助率の低いエンジェル部隊が二回も救助されたら世間が、というより被害者の遺族がうるさくなるのよ」
なんという理不尽な理由…
「だからアナタには表向きにはデスパイアの餌食になったことになってるわよ。でもね…そのかわりに…………」
何処までも冷酷…何処までも無情…
恐らく次の言葉が玲奈の運命を示すこととなるだろう
「アナタには対デスパイア研究の礎になってもらうわ」
玲奈は言葉を発せなかった。この人は何を言っているのだろう?
あまりにも衝撃が大きすぎる
デスパイア研究機関ってなんなの?ひょっとしてあの講義で習ったことは全て…
「聡明なアナタですもの。もう分かったでしょう?
前にアナタ方が習ったことはここで実験されて判明したことなの。前のサンプルは壊れちゃったから新しい実験動物が必要だったのよ」
ヒトを実験動物だなんてよく言えたものだ。玲奈はこのレベッカ・ロッカという人物にデスパイア以上の恐怖を覚える
『貴女は…デスパイア以下よ…どうして私なの?他にも救助されてる娘はいるじゃない…』
涙を浮かべながら抗議する玲奈。そこにはかつての気品は全く感じられない
「自業自得なの。一度救助された時にデスパイアの受精卵の提供を拒否するからよ」
そう、玲奈は一度腸内に卵を植えつけられた後に救助された。きっとその時から目を付けられていたのだろう
「前置きはここまで、早速実験を開始するわね」
レベッカは手元のコンソールを操作する。すると玲奈の目前の床が割れて機械のアームが出現して伸びてきた。
そのアームは先30cm程がフレキシブルに稼動し直径は太めの男根程度と何度も見慣れた忌まわしき触手を連想させるものだ。
そして、そのアームは彼女の脚の付け根へと近づいてゆく
『イ、イヤ!!な、何をする気なの!?』
抵抗しようと身体を激しく動かしてみるも金具の拘束は強く、分娩台のような台も土台がしっかりしているのかビクとも動かない
「今からアナタの子宮に1mm以下の超小型カメラを仕掛けさせてもらうわ、映像はちゃんと見せてあげるから安心なさい」
『嫌!!そんなの…非常識過ぎる…』
機械のアームは先端から潤滑油代わりのローションらしきものを滴らせながら秘部に触れる。
そしてそのままスピードを落とさずに玲奈のナカに侵入してきた
グググッ…
『痛!?…嫌!…冷たい!!入ってこないで!!』
いくらローションがあるとはいえ前戯も愛撫も無しにいきなり侵入してくる機械は玲奈に激しい痛みと不快感を与える。
だが、そんなことはまるで関係無しに次々と女穴に埋没する機械腕
『やだ!痛い…抜いて!!奥まで……もう行き止まりだから!!』
彼女の言うとおり冷酷な機械腕は子宮口へと辿り着いていた。
膣内への挿入だがそこに責めも快楽も存在しない。そこにあるのは唯の作業の一環、玲奈が痛がろうが感じようが関係ないのだ。
「どうやら本当みたいね、これ以上奥には入らないみたいだから」
レベッカは手元の操作盤で今度は違う操作を行う。すると機械腕は次の作業段階に移行していく…次は子宮内だ
『ひゃ!…冷た…ぐぃぎ!!…細いのが…入ってる…』
機械腕は先端からカテーテルのような繊維並に細いものを伸ばして玲奈の子宮口を潜り、目的地である子宮内に侵入を果たしたのだった。
それと同時に一つの極小カメラを落とす。これで任務完了、長居は無用とばかりに侵入した時と全く同じ速度で撤退していく機械達。
『お願いだから…痛!…もう少し…ゆっくり…ぎぃ!!』
グチュル…
侵入時よりも比較的卑猥な音と共に脱出を完了し子宮内にカメラを設置するという非常識な作業が完了する。
「早速映像を出力しなさい。そうね…彼女にはスクリーンで見せてあげましょう」
スタッフに命令が下され数秒もかからず玲奈の正面、彼女の目の前に映像が映し出される
一見何の映像か分からないが、自らの呼吸に連動して僅かに動く周囲の肉壁にこれは紛れも無く自分の子宮内部なのだと確信出来てしまう。
『いやぁ…そんな…お腹の中…酷い…』
恐らく…いや、確実にガラスの向こう側の人間達もこの映像を何処かで見ているのだろう。
玲奈は性器の内部を直に見られるという羞恥心という言葉では収まらないほどの辱めを受けている気分になってしまう。
もう彼らのことは人間として見ることはできない。
人智を超えた責めを展開する存在、ヒトに絶望を与える存在、そう…彼らは人の皮を被ったデスパイアだ
「ふ〜ん、カメラのテストはしてないけれど映像は良好みたいね。照明も遠隔操作も問題なし、と」
レベッカの指が動く度にカメラアングルや明暗が変化する。もう子宮内部は彼らにとって見放題だ
もう充分に陵辱されただろう。
……でも、彼女の運命は終わりを告げることはない
「準備完了ね、それじゃ早速実験を開始しましょうか」
レベッカの一声の後、玲奈の目の前に存在する堅甲な出入り口が自動ドアの如く開く。その重厚な扉の向こうから何かがやって来た。
その気配はこれまで何度も感じてきたもの、間違える筈が無い……そう、デスパイアだ
『ひっ!?デ、デスパイア!?…な、何故こんな所に!?』
扉の向こうからやって来たデスパイアはナメクジのような姿をしており、既に身体から輸卵管を露出させ左右に振りながら此方にゆっくりと迫ってくる。
「この子は捕獲したデスパイアなの。定期的にエサをあげてるからヒトに危害は加えないようになったのよ」
エサとは何のことだろう。言うまでも無い、今の自分のことだ
「さあ、計測開始。今回の実験は産み付けられた卵の発育を調査するのよ」
ナメクジは雌、しかもエンジェルの匂いを頼りに刻一刻とにじり寄ってくる。視線はスクリーンからデスパイアに支配された。
距離的に考えてあと10秒もかからず生殖行為が始まるだろう
『いやだ…やだ…こんなの…あんまりよ…』
頬を恐怖の余りに引き攣らせると同時に全身を震わせる。もうデスパイアは間近だ
「サンプル、恐怖度が急上昇しています」
「サンプル、羞恥度は高レベルをキープしています」
玲奈の各所に設置された計器によりスタッフが読み上げる現在の自分の感情。
もう彼女には感情を隠す自由すら無くなってしまった。
遂にデスパイアは歩みを止め、数珠繋ぎのように卵の詰まった輸卵管を振りかざす
『やだ…そんな気持ち悪い物…』
先走り液を滝の様に溢れさせた輸卵管が玲奈の門に触れた…それは一瞬
じゅぷっぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ
『いやぁーーーーーーーーーーー!!』
入ってきた。ソレは先走り液を膣壁に塗りこむかの如く伸縮を繰り返しながらジワジワと最終目的地に向け確実に歩み寄る。
じゅる…ぬぷ…にゅるる…みゅりり…ずぷり…
『やだ…そんな…ナカで…イヤらしく動かないで!…』
あの時のような文字通り機械的な挿入ではなく、今回は正に対照的であった。
うねる、曲がる、擦り付ける、回転する、さらに一度退き、螺旋を描くように突き入れる。
「サンプル、快楽度が上昇。どうやら媚薬が浸透し始めた模様です」
スタッフの声が耳に入る。彼女に設置された計器の数値は嘘を吐かない
『ふあぁぁん…くふぅ…!…きゃぅ!…はぁあぁぁ…』
流される…このまま媚薬とデスパイアの性技に身を委ねてしまえば楽になれるかもしれない…
だが、それはエンジェルとして、人として在らざる行為。
相変わらず快楽信号を発し続ける脳の中で「抵抗」という言葉が隆起する頃、玲奈の視界にデスパイアのとある器官が映ったのだ。
『やだぁ…!…それは…んぅ!…まさか…輸精管!?…くぅうん!!』
輸卵管が膣内を支配し続ける中でユラユラと狙いを定め始める。普通産卵型のデスパイアは卵を産みつけた後に輸精管の出番がやってくる。
だが、どうもこのデスパイアは待ちきれないのか玲奈に存在するもう一つの入り口を使用することを決定したようだ。
『だ、駄目!!…同時なんてムリ!…お尻駄目、ムリだからやめ』
ぐにゅう!!…ぶぶぶぶぶぶぶぶ!!
『か!?…はあああぁぁぁあぁあああぁ…くはぁ…』
声にならない悲鳴を挙げる玲奈。既に声を出す為に吐く空気は肺に残っておらず擦れる音だけが僅かに発せられるだけ。
凶悪で醜悪な姿をした輸精管は膣とは違って暴力的な愛撫を展開するのだった。
じゅぶじゃぶぬぶぶりゅぐちゅにちゅじゅる!!
『痛!?…はぁぁあ…くぅ…!…ぐはぁあん!……きひぃいいいん!…』
膣からは純粋な快楽を、アナルからは暴力的な痛みを与えられ、ソレが混ざり合いシンクロすることにより快楽を通り越えて新たな段階へと昇華する。
「レベッカ所長、サンプルの興奮度、快楽度共に振り切れました。」
部下の報告に軽く息を吐く上司
「まあこのデスパイアはある意味経験豊富だからね、コッチとしては早く孕ませて欲しいところだけど」
再び息を吐く所長の目の前で一人の元エンジェル部隊と一体の異形がサンバのように踊り狂う。
既に女性側の身体は痙攣を繰り返している。もう何度絶頂しているか分からない。
ひょっとしたら昇ったまま降りれないのかもしれない。
『あひはぁあぁ!!…ひああぁぁあ…ふあひあぁぁああーーーーーーー!!』
言葉なのか音なのか判別がつかぬ声を挙げながら乱れる玲奈。かつての凛としたエンジェル部隊の小隊長としての姿は見る影も無い。
だが、ここでデスパイアの動きが停止する。
『はぁ…はぁ…はぁ……はぁ…な…何故?…』
長い長い絶頂の余韻を終え、気だるさを感じながら少しだけの休息を味わう。……訂正しよう。彼女に休息は存在しなかった
「始まるわね…。玲奈さん、目の前の映像を見なさい」
自分の頭上にいる者の声が聞こえた気がした。
『始まる?…な、何が?…』
本当は自分も分かっていた。でも何処かで…心の何処かでそれを否定したかった。「孕ませられる」という答え以外の何かが欲しかった。
それでもやっぱり現実は非情で…
目の前のスクリーンに目を移す。いつの間にか輸卵管の先端が入り込んだ子宮内の映像が広がっていた。管の先端が開き、細かい振動を始める
『やだ…いやだ…そんな気持ち悪い物…いらない…産んじゃだめ…』
輸卵管に目を移せばおぞましいピンポン玉大の透明な卵が蠢いている。卵の中心にある真っ黒な杯でさえも確認可能。
『いやだよ…こんな物見せないで…産まないで…何もしないで…』
再びスクリーンに目を戻し恐怖に身を震わせる。そして遂に、その瞬間が訪れた
グググッ…ポコン…
『イヤァーーーーーーーーーーーーーーー!!』
産み落とされた命の元…感覚で感じる胎内の異物感。視覚で確認する異物が子宮内に存在するという事実
ポコッ…プコン…ポロ…ポココン…
『ダメェーーーーー!!そんなに…もう産まないで!!』
次々と排出される絶望へと導く卵。それは映像内と玲奈の心と身体を同時に絶望で埋め尽くしていく
刻一刻と増え続ける卵の映像が玲奈の目の前に映し出される。だが彼女はその惨状から目を逸らすことがどうしても出来なかった。
そして玲奈のお腹が膨らみ始める頃、お尻に入り込んでいた輸精管が抜かれる。それにより子宮に若干の余裕が出来たがそれも卵によって打ち消されていく一方だ。
プココ…ポン…ポロ…ボコン…ボコ…
『もう…ムリ…い、痛いから…止めて…産卵を止めてよ…』
目の前の映像は完全に卵しか映っていない。隙間無く詰め込まれた子宮内が映し出され玲奈を精神的に叩きのめす。デスパイアもこれ以上は無理だと判断したのか輸卵管を速やかに抜き出した。
ニュポン…
粘着質な音を立てて輸卵管が引き抜かれたものの、玲奈の女孔は一瞬の休息も得ることは叶わなかった
ジュブルルルルル!!
『はひぃぃぃぃい!!…そんな…いきなりなんて!?』
輸精管だ…これまでお預けを喰らっていたかのような激しい突き上げに軽い絶頂を覚える。雌の事などお構い無しの雄の欲望を体現するかの如く、射精への最短距離を歩む輸精管
ジュブジャブジュクジュグニュジュルジュニチュ!!
『ダメェ!!…こ、壊れるぅ!!…激しくしないで!』
先程も言ったとおり雌の事など気にしない。あっという間に輸精管は射精への下準備を終えて子宮口から内部へと顔を覗かせる。
玲奈は胎内の感覚と目の前の映像の隅に映る銃口から確信した。
来る…
『お願いだから…来ないでよ…ねえ、精液掛けないで!…妊娠はイヤなの!!』
ドッッッッッッ…プゥゥウーーーーーーーーーーー!!!!!!
『ダ、ダメェェエエェェェェエェーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!』
一瞬で隅々まで真っ白に染まったスクリーンと玲奈の意識。それは直ぐに退くことは無く、暫くの間それぞれを支配し続ける。
役目を終えた輸精管が抜け落ちる。
惨めに膨らんだお腹を晒し、女孔からはだらしなく白濁したデスパイアの欲望を零す元エンジェル。
スクリーンは白波を終えて受精を完了した卵が映し出される。受精前よりも活発に蠢く胚が気色悪いことこの上ない
だが、瞳の濁った受胎者にはこの映像は見えているのだろうか?
それは…だれも分からない。
〜以下は研究所に残された研究員手記から一部抜粋〜
一日目
受胎は完了。被験者は意識を失うも小一時間程で覚醒。やはりエンジェルの回復力、身体保護力は脅威的だ
覚醒後スクリーンの卵の映像を見て重度の錯乱状態に陥った為已む無く鎮静剤を投与、黙らせる
卵への影響が懸念されたが問題は無いようだ。
二日目
胚が成長、計器による魔力の流れから彼らの養分は母体の魔力による物であることが改めて照明される。
被験者は一日中泣き続ける。そんなに子宮の中を見せられるのが嫌なのだろうか?
三日目
被験者が母乳の生産を開始する。搾乳し養分を検査したところ多量の魔力を感知、これは幼デスパイアの食事として最適だろう。通常の母乳にはありえないことなのでデスパイアによる影響と見て間違いない。新発見だ
四日目
卵内部の胚がもう幼生の形を形成していた。
これはどうでもいいことだが卵の成長と共に被験者のお腹も膨らみ続けている。
出産まであと少しだ
五日目
卵の膜の中でナメクジの幼生がゆっくりと動くのが確認できた。人間で言う「蹴る」という行為なのだろうか
被験者は腹と乳が張って苦しそうだ。うるさくてかなわない
これなら前のサンプルの方がマシだ
六日目
もう何時生まれてもおかしくない。今日か明日か?
これまでの卵の成長の様子を統括すると人間の胎児の成長を早回しで再生する感じに近い。
これでまたデスパイア研究が進んだ。
七日目
(まだ何も書かれていない…)
あれから一週間…
玲奈のナカで息づいた命達は充分な発育期間を経て誕生の時を待つのみだ。
子宮内カメラの映像からもソレは確認できる。
『うぁぁ…気持ち悪い…お願いだから…早く終わってよ…』
この悪夢そのままの環境でも彼女の精神は壊れなかった。賞賛すべきなのか同情すべきなのか…
『お腹…動かないで…産みたくない…』
卵の膜の中で動き回るナメクジの幼生達、外側から見ても彼女のお腹の中が蠢いているのが明らかだ。
早くこの女性としての尊厳を踏みにじる「孕ませ」「強制出産」から解放されたい…でも、その過程で必ず彼らを産まなければならない。
早く終わって欲しいが産みたくない。矛盾にも似た葛藤が彼女を更に苦しめる
けれど、現実は彼女の答えを待つわけも無く…
プチンッ!!
『ひっ!?』
お腹に軽い衝撃。何が起こったのか頭の中で仮説を立て、目の前の映像が証明する。
最初の一匹が孵ったのだ
プチッ!…プチプチ…プチンッ!!
堰を切ったように次々と孵っていく卵達。細胞膜という檻に捕らわれていたナメクジの幼生達は玲奈の子宮内を縦横無尽に泳ぎ回る。
グニュルルルリルルルルルリュ…
『きゃひぅうぅ!!…やめて…暴れちゃダメ!!』
子宮から産道を通り、玲奈の陰部からは卵の内容液が勢い良く噴出する。まるで破水だ…
子供達も子宮口という出口を見つける者が出てくる。彼らは本能に従いカメラ映像の外へと消えていく
『はぁ…産まれる…来る…来ちゃう…ヤダ…うひゃうぅぅうぅぅぅーーーーーーー!!』
ヌジュル…ボリュ…ブビュル…
陰部を広げて外界に姿を見せるナメクジ。彼らは一度身震いした後に玲奈の身体をよじ登り、最初の食事の元へと向かう
『いやだ…来ないで…私は母親じゃないの!!』
当然ながら言葉など通じる筈もなく、依然として彼女の胸元にある二つの泉へと向かっていく。その光景は聖地に巡礼に向かう物たちのように見えた。
レロ…チュ…
遂に最初に産まれた一匹が食事場に辿り着く。先ず彼は表面に溢れ出た乳白色の球を嘗め、痛い程に張った乳首を吸いたてた
『吸われてる…おっぱい吸われてる…ああぁ…力が抜けちゃう…』
続々と食堂に集う子供達。必死に吸い付く彼らを見る限り初めての母の手料理は成功の様だ。
『ふぁあ…終わったの?…もう…終わってよ…』
食事を終えた子供達は眠りに着いたのかじっとして動かない。
終わったのか、そうでないのか…それよりも今の彼女は休息を取る方が先決だった。
「さてと、デスパイアは一匹だけ残してあとは駆除。次は別のデスパイアで実験するわよ」
レベッカの指示にスタッフ達が動き出す。玲奈に終わりなど最初から無かったのだ
七日目
出産が完了した。出産時の子宮内での動きが判明したのは大きい。
この調子で実験を繰り返せば妊娠しないエンジェルを作り出すことも夢ではない。
ちなみに被験者は廃人になった様子。レベッカ所長も連続妊娠など無茶をさせたもんだ
こちらとしては息さえしていれば問題は無いので大丈夫だ。
玲奈編 BAD END
65 :
兄:2007/08/20(月) 11:07:46 ID:JG6V2rTZ
以上です。
残暑が厳しいですが皆さん干からびないように気をつけましょう。
夏祭り参加者はお疲れ様でした。
自己最長文記録を達成。(微量ですが)
何故かダーク方向とか嫌がる陵辱に話を持っていくとペンが進む自分orz
あわわわわわっ!す、すげぇ!凄すぎますよ作者さんっ!
こういう描写が優れた戦うヒロインがここまで激しく犯されるなんて楽しみで仕方ありません
どうりで俺、最近二次元ドリームノベル買わない訳だよ
だってこのスレの方がヒロイン魅力あってシチュエーション過激だもんwww
子宮内にカメラ設置して中を見せつけるとは…
兄さんは何処まで俺のツボを直撃or開拓すれば気が済むんですか!?
68 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:38:11 ID:X+pdrgzn
素晴らしいです!!
味方に裏切れぼろぼろに凌辱される設定
素晴らしいです!!私の触手が唸ります
いいすですねえ〜。
次はレベッカがボロボロに犯されちゃうのキボン。
子宮内カメラ…
これにすげえ興奮したのは俺だけじゃなかったようだな
あいかわらず兄貴はGJだぜ!
もうアレだな。我が世の春が来たァ〜!(CV子安)と叫びたくなる様なシチュだ。
玲奈先輩に(;´Д`)ハァハァ、レベッカ女史に((((;゚Д゚)))ガクブルで二度美味しい。
ちなみに手術後はブレード光波が出せうわなにをするやめrqあwせdrftgyふじこlp
触手と言えば
何故か変身ヒロインや魔法少女に巫女さんとか戦える強い女性を堕落させる担当が多いよね
変身ヒロイン系のシリーズによっては
続編のヒロイン達の前に堕落し触手の虜になった前作の変身ヒロイン達が敵幹部や捕虜として登場するのもあるらしいし
弱い女の子は嫌いですか?って感じだし
弱い子は襲わないのが紳士触手
74 :
強引愛派代表:2007/08/22(水) 14:17:32 ID:nygU0Ugt
そう、襲うのではなく愛するにょろ、誠意をもって接すれば必ず伝わるもの。だから、た
いえいえ、戦いとは無縁なおにゃのこが理不尽にニュルニュルされちゃうのも大好きですが
むしろそちらが大好物ですが。
ニュルニュルされてればなんでも大好物ですが。
>>72 戦いは数だよ兄貴!氏の初期作品を読めば幸せになれる
>>33 触手が武器のヒロイン…っていうと「ランセリィ・K・シェルエリネス」か?
もう15年以上前のネタですが巫女さんと蛇で(竜姦書いてますが進行しない・・・)
奇々怪界
「ひゃぁ〜〜!」
蛇にぐるぐる巻かれる小夜ちゃん。体を縛られて身動きとれません。
蛇は食おうとする気配もなくただ巻きついているだけ。
「は、はなしてよぅ〜〜」
けれども蛇は離れようとしません。それどころか舌でなめなめしてきます。
「く、くすぐったいよぅ〜〜」
徐々に蛇が小夜ちゃんのところに集まってきます。じわじわじわじわと・・・
「え・・・え、ええ〜〜」
この蛇たちも巻きつくのかと思いましたがみんなで小夜ちゃんをはこんでいきます。
「ど、どこに行くの〜〜?」
ずるずると運んでいった先は穴の中。よーく見ると大きい蛇がいます。
大蛇は近づくとなめなめします。先ほどまきついていた蛇は離れて外に出て行きました。
小夜ちゃんが持っていたお払い棒や札も持って。
「それはだめぇ〜〜〜!」
そしてささやかな光が入る程度で出口は閉じられてしまいました。
「や・・やだぁ〜〜」
小夜ちゃんは涙を流していましたが大蛇が来た後から小さい蛇たちがついて来ました。
小蛇たちは大蛇の側に行くとぎゃあぎゃあといい始めました。大蛇はそれに言葉を返しているのか声を返します。
小夜ちゃんは見ていましたが自然と恐怖は沸きませんでした。
「それ・・子ども〜?」
大蛇はコクっとうなずきます。
「お母さんは?」
大蛇は顔を背けます。子蛇たちも首を下に向けます。
「それで・・・わたしを?」
大蛇は申し訳なさそうにうなずきます。するするとはなれていくと、
「まって!・・わたしがその子たちの母親代わりになるよ」
大蛇は少し驚いて見つめます。
「・・この子たちをほうっておけないもん」
そういうと小夜ちゃんは手をおいでおいでとしていきました。
「おいで〜みんな。こっちだよ〜」
子蛇たちはするするとよっていきます。
「いい子いい子〜」
絡み付いてきますがさほど気にもなりません。
大蛇は痺れをきらしたのか側によって子ども達を離れさせます。
「あ・・なにするの〜?」
大蛇は緩やかに巻きつくと小夜ちゃんが着ている巫女服をとっていきます。
「は、恥ずかしいよぅ〜〜」
びりびりに破くと尻尾を胸に巻きつけます。
ぐるぐるぐるぐる巻いて適度に締め付けます。
「や、やふぁん〜〜!」
舌でもペロペロ舐めて段々先端が堅くなってきました。
「き、きもちいいよぅ〜〜〜」
蛇は下のほうに移動すると袴の中に入っていきました。
「え、も、もしかして〜〜」
太腿にぐるぐる巻きつくと頭を割れ目に向けました。
「そ、そんなぁ〜〜巫女なのにぃ〜〜」
そして・・
ズブっと入れました。
その後、蛇が大量繁殖して後から来た小夜ちゃん達がお札で払うのに苦労したそうな。
思えばエロ描写が1%程度もないな・・
たまたま置いてあって勢いで書いてしまった
エロ描写はないが、シチュはすばらしい。
ゼヒエロ描写を入れた上で再挑戦plzzzzz
>大蛇は顔を背けます。子蛇たちも首を下に向けます。
なんか萌えたww
触手って何気に羨ましいよね。天使や女神を筆頭に
巫女・魔法少女・正義の味方・スパイ・一般人等々、性格も内気だったりガサツだったり多種多様で
ロリなど様々なジャンルの女性達を責めるだけでなく上級魔族が居るのに本番での中だしまで出来る場合もある
何か本当に納得いかない位に羨ましい
>>86 いやいや、一人前の触手になるには色々大変だニョロ
>>87 その通りだニョロ。
スポットライトを浴びて、実際に女の子に触れる触手は、一握りだニョロ。
大多数の触手は、バックでにょろっているだけだったり、
小道具的に扱われたりしている下積み触手だニョロ。
それでも、いつかは自分も、大触手になれると信じて、
バイトとかで食いつなぎながら、頑張っているんだニョロ。
89 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 11:54:37 ID:QIM05g7o
特殊技能がないと人気は出ないしな
媚薬とか脳支配とか
たまには戦闘もこなさないといけないし
体力がないとやっていけないニョロ
ageすまニョロ
再生能力鍛えておくと、長い目で見てお得ニョロよ
92 :
兄:2007/08/24(金) 12:17:44 ID:zBErOu13
そうだよな…
何度戦うヒロインにバッサリとやられたことか・゚・(つД`)・゚・
コテ外し忘れorz
ちょっくら触手にケツ向けて「イ○ポ」って叫んでくる
いやそんな触手×触手だなんて!
新しい…
マテw
いつから兄貴は触手になったんだ
兄貴はデスパイアだろ
96 :
前スレ376:2007/08/24(金) 21:31:39 ID:1V3pTdUs
じゃあ触手にケツを差し出すデスパイアか………あれ?やっぱり新しいww
えー、覚えてる方がいるかどうか……徹底的に和姦の人です。
この猛暑の中、海にも川にもいけなかった腹いせに、水中姦に挑戦。
97 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:36:45 ID:1V3pTdUs
川遊びは昔から好きだった。
泳ぎは得意な方だったし、何より麓の町にある恭子の家には、子供でも出かけられる位の距離に、
今時珍しく泳げるほど奇麗な川があったのだ。幼い頃、親に連れられて何度も遊んだ記憶があるし、
学校に上がってからは、友達同士で親に内緒で泳いだこともある。勿論、後でばれて大目玉を喰らった
わけだが、それでも、またこっそり来たいと思うほど、それは楽しい思い出だった。
しかし、そんな恭子のやんちゃっぷりも、齢が二桁を迎える頃には徐々に鳴りを潜めることになる。
その頃になると、成長の早い子に連られて、女子は皆段々と色気づき始める。そんな中、人前に水着に
なるなんて恥ずかしいという思想が、学級内の女子の間で広まると、彼女もあっさりと染まっていった。
やがて、自分にも性徴が現れてくる頃になると、それは現実のコンプレックスとなって、彼女を無邪気な
川遊びなんてものから、完全に引き離すこととなる。
それでも、大はしゃぎで橋から飛び込む同い年の男の子達を見ていると、羨ましい気持ちになるのもの
だった。男って子供ねぇ、と級友の女子達と笑い合いつつ、同時にこんな所で背伸び合戦をしているよりは、
一緒に川に入った方がずっと楽しいのに、という鬱積した思いを、慣れない生理痛と一緒に、お腹に抱えて
いたものだ。
そして、いつか本当に気の置けない友人が……あるいは恋人が、出来たのなら。今度はもっと人気の無い
上流の水場で、誰にも邪魔されず思いっきり遊んでやろう。そんなことを、中学に上がる頃、よく考えていた
のを思い出す。
だが、しかし。
「……まさか、お年頃になって、触手と一緒に川に戻ってこようとは、予想だにしなかったなぁ。」
川辺で水着に着替えつつ、今は17歳の野々宮恭子が、ふと独り言を呟いた。
1.
その日曜日は、丁度梅雨の中休みだった。六月にしては大きく張り出した太平洋高気圧のおかげで、
盆地の気温はグングンあがり、おまけにフェーン現象まで重なって、恭子の住む町の付近は、軒並み
真夏日の予想であった。
丁度、その辺りで触手達の遠出を計画していた恭子は、これ幸いに、その日のイベントを川遊びに
決定した。
普段、彼女が触手達に会いに行くのは、金曜か土曜の夜である。これは、毎週毎週、娘が趣味でもない
山に出かけて、彼女の両親が怪しむのを防ぐためだった。しかしそうは言っても、触手だとて偶には
ちゃんと明るい場所で、恭子と羽を伸ばしたいこともある。それに、ミノリとしても、定期的に昼間の森の
様子を、自分の目で見て置きたいという考えがあった。そんなわけで、一月に一度程度の割合で、恭子は
こうして休みに朝早くから、山に入ることがある。
しかし、その段取りは、夜中にこっそり出かける時とは比べ物にならないほど大変だった。なんといっても、
明るい時間に触手と落ち合わねばならないのが、最大の難問である。
友人と出かけるのにおかしくない範囲で、出来るだけ動きやすい格好を選ぶと、恭子は朝一番のバスで
山へと向かった。そして出来るだけ人気のない場所で下車すると、道から触手達が見えないところまで、
自力で森に分け入った。後はひたすら犬笛を吹きつつ、誰かが自分を拾いに来てくれるまでの間、
藪蚊と格闘し続けることになる。
暑さを圧して、ナップザック忍ばせたウインドブレーカーを着込み、顔をぱちぱち叩き続けること
十五分。辛うじて二箇所の被害に押さえていたところで、漸くオクトルがやってきた。一旦巣穴で集合し、
改めて四体と一人(+一人)で、今日の目的地である滝壺を目指す。
そこは、ずっと以前に見つけていた水場の一つだった。巣穴から距離があるので、崖下のものの様に
気軽には使えないが、その水量は桁違いに多い。実際には滝というより、落差の大きい川の一部といった
感じだったが、おかげでわざわざ訪れる人も無い、静かな場所だった。相当深い森の奥にあるし、釣り場
や名所が近くにあるわけでもないので、余程のことが無い限り、人間と遭遇することは無いだろう。
98 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:37:52 ID:1V3pTdUs
彼らは小一時間ほどかけて、そんな滝壺までやってきた。恭子は四体に代わる代わる乗り換えながら
登ってきたのだが、この暑さの中、荷物を抱えての登山は触手達にも結構な運動だったらしく、皆大量の
汗を掻いていた。その腕の中にいた恭子も、暑いことには違いなかったが、お姫様よろしくずっと抱えられ
ていたので、疲労そのものはゼロである。みんなを労い、ちょっと休んでてね、と言ってから、彼女は先に
一人で準備を済ませることにした。
着て来た外出着を丁寧に畳んで、ナップザックに仕舞い、新調したセパレートの水着を身に着ける。
初お披露目の相手がこやつらというのも、何だかなぁといった感じだが、まあ特別見せたい相手がいる
訳でもない。
だが、どうせ人目を避けるなら裸でよくないかというミノリの意見は、当然、即時却下した。
サンダルを履いて水辺に下りる。気温はそこでも三十度以上あったようだが、ぴちゃぴちゃと足をつけると、
川の水は流石に冷たい。水に入って暫くは気持ちいいだろうが、身体の冷やしすぎには気をつけなきゃな、
と頭の端に書き留める。
深さは思ったよりもあった。透明度が高いので川底もなんとか見えるが、一番深いところでは数メートル
あるだろう。ただ、そこは川幅も広く、流れは穏やかで、むしろ下流側の浅いところの方が、白波をたてて、
岩の間を轟々と激しく流れていた。ここは恐らく、大水で流された巨岩が、滝壺周辺の流れを堰き止めて
出来た、ミニチュアのダムなのだろう、とミノリは考えた。
彼は続けて、準備体操をする宿主の目を借り、水面の状態をよくよく観察した。そして今いる岸からおよそ
ニメートル程度が安全範囲と見極め、それを恭子に伝えようとしたその時。
彼女はいきなり、一番深い場所を目掛けて飛び込んだ。
”おい…っ!”
頭の中で絶叫するも、恭子は鼻歌交じりで水中を進む。そのまま十秒ほど素潜りをして、彼女は川の
中心付近で顔を上げた。
「…っぷはー、いやー気持ちいいねっ、最高だねっ」
”最高なのは結構だが、ここの流れの早さ、分かってるのか?”
「はふぃー。んなこと分かってるわよ。三歳から一人で泳いでた恭子様をなめんなー。」
そう言って、今度は川の真ん中に転がる大きな岩を目指して泳ぎ始める。
”そういった自信が毎年数多くの水難事故を…”
「知ってるわよ。もう子供じゃないんだし、川遊びで無茶なんかしないってば。」
流れの中を十メートルも泳いで、息も乱さずそう言うと、彼女はよっこらせと岩の上に這い上がる。
そこから川全体を見渡して、
「このラインから向こう。それから、あっちの岩で流れが割れて、後ろで水面が窪んでるとこ。あの辺は
流れが速いし複雑だから近づかないわよ。でも、それ以外は全然平気じゃない。こりゃ穴場だわ。」
”…見ただけで分かるのか。”
「うん?いや、見ただけっていうか、見たままっていうか。」
そう言うと、本当に不思議そうに首をかしげた。
それにミノリが何か返す前に、彼女は対岸に触手達が現れたのに気がついた。様子がおかしい胎内の
住人はひとまず放って、恭子は岩の上に立ち上がると、彼らに元気よく両手を振った。
「おーい、すんごい気持ちいぞー、早く入っておいでー!」
ところが、オクトル以下四名は水際まで来たものの、戸惑ったように蠢いて、こちらに渡ってくる様子が
ない。もしかして登山で疲れきってしまったか、と恭子が思っていると、ミノリがポツリと違う、言った。
「?。なんで?」
”………我々は、水の中を泳げない。”
99 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:38:45 ID:1V3pTdUs
2.
たっぷり五秒、乗っている岩のように固まったあと、恭子は天を仰いで吹き出したした。
「ぶっっわはははは!な、何、何それ、触手が水に溺れるって、っあっはははは!」
”溺れたとは言ってない。泳いだことが無いだけだ。”
憮然として言い返すも、恭子の笑いは止まらない。
「だって、あんた達、そんな蛸か海星のお化けみたいな格好しといて、そ、そりゃないよっ!」
”失礼な。君もヒトの形をしておいてそりゃないぞと私に思わせた事が何度あったと、”
「いや、そういう問題じゃないんだって。わはは、ごめん、収まんないっ!」
今度はうつ伏せになって、ひぃーひぃー言いつつ岩を拳で叩いている。横隔膜の痙攣で、子宮ごと脳組織
を揺さ振られながら、ミノリはじっと、宿主のバカ笑い収まるまるの待った。
五分ほどして、ようやく笑いを収めると、目尻に溜まった涙を拭きつつ、恭子は言った。
「そうか、そうよね、あんた達、徹底的に温室育ちだもんね。」
”否定はしない。ニュアンスはともかく、言葉どおりの事実だからな。”
そういうミノリの口調に、もう苛立ちの色は無く、代わりに諦めが浮いている。
「よし、じゃあ今日は、野生児恭子の水泳レッスンだ。ミノリ君も後日しっかり教えたげるから、今日は
よくよく見学しておくように。」
”君が触手の泳法に詳しいとは知らなかったな。”
「そうやって先を急ぐから金槌なのよ。取りあえず、今日は水に浮くとこまでいければ御の字だね。」
そう言って軽く下腹をさすってやると、彼女は再び、岩から川面に飛び込んだ。
対岸には、オクトル達が行儀よく横一列に並んでいた。成る程、深さが50cm程のところまでは、
皆じゃぶじゃぶと入ってくるが、それ以上の、流れがのある場所までは、決して出ようとしなかった。
恭子が川の中から誘うように、ほ〜れほ〜れと水をかけても、せいぜいその場から肢で飛沫を飛ばす
ぐらいで、誰もこちらに来る気配が無い。
調子に乗った恭子が、川上に陣取りばっしゃばっしゃと波を寄こしていると、やおら、デッカの長い触手が
空中を伸びてきて、彼女の身体をひょいと釣り上げ、その懐の中に抱え込んだ。
ぺたぺたと巻き付く温い触手をあやしながら、恭子はわざとらしくため息を吐く。
「こりゃー重症ね。とりえあえず、水が怖いってことはないんだよね?」
”いつもあれだけ行水してるのだから、そうだろうな。”
「しかし余裕で背の立つところでこの有様ってことは、要するに流れがだめなのか。」
ふむ、といって身じろぎし、デッカの触手からスルリと身を抜く。お互い濡れた肌がよく滑り、いつもより
あっさり触手の檻から脱出すると、彼女は水際を上流側へと歩いていった。
そこは急に深くなる代わりに、水の流れは淀んでいて大人しい。恭子は試しに底近くまで潜ってみたが、
変に巻いている流れなどもなかった。
「えーと、物理的には水に浮くんだよね?」
”『体』の比重はヒトより小さい。”
「よろしい。じゃあ、始めましょう。」
初めはノーナを呼んでみた。好奇心が強い方だし、何より体重が一番軽いので扱いやすい。それでも、
恭子の二倍以上あるのだが、水の中ではその影響がグンと小さくなる。
右手を一本と絡ませ、ぐいぐい水の中へ引っ張ってみる。やはり流れが無いのが効いたのか、
一メートル半ほどの深さまでついてきた。しかし、それ以上は戸惑うように、彼女の腕を引き返す。
恭子は一旦、立ち泳ぎでノーナの元へ戻ると、身体に伸びる触手をスルリとかわして、背中側へと
回り込む。そのまま、後ろから頭の辺りを抱きかかえるようにして、背浮きの姿勢をとってみた。しかし、
「ノーナー。岩から手、離してみー?」
第五・六肢が、岸辺の岩を、しっかりと挟んで離さない。
100 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:40:01 ID:1V3pTdUs
ニ・三度繰り返すも、やはり駄目だった。しかしその間に、恭子は触手の浮力が思ったより強い事に
気がついた。なので、今度は正面から抱き合って挑む事にする。
腹側に回ると、無数の触手があっという間に全身に巻き付いた。この分だと、結構怖い思いさせちゃった
のかなと、恭子はやや自分の強引さを反省する。腕だけなんとか触手から引き抜くと、ノーナの腹を優しく
擦って、川に怯える大きな体を安心させた。
落ち着いた頃合を見計らって、再度トライ。と、今度はミノリがケチをつけてきた。
”待て、今君の足が完全に固定されているのに気付いているのか?”
「完全にじゃないわよ。右の膝下は動くもの。それに、とりあえず一緒に浮いてみるだけだって。」
”溺者はたとえ子供でも泳力ある大人を巻き込むことがある。まして、君とノーナの体重差は…”
「ノーナは溺者じゃないでしょ。溺れたことはない、泳いだことが無いだけだって言ってたじゃない。」
そう言ってニヤリと笑うと、彼女は右手でノーナの頭を抱き寄せ、左手をゆっくりとスカーリングさせた。
距離にして三メートルほど、水深1.8メートルの場所まで進出して、そのまま流れにのって帰ってくる。
ノーナが肢を真下に伸ばせば付いただろうが、如何せんそれら全てを一メートル半ほどの少女の体に
巻きつけていたので、彼にはそれが分からない。だが、今はそのことが重要だった。
岸に着くと両手でポンポンと頭を叩いて、恭子が言った。
「ほら、ほら、もう五メートル以上泳いだよ、ノーナっ」
流されたの間違いだろうというミノリの意見は黙殺する。恭子の声に、ノーナは慌てて触手を伸ばすと、
岸辺の岩をはしっ、と掴んだ。瞳は確認できないが、この分だと、目も瞑っていたに違いない。だが
それでも、自分が水に浮いたという感覚は、しっかりと得られただろう。それを好奇心に変換すべく、
彼女はここぞとばかりに触手を褒め立てる。
「すごいすごい。わたしなんか、水中の輪投げ遊びから卒業するのに一ヶ月もかかったよ。まあ、あれ
めちゃくちゃ面白いんだけどさ。でも水に入って三十分で五メートルなんて、霊長類顔負けだね。」
さあ、もういっちょいってみよう、と囃し立てると、その気になったのか、彼は恭子を抱えて、割りと
機嫌よく先程の出発点へと戻っていく。
”水を差すようで悪いが、分類学上我々が一番近いのが霊長類だ。褒め言葉としては微妙だな。”
「あっそう。」
いつになく無駄に饒舌なのは、きっとミノリも死ぬほど怖かったからに違いない。そう思っても、武士の
情けで恭子は口にしなかった。もっとも、思考が伝わるので、余り意味はなかったけれど。
一体が成功すると、あとは皆スムーズだった。ノーナの様子を、岸から見ていたせいもあるのだろう。
オクトル、トリデスと難なくこなして、デッカが最後に少し手間取ったものの、岸で少し水遊びしてから
臨んでやると、それまでの抵抗が嘘のように、あっさりと川面に巨体を浮かべた。
結局、一時間もすると、夏川の淀みに四つの怪しげな塊がプカプカと浮かぶ不思議な光景が、恭子の
眼前に広がった。ノーナとトリデスなどは、時々そのまま本流に流されて、下流の浅瀬に引っかかって
から、岸辺を歩いて戻ってくる遊びをしている。
その様子を、恭子は河岸の岩の一つに腰を下ろして眺めていた。今は保温と日よけを兼ねて、
水着の上からウインドブレーカーを羽織っている。
「何だ、みんな割りと筋いいじゃない。ミノリが騒ぐから、もっと手こずるかと思ったよ。」
”まあ、比重からして、どうあっても浮く事だけは出来るよな。”
「あんたが今それを言うか。」
突っ込みを入れようにも、相手は自分の胎の中である。とりあえず、彼を滝壺に叩き落すイメージだけを
脊髄越しに送りつけると、さて次はどうしよう、と彼女は思案に入った。
101 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:41:15 ID:1V3pTdUs
確かにここまではスムーズだったが、次のステップ、即ち潜るか泳ぐかを教える段階になると、さすがの
恭子も、何をしていいのかさっぱり分からない。少なくとも人間の泳法は絶対に向かない気がするし、
体形からして蛸の様な泳ぎ方が適当に思えたが、当然彼女は軟体動物に泳ぎを習ったことなどない。
まあ、初めてで無理してもしょうがないか。結局そんな結論に達して、彼女は上着を脱ぎ捨てた。
折角楽しそうにしてるのだから、今はあれこれ教えるよりも、自分も一緒に遊ぶ方が、ずっといいに
決まっている。
はずみをつけてジャンプすると、おりゃーと威勢のいい掛け声と共に、恭子はデッカとオクトルの間の
水面目掛けて飛び込んだ。
ゴーグルをかけて水の中から窺うと、触手達は巨大な海藻の塊のように見えた。なんとなくイソギンチャク
の様なものを想像していた恭子には、ちょっと意外な光景だ。彼女はその周りくるくる泳いで、ちょっかい
を出しては逃げ回っている。
慣れてくると、彼らも恭子を追って触手を伸ばすようになったが、それでも、水の中を自由自在に泳ぎ回る
彼女を、捕らえるまでには至らない。それが、恭子には凄く新鮮だった。
いくら言うことを聞くようになったとはいえ、今でも地上では、少女は触手に絶対に敵わない。彼らは
その気があれば、いつでも自分を閉じ込めることも殺すこともできるのだ。勿論、そんなことは有り得ないと、
この半年、共に過ごした歴史が証明しているが、それでも、絶対的な力の差は変わらない。
それが、この水中では完全に逆転していた。彼らは自分を捕えられないばかりか、自分の助けなしには
満足に動くことすら出来ないのだ。その事実が、彼女の心に、どこかこそばゆい感覚を与えた。
それで少しハイになっていたのだろう。ミノリに指摘されるまで、恭子は自分の疲れに気付かなかった。
”いい加減休んだ方がいい。これは嫌味でも皮肉でもなくて、体温が少し落ちてきている。”
そういわれると、急に身体が重くなった気がしてきた。低体温症は、泳力に自信のある者にとって水難の
一番の落とし穴だ。ごめん、ありがと、とよく分からないお礼を言って、彼女は急いで岸に上がった。
そのまま四つん這いで、先程脱ぎ捨てたウインドブレーカーを探していると、上からデッカが圧し掛かって
きた。ぐぇっとわざとらしく潰れて見せる恭子を、ひょいと懐に抱え上げると、彼はそのまま触手で包んで、
自分も川べりに横になる。触手の先は皆一様に冷たかったが、押し当てられたお腹は少しだけ生温い。
彼も水に浸かりすぎて冷えたのだろう、と思って、恭子はそのまま身を任せた。何より、これはこれで
日よけにも保温にもなる。
触手の毛布に包まって一休みしながら、恭子は他の三体の様子を窺った。ノーナはさっきから、飽きずに
ずっと川流れをして遊んでいる。大分冒険心が出てきたようで、今はうまく勢いをつけて川の反対岸へ
流れされるのに熱心だ。
オクトルは淀みの部分で、水澄ましの如くクルクルと回っていた。先程、恭子に徹底的に弄られたのが
悔しいようで、なんとか迅速な方向転換を身に着けるつもりらしい。
さてトリデスは、と見渡すと、これが全く見当たらない。あれ、もう上がっちゃったかなと、触手から首を
伸ばして見渡していると、こちらの意を汲んだのか、デッカが何やら水面の一点を指差して(?)いる。
はてな、と恭子が思っていると、やおらそこから、潜水艦の潜望鏡のように、一本の触手が顔を出した。
ビックリしてよく見ると、それはトリデスの口管だった。先端の花弁が深呼吸するように蠢いた後、
また唐突に水面下に沈む。
”なるほど、シュノーケリングだな。”
「……おっぱいに吸い付くだけじゃなかったのね、あの触手。」
感嘆を通り越して、半ば呆れの色を滲ませながらそうと言うと、恭子はゆっくり頭をデッカの懐に戻した。
102 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:41:48 ID:1V3pTdUs
3.
しばらくそのまま包まっていると、二人の身体も段々に温まってきて、恭子は少し眠たくなってきた。
しかし、本日水泳デビューの三体がまだ川に入っているので、目を離すのはちょっと不味い。寝落ち
しないよう身体をもぞもぞ揺すっていると、デッカの触手も釣られるように蠢きだした。
ふくらはぎや二の腕をマッサージするように緩く締め付け、腰には硬い外足が按摩のように押し当て
られる。最初はそれに「うひゃー気持ちいー」と身を任せていた恭子だったが、次第にデッカの動きが
妖しくなってきた。
足の間に回される触手の量が多くなり、マッサージの重点が太股に上がってきた。上半身の拘束は
段々に強まって、空いた脇から胸元へ伸びる触手も増えてきた。まだトップスの内側には侵入しない
が、その頂きを掠める回数が、不自然に多くなってくる。
おややと思った時には、少女の身体はもうしっかりと抱え込まれていた。「デッカぁー?」と詰るような
声を出しても、彼の態度はどこ吹く風で、マッサージの一環ですよとでも言いたげだ。
一応、当初の計画では、巣穴に戻ってから、ということになっていたのだが、まあこんな事になる
だろうと、恭子も初めから予想していた。真っ昼間の野外と言う事に抵抗が無いわけではなかったが、
それよりもここで断るのは可哀想という気持ちが勝る。恭子が意識して身体の力を抜くと、了承を得た
デッカの動きが、一段と大きくなってきた。
そのままグニグニと揉まれていると、岸を歩いていたノーナが、早速デッカの動きに気付いた。抜け駆け
すんなばかりに、浅瀬をバシャバシャと走ってくる。
その水音に他の二体も顔を上げると、一緒に川から上がってきた。
彼らは力を合わせて、よいしょとデッカの体をひっくり返すと、独り占め禁止、と自分の触手を彼の懐に
差し込んで、恭子の身体を探りに来る。群れ一番の巨体を誇るデッカも、三人がかりではさすがに防ぎ
切れないようで、温かい体の隙間から、冷たい触手が恭子の身体へ伸びてくる。
温度差にびっくりして、恭子が思わず声を漏らすと、それに気をよくした触手達は、ますます体を
入れてきた。
温い触手と冷たい触手が、交互に少女の全身をまさぐる。本当に新手のマッサージ店みたいな感覚
だが、店員がこんなに局所を狙えば、訴えられて一発で免停だ。いや、そいういうお店もあるんだっけ、
と身も蓋もない事を考えていると、トップスの紐が解けてカップがずれた。
二つの乳房が露わになると、早速触手達が殺到する。普段は、しばし押し合いへし合いをした後に、
大抵トリデスと他一名が確保して決着がつくのだが、今日は恭子も触手もよく濡れているためか、
にゅるにゅる滑って、なかなか勝者が決まらない。一本がとぐろ状に巻きついても、他の触手が強引に
押し入ると、胸は柔らかく形を変えて、その手を簡単にすり抜けてしまう。
「あっ…んっ…ん…あはは、ちょっと痛いよー…」
激しさを増す胸元での争奪戦に、恭子は苦笑いで苦言を呈する。けれどものの数分もすると、また
バタバタと何本もの触手が暴れ出し、彼女は、結局、こりゃだめだと諦めた。
身体の位置を変えたらマシになるかと、身を大きく捩った拍子に、開いた股座にも触手が伸びる。
しかし、ショーツより遥かに締め付けの強い水着のボトムを前に、彼らはやや攻めあぐねていた。脇から
触手を潜らせようにも、ゴムが強くてうまく入れず、かといって無理に引っ張り破ろうもんなら、恭子の
大目玉が待っている。仕方なく布地の上から、割れ目と豆を狙ってさわさわと蠢く。が、実は
その緩慢な刺激は、感じ始めの恭子に対して、彼らの予想以上の効果をあげた。
頭にも触手がやってきた。柔らかな頬を押し、また眉を逆撫でしては、恭子の前髪を掻き揚げる。
泳ぎに邪魔にならないよう、髪を固めていたゴムが、いつの間にか掏り取られ、下ろされた
セミロングの黒髪の中を、細めの触手が泳ぎ回る。
103 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:43:03 ID:1V3pTdUs
「ううっ…ん……あん…はれっ?」
と、唇をつつく二本の触手が、他のものと様子が違う。目を開けてみると、それはノーナとオクトルの
生殖肢だった。今日は全部の触手がよく濡れているので、こうして見るまで分からなかったのだ。
意を得て恭子が口を開けると、彼らは二本いっぺんに、彼女の口腔に入ってきた。そのがっつきぶりに、
恭子はおいおいと思いつつも、噛まないように口を大きく開け直す。すると二人は、彼女の舌を求めて
口の中でも暴れ出した。まだ細めで柔らかいからいいものの、勃ってきたらどっちか抜かなきゃな、
と舌を遊ばせつつ彼女は思う。
生殖肢への愛撫が始まると、二体分の触手の動きが、それまでよりやや雑になる。その隙を突き、
どうやらまたトリデスが、胸部の支配権を得たらしい。お陰で無理な揉み上げがなくなり、彼女と
してもちょっと楽だ。
しかし、口にノーナとオクトル、胸はトリデスと来れば、股座に構えているのはデッカだろう。となると、
今日の一番乗りは彼になると考えるのが自然である。
そこでううむ、と恭子は唸る。別にデッカが最初で嫌な訳ではないのだが、しかし彼のものは、巨体を
反映して些か大きい。一番に受け入れるのは、よく準備しておかないと辛いだろう。
よし、と決めると、彼女は自分からさっさとボトムを脱ぐ事にした。一旦両手から触手を外すと、水着を
太股の下までずり下ろす。後は触手達が引き継ぎ、その小さな布切れをたちまち彼女の足から抜いた。
やっと邪魔者がいなくなり、開かれた秘部は無数の触手で埋め尽くされる。
「っ…んがっ…むあっ…はむっっ…!」
ようやく始まった直接的な刺激に、じっくり焦らされていた局所は敏感に反応した。たちまち愛液が
溢れだし、彼女の体温をグングン上げる。生殖肢を二本挿しされた少女の口から、くぐもった喘ぎが
絶え間なく漏れる。
デッカは細い触手群で陰核を徹底的に責めるとともに、その幾重にも分岐した舌を、膣口付近に
宛がい始めた。零れる蜜を味わいつつも、細い分岐を一本づつ中へと収めていく。
三本目が入ったところで、それらは中で蠢き始めた。最初は一緒に、次はバラバラにと様々な
動かし方をして、恭子に予想をつけさせない。
膣を犯す舌は、三つ合わせてもノーナの生殖肢より細い程度で、また柔軟性に富んでいるため、
中でうねっても恭子に苦痛を与えなかった。しかし、そのうねりは、確実に彼女の中を緩めていき、
生殖肢のための道を押し開けていく。
残り分岐は、それ以上入る動きは見せず、代わりにゆっくりと下腹を這い回り始めた。文字通り、
中と外から同時に胎を舐め上げられて、恭子は思わず口の触手に噛みついた。
それでようやく、二本挿しは無理があると気付いたのか、オクトルとノーナは口の中から撤退する。
やっと顎が楽になって、恭子がはあはあ息を吐いていると、とうとうデッカの生殖肢が、彼女の
股に押し当てられた。
もうすっかり硬くなっていて、これ以上は我慢できないといった感じだ。恭子はまだ達したわけでは
なかったが、デッカは既に、普通に受け入れるには十分過ぎる程の準備を、彼女にしてくれていた。
覚悟を決めて、恭子は触手にGOサインを出す。
「ん…ふぁっ…い、いいよデッカ。一気に…いっちゃって。」
舌がスルリと引き抜かれ、早速剛直が当てられる。しかし、愛液で滑るそこは、太すぎる触手を
何度も弾いた。
そこで、デッカは細い触手を二本、中に入れると、まずそれで膣口を簡単に開いた。そうして出来た
小さな穴に亀頭をうまくはめ込むと、ぐっとめり込ませて固定する。ずれないことを確認して、補助の
二本を下がらせる。
衝撃に備えて、恭子が大きく深呼吸する。その息が半分ほど吐かれたところで、巨大な触手は
勢いよく少女の胎の中へ入り込んだ。
「っっ…はっ──ふうう、………っく、」
さすがに鈍い痛みが走る。だが、それは来るべき性感で、上書きできない程ではない。より彼女を
圧倒したのは、お腹をギリギリと拡げられる強烈な圧迫感だ。
104 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:43:55 ID:1V3pTdUs
一度には半分しか入らなかった。だが、そこから時間をかける余裕はもう無いらしく、デッカはやや乱暴に
身を捩ると、三度目の押しで、彼女を体奥まで抉じ開ける。全てを収めて、一度大きくうねると、そこで
ようやく、恭子の様子を窺うそぶりを見せた。
「んんっ……は…ははっ、全部入ったねぇ。」
そう言って、なんとか笑みを見せるものの、眉は大きく歪んだままだ。限界まで拡げられた膣壁は、
人間の男のなら痛みを感じるほどの強さで、デッカのものを締め付けている。彼は一旦、抽送を止めると、
少女の胎に自分の形を馴染ませるように、生殖肢をグリグリと回転させた。
挿入が一段落したのを受けて、体外の触手が再び活発に動き出す。胎内はまだ生殖肢で感じられる
状態にないので、彼らはより直接的な刺激で、恭子の性感を起こそうとした。デッカの舌は再度クリトリス
の責めに転じ、胸に陣取るトリデスが、協力するように乳首への愛撫を強め始める。ノーナとオクトルも、
彼女の背中に自分の腹を擦り付けるようにして、無数の触手で扱き上げる。
「ん…あんっ……ひゃっ…はうぅ!」
恭子の身体は、今や四体の触手で完全に覆われていた。分厚い肉壁の内側は、四体と一人の熱で
どんどん暑くなっていく。
「ぅあうっ……んあっ……う゛くっ……あんっっ」
そして、デッカの抽送が始まった。体軸に巨大な杭を打たれて、全身の筋肉の動きがバラバラになる。
まださほどの激しさは無いが、その一突き一突きは尋常でなく重かった。痛いとか、気持ちいいとか、
そういう以前に、その圧力が恭子の身体を圧倒する。
額を流れる汗を拭おうと、彼女は何度も腕を上げたが、それは顔にたどり着く前に、悉く触手の突きに
撃墜された。
汗はもう滝のように掻いていた。その0.8トンもの肉塊の内側は、いまや完全に蒸し風呂状態に
なっている。この運動でデッカ以外の個体もすっかり温まり、おまけに気温は三十度越え、加えて南中
直後の夏至近い太陽が、燦々と彼らに降り注いでいた。今、触手と少女を滑らせているのは、川の水に
替わって、全て一人と四体の汗である。
「んんぅ……あっ……あつーぅうっ!……ひゃっ……」
これじゃ今度は熱中症になっちゃうよ、と思う恭子の頬に、ふと冷たい飛沫が触れた。あれっと思って
手を伸ばすも、再びデッカの突きに邪魔される。仕方なく目を開けてみると、頭を覆う触手越しに、キラキラ
と光る川面が見えた。四体がかりでくんずほぐれつしている内に、いつの間にか水面近くまでずり落ちて
来ていたのだ。
涼やかな流れの煌めきに、恭子は思わず身を伸ばし、みたび身体を穿つ生殖肢に阻まれた。だが、
触手のサウナに閉じ込められている身としては、その冷たい誘惑は抗い難い。
「うあっ……えいっ─あ゛ぅ!……はんっ…」
デッカの抽送の合間をついて、なんとか水面に手を伸ばす。川に向かって身体が自然とずり上がり、
生殖肢も追いかけるように突き込んで来る。その反動を利用するような形で身を捩り、待ち焦がれた
水風呂まであと一歩、というところで、
触手が足場にしていた岩が、突然ゴトリと浮きあがった。
105 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:45:05 ID:1V3pTdUs
4.
「はぇ?……おわっわわっあーーがぼごぼごぼ!」
バシャーンとド派手な音を立てて、総計一トン近い肉と岩の塊は、涼やかな夏川の淀みに転がり落ちた。
触手はすぐさま、きつく恭子の全身をくるんで、落下の衝撃から彼女を守る。お陰で結構な勢いで川底に
ぶつかったのにも関らず、少女の身体にははかすり傷一つない。
しかし、この状況はちょっと不味いのではなかろうか。
幸いにして、恭子はいきなりパニックに陥ることはしなかった。しかし、地上で既に上がっていた息は、
すぐに苦しくなってくる。どうにかするには、まず触手を外さねばと思うものの、それを伝える手段が、
咄嗟には浮かばない。冷静になれば、彼らだって、恭子を呼吸させるべく水面へ押し出す知恵くらい
あるのだが、何よりここは水の中、触手の方がパニクっている可能性は十分にある。
上半身の触手を外す。下の方は、ゴーグル無しではよく見えない。とにかく両腕だけは自由にすると、
眩しい方向が上だと賭けて泳ぎ出す。と、腰から下が言うことを聞かない。
デッカの生殖肢が挿さったままだった。しまった、と思って手を伸ばすが、腰に打たれた巨大な楔の
おかげで、うまく身体が起こせない。おまけに、その触手の表面は、自身の粘液で水の中でもぬらぬらと
滑った。
本気で息が苦しい。もう迷っている暇はない。恭子は下半身を脱力させたまま、腕の力だけで再び
光の差す方へ向き直る。しかし、いくら泳ぎが得意な彼女でも、足も腰も使えぬままでは満足に泳げる
はずがない。いよいよやばいと、焦りで水を飲みかけた時。
一本の触手が、突然彼女の顔を押さえ込んだ。
トリデスの口管だった。彼は別の触手で、分けも分からず振り回す恭子の両手を縛り付けると、先端の
花弁を開いて彼女の口と鼻周りを密閉し、舌で強引に唇を割る。
口を開ければ肺に水を飲んでおしまいだと分かっていても、我慢できるはずもない。もう駄目だ、
と口を開け、思いっきり息を吸い、………息が吸えた。
あれ、と思ったのはしばらく後の話で、恭子はとにかくがむしゃらに呼吸をした。途中、また苦しくなって
焦り出した彼女の頭に、吸い込みすぎだ、深く吐けとミノリの冷静な声が飛ぶ。
一分程そうして、ようやく彼女も落ち着いてきた。周りを窺う余裕も出てきて、恭子は現状を確認する。
どうやらトリデスは、水上に出ている本体の口から吸い込んだ空気を、口管を通して彼女にもお裾分け
してくれているらしい。彼がどうして素直に水面に上げないのか、その理由は分からない。だが、何分
初めての水中だったわけだし、こうして助けてくれただけでも御の字である。
実際のところ、触手達は恭子の特訓の甲斐あって、水に落ちても焦ってはいなかった。落ちた瞬間、
彼らは皆教えられた通りに、全身の力を抜いて浮きの姿勢をとり、すぐにプカリと水面に浮かんだ。だが、
四体が団子状に絡まったまま落ちたため、そのままではうまく恭子を水面に出せなかったのだ。
そこで彼らは、とりあえずトリデスで恭子の呼吸を確保して、後は、しっかりした足場に触手が届くまで、
流れに任せてひたすらじっと待ったのだった。
水中でひとまず全員の無事を確認すると、早速ミノリが彼女をなじった。
”恭子さんの水泳教室とやらは流石だな。まさか溺死体験までメニューにあるとは思わなかった。”
そのいつに無く辛辣な口調に、恭子はうぐっと言葉につまる。
”いや、その、でも、これは別にわたしが無茶をさせたとか、そういうんでもないような…。”
”では君の川に対する慢心と侮りは、この結果とは無関係なわけだ。ところで、午前中に、休憩地点
は川岸から1メートル外側へ設けようという私の意見を、怖がり過ぎと一笑に付したのは、一体誰だ…”
”あああぅーはいわたしですとも。ごめんなさい。もっと気を付けるべきでした。”
言って恭子は、水の中で誰へともなくペコリと頭を下げる。相手は胎の中なので仕方が無い。
106 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:46:01 ID:1V3pTdUs
子宮内部の寄生体に、宿主がひたすら平謝りしていると、彼らはようやく川岸の浅瀬に流れ着いた。
デッカ達は触手を岸辺の岩に伸ばすと、今度こそ安全な足場かよく確認して、その体を固定する。
陸地につくと、それまで脱力していた触手群が、一斉に水中に伸びてきた。自分を案じて探りにきたと
思った彼女は、心配ないよと抱き止めようとしたものの、何やらちょっと勝手が違う。
彼らはさっさと恭子の手足を固定すると、腹部に長めの触手を巻きつけた。冷えに弱い彼女のお腹を
保温したつもりだろう。ついで、するりと局部にも触手を伸ばし、少女を水中に沈めたまま、当たり前の様に
彼女への愛撫を再開する。
「んぶっっ?!……ふぅうぅ、すぅー、はぁー、すぅーんぶぶっっ!」
途端に嬌声を上げかけて、自分が触手越しに息をしている事を思い出す。なんとか上ずる呼吸を抑え、
意識を肺に集中して、トリデスの口管を押さえ直す。
ちょっと待ってと言おうにも、水の中ではどうにもならない。しかもこんな時に限って、手足の拘束も妙に
固かった。振り払おうと力を入れても、一向に緩まる気配がない。
胸にも触手が伸びてきた。雰囲気からしてトリデスとオクトルのものだろう。彼らは、浮力で地上とは
異なる形に膨らむ乳房を、面白そうに突付いたり巻き上げたりしている。
いきなり始まった強引な責めに、恭子は思わず疑問の声を──上げられないので、考えるだけにする。
だが、それに何故かお腹の中から返事が来た。
”ちょと、まって、なんで、うああっ”
”ふむ、どうやら、水中では遠慮無用と考えたらしい”
”ええ!?なんでって……やんっ!”
”そりゃあ、アレだけ自由自在に振舞ってくれれば、私だってそう思うよ。”
しかし、ミノリにしては妙にぼかした言い方で、恭子には何のことかよく分からない。
実のところ、触手達は恭子の心配など、殆どしてはいなかった。つい数時間前まで全くの金槌だった
彼らにとって、流れの中を我が物顔で泳ぎ回る彼女はまさに魚そのものであり、水中で彼女が困る
などという発想が、そもそも思い浮かばなかったのだ。
勿論、彼女がれっきとした哺乳類であり、水の中で呼吸出来ないのは知っている。だが、それさえ確保
してやれば、彼女も水中の方が色々楽しいに違いない。先程だって、抱かれている最中にも関らず、
仕切りに川の方へ、身を伸ばそうとしていたではないか。
そんなわけで、触手達はある種の思いやりすら持って、続きを川の中でする事にしたのだ。だが、
そんな事を知る由もない恭子は、胎にデッカの蠢きを感じて、いよいよやばいと焦り出す。
”ままま待てまて、いくらなんでもまずいって!”
”そうか?まあとにかく吸うよりも吐くことに集中することだ。君の得意な水泳と一緒だろう。あと出来れば
過呼吸にも気を配ったほうがいいな。”
”そういう問題じゃないでしょ!えと、中に、み、水とか入っちゃうし、ていうか、”
”私と免疫系で対処できない細菌類は見当たらない。体温もすっかり上がっているし、存分に楽しむといい。”
”いや、そうじゃっきゃっっ……ちょっと、ミノリ絶対分かってて言ってるでしょ!”
”はて。ああ、そう言えば行為中は黙ってろ言われていたな。邪魔して悪かった。”
そう言ってぱったりと黙り込む。こりゃ絶対金槌って馬鹿にしまくったのを根に持ってるなと思ったものの、
今となってはどうしようもない。そしてとうとうデッカの抽送が始めると、恭子もミノリに構う余裕など
なくなった。
生殖肢が少しだけ引き抜かれる。膣内の容積が減って内圧がさがり、傘の先がぎゅっと奥へ
吸い込まれた。しかし膣壁は尚巨大な触手にピッチリと密着しており、まだ川の水は入ってこない。
小さく前後に動かして、デッカはしばらくその吸引を楽しんだ。その間に外の敏感な豆を責めて、やや
下りてしまった彼女の性感を呼び覚ます。
107 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:46:40 ID:1V3pTdUs
「すぅーっ…んっ……はぁーー、…っんんっ!」
段々と抽送のペースが速くなる。岸辺で抱いていた頃から合わせて、もうかなり長い時間、繋がった
ままのデッカは、いよいよ我慢できなくなってきた。頃合を見て、生殖肢を入り口付近まで一気に
引き抜いてみる。
「すぅーっん……んんっっひゃぐぅぅ!」
すると、劇的な変化が現れた。内部の減圧に耐え切れず、触手と膣壁の隙間から、内へ一気に冷たい
水が流れ込む。その感触に、恭子は思わず身を竦ませ、結果として浅い部分が生殖肢の傘のをぎゅっと
強く締め付けた。
思いがけない快感に、デッカが夢中で生殖肢を動かした。亀頭が殆ど露出するまで引き抜かれ、
空いた隙間から膣に川の水が流れ込む。その冷たさで壁が反射的に収縮したところへ、再び
剛直が押し込まれる。
「んんっっ!!……はぁー!、ふぅっ…っ…あんっ」
普段と異なる胎の動きで、デッカは実に楽しそうだが、恭子の方はそれどころではない。ただでさえ
デッカの巨大な生殖肢は受け入れるのが大変なのに、水深一メートル強の川底に沈められたまま、
それでじゃぶじゃぶと胎の中を掻き回されているのだ。
触手が抜かれる度に、新たな川の水が流れ込む。その冷たい違和感はどこか怖くて、恭子は触手を
追いかける様に腰を突き出した。いくら清涼な川の水とはいえ、そんな所に入れられても気持ち悪いだけだ。
自分の女を埋めるのは、やはり相手の男であって欲しい。たとえそれが触手であってもだ。
基本的に受身な彼女が、珍しく求めるような仕草をするので、デッカは張り切って生殖肢を振るった。
だが、もう長くは持ちそうに無い。次第に興奮が勝ってきて、抽送も自分のための激しいものに切り替わる。
傘が膨らみ、触手の限界を悟って、彼女も協力するように胎の中を締め上げた。恭子としても、デッカの
射精は待ち望んだものだった。その熱い精で、早くお腹の冷たい異物を押し流して欲しかった。
「ぐっっ……んんっ……あ゛うっ……ふうぅっ……」
激しい突き上げに、息が詰まる。シュノーケリングの呼吸法としては零点だ。だが、どうせゴールまで
あと少しだろう。呼吸のことは一先ず置いて、恭子はデッカを終わらせるために身を捩った。雰囲気を
察したのか、胸の触手もその頂きを激しく責め立て、彼女の身体と膣の襞を蠢かせる。
それにたまらず、デッカは生殖肢を最奥に押し当てた。
「っっはっ……んんぁああっっ!」
子宮頸部をこじりながら、巨大な生殖肢が傘を開く。随分と焦らされた甲斐あって、吐き出される精は
大量だった。一瞬で体奥の精子溜りを一杯にすると、その水圧を持って膣壁と触手の隙間をこじ開け、
胎の水を追い出すように、激しく膣口から溢れ出す。
恭子は性的に達してはいなかったが、自分の中が待ち望んだ熱でやっと埋められる嬉しさに、
ブルッと身を震わせた。その動きは当然お腹の中にも伝わり、彼に更なる射精を促した。触手をゆっくり
引き抜きながら、出来る隙間を自分の精で埋めていく。
おかげで、亀頭が最後にヌプっと抜け出た際にも、殆ど水は入らなかった。剛直で一時的に拡げられた
膣には、パテのように触手の精液が詰まっている。川の流れが露出した陰核を撫で、反射的に括約筋が
縮こまると、押し出された白濁が川の中をゆらゆら漂った。
そのあまりに淫靡な光景を、恭子が思わず呆然と見つめていると、早速次の生殖肢が入ってきた。
折角水避けになっていたデッカの精は、数度の突きで完全に掻き出され、その冷たさに緩んでいた膣も
ぎゅっと締まる。
”あうぅ……もしかして、全員終わるまで陸には上げて貰えんのだろーか。”
”折角だから、水の底でしっかり反省してくれたまえ。”
ミノリは相変わらずにべも無い。そんな彼に、恭子は水中で一つ、ううっと唸ると、再び触手を
受け入れるべく、意識して全身の力を抜いていった。
108 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:49:42 ID:1V3pTdUs
5.
結局、四体全員が少女の中を味わい切るまで、恭子は本当に水から上げて貰えなかった。途中、
彼女が何度か達した際には、流石に呼吸が出来ないので、顔だけ水上に出されたものの、身体が一旦
落ち着くと、すぐに川底へ沈められた。
まあその際に、意地悪くやめろと言わせなかった、ミノリのせいでもあるのだが。
ともあれ、無事川の中で触手達を満足させた彼女は、今は水際で再び彼らに包まれながら、遅めの
昼食を食べていた。場所は当然、ミノリが初めに設定した、『安全範囲』とやらの中である。
半分ほどを食べ終えて、傍の触手に弁当箱を預けると、恭子はうーんと伸びをした。川越しに通る風は、
滝の飛沫に冷やされて中々に気持ちいい。ここでマイナスイオンとか言い出すと、お腹の中の現実主義者
が、散々馬鹿にするので言わないが、それでも何か、身体に良さそうなものが、そこら中から出てそうだ。
川の匂いを胸一杯に吸い込んで、恭子は言った。
「お昼をするだけでもいい場所ね。今年の夏は暇を見つけてどんどん来よう。」
”全くだ。わざわざ水に入らずとも、川遊びは気持ちのいいものだろう。”
「まだそんなこと言って。」 彼女は笑った。「大体、ミノリ今日の今日まで、川遊びなんかしたこと
ないでしょうに。」
”私自身は無い。” ミノリは応じた。”殆ど施設に缶詰だったからな。ただ、私の培養漕を担当する局員に、
海川限らず水辺の好きな者がいて、よくそんな話をしていた。それを、今でも聞き覚えている。”
「……そっか。」
なんだ、結局聞きかじりかい。そう気軽に軽口で返してもよかったが、恭子は何となく、そうは言わずに、
後は静かに川面を見つめた。彼女が会話を続けないので、ミノリも黙ってそれにならう。
二人して川のせせらぎに耳を傾けることニ・三分、恭子がふと出し抜けに言った。
「今のわたしの感覚は、生では伝わっていないんだっけ。」
”ヒトである君と私では、五感を処理する脳構造が若干異なる。情報として参照しているが、体感という
意味では、していないな。”
「よし、分かった。」
そう言って、恭子はまだ自分に入ったままになっている、オクトルの生殖肢に手をかけた。時間が経って
とっくに小さく萎えていたそれは、彼女の手に従って簡単に抜けた。そしてオクトルが何事と顔を寄せると、
恭子はそのまま一つ口寄せをして、"直結"の準備をするようお願いする。
突然どうしたと尋ねるミノリに、彼女はいいからいいからと取り合わず、珍しく自分から膣に細い連結肢を
挿入した。勿論、彼女ではミノリの脳と繋げないので、あわててオクトルが手伝いの触手を差し向ける。
ミノリはそんな恭子の思考を探ろうとしたが、こういう突発的な思いつきは読みにくかった。彼とて彼女の
頭の中を、何でもかんでも自由に覗けるわけではないのだ。原因が先の会話にあるのは明らかだが、
それでもどこか符に落ちないまま、ミノリは『体』の掌握に努める。
十分程して、オクトルの体を殆ど自分の指揮下に置くと、ミノリは言った。
”帰るには些か時間が早いが。もう一泳ぎするんじゃなかったのか。”
「するよ、もちろん。ミノリと一緒に。」
”待て。それは一体どういう…”
「実際にやったことも無い奴に、川遊びのなんたるかを語られたくないもんね。」
そう言って彼女はニヤリと笑い、
「そ・れ・に。この中で水に入れないの、もうミノリだけなんだよ?」
実に楽しそうに、今はミノリの『体』であるオクトルの触手を、意地悪くツンツン引っ張った。
109 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:50:34 ID:1V3pTdUs
その後、泳ぎは『体』が覚えていれば十分だとか、連結肢を入れたままではいざという時危ないとか、
果ては、そもそもまだ昼食の途中じゃないかと言って、なりふり構わず抵抗するミノリを、恭子は満面の
笑顔で切り捨てた。
「デッカー、トリデスー。この駄々っ子を、わたしごと川に投げちゃってくれい。」
”よし、待て。分かった、入水動作は私がやる。”
すぐさま、少女を懐に抱え上げる。そしてくすくすと笑う彼女を腹の触手で締め上げつつ、擦り寄る二体の
魔の手から逃げるように、彼はざぶんと水に入った。
川に入ると、さすがにミノリも観念したらしく、素直に恭子の指示に従った。元々、オクトルがうまく
いった時点で、そのやり方は『体』側にしっかり刻み込まれている。要するに、後はミノリの思い切りが
つくかどうかの問題だったのだ。
だから、流れの弱い淀みの中に、無事にその身を浮かべると、彼の強張りはすぐに取れた。恭子は、
特に問題なさそうと分かると、そのまま彼を川の中心へ連れて行く。やがて二人は強い本流に捕まって、
そのまま下流に流された。
なんとも独特な感覚だった。肌で感じる水の圧力は、思ったよりもはるかに強い。体が流れと等速に
なっても、まだ四方から押される感じがした。事前に予想した、培養槽の中のようなふわふわとした
浮遊感はなく、むしろ何かに乗せられて振り回される感覚。
基本的に全てが初めてで、うまい比喩表現が見つからない。ミノリがそう思いつつ恭子を見ると、彼女は
ただ微笑んでにこちらを見ていた。
やがて下流の浅瀬に流れ着くと、恭子は早速触手に言った。
「どう、楽しめた?」
”さすがにそんな余裕はないな。”
「あはは、まあ初めてだしね。でも聞くとやるとじゃ、全然違うでしょ。」
そう言って、彼女はやおら、『体』の頭部を優しく抱きしめる。実は、オクトルでなくてミノリの時にそうする
のは、ちょっと珍しいことだった。
黙って大人しく抱かれたままのミノリに、恭子は言う。
「研究所に帰れない気持ちも、頭と体を分断された気持ちも、わたしには分かんないけどさ。でも、
こうでもなんなきゃ、きっと泳ぎの一つ覚えらんなかったと思うよ。ミノリ、臆病だもん。」
”……そうだな。” ***34
やはり、彼女の思考は読めなかった。そもそも発言そのものが、彼女の思考に相関していなかった。
つまり、今の彼女は、およそものを考えて喋っていない。要するに、少し精神が不安定なのだろう。だから、
言葉を通しても、脳波を直接拾っても、彼女の言わんとすることは分からない。
だが、今の自分には『体』がある。その身をかき抱く、華奢な腕の力の意味は、ミノリにもちゃんと
理解できた。それは、この半年で自分達が身につけた、新たな情報伝達の方法だった。
懐の中で自分の幸せを願ってくれる、たった一人のホモ・サピエンスに、ミノリはゆったりと触手を回す。
”自分ごと溺れてでも水慣れさせるなんてスパルタは、君にしか出来んよ。”
「本当に憎まれ口しか叩かないんだから。」
”おかしいな。今のは褒めたはずなんだが。”
ひたすら軽口を叩きながら、川の浅瀬で二人は抱き合う。口先だけの不毛な争いは、ノーナが様子を
見に来るまで五分以上続いた。
110 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 21:59:25 ID:1V3pTdUs
6.
撤収予定は、ミノリの作ったタイムテーブルによれば、16:15時となっていた。だが、三時半を回った
辺りで、急に風が変わってくる。
流れの穏やかな場所で、ミノリと触手泳法の開発に勤しんでいた恭子が、ふと口を滑らせた。
「……寒っ。って、あっ、違う、そんなことないない…」
”ここまでだな。無理して風邪を引いても馬鹿らしい。撤収しよう。”
「うぅー。しまったぁ…。」
ぶつくさ言う恭子を抱えて、ミノリは水から体を上げた。真夏日とはいえ、まだ六月の山の中は、日が
傾くと急に気温が下がってくる。
今はもう我が物顔で川の中を浮いている触手達を、川から上がらせると、彼らは撤収の準備を開始した。
といっても、別に大した作業があるわけではない。荷物をまとめ、恭子を乾かして服を着せれば、
大体の準備は完了である。
ナップザックを置いた岩陰まで行くと、先に上がったデッカが、既にバスタオルを広げて待ち構えていた。
無数の触手でタオル越しにもみくちゃにされ、あっという間に身体の水滴を拭き取られる。しかし、髪の方は
まだ触手には任せられないので、恭子は途中でデッカからタオルを受け取った。
その頃には他の触手も集まってきて、タオルドライをしている恭子に、彼らは丁寧に服を着せていった。
途中、不必要な慎重さで、胸やら尻やらを擦る触手もあったが、その程度ならご愛嬌である。ただし、
調子に乗って秘部の辺りへ潜り込もうとする触手には、恭子が容赦なく噛み付いた。彼女の感情の
問題だけでなく、連結肢がある以上、そこでの悪ふざけは洒落にならない。
そんなこんなで、かなりバタバタしながらもも、無事四時前には帰宅の準備を終えられた。この後は、
ミノリと森の様子をチェックしながら、皆で巣穴まで下山することになる。彼は早速何枚かの地形図を
取り出して、チェックポイントの確認を始めていた。
しかし、触手が器用に地図を広げて、うんうん睨めっこしている様は、なんともシュールな光景である。
思わず恭子が吹き出すと、ミノリがジト目(のような気配)で彼女に言った。
”人を笑っている暇があったら、忘れ物でも確認しなさい。”
「ごめんごめん、別に馬鹿にしたわけじゃないんだよ。」
そう言って首をすくめると、また文句を言われる前にナップザックを覗き込む。といっても、持ち物は
殆どいつも通りなので、忘れ物などしようがない。ペットの水に弁当箱、タオルと虫除けスプレーと、
いつもと違うのは水着ぐらいで……
「……え?」
”……あ。”
「……っっぁあああ゛あ゛!!水着!!水着どこ!?」
素っ頓狂な声を上げて、恭子はミノリの体から飛び起きた。そのまま膣の連結肢のこともを忘れて川へ
向かって走りかけ、ミノリが慌ててその身体を押さえ込む。
111 :
実のトモダチ:2007/08/24(金) 22:00:01 ID:1V3pTdUs
「ノーナ、デッカ、トリデス持ってる!?持ってない!?そうよね、持ってりゃとっくに出してるよね、ええと、
ええと、ちょっとミノリッ!!」
”怒鳴られたって持ってない。しまったな、完全に失念していた。”
「何で、いつから着てなかったっけ?つーか何でわたしも裸で平然としてたのよっ。ああもう…」
”いつも通りずっと触手に包まっていたせいだろう。それより少し落ち着いてくれ。”
そう言って、ミノリはバタバタ暴れる恭子の身体を押さえつけ、ついでに口にも外殻付き触手を押し込んで
黙らせる。勿論水中でやったように、脊髄越しでの会話は可能だが、パニックの彼女はそんな器用な
マネなどしないだろう。フガフガ喚く彼女はとりあえず無視して順序立てて考えようとし、そうだ、水中だ、
と思い当たる。
確か、水着の上も下も、水上でデッカが抱く前に、触手が取り去ったはずだった。普段なら、その時点で
ナップザックにしまうか、或いは脱がせた触手が最後まで持っているはずである。例え行為の途中で
落としてしまっても、巣穴ならすぐに見つけられる。
だが、今回は、途中で皆揃って水に落ちてしまっていた。しかもその直後、彼らは浮きの姿勢で全身を
弛緩させ川をゆらゆらと漂った挙句、四体揃って水中で好き放題に恭子を抱いていた。彼女自身も、自分
が脱がされてから長時間、川底でずっと水着どころではなかったため、その間にすっかり忘れてしまって
いたのだった。それに元々、触手に抱かれている時は裸が多いこともあり、その後も違和感に気付かな
かったという訳である。
”まあ、99%川に流してしまったな。”
その結論を厳かに伝えると、彼女はぴたりと動きを止める。もう大丈夫かとミノリが口の触手を外すと、
彼女はやおら、天を仰いで絶叫した。
「わたしの、下ろしたての、8925円を、返せーーーっっ!」
尚、その後、恭子は地の底から這い出たような声で、
「──草の根分けても探し出せ。」
との命令を下し、その迫力に恐れをなした触手達(含むミノリ)が、なんと五百メートル下流でボトムの
発見に奇跡的に成功したりするのだが、それはまた別の話である。
112 :
前スレ376:2007/08/24(金) 22:15:29 ID:1V3pTdUs
以上です。
触手と水遊び出来れば展開など何でもよかった。今は反省している。
特に5.の意味不明っぷりは済みません。明るくライトな触手Hを目指してるのに、グダグダと長いのはイカンと
思って削ったら、またおかしな事になりました…orz 何言ってんの?とか思われたら読み飛ばして下さい。
まあ、今回は川辺の触手描写で少しでも涼しくなっていただければ僥倖、ということで。
乙ですー
相変わらずかわいい触手たちでテラモエス
GJッス(;´Д`)b
陵辱スキーですが癒されました。泳ぎの練習する触手達に萌え
このシリーズ好きだわ
エロおもしれぇ
とりあえずGJ
眼福にござりまする〜*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*
gj!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
なんかこの触手いいよな
元来自分は凌辱好きなんだけど、関係なしにGJだった
まさにGJといわざるを得ない。
次はもう少し絡みを増やしてほしいかな。
それにしてもGJ!!
桃肉屋さんのサイトが見れないのって自分だけ?
123 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:48:48 ID:7I3/lQHw
>>86-92の流れを見て思いついてしまった。
元ネタ・
http://purple.ap.teacup.com/logicmatrix/4.html#readmore ついに始まった鬼教官による実践トレーニング。
ムチムチスレイヤーの異名を持つ鬼教官の指導とは!?
「よし、では実践だ。 まずは『明日につながる女体ハンター心得』レッスン1。
あそこに遊園地帰りの母子がいるだろう」
「あ、はい。 親子並んで歩いてますね」
「どうだ、心癒されるだろう?」
「えぇ、楽しかった出来事の後の特有のゆったり感というか・・・
日常生活の中の一服の清涼剤ですね」
「それを横からギャースッ!」
「キャー!!」
「そして親の服を剥ぎ取り剥ぎ取りー!」
「こ、子供がいるのにー!」
「人妻? こんな人妻など
子供の目の前で犯しつくしてやるわー!」
「いやー! 悪魔よー! アンタは悪魔よー!
ひ、ひどいですよ!これが触手のやることなんですか!?」
「黙れこわっぱめ! ケツの青いルーキーがなにをぬかす!
いいか、これが触手姦の世界だ!
仲睦まじく歩く親子の大切な絆を横からぶった斬り
子供の目の前で衣服を剥ぎ子供の目の前で母親を犯し
子供の目の前であえがせる! これが触手の世界だ!
このスレが辿り着いた汁まみれな狂気の世界だ!」
「言い過ぎだよ! このスレはそんなスレッドじゃないよ!」
「ともかくルーキーよ、ここは食うか食われるかの弱肉強食の世界。
そんな甘い考えでは死ぬ事になるぞ」
「うぅ、確かに僕は甘いのかもしれない・・・ 僕が間違ってました!」
「うむ、今の心を忘れるな! お前を一人前の女体ハンターにしてやる!
この触手界のムチムチ・スレンダーボディーと呼ばれた俺の名にかけて!」
「ムチムチ・スレンダーボディー!?」
やばいネタ使ってる癖にsage忘れとか馬鹿じゃねーのか自分orz
「よし、続いて『明日につながる女体ハンター心得』レッスン2!
あそこに人間のオスとメスがいるだろう」
「はい、手を繋いで歩いてますね。 恋人同士でしょうか」
「どうだ、心癒されるだろう?」
「えぇ、顔を赤らめててかわいいですね。微笑ましいし・・」
「それを横からギャースッ!」
「キャー!!」
「そしてメスの服を剥ぎ取り剥ぎ取りー!」
「恋人がいるのにー!」
「メス豚? こんなメス豚など
オスの目の前で犯し尽くしてやるわー!」
「いやー! 悪魔よー! アンタは悪魔よー!!
ひ、ひどいですよ!これが触手のやることなんですか!」
「黙れ虫ポケモンめ! ケツの青いルーキーがなにをぬかす!
これが触手姦の世界だ!
束の間の甘い時間を過ごす資本主義のメス豚を横からかっ攫い
恋人の目の前で衣服を剥ぎ恋人の目の前でメス豚を犯し
恋人の目の前であえがせる!これが触手の世界だ!
このスレが辿り着いた阿鼻叫喚の世界だ!」
「言い過ぎだよ!そんなスレッドじゃないよ!」
「ともかくルーキーよ、そんな考えでは明日には貴様がこんがり肉になる番だ」
「うぅ、確かに僕は甘いのかもしれない・・・ 僕が間違ってました!」
「うむ、今の心を忘れるな! お前を一人前の女体ハンターにしてやる!
この触手界のムチムチ・スレスレあの子はギリギリ
ヨサコイヨサコイ ハァ ヨサ コイコイと呼ばれた俺の名にかけて!」
「ムチムチ・スレスレあの子はギリギリ
ヨサコイヨサコイ ハァ ヨサ コイコイ!?」
「よし、『明日につながる女体ハンター心得』レッスン3だ。
あそこにピンク色の天使がいるだろう」
「はい。 結構凶暴そうですね」
「恐れるな! 恐れたら負けだぞ!
今から俺があの天使どもを陵辱してくるから見ておけ!」
「は、はい!」
「精神集中・・・女体の妄想を呼び覚まし・・・
秘技・触手の舞い! 食らえぇいぃー!」
(ザクッ ガスッ)
(チュドーン)
上手に焼けましたー♪
!?
「・・・・・。」
「あ、あの教官・・・ 焦げてますけど・・・?」
「ふ、フフフ。 フフフ。
フフフフフフ。
ちょ、ちょっと油断しちゃったかな。 天使だと思って甘く見てたかな」
「教官、さっき甘い考えは捨てろって」
「シャラップ! ドントウォーリー ビーハッピー! (気にするな 楽にいけ)
ルーキーのお前に女体ハンターの厳しさを教えてやっただけだ! 次いくぞ次!」
「は、はぁ・・・」
「よし、『明日につながる女体ハンター心得』レッスン4だ!
あそこに巫女さんがいるだろう」
「あ、もう天使はやめるんですね」
「シャラップ! ドントテリブル テンタクルイズフレンド! (触手は友達 怖くない)
あの巫女さんの凶暴さがわからないのか! あのするどい殺気がわからないのか!
奴を犯す! 陵辱する!
今日見たことをしっかりと頭に叩き込んでおけ!」
「は、はい!」
「俺の勇姿を見とけ! うおおおぉー!!」
(ザクッ ガスッ)
(チュドーン)
上手に焼けましたー♪
これ以上復活できません。
人生に失敗しました。
!?
「・・・・・。」
「あ、あの教官・・・?」
「い、いいかルーキーハンターよ・・・」
「・・・・・。」
「今日見たことは(このネタ含めて)、全て忘れてください・・・」
勢いでやった。今は反省している。マジごめんなさい。
∧,,,∧
(・ω・` )
/ y/ ヽ
━(m)二フ⊂[_ノ ブシッ
(ノノノ l l l )
噴いたwwww
GJwww
GJ
忘れませんw
>マジごめんなさい。
ははは、これぐらいのことで紳士触手のスレ住人が切れるわけないだろ
せいぜい明日までに神楽スキー氏レベルのSSを3本書いてこないと許さないぞ♪
程度にしか怒ってないよ
スレ開いたらいきなりこれで吹いたwwwww
〉このスレが辿り着いた汁まみれな狂気の世界
この一文があながち間違ってないから困る。
おもろかったよ。
いや、触手の世界も厳しいもんなあ。
前にはおにゃのこに食いちぎられてたヤツいたし。
スコルピオン遠藤…(´;ω;`)
>>126は殺すには惜しい逸材なので、蘇生触手を挿しといたニョロ
∧,,,∧
. (⌒ヽ、 (・ω・` )
`ヽ、ヽ / y/ ヽ /~'つ
| |━(m)二フ⊂[_ノ/ /´::∴:;
丶`'´((ノノノ l l l l l :;:
(( (`ヽ_ノ´/'i;:`l r' l゙;'ヽ/ /__/~つ
ヽ、__ノ/ノ/^/ヾヾ二二二__ノ
( ( l l゙i i) )ヽヽ\
(( ヽ_).し' `(_/_)(_/ `J
究極の触手VS至高の触手
「今回のテーマは女子高生でどうだ!触手郎よ!」
触原触山(しょくばら しょくざん)が言い放つ。
「いいだろう!その触手勝負受けた!」
「しょ、触岡さん!大丈夫なんですか?」
触岡触手郎の相方である、触田しょく子が心配そうに尋ねる。
「ああ、大丈夫さ。今度こそ、あいつに一泡吹かせてやるぜ」
それから1週間後。触手勝負の日がやってきた。
「まずは究極側からお願いします!」
司会の触手人間が言うと、触岡は自信満々に登場する。
「それでは、さっき仕入れてきた女子高生を使って、究極の触手プレイをご覧に入れます」
すると用意された女子高生にブラシ型の触手がヌメヌメと絡みつく。
女子高生は最初は嫌がっていたが、服を脱がされブラシ触手でヌメヌメと媚薬を塗りたくられ、
段々顔が上気してゆき、最後には「いれてぇぇぇ!」とせがんだ。
「さあ、ここでフィニッシュだ!」
触岡が触手料理人である触星(CV.WAKAMOTO)に叫ぶと、触星は張り切り雄叫びを上げた
その瞬間、ペニス型触手が女子高生に挿入され、あっという間に女子高生はイッた。
「ぶるわあああああああああああああ!!」
その後、触星が叫び白濁液を女子高生にぶちまける。
審査員達はざわざわとどよめく。
「こ、これは、触手で和姦ですな!素晴らしい!」
触岡は勝ち誇る。
「ふ、勝ったな」
だが、触山はニヤリと笑い立ち上がる。
「ふん、これがお前の究極の触手プレイか。片腹痛いわ!」
「なんだと!じゃあ、お前の触手プレイはどうなんだ!」
「では、お見せしよう。至高の触手プレイを!」
そういうと奥の座敷から触山側の料理人が、なにやら壷のような物を持ってくる。
「こ、これは?飲み込みプレイ!」
審査員の一人が叫ぶと、触山はニヤリと笑みを浮かべて説明する。
「いかにも。この女子高生は捕獲して1週間。その間媚薬付けにしておいた」
「な、なんですって!1週間!つまり、勝負が決定してすぐに…」
しょく子は驚き触岡を心配そうに見つめる。
「ふ、ふん。だから何だっていうんだ!それが至高の触手プレイだっていうのか!」
触岡が吐き捨てるように言うと、触山はガハハハハと笑い料理人に指示を出す。
「やれ、存分にな!」
「わかりました!すでに準備は整っております!」
料理人がそう言うと女子高生を壷触手から引き出し、いきなり挿入した。
「な、いきなり挿入だと!何を考えている!苦痛を与えるだけだぞ!」
「ふん、いいから見ていろ」
女子高生は、すでに媚薬の効果で全てが快楽へ変わるようになっていた。
その結果、すぐに何度もイキ、触手料理人もフィニッシュが近づいていた。
「あ、あれは、まさか!」
しょく子が指を指したのは、料理人のペニス触手だった。
「ま、まさか、産卵管!」
触岡は気づき叫ぶ。
そして卵は女子高生の体内へ運ばれ、妊婦のようになった。
「ふふふ、本番はこれからだ!」
触山が叫ぶと、女子高生はうめき声をあげる。
「ま、まさか、これは!」
審査員達は立ち上がり興奮しつつ叫ぶ。
「産卵だけでなく擬似出産プレイ!」
「これはスゴイ!」
女子高生の体内からナマコのような生物が次々と擬似出産される。
だがその表情は恍惚としていて、さっき以上にイキまくっていた。
数分後。全てが終わり場内はシーンと静まり返った。
審査員達はハッと我に返り、相談をはじめる。
しばらくして審査委員長が立ち上がり結果を発表する。
「今回の触手勝負は至高側の勝利とします!理由は皆さんご納得かと思いますので」
「ま、負けた…触岡さん…」
しょく子が見ると触岡は悔しそうに俯いていた。
「ふん、愚か者め!挿入してイカせるだけが触手プレイではないわ!
触手いや、異種姦と言うのは奥が深い!お前如きが語るなど1000万年早いわ!」
触山はガハハハハと笑いながら去っていった。
「くそう!次こそは究極の触手プレイを見せてやる!見ていろ!」
触岡は新たなる決意を固めたのであった。
137 :
触星:2007/08/26(日) 20:49:07 ID:tEPJu36o
…エロくなくて激しくスマナイ!
ちょっと思いついたのを投下したんだorz
138 :
触星:2007/08/26(日) 20:50:36 ID:tEPJu36o
味噌汁(媚薬入り)で顔洗って出直してくるよ…
(´゚ω゚):;*.':;ブッ
うん、笑えたけどぜんぜん抜けない
GJ!ハイクオリティなパロディwwww
ん??
とりあえず触星(CV.WAKAMOTO)に笑った
でもこういう対決式のアイデアはいいと思う
抜けないが馬鹿馬鹿しくて面白かった
触王(ショッキング)という単語を思い浮かべてしまった俺はどうすればw
書けばいいじゃない
>>144 実際同名の同人ゲーがあるわけだが…
微妙にスレ違いスマソ
借王(シャッキング)とかいうのがあったが、それが元ネタになるんだろうか。
特に関係ないかもしれんが。
触手の王ってのはいい感じだが、どうしてもギャグになってしまいそうだなw
金融関係のあの映画か……。
これからSS書こうと思うんだが、研究所に潜入したスパイがそこで造られたクリーチャーに犯される、とかいうシチュはここで受け入れてもらえるかな?
>>149 むしろ猟奇以外どんなシチュでも受け入れてみせる
>>149 無論。
ニョロニョロとか怪物とかがいればなんでもオッケーだ。
155 :
149:2007/08/28(火) 19:28:37 ID:nulWGLBr
チキンで申し訳ない。ハードさの度合いとか、他の作品見て空気読んでから投稿する。どうもありがとう。
とりあえず、グロまで発展するなら該当スレあるんで・・・
ソコまでいかなければ全然おっけーでござんす。
スパイが女性ならね^^
>>144 つられて「触神」というタイトルが脳裏に去来したのだった
勿論監督はチャウ・シンチー
>>157 実はそれも同名の同人ゲーがあるわけなんだよ
何故か予約特典になってたあれか
>>149 俺も同じようなSS思いついたぜ!
舞台になるのは地方都市でさ、巨大な薬品会社の実験でゾンビやら謎のクリーチャーやらが
161 :
触星:2007/08/29(水) 00:06:45 ID:iHZYXZeV
なにやら俺のせいでサルでもかける触手教室状態に…マジ、スマン
きにすんな
二人の兄貴が降臨すれば嫌でもふいんきは変わるさ。
それに俺個人としては偶にはこんな流れも嫌いじゃない
バイオハザードは使いやすいシチュエーションだよね
音声が英語だからか、文章では書きにくいんだよなぁ…
言葉のイメージがつかめない。
喘ぎ声が「AHhhh」とか「Ohoo!」だとたしかに萎える
なぜかななついろドロップススレが触手展開になってる
しかも住人のリレーで
>>165 | |
| |_ドッドッドッドッド!
| | /|
| |//| (⌒(⌒)⌒)
|_|//|⌒(祭だ!祭だ!)
|_|// (⌒( ∧∧⌒)))
| |/ (⌒( (゚Д゚)つ)
ハ/|⌒ (⌒(つ|)/ ⌒)
L|/遅れるな| (^)⌒)
/ ∧_∧⌒)し⌒ミ ))
( (´∀`)つ ∧_∧⌒)
( (つ/]/ と(・∀・ )
| (⌒) ヽ|⊂[]))
(し⌒^ミ ))(⌒) |
 ̄(_)))
突撃――!!
ちと行ってきます
確実に何人か混じってると思う
見分ける術は「触手」というキーワードを使えばいい
すると彼らはニョロニョロと顔を出すに違いない
アスパラさんやナコちゃんも触手に巻かれてほすぃ
らきすたのかがみんもニュルニュルのグチュグチョにしたい
>>169 触手は1匹見かけたら30匹はいるというしな
それなんてG
ウジュルウジュル∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬呼んだ?∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬ウジュルウジュル
>>169 かがみんとつかさが触手でにょろにょろされてる絵なら持ってるが
>>173 ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ |
| (●) (●)||| |
| / ̄⌒ ̄ヽ U.| ・・・・・・・・ゴクリ。
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
ホスィ
UPUP!
長さは4レスぐらい。現代物、人妻モノ。
あぼん指定はタイトル「海底調査」で。
県警からやってきた人物は、要領を得ない話し方で、
県内の水難事故の増加について語った。
私は、あいまいな話に耐え切れなくなって、口を挟んだ。
「それで、刑事さん。水難事故の増加はサメが原因だって、
おっしゃるんですか?」
「あ、いや、だから、断定は出来ないのですが、原因としては、
サメや未知の生物と考えられるかと、かように考えられる訳で…」
「日本では、毎年、2000人程度の人が水難事故にあいます。
その内の約半数、1000人ぐらいの方々が命を落とされます。
さらにその中で、サメによる犠牲者が何人ぐらいだと思います?」
刑事だか警部だかと名乗った男は、いきなりの質問にうろたえた。
「え?ええと、ひゃ、百人ぐらいですかね?」
「およそ30人です」
「えっ?たった?」
「ついでに言わせてもらえば、過去70年ほどの合計で約30人です。
今年だけで行方不明者が、7人も出たんですって?
はっ!サメも大忙しですわね」
口ごもってしまった男性を前に、私は言葉を続けた。
「だいたい、海難事故の可能性があるなら、
海上保安庁に協力を仰ぐのがいいんじゃないですか?」
おどおどしていた男は、「海保」の名を聞くなり、瞳に力を宿した。
「だめです。いけません。これは、ほぼ陸上で起こった事故です。
県警の、いや警察の所轄範囲です。
海保の協力を要請するなんて、とんでもない」
私は、ため息をつきながら、男にお引取り願った。
あれこれと文句をつけるような事を言ってしまったが、
実際は、私はこの件の調査行を楽しみにしていた。
名も無い私立大学の、生物学の助教授とゆう役割、
やる気の無い学生、だらけた講義、停滞しきった会議、
そういったあれこれから、大手を振って抜け出せる機会を、
無駄にすることは無い。役所に顔を売りたい学長が、
二つ返事で出張扱いにするのだから、尚更だ。
「でぇ、打ち合わせに来た奴が、捕らえ所の無い奴でねぇ…」
「また、喧嘩したんじゃないだろうな」
「またとは何よ、またとは」
その晩、夫と他愛も無い話をしながら、私は出張の準備をしていた。
女性の旅行は、衣装の準備が大変なのだ。
もっとも、ウェアはウェアでも、スイミングウェアな訳だが。
「遭難者の遺体もあがってないんだって?」
「そうらしいのよ。県警のスキューバチームが、
1週間ほど捜索してるけど、行方不明者はどこへ行ったやら」
「大丈夫なのか?お前一人で」
「県警のスキューバチームが無事だったら、私も平気。
大丈夫よ。私だって、下手に場数は踏んでないから。
それより、あなたもちゃんとご飯食べるのよ?
お風呂も、きちんと入ってよ」
「子供じゃないんだからさぁ」
「似たようなものよ」
翌朝、私は一人で現場であるN市に向かった。
ひとまず、漁協の事務所に顔を出す。
そこで、県警のスキューバチームのリーダーや、地元警察と、
打ち合わせをする手筈になっていた。
「ご苦労様です」
「どうも。お手数かけます」
スキューバチームのリーダーと所轄署の担当と名乗る警官は、
いかにも現場の人間らしい、メリハリの利いた人々だった。
私は、密かにほっとしつつ、彼等から、捜査の海域や状況を聞いた。
「出来たら、漁協の方に伺いたいことがあるんですけど」
説明が一段落ついたところで、リーダーに私は聞いた。
「何です?」
「海水浴場の近くで、漁や釣りをする人は、いないかしら?」
漁や釣りで使う撒き餌が、サメなどを誘き寄せる事があるのだ。
「あぁ、そんなヤツァおらん」
割れ鐘のような声に、思わず振り向いた私は、
急須と人数分の湯のみの乗った盆を持ってきた、矍鑠とした老人を見た。
漁協長だと名乗る老人は、当然のような顔で、話に割り込んできた。
「あのへんにぁ、うみぬし様がおるけぇ、魚が寄り付かんでのぉ」
「ウミウシサマ?」
思わず聞き返す私に、所轄署の担当が助け舟を出してくれた。
「海主、ウミのアルジと書いて、うみぬしです。
このあたりの、言い伝えみたいなもんですよ」
「確かに、あの一帯には魚類がいません。
そういえば、蛸の類も見ませんね。
小ぶりのウニやヒトデが、ちらほら見えるぐらいですか」
と、スキューバチームのリーダーが話を継いだ。
「話は大体伺いました。見たいので、今から現場に向かいます」
「え、行くんですか?今日はスキューバチームが出ないのですが?
交代要員も無しに、全員出動が続いていたもので」
「ご心配なく。たいていの状況なら、一人で対処できます」
「現場に出るなら、船で行くが早かろ。
身持ちのかてぇ若衆(わけぇし)付けて、伝馬船でも出すけぇ」
と、これは、漁協長。
「船を貸していただけるのなら、一人でいけますわ。
それより、着替える場所を、お借りしたいのですが」
「頼もしい姉ちゃんじゃのぉ」
ウェットスーツに着替えた私は、アクアラングの装備一式とともに、
伝馬船に乗り込んだ。
「沖合いのアンカーブイに、船をつないでおいてください。
そこからなら、携帯が届きますから、緊急時はそれで。
念のためにトランシーバと、電気ヤスも持っておいて下さい。
トランシーバは水中無線じゃありませんので。念のためって事で」
「ありがとう」
手を振って礼を言うと、私は船外機を始動させて、現場に向かった。
現場の海底は、何の変哲も無い、近海の海底に過ぎなかった。
ただ、漁協で聞いていた通り、魚の姿がぜんぜん見えない。
もうそろそろ、上がろうかと思った時、気になるものが目に付いた。
海底の岩石が一つ、もぞっ、と動いたように見えたのだ。
私は、呼吸のリズムを崩さないように気をつけながら、
動いたように見えた岩に、近寄った。
見るだけなら、岩にしか見えないが、擬態の可能性は高い。
出来るだけ近づいて、ヤスの先端で突付いてみた。
ヤスが触れる寸前、悲鳴か雄たけびを聞いたような気がした。
岩に見えた物体は、いきなりやわらかくうねり始めた。
ウミウシか、ナマコの仲間かもしれない。
体長で3メートル、体幅は1メートルほどあるだろうか。
一瞬、もっと観察するか、引き上げるかを逡巡した。
引き上げる?逃げる?とんでもない。
幸い、巨体のせいで、動作は鈍そうに見える。
電気ヤスのスイッチを入れる。
漁に使えば違法だが、電気ショックは、大抵の生物に有効な手段だ。
その時、突然、巨大生物の背中が割れて、
中から無数の触手が這い出してきた。
太いものは私の腕ぐらい、細いもので小指ぐらい。
思わず息を呑む私に向かって、肉色の無数の触手が、
一斉に襲い掛かって来た。早い。
ウェットスーツ越しに、ぬらついた触手の感覚が手足に押し寄せる。
私は、巨大生物の背中の割れ目に、ヤスを突き立てた。
効いてない!
パニックになりそうな意識を、かろうじて押しとどめながら、
ヤスのバッテリーを、チェックしようとする。
その前に、両手両足に絡みついた触手が、私の自由を奪う。
もがこうとしても、動けない。抜こうとしても、抜けない。
やがて、私の胴にも触手が巻きつき始めた。
腰に、胸に、触手がまとわりつく。
まさぐるように動くそれらは、ウェットスーツを毟り取り始めた。
ウェットも、その下のスイムウェアも、ぼろぼろと毟り取られる。
肌に触手がじかに触れると、痒いような、うずくような
でも、もっと感じていたいような感触に囚われる。
乳房に、乳首に、細い触手が絡み付いてくる。
細い触手が、指のように蠢き、乳首をもてあそぶ。
もう少し太い触手が、乳房を揺らすようにゆさぶってくる。
わきの下から、脇腹にかけて、生暖かい感触が纏わり付いてくる。
「パニックになっちゃいけない」
自分自身に言い聞かせながら、なんとか身体を引き離そうとする。
だけど、身動きは取れない。数を増やしつつ絡み付いてくる触手に、
私は思わず失禁してしまった。
生暖かい液体が、両足の間に広がっていくのが感じられた。
そして、その成分は、触手をも活性化してしまったようだった。
私の両足に絡みつく触手が、開脚するように力をかけてくる。
力を込めて抵抗するが、力が入らない。
液体の出口を求めて、細い触手がうねる。
肛門の周りにも、いやらしく蠢く触手が触れてくる。
身をよじって、抵抗していると、ふっと触手の力が弱まった。
私を絡め取っていた触手が、するするとほどけていく。
胸や性器や、体中をまさぐられていた私は、きょとんと、目の前を見た。
ちょうど中間ぐらいの太さの触手が、私の顔を覗き込む位置で、
揺らめいていた。
「あれは、ペニスの太さ…」
そんな思いが、ふと脳裏をかすめる。
私は、何も考えられないままに、仰向けの姿勢をとり、
その触手に向かって、おずおずと両足を開いた。
触手は、私の股間を無視するように動いた。
うなじや喉元を、焦らすように、愛撫するようにまさぐった。
喉元から胸、左右の乳房を代わる代わる弄ぶ。
脇腹から腰を攻められ、焦らすようにおへその上で遊ぶ。
やがて、下腹部に着き、押し広げるように私の中に入ってきた。
胎内に侵入される痛みと、痺れる様な快感を感じながら、
私はのけぞった。
自分の身体の中を蠢く触手の、細かな形までが感じられるような気がした。
じわじわと、焦らすようにゆっくり進入してくる触手を、
なるべく身体の奥深くまで受け入れるように、私は腰を前後に動かしていた。
その時、周りで、様子を見るように漂っていた触手たちが、
再度、一斉に私の体を絡めとった。
細い触手が何本か、捩るようにしながら、肛門に押し入ってくる。
肛門の周りと、直腸の中に、痺れるような快感が走る。
お尻に、太ももに、擦り付けるようにして、触手が蠢く。
別の触手が、私のマスクに絡みつく。
マウスピースを取り去られた私の口の中に、触手が進入してくる。
甘く、生臭い匂いを感じながら、私は喉の奥に触手を受け入れる。
肺にまで海水が入り込むのが分かるが、不思議と苦しくない。
口の中の触手が、私の舌を弄ぶ。
私の身体の、皮膚という皮膚に、触手がぬめりながら纏わり付く。
そして、私を犯している触手は、リズムを取って前後に蠢いていた。
その動きに合わせるように腰を振る私を、触手たちが取り巻くように
運んでいった。
最初に見た、岩の中に運び込まれようとしている時にも、
私は快感に翻弄され続けていた。
やがて、私の身体は、触手と共にすっかり岩の中に取り込まれてしまい、
ぱっくりと開いた割れ目が、だんだんと閉じ始めた。
蠢く触手を通して、かろうじて見える外界は、
だんだんと細い一本の線となり、やがて、全てを暗黒が覆った。
〜 了 〜
>>178 パッケージの「キシャア!!」ってのがセンス古くてワロタw
ところで水死体氏って今何やっているの?
水死体
コテハン変えて生きてるんじゃないか?
>>189 買ってきた
倒したシャナを触手責めして
今は魔法使い長門と対峙してる
マント引き剥がして絡め取られるのも時間の問題だぜ
どっかに良い画像UPローダーとかない?
安かったし今度もう1,2体買ってくる
それに陰獣産卵なるものがまた出るそうな
でもこの触手部分って、モールか何かで代用できそうだけどな
ファンタジー
出産あり
ちょい長め
んじゃ投下します
宿し姫メヒィル
昼でも日の光が差し込まないほどうっそうと木が茂る森の中、
一組の男女が早足で森の中を歩く。
男のほうはスケイルアーマーの上から皮のマントを羽織り、
真紅の髪の下からのぞく細い目で眼前の木々の闇を睨みながら歩いている。
鋭くも少し青臭さの残る顔つきや、鍛えられてはいるが大人ほど
盛り上がっていない腕の筋肉から彼の年齢がそれほど高くないことが窺えた。
女は細く小さな体で男と同じサイズの皮のマントを羽織り、
さらにはフードを目深に被っているのでほとんどその容姿を窺い知ることができないが、
全身をすっぽりと覆うマントですら隠し切れない流線型のボディラインだけが、
マントの下の人物の性別を雄弁に物語っていた。
と、不意に先行する男が歩を止め、腰に下げていたロングソードの柄を右手で掴み、
左手で背後の女性を制する。女は男の仕草に歩を止め、
わずかに唾を飲みこみ前方の空間に神経を集中させる。
しかし、深き闇から響いてきたのは
「にゃあ」
というなんとも間の抜けた猫の鳴き声だった。
「まあ……こんな所に……かわいいわね」
10メートル先、5メートル上方の針葉樹の太い枝にかわいい黒猫の姿を確認して、
思わず女がフードを外すと、閉じ込められていたウェーブのかかったブロンドが四方に散る。
「メヒィル様、お気をつけ下さい。このような森の中に似つかわしくない猫です」
「大丈夫よ、あれは本気で怖がっている鳴き声だわ。追っ手の使い魔ならあんな声はあげないでしょう」
「こちらの油断を誘おうとしている、ということも……メヒィル様!?」
躊躇も逡巡もなく木の根元に近づく主人に、騎士は少しだけ声を大きくするが、
肝心の少女は涼しい顔で黒猫に向かって両腕を広げる。
「かわいそうに、登ったのはいいけれど降りれなくなったのね?
私のところに飛び降りてきなさい。受け止めてあげるから」
澄んだ青い瞳に子猫を映しながら、少女は幼児にするように語りかける。
「にゃあ」
しかし、黒猫は震える鳴き声を上げるだけで、
無防備に差し出されたふくよかな胸に飛び込もうとはしなかった。
「メヒィル様!」
騎士の声に含まれた緊張と鞘から抜き放たれる剣の音に少女が彼の視線を追うと、
黒猫の枝に近づこうと幹を這い降りてくる3メートルはある大蛇の姿が目に入った。
この森に住むウワバミは近隣の牧場の子牛すら一飲みにするという。
登った枝から降りられぬ間抜けな子猫などわけなく飲み干してしまうだろう。
「シキッド、枝を!」
メヒィルの掛け声で若き騎士はスケイルアーマーの下から短刀を取り出し、
猫のいる枝の根元に投げつける。
半分ほど枝が裂け、自重プラス黒猫分の重さを支えきれなくなってそのまま根元からメキリと折れた。
ついに黒猫も空中へ放り出されるが、落下する小さな体を少女が受け止める。
急に眼前の獲物を奪い去った邪魔者たちを蛇が睨みつけるが、
騎士が鈍く光る長剣の切っ先を向けるとすぐに木の上に退散した。
「あ、ちょっと!」
メヒィルの声に慌ててシキッドが振り返ると、黒猫が彼女の腕の中から逃げ出し
森の中へかけていく姿が目に入った。
「大丈夫かしら……」
「猫の心配をしている場合ではありません、メヒィル様」
ブロンドを細い手で梳きながら、振り向いた少女は苦笑する。
「こんな二人きりのときでもあたなは『様』をつけて呼ぶのね。
咎める者もいないのだから、昔のように呼び捨てでもいいのに」
「それは、私もメヒィル様もまだ何も知らない子供だったからです。
さあ、行きましょう。我々にあまり時間は残されていないのですから」
それだけ呟くと騎士は剣を鞘に戻し振り向きもせず歩き出す。
少女は肩を竦め、少し寂しそうな表情を浮かべ彼の後に続いた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
黒い森の上を、少女を背に乗せた怪鳥がはばたく。
いや、正確には鳥ではない。
何せその怪物は頭は梟で翼は鷹だったが、その胴は駱駝で足は子馬だったからだ。
駱駝のこぶに寄りかかり手鏡を覗きこんでいた少女が梟の頭に向かってボソリと呟く。
「ようやく、あの子を見つけた。ここで降りて」
梟の頭が頷くと、怪物はゆっくりと下降を開始した。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
黒い森の中、二人の男が木々や地面の様子を調べていた。
大剣を背負った男が煉瓦色の口髭をいじりながら地に伏した男に問う。
「駄目だ、こっちにゃ黒猫しかいない。リットン、なんか分かったか?」
リットンと呼ばれたねずみ顔の小男は地面の足跡と
その上に転がる黒い粒をしばらく眺めてから答える。
「足跡の上にあるマギ兎の糞がまだ固まってねえ。こりゃだいぶ近づきましたぜ。
おまけにあっちは女の足ですし、この分なら後半日追いかけっこをすりゃ、
追いつけるんじゃないですかね」
それを聞いて上空の折られた枝を見つめていた髭面の男はにやりと笑う。
「ふ、ならば川に着くころには追いつけるか」
と、彼らの背後よりどかどかと足音を鳴らしながら禿頭の大男が姿を現す。
「おーい、兄着たちぃ、大蛇の蒲焼焼けたぞぉ〜」
大男は串に刺さった大振りの蛇肉を嬉々とした様子で二人の男に差し出す。
「遅せぇぞパルポ!飯一つ作るのにいつまで時間かけてやがるウスノロ!」
「ごめ〜ん」
「まぁまぁブラッドの兄貴、いいじゃないですか。
カリカリしてたらうまい飯もまずくなりますぜ」
レットンが笑いながらパルポから肉を受け取るが、
ブラッドは髭と同じぐらい顔を赤くして小男しかりつける。
「だからてめえはいつまでたっても二流の傭兵なんだよ!」
しかめっ面をするレットンを見てパルポが楽しそうに哂う。
「や〜〜い、二流二流〜〜」
「てめえは三流だパルポっ」
「え〜〜」
ブラッドの評価に思わずパルポは口を尖らせる。
肉を口にしながらブラッドの説教は続いた。
「いいか。仕事の間は飯を食うのも睡眠をとるのも、
女を抱くのも全て短い間に終わらせるのが一流なんだよ」
「ええ〜、お姫様ヤるのもさっさと済まさなきゃ駄目ぇ?」
パルポが巨体に似合わぬ泣きそうな声を上げるとブラッドはハハハと笑い飛ばす。
「馬鹿め。お姫様まわすのは仕事がすんだ後だ。じっくり飽きるまでやりゃいいさ」
レットンが肉を喉につまらせながら反論する。
「だけどよお、お姫様引き渡すまでが仕事なんすよね?
遊んでる間に逃げられたらどうするんですか。
逃げられないよう足を切り落として遊ぶなんて味気ないのはいやですぜ」
ブラッドはにやりと笑って腰に下げた筒を叩く。
「なーに、お姫様にはケツの穴にこいつを使う」
外からの衝撃に筒の内部の何かが動き回り、子供の胴ほどもある筒が怪しげに蠢く。
「なるほど、お姫様もそれならまともに動けないですね」
レットンがくくく、と顔を歪める。
「わ〜、わ〜、楽しみだぁ〜」
パルポは肉を頬張りながら両手に持った串を打ち鳴らす。
「命さえありゃ後はいくら遊んでもいいって話だ。
相手は正真正銘のお姫様だからなぁ、楽しみにしとけよ。
肉食ったらさっさと出かけるぞ、野郎ども!!」
ブラッドの号令に二人の部下はおおっと掛け声を上げた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「こんな木こりも狩人も寄り付かない森に、大勢の人の気配がする。
あまりよくないことが起こっているのかしら?」
怪物を待機させ、森の中を歩いていた少女がふと呟く。
漆黒のローブが光の差さない森の黒に混ざり、まるで闇自体が喋っているかのようだ。
そこへ、小さな気配が近づく。
「クロオ……ようやく見つけた」
「にゃあ」
少女の肩に、小さな黒猫が飛び乗る。
「ずいぶん探したわ。さあ、一緒に帰りましょう」
しかし黒猫はすぐに少女の肩から降りると、森の奥へ歩き始めた。
「どうしたの?帰るならこっちよ」
「にゃー」
「……助けてほしい?」
少女が誰を?と問う前に黒猫はさっさと歩き出す。
「クロオの頼みなら、断れないわね」
少女はため息を吐いて、猫の後に続いた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
振り向いた騎士が、口元をぎゅっと引き締める。
今まで自分たちが歩いてきた森の上空で、何匹か野鳥が飛び立つ気配がした。
それは、何かが自分たちに追いつく予兆だった。
「メヒィル様……ここでいったんお別れのようです」
「キシッド、何を言っているの?」
目を見開いてメヒィルは若き騎士に詰め寄るが、
騎士はただ淡々とこれからすべきことを彼女に告げるだけだった。
「ここから西に向かって歩き続ければ、夜になるまでに川に出ます。
後は川沿いに伝っていけば、3日で領境にたどり着くでしょう。
夜は今までのようになるべく木の上でお過ごしください」
メヒィルは俯いて、騎士のマントの裾を掴んだ。
「シキッド……死ぬ気ではないでしょうね」
男は首を振って答える。
「まさか。ただ、あなたを守りながら戦い抜く技量を持ち合わせていないだけです。
心配することはありません。追っ手を退ければすぐにでもあなたに追いつくことを誓いましょう」
少女は、騎士の傍を離れた。
「ならば、宣誓の儀式を」
「儀式……ですか?」
「ええ、かつてあなたが北方の山賊討伐に参加した時のように」
「しかし今は時間が」
困惑しさらに問い返そうとするシキッドに、
メヒィルは無言のまま目で促す。
その強い眼差しに、これ以上の問答は無駄と悟ったシキッドは
「略式でよければ」
と前置きをしてから剣を地面に刺し、彼女の前で恭しく片膝をつき頭を下げる。
「シキッド・ガウルは天上に召されるその時まで、
メヒィル・ララウヌの傍らで私の命と誇りを捧げる事を、
戦争と風の女神フラウロに誓います」
騎士の宣誓を受けて姫が言葉を返す。
「メヒィル・ララウヌは天上に召されるその時まで、
シキッド・ガウルの誇りと命の全てを預かる事を」
わずかな沈黙。少しの間をあけて、最後の句が
メヒィルの口から漏れる。
「偉大なる主神イメンに誓います」
驚き頭を上げるシキッドの前に、メヒィルの左手が差し出された。
地面に剣を突き刺して跪き、戦争と風の女神に約束するのが主従の間で交わす戦争からの生還の宣誓。
それがシキッドの行った儀式。
対して、地面に剣を突き刺して跪き、主神への約束と3回の接吻をするのが男女の間で交わす婚姻の宣誓。
それがメヒィルの返した儀式。
「どうしたのですか?まだ儀式は終わっていませんよ」
メヒィルは、頬を染めながらシキッドに続きをするように促す。
男が差し出された女の左手にキスをするのが、婚姻の宣誓の続きだ。
しかし彼は黙って主の左手を押し返し、立ち上がる。
それが生真面目な騎士の答えだった。
「シキッド……」
すがるような声を出すメヒィルにシキッドは背を向ける。
「メヒィル様、速くお逃げください」
今度は、メヒィルが何を言っても無駄と悟る番だった。彼女も彼に背を向け走り出す。
50歩ほど走った後振り向いて見た騎士の背中の輪郭は、涙で滲みよく分からなかった。
その不明瞭な背中が、彼女が見た彼の最後の背中になる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「助けてくれ、と言ってもねぇ」
少女は、顔の皮を剥がれ両足を切り落とされた男を見下ろす。
「いくらクロオの頼みでも、もう手遅れよ。癒したり治したりは私の領分じゃないし。
せいぜい、紡ぎあわせることができるだけよ」
黒猫が彼女を見上げながら
「にゃあ」
と鳴く。
「私たちの乗ってきた子を使えって?駄目よ、
それじゃ私たちが帰れないでしょ。
それにしても……すごいわね、この人」
少女が男の側の地面を見下ろす。
そこには、まるでナメクジが這ったかのように
男の足から出た血が地面の上に紅い線を描いていた。
もう致死量は近い。
それでも男は剣を掴み、見えない目で主の下へ這ってゆく。
うわ言のように姫の名を呟きながら。
と、男の壮絶な姿に見入っていた隙に、黒猫が小さな体で自分より大きい怪しげな筒を
少女の足元に転がしてきた。
「なんなの……、それ?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「さーてと、鬼ごっこは終わりにしましょうやお姫様」
にじり寄る口髭の男に、メヒィルは叫び声を上げた。
「なーに、そんなに怖がるなって。ただちょっと縛り上げるだけだから。
あんまり言うこと聞かないとあの騎士様みたいに両足切り落としますよ?」
レットンが思わず非難の声を上げる。
「そりゃねーですよ兄貴。せっかくのすべすべの足がもったいない」
切り裂かれた衣服から伸びる白く長い足に、レントンは鼻の穴を広げて興奮する。
「しょうがねえだろうよ。あの騎士様との戦いで触手入りの筒がどっかいっちまったんだよ」
「……俺、太股フェチだから斬るときゃ膝から下だけにしてくださいよ」
「ひ……非道な!シキッドの足を、切り落とすなんて!!」
ブラッドはわざと丁寧な言葉を使って、姫の神経に揺さぶりをかける。
「いやいや、結構あの騎士様もひどいんですぜ?うちのかわいい弟分の
顔と足に傷つけたんで、弟分は今寝込んでてお姫様と遊ぶことが出来ねーんですよ。
そういうことで、あいつの分も俺らと遊んでくれませんかねぇ」
「おい……兄貴!」
「うっせーな、がっつくなよ!後でてめえにもヤらしてやるってよ」
「そうじゃなくて……」
「なんだよどうしたってんだ」
「この剣……抜いてくれねーかな」
振り向いたブラッドは、レットンの脇腹を貫くロングソードに目を見張る。
そしてその背後に佇む大きな触手生物の姿に思わず悲鳴を上げた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「全く、あんなに急いで。よっぽどお姫様のことが心配みたいね。
ちゃんと私の説明聞いてたのかしら?」
「にゃあ?」
「そうね、あのままだと死んじゃうわね」
「ふぎゃー!」
少女は疲れた顔で肩を竦める。
「私だって後を追いたいけど、魔力を使い果たしてもうへとへとなの。
当分は歩くこともできないわよ」
すると黒猫は少女のローブの裾から手鏡を取り出し、
それを咥えたまま闇の中へ駆け出した。
「ちょっとクロオ!……もう、また迷子にならなきゃいいんだけど」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
突然現れた触手生物に刺された小男を担いで、口髭の男も崖の下へ転がり落ちて去っていったが、
メヒィルを取り巻く状況はあまりにいいものではなかった。
追跡者達を攻撃していた触手生物が、彼らが消えたことでメヒィルのほうへと近づいてきたからだ。
それは、1メートルの卵形の胴体に、何十本もの触手が生えた怪生物。
ローパーと呼ばれる、種によっては人間すら捕食するモンスターだ。
じりじりと近づくローパーに、メヒィルが首を振って臓腑から吐き出すような叫び声をあげる。
愛する者がいなくなり、異形の存在ににじり寄られる彼女の精神は
発狂寸前まで追い詰められていた。
長い触手がついに彼女の両足に巻きつく。
「いやああああぁぁっ」
そのおぞましい感触にもう一度叫び声をあげるが、
卵形の本体は一定の距離まで近づくとそれ以上彼女の側に近づこうとしない。
ただ、触手の一本が彼女の顔に近づいてくる。
「い、や……」
その整った顔を蒼白にしてメヒィルはがたがたと震えるが、
触手は彼女の頬を撫で上げるだけだった。
まるで彼女の瞳から流れ落ちる涙を拭き取るように。
よく見ると、ローパーの柔らかい触手は所々が擦り切れ、真っ赤な体液が漏れ出ている。
しかしそれでもローパーは自分の体の流血よりも彼女の体をさすり続けるほうが
重要と言わんばかりに、その涙を拭き取る触手の動きをとめようとしなかった。
「……?」
2、3分その状態が続き、さすがにメヒィルもローパーが自分を今すぐ捕食しようとしていないことに気づく。
だが、そうだとしたらなぜこのローパーはいまだ自分の側を離れず、
両足を拘束し続けているのか。
――――あの騎士様との戦いで触手入りの筒がどっかいっちまったんだよ――――
口髭の言葉を思い出し、メヒィルの体に冷や汗が浮かぶ。
捕食以外のローパーの目的。それは、生殖。
他の生物の胎内に卵を生み出し、そして子孫を残すタイプがいることを、かつて彼女は伝え聞いたことがあった。
そして放蕩な一部の人間がそれを生きた淫具として用いることがあるとも。
もし、このローパーの目的がそうならば、ある意味殺されるのと同等のひどい目に遭わされるかもしれないのだ。
「そ……そんな……」
新たな恐怖に気づき、触手から逃れようと身を捩じらせた瞬間、触手が一本の剣を高々と持ち上げた!
「いやぁ!」
足に触手が巻きついていては避ける事などできる筈もなく、メヒィルは目を瞑る。
しかしその剣は彼女のすぐ足元の草むらに突き刺さっただけだった。
そして、触手生物がうねらせていた全触手を全て縮める。
「なに……?あなたは何がしたいの?」
食べられるわけでもないし、犯されるわけでもない。
しかし解放してくれる気配もない。問いかけても、答えは返ってこない。
混乱したメヒィルは剣の柄に刻まれた文字を見て大きな瞳をさらに見開く。
「これは……シキッドの剣!ねぇ、これをどこで!!」
掴みかからんばかりの勢いで聞いても、怪物は何も言わずただ触手を蠢かすだけだった。
「ああ……私はどうすればいいの?」
逃げることも、シキッドの生死を知ることもできない。
この怪物に捕らわれたまま飢えてしまうのだろうか。
一度止まっていた涙が再度滲んできたとき、縮こまっていたローパーの体が伸び上がり、
地面に刺さっていた剣を引き抜いた。
今度は、メヒィルはさきほどのように怯えなかった。
そしてメヒィルの予想通り、剣はもう一度地面に突き刺さった。
ローパーはもう一度体全ての触手を萎縮させる。
「さっきと同じこの行いに……何の意味があると言うの?」
その時、先ほどにはなかった動作がローパーに加わる。
一本の触手がメヒィルの左手を取り、その先端が手の甲に触れたのだ。
触手の体から流れ出る体液が付着していたので、
メヒィルの手の甲は体液と同じ赤い跡がつく。
「まるで、口紅を塗られたみたい……」
幼いころ妹と二人で姉やの口紅を手のひらや額に塗って怒られたことを思い出した。
「口紅……?」
口紅、唇、口づけ。
その時、メヒィルの中でなにかが閃く。
剣を突き刺す騎士、剣を突き刺す触手。
片膝をつく男、縮こまった触手。
左手への口づけ、左手への触手の接触。
今までのローパーの行為は、行う者を触手ではなく人に置き換えれば、
そして神への誓いがないことを除けば、全て婚姻の儀式の作法に則っている。
メヒィルは、剣を握っていた一番大きな触手を恐る恐る摘み上げると、
そこに柔らかな唇を触れさせる。
略式の婚姻の儀式の接吻は合計3回行う。
まず男性が跪いたまま女性の左手に。
次に女性が男性の右手に。
そして最後に二人が唇を重ねあい、婚姻の宣誓は終わりとなる。
怪物は、メヒィルの予想通り、左手に接触していた触手を彼女の唇に近づけた。
「やっぱり……これは婚姻の儀式」
しかしそこで、後23センチで触手と唇が触れ合う距離で、触手の動きが止まる。
ここまで来て躊躇するその姿に、彼女は自分の想像に確信を持つ。
彼女は自ら触手へ唇を寄せると、触手はわずかに後退しようとする。
しかし彼女は両手でその触手を掴み、逃れられないようにして
触手の先端を口に含みながら口づけをした。
唇と触手の接吻が終わったあと、少女は蠢く触手ごとローパーの本体を抱きしめる。
「あなた……シキッドなのね?」
『いくらシキッド君に呼びかけても彼は答えられないわよ。
今の彼には触覚と嗅覚しかないのだから』
背後から聞こえてきた声に、メヒィルがびくっとして振り向くと、
ローパーが彼女の体を守るように触手を彼女の周囲に這わせる。
しかしそこにいたのはあの時の黒猫だった。
「あなた……無事だったの」
『あなた達のおかげでね。この子も感謝しているわ』
「にゃあ」
人のいない場所から声が聞こえ、メヒィルはまたびっくりする。
よく見るとその愛玩動物は口に手鏡を咥え、
その鏡面に自分とそう年が変わらない少女が映り話しかけてくるのが見て取れた。
その人知を超えた不可解な光景に、メヒィルは自然とある言葉を連想する。
「……魔女?」
『そう、キメラ作りが得意な、ね』
「あ、あの、私はメヒィルと」
『残念だけどお姫様、私とあなたには自己紹介する時間すら残されていないの。
こっちはシキッド君の体を触手と紡ぎ合わせた時に魔力をほとんど使い果たしたから
すぐにこの「鏡伝え」の魔法も使えなくなる。それに、シキッド君の体血まみれでしょう?』
言われてメヒィルがシキッドの体を見ると、確かに最初のころより触手から流れ出る血の量が増えている。
「これは……どうすれば止まるんですか?」
『彼の体を新たに作り出すの』
「それはどうやって」
魔女の話を聞いている最中に、メヒィルの手の中でシキッドの触手がずるりと本体から抜け落ちる。
『拒否反応ね。このままだと、彼の触手は全て抜け落ち、呼吸も食事もできなくなり死ぬ。
キメラの材料に使ったのは、人間を苗床にして生殖活動をするローパーと思われるわ。
まあ、あのならず者どもが持ってきたものだからどんな種類かは私には分からないんだけど。
とにかく本体から切り離された触手だけだったから、とても脆くすぐに朽ちてしまうの』
メヒィルは手を当てて触手の傷口を塞ぐが、流れ落ちる血は止められない。
「脆い体、なんですか……?」
『舗装もされてない森の中を目も耳も使えずがむしゃらに走りまわれば、
すぐに体中傷だらけになるぐらいにね。
もともとそんなに動き回れる体じゃないのに、無理しちゃって』
「どうすれば、何をすれば新しい体を作れるんですか?」
メヒィルの必死な声にも魔女は淡々と答える。
『彼の体から胚をあなたが体内に取り入れ、あなたの体の中で成長させて産むのよ』
「胚を取り入れる?その、私が胚を食べるんですか?それで胃の中で成長させるたりするんですか?」
魔女の言葉はメヒィルの想像をはるかに超えるものだった。
『いいえ、彼の触手の胚送管をあなたの膣から取り入れ、子宮内で新しい触手を育てるの』
あまりの内容にメヒィルの頭が一瞬真っ白になる。
「え、い、今なんて」
『えーとね、膣っていうのはお姫様のお股に』
「いえその、単語の意味が分からないわけでは」
「にゃあ」
黒猫の鳴き声を聴いて魔女は不思議そうな声を上げる。
『え、何、恥ずかしがってるだけなの?』
まるでなぜ恥ずかしがっているのか分からないような声に、
思わずメヒィルはもじもじと反論する。
「だって……その、それって恥ずかしいことでしょう?」
『だけど、あなた達、今婚約したんでしょう?世俗のことはよく分からないけど、
結婚したら男女はお互いに支え助け合うと私は書物で読んだのだけど、違ったかしら?』
メヒィルは魔女の言葉に反論することができなかった。
『シキッド君にもあなたに胚を育ててもらわなきゃ死んじゃうって説明してたから、
てっきりもう受け入れは済んでると思ってたら、彼は血まみれのままだし。
そう、外の人間ってそういうときに恥ずかしがるものなのね。またひとつ知識が増えたわ』
「私が彼を受け入れれば……彼は助かるのですね」
『あ、まだ続きがあるわ。彼は助かるかもしれないけど、あなたが無事かどうかは分からない。
何せ元の触手がどんな種類かも分からないし、ローパーを素にしたキメラなんて私は作ったこともない。
もちろん触手の胚を人間の女性に宿し、産ませたことなんてない。
さらにいえば今の彼の汚れた触手があなたの膣に入れば、どんな病気になるかも分からない。
そんな状態で出産させて、あなたの体が無事と言う保証はどこにもないの。それでもいい?』
メヒィルは黙って首を縦に振った。
その瞳に、強い決意を宿らせながら。
メヒィルは近くにあった洞穴の中に、触手となったシキッドを招き入れ、壁に松明をかざす。
「受け入れ」の時に魔女が側で見守りアドバイスをすると提案してきたが、
メヒィルは丁重に断った。
それでも魔女はもしこれであなたの身に何かあったらと食い下がったが、
彼女の魔力が切れたのか突然鏡の中の彼女の姿が掻き消えた。
飼い主よりも空気の読める魔女のペットが鏡を咥えこの洞穴まで二人を案内し、
音もなく黒い木々の中へと姿を消した。
「シキッド……」
どれだけ言葉を紡いでも、今の彼には言葉が届かないのだろう。
魔女は目も耳も使えないと言っていた。
ならば、どうやって今彼女の意思を、心を伝えよう?
もし彼に胚送管を差し入れる気があったのなら、両足を縛られたあの時
とっくにメヒィルにそうしていたはずだ。
しかし彼はそれをしなかった。
たとえ自らの皮膚から血が流れ、体がばらばらになっても。
彼女に産んでもらわねば、朽ち果てると分かっていても。
それほどまでに、歯痒くなるほど自分を大切にするシキッドに、
視覚や聴覚に訴えることなく自分を抱いてもらう。
それには、やはりこの方法しかないだろう。
メヒィルは皮のマントを敷き、その上でゆっくりと服を脱ぐ。
そして一糸まとわぬ姿になって、彼の体を抱き寄せる。
うねる触手が彼女の体から離れようとするが、
メヒィルはそれを許さずその触手を自らの乳房や股間に引き寄せる。
「逃げては駄目よ、シキッド」
たとえ伝わらぬと分かっていても、初めての行為に、
男を誘うという自らの振る舞いに心が昂ぶり、自然と声が出る。
「あなたはもう、私の夫なのだから。妻に恥をかかせるの?」
触手の逃亡がぴたりとやむ。
たとえ言葉が伝わらなくても、違う何かが彼へメッセージを伝える。
「お願い……私を抱いて。あなたの好きなように」
湧き出る汗が。高鳴る鼓動が。硬くなる乳首が。湿り気を帯びる秘裂が。
少女の体全体から生み出されるそれらが、触手を伝わり怪物に伝える。
女の体と心に、男を受け入れる準備ができたことを。
流れる体液をそのままに、触手が姫の体をするするとさすり始める。
「あ……」
最初は50本近くあった彼の触手も、今は15本ぐらいにまで減ってしまっている。
そのなかで一番肉厚の触手が、少女の口の中に進入する。
「ふぅ……」
それとともに何本もの細い触手が少女の可憐な唇の中へ続いた。
メヒィルは知らなかった。人間の口がこれほどまでに敏感な器官であることを。
舌や口内粘膜は、口に含んだ物の温度、硬度、形状、質感などさまざまな情報を
一瞬で読み取るほどの神経が集中しているのだ。
その口内に、何本もの触手がさすり、蠢くと、頭がくらくらするような快感に覆われてしまう。
12分して触手が抜かれたころには、彼女の顔はすっかり上気し、
唇の端からは少しだけ涎が垂れ落ちていた。
大人のキスだけで立っていられなくなった彼女は、マントの上に倒れるように座り込んだ。
そんな体に覆いかぶさるように、何本もの触手が向かってくるが、
キスの間にすら23本の触手が抜け落ちる。
もう時間はそう残されていない。
「シキッド……はやく、はやく」
そして触手たちは、ゆっくりと性器の愛撫を開始する。
細長い3本の触手が、乳首に、顔を出した淫核に巻きついた。
「ひいああああぁっ」
あまりの激しい感覚に、か細い悲鳴が少女の口からあがる。
体全身をびくつかせる少女の動きに触手の動きが止める。
「ああ……違うの、痛いんじゃないの……だから、はやく」
切なそうな声を上げて乳首に巻きついた触手を自らの手でメヒィルは絡めとリ、動かす。
その動きに、触手が意を決意したように動きを早め始める。
「ああ……いいわ、シキッド……たとえそんな姿でも、私は……私は……」
声が、体が、ほんのりと色づき始める。
ずっとメヒィルはこうなることを望んでいたのだ。
たとえ愛するの者の姿が変わっても、行為の意味に変わりはない。
しかしついに、彼女の性器を愛撫する触手さえその体から抜け落ち始める。
「おねがい……早く、早く……あなたの体の種を……私の中に……」
一番太く逞しい触手が少女の足の付け根に押し当てられる。
それが、何かメヒィルには分かった。
それはとても大きくて、ぬるついているとはいえ少女の中に入るとはとても思えない。
想像以上のサイズに思わず少女の体が凍りつくが、
目の前で新たな触手が血を吹いて抜け落ちたのを見て、覚悟を決めた。
手でその太い触手を自ら淫核の下に当てがうと、やさしくさすって彼に伝える。
するとシキッドの本体がわずかに身震いし、ついに彼の触手は彼女の中へ進入した。
「っーーーーー」
声にならない空気が肺から搾り出される。
それは、肉を貫く痛みだった。
しかし、メヒィルは震える腕で、シキッドの本体を抱きしめる。
血を流しているのは彼女だけではないのだから。
痛みも苦しみも受け入れられる覚悟が、小さな少女の体に備わっていた。
メヒィルの抱擁に答えるように、シキッドの残された触手が血飛沫を上げながら
乳首や淫核への愛撫を再開する。少しでも快楽で彼女の体が辛さから逃れられるように。
身を削っても彼女の苦痛を和らげようとするその献身に、
激痛を上回る幸福感がメヒィルの脳を支配する。
たとえ痛みを消すことができなくても、メヒィルにはその痛みに耐えることができた。
ふと、体の中の触手がわずかに膨張するのが感じられる。
「ああぁあぁっっ」
受け入れる悦びに、身篭る嬉しさにメヒィルの脳が弾け、肉が融ける。
シキッドの細長い胚を子宮で受け止めながら、メヒィルは全身を痙攣させ気を失った。
「畜生、あんな化けもんに横取りされてたまるかってんだ」
ブラッドは悪態を吐きながら丘を登る。
レットンの治療を簡単に済ませ、崖を迂回したからかなりの時間が経っている。
「姫さん生きててくれよ。死んでたりしたら目も当てられねぇ」
化け物の移動先は闇夜の森の中でもすぐに分かった。
なぜなら奴の移動した後には、点々と抜け落ちた触手や体液が残されていたから。
「間抜けめ。ま、こんだけ抜け落ちてれば楽勝だな」
彼の気がかりは目的の姫の生死のみ。
だからろくに警戒もせず、抜け落ちた触手が示す洞穴に入った。
「ああ、畜生……せっかくの初物を……」
そこにいたのは、裸のまま開脚させられ少女とその体を支える触手。
しかし少女の股間の大事な聖域はぽっかりと口を開き液体で濡れそぼっていて、
彼女がこの触手に何をされたのか雄弁に物語っていた。
「ま、いいさ。とっとと弱ったローパーから取り戻し……」
そこで、大剣を抜いたブラッドは言葉を止める。
触手の本数が、今まで見てきた抜け落ちたものと合わせて計算が合わない。
最初に見た時50本ほど生やしていて、洞窟に入るまで30本は抜け落ちたものを見かけたはずだ。
しかし今ローパーの体には最初に見た時と同じぐらいの触手が生えそろっている。
「こいつは一体どういうことだ!」
思わず洞窟全体に反響するほど大きな声を出すブラッド。
しかし、姫は少しもこちらを見ようとしない。
汗だらけで、視点の定まらない瞳でずっと空を見つめ続けている。
そんな少女の体が、びくりと震える。
「あ……来る、来ちゃう!」
うわ言のように吐き出される言葉。
細い腰が、小振りなお尻がぶるぶると妖しく蠢き始める。
「あ、シキッド、あ、あっ、出る、でちゃあぁっ」
ブシュル、と彼女の秘裂から、体液とともに触手が飛び出した。
「ひっ、ぐっ、あ、ぁぁ……」
生み出された触手は、にょろにょろと皮のマントの上を動き回ると
ローパーの本体まで移動して合体する。
「嘘だろ……」
これ以上の時間を与えれば、怪物はさらに触手を増やす。
ならば、今この時、決着をつけねば。
ローパーに近づこうとした時、ブラッドの足に何かが巻きついた。
それは、ブラッドが目印にしてきた抜け落ちた触手。
「馬鹿な……抜け落ちたのは動かないんじゃ……」
そこでブラッドは産み出された触手が本体と合体するさっきの光景を思い出す。
この触手は朽ちて抜け落ちたものではなく、産み出されたばかりの生命力溢れる触手。
「ちっ……間抜けは俺か」
ブラッドが自嘲気味に呟くと、彼の体に触手が殺到し、骨の折れる嫌な音とブラッドの悲鳴が洞窟内に鳴り響いた。
「うう……あんなに激しくすることはないでしょうに……」
メヒィルが長く激しい夫婦の営みを思い出して、顔中を真っ赤にする。
『すみません、メヒィル様。あの男が近づいてくる気配がしていたため、
ゆっくりと触手を作る暇がなかったのです』
「シキッド……シキッド?あなた、シキッドなのね!」
赤髪の涼しげな瞳の男にメヒィルは飛びつく。
「良かった……人間の姿に、戻れたのね」
しかし騎士はゆっくりと横に首を振り姫の体を離す。
『これは夢ですよ、姫様。あなたの夢の中だから、私はこの姿であなたに会うことができたのです』
「ああ、夢でもいいわ。もっと、人間のあなたに触れさせて!」
さらに抱きつこうとするメヒィルを、強い力でシキッドは引き剥がす。
『姫様、そのようなはしたない真似はおやめください』
「私にあんなことをして、させておいて、いまさら何を言うの?」
『あの傭兵たちを退かせるために仕方なくあなたの身を汚してしまいました。
全ては私の不徳と無力が引き起こした悲劇です。
今回のとこはいつか領の混乱が治まった際に命を懸けてでも償います』
「汚す?償う?あなたは何を言っているのです?私達は儀式を行い夫婦になったというのに。
夫婦が睦みあうのは当然のことでしょう?」
『……残念ですが、私達は夫婦などではありません。なぜならあの時交わした儀式では、
主神に誓いを立てていないのですから。今の私に口はないのですから、当然ではありますけど』
「シキッド……あなたは……」
突然姫の平手が騎士の頬を打つ。
「馬鹿よ!大馬鹿よ!」
「はい、私はあなたを汚せねば守ることもできない大馬鹿者です」
あまりにかたくなな騎士の心に、メヒィルは涙を流しながら目を覚ました。
「シキッド……」
彼女の体が夜の闇に冷えないよう触手が全身に巻きつき、
枕代わりとなった本体の体温が彼女の頭を暖めていた。
「それでも私は、あなたを諦めないわ……」
起き上がった少女は触手と本体を、裸のまま強い力で抱きしめる。
うねる触手は、何も言わず主の頬の涙を拭きとった。
誕生編、終わり
というわけで、触手騎士が誕生したところで続きます
こういうのもいいなぁ…
wktkwktk
GGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJにょろ
GJ
GJ!触手和姦の白峰を垣間見た気がする!!
何てこった…触手でこんな切ない気持ちになるなんて…
GJ!!
幸せになってほしい・・・
二次元牧場スレに一部触手があった
‥が、あんまり期待はしないほうがいいかもしれん
らきすたの中でもマイナーキャラだし
もうね、ただでさえ和姦触手好きの俺はウゴゴゴゴ(ry
GJです。騎士様のご活躍を、触手を長くして待ってます。
続きを期待
226 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 18:36:58 ID:nMg7/2kv
保守
牧場スレに触手ものがきてる
,..-─.-、
,(,ィモr〜k) ∧_∧
~.(^(ノメハノ) )~ ( __lll)
(⌒ヽ、 (ハ( ゚ ヮ゚ノl( _-''~ ⌒`''-''  ̄__) ギュゥゥッ・・
`ヽ、ヽ >,Y_iHi)<つ /~''' ̄ _-'~ ``- '' ~(__)・
| | .,;∪ノハヽ、 ./ /´ ̄ ̄ し∪ '
丶`r':;i' ァ、 l l /´二⊃
(( (`ヽ_ノ´/'i;:`〜r〜'゙;;r'/ / /./
ヽ、__ノ/ノ/^/ヾヾ二二二/
( ( l l゙i i) )ヽヽ\
(( ヽ_).し' `(_/_)(_/ `J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まてよ、触手っ娘ということは
俺達の『穴』が狙われるんじゃあ‥?
>>231 それもいいかなぁと思ってしまったおれドM
やがて♂と♀の立場が入れ替わり・・・
それなんてTS?ていうかもはやスレ違いw
234 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 14:09:58 ID:yng5Hy27
いや、触手に置かされるのだからこのスレでいいんじゃない?
そんな触手の塊みたいな女の子にやられたい俺
実は雌の触手の先は子宮で雄の触手から絞り取るから雄の触手は人間の雌が好きなんだ!
というか真面目な話、触手で妄想する時って、触手側じゃなくて犯られる側に自己投影してる方が多くない?
ほら、高知能な触手はともかく、基本的にヒロイン視点が多いじゃんこの分野。
第三者視点で、ニュルニュルされる様を眺めて興奮ってのもあるけど、盛り上がってくると
どんどんキャラに感情移入してしまうというか……
ってこうして書いてみると、俺の特殊性癖な気もするorz
神楽スキー氏はまだ忙しいのだろうか・・・
無理は言えないが、久々に読みたいょ・・・
漏れは魔法少女シリーズの兄さん
7枚切りの食パン氏はもう書いてくれんのじゃろうか…
>触手っ娘
スレイヤーズ8巻(だったと思う)のモルディラグ
まあ『娘』じゃないかもしれんが
>>236 俺は第3視点か、逆に触手になった気分で読むなぁ
241 :
神楽スキー:2007/09/09(日) 23:59:47 ID:T81Q/+zu
皆さんご無沙汰しています。
単行本の応援どうもありがとうございました。
単行本作業と発売は無事終わったのですがこんどは読み切りの作業が入ってしまいましてw
女騎士物と言うことで何分あまり書いたことがない分野で四苦八苦しておりますorz
こちらのほうにあまり顔を出せなくてすいません。
ずいぶん前にオーガストスレの人に頼まれてたフィーナ姫の奴でも書こうかな〜と書いてた
んですが、ちょっと仕事忙しくて間が空きそうです。
おー、まー体こわさんよーにがんばれー
頼んだ者ですけど
忙しかったら無理しないで下さいね
商業誌の方も頑張ってください
>読み切り
wktk
ttp://schizo.nobody.jp/ ここの新作に触手がでてくる
読み物としても普通に面白いし笑える
>>236 言われてみると良いなそれ
受け入れてしまうと全身を触手でニュルニュルされるって気持ち良いだろうな
>>神楽スキー氏
いつまでも待ってます
自分のペースで頑張ってください
自慢乙。
>>241 忙しい事は、良い事ですな
また一人だけ文章量が飛び抜けた読み切り(笑)期待してます
どこで神楽さんの本は買えますか?
タイトルも良ければ教えてください
タイトルは「鬼巫女桜樺 邪宴の贄巫女」
出版はキルタイムコミュニケーション
近くの書店になければ出版元で通販やってるし他でも取り扱ってると思う
ありがとうございます
あれ、挿絵変わったのか?
なんか表紙見て下手やなーとひいたんだが
上の方で確か変わったと言われてたような。
……前スレだったかな?
絵師としては比較的人気のある人だよw>桜樺の絵
まあ、短編の絵師は確かにうまかったけどw
流れ切ってスマン。
>>1にリンクが張られている「漂流女子校」が最近というか前から過疎気味なんだが
この企画に対する正直な意見が聞きたい。
>>254 ぶっちゃけ半年ROMったくらいでは到底把握出来ないと思ってる。2スレ目から始まってるみたいだし。
神楽スキー氏にwktkしながらガッツリ遅れています第三話。
原作未プレイで書いたところに突撃天使かのんを中古で発掘してしまったものでして、
いやー、久遠がエロ過ぎるの何のでそれはもう(;´Д`)ハァハァ
御免なさい。自分の作品が細かな設定で相当食い違ってる事にガクブルしながらも特攻です、ハイ。
〜粉砕天使ナツメ 第三話 前編〜
「ふ………ん、む……。はむ……、ふぅ……。美味しいよ、エミィ……」
「く、くぅ………ッ!む、むぅ………、ふぐっ!!」
パサリ。脚美線を包み隠していたスカートは力無く床に滑り落ちた。降り積ったばかりの雪のように白い太腿が勝者の前に差し出される。その遥か上方、口腔内部で展開される一方的な蹂躙戦。
湿った空間のどこに逃げてもユイの舌はエミリアの味覚器官を捕まえて、軟体生物の交尾にも似た抱接を強要してくる。
人間の舌とはこうも長く器用な物体であっただろうか。いや、今やその問いは無意味だ。彼女はもう人間ではないのだから。女の身体を貪るためなら如何なる不可能をも可能にしてみせる化け物。それがデスパイアだ。
「ん…む……、むふ………、ぷはっ!」
どれほどの間、互いの吐息と唾液を交換し合っていたのだろう。名残惜しげな銀の糸を引きながら、エミリアの唇はようやくその遊戯から開放された。
呼吸を整える暇も無く、残された上半身の衣服にユイの両手が掛かる。喪服にも似た飾り気に乏しい衣装は滞りひとつ無く柔肌の上を滑り、その生地の下に秘匿していたスレンダーボディを公開した。
胸元までたくし上げられたコスチュームが包み込んでいるのは、今や首筋と両腕のみ。残る全ては露出。
邪魔者はランジェリーと言う名の無粋な布切れだけ。月明かりに照らされ白磁にも似た輝きを放つ皮膚とのコントラストがユイの心を躍らせる。
「エミィ、前よりちょっとだけ大きくなったね」
「う…く……、ゆ…ユイ……ッ」
再び接近してくるユイの顔。鼻先が触れ合う距離まで迫った恍惚の笑みはエミリアの顎の下へと沈み視界からフェードアウト。
今度の行き先は胸板。お目当ては慎ましやかに佇むエミリアのバスト。体温が感じられる程の至近距離でその膨らみをユイは網膜に焼き付ける。
そして一通り鑑賞を済ませると、彼女はその浅い谷間に深々と顔を潜り込ませて来た。
「ほぉら、やっぱりおっきくなってる。嬉しいなァ………」
彼女はそう嘆息しながら左右に首を振り、たった一枚の防具越しにエミリアの香りを堪能する。
そろそろこの下着も邪魔になって来た。ユイは自分の柔らかな頬をギュっと押し付ける。そしてそのままゆっくりと顔を上へ。それを何度も繰り返す内に、二つの柔肌にサンドイッチされたブラジャーは徐々に上へ上へと移動。
丁度十回目ぐらいの挑戦だったろうか。乳房を覆っていたカップが遂に頭頂部の突起から外れる。そこから先は呆気なかった。
下り坂を一遍に滑り降り、乳房を抑圧していた裁縫物は一気に鎖骨の辺りまで持ち上げられる。
プルンと震えて解き放たれる母性の象徴。指一本使わずに、頬の摩擦力だけで暴かれたその先端は既に自己主張を始めていた。
文字通り手持ち無沙汰だったユイの手はその間、エミリアの手の平を陥としに掛かる。
アーチェリーグラブを器用に剥ぎ取り、頑なに閉じようとする指を一本一本こじ開け、痺れて抵抗できないその隙間に一本づつ、計五本の触覚器官を滑り込ませた。
二人の手と手はシーツの上で絡み合う恋人のように密着し、体温を分かち合い、その存在を確かめ合う。
「さぁて、お次はエミィ………」
「………………く、くぅッ!!」
エミリアの顔が屈辱に歪む。もう残すところは後一箇所のみだ。ユイの唇の隙間から、何かワインカラーの物体がチロチロと這い出てきた。血ではない。
その正体を目の当たりにしたエミリアは、ようやく冒頭の一方的口腔戦のカラクリを悟ったのだ。
―――――――蛇の舌。
他に該当する項目が無い。ユイの口から伸びる真っ赤な味覚器官は先端が二股に分かれていた。
リーチも尋常ではない。常人の腕の長さも軽く凌駕し尚も伸び続ける。その先端はゆっくりとエミリアの下半身へ。目指す先には白いフリルをあしらった紺色のショーツ。
ヘソの真下を横断するゴムを先端で軽く押し上げ、ユイの舌はその内側へと滑り込んできた。
「や…、やめな……さいっ!ユイ!やめ………っ!!」
「ふむぅ、ちょっとキツイかなァ。もっとゆったりしたの履いた方がイイと思うよ?ほら、ゴムの跡ついちゃってるし」
舌でエミリアの恥部をまさぐっているのにも関わらず、器用にもユイは流暢な発音で放し続けていた。
表面の腺から分泌される唾液が紺色の生地を内側から黒々と染め上げる。上品な香水の香りには怪しい臭気が混じり始めていた。
(だ、駄目……。お願いだから動いて!!)
しかし身体は命令を受け付けない。床に縫い付けられたマネキン。或いは糸を別の主人に握られてしまったマリオネット。まさにそんな感じだ。
クイクイと、下腹部で何かが引っ張られている。見ればそこには陥落寸前の砦。ユイの舌によって、エミリアのショーツが引き摺り下ろされて行く。
「ちなみにエミィ、これって勝負パンツ?」
全身全霊を振り絞り生み出された僅かな力で以って、エミリアは太腿を閉じようとした。しかし、そのささやかな抵抗が上げた戦果とくれば、落ちていく自分のショーツを裏返しにするという余りにも虚しい物であった。
ユイの指摘する通りに窮屈であった空間から開放され、寝かされたまま押さえつけられていた茂みがゆっくりと、綿菓子のように膨らむ。上と同じく綺麗なプラチナブロンドだ。
とてもこんな場所に生えている毛とは思えない。ユイがごくりと生唾を飲む。
(な、何か……!何か手立ては……!!)
距離にして1メートルにも満たない所に<クロイツァー>は転がっていた。だが、その僅かな隔たりでさえ今は大河の向こう岸よりも遠い。
いっそ至近距離で魔力をオーバーロードさせてみるか。いや、そんな子供騙しを食らう相手ではないだろう。大体、こんなコンディションで成功するものか。
助けも来ない。彼女が今夜ここにいる事を知る人間も皆無。万が一来訪者があるとすれば、前日の騒動で見回りを強化している警備員か、それに準じる学校関係者か。
いずれにせよ、無用な犠牲者が増えてしまうだけだ。
(万策………、尽きたか)
ひゅん、とユイの舌が風を切る。足首から引き抜かれ、そこに絡め取られていたショーツは、無造作に放り投げられ宙を舞う。
落っこちた場所は十字架の天辺。磔にされた救世主の頭に下着がパサリ。
「じゃ、エミィ。―――――ボチボチいくよ?」
「………………っ」
手の平の温もりが離れる。ユイは両腕を交差させ自分の衣服に手を掛けた。いよいよ肌を重ねるつもりらしい。
初っ端からデスパイア形態で襲われないだけでもマシだと受け止めるべきかもしれないが、どのみち行為がエスカレートすればそんな事は関係なくなるだろう。暴走したユイが止まらないことは以前思い知らされた。
こうなった以上、覚悟を決めて耐えるか、空っぽな人形になって流されるか、それともいっそ受け入れてしまうか。決断しなくてはならない。なんて幅の無い選択だ。
(ナツメ、………ごめんなさい)
最後の最後で一番気掛かりなのはやはり彼女の身だった。ナツメはこれから一人きりでデスパイアと戦わなければならない。いや、その前にきっとエミリアのことを捜し回るのだろう。そして何時かは知ってしまう。エミリアはもう、帰って来ないのだと。
その時、彼女はどうするだろうか。いっそ天使の責務を放棄してくれれば安心出来るのだが、残念ながらそんな子ではない。
(マルーシャ。せめて、貴女がいてくれればね………)
それも無理な願いだった。腐れ縁という言葉が最も相応しい友人は今、地球を半周近くした場所に居る筈だ。結局、最悪の選択を尽く積み重ねてしまった。
これから始まる辱めは、恐らくそんな自分への罰なのかもしれない。不埒で厳かなペッティングは遂に凌辱へと移行する。
―――――――くちゅ。
「うあ……ッ!」
二股に別れた舌が左右から挟み込むようにしてクリトリスを舐め上げた。めくるめく快感にエミリアの身が竦み、ユイの手に爪を食い込ませ、真っ赤な引っ掻き傷を創る。
だが、その裂傷さえもユイの肉体はチョークの文字を黒板消しで撫でるように一瞬で再生して掻き消してしまう。そして………。
―――――――ぐに………、ぐ、ぐ、ぐ。
「や、待ってユイ!そ、そこは………!!」
「えへへー。なんかヘンなトコロに入っちゃいそうだねぇ。エミィが引っ掻いたりするからだよー?」
「………んな!?―――――――ひぐッ!!」
―――――――ぐ、ぐ、ぐ………ぐちゅん。
「いっ、……………嫌ぁぁぁぁぁぁあっ!!!」
ユイの舌が貫いたのは後ろのすぼみ。エミリアのお尻だった。
「ゆ、ゆ、ユイぃ!!お願い、後生だから抜いてぇっ!!い、痛い!痛いの!!」
「だーめ。さっきの、お、か、え、し♪今夜は一晩かけてココを私とエミィの愛の証に昇華するんだから」
「あぐ!!駄目っ!私そこ、だっ駄目!!お願いだから許して!許して、ユイ!!」
「あーあー、暴れると擦れちゃうよ?いーからここはプロに任せなさいって。この日の為に他の女で何人も練習して来たんだし。ね?」
入り込んだ異物を必死に締め出そうとするエミリアの括約筋が徐々に押し広げられていく。ズチュズチュという響きの間に、時折肛門を空気が通過する下品な音が混じった。
絶叫に次ぐ絶叫で危険信号を発する声帯。だがエミリアの体で満足に機能するのはもう喉だけ。だから彼女は叫ばずに居られない。逃れられないと解っていても、虎に捕まった雌鹿は啼かずには居られないのだ。
「あ、くぅぅ……。あぁ!ひぁぁぁあ……っ!!」
狩る者と狩られる者は完全に逆転した。魔物を狩る猟師たる天使が今、化け物の首輪に繋がれている。
あられもなく喚き散らすエミリア。その無様な姿はユイはちょっと不愉快だった。何かが違う。自分の欲しがっていたエミリアは、もっと甘く切ない声で懇願したハズだ。
まあ、あれから大分経つ。長い戦いで少し荒んでいるのだろう。それなら自分が彼女を昔の気高くて可愛らしいエミリアに戻してやれば済む話だ。とりあえず、この喧しい口を塞いでしまおう。
エミリアのアナルを嬲る舌を垂れ流したまま、ユイが自らの唇でエミリアの口腔を塞ごうとしたその瞬間だった。二人の前に、今夜第一の訪問者が現れたのである。
バタァァァァァァァァア………ン。
「―――――――え!?」
「………ン?」
轟音と共に開け放たれる礼拝堂の扉。エミリアは勿論、ユイもがそちらに首を回す。息を切らせて、その向こうに立ち尽くしていたのは一人の少女。大きく肩が上下する度に、背中まで伸びた綺麗な黒髪が闇にアーチを描き踊る。
「………う、ウソ………」
乱入者の正体はここに来る筈の無い人物。この街の守護者であるもう一人の天使。
「―――――――ナツメ!?」
♯
真っ先に視界に飛び込んで来たのは荘厳な美しさのステンドグラス。吹き荒れた破壊の大渦に巻き込まれ半分以上が砕け散った今でも、当時の技術の粋を凝らした秀作はその輝きを失っていない。平時であればそれこそ見る者から一様に溜め息を奪った事だろう。
だが、その神秘的芸術も数秒たりと彼女の視線を繋ぎ止めておく事は出来なかった。礼拝堂を満たす空気はその厳かな装飾とは相容れぬ背徳的な女の匂いに染まり切り、
そしてナツメの瞳はその下で裸で寝かされている親友と、そこに馬乗りになっている少女に吸い寄せられていたからだ。
「エミィちゃん!!」
すぐさま彼女は右手を天蓋に届けとばかり振りかざし唱える。
「エンジェライズ・クラッシャーレボリューション!!」
闇を切り裂くまばゆい閃光と共にナツメの姿は一変。その輝きが引いた時、光の中から現れたのは純白の衣装に身を包み、巨大なスレッジハンマーを携えた一人の天使であった。
「へぇー………、“エミィちゃん”ねぇ?」
その姿を見咎めたユイは目を細め、肛門に挿し込んでいた舌をジュルリと回収すると、ドスの利いた声でエミリアの顔を覗き込んで来た。
「エミィ……。あの子、だーれ?」
不味い。確かに助けは来た。だが、それは同時に最悪の二人が顔を合わせてしまった事を意味する。一体誰がナツメを此処に?いや、とにかく今はそれどころではない。
「エミィちゃんから離れなさいっ!!」
そんなエミリアの気持ちも知らず、ナツメは怒りも露に宣言し既に臨戦態勢である。逆立った柳眉。食い縛られた歯がギリッと鳴る。こうなるともう万全な体勢のエミリアでさえ容易には止められない。
「いーやーよ、って言ったら?」
ユイの挑発。それに向かう返事は無かった。何故なら次の瞬間には、ナツメの身体は砲弾の様に弾け一直線に突っ込んでいたからだ。
螺旋状の魔力を纏い高速で飛来する彼女は今やライフリングを施した砲身から打ち出される人間弾頭。
この突撃に巻き込まれれば自動車だって一瞬でスクラップと化し紙屑のように宙を舞っていただろう。
「でぇぇぇぇえ、やぁぁぁぁぁぁぁあッ!!!」
礼拝堂全体に荒れ狂う竜巻。咆哮する魔力に全運動エネルギーを上乗せした横殴りの一撃が放たれる。
インパクトの巻き添えを食らった周辺の信徒席は、ベキベキと床から引き剥がされ、木枯らしに攫われる落ち葉のように四散し壁に突き刺さった。
だが、振り抜いた<フロムヘヴン>からは一切の手応えが伝わって来ない。
「あらあら、タチの悪いケダモノが紛れ込んだものね。一体何処から脱走してきたのかしら」
冷淡な罵声が演台の上から浴びせられる。つい先程までエミリアのお腹の上に跨っていたユイは軽々と飛び退り、空振りに終わった天使の姿を見下ろしていた。脱ぎかけた衣服のボタンを興醒めと言いいたげな態度で元に整えていく。
「ねぇ、エミィ。この子誰って訊いてるんだけど?」
軽い放心状態だったエミリアがハッと我に返る。なにせナツメの攻撃は、仰向けで寝かされている自分に馬乗りになっていた敵目掛けて放たれたのだ。流石に生きた心地がしなかった。
ビル解体用の鉄球のような一撃が水平スイングで頭上を通過。ナツメの強烈な踏み込みが、頭のすぐ傍で床を打ち抜いた瞬間など、鼓膜が破けてもおかしくなかった。
「大丈夫!?エミィちゃん!?」
あまり大丈夫ではないが文句を言ってもいられない。僅かであれ時間を稼げたのは確かなのだから。しかし、エミリアはナツメに命じなければならない事がある。自分の身を思えば賢明とは言い難い決断だが、彼女をユイの毒牙に掛けさせる訳には行かない。
「ナ、ナツメ………。私はいいから、早くここから逃げなさい………!」
しかし、今日ばかりはお約束の戸惑いをナツメは見せなかった。
「嫌!絶対嫌!!」
断固拒否。まるでエミリアの言葉を予測済みであるかのように、梃子でも動かぬ装いでナツメは宣言する。その彼女らしからぬ強い語調にエミリアの心臓は小さく跳ねた。ナツメの怒りが、半分は自分に向けられている事を感じ取ったからだ。
そうだった。ナツメに何ひとつ伝えず勝手に死地に赴いたのは他ならぬ自分だ。置いてけぼりを食ったナツメの心中は察するに余りある。そしてその心の乱れは、ユイを前にして致命的な隙を生み兼ねない。
不味い。甚だ不味い。何とかして止めたい。だが、事態はそんなエミリアの都合など露ほども省みず進む。
―――――――ヒュン。
二人の間を割るようにして、一振りのナイフが床に突き刺さった。重装備に似合わぬ軽やかなステップで飛来物を避けるナツメ。
その視線は既に友人を破廉恥な姿にした敵へと向けられている。
「なかなか見せ付けてくれるじゃない。知らなかったわ。日本にもハイエナは棲んでいたのね」
「………貴女がユイさんですか?」
「さあ、どうかしら。役所にでも問い合わせてみたら?」
ギリっとナツメは奥歯を噛む。
(―――――――いけない。落ち着け、私!)
ハンマーの柄を握り締めるか細い手には血管が浮いていた。
「まったく、エミィも隅に置けないわね。私から逃げ回って何をしているかと思えば、こんな子と遊んじゃって。あらやだ、なんかムカムカしてきちゃった。胃薬ない?」
おどけた語気とは対照的に、冷え切った二つの瞳孔がエミリアとナツメを貫いている。
「……ユイさん、今日のところは引き下がって頂けませんか?」
「そんなツレない事言わずにさぁ。ナツメちゃんだっけ?貴女が普段エミィと何してるのか、私にもじっくり教えてよ。お泊り会とかしてるんでしょ。ンでやっぱお揃いのパジャマとか。ね?」
「退く気が無いなら黙って下さい。………じゃないとその顔、潰しますよ」
「あらま物騒。で、どうやって?」
無言のまま、ナツメは<フロムヘヴン>をジャキリと構える。
「なーる。一人で出来るモン、ってヤツね」
自分に射殺すような目線を投げかけて来る少女を、ユイは鼻でせせら笑う。黒く濁った瞳はもう何も映していない。右手に握り締められたマシェットが妖しい輝きを放ち始めた。
「やめてユイ!ナツメは関係ないわ!!」
「相変わらず嘘が下手ね、エミィ。どう見たって………―――――泥棒猫でしょうがアッ!!!」
怒号と共に、ユイの立っていた床がゴシャッと陥没する。鋭く床を蹴った堕天使は一陣の風となり………。
(………き、消えた!?)
既にナツメの視界にいない。その直後、彼女の聴覚が拾ったのは、悲鳴にも似たエミリアの一声だった。
「ナツメぇ!うしろッ!!」
「………―――――え!?」
日頃の訓練の賜物だった。条件反射で180度回頭し<フロムヘヴン>を突き出すナツメ。瞳を眩ます豪快な火花。間一髪の差で繰り出されたスレッジハンマーの柄は<ヘンゼル>の一閃を受け止めていた。
すぐさま鍔迫り合いに持ち込もうとナツメは膝に力を込めたが、彼女の対応よりも早くユイの爪先は床を蹴り、その上体に強烈な右ハイキックを見舞う。
「………きゃあッ!」
埃を盛大に巻き上げ、純白のドレスに身を包んだ天使は無様に転がされる。体勢を立て直し頭を上げたその瞬間にはもう、ユイは眼前まで肉薄していた。
脳の返事を待たず飛び退った身体を、マシェットの一閃が掠める。半秒遅れていれば、ナツメの両目は顔から引き剥がされていただろう。シャンプーの香りを残した前髪が数本、はらりと宙を舞った。
そのまま次のバックステップを繰り出し、一旦仕切り直そうとするナツメ。だが、対する堕天使は僅かな勝機も逃さず、戦いの流れを我が物にせんと踏み込んで来る。
(――――――は、疾い!!)
鉄塊を振り上げたナツメの間合いをつむじ風の如く侵略。<フロムヘヴン>を打ち下ろそうとする彼女の腹部に、欠片たりとも容赦を宿さぬ掌底が叩き込まれた。
「………あうっ!!」
二度目の悲鳴をと共にナツメの身体は前回の倍近い速度で床に打ち付けられる。苦しい。危うく視界がブラックアウトしかけた。まるで肺の中を循環していた全ての気体が逆流したようだ。
辛うじて意識を繋ぎ止めたナツメの前で、ユイは先刻投擲したナイフ<グレーテル>を退屈そうに床から引き抜く。
「ハァ……、ハァ……、ハァ……、くっ!!」
「あら、起きてたの?」
「……ま、まだよ!これっくらいで、これっくらいで私は負けたりしないんだから!!」
「ならどれっくらいで負けてくれるのかしら?」
投げ掛けられる言葉を無視し、大きく床を蹴るナツメ。ミドルレンジから一気に間合いを詰め、今度はゴルフスイングのように<フロムヘブン>を打ち上げたのだ。当然の如く後退し、唸るモンスターウェポンを脇目で見送るユイ。だが、そこでナツメは更に一歩踏み込む。
「ぜやぁぁぁぁぁあッ!!」
振り抜いたハンマーが豪快に蒸気を噴き出し主人と共に咆哮。単発で仕留められないならば連撃で。一発目のスイングの最高到達点から、流星の如くその怪物は打ち下ろされた。
ズズゥゥゥゥゥゥゥウ………ン。
だが、床に大穴を空けたインパクト地点に、敵の姿は既に無い。
「マニュアル戦術ね。衣装通りのオメデタちゃん」
「――――――っ!?」
「遅いッ!!」
世界がフラッシュバックした。前髪が触れ合うような至近距離から放たれたのは、恐らく肘鉄。もう確証は無かった。ナツメはただ倒れ込みながら、これだけの衝撃を受けても内容物を引っ繰り返さなかった消化器官に感謝する。
精神の叱咤激励も用を為さず崩れ落ちる身体。必死の思いで突いた片膝も、その身を支えるには至らなかった。
遠い。遠過ぎる。一体何なのだ、この差は。
靄の掛かった思考に、コンビネーションのピリオドが打ち下ろされる。ユイの踵だ。
脳裏を掠めるのは既に前日になっているマルーシャとの会話。
“――――――アンタとユイじゃ勝負にならない。実力キャリア共に差が有り過ぎる”
その言葉に描かれていた未来図を、ナツメは後頭部への衝撃と共に味わった。
♯
「な……、ナツメ……」
さながらオセロゲームのように、クロスレンジで踊り乱れる白黒の天使たちを、エミリアはただ眺めている事しか出来ずにいた。勝負の行方は火を見るよりも明らかだ。ボードの上は黒一色で埋め尽くされようとしている。
打撃ばかりだったユイの攻撃に、徐々に斬撃が混じり始めた。フィニッシュが近い。左右の刃物が交錯し唸るたびに、ナツメの纏う純白のコスチュームが少しづつ切り裂かれていく。
エミリアには分かる。ナツメにはユイの動きが全く見えていない。いや、そもそも彼女を人間の動体視力で追いかけろと言うのが無理な注文なのだ。
電光石火の堕天使を唯一補足できる物はレーダーでも光学探査装置でもない。そう、魔力の流れだ。
そして、その芸当が今のナツメに期待出来ない事もエミリアには解っている。それこそが今のナツメに一番欠落している要素、つまり経験によって養われる力だからだ。
「………く」
全身を冒す毒は今なおエミリアを支配して放そうとしない。全力で中和を試みているが、敵もさるもの。この状態で身動きを取るのは容易ではない。
だが、後輩が殺されそうになっている時、裸で転がされていましたなんて、そこまで無様な天使には成り下るのは真っ平ご免だ。
最悪の場合、自分はこの事態の責任を取らなければならない。つまりそれは、仲間を救う為に進んでユイにその身を委ねるという事を意味する。ナツメは絶対に良しとしないだろうが、どの道、事がそこまで至る頃には彼女の意識はあるまい。
だがその前にひとつ、ひとつだけやっておかなけらばならない事がある。
震えながらも辛うじて機能する両腕を酷使し、彼女は床の上を蝸牛のように這い進む。剥き出しの肌にこびり付く煤けた粉塵さえも、エミリアの意思を削ぐ事は出来ない。彼女の目指す先はその先の一点。そう、相棒<クロイツァー>の転がる場所。
一矢報いる。そう、文字通り一矢だ。
「―――――――あうッ!!」
ナツメの悲鳴。重たい物が転がる音。残されている時間はもう少ない。震える指先がありったけの力を込め、埃まみれの床にその存在を刻み込む。
総ての迷いをかなぐり捨て、波に洗われた思考の浜辺に取り残されたのは、たった一つの疑問だった。
(そう言えば………、ナツメはなぜユイの名を?)
♯
第一印象通り、嫌な娘だ。
これだけ打ち込んでも、まだ立ち上がる。原子炉でも積んでいるのか、こいつは。
ナツメとか言う天使は明らかに疲弊している。現に呼吸は今すぐ落ちても不自然でないほど荒い。だが、その奥で確かに脈打つ不可視の鼓動。
そう、魔力の方は戦闘開始から全くと言って良いほど磨り減っていない。実に化け物じみたキャパシティ。
一撃入れる度に、内部から反発するような恐ろしい感触が跳ね返ってくる。まるで巨大なダムでも蹴飛ばしているようだ。
無駄にデカイ金槌の柄をナイフで捉え、ガラ空きになった脇腹に膝蹴りを見舞い、本日これで七度目のダウンを奪う。
だがやはり敵は立ち上がる。そしてその瞳には一切の迷いが無い。
大振りな攻撃。創意工夫に乏しい組み立て。戦場を選ばない浅はかさ。どれをとってもド素人。丸裸のルーキーだ。
だが、コイツはひとつだけ心得がある。そう、諦めこそが人を殺すという事を知っている。生死の境は既に経験済みと言う事か。
率直に言う。危険だ。
この娘の攻撃力は凄まじいが、幸いにも技量の方はユイに命中させるに程遠い。だが、もしもの話。この雷神トールの鉄槌にも似た一撃がユイに届くレベルまで完成されたとしたら―――――――。
殺す。ここで殺して置くに限る。ヒナ鳥はいつまでもヒナ鳥ではない。どの道このまま放って置けば、このナツメとやらは、かつてユイが居たポジションを完全に自分の物にしてしまうだろう。
現に先程のやり取りを見れば、彼女が既にエミリアの中で相当なウエイトを占めている事は疑う余地が無い。そうだ。翼をもぐなら今しかない。
(―――――――来た)
突進からの一撃。今度は横スイングか。いやはやレパートリーに乏しいシェフだ。ボクサーよろしく軽く上体を反らすだけで、暴風はユイの身体を寸分も掠める事無く通過していく。
それでは決めるとしよう。狙うは左の首筋。攻撃は<グレーテル>。ついでに<ヘンゼル>で鳩尾から心臓を一撃しておくか。念は入れるに限る。
(さあナツメ、サヨナラだ)
だが、会心の笑みと共に振りぬかれる筈だった一撃はその道半ばで止まる。
―――――――ガキィィィィィイン。
「………っ!?」
彼女の想い人、エミリアの手で放たれた希望の光によって。
♯
ドサリと、渾身の一撃を最後に<クロイツァー>を握り締めたままエミリアは崩れ落ちる。続いて床に突っ込んだのは漆黒のナイフ。二人の戦いより遥かに離れた位置に、勢い良く回転しながらそれは突き刺さった。
「―――――――ちっ!」
彼女は焦らない。右手にはまだ<ヘンゼル>が残されている。だが、いささか大きな隙を作りすぎたか。目の前のナツメは体勢を整え終え、先刻の一撃とは逆方向に<フロムヘヴン>を振り抜こうとしている。
幾多の死線を潜り抜けて来た思考は、この窮地に於いてもその活性を上げも落としもしない。ただ冷静に、一歩退けとユイに命じる。しかし………、
――――――今度ばかりは少々、それが仇となった。
「………!!!」
一歩飛び退こうとした所で、ユイの身体はガクンと床に引きずられた。足元に目を遣ればそこには光の矢。先刻、ナイフと相打ちで弾き飛ばした<クロイツァー>からの一撃。
狩人の手綱から放たれた猟犬が舞い戻り、ユイのロングスカートを貫通し、打たれた釘のようにその身を床に繋ぎ止めていたのだ。
堕天使はすぐさま、<ヘンゼル>でエミリアから奪った思い出の品を切り裂こうとする。だが、彼女は認識してしまった。今まさにその身に襲い掛かる、天も驚かせ地も動かす殺気の塊を。
「―――――――いッ、けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!!!」
荒れ狂う魔力との摩擦でプラズマ化した大気が、<フロムヘヴン>に白亜の輝きを纏わせる。最高到達点から一気に打ち下ろされたその軌跡は、逆放物線を描いて急上昇。振り抜かれた破壊の女神が向かう先はユイの頭部、その顎の突端。そして……!
―――――――ゴシャァァァア。
命中。真下から天高く標的を打ち上げる一撃<ズムウォルト>。ユイの身体は重力が逆転したかのように天井へと激突。無数の破片と共に壊れた玩具となってそのまま落下。
聴覚を狂わせそうな轟音と共に床板を打ち抜き、瓦礫と一緒に、礼拝堂にぽっかりと空いた深淵へと消えて行った。
♯
(……………や、……殺ったの!?)
エミリアは見てしまった。天井高く打ち上げられたユイの顔が、丸めた雑巾のように潰れていたのを。落下していく彼女の身体が、解剖されたラットのようにバラバラになるのを。
如何に再生能力に長けているとはいえ、これでは流石に一巻の終わり。お陀仏だ。
カランと、金属音が礼拝堂に響き渡った。音の主は一振りの刃。ユイの武器、マシェットの<ヘンゼル>。
パラパラと、大小の破片が降り注ぐ中、ナツメはただ立ち尽くしていた。天井の穴から降り注ぐ月光が、まるでスポットライトのように勝者を照らし祝福している。
「………………………………」
彼女は無言だった。荒ぶる呼吸が凪いだ後も、ナツメは唯の一言も発しない。まるで魂の抜けた人形のように、彼女はその場から動こうとしなかったのだ。
「………ナツメ?」
覚束ない足取りで、ヨタヨタとその傍らに歩み寄るエミリア。返事は無い。ナツメはただ呆けた顔で、自らの一撃がもたらした大穴を見つめている。
「ナツメ!どうしたのナツメ!?しっかりしなさい!!」
エミリアが肩を揺すると、ナツメの顔はようやく表情と呼べる物を取り戻す。
「エミィ………ちゃん…。私……」
だが、その焦点定まらぬ瞳にはエミリアは映っていなかった。ナツメの頭の中では、数瞬前の光景が何度も何度も繰り返されていたからだ。そう、それはユイの顔。眼下に迫る死に、凍りついた少女の美貌。そして、それが砕かれる瞬間。
「私……、わたし………」
瞳は完全に宙を泳いでいた。壊れたテープレコーダーは同じフレーズを繰り返す。そしてその締めくくりの一言は、
「わたし―――――――、ユイさん、……………殺しちゃった」
ガタガタと震えながら、その一言を搾り出したナツメの姿に、ようやくエミリアは自分が取り返しのつかない過ちを犯した事を悟った。
目の前が真っ暗になる。己の無力さが生み出した咎を、業を、罪を、すべて残らず後輩に押し付けてしまったのだ。
今までナツメが相手にしてきた化け物たちとは何もかもが違う。そう、ユイは、――――――ユイはヒトそのものだった。
「な、ナツメ……っ!いい、とにかく落ち着いて!!」
「だって……、だって……ッ!!」
精神の消耗に堪え切れずブレーカーが作動。ナツメはそのまま床にへたり込む。
彼女にはエミリアのような覚悟があった訳ではない。ユイの存在だって、数時間前に知ったばかりだ。そして、友人を助けようと死に物狂いで戦い、結果、圧倒的な実力差を引っ繰り返し奇蹟的な勝利を拾った。
確かに潰すとは言った。けど、本気でそうしたかったワケじゃない。あの時はただ、エミリアに酷い事をする彼女が許せなっただけなのだ。
「御免なさい、ナツメ。一番馬鹿だったのは私。もう、許してなんて言わない。だからお願い!今は気を確かに持って!」
「う………、ひっく……。エミィちゃん………、私、どうしたらいいの?……ひっく、……ねぇ?」
「彼女は人間じゃない。デスパイアよ。本当なら、私が倒さなければならなかった相手なの」
「でも、でも………!」
ナツメの身体を抱き締めるエミリア。その一糸纏わぬ背中に細い指が力一杯食い込んだ。少し痛い。
純白な天使は未だ震えている。こうして抱き止めていなければ、このまま消え入ってしまいそうなか弱さだった。そしてその穢れ無き魂に、血糊を塗りたくったのは他でも無い自分。
一体どれほど、自分を責めればいいのかエミリアは分からない。ただ、底なし沼のような後悔に耐えながら、互いの温もりを拾い合うように、彼女はナツメを包み込んでいた。
この時既に、二人はこの場から逃げおおせる最後のチャンスを浪費していた事など、互いに知る由も無かったのだ。
♯
「………どう、落ち着いた?」
「うん………」
月は動き礼拝堂の中には抱き合う二人の影が伸びる。ようやく平静を取り戻し、少々気恥ずかしい思いを抱いたナツメは、エミリアの胸から離れて行った。
泣き腫らした目蓋が少し滑稽だ。出会って以来、何時もこんな調子の繰り返しのような気がする。
「ごめんなさい。取り乱しちゃって」
「いいのよ。今度ばかりは本当に………私の落ち度だから………」
あまりナツメに見せた事の無い伏し目がちな表情でエミリアは言葉を綴る。
「ユイのこと、一体誰から聞いたの?」
「え、あ、うん。その……………、マルーシャさんから」
「マルー!?彼女、日本に来てるの!?」
意外な人物の突飛な登場にエミリアは驚く。いや、確かに彼女は毎度毎度唐突に現れる女だが、まさかこのタイミングでナツメの口からその名を聞くとは夢想だにしていなかった。
「来てるって言うか………、つい昼間、ガス灯通りの喫茶店で一緒にお茶して、それで色々話して………」
例の有害図書をもう一冊押し付けられそうになった事には敢えて言及しない。
「たぶん、時間的にそろそろここに来ると思うけど……」
「まったく、何考えてるのかしらあの子!ナツメをけしかけるなんて!!」
顔にも声にも怒気を隠さず、エミリアが唸る。その様子にナツメは少したじろぎながらも、正直に告白する事にした。
「それも……ごめんなさい。マルーシャさんにもダメだって言われたんだけど、私が無理言ってゴネて、しつこく食い下がって、それでとうとうマルーシャさんも溜め息混じりに折れて………」
「それにしたって無茶があるわ。大体、新人の扱いに一番ウルサイのは彼女なのに。何考えてるのかしら!もうっ………!」
「……………」
自分の所為で昼間の女性がどんどん悪しざまに言われていくこの状況。罪悪感のあまりナツメはただ小さくなる。今度ばかりは我侭が過ぎた。
でも、エミリアだって悪い。何も告げずにとんでもない相手と一人で戦って。現に自分が駆けつけた時、既にアウトだったではないか。他にも言ってやりたい事が色々あったのだが、ようやく訪れた安堵の為か咄嗟に出てこない。
「まぁ、いいわ。………とにかく、ユイの事は一度私の口から説明しておくから、とりあえず今はここから離れましょ」
彼女の言う通りだ。市の指定文化財を見る影もなく破壊してしまった。
戦闘中の公共物への被害は、デスパイア撃退最優先の方針と緊急避難的な要素もあって、多少は大目に見るのが暗黙の了解なのだが、今回の一件はどう贔屓目に構えても私闘の色合いが強い。
清く正しくズラかるなら今の内だ。
一旦話に蹴りをつけ、エミリアはその場から立ち上がろうとして――――――、
「え、エミィちゃん!?」
再び床に崩れ落ちた。
「………ごめん。ユイにやられた毒がまだ残ってるの」
「待って、今肩貸すから!」
ナツメはエミリアの身体を支えようとして………。
「………………」
支えようとして、固まっていた。
「………何?」
私の顔に何かついているの?とでも言いたげな表情のエミリア。いや、確かに何も付いていない。何も付いていないどころか……、
「エミィちゃん、すっぽんぽん………」
「―――――――!!!」
二人ともすっかり忘れていた。我に返り、慌てて胸を隠すエミリア。メラニン色素に乏しい淡いピンクの突起が、ようやくナツメの視界から消える。
「さ、ささ、先に言いなさいよッ!!」
「いやフツー自分で……、って言うか何で気にならなかったんだろ?」
「………まさかナツメまで変な気起こした訳じゃ無いでしょうね」
「な、そんな!わ、私はただ……ッ!し、しかも、何その言い草!そもそも私、エミィちゃんのこと助けに来たのに……!!」
「冗談よ。迷惑掛け放題で悪いけど、私の服、集めて来てくれる?まだ良く動けないから」
「え、あ、……うん」
少々歯切れの悪い返事をして、礼拝堂の中を散策しだすナツメ。さはど間を置かず、上下バラバラになったコスチュームをそれぞれ聖歌隊席と信徒席から発見。一瞬、頭にモクモク浮かんだエミリアが脱がされていく図を打ち払い、アーチェリーグラブを回収。
ブラジャーは………、既にエミリアが持っていた。そして最後の下着一枚は、
「……………どこだろ?」
「正面よ」
床板に空いた大穴の向こう。磔像の上に置かれている。これではイエス様も形無しだ。
「……………」
「どうしたの?」
その穴の前で歩みを止めたナツメに後ろからエミリアの声が掛かる。
「うん、ただ。………ちょっとね」
返って来た音色はこの上なく寂しげだった。蚊の鳴くような声。そんな例え方がピッタリだ。
「ユイさん、結局、悲しい人だったんだなぁ………って。斃した私が言っても、説得力無いかもしれないけど」
「……………」
振り向いたナツメの顔。そこにある力の無い笑みは、相当無理をして作られたマスクに違いない。少しでも小突けば音を立てて崩れ、その下に隠した泣き顔が暴かれてしまいそうだ。
「ねぇ?」
「何?」
「エミィちゃんはユイさんのこと、どう思ってたの?」
口走ってしまった事を後悔させる痛々しい沈黙がその場を支配する。それでも、それでもナツメは、これだけは確認して置きたかった。そうでないと、ユイが余りにも不憫過ぎる。
「……………仲間よ」
暫く間を置いてエミリアは言った。
「掛け替えの無い、互いに背中を預け合った、本物の仲間。マルーだってそう。昔の私は信じていたの。私たち三人は運命に引き逢わされた仲間で、これからも、その先も、ずっと一緒なんだって。そして、今となってはそれがもう叶わぬ望みだという事も、ね」
そう言葉を結び、彼女は大きく息をついた。
「そう………なんだ」
ナツメは顔を俯けて唇を噛む。自分が期待していたのはそんな言葉じゃない。せめて一言“好きだった”と。そう彼女に、ユイに言ってやって欲しかったのだが………。
いや。それもきっと、自分の罪悪感を濁すためのエゴなのだ。エミリアの思い出の中に立ち入る資格はナツメには無い。二人を隔てる僅かに見えて遠い距離は、そのまま天使として戦ってきた歳月の違いでもあるのだ。
今夜は本当に、色々あり過ぎた。ナツメとエミリア。表面的には何事も無く、互いに友達として、戦友として認め合っていた二人の間に眠る大きな溝を、その気もなしに掘り起こしてしまったのだから。
伏せていた顔を持ち上げ、耐え切れず逸らしていた視線をエミリアに戻す。あまり話し込んでも居られない。何はともあれここから引き揚げるため一歩踏み出したその時だった。
「私はいつまでだって一緒にいてあげるわよ。貴女が望みさえすればね、エミィ………」
聞く者全ての心臓を凍らせるような響きが、礼拝堂に木霊した。
♯
一歩。また一歩。振り返ったナツメが後ずさる。
「あ……あ…、う、……うそ…」
その唇は完全に青ざめ、紡がれる言葉もまた意味を成さない。ただひたすら、目の前の現実を否定しよう無駄な努力を繰り返す。
「冗談……でしょ……」
エミリアも一緒だ。背後から聞こえる驚愕の声は、ナツメが目にしている光景が幻影の類ではない事の証明だ。
ペキペキペキ―――――――ベキリ。
湿った小枝を踏み砕くような音。その響きの主はズタズタになった黒衣を纏い、ゆっくりとその身を大穴から起こす。
ペキペキペキ―――――――ベキリ。
ズルズルと地を這う血液の群れ。渾身の一撃に砕かれた頭蓋が気色の悪い響きと共に、まるで立体パズルのピースの如く噛み合わさり、元の形状を修復していく。
普通の人間ならば、直前に胃に収めたメニューを残らず床に撒けていただろう。
「……あ………あぁ………」
たった二人の観衆は恐怖のあまり、瞬きする事も忘れている。手品で特撮でもない現実。裂かれたザクロのように、原形を留めないほど砕かれていたユイの頭がベキベキと音を立てその冷たい微笑を再構築。
最後に一度、内側からパキリと、復元完了を告げる断片が鳴り響き、彼女の頭蓋はその姿を取り戻した。
「ふう〜。あー痛かった」
具合を確かめるように軽く頭を回すとコキリと首が鳴る。
「まったく、危うく走馬灯が走り掛けたわ。そりゃもう凱旋門賞クラスのヤツがね」
「ユ、ユイさん……。貴女、って一体………なん……なんです……」
ナツメは完全に呑まれていた。エミリアの助けを借りて半ば奇跡に近い形でヒットさせた必殺技が、目の前の相手には全く通じなかったのだ。
圧倒的な実力差以上に、絶望的な高さの壁がユイとの間に存在している。その事は最早疑う術がなかった。
「何、ですって?フフフ………、私は何にだってなって見せるわよ。貴女からエミィを取り戻す為なら」
忌々しげに吐き捨てるユイの顔に凄惨な笑みが広がっていく。
「………そう、例えばこんなのにだってね」
そしてユイは―――――――、
………パサリ。
「え、あ…、ちょっ、ちょっとユイさん!?」
そしてユイは、なんと二人の見ている前で服を脱ぎ始めた。余りの脈絡の無さに慌てたナツメが素っ頓狂な声を張り上げる。
「ウルサイわね。いいから黙って見てなさい」
「い、いや。私、そ、そんな趣味ありませんってば!!」
抗議するナツメの目の前でスカートを放り投げ、美しい脚のラインを腰から撫で下ろすようにしてショーツを取り払うユイ。呆気に取られるナツメの前に、闘いの傷一つ残さない完璧なプロポーションを惜しげもなく曝け出す。
やっぱり頭に入ったのはマズかったか。繰り広げられるストリップショーに困惑するナツメの脳内は、そんな後悔が駆け巡っていた。しかし、
(ま……マズイいわ……!!)
その背に庇われるようにして膝を着いていたエミリアは奥歯を噛み締める。間違いない。ユイは解き放つつもりだ。他でも無い、連中の力を。
「さァて………、それじゃあ始めましょうか」
「―――――――え?」
………ベキリ。
「ユイ………さん…」
ベキベキベキ………ズチュ、ボコボコボコ………。
突如崩壊を始める美しき肢体。熟れた果実が裂けるように、蚯蚓の群れが大地を浸蝕するように、白き肌を突き破って現れた無数の繊維が互いに絡み合い、膨張し、癒合し、少女の仮面を剥ぎ取っていく。
肩甲骨の辺りを吹き飛ばして伸びてゆくのは堕天使の翼。否、翼を象った六対の長大な触手だ。そして肥大した前腕部を食い破り、五本の新たな指が出現。その先端には日本刀のように浅く反り返った鉤爪があしらわれる。
癒着して溶け合い一本の巨大な肉の柱となった両脚は、空間を喰らい尽くす黴の様な勢いで伸長。全ての異変が完了した刻、そこに佇んでいたのは紛れも無い―――――――。
「―――――――デス……パイア!!」
そう………。人類の、いや、天使の宿敵であった。
♯
上半身は人間の女。そして下半身は大蛇の胴。ナーガ、エキドナ、メデューサ。例えるならばそんな神話上の怪物。
暗緑色の肌を串刺しにし全身の所々から飛び出す鋭利な突起。ナツメの身の丈ほどもある巨大な腕には如何なる肉食獣のそれをも上回る殺傷能力を秘めたクロー。
その背後で蠢く十二本の触手は、獲物に躍り掛かる瞬間を今か今かと待ち侘び蠢いている。
「――――――ナツメ」
「――――――エミィちゃん」
二人はほぼ同時に互いの名を呼び合った。ナツメは目線でエミリアに言葉の続きを促す。彼女なら、かつてこの化け物と一戦交えたエミリアなら、何らかの対処法を心得ているのではないかと微かな期待を込めて。
「ここまでよナツメ。………逃げなさい」
残念な事に、エミリアの言葉はその僅かな望みも裏切ってくれた。
「………無理だよ」
「ナツメ!!」
「いや、エミィちゃんを置いて行けないってのも勿論だけど………」
語尾が濁る。それでもナツメの言わんとする事は十分過ぎるほど伝わっていた。そう、逃げるも何も、“彼女”が逃がしてくれるハズが無い、と。エミリアも苦い表情で黙り込む。
「………さて、と」
二人の会話が絶望的閉塞に終った頃合を見計らって、ユイが口を開く。何もかもが変わり果てたこの姿で、声だけがそっくりそのまま彼女の原形を留めている。
「案外燃費が悪いのよね、この格好。さっさと終わりにしてあげるから、かかってらっしゃいな」
メキメキと床を軋ませ、ユイ、いや、サーペンタインがその身を起こす。その頭部は地上数メートル、天井の梁ギリギリの高さに。胴体まで入れれば全長はどれ程になるのか見当がつかない。
「くっ!!」
思わず一歩退きかけた脚を内なる叱咤の末に踏み止め、ナツメはスレッジハンマーを構える。だが、状況は正に蛇に睨まれた蛙そのもの。必死になって震えを堪える膝はその様を如実に物語っている。
(――――――でも!)
ここで負けたら、何もかもが無駄になってしまう。天使になってからの月日も、今までの戦いも、エミリアと共に過ごして来た時間も、何もかもが否定され、呑み干され霧散してしまう。
(………そんなの!そんなのは絶対に嫌!!)
そうだ。迷っている暇は無い。殺るか、犯られるか。天使の転がすダイスの目はたった二種類だけ。
左肩を突き出し、遥か頭上に位置する敵の瞳を見据え、相棒の破壊神をフルドロー。幸いにもここまで化け物然とした姿で立ちはだかられれば、もう先程のような良心の呵責も湧いてこない。
敵がこの巨体で一体どれほどの速さで動くのか、問題はそこだ。少なくとも、人間大の姿だった時点に比べれば的は確実に大きくなっている。攻めるならまずはそこから――――――。
「………ナツメ、もういいわ」
「え!?」
必死で作戦―――と呼べるほど緻密なものではなかったが―――を組み立てていた思考は、一糸纏わぬ姿のまま、ナツメとデスパイアの間に割って入るように立ち尽くしたエミリアによって、そこで中断されてしまった。
「ユイ、悔しいけど今の私たち二人には、貴女を退けられるだけの力は残っていないわ。だから………、取引よ」
「エミィちゃん!どうしてッ!?」
「貴女は黙ってて!!」
強烈な語気で制され、ただ息を呑むナツメ。そんな彼女を振り返る事も無くエミリアは続ける。
「私を………抱いていいわ。もう抵抗はしない。貴女の好きにすればいい。その代わり、ナツメは見逃して頂戴」
♯
粉砕天使の瞳が、目蓋を引っ繰り返さんばかりに見開かれた。頭の中は今エミリアの口から流れ出た文章がエンドレスで駆け巡る。
目の前の友人は、一体何を言っているのか。その一言が、誰を一番傷付けるのか解っているのか。好きにすればいいなんて、そんな言葉で庇われる人間の身になった事があるのか。
「エミィちゃん」
「……………」
「取り消して。じゃないと私、………本気で怒るよ」
返事は無かった。無言のまま立ちはだかるエミリアの背中は、何もかも覚悟した人間の物だ。前言が撤回される気配は無い。
(何で………、何でよ……)
なぜ、友達一人守り通す事が出来ない。何の為に私は天使になったんだ。
全身の血が煮え滾るような悔しさ。不思議と涙は出ない。ただ憎い。他でも無い、自分の弱さが。
「フフフ………」
三日月型に裂けたサーペンタインの唇から笑みが零れる。
「嬉しいわァ、エミィ。ようやくその気になってくれたのね」
「………………」
ペタリと床を撫でる素足の音。エミリアが黙ってデスパイアに向かい一歩踏み出す。
行ってしまう。本当に行ってしまう。絶対に守らなければ、いや例え今は無理でも、いつかはきっと守れるだけの力を手に入れて見せる。そう胸に誓った彼女の背中がナツメから遠ざかって行く。
何もかもが、ここで終わってしまう。そうナツメが絶望に飲まれ掛けた正にその瞬間だった。
「………――――――でもね」
ブンッと、巨大な物体が風を切る。
「――――――うぐッ!!」
何が起こったのか分からなかった。
悲鳴。彼女の脇腹を打ち据えたのは大蛇の胴体。続いて宙を舞った裸の少女。
極太の丸太を叩きつけられたエミリアは礼拝堂の壁に打ち据えられ、そのまま小さな呻きを一声残し、遂に動かなくなった。
「え、え、エミィちゃんッ!!なっ、………なんで!?」
「エミィの提案も中々魅力的だけどさ。悪いけど私、もう決めたのよ」
金色に輝く化け物の双瞳。既に人間の光を失い、爬虫類めいた貪欲さを宿す視覚装置が捉えているの標的はもうエミリアではなかった。その視線が貫くのは、遥か下界で一瞬の出来事に目を奪われている純白の天使。そう、ナツメだ。
「ようやく判ったわ。エミィの心は今、貴女の許にある。だからね………」
月明りの下、振り上げられる巨大な右腕。
「まずはナツメ、貴女からメチャメチャにしてあげるのよッ!!!」
「………………!!」
ズズゥゥゥゥゥン。
深々と床板を打ち抜く豪腕。直撃寸前でナツメは跳躍し空中に退避。そのまま加速を付け、怪物の上体に<フロムヘヴン>を叩きつけようとした所で――――――、
「………っ!?きゃあッ!!」
撥ね飛ばされ、柱に叩きつけられた。エミリアを攻撃した長大な胴が、還り際の逆スイングで空中のナツメを薙ぎ払ったのだ。
「く、くぅぅぅう………!」
パラパラと肩から建材の破片を落っことしながら立ち上げる天使。強烈な直撃を受けた二の腕は一瞬感覚が吹っ飛んでしまった。間を置いて徐々に広がる苦痛に顔を歪めるナツメの前へ、ズルリと大蛇は迫り来る。
「ナツメ………!貴女の総てを喰らい尽くして、私のエミィを返してもらうわ!!」
「か…、勝手な事っ、言って………っ!」
ジャキリと得物を握り締めるナツメ。傷だらけの身体にボロボロの衣装。だが、バサバサに乱れた黒髪の間から覗く瞳は闘志を失っていないどころか、輝きを増しつつある。
そう、彼女を突き動かしているもの、それは怒りだった。
「エミィちゃんを、エミィちゃんを一番苦しめてるのは、――――――貴女じゃないですかっ!!!」
スレッジハンマーと鉤爪が同時に唸る。既に破壊しつくされ、荒れ果てた礼拝堂を揺らす衝撃波。魔力と魔力がカチ合う閃光が厳かな闇を切り裂いた。
♯
――――――ズゥゥゥゥゥゥゥ………ン。
礼拝堂の扉が紙切れのように吹き飛ぶ。真っ先に飛び出したのはナツメ。埃を被り殆ど灰色と化したドレスを翻し、彼女は無人の校庭に躍り出た。
――――――ドズズズゥゥゥゥゥゥゥウ………ン。
轟音と共にその後に続くのはサーペンタイン。列車が車庫を突き破って飛び出すように、長大な胴をうねらせ蛇の女神は降臨する。
鼻を突くのは研ぎ澄まされた刃のように静謐な空気。早朝出勤を前に付近の木々で羽を休めていたカラス達が一斉に逃げ惑う。容姿、質量、性質、どれを取っても共通点など何ひとつ見出せない異形と天使は、夜明け前の決戦場で対峙した。
「………ッシャァァァァァァァア!!」
先手を打ったのはユイ。重機のようにグラウンドを抉り、砂埃の津波を巻き起こしながら、巨大な鞭がナツメをこの世からデリートすべく肉薄する。
「――――――ハァッ!」
巨木ほどもある胴体が三度目のバウンドで浮き上がり、ナツメの側頭部を叩き割ろうとしたその瞬間、彼女はまるで自身の影と同化したようにその身を沈め、必殺の一撃を回避。ありったけの筋力と魔力を掛け金に大地を蹴る。
砂一色のグラウンドを縦一文字に引き裂きながら、マズルから解き放たれた弾丸のようにサーペンタインに突撃を敢行。魔神の如く振り被った<フロムヘヴン>を右肩からターゲットの額目掛けて打ち下ろす。
ガキィィィィ――――――イン。
撃発音。そして星屑が落ちて来たのかと錯覚させる閃光。全体重と運動エネルギーを上乗せした打撃は、フリーになっていた両腕の鉤爪によって当然の如く受け止められる。行き場を失った魔力が光の粒となって辺り一面に逃げていった。
「ふはッ!相も変わらず馬鹿の一つ覚えねェ!!」
蛇の顔には嘲笑が張り付く。眼前で交差させていた腕を片方を引き抜き、息も掛かるような距離にいるナツメを腹から真っ二つに切り裂こうとする。――――――しかし!!
「でっ、やぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「な――――――、ぬあっ!?」
尚もその身に纏う魔力を増幅させたナツメは再度地を蹴り前進。後方への急激な加速を喰らい骨格を軋ませるデスパイア。金色に輝く天使の強行軍に、その何十倍もあろうかという巨体を持つデスパイアが押されているのだ。
「ぬがぁぁぁぁぁあ!!!」
敷き詰められた砂利を盛大に巻き上げ、朝礼台を弾き飛ばし、記念樹までも薙ぎ倒してナツメは尚も突き進む。彼女の翳すスレッジハンマーに圧された状態で後退するユイが、腹の底から苦悶の声を上げる。そして二人は――――――、
ズゴバァァァァァア………ン。
さながら怪獣映画のひとコマの様に校舎に激突。魔力の塊と鉄筋コンクリートの建造物に挟まれたデスパイアが、喉の奥から緑色の液体をゴバッと迸らせる。
がむしゃらにのたうつ蛇の胴は、彼女が堪え難い激痛を味わっている証拠だ。
(――――――いけるっ!!)
そうだ。追い切れないならば、敵の最大の武器である“疾さ”を封じてしまえば良い。手の平に伝わって来るのはメキメキという肋骨のひしゃげる感触。
勝てる。力比べなら勝てる。
「ハァァァァァァァア!!!」
全魔力、全体力を使い切っても構わない。どうせ二度三度と通じる戦法ではないのだ。このまま………押し潰す!!
――――――べちょ。
「………え?」
あと一歩。あと一押しのところで生理的な嫌悪を催させる粘着音が顔の傍からした。そして胸元に湿った感触。
返り血ではない。ユイの背中から生えた触手が一本、先端をこちらを向けて銀色の糸を引いている。目線でその行き着く先を辿れば、そこにはふくよかなナツメの膨らみが。
そして、その柔らかな丘を包み込む衣服がジュクジュクと音を立て、粘ついた飛来物によって今まさに浸蝕されていく最中なのであった。
「――――――な、やだ!なによこれっ!?」
「……ッシャァァァァァァァア!!」
「あっ!し、しまっ――――――」
思わず腕の力を緩めてしまった。ガキィンという音と共に<フロムヘヴン>が打ち払われ、ナツメの身体が後ずさる。僅か一瞬の隙を突いて万力の間から逃れるデスパイア。
慌てて体勢を立て直そうとするナツメの横身を強烈なフックで打ち据える。何の備えも無しに叩き付けられる衝撃に、更なる後退を余儀なくされる粉砕天使。
「いっ、いけない!」
そうもしている内に白濁液をマトモに浴びせられた純白の生地は音を立てて溶けていく。着弾地点周辺に染み渡るのを防ぐ為、ドロドロになったドレスの胸元を止む無く破り捨てるナツメ。ところが………、
「う………っ!?」
思っていた以上に浸蝕は進んでいた。ぶるんと震えて曝け出される二つの果実。コスチュームだけ引き剥がすつもりが、その下で溶け掛けていたブラジャーまでもがベロンと破れて取れてしまったのだ。
真っ赤な顔でみずみずしい張りを隠すナツメ。その瞬間、両手が塞がってガラ空きになった彼女の間合いに黒い影が躍り込む。今度は直撃。デスパイアの振り回す尾がナツメの身体を薙ぎ払った。
「――――――きゃあぁぁぁっ!!」
「ホラ、ホラ、ホラァァァア!おっぱいの心配してる場合かなッ!?」
豪快に吹き飛ばされながらも空中で姿勢を整えるナツメ。だが、敵は彼女の足が地を捕らえる前に追撃を仕掛けて来た。
ガキィィィィィイ………ン。
背に腹は代えられず、乳房を庇っていた右手で<フロムヘヴン>を真横に構え、振り抜かれるダブルクローを受け止めるナツメ。だが、片手では敵の膨大な質量を支え切れない。カチャカチャとなる鉤爪は徐々にナツメの首筋へと迫って来る。
「ほーんとウブな子ねぇ。よくそんなんで今まで他の連中の玩具にされずに済んだこと。フフフ………」
「………なっ!!」
「ま、どうせバージンなんてそんなモノよ。アタリでしょ?」
ゾクリと背筋を撫でる悪寒。だが、その次に走り抜けたのは熱気。いや、止め処ない怒りが込み上げてくる。
あの日、エミリアと共に潜り抜けたプールでのデスパイアとの死闘。初体験を触手に奪われたその晩、ナツメは一人シャワーを浴びながら、病院で処方された軟膏をズキズキと痛む陰部に泣きながら塗りたくっていた。
そしてそのままバスルームに篭り切り、火傷するような熱湯を浴び続け、落ちるハズも無い汚れを洗い流そうと無駄な努力を続け………、ようやくナツメが風呂から上がったのは、既に東の空が白み始めて来た頃。
それでも股間の疼き止は彼女を解放せず、ナツメは三日三晩、家族には風邪と偽り布団の中で嗚咽を堪え続けたのだ。
敵は、目の前の女は今、その生き地獄の総てを嘲笑った。
「貴女みたいなヤワな子が天使なんて務まるワケなかったのよ。さ、早く片付けてエミィを拾いに行かないと。あんなトコに裸で転がしといたら風邪ひいちゃうもの」
馬鹿だった。一瞬でも同情した私が。彼女は――――――そう、デスパイアなのだ。
「でぇやぁぁぁぁぁあっ!!」
ガシリと、両手が<フロムヘヴン>の柄を掴む。たわわな双丘が丸出しになるのもお構い無しに、周囲の魔力を掻き集め闘気を昂ぶらせるナツメ。彼女の首筋に迫っていた処刑刀がギリギリと押し戻されていく。
「お、そう来なくっちゃ」
半月状に裂けた化け物の唇は歓喜の色を帯びる。命の遣り取りと言う、この世で最も崇高で無分別なゲームに興じるギャンブラーの顔だ。その表情を驚愕に凍りつかせるべくナツメは更なる一歩を踏み出す。
メキメキという響きと共に砂利を噛み、デスパイアの巨体が再び押し戻されていった。
「ンなら、お次は――――――」
サーペンタインがボディーブローを放とうとその右腕を大きくストロークさせた瞬間だった。
「………ハッ!!」
「――――――ぬ!?」
ナツメは絶妙のタイミングで左半身を反らし、ハンマーの柄で支えていた力点を外す。見事な肩透かしを喰らい、上体を大きくつんのめらせるサーペンタイン。
その隙を逃さず突き出された輝く拳。魔力を纏い光の塊と化した右ストレートが、ぶ厚い皮膚に覆われたデスパイアの腹部にクリーンヒットした。
「――――――どうだ!!」
手応えあり。しかし………!!
「そうねえ、40点ってトコかしら。………追試決定ね」
「う、………うそ!?」
ナツメの拳が命中した腹部が、まるで扉のように、中央から左右に分かれて開いたのだ。観音開きの奥に控えていた空洞にはギッシリと詰まった赤黒い物体。そう、………触手だ。
「――――――っ!!!」
声にならない悲鳴を上げて、ナツメすぐさま右腕を引き戻す。だが、間に合わなかった。
「や!は、放してっ!!」
「だーめ。私の追試からフけようなんて一万光年はや――――――、遠いのよ」
あっと言う間に右腕を呑み干し肩口まで伸びてきた生暖かい感触。腕どころか<フロムヘヴン>にまで無数の肉色をしたツルが絡み付いている。唯一にして最大の武器はいとも呆気無く封じられてしまった。
必死の思いで後退しても、捕獲器官はナツメの身体から離れない。それどころか、彼女の服の中にまでゾルゾルと潜り込んで来たのだ。
「!!」
ここに至って、ナツメはようやく自分の身を貪ろうとしている触手が普通のそれではない事に気が付いたのだ。繋がっていない。デスパイア本体から分離独立している。
つまりコレは――――――蛇だ!
頭部が男性器その物のカタチをした、気の遠くなるような数の蛇の群れなのだ。だから、どんなにサーペンタインから距離を取っても、獲物が開放される事が無い。
それどころか、今もボタボタと産み落とされるデスパイアのビットたちは、本物の蛇さながらに地を這い、絡みつく触手に悪戦苦闘しているナツメの身体を足元から登って来たのだ。
「………さァて」
「あうっ!!」
両足が打ち払われる。崩れ行く体勢を何とか整えようと試みたが、それも叶わぬ抵抗。ドッシリと全身に纏わりついた蛇たちの重みで、呆気なく尻餅をつくナツメ。
その手首と踵に一本づつ、デスパイアの背中から生えるメインの触手達が絡みつく。気が付いた時にはもう遅い。哀れ粉砕天使は両手両足を押さえられ、固いグラウンドの土の上で大の字に拘束されてしまった。
「随分とまあ手こずらせてくれたわね。まずは先刻の再生で使った分の魔力、キッチリ体で払って貰おうかしら。うふふふふ……」
ナツメの全身を巨大な影が包み込む。息遣いが見て取れるような至近距離に化け物の顔が迫っていた。
「な、何考えてるんですかユイさんっ!やめて下さい!!貴女は天使だったんでしょっ!?だったら!だったらデスパイアの餌食になる苦しみを、一番理解してるハズじゃないですかっ!!」
「あらま、ご都合主義な脳ミソだこと………。人様の頭をグシャグシャにしたかと思えば、いざ自分がヤられる番になってみるとそんな台詞が吐けちゃうワケ?地雷踏んだわねナツメちゃん。今ので嬲り殺し決定よ」
「………うくっ…」
言葉に詰まる。グウの音も出ない。
「別にかしこまる必要も無いのよ。貴女が言ってた“デスパイアの餌食になる苦しみ”だっけ?最期の夜を記念して、そいつをタップリとレクチャーしてあげるわ。先輩からの贈り物よ」
恐ろしく長い舌が脈動し、紫色に変色した唇を一舐めした。もう一本の舌のように這いずり回るユイの目線は、曝け出された豊満な乳房の上でピタリと止まる。
「なかなか食欲そそられちゃうボリュームね。あ、そうだ………フフ」
化け物以外の何物でもなかった顔に子供っぽい光が射す。まるで、何か新しい悪戯を思い付いた幼女の様な、とことん無邪気な笑み。
「魔力ってね、おっぱいからでも吸い取る事出来るのよ。知ってた?」
「――――――!?」
触手が二本、サーペンタインの頭越しに伸びてくる。その先端は円形状にビローンと広がり、まるでヤツメウナギの吸盤を思わせる形状へと変貌を遂げていた。
「夜食にはちょっとコレステロール高そうだけど、今夜くらいはイイよねぇ?」
ナツメの顔から血の気が引く。間違いない。敵の狙いは胸板の上でたぷたぷ揺れる温もった果実。そこにあの器具を………。
「さァて…。それじゃ頭に行くハズの栄養を全部吸い取っちゃってる悪いおっぱいを懲らしめてあげるとしますか」
「や、やだ……!やめてっ。そんなの、そんなの………っ!!」
嫌だ。酷過ぎる。同じ女性のやる事じゃない。
「それじゃ、いーただーきまーす!」
「ひ………っ!?」
挨拶と共に、それまでダラリと鎌首を擡げていた触手たちはビュルンと飛んだ。そして―――――。
――――――ぶちゅ、ずちゅぅぅぅう。
「い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ――――――っ!!!」
真っ白な乳房に取り付けられる吸盤。目尻から涙の粒を飛ばし、無駄肉の無い背筋を大きく海老反らせるナツメ。そのアラレもない喚き声が未明の校庭に響き渡った。
以上、毎度長々とスミマセン(´・ω・`)
オマケに今回は途中で再起動させたりで時間的にもナガー…。
読み返すとボカスカやってばかりで流石にエロス不足。エロス欠乏症でテム・レイ状態。
次回こそはおっぱいおっぱい(AA略)にチャレンジ一年生しますんで、ご容赦を。
キタ┓┏━┓┏━━━┓
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┗┛┗┛ ┗┛┗━!!
GJです
ナゲ┓┏━┓┏━━━┓
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┗┛┗┛ ┗┛┗━!!
けどスゲェ…一気に読んじまった。
次回のエロスに全力期待!!
もう1人の兄は何処に…
ホントは主要キャラの顔合わせ程度のつもりがgdgd続いてる夜の学校ムチムチバトル編。
早いトコ蹴り付けて本筋のニュルニュル始めんとトンファーキ〜ックが飛んで来る予感('A`)
捕食スレでダイレンジャーの1話によい幼女が触手プレイされてると話を聞いた
ようつべにあるようなのでみてほしい
兄貴、相変わらずの文章量とハァハァ度だぜ
>>281 おもわず辿っちまった
>>280 GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!
さあ、続きを待とうか!!
>>280 長旅から帰ってきたら
グッジョブ杉だ兄者ー!!
神楽氏に先駆けてはにはにスレに触手ものきてた
保守…早いか?
こんなに書込み無いのも久しぶりだな
夏休みは完全終了したしなー
はじめにょろにょろみにょろにょろ
奇々怪界の蛇と巫女さんのエロシーンを書いた
語彙足りなくていまいち表現できない・・orz
「ひゃあ〜〜!」
まだ入り口のところだけなので違和感がかなりあるだけです。
ただ、舌でペロっと舐めただけで
「ひゃあぁぁん!」
敏感に反応してしまいます。
蛇は頭を割れ目から抜くと尾の方を向けてきました。
よーく見てみると男の人の股にあるようなものがあります。
「え・・今のは違ったんだ」
蛇は小夜ちゃんを見つめるとゆっくりと入れていきました。
「ま、まってぇ〜ひゃあぁぁん!」
痛みが走って顔がかなりひきつっています。
「ミ、ミシャクジ様入れちゃ〜〜」
蛇は口に舌を入れて小夜ちゃんの舌と絡ませてきます。
「ん・・うんっ・・・」
ミシャクジ様を入れられたところも段々気持ちよくなってきます。
「あ・・・だめぇん」
蛇も気持ちよくしようと胸の突起をペロペロ舐めます。
「ああん、そこだめぇ・・」
小夜ちゃんが顔を寄せると口づけをします。
「うふふ・・もう、いいよぅ」
何がいいんでしょうか。蛇さんもどんどん尾の動きを早くしていきます。
「らめぇ、そんなにうごいちゃぁ・・」
小夜ちゃんはぐるぐる巻きにされていて手や足の動きがとれません。
ですが気持ちよくなってきて意識がかすれかすれになっています。
蛇さんが動きを激しくしてきます。
「いいよぅ、赤ちゃん、ちょうだぁい」
ドバー!
ミシャクジ様から大量の精液を出すとどんどん小夜ちゃんのお腹が膨れていきます。
「はあぁ〜〜しあわせぇ〜〜」
恍惚の表情を浮かべてそのまま眠ってしまいました。
2日後、小夜ちゃんは目が覚めました。ご主人さまにぐるぐる巻かれています。
「あ、おはよう〜」
口に舌を入れられると絡ませます。
「うふふ〜ねぇ、またちょうだぁい」
二十年以上前の話だがゲーセンの奇々怪界のスコアランキングはSEXと打ち込むとH!というメッセージに変えられてたんだぜ
>>296 懐かしいな。それ試してみたかったけど、SEXとか打ち込んでる所を
人に見られたらと思うとどうしても出来なかった。
>>295 これはひどい…
とりあえずフランス書院でも買ってきて勉強するか、学校の宿題を終わらせるかしろよ。
>フランス書院でも買ってきて勉強するか
皮肉のつもりなのか、マジでアドバイスしているのか、はてさて・・・
マジならばせめて二次元ドリームを薦めるべき
豚義理スマン
桃肉さんのHPが無いんだが、移転した?
申し訳ないです。
実はあの事件に前後して某go.jpからのアクセスが急増してガクブルでした。
最近は見なくなったので、更新に合わせて復活させるつもりです。
目下、更新できるものが無いのが最大の問題ですが。
誰も居ないじゃないですか(笑)
保守だ!保守!!
そう言わずに今すg
だまされるな!みんな!
パワーダウンしたとみせかけて、
触手どもは、地に隠れ、力を貯め、
いつでも犯せるように潜伏しているのだ。
油断したとき、触手はブワッ、と・・・
ドリル触手が貫いた魔法少女の膣の中で処女膜を巻き込んだ超回転をしてひぎぃ言わせるのか…
ちょいグロ?
触手はやっぱり二次元に限る
faith 退魔の宴
ちなみにそれ以降のページもグロが続く
ああ、あの人ね。
グロテスクってーか猟奇的な絵を結構描く人だからなぁ。
エロ絵描いてたときは良かったんだけどね…
いつの間にかグロに嵌っちゃったよねあの人。
館の人のサイトの話?
RO絵でキャラの頭吹っ飛んでたりするんだもんな…。
>>312を観て、はじめて館のサイトいった。
いままでいかなかったことを後悔したw
スカートで見えないとかマジでツボだわ
>>312 これ同人か何か?
触手初心者の俺にkwsk
と聞いてみてからじゃ遅いがググってみたら
商業誌みたいな感じかね
単行本とかでないのかな
>312
黒ベタで表現された液体を白濁液に変えればあら不思議。中出し漫画に早変わり。
「キシャアアァァァァァ!!!」
夜の帳が降りた大都会の一角の公園で、異形なる物の咆哮が響き渡る
「ククク・・・今日こそは、彼のスイートナイツを捕獲し、手籠めにして
くれる・・・」
彼の名は、メッツァー・ハインケル、異世界ロアとこの地上の征服を目論む
男だ。
「メッツァー様、それではスイートナイツを誘き寄せる為、適度に下魔を暴れ
させますね。」
その隣で愛らしい声で語り掛けるのは、彼の腹心、ココノ・アクア。以前は
アップルナイツという、メッツァーと敵対する組織に所属した戦士であったが、
メッツァーに捕らえられ、ありとあらゆる手で籠絡され、今は、メッツァーに
忠誠を誓った、いわば堕天使である。
「ゲ・・ゲゲッ!」
メッツァーとココノの指令を聞き、下魔達は歓喜の声を上げ、手当たり次第に
公園の設置物を破壊していく。
「きゃあぁぁぁ!!」
女性の悲鳴が響き渡る。どうやら不運な一般人がここを通りすがったらしい
「ククク、不運な女だ。下魔共よ、見せしめにその女を陵辱しろ!!!」
「グケケケェーーー!!」
下魔は歓喜の咆哮を上げ、女性に突進してゆく。女性も必死に逃げるが、それは
無茶な話であった。肉体的な能力に絶望的なまでの差があり、下魔と女性との差
はみるみる内に縮まって行く。
「いやぁぁぁぁ!!!」
「ケケケェー!!!」
女性と下魔のシルエットが重なる直前。絶望の会場に凜とした声が響き渡る。
「待ちなさい!!!」
その声に気圧されてか、下魔は動きを止め、メッツァーとココノもそちらに振り返る。
どうやら女性は必死に逃げていた為か、止まることなくその場から逃げおおせた。
「罪もない人を襲い、人々の安らぎの場でもあるこの公園を破壊する行為!許しません!」
そう、この声の持ち主こそが、メッツァーの野望に立ちはだかる宿敵、スイートナイツの一員、七瀬凛々子である。
「ククク、待ちわびたぞ、七瀬凛々子、いや、スイートリップ!!!!」
メッツァーは、獲物を見つけた肉食獣の様な、歯をむき出しにした笑顔で宿敵を迎える。
「今日こそ貴方を倒します!いくわよ!スイートマジカルセンセーション!!!」
凛々子の周りを激しくも優しい光が包み込んでいく。これが凛々子と言う1人の女性から
女神近衛団の戦士に生まれ変わらせる瞬間だ。
「愛と魔法の戦士!スイートリップ!!!今日こそは貴方の野望を打ち砕きます!」
スイートリップは凜とした声でそれを宣言する。
「ククク、美しき戦士、スイートリップよ。登場を待ちわびたぞ。今日こそはその姿を
白き精液で染め上げてくれる」
同じくメッツァーもそれを高らかと宣言する。
「ゆけ!下魔共よ!スイートリップを倒すのだ!!!」
その号令と共に下魔数体が奇声を上げながらスイートリップに突進していく
「は!」
スイートリップは襲ってきた下魔達の攻撃を軽やかにかわしながら、その身に不釣り合い
な程の大きさのハーケンを振り回し、下魔達を屠ってゆく。
「ククッ、流石にスイートリップだな。下魔程度では相手にならんか」
「当たり前です!そろそろ貴方自身が向かって来てはどう?」
スイートリップは軽く挑発めいた仕草と発言でメッツァーの様子を伺う
「ククク、そう焦るな。スイートリップよ、貴様にはこれから相手をして欲しい上魔が居るのでな・・・ゆけ!!!ネペンシスよ!!!」
「キシャアアアアアアア」
この世の物とは思えない咆哮を上げる上魔、ネペンシス。見てくれは食虫植物。ウツボカズラを巨大化させた様な化け物だが、その戦闘力はいかほどの物であろうか・・・
「ふん、そんな上魔なんか、すぐにやっつけちゃうんだから」
スイートリップは一気呵成に上魔に飛び込んでゆく。ネペンシスもそれを察知してか、ツタ状の触手で応戦を始める
「それではメッツァー様、そろそろ準備に入ります。」
「うむ。抜かるなよ」
こっそりと語り掛けるのは腹心、ココノ、どうやら何かをたくらんでいるようだ。
「えーーーい!!!」
スイートリップがその身からは想像も出来ない胆力と膂力を持ってハーケンを薙ぎ回し、
ネペンシスのツタを引き裂いて行く。
「キシャアアアア」
「え・・・」
スイートリップに初めての苦悶の表情が見える。そう、切った筈のツタが瞬時に再生し、
また襲い始めてくるのだ
「ククク、気付いたかな。ネペンシスは尋常じゃない再生能力を持っている。その再生能力を上回る力でそいつを消滅させることはできるかな」
メッツァーは余裕を持って言い放つ
「くっ、相変わらず嫌らしい上魔を作るのね。貴方の性格そっくりだわ!」
スイートリップはツタを捌きながら憎々しげに吐き捨てる
「お褒めの言葉、ありがたく」
メッツァーは仰々しい位卑屈な態度でその言葉を受け止める。その態度がまたスイートリップの闘争心に火を付ける
「切るのがダメなら、魔法はどうかしら?」
瞬時にスイートリップは魔法陣を手に結び、呪文を唱え出す
「いくわよ!クルセイダーライトニング!!!」
唱えた途端、魔法陣から雷がネペンシスを襲う。ツタを焼きながら本体へと迫って行く
「キシャアアアアアアア!!!!!!」
ネペンシスから断末魔の悲鳴が響き渡る。
その頃、公園の大木に上り、戦闘を見守って居たココノがいた
「ここからなら絶好ね・・・メッツァー様の理想を実現する為にも私は頑張るわ」
と独り言を呟きながら矢を番える
「行きます!スクリュードライブアロー!!!!」
「ふふん、どうやら上魔もたいしたこと無いみたいね」
スイートリップは毅然として言い放った瞬間。戦士の第六感であろうか、急に身を翻す。
その刹那、放たれた矢が地面を深く抉った。
「くっ、狙撃なんて卑劣な!って・・・え?」
そう、矢を回避した瞬間、体中にネペンシスのツタが這い回っていたのだ
「そんな・・・今の魔法で焼き払った筈なのに・・・」
スイートリップは苦悶の表情を浮かべながらツタから逃れようと身を悶えさせる。
唯一の武器であるハーケンは、狙撃を回避した瞬間に手放してしまったらしい。
「ククク、侮ったな、ネペンシスは異常なまでの再生能力があるからな。核を破壊
しない限りは何度でも蘇るのだよ」
勝ち誇った表情でメッツァーはそれを言い渡す。さらにメッツァーはネペンシスに命令する
「何かされても面倒だ、ネペンシスよ。早く動きを封じてお前の中でスイートリップを可愛がってやれ」
「キシャアアアア」
ネペンシスは喜々とした咆哮を上げ、スイートリップの腕にツタを突き刺す。
「くっ」
スイートリップは苦虫を噛み潰した表情をした。自分の体内に異物が注入されている事に気がついたのだろう。
「フッ。それは単なる弛緩薬だ。しばらくすれば効力も消える」
もはや身をツタに預ける事しか出来なくなる位、力を失ったスイートリップが鋭くメッツァーを睨み付ける
「良い眼だ・・・だからこそ汚し甲斐がある。ネペンシスよ。お前の体内でスイートリップを可愛がってやれ」
その命令を聞き、ネペンシスはスイートリップを体内へと取り込んで行く
「え・・なに、嫌ァ!」
スイートリップは体内に投げ出される。体内はどうやらピンク色で、意外と広く、女性3〜4人は優にはいる位の大きさで、
そこかしこで触手やヒダが蠢いているが、体内は白い粘液で満たされており、全てを見通す事は出来ない。
その上、体内は果物の熟れた甘い匂いが広がっており、気を抜けば、すぐにでもこの匂いの虜になってしまいそうである。
「くくく、湯加減はどうかな?スイートリップよ」
勝ち誇った声でメッツァーが語りかけてくる
「ええ。とっても最悪な湯加減よ、すぐに上がらせて貰うわ」
と、強気を保ったまま言い捨てる。しかし、弛緩薬を打たれた体はほとんど動かない上、表皮がぬるぬるとしているので、脱出は不可能だろう。それどころか、白い粘液風呂に体を沈めて行く結果となってしまう。
「どうやら気に入って貰えたようだな。その粘液は強力な媚薬でもある。ゆっくり楽しんでくれたまえ」
「ふん、相変わらずね、そんなことをしても私の心は折れないわ。勝手にしなさい」
と言い放つスイートリップだが、既に顔は紅潮し、酩酊状態に入ってきている。
「確かに、いつもなら心までは折れなかっただろうが、今回はどうかな」
メッツァーは不敵な笑みを返す。
「いつもとかわら・・・ひゃん!」
急に艶っぽい声を出すスイートリップ。どうやら身体中を触手がまさぐり始めたらしい。
媚薬に付けられ、感度が上昇しているスイートリップにとって、この執拗な愛撫は精神を苛む
「うう・・くっ・・・んん」
いつもの荒々しい陵辱とは違い、痛みを全く感じさせない愛撫にスイートリップはとまどいの表情を浮かべる
「どうした?気持ち良いのか?」
メッツァーはにやにやしながら聞き返して来る
「そ!そんなことは・・・んん!!!!」
どうやら敏感な所をまさぐられたらしい。このままでは本当にこの匂いと愛撫で心が折れそうだ
「ククク、気持ち良さそうだな。ネペンシスよ。そろそろ止めを刺してやれ」
メッツァーの命令で、今までとは違った、口の付いた触手が三つ、スイートリップの目の前に現れる
「なに・・・これ・・」
「フフフ、お前を快楽の虜にしてくれる触手だ。ありがたく受け止めろ」
その言葉で、三本の触手は一気にそれぞれの乳首、クリ○リスをめがけ突進して行く。
「いや!!ひううううっ」
三本の食いついた触手は、さらに中にあるきめ細かい肉ヒダで乳首とクリ○リスに愛撫を施して行く
「ふああああ!!!んんぐ!」
あまりの愛撫に声を出しあえいだ途端、口内にも触手が進入する
「フフフ、そいつの出す粘液も強力な媚薬だ。美味しく頂いてくれ」
メッツァーは冷たく言い放つも、すでに愛撫で陶酔状態にあるスイートリップにはもうその声は届いて無いようだ
「んご・・むうう・・・んんん!!!!」
口内で暴れていた触手が何かを吐き出すも、それを口外に出せないスイートリップは、それを飲む事でしか、呼吸をすることが出来ず、仕方なく飲み干して行く
「フフフ、そんなに美味しかったのか?だがお楽しみはこれからだぞ」
メッツァーが言い放った途端、乳首とクリ○リスに違和感を覚える。どうやら針を刺されたらしい。
「ん!!!」
どうやらその衝撃で軽く絶頂したみたいだ。しかも、乳首とクリ○リスになにか異物が注入されている、そして胸全体と下腹部に起こる異変
「ふふふ、粘液で見えないのは残念か?では見せてやろう」
メッツァーがネペンシスに命ずると、みるみる内に粘液が透明になる。それを見てスイートリップは愕然とする
「そんな・・・」
そう、乳房は淫らに膨らみ、母乳を垂らしている上、クリ○リスは肥大化し、男性器の様になっている
「ふふふ、その肥大化したクリ○リスはきちんと射精もできるんだぞ。これから射乳、射精、絶頂の同時責めで、お前の理性を破壊してやろう」
その死刑宣告と同時に激しく触手が暴れ出す
「んんん!!!」
スイートリップは涙目に成りながら必死で首を振る。もはや戦士としての威厳もあったものではない。そんなリップに襲いかかる触手。あるものは淫らになった乳房を締め上げ、
また、ある触手は搾乳用の触手が乳首に吸い付き、またある触手は肥大化したクリ○リスを吸い上げ、
果てにはスイートリップの耳の穴まで愛撫する触手が出てくる、さながら地獄絵図の様な光景であった。
「んん!!!あああ!!!んごお!!ひうっ!!ふああああ!」
もはや耐えられるだけの心も無いスイートリップは貪欲に快楽をむさぼり始める。
「ふふふ、そろそろのようだな・・・ネペンシスよそろそろイかせてやれ」
その命令で、触手の扱き方が一斉に変わる。膣に挿入している触手の擦り方が激しくなり、乳にからみついた触手達
は搾乳に向けてミルクを絞り出す様な動きに変わり、クリ○リスに喰い付いた触手も、射精させるべく、それを扱き上げる
「ああ・・もうらめぇ・・・いぐう・・いっちゃうよお・・・ふあああああああ!!!!」
獣の様な咆哮をあげながら絶頂へと達するスイートリップ。絶頂時は先ほど、メッツァーが宣告した通り、同時に絶頂させた為か。乳からは母乳が吹き出し、
クリ○リスからは精液を、マ○コからは愛液を吹き出す。そして、ひとしきりイった後、スイートリップは糸が切れた人形の用に首をうなだらせ、
意識をブラックアウトさせるのであった。
「フフフ、基地に戻ってからはもっと可愛がってやるぞ・・・」
メッツァーは人知れず呟くのであった・・・
GJなんだぜ
そして初心者にしてはいい感じだと思うよ
GJ!
ココノがどんなありとあらゆる手を使われたのかが気になるw
GJです
ところで今日テレビ見てたら宇宙人に触手でいろいろされるのもありかなと思った
宇宙人に捕まって触手や宇宙生物とかで人体実験とか
GJだっぜ!
ありがとうございます。この後、続編や外伝も制作中?ですので、でき次第アップしますねw
340 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:35:19 ID:oouebQWk
GJ
ありがとう。良かったよ。
やはり、スタンダードなんやろうがこのての魔法少女?物の戦うヒロインが犯られるのが
一番俺の触手がビックビックなるわぁ
「よし!では帰還するぞ!」
メッツァーが部下を引き連れ、基地に凱旋しようとしたその時。怒声が響き渡る
「待ちなさい!!メッツァー!」
「ん?やっと現れたか・・・・スイートパッション」
メッツァーが気だるそうに向けた視線の先には、黒き衣装を身に纏いし第3の戦士、
宮守麻由希ことスイートパッションがその身に不釣り合いな獲物を構えながら睨み付けてくる
「どうやら別働隊の方に向かったのはお前だった様だな」
「そんなことはどうでも良いわ!こっちでも魔力のぶつかり合った後が感じられるのに・・・りり・スイートリップはどうしたの!!!」
メッツァーの気怠そうな態度に業を煮やしたパッションが吠える
「スイートリップか?リップならここに居るが?」
メッツァーは視線で促すが、そこには食虫植物の化け物が佇んでいるばかり。それを見てパッションは口元を片手で抑えつつどんどん青ざめていく
「まさか・・・」
それを見て勝ち誇った表情のメッツァーは微笑を称えながら答える
「ふふ・・お前の想像とは違うが、特別に見せてやろう」
ネペンシスに指示した途端、ネペンシスの身体は透過していき、中の様子が鮮明に見えるようになる
「!!!」
パッションはそれを見た途端、獲物である片手剣を落とし、両手で口を塞いだまま
固まってしまう。なぜなら、化け物の体内には、白い粘液に漬けられた自分の尊敬する
先輩でもあるスイートリップが捕らえられて居たからである。しかも、相当酷い
仕打ちを受けたのか、ぴくりとも動かない
「凛々子先輩!!!凛々子先輩!!!」
パッションはスイートリップと呼ぶ事すら忘れ、叫ぶ。しかし、意識を失ったリップは一
向に起きる気配はない。
「ふふ・・安心しろ・・・殺してはいない」
「ふざけるな!!!今すぐ凛々子先輩を離せ!!!」
パッションの怒声が閑散とした公園に響き渡る。これを見てメッツァーも態度を変える
「ふっ、解放しろ?だと・・・お前は自分の立場を考えているのか?いまやスイート
リップは我が手中にあり、どうとでも出来る。そこまで考えているのか?」
メッツァーは嘲笑する。それに気が付いたパッションはハッとし、冷静さを取り戻す。
「ふふ、どうやら理解出来たみたいだな。今はスイートリップは人質みたいなものだ。
それでも反抗するのか?」
メッツァーは嘲笑を浮かべたままパッションに言い放つ。
「くっ・・・」
「ふふ、今すぐお前をどうこうする気は無い。また俺がお前の前に姿を現すまで、存分に
悔いるが良い。自分の力の無さをな・・・ふふふ・・・」
と、いつの間にかメッツァーの元へと戻ったココノが告げる
「メッツァー様、帰還魔法の準備が整いました」
「ここのちゃん・・・」
一瞬、明るさとあきらめが入り交じった表情で副官ココノを見据えるパッション。
そう、ココノとパッションは少なからず因縁がある。パッションが通常の学園生活して
いる時、通っていた学校の同級生であり、友人でもあったココノ、その友人が敵と
分かった時は、少なからず動揺と衝撃があった様だ。そして、今でも・・・
「ごきげんよう、スイートパッション。今日は貴女と戦えなくて残念だったわ。
またいつか、貴女の前に現れますわ。その時まで、お楽しみはお預けですわね」
ココノは屈託の無い笑みで言葉を返す。それがパッションの心を深く抉る事を
知っていながら・・・
「フフ、感動の再会の様だが、幾分、我々には時間が無いので、これで下がらせて貰うよ。
麗しきスイートパッション・・・また会う日までご機嫌よう
・・・フフフ・・・ハーッハッハッハッハッハ・・・・」
ヴォン・・・何かが高速回転するような音を残しながら、メッツァー達は消失していく。
先輩で憧れでもあったスイートリップを引き連れて・・・
「くぅ・・・凛々子先輩・・・私が・・・私達がきっと救い出して見せます・・・
それまで・・・それまで耐えていて下さい・・・」
パッションは両手で地を叩き、その場に踞りながら涙を流す。その咽びは、誰の耳に
聞こえる事も無く、夜の帳に消えていくのであった。
幕間です。エロはありませんが、続編への間ですので、読んでいただけたら幸いです
夜明けまではたっぷり嬲ってやろう。芯の強いこの娘ならそれぐらいは耐え抜くだろう。
--元は人間だったその男の意識は黒い欲望に滾っていた。--
感極まり泣いて求めるまでは許してやるつもりはない。
限界ぎりぎりまで責め抜き、いよいよという所で溜めに溜めた子種を一気に注いでやる。
今迄手にかけた女たちはその瞬間、様々な悲鳴を聞かせてくれた。
この娘はいったいどんな声で鳴いてくれるだろうか、、
最後まで墜ちずに持ち応え、歓喜と絶望がない交ぜのあの俺好みの悲鳴を聞かせてくれるだろうか、、、
ドクンッ
思い起こすだけで自然と力が溢れ触手がたぎる。さて、始めるとするか、、、
ロープに絞りだされた痩身は触手を絡めるとあっさり腰を抜かした。内股に崩れ落ちた下半身には
もはや自分で立ち上がる力もないように見える。少々痛めつけすぎたらしい。
(情けない。そんな事では俺の相手は務まらんぞ。)
退魔士とやら言うらしいこの娘は、今日最初の獲物をモノにしようとした俺の邪魔に現れ、
獲物を逃がした代わりに、自らが餌食となったのだった。
もっともその過程は言うほど穏便でなく、こうして捕らえるまでに俺も
かなりの触手を失う羽目になった。おかげで娘を触手で緊縛するのをあきらめざるを得ず、
ロープを使って後ろ手に縛りあげている。
幸いにしてここは学校の倉庫の中なのでその手の道具には事欠かなかった。
そういえばこの娘は最初の得物に先生とか呼ばれていたな、、、
とにかく殺してしまっては元も子もない。
俺は手近の触手から肉の芽を摘み取ると、別の触手に乗せて口元に運んでやる。
本来は下級な使い魔のための餌だが滋養はある。人間にも効果はあるだろう。
紫色をした苺ほどの大きさの芽を握りつぶしてみせると、娘は顔を背け抵抗する。
そういうところがますます気に入る。完全に屈服しきっては面白くない。
抵抗してくれるからこそ、それを捻じ伏せる喜びがあるのだ。
黒髪を絡め上げ、鼻をつまんで娘の口に無理やり肉の芽を押し込む。
「は、んぅぅ、」
粘つく粘液をしたたらせ、嫌々飲み込む瞬間の悲哀に満ちた眼差しがそそる。
(いいぞ。こいつはまだ堕ちきっていない。絶望を感じるだけの理性が残っている。
その絶望をもっと見せてくれ。)
娘をマットの上に投げ出すと、俺はその身体を視線で舐めつけた。
「くぅ、こ、こんな奴に遅れをとるなんて、、」
粘液の効果で体力が戻り、それによって思考力も回復したのだろう。
娘はよりはっきりした抵抗を示すようになる。
「あ、あと一太刀浴びせれば、、」
だが現実は武器である短刀と護符を俺の触手にとりあげられ、自分自身も緊縛されて床に身を横たえている。
紙一重の実力差が決定的な勝敗の違いとなって現れたのだ。
それが生死をかけた戦いというものだ。
そして敗者となった者に残酷な運命が待ち受けていることもまた戦いの現実である。
それを教えてやるため、まずはスカートに触手をからめてゆっくりと捲くりあげてやる。
「あ、くぅ、なにをする!、ま、まさか、、わ、私を、犯すつもり、なの!?」
(何を今更言っている。)
腰まで捲り上げると、あらわになったのは黒のガーターベルトだった。
下着と揃いになったフリルレース付きのデザインは明らかに男の視線を意識している。
(なるほど。今夜は男に抱かれるつもりだったか。)
その身体を代わりにこれから俺がモノにするのだ。
それを言葉で言ってやれないのが残念だが、なかなか興味深い状況ではないか。
娘は長い黒髪を震わせ大き目の瞳に精一杯の力を込めて俺をにらみつけてくる。
それをあざ笑うように、取り上げた短刀でブラウスを切り裂いてやると、
今度はピンクにそまった乳房がむき出しになる。
「あ、いや、やめなさい。」
よくよく見ると娘の顔立ちは幼くさえ見える。にもかかわらず
乳房に触手を絡めると熟れた女体の柔らかさと瑞々しい弾力を存分に味わうことができる。
想像以上の上玉に暴走した触手からは先走り液があふれ出た。
(モウ、我慢デキナイ、、、)
座り込んだ娘を無理やり立たせて上半身を用具箱の上に乗せると、
俺はバックから胸を鷲掴みにした。獣じみたこの姿勢は女としてより強い屈辱を感じるはずだ。
そのまま家畜を扱うような手つきで激しく揉み搾ってやる。無論触手も絡めたままだ。
「くぅ、私を辱めたところで、貴方たち魔物に屈服なんて、しな、、あぁぁッ!」
どうやら娘は想像以上に体力を取り戻しつつあるらしい。
振りほどこうとする力が明らかに増していた。
だが武器を取り上げ、ここまで拘束してしまえばもはや普通の女と変わらない。
むしろ責め手を手加減せずにすむため、よりその身体を味わう事ができるため好都合だ。
胸だけで満足できなくなった触手を口に伸ばして咥えこませると、
そのまま激しく運動させて喉の奥まで責めたてる。
「ふぅん、むぅ、あぐぅ、いくら、私を犯しても、はむん、ぐむぅ、、」
強がりを言いつつも、唇からは俺の放った先走り液がだらだらと垂れ落ちる。
乳房の方も切羽詰った張りを増していく。このまま俺が口の中に射精すれば耐えられまい。
強い媚薬効果をもった精液が快楽中枢を爆発させ、問答無用でその身体を絶頂させるのだ。
「あん、ぐむぅ、くぅぅ、そんな、口に出されたら、むぅ、、ぐむぅ」
退魔士とか言うだけあって娘もそれを理解しているらしい。嫌悪感にしかめられた眉がそそる。
一発目のフィニッシュとしては悪くはなかった。
分かるようにわざとゆっくり触手を膨らませると、俺は滾った精液を一気に解き放った。
「むぐぅ、ふむぅぅぅ、、」
射精と同時に手のひらに熱い飛沫を感じる。娘の方も限界に達したのだ。
強制絶頂に身体を震わせながら、飲みきれない精液と自分自身が分泌物した液体を
混ざり合わせながら床にしたたらせていく。
「はぁ、そんな、、あぁ、母乳なんて、いやぁ!」
どうやらしばらく獲物がなかったせいで精液が濃くなり、搾乳効果まで発揮したらしい。
揉み絞る乳房からは俺のものに負けないぐらい濃い母乳が後から後から溢れてくる。
触手の口を開いて舐めとると、生臭い実に甘美な味がした。
「んあぁ、だめ、吸わな、いで、、」
搾乳の快感が強烈すぎたのか、娘は箱の上に突っ伏してぐったりとうなだれてしまった。
無防備な背中を晒し、髪を乱して肩で息をしている。
(フフフ、、、)
まずは、生まれて初めての母乳を搾り出してやった。
娘に与えた最初の絶望に俺は満足しながら、次の愛撫のための触手を伸ばしていく。
「化物の辱めなどに、私は、負けな、、い、、、、」
まだ、夜は始まったばかりだ。
これから一晩かけて、お前は悦びと絶望の狭間で俺のモノへと堕ちていくのだ。
さぁ、次を始めるとしよう。
347 :
霜月:2007/10/06(土) 21:01:13 ID:v8dZ5gF+
「…はうっ…えぐっ…えぐっ…」
真夜中の学校、使われなくなった旧校舎の隅から少女の喘ぎ声が響く。
床には黒猫の死骸とその血でべったりと描かれたいびつな魔方陣。
そして黄ばんだ磨硝子越しの月光に照らされて、白い身体が浮かび上がる。
だらしなく垂れた手足が糸吊り人形のように、宙でリズミカルに踊っている。
背後に蠢く闇が、幼さの残る肉体を抱え上げ、延々と犯しているのだった。
すすり泣く茶髪の少女の前にはもう一人…黒髪の少女が立っていた。
その少女は分厚い黒表紙の本を両手でしっかりと抱え込み、震える声で嘲う。
「とっても苦しそうね。でも私の先輩に近づこうとするあんたが悪いんだからね」
歪んだ笑みを頬に貼り付け、昨日まで親友と呼んでいた相手を覗き込む。
「脅すだけのつもりだったのに、まさか本当に悪魔が現れるなんてね…。
でもあんたがまだヴァージンで良かったわ。
この本によると悪魔は処女と引き換えに、願いをひとつだけ適えてくれんだってさ。
もちろんあたしの願い事は、先輩と恋人同士になることよ。
どう?くやしい?でももうあんたにはどうにもならないわよ。
だってあんたは悪魔のイケニエなんだもの。
これから一生、死ぬまでその悪魔にエッチされ続けるのよ」
わだかまる緋色の闇がビクビクと痙攣するように震えると、それはやおら立ち上がった。
同時に虚ろな視線の少女がズルリと床に投げ出される。
倒れた少女の股間には、赤いものが混じった白濁がべっとりと塗りたくられていた。
しかし魔物はもうそちらを見ようともせず、立ちすくむ少女へとゆっくりと近づいた。
少女に差し伸べられた腕は4本もあり、その先端には黒曜石のような蹄が光っていた。
筋肉質の身体は獣毛に覆われ、見上げれば肉食の山羊とでも言うべき頭が乗っている。
股間には少女の腕程もの太さの男根がそそり立ち、甘くすえた匂いを振り撒いていた。
「悪魔さん、それじゃそろそろ私の願い事を…って何?何をするの?」
卑屈な愛想笑いを浮かべていた少女が、怯えたように一歩下がる。
しかし悪魔は少女の黒髪を掴んで引き寄せると、一瞬で服をズタズタに引き裂いた。
歳に似合わず発育の良い胸と、まだ毛も生え揃わない陰裂が剥き出しになる。
悪魔はそれを見てニタリと笑うと、太ももを抉じ開け粘液に塗れた肉塊を押し付けた。
「いやっ。やめてよっ」
『我ハ契約ニ従イ、願イヲ成就サセルノミ』
「何を言ってるのよ。私はこんなこと願ってないわよっ」
『我ト契約セシ者ハ汝ニアラズ。我ニ破瓜ノ血ヲ捧ゲシ者ハ、其方ノ娘ナリ。
契約者ノ願イハ、汝モマタ死ヌマデ我ガ辱メヲ受ケヨ、トイウモノナリ』
紅潮した少女の顔から一斉に血の気が引いた。
「嘘でしょ?そんなの絶対にイヤっ。お願いだから離してっ…」
『汝ハ乙女ニアラザレバ、我ニ汝ノ願イヲ聞キ届ケル由モアラズ』
みちみちと音をたてて、脈打つ肉の凶器は少女に埋め込まれていった。
そしてまだ濡れてもいない秘裂の粘膜に、丹念に魔物の体液が擦り込まれていく。
すると少女の瞳からはだんだん正気が薄れてゆき、喉から甘い吐息が漏れ出した。
「我ガ精ニ触レシ者ハ、疾ク肉ノ虜トナラン。汝ノ卑シキ魂ハ、既ニ我ガ所有物ナリ。
サレバ共ニ堕チ来タリテ、地ノ牢獄ニ繋ガレシ我ノ無聊ヲ慰メヨ。
大イナル審判ガ下ルソノ日マデ、尽キルコトナキ快楽ヲ授ケン』
悪魔の言葉とともに、虚空から闇が溢れて全てを呑み込んで消えた。
再び月明かりの差し込んだ床には、悪魔も二人の少女も血で描かれた陣すらもない。
ただ一冊の黒表紙の本が残されていただけだった。
http://cgupload.dyndns.org/~upuser/up2/img/1191671820205.jpg 勝手ながら場所をお借りしました。失礼しました。
「メッツァー様、本日もお疲れ様でした。この後は、何をなさいますか?」
今日の激闘を労うようにココノが語りかける。
「うむ。ひとまず、スイートリップの様子を見てくる。部屋に結界は張り巡らせたであろうな?」
「はい。以前の聖涙石の暴走も考慮に入れた上で、以前よりも更に強力な結界を施しました」
それを聞いたメッツァーは満足げに頷く
「うむ・・・本日はお前の力のおかげでスイートリップを捕らえる事が出来た。礼を言うぞ」
途端にココノが顔を赤らめる
「そんな・・・メッツァー様からそんな勿体なきお言葉が・・・ありがとうございます」
「うむ、では、麗しき眠り姫のご様子を見に行くか・・・」
「はい」
ココノの返答を聞いて、メッツァーは椅子から腰を上げる
かつん・・・こつん・・・石造りの階段に二つの靴音が響く。ここはメッツァーの基地の地下室、主に捕虜や実験、上魔の召還を行うフロアである。
「こちらです。メッツァー様」
ココノは一歩先に出てメッツァーを先導する
「うむ、では、中に入る。」
「はい。念のため、お気を付け下さい」
ぎいぃぃぃっ、扉には油が差されていないのだろうか。重苦しい音を上げて扉が開く
「ふふふ・・・良い寝顔だ・・・」
思わず笑みを浮かべるメッツァー、そして躊躇することなく、スイートリップの唇を奪う
「ふ・・んん・・・ん!!!」
どうやら違和感に気付いたのだろう。スイートリップが眼を覚ます。
「メ・・・メッツァー!!!?」
この場に不釣り合いな態度で驚き、スイートリップがベッドの端に逃げる。
「く・・・そう・・・私はまた捕まったのね・・・」
「ふふ、お目覚めはいかがかな?眠り姫よ」
メッツァーは芝居がかった口調で語りかける
「ええ・・・とっても最悪よ、目覚ませ方も最低ね」
「ふふ、それはどうも。」
「で?これから私をどうするの?また陵辱でもしようと言うの?」
「ふむ・・・察しが良いな。しかし、今日は辞めておこう」
「え・・・?」
「今日はネペンシスの激しい陵辱でお前の体力も著しく消耗しているだろうからな。
そんな状態で調教などできんよ。今日は顔を見に来ただけだ。」
「それなら顔など見せずにそのままにしてくれれば良いのに・・・貴方の顔を見ただけで
またどっと疲れたわ」
メッツァーは肩を竦ませながら語った
「これはまた嫌われたものだな。以前の学生生活時は相思相愛だったのにな」
その言葉を聞いてスイートリップは何故か顔を俯かせる。そう、以前メッツァーが初めて
この地上に来たとき、敵である女神近衛団のメンバーを調べる為に潜入した学園で初めて
知り合ったのがこの七瀬凛々子であり、そして七瀬凛々子の初恋の相手でもあったのだ
「ふふ・・・どうやら話が過ぎた様だな。今日はひとまずここで下がらせて貰うよ。明日
からの調教は覚悟しろよ」
と言葉を残して、メッツァーは去っていく。部屋に1人残されたスイートリップは呟く
「貴方が・・・貴方さえ私を求めてくれるのなら・・・けど今の私は正義と愛を信じる
女神近衛団、スイートナイツの一員、スイートリップ・・・私は・・・どっちを・・・」
と自問自答しながらも、陵辱された疲れが残っているのか。そのまま眠りへと落ちていった
「お疲れ様でした。メッツァー様」
副官であるココノが労ってくる。それを頷いて返された事を確認した上で質問を投げかける
「まずはスイートリップ捕獲おめでとうございます。それで、これからはどうなさいますか?」
メッツァーは思案しながら口にする
「ふむ。方法としては3通りだな。まずは、捕獲したスイートリップを徹底的に調教し、
こちら側に墜とすか。次に残ったスイートナイツを捕獲に走るか・・・それとも最近
現れ始めている謎の勢力に接触を図ってみるか・・・ココノ、お前はどう思う?」
「え!?私に意見を求めるのですか!?」
ココノは動揺し、ほんのりと顔が赤くなる
「そうだ。信頼出来る副官に意見を求めているのだ。おかしいか?」
メッツァーはなんと無しに返すが、ココノは何度も首を振って否定する
「い・いいえ!とんでもありません。ただ・・・私を頼りにされてると感じ
嬉しくなりまして・・・」
ココノはしおらしくなり、不自然に指をこねくり回す。その仕草を見て、一瞬、
メッツァーも笑みを零す。しかし、すぐに真面目な表情に戻り
「で?どうなんだ?」
その様子を見てココノも気を正し、言葉を返す
「そう・・・ですね。私としてはまず、スイートリップを墜とすべきかと思います。
マナはリップの調教でも採集できますし、他のスイートナイツも、リップを墜としてから
盾にして捕獲していった方が確実かと思われます。他勢力との接触も、確実に同盟を結べ
るとは考えられませんので、まずは、地盤を固めるべきかと・・・」
その言葉を聞き、メッツァーは片手を顎に付け、思案するような表情で
「そうか、ならその意見を採用しよう。」
「ありがとうございます。メッツァー様」
「うむ、それでは作戦会議は終わりだ。ココノ、今日は良くやってくれた。湯浴み
を終えたら、俺の部屋へ来い。久しぶりに可愛がってやる」
その言葉を聞いてココノの表情は、花が咲いたような笑顔になる
「は・・はい!ありがたき幸せ!それでは湯浴み後、そちらへ向かわせていただきます!
それでは失礼いたします!」
と、言葉を残し、駆け足で広間を後にするココノ
「ふ・・・甘やかし過ぎかな、俺も・・・」
と、誰に聞こえる事も無く呟いた
そして一刻ほど過ぎた後、湯浴みを終えたココノが入室する
「それでは失礼いたします、メッツァー様」
「うむ・・・それでは、まずは咥えてくれ」
ベッドに腰掛けたメッツァーはココノにそう促す
「それでは、失礼しますね」
かちゃ・・かちゃ・・・ベルトの金具を丁寧に外し、ズボンを下げていくココノ
「わぁ・・・相変わらずご立派ですね・・・それでは失礼します」
と、まずは、亀頭にキスをしたココノが、サオの裏側を丹念に舐めていく
「ん・・・ぴちゃ・・んん・・・ぴちゃぴちゃ・・・」
そして今度はスジを舐め下げていき、今度は袋を咥え始める
「んん・・・はむ・・・むぐ・・・むぐ・・・」
この丁寧な愛撫によって、メッツァーのイチモツは、意識せずとも漲って行くのであった
「ココノ・・・そろそろ咥えてくれ」
段々と性感を高められて来たメッツァーが促す
「はい・・・では。頂きますね・・・はむっ・・・」
と一気にメッツァーの物を咥えるココノ
「はむ・・・むぐぅ・・・ぴちゃ、ぺちゃ・・・」
「そうだ・・・もっと舌を使え・・・」
と、くぐもった声で命ずるメッツァー、それを聞いたココノは舌使い
でそれに答える
「ん・・・ぴちゃ・・ぺちゃ・・・ぺろ・・ぺろ・・ひぃもひぃいい
でふぅかぁ?めっふぁーはま」
口に逸物を含みながら語り掛けるココノ
「う・・いいぞ、ココノ」
何と無しにココノの頭を撫でながら答えるメッツァー、一方のココノの方は
頭を撫でられた事に一瞬驚いた様だが、気持ちよさそうに眼を細め、身を委ねる
「む・・・う・・・そろそろイくぞ・・ココノ」
それを聞いたココノは、吸い上げの速度を上げる
「んん・・ずっ・・・ずっ・・・じゅぽじゅぽじゅぽ・・・」
メッツァーをイかせるべく、吸い付きながら必死で頭を上げ下げするココノ
「うう!!もうイくぞ!顔に掛けるぞ!ココノ!」
いつの間にか、ココノの頭を両手で押さえてたメッツァーがイチモツを一気に
ココノの口から引き出す。それと同時に迸る熱き奔流
「んん!!!ふあぁ・・・いっぱい出されましたね・・・メッツァー様・・・」
と顔や髪に精液をまき散らされたココノが呟く
「あ・・・垂れちゃう・・・勿体ない・・・」
ココノは垂れ落ちそうな精液を指で掬い、口へと運んでいく
「ん・・濃い・・・」
精液をひとしきり味わい、うっとりした表情を浮かべるココノ
「フフ・・・いつも奉仕されてばかりで悪いからな・・・ココノ、
ベッドに座り、股を開け」
いたずらを思い浮かんだ様にメッツァーはにやける。ココノは言われた
通りベッドに座る、
「なんだか・・恥ずかしいです・・・」
自ら股を広げたあまり、恥ずかしさに顔を俯けるココノ
「そうか?お前のここはとっても綺麗なサーモンピンクだぞ」
それを聞いて益々顔を俯けるココノ
「フフ、もう濡れているな・・・フェラをして感じたか?」
「はい、メッツァー様の物を咥えていて、感じてしまいました・・・」
俯いたまま口にするココノ
「それではいただくか・・・ぴちゅ・・・ぺちゃ・・・」
猫がミルクを舐める時に発する様な音を立ててココノのマ○コを舐め始める
メッツァー
「ふふ、お前の愛液、とっても美味しいぞ」
と言いつつも、舌使いを辞めないメッツァー
「ふあっ、メッツァー様・・・んん!!!ひあ!!」
ココノは、指を口に咥えながら叫ぶ。それを聞いて一気にクリ○リスを
責め立てるメッツァー
「んんんん!!!ふあ!そこ・・ダメぇ!!痺れるのぉ!!!んん
ふあぁ!」
首で嫌々しながらメッツァーの顔を離そうとするココノ、しかし、それを
気にせず責め立てるメッツァー
「ふあああああ!!!ダメぇぇ!!もうイくぅ!!!イっちゃうよお!!!
んんんんん!!!!」
と、盛大な雄叫びを上げながら絶頂に達するココノ、それを見たメッツァーも
満足げに
「ふふ・・・盛大に潮を吹いたな」
ココノは答えず、肩で息をしている。未だ余韻を味わっているのであろう
「これだけ濡れていれば挿れて大丈夫だな」
未だ肩で息をするココノを抱き寄せ、逸物を一気に挿入するメッツァー
「んん・・・ここまでびちゃびちゃだとはな。気持ちいいぞ。ココノ」
「ふあ・・・ありがとうございます・・メッツァー様・・・ひゃん」
どうやら、ゆっくり挿入を繰り返しているうちに、ココノのGスポットを
刺激したのだろう。それに気付いたメッツァーが激しく責め立てる
「んん!!!そこもダメぇ!!!ああ!!!ふああああ!!イっちゃったば
かりで敏感なのにぃ!!!んんん!!!ふう!!!」
更にGスポットを攻めつつ、乳首にむしゃぶり付くメッツァー
「ふあ!乳首も敏感なのに!!!!らめぇ!!!またイっちゃうよお!!!ふあああ
!!!」
と、メッツァーにおかまい無しでまた絶頂に達するココノ。それに満足したメッツァー
は、今度は騎乗位に座位を変え、激しく挿入し出す
「ん・・・はっ・・・・んん!!」
必死で性感をこらえるココノ、しかし、またすぐに絶頂の波が押し寄せてきそうである。
「ふふ・・・またイきそうなのか?ココノ」
うわずった声で質問するメッツァー
「ふぁい・・・また・・ん!!イきそうですぅ!」
「そうか、俺もそろそろイきそうだ!一緒にイくぞ!!!」
「ふぁい・・メッツァー様!!んっ!んっ!んっ!ふあっイきそうです!!」
「俺もイく!!!膣に出すぞ!!」
「ふあ!!イくぅ!!!ふあああ!!!」
「んんんん!!!!」
2人の盛大な雄叫びとともに絶頂に達する2人。その後、メッツァーにしなだれかかる
様に倒れるココノ
「ふふ・・・良かったぞ・・・ココノ・・やはりお前の膣は最高だ」
「ありがとうございます・・・メッツァー様・・・」
肩で息をしながら言葉を返すココノ
「では抜くぞ・・・」
ずりゅ・・・ごぷっ・・・抜き出した途端あふれ出る愛液と精液・・
「あ・・・勿体ない」
と呟き、股を閉めるココノ・・
「それでは・・・お掃除いたします・・・」
と、丹念にメッツァーの物を舐め始めるココノ、絶頂の余韻と新たな快感に
眼を細めるメッツァー
「これで綺麗になりました・・・メッツァー様」
と、掃除し終わったココノが呟く。それが済んだメッツァーはココノを
抱き寄せ、ベッドに横たえる。
「メッツァー様?」
顔を赤らめながらメッツァーを見つめるココノ
「たまにはこういうのも良いかとも思ってな」
その言葉がおかしかったのか、笑みを零すココノ、そして、情事の疲れもあるのか、
吸い込まれるように眠りに落ちていくココノ。メッツァーはその規則的な寝息を、ココノ
の頭を撫でながら聞き入って、自らも眠りに落ちていくのであった・・・
なんかどんどんスレチな内容になっている気が・・・(汗)
けど次からは、スイートリップの調教で一気に化け物や触手が登場するのでお楽しみに!
なんだ、なんだこのいきなりの職人ラッシュは!
とりあえずGJ!
初心者さんのおかげで活性化したな!
みなさん乙!
どうでもいいが、魔法戦士の人、
何でいちいち行あけるんだ?
「はぁ――はぁ―、はぁ―――!」
一人分の靴音が廊下に響き、二人分の影が踊る。
乱れた息を整える間も無く逃げ惑う一人の男。
その背後に迫るもう一つの影は、蛇。
2mをゆうに越える異形の大蛇は静かに床を這いずり、獲物への距離を縮めていく。
ずっと追われてきたのだろう、疲労しきった男の足はもつれ、今にも崩れ落ちようとしていた。
視界の隅に逃走劇を見遣って、彼女は身を起こす。
逃げていった男と同じ白衣をもはや不要、と脱ぎ捨てて、懐に忍ばせておいた銃を抜いた。
女の細腕でも扱い易いグロック17。変装したままで持ち込めた武器はこれ一つきりだ。
さらに、身を守るのはブラウスとタイトスカートのみ。心もとない装備ではあったものの、いつもならばこれだけで十分に任務を遂行できる、のだが。
「これで十分―――、だといいんだけどね」
ぼやきつつも慣れた手つきで装弾を確認し、大蛇が這ってきた通路を進む。
意識はせずとも、自然に足が速まっていく。警戒は怠れないが、急がなければ今度は自分が獲物になりかねない。
今の状態でアレと遭遇すれば、まず勝ち目は無い。身を隠す意味でも、とにかく今はここを立ち去る必要があった。
人気の無い廊下の突き当たりには、事前に頭に入れた地図通りに昇降機が設置されていた。
事前の調査によって、地上にある研究所の施設は全てカモフラージュであり、本命は地下に隠匿されている事は割れている。
肝心の電力も生きていた。とはいえ、敵地で安易にこういった装置を使うのは得策でないのだが―――。
「他に道も無いし……仕方ないか」
この先に待つモノへの不安を拭い去れないまま、彼女は昇降機へ乗り込んだ。
ゴゥン、ゴゥン、と重苦しい音だけが響く。
「ぁー……こちらアリッサ。聞こえてる? …生きてる?」
別れてから何度目かの通信を試みるものの、その数回と同様に応答は無かった。
ノイズを垂れ流す通信機を忌々しげに投げ出し、彼女はゆっくりと腰を下ろす。
……ようやく、一息ついた。
命令を受け、仲間と共にこの島に乗り込んだのが二日前。
本来ならば早急に島の中央に位置するこの研究所へと潜入し、指定された情報を入手して撤収。という手筈だったのだが……その計画はその二日前、つまり島に踏み入った段階で破棄せざるを得なくなっていた。
なぜなら、船で輸送される資材コンテナに紛れて侵入した彼女らを出迎えたのは研究所の所員ではなく、動物と人間をミキサーにかけたような飢えた異形。船員達の末路は推して知るべし、といった所だが、突然の戦闘に戸惑いながらも身内の心配をする程度の余裕はあった。
最後に見た時は、自分を含め四人全員が五体満足で無事。今はどうか分からないが、恐らくは自分と同じようにどうにか施設に侵入し、各々で行動を始めているはずだ。
「……そうじゃないと、困る」
眉根を寄せたまま、天井を見上げる。操作パネルを弄った昇降機は現在位置が最下層―――【B2】を示したまま、一向に止まる様子が無い。
仲間の動向が掴めない今、この島で何が起きているか把握する必要があると判断したのだが、それすらままならない。
徘徊するモンスター、もしくはクリーチャーと形容するのが相応しい彼らに話が通じるとは思えなかった。
しかし彼ら以外に口を利きそうな生物に、彼女はここ二日ほど出会っていない。
先程の男性が久々に出会う人類だったのだが……あの状況では流石に身を隠すしか無かった。
何かしらの端末が残っていればそこから調べる事も出来ただろうが、研究所の電力は必要最低限の場所を残して停止している。
有り体に言ってしまえば、アリッサは手詰まりに陥っていた。
軽い振動を最後に、昇降機は止まった。
続いて開いたドアの先に、非常灯であろう、青い光が点在するだけの薄暗い道が続く。
「冗談じゃないわよ……ったく」
通信機を拾い上げて足を踏み入れた。カツン、と硬い音がしたきり、辺りを静寂が包む。
ポケットからペンライトを取り出し、左手に持った。右手を交差させ、その甲でグリップを支える。僅かな灯りが暗闇を裂き、進路を照らす。
侵入してからというもの、電力の断たれた自動ドアは島中で強固な門としてアリッサの前に立ちはだかっていた。
仮にガラス製だったならば手の施しようもあろうが、鉄の扉では壁と何ら変わらない。
この階の扉たちもそれは同様で、アリッサは爪先で三枚目の扉を蹴飛す事となった。無論、開くはずも無いのだが。
「ん……」
ふと視線を落とした先、通路の突き当たり。
他の扉よりもだいぶ年季の入った……おそらくはここが建てられた後そのままにしてあるのだろう、錆びたドアノブの扉があった。
「鍵は…かかってない、か。この際、通気口でもなんでもいい、先に行ける道を……」
ドアノブに手をかけた瞬間。
ずる、と何かが這いずる音が聞こえた。
音は、一つではない。
ひたひたと気味の悪い足音を重ねている。
……4〜5体までなら、なんとかなる。だが、もしそれ以上だったなら―――。
「………っ」
昏い想像に、一瞬心が揺らいだものの、アリッサはドアノブを強く握りしめた。
どのみち、退路はないのだ。彼女にはここを突破し、先に進む以外の選択肢は用意されていなかった。
足を踏み入れた先は、パイプが張り巡らされた広い部屋だった。
鈍色に光る鉄の木々が、薄明かりの中で佇む様子は、昼間動き回っていた生物が寝静まる深夜の密林を連想させた。
そして、密林には深夜に活動するモノも存在する―――。
油断なく歩を進めたアリッサは、彼らの姿を正面に捉えた。
意思ある生物とは思えない、緩慢な挙動。そのくせ、目だけはギラギラと血走り、歪に変質した腕や足……時には人ならざる器官を振り回しながら徘徊するヒトガタ。
今やこの施設―――さらには島そのものを占拠する者達の姿に他ならなかった。
「1…2……3体、ね。これなら……!」
隠れていた太いパイプから身を躍らせて、クリーチャー共の前へと飛び出した。
それに気付き、ゆったりと視線を寄越す3体のクリーチャー。
(――遅い)
三体がほぼ同時にこちらを見た頃には、既に先頭のクリーチャーの片膝が潰れていた。
バランスを崩して倒れ込むソレを気にも留めず、グロックの残弾を二体目の足に叩き込む。
クリーチャー達の異形に変化した部位には、9mmの弾丸は効果がなかった。また、人としての形を残す部位を撃っても、その強靭な生命力の前には圧倒的に火力が足りない。
よって足を奪い、動きを封じて突破することが、現状ではベストな戦法だと言えた。
入れ替えた弾倉を半分ほど消費したところで、3体のクリーチャーは沈黙した。
その頭上を飛び越え、奥へと走る。
入り組んだパイプを抜けさえすれば、この部屋はいくつかの場所へ繋がっているようだった。
『ヒュ………』
「……ッ!?」
不意に、気配を感じて振り返る。
が、背後には自分が走り抜けてきた道があるばかりだ。
「何……?」
ざらついた感覚が不安を煽り、アリッサは後ずさった。壁を背にして、背後からの襲撃を防―――
「――ぁっ!?」
瞬間、鋭い痛みが走る。
見ると、背に付けた壁から伸びた腕が、銃を握る彼女の手首を掴んでいた。
何か、いる。
そう直感した時には、アリッサの体は反対側の壁へと打ち付けられていた。
左腕は後ろ手に締め上げられ、右手は壁に押さえ込まれる。
「くっ……そ!」
悪態をつくアリッサを尻目に、壁際に潜んでいたそれは、音も無くその姿を晒した。
爬虫類を思わせる、厚く凹凸のある緑の皮膚。小刻みに運動する大きな目玉。そのクリーチャーの容姿は、まさしくカメレオンのそれであった。
『ヒヒュ……捕まえタぁ』
「……!?」
今まで出会ったどのクリーチャーより人間離れしたそれは、以外にも人の言葉を話した。
「くっ……アンタ、人の言葉が解るの?」
「ァ? そりゃニンゲンだからナ」
そう言うと、カメレオンはアリッサの右手首を万力のような力で握った。
「っ……!」
堪らず、銃を取り落とす。カメレオンはすかさずそれを蹴り飛ばした。
『ヒヒュッ……! お前ら、捕まえた奴が好きにすル約束。中で待っテた甲斐、あっタ』
「ちょっと、アンタさっき人間って……んっ、あぁっ!?」
ぬめり、とした感触が、アリッサを襲う。
彼女を押さえ込むカメレオンの長い舌が、服の上から乳房を撫でたのだ。
「ちょ…何を……!」
『ヒュ……ヒュヒュ……!』
カメレオンはさらに舌を延ばし、胸元からブラウスの中へと侵入した。
「い、いやっ! 離……せっ」
身をよじって抵抗するものの、一度固定された体は容易には動きそうになかった。
カメレオンの舌は、ブラウスの中で優しく彼女の張りのある胸を舐めあげる。何度も……何度も……。
「くふ……ぅ…んっ」甘い声の混じり始めた彼女を、カメレオンはあっさりと解放した。
が、その体は力無く地に伏し、荒く息をあげることしか出来ない。
「うそ……? なんで、こん…な……」
『ヒュヒュヒュ!!』
ひざまづいたアリッサをゆっくりと押し倒し、カメレオンはブラウスを引き裂いた。
あらわになった胸は、既に唾液でべとべとになっていたが、カメレオンは構わずそれを揉
みしだいた。
「あっ、はあぁぁぁ!? いっ、いやああああ!」
唐突な凌辱に必死に抵抗するものの、銃弾で傷すら負わない相手には何の効果もなく、カメレオンは両手で乳首を弄びながら、舌をスカートの中へ伸ばそうとする。
「そこは……だめ……だめええぇぇぇ!」
まるで年端もいかない少女のように哀願するも、舌と呼ぶには太すぎるそれは、彼女の秘
所をあっさりと貫いた。
「あ………。あっあっあっ、ふ、んっ。あぁん!?」
一瞬呆けた後、アリッサは激しい責めに晒された。
徹底的に舐め回され、さらには愛撫される無防備なクリトリス。
そして、形の良い胸が力任せに歪められる。すぐに限界を迎えた体は、ピンと背筋を伸ば
し、
「だ……めぇ…。ふ、ん、んっ……あああぁぁぁぁぁぁ!」
ぶるぶると身を震わせて、絶頂、という形で果てた。
(イカされた……こんな…、やつに………)
ぼんやりとした頭で、アリッサは絶望にうちひしがれていた。
秘所からはとめどなく愛液が滴り、床を濡らした。
立ち上がったカメレオンは、満足げにその様子を見下ろしている。
「……もう、満足だって…いうの?」
精一杯強がってみせたが、それをカメレオンは鼻で笑い飛ばした。
『しばらク、そいつらが相手をスル』
「………!」
そう言ってカメレオンが指した先には、先程倒したクリーチャー三体が、体を引きずって追ってきていた。
「こ…こないで。いや、いやあああ!」
足を掴まれ、彼らのテリトリーに引きずり込まれる。
いきり立った三本の肉棒が、アリッサの口を、秘所を、アナルを穿つ。
「ンンーッ! ング!? ンッ、ンン…ンッ、ンーーッ!!」
声にならない悲鳴をあげるものの、三体のクリーチャーはお構い無しに彼女を犯し抜く。
押し寄せる快楽の波に飲み込まれながら、アリッサは手を伸ばした。
(せめて……アイツ……だ…け…でも……)
幸い、銃は目の前にある。必死に手繰り寄せ、カメレオンへと向けた。
恐怖からか、手が震える。歯を食い縛って狙いを定めようとしたが、無駄だった。
「ングッ……! ン…ハァ……くそ…ぉ」
『ヒュ…ヒュヒュヒュ! ヒュヒュヒュヒュ!!』
クリーチャー達が激しく腰を振り始めた。
もはや抵抗もできず、アリッサの体も激しく前後する。
人外の力を持つ彼らの突き上げはヒトのそれをはるかに凌ぎ、アリッサの小柄な体はその衝撃に軋むことになる。
銃を握る指先に込められるだけ力を込めて、引き金を引く。
「あぁっ!? あっあっ……やっ、いや……あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
一際激しい突きがアリッサを襲い、たまらず声をあげたのはそれとほぼ同時だった。
まもなく注がれた白濁が胎内を焼く。
絶頂に達しながら放った最後の弾丸が当たったどうかは分からないが……あれは意地だ。命中したかどうかは、関係ない。
諦念にも似た感情に僅かに笑みを浮かべて、彼女は緩やかに意識を失った。
時間空いちゃったけど149です。書いてみました。前置き長すぎかも。
触手・怪物スレなのににょろにょろ分が皆無で触手の皆さんには申し訳ないにょろ。
次に書く機会があったら、触手の皆さんに頑張ってもらいたいと思います。
では。
続きで触手万歳ならGJ
GJ!!!
気丈なアリッサ萌え。しっかり怪物に犯されてるからOK。
彼女はこれからクリーチャーの子を産むにょろでつか?
乙!
バイオネタもいいね。
GJです!
>>360 行間開けた方が見やすいかな〜と思いまして開けてました。見づらいなら次回から
修正しますね
GJ!!!!!!!!!
373 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 18:52:06 ID:QtqFad9k
保守
「おはようございます。メッツァー様」
情事の夜が明けた朝、いつもの様に、副官ココノが定刻に起こしに来る
「ん。おはよう、ココノ」
「はい。それでは、朝食の準備が出来ておりますので、お早めに準備して
お越し下さいね。」
「ああ」
これで何度目になるかとも分からないいつものやり取り。メッツァーはそんな
事を思いながら、準備して朝食へと向かう。
「ではメッツァー様、これからのご予定は?」
「うむ・・・」
朝食後、これからどのような行動をするかで全てが決まると言っても過言では
無い。それを感じているからこそ、メッツァーも慎重に考える。
「新たな人格を持った上魔を召還しよう。今のところ、ディラックとサキュバス
はいるが、戦闘の事まで考えると、まともに戦えるのはお前を含め、3人だけだ。
後は、数だけ居る下魔と、低級上魔だけだ。これからの戦闘が激化する事も考える
と、今の手駒だけではいささか不安ではある」
「ケケケ、それは俺の力が見くびられているって事かな?メッツァー」
いつの間に現れたのか、ディラックが柱に背を掛けこちらを見ていた。
「別に見くびってなど居ない。むしろ、お前等が居たからこそここまで来れた
と思っている。だが、これからの戦闘の激化を考慮すると、独自に考え行動出来る
上魔が居た方が良いと感じただけだ。」
「あらぁ、それって私達をそこまで信頼していてくれたってことかしら?そうだと
したら嬉しいわぁ」
同じく、どこから現れたのか、サキュバスも天井から羽ばたいて降りてきた。
「うむ、だからこそ、お前達にも聞きたい。上魔を増やすのは反対か?」
「ケッ、そんなのを考えるのは、お前の役目だろうが。俺は楽しいから
お前に付いているだけだ。お前がどう行動しようと、俺の楽しみが奪われない
なら、文句はねぇよ」
とディラックは吐き捨てる。それと対照的に、一緒に考えたのがサキュバス
であった。
「それは良いと思うけど、どの程度のマナがあるの?それによって召還出来る
上魔も変わってくるわよ」
「ふむ、では詳しくは、召還所に行きながら話をしよう」
その言葉で皆は、地下へと降りていった。
「で、貯蔵マナはこれくらいなのだが・・・」
メッツァーはサキュバスに詳細を教える。なぜかディラックも付いてきている。
やはり、あらたな上魔召還が気になることは気になるのか
「ええ、この位ですと、メデューサを召還できるわね」
「メデューサ?」
メッツァーは怪訝な表情で聞き返す
「ええ、魔眼の持ち主で、女性型の上魔よ。戦闘力もなかなかで、どちらかというと
魔法戦が得意なタイプね。それと、魔眼の能力だけど、魔眼と目線があって睨まれると、
石にしたり、一時的に意識を操ることも出来るわ。それと長い髪は、普段はたんなる髪
だけど、戦闘時とかは、髪が触手になって直接戦闘をすることが可能にもなるわ」
「ほう・・・それは中々・・・しかし、何故そんな詳しく知っているのだ?」
「それはね・・・一種の腐れ縁みたいなものよ」
「ふむ、ではそいつを召還しよう。知らぬ者より、知っている者の方が、会話もしやすかろう」
「ええ」
「じゃあ決まりだな。ではココノ。召還術の準備をしろ」
「はい。メッツァー様」
と、命を受けたココノが手際よく準備してゆく。
「準備が整いました。メッツァー様」
「うむ、では召還するぞ」
ココノの返答でメッツァーは召還陣に魔力を送る。途端、
薄暗い地下室に強い光が現れる、そしてそれが収まった後
に見えるシルエット
「我を召還したのは誰ぞ」
光の向こうのシルエットから妖艶な女性の声が響く
「俺だ、お前を召還した、メッツァー・ハインケルと言う
ものだ。お前と契約をしたい」
「それを決めるのは我しだい・・・って、サキュバス!?
それにディラックも!」
途端に破顔するメデューサ、おそらく相当仲が良いのであろう。
「実はね、あたしとディラックは、この男に魅力を感じてるから、
協力してあげてるの、もし良かったら、貴女も協力してくれないかしら」
と、サキュバスも口を挟む
「ん〜貴女やディラックが力を貸すくらいですものね。それなりに魅力
があるのでしょう。良いわ。力になったげる」
横で傍観していたメッツァーですら呆然としている。まさかこれほどまで簡単に
契約が成立するとは思ってなかった為である。そして、そっとサキュバスが耳打ち
をする
「良かったわね、メッツァー、メデューサは相手が気にくわないと、すぐに相手を
石にしたりするから」
「フッ、では、これからも石にされんよう気を付けねばな」
そしてメデューサに向き直り語り始めるメッツァー
「ではこれからよろしく、メデューサ。早速だが、お前の能力を試す上で、
陵辱して欲しい相手が居る」
「ええ。良いわよ。どんな子なの?」
それを聞いた途端顔が歪むメデューサであった。
「では、こちらに付いて来てくれ。直に見て貰った方が早い」
そして移動し始める一団、その先には、スイートリップの牢屋があった
さて、これからお楽しみの陵辱タイムですが・・・残りは明日レスします
寸止めしてすみません・・・・
>>377 そう思うなら最後まで書いてから投稿しような。
どうも君からは宣伝行為やらなんらで半年ROMれ臭がする
まーまー。
>>377の真の実力が垣間見れるんじゃないか。
ここから先は「書いてる最中に抜いちゃう派」と「自分のSSでは抜けない派」に分かれる。
後者は淡々と投下するが、前者はエロシーンだけで平気で1ヶ月とかかかったりするので見ものだ。
>>377 SS中の作者コメントは章でまとめてあとがきで書こう
うん、本文中に作者のコメントは入れないほうがいいね。
俺としては投下してくれれば文句無し
384 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 23:03:28 ID:DKb2EwLP
書くやつは才能ないくせに自意識過剰のクズ。
うだうだ言うヤツラはもっと才能のないくせに口だけ出すクズ。
ここはクズの吹き溜まりw
にょろ…にょろ…
最初からトリップで言い訳してるのが気に入らない。
>>380 俺は短編っぽく1シーン書いてくれた方がイイな
Hの最中なのにブツ切り投下されるより最後までヤリきって欲しい。
まあ、どっちが優れてるってわけでは無いので書き手の好きに任せるさ。
この程度の流れで凹むなよ?
ここまでレスが付くのは良い事なんだからな。
つまらなかったらそもそも皆スルーするから。
いやいやそれはない
はじめは誰もヒーローじゃなーい♪
いずれ大きく花咲いて・・・
女性を思うがまま犯して・・・
ハーレムを築く触手となるのさっ・・・
退魔師「あ、こんな所に魔物発見!抹消!」
ザシュッ
しかし触手>392の魂は退魔師の少女の中に宿り…
退魔師少女のカレシに宿った、ということにすると、
うまい具合に退魔師少女を苗床にできますぜ旦那
退魔師少女「あ、浄化を忘れてた、エロいのエロいのとんでけ〜」
ψ(゚:;:.;,.:.,,... < アレ・・・?
勝てば官軍とは言われましても
そういう人質のようなものはよろしいとは思えないのです。
正面からわれらの大群を持ってすれb....
情けない…
印を結ぶ手を縛り、呪文を唱える口を塞ぎ、念を集中する間もないくらい全身を愛撫する…
それくらい出来なくてどうする!
お前についてる触手はただの飾りかっ!
飾りだよ
にんげんだもの byみつを
いいか、お前の触手は天を衝く触手なんだよ!
衝くのは天じゃなく女じゃないのか?触手的に考えて
貫くのは処女膜だろ…ロリコン触手的に考えて
牢の外から垣間見るメデューサ…そして口を三日月型にして笑みを漏らす
「ふふっ随分可愛い子じゃない。虐め甲斐がありそうじゃないの」
それを聞いてメッツァーも笑みを零す
「フッ、随分頼もしいな。それでは早速お願いするか」
メッツァーが目線で合図をし、牢の扉のカギを開けるココノ
ぎいいっ、牢がゆっくりと音を立てて開いていく。それに気付いたのか、スイートリップ
も扉の方を見やる
「やあ、凛々子、昨日は良く眠れたかい?」
仰々しい態度で話しかけるメッツァー。その話しかけに一瞬とまどいを見せるも、すぐ
に言葉を返すリップ
「ええ。とっても良く眠れたわ。で?一体何をしに来たの?まあ、することは予想が
ついているんですけどね」
と吐き捨て、殺気すら込めてメッツァーを睨み付ける
「ふふ、怖いな。以前はあんなに愛し合った仲だというのに」
とメッツァーは肩をすくめて見せた。その話には返答せず
「貴方がいくら私を汚そうとも、心までは汚されない。いつか仲間が助けに来てくれる
事を信じて、貴方の陵辱に耐えてみせるわ」
と、きっぱりと言い渡す。それに満足したのか、メッツァーも笑みを浮かべる
「ふっ、それでこそ麗しきスイートリップだ。だからこそこの手中に収めたい」
と、欲望を丸出しにするメッツァー
「フフッ、では、あまりお待たせすると失礼だからな・・・メデューサ。
お前の能力を見せて貰うぞ」
と、メデューサに投げかける
「本当に待たされたわよ。貴方がスイートリップね。これから宜しくね」
と妖艶な笑みを浮かべたまま、リップのベッドへと近づいていくメデューサ
それを気丈にも睨み付けるリップ。しかし、メデューサを睨み、目線が合った
途端
ギンッ
メデューサの眼が妖しく光る。それに合わせてリップの眼からも光が失われていく
「なにをしているのだ?メデューサよ」
「ふふっ、これが私の能力の1つ、魔眼よ。これに魅入られた者は、私の意のままになるわ」
「ほう・・・では、これからがお手並み拝見だな」
と返し、部屋の隅の椅子に腰掛けるメッツァー。どうやら完全に見するつもりらしい
「あ・・・あ・・・」
虚ろな眼でメデューサを見やることしか出来ないリップ
「ふふっ、良い子ね。じゃあまず、オナニーでもしてもらおうかしら」
「はい・・・メデューサ様・・・」
虚ろな眼をしたまま、片手で乳房を揉みしだきながらもう片手を躊躇うことなく下腹部
へと導いてゆく
「ふふ、耐える事は許さないわよ。存分に快楽をむさぼり、乱れなさい」
その命を聞き、激しく胸を揉みしだき始めたリップ、それをさらに言葉で責める
メデューサ
「ふふ、そんなに胸をこねくり回したりして・・・胸をいじるのが好きなの?
答えなさい。リップ。どのようにいじるのが好きなのかもね」
「は・・・い、私・・・は・・・胸からミルクを絞るようにもみ、乳首やその周り
を弄るのが好きなんです・・・」
と、先ほどまでの気丈さをまるで感じさせない位に卑猥な言葉を連発するリップ
「ふ・・・んん・・・ふぁ・・・気持ち・・・いい・・・」
と、胸と秘部を弄りながら悶えるリップ
「ふふ、それじゃあそろそろ下着を取って、貴女のオマ○コを見せて貰おうかしら」
その命で言われるまま下着を外すリップ
「あらぁ。もうこんなに濡れているのね・・・よっぽど淫乱なのかしら・・・ねえ
、リップ」
しかし、魔眼に魅入られながらもまだ理性も残っているのか、顔を赤くしながらも
拒絶する
「ちが・・・う。私は・・・淫乱なんかじゃ・・・無い・・・」
その言葉に満足したのか、メデューサはさらに笑みを深くし
「ふふ・・・どうかしらね。まあそう言うことにしておくわ。じゃあ、引き続き
快楽を貪りなさい。ちゃんと実況しながらするのよ。それとイくまでオナニー
やめちゃダメよ」
と宣告する。その宣告でまた激しく、今度は秘部を激しく弄りだす
「ふあ・・・あん・・・クリちゃんが・・痺れる・・・ふぁ・・ああ、ここも
気持ちいい・・・」
と。親指でクリ○リスを弄り回し、人差し指をオマ○コの中へ突き入れ、Gスポット
を刺激する
「ふああ、ここ気持ちいい!!はあ・・ぴちゃ・・ぴちゃ・・」
いつの間にか、胸を弄っていた手の指を舐め始めたリップ。そしてそれを今度はア○ル
へと持って行く。そして、戸惑うことなく指を入れ始める
「ふ・・・んん・・ここも気持ちいい・・・何でなの・・・ふああああ」
もはや、自分が戦士であることも忘れ、よだれを垂らしながら喘ぐリップ
「ふふっコレのどこが淫乱じゃないのかしら・・」
いつの間にか、リップの乱れ具合を見ながら自慰に耽り始めたサキュバス
「ふあああっ・・・ダメ・・・イっちゃう!イっちゃう!ん・・・!!!!」
と、盛大に潮を吹くリップ、そしてベッドへと倒れ込む
「ふふ、盛大にイったわね・・・でも、本番はこれからよ」
と、リップに覆い被さっていくメデューサ。自身の髪の触手を蠢かしながら
「はぁ・・・はぁ・・・んん!!!」
イって正気を取り戻したのか、眼に光りが宿り始めたリップ。そこにいきなり
自分の顔に覆い被さるメデューサの乳房
「ふふっ、大きい胸でしょう?ふふ・・苦しそうね」
と、笑みを浮かべるメデューサ。それに対し、呼吸の出来ないリップの顔はどんどん
赤くなっていく
「苦しいのね・・・良いわ、私のミルクを飲んだら離してあげる」
その言葉を発し、リップの口元へ自分の乳首を持って行くメデューサ
かなり苦しいのか、リップはすぐにむしゃぶりつく
「んん・・・こくっ・・・こくっ・・・」
と、喉を鳴らして飲むリップ。正直、リップはこの乳蜜がそうとう美味と感じていた。
「ふふっ、じゃあそろそろ今度はこっちの胸のミルクね」
と、リップの頭を両手で持ち、頭を移動させるメデューサ。その間に呼吸するリップ。
そしてもう片割れの乳房に顔を押しつけるメデューサ。最初は飲むまいと抗っていた
リップだったが、また呼吸が苦しくなり始めたのか、ついにはまたミルクを飲み始める
リップ
「ふ・・・ん。いいわ、リップ。貴女、ミルク飲むのお上手ね」
と軽く感じつつリップの頭を撫でるメデューサ、それに驚きつつも、ミルクを飲み続ける
リップ
「ふふっ。そろそろ良いわね。」
と言い放ち、解放するメデューサ。それと同時に荒々しく呼吸するリップ
「ふふ。私のミルク。美味しかったでしょう・・・あんなにごくごく飲んでいた
ものね」
「いいえ、全然、むしろ吐きそうだわ」
魔眼の効力が無くなったのか、強気にでるリップ・・・しかし。体中が火照り始める
「ふふ、それは残念ね。けどね、私のミルクは結構な効力のある媚薬でもあるのよ」
と妖艶な笑みを浮かべるメデューサ、そしてまた覆い被さっていくメデューサ、リップも
抗うも、先ほどイったせいと、媚薬の為か、大した抵抗も出来ずに覆い被されて行くリップ。
「ふふ・・・やっぱり可愛いわ・・・ほら・・・私の眼を見て・・・」
と、また魔眼を発動するメデューサ、それにまた魅入られ、眼の光を失っていくリップ
「ふふっ、リップちゃんは素直じゃなくていけないわ。もっと素直におなりなさい」
と、また妖しげな暗示を掛けていくメデューサ。それを恍惚とした表情でみやるリップ
「ふあ・・・あ・・・んん!」
暗示を掛けて、口が開いたのを狙ったのか、メデューサの舌がリップの口内を浸食する。
舌と舌を絡め合い、互いの唾液を交換する情熱的なディープキス
「ん・・・ちゅば・・・ぺちゃ・・・ぴちゃ・・・」
ディープキスを続けながらも、今度は極細触手が、メデューサ自身の乳首とリップの乳首を絡め取り、乳首同士を擦らせ責め立て始める。さらにはまた別な触手がリップのクリ○リスを絡め取り、またある触手は尿道へと攻め入る。
「ふあ。ちゅばっちゅばっ、そこ違う・・・んん。こくっ・・ふあ、痺れるぅ」
メデューサの唾液を飲みながらも必死で抵抗するリップ。しかし、クリ○リスを扱き上
げられているせいか、抵抗は弱い。
「ふふっ、そろそろかしら。ちゅば・・・れろっ」
ディープキスを続けながら、メデューサは2つの触手に命じ、今度はリップの耳へと
入っていく
「ひゃん!!!ダメぇ、耳も敏感なのぉ!ふあああああ!」
耳に触手が入ったショックでイってしまうリップ、しかし、その触手はただ耳の穴を
愛撫するだけでは済まなかった。その触手はなんと、直接リップの脳神経へと繋がれて
行く。それによってまた恍惚とした表情を浮かべるリップ
(あれ・・・何・・・これ・・・なんか感覚が・・・お湯にぷかぷか浮かんでいるみたい
で気持ちいい・・・)
そう・・・ここはリップの深層意識。メデューサはここまで犯そうというのだ。
(ふふ・・・どう・・・気持ちいい?)
メデューサの思念が語りかける
(ええ・・・とっても気持ちいい・・・なんか、安らげる)
完全に深層意識へと入っている事を認識し、メデューサが語りかける
(ふふ、貴女、このままじゃあメッツァーのダッチワイフになるだけよ。
そんなのになるくらいなら、私のペットに成りなさいな。可愛がってあげるわよ)
と、暗示の様にリップの脳へとすり込もうとするメデューサ。しかし
(いや・・・私はメッツァーが好き・・・けど今の私はスイートリップ・・・
彼とは敵対して、愛と正義を守らなきゃいけないの・・・けど・・彼が私を必要
としてくれるのなら・・・)
どうやら深層意識ですら葛藤が続いているようだ。これを感じ、
(そう・・・そこまで彼が好きなのね・・・なら正直におなりなさいな。けど
私も諦めたわけじゃないからね・・・)
とだけ残し、脳への陵辱を終了するメデューサ、そして、肉体への陵辱を再開する
「ふあ・・・またイきそう・・・んん。ぺちゃ・・・ぴちゃ・・・」
未だディープキスをしながら陵辱し続けるメデューサ
「ふふ・・・また盛大にイきなさい。ん・・・じゅる・・・ぴちゃ・・・」
室内に卑猥な音が響き渡る。
「ん!!!ふあ・・・もうダメ!イくぅ!いっちゃうよお!!!ふあああああああ」
と叫びながら絶頂に達するリップ、そして、肩で息をするリップ・・・
「はぁ・・・はぁ・・・・」
「ふふ、とっても可愛かったわ。リップちゃん。また遊ぼうね。ふふ。これはプレゼント
よ、受け取って頂戴」
と言って、手に具現化したのは黒きヒトデのような蠱。表面は黒いレースの下着の様な
模様をしているが、裏側は、幾千にもヒダが蠢き、粘液を滴らせてる。
「ふふ・・・これはね、魔界に連れ込んだ女性を虜にするために、女性の下腹部に付ける
蠱よ。これは強力な媚薬を排出し続ける上、決して女性をイかせない蠱なのよ。それと、
この蠱は、排泄物を餌にするから、これからは貴女、排泄の心配も要らなくなるのよ。
しかもこの蠱、他人は簡単に剥がせるけど、自身では決して取れないからね。無理に
取ろうとすると、大量の媚薬を吐き出すから注意してね。」
と言い、遠慮無く意識を保っているのか、失っているのか分からないリップへと貼り付ける。そして貼り付けた途端、蠱はリップの下腹部を覆い、下着と何ら変わらぬ見栄えとなる。
「ふふっ、じゃあまた会う時まで、存分に楽しんでね。バイバイ、リップちゃん」
と言い残し、メッツァーの元へとやってくるメデューサ
「見事であった。」
と、メデューサを褒め称えるメッツァー
「ふふ、あのくらいは普通よ、ただ、あの子が可愛いから、気合いは入っちゃったわ」
「折角なら、私も入れて3人ですれば良かったのに」
と、サキュバスはむくれる
「ふっ、それは又の機会に取っておこうではないか。ではな、麗しきスイートリップよ。
また明日な」
とだけ残し、一団を連れ、去っていった。また、それを見送りながらリップも、自らの
意識を沈めて行くのであった
皆様。ご指導ありがとうございます。これからは気を付けます。
後、規制のせいで、投下が遅くなって申し訳ありませんでした
銀髪の魔王はじまりすぎてるGJ
いやいや、気にせずにこれからもバシバシ投下して下さいまし
>>390-400 そんなノリの良いおまえらが大好きだ
GJ
落ちるのって何日空いた時だっけ
早いかも試練けど保守
保守だ! ニョロ
保守なんか必要ないにょろ…
いくら滅ぼされようがそれ以上のペースで増殖すれば良いだけのにょろ…
増殖にはもちろん、女性の胎盤を使うニョロよ
417 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 07:43:04 ID:mHABw8kj
滅んでも基地外な科学者が化石から復活させて研究所の職員を触淫にして地上に出て繁栄するニョロ
連投スマンニョロ
触inの方がよかったニョロ
魔界で使役されてる俺は勝ち組ニュル
本店のキャリア組ですか
俺、待ってます。
>>419さんが俺ら現場の触手が正しいと思える陵辱をできるSS書いてくれるって。
現場の触手は貴方に期待しています。
上の人たちは俺達のような現場触手の苦労を知らないだろうなぁ…ニョロニョロ
女体は会議室にあるんじゃなくって、現場にあるというのになあ…ψψ
ばっかやろう、キャリアだって辛いんだよ。
もう何年も女体に触れるどころか、ひたすら書類を整理する仕事だ。
足に絡みつく役目でもいいから、女体に触れてえよ……
魔界で使役され、書類整理をさせられる触手ψψ…
ちょっと萌えたw
俺らがキャリアが必死になって宮内庁を抑えているというのにおまいらときたら
宮内庁のオサーンと紙束の相手と退魔師や巫女さんの相手とどっちがいいよ
強くて綺麗な退魔師だからって明らかに無茶な命令を出したり
どう見ても危険な地域に新米巫女母子を送り込んだり
その極秘情報があっさりとおまいらに漏れていたり
土建屋と癒着して連れ込みやすい林のある公園や内装に手を入れてない廃ビルの建設とか
おまいらが意識してないところで俺らキャリアは頑張っているのです
だからね、現場の苦労を分かってないと言うなら
現 場 の 仕 事 (巫女さん) を 分 け て く れ !
フリーの触手には関係ないにょろ
われらの進入経路はいくらでもあるにょろ
ゲリラ戦でわれらにかなうはずがないにょろ
触手はたいへんだぁねぇ〜
うちらスライムは気楽だぁ〜なぁ〜
と言う事は天使時代のユイ様に狩られ使役される漏れは勝ち組過ぎ
>>428 ユイ……? ひょっとしてメイのこと?w
ナイトエンジェルの
>>426 俺もフリーの触手なんだけど、このまま一人でやっていけるのかなぁとか
先のこととかが最近心配になってきてさ…
個人だと国民年金も高いし、どこか大手に入ったほうがいいのかなぁ
∬(嫁さんもらった自分としては勝ち組なのか触手的にアウトなのか言い出せないニョロ・・・)
来年就触活動な俺はどうすれバインダー
俺も嫁がいる触手ですΣ(´Д`*)
某魔法少女をなんとかしたいが…半ば現役引退状態です
そして触手としての誇りを忘れ、一本のヒモになるわけですね
お前ら何自分の存在ゆらいでんだにょろ
触手なら当たって砕けて無限に再生して
そのままなだれ込んで取り込んでやるんだにょろ
>>436 わかった僕がんばるよ(`・ω・´) シャキーン
あの頃の様な触手のPRIDEを取り戻すよ
触手のPRIDE……
すっごい滑るよ!
目当ての退魔師を主人の女の上級妖魔とで倒したら主人に反逆して主人と退魔師を奴隷化して上級妖魔になる下克上計画だニョロ
こんなに触手がいるんならエロい体験談でも話してくれよ
おととい、友達の触手が間違えてニューハーフを襲ってしまって、ショック死したんだ。
乙ボクの瑞穂ちゃんや舞乙ヒメの真白くんみたいな子ならおれは男でもかまわない
むしろ喜んでやるw
俺の上司はすんげーひどいひょろ。
もうこの仕事始めて10年近くなるのに、
まだ乳首すら任せてくれないにょろ。
もう足首とか手首とかでニョロニョロするのは飽きた!
あったかいとこ潜りこみたい!
>>444もうすぐだよ。諦めるな。
よく言うやろ。乳首10年、孔(あな)一生
乳は中堅でもミスをするし、孔は名人でも納得できる責めは一生に一回か二回あるか無いか
一生勉強なんやで
俺もいつか立派な責めができる触手になるため
がんばってSS投下するよ
>>196-215 の続きです
ファンタジーです
くそ長いです
また出産です
では投下します
宿し姫メヒィル
「メヒィル様のことなど知りませんし、
もし訪れてもあなた達に教える気はありません。お引取りを」
骨と皮だけになった銀髪の老婆は、
ベッドの上で上半身だけ起こした体勢で静かに呟く。
対峙する太った男は口元に歪んだ笑みを浮かべながら
老婆になおも詰問する。
「そういわれましても、こちらも仕事でして……
この村の周辺に土地勘がありかつて教育係だったヤルヴァ殿へ
メヒィルが会いにくるのはまず間違いないと思われますので」
メヒィルの名が呼び捨てにされるのを聞いたとたん、
老いた女の落ち窪んだ眼窩がかっと見開かれ
ベッドの脇に立つ男達を睨みつける。
「ララウヌ領の兵士が公爵家の名を口にするのなら、
様をつけなさいこの痴れ者が!!」
隊長の側で控えていた若い男たちは皆その怪気炎にやられ
わずかに怯むが、中央に構える男は表情を変えず
肥満体を揺らしながらふんと鼻を鳴らした。
「民を飢え凍えさせる無能な為政者など、尊敬には値しません。
我らが真に忠誠を誓うのはいまやエルゴザ様一人。
いまだ前領主の娘たちに形ばかりの忠誠を誓う者たちも、
やがてエルゴザ様を本当の領主と認めるようになるでしょう」
老婆はやりきれないというようにため息を吐いた。
「軽薄そうなあなたに説いても無駄かもしれませんが、
去年この国を襲った数々の厄災は、歴史に名を連ねる
賢王達が束になっても死者の数を0にすることなど不可能なもの。
姫様たちを詰るのは筋違いです」
老婆は、隊長の肥え太った腹や脂ぎった額、
高価そうな絹の上着やこれ見よがしに
はめられた指輪などを見ながら軽蔑の視線を注ぐ。
「……もっとも、こんなことを話してもあなたには
理解できないでしょうが」
恰幅のいい隊長の容姿は、領が混乱にありながらこの男が
裕福な生活を続けた証だ。もしヤルヴァの想像が真実なら、
この男にメヒィルを責める資格などない。
「しかしエルゴザ様が戻られてからというものはその厄災も
すっかりとなりを潜めたではありませんか。それこそが、
エルゴザ様を天の神々が真の領主と認めた証だと思えませんか?」
「領主が誰になろうとあたしらにはどーでもいいよ。
そんなことより早くパンの配給再開させてよ」
口元に布を巻いた栗毛の少女が皮袋を背負いながら
ドアを開けて部屋へと入ってきた。
「おお、あなたはお孫さんの……」
わずかに顔を左に傾けて思い出そうとしていた隊長の肩にドンと
ぶつかりながら孫娘は祖母の側に歩み寄る。
「ハミルだよ。ハミル・メッツァ。
認めたくないけど、あんたの言うとおりこのばばぁの孫さ」
皮袋の中から野草を取り出すと、
ハミルは花瓶にいけようとしてかすかに目を細める。
「ハミル、あなたはまたそういう汚い言葉を使って」
ヤルヴァは孫娘を諌めようとするが、
ハミルは赤い宝石のついた耳飾を揺らしながら
祖母を気にかけもせずてきぱきと着替えを取り出す。
「うっさいな、年寄りは黙ってろ。
今このおっさんと話してんだよ」
「ならば、あなたからもおばあ様を言い聞かせてください。
メヒィルがもしここに来たなら…………おい、お前らどうした?」
周りの若い兵達が口元を押さえ怯えながら
部屋のドアへと近づくのを見て、隊長は怪訝な顔をする。
「おっさんさあ、あんた中央から飛ばされてきたでしょ?」
ハミルのあまりに失礼な物言いに、そしてその指摘が
正しかったことに男は顔を真っ赤にする。
「な、なぜそれを!」
「うちのばばぁ疫病なんだよ。ばばぁがさっき言ってた厄災の一つ。
あたしの口元の布見りゃここらの人間なら一発でわかるさ。
首都では流行ってないからわかんないだろうけどさ」
「え、疫病!?そんな話は一言も聞いていないぞ!!」
思わず声を裏返す隊長に、ヤルヴァはにっこりと微笑む。
「自己紹介もせずにあなた達の質問が始まったので、
私の近況も話せませんでしたのよ」
ハミルは天を仰いで悪態をついた。
「っとにたちの悪いばばぁだな。あんたが兵士にうつしてみろ、
血の繋がったあたしの立場まで弱くなるってのに」
すると、いきなり兵士達のほうを向いた老婆が大仰に咳き込んだ。
ひぃ、と叫んで隊長は尻餅をつき、口を押さえ這いながらドアを目指す。
「と、とにかく、メヒィルが来たら、すぐに私達に知らせるように!
もし知らせなかったら、ひ、ひどい目にあいますよ!!」
ぎゃあぎゃあと捨て台詞を吐きながら部屋を出て行く兵士を、
祖母と孫娘は冷ややかな目で見送る。
その声が完全に聞こえなくなってから、
ヤルヴァは枕の下から取り出した布を口元に巻きつけ
孫娘を睨みつける。
「ハミル、もうこの部屋に入るなといったはずです」
猫なで声を出しながらハミルは老婆の側を離れ、
長年使い込まれているであろう色合いの箪笥の前に歩み寄る。
「あらあら、おばあちゃんは優しいわね。
あたしに病気がうつらないよう心配してるのかしら。
それとも…………」
ハミルが勢いよく家具を開くと、かび臭い空間から
一人の少女が転げ落ちてきた。
「きゃっ」
箪笥の中から出てきた少女を、ハミルはさっと受け止める。
「この子を見つけられたら困るから、か?」
大きな青い瞳の少女ははにかむように笑いながらハミルの腕から離れる。
窓しか光源のない薄暗い部屋の中でも存在感を失わない金髪の
乱れを直しつつ、彼女は恩人の孫に深々とお辞儀をした。
「初めましてハミル。私はララウヌ領第二候女のメヒィルです。
箪笥へ勝手に入った無礼を許してください」
怪訝そうに候女を上から下まで見つめた後、
ハミルは呆れたような声を上げる。
「……とっとと部屋から出てってくれないかな。
あんたも病気になるぞ」
メヒィルは静かに首を横に振った。
「私は、まだばあやと話したいことがありますから」
「……ま、いいけど。せめて口を塞ぎな」
箪笥から飛び出した時落とした布をハミルから受け取り、
メヒィルはにっこりと微笑みありがとうとお礼を述べる。
「なぜ、私がいるとわかったのですか?」
「花瓶に見覚えのない花が混じってたからね。
ばばぁのお見舞いするヤツなんざあたしぐらいなもんだから」
湿った布で祖母の体を拭こうと近づいたハミルは、
その手をそれまで沈黙していたヤルヴァに捻り上げられる。
「なにすんだばばぁ!」
「私の目を節穴だと思っているのかしら?」
祖母が素早く彼女の袖の中に手を伸ばすと、
そこから細長い蛇のような怪物の紋章が刻まれた財布が落ちた。
その紋章は、この財布がララウヌ領の兵士に支給されるものだと
いうことを示している。
「またあなたはすったわね……なんという情けないことを!!」
悪びれもせず、頭をぽりぽりと掻いてハミルは財布を拾う。
「うるさいなぁ……別にいいだろ。あんな見るからに
肥え太ったおっさんから少し頂くくらい」
急に老け込んだようにヤルヴァの顔に影が差す。
「私はあなたの将来が心配だから言っているのよ。それに
孫の手を汚してまで、生き永らえたいなんて思わないわ……」
苛苛とした感情を隠そうともせずハミルはがなりつけた。
「鬱陶しいな。別に生き永らえる必要はないよ。
ただうまいもんでも食ってその病気をなおしゃいーんだよ、
周りの人間にうつさない様にな」
「あなた、そういう所は母親そっくりね……」
ヤルヴァの言葉にハミルはさっと顔色を変える。
「死んだ母さんのことは悪く言うな!このくそばばぁ!!」
荒々しくドアを閉めると、ハミルは部屋を後にした。
「……母親そっくりで素直じゃないと言おうとしただけなのに。
せっかちな娘ね」
そこで、ヤルヴァはメヒィルのほうへ向き直る。
「お恥ずかしいところをお見せしました……」
メヒィルは花瓶を見てくすりと笑う。
いけられていた花は取り替える前の物も含め
しおれた物は一つもなかった。
ハミルがヤルヴァの世話を小まめに見ている証だろう。
「恥ずべき物なんてひとつも見当たらなかったけど。
むしろ、家族と離れ離れになった私には羨ましい位」
目の前の少女が家族と離れ離れになっていることを思い出し、
ヤルヴァは心の中でしまったと思う。
「……すみません、メヒィル様もお辛い立場だというのに」
「そんなことを謝ってもらう必要は無いわ。
むしろ私がばあやに謝ってもらいたいのは、今のあなたの病気のことを
私達に隠していたことよ。あなたが病に冒されているなんて
手紙には一言も書かれていなかったんだったもの。
私がどれだけびっくりしたと思っているの?」
「今は私のことよりもあなたのこれからのことです」
メヒィルには分かる。もしヤルヴァが自分達に病気のことを知らせれば、
自分達はヤルヴァを助けようとできる限りの事をするだろう。
だが彼女は、侯爵家と縁があるからといって
そういった事をされるのをよしとしない。
「ばあや……」
ことさら今のように領内の治安、経済がめちゃくちゃになっている時に
特別扱いされるようなことは絶対に好まない人間なのだ。
「知恵をお貸しします。今の私にはそれしかできませんので」
貴族の別荘の裏口が開き、中から貴族とはかけはなれた
うす汚れた身なりの少女が姿を現す。
覆面から飛び出す耳にぶら下がったイヤリングが、
一瞬だけ雲の間から照らされた月の光を反射して赤く光った。
裏口から身を乗り出すと、黒い影は扉の外から
道具を使って鍵をかけ、そっと裏門まで近づき
一気に鉄柵を乗り越え大通りに着地する。
と、影は目の前に気配を感じてびくりと体を震わす。
しかし、それが一匹の黒猫と知って少女はふぅとため息をついた。
そしてそのまま風のように駆け人目につかない裏通りまで出ると、
胸元から皮袋を取り出し光る金属片を取り出す。
それは別荘に置かれていた純金製の家具から
刃物で削り取った金の欠片だった。
(……銅貨1枚分といったところかな。
まだ、薬代には足りないか…)
賊は思わず天を仰いで息を吐く。
(ああ、やっぱりあのお姫様売り払えばよかったかな)
しかし、目を瞑って祖母や自分に笑いかける
候女様の顔を思い浮かべると、その気がみるみる失せていく。
(普通、私が兵隊に売り払いに行くかどうか心配するだろうに。
つーかなんで侯爵家の人間のほうが兵士より安い服着てんだか)
一仕事終えた後の安堵が彼女の注意力を低下させていた。
彼女の背中に刃が突きつけられるまで
見張られていたことに気づかなかったのは彼女の失態だ。
「――――!!」
「動くな」
背後にいたのはあの太った兵士。
「財布を取り返しに来たら面白いものを
見つけてしまいましたなぁ」
そこで、彼女は口元を布で隠した兵士達に囲まれる。
覆面を引き剥がされると、栗毛色の短い髪が飛び出した。
「ああ、覆面は全て剥ぎ取るなよ。口元は隠しておかないと、
私達も感染する可能せ……」
そこまで喋った男はにやりと不吉に目元を歪め、
怯え震えるハミルの耳元に指を伸ばす。
「メヒィルもそれはそれは美しい金髪だった……いやいや面白い。
本当に面白いものを見つけてしまいましたな」
浮腫んだ指の先に、細長いブロンドが一本だけ絡み付いていた。
自分の不甲斐なさに目を瞑ったハミルの鼓膜を、
遠くで鳴り響く雷鳴が震わせていた。
ヤルヴァから教えてもらったルートを地図へ書き込んだ後、
メヒィルはふぅと息を吐いた。
「ありがとうばあや。領境の検問もこれでなんとか
突破できそう」
「ええ、突破できますとも。あなたは賢く芯が強いのですから、
何が起きても決して諦めないでください」
ヤルヴァの励ましにメヒィルは微笑み返すが、
すぐにその顔が不安で曇る。
「……でも、ばあやのことが心配です。
医者にかかるお金は無いのですか?」
老婆は静かに首を振って答える。
「もう、私は充分生きました。
最後にあなたの顔を見ることができて私は幸せです……」
思わずメヒィルが叫び声をあげる。
「ああ、最後だなんて悲しいことをいわないで!」
「悲しくはありません。天命ですよ、これは。
だから、あなたがそんな風に嘆くことはありません」
「ばあや……」
「そんな風に涙ぐんでいては、ロジア様に笑われますよ?
ふふ……あなたは、虫が大嫌いで、妹のロジア様が
捕まえてきた虫を見てはよく恐い恐いと泣きだして、
シキッドの側に寄り添っていましたね」
それまで少しも緩まなかったヤルヴァの目尻が綻んだのを見て、
涙目だったメヒィルも目元を拭きながらにっこりと笑った。
「そうね……幼いあの子も、
きっとどこかで頑張っているはずだもの。
お姉さんの私が泣いてなんかいられないわ」
「本当に、あの頃は楽しかった……。
あなたがいて……ロジア様がいて、レンツ様がいて。
侯爵さまの元であなた達姉妹に色々と教えていたあの時間は、
私にとって宝物です」
「ロジアなんて、あなたのお勉強を一番嫌がっていたのに、
あなたがいなくなる日大泣きしていたものね」
「あら、あなたもですわよ。……もちろんレンツ様も」
「そうだったかしら……………………!」
ふいに、少女の顔が硬直し会話が止まる。
「メヒィル様……?」
「来る……!」
少女が老婆の体を窓から隠すように立ち上がると同時に
窓から石が投げ込まれ、カンテラの小さな火が掻き消える。
「メヒィル様、お逃げください!!」
「大丈夫、彼がいるわ」
金切り声を上げる老婆とは対照的に、
少女の声はひどく落ち着き払っていた。
暗闇に浮かび上がる人影達が、
呻き声を上げながら打ち倒される音があたりに響く。
黒雲から月が顔を出しあたりが白く淡い光に照らされた時、
老婆の目に入ったのは触手を全身に生やした怪生物が
数名の兵士を縛り上げ行動不能にさせている恐ろしい光景だった。
「な、メヒィル様、これは、この魔物は!」
取り乱す老婆を前に、少女は触手の前にその身を差し出し、
自らの腕をその触手に絡ませる。
「怯える必要はないわ。あなたもよく知っている、
私の最も信頼する人だから」
触手が姫の安全を確認するように彼女の髪をさする。
すると彼女は飼い主に頭を撫でられた猫のように目を細めた。
あまりのことにぽかんとしていたヤルヴァの前で
さらに不可解な出来事が起きる。
メヒィルの胸元が内側から光りだしたのだ。
それを見たとたん、メヒィルは弾かれる様にして
衣服の中から手鏡を取り出す。
「あの、魔女さん、お久しぶりです!!」
なんと手鏡に写った黒衣の少女はメヒィルの問いかけに答える。
『久しぶりね。と言っても3日ぶりだけど』
「あの、あの。いきなりですいませんけど、
この人を魔法で治してもらえませんか?
私にとって、大事な大事な恩人なんです。
そう、家族のように大事な人なんです」
手鏡をいまだ状況の飲み込めないヤルヴァに向けながら、
メヒィルは必死になって懇願する。
すると黒衣の少女は老婆の容態を見てわずかに唇をかみ締め、
『また……あいつの仕業……?』
と小さな声で呟いた。
「あ、あの、治せるんですか?」
『無理ね』
「そんな、でもシキッドは!」
『彼も正確には治したんじゃない。化け物とくっつけただけ。
……でも、この人の体力では多分それもできない』
状況を飲み込めなくても、老婆はメヒィルが自分を助けるために
必死に頼み込んでいることを理解した。
「……いいんです、メヒィル様。もう、私は受け入れていますから」
「そんな……」
打ちひしがれたように押し黙った少女を見つめながら、
黒衣の魔女は遠慮がちに言葉を発した。
『……お姫様、クロオの話では彼女のお孫さんが大変みたいよ』
「ハミルが……?」
意味ありげな魔女の視線をメヒィルとヤルヴァが追うと、
シキッドの強烈な締め付けで気絶し地に伏せた兵士の手の中に、
赤い宝石のついた耳飾りが握られているのが目に入った。
「な……」
それだけで、二人は悟った。
ハミルの身に起こったであろうことを理解できた。
「ハミルが……ハミッ」
青ざめた老婆が孫の名を呼ぶ途中で大量の血を吐き出す。
「ばあや!?」
メヒィルが近づこうとすると、
ヤルヴァは左手を上げて彼女の接近を制止する。
「お願……来ないでっ…………それよりも、
私よりも…………ハミルを、あの子を…………」
メヒィルはわずかに逡巡した後、意を決して顔を上げる。
「絶対にハミルを連れて帰るから……待ってて!!」
怪物とともに駆け出すメヒィルを無理に作った笑顔で見送った後、
ヤルヴァはベッドの中で胎児のように丸くなって
塊のような血を吐き出した。
(ああ……偉大なる主神イメンよ、不肖の孫娘と
メヒィル様を…………どうか、どうか……)
木こりが使っていた掘っ立て小屋の中に、
3人の兵士と縛られた少女の姿があった。
若い兵士が目隠しをされ縛られたハミルに
近づこうとすると隊長が怒鳴りつける。
「馬鹿め、死にたいのか?病気持ちかもしれん者に近づくな」
「しかしピグマ隊長、このままでは衰弱してしまいます。
せめてコップ一杯でも水を与えるなりしないと」
ピグマと呼ばれた男は貧乏ゆすりをしながら思案する。
「ふん……確かに死なれては人質の意味がない。
もし報告どおり怪物がメヒィルの側についていては、
わしらが正面から行っても敵いそうもないからな」
ピグマの話す情報に部下は驚愕する。
候女の側に怪物がいるなど、初めて聞かされたからだ。
「そ、それでは先ほどあの老婆の家に向かわせた者達は」
グラスに注がれたワインを一気に嚥下してピグマは答える。
「もちろん捨て駒だ。今になって帰ってこないということは、
怪物の噂は本当と見ていいだろう。
……あるいは、怪物並みの従者がいるか」
「そんな……そもそも、なぜ兵舎に戻ってこのことを
中隊長に報告しないのですか?」
部下の言葉にピグマは激昂して手に持っていた
グラスを投げつける。
「ええい、グズグズ抜かさず貴様らは入り口を見張れ」
グラスの衝突で頭から血を流す部下は
異国の醜悪な獣を見るような目で隊長を恐る恐る見つめる。
「あんな……あんな田舎者に私が仕えるなど!!
ふ、ふふ……わしを中央から追放した者どもめ、
今に見ておれ……わし一人の手で候女を捕まえ、
またあの金に溢れた生活を必ず取り戻してやる……。
おい、まだやつらは来ないのか?」
入り口で外を見張っていた兵士に呼びかけたピグマは目を見開く。
そこにいた兵士の口元には太い触手が巻きつき、
彼は言葉を発することができず溺れるような仕草でもがいていた。
「き……来たか!!」
震える声を出しながらピグマは立ち上がるが、
腰に手を伸ばし剣を抜こうとした時そこにあるはずの柄が
無い事に気づき声を失う。
見れば窓から、裏口から、いたるところから小屋の中に音もなく
触手が伸び、彼と彼の部下の武器を全て奪っていた。
入り口からメヒィルと触手の本体が入ってきたのを確認して、
ピグマは大声で叫ぶ。
「くそ、こうなりゃやけだ!!」
「ピ、ピグマ様、われわれの退避がまだです!」
「ハミル、大丈ぶっ!」
ハミルの戒めを取ろうと近づいたメヒィルが派手にすっ転ぶ。
「いや、あんたが大丈夫?」
目隠しをされ気配を探りながら様子をうかがっていたハミルも、
そんなお姫様のドジに思わず吹き出す。
しかし、床に手をつけたメヒィルは顔を真っ青にしたまま
自らを転倒させた液体の存在を手で確かめる。
「この床一面に撒かれたのは……油?ハミル伏せて!!」
メヒィルが叫びながらハミルに抱きつくのと、
触手を踏み越え裏口へと身を乗り出したピグマが
振り向きざまに小屋の床へランプを投げつけたのはほぼ同時だった。
雨の音と濡れた何かがずぶずぶと擦り合わさる音で、
ハミルの意識はゆるやかに覚醒する。
「シキッド……お願い、もっと優しく……」
そしてそれらの音の後に聞こえる上ずった甘い女の声。
ハミルはその声から自分の近くで行われていることの正体を知る。
(……誰だよ?人が寝てる側でエロい事してるのは……)
女の声の音程がさらに高くなり、
行為がさらに激しくなっていることを告げる。
「あ……駄目…………だめ、だめぇ、そんなとこ、
ついちゃだめぇ!」
(全然駄目じゃなくて喜んでるじゃないか)
「あ……いや、ひぁっ、出ちゃう、出ちゃう、そんなとこ
弄ったら、生まれちゃう、生まれちゃうよぉぉ!」
(だから人の横で出産するなっつーの…………出産?)
「駄目、ひぃっぁ、出る、出ちゃうよおおおぉぉぉ」
「出産っ!?」
そこで飛び起きたハミルが目にしたのは、雷光に照らされる中
うねる触手群に体をくまなく愛撫されるメヒィルの姿だった。
「ひ、ひああああぁ、出る、出るぅぅぅっっ」
あまりに浮世離れした姿に、
放心しきってメヒィルの姿を見入るハミル。
高貴な候女様は一糸纏わぬあられもない姿で、
大木のうろの中雨風をしのぎながら
卵形の怪物の本体に両足を開く格好で腰掛けている。
そして本体から伸びた焦げ付いた数十本の触手が
その全身に絡み、蠢き、纏わりついていた。
「焦げつき……?」
はっとしてハミルが自らの体を見ると、
彼女が身に着けていた衣服も所々が焦げ付いていた。
「……思い……出してきた……」
そう、小屋で縛られていたハミルが最後に感じたのは、
強烈な熱気と自らに覆い被さる柔らかい肌。
そしてさらにそれを包み込むように纏わりつく幾本もの肉塊。
まるで今自分の周りに散乱する触手のように……。
「これは、あの怪物の……?」
自分の周りに多数落ちているそれは、
表面のほとんどが焼け焦げている。
意識を失う前に聞こえたやり取りから想像すれば、
怪物の触手達が炎から彼女とお姫様を守ってくれたのだろう。
「ひ……ああ、ああああっっ」
また、お姫様が喘ぎ声を上げる。
その肩に、耳たぶに、乳房に、腰に、鎖骨に、
太股に、お臍に、指先に、喉元に、うなじに、
唇に、肩甲骨に、踝に、手首に、鼻先に、
脇に、二の腕に、足首に、脇腹に、陰核に。
肉体のありとあらゆる場所を触手が蹂躙し、
まるで彼女が触手のドレスを纏っているかのようだった。
さらに闇夜に目が慣れてくると、それらの触手は全てが
その形と役割、働きと大きさが違うことに気づく。
肩やお腹や太股といった場所はまるで人間の指を思わせる
突起物がたくさん生えた触手がマッサージをするように揉み解し、
そのおかげで候女様は血行が良くなっているのだろう、
全身がくまなく桜色に染まり火照りきっている。
そしてその血流が全身の感覚器官を活性化しているのか、
お腹や二の腕といったさして性感の高くない場所を
揉み解されるだけでお姫様は艶のある鳴き声を上げる。
「ひあああっ、や、その動き、いやぁぁ」
そして指先や耳たぶ、鎖骨などの凹凸の激しい部位には、
先端から赤黒い舌のようなものがはみ出した口のある触手が
触手の先の唇でそれらの部位に吸い付きながら嘗め回している。
ある物は人間のような厚さと広さで指をねっとりと包みながら。
ある物は蛇のような細さと長さで耳の穴を穿り返しながら。
ある物は猫のような無数の突起を使って鎖骨の下の神経を
直接削り取るように。
個性的な舌がしゃぶりついたまま彼女の体の突起を舐めまわせば、
耳や指の付け根が、鎖骨が怪しく痙攣し、
舌の動きにあわせて少女の澱みきった瞳から涙が零れ落ちる。
「ああっ、いや、指っ、たべちゃいやああああぁぁぁっ」
さらに、唇や乳首、陰核といった粘膜には先端部分が
繊毛に覆われた触手達が群がって、
それらの敏感な部位を丹念にブラッシングしている。
もちろんこれらも一つ一つに個性があり、唇を責めているものは
まるで刷毛のように広い面積で満遍なく上唇と下唇両方をさする。
先端だけでなく根元近くまで繊毛の生えそろった
狐の襟巻きを細くしたような触手は、痙攣しっぱなしで
ぶるぶると震え続ける乳房の頂点にぐるぐると撒きつき、
その先端部分に見ているだけでむず痒くなる様な刺激を与え続けている。
そして筆のようにきめ細かい繊毛が生えそろった触手が
皮の下からめくれ上がった小さな肉の芽を
撫であげ始めれば、メヒィルは狂人のような叫びと涎を
ひっきりなしにその小さな口から生み出すことしかできない。
「ひああああああ、ひああああ、あああああぁぁぁぁっっっ」
そしてその陰核のすぐ真下の秘裂に、
太い触手が突き刺さっていた。
しかしその触手は今まで見た触手達と決定的に違う点があった。
それは本体から分離し、半身を彼女の体内に埋めながら
切り離されたトカゲの尻尾のようにじたばたと暴れまわっていた。
それは彼女の胎内から少しずつ、少しずつ外へとはみ出してくる。
(あ……いや、ひぁっ、出ちゃう、出ちゃう、そんなとこ
弄ったら、生まれちゃう、生まれちゃうよぉぉ!)
ハミルは目を覚ます前に聞いたメヒィルの言葉を思い出した。
これは分離しているのではない。
信じがたいことではあるが、今まさに出産しているのだ。
それを裏付けるかのように、本体から生えた触手達の大半は
ほとんどが細く柔らかく、生まれたての子馬のように
全身が怪しい粘液でぬらぬらとてかっていた。
そしてそれらのミニ触手のほとんどがお姫様の肢体に
纏わり付かず、地に伏せ待機している。
おそらくそれらの触手たちは今まさに生まれたばかりで、
まだお姫様を愛撫する力が無いのだろう。
そんな風にハミルが想像をめぐらせている前で、
今生み出していた触手は50センチほど這い出たまま停止する。
「あ……くあぁぁぁ、ごめんなさい……もう、これ以上は……」
候女は、本当にすまなそうに、腰掛ける触手に謝った。
とその瞬間、彼女の全身を愛撫する触手の早さと激しさが倍加する。
「……ひっぃ……」
柔肌を揉み解し血流を良くする蝕指群が。
指の一本一本を丹念に嘗め回す舌触手が。
耳たぶをしゃぶりながら耳の穴を穿る蛇舌触手が。
無数の鉤状突起を使って鎖骨を削り取る猫舌触手が。
唇をくすぐったくなるほどさする刷毛触手が。
とぐろを巻きながら乳首を押しつぶす襟巻き触手が。
包皮と陰核の間にある恥垢を全てそぎとろうとする筆型触手が。
それら全ての動きが倍加した時、彼女の全身を襲う快楽量は
倍加どころではすまされない。
相乗効果で極限まで達した肉悦は爆発的に膨れ上がり、
彼女の精神を一瞬で焼き払う。
「ひぃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ」
見ているだけで気をやりそうな激しい痴態に、
メヒィルを見ていたハミルは無意識に自らの下腹部へ手を当てる。
誰の進入も許したこと無いそこは、ひっそりと潤っていた。
そして、絶頂後のわずかに体が弛緩する瞬間を狙って、
一番太い触手が彼女の股座で暴れる新生触手を絡めとり、
力いっぱい引き抜く。
「くはああはあああああああぁっぁあぁあぁっ」
しかし、全てを引き抜く前に産出はとまる。
引き出そうとする動きでまた絶頂を向かえ、
メヒィルの膣がきゅきゅっと狭まり、
触手の排出を阻んだのだ。
さらに粘液にまみれていた触手同士では引き抜こうとしても
上手くいかずすっぽ抜けてしまうのも
駄目な原因になっているようだった。
労わるように、心配しているかのように
触手の一本がメヒィルの頬をなで上げる。
つC
「……大丈夫……私は、大丈夫だから……
早く続けて…………じゃないと、追っ手が……」
「それを抜かないと、大変なことになるの?」
「え…………」
ハミルの声にしばらくボーっとしていたメヒィル。
しかし次第にその目に光が戻り始め、
そして幾許かの理性が戻った後彼女は悲鳴を上げた。
「ハ、ハミル、目を覚ましてたの!?え、いやっ、
いやいやいやっ、見ちゃいやあああぁぁぁっ」
淫らに花開いた体を隠そうとするが、あらゆる部位が
あらゆる方法で拘束され、絶頂に次ぐ絶頂で
体中が勝手に痙攣し続けるメヒィルにはそんなことは
無理な相談だった。
「かなり前から見てたけど……気づかず楽しんでたの?」
顔を真っ赤にして懇願する候女の姿を見て、
ハミルの心が嗜虐に燃え上がる。
「いや、そんな、楽しんでなんて……
ああああぁあっ、だめぇシキッドぉ、お願い、
後生だから今は、今は動い……ああああぁっっ」
「抜いてほしいんだこれ。……あたしが抜いてやるよ」
ハミルは心を怪しく昂ぶらせながら彼女の股間で暴れる
触手をむずっと掴む。
「あああ、なにを、なにをぉぉぉっ」
「抜いてあげるんだよ。あたしの力で」
錯乱して叫び続けるメヒィルを見下ろしながらハミルは、
一気に力を込めて触手を引き抜いた。
「おひいあああああぁぁぁぁおうあおいああああぁぁぁっあ」
まるで発声器官が豚か犬になり下がったような
人間離れした絶叫を上げつつ、前方3メートル先まで届くほど
激しく愛液を膣内から迸らせながら、
メヒィルは最後の触手を産み落とした。
「くそう、くそう!必ず捕まえてやるぞ、
あの腐れ候女と腐れ使い魔が!!」
小屋から逃げ遅れて背中に火傷を負ったピグマは鬼のような形相で、
雨の中怪物の這った後を頼りに進んでいた。
といっても火傷は痛むし光源は時々顔を出す月だけという有様で、
探索は一向に進んでいない。
逃げる時に転倒して頭をぶつけて気絶するし、
部下達は全身に触手を巻きつかれ動けなくなっていたし、
使えそうな手斧を焼け落ちた小屋の中から探し出すのに
23時間はかかるしで、全くいいことはない。
「くそ、絶対に、絶対にあいつらを捕まえて……
目に物見せてくれる!」
姫と人質だけでなく兵士達も炎から守った怪物が這った後には、
焼けこげた触手が何十本と抜け落ちていた。
「今なら殺せる……俺にだってやれる!!」
しかし、水溜りに靴を浸からせた彼の前に現れたのは、
先ほどとさほど変わらない数の触手を生やした怪物だった。
「馬鹿な……なんて回復力だ……」
一瞬冷や汗をかいたピグマは、しばらく魔物を観察してから
心の中で勝利を確信する。
「なんだ……ほとんどちっけえ触手ばかりじゃねーか」
手斧の重量はざっと5キロといったところ。
これを全力で投げれば、あの細く柔らかそうな触手達では
いくら群れた所で防ぐすべは無いだろう。
そして反撃されたとしても触手がピグマへ届く前に
手斧が本体を縦に裂くのは必然。周りには遮蔽物も無いから
小屋の時のように不意打ちを食らうことも無い。
ピグマは勝利を確信した。
「内臓散らしてぶち割れろ!!!」
ピグマが振りかぶった瞬間、その視界が青く光る。
水溜りに浸かった触手の先端が放電し、
自らが感電したことに気づくまもなくピグマは意識を失った。
墓の前で、二人の少女が目を瞑って祈りを捧げる。
彼女達が冥福を祈る石には、
ヤルヴァ・メッツァの名が刻まれていた。
夜が明けてヤルヴァの寝室に帰ってきた二人を待っていたのは、
血溜まりの中で冷たくなった老婆の亡骸。
ハミルは祈りを捧げた後、祖母の墓に背を向けポツリと呟く。
「……ばばぁは最後まで、あたしを憎んでいただろうね。
結局死に目すら看取ってやらなかったんだから」
「そんなことはないわ。きっと憎んでなんていない」
「……憎んでるよ」
「憎んでなんていないわ」
わずかに、ハミルの語気が強く大きくなる。
「憎んでるよ」
「憎んでいないわ」
「憎んでるんだよ」
「憎んでいない」
吐き出すようにハミルは大声で叫んだ。
「何であんたにそんなことわかるんだよ!!」
遠くの墓石に止まっていたカラス達が驚いて飛び立つような大声に
メヒィルは少しも動じず、背後からハミルをそっと抱きしめる。
「自分のために涙を流す孫を、誰が嫌いになれるというの?」
ハミルが首だけで振り返ると、
メヒィルも彼女と同じように涙を流していた。
「……何であんたも泣いてるんだよ?」
「ばあやは私にとっても……家族と同じぐらい大事な人だから」
「……なんかあるとすぐに口やかましく叱りつけてきてさ」
「私も、子供の頃は毎日のようにしかられていたわ」
「自分が病気で死に掛けてるのに、毎日あたしの将来の話ばっかりで」
「自分のことより、他人や社会のことをいつも考える高潔な人だった」
「……むかつく位にな」
「そして……いつも私たちのことを心配してくれていた」
「もう……いないんだな…………」
力なく項垂れると、ハミルは子供のように声を上げて泣き始める。
メヒィルも彼女を抱いたままその肩に顔を埋め泣き始めた。
誰もいない墓場に、少女達の泣き声がいつまでも木霊し続けた。
「ありがとう……なんか声出して泣いたら、すっきりした」
「そう。……私もよ」
ハミルは、頬をぽりぽりと掻きながらメヒィルに問う。
「それでさ……お姫様はこれからどうするつもりだ?」
「ばあやに教えてもらった抜け道で領境を越えます。
3日もすれば兵士達を縛りあげた触手が朽ちてしまうので、
できるだけ早く」
「そっか。まあ一流の人間ってのは何でも早く終わらせる
もんだから、すぐにでも領境を越えるってのは賛成だな」
「ええ、じゃあ、ハミルもお元気で」
そこでハミルは挨拶を返さず少し視線を泳がせる。
「じゃ……、あたしも付いっていいかな。
あんたなんか危なっかしいし」
その言葉を聴いたとたん、メヒィルの顔がぱっと綻ぶ。
「まあ、本当?あなたが付いてきてくれれば、
私達もとても心強いわ。私のことはメヒィルって呼んでね。
これからよろしく、ハミル」
「ああ、よろしくメヒィル」
「それから、あの木の上にいる黒猫がクロオ。
そしてあの遠くにいるローパーが」
「シキッドだろ?名前ならあんたが叫んでたから知ってる」
そこでハミルは少し意味ありげににやっと笑ってみせる。
「……もしメヒィルがまたシキッドのをつまらせたら、
すぐにあたしが引っこ抜いてやるよ」
とたんにメヒィルの顔が鼻の頭から耳たぶまで真っ赤に染まった。
「まぁ……ハミルの意地悪!もう知らない!!」
「ははは、さっきよろしくって言ったばかりだろ」
笑いながら早足で歩き出したメヒィルの後を追うハミル。
「で、領境を越えたらどうするんだい?
隣の領に家族でもいるのか?」
「私の家族は……今、どこにいるかわかりません」
「あ……」
思わず心の中でハミルはしまったと呟いた。
「……無事逃げ延びた後は母様の縁者を頼るつもりです」
「そっか。……その、ごめん」
「謝る必要は無いわ、ハミル。どこにいるかは分からないけど、
大丈夫なことだけは確かだから。お姉さまもロジアも、
そばに信頼の置ける人がいてくれるはず。だからきっと大丈夫」
空に輝く月を見上げながら、メヒィルは力強く囁いた。
まるで自分へ言い聞かせるように強く、大きな声で。
「大丈夫さ……何が起きても諦めなきゃきっと会える。
あたしと違って、あんたの家族はまだ生きているんだから」
ハミルは、振り向き祖母の墓を眺めながら呟いた。
その言葉を聴いてメヒィルも振り向き小さくなった
ヤルヴァの墓とハミルを交互に見つめながら微笑んだ。
「なに笑ってんのさ」
メヒィルが笑ったのは『何が起きても決して諦めないで』と
ヤルヴァに言われたのを思い出したからだった。
「やっぱり家族だな、と思って」
それだけ喋ると、メヒィルはもう一度ヤルヴァの墓に祈りを捧げる。
納得のいかない様子でメヒィルを見ていたハミルも黙ってそれに倣う。
最後の祈りを捧げ終わった少女達が顔を上げると、
二人の頬を柔らかな風が撫であげた。
胸部や腹部、四肢の関節を覆った軽装のプレートアーマーを
身に付けた精悍な青年が月を眺めていると、
剣士の傍らでマントに包まって彼に体重を
預けていた少女が目を覚ます。
「……恐い夢でも見ましたか、ロジア様?」
眠そうに目を擦り、金色のツインテールを
揺らしながら背伸びをして、
もう一度少女は彼の方に寄りかかる。
「うーん、違うよ……ただ、メヒィルお姉さまが
呼んでる気がしただけ」
ずれ下がったマントを少女の肩までかけると、
黒髪の剣士はすまなそうに詫びた。
「すみませんねぇ、このような屋外で……
しかも木の上で寝るなんてあなたのような
身分の人間には耐えられないでしょうに」
「大丈夫だよ、木登りは得意だし。
……でも木登りしてよくばあややねえやに怒られたけど。
女の子がそんな危険な遊びをするものじゃありませんって。
レンツ姉さまなんて木の上でバク宙して見せたら、
ひっくり返って大変だったな」
エヘヘと舌を出して笑うと、
お転婆な第三候女はゆっくりと目を閉じる。
身長差が1.5倍近くある青年に小さな少女が寄り添うと、
まるで少女の体が青年の体に吸いこまれたようになる。
「でもさ、……私は全然恐くないよ……モーリスが
…………側に……いてくれるからさ…………」
「ええ、俺はロジア様を守るためならなんだってします。
侯爵様に受けた恩に報いるためなら、なんだって」
返事が無いのでモーリスが少女のほうを見ると、
彼女は安らかな寝息を立て始めていた。
「呑気なもんだな……」
ロジアを見下ろすモーリスの瞳に、
どす黒い怒りの感情が込められる。
「そう、俺は絶対に忘れない……侯爵家に家族を奪われた
あの苦しみと悲しみを絶対に…………」
家族編 終わり
というわけで次女の物語は一旦おいて、次は3女に話が移ります
>>462 マジ助かりました。金曜日の午前をなめていましたよ
乙!
やっぱり連投引っかかってたかw
触手分を補充できた。d
桃肉屋マダー?
神楽スキーさんの、銀盤触手ものは……
自分はフィーナ姫触手凌辱を待ってる
キャベツが大好物の触手モンスターが月の姫君に襲いかかるとか・・
魔法天使マダー
数だ!さんの無差別モブキャラ凌辱物が読みたい今日このごろ。
ぶっちゃけHDDが金星辺りまでdだのでもう暫くお待ち下さい(´・ω:;.:...
もうね、預かり物のベルツノガエルには噛まれるし、今月はホント散々。
たぶんそのぺっとの得体の知れないカイルは
やたらデカくてグロくて媚薬付の触手を跳ばすの?(・∀・)ワクワク
魔法戦士マダー?
>>477 違うよ。まづ、ベチョベチョの舌で女戦士か女勇者を絡めとり、痺れさして
身体を密着さして舌や触手で卵を植え付けるんだよそのカエルは
(スレ違い承知だが)そんなモンスターが一杯出てくるRPGがやりたいなあ…
序盤でスライム、大みみず、洞窟の中でヒドラとか
森の中で巨大植物に補食
浅瀬でイソギンチャク、海牛。船手に入れたらタコやイカ
ネタは尽きないな
その方向性でラスボスとして思いつくのは…Diablo2のBaal様か。
本人も触手を何本も持ってる上に、地面からも生やして攻撃してくるし。
>>480 そんなモンスターのところに飛び込んでいく女は、いろんな意味で勇者で冒険者だなw
そのRPG世界では、必ず女性が行かざるを得ないという設定を考察する。
例
§ヒューマノイド系はなぜか女性しか存在しない。
・ヒューマノイド系はなぜか異種交配によってでしか生まれない
そのことをなぜか若年層以下には知らされない世界。
・ヒューマノイド系は不老不死で8〜35の外見女性しかいない世界。
§わけあって男性は戦いの世界に踏み込めない。
・モンスターの攻撃は、ヒューマノイド系男性には必ずクリティカルヒットする世界。
・ある奇病、魔術とかにより、モンスターもしくは彼らの地域にかかわった男性は
モンスターに変化する世界。
・モンスターは男性に会うと必ず隠れ絶対に姿を表さない。
§戦いが激化の一途をたどり、男性だけでは不足する状態。さながら学徒出陣。
§ソレナンテ=エ=ロg(
>>484 先生、体力が持ちません!
・・・ほんとエロすぎです
びりのんをここで見るとは思わなかった…
最後のラスボスは女神転生シリーズに出てくる 大悪魔 マーラ様に決まってるじゃないですか?w
初の22禁 MMORPG,触手オンラインw
プレイヤーは触手になって敵をたおしていく。フィールドの雑魚モンスターや男NPVを倒して
経験点を稼げ。中ボスやイベントで女性を襲ってボーナス経験点ゲット。
レア女の子をお持ち帰りできる特殊イベントも発生。
種族(イソギンチャク型、犬型、猿型、人型、竜型 etc、etc)
スキル 麻痺、催眠、媚薬、妊娠、惚れ薬、ふたなり、若返り(ロリ) etc
とか妄想してみる
>>483 俺はむしろ女だけの世界とかだと何か一挙に現実味が無くなって愚息が萎えちゃうタイプ。
普通のRPG設定のが好きだな。
ごくありふれた日常として男も女もパーティ組んで戦うし、鯉も芽生えたりするわけだが
戦争とか敗北とか、何かの拍子に日常が崩れ去って女が滅茶苦茶にされちゃうのが好き。
男がいなくなったら寝取りや眼前触手レイプができなくなるじゃないか
鬱陶しいいちゃいちゃカッププルを自慢の触手で縛り上げて
男は動けなくして女はアソコもお尻もズッポズポにして
目の前で女をよがり狂わせて種付け孕ませてやりたいと思う俺は
かなり歪んだ性格の触手なのかもしれんが
>>482 昔、あるファンタジー小説に「ビキニアーマー女戦士が存在する理由」を
世界背景として設定してたのが在ったな。
概要:
その世界では女神の力が強い為、女性は防御付加魔法の効率がよく、なおかつ
鎧が薄ければ薄いほど効果が高まる、という設定だったかな(男は全身金属鎧)
追記:触祭7が潰された…
>>494 ACで軽量機の方がEN防御高いのと同じ理屈だな?
>>494 男をタンカー、女をアタッカーにしたPTか。
まあだけど、通常RPG的に考えれば、女を
ニューカー、(デ)バッファーとかにすれば
普通に戦いに参戦可能ではあるけどな。
女のほうが魔力が強くなる、とかの設定にして。
強気な女を犯すスレとかなかったのでここに投下。
鮮血の鬼女・1
「ふん、こいつも大した奴じゃなかったな」
そう吐き捨てると、真っ赤なロングヘアの女戦士は、ついさっきまで戦場と化していた部屋を見渡した。
特に金目の物はない。あるのは足元に倒れ伏した魔物の死体だけ。
死体はズタズタに切り裂かれ、かろうじて鬼族と判別できるといったところだ。
魔物の中でも屈強な種族である鬼族にここまでやれるということが、鮮血の鬼女という二つ名を持つ
彼女―ユーライア・ローランド―の力量を物語っていた。
「何もない、か……」
ハナっから期待はしてなかったけど。まあいいや。
村人からの報酬だけで今回は満足するとしよう。大した額じゃないがね。
そんなことを思いながら、血しぶきで赤く染まった部屋を後にしようとする。が。
「おや?」
血だまりが、壁と床の隙間にゆっくりと流れていく。明らかに不自然だ。
「もしかして……」
ペタペタと壁の表面を手探りするユーライア。
目当てのものを見つけるのに時間はかからなかった。
見た感じではちょっとわからない、わずかな出っ張り。それを押すと、ゴゴ……という音を立てて、壁が動いた。
その奥にあるのは…
「なるほどね。秘密の隠し部屋とは、低脳な鬼のくせに少しは考えてたみたいだな」
それほど大きくない部屋の中に、宝箱が一つ、ぽつんと置いてあった。
「罠がなければいいんだが」
手元から指輪を取り出し、宝箱にかざす。
指輪についている宝石の色が赤から青に変わったのを見て、ユーライアはニヤリと笑った。
「特になし、か……それじゃ、ご開帳といこう」
鍵師のいる街までかついでいくことはないと安心し、一気に蓋を持ち上げる。
しかし中はカラッポだった。
「チッ、変に期待させやがって。こんな空箱、大事にしまっておくか普通?
所詮バカ鬼ってことかね」
そう言って立ち去ろうとした刹那。
「……ッッ!!」
空箱の底から無数の触手が伸び、女戦士の手足をあっという間に掴んで縛り上げた。
「こ、これは…!?」
ドジった。
この宝箱自体が一種の魔法生物だったんだ。
それなら盗賊の指輪にも感知するわけがない。なぜならモンスターは罠じゃないから。
「く、くそっ!離せえっ!」
暗い隠し部屋に、ユーライアの叫びが空しくこだまする。
当然だが触手はそんな叫びなど意にも介せず、己を作った創造主から与えられた命令を果たそうとする。
「ふあっ…!?」
比較的軽装の下半身に触手が纏わりつき始める。
むきだしの太ももを、ヌルヌルとした液体を分泌した触手が這いずっていく。
股間を隠す布をスリスリとこすられ、ユーライアは思わず嫌悪の悲鳴をあげそうになったが、
辛うじてこらえることに成功した。
「こ、このゲスなエロ触手がっ……………あ、あ、あああ……!
や、やめっ、やめろっ!やめろおおおお!!」
薄布をずらし、触手が女性器へと潜り込んでいく。
まだ男の精を受け入れたことのない秘密の花園に、人外の器官がゆっくりと侵入する。
「止め…っ!?」
急に股間が熱くなってくる。
こ、これは一体…!?まさか、こいつの出した液体のせい!?
鮮血の鬼女・2
「んああ、ああ!ひああっ!
んっ、んぐっ、んーーーーーーーっ!!んぐっ、ぐううううう!んんんんんんーーーーーーーー!!」
必死で声を抑え、なんとか耐えようとするユーライア。
しかし触手はさらに激しさを増していく。
「ダメッ、駄目だっ!それ以上入れるなああああ!!
やっ、破れるっ、処女膜裂けちゃうううっ!いやああああああああああああ!!」
触手にバージンを奪われるという絶望と恐怖から、彼女はこれまで一度もあげたことのない
絹を裂くような悲鳴を喉から発し、必死に止めるよう哀願するが、それは全く無駄な努力というものだった。
肉付きのいい腰を懸命に動かして触手から逃れようとするその様は、貪欲に男を欲する淫乱なメスのおねだりにしか見えず
まだ精通も終えてない少年でも勃起しかねないいやらしさをかもし出していた。
「いやっ、いやあああ!!いっ、痛!いたいっ!いやあああああーーーーーーーー!!
あああああ、まだ入ってくるううう!!ど、どこまで入るのお!?お、お、お…………おおお、おおおおおおおおっ!?
そ、そんな、そんなあ!尻にまで入ってきたあっ!!
や、やめてっ、やめてええええええええええええええ!!そっちまで犯さないでええっ!!」
処女を奪われて間もないうちに肛門まで犯されるという衝撃と恥辱で、流石のユーライアも心が折れ
じわじわと触手に蹂躙されるがままとなった。
「くっ、くうううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!
んっ、こ、こんなモノで感じるわけな、な、なあああ……んっ、んぐううう!き、気持ちよくないっ!
気持ちいいわけがないっ!ない、ない、な……っ、ひあっ!あつっ、熱いいい!!熱いの出てるううっっ!
あ、あぐっ、んぎゅうううううっ!!しっ、子宮が焼けるうう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「き、気持ちいいっ……くないっ、なわけないっ!
あ、あ、ひああああああ!!すごっ、すごいいいい!!お尻もすごいよぉ!ぶっといの奥まで入ってるう!
イク、イクっ!いやっイカないっ!イクはずがなぁっ、あ、あああ!尻穴にたっぷり出されるうう!!
ア、ア……アッアッアッ、ンアアアアアアアアァァァーーーーーーーーーーーーッッ!!」
「ああ、ひああああああ!!
も、もう堪忍してええ!オマンコもお尻も気持ちよすぎて死んじゃうよおおお!!バ、バカになっちゃううう!
お願い、お願いしますううう!これ以上ユーライアにズコズコしないでええ!!ドピュドピュやめてええええええええ!!
んぎいいいいいい、ぎいい、おぎいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!死ぬ、じぬううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
んああああ、あひゃあ、おひゃああああああああああああああ!!」
――数時間後。
魔物討伐を果たしたユーライアは約束の報酬を村長から受け取り、村を後にした。
そのとき彼女が大事そうに空の宝箱を持っていたことに村人は妙に思ったが、まあ冒険者は大体変人が多いのもあって
特に不審がられはしなかった。
ちなみにこの宝箱、罠でもモンスターでもなく、独り身の女性を『激しく』満足させるため作られた
特殊な慰安アイテムの一種で、今では好事家の間でとんでもない値段がついているのだが、
「んほおおおお、おおおおおおおおお!!おおおおおう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
すごい、やっぱり凄いっ、凄すぎるううううう!!マンコとケツ穴とろけちゃうのおおおおお!!
もっ、もっと、もっとおおおお!ヌポヌポ触手たまんないいいい!!もっとグボグボしてお願いいいいい!
してえっ、恥知らずのユーライアをぶっ壊してえええ!!んおうッ、オッ、オッホオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンンッッ!!」
そんなこととは露知らず、すっかり触手の虜となった金欠女戦士は今夜も尻を振って乱れ狂うのだった。
以上
勢いにまかせて一気に書いたが私は謝らない
うわw
ナイス淫語!
すっげー好みだわ俺w
激しく人は選びそうだけどww
淫語スレに投下されてもおかしくない内容だな
淫語スレに投下すべきだったかな?
それはともかく
書くの忘れてたけどユーライアはオリキャラだから
GJニョロ!
>>494 触祭って何かと思ったら同人誌即売会か
都の施設で成人向けを頒布するイベントが行われてる事に、都(主に石原)が難色示してて、イベント主催側と施設間での攻防状態になってるんだよ
その辺の線引きがはっきりするまで即売会はちょっと難しいかも知れない
石原、心狭杉
じゃあコミケも危ないのかな
コミケによる地域収入(コンビニや交通機関等)は凄まじいものがある。
そうそう簡単に潰せやせんだろうさ。
都外で開催するって訳にはいかないのかね
山梨に誘致希望
>>506 駐車場作るために山一つ潰すくらいの覚悟じゃないとムリだな。
山梨が触手王国と聞いてやってきました。
ぼく葡萄
葡萄の蔦が触手というわけか
捕まえた女の子にはあま〜い汁を飲ませてあげるんだね
このスレ最近来るようになったんだが
なんでエロいのに笑えるんだww(通常の雑談や
>>498のヲチとか)
ピロ
>>513 それはね、
触手はみんな明るくて気さくなヤシが多いからだよ(・∀・)
>>512 いやいや葡萄みたいな粒々が表面に並んでいるんだよ。(ゴーヤのような物を想像して下さい)
んで粒々でナカを刺激して最後に粒を子宮に切り放すの
実は粒が卵になってて植え付けられた人は即売会を開きたくなるのさ
葡萄と匍匐って似てるよな!
ズリズリ...ズリ...
>>513 なんでこのスレにスラィリーが(ry
ピロ
「実のトモダチ」の続編はもうないのかしらん?
作者さん、気長にお待ちしてますよ。
アカネ…
「実のトモダチ」おれも続編待ってます!
523 :
1/6:2007/11/03(土) 00:25:12 ID:BtCo9jvs
ちょっと書いてみたのであげてみる。
ネギま!のキャラで触手物を書いてみる。以下ネギ真を知らない人のためのちょっとした設定。
麻帆良図書館……麻帆良学園都市という学術都市にあるふざけた規模の図書館でありそこには貴書
魔法書の類が地下に封印されており盗掘者を排除するための罠が仕掛けられていたりドラゴンが徘徊
していたりと凶悪極まりなく、実態を調査する中・高・大合同サークル「図書館探検部」なる部も
存在する非常識極まりない場所である。
その図書館探検部に所属する2−Aの「綾瀬夕映」なる割とロリっ子を触手で快楽落ちな話である。
図書館島地下入り口。そこから年若い少女が、川口探検隊のような装いで上がってきた。
「…あ」
3人からなる図書館探検部中学の部の三人、その最後尾を歩いていた夕映が立ち止まる。
「どうしたの、ゆえ」
「しまったです。今日は借りていた本を返すつもりでしたですが、すっかり忘れていました」
そういって鞄から一冊の本を取り出してみせる。
「あちゃー、そいつはミスったね。もどろっか」
「いえ、すぐそこですし、のどかとハルナは先に帰ってるです。木乃香が待ってるはずですから、私は
少し遅れると伝えて欲しいです」
そういってかなりオデ娘な夕映は一人踵を返し、図書館島地下一階に下りて行く。
「ゆえー、気をつけてねー」
そう声をかけるのどかに軽く手を上げながら…。
明かりのない暗闇の中、ヘッドライトを頼りに目的の本棚を見つけ出した夕映はほっと息をはいた。
「図書館なんですからせめて明かりぐらいはつけて欲しいのです…。本が読めないではないですか」
そう呟きつつ、本を返却する。次の本を物色したいのかしばしその手が彷徨うが、人を待たせているのを
思い出したのか結局なにもせずに帰途につくため、一歩足を踏み出した。
スカッ
「…はい?」
階段の一番下まで下りたと思ったらもう一段あった、あの感覚が一番わかりやすいか。踏み出した足は
地面を捉えることなく落下していく。当然支えを失った体もまた落ちていく。床に何の前触れも無く口を
開けた落とし穴に・・・。
「くっ」
夕映とて図書館探検部の一員であり、落とし穴に落ちたり、谷に転落したときにすばやくフックロープを
投げるぐらいのことは出来た。本来なら。
しかし落とし穴はほぼ夕映一人でぎりぎりの幅であり、そのような行動を起こすスペースなど無かった。
あとはなすすべも無く、暗闇の中スロープ状に傾いた落とし穴を滑り落ちていくだけである…。
(浅い階だからと油断したですか…、困りました。知っている場所に落ちてくれればいいのですが…。
さすがに夜になっても帰らなければハルナやのどかが捜索に来てくれるとは思うですが)
今までに体験したPITはどれも致死性のものが無かったため、割と余裕だった。落とし穴を抜けるまでは。
……落とし穴を抜けた先。果てしなく広がる空間と、ぼんやり赤く発光する天井、遠くに見える壁と柱。
それだけである。床はあるのかもしれないがまったく見えない。たとえ水面だったとしても確実に
死ねる高さである。
524 :
2/6:2007/11/03(土) 00:25:42 ID:BtCo9jvs
落とし穴の中でバンザイのポーズになっていた夕映はなすすべも無く中空へと投げだされ…
「きゃああああ、あ、あれ?」
投げ出されることは無く、自分の指ほどの何か柔らかいモノが両腕に絡み付いて夕映を宙吊りにしていた。
「た、助かった、のですか? というかこれは何なのですか?(汗」
肉色の天井から肉色のツタが伸びて自分を宙吊りにしている。さすがにこのような経験は割りと突拍子もない
ことが起こる麻帆良学園にあっても初めてのことである。
(というかかなり気持ち悪い光景なのです…(TT)
「って、動いてるですか!?あうぅ、くすぐったいというかちょっとちょっとどこに入ってきてるですか!待つです!」
(そもそもコレは生き物なんですかというかなんで袖口に入ってきてるですかというか増えてませんか!?)
ウネウネと今まで見たどの生物とも違う怪しげな動きで、自分の腕にそって這い進んでくる触手、そう
触手としか形容しようの無いそれは数を増やしつつ、袖口へと進入し、また天井からさらに複数の触手が
頭に、腕に触れ、ついには襟元から服の内側へと侵入してきた。肌触りがサリサリとやけに気持ち良いのが
逆に不気味である。
「な、なぁ?! やーめーるーでーす、このエロ触手!」
頭を振り、触手に絡められた腕を動かしてなんとか触手を追い出そうとする夕映。するとその言葉を
聴いたのか、逆に驚くほどあっさりと拘束を解いて夕映から触手が離れる。
(……はい?)
当然、「触手によって」宙吊りだった夕映は引力に引かれて落下する。
「きゃあああああああああああ!!」
軽く10メートルほど落ちたところで再び触手が夕映を捕まえるが、わずか14歳の少女にとっては十分な恐怖だったのだろう。
「あ、あぁあぁあぁぁああ……」
プシャアアアァァァァ……
両腕を拘束され、再びバンザイの姿勢をとらされた夕映はうつろな笑いをあげ、漏らしていた。
「あぁぁぁぁ…… あ、ひっ、い、嫌です……止めてくださいです」
再び服の中へと入り込んできた触手は、先ほどよりもゆっくりと、少女の肌を楽しむかのように前腕から二の腕へと
首筋から肩へと這い進んでいく。嫌悪感に震え、否定の言葉を発しつつも、もはや抵抗などほとんど出来ていない。
「ひぃ! や、止めるでs『ガクン』きひゃ!?」
触手が二の腕から、首筋から胸へと伸びたり、小器用にボタンをはずしだしたりしたときは、思い出したかのように
抵抗するが、そのたびに職種の拘束が緩められる。そうなると今度は落ちないように夕映自らがすり抜け離れていく
触手を抱き寄せるかのようにして縋りつくしかないのである。そうして上着を完全に脱がされ、可愛らしい下着が
露になる頃にはすっかり抵抗を止めてしまっていた。
「あははははこれは夢ですこれは夢これは夢……」
訂正。現実逃避しているようだ。しかし触手が次なる攻勢に出れば無視もしていられない。
「ふやひゃあああ!? な、何をするですか!」
ブラではなくスリップのようなかわいらしい下着に包まれた、ほとんどふくらみの無い胸を撫でさする様に触れる。
それでもかすかに膨らんだ胸を的確に、効果的に刺激していく。
「ひゃっ、ふあっ、ど、どこを触ってるですかこのエロ触手っ、何をするつもりですか!」
(ままままままさかいやでも、おおお落ち着くです夕映、この生き物、生き物? まぁ仮に生き物として、確かに
動きとしては変態チックですが、それはあくまで人間の目で見たからであって、この生き物からすれば
なんのこと、あんっ ってなんですかいまのは)かかかか感じてなどないです! あああああたり前ですこんな
得体の知れない生き物が偶然胸を触ったからといってひぅ、ちち、ちーがーうーでーすー!!)
混乱する思考に没頭する夕映を尻目に触手は幼い胸全体を撫でるように揉み、時にはその中心でひっそりと
息づく先端を軽く押さえたりそっと摘んだりして弄ぶ。自慰というものの知識はあっても、寮生活では実践する
機会の無かった少女にとってそれは初めての感覚である。
「はぅ、はぅっ、違うです違うです、感じてなどいないので……今度は何ですか」
いつの間にか眼前に、いまも自分の上半身を這い回るモノより太い触手が1本、ゆらゆらとぶら下がっていた。
525 :
3/6:2007/11/03(土) 00:26:10 ID:BtCo9jvs
その触手は、他のただ細くなっていく触手とは違い、先端部に丸いルビーのような突起がついた3角形の頭が
ついていた。ちょうど1つ目の蛇の頭のようである。
「これは…顔、っく、ですか? もしかして…むぐぅぅぅうう!?」
明らかに視線を感じて見つめていると、それは先端を4つに開き、今まで少女をまさぐっていた「乾いた」触手とは
違う、テラリと粘液にぬれた触手を撃ち出した。それは初めての性感にわなないていた夕映の唇を割り、口腔内へと
進入し、そのヌメった触手を舌へと絡める。
「むぐっ ぅぶっ ふゃんふぇうか!?」
(ここここれはもしかしてもしかして舌、舌ですか!? そしてそれが私の口の中に……、私は今、この生き物に、
キ、キスされているのですかー!?)
まぁ、舌を絡めあっていれば話すことは出来ないだろう。そしてここまできては逃避しきれるものではない。
こ の 生 き 物 は 自 分 を 犯 す つ も り で い る !
(いくらなんでもそれは嫌ですー!!)
「むぐぐうぅっぅ!」
しかし今更いくら暴れようとも上半身は完全に固定され、下半身にも触手は絡みだしている。口に入り込んだ触手も
顔を振ったぐらいでは抜けようはずも無い。それではと舌で押し出そうにも、さらに2本3本と進入してきた指ほどの
触手にいいように弄ばれ、反撃はむしろ相手を喜ばせるだけである。そして……。
「ひうぅ!?」(いつの間にか他にも顔つきが一杯いるですー!?)
新たに現れた顔はスリップの中に進入すると、これまでの刺激でぷくりとその存在を誇張しだした桜色の頂に
襲い掛かった。濡れた触手は舌でありながら人の指よりも遥かに起用に動く。つまり乳房を、乳首を舐めねぶりながら
揉みしだき、つまみこねる事が可能な夢の器官である。
「むぐぅ! んぐっ んっ ふぁっ ひぅ、んっ」
口内を思う存分舐められ、「唾液」を注ぎ込まれれば呼吸のためにそれを飲み込まざるをえない。見た目からの想像を
裏切り、ほのかに甘く飲みやすくすらあるそれが、だんだん敏感になっていく胸が生み出す紛れも無い快感が。
夕映の抵抗を奪っていく。抵抗が薄くなればさらに触手の攻めは大胆になっていく。スカートが脱がされ、最後の砦で
あるはずの、幼い外見に似合わずアダルティな紐パンが取り払われたときなどははっきりと気持ちいいと感じていた。
(ふあぁぁぁ、だ、だめです、ゆえ、気をしっかりもつです! 付けていたのが気持ち悪かったからでなんでかというと
濡れていたか……ら、濡れて?えええええええええええ!?)
感じ始めていたとはいえいくらなんでもいきなりそこまでは濡れまい。実際は自分のお漏らしで濡れていただけである。
しかしテンパッてきた思考では聞きかじった情報と状況からの誤解をとめる事が出来ない。
(私は感じてしまっているですか!? こんな触手などにですか!?)
そして、その誤認は最後の抵抗をあきらめさせるに十分だった。
ニュルニュルと耳を首筋を唇を口腔を方を腋を胸を乳首を脇腹をお腹を。それはもう縦横無尽に舐めねぶりつつきつねり
かき回し撫でさすり。到底人間には不可能な愛撫。
そう、小水や汗とは明らかに違う潤みを見せはじめた秘所は、いまだに触れられてすらおらずぴっちりと閉じたままである。
「ふぁっ あっぁっ、こ、これは、っ、気持ちいいと言うことですか、ふぅぅっ んあんっ」
さらに新たな「顔」から伸ばされた舌触手が両ふとももの内側を舐めあげる。くすぐったさと、悪寒にも似たナニかが
ゾクゾクと背筋を這い上がれば、ソレを追うかのように背筋そのものまでが舐めあげられる。
「ふあぁっ、あっあっあっ! っあひうぅぅぅ!」
そしてついに、舌の一本が秘裂をこじ開けるようにゾロリと舐めあげた。
「ひぅっ くぅああぁぁぁぁぁ……」
突然襲った性器への直接的な刺激は、十分に高められた少女に初めてのアクメを体感させるに十分な衝撃であった。
526 :
4/6:2007/11/03(土) 00:26:49 ID:BtCo9jvs
「あっ、あっ、あふぅー ふぅー ふっ ふぅー」
(い、今のが業界用語で言う”イッた”というやつですか。こんな、こんな……)
こんな化け物に、と思うとすでにあきらめていたとしても、涙が止まらない。と、まるで慰めるかのように顔を寄せた
触手がペロリと涙を舐めとった。
「ふぁっ、な、なんですかいきなり…。慰めてるつもりですか! だ・れ・の・せ・い・だ・と・お・も・っ・て・る
で・す・か!」
むんず、と顔つきを捕まえてブンブン振る。そう、すでに夕映は抵抗をやめ、拘束していた触手も今は「落ちないように」
支えてるだけである。
(妙に人間クサイ動きをするですね。ところでこれで終わったですか…? パルの漫画によると男はセーエキを出さないと
終わらないとか…って何を考えてるですか! このまま終わったほうが良いに決まってるです!大体これがそういう機能を
持ってるとは限りませんし! まだちょっとアソコが疼いてるとかああああああああナニ考えてるですかそんなことは
無いのです!)
と、今まで振り回されるだけだった触手に力がみなぎると、夕映の力ではビクともしなくなる。それに続いて、他の
動きを止めていた顔たちもいっせいに再起動した。
「ひゃああああああ!? あっ、あうっ、そ、そこ駄目ですそこはっ、ひぅぅっ、むぐっ、んぐーーー!!」
先ほどの一舐めで”イって”しまうほどの衝撃だったものが、今度はそこを重点的に攻められてはたまったものではない。
瞬く間に秘裂は押し広げられ、その頂点で震えるクリトリスは暴かれ、自身の粘液と自在に動く器用さでもって、誰も
入ったことの無い処女地の奥、子宮口まであっさり到達する。
(ふあああああ!? 中にっ、中がっ、ひあああああ、何ですかコレはああああああ!?)
痛みは無い。幼く狭く硬いその穴は徹頭徹尾快感だけを感じさせる触手によって解され、花開いていく。
そしてその後ろ、まるで隠れる小動物のようにひっそりと震えていた肛門も、触手の攻撃から逃れることは出来ない。
「んひっぃぃいぃいイィい!? 違う、そこは違うですー!? 人間はそこは使わないですー!」
でもそんなの関係ねぇと、その細長い身をくねらせて奥へ奥へと、膣をかき回す触手と、薄肉を挟んで直腸を這い進む
触手、その動きが脳内で映像となって結べるほど鮮烈に感じられる。
「あひぃー! ひぃぃ!? うあああああああああー!!」
先ほどのとは比べ物にならない高い絶頂。視界が白く染まり、一瞬気を失いそうになる衝撃。完全に解され開ききった
秘裂は最初のお漏らしに匹敵するかのような愛液を吐き流し、柔らかく口をあける肛門は呼吸に合わせてヒクヒクと
震えている。
「あふぁ…… またイかされたです……ふぁ? や、こんな格好はずかしいです、よ……」
絶頂の余韻を感じていた夕映を抱きすくめるように触手が絡みつき、子供にしっこをさせるような姿勢をとらせる。
そしてその目の前には、今までの触手とは明らかに違う太い触手が口を開け、その中から這い出てくる、粘液に濡れて
光る夕映の握りこぶしよりも大きな頭を持つ触手。胴体は小指の先ほどの突起が無数に蠢き、結合の期待に打ち震えている。
「いや、ソレはさすがに無理です! 絶対に入らないですから! というかなんで2本もあるですか! 無理ですー!」
ズルズルと這い出てくる生殖触手は少女の秘裂と菊穴を目指し、ソレにあわせて舌触手がくぱぁ、と広げる。だが
明らかにオーバーサイズ、細い舌触手ですら2本できつい穴に6倍以上の太さである。処女膜どころか胴体から真っ二つに
なりそうな勢いである。
「ひっ、無理です無理です無理ムリ、む、うぎいいいい!!!」
ブツン、という音が激痛と共に自分の体の中に響くのを少女はハッキリと聞いた。
(いぎぃぃぃいいいい! 痛いイタイイタイ!裂けたですー!?)
一瞬早く差し込まれた触手が無ければ自分の舌を噛み千切っていたかもしれない。そして窒腔を満たして動きを止めた
巨大な生殖触手を伝って破瓜の血が流れ落ちる。
そう、いかなる奇跡か明らかにオーバーサイズの触手を飲み込み、限界以上に引き伸ばされながらもその幼い窒孔は
裂けることなく受け止めきったのだ。
527 :
5/6:2007/11/03(土) 00:27:18 ID:BtCo9jvs
「ほ、ホントに入ったですか、っつつ、痛い、ですが、ふあっ、あふ、あっ はぁ」
やはり触手の纏う粘液に何らかの効果があったのだろう、引き裂かれた処女膜と、その傷跡はあっさりと「修復」された。
「はふ、ふっ、ぁんっ、んあっ こ、んな、すぐに痛みが、あっ、引いてっ、や、や、まだ動くと、きゃふぅ!」
下腹部がぼっこりと膨らむほどの質量がゆっくりと抜き取られ、ぎりぎりまで引き出されると、またゆっくりと
突き込まれる。
「ひううぅー、 っうぐっ、くぅー、はひっ、ふあぁぁぁ、っくぅんっ」
「あっ、あっ、だんだん、きつ、くっ、くはっ、あひ!? いやだからそこはちがうですつかわないですまってやめて
やめてやめてむりむりいいいいいいい!」
所在無げにゆれていたもう一本の生殖触手が、遂に最後の孔へと新入を開始した。
「うあっ、おあっ うぎいいいいいい!」
サイズ的にはフィストファックに近いものがある触手、ソレも2本同時では孔の大きさよりももはや腰骨の容量が心配に
なってくるが、ギシギシと骨格そのものを震わせながらも奥へ奥へともぐりこんで行く。
「おうっ うあっ おあぃひっ ひぐっ おあああああああ」
もはや人語ではない、ただ空気が押し出されているような声を漏らす少女。しかしその声にはまぎれも無い愉悦が
混じっている。
(あああああああああおなかがおなかがうそうそどこまでうそですそんなはいるわけないのですうあうあうあうあナカで
ナカで曲がってひいいいいいいいいでていくぬけるぬけるぬけて)
思考回路はショート寸前、本来人間が感じれるはずの無い内臓の感触がなぜかリアルに感じられる。
(あああああああああしぬおなかがかきまぜられてそこはあああしぬしぬむねがむねがむねがみみかまないで
したにしたがのどなめられ)
「!? ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
ズドン、とひときわ強く膣奥へと打ち込まれた触手が、胎内でグネリ、と曲がり、子宮口をこじ開けてその中へとめり込んだ。
「あっ、かはっ、しょ、しょこ、は、あかひゃんの…… こん、な わ、らし、ひんじゃう、れす……」
盲腸から直腸まで、はらわたを一周して蠢き一気にとまらぬ排泄感を味あわされ。
子宮内部をとぐろを巻くようにかき回し、妊娠と出産を繰り返すような非現実的な交合を味あわされ。
両胸を、両耳を、全ての指を、背中を尻を性器を太ももを足を脇腹を。およそ全ての敏感な部分をいっせいに刺激され。
「人間が本来感じることの出来ない感覚」を受けた脳はそれらを全て「快感」と認識した。
「あーー おあーー おあいひーー ひーー」
いつからイっていたのか。何度イったのか。そんなことはもはや夕映本人にすらわからない。全身から襲い来る快感に精神の
全てを焼き尽くされ、粉みじんに粉砕され、そして次の波が自分のカタチ……人の体としてどこにどんな快感が走ってるのかを
思い出させられることによって強制的に再構成される。そんなセックス。
(おなか が まわって むねが おしり わたし イって
ひ か り が)
ウネウネと中で蠢く触手にあわせてボコリボコリと形を変えていた臨月のようなお腹が、さらに一回りまるくボコン!と膨らみ。
ドッブウウウウウウウウウウウ!!!
一瞬で体内を満たした精液が一気に両の孔から逆流して噴出した。
「ひぎイィおおああああああああ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !!!!!!」
熱く重い流動体が胎内を体内をかき回し逆流し吹き出る感触。ようやく夕映の脳は「気絶できる」ことを思い出した。
「あ あ、あ、あぁぁぁあぁぁぁはぁぁぁぁ」
ため息のような吐息にあわせて、いまだ触手が緩々とかき混ぜる孔からはぼってりと重い白濁液がビュー、ビュー、と
断続的に噴き出し、底の見えない空間に消えていった
528 :
6/6:2007/11/03(土) 00:28:20 ID:BtCo9jvs
「えー?落とし穴に落ちたー? もー鈍いなバカゆえー」
「部室のシャワー浴びてくる? なんで?濡れた?ヤな落とし穴だね(笑」
「ゆえっちなんか帰り道で落とし穴にはまったってさ」
「えええええ!? だ、大丈夫なの!?」
「あーもうあがって来てるってさ。ただ水張ってあったらしくて濡れたからあっちでシャワー浴びてくるってさ」
「ほえー、初めて聞くわなやね。うちそんなん見たことあらへんし」
「ま、ゆえが帰ってきたら詳しく聞こうじゃないの!」
(うーん…、なんかゆえの声が疲れてたような…? そんなひどい落とし穴だった…ら帰ってこれないか)
「ま、次の探検のときに確かめてみますか!」
つづく?
お目汚し失礼しました。
乙!
ゆえゆえスキーなのでいい感じだ
寄生されてたりして、他のクラスメイトがやられる展開もいいかもしれん
表現がくどい。読みにくい。5点/15点
普通に上手くね?
JGだぜ!でもどうせなら、
ネギまエロパロの方にも載せちゃえば?
触手王道いいね!
次は産卵・出産だな!
言われてみれば表現がくどいとは思うが
赤松節が出てて良かった!夕映を選ぶのも非常にGOOD。
貴様!
エロイぞ!
よくやった!! ニョロ
536 :
ネギまで触手:2007/11/03(土) 23:10:23 ID:BtCo9jvs
どうも、レスありがとうございます。一応全キャラコンプ目指します。ネギま20巻まで大人買いシマスタ。
でも夕映だけで2週間以上掛かった…orz 筆の早い人がうらやましい…。
表現はもっとわかりやすいように…、どうしたら良いのかわからないですが。
ネギまエロパロは多分触手属性の人はこっちも見てると思うので…。
次はのどかとハルナ…、の前にクウネル・サンダース女性化快楽漬けで
図書館制圧を目指します。
ネギまスレでやれと。
全キャラやるなら尚更そっちの方がいい。
元ネタがあるものは知らない人にとっては荒らしとレスの価値が変わらないわけで。
こっちでやるよりは、専門スレに行った方がいいとは思うけどな
でも、触手はスレ違いとか行って追い出されたりして
とにかく、書き手を追い出すのは関心せんな
スレにオリジナル版権問わずとあるんだからなんら問題ないだろ
むしろネギまスレ行けとか言ってるやつらのほうがおかしい
むしろ某スレの凌辱モノみたく凌辱やるなら凌辱スレ行けとか言われるのが落ち
だから触手モノは基本的にココでよいだろ
とりあえず次回作でゆえっちが産卵・出産した触手さんによってパルや本屋へと苗床が拡散するのを期待
たしかに、版権ものは今に始まったことじゃあないしなあ。
徹底的に触手によって女の子を犯すのなら、何も問題はないのさ
ψ(・∀・)ψ
ハイハイ、触手同士はケンカなし(・∀・)ナカヨク
ネギ触手君は遅筆と逝ってるから、連発では来ないし気にしない
ネギ触手君も連発は控えめに注意書と媚薬粘液を付け
すまんけど投下してね(´─`)ワクテカ組は触手を長〜くしてまちましょう
なまえき言って皆さんごめんなさい。
っていうか、
>>537って荒らしだろ。
こんな屑に居付かれないように気をつけないと。
GJ!!
エロくてニョロニョロしていれば、オリジナルだろうが版権だろうが
美味しくいただくよ。
触手は雑食なんだよ。「こういうのしか食べられない」とかいう
グルメはカエレ!
ただ、ねぎま触手は改行位置を気をつけるとすごーく読みやすくなって
更にgoodだよ。
大体、作品が連投されるのはむしろGJだろ
とある古い映画をたまたま見ていたら
憧れてた近所のお姉さんがイカ型触手生物に犯されてアンアン絶頂に達しまくってるのを
物陰から目撃したローパーが嫉妬心を燃やす………
という意味不明なシチュが思い浮かんだ俺…なんだかシュールだ…
>イカ型触手生物
イカロス計画?
いかレスラー?
えびボクサー?
ぶっちゃけ作家には版権改編ものしか書かない人もいるし、それで支持を得ている人も
普通にいるしね。神楽さんとか魔法天使の人とか・・・ネギまの人はとてもGJでありました
555 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 02:49:47 ID:UoPgdo+5
>>550 レンタルビデオ屋でポゼッションを探すんだ
)>537
触手が♀キャラを犯していればジャンルは「触手」…触手なら誰でも知ってる事です。
貴方、実は触手でないので?それとも葱魔板から職人を強奪しに来たのですか?
だが待ってほしい
♂キャラが犯されていてもいいんじゃないだろうか?
いいわけあるか、たわけ。>1を100回朗読しろ。
いいのかい?
俺は♂だって喰っちゃう触手なんだぜ
ふたなりを犯すのは良いぞぉ!挿したりしごいたりする場所が増えて触手的に最高!
ま×こついてれば、フタナリだって歓迎にょろよ。
けど、チ×コしかないヤツはイラネ
>>559>>561 でも実際にネットには♂を犯す植物系触手ものSSがあるし。
以前検索してたらうっかり見つけてしまった……。
あと近親相姦+植物系触手も。
別にホモを全否定してるわけじゃない。ただハッテン場から出てくるなといってるんだ。
>1を読め1を。ここは「女性」が触手・怪物に犯されるSSスレだ。
う〜ん♂が犯されるのは魔法少女等の前でテムポを強制シコシコされ
いかされる等の屈辱演出以外はわたくし個人は要らないDEATHな
例えば触手っ子に
「オホホホホ!!あなたの彼氏最低ねぇ〜、あなたが犯されてるのに、こ〜んなにギンギンよ」
ってな具合に
それが済んだら♂は首なり何なり折っぴしょて
さっさとヌッコロして退場
>>564 ひでぇ…
まあココで犯るのは女性オンリってことでFA
『発展天使アヴェ 〜ドキドキマジカルベンチ〜 』はーじまーるよー♪
嘘です嘘ですゴメンナサイ('A`)
半分ほど書いたトコで消えてちまってアーマンドクセ状態で滞ってた第三話。
専任軍曹に罵られながら投下でございます、ハイ。
何気にスレ容量が終盤だけど、大丈夫かな。
〜粉砕天使ナツメ 第三話 中編〜
―――――ズル、ジュル、ブニュ、グチュ。
「い、痛いっ!!やめて!やめ………ッ!!」
たわわな膨らみを間断無く責め立てるバキュームプレイ。餌食になっているのは同世代の平均的なサイズより明らかに大きく育ったナツメの乳房。
少々重たそうな脂肪の塊は、吸い付いた触手が上下する度に、まるで縁日で掬った水風船のように姿を変え形を変えタプタプ踊る。
「い…、い…っ……!!」
「あーら、チョット痛かったかしら?御免なさいねぇ。待ってて、今気持ち良くして上げるから」
「や、や…!何を―――――!?」
服の中に潜り込んでいた無数の蛇たちがジュルリと蠢き、宴の席を替え始める。欲望の権化たちの向かう先はナツメの下半身。
真っ白な肌の上に塗りたい放題粘液を垂らし、擦り込み、汚らわしいマーキングを刻み込み、そして……。
「な、なな、何考えてるんですかッ!?そ、そこは………!!」
「ええ、ここはアリスの迷い込んだ不思議の国よ」
細いウエストを横断するゴムが持ち上げられる。デスパイアのチャイルドが潜り込んできたのはショーツの内側。ペニスを象った容姿の蛇が一匹、また一匹と、蒸れた下着の中に潜り込んでくる。
汗を吸ってへばりつく布地を肌から引き剥がし、化け物たちは更に奥へ奥へと進攻。
上品なレースをあしらった白一色の下着は、不埒な侵入者たちの分泌液で染まり行き、その薄い生地はみるみる内に透明度を上げ、下に秘めたピンク色の割れ目を外部に誇示し始めている。
秘裂と共に浮き出る恥ずかしい茂み。太腿を滴り続ける粘液。足掻く事さえ許されない状況下で、天使の下半身は貪られていく。そして嗜虐の宴に乱舞する蛇たちは、遂にお目当ての突起を探り当てた。
「それじゃ……。魔法のマッサージ、始めるわね」
「ひ………ッ!!やぁぁぁぁぁあ!!!」」
ピクンと、一匹の蛇が黒い芝生の下で震えるちっちゃな尖りを弾いた。脂汗の浮いた背肌を仰け反らせ、搾り取られるような悲鳴を放つナツメ。
その無様な姿を愉しむかのように、もう一匹が、更に一匹が、休む暇も与えず次々と殺到。
縦に横にと裂けてしまいそうなほど伸びるパンティの中で、震える唇を、濡れて輝くデルタを、代わる代わる撫で回し思うさまに刺激を与えてくる。
「ふぁぁあ!!や………はぁッ!!やめ……ひやぁ、やめぇ…!!!」
クリトリスが擦り上げられる度に脊髄を走る火花。固く閉じられた目蓋の淵から大粒の涙が跳ねる。
「ふふふ…。何言ってるのか分かんないわ。日本語で喋りなさいな」
「は……ふっ!や、止めて下さい!!お願いです!止めて下さァい!!」
「イ、ヤ、ヨ」
―――――ズチュ、グニ、グニ、クチュリ。
むぜび泣く獲物の顔が真っ赤に上気し始めているのを認めると、ユイは乳房への愛撫を再開した。
先程同様の豪快なストロークに今度は手の込んだ細やかな愛撫を織り交ぜ、少女の心を包む理性の皮を一枚づつ、懇切丁寧に剥がしていくのだ。
「や!だめッ!だめぇぇぇぇぇえ!!!」
「ふふん。随分と呆気なくおピンクモードね。日頃から鍛えて置かないからこーゆー事になるのよ。お馬鹿さん」
―――――ズチュゥゥゥゥゥゥウ………。
クレーンでキリキリと持ち上げられる肉のプリン。半紡錘形に姿を変えられたその乳房に休む事無く新手の触手が襲い掛かる。
新たにイボだらけの身を伸ばしてきた肉蔓のペアは、ナツメの胸を包み込むようにして螺旋状に巻きつき、乳房全体を締め上げて揉みしだき始めたのだ。
「痛いっ!いたぁぁぁぁあ!!」
「ふふ、まァちょっと落ち着いて御覧なさい。ねぇ、ホントに痛いのかしら?」
「え――――――――?」
ズクリと心臓が跳ねる。涙でグショグショニなった睫毛を震わせ、クラッシャーエンジェルは両目を見開いた。デスパイアが指摘してきたのは先刻から胸の内で膨らんでいた違和感。
無意識の内に頭がフィルタリングしていたこの感覚。そう、それは紛れも無く――――――――。
(痛く………ない。って言うかむしろ………)
そう。気持ち良いのだ。
「く………、あうっ!!」
認めたくなかった。だが、窮屈なショーツの中で肉芽が弾かれる度に、吸い付く触手の内側で乳首が摘まれる度に、ナツメの身体には桃色の電気信号が走っている。快楽という名の信号が。
「どう、いい塩梅でしょ?世間の厳しさを知らない真っ白なおっぱいなんて、所詮こんなもんよ」
「だ、誰が………っ!!………あふぅ!!」
投げ掛けられる言葉を懸命に打ち払おうとする強い眼差し。だがその目線も数秒と持たず恍惚に緩む。
下着の中でクリトリスを攻撃していた蛇たちがズルズルと這い出て、巣穴に帰る働きアリの様にサーペンタインの腹部へと帰還。たっぷりとその身に浴びたナツメの愛液をデスパイア本体に持ち帰る。
そして入れ替わるようにして飛び出して来る交代要員。滴り落ちる蜜を求めて、生地も伸び切り半分ほどズリ落ちた見るも無残なパンティの中に再びその頭を埋めていく。
しどしどに濡らされた布地から滴る液体が乾いた校庭の砂を黒々と染めた。
「あ、あ、……あぁ…っ、こんなのって………、こんなのって……ぇッ!!」
何もかもがグチャグチャになった下半身に後れを取るまいと、緊縛された乳房への愛撫はますますヒートアップする。
もう嫌だ。私の負けでいい。認める。だから、だから、もう殺して欲しい。
まるで自分の肉体では無いかのように、胸板の上で跳ねては踊る脂肪の塊。もう形が崩れて元に戻らなくなってしまったかもしれない。
限界だ。頭がキリキリ痛む。流れ出る汗も涙も涎も止められない。これが……、こんなのが自分の最期の姿なのか………。
「苦しいならサッサとイッちゃいなさい。そしたら後は一捻りで楽にしてあげるわ。なんせ今夜はまだメインディッシュが残ってるんだから」
「――――――――!!」
……………そうだ。忘れていた。
ここでナツメが絶頂を迎え魔力を吸い取られてしまえば………。そう、次はエミリアの番だ。ナツメの肩に掛かっているのは自分ひとりの命だけではない。
一生分の気力を使い果たしたっていい。今この瞬間だけは何としても耐えなければ。例え勝ち目が無くっても、自分はここで果てようとも、彼女が逃げるだけの時間は稼がなければ。
(だって私は……!今の私は天使なんだから!!)
惚けかけていた瞳に黒鉄色の輝きが戻り始める。
思い出せ。プール地下の浄水場跡で、デスパイアに取り込まれ嬲られた時の事を。あの時自分は一体どうやって耐えた―――――?
(………そっか。あの時はエミィちゃんが……)
抱き締めてくれた友は今ここに居ない。恐らく彼女は今も礼拝堂の中。そこで自らの身体を縛める猛毒と戦っているのだ。
(だったら………!だったら今度こそは、私の力で耐えてみせる!!)
そう、自分ひとりだけ楽になる訳には行かない。天使の使命。それは絶望と戦い続ける事なのだから。
♯
(何だ………?持ち直し始めた?)
ついさっきまで、赤ん坊のように無様に泣き散らしていた二つの黒曜石が、モンスター化したユイの顔を鋭い視線で貫き返している。
震える目尻は所詮虚勢に過ぎない事の証しだが、それでもそこから闘志が崩れ去る気配は無い。正に土俵際。崖っぷちの底力だ。
(ひょっとしてコイツ、処女じゃないとか?)
先刻吸い上げた愛液は酷く味が濃かった。そう頻繁に流されてるワケでも無さそうだ。ウブな立ち振る舞いも併せて、てっきりバージンだとばかり思っていたのだが―――――。
(…………………………)
試しに両乳房をグイッと持ち上げ、そのまま左右に振ってみせる。巻き付けた触手でヤワヤワと愛撫を続ける事も忘れない。
「あ……ッ、……ひぁう!!」
案の定、指先で虐められる小動物のような反応が返ってくる。綺麗な黒髪は既に砂にまみれ今や完全に土気色だ。砂と涙と分泌液にまみれ、図に乗りすぎたルーキーは天国の階段を一歩づつ昇っている。
しかし―――――。
次の瞬間には、キッとこちらを睨み返してくる真っ黒な瞳と目が合った。殺されても屈しない。そう言外のメッセージがユイに突きつけられている。
(…………………………)
どうやら余り遊ばない方が良さそうだ。
ベテランの天使なら、全身総ての穴を塞がれても一太刀報いるぐらいの芸当はやってみせる。
いや、それどころか現に三年前、イゾルデなど前後の穴に蛇の亀頭を咥え込んだまま、顔色一つ変えずユイの上半身を斬り飛ばして見せた。
他ならぬエミリアの実の姉によって放たれた一撃により、あの夜の自分は撤退を余儀なくされたのだ。
もちろんこのナツメとかいう娘にそれほどの真似が出来るとは思っていない。もう五分もあれば、このままでもオルガスムスまで持っていける。
だが夏の夜は短い。そもそも自分はエミリアを抱きに来たのだ。彼女の身体を、彼女の匂いを、彼女の心を、今夜は自分の物にしてみせると固く誓ったではないか。
あまり前菜ばかりにかまけている訳にも行かない。
(そうよ。馬鹿みたい。変に拘らないでパパっとイかせちゃいましょ)
喉の奥をゴクリと一鳴らしすると、ユイは背中に生え揃った残りの触手を余さずナツメへと向けた。ありったけの敵意を込めて見返して来ていた双つの瞳に恐怖の色が差す。
そう、この表情だ。
いつの頃からだろうか。自分が女の顔を絶望一色に染め上げる事に病み付きになっていったのは。
同じぐらいの年の瀬の娘たちが、自分たちエンジェルをスケープゴートにし、人類とデスパイアの生存競争を蚊帳の外の出来事扱いして、のうのうと暮らしている現実。
初めて天使として戦ったその日からずっと付き纏っていたこの違和感は、歳月を重ねるに連れ血石のような塊となって、ユイの胸の内にテリトリーを広げていった。
捕食者から自らの身ひとつ守れない軟弱者どもの身代わりになって犯される自分。何かが間違っている。そう主張したところで、取り合ってくれる者などユイの周りにはい誰ひとり居なかった。
そんな中、差し伸べられた一本の白い腕。そう。一人だけ、一人だけ居たのだ。
身も心もボロボロになった自分を抱き締め、暖めてくれた天使が。厚い雲に覆われた灰色の空から射す一筋の光に、ユイは夢中で縋った。
(……………エミィ……………)
本当は仲間内でも一番冷たい人間だと思っていた彼女。その胸の内の温もりに触れた瞬間、ユイの中の歯車は何か別の方角へと回転し始めた。とてつもなく甘美で、背徳的で、狂おしい方角へ。
そうだ。自分にはエミリアさえ居れば良い。決めたのだ、もう他の誰にも渡さないと。彼女を独占する為だったら化け物に成り果てる事さえ惜しくない。
私が天使もデスパイアも震え立つ最高の化け物になって、エミリアの肌に触手を這わせようとするクズどもから彼女を護ってみせる。
エミリアを取り込んでしまえば、もうずっと彼女と繋がっていられるのだから。
他の女なんて知らない。一人残らずデスパイアの玩具になってしまえば良い。その方が清々する。
そして今、自分の目の前には悲願を妨げる“敵”が転がっている。お姫様だって着ないようなドレスに恥ずかしげも無く身を包んだ、グズで、ノロマで、間抜けな天使が。
こんなヤツが今エミリアの傍らに居る。こんなヤツにエミリアは助太刀した。そしらぬ顔で彼女を惑わす泥棒猫。
許さない。いや……―――――絶対に許せない。
(メチャメチャに………してやる………。メチャメチャに………ッ、メチャメチャにしてやるッ!!!)
全身を駆け巡る黒い炎を吐き掛けるように、ユイは煮え滾る体液の嵐をナツメに降り注いだ。
♯
―――――ごぶごぶ………どぱっ!じゅぶじゅぶぶ……べちょ!!……ぶしゅ、ぶしゅ、ぶしゅぅぅぅう!!!
「嫌ぁぁぁぁぁ………んぷッ!!かはッ……、げほっ、けほ、……や、やめ……んぶ……、げほッ!!」
鎌首を擡げた複数の射出口から、想像を絶する量の白濁液が迸る。標的にされたナツメは咽せ返りながら、空気の通り道を確保しようと懸命にもがいた。
粘性の強いクリーム色の液体は口腔にも鼻孔にも流れ込み、僅かでも抵抗を怠れば即窒息させられてしまう。
顔射などという生易しいレベルではない。湯船を引っ繰り返したような白濁液の滝にナツメは頭から呑まれているのだ。
―――――ごぷん……ピチャリ。……………ピチャリ。…………………ピチャ。
時間にすれば僅か十秒にも満たない出来事だったのかもしれない。最後に大きな塊をドベっと吐き出し、永遠にも思える悪魔の生理現象は終息した。
「けほ……っ、けほ……………。ハァ………、ハァ………、うっぐ!」
大の字で地面に固定され一滴残らず粘液を浴びせかけられたナツメは、まるで水滴の表面張力に捕まった羽虫のような哀れな姿で、息も絶え絶えに横たわっている。
身に着けていたコスチュームはリボンから下着に至るまで大半が溶かされ、紙屑のような断片と化して白濁液の中に浮いていた。
いつか見たプールサイドの女性たち。スペルマの海に溺れながら恍惚の表情を浮かべていたあの姿を、自分は今追体験しているのだ。
曝け出された天使の肉体をコスチュームに代わって包むのはクリーム色の粘体。まるでそれが初めから身に着けていた衣装のように、白濁液はナツメの肢体を覆い尽くしていた。
(く……、うぁ………。やっぱ、女の人のデスパイアでも出るんだ………)
止め処なく沸き立つ悪臭は精液そのものだ。いや、男性の物を嗅いだ事は無いので断言は出来ない。何せナツメが嗅がれるのは毎回、決まってデスパイアから放たれるモノなのだから。
(変な感じ、止まんない……。流石にもう………、駄目…かも……)
衣類と一緒に抵抗する気力も何もかも洗い流されてしまった。
息をしているだけでも肌が粟立つ。無理も無い。今のナツメは満杯まで媚薬を張ったバスタブに浸かっているも同然なのだから。ここで魔力を抜かれたが最後、精神を支える源を失った自分は発狂させられてしまう。
ズルリ………、べちゃ。
「――――――――――あ」
仰向けにされていた身体が反転し、今度はうつ伏せに。お尻を突き出して犬のように這い蹲った姿勢でナツメは固定される。
もはや如何なる抵抗も意味を為さないな。力を込めればそれだけで絶頂を迎えてしまいそうな快楽地獄。せめて、せめて一思いに殺して欲しかったのだが、相手はもうそんな慈悲などとうの昔に捨てた女。期待するだけ虚しかった。
(………エミィちゃん)
彼女は逃げ切れただろうか。いや、………多分、無理だろう。結局ナツメに稼げた時間はホンの僅かだった。幾度か勝機が見えた瞬間も有りはしたのだが、やはり自力の差という物を覆すには至らなかった。
後は………、ユイがエミリアを丁重に、せめて苦しまぬよう扱ってくれる事を祈るのみだ。無駄だと分かり切った事かもしれないが。
グジュル………グチュ、グチュ、グチャ。
「ひぁ……ぁ…、やめぇ……」
三本の触手が互いに絡み付き、身を寄せ合い、結合し合い、一本の極太の肉棒を完成させる。その亀頭が向けられる先には緩み切った桃色の秘裂。
恥ずかしさの余り漏れる声も今や只のうわ言に過ぎない。
「エミィちゃ……ん、ごめ……ン……」
校庭のフェンスに止まった一羽のカラスと目が合った。まるでコロセウムの観衆よろしく彼女が殺されるのを待っているかのようだ。
一声も発さず、ただ爛々と不気味に輝く真紅の瞳が、これから始まる凌辱地獄をその目に焼き付けようと待ち侘びている。
「さて、それじゃあナツメちゃん。今夜の経験、来世があったらせいぜい活かす事ね」
「……………あうっ!!」
勝利宣言を合図に、ナツメの太腿がグイと開かされる。決壊したように愛液を垂れ流す性器が夜風に曝されてヒクついた。
頭が痛い。地べたではなく波間に揺られているように視界はブレている。
終わりが来たようだ。この状態では一分も持つまい。いや、恐らく入れられた瞬間にイッてしまう。
そしてその後は………、捻り潰されるか、絞め殺されるか、あるいは、そのまま串刺しにされるのか。
もう――――――――それも考えても仕方の無いことだ。
「それじゃナツメちゃん。貴女の初めてを失敬しまーす♪」
(馬鹿にして…。私、もう初めてじゃ……ないのに……)
薄れ行く意識の中、巨大な亀頭が押し当てられるグイっという感触だけが妙に確かで嫌だった。
虚ろな瞳の中をオルゴールのように流れる人々の顔。これが走馬灯なのか。
パパ、ママ、ショウ、ハルカ………。
エミィちゃん………。
――――――――ごめん…ね。
大粒の涙が、最後に一滴、白濁液の沼へと落ちる。と、その時。
ドダァァァァァァァァア――――――――………ン。
「――――――――――え?」
大地を揺るがす轟音に揺さ振られ宙を舞う砂埃。続いてバサバサという羽音。視界の端で先程のカラスが飛び去って行くのが見える。
「………が、がふッ!!」
地獄から聞こえて来る様な苦悶と共に、生暖かい液体が降り注ぐ。精液………、いや違う。デスパイアの血液だ。
世界がコマ送りで再生されているような感覚。今、ドサリと地に落ちたのはナツメの膣を貫こうとしていた触手。そしてサーペンタインの左腕。
何が起こったのかナツメには解らなかった。
ただ、ひとつだけ確かなのは誰かがユイを攻撃したという事。そしてそれはナツメでもエミリアでもないという事。
(……………あ)
そうだ。忘れていた。
「マルーシャ……さ…ん……」
その一言を最後にナツメの意識は途切れた。
♯
およそこの国で平穏な暮らしを望む限り嗅ぎ慣れないであろう匂いが鼻を突く。硝煙だ。
吹き出す血の奔流を苦々しい表情で一瞥すると、ユイ、いやサーペンタインは攻撃の飛来方向を睨み付ける。
5階建ての校舎の屋上。そこに建てられた給水槽のそのまた上。ひとつの影が夜風に巻かれ外套を翻しながら佇んでいた。
「よ。久し振りだな相棒」
「……………マルー」
やはり彼女だったか。化け物の顔が一瞬、複雑な表情を描いた。炸裂寸前の敵意の中に、少しばかりの哀愁を滲ませた混沌とした色。
「相変わらず馬鹿と煙は高い所がお好きなようね」
「ヘヘ。今のは結構サマになってたろ?」
思い出の中にあるそれと寸分違わぬ笑顔で、マルーシャはかつての仲間にニカっと笑って見せた。
だが、そのスマイルの中に充満する殺気は、肩に担いだ巨大な武器が何よりも雄弁に語っている。
対戦車ライフル<ブラチーノ>。それが彼女の得物だ。
猟銃のような古木的質素さも、狙撃銃のような洗練されたスタイルも、この怪物的兵器には見出せない。どこまでも暴力的で時代錯誤気味な黒鉄色と赤銅色に彩られた銃身。そして大口を開けた海の魔物のような銃口。
その全長はマルーシャの上背を優に超えている。エンジェルによる取り回しを前提に、対デスパイア戦を想定してカスタマイズし尽くされた外観は、もはや元の銃器の姿は愚か名称さえ窺い知る事が出来ない。
「わりぃなユイ。その子、暫定だけどウチらの仲間でさ。助けてやるって昼間約束しちまってるんだ」
アンバランスなまでに長大な銃器を担ぎ直し、空になった缶ビールを無造作に蹴飛ばすと、マルーシャはタンクの上にドッカリと腰掛ける。
風になびくのは日中着込んでいたオーバーコートではなく、古めかしい黄土色のトレンチコートのようなコスチューム。その上をキリル文字の刻まれた何本ものベルトが交差し、奇異な見てくれはまるで拘束具か何かを連想させた。
「あらそう。でも私には関係ないわね」
「まァそう言いなさんなって。大体こんな時間にそんなムチムチした子食ってたらメタボ直行だっての」
あっけらかんとした会話の中にも、交錯する二人の視線はピアノ線のような冷気が張り詰めている。ユイは黙ったまま千切れてのたうっている左腕を拾い上げ、惨たらしく爆ぜた傷口へと宛がう。
ズブズブと、ホラー映画の効果音と共に細胞と細胞、血管と血管が絡み合い、数秒と経たずしてデスパイアの腕は本来の姿を取り戻した。
「えらく便利な体だな」
「羨ましいでしょ?」
「いんや。全然」
「意地張ること無いわ。貴女もすぐにこの体の血となり肉となるのよ」
五体満足を取り戻したユイ。血に飢えた両腕の鉤爪がジャキリと伸び、狼の牙の輝きを放つ。
「カッチョイイ台詞だね。ンだけどさ、アタシ的には今夜はもういい加減お開きにしたいんよ」
「あら、ドンパチ大好きっ娘のマルーが珍しいわね」
「ハハ…、否定はしないけどサ。それよりぼちぼちホラ、あっちゃこっちゃで目覚ましの鳴る頃合だろ。良識家のマルーシャさんとしちゃ、ここは二人を回収して一旦お暇したいワケよ。
人様の前で晒しモンになるのが面白くないのは今のアンタ一緒だっしょ?なァ、ユイ?」
普段とさして変わりもしないその口調は、デスパイア化した彼女の姿を嗤っている様だった。だけども銃把を握り締めた力を片時も緩める事は無い。
そんな彼女の態度にユイはただ黙りこくる。まるで頭の中で自己の願望と彼女の提案を棒引きする様に。もっとも、その逡巡は僅かな間に過ぎなかったが。
「却下ね」
「そんなにエミィが欲しいのかい?」
「ええ。今の私は彼女を抱く為だけに在るの。邪魔立てすれば、マルー、貴女と言えどもミンチよ」
「ハァ……―――――そうかい」
不敵な笑みを浮かべていたブロンド美女の顔に、僅かばかり寂寥の影が射す。だが、それも束の間。
「なら、しゃーないね」
ジャキリと響いた金属音。<ブラチーノ>のボルトが引かれ、巨大な空薬莢がカランと屋上に転がった。レバーが戻され薬室の閉じた機関部には既に次なる銃弾が装填。標的の喉笛を喰らい千切る瞬間を今か今かと待ち侘びる。
「尻を出しなユイ。昔のよしみだ。一番上等なヤツをブチ込んでやる」
「ふふふ。火付きの良さは相変わらずね。乾燥した藁みたいでお似合いよ」
陸上のトラック一周分もあろうかという長大な胴体に詰まった筋肉をギシギシと軋ませながら、最後の障壁として立ちはだかったかつての友の喉を裂くべく、ユイは爪を鳴らす。
「そりゃお互い様だな、ユイ。事のついでに一つ教えておいてやる」
「……………ん?」
「オマエは一個の戦力としちゃ完璧に近い。集中力、スキル共に申し無い。ンだがな、惜しむべきはそっから来るのめり込み易さだ」
「………―――――ッ!?」
デスパイアの顔に焦燥に歪む。
彼女は気づいた。先ほど転がった空き缶。そしてさも見計らったと言わんばかりのタイミングの横槍。
あれはマルーシャが相当前からこの場に陣取り、ナツメとの戦闘を眺めていた事を意味する。そう、自分は既に、この魔弾の射手が編んだトラップの真っ只中に―――――――。
「視野が狭いんだよ!ルーキーと遊び過ぎたなァ、ユイ!!」
校庭全体を包み込むようにして突如上空に出現した幾何学模様の円形魔法陣。血のような緋色の中心部が下界に佇むただ一匹の魔物を超越者のように睥睨している。
「天使謹製14.5o神聖撤甲焼夷弾、<灼熱の貴婦人>!皿の底まで舐め尽しやがれッ!!」」
ドダァァァァァァァァア――――――――………ン。
銃声が一発。天高く振りかざされた<ブラチーノ>のマズルから紅の閃光と共に弾丸が吐き出され、魔法陣の中心部に吸い込まれる。
瞬間、化学反応のように凄まじい魔力の奔流が唸りを上げて一面を包み込み、目蓋を閉じても遮れないほどの閃光と業火が円陣より決壊。真下に居たデスパイア目掛けて濁流のように襲い掛かった。
「マ…、マルーシャァァァァァァア―――――……ッ!!!」
絶叫を飲み干す熱線のシャワー。そして叩き付けられる巨大な火球。校庭の砂利が次々と粟立ち、溶けては蒸発していく。
時間にして一分ほどだろうか。丘の中腹にあるこの学校の敷地は、真昼の太陽の数百倍はあろうかという輝きに包み込まれていた。
♯
「んー。やっぱ、こんぐらいしないと斃せないよなァ……」
静寂を取り戻した校庭に降り立ち、マルーシャは半ば弁解気味に呟いた。
その足元には直径10メートル近い場違いなクレーター。真上から巨大な火球を叩きつけられたグラウンドの中心部は、未だ焼肉の鉄板のようにジュウジュウと余熱を放ち続け、赤熱化した砂利が不気味に輝いている。
「ったく、ユイの馬鹿野郎。後味ワリイよ………、ホント………」
敢えて言葉にしてみれば少しは欝の気も軽くなるかもしれない。そんな風に思い胸の内の蟠りを吐き捨てるように呟いてみた。だが、喉の奥に引っ掛かっているモヤモヤした物は、どこかに飛んでいく様子も無い。
これで五人目になる。反転、或いはデスパイア化という末路を辿った仲間を始末したのは。
一人殺すごとに磨り減っていく自分にも既に慣れていたつもりだ。しかし今度ばかりは相手が少々近すぎたかもしれない。長いこと妹のように可愛がってきたユイだったのだから。
「まァ……。エミィが手を下さずに済んだだけでも御の字ですかねェ……」
彼女は何と言うだろうか。顔を合わせるのが少しつらい。けどこのまま放って置く訳にもいかない。
他の二人も揃って相当な激戦をやらかした事は、外から一瞥しただけでも分かるくらいボコボコにされた教会を見れば猿でも解る。
平素なら周辺への被害に一番気を遣うのはリーダーのエミリアなのだが……、流石の彼女も今夜は平常心とはいかなかったらしい。
何にせよ回収して手当てをしてやらねば。お互いに説教垂れ合うのはそれからだ。
余熱で温もっている<ブラチーノ>を担ぎ直し、歩みを進めようとした次の瞬間だった。
―――――シュバ!!
「ンなっ!?」
ゾクリと首筋を走った悪寒。何かが空気を切り裂く音。即座にマルーシャは野生動物を思わせる身のこなしで翻り、自慢の銃器を盾にその身を庇った。
「フフ……、フハハ……っ!!ふはァ〜、アンタもエミィも甘いんだよ………」
「ち、畜生!!」
ギリギリと縄の締まるような音がする。<ブラチーノ>のバレルに絡みついたのは肉色の蔓。デスパイアの触手だ。
「マルー……、昔のアンタなら死体にだってもう一撃くれてたハズだよ。その歳でもう耄碌しちゃったのかなァー?」
「クソ。こりゃアレか、お約束の第三形態!?それともギーガーか何かのコスプレか!?」
ズブズブとクレーターの底を突き破って現れた異形のユイ。皮膚という皮膚は焦げ付いて剥がれ落ち、壊れた蛇口のように全身から体液を振りまきながら、それでも彼女は動いている。その身体はもはや原形を留めていない。
地を這う半球体に近いその身体には、目やら口やらといった人体のパーツが無数に生え揃い、一様にマルーシャを睨みつけ、呪っている。赤紫色のグロテスクな物体から聞こえて来る少女の声が恐ろしくシュールだ。
「ナルホドな。しくったぜ、まさかソコが弱点たァ………」
「ふふ………、なかなか倍率高かったかしら?」
常人が見れば卒倒しそうなスプラッターな出で立のまま、デスパイアは這い進んで来た。ダメージが蓄積した巨体は既に喋る肉の塊と化しているが、一箇所だけが焼かれる前の姿のまま突き出していた。
―――――尻尾だ。そしてその先端には魔力の源、蛇紋石のクリスタル。
恐らく全身を使って庇ったのだろう。表皮こそ剥がれ本体が露出していたが、そこにはヒビひとつ入っていない。
三年前、イゾルデと共闘し退けた時のユイならばあの一撃で葬れた筈だったが、見積もりが甘かった。コイツは相当な数の女を貪り、精力を奪い、今夜の決戦に備えてきている。
連投規制支援
「ンだよ……、随分小賢しいマネできるようになったんだな、ユイ。ポーカーなんかド下手だったくせに、……っとと!!」
体ごと銃身持って行かれそうになるのを踏ん張って耐えるマルーシャ。このまま引き寄せられたら一巻の終わりだ。
あの肉の塊に捕り込まれでもしようものなら………。そこから先はもう考えたくない。
(畜生め。ここで綱引きやってたらジリ貧だ。何とかしてあのクリスタルを叩き割る他に無ぇ………)
ハンドアックスに手榴弾、栓の空いたボトルに鉄パイプ。残りは予備の弾帯が3カートリッジ。あと例の本。コートの内側に隠した凶器(一部例外)が順々に頭を巡る。
大半が接近しないと使えない。爆発物に至っては最期の手段。下手を打てば自決用だが、このままあの中に引きずり込まれてホニャララされるよりはマシかもしれない。だが……。
「ふーん。その顔はまだ何か悪い事企んでる顔ね。でもさーせないっ」
―――――じゅぷッ!!
「くァッ!!」
肉の塊から触手が二本勢いよく飛び出し、マルーシャの身体を得物ごとギリギリ締め上げ、両手を封じてしまう。
「勝負あったわねマルー。ハタチにもなって変身ヒロインなんかやってるから、貴女も焼きが回ったんじゃない?」
「ハ、ハハ……。そいつァ痛いトコを突かれたと言ってやりたいがね。生憎これから先ずっとクトゥルー神話みたいな格好して生きてく誰かさんに比べれりゃあ、まだ救いがあるってモンで」
「ふふ、心配ご無用。これっくらいの傷、エミィと一晩共にすればウソみたいに消えちゃうわ」
「………堕ちるトコまで堕ちやがったな、この色情魔ッ!その格好でエミィを嬲る気なのか!?ユイ、テメェは一体どんだけアイツを苦しめりゃ気が済むんだよ!!
テメェが化け物になっちまって、一番責任感じてるのはあの馬鹿タレなんだぞ!好きじゃなかったのかよっ!?」
「ええ、大好きよ。だからひとつになるの。肌も、心も、互いの持っているもの全てを重ね合わせるの」
笑顔のポーカーフェイスを捨てたマルーシャの口から迸る言葉の奔流。だが、友を想うその叫びにもデスパイア化したかつての仲間は応えない。
「あーそうかい。アタシが馬鹿だったよ、クソッタレめ」
「あらあら、強がっちゃって。それなら貴女も一緒に取り込んであげてもいいわよ?ホントは寂しいんでしょ。また三人で仲良く、楽しい事一杯しましょうよ。ね、マルー?」
「……………ちっ!」
勝利の陶酔と喜悦を滲ませ、デスパイアは獲物に囁き続ける。
「あ、そうそう。ホラ、ナツメちゃんだっけ?あの娘もついでに頂いちゃおうかしら。ちょっとムカツク感じの娘だけど、丸一日くらいかけて調教してあげたら、いい具合に仕上がると思うのよねェ……」
「………―――――ナツメ?」
初めて聞く名であるかのように、少々間の抜けた声でマルーシャが返す。
「あら酷い。貴女忘れてたわね」
確かに。最初の大技の際、巻き込まないように気を遣ったあたりまでは覚えていたのだが、いつの間にやら、頭の片隅よりコロリと転げ落ちていたらしい。
「……は、………ハハハっ」
乾いた笑いが喉の奥から漏れ出す。眉間の皺が薄れ、不敵な笑みがマルーシャの顔に戻り始める。
「何か嗤える様な事言ったかしら?」
「……ハァー。いや、何でもない。危うく忘れるトコだったな。アッチャー、トホホ、イッケネーって奴だ」
カラカラと一通り笑って見せた金髪娘は普段と変わらぬ良く回る舌で話を続ける。
「なァ、ユイ。ちなみに、だ。話題のナツメ嬢が今何処にいるか、ご存知かい?」
「さっきからそこで転がってるわよ?」
「あー惜しい。当たらずとも遠からずって言うか微妙に違うね。正解、教えてやろうか?」
クィっと顎で、マルーシャは肉の塊の後ろを指した。
「テメェの真後ろだよ、ワトソン君」
「………―――――え?」
ドロドロの表皮に浮かぶ巨大な眼球がギョロリと動き、背後をサーチしようとする。そして、半秒後に彼女の視界を覆い尽くしたのは、膨大な魔力を滾らせたまま振り降ろされる巨大な鉄の塊だった。
♯
「でぇぇぇぇぇぇぇえ、やぁぁぁぁぁぁあッ!!!」
―――――グシャア!!
肉の潰れる音。そして魔力のスパーク。
「ギィィィィィィィィイっ!!こ、このメスガキィィィィィィィイ!!!」
身体中に空いた口から化け物の悲鳴が混声合唱になって響き渡る。
「………うるさい!……うるさいっ!!もうこれ以上、みんなには手出しさせないんだからあっ!!」
打ち下ろされた<フロムヘヴン>の下敷きになり、ビチビチと尻尾がのたうっている。急所を狙った一撃は惜しくも外したらしい。ナツメのハンマーが叩き潰したのは、クリスタルを宿した末端部ではなく、尻尾の中腹あたり。
だがユイは身体の一部を大地に縫い付けられる容になり、そこから身動きが取れずにもがいている。ピンで留められた昆虫標本の状態だ。
(………―――――スゲェな)
マルーシャは内心舌を巻いた。
ナツメのコスチュームはもう殆どが溶かされ残っていない。大事なところも剥き出しな上、塗りたくられた粘液の効力で肌は完全に上気している。
快楽地獄と闘争心のせめぎ合いの中で、それでも彼女は立ち上がったのだ。並ではこうはいかない。
(けど、長くは持たない………!)
<フロムヘヴン>を跳ね除けようとするユイと競り合うナツメの脚が微かに震えているのを見て取ったマルーシャ。彼女に気を取られ、触手の締め付けが緩んでいる隙にすぐさま左手をコートの中に忍ばせ、手斧のグリップを握る。
―――――ザシュ。
「………ぬぐァ!?」
「マルーシャさん!!」
切り落とされる捕獲器官。万力のような痛みと焼けるような痛みの挟撃に遭ったデスパイアが苦悶の声を一層強くする。
「ナッちゃん!十秒だ!!後十秒持たせろ!そいつでカタをつけるッ!!!」
「ハ、ハイ!!」
「マ、マルーシャぁぁあ!……――――がァ!?」
ありったけの呪詛を込めてマルーシャを睨み付けた目玉に、回転しながら飛来した手斧が突き刺さり、緑色の飛沫が吹き出す。その隙にマルーシャは疾走。目指すはこの化け物の魔力の源。
対デスパイア用の神聖弾頭では、例え1000m/sオーバーの初速があってもクリスタルには障壁で弾かれる。ならば取るべき手段はひとつ。物理的破壊、つまり銃床で直に叩き潰すまでだ。
残すところ数メートル、天使ならばひとッ飛びのレンジで彼女は<ブラチーノ>を真逆に振りかざす。だが………!
「さァ、せるかぁぁぁぁぁあーーーーーーッ!!」
地の底から響き渡るような咆哮。と同時に、デスパイアの身体がビチビチと音を立て、背中の中心線から真っ二つに裂ける。
「………―――――げ!?」
「う、……うそ?」
マルーシャとナツメ、二人の驚愕の声がシンクロした。肉塊の裂け目から生え揃う鋭い牙。デスパイアの身体が一瞬にして巨大な口器へと変貌を遂げたのだ。
そしてすぐさま二本の舌が、ヨダレを垂らす牙の合間を縫うようにして飛び出し、二人の天使に襲い掛かった。
「く………、うァ!!」
「きゃぁぁぁぁぁあっ!!!」
攻撃態勢のため防ぎ切れなかったマルーシャと、元より相手を押さえつけているため動けないナツメ。両名はいとも簡単に巨大な舌に巻き付かれ、宙へと持ち上げられてしまう。
「ぬふァー………。手こずらせてくれたわねぇ……」
「……くそッ!お次は物体Xかよッ!!持ちネタが悪趣味にも限度があるぞッ!?」
「や、やァ、嫌ぁぁぁぁぁあ!!」
毒づく余裕のあるマルーシャはまだマシな方だ。殆ど衣服の残っていなかったナツメは、ザラついたイボが密集する舌を素肌の上から直に巻かれ、肉色の手巻き寿司のような有様でヨダレまみれのになって泣き叫んでいる。
「もう情けは無用ね。アンタたちの魔力なんか要らないわ。このままグシャグシャに噛み砕いてあげる!!」
「畜生め!ミサイル落ちろ、このバケモンっ!!」
引き寄せられる二人のエンジェル。眼前に迫るのは横二列に並んだレイピアのように鋭い歯。肉という肉を裂き、骨という骨を断ち、人間をペースト状に加工してしまうであろうシュレッダーだ。
(クソが。アタシが大人しく喰われてドカンとやってりゃ、ナツメだけでも助けられたかもしれないってのに…!)
懐の手榴弾も今となっては要を為さない。よしんぼ起爆させたところで、この距離ではナツメも巻き添えだ。オマケにその一撃でユイを斃せる保証は無しと来た。万策尽きたようだ。
鋭利な歯列を伝って滴る唾液が、今まさに咀嚼されようとしているマルーシャの金髪を濡らす。
「チェック……メイトか―――――……」
奥歯を噛み固く目を閉じる。その目蓋に煌く、セントエルモの蒼火に安らぎを抱きながら―――――。
(………え、―――――光?)
♯
ザシュ。
時間が止まった。いや、正確には誰もが動けずにいた。ナツメも、マルーシャも、ユイ変異体も。
その場に居合わせた三名は揃って、ず太い舌に突き立てられた蒼白い光の柱を、息をすることも忘れ、ただ凝視していた。
「……ぐ…っ、ぬぐぅ!?」
最初に沈黙を破ったのはデスパイア。エンジェルを戒めた肉蔓に走る激痛が、彼女の発声器官を突き動かす。
……ザシュ―――――ザシュザシュザシュ!!
化け物の苦悶を合図に、光の矢が続けざまに殺到。瞬きひとつ許されぬ間に、二人を絡め取っていた舌はハリネズミと化し、未明の校庭に獲物を放り落とす。
土埃にまみれたナツメは両手を付いてその身を起こし、ただ目を丸くしながら攻撃の飛来方向を見遣る。そして呟いた。
「……エミィ………ちゃん」
湿った風になびく銀髪。真冬の湖面のように静かな瞳。一糸纏わぬ姿の彼女は、相棒<クロイツァー>を構えたまま、ただ沈黙の内に、斃すべき相手デスパイア、いや、辻堂ユイの影を補足していた。
白み始めた東の空の下、その裸体はまるで弓を携えた狩猟の女神像のように、現実から遊離し、神聖なオーラさえ帯びている。
「えみぃ………、なん、で?なんで…なの?ねぇ……、えみぃぃぃぃ……?」
傷口から漏れ出る血液と魔力を見送りながら、すがるような声を絞り出すデスパイア。だが、葬送天使エミリアは応えない。彼女にとって、今や目の前の肉塊はユイではない。
かつての仲間の見送りなら先刻、礼拝堂の中で済ませた。今、そこにいるのはデスパイア。仲間を毒牙に掛けようとした邪な敵。
だからもう――――――――躊躇いは無い。
………―――ズザシュゥウ。
「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃい!!」
弓鳴りと共に一際巨大な閃光が撃ち出せれ、デスパイアの身体を貫通。喉元から突き破り背中まで、大きな口を串刺しにする。
運動停止後も尚も消失せず、傷口を焦がし続ける魔力の塊に、化け物はのた打ち回りながら絶叫。その姿は誰に終幕が近づいている事を予感させた。
「流石だな、隊長」
ガキィィィィィィィィイン。
ただ一言。低いトーンで送られる賞賛と共に、甲高い打撃音が一帯に響いく。
<ブラチーノ>の銃床を打ち下ろしたマルーシャが、ゆっくりとその身を起こす。その足元にはデスパイアの尻尾。先端から生える紫色のクリスタル。
「あ…、あ…、あぁ………」
わななくユイの目の前で、ピシリと一筋、音を立てて結晶にヒビが入る。
「やだ。やめて………、ねぇ…?二人とも……、や、やめてってば……。消えたくない。私まだ、消えたくないよォ……」
積もった煤を振り払い、記憶の彼方から聞こえて来るような子供っぽい声。間違いない。本当のユイの声だ。
「ユイ………。私も――――――、いえ、私たちも、そう遠く無い将来あなたの処に行くわ。だから――――――」
逆風がエミリアの顔を撫で前髪を翻す。丁度、彼女の表情をナツメから隠すようにして。
「――――――少しだけ、ほんの少しだけそっちで………待っててね」
別離。その言葉が結ばれるのと同時に、再度、マルーシャが得物を振り下ろす。狙いは寸分違わず、一撃目と同じ場所。ユイのクリスタルへ――――――。
「素晴らしい。大変素晴らしい。嘔吐しそうなくらい感動的だ。こんな処で幕を下ろしてしまうなんて、君たちはよほど刹那的なんだな」
♯
ズズゥゥゥゥゥゥゥゥ………ン。
「「「――――――――――!!!」」」
轟音と共に、敷地全体が揺れる。波打つ大地に足を掬われ転がる天使たち。何が起きたのか誰にも分からない。
振動の直前、男の声が聞こえたような気がしたが、あれは一体………。
「…………くぅッ!」
「エ、エミィちゃん!なんなの、これ!?」
「ああ、気にしないでくれ給え。なかなかいい舞台だったのでね。僕なりの拍手のつもりだ」
「畜生、誰だテメェ!スカしてねぇで出て来い!!」
「マドモワゼルの仰せの通りに」
吠え掛かるマルーシャに応える謎の声。次の瞬間、間欠泉のような噴出音を伴いながら校庭の地面を突き破り、巨大なツタが次々と出現。
電柱ほどの太さはあろうかという植物の一部が、群れを成し、ナツメたちを包囲する。
これは………そう、茨だ。
「新手!?こんな時に!?」
苦々しげに声を上擦らせるエミリア。無数のツルが大地から生え、さながら異世界のような景色に変貌した校庭。
誰も口にしないが分かる。大気を満たし揺るがす濃厚な魔力。ケタが違う。一面を飲み込む膨大な魔力のせいで、敵の本体が一体何処にあるのか検討も付かない。
(やべぇ……。アタシら三人、犯られたかも……)
間違いない。SSクラス、いや、下手すればもっと上。観測史上初となるランクオーバーのデスパイアだ。
この街、東雛菊市を中心に半年ほど前から発生している、若い女性ばかりの連続失踪事件。その真相を遂に垣間見てしまった。そんな気がする。
「ごめんなさい、ナツメ」
「――――――えっ?」
唐突に謝られたナツメが、素っ頓狂な声でエミリアを見遣る。傍らの彼女は、心の準備など何ひとつ出来ぬまま、歴史的瞬間に立ち会ってしまった後輩にぎこちなく笑ってみせた。
「覚悟、決めて頂戴」
そう告げて、ジャキリとエミリアが<クロイツァー>を構える。ナツメの後ろではマルーシャが、溜め息混じりに<ブラチーノ>の檄鉄を起こした。
今の状態で勝てる相手ではない。だが、黙って殺される、いや、犯される訳にもいかない。
支援
「ああ、勘違いしないでくれ。今夜の僕はただのしがないギャラリーだ。ただ、応援してる主演女優がどうやら怪我をしてしまったようでね。彼女をエスコートしに来た次第さ」
「――――――!?」
エミリアの手で引き絞られる弦が緩む。幕?舞台?主演女優?一体こいつは何を言っているのか。
努めて平静を保とうとする彼女の真後ろで、マルーシャが叫んだ。
「不味いぞエミィ!こいつァユイを逃がすつもりだ!!」
「――――――なッ!?」
振り向くと目線の先にはグチャグチャのユイ。肉塊になり果てた彼女を庇うようにして茨のツタが覆い被さり、その身を包み込んでいく。
刹那、耳をつん裂くような号砲が響き渡り、マルーシャの対戦車ライフルが鉛の塊を吐き出した。しかし、その一撃も射線軸上に割り込んできたツルに遮られ、その内一本を千切り飛ばすだけで終わる。
「ナツメっ!!」
「うん!!」
すぐさま、のたうつ蔦を踏み越えて、残りの二人が弾ける様に跳び出す。だが………。
「言っただろう。幕引きにはまだ早い。むしろ今夜が始まりでもいいくらいだ」
「きゃあっ!!」
「くァうっ!!」
真横からブンと振り抜かれた別の鞭に、二人の身体は空中で打ち払われてしまう。背中から思いっ切り落下するナツメ。一方のエミリアは何とか体勢を整え着地。ユイの方角へ視線を走らす。しかし………。
「――――――く………ッ」
手遅れだった。
デスパイア・ユイの姿はゆっくりと、茨のツタが大地に穿った大穴の中へと沈んでいく。三人の天使たちを包囲していた他のツタたちも、それに続く。
エミリアはただ矢を番え弓を引き絞り、穴だらけの校庭に立ち尽くしながら、指の隙間から零れ落ちていく勝利を見送る事しか出来なかった。
以上、なんだがgdgd伸びてるユイ編は次話で一旦区切る予定。寸止めで溜まった分も後編でファイヤー。
容量の方は杞憂だったみたいで。
連投支援して下さった
>>578>>585氏に深く感謝をm(_ _)m
兄貴GJ!
エロパロ板なのにハラハラしながら読ませてもらったぜ。
感情移入してしまうのはユイの方なんだけどw
589 :
兄:2007/11/07(水) 13:59:00 ID:pCEw982/
>>数だよ兄貴
ヤバイ…これはヤバイ!!
前半のネチネチ責めでmy触手がビュルビュルした。
後半は熱すぎて一瞬スレ間違えたかと思いましたわ。
相変わらず比喩表現が神。自分には真似できないッス
これは期待するしかない!
自分は日常大炎上中orz
キーボードが壊れるとかもうね…(これは携帯)
>>587 ∧⊂ヽ
キタ━━(゚∀゚)ノ━━!!
____|⊃|____
\ 北 /| |\ 北 /
\/ ⊂ノ〜\/
/\(⊂∪⊃)/\
/ 北 \__/ 北 \
 ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄
キ
タ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
∧∧ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
good job!! ノ⌒)
/ ノ
/ (__
/ (_(__)
| (_(__)
∧_∧/) (_(__)
(´ー`( ( (_(_)
/⌒ `´ 人__ソ
`/ 人 l 彡ノ
{ Yヽ ヽ (
人 レー ヽ
ヽiヽ__ ヽ
リノヽ |\ ヽ
⊂__ノ ヾノヽ_ノ
あえて言おう、神であると!
確かに兄さんの感想と同じく比喩が上手ぇ!!
正にネ申
GJ!後編も超期待!
でも撤甲焼夷弾ってw 天使が近代兵器使うのはちと吹いた。他の三人が非火気だから天使はそういうものなのかと思ってたけど
なにこの凄いレベルの作品
この話最後までまとめてから出版されたら、3千円ぐらい出すよマジ
保姦庫あるからまてめて読めるさ
いえ完結させてからって意味でした
本出してるなら買いてぇぇぇぇ
ここが2chでなければ・・・(;ω;`)
挿し絵ほしいよな
600 :
兄:2007/11/10(土) 10:55:20 ID:Q7mrCE5O
皆が忘れた頃に投下させて頂きます。
「おい、起きろ」
耳に響く無粋な声、相手を気遣う要素など微塵も感じられない。
その不快な声によりアカネは目を覚ます
『う……ん……』
目を開ける前に少しだけ記憶を整理してみた。
確か…強力なデスパイアを三人で撃破して…その後みんな捕まって…抵抗したけど殴られてそれから…
ここでアカネの記憶は途絶えている。先ほどの声の主はデスパイアとみて間違いないだろう
「目覚めてるんだろ、さっさと起きろ!」
ドガッ!
『つっ!!…』
目を瞑っていたので分からないが、恐らく触手の一撃によりアカネは仰向けに転がる
どうやら敵は紳士的に振舞うつもりはないようだ
顔を顰めながら彼女は初めて目を開ける。
『ここは…………きゃ!』
目を開けて周りを見回すも即座に手足に絡みつく触手。
一瞬にして自由を奪われたアカネは拘束者に目を向ける
『デ、デスパイア…!』
目の前にいる異種生物は同じ悪魔のような人型の形状をしているものの、下半身は完全に触手の束によって構成されている。
もちろんアカネを拘束する触手もその中から出されていた。
アカネは異種の敵を精一杯の強気な視線で睨み付ける。例え効果が無くとも魔力の切れたアカネにとっては唯一の抵抗だから
例えそれが虚勢であっても…
『な、何をする気…なの…』
彼女の表情や視線は強情であっても言葉の端に恐怖を隠し切れない。
それを感じ取ったのかデスパイアはその邪悪な表情を更に歪ませる
アカネが恐怖を感じるのも当然だ。
怪物に対する根本的な恐怖、手足に巻き付く触手の嫌悪感、そしてデスパイアがこれより齎す(もたらす)恐怖…
「何をするって?…決まってるじゃないか」
獲物ににじり寄る様に多数の触手を左右にいやらしく振りながらアカネの身体に近づく。
だがワザと触手を肌に這わせるに留め、敢えて彼女の恐怖感を煽っていく
『ひっ!!……や、やめてよ…』
つい先程まで彼女にあった攻撃的な仮面も本物の恐怖の前には脆くも崩れ去る。
歯の奥は振るえ頬は引き攣り目尻には涙も溜まり始めた。
デスパイアはアカネの怯え具合に満足したのか触手の動きを一旦止め、声を…いや、宣言を発した。
「エンジェルとの子作りさ…」
『い、いやぁーーーーーー!!!!!』
アカネの悲鳴がゴング代わりとなり触手達が侵攻を開始する!
両足にそれぞれ絡みついた触手が左右に開く。
それと同時に彼女のスカートが簡単に破り取られて下半身は最後の砦を残すのみ。
対して腕に巻き付く触手はそのままデスパイアの手元に引き寄せられる。
するとアカネは前方に膝を突いて倒れこむ形となる。
結果的に彼女はうつ伏せ状態で膝を立て、下着に包まれた尻を高く突き出す格好となってしまった。
その恥ずかしい体勢に気付いて身体を動かそうとするも、いち早く触手が膝や腰や肩に回ってそれを許さない
『やだっ!!…子作りなんてっ!…卵なんて要らないっ!!』
感情のままに叫ぶ。もう強がりや使命感とか反抗など関係ない
アカネにあるのは異種生物強制妊娠という彼女の尊厳を完全に無視して踏み躙る行為を回避したい一心のみ。
デスパイアの繁殖方法は分裂か卵生。だがエンジェルを用いた繁殖方法となれば答えは一つだけだ。
だがしかし、ここでデスパイアは意外な発言をするのであった。
「卵?あいにく俺は卵は作れないんでね…」
どういうことだろうか?
もしそれが本当ならばこのデスパイアは分裂型に分類される筈だ。
彼らの繁殖にエンジェルは必要ない
『ど…どういうこと…?』
聞かずにはいられなかった
「分裂型でもな、エンジェルを孕ませたい願望があるわけよ。」
何のコトか分からない。
その時、混乱するアカネの視界に他の触手達とは明らかに形状の異なる触手が映ったのだった。
『な、ナニそれ……ま、まさか、ソレで…』
その触手は太い一本の触手の表面から無数の極細触手が隙間無く生え揃い、その一本一本が独立した生物の様に蠢いている。
形状を例えるならば化学の実験で用いる試験管専用のブラシと言ったところだろうか…
「ご名答、コイツでどう犯れば孕むのか…お前の身体を調べさせて貰うぜ」
言うや否や下着の側面と股下部位が紙の様に一瞬で破り取られる。
すると未だ濡れるどころか触れられてもいない秘部と窄まりがデスパイアに晒された。
『やだ…そんなの無理!!入るわけない!』
一度貫かれたといえどもアカネの膣は広くない。むしろ狭い
一般的な男根よりも二周りは太い触手に加えて表面の極細触手分を考慮すれば受け入れは不可能なのが容易に理解できる。
『お願いだから!!何でもするから!!…ヤメて!』
無理とは分かっていても、聞き入れられないのは分かっていても懇願し、
逃げられないとは分かっていても彼女は尻を左右に動かして極悪な触手から遠ざけようと必死になる。
だが、そんな行為も周りから見れば雌が尻を振っているようにしか見えないのが皮肉だった。
そうやって逃げれたのも僅か数秒のみ。直ぐに触手は入り口に触れる
そしてデスパイアは愛撫の「あ」の字も行わずに無理矢理、力ずくで、有無を言わさずに突入を開始した!
ごりゅ!!…ぐりりゅ…グググググニュ!!
『いだい!いだいいだい!!ムリだってば!絶対ムリーーーーー!!!』
アカネの肉壁が触手の侵入を全力で拒むものの、突撃兵の勢いは止められる物では無い。
無理な挿入に下腹部が軋みを上げる。
『裂ける!裂けるぅーーーー!もう、やめてよぉ!!!』
あまりにも大きすぎる激痛にアカネは腰を動かして楽なポジションを探すのだが、根本的にモノが大きいので意味を成さない。
指先も震えて、ただただ痛みを堪えるのみ。涙は堰が崩壊したのか止まる様子が無い。
「流石にキツイな…」
デスパイアも潤滑油が無くて苦しいのか言葉を漏らす。でも止めるようには全く見えない
ずりゅ…ズブブッ!……ゴブ!!
一体何処まで奥深く容れるのだろう…
尤も、アカネは自分は何処まで占領されているかも分からない状態だが
「ふう、やっと子宮口まで着いたぜ」
なんと彼は膣の最奥、へのゲートまでたどり着いていた
ここで一旦侵攻は止まる。と同時に幾らかアカネの負担が減少した
『くぅ…し、子宮口……?』
下腹部に鈍痛の響く中で聞こえた言葉を確認するように呟くアカネ。
だが、それは新たな痛みの始まりだ
ズグリュリ!!!!!!
『がぁあぁあああああーーーーーーーーー!!!!』
恥も外聞も無い。ただ悲鳴という名の音を発するしかない
身体を裂かれるような痛みと身体に杭を打ち込まれたような痛みが同時に襲い掛かる。
その出鱈目な衝撃にエンジェルという強靭な肉体を持ってしても一時意識を手放さざるを得なかった。
『ぐ…あぁ……』
意識を取り戻すも未だ下腹部は鈍痛を生み出し続ける。
アカネは気付いているだろうか。これだけの陵辱を行ってもデスパイアの責めは途中なのだ
「さて、準備完了。早速調べさせて貰うか…」
その一声を境にアカネのナカに入り込んだ触手が活動を開始する。
軸となっている触手は動かないものの、極細触手が媚薬粘液を吐き出しながら一斉に動き出したのだ
にゅるにゅにゅにゅんりゅるるるるる!!
『ああぁぁあぁあ!!動いてる!ナカで…ダメ……嫌ぁ!』
先程の拷問とはうって変わって苦痛ではなく快楽を与える動きとなっていた。
だが、それはデスパイアが彼女の身体の内部を調べる際に生まれる副産物、
デスパイアに愛撫しているという意識は無い
ぬりゅにゅにゅるくちゅにゅる!
『ふぁぁあ!…ダメ、そんないっぺんに…んひぃぃぃん!!』
子宮壁を膣道を容赦なく弄繰り回す触手群。
極細がヒダの内側から子宮内部まで同時に丸洗いするかの如く撫で回す
もう媚薬粘液は完全にアカネの膣壁に浸透し尽くしているのだ。
『だめぇ…もうだめぇ…おかしくなっちゃうぅ』
極悪な痛覚から極楽な快感へ。
本当は1人のエンジェルとして感じてはいけないのだ。それを考えると痛覚に塗れて居た方が楽だったかもしれない
アカネの快楽に対する抵抗力など今押し寄せている快楽の前では全く問題にならないのだから…
チクッ
『いつっ…な、なに!?何をしたの…』
突然の小さな痛み。細い針で浅く突かれたようなソレはアカネの内部…下腹部の辺り
そう、子宮の辺りからだった。
「言ったろ、隅々まで調べるって。子宮の更に奥までやらないとな」
子宮の奥、それは卵子の歩む道
その先には卵子の貯蔵庫である卵巣が…
『やだっ!…もう…もうやめてぇ!…』
遂に極細触手は最奥の卵巣まで辿り着く。もう言葉では言い表せない敗北感、失望感、悲壮感
くちゅくちちゅる…んちゅう…
内部で極細触手が作業を継続している。もうアカネのナカで犯されて、蹂躙されていない所は存在しない。
それから少しして全ての触手が一旦動きを止める。どうやら調査は終了したらしい
「ふ〜ん、内部に魔力が常に循環してて受精だけは防いでるみたいだな。」
結論を出すデスパイア。彼らを研究している機関なら喉から手が出るほど欲しい情報だろう。
だが、それを知るのはデスパイアのみという皮肉
『終わった…の…』
やっと陵辱が終わった。後はこの触手が膣から抜かれれば一先ずの休息が得られる。
ほんの少しでいいから安らぎが欲しかった…………でも
「それじゃ、射精させてもらうから」
ぐにゅるるじゅちゅちゅちゅりゅ〜〜〜!!
『はぁうぅぅぁあああ!!そ、そんなぁ!!』
再び…いや、以前よりも活発に動き回る触手とソレに生えた極細触手達。
一瞬気を抜いたアカネの神経は不意打ちを受けて直ぐに振り切れる
「ああ、触手全部から射精するからそのつもりでな」
触手全て…それは彼女の膣に打ち込まれた柱だけでなく、枝分かれした無数の触手も該当するということだ
『えっ!?…無理!!壊れる!そんなの絶対コワれちゃう!!!』
じゅるじゅぷにゅちゅじゅちゅぐちゃずちゃ
加速する触手、昇るアカネ、近づく終焉…
『あっ!…いやっ!…ん!…ダメッ…これ以上…は…』
自分のナカで蠢く触手の幾つかが細かく振動し、何かを堪えるような動きをしていくのが分かる。
その【準備の整った】触手は着々と数を増やしている。
まるで何かをタイミングを合わせるように
『ま、まさか…い、いっぺんに!?!?…ダメッ!!…あぁ…ああ!!…く、来る!来ちゃうぅぅうう!!』
アカネが恐怖の声を上げると同時に全ての触手の発射準備が整う。
一斉に開かれる射精口。一斉にデスパイア本体から触手に送り込まれる液体
そして遂にデスパイアは己の触手を通して欲望という名の白濁を放出したのだった!!
どっっっっぴゅるるるるる!!!どばびゅるっっっっぷ!!!ぶびゅゅゅゅゅゅ!!
『がぁぁあああっぁあああああぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!』
一瞬にして意識を刈り取る一斉射撃!!
全ての触手から放たれる精液。さながら零距離でのショットガンだ
白濁量も凄まじく、一瞬だけアカネの下腹部は大きく膨らむ。
その直後、胎内部の高水圧が触手との結合部にほんの僅かな隙間を作り出す。
そして、その小さな逃げ場から先を指で潰したホースの様に弧を描いて放出される邪液
もう無理だ。意識なんていらない――
どうせまたコイツの慰み物になるんだろう―――
そんな諦めの感情を抱いてしまった瞬間、アカネは天使としての資格を失った…
後に残るのは抵抗する意思の失われたデスパイアの地獄の責めに耐えうることのできる少女
後編に続く
606 :
兄:2007/11/10(土) 11:01:59 ID:Q7mrCE5O
以上です。
後編は出来るだけ早く投下したいところです。
激しくGJ
何この確変触手タイム
やばい…泊まり込み明けで後はもう寝るだけの筈だったのに!
ズタボロのヒロイン、心まで折れて天使の資格を失うとか俺のドキワクシチュ狙い撃ちで後編への期待で興奮してきた!
作者さんGJ!
現在、触手活性率120%だニョロ
GJだニョロ
GJすぎるwww
続きが待ちきれんwww
皆様。GJです。私も投下します
「んん・・・くぅ・・・」
いつしか激しい陵辱で疲れていたのか、泥のように眠りに落ちたリップであったが、
たまらない下半身の疼きに耐えかね、目を覚ます。
「くぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
言葉を発せず、ただただ喘ぎを漏らすリップ。まだまだ身体は疲労しきっていて、とても
じゃないが、脱出出来るほど体力は取り戻していない。
「はぁ・・・それにしても・・・」
見やるは下腹部、そう、先の陵辱でメデューサに付けられた化け物の分泌する媚薬がリッ
プを苛んでいるのだ。
「なんとかして取れないかしら・・・このままじゃ媚薬でおかしくなっちゃう・・・」
と、化け物に手を伸ばす。そして触れた瞬間
「んん!!!!!」
下腹部に強烈な粘り気を感じる。それと共に訪れる強烈な快感、しかし、イけるほどでは
ない。どうやら、この化け物が強力な媚薬を吐き出したらしい
「ふふ・・・すっかりお気に入りのようね」
ふと扉を見やると、格子窓からメデューサが覗いている。
「その子に下手に触ると、強力な媚薬をだすわよ。ふふっ、その様子だと、媚薬に参って
いるようね。どう?私のペットになるなら、外してやらないでもないけど」
すぐにリップは噛みついた
「誰が!貴女のペットになるくらいなら、死んだ方がマシよ!」
「ふふっ、それだけ吠えられるのならまだまだ耐えられそうね。じゃあ、こんなのはどう
かしら?」
と、メデューサは化け物に魔力を送り込む。途端、化け物の動きが変わる
「!?」
異変に感づいたのか、リップは股間をしきりに気にし始める。
「ふふ、もうちょっと素直になるように魔力を送ったわ。じゃあね。私はこれから出撃
しなきゃいけないから、それで楽しんでいてね」
と言葉を残し、メデューサは去って行く
「くぅ・・・さっきとは違う・・・」
疼きに耐えるリップが零す。そう、今まではただ単に媚薬を吐いていただけであった化け
物が、今は、尿道を中心に、極小の触手が暴れ始めているのだ。しかし相変わらず性器や
クリ○リスには媚薬をはき続けるだけで、イけそうもない
「だ・・・め・・そこばっかりやられ・・た・・・ら、おしっこでちゃう・・・」
いつしか、尿意を感じ始めたリップは、ベッドにある枕を抱きしめ耐える。しかし、それ
も長くは続かず、部屋の隅に付いているトイレへと向かう。
「はぁ・・・はぁ・・・」
もはや媚薬で酩酊状態になっているリップにとっては、トイレまでの距離ですら、絶望的
に長く感じられた。
そして便座に着いたリップは、日常と同じように下着に手を掛ける。その途端
「ぼごぉ」
粘度の高い媚薬を吐き出す化け物
「んん!!!!!!」
媚薬の快感が脳天を突き刺す。疲れ切った身体と思考では、この化け物をはずせないとい
う所にまで、頭が回らなかったようだ。
「うう・・・どうすればいいの」
そう苦悩している間も化け物は容赦なく尿道を責め立てる。
「くぅ・・・このままじゃ漏れちゃう・・・」
と、誰もいない牢で1人涙目になるリップ。おそらく1人の女の子としての羞恥心が涙を
流させたのであろう。しかし、それとはおかまいなしに刺激を与えてくる触手
「くう!もうダメ・・・漏れちゃうぅぅ・・・くううんんんん」
ぷしゃああああ・・・勢いよく出る黄金水。しかし、それは化け物からしみ出す事が無い所か、出たその瞬間から、湿気が無くなっていく。そう。この化け物は、リップの尿を食べて居るのだ。
「ダメぇ!飲まないで!汚いよぅ・・・止まってよ!」
羞恥で手で顔を押さえながら叫ぶリップ。しかし、粘液と触手で弄られ続けた性か、尿は
止まることを知らず、たっぷり数分間、化け物に餌を与え続ける事になってしまった。
「うう・・・」
しばらく踞って咽び泣く事しか出来なかったリップ。その後、のろのろとベッドへと戻り、
1人呟く
「香那葉ちゃん、麻由希ちゃん。早く助けに来て・・・私、それまできっと耐えるから・・・」
と、1人呟きながら、また、眠りにつくのであった。
そう・・・この尿を食し、Tバック程度の大きさから、ハーフパンツ程度の大きさまで成長
した化け物に気付くことなく・・・
ちょっと幕間的な話ですが、次は、残りの戦士達とメデューサとの淫闘になります。
どちらの戦士が出るかは、次のお楽しみです〜なるべく早めに次を投下します
このスレって定期的に格ゲー並みの猛コンボラッシュ来るよな
禿同
激しいときは数日で5本とかもありうるからな
>>613 GJ!!
そろそろコテ名変更してみようか?
:以下スルー推奨
前の触人さんとの間隔はもう少し空けような。
これじゃ書き手の暗黙のルール違反である『被せ行為』と取られてもおかしくないぜ
急げ!!秋の触手祭りはもう始まってるぞ!!
| | ________
| |_ ΦΦΦΦΦΦ‖
| | /| ‖
| |//|TTT TTTTT‖
|_|//|^^|三三|^^^^‖
|_|// Λ_Λ
| |/ 祭りだ(___)
7ヽ 急げ!/( 祭 )]つ
ハ/| `/二二ヽ
L|/ / /(_)
/ Λ_Λ (_)
(´∀`)
/// ^ ̄]゚ Λ_Λ
゚/ ̄ ̄_ヽ (` )
/_ノ(_) ⊂[( 祭 )
(_) r|__|
(_ノヽ ヽ
(_)
| |
| |_ドッドッドッドッド!
| | /|
| |//| (⌒(⌒)⌒)
|_|//|⌒(祭だ!祭だ!)
|_|// (⌒( ∧∧⌒)))
| |/ (⌒( (゚Д゚)つ)
ハ/|⌒ (⌒(つ|)/ ⌒)
L|/遅れるな| (^)⌒)
/ ∧_∧⌒)し⌒ミ ))
( (´∀`)つ ∧_∧⌒)
( (つ/]/ と(・∀・ )
| (⌒) ヽ|⊂[]))
(し⌒^ミ ))(⌒) |
 ̄(_)))
突撃――!!
↑この方々は触手を踊り食いでもするのだろうか
触手に踊り食いされるんじゃないか?
猫だから獣姦になるんじゃね?
つまりこの人たちは可愛い女の子や妙齢の美女たちを襲いに行くんですよ
<ナ、ナンダッテーーーー!!?
>>613 GJ!もう投下されないのかとヒヤヒヤしてた
なるほど、職人じゃなくてこのスレでは触人か
GJ!
625 :
兄:2007/11/12(月) 22:56:41 ID:/V09480h
最終話後編…投下致します。
前後半分かれてるときはあまり間隔あけないのが俺クォリティ
『んぁ…は…』
寝ても覚めても犯され続ける。
寝るときは度重なる絶頂と疲労で意識を奪われる。
起きるときは股間の違和感と与えられる刺激により無理矢理起こされた。
最早自由など何処にも無い
『くぁ…はぁぁ……』
監禁されてから大分経つ。時間の感覚など既に失われているのでどれ位かは分からない。
何日目かの朝
「ほら、飯の時間だ」
デスパイアの玩具とはいえ元々人間、当然お腹は空くもの
今の彼女の食事は憎むべき存在であるデスパイアの精液だ。
『はむ…れろ…んちゅ…くちゅ…じゅるる』
本当は嫌だ。でも空腹には勝つことができない
彼らの精液は恐ろしく粘度が高く、辛うじてお腹に溜まることができる。
それに過去に何度も断ったが、結局無理矢理に舐めさせられ飲まされた
仕方が無いのだ。何もかも
『んむ…んむ…ぷはっ…んちゅ…んちゅっ!』
とにかく舐めて、吸って、刺激してイカせて飲み干す。
そうすればこの忌まわしき時が終わりを告げるのだから…
どびゅ!…!…ぶびゅ…ごぷっ!…どくどくっ……
『んく…こく…んくんっ…ぐくっ!!…ケホッケホッ』
大量に口内へと注がれるゲル状の白い液体。それを腹に次々と収めるべく喉を鳴らす。
苦くて臭くて不味い以外の形容詞が思い浮かばない。
でも、もし飲まなかったら次に待っているのは「おしおき」と称した拷問なのだ…
「ふう、大分フェラも上手くなったな」
褒められても全然嬉しくなんかない。むしろ屈辱を感じずにはいられなかった
口の回りに付着した白濁を触手で拭われて口の中に押し込まれる
ソレも丁寧に嘗め取り、ようやくアカネの食事が終了した。
食事が終わると同時に手足に絡みつく触手。
何時もならそんなことはしない。なにせ此方には逃げる意思が無いのだから
つまり通常では行わない責めを展開するということなのか?
不安がアカネに絡みつき蝕んでいく
『な、何をする…の…?』
デスパイアは無言のままアカネの脚をM字に開いて固定し、腕は後ろ手に縛り上げる。
そして、一本の触手を彼女の股間に近づけていく
『えっ!?そ…その触手…と、透明になってる…』
そう、アカネに向けられているのは表面が透明になっていたのだ。
思い起こされるのはかつてデスパイアに負けた際に押し込まれた輸卵管
でも、このデスパイアは卵は作れなかった筈
くちゅ…
『…んっ!?』
触手の先端がアカネの淫猥な入り口に触れる。
それだけで既に何度も何度も何度も同様の行為をその身に刻まれた彼女のカラダは素直に反応し蜜を分泌してしまう。
ぐちゅちゅ…
そしてそのまま入り口を通り抜けて水没した洞窟を突き進む。
乱暴な侵攻ではなく、ゆっくりと足跡を深く残すようにアカネのナカを満たしていく
『んはぁ…あぁ…お、奥まで…入って、来る』
透明触手は退く事を知らず進み続け、遂には行き止まりであり入り口でもある器官に到達した。
そしてそのまま無遠慮に鍵穴をこじ開けて密室への侵入を果たしてしまうのだった。
『ぐっ!!…つぅ!…んぁ!?』
普通の娘ならば激痛に苛まれるところ…
だが彼女はエンジェルの身体を持ち、子宮口を抉られた回数も多い為に少しの痛みで済んでしまう。
むしろその痛みも快感へと変換されてしまうほどに調教されているのだ。
『ア、アナタ…こ、こんなことして…何を…入れる…つ、つもりなのよ…』
「まあ、一応説明しといてやるか」
今迄無言のままだったデスパイアが口を開く。
「実はな…最初にお前の身体を調べた時に卵巣からちょいと卵子を拝借したのさ」
それは一番最初にこのデスパイアに蹂躙された時のこと
胎内の隅々まで調べられた忌まわしき記憶…
「お前のカラダの中だと魔力に守られて受精できない。」
調査の結果だった。だから何だというのだ
「試しにお前の体外で俺の精子と混ぜたらさ……」
まさか…
「出来たのさ!俺とお前との愛の結晶がな!!」
あまりの事に理解が出来ない。
愛の結晶? 卵子? 受精? デスパイア? …赤ちゃん…?
『え!?……な、なに!?…まさか!!』
デスパイアの精子と自分の卵子で受精した 胎児が出来た
そして、今の自分に挿れられている子宮に繋がる透明触手
「それでも魔力が無いと死んじまうみたいでね、ママのお腹なら魔力が一杯だから…」
透明触手の内部に無色の液体が満たされる。この中をナニが泳いでくるというのか
「ちゃんとお腹の中で育ててね……マ・マ」
やっぱりそうだ!デスパイアは自分の卵子から生まれた胎児を触手を通して子宮の中に挿入する気だ
そして透明触手の根元に胎児の姿が見えた瞬間
『あぁ…いやぁぁああああぁあああぁぁぁああーーーーーーーーー!!!!!!!』
その姿は小さなバナナ程の大きさをした芋虫。
あの醜い姿をした化け物に自分の遺伝子が半分含まれているのだ。
『やだっ!!!!あんなのが赤ちゃんなんて!!やめてぇ!そんなのいらないっ』
錯乱して暴れるアカネ、だが手足をキツく拘束した触手がそれを許さない。
彼女が暴れている間に胎児は母親の魔力に惹かれて透明触手の中を泳ぐようにして進んでいく
『いやぁ…いやぁ…』
涙は止まることなく溢れ、頬を濡らし続ける。
触手の中に見えるのは三匹の芋虫……いや、アカネの子供。
『お願いだからぁ…もうやめてよぉ…デスパイアの赤ちゃんなんていやぁ…』
尚も胎児は母親の膣の内部を泳ぎ続けて奥へと進む。
するとアカネは何かボコボコしたものが通過する感覚を快楽信号と共に感じ取る。
そして遂に最初の一匹が道の中で最も狭い場所を通り越した!!
……べちゃ!
そんな音が聞こえた気がした。
『ああぁあぁああああぁーーーーー!!入って!…入ってくるうぅぅーーーーー!!!!』
最初の一匹は新居に入り込むと歓喜を表すように内部を這い回る。
子宮の中を踏み荒らされることでアカネの神経は振り切れる寸前まで急激に高められた。
『ひぃやぁあぁうぅ!!う、動いちゃだめえぇーー!!』
親の心子知らず…当然彼らのには言葉を理解することなど出来はしない。
そればかりか、今まさに二匹目の子がアカネの子宮口を通り越える所であった
ぐちゃ!…
『もうダメ!!お腹…一杯だからっ…入っちゃダメ!暴れちゃダメェ!!』
現実は何処までも残酷で――
三匹目
『いやぁ!この子大きいよぉ!!いたぃ…ムリだよ……入らないよぉ!』
最後の子は先の二匹よりも比較的大きい。
それでも母の揺り籠に進入しようと子宮口を軋ませながらその身を捩る。
『なんでぇ!?…いっぱいなのに…入ってくるのぉ…ひゃひぃぃぃぃ!』
ぐりゅん…べちゃ!!
『んぐぅぅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅううーーーーーーー!!!!!!』
難関を通り抜けると同時に一気にナカへと雪崩れ込む質量。
アカネの下腹部は外から見ても明らかにぽっこりと膨れて見えた
そしてその内部で何かが蠢いているのだろう、お腹が微妙に振動しているのが分かる
こうして全ての胎児の移動は完了し、アカネの少し遅れた妊娠は完了したのである。
あれからおよそ一週間。
デスパイアと天使の間の子は成長著しく、既に母親のお腹は臨月を超えてパンパンの状態だ。
何時生まれてもおかしくはない。
『あっ…くぅうっ!?…はひぃ!…!…お願い…ん!…だから…止まって…よ…』
彼女の子宮内では未だに暴動が続いていた。
それぞれ胎盤を形成したのか初期の頃の激しさを失ってはいたものの
昼夜問わず常に子宮と性感を刺激し続けるのだ。もう母親は何百とイッたことか…
それでも父親は容赦をしない。己の性欲を満たす為に新たな生殖器を向けた
『んはぁ……な…にそれ…』
アカネに向けられた触手はピンポン球とテニスボールの中間くらいの大きさの肉玉が数珠状に連なった形をした物。
更にそれだけではなく、表面に無数の吸盤を備えている凶悪な触手であった。
『そんなの…いやぁ…んあっ!?…お尻…壊れちゃうよぉ』
父親となったデスパイアはアカネの生殖器を犯すことは無くなった。だが、それは挿れる穴が変わっただけのこと
一週間の間犯され続けた彼女の尻穴はもう快感しか生み出せないほどに使い込まれている。
触手の先端が添えられただけでその穴は歓迎するように緩んでしまうのだった。
ぷちゅ!…ちゅぷん!!…くぷっ!…じゅるぷっ!!
『はぁん!…くふぅ…んあっ!…きゃん!』
心とは裏腹に次々と肉の塊を飲み込んでいくアカネの排泄器官。
肉玉を6つ程飲み込んだところで止まる。
そしてピストン運動を始めると同時に本格的に吸盤が活動を開始
触手が一ミリ動く度に吸盤が腸壁を吸い付いて快楽信号を刺激する。
そしてまた一ミリ動くと吸盤が剥がれて吸着した時の数倍の快楽を生む。
ぱきゅぽきゅぷきゅきゅぷきゅきゅぷきゅぽきゅぱりゅ
『きゃひいぃぃ!!…やめてぇ…ぷきゅぷきゅはダメェ!!!!』
肉玉を飲み込んで快楽、引き出されて快楽、吸盤が張り付いて快楽、剥がれて快楽。
快楽の包囲網に捕らわれたアカネに逃げ道は無い。
『だめぇ…もうだめぇ!!…お尻凄いぃ…こ、こんなのおかしいよぉ!!』
常識を超越した肛姦に身を震わせながら歓喜するころ
彼女の胎内では突然の変化が現れる!!
そう、産まれるのだ
『え!?…お腹…くる…やだ…産みたくないぃ!!!!!』
肛辱中にも関わらずアカネは膣に力を籠めて出産を拒否しようと試みる。
客観的に見れば出産の時を少し遅らせるだけで無駄なことなのだが、デスパイアとの間の子を産む事は彼女にとって耐え
難いことなのだ。
アカネの尽力によってなんとか胎児の脱出を遮ることには成功した。
『(苦しいけど…アソコに力を入れていれば何とか大丈夫……でも…)』
でもそれは彼女が力んでいる間のみ…気を抜けば出産が待っている
その間も肛門を責める触手は止まるところを知らない。
ぷちゅ!…ぷきゅ…ちゅぷん!!…きゅぷ…くぷっ!…ぱきゅ…じゅるぷっ!!
『(お尻がぁ……ダメ!…イッたら産まれちゃうぅ……)』
事実上の 絶頂=出産
今にもイキそうな程責め立てられた圧倒的不利な状況。
それでも最後の瞬間だけはできるだけ逃れたかった。
でも――
ブブブブブブブブウゥゥゥン……
『きゃぁぁああぁぁぁぅううぅぅーー!!な、なに!?おしり…ふるえてるぅう!!』
なんと更に触手は吸盤に加えて細かく激しい振動を混ぜてきたのだ
勝てるわけが無い…
トドメと言わんばかりに尻穴に打ち込まれた触手を限界まで引き抜いて―――
一気に突き込んだ!!!
ぶちゅ!!ぷきゅじゅぷ!!ぎゅぶくぷっ!ぱきゅじゅるぷぶぶぶぶぶぶぶっ!!!!!!!
ドピュビュビュルルブピュピュピュゴブブブブブブブ!!
『がはぁぁぁぁああああぁぁぁぁあぁぁあぁぁあああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!』
イッた…完全にイカされた。
デスパイアもアカネの腸内で果てたようだ
白濁が爆発したように流し込まれて絶頂をより深い物に押し上げる
アカネはあまりに暴力的な刺激と衝撃に気を失う寸前まで深い、深い絶頂を迎えたのだった
それでも彼女にとっては気を失った方がどれだけ楽だっただろうか…
全身が痙攣して力が入らないアカネ、もうお腹の子を邪魔するものはない
『あ……産まれちゃう…いやだ…やだよぉ……で、…でちゃうっ!!』
ずりゅうぅぅ!!!!
完全に緩んだ膣から異形の子が出現する。
続けて二人目、三人目と母の膣より這い出てきた。
その姿は人間の形をかたどってはいるものの、全身のいたる所から触手を生やす化け物。
自分の遺伝子とデスパイアの遺伝子を掛け合わせた産物
『…赤ちゃん…う…産まれちゃったよぉ…』
失意の感情の中、新た我が子の異質過ぎる姿を見たアカネは…
『いいぃぃぃやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
!!!!!!!』
コワレテシマッタ
突撃天使アカネ BADEND
632 :
兄:2007/11/12(月) 23:08:17 ID:/V09480h
投下完了!!
長らく続けてきた短編形式の続き物(?)でしたが、何とか最後まで投下できました。
お付き合い頂き心の底から「ありがとう」を送りたいと思います。
>>632 大変見上げた良いクオリティをお持ちですね!
最高の最悪な結末を迎えたエンジェルGJ!
こんな良いもん読ませて貰ってありがとうなんて礼まで言われて恐縮だぜ
こちらも一言、どう致しまして。ありがとう。お疲れ様!
充分の充電をしてからの自作を期待させて貰って待ってるぜ!
>>631 すっげえ…
GJだぜ!やはりバッドエンドに限りますなぁ(´─`)
GJ!
やっぱ女の子は壊してなんぼですよ
つーかこれで助かったり掬いがあると興奮しない
昔のファミコン必勝本に掲載された短編小説のコワレチャッターっていう妹人形思い出した
いつでも「現状」ってのが打ち砕かれるのは唐突なのですなー
魔法天使シリーズに相応しいBADエンド大好き!
GJ!
でも最後タイトルが拳撃天使じゃなくて突撃天使になってますよ
いや、すげえな。胎外受精したのを身体に戻すとかちょっと想像してなかった。
いやはやこのエロは凄いです。誠に御馳走様でした
みんなバッドエンドが好き、というか
むしろバッドエンドじゃないと駄目ってすごいなあ
俺はあまりにも救いがないのは駄目なタイプ
いじめっ子が逆襲されるとかそういうのはいいんだが
とにかく見てて可哀想だったり理不尽なのはムリポ
この〜天使シリーズもエロ描写はど真ん中ストライクだけど
その後の展開は何とか逆転してほしいと密かに思ってたりするw
このスレ的には俺の方が異端ってことは十分理解しているので
そんな奴もいるんだなくらいに捉えてスルーしてくれ
まー触手・怪物に犯される、って時点でバッドエンドだからね、普通は…
似たような感覚を俺ももってるんだけどさ
恋愛モノで、あまりにも痛みが無かったり理不尽なハッピーエンドが苦手でね。
でも皆はハッピーエンドじゃないと駄目的な雰囲気なんだよな。
確かに恋愛モノなら普通ハッピーエンドだろうと分かっちゃいるけどね。
あれ?違うか?
まぁ、触手(人)それぞれ好みが有りますからね
〜(´─`)〜
まあ何がともあれ
触手で女の子を犯せば、このスレはオールオッケーってこった
ψ(゚∀゚)ψ 触手ども、そいつを忘れるんじゃねえ。
にょろ〜ん
ちゅるやさんこんな所に何しに来たんだ。
そんな、ちゅるやさん貴女まで!?
そしてこの後みくるは‥
>>632 今更かも試練が兄貴GJ&乙カレー
凄かったぜ、相変わらず兄貴の書く触手Hのアクロバティックさは異常!!
容量も残り僅か〜・・・・・・ニョロ
>>638 禿と言っておこう。
俺はSS書くときにはキャラには狂おしいほどの愛情を抱くな。
が、同時に愛しているからこそ愛情に比例してメッタクソにしてやりたい衝動に駆られる。
でも愛しているので最終的には幸せになってもらわないと気がすまない。
最終的にハッピーエンド、最低でもグッドエンドになると判っているからこそ、安心してとことん虐め倒せる訳で。
バッドエンドを否定する気は無いので誤解しないで欲しいが、
異種姦妊娠エンド前提キャラがエロい事される姿よりも、ハッピーエンドを目指すキャラが
その過程でエロい事されて挫けそうになりながらも健気に乗り越えて行く姿の方がマイ琴線に触れると言うか。
ならば、それを投下投下
なるほど、触手なんて血も涙もない奴ばかりかと思ったら
意外と優しい触手もいるんだな
優しい奴もそうでない奴もみんな好きだ!愛してる!
さてそろそろ女体に株分けをする時期なんだにょろ
10スレ目くらいにあった女子高生視点のちょっとギャグ調のSSが好きだった俺ガイル。
あのシリーズ、また来ないかなぁ
皆様お久しぶりです。コテも若干変えました(笑)ご指摘もありがとうございます。
それでは投下いたします。
少し遡って、凛々子がメッツァーの基地で陵辱されている時の事…
同じく魔法戦士であるスイートキッスこと、柚木香那葉は黄昏れていた。
「どうして今日は凛々子先輩居ないんだろう…家に行っても居ないみたいだし…」
と、独り言を呟き、ため息を零す。
香那葉は、過去に両親を亡くしており、凛々子を実の姉の様に慕っていた。凛々子も、
それが分かっており、香那葉を実の妹の様に可愛がっていた。だからこそ、今回の様に、
自分への連絡も無しに居なくなるなどあり得ない事だったからだ。
「あ…時間が…早く学校に行かなきゃ…」
もしかしたら一足先に学校へ行ってるかも知れないと願って、学校へと赴く。そして、
いつものようにオープンカフェでの仕事をするも、凛々子は現れず、香那葉の不安は募る
ばかり…まさか…と過去の悪夢が一瞬頭を過ぎるも、すぐにそれを振り払う。
「香那葉ちゃん」
期待を込め、振り向くも、そこに凛々子の姿はなく、あったのは、同級生の宮守麻由希
「ちょっと…いいかしら…」
いつになく真剣な表情の麻由希に気圧されてか、黙ってうなずき、付いていく。そして人気のない所で麻由希は振り返り、語り出す。
「凛々子先輩が、メッツァーに攫われたわ・・・」
と、悔しげな表情を見せる麻由希。その言葉を聞いて香那葉は絶句する。まさか、先ほど
頭を過ぎり、振り払った悪夢が再来するとは思っても見なかったからだ。
「ごめんなさい。私もその時いたんだけど、他の陽動に手間を取って、凛々子先輩の所へ
行くのが遅くなってしまって…」
そう呟き、ますます俯いていく麻由希、一方、香那葉の方は、よほど衝撃を受けているの
か、両手で口を押さえ、固まったままである。その後、意を決し、麻由希が香那葉の両肩
に手を掛け、語り出す。
「お願い!香那葉ちゃん、力を貸して。凛々子先輩を救うには、貴女の力が必要なの!」
「けど…私…」
と俯く香那葉、そう、以前、メッツァーに捕まった時、香那葉はメッツァーに様々な陵辱
を受け、そのショックで変身する事が出来なくなっているのだ
「貴女が変身出来ない事は知っているわ。それを承知でお願いしているの!お願い香那葉
ちゃん!」
これを聞いて益々俯く香那葉。この体勢で固まる2人。その永さは数刻、いや永遠とも
取れる永さと2人は感じただろう。その後、しびれを切らしたのか、麻由希から手を離す。
「ごめんね。無理言っちゃって…香那葉ちゃんもあんな酷い目に遭わされたのに…けどね、
私は1人でも戦うよ。このままメッツァーの思うとおりに行くのも嫌だし、何より、凛々
子先輩が心配だから。だから私は1人でも戦う。だって、クイーングロリアに選ばれた魔
法戦士ですもの」
と言い、香那葉の肩から手を離す麻由希、そして俯いたままの香那葉
「私はもう行くね。後、私、待ってるから。貴女がまた魔法戦士になって正義の為に戦ってくれるって、だって、貴女もクイーングロリアに選ばれた戦士なんだから」
とだけ麻由希は言い残し、香那葉に振り返らずに去っていく。そして、1人残された香那
葉は1人呟く
「私…どうすれば良いの…凛々子先輩…」
その言葉は誰の耳に聞こえる事無く宙へ消えていくのであった。
その後、夜の帳の降りた公園で、魔法戦士を誘い出す為、いつものように破壊活動を行う
メッツァー達
「ふははは!下魔共よ!魔法戦士共をおびき出す為、手当たり次第暴れ、破壊し、陵辱を
行うのだ!」
「ゲゲゲッ」
歓喜の声を上げ、破壊活動に望む下魔達。そして各所で上がる悲鳴
「待ちなさい!メッツァー!」
と、怒声が響く。その声の主へと振り返るメッツァー達、そして、現れた主に満足し、笑
みを浮かべるメッツァー
「ふふ、待ちかねたぞ。宮守麻由希。いや!スイートパッション!」
「メッツァー、大人しく凛々子先輩を返しなさい!」
と、怒鳴る麻由希に対し、それを
「フッ、折角苦労して手に入れたのだ。そう言われて返すバカはおるまい」
と、涼しげに返すメッツァー。
「なら、力ずくで聞き出すまでよ!行くわよ!スイートマジカルセンセーション!」
麻由希の周りを激しくも優しい光が包み込んでいく。これが麻由希と言う1人の女性から
女神近衛団の戦士に生まれ変わらせる瞬間だ。
「愛と魔法の戦士!スイートパッション!!!今日こそあんたを倒すわ!」
スイートパッションは凜とした声でそれを宣言する。
「ククク、情熱の戦士、スイートパッションよ。登場を待ちわびたぞ。今日も貴様を美し
く汚してやろう」
同じくメッツァーも高らかと宣言する。
「ゆけ!下魔共よ!スイートパッションを倒すのだ!!!」
その号令と共に下魔数体が奇声を上げながらスイートリップに突進していく
「はぁ!」
スイートパッションは襲ってきた下魔達の攻撃をテンポ良くかわしながら、その身に不釣
り合いな程の大きさの剣を振り回し、下魔達を屠ってゆく。
「ククッ、流石に下魔では歯が立たんか」
「ふん、こんな下魔なんか相手にならないわよ!大人しく降参しなさい!」
「フッ、威勢の良いことだ。なら次の相手を用意しよう。ココノ!相手をしてやれ!」
「はい。メッツァー様」
と、脇に控えていたココノがパッションへと近づいてゆく
「ここのちゃん…いや、ココノ・アクア!凛々子先輩を助ける為なら、貴女でも倒します!」
と、高らかに宣言をし、勇猛に斬りかかっていくパッション
「ふふっ、熱くなっちゃって。闘いは常に1対1じゃ無いのよ。行きなさい!下魔達!」
その号令と共に再び掛かってゆく下魔達
「そんなの、いくら来ても無駄よ!」
と一閃する麻由希、しかし…
「え?」
一瞬拍子抜けした声、そう、下魔が麻由希の攻撃をかわしたのだ、まさか下魔程度にかわされるとは思わなかった麻由希は、下魔に多大な隙を見せる事になった。その隙を見逃さず、下魔は打撃を入れて来る
「ぐぅっ…このぉ!」
と、再度剣を振るい、下魔を屠るパッション
「ふふっ、下魔だからって油断したわね。この下魔達は私が訓練を施した特別種よ。上魔
には敵わないけど、普通の下魔よりずっと実力は上よ!」
と言いつつ、矢を放つココノ。それを剣で弾くパッション、しかし、ココノの放つ正確な
矢と、下魔のコンビネーション攻撃で追いつめられていくパッション
「くっ、ええぃ!」
と、最後の下魔を屠るパッション、しかし、疲れが溜まってきたのか、剣の振るいが遅い。
その隙を見逃さなかったココノはすかさず矢で剣を弾き落とす
「しまった!」
と、気付いた時には既に遅かった。ココノ得意の氷魔法で、パッションの足を地面に縫い
付けた。
「ふふっ、やっと動きを止めたわ。意外と素早いから苦戦しちゃった」
と、笑顔で言い放つココノ。その表情にはまだまだ余裕がありそうであった。これが新人
魔法戦士と、悪に染まったとはいえ、闘いをくぐり抜いてきた戦士との実力差を誇示する
かのように
「くっ、こんなもの…」
と、パッション得意の炎系魔法で溶かそうとするも、いつの間にか張られていた魔封じの結界で、魔法を使えなくなってしまっていた。
「ふふっ、あがいても無駄よ。結界を張ったわ。これでしばらくこの場で、貴女は魔法を
使えないわよ。大人しく汚されなさい」
と言うとともに、召還魔法を唱えるココノそれに応じて出てきたのは緑色をしたゲル状の
上魔、ゲルセス
「ゲルセス。そこにいる女を好きにして良いわよ」
「ぶじゅじゅ」
と、歓喜の声を上げ、パッションににじり寄っていくゲルセス
「くっ、来ないで!」
と叫ぶも、そんなことはお構いなしにどんどんパッションを覆っていくゲルセス。闘いで
火照った身体に、ゲルセスの冷たい感触がパッションの身体に染みこんでゆく。
「ふふ、そんな表情をして、気持ちいいの?」
「誰が!こんなの気持ち悪いわよ」
と反論するパッション。しかし、その顔は火照り始め、目も覇気が無くなってきている
「ふふ、元気が良いわね。けどね。そのゲルセスは身体に強力は媚薬成分が含まれている
の。どこまで耐えられるかしらね。ゲルセス。パッションを好きなように嬲りなさい。」
その命を聞き、パッションの身体中を、衣装ごと嬲り始めるゲルセス。乳房を揉みしだき、
乳首を攻め、大腿部をなめ回し、腋をはいずり回り、うなじに取り付き、気がつけば、身
体中がゲルセスに蹂躙される格好になってしまっている。
「ふうぅ…うう…んん!…くぅ…」
一切痛みを与えず、快感だけをもたらすゲルセスの愛撫にさすがのパッションも艶やかな
声を漏らす。
「ふふっ、やっぱり気持ち良いんだ」
ココノの問いかけにも反応が遅くなってきており少し間をおいてから
「誰…が!こんなの…ひゃん!」
と、反論しようとするが、急な攻めで良い声を漏らすパッション。どうやらゲルセスが、
クリ○リスやヴァ○ナ、ア○ルを攻め始めたらしい
「んはぁ!だめぇ!そこは敏感なのぉ!」
どうやらクリ○リスの感度が良いようだ。それに反応してか、ゲルセスの攻めがクリ○リ
スへと集中する。
「くぅぅぅ!はぁ…だめぇ…来ちゃうよお!」
とうねり来る快感に必死で耐えるパッション。いつの間にか、パッションに近づいたココ
ノがそっと耳打ちする
「どうしてそんなに抗うの?」
「ふう…ん!だって、私は魔…法戦士だから!」
「ふふっ、気持ちいいことにそんな事は関係ないでしょ。私も一緒だから、一緒に墜ち
ましょう」
と語り、自らの手でパッションの秘部を弄り始めるココノ
「ふああ!ダメぇ!ここのちゃんやめてぇ!んん!」
と、パッションの唇を奪うココノ
「んん!ちゅば!じゅる…」
と情熱的に舌を絡め合わせるディープキス。既に快楽に冒されてるのか、パッションの
方が舌を絡ませていっている。そして離れる唇と唇
「ふあ…ここのちゃんのお口美味しい…」
とうっとりした表情で語るパッション。どうやらゲルセスの媚薬効果で意識朦朧としてき
ているらしい。
「ふふっ、麻由希さんの唾液も美味しいですよ」
と言い合い、又、ディープキスへと耽る2人。しかし、今度は舌を絡めつつも、ココノは
パッションの秘部への攻めを辞めない。どうやらフィニッシュに入った様だ。
「んん!ちゅば!んふぅ…んん…こくっ…んん!」
もはや舌を絡ませる事しか出来ないパッションは、積極的に舌を絡ませ合う。秘部を弄る
卑猥な音と、舌を絡め合わせる音が、場を支配してゆく。
「んん!ふううん!」
と、もがくパッション、どうやらゲルセスが乳首を吸い上げ始めたらしい。その衝撃で、
一気に絶頂へと導かれてゆく
「んんんん!!ふうううん!!」
と、身体中をゲルセスに蹂躙され、口内と秘部をココノに攻められながら、絶頂に
至ったパッション。そして離れる唇
「ん…はぁ…はぁ…」
と、少し残念そうな表情を見せるパッション
「ふふっ、可愛かったですよ。麻由希さん…ほらっ、こんなに」
と、パッションに手袋を見せつけるココノ。愛液と潮とでぐちょぐちょになっている。
それを見せられて、顔を赤らめ背けるパッション。
「大人しく、私たちに付いて来ませんか?いつまでも私と一緒ですよ…」
と甘く囁くココノ。
「ダメ…私は魔法戦士…こんな事で挫けない…」
と、呟くように拒絶するパッション。
「それでこそ麻由希さんです。だからこそ欲しくなる」
と返すココノ
「メッツァー様、パッションをいかがなさいますか?」
「うむ。まだスイートキッスが復活してない以上。まだ連れ帰る必要は無いだろう。
パッションは、キッスが復活するまでの呼び水としなければな」
「では…」
「うむ。このまま帰るぞ。ではさらばだ、美しきスイートパッション。今日も良い見世物
であった」
「まってよ。」
との声に振り向くメッツァーとココノ
「メデューサ…お前は待機命令をしていた筈だが、何故来た?」
と、問うメッツァー
「だってぇ。こんな可愛い子と戦うって言うのに、私をおいてきぼりなんて酷い
じゃない?私にも可愛がらせてよ。あの子」
「ふむ…」
と思案するメッツァー
「良いだろう。命令無視を今回は不問とする。可愛がってやれ。メデューサ」
「そうこなくっちゃ♪」
と聞き、パッションへ近づいてゆくメデューサ
「ふふ、初めまして。スイートパッション。昨日のリップに続き、貴女も可愛がって
あげる」
その言葉を聞き、今まで朦朧としていた目が覇気を取り戻し、力強くメデューサを睨み
つけるパッション。それを狙っていたのか、その瞬間に魔眼を発動するメデューサ
「あぁ…」
魔眼に魅入られたパッションの目から光りが失われてゆく。
「ふふ、じゃあまずは、私のここを舐めてもらおうかい」
と、指し示したのは、メデューサの秘部。使い込まれているにもかかわらず、形は整って
おり、色も綺麗なサーモンピンクである。魔眼に魅入られたパッションはふらふらと
近づき、メデューサの秘部へとむしゃぶり付く。
「んん!ふふっ、積極的だねぇ…元々淫乱なのかい?」
と、直立不動のメデューサはパッションの頭を撫でながら問いかける。
「ぴちゃ…ふぁい…麻由希は…淫乱な子です…」
と、魔眼で一時的に洗脳されたパッションは、そう答えつつ、メデューサの尿道、ヴァ○
ナ、クリ○リスを舌で責め立てる
「んん!舌使い上手いねぇ…もう…イきそうだよ。ご褒美よ、私の愛液全部お飲み!んん
んんんんん!」
メデューサの喘ぎとともに秘部から大量にあふれ出す愛液。それを必死で飲み干すパッション。
「んん!こくっこくっこくっ…はぁ…はぁ…ありがとうございました。メデューサ様の
愛液、美味しかったです…」
「ふふっ、良い子だねぇ。ご褒美に今度は私がお前をイかせてやるよ」
との宣言とともに、メデューサの髪の触手達がパッションへ絡みつき、中空へと持ち上げ
てゆく。
「ふあっ」
「さて、どうしてやろうかねぇ。ふふ、そうだ、この薬を使おう」
と、蛇触手で毒を精製しはじめるメデューサ
「ふふ。これからあんたを、一生射乳できる身体に改造してやるよ。うれしいかい?
射乳はとっても気持ち良いから、くせになっちゃうよ」
「はい…メデューサ様…」
と言い、髪に絡みつかれた手を動かし、両乳房を手で持ち上げるパッション。
「ふふ、素直だねぇ。じゃあ行くよ」
そのかけ声と共にパッションの乳首を飲み込み、乳房に噛みつく蛇触手達。そして注入
される毒
「んはぁ…ふうん…」
思わず喘ぎ声を上げるパッション
「ふふ、この毒を注入されているときも、結構な快感があるからねぇ」
数秒後、乳房から離れていく蛇触手達、どうやら注入が終了したようだ。それからすぐに、
パッションの乳房に変化があった
「んん…おっぱい熱い…」
うなされる様に呟くパッション
「おや?もう魔眼の効果が切れたのかい?なかなか精神は強いようだねぇ。まあ、手遅れ
だけどね」
と、言い、一気にお椀型触手で乳房を扱き上げるメデューサ
「んん!おっぱいからなにか来ちゃう…んん!」
その瞬間、射乳と共に絶頂するパッション射乳したミルクは、メデューサに飲まれてゆく
「ふふ、甘くて美味しいねぇ。イき顔も可愛かったよ」
「なんで、私のおっぱいからミルクが…」
途端に青ざめるパッション。
「ふふ。魔眼に魅入られたから覚えてないのね。私の毒で、貴女の身体を改造したのよ。
一生射乳できる身体にね。しかもその快感は男性が射精するのと同等の快感よ。」
「いやぁ…戻して…」
「ふふ、魔眼に魅入られていた時は、感謝すらしてたのよ。貴女」
「そんな…」
絶句するパッション。
「これからもっとイかせて上げるから覚悟しなさい。」
と言い放つメデューサ
「いやあああ!」
叫び、もがくパッション。そこへ
ヒュン!
一陣の風切り音。そして…シュパーン!!!切り落とされる触手。
「痛っ!」
ヒュンヒュン…ズバッ、ザシュ!触手を切り裂いた後、地に刺さる
数個の光のダガー
そして、宙に投げ出されたパッションを回収する一陣の風、そして、優しく
パッションを降ろす。
「誰だ!」
痛みにうめくメデューサをよそに、問うメッツァー
「貴様に名乗る名など無い…スイートマジカルセンセーション!」
謎の人物の周りを激しくも優しい光が包み込んでいく。これは正に、女神近衛団
の戦士へと産まれ変わらせる光だ。
「光と闇の魔法戦士、スイートシャドウ…闇を切り裂く一陣の光となろう!」
光に照らされた女は間違いなく魔法戦士だ。髪は肩長程度の碧き髪。目付きは慈愛に満ち、
締まった身体に美しい乳房の形が、衣装の上からでも分かる。年齢的にはリップ達の2〜3上、20歳を過ぎた辺りであろうか。雰囲気を例えるなら、雌豹がまさに合う女であっ
た。
「これはこれは、麗しきスイートシャドウよ。初めてまみえるな。まずは挨拶を」
と、うやうやしく礼をするメッツァー
「それで、今頃になって登場か?シャドウよ。今まで我々が戦っていたというのに、
なぜ姿を現さなかった?」
「それに答える必要はない」
と切り捨てるシャドウ。と同時に後ろへ引くシャドウ。その瞬間、シャドウが居た所を、
魔法が打ち抜く
「貴様…よくも私の髪を!喰らえ!」
と、次々と触手を打ち出して来るメデューサ。しかし、怒りにまかせた攻撃からか、あっ
さりとかわされていく。
「ふ…ん。単純ね。消えなさい!」
と共に腰から銃を引き出す。そして躊躇うことなく、光弾を発射してゆく。その正確無比
な射撃は、次々とメデューサに致命傷を与えていく
「ぎゃあぁぁぁぁ!」
「いかん!」
と言い、メッツァー魔法陣を紡ぐ。強制脱出の法だ。そして、メデューサが強制脱出した
直後、おそらく、止めになる光弾が筋を描いた。
「ちっ」
思わず舌打ちをするシャドウ。
「フフ、危ない所だった。それがお前の武器か。今までに無いタイプの武器だな」
「ええ。これで貴方も打ち抜くわ」
と宣言し、躊躇うことなくトリガーを引く。瞬間、下魔が飛び出し、替わりに絶命する。
「ふふ、怖い女だ。取りあえず、今日の所はこれでお暇させてもらおう」
と宣言をし、消えてゆくメッツァー達。その後、消えた場所の地に手を当て、魔力を追走
するシャドウ。
「ダメ…消えたわ…」
と呟くシャドウ
「貴女は一体…」
胸を苦しげに押さえながら、パッションが問う。
「私はスイートシャドウ。貴女と同じ魔法戦士よ。所で、苦しそうだけど、どうしたの?」
「な、なんでもない…んふぅ…」
ぷちゅう!と音を立て、射乳するパッション
「な…そんな訳無いでしょう!そんな状態で!何をされたの?」
と詰め寄るシャドウ。それに俯きながら答えるパッション
「メデューサに毒を注入されて、一生射乳する身体に改造されちゃったの…」
と涙ぐむパッション。
「そんな…酷い。ちょっとまってて、その前に…」
とパッションと向き合ったまま、後ろへ光弾を放つシャドウ。そして打ち抜かれるコウモリ
「どうやら使い魔を残していったみたいね。他に魔力は…無いわね。今、解毒魔法を掛け
るから…ピュリフィケーション」
詠唱とともにパッションを、優しい光が包み込む。それと共に胸の違和感が消え去る。
「あ…」
驚きを隠せないパッション、現状では、回復魔法を使える戦士とは出会ったことが無いだ
けに、驚きもあるようだ
「これで大丈夫。しばらくは後遺症が残るかもしれないけど。少し立てば完治するわ」
「ありがとう…ござい…ま…す…」
とだけ言い、気を失うパッション、どうやら相当陵辱で体力を消耗した様だ。
「ちょっと…大丈夫?」
と、ほおを軽く叩くシャドウ、しかし、パッションは起きる気配を見せない。
「しょうがないわね…連れて行くしかないか」
と、パッションをお姫様だっこし、闇へと消えていくシャドウであった。
投下終了!
はい!やっちゃいました(笑)オリジナル戦士の登場&一部の方は反応されるかも
しれませんが、シャドウの使ってた魔法、例の作品の物です。
いつかはクロスオーバーさせたいと思ってやっちゃいました(笑)
これからドンだけgdgdな展開になるんだろうorz
>>664 乙ーGJGJ
△節(*´д`*)ハァハァ
つか脳内でボイスが再生されるwww
△はハッピーエンドがあるんで壊れるのが余り好きでない自分は結構好きだったり
乙!
オリジナルの元ネタが分からん俺にとってシャドウは普通にカッコイイと思ってしまったぜ