1 :
前スレの1:
>>1乙
SS保管庫のライトノベルの部屋には、「とある魔術の禁書目録の部屋」が設置されたから
そっちにも「こんな夢を見た。」はリンクされてるよ
保管庫の当麻×白黒に萌えた。続きが気になる。
じゃあスレが移り変わるまでこっちで今までの投下で好きなエピソード投票(?)ーとかやってみたりたり。
こういうのって職人のモチベーションに関わるからやっちゃだめ?
3巻は名作ですな。
なんとも言えない位に感情のカオスぽくて。
書いてみました。
「なんでだ・・・」
上条当麻はとあるバスの中でつぶやいた。
「ん?」
その小さなつぶやきに反応したのは上条の隣に座っていた女の子だ。
「なんでお前がいるんだッ!テルノアぁぁぁぁぁ!!!」
疑問形から絶叫に変化していった上条のセリフだが、
彼がそんなリアクションを取ったのも無理は無い。
彼女は名をテルノアといい学園都市の「外」から侵入してきた魔術師なのだ。
一週間ほど前だったろうか。上条は彼女に危うく殺されかけたのだ。
しかも同日、とある理由から学園都市を破壊しようと企てたのも彼女だった。
「だからー、十分反省してますってー。ごめんなさいー。」
反省しているのしていないのか感情が読めない顔でテルノアは話している。
「つか、お前はなんで科学側(こっちがわ)にいるの!?
わたくし上条当麻は切に疑問を投げかけたい!!」
割と全力気味の上条である。
「んー・・・おもしろそうから・・かなー」
本人はあくまで冗談のつもりだったのだろう。しかし
ブチリ
と、不穏な音がバスに響いた。
上条のこめかみから聞こえたような気がする。
すると、その気色が彼女にも伝わったらしく
「な、なんか学園都市の技術とかが外に漏れたらいけないから正式な決定
が決まるまで様子見なんだってさ」
と慌てて付け加えていた。
(なるほどね・・・情報の漏洩か・・・嫌な世の中だよまったく・・・)
思考を巡らせていた上条だったが
何か左側。つまりテルノアがいるのと反対側の座席から痛々しい視線を感じる。
「・・・・・・」
油の切れたぜんまい式のおもちゃのようにギチギチと首を回す。
視線の主は空腹少女改めお怒り少女インデックスだった。
「・・・とうまはこんなときでもとうまなの!?」
ほかの人が聞いたら明らかにおかしいと指摘されるセリフを吐いた
彼女だったが、日常的にこんな会話が行われているらしく上条も
「単に話してただけだろ!つか、お前もなんでテルノアがここに居るのか
知りたくないのかよ!?」
とあくまで普通の切り返しだ。
それは彼女を怒らせないように。
もっと極端にいうとあの「行動」を起こさせないように
上条なりに穏便に、さらに会話を違うことにそらすというダブルのセーフティ
をかけていたわけなのだが。
だが。
「それは知りたいけど!けどとうまがこんなときでもとうまなのは許せないっ!」
最後の言葉を言うや否や、お怒り少女インデックスは上条の頭にかじりついていた。
バスにすさまじい絶叫が響き渡る。
何というか、今日も平和だった。
まだ容量残ってる前スレ埋めないか?
あ、すいません
まだ前スレ終わってませんでしたね。
逝って来ます
保守
前スレ埋まったな
最近原作でもインデックスの扱い悪くない?
今回の冒頭での朝食全部食っちゃうのだって、当麻がなんかやったならともかくあれで全部食っちゃうのとか読んでていい感じしなかった。
胃袋キャラなのはわかるけど、あそこまで気遣いできないキャラにしちゃうのはどうかなあ・・・
本スレで言え
二次創作でよくあるキャラヘイト、
もっとはっきり言えばKanonのたかりモノ、これに近い物がある
同居生活が長くなってきて、倦怠期の夫婦みたいになってるんだよ
禁書がいなければ、上条さんの不幸の6割は軽減されるけど、
物語が成り立ちませんw
今の禁書は躾のなってない子供と同じなのさ
当麻に何しても誰にも叱られない怒られない、だからああも暴挙に出られるんじゃろ
そもそも禁書を叱れるキャラなんてほとんど居ないし、ずっとこのままなんだろーな
それこそ上条さん辺りが言って聞かせるべきなんだろうけど……噛むし……アレ?禁書がずいぶんむかつくキャラになってきたよ?あれれ?
けど禁書がいなければ、魔術関係の人と知り合うことがなくなるからなぁ。
姫神もきっかけは魔術関係だしなぁ。
小萌先生と舞夏と風斬なら禁書を怒れるんじゃないか?
怒るのと言うこと聞かせるのは別物じゃない?
怒るだけなら誰でも出来るし。
間違った方向性を正せなきゃ怒る意味なんて全くないよね。
>>26 禁書は叱られたらきちんと自分の非を認めるいい子……だと信じたい。
コメディみたいな逆ギレをさせるか、真剣に反省させるのかは鎌地さん次第だけど。
本スレでやれ
つまり、とうとうブチ切れてしまった上条さんが禁書を調教するSSキボンってことですよ。
他人に希望するばかりじゃダメなんだぜ?
よくある昼と夜で立場逆転とか。
全部食べちゃって夜お仕置きされると。
でも、だんだんはまっていきお仕置きされたくてわざと全部食べるような暴走をするインデックス。
うーん・・・
時に、埋め用の小ネタを考えてたら既に前スレが埋まっていた件について
>>31 ダメだ、そのキャラじゃ萌えない
大食いキャラのままでは可愛くない・・・・・やっぱ禁書ってダメな子?
579氏なら……それでも579氏なら禁書をおいしく料理してくれるはずだ……
大食いキャラでも性的な意味で人気をもってるのは結構多いような。
というか、今回の冒頭の禁書は個人的には好きだったり。
処女の結標に一方さんが逆レイポされるのギボン
かまちーはギャグのつもりでやってるんだろうけど上条さんちの家計がピンチと事あるごとに書かれると
禁書が「家計がリアルにピンチなのに、何もせず我侭ばかり言ってる子」みたいになってしまう。
>>29 ソレダ!
言ったからには書くんだよね
>>29、まさかまさか書かないなんてとーまみたいなこといわないよね!?
と急に禁書化してみる
噛むならちんちんにしとけっての
>>40 それだけはあかん…食いちぎられるぞ上条さんのソーセージ…
>>32 逆に考えるんだ
「このスレを埋める為の小ネタを既に用意できている」と
考えるんだ
ちんちんかもかも
昨日は暑かったせいだろうか。
「ちゅ、ぁむ……んふ、ほいひい…」
「ああ! こぼれちゃう……ちゅ、ん…もったいないんだよ……」
なんて言いながらアイスキャンディーを舐め回す禁書を幻視した。
『えっとね、どっちかと言うといじめるのが好きなほうかも。いっつも私が噛んだ回数
と同じくらいの場所に噛み痕つけるんだよ。この前なんか一番敏感なところに歯を立てら
れちゃってすっごく感じ……大変だったんだよ!!』
『そーですねー。割りといぢめられるのが好みみたいですよー?夏休み前に補習と称し
てウチに来てもらった時にですねー、こう、足でぐりぐりするだけで普段よりも大きくなっ
ちゃってですね。その後はもう、ふふふふふふ』
『彼は。確実にS。それも。言葉で責めるのが好きだと思う。この前学校でしていた時
も。「今ここで誰かが通りかかったら、お前の姿だけバッチリ見られちまうな」とか言って
きて。私の反応を楽しんでいたもの』
『あんなのSよS!!それも超が付くほどのドSよ!!いつもいつも私から言わないとしてく
れないし、そういう雰囲気になっても中々触ってくれないし、こっちが我慢出来なくなっ
て泣いて頼んでもギリギリまで触ってこないし……ま、まぁ?その状態から思いもよらな
いタイミングで一気に来るんだけど……』
『あの人は多人数に責められる事を好みます、と経験に即した発言をしてみます。先日
も複数の姉妹と共にお相手する機会に巡りあえたのですが、その際には縛られて動けない
状態からの行為を望まれました、と体の疼きを覚えながらその時の行為を思い出します』
『そ、その、かの少年はですね、ほ、ほうしぷれいなるものが好み……いえ私が相手し
たわけではなくて!そ、そう人づてに聞いた話です!本当で……え、首筋に?そんな目立
つ所には…………っ!?は、謀りましたね!?』
『……えと、あの……彼とはちょっとした事情で、その……なかなか思うようには触れ
合えないんですけど。だから……入れてもらう時は、私の方で迎え入れないと駄目なんで
す。でもまだ慣れなくて、中々上手くいかないんですけど……その光景を楽しそうに見て
いるんです。だから……彼女の言うとおり、いじめるのが好きなんだと思います』
ガゴッ!!……プスプスプス……。
「あーっ!?サ、サーシャちゃぁん!?いきなりなにをするんですかー!!」
「……第一の質問ですが、今の音声は一体なんだったのですか?」
「質問を質問で返すのはいけない事だとおも(ビュン!!)、えーと、この前サーシャちゃ
んが言ってた学園都市で変な影響力もった男の子についての調査結果、かな?」
「第二の質問ですが、誰が調査を行ったのですか?」
「それは勿論私が現地に行って突撃取材してきたのよ♪」
「第三の質問ですが、何で……何で……」
「んん?何々、声が小さくて聞こえないわぁ」
「何で!内容が全部、その、卑猥なモノなのですか!?」
「えー、だってサーシャちゃんが気になるって言うからお姉さんてっきりそういう方面
の話なのかと」
「…………(チャキッ)」
「あ、あらぁ?気に入らなかったかしらぁ……だったら今度は第二段のイギリス清教女
子寮編を、って待って!!そんなおっきいので攻められたら流石に!」
「第一の私見ですが、聞く耳持ちません」
「せ、せめてこっちのカナミンのステッキで――――!?」
アッー!
「第一の疑問ですが、それにしてもなぜ私はこんなにも不機嫌なのでしょうか」
(解答一。私だけのけ者、許すまじ)
多彩な性癖だなぁ上やん
で、続きはまだかね?
ワッフ(ry
ワロタ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
>>45 お前ハルヒスレにも似たようなのを前に投下しなかったか?
いいぞもっとやれ。
カミやんから見たバージョンを希望してみる。
どうもー。
今スレもどうぞよろしく、携帯の人だよー。
今回からコテハンにチャレンジ。
なんかこれしっくりくる感じだねぇ…。
ってな訳で『御坂美琴と騒乱の温水プール』の続きを投下するよん。
んだばスタート〜。
つい呟いてしまった彼女の脳裏に、上条さんのカッコイイ姿が過ぎりまくるのだが、頭を振ってそれを振り払う。
てゆーか気付いてなかったのかコイツは。
あまりの鈍感っぷりに振った頭が痛んだが、今更気にしたら負けだと思う。
「…いるには…いるけど…」
何とか捻り出したのはそんな可愛さのかけらもない言葉。
「いるのか。あー…そうだなぁ…」
答えを聞いた上条は頷き思案深げに顔をしかめる。
「御坂の知り合いが二人、似たような時期に告白してきたとする。どっちもちっとはいいなぁって思ってる相手だ」
ゆっくりと、言葉を少しずつ選んで考えを読ませまいとしているようだ。
「そうなったら…お前ならどうするんだ?」
あまりに突拍子もない例え。
一生懸命バラすまいと頑張っているようだが、美琴には上条が今どういう状況にいて何を悩んでいるかがなんとなく理解できてしまった。
(…胸が…痛い…)
見えない何かが美琴の心をえぐる。
「…すぐには選べないと思う…私は…」
上条なら大丈夫だろうが、一応美琴も、言葉を選びながら答えを伝える。
「…一緒にいるとか、その人が他の異性と一緒にいるところを見るとか…そうすれば自分の気持ちがわかるんじゃないの?」
実体験も兼ねた美琴の言葉。
上条が他の女の子と話していると胸が痛くなる。
それを発散するため上条に絡むと、いつにもまして嬉しい気分にさせられる。
(…あーあ…そんなことない、って…意地張って言わなきゃよかったなぁ…)
そうすれば相談される側に回ることはなかっただろう。
こうして一緒にいられることは嬉しいし、幸せだ。
しかし、
(…こうやって私と一緒にいても…アンタは他の女の子のこと考えてるんだもんね…)
端から見ればバレバレの行為でも、対象者が自覚しないことにはなんの意味もない。
それが美琴のした否定であり、決して本当の気持ちが上条に届くことはない。
そう、現状では。
(…今ここでアンタに告白したら…驚くわよね…)
表情には出さず、クスクスと笑う。
意味のない妄想。
言葉にしなければ伝わらない。
わかってはいるのに…、
(…恥ずかしくて…恐くて…どうしようもなくて…その一歩が踏み出せない…)
今という現状。それは『友達』という境界線がどれだけ曖昧で危ういものなのか、理解するには充分なものだ。
ギリギリの均衡。
ほんの僅かな衝撃ですらバランスを崩してしまう。
(…友達、かぁ…)
友達とすら言えない関係かもしれないけど。
拒絶されることが恐い。
それは多分どんなことよりも。
でも多分、
(…好きって気持ちが勝るのよね…)
それが恋をするってことだから。
恐いことを飲み込んで、
(…私だってあんたの側にいたいのよ…)
素直に気持ちを伝えられたのなら、
(…後悔なんてしたくない…)
そうしたらきっと…。
「…すぐには選べないと思う…私は…」
美琴がゆっくりと口を開く。
「…一緒にいるとか、その人が他の異性と一緒にいるところを見るとか…そうすれば自分の気持ちがわかるんじゃないの?」
嫉妬するか否か、ということか。
しかし上条にそれは酷ではないか。
不幸、並びに鈍感が服を着ているような少年である。
「まぁ、アンタ場合気付かないことがほとんどでしょうけど。…少しでも嫌だと思ったらそうなのよ」
補足のように締め括る美琴の瞳からは、どこと無く決意の色が見て取れた。
(…てゆーか中学生に恋の相談してる俺って…)
気付かれてはいない…、とは思うが。
心の底から、
|||orz
な気分である。
(…でも御坂って…こんな落ち着いた奴だったっけ?)
失礼な。
無駄にテンションを上げさせ、怒らせているのは上条だというのに。
キシ…、と安っぽい白い椅子を軋らせ、視線を天井に向けた。
太陽の光を取り込むために――紫外線の処理など多少の細工はしてあるのだろうが――全面ガラス張りにされた天井。
それを眺めながら静かに考えを廻らせる。
(…もう少し…時間かかるかも知れねーな…)
美琴の意見を実行してみるには多少なりと時間がかかるだろう。
それはまた、答えを先延ばしにするということで。
「……ふぅ…」
眉根を寄せたのと同時にため息が漏れた。
美琴はさっきからずっと、静かに上条を見つめている。
「…色々とサンキューな御坂」
視線を美琴に移し、礼を言う上条。
「…いいわよ、別に…」
それに、美琴は小さな声で答える。
ほい終了。
この話も多分、次回投下分でいったん幕を閉じるかな。
今回は宣言通りだけど、短くてごめんね。
それじゃあ、レスをくれたみんなにお礼を言いつつ、また次回。
くっ……焦らし上手さんめ
なんという寸止め・・・この作者は間違いなくS
こうやって叩かれることも予測したMの可能性もある
>>34 呼びましたかおいちゃんを?
いやね、禁書で話題ふられるとね、おいちゃん困っちゃう。また、
「おまえは書きかけをさっさと完結させろ」
「ネタだけふって放置するな」
とか言ってみんなに怒られちゃうじゃないか。ああ。
荒い息を立てていた少年の体がビクッと震えて、その動きを止めた。それと同時に上ってくる熱い
感触に、自分に覆い被さる少年の背中に回していた手に力が籠もる。
「つッ」
爪が立ったのだろうか、少年が小さく声を上げた。その声に焦ってしまって、自分自身息も絶え絶えと言った状態なのに、わずかに顔をしかめた少年にインデックスが――かろうじて絞り出した声で
――話しかける。
「ご、ごめんねとうま、爪が……」
息を荒げていた少年、上条当麻が声をかけた銀髪の少女、インデックスに顔を向ける。
「あ、いや、平気…って、こっちこそ、痛かったろうに、悪かったよインデックス」
上条が心配そうな表情になる。
そのまま、おそらく本人は細心の注意を払っているのだろう、欲望を吐き出してやや力を失った『上条自身』を引き抜いた。
破瓜の血と、上条の吐き出した白濁が入り交じって赤とピンクと白のマーブル模様になった体液が、
少女の小さなその膣中に収まりきらずに流れ出る。
掻き回され、引き裂かれるようだった鋭い痛みが、それを残しながらも今度は重い痛みに変わって、
のし掛かるように少女の体を襲った。
「はっ、ううっ…」
思わず漏れた嘆息に、上条がはっとした表情でインデックスを見つめる。
「すっ、すまんインデックス…あ、ああ、悪ぃ…」
何と言っていいのか、何を言ったら良いのかが判らない。悪い、とか、ごめん、とかそういった謝
罪の言葉が羅列されて、上条がただただ混乱していくのがよく判った。
「はっ、はあ…だ、大丈夫だよ……だって、」
インデックスは心底心配そうな表情をした少年の目をしっかりとのぞき込んで、確かに我慢はして
いるが辛くない――なぜか、本当に辛くはないことを伝える。
「痛いけど、痛いのは、これが、夢じゃないから…」
力の入らない両腕が上条から離れないように、その背中の上で両の指を絡める。
「それでも、もし、夢だって言うなら――朝になってもこの夢が醒めないように、ずっと、ぎゅって、してて…」
その言葉に、上条もそっとインデックスの背中に腕を差し入れて、銀髪の少女の白い裸体をそっと
抱きしめた。
「そう、だな、もしも夢なら……醒めない方が良い、俺も」
抱きすくめられたその耳元にささやく。
「幸せだよ、私…。すごく、しあわせ。とうま、大好き――」
−*-
これまで通りならユニットバスから抜け出してくる朝。
今朝はベッドから抜け出して、朝食を作った。(自分の)ベッドから起きて朝飯なんてどれくらい
ぶりなんだ、などと考えつつも、ベッドという単語に昨夜の出来事が重なって頬が緩む。
もたもたといつもの倍以上の時間が掛かって、朝食が並んだ。
その頃にはインデックスも朝のお祈りを終えていて、
(そういや、つまみ食いに来なかったな?)
浮かんできた考えをひとまず横に置いて、食卓を囲む。
どこか、違和感を覚えた。
(……?)
とりあえずは箸を進めることにする。と、
「ごちそうさま」
にっこりと微笑みながら、インデックスが箸を置いた。
「えっ?」
食卓の上を見回す。おおよそ3人前は作ってある。これはいつも通り。自分の茶碗に普通盛り――
半分以上食べたが――これもいつも通り。インデックスの希望で、可愛らしい絵柄の茶碗を買ってき
たので小さめの茶碗に、最初は普通盛り、いつも通り。
なにが違うのだろう、と考える。
「インデックス?」
「な、何? とうま」
はっ、と気付いて目の前の少女に話しかけた。
「めし、1杯しか食べてないけど? おかわりは?」
「え、もういいよ、おなかいっぱい。おいしかったよ」
「えっ?」
思わず身を乗り出す。茶碗と箸を置いてインデックス側に回り込んだ。
「大丈夫か? 体の調子でも悪いのか? …あ……、昨夜、その、あー、ずっとはだ……」
言わんとしていることが通じたのだろうか。インデックスは顔を真っ赤にして俯くと、小さな声で
ごにょごにょと呟きだした。
「調子なら、悪くないよ? …風邪とか、ひいたワケじゃないよ、本当だよ? あの、その、………
……で、…………だけど、体調は悪くないよ? 熱だって、ないもん」
そう言うと(半分以上は聞き取れなかったが、言わんとすることは判った)、顔を上げてその額を
上条の額にこつん、と当てる。
「でしょ?」
お互いに真っ赤に顔を染めてしまって、熱があるのか無いのかなど全く判らなかったのだが。
「そうか、それなら良いんだけどさ」
「うん、大丈夫だよ。本当におなかいっぱい。たくさん作ってくれたのに、ごめんね」
「いや、それも、別に良いんだ」
上条とインデックスの双方が目を合わせたり、逸らしたり、見つめてみたり顔をさらに紅潮させて
みたりしながら、朝食の時間はうやむやに過ぎていった。
しかし、昼食も、夕食もインデックスは上条が思うところの『女の子の普通の食事量』を食べたに
過ぎず、一日が終わる。
入浴を終えて、
「ねえ、とうま、いっしょに…あの、その、寝てくれるんだよね?」
そう話しかけられて、インデックスの食事量に脳内をクエスチョンマークで満たしていた上条も、
思考が飛ぶ。遠回しにも求められて、また、そんなお膳立ての中、超えてしまった一線に青少年の脆
い理性が耐えられるはずもなく、その一夜も寝不足のまま過ぎていった。
そして翌日。
翌々日。
そのまた翌日。
インデックスの食事量は、凄まじいまでに激減したまま(といっても、今までが異常だったと言え
ばそれまでなのだが)変わらない。
が、インデックスが特に空腹を訴えてくるとか、上条が学校から帰って冷蔵庫を覗き込んでも、何
かを食い荒らしたとか言った様子もなく、それでいてインデックスが体調を崩しているような様子も
ない。むしろ色つやも良いような、もっともこれは、ここのところ常時この純白シスターの機嫌が良
いのでそのことも加味されているのだろうが――元気だし、何もおかしくない。
上条家の家計の事情から言えば福音とでも言うべき事態なのだろうが、上条の心理的に納得する結
論に達することなくさらに数日が過ぎた。
「あー、太陽が黄色いってのはこういうことか」
ぶつぶつと呟きながら学校への道を歩く。
上条を受け入れることに慣れてきたインデックスの身体は、今度は少女自身にも身体的な快感を与
えるようになってきたらしい。触れてみたり、唇を寄せたり、そして……。
上条を求める白い裸体に、とにかく止まらない。やり過ぎだ、とは思うものの。
「やめられるわけ無いよな……」
顔が自然と火照ってくるのを感じる。
しかし、話は変わるが今朝もインデックスは小食で。
−*-
「……と、言うワケなんだが、インデックス、大丈夫なんかな? それとも何か? 魔術的ななんた
らで食えなくなってるとか、逆に今まで食い過ぎてたとか、そういうことなのか?」
教室に辿り着いて、土御門元春を見つけるとそんなことを話していた。もちろん、夜のことは抜き
である。
が、土御門はニヤニヤと上条を見つめると、
「理由か。理由なんて、簡単ぜよ」
と一言言うと椅子から立ち上がり、教室の中央に向かって大きな声を上げた。その声に、教室にいた
クラスメイトたちが上条たち――いや、上条一人を見据える。
「あー、クラスの諸君! カミやんが俺らをさしおいて、ひとり先に大人の階段を上ってみたら女心
が難しいとお悩みだそうだにゃー! 先達に対して差し出がましいことだと思うが、諸君らの心から
の忠告をカミやんにっ!」
土御門の演説に、教室内が殺気だった。上条が慌てて土御門を引っ張る。
「おっ、おい土御門っ! いったい何言って! そもそも話そのものがっ!」
泡を食った表情の上条に、血の涙を流さん勢いの殺気と哀愁を背負った土御門がゆっくり振り返る。
座ったままの上条を見下ろすと、口の端を吊り上げさせた。角度のせいだろうか、サングラスが太陽
光に反射してその目は見えない。
「カミやん。夏服なんだぜい? 襟がよく開いてるんだが、首筋にキスマークはなあ」
「えっ!!」
慌てて首筋を押さえる。
「ほらバレた。それになカミやん。部屋、隣ぜよ? 壁薄いんだよあそこは。激しかろうが何だろう
がその辺はカミやんの勝手だが、いい加減、寝不足でなあ」
「…まじ?」
「マジ。本気と書いてマジ」
次の瞬間、クラスの男子生徒たちが上条に襲いかかった。消え入るような上条の悲鳴が響く。
が、土御門自身はそこに参戦することはなく、それを見つめるだけだ。
(抑圧されての、というか、精神的要因での、まあ、ストレス性の過食症があるとは聞いていたが…。
禁書よ、上条の鈍さに、あれほどの量を食い散らかすほどの過食症になってたのか? メチャクチャ
ぜよ…いや、メチャクチャなのはカミやんか? こんな鈍いというか――いや、よそう)
顔をゆがめて苦笑する。
「彼女は過食症、ってか? 直ってよかったじゃないかカミやん。ま、これは俺とクラスからの心か
らの祝福ってことで」
揉みくちゃにされる上条から、返事はない。
出来ないだろう。
土御門は、再び顔をゆがめて苦笑した。
食欲と禁書と言うことだったので。
本題は食欲の方ね、あくまで。エロじゃないの。そういうことで。
ここのところ仕事がすごく忙しくて久しぶりに覗いたら5スレ目に突入してるし。
上のもさっき適当に書き殴ったので読みづらくて申し訳ない。
さあ、アニェーゼの方に戻ろう…
GJな579氏なんかもうもうSS持ってメディアワークスでもどこでもいっちまえ!
メディアワークス他のラノベ編集部は
良質のファンフィクション作家を集めて短編集を出せばそこそこ稼げると思うんだ・・・
それを切欠に道を踏み外してプロになる人がいれば俺達幸せになれんじゃね?
いぃぃやっほぉぉう!!(ガタッAAry
禁書かわいいよ禁書!
579氏GJ!!
……「現界に必要な魔力を食事で補っていた」なんて連想したのは秘密だ
話題を投げかけた当人としては579氏GJと言わざるをえない。
久々にうまいとおもえるSSだった
妙に納得できる理屈だなあ・・・
579氏メチャクチャGJ
ただ大食じゃない禁書にかつて無い違和感を覚えるのは俺だけだろうか
閑話休題
随分遅筆だけど姫神SSの続きが出来たので上げさせて貰うなー
「君が好きだから。だから何でもしてあげたい。助けてもらった事の恩が無いといえば。ウソになるけど」
零の距離で、少女は告白を紡ぐ。
少年の張り裂けそうに高鳴る鼓動は姫神の額へと直に伝わっているのだが、自身の鼓動にかき消されて彼女はそれに気付く事さえできない。
「それに。こうでもしないと『敵』に勝てない」
普段の姫神なら決して口にしないであろう言葉。
それはとても小さくてすぐ傍にいる上条ですら聞き逃すような声であったが。
それでも上条の言葉が、大切だと、大事だという言葉が彼女に力を与えていた。
「遠くから見ているのは。もうやめた。私は。前にすすむ」
そう言って姫神は顔を上げ、真正面から少年を見据える。
彼女の顔は今までに見せた事の無い決意の表情。
対する上条の顔は赤く、呆けたような実に間抜けな顔をしている。
そのなんとも腑抜けた顔が余りに彼らしくて思わず姫神の口元が緩んだ。
「私は。どんな答えでも受け入れるよ。もちろん君が。受け入れてくれるのが。一番いいんだけど」
聖女のような、慈母神のような優しい笑み。
上条は何も言わなかった。何も言えずにいた。
分からないのだ、彼女にどう応えればいいのか、自分の気持ちがどこにあるのか。
嬉しい、少女の告白は飛び上がるほど嬉しい。だが自分にそれに応える資格があるのか。
姫神の事は好きか、当然好きだ。大事だと、大切だと言った言葉に偽りは無い。
それは男女と間柄としての好きか、分からない。上条にとって彼女は友人であり仲間で、守りたいと思う人で。
上条当麻は恋愛という事に疎い、普段から考えた事も無い。
鈍い頭を捻って考える、が未熟な少年は恋愛という物が考えれば正しい答えが出るものでないという事に気付けない。
そんな上条を見かねた姫神が助けを出す。
「答えられない。そういう答えも受け入れるよ。望みが無いわけじゃない。はっきり断わられるよりずっといい」
先ほどとは少しだけ違う、力強く可愛らしい、少女の笑み。
こんなに豊かな表情ができたのかと上条は思う。
目に見えて表情が変わっているわけではない、顔の表面の動きはささやかな物でいつもの無表情な姫神そのものだ。
それでも上条には彼女が満面の笑みを浮かべているように感じられた。
た。
「それで、いいのか?」
情けなさを感じながら上条は言う。
「無期限というわけじゃないけど。待つよ。それに努力もする」
姫神はそこで顔を伏せたと思うと、体を上条へと近づけた。
元々姫神は上条に寄りかかるような体勢だが、それでも無理やりに隙間を埋めようと体を寄せる。
少女は今ノーブラである。本来胸の膨らみを包むはずのささやかな刺繍のほどこされた下着は彼女の足元に転がっている。
当然、胸は上条の胸板に強く押しあたりその整った形を歪めている。
突然の感触に上条の心臓はバコーンッ!と跳ね上がる、姫神の心臓も破裂せんばかりに跳ね回る。
二つの鼓動が重なる。
「ど、努力?」
「うん。努力」
どこか間抜けな問答。
上条が一歩下がる、姫神が一歩進む。更に一歩下がる、一歩進む。下がる、進む。
そして壁際。
上条は下がれない、姫神はこれでもかと身体を寄せる。
暖かく、柔らかい感触を上条は体全体で感じる。
特に下腹部の少し上に当たる二つの膨らみの感触は凶悪で、上条の意識は嫌でもそこに向けられる。
一度意識してしまうと洒落にならないほど心地よい柔らかさに頭がクラクラし、更に微妙な硬さを持つ突起の存在に気付き生唾を飲む。
「ひ、姫神さん?」
「嫌?」
姫神は頬を染めて可愛らしく首をかしげる。
嫌なわけないです!!と心の中で叫ぶが微かに残った理性が歯止めをかける。
いいのか?それでいいのか上条当麻?このまま流れに身を任せて本当にいいのか?
「…君は」
いつまで経っても逃げ腰の上条に姫神は一転、呆れたように言う。
「いくじなし」
「がふぅ!?」
さらりと男としてかなりきつい単語を投げかけられて上条は怯む。
「腰抜け。へたれ。臆病者。甲斐性なし。ED」
「まてええええええい!!最後のだけは断じて違うと上条さんは主張しますよ、男として!!」
精神的にかなり足に来るダメージを受けながらも何とか反論する上条。
すると少女は色めかしい微笑を浮かべる。
「うん。確かに最後のは。違うね」
に抱き合いお互いを感じ続けた。
その時、上条の下半身にくすぐったい感覚が奔った。
「おああっ!?ひ、姫神!?」
小さな、白い手が上条の苦しそうにいきり立ったそれを服の上からなぞる。
「き、きみの。すごいね」
その感触に驚いたのか珍しく姫神の声が上ずった。
しかし彼女の手は止まらず、上条の形を確かめるように彼の股間を撫でる。
「ちょ、ちょっとタンマー!!! マジでやばいですって姫神さん!!」
「タンマなし。やばくない。大丈夫」
三言返答、姫神は止まらない。
服越しの手の平の感触に上条のそれは震え、さらに硬さと大きさを増す。
姫神は真っ赤に肌を染めながらも、興味深そうに、感心したように手を動かす。
(ワッツハップン!?何ですかこの状況は!?不幸少年上条さんにこんな幸せドキドキエロスイベントが起こる訳ないのにー!!)
上条当麻は状況を整理する。
黒髪の綺麗な巫女さんのクラスメートに、人気の無い空き教室で、柔らかな胸を押し付けられ、下半身を恥ずかしそうにその小さな手で弄られている。
それは彼にとって突然記憶を失ったり、学園最強とタイマンバトルをしたり、200人のシスターと喧嘩をするよりも非現実的な出来事である。
非日常に脳が追いつかない。
夢の中の出来事のように現実味が無い。
それでも身体に伝わる熱が、感触だけが嫌に生々しい。
喉がカラカラする、体が熱い。
熔けそうな脳で上条は思う。
姫神という少女はこんなに積極的だったのかと。
もちろん彼女の事を全て知っているなんて自惚れているつもりは無い。
それでも自分の知っている少女とのギャップに戸惑いを隠せない。
「むう。これでもダメか」
姫神はそう言って寄せていた体を離した。
そして深呼吸をすると再び制服に手をかける。
「やっぱり。視覚的に刺激が足りない」
そろりそろりとセーラー服がめくり上げられる。
白い透き通った肌が、上条の前にさらけ出されていく。
今度は上条は止めなかった。
少女の無言の圧力があったことがひとつ。告白を経て意識するようになった少女の素肌に見とれていたのがひとつ。そしてもうひとつ。
「どう。かな?」
服はこれでもかとたくし上げられ、少女の上半身は何にも遮られること無くむき出しになっている。
全体的な肉付きが良いながらもくびれたウェスト、飛びぬけて大きい訳ではないが整っていて男でなくとも触れたくなる様なバスト、その先端でささやかに主張するピンクの突起。
もうひとつ。そんな少女の身体が、寒さからではなく確かに小さく、本当に小さくだが震えていることに気付いたから。
「え。あぅ?」
気付けば上条は姫神へと歩み寄り、その細い身体を抱きしめていた。
彼女は決して積極的な人間というわけではない。それが上条の知る少女の姿で、本当の姿でもあるのだろう。
そんな彼女がこれだけの事をするのにどれだけの覚悟が必要だったのか。どれだけの勇気が必要だったのか。
自分の気を引く為に身体の震えも隠して、あらゆる手を尽くす少女がいじらしくて、応えてあげたくて。
「もしかして。効果。あったかな?」
震える声。恐れでも悲しみでもなく、抑えきれないというような喜びで。
「ああもう、滅茶苦茶あったよ、ありました。姫神さんの魅力にクラクラです」
上条は思う。
まだ自分の気持ちがどこにあるのか分からない。それでもこの少女を抱きしめたいという気持ちは本物で。
正しいかどうかは分からないけど、間違っているのかもしれないけれど。
今だけは、姫神に応えようと。
そんな心中を察したのか気付いていないのか、姫神は嬉しそうに目を細めて強く抱き返す。
そうして二人は夕日の教室で何も言うこと無く、ただ静かに抱き合いお互いを感じ続けた。
超ミスったorz
1つ目と2つ目の最後の行は無視してください…思いっきり違うのが入り込んだ…
遅筆の上にまだ終わってないのかよという話だけど、もう少しでけりつけるんで最後まで見てくれたらありがたいです
レスをくれた皆ありがとう
なんだなんだ、エロいじゃないかもっとやれ
81 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 23:17:57 ID:mvErFa8I
保守
82 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:56:38 ID:vpOXh9R8
あれ?
今日唐突に、「とある魔術の淫書目録」というタイトルを受信した。
これ題材にしてなんか書こうかな・・・
>>83 なんだそのネーミングw
ぜひやってくれ。頼む。
『とある魔術の禁書もうろく』
ねぇ、とうま。
今朝、朝ご飯食べたっけ?
私、食べた記憶がないかも。
>>85 お婆ちゃん
爺ちゃんは一昨年亡くなったでしょ
そんな事言っても御代りは無いんですから…
>>85 「とうまぁ」
「上条ではござりませぬ
それなるは必要悪の教会の門を叩きし者」
誤って洗濯機に全身洗われてしまう、ねーちん。
>>86 ・゚・(つД`)・゚・幸せだったの?そうだよね?
>>89 天国で待ち構えていた天使たちに捕まって
「死んでも不幸だーーー!!!!」
死んだらミーシャ様が待ってるじゃないか
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:01:35 ID:4bJqf7Z3
完全記憶能力者ってぼけたりするものだろうか?
「完全記憶能力」っていう魔法・魔術なり超能力だったら忘れないんじゃない?
生来の素質によるものだったらボケたりするかもしれんが
96 :
横槍の将軍:2007/07/25(水) 14:36:00 ID:U/lD2R/8
空気を読まず『神裂×上条』投稿也……
「……上条当麻。今のは一体?」
「いや、その、違うんです、これには話せば長くなる深ーい理由があってですねえ、上条さんは先程の意味不明な現状を一体どこから話していいものかさっぱり」
ここは病室であり個室。
俺が入院している個室。一応、見舞いに来てくれる奴も居る。
ていうか、今現在俺の前にも見舞いに来てくれた奴が一人居る。長身黒髪ポニテが特徴の女性、神裂火織。
いや、そんな事が言いたいんじゃなくて。問題はその神裂の視線の先にある事態であって。
いくら養生中で動けないからって女性のそれも美人の聖女様の眼前にパンパンに股間のズボンの布地に張ったテントを晒しちまったなんて俺は変態ですかバカですかキチガイですか青髪ピアス以下ですかっていうか冒頭から不幸だああああああああっ!
(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ! このままだと斬られる! だからって下手に答えればやっぱり斬られるどうしよう考えろ上条さん生き残るすべを脳をきりもみ回転させて考えろ!)
そもそも、神裂がこの病室の戸を開けた頃は俺の息子は通常通りだったのだ。
だけどね奥様(誰?)、上条さんも男の子なんです。上条さんの目の前で何気ない動作で貴方様が前かがみになった時にそのおっきな胸が揺れるんです。その片方断ち切ったジーンズからスラリと伸びた足に変な妄想を掻きたてられるんです。
繰り返しますが上条さんも男の子なんです。ただでさえ病院で退屈でヌくための雑誌とかしまった持って来てないあー参ったなあなんて時にそんな刺激的なものをいやらしい目以外の何で見れると仰いますでしょうか?
ああ俺のバカ! いくら数日中に退院予定の元気な体だからってベッドから出るんじゃなかった! あのままベッドに潜り込んでたならまずこんな痴態は貴方様のお目にはかからなかったでしょうよ!
今は慌てて被せた掛け布団にその忌まわしい下半身は隠れているが、もう遅い! バッチリ見られました!
「だから、あのですね……まあ……その……」
先延ばしの言葉も間もなく底が尽きようとしてますよ上条さん!
考えろ! 最も穏便に済む答え方を考えろ! もう時間が無い!
答えろ!
「……その……まあ、いわゆる……欲求不満ってやつ?」
……ぉぃ。
オイィィィィィィ! この期に及んで一番最悪の答え言ってしまったよ上条さん!
事実を言ってどうすんですかここまで引き伸ばした意味が無いじゃないですか上条さんのバカ野郎ぉぉぉぉぉ!
ああ、神裂が何も答えません。これは何ですか無言の怒りってやつですかああそうですかいわゆる死の宣告ですねもう逃げられません打つ手無し!
父上、母上、どうか先立つ不幸をお許しください……
「……欲求不満? って……!」
その意味に気付いた神裂の顔が真っ赤に茹で上がりました。
この先の展開が目に見えるようですよ、間もなくあなたの腰のベルトに下がってる鞘からそれはそれは見事な輝きを放つ刀が抜かれてこの貧相な肉体など一刀両断するんでしょう。
嗚呼、人生の最後に聞く台詞が「この変態!」だなんて幼少時代の将来に夢を馳せていた上条さんには想像だにできないことだったでしょう。
さあ、目を閉じてこの世界に別れを告げよう……。
97 :
横槍の将軍:2007/07/25(水) 14:37:12 ID:U/lD2R/8
「……」
沈黙。
一分ほど経ちました。
……あれ? どゆこと?
何故か目を開けた先に広がっているのはお花畑でも三途の川でもなく、変わらず清潔な色合いの病室でしたよ?
そして目の前の神裂はあれから微動だにしていないみたいです。
え、何このわけの分からない展開。
「えっと……神裂?」
斬るなら焦らさないで一思いに斬ってくれ! という意味を込めて彼女の名を呼んでみます。
真っ赤な顔で、済まなそうに眉を下げた彼女は体つきに似合わず可愛らしいなということは置いといて、何で固まってるのかを間接的に聞いてみたのです。
「……いえ、その……貴方に、借りがあるのは確かです……から」
両手の指を胸元で組み、それを見つめるように下を向いて照れている神裂。
というか、さっきまでの会話と脈絡が無さすぎやしませんか? このヒトは何が言いたいんでしょうか。
「……?」
借りがあるから今回の件は水に流すと仰ってくれたのか。
それならありがたいが、でもそれだけ言うにしてはやけに躊躇ってるような……。
「……だから……もし、そういう……よ、欲求とやらを持て余しているん……でしたら」
ますます言ってることが分からなくなって……
……ん?
い、いやいやそれは有り得ない。
一瞬の予感とはいえ一体何考えてんだ上条さんは。
考えてもみろ、不幸な人生十数年歩み続けしこの身がそのような妄想ブッチギリハアハアなイベントに足を踏み入れるはずが
「あの……私にも、手伝えることが……あれば……」
…………( д )゜ ゜
……
……ちょっと待て。
何だ今の幻聴は。新手の魔術か? 俺は幻想殺しの右手で自分の頭を叩いてみる。
だが今聞いたことの記憶は消えない。
手伝うって……え、ちょっと? そんな困った茹蛸みたいな顔で言われるとそういうことにしか聞こえないんですけど。
「え!? あ、いやそんないいよ借りなんかそんな!」
俺は心からの気持ちで慌ててそう言った。
あれもこの右手が呼び寄せた不幸の一環のようなものだから全然誰を責める気も
「……!」
……ヌギ、ハジメテ、ル?
98 :
横槍の将軍:2007/07/25(水) 14:38:17 ID:U/lD2R/8
この先はご想像にお任せしよう……クク。
…クックック。先程の黒歴史に残る駄文を描いたのは私だが、これは後書きではない。挨拶だ。
私の名は『横槍の将軍』也!
説明しよう! この私『横槍の将軍』とは、様々な盛り上がったエロパロスレに特攻し、ロクに空気を読まずネタ被ってるかも考えず作った駄文を投下しては逃走するヘッポコ将軍!
ちなみに今回の標的である『とある魔術の禁書目録』のノベルは一度も読んだ事が無い! 上記の駄文及び先程の独白に呆れたなら本望だ何故ならそれこそ私の必殺技『横槍爆弾』が効いた証!
おおっと、カエレ&イッテヨシコールに襲われる前に一刻も早く撤退しなくては! ではエロパロを愛する諸君よ、さらば私に二度と会わぬことを祈れ! フハーッハッハッハッハッ!!
地の文とあとがきが痛いのは置いといて、読んでないのにキャラのしゃべり方と設定はちゃんとしてるなあと無駄に感心してしまった
>98
んな、御託はどうでもいいからとっとと続き書かんかい!
>>98 お前書くの速いな……いや、書きためてたのか?
昨日某スレで見たぞ
>>98 ヤバイ、良いわ。GJ!
ごちゃごちゃ言わずに続き書け、書いて下さいお願いします
103 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 15:26:44 ID:8ECz4lxS
104 :
横槍の将軍:2007/07/25(水) 20:58:38 ID:U/lD2R/8
>>99痛いとは何かね。私の挨拶を何者が痛いともウザいとも言おうと痛くも痒くもないが、
地の文が痛いとは言っていることがよく分からぬな、ぬしはストレートに駄文だと言わぬのか。思わず戻って来てしまったではないか。
では、これは痛い地の文と言うのかね?↓
「ストップ、ストーップ! ストップです神裂さんあんた何してやがるんですかっ!」
慌てて制止の声を早口でまくし立てる上条。
「な、何って……言ってからじゃなきゃ……言葉にしてからじゃなきゃ駄目、ですか?」
ヘソ出しのTシャツに手をかけすでに捲り始めている神裂が、俯き気味の顔を上条に向け、消え入るような声で言った。
その初々しい態度はいつもの丁寧な口調とも相まって彼女を幼く見せていてそれを見た上条の股間テントが更に
――じゃなくてっ!
「そ、そういう意味で言ったんじゃねーって! っ、っていうかこっちの処理は俺だけで何とかできないこともないから何も神裂が無理することは」
「言ったでしょう……貴方には借りがあると。そして借りとはいつまでも持ち続けるわけには……」
「だからそうじゃねえっつーの! 借りを返す方法なんて他にいくらでもあるじゃん! 俺はただこういうお返しを望むほど変態ではないと言いたいだけでうおわああああっ!!」
とにかく神裂のしでかそうとしている事を止めようと舌を回す上条だったが、次の瞬間信じられないものが眼前に飛び込んできて思考停止した。
はみ出すようにして捲れたTシャツの下から露になってる乳。
いわゆる『下乳』。
魔術師に問答無用の不意打ちをかまされた瞬間の様な奇声をあげる上条。
そして思い出したようにバッとベッドの上で方向転換して神裂のほうに背を向けた。
今のは忘れようとする……が、一度意識してしまうとなかなか忘れることができない。
捲り上げた裾を無理やり押し上げているように見えるほどの、巨大な二つの肌色を、何度も思い出してしまう。
……心臓が、ドキドキうるさい。
そんな青少年にはキツイ心境に追い討ちをかけるように、衣の擦れる音が上条の耳をついた。
―スルッ……シュルルッ……ファサッ……
……い、今のってまさか。
ここで………終わりだとぅ!?
バカ野郎!
あー痛い痛い!みてらんねえ!もっとマシな文が書けるようにもっとここで練習していきやがれ!
あれだな。本当は禁書が好きな誘い受けなかまってちゃんだな?
まあ、力を抜けよ。俺の七天七刀ぶちこんでやるよ。
横槍氏の文がとても上手く感じられるんだが・・・
なあ職人にならないのか?正直もったいなさすぎるぞ。
てか昨日どこで見たんだったけな・・・
俺も禁書もうろくになってきたかな・・・
思い出したwww藍蘭とry
スレチスマソ
横槍氏を十分禁書に浸すには何巻が良いだろう
111 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:49:29 ID:k0VkO0cN
四巻だろ。ねーちんねーちん
113 :
横槍の将軍:2007/07/26(木) 16:46:13 ID:fJSAuMHY
フン……私は職人ではない。ついでに禁書という書物自体は好きになれるわけがなかろう。何故なら読んだ事がないからだ。それだけは言わせてもらう。
今度こそさらばだ。例の横槍爆弾は好きに扱え。
……最後に。この地を襲った理由…それはあの『神裂火織』。あれと我が好みとの一致点が多すぎた。以上。
じゃあ読めよ、とツッコムところか?
まあ作品は良いけどお前の態度が気に食わんので夏休み一杯はがんばってね
115 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 16:57:23 ID:k0VkO0cN
そんな横槍の将軍さんは上条さんとも一致点がお有りのようで
116 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 18:52:59 ID:CO5cofXr
保守
禁書が管理してる本の中にエロいのはないのか?
額面通りの『禁書目録』なら、公序良俗に反する発禁本も含みそう。
フツーにいくなら上条さん秘蔵のコレクションを……
マジレスすると普通にあるだろ
昔の魔術書なんて普通に性魔術なんてざらにあるだろうし
房中術やらワルプルギスとか
魔女の契約も確かそういうのだった記憶がある
>>119 何故おまいがそんな知識を持っているのか問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。
ウィーン派錬金術とか立川流とかもエロいよ。
抱朴子には媚薬の作り方とかあるし
どんな一般教養だよ
25歳まで貞操を守るとなれるというあれですか
>>121 立川流は常人に出来るとは思えないよな
どっちかが先に壊れる
連投スマン
手元にある資料を読んでたら、アレイスターは性魔術(抱朴子とかな)の実践家で有名らしいぜ
立川流の存在を京極作品で知りました
130 :
横槍の将軍:2007/07/28(土) 14:39:48 ID:o6k5sQ+l
馬鹿な……横槍爆弾が不発だと? く……仕方ない、かくなる上は、網喫茶からの奇襲じゃ! WIKIも使った新生横槍爆弾の威力を見よ!
それは、柔らかく、軽い何かが、空気に邪魔されながらも舞い降りた音。
目は背けても、耳まで防ぐことはできなかった健全な男子上条当麻。
いけないことだと言い聞かせても、視覚が役に立たない今は聴覚が鋭敏に冴え渡り、今の音が何を意味していたのか簡単に気づいてしまう。
「ちょっとちょっと神裂さん聞こえてますか!? あなたをお慕いしている天草な皆様がこのような事態を知ることがあればどうなるか考えて下さい! 悪いことは言いませんからどうか冷静になって下さい!」
目を閉じ、頭を下げていても、確かに背中に感じられる人の気配。
そこにいた女は、服を着てはいても、その上から羽織っているものは何もない。
つまり、服を脱いだ音がしたということは、後ろの女は今、気軽に人、少なくとも男には見せられない格好になっていることを意味する。
上条は、無意識に自分の首が振り返ろうとしているのに気づいて自己嫌悪した。
「……」
神裂からの返事はない。
その代わり、プチ、と小さく弾けたような音がして、上条の心拍数は急速に高まった。
駄目だと分かっているのに、上条の頭には神裂が何をしているのかが思い浮かんでくる。
またも、ファサ、と何かが落ちた。
上条は今の神裂の格好、そしてそれから先を想像しようとする雄の自分を決死の意思で食い止めた。
(非常事態発生! 上条さんの思考中枢に一級警報発令! ただ今上条さんは多くの人々から多大なる何かを奪おうとしている! 神裂火織に、最もさせてはならない事を行わせようとしている!)
上条はこの神裂の性格について理解していたはずだった。
彼女は律儀で真面目で、一度やると決めたことを簡単に投げ出したりはしない。周りの遠慮がちな拒否など受け付けない。
だから、本気で彼女を止めようと思うのなら、大声でやめろと怒鳴れば良いと分かっているはずだった。だがそこは若さ溢れる雄の性。十代の男である上条が真っ向から拒否できないのは当然だった。
「……いいん、ですよ? こっちを見て頂いても……」
「……!!」
上条が死力の限りを尽くして築き上げた意思は、彼女からこんなにもか細く紡がれた一言に、半ば壊されかけてしまっていた。
131 :
横槍の将軍:2007/07/28(土) 16:25:07 ID:o6k5sQ+l
「……私じゃ、駄目なのですか?」
神裂の潜んだ声が、上条の耳をくすぐる。
潜んだ声なのに鮮明に聞き取れるのは、それが上条の耳元で囁かれたからであって、耳をくすぐったのは、言葉の合間に僅かにかかる、暖かい吐息だった。
驚き、目を見開いてしまう上条。筋肉が強張り、硬直する。
「ちっが……っ! んなもん、あなた様の前ででっかく勃てていた男に今更聞くまでもないことでしょうが! 男ではあるが上条当麻変態説は否定しようと必死な上条さんは、第一にあなた様にこの場からの穏便な撤退を激しく要求します!」
上条はますます活発になりつつある股間のオトコノコを持て余していた。
「違うの、ですね……良かった……」
一人安堵の声を漏らす神裂の、その一言に怪しい艶が現れ始めていた。
ホッとついた彼女の一息は大きく、その全てを柔らかい耳の肉に受けた上条はビクッと肩を揺らす。
「ちょ、待て神裂、いい子だから人の言ったことは最後まで聞いて下さい! 繰り返しますが、男ではあるが上条当麻変態説は否……」
……上条は最後まで言い切ることができなかった。
細く綺麗な腕が上条の両脇から伸び、硬いテントを張った股間に触れる。
上条は明らかに自分のものではないサラサラな黒髪が、自分の首筋を撫でるように伝うのを見た。それは自分の左肩の後ろあたりにかかる重みの所から伸びているのだろうか。
背中に当てられる、例えようもない今までに感じたことのない柔らかな感触。
「か、ん……ざき……」
「そのまま、動かないで下さい……」
上半身に何も纏っていない神裂が背を向けて座る上条を抱きしめるように両腕で包み、彼の肩の上から覗けた彼の股間のチャックを探り当て、丁寧に下ろしていく。
「私は、聖女と呼ばれる身であるからとて、俗物的な知識が欠片もないというわけではないのです。……上条当麻」
開いたチャックからは必然のように、元気の有り余った男根が飛び出していた。
「っ……!」
初めて異性に大切なモノを晒した戸惑いで、思わずそれを隠そうとする上条の手。
だが、神裂がそっと手で防いでそれを制すると、力を入れたわけでもないのに上条の手は止まった。
GJ!
133 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 17:06:50 ID:KHLjUFPV
>>131 ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
ねーちん! ねーちん! ねーちん!
>>128同姓に対しても性魔術の実験を施していたらしい。
135 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:51:13 ID:fsPOqU7D
性魔術ってどんな方法でやったのかな
もしかして媚薬とか?
>>135 色々
媚薬使うこともあったんじゃない?
まぁ詳しくはスレ違なのでググレ
>>131 横槍氏GJ!
このスレのレギュラーになってくれ!
性交自体が霊とか悪魔を呼び寄せると考えられてたフシがある
つまりなかなか捕まえられない幽霊退治のためにサーシャたんが頑張るのだ
あとは・・・わかるな?
>>138 あんな格好しているから男なんてほいほいつれるよな。
しかも、自分の見立てでは女も釣れる。
ある高みに昇るために性魔術を使ってるとこもあるっぽい。
立川流とかな
そういえば、アレイスターって守護天使居たよな。
法の書の内容を話した守護天使。
141 :
403:2007/07/29(日) 21:24:47 ID:U1E7q1bf
もしも御坂美琴がベランダに干されてたら
「ねぇ」
「・・・・・」
「ちょっと、おーい聞いてる?」
「・・・・(有り得ません!有り得ませんよー。きっとこれは夢だ!そうとも思わなけりゃ常磐代中学の制服を着た女の子がベランダに干されてるはずない!)」
「そこにいるあんたに聞いてんのよ!!」
「・・・(夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ、きっと夢だ!さっき小指を角にぶつけて痛かったけど夢だ!)」
「あんた・・・いい加減にしなさいよ!!」
「(なんかバチバチいってるー!!でもここで声出したら全てが終わりな気が・・・・)」
上条当麻は案の定黒焦げになりました
ローラは実年齢なんぼだろうなあ
しかし12巻の挿絵はどう考えても浴槽へ落ちて足をM字に大きく広げたパンツ丸出しの女ガハシャいでるところにすべきだろう
そんな感じでローラものキボン
>>142 ああ同志がいる
ローラの権謀術数で篭絡される上条さんが見てみたい
十巻を読んだときにそう思った
アレイスターとやりあえるんだから、結構年食ってると思う
脱いだら凄そう。
はいどーもー。
携帯の人が来ましたよー、っと。
本当は昨日投下しようと思って書いてたら、いつの間にか次の日になってたんだよね。
ま、それはともかく。
今回をもって『御坂美琴と騒乱の温水プール』も終了だよ。
んじゃ、投下スタートん。
「………私はアンタと」
言いかけて止まる。
見ると、一気に頬が朱に染まり、しまった、といった様子で口元を手で覆っていた。
バッ、と顔を上条から逸らし明後日の方向に視線を向ける美琴。
「…どうした?」
流石にその挙動ではいくら上条でも訝しげに見つめてしまうだろう。
「…何でも、ない…」
苦しげに顔を歪め、決して上条と顔を合わせようとしない。
これでは『何かあるから心配して』と無言で訴えているようなものだ。
「………そうか…」
聞いてほしいけど、聞かれたくない。
美琴の周りはそんな雰囲気に満ち溢れている。
美琴の周りはそんな雰囲気に満ち溢れている。
だから上条は、小さく呟くだけにとどめた。
今はまだ、とそう思う。
話してくれるかはわからない。
でも、出来ることなら全力で挑もう。
それが守ると決めた人達に対する、本気の姿勢だと上条は思うからだ。
しかしまぁ、
(…猛烈に嫌な予感がするのは気のせいなのか?)
直感的に、そんなことを思っていたりもする上条さんでした。
「………私はアンタと」
言いかけた瞬間、自分が無意識に何を言おうとしていたのか理解して、思わず口を押さえてそっぽを向いてしまった。
(…わ、私っ、なに言おうとしてんのよ)
多分、顔は確認するまでもなく真っ赤になっているだろう。
「…どうした?」
かなり訝しげに見られている。
まぁ、これだけ唐突にこんな挙動をしていれば怪しまれるのも当然かもしれないが。
「…何でも、ない…」
何でもなくない。
他の女の子なんか見ないで私だけを見て。
後から後から溢れ出す気持ち。
ダメだ。
それを外に出しては、ダメだ。
今言葉にすればそれは上条を惑わす枷となる。
だが、認めてしまった自分の気持ちは、もはや偽ることの出来ないところまで成長してしまっていた。
他の女に上条を奪われたくない。
自己中心的な考えであることは美琴自身、よくわかっている。
わかっていても。
だからこそ。
ずっとずっと誰よりも長く愛しい人の側にいたい。
私を独り占めしてほしい。
私に独り占めさせてほしい。
素直じゃない私だけど、それは偽らざる本当の気持ちだから。
でも、今は言葉にしない。
決めたから。
今のアイツを困らせるようなことはしないと。
いつか困らせることがわかっているから。
溢れ出た気持ちが本当に抑えられなくなったら、その時、言葉にしよう。
それまではいつもの私でいるわ。
鈍感なアイツの行動の一つひとつにヤキモキして。
バカみたいに騒ぎながら一緒に歩いたり。
喧嘩するのも、嫉妬するのも、確かに嫌だけど…それはみんなかけがえのないものだから。
痛みだって喜びだって哀しみだって、全部全部抱き抱えて前に進むのよ。
いつか、いつかきっと。
そう、願いながら前に進む。
それが今の、言葉にしないと決めた今の私に出来る最大限のことだから…。
楽しい時間というのはえてして早く過ぎるものである。
まぁ、楽しいということに限った事象ではないが。
朝も早くから集まり、泳ぎに騒ぎに奮闘した上条一行は、皆一様に満足した表情で帰路についていた。
「泳ぎに泳ぎましたねー…こっそりと明後日あたり筋肉痛になっていないかとても心配な小萌先生なのですー…」
しょんぼりと、全然こっそりじゃなく宣う小萌先生。
「明後日。あたりというのが。ミソだと思う…」
その後ろを歩く姫神が、口の端をぴくぴくさせながら(笑いを堪えているらしい)ボソリと呟くと、
「…明後日、ね。……先生も大変ですね、いろいろと」
それに合わせて肩を竦める吹寄。
「な、なんなんですかー! 明後日明後日連呼しないでくださいー!」
腕をブンブン振り回しながら抗議する小萌先生を眺めながら、上条は思わず笑い出していた。
「…笑っちゃ可哀相でしょうが。仮にも先生なんでしょ?」
そういいながら上条の脇を肘でつつく御坂美琴の表情も、どこと無く笑いを堪えているように見えるのは気のせいか。
「ぶ、ぷぷー!! 笑っては失礼ですのに…わ、笑いが…クッ…ぷはー!」
腹を抱えて身もだえながら大爆笑(堪え気味)している白井に至っては正直他人の振りを押し通したいくらいである。
「明後日? どういうことかな? 説明してほしいかも」
一人理解の遅れているシスターがいるが、今後メインを張ることが(多分)ないのでスルー推奨。
そんなこんなで夕暮れの中を歩く一行。
楽しげに言葉を交わす一行の最後尾で、美琴がゆっくりと口を開いた。
「…あの、さ…」
隣にいる上条にだけ聞こえるような小さな声で美琴は言う。
「…ん?」
「…今度また、誘ってもいい? その時は二人っきりで。…話したい、こともあるし…」
怖ず怖ずと言葉を紡ぐその様子は普段のそれと丸っきり違う弱々しいものだ。
「私の中で…いろいろとケリをつけて、それで…」
段々と尻すぼみになっていく言葉。
そんな美琴の前でも普段と変わらず、
「…ったく…改まって何言ってんだよ御坂」
暢気そうな面で答える。
「別に迷惑じゃねーんだからさ。あいや、電撃の槍と超電磁砲は勘弁な、あれマジ恐ェから」
けだるそうな上条の横顔は、どこか吹っ切れたような表情で。
「何よ! 私がなんかするとき決まってアンタが悪いんでしょうが!」
「はいぃ!? 責任転嫁かよエース様が」
「ぁにふざけたこと言ってんの!? あの時だってアンタが…」
「あれはお前が」
いつものような変わらぬ口論。
これが今の美琴が望んだことで、美琴の気持ちそのものなのだ。
いつか、いつかきっと…自分の気持ちが抑えられなくなるその時まで。
軽口のたたき合える友達でいよう。
上条の側に。
愛しき人の、すぐ側に。
しかしまぁ、御坂美琴の気苦労はこれからも絶えることがなさそうだ。
何せ姫神秋沙や吹寄制理だけでなく、近くで笑い転げている白井黒子まで上条を巡る争奪戦(?)に入り込んでしまうのだから。
新たな不幸に、ぶっちゃけ上条がついていけるか心配である。
〜fin〜
さて、わかってる人もいると思うけど、次回は白黒編だよ。
んでまぁ、この白黒編が終わったらみんなに選んでもらうから。
何を、も予想できる人は出来るよね?
もしかしたらもう一人くらい増える可能性もあるかもだけど…ふふふ…。
それじゃ、レスをくれたみんなにお礼を言いつつ、待て次号…なんちて。
一番槍GJ。
上条さん幸せなのか不幸なのか・・・
しかし携帯氏の執筆速度は安定してるなぁ。
>>携帯の人
毎度GJ! 期待してます!
……その腕に免じて、
>>154の暴言は聞かなかったことにしてあげます。
あぁ、
>>154の禁書についてのとこ、ちょっと言葉が足りなかったかな。
俺は多分、禁書は書かないと思うから。そこは579さんにお任せということで。
だから(俺が書くSSで)メインを張ることが(多分)ない、っていう意味なんだよ。
決して禁書が原作でメイン張れないって意味じゃないからね。てゆーか俺は禁書がヒロインだって思ってる人だから。
淫書目録
>>145続きは考えてなかったスマソ
需要があるなら書きます
>>携帯の人
GJ!!いつも素晴らしい作品をサンクス!
白黒編も楽しみにしてます!
いいいいいいまリロードしたらLoadAverageが6.66だttった
165 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:57:01 ID:MHzret0X
いきなりこんな事を思いついた・・・
打ち止めとセクロス→アクセラ暴走→チンコの運動のベクトルが一方通行になり続ける→抜けない→腹上死
SSにはしたくないな・・・
169 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 06:31:02 ID:2spNMhv/
したらしたらで見ないと思う
俺は見る。見るね。
流れを読まずに電波受信
御坂母が酒でヤバい→御坂姉も遺伝子レベルで受け継ぎ→なら御坂妹たちも……
>>174 おまっ……俺が7行目まで書いているネタを……
>>175 ならばお前は10032で書いてくれ。俺は打ち止めで書
全員に飲ます必要はない
打ち止めも遺伝子レベルで(ry
管まくミサカ見たいなぜひぜひ
ワッフ(ry
「おまっ……それ酒だぞ!」
ルート1御坂美琴
小鳥がいかにも朝ですよとチュンチュンさえずっている。
それで御坂美琴は目が覚めた。上条当麻の腕の中で。
「えっ?」
そして美琴は気付く。――お互いが生まれたままの姿であることに。
散乱するティッシュ。そこから事実を弾き出すのにお嬢様で優等生な美琴でも時間がかかった。
ルート2御坂妹
「アルコールの分解はきちんと行われるので問題はありませんとミサカはじょうきょきょきょう説明します」
「おい待て! 今なんかおかし」
「それよりやっていただきたいことがありますと潤んだ上目遣いをしながらミサカは頼みみみ込みます」
「いや出来ることならするけどさってか本当に大丈――」
にゃんにゃん。
ルート3打ち止め
「わーい初めてのお酒だー! ってミサカはミサカは感激しながら一気飲みをしてみる」
「まだお前にゃ(二つの意味で)早ェンだよ」
「ショボーンってミサカはミサカはお酒を取り上げられて落ち込んでみる……」
仕返しに一方通行の缶コーヒーに酒を入れてやる
深夜。
「ふっふっふ……飲めないなら呑ませてやればいい! ってミサカはミサカは動き出してみる」
……次の日の朝。
「オラァ! もっと持ってきやがれ打ち止めァ!」
「今ただいま持ってきますってミサカはミサカはDV受けても健気に尽くしてみる……グスッ」
待て待て、電撃使いならアルコールを分解もしくは合成する事も可能なはず
と思ったんだが大変な事が発覚した
酒(エタノール+水)を電気分解すると、分解の方法にもよるけどアセトアルデヒドや二酸化炭素、メタンが出てくるらしい
つまり彼女たちにとっては酒すら武器になるんだよ!
ちなみにアセトアルデヒドとメタンは強い引火性を持ち、かつアセトアルデヒドには残留性の毒がある
無駄に博識だなww
つまり酒を飲んだ状態で雷を食らうと危ないって事ですね><
アセトアルデヒドは二日酔い/悪酔いの原因だろ。肝臓で処理される。
メタン(CH4)はCnH2n+2で表されるアルカンのひとつで卓上コンロの燃料
ブタン(C4H10)の仲間。オナラのガスでもあってよく燃える。けど
酒が気化してそんなに体積増えるか?
口の中で常に麻薬を調合してる魔法使いいたな
俺の御琴で危険な妄想しないでください><
そんなことはともかく今まで御琴のSSで最後までやってるの少ないんだな
だいたい途中で止まってる
落ちをビリビリ以外にするのが難しいからじゃね?
むかーし、戦後の時代にはエタノールの代わりにメタノールでお酒作ったことがあったそうな。
失明やらなんやらで問題になったようだけどな。
まあ中途半端で終わるのも美琴らしい気がするがな
よし、今なら美琴で最後まで書くだけで斬新な最先端になれるぞ!
さあみんなでこぞって書くんだ!
台風の中歩いてびしょ濡れになっていたら唐突に自分を美琴と重ね合わせてしまった。
つまりびしょ濡れ美琴を上条が助けて、風呂に入れたりアンアンギシギシする電波を受信。
暇なら書いてやってくれ
書けるけどセクロスなシーンは無理だ。
ロマンスになる
愛に気付いてください
僕が暖めてあげるぅ!
とまぁ、俺もなんか書いてみるかなぁ……しかしテーマが無ければ……むぅ。
誰か何か希望とかないか?
ピュアストーリーとか凌辱とか百合とか寝取りとか。でもガチホモだけは勘弁、なっ!
>>195 一方×結標
ドライな体だけの関係とか。
『グループ』の殺伐とした親近感が見たい
ガチホモってアレイスター×カエルとかか
アニソン聞きながら小説書くと筆が進む
何でだろ?
>>192の美琴を想像したら黒子と大喧嘩してそれで泣いてる何だかとっても可愛い美琴ができた
上条さんでエロ書こうとしたら、どうしても逆レイプになる。
上条さんが攻めてる情景が思い浮かばない俺は何かが足りないのか。
>>200 上条さんがレイプ魔になるSSを一瞬考えついた俺よりは大丈夫!
なんて冗談はどうでもよく、上条さん自体、無意識にフラグ立ててるから一回目は業を煮やしたヒロインの逆レイプになりそうだなぁ
二回目以降は若さに任せてガンガン行きそうだけど
>>200 足りないのではなく、余計なものがあるのでは?
ほら、上条さんって基本的に戦闘力ってパンチ一つ分ぐらいしかないし。
一方さんは打ち止めラヴだからな。
何せ嫌われてもコイツを守れればそれでいいとか思ってるし。
愛だね、愛。
情事の一方通行は常にマグロ
>>196 その案を是非頂きたく存じ上げまする。
まぁ、闇の世界のあんなこんな事情を利用すれば二人をくっつけるなんて容易いですよ?!多分!
反射切ってるから敏感だろうな、既出だろうけど
上条さんが御坂をフルボッコしたあとレイプという幻想が止まらない。
それこそF4Uのような。
>>206 いやいや、だからロリコンの語源になった、意味合い的には最近のペドとほぼ同義の物じゃなくて、
ナボコフのロリータそのものを引き合いに出してるんではないか。
御坂に顔射しようとしたら、なぜかそこにいたのは白黒だった。
テレポート…orz
>>192 前が見えなくなるほどの大雨だった。
「お約束だよなあ……」
本当なら外に出るのも勘弁して欲しかったのだが、こんな状況下でも、と言うか、こんな
状況だからこそ外出しなければならなくなるのが、上条当麻が不幸であるという証明な
のだろう。
詰まるところ、冷蔵庫が空っぽだったのである。
傘を差していても太腿から下は3分でずぶ濡れになってしまったし、時折り横殴りになる
雨に、結局は全身が濡れてしまった。
インデックスが月詠小萌のところへお呼ばれに行ってしまい、まあ、自分が食う物ぐら
い何でもいいやと思っていたのだが、今日、炊飯器に放り込む米も無い状態では買い物
に行かないわけにも行かないというものだ。
「炊飯器だけセットしてシャワー浴びちまおう……」
学生寮に向かって曲がり角を曲がった。
誰かが、大雨でさっさと閉店を決め込んでしまった店の軒先で雨宿りをしている。良くあ
ることだ、不運だったなあ、と、特に気にすることもなく通りすぎようとして――
「あれ? 御坂じゃないか、どうしたんだこんなとこで」
雨宿りをしていたのは、名門・常盤台中学の制服に身を包んだ、学園都市でも7人しか
居ないというレベル5の少女、御坂美琴だった。
いつもなら当然スルーされるはずの場面。
何故か、今回に限って上条が先に美琴に気が付いた。
「へ? あ、アンタ――」
「どうしたんだよこんなところで。傘、無いのか? そういや降り出したのも突然だったしな
あ。俺も振り出してから出かけるのは嫌だったんだよ」
上条から声を掛けられ、逆に何と言っていいのか判らなくなってしまったのは美琴の方
である。
「なんだ、ずぶ濡れじゃないか……。御坂の寮って遠かったよな? 傘、使うか? こっち
はもうすぐそこだから、走るしさ」
いつもとは逆の展開に途惑って、話しかけられている内容もいまいち聞き取り切れてい
なかった美琴だったが、上条の住まいが近くだということだけが、突然鮮明に頭の中に
入ってきた。
濡れて気持ち悪いやら冷たいやら、何だか考えるのも鬱陶しくなってきたところに現れ
たのが上条だった。呆然と話しかけられるのを眺めているうちに、いろいろと思い出してく
ることもあるわけで。
「どうした御坂?」
自分の顔を上条に覗き込まれて、考えもまとまらないままに言葉が口をついて出た。
「あ、アンタねえ、女の子がずぶ濡れで居るのを傘だけ持たして帰れですって? いま
言ったわよね、近くなんでしょう? 案内してタオルの一つくらい貸しなさいよ」
言ってから自分が何を言ったかに気付いたのだが、後の祭りである。
「あ、ああ、こっちだ……。あ、か、傘、入れよ」
上条も、予想していなかった展開に途惑っているようだ。が、美琴自身、言ってしまった
台詞に顔が火照る。見つからないように顔を伏せた。
「寒いのか? あ、この建物だ。こっちこっち」
「な、なんでもないわよっ」
結局、口答えをしてしまう自分を半ば忌々しく感じつつも、上条の部屋に辿り着いた。
「ほら」
バスタオルを投げ渡される。
「ああ、冷てえ、ほんとずぶ濡れになっちまったな」
靴下を洗濯機に放り込みながら上条が言う。
「よく拭いとけよ、風邪ひくぞ?」
言いながらも上条は買い物袋を覗き込んだり、自分の髪を拭いたりしていて特に美琴
に注意を払っている様子はない。
(ここまで来て、それでもスルーされてるの私?)
何だかイライラしてくる。――実際は、寮に入るとき美琴が濡れ透けになっているのに
気付いて、あえて見ないようにしている大人な上条だったのだが――
そう言う状態であることに自身が気付いていないばかりに、『いつものように』スルーさ
れていると思いこんでしまった。
(ちょっとは心配する素振りくらい見せたらどうなのっ)
無用な腹立ちだけが募る。何とか注意を引こうとして、ほんの思いつきが口をついて出
た。
「そうだ、シャワー貸しなさいよ。バスタオルはこれでいいわ。後でその乾燥機で制服乾
かすから、その間アンタのシャツで我慢したげるから出して」
へ? と上条が美琴の台詞を咀嚼しようとしている間に、美琴自身も自分の言ったこと
を理解した。
(ちょーっ、ちょっ、ちょっとお、なに言ってんのよ私ーっ! シャ、シャワーって! あーで
も言っちゃったしこいつたぶん駄目だって言わないだろうしきゃーっきゃーっ)
こうですか?判りませんっ!
そうだ!いいぞ!もっとやれ!
素人が書けなくなるのはスランプなんかじゃなくてただ書けないというか
努力の欠如なんだよなー。
何が言いたいかというと、アニェーゼ詰まって書けてない。見切り発車の
ツケが出たのですな。ちょこちょこ、スレでみんながネタにした話題とか思
いつきとかで気を紛らわすのを許してくれい。
あ、上のは続かない。
579氏 gj!
>>215 キターGJって思ったのに
>あ、上のは続かない。
裏切ったな、裸Yフラグktkrって思ったのに僕の気持ちを裏切ったな
でもやっぱりGJ
裸ワイシャツはよく話とかに出ますが
ぶっちゃけTシャツの方がリラックスできると思うんですよ
『とうまのわいしゃつ』をパジャマにする禁書を幻視した
とりあえす禁書お持ち帰りしていい?
禁書(本)ならいくらでも持ち帰っていいけど、
禁書目録を持ち帰ろうとしたら3000℃の炎で焼かれるぞ。
う、うおおおぉぉぉおおお持ち帰りぃぃぃぃぃいいいいいい☆
>>223 それはおいちゃんにはデフォだが何か(そういう事で読んでいただけると嬉しい)。
>>224 お父さんが許しません
>>226 焼き鳥でも持って帰るか?
>>220 美琴は裸Yシャツより裸Tシャツだろー。裾を気にして引っ張るの
いや、Tシャツも悪くないだろ
下が
いいよねー、YシャツもTシャツも。
てゆーか穿いてなくて『下がスースーする…』なんて台詞を言わせてみたいね。
いや、もえるね。
やってみよーかね、一回くらい。
>>229 _ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
>>229 _ ∩
( ゚∀゚)彡 生足!生足!
⊂彡
ちょっと書いてみるけどさ。
裸Yシャツは禁書に着せるのか?それとも御坂に着せるのか?
どっちだ?
御坂に着せずにどうすんの
姫神
え?じゃあねーちん
とりあえす御坂さんに決定
七月、まだ梅雨明けが報告されていない学園都市で上条当麻は激しい雨に打たれながら帰途についていた。
「くぁー、傘をパクられるなんて、不幸だー!」
朝、学校へ持っていった筈の傘は上条が置いておいた場所に無く、だからと言って他の誰かの傘をパクる事も出来ないので仕方無く学校から近くのコンビニまで突っ走り、ずぶ濡れになりながらも傘を購入したのだが・・・
「500円もしたのに・・・小さ過ぎないか?これ」
傘はせいぜい中一位の子どもが入れる大きさでしかない
「な、何ブツブツ言ってんのよ!あ、あたしが雨に当たるからもうちょっと寄りなさい!」
隣にいるお嬢様はご立腹の様である
何故御坂が上条の傘にいるのかは数十分前に遡る
240 :
403:2007/08/06(月) 09:40:40 ID:QfH/EC1U
試作品書いてみたけど反応次第で続けるよ
続けてよ!
続けてくれ!
わっふるわっふるううううううううううううう
ワフワフ
ジークイオン!
んじゃ書いてみるよ。
まだ1スレ分しか書けてないけどね
すげええええええええええ
高校から数分歩いた所にあるコンビニ、上条はそこへ一分で辿り着いていた
しかし雨の中、走ったとはいえ濡れるものは濡れる、上条のYシャツと下に着ている制服はすでにずぶ濡れになっている
「思わぬ出費に上条さんの家計も打撃が・・・」
たった525円の出費なのだが一人暮らしでしかも大食いシスターが居候中なので家計が圧迫されまくりなのである
「今日は禁書は小萌せんせーとお泊まりバイキングか・・・なんで俺誘われないんだろ・・・」
はぁ、という溜め息を落とし、Yシャツの水を絞り、コンビニに入ろうとした時だった
「あぁー!もう!あの爺ぃ!私の傘盗っていきやがってぇ!」
聞き覚えのある声を尻目に上条当麻は本日何度目かになる溜め息を吐いた
超大作ktkr
続き期待wktk (*゚∀゚)
でも無駄な改行は減らして欲しいかも!
場所は変わりコンビニの中
途中乱入した御坂美琴は困惑していた
上条の高校の近くにある黒蜜堂のプリンを買いに行き、プリンを買ったまではよかったのだが店先に立て掛けておいた傘が無くなっていた
そこで御坂は入れ違いになった80歳位の爺さんがボケて盗っていったと信じ、つい先程まで怒りの矛先を向けていたのだが・・・
「なぁ御坂」
「・・・何よ」
「どうするんだ?」
「知らないわよ」
「なんで傘が一本しか売ってないんだろうな」
「雨だからでしょ」
はぁ、と項垂れる上条当麻
それを横目に御坂の頭は『相合い傘』という乙女の妄想で埋め尽くされていた
触れ合う体、感じる相手の体温
その妄想全てが御坂をドギマギさせる
何せ妄想の相合い傘の相手は現在、なんでなんで、と呟いている上条当麻なのだから
はいはい、どーも。
Tシャツやら云々は暫く待ってねー。
今日投下するのは予告編だよ。
ホントは日曜日に投下しようと思ったんだけどいろいろあってねー。
んじゃ、微妙に予告になってんだかなってねーんだかわかんない予告いくよー。
ある土曜日の昼下がり。
白井黒子はぼんやりとベンチに腰掛けながら、物思いに耽っていた。
悩みの種はお姉様と、彼女の想い人であろうとある殿方のこと。
仲が良いのは気付いていたが、プールでの一件以降彼女の恋する乙女の様相に更に拍車がかかってきたような気がする。
白井にとってこれはかなり由々しき事態だ。
どうしかものかしら、と物思いに没頭していたのが仇となった。
気がつけば不良っぽい男数人に取り囲まれていたのだ。
まぁ、こんな事態白井にとってはたいしたことないのだが…、
「…あら?」
ある意味その現状が災いした。
>>251>>253生殺しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは全部見せてくれ。GJはそれからだ。
今最高にwktkが暴走してるんだよとうま。
だがこのまま生殺しが続くようなら・・・ミーシャ様に頼んでおまいらにも生殺しの辛さを・・・
しかし御坂はある現実に気付く
この上条当麻は優し過ぎる奴だと
おそらく御坂から何の言葉もなければ「俺は他探すから使えよ」と言って雨の中走り出してしまうだろう
御坂はそれは阻止しなくてはいけない
しかしどうやって、と思考する
ふと横で項垂れから顔を上げた上条が目に映る
上から下までまんべんなく濡れてびしょびしょだ
それでよく寒くないわね、と思考に過る
そこで御坂にある思いつきが浮かんだ
「ね、ねぇ」
「・・・なんだ」
上条は顎に手を当て何か考えている
「あ、あんたん家ってここから結構近いの?」
上条が顎から手を話し御坂に向き合う
「一応お前の寮よりは近いな」
「だっ、だったらさ・・・」
「なんだ、まっ、まさか御坂さんはこの雨の中走って帰れと仰るのですか!?」
「ち、違うのよ!あんたん家でシャワー貸して欲しいの!」
257 :
403:2007/08/07(火) 09:19:20 ID:ai3PVNpX
>>246 ごめん、1レスね。
1スレ分ってどんだけww
>>257 ナイス 続き期待
ところで、一行ごとに空白改行があるのは意図的なもの?
259 :
403:2007/08/07(火) 09:39:51 ID:ai3PVNpX
>>259 意図的なものなら別に良いんだ 読みやすいかどうかは人それぞれだし
しもた、407氏の作品見とったらGJ加減に触発されたか久々に“何か書きなぐりたい病”が……
ちと頭冷やして来るわ
【←樹海】 λ))....
しかも407じゃあ無くて403氏な!
どなたかお客様の中に阿呆をさっくり殺せる魔術師はいらっしゃいませんかー!?
またはLv.5か6でも可ー!
>>261 それは恐ろしい病気だ
病気の進行を確めるために書き殴ったらすかさず投下するべきだ
ごめんね連投出来なくて。
「・・・はっ?」
ついさっきまでの真剣な表情とは一見し上条は惚けた様に口をぽかーんと開けた
「(あ、あたっあたし、い、言っちゃった)」
余り見たことのない表情を浮かべた上条を正面に、御坂は真っ赤に染まっている顔を俯けた
「な、なぁ御坂」
「なっ、何?(でっ、でもでもこっ、このまま行けばアイツと・・・)」
「お前今寒いのか?」
「はっ、はぃ?」
「お前顔赤いしさ、雨ん中走ってきたらしいから制服濡れてるし、寒いのかな〜っと思いましてね」
「あっ!えっと・・・寒い・・・・かな?」
御坂の返事を聞くと上条は再度顎に指先を当て小さく唸り始めた
たまに「禁書の下着があるから・・・」と言っているが今の御坂に聞こえる筈がない
「(なっ、何を考えてるのかしら、でっでもアイツの部屋のシャワー・・・・わわわっ!)」
保管庫の『とある上条の変貌騒動』の続き勝手に作ったらバチあたるだろうか
>>265 ま、まだもうちっとだけ続くんぞいだからねっ!完結してないし投げてもいないんだからね!
いやま、ネタは引用万歳デスヨ?
>>266 反応早ww
あの話マジで好きなんで頼みますよ。
>>246 >> まだ1スレ分しか書けてないけどね
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
>>267 頑張るけど勝手に続き作ってくれないん?
違う人のも見たいよ⇔違う人の揉みたいよ
これは酷い。まるで日頃俺が誰かの何かを揉んでいるようにも取れる。
そろそろ作業に戻ります
>>274 つまりいつもはねーちんのを堪能しているがたまには吹寄のも揉みたいと
なんて贅沢なやつなんだ、罰としてこの二人と美琴も変貌した上条さんの餌食にするように
これで主要なキャラは押さえたなb
誰か忘れてる気がするけど?
吹寄さんにデコチュー把握
デコチューは危険!
異世界の話だが、うっかりすると婚約フラグが立ったり
ヒロインがヤンデレになったりするそうだぞw
関係ない人が大人のおもちゃ責めにあったり六月末から更新がまったくなくて寂しかったりするんですね!
怖いわあ……
11巻読んで果てしない妄想が俺に舞い降りた。
ある日天草式の一人の少年が尋ねた。
「建宮さん、なんでいつもそんなぶかぶかなシャツ着てるんすか?」
「え!?・・・いや別に・・・対魔術術式をかけるのに都合がいいからだ」
「え!?そんな意味があったんすか!?すごいっすね〜
俺も頑張って工夫して強くなります!」
タッタッタッ・・・
「ふう・・・何とかごまかせたか・・・危なかったな」
「しかし言えねえよな・・・本当の理由が【常に勃起し続けてるチンコを隠し続けるため】なんてよ・・・」
その発言を陰から聞いてきた神裂火織。
>>276 小萌先生忘れてたなスマソ
オルソラとかはロンドンにいるから無理だしな
283 :
265:2007/08/08(水) 11:04:49 ID:yAjeA2VN
>>271 そいつは許可するって意味か? じゃあ俺が作ってみるか?
そン代わり俺職人じゃねェからどんな謎物体が出来ても知らンぞ
…………ダメだね、筆が進まない。
スクールデイズのアニメ少しだけ見たときから気分最悪だよ…。
前からあんまりいい印象を持ってなかった上に、ああいったもののアニメ化ってたいてい鬱展開になるからね。
いろいろ嫌なこと思い出してテンション急降下だよ…。
苛々が燻って文章が浮かんでこない。重症だねぇ、こりゃあ。
週末には戻ってるかな、これ。
>>285気分転換して淫書目録の3巻でも読んでリラックスしてください。
八巻の間違いでは?
上条「絶望した!不幸体質に絶望した!」
御坂「でもね、その不幸体質がなかったら私とアンタは出会えなかったのよ」
禁書「そうだよとうま、短髪の言うとおりだよ。とうまの体質が無かったら、私ととうまはこうなってなかったかもなんだよ?」
流れを読まずに投下するおいちゃん。
「入るぞ」
特にノックをするでもなく、ステイル・マグヌスは目の前のドアを開けた。背後にはもう一枚の
ドア、そして警備に立つ『必要悪の協会』メンバー。
ここは、完全な囚人扱いを受けない『人質』――これも、言葉としては適当ではないのだが
――を収容するために作られた施設である。
食事のトレーを抱えて、拘置室と言うにはあまりに豪華な部屋に足を踏み入れる。
窓に入った鉄格子が、普通の部屋でないことをかろうじて主張していた。
「まったく……。何で僕がこんなことを。おい、食事だ」
煙草のフィルターを噛み切りそうな表情のステイルの言葉に、ソファーにしなだれて窓の外
を眺めていた金髪の女が言葉を返した。
「あら? 今日はキミなんだ、煙草の坊や」
顔を半分こちらに向けて視線を流し、挑発するような口調で言葉を続ける。
「ここに居っぱなしでも悪くはないわね」
「こっちとしては迷惑だ。もっとも、総大主教の思惑もあろうから、僕たちが迷惑を被ろうと彼女
には関係ないだろうがね」
苦虫を噛み潰したような表情でステイルが答える。
この炎の魔術師にとって気分が悪いのもむべなるかな、であろう。目の前でくつくつと含み
笑いを浮かべているのは、『使徒十字』の件で散々苦汁をなめさせられた女魔術師、オリアナ
=トムソンなのだから。
「ねえ坊や」
オリアナの呼びかけに、テーブルに食事のトレイを置いていたステイルが、さらにむっとした
表情で振り向く。
「坊やじゃない。僕にはステイル・マグヌスという名前がちゃんとある」
その反応が可笑しかったのだろうか、さらにくつくつと喉の奥で小さな笑い声を立てたオリア
ナが、立ち上がってステイルのもとへと歩み寄る。
「悪かったわ坊や。でも、お姉さんも君の順番が回ってくるのを待ってたのよ?」
「貴様はバカか? この前の話の件なら、僕はきっぱりと断ったはずだ。それに、ここは観光ホ
テルじゃない。自分の言ったことが筒抜けだっていう風には考えたりはしないのか?」
呆れたように答えるステイルに、それでもオリアナはしなだれかかるように触れると、
「お姉さんはここから逃げ出したい訳じゃないのよ? あの坊やにもう一度会いたいだけ。そ
の手助けをしてくれたら、できるお礼は何でもしちゃうから、って、それだけじゃない。あ、一本、
頂戴ね」
抵抗する間もなくステイルの上着に手を忍び込ませたオリアナが、その胸板をまさぐりなが
ら煙草の箱を取り出す。取り出したソフトパッケージから、巧みに一本を咥えた。
「おいっ、勝手に……」
イライラを隠せない表情で振り向いたステイルの咥え煙草に、オリアナが自ら咥えた煙草を
接触させる。
「火、貰うわよ」
女性の突飛な行動に慣れていないステイルである。表情は硬くとも、突然のオリアナの行動
に顔を赤くした。
「ふふふっ」
ステイルの煙草から口移しのように煙草に火を着けたオリアナは、ステイルの表情をさも可
笑しげに眺めるとソファーに戻る。くるくると手に持った煙草を弄びながら、可笑しげな表情の
まま溜息を付いた。
「あーあ。この子が一番あの坊やへの近道だと思ったんだけどなあ。ここの中での噂通り、ス
テイル・マグヌス君はロリコンだからお姉さんでは籠絡できないのね」
それを聞いて、ステイルがぶっ!と煙草を吹き出した。慌てて飛んでいった煙草を拾うと、振
り向きながら明らかに動揺した表情でオリアナに話しかける。
「だ、誰がロリコンだって? 勝手なことを言って僕を侮辱するなら、保護下にあると言ってもタ
ダではすませない」
「えー。ここに来る坊やたち、みんなそう言ってるんだけどなあ。どっちにしても一年交替なの
に、禁書目録のシスターを日本人に取られて未練タラタラだって。そう言えばあの坊や、『必
要悪の協会』とは関係なさそうだったのに、禁書目録のシスターと一緒にいるのね? まあ、
お姉さんは彼の所属にも禁書目録にも興味はないんだけど」
オリアナの言葉に、ステイルは何故か(というか、むしろとても判りやすいリアクションとして)、
ダラダラと汗を流しながら顔を引きつらせる。
まだ長い煙草を揉み消すと、新しい一本に火を付けた。
「……みみみ、みんなだって? そ、そんなデマをでっち上げられて動揺する僕じゃない」
そのステイルのさまを見て、オリアナはさらに可笑しそうに喉を鳴らした。ステイルから取り
上げた煙草を口に含むと、美味そうに煙を吐き出す。
「だから、お姉さんはキミが小さい女の子が好きな――」
「ちちち違うと言っているだろう!」
ステイルのリアクションに、オリアナも遂に吹き出した。お腹を抱えながら、小指で滲んだ笑
い涙を拭う。それから、笑いすぎて苦しい、と言った表情で言葉を続けた。
「だからそんなのは良いのよ、大事なのは『坊やが禁書目録のシスターに未練がある』って部
分で、あなたがロリコンかどうかは――」
「ぼぼぼ僕はロリコンでもないしあの子に未練があるわけでもない! ただ、あの男があの子
になにかやらかしはしないかと――」
「それが未練があるってことじゃない。素直じゃないのね坊やは。だからさ、お姉さんが興味あ
るのはあの日本人の坊やだけだし、坊やは禁書目録のシスターが気になる。で、お姉さんが
あの坊やを何とかしちゃえば禁書目録のシスターをキミが保護する、って言ってもどうにかな
るんじゃないのってことなんだけどなあ」
聞きながら、動揺した表情を幾ばくか落ち着かせたステイルが答える。
「上条当麻に興味がある? 貴様は、最終的にはヤツに決められたようなモノだからな。さっ
きも言ったがここでの会話は筒抜けだと、そう考えたりはしないのか? 僕があの子をヤツか
ら保護したいのは山々だが、上からの指令に逆らうほどバカじゃないし、貴様の上条当麻へ
の復讐の手助けなどもってのほかだ。頭を冷やすんだな」
言うと、ステイルは長身を翻してドアに向かう。ドアノブを掴んで、一瞬オリアナの方に振り
向くような素振りを見せたが、そのままドアを開くと足早に出て行った。
「あ、坊や、今度は煙草も持ってきてよ、お姉さんマルボロよりダビドフが好みー」
オリアナの茶化すような言葉には応えず、ドアが閉まる。そのあとガチャガチャと音がしてい
るのは、警備担当が外側から鍵を掛けている音だ。もちろん、魔法的な錠も施しているだろう。
が、オリアナとしては、もし鍵が掛かっていなくても脱走する気など無かった。
今までただ走り続けていたけれど、ちょっと休んでも良いかと言う気分になってしまったのだ。
休んで、世界を眺めてみようかと。
確かに、悲劇の連鎖は止むことはないし、以前求めていた『絶対の基準点』などというモノ
が幻想に過ぎないと言うことも思い知らされた。しかし、なぜか絶望する気にはならなかった。
「お姉さんはSだと思ってたのに。実はすっごいM? しかも、年下趣味……?」
独りごちる。
脳裏に浮かぶのは、幻想殺しの少年。
あの少年が壊したのは、『絶望という幻想』だったのか。脳裏に浮かぶ少年の姿を思い返し
ながら、オリアナは灰皿に煙草を押しつけて消した。
「あの坊やと一緒に見てれば、この世界も少しは希望が見えてきそうなのに。ちょっと会いた
いだけなんだけどな、復讐、か……。やっぱ、勘違いされちゃう?」
笑みが、自虐的になるのが自分でも判った。
「だってあの坊や、周り女の子だらけだし。ステイル君に一人くらい減らして欲しかっただけな
んだけどなあ」
ソファーに身体を放り投げ、炎の魔術師の名前を口に出して、ようやくそのステイルが運ん
できた食事のことを思い出した。
「ま、まだまだあの坊やに会うチャンスはあるはずだし。せいぜいのんびりさせて貰うわよ、
『必要悪の教会』さん?」
トレイの上のクロワッサンをつまみ上げて、東側の窓――日本の方角だ――を見る。
もちろん、ここから見えるわけではないけれど、今日もあの坊やは誰かのために走っている
のかしら――そんなことを思いながら噛み付いたクロワッサンは、少し、甘かった。
親知らずを抜いたら熱が出た。
家族の冷たい目にさらされながら仕事休んで寝てます。
3日目になって熱が少し収まって、出てきた幻視がこれだった。
オリアナはもうちょっと書き込んでも面白かったかもしれない。が、頭朦朧としてるので熱下がったらねー。
>>皆様へ
書きかけを中途放置する意志を持ってこれを書いたのではないので許してください。
>>295 GJ!!
諸々の続き待ってます〜
が。
とりあえず今はご自愛下さい
298 :
265:2007/08/09(木) 15:58:49 ID:Pzb4YUBN
>>295 GJ!ですが、今はごゆるりと……どうかお大事に。
>>284 言ったな!? この程度の文章↓で変貌した上条の野郎を学校に突っ込ませて本当に良いンだな?
朝のHRの予鈴が鳴るまであと五分といった時刻。
同じ制服を着た生徒たちが三々五々、門をくぐっていく中。
場違いな服を着た少女は、通学路の中で目立っていた。
「……はぁ、はぁ……」
息を切らして膝に手をつき、少女は恐る恐る後ろを振り向く。
やって来るのは自分と面識のない生徒ばかりであることを確認すると、純白の修道服に身を包んだ少女『インデックス』は、片手で胸を押さえてホッとため息をついた。
だが、その本来気が落ち着いたときにする動作が終わった後も、インデックスは震え、怯えた顔で辺りをキョロキョロ見回していた。
たった一人で人ごみの中に居るという孤独に対する不安もある。しかし、今のインデックスを怯えさせる主たる理由はそれではない。
まあ今はその話は置いておくとして……。
「あれ? あなたは……」
聞き覚えのある声。
インデックスがそちらを向くと、思ったとおり、自分の知り合いがそこに居た。
その少女は無表情ながらも、少しばかり怪訝そうな色を瞳に表しながらこちらを見つめていた。
「あ、あいさ……」
「大丈夫? 何だか震えてるし……それに、どうしてこんな所に……」
どうしてこんな所にいるの? と言うつもりだった姫神秋沙は、次の瞬間ギュウと自身に抱きついてきたインデックスのおかげで最後まで喋れなかった。
通学路の地平線に何やら花が咲いたようなオーラが一瞬見えた気がしたが、どうでも良いので今はスルー。
「……助けて、あいさ……! とうまが、とうまがっ……」
「上条君に何かあったの? もしかして……」
姫神の胸元に顔をうずめながら、インデックスは顔をそこに擦り付けるように首を横に振った。
「とうまが、来る……!」
「?」
また見知らぬ何者かから襲撃を受けたのか、と推測していた姫神は、この時のインデックスの一言が理解できなかった。
これではインデックスは、彼女の現在の同居人であり味方である上条当麻から逃げてきたと言っているようではないか。
ただ喧嘩してきただけにしては少女の表情は深刻だ。異能力や魔術が溢れるこの世界、上条自身を操り何かをたくらむ者が現れても不思議ではない。
とにかく、彼女の力になれる方法を頭の中で考えながら、
「……落ち着いて。大丈夫だから、何があったのか詳しく教」
まずは状況を聞こうとした、その時。
「おーい、待ってくれよインデックスーっ、あっはっはっはー」
……例えるなら三流恋愛ドラマのハッピーエンド。
または好きな異性と浜辺で追いかけっこしているという典型的なイタイ妄想。
そんな架空の世界から飛び出してきたような爽やかさを全身に纏い、上条当麻……と、遺伝子的にはそう呼べる人物が、満面の笑みを湛えてこちらに向かってきていた。
299 :
403:2007/08/09(木) 16:25:52 ID:HaAGpqwf
続けてくれえぇぇぇぇぇぇ!
うーん、なかなか。
いいねぇ。
しかしまぁ、筆が進まねーとか言ってた昨日の今日で今週投下分が書き上がっちゃったよ…。
禁書じゃなくてゼロの使い魔の二期OP見たらテンション復活ですよ。はい。
まぁ、他にも瀬戸の花嫁とかそういったものの影響もあったんだろうけどね。
それはさておき、保管庫の方に保管してくれてる人にお願いがあるんだけど。
予告編として投下したやつが本編として保管されてるんだよね。
今から投下する奴が本編だから、あっちを消してこっちをお願いしまーす。
てなわけで、投下スタート。
ある土曜日の昼下がり。
一通り『風紀委員』の仕事に始末を付けた白井黒子は、一人ベンチに腰掛け物思いに耽っていた。
ここ一帯はわりと静かで、一人で考え事をするのに最適な場所だ。
人気がない場所といってしまえばそれまでのことだったりするが、気にしてはいけない。
それはさておき。
彼女が物思いに耽る理由、それはお察しの通り彼女のルームメートであり常盤台中学のエース『超電磁砲』御坂美琴のことである。
その御坂美琴なのだが、プールでの一件以来、ますますもって美琴の恋する乙女具合に拍車がかかってきている気がした。
外に出ている時は取り繕っているのかいつもの美琴だが、部屋に戻ってくるとクマのヌイグルミを抱き抱えぽーっと天井を眺めていたり、時折小さく溜息を吐きながら物憂げな表情を窓の外に向けたり何かしちゃったりしている。
奴か、奴なのか。
とは心の中で思いつつも、こんな状態のお姉様に何もしてあげられない自分が歯痒いのもまた事実。
(…はぁ…困りましたの…)
綺麗に澄み渡った空を見つめても、何が変わるでもなく。
きらきらと瞬く木漏れ日を浴びながら、頬を撫でる心地よい風に身を任せても良案が浮かぶ訳ではない。
はっきり言ってダメダメである。
ダメダメダメである。
普段通り接したらどうか、とは思ったものの、お姉様の調子があれじゃ何やってもムダな気がしますの、という結論にたどり着いてしまう。
「…わたくしってば相当、無力ですわ…」
むしろ障害か。
美琴のために何かしてあげたいという気持ちはあるのだが、やっぱりお姉様を盗られる(?)ことだけは容認できない。
そもそも彼女にはライバルが多い。
白井は美琴を追ってプールへ行った、というかテレポートしてきのだが、そのときには既に先客がいた。
銀髪の日本人ではない少女と、小学生くらいの女の子、そして女子高生らしき少女が二人。
銀髪の少女とは後の会話で美琴と面識があることわかったのだが。
女子高生二人は明らかにあの少年を狙っていた。
(…てゆーか無理矢理キスまでされてましたし…)
その様子を思い出して何故か不機嫌になり半眼になるが、まぁそれは置いておくとして。
あの場にいた全員が少年に好意を持っていないとは思うが。
告白はまだしていないようだが、それは美琴にとってマイナスにしか働かない。
フラグが立ち、選択肢が出現しなければ分岐が出来ないが如く、あの少年に美琴を意識させなければ、多分あの二人のどちらかを選ぶだろう。
あの会話にしたとしてもそうだ。
バレるバレない云々の前に告白があった可能性を示唆している内容だった。
(…お姉様もお優しいですわね。他人に恋愛のアドバイスなんて…)
認めたくはないがあの少年に美琴が好意を持っていることは間違いない。
にも関わらず、自身の気持ちを秘匿したまま彼女は最適であろうアドバイスをしたのだ。
(…不憫の一言に尽きますわ…)
何とかしてやりたいが、その先を考えると何も出来ない。
矛盾、というか何と言うか。
しかしまぁ、白井自身は気付いていないようだが、確実に美琴を通して少年のことを考える時間が増えてきている。
それだけではなく、御坂美琴と一緒に歩いている時でさえ無意識のうちに少年の姿を探していたりするのだ。
これはある意味かなり危ない状況と言える。
どこかで小さなきっかけさえ起こってしまえば、まず間違いなく感情のベクトルは『お姉様を奪う恋敵』から、『何故か気にかかる異性』へとシフトしてしまうだろう。
変わらない可能性もなくはないが、気付いても止められないのが恋だ。
(…はぁ〜、仕方がないですわね…)
いくら考えても何も出てこないのなら、この場所に留まっていても時間のムダである。
グルグルとループを繰り返す思考に区切りを付け、立ち上がろうとした瞬間、
「…ねぇ、君さぁ」
軽薄そうな声が白井に向けて放たれた。
顔を上げて辺りを見回すと、白井の周りには高校生くらいの少年が数人。
白井を取り囲むように立っている。
「今、暇?」
その中で白井の正面に立った男が言う。
「暇だったらさ、俺らと遊ばない?」
ナンパにしては取り囲むという行為はいささか威圧的過ぎる気がするのだが。
「結構ですわ。間に合ってますの」
少年たちに一瞥をくれるとすぐに視線をそらす白井。
こんな男たちに構っている暇はない。
そう言いたげな仕種だった。
「ツレないねぇ…ま、この際君の意思なんてどうでもいいや」
正面の男が肩を竦め、にたりと笑う。
「おい」
顎をしゃくりながら小さく放たれた言葉と同時に、周りの男たちが表情を変えた。
「いやぁ、本当は人気のない所でやろうと思ったんだけど…めんどくさくなったよ」
掌を軽く開くとその上に炎が生まれる。レベルはわからないが見たところ『発火能力者』だろう。
「……何なんですの…全くもう…」
重ーい重ーい溜息を吐きたくなる。こっちはお姉様とあの少年のことで頭が一杯だというのに。
「いやぁ、ある人から頼まれてね。君のことを『生意気言えないように痛め付けて差し上げなさい』ってさ」
馬鹿らしい。
こっちはレベル4の『空間転移』能力者だ。
この男たちはそれを知らないのだろうか。
「わかっていますの? わたくしは――」
「わかってるさ。常盤台中学唯一の『空間転移』能力者、白井黒子。そういえば『風紀委員』でもあったねぇ」
白井の言葉を遮って言う男。相変わらずニタニタと笑い続けている。
その様子に白井は思わず訝しげに眉をしかめてしまう。
「因みにもう一つ知ってるよ。君の弱点も、さ!」
瞬間、男の掌の上で燻っていた赤い炎が男の叫びに応じるようにうねり、白井を襲った。
「…ッ!?」
あまりに突然だったが、テレポートの計算が間に合わないほど急ではない。
が、
パァン!
と、唐突に響く炸裂音。
ビクリと思わず反応してしまい、
(…しま…ッ!)
気付いたときには目の前に紅蓮に燃える炎が迫っていた。
「うあー…暇だー…どれくらい暇かっつーとそりゃ『蝶・暇・だ!』とか叫びたくなるくらい暇だー…」
今日の上条は不幸ではなく異常なまでに暇だった。
三バカ残りとゲーセンに行こうと思ったらいつの間にかいなくなっていたし、こういう日に限って姫神や吹寄は用事でいない。
美琴に至っては見掛けもしない始末だ。
(…どうすっかなぁ…)
あまりに暇だったので普段の帰宅コースから外れて歩いていると、
「ん?」
ふと視界の端に違和感を感じた。
はい終わり〜。
今回はちょっとしたイベントにチャレンジ。
そう、戦・闘!
ってな訳で、ちょっちそれっぽい描写が入ってたような…なかった、ような?
まぁ、無理矢理展開はいつものことなんだけど、気にしないの方向で。
次は殴り合いかなー。
てことでんじゃーねん。
小分けにしすぎ&時間かかりすぎだろ……これは携帯ってレベルで済まされる話なのか?
314 :
403:2007/08/09(木) 20:45:04 ID:HaAGpqwf
連続投稿規制がかかってるからね
>>298 いいぞもっとやれ!むしろ俺の代わりにやれ!
>>携帯の人
いつもながらGJ!!
相変わらず区切るところがずるいw
続きwktk
>>312 毎度のことながらGJ
いいペースで投下してますなぁ
それにしてもいつになったらここにPCで書き込めるようになるのやら
はぁ
>>312おーまーえーはーどーしてそんか最高の場所で区切るかなぁ?
GJ!!そして白黒が上条に惚れたらどうなるのかwktk。
>>319×そんか→○そんな
何やってんだ俺・・・
これじゃまるでドジっ娘じゃないか
>>321 俺の黒子に対する認識を一変させた神作。
作者様がねーちんの続きを書くと言っていたけどいつの日か帰ってきて下さらないものか。
クロキスは最高だったなぁ とってもエロくて可愛かった
クロキスで最初ぶっ飛ばして御坂さんとの絡みをみた俺って・・・orz
>>324 それは善くない。実に善くない。
今からでも遅くはない。全編通して見るんだ。
そして愛妻ズ弁当なんて神アイテムを貰いやがった当麻の野郎の討伐対に参加しようではないか
うわ誤字った
327 :
265:2007/08/10(金) 22:29:24 ID:TffbB6YG
>>321 おォ、それ俺も見た。
ったく、あの神職人にゃァかなわねェ。黒子とか俺ン中で普通に空気だったのがあれ見て一変したしなァ。
つーかよ、ねーちん…ゴホン、神裂モノは最近生殺しが多くねェか?
329 :
403:2007/08/11(土) 02:39:50 ID:zZRGdC9k
白井はロリに入るのか?
>>329 俺の見解だと14歳までがギリギリでロリ
>>321今まで何回か保管庫閲覧したが、読み忘れてたようだ・・・
読んでみた
いかん・・・天使の一撃がクリーンヒットしたらしい・・・
もの凄い興奮してきた・・・
御坂さんだけじゃなく最初から全部読んできた。
原作も白井のシーン全部読み返した
ここで上条×白黒のエロがよみたい!
「御坂は明日何か予定あるか?」
上条の声を聞いてハッ、と顔を上げる
「あっ、明日?確か土曜日だったっけ?」
「そうだけどさ」
「とっ、特にない・・・けど」
再度顔を俯かせる御坂、その返事を聞いて上条は良し、と相槌を打った
「御坂」
不意に両肩を掴まれる
「お前今日泊まってけ」
へっ?、と間の抜けた声を出す御坂、上条は説明を始める
「いやさー今日ってもう六時ぐらいじゃん、外も雨が降ってるし暗いしさ、シャワー借りてくならそのまま泊まっていけ、と上条さんは思います」
間の抜けた顔で上条の顔を見る
そこにはいつもの様なだらけた表情ではなく、微笑みを浮かべて御坂を見ていた
「(とっ、泊まってけってあっあいつの家に!ひっ一人でぇぇ!)」
ヴェントって舌使いが凄そう
弁当食べたいなあとかいうフラグマンの台詞に反応して挙動不審になる
ヴェントを妄想するのは連日あまりに暑いから
>>335 アッークアさんが黙ってませんよ、性的な意味で
>>334ぶつ切り投下止めようぜ。
だが激しいwktk展開!!
12巻読んだんだが、アクセラにあんな弱点があったとは・・・
どうにかしてエロ展開に応用できないか・・・・
アクセラさんの反射
セックスの際にムスコが締め付けられる力が反射して膣内にかえっていき拡張されると
そんな電波の受信
ツンデレの口調が脳内変換で全部御坂になる俺は相当重症
一方さんの演算は打ち止めが制御できるので打ち止めを端末にして一方さんの筋肉をいじればいい
>>340 つまりぺ○スを大きくうわなにをするやめ(ry
上条「なぁ御坂、俺気になる事があるんだけどさ」
御坂「な、何?」
上条「お前って電気使いの超能力者だよな」
御坂「それがどうかしたの?」
上条「いやさ、電気使いって体の表面に常時静電気がまとわりつくって聞いてね」
御坂「誰から聞いたのよ、そんなこと・・・」
上条「誰だっていいだろ、とりあえず質問に答えてくれ」
御坂「・・・流れてるわよ」
上条「んじゃあさ、気になることなんだけど・・・」
御坂「さっさと言いなさいよ」
上条「・・・・・・御坂の口の中ってどうなってんの?」
ベロチュー!べろちゅー!
御坂「へっ?」
上条「頼む!すんごい気になるからさ、教えてくれ」
御坂「・・・・知らないわよ、そんなこと・・・」
上条「へっ?知らないの?」
御坂「自分の口の事なんて分からないもの」
上条「うっそだろおぉぉ!」
御坂「うっ、嘘じゃないわよ、自分でも分からない、これが答えよ」
上条「くぅぅぅorz」
御坂「なっ、何なら調べてみる?」
上条「へっ?いいの」
御坂「べっ、別にいいわよ、あんたなら・・・ 」
上条「んじゃあ目閉じて口開けて」
御坂「あー」
上条「もうちょっと小さくていいぞ」
御坂「ぁー」
上条「それぐらいだな」
御坂「早くしてよね」
上条「分かったから、いくぞー」
御坂「(なっなんで頭に手を回すのよ!)」
省略しました。
続きを読みたければねーちんと叫んでください
ねえええええええええええええええええちいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!
ねーちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん!
Help me Neeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeetiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiinnnnnnnnnn!!!!!!!!!!!!!!
ねえええええええええちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんっ!!!
御坂は頭に回された腕に不振を抱きながら口を開け続けた。
不意に唇が温かい物に包まれる。
それが何かと御坂は気になりうす目を開けた
目に映るのは視界全部を覆っている上条の顔
“乙女”なお嬢様が状況を把握するには暫し時間が掛かった
「んんー!」
現状を把握し上条を押し倒そうとしたが、後ろに回された腕に阻まれる
「んふ、あふぁ」
中途半端に空いた口から舌を絡ませられ、甘い吐息が洩れる
「あっ、んぁ、やっ、んふぁ」
キスの相手が上条当麻なだけに感じる感度も半端がなく、超電磁砲を打ち脱出しようとしたが幻想殺しに消され太刀打ちが出来ない
御坂に「お前って電気使いだよな」って言ったら、
「うん、そうだけど。それが何か」って言われた。
「とは言っても自分の口の中とかがどうなってるのかはよくわからないのよね」だって。
たしかに、自分の能力でもよくわからない事ってあるもんだしなー。
御坂と話し合った結果、それはもしかすると
自分の舌だけが口の中に入ってるからわからないのであって、異物を入れてみたらいいんじゃないか?
ということになって、何故か俺の舌を入れて確かめてみることにした。
そしたらすごい!御坂の舌おいs
(侵入者により妨害されました 続きを読むには魔法名を名乗り覚悟を決めてください)
こんなんが浮かんだw
こんな中途半端で終わるのか・・・orz
と思ったらかぶっとるww書きながら投稿してたのか?
てっ違う人?
キスのときの矯正がC†Cっぽいなー
>>352 俺の魔法名
命を賭して知を得る
テストの点が悩みな厨房時代の黒歴史を晒してやったぜ!
いつになったら新しい魔法名にできるんだろw
>>357 俺には、パイズリされてる息子に見えるぜ。
ctc
361 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 09:53:45 ID:MT5fNI+I
よし俺もパイズリで覚えておこう
たまには攻め御坂が読みたいと言ってみる
基本的に上条に対しても妹達に対しても黒子に対しても受けばっかだからなあ
魂が受けだからな
基本的にどうしても弄られ属性がぬぐえない
精々逆切れして当麻押し倒すぐらいしか思いつかねぇw
>>363 しかし途中で攻守交代されて、結局は攻められてしまうイメージが……
逆レイプの話が保管庫にあるよ。途中までだけど
誰だ!?今、俺に葡萄狩りで葡萄を食い尽くす禁書と上条さんに肩車される小萌先生とそれを見て嫉妬する女性陣という電波を送ったやつは?!
おかげで小萌先生分が不足してしまったではないか
最近禁書SS読んだがサーシャとか淡希とか出したら
妄想する余地が消えてしまうな・・・・・・・
神聖不可侵なローラ様に襲いかかる上条さん
>>362 好きな人に積極的にアタックできる”暗示”を誰か適当なオリキャラのクラスメートに掛けてもらうってのはどうだ?
>>370 >あと、今回のカラー口絵には大王とガンガンの漫画版禁書目録にでてきたモブキャラがちらっと登場しています。
(゚∀゚)!
あのメガネかカチューシャのか……ガンガン見てないからなぁ。
>>369 なら上条さんに対女の子だと弱気になるような暗示を禁書にかけてもらえばおk
374 :
403:2007/08/14(火) 12:15:21 ID:Nv9wwINQ
>>374 では上条さんが弱気になる条件を理解してニヤリとする美琴が頭から離れないので是非ともお願いします
376 :
403:2007/08/14(火) 12:49:36 ID:Nv9wwINQ
その前にやっぱり書きかけを完結させなきゃね
用事が無いときはコテはずしたら?
井口裕香がインデックスなのか
スケパンなんて呼ばれてるらしいから白井黒子の方が良かったのでは
とカミジョーさんを意識し始めて、肌触り重視のスケスケパンツから見た目重視の下着に転換しだす白黒を茹った頭で思い浮かべる
日本の夏、幻想(もうそう)の夏
>>378 見た目重視でも今のままで構わねーんじゃねーの?
エロエロだけど悪趣味らしいじゃん
まあ子供っぽい好みの御坂主観だからわからんけど
意識してね、変えるってとこが、肝だとわたくしは思うのですよ
あー、なるほど
でも挿絵見る限りでは、特に悪趣味な見た目ではなかったと思うが
てか気になって読み返してみたが、悪趣味なのは防御力の低さらしいぞ
幻想だらけだなこのスレ
かなり前に書いた御坂が記憶喪失になって弱気になるって話は需要ある?
需要など投下したらできるものだってどっかのスレの人が言ってた
>>384 それは投下してみないと分からないと言う訳ですか?
>>385 アフリカの田舎を視察したシューズメーカーの話は知ってるかな?
SOS団の結成秘話でもかまわない。
何が言いたいかというと、
「需要は『在るもの』ではない。『作るもの』だ」
とゆー訳で投下カモン
>>371 いや、あの・・・
>※神裂の秋服。〜パンツがローライズ気味になったりと〜
とかさ!
夏から秋にかけて下がるということは、冬になれば・・・
>>387 >夏から秋にかけて下がるということは、冬になれば・・・
鬼才すぐる
>>387 >夏から秋にかけて下がるということは、冬になれば・・・
その発想は無かったわ
水着水着水着……
夏でこんなに熱いんだから冬には地球が茹だっちゃうよ
とーけたこおりのなーかにー(AA略)
ねーちんがいーたらー
うーまのり(で)しこーみたーいねー
物凄く変な方向に向かってる気が・・・
(上条当麻の幻想殺しは突っ込み無しで)
AM7時00分
今日は小鳥の囀ずりで目が覚めた。
深い睡眠で疲れも取れたらしく目覚めた直後から体調は良いらしい。
「んー」
体を適度に伸ばし、クシャクシャになったタオルケットを退けベッドを降りる。
「んぁ?あれ?黒子がいない・・・」
隣のベッドはもぬけの殻となり、薄手の毛布は寝る前のままとなっていた。
「あれ?」
すいません。
いきなり修正
AM7時00分
今日は小鳥の囀ずりで目が覚めた。
深い睡眠で疲れも取れたらしく目覚めた直後から体調は良いらしい。
「んー」
体を適度に伸ばし、クシャクシャになったタオルケットを退けベッドを降りる。
「んぁ?あれ?黒子がいない・・・」
隣のベッドはもぬけの殻となり、薄手の毛布は寝る前のままとなっていた。
「あれ?」
先に出掛けたのかな?と勝手に結論付け御坂は洗面所へと向かった
AM7時30分
お か し い
異変に気付いたのは朝食を摂るために食堂へ行った時だった。
人がいないのだ。
洋風な食堂の一つの空席を残して置かれたブルジョアな料理。
料理は出来ているのにシェフとそれを食べる生徒が居ない。
更に言えば空いている席は御坂の物で、厨房を覗いて見れば自分の料理だけが調理中だった。
そこで御坂は不信感を抱きつつも勝手に他の生徒の朝食を食べ登校中なのだが・・・
道行く人達は何の不信感も抱いていない。
例え禿げ懸かったじいさんがセーラー服を来て「やだー!これキモいー!」と言っていても、明らかに足が届かないだろうと突っ込みを入れたくなるバイクに乗った犬がいても。
道行く人達は何にも言わない。
まるで中身と外見が入れ替わった見たいに
最近は改行多いのが流行してるの?
「もう・・・どうなってるのよ!」
こうも変な状況に置かれると人間頭が痛くなってくるらしい。
御坂はとうとうへたりこんでしまった。
「・・・」
道行く人達が奇怪な目で見てくるが気にしない、御坂は電柱の影に隠れるように座った。
「―ね――ま〜」
「・・・」
「おね――まぁ」
聞き覚えのある口調がリフレインする。
「お姉様〜」
「黒子!」
その声の主の名前を叫ぶ。
「お姉様!探しましたよ!一体あんな朝早くからどこへお出かけに・・・はっ!もっ、もしかしてあっ、あの猿人類と待ち合わせですか!」
キィー!とハンカチを口で裂くようにひっぱる。
しかし白井黒子はそこには居なかった。
「あっ、あっ」
そこには可愛らしい常磐代中学の“女子専用”の制服を着た上条当麻が立っていた。
>>399 403の人なんかは意図的にやってたし、人によっちゃこれが読み易いのかもしれん
俺なんかは目が滑りまくるから、いったんコピペして余分な改行削除した上で、さらに紙に印刷してから読んでるわ
それはそうと、ID:s+vgK67R はなんでこんなに投下間隔が長いんだ?
まさかリアルタイムに書いては投下を繰り返してるんじゃないだろうな
改行しすぎて読み辛い…というか、読む気が削がれる
住人だって元がラノベなんだから読むことには慣れてるだろうし、もっと詰めてもいいんじゃない?
405 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:30:22 ID:s+vgK67R
>>405 改行の件はともかく、投下は書き溜めてからしてくれるとありがたい
あと、投下終わったら、その旨の一言(いわゆる後書きみたいなもの)を入れてくれると助かる
基本的に投下中はコメント控えるもんだから、そのへんの区切りが分からないと
コメントや別の人が作品の投下開始して良いのかどうかが分からなくて、ちょっと困る (書き溜め云々もこのへんの事情)
保管庫のSS読んでて思った事があるんだ
「小萌」と「子萌」どっちが正しいのかわかんなくなってきたから教えてエロい人
>>407 月詠小萌 良い機会だから、辞書登録しときな
遠まわしに誤字るなと言っているように見受けられるが
いや「小萌」なのは知ってるんだけど、何か理由があって「子萌」を使ってんのかなーと思ったんで
某所の「汁」みたいな感じで
普通に誤字ってるだけだと思うよ
某所の汁と聞いてとあるグループの客演のいやに胡散臭い男が撒き散らす体液のことしか思い浮かばなかった。ボンソワー
いい加減投下しないと後が詰まっているので書き進めてみた。ほとんど進まなかった
でもキリは良かったのでとりあえず投下。「とある上条の変貌騒動」続き、2レスです
今までの話とかはありがたいことに保管庫に保管されてるのでそちら参照のこと。では
上条 当麻の通う学校は、上条の住む学生寮からやや離れた所にある。
がむしゃらに走って行き着くような距離ではない。
それでもそこにインデックスが辿り着いたのは、生物としての本能が仲間の多い場所に知らずの内に導いていたからだろうか。
久しぶりに学校に潜り込んだインデックスは、記憶に従ってまっすぐ上条の教室を目指した。
始業のチャイムがゆっくりと迫る朝の教室。
中では吹寄 制理と姫神 秋沙が他の女子のグループに混じって朝のおしゃべりを楽しんでいたりする。
その近くでは青髪ピアスが男子生徒達としょうもないトークで大いに盛り上がっていたりと騒がしい。
「にゃー。諸君おはようですたーい」
そこに入ってきたのは土御門 元春。上条とインデックスと愛しの義妹との追いかけっこなど知らずにのんびり登校してきたらしい。
入り口付近のクラスメートが何人か土御門に挨拶を返し、そのまま井戸端会議に移行する。
その次の間に。
「だれかたすけてー!!」
「げぶぅ!?」
戸の前に立っていた土御門の背骨ど真ん中に、突如現れた銀髪シスターの頭骨がフード越しに叩き込まれた。
土御門はそのままの格好で前方にすべるように吹き飛び、窓ガラスを叩き割って校庭に吐き出されて行った。
数名の善良なクラスメイトが
「つ、土御門ー!?」
「土御門が上条のツレにロケット頭突きを喰らったー!?」
「左Bだ! 1/8で暴発だー!」
と叫びながら校庭を見ている。
頭突きした角度のまま床に倒れこんだインデックスに、彼女の友人である姫神が近寄る。
「ちょっと。大丈夫? というか。何事」
その後ろから歩み寄るのは吹寄だった。ポケットから小さいパックの牛乳を二つ取り出し、一つは自分で飲みだす。
「その子……上条の近所の宴会要員だったかしら? 打ち上げとか鍋とかの時ばっかり見かけるけど」
まあ。そんな感じ。と姫神。
一方倒れてぴくりともしなかったインデックスは、吹寄の言った「上条」という単語に反応。体が再起動される。
「ぜ、ぜはーっ! とうまー!!」
絶叫。
「あの上条」の存在を、さっきの全力疾走→頭突きで体力を使い果たしていたという記憶と共に呼び起こしたのだ。
「たすけてえええ! あいさたすけてえええ! とうまが私を私をとうまがあああああ!!」
絶叫。
このまま行くと泡でも吹いて倒れてしまうのではないかと戦々恐々するクラスメート達。
とりあえず吹寄がおっかなびっくりパックの牛乳を放ると、ヂュバァ! と一息で飲み干した。
カルシウムが増えたおかげか、幾らかは落ち着いたらしいインデックスが顔を上げる。
心配そうに、あるいは心底不思議そうにこちらを見る姫神に向かって今朝の惨劇を語――ろうとした。
不意に、姫神の視線が自分より上を通過した。
倒れたインデックスの話を聞くべく膝を折ってしゃがんでいた姫神が、まっすぐ前方を見ている。
それはつまり、インデックスの後ろ。
「? あいさ、どうしたの? 後ろがどうか――ッ!?」
そこまで言って、インデックスは一つの可能性に至った。
来た、のか?
まさか。この距離。なぜここが?高熱なのに。逃げ切ったの筈。舞夏は無事?だけど。もしも。そうだったら。逃げなくちゃ。早く。早く。
一瞬で津波のような情報を処理したインデックスが、それでも動きは錆付いた玩具のように、ゆっくり、硬く。振り向く。
そこにいたのは。
「…………」
そこに立っていたのは身長135cmのディープアダルト、我らが担任月詠 小萌だった。
禁書と、窓の外の土御門に意識を割いていたクラスの面々が小萌先生に注目する。
まばらに朝の挨拶が投げかけられるが、小萌先生は無反応だ。
普段ならまず入ってくると同時に元気に挨拶する彼女なだけに、皆訝しんでいる。
俯くその顔を姫神が覗き込めば、何故か髪の毛にも負けない桃色。
「……小萌。先生?」
姫神が声をかけた。
呼ぶ声に、小萌先生がぐわっと顔を上げた。上げて、
「きゅう〜」
倒れた。
顔面が桃色から真っ赤に変色。耳とか頭から煙を噴き上げ、目を回して床に倒れこむ。
教室内は騒然。ここはいつから迷子センターになったのだろう。
しかし、問題は小萌先生では無かった。
倒れた小萌先生のいくらか後方。
誰かが立っている。
姫神と吹寄があ、と声を上げる。
他のクラスメイトがなんだどうしたと覗き込む。
倒れた小萌先生から視線を戻したインデックスがひッ、と悲鳴を漏らす。
そこに立っていたのは、上条当麻。
朝の校舎を浚う風が、その男の背後で薔薇の花弁を散らしたように見えた。
次回、上条当麻の【フラグ再回復運動】と書いてレコンキスタがはじまります。聖戦のイベリア絶賛発売中
吹寄おでこDXの活躍に乞うご期待
あと
>>387は天才だと思う
>>415 GJ
次に誰が毒牙に掛かるのかwktk
もしネタに詰まったら、君の話し相手になりたい
素晴らしい
なんか俺アリを思い出す
419 :
265:2007/08/16(木) 10:35:37 ID:N1UBgYIw
>>415 GJ!何なンですかこの神の筆致は!
やはり続きとは他人が書くものではなかった、もうコテハン外して読者側に回ります!;
薔薇当麻テラヤバスwww
これほど続きを待ち遠しく思うのは久しぶりだ、GJ!
薔薇当麻はどういった言葉責めをしたんだろう。小萌先生が純情すぎるのか?
小萌先生可愛いよ小萌先生
>>415 GJ!!
薔薇当麻の危険さは相手次第でレベル6の領域だな
>>422 病状が悪化すると誰に対してもレベル6になるんだよ!
>その男の背後で薔薇の花弁を散らしたように見えた。
想像して吹いちまった。
おれのガリガリ君を返せ!
誰か行間をすごく深読みして言葉責めされる子萌先生を補完してくれえええええええええ
言葉でとまどってるところを、頬に手を添えられてそのままディープなやつをかまされた。
と、行間を読んだ。
「先生、いや、子萌。どうして俺は貴女の素晴らしさに今まで気がつかなかったのか。
その透き通るような瞳、世界中に美女を並べてもなお輝く美貌。どうして俺は貴女の素晴らしさに今まで気がつかなかったのか。
その透き通るような瞳、世界中に美女を並べてもなお突出して輝く美貌。
小柄な体躯も今思えば神が成長という名の変化をその黄金率に与えたくなかったのではないか!
俺は恥ずかしい! 貴女のような素敵な女性をこれまで毎日のように目にしていたというのに!
それは貴女に対する侮辱だ! もう手遅れかもしれませんがどうか貴女を慕う一生徒
いや一人の男としてこれだけは言わせてください。
―――貴女を、愛している」
「……!(ぷしゅー)」
こうですか、わかりません!
しまった、消しミスで同じ文が続いた(汗
>>429 天才だな!
そして、元に戻ったときに、小萌先生に何故か特別扱いされる当麻を幻想した。
はいはーい、盛り上がってるところを失礼するよ。
>>311の続きを投下するねー。
バトル…に見えればいいなぁ…。
んじゃ、スタート〜。
太陽は真上で輝いているし、第一そんな色をしたオブジェの類がこんな緑が多い公園にあるはずがない。
ならば何なのか。
普通の学校に通っていたならこんなことはまず思い付かないだろう。ここが学園都市で、上条がそこの学生だからそれなりに早くその答えに行き着いたのだ。
それは周囲に軽い異臭を漂わせ緑を黒に変える、真昼の公園には似つかわしくない真っ赤な、
(…火!?)
しかもその炎は今にも常盤台中学の少女に襲い掛かろうとしている。
(…おいおい、冗談だろ畜生ッ!!)
理解したときには体は既に炎に向かって走り出していた。
微妙に炎から離れた位置にいたが、人がコントロールしているもの故か若干速度が鈍いのが幸いしたらしい。
ギリギリ、炎を打ち消す程度のことなら何とかなりそうだ。
(…間に合え…っ!)
上条が胸中でそう吐き出した刹那、運動会でスタートを切るときに使われるあの渇いた、
パァン!
という炸裂音が鳴り響く。
少女は一瞬ビクリと体を震わせ、気付いたように右へ回避動作に入ろうとしていた。
何故もっと早い段階から避けようと思わなかったのかはわからないが、少女の現在位置からではどうあがいても体のどこかに炎を浴びることとなる。
「…ぅううぉぉぉぉおお!!」
絶叫と共ににぎりしめた拳を前に突き出す。
少女の右頬を掠めて右手が炎に触れる。一瞬のうちに炎は霞と消え、次に上条の目に入ったのはやけに見慣れたツインテール越しに驚愕する男の姿だった。
現状で白井が何より驚いたことは、突然の音にテレポートがキャンセルさせられたことでも、炎が消えたことでもなく、件の少年が『このタイミング』でここに現れたことだったのだが、それを黒髪の少年上条当麻に気付かれることだけは避けたいようだ。
日頃から『風紀委員』の仕事で危険にはわりと耐性があるつもりだし、取り乱したりせずに対応する自信もある。
さっきの炎も、一般生徒のような男に傷を付けられるのは少々癪だが多少火傷を被る程度でなんとかなっただろう。
「おい、大丈夫かってお前白井!?」
でまぁ、そんな思考から現実に引き戻したのも彼だったりするわけだが。
「お久しいですわね、殿方さん」
「お久しいって…プールん時会ったばっかじゃん…つかこんな展開前になかったか? そもそも気付けよツインテールの段階で…」
最大限の作り笑顔で恋敵を牽制する白井。
こんなときでもそれを優先できる白井の根性に感動である。
一方、上条はというとなんだかぐったりげっそりした表情で白井の肩を抱いていた。助けるときの流れで顔に拳が当たらないように左に寄せようとした結果こうなりましたとさ。
「…こーんな男の存在聞いてないんだけどねぇ…君、どうやって炎を消したのかな?」
いち早く動揺から立ち直った正面の男は、
「…ほらほら! いつまでモタモタしてんだ! さっさとかかりなよ!」
上条というイレギュラーに若干困惑しつつも、律義に頼まれ事を全うしようと周囲の男たちに命令を下した。
隠し持っていた武器を出して一斉に襲いかかってくる男たち。
「だぁーもー不幸だー畜生ォ! 詳しいことは後で聞かせてもらうからな!」
叫びながら右から飛んで来た拳を避けて顔面にカウンターをお見舞いする。
男はそのまま真後ろに吹っ飛びしばらく悶えた後、それきり動かなくなった。
「わたくしにだって詳しいことなんてわかりませんわよっ!」
白井は怪我をしない程度の高さまで男の一人をテレポートさせ、背中から落下させる。小さく鋭い声を上げて気を失う男。
「喰らえッ!」
が、間髪入れず正面にいた男が直径二メートルほどの火の玉を二人目掛けて放り投げてきた。
「チッ!」
それに右手を突き立て、消滅させるが、
「……ッ!」
(…喧嘩慣れしてるっつーか…)
炎球に気を取られていた上条は正面の男が接近していること気付くのが若干遅れてしまった。
(…くッ…しまっ…火はフェイント!? …狙いは顎か!)
上条が『幻想殺し』で炎を消すのを計算に入れて男は行動している。
対応が思いの外早かったため、逆に上条がふいを突かれてしまったのだ。
上条の顎に男の拳が迫り、今にも直撃しようとした瞬間、
「ぅおう?」
襟首を掴まれて急に後ろに引っ張られ、思わず変な声を上げてしまった。
「何ッ!?」
男に取っても予想外だったらしく、いかにもやられ役が上げるような声をそれっぽい表情で上げている始末。
上条とポジションを入れ替え白井は男の額に触れる。
「うらぁ!!」
体を反転させた先にあったのは振り上げられた鉄パイプ。
「だあぁぁぁ!!?」
咄嗟に相手の手首を押さえ、それを止める。
「危ねー! まともに喰らったらさすがの上条さんでも川を渡っちまうっつーのチクショウ!」
押さえた手首を引っ張って思い切り鼻っ柱に頭突きをキメた。
「……ぬ、ぬぅぉぉ…意外と危険だな、頭突き…」
まぁ、そりゃそうだ。
痛いし頭がくわんくわんするし。
それはさておき、改めて周囲を見回すとぶっちゃけ屍の山といった感じだ。
さほど数がいたわけではないが。
「…ふぅ、全くもう…面倒事は一つだけで充分ですのに…」
その大半は白井が気絶させたものだったが、気にしてはいけない。
「だぁー…普通なら絶対逃げてるっつーの! 疲れた…」
上条がドカッと芝生の上に腰を下ろしながら呻いた。
芝生の所々が若干焦げているのはこの際、仕方のないことか。
「……………」
ふと上条が白井の方に視線を向けると、何故か白井はツインテールの片方を手でくるくる弄びながらモジモジしていた。
「…?」
思わず首を傾げる上条。
「トイレか? なら早くいってこぐぼふぁ!?」
言ったら思いっきり殴り飛ばされた。正直かなり痛い。
「…人がせっかくお礼の一つでも言って差し上げようとしたら何なんですの貴方は…」
そしてすっごい冷たい目線が向けられる。
「……ふぅ…」
さらに重い溜息。
「…まぁ、仕方ありませんわね貴方ですし…」
言いつつ、白井は手早く制服の汚れを払うと、
「少しお付き合いいただけません? どうせ暇でしょうからお礼をさせてほしいのですわ」
にこやかにそう宣ったのだった。
はっきり言って、お礼なんて口実の一つに過ぎなかった。
一人で考えてダメならそれとなく探りを入れてみるのも手だと、まぁあの状況下でそこまで思考が回っていたかは甚だ疑問が残るが、それはそれである。
一緒にいるということが重要らしい。何かしらの打開策が閃くかもしれないと、そう思ってのことだ。
「…ええ、後処理をお願いしますわ…それでは」
はい終了っと。
いつになったらネット環境が整うか携帯を新しく出来るんだろうねー。
お金がない…。
それはともかく、心配なのはバトルに見えたかってことなんだよねー。
しつこいようだけどはじめてだし。
どうだろねー。
ではでは、レスをくれたみんなにお礼を言いつつ、まて次号。
gjですうぅぅぅ!
GJだからもうスマートフォン買ってしまうんだ
G☆J
G★J
正直に答えなさい!
今日の昼2時頃にトリプルロリシスター(インデックス、アニェーゼ、サーシャ)
に言葉攻めされるねーちん、と言う電波を飛ばしたのは誰だ!?
早く続きの電波を飛ばしてくれ
アンジェレネ……
>>448 それを飛ばしたのは多分俺だ。
続きは確か困ったねーちんが上条当麻にすがり付くという内容だった
>>450 それがもし薔薇当麻だっtイヤすまん忘れてくれ
452 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 23:39:38 ID:YEOuBh26
口車に乗せられてコスプレしてしまうねーちんを幻想してしまった
おおっと、ここで上条選手の右ストレートが
>>452選手の顔面にクリーンヒットぉ!
>>453 こっ、この私の幻想が破られるとは・・・
不覚ぅ
>>453甘いぜ。俺たちの妄想はアドリア海の女王みたいに一区画毎に区切られているのさ。
つまり・・・俺たちの電波はまだまだ止まらねえって事さ!
あれ・・・神裂さん、なぜに唯閃を解放して・・・
ここ最近ねーちん分が足りない。
ここ最近凌辱分が足りない
受け入れられるかどうかは別として禁書ネタなら陵辱物もありなんじゃないの?
確かに陵辱制限されているわけではないな、俺は絶対読まないけど
もし、そういう描写があるなら投下前に一言注意が必要
わたしは、雑食です。
わたしは、草食です。
まあ凌辱に限らず投下前にジャンル等明記してくれるとありがたいな
いいか
>>483?確かにおっぱいは女の魅力の重要な一部だ。
人によっては殆ど全て、と捉えることもある。巨乳フェチなどはその最たるもの。
しかし世の中にはな、巨乳なんてぬるいものに飽き足らない人間もいるんだ!
ただでかい乳のどこがいい!あれはあれでいいものだが。
ましてただ乳がでかいだけでグラビアクイーンなどとは笑止千万!
そんなの嬉しくもなんともないのですよ、俺のようなおっぱい紳士には!
いいか、大事なのは、バランスなんだ。ゴージャスな雰囲気にはヤシの実みたいな巨乳!
清楚な大和撫子には掌に入るぐらいのお椀型!無垢な少女は未発達!
しかしそれだけではない。頼れる姉御が貧乳!ちっちゃくて童顔なのに巨乳!
さようミスマッチ感覚だ!
つまり、基本に忠実なのもよいが、乱調の美もまた美であると。
イメージを守るおっぱいもよし、人の先入観の殻を打ち破るおっぱいもよし。
無論歳を食えばおっぱいは崩れる。赤ちゃんに授乳すると色なんかもアレらしいが
俺はそんなおっぱいも尊敬する。おっぱいは人生の出発点だからだ。
全ての女の乳を愛してこそ真のおっぱいスキーではないのか!立てよおっぱいスキー!
まあとにかく、おっぱいは皆すばらしい、ってことだ。
スマン誤爆したorz
こwwれwwwwっうぁwwwwwwはずかしいwwwwwww
久々に吹いたwwwwwww
師匠と呼ばせてくださいwwwwwwwww
何故におっぱいww
おっぱい紳士は言うことが違うね。参った
やってくれたwwwwwwwwwwwwwww
何かスレが伸びたな、と思って来て見たら………禿同wwwwwwwwwwwwwしかし俺の安眠時間を返せwwwwwwwww
>>464 これは、この言葉を捧げなければなるまい……
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!
白黒のおっぱい
何か投下されたかと思ったら爆笑しちまったじゃねーかwwwwww
478 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 22:42:09 ID:1dZ7qmwq
>464
この名文はコピペテンプレとして末永く愛される価値が有るww
全体に広めていこう
ここで、おっぱいより太腿派の俺がスレスト防止のために提言させてもらう。
猛烈に空気を読まず、さらっと流しても別に構わないんだぜ。
えー…とかつまんねとか氏ねと言われても気にするな
先に言っておく。おっぱいが駄目でも太腿があるじゃないか
生きろ、な!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ねーちんのおっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
>>483 きっ、貴様ッ!
ねーちんおっぱい派の手の者かッッ!
とか言う俺は禁書フトモモ派。スマタしてもらう妄想だけで五杯は行けるぜ!
そんな直接的なことされればなあ。
一方さんに踏まれたい
おっぱいは確かにいい、太股も素敵だ
しかし、俺はねーちんのきゅっと引き締まったお尻こそが最高だと言ってみる
誰か
>>387のネタをうまく使って何か書けないかね。
俺はない頭使って考えてみたけどどうにもいい案が浮かばなかった。
あまりに超ロングパスすぎるな
…って987じゃなくて387かorz
スマン忘れてくれ
ねーちんに後ろから抱かれt……ってここしばらく欲ばかりの羅列になってきたな此処
>>488 生活の中に宗教的な物を溶け込ませる天草出身だから、あれにも何か宗教的な意図がある…
位までは足りない頭で考えてみたってか、みんなそれくらいは考えついただろうけど、
ねーちんだけじゃなくて天草派の連中をみんな短くしてしまえば…
ねーちんの引き締まったウエスト
その結果なにかはみ出す教皇代理の建宮斎示
建宮の引き締まった剣
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 07:54:31 ID:3muwawuy
突然だが、「指フェラするオルソラたん」という電波を受信。
3レス。
「と、言うわけでさ、インデックスのやつが噛み付くのは別に日本独自のとか伝統のとかのコミュ
ニケーションなんかじゃないんだけどな」
例によって例のごとく不機嫌を爆発させたインデックスの噛み付き攻撃からようやく立ち直って、
なんだか説明しなければならないような使命感を覚えた上条は、心配そうに自分の顔を覗き込
んでいた修道女――顔以外に肌の露出がないのに、その身体の凹凸が逆にくっきりしてしまっ
て何故か背徳的なお色気を振りまいている――オルソラ=アクィナスにそんなことを話していた。
まだ痛む頭をさすりつつ、言葉を続ける。
「しっかし、なんでいちいち噛み付くかな? 実は何人か噛み殺してるんじゃないのかあいつ」
それを聞いて、オルソラが笑いつつ答える。
「噛み殺すだなんてそんな。それに、禁書目録の修道女さまが噛み付いているのはあなた様だけ
のように見受けられるのですけれど」
オルソラの返答に、上条ががっくりと肩を落とす。
「被害者が他にいないのは良いんだけどさ、なんて言うか……不幸だ…。でもなんで俺だけ?」
溜息をつきつつ、顔を上げた。
顔を上げてみて、オルソラがぴったりと寄り添うように上条に近づいていることに気が付いた。
近づくのみならず、さらには顔も寄せてくる。
息がかかりそうな位置にオルソラの顔が迫り、焦って赤面してしまう。
「あなた様は本当に不幸だなどとだけ思っていらっしゃるのですか? 何故自分だけなのか深く
考えたりはなさらないのですか?」
「へ?」
さっきまではごく普通ににこにこしていただけのように見えたオルソラの顔が、心なしか不機嫌
そうになった――ように上条の目に映る。
が、とりあえずはあまりに近い顔と顔の距離を離そうとして後ろに躙り、元々壁にもたれていた
ので逃げ場がないことを発見したに終わった。
「噛むと言うことは食べることに繋がるのだと思うのですよ。食べるということはさらに……、いえ、
あの、禁書目録の修道女さまもシスターでございますから、はっきりと伝えられないことも、でご
ざいますから――」
何故だろうか、オルソラの顔が赤面しつつもさらに(とても微妙ではあるのだが)不機嫌の色を
増し、いつもならのんびりと、それでいてはっきりと物を言うこのお色気シスターさんの語調が鈍
る。
「なんか、よく判らないんだけどさ、オルソラ? とりあえずは……」
近づきすぎてドギマギする上に、なんだか不機嫌そうな表情になってきたオルソラに対して逃
げの一手をうとうとした上条だったが、
オルソラが突然上条の手を取って、その顔の前に持ち上げた。
「あなた様に頼って戴いて、わたくしになら話してもと思って戴いたのでしょう、それはとても光栄
なのではございますけれど」
いつになく真剣な目つきで――いや、オルソラがいつもふざけているとかそう言った意味では
なく、なにかその真剣の意味が違うような、そんな雰囲気を漂わせつつ――上条の目を覗き込
む。
「そう言ったお話の内容は、わたくしも聞いていて辛いところがあるのですよ」
その言葉の意味を咀嚼しきれない、というか、全く理解できない上条の内心をよそに、オルソラ
は言葉を続ける。
「わたくしも修行中の身、そうできる禁書目録の修道女さまが羨ましくもあり、いけないとは思うの
ですけれども、それでもずるいと思ってしまうのです。気付かないあなた様には……」
瞬間、オルソラ=アクィナスは瞳を閉じると軽く顔を左右に振って、再び上条の目を見据えると、
「わたくしも、このモヤモヤを禁書目録の修道女さまに倣って払うことにさせていただくのでござ
いますよ」
そう言って、顔の近くに持ち上げていた上条の手の指に、突然噛み付いた。
噛み付いたと言っても甘噛みで、痛みはない。むしろくすぐったいくらいだ。しかし、オルソラの突
然の行為に上条の心臓が跳ね上がる。
「ちょ、お、オルソラ――」
言葉がもつれる。そんな上条を、その指に咥えついたオルソラが上目遣いで見つめる。
「れふはは、わはふひもあなははまはへにはみふいへ、わはふひのほほうほほほほははわひへ
ひへふおでほはいはふよ」
「ちょ、何言ってるのかわかんないしって、兎に角だな」
甘噛みされた指から、ゾクゾクと背中に刺激が走る。これはやばい、と上条が考え始めると、今
度は噛み付いたその唇を指の根本に寄せて行き、上条の指を呑む。同時に唇に隠れて見えな
いオルソラの舌が、チロチロと指を細かく舐めた。
フードが落ちる。そこで始めて、今日は何故かオルソラがウィンプルを付けていないことに気が
いた。少女のきめ細かな金髪がさらりと流れる。
唇が――薄桃色で、艶のある小さなオルソラの唇が、今度は指をはき出すように登ると、指先
付近で薄くその薄桃色を開いたまま、再びその舌が上条の指を丹念に舐める。
上目遣いのオルソラの顔の端にある薄桃色の唇と赤みの強い舌が、ちらちらと視界に入る。
甘噛みされ、舐められているのは指なのに背中にゾクゾクと電流が走り、その行為が別のとこ
ろを対象にされているような気になって、一部分が硬い布地に押さえられて痛みすら覚えた。
「はむっ、ふっ、あふう、はっ、はあ……」
一心不乱に上条の指を噛み、舐め、吸い上げていたオルソラの口がその指を離した。
頬を紅潮させ、瞳を潤ませたオルソラが上条の目を覗き込む。
「まだ、まだ足りないのでございますよ――」
いつの間にか、上条のジップアップTシャツのジッパーが下ろされていた。その胸元に、オルソ
ラの繊細な指が這う。
そして、はだけさせられた肩にオルソラの顔が近づき、
「我慢、は、しないのでございますよ……?」
襟元に軽くオルソラの歯が立った。
「――うっ――」
その感触に、上条の意識が一瞬遠くなる。
そこでも舌の蠢く感触が感じられ、さらに気が遠くなりそうになってきたその瞬間、オルソラの手
が上条のジーンズの真ん中にするりと降りてきた。
視界に電気が走る。上条の口から荒く息が漏れると、オルソラも歯を当てたその肩で艶めかし
い吐息を肌に当ててくる。
「ふっ、あふっ、か、かみじょう、とうま、さま……」
さらに身体が密着してきた。
オルソラの豊満な胸が、上条の胸から鳩尾を押す――
おいちゃんはたしかに禁書原理主義者なのですが。
やっぱオルソラさん良いよね!(*´Д`)ハァハァ
そいやおいちゃんの初禁書SSはオルソラさんでしたわいな。
アニェの電波捜索中。
コックリさんのごとく邪念ばかりが落ちてきますわいなどないしょう。
オルソラさんいいよオルソラさん
邪念を具現化する能力をあなたに授けよう。
あれ?禁書に嫉妬してねーちんが当麻にかぶりつく妄想が俺の脳みそからはみ出てた?
あれ? 続きは?
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オルソラ!オルソラ!
⊂彡
あとこの部分の翻訳希望
>「れふはは、わはふひもあなははまはへにはみふいへ、わはふひのほほうほほほほははわひへひへふおでほはいはふよ」
>>505 「れふはは、わはふひもぁあああ あぉにゃははまはへにはみふいぃへ、わはふひのぉおおほお゛お゛っほお゛お゛っうほお゛お゛っほお゛お゛っほお゛お゛っほお゛お゛っははわひへひへふお゙ぉおォおんれほお゛お゛っはひぃはふよお゛お゛お゛ぉ」
ですから、わたくしもあなた様の手に噛み付いてわたくしのくぁswでrftgyふじこlp;@
>>579氏
G☆J
オルソラさん可愛いなぁ〜
続きを是非!!
ですから、わたくしもあなた様の手に噛み付いて、わたくしの思う方法でハワイへイエッフー!とでございますよ ?
俺も訳キボンヌ
それともこれから続きで出てくるのかな
て言うかお前らの翻訳が面白杉ww なんかどうでもよくなってきたwww
あ、でも作者さんがどういう台詞を想定してたのかはやっぱ知りたいわw
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ねーちんのおっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
白黒の幼児体型がたまりません。
アニェアニェがかわいすぎます。
ミサカ妹10032号を愛してる
いや、待て誰だよw
>>515 正式名称ミサカシスターズ シリアルナンバー10032
御坂妹ですとミサカは返答します。
しまりがいい妹とか、特徴がないと辛いぞ。
そこはほらソーメン(ryとかゾーキン(ryって感じで
淫書14巻が欲しい
はい、どぉーもぉー!
一日遅れで俺参上…ッ!
てなわけで
>>442の続き持ってきたよん。
しっかし、盛況だったねぇ。
おっぱい紳士の演説(?)とかオルソラ姉さんの指フェラとか。
エロくない話もエロい話も面白ければそれでいいよねー。
と、一人語りはこれくらいにして、始まるよー。
携帯をしまい、ふと上条の方へと視線を向けると、やけに感心したような目で白井を見つめていた。
「…いかがなさいましたの?」
「いや、白井って真面目に仕事してんだなぁってさ」
「失礼な方ですわね…」
その言葉に一瞬白井の眉根が寄るが、
「悪い意味じゃねーって、つか普段御坂とバカやってるとこしかみたことねーからな」
「…ぅっ…!」
言われて怯んだ。
確かに彼の前では愛しのお姉様にじゃれついてばかりだった気がする。
「なんつかさ、カッコイイんじゃね? とか思ったんだよ」
そう言われて悪い気はしなかった。
どちらかと言えば褒められたわけではないのだが、何となくそんな気にさせられ少しだけ頬が緩んだ。
「……白井ってそんな風に笑うんだな」
笑ったところは何回か見たことがあるのだろうが、それは山賊みたいなものだったり、嘲笑だったり、お姉様にたかる悪い虫を駆除できる愉悦の笑みだったりと、まともな笑顔ほとんどなかったように思える。
「………っ…!」
ぼふっ、と煙を上げんばかりに赤くなる頬。顔に熱が一気に集中するのがわかった。
恥ずかしい?
いや違う。
上条の言葉があまりにストレートで、素直に『嬉しい』と感じてしまったのだ。
何故?
コイツはお姉様の心を奪った人間なのに。
わたくしの恋敵なのに。
(……………敵……?)
嫌だ、と思ってしまった。
何が嫌かはわからない。とにかく嫌だと思ってしまったのだ。
またも思考のイタチごっこ。
美琴と上条のことも、嫌だと思った理由も、考えれば考えるほど胸の奥がもやもやしてくる。
すっきりしない。
「そういやぁ、今まで白井が普通に俺の名前呼んだこと無かったよな?」
と、唐突に告げる上条。
「何をおっしゃってますの? そんなこと…」
言われて考える。
(………あれ?)
よくよく考えてみると彼の名前をマトモに聞いたためしがないような…。
そもそも『アンタ』とか『アイツ』とか『あのバカ』とか、美琴から正確な上条の名前を聞いたことがない。
気がする。
「…………もしかして、知らない?」
上条の言葉にビクリと白井の肩が跳ねる。
「まぁ、しょうがねぇか…俺らってそんな接点ある訳じゃねーからな」
白井の反応を気にした風でもなく普通に会話を続ける上条。
「上条だ、上条当麻。呼ぶときは苗字でいいだろ。面倒なら呼び捨てでもいいぜ」
ニッと笑いながら上条が改めて自己紹介をする。
「…わかりましたわ」
申し訳なく思いつつも素直に答える白井。
「では参りましょうか上条さん、お礼をさせてほしいのですわ」
そうして、仕切直すように白井は告げたのだった。
上条と白井は並んで地下街を歩いていた。
お礼を、とは言ったもののすぐに何か思い浮かぶ訳もなく、とりあえずの対応策として地下街をうろつくことにしたのだ。
「…お食事、というのもありきたり過ぎますわね〜。でも他にいい案も思いつきませんし…」
「飯? ならもう食ったぜ?」
「…そうなんですの? 困りましたわね…」
といった具合に少しずつ候補を潰していってはいるが、むしろ時間の方が余分に潰れている。
「そう言えば、仕事はいいのか? 白井」
歩きながら思い出したように口にする上条。
「もう全て終わらせましたわ。その後に考え事をしていたらあの騒動に巻き込まれたんですの」
なるほど、と上条はその答えに苦笑した。
(…ツイているのかツイていないのかわからない日ですわね…)
上条の苦笑を眺めながら、そうぽつりと思った白井だった。
その後しばらく無言で地下街を歩く二人。
(…お礼してもらう云々の前にこの状態を何とかしねーとなぁ…)
『この状況』とは無言で地下街を歩く、という状況である。
さして互いを知っている訳ではない上条と白井。二言三言言葉を交わすと大体の場合会話が途切れてしまう。
何と言うかその無言の合間が、非常に居心地悪いのである。
話題を探して辺りを見回す上条少年。
ふとその視線が地下街のとある一角を捕らえた。
(…ん〜…まぁ、それなりに手持ちもあるし…このまま地下街を練り歩くよりはマシか…)
考え、
「なぁ白井、ゲーセン行ったことあるか?」
「ゲーセン? 行ったことありますけど、それがなにか? ですの」
不思議そうな顔で上条を見返す白井。
「どうせならゲーセンで遊ばねーか? このまんまうろついてるよりは有意義だろ」
ポケットに手を突っ込み財布を漁る。
「…ですが、お礼はどうしますの…?」
少しだけ視線を白井に向けると、若干眉をしかめながら呟く。
「つかさ、お礼目当てで助けた訳じゃねーんだし…そこまで気にすんなよ」
まだしばらく渋っていたが、上条が折れないとわかったのか、渋々ながらそれに従った。
「折角だし思いっきり遊ぶぞー!」
「おー! ですわー」
ぶっちゃけて言えばこれがトラブルの火種になるのだが、上条動けば必ずトラブる。
むしろ巻き込まれてトラブル起こす。
何もしていなくても被害を被る。
これ上条少年の哀しき性である。
知り合いの女性との遭遇比率が確率変動中の上条さんは、一体何連チャンするのだろうか。
うい、終了。
もはやお礼なんてどっかぶっ飛びつつある現状だよねー。
確変、確変。
出来る限り女性キャラを出したいなー、トラブル起こすのに。
ネタくれたら喜ぶよー。
さてさて、今日のところはこの辺で。レスをくれたみんなにお礼をいいつつ、んじゃまたねー。
いつも素晴らしい作品ありがとうございますの感謝も込めてGJ!!
二人の前に御坂妹が出てくると勝手にwktkしつつ続きを待ってます
うはww白上GJ!!!
これは白井と当麻が銃ゲーしてたら、銃繋がりで電磁銃が来てしまうんですね?
くわばらくわばら・・・
話を反らしてすまないが、
この中で禁書目録のシルバーアクセサリーを買おうと思っている人はいるか?
何だそれは?
禁書の公式サイトのグッズ情報ページに載っていたんだ。
画像もそこに載ってるから
>>535 出たのだいぶ前だから、入手困難だと思うよ。
4月発売で電撃オンラインとかAmazonとか楽天市場では売り切れてる。
欲しかったら再販待ちで、再販希望出したら?
公式Webができるのが遅かったからねえ。
ってごめん、クロスペンダントのことで良かったんよね?
>>535 なにゆえエロパロスレでその話を振るんだ? 本スレで良いじゃないか
結構お高い買い物だったし、俺はスルーしたが
>>540 エロパロ板で意見を聞きたかったんだ。
ごめん
あのシルバーアクセサリーで五発抜ける
そういう話題にすればいいのか!
一方さんの前立腺責めたい
しかしベクトル反射で勃たない。
あれ・・・アクセラってインポ?
!!いかん・・・アクセラに殺される・・・
なに言ってやがる
そもそも一方さんには前立腺なんて無うわなにをすr(ry
もう考えるの面倒くさいからダブル装備でいいよ
ダブル装備ってまさかふたな………
いや、何でもない
絶頂の度に見境無く電流流し放題の御坂オリジナル。
真似するシスターズw
電流つかえばパブロフの犬みたいなことできそうだな。
>>549 もしそうなら白黒にばれてしまうじゃないか
・・・はっ
>>551それなら白黒もまざればおk。
テレポート暴発しますた
553 :
選択:2007/08/30(木) 22:51:59 ID:hc3kf3ez
黒子×美琴か、サーシャ×上条のどちらかを書こうと思うのだが、
どっちが良い?
黒子×美琴で!
もちろんビリ黒で
サーシャ!
サーシャ!
もう、黒子×美琴×サーシャ×上条の4pでよくね?
いやいやビリ黒サーシャで
サーシャでお願い
美琴母で頼む
ビリ黒希望
ここはサーシャで
もちろんサーシャで!
黒×美で……って、いや待て お前らおかしいだろう
どっちも書いた後に、両方共投下してください職人様ァ!
サーシャで、ってサーシャ攻めか
できれば美琴×黒子でお願い
やはりサーシャかな此処は
568 :
■■■■:2007/08/31(金) 10:33:47 ID:aMaV+q4G
黒子!!
むしろ上条×サーシャを希望
やあ、みんなありがとう。
とりあえず書いてみたよ。
うん、カルシウムはしっかり摂取して、な。
怒るなよ?うん、怒らないでくれよ?
ちゃんと書いてるから、うん。
それは、きっと夢。むしろ夢であってほしい。いや夢であってくれ。
心の底からそう願いたい出来事は、昨夜、かみつきシスターが寝静まった夜に起きた・・・。
上条当麻はユニットバスの中で、いつも通り眠りに就こうとしていた。ベッドを使用していた頃を思うと、あの柔らかな感触が思い出されて堪らないのだが、かみつき食欲修道女インデックスが無防備な姿を晒している琴を考えると、己の理性を保つ為には致し方ないのである。
そんなわけで、上条は歯を磨き、パジャマに着替えてから、雑巾で湯船の底を拭き取り、水気が取れたことを確認して、身体を横たえる。
疲れた。昨日も疲れたし、今日も疲れた。明日はもっと疲れるのかもしれない。
だが、それでいいと思う。少なくとも自身に降りかかる不幸が、結果的に多くの友人を築き上げられたのだから。
しばらくうとうとして、やがて瞳が閉じられる・・・。
1時間後。
「うにゃー!カミやーん、可愛い寝顔なんだにゃー」
上条が心地よい眠りに就いているユニットバスに、一人の闖入者が現れた。
何故か裸体を晒し、自身の肉棒が隆々と高みを突き刺している男―――隣人、土御門元春である。
鍵が閉められたはずの入り口は、何故か開いている。さすがスパイ。
土御門はそーっと上条に近づくと、素直な寝顔を浮かべる上条の唇に動悸を高めながら、今日の目的を思いだす。
(うにゃーっ!カミやんの純潔をゲットするぜよ!)
土御門はなんの冗談か、ゲイになっていた。
理由は分からない。書いていて正直、どーなのよ?という気分にはなってくる。俺だってサーシャとか美琴とか黒子とか書きたいよ。でもさ、ちょっとネタ切れだから軽く暇つぶし用に使って欲しいんだ。うん、怒らないで><
ともかく、土御門は明らかに常軌を逸した行動を平然と行い、今まさに上条の純潔を奪わんとしている。
「スパイ三大必須アイテム、クロロホルムだにゃー!」
学園都市製の、副作用の心配がない短時間型クロロホルムを上条の口元に押し付ける。一瞬だけ目を見開いた上条だったが、抵抗も出来ずにすぐに意識を失った。
「それではお楽しみタイムぜよ!」
上条の身体をユニットバスから引っ張り出し、パジャマを丁寧に脱がして、端に置いておく。全裸になった上条を壁に手を付かせて安定させると、改めてその肢体を嘗め回し、荒い息を吐いた。
そして、きつく閉じられた菊門へと、ゆっくりと自身のミサイルを挿入する。
「むむむ、なかなかキツいな。クロロホルム使って正解だったにゃー」
通常、菊門への挿入が激痛を伴う。慣れた相手ならばともかく、不幸という言葉で形容出来ない程に不幸な上条は初めてである。まともにやっては、多量のローションでもなければ不可能だ。
が、そこは学園都市である。学園都市製のクロロホルムには、痛覚遮断機能が付いているのだ。それを売店で売っているというのだから、ほとほと分からない場所である。
やがて土御門のミサイルが奥に達する。荒れた息を整えて、ゆっくりと抽挿を開始する。
「おおうっ、これは堪らんぜよ。痛みと快感が同居したようなこの感触、最高だにゃーっ!」
土御門は恍惚とした表情を浮かべ、ペースを速めていく。最初はキツかった尻穴も随分とほぐれていき、殆どつっかえる事無くスムーズなものとなっていた。
上条はまだ目を覚まさない。覚めたらむしろ痛いわ悲しいわ苦しいわの三重苦を味わう事になるので、起きない方が幸せかもしれないが。
そして土御門のミサイルが噴射寸前になる。
「うおおおっ、そろそろイクぜよカミやん!」
激しい運動でずり落ちたサングラスの間から、狂気に侵された瞳を覗かせ、土御門は絶叫する。
「――――――――――――っ!!!」
一瞬、意識が白くなる。同時に、白濁した液体を上条の尻穴に注ぎ込んだ。
どくどくと放たれていく精液は、土御門のミサイルで塞がれ、上条の中で留まっている。
「ふは、はぁっ、うにゃーっ!す、凄い快感だぜよ!」
土御門は満足げに笑うと、ミサイルを引き抜く。そこから精液がどろどろと流れ出て、タイルの床に零れ落ちた。
「カミやーん、満足したかにゃ?明日も来るぜよ!」
クロロホルム使って満足したもなにもない気がするが、土御門は全裸のまま去っていった。
その直後、上条は目を覚まし・・・。
腹の底から出た絶叫が、男子寮を揺るがした。
その後分かった事だが、土御門の暴走(そう例えていいだろう)の原因は、なんらかの魔術の影響だったと断定された。
イギリス清教が最高危険指定に定めた伝説の魔術師、阿部高明。「やらないか」の一言で相手を魅了し、自在に操る事が出来るという。
彼は、今日も公園のベンチで待っている・・・。
うん、こんな感じなんだ。すまない、本当にすまない。
とりあえず両方並行して書いてるから、早く仕上がった方から載せますわ。
意見くれたら嬉しいですよ。下手ですまない。
↓以下何事も無かったかのように禁書エロ談義に
秋茄子さんに野菜プレイとか考えたんだがどうだろうか。
女子寮で料理中に上条さんのに酷似した茄子を発見し、欲情したオルソラはゆっくりと茄子を(省略されました・・全てを読むにはワッフルワッフルと(ry
秋茄子ってなんじゃらと思ったらアクィナスか
そこで「あ、秋茄子は嫁に食わすな!」とか叫びながらその茄子を強奪する神裂さんまで思いついた
そういえばオルソラさんは何歳でございましたっけ?
11
8
てか上条はベッドじゃなくて万年床じゃなかったけ?
まだ一週間も経ってないけどお久〜。
>>531の続きを投下に来たよん。
今回はメル○ラが登場。まぁ、あんまり詳しくないから戦闘描写はないんだけどねー。
てなわけで、始まるよー。
「…なんつーか…並んでるビデオゲームが無駄に古いな…」
とりあえず店内に入ってまずの感想がこれ。
軽く周りを見回すだけで『メルティ・○ラッド』に『ぷ○ぷよ』、『アルカ○ハート』や『K○F』、さらには『テ○リス』などの(作者の脳内設定より:普通はもう何世代か進んだものが既に出回っていると思って下さい)微妙に古いゲーム達が、やけに綺麗な状態で並んでいた。
「うおー…なんか猛烈に遊びてー…」
ちょっと懐かしいゲームを前に、小銭を握りしめて呟く上条。
「それで、どれで遊ぶんですの?」
その後ろから店内を除いていた白井が上条に声をかける。
「んー…二人でぷよ○よとかテト○スってのもありだが…折角だから格ゲーやろーぜ」
「格ゲー?」
言葉を聞いて白井は首を傾げた。
「体感格闘が出るまではこっちが主流だったんだよ。コマンド入力して技を出す奴」
「…そうなんですの? 知りませんでしたわ…」
人ひとりの移動範囲などたかが知れている。例えそれが超能力者であろうとも、だ。
そういったことを知らないのも仕方のないことか。
白井の行ったことがあるゲーセンも最近出来たものなのだろう。
「対戦も出来るんだぜ。…ま、それはいいとして…まずは俺の隣の台にでも座ってやってみろよ」
「はぁ…」
説明をしながら店内を進む上条。
「よっ、と…ほら、白井こっちだ」
椅子を引いて、まず白井を座らせ、上条はその隣に陣取る。
「んじゃ、始めっかー」
二人同時にお金を入れてゲームスタート。そして上条の確変も時を同じくして静かに始まったのだった。
上条が選んだキャラは遠野志貴、白井の選んだキャラはアルクェイド。
上条は遊び込んだことがあるのでソツなくCPU相手に勝利していく。
白井はというと、始めた頃には多少苦戦することがあったが、挑戦回数を重ねるごとにメキメキ腕を上げていった。
「…へぇ…上手くなったな白井」
「…コツを掴んでからは結構楽になったですの」
「俺は慣れるまで時間かかったのになぁ…」
「面白いですわ。コマンド式の格闘ゲームも」
「そうか、よかったぜ」
などと会話を交わしていると、
「お? 挑戦者だ」
客の少ない店にも関わらずの乱入。
自信があるのかただの暇人なのか。
「返り討ちにしてやる」
そうやって呟いた上条が不敵に笑うと同時に戦闘が始まった。
戦ってみた感想は、
「強ぇんだけど、なんか詰めが甘いんだよなぁ…」
だった。
しかも連コインでもしているのか幾度となく再挑戦してくる。
結果、微妙なところで負けるのにも関わらずだ。
負けず嫌いなのか戦う度にどんどん攻撃的になっていくし、戦い方も大胆になっていた。
しかし、やはり最後の最後で詰めを誤り上条に負ける。
「……何だかなぁ…」
上条は呟きながら思う。
(…これでわざと負けたらどうなんだろ…)
興味は湧いたが、さすがにそれはどうなのだろうとも思うのだ。
これだけ一生懸命にやっている人間にたいしてそれは侮辱にあたるのではないかと。
(…んー…むー…どうすっか……って!)
考え事に集中していたらかなり無防備な状態になっていた。
「…やべ…ッ!」
気付いたときには時既に遅し。
瞬く間にコンボを決められKO。
(…気付いたから仮定とおんなじ結果になっちまったな…)
さて、このままゲームを続けるべきか、と上条が首を捻り始めた瞬間、
「ちょっと! 今アンタわざと負けたでしょ!?」
やけに聞き覚えのある声が店内に響く。
白井もそれに気付いたのか、思わず二人で顔を見合わせてしまう。
甚だ誤解極まりないのだが、どうやら相当ご立腹らしい。
ひょいとビデオゲームの画面の横から、相手を見ようと顔を出したら、
「…み、御坂ァ!?」
「あぁぁぁ!?」
またもや店内に、今度は二人分になった絶叫がこだますることとなった。
「おっ、大声で人の名前叫ぶなぁ!! 恥ずかしいでしょうがッ!!」
声と共に跳躍し、一気に間合いを詰めると格闘ゲームもかくやというほど見事なアッパーカットが上条の顎に直撃。
そのままゆっくりとゲームセンターの床へと上条がスローモーションで沈んでいく。
なんだかその間の音にやけにエコーがかかっていたような気がするが、気のせいなのだろうか。
「…っー…い、いきなり何すんだこの…ッ! って止め、バチバチすんのやめてください御坂さん! 電子機器の周りで電撃はダメですよ!? 相手は精密機械なんだぞオイ!?」
その後、上条の絶叫&制止に帯電し始めていたのに気付き、
「聞く耳持つかこのボンクラがぁぁぁぁ!」
超能力から物理攻撃に変えた美琴の、これまた見事なチョークスリーパーを決めたのだった。
後日、
「あん時ばかりは三途の川拝むとこだった…」
とか上条が語っていたのはまた別の話。
綺麗に上条の首にチョークが決まっている。
その様子を呆然と眺めながら、白井の心中は微妙に荒れていた。
(……また、あのもやもやですわ…)
解釈の仕方を変えれば美琴が上条を後ろから抱きしめているようにも見えなくない。
嫌だ。
離れて。
その人から離れて。
どちらに対して思ったことかはわからない。
二人を見れば見るほどもやもやが強く、濃くなっていく。
嫌だ。
しかし何が嫌なのかがわからない。
美琴が上条に触れているのが、仲良くしているのがいやなのか、それとも上条が他の女性にベタベタされているのが嫌なのか。
「…ま゛っ、…流石に……これは…」
その結論を出す間もなく、上条が非常に危険な状態になってしまい、
「おねーさまーっ!」
テレポートで二人の側へ移動し、まとめて抱きしめた。
「ちょっ!? 黒子、離れなさいってば!!」
御坂美琴の腕が緩んだ隙に上条を蹴り飛ばし、
「ぐぇ!?」
その拍子に顔面から床に落ち、奇妙な悲鳴を上げるが気にせずに、
「こんなところで会えるなんて運命かんじちゃいますわ〜!」
いつも通りの自分を演じる。
あの訳のわからないもやもやした気持ちを、はっきりさせないうちに外に出すのは駄目だと判断したからだ。
が、しかし。
時置かずしてこのもやもやが、さらに巨大化するということを今の彼女には当然、知るよしもないのだった。
はい終わりと。
もはや上条さんリアルで格ゲーしてるねー。
さて、まずは美琴たん出したから、お次は妹かなぁ…。
絶対に白井が暴走するよねー。
さらにそこに打ち止めも……あ、そうしたら一方通行も出さないと。
地味に落ち物ゲームで雌雄を決しようとする上条さんと一方さん…。
うーむ、シュールだ。
さて、今晩はこれくらいにして、レスをくれたみんなにお礼をいいつつ、またねん。
不覚にも上条にチョークを決める御坂に萌えた
当ててんのよ、御坂ヴァージョンですか!?
服だけテレポート
超能力部のことかー
チョークスリーパーってどんなんだっけか…“見せる格闘”全般疎いからなあ
相手の首を脚で絞めるんだっけ?
内股に片足挟み込んで肘で首を押さえるんだっけ?
……誰か解説してくれぷりーづ!
あれ?
後ろから左腕を相手の顎下に通して右腕にクロスさせるんじゃなかったか?
腕での首絞めだな、自分の腕を相手の首に巻きつけるようにして締め付ける
マジで決まると息できなくなったり頚動脈止まったり首の骨折れたりする
ちなみに密着度満点
>>599 尻のラインが素晴らしい美女の契約者を思い出した
ごめん、許して
>>603 後者は分からんが前者は多分三角締めだな
チョークスリーパーはフツーに裸絞め。
左腕巻きつけて右腕でロックして後頭部に右手を押し付けて逃げられないようにする
続きが気になって仕方ない。
続きが気になると言えば…
いや、何でもない
今日の妄想
「オルソラに常盤台の制服」
「ねーちんにバカ水着」
おまえらはどっちがいいと思う?
全力でねーちんを推す
俺もねーちんに一票ー!
616 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 23:06:49 ID:mkYewLun
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ねーちん!ねーちん!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
横合いから全く違う電波を送ってみる
『ルチアに体操服&ブルマ』
『アンジェレネにメイド服』
ねーちんという表現はどうしても末尾に「ぽ」を予測させるから
いっそ俺はねーちんぽと呼ぶことにする
ねーちんに一票
>>618 むしろ語尾をねーちんにすればいいんじゃねーちん?
おおぅ、チョークスリーパーって普通の首絞めの事だたのね
ちなみに俺が言ったのは蟹挟みと三角締めだったようだ。勘違いも良いとこだったんだぜ………
っ「ねーちんに貝殻ビキニ」
姫神には絆創膏を三枚
ローター標準装備のいけない小萌先生
それを上条当麻に見つけられてしまう小萌せんせー
むしろ、上条さんに言われたから装備したんだろ?授業中の反応を楽しみために
リモコン片手にニヤニヤする上条さん
一方さんにローター入れたい
ローターを入れた一方さん。
ずっとつけっぱなしでも打ち止めがいるから電池いらず
ちょっと書きたいから教えてくれ。
美琴はキスもまだで処女だよな?
恋愛に不器用だから、初恋すら今までなかったかもしれない
ありがとう。
デレデレな美琴を書いてみるよ
期待して待ってる
ツンツンな美琴も待ってる
後夜祭で上条に約束をすっぽかされ青ピに犯され
目の前で御琴と踊る上條を見せ付けられた姫神が
ヤンデレになる話まだー?
姫神は幸せになるべきだ
おいおい流行りだからって上条を誠に当てはめるのはやめろよ
姫神以上にステイルが不憫でならない
上条視点だと色々あれだが、実際やってることはもうね
とりあえずあれだ
刹那と世界は俺の嫁
640 :
403:2007/09/06(木) 08:23:17 ID:p8ez8djr
流れを読まずにちょいと付け足し
>>334 「どーする?御坂、お前次第だけど・・・」
赤く俯く御坂、何故俯いているのか理由は上条に分かっていないようだ。
「だっ大丈夫なの?」
スカートの端をちょびっと摘まみ、俯いたまま呟く。
「大丈夫って何が?」
さも当たり前のように言葉を受け取る上条に御坂は少しだけ上条宅に居候をしている禁書を呪った。
区切りをよくして続きは夜に投下するよ。
じゃあおいちゃん今日休みなので昼間に投下。
3分で書ける小ネタのはずだったのに。9レス。
『大嫌い love_is_blind』(〜おっぱい紳士に捧ぐ〜)
「なに言うてんねん! カミやん嫌やわあー!」
その台詞と同時に、青髪ピアスの巨体が上条を打ち据えた。たたらを踏むことすら
叶わず、上条が吹き飛ぶ。
このときの上条の不幸だった点は3つ。一つめは、青髪ピアスがいつもより激しい
ツッコミを入れたこと。二つめは、上条の身体がやや斜めを向いていて、いささか不
安定な大勢だったこと。そして三つ目に――
吹き飛んだ先に、吹寄制理が居たことだった。
「どわあっ! ってあっ! 吹寄危な――」
上条の叫びも虚しく、その身体が振り向きかけた吹寄を覆うようにぶつかり、二人
がもつれ合うように倒れ込みざま、
びっ……ぶつり。
嫌な音が走った。
吹っ飛びつつも、なんとか吹寄に加わる被害を最小限に抑えようと努力したのだが、
そのとき吹寄の背中に当たった上条の手が、その背中のブラウスの向こう側の布を
引きちぎってしまっていたのだ。ブラウスの生地を破くとかボタンを吹き飛ばすような
ことにならなかったのが不幸中の幸いだろうか。
とは言え、上条にとって不幸なことには間違いはないのだが。
「か、上条……き、貴様ってば…」
「よ、避けられなかったんだすまん――」
上条が吹寄に覆い被さったまま謝罪の言葉を呟こうとして、それを遮るように吹寄
が上条を突き飛ばすように立ち上がった。
左腕で胸を押さえた吹寄は、突き飛ばされてさらに慌てる上条の二の腕を掴むと
無理やり立ち上がらせ、
「ち、ちょ、ちょっとこっちへ来なさいこのバカ!」
と、顔を真っ赤に染めて叫ぶと、掴んだ腕を引きずる。
「え? 何? いや、悪かったよマジで、でも何、吹寄さん?」
「うだうだ言ってないで来なさいったら来なさい!」
状況を把握できない上条だったが、吹寄は有無を言わせない。見るものが見れば
怒りより羞恥の色が濃いことが判る紅潮した表情で、上条を拉致するように教室か
ら出て行った。
さっきまで上条とふざけていたデルタフォースの残り二人、青髪ピアスと土御門元
春が呆然とそれを見守る。
「吹寄さん、どないしたんやろ……ちゅうか、カミやん、一体ナニさらしたんやろか」
「何か尋常じゃない表情だったぜよ……まあ兎に角カミやんの冥福を祈ろう」
この際、上条の転倒が誰の責任かはおいておいて、上条の不幸をただ見守る心
強き友であった。ああ、上条当麻、不幸なり。
−*-
放課後。御坂美琴はいつかやって来たランジェリーショップ――いわゆる女性下着
の専門店の中にいた。
今日は一人である。というか、むしろこういう場で白井黒子と一緒にいるのは避け
たかったし、そうできて少しだけホッとしてもいた。
目の前には、シルクとレースのちょっとセクシーな下着の上下。
さすがに白井のものほど悪趣味(美琴主観)ではないのだが、逆に、その落ち着き
が白井にも、美琴にも背伸びしている感が強いといったデザインだった。事実、胴体
だけのマネキンに着せられている展示品は、出るべきところがしっかり出ていて、悔
しいことに美琴には余りあるサイズである。
自分の控えめな胸を見下ろしながら、いつかのことを思い出した。
(ううっ。なにが『胸がデカイと人生得するわよーん?』よっ)
頭の中で、思い出した母親の言葉を反芻して、やっぱり反撥を覚えてしまう。
しかし、それに続いて思い出すのは、『あいつ』が目を奪われていたことと、その直
後、一緒にいたいつもの外国人の少女に『いっぱい食べたらいっぱい育つ、か。叶っ
たら良いなぁって』などと発言していたことだ。あの言葉は直接自分に向けられたも
のではないけれど。
(やっぱり、小さいよりは大きい方が良いんだろうなあ)
目と手が同時に自分の慎ましやかな胸に伸びる。
はあ、と溜息を付いて、ふたたび眼前のちょっとセクシーな上下に視線を戻し――
と、いうところで、突然背後から声を掛けられた。
「あ、御坂さんだ! こ、こんにちは御坂さんっ! あ、あの、こんなところで会うなん
て奇遇ですねっ」
「ちょ、飾利、抜け駆けっ! あ、あの、こんにちはっ」
振り向いた先にいたのは、白井黒子の『風紀委員』の後輩、初春飾利とその友人
である佐天涙子である。
一連の不審な挙動を見られていたかも、と羞恥が美琴の頭に登る。それから、初
春の顔を見て、白井がすぐ傍にいるのではないかと焦りが走った。
「あ、……こ、こんにちは」
返事を返しつつもきょろきょろと周りを見回してしまう。
「今日は風紀委員の関係で? く、黒子は一緒じゃないの?」
美琴の言葉を聞いて、初春はきょとん、と小首を傾げると、
「違いますよ? 白井さんですか? 御坂さんと一緒じゃないのなら、当直でも当た
ってるんじゃないでしょうか?」
美琴のひとまずの不安を取り除く答えを返した。
こんな店にいるところを白井に見つかったりしようものなら、いつかの大騒ぎの二
の舞は目に見えている。そういった事態は――いやむしろ、また『あの類人猿!』な
どと、白井が叫び出すことを特に――避けたい。
(って、私なにあいつの弁護みたいな事考えてるのよっ)
ブンブンッ! と頭を振ったところで、初春たちがきょとんとした顔をさらにきょとんと
させているのに気が付いた。慌てて体裁を取り繕う。
「そ、そう。いや、別に黒子のことは良いんだけどね、こんなところで初春さんに佐天
さんと会うとは思ってなかったから」
初春も佐天も、美琴に名前で呼ばれて気を良くしたのか、表情が明るくなった。
「ここで良いの無いかなー、って二人で来たんですけど、ご、ご一緒させて貰っても
良いですか?」
とは、佐天である。特に拒否する必要は無い、のだが――いつか、自分が良いな、
と思ったパジャマを見て、この少女たちが『こんなのは小学生まで』といったようなこ
とを発言していたのを思い出した。そうなると、少し気恥ずかしい。
白井にも(いつの間に覗かれているのか、そのことだけは思い出すと腹立だしいの
だが)、自分の趣味は子供っぽいと切り捨てられている。
そうやって逡巡していた美琴だったが、二人はさっきまで美琴が見ていたシルクと
レースの上下を見やると、
「こんなのが似合うのって、どんな人なんでしょうねえ、あ、でも御坂さんなら――」
などと言い出した。今度も、美琴の勝手な不安を向こうから取り除いてくれたようだ。
これなら、しばらく付き合っても問題はあるまいと胸をなで下ろした。
が、その途端、
「ひょっとして、御坂さん、勝負下着?」
「えっ! あ、そう言えば白井さんも御坂さんが不釣り合いな男子を気にしてるとか
言ってたし、え、ええっ、そうなんですか?」
一体どこをどうしたらこのように話が飛躍するのであろうか。一瞬で話がとんでもな
い方向へ飛躍していた。慌てて取り繕おうとする。
「く、黒子ってばどこで一体何の話をしてるのよ? そ、それに佐天さん、勝負って何
の勝負よっ」
しかし、取り繕おうとした言葉も、勝手に盛り上がり始めた少女たちには燃料にし
かならなかったようで、美琴に対してさらに言葉を繰り出してきた。
「だって白井さん、その話になると口、濁しちゃいますし、余計に信憑性が出てきち
ゃうじゃないですかっ」
「そうそう、それに『常盤台の寮の前で逢い引き』事件は結構有名なんですよ? や
っぱり、お付き合いしてる彼氏がいるんですよね、良いなあ……。で、どんな人なん
ですか? その人、こういうのが趣味で、それで見てたとか?」
二人の少女から次々と予想外の言葉が飛び出る。夏休み、やむを得ず、そう、あく
まで『やむを得ず』取り繕った事件まで知られているとは。兎に角、反論くらいはした
方が良いのだろうか。
「私には『お付き合いしてる彼氏』なんていないし、それに大体あいつ――って、や、
違ってっ」
ただでさえ慌てていたのに、さらに慌てて思わぬ言葉が口をつきかけた。しまった、
と思う間も無く、二人の少女が目を輝かせながら美琴へと一歩足を近づける。
図らずも逃げ出したくなったその瞬間、店の入り口から結構な音量で男女の話し
声が聞こえてきた。その男の方の声に、反射的に顔がエントランスの方を向いた。
上条当麻。
よく知らない女生徒に手を引かれている。その手がしっかりと握られていることに
目が行った。無理やりに引っ張られて来たようで、それでいて決して迷惑そうな顔を
してはいない。
手を引いている同じ学校らしい女生徒も、怒ったような表情を作ってはいるものの、
その表情も表面だけのように美琴の目には映った。
思わずマネキンの陰に隠れる。が、上条からは目を離せなかった。
「あれ? どうしたんですか、御坂さん」
佐天が御坂に声を掛け、返事を待たずにその視線の先を追う。
「あ、あの人、爆弾魔の時の!」
佐天の目が、一瞬憧れを伴うような色を帯び、上条が女連れ、というか女の子に
連れられてきたのを見て、少しだけ残念そうに溜息を付いた。
「彼女さん、かなあ……。そ、そりゃあ、いてもおかしくないですよね、高校生だし…」
言いつつも、視線を美琴の方を戻すと口をつぐんだ。
美琴の表情をしばらく見つめ、しばらく考え込むような表情を見せた後、やや残念
そうな表情を作ると、再び口を開く。
「そっか、そうなんだ……。でも、そうなら私は御坂さんの応援、しますよ? でも、そ
うならあれはちょっと許せないかも。解説の飾利さん?」
突然話を振られた初春が、慌てたようにキョロキョロとして、それでもいつもこんなノ
リなのだろうか、佐天に調子を合わせる。
「は、ハイ何でしょう実況の涙子さん」
「今入ってきた高校生カップルですが、ちょっと不純な匂いがしませんか? 風紀委
員としては見逃せないところもあるだろうし、追跡して実況したく思いますが」
「む、あの男子高校生は以前遭遇したような記憶がありますね涙子さん。しかしあの
時とは打って変わって不純異性交遊の匂いが確かにしますよ? 言うとおり少しカメ
ラを向こうに集中させてみましょうか」
言い出すとやたらノリが良い。上条が自分の知らない女の子とこんな店にやってき
て、混乱を覚えていたところに始まった突然の実況中継に、一瞬、唖然とした美琴
だったが、ここは二人に乗っておいて、上条を監視することにした。
「ここよ」
上条当麻がその不幸スキルでもって吹寄制理を押し倒したその放課後。
半ば無理やり吹寄に手を引かれて上条がやって来たのは、大型ショッピングモー
ルにある女性用下着の専門店だった。その、いかにも男子禁制と言った趣と店構え
に逡巡する間もなく、店内へと連れ入れられてしまう。
「ちょ、吹寄、さ、さすがにここはちょっとっ!」
踵を返そうとして後ろを振り向く。と、両肩に吹寄制理の白い手が掛かり、肩口か
ら上条の顔を睨む――とは言っても、悪戯っぽい笑みを口の端に浮かべているのだ
が――吹寄の顔が現れた。
「あら。貴様はどこへ行っちゃうのかな?」
その言葉と同時に、上条の背中に柔らかくも弾力のある何かの感触が伝わってく
る。
その感触に、上条の動きがぴたりと止まった。いや、動けなくなった。
「えーと、吹寄さん? なにかその、やんごとなきものが当たってるようなのでござい
ますですが?」
自分でも言っていることがよく判らないが、とりあえずは状況を整理したい。
しかし、帰ってきた返答はといえば。
「あら、わかんない? 当ててんのよ」
頭から湯気が立ちそうになった。誰かに見られているような気がして、周囲を見回
そうと頭を巡らせたが、まったく周囲の状況に集中できない。そうやって慌てる上条
に、吹寄はさらに言葉を続けた。
「貴様のせいでこんな恥ずかしい状態になって、それでどんな詫びでも入れるからっ
て言うのに、その詫びを蹴って逃げちゃおうとするバカがいるから、私がどんな目に
あったか思い出させてあげようって言うんじゃないの」
今の状態、と聞いて、
(ひょっとしてノーブ……あう、いやいやいや、)
背中から感じる感触を、頭の中で細かく分析しようとする。慌ててそれを止めた。と
にかくも、ここは諦めるしかないようだ。
降参の意を示すべく両手を挙げて、がっくりうなだれると、無意識に溜息が出る。
「なによその溜息? 私だってこんな恥ずかしいコトしてるのに、貴様、不感症? い
や、それともひょっとして――」
「違います違いますっ! そうじゃなくってっ」
上条が慌てて言い訳を始めようとすると、吹寄が笑い出した。
「冗談よ。あ、でも、ほんとに何にも思わないわけ? こういうの嬉しかったりしない
の?」
笑い出した吹寄を横目に見て、慌てながらも気が緩む。
「い、いや、嬉しいですッ」
上条も思わず馬鹿正直に答えていた。
「……………」
「……………」
数瞬の沈黙。
ガバッ、と吹寄が上条から離れた。その顔が赤い。
「き、貴様ってば、人に何させるわけ? あー、あ、もう! とにかくあれよ、言ったか
らにはちゃんと約束は果たしなさいっ」
ここへ来てようやく人目があるかもしれないことを思い出したか、強い口調ながら
小声で吹寄が言った。そのまま上条の手を取ると、店の奥に向かって歩き出した。
上条も、吹寄に手を取られたまま、その後ろを付いて歩く。この店の中に入ってき
たことを、御坂ほか2名に見られていたことには全く気が付かなかった。
吹寄がやや落ち着いたのを見て、頭の中ではまったく別のことを思い出す。
(デパートの女性下着売り場でも恥ずかしかったのに、よりにもよって専門店とは…)
「デパートの? 誰と行ったの?」
ぼんやりと頭の中で(だけ)溜息をつきつつ独りごちたはずが、思わず口から漏れ
ていた。やはりというか、こういうところが上条の上条たる所以なのだろうか、そのこ
とには全く気付かない。
そして、それを聞き逃さなかった吹寄が、表情をやや引きつらせながら聞き返す。
しかし、上条はあくまでもこれが頭の中で考えていただけのこととしか認識してい
ない。
「ん? ああ、インデックスと」
「……あ、あの外人さんね? ……なんで貴様が一緒に下着を見に来る必要が?」
吹寄の顔がさらに引きつる。
「いやさ、あいつな、まともに下着も持って無くって、なんで俺が買ってやらないとダメ
なんだ? とは思ったんだけどさ、まさかそのまま放っとくわけにも、だろ? それに
インデックス、まともに買い物も出来ないんだぜ? 全部任そうとするのには参った
よ本当に。判ってきたら判ってきたで、『とうまとうま、こっちが可愛いと思う? それ
ともこっち?』ってーのにはもう何と言っていいか。レジも一緒じゃないとダメだし、し
かも、なぜかこういう事は小萌先生と行くとは言わないんだからさ」
充分かと言えば、余りあるほど充分に語って、ようやく上条が我に返った。
「へ?」
気が付くと、青筋を立てて笑顔を引きつらせた吹寄制理の顔が眼前にある。
「……って何、俺全部――」
「きっちり舌と声帯を使って音声で語ったわよ」
吹寄が、そのままの表情で上条に一歩詰め寄る。上条は――蛇に睨まれた蛙の
ごとく動けない。
「え、えっとコレはですね吹寄サン?」
さらに一歩詰め寄られる。足はやっぱり動かない。が、吹寄の顔と胸が迫って、若
干仰け反るような姿勢になった。
「貴様の爛れきった異性関係の数々については、後できっちり聴かせて貰うわ」
引きつった笑顔のまま、吹寄が有無を言わさぬ圧力で上条に言葉を放った。
「た、爛れたって……カミジョーさんは…」
「い・い・わ・ね」
その声に情けや容赦と言った色や響きはない。無言で頷くしかない上条であった。
さて、もちろんそんな様子も観察、というか監視されてしまっているわけで。
「解説の飾利さん? 聞こえましたか?」
「実況の涙子さん? 私には、彼女さんがいるのに別の子と買い物に行ってて、そ
れが、その別の子に下着を買ってあげたって聞こえたんだけど」
隠れて覗いていた初春と佐天が顔を見合わせつつ、ぼそぼそと呟く。上条にとっ
ては大いなる勘違いなのだが――少女たちにとっては刺激の強い話に聞こえた、と
いうよりむしろその様に変換されたのだが、覗き見ていた初春と佐天はそれぞれ手
を握りしめて興奮冷めやらぬ様子である。
「下着をプレゼントされて受け取るのって、脱がされてもいいって……」
「きゃーっ!!!」
あくまでも小声で、こういったときも小声のままで居られる辺りに末恐ろしさなど覚
えてみたりもするのだが、妄想逞しく少女たちが嬌声を上げた。
「だ、大胆な人だったんですね……」
初春が振り返る。と、
少し離れた場所にいる吹寄と同じ表情で、御坂美琴が電気火花を立てていた。
(なに、何なのあの鼻の下伸ばしきった表情は? そんなに大きなおっぱいが好き
なわけ? でもってあのシスターと下着買いに来て全部買ってやったって何? あの
子とはそんなに進んでるってワケ? そのくせあの日――)
握りしめた拳で、爪が手のひらに食い込む。しかし、痛みを感じるよりもさらに力が
籠もった。指が白くなる。頭の周りでパチパチと音が立っていることには気が付かな
かった。
美琴としては、自分ではまだまだ冷静なつもりなのだ。
が、初春を脅えさせる要件はその表情その他充分に揃っていたようで、
「ひっ」
小さく初春が悲鳴にも似た声を上げた。そこでようやく、美琴も初春に目が行く。
「……そ、そうね初春さん、も、もうちょっと、様子見てみましょうか」
背後にパチパチと電気火花の弾ける音を聞き、背筋が冷えるのを感じながら初春
が佐天の方に向き直っても、佐天は美琴の様子の変化に気付いている様子は無か
った。
気付かなかった佐天を羨ましく思いつつ、初春も視線を戻す。
少女たちの監視に遭っているとも知らず、上条は吹寄への対応に四苦八苦してい
た。
「そ、それはそうと、なんで専門店?」
なんとか言葉が出た、といった風の上条に、吹寄はふん、と一瞥をくれると、
「サイズが大きくなると、可愛いのがなかなかなくて苦労するって言ったはずだけ
ど? ここがこの辺りでは一番品揃えが良いのよ」
「いや、その、でもあれだ、確かに悪かったとは思うけど、やっぱりその、一緒に来る
ってのは……」
続いた上条の言葉に、吹寄が今度は表情を悪戯っぽく変える。
腰に片手を当てて、もう片方の手で上条を指さした。
「へー。じゃあ、一人で来て買ってきてくれたの? デパートでなら女性下着も買って
きたって言うことだし、ちゃんと選んでくれそうかなあ? あ、それ良いわね。貴様、」
今度は上条が顔を爆発的に真っ赤にした。両手を前に突き出して、手と顔を激しく
左右に振る。
「そっ、それはマズイです吹寄さん! いくら何でもそこまでいくとカミジョーさん死ん
でしまいそうですっ!」
その様を見て、吹寄が吹き出した。
「ぷっ、じょ、冗談よ。ただ、お気に入りだったんだから、きっちりカタは取って貰うわ
よ」
吹き出したせいか、それを見て呆けた上条の顔を見たせいか、吹寄の口が緩む。
「でも、ちょっとキツかったのは事実なのよね…。結構必至になって探したけど良い
の無くってさ、自分だってこんな成長が早いとは思わなかったし。ちょっと無理無理
に着けてたのは事実だから、でもまさかアレで破けちゃうとは――」
そこまで言って、上条がなにやらもじもじと気まずそうにしていることを発見した。目
をどこへ向けて良いやら、まったく視線の定まらない様子の少年に、吹寄も自分が
喋りすぎたことに気が付く。
「こ、この、な、何言わせるのって、ち、違うわね、勝手に言ったんだか…ら」
気まずそうに目を逸らす上条に相い対して、吹寄もまた顔を染めて俯いてしまった。
「ま、また、なんで貴様にこんなこと言ってるの?」
うわ、連投規制。ちょっと待ってね(泣)
「飾利? 聞いた聞いた? あれ、どうしたのまあいいわ、ここは実況の涙子さんが
っ! で、あの二人もどうやら訳ありっぽいですよ? 貴様のせいで、ってこのお店
に来たみたいだったけど、その『貴様のせい』って、え、そういうことは、ええー、押し
倒して無理やりはぎ取って破いた? ///////ちょっと、想像力の限界を超えちゃい
そうです」
美琴の変化に気が付かなかった佐天が、舌の滑りも滑らかに、上条にとっては事
実無根な事柄――その一部は真実だが――を想像したままに語る。
「ちょっとちょっと飾利、なんで黙ってんの?」
隣の少女の袖を掴んで、佐天が横を向く。向いた先にあったのは、泣きそうになっ
ている初春の顔と、自分たちの背後方向でパチッ、パチッと弾ける稲光と小さな破
裂音だった。
ぎょっとして、背後に顔を向ける。半泣きの初春は、佐天に向けた泣き笑いの表情
を変えることなくその様子を見守るだけだ。
「ひ、ひえっ」
今度の小さな叫び声は初春ではなく佐天である。
美琴の表情は――その背後で弾ける火花に隠れて見えない。が、それがさらに
恐怖を煽った。
「ふふ、ふふふ、ふふ」
美琴の唇が奇妙に歪む。
「ちょっと、そこどいて通してくれる二人とも」
声は小さい。が、有無を言わせぬ圧力が二人の少女の鼓膜を打って、
「は、はいぃぃっい」
初春と佐天の二人が左右に飛び退く。
その間を、ゆらりと御坂美琴が通り抜けた。瞬間、髪の毛や携帯のストラップが帯
電してふわりと靡いた。
「あいつなんか……大っキライ」
最後に聞いたのは、美琴のそんな呟きである。そして直感。
地獄が。
地獄が舞い降りる。
挨拶などと言っているヒマはない。御坂美琴があの高校生――上条当麻とどんな
関係なのかもよく知らない。が、とにかく、ここから、一秒でも早く、
立ち去らなければ。
その後のことはよく知らない。なにかモールで事件があったようなことを、初春も佐
天も後から小耳には挟んだが、詳しくは聞かなかった。いや、聞けなかった。きっと、
知りたくなることもないだろう。
おそらくは、それが良い。はずだ。
以上。
携帯で書きこめて助かった。
>>464-465氏に捧ぐ。
3分で書けると、そん時はほんとにそう思ったのになあ。
投下にリアルタイムで遭遇!
今日はラッキーだっ!
579氏GJ!!
貧乳を気にする美琴かわいいよ美琴
GJ!
誤爆に捧ぐのかよw
何はともあれ、面白かったです。GJ
579氏のGJっぷりに感涙
胸の魔力には男ならば抗えないw
美琴に一番似合う下着は靴下only
黒のレースとかあまりにも大人っぽいのはあんまり好きじゃないけど、
黒地に小さな花の模様とかをあしらった可愛いお姉さんみたいな下着は大好物です
ねーちんに似合いそう!
普通によすぎて感動した。GJ!
そういや胸が一番でかいキャラって誰よ?
難しすぎる問い掛けだからとりあえずここまで絞ってみた
禁書・御坂・御坂妹・小萌・青ピ
神裂 風斬 黄泉川 シェリー オルソラ ルチア 吹寄
巨乳キャラつーと、大体こんなところか?
順位付けするにしても、挿絵しか判断材料が無いから難しいな
ルチアは並より少し上か下じゃない?
一番デカいのはオリアナじゃないかなあ
ねーちんは風呂の挿絵だと其処まででもなかったような……
誰か忘れてそーだと思ったらオリアナか
ぶっちゃけ、挿絵見ると全員が、そうでもないよなー、って程度だと思う
爆乳と称されし黄泉川せんせーも、挿絵見るとそこまでじゃないよなー、って感じ
ルチアは自称ながらも、文中では明確に否定もされて無かったので入れてみた
あと、前に描いた時に巨乳にしたから、個人的に何となく
>>662のセンスに脱帽したw
数字上一番は巨大風斬
マジレスするとやっぱオリアナかなあ
明確なサイズというか数値が出たのは御坂母だけ?
あにゅうぜがいないではないか
579氏、大変結構なものを(笑)
GJです。
修女って結婚できないよな?やっぱり。
>>670そんな規則(げんそう)とうまのみぎてで壊しちゃえばいいんだよ!(某修道女談)
ねーちんの乳は、張りのある硬さがある感じがする。
オルソラの乳は、けしからん柔らかさな感じがする。
どっちが好き?
どっちも好き。
乳は全部好き
ほほう となるとやはり、複乳も?
>>672 生意気なおっぱいと
豊満なおっぱいだな
それだと二人とも人妻になってしまうじゃないか
とあるフラグマンの妻でいいじゃないか
駄目か?
本スレの脱ぎコラ見て
打ち止めの野外露出プレイが見たくなった
幻想殺し×超電磁砲マダー?
>>681 それは幻想殺しで超電磁砲をどうするのですか?
>>681 もう原作の一巻でやってる
漫画も一話でやってたな
一つに繋がったために、感電してしまう上条さん
>>684 御坂のぺったんを右手でぺったんぺったんしてるうちは安全だぜ
右手でぺったんぺったんしながらぺったんぺったんぺったんすれば万事ok
アクセラ姉さんの素肌にさわれんのは上条さんの右手だけだよな
・・・ッ入れられねェだとォッ?
なんで合意じゃないことが前提なんだよw
ゲハハハハ、残念だったなぁ上条ぉ!
こっちは右手でも左手でも足でも口でもマ×コでも触れんだよぉ!!
ってミサカはミサカは…
>>686ですー。
アクセラ姉さん突発ネタ。時系列は3巻の美琴の膝枕の上です。どなたかこんなシチュでエロしてくれませんかね?
「分かったんだ」
上条は倒れたまま言った。美琴は何も答えない。ごしごし、と。その眼を擦っているだけだ。
良かった。と美琴は心底思う。ぶっちゃけこの馬鹿が【不幸にも】地面に落ちていた、
石と岩の中間点みたいな物体に三連続で頭をぶつけて気絶していたので心配していたが、
どうやらこの馬鹿は無事なようだし・・・・――――無事?
ごしごし、と。ごしごしごしごしと、美琴は先程よりも強めにその眼を擦りあげる。
そこにいたのは、その瞳を猫のように爛々と輝かせ、その頬をトマトジュースより赤く染め、
その息をフルマラソン走った選手でもこれはねえよと言わんばかりに荒げた、上条当麻だった。
御坂美琴は確信した。ああ、こいつのネジみたいなもの、吹っ飛んじゃったんだなぁ、と。
「・・・『実験』を止める方法が、分かったんだよ」
ある種諦観じみた、悟りを開いた修行僧のような表情だった美琴の瞳が、驚愕の色に染まる。
多少の憧れをもっていた男を【文字通り】壊してしまったんだなぁとか思っていた美琴にしてみれば、
当麻のまともな発言はびっくりを通り越したどっきりの領域をもつきぬけて、驚愕の域に達していたのだ。
・・・上条が三流悪役のような笑い声を上げだしたので、その驚愕も今ではびっくりとどっきりの中間ぐらいだが。
「考えてみれば、簡単だったんじゃねーか」
――この『実験』は全部が全部、『樹形図の設計者』とかいう人の心も理解できない。
できたとしても、それに対して何も感じない『ガラクタ』が描いた『シナリオ』に、白衣のインポ野郎共が
従っているだけ。というものなのだ――
美琴は、本当は正しい『シナリオ』を狂っていると思わせて、『実験』を中止に追い込もうと考えていた。
だが。そんな簡単な方法で『実験』が中止になるのなら、話はいたって簡単だ。
「・・・・、『樹形図の設計者』は当然、一方通行が独り身で、友達も彼氏もまだいないってことも計算にいれてるんだろうな」
ハッタリ如きで『実験』が止められると言うならば。
「――――だったら、話は簡単だ。研究者達にこう思わせれば良いのさ・・・別に思わせなくても構わないが。
『学園都市最強』の『一方通行』サンも、『恋する乙女』の一人には変わらない。ってな」
そう、例えば『学園都市最強』を語っている一方通行が。
なんてことのない、只の『恋する乙女』になってしまったとしたら。
例え予測演算上では『学園都市最強』という結果がでていたとしても。そんな『恋する乙女』な一方通行をみた研究者達は、
果たして一方通行を『最強』だと思い続けることができるだろうか?
機械の下した予測は間違いだったと。むしろ間違いであってくださいお願いしますと思わせることは、
不可能な事だろうか??
「・・・・」
美琴はまるで真っ白な灰になったように燃え尽きていた(上条視点)。
上条はそんな美琴を視界に写し、ああ感激のあまり声もでないんだなーとか勝手に思っていた。
「さて・・・それじゃあ一丁、俺のハニー(予定)に会いにいくとするか。
御坂、いまハニーはどこで妹さんと女王様ゴッコして俺抜きで悦に入ってんだ?教えてくれ」
「・・・・」
上条のとても良い笑顔。だが美琴はまるで石像になったかのように動かない。
上条は仕方なさげにため息を吐き、まだ感激してんのかー、
こいつと映画見に行ったら映画館から出れないかもなー。などと見当違いの方向に思考を巡らせていた。
「仕方ない・・・俺の愛のチカラでハニー捜しの旅に出るとするか」
上条はその頭に拳二つ分はあるたんこぶをのせながら、颯爽と走りながら夜の町に消えていった。
「・・・・私が、悪かったの?」
一人その場で燃え尽きていた美琴の呟きが、夜の町に溶けて消えた。
後日談。
『実験』は中止され(何故か研究者がそろって実験を放棄したそうだが、詳細は不明。)
学園都市には平和が戻っていた。だが、そこには新たなる『最強』が君臨していた。
「アクセラー、お待たせー」
「遅ェんだよこのバカ」
「なんだよ、昨日外でした事、まだ怒ってんのか?」
「バ、馬鹿ヤロゥ!お前こんなたくさん人がいる前で何を――ッ!」
「ん?俺、『ナニ』を『した』かなんて一言もいってないけど?」
「―――ッツ!!」
詰まる所、『学園都市最強』の『バカップル』が。
・・・終わろっか。
GJ!
ニヤニヤが止まらないよwww
ヤンデレになる御坂さんに期待
>>692 ありがとー!こういうの書くの初めてだったから緊張したんだ・・・。
>>693 こんなんでいいのかな・・・あんまりヤンデレ詳しくないのよ、自分。
後日談IF。
『最強』が君臨して2ヶ月程経ったあと、学園都市に新たなる都市伝説が追加された。
この都市伝説はまたたくまに広まり、知らない奴の方が珍しくなったそうだ。
なんでも、『学園都市のどこかには雷を纏った鬼がいる』らしく、出会ったら最後。
問答無用で雷の餌食にされ、『どうして消さないの?いつものあんたらしくない』と、
風紀委員がかけつけてくれるまで雷で遊ばれるそうだ。
襲われた人はその鬼が『自分』ではない『誰か』を『自分』の姿に写しているようだったことから、
その鬼の名を、『エア・サンダー』・・・空■べ・・・ゴフンゴフン、『空超電磁砲』と呼んだそうだ。
ちなみに襲われたのは皆比較的髪を立て気味な男子高校生だったりしたそうで。
『・・・死んじゃえ』
とある魔術の禁書目録【電撃の結末】
やけになって白黒を調教しまくる御坂さん。
余裕で耐え抜きそうだなw
とうとう見つかってしまった上条さん。
路地に追い詰められてベロチューかまされ続ける。
書けとは言わない
我々の妄そゲフンゲフンいや…想像力は無限大に等しいのか……
>>694 旬のアニメを混ぜるなよw
ヤンデレというキーワードでその二人というか二つ持ってくるってどういう電波具合ですか。
Squeeseしかわからなかった
>>699 空鍋で検索したらわかる
空鍋は美琴より、オルソラ、姫神、小萌先生の方が似合うと思う。
実際、上条さんの部屋が壊れたら小萌先生のお世話になるんだろうか?
『死んじゃえ』は言葉様だろ?
保守
無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
上条さんが再び記憶喪失になったら、妻や恋人を名乗る女性が一万人近く現れそうだな
>>704 美琴が恋人宣言をしようとしつつためらう
↓
お姉様を汚すまいと黒子が横から「私と付き合っていたのを忘れましたの?」
という流れを幻視した
>>704 それを真に受けちゃった上条さんが黒子ルートに突入するところまで幻視した。
>>705お前知らないのか?白黒は上条を愛してるんだぞ。
サーシャにもフラグを建ててくれると期待している俺がいる
なんか上条ハーレムルートを幻視した
絶対ありえねぇ
現状ほとんどハーレムみたいなもののような気がするが…
まあ最後の一歩で踏みとどまってるけどねw
どうせならヒロイン全員がヤンデレ方面に・・・
上条さんはハーレム体質向きじゃないね
フラグは立てまくるけれど、本命は見失わないタイプ
だが薔薇背負った状態ならわからないな
上条さんの本命って誰よ?
まさか禁書じゃないだろうなw
ねーちんを差し置いて他に誰がいるんだよ
吹寄様に決まってる
上条君は。姫神秋沙を愛してると思う。
■■■■さん自重
大穴:二次元
右手
右手擬人化か
721 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 02:52:22 ID:pluAdOia
ここで美琴を推薦する俺は少数派か?
御坂妹だろ・・・・上皇
ここはいっそのことみんなの愛玩奴隷に・・・
土御門か青髪ピアス
御坂はM
ミサカはS
打ち止めはレズ
本日メロンブックにて禁書目録のエロ同人誌ゲット
エロかった〜
>>720 禁書2巻P.295より
「テメェ。 まさか右腕をぶち切った程度で、俺の幻想殺しを潰せるとか思ってたんじゃねえだろうなァ?」
(中略)
上条の右腕の切断面。そこから噴水のように噴き出す鮮血の流れに異常が起きた。ぞぶり、と。まるで透明なガラスの彫刻に血を撒き散らしたように、何かが出てきた。
上条の右腕の断面から出てきたのは、人間の腕などではなかった。
幼女。
大きさにして140pくらいの、全裸にして可憐、それ以前に二次元の中でしか見る事のできないような────本当に可憐な、幼女。
その幼女はつぶらな瞳で上条を見上げると、
「………………………………ドウモ」と言って軽く頭を下げた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」
上条は病院のベットから跳ね起きた。
「……はぁ…はぁ………ゆ、夢か……」
上条はそう言って乱れた呼吸を整えるために右手を胸に当てようとした、その時、視界の右の方に何か見慣れないものが見えた。
上条はそのまま右を向く。
そこには、
夢の中で出てきた幼女がいた。
「………………………………ドウモ」
「……………………………………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」
勢いで書いた、後悔はしていない。
右手が恋人か……
_
/ .. ヽ
/| (:::゚) |
| ヽ ~ /
|  ̄~/ |
| / ||
| | | |
| | ||
| | | |
| | | |
ヽ | | | |
|ヽ | | | .|
|ヽ | | | |
| ヽ . | | | |
| ヽ | | | |
| ヽ / ヽ | |
| ヽ / ヽ | |
| ヽ / ,,,,,-v-,,,,, ヽ | |
| ヽ |<------>| /| |
| ヽ |  ̄~~ ̄ | / | |
| ヽ | | / ~| |
| ヽ / ヽ / /| |
| ヽ / ヽー~ / | |
| ヽ/ / | |
|\ ヽ / | |
~|,,,\ ヽ / | |
~-,,ヽ ヽ ヽ | |
/|ヽ ヽ ヽ | |
// ヽ ヽ ヽ .| |
/ / ヽ ヽ ヽ | |
(~~ / ヽ ヽ ヽ | |
~~~/ ヽ ヽ | |
と____,,,,,,,,ヽヽ-~~~~=-,,,,,,___|/)
\
上条さんが病室で慰めていたら、突然オルソラとねーちんが見舞いに訪ねてきて、
しかもオルソラにかかっちゃったりとかして、ぐでんぐでんになっちゃう。
なんていう話も幻視した。
流れを読まないわたし。
>>45 待ってるのに「第二段のイギリス清教女子寮編」が来ないから一人だけ勝手に書いてみた。
待ってるのになあ。
「ううっ。酷いんですよ? 『お前、ホットチョコレート好きなんだったよな?』とか言いながら、直接肌に
ぽたぽた垂らしてくるんですっ! で、『熱いのか?』とか、『痛いのか』とか聞いてきて……。それで、
その後ねっぷり舌とかで攻められちゃうんで、最近はホットチョコレートの匂いを嗅ぐと濡れて――あ
う、いや、その、だから、酷いんですッ」
ほらね、おいちゃん書いてもこんなもんだし、さあ、はやく続きをカモーンщ(゚Д゚щ)
>>734 ホットチョコレートうんぬんで、希有馬屋の陵辱同人誌思い出した
パブロフの犬ってやつですね
前の投下から2週間全くの音沙汰無しの携帯さん何かあったんだろうか?
続きが読みたくて仕方がない。
二週間ぐらいで贅沢言うなアナル拡張すんぞ
738 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:06:45 ID:FNurs2GJ
>>734 やっぱりクオリティ高いな。電車の中でニヤニヤしちまったぜw
>>738 続きは考えてねぇ('A`)
こうなったのはアウレオルスが実はロリk(ry
保守
エロ無し 御坂妹、上条、+黒子
『手を繋いで』1/2
マンションを出るとミサカ10032号が立っていて上条のだるさは吹き飛んだ。まさか、敵襲かな
にかか? 彼は慌てて彼女の元に走った。
「どうした! なにかあったのか?」
「いえ、そんなことはありません、とミサカは若干照れながら答えます」
無表情にちょっと、てぐらいでそんなに変わってない。しかし、前よりは感情表現がうまくなったな
と上条は思った。
でも、いつまでもここにいられない。授業に遅れると小萌先生に付き合わされてしまう。だから
さっさと会釈して学校に向かうことにした。
「ああ、そうか。気をつけろよ。んじゃな!」
「待ってください、とミサカは慌てて手を握ります」
「まさか、やっぱり緊急事態なのか?」
「いいえ、そうではありません、とミサカはもどかしく答えます」
困ってミサカを見る。もぞもぞとしたような微妙な動作を御坂妹がしたかと思うと、彼女は言った。
「見つめられると困ります、とミサカは顔を赤くしながら言います。それで、学校へは一緒に
行きませんか? とミサカは恐る恐る聞いてみます」
一緒に登校? 学校の方向がまるっきり違うのに。
「いいえ、その点は大丈夫です、なんとか間に合いますから、とミサカは率直に言って次を促します」
「そうなら良いんだが。……じゃあ行くか?」
「はい、とミサカは嬉しく答えます」
上条は彼女の手をしっかり握って急いだ。もしも、ミサカが遅れたなら大変である。あとで美琴にな
にをやられるか分かったもんじゃない。だから離れないように彼女の手を強く握った。
「上条さん、とミサカは落ち着きながら聞きます」
「どうかしたか?」
「彼女とか今居ますか? とミサカは微妙な駄洒落を混ぜ込みながら確信を聞きます」
上条は率直な質問に肩を落とした。そんな質問、考えるものでもない。
「いない」
「ほんとですか? とミサカは半信半疑でさらに促します」
「嘘なんてついてもこちらが悲しくなるだけだよ」
ああ、悲しき日々、と上条は回想する。トラブルばっかで胸躍る出会いはまったくない。上条はいつか
こそ、と天に祈る気持ちになった。
「ミサカ、ミサカは。とミサカは言いたいことが喉に出掛かってます」
なにを言うのだろう、と彼は彼女をじっと見つめる。もしや、なにかをおごらせるのではないのか。
彼は助けを求めて空想に走った。そには土御門いた――なぜか蹴りで吹っ飛ばされた。
「ミサカは、ミサカは上条さんのことカッコイイと思いますよ、とミサカは勢いにまかして話します」
「カッコイイ?」
「はい、とミサカは答えます」
上条は嬉しくて仕方ない。まさか、御坂妹に言われるなんて思っても居なかったのだった。嬉しい不足
の事態に、彼を立ち止まってそっぽを向いた。
「あの……、とミサカは不安になって言います」
「あ、いや。そうじゃなくてだな。ありがとう」
上条は振り向いて笑った。ミサカも笑ったように思えた。
なんとも言えない雰囲気に二人は浸っていく。
2/2
そこで突然――
「後ろへジャンプ、とミサカは言います」
二人はとっさに後ろにとんだ。さきほどまでのところにぶっとい針が刺さってる。
「んな!?」
真正面に白井黒子がすごい形相で立っている。
「意外な人物ですね、とミサカは驚きを隠しつつ戦闘態勢を整えます」
「戦闘態勢?」
「あなたがたはなにやってるんですの!」
黒子はすぐ近くにワープしてきた言った。彼にゆびを刺して叫んでいる。
「敵襲。邪魔をするつもりですか? せっかく良い雰囲気なのにとミサカは怒って言います」
見事にスルーされた上条はがっくりとうなだれた。なんだか、ものすごいさびしい。
「排除開始、とミサカは叫びます」
ミサカは思いっきり電撃を放った。
「ふん、こんなもの――きゃああああああ!」
二弾目がヒット。黒子は遠くに吹っ飛んで行った。
御坂妹の本気の目に上条は一瞬びびった。
「……あっというまだったな」
「さあ、行きましょう、とミサカは上条さんをリードします」
他愛もない話を続けるうちにいつのまにか校門についていた。
でも、御坂妹は手を離さない。
「ここで提案があります、とミサカは深呼吸して言います」
「提案?」
「いってらっしゃいのキスが欲しいです、とミサカは勢いで叫びます」
「ちょ、ちょっと!?」
だが、これがキスの最後のチャンスかもしれない。上条は迷う。だが、男たるもの、即決める。
「……ああ、いいぜ。……せーの」
わき腹に痛みが走り、体が浮いたのを感じた。
「土御門キーーーーーーック!」
「うぎゃああああああああああああああああ」
「いってらっしゃい! とミサカは叫びます」
――不幸だ。 END
>>742-743 投下ご苦労様です、とミサカは読んでいる途中で感じた科白回しの違和感を差し置いて労をねぎらいます。
途中の妨害などは挟まない方がすっきりしていて良かったかもしれません、とミサカは言外に甘さ増量版を出せと含みつつ提案します。
>>743 GJ!
ふと思ったんだが、妹達の誰かが上条さんと結婚したら、ミサカX号じゃなくてカミジョウX号とかになるんだろうか?
面白かったけど、御坂妹が電撃って無理そうなんだが…劣化してるし。
ところで、ステイル×小萌ってないのかな?
個人的にはヘビースモーカー同士なので、シガーキスとか見てみたい。
ステイルのライターを小萌にプレゼントってのもいい
(ルーンが刻んであり、ガスも減らず、水にぬれても大丈夫みたいなの)
じゃあアッシー君ミツグ君みたいな感じで、
先生が「火」と一言言うと大急ぎで駆けつけてくるステイル
先生はサディストな雰囲気も似合うと思うんだ
ステイヌはマゾヒストな雰囲気も似合うと思うんだ
捨て犬って言うなw 可哀想じゃないか。
>>748 誤爆ですか?とカミジョウ10032号は首を傾げながら聞いてみる
>ステイヌは
ルチアって人気ないんかな。
部屋の未完作品のレベルが高すぎるw
>>749 さりげなくミサカではなくカミジョウなんですね、
とミサカ18782号は言外に殺気を滲ませながら言ってみる
カミジョウ〜号は響きが可愛らしくないのでミサカに戻すといいですよ、と
ミサカ10039号は冷静な態度で提案します
上条ミサカという可能性になぜ至らない貴様ら
か、上条ミサカだと誰なのか区別つかないじゃない?
だから上条妹にしなさい!
それは乙姫
あえての上条御琴で
いっそのこと海原(仮)で
上条さんと美琴さんはくっつくべきです
バステト神を使ってもらえ
はいどうもー。
>>593の続きようやくってとこかな。
ほぼ三週間ぶりの投下になっちゃった携帯の人でーす。
いやー、ここんとこ最近学科試験とかいろいろ立て込んで忙しくてねー。やっと普通の生活サイクルに戻って来れたよ。
そんな訳で、いつもとあまり量が変わらない訳なんだけど、投下スタートってことで。
いくよー。
三人がいたゲームセンターに『彼女』が姿を現した瞬間、上条と美琴はほぼ反射的に、
(…ヤバ…っ!)
と、思うと同時に身構えてしまった。
白井黒子が御坂美琴に対して偏執的なまでの愛を持って接していることはご存知だろう。
そんな白井の前に『彼女』が現れたら、いったいどんな悲劇が起こるのか想像できるだろうか。
過去に一度、銃器片手に『打ち止め』を追い掛けている途中に『彼女』は白井に発見されて追い回されたという話も聞いている。
だが、現れたのが『彼女』だけならばまだ救いはあった。
今までインデックスと逸れたときに一度だけ会ったきりの小さな『彼女』。
学園都市最強と一緒に、何を血迷ったのか地下街を出歩いていたためにゲームセンターに迷い込み、あろうことか白井と接触なんてしてしまう結果になろうとは。
かくして、コミカルでありながらどこと無く鬼気迫る奇妙な空間が生まれるのでした。
この時、白井はこれ以上ないほど驚き、そして心中で狂喜していた。
目の前に美琴と、美琴そっくりな暗視ゴーグル装備の美琴と、二人よりさらに小さい美琴っぽい少女が揃って視界の中にいればいくらなんでも驚くだろう。
しかしまぁ、どんなに突拍子がなかろうと不思議であろうと、目の前にある現実は変わらない訳で。
それでも結構あっさりと現状を受け入れた白井は早速、御坂妹と『打ち止め』の二人にアプローチをかけたのだった。
前置きは無しにして。
ともかく結論から言おう。
ここは地獄だ。
まず、白井が御坂妹と『打ち止め』を追い掛け回すこと数十分。
ゲーム機が中を舞ったり(コード関連がどうなっていたかは甚だ疑問なのだが)、大量のプライズが降ってきたりする中を、
「ぎゃー!? 何か、何か生命の危機をヒシヒシと感じまくるかもってミサカはミサ――ぎゅぇ!?」
ゲームの間をぬって逃げていた『打ち止め』がとうとう捕まった。
まぁ、テレポーターから素で逃げ切れる人間がいたら、そいつは化け物だ。
きっと人じゃない。
てゆーか白井の暴走具合が異常だ。
「離せ〜離せ〜ってミサカはミサカはじたばたして抵抗してみるっ」
それはともかく、『打ち止め』は捕まった。
何だかロリーなファッションの少女がクマのヌイグルミを抱き抱えて顔を隠すかのようなポーズで『打ち止め』を白井が抱っこしてる様というのも、非常に危険な気がする。
いろいろな意味で、非常に危険な気がする。
というか、内心狂喜乱舞しているはずなのに冷静にテレポートが出来ている白井が凄い。
やはり愛は偉大だ。
多少、違う気もするが。
この際気にしてはいけない。気にしたら負けだ。
二十四時間自宅警備をしている人が言うような働いたら負けだと思う、並に気にしてはいけない。
意味不明だが。
そしてそのままの体勢で、ぐりん、と御坂妹の方に視線を向けた。
次なる標的とされた御坂妹や美琴、上条と、捕まっている『打ち止め』までも恐怖におののかせる程の笑顔。
御坂妹はそんな白井の笑顔から逃れるよう、
「破滅的な身の危険を感じます、とミサカは呟き、そっと袖を摘みながら後ろに身を隠します」
言葉通りに上条の後ろに隠れる。
ついでに御坂美琴も同じような行動を取っていることも記しておこう。
「………!」
瞬間、ぴしり、と白井の笑顔に亀裂が走った。
ぽとり。
そして『打ち止め』が手から滑り落ちた。
トテテー、と上条に走り寄ると腰の辺りにがしっとしがみつく。
今の上条は左右から美琴と御坂妹に挟まれ、前方には『打ち止め』がいるという状況だ。
(…あぁ…そういうことですの…)
崩れかけた笑顔のまま、思う。
確かに美琴のことは好きだ。憧れの対象だし、いろいろな感情がないまぜになった気持ちだが、好きだという事実は変わらない。
変わらないはずなのに、上条に寄り添う美琴を見て嫉妬を感じてしまった。
嫌ですわ。
離れてくださいお姉様。
上条さんはわたくしと一緒にいたんですのよ。
白井の心の中で小さく揺れる独占欲の炎。
美琴の気持ちは聞かずともわかる。
あれだけ悩んでいたのだ。
それで出したであろう暫定的な答えが、あくまで友人的立場で上条の傍らに立つこと。
彼女のことだ、その立場を保つことのリスクの高さも理解した上でそこにいるのだろう。
(…羨ましいですわ…)
そこまで上条のことを想える美琴を羨ましく思ってしまった。
気持ちがぐちゃぐちゃになっていく。
美琴を愛おしく思う気持ちと、上条に惹かれていく気持ち。
美琴を見つめ、彼女を通し上条のことを考えた。
彼女が見た上条の姿。
上条を想う気持ちが、じんわりと膨らんでいく。
負けたくないと、白井は思う。
自分が憧れて、慕っている人だから。
だからこそ、負けたくないと思う。
「……お姉様には負けませんわ」
白井の崩れかけた笑顔が、決意に彩られたものに変わる。
「……………え?」
脈絡なく発せられた言葉に思わず呟く美琴。
当事者っぽい上条含め、御坂妹と『打ち止め』がほぼ蚊帳の外でシリアスな空気が流れ始める。
どこと無くシリアスな雰囲気になって来たゲームセンター店内。
「…黒子……」
白井の宣言から何かを感じとった美琴が、真剣な瞳を白井に向けた。
そしてなにか言葉を発しようとした刹那、
「あァ? ンだ、この状況はァ…」
カツン、と大きめな音を響かせながら、
「たく、クソガキ追い掛けて来てみりゃァ」
心底めんどくさそうな表情を浮かべた、
「…なンか見たことあるクソ野郎がいるじゃねェかよ」
学園都市最強(時間制限有り)がゲームセンターに降臨したのだった。
「ゆ、百合子ちゃん!?」
上条が劇画調になりながら叫んだ。
「百合子ちゃんじゃねェっ!!」
うがぁ、と何か恥ずかしがってるようなそうじゃないような表情で『一方通行』も叫びを上げる。
「百合子ちゃん?」
ミサカシスターズと白井が、絶妙なシンクロ具合で首を傾げた。
「…名字が二文字で、名前が三文字。いかにも日本人らしい名前らしい…」
「だァから違うって言ってンじゃねェか! ナメてンのかオメー…」
言われて百合子ちゃん…もとい『一方通行』が眉をピクピク引き攣らせながら呻いた。
「ブッ殺されてェのか…」
「ぼ、ぼーりょくはんたーい…」
半ば本気の言葉に両手を上げて降参のポーズを取る上条。
あい、終了。
なんてゆーか、『打ち止め』も御坂妹もあんまり出番なかったね。
まぁ、メインが黒子ちゃんだから仕方ないと、自分の文章表現力不足を棚に上げて発言したり。
あと、俺は断然、『百合子ちゃん派』なので。
…戯れ事もこのくらいにしないと怒られそうだね。
んじゃこの辺で、レスをくれたみんなと俺のことを心配してくれた人にお礼を言いつつ、また来週。
歯ー磨けよー。
Very GJ!
待ってた絵画ありました
いや非難するわけじゃないですよ?
ただ本文のてゆーかがどうしても気になって気になって・・・
狂おしいほどGJ!
ていうか歯磨きたいちょこんな所で何してはるんですかwwwww
いいもん読ませてもらったぜ、GJ!
G☆J
百合子ちゃんキタコレ
>>775 さいきん「とゆう」がほんと増えたね
個人的にはギャグとか台詞ならいいと思うんだけど
地の文や年かさのキャラ、シリアスな場面でやられるとちょっと……
保守
今からイギリス聖教女子寮に進入してこようと思うんだが、
何か希望の獲物はあるか?
その幻想はぶち壊す!そして壊れた幻想を組み建て直して俺のものにする!
本スレでやれ
>>781 主要なキャラ全員に「上条があなたのこと好きだと言っていた」と嘘を伝えてくれw
もちろんステイルにもなんだぜ?
女子寮……だよな?
「朝なのでございますよー、朝食が冷めてしまいます」
カーテンを開けられ、窓から差し込む光に覚醒しかけた上条当麻の耳に、柔らかな声が忍び込む。
これはきっと夢か何かなのだろう。何しろ自分はユニットバスで、何とか足は伸ばせるけれど横に
なって寝ているはずなど無いのだから。そうだ夢だ。
二度寝を決め込む。
そんな上条の耳に、再び声が忍び込んだ。息がくすぐったい。
「本当に、朝食が冷めてしまうのですよ? せっかく腕を奮いましたのに。起きていただけないのです
か?」
まったくもって、こんな幸せすぎる目覚めなど上条の現実にはあるはずがない。こうして寝返りを打
つのも、夢の一環だろう。
「……ううん」
スプリングの効いたベッドの上、良い匂いのする柔らかい枕を抱えて反対側を向いた。
「あらあら。困りましたね。こうなったら、強硬手段なのでございますよ?」
ふにゅ。
上条の肩から上腕に、絶妙に柔らかな感触が覆い被さり、
「起きてくださいまし、なのでございますよ?」
ちゅ。
ほっぺたに柔らかな感触。ここへ来て、寝ぼけアタマの上条もようやくこれが現実なのではないか
と思い始めた。が、覚醒しきれない身体と頭がなかなか言うことを聞かない。
「うふふ、ねぼすけさんなのでございますね、こんどは……くちびる……でも判らないのでございま
しょうか?」
なんとか、うっすらと目を開けた。瞼を開いた向こうで、フードとウィンプルを身につけた、整った顔つ
きの少女が目を閉じて、上条の唇に迫って――
「うわわっ」
這いずるようにして少女から離れると、慌てて半身を起こした。
「あら。お目覚めですか、おはようございます。朝食の時間なのでございますよ?」
顔を真っ赤にして目を丸くした上条に、そのフードの少女・オルソラ=アクィナスがにっこりと微笑
みながら(少し残念そうな表情をしているのは、きっと気のせいだろう)話しかける。
起こしに来たはずなのにしては、なぜかベッド脇に立っているのではなく、ベッド上に座った形に
なっているのだが、それを見て、
「え?」
と、頬を押さえる。あの感触は現実で、その感触は目の前で微笑むシスターさんの唇の……
上条の顔が、ますます赤くなった。
その赤くなった上条の顔を見て、オルソラはふふ、と柔らかく微笑むと、
「まだ、お目覚めではございませんか? では、目をお覚ましいただきますから、あなた様は主の御
言葉に従って、右の頬をキスされたら左の頬を差し出すのでございますよ?」
と言いつつ、上条に迫る。
「ちょ、それ、違うし! 俺でもそれぐらい判るし! どうしたのオルソラさんそれにここはどこーっ!」
その言葉を無視して、オルソラの唇が上条の頬に迫って、
「「「「「あああああーっ!!!!」」」」」
バタンッ! と部屋のドアが開いて、数人の叫び声が聞こえた。
「とっ、とうまっ! 私がお祈りに行ってる間に、なっ、なに破廉恥なことをやろうとしてるかもっ!」
「お、起こしに行くって言いつつ、遅いと思ったら何しやがってるんですかシスター・オルソラっ」
「朝から気前が良いと思ったらこんなところでっ! チョ、チョコラータで釣ってもっ!」
「あなたはしっかり釣られていたでしょう、シスター・アンジェレネ。と、違って! えらく張り切ってる
と思えば、こ、こ、こんな事とはっ」
口々に、上条が寝ていた部屋に飛び込んできた少女たちが叫ぶ。その後方で、一緒に叫んでい
たはずの神裂火織が口元を押さえてわなわなと震えているのが気になったが、兎に角この状況は
いったい? と考える。
そう言えば、なぜか突然、学園都市との交流名目でイギリスにと言われて来ていたような、それ
で、例によって例のごとく月詠小萌が『い、イギリスには先生は居ないのですよっ?』と涙目になっ
ていたような、イギリスに着いたら着いたで突然ヒースローからシスター軍団に拉致されて、ホーム
ステイ先が手配ミスで無くなっちゃったと言われたあげく、抵抗したのになぜかランベスの女子寮の
一室に押し込まれてしまったことなどを思い出して。
「あら、わたくし、ただ上条当麻さんを起こしに来ただけでございますのに。起こしに来る順番だって、
夕べ皆さんできちんと決めたではございませんか」
にこにこと微笑みつつ、オルソラが平然と答える。
もっとも、乱入してきた少女たちはどんなセリフを聞いても騒ぎ立てるのだろうが。
上条の部屋が、少女たちの声で喧噪に包まれる。それを見ながら、思わず右の頬に手をやって、
思い出した感触に顔が赤くなったが、それをきっかけにこの騒ぎかと呆然としてしまった。
こそこそとベッドから降りて、おずおずと少女たちに声を掛ける。
「あ、あのさ、き、着替えても良い?」
イギリス逗留中、ずっとこんな感じなのだろうか。
なんで女子寮?考えても無駄なのだろうが、とにかくどこへ居ても平穏って無いんだなー、と、溜
息とともにそんな取り留めもない思いが浮かんで消えた。
そういうことだそうだから、上条さんを女子寮に潜入(?)させたので、
>>781よ続きは任せた。
なんという生殺し
不幸だー
579氏の鬼(才)的な御膳立てにGJ!!!www
というわけで
>>781に期待
おなぬーしてて、射精の瞬間に出現する白黒
一万と八千年前から(ry
そして降りてくる光の羽根
ある意味、究極の『丸投げ』だな…
SS集で人妻にまで駄フラグ建てやがったかあの馬鹿・・・・
美鈴とアンアンギシギシするのを本気で見てみたくなりますた
母と娘を美味しく頂け!
上条当麻!
>>789 781でもなんでもないが、書いてみた。
しかし禁書目録は初めて書いたので、独自のテンション高い文章にならないなぁ。
上条当麻は戸惑っていた。
なぜならば、事情もよく分からないままイギリス清教の女子寮に拉致されて、一夜を明
かしてしまったからである。
自分を連れ去ったのは顔見知りばかり。その時点で誘拐だとか身代金だとかテロだとか
の物騒な言葉は除外できたが、だからといってこの状況を説明できているわけでもない。
たとえば、朝からオルソラがベッドまで優しく起こしに来てくれただとか、その後に部
屋になだれ込んできた顔見知り連中が喧々諤々と何かよく分からないことを言い合ってい
ただとか。彼女たちの会話が基本的に英語であったせいで、上条には彼女たちが何を言っ
ていたのかは半分以上理解できなかったのである。
当初は日本語を使ってくれていたようだが、途中から議論が白熱したのか、それとも当
麻に聞かせたくなかったのか。少しだけ寂しさを覚えたのは、気のせいだと信じたい。
「えーと」
そして、今。食堂へと通された当麻は、準備されていたらしい席へと座らされた。
なぜか周囲に知り合いのシスター達が囲むように座る。まあ、まったく見知らぬイギリ
ス清教のシスターさんの横に座るよりかは、何倍も気が楽であるのは確かだが。
そして目の前に並ぶのは塩鮭の切り身に、タマネギとジャガイモの味噌汁。白いご飯に、
香の物。おまけに味海苔まであった。見事なまでの日本の朝食が並んでいる。周りにいる
のが修道着に身を包んだシスターさんたちばかりで無かったら、日本のどっかの食堂にい
るのではないかと錯覚してしまいそうなほどだ。
「ひとまず日本の朝ごはんを作ってみましたのですよ。さ、どうぞ召し上がってください
ませ」
いつもと変わらぬほんわか微笑みを浮かべたオルソラに促され、当麻は恐る恐る並んで
いた味噌汁を手に取って口に運んでみる。
「む……」
「神裂さんからお味噌だとか、日本の食材を分けていただいたので、大丈夫かと思うので
すけれど」
上条はオルソラの言葉を聴いていなかった。
なぜならば、今、彼は感動していたからだ。
学園都市は日本である。しかしながら、男の一人暮らし(実際はインデックスが同居し
ているが、家事能力の欠如した彼女はこの際ノーカウント)では、食事の用意など適当な
ものが精一杯。朝などシリアルで済ませられれば御の字。というか、まっとうな手作りの
食事など、土御門義妹の創作実験料理以外で口にしたことなど、ここ暫く皆無ではなかろ
うか。
そう。ぶっちゃけると上条当麻は、手作りのご飯に、飢えていた。
「美味っ! なんですかこれ、俺は今日はラッキーデーですか! というか、これは夢
じゃなかろうか!」
周りの目など気にした様子もなく、食事にがっつき始めた当麻は、オルソラがなぜか
ガッツポーズを小さく決めたことにも気付かない。それほどまでに、当麻は目の前の食事
に集中していた。
「……か、上条当麻。これも、どうだろうか」
そして、そんな当麻を見ていた神裂火織が、おずおずと小さな小瓶を差し出す。
「んぁ? お、おおー! これはまさか……」
「た、食べてみると、良い」
「いただきます!」
小瓶の中の小さな朱色の実。それを見た瞬間、シスター・アンジェレネの顔が引きつる
が、それを気にした様子もなく当麻はご飯の上にそれを載せると、あんぐりと口を開いて
中に放り込む。
「お、おお……!」
そしてなにやら感動したような顔で、神裂を見つめた。
「う、美味い……! これ、イギリスでこんなの売ってるのか!?」
「い、いえ。これは、その、私の手製です」
手製!? それってつまるところ、神裂さんが手間暇かけて作った手作り!? 愕然と
した顔をしている当麻に、神裂はわずかに目をそらしながらボソボソと答える。
「そ、その。こちらでは満足のいく品が無かったものですから。……やはり食事は、体と
舌に慣れたものを摂るべきだと思いますし。やはり私も、その、日本の人間ですから」
「あー。そうだよなぁ。ずっと洋食だと、和食が恋しくなるって言うしな」
ガツガツとご飯を口に運び、味噌汁を啜りながら当麻。
「いや、でもこれ本当に美味いわ。なあ、神裂。もう一個貰って良いか?」
「え、ええ。どうぞ。……その、本当に美味しい、ですか?」
「おお! そんな高級品を食ったことは無いけど、これまで食った中では一番美味いかも
……!?」
なぜか途中まで喋って声が止まる当麻に、訝しげに神裂は首を傾げた。
「あの、どうかしましたか。上条とう……まっ!?」
そこで、神裂の声も跳ね上がって止まる。
当麻を囲むように座っていたシスターたちが、なぜか自分と当麻を睨みつけていること
に気付いたからである。
特に、上条当麻の隣に陣取っていたインデックスの目が、なんていうかヤバイ。ずっと
昔、彼女の覚えていない時間に親友だった頃ですら、あんな顔をした彼女を見た記憶は無
い。
「ねー、とうまー。私もそれ食べてみたい」
「いや、インデックスはやめとけ。お前、こういう日本食はまったく未経験だから。死ぬ。
絶対」
「なんでなんでなんでー! たーべーてーみーたーいー!」
「わー、なんでそんな駄々っ子モードに!? 分かったから! 日本帰ったら買ってきて
やるから! これは勘弁して! 神裂が手間隙かけた手製なんだし!」
小瓶をインデックスから守るように抱え込む当麻に、神裂の目元が一瞬赤らむ。
――と、不意にその小瓶が横からするりと伸びた手にもって行かれた。
「おお!?」
「じゃあ、あたしも一個いただきますね」
シスター・アニェーゼがそう言って梅干を一つパスタに落とすと、ぐりぐりとフォーク
ですり潰しはじめる。
「あ、あああ! とうまー。わたしも食べたいー」
「い、いや。だからお前は駄目だっつーの! というか、おい、アニェーゼ! お前それ
……!」
「あ、大丈夫っすよ。あたし、前にも食べましたから。いや、なんていうんですかね、結
構癖になる味っつーか」
そう言いながら、乳白色になったソースをパスタに絡めて口に運び始めたアニェーゼ。
それを見て、アンジェレネが諤諤と震えていたりするのだが、皆それには気付かないらし
い。
「……うん。さっぱりして美味しいっすよ」
「……ありえねー」
当麻の呟きに、アンジェレネはウンウンと頷いていたのだった。
GJ!
これからもどんどん女子寮のメンバーとの話を書くんだ
何だか分からんが、ローラとインデックスが実は母娘で
2歳くらいのインデックスがローラの髪で遊んでる姿を幻視した。
ローラってひんぬーだったっけ?
ふつーじゃなかったか。ていうか脚広げてパンツ丸出しではしゃぐ最大教主を見たステイル許すまじ
ノ全テにあったね
インデックス成長→ローラ
つーか灰村さんはラフ公開した時点で、そうコメントしてる
> 彼女は「インデックスが大学生くらいの歳になったらこんな感じかなー」と思いつつ描いてみました。
> 髪留めや、7巻目次の雨傘など、随所にインデックスと似た造型のパーツを盛り込んでいます。
だから禁書目録とローラに血縁関係云々の推測は、随分以前からあるよ
禁書SS最近読んで一つの意欲が目覚めたようです。
美鈴(泥酔)×一方、例のシーンでもしタクシー来てなかったら行くとこまでいってやがりそうですよね。
組み合わせがマニアックすぎますけど、もし需要があればそのテーマで取りかかるかもしれないのでございますよ。
>>801 遅ればせながらGJ!
それなりにあの独特の雰囲気が出てると思うが。
>>809 需要がないだなんてとんでもない!!
wktk
>>802 なんかリレー小説みたいだねー。
俺も書いてみたくなっちゃったよ。一度向こうのシスターズと上条さんを絡ませようとして断念したからなおさらね。
その時はシスター服じゃなくてセーラーやブレザーを着せようとしたんだけど。
ともかくGJだよー。
ブレザー セーラー服
ねーちんに着せるならどっち?
セーラー服をもってけ!
ブレザーを推す
両方だろ常考
なんて素晴らしい考え…
ねーちん セーラー服 下ブルマ
>>809です。
>>811よ有難う。俺はたった一人のためであろうと無謀を犯す。
(どっかで見たよォな気が……?)
『残業』の帰り。
こう思って、ふと立ち止まったのがいけなかった。
『とある泥酔と一方通行』
夜の学園都市。
学園最強の能力者は今、汚い地面にうつ伏せに押し倒されていた。
能力では右に出るもの無しでも、肉体は鍛えられていない。その弱点を的確に突かれて横たわる自身の醜態に、一方通行は歯噛みする。
その華奢な肉体に覆いかぶさるように抱きつきながら、女は嫌な笑みを浮かべていた。
「ねぇー、さっきから聞いてんだけどぉー?」
間延びした口調で喋る女が、言葉の端々で吹きかける吐息は、
ものすごく酒臭かった。
「だーかーらあ、タクシーってどうやって捕まえるんだっけか美鈴さんは忘れちゃったんですよぉー」
「知るかァ! 脳髄の一片まで叩き潰されてェのか!!」
もう五回ぐらい似たような問答を繰り返し、当然ながら一方通行は苛立っていた。
通りかかった道で生き倒れていた、御坂美鈴と名乗る女に突然抱きつかれ押し倒され、支えにしていた杖は遠くに転がってしまい身動きがとれない。
おまけに、並みでないアルコールの混じった吐息をしきりに顔面に吹きかけられる。
酔った頭の女には会話が通じず、助け……もとい、面倒を押し付ける相手も夜の学園都市はただでさえ人通りが少なく、誰も近くを横切らない。
(クソが……ッ! バッテリー残量にはまだ余裕あったよなァ……?)
ストレスが溜まりに溜まった一方通行の頭には、遂に能力行使という最終手段が浮上していた。
こんな能力者でもない女一人相手に使う力ではないが、ケチッていたらいつまで経ってもこの聞く耳持たずな酔っ払いは動かないだろうと、
とうとう、理屈をつけて実行を決意した一方通行は、
首筋の電極スイッチに伸ばそうとした右手を、
「おーい、なーに黙っちゃってんのよ白いのー……」
酔っ払いの、酔っているわりにはやけに強い力の右手に掴まれた。
「さっきも言っていたけど、美鈴さんはこれからあ、断崖大学のデータベースセンターに行かなくちゃならないんですぅー。人にものを教える時は目を合わせて喋れって、お母さん何度も言ったでしょぉー?」
「ンなッ……!?」
そのまま右手を捻られ、一方通行は無理やり仰向けに寝かされた。
突き飛ばそうと伸ばした左手も手首を掴まれ地面に押し付けられ、下半身にもがっちりと両足が巻きつく。
両手を封じられてはスイッチに触れることもできない。今度こそ本当に身動きが取れなくなってしまった。
「んんー?」
『レベル5の能力者を封じる』という自分の成し遂げた偉業に気付かないままの一般人、美鈴は、殺意すらこもったメンチで自分を睨みつける白髪の顔を覗きこむ。
しばらく黙って目を合わせていたが、やがて彼女は口を開き、
「なーにぃ、この白いの、髪が白いと思ったらお肌もずいぶん綺麗な白じゃなあい? こちとら毎日努力してんのにいー、これだから10代ってのは憎たらしいわあーっ!」
「……」
ギリリ、と噛みあった歯を鳴らして一方通行はこれでもかと、融通の利かない女に目で伝える。
退け。殺すぞ、と。
しかし、お酒は偉大だった。
もはや怖いものなし状態の美鈴にはさっぱり効果がない。
「あぁーもーおっ、悔しくてしょおーがないから、これから美鈴さんはあ、あんたの若いエネルギッシュを吸い出してやろうと思いまあーす!」
臆した様子がないどころか、更に意味不明なことを口走り始める始末。
「……ハァ?」
いい加減に反応するのが馬鹿馬鹿しくなってきた一方通行である。
こうなれば目を閉じ口を閉じこのまま無視を決め込み、第三者がこちらに気がつくのを待つしかない……と、
らしくない気長な手段を決め、目を閉じた後で、
むちゅう、と、
唇に柔らかいものが触れた。
(……あ?)
その瞬間、一方通行は自分の身に何が起こったのか理解できなかった。
ぷに、と自分の唇の上で何かが柔らかく潰れる感触……。
続いて、閉じた唇を割り、歯茎を撫でるヌルリとした何か。
「……ッ!? ン、ンぐゥっ!??」
もはや、観念して大人しくなるのも許されないのだろうか。
顔を逸らそうとした瞬間後ろ頭を両側から挟むように両手に固定され、またも逃げ場を失う。
「ん……ちゅっ……ぺろっ………ぴちゃっ…くちゅっ……。」
美鈴は合わさった口から舌を伸ばし、舌先で一方通行の歯茎や唇の裏に執拗に舌先を侵入させ、舐め回し始めたのだ。
これまで特別な暮らしでホルモンバランスを崩しており、まして俗な知識もない一方通行には、この卑猥な音と感触が理解できなかった。
そんなことより、
(手が……)
一方通行には、ようやく解放された両手のことのほうが重要だった。
決意は終わっているし、次はないかもしれない。だからこそ、能力行使のため、今度こそ首筋のスイッチに触れようと手を伸ばしながら、
目を開けた一方通行は、
(……ッ)
目と鼻の先にある女の顔を見た途端、動きを止めた。
腑抜けたような垂れ下がった眉と、眠ったように閉じた目、上気し赤く染まった頬(これは酒のせいだろうが)。
肉付きのよい全身に反して幼く見えるその表情に、机に突っ伏してまどろむ、ある少女の顔が思い浮かんだから。
>>811 こんな感じでエロパートに移行してよろしいでしょうか?
ウブな百合子ちゃんきたああああああああああああああ
いいぞもっとやれいややってください
GJなんだが一方さんの性別はどうするんだろう…
作者様の好きに書けばよい
ともかく超GJ!
こどもは Bぼたんを おしてね
いきなりだけど美琴の髪から発射されるの超電磁砲なの?
名門校に通う御坂さんが妊娠しちゃうと、退学ですかね?
いやいやそれ以前に年齢考えなさいな流石に。
中学生で母親は洒落ならんて。
コノ作品ノ登場人物ハ全員18歳以上デス
>>827 > いきなりだけど美琴の髪から発射されるの超電磁砲なの?
超電磁砲はコイン使ったやつだけだと思われ。
髪からはただの電撃の槍だったはず
記憶の中にあった少女の顔が、デジャヴのように美鈴の顔の表へと重なる。
そいつは、見た目も振る舞いも幼くて、時にウザくて、時に面倒で、時に油断出来ない奴で。
けれども、出会い、一緒に過ごす時間が日常にポツポツと現れるにつれ、傍若無人一辺倒だった自分が変わっていった。
彼女が危機に晒された時は、これまでにない形の『怒り』が芽生えた。
……違う。この酔っ払いは他人の空似だ。
と、改めて思い起こした記憶に、冷静に心で頷いた次の瞬間、
『何だか顔が熱くてフラフラするのです、とミサカはミサカは悪戯っぽく呟いてみたり』
一方通行は仰天して目を見開いた。思い浮かべ目の前の女に重ねていただけの『記憶の中の少女』が、突如話しかけてきたような気がしたのだ。
「……ッ!!????」
僅かに驚愕した途端、あっさりとそのデジャヴは消えた。
我に返った現実には、先程と同様、酔っ払い女の顔が鼻がくっつくほど近くにある。
(フン……気のせいか…………!?)
しかし、この場面で一方通行は更に追い詰められていることを知った。
ついさっき動揺した時、最後の防衛線を張っていた歯と歯の間が僅かに開いた。
その小さな隙間を美鈴の舌先が抉り、とうとう口内への侵入を許してしまったのだ。
(しまっ……!)
「んぅ……。くちゅっ………ちゅるっ…れろっ…」
互いの粘液が混ざる卑猥な音を立てつつ、美鈴の舌は確実に他人の口腔へ侵入していく。
「ぐっ……ぅごっ!?むぐぅぅっ!??」
この時一方通行がまず感じたのは、彼女の口内に残った酒の味。
続いて、口蓋や自身の舌すらなぞられて受けるくすぐったいような感触。
(チッ……い、一体な、何考えてンだコイツはッ……! そンなに噛み千切られてェか、このッ…!)
だが、真正面から見据えるたび、どうしても体がこの酔っ払いに対する暴虐を許さない。
(クッソ……違う、アイツじゃない、コイツはあのガキとは関係無……ッ!)
そいつを傷つけてでも拒絶しようと思うたび、『あの少女』を傷つけようとしているような錯覚に陥るからである。
粘った水音が、宵闇に響いては消えていく。
「ちゅぷ……ン、むちゅ……ぷちゅっ……」
数分にわたるディープキスの後、ようやく美鈴は唇を離した。
「うっはぁー、久々に美鈴さん頑張っちゃったなあー。 これえ、パパには内緒だかんねえー?」
けふー、と相変わらずアルコール臭い息をひと吐き、満足げに組み敷いた相手の赤い瞳を組み敷いた体勢で見つめる。
それに対して、酸欠とかカラカラになった口内とか、一方通行は色々なところが抜け殻だった。
もう、反撃の選択肢を選ぶ体力すら、この女の宣言通り奪われているようだった。
「それじゃ、そろそろ本番行ってみよっかなあー!」
ゴソゴソ、と美鈴は組み敷いていたところから少し後ろに下がり、
一方通行のスボンの、股間部分に手をかけた。
「!? あァ!??」
体力が吸い出されたとはいえ、ここまでされては流石に慌てた。
だが、本人が何もする間も与えられず、子持ちとは思えない肌ツヤの繊手が一気にそのチャックを下ろした。
そこにあったのは……。
あーあ、やっぱ原作はSSしか読んだことないから無理があったな;と愚痴る職人二等兵。
さてさて、とりあえず我が名をSidespear(サイドスピア)と名乗りつつ、諸君らに選択肢を提示しようか。
アクセラの股間には何があったのか。次のうち望む展開を1,2,3の中から選べ。
1、怒張した男性器があった
2、陰毛の濡れた裂け目があった
3、どちらでもない何かだった
GJ
いい所で選択肢かw
1で
ならば2を希望しようw
2かな
838 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:05:08 ID:02v0fNN9
穴狙いで3
奪童貞が好きな俺は
純粋に1を
是非3で
いやいや、ここは1だろ
横槍氏GJと言いつつ
4の「酔っ払いの気が変わってどっか行く→百合子ほてった身体を持て余す→上条さん宅へ」で!
……2で!
これは1しかない
1で
女子寮でシェリーが■■になってる気がするんだが気のせいか
ところでこの投票はどうするんだ?
某スレよろしく先に五票で決定、じゃあなさそうだし。
そうですねー、実のところ票が出なくなった頃合いを適当に見計らって終了としようと考えていたのですが。
それじゃ、今晩9時ジャストに投票終了ということで。
まさか以前続きが気になる作品を投下して去っていった将軍さん?(違ったらすいません
とりあえず
>>842さんのいっている4番で
カミジョーさんってサイズ的にどんなもんなんだろ、とか描写に困る俺・・・・・・
4!・・・が駄目なら2で
2で!
…両方
はーい、投票しうりょうしましたよ。
結果は1が最多数のため、その路線にて創作作業を開始しようかと思います。
ちなみに、4については選択肢にないので無効と致します。というか私ごとき者には書けない、というのが本心です;
あと、私の至らないところながらスグには書き上げられないので合間に作品投稿してくださることはいっこうに構いません。
特に変貌騒動とか女子寮のリレー小説とかの続きは私も楽しみにさせて頂いておりますし。
ああ、原作の知識が不足のため私がリレーに参加することはできないですが、ふと『胸を大きくする秘訣を大真面目に上条に聞くアンジェレネ』を幻視したのは秘密です。
そして蛇足ながら、
>>842さん貴方のお察しの通りなのです、とは最後に言っておきます。
>>801 喧々諤々ではなく、「喧々囂々」、「侃々諤々」です。
前者が発言が多く喧しい様子。多くの人々が口喧しく喋る様子。
後者が何の遠慮もせずに盛んに議論する様子。
を意味します。二つを混同している方が多いのでご注意ください。
ねーちんは常時ですます調のはず
1人称は私2人称はあなた
身内の名前は呼び捨て
これであってたっけ
今日禁書目録ガイドブック買ったんだが、オルソラの素の姿を見れただけでも買ってよかった。
原作では髪型がほとんど見れなかったしな。
以前、本スレの方でも同様の発言を見たなぁ
ハイムラーサイトをチェックしていない人って、意外と多いんだな
ねーちんとケコーンしたら「アナタ☆」って呼ばれるのかー
ねーちんはなんかデフォでは「あなた」とかなんだけど頼んだら恥ずかしがりつつ「マイダーリン」とか呼んでくれそう
ごめん盛大に噴いたwwwwwwwwwwww
あやまれ! ねーちんにあやまれ!!!
謝罪と反省文(ねーちんSSの形で)を要求しる!
865 :
861:2007/09/29(土) 18:55:36 ID:omR86+iJ
期待
ところで、ねーちんなら相手の呼び名は「旦那様」じゃないのか?
何だかんだ言っても日本的な人だし。
ふと思ったんだが、どんなに美琴や姫神が恋愛成就のまじない等をやっても、上条さんの右手が全て無効化しているのではなかろうか?
勃起したちんちんも触ると萎える。
>>865 ちなみに俺(
>>863)は
>>862に言ったのだが、SSについては大いに期待している
>>867 熱愛聖人だな と思ったが、熱愛聖人の中では呼び捨て止まりだった
しかし俺の中では、ねーちんが伴侶に使う三人称なら、「旦那様」が一番しっくり来る
「旦那様」が一番しっくり来るが、「あなた」が一番グッと来る
>>868 一巻で幻想殺しは神様の加護とかも全部無効化してる、
みたいな表記があったので
赤い糸的なものも無効化してると思う。
つまり右手封印したら今までスルーされてきた
美琴イベントが一斉に
いや、500m圏内にいる45歳以下の人間全てにフラグ立てだろう
それは凄い。
じゃあ禁書目録に影響与えまくりだな
>>873 >>人間全てに
アーッ!!!という上条の叫び×5000m圏内の男の数という事になるな
10倍なのは半径だから面積は100倍だw
やっぱりこの世の中男女差別はいけないな、と思ったんだ。
ところでアーッ!じゃなくてアッー!だろ
>>872 赤い糸は恋愛についてではなく「運命の相手」だった気がする。つまり
右手が封印されたら新しく「結ばれるべき人」が登場するんだよ!!
というか、運命の相手が居ないから、あんなにフラグが立つんじゃない?
>>879 禁書たちの前に、最強の泥棒猫が!?
もし何らかの事情で『運命の相手』がいなくなってしまったら、もう運命の相手はもう現れないのか、それとも他の誰かが『運命の相手』になるんだろうか?
>881
「運命の相手」は運命に護られているから居なくなったりしないんじゃね?
右手が封印状態なら・・・だが
後、某日記のように運命の相手が複数という事も有り得る
そうか。健全なオトコノコの大半がモテないのは運命の相手を待ってるからか
女をとっかえひっかえしてるやつは運命に見放されたってことだな!!
うっ…うっ…(´;ω;`)
物は言い様だなw
885 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:48:25 ID:5J+GrzR6
おまえら逆に考えるんだ・・・運命の相手は右手の中に封印されているんじゃないか?
それは幻想殺しから愛しの人が出ていったら化身が出てくるとかそういうオチですか?
上条さんは右手が恋人ってこと?
>>887まぁ現時点ではとりあえずな。だがいつでも美琴を恋人にできる状態にある訳だ。
美琴以外は認めない。絶対断じて認めない。
890 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 08:38:54 ID:fJ6NVW1f
同様にミサカ以外は認めない
ねーちんなら考える
ええい、ミサカもねーちんもいいが……
禁書派はいないのかorz
まぁ正直に話すとすでに俺は全ヒロインで妄想済みだが
上条の恋人になった展開を
とりあえず、五和さん派だ。
ここで断固ねーちん派が通りますよ
俺はオルソラ派
僕はポルポト派
897 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 16:47:40 ID:l1Ie6SKh
sage忘れたスマソ
捨ている
ずっと禁書派ですよ。もう少し別な形で活躍してほしかったなあ……
>>893 お前とは兄弟になれそうだ、兄者と呼ばしてくれ。
御坂妹の為ならテロくらいなら走れる
一方通行とタイマンは無理です・・・orz
そんな君には無能者ステッカーを進呈しよう
ある意味でレッテル
一方さんは体内に空間転移系で何かをぶち込んでやれば死亡だぜ。
まぁ今ならチャフで瞬殺だけどな。
てな事で2万1人ハーレムの夢を壊した一方さんを拷問した後樹海に捨てて来ますね。
チャフって普通すごく小さいと思うんだよなぁ…
通信周波数(凄く高そう)も分からんし、常に能力使ってバッテリにエネルギーを
充電すればいいように思うんだがこれだけやっといてエントロピー増大とか言うのかな
チャフと聞いて戦闘機が搭載する
ミサイル撹乱用のあれしか浮かばない俺はエースコンバットの大ファン
本当にありが(ry
チャフの武装錬金!アリスインワンダー(ry
>>908 自分もあの作品は大好きだが落ち着けwww
そして俺は拷問天使ミーシャ様を支持するぜ!!
>>909 毒島は俺の嫁
そろそろこのスレも終わるが、ええい薔薇当麻はまだか!
嗚呼、このスレもあっという間だったなぁ。
皆は面白いSSはあったかい?
なぜ誰も
>>905につっこまないんだ?
空間系の能力もベクトルをつかっていると
まひろと■■さんが俺の嫁
一方さんは普通に歩いているときに画鋲ふむと涙目になりそうだ
だって一方さんだぜ?
天が呼び地が呼び人にゃ呼ばれず俺、ようやく参上!
やる気をなくして一月と半。自堕落っぷりがクライマックス。
これじゃマズいと数日前から書き始めてようやっと完成。
『とある上条の変貌騒動』第三回……ぐらい?今までのお話は保管庫参照のことー
まず、インデックスが動いた。
教室の入り口付近に集まるクラスメイトの中を逆走して、適当な机の下に避難し、ガタガタガタガタ!と震え出す。
災害時には模範的であろうその行動も、上条の顔を見ただけで取る行動としては大いに違和感を感じる。
彼女の友人である姫神も、何度かインデックスを見ただけの生徒も、上条から逃げるその行動に首を傾げていた。
上条は、そんなインデックスを見遣ると、ゆっくり教室に入った。
丁度教室の入り口近くにいた女子生徒Aが、上条を見ている。
外見は普段と何の違いも無い筈の上条 当麻。しかし、確実に違う「何か」を見出せず、その女子生徒Aは上条を凝視する。
すると、上条はその女子生徒Aの、ともすれば熱い視線とも取れるそれに気付き、振り向く。
「ぅあ、え、えと、か、上条くん? ぉ、はよう」
何となく輝いて見える上条から僅かに目線を外しながら、一応の朝の挨拶をする、と。
「ああ、おはよう」
刹那、教室が眩い光に包まれた。ような錯覚を皆が覚えた。
上条 当麻より満面の笑顔で放たれた挨拶は、文字通り女子生徒Aの胸を射抜いた。
「ぁ、うぇ、って、う、ぅー……〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
顔面を茹蛸状態にした女子生徒Aは湯気を噴き上げる顔を両手で覆い、自分の席へ駆け寄り、机に顔を伏せたかと思うと、
「ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
と奇妙な声をあげながらジタバタと足をバタつかせ始めた。
その一連の光景に、教室全体にどよめきが奔った。
「な、なんだ今の爽やかな挨拶はッー!?」
「普段の上条なら「ん? ぁ゛ー……おはよ」とか明らかに寝不足な風の挨拶を返してくる筈なのに!」
「そ、それにあの歯の白い輝きはなんなんだ――!」
「眩しいッ、上条が眩しいいいいいいい」
男子共の呻き声を下に敷き、上条は一歩前に。
そのまま一歩一歩、ゆっくりと教室の中に進んで行く。
自分を凄まじい表情で凝視する男達にも軽い笑みを浮かべ、朝の挨拶を投げかけて行く。
男達は例外なく、
「お、おう……」
と実に微妙な表情と返事を返した。
女子の反応は、顔を真っ赤にするという点では皆同じだが、細かくは様々で、俯きがちに
「……、ぉはよ」
と返す者もいれば、言葉に詰まって顔を逸らす者もいる。中には胸を押さえて背中を向けてしまう生徒すらいた。
挨拶を返しながらも少しずつ上条から距離を取るクラスメート達。
その後退の波に押され、一人の女子生徒Bが机の脚に引っかかった。
「、きゃ……!」
大きく体勢を崩す女子生徒B、
それに気づかないクラスメートの塊の隙間を縫って、光が走った。ような錯覚を皆が覚えた。
女子生徒Bが尻餅をつく音は聞こえず、代わりに起きた出来事に気づいたクラスメート達の驚嘆の声が大きく響く。
「……? あ、あれ?」
転んだと思い込んで強く目を瞑っていた女子生徒Bが目を開く。
目を開く、その視界一杯に収まったのは、
「、大丈夫……だったか?」
やさしく微笑む、上条 当麻の顔だった。
「、ちょ、かみじょう、くん!?」
上条はその場にいた誰よりも早く女子生徒Bの危険に気づき、誰よりも早く動き、誰よりも早く女子生徒Bを救ったのだ。
『屈んだ状態でお姫様抱っこされている』女子生徒Bは、その事実に気がつくと盛大に慌て出す。
「ぅわ、上条くんっ、おも、重いでしょ!? も、もう大丈夫だからおろ、してっ…おろしてくださいぃ〜!」
最後は恥ずかしさやらなんやらで赤面半泣きの女子生徒Bに、上条はもう一度微笑みかけ、そのまますっくと立ち上がる。
どよめくクラスメートと突き刺さる視線を物ともせず、上条はそっと女子生徒Bを立たせ、そして。
「ケガ、無いよな? 良かった」
極上スマイル炸裂。
太陽もドン引きする程度には眩いその笑顔に直撃した女子生徒Bは、胸の前で両手を組んで茹だった顔を伏せている。
「あ、ぁ、そ、の……えと……ッ!?」
しかし、何かに気づくと、近くの女子生徒の群れに飛び込んで、男子の視線から隠れながらもぞもぞとなにかを確かめている
ほんの数秒。しかしその女子の塊の中から飛び出した女子生徒Bは風の様に一目散に教室を飛び出している。
スカートを抑えていたのが何人かの男子の目に留まったが、首をかしげるばかりだった。
すると、教室の中心から声が上がった。
「そこまでよっ! 上条 当麻!」
毅然とした強い声だった。
教室を揺るがす大きな声だった。
声の主から上条までの直線上にいた生徒は、直感的に危険を感じてババッと退避する。
声に呼ばれた上条が、そちらを見遣る。
そこにいたのは、大方の予想通り、吹寄 制理だった。
しかし、違う。
耳にかかるようにしていた髪を完全に後ろに流したオールバック。
普段の二割り増しで険しい顔つき。
硬く腕を組み、教室の真ん中で仁王立ちしている(組んだ腕でその大きな胸が強調されているのには気付いていないようだ)。
彼女こそ対カミジョー属性最後の砦。戦う僕らの委員長、吹寄おでこDX――否。
「あ、あれはッ!?」
とりあえず場の空気を察して青髪ピアスが叫んでみる。
皆の視線が集まる、吹寄おでこDXと呼ばれた彼女の体をバチバチと幾筋かの電気が走っていた。
その姿を見た男子生徒一同が声を揃えて叫ぶ。
そう、それは、まさしく――
「「「す、スーパー吹寄おでこDX3!!!」」」
バーン!とかジャーン!とかドーン!とか。
そんな感じの効果音を背負い立つ吹寄…スーパー吹寄おでこDX3。
実際に彼女の体を走る電気は、クラスの電気使いの少女が人体に影響の無い程度に近くで送っているだけなのだが。ちなみにそんな事が可能かは知らない。
眼光鋭く上条を睨み付けると、乱暴な足取りで歩き出す。
「貴様……! 朝っぱらから何クラスを狂乱のどん底に陥れてくれてんの!」
ゴゴゴ……と言う効果音が今一番旬の女、スーパー吹寄おでこDX3は上条の目の前に来るとダン!と強く足で床を打つ。
「月詠先生一人倒れただけでも大事だってのに、貴様は! 今日はいつにも増して見境が無いようね!」
怒鳴るスーパー吹寄おでこDX3の言い分はもっともである。
ほんの数分の間で、次から次へと上条を中心に騒ぎが起きている。
担任がぶっ倒れただけでも、ここが夢とロマンと出鱈目の具現たる学園都市であろうと関係なく問題である。
ちなみにぶっ倒れた担任こと小萌先生は机の下でガタブルしてるインデックスの元に避難していた姫神に介抱されている。
怒鳴るスーパー吹寄おでこDX3の言い分はもっともである、のだ、が。
それはとてつもなく残念なことに、今のこの男にはまったく通用しないのだった。
「おはよう、吹寄」
目の前で盛大に怒鳴られているのに顔色一つ変えず、上条は朝の挨拶をスーパー吹寄おでこDX3に投げかける。
スーパー吹寄おでこDX3はこれを強烈な睨みで撃退。
(一方的な)睨み合いはしばらく続き、そのまま24時間耐久メンチ切合戦へ突入かと思われたが、上条の一言が起爆剤となった。
「どうしたんだ吹寄? そんなに怒ってちゃ折角の美人が台無しだぞ?」
「ッ!!」
ブヂッ、と音がしたのを、上条を除くクラスの全員が聞いた。
不意打ちにほんの少し赤らんだ顔も、やがて憤怒が塗り替える。
上条の顔で。
上条の声で。
それを言う事が多感なお年頃のスーパー吹寄おでこDX3もとい吹寄 制理にどれほど危険か、この上条は知らない。
ならば思い知らせてやる。
このおでこは、理不尽と不条理と不誠実をぶっ壊すおでこだと言う事を。
ギギギと歯を食いしばり、殺人的な目で上条を射る。
「必・殺……ッ!!」
体中の電気がドリルの様に尖った様に見え出す。
スーパー吹寄おでこDX3の瞳が螺旋状に輝いている気がする。
もちろんそれらはことごとく錯覚だが、ここで空気の読める青髪ピアスがまたもや叫ぶ。
「あの技はッ!」
続けて空気を読んだ男子共が「ぬぅ、知っているのか!?」等と騒ぎ出す。ドリルは男のロマンだ。
そんな騒ぎの中心スーパー吹寄おでこDX3はおでこに全力を込めて上条に叩きつけようとしている。
「ギ、ガアアアァァ……!」
その時。
上条の右手がスーパー吹寄おでこDX3の肩を掴んだ。
瞬間、体を覆う電気は弾け飛び、スーパー吹寄おでこDX3は只の吹寄 制理に戻った。
「な、っ……!?」
不意の行動に驚いた吹寄の腰に、上条の左手が回る。
「え、ちょ」
肩を掴む手は絶妙の力加減で振り払えない。
そもそも腰を抱かれるなんて初めてなので、さすがの吹寄も対処が遅れた。
それが勝負を分けた。
「なんで怒ってるのか分からないけど……じゃあ、これで機嫌直してくれな?」
そう言った上条は、吹寄を抱き寄せて、そのおでこに軽く口をつけた。
「「「「「「な、何ィーーーーー!?」」」」」」
今度は男子だけでなく女子も揃って叫ぶ。
吹寄は自分が何をされたか分からず、ただぼうっと上条を見ている。
「ふ、吹寄ェエエぇええエえエエエエ!!」
「なんてこった、対カミジョー属性がこうもたやすく!」
「吹寄さん! 返事して吹寄さーん!!」
「と、とうまっ!? いくらなんでもやりすぎかも!?」
「こ。これは流石に。不潔。かもしれない」
「ちくしょおおおおおお弔い合戦だああああああ」
「その前に誰か土御門を助けに行けええええええヤツの力が必要だああああ!!」
「う、わぁ……上条くん大胆……」
「ちょ、アンタ、なんで顔赤くしてんのよ!」
「っ!? し、してない! してないよ!」
教室、騒然。
若干正気を取り戻したインデックスや姫神も加わっている。
騒ぎの中心の片割れ、上条は騒ぎの中心のもう片方、吹寄の視線に笑顔で応えている。
現状をようやっと脳内で処理した吹寄の顔が、耳から首まで全体的に茹だった。
「か、かみじょう……? ぇ、今、あたし、に何、を……?」
しゅうしゅうといよいよ煙まで上げ始めた吹寄を、上条はさらにきつく抱きしめた。
「ぁ、う……?」
聞く者が聞けば卒倒確実の幼く弱い声が鉄壁の女・吹寄から漏れる。
赤みの残る呆けた顔でこちらを見る吹寄に、上条は耳元で、
「……足りなかった?」
と囁いた。
「、え? ぇ? ちょ、やめ……な、にを、んっ、ぁ……」
たっぷり十分後。
上条の足元に『美人なのにちっとも色っぽくない鉄壁の女』の称号を熨斗つけて返すような姿の吹寄 制理が倒れていた。
真っ赤になった顔、息も荒くなぜか着衣に若干の乱れあり。
クラスの男子一同は、今のこの男には何があっても敵わない事を悟り、
クラスの女子一同は、今のこの男には何かされても抗えない事を悟る。
上条 当麻。
今のこの男には、落下型銀髪修道女から始まり、一万人の妹や二百人の修道女ですら抵抗出来ぬままにフラグを立てるだろう。
教室が静かに、しかし大きなざわめきに揺れている。
それは変貌した上条 当麻を中心に、波紋の様に広がって行く。
そして、今まで戦いの終わりと新たな戦いの始まりを告げるかのようにチャイムが響き渡った。
と、教室内の出来事だけなのになんか風呂敷広げすぎて次回へ。いつ終わるんだこれ。
もう次回鈴科 百合子さん突撃で上条さんにドギツいベロチューでもされて終わっちまえば良い。
今日は収まり悪かったのと気合入ったので1レスずつがちょい長め。実質二倍三倍?
そろそろねーちん書きたい病が発症しそうです。
代わりにねーちん的なレスを拾って幾らか意見をば。
>>813 俺はブレザーを推す。リボンじゃねえ。天を突くナイスネクタイをな。
>>860あたりから
カミジョーさんの場合は「あなた」or「当麻さん」希望。ていうか結婚しなくても当麻さんっていずれ呼ばせてやんよ。
ねーちん書きたいなら女子寮シリーズにちょっかい出せばいいんじゃないかと思ったけど、それだと騒動シリーズが再来年ぐらいまで終わりそうにないので自重しよう。
最後に、行間を深読みする子が先生は好きです。深読みしたものを文章にして投下してくれる子はもっと好きです。ではまた。
変貌騒動氏ごめんね。
おいちゃん明日も早いので、レス待ちしないで投下しても良いかなあ。
いやね、明日の晩になると、きっとこれ恥ずかしくて無かったことになっているので。
文章の練習、5レス。
922 :
1/5:2007/10/02(火) 23:40:21 ID:gIvQGjSv
カーテンの隙間から差し込んだ光が顔に当たり、上条当麻は目を覚ました。とは言っても、ぼんやりと覚醒しかけた、と言うのが適当だろうか。
その、半分寝とぼけた状態ながら、自分に寄り添っていた小さな身体の感触
が無くなっていることには気が付いた。
まだ、布団は暖かい。薄ぼんやりと目を開く。
「んしょ」
小さなお尻が目に飛び込んできた。
いましも引き上げたショーツが少し食い込んでしまったのだろうか、ショーツの
お尻の裾に両手の親指を差し込んで、小さな布きれの具合を調整していた。
その銀髪の少女は、寝間着から着替えようとしていたのだろう。
パジャマ代わりである上条のお下がりのシャツに手をやると、ボタンを外した
――ようだ。が、背後からなので、はっきり見えるわけではない。
「おおー、インデックス…」
ぼんやりとしたまま、声を掛けた。
「ひゃっ」
上条がまだぐっすり眠っていると思っていたのだろう。着替えようとしていた銀
髪の少女が、いかにも驚いたといった声を上げて振り向いた。
「お、起きたの? お、おはようとうま」
振り向いたインデックスが着ていたのは、前述の通り上条のお下がりである。
小柄ゆえに、寝間着も上条のシャツ一枚だけで済んでしまう訳だが、彼女に
とっては大きすぎるシャツのボタンを一段外しただけで、胸元が大きく開く。
シャツの隙間から見えそうで見えないその胸元に、ショーツを穿こうとしていた
お尻を見てすでに固くなっていた一部分が、さらに固さを増した。
半ば寝ぼけ頭で、理性の働くところは薄い。欲望のままに手が動いた。
「きゃんっ」
923 :
2/5:2007/10/02(火) 23:40:54 ID:gIvQGjSv
インデックスの腕を引いて、ベッドに引き入れる。
「や、やんっ、とうまっ…」
少女の抗議は、強引に唇を塞いで黙らせた。そのことにインデックスが驚いて、
唇が薄く開いた隙に、さらに強引に舌を差し入れる。が、抵抗らしい抵抗は……
無い。
組み敷くようにして、インデックスを自分の下に横たえる。
ベッドに引き入れた時に掴んだ手首から、その上の手のひらに自分の手を滑
り込ませて指を絡ませると、インデックスの小さな手が、自ら上条の手のひらを
握りしめた。
開いているほうの手で、インデックスのシャツのボタンをもう一段外す。
唇を離した。二人の唇の間に糸が引いて、インデックスが息を荒げた瞬間に
切れた。
「はふっ……、はっ、はあっ…」
少女が頬を染め、呼吸を整えようとする隙に、シャツをずらしながらその開か
れていく胸元に頭を下げた。薄くピンクに上気した胸の先に、標的を定める。
「可愛いおっぱい、見っけー」
息も荒く上下するインデックスの胸だったが、息を荒げていることには頓着しな
い。定めた標的――小さな膨らみの先端にある、薄桃色をした乳首に吸い付い
た。
「ふあっ、ふはぁふゅっ」
突然の衝撃に、インデックスがなんと言おうとしたのかは上条にはよく判らな
かった。きっと驚いただけで、特に意味はないだろう。
気にすることなく、吸い付いた乳首を舌で転がす。
小さな嬌声が断続的に上がった。
それと同時に、インデックスの淡い色の乳首が、乳輪を腫らしながら舌の上で
硬くなる。
シャツをずらした手を、インデックスの細い太腿へと下ろす。きめ細やかな肌の
感触が心地よい。そしてそのまま、太腿の下をくぐらせながらその内側を撫でさ
する。
太腿を撫でる手と、固くなった乳首を転がす舌と唇の動きのタイミングが合うと、
ひときわ高い嬌声が上がる。止まらなくなりそうだったが、太腿を撫でる手はそ
のままに顔を上げた。
924 :
3/5:2007/10/02(火) 23:41:37 ID:gIvQGjSv
「はうっ、はっ、もう、朝なのに、だめだよ、とうま…」
碧眼をとろんとさせて、息を荒げるインデックスのうなじに顔を埋める。
白い首筋を吸い上げるのと同時に、シャツの裾から腰へと回していた手を、小
さいくせに生意気な弾力と柔らかさを持った乳房へと撫で上げた。舌で虐めた
のとは逆のおっぱいなのに、その先端はすでに固く尖っていた。
指の間に固くなった蕾を挟んで、手のひらにすっぽり収まるその膨らみを揉み
あげる。
今度は、うなじに舌を転がすのとはわざとペースを変えて、刺激が絶えないよ
うに試みた。
「――ふゃっ、はっ、あ、だ、だめって、言って……」
上条の攻撃に、声音はすっかり甘い響きになっているにも関わらず、インデッ
クスが抵抗の言葉を――かろうじて――放つ。
が、言いつつも、少女自身が太腿をぴったり合わせて、もじもじと内股に響く
刺激に耐えかねているのが上条にもはっきりと判った。
「駄目? 駄目って言う割には、ずいぶん可愛い声なんだけどな、何が駄目な
んだ、」
うなじに這わせていた唇を、少女の紅潮した耳元に持って行って囁く。
「――何が駄目なんだ、インデックス?」
「ひゃ、あ、あんっ」
最後は息を吹きかけるように話しかけた。少女の甘い嬌声が心地よい。
「だ、だってぇ、はふっ、し、したぎ、汚れちゃうよ……」
インデックスの言葉に、乳房を弄んでいた手をそのショーツの端に下ろすと、
少女が抵抗する間もなくその小さなショーツを無理やり抜き取った。
その手触りに、
「もう遅かったみたいだな、インデックス? とっくに、インデックスのえっちなおも
らしでぐちょぐちょだ。……インデックスも、えっちだな」
無理やり脱がせた下着の状態を、わざと芝居がかった風に耳元で囁く。
「ば、ばかあ……」
いかにも恥ずかしい、といった風に、か細く非難の声。
「だ、だれが、そんな風にしたんだよう……」
925 :
4/5:2007/10/02(火) 23:42:20 ID:gIvQGjSv
「それが上条さん以外だったら、大変に遺憾なのですが?」
意地悪く囁き続ける。インデックスが再び非難の声を上げようとしたようだった
が、その声は無視して、さっきまで穿いていたショーツを濡らした現場へと指を
滑りこませた。
銀色の薄い茂みを乗り越えて、内股の小さな割れ目へと指を滑り込ませると
――まさに滑り込んで入っていった指が、もう前戯も必要無いほどに濡れそぼ
った小さな入り口へと辿り着く。
「んん、あっ……!」
少女自身をまさぐられ、その白い身体が跳ねた。
「はっ、あ、あっ、あっ、ああんっ……」
指の動きを休めることなく、そのうなじを舌でまさぐりながら、少女の声から理
性の色が消えていくのを感じる。甘い喘ぎ声が耳に、背筋に、心地よい。
指の動きを激しくした。小さな入り口の周りから、その真上の固くなった突起を
押すように撫でた。
「きゃふんっ」
一際、高い嬌声。責め立てる手首を、インデックスの白い太腿が強く挟み込ん
できた。
絶頂が近いのかもしれない。
「や、やだよう、指じゃ…あふっ、あっ、やっ、ゆ、びっ……」
「何が嫌? どうして欲しい? 教えてくれよ、インデックス?」
まともに応えられないのが判っていて、意地悪く聞き返す。インデックスが何
か言おうとして、それを見た上条は指の動きを早めた。
「やっ、あぁっ、ぁはっ、あん」
濡れそぼる内股への刺激が激しくなって、もはや言葉にもならないようである。
快感に耐える表情を見せるその可憐な顔と、大きくはだけたシャツに露わに
なった乳房、それを繋ぐ首筋が真っ赤に染まって、絶頂ギリギリなのが判った。
つぷり。
小さな入り口に、ほんの少しだけ指を差し入れる。
しかし、その僅かな刺激で充分だったのだろう。
「んあっ、ひぅっ、………っ、…!!」
目を見開いて――しかし、まったく視点の定まらないままビクン、ビクンと数度
跳ねるように身体を震わせ、それから、インデックスの全身から力が抜けた。
苦しげに、しかし甘さを吐息に十分に残して荒く呼吸を繰り返す。
もちろん、上条自身も張りつめて我慢の限界ではあるのだが、こうして果てさ
せることにも、何故か快感を見出しつつある。
もちろん、自分の欲望もしっかり後で吐き出すのだが、果てた後のインデック
スのさまが何とも愛おしく映って、後の快感がさらに高まるような気がするのだ。
926 :
5/5:2007/10/02(火) 23:43:21 ID:gIvQGjSv
「……可愛かった、インデックス。すごく」
絶頂の余韻に喘ぐインデックスの耳元に囁きながら、少女のはだけたシャツ
の残りのボタンを外す。
インデックスは抵抗しない。というか、出来ない。
目を潤ませた少女のシャツを出来るだけそっと抜き取る。
シャツを脱がされて、シーツの上に広がった長い銀髪の上に、一糸まとわぬ
裸体が横たわった。余韻に双丘を上下させ、まだ、息が荒い。
上条も、着ていたものを脱ぎさった。耐えかねたように、剛直が上を向いた。
「……ゆび、だけじゃ、やだって、言ったのに…」
上条に覆い被さられたインデックスが、ようやく出た声で真上の少年を非難す
る。
(ああ、ちくしょう、かわいいなあ、我慢できねー)
その拗ねたような表情に、固くなった部分がさらにうずく。
「だから今から、一緒に、な? いいだろ?」
「とうまのばか。えっち」
そう言って、インデックスは恥ずかしげに目を閉じる。それが、いつもの合図で、
一気に、貫いた。
いやねー、あのねー、アニェがどうもえろい方向へ転びそうで。
それで練習。
でも、下手で自己嫌悪するね。↑これ
さて、アニェはそう言う方向で行って良いものかと。
最後に、重ね重ね変貌騒動氏ゴメンね。
ではおいちゃん寝ますノシ
>918のたっぷり十分間の出来事が何かわかりません><
うおぉぉぉぉっ!!!
お二方GJゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
吹寄さん可愛いよー注意しようと
寄ってきたら薔薇当麻にあんなめに・・・w
はずかしいさで赤くなった顔はたまりませんなぁ・・・
俺は今までねーちん派だったはずな
のにorz やっぱこういう面白い創作を
よむと今まで自分的スポットが当たってなかったキャラが可愛くなるなぁ
めんどくさいぐらい長い感想失礼しましたー
薔薇当麻wwwwこのフラグ王めwwww死ねwww百合子に消されろwwwwあ、でも百合子にもフラグ建てちまうかwwxww
GJ!!
インデックスガチエロGJ!!久々にエロ有り良作に会えた気がする。
さて、唐突にオルソラ・秋茄子(アクィナス)という怪電波を受信した。
だれかうまい具合に調理してやってくれ。
どうもー携帯の人だよん。
さて、今日は投下しに来たんじゃないんだ。
実はさ、携帯が水の中にちゃぽんしちゃってデータが逝っちゃってねー。もしかするとしばらく投下は無理かもしれないんだよ。
買い替えたから一回に投下できる文字数は増えたんだけどね。
まってたひとがいたらごめんだよ。
んじゃ、そろそろ消えるのです。
把握
トイレだったら南無
つWS003SH
936 :
265:2007/10/03(水) 21:28:12 ID:cFdj9bZB
>>920 名も無き先生、貴方様の仰られたお言葉へ返答いたすため、一時的に再び265の名を語り申し上げます。
>>419にて私は、もう読者側に回ると確かに言っております…;それは他でもない、先生の筆致の足元に至るものすら私にはとてもじゃありませんが書けないからです。
あの時は続き見たさに話題を振り、その後調子に乗ってしまっただけなのです;今は勿論、保管庫の私が書いた途中分岐はむしろ消して頂きたいとすら思っています。
今回も電車の中で携帯で拝見させて頂き、吹寄様の腰砕けぶりに本気で勃ちました。人の性器をこうもあっさりと動かせるなど最早別次元、先生の力には恐れ入ります。
……しかし、だからとはいえ言い分だけ残して去るのも無礼の極み、先生が好きと仰られていた深読みを、土産の役割すら果たしておらぬ稚拙の過ぎたものですが此処に残していきます。
この創作を最後に私265は真に名無しに戻らせていただきます。最後に先生、数々のご無礼申し訳ございませんでした。これからも応援しています。
『とある上条の変貌騒動』吹寄編 行間保管用
体を包む、柔らかい感触。
窮屈だが決して痛くない程度に抱きとめられ、吹寄は自失から立ち直りつつありながら、なおも何を言えばいいか分からず唇を震わせている。
目の前に居る、自分を抱きしめている少年は、いつも会っていたはずのクラスメート、上条当麻。
付き合い柄、こんな時ならばいつも頭突きをして叩きのめすだけのはず。
耳に唇を寄せてきているなら、その顔面に一発入れてやるだけの話だったはず。
……なのに。
どうしても、できない。眩しくすら感じるこの少年の笑みを、一度も崩せていない。
「……足りなかった?」
少年の一言。
937 :
265:2007/10/03(水) 21:29:15 ID:cFdj9bZB
低く、どこか艶めかしさすら秘めた声。
おそらく自分だけにしか聞こえていないであろう囁きが耳をくすぐった途端、吹寄は耳から全身にかけて痺れるような感覚を覚えた。
縫いとめられたかのように、体が動かなくなる。
「、え? ぇ?」
クラスメート達の騒がしく飛び交う声が、段々と聞こえなくなるかのような錯覚。
生暖かい吐息が耳元を通り過ぎただけで、既に熱く火照っていた全身が、さらに茹る。
そんな、今までに無く動揺した素振りの吹寄を、今までにない妖艶とも意地悪ともとれる笑みで見つめる上条。
だが、見ているだけでは終わらない。
さらに唇を寄せ、桃色に上気した吹寄の耳たぶを、そっと唇だけで挟んだ。
「!?」
思いもかけぬ行動に目を見張る吹寄。
それを知ってか知らずか、挟み込み捕らえたそれを嬲るように舌先で突付く。
「ちょ、やめ……な、にを、」
寒気にも似た甘美な感覚が舐められた耳たぶからその周りへと発散する。
あまりに不意打ちな、刺激の強すぎる少年の行為についに抵抗の声が出た。
だが、少年はやめようとしない。それどころか、一旦耳を食んでいた唇を離したかと思うと、耳の内側を舌でぺろりと舐め上げられた。
「んっ、ぁ……」
僅かに身じろぎする吹寄を腰に回した左手だけで抑えつつ、
「……どうかな。まだ、足りない?」
またも、妖しさを秘めた低い声で囁く。
「ぁっ、ぅっ、ぅっ……」
眠たそうに瞼が下がり、瞳を潤ませた元・鉄壁の女は、もはや幼児退行を起こしたように言葉を話せない。
誰も見たことがないであろう彼女の妖しく艶に満ちた表情を、上条は哀れむように眉を下げながら見つめた。
「可哀相に……。ごめんな、すぐに楽になるから。頼むから、もう怒らないでくれ」
上条が吹寄の頭を両手で挟むように包み、またもその大きな額を啄ばむように……。
938 :
265:2007/10/03(水) 21:31:17 ID:cFdj9bZB
誰か、これよりもっと良い行間保管があれば是非!
では失礼して名無しに戻りますッ!(逃
>>919&
>>938 ダブルGJ!!
カミジョー属性絶好調で興奮せざるをえない……!
吹寄さんの艶姿に興奮しつつ次の犠牲者は誰だろうという楽しみが膨らむぜ
>>579のおいちゃん
こっちはこっちでたまんねえ!
練習でこれなら本番にはさらに期待してよろしいな!?
上条……恐ろしい子……!
こんなの私の知ってる当麻じゃない!
GJ!
GJ
で、ビリビリは?
ビリビリの出番はまだなの?
ビリビリでたら瞬殺されちゃいますねw
「美琴」って呼べばグニャグニャになりそうだなwwww
御坂妹は・・・指輪あげれば崩落しそう。
個人的にはあっさり陥落するより、インデックスと一緒に怖くて逃げ回る美琴や
こんな上条は偽者だと判断してサブマシンガン構える御坂妹が見てみたいなあ。
そして本編であまりフラグ立ってないキャラほどメロメロにしていくのですよ。
黒子とか黄泉川先生とか。
>>945 まず無理だろってところをグニャグニャにしていくのは良いな!
結標とか芳川とかローラとかリドヴィアとか
SSならではの醍醐味
……カチッ。
『あー、うん。結構いい趣味してると思うわよ。この前来た時なんかその褐色の肌を白くするんだーって言って一晩中かけてべとべ
とにされたし。あんなに出すんなら一回位中に出してくれても……教義的な意味でだよ、深く聞くなって!!』
『まぁまぁ。そうでございますわね。私の体の何が気に入ったのかは存じませんが、肌を重ねあう度に、こう、間に挿む事にご執着
になられますのよ。悦んでいただけるのは嬉しいのですが、そのまま出されてしまうのは何と言うか勿体無いような気がするのは何故
なのでございましょうか?』
『そうっすねぇ、強めの言葉で詰られるのが好きみたいですよ。拘束して上に跨りながらだと更に効果大ですね。まぁ、あんまりや
りすぎると開放した瞬間逆転されちまう訳なんですが、それはそれでまた格別なモンですよ』
『な、何で私に聞きに来るんですか!?私が、この私が異教徒に体を触れさせているとでも!?いえ、触れさせるどころか「何か揉む度
におっきくなってってる気がすんな」なんて具体的な言葉が出るくらいに体を重ねていると、貴女はそう言うのですかッ!!』
『あのですね……あまり大きな声では言えないんですけど、こう、体を舐めるのが好きみたいなんです。キスから始まってそのまま
首筋を伝って体中を隅々まで舐めていくんですよ。その度にまるで体がキャンディーみたいによだれまみれにされちゃって。今じゃ
キャンディーを見る度にその時の感覚が蘇えって……ふあっ』
『私に出来ることなんて……全部終わった後に体を拭いて差し上げることしかないですから。ええ、皆さんのが済んだ後にです。
まだ一回も気付かれたこと無いんですよ。えっへん』
『そうねー、お姉さんも大概の事は経験してきたつもりなんだけどね。痛みが気持ちいいって感じたのはあの坊やが初めて。って言
ってもそんな過激な事をしてる訳じゃないのよ?せいぜい革紐で軽く拘束されて赤くなる程度にスパンクされるくらい。跡だってこの
くらいしか残ってないし、ね?』
『確かにこの身は幽閉され外界とは隔たれておりますが、それでも触れ合うことが不可能ではありませんので。いえ、実際に触れ合
う訳ではありませんが。通信機が一組さえあれば不自由など何一つありませんので、ええ』
ガチャッ。
「サーシャちゃぁん?私の部屋から何か持ち出さなかったかなぁ……って、あら」
「……」
「なぁんだ。やっぱり気になってたのねー、イギリス清教女子寮編。まぁ実際には+αも含まれてるんだけど」
「……」
「それにしてもサーシャちゃんも素直じゃないわねー。そう言うのに興味を持つことは恥ずかしくなんか無いの、凄く自然なことなのよー」
「……」
「ってあれ?何か物足りないなぁ。何でさっきからノーリアクションなんですかー?」
「……私見一。わずらわしいので騒音の元を排除」
「んー?何かいつもと口調が違うわね……って待って!!何で唐突にそんなものを振りかざして!?」
「解答一。口封じ」
「単純明快っ!命は助けてー!!」
めきょ。
「私見二。学習完了……心して待ってるといい」
そのフードの下の目は遙か東の空を見つめていた――。
>>734 こんなんでいいんですか?
思わず書いてしまいましたが
カミやん……そこまでとは
通信でとはまたすごいな
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!
モチのロン、喜びの表現です
d(´∀` )<GJ
おおお!!いつのまにやらすばらしい作品が!!
上条さんはフラグ立てのIT革命やー
上条オリアナはともかくどうやってリドウィアにフラグをたてたwwwwwwwwww
是非教えてくれwwww
さて、上条パワーで是非ウ゛ェントにもフラグをたててほしいな。
つーか最後ミーシャになってるwwwwwww
ということでぜひそれで続きをwwww
>>947 ちょーグッジョブ!!
いやあ、色々と想像を掻き立てられて、これはこれでオツなもんですなぁ
GJ!
あーでもなんか微妙に…五和さんは実質後始末のみのスルーキャラ? ちょい残念
959 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:52:47 ID:TXqmPhWg
>>957 おまいにフラグ折りの才能をプレゼント
俺的には(ナニをあそこで)拭く
濡れるな、逆に
下げ忘れたorz
電磁砲を5.6発喰らってくる
>>959 ナニは挿入して他の女の臭いを消したあと念入りに舐めて綺麗にしているんジャマイカ
>>961 どうせトリ付けるなら、なんか意味有りげなの付けてみない?
3文字目が数字の0だったら、凄い良かったのになぁ……と言う、非常に惜しいトリップ
まだ容量あるし4レスばかし埋めてみようか。
上条にとっては色々と思い出したくない朝で始まった『従妹の学園都市見学』も、残すところそ
の従妹である乙姫を帰りのバスに乗せてしまえばおしまい、というところまで辿り着いた。
やって来たのは、とある学区の三分の一ほどを占める、学園都市の外へ直通する旅客バスの
ターミナルである。
チケットはすでに確保してある――と言うより、現状のところ部外者である竜神乙姫が学園都
市に入って行動する許可を得るために、その行動予定を最初に提出してあるからバスも元から
決まっているのだが――ので、上条もやれやれと溜息を付きつつ、ターミナル内の喫茶店へと
腰を落ち着けていた。
なぜ乙姫が向かい側ではなく隣に座っているのか、そのことには思いの至らない通常運行な
上条である。
「えらく遅いバスだな。時間に余裕持たせすぎだろ」
従妹の前で畏まる必要もない。足を組んで身体を伸ばし、コーヒーカップを手にしながら上条
が呟いた。
あの後、なぜか姫神秋沙がインデックスを説得して連れて行ったため、インデックスと同居と
いうか、同棲しているという事実は、一応はばれずに済んでいる。そんなこともあって、コーヒー
の苦みを咥内に感じながらも、
(――この後は…インデックスを迎えに行ってやらなきゃな)
などと、ぼんやり考えていた。
しかし、上条の呟きを聞いてか聞かずか、唐突に、乙姫がこんなことを質問してきた。
「ねえ、おにーちゃんって外人さんとつきあってるの? あの、海にも来てた娘」
「ぶっ!」
口元で傾けていたコーヒーカップに向かって吹き出す。たっぷり残っていたコーヒーが跳ね返っ
て、上条の顔面にかかった。
「おわっ熱ちぃ!」
慌てておしぼりを掴んで顔に当てる。
「すごい慌てよう……やっぱり、そうなんだ」
上条の向かい側に座っていた乙姫の表情が微妙に沈む。その表情の変化には気付くことなく、言葉だけを聞いて上条が答えた。
ダラダラと脂汗が額や背中を流れる。
「あのね乙姫さん? どこをどう見てそう思ったのかはともかく、確かに、インデックスとは一緒
にいることが多いけど、それもワケ有りだし、決して決して『カノジョ』なんかじゃありませんのこ
とよ?」
上条当麻、従妹と言えども女は女。君の部屋にオンナの気配を感じて、何もされてないと思っ
てか。家捜しとか家捜しとか家捜しとかな。
……が、とりあえずそれはひとまず置いておこう。
967 :
2/4:2007/10/09(火) 00:04:57 ID:yMPUxR2l
ともかくそれを聞いて、別のボックス席に隠れている少女たちのうちの一人、たった今話題に
上がったばかりのインデックスが立ち上がりそうになる。
(なっ……! と、とうまってば…!)
それを、一緒に潜んでいた姫神秋沙が引き留めた。
(見つかってしまっては。元も子も)
小声で咎められ、渋々ながらも椅子に身体を沈める。ちらりと横を見ると、姫神が微妙に勝ち
誇った表情をしているような気がして、インデックスとしてはさらに面白くない。
「そう。そうなの…」
上条は気付かないままだが、微妙に沈んだ表情を変えることなく、乙姫が言葉を続ける。
「じゃあ、きのうバス停にいた髪の長いひと? …美人…だったよね…」
「髪の長い? ああ、姫神のことか――って、彼女って話ですかっ! 違う違うまさかであります
乙姫軍曹っ!」
なぜ軍曹かどうかは、これもまた置いておくとして。
インデックスの隣にいた姫神の表情がすっ、と硬くなる。拳を膝の上で握りしめてもいるようだ。
(私のときの方が慌ててたよねとうま)
(――それは。あなたの方が先に聞かれたから。上条君。言いふらすタイプじゃないし)
言いつつも、姫神の表情は硬くなる、と言うか暗くなる一方である。
銀髪と黒髪の二人の少女の視線だけが、耳は上条の方にそばだてながらも険悪に絡み合う。
しかし、そんな二人の思惑を余所に乙姫の質問は続いて、
「じゃあ……」
「吹寄はただのクラスメイトだし小萌先生はああ見えて本当に年上で教師で担任の先生だし風
斬はインデックスの友達で舞夏はツレの妹だ」
否定することが義務のような気分になって、とりあえず出会った憶えのある名前を羅列してみ
た。言えば言うほどドツボに嵌っていっているような気もするが、言ってしまってから思っても無
駄なので、その辺りは黙殺する上条である。
が、それでも乙姫は引き下がらなかった。
「その人たちも違うんだったら――あの、私と同い年くらいの娘?」
「へ?」
「うん。制服着てた娘」
言われて、そんなの居たっけ? と上条が考え込む様子を見せると、乙姫が言葉を繋げた。
「何見せつけてくれちゃって! とか言ってた娘」
それを聞いて、上条が見せたのは呆れたような表情である。白けた顔つきではあ、と溜息を付
くと乙姫に答えた。
「……ああ、なんだ御坂か。それは、無い。ありえない。絶対に。120%だ。冗談きついな乙姫も」
背後でガチャン! と音がしたが、上条の意識が特にそちらに向くこともなかった。
968 :
3/4:2007/10/09(火) 00:05:38 ID:yMPUxR2l
「ふうん。そう、じゃあ、おにーちゃん、彼女いないんだ、ふーん」
ぐさり。
しっかりしろ上条、致命傷ではないっ!
「お、乙姫さん? 確かにカミジョーさんに彼女はいませんが、そうもはっきりお言いあそばされる
ことでは無くってよ? お、おほほ」
その言葉に、相当なダメージを受けたという風の上条が、胸を押さえ引きつった顔で乙姫に答
える。しかし、そんな上条の表情にも言葉の裏にも気が付かないのか無視しているのか、乙姫が
繋いだ言葉は、
「良かった!」
満面の笑顔である。力強すぎる追撃――上条も『彼女いない』を猛烈に喜ばれて、がっくりと肩
を落とした。突き出した腕がへなへなと落ちる。
が、ここでも乙姫は言葉を途切れさせない。
「だって――」
隣に座る乙姫が、顔を上条に身体ごと向けながら両手を合わせて微笑む。
海では例の事件で顔も見ていない従妹であり、顔を見るのは記憶喪失の上条にとっては先日
が初めてだったのだが、改めて見ると結構可愛い。その微笑みに、少しだけ顔が火照った。
が、それも従妹の少女のこの言葉を聞くまでだった。
「おにーちゃんが、ちゃんと約束覚えててくれた証拠だよねっ」
「へ?」
猛烈に悪い予感がした。
「やくそ…く?」
見れば、目の前の少女は瞳をキラキラと輝かせつつ上条を見つめている。上条の額や背中に、
再び脂汗がダラダラと流れだした。
重ねて言うが、上条当麻は記憶喪失である。
どうも、かなり親しい親戚付き合いをしているらしいこの少女とその家族のことも、海で少々今
回もう少々といった程度に知っただけで、この従妹との想い出はおろか過去の自分が何を聞い
たあるいは言ったのか、という情報の欠片すらその脳内に残ってはいない。
まさかと思いつつ、『違うよやだなー』という回答を期待して、声を絞り出した。
「えと、あれは小さい頃のまあ、そのなんだアレだろ? お、お嫁さんってのはさ」
ビンゴ。
乙姫が上条の腕に縋り付く。
「やっぱりちゃんと憶えててくれたー! へへー、おにーちゃん大好きっ!」
密着した従妹の少女の意外な柔らかさに、こう見えて純情少年な上条の心臓が跳ね上がった。
「お、うお、乙姫っ?」
「お父さんもね、『当麻君が高校を出たらおじさんところに挨拶に行こうな』って言ってくれてるの! でねでね、私こう見えてもお料理とか得意なんだよへっへーん! だからね、高校入ったら、お
にーちゃんの身の回りのお世話なら、もう私にお任せなんだよ? やーん、これって本人目の前
に予行演習? やーん照れちゃう照れちゃうおにーちゃんのばかーっ」
自分の腕を押す、意外に豊かな感触にドギマギしていただけだった上条も、これを聞いて再度
引いていた脂汗が三たびダラダラと流れ出した。
一体、ナニがどうなってこんな話に? 慌てて縋り付いている従妹の顔を見下ろす。
幸せそうに上条の袖に顔を埋めていた乙姫は、その上条の視線に気が付くと、顔を真っ赤に
染めつつも満面の笑みを浮かべて、こんどは顔と顔を近づける。
「春には戻ってくるんだから、おにーちゃん、浮気しちゃだめなんだぞ?」
その、従妹の嬉しそうな、それでいて照れているような何とも言えない表情に、上条も脂汗を垂
らしながらも頬が自然に綻んだ。
「そう、そうだな――」
969 :
3/4:2007/10/09(火) 00:06:14 ID:yMPUxR2l
上条が従妹の言葉に応えようとしたその瞬間。
背後から、上条の頭部に狙い違わず襲いかかったのは、例によって例のごとく実体を見せず
忍び寄る白い影。
上条当麻の頭骨を噛み砕かんと、銀髪の猛獣少女が食らいついた。
「ぎゃああああああああっ!! なんでっ!! なんでインデックスがここにっ!!」」
テーブルから押し出され、噛み付かれたまま床へと転げ落ちる。
激痛に耐えつつ、なんとか背後の猛獣少女を振り解こうと身体を起こした上条の目の前に、も
う一人の少女が立ち塞がった。
漆黒の長髪をゆらめかせ、不自然なほどの無表情に仮面を覆った(なぜか)巫女装束の少女。
姫神秋沙である。
「ひ、姫神っ?」
上条の呼びかけにも、しかし姫神は答えない。代わりに両手をすっ、と上条の頸へと伸ばして、
両の親指でその頸動脈を押さえた。
「……上条君。――いっぺん。死んでみる?」
「おぶっ!」
噛み付きはまったく緩まず激痛を送り続け、同時に目の前の巫女さんが無表情で上条の頸を
締める。
そして、そのまま落ちそうになる視界の端に続けて映ったのは、雷光を背負った悪鬼である。
「――そうね、あんたなんか……死んじゃえ♪」
「ちょちょっと、あんたたち何よーっ! おにちゃんに何すんのーっ! 負け犬の嫉妬なんてサイ
テー!!」
霞む意識に、乙姫のそんな声が聞こえた。
(お願いです乙姫さん、これ以上煽らないでせめて生きていたいのです上条さんは)
棒読みでそんなセリフが頭を過ぎり、そこで上条の意識は――飛んだ。
何処へ? さあ、何処へだろうか……。
4/4がまだっぽいが、乙!
うわあああああああああああああああああああああ
GJ!
乙姫がすごい可愛くなってきた・・・! 4/4楽しみにしてるよー!
GJ!!!!!
年上好きといいながらちゃっかり妹属性のカミジョーさん!コノヤロー
ところで3/4が二つあるんだが、後の方が4/4かね?
え、違う?まだ続く?期待してます
無論このあと上条さんは14へ逝ってしまうのですね?
従妹って・・・いいよね
従妹といいことしたい
そのためにはいいところを見せないとな
おいちゃんバックホームだぜ。
_、_
( ,_ノ` )y━・~~~ ところでおまいら。聞きてえことがあるんだがね。
おっさんに苛烈な突っ込み入れて楽しいか!
間違えたんだよ!
>>969が4/4だよ! 間違えただけなの!
泣くぞ!。・゚・(ノД`)・゚・。ほら泣いた。
おいちゃん可愛いよおいちゃんケツかせよ
愛なんだよ、愛…
981 :
861:2007/10/10(水) 00:01:37 ID:6N81h/jA
さて、今度こそこのスレも終わりなワケだが――突如投下。
/
とある連休。
上条当麻は、やっぱりヘンな目に遭っていた。
「不幸だー……」
もはや叫ぶ気力すらない。
「こ、このような場合、なんと呼べばいいのでしょうか……」
目の前にはもぢもぢとするおねえさん、またの名を神裂火織さん十八歳。
経緯解説のため、数日ばかり時間を戻してみる。
/
『――英国に来ませんか――』
そんな手紙が上条家に届いたのは、大型連休――体験入学に始まり、土日、祝日、祝日、創立記念日、都合四日半の連休だ―― 一週間前のことだった。
差出人は、『英国魔術士寮代表(仮)神裂火織』――と、ある。
インデックスが言っていたこと(でんわっておもしろいかも!)に関係あるんだろうか、と上条は思う。国際電話料金の関連で。
「そうだよな、深夜に国際電話長々としてりゃそうなるよな……」
今日も朝ご飯はパンの耳だ。
インデックスの分を残さなければいけないことに、理不尽だー、と憤りを感じるのはきっと正しいことだが、残さないのは正しくない。主に生命的に。
残さなかった場合とか足りなかった場合を考えるだけで食欲がなくなってきたので、上条はかじりかけのパンの耳を皿に戻した。
「……腹減った」
小萌先生に頼るのは餓死寸前になってからにしたい、と思うのはきっとプライドだ。
上条にとって、(事故に見せかけて)ブチ壊した受話器は妙に清々しい。
買いなおすのはそれはそれで不幸だが、これからの電話料金予想額に比べれば安いものである。
/
こんな感じで書いてますよ、と。作者の文体を真似するのは諦めた。許せ。
あと手元に資料がないんでカミジョーさんとかその辺の口調がわっかんねぇ。
布教用ついでにもう一冊買うか……!
次スレ500までには書き上げよう、うん。きっと。
もぢもぢ を もちもち と読み間違えて
ちょ、鏡餅化かよ?!と戦慄したのは俺だけでいい
これはいいねーちんの予感がするぜ
文章は大丈夫っぽいから、ストーリーとかきちんと練れよ?
あとエロス。
変貌騒動と熱愛聖人のコラボまだー
>>985 変貌騒動と熱愛聖人のコラボ…
変貌聖人ということか
ねーちんが男女問わずに口説いていく話なんだな
>>985 >>986 それは良さそう……と、ねーちん派であり変貌騒動の続き待ちである俺は思うが、作るのは大変だろう、とあえて現実を提言する。
ねーちんが変貌した上条に性感開発されでぐずぐずに溶かされていく話じゃないのか?
それはほぼ熱愛聖人と被ってるだろ
馬鹿野郎、変貌準拠のアグレッシブ上条と熱愛準拠の積極的ねーちんだぞ?
1ラウンド終わった後
「……足りなかった?」
「…・・・もう一度お願いします」
とかなるに違いないんだぜ?
そんな半端に壊れたのよりは、いっそ鬼畜なねーちんが一度見てみたいな。いつもの絶妙な格好を更に半脱ぎした神裂が標的に迫ってさあ。
「時に神裂、気は確かか? そんなはしたない格好でこちらに来られると僕としては目の遣り場に非常に困るんだが」
「ステイル、貴方こそ何をそれほどまでに慌てているのですか? まだ私は何もしていませんし、させていただいていないのですよ?」
「僕は君に何かしてほしいと頼んだ覚えはない。それはともかく、いい加減手首を離せ、手が痺れてきた」
「お断りします。そんなことより、普段から思っていましたが貴方、日中からその格好では暑くて仕方がないでしょう。顔が火照ってますよ?」
「今現在、その火照りの原因の12割は君なのだが。そして跨るな、服に手をかけるな。退け。今から10数えてもこの命令が聞き入れられないのならば、僕は炎剣を使用しての力ずくの脱出を図らせてもらうことになる」
「それは物騒ですね。では、呪詛を紡ぐその口が塞がれれば、貴方の自慢の炎剣とやらは果たして無事発動するのでしょうか」
「僕は君に退けと言ったんだ、炎剣の話をしているわけじゃない。おい、顔を近づけてくるな、正気じゃないぞ、一体ナニで僕の口を塞ごうとしている、ええい、誰かいないのか、この気のフれた女教皇を止めてくれる者はむぐぅっ!!」
手始めに辱められるのはステイル、最後に上条といった感じで。