2 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:37:56 ID:9xT07ies
立てんのはえーよ
2げっつ
スレ立て乙death。
6 :
ヤミ金:2007/07/09(月) 11:24:38 ID:gHpkZb85
スレ立て乙です!
新作は今週投下予定
Part2埋めてから思ったんだ。
職人さんが短編一本投下する隙間あったな、と。
軽率な気持ちで埋めてしまった俺。
正直、すまんかった。
590レスで前スレ終了かw
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:37:22 ID:Xcuz5cd+
沙姫がレズで、上級生の権威を利用して唯とレズプレイするのキボン
というAV発想
エロパロ保管庫全く更新されてないorz
今週号読んで
鈴が一番萌える次点で唯、沙姫
…俺は異端か?
確かに添乗員は正直微妙だったね。
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 05:56:11 ID:Pb0/1ggE
スレ立て乙
14 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 06:35:42 ID:SSmsug+g
あの男子と仲良くなれる道具を着けられて恥ずかしい制服で露出させられる唯
15 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:24:16 ID:DwBPxqzO
ついにこのスレもpartBか…
ナイス!スレ立て!!ナイス!@!!
ヤミ金さんが主流となってて投下しづらい・・・・
連載もの投下していいんですかね?
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:58:42 ID:jAWCmj2e
投下希望
別に投下しにくいほどヤミ金さんは頻繁に投下してないと思うが
それはともかく、俺も投下希望
載せることに意義がある。
迷わず載せろ
載せればわかるさ
この板では基本的に
職人=神
職人以外の人間=チ○コ
のはずだ。
だよな?
まあなw
とにかく読み手に取っては書き手が増える事に何の不都合もないわけで。
色んな職人さんに投稿してもらいたい!たのんます。
今度、里沙・未央とリトの絡みを投稿しようと思うんだが…いいだろうか?
24 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:45:16 ID:iEd9748F
もち♪
頼みますm(_ _)m
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 23:58:07 ID:8L8lr9jv
矢吹に人間ドラマもの書いてほしい。こいつはファンタジー系かいたって雑魚にきまってる
それより可愛い女の子が書けることを生かして、日常的な現実話書け
たとえば、すごい可愛いこと付き合ってるし、結婚したいんだけどそのこが子供生めない体だったとか
それでもその子をずっと好きでいるって誓うとか
泣ける2ちゃんネタの恋愛ものを矢吹が書いたら最強の萌え破壊兵器になるぞ
エロシーン付きでなww
お前前もそんなこと書いてたろ?
27 :
ヤミ金:2007/07/12(木) 05:52:36 ID:QagaM5fE
新職人さんが投下するまで待ったほうがいいかな? と思ったけど書きあがったので投下します
連載もので一応リト×ヤミです
ただまあこれはカップリングというよりは主役がこの二人という部分のほうが強いかも…
タイトルは『金色のミミ』です
穏やかに風がそよぐ
その緩やかな風は黒衣の少女の服の裾と滑らかな金糸の髪をゆらゆらと揺らした
まるで妖精と風が戯れているようなそんな光景に結城リトは見とれ
「はぁぁ…」
ていなかった
むしろ焦燥に溜息をつき、ただひたすらに幸せを自分の身体から逃がしていた
その原因は、無表情無愛想無関心の三拍子で歩き続けている先導者
先導者は金の髪と黒一色の服に身を包み、その怜悧な美少女っぷりに時折すれ違う男の視線を惹きつける
その少女の名は名付け親のララ曰く、ヤミ
全宇宙にその名をとどろかせている殺し屋金色の闇だった
「どうかしましたか、結城リト」
リトの様子に先を歩いていたヤミが振り返る
瞬間、長い金の髪がふわりと持ち上がった
少女の甘い香りがリトの鼻腔に届く
だが、リトはまるで動揺しなかった
普段ならば顔を真っ赤にして照れるのに、である
その『理由』は…
ぴくっぴくっ
ふりふりっ
風の感触に反応してヤミの頭とお尻で動いていた
そう、最強の殺し屋の少女の身体には今
――猫耳としっぽが生えているのである
時間は三十分前にさかのぼる
休日ゆえに自宅でくつろいでいたリトはチャイムの音にソファに沈めていた身を起こし、玄関へと向かった
ドアの向こうにいたのは自分の命を狙うと公言してはばからない黒衣の少女だった
「ヤ、ヤミ!? お前、どうして家が…」
「情報収集は基本です」
「…で、な、何の用事だ? まさかまた俺を始末するとか言い出すんじゃ…」
「安心してください、今日は別の用事がありますからそれは後日に」
「べ、別の用事…?」
思い切り腰が引けているリトを余所に、ヤミは平然と結城家に「お邪魔します」と足を踏み入れる
途端、ドタドタと騒々しい音が廊下の向こう側から響く
リトはその足音の持ち主が誰なのかをすぐさま把握した
父も妹も現在家にはいないし客もいない
消去法で残るは一人
つまり、居候のお姫様しかいない
「おいララ、家の中で走る」
「ヤミちゃん、いらっしゃいっ!」
裏が一切ない気持ちの良い笑顔で駆け寄ってきたのはリトの予想通りララだった
注意を遮られたリトは一瞬ムッとするも、次の瞬間には「ま、いいか」と諦めと納得の声を漏らす
型破りなララではあるが、彼女の魅力はそれを自然に許せてしまう笑顔にあるのだ
「おはようございますプリンセス、本日はお招きいただき…」
「ちょうどよかった、大体のところは完成してたの!」
「え」
「さ、こっちこっち!」
ぺこり、と挨拶に頭を下げるヤミの手をがっしと握るとララは一目散に廊下を逆走する
当然、手を掴まれているヤミはそれに引っ張られる形で連れ去られていく
「だから走るなって…」
ポツリ、と呟かれたリトの声がむなしく響く
ララとヤミが何をするのかは興味があるが、下手に首を突っ込むとロクでもないことになる
過去の経験を振り返り、リトはそう結論するときびすを返し、溜息をもう一度ついてリビングへと戻った
君子危うきに近寄らずである
「さて、テレビでも見るかな…」
だが、彼はまだ理解していない
彼にまとわりついている運命という名のトラブルは近寄らないくらいでは回避できないということを
ドガァァァン!!
テレビを見始めて数分後
盛大な爆発音がリトの耳へと届いた
「な、なんだなんだ!?」
慌てて駆け出すリトの行く先はララの部屋
こういった状況を作り出すのはララしかいないという経験則からの行動だった
「…うっ、ゲホゲホッ」
はたして、ドアを開けた先のララの部屋は煙で何も見えなかった
だが、リトがドアを開けたことによって煙は外へと逃れていく
数秒後、煙の向こう側から人影が現れる
「けほけほっ! あ、あれ〜? なんで爆発したんだろ?」
「こほこほ…恐らくは、先程の配列が逆になっていたからでは?」
「あっ、そっか!」
煙が晴れ、すすだらけになった真っ黒のララがリトの目に飛び込んできた
どうやら爆発の破壊力自体は大したものではなかったらしい
部屋は大して壊れていなかったし、ララも特に怪我をしている様子がない
リトはほっと一息をついた
「おいララ。この惨状は一体…」
「あ、リト。それがね」
ララの説明によると、ララの発明品が爆発したとのことだった
「ってお前今度は何を作ってたんだ?」
「あ、うん。この前リトが犬になりたいって言ってたでしょ? だから…」
「おいおい、またあの犬と入れ替わるあれを作ってたのか!?」
リトは思わず叫んでしまう
あの事件(原作43・44話『ワンダフルライフ』参照)で彼は酷い目にあっている
春菜と一緒にお風呂に入れたことを除けばロクな目にあっていないのだ
「ううん、だってリトあの後すっごく怒ってたでしょ?」
「 当 た り 前 だ ! 」
「だから今回はちょっと違うの。精神を入れ替えるんじゃなくて、身体そのものを変質させるメカを作ろうと思ったんだよ!」
「身体…そのもの?」
「うん、だからヤミちゃんに協力してもらったの。ヤミちゃんのトランス能力のメカニズムを参考にすれば完璧なものが作れると思って」
なるほど、とリトは納得した
できるかどうかは別として、ヤミの変身能力を参考にすればララの言うものは確かにできる
「ってあれ、そういえばヤミはどうした?」
「ここです…」
ララの後でゆっくりと立ち上がるヤミ
その姿はララと同じくすすだらけで真っ黒に汚れていた
「え?」
だが、ララとは違う点があった
いや、ある意味では同じといってよいだろうか
ヤミのスカートからしっぽが生えていたのだ
それだけではない、頭からは耳が生えている
ただ、ララとは違い、しっぽと耳は猫のものだったのだが
「わあ、可愛い! ヤミちゃんそれ何!?」
好奇心丸出しで詰め寄るララ
そんなララの剣幕を見てリトは自分の見ているものが幻想ではないと確信した
「かわ…え?」
当の本人であるヤミはララの言葉に照れ、そして次の瞬間固まった
自身の異常に気がついたのだ
ヤミの右手が頭上の耳に、左手がお尻のしっぽに伸びる
ぽんぽん
なでなで
「そんな…元に戻らない?」
ひとしきり耳としっぽを撫でたヤミは呆然とした表情で呟いた
「うーん、多分トランスくんのせいだと思う」
場所をリビングに移し、一通り情報をまとめたララはそう結論した
ちなみにリビングに移る前にララとヤミはシャワーを浴びているのですすは既に落ちている
ヤミの服は特殊な繊維でできているのか汚れはいつの間にか消えていたりする
なお、生えたネコミミとしっぽはヤミのトランス能力を持ってしても消えなかった
ヤミが呆然としたのはそのせいである
「トランスくんはさっきも言ったとおり動物を他の動物に変身させるメカだから」
「でも変身じゃなくて生えてるだけだぞ、しかも耳としっぽだけ」
リトの指差した先では猫耳としっぽがぴくぴくと動いていた
ヤミはショックのせいなのかピクリとも動かないが、猫の部分はどうやら別らしい
「それはトランスくんが未完成だったからだと思う。それに爆発の影響も…」
「なるほど…で、元に戻るのか?」
「うん、ちゃんとトランスくんを完成させれば」
がんばるっ! と握りこぶしを作ったララを横目にリトはヤミを見つめた
猫耳としっぽは相変わらずぴくぴくと僅かに揺れ動いている
(な、なんか可愛いかも…)
別にリトはそういう趣味を持っているわけではないが、猫耳としっぽの破壊力は存外に高かった
ヤミの髪の色に合わせられたのか耳も尻尾も毛は金色である
どこか高貴さを漂わせるそれはリトの意識を奪うには十分だった
「お風呂で見たんだけど、耳もしっぽも正真正銘ヤミちゃんの身体の一部になってるみたい。
トランスが働かない理由はわからないけどねー」
お風呂、という単語にリトの妄想が爆発した
一瞬ではあるが、リトの脳内に身体の洗いっこをする裸のララとヤミの姿が浮かぶ
「…結城リト、何かえっちぃことを考えていませんか?」
「いやいやいや、考えてない考えてない!!」
ヤミの鋭いツッコミに、頭がもげるほどブンブンと首を横にふるリトだった
そして時間は現在に戻る
ララはトランスくんを再度作り直すために部屋にこもってしまった
それはいい、当然のことだ
だが、だが何故自分はヤミの後を歩いているのだろうか?
「…そりゃコイツが心配だからに決まってる」
「なんですか?」
「いや、なんでもない」
手をぱたぱたと振りつつリトはまた一つ溜息をついた
ララがトランスくんを完成させるまでの間、ヤミは本屋へいくことを二人に告げた
ララは何も言わなかったが、リトは違った
普段ならばまだしも、今のヤミには猫耳としっぽがはえているのである
そんな姿で外を出歩けばどういう事態になるのか想像に難くない
故にリトはヤミを懸命に引きとめた
しかし、ヤミの意思は固かった
下着や恥ずかしい部分を露出しているわけではないので出歩くことは問題ない
本を読みたいという欲求の方が強い
ヤミはそういいきったのだ
(そうだよな、少しずれてるもんなコイツ…)
そもそも、ヤミは人目のあるところで異能力であるトランス能力を平気で使う
そんな少女が猫耳としっぽが生えた程度で怯むはずがない
しかし、周囲の人間は違う
そんな外見の美少女がいれば注目するに決まっている
下手すれば、校長みたいな変態がよってくるかもしれないのだ
無論、変態程度にヤミがどうにかされるなどとは欠片も思ってはいないが、それでも心配なものは心配なのだ
リトは自分の性分に苦笑しつつ、なら俺もついていくと同行を申し出たのだった
だが…
「見てみてママ、あのお姉ちゃん耳としっぽが生えてるよ!」
「しっ、見ちゃいけません!」
「やるなぁあの少年、猫プレイか!」
「純情そうな顔して、サイテーよね」
聞こえてくる人々の声にリトは心をぐさぐさと刺されていた
ヤミの外見年齢は中学生くらいなので、高校生のリトとの組み合わせはちょっとだけ歳の離れたカップルに見える
だが、ヤミは今猫耳としっぽを搭載している
となれば当然その矛先はリトへ向くことになるわけで…
「俺、もうこの道通れないな…」
早まった…と今更ながらリトは後悔するのだった
34 :
ヤミ金:2007/07/12(木) 06:05:36 ID:QagaM5fE
というわけで新作を投下終了です
まああんまり長くはならないと思います
同時並行でラコスポの逆襲触手編を書いているので次はこれの続きではなくそっちかもしれません
36 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 07:50:24 ID:zFcASos6
GJ!!
楽しみです
唯×ララはどうだろう
オイラとしては原作では無理な凌辱ネタが欲しいな…
39 :
戒:2007/07/13(金) 22:30:57 ID:GGjdd/kU
ヤミ金さんGJ
と言うわけで続いて俺も投下します。
リト×御門
40 :
戒:2007/07/13(金) 22:39:04 ID:GGjdd/kU
「『ええっと俺は何でここにいるんだ…ってかなんで縛られてるんだ?』」
そんな疑問が頭の中から漏れ出していた
リトは意識を遡らせていく
「朝普段通りにララ登校しただろ………そんでもっていつも通りに授業受けて
昼休みに御門先生に呼ばれて保健室に行ったら、そこで意識が途絶えたんだっけ
やっぱあの先生かよ」
現在状況の把握終了
リトはベットに手足を縛られて固定されている ベットの回りはカーテンが閉まって
保健室内の状況は不明 と言った所だ
「『御門先生が戻ってくる前に何とかしないと…………また、変な薬の実験を』」
リトは宇宙人の医者をやっている御門を恐れていた
何やら不気味な色をした薬品を飲まされそうになったりとあまり関わりたくない存在
…が神はそんな願いを持つリトを裏切った
「あら起きたのね結城くん」
しゃーとカーテンが開く音と共に御門先生が入ってくる
「御門先生、本当に勘弁してください……怪しい薬だけは」
「ダメよ……そんなに弱気になったら…男の子なんだから女の子をひっぱらないと」
「あの〜言っている意味がよく分からないのですが」
この時リトはなにかされると予測……いや確信した
リトは逃げたかった………今すぐに地球に裏側まで……いや遥か彼方の星まで
「『理不尽すぎるーーーー……なぜ俺だけ…理不尽だ理不尽』」
心の叫び声が聞こえた気がするがそこはあえて流そう
「さて、結城くん、始めましょうか」
「始めるって何をですか…ってかその前に手足の固定ベルト外してください」
「それは無理かな、外したら彼方逃げるでしょう」
「『そりゃぁ当然のことです』」
「さて、結城くんのものはどんなかな?」
御門はそう言うとリトの制服の下のズボンのチャックを開けてリトの一物を取り出す
「えっ…ちょっちょっと御門先生?なっなにしてるですか?」
「なにってHなことよ、いまだにプリンセスとやってないんでしょう
彼方のことだから、だから私が教えてあげるの」
「教えていただかなくて結構で―――――――――」
41 :
戒:2007/07/13(金) 22:47:07 ID:GGjdd/kU
言い終える前に御門はリトの一物を舐め始めた
毛の生えた根元部分から上に向かってべろりと大きく一回
リトは初めて自分を襲う感覚に敏感に反応してしまう
「先生………だめっだって………くっ」
御門は手の中で大きくなる リトの一物は平凡で並の並の大きさと言った所だ
完全に反り立ったリトの一物を口の中に含んで舐めまわす
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる
「『きっ気持ちいい…………もうもたないかも』」
リトは歯を食いしばりそれが来ない様に必死に耐えるが手足が使えないため
その抵抗もほとんど功をそうさない
「ほら、我慢しない 我慢は身体に悪いのよ」
そう言い御門は顔を上下に動かし始める リトの一物の根元まで口に含む
何度も何度も上下に動かされ続けてとうとうリトの許容範囲外になる
「せっ先生…………でっでる………んっく」
そう言うとリトは御門の口の中に白濁色の液体を一物から吐き出す
2.3回リトの一物は大きく跳ねると急速に縮んでいく
「たくさん出したわね、それにしても地球人の精液は特殊ね……」
「はぁ……はぁ……御門先生飲んだんですか?」
「ええ、少し苦いわね………あらダメじゃない、これからが本番なのに」
そう言うと再びリトの一物に刺激を与え始めた
「先生……ほら5時間目が始まるから」
リトはこのままではマズイと必死口実を作って逃げようとするものの
「あら……もう昼休みなんて終わって5時間目よ……ふふふ、逃げられないわよ」
「なっ……『そんな、神までも俺を見放すなんて………やっぱり理不尽だーーー』」
リトは心の中で泣いたひたすら泣いた 自分の貞操が奪われるのだから(爆
「このままだと服が汚れるわね」
御門はそう言うと自分の羽織っていた白衣を ぱさっ と脱ぎリトにまたがる
42 :
戒:2007/07/13(金) 22:57:38 ID:GGjdd/kU
「もう止めてくださいって………聞いてね―」
「顔を真っ赤にして可愛いわね………女の子はねまってるのよ
早くやってあげないと……プリンセスを狙う宇宙人に犯られるわよ」
「『えっ…………ララが?』」
リトは戸惑った 衝撃的事実を聞かされたのだ
「プリンセスだけじゃないわ、彼方の同級生の女の子だって危ないのよ
この前みたいに、宇宙人に捕まって無事にいられる保証なんて無いんだから」
「春奈ちゃんがそれに、理沙・美央もなのか?」
「それだけじゃないのよ、彼方に深く関わりのある人全てよ」
「そんな…………それじゃぁどうしようもない」
リトは眼を瞑り叫ぶ様に声を発する
「だからよ………だから私がこっちの方面を鍛えてあげるって言ってるの」
柔らかくなったりとの一物を握りそう言い再び舐め始める
リトは再び刺激を受けて一物が膨張して行く
どんどんと膨れ上がり今さっき同様に大きくなる
「くっ先生……」
「結城くん………彼方ばかり気持ち良くなっちゃダメよ、私のもお願いね」
御門はそう言うと自分のミニスカとパンツを脱いでからリトの手首の拘束具を外す
そして、リトが起きあがる前にリトにまたがりリトの一物を攻め始める
「『どうしろってんだよ、こんな部分を………でも綺麗だな御門先生のここ』」
顔を真赤にしつつも解放された手を伸ばして御門の毛の生えた部分をなぞる
なぞっているとある所で御門がびくりと跳ねる
不思議に思ったりとはそこを集中的に弄り始める
「ふふふ、今触ってる所がクリトリスって所よ………聞いた事ぐらいあるでしょ?
そこはとても敏感なの」
そう言われると触ってみたくなるのが男の子そこを集中的に触り出す
触りつづけていると皮の中から小豆のようなものが飛び出してくる
リトは、何なのかと思いそれを人差し指と親指でこねる
すると、今まで自分の一物を舐めていた御門が口を離して仰け反る
「だっ大丈夫?」
リトはとっさにそれを離して御門に心配そうに尋ねる
「ええ……大丈夫よ、それにしても、彼方は素質があるわね
私のここの部分舐めてくれる?」
御門はリトの方にお尻を向けたまま片手で自分の秘部を広げてリトを促す
「わっわかりました。」
リトはそう言うと御門のお尻を掴んで舐め始める 最初は下から下を出してアイスを舐めるかのように上にべろりと何度も舐めたあと秘部に舌を突っ込んでみる
「『あ…温かい………御門先生の柔らかくて温かい』」
そのまま舌を出し入れする。このあたりの知識はエロ本などに手に入れたことだ
行為を続けていると自分の唾液とは違ったものが流れてくる
それを確認すると手で掬い取って口に運び舐めてみる
「大胆ね、そろそろいいかしら………よいしょっと」
リトの一物を舐めていた御門は体勢を立て直してリトの一物を自分の秘部にあてがう
「ミッ御門先生………ほっ本当にやるんですか」
リトは焦った様に御門に尋ねる
43 :
戒:2007/07/13(金) 23:19:36 ID:GGjdd/kU
「当然」
にやりと笑った御門はそのまま腰を下ろしていく
ずぶずぶとリトの唾液御門の唾液と愛液が卑猥な音を立てる
一物が埋まっていくいにつれてリトの顔も何かに耐えるのに必死である
「『なっなんだよ………この気持ちよさ………んくっ』」
「んっ……はぁはぁ…………入ってきてるわ結城くんのが」
そう言って一気に腰を下ろす それに伴い膣がきゅっと締まる
「くっ………先生締まってる………きついっ」
「あふっ……あら、その気になってきたの……んっ」
急に腰を上下に動かし始める 腰を打ちつけるかのように何度も何度も
手は解放されたとは言えまだ、足が解放されておらず身体をひねることさえ出来ずに
成されるがままの状態で限界を向かえる
「せっ先生………もうだめ、出る」
「中に出してもいいわよ」
そう、言い終えるや否や、リトの一物はびくりと一度震えて御門の中に
白濁色の液体をぶちまける 1度目に衰えないほどの量が御門の中に注がれる
「はぁ………はぁ…大丈夫なんですか?中に出して」
「あまり大丈夫じゃないかもね、あまり地球人と他の星との子っていないから
一度は産んでみたいじゃない」
「うっうっ産んでみたいじゃなーーーーい」
「それじゃぁ今度は彼方が動いてくれるかしら?」
そう言うと、今度はリトの足首の拘束具を解く
リトは上半身を起こすと目の前に御門のお尻が現れる
その秘部からは御門の愛液とリトの精液が漏れ出している
秘部に指を入れて出し入れをする 精液に空気が入って気泡が生じる
クリトリスも弄りながらただただ夢中に御門の秘部を弄ぶ
「これ、どうします」
そう言うと自分の精液をすくって御門の方に持っていく
「もったいないから私が食べるわ」
リトの指ごと口に入れてごくりと飲みこむ
「ちょ、ミッ御門先生…舌が絡まってますって」
顔を赤くさせながらそう言う
「んっ…おいしい、それじゃぁこれからが本番よ」
「えっ?…本番って終わったんじゃ」
そこでリトの言葉が御門の行為によって遮られる
なんと脱ぎ捨てていた服から注射器を取りだしリトの一物に指して
紫色の液体をプシュッと音と共に注入したのだ
44 :
戒:2007/07/13(金) 23:26:43 ID:GGjdd/kU
「えっと…先生?俺の見間違い聞き違い感触違いじゃなければ紫色の液体を
ここに注射しました?」
冷や汗をだらだらとかきながら自分の目の前に座っている御門に聞く
「てへっ、注射しちゃった」
「注射しちゃったじゃなーーーーーーーい…
いやそもそも てへっ ていい年こいて何言ってるんですか
ってか何を注射したんですか?」
あたふたと手を上下にさせる とても戸惑いを隠せない様だ
「大丈夫よ、筋肉増強剤と意思伝達制御剤を混ぜ合わせたものよ」
冷静にリトの方に向かって空になった注射器を振りながらそう言う
「筋肉増強剤?意思伝達制御剤?なんですかそれ、命に影響あるんじゃ」
「大丈夫よ命に別条は無いわよ……ただね」
「ただ、ただなんですか?」
「彼方のこれがとても大きくなるのよ」
御門はそう言いながらリトの一物を握る 握られたことにより刺激を受けてリトは
「『まッまた立つ』」
そう思った瞬間どんどんとリトの一物は膨張していく
しかも、さっきの1.5〜2.0倍の長さだ 太さも大きくなり
今さっきとは比べられないほどの成長ぶりだ
「成功かしら、彼方のこれは今、彼方の意思で制御できるはずよ」
「制御?」
「ええ、大きくなれって思えば大きくなるし、小さくなれって思えば小さくなるわ
私の理論が正しければ射精の時間も制御できるはずよ…
まぁ最初は慣れが必要だと思うけど」
「あまり嬉しくないような気が」
「そう?こっちの方は喜んでいるみたいだけど」
御門は自分の手の中にあるリトの一物をぎゅっと握る
「そっそれは…けッ健全な男の正常な反応で…」
「ふふふ、可愛いわね……まだ時間はたくさんあるわ始めましょうか」
そう言うと、またリトの一物を口に含みさっきより激しく舐め始める
一物の付属品の袋の方にまで舌を使ってうまく舐める
「みッ御門先生…うっうまい」
「我慢しなさいよ、折角慣れないといけないんだから」
いきそうになるのを必死に耐えて歯を食いしばるが御門の攻めは激しくなる
「くっ…もう…出る」
そういった瞬間リトの一物から再び白濁液が御門の顔めがけて飛び散る
「さっきより長持ちしたわね………でも精液の総量が問題ね」
「精液の総量ですか?」
「1日に作られる精液の量は限られてるわ…そこで、これを作ってみたんだけど」
と御門は白衣から取り出した小さなビンをリトに見せる
ビンの中身は半透明で精液より薄い色をしていた
「またそれを注射するんですか?」
おどおどとベットの上で後退りをするリト
「いえ、今回は彼方の主張を優先させてもらうわ
これの副作用がよく分からないのよね」
「分からないよねって医者としてその発言はどうかと思いますけど
『ってか副作用も分からないようなものをすすめるか』」
「どうする?多分大丈夫だと思うけど……嫌ならいいけど」
御門は上目遣いでしかも目尻に涙を浮かべてリトの顔を見つめてくる
いわゆる大人の魅力+子供の幼さの攻撃を受けてリトは思わずドキッとしてしまう
「うっ『いい年した人なのに…なんだこの感覚、
こんな目で見られたら断わるわけが無いってのに』」
「やっぱりダメかしら…」
御門は顔を伏せてベットのシーツをぐしゃりと握る
45 :
戒:2007/07/13(金) 23:32:20 ID:GGjdd/kU
「のッ飲みますからそんな顔しないでください」
リトは手を顔の前でぶんぶんと振って肯定したその時
「分かったわそれじゃァいくわよ」
そう言う御門の顔には涙一つ足りとも無かったのは言わずとも知れた事だろう
「やっぱ嘘泣きか、騙された俺が惨め…」
リトは体育座りをして泣くが御門はそんなことを構わずに
半透明の液体を注射器に装填するそしてリトの一物の付属品にプしゅっと
音と共に液体が注入される
「さて副作用が気になるけど―――」
そこで、御門の言葉が途切れる
「みッ御門先生……ねっ眠たい」
「副作用は睡眠かしら?」
「まぁいいわ…おやすみなさい」
リトの意識はそこで途絶える
「ん?………そうか、また寝てたんだ」
リトは目を覚まして辺りを見回す 下半身が,異様に冷たい気がする
そんなことを思って自分にかかっていたシーツを外すとかなりの量の液体が布団に
染み込んで濡らしていた 通常じゃありえない量だ
「ふふふ、眼が覚めたみたいね」
「せっ先生なんですかこれ?」
自分の一物から出たと思われるものを指してリトは御門に聞く
「一時的な精液増殖の暴走だから安心していいわよ…今は安定しているわ」
「それは良かった…ってか今何時ですか?」
「あれからずっと寝てたわよ、ちょうど夜8時ね」
御門は自分のはめている腕時計を見ながらそう言う
「やばっ 早く帰らないと」
「大丈夫よ プリンセスには今日は学校で休養だから家の人に伝えてって
お願いしたから……さて今日は一晩私の家で色々な事教えてあげる」
「えっ俺は家に返してもらえないんですか」
帰してではなくて返してなのである 当然リトには選択権は無い
このまま、リトは御門先生の家に連れて行かれて次の日の朝まで
女の落し方から どこが感じるか気持ちいいのか それに自分の一物の制御などを
永遠にさせられるはめになったとか
リトはこうして正確が少し(めちゃくちゃ)Hになっていた
第1部FIN
46 :
戒:2007/07/13(金) 23:34:08 ID:GGjdd/kU
第1部と言うなのプロローグ投下完了
連載ものでリトがこれからヤミやらララ・春奈・沙紀・唯揚句の果てには妹美柑にまで
手を出していくと言う話しをかくつもりです。
ところで御門の体を見てくれ
こいつをどう思う
すごく…エロいです…
あれ?
乳首ネタは?
>>46 乙。
とりあえず、句読点が無くて、誤字脱字も多かったので読みづらかった。
次回に期待。
ところで唯の顔をみてくれ
こいつをどう思う
すごく…
コテ可愛いです…
53 :
ヤミ金:2007/07/15(日) 21:07:42 ID:ZCLF6Opx
金色のミミの続編、ではなく
ラコスポの逆襲触手編を投下しようと思います
なお、この作品は前スレに俺が投下していた連載ラコスポの逆襲を読んでからお読みください
「ん…」
ヤミは倦怠感の中、目を覚ました
うっすらとぼやける視界の中、ゆっくりと意識を取り戻していく
「…っ!!」
ガバリ、とヤミは背を起こして覚醒した
きょろきょろと周囲を見回す
部屋はどうやら変わっていない様子だった
だが、先ほどまで自分を戒めていたベッドは撤去され、自分の身体は床に放置されている
周囲には透明な壁が円筒状に天井へと伸びている
壁の囲んでいる範囲は自分を中心にして直径一メートルほどだろうか
「…きゃっ!」
そしてヤミは思い出した
自分が今どういう格好だったのかを
手足の枷こそ外されてはいたが、服は溶かされ、一糸纏わぬ姿のままだった
慌ててヤミは両手を交差させて胸を隠し、しゃがんで足を硬く閉じ下半身を守る
「わ、私は…」
ふるふると身体を震わせながら顔を真っ赤に染めて自分の身に起きたことを思い出す
ラコスポに無様にも捕まったこと
身動き取れない状態で服を溶かされ
全身を余すところなく鑑賞され、匂いを嗅がれ
そして身体を触られて…
ヤミはそこまで思い出し、はっと自分の股間へと手を伸ばす
(濡れていない…)
ほっと息をつく
自分の醜態の象徴ともいうべき恥ずかしい液体が残っていなかったことは僥倖だった
だが、記憶はしっかりと残っている
しかも、身体が綺麗な状態ということは自分の身体が拭かれたことを意味する
意識がなかったとはいえ、股間を掃除された
その事実はヤミを屈辱と恥辱のどん底につきおとすのだった
「…こうしては、いられませんね」
ヤミはゆっくりと立ち上がり状況を調べるべく透明な壁に近づいた
ショックは受けていたが、いつまでも落ち込んではいられない
ラコスポの予想通り、ヤミの心はまだ折れてはいなかった
しかし、監視カメラがあるかもしれないことを考えると胸と股間から手は離せない
トランス能力を使用するべく集中し――
「…やはり」
数秒後、僅かな期待を裏切られたことにヤミは憂鬱の溜息をついた
拘束からとかれても依然トランス能力は封印されたままだった
おそらくは唯一身につけさせられている右手の腕輪が能力封じをおこなっているのだろう
勿論、腕輪はヤミの力では取れるようにはできていない
「なんとかしてこの腕輪を外さないと…」
腕輪さえ外せばトランス能力が復活するはず
トランスさえ使えれば脱出は容易
そう考えたヤミはどうにか腕輪を外すべく腕輪に手をかけ
同時に、部屋のドアが開いた
ヤミは短い悲鳴を上げると反射的に身を縮め、身体を隠す
ドアの向こうから現れた小さい影は、ヤミの脳内処刑ランキング一位の人物だった
「ラコスポ…!」
「おや、目が覚めたんだもん?」
「私を、どうするつもりですか」
「もっちろん、お前をボクたん好みのメス奴隷に調教するんだもん!」
「戯言を…! どれだけ、私を辱めても…私は屈しません!」
「ぷぷっ! さっきまであんあんいいながらえっちなおつゆを垂れ流してたくせに、口だけは一丁前だもん?」
「そっ、それは…!」
ラコスポの指摘にヤミはかぁっと頬を染めて俯く
どう言い訳しようが、少女の身体が感じ、絶頂に達してしまったのは事実なのだ
心はまだ折れてはいない
だが、ヤミの心にはしっかりとラコスポと自分の身体への恐怖というヒビが刻み込まれていた
「まあ、いいもん。こっちの準備もできたことだし、第二ラウンドを開始するもん」
「…第二、ラウンド?」
ラコスポの言葉に身構えるヤミ
だが、ラコスポはそんなヤミの威嚇を意に介さずパチンと指を鳴らした
ガコン、とヤミの頭上の天井が開く
うにゅるうにゅる…
生理的嫌悪を呼び起こす音を立てながら『ソレ』は天井から姿を現す
『ソレ』はタコの足に似ている触手だった
タコと違うのはその本数と見た目
天井から降りてくる数はゆうに二十をこえている
見た目に関しては、吸盤はなく体表からはぬるぬるとした液体が分泌されている
ぴくっぴくっと脈動するその姿はお世辞にも可愛らしさは感じられない
本体は天井裏の闇にまぎれて見えないが、逆にそれが恐怖を感じさせる
「……ぃっ!」
ヤミは喉までせりあがった悲鳴をどうにか押し殺した
触手を好きな女の子など普通はいない
そして幸か不幸かヤミの感性は普通の女の子に分類されていた
小柄な身体は本能的な恐怖から無意識に一歩後ずさる
ぬるり…
「…はぅっ!?」
短い悲鳴が喉を突破した
背後からの不意打ちの感触が少女の全身に悪寒となって駆け巡る
頬に感じたその感触は間違いなく天井から降りてきた触手の一本によるものだった
ヤミはぞわぞわとわきあがる悪寒を強引に押さえ込みながら触手から距離をとるべく動こうとし
「な…」
そして身をすくめた
既に包囲網は完成していたのだ
元々ヤミが閉じ込められている透明な監獄は大したスペースがない
それはつまり、数十の触手でスペースを容易に埋め尽くせるということなのだ
「こ…この…っ!」
無駄とは知りつつもトランスを発動させようとあがく
しかし、少女の髪や手はうんともすんともいわない
焦りと嫌悪に蒼白になるヤミ
しゅるる…
トランスへの集中という僅かな隙を見逃さなかった触手たちが獲物を捕縛するべく動く
小さくふくらんだ胸を隠す右手
無毛ゆえに見られることに人一倍の羞恥を感じる股間を覆う左手
その細い両手にうねうねと不気味に脈動する触手たちがまとわりついていく
「は、離してくだ…!」
強気な声は最後まで続かない
両腕が持ち上げられようとする動きにヤミは顔を真っ赤にして顰め、一筋の汗を流す
だが、少女の細腕が複数の触手の力に敵うはずがない
あっという間に両手は手首の部分を束ねられ、ヤミは原寸大の標本として監獄という試験管の中に吊り下げられてしまう
「う…く…あ…っ」
足はかろうじてつま先が地に付く程度のつり下げなので身体への負担は少ない
だが、両手にくまなく絡みつく触手の感触
今にも両手以外の部分にも触れんとする残りの触手
そして何よりも、そんな自分の無様な姿を愉悦の表情で見物するラコスポの顔がヤミには不快でならなかった
「ぷぷぷ…エロい格好だもん?」
「……」
返事をすれば相手を調子に乗せるだけ
ヤミはキッとラコスポを睨みつけ、気丈さを見せ付ける
が、ラコスポの視線が自分の裸に釘付けになっていると意識してしまっている以上
女の子の羞恥心を持ち合わせているヤミは気がそぞろになってしまう
そしてラコスポはそんなヤミの心情を的確に把握していた
それゆえに彼はヤミの視線になんの怯えも見せない
もはや殺し屋金色の闇は彼にとっては可愛い獲物に過ぎないのだ
「くっ…」
ラコスポの視姦から逃れるべくヤミは腰がひねった
同時に、足がくねくねと股間を隠すべく交互に持ち上げられる
しかし、それは気休め程度の抵抗に過ぎない
確かに動いている間はそれなりに大事な部分を隠すことはできる
だが、あくまでそれは悪あがきの範囲
全てを隠すことは当然無理だし、股間以外の部分
つまり胸や脇、太ももといった部分は惜しげもなく全開で晒されているのだ
また、ヤミは気がついていないが、彼女の動きは傍目には非常に嫌らしい
身をよじるたびにかすかに揺れる胸
運動によって上気した肌
動きゆえにストリップのようにチラチラと見える股間
嫌悪と羞恥に焼かれた表情
その全てが一体となって男の性欲を掻き立てる
58 :
ヤミ金:2007/07/15(日) 21:18:05 ID:ZCLF6Opx
投下終了
相変わらずエロよりも前段階を長々と書く俺
しかし最近このスレ過疎ってないだろうか…
程々のエロこそベストのエロ
まだ中途半端に半分くらいしか出来てないヤツあるんやけど…投下していいんかな?
まず関西弁をやめろ
そしてなんで半分くらいしか出来てないのに投下しようと思ったんだ?
書き終える自信はあるのか?
そういうのは人に聞くよりも自己判断で投下したほうがいいんだ。
なぜ関西弁がいかんのだ?
俺ははげしくモエるんだが
基本的に名無しさんは他の名無しさんが意味のない個性を出すのを嫌うからな。
あと関西人でもないのに関西弁使いたがる奴は基本的にうざい
>>63 同意!とくに二行目
>>60 途中でもちゃんと書き上げてくれるなら全然投下いいと思うよ
前編・後編みたいな感じで。ここはいつでも職人さんを募集しております
2chは基本的に匿名の世界だから方言はやめようか…
「どうしても関西弁を遣いたいんや!」っていう場合はコテハン&トリップ使えばおk。
俺は別に気にしないがね。
職人はいつでも歓迎。
方言の事は以後気をつけます
ここに投稿してる皆さんよりかなり未熟ですし…
まだ完成してないんですがちゃんと完成させるので
とりあえず投下します
里沙・未央&リトで
リト「…いてて…どこだ?ここ」
そこはどうやら女子更衣室のようだ
リト「!??」
自分の体が縄で頑丈に縛られている事に気付くリト
リト「だ、誰がこんな事!」
頑張って動かそうにも
動けない体…
ガチャ
リト「え!?」
里沙・未央「やっほー!お!起きたか」
リト「…ん?さっき俺をいきなり殴ったのって…お前ら?」
里沙「そーよ♪」
リト「まさか…放課後ココで待ってますっていう手紙も?」
未央「そー♪あたしが書きましたぁ♪」
リト「なにぃー!!」
里沙「プッ…大体告白するのにこんな所に呼び出す子なんている訳ないでしょー?」
リト「…た、確かに」
続き
動けないリトを見つめ
ニヤリと笑う里沙・未央
リト「つーか…解けよ!コレ」
里沙「フフ…そうはいかないねぇ」
未央「そうそう!楽しまなきゃ♪」
リト「え?」
里沙はおもむろに
リトに近づき…
下半身に手をやる
リト「な…何して!」
そのままチャックを開く
ジーッ
リト「オイ!」
未央はニヤニヤしながら
それを眺めている
里沙「アハハ…ちょっと失礼しまーす!」
言うと同時にトランクスの中に手を突っ込んだ!
ズボッ!
リト「ちょっ!!」
未央「里沙は大胆だねぇ」
リトのソレを掴む里沙
里沙「フフフ…ご対面〜♪」
リト「や、止め…!」
ポロッと飛び出す
リトの逸物…
リト「わわわっ!!」
未央「オオッ!…でもなんか思ったより…」
里沙「うん…可愛いよね」
リト「いっ!?」
二人に見られているせいか徐々に大きく固くなっていくリトの逸物
里沙・未央「オォー!!」
リト「み見るな!!やめてくれー!!」
赤面するリト
ツンツン!
軽く先端に触れる里沙
リト「ッ!!」
思わずビクッとするリト
続き
その反応を見て
またニヤリと笑う二人
未央「何か面白ーい」
里沙「ホレホレ♪」
里沙はリトの逸物を軽く撫でる
リト「うあっ…」
里沙は敏感に感じるリトを見ながら
里沙「結城って…何か可愛いね」
里沙はリトを妖しげな瞳で見つめる…
リトは心臓がドキドキしている…
ギュッ!
リト「うわっ!!」
里沙に握られたリトの逸物
里沙「…フフ…気持ちいいんでしょ?」
リト「は、はぁ!?」
すると里沙はリトの逸物をシゴキ出した!
シュッシュッシュッシュッ
リト「な…何して…んだ…うっ」
里沙「アレェ?気持ち良く無いって言うのぉ?」
シュッシュッシュッシュッ
リト「うっ…止めてく…」
里沙「コレならどう?」
里沙の顔がゆっくりリトの逸物に近づいていく…
未央「里沙…!?」
リトが止めろ!と言うより早く里沙の舌が逸物に触れた…
ピトッ…レロレロレロ♪
リト「あっ!!…ッ!!」
里沙「未央もやってみなよ!意外と悪くないよー♪」
未央「そ…そうかな?…んじゃ…」
今度は未央の舌が触れる
ピト!…レロレロ!
リト「うっ!ん…」
里沙「アハハ♪ピクピク動いて面白〜い♪二人で舐めよ〜♪」
未央「そだね♪」
続き
レロレロレロレロレロレロ♪
リト「うああっ!ダメだ!止め…ろ…うっ!」
リト(ヤバい…気持ち良い…)
なかなかイカないリトに
里沙「あ〜じれったいわね…コレならどう!」
里沙は口を開けて…
未央「え?え?え?」
リト「うああ!?」
里沙「…はむ…んー?」
リトの逸物をくわえ
リトを見上げる里沙
予想通り…リトは
リト「ッハァ!アッ!」
そのまま上下する里沙
里沙「んー♪んー♪」
ジュポジュポジュポジュポ
リト「あぁ…ヤバい…」
イヤらしい音が
辺りに響く
未央もかなりドキドキしている
ジュポジュポジュルル
里沙の舌使い…
リトは我慢の限界に…
リト「ハァハァ……アッ!!」
ビュッビュッビュッ!
里沙「んッ!?…ケホケホッ!」
未央「里沙!?」
里沙は口からリトの精液を吐き出した
里沙「ちょっと!イクならイクって言いなさいよ!」リト「ご…ごめ…」
里沙「もう…アンタばっか楽しんでちゃダメでしょ?」
そう言ったかと思うと
いきなりリトの顔の上に跨る里沙
リト「っうぐ!な…何を?」
里沙「あたしらも楽しませなさいよね〜♪」
続き
里沙「ま・ず・は〜あたしからね♪」
言い終えるとすぐに
パンティを膝下まで下ろした!
リト「ちょちょちょ…!?」
リトの真上には
里沙の…
思わず目を瞑るリト!
里沙「さぁ〜舐めなさいよ♪は・や・く」
リト「な…舐め!??む…無理だー!!そんな事」
グニュッ
!?
いきなり何かが視界を塞いだ
だが何かを理解するのには時間はかからなかった
里沙「ほ〜ら♪舐めなさいよ♪」
リトは興奮と緊張で逸物をまたビンビンに立たせる
里沙「ちょっと!興奮してないで舐めなさいよ!」
里沙「…じゃあ結城のは未央が舐めてあげなよ!」
未央「あ…アタシが?」
里沙「うん♪未央はアタシの後で舐めて貰えばいいじゃん♪」
未央「うーん♪仕方ないなぁ♪結城〜サービスしてあげるよ♪」
里沙「てコラ!結城!早く!舐め!ッア!」
ピチャピチャピチャピチャ
リトは必死に舐めた
里沙「ンッ!…そ…そこ…アッ!」
リト「ッ!」
里沙があえぎ出したと同時くらいにリトの逸物を
温もりが包み込んだ
未央「はむ…ん…?」
続き
未央はどうすればいいか
里沙ほど知らなかった為
とりあえず里沙の真似で
未央(こうだっけ?…)
くわえながら舌で必死に舐め回す
リト「んッ!んー」
リトも負けじと舌を動かすピチャ…ピチャピチャ
ピチャピチャ
里沙「ちょ…ッア!ンンッ…ソコ…ヤバ…ンッ」
里沙の色っぽいあえぎ声はリトの興奮を煽る!
しかも舐める度に
里沙の秘部からは
蜜のような液体が垂れてくる
何とも卑猥な光景…
里沙のあえぐ表情も
リトには凄く新鮮だった
リト(俺…こんな事しちゃってる…)
リト「痛ッ!」
里沙「何!?」
未央は慌てて逸物を離す
未央「ご…ごめん…歯当たっちゃった?」
リト「う…うん」
未央「ごめんねぇ…許して」
そう言いながら
リトの逸物をペロペロと舐めてみせた
上目使いのせいか
言葉使いのせいか
分からないが…
リト(沢田…何か可愛い…)リトが少しポッとしてると里沙「は・や・くぅ〜♪」と里沙がはやしたてる
リト(何か…籾岡も可愛くみえる…ヤベェ)
ピチャピチャピチャ…
続き
リト(ココ吸ってみたら…どうなるんだろ?)
里沙「ッ…ゆ…結城?」
チュ〜〜ッ!
里沙「ッアア!アッ!ゆ…結城…ソレは止め…て」
じゅるじゅるじゅるる〜
里沙「イッ!アッ!!アアッ!ダ…ダメ…ッア!」
里沙も未体験の快感に前のめりに倒れそうになる
里沙のソコからは吸っても吸っても蜜が溢れてくる
里沙「結城ぃ!ダメったら!」
ちゅるちゅるじゅるるるる〜ッ
里沙「アアアアアッ!アアッー!」
リト「!?」
未央の前で里沙は崩れ落ちた
未央「ップハ!里沙!?」
里沙はポーッとした状態で時折身体を痙攣させている
未央「里沙?大丈夫?」
リトの口回りは
里沙の愛液が…
リト「籾岡?」
里沙「…あ…あぁ…だ…大丈夫…今は何か…力が入らなくて…」
未央「里沙…もしかしてイッちゃったとか?」
ニヤリ顔で聞く沢田に
里沙「……うん…。」
ポーッとしたまま答えが返ってきた
未央「ありゃ…相当良かったみたいだね〜」
未央「…結城ぃ…アタシのも〜♪」
リト「いいよ…」
未央「おっ!やけに素直じゃん♪」
やたら長くなってしまったんですが…
まだここまでです
早急に仕上げますんで
中途半端ですいません
東京弁もやめようぜ
じゃあいったいどうしろとww
リト×春奈かいてください
78 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:22:25 ID:ckdgOWxv
保SHU
2週間も経ってんのに本誌で幽霊さん主体の話でねぇなぁ・・・
一発キャラでないことを祈る。
さぁ、過疎ってまいりました!
82 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 07:09:06 ID:49GKs6ek
過疎ってる♪ヘイ!!過疎ってる♪ヘイ!!
このスレも終わりかな…
職人さんの降臨を待ちなさい。
このタイミングでヤミ金氏の作品投下があったらマジで神だな。
…現実とは、厳しいものです。
87 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 22:27:22 ID:AEE77iiT
戒氏はもう来ないかな?
88 :
戒:2007/07/20(金) 22:53:31 ID:l4G8HFsL
すいません。
ただいまPCの不具合がありましてもうすこしかかりそうです。
他の職人さんがいたらお構いなく投下してください。
89 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 09:53:15 ID:bnHQSILW
それならば、保守するか。
90 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 14:39:57 ID:bhjWFEsc
ヤミ金氏と戒氏に頑張ってもらわないとこのスレも終わっちゃいますね
91 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 14:44:50 ID:88FdOJ9F
とらぶる意外に人気ないんだな
終わりでおk
ほしゅ
93 :
名無し:2007/07/24(火) 00:00:06 ID:TxofEjuo
今週のヤミ可愛かった^^
>>90 確かにw。けど俺は他の職人さんの作品も見たいなあ
唯×リトの人の続きとかpart1の時の沙姫×リトの人のとか
もう書いてくれないのかな。って全部俺が読みたいだけなんですけどね……
大丈夫だ、俺も読みたい。
と言うか、俺はどんな作品でも読みたい。
…俺雑食過ぎワロタw
96 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 13:01:00 ID:TABPYLy1
おおいに同感
誰でもいいから作品投稿求む!
ここの住人はどんな作品でもと言いながら気に入らないと掌を返したように無反応貫くか貶すから困る。
気に入るとかそういうことじゃなくてどう見ても文法がおかしいとか
読みづらいとかいった作品にまでGJとか乙って言うほうが間違ってると思う
まあ言い方はあると思うが、言っている内容はその職人さんを思ってのことだし(そうだと信じたいw)
とにかく作品が投下されるまで俺達はひたすら待つしかないんだ\(^o^)/
99 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:22:46 ID:ojKARiqd
約100レスで48KBか・・・
ここも1000までいくかどうか心配だな
スレが1000行くかどうかより投下が無いほうが心配だ。
101 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 13:49:08 ID:PQ2WzY6p
age
102 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:43:26 ID:a13WbCb+
キャラ萌えとかはおいといて
ララや沙姫があのエロい体をチンポ汁まみれにして乱れまくる
ありがちな官能小説みたいなのが読みたい
作品の投下がないから無理
祭帰りにリサミオに食われる唯キボン
無理
元々エロいのにエロパロとはこれいかに
そのエロだけでは満足できず、さらにパロの部分で萌えやマニアックなシチュまでも求める
そう言った貪欲な連中が集まるスレがこのとらぶるのエロパロなんだよ
「そんなの嫌っ!」
唯は突き放つ様にそう言うとリトを睨みつける
「なんで……」
「なんでじゃないわよっ!あなた最近そればかりじゃない!!」
腰に手を当てて怒る仕草、それは唯の本気を表すものでありリトの体はそれに小さくなる
「だってオレは…」
「だってじゃないの!私がそういうこと嫌いだって知ってるんでしょう?なのにどうしてあなたは……」
と、そこで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る
「もうこんな時間だわ……と、とにかく私は嫌だから、結城くんももっとちゃんと考えて!わかった?」
唯のお説教が苦手なリトはチャイムに救われたコトに安堵の表情を浮かべると即答する
「わかったよ」
「……ならいいんだけど、それじゃあ教室に戻るわよ」
前を歩く唯の背中を見つめながらリトは一人納得のいかない顔をしている
(なんでなんだ?……唯だって本気で嫌ってるはずねーと思うんだけどなあ)
窓に映るリトの横顔はさっきまでのホッとした表情は消え、悩める一人の男の顔になっていた
そして前を歩く唯の表情は―――――
五時間目の数学の授業、唯はいつもの様に背筋を伸ばし真面目な面持ちでノートを取っていたが、頭の隅で少し別のコトを考えていた
(はぁ〜ちょっと言い過ぎたかな……)
ちらりと横目でリトを盗み見るといつものめんどくさそうな顔が見える
(……ダメよダメダメ!こんなことで甘くなってちゃ)
唯は頭を振って自分の甘さを頭から追い出す。だけどどうしてもさっきのコトが気になってしまう
昼休み、二人はいつものように仲良く昼食を食べていた。とは言っても食事中はほとんど無言な唯なだけにすごく静かなランチタイムになっているのだが
その静かな時間の中、リトはいつもの様にあるお願いをしてみる
『なあ唯』
『……なに』
『その…今日とかさ学校終わってからでいんだけどその……』
『なんなの?はっきりしゃべって』
リトは喉に唾を飲み込むと汗ばむ手を握り締める
『その…唯とえ、エッチしたいなあって……ダメ?』
唯は冷たいお茶を喉に流しこむと静かにコップを地面に下ろす
『嫌よ』
簡潔でいて冷たい一言にリトは打ちのめされそうになる
『な、なんで?』
唯は短い溜め息を吐くとすっとツリあがった黒い瞳をリトに向ける
最初の方こそリトがそんなコト言うたびに色んなリアクションを取っていた唯だったのだが、いいかげん慣れてきたのかその対応は落ち着き払ったモノになっていた
『あなたこれで何十回目なの?いい加減にして!私がそんなハレンチなコト嫌いだって知ってるでしょ?』
『だってオレ達付き合って……』
『それとこれとは話が別!高校生なら高校生らしい付き合い方があるはずでしょう?結城くんも二年生になったんだからその辺のコトは理解しなくちゃ……』
お弁当を食べ終わり教室に戻る最中も唯のお説教は続く。リトも負けじと反撃するが勝てるはずもなく……
唯はそんな昼休みのやり取りを思い返すとまた小さな溜め息を吐く
なんだかんだと言ってもやっぱり気になってしまう
唯だって一人の女の子だ。好きな人とリトと色んなコトをしてみたいと思っている
思ってはいるのだが中々自分の性格がそれらを許さない
(あれからもう一ヶ月か……)
体育倉庫で初めてリトとした日から今日で一ヶ月ちょっと
その間もキスをしたり手を繋いだり一緒に帰ったりと色んなコトをしてきた二人だったが、体の関係に関してはなんの進展もなかった
それでも唯の中のリトの存在は日に日に大きくなっていく
結城くんが好き、大好き
いつも一緒にいたいし、今は一分一秒だって離れたくはない
結城くんを思うと体が熱くなるし、結城くんを見ているとずっと触れていたいと願ってしまう
一人で部屋にいる時なんてイロイロと考えちゃったりもするし……
『唯、その……今日エッチしないか?』
リトの言葉を思い返すだけで胸がトクンと高鳴る
体が自然とリトを想い熱くなる
――――だけど、だけど……
唯はそんな自分を頭から振り払うと再びリトの横顔を見つめる
(もうちょっと…雰囲気とか考えて言ってくれれば……私だって…)
唯はそんな自分の思いをのせ静かに溜め息を吐いた
学校が終わり一通りの風紀活動が終わると二人はいつもの様に一緒に帰っていた
「唯…今日はごめんな……」
まだ昼休みのコトを気にしているのかリトは小さくなったままだ
そんなリトを横目でちらりと見ると、唯はわざとまだ怒っているかの様な声を出す
「本当に反省してるの結城くん?私の言ったことちゃんとわかったの?」
「あ、当たり前だろそんなこと!もう言わねえから安心しろよ」
「え!?そ……そう」
(もう言わないからって……それってもう私とは……)
顔を曇らせ黙ってしまう唯にリトは心配そうに声をかける
「おい大丈夫かおまえ?なんか黙ってるけどオレなんか変なコト言ったか?」
「…い、言ってないわよそんなこと、気のせいだから心配しないで!わかってくれたらそれでいいんだから」
「ふ〜ん……ならいいんだけど」
そう言いながらもまだ少し元気のない唯が心配になったリトは明るい声で話しかける
「それよりおまえ今日ウチに来ない?美柑がさケーキ作るって朝からはりきっててさ……そのよかったら唯もどうかなって」
唯は一瞬考え込むとリトに向き直る
「……ええ、それじゃあ甘えさせてもらうわ」
家に帰ってきた二人をララが出迎える
「おかえり〜って唯も来たんだ!」
明るく喜ぶララへ唯は少し顔を引きつらせながらも応える
「ええ……おじゃまします」
「うん!じゃあ早くあがってケーキ食べようよ!!今出来たばかりなんだよ」
そう言いながらリトの腕を組んで引っぱっていくララの姿に、唯の拳はぷるぷると震えていた
台所からトレイにケーキをのせた美柑が姿を見せると三人はそのケーキに釘付けになる
グラハムクラッカーの台に濃厚でいてまろやかなチーズケーキがのり、その上にすっきりライムのムースそして最後にライムナパージュがのる
三段重ねのライムムースチーズケーキ
「今日は今までの中でも最高のデキなんだから!ちゃんと感謝しながら食べてよね」
美柑の言葉を合図にリト達はそれぞれケーキを切り分けて皿に盛っていく
「おいしー」
大喜びでケーキを食べるララの前で、唯は一人浮かない顔をしている
「ん?…どうしたんだよ唯?ケーキうまくないか?」
「そ、そんなことないわよ……ケーキはすごくおいしいんだけど…なんだかすごいなって……」
「ああ、美柑のヤツ今日すげえはりきったみたいだな。あいつの言うとおり今までで最高の…」
「違うの…そうじゃなくて!妹さんあんなに小さいのにすごいなあって思って」
前に一度強盗に襲われそうになった時、美柑の手料理のおいしさとやさしい気遣いに唯は心を打たれた。
それは自分に無いモノを持っている者への尊敬と劣等感
フォークでライムムースを切り崩している唯を見ながらリトは小さな声で呟く
「ふ〜ん……おまえがあいつの何に関心してんのか知らねえけど、あいつ結構できないコトとか結構多いんだぞ。
力仕事はできないし背が小さいから電球一つ取り替えるのもオレがやってるしさ、まだ他にも色々あるけどな。
で、オレが雑用とかその辺のことをするかわりに、あいつには料理とか洗濯とかやってもらってるんだ。
つまりオレと美柑兄妹二人いないとこのウチはやっていけないってことだ」
唯は意味がわからず首を傾げる
「唯には唯のすげえトコ、おまえにしか出来ないコトたくさんあるじゃねえか。だからおまえはおまえの出来るコト一生懸命やればいいんじゃねえの?
そのかわり足りたいところはオレが支えてやるよ……つまりそういうことだろ?」
「結城くん……」
それは一番簡単でいてきっと一番難しいことだ
(だけど、だけど結城くんと私ならきっと……)
ケーキをうまく切り分けられず皿からこぼしそうになっているリトをぼーっと見つめながら唯はそう思った
「まったく……いつもそんな風に真面目に言ってくれれば私だって『いいわよ』って言えるのに」
ぼそりと呟いた唯の言葉がリトの耳に入る
「へ?なんか言ったか?」
「な、なんでもないわよっ∕∕∕∕!」
唯は聞かれたことへの照れ隠しなのか、自分の気持ちへの誤魔化しなのか皿に盛られたケーキを口に運んだ
その後散々ケーキを食べた唯は今リトの部屋に来ている
「うぅっ……ちょっと食べ過ぎたかも……」
美柑とララは台所で後片付けの真っ最中
唯は申し訳ないと思いつつも床にぺたんと座ってお腹を擦っていた
「おまえホントに大丈夫かよ?」
一応念のためにと持ってきた薬を差し出しながらリトが心配そうに声をかける
「別に誰も取りゃしねえんだからさ、あんなにガっつかなくてもいいだろ」
「誰もガっついたりなんてしてないわよっ∕∕∕∕!!」
顔を真っ赤にしながら全力で否定する唯を尻目にリトはベッドを整えていく
「まあとにかくさ、おまえちょっと横にでもなって休んでろ。オレのベッド使っていいからさ」
「え、ええ……」
唯はふらふらになりながらも立ち上がると、危ない足取りでベッドに向かおうとする
そんな唯を見かねてリトは手を差し出す。唯がすがる様にその手に掴まるとリトは腰に手を回してひょいっと体を抱きかかえた
「ちょ、ちょっとこれどういう……∕∕∕∕!!」
「なにってお姫様抱っこ」
「な、な、な、な、なに考えて……∕∕∕∕」
慌てる唯を尻目にリトは胸の中の唯を見つめる
(こいつ軽いなー)
初めて抱き上げたとはいえまさかこんなに軽いモノだとは思わなかったリトは、改めて女の子特有の体の不思議を体感する
「ま、まあたまにはいいだろ?こんな感じなのもさ」
「と、時々ならね……∕∕∕∕」
リトの胸の中で小さくなっている唯はか細い声を出すのがやっとだ
だけどその手はキュッとリトの服を握り締めていた
リトは一通りの薬の説明や飲み物のことなどを教えると、美柑達を手伝いに一人部屋を出て行った
リトが出て行ったドアを見つめながら唯は一人悪態をつく
「まったく!!あんなコトよくも……だいたいするならするでちゃんと言うべきだわ、びっくりするじゃない!」
けれど言葉とは裏腹にさっきのリトの行動にまだ胸がドキドキしている
実はさっきのリトの説明なんて唯の頭の中には入っていなかった
リトのぬくもりや手に触れただけで心がどうにかなってしまいそうになる
体のだるさもお腹の痛みもどこかに消えていった様な感覚
「結城…くん……」
――――ドクン
リトの布団に包まれていることが唯にいつもよりも大きな刺激を与える
自然と手が制服のブラウスに這わされていく
「…ン…ぁ…」
短い吐息に我に返るも熱くなり始めている自分を制御できない
「あ…ン、ダメ…ココ結城くんの…ベッドなのに…」
火照る体を丸めるように布団の中で小さくさせる
「ダメ、ダメこんなこと…ダメ…」
うわ言のように言葉を紡ぐも体は心はソレを求めて止まらない
その身を布団に擦り付けるように這わせるとギュッと抱きしめる
「結城くんの匂いがする、結城くんの……」
自慰などしたことのない唯は、ソレがなんなのかわからずただ体を布団に擦り付けていく
「…ッあ、んん…やだコレ変になる…あッ」
脚の間に挟んだ布団を上下に動かすだけでまるでリトに愛撫されてるかの様な気持ちになる
ずっとリトが抱きしめてくれている様なやさしさに包まれる
「ゃ、んッ…ンンぁ」
短い吐息をこぼし、ショーツの上から布団をさらに押し付ける
――――結城くん、結城くん、結城くん……
頭の中がリト一色になっていく感覚。体育倉庫でリトと激しく求め合った時の感覚が唯を包んでいく
「はァ…ン、んッ」
――――結城くんといたい、そばにいて欲しい、触れていたい結城くんともっと……
唯の体はビクンと震える。いつの間にか自分の手が下腹部へと伸びていた
「っは、やっ…だこんなハレンチな…こと私、んッン」
ショーツ越しに指が大事なところを刺激する度にクチュクチュと水音がなる
汗と蜜でシーツが汚れるのもかまわず唯は指を動かしていく
もう自分では止めることができない
「…ゃ…あぁ、ンン」
――――今の私を見たら結城くんなんて思うだろう……
スカートは捲れ、はだけたブラウスからは胸の谷間が出ていて、顔は快楽と興奮を求めるそれになっている
自分を冷静に分析しながらも唯は指の動きを止めることはなかった
――――だって、だって結城くんが好き、大好き、私だけの結城くん誰にも渡したくない
――――ララさんにも妹さんにも誰にも……
唯のソレは絶頂へ近づいているのか体を仰け反らせ秘所を指に押しつけようとする
ショーツを介して愛液が溢れだし指をいやらしく濡らしていく
「結城くん……私もう…ッ!!」
指の動きがより激しくなったその時
ガチャリとドアが開く音に唯はビクンと体震わす
「悪い唯、オレ薬間違えてたみたいだった。で、新しい薬持ってきたんだけど……」
ドアを開けて部屋へと入ってきたリトの体が固まる
ベッドの上の唯の姿に一瞬釘付けになった後、額から冷や汗が流れ落ちるのを感じる
唯とリト無言のまま見つめ合うことほんの数秒
「え、え〜っと…………お邪魔しましたっ!!」
リトはそう告げると一目散に部屋から飛び出した
バタンっとドアを閉めた後、リトはそのドアにもたれながら冷静に自分の見たモノを脳裏に浮かべる
「あ、あれってつまりアレだ…よな?け、けど唯がそんなことするはず……」
頭の中でさっきの光景が鮮明に浮かび上がりリトの頭は沸騰しそうになる
女の子のそれもあの唯のオナニー。いつも毅然としている唯が、潔癖ともとれるほどの真面目な唯が、常識の塊である唯が
「ま、まさかそんなコト……あ、ありえねえ…」
リトは自分が見たものがなんだったのか頭を抱えてもう一度考え込む
一方唯はというと
ベッドに腰掛けたまま黙って自分の手の平を見つめていた
(見られた……結城くんに見られた私……)
羞恥のあまり目に涙が浮かんでくる
けれどそれ以上のものが唯の中にはあった
リトに自分のはしたない姿を見られたことが唯に絶望にも似た感情を植えつける
(私…私…もうダメ……きっときっと結城くんキライになるこんな私……)
どれぐらいの時間が過ぎたのか日も傾き夜になった頃
唯は伏せていた顔を上げるとドアを見つめ声をだす、いつもとは違うか細い声
「結城くん……いるの?」
ドアの向こうの物音に内心ビクビクしながらも唯は気丈に振舞う
「入ってきて」
言われるままに入ってきたリトはベッドの上の唯を見て息を呑む
いつもの顔とはほど遠い弱々しく目は泣き出しそうになっていた
「み、見たわよね?私のしてたコト……」
「ああ……」
バツが悪そうにそっぽを向くリトの態度に空気がさらに重くなっていく
「そ、それで私のこと……け、軽蔑した…でしょ?」
自分で自分の言葉にキズついたのか唯の頬に涙が伝い落ちる
「あんなことする私なんて……結城くんきっと嫌いに……」
嫌い、嫌い、嫌い
頭の中でグルグルと回り続けるその言葉に唯の涙は止まらなくなる
「ちょ、ちょっと待てよ唯……」
リトは慌てて唯のそばに駆け寄る
「おまえなに言ってんだよ?」
「だって、だって……私……いつも、いつも結城くんがハレンチなことしようって言っても怒ってばかり…で
それ…なのにわた…私、私はあんなこと……」
泣き崩れる唯の頭に手をのせると溜め息を吐きながらやさしく撫でていく
「ゆ、結城……くん?」
「はぁ〜…おまえなーそんなコトでオレが唯のことを嫌いになるわけないだろ!」
「えっ!?」
その反応にリトはいよいよ大きな溜め息を吐くと、唯と目線が合うように膝を屈める
「一人でするコトの一つや二つなんだよ。おまえは気にしすぎだバカ!」
「ば、バカとはなによ!!私は本当に……」
「そんなコトで悩んでるくせになに言ってんだよ?だいたいなーオナニーぐらいみんなやてることだぞ、
その……オレだってやって…るしな∕∕∕∕」
「えっ!?」
唯は言われたことの意味がわからず頭の中で整理をしていく
(そういえば以前ララさんとお風呂に入った時そんなことを……)
「……その、唯のこと考えてるとさ……そのムラムラくるっていうかさ……∕∕∕∕」
「私と同じ……だ、だけどララさんが結城くんはハレンチな本とか見てるって……」
「なっ!?ララのヤツ……」
引きつる顔をなんとか元に戻すとリトは唯に向き直る
「まあ見てたよ昔は……けどおまえに会ってから一度もそんなの見てないよ」
「え……」
「そのオレにはおまえがいるから……他のヤツなんて目に入らねーからさ」
「結城くん……」
「だからおまえも気にすんな!オレは全然気にしてねえから。むしろおまえのあんな格好が見れてうれしいぐらいだし」
歯を見せて笑うリトへ唯はムッとした顔を向ける
「わ、私が一人で落ち込んでるっていうのにそんなことを考えて……」
「だって唯すげえやらしかったんだもんなァ、また見せてくれねえかなー?」
「あ、あなたって人は……結城くんちょっとそこに正座しなさいっ!」
くすくす笑うリトへ唯の眉はつり上がっていく
その態度を注意しようと振り上げた腕を下ろす前に、リトの両手が唯の頬を左右から挟む
「ちょっ、ちょっと!?」
「言ったろおまえはちょっとガンバリすぎだから、もっとオレに甘えてもいいんだって」
「う、うん…だけど私…」
「あのなー……美柑だって今だに鍋を焦がすし味付けの失敗もする、ララだって普段明るいけど落ち込んだりもしてるんだぞ。
だからおまえもちょっと肩の力を抜け!それにあんなコトでオレがおまえのこと嫌いになると本気で思ってるのか?」
その言葉が胸に来るのか唯の体は小さく震える
「思い……たくなんかない!思って欲しくない!!」
「オレもおまえを嫌いだなんてウソでも言いたくねえよ!だからもう心配するな」
「…うん、うん……ありがとう…ありがとう結城くん……」
胸のつかえが取れたのかリトの胸で声を出して泣きじゃくる唯をリトはギュッと抱きしめた
――――離したくない、離れてほしくない、ずっと一緒にいたい
それぞれの思いを込めて二人は強く強くその体を抱きしめた
しばらくそうしていた二人はどちらからともなくお互いの体を離す
見つめあう互いの顔
リトは笑顔を浮かべ、唯は赤く腫らした目でじっとリトを見つめる
「もう大丈夫だな?」
その言葉に力強く頷く唯に安心したのかリトは唯の手を取る
「よし!それじゃあまずその泣き顔をなんとかしないとな。下にいって顔でも洗ってこいよ。スッキリするぜ」
唯はそう言って立ち上がりかけたリトの手を掴んで引き止める
「お、おい唯?」
「いかないで!私のそばにいて……お願い」
「そりゃそばにはいるけどさ……目腫れてるから顔洗ったほうが…」
「いいの!今は結城くんとこうしていたい」
唯は両手でリトの手を包み込むとキュッと握り締める
リトはそんな唯の目を見つめる。じっとこっちを見つめ返す唯の目には、リトへのある思いが宿っていた
「唯……?」
「結城くん」
唯は体を小さく揺らすとリトの手を自分の胸へと軽く当てる
「……しよ」
顔を赤らめながらそう呟く唯。それはきっと唯なりの精一杯の意思表示
リトは唯の肩に手をのせると顔を近づけていく
間近で見える唯の口は震えていて緊張でいっぱいだった
リトはそんな唯の唇へ軽くキスをすると真剣な顔を向ける
「無理しなくてもいいんだぞ?」
「大丈夫…大丈夫だから!私結城くんがほしいの」
唯はリトの首に腕をまわすとその唇を求めるように自分のを重ねていく
前編終わり
後編はちょっと間を空けて夕方ぐらいに投下しよと思います
エロパロスレでのリトは女ったらしだなw
最初こそ口を当てるだけだった軽いキスは、やがて互いの唇を求め合うように吸い付き、
舌を絡める様になっていく
「結ひくん…ン、結城くん…」
何度も名前を呼ぶ唯へリトは唾液を送り込む。体育倉庫では嫌悪感をにじませた唯だったが入ってきた唾液を舌で絡め取ると自ら喉に流し込んでいく
それは唯なりのえっちへの不器用でいて前向きな姿勢なのか、それにリトはうれしさと可笑しさで笑い出してしまう
その様子に気づいた唯は口から舌を離すとムッとリトを睨みつける
「なにが可笑しいのよ?」
「可笑しくはないんだけど…唯はカワイイなって思ってさ」
「な、なによこんな時に冗談はやめてっ∕∕∕∕」
リトは唯の肩を掴むとベッドに押し倒す
「キャ…ゆ、結城くん!?」
「……冗談なんかじゃねえよ!唯はホントにカワイイよ」
体の上に馬乗りになりながらじっと目を見つめてくるリトに、唯の顔が真っ赤に染まる
「あ、ありがとう……」
褒められることに慣れていない唯は顔を背けてしまう
「それじゃあいいんだよな?」
制服のブラウスに手をかけながらリトは唯へ最後の確認をする
「う、うんいいわよ……結城くんの好きにして……」
(オ、オレの好きに……ってマジかよ!?)
リトは声に出さずに唾を飲み込んで自分を落ち着かせる
唯にとってはそんなつもりで言ったわけではないのだが、今のリトにはそれがわかるほどの冷静さはなかった
さっきのキスで完全にスイッチがオンになってしまっていたのだ
興奮で震える指をなんとか動かし、ブラウスのボタンを一つ一つ外していく
白いブラウスの下のさらに白い唯の肢体。少し大きめの手の平サイズの胸を包む様に守っている白いブラジャーに、リトの視線はますます釘付けになる
「……あんまりジロジロ見ないでほしいんだけど…」
「ご、ごめん」
唯の一言で我に返ったリトはあることに気づく
(そういえばなんか今日の下着って……)
一度しか見たことのない唯の下着だったが、以前とは少し感じの違うモノになっていることに気づく
「へ〜唯ってこんなカワイイのも持ってるんだ」
何気なく発したリトの一言に唯の心臓はドクンと高鳴る
「な、な、なにを言って……」
「いやその…この前見た時と違って、今日のはカワイイ系のやつだなって思ってさ」
その言葉に唯はなにも言えなくなってしまう
服の整理をしていた時、唯はふと自分の持っている下着のデザインがシンプルなモノしかないことに気づく
『結城くんもやっぱりカワイイのとかが好きなのかな……』
そう思った唯は一人ランジェリーショップに行き、ああだこうだと思案に思案を重ね何枚か新しいモノを買ったのだ
もちろんリトにはなにも言っていないし、そういうのを着けていることも内緒だった
それだけにさっきのリトの言葉は唯を本当にびっくりさせるものだったし、またうれしいものだった
「むちゃくちゃカワイイじゃん!オレ好きだぜこういうレースとかリボンがついてるの」
「あ、ありがとう」
そう言って顔を赤らめてハニカム唯の表情にリトの胸は跳ね上がる
(カワイイ…)
その顔をもっと見たくて、その顔を独り占めしたくて
リトは興奮する自分を抑えることができなくなり、本能のまま手を這わしていく
「ン…ッ!」
ブラの上から胸を鷲づかみされた唯の吐息が漏れる
「唯……唯…すげえ…カワイイ…」
「結城くん?ちょっと…待っ……」
唯のお腹の上で馬乗りになったリトは、両手をつかい左右の胸を揉みしだく
手の中で上下左右さまざな形に変わる乳房。やわらかさと弾力がリトをますます夢中にさせていく
「…ゃ…あァ…ん」
一人鼻息を荒くさせるリトをおかしいと思いつつも、与えられる刺激から逃れられなくなる
もっとして欲しい、もっと触れて欲しいと思う肉欲に抗えなくなっていく
「なあ唯、これ外してもいいよな?」
ブラを指差しお願いをするリトに唯は顔を背ける
「そんなこといちいち聞かないでっ!!」
「ご、ごめん……」
その剣幕に押されながらも素直にホックに手をかけるリトに唯の心臓はどんどん高鳴る
一つ目のホックが外れると、唯の口から漏れる吐息は官能的なモノを帯びてくる
期待と興奮が唯の体を包んでいき、知らず知らずのうちにじんじんと熱くなっている下腹部へ自然と太ももが擦り合わされていく
ホックが全部外れ露になる胸
白いやわかそうな乳房が唯の体に合わせぷるぷると震え、その上の桜色の先端は硬く赤くなっている
けれどそれ以上にリトの目を惹きつけるのが唯の表情だった
じっとリトを見つめるその黒い瞳は興奮で濡れ
赤くなっている頬に、薄く開いた口からは熱い吐息が聞こえてくる
艶美でいて官能的な顔をするいつもとは違う唯
―――――結城くんの好きにして……
先ほどの唯の言葉を思い出してリトは唾を飲み込む
そんな自分の様子をじっと見つめてくる唯に視線を戻すと、頬にかかる黒髪をやさしく払いリトはその上に手を這わせる
口元に指を運ぶと、唇を薄く開かせ歯と歯の間から人差し指を入れる
すぐに熱い舌がリトを出迎え指を包んでいく
「唯、指しゃぶって」
リトの要求に少し眉根を寄せる唯だったが素直に舌を動かしていく
キスの要領で舌を這わせ唾液を絡ませる
「んッ、ちゅぱ…う…んん……ちゅる…」
不器用だけど一生懸命な唯にリトは興奮を隠せない。中指も口内へ入れると二本の指を中で掻き回していく
顎を唾液まみれにさせながら必死にしゃぶりつく唯にリトの息も熱いモノへと変わる
「唯…すげえエロイ……」
「やめてよ…しょんなコト言ふのは、ンッ結ひくんがやれって言ふから私……」
リトは唯の口から指を引き抜くと、唾液で濡れた唯の口元に舌を這わせる
「やっ、あァ…ん、くすぐっ…たい…」
口元を舐め取ると、リトの舌は頬を伝い耳元へと這わされていく
ビクンと体を震わせる唯の耳たぶへリトは熱い息を吹きかける
「ごめんな唯。けどオレエロイことしてくれる唯も好きだよ」
耳元で囁かれるリトの甘い言葉に唯の顔は真っ赤に染まる
「な、な、なに言ってるのよ!そんなコト言われても私……ひゃっ!?」
リトは唯が言い終わらない内にその耳たぶを甘く噛みしめた
少し歯形のついた耳たぶに唇を当てると音をたてながら吸い付いていく
「やっ、あァ…ンん」
くすぐったさで身をよじる唯の髪がリトの顔にかかる
ほのかに流れるいい匂い
それは香水などいっさいつけない唯自身の自然な匂い
「唯の匂いがする」
さらさらと手の平から流れ落ちていく艶やかな黒髪を肌で感じながら
胸に満ちていくその匂いにリトはくらくらしそうになってしまう
風紀の乱れにつながるからと、服装や身の回りの物に特に気を使っていた唯にとって、香水等といった物は許されるものではなかった
それでも一緒にいるリトに恥をかかせまい、そう思った唯はこれも必要なコトだと自分に言い聞かせながら、
何度かそういう店に足を運んだこともあったりした
けれどどうしても自分の中で譲れないモノがあった唯は、悪いと思いながらリトへの思いとそれを天秤にかけた
商品を棚に戻すとき店を出るときもずっと迷っていた唯にとって、今のリトの様子は胸にくるものがあった
(やっぱり私は間違ってなかった!結城くんが望んでいるのは自然な私)
リトに褒められたことへのうれしさが唯の中で爆発し、それが普段以上の積極性を出させる
「結城くん」
唯はリトの首に腕を回すとギュッと抱き寄せる
「耳ばかりじゃ嫌……もっとイロイロしてほしい……」
「い、イロイロって…?」
唯は顔を赤らめながら身をよじると、脚をリトの腰に絡めてくる
「ゆ、唯∕∕∕∕!!」
「結城くん、お願い……」
なにをお願いなのか濡れた瞳でそう呟く唯を前にリトが冷静でいられるはずもなく
両手で左右の胸を掴むとそのやわらかさを堪能するかの様に揉みしだいていく
「あッ…んっン」
リトの少し強い揉み方に痛みを覚えるも今の唯にとってはそれすらも心地いいモノになる
上下左右形のかわる胸にリトは口を近づけると、すでに充血して赤くなった乳首へと舌を這わせる
「んッ、あァ…」
ピクンと反応する唯を上目遣いで見ながらリトは唇をつかって吸い付く
乳輪を刺激され、乳首を舌で絡められて唯の吐息にも熱がこもる
「はァん…結城、くん…アァ…」
「唯のおっぱいすげえおいしい…」
「もうっ、変なコト言わないでって言ってるンン…あッ、くぅ…」
それでも唯はおいしそうに自分の胸を吸っているリトを見ながら思う
(そういえば結城くん……体育倉庫でも赤ちゃんみたいにいっぱい吸ってたわね…)
自分の胸に性的興奮があるはずもない唯にとって今のリトは新鮮に映った
それは気持ちよさとは違う喜びであり、唯の顔をほころばせるものだった
(結城くんカワイイ)
母性本能をくすぐるリトに、唯は愛しむ様に頭を撫でていく
胸から口を離したリトは何故かくすくすと笑っている唯を不思議そうな目で見つめる
「どうしたんだよ?」
「結城くんがカワイイなって思っただけ」
「な、なんだよそれ!?」
リトは照れなのか顔を背けると少しムッとした表情になる。年頃の男が付き合ってるとはいえ女の子からカワイイだのと言われるのはある意味侮辱に近いもの
それは変なところでプライドの高いリトを刺激させるのは十分すぎた
「結城くん?」
ずっとそっぽを向き続けるリトに唯は少し不安を覚える
「私なにか……」
リトは体を起こそうとする唯の太ももを掴むとぐいっと股を開かせる
「ちょっとなにするのよ!?」
「なにって……こうしないと唯の中に入れられないだろ?」
「な、中って……∕∕∕∕」
一度経験した唯にとってはそれだけでリトがなにをしたいのか理解するのは十分だった
そんな耳まで真っ赤する唯を見つめるとリトは意地悪く笑いかける
「へ〜唯もエロくなったよな……前までは全然だったのに」
そう言いながらショーツの上から唯の秘所を指でなぞっていくリト
唯は体をくねらせながらもリトの手を払いのけようと脚をバタつかせる
「ちょっとやめっ…やめなさい結城くん!こんなコト……」
「ふ〜んじゃあもうやめるんだ……エッチ」
「え?」
ピタリと脚の動きを止める唯にリトはさらに意地悪く口を歪める
「どうするんだよ唯?」
「どう……するって…そんなこと……∕∕∕∕」
唯の反応を見ればどうしたいかは一目瞭然だったが、リトはあえて口には出さず唯の返事を待つ
(どうするって……そんなこと言えるワケないじゃない…)
唯の中でこの一ヶ月の思いが溢れる
リトを思っては悶々と過ごす一人の時間、キスをされ抱きしめられる度に熱くなってしまう体。リトの体を意識してしまいそれにドキドキとなる胸
――――本当は結城くんに触れたいし、ハレンチなことだってしたい
けれど唯の性格がそのことを許さなかった
そして今日、初めてした自慰から今この瞬間まで唯の下腹部は自分でもわかるほどに濡れている。リトに触られるために、リトを受け入れるために
なにより唯自身がリトを求めて止まなかった
だから唯は自分の気持ちを素直に言葉へと換えていく
自分にウソをリトにウソをつきたくはなかったから
「私……結城くんと離れたくないの…そばにいて欲しいの。だから……だから…
私結城くんとしたい…」
震える口でそう言いながらも唯はじっとリトを見つめていた
言葉以上のモノが宿ったソレは、リトの心の奥深くまで届く
「唯……」
「だからお願い……ってもうっそんなに私をイジメないでよ!」
「わ、悪い、悪かったって!だからそんなに睨むなよ」
ふいっと顔を背ける唯のご機嫌をとろうとリトは再びショーツの上から指を這わしていく
「…ッン、うぅ…」
リトが指を動かすたびに唯の秘所はくちゅくちゅと音をたてる
もうすでにそこは、十分なほどに準備ができていた
「ゆ、結城くんあッ…ン」
指を上下に這わせるだけでショーツの染みは広がっていきリトの本能を煽る
「唯のココ、もうぐちょぐちょじゃん」
「言わないンっ、でよ…そんなこと…あッん」
ショーツの下から溢れる蜜が牝の匂いへと変わり部屋に満ちていく
「はぁ…ん、んッ」
もじもじと太ももを擦り合わせる唯へリトはさらに手を動かしていく
「脱がすぞコレ」
唯が首を振るとリトはするするとショーツを脱がしていく
薄暗い体育倉庫とは違う明るい部屋で見る唯の秘所
指でヒダを広げるとピンク色の肉壁が覗き膣内からとろりと愛液がこぼれてくる
「唯のココすごいキレイだ……」
「い、言わないでよそんなこと∕∕∕∕」
顔を赤くする唯を尻目にリトは秘所へと口を近づける
近づいてくる熱く断続的な吐息に唯の下腹部はピクピクと反応を見せる
「やだっ…結城くんちょっと……」
リトがなにをしようとしているのか気づいた唯は抗議の声をあげる
その声を無視するかのように入り口に触れると、舌でヒダを押し広げながら中へ入ろうとする
「あッんん…ダメ、なのに……そんなところ…あッ…」
熱いざらついた感触に体をくねらせる唯
「んッ、ああっ…んんッ……ダ、メ…」
「唯の汁すげえおいしい……」
奥から溢れてくる愛液を舌ですくうとリトは口の中に入れていく
じゅるじゅると卑猥な音をたて続けるリトをなんとかしようと体に力を入れるが、気持ちよさが勝る今の状況ではそれもできない
「結城くん…音、たてないでよあッン…恥ずかしい…こんなこと…」
「こんなことっていうのは今してるハレンチなこと?」
リトはそう言うと舌を奥まで入れ膣内を掻き回していく
「あッ!んんッ……」
溢れてくる愛液を指で絡めるとその指で肉皮を剥いていく
赤く充血したクリトリスに愛液を塗ると指と指の間で擦りながら軽く摘み上げる
「んんッ、はあ…そこは、ダメぇ……ンぁ…」
舌で中を掻き回され、指でクリトリスを弄られる快感に唯は体を震わせてそれに応える
「…ぃ…やぁ、んッ…おかしく…アソコが変になるっ」
リトは唯の腰を掴むとぐいっと引き寄せいっきに膣内を吸い上げる
「あッあぁ……んッん、ダ…メぇ結城くんっ……ああッ…」
唯はガクガクと下腹部を震わせると、次の瞬間体の力が抜けたようにぐったりとなる
「はぁ…はァ、んっ……はぁ…はぁ…」
「おまえがイくとこすごい可愛かった」
「ば、バカなこと言わないでよ……∕∕∕∕」
リトはそんな唯の頬にキスをするとズボンを脱ぎ去り勃起した肉棒を出す
まだ小さく痙攣を繰り返す唯の脚を持ち上げると広げさせ
さっき以上に濡れた割れ目に自分のモノを当てるとリトは唯に告げる
「それじゃあ入れるぞ」
「……うん」
唯は目を閉じてリトを待つ
くちゅっと音をたてて入ってくる熱い肉質に、唯の形のいい眉毛が歪む
どんなにリトが好きでソレを望んでいても、唯にとってはまだまだ不安や抵抗も大きい
「ン…くぅ」
体を強張らせる唯の気持ちを落ち着かせようとリトは声をかける
「大丈夫か唯?」
「え、ええだから…このまま、お願い結城くんっ…」
唯はリトの首に腕に回して抱き寄せる。と、それに導かれる様にリトのモノも中へ中へと入っていく
「あァ…ン、っん」
二回目ということもあり、まだ半分しか挿入できていないのに唯の膣内はギュウギュウとリトを締め付ける
「ゆ、唯…もうちょっと力抜いてくれねえかな?じゃなきゃオレ…」
自分自身でいっぱいいっぱいな唯は、リトの言っている意味もわからずますますリトを抱き寄せる
「結城くん……」
「ちょ、ちょっと待てって!おまえ……や、ヤバっ…」
リトが唯から離れようと腕に力をいれるが、時すでに遅し
勢いよく飛び出した欲望は、唯の膣内を白く染め上げる
「ア…熱い……体の中になにか……ッ!?ゆ、結城くんあなたもしかして!?」
唯の言葉にビクンと体が震えるが止めることができない。射精の快感に逆らえない
「ちょ、ちょっとダメ!中はダメっ!赤ちゃんが……」
リトは欲望を出し切ると唯の上にぐったりとなる
「ごめん……唯」
「……もう…」
唯の胸の中で荒い息を整えると、リトはその身を起こして唯を見つめる
「オレまだ唯としたいんだけどダメ?」
「……ダメって言ってもどうせ聞かないんでしょ?」
唯とリトはまだ繋がったままの状態、しかもリトの肉棒は唯の中で再び大きさを取り戻していた
「うん…ってかもう我慢できねえよ」
唯の返事も待たずにリトは腰を動かしていく
「あっン…もうっ後でお説教だからっン……覚えていな、さいよ」
その言葉に顔が引きつるが今は目の前の快楽だ。なにより唯を独り占めしているという悦びがリトを突き動かす
途中で止まっていた肉棒がズブズブと奥へ奥へと入っていく
「ん、あァ…結城、くん…アア」
先ほどとは違って滑りが良くなったとはいえ、まだまだきつい膣内は唯自身も苦しめる
「い、痛ッ…んん…あッ!!」
「唯、平気か?」
「だい、大丈夫だからこのまま続けて……」
か細い声に胸が締め付けられるもリトは腰を静かに打ち付けていく
ゆっくりと入ってくる感触に唯は自分の下腹部がゾワリと波打つのを感じる
(入ってくる結城くんのが……私の中に…また、またあの時と同じ様に……)
唯の頭の中に体育倉庫で乱れた自分が甦る
「…ゆ、結城…くん私……」
そう言いながら唯はリトを見つめる
「結城くんの好きにして…結城くんのしたいように……私は大丈夫だから、ね?」
熱のこもった声に濡れた瞳でそう言われてはリトも頷くしかない
リトは唯の腰を掴むといっきに奥へと挿入する
腰を打ち付ける度に下になっている唯は喘ぎを漏らす。その顔は少しずつ淫靡さが増していきリトの動きに激しさを与える
「あ、んッアァ……ッん」
突かれる度に揺れる胸を両手で揉みながらリトは口を近づけていく
「唯、舌出して」
「……ん」
小さな舌が外に現れるとリトは自分の舌を絡めながら、唯の唇を吸っていく
「んッ…あァ、ンちゅる……んっン…」
口に胸、膣と全身をリトに愛されている感覚に唯の頭はぼーっとなっていく
(うれしい……私こんなに結城くんに求められて…やっぱり、やっぱりウソなんかじゃなかった……)
『オレがおまえのこと嫌いになると本気で思ってるのか?』
胸の中にリトの言葉が溢れ、唯はリトに抱きつくとその体をギュッと強くと強く抱きしめる
「結城くん、結城くん……」
「唯…?」
リトは一瞬戸惑いの表情を浮かべるも、唯の細い腰に腕を回すと体を起こす
「え…ええ!?ちょ、ちょっと?」
リトの腰の上に座った状態の唯は事態が飲み込めず慌ててしまう
「大丈夫だって!ちょっと体位を変えただけだからさ」
「う……うん…」
少しずつ落ち着きを取り戻すと、唯は改めて間近にあるリトの顔を見つめる
さっきまでとは違う形で正面にあるリトの顔が少し新鮮に映る
「それじゃあ動くな」
リトはそう言うと唯のお尻を掴んで腰を動かしていく
ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる結合部に顔を赤くしながら、唯は体に走る電気の様な波にビクンビクンと反応する
下からの突き上げというこれまでにない感覚に体がそれを自然と求めようとする
「あ、ンア……ッすご、奥に…奥になにか当たって……ンッ」
「奥に当たってるんだ……じゃあもっと動いて欲しい?気持ちよくなりたい?」
唯はリトの胸の中で首を動かす
「それじゃあわからないよ。ちゃんとオレの目を見て言わないと」
「……ゆ、結城くんのがもっと欲しい…もっと……だから、お願いイジワルしないで」
泣き出しそうなほど顔を赤くさせる唯の唇へ貪るように吸いつくと、
リトは唾液の糸を引かせながら今度はぷるぷると震える胸へと舌を絡ませる
「…ゃ…あァ、んッ激しすぎ…」
「おまえが望んだことだろ?」
乳首をしゃぶりなが問いかけてくるリトに唯はなにも言えなくなってしまう
リトに身を任せ、快楽に心を支配されている今の自分には何も言う資格がないのかもしれない
今もリトの頭を両手を使って自分の胸に押し付けてしまっている
ハレンチだと思いながらも必死に快楽を求めている自分を、リトはどう思っているのか
「唯すっげーカワイイ、声も仕草も反応も……みんなみんなオレだけの唯」
「うん、うん!私は結城くんだけのモノだから……結城くんだけの…」
唯の中の不安はリトの言葉によって消されていく
『オレだけの唯』
そう言ってくれるリトの気持ちも言葉も本当にうれしい
唯は自分の中の気持ちを表すようにリトをギュッと抱きしめる
リトはそんな唯の気持ちもわからずに込み上げてくる射精感と戦っていた
さっき一度出したとはいえそろそろ限界も近い。唯にそれを言おうと顔を向けるが、唯はさっきからギュッと抱きついて離れようとはしない
(カワイイ……)
そしてその唯の仕草が皮肉なコトにリトの脳髄を刺激させる
(や、ヤバイ……そろそろなんとかしねえと…)
「あ、あのさ唯そろそろ……」
リトは唯の肩を掴んで離そうとする。するとそれに唯はリトの首に抱きついてますます離れないようにする
「ちょ、ちょ、ちょっと唯…オレマジで……」
耳に直接当たる唯の喘ぎ声と熱い吐息が、胸に押し付けられるやわらかい胸の肉感が、
さらにギューっと締め付ける膣内がリトの理性を根こそぎ奪い取ってしまう
「ご、ごめん唯っ!!オレもう……」
「え?」
リトの異変に気づいた唯が体を離すもすでに遅かった……
荒い息を吐きながら膣から引き抜いた肉棒からは、絶え間なく白濁した欲望が吐き出されれ、唯のお腹のまわりを白くさせる
そしてそれ以上の量と濃さのモノがどろりと膣内から溢れる様子に、リトの背中に冷や汗が落ちていく
「あ、あのさこれはその……不可抗力というかその……」
「……」
唯は黙ってこぼれる精液をティッシュで拭き取っていく
「そ、そんなことはオレがするから…」
リトは慌てて唯の手からティッシュを奪うと汚れを拭いていく
その間もずっとなにも話さない唯にリトの心は凍える
「い、一応終わったけど……」
ビクビクとするリトへ唯は視線を向ける。その目は冷え切ったいつも以上にきつい目だった
「……結城くん、私言ったわよね。中に出しちゃダメって」
「う、うん」
唯は子宮のあたりを手で擦る
「確かに私達は避妊なんてしてなかったけど、それでも気をつけるのがマナーでしょ?」
「うん…」
「とくに結城くんは男子なんだし、そういうことはちゃんとリードしなくちゃいけないと思うわ!
なにより男子であるあなたが一番気をつけなきゃダメじゃない!!」
唯はリトにビシッと指を指しながら声を荒げる
「結城くんちゃんと反省してっ!!」
「ごめん……」
うな垂れるリトに唯の声が容赦なく突き刺さる
「だいたいちゃんとわかってるの?女の子の中に男の子のその……そのせ、精…精……」
「唯?」
「と、とにかく今度からは気をつけて⁄⁄⁄⁄」
「えっ?今度って……よかったオレまた唯とできるんだ」
思わず浮かれて顔をにやけさせるリトへ唯の厳しい声が飛ぶ
「調子にのらないで!だいたい今日のコトだってこれでもし赤ちゃんができたら……」
「そのことなんだけどさ……心配すんなよ」
リトのいつもとは違う少し真剣な声に唯は固まってしまう
(な、なんなの?そんな急に真剣な声出して……)
リトは一呼吸置くと今度は唯をじっと見つめる。その目に本気の思いを宿して
「ゆ、結城くん?ちょっとどうしたのよそんな顔…」
「オレ…オレさ、もし唯に赤ちゃんが出来たら…ってそうじゃないよなそれじゃダメだ。
……オレおまえと離れたくない!ずっと一緒にいたい!だから……」
「……」
「赤ちゃんが出来ても出来なくてもオレが唯を幸せにするから……オレと…」
リトのいつにない熱のこもった思いに唯は釘付けになる
じっと見つめる唯の目にさっきまでの冷たさはなく、今はただリトの言葉を気持ちを聞き漏らしまいと耳を傾ける
「オレとなんなの?」
「オレと……」
ドクン、ドクンとリトの胸から鼓動が聞こえる様な気がする
それは自分も同じだから。胸に手を置かなくてもわかる高鳴る胸と気持ち
言いたい言葉、聞きたい言葉が口に出さなくても伝わる不思議な感覚
気持ちがどんどん重なっていく―――――
だけどそれでも聞きたい、ちゃんと言葉で伝えてほしいから
「唯、オレと一緒に……」
「うん……」
リトが次の言葉を言おうとしたその瞬間…………
ガチャリとドアが開く
「二人ともいつまで部屋にいるのーご飯できたから早く…………」
ほとんど全裸に近い状態で見詰め合っていた二人がその声に固まる
美柑はその光景に一瞬体を硬直させるとくるりと背を向けドアを閉める
「お邪魔しました…」
「あ!おい美柑っ!!」
静止の声も聞かず階段を下りていく妹へリトの情けない声がこぼれる
「ああ…また変な弱みを……」
その後ろでいろんなコトで顔を赤くしている唯は、体を隠すのも忘れてぼーっと床に座り込んでいた
制服のリボンを結んでいる唯の後姿を見ながら、リトは聞こえないように溜め息を吐く
(つ、疲れた……今日は一日いろんなコトがありすぎてオレもうダメかも)
などとぼやいているリトの前にいつの間にか制服をきちんと着込んだ唯が立っている
「なにしてるのよ?」
「ああ、いや別に…」
慌てて愛想笑いを浮かべるリトへ少し不振な目を向けるも、唯は長くキレイな髪をなびかせてくるりと背中を向ける
「唯?」
「一週間に一度ならいいわ」
「え?」
「その…きょ、今日みたいなハレンチなコトをしてもいい日⁄⁄⁄」
リトは少し驚いた顔をすると、素直にうれしさを顔に出す
本当は毎日したいと思っていることだがそれは口には出さなかった。きっと唯は自分なりに思案に思案を重ね、
限界以上に妥協して自分自身に言い聞かせたのだろうから
なによりその唯の気持ちがリトにはうれしかった
「ありがとう唯」
唯を後ろから抱きしめる腕にも自然と熱がこもる
「うん……⁄⁄⁄」
リトの腕の中で唯は思う
本当はもっと聞きたいこと、話したいことはたくさんある
さっきのことだって続きが聞きたい結城くんの口からちゃんと
だけど、だけど――――
今はこれでいい
今はこのぬくもりに包まれていたい
唯はリトの腕をキュッと掴むと顔をほころばさせる
焦らなくても私達なら大丈夫
そう信じる、そう信じている、そう信じていられるから
唯はリトの手を握り締めると下で待っているであろう美柑達の下へ向かった
終わり
ん〜エロ部分が淡白になってしまった……
純愛物の雰囲気を壊さないように気をつけてたんだけどもっと濃い方がいいなw
次からはその辺も気をつけて書いていきます。
何という神の後光…
GJ。
神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
GJすぎるぜ・・・
>>127 そのままのあなたで居て欲しい自分が居る
131 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:16:57 ID:oK6qTOMx
グッジョブだ
このエロさに感動した
全俺が泣いた
GJ!
過疎りかけたこのスレに一筋の光を見たぜ!
GJ!
このいい流れに乗って次は沙姫様をキボンしておく
GJ!
136 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:24:22 ID:oK6qTOMx
唯ってかなり人気あるな
ララとか春菜より唯って
感じだもんな
かなりの人気だよな
やっぱ時代はツンデレなのかね
138 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 10:51:58 ID:geAY53nx
GJ!
か、神の降臨だ!!
139 :
90:2007/08/03(金) 11:03:14 ID:geAY53nx
ヤミ金氏と戒氏だけとかいって申し訳ありませんでした
あなたも神だ!
140 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 11:54:45 ID:FZFAvD9O
ほしゅ
ルンとセックスしてる時に彼女がくしゃみしたらどうなるんだろう
アッー!
昔、らんま1/2でもそんな話題があったな
___ 実 強 ふ き 久
,. -'''Y´:三三三::`ヽ、__ を. く ま び 々
/ミミミミミ三三三三彡彡ミヽ. つ ま. れ し に
___/:三:彡''"\ミ三三彡'~`ヾ、彡`、 け っ て い 過
{三三ヲ  ̄ ̄ ヾ彡\ る す 冬. 疎
.!ミ彡〈 ヾ:彡:ヽ ぐ ふ に じ
{t彡彡〉 /彡彡} 麦 に ま ゃ
{彡彡 _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ 彡彡ノ に の れ 青
/"'i:l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ> i'"V な び て. い
| ハ|:| `''  ̄´.::;i, i `'' ̄ lハ.l る て 芽
| {..|:l ` ....:;イ;:' l 、 |_ノ .か を
ヽ_|| ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /| ら だ
| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" | 困 し
\::| 、 :: `::=====::" , il!/ る ,..-''"´ ̄`ヽ
|:|. ゙l;: ,i' ,l'」 ,/´ ヽ
__/\ゝ、゙l;: ,,/;;ノ /井ヽ く. `く ,.-''´ ヽ
┬┬/ /井\`''-、`'ー--─'";;-'''/井井|\┬r-、 `r‐ヘ. 〈 ,. -''" ヽ
t井/ /井井\. /#井井ト、 \井ヽ. ヽ `''ヽ_〈 r┬ |
:井| |ヽ 井井\ /:#井井|#ヽ ヽ井ヽ ヽ、__ゝ-' |
井| | #ヽ井井#\ /井井井|井tヽ ヽ井|ヽ | l、 |
f#| |井#ヽ:井井#\. /#井井井|井井| |井|井`ノ ヽ |
:#| |井井ヽ井井井\ ,/井井井井|井井t| |井#t/ |
145 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 08:29:30 ID:89U/DsJ7
ルンリトは一個しかないのか
リトララもしくはララリトの純愛がほしい
夜這いとかじゃなく
前スレにあった、リトと御門先生のSS保管されてないな…。
また見たいので、保管希望。
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 12:19:17 ID:uraVzevq
ヤミリトがみたい
ヤミリト一個しかないのか…
150 :
名無し:2007/08/09(木) 04:26:58 ID:8BBBNEvs
俺もヤミとルンが読みたい
保管庫更新来たな
ホントだ!!!!!!1
乙です(`・ω・´)
でも保管されてないSSも結構あるな。
せっかく神々が書いてくれたのだから、完璧に保管してほしい。
保管庫の中の人も都合があるから更新遅くても仕方ない
155 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 18:58:17 ID:6weCWnxH
美柑×リトが読みたい
ちなみにここってエロ無しのSSも投下していいのかな
弄光で考えてる最中なんだけど…
>>158 全然大丈夫だ!気にせず投下してください
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 18:32:36 ID:FFkNI67o
今更だけど wktk って 何?
ぐぐれ
ぐぐるって何???
wktk=ワクワクテカテカの略
ぐぐる=Googleで検索するの略
>>164 \ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ =========
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
釣りって何?
何だよ、この流れ…
168 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:40:50 ID:4e7eQ1qv
gdgdって何?
グラデーション・グラディエイションの略
湾岸戦争の頃にイタリア軍が考案したハイスクール式体温低下型衛星リンゴ剃り機における多重メタファー及びそれを用いた伸縮性空気圧の活性効果
「釣り」ってのは魚を釣ること
と釣ってみる
171 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 09:31:28 ID:xUO4fwXM
変な流れをつくったオレガイル(・_・)
保管庫、一番数をこなしているであろうヤミ金さんの作品がないのはなぜなんだぜ?
俺もそれは前から不思議に思ってた。
数が多いから、じゃないか?
エロくないからにきまっているだろう
夏だからって変なの沸きすぎだろ
177 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 20:52:26 ID:xUO4fwXM
駄作ばかり書いてるからだろ
>>177 まったく書くことすらできないお前に言われたくないだろヤミ金さんも
今はまだやらないと思うケド
to LOVEるってアニメやるかな?
ラコスポの逆襲の続きよみてえEEEEEE
ヤミ金さんて普通に上手くないか?
俺はあんな描けないぜ
>>179 もう企画は進行してるってどっかのバレで見たな
>>181 ヤミ金氏のSSは読みやすい。文体がキレイっていうのかな
俺も何回かSS投下させてもらってるけど見習いたい部分いっぱいあるからな
でも最近はなんで投下が止まってるんだぜ?病気でもしたのかな…
深夜アニメですよね。やるとしたら
185 :
名無し:2007/08/13(月) 01:32:31 ID:TPNs8FMr
まぁアニメはいつかやるだろうな
来年春予定で進行中と暴露されていたかと。
187 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:41:30 ID:E3+hco9q
このスレは糞だ!
188 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:42:40 ID:E3+hco9q
野球珍プレー画像このスレは糞だ!プロ野球珍プレー画像このがはとこだよ。わっけわかんねぇは糞だ!駄作ばかり書いてるからだろわっけわかんねぇ
文句言うなら神作書いてくれよ
>>188 お前が言ってることがわっけわかんねぇよ
確かに、訳が分からんな。
日本語で話してはくれないか?
「なぁヤミ、これ着てくれねぇか?」
「なんですか?この衣装は?」
「あ〜〜これか?これはだな、メイド服だ」
「メイド?メイドとは一体なんですか?」
リトは一瞬考えたが自分が知ってる限りの知識を教えた
ここは前にも来た服の専門店
そこでヤミの服を買ったのは良かったけど籾岡曰く時代遅れのナンパ野郎共が
絡んできて当然ヤミにコテンパンにやられたが、その際に買った衣装が
破けてしまったのでまた買いにきたのだ
リト以外の皆は用事があるので不在、だから衣装はリトにおまかせだ
「……そういった服を私が着ろと?」
ヤミの殺伐とした雰囲気に耐えられなかったリトは
「ち、ち、違う、さっきのは冗談で…!!!」
「問答無用、死んでください」
今度こそ間違いなく殺されると思ったリトはこの一瞬で考えたセリフに賭けた
「ラ、ララが喜ぶと思うぞ!それを着たらぁぁぁ!」
「プ、プリンセスが?」
ヤミの攻撃が止まった、どうやら賭けに勝ったらしい
「そ、そうだな、ラ、ララはメイド服が良いって言ってたな……」
この嘘がリトの最後の攻撃
見破られたらそれは人生の終わりを告げるピリオドになる
真剣に考えるヤミ
震えながら身守る?リト
そして審判は下された
「……わかりました、これを着ればプリンセスは喜んでくれるんですね」
(そうすればまた可愛いと言ってくれるかもしれない)
リトから手渡されたメイド服を興味深そうに見つめながら更衣室に入って行った
死か生かの賭けに勝ったリトは現実に戻った
「ヤミのメイド姿か〜〜〜」
大抵、思春期の男の子は妄想すると直ぐに…なってしまう
(ヤベーー…なってきた……どうしよう?)
すると追い討ちを掛ける様にメイド服姿のヤミが出てきた
「これでいいんですか?」
それは見る者全てを見惚れさせてしまうかの様な姿だった
「いいいいんじゃねーか…本気似合うよ」
その言葉に反応したのかヤミは顔を赤くし下を向いた
赤くなったメイド服姿のヤミはリトにって充分すぎる刺激になった
「…どうしたんですか?結城リト」
「ヤミ………俺もう…」「…!!」
言葉を言い終えるよりも先にヤミに抱きついていた
そのままの勢いでリトはヤミの唇の口内を犯していった
「ッン…ハァ…ん…ぴちゃ…れろ」
必死に抵抗したヤミだがニュルニュルした物が苦手で想うように動かない
ヤミにとって初めてであろうキスをこういった形で奪われるよりも
自分のターゲットである者に攻められる事の方が屈辱だった
しかし遂に折れてしまったのかリトの舌を受け入れ始めた
それを機にリトはヤミの胸を揉み始めた
「や、やめてください、それ以上したら本当に…」
「ん?そっか、流石に此処じゃ嫌だよな……じゃー」
ヤミの気持ちはわかってはいるが我慢できないリトは更衣室にヤミを突き出した
本来ならヤミの方が圧倒的に強いが
先程の行為で力が思うようにでなくなったので今はリトの思うがままだ
リトはヤミに覆い被さると首筋を舌で舐めだした
「ん…ハァ…んん」
痺れるその刺激は少女にとって嫌なものではない
抵抗する気すら無くなりそうだった
リトはヤミの体にある異変に気付いた
「ん?なんだこのコリコリしてるのは?」
「そ、それは…///」
リトはそのコリコリした部分を摘んだり圧したり
強く引っ張ったりしてヤミの反応を楽しんだ
「気持ちイイか?」
「わか…ハァ…りませんん」
「じゃー分かるように直で触ってやるよ」
ヤミの否定の声よりも先に稲妻のようなスピードで上半身の服を脱がせた
そしてリトは先程やりも強く圧したり揉んだりした
「やぁん…アん…んんッ」
明らかにさっきよりヤミの反応が大きかったのでリトは満足した
軽いキスを済ませ手をヤミの下半身へ移動させた
そして下の下着を手で撫でるかの様に擦った
薄っすらと声は漏れるものの声を出さない様にしているヤミにもっと
意地悪をしてみたくなったが自分の息子もそろそろ限界に近づいていた
「ヤミ、指入れるけど大丈夫か?」
「ハァ、ハァ…何処に入れるんですか?」
「え…………まぁ気持ち良くなる所に入れるんだ」
「?」顔で見つめてくるヤミ
(今度こいつにエロ本貸してやるか)
と思いながら汚れなき神聖な少女の秘部に指を入れた
「アアッん…ァ、ぁ」
入れた途端に我慢していた声が漏れひくひくと体が動いている
「お、おいそんな大きな声出したら気付かれる…ってヤミ?」
「…ハァ…ハァ…何を…したんですか、私は何を?」
声を切らしながら自分が経験した今の詳細を質問してくるヤミ
「…今の気持ち良かっただろ…だからそうなったんだよ」
「……………………そうなんですか」
やっと素直になり始めたヤミに気を良くしたのかヤミを抱き寄せ
可愛らしい唇に吸い付く
今度は不器用ながらもヤミからも舌を這わせて来るようになった
リトから唇を離すと銀の糸が2人を結んでいたが直ぐに切れた
「……次は何をするんですか?」
「え…えっと…」
積極的なヤミの意見に驚いたのか言葉に詰まる
「さっきのは練習で…次は本番ってとこか」
「本番?」
「ああ、お前が戦闘する時の事だよ」
リトなりに簡単な説明をしたがいまいちヤミには理解出来ていない
「まぁ説明よりも実戦?だ」
ヤミの反応よりも先に光の速さで服を脱いだリト
己の肉棒をヤミの秘部に当てる
「……じゃ、いくぞ」
リトの肉棒は徐々に小さいヤミの中に入っていく
「い、痛い…くぅ…」
「もう少しだからもうちょっと我慢しろ」
ズブズブと順調に入っていくがここで処女膜に到達した
「ここが……これで最後だから頑張れよ」
そしてヤミの初めてをリトは奪った
「くぅ…う…終わったんですか?」
「…いや終わったんじゃない、始まったんだ」
何処かの雑誌の最終話でよく出てくるセリフをこの場で使う程ファンである
ヤミが痛がらない様に出来るだけゆっくりと動くリト
髪を撫でたりキスをしたり胸を揉んだりと誠意を尽くした
その気持ちが伝わったのか安心したのか
「ンァ…も、もっと速く動いて…いいですよ」
リトはヤミを力強く抱きしめ全てを密着させた
「あうっ…は、激しいぃ…ァあン」
ピストン運動がピークに達した時ヤミの足がリトに絡みつく
「う…っておい、それじゃ止められねー」
最早目の前の快感に頭が真っ白になっているヤミ
目頭に涙を溜め何度もくる快感に耐えている
(やっぱヤミって可愛いな…もしかしたら春菜ちゃんよりも…)
そういった事を思いながらヤミを突き続ける
「あう…んくぅ…はぁ…んっ」
すると一足先にリトが限界を迎える
「ヤ、ヤミ…もう射精るから足どけて」
リトの言葉はヤミには聞こえてなかった
「う…も、もう知らねーからな」
一突きした瞬間、己の欲望を全て少女の中に吐き出した
どろりと逆流してきた自分のを見て我に返った
「ヤ…ミ?あのさー…その……ゴメン」
今の事や他の事も含めて謝った
最早今度こそ許してもらえないで髪の毛でパンチされるんだなーと
オチの時のリアクションを考えていたがヤミの表情はいつもより
明るく足はリトを離さずにいた
「ど、どうしたんだ?いつもと何か違いますけど…」
「………貴方は私のターゲットです…なのでいつでも傍に居られる
様にしなければいけません」
「…ゴクッ」
「なのでこれからは結城リト…貴方の家に住む事にします」
「そっか〜〜……え?」
こうしてまた新たな宇宙人が住む事になってしまった
当然ララと美柑は大歓迎だった
リト×金色の闇 終わりです
此処の職人さん皆上手いので見習う所がたくさんありそうです
to LOVEるの中では一番ヤミが好きです
GJ
神降臨
199 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 09:22:14 ID:4HHjXnXS
ABBA馬場場羽場羽馬場場羽場場羽アカナサタヤタハアサタハマラタハアサかさ穴や方は中田は来たさ太スットコドッコイアイアアアアアアアアアアアアアアアアウイ.a.jgあかさなはかさあさあさあさあしいさあすあやまやまやまやまやまやまやまやまやまやま
200 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 09:23:38 ID:4HHjXnXS
タン塩最高!
201 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 09:27:27 ID:4HHjXnXS
ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛
ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛
ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛ε=ε=┏( ・_・)┛
荒らす価値の無いスレに態々ご苦労様
203 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 17:19:19 ID:4HHjXnXS
うんざり
とにかく、神にはGJしないとな。
205 :
名無し:2007/08/15(水) 02:42:58 ID:IKU1DMEs
GJ!!!
自分もヤミが一番好きですよ
いいと思うぜGJ!!!!!!1
俺もヤミに(*´Д`)ハァハァ
後、ちゃんと下げないと変なの沸いちゃうよ
207 :
荒らし:2007/08/15(水) 09:17:02 ID:idbq/Q5m
あかさなはかさあさあさあさあしいさあすあやまやまやまやまやまやまやまやまやまやまあかさなはかさあさあさあさあしいさあすあやまやまやまやまやまやまやまやまやまやま
sage
209 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:21:18 ID:idbq/Q5m
| ̄| ∧∧
ニニニ(゜Д゜∩コ
|_|⊂ ノ
/ 0
し´
えっ…と、
糞スレはここかな…、と
∧∧ ∧∧
∩゜Д゜≡゜Д゜)| ̄|
`ヽ /)ニニニコ
|_ i〜 |_|
∪ ∪
210 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:54:40 ID:idbq/Q5m
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
これは…
変なのが湧き過ぎだろ。
荒らされて終わったスレが星の数ほどあるというのに…
夏ですね。
GJ!
やっぱヤミはいいわぁ
214 :
ヤミ金:2007/08/16(木) 01:13:11 ID:hcuPgJ+0
…って書きこめた!?
皆様お久しぶりです、ヤミ金です。
この一ヶ月ずっと規制喰らってました、DIONホント勘弁。
ようやく書き込めるようになったので近々投下復帰予定。
一ヶ月ひらすらROMなのはマジでつらかったッス…
おおDION解除されたのか
216 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 02:38:20 ID:4viAiSKO
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
ヤミ金キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
しかしDIONは度々規制くらってるイメージがある
218 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 08:45:26 ID:4viAiSKO
| ̄| ∧∧
ニニニ(゜Д゜∩コ
|_|⊂ ノ
/ 0
し´
えっ…と、
糞スレはここかな…、と
∧∧ ∧∧
∩゜Д゜≡゜Д゜)| ̄|
`ヽ /)ニニニコ
|_ i〜 |_|
∪ ∪
∧∧ ミ ドスッ
( ) _n_
/ つ 終了|
〜′ / || ″″″″″
219 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 08:46:35 ID:4viAiSKO
____
/ / /|
_| ̄ ̄ ̄ ̄| |__
/ |____|/ /
 ̄ ̄ |し |  ̄ ̄
し⌒J
∧∧
誰だ!! (・ω・ )
_| ⊃/(__
/ ヽ-(___/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ / /|
_| ̄ ̄ ̄ ̄| |__
/ |____|/ /
 ̄ ̄ |し |  ̄ ̄
し⌒J
気のせいか…
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
220 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 12:22:10 ID:4viAiSKO
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
221 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 13:36:05 ID:4viAiSKO
乂1000取り合戦場乂
1000取り合戦、 /
いくぞゴルァ!!/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄
\∧_ヘ
/\〇ノゝ∩
""" /ニ√゜Д゜)ノ
/三/|゜U゜|\ """
U(:::::)
""" //三/|三|\"""
∪ ∪
""" """
\オ―――ッ!!/""
"" ∧_∧∧_∧∧_∧
( ) ( )
"∧_∧∧_∧∧_∧_∧
( ) ( ) )
はえーよw
223 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:10:54 ID:4viAiSKO
ココに 1000取り合戦場
の価値はありません
やっぱや〜めたっと/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄
\∧_ヘ
/\〇ノゝ
""" /ニ√ ゜Д)
/三/|゜U゜|\ """
U(::::)U
""" //三/|三|\"""
∪ ∪
""" """
\エ―――ッ!?/""
"" ∧_∧∧_∧∧_∧
( ) ( )
"∧_∧∧_∧∧_∧_∧
( ) ( ) )
224 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:12:36 ID:4viAiSKO
糞スレは・・
∧_∧ ∧_∧
_(´∀`) (´∀`)
三(⌒)_ ノ⊃(
>>1 )
 ̄/ /) ) | | |
〈_)\) (__(_)
立てんなって
∧_∧ ∧_∧
( ´∀) (´∀`)
≡≡三 三ニ⌒)
>>1 )
/ /) ) ̄| | |
`〈__)_) (__(_)
言ったろうが
∧_∧ _∧_∧
( ´)ノ );)∀`)
/  ̄_ノ"
>>1 )
C /~ / / /
/ / 〉 (_(_/
\_)\)
ヴォケがーー! ヽl//
∧_∧(⌒) ―★――
( ) /‖
225 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:14:38 ID:4viAiSKO
人がゴミのようだ
r―――-、
/ )\
γ _彡ノノ ヽヽ
| / ̄ ij
| j_ィー、 _|ノ
| 「" `ー"^{_〕
ヾY _リ i
|i 、__、/
| \  ̄ /
| `ー-、_ノ
/ ̄ ̄`ー-、/〉
/ ̄三ニ>厂ヾ\
226 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:16:52 ID:4viAiSKO
≫1はゴミのようだ
r―――-、
/ )\
γ _彡ノノ ヽヽ
| / ̄ ij
| j_ィー、 _|ノ
| 「" `ー"^{_〕
ヾY _リ i
|i 、__、/
| \  ̄ /
| `ー-、_ノ
/ ̄ ̄`ー-、/〉
/ ̄三ニ>厂ヾ\
227 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:18:34 ID:4viAiSKO
荒らすぞゴルァ
◎
|
γ"⌒ヽ
i ○○i
/i ∀ i\
⊂/i 荒 i\つ
ゝ ノ
〜/ \
/ /~\ \
/ / > )
/ ノ / /
/ / / /
`/ / ( ヽ、
(_) \_つ
228 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:23:51 ID:4viAiSKO
糞スレは・・
∧_∧ ∧_∧
_(´∀`) (´∀`)
三(⌒)_ ノ⊃(
>>1 )
 ̄/ /) ) | | |
〈_)\) (__(_)
立てんなって
∧_∧ ∧_∧
( ´∀) (´∀`)
≡≡三 三ニ⌒)
>>1 )
/ /) ) ̄| | |
`〈__)_) (__(_)
言ったろうが
∧_∧ _∧_∧
( ´)ノ );)∀`)
/  ̄_ノ"
>>1 )
C /~ / / /
/ / 〉 (_(_/
\_)\)
ヴォケがーー! ヽl//
∧_∧(⌒) ―★――
( ) /‖
久々にストレートなリトヤミ GJ
これぐらい強気攻めなほうがリトはいい気もするぜ
230 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 21:39:18 ID:4viAiSKO
うるさいハエだなぁ。
逝ってよし!
ブーン
∴ ・〜
∧ ∧ ∴∴ ↑
( ゜Д゜) ∴∴∴
>>1 ∪ ⊃自
〜| | プシュー
∪∪
ID:4viAiSKO
知ってるか?18歳未満は入っちゃダメなんだぜ?
232 :
90:2007/08/16(木) 23:18:37 ID:TcUuO2aI
>>232 【PINKちゃんねるは18歳未満立ち入り禁止】
18歳未満の方は、エロ妄想を含まない範囲で2ちゃんねる掲示板をご利用ください。
18歳以上なら大丈夫
いつから十八歳以上になったんだよな。
「…………本当に勉強教えに来るのか?」
「ええ…だって、この頃結城くんの成績下がる一方じゃない」
「え〜〜〜っと……それには深い理由が有りまして…」
リトの言葉に耳を傾けず足早に結城家に向かう唯
本来、古手川唯の様な美少女が自分の家に来ることは男にとって
願ってもないシチュエーションなのだが今のリトにはありがた迷惑なだけだった
「…それに授業中、居眠りしてばっかじゃない」
「それにも深い理由があって……(って聞いちゃいねーし)」
そんなこんなで無事?結城家に到着した2人
先に玄関に向かったリトだがすぐ後ろをついて来られたので念を押して言った
「……何があっても、何が出てきてもこの事は誰にも言わないと誓ってくれ…」
「はぁ?……何か秘密でもあるの?結城くん」
「いいから誓ってくれ、頼む!!!」
少々困惑気味の唯であったがどうしても結城家に入らなければ
いけなかったので承諾する事にした
実はリトに勉強を教える事だけではなく唯曰く彩南高の恥である一人
ララの非常識ぶりを徹底的に直そうと説教しに来たのである
(…説教だけで直るとは思わないけど少しは効いてくれるはず……)
「じゃ、じゃあ……………開け…るぞ……本当に何も言うなよ」
「分かったから早く開けてよ」
一呼吸置きドアのノブをそっと押す
「……お帰りなさいご主人様…」
場の時間が止まった
「…だっ、だからそれ止めろって言っただろ!」
「…何故ですか?メイドとはこの様な決まったセリフを言うのでは?」
場の時間を止め、唯が現状を理解できなくなくさせた張本人
コスチューム イン メイドの金色の闇が登場
「お前はメイドじゃないだろーー普通の服に着替えろ!!」
「…しかしプリンセスがどうしてもと…それに…貴方が……ぃぃと言ってくれたので…」
下を向きながら照れながらモゴモゴと喋るヤミ
それと同時に元気よく走って来たのがプリンセスと呼ばれた女、ララ
「リトーーお帰りなさいっ…ゴメンね一緒に学校行けなくて」
ララは今日学校を休んでいた……ある物の為に
「あっ!唯も来てたんだ!丁度よかった!上がって」
ララは急いで駆けて行った
リトも固まった唯を引っ張りながら台所に向かった
「…あっ、お帰り…ってまた女の人連れて来たの?」
「古手川は勉強を教えに来てくれただけだ」
「ふ〜〜〜〜〜ん…そうなんだ…よかったねリ・ト」
大人になったら小悪魔になりそうな妹美柑
そんな美柑の言葉より固まった唯の事が心配だった
「古手川?…おーーーい……ダメだなこりゃ」
と諦めていたその時、漂う異臭が唯の鼻を遮った
「…っ!!!な、何の、この匂いは!!」
「…ララ…これは…一体…」
「ふふん♪これはね、ストレス発散ドリン君!」
「ストレス?発散?…前にもどこかで…」
そしてその奇妙な飲み物?がリトの前に置かれた
「一日中かけて作ったんだよ!リトと唯が疲れてるから頑張って作ったんだ!」
((その原因はララ(さん)にもあるんだよ))
しかしそんな事もいってられないので折角作ってくれたんだし
と自分を前にだし
「………うおおおおおおおおおお…ゴクッ!うえわ」
リトは吐き出した
リトの部屋
「はあ〜〜〜〜〜」
「結城くんは…さっきみたいにいつも変な事されてるの?」
「ん?まあー時々な」
「ねぇ…さっきの…何か事情があるのよね」
「え?…そ…そうなんだよ…実は…」
リトは一生懸命嘘を付いた
「……そうだったの…グス…」
泣いた
「…そうだ…結城くん、忘れてないわね…勉強」
災難がさってまた災難とはこの事である
だが人間には集中力の限界という物がある
リトの場合10分が限界だ
その時の感覚は何かと不思議だった
頭の中がぼ〜〜っとして勉強どころでは無くなってしまったのだ
目に映るのは勉強の事を説明してくれている唯の姿
その姿は妙に嬉しそうで楽しそうだった
「〜〜〜〜でこうなるから……って聞いてる?」
「…古手川って……綺麗だよな…」
「はへ?」
突然の事だったのでリトの言葉を理解していなかった
「髪も…さらさらで……肌も…白くて……」
そう言いながら髪や肌にそっと触れる
「結……城……く…ん?……ん!…」
自分の顔を唯に近づけてキスをした
甘くて、やさしくて……唯には抵抗という文字すら浮かばなかった
「ん……んむ…」
唇を離してそっと耳の元で「可愛いよ……唯」と囁いた
唯は照れ隠しのつもりでリトと同じ方向をみて背中を見せるようにした
するとリトはバツが悪そうな顔をしながら
「…ごめん…古手川…いきなりこんな事して…」
「…そ、そうよ…結城くんって…ほんと……」
唯は一瞬だけこちらをちらっと見て直ぐ元に戻った
「……ほら、勉強し直すわよ」
と向きを変えようとした時リトが背中越しに唯を抱きしめた
「ちょっ!結城くん…んん」
リトは唯の胸を愛着し始めた
「…んん…あう…ダ、ダメ」
そして同時にリトの舌は唯の鎖骨を嘗め回した
胸と鎖骨の同時攻めだ
「ハ…ハレェ…ンチなぁ…事は…嫌だっていって…ん」
唯にはこの快感を止める事はできず己の手は下へと向かって行った
だがリトに気づかれその手を止める
「…此処を気持ちよくさせるのは俺の役目だよ」
下着の上に手を置き擦る
この行為によって三つからの愛着による快感が押し寄せてきた
「あう…ふあ…ん…ダメェだって…アん…いって…」
唯にも我慢の限界と言うものがある
今限界に達しふるふる震えながら耐えている
「…お、お願い…結城ぃ…くん…指を…」
「…何を?」
分かっているが唯の口から言わせたくなったので意地悪をしてみる
「んあ…ゆう…き…ぅんの…指を…」
「何処に?」
「…オ、オマ○コにぃぃ//////」
頑張った唯にご褒美のプレゼントを捧げた
「ふアアアッ…イイ…イ…クぅ…」
入れた瞬間達してしまった唯は脱力してリトに身を委ねた
「…古手川?…大丈夫か?」
「……大丈夫じゃないわよ、いきなり…こんな事…しておいて」
怒り口調がいつもよりテンション斜めだ
「…そ、その…わ、私だけじゃ…不公平だから…してあげる」
「へ?」
「だ、だから…ず、ズボン下ろすわよ」
唯がやるといっている事はリトにとって嬉しい行為だが
同時に不安も多少はある
自分でやる時は躊躇なくできるのだが
他人にやらせるというのは少しばかり緊張する物なのだ
「…こ、これが男性の…」
興味深そうに手で触れるか触れないかの感覚で触ってきている
リトにとっては生殺しだ
「…あのさー、古手川」
「わ、分かってるわよ…く、口に含めば良いんでしょ」
そういって少しずつ口の中に入れていく唯
「…んんれいいお?(これでいいの?)」
「ああ…でも舌と手も動かしてくれよ」
最初はぎこちないフェラだったが慣れてきたのか
リトも感じるようになっていった
「んむ…んん…じゅる…」
「…く…古手川…も、もうイキそう…ああ射精る!」
リトは自分の精液を唯の口の中に吐き出した
唯も含んだが全部は入りきらないで少し口からこぼれていた
「…苦いわね…」
初めての味に感想を述べるとリトと目が合った
「…古手川…いいかな?」
交わりの許可を求めた
「…………初めてだから………優しくしてよ///」
二人共、服を脱ぎ向かい合う
リトが唯を押し倒すと覆い被さり肉棒を動かす
唯の秘部に到達したところで徐々に入れる
「…くう…うう…あう…」
唯は痛さを堪える為にベットのシーツを力いっぱい掴んだ
「……っはあ〜〜〜〜〜…全部入ったよ」
「…ハァー…う、動かないでよ」
慣れるまで唯と濃厚なキスをし唾液を交換し合った
動く許可を貰い最初はゆっくり動いた
「…う〜〜…まだ痛いか?」
「…こ、これぐらい…大丈夫だから…」
無理をしているのは誰が見ても分かるがリトは
その気持ちを無駄に出来なかった
「…アう…んく…ふあ…あん」
突く度に唯の甘い声が漏れ、赤い液と愛液がこぼれおちる
するとリトは動きを止めると
「んあ……え?」
「ちょっと体位変えるよ」
リトは座りながら唯を抱き上にのせた
「…アアんっ…さっき…より…ふ、深あいぃ」
ズブズブと単調なリズムが部屋に響く
唯はリトを抱き胸を顔に押し付ける
リトはその胸を愛着しながら腰を上に突き上げる
「んあ…も、もうらめぇ…イ…イク…」
「くう…俺もイキソウ…」
二人共抱き合い己の欲望を出し切った
リトの精子が唯の中に注ぎ込まれていく
長く余韻に浸っていた二人だがリトが目を覚ます
「………?…あれ?俺は一体?古手川?裸?」
自分で整理が出来なかったので今の状況を唯に聞いてみると怒りながら
自分からしたくせにと何度もつぶやきながら出て行った
「…あ…もしかして…あの薬?…」
俺は後日ララを思いっきり叱った
リト×唯 終わりです
リト×金色の闇の続きみたいな物です
ヤミが一番だけど……唯もいいんですよね(っていうかツンデレが好き)
おおGJ!
でもちょっと三点リーダ使いすぎな気がしないでもない。
242 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 07:17:36 ID:2aujK3iM
グッジョブーン!!
∩
( ⌒) ∩_
/ ノ i E)
/ / //
/ / //
/ /^ω^)//
( /
ヽ |
| /
( ヽノ
ノ>ノ
三レレ
_n グッジョブーン!!
( l
\\ (^ω^ )
ヽ ̄ ̄ ノ
フ /
| /
( ヽノ
ノ>ノ
三レレ
一つだけつっこませてくれ
×災難去ってまた災難
〇一難去ってまた一難
訂正ありがとうございます
そしてすみませんでした!
245 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:41:59 ID:OI6n5zcT
>>12541288 はてさて、
どこを縦に読みゃ
いいんだ?
____ クルッ…
`/‖ ̄ ̄‖<⌒ヽ))
|‖__‖< 丿
| ̄\三⊂/ ̄ ̄/
| |( / /
246 :
グッジョブーン!!:2007/08/19(日) 18:43:49 ID:OI6n5zcT
もう帰さないぞ〜。
ゴロン
(⌒Y ̄ヽ ∧( ̄))
と_ ) (・∩(《
ゴロン<_ノ ヽ__ノ
γ⌒ヽ_ ∧∧
)) _ ) ( ・∀)
((_/JV
>>1 l つつ
`∧∧ ∧_∧ ヽノL))
( ) (´Д`) ∧∧
( つ (U_U (∀・ )
ヽ_ノj (つと
247 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:45:01 ID:OI6n5zcT
248 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:51:29 ID:OI6n5zcT
249 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:52:50 ID:OI6n5zcT
電車遅延のため、遅れます。
もう帰さないぞ〜。
ゴロン
(⌒Y ̄ヽ ∧( ̄))
と_ ) (・∩(《
ゴロン<_ノ ヽ__ノ
γ⌒ヽ_ ∧∧
)) _ ) ( ・∀)
((_/JV
>>249l つつ
`∧∧ ∧_∧ ヽノL))
( ) (´Д`) ∧∧
( つ (U_U (∀・ )
ヽ_ノj (つと
250 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:53:45 ID:OI6n5zcT
251 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:54:58 ID:OI6n5zcT
252 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 23:26:49 ID:fJbzTli3
また名作を待っている
リサとミオの一人称って二人とも「私」でおk?
書きたいのに出番少ないから困る
254 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 19:43:20 ID:0HouP71V
>>1に対し、ここで
聖戦を宣言する。
(≦三)
┃(#゜Д゜)
┃(≦▼)
/│━‖
/ │ ‖
└-┘⊃⊃
(≦三) (≦三)
┃(#゜Д゜)┃(#゜Д゜)
┃(≦▼) ┃(≦▼)
(≦三) (≦三)
┃(#゜Д゜)┃(#゜Д゜)
┃(≦▼) ┃(≦▼)
急にスレ増えたと思ったら荒らしばかりかよ・・
ララ
リト
ルン
レン
ロ?
>>256 そういう決まりだったのか!
ヤミ
ユイ
ヨ?
ってのはどうよ
初めて投下します。
携帯からなので読みにくいかも…
よろしくです
リト×淫乱春菜
「…西蓮寺‥いや…春菜ちゃん好きだ!俺と付き合って下さい…」
「結城君?…私なんかで、良いの?ララさんの事好きなんじゃ?」
「違うよ!俺は、春菜ちゃんが好きなんだ。中学の時に、一目惚れして、高校も、一緒で嬉しくてララは、嫌いではないけど、やっぱり春菜ちゃんが好きだ!」
「…有り難う結城君!
私も、好き!大好きだよ。そして、名前で呼んでくれて有り難う結城君」
それから、付き合って1ヶ月経った
「春菜ちゃん、今度の日曜日デートしない?」
「うん。良いよ!見たい映画あるんだ。一緒に行こう。」
「これって、初デートだね。俺、何だか嬉しいよ。」
「結城君…私も、嬉しいよ。照れちゃうな」
可愛い春菜ちゃん…試験とか、合って中々デートすら、出来なかったからな。キスぐらいしたいな
「リト〜春菜と、今度デートするんでしょう?
だったら、これを飲ませてあげてね。」
「ララ…また、お前が作ったのかよ。第一何だよこれ?…怪しすぎるぞ。」
「大丈夫だよ〜私が、作ったんじゃないよ。御門先生に、貰ったんだよ〜だから、大丈夫」
余計に、怖いわ。
「折角だから、貰っとくよ。」
ラベルに、書いてあった名前に引かれた…
『淫乱薬』
如何にも、怪しい名前の、薬?(見た目は、ジュースみたい。)を貰ってセックスしようと決心した。
初デートは、楽しかった。映画は、恋愛ものだった。いつもなら、見ないジャンルだったが、春菜ちゃんと見ると、悪くなかった。
その後、春菜ちゃんの手作り弁当を食べ少し、散歩して、夕陽が綺麗に見える公園で、話した。
「春菜ちゃんジュース飲む?買ってくるから、何飲みたい?」
「有り難う結城君。
お茶が、いいかな。」
よし、作戦成功。
今日は、家に、誰も居ない。
美柑とララは、出掛けている。連れ込むには、絶好のチャンス!
「春菜ちゃんお待たせ。どうぞ」
「有り難う…リト」
「えっ?今、何て言ったの?春菜ちゃん?」
「あわわわ…その…私達恋人同士に、なったから、名前で呼んでみたかったの。私の事も、春菜って呼んでほしいな?」
!!!!!!
「…えっと…は・はる‥はるな……春菜…」
照れるな…可愛いよ春菜ちゃん
「リト有り難う。あっ…何だか、私、体が熱いよ〜私…ハァハァ…おかしいよ…ハァハァ…」
薬効くの早いなおいっ!
「大丈夫?春菜。…俺の家、近いから、休んでいこう。」
「う…うん。ハァハァ…」
おんぶして、家まで、送る‥胸は、ララ程では、無いけど、それなりに、有るのが感じる。
家に着いた……………………………………………
「よいしょ…大丈夫か?春菜」
「うん…ハァハァ…リト〜〜私‥変になりそう。
おんぶしてもらったら、体が、更に熱くなって…私を、抱いて…我慢出来ないよぉ〜」
ちゅる…んくっちゅ…
舌が…あっ…ジュルジュル…
「ぷはぁ…春菜ちゃん?…いきなり、どうしたの?」
「リトの顔を、見たら、キスしたくて…好きだから、大好きだから、私の、全てを見て、抱いて…お願い」
据え膳喰わねば何とやらだ…違うか?
上目づかいで、真っ赤になった春菜を、抱かなきゃ男じゃない…
「春菜…分かった!俺も、抱きたいって思っていたから…優しくするから…」
「優しくしてね。」
ゆっくりと、服を脱がして、目の前には、白い下着になった春菜が、可愛くて愛しかった…
「んっ…ハァハァ…リト〜〜あん‥やん…ダメッ…そこは、汚いよ‥アッーー」
「春菜綺麗だ。アソコも、美味しい…俺のも、舐めてみて。」
「分かった。大きいね」ちゅ…ジュボびちゃ…レロ
「気持ちいい?私の、おつゆが…一杯出てきちゃうよ〜‥練習のおかげかな。あん‥我慢…でき‥ない…ハァハァ…挿入して‥私のマンコに、リトの、大きな、チンコ…挿入して〜」
春菜が、淫乱みたいに、卑猥な言葉を並べている。
「春菜の、処女貰うから…」
「上げる大好きな、リトに私の、処女プレゼントするぅ〜」
ゆっくりと、膣に息子をあてがった
「大丈夫か?…俺、我慢できない…気持ち良いよ‥んっ…」
「だい…じょう………ぶ…ハァハァ………少し、楽になった……………………あん‥ひゃ‥気持ち…良く…んくっ…らめぇ〜腰が止まらないよぉ〜〜〜〜イっちゃ…ぅ〜〜」
「春菜………俺も、イク…アッーー」
「ハァ‥ハァ…リトの精子が、温かい‥気持ち良すぎだよぅ…」
「春菜ごめん…中だしして…」
「気にしなくて、いいよ。それより…幻滅した?私、リトのこと、大好きで、毎日オナニーしていたんだ。今日、思い切って誘ってみたの。」
「幻滅しないよ。寧ろ、嬉しかったよ。俺の事、大好きだって事、よく分かったから…大好きだ!春菜…一生一緒に、俺のそばにいて。絶対、離さない」
「有り難う…リト…」
以上です。
携帯からで、申し訳なかったです。
読んでくれた方、有り難う!
自分の彼氏が他の女とデートするのに応援しているララにワロタw
リ ト
ラ ラ
イ ヴ
は る な
2文字目がtoLOVEる
>>256
クールなリトを書こうと思うのですが相手は誰がベストでしょうか?
いや、ここはララとヘタレレンとか
クールなリトてw
ヘタレレン=ドMレン?
269 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 23:03:53 ID:uzPWwAjQ
ヘタレン
テスト
そんなクールなリトだなんて、きれいなジャイアンみたいな
デビルーク王ことギドは、銀河を制圧している。しかし、もとから王であったわけではない。
少数は民族であったデビールーク人の王ではあったが、銀河規模の帝王とまでは言えなかった。
ララが4歳程のころに宇宙を制覇したとされている。
「この星はつまらない!もっと手ごたえのある星に行っていいパパ?」
「いいだろう、だが、星の連中は生かしとけよ!」
そういってララとザスティン、そして他の部下たちは星へと向かった。わずか数週間で制圧した
今日は久々に親子で襲撃に行った。もちろんララたちは簡単に星の住民を殲滅していた
邪悪な笑みを浮かべ、指先から光線を出し、遊び感覚で星の住民を殺していくララ
それを横から「さすがララ様ですな!はっはっは」と言った感じで笑いながら見ているザスティン
そして、キングデビルークことデビルーク王は真の姿に変身し、まるでベ○ータ王のような姿になった
「デビルーク人に逆らうと痛い目に会うのだ!」
そういってギドは星の住民に近づき、顔面を掴み膝蹴り。その後殴り飛ばし、エネルギー波で消滅させた。
また、他の奴を捕まえ瀕死にし、足で踏みつけた
「パパ、もうやっちゃうの?ふふふ・・・」
「ああ、この星はもう終わりさ、宇宙のチリになる」
そういうと、ギドは手のひらをかざし、大地震を発生させた。
宇宙空間から見て、地表の一部が光り、大爆発を起こし、この星は消滅してしまった
「くくくく・・・」「ふふふふ・・・・」邪悪な笑みでデビルーク親子は笑う。なぜか宇宙空間で生きているのだが・・・
だが、その後2人は意識を失った。あまりにも強大な爆発に巻き込まれたため、身体に異状が出たようだ
この二人だけではない、そこにいた部下すべて異状をきたしている。
直ちにデビルーク医療班が駆けつけたため、大事には至らなかったが、数日間は皆安静をとっていた
しかし大事には至らなかったとはいえ、皆脳になんらかの影響を受けたようだ。
これは爆発の際、特殊な電磁波が発生したためと思われる。
さらに、皆今までの記憶が消えていたのだ。自分たちの悪行も・・・・
そしてその後、猛威を振るっていたデビルーク人は、驚くぐらいおとなしくなっていた
ギドも銀河制圧はしたのだが、以前のように邪悪なことはしなかった
話は現代に戻る。ここは地球である
読者なら知っていると思うが、ザスティンは何回も電車にはねられ、頭部に強いショックを与えられた。
「・・・なんだ、私はなにか変だ。考えてみればなぜ漫画など描いている・・・デビルーク・・・」
そう、ザスティンは凶悪なデビルークの性質を取り戻しつつあった。
「あいつら(部下の2人)も俺と同じなのだろうか、聞いてみるか」
一方、ララとリトは平凡にいつも通りの日常を送っていた。いつもどおりの学校、いつもどおりのクラス、本当にいつもどおりのハズ・・・
「レンちゃん、女の子のかっこうしてよ!!」
「僕は男なんだ!!やめてくれ!!」
こんなドタバタを見て、唯が注意する
「ララさん、また変なことを!風紀を乱さない・・・ってなんで止まらないの!!」
「古手川さん、どいてどいて!!」
ドカッ
3人はぶつかった。そのとき、ララは頭部を強くぶつけた
「いたたた・・・大丈夫かい!?ララちゃ・・・へ?」
「ララさん、あなたって・・・ん?」
レンと唯がララを見た
「あたしは・・・・キング・・・キングデビルークの・・・」
様子がおかしい「ララちゃん!?大丈夫!?」
レンは心配した。だが、すぐにいつもどおりのララが
「あれ?あたしなんか言ってた?」
「え?あぁ。キングなんとかって・・・」
不吉な予感がする。金色の闇や御門先生など、宇宙人はなにか危険なものを感じた
とりあえず書いてみた
ララがそんな性格だったらゾクっとしますねw
宇宙のチリとかツボなんだがw
ところで誰かリトララを…
ララリトでなくリトララを書いてくれ…
ララ×ルンはまだだっけ?
277 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:55:33 ID:4Xh4NzWn
「ねェリト、エッチしよ!」
その言葉にリトは危うく飲んでいたジュースを噴き出しそうになってしまう
「お、おま…ちょっと待てなに言ってんだよ!?」
顔を真っ赤にしながらもリトは慌てて自分にくっ付こうとしているララを引き離す
「え〜だって、好きな人同士みんなエッチしてるってリサ達が言ってたよ?」
「そ…そりゃそうかもしれないけど……」
なおも体を密着させてくるララから距離を取りながら、リトは心の中でリサ達に悪態をつく
(あいつらララにいったいなに教えてんだよ!)
「ねェ〜リト〜」
再び距離をつめてくるララを手で制止ながらリトは声を大きくする
「ちょ、ちょっと待ておまえ!エッチとかそんなこと人前で言うなっ!だ…だいたいオレとおまえはそんな仲じゃ……」
「ん?だって私リトが大好きだもん!だからリトなら私の初めてをあげてもいいかなって⁄⁄⁄⁄」
「は…初めてって……⁄⁄⁄⁄」
言葉を最後まで理解することなくリトの頭の中は沸騰してしまう
そんなクラクラとする頭をなんとか元に戻すとリトは改めてララに向き直る
「あのなララ、そんなこと簡単に言うんじゃねえよ!だって一生モノのことなんだぞ?わかってんのかおまえ?」
「うんわかってる…わかってるつもりだよ!私だっていつまでも子供じゃないもん!」
リトはララを怪訝な顔で見つめる
確かにデビルーク王が来てからララは以前と違って少しずつではあるが変化を見せていた
あの時屋上で見せたララの誓いともとれる本気の思いがウソなんかじゃないってことはリトにもわかっていた
わかってはいるのだが、ララは相変わらず裸で人のベッドに潜り込むし、風呂上りにバスタオル一枚で平気で抱きついてくるしで
その辺の行動はあまり以前とはかわりなく、むしろより積極性を増している節すらあった
だからリトは今回のララにも一定の距離を守っていた
ララの気持ちが心の内がわからないでいたから
それにリト自身にも大事な思いがあった。中学の時から思いを寄せていた相手
(春菜ちゃん…)
「ねェリト、どうするの?私はしたいなリトと」
正直こんなカワイイ子に詰め寄られて、好きだのエッチしようだの言われて断ってしまう自分はどうかしてるんじゃないかと思いはしたが
それでもリトは理性を保っていた
「どうするもこうするもそんなコトできるわけないだろっ!いいからおまえはさっさと制服から着替えろよ!」
ララに背中を向けたリトは着替えの邪魔にならないようにと部屋から出ようとする
その時、後ろからいつもとは少し違うララの声が届く
「私……本気なんだよ!リトのことが好きで大好きで……だから…」
それはいつもの明るい声とは違う、落ち着いていてそして熱のこもった声
「だ、だからって……オレはおまえのこと別に…それにオレ達付き合ってるわけでもなんでもないのにそんなコトできるわけないだろ?
おまえ言ったじゃんエッチは好きな人同士がって!それに…それにオレには好きな人が他に……」
リトは背中を向けたままでララに告げる
「……うん知ってるよ!リトが私以外の誰かを好きだってこと」
「え……?」
リトはララに顔を向ける。ララは笑っていた、けれどその目には今にもこぼれそうなほどの涙が溢れていた
「知ってる…知ってるよみんな!だけど…だけど私、私はそれでもリトが好きだから!ずっとずっと大好きだから!リトがその人とくっついても私はずっとリトが好き」
ララの目からすーっと涙がこぼれる。そこにはララ自身の思いが詰まっているかの様で後から後から溢れてきては止まらない
「だってリトが好きだもん!大好きだもん!離れたくない……ずっとずっとそばにいたい!そばにいさせてお願い…リト……」
278 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:56:23 ID:4Xh4NzWn
「ララ…おまえ……」
「ご、ごめんねリト!こ、こんな泣くつもりなんかなかったんだよだけど…だ…けど……」
らしくなくオロオロとしているララのそばまで寄るとリトはそっとララの頭を自分の胸に当てる
「リ…ト…?」
「……いいから!大丈夫になるまでオレがそばにいてやるから」
「…う…ん」
その言葉にララはリトの胸を掴むと顔をうずめて声に出して泣いた
それはリトが初めて見るララの姿だった
ララの涙が胸に染みを作っていく。それはゆっくりと少しずつ広がっていった
まるでリト自身の心に染み込んでいくかの様に
リトは泣きじゃくるララの髪をそっと撫でる
いつも体を密着させる時に感じるシャンプーの匂いとは違う、ララ自身の匂い
やさしくてあったかくて、そしてリトが好きな匂い
いつも誰よりもそばにいてくれたララ
楽しい時も、辛い時もいつもそばにあったララのやさしい匂い
いつのまにか当たり前だと思っていたそれにリトはようやく気づく
(そっか…オレの隣にいつもいてくれたのはララなんだ。だからオレこの匂いが……)
ずっと髪を撫でているリトにララは上目遣いで見つめる
涙で赤くなっている目を人差し指で軽く拭いてやると、リトはそのままキスをした
思いがけないリトの行動にララは慌てて口を離す
「リ、リト!?」
びっくりしているのか目をぱちぱちさせているララにリトは笑いかける
「なんだよオレのキス嫌か?」
ララは全力で首を振って否定する
――――やっぱりリトは誰よりもやさしい
ララはそう思った。怒ったりもするけれど最後はいつもやさしく笑ってくれる
そんなリトの笑顔が好きだったから、大好きだから
――――甘えてもいいのかな?リトのやさしさに……
思いが体を突き動かす。胸に熱い思いが込み上げてくる
「リト…私……」
涙で濡れた瞳で見つめながらララはリトの首に腕を回す
「私リトが好き!大好きだから……」
――――だから今だけこの瞬間だけは私だけのリトに
ララは思いの全てを込めるとリトの唇に自分のを重ねる
それは数秒にも満たない一瞬の触れ合いだったが、今の二人にはそれだけで十分だった
お互いのやわらかくて甘い唇の感触に触れたくて、もっと感じたくて
二人はどちらからともなく再び唇に吸い付く
今度は長く、さっきとは違って舌を絡めながら
稚拙な動きで舌を動かすララにリトは一生懸命リードしていく
中々外に出てこないララの舌に自分のを絡めて唾液を送り込む
慣れない感触に戸惑いながらもそれでもララはリトの唾液を一滴残らず喉の奥に入れた
初めてのキスは不器用でいて、それでいて愛情たっぷりのモノだった
「……ぷはぁ…はァ、はあリトの口すごくおいしい…」
口元から唾液の糸を引かせながらララは屈託なく笑う
そんなララの頬を撫でるとリトはベッドへとララを誘う
279 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:57:11 ID:4Xh4NzWn
ベッドに寝かされたララはこれから始まるコトに複雑な思いを抱いていた
好きな人に抱かれる喜びと、初めての経験が生む不安
ララからいつもの明るさが消え、体はそれに少し震えだす
そしてそれはリトも同じだった
ララのおかげで以前と比べて多少の免疫が付いたとはいえ、まだまだ女の子が苦手なリト
しかもこれから初めてのエッチをしようというのだ
いろいろと不安が大きくなる
なにをしてどうするのか、頭の中に思い描く妄想と現実がうまく噛み合わない
けれどララの前で、ましてララの泣き顔を見た後ではそんなことも言ってられない
リトは唾を飲み込むとララの制服に手をかける
いつも見慣れている制服が今日はやけに新鮮に映った
ボタンを一つ一つ外す度に心臓は高鳴り、指が震える
「リト?」
心配げなララにリトは無理やりつくった笑みを返すと、ブレザーを脱がしていく
ブラウス一枚になったララの胸は呼吸にあわせ小さく上下に動き、ブラウスの下にあるブラジャーが薄く透けて見えた
(こ、この下にララの……)
逸る自分を落ちかせるように深呼吸すると、リトはブラウスのボタンを外していく
ララの少し火照った白い肢体に顔が熱くなる
ボタンを全て外す頃にはリトは顔といわず体中真っ赤になっていた
それでも目はララの体から離れることはない。リトは自分が別の意味で興奮していることに気づいた
ララはそんなリトに気づいているのかいないのか、リトにされるがままになっていた
ハダカも下着姿も何度もリトに見せてきたはずなのに、見られても恥ずかしくもなんともないのに今は不思議と顔が赤くなっていた
トクン、トクンと服を脱がされていく度に体が熱くなる
リトの熱を帯びた視線に恥ずかしさと照れで体を小さくよじる
(カワイイ)
そんなララをリトは素直にカワイイと感じた
普段見せることのないララの恥じらいがリトの興奮を煽る
「これ取ってもいいよな?」
ブラを指差すリトにララはこくんと首を縦に振る
ホックが外れるとララの胸が現れる。白いやわらかそうな肉感がララの動きに合わせぷるぷると振るえ、ピンク色の先端がそれに小さく動く
リトはそれに吸い付くように手を這わせると、感情に任せて手を動かす
「…ッあ、ん」
ピクンと反応するララの顔を見ながら、リトは胸を揉みしだいていく
今までの抱きつかれたりララの暴走によるハプニングで触れてきた感触とはあきらに違った
やわらかいララの胸にどんどん虜になっていく
「あ、ッんん…リトおっぱいばかりじゃいやだよ…」
ララはリトが胸を愛撫している最中太ももを擦り合わせていた
「ここもリトにして欲しいの」
280 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:57:53 ID:4Xh4NzWn
熱を帯びたララのお願いにリトはスカートを脱がすのも忘れてショーツに指を這わせる
「すっげーおまえのココもうぐちょぐちょじゃん!」
指を上下になぞらせるだけでショーツの染みは広がっていく
くちゅくちゅと水音がなり、女の子独特の性の匂いがしてくる
「ん…あッはァ…」
短い吐息の様なララの喘ぎ
リトの指が動くたびにシーツの上をララの指が滑っていく
「…ァは…んっく」
ララの反応に我慢できなくなったのかリトはショーツに手をかけていっきに脱がせる
すでにリトの頭の中はララのことでいっぱいだった。羞恥心もなにもない、ただ欲望のままにララの体を求めていく
「…ゃあ、もっとやさしくしてよリト」
ララの言葉にもリトは意地悪く笑うだけでなに言わない
剥き出しになった割れ目に指を這わせると、ゆっくりとヒダを広げていく
中からとろりとした蜜が溢れ、濃厚なララの匂いが広がる
「あんまりじろじろ見ないでっ⁄⁄⁄⁄」
恥ずかしくて秘所を手で隠そうとするララの仕草にリト胸は高鳴る
(か…カワイイ!こんなにカワイイのにホントオレなんかのどこがいいんだ?)
そんな考え事をしながらもリトの指は膣内へと入っていく
中はリトの想像以上に熱く、絡みつくように肉壁が指を締め付ける
「す、すげー…」
女の子のそれもとびっきりカワイイ子のあそこの感触に、リトの口からは感嘆の声しかでない
リトは本能の赴くままに指を動かしていく
すぐにくちゅくちゅと音を立てる秘所からはとろとろと愛液が溢れ、ララの口から途切れ途切れに喘ぎがこぼれる
「はぅ…んッんあ、あッあァ…」
シーツを握り締める指に力が入り、リトの指に合わせてララの腰も小刻みに動き出す
「…ゃん、んんッそこぉ…気持ちいいよリトぉ」
甘えるようなくすぐったくなるようなララの声
リトはララの弱いところを責めたてる
「あ、…ッん、んん…やァ…あア」
気持ちよさが体中を駆け巡るような初めての経験。それにララの腰は自然と浮き上がり、リトの前にお尻からちょこんと尻尾が現れる
最初はふるふると震えていただけの尻尾は次第にララの感度に合わせるかのように動きを変えていく
(そういえばこいつ尻尾が苦手だったんだよな……)
目の前で震える尻尾を指で軽く擦るとララの体がビクンと震える
「ひゃッ!や…やめ尻尾はダメぇ〜」
ララの反応が楽しいのかリトは尻尾を掴むと、手の平の中で弄っていく
「あッくぅ…ひゃめぇ、んッ…あッあァ」
尻尾全てが性感帯なのか、軽く擦ったり指で摘むだけでララの体はピクンピクンと跳ねる
「…んッ、ああ!ダメ、ダメなのホントにッ尻尾は…ああァ」
リトは尻尾の先端を弄りながら、膣内を指で掻き回していく
二つ同時の性感帯への責めはすぐにララを狂わせた
「あッ、んリト…ッあん…おかしくなる…おかしくなっちゃうよォ〜」
「いいよ!おまえがイクとこ見ててやるから」
そう言うとリトは尻尾を口に咥えた
熱い舌ととろけるような唾液の感触にララの下腹部が小刻みに震える
「なんだこうやって尻尾咥えられるのが好きなんだ?」
そう言うと尻尾に歯を当て舌を使って吸い付く
「ひっ…あ、あァ…んッんそれ、イッちゃ……あぅ」
頭の中が真っ白になりなにも考えられなくなる
ララは初めての絶頂を味わうと荒い息を吐いた
281 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:58:32 ID:4Xh4NzWn
「あッ、ふぅ…はあ…はぁ…んッリトぉ…」
ぐったりとした体に開きっぱなしの足の間から、薄く開いている割れ目をリトに覗かせる
イッたばかりのララの乱れようにリトはただ見とれる
いつものカワイさに今は女としての艶美さが加わりララの魅力を引き立てていた
「……オレもう我慢できねえ」
リトは慌ててズボンを脱ぎ捨てると勃起した肉棒を割れ目に当てる
「ララ、いいか?」
まだ息が荒いララだったがリトの要求にいつもの明るい顔を浮かべる
「うん…私もリトと一つになりたいから。だからリトお願い」
くちゅりと音を立てて入っていく肉棒にすぐに強烈な締め付けが襲う
「んッ!…ぁああ…んくぅ」
少しつらそうなララにリトは心配げな声をかける
「大丈夫かララ?無理ならこのまま……」
そう言って体から離れようとするリトの腕をララはギュッと掴む
「ダメぇ!大丈夫だからこのままお願い」
気丈に振舞うもあきらかにつらそうなララのことを思ってリトはゆっくりと挿入させていく
「んッん、あぁ…」
「ごめんララ!もうちょっと我慢してくれ…」
リトの顔に苦渋の色が浮かぶ
自分が未熟なためにララを苦しめているんだと思った
(くっそ……)
男として大事な人を傷つけてしまうことがリトにとっては許せなかった
欲望の赴くままにララを求めてしまったことを後悔もした
それでも一度求めてしまった思考は元には戻らない
リトの肉棒は奥へ奥へと入っていきやがて膜にあたる
「……それじゃあいくぞ?」
「うん」
リトは勢いをつけるといっきに貫く
「あッ…くぅ、ぅう」
短い吐息と共に割れ目からララの純潔だった証が流れ落ちる
体をピクンピクンと震わすララをリトは見つめることしかできないでいた
体を気遣ったり、気持ちが少しでも楽になれる言葉すら思い浮かばない
それでも腰は動かさないでいた。少しでも痛みを和らげるために、少しでも楽にさせるために
リトの不器用でいてやさしい気持ちにララは笑顔を浮かべる
目に涙を浮かべた顔はどう見てもまだ痛そうで、それは自分を気遣うものだとわかった
「へ…へへ、リトとやっと一つになれたね…私今すごくうれしい!」
「ララ……」
リトはそんなララが愛おしくなりギュッと細い体を抱きしめる
「どうしたのリト?」
「おまえってホント…」
リトはもう『どうしてララは自分を好きになってくれたのか?』なんて考えていなかった
目の前の自分を心から愛してくれる人を自分もこの手で抱きしめたい、思いを一つにしたいと心から思った
「リト?」
怪訝な顔をするララの唇に自分のを重ねると、リトはさらに強く抱きしめる
「あァ…ん」
やわらかい体の感触にララの匂いが胸に満ちていく
「ララ…動いてもいいか?」
リトの体の下でララは今度はホントの笑顔を浮かべてうなずいた
282 :
リトとララ:2007/08/23(木) 08:59:14 ID:4Xh4NzWn
ぐちゅぐちゅと音を立てながらリトの腰は少しずつ動いていく
肉棒が出入りする度に溢れた鮮血と愛液にシーツが汚れるが、そんなことにはおかまいなしに二人は気持ちを一つにしていく
「あ…ふ、ん…ふぁんッ」
少しずつララの声にも喘ぎが混じり、体の力も抜けていく
それでも膣内はぎゅうぎゅうとリトを締め付ける様に中を蠢かす
まるで波の様にざわざわと絡みつく肉壁にリトは早くも限界を迎えようとしていた
「…ぁあ、んッああ…んァん…リト?」
込み上げる射精感に歯を食いしばって耐えるリトはそれでもララに心配をかけまいと気丈に振舞う
「バカ!心配すんなって」
「う…うん、けどなんだか苦しそうだよ?気持ちよくないの?」
「違…そういうことじゃなくて……」
気持ちいいどころかとろけそうなほどのララの良さにリトは参っていた
限界も近い。それでもリトはそれを口に出さなかった。ララと一緒にイキたいと願ったから
リトはララを安心させようと腰を打ちつけ続ける
「ララおまえってやっぱ最高…」
「へ?」
ぼそりと呟いた囁きはララの耳には入らない
それでもララはリトが自分のことを思い考えてくれていると思った。リトの体を抱き寄せる
「うわッ!ば、バカこんな体勢中に出しちまう……」
「いいよ」
「え?」
ララはリトを抱きしめる。リトを離したくはなかった
「いいよ私の膣内で出しても」
「……ララ」
それはララ自身の強い願い
そして一つの思い
――――きっとリトとするエッチはこれが最後になるから
他に好きな人がいるリトのやさしさに甘えてしまったから
自分はこれが終わったらここを出て行かなくちゃいけないから
ララはリトをギュッと抱きしめる、強く強く
(だけど…だけどやっぱり嫌、離れたくない…離したくないリトとずっと一緒に……)
ララの頬を涙が伝い落ちる
必死に腰を動かしているリトにはそれが見えない
ララはそれでいいと思った。これ以上自分がリトの迷惑になるのはダメだと感じたから
込み上げてくるリトへの思いはやがて自身の絶頂へと変わっていく
気持ちよさとリトのぬくもりの中でララは震える口で伝える
「…あッん、リトぉ…私もう…んっはあ」
「ああ、オレも限…界」
リトの額から汗がぽたぽたと胸に落ちてくる
一生懸命自分を求め抱いてくれたリトをララはじっと見つめる
その顔を胸に焼き付けるように
「ララ…ララ、もう…」
「う…ん、いいよ!出してリトの…ッん私の中に…出して欲しいのっ」
キューっと締め付けが強くなる膣内でリトは白濁した欲望を吐き出した
荒い息を吐きながらゆっくりと引き抜いた割れ目からは膣に収まりきれない欲望があふれ出す
「ララ…ホントによかったのか?中に出しても?」
リトが尋ねてもララはなにも答えない
変わりに小さくすすり泣く声とそれに混じる嗚咽が聞こえる
「ララ!?」
びっくりしたリトが慌てて近寄ると、ララは見られないように腕で顔を隠しながら泣いていた
283 :
リトとララ:2007/08/23(木) 09:00:06 ID:4Xh4NzWn
「ご…ごめんね、大…丈夫のはずだったんだけど…もう平気だったんだけど、私やっぱり……」
言葉がそれ以上続かない。かわりに溢れ出すララの純粋な気持ちにリトはただそばにいてやることしかできないでいた
どれぐらいの時間が経っただろう、ようやく落ち着きを取り戻したララはリトの前で涙を拭いていた
「もう平気なのか?」
「うん!ヘへへ、一生分泣いちゃったかも」
照れくさそうに笑うララの姿にリトは顔をほころばせる
「そっか……じゃあもう大丈夫だな」
「うん、ありがとうリト!」
リトのやさしさとぬくもりに改めて触れたララは少し幸せそうに微笑む
そしてそれと同じだけ寂しそうな顔を浮かべた
リトの気持ちを知ってしまってはもうここにはいられないと思った
もともと家出中であったため、いつかは出て行く日が来ることに覚悟はしていたのだが
いざそれが来ると中々素直に体が動いてくれない
ここを出て行くことがこんなにもつらいなんて考えてもいなかったから
体が足が動かない
リトから離れることがこんなにも辛く悲しいだなんて思ってもいなかったから
それでもこれ以上我がままを言えない
そしてそれ以上にリトの顔を見るのが辛かった
心が挫けそうになってしまうから
「ララ?」
そんなララにリトは心配そうに声をかける
「エヘヘ、平気!私は大丈夫だよ!」
それは何気ないいつものララの笑顔だった。自分の横を通り過ぎていくララにリトは思わず腕を掴む
「リト?」
「おまえ……」
今日リトはあらためてララの自分への気持ちの強さを知った
そしてこの思いに応えるために、この気持ちを伝えるために
リトはギュッと握り拳をつくるとララの顔を見つめる
「……どこにも行くな!ずっとオレのそばにいてほしいんだおまえに」
「え?…え、でもリトは……」
「オレ…わかったんだ。ずっとオレのそばにいてくれたのは誰だったか……
楽しい時も寂しい時もいつも隣にいてくれたのはおまえだろ?それにおまえがいなくなると寂しいっていうか……その…」
言いよどむリトをララはじっと見つめる
「と、とにかくオレおまえとこのままさよならなんてしたくねーんだよ!」
ララは顔を俯かせるとぼそぼそと小さな声でリトに聞く
「い…いいの?だってリト他に好きな……」
「バカなに言ってんだよ?おまえも言ってたじゃねーか。エッチは好きな人同士がするもんなんだろ?」
「好きな人…同士が……あっ!それじゃあリト!?」
ドクンと胸が高鳴るのを感じた
それは初めてリトを好きになった時と似ていると思った
そしてその時以上の気持ちが胸から溢れ出していた
顔を赤くしながらそっぽを向いているリトへララは喜びのあまり抱きつく
「こ、コラ!おまえ離れ……」
「……ありがとうリト。私リトと出会えてリトを好きになってホントによかった!ホントにありがとうリト」
胸に顔をうずめるようにしているララからあったかいぬくもりが伝わってくる
「……ったく」
バツが悪そうに頭を掻いているリトにララは涙で濡れた瞳で見つめる
「リト…大好き」
「ああ、オレもララが好きだよ」
二人は顔を寄せ合うと再びキスをした
互いの気持ちをのせて
終わり
>>274のリクに応えようとして書いたんだがなんか全然別のものになってしまった
申し訳ない……。もっとリトをガンガン責めさせるべきだった
えっと次はまた唯とリトの続き?第三話を書きます
GJGJGJ!トリプルGJ!
やっぱり純愛ものが一番ですねえ
287 :
274:2007/08/23(木) 23:13:49 ID:xPUjAT70
>>277-284 GJ過ぎる!!!!!!
まさかリクに応えてくれるとは…
なんか読んでて目から変な汗が出てきたけど、とりあえず最高だった!!!
これからもいい小説書いてください。ホントにありがとう!!!!
>>284 まず感じた事…
貴方はララの心情を凄く良く理解している
作品を通してララの切ないまでの一途な想いが読み手にも伝わる非常に良い話でした。ハッピーエンドで良かった
…感動しました!少し泣きそうになりました
良い!GJなんて言葉じゃ済まされない…
次回作も楽しみにしてます!ありがとう!
最高、感動、そしてGJ!!!
sage
292 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 22:10:33 ID:9M8ebfKq
燃え尽きろ!熱戦・列戦・超激戦
ブロリー自重
作品が投下為れた事を感じて飛んできましたよっと…
こいつぁ…GJ!
かなり良いぜ
8月は暑かったですね〜〜〜
この暑さのせいで友達の頭がヒートして赤信号なのに道路を渡るという
トラブルが発生しましたよwww
新田先生がメインキャラになったら、単行本全部買ってやる
やばい
初めてこのスレ来たけどこんなすごいの書く人いたんだ
GJ!!
>>295 それはリアルにやばいだろー。なにもなくてよかったなー
何もなかったとは一言も書いてないが
命に係わる事は無かったのですが
「心に相当な刺激が加わった…ハハハ…はは」とか
笑い事じゃない言葉を連発して言っていましたww
暑さというのは怖いですね……
いつから雑談スレに成り下がってしまったんだ
リトが凄くエロい設定というのはダメでしょうか?
おk
誰か御門先生で書いてくれんかなぁ…
前スレにあったんだが、保管されてないな…。
保管希望
どんな内容だった?
>>284 これはやべえよ…
泣けちまって抜くに抜けねえ…
エロいのに良い話だ…GJ
>>284 俺は凌辱好きなんだが、目から汗が出てきちまったんだぜ?
ホントにGJ!!!
ありがとう!!!!
「う〜ん ここは・・・」
ルンは暗闇の中から目を覚ます。地球の雰囲気がない。まるで宇宙船の中・・・
「え?・・・動けない」
それも当然である。ルンは今、大の字で寝かされ変態宇宙人に捕まったからである
「ギブリー、やっぱり僕は見る目が違うだろ?ララたんじゃなくても可愛い子はいるんだもん」
「そうだな・・ところで・どうやって料理しようか・・・」
ルンはギブリーとラコスポの一発キャラ宇宙人コンビに捕まったようだ
「は・・・はなしてください・・・」
「そのしぐさ、すっごくそそられるもん!」
そういうと、ラコスポはルンの口になにか薬を入れる
「ほごぉっ・・・むぅ・・うぐっ・・・」
無理やり飲み込まされたようである
「この薬はお前が男に戻らないようにするためと、なかなか絶頂に達しないようになるためだもん!男の感じてるところなんて見たくないもん!」
ラコスポはルンが男に変身することも調べてあるようだ
「次は薬を塗るぜ・・・へっへっへ」
ルンの制服のボタンをあけ、ズボンを下ろすギブリー。スカートはくるぶしあたりまで下げられ、上半身はブラジャーをさらけ出してる状態だ
「これを塗れば快感が20倍界王拳なんだ(?)気持ちよくなるぜ」
すると、薬を塗られ、触られるだけでルンの体は感じるようになった。即効性も高いようだ
「ひゃっ!だめ・・・怖いです・・・やめてぇ・・・」
だが、そんなこと言えば余計に宇宙人を喜ばせるだけだ
今日はこれぐらいで。適当ですが
ルンが「怖いです」なんて言うか?
せいぜい「やめなさいよ!」だとオモ
ちょっとルンのキャラ設定が……
くそSS
SSと読んだら他の職人さんに失礼か
文章自体は悪くはないと思います
ただ、キャラ設定がいまいちかと
負人気空気キャラを使った時点でOUT
お前のせいでキャラのイメージが崩れた
このスレが過疎ってる理由が分かった気がする
ここってエロじゃなきゃダメなん?
いいよ!投下待ってます
ヤミたんまだかいな?
ヤミ金氏の過去のエロパロが読みたいんだけど保管庫を更新してくれる人いない?
唯にゃんの同人誌マダー?
326 :
気まぐれ:2007/09/11(火) 18:13:00 ID:6aZJaaVJ
小説 下手だと思いますよ。自分の。リトと春菜のみの会話。
無人原始惑星に来て、数日たったある日・・・・・・
「結城君、食べ物探しに行こう?」
「わかった」
・・・・・・・・・
「ねえ、このキノコとかはどう?」
「食べられるのか?」
「味見してみる」
ぱくっ・・・・・・
「・・・・・・」
「西連寺?」
「ゆ、結・・城君」
がばっ
「うわっ」
「結城君・・・結城くぅん」
「さ、西連寺!落ち着け!!」
「結城君結城君結城君結城君・・・・・・」
股間に手が進む
「ちょっ・・・西連寺どこ触ってんだよ!」
「ガマンできない・・・ほしいようぅ・・・」
327 :
気まぐれ:2007/09/11(火) 18:16:48 ID:6aZJaaVJ
ここからは、てめぇらでがんばれ。
328 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 21:01:18 ID:Iz8IDuzl
>>327 クソ捲き散らかして消えるんじゃねぇ。
汚物はてめえで処理してけよ。
329 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:17:38 ID:1ycqMFkN
俺の名前は結城リト、なぜか名前がカタカナだ
夏、夏は好きなのか嫌いなのかと聞かれたら好きだと答える
なぜなら暑いけど家でごろごろ出来る夏休みがあるから
でもいつも家でくつろげない……あの尻尾の生えた宇宙人の所為にある
こんな独り言を言っている間に厄介な事に巻き込まれる可能性を99%
持ってくる宇宙人が駆け寄ってきた
はぁ〜 今度はどうなるんだ………俺は
今日の厄介事は悪くは無かったけど
でもそんな事が出来る筈ないとましてやララの発明品だし…
「あのな〜〜いくらお前が凄い発明品を作ったとしても
今回のは絶対に失敗する、断言する!!」
「ええ〜〜〜今度のは絶対に成功するよ」
「無理だ、異次元に行くなんて絶対に無理だ」
そう、今度の発明品は異次元へワープする機械を発明しやがった
「……………リトがそこまで言うなら」
うん
「やっぱり…」
うんうん諦め
「諦めないっ!!!」
うんそうだよ何事にも諦めないでって違うだろー
「と言う訳で行ってラッシャーい」
ララに背中を押されワープ装置に入ってしまった
俺の目の前にはにこやかに明るく笑っている少女が一人
そして次の瞬間気を失った
目が霞む……ん?ここは?
「あれっここは俺ん家?どうなってんだ?」
気を失っていた所為か現状が把握できない
ララの失敗か?…
「おーーーいララーーー……」
ララは居ないのか?
あっ………もしかして、此処って
ーーーーー異次元!?−−−−−−−
330 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:18:24 ID:1ycqMFkN
ララの発明品は成功したのかよーでも何で俺の家なんだ?とりあえず
何か飲もう
家には誰も居ない
誰か帰ってくるまで寝ようと思ったその時
ガチャ
ドアが開いた音がした
俺は誰が帰ってきたか確認しに玄関までいった
「ん?お帰り、美柑」
その人物は俺の妹
ちょっと生意気だけど頼れる妹だ
「あーー重い…ちょっと持って」
買い物袋を両手にダルそうな顔をしてる
と丁度その買い物袋を持とうとしたら美柑が俺の胸に頭を乗せてきた
「ど、どうした!?熱でもあるのか?」
「昨日風邪治ったばっかなのにまた風邪ひく人なんて居る訳ないでしょ」
昨日風邪?
「ん?なんか汗くさ」
「し、仕方ねーだろ夏だし暑いし」
「はぁ?夏?とうとう頭おかしくなった?」
え?
「今は秋でしょ…リト」
秋?さっきから全然かみ合わない
今は夏で美柑は昨日風邪は引いてないぞ
……もしかするとここは異次元だから色々違うのかもしれない
だけど
「あの…美柑…まだか?」
「ん?…ちょっと………だけ………」
美柑が異様に甘えてくる
普段の美柑なら絶対と言っていいほどしない行動だ
「ドアが開いてる状況でこんな事してると変な噂がたつんじゃねーの?」
「別にじゃん、一緒に住んでるんだし」
「一緒に住んでるっつってもなぁー兄妹でこんな事してたら」
「兄妹?いつの話?私達もう兄妹じゃないでしょ」
美柑の奴今日何か企んでるな
「血、繋がってなかったって一年前から言ってたじゃん」
て、手の込んだ事をするな、でもちょっと悲しい…
「そういえばララ遅いなー」
その時美柑の目がギランと光り俺の目を見つめてきた
「ララって誰?」
お、おいおい幾らなんでも
「同級生?友達?先生?誰?」
……そうかここは異次元だった、とすると俺がいた世界とは異なるのか
そう考えると話が通る様な…
「た、ただの友達友達…うん友達」
「本当に?……リトが言うなら信じるけど…
もし浮気とかしたら許さないからね」
分かった分かった…浮気?…もしかして俺と美柑
付き合ってんのかよ!!!!!!!
331 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:19:23 ID:1ycqMFkN
そんな…別の世界では兄妹のままで別の世界ではカップル!?
俺ってシスコンだったのか
落ち込むよそりゃ落ち込む…でも美柑って別にそんな性格は悪くねーし
……か、可愛いとことかあるし
とそんな将来の事を考えていると
「秋といってもまだ暑いし汗少し掻いちゃったんだよねー
だからシャワー浴びようと思うんだけど……リトも一緒に…来る?」
誘われた、小学生に…でもここで断ったら悪い気もするし
でも俺の知ってる美柑は妹で……くっどうすればぁぁぁ
チャポーン
はーいい湯だ、凄く気持ちいい
シャワー浴びるだけって言ってたのにお風呂も沸かせてくれるなんて
流石俺の妹じゃなくて俺の…女って言うのかなこの場合
目の前で体を熱心に洗っている美柑の姿が見えた
そんなに熱心に洗わなくても良いのに…
「リト……シャワーやってあげる」
「あ、ああ、じゃー…」
………何照れてんだ、事実美柑は妹で普通こんな事しないのに
あ〜〜〜〜でも結構気持ちいいな
これで前もやって貰ったらどんなにいい事だろうか
「前もやってあげよっか」
「美柑、それは」
困っている俺に少し笑って前の方に移動してきた
だ、大丈夫、タオルあるし
美柑はそっと手を俺の胸に置き撫でるようにシャワーをかけてくる
どこでこんなテクニックを習ったんだ
すると美柑の手が俺の下半身に這ってきた
「美、美柑そこはいいからってお、おい」
驚くことに美柑はタオルを取り男性器をさわってきたのだ
「男の人ってこーゆー事すれば気持ちよくなるんでしょ
どう?気持ちいい?」
「き、気持ちいいけどそれ以上やると…と、止める自信がない」
「出るんでしょ、せーえきが…いいよ…リトのだったら」
と戸惑いながらも口に含み上目遣いでこっちを見てくる
正直美柑は可愛い…もし本当に兄妹じゃ無かったらとしたら…
「そ、そろそろ射精るから…顔を」
だが美柑は一向に離す気配はしない
「美、美柑…くぅっ…うう」
「ん、んんう……うううにがぁ」
全部飲みきれなかったのか口のさきから精液がこぼれてきた
「ハァー…って美柑何を」
俺を押し倒し上に乗っかろうとしているのだ
つまり騎上位だ
「だ、ダメだ美柑!マジ痛いぞ」
「知ってる…でも誰でも最初は痛いもんなんでしょ」
「でもダメだ」
「もしかしてリト…怖いの?」
怖いのはそっちだろと言いたくなったがここは抑えて
「こういう事はまず最初から丁寧にやるもんなんだよ」
332 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:19:59 ID:1ycqMFkN
「最初?何するの?」
美柑は少し震えていたがすぐ治まった
そっと抱きしめ出来るだけ優しく髪を撫でる
「怖くない、全部俺に任せて」
俺は美柑の頬を撫でて深いキスをした
まだ舌を入れるのは早いと思って入れないでキスを終えた
ゆっくりと美柑を仰向けにすると小さな出っ張りを擦る
「ぁ…んぁ…ふぅ…」
強く口を結んでいる美柑の口から聞こえるか聞こえないかの
超低音ハスキーの声が聞こえてきた
胸を強く揉み寄せる
そこにできた膨らみを口でしゃぶったり
唾を垂らしてそれを舌で舐めたりした
「んぁっ、ふう…ふぁん…ん、さっきからむ、胸ばっかで
リト…あぅ…変態じゃん」
美柑にも余裕ができたのかいつもの調子に戻りつつある
「ああ…そうかもな、さて次は下だな」
ぴくっ 少し美柑が反応した
「ん?まだ怖いのか?」
「こ、怖いわけ…少しあるかも…」
極まれにしか見れない美柑の弱気の姿を愛しく思い
美柑が安心するまで優しく言葉を投げかけた
美柑の秘部をもうびしょびしょでお湯なのか液なのか区別できない程だった
もしかして美柑感じやすい体系なのかも
それを我慢してこんなになって…
こういう素直じゃないとこが可愛いんだよなー
と思いながら秘部に指を入れる
「んあぁぁ…はぁ、んん」
思った通り感じやすい体系だな…ここで一回イかせるか
指の不規則な動きで犯し続ける
すると美柑にも変化が訪れた
「あ、あん…リ…トぉ何かくる…あ、あ、あ、出ちゃうぅ」
これが美柑にとって初めての感じ
快感という二文字だ…美柑はしばらく余韻に浸っていた
これで全ての全儀は終わった
後は挿入だけ
333 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:24:28 ID:1ycqMFkN
「最初は痛いけどすぐ終わるから」
と無意味だと分かってはいるが少しでもリラックス出きるよう言う
無言の美柑
覚悟を決め挿入した
「っ!!」
頑張れよ美柑もう少しで
美柑がきつく締めてくるがそれでも進む
「ふぅーー…やっと入った」
「はぁーマジ痛かった…」
途中射精しそうになったが何とか堪えた
美柑の顔から余裕が見えてきたのでゆっくりとマイペースで動きだす
だんだん早く動くに連れ美柑の声も大きくなってきた
「あん…うぁん!んくぅ…ぃぃ」
俺もそろそろ限界になってきた
元々きつくて入れただけでイきそうになるくらいだったので
いつ出てもおかしくはないのだ
「はぁうっ!あん…リト」
「す、すまん美柑…中で射精るぞ!」
ぶしゅ〜〜
「……?あれ?美柑?なんで服着てんの?ていうか此処はどこ?」
途方に暮れる俺
確かお風呂で美柑とやってて…あれ?なんでララもいんの?
「ふふーん♪実は異次元に留まれる時間は2時間程度なんだ!」
「…っていう事は戻ってきたのか!よかった!」
「たぶん向こうのリトも戻ってる頃だよ」
「戻ってる頃って…ここにもう一人の俺が居たの?」
「その場から消えてたって事になってるよ」
恐るべしララの発明品
「…リト」
はい
「もうどっかの異次元に飛んでけーーーー」
俺はその場で気を失った
334 :
キムチ鍋の元:2007/09/12(水) 03:30:15 ID:1ycqMFkN
リト×美柑 終わりです
美柑見たいな妹がいたらいいですよね
GJ
ほんとにいたらいいですよねーー
リトのキャラが少し違う気がするが。
美柑タソハァハァは同意
337 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:58:32 ID:ZtSfNTFA
GJ!
338 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 01:04:32 ID:F3bjbfGe
男はオナニーするとバカになるの?
339 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 14:54:20 ID:v5qklQmX
唯を誰か犯してあげてー
340 :
リト×凛【前編】:2007/09/15(土) 00:15:26 ID:YFCVnzTc
普段より賑わう彩南高――屋台の準備でテントを張る生徒や、大きめの立て看板にペンキで文字を書く生徒があちこちに見られる。
その日は彩南高等学校の文化祭、彩南祭が催される数日前のコト。
いつも通りリトがララの発明品に悪戦苦闘しているときだった。
「もういい加減にしてくれェェ!!」
「待ってリト!“でるでるビジョンくん”今度のブンカサイで使おうと思って改造したみたの!試してみてよぉ!」
必死に逃げるリトの数メートル後方には、おぞましい風貌のお化けや妖怪と共に楽しそうに追い掛けるララの姿がある。
ちなみにそのお化けや妖怪の正体は、いつかの臨海学校のとき肝試しで使用された発明品、“でるでるビジョンくん”なのだが…ララ曰く、改造が施されているらしい。
だがそんなコトにかまっている暇はないリトは、依然学校中を逃げ回る。
「わかった!わかったからそれ消してくれェ!!」
必死に逃げ回るリトを尻目に、ララは呑気に発明品の説明を始める。
「今度は映像が実体化するように……あ!リトったら逃げないでよぉ!」
ララの身体能力は人間のそれを遥かに超える。
当然勝ち目のないリトだが、ララが発明品の説明をする一瞬の隙をつき、サッカーで鍛えた脚を生かして全速力で逃走した。
「ハァ…ハァ…ココまで来れば安心――…うわッ!」「キャッ!」
やっとの思いでララを振り切ったリトが安堵の息を洩らしたそのとき、突如廊下の角から現れた少女に衝突してしまった。
ぶつかった少女…それは、何かとララに張り合おうとするリト達の1つ上の先輩、自称彩南祭クイーン天条院沙姫であった。
当然の如くいつもの2人の付き人もそばに居て、ぶつかった勢いで倒れそうになった沙姫はその2人にしっかり支えられ、素早く抱え起こされる。
「大丈夫ですか沙姫様!」案の定リトは倒れ、そのときにぶつけたのか後頭部を押さえながら苦痛の表情を浮かべて上半身を起こす。「痛ってェ…あ!て、天条院センパイ!?」
そして相手が沙姫だとわかれば心の中で自らのトラブル体質を嘆く。
(よりにもよってぶつかった相手が天条院先輩なんて…オレってついてねェ!)付き人2人に起こされた沙姫は、ぶつかってきたのがリトだと気付く。
「いったいどこを見て――……って結城リト!
いきなりぶつかって来るなんてどーゆーつもりですの?」
リトの前で腕を組みながら仁王立ちになり、目頭をピクピクとひくつかせる沙姫は、言うまでもなく怒り心頭である。
ぶつかったのは、当然走ってきた自分に非がある。
純粋、もとい素直なリトは、尻餅をついたまま謝ろうと仁王立ちの沙姫に視線を向ける。
「あ、いや…ごめんなさ――…!?」
が、突如リトに異変が起きた。
顔を真っ赤にしてオロオロし始めたのだ。
それを見た付き人の1人、ポニーテールとりりしい瞳が特徴的な少女、凛は彼の様子と倒れている位置から瞬時に状況を読み取った。それは、リトにはダイレクトに沙姫のショーツが見えているというコトだった。「よくも沙姫様の…!
今すぐ立ちなさいっ!」
指摘されたリトは慌てて飛び起きる。
「ち、違ッ!コレは事故で…!」
「問答無用!!」
リトの制止虚しく、凛はどこからともなく取り出した木刀を振りかざす。
「うわッ、危ねェ!」
その一撃を辛うじて回避したリトは、謝りながらその場から去ろうと走り出す。「ごめんなさーい!!」
「コラッ!待ちなさい!」それでも治まらないのか、木刀片手にリトを追い掛ける凛。
リトの逃走劇第2ラウンドである。
リトは追い掛けられながら心の中で叫ぶ。
(何でいつもこんな目にーー!!)
341 :
リト×凛【前編】:2007/09/15(土) 00:17:12 ID:YFCVnzTc
(オレって今日、追い掛けられてばっかだな…)
階段を駆け上がりながら染々とそう思うリト。
「でも結局は、オレが天条院センパイの下着見ちゃったのが原因なんだし…逃げるのは筋違いだよな」
走りながら今までの経緯を思い出し、自分が制裁を受けるのは当然だと感じたのか、リトは階段の踊り場で足を止める。
「漸く観念したようね」
足を止めたリトにそう告げながら一歩一歩詰め寄って行く凛。
歩み寄る凛に向き直り頭を下げるリト。
「……悪いのはオレです!だから…お仕置きでも何でも受けます!」
はたから見れば、その台詞はただのM発言と誤解されそうなものだが、それはリトなりの反省の気持ちを込めた言葉だった。
「……!!」
それを聞いた凛は、先程まで逃げ回っていた相手の変貌ぶりに動揺を隠せない。「――い、今更何を言っても罪を償うコトにはならないッ!」
「ッ…!」
ぶんぶんと首を左右に振って我を取り戻した凛は木刀を振りかざし、リトはギュッと目を瞑り覚悟する。
――ガシャーン!
その瞬間、窓ガラスの割れる音と共に、2人の目の前に化け物が現れた。
「な…何なのコイツ…!」突如現れた異界の者に驚きながらも木刀を構える凛。だが、そこは少女。流石に恐怖を隠しきれないのか手が震え唯一の武器である木刀を落としてしまう。
「ヴゥゥ……」
低い呻き声を上げながら化け物は凛へと歩み寄る。
リトはというと、口をパクパクさせ軽いパニック状態のようだ。
と、その時、ふと踊り場の隅にやったリトの視線に飛び込んできた物があった。それはララの発明品もとい“でるでるビジョンくん”の本体だった。
(そうか!ララの発明品だったのか!)
リトを追い掛けていた際に誤って壁に激突したのか、詳細は判明しないが煙を吹き出しながら踊り場の隅に転がっていた。
しかし不運にも起動したままらしく、映し出され、実体化した映像は今にも凛に襲い掛かりそうな勢いだ。更に肝心な製作者の姿も辺りには見当たらない。
「そうだアレさえ壊せば!」
その存在に気付いたリトは足元に落ちている木刀を拾い上げ、渾身の力を込めて振り下ろす。
すると鈍い音と共にメカは機能を停止し、映し出された映像は凛に襲い掛かる寸前で消失した。
「…ッ……え…?」
何が起こったかわからない凛は、目を丸くしながらリトの方を見る。 目の前の頼りなさそうな少年が助けてくれた―――
にわかには信じがたいコトだが、それは紛れもない真実であった。
「ふぅ…間一髪だったァ。怪我はない?」
「…えっ?あ、大丈――…キャッ!」
自らの無事を伝えようとした瞬間、階段から足を踏み外してしまう凛。
凛自身は気付いていなかったものの、先程の化け物にギリギリまで追い込まれていたのである。
凛自身もうダメだと悟った、そのときだった。
「危ないッ!!」
リトが精一杯伸ばした手で凛の腕を掴み、自らのもとへ引き寄せた。
階段から落下する最悪の事態を免れたとはいえ、引き寄せた勢いが治まるはずもなく、そのまま床に倒れそうになる。
するとリトは、無意識の内に少女を傷付けぬようギュッと抱き締め、衝撃を和らげるべく自分が下になり床に倒れた。
「痛てて…先輩、大丈夫?」
心配そうに様子を伺うと、そうとう恐かったのか、凛はリトの胸の中で小さくなって震えていた。
いつも見るりりしい姿は今は無く、強く抱き締めれば壊れてしまいそうなほど華奢でいて繊細―――
リトはいつのまにか少女の頭を優しく撫でていた。
「もう大丈夫だから…」
囁くようにそう言い聞かせながら、少女が落ち着くまで見守り続けた。
そしてどれほどの時間が経っただろう。落ち着いた凛は顔を上げ、すぐ目の前にリトの姿があるコトに驚く。
いや、助けられたとはいえここまで気を許してしまった自分に驚いたと言った方が正しいかもしれない。
「な、何するのッ!」
顔を赤らめながら慌ててリトから離れる凛。
そんな理不尽な態度をとる凛に多少唖然とするリト。「何って…助けただけで…」 「頼んだ覚えはないッ!」頭を掻きながら苦笑いを浮かべるリトの話を遮るように怒鳴ると、凛は階段を駆け降り廊下の角に消えていった。
「アハハ…でも、先輩が無事だったコトだし、よしとしようかな」
走り去る凛の姿を見送ったリトは教室へと戻った。
342 :
リト×凛【前編】:2007/09/15(土) 00:18:32 ID:YFCVnzTc
―放課後―
凛は綾と共に沙姫に付き添い、迎えのリムジンの待つ校門に向かう途中だった。
「―――りん…凛?」
「………えっ?」
教室を出てからずっと浮かない表情で考え事をしていた凛は、それを見兼ねた綾の声で我に返る。
「大丈夫?ボーッとしてたわよ?」
「あ、いや…大丈夫よ。
ありがとう」
両手を合わせて心配そうに顔を覗き込む綾に、なんとか造り笑顔で返す。
そこへ沙姫が絶妙のタイミングで尋ねる。
「そう言えば…あなた昼休みに結城リトを追って行ったきり、帰りがずいぶん遅かったようだけど、何かありましたの?」
すると凛は、バツが悪そうに苦い表情をしながら頭を下げる。
「申し訳ありません沙姫様……少しばかりてこずってしまって」
昼休み、凛は“でるでるビジョンくん”の餌食になりかけ、間一髪のところをリトに救われ、その上階段から転落しそうになったのを助けられた。
当然そんなコトが正直に言えるはずもなく、後ろ髪を引かれる想いで自らの主人に嘘をついた。
「……そう」
凛が嘘をついたコトを知ってか知らずか、沙姫はそれ以上は追求しなかった。
「それじゃあ2人共、ごきげんよう」
「失礼礼します。沙姫様」リムジンに乗り窓から軽く手を振る沙姫を、頭を下げて送り出す凛と綾。
その後の帰路で綾と別れ、凛は我が家へと辿り着く。夕食もロクに喉を通らず、1人湯船に浸かりながら、少女は今日の事件のコトばかりを考えていた。
「私があんなヤツに…」
今でもあの時の様子が頭から離れない。
恐怖に震えリトにしがみ付く自分を思い返すと、情けなさが込み上げてくる。
しかし不思議と浮かぶのは、弱さを見せてしまった自分への軽蔑の感情ばかりで、リトへのマイナスの感情は覚えなかった。
それどころか、身を呈して自分を守ってくれたリトの優しさが…抱き締められたときのリトのぬくもりが鮮明に蘇る。
主人の貞操を幾度となく奪った(事故)相手だとわかっていても、憎めなかった。心のどこかで、リトに対する何かが変わっていくような気がした。
しかし気掛かりが1つだけ残っている。
それは、2度も助けられてお礼を伝えていないというコトだ。
1度目は事故のお陰でそれどころではなく、2度目はというと自分から突き放す始末。
このままだとプライドが許さない凛は湯船の中で小さく呟いた。
「明日こそお礼言わなきゃ…」
343 :
リト×凛【前編】:2007/09/15(土) 00:20:06 ID:YFCVnzTc
次の日、屋上で珍しく1人で昼食を食べているリト。「ふぅ〜…食った食った」弁当箱に蓋をし、おもむろに地面に寝そべる。
「平和だなァ…」
染々そう思うリトは、先日ララに軽く説教をしたお陰か、今日はまだトラブルに巻き込まれていない。
そう…『まだ』である。
暖かい陽気に誘われウトウトと居眠りをしそうになったその時だ。
「…結城リト」
夢の中に入ろうとするリトの頭上から自分を呼ぶ少女の声が聞こえるのだった。寝呆け眼を擦りながら身体を起こし、声のした方へ視線を移すとそこには凛の姿があった。
(この人は確か…)
リトは頭の中で、沙姫がその少女を凛と呼んでいたのを思い出す。
「凛…センパイ?」
「…お前に用があるの」
身体を起こして不思議そうに首を傾げるリトに唐突にそう告げれば更に続ける。「昨日は…その…」
「??」
視線を背けながら何かを言おうとする凛をキョトンとした表情で見つめるリト。昨日お礼を言おうと決めた凛は、今日リトが1人で昼食を食べているというコトを知り、用事があると誤魔化して主人の元を抜け出して来たのだった。
「………き、昨日はよくも沙姫様の!」
しかし、お礼を言うつもりで来た凛の口から出た言葉は全く別のものだった。
(私は何を言って…)
我に返り後悔の表情を浮かべる凛をよそに、当然それを聞いたリトは驚きを隠せない。
「え!?また!?」
「ち、違う!私の話を…」手をバタバタさせて後退りしようとするリトに、凛が慌てて弁解しようとしたそのとき悲劇は起こった。
その日の屋上には、彩南祭に向けて作られた立て看板が、ペンキを乾かすために前日から立て掛けられていたのだが、それが強風にのって2人に向かって飛んできたのだ。
それに背を向けて立っている凛は気付いていない。
「先輩後ろッ!」
いち早くそのコトに気付いたリトの叫びで振り向くも時すでに遅し。
避けようとするも初動が遅れたせいで間に合わない。だが凛より早く気付いていたリトは、凛に危険を知らせると同時に行動を起こしていた。
凛を抱えてその場から跳びのいたのだ。
リトの咄嗟の判断により、危機を脱した凛は軽い放心状態である。
「大丈夫…?」
凛の無事を確認しようと呼び掛けるリト。
「私より…お前、脚が…」凛自身は倒れたときの擦り傷程度で済んだものの、看板を避け損ねたのかリトの脚には痛々しく血が滲んでいた。
それを見た凛の思考は罪悪感に塗り潰され、自然とリトから離れようとする。
「私なんか…助けようとしたから…」
「ちょっと待って!先輩は悪くないって!」
離れていく凛に近付こうとするリト。
「来るなッ!!」
そう叫ぶ凛の瞳は涙で潤んでいた。
すでに2度助けられ、今も自分をかばって他人が傷付いたと思うと、腑甲斐なさでいっぱいになる。
「これ以上…これ以上私を惨めにしないで…」
目蓋に涙をいっぱいに溜めてそう懇願する凛をリトはそっと抱き寄せる。
「な、何をッ…!」
「惨めなんかじゃない。
そりゃ付き人なんてしてたら強くないといけないのかもしれないけど、今回はたまたま助けられる側だっただけなんだし。
それに……先輩は女のコなんだから……。たまにはちゃんと弱いところ見せてもいいと思うよ」
突然抱き寄せられたコトに驚き、怒鳴ろうとする凛の台詞を遮ればゆっくりと髪を撫でながら告げるリト。リトの言葉1つひとつが少女の心に染み込み、リトの優しさを全身で感じながら少女はリトの胸の中で声を出して泣いた。
344 :
リト×凛【前編】:2007/09/15(土) 00:21:29 ID:YFCVnzTc
暫らくして凛が落ち着いた後、手当てくらいさせてほしいという彼女の要望で、リトは彼女の肩を借りて保健室に向かっていた。
――ガラッ
「御門先生居ないんだ…」保健室に居るはずの、養護教諭の御門は不在のようだった。
そんなコトもお構いなしに凛はてきぱきと必要な手当ての道具を揃えていく。
(へぇー…けっこう慣れてんだな)
「そこに座って、脚出しなさい」
「あ、うん」
関心するリトをよそに、椅子座って脚を出すよう指示する凛。
リトは言われた通り椅子に座り、スボンの裾を捲って脚を出す。
その傷は出血はあるものの大した怪我ではなかった。だが自分のせいでできた傷だと思うと、凛にはひどく痛々しく見えた。
「あ…別に気にしなくていいから」
頭を掻きながら笑顔でそう告げるリトとは違い、凛の表情は重かった。
「結城リト…私はお前を勘違いしていたみたいね…。昨日と今日で見直したわ」
リトの脚に包帯を巻きながら真剣な様子で話す凛。
「そりゃよかった。
でも前々から思ってたんだけど、フルネームで呼ばれるとよそよそしい気がするから名前でいいよ?」
「………そうね。リト」
突然のリトの提案に多少悩むも微笑んで応える凛。
(か、カワイイ…)
いつもりりしくて気丈な少女が初めて見せる愛らしい笑顔。
それは一瞬でリトを虜にするほどだった。
「先輩、笑った方がもっとカワイイよ」
「ッ!?…調子に乗らない!余計なお世話よッ!」
リトの何気ない発言に顔を真っ赤にした凛は、さながらお仕置きかのように包帯をギュッと縛る。
「痛たたたたッ!!」
「お前ってヤツは…」
頬の紅潮治まり切らぬ中、半ば呆れ気味で作業を進める凛の頭に本来の目的が浮かぶ。
今日こそはお礼をと決めてきたのである。
今なら言える―――そう感じた凛はリトに視線を向けて口を開く。
「その…昨日は……昨日はありがとう」
「なんてコトないよ」
ハニカミながらも精一杯の感謝の気持ちを込めてそう告げる凛に笑顔で返すリト。
「それじゃ、もう昼休み終わると思うからオレそろそろ帰るよ。
手当てありがとう」
リトは椅子から立ち上がりその場から去ろうとする。一方の凛は、漸く本来の目的を達成したものの、何かわだかまりが残っていた。心の隅に何かがつかえているような気がした。
そして少女は考えるより先に、立ち去ろうとするリトの服の袖を握っていた。
「先輩?」
「…お願い…もう少しだけ一緒に居て…」
俯きながら甘えるような声でそう呟く凛にリトの胸は大きく高鳴る。
今、目の前に居る魅力的な少女を独り占めしたい――そんな感情に駆られる。
リト自身凛の笑顔を見たときから心が揺らいでいた。少女の弱さを垣間見たとき守ってやりたいと感じた。そして俯く凛に向き直り、ギュッと抱き寄せれば優しく囁く。
「オレずっと先輩と居たい。ダメ?」
少女はその言葉に顔を真っ赤に染め、怖ず怖ずと相手を見つめながら呟く。
「ダメなんかじゃない」
そのとき少女の胸は張り裂けそうだった。
未だリトに対する自分の気持ちがよく分からない。
好意はあると自分でもわかっている。しかし確信には行き着いてはいなかった。それなのに胸の鼓動は高鳴るばかり――
リトにも聞こえてしまうのではないかと心配するほどドキドキしている。
しかしそれはリトも同じ。目と鼻の先に、自分には勿体ないほど魅力的な少女が居る。
鼓動は嫌でも高鳴る。
今ベッドに押し倒せばどうにでもできそうなものだ。だが、リトの思考にはその選択肢はなかった。
いつまでも凛とこうしていたい。それだけだった。
「先輩。オレ…先輩のコトが好きだ」
真剣な表情でそう告げるリトの言葉に凛は目を見開く。そしてそれが後押しとなったのか凛の心にある確信がよぎる。
【自分もリトが好き】
凛がその言葉を口にするのは今や容易なコトだった。「…私も…リトが好きよ」凛が真っすぐにリトを見つめながら自分の気持ちを伝えると、2人はどちらからともなく唇を重ねた。
345 :
リト×凛【後編】:2007/09/15(土) 00:23:13 ID:YFCVnzTc
触れるだけの優しいキス…それだけに、触れ合っていた時間は短いものの2人の気持ちは十分お互いに伝わっていた。
その後2人は暫らくその場で抱き合ったまま見つめ合った。
恍惚な表情で自分を見つめる凛を見ていると、リトはどうにかなってしまいそうだった。
興奮により潤んだ瞳。
自らの胸板に押し当てられる柔らかい胸の感触。
鼻にかかる甘い吐息。
凛の全てがリトの理性を吹き飛ばそうとする。
「先輩…すっげぇ綺麗」
「いきなり何を言って――…んッ!?」
凛が抗議し始める前にキスで唇を塞ぐ。
そして何度も何度もキスを繰り返した。
しかしその間中ずっと目を閉じ続ける凛に、心配そうに問い掛ける
「……恐い?」
すると、頬を赤らめながらキッと睨み付けられる。
「な、何をバカなコトをっ!」
「だったら…」
一言呟くとリトはもう1度唇を重ね、今度は舌を侵入させようとする。
「ンッ、んんっ!」
突然のリトの行動に凛は目を見開く。
そして息継ぎをしようと口を開いた瞬間、舌を相手の口内へと侵入させる。
綺麗に整った歯列を丁寧になぞり、頬の裏側などあらゆる部分に舌を這わせ、次に舌同士を絡ませる。
その連続的な攻めに、凛はぞくぞくと悪寒にも似た感覚を覚える。
「ふッ…んんっ、くちゅ…んぁッ」
最初は受けるだけだった凛も、ぎこちなくだが徐徐に舌を絡ませ始める。
「くちゅ、はあ…はぁ、んッ、んむ…っ」
保健室に淫らな水音が響き渡る。
そんなコトもお構いなしに2人はお互いに唇を貪る。口からは混ざり合った唾液が零れ、首筋を伝っていく。銀色の糸を引きながら唇を離せば、リトは唾液の伝った跡に沿って首筋に舌を這わせていく。
「ひゃんッ!く…くすぐったいっ」
ぴくっと震え身悶える凛。その反応に興奮を覚えたリトは、ドラマや映画の見様見真似で首筋や耳に舌を這わせて刺激を与える。
「はぁッ、ん…あっ」
ギュッとリトの服を握ってしがみ付くが、リトの執拗な愛撫により段々力が入らなくなってくる。
凛のそんな様子に気付いたリトはおもむろに少女を抱き上げてベッドへと運ぶ。「大丈夫、センパイ?」
「……いつまでセンパイって呼ぶつもりなの?」
ベッドに座らされるとリトの質問に同じく質問で返す凛。
するとリトは、頭を掻きながら『しまった』というような表情を浮かべる。
「ごめんごめん。これからは凛って呼ぶ。
じゃあ…続きするよ?」
申し訳なさそうに告げた後コホンと咳払いすると、凛のブラウスに手をかける。小さく頷き返事をした凛に、優しくするから…と一言付け足せばするするとリボンを解き、1つずつボタンを外していく。
そして凛の下着が露になると思わず息を飲んだ。
凛が身に付けているのは黒のシンプルなブラだった。顔を背け羞恥に身を捩る凛をよそに、興奮状態のリトはそっとブラの上から胸に触れる。
「…ンッ」
今まで不憫な事故で女性の胸に触れたコトは何度かあったものの、改めて触れるとその感触に心の中で歓声をあげる。
(すげぇ…)
手の平より一回り大きいその胸は驚くほど柔らかく、それでいて程よい弾力を兼揃えていた。
既にその感触の虜になっているリトは両手を使って上下左右に揉み解していく。「あっ、ふぁッ…んっ」
その度に凛はピクッピクッと震え、断続的な吐息にも喘ぎが混ざってくる。
「凛の胸すげぇ柔らかい」「ン…っ、はぁ…んんッ」羞恥と快感の入り交じった官能的な凛の表情に更に興奮したリトはブラのホックを外しにかかる。
震える手でなんとか外し、胸を覆っていたブラがはらりと落ちる。
346 :
リト×凛【後編】:2007/09/15(土) 00:26:51 ID:YFCVnzTc
「やっぱりすげぇ綺麗だ」「恥ずかしいから言わないで…っ」
美しく整った身体に思わず感想を述べると、凛は頬を赤く染めて顔を逸らす。
下着を外したその胸はしっとりと汗ばみ、その頂に聳える突起はすでに固くなっていた。
何にも覆われていない胸に触れると先程とはまるで違う感触に驚嘆する。
とても繊細でなめらかで、自分の手に吸い付いてくるような感触だ。
その胸を持ち上げるように揉みしだく。
「んぁっ、はぁッ…はぁ…あッんっ」
一方の凛も、下着越しのときと全く違う感覚に興奮が高まる。
胸を揉むのと平行して軽く突起を摘む。すると反応は明らかだった。
「ぁんっ!ふぁ…っ、ン」鋭角な刺激にビクッと波打ち身悶える凛。
突起を摘む力に強弱を加えたり、突起の周りを円を描くようになぞったりする。リトなりに色々工夫した。「ひゃっ、あっ…はぁ、そこ…ダメ…っ」
ピクピク身体を震わせながら身を捩る凛を見つめ、悪戯な笑みを浮かべるリト。「凛、乳首弱いんだ」
クスッと笑えばベッドの前に片膝を付き、胸の突起に舌を絡める。
「ひぁあッ!」
突起に熱い舌が触れた瞬間、凛はビクッと仰け反る。「ちゅ…ちゅぱ、ちゅっ……カワイイよ」
「あぅっ…バカ、やめッ」わざと音をたてて胸にしゃぶりつくリトからなんとか逃れようとする凛。
だがそれが叶うはずもなく、リトの愛撫は容赦なく続けられる。
舌の上で突起を転がし、時々強く吸ったり甘噛みしたりすると、身体をビクビクと波打たせる。
「あッんんっ、ゃ…はぁ、変に…なっちゃ…ッ」
暫らく吸い続ければ漸く口を離す。
興奮冷めやらぬリトはそのまま唇を重ねる。
すると凛はリトの首に手を回し、自らの元へ引き寄せて唇を貪る。
「んっ、んむっ…はぁっ、…くちゅ…」
ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を洩らしながら求めるように夢中で舌を絡める。
いつしか凛は自然にもじもじとふとももを擦り合わせ始める。
その様子に気付いたリトはそっとスカートの中に手を忍び込ませ、ふとももの付け根辺りを撫でる。
「んっ!?…ぷはっ」
「はぁ、はぁ…触っても…いいか?」
思わず唇を離してしまう凛に、呼吸を荒くしながらそう尋ねると、顔を真っ赤にして顔を背けてしまう。
それを肯定だと受け取り、乱れたスカートの下から覗くブラと同じで黒の大人っぽいショーツに触れる。
「あっ…」
少女のその神聖な部分は、ショーツの上からでもわかるほど濡れていた。
指を上下に動かすとくちゅくちゅと音が鳴り、ショーツの染みと共に室内に独特な匂いが広がる。
「んッあっ、んんっ」
「もうこんなに濡らして…凛ってエロいな」
「はぁ…ふあっ!ンッ…誰のせいで…っ」
身を捩りながら反論する凛は、下着の上から擦るだけで十二分に感じているようだった。
「コレ、脱がしていいか?」
期待の籠もった目で尋ねるリトに観念したのか、少し腰を上げて下着を脱がすのを補助する。
露になった秘部は息を飲むほど綺麗で、艶やかに蜜が滴っていた。
「あんまり見ないで…っ」凛のそんな台詞も耳に届かず、ゴクリと喉を鳴らし指でゆっくりヒダを開く。
すると、とろりとした愛液が膣内から零れる。
痛くさせないよう細心の注意を払いつつ中指を侵入させ膣内で軽く折り曲げる。「ひあっ、あッんっ」
少し動かすだけでじわじわと蜜が溢れ出してくる。
「すげぇ…どんどん溢れてくる」
「ゃ…んぁっ、はぁ…」
驚くほど暖かい膣内に感嘆の声を洩らすが、さっきからずっと感心しかしていないコトに当然本人が気付くはずもなく、少女に更に刺激を与えようと指を抜き挿しする。
「あっ!んッ、んぅ」
指が動くたびに膣内が擦れ、電流のような刺激が体中を駆け巡る。
347 :
リト×凛【後編】:2007/09/15(土) 00:35:06 ID:YFCVnzTc
シーツをギュッと握って耐える凛。
その少女に快感を与えるべく刺激し続けるリト。
すでに少女の膣はリトの指を2本も飲み込み、シーツをぐしょぐしょにするほど蜜を溢れさせていた。
「ふぁ…っ、はぅ…そんなに…指、動かしちゃ…」
「……動かしたら…?」
口から唾液を垂らし、涙目で見つめる凛に意地悪く尋ねる。
「変、に…ぁんッ…おかしく…なっちゃう」
身体をビクビク波打たせながら言う凛に再び尋ねる。「じゃあやめる?」
リトにそう問い掛けられるが思考が吹き飛びまともにに考えられない。
今はただ愛しい人に触れられたい。それ以外考えられなかった。
「んっ、はぁ…ゃ、やめないで…っ」
とろんとした表情でそう懇願する凛はとても悩ましく、リトを欲情させるには十分すぎた。
「ちょっ、何してッ」
リトの行動に慌てて身体を起こそうとする凛。
凛が驚くのも無理はない。指を抜いたかと思うと、自らの秘所に顔を近付けてきたからである。
そして溢れる蜜を舌で掬うようにヒダを舐め上げる。「ん゙んっ!」
身体を走る快感に両手で口を塞ぎ、声をあげないようにして耐える凛。
リトの攻めに気が飛びそうになる。
「んぐっ…んッんっ」
ぐりぐりと舌を膣内に押し込み、掻き回す。
必死に押さえていた声も徐徐に我慢しきれなくなり、嬌声へと変わる。
「ふあっ…あっ、ぁあっ!」
ふとももはガクガク震え、シーツを握る手により一層力が入る。
「んッくっ、ゃ…っ」
夢中で秘部に吸い付いていたリトは、偶然にも秘部の上に赤く充血し固くなった突起を見付ける。
(コレって…)
もしやと思いそっと触れてみる。
「んぁあっ!」
悲鳴にも似た声で喘ぐ凛。弱点を見付けたリトはとどめと言わんばかりにそこを攻める。
きれいに肉皮を剥けば指で撮み、弾き、弄ぶ。
そして同時に膣内を舌で掻き回す。
「ひあっ、ぁんっ!…はぁ…はぁ、ンッ…らめぇ」
秘豆を弄ばれ、膣内を掻き回されるたびに頭の中が真っ白になる。
「あっ!?んんっ…もう、らめっ…何か…きちゃう」
全身が硬直したと思うと、突然少女の身体が大きく仰け反りビクッビクッと震えた。
「ぁ、はぁ…んんっ…ふぁぁあっ!!」
初めての絶頂は相当強いものだったのか暫らく痙攣が続き、その後脱力したようにぐったりした。
「大丈夫か?」
多少不安げに尋ねるリトに凛はなんとか笑顔で返す。「はぁっ、はぁ…大丈夫…」
「そっか、よかった」
ホッと安堵の息を洩らし、自分に服を着せようとするリトの腕を止める凛。 「リトは…いいの?」 「あっ、いや…凛疲れただろうし」
頭を掻きながら苦笑いを浮かべて言うリトを黙って抱き寄せる。
不意の凛の行動に目を丸くするリト。
「…っ…本当にバカなくらい優しいのね…。でも気なんか遣わないで?リトのために、少しくらい何かさせなさいよ」
「凛…」
少し身体を離せば真剣な眼差しでそう告げる凛。
少女を労り行為を終わらせようとしたリトだが、実際は我慢の限界だったのだ。少女に快感を与えながらも本能により自らの身体も快感を欲する。
それを必死に理性で押さえていた。
しかし凛の言葉がリトの本能を後押しする。
凛とひとつになりたい――その気持ちがリトを突き動かす。
「凛…オレもう止まれねぇから」
「――きて…リト…」
ベルトを外してスボンを下ろせば少女をそっとベッドに押し倒す。 そしてそそり立つモノを秘部に当て、少しずつ少しずつ挿し込んでいく。
「んっ!…ッ…はぁっ」 「ち、力抜いて…ッ」 「そんな…コト、んんっ…言われてもっ」
凛の膣内は十分に濡れてはいるものの、それでもモノをぎゅうぎゅうと締め付け先に進めなくなってしまう「ンッ、くぅ…」 明らかにつらそうな表情をする凛を見ていると無力感に押し潰されそうだった。肝心なときにどうもしてやれない自分がひどくほどもどかしかった。
しかし今1番苦しいのは凛である。
痛みを和らげる方法など知るよしもないリトは、せめてもの償いにと少女に心からの気持ちを伝える。 「凛、大好きだ…」 「私も…リトが大好き」
348 :
リト×凛【後編】:2007/09/15(土) 00:36:29 ID:YFCVnzTc
初めての経験で余裕のないリトは、温かくぬるぬるした感触と強烈な締め付けに途中で射精しそうになるも根性でどうにか食い止め、ついに処女膜に突き当たる。
「多分…って言うか絶対痛いと思うけど、辛かったら我慢しなくていいから」
「バカ言わないでっ!さっきの言葉…忘れたんじゃないでしょうね?」
「―――わかった」
決心したような少女の表情を確かめれば少し勢いをつけ膜を破る。
「ッんーっ!!」
少女の秘部から鮮血が一筋流れる。
それは、2人が本当の意味でひとつになったという証でもあった。
「やっと…はぁ、ひとつに…なれた」
「ああ…凛とひとつに…」生理的な涙を浮かべながらふるふると震える凛の髪をそっと撫でおろす。
暫らくして痛みが引いてきたのを感じるとリトに合図を送る。
「もう大丈夫だから…」
「じゃあ、動くからな?」凛に気を配りながら腰を動かしていく。あくまでゆっくりと、痛みをぶり返させないように。
「あッんっ、んくっ」
モノが抜き挿しされるたびに結合部から愛液と鮮血が混じった液体が零れ、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を奏でる。
「ひゃっ、あぅ…んぁっ」「凛の中…やばいっ…気持ちいい」
ぞわぞわと波立つ膣内の感覚に段々と腰の動きにスピードが増してくる。
ベッドに寝かしていた凛の腰に手を回し抱き寄せ、奥へ奥へとモノを挿し込んでいく。
「ひゃッ…んっ、ふぁっ」少女の痛みが徐徐に快感へと変わっていく。そしてリトは更に快感を得ようと腰を激しく打ち付ける。
「ぃ、やぁ…は、激しっ…ぁんッ」
腰を打ち付けるたびに凛は喘ぎを洩らし、少女の官能的な表情はリトの動きに激しさを与える。
凛の口から零れる唾液を舐め取ると、そのまま唇を重ねる。
「んっ、ふッ…んむっ」
少女は求められるまま舌を絡めていく。
「くちゅ…ンッ、んんっ…はぁ…」
口内を舌で侵され、膣内をモノで掻き回され何も考えられなくなる。
暫らくして名残惜しそうに唇を離すと、リトを煽るようにとろんとした表情で見つめてくる凛。
そんな凛に興奮したリトは激しく腰を突き上げながら胸に手を伸ばし、強く揉みしだく。
「ひゃぅ!?んっン…リトッ…らめっ」
言葉では拒否しても、それとは裏腹に身体はリトを求める。
胸と膣内を同時に攻められ凛は限界に近づいていた。「ゃ…あっ、おかしく…なる…んッくっ、んぁっ!」愛しい人に求めらめ、触れられそれだけで少女の心はいっぱいになる。
「凛…ッ…オレ、もう」
限界に近いリトは、奥までねじ込むように突き上げ、凛の快感の波はピークを迎える。
「私も…ら…めぇ…んっンんっ、リト…ッ……ひゃ…あぁああッ!!」
「で、出るッ!!」
凛の身体で何かが弾け全身を駆け巡る。
リトは射精する寸前でモノを引き抜き、少女の腹部に欲望をすべて吐き出す。
「はぁ…っ、すご…い…」凛は自らの腹部を汚している熱い精液に触れながら暫らく余韻に浸っていた。
その後ティッシュで液体を綺麗に拭き取り、凛の隣に倒れこむリト。
「これからは…ずっと一緒に居ような」
「……うん」
肯定の返事をするも凛は浮かない表情をしている。
「凛?」
不思議そうに呼び掛けると凛は素直に話しだす。
「リトとは一緒に居たい…でも私には沙姫様をお守りする役目が…」
確かに凛はリトのコトが好きだった。愛しかった。
できるコトならずっとリトのそばに居たい。
しかし自らの主人を裏切る訳にはいかない。
表情を曇らせる凛にリトは笑顔で告げる。
「そっか……。じゃあさ、せめて凛に何かあったら…そのときはオレに凛を守らせてくれよ」
「……リト…」
2人は一緒に居られる掛け替えのない時間の中で、2人だけの愛の形を確かめるように強く抱き締め合った―――
349 :
リト×凛:2007/09/15(土) 00:38:04 ID:YFCVnzTc
珍しい【リト×凛】で書いてみました。
SS書くのが初めてなので、まず根本的に力不足で申し訳ない。
原作で、凛が沙姫以外と会話する場面が著しく少ないため、いまいちキャラが定まっていませんが、次からもっと工夫しようと思うので暇な時にでも読んでみてください。
GJ!!
初めてとは思えない素晴らしさ!ぜひまた書いてくれ
ベリーGJ!
本当に初めてなんですか?上手すぎますよ
SS投下はsageで頼む
353 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 13:57:46 ID:/rdHWpOe
封印ノダチキタ−−−−−−−−−−−−−−−−−− 苦節3年・・やっと出たぜ・・ でも俺はギ・グーを絶滅させちまった・・すまん
toLOVEるがドラマCD化決定!!
各キャラクターの声優が気になる所ですね…
保守
357 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:16:13 ID:vaiMyDU7
今度はリト×ルンがいいな
んな事よりも、保管庫更新しろよ。
359 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 14:02:24 ID:6rhSb+u6
そうだそうだ
テスト
書き込めたら、たまにはエロい文章も書いておかねばと思ったので、
エロSS書く。内容は書き込めたところから考える。
>>360 「リト、リト、‥‥ぁっ、そんなに強くしないでよっ、
お願いだからぁ‥‥お願い‥‥そんな強くしちゃっ‥‥」
小学生の体は、胸やおしりだけじゃなく、おなかまで柔らかい。
しかも全身どこを触っても肌が押し返してくるほど弾性がある。
こんなこと、さわるまで知るわけがなかった。
だが、知ってしまえばそれが最後で、以来その感触のとりこだ。
手のひらだけで触覚のすべてをむさぼり尽くすように、
手を触れる。何度も、何度も、しつこく。何度も。
「ひつこすぎるよぅ‥‥あっ、あっぁっ、あっ、」
ロクに呂律が回ってない。
「すよくひちゃ、らめ、らめっ、らめっ、らめらっららぇ」
みるみる言葉の輪郭が潰れていく。
そして、美柑は蕩けた瞳で俺と見つめ合ったまま、絶頂する。
「‥‥くっ、ぅっ、ぅぅぅっ、」
まだ色素の薄い快楽を俺の手でなぞられながら、美柑がおとがいを反らした。
細い足先がシーツに食い込む。腰がベッドから浮き上がり、わななく。
首でブリッジするようにして派手なイキ様を俺に見せつける。
いや、美柑には見せつけている自覚なんてないだろう。
まだ、何が性的に魅力のあることかなんて、美柑は知らない。
ただ感覚に忠実なだけだ。
ただ素直に幼い体を快感にくねらせているだけだ。
そうでなければ、俺たちがこんなことになっているわけがない。
「しゅごぃぃぃ‥‥ひもしひぃ‥‥」
いたずらが過ぎて水槽から飛び出てしまった金魚のように
目をうるませて口をぱくぱくさせながらシーツでまだ小さく身をよじる。
「んちゅっ‥‥リト‥‥ちゅ、ちゅぱっ‥‥」
美柑の口へと指をやると、ちゅるちゅると俺の指をすすっている。
そのあどけない顔を見ると、
俺はふと「妹・美柑の将来を台無しにしてしまったかもしれない」という
一つの解釈に行き当たる。
そのあまりの取り返しのつかなさに、罪悪感から来る恐慌の足音が忍び寄る。
だが、目の前の痴態を見ると、その不安の帳も掻き消えて、
ただ俺の生殖器官は、目の前の♀を孕ませることだけに集中している。
「ぁ‥‥また‥‥その‥‥する、の‥‥?」
俺の雰囲気から、予兆を感じ取ったのか、
いつになく怖じた様子の美柑が小声で俺に尋ねる。
「あぁ。‥‥する」
下着を脱ぎ捨てて角を露わにして美柑にのしかかると、
俺は手を添えて美柑の中へと進入を試みた。
とりあえず文章は堅めで行ってみた
もっと柔めがいいって方は言ってくれ
よし、暇だから急転直下で柔めで行ってみる
「はぁ、はぁ、はぁ、」
深呼吸を繰り返す美柑の濡れた細い隙間に押し当てる。
「ぅんっ‥‥」
美柑がまだ怖さを堪えられないのか、俺にしがみつく。
首の後ろで指が組み合わされるのを感じる。
「いくぞ」
「来て‥‥いいよ、リト‥‥」
ずるん。
「ぅっく‥‥ぅぅ‥‥ん」
ずる、ずる、ず、ずず。
「ぅっ‥‥ぅぅ‥‥ぁぁ、はぁ‥‥」
切なげな音をかすかに喉から漏らしながら、
美柑が一番深い奥の部分まで俺を受け入れた。
つい1ヶ月前まで処女だった美柑は、
きつく柔らかく俺を迎え入れていた。
「ぜ、ぜんぶ‥‥はいったよね‥‥?」
「ああ、全部入ってる‥‥」
「ぁはっ‥‥リト、しかめっ面しちゃって‥‥」
「お前こそ‥‥」
「きもちいいんでしょ‥‥?」
「メチャクチャ気持ちいい‥‥、美柑‥‥」
歯を食いしばって答える。
腰が痙攣を起こしそうなほど気持ちいい。
「ふふっ、すなおでよろしい‥‥」
そう言って頬笑むと、俺の髪を軽く手櫛で梳いた。
「いいよ、動いて‥‥」
「大丈夫か?」
「うん‥‥その方がリトも気持ちいいでしょ?」
「ああ、うん‥‥まぁ、そりゃそうだけど‥‥」
「じゃあ、いいよ‥‥どうぞ、めしあがれ‥‥」
「めしあがれ、って、お前‥‥」
「ぁはは、言ってみたかっただけ、ほら‥‥」
「うん‥‥」
ゆっくりと全体を慣らすように前後に動く。
どっちがいいかな? zzz‥‥
柔らかめのほうかな
次スレのスレタイからはtoLOVEるからToLOVEるにしたほうが良くないか?
ヤミ金さんどこいっちまったんだよ・・・・・
ヤミ金さんも人間だ。都合があるのだろう。
復活を辛抱強く待つのが吉。
ルン×リト激しく希望
キタキタキタキタキタァ━━(・∀・)━━(・A・)━━(・∀・)━━
370に期待w
370を全裸で正座して待つ
374 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:18:38 ID:UwzWWbnq
370を神として崇めながら待つ
375 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:19:59 ID:UwzWWbnq
加えてヤミ金氏の復活も辛抱強く待つ
ヤミ金氏もだけど
戒氏と唯とリトの人の続きも激しく見たいんだぜ
377 :
戒:2007/09/27(木) 17:41:47 ID:qMZfzIx0
なにかと最近忙しすぎて執筆時間がありませんが
絶対にプロローグで終わるということはありませんので
10月中旬までには確実に投下します。
・・・・なんかどっかのスレでもこう言う事言ったような気がする
>
>>377 言い訳はいいからさっさと書けよ
それができないならウザいから消えな
お前が消えろボンクラ
10月期待大!
他のss投下も期待
投下してくれるのだったら、これ程嬉しいことはない。
378の様なバカは無視して、頑張って書いて欲しい。
378にも一理あるけどな。
いいわけする時間があれば書けとあれほどry
仕事でもないのにそこまで強要されるもんじゃねえだろ
誘い受けはうざいけど
,===,====、
_.||___|_____||_
.. ∧_∧ /||___|^ ∧_∧
.. (・ω・`)//|| |口| |ω・` )
. ./(^(^ .//||...|| |口| |c )
..... ∧_∧ / // ||...|| |口| ||し みんなのスレです
....... (・ω・`) //.... ||...|| |口| || 楽しく使ってね
/(^(^ // .... .||...|| |口| || 仲良く使ってね
"" :::'' |/ |/ '' " ::: ⌒ :: ⌒⌒⌒ :: "" `
:: ,, ::::: ,, ; ̄ ̄ ̄ "、 :::: " ,, , ::: " :: " :::: "
鬼畜リト×美柑を含めた女性キャラ
の調教ネタを見てみたいといってみる
. ∧_∧
===,=(´・ω・`)
||___|_゚し-J゚||_
∧_∧/ //.___|^∧_∧
(´・ω・`) /|| |口|(´・ω・`)
./(^(^//|| || |口|⊂ _)
∧_∧ /./ || || |口| || ∧_∧
∧_∧ (´・ω・`)/ ...|| || |口| || (´・ω・`)
(´・ω・`) /(^(^/ / .|| || |口| || ゚し-J゚
"" ゚し-J゚:::'' |/ |/ '' " :: ":::::⌒ :: ⌒⌒⌒ :: "" `
:: ,, ::::: ,, " ̄ ̄ "、 :::: " ,, , ::: " :: " ::::
ぼくたちは、なかよくつかってるよ
美柑「リトの奴め、私を置いて海行ったり遊びに行ったり……ん?」
ララ「私もうリトと何回もいっちゃったぁ〜」
春奈「そ、そうなんだ……私も結城君といきたいなぁ……」
リト「おいおいマジかよ。三人一緒なんて、嬉しいけど、俺が疲れるじゃん」
美柑「リトの奴、何を女の子連れ込んで。また遊びの打ち合わせ?」
美柑「また私を置いて行くなんて、許せない!」
美柑「こらぁリト! たまには私も一緒に楽しませなさいよ!」
リト&ララ&春奈「え、え!? 本気で言ってんの?」
美柑「私も一緒に行きた……って、何で全員裸!?」
リト「ったく、しょうがないなぁ……今回だけだぞ?
特別に、お前も一緒にイカせてやるよ」
ララ「良かったね美柑! 一緒にイこうよ!」
春奈「一緒に楽しみましょうね、美柑ちゃん」
美柑「わ、わぁ〜っ!!」
完
リトがプレイボーイすぐるwwwww
絶望した。
この釣りの多さに絶望した。
リトの部屋に甘い喘ぎ声と、汗と体液の混じった独特の匂いが満ちている
唯はリトに下から突き上げられながら身をくねらせていた
長いキレイな黒髪を乱し白い体を赤く火照らせ、その口からは、普段絶対聞けない様な声を出している
体が動くたびにぷるぷると揺れる唯の胸を両手で揉みながら、リトはいつもとは別人の様な唯にただ見とれていた
(すげえエロイ……)
自らリトに合わすように腰を動かしている唯は完全に自分の世界に入っている
口から垂れた涎が胸の谷間へと落ちていくのも構わず、自分のことを見つめ続ける唯にリトは興奮を隠せない
「…っはァ、ンン…結城くん、結城…くん……ッあァ…」
「…すげー腰使い、だな唯は」
すっかり牡の顔つきをしているリトを唯は上から睨みつける
「バカ!結城、くんが……動、くから…ンッでしょ!?」
「へ〜ホントに?オレもう動いてないのに?」
その言葉に唯の動きはピタリと止まり、顔がみるみる真っ赤に染まっていく
「も、もうっ!!どうしてあなたはそうやって私をからかうのよ!?⁄⁄⁄⁄⁄」
「悪い、悪かったって!だからそんな怒んなよ!」
頬っぺたを抓ってくる唯の手をなんとか押さえつけると、リトは聞かれないように小さな声で呟く
(やっぱ唯をいじめるのって楽しい……けどもっとこう…)
「なにぶつぶつ言ってるのよ?」
冷たい目で見つめてくる唯にリトは愛想笑いを浮かべる
朝、唯がリトの家に来てからかれこれ数時間
部屋に着くなりいきなり抱きつき唇を奪いにくるリトに最初こそ嫌悪感を滲ませていた唯だったが、
今は自分からリトを求めるまでに乱れていた
唯の変化は本能的なモノなのか、リトがそうさせているのか
リトは色々と頭の隅で考えていたが、今はただ目の前の体に意識を集中させる
「ア…ふぅ、ンッ…あァ…」
ぱんぱんと腰が打ち付け合う度に唯の秘所から蜜がこぼれてくる
リトの肉棒が膣内を掻き回し、溢れる蜜が白濁していく
ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる結合部に羞恥心を煽られながらも、唯の動きは止むことはない
自分が今なにをして、どう感じているのか唯はみんなわかっていた
わかってはいるが止めることができない。止めようとも思わない
普段人目が気になったり、自分の性格が仇となって、中々リトに触れることのできない唯にとって
自分が定めた一週間に一度の日だけが、唯一素直になれる時だった
なによりリトに全身を愛されることの悦びが大きい
口には絶対に出さないが、今日だって色々期待して家に来たほどだ
リトのモノが自分の膣内をえぐる度、愛液を絡ませながら掻き回す度
唯の中で快感と共にリトへの思いが溢れ出す
結城くんは私だけの……誰にも誰にも――――
唯はリトの胸板に手を置きさらに身を屈め、奥へ奥へと肉棒を導いていく
「ゆ、唯!?……すげー気持ち、いい」
「うん!わた、私も…私も結城くんを……いっぱい感じる」
「唯……」
リトは唯の細い腰に手を伸ばすと勢いをつけて下から突き上げ始める
リトが腰を打ち付ける度に唯の中に電流の様な快感が流れていく
肉棒が膣内を擦り上げ、子宮口を激しく突きまわす
「アアっ…んッ!はァ…ぁ」
肉壁を抉るような強烈な出し入れに、快楽が波となって子宮へ全身へと押し寄せる
「ゆ、結城…くんっ、激し…すぎて私…」
「おかしくなる?いいよ…唯のイき顔オレに見せてくれよ。ちゃんと見ててやるからさ」
「だからどう…してそんなっ、ああッ…ンいじわるばかり……やッ」
リトは顔をにやけさせると、微妙に角度を変えて唯を責めたてる
「いつものお返し」
「もうッ、後で覚えて…アアぁ…んッ、ン!!」
今までとは違う波が体に現れると、それに唯は体を仰け反らせる
何度も交えているうちに、だんだんと唯の弱点がわかってきたリトは、そこを重点的に責めたてた
「…ゃあ、そこ、ダメぇ…」
「なにがダメ?」
リトはそう言うとそこに激しく打ち付ける
「ンッ、んん…結城くんっ…ホントにそこ…あァ」
唯の乱れようにますます興奮したリトの腰は、卑猥な音をたてながら何度も何度も唯を犯していく
上へ下へと体を弄ばれる唯の額から汗が滴り、リトの胸へと落ちる
「今のおまえすごいエロくてカワイイよ」
「バ…カ言わない、で!結城くんのせいで私っ…あァ…ん」
自分の全てに反応してくれる唯にリトはうれしくてしかたがなかった
笑みがこぼれ、顔をにやけさせていく
「あんッ…結城、くん…ハレンチは顔してる」
リトは汗に濡れる唯の白くてやわらかい乳房へと指を絡ませる
「ハレンチなのはおまえの方だろ?」
ムニュッとした肌触りが、上下左右にリトの手の中で形を変え弾む
「…ッん、やァ…ンン」
「おっぱい弄られながら突かれるのおまえ好きだなァ」
リトの言葉にムッとした顔になるも、胸への刺激と膣への快感が唯の理性を狂わせていく
「…ゃあ…そんな、こと言わない…でよ」
「なに言ってんだよ?こんなハレンチな風紀委員見たことねーよ!」
リトは胸を赤くなるまで強く揉み、膣へ少し乱暴に突き入れていく
すぐに気持ちよさの中に痛みが生まれ、唯の整った顔を苦痛に歪めていく
「あッ!痛い…結城、く…アアっ…ん゛あっ」
「なに?」
唯の気持ちは手に取るようにわかるが、リトは止めようとはしない
「…ちょっ、ちょっと待っ…待って!こんなの……あッ、くぅ」
そんな言葉とは裏腹に唯の締め付けが、これまで以上にギュッと強くなっている様子に、
リトの顔に笑みがこぼれる
それは日頃怒られてばかりいることへの仕返しなのか、リトはなんだか楽しそうだ
「や…やだっ、こんなコト…わた、私もっと…ンっ…ぁあ…」
「もっとなに?」
ろれつが回らないのかリトの言葉にも唯は、中々応えられない
「私…私こんなンっ…ぁは、んん…」
「……なに言ってんのかわかんねーよ」
リトは唯の腰を掴むと下から激しく打ち付ける
ぱんぱんと肉と肉がぶつかる度に唯の顔はますます苦痛に歪んでいく
けれども決してリトから逃げようとはせず、むしろ、腰の動きを合わせようとする唯
その姿は、快楽と苦痛二つの波に、だんだんと虜になってきているようで……
リトのモノを離そうとはしない締め付けや、硬くなっている乳首に、口から溢れる涎
感度の上がった唯の体はいつも以上のいやらしさをリトに見せる
「おまえってこんな風にいじめられるのが好きなんだ」
「そ、そんなワケないでしょっ!こ、これは……違うの」
けれども心も体もリトを求めて止まないことに唯自身も気づいていた
いつもの優しさとは違うただ欲望に身を任せたリト
牡の顔をして貪るように体を求めてくるリト
そして快楽と苦痛の中で、そんなリトを欲している自分
「ホントに?」
「……ッ!?」
リトの言葉に思わず言いよどんでしまう
「あはは、唯はカワイイなァ」
さすがにリトの態度に頭にきたのか唯の表情は厳しくなる
「もうっ!いい加減に……」
「そんなに怒るなって!それに……」
リトは動きの止まった唯の膣に肉棒を突き刺す
「ッあ!くぅ…うぅ…」
ガクガクと震える唯の腰を掴むと、リトは耳元でそっと囁く
「それに、オレにこんなことされるのホントは好きなんだろ?」
その言葉に耳まで真っ赤に染まる唯を、リトはにやにやと見つめる
「ホント、おまえってカワイイな」
「ち、違うの!ホントはこんな…私はただ…」
「違わねーよ」
リトの腰の動きがだんだんと早くなっていく
「んッ、あぁ…痛ッ…激しぃ…」
「けど…それがいいんだろ?」
リトの乱暴ともいえる突き上げに唯の軽い体は弄ばれる
「ん!ぁあ…すご、ダメぇ…やめ…やめて結城、くん」
「ふ〜ん。嫌がってるわりにはさっきからオレのことギュウギュウ締め付けるおまえはなんなんだ?」
「しら…知らないわよそんなことっ」
唯は歯を喰いしばりながら、それでもリトから逃れようとはしない
そればかりか、ますますリトを求めるかの様に締め付けていく
「ゆ、結城…くん、私もう…あぅ、んッ…」
「なにイきそうなの?」
唯は首を振るだけで、返事をしようとはしなかった
そんな余裕などなくなっていた
苦痛が気持ちよさへと変わり、唯の体を支配していく
ガクガクと震える腰をそれでもリトの動き合わせようと必死に動かす
「じゃあイッてもいいよ。オレの前でやらしい唯を見せてくれよ」
唯は紅潮する頬を歪めながら、リトの上で腰を躍らせる
「おまえのイくところ全部見ててやるからさ」
リトのいじわるな言葉も唯にはもう聞こえてはいなかった
「あッ…ん、んん…ダメホントにもうッ…」
リトはたぷたぷと揺れる唯の胸の先端を指で摘む
「あっくッ…や、やめ…」
「なんで?おまえの体はオレのだろ?」
「そ、そうだ…けど、もっとやさしくしてッ…んッ」
膣内がキューッと蠢き、肉壁がざわざわと波打つ
リトの胸板に置いた手を支えに、唯の腰が激しく卑猥に打ち付けられる
「あ…くぅ…あぁ、んッん」
「もうムリっぽい?」
唯は首を縦に振ると、リトの顔を見つめる
熱を帯びた唯の視線にリトのモノも膣内でさらに大きさを増していく
「も…もう、ダメぇ私…私……あッくぅう、あぁあーーーッ!!」
体全体で大きく息をする唯は、リトのお腹の上で一人放心状態になる
「はぁ…はあ…は…ぁ…」
「おまえすげーよがってたな」
下でくすくす笑うリトを唯はムッとした表情で睨む
「だ、だってあなたがあんなに激しいことするから私は…。って全部結城くんのせいじゃないッ!」
いつもの調子で怒る唯にリトは笑みを深くさせると、いきなり上体を起こし、まだ脹れている唯に黙ってキスをする
「ちょ…ちょっとどういうつもりなの?⁄⁄⁄⁄」
いきなりのキスに口調こそまだ怒ってはいるが、その顔は、さっきまでと違いやわらかくなっている
そんな唯の顔を確かめるとリトはくすっと笑った
「それじゃあ、今度はオレの番。次はおまえがオレを気持ちよくしてくれよ」
「え!?あ…えっと……べ、別にそれはいいんだけど…。その……私どうしていいのかまだ…」
体をもじもじさせて、困惑している唯にリトは笑いかける
「心配しなくても全部オレの言うとおりにすればいいだけだからさ」
「え?でも…」
心配?そんな顔で見つめてくるリトから顔を背けると唯はつい強がりを言ってしまう
「し、仕方ないわ…それでなにをすればいいの?」
「後でいっぱい怒ってもいいから、オレの好きなようにヤらせて欲しいんだ!それだけ」
じっと見つめてくるリトになにか引っかかるモノがあるものの、唯はその場の雰囲気に呑まれてしまう
「……変なコトしないなら…いいわよ」
「それじゃあ唯、立ってそこの壁に手をついてお尻こっちに向けて」
色々と反論はあるがさっき言ったばかりなため、唯はしぶしぶリトに従う
そんなギコチナイ唯の動きにリトは顔をしかめる
「もっとお尻こっちに突き出して欲しいんだけど」
「そ、そんなコトできるわけ……⁄⁄⁄⁄」
「へ〜唯って約束破るヤツだったんだ……」
リトの冷たい視線に唯の顔は凍りつく
「わ…わかったわよ!やればいいんでしょ?やれば……⁄⁄⁄⁄」
自分でも卑猥なコトだと感じたがリトへの思いが勝ってしまう
「これでいいんでしょ?これで…」
唯の後ろに回ったリトは満足げにその姿を見つめる
突き出された下腹部からは性器が丸見えで、恥ずかしさのため体まで赤くなっているその姿に、リトの興奮は高まる
リトの指がすーっと唯の背中を滑っていく
「…ゃあっ…んッ…」
くすぐったさに身をよじる体に合わせて胸もぷるぷると震える
「結城…くん、くす…ぐったい……」
「じゃあどうして欲しいんだ?」
リトの手が唯のお尻へと這わされ、やわらかい肉感を堪能していく
「ん…ゃ…ンッ、そこ…違う…」
「違うってなにが?胸の方がいいのか?」
リトはそう言いながらもお尻を揉んでいく
「どうして欲しいのかな〜唯は?」
唯はリトの焦らしに我慢できないのか体をピクピクと震えさせる
愛液が割れ目から溢れだし太ももに滴り落ちていく
リトは膝を屈めると、その流れ落ちる愛液を舌で掬い取る
「ひゃッ!な、なにしてるのよっ?」
後ろを振り向き様子を確認する唯に、リトは白い太ももに口を近づけ舌を這わしていく
「…っあ、んッ…くすぐっ…ぁは」
上下左右に動く舌に唯の下半身はピクピクと反応する
「オレおまえの脚すっげー好き!」
「う…うんあり…が……とう…」
息も絶え絶えな唯はそれでも褒められたことがうれしくて、ついつい反応してしまう
(結城くん私の脚好きなんだ……)
リトの言葉に顔もほころんでくる
そんな唯の下腹部に手を伸ばすと、リトはヒダを広げ膣内を覗き見る
何度も掻き回された膣内は唯の本気汁で溢れ、肉壁はリトの挿入を待ちわびているかのようにヒクヒクと波をうっている
「え、エロすぎ……」
リトの声が聞こえたのか唯は体を強張らせる。と、同時に膣内もキュッと締まるかの様に蠢く
「……あんまり見ないで欲しいんだけど⁄⁄⁄⁄」
耳まで真っ赤に染まっている唯に我慢できなくなったリトは、立ち上がり肉棒を割れ目へと当てる
じゅぶじゅぶと音を立てて入ってくる感触に唯の口から熱い吐息が漏れる
「あッ…ん、結城くんが入って…くぅ、ぁあ…」
「おまえそんなに入れて欲しかったんだ?」
「だ、だってあなたさっきから違うコトばっかりして全然……」
ちょっと前まで散々リトに責められていた下腹部は、すでに少し動いただけでキュッと締まり、
とろりと溢れ出す白濁した愛液がリトのモノを白く染めていく
「そんなに欲しかったんだオレの?」
唯はなにも言わないがその顔を見れば十分だった。真っ赤になった頬に体は小刻みに痙攣し、リトの動きを待ちわびている
リトは口を歪めると、いっきに根元まで挿入していく
「…あんッ…も、もっとゆっ…くり…んッ」
「オレも唯が欲しいよ!欲しくて欲しくてたまらない!!」
リトはそう言いながら腰を打ち付けていく
「ん、ぁあ…やッ…くう…ん」
リトは唯の背中にキスをすると、そのまま舌を這わしていく
汗に濡れた背中は少ししょっぱくて、なにより唯の味がした
「……ッはぁ…ん、んッ…ゃあ…」
ピクンと背中をよじると艶やかな黒髪が汗と唾液に濡れる背中へとかかる
その髪の匂いを胸いっぱいに吸い込むとリトは唯の体をギュッと抱きしめた
「あんッ…結城、くん?どうしたの?」
自分を抱きしめ背中に顔をうずめるリトへ、唯は不思議そうな目をする
「なんかおまえがすげーカワイくてさ」
「…なによそれ」
顔を背ける唯がますますカワイく感じられたのか、リトは唯をさらに強く抱きしめる
(もう……)
心の中で悪態をつきながらそれでも唯は、リトに身を委ねていく
(結城くん、こんなに私のことを……)
リトの行動が思いが唯の中で溢れ出し、それが普段よりも唯に積極性を出させる
「ねぇ、動いて…結城くん……」
唯の口から熱い言葉が紡がれる
「私…もう、我慢できない…から……」
その声はすーっとリトの頭へと入り込み、理性をとろけさせる声だった
膣内が唯の欲望を表すかのようにざわめきリトを促していく
その反応に背中から体を離したリトは、唯の望む様に腰を打ち付ける
それは、焦らしや緩急の変化もなにもない欲望にまかせただけの動き
すぐに込み上げてくる射精感にもかまわずリトの動きは、止まらない
「あ…ふぅ…あぁ……ッん、ンン」
(すご…すごく激し…ッん!結城くんに私犯されてる…)
唯のお尻の肉に揉みしだくように手を押し付けながら、動きを加速させていく
前後へと乱暴に乱れさせられる唯の体
壁に付いた手からは力が抜けていき、下半身はリトにいいように責めたてられる
「ほら、しっかり手をついてろよ!姿勢くずしたらもう動くのやめるぞ?」
その言葉に体がピクンと反応し、唯の手に少しずつ力がこめられていく
けれどすぐに手は壁からずれ落ちてしまい、反射的になんとか腕をついて体を支える
「ほら、どうするんだ唯?ちゃんと体支えてないとホントにやめるからな」
「…あッく、うぅ…いゃ……嫌ぁ、やめないでお願い…」
リトの方を振り向きそうお願いする唯の目は涙で濡れていて、リトの心を昂ぶらせる
リトは口を歪めた
今、唯を支えているのは、リトに支えられている下半身と、わずかしか力が入らない壁についた腕だけになっていた
唯は残った理性をかき集めて腕に力を入れていく
それは普段は滅多に見せない唯の心の内を表しているかのようで
そんな必死な唯の姿が、リトはとてもうれしかった
「唯…」
リトのなにを感じ取ったのか、唯はわずかに見えるリトの顔を振り返る
「いい…わよ、私の中に出しても。結城くんの出したい時で…いいから」
リトの喉がゴクリと音を立てる。いつぶりだろう唯の膣内に出すのは……
「いいのか?ホントに?」
「ええ…」
「だって、この前あんなに怒ったのに?なのにホントにいいの?」
何度も聞き返してくるリトにいい加減唯の顔はムッとしてくる
「もう、何度もこんなこと言わせないでよ!!恥ずかしいんだから……。
それに…それにもし、私に赤ちゃんできても結城くんがずっと一緒にいてくれるんでしょ?////」
それは一ヶ月前に交わしたリトの約束、そして、リトの純粋でいて強い思い
唯は溢れ出る快楽の中でリトの返事を待っていた
リトは動きを止めると唯の頭を撫でる
愛しむように、自分の思いの全てを込めるように
くすぐったさで身をよじる唯の背中へとリトは顔をうずめる
「ああ、いるよ。どんな時もずっと、ずっとおまえのそばに……」
それは不器用でいて、まだまだ未熟な背伸びをしている思い
未完成のプロポーズともとれるリトの言葉
それでも、だからこそ唯はうれしかった。リトの本当の気持ちが純粋な思いが、その言葉には込められていたから
思わずくすぐったくなる体をほころんでくる顔をなんとか押さえ込み
唯は短く返事をする
「うん、私も」
「…じゃあ、おまえの中に出すからな」
そう言うとリトの腰が再び動かされていく。込み上げてくる欲望を吐き出させるために
リトは唯の体を膣内を犯していく
リトが腰を打ち付ける度に胸を揉みしだく度に唯は、くずれそうになる脚に懸命に力を入れる
そうしていないと立っていることすらできない
壁に腕をつきなんとか姿勢を支えている唯は、耳に届くリトの荒い息を感じながら、下腹部に意識を集中させる
すでにリトだけの形になっている膣内はそれでもまだまだきつくリトを締め上げる
「おまえのココすげえ…最高……」
「ゆ…結城くんのだから…結城くんだけの、だから好きにしても……」
熱い吐息と共に唯の口から淫らな言葉が出る
どんなに嫌がっても、どんなに否定しても体は心はリトを求めてやまない
リトといるとどんどん変わっていく自分
(違う……変わっていってるんじゃなくて私は…)
「唯…出る…うッ!!」
唯の思考を邪魔する様に熱いモノが体に満ちていく
「あ…くぅ…ッん」
子宮に注がれる熱い流れに膣内はざわめき唯に絶頂を与える
それでもなお膣内は痙攣を繰り返し、リトの全てを搾り取ろうと中を蠢かす
割れ目から中に収まりきれない欲望が蜜と共に溢れ、ベッドにぽたぽたと落ちていく
ガクガクと震える腰をリトに支えられながら、唯はただ全身に覆う波に体をゆだねる
二人の荒い息だけが部屋に満ちていた
リトが肉棒を引き抜くと先端から飛び出した欲望が唯のお尻を汚す
「はぁ…ぁ…熱い、んッ」
崩れる様にベッドに座り込む唯の顔にリトは愛液と精液で濡れた肉棒を差し出す
「ほら、ちゃんと掃除しろよ」
鼻につく強烈な牡の臭いに顔をしかめるも、唯は言われたとおりに口にそれを運びこむ
(こんな……ハレンチなこと私…)
けれど気持ちとは裏腹に、唯は自分の中に生まれた小さな変化に顔をほころばせる
リトの前で素直に股を開く自分、リトの行為全てに淫らな声を出し反応をする体
そしてそんな自分を求めてやまないリト
『オレだけの唯』
いつか体を交えた時に言われた言葉
リトのぬくもりと共に伝えられたそれは唯にとって宝物にも似た大切な言葉だった
不器用に竿に舌を絡める唯の髪を、リトは愛しげに撫でる
唯は伏せていた目を向けるとリトを見つめた
愛情に溢れ自分の姿しか映さないリトの目
そんなリトを、唯はただじっと見つめ返す
それは普段は奥手で純情なリトが見せる精一杯の意志表示なのかもしれない
唯は口から竿を離してもじっとリトを見つめ続ける。目を離すことができないでいた
口からは唾液が糸を引き、口元は欲望で白く汚れている唯の顔
唯は口元との精液を指で掬うと口の中へと運ぶ
いつもの生真面目な顔に今は恍惚さが交じり合い、唯を女の顔へと変えていた
「唯……」
リトは自分にぼーっと見とれている唯の腰に手を回すとぐいっと引き寄せる
下腹部はすでに大きさを取り戻していた
リトの膝の上に座った状態の唯は目をとろんとさせリトを見つめる
「またおまえの中に入れさせて欲しいんだ」
「……結城くんの好きにするんじゃなかったの?」
くすっと笑う唯にリトはバツが悪そうに顔を赤らめると、唯の腰を浮かして自分のモノを割れ目へと当てる
ずぶずぶと肉がヒダを押し広げて中へと入っていく感触
今日、何度目かになるその心地よさにリトの下腹部はビクビクと波打つ
何度入れても、何回出しても飽きることのない唯の体
自然とリトの息も熱くなる
「…ッん…あ、あァ…ンくぅ」
「やっぱ今日のおまえいつもと違って積極的だな」
いつもなら、挿入する前どころか体を触る度にいろいろと文句を言う唯の変化に、リトも不思議そうな顔をする
唯はそんなリトに少し顔を曇らせると、恐る恐る尋ねる
「…こんな私……嫌?」
リトは目を丸くさせるとぷっと吹き出す
「ちょ、ちょっとどうして笑うのよ?私は真剣に…」
「悪い、ゴメンゴメン!ただ……やっぱ唯は唯だなぁって思ってさ」
唯はまだ釈然としないのか、それでもリトの首に腕を回す。その目はいつにもまして真剣だった
「……結城くん、私が変ってもずっと一緒にいてくれる?」
「なに言ってんだよおまえ?」
リトは唯の質問の糸がわからず首を傾げる
「私だけの結城くん」
「え?」
ぼそりと呟いた声はリトの耳には届かない。唯はその言葉を胸にしまい込むとリトにキスをする
「私を離さないでね。絶対…絶対」
いつもとは違う熱のこもった唯の眼差し
「……そんなの当たり前だろ!おまえのいない日常なんてもう考えられねェよ」
溜め息を吐きながらも話すリトの目は真剣そのものだ
そんなリトの胸に顔をうずめながら唯は小さな声で精一杯応える
「…うん、私も!結城くんがいないなんてもう耐えられないから⁄⁄⁄⁄」
素直でいて真っ直ぐな唯の気持ちにリトの心臓がドキンと高鳴る
「唯……おまえ…」
自分が変わっていくことが、変わることでリトの気持ちが揺れ動くのではいかという、不安があった
そして自分の『心の奥にある本当の気持ち』を知った時、いつかリトにとってそれが重く迷惑になるのではないかという不安
そんな自分の気持ちをリトに知られたくないのか、唯は黙って胸の中で顔をうずめていた
リトは小さくなっている唯の肩を掴むと顔を上げさせる
「バカだなおまえは……そんなくだらねー心配するなよ!オレがおまえを嫌いになるわけないだろ!!」
唯はその言葉になにも言わずにただ首を縦にふる
「おまえは相変わらずいろいろと考えすぎるヤツだなァ」
少しあきれ気味のリトにも唯はなにも応えられずにいた
リトとのありとあらゆる初めての経験が、唯に様々な壁を作っていく
それに悩み苦しむ日々
本当のことが言えない…自分の本当の気持ちも伝えることもできない
きっと結城くんにもいろんな愚痴をこぼさせてる……
それでも結城くんはそんな私のことを好きだと、大切だと言ってくれる
結城くんからもらったモノはたくさんあって、そのどれもが大切で大事なモノ…
唯はそんなリトのやさしさや気持ちになんとか応えたいと思っていた
思ってはいるのだがどうしていいのか、なにをしてあげればいいのかわからないでいた
不器用でいて真っ直ぐな気持ち故の唯の悩み
そんな自分に内心あきれつつも唯は、今自分にできることを一生懸命しようと思った
俯かせていた顔を上げるとリトに懇願する
自分の気持ち、今リトにしてもらいたいことを伝えるために
「…結城くん…きて……」
唯はもう待ちきれないのかリトに顔を近づけさせていく
「オレも唯がもっと欲しい」
二人は貪るように互いの唇に吸い付く
ぐちゅぐちゅといやらしい音が鳴るのも構わずに唯はリトに合わせて腰を動かしていく
そこには風紀委員でも真面目な優等生でもない、古手川唯という一人の女の子がいるだけだった
肌を密着させ汗や唾液で汚れることにも遠慮せず舌を指を絡ませ合う
「んッ、ちゅ…ぅはあ…ちゅぱ、んッく」
互いの唇に吸い付き、舌で口内を蹂躙し唾液を交換しあう
「…ふぁ…むぅ、ンン…うぅ」
背中に回した手に力を込め肌が赤くなるほどに互いを抱き寄せる
(結城くん…結城くん、私だけの結城くん……)
心に宿る強い気持ちを体で表すかのように唯は乱れていく
自分の体でリトに触られていない部分も見られていないところももうないだろう
体中隅々まで舌を這わされ、吸い付かれ愛撫される。今まで嫌悪の対象でしかなかった唾液の交換も、今では心地いいぐらいだ
唯の中でどんどんリトへの思いが強くなっていく
愛おしくて好きでたまらない気持ち
糸を引かせながら口を離した後も唯はじっとリトの顔を見つめ続ける
「…ッん、はァ…ん…イイ!すごく…気持ちよくて……結城くんが奥まで、きて…ン」
腰が上下に動く度、子宮口に当たるリトのモノはさらに中へ中へと膣内を押し広げる
「あ…ン…んんッ、ァハ…あァ」
お互い抱き寄せていた体を離すと、額から流れ落ちる汗が二人の間に落ちていく
「結城…くん、もっと欲しい…もっと…」
リトは唯のお尻を掴むと叩きつけるように腰を動かす
小柄な唯の体はそれに合わせてリトの膝の上で跳ねる
「…んッく…ぅ、あァすご…イッ」
上下に動く体に合わせ、唯の乳首がリトの胸板を擦っていく
「唯、唯、唯……」
自分の名を呼ぶ声が、熱い息と共に耳元に運ばれてくる
心地よくて何度も呼んでもらいたくなる呟きが唯の体をざわつかせる
「結城くん…私、もう…ダメ…」
「オレも……限界」
リトはすぐにでも吐き出しそうになる射精感を歯をくいしばって押さえ込む
「うん…一緒にきて…結城くんと一緒が…いいの…」
リトは唯の首に腕を回し体を抱き寄せる
「じゃあ出すな…おまえの中にいっぱい」
「いいわよ!出して…結城くんのいっぱい出して!!結城くんので私をいっぱいにして」
リトの突き上げが激しさを増していき、膣内を責めたてる
「あ…くぅ…はあ…ん、ンン…ッんア…ダメぇ私もうっ!」
キューっと締め付けが強くなる唯の中で、リトはこの日二度目になる欲望を吐き出した
荒い息を吐きながらベッドに横たわるリトを尻目に、唯は身なりを整えていく
さっきまでの気持ちはどこへ行ったのか
いつまでもハレンチな格好はできないと、唯は気持ちを切り替え下着を着けていく
ベッドの上ではまだ余韻にひたっているのかリトは寝転がったままだ
「まったくあなたは……どうしてすぐにだらしなくなっちゃうの?」
唯の少しきつめの言葉にもリトは知らん振りを決めこむ
「もうっ!結城くん少しは話を……」
ムッとした顔でリトに詰め寄ろうとした唯の目に、四時を告げる時計が飛び込んでくる
「今、四時なんだ……」
朝からずっとリトとハレンチなことに夢中になっていた唯は時間の存在を忘れていた
そして、そんな自分に顔を赤くさせる
(と、とにかくまだ四時ということは……)
まずシャワーを浴びて、服に着替え少し休憩しても五時前には……
頭の中でこれからの計画を考え終えた唯はリトに向き直る。緊張が体を駆け巡るが、ちゃんと伝えようと思った。
自分の気持ちを素直に
キュッと握り締めた手を胸に当てて深呼吸
「ね、ねえ結城くん、も…もしよかったらこれから私と外に出かけない?
ほら、私達って今までデート……みたいなことしたことないじゃない?だから…」
「……」
無反応なリトに怪訝な顔をすると唯はベッドに近づく
「だ、だって私達ずっとこんな感じだし、そ…そうよそれにこんなこと高校生らしい付き合い方じゃないと思うわ!
だ、だからと言って別に結城くんとハレンチなことしたくないって言ってるわけじゃなくて……。
えっと私ただその…結城くんともっと色んなところに行ったり、色んなコトしてみたいなァって⁄⁄⁄」
「……」
リトはまた無反応だ
「結城…くん?私なにおかしなこと言った?結城くん?……ちょっと聞いてるのっ?」
自分なりに精一杯の気持ちを言ったのに、それをことごとく無視するリトに唯は口調をきつくする
「あなたいい加減になんとか言ったらどう…」
リトに詰め寄ろうとした唯の動きは止まる
ベッドの上ではリトが心地いい寝息を立てていた。その気持ちよさそうな顔を見ている内に唯の体から力が抜けていく
「……もぅ…」
唯は溜め息を吐きながらもリトに布団をかぶせてあげた
結局いつもの様に夜まで家にいた唯は、美柑お手製の夕食を食べた後、リトに送られながら家路についていた
「なあ、なに怒ってんだよ?」
「……別に」
隣を歩く唯の冷たい一言にリトは顔をしかめる
(なんだ?オレなんかやったのか?)
リトが悩んでいたその時、二人の横を同い年ぐらいのカップルがすれ違っていく
その二人をじっと見つめる唯にピンときたのか、リトは唯の手をギュッと握り締める
「ほら、オレ達だって付き合ってるんだし負けてないと思うけどな」
リトと手を繋ぐのはうれしいし、こうやって並んで歩くのもうれしい
だけど唯はリトとは別のことを考えていた
通り過ぎた男の子の手にはどこかで買い物をしたのだろう、デパートの紙袋やケーキの入った箱が握られていた
きっと二人で服や小物を見たり、何を食べるのかウインドの前でケーキを選んだりしたのだろう
「いいなァ……うらやましい…」
素直な気持ちが口からこぼれる
そんなぼーっとしている唯を立ち止まらせると、リトは家に着いたことを教える
「おまえホントにどうしたんだよ?大丈夫か?」
「う…うん!大丈夫だから!!今日はありがとう……じゃあまたね」
名残惜しげに手を離すリトに別れを告げると唯は玄関のドアを開けた
リトと別れた唯は自分の部屋に戻ると、ぼんやりと窓の外を眺めていた
「はぁ〜今日も一日結城くんとハレンチなことばかり……」
自分からリトを求め、リトに身を任せているのだから文句はないのだが
それでも唯の口から溜息がこぼれる
窓の外を歩く同じ年ほどのカップルに唯の羨望の視線がそそがれる
仲良く腕を組んでいる二人。自分にはそんなマネはできないが手ぐらいは繋いで街を歩いてみたい
リトとデートらしいデートなどしたことのない唯にとって、待ち行くカップルはみな憧れの対象になる
唯はまた深い溜息を吐くと、窓を閉めお風呂に入ろうと着替えの支度をする
その時、ふとカレンダーに目が留まった唯は何気なく日にちを目で追っていった
来週の日曜日
(そういえばこの日は確か……)
そのコトを確認すると唯は明日どうやってリトにその話を持ちかけようかと考え出した
そして一週間後の日曜日
今日は地元の神社で行われる夏祭りの日
花火大会もあるということで、今、駅の中は人で溢れかえっている
そんな中、唯は駅構内にある鏡の前で自分の服装のチェックをしていた
自分のセンスに自信があるわけじゃない。服のコーディネイトだって雑誌を見ながらだ
それでも今日という特別な日のために、唯は自分なりに一生懸命がんばってみた
白い生地に、夏らしく涼しげな青の花や赤い花をあしらった浴衣
髪を後ろでアップにし、いつもとは少し違う印象を出してみたりもしてみた
唯は鏡の前で深呼吸をする
頭に浮かぶのはリトの顔
「結城くん…あなた今日のことどう思ってるの……?」
『へ、祭り?いいぜ!特に用事もないし』
あの日、なんとかがんばってリトへデートの誘いを申し込んだ唯は、リトのあまりの簡単な返事にきょとんとなった
もっと驚いたり、焦ってくれたり、喜んでくれたりしてくれると思っていただけに、唯の中で複雑な気持ちが生まれていた
これまでデートらしいデートなどしてこなかった二人にとっては、これが初デートだというのに、リトの気軽さが少し唯の心に影を落とす
「結城くん……」
ぽつりと呟いた言葉に唯の胸は締め付けられる
最近リトのことばかり考えている自分。リトを中心に考えている自分
頭の中にずっと居続ける最愛の相手
好きで好きで、どうしよもなく好きでたまらなくなっている
それは唯自身でもわかるほどに強く、重い感情。決して表には出すことのない自分だけの思い
それは、言葉では中々言えない素直な気持ち。ひょっとしたらこの先も口にだすことはないのかもしれない
この日への思いも、その思いの深さも
それでも唯は大丈夫だと信じていた
口に出さなくても、気持ちを確かめ合わなくてもきっと大丈夫だと――――
そこには確証もないし、絶対なモノもない
あるのは信じているという気持ちだけ
口に出さなくても伝わっている、確かめなくてもわかるお互いの気持ち
だから、だからきっと今日だって……
それはエゴかもしれない、自分勝手な思いかもしれない
それでも……それでも――――
「結城となら私は…」
小さなか細い声がこぼれた
唯は鏡の中の自分の姿をじっと見つめる
鏡に映る自分の姿は、普段の自分とは掛け離れていた
そんな自分の弱さに唯はキュッと手を握り締める
「そうよ…そうよ!きっと…きっと結城くんだって今日のこと大切に思ってくれているわ」
鏡に向かって言い聞かせるようにそう呟く
心の中はまだざわめいたまま
それでも最後にまた髪のチェックを済ますと唯は、リトとの待ち合わせ場所に向かう
リトの顔を見るために、その手を繋ぎ合わせるために
その胸に、一つの悩みを残して
夕方を少しまわった駅前広場、時間にうるさい唯のためとはいえ待ち合わせ時間より
30分も早く来ていたリトは、どこか落ちつかなげに人の流れを目で追っていた
今日は自分にとって、二人にとって特別な日
こうして待っている間もドキドキと心臓の音は早くなっていく
リトがそうやって一人落ちつかなげにそわそわしていると後ろから見知った声がかかる
「結城くん?」
振り向くとそこには浴衣姿の春菜が立っている
「さ、西連寺!?」
「結城くんもこれからお祭り?」
「ああ…」
(そういやララのヤツが春菜ちゃんとどうこう言ってたな……)
今日は夏祭りということもあり駅前広場はいつも以上の人で溢れていた
そして、そんな中でも一際目立つ雰囲気を醸し出している目の前のクラスメイト
黒髪と薄紫の生地に花模様の浴衣が、絶妙のバランス具合となって、春菜からいつもはあまりない大人びた色気を出させていた
中学の頃ずっと思いを寄せていた相手だけにリトの心臓はドキンと高鳴る
(春菜ちゃん今日はなんだかすげーキレイだなァ……)
「結城くんはここでなにしてるの?誰かと待ち合わせ?」
「え!?ああ…うん、そうなんだ。友達と待ち合わせ」
別に付き合っていることは秘密でもなんでもないのだが、つい唯との関係を友達だと言ってしまうリト
「そっか…私もララさん達と待ち合わせ。同じだね」
にっこりと笑顔を向けてくる春菜にリトの顔も赤くなる
(やっぱ春菜ちゃんカワイイ)
リトは思い切って心に浮かんだコトを口に出す
「あ、あのさ西連寺…きょ、今日はいつもよりなんつーかその…浴衣すげえ似合ってるよ」
思ったことの半分も口に出せないリトだったが、春菜はそれがうれしかったのか耳まで真っ赤になった顔でもごもごと口を動かす
「あ、ありがとう…⁄⁄⁄⁄」
「う、うん⁄⁄⁄⁄」
「……」
「……」
(やべ!気まずい!!なんか…なんか言わねーと!!)
微妙な雰囲気に二人は飲み込まれていく
「あ、あの結城くん!」
春菜は顔を俯かせながら少し上ずった声を出す。その顔はまだ赤いままだ
「な、なに?」
「も、もしよかったら結城くんも……わた、私と……私達といっしょにお祭りに……」
言いたいことを最後まで言うことなく、その時、春菜の巾着からケータイの着信音が鳴る
「ご、ゴメンね…ちょっと待ってて」
春菜がケータイを取り出しなにやら話し込んでいる間、リトは時計を見る
時刻は六時五分前、中々姿を見せない唯にリトは少し不安になる
(あいつなにやってんだ?いつもならとっくに来ててもおかしくないのに…)
リトが一人考え込んでいると話し終えた春菜がリトに向き直る
「ゴメンね結城くん、ララさんから電話あって私そろそろ行かないと…」
「ああいいよ、オレこそ引き止めてゴメンな!」
春菜はリトの顔を見るともごもごと口を動かす。それはさっき言いかけたコトを、言いたかったコトを言おうとしているみたいで
その様子にリトは不思議そうな目を向ける
「西連寺?」
「……ううん、なんでもない」
「そっか…じゃあ気をつけてな」
「うん、結城くんも」
去り際、春菜はもう一度リトの顔を見つめると、なにも言わずに歩き出した
「なんだったんだ春菜ちゃん?オレになんか用事だったのかな……」
「ずいぶん仲が良いみたいね西連寺さんと」
後ろから聞こえたその声にリトの背中はビクンとなる
「唯!?」
唯は遠くに見える春菜の姿に目を細めると、リトに向き直る
「……結構前に着いていたんだけど、なんだかお邪魔みたいだったから黙ってたの」
ふいっと顔を背ける唯にリトは溜め息を吐く
「おまえなに言って……まあ、ちゃんと来たからよかったけど。それじゃあ行こっか唯」
歩き出したリトの背中を見ながら唯は不満そうな顔になる
(なによ!結城くんったらあんなにデレデレしちゃって……)
リトの隣に並びしばらく歩いても、その気持ちは治まるどころか大きくなっていく
(しかも結城くん私にはなにも言ってくれないし……)
この日のために初めて買った浴衣
袖を通す時、リトの顔が浮かんではどんなコトを言われるか期待に胸を躍らした
店で買う時もリトの好きそうな色合いを思い浮かべ悩みながら選んだ
下駄も巾着もみんなこの日のために、リトのために―――――
『あ、あのさ西連寺…きょ、今日はいつもよりなんつーかその…浴衣すげえ似合ってるよ』
そう言った時のリトの顔が、声が頭の中で甦る
手を繋ごうと伸ばしたリトの手を無視すると、唯は黙って隣を歩く
その目は少し悲しげに揺らめいていた
祭りのある神社は予想以上の人でごった返していた
おいしそうな匂いがする露店の数々。子供たちの楽しそうな声。それがリトの心を躍らせる
そして、それは隣にいる唯も一緒なようで、リトと同じように目を輝かせていた
「へ〜おまえもやっぱ、こういうとこ好きなんだな。俺も好きなんだ、祭りって!」
楽しそうな顔で笑うリト
「べ、別に私はそういうんじゃ……。そ、それに勘違いしないでね!私が今日ここに来たのはお祭り目当てじゃなく…」
「風紀活動の一環なんだろ?彩西高の風紀を乱すヤツを取り締まるとかそんな感じの」
「え、ええ…。あなたにしたらよくわかってるじゃない。そうよ!私達が今日ここに来たのは、
あなたの様な生徒が問題を起こさないように見張りに来ただけなんだから」
妙に声を強めて力説する唯
「だ、だから変な勘違いしないで」
「ああ、んなコト今さら言われなくっても、ちゃんとわかってるって」
リトはそう言うと唯に手を差し伸べる
「けど、風紀活動も大事だけど、今日はせっかく祭りに来てるんだから楽しまないと損だぜ?それに、オレ達にとってこの祭りは特別なものだろ?」
唯の胸がドキンと高鳴る
なにが特別なのか、喉まで出かけたその言葉をムリヤリ呑み込むと、照れ隠しの様にリトから顔を背けてしまう
「唯?」
「きょ…今日はそんなんじゃないんだから、結城くんも真面目にしてっ////」
前編終わり
後編は間を空けて今日の夕方ぐらいにでも投下します
前編だけでこの長さ申し訳ない…
いいよ、実にいい。GJ!
おお、GJ!
相変わらずの文章量とクオリティに脱帽。
こっちは間を空けたせいか既存の連載の筆がのらずに新作を考えてる始末です…
あ
>>407 人の作品誉めるふりして自分の身上話すんのやめろ、いちいち目障りだよ
二人は一通り祭り会場を一周すると、神社の境内に来ていた
ここは露店などがない代わりに、カップル達の溜り場となっている場所
腕を組んで歩く男女に、ベンチに座ってキスをし合う者、木の影に隠れてイチャつく様子に唯の顔も自然と赤くなっていく
(な、なんてハレンチなっ!!あんなコト人前でよくも……⁄⁄⁄⁄)
「ココすげー……」
舌を絡め合う男女を隣でまじまじと見続けているリトに唯の厳しい視線が飛ぶ
「結城くん!あなたなに真剣に見てるのよ?」
「いや、だって…」
顔を赤くさせながら言い訳をしても説得力があるはずもなく、唯の目はますます厳しくなっていく
「まったく!あなたってどこでも…」
普段と同じ様に振舞っている唯だったが、実は心の中はたいへんだった。
周りのカップル達の大胆な行為に、さっきから心臓の音がドキドキと鳴りっぱなしだ
どんどん早くなっていく鼓動に自然と顔も赤くなっていく
唯はそっとリトの横顔を見つめた。その顔は複雑な表情を浮かべている
さっき意地を張ってリトの手を拒んだことが悔やまれた
せっかくのデートを風紀活動だなどと言ってしまった自分に不甲斐なさを感じた
(私が言い出したことなのに……)
からっぽの手が寂しく感じられる。リトのぬくもりが恋しい
リトを見つめる唯の目に熱が帯びていく
そんな唯の複雑な思いがこもった視線にリトはようやく気付く
「ん?どうしたんだよ?」
「な、なんでもないわよ!早く行くわよ…」
境内に背を向けると唯は再び祭りの喧騒の中に入っていく
人を掻き分けながら進む唯の背にリトの手がかかる
「ちょっと待てって!こんな人がいっぱいだと迷子になるぞ」
「なるわけないでしょ!だいたいあなたが逸れなければ私は…」
そう言いながら進もうとする唯の手にリトの手が重ねられる
「ちょ…ちょっとなにするのよ!?」
手を握り締めるリトに唯はびっくりして思わず声を大きくする
「風紀活動だろうと、なんだろうとおまえを一人にはできねーよ!」
「え…?」
リトの手に力が込められる
「それに……それに変なヤツが来てもおまえを守れないだろ」
リトの力強さといつものやさしいぬくもりが手に伝わってくる
その目は真剣だった
「う、うん……////」
唯は短く応えると、キュッと手を握り返した
「そう言えばおまえ腹減ったりしてないのか?」
「……少し」
ぼそっと話す唯の手を引きながらリトが進みだす
「それじゃあ、なにか食いにいくか。おまえなにが食べたい?」
唯は少し目を彷徨わせると、すっと一軒の露店へと指差す
「え?これって……おまえこんなのが好きなの?」
意外な唯の選択にリトの目も丸くなる
「わ、悪かったわね⁄⁄⁄⁄」
恥ずかしさで顔を俯かせる唯の手を取ると、リトは露店のおじさんに声をかける
「すみません、リンゴ飴二つください」
リトは飴を受け取るとお腹が空いていたのか早速口を近づける
「ダメよ!立ちながら食べるなんて。それに歩きながらなんてもっとダメ!!」
「おまえなァ……こんな時ぐらいいいじゃねーか」
「こんな時だからこそよ!とにかく風紀の乱れに繋がることは私が許しません!」
頑として言い放つ唯に溜め息を吐くと、再びリトは唯の手を取って歩き出す
「ったくしょうがねえな……どっか座れる場所は……」
「しょうがなくなんてないわ!だいたいあなたは日頃から…あっ」
メンドクサそうに顔をしかめるリトに注意をしようとしたその時、目に映ったあるモノの姿に唯の足は止まった
「ん?どうしたんだよ?」
ぼーっとしている唯に怪訝な目を向けると、リトはそのままその視線を追ってみる
向かいに並ぶ露店の一つ、射的屋
そして、唯の見つめる視線の先には、茶色い毛並みをした子犬のぬいぐるみがあった
「なんだよおまえ、あんなのが欲しいのか?」
リトの言葉にぼーっとしていた顔をハッとさせると、唯は慌てて否定する
「ち…違うわよ!私はただ……」
「……」
リトは手に持っていたリンゴ飴を唯に渡すと、射的屋の親父に声をかける
「おっちゃん一回!」
おもちゃの銃に玉を込めるとリトは他の景品には目もくれず、目当ての物に狙いを定めて撃つ
(結城くん…?)
少し大きめなソレは一回や二回当てた程度ではグラつくだけだったが、三回四回と当てる度に揺れは大きくなり、五回目でようやく下へと落ちた
リトは射的屋の親父から景品を受け取ると、少し照れくさそうに唯に渡す
「ほら、これが欲しかったんだろおまえ」
「ぁ……あ…」
リトから渡された物を受け取っても唯の口からは小さな呟きしか出てこず、もじもじと体をくねらせるだけだ
「なんだよこれが欲しかったんじゃなかったのかよ?」
「ち、違うの…そうじゃなくて……」
歯切れの悪い唯を怪訝な顔で見つめるリトに、射的屋の親父が声をかける
「そこのお二人さん!!祭りの日にケンカたァいただけねーな」
「え!?いやオレ達別にケンカしてるわけじゃ…な、なあ唯?」
リトの言葉にも唯は顔を背けて応えようとはしない
(な…なんなんだよコイツ!?)
リトは眉間に皺を寄せムッとした顔になっていく
そんな二人の様子を見ていた親父の目が輝く
「ふ〜んなるほどね…。俺の経験から言わせてもらえば彼女、きっとあんたからのプレゼントがうれしくて、どうしていいのかわかんねーのさ」
「えっ!?」
目を丸くするリトは慌てて唯の方を振り向く
「いや〜カワイイ子じゃねーか!」
「唯……」
真っ赤になった顔を俯かせていた唯は二人のやり取りに顔を上げる
「ち…違います!!私は別に…だいたいコレは彼が勝手にやったことなんです⁄⁄⁄⁄」
全力で否定する唯に射的屋の親父は笑い出す
「そんなにテレなくてもいいじゃねーか!青春ってのは大事なモンだぜ」
話のまったく噛み合わない相手に唯の顔はムッとなっていく
「あ、あなたちょっとは人の話を……」
「お…おいこんなところでそんなコトやめろよな」
妙に冷静なリトに唯はつい怒りの矛先を向けてしまう
「だ、だいたいあなたが私の話を聞かずに勝手にするからこんなことに……」
「はぁ?なんでオレのせいになるんだよ?おまえが欲しそうな顔してたからオレは…」
そんな二人のやりとりを見ていた親父は交互に二人の顔を見つめて頷く
「ケンカするほど仲が良いって昔から言うしな。あんたら見てるとこっちまで微笑ましくなってくるよ。あんたらお似合いのカップルだぜ!」
「なっ!?」
「お似合いの……」
その言葉に耳まで真っ赤になった二人は、さっきまでの言い合いも忘れて、お互いの顔を見つめる
そんな二人の様子をにやにやと見ていた親父は、ついにぷっと噴出し豪快に笑い出した
そして、そんな様子を少し遠くから見ている者がいた
「…あれって結城くんと古手川さんよね」
それからリト達は再び人の波の中を歩いていた。リトの隣には唯と、そして、春菜がいた
「…にしてもララ達なにやってんだよ……。西連寺を置いて勝手にどっかに行くなんて」
「そんなことないよ。私がぼーっとしてたからはぐれちゃったんだし…」
小さな声で春菜が応える
「西連寺はなにも悪くないよ!悪いのはララ達なんだしさ。だいたい美柑のヤツはなにやってんだよ……なあ、唯?」
「……そうね」
怒ってるわけでも、楽しそうでもない唯の声にリトは一瞬眉を寄せる
「と、とにかく二人が見つかるまでオレ達と一緒にいるといいよ」
「う…うん。それはうれしいんだけど…。私、迷惑になってない?その…結城くん達の……」
リトは顔を赤くさせると、手で全力で否定しながら必死な声をだす
「そ!そんな事ねーよ!!オレ達はただおもしろそーだなァって感じでココに来てるだけだし!それに、こーゆートコは大勢の方が楽しいしさ!!」
その言葉に唯の目がピクリと反応する
「……ホントに?」
春菜の声はリトではなく、その隣を歩く唯に向けられている様だった
唯は黙ったまま地面を見つめていたが、やがてぽつりと言葉をこぼす
「心配しなくてもいいわよ。私もそう思うし……。二人より三人の方が楽しいじゃない」
数秒の間を置いて応えたそれは、感情のあまりこもって無い淡々としたモノだった
春菜はそんな唯に違和感を覚えるも、安心したかの様に笑顔を浮かべる
「…うん、ありがとう古手川さん」
「別にいいわよ、こんなこと…」
そんな二人のやりとりに、リトは、気付かれないように唯を横目で見つめる
黙ったまま地面を見続ける唯は、さっきまでの雰囲気はどこにもなく、どこか寂しそうだった
(なんだよ…。どうしたんだこいつ……?)
リトは聞かれない様に心の中だけで唯に呟いた
それから3人はララ達を見つけるついでに、様々な露店巡りをした
ヨーヨー釣りに焼きそばを食べたりカキ氷で喉を潤したり、そして、金魚すくい
(オレはこーゆーの得意なんだ!カッコイイとこ見せてやる!!)
美柑からは散々ムダな才能だとからかわれてきたリトだったが、二人にカッコイイところ見せようと張り切って挑んだ
が、中々うまく掬うことができず、結果0匹に終わってしまう
「気にしないで結城くん。ほら、金魚すくいって難しいと思うし…」
「……ゴメン、面目ない……」
春菜の励ましにもリトは力なくうな垂れたままだ
そんな二人の様子を唯は少し後ろから黙って見ていた
「にーちゃん彼女をあんまり困らせたらダメじゃねーか。彼氏ならもっとドンと構えてなきゃな。
ほら、オレからあんた達カップルにサービスだ!受け取りな」
そう言って1匹の金魚を差し出す露店の親父に、リトと春菜は耳まで真っ赤にさせる
「カカ…カ、カップル〜!?」
「お…おじさん待って、私たちそんなんじゃ……////」
二人の反応に唯の表情はムッとしたものに変わっていく
「なによ、もっとちゃんと否定しなさいよ……」
唯の言葉はリトに届くことなく祭りの雑踏の中に消えていった
「げ、元気出して結城くん!ホラ、おじさんがサービスで1匹くれたじゃない。…それよりゴメンね、カップルだなんて言われちゃって…」
「え!?いや…オレは別に気にしてないっていうか…その……」
リトはチラリと唯の方を見る。唯はそっぽを向いていた
(唯…)
一週間前のあの日、珍しくお説教以外で唯の呼び出しを受けたリトは、少しビクビクしながら唯との約束の場所まで行った
『今日はあなたに大事な話があって呼んだの。一週間後の日曜日に近所の神社でお祭りがあるんだけど。その…結城くんその日って空いてる?』
ぼーっとしているリトへ、唯はなぜか大慌てで付け加える
『も、もちろんデートってわけじゃなくて…そう!これは風紀活動の一環として私はね…』
どんどんと一人焦りだす唯へ、リトは短くいいよと応えた
唯のほっとした様な表情と、どこか寂しげな顔に少し引っかかるモノがあるものの
リトは心の中で喜びを爆発させた
唯からの誘い
それはリトにとっては意外なことであり、そして、すごくうれしいことだった
きっと何度も何度も頭の中でなにを言おう、どう言おうと、繰り返し練習したのだろう
唯らしいギコチない言葉の中に、唯のその日への思いがいっぱい詰まっていると感じた
なのに自分は……
あいまいな言葉で濁す自分を見つめる春菜へ、リトは、思い切ってホントのことを言おうと口を開く
「あ、あのさ、西連寺っ!」
「どうしたの?」
思いのほか大きな声を出してしまったことに、リトは躊躇ってしまったのか少し間を空けてしまう
そして、その声にこちらを見つめる唯の姿が目に映る
変な緊張が喉を締め付けていく
「えっと…あのさ…」
「うん」
続く言葉が出てこない。心臓がドクンドクンと早くなっていき、手に汗が浮かんでくる
ただ本当のコトを言うだけなのに
「さ、西連寺その…オレ……オレは…そうだ!!腹減らない?タコ焼きでも食おうぜ」
「うん!」
ハハハと力なく笑うリトに唯は溜め息をこぼすと、その横を黙って通り過ぎていく
「ゴメン、唯……」
横を通り過ぎる時、その声が聞こえているのかいないのか、唯はリトの顔を一度も見ようとはしなかった
結局、再び祭りの中を歩く3人の中で唯の表情は晴れないばかりか、今はその顔に複雑なものを浮かべていた
唯はリトの性格をよく知っている。普段は頼りないしデリカシーもない。だけど、やる時はちゃんとしてくれる
そして、なによりどんな時でもやさしさがあった
だから今にしても、春菜をこんなところで一人っきりにはさせられないという思いが、あることもわかっていた
(だからって……)
隣で仲良く話す二人に唯の中で、もやもやとしたモノが生まれる
リトと春菜は今、高1の時の思い出話に夢中になっていた
臨海学校の水着盗難の時のこと、文化祭の話、クリスマスパーティの話にララが宇宙人だとバレた時のこと
そのどれもが唯の知らない話だったし、そして、唯の知らないリトだった
リトの隣を並んで歩く唯の表情は優れない
リト達の話に相づちをうったり、頷いたりはするが、とても楽しめる気分ではなかった
自分の知らないリトを知る春菜
どういう理由でも春菜を思うリトのやさしさに複雑な感情が芽生える
なによりリトのやさしさが自分以外に向けられていることに、春菜への嫉妬が生まれる
もちろんそれはただの我がままだと思うし、いけないことだとわかってはいた
わかってはいるのだが……
隣で自分の知らない話をしている二人に唯は顔をムッとしかめる
隣で黙って歩く唯にいつもとは違うなにかを感じたのか、リトは小さな声で話しかける
「唯?」
「……」
「さっきは悪かったよ。その、オレちゃんとするから、だから…」
「……」
唯はなにも答えない
心配になったリトは唯の肩に手を置こうと手を伸ばす
その手から逃れるようにリトから距離を置くと、唯は一人黙って歩き出した
「お、おい…」
「ほっといて!一人になりたいのっ」
こちらを振り返りもせずそう言い放つ唯の口調は、いつにもまして強く、そして、どこか悲しそうだった
「あいつなに考えて…。ゴメン、オレちょっと追いかけてくる」
「あっ!結城くんちょっと待って私が……」
なにか言いかけた春菜を後ろに残し、リトは唯の後を追う
「どうしたんだよ唯のヤツ……」
悪態を吐きながらも、リトは、自分の不甲斐ない態度で唯を怒らせていることをわかっていた
わかってはいるがどうすることもできない
思いが空回りをしてしまい春菜に本当のコトを言えないでいた
「クソっ!なにやってんだよオレは…」
人ごみを掻き分けながら進んでいくと唯の後ろ姿が映る
「あっ!唯ッ」
リトは唯の前に回りこむと肩を掴んで捕まえる
「…なによ?」
「なによっておまえな…。なに考えてんだよ?」
その言葉に唯は顔をムッとさせる
「それは私のセリフでしょ!あなたこそなに考えてるのよ?だいたい今日は私たちの……」
「私たちのなんだよ?」
「それは……」
唯は黙って俯いてしまい、そのまま黙り込んでしまう
「とにかく一度戻ろうぜ。西連寺も心配してるだろうしさ」
「……なによそれ?」
「え?」
ぽつりと呟いた唯の声にリトは間の抜けた返事を返す
唯は俯いていた顔を上げると、そんなリトを睨み付ける
「どうして…どうして西連寺さんの心配ばかりするのよ?どうして西連寺さんばかりなの?私のことはどうでもいいの?
私だって一緒にいるのに、私はあなたのなんなの?ねえ、答えてっ!?」
唯の大きく強い口調は周囲の人たちの視線を集めるが、そんなことは気にも止まらないのか、唯はますます声を荒げる
「だいたいあなた今日がなんの日かわかってるの?すごく大切な日なのよ!それなのに…それなのに……」
リトが春菜を気にかけてるのはわかる。わかってはいるがそれが必要以上に唯の目には映っていた
自分の知らない話、目の前で春菜にデレデレしているリト
三人でいるはずなのに自分一人だけ取り残されている感覚
なによりリトが自分以外の女の子と仲良くしているのが嫌だった
だって、だって結城くんは私だけの――――
再び俯いてしまった唯にリトは溜め息を吐く
「とにかくさ、こんなところじゃなんだからどっか違うところで話そーぜ、な?」
心配そうな顔で近づけてくるリトの手を、唯は、思わず払いのけてしまう
「もうほっといてっ!!」
少し赤くなった手とリトのきょとんとした顔に、唯は苦い表情になる
「ゴメン…なさい……」
「いや、別にいいけど…それより唯…」
いつも以上に暗く落ち込んでしまった唯に、リトもそれ以上声をかけられないでいた
祭りの賑やかでいて楽しそうな人々のざわめきの中で、二人の周囲だけポッカリと寂しい空間ができていた
なにもしゃべらなくなった唯へ必死に言葉を探すリト
だが、焦る気持ちがリトから冷静さを奪っていく
目の前で一人あたふたとしているリトへ、唯はすっと持っていたぬいぐるみを差し出した
「これちょっと持ってて」
なにも言わず反射的に受け取ったリトの胸に、嫌な不安が広がっていく
「えっ…あのさ唯、これって…その……」
唯はリトに背を向けるとそのまま歩き出す
「もしかしてオレ…嫌われた……?」
ぼーっとその背中を見続けていたリトは、ハッと我に返ると慌てて唯を呼び止める
その声に立ち止まった唯は、リトに振り返るとごにょごにょと何かをしゃべった
その顔はなぜか赤くなっていて、聞き取れない声と唯の表情にリトは怪訝な顔をする
リトは唯に駆け寄る
「どうしたんだよ?なに言ってんだかわかんねー」
唯は長い睫毛を伏せるかの様に真っ赤になっている顔を俯かせる
「もう…わかって……」
「え?」
ぼそりと小さな声で呟くだけの唯にリトは顔を近づけさせる
「唯?」
「……も、もういい加減わかって!トイレに行きたいだけなのっ////」
「あっ…」
ようやく納得したのかリトは一人顔を明るくさせる
「なんだ。そんなことならそうと言ってくれればいいのに」
「女の子にそんなこと聞くほうがどうかしてるわよ////」
唯は少し怒ったような目をするとくるりと背中を向けて歩き出した
リトは唯が終えるのを簡易トイレのある広場前で待っていた。待ってる間、腕の中の景品に目を落とす
茶色の毛並みをした子犬のぬいぐるみ
少し大きめなソレは両手で抱きしめるにはちょうどいいサイズで、今はリトの腕の中で将来の主になる人をリトと一緒に待つ
「オレなにやってんだよ……」
今日の自分の不甲斐なさに、リトに思わずぬいぐるみに話しかけてしまう
けれど、ぬいぐるみに話しかけても応えが返ってくるはずもなく、リトが溜め息を吐いていると後ろから声がかかる
「結城くん」
後ろにはいつの間にか春菜が立っていた
唯は鏡を見ていた。その口から溜め息がこぼれる
「はァ〜私なにしてるんだろ……」
今日は色々と楽しみにして来た分、中々期待通りにいかないことに気持ちも沈む
(こんなに思ってるのに、こんなに楽しみにしてるのにどうしてうまくいかないの?)
唯の口からまた溜め息が漏れ、鏡に映る浴衣姿の自分を白く曇らせる
今日のために、リトが喜ぶと思って一生懸命選んできた浴衣
「結城くん私より西連寺さんといる方がいいの?私よりも……」
溜め息がこぼれ、唯の顔を寂しさが覆う
「ゴメン…西連寺のことほっといたままで」
申し訳なさそうに頭を掻くリトに、春菜はくすっと笑いかける
「ううん。私は別にいいの。それより結城くん、古手川さんは大丈夫なの?」
「あいつは…」
ぬいぐるみに視線を落とし言いよどむリトに、春菜が明るい声で話しかける
「それカワイイ子だね。どうしたの?古手川さんの持ってた物だよね?」
「え?ああ…これは」
リトは一瞬目をさ迷わせた後、再びぬいぐるみへと視線を戻す
「うん、これ古手川のなんだ」
「……」
「あいつコレが欲しかったみたいでさ、オレが射的で取ったんだ」
唯はトイレを出ると、暗く沈んでしまった自分の気持ちをなんとか押さえ込み、リトの下に急いだ
やせ我慢だとわかってはいたが、これ以上自分の気持ちで二人の雰囲気を壊したくないと思った
なによりこれ以上リトと気持ちが離れるのは嫌だと思った
そんな唯の周りを何組ものカップルが行き来する
自然と目は彷徨い、足は立ち止まってしまう
(私達だってちゃんとしたカップル…なのに…)
互いに肩を寄せ合って歩く姿に楽しそうにしゃべる様子に軽い嫉妬を覚える
頭になぜか春菜と楽しそうに話すリトの姿が浮かんだ
唯の足は自然と早足になる
(我がままだってわかってる!だけど、だけどやっぱり私は…)
リトの姿が目に入ると自然と笑みがこぼれる。唯はそんな自分を落ち着かせる様にゆっくりと歩き出した
「お待たせ。結城…え!?……また西連寺さんと一緒なんだ…」
春菜と話すリトの姿が唯の胸に重く圧し掛かる
「さっきまでは私と一緒だったのに、私を追って来てくれてたのに…」
唯は二人に気づかれないように近くにあった木の影に隠れてじっと二人の様子を見つめる
「なにしてるのよ私は…」
言葉とは裏腹に唯の心は二人を捉えて離さない。リトと春菜の二人を
「結城くん…」
唯は胸で手を握り締めてただ二人を見つめる
「オレ…さ、駅前で西連寺に今日は友達を待ってるって言ったじゃん?あれ…ホントはウソなんだ」
「……うん」
(それって私の…こと?)
木の影からかろうじて二人の会話が聞こえていた唯は、思わずリトの言葉に耳を疑う
「ホントは違うのに…ホントは一番大事なヤツなのにオレ……誰かにホントのこと言うのが恥ずかしくってさ」
「…うん」
言葉を探すようにゆっくりと話すリトに春菜はじっと耳を傾ける。そしてそれは唯も同じだった
「オレ古手川と付き合ってるんだ!二ヶ月前からさ…」
「うん」
「うんって……あれ?驚いたりしないの?」
春菜への思いは吹っ切れていたとはいえ、それでもかつて好きだった相手に告白するのは、それなりの勇気がいったことだった
それなのに、それをあっさりと受け取った春菜にリトは呆気に取られてしまう
「うん!だってわかってたし…と言っても、わかったのはほんのちょっと前なんだけどね」
少しはにかむ春菜にリトは慌ててワケを尋ねる
「えっと、それって……どういう…」
「うん実は……」
春菜はあの後、唯とリトを追って偶然話し合っている二人の姿を見つけたこと
そして、その話の内容を聞いて、二人の関係を知ってしまったことをリトに告げた
「ご、ゴメンなさい!悪いことだってわかっていたんだけど…どうしても気になって…」
「いいって!気にすることないよそんなこと。それより知ってたんだ…」
リトはほっとした様な少し複雑な表情を浮かべる
「うん…それに結城くんを見ていたらわかるしね」
「え!?どういう……」
春菜は悪いと思いつつもくすくすと笑う
「西連寺!?」
「ゴメンなさい……結城くんはね、私を見る時と古手川さんを見る時とじゃ全然違うから」
首をかしげるリト
「それはね…すごくやさしくて、愛情に満ちた感じ。そんな風に古手川さんのことを見ているんだよ」
「……なっ!違…そ、そんなことねーって!!オレは別に普通なワケでっ!」
真っ赤になって慌てて訂正しようとするリトへ春菜は笑いかける
「フフ、それを自然にできるところが結城くんの素敵なところなんだよ」
「オ…オレは別にそんなつもりであいつを見てるわけじゃ……⁄⁄⁄」
「だけど大切なんでしょ古手川さんのことが?」
さらに顔を赤くさせるリトを春菜は少し切なげに見つめる
「古手川さんがうらやましい……」
「え?」
思わずこぼれた自分の気持ちを誤魔化すように、春菜は慌ててリトが抱えるぬいぐるみを指差す
「だ、だからねきっと古手川さんも結城くんと同じ気持ちだから、もっと大事にしないと!」
「そ、そうかな〜」
少し否定的なリトの態度に唯の顔がムッとなる
「うん!だってそれ…ぬいぐるみを見たらわかるから」
「え?これが?……オレは全然わかんねーけど」
春菜はリトからぬいぐるみを受け取るとその顔をじっと見つめる
「西連寺?」
「……フフ、やっぱり。このぬいぐるみ結城くんに似てるの」
「へ?」
リトは素っ頓狂な声を上げてもう一度ぬいぐるみの顔を見つめる
確かに髪の色とかは似てはいるのだが……
「そっかなー?」
「うん、顔とかそっくりだよ。結城くんが笑ったところに」
春菜にそう言われればリトも頷くしかない。リトはぬいぐるみを抱きかかえると改めて春菜に向き直る
「オレあいつを大事にするよ。今日みたいにウソなんてもうつきたくないからさ
あいつは……唯はオレの自慢の彼女だからさ!みんなに自慢できるオレの一番大切なヤツだから」
リトの真っ直ぐな言葉。それはいつか自分が聞きたかった言葉だったのかもしれない……
春菜はそんな自分の気持ちを心の奥に封じ込めると、リトの顔をもう一度見つめる
「うん!結城くんと古手川さんならきっとこの先も大丈夫だと思うから……。それじゃあ私もう行くね」
「え!?行くってでも一人じゃ……」
(やさしいな、結城くん……。だけどこれ以上一緒にいたらきっと古手川さんに悪いから)
心配そうに顔を見つめるリトに春菜は微笑む
「さっき結城くん達を探してる時に、偶然ララさん達も見つけたの。だから、心配しなくても大丈夫だよ。」
「そっか、じゃあもう安心だな。…それじゃあ気をつけてな西連寺」
リトはそう言うと春菜を見送った
(結城くん…)
二人の会話を一部始終聞いていた唯は、出るに出れない状況に頭を抱えていた
(あんなこと言われたらどんな顔をして結城くんに会えばいいのよ……)
『唯はオレの自慢の彼女だからさ!みんなに自慢できるオレの一番大切なヤツだから』
思い出すだけでも顔が熱くなる。何度でも聞きたい言葉
それでも唯は立ち上がると、少し勇気を出して茂みから一歩出る
「結城くん」
後ろから聞こえた声に慌てて振り向くと、少し顔を赤くした唯が立っていた
「あれ?おまえトイレに行ってたんじゃ……」
バツが悪そうに言いよどんでいる唯の様子に、リトはピンときた
「ああそっか…おまえさっきの聞いてたんだ」
「ゴメンなさい!悪いとは思ったんだけど…」
「うん…」
「……」
「……」
二人の間に微妙な空気が流れる
お互い言いたいこと、伝えたいこと、たくさんあるはずなのにそれをうまく言えないでいた
その時、祭り会場にアナウンスが流れる
『ただいまより恒例の花火大会を行ないますので、ご来場の皆様は……』
時刻は八時十分前、花火大会を告げるアナウンスに人々は色めき立つ
「やばっ…もうこんな時間かよ…」
一人焦りだすリトを唯は不思議そうな眼差しで見つめる
「結城くん?どうしたの?」
ぼーっとしている唯の手を掴むと、リトは、急に小走りで駆け出す
「ちょ…ちょっとどうしたのよ急に?」
「いいから!急がないと始まっちまう…」
「はぁ…はぁもうちょっとだから、がんばれよな唯」
「それはもうわかったから、どこに行くのよ?」
息も絶え絶えな二人は今、神社の境内の更に奥、どこに続くかもわからない山道に来ていた
周囲に明かりもなく、虫の鳴き声や得体の知れない物音にビクビクしながらも歩き続けていた
本当なら今すぐにでも帰りたい衝動をグッと我慢できるのも、ずっと手を繋いでくれているリトのおかげだ
けれどそれも限界に来ていた。さすがに目的もどこに行くのかも知らされていないのは辛い
そんな弱気になっている唯の手をギュッと握り返すと、リトは再び歩き出す
「結城くん、私もう足が……」
「もうすぐそこだからがんばって…」
その時、真っ暗だった山道に赤や青といった明かりが灯る
リトが振り返ると、花火大会の開始を告げる盛大な打ち上げ花火がどんどんと上がっていた
「うわぁ!始まっちまった」
リトは足を速めると、草木を掻き分けながらも森の中へと進んでいく
どんどん先へ進んでいくリトの背中を追うように、唯もその後を歩いて行く
「結城くん、いい加減にして!いったいどこに行くのか行ってくれないと私…」
自分の声を無視するかの様に先へ先へと進むリトに、唯のいらだちは募っていく
「結城くん聞いてるの?ちゃんと説明してくれないと…」
その時、前を行くリトがふいに止まる
「あった!ここだ」
「え?」
リトが身の丈ほどの草を払いのけるとその先は、小さな広場ができていた
「ホラ、唯お疲れ。到着したぜ」
リトの差し出す手を握り返すと、唯は森から一歩外に出た
雲一つない月明かりが、広場を明るく照らす
「ここって……」
「オレ子供のころよくこの神社で遊んでてさ。その時見つけたのがこの広場。
結構見晴らしがいいだろ?」
山の中腹にあるそこは、ちょうど境内の真上にあって、下に大勢の人達が見える
「すごい…こんなところがあっただなんて」
「ここだと人もこないし、周りに大きな建物とかもないからさ。絶好の穴場だろ?
花火もよく見えるし」
どこか得意げに笑うリトの顔を花火の色が染める
「いつか誰かと、って思ってずっと秘密にしてたオレだけのとっておきの場所なんだここ…」
「え?」
真っすぐ前を見つめるリトの横顔は、花火のせいなのかどこか赤くなっていた
「その…今日は初デートだろ?だからどうしてもお前とここに来たかったっていうか…////」
どんどん小さくなっていくリトの言葉に唯は、ただぼーっとその横顔を見つめる
「結城くん、今日がなんの日なのかわかってたんだ…」
「当たり前だろそんなことっ!」
照れくさいのか顔を背けるリトの横顔を、唯はまじまじと見つめる
赤くなっている顔に花火の青や黄色が重なっていくと、リトはその顔を真剣なモノへと変えていく
「さっきは悪かったな。いろいろと…」
「え…」
黙ってしまった唯にリトは頭を下げる
「オレ今日、おまえに言いたいこととかいっぱいあったんだけどさ、中々言えないどころか、おまえに色々変な誤解とか与えてたみたいでさ。その…ゴメンな唯」
「結城くん?」
「今日は初めてのデートの日だっていうのにオレなにやってんだよ……」
初じめてのデート――――
気付いていないと思っていた。なにも考えてくれていないと思っていた
誘った時、今日の態度
普段となにも変わらないどころか、目の前で仲良く話す二人に嫉妬すら抱いた
「ホントにゴメンな唯」
申し訳なさそうなリトの顔に胸が締め付けられる
唯はそんな自分の気持ちを隠すようにそっぽを向く
「……別にいいわよそんなこと!よ、よくはないんだけど…それより」
「それより?」
「わ…私の方こそさっきはあんな態度とって悪かったわ。その…あなたがなにも考えていないと思ってたから…」
その顔は相変わらずそっぽを向いたままだったが、唯の純粋なまでの気持ちがそこには込められていた
リトはそんな唯に笑いかけると、そっと手を唯の頬に這わせる
「じゃあ今日はお互い様ってことだな?」
「ま、まあ今日はね」
どこかまだギコチない唯の気持ちをほぐす様に、その手を頬から頭へと動かす
「ホントは後もう一個あるんだ、言いたいこと…」
「なんなの?」
リトは唯に顔を近づけていく。二人の距離は数センチほどしか離れていない
「今日のおまえすげーキレイだよ。他の誰よりも…」
「な、なにを言って!だ、だいたい言うのが遅いのよ。そんなことフツー会った時に言うものでしょっ////」
「ゴメン…」
リトはそう言うと唯の唇に自分のを重ねる
最初は驚きと恥ずかしさで体を硬くさせていた唯だったが、次第にリトに合わせるよう口を動かしていく
「んッ…」
リトは一旦唯から口を離すと、その顔を覗き見る
うれしさと恥ずかしさで唯はギュッと目をつむったままだった
「どうしたんだよ?やっぱまだ怒ってるとか?」
唯はリトの胸に顔をうずめながら、首を振る
「違うわ。違う…そうじゃないのそうじゃ…」
必死に首を振る唯の様子にリトは笑いかける
まだまだギコチない唯の表情だったが、その思いにリトはその手をギュッと握り締める
「やっぱ、おまえはおまえのままだな」
「なによそれ?」
手を握りしめ合いながら見つめる二人の空に特大の花火が上がった
あたりを色とりどりの色に染めながら何度も空に上がっていく花火の下で、二人はこの日初めて笑いあう
胸からいろんな思いが消えたせいか、その顔はいつも以上に明るい
赤や青、黄色といった一瞬の光が唯の顔を美しく染める
それはリトでなくても誰もが見とれる美しさだった
ぼーっと見とれるリトに、唯は怪訝な顔をする
「どうしたの?」
「カワイイ…」
リトはそう呟くと唯をギュッと抱きしめた。満点の星空の下抱き合う二人を花火が赤く染める
「ちょ…ちょっと!こんなところでなにを⁄⁄⁄⁄」
リトは腕に力を込めると唯の細い腰に手を回す
「今日うちに来ない?オレ、おまえとこのままずっと一緒にいたいんだ」
つまりそれは自分とハレンチなことをしようと言っているのと同じこと
あまりのストレートなリトに唯は耳まで真っ赤にして顔をうっとりさせるが
慌てて頭を振ると、気を引き締める
「な、なに考えてるのよあなたは!?一週間に一度って決めたでしょ?」
そう言いながらも唯は自分が妙に昂ぶっていることに戸惑う
リトはそんな唯の体から離れると両肩に手を置く
「いいじゃん!今日ぐらいはさ」
思わず首を縦に振りそうになる自分をなんとか踏みとどまらせると、唯はふいっとリトから顔を背ける
「だ…ダメよそんなこと!約束したでしょ?だいたいなによ今日ぐらいはって?」
「えっ!?だって今日は祭りだしさ、おまえとずっと一緒にいたいって思うのは普通だろ?」
「ふ…普通のこと……なの?」
そういえば浴衣を買う際、店員から彼氏がどうとか祭りは特別な日だからなんだと色々言われたことを思い出す
「当たり前だろ!年に何回もない特別な日なんだから、やっぱ特別なヤツと過ごしたいだろ?」
唯の胸がトクンと高鳴る
「特別……なんだ⁄⁄⁄⁄」
「なに言ってんだよ?おまえ以外に誰がいるんだよ?」
自分よりも少し背の高いリトの目を上目遣いで見るように、唯はリトを見つめる
黒い瞳を潤ませ顔を赤くさせる唯の顔を、花火が幾重にも彩る
リトの喉がゴクリと音をたてる
「唯……」
「…ぁ……」
肩に置かれた手に少し力を入れるだけ簡単に引き寄せられた唯は、そのまま導かれる様にリトの唇に自分のを重ねる
「…ッん、ン…うん」
短くて長い、触れ合うだけのキスは、唯から理性を奪っていく
「きょ…今日だけだからね!こんなこと……⁄⁄⁄⁄」
目を逸らし体をそわそわさせる唯を、リトは再び抱きしめた
背中に回された手がもぞもぞと動き、腰周りやお尻のあたりを撫でていく
「も、もうっ!ちょ…結城くん、ダメっ。花火が終わってから!」
腕の中で必死に抵抗をする唯を名残惜しげに離すと、リトは唯の手を取る
「悪い、ちょっとガマンできなくてさ」
いたずらっ子の様に笑うリトをムッとした表情で睨みつけるもどこかうれしそうな唯
その時、今日何度目かの連続打ち上げ花火が舞った
「うわぁ……すげーな」
幾重にも重なる花火が色とりどりに空に舞う様に、リトの口から感嘆の溜め息が漏れる
「ホント…キレイね」
そう横で呟いた唯の横顔をリトはじっと見つめる
明るく微笑む唯の横顔は誰よりもキレイだと感じた
隣通し肩を寄り添いながら座っている二人の空に、何度も花火が上がっていく
満点の星空を赤や青の光の花が幾重にも染める
「すげー……」
感慨深げに呟くリトに唯は心の中だけで笑みを浮かべる
この光景を見るために、この時を一緒に過ごすために今日を選んだのだから
「よかった…」
ぽつりとこぼれた唯の本音は、花火の音にかき消される
花火が終わると静寂が訪れ、今度は真っ暗闇に浮かぶたくさんの星の光が二人を包んだ
夜空に散りばめられた星座の数々
雲ひとつない澄み切った夜空が、星の絵により一層美しさと壮大さを与える
「すげー!!キレイでおっきいなぁ……。きっと神様がいたらもっと大きいんだろうな…」
いきなりそんなことを呟くリトの横顔を唯はまじまじと見つめる
屈託なく笑うリトは純粋な子供の様な顔をしている。それに唯はクスっと笑った
(西連寺さんは知ってるのかしら?こんな結城くんを…。私だけの秘密にしたいな)
「ん?どうしたんだよ?」
一人楽しそうな唯にリトは怪訝な顔をする
「なんでもないわよ」
そっぽを向く唯に、リトの顔はますます眉をひそめる
「ったく、なんなんだよおまえは……」
少しトゲのあるリトに唯は黙って手を重ねる
キュッと握り締めたリトの手は、いつもと同じ様にあったかくて、そして、いつも以上に愛おしく思えた
今日何度も触れ合っていたはずなのに、なんだか久しぶりに繋いだ様な感触に、唯の顔は自然とやわらかくなる
「ホント、今日のおまえどうしたんだよ?」
わけがわからないリトは溜め息を吐きながらも、それでも唯の手を握り返す
唯と同じ強さで、唯と同じ気持ちで
夏の夜の涼しい風が二人を包む
「花火、終わったわね…」
ぽつりと呟いた唯の横顔はいつもと同じ様でいて、どこか悲しそうだった
「また、来年も来たらいいじゃねーか」
リトの言葉に今度は唯がリトの横顔を見つめる
「来年も再来年も次もその次の年も、ずっと、ずっと…オレはおまえとここに来たい!」
「結城くん…」
リトの言葉が思いがすーっと唯の胸に染み込んでいく
「私…私も、私も結城くんとまたここに来たい!ずっと一緒に…ずっとだって…だって…」
言葉がうまく出てこず、思いだけが宙に浮いてしまう
自分の不甲斐なさに唇をギュッと噛み締める唯の頭を、リトはやさしく撫でる
「心配しなくてもおまえの気持ちみんな届いてるよ」
「ホント……?」
思わず俯きかけた顔をリトに向けると、リトと目が合う
じっと見つめてくるだけのリトに、唯の顔はどんどんと曇っていく
「あの……結城…」
「なあ唯、膝枕してくれない?してくれたことないだろ?」
思っても見なかった言葉に、唯はただあっけにとられる
「なあ、頼むよ唯!」
妙に真剣なリトに、唯は慌てて首を横に振る
「そ、そんな恥ずかしいこと嫌よ!それより結城くん、さっきの私の質問に…」
「膝枕してくれたら答えてやるよ!」
唯はしばらく考え込むと、少し乱れていた浴衣を直し自分の膝を手でぽんぽんと叩く
「仕方ないわね…ほら、いいわよ」
少し怒った感じの唯にリトは見えないように笑うと、唯の膝に頭をのせる
浴衣越しに伝わる唯のやわらかい太ももの感触、至近距離から伝わる唯の匂い
にやけた顔を隠そうともせず、リトは唯の膝を頬で撫でるように擦り付ける
「最高…」
思わず出たリトの本音に、唯の顔が険しくなっていく
「結城くんいい加減にして!私ちゃんと膝枕したんだから、今度はあなたが私の約束守りなさい!」
少し顔を赤くしながらも本気ともとれる唯の厳しい口調に、リトもにやけた顔をちゃんと正し、唯に向き直る
「まったく!あなたはいつも…」
「届いてるよ、おまえの気持ち」
ぽつりとこぼれたリトの声に唯は一瞬きょとんとしてしまう
唯はリトの顔を見つめる。その顔は真剣だった。いつもと同じ、それ以上に
知らず知らずのうちに唯はリトの瞳に引き込まれていく
「ちゃ…ちゃんとわかってくれてるの?私のこと…」
「当たり前だろそんなこと!オレ以外におまえのコト、こんなにわかってるヤツいると思うか?」
唯は全力で首を横に振る
そんな人いないと思うし、いてほしくないとも思った
リトの屈託なく笑っている顔が、今はとても頼もしく思える
唯の手がリトの顔へと伸び、頬をやさしく包んでいく
「結城くん…」
手の感触よりも唯の声の響きにリトはくすぐったさを覚える
リトはその声を、言葉を、そして今日の出来事をみんな胸の中に刻み込もうと思った
唯の思いもぬくもりも全て
子供時代の秘密の場所はもう自分だけの場所ではなくなっていた
ここは唯と二人だけの特別な場所
リトの手が唯の手に重ねられる
「また来ような」
「うん」
唯は短く応えると、リトに顔を近づける
一瞬見つめあった二人は、互いの唇を重ね合わせる
二人の甘く熱い吐息だけが、夏の夜の涼しい風の中に満ちていった
終わり
元ネタは本誌の祭りの話です
あのまま唯とリトが一緒にいたらってどんな感じになるんだろ?と思って書きました
後編はエロ一つなくて申し訳ないです
神降臨w
GJ!!!
GJ!
やっぱ唯カワユスwww
保守
>>423 間違ってたら申し訳ないが、以前リトララを書いたのはあなたですか?
>>284に>えっと次はまた唯とリトの続き?第三話を書きます
ってあったんで。間違ってたら申し訳ないが、本人ならリクしたいんです
リト春菜かまたリトララ書いてほしいんですけど、いいですか?
特に春菜とリトを見たいんです!ジャンルは純愛系をお願いしたいですけど…我が儘すみません
我が儘だと思ってんならなんで書くんだ
429 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:27:37 ID:93uBMjeV
誰かヤミリトをお願いします!
誰かいる?
いるぞーノシ
w
これはひどい
434 :
ヤミ金:2007/10/13(土) 11:53:00 ID:LHV9o3WX
近々投下復帰といいながら既に二ヶ月が経過
ですがなんとか一本書きあがったので投下したいと思います
最初は金色のミミの続き書こうと思ってたんですが、こっちは本編の方でやろうと思ってたネタやられてネタを練り直し中
というわけで新作です、続き物でタイトルは「Yami Loveる」
トラブル38『闇晴れる?』あるいはプロローグ
「全裸決定――!!」
(しまっ…)
リトに気を取られ、イロガーマから目を切った瞬間。
金色の闇はイロガーマの口から飛び出た粘液を避けられないことを悟った。
「あうっ…」
ビチャァァ!!
粘着質な音と共に気色の悪い感触が体全体を覆い、少女は不快さに顔を顰めた。
同時に、粘液をモロに浴びる形になった漆黒の戦闘衣がジュゥゥという音とともに溶け落ちていく。
「い!!」
「い、いやっ…!」
顔を爆発させながら後ろを向くリトに構わず、金色の闇は胸を両手で抱えるようにしてしゃがみ込む。
宇宙でもトップクラスの知名度を持つ戦闘者である彼女も、一人の年端も行かぬ少女であることには変わりはない。
羞恥と屈辱に震え、両腕をかき抱く姿は直前までの凛々しさも相まって、可愛らしさを見る者に感じさせた。
「おおっ! いいザマだもん金色の闇!」
一方、惨状の仕掛け人であるラコスポは喜色満面であった。
自分に逆らう小娘をすっぽんぽんにひん剥き、追い詰めたのだから無理もない。
もっと近くで少女の恥態を見てやろう。
優越感とエロ根性全開で少女に近寄ろうとするラコスポ。
だが、彼は勝利を確信していたが故に気がついていなかった。
自分が今隙だらけであるということを。
そして、その隙に乗じて背後に迫ったララが拳を振り上げていたということを。
「さあて、ガマたん。もっと近くによ」
「ラコスポ」
「れ…って、へ? ラ、ララたんっ!?」
ラコスポはかけられた声に振り向き、戦慄した。
目に入ったのは怒気を漂わせているララの姿。
「ガ、ガマたん! ララたんを――」
「ヤミちゃんに、なんてことするのーっ!!」
「ちょっ…ぶ、ぶぎゃああああ!!??」
ドゴバギドガボゴメキャズドン!!
すっかり油断しきっていたラコスポはなすすべもなく騎乗していたイロガーマ共々ララのラッシュをくらう羽目になる。
目にも留まらぬ高速連打、そしてトドメの右ストレートによって彼は空の彼方へと吹き飛ばされてしまうのだった。
(き、気持ち悪い…っ!)
ドロッとした感触が真っ白な肌をトロトロと滑り落ちていく。
肌にまとわりつくようにへばりついた粘液に金色の少女は不快さを隠せずにいた。
とはいえ、衣服が溶け落ちた今、少女はそれを拭う術を持たない。
だが、どうしようもなく蹲っているだけの彼女に近づく一つの影があった。
「つーか強すぎだろララ…」
「え…?」
ふわり。
金色の闇は自身を覆う優しい布の感触に目をきょとんと瞬かせた。
ゆっくりと振り向く。
そこには、飛んでいったラコスポを見ながら冷や汗をたらしている少女のターゲットの姿があった。
「結城、リト…?」
「こ、これも着とけ」
肩にかけられたのはジャンバー。
そして、戸惑いに揺れる瞳の向こうではリトが上着を差し出していた。
リト自身は顔を真っ赤にしてあらぬ方向を向いているため表情を窺うすべはない。
だが、雰囲気から伝わってくる気配に邪なものは一片も見当たらず、金色の闇は僅かに感情の波を揺らした。
(どうして…)
少女にはわからなかった。
肩にかけられているのも、差し出されたものも彼の服である。
つまり、結城リトは自分の服をこの寒さの中自分に提供しようとしているのだ。
勿論、裸の女の子に対する行動としては納得できる。
しかし、自分に対して行う行動ではない。
何故なら、自分は掛け値なしの本気で彼を殺そうとしたのだから。
「なんのつもりですか」
軽く殺気すら込めて問う。
優位な立場を確信しての施しならば受けない。
そういった意思を込めての声音だった。
「な、なんのって…だってお前、その……は、はだか…じゃんか!」
だが、リトは怯えるでもなく、ただ慌てた声でそう返した。
そんな少年の姿に金色の闇はまるで珍獣を居つけたかのようなポカンとした表情を作る。
――そういった表情をするのは初めてであるという自覚もないままに。
「…それだけですか?」
「そ、それだけで十分だろ!」
まるで聞き分けのない子を叱り付ける様なリトの怒声。
ナンセンスな発言に少女の思考は混乱した。
しかし、裸のままでいられないのも事実である。
金色の闇は半ば機械的に服を受け取り、それを身につけていく。
(暖かい…)
つい先程までリトが着ていた服は、彼の体温が残っていた。
その服は戦闘衣とは違い、耐久性も機能性もないただの服に過ぎない。
当然、背丈も合っていないためサイズもぶかぶかだった。
けれど、そのぬくもりはどこか安心を与えてくれる。
少女は無意識の内にぎゅっと服の裾を握り締めていた。
「あとこれ、気休めだけどないよりはマシだろ」
そんな少女の様子を真っ赤な顔のまま視界の端で確認したリトは、やはり明後日の方向を向いたままハンカチを差し出す。
少女はそれを大人しく受け取るとゆっくりと肌にこびりついている粘液をふき取り始めた。
「…感謝は、しておきます。結城リト」
「恩に着せるつもりはないからそんな神妙にしなくてもいいって。あ、でもお前これから」
「リトーっ!!」
「ど――ぐえっ!?」
どうするんだ?
そうリトが問おうとした時、彼は飛びついてきたララに容赦なく押しつぶされた。
当然、リトはすぐさまララを跳ね除け立ち上がり憤慨する。
「いっ、いきなり飛びつくなララ! 危ないだろーが!」
「あはっ、ごめんねっ」
「ったく…けどお前、大丈夫だったのか?」
「え、何が?」
「手とか…いや、なんでもない」
一方的なフルボッコを見ていたリトはララが怪我をしているなどとは欠片も思ってはいなかった、
が、あれだけ殴れば手が傷ついていてもおかしくはない。
そう心配しての言葉だったが、ララの表情は元気そのものであり、手も傷ついているようには全く見えない。
まあ、ララだしな…
すぐにそう結論を下したリトは順調に非現実に染まっていた。
「ところで、ヤミちゃんは大丈夫?」
「ん? ああ、ケガとかはない…んだよな?」
こくり、と頷く少女にリトはほっとしつつすぐに目をそらした。
リトの服はしっかりと少女の小柄な体を覆っていたのだが、逆にそれが背徳的な色気を醸し出していた。
正直、根が純情なリトには目の毒以外の何者でもない光景だったのである。
幸い、ララも金色の闇もそんなリトのリアクションを不審には思わなかったのだが。
「そっか、よかった! じゃあラコスポもやっつけたし、これで一件落着だね!」
「ちょっと待ってくださいプリンセス」
「へ?」
「まだ終わっていません。私の処遇が決まっていないでしょう?」
「処遇って…なんでヤミちゃんを?」
心底不思議そうなララの表情。
金色の闇はそんな王女の姿に溜息を抑えることが出来なかった。
「だまされていたとはいえ、私はそこの結城リトの命を狙い、あまつさえプリンセスと敵対すらしました」
「そういわれても、私は別に気にしてないし…ね、リト?」
「そこでオレに振るのか…まあ、もうオレの命を狙うとかそういうのはないんだろ?」
「ええ、ラコスポが契約違反を行っていた以上、これ以上結城リトを害する気はありませんが…」
「それならいいよ、もう過ぎたことだし…こんなことにも慣れてきたしな」
後半はぼそっと言ったリト。
だが、彼の苦笑と共に発せられた言葉に金色の闇は大きく目を見開き、呆れた。
先程のことといい、お人よしにもほどがある。
地球人は皆こうなのか。
いや、少なくとも目の前の少年のような人間は見たことがない。
金色の少女は戸惑い、結局は
「あなたは変人ですね」
と憎まれ口を叩くしか他はなかった。
「いや、せめて変わった人とか言ってくれないか?」
「自分の命を狙った人物をこうも簡単に許すような人を変人以外どう呼べと? それとも、何か下心でもあったのですか?」
「し、下心!? な、ないない!」
「顔が赤いです。やはりえっちぃことを…」
ギロリ、と睨んでくる少女にリトはうろたえ焦った。
勿論、リトにそんな気はないし、金色の闇もそれをわかっているのではあるが。
「あれれ? なんか二人とも仲良しさんだね?」
「プリンセス、あなたの目は節穴ですか」
「えーでも地球のことわざにケンカするほど仲が良いって…」
「私は地球人ではありませんから」
「むう…」
少女の屁理屈(?)にぷくっと頬を膨らませるララ。
無表情にスルーする金色の闇。
そんな光景にリトはついさっきまでの騒動を忘れ、くくっと笑った。
「…何を笑っているんですか」
無論、それを見逃さなかった金色の闇に睨みつけられるのはお約束ではあったが。
「うえ!? あ、いや…そうだ! ララ。何だよ、さっきから『ヤミちゃん』っての」
「え? だって金色の闇って名前なんでしょ?」
「いや、それは本名じゃないと思うけど…」
「いいですよなんでも…名前になんか興味ないですし」
咄嗟に話題をそらすべくリトが問うた一言にララはあっさりを答えを返す。
だが、金色の闇は言葉通り興味なさげにラコスポが飛んでいった方向を見つめていた。
なお、ペケが至極まともな突っ込みを入れるが、誰もそれを気にするものはいない。
「いや、興味ないってお前…あ、そうだ。ララ、服を取ってきてくれないか? オレの分とコイツの分」
「あ、そうだね。二人ともそんな格好じゃあ風邪ひいちゃうもんね!」
リトの上半身はシャツ一枚。
金色の闇も上着とジャンバーだけ。
季節的にこのまま放置しておけば確かに風邪を引きかねないのは間違いない。
「蜜柑に言えばオレの分は用意してくれるだろ。コイツの分は…まあちょっと小さいかもしれないけど、蜜柑のを借りてくれ」
「りょーかいっ! じゃあ超特急で取ってくるね!」
リトの頼みを受けたララはびゅーんと擬音を残してその場を去っていく。
そして、場にはリトと金色の闇が残された。
(やべ…どうする?)
リトは寒さに震える体を抱きしめつつあからさまに狼狽した表情で視線をさまよわせる。
もう危害を加えないとは言っていたものの、ついさっきまで自分の命を狙ってきた相手と二人きりである。
これで緊張しないはずがない。
まあ、リトの場合はどちらかというと男物の上着だけとう格好の美少女と二人という部分が強い原因となってはいるのだが。
「結城リト」
「な、なんだ!?」
「そう身構えなくてもいいですよ。とりあえず今日のところはもう何もする気はないですし」
「そ、そうか…って、え? 今日のところは?」
リトは不吉な台詞に一歩後ずさった。
金色の闇は後ろを振り向いたまま微動だにしない。
「プリンセスの手前、ああいいいましたが…一度受けた仕事を途中で投げ出すのは私の主義に反しますから」
「から…?」
更に不吉さが増した言葉にリトは更に後ざさる。
だが、それゆえに彼は気がつかなかった。
目の前の少女が服の裾を握り締めながらチラリとこちらを窺うように視線を向けたことを。
「結城リト。あなたをこの手で始末するまで、そしてこの服の借りを返すまで私は地球に留まることにします」
「へ?」
ぽかーんと目と口を開くリトを余所に少女はもう言うことはないとばかりに口を閉じた。
かくして、結城リトの周囲にまた一人宇宙人が定住することになり
――そして、彼を巡る恋のトラブルを彩るヒロインが一人追加されたのだった。
なお、余談ではあるが、リトのジャンバーと上着は帰ってこなかった。
リトとしては貸しただけのつもりだったのだが、それを口に出そうとするたびに大事そうに裾を握っていた少女の姿を思い浮かべてしまったからだった。
441 :
ヤミ金:2007/10/13(土) 12:07:37 ID:LHV9o3WX
投下終了
えーとこれは分類上は再構成に当たると思われ
原作38話でララがヤミを庇えなかったら?というIFからの話です
タイトル通りこの設定を基軸にしてヤミルートを作ってしまおうという試み
例によってエロはないです、原作レベルのライトエロは入れていくつもりですが…
まぁGJだけど他の完結してない話の続きを書いて欲しかった
投下してくれたことに感謝を…それはそうとGJ!!
>440がNGワードあぼんになってたから何かと思ったら、
改行しまくってたのな。何のためのNGやねん俺…それはそうとGJ!!
GJ!
原作でもヤミルートにならないかな?
GJ!!面白かった
魅力的な女の子が多いと
どうしても百合に思考が傾いてしまう
保管庫見れなくない?
確認したけど、たしかに見られなくなってる
どーゆー事だ?
えっ!!
見れるぞ。
携帯からだと見れない
ごめん、書き方悪いわ。携帯からだと見れないのか?
俺は携帯だけど、文字化けしてるっぽい
同じく、文字化けして見れない…
つーか保管庫見てるんだったら、お前らも更新しろよ…。
ほんとwikiは人任せになるな…。
>>455 「俺がやらなくても誰かがやってくれる」
と言う典型的な日本人の悪い思考だろ
コードがEUCになってると携帯で文字化けした気が・・・
458 :
戒:2007/10/18(木) 18:49:29 ID:aFLoJD3v
なんかネタ切れてきました。笑
一応次の話ぐらいまでは持ちそうなのですが、
その次がどうも昔作っていたのを入れないと無理っぽいです。
ってなんか言い訳してる俺がいる。
というわけで今日と明日の境あたりにでも投下しようと思います。
楽しみに待っている
460 :
戒:2007/10/18(木) 23:57:47 ID:aFLoJD3v
じゃぁ投下します。
尚、今回は二種類の書き方で書かせてもらってます。
どちらのほうが読みやすいか、またどのようにしたらもっと良くなるかも
承っています。やわらかめに教えてください。
461 :
戒:2007/10/19(金) 00:01:58 ID:pFUFoK0U
リトは窓の外を見てボーとしていた
一昨日御門先生に犯されてこれからどうするかと考えていた
一度覚えてしまうと止められないものだ(やらないといけない身体に改造された)
昼休みになりいつも通りララが一緒に飯を食おうと誘ってきた
飯を食って俺はちょっと用事があるといってララと分かれて歩き出す
どこに向かおうか考えた揚句1番静かで誰も人のいない図書室に決定した
途中ぼ〜としいた為人とぶつかりそうななるが何とか避けて辿り着く
図書室の扉に手をかけると図書室の電気が消えている事に気がつく
『鍵が閉まってるし…仕方ない』
リトは無人図書室の常連である それは言うまでも無く父親のパシりだからだ
だから、図書室の扉の開け方の1つや2つすぐに覚えてしまった
針金を取り出して軽く鍵穴に入れてまわすと最初は重たいが急に軽くなった
それが鍵が開いた合図…周りに人がいないのを確認してからそ〜と図書室に入る
入った後内側から鍵をかけて誰も入ってこないようにする
音を立てずに椅子に座ってテーブルに突っ伏して眼を瞑る
このまま寝てしまおうかと考えた矢先何か声が聞こえてくる
その声は微量でかすかに聞こえるか聞こえないかと言った所だ
「『誰かいるのかな?……俺のところからの死角はあそこだけだな』」
リトはそう思って声が聞こえた場所に向かって歩き出す
そして本棚の影から見つからない様に覗き見る
リトは声を失った…声なんか出していなかった 簡単に言うなら思考が止まった
何度か眼をこすってみるがそれは消える事が無くて現実だと告げる
「『なんであいつがここにいるんだ?
ってかそもそもああ言う事嫌いじゃなかったのかよ』」
リトが見つめる先には1人の女性…いや少女がいた
《金色の闇》通称ヤミちゃんorヤミ
ヤミは朝本を読み終えたのでリト達が通う学校へと足を進めた
今は授業中の様で廊下誰もおらず難無く学校に侵入できた
流石は暗殺者と言った所か…それから、図書室に入り本を読み始める
夢中になり時間が流れるのが早く感じる チャイムが鳴ってもそれでも本を読み
何度目かのチャイムで一冊を読み終えた 次はどの本を読もうかと探していると
一冊の雑誌が本の奥に挟み込まれているのを見つける
ヤミは興味本心でそれを取るとそれはいわゆる『えっちぃ本』だったのだ
当然こう言うのが嫌いなヤミは破ろうとするが中身がどうなっているのか興味が沸き
図書室の扉を閉めて電気も消して入り口から見えない所で最初の1ページを開く
最初の1ページを開いた瞬間女性の裸が写った写真が出てくる
それを見た瞬間ヤミは顔を真っ赤にして破りたいと言う気持ちが出てくるが
さっきと同様に好奇心がページを進めてしまう
最初から数ページは女性の裸が写っておりそれを穴があくほど見入ってしまう
462 :
戒:2007/10/19(金) 00:05:17 ID:pFUFoK0U
「『結城リトも………こんな胸が多き人が好み――――』」
そこで思考が途絶える自分が今何を考えていたか必死に模索する
「『結城リトの事を考えていた………なぜ?…なぜ私は結城リトの事を?
私のターゲットだから?違う……結城リトの事を考えると胸が苦しくなる…
この感情は今まで味わった事が無いです』」
考えていると廊下のほうから声が聞こえてくる
どうやら今は授業と授業の合間の移動時間のようだとヤミは思ったらしい
ヤミは一瞬びくっと見を強張らせるが人が通り過ぎるとすぐに緊張を解く
そもそも鍵をかけて電気を消しているのだから誰か入って来るなどありえない
と言う根本的な考えが浮かび安心を覚える
その安心からさらに自分の手元にあるえっちぃ本をめくる
そこには男の一物を咥えた女性が写っていた 最初とは全く違う光景で闇は
再び顔を赤くさせて見入ってしまう それもそのはず初めて見るからだ
男のそれを…ヤミにとっては初めてで衝撃的であった
何かの凶器ではないかと思うぐらいの大きさでそれを女性の口に咥えさせていたのだ
ヤミは硬直しながらも顔を真っ赤にして自分の身体が熱くなっているのが分かる
「『熱い……身体が疼いてます…』」
疼いている部分は自分の大事な部分であると認識している
今まで無かった感覚が体を襲う 身体は疼き何かを欲している
そんな感覚を押し殺しながらさらに1ページ本をめくる
またもや衝撃がヤミを襲う、先程と同等いやそれ以上の衝撃である
先程は男の一物を舐めていた女性 今度は女性の胸を揉んでいる男性の
写真が写っており今にも湯気が噴出しそうな勢いで耳まで真っ赤にする
「『結城リトは………毎日プリンセスと…こう言う事をやっているのでしょうか?』」
ちょっとした疑問が…どうでもいいような疑問が頭の中で何度も幾度も駆け巡る
そして何時の間にかヤミの頭の中では自分がメインとして考えられる様になっていた
そうリトがララとやっているのでなくてリトが自分の大事な部分を舐めている姿
勝手に脳内変換されてどんどんとリトを思うその気持ちが膨れ上がる
すでにヤミの手は自分の服の中へと入っていておりえっちぃ本は床に落ちている
前屈みになり右手は自分の大事な秘部へと左手はそれを阻止しようと
ヤミの身体の中(心)では文字通り天使と悪魔が戦っている
えっちぃことは嫌いです。
でも本当は興味があります
違う やりたくなんてないんです
ほら手はえっちぃ本を握ってるじゃない
これは生理現象であって…
ほらすぐにそうやって言い訳する
うぐっ
それに今だってその本を見ながら結城リトにしてもらいたいって考えてたじゃない
それは、その……
誰も見てないし声を出しても気付かれないんだからえっちぃことしても
………
そんなことを脳内でやり取りした結果天使のヤミが先に折れた
簡単に言うならえっちぃことを許可してしまったのだ
ヤミは決断すると行動が早く左手で本が閉じない様に持つと右手で戦闘服の中に入れ
胸を揉み始める 始めはびくびくとしながらゆっくりと揉み始めた
何とも言えない感覚が自分の中から芽生え始めてくる
既に頭の中では結城リトが、後ろから戦闘服の中に手を侵入させて胸を揉んでいる。
と、いう勝手な脳内変換をしている。
463 :
戒:2007/10/19(金) 00:11:10 ID:pFUFoK0U
「んふっ…あふっ」
少しずつ声が漏れ出してくる。欲情した身体を止める術は無く、本能に身を委ねる。
「あうっ…やめて下さい…ゆっ結城リト」
何時の間にか相手の名前を…リトの名前を呼び胸を荒々しく揉む。
そうしている内に、気持ちが高ぶっていき揉んでいる方の胸の乳首がピンっと立つ。
「ダメです…んあっ…」
それは、勢いだった…ヤミは胸の突起を思いっきり摘んでしまったのだ。
今までに無い感覚がヤミを襲う。一瞬、頭の中が真っ白になったのは気のせいではないだろう。大きく背中を反らせ持っていた本を、自分の持っている力全部で握りしめ
「あああぁぁぁ」
ヤミは分かってしまった、自分を襲った「今までに無い感覚」の正体が「快楽」であることを…。身を捩らせて快楽に溺れることに対しての抵抗を行う。
だが、無残にも快楽はヤミの自制心を徐々に蝕んでいく。
ヤミはさらなる快楽を求めて摘んでいた乳首を捻る。
「んんんんぅぅっっ結城リトそん…そんなに捩じらな…あああっっ」
ヤミは自分でも気付かない内に、左手で持っていた本を投げ捨て自分の秘部へと手をやっていた。そこで、体が硬直し乳首を摘んでいた右手も力が抜ける。
秘部が濡れていたのだ、いたって普通の反応だが初めてのことで戸惑ってしまう。
顔が不安で一杯になり秘部をまさぐり始める。にゅるとした液体が指に纏わりつく。
ヤミは不安が大きくなり青ざめる。尿とは、明らかに違う液体がパンツを湿らせていることが分かる。
「ドクターのところに相談に行った方がよさそ―――」
464 :
戒:2007/10/19(金) 00:14:14 ID:pFUFoK0U
ヤミはそこで言葉を切る。ヤミはドクター…御門の所に行けなくなった。
それもそのはず、御門の所に行けば確かにこの原因がわかるが、それと同時に自分が何をやっているかを聞かれるであろう。そうなれば、ヤミは答えるしか選択肢は残されてはいない。医者なのだから個人情報は守ってくれるだろうが…
それでも、この事が誰か知られるのは恥かしさで死んでしまいそうなほどである。
結局の所、自分で調べる事にしたのだが触るたびに身体に…脊髄に電流を流したような感覚が秘部を触るたびに流れる。慣れてくると今度は、それが快感となっていく。
「んんっ…んはっ…きもちがいいでふ」
あまりの気持ちの良さに言葉がうまく出せないでいる。
両手を駆使して秘部と胸を揉む。どんどんと身体の奥深くから、快楽の波が押し寄せてくる。既に身体が連鎖反応を起こして、快楽を求める手を止める事が出来なくなっている。
徐々に手の動きが速くなっていき同時に愛液が秘部から流れ出てくる。
「んああっ…ダメであふぅん…結城リト…止めて下あんぅ…リトォリトーーー」
次の瞬間、ヤミの身体が大きく仰け反る。絶頂を迎えたのだ。顔を歪めて溢れ出す快感の波を受け止める。
秘部を痙攣させてびくびくと愛液が溢れでて、快感は歯を食いしばらないと耐えることが出来ないのである。
それにパンツも機能しておらず、辺りは女性特有の臭いが漂っている。
その状態が数分ほど経ち軽い痙攣にかわって秘部から溢れ出す愛液の量も少なくなっている、そしてヤミは全身から力が抜けた様に横に突っ伏している。
眼を瞑り下唇を噛締めて湧上ってくる後悔と罪悪感に潰れないようにする。
眼を開けて深呼吸を…深呼吸をしようとして息が止まる…目の前に誰かの足がある。
上履きを履いておりこの学校の生徒である事は明白であるのだが、今のヤミに何を言っても無駄である。完璧に思考が停止しているのだから。身体が硬直して顔を上げる事が出来ない…いや相手の顔を見るのが怖いのだ。
「こんな所で何やってるんだヤミ?」
これは誰の声? 誰の発する声?聞きなれた声?憧れの声?敵の声?。
この声の持ち主は―――。
465 :
戒:2007/10/19(金) 00:18:03 ID:pFUFoK0U
「『なんであいつがここにいるんだ?
ってかそもそもああ言う事嫌いじゃなかったのかよ』」
リトが見つめる先には1人の女性…いや少女がいた
そう、その少女は自分の命を狙っている暗殺者…金色の闇こと、通称ヤミちゃんが目の前で自慰行為をしているのだ。
普通の少女…この年代の女の子なら至って普通の反応なのかも知れないが、リトは思考を張り巡らせた。
いや、前言撤回しよう。至って普通ではない。まずそれが上げられる2つ目の点として、「どうして学校なんだ?」2つ目として「どこでその本を入手したんだ?」そして何よりの疑問の3つ目が「なんでHなことがとても嫌いなヤミが?」
この3つの疑問を解決すべくリトは本棚の影からヤミの行動を覗った。
自分の胸を弄くり始めてから急に乳首をつねったりして快感を求める。
「ヤミって実はM(マゾ)なのか?」
リトはヤミの自慰行為を見ながらそう呟く。
「んふっ…あふっ」
少しずつ声が漏れ出してくる。欲情した身体を止める術は無く、本能に身を委ねる。
「あうっ…やめて下さい…ゆっ結城リト」
「!?!?!?」
リトの身体が硬直する。身体全身から脂汗を噴出し始める。
今の何と言った。――――思い出せ――思い出せ――想い出、
「んんんんぅぅっっ結城リトそん…そんなに捩じらな…あああっっ」
結局の所思い出すことは出来なかった。いや思い出す前にヤミが繰り返しリトの名前を呼びしかも、大きく身体を反らせて言うのだから簡単に言うなら軽く逝ったのだ。
「マジかよ。…でも、そしたらあいつが俺の命を頻繁に狙いに来たのは
俺に会いに来ていたと考えれば、全てつじつまが合うな」
リトは相槌を打って納得して、再度ヤミの方を見る。
そこで、リトは首を傾げる。
「『どうしたんだ、ヤミのやつ』」
リトが不思議がったのも、当然のことだ。ヤミが突然顔を蒼白にして焦っているのだ。
いつもは冷静で何も不安が無く1人でやれるような小さな少女が、今とても慌てふためいていた。
466 :
戒:2007/10/19(金) 00:22:47 ID:pFUFoK0U
「『もしかして……まさか、んなわけねーよな 学校でするぐらいだし』」
リトは困惑の眼差しでヤミを見続けると、ヤミはぼそぼそと何かを呟いた様だがそれを聞き取ることがは来ない。
あまりにも小さくまた微かに震えているような声なのだ。
ヤミは手を自分の秘部へと持っていき、まさぐり始める。
不安で一杯だったヤミの顔に少しずつ変化が訪れる。
声をあげ始めたのだ…しかも喘ぎ声をである。
最初はぎこちなかった手の動きも、快感がより出る場所を求めてさまよう。
「んんっ…んはっ…きもちがいいでふ」
先程のような不安で満ちたような声ではなく、心のそこから涌き出る『悦び』の声だ。
……にしても、リトは今とても危険な状況に立たされている。そう自分の理性が自制心が保てるか否かと言う問題である。可愛い少女が目の前で自慰行為を…オナニーをしているのだ。
しかもだ、しかも自分の名前を言って行為をしていたら誰でも理性を失うだろう…それに、リトは3日前から保健室の先生、御門によって欲求深い性格へと変えられてしまったのだ。
…単純に言うなら3日間休まずHをしてあらゆるプレイに取り組んだのである。
誰しも「3日間休まず出来るわけねーだろ」と口を揃えて言うだろうが忘れてはいけない、リトの相手は宇宙の名医・御門なのだから、そのぐらい簡単に治せる。
現に体力回復剤・精力増強剤・性器増強剤・遺伝子増量剤など10にも及ぶカプセルに入った薬がリトは小さなケースを持っている、ケースの中に並べられて保管されている。
いつ理性と…自制の糸がぷつんと切れかけている。
そして次の瞬間……。
「んああっ…ダメであふぅん…結城リト…止めて下あんぅ…リトォリトーーー」
リトの全てが崩壊した。理性が弾け飛び、自制の糸が切れた。
目の前で普段からは想像も出来ない少女が、あらけも無い姿で自慰行為をやっているのだから。それに、今までは名前をフルネームで呼ぶことでリトはかろうじて保てていたのだが、名前で呼ばれた瞬間にリトは自然と立ち上がり本棚の影から出ていき
いったばかりでぐったりとしているヤミの元まで歩いていく。
そして一言。
467 :
戒:2007/10/19(金) 00:26:45 ID:pFUFoK0U
「こんな所で何やってるんだヤミ?」
リトは冷たい眼差しでヤミを見下ろす。ヤミは身体を強張らせる、今まで誰もいないと、警戒を解いていたのが仇となった。自分が行為の際に読んでいた相手…そして1番見つかりたくなかった相手、頭が真っ白になり何も考える事が出来なくなる。
横たわった状態で硬直した為、相手の…リトの顔を見ることが出来ない。
どれくらいの時間が経っただろうか…長い長い沈黙が訪れる。
「『結城…リト?…そっそんな…なぜここに?…みっ見られた?…』」
働き出した脳は休むまもなくマイナスな方向ばかりに考えを持っていく。
そしてやっとの思いで顔を上げる。そこには声の持ち主の結城リトが立っている。
罪悪感より後悔がヤミを覆っていきリトの眼が合わさり眼を離す事が出来ない。
「『………嫌われる……』」
ふと頭によぎった言葉、その言葉は頭から離れることができなくなる。
「ヤミもしかして………」
リトは眼を細めてヤミの身体を一瞥した後、もう一度ヤミの眼を見る。
その目には、軽蔑が含まれておりヤミの不安を駆り立てて行く。
「『嫌われた…いつも見てる眼なのに…なぜ…溢れてくるこの気持ちは何?』」
いつも見ている軽蔑の眼差し、宇宙の殺し屋として動いているのだから当然の事だと思っていた。でも……結城リトにその目をむけられて自分には関係の無いと思っていた感情が溢れてくる。
「えっちぃことは嫌いですとか言ってながら、何えっちぃことをやってるんだ?
しかも、こんな学校でするほどの痴女だとは知らなかったな」
先程より冷たい眼でヤミを見る。まるで永く続いていた友情以上の何かが…愛嬢未満の何かが音を立てて砕け散る。
468 :
戒:2007/10/19(金) 00:29:51 ID:pFUFoK0U
溢れ出す、自分の感情が形となって…涙となって流れ出す。それは止まる事を知らず、少女の…ヤミの頬を伝って流れて行く。心がその感情に耐えられず身体にでてくる。
涙もその1つだが他にも声が出てくる。少女は声を聞かれまいと必死に咽喉で殺している。そして、眼を見られまいと手で覆い、そして涙声で言葉を発する。
「えぐっんぐっ…おねが…ます…えぐっ…になら…ください…」
「なに?聞こえないよ、大きい声で言わないと…」
「おねがいしま…えぐっえぐ…嫌いに…ならな…でください…おね…します」
「…人に嘘をついていた時最初にやる事ぐらいは分かるだろ」
「ごっごめん…なさい…だか…ら…だ…から」
リトは腰を下ろして横たわっているヤミを優しく抱き寄せる。
「よくできました。 大丈夫…ヤミが学校でこんなえっちぃことするほどの
変態さんだってことは誰にも言わないから」
「なっちッ違います…私は…きょう」
何とか否定しようと声をあげたが、自分が何を言おうとしてたか思い出して顔を真赤に染め上げる。
「ったく可愛いな…」
「……えっ?結城…リト?」
突然の事にヤミは驚きを隠せない、涙を流した状態で目を大きく見開いている。
「あんま泣いてると可愛い顔が台無しだぞ」
リトは漫画などで描写される『涙を人差し指でぬぐう』をヤミにしながら言う。
「いっいまなんて」
ヤミはリトの腕の中で声を震わせてそう聞く。
「ん?ヤミは可愛いって言ったんだけど」
ヤミは再度思考が完全に停止する。全く理解しきれていない…少しずつ考える力が戻って行く。そこでやっとリトが言った言葉を理解出来るようになる。それにともない動揺がでてくる。
「えっえっあっ…」
今まで可愛いと言われた事があるのは全てララなどの女子だったため、男性に…それも結城リト対する免疫が全く無かったのである。顔を真赤に染めて今にも湯気を上げそうな状態である。
「どうしたの?まさかこう言う事言われるの初めて?」
「はっはい…でも何で私なんですか?…
あなたにはプリンセスがいるではありませんか」
リトはヤミをしっかりと見つめてから一息して。
「俺はな、誰か一人の幸せなんて願っちゃいないんだよ
それは綺麗事だって言われるかもしれない…でも俺がララをとったら…
ヤミおまえはどうする?」
「わっわたしがですか?」
「ああ、俺がララ1人を愛してお前の事を見向きもしなくなったらどうする」
「そっそのときは………」
ヤミは言葉を詰まらせる。
それはヤミにとってどうでも良い事などではなかった。
今まで、自分に対してあんなに優しく接してくれた。暗殺者だと分かっても何ら変わりなくいつも笑顔でいてくれた。それからは、自分に嘘をつきながら結城リトに会いに行っていた。だがリトに拒絶されると会いに行く時は本当に暗殺する時である。
「早い話、俺がヤミの事を嫌いになっても耐えられるのか?」
469 :
戒:2007/10/19(金) 00:33:04 ID:pFUFoK0U
「たったえられません…結城リトに会え無くなるなんて耐えられません」
ヤミは目尻に涙を浮かべながら訴える様にリトを見る。
「だろ、なら思いっきり甘えろ…ヤミも女の子なんだから」
「はっはい」
勢いよく返事を返す。
「最初に何して欲しい?」
「その……」
「恥かしがらずに言っていいから」
ヤミは顔を伏せてからリトにぼそぼそと呟く。
「少しの間…こうさせてください」
リトはヤミをもっと自分のほうに抱き寄せてヤミの顔を自分の胸板に押し当てる。
ヤミは嬉しさのあまり涙を流しリトの服を濡らしていく。
「ヤミそのままで言いから俺の話を聞いてろ」
リトはや見の頭を撫でながらそっと耳元で囁く。ヤミは思わずばっと顔を上げそうになるがリトの手がそれを阻む。
「はい」
ヤミは観念したかのようにそのまま話を聞く。
「それじゃぁ今度の土曜日、俺の家に来いよ 今日より良い事してやる」
「今日より??」
リトの手を押しのけてヤミはリトの顔を見る。その際に服がだぼつく、リトはすかさずヤミの戦闘衣の隙間に手を入れる。そしてヤミが次の言葉を発するより早く胸を揉み出す。
本日3度目の驚きの表情に表す。
「なっなにを…するん……やめて…くださ…んはっ」
最初は必死に抵抗するがリトのテクニックにより
抵抗も徐々に薄れ始める 眠りについたはずの快楽が再び目を覚ましたのだ。
リトは身体をうまく動かしてヤミを自分の膝の上に…後ろから攻められるように移動する。それからは、主導権は完璧にリトになった。
「意外と感じやすいんだな…乳首もこんなに立ててイヤらしいな」
「んんっちっちがいま…ああっん」
「『初めから胸で感じる奴もいるんだ…御門先生が言ってた通りだな』」
リトは左手に続いて右手も服の中に侵入させていく。
あくまで乳首は責めない、そうする事により乳房のみでの快感を相手に覚えさせる事が出来る。揉む早さを少しずつ早くしている。抵抗のためにリトの腕にかけていた手もよがる為の手になっている。
「んんっ…あふっ…だめです…」
「何がダメなんだ、ほら感じてるんだろ…」
「かんじぃる?…んっあっ」
ヤミはよく分からないままリトに問い返す。
「……いつも学校でやってるのか?」
「やって…ああっ…ません」
「じゃぁどこでやってるんだ?」
「あああっ…きょっ今日が初め…んんあっ…てで…」
「ヤミ 今なんて……」
「えっ」
リトの疑問の声と胸を揉むと言う行為を中断させられた事でヤミは不思議そうに自分の後ろにいるリトを首だけで振り返る。
「初めてってオナニーする事がか?」
「お…オナニー?」
「ああ…知らないのか、えっちぃことにも種類がるんだよ
例えば、ヤミがしてたみたいなものを1人Hって言うんだ」
「ひっ1人H……」
ヤミはリトの口から自分がしていたのがえっちぃ事だったのを告げられる。
自分でも少しは気付いていたがはっきりと言われると、流石に怯んでしまう。
「となると今さっき言ったのを訂正しないと逝けないな、
初めてを学校でするほどの変態って事になるな」
「うっ……あっ…」
ヤミは顔を赤くしてリトに見えないようにと顔を伏せる…位置的に見えないのだが、やっぱり安心できないのであろう。
「変態さんだからこんなにかんじるん・だ」
だの部分で今まで触れなかった、乳首部分を力一杯摘む。
ヤミは身体をのけ反らせて反応する。
470 :
戒:2007/10/19(金) 00:36:06 ID:pFUFoK0U
「あああああぁぁ…そっそんなに捩じったら…んっああっ…変な…変な気持ちに」
外にまで聞こえそうな大きな声で喘ぎ手にいっそう力が入る。
「ヤミ、それは身体が本当に気持ち良くなる事で、そういう時は『いく』って
言えばいいよ」
「ふぇぇ?…いくいくぅ…いぐぅぅぅぅ」
リトの腕を自分が持てる全ての力を用いて握る。その力はリトの腕を潰してしまいそうなほどである。今日3度目の絶頂を迎える。
大量の愛液が溢れ出してそれがリトの服までも濡らす。
再び力が抜けてリトに持たれかかる。
「あ〜あ、こんなに出しちゃって…本当に変態さんだね、これじゃぁ昼からは………
御門先生の所かよ…」
「はぁはぁはぁ…力が抜けて…立てません」
「御門先生の所にいくからおぶってやるよ
それにここも片付けていかないといけないしな」
ヤミの服から手を抜いて地面を指差す。
辺りは生臭い臭いが、女性特有の匂いが立ち込めている。
「それじゃぁ少しそこで休んでろよ」
本棚を背もたれにさせてから図書室のカウンターにあるティッシュを取りにいく。
ヤミは笑みが零れリトの背中を見続ける。
「…リト…」
とても小さな声が自然と出てきた、彼を思う気持ちが出させたのであろう。
カウンターから持ってきたティッシュを使い床を拭く。
そして窓を開けて換気を始めると、丁度昼休み終了のチャイムが鳴り響き校庭にいた生徒が運動を終えて校舎に戻って行く。
「後少し待つぞ、そしたら誰もいなくなるから」
「分かりました。」
「ほら、お前も拭いとけ…かぶれるぞ」
「ここをですか?」
「ああ、えっちぃ事をたくさんしてる奴等が臭いをかいだら気付かれるぞ」
「分かりました…あの…」
リトの持ってきたティッシュを片手に口篭もる。
「どうしたんだ?」
「恥かしいのであっちに行っていてください」
「はははっ…学校でえっちぃことする奴の台詞とは思えないな」
苦笑しながらそう言うとヤミは一層顔を赤める。
「行っていてください!!」
さらに強い口調で言い放つと、肩をすくめて少し離れた場所に移動する。
ティッシュを取る独特の音が聞こえる。
ときたま、喘ぎ声が続きそれからヤミは呼吸を整えてからリトを呼ぶ。
471 :
戒:2007/10/19(金) 00:41:53 ID:pFUFoK0U
「結城リト…もう大丈夫です。」
「んっ?ああ、そうか」
ヤミの所まで戻ると落ちているH本を棚の中になおす。
そこで、2度目のチャイムの音が校内に鳴り響く。授業開始の合図だ。
「それじゃぁ、行くか」
「はっはい……あれっ…まだ立てません」
「たっくしょうがね―な…よいっしょっと」
本棚を背もたれにしていたヤミの背中と両膝にすばやく手を入れて抱き上げる。
「あっ…えっ…ゆッ結城リト…なっなにを…」
抵抗しようとするが思いの他がっちりと抱えられているため、降りる事が出来ない。
「立てないんでしょ…ここにおいて行ったら
授業をさぼる不良の連中にえっちぃ事されるよ…それでもいいなら」
「うっ…それはよくありません…でも…せめておぶってください」
上目遣いでそう言われれば、取るべき行動は2つあり、1つ目は意地悪をするかのようにそのまま連れて行くと言う方法。
「わかった…支えてやるからしっかり立ってろよ」
ヤミを立たせるとリトはすぐにしゃがむと恥かしそうに背中にのる。
これでリトの背中に乗るのは2回目だが、この前とは違い意識を保っているため人の暖かみを直に感じる事が出来る。
「結城リト」
「ん?」
「ありがとう…ございます」
最大限の勇気を振り絞ってやっと出てきた言葉。
「どういたしまして」
相手の顔は見えないけれど心は繋がり会あえる。
472 :
戒:2007/10/19(金) 00:44:27 ID:pFUFoK0U
2人は御門の所に行き、ヤミは着替えを貰うと一時の間休みすぐにいなくなる。
「ふふふ、最初はあの子なの?」
「最初は先生だったでしょう」
「そうね、忘れてたわ…で本当に誰なの?」
「一応、ララ辺りだと思ってる」
「やっぱりね」
「今まで俺の事を好きって言い続けて来たんだからね」
「それじゃぁプリンセスを喜ばせるぐらいのテクを身につけないとね」
「今からやるんですか?」
「覚悟してきたんでしょ?」
「まぁそうですね…やりますか」
2人はコントみたいな会話の後、絡み合い保健室のベットの上で互いを求めて暴れ出す。
473 :
戒:2007/10/19(金) 00:50:53 ID:pFUFoK0U
投下終了。
空白の3日間はリト×ララ+美柑あたりを投下しようと
でもその前にリト×ヤミを投下します。
ベリーベリーGJ!
ヤミ最高だー!!
ヤミ可愛ぇぇー! GJ!
よーしきた!!
すげぇぇぇぇGJ!!
リトララもリトヤミもwktkしながら待っとります
リトララに心惹かれっぱなしの俺が要る
俺もだ
480 :
戒:2007/10/22(月) 18:57:59 ID:tSJD1H3q
・・・できれば
どちらの方が読みやすいか教えてもらえたら嬉しいです
481 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:25:46 ID:XZZnjLyw
人がオナ禁しようと決意した矢先に今週号
>>480 ん〜俺はよくわからんが、書きやすいほうでいいんじゃないだろうか
正直最後の最後まで、あれは
嫉妬してるんではなく、太った事を気にしてただけだという
オチだと信じきっていた
何で鏡の前で下着姿で悩むんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
兄妹話ktkr
486 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:34:49 ID:oQ7xCweO
俺はオナニーしようとしてんのかと思ったwww
お兄ちゃんしてるリトはいいなあw
サーシャとタズサのエロエロ酒池肉林を希望する。
12歳なのに信じられないほどデカくてタズサが虜になるみたいな
美柑「最近、お兄ちゃんが甘えさせてくれないんです」
新田「相手に甘えたいなら、まず自分から相手を甘えさせてあげないと駄目よ」
美柑「でも、甘えさせるなんて、どうしたら……」
新田「そうね、体を使って奉仕してあげるのが、手っ取り早いかしら」
美柑「か、からだでほうし……って……」
新田「先生が手取り足取りクリトリス教えてあげるわ!」
美柑「い、いやぁ〜!」
ねーよw
昼休みの幽霊騒動のおかげで、結局放課後まで学校に残されていた面々は、それぞれ帰る準備をしていた
その中の一人、古手川唯は夕暮れの校庭を浮かない顔をしながら歩いている
思えば今日は散々だった。結城リトにお尻を見られ、結城リトに下着を見られ、結城リトに自分の弱さを見られそして――――
「私…結城くんに助けられちゃった……」
あの時、迫り来る人体模型や骸骨から身を挺して自分を守ってくれたリトの意外な一面に、
唯の中でリトに対する考えが少し変わり始めていた
だけどそれは、まだ唯自身も気づかない小さな変化
胸の中にある正体不明のモノにモヤモヤしながら唯は学校を出た
次の日の昼休み、昨日のことがウソの様ないつもの日常に唯は安心した面持ちで本を読んでいた。
友達と呼べる友達もいない唯にとって休み時間は読書タイム
それは風紀活動と同じぐらいかもしれない自分だけの大切な時間
誰にも妨げられない自分だけの世界
だけど今日はその世界に無遠慮に侵入してくる者がいた
「えっと…古手川」
本から目を上げるとバツが悪そうに頭を掻きながらリトが立っていた
「何?」
簡潔でいて冷たい声にリトの体はビクンと震える。思えば初対面からあまりいい印象を与えていなかっただけに尚更言いたいことも言いにくくなってしまう
「…何なの?」
「えっとそのさ…昨日のコトなんだけど……」
「……」
「オレ…古手川の下着とか見たじゃん?だからそのコトを謝ろうと思ってさ…」
唯はリトの言葉に目を丸くさせる。リトの普段とのギャップにとまどいを隠せないでいた
もともと根が真面目なリトだったが、ララが来てからはその言動に振り回されっぱなしなので、唯にいらない誤解をたくさん作っていた。
だからそんなリトの素顔を知らない唯にとってはある意味衝撃だったのだ
「べ、別にアレはあなたのせいじゃないでしょ。…そりゃ見られたことはイヤだけど……」
「だ、だからそれを謝ろうと思ってさ。ホントごめんな古手川!」
リトの真面目で本当に申し訳なさそうな顔を見ていると、何て言葉をかけていいのかわからなくなる。
どんな顔をすればいいのかわからなくなってしまう
唯はぷいっとリトから顔を背けた
「も、もういいわよ…今度から気をつけてくれれば…」
「ホントか?」
「ええ、もう済んだことだしそれに……ワザと見たわけじゃないんでしょ?」
「あたりまえだろ!!そんなの見たかったわけじゃ……」
(そ、そんなの…ですって……)
唯の形のいい眉毛がピクンと動く
「オレだって見たくて見たわけじゃないっていうか……」
リトの一言一言が何故か胸にチクチクと刺さる
「それで古手川ホントに許して……古手川?聞いてるのか?古手……」
「だからもういいって言ってるでしょっ!!」
本を机に叩きつける音と唯の大声にクラス中の視線が二人に集まる
「わ、悪かったよ……じゃあ…」
「……」
去っていくリトの後ろ姿を見ながら、唯は自分がどうしてあんな大声を出したのか考えていた
「私なにしてるのよ……」
答えの出ない呟きは唯の胸に疑問を残していく
そしてソレは、その日の読書も授業の時も唯から根こそぎ集中力を奪っていった
放課後、帰り道の途中で唯はリトの姿を見かける。その手にはおいしそうなクレープが握られていて
その光景に唯の表情がきびしくなる
「学校の帰りにあんなモノを買って帰るなんて……っ!」
唯の中では規則は絶対。風紀を乱す者はたとえ誰であろうと容赦はしない
唯は注意しようと交差点の反対側にいるリトへ声をかけようとする
「結…」
「おまたせーリト」
その声はいつものあの明るい声に邪魔をされる。リトといつも一緒にいるララに
「おまえおせーよ!いつまでかかってんだよ」
「ごめんねリト。みんなおしそうだったから全部頼んできちゃった」
手に持った十数枚のクレープに驚いているリト、それに笑いながら謝っているララ
そんな二人の姿に唯は立ち尽くしたまま、じっと二人を見つめていた
声をかけることも、動くこともできなくなる
腕を絡めてくるララに嫌そうな顔をしながらも並んで歩くリトの姿に
知らず知らずの内に唯の眉間に皺が寄っていく
唯はいつの間にか注意をするのも忘れてムッとした顔でリトを見つめていた
「はあぁ〜〜………」
唯は家に帰るなりベッドに寝転がった。全身に昨日とは違う疲れが満ちている
制服がクシャクシャになるのも構わずうつ伏せのまま枕に顔をうずめる
そうしていると頭に昨日のコトが蘇ってくる
昨日……怪物達が襲い掛かった時、身を挺して守ってくれたあの時
はずみで自分の体を押し倒し体を密着させてしまったリトに、思わず手が出そうになってしまうが出せなかった。
自分を守ってくれたリトの横顔に、腰に回された力強い腕の感触に、そしてリトの真剣な表情に
握り締めた手は宙を彷徨ってしまった
『大丈夫か古手川?』
いつもとは違う真剣な声にありがとうのお礼も言えず黙ってしまったこと
間近で感じたリトの男らしさに胸が一瞬ドキリと高鳴ったこと
「はぁ〜〜〜……」
唯はまた大きな溜め息を吐く。昨日のコトを思い出すだけでどうにかなりそうになる自分にとまどってしまう。どうしてそうなるのかわからない
「結城……リト…」
脳裏にいつもの冴えない顔と昨日の横顔が浮かぶ
いつも問題を起こしては謝っている声と、今日一生懸命謝ってくれた声が浮かぶ
「なんなのよ……いったい!」
唯は誰に対して怒っているのか声を荒げる
「そうよ!そもそも昨日結城くんが私を助けるからいけないんだわ。ま、まあそのおかげで私は無事だったんだけど……」
昨日は結城くんが私を助けてそして……ララさんが西連寺さんを助けて…だけど…
「だけど…どうして結城くん私を助けたの?だって結城くんにはララさんが…それに…」
自分がいつもリトにしているコトが浮かぶ。あの時だって下着を見られたコトに怒ってひどいことをしたのに…なのに………どうして?
「もうっ!どうしてこんなに悩まなくちゃならないのよ!」
問題児に、それも特別でもなんでもないただの一人の生徒に
「問題児か……結城くん、本当のあなたっていったい……」
唯は枕を抱きしめると悶々とリトのことを考え始めた
次の日、とにかく一度リトにありがとうのお礼を言おうと朝から言うタイミングを見計らっていた唯だったのだが
昨日怒鳴ってしまった手前、後ろめたさと恥ずかしさとでせっかく一人でいるリトにも話しかけられずにいた
だから授業中もそのことが気になってついリトの方にばかり目がいってしまう
最初こそチラチラ横目で盗み見ていた視線は、しだいにじっと見つめる回数が増えていき、いつしかリトの顔を見ることが習慣になってしまう
(どうしてこんなに気になるのよ……あの時たまたま近くにいたから助けてくれただけじゃない)
だけどもし、もしたまたまじゃなかったら……?もし自分の身を一番に考えてくれたなら……
(ば、バカバカしい!そんなこと……そんなこと…あるはず……)
頭に浮かぶ余計な考えを振り払うと、唯はまたじっとリトの横顔を見つめる
あいかわらず授業に集中しているのかいないのかわからないいつもの呆けた様な顔
「……」
その横顔を見ているといつの間にか授業も忘れて、唯はじっとリトに見とれていた
放課後の掃除の時間、いつもの様に掃除を全然してくれないクラスメイトを尻目に、唯は一人黙々と手を動かしていた
教室の掃除、片付け、ゴミだしからほとんど全てやった唯は校庭の片隅にある芝生を見つけるとその上に、仰向けに寝転がった
こうして目を閉じると嫌なこと不安なことみんな忘れて落ち着いてくる
やがて胸がすーっとなっていく感覚の中で、頭にリトの顔が浮かぶ
いつもならすぐに頭から追い出そうとする唯だったがこの時はそれを受け入れた
そうしていると不思議と胸が高鳴る、心が満ちてくる
(結城くん……)
自分を狂わす人、頭の中にずっと居続ける人、顔を浮かべるだけで胸を苦しくさせる人
(私……結城くんのことが…好きなの……?)
生まれて初めて心にしたその言葉に、唯の顔は自然と赤くなる
唯の手が胸の周りを滑っていく
ドクン、ドクンと鼓動が高くなっていた
リトのことを思うだけで、その名前を呟くだけで鼓動が胸に響く
ゆっくりと胸の奥に染み込んでいく素直な気持ち
そこは、誰にも触れさせたことのない心の奥の秘密の場所
自分しか知らない大事な部分
そして、自分でも知らなかった大切な気持ち
唯は誰にも見せたことのない笑顔を浮かべると、ゆっくりと上体を起こそうと腕に力を入れる。すると
突然自分の顔に影が差す感覚に唯の体が強張る
こんなところで寝ている自分も恥ずかしいが、それよりも今はまったくの無防備な自分に恐怖を覚える
影はゆくっりと唯の方に近づくと顔のあたりでしゃがみ込む
真上から自分の顔を覗き込む様子に怖くて唯は動けなくなる
ギュッと目をつむり汗ばむ手を握り締めることだけ
しばらくすると近づく影の吐息が自分の鼻にかかるのを感じる
(う…そ…でしょ?)
鈍い唯でも本能的にわかってしまうコト。影の喉を鳴らす音に唯の心は悲鳴を上げ始める
(助けて……助けて…助けて結城くん、結城くんっ!)
心の中で唯は何度も何度もリトの名を呼び続ける。それに応えが返ってくるはずもなく影の口が自分の口に近づいてくる感触にビクンと体が震える
――――――結城くんっ……
初めてのキスを奪われるかもしれないショックと、体を支配し続ける恐怖
唯は泣き出しそうになる自分を奮い立たせると、ゆっくりと目を開けて相手を確認しようとする
力で適わなくてもせめて罵声の一つ、拳の一つぐらいは浴びせないと気がすまない
唯の目が薄く開き視界に相手の顔が浮かび上がる
(ウ…ソ!?)
相手の姿に唯は自分の目を疑う。それはさっきまで自分が想っていた人、名前を呼び続けた相手
(結城…くん…?)
唇と唇が触れ合う寸前
リトはいっぱいいっぱいなのか目を開いている唯にも気づかずに、顔を真っ赤にさせじっと唯の唇を見つめていた
「ごめん…古手川……」
ぼそりとそう呟くとリトは全力でその場から走り出した。後には何がなんだかわからなくなっている唯だけが取り残された
次の日の学校、普段となにも変わらないリトに唯は複雑な顔を浮かべる
唯はあれから一睡もできなかったばかりか、これからどうしていいのかわからない不安に押し潰されそうになっていた
―――キスをしようとしたってことは少なくても私に好意を抱いてるってこと……よね?
昨日唯が出した結論はそれだけだった。後はリト本人に聞かないことにはわからない
(だけどなんて聞けばいいのよ……)
頭を抱える唯の視線は自然とリトに向けられソレにリトが反応する
絡み合う互いの視線にリトは顔を背け、唯は顔を赤らめる
(なんで、なんで私が顔を赤くしなきゃならないのよ!!)
唯がそう言って本で顔を隠していると、教室のドアが開けられ廊下から大きな声が響く
「結城センパ〜イ!いるっスかーっ!!」
眼鏡をかけた下級生に呼ばれるとリトは頭を掻きながらドアへと向かう
「センパイ申し訳ないっス!」
「おまえまだ西連寺のことあきらめてなかったのかよ?」
「違うっス!オレまた新しい恋に進むことに決めたんっス!!それで今日はセンパイにまたお願いがあって来たっス」
「はぁ〜…おまえなーこれ以上オレを巻きこむなよな」
(アレって結城くんの後輩……?)
本を読むフリをしながら唯は途切れ途切れに聞こえてくる二人の声に耳を傾ける
平常を装ってはいるが、時々こっちをちらちら見てくるリトに内心は気になって気になってしかたがなかった
(なによ?……なんで私の方を見てくるのよ!?)
やがて話し終えた立花と別れるとリトは溜め息を吐きながら唯の下へと近づく
「えっと…古手川ちょっといいか?」
「……何よ?」
「ここじゃなんだからさちょっとオレに付き合って欲しいんだけど……ダメか?」
唯はリトの言葉を聞き終えると本をカバンにしまって黙って席を立つ
「…いいわよ!それでどこに行くの?」
唯の意外な素直さに驚きつつもリトは唯を連れて廊下へと出る
歩きながらもちらちら後ろを振り返るリトに唯はそっぽを向いて応える
(二人だけで話したいってことってやっぱり昨日の…コトよね……)
思い出すだけでも顔が赤くなる。窓に映ったそんな自分に顔をしかめると唯は毅然と前を向いて歩き出す
前を歩くリトの背中を見つめながら、唯の表情は不安よりも期待に満ちていた
二人は誰もいない屋上にやってくると、一言も話すことなくただ向き合っていた
沈黙だけが続き、何か言いたげなリトをそれがよけいに苦しめる
目が泳ぎどう見ても挙動不審になっているリト
そんなリトを前にして唯は、自分の気持ちが妙に昂ぶっていることに気づく
これから始まることへの期待なのか、その顔には薄っすらと赤みが彩る
互いには聞こえない高鳴る心臓の音だけが二人を支配し続けた
しばらくそんな時間だけが過ぎると、リトは意を決したのかギュッと手を握り締めて唯を見つめる。その視線だけで唯の顔はさらに赤みが増していく
「あ、あのさ古手川…ここに来てもらったのはその…大事な話があるからで…」
しどろもどろになりながらも一生懸命話そうとするリトの声を聞き漏らしまいと、唯はじっと耳を傾ける
「それで大事な話っていうのはさ……」
ここにきてリトの顔は赤を通り越して沸騰しそうな色合いになっていく
口をパクパクと動かすだけのリトに唯はいい加減ムッと顔をしかめる
(もうっ!早くしゃべりなさいよね!!)
少し怒った感じの唯の顔にリトは息を呑むと、少し間を置いてから口を動かし始める
「えっと…その…こ、古手川は今その…え〜……」
「今何よ…?」
「古手川は…今、好きな人とかいる…?」
「えっ!?∕∕∕」
ドキンっとリトにも聞こえたかもしれないほどの心臓の音が唯から冷静さを奪っていく
「な、な、何よそれ……そんなことあなたには関係……∕∕∕」
唯は赤くなっている顔を隠すようにリトから顔を背ける
「ゆ、結城くんはどうなの?その…好きな人とかいるの?」
「えっ!?オレっ?」
いきなり話をふられたリトは慌てながらも告白していく
「オ、オレは……いる…かな∕∕∕」
「そ、そう…よかったじゃない…」
「あ、ああ…こ、古手川はどうなんだよ?やっぱり…いる…のか?」
唯は腕を組みながら少し考える。その顔は相変わらずそっぽを向いたままだ
「私は……私はいないわよそんなの!だ、だって学生は普通勉強とか部活に一生懸命にならなくちゃ…。
そ、そうよだいたい恋愛なんてハレンチだわっ!」
唯は早口で捲くし立てた後、ちらりと一度リトの顔を見た
リトの顔は緊張、不満、安心、期待がごちゃまぜになった複雑なものになっていた
(な、なによそれ……どうして何も言わないの……?)
唯の促すような視線にもリトは下を向いたまま黙って地面を見つめている
「ちょ…ちょっと結城くん……?」
「あ、ああ…悪い」
リトは顔を上げると少し不安顔になっている唯に無理やりな笑顔を見せると、言葉を続ける
「好きなヤツいないんだな?それじゃあもしよかったら今日の放課後またココに来てくれねえかな?その……話があるからさ…」
言い終えたリトの顔は苦渋に満ちていた
その顔に思わず声をかけようとした唯に背中を向けると、リトは階段へと向かっていく
「ゆ、結城くんちょっと待って!待ちなさい!」
その声を無視するかの様に階段を下りていくリトの姿に何故か唯の胸は締めつけられる
唯は去り際に見せたリトの顔を思い浮かべながら、しばらくその場から動こうとはしなかった
放課後、夕暮れの屋上で唯は一人リトを待っていた。あの時見せたリトの顔が今でも忘れられない
悲しそうで、辛そうで、泣き出しそうな俯いたままのリトの顔
(どうしてあんな顔するのよ……)
唯はリトが来るのを待つ
話の続きを聞きたい、リトの顔を見たい、そしてなによりもう一度二人だけで会いたい
逸る自分を落ち着かせようと胸に手を置いて深呼吸をする
と、その時、屋上に続く扉のノブがガチャリと音をたてる
「あっ……ちょ、ちょっと結城くん何してたのよ?遅いじゃない!女の子を待たせるなんて最低だわ!!
せっかく私がこうして来て………あれ?」
扉から現れた人物を確認すると唯の目が点になっていく
「す、すみませんっス古手川センパイ……遅れちゃって申し訳ないっス…」
唯の強気な態度に気圧されたのか立花は体を小さくさせる
「……あなた確か結城くんの…結城くんはどうしたのよ?」
「えっとセンパイはこないっス!古手川センパイに話があるのはオレっスから!」
唯はますます目をパチクリさせて頭の中を整理していく
「ちょっと何言ってるのよ!私は結城くんに呼ばれて……」
「それはオレが結城センパイに頼んで古手川センパイを連れてきてもらったんス!」
「え……?」
唯は言われた言葉の意味が理解できず固まってしまう
「どういう……こと…なの?」
「オレ古手川センパイのこと前から好きだったんス!それで結城センパイにいろいろ協力してもらって……」
「なっ!?なにを言って……」
目の前の少年から告げられた言葉の数々に頭が混乱していく
だけど、それを冷静に理解していくもう一人の自分がいる
今までのリトとの出来事が、唯の頭の中で次々と繋がっていった
「センパイのこと色々聞いたりしてホントに申し訳なかったっス!けどオレずっとセンパイのことが好きで……そのよかったらオレと付き合ってほしいっス!!」
頭を下げる立花を前に唯は俯いた顔を上げようとはしない
その手がギュッと握り締められていく
「……悪いけど私あなたに興味ないから」
唯はそれだけ言うと立花の横を通り過ぎていく。顔を俯かせながらもこれから向かう先は決まっていた
ふらつく足で階段を下り校庭に出ると、探している人物を見つける
「あなたちょっと待ちなさいっ!!!」
校庭の真ん中でララと歩いていたリトはその声に立ち止まる
唯はそれを確認すると息を整える様にゆっくりと歩き出す
リトの前にやって来た唯は相変わらず俯いたままで、その表情を見ることはできない
「古手川?どうしたんだよ?おまえ立花と……」
―――――ぱんッ!!
校庭に痛々しい音が響く
「ゆ、唯!?」
唯の行動に隣にいたララの目が丸くなる
「……あなた最低だわ…」
それだけ言うと、目を丸くしている二人をそのままに唯はその場から逃げるように走り去った
赤くなっている頬に手を添えながら、呆然と唯の後姿を見つめるリトに、ララが心配そうに声をかける
「ねェどうしたのリト?唯…泣いてたよ……?」
「ああ……知ってる……」
消え入りそうな声で応えるとリトは唯が走っていった方をずっと見つめていた
「古手川…オレ……」
一瞬だけ見えた唯の涙に濡れた瞳が、リトの胸に決して消えないモノとなって刻み込まれた
唯は走り疲れた体を休めるように公園のベンチに座ると、じんじんと痛むリトを平手打ちした手を見つめる。
その手の平に涙が何度も落ちていく
「私、なに泣いてるのよ…バカじゃないの……」
ハンカチで拭いながらも後から後からこぼれてくる涙に唯の嗚咽が混じる
「私…私……一人で思い詰めて、勝手に好きになって……一人で舞い上がってただけじゃない……」
膝を抱えて俯く唯の頭の中にリトの顔が浮かんでくる
こんな時にまでリトのコトを思ってしまう自分に呆れつつも、唯はあらためて自分のリトへの思いの深さを知る
初めて誰かを好きになったコト
初めて芽生えた感情への戸惑い
不安と期待の中で、お互いの気持ちの奥に触れそうなったコト
そんなこれまでの色んなコトや思いを心の奥底にしまい込むと、唯は俯いていた顔を上げる
相変わらず目は赤くなっていたが、もう涙は流してはいなかった
そしてもう一度自分の手の平を見つめる
「……明日結城くんに謝らなきゃ…」
唯は抱えていた膝を地面に下ろすといつもと同じ毅然とした顔で歩き出す
けれど公園を出る時、一瞬学校の方を振り向いた唯の目は、まだ思いを断ち切れないかの様に悲しく揺らめいていた
翌日の学校、唯はリトが教室に入ってくるのを見つけると椅子から立ち上がりリトの前に行く
「あっ!古手…川……その昨日は…」
「…昨日はぶったりしてごめんなさい…私が悪かったわ」
「あっいや…それはいいんだけど…おまえ…」
「それとあなたの後輩……名前がわからないけどちゃんと断っといて!私、付き合う気全然ないからって…あなたにお願いするわ。それだけよ用事は…」
背中を向けて席に戻ろうとする唯にリトは思い切って声をかける
「古手川っ!!」
リトの声に一瞬足が止まるものの、唯はその声を無視するかのように席へと戻っていった
それから、授業中はもちろん休み時間もリトは唯が気になって気になって仕方がなかった
自然と視線は唯へ向けられるし、何とかがんばって話そうと何度も声をかける
「な、なあ…古手川…」
「……読書の邪魔よ」
冷たい声でリトを邪魔者扱いにする
「古手川昼メシどうするんだ?…よかったら一緒に食べねーか?」
「……」
黙って席を立ち弁当を抱えて一人で教室を出て行く唯に、リトは泣きそうになってしまう
「うぅ……めげねーぞ…これぐらいで…」
その後もリトの唯へのアプローチは続いたが全てからぶりに終わってしまい
そして放課後――――
いつもの様に教室の掃除をしていた唯はふと窓の外に映る光景に目を奪われる
校庭の真ん中に見知った人影。忘れようにもどうすることもできないほど頭に心に深く刻まれた顔
唯はいつのまにか手を止めてじっとその人を見つめてしまう
仲良く帰るいつもの二人を見ていると胸が苦しくなる
もう終わったはずなのに―――もう断ち切ったはずなのに―――
「私まだあなたのこと……」
胸に抱えた気持ちを握り締めるように唯は手にしている箒をギュッと握った
校庭の真ん中でリトはララに別れを告げると急いで教室に戻っていく
(謝らないとちゃんと!古手川に……)
階段を廊下を走りながらもリトは昨日の唯の泣き顔を頭に思い浮かべる
(クソっなにやってんだよオレは……)
息を切らせながらも教室の前までやってきたリトはそのままの勢いで扉を開ける
「古手川っ!」
リトの声に振り向く者数人、だけどそこに唯の姿はなく……
「クソっどこに……」
その時リトの脳裏にある場所が浮かぶ
ひょとして……リトは考えるより先にその場所へと走り出した
「これで今日のゴミは全部……」
唯は焼却炉にゴミを入れると思わず溜め息を吐く。掃除にゴミだしに風紀活動の一環としてがんばってはいるもののさすがに一人だとつらい
「誰か一緒にしてくれる人が……」
頭にリトの顔が浮かぶ
「だ、ダメよダメ!結城くんがそんなことしてくれるはずないじゃない」
様々な問題を起こしては衝突してきた二人にとって、唯の中では今でもリトは問題児の一人だ。だけど……
「だけど…もし、もし結城くんと一緒にがんばれたら私……」
そう思うだけでいつものたいへんな活動も楽しくなる、笑顔になる
唯は心の中だけの世界に蓋をすると教室に戻ろうと歩き出す。と、そこに
「お〜い古手川―!!」
その声に唯の体はビクンとなる。手をふってこちらに走ってくるリトの姿を確認すると唯は慌てて表情を引き締める
「はぁ、はぁ…探したぜ古手川」
「……なによ?」
リトは唯の前まで来ると息を整えるように一度深呼吸をすると、急に頭を下げた
「えっ?」
「古手川ゴメン!!おまえに色々と迷惑かけて……その泣かして…キズつけたりしてさ……」
「え、えぇ……」
唯は頭がパニックになる。リトのことを勝手に好きなり、勘違いして舞い上がった挙句に平手打ちまでして、悪いのは自分の方なのに
「ちょ、ちょっと結城くんどうして?どうしてあなたが……悪いのは…悪いのは…」
その後の言葉がでてこない。くだらないプライドが唯の本心の邪魔をする
「そんなことねーよ!オレがちゃんとしなかったから、古手川にちゃんと言わなかったから…ホントはあの時屋上でちゃんと言うべきだったんだ……
なのにオレ自分のコトでいっぱいで」
リトは頭を下げながらギュッと拳を握り締める。後悔と反省そして自分への憤りが唯にも伝わってくる
「結城くん頭を上げて、もう本当にいいから、ね?」
リトは頭を上げて唯を見つめる。本当ならもっと謝るべきだと土下座までしようと考えていたぐらいだった。
「古手川…オレを許してくれるのか?」
「許すもなにも結城くんはなにもしてないじゃない」
くすくす笑い出す唯にリトは安堵したのかその顔にようやく笑みが戻ってくる
「ホントにゴメンな」
「だからもういいわよ……それよりちゃんと後輩のコに断ってきたの?」
「それなんだけどさ……」
リトは言いにくそうに顔をしかめる
「あいつまだあきらめきれないみたいでさ、それで……」
「嫌よ!私は嫌!絶対に嫌!!だいたい嫌いなのよ…影でこそこそと人の気持ちとかを探るようなマネ
……自分の気持ちなんだからはっきり言えばいいのよ」
言いながらも唯は自分の言葉で自分をキズつけているコトに顔をしかめる
「と、とにかく私はそんな人嫌いだからちゃんと断ってね!もう会うのも嫌よ」
「わ、わかったちゃんと……言っておく」
唯の全力の拒否反応にリトもうろたえる
「じゃ、じゃあオレそろそろ行くな。古手川ホントにもう……いいのか?」
「だからもういいって言ってるじゃない……あっやっぱりちょっと待って!」
唯はたぶんこれが最後かもしれないと感じた
リトに聞きたいコト、聞かなくちゃダメなコト
今までの色んな出来事が唯の頭の中でぐるぐると回りだす
「なんだよ?」
聞きたいコト、聞かなくちゃダメなコト、だけどそれ以上に溢れ出す感情
――――私、結城くんともっと話したい…もっと一緒にいたい…
唯は勇気をふりしぼってリトに一歩近づく
「あ、あのね…その……どうして結城くん私にキ、キ…ス……キスしよう…って……∕∕∕∕」
「え?」
唯にとってこれ以上続きを言うのは耐えられない、リトが不思議そうに見つめてくる視線にはもっと耐えられない
「だからその……ゆ、結城くんどうしてさっきはあんなに必死に謝ってたのかなァって……」
見当違いのことを話す自分に唯は自然と俯きそうになってしまう
「……オレおまえに嫌われたくないからな…」
「えっ!?」
唯はリトの言葉に思わず聞き返してしまう
「なんでもない……今のは忘れてくれ」
(あっ……またあの時の…)
屋上で見せた苦しそうな顔
「それじゃあオレ帰るから古手川も早く帰れよ」
そう言って背中を見せるリトに唯は思わず手を伸ばす。それは唯の無意識の行為
自分の制服をキュッと掴む感触にリトは振り返る
「古手川……?」
俯いた唯の表情はリトからは見えない、だけど唯がひどく悩んでいることだけはわかった
「大丈夫か古手川?」
唯は俯いていた顔を少し上げると少しずつ話し始める。いつもはきりっとしたその黒い瞳は何故か揺らめいていた
「ちゃんと……ちゃんと話してよ!私……私聞くから、聞きたいから結城くんの……コト」
「古手川?……ああそうだな…ちゃんと話さなきゃな」
リトは制服を掴んでいた唯の手を握り締めるとその目を見つめる
「オレおまえのことが古手川のことが好きなんだ……初めて見たときから」
―――――ドクン
ずっと、ずっと思い描いていた言葉
ずっと、ずっと願っていた言葉
ずっと、ずっと欲しかった言葉
なのに、うれしさよりも驚きよりもただ心臓の高鳴りだけが聞こえるコトに唯は不思議な気持ちになる
「だからその古手川と付き合えたらなって思ってて……」
リトの言葉が何故か唯にはとても空虚なモノと感じられた
とても現実とは思えず、唯の表情はぼーっとなる
「それでさ……って聞いてるのかよ古手川?」
唯は目をパチパチさせると現実に帰ってきたかの様にリトの顔をじっと見つめる
「え、ええもちろんよ!ちゃんと聞いてるわ」
「じゃあどうなんだよ?返事」
「そ、それは……」
リトは唯の言葉を待つ。人生最大の告白だっただけに今でも心臓がバクバクとなっている
今すぐ逃げ出したい衝動にグッとがまんするリトだったが、次第にその表情にも陰りがさしてくる
唯は下を向いたまま黙っていた。言葉がでてこない、何を話したらいいのかどう言っていいのかわからない
同じ気持ちのはずなのになんて返事をしていいのかわからないでいた
思えば唯の人生においてこれほどまでに一人の男子と共にいたこと、話したこと、お互いの気持ちに触れ合ったことなどなかった
そしてその潔癖さが唯の中の大事な気持ちに殻を作ってしまう
「古手…川?やっぱダメだよな……調子よすぎだよなー…」
沈むリトの顔を見ながら唯は何も言えない自分が情けなくなってくる
――――好きなのに、大好きなのにどうして……どうして私は……
リトは唯の手を離すと無理矢理作った笑顔を向ける
「その悪かったな……いろいろ…オレのコトとか忘れてくれてもいいからさ。あっ立花にはちゃんと伝えていくから心配すんな!
……それじゃあオレこれで帰るから…じゃあな古手川」
背を向けて歩き出すリトに声をかけようとするも声が出ず、手を伸ばそうにも体が動かない
『結城くんが好き』
『私もあなたと同じ…気持ちだから、だから―――』
たったこれだけ、ただ自分の気持ちを相手に告げるだけなのにできない
こんなに好きなのに、こんなに思ってるのに
「私…なにしてるのよ……」
呟きは小さいけれども、それは唯の心の中で大きく響く
今すぐ追いかけていって気持ちを告げることができれば――――
結城くんがそんな私になんて言うのかわからない。わからないけれどこのまま自分の気持ちを告げることもしないで終わるなんて――――
「だけど…もう遅いわよ…もう……」
唯はギュッと目をつむると、それらの大切な思いを心の奥に封じ込めてしまう
「これでいいのよ。これで……だって私、私は……」
自分への言い訳のようにリトへの思いを断ち切ると、唯は背を向けて教室へと歩き出す
唯の心は乱れ彷徨っていた
最後のチャンスかもしれない……
もう結城くんとはこんな風に気持ちを通わせることが出きないかもしれない……
もう結城くんとは今までのような関係ではいられないから……
本当にいいの?それでも?
結城くんとさよならになっても、またいつもの様に一人の時間が来ても……
私本当にこれでいいの?本当にこんな終わり方でいいの?
自分に嘘を、結城くんに嘘の気持ちを伝えたままで……
心の中だけの叫びはいつまでも唯の中で響く
「私…私は……」
唯はリトのぬくもりが残る手をギュッと握り締めた
「結城くん……」
「はぁ〜オレフられた……」
校庭を一人とぼとぼと歩くリトの足は重く、その孤独感に泣きそうになってくる
「はぁ……オレ明日からどんな顔で古手川に会えばいいんだ……」
いつもキツイ印象しか与えない唯だったが、何事にも一生懸命取り込むその姿がリトは好きだった。
いつか一緒に風紀活動をしたいだなんて思ったこともあった
「だけど……それも終わったな……」
しょんぼりと背中を小さくするリトの耳に遠くのほうから自分の名前を呼ぶ声に気づく
「結城く〜んっ!!」
「え……古手川!?」
唯はリトの前まで走ってくると息も絶え絶えに話し始める
「はあ、はあ…ちょっと待ちなさいまだ…私の話し終わって……ないじゃない」
唯は体が落ち着くのを待つと、ゆっくりと深呼吸をするかのように息を吸う
「さっきの返事だけど……結城くん私が屋上で話したコト覚えてる?ほら、高校生は恋愛を……」
「ああ、覚えてるよ。そういや古手川恋愛はハレンチだから無理だって言ってたよな。
なにやってんだよオレ……悪い忘れてた」
「違う!そうじゃなくて…た、確かにソレはそうなんだけど……」
「ん?なにが言いたいんだよ?」
「だから最後まで話を聞きなさい!その……私の風紀活動とかの妨げにならないのなら…考えてあげても……いいかな…って思ったの」
「えっそれって……」
顔を輝かせるリトに唯は慌てて訂正する
「勘違いしないで!あくまでその……友達からのお付き合いだから…変な勘違いしないでね…∕∕∕∕」
「それでもいい!全然いいよっ!!」
喜びを爆発させるリトは思わず唯の両手を握り締めてその場ではしゃいでしまう
「ちょ、ちょっとだから変な勘違いを……ってもうっ聞いてるの結城くん?」
それは都合のいいコトなのかもしれない
我がままな言い方なのかもしれない
唯は顔をほころばせているリトを恐る恐る見つめる
本当のことを言わなくては、ちゃんと自分の気持ちを伝えるためにここに来たのだから
「ゆ、結城くんわた…私本当はねその……」
口をもごもごと動かすだけ唯にリトは怪訝な顔をするが、すぐに笑みを浮かべる
「その…古手川の本当の気持ちとかはまだよくわかんねーけどさ、その、自分のホントのコトとか気持ちとか誰かに言うのってすげー大変なことだと思う。
オレだって古手川に全部の気持ち言えたわけじゃないからさ……その、うまく言えないけど気にするなよな!」
「え?」
リトの言葉に唯は短く応えることしかできないでいた
「オレ達今は友…達っていう関係だけどさ、これから先ちょっとずつお互いのことわかっていけばいいじゃん?いきなり全部わかるわけないしさ、
それに…いきなり全部わかったらおもしろくないっていうか…ちょっとずつわかるからいいわけで…。ってオレなに言ってんだ」
リトは唯の両手をギュッと握り締めると早口で思いを告げる
「とにかく気にすんな!オレ古手川のことホントに好きだからさ!今はムリでもこの先……////」
それ以上言葉が続かないリトを唯はただ黙って見つめる
――――本当にいいの?こんな私で……
心の中だけで呟いた思いを飲み込むと、唯はリトから顔を背ける
「そ…そんなことわかってるわよ!だから友達からって言ったんじゃない?あなたちゃんと私の話し聞いてたの?」
少し怒った感じの唯にリトは慌てて首を振る
「まったくもうっ!それより結城くん、手…いつまで握ってるのよ?」
「え!?あっ!悪いっ」
顔を真っ赤にしながら慌てて手を引っ込めるリトを唯はじっと見つめる
「まったく…」
唯はリトに悪態をつきながらも、手に残るリトのぬくもりを確かめる様に視線を落とす
「古手川?どうしたんだよ?」
「なっ、なんでもないわよ!それより下校時間とっくに過ぎてるんだから早く帰るわよっ!」
その場から逃げるように歩き出す唯の後をリトが追いかける
今は並んで歩くことも、本当の気持ちを通い合わせることもできない、できないけれど
いつか、いつかそんな日が来るといいな
唯はそんな自分に一人くすっと笑うとリトに振り返る
「ほら、早くしないと置いていくわよ結城くん」
振り返った唯の顔はどこかやさしくて、そして、幸せそうに笑っていた
終わり
エロもなくホントに申し訳ないです。思いっきり本誌の二人に影響されてガマンできずに書きました
ツンデレ万歳\(^o^)/
GJ!!!
エロ無しでも投下することに意味がある
GJです
やっぱり、古手川だよな。GJ!
506 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 20:12:30 ID:Y8BGrbu9
age
G・J
このスレはいいスレだ。
今週号の流れそのままにリトが責任をとる展開希望
>>509 それ今書いてます。もうちょっと待ってください
楽しみに待っているよ
リト唯も待ち遠しいがリトララも久々に見たいなー
てか最近ではほとんど唯とヤミだけなのが寂しいな
立花かわいそすぎ吹いた
ほしゅ
515 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01:45:52 ID:yOv69D/F
age
自分で書いた小説ほど抜けないものはない
保管庫のララとリトのところだけ、他とは違って気合の入った編集されてるのは気のせいですか?w
519 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:30:30 ID:OG8Rp83+
ここは、青く美しい地球だがいつ宇宙人に侵略されるか分からない程平和だ
しかし現にもう宇宙人は地球に住み着いてしまっている
その中宇宙人の一人である高校生少女?の純情?ラブストーリーである
(今日こそ愛しのリト君とラブラブになるんだから!!)
気合に満ちた顔と片手にガッツポーズで自分の一番の目標を心の中で叫ぶ少女
この少女、実は宇宙人である
「リト」という人物は初めてルン(本当はレン)にキスをした少年
その時のキスがルンのハートを射止めルンがリトに恋するきっかけになったのだ
「確かこの辺りを通るはず……ーーーーって!またしてもララと一緒!?」
「ララ」という人物はルン(レン)の幼馴染であり恋のライバルである
ルンはリトの近くにいるララの所為で一向に自分とリトの距離が縮まらない
(今度は前みたいな失敗はしないわ!
近づいて来る二人の前、じゃ無くて通り過ぎた後から声を掛ければ…)
ルンは第二段階として二人が通り過ぎた後何を話せばいいかを考えていた
(うーーん…リト君と何を話したら……
「わーー、今日も仲いいね!リト君とララちゃん!」…じゃなくて…
「ララちゃんといつ知り合ったの?」…でも…なくて…ってなんでララが出てくるのよ)
そんな事を考えている内に二人は学校の中に入ってしまった
(…そうか!「リト君の趣味って何かな?」って言えば話が進むし
趣味も聞けて一石二鳥っ!)
チャイムが鳴った時初めて自分の置かれている状況に気づいたルンであった
―2年A組前廊下―
「リトくーーーん」
「あっ!ルンちゃん、どーしたの?」
(なんでいつもララがいるのよ…)
「ん?どうしたルン、何か用?」
気落ちしたルンの気持ちがリトの声によって輝きを取り戻した
「うん!えーーっとリト君の趣味って何だろうなーって思って」
リトは少し首を傾げたが「趣味?」と聞き直して考え始めた
「俺の趣味か〜〜〜、とくに無いけどあるとしたら…」
「リトの趣味はサッカーだよ♪」
いきなりララが自身有りげにリトの代わりに答えた
「そ、そうなんだーー(リト君に聞いたのに)」
なにはともあれリトの趣味が聞けたので第一目標は遂げた
それに今日のルンは途轍もなく運がいいと銀河占いに書いてあったので
リトを落とすには絶好のチャンス
(そういえば、ルンの部屋にサッカーのゲームがあったような…)
と時間切れ
休み時間を終えるチャイムが鳴り響いた
しかしルンの思考は終わることなく次の段階へと移っていた……
520 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:31:20 ID:OG8Rp83+
「リトくーーーーん」
「あ、ルンちゃん!どーしたの?」
(またララも居るの……はぁーー っていうかデジャビュ!?)
「また何か用か?」
少し疲れ気味のリト、さっきの授業がリトの苦手な数学だったからだ
「リト君サッカーが趣味なんだよね、だったら家にゲームがあるから」
「わりー、俺ゲームとかそんな好きじゃないんだ」
ルンの計画は早くも崩れ去った
「それにリトは今日私と買い物するからゴメンねルンちゃん…」
と少しでもルンの気持ちを傷けないように笑ってみせるララ
しかしルンにとっては悪魔の笑いにしか見えなかった
(やっぱりララは悪魔だわ、これじゃあリト君とララが仲良くなる一方じゃない)
当然もう話す事はなくなり「そ、そっかー」っと言ってその場を去る事しか出来なかった
―4階 階段―
「はぁ〜〜〜どーしよ…」
今日の計画が失敗した事により落胆するルン
リトと近づくためどうすれば良いか一生懸命に考えるが一向に思いつかない
「……そうだ!またあの殺し屋さんに頼めば…」
皆さんもわかっている通り殺し屋=金色の闇です
「ララを足止めしている間に代わりにリト君と買い物に行けば…」
前にも一回依頼したのだが大失敗したのでどうかと考えたが足止め位なら
あんな大事にならずに今度は成功すると踏んだのだ
「これでリト君の心を射止めれば!」
すると疾風のごとく現れた金髪の髪の毛の小さな少女、殺し屋ヤミ
「あっ!丁度良かった!あの金色のヤミさんに頼みたい事が…」
といい終える前に髪の毛を手に変え
「結城リトは私のターゲットです、手を出すならまず貴方を」
さっきの「リト君の心を射止める」を「リトを殺す」と言う意味でヤミは捉えてしまった
「ち、違うよ!?私は…」
またしても言い終える前にヤミが一言
「とにかく手を出さないでください」
ルンもこの時(そういえばこの娘も恋のライバルだった)と誤解をしてしまった
そしてまたルンの計画が実行されないまま未遂に終わった
ため息をつき肩をがっくりさせながら下を向き階段を下りていく
「もう、どーして……いつも…」
思わず泣きそうになる
それに追い討ちを掛けるかの様に前方に仲良く喋っているいつもの二人を見た
とその時階段から足を踏み外し
ルンは意識を失った
521 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:32:03 ID:OG8Rp83+
(……う〜〜ん……!!…此処は?)
意識を取り戻したルン
ぼーーっと辺りを見回した後ここは保健室だと言う事を認識する
「…そっか、私階段から落ちたんだっけ…」
頭を抑え我ながらドジだなーと苦笑いする
するとこちらに気づいたのかキィーっと言う音を鳴らして椅子を回す
「どう?気分は」
保健室の先生でもあり宇宙人でもある御門
御門を目当てにわざと怪我をして保健室に笑顔で駆け込んで来る生徒が増幅中
それ程美しいのである
「大丈夫です、ありがとうございました」
「あら?ありがとうを言うのは私じゃ無いんじゃない?フフッ」
不適な笑みをこぼし御門はその人物を見つめる
「…え?リト…君?…」
あの後リトは倒れたルンをおぶり休みもせず4階から1階の保健室まで
休みもせず猛ダッシュして来たのだ
「リト君が…」
「そう、貴方をおぶりながら必死になって「助けてください」って叫んでたわ」
ルンのベットの近くの椅子でグッスリ寝ているリトに近づきながら
「そういう彼の優しさに惹かれる娘は沢山いるのよ」
最後にドアを開けて顔だけこちらに向け
「チャンスは掴むものよ…それじゃあお大事に…」
「チャンスを掴む」それは即ち距離を0にする事
それぐらいルンには分かっている
それにこれまでに幾つもチャンスはあった
前にも保健室で二人きりになった時があったがあの時はもう一歩の所で
レンに変わってしまい結局距離が縮まらなかった
しかし今はこれと無い絶好のチャンス
「昨日、クシャミ止めの薬飲んだし、ララも…いないし…」
ルンは今までに無い心の弾みを感じリトに顔を近づける
リト君
名前を呼ぶだけで心がトクンとなる
「やっぱり……私はリト君が好きなんだ…」
改めて自分の気持ちを理解しリトを見つめる
キス したいな
522 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:33:04 ID:OG8Rp83+
手を愛しい彼の頬に置き、口を近づける
そしてもっと近づける
ルンとリトの距離がわずか約5センチぐらいになった所で囁く
「リト君………大好きだよ……」
ふんわりとした感触と口一杯に広がる甘い味
何事かと思い目を開けるとそこには自分を味わうかの様にキスをしている少女が居た
「ル……ン…んむ…」
リトは抵抗する気にはならなかった
逆に自分からも応戦しようとルンの頭を手で掴みもっと深く交わる
「ん…チュ…チュあむ…」
二人は初めての大人のキスに不器用ながらも対応していく
やがて自然と二人は口を離し息を整える
「ハァ、ハァ…ハァ……リト君…」
「ふーーー、どうしたんだ一体…ルン」
なぜ自分にキスをしたのかその意志を尋ねる
「私はリト君が好き…でも中々一緒になる機会が無かったから」
そういえばルンが来る時はいつもララがいたなと思うリト
「それにまた…またリト君とキスがしたかったから」
自分の思う事全てをリトに語る
「で、でも俺は……」
「他に好きな人が」と言おうとした瞬間ルンがリトの口に指を当てる
「それでも構わないよ?私がリト君を好きだという事に代わりはないから」
「ルン…」
ルンの率直な想いに心臓がドキンとなる
「俺は…」
ベットを力強く握り締め自分の心が揺れるのを抑えようとするリト
そんなリトを見てルンは最後の想いを告げた
「リト君…私を……抱いて……」
523 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:33:59 ID:OG8Rp83+
リトは初めてであるその行為を承諾する事にした
初めてと言ってもそれなりの知識は知っているのでリトがリードして行く事にした
「ふ、服脱がすけど…」
顔を真っ赤にしながらルンに許可を求めるリト
「うん…リト君のシたいようにして?」
ゴクッ
思わず生唾を飲む音を出してしまった
不器用ながらも何とか制服の上着を脱がす事に成功した
「あ、ブラは私が取るね」
ピンク色のブラジャーを取った瞬間ルンの良い形をした美乳が見えた
リトはおずおずとしながらルンの胸に手を当てた
「ん…………」
微かに漏れたルンの感じている声
リトはその声がもっと聞きたくなったのでルンの胸を優しく揉みだす
「…ん…ぁぁ…ぅ…ん」
次第に声が大きくなる
それは即ち感じてきているという事
「あう…ああ、リト君…気持ち、イイよぉ…」
「気持ち良い」という言葉を聞いて少し楽になったのかさっきより揉む強さを強くする
ルンの乳首が勃起してきたのでそれを舌で舐め始めた
「んあ!、ハァ…んくっ…リト君んんン…あああ」
そしてルンは軽くイってしまった
肩の力がガクリと脱力しベットに仰向けに倒れるルン
「だ、大丈夫か!?ルン!!」
自分のしてしまった行為が拙かったのか心配になるリト
ルンは「ううん」と首を横に振り
「凄く気持ちよかった…だから私もリト君を気持ちよくさせたいな」
仰向けの状態から起き上がったルンはリトのズボンを下ろしてリトの立派な一物を眺める
グロテスクなその外見に見とれ段々と興奮が高まってくるルン
「これを舐めれば良いのよね」
ルンも最初はおずおずとリトの先端部分を舌でチロチロと舐め始める
しかし慣れてきたのか舐めるスピードを早くする
「うわぁっ!す、すげー…イイ…」
(リト君が喜んでくれてる!もっと、もっと気持ちよくさせたい)
ルンはリトの一物を軽く握り締めそれを口に含んだ
「おおっ、ル、ルン!!?」
「んむっ(い、意外と苦しい…)んんん」
余りにも苦しそうな表情をするのでリトは罪悪感に捉われた
「苦しいなら無理するなよ、舐めて貰ってるだけで充分気持ち良いから」
ルンは首を横に振る
「んん、ぅむ…チュパっ、ジュルる…ん(もっと気持ちよく)」
「ルン……」
ルンの想いとその一生懸命さにリトの感情は変化していく
524 :
恋する少女:2007/11/11(日) 02:35:03 ID:OG8Rp83+
「うっ…ル、ルンそろそろイきそう…」
その言葉を聞き先程より、より一層スピードが早くなる
リトは我慢できずに己の欲望をルンの口に吐き出した
「ん、ん、んむ…ゴクッ…はぁー…」
ルンはリトの欲望を残さず飲み干した
「ルン…」
「リト君」
二人の気持ちはお互いに通じ合っていた
「入れるよ…」
「うん、来て…リト君」
リトは自分の一物をルンの秘部に当て、ナカに少しずつ入れていく
その時ルンは「痛い」「待って」など一切言わずに全てリトに任せていた
「…っふーー、全部入ったからな」
「うん、中でリト君を感じてる…」
リトはルンを抱きしめ
「ルン、俺…」
リトはルンの気持ちをルンはリトの気持ちを、その全てを受け止めた
動く度に愛液と鮮血の合い混じったものがルンの中から出てくる
「あっ、んあ…ハァあ、うん、くっ…」
突く度にルンの快感に満ちた声が大きくなっていく
リトはもっと気持ち良くさせようと胸を揉み、ルンにキスする
「んむっ、んう…んむぅ、ハァハァ、リト君…」
今の行為でルンの膣内がぐっと狭くなり、リトの一物にかなりの刺激を与える
「う、ヤベ、もう射精そうだ…」
リトが戦線離脱を宣言する
「り、リト君…あんっ、ああ…な、ナカに射精して」
リトはルンを力強く抱きしめ、最後のラストスパートをかけた
「ああん、あう、んく…んっんん」
「ルン!ルン…くっ……」
リトはルンの中に思い切り射精してしまった
まだ勢いが止まらず膣内で動いている
「アんっ…リト君が私の中にいっぱい入ってくる…」
(やっと、やっとリト君と……)
ルンの最終目標であった物が達成され喜びに満ち溢れる
しかし、自分はルンであってレンでもある
そんな自分を受け止めてくれるだろうかという不安が急に溢れ出してきた
「リト君…あの…その…」
なかなか出てこない…いつも自分がリトにに対して言っている台詞
しかし何も言わなければ何も変わらない…覚悟を決めリトに告白しようとすると
「俺、ルンの事好きだ、だから…俺と…俺と付き合ってください!」
想わぬ相手からの告白に戸惑いを感じつつも
ルンは目の前にある「幸せ」を手に入れた
リト×ルン 終わりです
ルンを書くの結構難しかったです
こんなので良かったでしょうか?
春菜涙目w
>>525 マジGJ!!
この組み合わせ待ってた。
次回作も期待してるよ!!
GJ! 自信を持て
今週号もエロい
530 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:56:41 ID:hY0x17cZ
湯気多すぎだろw ついに規制かけられたか
単行本で修正するということか!!?
532 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:30:48 ID:mM0FogWq
<<531
それ絶対あると思う 多分担当変わったからその影響かと
>>314 > 負人気空気キャラを使った時点でOUT
age
535 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 15:13:35 ID:b6e3MNb6
sage
536 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:38:55 ID:CIeaSwSW
誰かこないかなー
まとめ更新保守
538 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:10:39 ID:CL4VhYF+
hoshuage
539 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 16:14:11 ID:sXgT8+iw
age
540 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:56:35 ID:BTEDLEzE
ヤミが可愛い
541 :
小ネタ:2007/11/21(水) 17:35:08 ID:PGjIDa13
「リト、SEXしよ!」
タイトル通りのことを引き起こす天然トラブルメイカープリンセス
発明品を利用して、ガンガンいこうぜ!
「やっぱり、中に何も入ってませんよ。ララさん」
このままだとストロベリー100の第二の東〇綾になりそうな西連寺春菜
迫りくるライバルを黒化で撃退だ
「リト、退いて。そいつ殺せない」
兄を名前で呼ぶのは、自分を妹ではなく、女として認識して欲しいから、小悪魔結城美柑
愛しい兄の恋を傍観する振りして、いいムードは卍解で破壊だ
ついカッとなって書いた。今は……そこそこ反省している
とりあえず感想が欲しい …誰かいる?
感想もなにも………
これはただの乱文だろ(´・ω・`)
お前はただのコピペやネタカキコの類に感想を求めるのかと
どうもすいませんm(__)m 以後注意します。
546 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:00:53 ID:5Onivbog
>>545 頑張れよ、あんたの力作、みんなで待ってるぜー
547 :
むに:2007/11/23(金) 22:50:45 ID:dsfFw766
初投下してみまーす。
表現がオカシイかもしれないけど頑張ってみる。
ちなみにエロなし。
548 :
むに:2007/11/23(金) 22:55:06 ID:dsfFw766
「御門先生ぇ〜…」
とある日の放課後、結城リトは保健室を訪れていた。
その様子は正に、『今ものすごく疲労困憊です』オーラが全身から醸し出されているかのようだ。
「あらら、どうしたの結城君?随分お疲れの様だけど…」
御門先生がちょっと苦笑いしながら聞いてみる。
「まぁ、色々と…」
今日もいつもの如く、ララが引き起こす騒動に巻き込まれ、いつもの如くルンに抱き付かれ、いつもの如く古手川にブン殴られ、いつもの如く金色の闇に殺されそうになったりと、文字通り身も心もボロボロの状態で現在に至る。
ていうか、毎日こんな目にあってよく過労死しないものである。
「あー…。なんてゆーか、結城君も気苦労が絶えないわねぇ…(汗)」
「ええ、ホントもう頭が痛くてしょうがないんですよ。しかも最近胃の辺りもキリキリと痛み出して…」
「あー、それきっと神経性胃炎ね。そろそろなってもいい頃だとは思ってはいたけど…」
そう言って、御門先生は薬品が置いてある棚の方へ。
「えーっと、確かここに…………あ、これかしら…。はい結城君」
棚にあった小ビンの中から一粒のカプセルを取り出してリトに手渡した。
「何スかコレ?」
「私が調合した栄養剤よ。まぁ、気休め程度にはなると思うから。はいお水」
「あぁ、ありがとうございます」
一言お礼を言って、カプセルを口に含んだ。
「ぅん?なんか甘いっスねコレ」
「そう?そんなに甘くした覚えないんだけど…」
「まぁいいや。それじゃ先生、オレはこれで。」
「はい、お大事に〜」
力の無い笑顔でお礼を言って、リトは保健室を後にした。
549 :
むに:2007/11/23(金) 22:58:17 ID:dsfFw766
「んー、これも天然ジゴロの宿命ってやつなのかしらねぇ〜…………………………あら?」
ここで御門先生、何かを発見。
「これって…」
手に取ったのは、先程リトに渡した薬が入っていたビンの隣にあったビン。その裏にはラベルが貼ってあり、そこには『私特製栄養剤♪』とデカデカと書かれていた。
「………………え!?」
御門先生、顔面蒼白。
(ってことは、さっき結城君に渡した物って…(汗))
――――――――
その日の夜――。
「ぅーん……」
「リト〜、どーしたの?なんか具合悪そうだけど……」
「もしかして風邪でもひいた?」
「いや、そんなはず無いと思うんだけどな……」
心配するララと美柑に対して、一応そう答えてはみたものの…。
(なんか頭がボーっとすんなぁ…。身体もなんか焼けるように熱くなってるし…)
実際はあまり大丈夫ではなさそうである。
「そーだ!私ね、この間読んだマンガに出てきたメディカルなんたらってメカを作ってみたんだけど、それを使えばリトもたちまち元気に――。」
「却下だ!!」
「なんで?」
「ほぼ間違いなく今より症状が悪化するからだ!」
「え〜、そんな事ないよ〜〜」
「……お前今まで自分が作ったメカが一度でもマトモに働いた事があったか?」
550 :
むに:2007/11/23(金) 23:00:33 ID:dsfFw766
「え?う〜〜ん………」
「……」
「てへ♪」
「『てへ♪』じゃねーだろ『てへ♪』じゃあ…」
ガックリと肩を落とすリト。疲れも倍増したようである。
しかし、体調悪くてもちゃんとツッコミを入れる所はさすがと言うべきか?
「……オレもう寝るわ」
「氷枕持ってこようか?」
「いや大丈夫。多分一晩寝れば元に戻ると思うし。それに都合良く明日学校休みだし…」
そう言って、リトは重い足取りでリビングを後にする。
(あ、やべ。頭グラグラする…。身体もさっきより熱くなってるし……。これ死ぬかもしんねーな〜……いやマジで)
そんな事を考えつつ、リトは自分の部屋にたどり着くとそのまま倒れ込むかの如くベッドにダイブし、一気に深い眠りについた――。
――――――
次の日の朝――。
「リトーおはよ〜♪カゼ治った〜?」
『どすんっ』
「ぐえっ!?」
部屋に入ってくるなり、いきなりリトにボディプレス――もとい、抱き付いてきたララ。とても病み上がりの人間に対して行う行為ではない――のだが、おそらくこの娘にはそんな常識は備わってなどいないだろう。いや、備わっていない(断言)。
(……………あれ?)
だがここで、ララは一つの違和感を感じた。
551 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:01:00 ID:6RnWAOFa
552 :
むに:2007/11/23(金) 23:03:14 ID:dsfFw766
(リトの身体ってこんなに柔らかかったっけ?)
もっとこう、ゴツゴツしてて逞しい感じだったはずなんだけどなーとか、そんな事を考えていると…。
「……おいコラ、朝っぱらから人の上に乗っかるなっつーの」
とても迷惑そうにリトが呟く。
だがそこで、またしてもララは違和感を感じた。
(あれれ?リトってこんなに声高かったっけ?)
ますます混乱するララ。
そんなララをよそに、リトがむくりとベッドから身体を起こした。
「まったく…、休みの日位ゆっくり寝かせてくれっつーの。こっちは普段からお前のせいでいつもバテバテに――」
起床するなりグチグチ文句をたれるリト。だが――。
「……」
ララの耳には入っていなかった。
というより、なぜかララは石化していた…。
「?、なんだよ…」
そんなララの様子をリトが不思議に思っていると…。
「えっと………………、どちらさまですか?」
「………………はい?」
いきなり予想外の事を言われて困惑するリト。
「何言ってんだよ。オレだよ、リトだよ。お前もしかしてそんな状態で寝ぼけてんのか?」
「ウソだよ!あなたがリトのハズないじゃん!」
「んなっ!?」
更に存在全否定発言までされてますます混乱するリト。
553 :
むに:2007/11/23(金) 23:06:16 ID:dsfFw766
だが、ララがいきなりこんな事を言うのにはちゃんと理由があった。
何故なら――。
「だってあなた……………………女の子だもん!」
「…………………は?」
今度はリトの時が止まった…。
「いやいや、何言ってんのかなお前は。オレが女な訳が―――――ん?」
ここでようやくリトが気付いた。
自分の声が妙に甲高くなっている事に――。
(あれ?)
更に、目線を下に向けてみると…。
(おや?)
男にはまず有り得ない、胸の辺りの二つの膨らみが目に入った。
(まさか…(汗))
さらに、自分の手を恐る恐る自身の股間に持っていき、そっと触れてみた。
(……)
男ならば必ずあるはずのモノの感触が無かった…。
554 :
むに:2007/11/23(金) 23:08:17 ID:dsfFw766
(いやいやいやいや、有り得ないって!そんなハズあるワケ――。)
確認の為に、ズボンの裾を広げて、中を覗いてみると…。
(……)
『ボンッ!!』
という効果音とともに、リトは顔を真っ赤にし、頭からケムリを出しながらその場に突っ伏してしまった。
「あ……あの〜〜……」
恐る恐るララが尋ねてみると…。
「…………………ぁー…、ララ?」
「な、なに?」
「ちょっと今思ってる事を思いっ切り叫んでみていいかなぁ…」
「?、うん」
「………………ふ〜…」
一つ大きく深ーーーい溜め息をつき、そして…。
「なんじゃあぁぁこりゃあぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
リトの魂の絶叫したが結城家に木霊した――。
555 :
むに:2007/11/23(金) 23:13:23 ID:dsfFw766
投下終了です。
小説って結構難しいな〜。
一応今後も何話か作る予定。
タイトルの方も追々考えます。
>>555 女体化ktkr
期待してます。
ついでに自分も投下します。
時期外れ+どっかで見たようなネタですみませんが。
凶悪バレンタイン(ララver.)
「よーしできた!」
深夜、元気よくキッチンから聞こえたのはララの声
たった今冷蔵庫から取り出した物を誇らしげに見つめる
「リト…おいしいって言ってくれるかな〜」
その日は2月13日。そう、バレンタインデーの前日である
地球の文化で、女の子が好きな男の子にチョコをあげる風習があるとリサから聞いたララは、その日のた
めに御門先生から作り方を教えてもらい製作に励んでいた
チョコをあげる相手は、もちろん地球にやってきてからずっと想い続けているリト
「女の子らしいとこ見せれば結城のやつもコロッと堕ちるかもよ〜?」というリサの言葉を真に受け、慣
れないながらも一生懸命作った
これならきっとリトも少しは振り向いてくれるハズ…!
そんな期待を込めて作ったチョコのラッピングを始める
と、そこでふとララの手が止まる
「…そういうば味見してなかった」
御門に教えられた通りの分量や加熱時間で作ったものの、初めてということもあり必ずしも上手く出来て
いるという保証はない
発明や運動においては類い稀なセンスを見せるララだったが、こと料理においてはほとんど経験がない
王宮では超一流の料理人を雇っていたし、地球でもこれまた一流の腕をもつ美柑がいたためララには料理
をする機会はなかった
余分に作っていたチョコを手に取り、口へと運ぶ
ハート型のそれは口に入ると瞬く間に溶け、コクのある甘味とほのかな苦味が舌の上に広がる
「…おいしい♪」
よかった…これならきっとリトも喜んでくれる
そう思った瞬間、突然ララの中で何かが弾けた
ピクン!
「!?」
体全体に波のように熱が広がる
頭の中がふわふわした妙な感覚に侵され、何も考えられなくなっていく
「や…ァ、なに…コレ…っ!」
服を着ているのがもどかしくなるほど胸の奥が火照り、焼け付くように手足が熱くなる
耐え切れずララはその場に倒れ込む
「はァ…あぅ、リトぉ…助けて…!!」
その頃リトはというと、ララが置かれている状況など知るわけもなく自室のベッドで爆睡していた
明日はバレンタインということもあり、見ている夢はもちろん春菜の夢
「う〜ん…春菜ちゃん…おいしい…むにゃむにゃ」
呑気な寝言を発するリトの部屋に、ひたひたと足音が近づく
それは部屋の前で足を止めると、がちゃりと音を立てドアを開く
自分に近づく気配などには気付きもせず、リトは眠り続ける
「結城くん、チョコ美味しい?」
「ああ、すっげえ美味しいよ!サンキュー、西連寺!」
「よかった…!じゃあ結城くん…?」
「な、なに?西連寺」
「私も…食べて…?」
「へ…?」
突然服を脱ぎ始める春菜
慌ててリトが止めようとする
「わ、さささ西連寺!!!?いきなり何を…!」
「結城くぅん…」
春菜はリトの肩を掴むと自分の方に引き寄せ、唇を奪う
「☆△@■◎〜ッ!?」
何が何だかわけのわからないリトだったが、唇に残る感触は本物そのもので、リトの興奮は最高潮になる
「西連寺…!」
「結城くん…お願い…!」
好きな女の子にキスされ涙目で迫られ、もはやリトに自分を抑えることなど出来ない
下着だけになった春菜の胸に手を添え、揉みしだく
(春菜ちゃん…意外と胸おっきい!?)
揉む度に形を変えるそれはこの世のものとは思えないほど柔らかく触り心地が良い
下着を取り払い直に揉むと、春菜はより大きな反応を見せる
「や…ハぁ、あァん!気持ちいいよぉ、リトぉ…!」
――リト?
突然春菜に名前で呼ばれ一瞬困惑するリトだったが、なるほどこんなことをしているのに苗字で呼び合う
のはおかしいと思い直す
「よ、よし…春菜、ちゃん!」
「あぁア、リトぉ!もうダメぇ、ここに欲しいのぉ!」
そう言って春菜が指差したのは両足の付け根、最も女を主張する部分
いつの間に脱いだのか、そこはすでに何も纏っていない
初めて見る女の子のそこに、リトはゴクンと息を呑む
「ほ、欲しいって…!」
「リトぉ」
突然春菜はリトのズボンをトランクスごと脱がせ、硬く反り立つモノを取り出す
「うわ、ちょ!春菜ちゃん!?」
「おっきぃ…♪」
取り出したリトのモノをうっとりしたように見つめると、今度はそれを自分のぬるつく秘所に宛てがう
自身の愛液で濡れるそこは、簡単にリトのモノを受け入れる
「ああァ!リト、りとぉ!!」
「う、ああっ!春菜、ちゃん…!」
ぬるぬるした感触ととてつもない締め付けに、リトのモノは早くも爆発寸前になる
春菜が腰を上下に動かす度、ぱんぱんという音が鳴り響きリトを追い詰めていく
「あ、ァ、ぁあん!リ・トぉっ!」
「くっ…もうダメだ、春菜ちゃん…!ゴメン…!!」
ドクン
リトのモノが春菜の中で脈打ち、白い欲望を膣内に吐き出す
それに合わせるように春菜も腰を震わせ絶頂を迎える
「ふぁぁぁ、リトぉ…!」
「く…春菜ちゃん…!」
あまりの快感に目を閉じるリト
呼吸が整い、再び目を開ける
「いいよぉ…リトぉ…もっともっとしたいよぉ…!」
「っ、な!?ララ!!!?」
リトが目を開けた時、目の前で喘いでいたのは先程までいた春菜ではなく、顔を真っ赤に染めたララだっ
た
わけがわからず、再びリトは困惑する
「な…ら、ララ!?お前いつから…!?」
「ふぅぇ…?最初っから…だよぅ?リト全然私の名前呼んでくれないから寂しかったよぉ…!」
最初から…?
そこでリトは悟る
春菜とエッチしていたのは最初から最後まで全部夢だったのだ
思えば突然下着が消えたり名前で呼ばれたりと不自然な点がいくつかあった
そもそも冷静に考えてみれば、いきなりあんな展開になるはずがない
全ては童貞男の悲しい妄想だったのだ
だが、あのあまりにもリアルなキスの感覚や射精感は…?
と、改めて自分の置かれた状況を確認する
自分は自室のベッドに仰向けに寝転がり、その上に全裸のララが覆いかぶさるようにいる
顔は少し近づければ唇が触れ合うほど近くにあり下半身に目をやると…
「!!!!!?」
そこには、ララの秘所に身を埋めた自分のモノが
接合部からは白濁の液が流れている
つまりは、先程の夢は夢であって夢はでなく、実際はララとエッチしていたのだ
そのことにやっと気付きリトは青ざめる
「な、なにやってんだお前ェーっ!」
「だって…リトと一つになりたかったんだもん」
「…!」
とろんと熱を帯びた声で言われ、紅潮するリト
ララの目にはうっすらと涙が溜まり、瞳が潤んでいる
そんなララの表情に理性を奪われそうになるリトだったが、出来るだけララの裸を見ないようにしながら
肩を引き離す
「と、とにかく!さっさと離れて…」
そう言ってリトが接合部から自身のモノを引き抜こうとすると、ララはリトの首に腕を回しそれを制する
「お、おいララ!」
「イヤっ!いやだよ、離れたくない!!」
「バカ、何勝手なこと言って…!」
必死で離れまいとするララをリトが引き離そうとする
すると、ララは目に溜めていた涙をぽろぽろと零しながらリトの胸に泣きつく
「やだよぉ…!やっと一つになれたのに…一人にしないで……!」
「ら…ララ…?」
いつもと様子の違うララに戸惑うリト
普段見慣れないララの涙に心を大きく揺さ振られる
(まさか…またコロット風邪?)
一瞬そう思ったリトだったが、以前ララがコロット風邪にかかった時とは症状が違う
あの時は恥じらいを表し奥手な女の子になったが、今回は逆に積極性が増している
体全体が火照っているようではあったが、熱があるわけではない
何か、ララの心の奥底に眠るものを見ているようにリトは感じた
「ララ…お前」
「リト…お願い…!私を全部あげるから、だから離れないで…ずっと傍にいさせて…!!」
――自分を全て捧げてまで共にいたい
そこまで言われてしまい、さすがのリトも理性を抑えるのに限界がきていた
ただでさえ挿入したままだというのに、抱き着かれこれほどまでに自分への想いをぶつけられてしまって
は、落ち着いていられる方がおかしい
「リトぉ…!」
「…」
上目遣いで見つめるララの唇に、そっとキスを落とす
一瞬目を見開くララだったが、リトが舌を侵入させるとそれに応えるように舌を絡ませる
「んふ…ちゅぅぅ…ちゅるっ…んんぅ」
初めて経験する舌を絡ませるキスに、リトは頭の中がとろけそうな良さに襲われる
絡み合う舌のぬるぬるとした感触が何とも言えない高揚感を生み出す
(ララの口…甘い…チョコ…?何でもいいけどやばい…めちゃくちゃ気持ちいい…!)
とろけるようなララの味に気が狂いそうになる
口の端からは唾液が垂れるが、そんなことはお構いなしに深く貪り合う
「くちゅ…ん…ちゅっちゅるる……くちゅぅぅ…」
呼吸をするのももどかしいほど夢中で求める
数分間互いの口を味わった後名残惜し気に唇を離すと、二人の間に銀色の糸が伝う
「りとぉ…♪」
「ララ…!」
未だ繋がったままの下半身は、キスですっかり怒張したリトのモノをララが締め付け、先程よりさらに圧
迫感を増していた
耐え切れずリトが腰を浮かすと、ララは切なげな喘ぎ声をあげる
「んぁっ…りと…!」
「はぁ…く、ララ、動いていいか…?」
返事を待たずに腰の運動を開始するリト
きつく締め上げるララのそこは、動く度極上の快楽をリトに与える
「ぅあ…やばいララ…オレまた…!」
「ぁ、ぁあんっ!来て、リト!中に欲しいの、リトのいっぱい欲しいのぉっ!!」
必死で腰を動かすリトの後ろでララが足を組み、決して離れないよう固定する
一瞬躊躇ったリトだったが、込み上げるものを抑えることはできず一気に達する
びゅっ、びゅるるるん
勢いよく発射された欲望はララの疼いて止まない膣を貫く
「あはぁァ…リト…気持ちいいよぉ…♪」
「ララぁ…っ!」
そのまま二、三度震えたあと、搾り取られたモノは元気を無くし引き抜かれる
「ぁ…ん……あふぅ…♪」
ララはまだ快感に浸っているようで時々ぴくっと痙攣しながら喘ぎを漏らしている
(疲れた…)
そう思って目を閉じるリト
このまま寝てしまおうか、と考えていると再び下半身に鋭い感覚が走る
「くっ…ァ、ララ…!?」
「だめ…もっと欲しいの…リト…」
「もっとって、もう…うぅっ!」
「こうしたら…きもちいい?」
シュッ… シュッ…
リトのモノをララの柔らかい手が包み、優しく上下に扱く
先程絶頂に達したばかりで何とも言えない感覚に襲われるが、とても初めてとは思えないララの指使いに
リトのモノはすぐに硬さを取り戻す
「ぁは…♪またおっきくなったね、リトの…」
「ば…か、やめ…!」
ララは抵抗するリトのモノをにちゅっと口づけると、上目遣いでリトを見る
「どうして…?さっきのリトとっても気持ち良さそうだったよ…?」
「そ、それはそうだけど…っ!」
「リトが私で感じてくれて…私すっごく嬉しいよ…!」
「っぁ…!ララっ…!」
リトを扱く手に力が篭る
それに敏感に反応するリトを見たあと、ララはリトのモノに口を近づける
「っ!?おい、何を…」
「もっと気持ち良くさせたいの…リト…大好きだから」
そしてモノを口に含むララ
膣内とはまた違ったその感覚に、リトのモノはまた大きさを増してゆく
「んふっ…リほ、まはおおひくなってふ…!」
「うぁ…ララぁ」
ララが喋ろうと口を動かす度、歯が、舌が、リトのモノを刺激する
耐え切れずリトから喘ぎが零れる
「ぁ…、く…ララっ…!」
「りト…かわいぃ…♪」
気持ち良さそうなリトの声に満足したララが舌の動きを開始する
裏筋を舐め上げ、雁に舌を沿わせるとそれだけでリトに電流のような快感が走る
「う…ララ、やばっ…そこ…!」
「こほがひいの?」
反応が大きかった部分を責め立てると、案の定リトの先端からは先走り液が滲み出る
それを綺麗に舐めとると喉の奥に流し込む
「ん…ぅ」
「は…ララ…!そこ…そこもっとして……!」
苦しそうな視線を送るリト
それを見たララに悪戯心が芽生える
「リト…イきたい…?」
「え…」
くりくりと先端を焦らされ、先走りが後から後から溢れ出る
「ぅ、ララ…やめてくれ…!」
「切なそうな顔もかわいい…♪」
舌をちろちろと触れさせ、袋を手で摩りその度にリトのモノから溢れる液を舐める
それを子供のように夢中になって繰り返すと、リトの体にも限界がやってくる
「ら、ララぁ…!イきたい…イかせて……!!」
「うん♪それじゃイかせたげるね」
リトの言葉を聞き、満足げに頬張ろうとする
しかしリトがそれを制止する
「待って…ララ」
「?リトぉ…?」
「オレ…またララの中に入れたいんだ…いいだろ?」
「リト…!」
目を丸くするララ
受け身だったリトが、自ら自分と一つになりたいと言ってくれた
初めて、自分を求めてくれた
あまりの嬉しさで、ララの瞳に涙が浮かぶ
「な…ララ!?」
「嬉しい…リト」
涙に濡れる顔をぎゅっとリトの胸に寄せるララ
そんなララの仕草がリトの心を撃ち抜く
(か…かわいい…!)
自分の胸に顔を埋めるララを優しく抱きしめる
頭を撫でると、ぴくっと震える
「ララ…顔上げろって…」
「ん…リト…」
薄く開いたララの唇に自分の唇を重ねる
さっきと同じように舌を入れ、内から優しくララをほぐしてゆく
舌を絡ませるとララの甘い吐息が口元から零れる
「ふぁ…ん」
左手で胸を揉み、右手は秘所に延ばす
指で触れるとくちゅくちゅと水音が響く
時々指を中に滑り込ませると、その度反射的に腰を左右にくねらせる
その反応が面白くて、リトは何度も何度も指を出し入れする
「いっ、ァ…んぅ!」
「可愛い…ララ」
ひとしきり反応を楽しんだあと秘所から手を離し自分のモノをそこに宛がう
と、そこでリトはあるものに気付く
(これ…血!?)
自分の右手を見ると、僅かに赤い液体が付着しているのがわかる
それは紛れも無くララの秘所から流れた血
「おまえ…初めてだったのか!?」
「ふぇ…?うん、そーだよ…?」
(初めてで襲うかよ!?)
そんなことを考えるリトに、ララが微笑みかける
「リトが初めての相手で幸せだよ…♪リト以外の人とはしたくないから…」
「ララ…」
初めてで少なからず痛かったであろうに、全くそんな素振りを見せなかったララ
彼女にとって初めての不安や恐怖など、リトと交われる喜びに比べれば些細なことでしかない
その喜びを心からの笑顔にしてみせるララが、リトにはとても愛おしく思えた
ララの受け止めたリトはその体をぎゅっと抱きしめる
「リト…?」
「ララ…オレ…」
リトの肩が震える。耳まで紅くなったリトの顔から何かを察したララはふっと笑って答える
「リト…来て」
「…うん」
くちゅっと音を立ててリトのモノが挿入されていく
ララの締め付けは衰えるどころかさらに強まり、リトを追い詰める
「く…ララ、きつ…い…っ!」
「ぁァあああ…!」
全て入り切ったところで一旦動きを止め、軽く触れるだけのキスを交わす
「動くぞ」
「…うん」
ゆっくり腰を前後に動かす
入れる度に幸福感に包まれ、引き抜く度寂しさが襲う。それを繰り返されララは気が狂いそうになる
「ふぁ、あ!リトっ、もう私…ヘンになっちゃ、うぅ!」
「く、は…もう、十分おかしくなってるだろ…?っへへ…」
「ひどっ…い、あ…はァ♪」
息も絶え絶えに腰を振るリトとララ
一旦動きを止めリトがララから引き抜くと、ララは切なそうな表情を向ける
「やァ…やめちゃ…やだぁ…!」
「心配すんなって…ここで止められるほど余裕ねーよ」
ふっと笑うと、リトはララを後ろから抱き抱えるような格好にして挿入を再開する
「んぁ…♪」
「ほら…こうすればよく見えるだろ?」
視線を下に向けると、リトとララの接合部分が露になっているのがわかる
二人の液が混じり合い絡み合うそこは泡立ち真っ白になっている
「なんか…恥ずかしいよ」
「そんなことねえって…ララすげー可愛い」
「ホント?」というララの視線に目で返したあと、リトは再び腰を動かす
ララの足を抱え上下運動をさせるとララの口から喘ぎが漏れる
「あ…あぁ…ん、はぁ…リト…!」
「ここも気持ちいいんだろ?」
接合部より少し上の部分にある小さな豆を摘むと、ララの反応は一層大きくなる
「や、ぁあん!そこ…そこはっだめぇ…!よすぎちゃ、う…っ!」
こりこりと擦る度跳びはねるララの喘ぎにリトの興奮も増してゆく
今日はもう二回もイっているのだが、それでもララの中で暴れる棒は硬さを失わない
ララの中は信じられないほどの良さでリトを締め付け、あっという間に射精感が込み上げる
「ら、ララ…オレそろそろ…!」
「わたしもっ…も、ダメぇ…ぁ、イく、ぁあっイクいくイくぅぅぅぅぁ!!」
大きく体をのけ反り絶頂を迎えるララ。リトもほぼ同時にララの中で果てる
接合部からは納まり切らなかったリトの精が溢れ出る
ララは押し寄せては引き、また押し寄せては引いていく快感の波に堪えるように体を硬直させ震えている
「ふぅぅ…ぁあ…んぅう…っぁ!」
しばらくしてからリトが自身を引き抜くと、二人の液が混ざり合った白濁の塊が流れ落ちる
それと同時にリトとララの意識も遠退いていく
「はぁ…リト、だい…好き…♪」
「ララ…オレ…………も……」
「ふわああ…」
柔らかな朝の陽射しにリトは目を覚ます
今日も気持ち良く一日が始まる、そう思い隣を見ると全裸で横たわるララの姿が
「なななななな!?」
ずざざざっと後退りし、昨日のことを思い出す
「お…オレ、ララと…!!」
やってしまった…!
もうこうなってしまった以上後に退くことはできない
曖昧にせずちゃんとララに自分の気持ちを伝えねば、そう思いララを起こす
「…ん?リトぉ?」
「お、起きたか!」
「えへへ、おはよーリト!あれ?なんで下に何も履いてないの?ていうか私昨日リトと一緒に寝たっけ?
」
…はい?
単に寝ぼけているのだろうか
ララは何事も無かったかのようにあっけらかんとしている
「いや、何でって…昨日ほら、な?」
「むー?昨日…?昨日は確かチョコ作ってて、味見したらなんかヘンになって…あ、そうだ!待っててリ
ト!」
「お、おいララ!」
そう言うと勢いよく部屋を飛び出し下へと降りていくララ
取り残されたリトは呆然とドアを見る
「…おぼえて…ないの…?」
しばらくして階段を上がってきたララは、片手に箱のような物を持っていた
「えへへ、バレンタインデーのチョコだよ!リトにあげる♪」
「バレンタイン…?そっか、そういえば今日は2月14日…」
「はいっ♪受け取って♪」
満面の笑みでチョコを差し出すララ
リトは先程のララの言葉がひっかかる
「なぁ…お前さっきこのチョコ味見しておかしくなったとか言わなかったか?」
「えー?ああうん、なんだか食べたら体があっつくなってね、そこから覚えてないの♪でも大丈夫だよ♪
♪」
「全然大丈夫じゃねーだろっ!!」
がっくりと肩を落とすリト
昨晩一つになった気持ちはチョコの力による幻だったのか
ララの本気の想いもチョコによって作られたもの…
自分と初めて交わった瞬間をララは覚えていない
その事がリトの胸を痛いほど締め付ける
「…どうしたの?嬉しくないの…?リト…」
「そうじゃないけど…そんな危ないチョコ食べれないだろ」
「えー、でも御門先生にちゃんと教えてもらって作ったんだけどなァ」
「…御門先生!?」
ギランとリトの目が光る
いくら先生とはいえ、純粋なララ(と自分)の気持ちを弄ぶなど許せるはずもない
「ララ、早く学校行くぞ!」
「えー、待ってよリトーっ!」
「ええ、確かに教えたわよ」
学校の保健室で、御門は表情を変えず淡々と話す
息巻くリトが御門に問い詰める
「やっぱり先生が犯人ですか!一体何入れさせたんですか!!」
「んー、催淫効果のあるホレ星の薬草よ♪犯人だなんてやーねぇ、ちょっとしたイタズラ心よ♪」
「イタズラって…」
「まさかララさんが食べちゃうなんてねェ、味見のことすっかり忘れてたわ♪」
はぁ…と呆れるように溜息をつくリト
この先生は一体何を考えているのだろうか
「でもね結城くん…勘違いしないで欲しいの」
「へ?何がですか?」
「あの薬草には人格を変える力があるわけじゃない、ってこと…誰しもが心の奥深くに眠らせている想いを呼び起こして、自分に素直に行動するようになるだけなの。
だからララさんが取った行動も、決して薬がさせたわけじゃないわ。ただ解き放ってあげただけ…わかるわね?」
「…つまり……?」
「ララさんもそうなる事を心の底で望んでたってことよ。普段からオープンな彼女にだって心に秘めてるものはあるのよ。女の子なんだからね」
「はぁ…」
どっちにしてもララが昨日のことを忘れているということに変わりはなく、リトのショックは大きかった
(…でもララの想いがウソじゃないって改めてわかっただけでもいいか)
くるりと出入口の方を向くと、二人の会話に全くついてこれず頭に?マークをたくさん浮かべたララの手を引いて歩き出す
「それじゃ先生、もう二度とこんなことはしないでくださいよ?」
「さァどうかしらねぇ?♪」
再び大きな溜息をつきながらリトはピシャッと勢いよくドアを閉める
「………」
怒ったように黙り込んで廊下を歩くリト
そんな様子を不思議に思ったララが尋ねる
「ねぇ、どうしたのリト?御門先生がどうかしたの?」
そこでリトはピタリと足を止めララを向き直る
「リト…?」
「ララ…ララは、オレの事…本当に、本気で、好き…なんだよな…?」
突然真剣な眼差しで問い掛けられ、戸惑うララ
だがすぐにそれは、少し恥ずかしそうに顔を赤らめた女の子の表情に変わる
「…うん…大好きだよ」
ドキン
再び感じた、ララの一途な想い
決心の固まったリトは、ララの手に肩を乗せ体を引き寄せ、唇にそっと口付ける
「…っリト!?」
「ララ…オレ……」
突然の出来事に何が何だかわからないといった様子のララに、リトはふっと微笑みを見せる
「オレも…お前のことが――」
これで終了です。やっぱムズイですね。
自分は純愛じゃないと気がすまない人なんで最後無理矢理くっついちまいましたが…
もうちょい上手く書けるように頑張ります。
566 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 01:21:00 ID:U337bd2+
GJ!
リトは春菜と結婚するべきだと思う。
意外と常識人だからな
571 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 18:48:25 ID:VdEdixPd
572 :
むに:2007/11/25(日) 19:31:19 ID:8aPJwZf+
投下します。
リト女体化ネタ続き。
頑張るぞと。
573 :
むに:2007/11/25(日) 19:32:54 ID:8aPJwZf+
「……(唖然)」
「……」
「ぁー……っと…………………………あ、そーいえば今日はスーパーの特売日だったな〜…」
「コラコラ、現実逃避すんな、我が妹」
だがそれも仕方の無い事ではないのだろうか?
なにしろ昨日まで『お兄ちゃん』だった人物がいきなり『お姉ちゃん』に変わっているのだから。
「リト…、なんか悪い物でも食べた?」
「お前の作ったモンが悪い物なら食ったが…」
『パコンッ!!』
「殴るよ?」
「……殴ってから言うな。しかもおたまで」
「………はぁ〜…、じゃあなんでそんな事になってんのよ〜…」
起きたばかりだというのに既にグッタリ疲れたような感じで美柑が尋ねる。
「そうだよ!一体なんでこんな事になってんだよ、ララ!!」
「えっ!?わっ私ぃ!?(焦)」
ここで矛先はララの方へ。
「そんな事私に言われたって分かんないよ〜!ていうか、なんで私に言うの〜!?」
「いや、とりあえずお前を疑っとけばほぼ100%間違いないから(今までの経験)」
「ヒドーーい!!私ホントに何にもやってないもん〜〜!!」
「まーまー、とりあえず二人共落ち着きなって」
ギャーギャー言い争う二人を冷静に宥める美柑。
ホント、年の割にはしっかりしている娘である。
「とにかく、いきなりこんな事になる訳無いんだから、まずは昨日の行動を振り返ってみましょう」
「「昨日の行動?」」
「そう。リト、昨日学校で起こった事片っ端から思い出してみて」
「あ、あぁ」
574 :
むに:2007/11/25(日) 19:35:19 ID:8aPJwZf+
という訳で、昨日の自分の行動を思い起こしてみる。
「えーっと、昨日は確か……」
「「ふんふん」」
「んーー……」
「「……」」
「……」
「「……」」
「…………………はぁ」
何故か遠い目をして明後日の方向を見て黄昏るリト。
いや、何故なのかは分かってるんだけどね。
「あれ?リトどーしたの?なんか急に元気無くなっちゃったけど…」
いやいや、あなたがその原因の一部ですから。
というツッコミが本来なら入ってるのだろうが、今のリトにはそんな余裕も気力も無かった。
「ほらほら、落ち込むのは後にして、なんか心当たりあった?」
そんな兄の心を知ってか知らずか、はたまたどーでもいいのか、先を促す妹。
「えーっと…、それでその後気分が悪くなったから保健室に行って………………………………ん!?」
ここでリトはピーンときた。
(そういえばあの時御門先生がくれた薬…。あれ飲んだ後だったよな、身体の調子がおかしくなったのは…)
「まさか……、アレか?」
「何か思い出したの?」
「オレちょっと出掛けてくるわ!」
「あっ、ちょっとリト!?」
――――――。
575 :
むに:2007/11/25(日) 19:40:22 ID:8aPJwZf+
御門先生宅――。
「先生ーー!!御門先生、起きてますかーー!?ちょっと聞きたい事あるんですけどーー!!」
『ドンドンドンドンッ!!』
扉を少し乱暴な感じで叩いて原因と思われる人物を大声で呼び出すリト。
ハッキリ言って近所迷惑の何者でもない。
『ガチャ』
「ふぁあぁ…はぅ…。あーはいはい、何ですかぁ?こんな朝早くから…」
「ぶっ!?」
眠たそうな感じで中から出てきた御門先生を見てリト悶絶。
それもそのはずだ。御門先生は下着姿(黒のTバック)に白衣を羽織っただけという、健康的にも極めてよろしくない格好で出てきたのだ。正直、目のやり場に困るどころか直視すら出来ない。
「せせせせせせ先生っ!!またなんつー格好で出てくるんスか!?///(慌)」
「え〜?でも私、寝る時はいつもコレよ?」
「それでもっ!!人前に出る時にはそれなりの格好ってモンがあるでしょうが!!」
「だっていちいち着替えるのもメンドくさいし〜。――って」
ここで御門先生、ようやく気付いた。
「えっと…………誰?」
「結城です。何故か女みたいな姿――というか女になってますけど」
「へっ!?」
御門先生、一瞬キョトンとするも…。
「…………ぁーそっかぁ、そうきたかぁ……。て事はやっぱりアレは…」
すぐに事情を理解したようだ。
「やっぱり!?て事は、やっぱり先生何か知ってるんスね!?」
「ぅーん……、とりあえず立ち話もなんだから中に入って頂戴。」
「はぁ…」
――――――。
「性別を強制的に変える薬ぃ!?」
「ええ、そうよ」
576 :
むに:2007/11/25(日) 19:42:26 ID:8aPJwZf+
御門邸のリビングにリトの声が響いた。
ちなみに御門先生、着替えは完了済み。
「なんでそんな訳の分かんない物作ったんスか?」
「とある人物に頼まれてね。名前は出せないけど、その人――」
『事ある毎に入れ替わってたんじゃ、いつまでたっても○○(自主規制)君と親密な関係になれないじゃない!!』
「――って言ってね。その問題を解決するために――。」
「あ、それ以上はいいです。大体解りましたから…」
頭を抱えて話を区切るリト
おそらくリトの頭の中にはとある『くしゃみをきっかけに性別が入れ替わる』人物が浮かんでいることだろう…。
「それで、その試作品を小ビンに入れて保管してたんだけど…」
「うっかり隣に置いてあった栄養剤と間違えて俺にその試作品を飲ませてしまったと…、そういう事スか?」
「そういう事♪」
「……………………………………………はぁ…」
なんか精神的疲労感が倍増したようだが、頑張ってリトは本題に入る事にした。
「で、コレ元に戻るんスか?」
「んー…、理論上はもう一度同じ薬を飲めば回り回って元に戻る筈なんだけど……。ただね…」
「ただ?」
「アレ結構、いろいろと特殊な成分を微妙な分量で調合してあるから、思いのほか時間がかかっちゃうのよ」
「………具体的には?」
577 :
むに:2007/11/25(日) 19:44:34 ID:8aPJwZf+
「その時の気温や湿度にも影響されるけど、早くても二週間――」
「二週間ーーー!?(驚)」
リトは思わず声を張り上げてしまった。
「オレ二週間もこのままなんスか!?」
「まぁ悪いとは思うけど、そればっかりは我慢してもらわなきゃ…」
「いやいや、学校の方はどうするんですか!?こんな姿で登校なんか出来る訳が――!!」
「あー分かった分かった。学校の方も私がなんとかしといてあげるから(汗)」
とりあえず落ち着きなさいとリトを宥める御門先生。
「………でもさ、結城君」
「はい?」
急に御門先生が神妙な面持ちになったので、何事かと思い真剣に話を聞こうと身構えるリト。
――が。
「別にそこまで必死になって元に戻る必要は無いんじゃない?」
「はあ!?」
いきなり何トンデモ発言ぶっこいてんだこの人は的な表情で目を見開くリト。
「だって結城君、女の子になってもビックリする位違和感がないんだもん。いっそのことこのままホントに女の子になっちゃえば?」
578 :
むに:2007/11/25(日) 19:46:32 ID:8aPJwZf+
「なんつー事言うんスかアンタは!?オレは男ですよ!!」
「そうは言うけどさ〜…」
そう言って御門先生、おもむろにリトに近づいて…。
「えい」
『むにゅ』
「あっ、ひゃんっ!?///」
いきなりリトの胸を揉みしだいた
更に――。
「むぅ…なかなか……、じゃこっちは……(小声)」
「あっ!ちょっ…ちょっとっセンセ…やぁっ!///」
腰・おしり・太ももなど、とにかくリトの身体を触りまくる御門先生。
そしてその行為に身体をよがらせ喘ぐリト。
端から見ると、かなり妖艶な雰囲気だ。
「やめーーーい!!///」
御門先生のフィンガーテクによって一瞬意識をトバされそうになったが、リトはなんとか先生の腕を払いのける事ができた。
「ふむ…、ララさん並のスタイル…。いや、僅かに結城君の方が上かも…(小声)」
「いいいいいいきなり何するんスか先生ー!?///」
「いや、結城君があまりにもエロ…じゃなくて、スタイルいい身体してるからつい♪」
「アンタはウチの母さんか――!!」
とツッコもうかと思ったリトだが、余計ややこしくなりそうなのであえて言わない。
579 :
むに:2007/11/25(日) 19:48:33 ID:8aPJwZf+
「にしても結城君、随分イイ声で鳴くのねぇ〜♪」
「あっ、あのですねぇ……///」
結城リト、最早疲労度MAX。
「とにかくっ、オレは元に戻りたいんでマジでお願いしますよ!」
「くすっ。はいはい、そんな心配しなくてもなるべく早く作ってあげるから。ね♪」
無邪気な笑顔でウィンクをして、リトにそう告げる御門先生。
ちょっとドキッとしたのは内緒だ。
「でもやっぱり女の子の方が何かと映えるし、何より面白――(小声)」
「却下です!!」
それだけ告げて、リトは御門邸を後にした――。
580 :
むに:2007/11/25(日) 19:52:13 ID:8aPJwZf+
投下終了です。
ヤバい、なんか長くなりそうな予感…。
次あたりはエロ要素が入るかも。
(´・д・`)ナノー
ほ
期待で待機
保守
待機で期待
〇月Х日 朝(自宅)
朝目を覚ますと横にララが裸で寝てた。最初の頃は普通に驚いていたものだが、こうも頻繁にやられると正直、『またか』という気持ちになるのは否めない。
現代社会、裸Yシャツというものに世の漢達が二つの意味でもえるのと同じように裸にシーツ一枚という格好にもえれない漢がいるだろうか、いやいない(反語)
おっと、俺としたことがついつい熱くなってしまったOK。KOOLだ、KOOLになれ結城リト
話を戻そう。たしかに、朝目を覚ましたらスタイル抜群の美少女が裸にシーツ一枚で寝ていると状況に遭遇した場合、健全な思春期真っ只中の男子高校生としては嬉し恥ずかしのイベントと呼べるのだろが、前に記したようにこうも頻繁にやられると、正直消化不良気味である。
何だかんだで見慣れてきたということもあって、本来絶叫するほどでもなくなってきているのだが、妹に枯れてるやら実はEDなんだろうと言われるのは癪なんで、いつもどおり大声で叫んでおいた。純情な少年を演ずるのもなかなか大変である。
―え〜と、どうしよう
まず、美柑の頭に浮かんだのはそれだった。
今日は日曜日であり折角だから家中を綺麗にしようと思い、掃除のために兄であるリトの部屋に入った際―リトはララに手を引っ張られ外に出掛けて行った―最近女性関係で騒がしい兄をからかうネタとなるものが何かないかと探して出てきた、表紙に
『よいこのにっきちょう』
と中央に大きく印刷されているノートを面白半分で読み始めたのが悲劇?の始まりだったのだろう
そして美柑が出した結論は
1見なかったことにしよう
→2もう少し読んでみる
以上です。いい作品が投下されるまでのツマミになればいいなと思います。
追記 最後に『続く…?』というのが抜けています(;^_^A
>>586 乙&GJ
書き方がかなり上手い思う
出来ればこの作品の続きか別作品でもいいので書いて欲しい
結局リトの黒日記を読んでいるのは誰?
って思ったけど美柑がリトの日記帳を見てたのか。
感想ありがとうございますm(__)m
出来しだいまた投下したいと思います
KOOLはいただけない。
リトの頭の悪さを表現してるんじゃないのか?>>KOOL
ひぐらしネタじゃねーの?
どうも、586を書いた者です。
KOOLはまんまひぐらしネタです。
二重書き込みすまん
>>598 orgじゃなくてorzどんな間違えだよ俺ww orz
保守
美柑は恐いもの見たさで次のページをめくり、読んでみた。
Х月□日 転入生
二学期始まりの朝のHRで転入生がいると担任である骨川―修学旅行でエレベーターを呼ぼうとして火災報知機を押した痴呆がかなり進んでいる爺さんのことだ―が言ったため少し期待したのたが、期待を裏切るかのように教室の中に入ってきたのは男だった。
そんな中、俺は「絶望した、転入イベントを野郎で潰した長〇見に絶望した」と叫びたかったが、電波のかわいそうな人とクラスメイトに思われるといろいろと面倒な事になりそうだったため、やめておいたが。
そもそも転入イベントというのは、マンネリ化してきた漫画に新しいキャラを投入することによって、主人公と恋愛フラグを立てて、恋愛模様をさらに複雑にしたりできる絶好のチャンスだというのに、それを無駄にしてどうするのか。
所詮、上の人間(原作者)が考えることは、下の人間(読者)には分からないということなのだろうか
いやそれにしても、ここの校長は一体何を考えているのだろうか。
転入生は美少女であるのは当然であり、野郎など問題外である。
まったく、エロ校長と呼ばれているのだから、ララを転入させたときみたいに、『可愛い女子なら転入を許可する』などこういう時ぐらい役に立ってほしいと思ったのだが、エロ校長に期待するだけ無駄という結論に至った。
正直、野郎のことなんぞ本来どうでもよく、わざわざ日記に書くほどでもないのだが、これには理由がある。
転入生―レン・エルシ・ジュエリアというらしい―はララと幼い頃結婚の約束していたらしく(ララ本人は約束云々ということより転入生の事を忘れていたが(笑))
そんなお約束を見せてくれた転入生に敬意を表して、今こうして日記に書いている。
そんな転入生曰く、
ララは俺に騙されてるとか、キミの結婚相手として誰が真にふさわしいのか気付かせてみせるなどの発言とともに何かと俺に突っ掛かってくるので、うっとうしいこの上なかったのだが、
そこは紳士である俺が大人な対応をし、ギスギスしたいやな空気にならないように懸命に努めたわけなのだが、
そんな俺の心遣いを気にすることないようにトイレに行こうとする俺についてきて転入生くんは
「では認めるか!? ボクの方が男らしいと!!」
とウザイことを聞いてきた。
「そういったことを聞く時点で男らしくないんじゃ、アホンダラ!!」と声を大にして言いたかったが、心の中でゆっくりと深呼吸してから、超投げやりに肯定してやったところ
「では、ララちゃんを忘れられるか!?」
と意味不明な事を聞いてきた。そのときの俺の顔は鏡があったら、さぞやマヌケに映っていただろう。
俺に人類の革新と呼ばれるような能力が備わっていれば、宇宙人である転入生くんと分かりあうことができ、
男らしいかどうか?→ララを忘れることができるか?
へ移行した支離滅裂な質問の真意を理解出来たのかも知れないが、残念ながらララと出会うまでは平凡とフレーズが似合う一般人としてはそんなのは不可能であり、俺の結論としては
『美形だが電波を受信した可哀想な宇宙人』
ということにしておいた。
なるほど、宇宙に進出しているだけあって、転入生くんは地球人の俺よりいろんな電波を受信しやすいのだろう。
そう思うと、俺は何とも言えない気持ちで転入生くんを見ていた。
「待ちたまえ、結城リト。ボクの質問に答えてもらっていないし……なにより、そのちょっとイタイ人を見るような視線でボクを見るのはやめたまえ!!」
……どうやら心の中で思っていたことが顔に出ていたらしく、そんな俺の視線に転入生くんは気付いたようだった。
世間(漫画の中)では純情な少年で通っている俺としては由々しき問題である。
なぜなら、長期連載漫画の漫画キャラにありがちな性格変更や、二枚目キャラが三枚目に成り下がるといったキャラ崩壊というのは、こういった1回の出来事を切っ掛けに始まるため、俺としてはこういった何気ない言動や表情に注意しているわけだが、
今回の事は迂闊と言うしかなく、重々反省すべき点であるが、それよりも問題なのは、それを転入生くんに見られてしまった事をどう対処するかである。
対策としてはいろんな方法が考えられるが、大人な俺としてはなるべく穏便に済ませたいと思ったんだが、
「黙っていないで何か言ったらどうだね、結城リト。今すぐララちゃんを騙していたことを謝り、ララちゃんを諦めるというのなら、ボクへの非礼を含めて許そう」
やっぱり子供な俺は強引な手段でいくことにした(ハート)
その後の事は特に書くほどでもないので省くことにする。
PS ワイシャツに付いてたらしく、美柑に指摘されたときは少し焦った(汗)
――あの時ワイシャツに付いた赤いやつて、ケッチャップじゃなくて、もしかして…
と美柑はそんなに昔のことじゃない出来事を思い返しそれを否定するかのように首を横に振り、次のページをめくった。
続きが出来たので投下しました。
感想や誤字脱字のツッコミなどお願いしますm(__)m
605 :
むに:2007/12/01(土) 21:28:53 ID:mO1hSGeu
投下します。
リト女体化ネタその3
エロ入らなかった…。
606 :
むに:2007/12/01(土) 21:32:09 ID:mO1hSGeu
――――――
「ねーねーリト〜♪」
「んー…?」
薬の説明やら今後しばらくどうするかやらセクハラを受けるやらで、気が付けばもうすっかりお昼過ぎ。
リビングのソファでぐてーっとなっているリトにララが近づいて来た。
「リト〜、ちょっとコレ着てみてくれない?」
そう言って、リトにその服を手渡した。
「……」
そして、その服を見て固まるリト。
「…………なぁララ…」
「ん?」
「コレ………、お前の服(ワンピース)だよな…?」
「うん、そだよ♪」
「何でオレがこんなの着なきゃなんねーんだよ!?」
「似合いそうだから♪」
サラリと言ってのけるララ。
「ね、ね、いいでしょいいでしょ?着てみてよリト〜♪」
「断る!!何で男のオレがこんな女物の服なんか――。」
「今のリト、女の子だよ?」
「ぐっ…(汗)」
言葉を詰まらすリト。
「そっ、そりゃあ身体の方は確かにそうなんだろうけど…(汗)」
「なら問題無いじゃん♪」
「大ありだろ!!見た目女でも中身は男のままなんだから!!」
「え〜〜!?別にいーじゃん、着てよ〜〜」
「イ・ヤ・だ・ね!!」
しつこく女物の服を着せようとするララを断固拒否しまくるリト。
607 :
むに:2007/12/01(土) 21:37:34 ID:mO1hSGeu
「むー、こーなったら…」
「え!?な……何だよ…?(汗)」
「実力行使ーーー!!」
「えっ!?ちょっ、ララ、やめ……キャーーー!!///」
ララは無理矢理リトの服を引っ剥がしに――。
「……………………………何やってんの?(汗)」
――かかろうとした所に偶然美柑が通りかかった。
「あっ、おい美柑!!ちょっとコイツ止めてくんないか!?オレに無理矢理――!!」
「あー、言わなくても大体解るから
。大方ララさんがリトに「似合いそうだから♪」って女の子の服を着せたがって、
それでリトが「見た目女でも中身は男なんだから!!」って頑なに拒んだにも関わらず、
ララさんがしびれを切らして強引にでも着せようとして服を引っ剥がそうとしたと――そんな所でしょ?」
驚異的洞察力。
「にしてもララさん…、なんか部屋でゴソゴソ服を引っ張り出してたから、なにやってんのかな〜と思ってたら…」
「え〜、だってリトなら絶対似合うって思ったし〜…」
「似合うと思ったからって、なにもワンピースなんか着せようとしなくたっていいじゃない」
「そうだよ!!オレは(今は女でも)一応男なんだぞ!!なのに何でお前の気まぐれの思い付きでワンピースなんか――!!」
「リトだったらこっちのフリフリの方が似合うに決まってんじゃん♪」
「そうそう!オレだったらそっちのフリフリの方が似合………………って、うぉおーーーい妹ぉぉー!!?(驚)」
妹の衝撃発言に、思わずノリツッコミをかます兄。
「ね、ね、美柑〜♪それだったらスカートはこっちの方が良くない?」
「え〜、でもこっちの色の方がカワイイでしょ?」
「あ……………あの〜………お二方……?(汗)」
608 :
むに:2007/12/01(土) 21:40:09 ID:mO1hSGeu
何時の間にか床に置いてあった大量の服(全て女物)の前で、何を着せようかときゃいきゃい騒ぐ女子二名。
そしてその光景を目の当たりにして少しボーゼンとする女子(男子)一名。
「……(大汗)」
そして少女――もとい、少年は一つの結論に達する…。
(…………逃げなければ。このままここにいたら…、オレの貞操と男としての尊厳が……!!(マジ焦))
尊厳なんて元からあったかどうかはいささか疑問に残る所だが、とにかくいろんな意味でピンチだという事に変わりはなかった。
リトは、二人に気付かれない様足音を殺してコソコソとこの場を立ち去ろうとした。
――が。
「どこ行くのリト?」
「逃げちゃダメだって『お姉ちゃん』♪」
『がしっ』
縮○でも使ったのか、何時の間にか二人に腕を捕まれていた。
「え………い…いや〜ホラ…、オレ宿題しなきゃいけな――(汗)」
「うちのクラス、宿題無かったハズだよ?」
「え…えー……っと…、あ!そーいえばセリーヌに水あげてな――(汗)」
「大丈夫だよ。あたしがあげといたから♪」
「……(大汗)」
「とゆー訳で――♪」
「こっちの服着てみてくんない?てゆーか、着せてみちゃってい〜い?」
「や……止め……(滝汗)」
「「それーー♪」」
「いやぁぁぁーーーーーーーーー!!!///(泣)」
もう完全にリトを陵じょ…もとい、着せ替える事しか頭に無い二人――。
そして、二人から必死になって逃げる事しか頭に無いリト――。
故に、結城家のインターホンが鳴っている事に誰も気付かないのであった――。
――――――
「出ないなぁ〜…」
結城家の玄関で、西連寺春菜は少し途方に暮れていた。
もう何回もインターホンを慣らしてるのに、誰も出てくる気配がないのだ。
609 :
むに:2007/12/01(土) 21:41:57 ID:mO1hSGeu
(結城くん…、ララさん…、居ないのかなぁ…)
折角近くまで寄ったから、以前ララがオススメと言っていたCD(マジカルキョーコのOPテーマ)を借りに来たのに――。
なにより、休日に想い人――リトに会えると思って来たのに――。
さっきまでドキドキしながら何回もインターホンを押すのを躊躇っていた自分が物凄く恥ずかしくなってきた。
(……………帰ろ)
しょんぼりと肩を落として、そこから立ち去ろうとしたその時――。
『いやぁぁぁーーーーーーーーー!!!///(泣)』
(えっ!?)
突然、中から悲鳴の様なものが聞こえてきた。
(今の声…、結城くん?)
それにしては、なんか若干声が高かった様なとも思ったが、さっきの悲鳴の衝撃の方が強かった為さほど気に止めず、春菜は恐る恐る玄関のドアに手を掛けた。
『ガチャ』
(開いてる…)
ゆっくりとドアを開け、そーっと中を覗き込んでみる。
「ゆ…結城く〜ん……、ララさ〜ん……」
気持ち大きめに二人の名前を呼んでみるが、返事はナシ。
代わりに――。
『うわぁ〜〜、………きいね〜……』
『ちょっ、バッ、コラッ………なって、あっ…!///』
なにやら妖しげな声が聞こえてきた…。
610 :
むに:2007/12/01(土) 21:43:30 ID:mO1hSGeu
更に…。
『ちょっ、オマッ、何やって…!?///』
『やっぱ…………から………とかなきゃ…』
『やっ、待っ……それは………キャーーー!!(泣)///』
「ゆっ、結城くんっ!?」
リトの悲鳴を聞いた瞬間、春菜はいてもたってもいられず、声がした方へ駆け出していた。
そして、リビングに飛び込んだその時…。
春菜は衝撃の光景を目の当たりにした――。
――――――
時間軸を戻してリトside――。
「はいはい、ちゃっちゃと脱いだ脱いだ〜♪」
「こ、コラ、止めろって!!そんな……!!///」
嫌がるリトの上着をララは無理矢理脱がし、シャツをまくし上げる。
その弾みで、リトの胸の豊満な膨らみが顔を出した。
「うわぁ〜〜、リトおっぱいおっきいね〜♪ちょっと触ってい〜い?」
言い切る前に既に触って――てゆうか、後ろからリトの胸を鷲掴みにして揉みしだくララ。
「ちょっ、バッ、コラッ、そんな…揉むなって、あっ…!///」
「あれ?リトもしかして感じてる?」
美柑がニヤニヤしながら聞いてくる。
「バッ!!そっ…そんなんじゃ…………ってうぉい!!///」
ここでリトは気付いた。
美柑が自分のズボンを脱がし、下着にまで手を掛けていることに――。
「ちょっ、オマッ、何やって…!?///」
「やっぱホラ、服だけじゃアレだから下着も女の子用にしとかなきゃ♪」
「わーバカバカ!!お前何考えて…!!///」
611 :
むに:2007/12/01(土) 21:45:02 ID:mO1hSGeu
しかし、美柑は聞いていない。もう完全に母方の血が覚醒したというか、何か別の使命に目覚めたというか…。
「やっ、待っ……それは………キャーーー!!(泣)///」
そして、リトの下着がゆっくりと降ろされ――。
「結城くんっ!!」
――かけた所に春菜乱入。
「結城くんっ!!大じょぅ………ぶ………」
「「「え……?」」」
『ピシッ!!』
――と、時が凍り付く音が確かに聞こえたと、後にリトは語る…。
「……」
「さ……さ…さ……さ………西連…寺……(汗)///」
「は……は……春菜…………さん……(汗)」
「あっ、春菜いらっしゃ〜い♪」
ララのノーテンキな声が響く中、春菜はフリーズした頭で頑張って今の状況を把握しようとした。
只今の状況――。
リト…何故か女の子になっている。
服が反脱ぎ状態。
ララ…後ろからリトの胸を鷲掴みにしている。
美柑…リトのズボンを降ろし、下着まて降ろそうとしている。
以上の事を踏まえた結果――。
「………………………………………………はぅ」
『バターーーーン!!』
「さっ、西連寺〜〜!?(慌)」
「わー春菜〜〜!?(慌)」
「春菜さん気を確かに〜〜!?(慌)」
着せ替えショー、一時中断――。
612 :
むに:2007/12/01(土) 21:50:32 ID:mO1hSGeu
投下終了です。
美柑の長ゼリフ…、長すぎて書き込めなかったから変な所で改行する羽目になってしまった…。
失敗……orz
リアルタイム、乙&GJ!!
614 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 22:05:38 ID:1DOgx4lY
(´・д・`)ナノー
てす
さぁ過疎って参りました
(´・д・`)ナノー
619 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 19:51:32 ID:lkB/ADt+
過疎ってるっ!
ヘイ!
過疎ってるっ!
ワオ!!
そういえばジャンプSQ.のポストカードの春菜、凄かったなー
620 :
むに:2007/12/06(木) 20:57:46 ID:9rpscWQw
投下します。
リト女体化ネタその4
621 :
むに:2007/12/06(木) 20:59:08 ID:9rpscWQw
――――――
「……と、いう訳なの」
「ぁ…ぁー…、それはそれは……(汗)」
なんとか意識を取り戻した春菜。美柑から一通りの事情を聞いてちょっと苦笑い。
まぁ、いきなりこんな話を聞かされたらリアクションに困るのも無理はないだろう。
ちなみにリトはというと――。
「しくしく…(泣)」
リビングの隅っこの方で、体育座りで床に『の』の字を書きながら泣いていた。
そらまあ、宇宙人と妹から『着せ替え』という名のセクハラ行為を受けた挙げ句、自分の好きな人にその現場と今の自分の姿を見られたのだから、泣きたくなるのは当然だろう。
「リト〜、元気出しなよ〜(困)」
「そうだよ、いつまでもいじけちゃって、男らしくないぞ〜(今女だけど)」
「てっ、てめーら…(怒)」
誰の所為でこんな事になってんだよと言いたくなったが、春菜の手前、グッと堪える。
「だ、大丈夫だよ結城くん。この事は誰にも言わないし、今見た事も頑張って忘れるから!(……自信ないけど)」
無論、そう簡単に忘れられる様な衝撃度ではないはずだが、これ以上リトを落ち込ませない様に気を使う春菜。ホントいい娘だ。
「うぅ……、ありがと、西連寺……(泣)」
そんな春菜を、うるうると目に涙を溜めながら、少し上目遣い気味に見つめるリト。
「ぅ……///」
その顔を見て、春菜はおもわず顔を赤く染めて眼を逸らしてしまった。
622 :
むに:2007/12/06(木) 21:00:40 ID:9rpscWQw
(か…可愛い……♪///)
しかし、その反応を見たリトは…。
(あ、あれ?春菜ちゃんに顔背けられちまった。オレなんかマズい事言ったか?それともやっぱりこの姿が見るに耐えないとか…(汗))
いつもの如く、状況を悪い方にばかり考えていた。
こんなんだからいつまで経ってもちっとも仲が進展しないのだ。
まぁ、それは春菜の方にも言えることなのだが…。
この二人…、一体何時になったら両想いということに気付くのだろうか…。
「ねーねーリト〜」
ここで唐突にララが…。
「ぅん?何だよ」
「もう元気になったよね?じゃあ早速コレ着よ♪」
「……」
……流石、相変わらずの空気ブレイカーっ振り。
なんの脈絡もなく話を強引に引き戻すという離れ業をやってのけた。
てゆーかこの娘、先程のやり取りに対して反省どころか悪気すら感じていないのでは?いや、きっと感じていない。(断言)
「……お前な、ホンッ気で怒るぞ(怒)」
もっともな意見。しかしララは…。
「大丈夫だよ。リトなら絶対似合うから♪」
もう何が何でも着せる気満々である。
「リト〜、もう観念したら〜?でないといつまでたっても終わんないわよ〜?」
ニヤニヤ顔で美柑便乗。
「て、てんめ…!」
流石にここは怒鳴ろうかと思ったリトだが…。
623 :
むに:2007/12/06(木) 21:02:14 ID:9rpscWQw
「春菜さんも見たいよね?♪」
「えっ!?わ、私ぃ!?(驚)」
ここで美柑が、話を春菜に振るというジョーカーを切ってきた。
「わ…、私……は…///」
「見たいよね?春菜♪」
「見たいよね?コレ着たリトの姿♪」
(くっ、ひ、卑怯な…(汗))
ここで春菜まで『見たい』と言い出したら、流石に断り切る自信が無い。
だがリトは信じていた。春菜ちゃんなら…、春菜ちゃんならきっとこの二人の陰謀を止めてくれるハズだと――。
「……………………………ララさん、美柑ちゃん」
「ん?」
「な、なに?」
やがて、短くも長い沈黙を破って春菜が口を開いた。
そしてその眼は、何か大きな決意を秘めた様な感じが見て取れた。
(春菜ちゃん…、分かってくれて…)
リトの心は歓喜に満ち溢れ、思わず泣きそうになった。
しかし――。
「ね………ネコミミも付けたら………もっと可愛いんじゃない…かな……?///」
(はっ、春菜ちゃーーーん!!?(泣))
希望が絶望に変わった瞬間だった…。
「あっ、それいいかも〜♪」
「流石春菜さん、いいセンスしてる〜♪」
逆に、完全に水を得た魚――いや、スターを得たマ○オ状態になった二人。
「とゆーワケでリト♪」
「早速着替えてみましょうか♪」
「……///(期待に満ちた眼差し)」
624 :
むに:2007/12/06(木) 21:07:50 ID:9rpscWQw
「……………………………もう好きにしてくれ」
そして、リトは全てを諦めた…。
と同時に、ほんの少しだけレンの『男らしく』にこだわる気持ちが理解できたという…。
――――――
「……」
「「……///」」
「きゃーー!!リトかわいい〜〜♪」
おもわずリトに抱き付くララ。
(こ…、これは…///)
(シャレになってないんじゃ…///)
そして、おもわず顔を赤らめ、リトから眼を逸らす美柑と春菜。
それだけ今のリトの姿は、全方位360゚オールレンジ攻撃すらも完封してしまう程隙が無く、見るもの全てを虜にしてしまうかのようなある意味凶悪なオーラを放っていた。
ちなみに今のリトの姿――。
ミニスカメイド服(母秘蔵)+ネコミミ&しっぽ(春菜のリクエスト)。
ただし、下着は男物(断固として死守した)。
「いや〜、やっぱり私の思った通り、物凄く似合ってるよリト♪」
「そんなのちっとも嬉しくねーよ〜…(泣)」
涙目+上目遣いの必殺コンボで三人を見つめ……じゃなくて睨むリト。
ハッキリ言って全然怖くない。むしろ余計に可愛さが増している。
「こんな姿、誰かに見られたらどーすんだよ〜…。オレ恥ずかしくて表歩けねーじゃねーかよ〜…(泣)」
「だだ、大丈夫だって。どうせ誰にもリトだって分かりゃしないって。……てゆーか、そんな眼で見ちゃダメだって…。なんてゆーか…、照れちゃうじゃん…///」
「照れちゃうのはこっちだっつーの!!」
「ご、ゴメンね結城くん…。わ、私達も少し調子に乗りすぎちゃったみたい…」
「うぅ〜…、さいれんじぃ〜…(泣)」
春菜の優しさに心打たれ、更に涙目で春菜を見つめるリト。
「……」
そして、何故か固まる春菜。
625 :
むに:2007/12/06(木) 21:09:54 ID:9rpscWQw
「?、西連寺?」
「……」
…………。
………。
……。
『ギュッ♪』
(えぇぇぇーーーーーーー!!?///(驚))
突然、春菜がリトを抱き締めた。
「さっ、さささささっささっさっさっさっ西連…寺ぃぃ!?///」
あまりの衝撃に呂律が上手く回らないリト。
「…………はっ!?///」
不意に我に返った春菜。顔が一気に茹で蛸状態になって、慌ててリトから手を離した。
「ごごごごごごごごごごごごめんなさいっ!!わわわわ私いいいい今一体何をぉぉ!!?///(慌)」
「いいいいいやいやいやこちらこそ(?)!!むしろ得した……いやそうじゃなくてっ!!!///(慌)」
お互い顔を真っ赤にして、全く意味の分からない弁明をしあう二人。
「はっ」
その様子を、やれやれと肩をすくめながら傍観する美柑。
「あっ、春菜ずる〜い。私もリトをギュッてする〜♪」
そして、場の雰囲気を全く読まず――いや読めず、二人の間に割って入るララ。
「ちょっ、コラ!抱き付いてくるなっつーの!///」
「え〜?いいじゃん、減るもんじゃあるまいし〜」
(オレの精神が磨り減ってんだっつーの!!)
とりあえず心の中で叫んでおいた。
「だって女の子のリトの身体、凄くふかふかしてんだもん♪男の子の身体もいいけど、こっちの方が抱き心地が良くて安心するってゆーか♪」
「特にこの辺が」と付け加えて、ララはリトの胸に顔をうずめて、すりすりと動かした。いわゆるぱふぱふ状態。
626 :
むに:2007/12/06(木) 21:11:22 ID:9rpscWQw
「あっ!ちょっ、おまっ、んっ…、やめろ…って…!///」
「ん〜…、おっきくてふかふか〜♪」
「……」
「春菜さん…、そんな口惜しそうに自分の胸見ない」
「えっ!?わっ、私は別に…///」
気恥ずかしさから、明後日の方向に眼を逸らす春菜。
「ね、ね、次はコレ着てみてリト〜♪」
「って、まだ何か着せる気か!?」
「トーゼン♪だってまだこんなに用意してあるんだよ?」
山積みになった様々なコスチュームを指差しながらにこやかに言うララ。
リトには、それが悪魔の笑みに見えた。デビルークなだけに。
「いやいやララさん?流石にこれ以上はオレも男としての沽券に……………………っておい、何やってるんだよ美柑」
「やっぱさぁ、女の子の服に男物の下着ってどう考えてもオカシイじゃん。だからその服に合う下着を――」
「選ばんでいい!!別にいいだろ、下着ぐらい――!」
「結城くんっ!」
「はっはいっ!」
「ぁ……あの…………その……………………………………き、記念に二、三枚撮っていいかな?///」
「マジで勘弁してください(土下座)」
この後も、延々と様々なコスプレをさせられ、開放されたのは日暮れ時だったという…。
その間、リトの体力と気力と男としてのプライドは完膚無きまでに搾り取られたとか…。
627 :
むに:2007/12/06(木) 21:13:58 ID:9rpscWQw
投下終了です。
後半中途半端だ…。
次こそは、エロ要素入るかな?
(´・д・`)ナノー
これはこれでありだ、とても面白かった!
GJ!!素晴らしすぎる出来栄えだ
つーかこの完成度、漫画の方のストーリーの原案だと言われたら多分信じるぞ
さすがにそれはない
保守
634 :
ソルゲム事件後1:2007/12/12(水) 20:18:02 ID:7IwptC9F
ソルゲムによる春菜・唯拉致事件の後、ララは唯を、リトは春菜をそれぞれの自宅に送り届ける事になった。
ガチャ…
「ただいま…」
「お、お邪魔します」
リトはガチガチに緊張しながら3度目となる(1度は犬としてではあるが)春菜の家に足を踏み入れた。
「…結城君、なにか飲む?」
「いや、そんな気使ってくれなくていいよ。俺は西連寺を送りにきただけだから」
「…うん」
リトの言葉に春菜の表情が曇る。
「…結城君、今日は…ありがとう。助けに来てくれて…」
「え…あ、あぁ。…でも俺はヤミについて行っただけだから。礼ならヤミとララに言ってやってよ」
「…でも、私は…結城君が来てくれたのが一番嬉しかったよ?」
春菜はそう言うと、頬を赤く染めてリトを見つめた。
「さ、西連寺?」
「前に…結城君の家に泊まった時にね、夜中に…結城君のお父さんを泥棒と勘違いしちゃった事があったでしょ?」
「あぁ…」
リトは頭の中でパジャマ姿の春菜と密着した事を思い出し、生唾を飲み込む。
「あの時に…『西連寺は俺が守る』って…結城君、言ってくれたよね?」
「…あ、あぁ」
「それで今日ね、私、誘拐されてもうダメなのかな?って思ってたところに結城君が来てくれて…あぁ、結城君、約束守ってくれたんだ…って…」
「い、いやぁ…ハハ…友達があんな目にあってたら助けるのは当たり前だって…」
リトは赤面しながら頭をかく。
「…あんな目…って?」
「ほら、スライムに足とかお尻をこう…弄ばれるっていうか…」
「………」
春菜はさらに顔を赤らめてうつむく。
「さ、西連寺?」
「は、恥ずかしい…結城君、あれを…見てたんだ?」
「ふ、不可抗力ってヤツだよ…西連寺達を探して保健室に行ったらたまたまあいつらの映像が流れて来て…」
「…うん。結城君の言う事なら…私、信じるよ」
「西連寺…」
「だって…私…ずっと前から結城君の事…好きだから」
「へ…?…西連寺、今、なんて?」
「私は結城君の事が好き…です」
「……」
リトは突然の告白に呆然と立ち尽くした。
635 :
ソルゲム事件後2:2007/12/13(木) 00:56:40 ID:eWvarDgH
春菜の突然の告白。
リトはそれを何度も頭の中で反芻した後、ゆっくりと切り出した。
「西連寺…俺が好きって…本当に?」
「本当だよ」
どこか色っぽさを増した春菜の微笑みにリトのドキドキは加速する。
「…じ、実は…俺も…俺も、西連寺の事が…好きだ」
「…ほんと?」
「…本当さ。俺の言う事なら信じるって、さっき西連寺言ったじゃん」
「……嬉しい」
春菜は目を潤ませながら、満面の笑みを浮かべる。
リトはその様子をしばらく眺めた後、春菜を抱き締めた。
「ゆ、結城君…」
「西連寺…キスするよ?」
「は…はい…」
春菜はすっと目を閉じると、少しだけ唇を突き出す。
リトは1分ほどかけてゆっくりと唇を近付け…春菜の唇を奪った。
「…西連寺の唇、柔らかい…もう一回、いい?」
「う…うん」
リトは今度はすんなりと唇を重ねた。
「…西連寺…俺…なんか…抑制利かなくなりそうだよ…」
「もう?…でも、結城君がそうしたいなら…私、いいよ?」
春菜はそう言うと、リトの身体を抱き返した。
リトは腰に回した手をゆっくりと春菜の尻に下ろし、スカートの上からその感触を確かめる。
「結城君…」
リトの手はさらに春菜のスカートの中、さらにショーツの中に入り込み、春菜のアナルに中指を入れた。
「あっ…」
リトが中指をくちょくちょと動かすと、春菜はさらに身体を震わせる。
「あぁっ…結城くぅん…」
「西連寺って、感じやすいんだね…」
リトは春菜のアナルから指を抜くと、ショーツの中を動いて春菜の前面に移動させる。
しょり…
リトが春菜の陰毛に触れた。
「結城君…そこはまだ、だっ…あぁっ…」
春菜が言い終わるより先に、リトは春菜の中に中指を入れた。
「西連寺、温かくて気持ちいいよ…。西連寺は俺の指、気持ちいい?」
「はっ…気持ち…いいよ…?結城…くぅん…」
「そっか…」
リトは喘ぐ春菜の唇をキスで塞ぐと、中指の動きを気持ち加速させた。
「ん…っ!んんーっ!」
春菜は身体をぴくんぴくんと震わせながら、リトとのキスをやめようとしない。そんな春菜の口内にリトは舌を差し込み、蹂躙する。
636 :
ソルゲム事件後3:2007/12/13(木) 00:57:16 ID:eWvarDgH
ちゅぷ
ちゃぷ…
「はぁ…はぁ…」
くちゅ…くちゅ…
「ん…っ」
ちゅぷ…ちょぷ…
ちょぷ…ちゅぷ…
「はぁ…はぁ…」
長時間にわたるディープキスと愛撫によって、春菜の締まった太ももには幾筋もの愛液が垂れる。
「西連寺…壁に手をついて?」
「…こ、こう?」
リトに尻を突き出す形になった春菜。スカートからはショーツが丸見えになっている。
「…結城君、この格好恥ずかしいよぉ…」
「大丈夫。優しくするから」
そう言いながら、リトは自分のズボンのファスナーを下ろし、春菜のショーツの入口部分を指で除けると、そこに性器を挿入した。
「ふぁっ…あっ…あぁっ…」
よく濡れた春菜の性器はリトの性器をリトの想像よりもすんなりと受け入れた。
「西連寺…動かすよ」
「うん…」
リトはきわめてゆっくりと春菜の膣内で動いてみせる。
「あっ…はぁんっ…あぁっ…」
春菜は悩ましくリトの動きに呼応するように声をあげる。
「西連寺…西連寺ぃっ…」
「あっ…あぁっ…結城く…んっ…」
「西連寺…あ…出、出るっ!」
ビュ、ビュルルッ!ビュルッ!
リトは春菜の膣内で果てた。
ザーッ…
「西連寺…」
「ん…結城君…あっ…」
汗やセックスの汚れを洗い落とすために入った風呂の中でも、リトは春菜に覆い被さっていた。
「西連寺…愛してる」
「私も…結城君の事愛してる…」
そして、2人はキスを交わし、そのまま2回戦に突入するのだった。
百合はおk?
来るもの拒まず
去るものは必死で引き止める
640 :
むに:2007/12/14(金) 19:36:44 ID:NSgZEIM1
はい、投下します。
リト女体化ネタその5
今回はエロ要素(みたいなもの)アリ。
641 :
むに:2007/12/14(金) 19:37:23 ID:NSgZEIM1
――――――
「……」
「返事が無い…、ただの屍の様だ…。」
「うるせーよ!!(怒)」
ガバッと起きて妹のセリフにツッコむリト。
「リト〜、お昼の事まだ怒ってるの〜?」
「まったく…、過ぎた事をいつまでも引きずっちゃって…」
「ぉ……お前らなぁ…(怒)」
メイド服に始まり、学校の制服・ナース服・婦警・くノ一・巫女さん・バニー・アニメやゲームキャラ等々、様々なコスプレを無理矢理させられて、リトは軽く自暴自棄気味になっていた。
まぁ、あれだけやられれば無理もないが…。
「そんな事よりも、早いトコ晩御飯食べちゃってよ。いつまでも片付かないじゃない」
「そ、そんな事って…(怒)……………まぁいい、こっちも食わなきゃやってらんねー気分だし…」
「うんっ、食べよ食べよ♪」
まだまだ言いたい事が山程あったリトだったが、とりあえず先に夕飯を済ます事にした。
――――――
「ふぃ〜…、食った食った♪」
642 :
むに:2007/12/14(金) 19:38:57 ID:NSgZEIM1
食べ終わった頃には、すっかりリトの機嫌は直っていた。
立ち直りが早いというか、単純馬鹿というか…。
「……なんだ?今物凄く不愉快な言葉が聞こえた様な…」
「リト〜、何ぶつぶつ言ってんの?」
「いや、なんでも…」
「お二人さん、もうお風呂沸いてるから入っちゃっていいよ」
「あぁ、分かった」
「あ、私背中流してあげるね♪」
「あぁ、そうだな。じゃあ頼…………………………………ってちょっと待てぇーーい!!!」
「ん?」
ララの嬉し恥ずかしビックリ発言に本日二度目のノリツッコミ。
「なぜさも当然の様にお前も一緒に入ろうとする!?」
「え〜、いいでしょ?たまにはリトと一緒におフロ入りたいよ〜」
「ダメだっての!!前にも言ったろ!?お……男と女が……い…一緒に風呂なんて……そんな……///」
「だから、今のリト女の子だって」
「ぅぐ……(汗)」
なんかデジャヴな展開。
「そーだよね〜。リト今は女の子なんだし問題無いんじゃない〜?うん、問題無し♪」
643 :
むに:2007/12/14(金) 19:41:49 ID:NSgZEIM1
「み、美柑てめ…!」
例によって美柑がニヤニヤしながら発破をかける。
「そーだよ。せっかくだからみんなで一緒に入ろーよ。その方が楽しいし♪」
「そーそー、ここはやっぱりみんなで一緒に………………………………ってみんなぁぁ!!!」
おっと、ここで美柑が流れを変えるノリツッコミ。
「ララララララララさんっ!?みみみみみみみみみみんなってああああああたしもぉ!!?///」
「そりゃそーだよ♪せっかくの機会だから、ここはみんなで『ハダカのツキアイ』ってやつを――。」
「あっ!そーいえば洗い物がいっぱいあったからララさんちょっと手伝ってくれないかなぁ!?」
「へ?」
「リト!後がツカえてるんだからさっさとお風呂入ってくる!!」
「おっおう!じゃ、先もらうな!」
「えぇっ!?ちょ、ちょっと!?(慌)」
「ほらララさんっ!早いトコ洗い物!」
「あ〜〜ん、リトぉ〜〜〜!(泣)」
かくして、美柑が機転を利かせた事により、リトへの二次災害(+美柑へのとばっちり)は防がれた――。
――――――
「まったくララの奴、いつも言ってるけどいい加減少しは恥じらいってモンを持てっつーの!そのおかげでこっちはいつも――」
脱衣場にて、ララへの日頃の不満を愚痴りながら、リトは着ている服を脱いでいく。
「大体アイツは――ん?」
ふと、壁にあった鏡が目に入った。
644 :
むに:2007/12/14(金) 19:43:56 ID:NSgZEIM1
「……」
そこに映るは、一糸纏っていない自分自身の『女の子』の身体…。
「……」
……………。
…………。
………。
『ボンッ!!』
不意に、リトの顔が真っ赤&デフォルメ化して、頭からケムリを出してその場に突っ伏してしまった。
「っ〜〜〜〜〜!!アホかオレはっ!!自分の身体に興奮してどーすんだよ!!///」
少し自分の――良く言えば『純情』、悪く言えば『ヘタレ』――さに自己嫌悪しながら、リトは浴室へと入っていった――。
――――――
『カポーン』
「はぁ〜〜〜、生き返る〜〜〜♪」
浴槽の中でう〜んと身体を伸ばしながら、ふとそんなオヤジくさい事を呟いてしまう。
今日、朝起きたらいきなり女の子になっていて、元に戻るのに約二週間かかると告げられ、その後軽くセクハラを受け、
家では居候の宇宙人と実の妹から陵辱紛いの強制コスプレを散々させられ、しかもその場を自分の想い人に目撃され、
なんかもう色々とボロボロのリトにとって今日初めての至福の時なのだから仕方ないと言えば仕方ない事なのかもしれないが…。
「しっかし…」
湯船に浸かりながら、まじまじと今の自分の身体を見るリト。
今日初めて、自分自身の身体(御門先生曰く、ララと同等のスタイル)をちゃんと見てみて…。
「………どっからどう見ても、間違い無く女の子だよな…、オレ……///」
改めて、今の自分の状況を確認したリト。
「……って事は、春菜ちゃんと同じ身体をしてる訳で……///」
そして、頭の中で『自分と同じ身体』をしている春菜の身体を想像――。
「―――っていかんいかんいかん!!なに考えてんだよオレはぁ!!///」
――しかけたが、激しく頭を振って直ぐにさっきの想像(未遂)を振り払う。
645 :
むに:2007/12/14(金) 19:45:51 ID:NSgZEIM1
「…………はぁ…。とにかく、さっさと身体洗って出よ。ララが乗り込んでくる前に」
という訳で、身体を洗うためにリトは浴槽を出た――。
――――――
タオルにボディーソープをたっぷり付けて、全身をくまなく洗――。
「……///」
――おうとしたリトだったが、不意に手が止まった。
全身を洗う―――即ち…、『女の子の特徴』二カ所に触れねばならないという事に気付いたからだ。
「し…仕方ないよな……、洗わない訳には……い…いかないし……。てゆーか、これは自分の身体なんだから……問題は…無いハズ……いや問題無い…し…///」
一体誰に対して言い訳してるのだろうか?
「………………と……とりあえず腕から…///」
そして問題を後回しという、大して意味のない行動を取った純情(ヘタレ?)なリトだった――。
――――――
そんなこんなで、全身いい感じに泡まみれになったが…。
「ゃ……やっぱ…………洗わなきゃマズい……よな…。いやっ、つーか問題は無いんだよ!何故ならこれはオレの身体なんだし!///」
だから誰に対して言い訳してるのかは知らないが、残すは問題の場所のみとなっていた。
「よ……よし…、それじゃ……し……失礼しま〜す……///」
リトは意を決して、意味の分からない詫びの言葉と共に、恐る恐る自分の胸の膨らみにタオルを伸ばした。
「ん……///」
触れた瞬間、不意にリトから甘い声が洩れる。
「ぁ……洗うだけだからな……、洗うだけ…///」
意味不明の言い訳を続けながら、リトは丹念に自分の胸をゴシゴシと洗い始めた。
「んっ…、んふぅ……///」
タオルが胸を擦る度に、リトは甘い声を出し続ける。
それほど大きい声では無い筈だが、浴室の密閉空間に音が反響して、思っている以上に自分の声が大きく聞こえてしまう。
それに加えて、不意に眼を瞑って洗っているものだから、余計感度が増してしまっている様であった。
646 :
むに:2007/12/14(金) 19:47:29 ID:NSgZEIM1
「ぁ……はぁ………、あっ……乳首…勃って…///」
ふと、タオルを持っていない方の手で、ピンピンになった自分の乳首を摘んでみる。
「あ…!ぁはぁ……///」
さっきよりも僅かに高い声が出てしまって、リトは一瞬我に返った。
(……って何やってんだよオレは…。こ……こんな事……///)
しかし、頭で考えている事とは裏腹に、リトの手は止まらない。むしろ、タオルの擦り方と乳首の摘み方は余計強くなっていっている。
そして、リトは気付いた。
(な……なんか…、あ………アソコ……が…///)
恐る恐る、手を下腹部の方へ持って行き、自分の『女の子』の部分にそっと触れた。
(ぬ………濡れて……る……///)
この時点で、既にリトは頭はボーッとのぼせたみたいに真っ白になって、思考回路がまともに働いていなかった。それ故…。
「……ココも…、ちゃんと洗わなきゃ…///」
そういう考えもあったのかもしれないが、それ以上にリトは更なる快楽を求めているように見える。
タオルを胸からゆっくりと滑らせ、今度は局部をゴシゴシと擦り始めた。
「ふぁあ…!はぁ……あ……///」
今までで一番の嬌声を上げたが、今度はそんなのを気にしない。
いや、初めて体験する『女の子の快感』にすっかり呑まれ、もっと感じたいと思う気持ちの方が強すぎて、声を気にしてる余裕が無いと言った方が正しい。
「はっ……あっ……は………な……膣も……洗わなきゃ……///」
気が付けば、何時の間にかタオルを手放し、直に秘裂に触れていたリト。
ソロソロと割れ目の方へ中指を伸ばし、ゆっくりとその中に挿れた。
「ひぁあっ!!はぁあっ……///」
リトが指を動かす度、秘裂からクチュクチュ聞こえる厭らしい音と喘ぎ声が浴室内に響き、愛液が指を伝って止め処なく溢れて出てくる。
その事がリトをより興奮させ、胸をさらに強く揉みし抱き、秘裂に挿れた指を動かすスピードを上げていく。
「あっ!ふぁあぁっ!はっ!ぁあっ!やっ!な…なんか……なんか来…!///」
そして、リトに限界が訪れて…。
「はぁあっ!あっ!や…やば……、も………限か――!///」
647 :
むに:2007/12/14(金) 19:50:48 ID:NSgZEIM1
『リートーー!!』
「ひゃっ、ひゃいぃぃっ!!!///(驚)」
不意にララから扉越しに呼ばれて、リトは一気に我に返り、おもわず声が裏返ってしまった。
『あれ?どーかしたのリト?』
「なななな何でもねーぞ!!そそそれよりどーした、なんか用か!?///(焦)」
『あ、うん。あのね、御門センセからお電話だよ〜』
「御門先生から?分かった、すぐ行く」
『は〜〜〜い』
それだけ告げて、ララは脱衣場から出て行った。
……………。
…………。
………。
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜……///」
そしてリトは、安堵感から盛大な溜め息をついて、全身の力が一気に抜けた。
「……てゆーか、何やってんだよオレは…///」
同時に、先程の自分の自慰行為に自己嫌悪を感じていた。
「……………出よ…」
そう呟いて、リトは頭から思いっきり冷水を浴びて浴室を後にした――。
――――――
「御門センセ、何て?」
「ああ、『明日朝一に私の所に来てくれ』ってさ。手続きとか色々あるからって」
「手続きって何の?」
「さぁ…?まぁ、行ってみればわかるだろ。そーゆー訳でオレはもう寝る」
「えっ、もう!?私リトとゲームで遊びたかったのに〜」
648 :
むに:2007/12/14(金) 19:52:24 ID:NSgZEIM1
「今日はもう疲れたの、いろんな意味で。また今度な」
「う、うん…」
「じゃ、おやすみ」
「うん、おやすみ〜」
そう告げて、リトは自分の部屋へ――。
(はぁ〜…、何か一ヶ月分の疲労を一日で使い切ったって感じ…。こんな調子で明日からどーなんのかな〜…。オレマジで死ぬかも…(汗))
そんな昨日と同じような事を考えながら、リトは眠りについた…。
こうして、リトの女の子生活の恐ろしく長かった初日がようやく幕を下ろした――。
649 :
むに:2007/12/14(金) 19:55:36 ID:NSgZEIM1
投下終了です。
やっぱエロって書くの難しい…(汗)
とりあえず、これで第一部(みたいなもの)が終了
次回から学校行きます。
これは期待せざるを得ない、実にわくわくしますなーw
保守
>>649 GJ!
ところでヤミ金さんはどこにいってしまったんでしょう
誰もいないはずの昼休みの屋上
だがそこに二つの影があった
辺りをキョロキョロと見回しながら、人がいないことを確認すると屋上と階段を繋ぐドアのついた建物の陰に隠れる
そして一方の影、少年が待ち切れない様子で口を開く
「さ、ララ…早くしてくれよ…もう我慢できないんだ」
「クスッ…えっちだね、リト…」
「仕方ないだろ…?ララのこと考えてたら、どうしても収まらなくなっちまったんだから…」
「うれしい…すぐに気持ち良くしてあげるね……♪」
そう言うと、ララはリトの制服のズボンに手をかけ、チャックを下ろし始める
すでにトランクスの上からでもわかるほどリトのモノは膨れ上がっており、快感を求めびくびくと脈打っていた
「わ…リト、もうおっきくなってる…!」
「頼むララ…はやく、はやく気持ち良くしてくれ…!」
「うん…♪」
苦しそうに懇願するリトのモノを、ララはトランクスの上からそっと摩る
するとそれだけでリトのモノはびくっと震えさらに大きさを増す
「すごく苦しそう…私ももう我慢できないよ…!」
「ララ……う…っ!」
ララはトランクスの穴に手を入れると、リトのモノを直接手で取り出した
トランクス越しに感じるそれとは明らかに違う感覚に、リトは息を詰める
「おっきいよリト…こんなの口に入るかな?」
「入るさ…ララの口だってエロいだろ?」
「ばか……んちゅ、ちゅう…ちゅるっ…」
リトの言葉に顔を赤くしながら、ララはそそり立つ肉棒に舌を沿わせ根本から舐め上げてゆく
裏筋を舐められ、その快楽にリトは苦悶の表情を浮かべる
「うぁ…ララ、あ…っ!」
「かわいい…リト…♪」
雁の部分をねっとりと舐め続けると、先端からは早くも先走りの液が漏れ始める
それを見たララは気を良くし、今度は根本にある袋の片方に舌を沿わせもう片方を左手で優しく揉み上げる
右手は硬くなった肉棒をしっかりと握りしめ、ゆっくりと上下に動かす
「ぁ…ララ、きもちいい……く…っ!」
「もっと良くしてあげるね…」
うっとりと笑みを浮かべると、ララの舌はリトのモノを下から上へと這っていき先端にたどり着く
一番敏感な部分を生暖かい感触が包み、リトの身体がびくんと震える
「くぁ、ララ…!」
「待ってて…今食べてあげるから…♪」
舌を沿わせたまま、ララは口を開けリトのモノを口内へと導いていく
傷つけないよう、歯を立てないよう慎重に飲み込んでいき、根本まで頬張ると頭を上下に激しく揺さ振る
その度ヌルヌルした舌や内壁が肉棒と擦れ、リトに極上の快感を与える
堪らずリトはララの頭を手で掴むが、ララはお構いなしに運動を続ける
「ララ…ララ!もっと激しく…!」
「んぶぅ…じゅるぅぅ、ん…んんぅ!」
言われるがまま、さらに激しく舌と頭を動かすララ
込み上げる射精感に必死で堪えながら、ララの頭を撫でる
「はぁ、ララ……可愛いよララ…!最高だ…!」
「ん…りろ、イキたかったらイッていひよ…?」
「ああ、さすがに…そろそろげんか、い…!」
溢れ出るカウパーを舌で器用に舐めながらさらに動きを早くすると、リトのモノはびくびくと震えララに限界を伝える
「うあぁっ、ララっ!出る……っっ!」
「ひーよ…れんぶらひて……」
言うが早いか、リトのモノはララの口の中でどくどくと脈打ちながら大量の精子を吐き出してゆく
自分でする時などとは比べものにならない量のそれは、ララへの想いとともに注がれてゆく
ララはそれを一滴残らず逃すまいと、口から溢れた分も舌で舐めとり喉の奥に流し込む
そして再びリトのモノに口を付け、中に残った分も残らず吸い出し綺麗に掃除を済ませる
「ん…すごくおいしい、リトの…」
「はぁ…はぁ……、ララ…!」
満足げに笑みを浮かべるララの頬にリトがそっと手を添えると、ララは上目遣いでリトを見つめニッコリと笑う
「どうだった?リト」
「…最高だった」
それだけ言うと、リトはララの顔を引き寄せ唇を重ねる
零れるララの吐息を飲み込むように、舌を侵入させ歯列をなぞり ララの舌に絡ませる
先程までリトを犯していた口内は、今度は逆にリトによって犯されていく
その感覚にララは身を震わせながら興奮していた
「リト…んちゅ、りろぉ…っ!」
「ちゅる…、ララ…!」
リトはララの制服のスカートに右手を滑り込ませると、パンツの上からララの秘密の部分をなぞる
するとそこはすでに湿り気を帯び、摩る度染みが広がりを増してゆく
「ララ…もう濡れてんじゃん…?」
「だ、って…リトが…!リトが気持ち良さそうなの見てたら、私も感じちゃったんだもん…」
「とか言って、ホントはここに来る前から濡らしてたりして…」
「違う、もん…ひぁっ!」
パンツを履いたままのそこに指を軽く突き入れてみる
するとララは甘い声をあげぴくんと身体をよじらせる
「きもちいい?ララ」
「あふぅ…いいょぉ、リトぉ…!もっと、もっとして、ね?」
快楽に表情を歪めながら言うララに、リトはニヤリと笑いながらララのそこを指先でくちゅくちゅと弄る
ララはリトの肩を掴みながら、決定的な快感を与えられないもどかしさに腰をくねらせていた
「ゃあ、リト…!ちゃんとしてよぉ…っ!」
「ちゃんとって?具体的に言わないとわかんないんだけど」
「ぃじわる……お願い、お願いだから直接触って…!変になっちゃうよ……!」
「ん、よく言えました」
ララの頼みを受けたリトは、パンツをずらし直接愛液のの溢れ出るそこに指を添わす
するとそこはくちゅくちゅと音を立て、摩る度にララの口からはとろけそうな甘い甘い喘ぎが零れる
「ぁ…♪ぁぁん♪きもひいぃ…もっとぉ……!ひぁん♪」
「ララエロすぎ…!もうココ大洪水だぞ…」
リトが触れるそこはララの愛液で溢れ返り、触れるだけでくちゅくちゅと激しい水音が発せられる
その音はララの中で羞恥心とともに快楽を増大させていき、リトの指の動きに合わせ激しく腰を震わせる程になっていた
「あぁっ…ぁあン♪りとぉ、りとぉっ♪」
(まだ指を入れてもいないのに…これで入れたらどうなるんだろ?)
好奇心とララの乱れる姿をもっと見たいという欲望から、リトはララの秘所に指を滑り込ませる
愛の蜜が湧き出るそこは滑りがよく、簡単にリトの指を受け入れる
リトの指がララの内壁に触れた瞬間、ララは大きく身体をのけ反らし一気に絶頂へと上り詰める
その瞬間に、想いが涙と喘ぎと大量の蜜になってララから溢れ出す
「ふぁぁ、ぁっあんっ!あっあっあぁん♪」
「うわ…すげ…!」
太腿を伝い流れ出る大量の愛液とララのあられもない姿に、リトの芯が再び疼きだす
肉棒は硬さを取り戻し、ララの目の前で脈打つ
「…ぁ?リと…またぉっきくなっちゃったんだ…♪んちゅぅ…るる」
イッたばかりで焦点が定まらないララだったが、それでもそそり立つリトのモノを見ると身体が動いてしまう
意識せずともララの身体はすっかりリトの虜になっていた
そしてそれはリトも同様、ララ無しでは堪えられない。心も身体もララを求め熱くなる
「ララっ、オレもう…!」
「入れたいんでしょ…?ここに…」
そう言ってララは欲望に満ちた肉壷の入り口を自らの手で開きリトに見せる
ゴクリと唾を飲み込むと、リトは吸い寄せられるようにララのそこに自分の熱い想いの塊を宛てがう
「ララ…いいよな…?」
「来て…!リトにめちゃくちゃにしてほしいの…!」
一気に貫く。ずるるる、と音を立てながらリトのモノはララの中を突き進み一瞬で最奥までたどり着く
「かは、ぁ…!リト……っ!」
「ら…ラ……!」
ララの中は無数のヒダが包み、それ以上ない最高の快楽を生み出す
何度身体を重ねても、リトはこの瞬間が堪らなく幸せだった
自分と愛するララが一つになるこの感覚は、何度味わっても決して飽きることはない
「はぁ、ララ…動くぞ…!」
ずりゅ、ずりゅ…!
「ぁ、あん…!リト、あぁっ!リト、りとぉっ……!」
リトが腰を動かす度、粘膜が擦れ合い快感が生まれる
その快感がもっと欲しくて、ただひたすらに腰を振る
ララもリトの動きに合わせるように腰を浮かせ前後に動かし、挿入をさらに深めるようにする
「ララ…すげ、いいよ…中、きもちいい…!」
「あん、わたし…も…!リトのい、ぃよぉ…!もっと…もっと……ぉ…っ!!」
想いを重ねるように、両手を取り合う
リトはララの身体を抱き起こし、涙に濡れる唇に自分の唇を重ね舌を入れる
ララはリトの後ろで脚を組み、離さないようしっかりと抑える
二人の他には誰もいない屋上に、ただいやらしい水音と甘い喘ぎが響き渡る
それが興奮を煽り、快楽を増してゆく
すでに二人の身体は限界が近づいていた
「ララ…っ、オレ、そろそろ…!」
「私もっ、もう…っ!」
もう一度唇を重ね、堅く抱きしめ合う
瞬間、二人はほぼ同時に達した
リトの肉棒からは先程出したばかりとは思えない程の量の欲望が飛び出し、ララの膣内を真っ白に染め上げる
ララは自分の中を貫く熱い感覚に、腰をびくびくと震わせる
「あ…あ…!リトのが中に…いっぱい、出てるよぉ…♪あっつくて…きもひいぃ………♪」
「はぁ…ララ…」
お腹の中が満たされていく感覚に身を震わせるララの様子を、リトはただ見つめる
いやらしくてエッチで淫らなハズなのに、今のララの表情が、身体が、とても美しく見えた
いてもたってもいられず、リトは目の前で乱れるその身体を抱きしめる
「リトぉ……すっごく、きもちよかったよ………♪」
「ああ…オレもだ…やっぱり最高だよ、ララ」
「えへへ…だぁい好き、リト♪」
再び唇を重ね合う二人
二人だけのこの時間が幸せで堪らない
この至福の時を終わらせるなど勿体ないと思った
「…なぁ、ララ。昼休みとっくに終わってるけど…」
「え?あっ、ホントだね。…どうしよっか?」
「なんかもうメンドくさいし…もっかいやらないか?たまには…いいだろ?」
「え〜?……うん、リトがいいなら…♪」
「へへっ。ララ…」
「リト、んぅ……っ!」
もう一度身体を重ね合うリトとララ
結局、この日屋上での行為は放課後まで延々と続けられたという
『まったく…こちらの身にもなってほしいものですね』
ペケのぼやきは夢中で愛し合う二人の耳には届かない
おわり
勢いで書いたけどどうしてもエロくならない…
リトとララはなんやかんやで付き合ってる設定
リトハーレムが読みたいな
凛中心で書いてみた
SS書くのは殆どはじめてなんで至らないことがあったらすみません
昼休みの保健室。
学業に心身ともに真面目に取り組んだ者が、体に不調を覚えたり、
怪我をした時に行き着く聖地。もっとも、養護教諭・御門涼子の、
妖艶な美貌を求める下心を持った者、どうしても抗えない眠気に勝てず、
仮病を使ってまで聖域を侵そうとする者――など。
本来の用途から脱線したことに使用されることも多いこの場所の
現在の使用目的は、御門涼子本人の人となりを頼ってきた生徒の行動ゆえであった。
「最近、おかしいのです。体の調子というか」
「珍しいわね、健康優良児な貴女が」
本人は、不調であると主張している。
本日の利用客は、既に様々な制約から解放される華の十八歳、三年生の九条凛である。
きっちりと切り揃えられ、結い上げられたポニーテールの髪は、生真面目な
彼女の性格を体現していると言っていい。
プリーツの乱れぬミニスカートから伸びる脚はカモシカのように健康的で、
白く繊細、だがしっかりと体を支える力強さ、そして柔らかな女の魅力の目覚めを見せる。
背もたれのない丸椅子でもぴんと伸びた背筋は、さながら、
今は絶滅しかけている大和撫子、そして強い意志を秘めたサムライめいていた。
「……そんなに肩肘張らなくてもいいわよ。私のほうが緊張しちゃうわ」
「すいません、こういうことには不慣れで」
申し訳なさそうに頭を垂れた、そんな実直な凛に、御門は苦笑した。
――ことの経緯はこうである。
ふとしたことから、凛は奇妙な動悸を感じるようになった。
「胸が……なんというか、こう…。
言葉では表しにくいのですが……むらむらするんです」
「その言い方は、人前では使ってはだめよ?」
無論、健全な肉体に健全な精神、という古臭い考えの凛は、
普段から確りとした生活リズム、食生活、運動を心がけている。
休日を利用し病院にも行ったというか、病気といったものは見当たらない。
「九条さん、いつもその…むらむらしているわけではないんでしょ?」
「はい。何か、むらむらくるのは」
ただの欲求不満じゃないかしら。
そう突っ込みたい御門だったが、真剣な凛の表情に口を噤んだ。
その凛も何かを考え込み、なぜか下唇を噛み、
桜色の柔らかな唇が歯型を消すころ、ようやく言葉を発した。
「……ある人が、異性と接していると……決まって。
胸がおかしくなるんです。むらむら…します」
顔を何故か赤くし、どうにか声を絞り出した凛。
なるほど……と、逆に御門は深い納得をしめす。これはある意味の病だ。
恋という名の。そして、嫉妬という疾患だろう。
「ふむ。受験を控えた三年生には致命的な悩みね。
わかったわ、あなたの病気が」
「本当ですか!?」
「ええ、ずばり」
単純に恋であることを指摘したつもりだったが、凛の表情は驚愕の後、
焦燥と寂寥、困惑が入り混じったような混沌としたものとなった。
そして、立ち上がって御門に向かい叫んだ。
「そんなこと、有り得ませんっ!!」
まるで打ち込みの怒号のように、普段は抑えられた声が響いた。
面でも打たれるのかと錯覚した御門は、屈強な宇宙人どもとの付き合いの経験の上で
思わず顔を両手でガードしてしまう。
そんな気迫に感動しながら手をほどくと、御門は不思議げにまばたきをしながら、
真っ赤な顔で肩を上下させている凛を見上げ、問うた。
「どうして?」
目まで潤ませてしまった凛。ここまで取り乱す彼女はある意味貴重だ。
「だって―――」
「珍しいですわね。凛が保健室に、だなんて」
「ご安心ください。凛が戻るまで、この綾が沙姫様の身の回りのお世話を!」
「昼休みの間だけでしょう、大げさですわ、綾。
…それにしても不思議ですこと。凛の健康診断の結果は至って正常だった筈ですけれど」
「あれ?ご存知なんですか?」
「わたくしは理事長の娘ですわ。書類閲覧くらい……」
教室。
いつも従えている二人の女子生徒の片割れが一時的に欠員していると、
どうにも違和感を感じてしまう沙姫は、いつも通りに食は進んでいたものの、
そんな独り言からはじまる会話がまかり通るほどには異常事態になっていた。
そして言いかけた言葉は、扉を開いた浮かない様子の欠けた部品、
学校生活での身辺警護、および世話を引き受ける凛の帰還で中断した。
凛の身長体重の話まで行きかけたからである。
「申し訳ありません、沙姫様…………私は…」
「どうしましたの凛。何か魂が抜け出ていてよ」
「ま、まさかまた結城君に何かされたのですか!?」
「いえ、そんなことは…………」
顔面蒼白であった。
いったい保健室で何があったのか、沙姫と綾は顔を合わせる。
主従関係でありながら、気の置けない友人でもある三人は妙な連帯感で繋がっている。
だからこそ、一人がぶれれば三角形がぶれる。
何かをぶつぶつ呟きながら、葛篭のような弁当箱を取り出している凛は、
今にも魂が天国へ旅立ってしまいそうな虚ろな様子であった。
「……いただきます」
「凛、醤油はごはんに直接かけるものではありませんわ!」
「ああっ、梅干を先に食べてしまうなんて!凛らしくありません!」
「異常」を確信した沙姫の独断で、凛は強制的に自宅へと帰された。
そして放課後、沙姫と綾は必然的に保健室へと乗り込む。
「あら、天条院さんに藤崎さん。今日は偶然が」
「ちょっと貴女!いったい凛に何をしましたの!?」
いきなりの指差し豪語。教師よりも権限を持っている沙姫の言動には、
もう慣れたものだったので、御門は苦笑して伸びをした。
沙姫の背後には、せいいっぱい顔を引き締めようと奮闘する眼鏡の少女、
綾の姿があり、ほほえましさに胸がむらむら、じゃなかった、温まる。
一日の疲れと乳房の重みのせいでこった肩をほぐすため伸びをしながら、
「九条さんのことね?」
「わかっているなら話は早いですわ。正直にお話しなさい!」
「隠し立てすると、ただではおきませんよ!」
「別に何も。恋の相談をされただけよ」
「「は?」」
微笑とともにあっさり返した御門に、目を丸くする二人。
「こい?」
「そう。恋よ」
「凛が?」
「そう。九条さんが」
「誰に?」
「それは言えないわ。プライバシーだもの」
「私はザスティン様が好きなことを公言していますわ」
「そこまでアピールしているのは貴女とララさんくらいだと思うわ」
女同士の暫しの問答の後、沙姫と綾はようやく納得をして、
肩透かしと安堵の二律背反の想いを抱きながらも保健室を後にした。
一人残された御門は、本日分の業務を思い起こしながらも、
遠ざかるふたつの足音が消えたあたりで、携帯電話を操作し、メールを送信する。
程なくして保健室の窓がノックされ、御門はやわらかい表情のまま窓を開ける。
その来訪者は制服を着ていないが、可憐な風貌の少女であった。
「何の御用ですか、Dr.ミカド」
「来てくれて嬉しいわ、ヤミちゃん。ひとつ頼みたいことがあって…」
―――宇宙人同士が密約を交わしている頃、沙姫と綾は学校の敷地を出たところであった。
「ああ、凛も初恋を経験するなんて……わたくしも嬉しいですわ。
大人になった気分を感じますわね…綾、恋はいいものですわよ。
最も、私のように最高の相手と巡り合うのは難しいでしょうけど!オホホホホ…!」
「はあ……でも、誰なんでしょうね。凛が好きになる人って」
恋愛未経験の綾は、少し沙姫を羨ましそうな目で見ながらも、疑問を呈する。
「そうですわね。結城リトは除外しておくとして…軽薄なのが気に入りませんが、
弄光君かしら…」
「弄光君みたいなタイプは凛が苦手とする人ですし…あ、結城君と同級生のレン君とか」
「はっ!?まさか凛もザスティン様に!?」
「それはどうかと……」
「綾。貴女何かザスティン様に文句でも?」
「い、いえ、滅相もありません!」
ジト目の沙姫、残像を残すほどに首を横に振る綾。
慣れ親しんだ光景に一人欠ける。お互いそれが少し寂しかった。
「まあいいですわ。綾、気をつけて帰るんですのよ」
「はい、沙姫様。また明日お会いしましょう」
と、送迎用のベンツに乗り込んだ沙姫と、微笑む綾は挨拶を交わした。
――恋。
と、綾は復唱していたが、彼女は沙姫に尽くすことを心情としている。
微妙に鈍い自分はそれが精一杯なのだ。
だから出来るだけ健康に。出来れば沙姫のように人助けが出来るほど強くなりたい…と。
夕刻の街中で、ぼんやりとそんなことを考えながら、綾はいつもの通学路を歩いていた。
今日は人が少ない。ほとんど誰ともすれ違わない。
そんなとき、車道と歩道の区別のない小さい道のむこうに、久しくみた人影がたっていた。
「あなたは……?」
夕焼けを背に立つその影は、小柄で可憐な少女であった。
眩い金髪と暖色の瞳、黒いドレス。堂々と立つ姿は有無を言わさぬ迫力があった。
見覚えがある。ララやリトとよくつるみ、学校でも時折見かける、生徒ではない少女…確か。
「ヤミ……さん?」
「3-B、藤崎綾さんですね」
鈴鳴りのような声とともに、ヤミが一歩踏み出る。
綾の眼鏡の奥の瞳はすっかりおびえ切ってしまっていた。
どう見ても年下の少女にあっさり根負けしてしまうのは、生来のいじめられっ子気質のせいか。
「申し訳ありませんが……ここで、眠っていただきます」
「え………」
少女の言葉に固まった瞬間、首に痛みを感じると同時に、綾の体が前へ傾斜していく。
視界の端に美しい金髪を焼き付けて。
どうやら人助けが出来るほど強くなれる日は遠いようだった。
……髪の毛のトランスにより作られた手刀で、当身をしたのだ。
乙女の柔肌に傷をつけないように、しっかりと綾の体を支えるヤミ。
眼鏡は地面に落ちてしまい、繊細な文学少女然とした風貌の寝顔を覗き込む。
金髪のカーテンに隠されたその顔をじっと見ながら、ヤミはドレスのポケットから、
錠剤の詰まった小さな小瓶を取り出した――。
本日はこれにて
次はエロの予定
いいよ、次も楽しみだ
現在481KB
>>667 書き忘れた。
GJ! 続き期待しちゃうからな
保守
672 :
むに:2007/12/20(木) 21:32:56 ID:pzz3PKKk
投下します。
リト女体化ネタその6
今回からタイトル付きます。
673 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:35:05 ID:pzz3PKKk
――――――
「ん……ぅ〜ん……」
窓から射し込む日の光を受け、結城リトは目を覚ました。
「むぅ……朝か…」
そしてリトは、ベッドから起き上が――。
(あれ?)
――ろうとしたが出来なかった。
それどころか、まるで身体が何かに押さえつけられているかの様に、動くことさえできなかった。
(………って)
ふとリトは気付いた。
自分の身体に何か柔らかいものが当たってる事に。
(まさか…(汗))
恐る恐る、横目でチラリと隣を見てみると…。
「すぅ…すぅ………んみゅ〜……リトぉ〜…♪」
最早お約束といってもいいかの如く、ララが裸で抱き付いて寝ていた。
(……)
……………。
…………。
………。
「ぬあぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!///」
これもお約束といっても過言ではない、リト朝一の絶叫。
「ララまたかよ!!オレのベッドで寝るなっていつも言ってるだろ!!しかも裸でよぉ!!///」
「ムニャムニャ…………えへへ……もう食べられないよ〜……」
「コラァ!!古典的な寝言言ってないでさっさと起きろぉ!!(怒)」
リトの怒鳴り声で、ようやくララは目を覚ました。
「ん…う〜ん…、あ、リトおはよぉ〜…♪」
「『おはよぉ〜』じゃねーっつーの!!お前何回言ったら分かんだよ、毎度毎度よぉ!!///」
「え〜、だってリトと一緒に寝たかったんだもん〜」
674 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:36:34 ID:pzz3PKKk
いつも通りのやり取りを交わすいつも通りの結城家の朝の光景――。
だが、一つだけいつも通りじゃない点があった。
それは――。
「それに、リトの女の子の身体って柔らかいし、いつもよりスッゴくあったかいんだもん♪」
そう――。
このララのセリフから解る通り、リトは今、身体が『女の子』になってしまっているのだ。
(何故こんな事になっているのか、詳細は3スレ548にて)
「おかげで今日はいつもの三倍はぐっすり眠れたよ♪」
「人を安眠抱き枕みたいに言うな!つーか、早いトコ服着ろっての!!///」
「でもペケまだ寝て「叩き起こせぇ!!!(怒)」」
まあ…、何はともあれ…。
リトの女の子生活二日目の始まりである――。
――――――
彩南高校――。
まだ朝も早いので、あまり人影を見かけない。
部活の朝練をしている生徒は何人か見かけたが、練習に集中している為こちらの『男子の制服を着た女子』を気にする者は誰もいない。
そんな中を、リトは真っ直ぐ御門先生が待つ保健室へと向かった。
『ガラッ』
「おはようございま〜す」
軽く挨拶しながら保健室のドアを開ける。
「ふわぁ〜…ぁふ…、あら結城君、おはよう。待ってたわよ」
大きな欠伸をしながら『全然寝たりません』的な感じで、御門先生が挨拶を返す。
「眠そうっスね、先生」
「本来ならこの時間帯はまだ寝てんのよ?それなのに、はふ…、こんな朝一番から学校に来る事になるなんて思いもよらなかったわ。」
「いやいや、あなたが原因作ったんだからちゃんと責任持って下さいよ」
「や〜ね〜、悪いと思ってるからこうして頑張って早起きしてきたんでしょうが♪」
手をヒラヒラさせて笑顔でそう言う御門先生。
675 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:40:49 ID:pzz3PKKk
「とりあえず結城君、まずはコレに着替えて頂戴」
そう言って、リトにその服が入った手提げ袋を手渡す。
「……」
そして、その袋の中を見て固まるリト。
てゆーか、このシーン昨日もあったような…。
「………………先生」
「ん?」
「何スか、コレ?」
「見て分からない?」
「………女子の制服にしか見えませんが…」
「分かってるじゃないの」
「………オレにコレを着ろと?」
「ええ」
「何故!?」
「女の子が男子の制服着て授業受ける訳にはいかないでしょ?」
「……」
「……」
「……ちなみに拒否権は――。」
「あると思う?」
「……」
「なんなら先生が着替えさせてあげましょうか〜?」
手をワキワキさせて、怪しげな笑顔でそんな事を言う御門先生。
「……(汗)」
……………。
…………。
………。
「はぁ〜……、分かりましたよ、着ますよ…。着ればいいんでしょ、着れば…」
676 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:42:49 ID:pzz3PKKk
これ以上の抵抗は無駄だと悟ったのか、リトはあっさりと承諾した――。
――――――。
「ほっほ〜う、似合うとは思ってはいたけどまさかこれほどとは」
「……///」
女子の制服を着たリトを見て、素直に感心する御門先生。
「ホント、なんかずっと前からいるみたいな雰囲気がする位完璧な着こなしね。とても今日初めて着たとは思えないわ」
「そりゃあ…、まぁ…(汗)///」
「昨日、コレ含めて色々と着せられましたから」とは口が裂けても言えない。
言ったらこの人の事だ。また何か良からぬ事を企んでくるだろう。いや、企んでくるに決まってる。(断言)
「でも結城君…」
「はい?」
「どうして下着は付けてないの?」
「い、いいじゃないですか。下着位付けてなくても///」
「まぁ確かに、ブラはしてない娘は結構いるけど、流石にショーツの方は…」
「そっ、そこは体操着の短パンでも穿いて誤魔化しますからっ!そ、そんな事よりも早く本題に入りましょうよ!HR始まっちゃいますよ!?」
HRまでまだ一時間近くあるのだが、これ以上このネタで引っ張られたくないので先を促すリト。
「あ、待って待って。せっかくだから記念に一枚――♪」
「本・題・に・入・り・ま・し・ょ・う!!(怒)」
「む〜、結城君のいけず〜」
デジカメ片手にちょっと拗ねる御門先生。
「……まぁいいわ。ちょっと残念だけど、これ以上時間を掛けるのもアレだし…」
という訳で、いざ本題へ――。
「とりあえず学校側には、『結城君は事情があって二週間程学校に来れなくなった』、『その間、短期編入生として別の子を代理で通わせてほしい』とだけ言っておいたから」
「はぁ…、その事情って?」
「そこは自分で考えなさいな。私も流石にそこまでは面倒見切れないわよ」
「そう言われても…、何かこう、アドバイス的なものを――。」
677 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:45:36 ID:pzz3PKKk
「そうね〜…、例えば『日本全国のメイド喫茶、完全制覇の旅に出た』とか♪」
「自分で考えます(キッパリ)」
返事するまで0.01秒。
「あらそう?残念♪」
とても残念そうには見えない。
「でもよくそんな説明で学校側があっさり納得しましたね…」
「ああ、それ?いえね、さっきの説明と昨日こっそり隠し撮りした結城君の写真を校長先生に見せたら――。」
(親指立ててとてもスバラシイ笑顔で)
『なんだかよく分からんけどカワイイからOK♪』
「――だってさ♪」
「……………………まぁそんなトコだろうと思ってはいましたけどね、あのエロ校長なら…(汗)」
故に、これ以上何も言う気が起きないリト。
「さぁ、早いトコ編入手続き済ませちゃいましょう♪それで担任の先生にも挨拶に行かなきゃ」
「あ〜い」
という事で、二人は職員室へと向かった――。
「ところで先生、何時オレの写真を隠し撮りしたんスか?」
「禁則事項です♪」
――――――
一方、教室――。
『ガラッ』
「おはよ〜」
今日も元気一杯で教室に入るララ。
「あ、ララさんおはよう」
「おぃーすララちぃ」
「ララちぃおっはー」
春菜と、その友達の籾岡里沙と沢田未央が返事を返す。
「……ってアレ?ララちぃ、結城は?」
ここで籾岡が、いつも一緒にいる筈のリトがいない事に気付いた。
678 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:47:35 ID:pzz3PKKk
「え、えーっと…(汗)」
実は、リトが家を出る前…。
『いいかララ、オレが女になったなんて誰にもバラすんじゃねーぞ!特に籾岡と沢田と猿山には!!』
――と、ララに釘を刺していたのだ。
リト曰わく、
『普通こんな話信じてもらえないだろうが、宇宙人や幽霊が存在している位だからそれくらいあっても不思議では無い。
バレたらこの三人の事だから、きっとろくでもない事を仕掛けてくるに違いない。絶対に。
特に猿山辺りは『親友』というポジションを傘に立てて、アレコレセクハラ行為を仕掛けてくるに決まっている。200%間違いなく!』らしい…。
………随分信用の無い親友である。
「ゆ、結城くん昨日から用事でどこかに出かけてるんだよ。だよね、ララさん?(汗)」
なんとなく事情を察したのか、見かねた春菜が助け船を出す。
「へ?あぁうんうん、そーそー。どんな用事かは知らないけど、それで二週間位学校に来れないってさ(汗)」
「「ふーん…」」
冷や汗一杯で返答し、なんとか誤魔化す事に成功。
「でも春菜。何で結城が昨日からいないって知ってるの?」
「え゛っ!(汗)///」
沢田のツッコミに対して、不意に顔を赤らめる春菜。
「あぁ。だって春菜、昨日ウチに来たもん♪」
「ちょっ、ラ、ララさんっ!!///」
「え〜なになに〜?もしかして春菜、休みの日に結城に会いたいが為に――。」
籾岡がニヤニヤ含み笑いをしながら尋ねる。
「ちちちち違うよぉ!!きき、昨日はララさんからCDを借りようと思って行っただけで、決して結城くんに会いたいとかそんな事は全然まったくこれっぽっちも――!!///」
本心を知られたくないからか、必要以上に必死なって誤魔化そうとする春菜。
リトが見たら、間違いなくヘコむであろう光景である。
『ガラッ!』
「うぉーい、大変だー!!」
突然、猿山が慌てふためきながら教室に入ってきた。
「え、何々?どーしたの猿山?」
「またしょーもない企画でも思い付いた?」
「ちげーよ!!(怒)」
籾岡と沢田の茶化しを一蹴して、猿山が興奮気味に喋り出す。
679 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:50:56 ID:pzz3PKKk
「今日、このクラスに転入生が入るんだってさ!!しかもそいつ女だ!!」
『なにぃーーーー!!!!』
クラスの男共が一斉に声を上げる。
「猿山っ!!その話マジか!?」
「マジもマジ、大マジだ!!さっき御門先生と一緒に骨川先生に挨拶してたからな!!」
「なっなあ!!その女って可愛かったか!?」
「それが後ろを向いてたから顔の方は見えなかったけど…、ただ!!」
『ただ!?』
「オレの見立てではその娘………、ララちゃんにも引けを取らない身体をしているっ!!!」
『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』
男共は一斉に雄叫びを上げた。
「はぁ〜…、ウチの男共ってどーしてこう…」
籾岡が呆れた声で呟く。
「でも転入生ってどんな娘なんだろうね〜」
「うん、なんか楽しみだね〜♪」
沢田と、何故かララまでその『転入生』の話題に花を咲かす。
「ラ、ララさん、ララさん(小声)」
「ん?」
「あの…、その転入生って、結城くんの事じゃ無いの?(小声)」
「ぇええっ!!そうなのぉ!?(驚)」
「ラ、ララさん……(汗)」
ララの天然ボケに、春菜苦笑い。
680 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:54:07 ID:pzz3PKKk
『キーンコーンカーンコーン――』
そして、始業のチャイムが鳴った――。
――――――
「え〜それでわぁ、ワシが呼んだら入ってきてくだふぁい」
「は、はい…」
そう言って、骨川先生は教室の中へ…。
(うぅ〜…、なんか緊張する〜…)
リトはソワソワ落ち着かない感じで、呼ばれるのを待つ。
『え〜まず最初に〜、結城君が一身上の都合で二週間程学校に来れなくなりまひたぁ〜』
そう言った途端、教室内がざわつく。
『せ、先生。結城くん何か怪我でもしたんですか!?』
少し慌てた感じで、古手川唯が質問する。
『いやぁ、ワシもそこんトコは詳しく知らなんで…』
『し、知らないって、知らないって何ですか!?普通そういう事情諸々は把握しておくものじゃ無いんですか!?』
『ワ、ワシはただそれだけ聞かされただけで――(慌)』
(まぁ、確かに普通はそうだよな…(汗))
唯と先生の言い争いを聞きながら苦笑いを浮かべるリト。
(にしても…、古手川、もしかして心配してくれてるのかな…)
その事が少し嬉しくて、リトは思わず顔がほころんだ。
『先生っ!!そんな事よりも転入生の娘を紹介して下さい!!』
『そーですよ!!結城の事なんかどーでもいいから早く転入生をぉ!!』
(そっ、そんな事!!?)
だが、猿山及びクラスの男共の心無い発言にカチンときて、表情を一変させる。
(今言った奴…、元に戻ったらブッ飛ばす!(怒))
拳をワナワナ震わせながら、心の中でそう誓うリト。
682 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:57:00 ID:pzz3PKKk
『おぉ、そうじゃった。ではその転入生を――』
『ちょっ、先生!まだ話は――!』
『まーまー唯っち。いくら結城の事が気になるからってそんな必死になんなくても』
籾岡がニヤニヤしながら茶化す。
『んなっ!!何言ってんの籾岡さん!!わっ、私は別に結城くんの事なんか――///』
顔を真っ赤にして全力否定する唯。
『ほ、ホラ先生っ!!一時限目始まっちゃいますから早いトコその転入生を紹介して下さいっ!!』
そして、誤魔化しから先を促す。
(何もそこまで力一杯否定しなくても…(泣))
その一方で、さっきの唯の発言に軽くヘコむリト。
『え〜それででふね〜、結城君のいない間、代理という形でこのクラスに短期の編入生が入りまふ』
『短期ぃ!?ずっとじゃないんスか!?』
『別にいいよ、結城なんかずっといなくても!!その娘代わりに入れようぜ、代わりによぉ!!』
(……)
『ブッ飛ばす』んじゃなくて『ブッ殺す』にしとこうか…。
――と、再度心に誓う今日は表情百面相なリトだった。
『………先生、気にせず先を進めて下さい』
こめかみをピクつかせながら唯が先を促す。
『それでわぁ、どうぞ入ってきてくだふぁい』
(――っと、呼ばれた)
さっきまで考えていた事を振り払い、教室のドアに手を掛ける。
(よし…、行くか)
そして、ゆっくりとドアを開けた――。
『ガラッ』
「ど、どうも〜…」
精一杯の愛想笑いを浮かべながら教室に入る。
『……』
途端に、教室内が静まり返った…。
683 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 21:59:42 ID:pzz3PKKk
(って、アレ?リアクション無し?(汗))
予想外の雰囲気に戸惑っていると…。
「あの〜、自己紹介を…」
「え?あぁ、はい!(慌)」
先生に先を促され、慌てて自己紹介を始める。
「えっと……、初めまして…。今日から二週間程、リトの代わりにこの学校に通う事になりました――」
一呼吸置いて、そして…。
「結城零紋(レモン)といいます。短い間ですが、よろしくお願いします。」
そう言って、深々と頭を下げた。
『……』
……………。
…………。
………。
(………………………………………アレ?(汗))
教室内、ノーリアクション。
(な、何だ?もしかして…もうバレたとか!?(焦))
心の中で焦るレモンことリト。
「あ…、あの〜……(汗)」
恐る恐る訪ねようとしてみると…。
『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』
「ひぃっ!!?(驚)」
突然男共が雄叫びを上げ、思わずビクッと仰け反るリト。
684 :
結城零紋の受難:2007/12/20(木) 22:01:13 ID:pzz3PKKk
「むっ、ムチャクチャ可愛いーーー!!!」
「ララちゃん以来の超極上級の美少女だーーー!!!」
「うぅ…、このクラスで良かった…(泣)」
「ぁ………、ぁははは……(汗)」
男共の様々なリアクションに軽くドン引きなリト。
「ハイハイ、質問ー!!」
勢いよく猿山が手を挙げる。
「レモンちゃんは名字がリトの奴と同じなんだけど、アイツとどんな関係なの!?」
いきなり名前の方で呼ばれて『ちょっと馴れ馴れし過ぎやしないか?』とも思ったが、とりあえず質問に答えておく。
「え、えっと……、一応……イトコになるのかな…?(汗)」
『イトコ!!!』
打ち合わせでもしていたかのように声を揃えて復唱する男共。
「何だよリトの奴!!こんな可愛いイトコがいたなんて聞いてねーぞ!!(怒)」
「なんでアイツばっかり女が寄ってくるんだよ、しかも美少女限定で!!(怒)」
「チキショー、少しはこっちにも回せってんだよ!!(怒)」
普段思っているリトへの不満を爆発させる男共。
「レモンちゃん!!もしかしてレモンちゃんも結城の奴が――!!」
「え゛っ!?い、いや、あの、オレ…じゃなくて、ボクは別にそんな――(汗)」
『しかもボクっ娘くわぁぁぁ――――!!!!(狂)』
男共、更にテンションUP。
(……(大汗))
リトは思った…。
今まで気付かなかったが、いや、薄々は気付いていたのだが…。
いやいや、気付いてはいたんだけど認めたくなかったというか、改めて再確認したというか…。
(このクラス…、変な奴ばっか!!(大汗))
もっとも、その『変な奴』に自分は含まれているのかどうかは定かではない…。
ま、とにもかくにも…。
『結城梨斗』改め『結城零紋』の受難の学校生活が始まった――。
685 :
むに:2007/12/20(木) 22:03:52 ID:pzz3PKKk
投下終了です。
長くなったけど、何とか入りきった〜♪
でも後半やっつけ気味…(汗)
『代理』の部分には誰もツッコミ入れないのなw いなくなった生徒の代理ってなんなんだろうw
突っ込みも何も誰もまだ感想書いてない
いや、登場キャラの誰もって意味
497KBってギリギリじゃねえかw
早急に次スレ…って既に立ってたか
GJ! GJ!
意味の無い保守
残り3kb
保守のみで3kつぶそうぜww
保守
保守
埋め保守
あと2kb保守
保守でどこまでいけるか
t
701 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:43:28 ID:aSgqLja1
次のレスでまた会おうぜみんな
702 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:46:13 ID:aSgqLja1
おまんこーー!
クリスマスネタか……
t
o
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V
E
R
S
A
G
A
I
N
719 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14:43:26 ID:aSgqLja1
おまんこ
720 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14:44:23 ID:aSgqLja1
とらぶる アゲイン
また埋まらんのか