LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ 【2回戦】

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1名無しさん@ピンキー
LIAR GAME―ライアーゲーム―
漫画、ドラマで萌えてみるスレです。

作品投下時は以下を明記してくれると嬉しいです。

・カップリング
・エロの有る無し
・ドラマか漫画か片方のみに登場する人物、シュチュを使う場合はそのジャンル

絵師さんの参加もお待ちしています。

・放送日や雑誌・コミックの販売日出ない限りは基本sageで
・原作派vsドラマ派の争いは他所でお願いします

【関連リンク】

過去スレ
LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173622419/l50#tag976

保管庫
ttp://adult.csx.jp/~liar_game/

ドラマ公式
ttp://www.fujitv.co.jp/liargame/index3.html
2名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:36:16 ID:mOFF69FI
2ゲトなんですけどォォォォ!
3名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:46:49 ID:0FE/gqKX
超乙ゥゥゥゥゥ!!
4名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:15:44 ID:KjgHTgGD
4げとーー
5名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:43:40 ID:jZGPjVIe
5ゲト。
6名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:46:57 ID:kwD8Yb1u
>1さん超乙です

ろく!
7名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 01:16:45 ID:v3Sevh+C

8名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 02:08:11 ID:i/NWCqXJ
お疲れ様ですありがとう!8!
9名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 07:08:40 ID:bTLD/+zs
9!!
10名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 09:05:17 ID:IkFLP26x
10
11F:2007/06/12(火) 10:59:54 ID:7l6v+qMN
さて、前スレでチビキノコ×ナオちゃんのエロ小説書くと言った者です。
ややエロシーンまで長いですが、大目に見てやってください。
舞台は、第三回戦の会場です。

それでは、投稿。
12F:2007/06/12(火) 11:01:08 ID:7l6v+qMN
 第三回戦、密輸ゲーム。
 相手の密輸人から金を奪い、逆に敵国から自分の国へとお金を運ぶゲーム。
 そして、1人あたり5億円を持つ、5人のチーム団体戦。
 私、神崎直は、秋山さん、麻生ひろみさん、チビキノコこと大野亘さん、
 そして・・・散々私を騙してきた真のキノコ、フクナガユウジさんと同じ、水の国のチームになった。
 だけど・・・相手の国、超能力者のヨコヤさんに密輸額はすべて見破られてしまった。
 そんな時、殺伐とした水の国に救世主が!
 ・・・どうでもいいけど、大野さんってフクナガさんと髪型かぶって鬱陶しい。
 あの髪型はフクナガさんだけでいいと思うの。


「ダウト、一億」
 大野さんのダウトコールが、会場内に響き渡る。
 必勝法を見つけたと言う大野さん。見事に今回も相手国からお金を奪ってしまった。
 この調子なら、きっと勝てる!


 自信満々で検査官を終えて帰ってきた大野さん。
 みんなその必勝法を聞きたくて、ワクワクしてた。
「必勝法、それはね・・・?」
 うんうん、どうやってるの?
13F:2007/06/12(火) 11:01:55 ID:7l6v+qMN
「んなもん教えるわけねーだろーがよぉぉぉぉ!」
 ちょ・・・それ、フクナガさんとキャラかぶってる! 髪型だけじゃなくてキャラまで!?
「おいキノコ。どうしても教えて欲しいなら、『教えてください大野様』といってみ?」
 フクナガさんのアゴに手を当て、くいっと自分のほうへと向かせる大野さん。
 これはまさか、キノコの下克上!? でも駄目! 負けないでフクナガさん!!
「お前らも、ゲームに勝ちたいなら口のききかたに気をつけろ!」
 ゲームには勝ちたい。5億もの負債は耐えられない。
 こんなことなら、敗者復活戦でお金なんか返さなければ良かった・・・
「今からさぁ・・・この国の支配者は、ボクだから♪」
 もうやめて!
 私達もキノコカットにさせられてキノコの住人にされちゃうの!?
 ・・・でも、ここでゲームに負けるわけにはいかないよね。お父さん・・・エリーさん・・・そして・・・フクナガさん・・・
14F:2007/06/12(火) 11:03:02 ID:7l6v+qMN
「わかりました」
 覚悟を決めて、私は何とか言葉を口にする。
「まずはキノコカットにすればいいんですか・・・?」
「べ、べつにそんなことはしなくてもいいけど・・・」
 私の言葉に動揺する大野さん。
 彼に従うとか絶対に嫌だけど、ここで負債抱えるよりは・・・多分良い。
 だから、彼に従って必勝法を教えてもらわないと。
「そうだなぁ・・・じゃあ、ナオちゃん・・・足、舐めてよ」
 椅子に足を組んで、大野さんは偉そうに座る。
 その言葉に、私も、その場にいた人々も戸惑った。
 足を舐めるって・・・でも、やるしかない。このままじゃ、みんな不幸になっちゃうから。
 大野さんの足元に膝をつき、大野さんの靴に手をかける。
「駄目だ!」
 力強い声とともに、私の手を掴むフクナガさん。
 私を見つめるその真っ直ぐな視線から、目をそらすことはできなかった。
「ナオちゃんはそんなことしちゃ駄目だ!」
「邪魔をするなこの毒キノコぉぉぉぉ!」
 不意をつかれたのか、あのフクナガさんの顔に大野さんの蹴りが炸裂する。
 そして倒れこんだフクナガさんを、奇声をあげながら何度も踏みつけた。
15F:2007/06/12(火) 11:04:03 ID:7l6v+qMN
「初めてですよ。ここまでボクをコケにしたおバカさんたちは・・・」
 メガネに中指を当て、ハァハァと肩を上下させている大野さん。
「その台詞・・・まさか、ふりーz」
「うっせぇ! このドブス!」
 麻生さんの言葉を一喝すると、彼は腕を広げて笑みを浮かべた。
「ナオちゃん以外、みんなこの部屋から出て行けよ。これは命令だ」
「えっ・・・」
「さっさとしろ!」
 ドンッと地面を強く踏みつけ、苛立つ支配者。
 もう、私の知っている大野さんじゃない・・・助けて、秋山さん!
 泣きそうな表情で秋山さんを見ると、彼は気絶したフクナガさんの足を引っ張って一早く部屋を出て行った。
 そのあとを、申し訳なさそうに振り返りながらついていく麻生さん。
 誰も・・・私を助けてくれない。
 助けてくれたのは・・・フクナガさんだけだった。
「さぁ、二人っきりになれたね」
 甘い囁きとともに、大野さんは後ろから私の体へとゆっくりと腕を回してきた。
16F:2007/06/12(火) 11:05:46 ID:7l6v+qMN
「い、いやぁぁぁぁ!」
 反射的に彼の腕を跳ね除け、悲鳴を上げながらその場に座り込む。
 体が・・・震える。
 いくらお金のためとは言え、体を、心を売ることまではできなかった。
 大野さんは私の行動に一瞬躊躇したものの、すぐに支配者の顔に戻って私の前に座り込む。
「あれぇ? そんなこと言っちゃっていいのかな?」
 顔を覗き込み、微笑む大野さん。
「キミだけは助けてあげようと思ったのに。ボクの必勝法でさ」
 必勝法・・・そうだ。
 彼に逆らったら、多額の負債を抱えてしまうんだ。
 そうしたら、もうお父さんにも会えなくなるかもしれない・・・
「このゲーム中、ボクに従うだけでキミは助かるんだよ? それを断るわけないよね?」
「・・・はい」
「よし、いい子だ」
 自分が助かるために、生まれて初めて自分に嘘をついた。
 大野さんの手が、私の胸元へと伸びていく。
 目を瞑って我慢する私の頬に、一筋の涙が零れ落ちた。
17F:2007/06/12(火) 11:06:40 ID:7l6v+qMN
『彼は仰向けに倒れた私の上へまたがると、力任せに白いブラウスを引き裂いた』
 そこまで書くと、俺はキーボードを押す手を休めた。
 自分があんなチビキノコに殴られたり気絶させられることは万が一の確率ですらないだろうが、
 これもまた演出だから仕方がない、か。
 エロパロスレに書き込み完了したのを確認すると、ノートパソコンをゆっくりと閉じる。


 チビキノコ×直ちゃんのエロ小説? 書くって言ったよ?
 でも、書くわけないじゃぁぁぁぁぁぁん!!
 だってこれはライアーゲームなんだよ? 騙して何が悪いってのさぁぁぁぁぁ!!
18名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 11:08:58 ID:7l6v+qMN
すまん、正直悪乗りしすぎたorz
でも、やりたかったんだからしかたがない。
漏れは絶対に謝らない!!

読んでくれた人ありがとう。
期待裏切ってごめんなさい・・・。
19名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 11:21:19 ID:ejAslTfe
>>18
いっただっきまぁぁぁぁぁぁぁぁす!!
20名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 11:32:46 ID:xMaW0pZW
ワロスwwww
でもGJ!

21名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 12:20:32 ID:eaFEYkbg
>>18
ちょ、キノコおまwwww
いい味出してるなーGJ!
22名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 12:21:42 ID:feV2LmTR
笑った。自分的にはアリです。こーゆーのあってもいい。w
23名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 12:53:07 ID:dfp3gytk
ひどい。騙したのね







でもGJ
24名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 13:20:05 ID:ax2sHcK7
gj
どおりりでフクナガがちょっといいキャラに描写してあるのねw
25名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 13:31:14 ID:BBnSobZX
>>17
こんなに良い気分で期待を裏切られたのは初めてだw
GJ!!
26名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 13:37:58 ID:zX+H11Ga
たまになら(しょっちゅうじゃイヤだが)
こういうのもいいな。
GJ!!
27名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 13:40:08 ID:zX+H11Ga
たまになら(しょっちゅうじゃイヤだが)
こういうのもいいな。
GJ!!
28名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 13:41:30 ID:zX+H11Ga
二重投稿すまないっす
29名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 17:06:01 ID:m6d7SF2J
前レス終わった
30名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:00:52 ID:ysYoRrBZ
>>18ワロタ。GJ。

今さらだが漫画版例のセリフ×ドラマキャストで小ネタ。





「つまりカンザキナオは俺の持ち物だ」

「…って、セリフちーがーうーじゃあぁ〜ん!!
ドサクサ紛れに何言っちゃってんの!?
てゆっか何肩抱いちゃってんのぉ!?独占欲!?ねぇそれ独占欲ってやーつーでーすーかぁー!?
ちょおウザいんですけどおぉオオォォ!!!!」


ちゃっかりナオ私有物宣言する秋山。キレるキノコ。真っ赤になって固まるナオ。
31名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:22:25 ID:zl1gEttD
>>18 いやいや笑わせて貰いました。GJ!

前スレ849-855の続き投下します。秋]直で、エロ有り。
原作4巻の3回戦前夜の補完に当てましたが、エトウを友情出演(?)
させてしまったので相変わらずドラマとミックスの設定です。
7スレ使用。
321/7:2007/06/12(火) 19:24:40 ID:zl1gEttD
3回戦を翌日に控えた夜、人けのない店で向かいあう2人の姿。
「…でっ、今日は何の用で俺を呼び出した?」
食事を終えた秋山が直に問いかける。
「何の用…って事もないですけど」
明日から再び緊張が張り詰めるゲーム会場の場に立たねばならない。
直は、さすがに怖くなったと不安を口にする。
秋山を呼び出したのは不安で落ち着かない気持ちから、それに偽りはない。
が、この数日間、別の事に直の頭が占領されがちでいたのも事実だった。

目の前にいるのは、あの夜、甘いキスを交わした筈の男だった。
しかし秋山の変わらぬ態度は、その事実を夢であったかのように思わせる。
淡々と言葉を発しているかのような秋山も落ち着かないのは同じであった。
胸元の広く開いたワンピースは、殊更、直の体の華奢さを強調している。
秋山の脳裏にも同じ夜の情景が浮かんでいた。
目の前に座る女への特別な感情、それを覆い隠すよう淀みなく喋り続けた。

「そろそろ行くか」
秋山に促され店を出る。外はすっかり闇に覆われていた。

ー秋山さん、いつもスタスタ行っちゃうのに……合わせてくれてる?ー

家まで送ってくれる秋山の、自分より少し前を歩く歩調が心なしか緩やかだ。
そんな些細な事実が直の心を温かくする、一時の穏やかな時間。
やがて束の間の時は終わりを告げ、目的地に到着してしまう。

「あの、秋山さん、コーヒーでも飲んで行って下さい」
「……いや、もう遅いし、早く休んでおけ」
素っ気無く自分を部屋に追いやろうとする秋山の返事に、直は寂しく頷く。

あの夜と同じ場所、そこに立つ秋山の姿に甘美な記憶が心を占領していく。
「夢……だったんですか」
無意識に呟いてしまうその顔は、秋山の目に、どこか儚く映った。
思わず手を伸ばし頬に触れる秋山の指先に、直の体はビクンと反応した。
秋山は少し躊躇うと思い直し、その柔らかな頬をつねりあげた。

「ひゃあっ!いたたぁっ、いたぁい!イタイですって、あきやまさん!」
「はははっ!目が覚めたか?」
情けない顔をする直に気持ちが和み、秋山の口元は緩む。
「ひどいですよ!女の子の顔つねるなんて!やっぱり秋山さんは、えっSです」
じゃれ合うような2人の間に流れる和やかな空気。
それを中断するようかのように携帯の着信音が鳴り響いた。直の方だ。

一瞬、不安げな表情で自分を伺う直に、取れと秋山は軽く顎を上げた。
おどおどと直が携帯を開こうとした時、着信音は止まった。画面を見る。
「あ……エトウさん……あの、メールでした」
「エトウ?」

ーああ、あの気弱そうな豹柄かー
332/7:2007/06/12(火) 19:26:53 ID:zl1gEttD
直は真剣な面持ちで携帯の画面を見つめながら、秋山に背を向ける。
立ち去るつもりであった秋山も、直が読み終えるまで待つ事にした。
思ったよりも長い時間、直の目は携帯に釘付けになっている。
直の表情を伺い知る事が出来ず、秋山の顔には次第に怪訝さが浮かんだ。

「えー!!!うそだぁー」
声をかけようとした瞬間、直が感嘆の声を発する。
「おい、どうした?」
堪らず直の肩を掴むと、振り返る直の顔は、ほんのり桜色に染まっていた。
「あ、いえ・・・・・・その、何でもありません」
そう答える表情には、どこか喜びの色が滲んでいる。
「それが何でもないって顔かよ」
「えっ、そ、そうですか?」
思わず自分の顔に手をやり、直はあたふたとしてしまう。

「大方、オーバーな礼でも書いてんだろ」
「すっ、鋭いですね、秋山さん」
「わかりやすいんだよ」
「お礼だけじゃないんですけどね」
直の顔に優しい笑みが溢れる。秋山は酷くそれを不愉快に感じた。
「何だよ?他にあるのか?」
「あっ・・・・・・あの、えっと、内緒?てへっ」
「・・・・・・」
「あー、あの、エトウさんっていい人ですよね」
照れ臭そうに、はにかんだ笑みを浮かべる直の態度は更に秋山を苛立たせる。

「いい人がお前を裏切ったりするのか」
苛立ちから、秋山の口調は意地の悪い響きを帯びてしまう。
「でも……エトウさんだけが私に話しかけてくれました」
「話しかけるだけで結局何もしなかっただろ」
「それでも嬉しかったんです。不安な時、エトウさんだけが」

“はあー”と直の言葉を遮る秋山の深いため息。

「あのままだとお前は敗北していた。それでもエトウを優しいと言えるか?」
「・・・・・・それは・・・・・・わかりませんけど・・・・・・でも」
「他の奴と同じさ。そんな事もわからずお前は馬鹿だ!だから騙されるんだ」
容赦のない秋山の辛辣さに、直は返す言葉を失う。ただ俯くしかなかった。
「もういい、帰る。明日は遅れるな」
冷たく言い放すと、秋山は背を向け歩き出してしまった。

直の心に言いようのない不安が広がる。
何がそこまで秋山を怒らせたのか理解出来ず、ただ途方に暮れかける。
自分が人を信じるのは、いつもの事だが、今、秋山の背は直を拒絶している。
考えて意図的にそうしたわけではない。ただ本能的に直の口は動いていた。

「直ちゃん」
直の声に秋山は振り返る。直は震える手で携帯を持ち、画面を読み始めた。
343/7:2007/06/12(火) 19:29:09 ID:zl1gEttD
*********************************
直ちゃん、明日から3回戦なんだろう?ちゃんと眠れてるんだろうか?
敗者復活戦で直ちゃんが俺を救ってくれた事、本当に本当に感謝してる。
何もしてあげらなくて、本当にごめん。
秋山に言われた言葉はきつかった。俺は本当に卑怯で駄目な男だなって。
直ちゃんの事、はじめは何て馬鹿正直で弱い女の子だろうと思ってたけど。
でもさ、本当に強い人間っていうのは、いつでも心が優しいんだな。
君に出会って、それがわかった。君は誰よりも強い人なんだ。
今は、俺も君のように、もう少し他人に優しい人間になりたいと思ってる。

直ちゃん、君は秋山を助けたくて参加したんだろう?
借金もないのに何で?って最初は思ったけど、今ならわかるよ。
秋山の為に勇気を振り絞って参加をした君の気持ち。怖かったよな。
いつか直ちゃんの気持ちが秋山にも届くといいな。
いや、もう届いてるのかもしれないな。
あの冷徹な秋山が君の事だけは特別に思ってる、あの時そんな気がした。
顔に出る奴じゃないけど、大切に思ってるのは何となく伝わってきたんだ。
単なる勘だけど同じ男の俺が感じた事だし、結構当たってると思うんだ。

3回戦に進む直ちゃんが心配だけど、あの秋山が一緒なんだよな。
きっと直ちゃんを救ってくれるだろう。だから俺は信じる事にした。
直ちゃんは勝つ。勝って、あのゲームを抜ける日が絶対に来る。
その時は、笑って話が出来たらいいな。心からそう思ってる。
だから、その日を楽しみにして君の幸運を祈ってる。頑張れよ。
それから最後に・・・・・・もう一度。ありがとう、直ちゃん。
**********************************

「嬉しかった・・・・・・感動しました・・・・・・エトウさんの言葉」
静かな直の言葉に、秋山は酷い言葉を浴びせた事へのバツの悪さから天を仰ぐ。
「ああ」
適当な言葉も見つからないまま秋山の手は優しく直の頭をくしゃっと撫でた。

「秋山さんが私を特別大切に思ってるなんて・・・・・・嘘でも嬉しかったんです」
「は?」
思わず秋山の目が点になる。
「おい、感動したのはそこなのか?」
「はい?そうですけど」

ー豹柄・・・・・・何て不憫な奴ー

「くっ・・・・・・あはははっ、はははっ・・・・・・くくくっ」
直に八つ当たりした自分が馬鹿らしくなり、秋山はただ笑うしかない。
急に笑い出した秋山に、呆気に取られた直はキョトンとしていた。

「お茶を飲ませてくれるんだったな?」
「え?はっ、はいっ!」
「一応確認しておくが、ちゃんと意味がわかって言ってるのか?」
その顔を見上げた直は、秋山のいつになく真剣な目に胸がドクンと鳴った。
消え入りそうな小さな声で、直はもう一度返事をした。
354/7:2007/06/12(火) 19:31:06 ID:zl1gEttD
部屋に入ると、直は忙しなくコーヒーを入れる準備をしていていた。
バタバタした動作の割には、効率が悪いというか、時間がかかっている。
ベッドに浅く座った秋山も、冷静に見えるが心中は穏やかではなかった。
3回戦を控えた夜に、と自分でも抑えの効かない欲望に戸惑を感じている。
秋山は、その愛らしく落ち着かない仕草で動き回る直に声をかけた。

「直」
「うわっ、は、はい!すいません、今コーヒーを」
ふっと笑うと秋山はひらひらと手招きし自分の両足の間の狭いスペースを指差す。
その意図を理解した直は、耳の先まで赤くなるのを感じた。
「あ、あの・・・・・・恥ずかしいので電気消してもいいですか?」
その言葉に軽く頷く秋山を確かめると、部屋の電気を消した。
壁際チェストの上のルームスタンドの光だけになった部屋は薄い闇に覆われる。
秋山の座るベッドに辿りついた直の体は引き寄せられ、狭いスペースに収まった。
その華奢な輪郭を覆いかぶすように秋山の腕が重なる。背中に感じる男の体温。
秋山に背後から抱きかかえられた直は、自分の心音をひどく大きく感じた。

「あの・・・・・・薄暗いです・・・・・・ね」
どうして良いかわからず直はそのままの姿勢で秋山に間の抜けた言葉をかける。
一方、触れる直の体から伝わる緊張に、秋山は考えあぐねていた。
「ガチガチだな」
「すっ、すいませんっ!」
慌てて謝る声に、その表情は容易に想像出来、思わず秋山は苦笑いしてしまう。

「お客様ぁ、肩がこりまくってますねー」
「ひゃっ?いやっ・・・くっ、くすぐったいですってばあ、ひゃあん」
悪戯っぽく直の肩を揉む秋山の手に、直は体をよじりながら嬌声をあげる。
「いやぁ、これは深刻ですよ。この堅さは尋常じゃない!」
秋山はのたうちまわる直の体をくすぐるように触りながら茶化し捲くし立てる。
「ひゃあ・・・ほ、ほんとうに・・・・・・もう、きゃはははっ、だ、だめですって」
懇願するよう涙目になりながら後ろを見上げると秋山の顔がおぼろげに映った。
「良かったな」
「へ?何がですか?」
「くすぐったい所は全部性感帯になるんだ。つまり神崎直の体は性感帯だらけだ」
真面目くさった顔つきで大げさに言ってのける秋山に直は思わずクスリと笑った。

そっと髪をすきながら直の頬に触れる秋山の手。近づく気配と共に再び訪れる闇。
軽く直の唇に触れた秋山の唇が、別の場所へと移動してゆく。
額、瞼、首筋にゆっくりと行き来をするその感触に直の体は力が抜けてゆく。
「ふっ・・・・・あ、あ・・・・・・」
吐息交じりの声が直の口から漏れ始めると、秋山の手が直の体を弄り始めた。
肩から腕を撫でるようなゆるやかな動き。直の体にゾクリとした感覚が走る。
「あ、あきやまさ」
遮るように秋山の唇で塞がれ、差し込まれた舌の動きに反応して体が微かに震える。
深い角度で入り込んだ舌が口内を動き回り、互いに絡み合う度くちゅくちゅ鳴り響く。
秋山の手は、いつの間にか直の胸のあたりを這うように動きまわり始めた。
軽く両手で揉まれ体の奥がじんとする感覚に、塞がれた直の口元から吐息が漏れる。
「ふぁ・・・・・・はっ・・・」

堪らず秋山は、その体をベッドに押し倒した。とろんとした目の直が横たわる。
その姿を上から見下ろす秋山の視線に直は思わず息を呑んだ。
通った鼻筋の端正な面差し、薄い唇、何か敏捷な動物を思わせる鋭い目。
それは直が初めて目にする男の顔だった。
額にかかる直の髪を掻きあげながら秋山が動きを再開させる。
ゆっくりと頬を伝った手は、首筋から肩、腕に滑りおちワンピースの裾辺りで止まった。
365/7:2007/06/12(火) 19:33:10 ID:zl1gEttD
「怖いか?」
何か言葉を発したいが声にならず、直はぷるぷると頭を左右に振る。
秋山の手が裾から差し入れられると一気に身を覆い隠していた布をたくしあげられた。
下着を身に纏っただけの、色白で華奢な体が所在なさげに浮かび上がる。
背中にまわされた手のホックを外す音で、直は急激な羞恥心から両手で顔を覆う。

「直、顔見せて」
秋山の囁くような声に、直はそっと手の隙間から目を覗かせる。
その仕草に、つかれたように秋山の手が露になった胸を軽く弄り始める。
柔らかなで吸い付くような感触が秋山の本能を駆り立てた。
ゆっくりと揉みしだかれ、じんわりとした鈍い快感が直の体に広がり始める。
頭がぼうっとして、直の顔を覆っていた手がするりと耳元の辺りに滑りおちた。
目には自分の胸を転がすように撫で回す秋山の手が映り、火がついたように熱くなる。
その繊細な指先が薄い桜のような先端に触れた瞬間、鋭い快感が直の体を走った。

「…っぁ、ん!」
鼻から抜けるような甘い嬌声に秋山は人差し指と中指で挟むように頂を摘みあげる。
小刻みに揺らすように動かすと、直の嬌声は更に切なさを帯びてゆく。
すっかり硬く尖った頂を秋山の柔らかな唇が鋏んだ。
「っ・・・ふぅん・・・・・・は」
指先とは違う湿り気を帯びた感触に直の体がビクリと震える。
片方をピチャピチャと音を立てながら舌先で転がされ、もう片方を指で捏ねまわされる。
軽く甘噛みされると、一段と深く甘い鳴き声をたてて、直の体は波打った。
片方の胸を愛撫していた秋山の右手が体の線をなぞるように下部へと移動してゆく。
白いレースのショーツにたどり着くと、布越しにさするように上下した。

「あっ・・・えっ、やだぁ・・・・・・」
無意識に拒むような言葉が直の口から発せられるが、その表情はどこか緩んだままだ。
薄い布越しに触れた部分は、指先にほんのりと湿り気を感じさせ、秋山を安堵させた。
隙間から手を差し入れると、ショーツを取り去る。
一糸まとわぬ姿にされ、不安げな直の目が何かを訴えるように秋山を見つめている。
優しく見つめ返し左の腕で抱きかかえると、秋山は右の指先でそっと割れ目に触れた。
「あ・・・・・・ん・・・・・・」

そこは既に潤んでいて、入り口あたりに軽く指を差し入れると、しっとりしていた。
その指先についた僅かな蜜を、割れ目の奥の小さな花芯を探りあて、なすりつける。
何度かそれを繰り返すうち、蜜はねっとりしたものに変わり花芯がぷっくりとしてきた。
秋山は人差し指と薬指で挟み左右に押し開くように芯を露にさせた。
軽く痺れを感じたように直は息を漏らしながら、体をよじらせている。
蜜で充分に潤おいを与えられた丸い突起を秋山の繊細な指先が滑るように振動し始めた。

「あっ?!あああ・・・・・・やっ、やっ・・・・・・あんっっ!!」
電流が走るようなピリピリとした快感が体中を襲い、直は声を抑える事が出来ない。
「ここ、こうされると気持ちいいんだ?」
耳元で囁く秋山の声に、直は恥ずかしさと同時に奇妙な興奮を覚えてしまう。
「やぁ……ん……わっ、わかんな・・・・・・」
円を描くように指で擦ると、奥から溢れる蜜、それを絡めてまた振動する秋山の指先。
「ん、ふ、…あ…あき、やまさ……こわっ・・・・・・こわい・・・・・・やっ、やめ・・・・・て」
秋山に触られている部分が熱を帯び、未知への恐怖から直は膝を閉じようとする。
「大丈夫・・・・・・足、開いて」
自分の手で乱れる直の姿に、高揚から少し掠れ気味な声で囁き、優しく直の膝を割る。
「やだっ、やだっ…んっ、あつ……い、おね……が…、も、やめ…やめっ、こわ…」
直の必死の懇願を無視した秋山の指先は強弱をつけながら動きを速めてゆく。
「ん……怖がらなくて大丈夫だから……直、可愛い」
376/7:2007/06/12(火) 19:35:41 ID:zl1gEttD
ふいに体が宙に浮くよな浮遊感が直を襲う。
「っ!・・・・・・きゃぁんっ!!!」
秋山の指の動きが加速を極めた瞬間、大きく鳴いて直の体がびくんと反り返った。
その姿に愛しさから、秋山はぐったりとした直の体を抱く手に力をこめる。
初めての快感の波を彷徨う直にキスをしながら、秋山の中指は入り口を探り当てる。
浅く、秋山は、その中指を中に沈めていった。

「く・・・・・・・!!!い・・・・・・たっ・・・・・・」
鈍い痛みが直を快感から引き戻し、苦痛から目にはわずかに涙が滲む。
「きついか?」
心配そうに自分を覗き込む秋山に、直は弱々しく微笑むが、上手く笑えない。
その表情に秋山の胸が痛む。まだ中指しか入っていない狭い膣内は熱くとろけるようだ。

「少しづつ慣らしていくから」
やっとの思いで直に声をかけると、秋山は少しづつ指を動かし始めた。
ゆっくりと挿入した指を軽く掻き回すように動かす度、直の眉根が歪む。
少しでも痛みを和らげようと、秋山は唇でその体中にキスを降らせてゆく。
ほぐすように挿入を続ける指は再び蜜を絡めて、徐々に動きが滑らかになっていく。
少し直の様子が落ち着いてきたのを見計らい、注意深く2本目の指を浅く進入させる。
秋山は根気強く、直の体が少しでも自分を受け入れやすいよう丹念に繰り返した。

「ふっ・・・・・はっ・・・・・・ん、あぁん」
それまで苦痛だけだった直の声に、わずかだが甘い色味が帯びてきた。
息をつく直の額にキスをすると、そっと体を離し、秋山は自分の衣服を脱ぎ始めた。
ズボンのポケットから取り出したゴムを装着しながら直に視線をやる。
どこか放心した面持ちで自分を見つめる直に、どうしたと声をかける。
「えっ、その・・・・・・綺麗だなと思って」
「バカ・・・・・・それはこっちの台詞だろ」
優しく苦笑いしながら秋山は直の下腹部に移動し、そっと膝を割ると体を滑り込ませた。
少し躊躇するよう自分の手に触れた直に、視線を落すと直はそっと手を離した。
秋山は自身に手を宛てがうと、そっと直の入り口に宛てがい、少しづつ挿し入れた。

「っう・・・・・・!!!」
直の呻くような声に、一瞬たじろぎ秋山は動きを止める。まだ先端部しか入っていない。
「直、少しの間、力抜いて」
直の頭を撫でると、秋山は、ゆっくり押しやるように自身を直の中に沈めてゆく。
「!!!」
白い喉をのけぞらせ、声にならない悲鳴が直の口から漏れる。
絡みつくような感触に刺激され、秋山は一気に貫いてしまいたい激情に襲われる。
かろうじて理性で欲望を思いとどまらせながら、大きく肩で息をついた。

直の肩に顔を落とすと、秋山の手が、その細い両手を自分の肩にまわした。
その顔を伺い見ると、必死に苦痛に耐えるよう涙を滲ませ、ぎゅっと目を瞑っている。
その姿に心をつかれ、この上なく優しいキスをすると、また秋山は少し腰を押し進めた。
「ん・・・・・・あっ・・・ん、ん……」
体を開かれてゆく軋むような痛みに、直の手は秋山の肩を強く掴む。
少しづつ進入してくる秋山の存在の証のような痛み。直はその痛みに必死に耐えた。
秋山は出来る限り直に負担をかけぬよう細心の注意を払いながらゆっくりと沈めていく。
長い時間の果て、ようやく、それは最奥へと到達した。

「直・・・・・・全部入ったぞ」
声をかけられ、目を開いた直の目に映る秋山の顔にはいつもの余裕が感じられなかった。
とろけるようなやわらかさで絡みついてくる感触に快感を押し殺すよう秋山は顔を歪める。
激しく突きたい衝動を抑えながら、ゆっくりと律動させた。
387/7:2007/06/12(火) 19:39:18 ID:zl1gEttD
「いっ・・・・・・ふぁっ・・・・・・」
「直・・・・・・」
躊躇うように動きを止める秋山の肩を、どこにそんな力があるのか強く直が引き寄せた。
「だ、だいじょう・・・・・・ぶ、ですよ」
しかし、その顔は苦痛から青白く、秋山は不安を拭い去る事が出来ず黙って見つめる。
「そんな簡単に・・・・・壊れやしませんから」
直は持てる力を振り絞り、きっぱりと言い放った。

ー本当・・・・・・こいつには勝てないなー

意を決すると秋山は、再び腰を押し動かし始めた。ゆっくりと浅く断続的に繰り返す。
「っ・・・・・・、あっ・・・・・・」
時折、肩に食い込む指先から、直の苦痛を肌で感じつつ、もはや制止がきかない。
少しでも気を散らすよう、直の体中に愛撫を与えながら、秋山は唇で直の声を塞いだ。
噛み付くようなキスを受けながら、体を貫く痛みの中で直は男の体の重みを受け止めた。
もはや、どちらのものか判らぬ混ざり合う体温と、吐き出される吐息。
人肌の心地良さに直は、苦痛よりも喜びを感じ、強く秋山の首にその手を巻きつけた。
徐々に激しさを増しグランインドを繰り返すと、やがて限界から秋山は欲望を吐き出した。

腕の中でぐったりする直に口付け、手早く後始末を済ませる。
再び直の横に体を滑り込ませると、秋山はその腕に小さな体を抱き寄せた。
直は秋山の胸に顔を寄せるようにして、耳に響く心音に安堵を感じていた。
「少しでも眠っておけ」
その言葉に安心したように目を伏せると、直は静かに眠りに落ちていった。

外が白んできた気配を感じる頃、直は肌寒さを感じて目を擦りながら隣を見た。
「あっ、あきやまさんっ???」
傍らに横たわる筈の姿がなく、一瞬、血の気が引いたように、その名を呼ぶ。
「何だ、起きたのか?」
キッチンの方で上半身裸のまま秋山がカップを手にして立っていた。
「きゃっ・・・・・・」
上に何も着てない秋山を目にして、直は布団の中に潜り込む。
「何だよ?」
「え、だって・・・・・・上に何も着てないんですもん・・・・・・」
「ふっ・・・・・・今更。散々見ただろ」
モゴモゴと布団の中で恥らう直の様子に、半ば呆れるように言い捨てる。
「シャワーでも浴びて、出かける支度しろ」
「は・・・・・・・い、その、後ろ向いてて下さいね?」
毛布から顔半分顔を出した直の照れくさそうな顔に、やれやれと背を向ける秋山。

ー全く、女って不可解な生き物だよなー

バスルームのドアが閉まる音を聞きながら、秋山はこみあげる可笑しさを噛み殺す。

「きゃー!!!」
唐突な直の悲鳴と共にバタンと開くバスルームのドアの音。
ぎょっとして瞬時に振り返る秋山の目に、ショーツだけ身につけた直の姿が映る。
「あ、あの……これ、何でしょう?」
胸元から鎖骨のあたり無数に刻まれた花びらのような跡を指して直がうろたえている。
「キスマークだろ」
「えええ!!!」
答えに顔を赤らめ、見えちゃうかなと困り顔で思い悩む直に、秋山は笑いを堪える。
「襟の詰まった服にすりゃ大丈夫だろ」
「えっ、あ、そうですね」
「それより・・・・・・かなり、いい眺めなんだけど、誘ってんのか?」
ほっとする直に意地悪く秋山が言い放つと、直は再び悲鳴と共にバスルームに消えた。
騒々しい奴と苦笑いしながら秋山は昨晩の冷めたコーヒーを一息に飲み干した。

END
39名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:43:54 ID:zl1gEttD
終わりです。
一気に書きなぐったので、誤字脱字ありましたらご容赦願います。
SS書いたの初めてで、楽しませてもらいましたが……
さじ加減が難しいですね。
読み手にもどって神の作品お待ちしております。
40名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:07:04 ID:zX+H11Ga
>>39
GJです!!!
ラストのバスルームでの直ちゃんがかわいいww
そしてエトウ・・・・・不憫だwwwww
(相変わらずいいヤツだけど)
41名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:35:28 ID:bTLD/+zs
不憫なエトウGJw
42名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:23:53 ID:1EU9L6mi
>>39
キスマークのやりとりがいいね。
技あり!
しかし上手だね。文章。39は小説家になれそう。
43名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:14:49 ID:dfp3gytk
>>39
GJ
個人的にはどちらにも萌える台詞とかがあるから原作とドラマのミックスは好きだ
44 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/12(火) 23:17:58 ID:KpjYgNaV
投下前注意。
・ギャグ、エロ無し。
・クールでかっこいい秋山さんが好きなので、変態な秋山さんは無理。

という方はスルーで。短いにも程がありますが。
45脳内閣僚会議 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/12(火) 23:19:40 ID:KpjYgNaV
A「えー、では第三十七回【直タンの今日の下着は何色か】会議を始めたいと思います」
B「よろしく」
C「よろしくー」
D「よろしくおねがいします」
A「じゃあまず今日の直タンの服装なんだけど、どうよ?」
C「えーと、スカイブルーのワンピース、ですね。肩から白くて美しい腕が丸見えですねー」
B「可愛すぎだろ」
C「あと驚くのはインナー、て言うんですかねー? まぁ中に何も着てないんですよねー。ブラ紐見える可能性大ですねー」
A「マジで!?」
C「つかチラチラ見えてますねー。んー……白っぽいですかねー?」
B「いや、一見白だが、ほんのり青いな」
C「あーホントですねー。服と合わせているみたいですねー」
A「ごめん、トイレ行ってきていい?」
C「リーダー早すぎですねー。しかしこなると、下も同じ色ですかねー?」
B「いや、それはどうかな?」
C「他に何かありますかねー?」
B「むしろ俺は縞パンしか認めんッ! それとローライズ!」
C「おーそれはあちーですねー」
A「ゴメンもう我慢できない」
C「リーダーはもう少し落ち着いた方がいいですよねー。人として」
D「むしろ」
C「はい?」
D「何も穿いていないに千キノコ」
B「そ、それはそれで……イイッ!」
A「もう無理。トイレ行く」



「秋山さーん! どうかしました?」
「ん? ああ、いや、少し考え事」
「考え事、ですか?」
「ああ。ま、君が気にすることでもないよ」
「そうですか? でも気持ちいいですねー」
「暑いよ。戻ろう。倒れそうだ」
「はーい」
46 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/12(火) 23:22:08 ID:KpjYgNaV
以上! ハラキリシテクルヨー!
47名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:24:29 ID:9/3My6lN
>>46
ハゲワロタw
つーか37回もそんな馬鹿な脳内会議開催してる秋山アホス

48名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:30:39 ID:yN7LC2Gu
GJです。
秋×直はやっぱ萌える。

あと、7スレも使って書くなんてすげぇ!と>>31に一応つっこんでおく。
レスとスレでえらい違いだねw
49名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:40:14 ID:zX+H11Ga
>>46
爆笑!!
おもしろすぎww
GJ!!
50名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:40:51 ID:7NXoLIZs
たまに勘違いしてる人いるもんな
スレッドとレスポンス
5118:2007/06/13(水) 00:22:37 ID:idEr1vLG
遅くなりましたが、感想ありがとうございます。
フクナガを少しイメージ良く書いているのも、他のキャラを少し性格悪めに書いているのも、
名前をFで投稿したのも、すべて最後に結びつけるためでした。

読んでくれた方、本当にありがとう!!
52名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 01:13:47 ID:NYwqkhRO
脳内会議サイコー!www チョーウケました!
まじめに天才現る!!!
53名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 03:51:36 ID:s0vb+nh8
ナオ溺愛秋山の秋直です。3回戦一泊目エチ無し。

フクナガさんは漫画版を想定して書いてます。
ちょっと長いです。
54名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 03:53:25 ID:s0vb+nh8
【23:30 ナオ】

ライアーゲーム3回戦は2回戦と同じく泊り込みのゲームだった。
部屋に帰って気分を落ち着かせようとお風呂に入ってみたものの、不安な気持ちは変わらない。
どうしても寝付けなくて私は秋山さんの部屋を訪ねる事にした。

ドアをノックするとすぐに秋山さんはドアを開けてくれた。

「来ると思った」
秋山さんは私の姿を見るなりため息を一つついて笑った。

けれど私は秋山さんの言葉よりもその姿に気を取られてしまう。
上は裸で下は昼間と同じズボン。
「なっ…なんで裸…なんですか?」
「別に」
「寝るときはいつもこうだけど」
「…そうなんですか」

思わず視線は泳いでしまい、まともに秋山さんを見られない。
男の人だったら上だけ裸でも別にそんなにおかしくない筈なのに…妙に気恥ずかしい。

「で、今回もやっぱり眠れないのか?」
「…はい」
「それで、そのお前の抱えてるカバンは何だ?」
「え?パジャマとぬいぐるみですけど…」
「パジャマ…?」
「泊めて貰おうかと思って…ダメですか…?」
「駄目だって言ってもきかないだろ、お前」
えへへ、と笑うと秋山さんはもう一度ため息をついて、私の頭をぽんぽんと撫でてくれた。

秋山さんと一緒に寝るのは初めてじゃない。

終電を逃してしまいお互いの部屋に泊まった事が何度かある。
最初は別々に寝ていたけれど、近頃は腕枕をしてもらえるようになった。
秋山さんの隣はすごく安心できてずっとこうしていられたら…といつも考えてしまう。

だから今夜も安心したくて秋山さんの部屋に来たのだけれど…何かがいつもと違う。
必要以上に秋山さんの身体を意識してしまっているせいなんだろう。
いつも通りの会話が上滑りしている気がしてならない。
何とかこの空気を変えたくて私は提案してみる。

「そうだ!私のパジャマ、貸してあげますよ」
「いいよ、別に」
「だってそのまま寝たらズボンがしわくちゃになっちゃいますよ」
「大体お前のパジャマなんて俺に入らないだろ」
「大丈夫です。男物ですから」
どういうことだ?って顔をしている秋山さんに必死に説明する。
(このままだとまたおかしな子だって思われちゃいそう)
「ほら…ちっちゃい頃とか寂しいときにお父さんのパジャマとか着ちゃうじゃないですか」
「その時からの癖でなんか大っきめのパジャマが好きなんです」
「丈も長いから私、私は上だけでも平気ですし」
――これはお父さんのお下がりじゃ無くってちゃんと新品だから大丈夫です!
ここまで力説したところで根負けしたのか秋山さんは「分かったよ」と困ったように笑ってパジャマを受け取ってくれた。
551-2:2007/06/13(水) 03:55:38 ID:s0vb+nh8
洗面所を借りてパジャマに着替える。
少し足元が心許ないけれど、膝近くまで長さがあるから大丈夫と自分を納得させてみる。
(でもやっぱり短いかも…)
畳んだワンピースを旅行かばんに重ねてソファの上に置いた。

着替え終わって寝転んでいる秋山さんの隣にぺたりと座り込んだ。
やっぱり秋山さんの裸が気になってしまって私達の間にはいつもより若干の距離が有る。
(良く考えてみれば、パジャマ半分こじゃ全然解決出来る訳無かった…)
パジャマに着替えてもらっても上半身に何も着ていない事に変わりは無いと今更気付く。

「もっとこっちに来れば?」
「えっ…えっと」

(いつもの秋山さんだけど、いつもの秋山さんじゃない…)
私は何かとんでもなく大きな間違いを犯してしまったような気になった。
(どうしよう…どうしよう…)
距離にしてほんの50センチ。
いつもならぴったりくっついて甘えられるのに、今日はそれが出来ない。


――コン…コン…
考えあぐねているところに、突然のノックの音。
(誰だろう…?)
正直、ちょこっとだけ助かったって思ってしまった。
そして一秒後には助かったどころか絶体絶命のピンチだという事に気付く。
(秋山さんは裸だし、この状態って…絶対誤解されちゃう…!!)

秋山さんは一つ小さくため息をついた。
「パジャマの上、借りるぞ」
「え?」
しっ…静かに。と秋山さんは私の唇に人差し指を当てた。
「わざわざパジャマを持ってくる様な奴がズボンしか穿いてないなんて不自然だろ」
小声で秋山さんは言った。
「あっ…そうですよね」
悩んでる暇は無くて、私は布団に潜り込んでパジャマを脱ぐと秋山さんに手渡した。
「じっとしとけよ」
ぱふっと布団の上から触れられて私はこくこくと頷いた。
ベッドのヘッドボードから部屋の照明を落とすと秋山さんはドアに向かった。

――ガチャリ
ドアの音。
(こんな時間に…事務局の人とか?)

「もう寝てたの?」
(この声は…フクナガさん!?一人じゃないみたいだけど)
来訪者はフクナガさんとチームのみんなの様だった。
「ああ」
秋山さんはいかにも今起きましたって感じの声色だ。
561-3:2007/06/13(水) 03:57:58 ID:s0vb+nh8
「寝てるトコ悪いんだけどちょっとだけ良いかしら?」
「邪魔するぜ」
秋山さんの返事よりも早く、ぞろぞろと数人の足音。
カチリと灯りをつける音に頭が真っ白になる。
(え!?…あっ…どう、しよう…!?)

布団の中で息を押し殺す。
不安で胸がドキドキとなる。
今私の格好ときたら身小さな下着一枚身に着けているだけ。
こんな事になると分かっていたらせめてブラくらいはしておいたのに。
(こんな格好、誰かに見られたらもうお嫁に行けない…)

「明日の事、少しは打ち合わせしとこうと思ったんだけど」
「まあ俺たちも寝れなくて飲んでたらフクナガが秋山のところに行くって行ってるし」
「で、ヨコヤの事を聞きたいからちょっと来いって呼ばれてさ」
「折角だからみんなで軽く作戦会議をしてくかって事になったんだ」
「ナオも誘いに行ったんだけどもう寝ちゃってるみたいだったからさ」
(あ…私も誘いに来てくれてたんだ…)
「まあナオちゃんは夜に弱そうだしね」
(う…ここに居ますー!って訳には…いかないよね…)
(どうしよう…)

部屋に入って来たみんなは部屋の中で適当な場所に座っているみたいだ。
声からしか外の状態が解らずもどかしい。

ぎしっとベッドが揺れて誰かが私の横たわるすぐ前に座った。
(秋山さん…だよね…?)
私の身体を越えた所に手を付いて身体を凭れ掛けてくる。
多分秋山さんが私を庇うためそうしてくれているんだろう。
僅かに掛かる体の重さが私を安心させてくれる。
571-4:2007/06/13(水) 03:59:33 ID:s0vb+nh8
私がどんな体勢なのかを確認するためか、布団の中に手を差し入れられた。
少しひんやりとした秋山さんの指が膝に触れる。
確かめるように触ると一旦指は離れ次は太ももへと触れられる。
ほとんど人に触れられることの無い箇所を事も無げに触れられて心拍数が上がってしまう。

指は脚とは反対側のお腹の方へ伸びてきた。
胸元を腕で庇いたかったけれど、この状況じゃ身動きをとることが出来ない。
秋山さんも手探りでどこい触れているのか分からないためか、何度も胸の辺りを指で撫でられ、息が弾んでしまう。
(あ、あきやまさん…っ…うわっ…ダメ!)
(……!)
私の胸の頂点を掠めたとき思わず身体がびくんと震えてしまった。
ぎゅっとシーツを掴む。
(不可抗力なんだろうけど…恥ずかしいよぅ…)

秋山さんの手は私の腕に移り、そこから肩先へ指をたどらせ顔まで辿り着く。
私の頬を包み込むように触れて、安心させるためか髪を撫でてくれた。

身体が火照っているのが分かる。
ずっと布団の中に隠れているからだけじゃない。
胸の辺りに触れられた感触がまだ残ってる。
そこだけまだ甘く痺れて、熱を持っているみたいだ。
(もっと…触れてて欲しい…なんて…)
ふとそんな考えが頭をよぎる。
(やっぱり…最近の私、ちょっと変かも)

自分でも信じられない。
(こんな状況なのに)
だけど一度浮かんでしまった思いはなかなか打ち消すことが出来ない。
胸がドキドキとなってこの音が外に聞こえてしまうんじゃないかと本気で思ってしまった。
秋山さんとたくさんキスをするようになってから、私の身体が少しずつおかしくなってしまっている気がする。
抱きしめられているときやキスの最中に、時々もっと秋山さんに触れたくて切ない気持ちになってしまう。

何とか気持ちを落ち着かせようと静かに深呼吸をしてみる。

「そういえば秋山ってナオちゃんとどういう関係なんだよ」
「別に…ゲーム二回戦で知り合っただけだ」
「メンバーを集めるには警戒されない女の子の方が都合が良かったからな」

(私は秋山さんの恋人なのに…一応…)
都合が良かっただけなんて…今は仕方ないのは解るけど…。
なんとなく面白くなくて丁度口元近くにあった秋山さんの手のひらを軽く噛む。
お返しにぎゅっとほっぺたをつねられた。

――「それで結局ヨコヤについて対策は有るの?」
――「ヨコヤと直接話して気付いたことは何か無いか?」

まだ部屋ではヨコヤさんについての会話が続いているみたいだ。
みんなが思い思いの意見を言っている中、秋山さんの声は特別素敵に聞こえる。
自信たっぷりで少しトーンが低くて、けれどそれに凛とした響きが有る。
絶対に他の誰かと効き間違えたりしない自信がある。

聞こえてくる冷静な声とは裏腹に私に触れている指先はすごく優しい。
耳や唇や頬を撫でるように触れ続けていてくれている。
気遣ってくれる事が嬉しくて手のひらにキスをしたらくしゃくしゃと髪を撫でられた。
(秋山さんがこんなに優しいって事を知ってるのは私だけなんだ)
密かに優越感に浸ってしまう。

それからしばらくして「じゃあ」と口々に言う声とドアを開ける音が聞こえてきた。
これで作戦会議は終了らしい。
私はほっとして胸をなでおろすと、秋山さんが「もう大丈夫」と言ってくれるのを待った。
581-5:2007/06/13(水) 04:00:54 ID:s0vb+nh8
「あ、言い忘れたことがあるんだけど」
再びドアのガチャリという音。油断していただけにすごくびっくりしてしまう。
(この声はフクナガさん?)

「ナオ、アンタね」
私は突然呼びかけられて、心臓が飛び上がりそうになってしまった。
(いつからばれちゃってたんだろう)
「あっ…はい」
観念して顔だけを出して返事をしてみる。
「一応言っとくけど秋山だって男なんだからね」
「あんまり信用してると痛い目みるわよ?」
(秋山さんは…そんな人じゃ無いですもん…)
何か言いたげな顔の私をフクナガさんは鼻で笑う。
「ほら、これ取っときな」
フクナガさんは私の居るベッドへ二枚のコインを放りなげる。
「まあこれで前回の借りは返したからね」
じゃね…背中越しに手を振るとフクナガさんはバタンと大きく音を立ててドアを閉めた。

「あの…バレちゃってました?」
「みたいだな」
「う…みんなにも?」
「いや、フクナガだけだろ」
秋山さんはソファを指差した。
「あそこに置いてあった君の荷物を後ろに隠しといてくれたみたいだから」
確かに上に置いておいたカバンはどこかに移されてる。
「本当だ…」
「敗者復活戦の借りを返したらしいな」
まあ全部ナオさんの日ごろの行いのおかげだな…と秋山さんはからかう様に笑う。
(これって褒められてるんじゃ無くって…)
何も考えずに秋山さんの部屋に泊まりに来たから、こんなにハラハラする目に遭うんだって言われてる気がする。
私がそう伝えると秋山さんは悪びれも無くまた笑う。
「はは、分かった?」
「…それくらい分かります!」
「へえ、少しは成長したんじゃないのか?」
ちょっとむっとしていたはずなのに、頭をぽんぽんと撫でられると悪い気はしなくなってしまう。
(私、ずっと秋山さんには勝てないのかも…)
591-6:2007/06/13(水) 04:04:05 ID:s0vb+nh8
「そうだ!」
「フクナガさんからなにか、もらっちゃいましたね…」
取りあえず布団を身体に巻きつけて2枚のコインを手にとって見る。
アルミ製のそれはピンクとゴールドの2色で本物の通貨より一回り程大きい。
「コインチョコみたいですね?」
「じゃあ一個は秋山さんの」
ゴールドの方を秋山さんに差し出す。
フクナガさんがチョコをくれたのがチームメイトとして仲良くやって行こうって意思表示みたいで嬉しかった。

けれど秋山さんは少し微妙そうな表情をしている。
(あれ?秋山さん甘いもの苦手だっけ?)
秋山さんの様子を覗いながら手探りでピンク色の銀紙を剥いていく。

大きく口を開けてかじり付くと、ぐにっとおかしな感触。
口の中に人工的なイチゴの香りと苦味が広がる。
あーあ…と秋山さんのため息が聞こえた。

「あっ…あのっ…」
早速食べようとしたのか半分ほど破った銀紙から覗くのは、くるくると縁が丸められたピンク色のゴム製品。
それは私の思考回路の限界を超えてしまっていて、完全に頭がフリーズしてしまう。
「へえ」
秋山さんが早速楽しそうな表情で私に笑いかけた。
こういう時は大抵…意地悪を言われる…。
「一応それが何かは知ってるんだ」
私はそれが何か…当然知っていた。
実物に触るのは初めてだったけれど。
「ちっ…違いますっ……こんなの…知りません……」
「知らない?」
「じゃあ教えてやろうか?…使い方」
「い……いえっ!……結構です!!」
601-7:2007/06/13(水) 04:04:52 ID:s0vb+nh8
唇が触れるぎりぎりまで顔を近づけられて、恥ずかしくて目が潤んでしまう。
「…で、コレは美味しかった?」
「あの…これ」
「ん?」
「変な味するんですね…苦いけど……イチゴでした」
中もよく確認しないうちにかじってしまったそれの後味が口内から消えてくれない。
「まったく、今度からは口に何かを入れる前にちゃんと確認くらいはするんだな」
(まるっきり子供に言うセリフだ…)
だけど秋山さんの言うことは全くの正論で何も言うことが出来ずにいると、近づけたままの唇を重ねられた。

唇を緩めると舌を差し入れられる。
私の舌を絡めとり、体温を馴染ませる様にそのままゆっくりと舌を絡ませあう。
秋山さんのパジャマにしがみつくと、息継ぎのために少し唇の間に隙間を開けてくれる。
だけどキスはまだ続いていて私の口の中を秋山さんの舌がくるりと一周する。
秋山さんは私の下唇を唇で挟むと軽く吸う。
つるつるとした粘膜が密着する感触が心地よすぎて、身体から力が抜けてしまいそうになる。
(秋山さん…ずるい)
(こうされるのが一番弱いの…わかっててするんだもん…)
力の抜けそうな身体を秋山さんがいつの間にか支えてくれている。
その柔らかさと弾力を味わうように2度、3度と角度を変えて唇を押し当て合う。
最後にぺろりと輪郭をなぞられて長い口付けから開放された。

「…っん」
唇が離れると、あんなに長くキスをしていたのにもう名残惜しくなってしまう。
「たしかにイチゴの味がする」
くすっと笑う秋山さんの声。
「…うー」
もう一度ちゅっと音を立てて秋山さんは私の唇にキスをした。
「やっと今日初めてキス出来ると思っていたのに、ずいぶんお預けを喰らったからな」
秋山さんは唇を離すと、にまっと猫を思わせる悪戯な笑顔を浮かべた。
611-8:2007/06/13(水) 04:17:30 ID:s0vb+nh8
「あの、そろそろパジャマ…返してもらえませんか?」
無理矢理ぐるぐると布団を巻きつけた自分の姿を思い出し、秋山さんに切り出してみる。
「どうしようかな?」
秋山さんは私が言い返すより先にパジャマを放り投げてしまった。
ひらひらと曲線を描いてそれはソファの上へと落下する。
どうやって手を伸ばしても届く距離ではない。
「あ!」
「じゃあそろそろ寝るか?」
「その、えっと…パジャマ…」
布団ごと身体を伸ばそうとするけれど
「手、届くか?」
いつの間にか布団の端に秋山さんが座っている。
(これって絶対絶対確信犯だ…)

こういうときの秋山さんには何をしても勝てないのは知ってる。
私はあきらめてベッドに横たわる。
部屋の明かりを落として秋山さんが隣に身体を滑り込ませた。
真ん中に陣取っていた私は掛け布団からはみ出るぎりぎりまで身体をずらす。
暗闇の中でも秋山さんが苦笑しているのが伝わってきた。

「ほら」
秋山さんが指でちょいちょいと手招きする。
「はい?」
「腕枕してやるからもっとこっちに来いよ」
不安な夜に秋山さんの腕枕はすごく魅力的で、私はおそるおそる秋山さんの方へ身体を寄せる。
何だか冷たいプールに怖々と入っていく時の感じに似ているとぼんやりと思った。
身体をじりじりと近づけていくと、一気に秋山さんの腕に抱き寄せられる。
(うわっ…!)
温かい。
いつも抱き合っている時よりも、当然ながらダイレクトに体温が伝わってくる。
冷たいプールの事を連想していたせいか余計にそのぬくもりを鮮明に感じる。
さらさらとした白い肌は一瞬ひんやりと感じるけれど、触れていると体温が溶け合うように温かい。
初めて直接秋山さんの肌に触れて、心臓がどうにかなってしまうんじゃないかという位ドキドキしてしまう。
肌を見てるから恥ずかしいんじゃないかと思って目を閉じてみるけれど、何も見えないほうが余計にその感触を意識してしまい私の心臓の鼓動は余計に早まる。
(すごく気持ちいいんだけど……どうしよう!?)
秋山さんはそんな私の様子なんか気にもとめない様で、いつも通りの仕草で私の背中を優しくさする。
触れる指のタッチをいつもより敏感に感じてしまい、ぞくぞくと甘い感覚が背中を走る。
これもいつも通りに秋山さんは私の頬や首にキスをしてくれる。
キスは普段と同じなのに剥き出しの鎖骨や肩に触れる秋山さんの柔らかい髪がくすぐったい。
(…んっ)
(何だか…声、出ちゃいそう…)
私が何かを必死に耐えていると、不意に秋山さんに話しかけられた。
621-9:2007/06/13(水) 04:18:19 ID:s0vb+nh8
「ねえ、知ってる?」
「寿命が2〜3年のネズミも100年生きる海亀も、一生のトータルでの心臓の鼓動数は同じ位だって言われてるんだ」
「そうなんですか?」
急に耳元で囁かれて、身体がぴくりと反応する。
吐息がくすぐったいのに心地良い。
「だけどネズミとカメでは鼓動のスピードが違う。だから寿命も変わってくるって事らしいよ」
「…?」
(なんで急にこんな話を?)
不思議に思っていると秋山さんはニヤリと笑って私の耳にぴたりと唇を寄せた。
「だからそんなにドキドキしてると長生きできないぞ?小動物さん」
「…っ!」
からかわれている事に気付いて私は頬を膨らませた。
「…ドキドキしてるのは、全部秋山さんのせいですもん」
「じゃあそろそろからかうのはやめとこうか」
「君が居ないと俺が一番困るから」

じっと見つめられる。
(人の目をじっと見るのは秋山さんの癖…なのかな?)
見つめられるだけで、密着している胸がドキンと高鳴った。
(秋山さんの目は好きなんだけど、心臓に悪い気がする…)
「また…そうやって私をからかわないで下さい」
「…へえ」
「じゃあ…からかうのは止めて本気で押し倒してやろうか?」
「!!」

私の反応に秋山さんは会心の笑みを見せる。やっぱりからかわれていたらしい。
「ひどいです…」
きゅっと秋山さんの腕を掴む。
「あまりにも君に警戒心が無いからだよ」
「そんなの…相手が秋山さんだから…警戒しないんです」
「だからだよ。彼氏だからって少しくらいは警戒しとけよ?」
「だって…でも…秋山さんは、優しい人ですもん…」
「それでもさ、俺だって男なんだぞ?」
静かな口調とすごく優しい声。
「知ってます…」
「知ってても、解ってないだろ?」
「…そんな事…無いですもん」
思わず言葉に詰まる私を秋山さんはまたじっと見つめている。
「俺は…いつも」
「すごく、君が欲しい。」
いつに無く真っ直ぐな秋山さんの声に胸が締め付けられる。
631-10:2007/06/13(水) 04:19:13 ID:s0vb+nh8
ふっと秋山さんが笑う。
「まあ誰かさんは何も考えずにすぐ部屋に転がり込んでくるけどな」
少し意地悪く言う声はもういつもの秋山さんのものだった。
「だったら…私…」
私の言葉を遮る様に、秋山さんは私の唇へとキスをした。
触れているだけだけど、長く温かいキスだった。
「それはまた、君が本当に望む時まで楽しみに取っとくよ」
「………」
私は何も言えなくなってしまって、ただ秋山さんにしがみついた。

「それじゃ…そろそろホントに子供は寝る時間だな」
「子供じゃ…無いですもん…」
「さあ…?まだまだ君は子供だよ」
「おやすみ」
秋山さんのおでこへのおやすみのキスはいつも通り穏やかで、私は少しホッとした。
(なんだかちょっとだけ残念な気もするけど…)
(ここでホッとしちゃうから子供って言われちゃうのかも…)
「おやすみなさい」
秋山さんの頬にキスを返すとぎゅっと抱きしめてもらえた。

――やっぱりこうやって毎晩一緒に眠れたら良いのに。
目を閉じると穏やかな秋山さんの鼓動が伝わって、安堵感に包まれる。
秋山さんに聞かれたら「お前、人の話を聞いてたか?」って言われちゃうんだろうなあ。
そんな事を考えながら私はゆっくりと意識を手放した。

//終わり
642-1:2007/06/13(水) 04:20:14 ID:s0vb+nh8
【25:15 秋山】


『吊橋効果――人は危険を感じると緊張のため意識が高揚する。
そこに異性が現れればその高揚感を恋愛感情と勘違いする現象。』

自分を慕う彼女は典型的なこのパターンなんじゃないかと考える。
人2,3倍は暗示に弱そうな性格だ。
父親が不在の状態で現れた年上の男性になら、ますます錯覚を起こしても不思議じゃない。

困った事に俺が彼女に抱いている感情は間違い無く錯覚ではない。
心底大切に思っている。他の誰よりも。

事件について言えば後悔するつもりもやり直したいという気持ちも全く無い。
解っている、性格も起こした事件の経歴も俺は彼女に相応しくない。

だからいつかゲームが終わって彼女に日常が戻った時、俺への思いもきっと薄れていくのだろう。
ただ、これだけは言える。
――今彼女を守りきれるのは俺だけだ。
彼女を守りきる。誰からも。

本当は恋人になんかになるつもりも無かった。
キスするつもりも。
情が移ればその分別れが辛くなるだけだ。
だから今の立場は恋人でも、彼女の気持ちが本物だと確信できるまでキス以上に手は出せないでいる。
本当の恋人が見つかった時、俺との事を後悔する彼女なんて考えたくも無い。
(いつから俺はこんなに臆病になったんだ…?)

――出来れば彼女の気持ちは本物で、俺以外の恋人なんてずっと現れなければいいのだけれど。
652-2:2007/06/13(水) 04:21:06 ID:s0vb+nh8
瞳を閉じて微睡みはじめた彼女の髪を撫でながら考える。
彼女の自分への好意はやはり錯覚なのかもしれない。
いつか来る別離を思うとずきりと胸が痛む。

「…秋山さん…?」

もう寝付いたと思っていた彼女がおずおずと俺に声を掛けてきた。
「どうした…寝れないのか?」
「あの…」
言いづらそうに口ごもる。
「秋山さんが…」
「…泣いてるのかと…思って」
そっと細い指が俺の頬へ触れる。
「怖い夢でも見たのかなぁって」

彼女がそんな事を言うなんて俺はよっぽどひどい顔をしていたのか…?
「私、ここに居ますから…大丈夫ですよ」
大丈夫って何が…と言いかけて、止めた。
「もう一度言って」
「はい」
にっこりと笑う彼女の笑顔はまさに純真無垢といった様子で、今更ながらこの笑みにつられてここまで来たことを思い出す。
(君はゲームが終わっても俺を必要としてくれる?)
「大丈夫です」
「もう一度…」
(俺が君を守り続けることを許してくれる?)
「大丈夫…」
きっと俺が本当は今何を考えているかなんてわかっていないのだろう。
だけど唱える様な彼女の声は縋り付きたくなる程、俺を安心させる。
背中を優しく擦る感触と柔らかな体温をもっと感じたくて目を閉じた。
662-3:2007/06/13(水) 04:21:58 ID:s0vb+nh8
「私、時々、すごく不安になっちゃうんです」
「ゲームが終わったら秋山さん、居なくなっちゃうんじゃないかって」
「なんで?」
「…解らないけど…たまにそう思っちゃうんです…」
「君は俺と別れたいの?」
「そんな事、絶対無いです!!」
珍しく強い口調でそう言うと彼女は俺にしがみつく。
「秋山さんは…」
「秋山さんは、どうなんですか?」
「さあ…考えてみるといいよ」

一瞬でいくつもの言葉が脳裏をよぎったが、結局本音が口を吐く事は無い。
「……意地悪…」
少しすねた表情で彼女は上目遣いでじっと俺を見つめる。
(もっと俺の事で君の頭が一杯になればいいんだ)
願いを込めて彼女の額にキスをする。
彼女の本心を覗き見たくて、その大きな瞳をじっと見つめ返す。
ほんの僅かな間見つめ合って彼女ははにかんだ笑みを浮かべた。
その視線から俺への純粋な好意は感じられるが、結局心の中までは見通せない。
(そりゃそうだ…錯覚なら本人も嘘をついてるつもりがない)

君の気持ちはやっぱり錯覚で、俺への思いは幼い憧れから来ているものなのかも知れない。
けれど別に今はそれでも良い。と俺は考え直した。

もしも君が許してくれるなら。
君を守ったご褒美をもらえるなら。

これはライアーゲーム。
錯覚も嘘も本物の気持ちにすり替えてしまえば良い。

ここでは周りはみんな対戦相手で、信じられるのはお互いだけ。
なんて理想的なんだろう。
ゲームの終了までまだ時間は有る。
目標はゲームを勝ち抜き、主催者を突き止める事。
俺はそこにカンザキナオという優勝賞品を勝手に付け加えることにした。

そしてふと、ある可能性が頭に浮かんだ。
俺は彼女を守り、最後までゲームを勝ち進める。
――トーナメントの内容によっては決勝戦は俺と彼女の一騎打ちになるのか?

悪徳詐欺師と純真無垢の正直者。
他人の思考を読み解こうとする俺と他人の心情を理解しようとする彼女。
自分で思いついた事とは言え、あんまりな対戦カードに思わず苦笑してしまう。
ゲームの真意はライアーキングを決定することなのか、人間の正直さを問いかける事なのか。

――まあ勝算はは五分五分ってところだな。

ふと、視線を落とすと最大の好敵手は再びうとうとと微睡み始めていた。

//終わり
6753:2007/06/13(水) 04:24:25 ID:s0vb+nh8
読んで下さってありがとうございます。
今後もレロニラとともに秋直を見守りたいと思いますw
68名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 04:40:41 ID:ozpayQtD
GJですーー! こんな時間にありがとう!
寝る前にいいものを読ませていただきました。
69名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 07:56:53 ID:d+XKq93e
>>67
朝早くから乙、そしてGJです!
コインチョコだと勘違いして食べようとした直に萌えた…
70名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 10:17:05 ID:gzop5wlo
>>67
スゲーGJ!
もう二人結婚すればいい。
そういやライアーのアンソロ出るね
71名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 10:31:28 ID:IU9Flstu
心理学専攻に加えて3年も服役すると性欲も達観できるものですな。
さすが秋山さんw
72名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11:10:47 ID:YOSfQwz8
GJ!!!
こういう話凄い好きだ
隠れて秋山に色々されてるナオに萌(*´Д`;)
73名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11:34:43 ID:3WwFW7Ym
>>67
GJ!!
完成度高いです!
布団に隠れてる直と秋山のやりとりが
かわいかったww
74名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 12:37:35 ID:/MO2k7kZ
エトウ×直が読みたいんだが
やはり二人とも純情;でしかも秋山がいるから
こういうエロパロではやはり書くのが難しいんだろうな。
75名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 13:14:56 ID:YMjgCqIY
>>71
服役中にウホッ!に目覚めたのですよ
76名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 15:24:25 ID:7Iqvyn1o
>>74
豹柄×直読みたい
誰か書いてくれんかな…
77名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:05:35 ID:WtUlcj/h
ヨコヤ×直が読みたくてたまらない俺は病気だろーか
78名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:04:40 ID:EzLXn6rC
>>77
俺もだ
79名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:07:14 ID:RYE9muvQ
エトウ×直が読みたくてたまらない俺も病気かな…
80名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:17:03 ID:a/BWgb5C
エトウ×直が読みたい私はリアルに風邪ひきました
81名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:26:03 ID:EzLXn6rC
>>80
またおまえかw
82名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:05:12 ID:4RfTl4mm
ここはナオ父×エリー・・・
83名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:20:47 ID:3iLQ1WYP
やっぱり秋山×直だー。

「お前に俺の何がわかる」「これが本当の俺だ」萌える。
あれが演技だったら詐欺の天才だよ秋山さん。
84名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:46:11 ID:/dBnYIcB
「これが本当の俺だよ」って人生の中で一度は言ってみたいぜ
85名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 01:00:35 ID:EeJ7UwmA
外では一般人のように振る舞いながら部屋は二次元の女の子でいっぱい
友達を呼んで言うんだ、これが本当の俺だよ、とな
86名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 01:26:27 ID:snXhr/0W
頭がパカッとひらいたかと思ったら中で宇宙人が操縦してて
「コレガホントウノオレダヨ」
87名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 01:30:35 ID:KHPOUZuT
「秋山さんは、私の所有物なんですよねぇ…」

「…そうだけど、何?」

「このゲームが終わっても、ですか?」

「…だったら?」

「じゃあ、ず〜っと秋山さんにご飯作ってあげなくちゃですね☆」

「…お前、それプロポーズなわけ?」

「な、な何言ってるんですか秋山さんっっ//」


流れ読まずに、しかもエロ無しで小ネタ…
こんなのしか書けなくてごめん!
88名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 02:08:09 ID:noyB74BU
どうしてくれるんだ
萌えたじゃないか
89名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 03:25:19 ID:6UCI8KSA
今こそ脳内閣寮会議だ!!!!…秋山!
第38回は直タソに似合う裸エプロンの色柄論争だ!www
90名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 03:59:31 ID:4RfTl4mm
いやいや!!
ここは直たんに似合う料理会議だ!!
91名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 04:03:42 ID:RGFkkPYI
豹柄大好きだ!バカネタごめん!

-
エトウの足元に跪き、レザーパンツのチャックを下ろすナオ。
白く細い指をゆっくりとパンツの中に潜らせて、エトウの息子を恐る恐る露にする。
既に半ば硬直し熱を帯びたエトウ自身を目の当たりにして、
「あっ…」とだけ微かな声を漏らし、それ以上進もうとも退こうともしない。

「(そうか…ナオちゃん男のモノなんて見るの初めてでパニックになってるんだな。
見るからに純情って感じだもんなぁ。でも、そういう所が可愛いんだよなぁ〜。)」
エトウは理想通りのナオのピュアな行動に心をくすぐられ、
同時に自分が彼女の初めての男になるのだという優越感に浸っていた。

一方のナオは新しい発見に、ある意味ピュアな感動を覚えていた。
「(…男の人がみんな秋山さんみたいに大きなの持ってる訳じゃないんだ!)」
92名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 07:09:59 ID:eOkr0tIW
>>91 噴いたw
不憫だよ豹柄かわいいよ豹柄
93名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 08:29:41 ID:EeJ7UwmA
>>91
こういうの好きだwww
94名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 15:34:51 ID:SGbs3fCH
>>91
ヒョウ柄ww
9539:2007/06/14(木) 15:48:59 ID:I2Cflo7W
遅くなりましたが、読んで頂きました方、ありがとうございました。
>>48 おお!全然気付いてませんでした。スレ7つ、大河ドラマかw

ヨコヤX直、私も読みたいです。
暇つぶしに、昔流行った、いきなり次回予告風みたいなの投下しときます↓

ヨコヤは手元のボタンを押した。
「ヨコヤさんの手で私を粉々になるまで壊して下さい」
懇願するような直の声が流れる。

「妙だ・・・・・・何だ?今、あの部屋で何がおこってるんだ?」
思いがけない直の言葉に考えを巡らせる秋山。
と、その時!
「聞こえましたか?アキヤマさん。カンザキナオは私の手に落ちました」
高笑いのヨコヤ、その姿に激昂する秋山。

「フクナガ!俺を縛り上げろっ!!!」
「はぁぁぁ?まじっすか――――?まじっすかぁって、お前Sじゃないのかぁアッキヤマー」
何故か妙にドキドキが止まらないフクナガの胸。

「カンザキナオさん、今貴女を支配しているのは誰ですか?」
「ヨコヤさんです」
「じゃあ、私が王様ですね、フフフ」
「はい、ヨコヤさんが王様です」
「じゃあ、2番が1番に、と言っても、ここには2人しかいませんからねえ」

「おいっ!!!キノコ!ぬるいんだよ!もっときつく縛り上げろって!!!」
「いっ、いいのかっ?秋山(ゴックン)」

その様子を外から監視する男の金歯が怪しく光る。
「ヨコヤさん、華麗だなぁ」
「偶然よ」
案外、お前誰の味方?状態なエリー。

ついにヨコヤにマインドコントロールされてしまった直。
検査室で繰り広げらるヨコヤと直の破廉恥な王様ゲーム。
それを見てエスカレートする秋山の縛られプレイ。
そんな秋山に、内心萌え萌えな、着替えたキノコ。
そして刺客として再び登場したのは相変わらず懲りないエトウだった。
目が離せない怒涛の急展開!
次回 『その豹、ホンモノ?』〜最後に笑うのは、きっとオオノ様〜
96名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 16:21:05 ID:KHPOUZuT
87です
88〜90の方々、温かいレスありがとうございます!!
今まで読んでも感想書かずにいた自分が憎いです。。

95さん、かなり笑いました!!
特に最後…w
97名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:30:32 ID:dB86i+Oa
>>95
次回予告ネタ好きだww

 漫画の直って結構胸大きいよな…
何カップくらいなんだろう
98名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:53:10 ID:P9eUwXlz
>>97
第39回脳内閣寮会議の議題はそれで決まりだなw

個人的にはDは硬いと思うのだがどうだろう?
99名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:54:50 ID:4RfTl4mm
ナオは意外と脱いだらしょぼいと見て、Cあたりだな。
胸は小さ目がいいぞ。
100名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:05:01 ID:6HprWhMW
エロい妄想とか一人Hとか
恋愛にのめり込んでる人の胸は大きいイメージがある
101名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:05:48 ID:6HprWhMW
sage忘れたゴメン
102名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:08:18 ID:4RfTl4mm
でも、胸は揉まれて大きくなるとも言うしな。
あのナオが揉まれているとはさすがに思えんし、自分で揉んでいるとも・・・

どうでもいいが、胸に想いが詰まっているから大きくなるとも聞いたことがある。
103名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:13:39 ID:JjpLVL+G
いや、案外脱いだらすごいかもねー。
太いんじゃなくふくよかな感じだな!
104名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:18:16 ID:CoWTFkJ2
今から、食わず嫌いに秋山でるよ!
105名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:31:14 ID:snXhr/0W
松田が俺とタメだって知ってショック
106名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:54:46 ID:JjpLVL+G
秋山が出てると思ったらなんかおもしろかったなw
107名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:59:53 ID:M7Uq2znX
エビフライが嫌いな秋山さん
それを知らずに作る直ちゃん…
108名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 22:03:18 ID:3iLQ1WYP
一生直タンを騙し続ける秋山さん
109名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 22:07:28 ID:nOrOXtCZ
>>107-108
ちょw萌えたじゃねーかwww
110名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 22:43:01 ID:2te/g80v
「秋山さんっ、今日はご馳走させてください!」
強引に秋山を自分の部屋へと連れ込む直。
秋山は仕方なくそれに付き合ってやった。


「何、これ」
皿の上には大量に積まれたエビフライ。
「何って…エビフライですよ」
「ああ…そう……」
皿の上を見る度、秋山の顔が引き攣った。
「一生懸命作ったんです!残さず食べてくださいね。」
「…あのさ、俺…」
秋山は、その顔が引き攣る原因を、直に告白しようとするが、
「なんですか?」
直の純粋な表情を見て、何か気の毒に思ったのか、口を噤んだ。

「…なんでもない」
「そうですか? じゃあ、召し上がれv」


―その後幾度も秋山は顔を引き攣らせた。



>>107に影響された
小ネタしかもエロ無しごめん!
111名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:03:52 ID:kQIGLQR0
秋山の中の人はドラマでは大人っぽいけど
ご本人は21歳らしさも垣間見えた年相応で、逆に安心しましたw
明るい照明の下、というのも関係ありそうです。

しかも(かなり重度の)妹思いな様子。
直に対する秋山の心の中も実はああだったり・・・と
112名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:08:57 ID:suX1FSFK
>>111
あれ?私がいる
113名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:26:22 ID:xFFp7b2a
「は? 彼氏? あの子に?
あー……まぁ、まず殴りに行く。
何でって……んー……ムカツクから、かな。
何かこう、妹? みたいな。ははっ。馬鹿っぽいかな?
でも、ま……誰にも渡す気はないよ。我らがアイドル、なんて」

>>111見て妄想。確かに萌える。
114名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:37:24 ID:6UCI8KSA
うひゃあああああ……!一生の不覚…………!!!!!
録画しわすれたぁぁぁぁぁぁ………!!!!…
どっかにうPないかなぁ〜
115名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:00:12 ID:kQIGLQR0

でも、あの家系の女の子なら・・・顔濃そうだが。
116名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:47:05 ID:a1cjYY3G
秋山さんの中の人の手が大きくて綺麗だった。
あの手で頭撫でられたい。
117名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:57:41 ID:LFxA1MyI
指がめっちゃ細くて長かったよね。
手首も細くてセクシー。

妹を可愛がってるって言ってたので
直ちゃんも妹みたいな感じなのかな。
秋山に妹扱いされて、
「妹なのかあ…」としゅんとなる直ちゃん、とか
妄想が膨らんで大変でした。
118名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:06:54 ID:ausXmESI
天才詐欺師役なので負けるわけにはいかない、と言ってたから
勝ててよかったと思う一方で、負けて罰ゲームでものまね10連発
をやらされる秋山も見てみたかった
119名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:41:32 ID:zq6uCJU0
111さん、激同!!
あどけなく笑う秋山さんと、妹トークから膨らむ直ちゃんに1000萌えキノコ!!
120名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:42:37 ID:zq6uCJU0
スマソ、上げてしまった…
121名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:50:31 ID:cEvs+rv1
>>102
では直の胸には想いが詰まってるということで
Dくらいでwww
122名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 02:22:52 ID:xTdtD2Ev
いやリアルに漫画ver D位やない?まー可能性としてEもありっちやーアリだけど。
見る限り私見で申し訳ないけど D65 かE65 かアンダー70ちょい下かな?
123名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 02:35:16 ID:F+UsfKg3
まーあれ位デカけりゃ目がいくよね
秋山も結構あるなと何気なく見ていることだろう
ドラマの直はひんぬーだけど、それはそれでまた良し
124名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 02:57:13 ID:QNJXeRdK
個人的に原作のナオもあんまり大きくなさそうな気がする。
女の子の記号として大きめに描かれてるってことで、あってもCくらい?
フクナガはD、E強ありそうw
大小どっちでも妄想は膨らむがー
125名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:31:38 ID:X1QNz8w5
ゴメソ、リアにEな私に言わせてもらえば
直はDかE
フクナガはFかGくらいありそう。
なんでか二次元の女の子って「この爆乳をCってありえないだろ」な公式設定が多いのは何故なんだろう
126名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 07:51:02 ID:7MfL9Ti7
誰もあなたの胸なんて聞いてませんがな
127名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 08:00:02 ID:Z9qzeC+u
「フクナガさんって胸大きいですよね。」
「はぁ?」
「私、胸小さくて…。どうしたら大きくなるんですか?」
(こいつ、私が男だって分かってんのかしら。)
「まぁ、いいわ。それなら…」


「秋山さん、私の胸大きくしてもらえませんか?」
「…は?」
「秋山さんに言ったら大きくしてくれるってフクナガさんが…」
「……」

その後、胸を大きくされちゃう直チャン
ってのを妄想したけど、直胸には困ってないね
128名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 09:15:25 ID:omsxJIcf
でも男であるフクナガより胸が小さいのにへこむ直なんてどうだろう
129名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 09:32:21 ID:PFyu5f8J
>>122
アンダー65てwおデブちゃんかw
 
フクナガとの胸の差に人知れず傷ついて、秋山さんにそれを悟られてしまい、情事の最中に『俺は胸の小さい方が好き』とか言われて更に凹む直ちゃんがいい。
130名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 10:01:27 ID:tzYCsJKO
アンダー65って細いと思うけど…

てか秋山は乳にこだわらなさそう、尻フェチとみた
131名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 10:02:55 ID:unwTUEiJ
>>130
シーーーッ
妖精さん怒らせちゃダメ
132名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 10:57:21 ID:cEvs+rv1
まあ、バストはともかくウエストは
原作ドラマとも細いよな

多分 戸田は見た目で判断
133名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 11:08:13 ID:zq6uCJU0
女性の標準アンダーは70
彼女と下着やさんに行くorニッ○ンのカタログでも見ればわかる
65は明らかに華奢
134名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 11:44:41 ID:uirRVTqB
つまりイメージとしては
ドラマ直<原作直<<<原作フクナガ?

あまりにリアルな数字の話されても萌えないし
自分のサイズ語りする人増えそうだからそろそろ辞めないかい?
でも秋山×胸を気にする直のSSは読みたいw
135名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 16:05:45 ID:zq6uCJU0
そだね、ごめん!
ここは穏やかな人が多そうだし。。
ささやかな、淡い想いでいきましょうw

なんとなく、秋山さんは美脚好きって感じがする…
136名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 16:52:43 ID:sXgB30EP
うざ
137名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 16:57:24 ID:vdGTGJ0I
秋山は直のすべてが好きってことでいいと思う。
138名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 17:34:33 ID:nRKntGj9
エトウも直の全てが好きって事で良いと思うw
139名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 17:49:17 ID:omsxJIcf
2ちゃんではあまり女だと言わない方がいいと思うが
初心者多いのかな?
140名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 17:54:37 ID:BvB9Q4cs
と言うか中学生がいっぱいいる気がしてならないのは俺だけか。
141名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 17:59:41 ID:uirRVTqB
初心者というか、個人サイトと同じノリの人が少し居るかもね。
まああまりギスギスしても
職人さんが投下し難いくなるし穏やかにいこう。

公式サイトの秋山「ヨコヤァv」と
キノコフクナガの「アッキー」云々にワロタw
142名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18:43:38 ID:sXgB30EP
平日の真っ昼間に当たり前のようにスレが伸びるってこの板じゃ珍しいよな
ニートがハマる萌え系作品でもないし
つまり、そういうことだろ
143名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18:52:16 ID:nRKntGj9
夕方暇なフリーターが多いって事?
…私だw
てか21禁だからここ。

>>141
マジですか、逝ってきます
144名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:11:51 ID:pJeJnnpw
>>139
いつの時代からとまってんの?
必要ないのにアピールするのは叩かれるけど
普通に書けばいいんだよ。
むしろ腐女子のキモい男言葉のほうがやめて欲しいよ。
>>140
厨房臭いのいるね。経験の浅さが如実に出るから萎える。
145名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:43:22 ID:mB5sxJPL
盛り上がって参りました

そんなことよりも職人さん方の投下、常時お待ちしてますワックテカ!
146名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:15:04 ID:Rty5w/IU
1日後にはドラマ始まってるな
ドラマスタッフには、泣かされたり怒らされたり喜ばされたりしたけど、
今回はどう出るか!?
萌えシーンがあったら速攻GJ贈りに集まれ!
147名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:36:20 ID:2hhY0YGQ
明日のドラマが終了次第、一つ投下する予定。
今投下すると恐らくネタバレになる・・・
148名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:39:00 ID:OfoyRk6q
投下します。

・エトウ→直(→)←秋山
・エロなし
本当はエロにつなげたかったのですが
ますますダラダラしそうだったのでやめました。
ぬるいです。すみません。
149名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:41:27 ID:OfoyRk6q
1

コンコン
パタパタとこちらに向かう足音に心臓の音が重なってうるさい。
扉の先にはまぶしい笑顔が見えた。
「こっこんにちは」
「こんにちはー!どうぞあがってください!」
勧められるまま部屋に入り、緊張で座ることもできず、グルッと一周見渡してみた。
当然オンナノコらしい部屋だけど、そこかしこにする彼女の香にクラクラする。
そして今は美味しそうな匂いが彼女の向こうからしている。
「あっもうすぐできあがりますんでどうぞお座りになっててください!エトウさん!」
「あぁ…あ、あの、これ…」
「わぁーキレイ!ありがとうございます!ピンクのバラってかわいらしいですよねー」

(キミだと思って買ってきたんだ)

来る前に何度も練習した台詞は、やっぱりでてこなかった。

意を決して「会いたい」と連絡したのは数日前。
彼女はあっさりと承諾し、良かったら家でご飯でも…という話になった。
(…てことは脈ありか?)
あの忌まわしいゲームで彼女を守り抜いたヤツ…秋山はもう関係なくなったのか、と安堵し、
会える日を待ちに待って今日に至る。

花瓶に挿しなおし、テーブルの真ん中に置いた彼女は、以前と変わらず何の疑いを持たない笑顔をこち

らに向けた。
(今日こそは…告白するぞ)
「あのー、さ」
「はい?」
「直ちゃん…あの…きょ、今日は会ってくれてありがと」
「はい!私…エトウさんに会いたかったんです」
(え!?…まじ!?)
「あの時ちゃんとご挨拶できないまま3回戦に行くことになっちゃって…ごめんなさいって言いたくて


「…なんだ」
あからさまにがっかりした俺の言葉の意味が理解できないという風に首をかしげる彼女に対し、
なんでもないよとキッチンに促してあげた。

「もうすぐできますからねー」
とりあえず、彼女はこうして会ってくれた。しかも家にまであげてくれた。まだ時間はたっぷりある。
(メシを食ってから態勢を立て直せばいいか)
部屋の居心地にも慣れて、鼻歌を歌いながら自分だけのために準備している彼女の後姿を、誰に邪魔さ

れるでもなく見つめ続けた。

コンコン
(?誰だ?新聞の勧誘か?)
「直ちゃん、誰かきたみたいだよ」
「あっ、開けてもらってもいいですかー?」
言われるまま開けると、予想に反した展開に固まってしまった。
150名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:44:09 ID:OfoyRk6q
2

「なんでおまえがいるんだ」
(それはこっちの台詞だろ…なんでおまえがくるんだよ…)
一歩も動けないままいると、ぴょこっと顔を覗かせた彼女は
それこそ幸せいっぱいの笑顔で言った。
「あ、秋山さん!こんにちは!そろそろいらっしゃると思ってました!」

(そろそろ?)

「なんでこいつがいるの?」
「なんでって…みんなでお食事しようと思って!
秋山さんの分もちゃんと作ってありますからいつもみたいに食べてってください」

(いつもみたいに??)

彼女は、恒例になっているかのように秋山の腕をとり、部屋へ招き入れた。
「秋山さんみてください!このお花かわいいですよねー!
エトウさんが持ってきてくださったんです!」
「お二人ともあともうちょっとだけ座って待っててくださいね!」
二人の男の気も知らないまま、ご機嫌でキッチンに戻る彼女。

(きまずい…)
ゲーム時の威圧感に磨きがかかったかのように秋山の視線が自分に刺さってくる。
(結局、こいつと直ちゃんは今でもつながりがあったのか…)
「で?なんでいんの?」
急に声をかけられて、無意識のうちに体を震わせてしまった自分が情けない。
「…な、直ちゃんに誘われたからに決まってるだろ。俺に会いたかったんだってさ」
(ホントは俺から誘ったんだけど…いいよな、会いたかったって言ってくれたのはホントだし)
「へぇ…」
「お、おまえはなんできたんだよ?よく来るのか?」

「……別に」

それきり、秋山は視線を外し、俺との会話を拒否してしまったようだった。
自分の方が優位に立ってるハズなのに、
相変わらずこのオトコの前では挙動不審になってしまう。
(落ち着け…俺)
タバコを取り出し火をつけようとする俺に
「ここ、禁煙だから」
「外でやれよ」
と制され、しまうわけにもいかず…暗に(出て行け)と言われているようで…
逆らえずに一服しに外へ出た。
151名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:45:44 ID:OfoyRk6q
3

「あれ?今なんか音しませんでした?」

「おい」
「簡単に他人を部屋にあげるなといつも言っているだろう」
「え…でも、エトウさんは知ってる人ですよ?」
「知ってても!……そう簡単に男を誘うんじゃない」
「え…」
「…それとも、あいつのこと好きなの」
「え!?そ、そんなこと…良い人だな…って…」
小さくなっていく声に対し、ふぅ、とため息をつく秋山。
「おまえは“良い人”だったら誰でもいいんだ?」
「え…」
「それなら俺は帰るよ」そう言うと秋山はくるりときびすを返した。

「そんな!嫌です!!秋山さん待って!」
必死で背中に抱きつく。
「私が好きなのは…秋山さんです!だから行かないで!!」

「…“良い人”だから?」
「違います!私…ちゃんと、男性として秋山さんのことが…好きなんです…」
「秋山さんは…私のこと、嫌いですか…?」

秋山は満足げな表情で振り返ると、直を正面から抱きしめなおした。



(気になる…。)

タバコを吸っていてもちっとも落ち着かない。
火をつけたばかりだが早々にもみ消し、部屋に戻ることにした。
(とにかく、俺にだって気を許してくれてるんだし、もっと自信持て、俺)
自分を勇気付けて扉を開けたときだった。

「秋山さん待って!」
(なんだ…?)
声のするほうに目をやると、そこには…秋山の体に巻きつく細い腕。
「私が好きなのは…秋山さんです!だから行かないで!!」
(…え?)
事態が飲み込めず棒立ちになっている俺に、秋山は勝ち誇った笑みをみせ…
そのまま直ちゃんを抱きしめた。



「ん…んん…」

もう、見なくてもわかる。
彼女の甘い声。
俺はそのまま扉を閉めなおすとフラフラと外に向かった。
(なんでだよ…あんなのみたくなかった…あんな声…聞きたくなかった)
「くそっ」
告白する間もなく…失恋、か。
タバコを手にとり、火をつけた。
「あー…しみんなー…」
とめどなく流れるモノを煙のせいにして重い足をひきずった。
152名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:47:15 ID:OfoyRk6q
4

(私…食べられてる)
口内を彼に占拠されされるがまま、直は思った。
大好きな秋山とのキス。
初めて味わう感覚にゾクリとし
(もっと…)
と愛しい人からの甘い誘惑にとらわれた。

「ふぅ…」
どのくらいの間こうしていただろう。
ガクガクした体をほとんど抱き上げられながら支えてもらい
解放してもらった口を半開きにし、息を整えようとする。
秋山に身を預けながら朦朧とした意識の中で、何かを忘れている。

「ハッ!江藤さん!!…あれ?」

「ヤツならなんか用事を思い出したって帰ったぞ」
「え…そうなんですか?…黙って帰っちゃうなんて…」
「なに…やっぱあいつのこと好きなの?」
「ちっ違います!」
「あんな花なんか嬉しそうに飾っちゃって」
目を合わせようとしてもこちらを見てくれない秋山に

「秋山さん…それって……ひょっとして、やきもちですか?」

「……なわけないだろ」
背の高い彼の表情は良く見えないが、よく見ると耳が赤い。
「えへへ」
「嬉しい、です。秋山さん?ホントに本当に大好き。」
もう一度きゅっと抱きしめる。


「じゃぁ、…いい?」
153名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:49:02 ID:OfoyRk6q
5

「?…はい?……え…きゃっ」
そのまま抱き上げベッドにそっと下ろすと、直の細い首元に顔を埋めた。
「あっあのっちょっとっ、あ、秋山さん?!」
「…なに?」

「あの……なにするんですか?」
頬を染めながらもキョトンとしている。

「……ハァ」盛大にため息ひとつ。
「…秋山さん?」
「いや、キミに世間一般の男女の会話をわかれっていう俺がバカだった」
「え?」
「なんでもない」
「なんですか?」
可愛い鼻の頭にキス一つ降らし、
「なんでもないよ、メシ、食おう」と会話の転換をはかった。
「あ、…はい!」
再び幸せいっぱいの笑みを浮かべパタパタとキッチンに戻る直。
どうやら彼女を鳴かせるにはまだまだ先は遠いようだ。


(それにしても…)
タバコに火をともし、ほくそ笑む。

(楽勝だな)

いつかは釘を刺さなければならない相手と偶然のタイミングとはいえ再会し、
あっさりカタをつけられた。

ご機嫌な彼女をチラリと見ながら
(…コレじゃないんだよ、わかってねーな)
と、飾られた花を窓際の死角に移し、再びキッチンへ向かう。

(…誰にも渡さない)

「秋山さん?」
振り向いた彼女の、自分だけに向けられた微笑みに満足し
手中にあることを確かめるかのように優しく抱き寄せた。




154名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:50:32 ID:OfoyRk6q
ありがとうございました。
なんか1の改行がおかしくなってて読みづらくてすみません。
内容もこうしてみるとイマイチですね…むずかしいーなー

155名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:56:41 ID:Q/rQfcVd
>>154
リアル投下ktkr!
エトウせつなす……だがそれが良い!!
GJでした!
156名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:01:07 ID:ROPzzkdk
>(私…食べられてる)

思わず裸になりますた。
157名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:05:29 ID:M3ImtRBt
相変わらずエトウかわいそうに・・・ヤツには幸せになって欲しいぜ。
でもGJ!!
158名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:16:50 ID:dABPiIU4
>>154
誰かもうエトウを助けてやってくれエエエエ。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァァァン!
だけどGJ!
ごめんな豹柄、来世では幸せになれよ…
159名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:26:13 ID:DBBAL+F3
GJGJ!!
160名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:26:34 ID:+oo34cm8
エトウは、実らない恋だからこそいいのだっ!!
策略家、されどベタ惚れな秋山…GJ!
161名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:50:03 ID:ZY28jZJA
154です。
皆様心温かいコメントありがとうございます。
調子に乗ってこんどはヨコヤ×直など書いてみようかな…
162名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:54:53 ID:XdEvxW2N
GJです!!
エトウはせつない恋が似合いすぎる・・・・(T−T)
君だったら将来絶対いい人が見つかるよ・・・・・
163名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:57:28 ID:9yQVNwVn
GJ!
>>156
おまいはまたかww
164 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:30:58 ID:f5bxNOo+
投下前注意。
・秋直。
・甘甘、をテーマに頑張ってみた。
・わりと直タン積極的。
・にゅるいエロシーン有。

以上がダメ! と言う方はスルーよろしくです。
165スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:32:39 ID:f5bxNOo+
 その想いは日に日に増すばかり。
 私自身押さえつけるのに必死で。言葉にするには私はあまりにも無知で、どうしようもなかった。
 体の奥の奥、芯の部分に根付いて離れないその思考。
 きっと伝えたい想いが強くなればなるほど、私の口は空回りするのが目に見えていて、少し悲しくなった。
 だから、こんな事をこんな形で告げる、というのはまったくの想定外。
 でも、それは自然と言葉になり、秋山さんに伝えられて。

「赤ちゃん、欲しいなぁ」

 無自覚な私の呟きに、秋山さんは驚いた顔を私に向け、硬直した。もう、それは見事なまでに。
 言った私自身が言葉の意味を理解するする前に、秋山さんは盛大にため息をついた。
 何で君はいつも唐突なんだ、と呟きながら。

「秋山さんとの、赤ちゃん欲しいです」

 ソファに座る秋山さんの前にぺたり、と座り込むと上目使いにその綺麗な瞳を見つめる。
 私は本気も本気です、と真剣な眼差しで訴えかける。でも、秋山さんはすぐに視線をそらした。
 髪の隙間から見える耳を真っ赤に染めながら、本当に何なんだ、と秋山さんは呟く。
 何なんだ……何なのだろう。私自身答を持ってはいないから、何も言えない。
 ただ、一つだけハッキリしているのは、私はどうしようもなくあなたが好きで、好きで、本当にどうしようもなくて。
 秋山さんから見れば私の言葉じゃ全然理解できないだろうし、私は私で少し自分の言葉に驚愕しているけれど。
 もう、秋山さんが傍にいてくれると言うのならば、私はこの身を捧げてもいい覚悟だから。
 それを、受け止めて欲しいだけなのかもしれない。
 ワガママ、と言われればそれまでの、酷く子供っぽい感情。でも、とても、とても愛しい覚悟。
 秋山さんの放り出されている右手をそっと掴むと、私の唇と秋山さんの中指が触れあう。
 精一杯の、求愛行動。
 その様子を見ていた秋山さんはさらに困惑の表情を浮かべて、でもすぐにふわり、と微笑んだ。
166スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:34:00 ID:f5bxNOo+
(あ、すごく、綺麗)

 私は秋山さんが時折見せてくれるこの笑顔が大好きで。いつもどうしたら笑ってくれるか考えをめぐらせていて。
 けど、頑張って考えた案を実行しても、全然笑顔を見せてくれない。
 それなのに、いつも不意打ちで見せてくれる綺麗な笑顔。その笑顔に私の全ては支配されているのを体感する。
 心地良い、服従感。
 私の唇と触れ合っていた秋山さんの指が、私の頬をなぞり、また唇へとゆっくり、ゆっくり戻ってくる。
 秋山さんの指はとても細長く、女の私でも惚れ惚れしてしまうくらい綺麗で。
 ああ、本当に。この人は何から何まで美しい人なのだ。疎ましく思えるほどに。
 秋山さんの中指が私の唇を裂き、中へと入ってくる。私は口を開いて、指先を少し舐めた。
 指の熱が口内に広がって、顔が熱くなっていくのを感じる。秋山さんの体温に染められているみたいで、すごく気持ちいい。

(このまま、溶けちゃいそう……)

 瞼を閉じれば、そこは私と秋山さんだけの世界が広がっていて。もう望む物なんて何も無い。
 何億円だろうと、この世界の前では無意味だから。

「……馬鹿っぽいな」

 瞼を開けく。そこには少し意地悪な表情を浮かべている秋山さんが、私の瞳を見つめながらそんな事を言うものだから。
 私はむっ、とした。確かにその通りなのだろうけれど。何も言わなくてもいいと思う。
 仕返しとばかりに秋山さんの指を噛んだ。

「……痛い」
「き、きふ、しふぇくだふぁい」
「え? ごめん、何?」
167スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:34:52 ID:f5bxNOo+
 ゆっくりと引き抜かれていく指に名残惜しさを感じつつ、私は秋山さんの瞳を見つめながら、ぼそり、とまるで蚊が鳴くような声で言った。
 本当、こういうのはいつまで経っても慣れない。それをわかった上で言わせる秋山さんも秋山さんだけれど。

「キ、キスして欲しい……です」

 恥ずかしさでその場に悶え転げそうになるのを必死で我慢しながら、私は言った。
 火照る体を落ち着かせようと深呼吸を繰り返す。ダメだ、恥ずかしすぎる。
 秋山さんの視線から逃れるように俯いた私の頭上から、すごく優しい声色で秋山さんの声が聞こえた。
 おいで。秋山さんの一言に頷いて、私は顔を真っ赤にしながら、ゆっくりとした動きで秋山さんに抱きつく。
 両腕を背中に回すと、全身が秋山さんの体温に包まれる。優しい、秋山さんらしい温かさ。
 大好きです。言葉にするには今の私は子供ですけど。でも、誰よりも、何よりも、大好きです。
 今はこの衣類と皮膚に阻まれている距離だって、いつかは縮めてみせます。
 どうやって、と聞いてはダメです。答えられませんから。
 けど、今はこの距離を楽しむ事にします。だってほら、抱き合えるし。
 ゆっくりと顔を上げると、自然と秋山さんと目が合う。もう今日だけで何度視線がぶつかりあったか。
 緩いスピードで近づいてくる秋山さんの顔に、私は瞼を閉じる。これがキスをする時のマナー、らしい。

「良い子だ」

 秋山さんの声が聞こえたのと、唇が触れ合うのはほぼ同時だった。
 触れた唇は柔らかくて、とても甘い。
 ゆっくりと、味わうように秋山さんが動いている。私はただされるがまま。
 秋山さんに任せておけば、何も問題はないから。
168スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:35:44 ID:f5bxNOo+
「ん、は、んぅ」
「……アンタって本当、可愛いな」

 舌がスルスルと進入してくる。私も従順に舌を伸ばし、絡める。
 まるで別の生き物みたいな動きをする秋山さんの舌。
 何度も顔の位置を変え、深く、隅々まで蹂躙される感覚に、ぞわり、と背中に快楽が走る。
 もうすっかり秋山さんに染められちゃったなぁ、何てのんきな事を考えながら味わうキス。
 その味に、次第に私の全身から力が抜けていく。
 唇と唇が。舌と舌が、淫光を放つ唾液の糸を引きながら離れる。
 名残惜しさと、切なさに胸の奥がきゅう、と絞まるのがわかった。
 本当、いつから私はこんなにも強情になったのだろう。
 背中に回していた腕を解かれ、まるで造作もないような手際で秋山さんは私を抱きかかえた。
 お姫様抱っこ。突然の事に私が素っ頓狂な声を思わず出してしまったら、秋山さんが可笑しそうに笑った。
 しかたないじゃないですか。いきなりお姫様抱っこされれば、誰でも驚きますよ。
 私の非難の声にも秋山さんはどこ吹く風。そのまま寝室へと向かう。
 途中、私は秋山さんの耳元で囁いた。それはどこか、自分自身に言い聞かせているように。

「赤ちゃん、特別欲しいわけじゃないです」
「……あ、そう?」
「ただ、何て言うか、結局私が欲しかったのは、秋山さんなんです」
「……ああ、そうなんだ」
「そう、なんです」

 秋山さんはホッとしたような、でもどこか寂しそうな表情を浮かべている。
 少しは伝わったかな? と期待したけれど、イマイチ効果は薄いみたい。
 勇気を振り絞って言ったのだけれど。
169スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:36:24 ID:f5bxNOo+
「で?」
「え、はい?」

 突然秋山さんに尋ねられて、思わず聞き返した。

「いや、結局、俺にどうされたいの?」
「え、えーと、どうって聞かれても……うー」
「何にも考えてなかったとか?」
「いや、ていうか、その、ですね。あ、きやまさんのす、好きなようにしてくださ、い」

 今日の私は自分で言うのも何だけれど、とても積極的だと思う。
 意地悪な笑みを浮かべ、秋山さんは心底楽しそうに言った。

「やっぱり、アンタはMだな」



 二人で寝るには随分大きいサイズのベットに私を放り投げると、秋山さんは着ていたシャツを手早く脱いだ。
 その姿がとても綺麗で、私は思わずまじまじと見つめてしまう。
 抱きついた時にいつも感触として伝わる、男性としては細い線。
 でも、いざ見れば痩せている、何て印象は一瞬で消え去るほど、引き締まっていて。
 ずるいです、と私が言えば秋山さんは笑って、キスをしてくれた。

「俺、アンタの体嫌いじゃないよ?」
「ど、どうせぷにぷにですよ! 胸も小さいです!」
「いや……充分細いと思うんだけど。ていうか、これって大きい方じゃない?」
「い、嫌味ですか!?」
「まさか。君くらい出ているとこは出ていて、くびれている所はくびれている方が、そそるんだよ」

 そう言いながら、秋山さんは私が着ているキャミソールを器用に脱がすと、投げ捨てた。お気に入りだったのに。
 秋山さんの唇が、私の右耳にキスをする。甘噛みしながら、いつもより柔かい声で秋山さんは囁く。
 ああもう。そんな声を耳元で出されたら、たちまち骨抜きにされるのに。
 分かってやっているのか、いないのか。多分、確信犯なのだろうけど。
170スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:37:18 ID:f5bxNOo+
「アンタって、いつも甘い味がする」
「え、え!? ほ、本当ですか!?」
「うん。ほら、こことかすごく甘い」

 そう言って秋山さんの舌が私の首筋をなぞる。くすぐったさに身をよじると、秋山さんは意地悪な笑みを浮かべる。
 秋山さんの腕の中はとても温かくて大きくて、まるでお父さんみたですね、と言ったら秋山さんはなにそれ、と笑った。
 意味なんてこのベットの中にはなくて。私と秋山さんの二人で完結している世界。
 気持ちいい、この感情の名前は。

「あー、うん。ごめん。やっぱ我慢できない」
「する気ありました?」
「全然。あーでも、まだもう少し馬鹿っぽいことするのも、悪くない」

 馬鹿っぽいのかな。私にはとても気持ちいいのだけれど。
 そう言うとまた笑われそうで、だけどもう今の私には覆い隠す物がないから。
 あ、いや、まだギリギリ下着で隠しているけど。

「私、は」
「うん?」
「気持ち、いいです……よ?」
「……本当、誘ってるとしか思えないよね」

 淡い桜色の布はすぐに放り投げられてしまった。
 あっけなく崩れた最後の砦を見つめながら、私は身にまとう物が何も無いことに今更ながら恥ずかしくなる。
 顔を火照らせながら出来るだけ秋山さんの視線から逃れる。(逃れれる訳無いけど)
 案の定秋山さんの綺麗で、どこまでも澄んでいる(そういうと笑われるけど)その瞳が私の体のラインをなぞる。
 あまり大きくない胸も(フクナガさんはすごく大きかったな)(男の人、だけど)細くない二の腕も。
 秋山さんの唇に触れられるとこ全部がとても熱くなっていく。
 きっとこの人は魔法使いなんだ、と恥ずかしさを紛らわせるためにそんなことを考える。
 もう体は緊張で、さっきから固まりっぱなしだ。いつまでたっても慣れない。
 気持ちいいんだけど。本当に。

「あ、きやまさん」
「ん、何?」
「もっと、さわって……ください」
「じゃ……遠慮なく」
171スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:38:01 ID:f5bxNOo+
 秋山さんの指が胸の谷間から臍へと辿り、そのまま秘所を撫でる。
 私の意志とは無関係に、体が反応を示す。その様子に私は恥ずかしくて死にそうになる。
 ゆっくり、ゆっくりと進入してくる秋山さんの細長い指。もうどこがイイのかなんて知り尽くしたような動き。
 声を抑えることなんて出来なくて、私は顔を真っ赤に染めながら唇を噛み締めた。

(やっぱり、ずるい)

 触れている所全てが気持ち良くて、私の脳髄を破壊する勢いで襲い掛かってくる悦楽の波。
 優しく、撫ぜるように私を刺激する秋山さんの瞳が妖艶に、輝く。
 本当に。どこまでも、美しい人だと思えるのは、恋をしているからなのかな、何て。
 一度指を引き抜けば、指先がキラキラとした液体で輝いている。
 秋山さんはそれを舐めると、甘い、と私に微笑みながら言った。意地悪。

「も、無理。我慢の限界」
「え、あ、ん、あ、きや、ま、さん、あ、んッ!」

 いとも容易く秋山さんを受け入れる私。もう何度も何度も秋山さんと混じり合ったソコは相変わらず敏感で。
 秋山さんが快楽に顔を歪めるたびにぞわり、と背筋に喜びの感情が駆け抜ける。

(気持ち、いいのかな?)(私、は、気持ちいいですよ、秋山さん)

 前後に動く秋山さんに揺さぶられながら、私は霞む視界でずっと秋山さんの綺麗な顔に見惚れていた。
 いつも一緒にいてくれてありがとう、とか上手く出来なくてごめんなさい、とか。
 ずっとずっと大好きです、とかもっともっと気持ち良くしてください、とか。
 色々な感情が混ざり合って溶け合って。私自身良く分からない感情に昇華された。
 想いは口から零れる事が出来なくて、代わりに涙がぽろぽろと溢れ出る。
 ああ、与えられる喜び。あなただから、ですよ。
 口から発音される甘い声に、秋山さんは満足げに微笑んで、ごめんね、と言った。
 避妊なんて考えていないから、当然のように私の中に秋山さんのが、何度も何度も吐き出された。
172スペース・カウボーイは眠らない ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:40:14 ID:f5bxNOo+
「水、飲む?」
「あ、はい。ありがとうございます」

 あの後、三回ほど秋山さんは私の中で果てた。意外に秋山さんって強情なんだと毎回思い知らされる。
 少し、嬉しかったりするけど。
 秋山さんから手渡されたミネラルウォーターで喉を潤しながら、窓の外に浮ぶ月を見上げた。
 綺麗ですね、と秋山さんに問えば、そうだな、と気の無い返事が返ってきた。
 ベットに腰掛け、私に背を向けながら煙草を燻らせるその格好に、また胸が高まる。
 もう、秋山さんなら何でもいいのかもしれない。
 と、不意に秋山さんが振り返った。煙草を持っていた灰皿に押し付けると、真剣な眼差しを私に向ける。

「なあ」
「はい?」
「少し先の話、なんだけどさ」
「はい」
「結婚、考えてみない?」
「はい……はい?」
「まぁ、まだ俺も曖昧にしか考えていないけどさ。君が……直がよければ、何て」
「あー……うー……不意打ちはずるいです」
「……勢いじゃないと、言えないだろ」
「秋……深一さんが良ければ、私は、喜んで、その、深一さんの側にいたいです、よ?」
「……あー、うん。本当、何て言うか、さ。愛してる」
「私もです。多分、ずっとずっと、」

(死が、二人を別つまで、何て)(もう、側にいないと死ぬほど寂しいんですけどね)
173 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/16(土) 01:42:26 ID:f5bxNOo+
ぬーん。以上です。もっと、こう、頑張る。オデガンガル!
174名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:55:13 ID:ZY28jZJA
GJ!!
なんかこう、二人が信頼しあってる感じがしてイイ!!
175名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 02:05:34 ID:t+CBFDYu
GJGJGJ
いい夢見れそうだぜ!!!
176名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 02:11:30 ID:AOW0TKcS
>>154
今更だがGJ!! ヨコヤ×直も楽しみに待ってるお。

>>172
GJ!
177名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 02:16:37 ID:DBBAL+F3
GGGJ!

こういう激甘のもスキだ!
178名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 02:37:05 ID:+oo34cm8
GJ!
心が綺麗な人は、大人になって色んなことを知ってもピュアなんだなぁ…

そんな2人をありがとう!
179名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 10:25:42 ID:Prk/GsOU
今日はこれが本当の俺だよの日
wktk
180ライアー4回戦:2007/06/16(土) 17:16:53 ID:eyWu4rOe
ライアーゲーム4回戦。会場は廃校。

俺達はもう何十回と激しい議論を尽くした。
議論の末、ある作戦を決行することにした。
頭の中で何度もシミュレーションしたが、完璧な作戦だ。
ついに俺は必勝法を見つけた!!

「秋山さん。この階段を上っていくんですね?」
今、俺と神埼直は外付けの非常階段にいる。
想像以上に風が強い。
「悪いが先に行っててくれ」
「はい!」
コツコツコツとヒールの音を立てながら彼女はゆっくりと階段を上っていく。

ビュ――ゥッ!
突然の強風。
俺の作戦通り!
めくれ上がる直タンのスカート!!
「きゃぁ!!!」
俺、もう、死んでもイイッ!!!!


181ライアー4回戦:2007/06/16(土) 17:19:15 ID:eyWu4rOe
脳内閣僚会議が面白すぎなのでつい。
ごめんなさい。逝ってきます!
182名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 18:07:13 ID:tAuFGykk
秋山www
183名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 18:17:51 ID:EZXSTDey
これは本当に…逝ってこいw
184名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 19:34:55 ID:PACb6Y+T
アッキーw

貧乏なのに心理学専攻して、秋山さんは将来
何になるつもりだったんだろう。
185名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 19:52:17 ID:ZPVyqsr8
自分もそれ思った。
なんでそんなに就職先に困りそうな学科のしかも院にまでw

まあ講師、助教授を狙える成績だったのかも知れないけど
これから先ゲームの賞金以外で直を食わせていけるのか気がかりだよw

てか結婚して神崎家に婿養子に入っちゃえば名前変わって就職とかしやすいのかもw
186名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 20:10:59 ID:/lQ7WxG3
臨床心理士にでもなるつもりだったんじゃないかと予想。

>>173
走召GJ!!
187名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 20:59:20 ID:5EV1lPbS
詐欺師になるために心理学勉強したんじゃないの?
188名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:04:25 ID:NHq7zIF4
>>187
原作100回読み直そうな
ドラマにそういうこと書いてなかったらスマソ
189名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:14:00 ID:dIRf4rAH
仕事中wktkしすぎて、窮地に陥った秋山を救うためヨコヤに
身売りする直タソを幻視した社壊人が通りますよ…
190名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:14:45 ID:M3ImtRBt
なるほど。
つまり心理学を勉強していたのは父からの命令。
母がマルチに騙されて秋山が自分の意思で詐欺師になったように見せかけ、実はすべて父の計画通り。
父の思惑は、ライアーキングへと秋山を育てるため。

それってなんて学園探偵Q?
191名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:28:17 ID:j8tMaK/Z
あの話を信じるなら秋山は母子家庭だろwww
192名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:56:11 ID:pIjjP3Q4
「あの…一緒に寝てくれませんか?」

―――脳内会議開始―――

A「じゃあ臨時【直タンに一緒に寝てくれませんか?と言われたらどう対処する?】会議を始めたいと思います」
B「よろしく」
C「よろしくー」
D「よろしくお願いします」
A「今日の服装…つってもパジャマだけど、やっぱ何着てもいいねー」
C「花柄のピンクのパジャマ。オプションとして熊のぬいぐるみに枕つきですねー」
B「可愛すぎだろ」
C「まあ今回はどう対処するってことだけど」
B「普通に寝るだろ!それ以外は断じて許さん!」
C「やっぱりそうですよね。でもここは一つ冷たくしてみるのはどうですかね?」
B「それでいこう。1度ぐらい冷たくしておかないと警戒されるかもしれないしな」
C「で、その先は?」
B「そりゃあ…」
A「あ〜ヤバイ。トイレ行って来ていい?」
C「リーダー間が悪いっすね〜。話聞いてました?まあいいや。それで?」
B「そりゃあ抱くだろ」
C「展開早すぎませんかねぇ?もう少し時間かけたほうが…」
B「こんなチャンス2度とないだろ?!ここで抱かないといつ抱けるか分からないぞ?!相手はあのカンザキナオだぞ??!!」
C「あー、はいはい。分かりました。分かりましたから唾飛ばさないでくださいよ」
A「あー、もう無理。トイレ行って来ていい?」
C「やっぱリーダーもう少し落ち着いたほうがいいですって。今回は結構持ったほうですけど」
B「それより今日の下着だが…」
C「今回は何も情報ないですしねー。D氏はどう見ます?」
D「そうだな。あの熊のぬいぐるみや枕。そして恥じらい加減からいくと…」
C「なんですか?」
D「パジャマの下に何もつけていないに千キノコ」
B「そ、それは物凄く……イイ!」
A「もう無理。トイレ行ってくる」



「あの…ダメですか?」
「ダメとは言わないが、君には警戒心というものがないのか?」
「だって、寂しいですし…」
「まあいい。どうせ帰れと言っても帰らないんだろう?好きにしろ」
「はい!ありがとうございます」
193名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:59:03 ID:pIjjP3Q4
ゴメン。脳内会議パクった。
逝ってきます!
194名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:49:25 ID:h2EicFDF
ちょw直タソ萌えた!
脳内閣議好きだよー
195名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:55:31 ID:dIRf4rAH
笑ったw

もしかしてこのA〜Dのどれかが「本当の俺」なのか?
196名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:08:33 ID:vyEZqCic
ちょ!!スペシャル予告でエトウが出てた!
しかもヨコヤが直を後ろから抱いてなかった!?
197名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:19:36 ID:1gyX61yH
豹柄(゚∀゚)!!
198名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:36:41 ID:zn7oWfdI
密輸現場でヨコヤ×ナオ 希望
199名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:45:17 ID:tAuFGykk
>198
いいな、それ。監視カメラ越しで何もできない秋山
200名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:54:31 ID:j8tMaK/Z
それいいな
思わず妄想しちまった
201名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:54:50 ID:LnhcYdpx
どS秋山後輪
202名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:58:27 ID:C1et7OnM
>>195
Aに千キノコw
203sage:2007/06/16(土) 23:59:03 ID:X6H1PK3o
どM神崎前輪?

204名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 23:59:43 ID:vyEZqCic
フクナガ×アソウなんて妄想してしまった私はどうしましょう
あと、一番最後のフクナガに萌えてしまった私もどうしましょう
205名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:01:37 ID:vyEZqCic
>>203
じゃあエトウは補助輪だw
206名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:22:50 ID:9DjkC6LY
誰がうまいこと言えとwww
207 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/17(日) 00:39:52 ID:W34JaCov
ハァハァ……今回もすげぇよ。萌えたよ……。
ていうか、何かいたるところで脳内会議がw
てわけで久々に脳内会議投下しまッふー。
208 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/17(日) 00:41:33 ID:W34JaCov
A「えー、それでは第……あれ、今回何回目だっけ?」
B「知らん。四十二回くらいじゃないのか?」
A「あ、じゃあそれでいいか。
では、第四十二回【直タンが俺の肩に寄りかかって寝ちゃって、股間のヘルスティンガーを彼女にばれずにどうするか】会議を始めたいと思いまッす」
B「よろしく。ていうか長いな」
C「よろしくですねー。ていうか長いですねー」
D「よろしくおねがいしま長いですね」
A「いいだろ別に! というか状況説明!」
C「了解ですねー。えー、現在直ちゃんと二人でテレビを見ていたら、彼女が肩に寄りかかってきたという状態ですねー」
B「に、匂い! 匂いを! くんくんすべきじゃないのか!」
C「いやまぁ確かにそうですけどねー。むしろもうほのかにシャンプーのいい匂いが漂ってきてますねー」
A「ちょ、これ俺が! 俺がこのシャンプー選んだんだぞ! もっと俺を尊べ!」
C「ワーリーダースゴイデスネー。で、どうします?」
B「どうもこうもあるか。ベットに連れ込んでインザハウス一択だろ」
C「なんというか身も蓋も無いですねー。ていうかテレビつけっぱなしですねー」
A「ん? あ、懐かしいなー失楽園じゃん」
B「お、懐かしいな。うーむ、この女優の色香がたまらん」
C「あーすごいブームになりましたよねー」
D「……」
A「……」
B「……」
C「……」
A「……いやいや! 真剣に見入ってる場合じゃないだろ!」
C「あーつい懐かしんじゃいましたねー。で、何の話してたんでしたっけねー?」
A「いや、だからほら、直タンの匂いでつい生理反応でおっきしちゃったモノをどうするかって話じゃん!」
B「リーダーが言うと変態臭がしてかなわん」
A「ヒデェ!」
C「んー、ていうか別にナニをどうしなくても、普通に起せば」
A「バカ! このオバカ! こんなイベント逃す手はないだろ!」
B「リーダーにバカって言われるくらいならヨコヤの靴舐めた方がマシだな」
A「どんだけ!?」
C「あーでも、直ちゃんの寝顔可愛いですねー。ギスギスした世界に咲く一輪の可憐な花ですねー」
A「あ、カメラカメラ」
B「あ、おいリーダーずるいぞ!」
A「うるせー! 俺のオカズファイル作成作業の邪魔すんな!」
C「しかし、直ちゃんの肌って白くて綺麗ですよねー。それにすごい柔かそうですねー」
A「縄とか似合いそうだな!」
B「死ね」
C「五秒で死ね」
A「……すいません」
B「しかしあれじゃないか? イッツジョンイント! は無理だとしてもキスくらい許されるんじゃないのか?」
C「どうですかねー。気まずくなる可能性も否定できませんからねー」
B「男がグチグチ悩んでどうする! ガバッと行けガバッと!」
A「おいおいキスなんかしたらそれこそ股間が暴発しちゃうだろ」
C「あーそう言えば今回の議題はあくまでもナニをどうするかって話ですもんねー」
Bだからヤっちまえよ!」
C「いや、一応男女には段取というものがですねー」
D「なら」
C「はい?」
D「彼女の手でナニをコスッてやればいいと思う」
A「それだ!」
209 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/17(日) 00:42:13 ID:W34JaCov
「ん……あれ、秋山さん?」
「ん?」
「あれ、私……寝ちゃってました?」
「ああ。俺の肩は枕じゃないんだけど」
「あ、ご、ごめんなさい! その、私、えと」
「いいよ。気にしてないから」
「ごめんなさい……あ」
「何?」
「手……握っちゃってました?」
「……ああ、これ? 寒かったから」
「あ、そ、そうですか! そ、その秋山さんの手が暖まるんなら、私の手くらい好きなだけ使っちゃってください!」
「……じゃあ、今度は使わせてもらうよ」
「はい!……て、今度、は?」
210 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/17(日) 00:43:35 ID:W34JaCov
以上! 注意書き忘れた。嫌な人ごめんなさい! デワデワ!
211名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:46:35 ID:fRDDvXtC
ワロタwww
こんな秋山はいやだww
212名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:52:03 ID:miUI7WTw
脳内会議最高(*´Д`)イイヨーイイヨー
213名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:56:58 ID:Xtmy5bLI
>「縄とか似合いそうだな!」

すまん、自分も5秒で逝ってくるわw
214名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:02:28 ID:nKj3DZhW
脳内会議が流行っているということで…

ヨコヤ×直書いたんだがこの楽しい雰囲気ぶち壊すの悪いんで
またにすることにしますた
215名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:04:37 ID:CxPqZ/7T
>>214
誘い受けは無用



今すぐ投下するんだ!
216名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:05:58 ID:csNcBTFj
いやいやどうぞ遠慮なく投下してくださいおながいします
217名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:07:44 ID:2QJim8rE
>>214
投下してくれ
218名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:08:32 ID:+0ePV2Kg
気にするな、なんでも来ぉ〜い!!
219名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:09:07 ID:6egJMXxc
投下されるまで寝れなくなっちゃったじゃないか!
wktk
220名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:10:24 ID:wbauvRdZ
眠気と戦いながら待ちます!!
221名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:13:28 ID:AUJ6dbk2
正座してお待ちしております!
222名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:14:06 ID:aB4JZ48U
今日の秋山さんは色気ありすぎてドキドキしっぱなしだったよ。
来週は何事もなかったように、次のターンが始まるんだろうなあ。
秋山さんが直タンに騙してごめんねっていうようなシーンがみたいよ。
223名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:29:35 ID:nKj3DZhW
流れぶった切って本当に申し訳ない。
しかもみなさんが期待してくださるような代物ではありません。
先に謝ります。申し訳ありません。

ヨコヤ×直で書いてみました。
今日のヨコヤ思ったより弱くてちとがっかり
もっと冷酷なイメージが良かった
注意
・エロあり(レイプ)
・気分の悪くなる可能性があります
・救いようのない内容
・2回戦同様、3回戦中にも各自休憩部屋が与えられているって設定で…。
以上ダメだと言う方はスルーしてください。
224名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:31:09 ID:nKj3DZhW
1

(どうして…?)
(どうしてきてくれないんですか…あきやまさん…)
乾いた涙がこびりついたまま、ただ人形のようにベッドに横たわる彼女は
もう二度と顔を合わせられないであろう人を想い、瞳を閉じた。


かかる重みに目を開けると
自分を組み敷くその人は…思い描く人物ではなかった。

「どうかしましたか?」

瞬きもできずに固まっている直ににっこりと微笑む。
反応のない彼女の耳に唇を寄せ、
「カンザキ、ナオさん?」と囁く。
数秒後、ぎこちなく表情が変化するとともに
「な、んで…?」
と苦しそうに声を発した。

事態が飲み込めていないのであろう、組み敷かなくても動けなそうだ。
「休憩の時間帯は暇ですからね。ただの暇つぶしですよ。」
そう言うとひろく開いた襟ぐりをつかみ、そこから衣服を一気に破った。

「っ!!いやぁっ!!!」

さすがに自分が危険な状態にあるということを自覚できたのだろう。
恐怖の色を目に浮かべて力いっぱい抵抗し始めた。
「そうこなくちゃ、ヤリ甲斐がありませんからね」
「やめてください!!なんでっヨコヤさん!!」
「暇つぶしだと言ったでしょう?」
片手でも余る細い両手首を押さえつけ、破いたところから顔をうずめた。
「いやぁ!!助けて!!」
「くくく、いいですねぇ、そそりますよ」
かまわず空いた手で乱暴に体をまさぐり、剥き出しになった胸に噛み付いた。
「キャアッ!!」
ちぎれてしまいそうな痛さと恐怖にどんどん涙が流れる。
「助けて!!助けてっ秋山さん!!」

「来るといいですねぇ、貴女のこんなに淫らな格好を見た彼の反応を見てみたい」

ビクリと彼女の体が大きく震え、目が見開かれる。

「フフ、大丈夫ですよ。ここは壁が厚い。
それに貴女も知ってのとおり各部屋には距離がありますので
彼が貴女の叫びに気づくことはないでしょう。  残念ですがね」
225名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:34:12 ID:nKj3DZhW
2

「さぁ、もっと私を楽しませて」

男の手が下に伸びてくる。
何をされるかはっきりとわからないまでも
更なる恐怖に向かっていることを体で感じた。
「やめて!!いやだっいやぁっ!っいたいっ!いたいっ」

「フフフ、もしかして初めてですか?ここを触られるのは」

苦痛の表情を浮かべ下唇をぎゅっと噛む。(秋山さん助けて…秋山さん!!)

「それじゃあ彼に悪いことをしてしまったなぁ」
「うぅ…こんな…こんなこと、…許されません。もうやめてください。
ホントに…助けて…っきゃあぁ!!」

ヨコヤは、微笑みながら彼女の中心に指を無理やり挿し入れた。

「痛そうですねぇ。まぁ、これだけキツければしょうがないですかね」
「助けて…あ、きやま…さん、うぅ…」

「そうですねぇ、そんなに言うなら助けて差し上げましょうか?」
「え…」

「助けて、差し上げましょうか?」
「条件は、“秋山を裏切る”」

「…」
「フフ、できませんか?」
「それでは仕方ないですね」
「やっ、まっ待ってください!!」

「いいんですよ、わかってます」
膝を抱え込む。

「いやっ待って!お願いします!!」


「くくく、貴女は“裏切らない”」

そういうと一気に貫いた。


226名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:37:12 ID:nKj3DZhW
3

「きゃあぁぁぁ!!」

体が二つに引き裂かれる。息ができない。
「フフフ、いいですねぇ。その悲痛の表情がたまりません」
構わず腰を動かすヨコヤ。
「うぅ…」
痛みと惨めさでぎゅっと目を瞑る。

(秋山さん、秋山さん、あきやま、さん)

突かれるたびに激痛が走り、うめき声が出る。
(助けて…秋山さん…たすけて…)



しかし…彼女の願いが通じることは最後までなかった。



「なかなかいい暇つぶしになりましたよ」

痣だらけになった体を横たわらせたまま動けない直に向かって
身支度をしながらヨコヤが嘲笑う。

「これで貴女がこれからどのような顔をして彼に会うのか…
それもまた楽しみですよ、くくく」

「では、また」

嘲笑い声が扉の重みとともに消えた。
227名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:38:59 ID:nKj3DZhW
4

何ら変わり映えしない部屋。
ただ、自分だけが先程とは全く違う人間になってしまったよう。

(…洗わ…なくちゃ…こんなんじゃ、秋山さんに会えない…)

ギシギシと悲鳴を上げる体をのろのろ起こすと、愕然とした。


ボロボロになったワンピース。
掴まれていたときの手首の痣。
体中にできた抵抗の痕。
そして内股にこびりついた赤と白の跡。


(なに…これ…なんなの?…なんで?)

思考が停止したまま、全身がガクガクと震えだす。
先程の情景が思い浮かんでくる。

(貴女のこんなに淫らな格好を見た彼の反応を見てみたい)
(貴女は“裏切らない”)

下腹部の痛みが神経を刺激する。

(私…会えない)


(もう…会えない…秋山さんに、会えない…)


目の前がチカチカし、唇がブルブルと震える。

「や…だ…い、や…いやぁあぁぁー!!」

届かない叫びの中、耐え切れない精神は現実を拒絶し、彼女を暗闇にいざなった。





228名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:40:19 ID:nKj3DZhW

ご気分を害された方は申し訳ありませんでした。
229名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:41:34 ID:nkdSnGRM
GJ
230名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:42:25 ID:CxPqZ/7T
GJ!

秋山の反応が見てみたい……
231名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:47:01 ID:AUJ6dbk2
GJ!
待ってた甲斐がありました

232名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:47:58 ID:csNcBTFj
GJ!!
起きてた甲斐があったな
233名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 01:51:51 ID:Gh6ahxOZ
GJ!
鬼畜好きの俺にはたまらん
234名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:13:21 ID:6egJMXxc
GJです!
秋山さんが助けに来るverも見てみたい
235名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:14:41 ID:BOkF7Z0Q
GJ!
続きをくれ!
236名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:18:12 ID:YM8ZjZ8W
GJ!!

このあと秋山と会ったときの話とかも見たい!
237名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:19:07 ID:nkdSnGRM
残念、そいつは私のおいなりさんだ
238名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:20:54 ID:MwLCy3Sn
GJです!
いや〜今日は萌え祭りで幸せだよ
予告さあヨコヤが直に後ろからひっついてたよね
もう妄想が止まらないw
239名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 05:43:14 ID:FmGTujTl
ネ申(*´д`*)GJ!!
240名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 09:19:00 ID:vy2rlqEV
ヨコヤはナオを攻める。アキヤマは助けに来る。
つまり、挟み撃ちの形になるな。
241名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 10:37:53 ID:cGQQ2F1a
>>240
アキヤマは「守りの人」だからなw
242名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 11:30:44 ID:nkdSnGRM
ヨコヤァァァァァァーーー!!!











やらないか?
243名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 11:41:23 ID:U1XJytWn
ヨコヤァァァァ!!!な秋山見たい。
244名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 12:21:03 ID:OEWjuWdo
みんな秋直とかヨコヤとか言ってるけどとりあえず空気読まないで言ってみる。

ア、アソウとエリーは?
245名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 12:54:49 ID:nkdSnGRM
アソウって誰だっけ?
246名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 13:02:11 ID:mIISNb7h
>>245
直たちのチームにいるスカジャンねえさんだよ
247名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 13:56:26 ID:PY1zUVTE
ドラマ直は抱きついたり手握ったりしないから、妄想が・・・
248名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14:01:59 ID:Dg9aGJjf
アソウってあのドブスだろw
249名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14:12:15 ID:nkdSnGRM
エリーは女王様と見せかけて実はレロニラの奴隷
250名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14:30:29 ID:OEWjuWdo
谷村(あの警察官のやつ)×エリーとかはどうなんだろ
251名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 15:07:49 ID:wbauvRdZ
>>248
公式サイトには顔立ちは良いとかそんな事書いてあったよ

てかアソウが密輸成功してフクナガが美人ってゆった時にフクナガ×アソウ萌えした人いない?
252名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 15:48:16 ID:OEWjuWdo
>>251
俺がいる
253名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 16:33:49 ID:wbauvRdZ
>>252
ありがとう!!
自分だけかと思ってた
254名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 16:35:25 ID:ZhntQaM3
>>251
私もいる
255名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 17:07:37 ID:nGHs4bcZ
>>251
me too
256名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 17:56:50 ID:2QJim8rE
>>251
それはない
257名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:13:21 ID:YM8ZjZ8W
直と秋山の8歳差という微妙な年の差に萌える
原作じゃあ10歳差近いよな?
258名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:13:29 ID:JXqT5KqC
公式見ると少数決の時は若くて綺麗な人が何人もいたのに
なんでアソウとオバチャンが残ったんだろうなあ。
いっそのことあのオバチャンを肉奴隷にする
みたいな展開にしちゃえよ
259名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:21:07 ID:6egJMXxc
>>258
それはかんべんしてくれwwww
260名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:39:38 ID:aB4JZ48U
>>258
直タンのかわいさが引き立つようにじゃないのかな。
原作だと2回戦の秋山チームはフクナガと秋山以外全員女だったから
敗者復活から男ばっかりの中に直が紅一点なんだよね。
261名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:03:22 ID:PY1zUVTE
秋山はハラハラしてるに違いない
262名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:42:42 ID:8qrSsa0/
でも松田自身は21歳だよな。
すごいなあいつ。
263名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:59:04 ID:FmGTujTl
ヨコヤァァァァ!!!な秋山見たい。


みたい!見たい!!mitai!!!!
264名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 21:36:22 ID:PY1zUVTE
ヨコヤ×直をモニター越しにみて「ヨコヤアーッ!」な秋山

お願いします職人様(*´Д`)
265名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 21:37:25 ID:PY1zUVTE
しまった
ヨコヤにアーッではないw
266名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 21:53:07 ID:0W2mgrLj
ヨコヤが秋山に挑発で直にちょっかいかけんのいいなw

直←豹柄もいいし、何気にキノコが直を呼ぶ時
「直ちゃん」とちゃん付けしているのに萌える
これがあるからいまいち憎めない、おいキノコw
2671:2007/06/17(日) 22:15:14 ID:SrIulgbI
前スレ587の続き投下します。
・直×秋山
・エロ無し
・ドラマの2回戦あたりの話しでナオちゃんがひどい目にあった
 話しの続きです。

「何があった?」
「えっ。。うえっ・・ん。別に・・ヒック・・何も・・ないです」
嗚咽のあいだとぎれとぎれ懸命に答えるナオが
たまらなく愛しかった。

朝から気になっていた。
態度。そして不自然な昨日のアリバイ
いつもの彼女はフワリとかわいらしいワンピースを好んで着ているのに
今日に限ってタートルネックなんか着ている。
秋山はずっと確かめたいと思っていた。
「おまえ。おれに何か隠しごとしてないか?」
問い詰めたい気持ちを隠してできるだけ優しい口調で言ってみた。
彼女は泣きながら力いっぱい首を横にふって否定している。
これじゃあ、いつまでたってもらちが空かないな。

秋山もできればこんなことはやりたくなかったのだが
しかたがなかった。
「ちょっとごめん」
「!」
壁際にむりやり彼女を押しやり、強く自分の体を押しつけた。
彼女の体温とやわらさかを直に感じる。
彼女もオレの熱さを感じているのだろうか。
「やめ・・・て・・・」
弱々しい抵抗。
左手でナオの両手を頭の上でギュッとつかみ
空いた右手で彼女のタートルをグイっと引っぱった。
ちょうど強く胸ぐらをつかんだ形だ。
「やめて!見ないで!」
ナオは悲痛に叫んだが、すべてが白日にさらされようとしていた。
2682:2007/06/17(日) 22:15:56 ID:SrIulgbI
「・・・・・・・・・・。」
見られた。いちばん知られたくない人に!
ナオはその場でくずおれた。
知られちゃったよぉ。。

タートルをひくと秋山の目に飛びこんできたのは
ナオの首や胸元付近に残された無数の内出血のあとだった。
白い肌に痛々しい痕跡。
普通の行為でつくレベルをはるかに超えている。

そっとナオの体から離れるときに
目を合わさずに彼女の頭をポンポンと軽くたたいた。
秋山はナオを直視できない。
気まずい沈黙。
彼女にずっと背中を向けたまま、しばらく立っていた。
ナオはその大きな背中を見つめがら軽蔑された。と改めて絶望した。

秋山の体温は、ナオの体のあざを見た瞬間から
劇的に上がりはじめた。
静まれ!
体中の血液が沸騰しそうだった。
感情よりも先に体の内部が反応していた。
秋山自身も制御できない自分の感情に驚いている。
かわいいけれど、今までの秋山が恋人にしてきたタイプとは
まったくちがう人種。
いや。ちがうか。
彼女みたいなタイプからオレは絶対に好かれない自信がある。
嘘つき。詐欺師。刑務所あがり。
オレは正直者とは真逆の裏街道の人間だから・・・・
最初から負けてんだよな。
自分の中でこれほどカンザキナオが重要な存在だと
嫉妬と憎悪をもってはじめて知ることができた。
そのことには感謝したほうがいいのかもしれない。
2693:2007/06/17(日) 22:16:38 ID:SrIulgbI
怒りにたかぶった自分の姿をナオに見られたくなくて
しかたなく背中を向けていたのだった。
いつのまにか強く握られていた手からは血がにじんでいた。

秋山はうぬぼれではなく
いつからかナオが自分に好意を抱いていることを知っていた。
そして、知っていて気づかぬふりをしていた。
だから、彼女が合意の上で
そういう行為をするということはまず考えられない。
特にこの異常なゲームの最中において
自分以外の男にひかれて一夜を共にするなんて、
まったくありえないことだった。
ナオの今の様子を見ればひをみるより明らかだ。
強姦・・・・。それ以外に考えようがない。

「誰に・・・・・・」
「やられた?」と聞こうか「された?」と聞こうか
直入すぎて、そのあとの言葉が見つからず宙に浮いた。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
返事は無言だった。
「オレには言えない?」
ようやく彼女の方を振り向くことができた。
コクンと力なくうなづくナオ。
「・・・・わかった・・・もうこれ以上はきかないから」
2704:2007/06/17(日) 22:17:23 ID:SrIulgbI
どんなふうに接すればいいのか
人の心を読むのが得意な秋山にもまったく計算できなかった。
なぐさめ?あわれみ?
どれもこの場にそぐわない。
なんでもいいから一刻も早くこの場の空気を変えたかった。

彼女に笑顔が戻るならどんな犠牲でも
はらうつもりでいる。1億の借金だって背負ってみせるだろう。
今は素直にそう思えた。

「おまえさー。おれのこと好きなんだろ?」
ナオは泣きはらした目で秋山を見上げながら
質問の意図を理解できずにいる。
秋山は少し困ったように眉を寄せて
「きらいなの?」と再び彼女に問いかけてみた。
ナオは首をブンブンと横に振った。
こんな今だからこそ大事なことは言わないといけないような気がする。
今さら汚れた体でむしがよすぎるかもしれないけど
いま伝えなきゃダメになる。
ナオは葛藤とありったけの勇気をふりしぼって、やっと言った
「・・・・・・・・好き・・・です・・・ずっと秋山さんが好き・でした」
それはずっと受け身で生きてきたナオにとって生まれて初めての告白だった。
過去形にしたのは自分はすでに秋山にふさわしくないと
意識的に出たことばだった。
2715:2007/06/17(日) 22:18:38 ID:SrIulgbI
「マジ?」
「・・・・・・・・・・」

「・・・・カンザキナオ。上出来!」
秋山はいたずらっ子のような笑みをうかべて
ナオを強く抱き寄せて何か耳打ちした。
それを聞いたナオの目から
さっきよりも大粒の涙があふれてとまらなくなってしまった。

「ごめんな。最初の・・・にはなってやれなかったけど
できればお前の最後の男になりたいと思うんだけど・・・・YES?」
「NO?」
こんなことでもなければ、もっと時間をかけて愛してやれたのにな。
少し残念に思っている秋山がいる。

ナオを抱きしめているあいだ。返事をまっているあいだ
幸福の予感と憎悪がひしめきながら秋山を満たしていった。
誰だかわからないが絶対につきとめて堕としてやる。
はいあがれないほどの地獄を見せてやろう・・・と
ナオの体温と髪の匂いを感じながら秋山は強く思った。
272名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:20:57 ID:SrIulgbI
以上。完結しました。
支離滅裂でおそまつさまで〜す。
273名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:22:46 ID:dSHfoSO6
>>267->>268

腐女子臭・・・・
274273:2007/06/17(日) 22:28:28 ID:dSHfoSO6
>>267>>272 でした。
275名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:31:30 ID:e2PTDpf0
俺は結構好きだったぞっと。GJ!!
276名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:32:53 ID:4pGl55I7
なんか前スレ587と雰囲気が違うような…気のせいか?
277名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:00:11 ID:MwLCy3Sn
GJ!
よかったよ。
>>227の続きとして読んでみてもいい感じ。
278名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:34:49 ID:ofkuHmhM
自分も前作とは雰囲気違うなーとオモタ
でもこれはこれでGJ!

で、>>227の続きは、227の作者さんでお願いします!
279名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:42:26 ID:TSSE/tk3
いろいろ上がってたやつで繋がりそうなのをつなげて書いてみた。

・「ヨコヤァァァァァ!!!!!」な秋山

・予告のヨコヤが直を抱き締めた件



初めて書いた上携帯からの投稿なので読みにくい等あると思いますが少しでも楽しんで貰えたら嬉しいです。

エロが書けないので気に入ってくださったら続きをお願いします職人様…!!


※ドラマの密輸ゲーム編で秋山が取り乱したのもすべて計算だったのが分かったあとのあたり想定。
280名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:49:10 ID:TSSE/tk3
1

「秋山さんは、あなたには負けません」


ナオは目の前に座り、感情を読み取れない笑みを浮かべる投資能力者、ヨコヤに
力強くも、落ち着いた声色で言い放った。


先程、秋山が取り乱したのもすべて演技であり、ゲームはやはり彼の思うがままに進んでいる。


ナオにとって、秋山は『絶対』なのである。



そんな、秋山への信頼が痛いほど伝わってくる発言に、
ヨコヤは口元を怪しく歪めた。


「?」

ヨコヤの変わったことに気付いたナオが不思議に思った瞬間。




「………あはははは!」


ヨコヤは突然大きな声で笑い声をあげた。
それに反応してナオは目を見開き、同時に不安な気持ちにかられる。

「…何がおかしいんですか?」

恐る恐るヨコヤに問掛けをするが、相手は已然笑ったままで、質問は投げ掛けたまま返される事はなかった。


笑い終えるのを待つこと数十秒。
実際には短いが、敵の笑い声に取り巻かれ、ナオの心の不安を増幅させるには充分な時間だった。


この人は、怖い。

本当に人間らしい感情を宿しているのかを疑うほどだ。



あまりにも時間がかかっている上、話の内容が聞こえない秋山は、モニターに写るナオの怯えた表情に、眉間に皺を寄せる。





ふいに、
ヨコヤがモニターカメラに視線を向け、手元のスイッチを押した。
281名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:52:17 ID:TSSE/tk3
2


「秋山さん。聞こえますか?」


それは秋山に対する投げ掛け。
控室にいたメンバーがそれぞれ秋山に視線を送る。

秋山は表情一つ変えずにモニターを見つめている。


「僕は、見付けましたよ。
貴方の…弱点をね」



ナオは、目の前の人物が何を言っているのか理解が出来ず、ただただ目を見開き息を飲む。


モニターの向こう。

疑問型が飛び交う中、
秋山は眉間の皺の数を増やし、モニターに写る粒子の荒いヨコヤの顔をにらみつけた。



ヨコヤはボタンを片手で押しながら、


「先程の君の迫真の演技のおかげで、この部屋には密輸人と検査官しか入れないようになったんですよ。
君はモニターの死角を利用してまんまと僕を陥れた。
悔しいですが完敗です。まんまとしてやられました。
だから……そろそろお礼をさせてもらいますよ」
282名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:53:56 ID:TSSE/tk3
3


やられっぱなしは性に合わないのだ、と言いながら、
ヨコヤはモニターカメラの方から目の前に座る、
カンザキナオへ視線を向ける。

その冷たい視線に、恐怖心を抱いたナオは体が硬直してしまって動けないでいる。

モニターからも、ナオの脅えぶりは滲出て伝わり、それが秋山の怒りを誘っていく。


「…秋山くんは、そこで見ていてくださいね。」

そう言い終るとゆっくり椅子から腰を上げ、硬直したナオの背後に立つと、ゆっくりとナオの体に手を伸ばし、後ろから抱きついた。

モニターを見ている全ての参加者が驚きの声を上げ、
このあと怒るであろう最悪の事態を想定しては表情に戸惑いの色を浮かべている。


秋山は立ち上がり、
ヨコヤに対しての怒りを露にした。

283名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:55:40 ID:TSSE/tk3
4


「ふざけるな!ヨコヤ!!!」


聞こえていないはずだが、その状態を想定してか、ヨコヤがナオに抱きつきながら片方の手でスイッチを押し、

ナオの耳元で、


「ちゃんと見ていてくださいよ?

……"黙って見てろ"なんて言いませんから。」



モニターの向こうでこれから何が起きようとしているのか、誰にだって分かる状況に、

秋山は走って部屋の扉まで行くと両手で精一杯扉を殴りつける。

開け、開け。
壊れてしまえ、と強い力を込めて。

しかし、扉は無情にもびくともしない。


「くっそ…!!ふざけやがって…!!」

どうにもできない自分に腹が立つ。
こんなことをしてる間にも、あのバカ正直で泣き虫で優しい"彼女"が、狭くて薄い肩を震わせているのだ。
284名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:57:32 ID:TSSE/tk3
5


焦っても仕方が無いのは分かっているはずなのに、焦りを抑さえる事ができない。

ただただ、秋山は扉に当たり散らすことしかできないでいる。

扉は相変わらず無情なままだ。



『声を出して叫んで何も出来ない自分の非力さを嘆くがいい。』

ヨコヤがそう言ってる様にしかナオには感じられなかった。


何が起ころうとしているのかやっと理解できたナオはヨコヤを振り払おうとするが、男性の力相手に叶うはずもなく、無理矢理腕を引っ張られたかと思うと、部屋の隅にたたき付けられた。

「いたっ…!!」

衝撃に思わず悲鳴を上げる。


モニターから聞こえた小さな悲鳴を耳にして、秋山は血相を変えて瞬時にモニターに視線を飛ばす。


が、しかし。

モニターにナオの姿は見えなかった。
285名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:59:44 ID:TSSE/tk3
6


机に寄り添うように立っているヨコヤの視線の先。
モニターカメラの"死角"。
そこに追い込まれたのだとすぐに分かった。


秋山はモニターを見つめながら壁に拳を叩き付けた。




机の側に仁王立ちして見下ろしてくるヨコヤは、この上なく楽しそうな表情をたたえている。




ナオはあまりの恐怖にカタカタと小さく震え始めてしまう。
心の警鐘がなり響いて眩暈すらする。

ふっと、なぜか秋山の優しい笑顔を思い出し、
無意識に小さな希望をつぶやいた。


「助けて…秋山さ」



プツッ



無機質な音と共に
ナオが絞り出すようにして自分の事を呼ぶ声は途切れ、
秋山はそれを最後まで聞くことを許されなかった。

286名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:02:50 ID:TSSE/tk3
7


大きく見開かれた秋山の目にモニターが写し出される。
その世界にナオはいない。


無音になった瞬間、
時が止まった気がした。


モニターの映像をやけにスローに感じる。


静けさに耐えかねて耳鳴りがする。




モニターに写ったヨコヤが、
今ナオが消えた死角にゆっくりと近付いて行き、

消えてしまった。



秋山はそれを見て

顔を様々な感情で歪めながらモニターにゆっくり近付くと、
両手を思いきり叩き付け、


「ヨコヤァァァァアア!!!!」


と、抵抗すらできない怒りを静かな部屋に轟かせるしかできなかった。



287名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:05:08 ID:TSSE/tk3
とりあえず終りです。
誤字脱字、読みにくい改行、拙い文章能力で申し訳ないです…。

お目汚し失礼しました!
288名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:08:51 ID:oMVZizl4
>>287 GJ!
直たん貞操の危機、な続きも読みたいお。
289名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:10:12 ID:3geKxFCh
GJ!
続きが気になるよぉ。。
290名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:10:15 ID:5Gm6kwfq
>>287
GJです
>>288
この後ヨコヤがエリーに後ろからスリッパで頭パコーンとやられるのを想像したw
291名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:56:11 ID:kaEtD5nI
GJ!!!
この展開テラモエス
続き頼みます!
292名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:21:12 ID:ueCHasAo
GJ!!!
続き激しく希望!
293名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:22:35 ID:0yA0Ecog
>>287
GJ!!続き見たくて寝られないぞ

>>290
頭パコーンw
是非やって欲しい。無表情でパコーン。
294名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:27:25 ID:AxvOoglF
だれか続き書いてくれぇ!
295名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 03:12:13 ID:WIx6qc1t
GJ!!!
ヨコヤ×直待っててよかった!
続きがみたい。

>>290
パコーンワロスww
10話のヨコヤとエリーの絡み好きだ!
296名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 06:49:44 ID:cIwPNFrO
凄いGJ!ライアーゲームの世界観そのまんまという感じ 上手いです!
297名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 12:21:45 ID:qXCHhOft
>>279
ぞくぞくしてきた。
ヨコヤがいかにも言いそうなセリフでリアリティ有り。
続きお願いします。期待!
298名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 12:21:58 ID:0kSJdiwT
>>287
GJ!続き妄想しちまったから書いてもよろしいかな?
299名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 14:06:45 ID:AxvOoglF
>>298
良いんじゃない?
300名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 15:21:59 ID:oMVZizl4
>>298
wktkして待ってる(・∀・)
301名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 16:43:21 ID:CuJaEpVh
287です。
GJ貰えるってこんなに嬉しいのかと号泣。
みんなありがとう。
精進します!!

>>298
是非続きお願いします!

このままリレーみたいになって欲しかったり(゜∀゜)
なんて、調子乗った。失礼OTL
302名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 16:57:26 ID:CuJaEpVh
間違ってageてしまったOTL
本当に申し訳ない…
303名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 17:19:50 ID:cOFvK+Id
>>279
最高。GJ!!実際こういう展開になりそうって不覚にも思ってしまったよ。
>>290
パコーンww
無表情キャラってやることと顔のギャップが笑える。
>>295
同意。続きみたいし、あと10話の二人の絡み俺も好きだ
304名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:09:39 ID:duv5UbhZ
パコーン!!
305名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:15:47 ID:ZQhEKMjZ
パコパコ
306名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:03:32 ID:TxjKxwdQ
223です。
>>224-227の続きを書いてみました。
・ヨコヤ×直×秋山
・エロなし
・3回戦休憩後のゲーム中
・「ヨコヤァァァ!!」有り
叫びネタ使用したため展開が類似してしまいました。
今さら書き直すのちょっとアレなんでそのまま載せさせてください。
307名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:05:11 ID:TxjKxwdQ
1

「ねぇ、あの子知らない?」
同じチームのもう1人の女が話しかけてきた。
「…」
「まだ来てないみたいなんだけど。一緒に来なかった?」
「いや…」
「もうすぐ始まるのになにやってんのかしら…」

(あいつの性格上寝坊はないとは思うんだが…
いや、緊張しすぎで寝れなくて明け方寝てそのままって可能性はあるな。
そういえば…いつもはなんだかんだ言って押しかけてくるくせに
昨夜はこなかったな…。)

しょうがない、とだるそうに立ち上がると、部屋へ向かった。

コンコン

返事がない。(…まさか本当に寝てるのか?)
ノブに手をかけるとロックされていなかったので薄く開けてみる。
扉の向こうに彼女はいた。
しかし、壁際にもたれて表情は見えない。

「おい」

ドアに寄りかかり声をかけるが返事はやはりない。
ふぅ、と多少苛立ちながら近づき目の前に立つ。
「時間だぞ」
それでも返事はなく、肩に手をかけようとした。

「…っ」
鈍い痛み。触れるか触れないかのところで払われ、
そこで初めてこちらに気づいたようだ。
そこには明らかに狼狽と怯えの色があった。
顔色がわるい。

「…どうした?」
目線の高さを合わせようとしゃがんだが、ほぼ同時に彼女は立ち上がり、
「すみません。…なんでもありません」
と背を向けた。
308名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:06:35 ID:TxjKxwdQ
2

(おかしい…)

昨日までの彼女とは全く違うことはわかっていた。
しかし、原因がわからない。
「具合でも悪いのか」
努めて優しく問うてはみたものの、「…いえ」とだけ。
「遅くなって…すみませんでした。行きます」
自分の先を歩く彼女。

(何が…あった)

無理やり聞き出すつもりはないが…これだけはわかる。

彼女にとって喜ばしくないことが起きたということ。
そしてそれを他人には知られたくないということ。

悟られないように小さくため息を漏らすとゲーム会場に入った。


「何よ、寝坊?」
「すみません」
こうしてみていると、見た目はなんら変わっていない。
しかし…瞳の輝きがなくなっている。
笑ってはいるが、どこかうつろな瞳。
考えを巡らせても、これだ、というもっともな理由は浮かんでこない。

「検査ルームにお入りください」

ゲームが始まった。
「えーと、今日は直ちゃんからだったよね?」
「え…」
「頑張って!」
「あ、の…」
表情が浮かない。

「俺が行く」

「…え」
こんな状態の彼女をゲームに参加させるわけにはいかない。
それでも彼女は俯いたきりで、一度も目が合うことはなかった。
309名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:08:10 ID:TxjKxwdQ
3

検査ルームに入り腰を下ろし、彼女の変貌の原因を再び模索し始めたところ
相手チームが入室した。

「おや、秋山くんでしたか」

(ヨコヤ…)
相変わらず嫌な顔だ。
ヨコヤは席につきニヤニヤと秋山を眺める。

「…確かそちらの順番ではカンザキナオさんでしたよねぇ」
「フフフ、逃げました?」

「…代わっただけだ」
「おや、ではゲームには参加しているんですね?…クク、そうですかぁ」
「何が言いたい」

「いえいえ、別になんでもありませんよ。さて…と、」


初めのゲームは移動なしに終わり、戻ると彼女をほかのメンバーから
少し離れたところに呼んだ。

「…何があった」
「…え?」

「ヨコヤ」

彼女の体がビクッと揺れた。
「っ何か…聞いたんですか!?」

「…いや」
「脅されでもしたのか」
「…」

「…俺じゃ力になれない?」

「…」
俯く彼女の顔にかかった髪をかきあげこちらを向かせたが、
そこには知らない女の顔があった。潤んだ瞳。上気した頬。…怯える表情。
不覚にも鼓動が早まったが、冷静であることに変わりはない。
とにかく…彼女が全身で助けを求めていることぐらいわかる。

しかし肝心の心が見えない。

「検査ルームにお入りください」

「私…行きます」

彼女は目をそらすと、秋山の更なる追及を逃れるように検査ルームへ向かった。
310名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:09:34 ID:TxjKxwdQ
4

(私はいったい何をしているんだろう…)
(こんなことになって…それでもゲームには参加しなくちゃならなくて…)

(私は…汚い)


もう、涙は出てこない。
きっとあの時一生分の涙が出てしまったに違いない。

「いらっしゃい」
入室の瞬間、全身が震え、動けなくなった。
ゆったりと座っているヨコヤは、あの時の嘲笑で直を見上げている。
全身の血が冷たくなっていくような感覚…
脳が麻痺したように、彼女の思考は停止した。

「よく逃げ出さなかったですねぇ」
「どうぞ、お座りになってください」

かろうじて動く足を引きずるようにし、そっと腰を下ろす。

「待っていたんですよ?」
「…」
膝の上で両手を固く握り締め、俯いたまま時が過ぎるのを待つしかなかった。
「フフフ、昨日は楽しかったですねぇ」
「本当に貴女は私を飽きさせない」

(…やめて)

「そういえば、昨日は衣服をダメにしてしまい申し訳ありませんでした」

(…やめて)

視界がぼやける。
「替えがなくて出てこれないと思ったんですが…貴女にしては用意がいい」
寒かった場合の着替えとして長袖タートルを持ってきていて良かった。
(こんなことに使うとは思わなかったけれど…)

「でもそれじゃあ、私の楽しみも半減というものです。それでは何も見えない」
「…」


それから…しばらく続いた沈黙を破ったのは…黙ってはいられない言葉だった。

311名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:11:05 ID:TxjKxwdQ
5


「カレ…秋山くんは知っているのかな?」

「っ!お願いしますっ!言わないでください!!」
立ち上がると必死で懇願した。

ヨコヤの顔に嬉々とした表情が宿る。
「フフフ、そうですよねぇ。言えるわけないですよねぇ…
他の男に抱かれた…なんて」

「いや!!やめて!!」
耳をふさぐ。
「くくく、これほどまでに楽しい気分にさせてもらえるとは
…貴女に感謝しなくては」

「…いや…もうぃや…」
枯れたはずの涙が頬を伝う。
ヨコヤは立ち上がり、音声が通じるようにボタンを押した。

「カンザキさん?もう一度聞きます。貴女はチームを、いや、
秋山くんを、裏切れますか?」

「!?何?」
フクナガたちが顔を見合わせる。
秋山は二人の様子を睨みつけたままだ。

「…」
「どういう状況か、わかってます?昨日の続きです。彼を、裏切れない?」

「あ…」

裏切ると言わなければいけない、頭のどこかで声がする。
秋山さんを裏切るなんてできるわけない、頭のどこかで声がする。

どちらにしても自分にとって良い結果にはならないということはなんとなくわかる。
でも…どうしたら良いかわからない。
「ホントに…貴女はバカですねぇ、ククク」

ヨコヤは彼女の後ろにまわると、細い肩を抱きすくめた。
「ヒッ」
「ククク、怖いですか?」
震えがガチガチと歯に伝わる。

「秋山くん、聞こえていますよね?」
抱いたものを離さずモニター越しに話し掛ける。

「彼女、カンザキナオさんは昨日私と取引しました」
312名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:12:53 ID:TxjKxwdQ
6

「っ!!やめて!!!」

(取引…)
密着する二人をただ見ていることしかできないもどかしさに
怒りを覚えながらもモニターを凝視する。

「彼女、貴方をどうしても裏切れないようです」
「やめてください!もうやめて!!」

「ククク、ですから裏切れない代わりに
彼女の大切なものをいただくことができました」
「やめてぇぇ!!」

「彼女のカラダは非常に嗜虐心をそそる素晴らしいモノでしたよ、フフフ」

「!!!」
「いやぁぁぁ!!」
ヨコヤの腕の中で泣き叫ぶ直。
心拍数が上がる。

「ヨコヤァァァァァァァ!!!!!」

気づいた時には叫んでいた。
検査ルームに向かうが、ドアが開かない。
「開けろぉ!!」
渾身の力を込めて叩く。
モニターからはヨコヤの高笑いが聞こえる。
そして彼女の泣き叫ぶ声。

彼女を行かせるべきではなかった。
あらゆる可能性を模索していれば想像できなくもないことであったのに、
自身の中で消去していた。
何故、ありえない、などと思ってしまったのか。

それより、なにより、片時も離れるべきではなかったんだ。

離そうとしても自分を追ってきた彼女を当たり前のように思っていた。
昨夜、自分の部屋に来ない時点でどうして怪しまなかったんだ。
この異常な状況下で最悪の油断。
その結果…取り返しのつかない状況を招いてしまった。

また…大切な人を守れなかった。

拳をつぶしながら一向に開かないドアに向かって
崩れ落ちるしかできない自分を呪った。



313名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:14:15 ID:TxjKxwdQ
終わりです。
ありがとうございました。
314名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:35:14 ID:3geKxFCh
GJ!
やばい、ヨコヤが本気で憎い。
315名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:36:35 ID:gy04EdZP
待ってました!!!!GJ!!!!

この後秋山が消毒みたいな感じで直と優しいセクスとかもいい!
316名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:37:05 ID:duv5UbhZ
鳥肌たったよ
GJ
317名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:42:09 ID:atxQnDJI
GJGJGJ!
消毒もイイ!読みたいww
318名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:50:17 ID:z2oDRYbd
GJ!ごちそうさまw
319名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:53:51 ID:TxjKxwdQ
ありがとうございます
調子に乗って消毒路線で考えてみます
320名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:39:55 ID:NQpHwrCj
続きが気になるーー
321名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:41:21 ID:FEZErcE6
>>319
超超超GJ!!!
続きもワクテカして待ってる!

ドラマのヨコヤも憎さ3割り増しになりそうな悪寒
322名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:52:06 ID:HJ8a7X6/
なぜだろう、直タンの鬼畜話は心が痛い。
秋山さんといちゃいちゃさせてやりたい。
323名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:17:50 ID:9+pwy54l
>>322
ばかだな…このあとの直タンと秋山のいちゃいちゃがまたいいんじゃないか
324名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:45:47 ID:9cKVJrl/
>>323
おぬし分かっておる
325名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 02:42:58 ID:WIOOcZAB
やべぇ、超GJ!!!
最高すぎる!
続きwktk
326名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 04:18:20 ID:V0WsNTZc
>>322
鬼畜も萌えるけど確かにちょっと心が痛むよねw
そんな心優しい322のレスに感化されて一本SS書いてみたよ。

ドラマの3回戦もコミックと同様10話と11話の間に一泊入ると捏造してみた。
秋直でエチなしです。
327326:2007/06/19(火) 04:20:06 ID:V0WsNTZc
「今日、泊めてくれないか?」
「…どうしたんですか?」
俺の言葉に彼女は少し驚いた顔をした。
無理も無い。俺がこんなことを言い出すことはまず有り得ない。
ゆっくりと囁くように用意してきた言葉を彼女へと向ける。
「明日のことが少し不安で、君の傍に居たいんだ」
「はい。私でよかったら秋山さんの傍に居ます!」
嬉しそうな笑顔を浮かべると、彼女は何の疑問も持たずに俺を招きいれた。


「私、シャワーを浴びてきてもいいですか?」
しばらくの雑談の後、全く恥ずかしがる様子も無く彼女は切り出した。
夜の部屋に男女二人きり。
この状況でこのセリフが一般的にどういう意味を持つのか全く解ってないようだ。
まあ彼女に台詞に他意が無いことなど解りきっている。今日は別の目的があってこの部屋を訪れていた。
「色々考え事をしててまだお風呂に入ってなかったんです」
「ああ、疲れただろうしゆっくり入っておいで」
その方が都合がいい。
「そうだ、バスローブを借りるよ」
「はーい、私パジャマが有りますからどうぞー」
シャツを脱いでバスローブに着替える。
普通の洋服よりもこの方が間違い無く効果が期待できるはずだ。

――コンコン
予想通りのノックの音。
ドアに近づくと気配を察して扉越しに話しかけてくる。
「あ…あの直ちゃん、今日庇ってくれたお礼を…その…」
チビキノコだ。
真っ先に来たのはコイツか。
「良かったら…お礼もしたいし…ちょっと二人で話でもしない?」
俺はバスローブの前を気持ち広げるとガチャリとドアを開けた。
「悪いけど彼女は今、人前に出れる姿じゃ無いんだ」
意地悪く笑う。
「あっ…秋山!!」
俺の顔を見て化け物でも見るような表情を浮かべる。
「なんか有るなら伝えといてやろうか?…後でな」
「べっ…別に用事は有りませんから…!」
早口の敬語でそう言うとチビキノコは小走りで去っていった。


――コンコン
程なくして2度目のノックの音。
「ナオちゃーん!ちゃんと寝れてましたかぁー?」
次は毒キノコか。
洗面所から几帳面に畳んであった彼女のワンピースを持ち出し、わざと視界に入るベッドの上へ置く。
「明日の事とかぁ、少し相談しないぃ?」
「例えば僕と君で手を組むとかさぁ」
相変わらずおかしなテンションだ。
「またあのコを騙す気か?毒キノコ」
「なっ!何でお前がいるんだよ!」
「カンザキナオがシャワーを浴びてる最中なんでね」
「無視するのも可哀相だから代わりに俺が出てやったんだけど?」
「は!?その態度がちょーウザイんですけど!!!」
あごを突き出しガンを飛ばしてくる。
目つきの悪さで俺に勝てるはずも無く、毒キノコは5秒後にはふん…と鼻を鳴らしドスドスと部屋へ帰っていった。
3282/3:2007/06/19(火) 04:21:28 ID:V0WsNTZc
「ごめんなさい…ゆっくりしちゃって」
「いいよ、気にしないで」
髪をタオルで拭きながらパジャマ姿の彼女がバスルームから戻ってきた。
「あれ?ワンピース…」
「ああ、顔を洗うとき水が掛かるといけないから移したんだ」
「そうですか」
相変わらず俺の言葉に何の疑問も持たずに彼女はにこにことしている。
もちろんこの部屋に二人の来訪者が有った事など彼女は知らない。

「それじゃそろそろ寝ようか?」
「はい」
「じゃあ俺はソファを借りるよ」
「…ソファですか?」
「普通に一緒に寝るわけ無いだろ」
「……そうですよね…」
あからさまに残念そうな彼女の声。
(…なんでそこで残念がるんだ…)
その警戒心の無さのせいでどれだけ俺が気苦労を背負っているのかなんて、彼女には一生わからないんだろう。

「おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
しばらくするとすうすうと規則正しい寝息が聞こえてきた。
敗者復活戦と連続でのゲームで疲れてしまっていたんだろう。

――コンコン
三回目のノックはずいぶんと控えめなものだった。
「カンザキ様…」
落ち着いた女の声。
事務局のエリーだろう。もしかしたらとは思っていたがこの女まで来るとは…。
少し考えてからバスローブを脱いだ。
ドアを開ける。
「秋山様…?」
俺の上半身裸の姿を見て優しそうな笑顔はそのままだが、瞳は笑っていない。
「こんな時間に事務局が何の用だ?」
「お休みになりにくいのではと思いまして、差し入れをお持ちしたのですが」
確かにその手には銀色のトレーに載せられたティーセットが有った。
「あのコだったら疲れて眠ってる」
「そうでしたか。カンザキ様の明日のゲームに差し支えの無い様、お願いしますね」
口調は丁寧だが皮肉を感じさせる声。
「では。秋山様もお休みなさいませ」
かつかつとヒールの音が廊下へ消えていった。

ドアを閉めると再び沈黙が部屋の中に広がった。
ふと気になって様子を見にベッドへ向かう。
彼女はすっかり眠っている様だ。
頬に掛かる髪をよけてやり肩先まで毛布を掛け直す。
幸せそうな寝顔はまるで子供のものだ。

(これ以上はさすがに誰も来ないだろう)
あの豹柄は無事に隔離出来たしな…。
俺は本日最後の一仕事を終えた満足感を感じつつ、もう一度ソファに寝そべった。
3293/3:2007/06/19(火) 04:22:44 ID:V0WsNTZc
――コンコン
四度目のノックの音。
(誰だ?)
考えてみるがこの部屋を訪れる人物は思い浮かばない。

ドアを開けるとそこに居たのは現在俺を世界で一番不快にさせる人物だった。
「ヨコヤ、何しに来た?」
「おやおや、先客が居ましたか?」
「…秋山さん?」
パタパタと背後から小さな足音。
どうやらノックの音と会話で起きてしまったらしい。
誰か来たんですか…?と俺の背中越しにドアの向こうの様子を覗う。
「あ…ヨコヤさん…!?」
「こんばんは、カンザキナオさん」
「何で…ここに?」
「貴方と少しでもお近づきになりたいと思いまして」
ヨコヤはにやりと口角を上げて笑顔の様な表情を作った。

「あの…お言葉は有難いんですけど…でも」
彼女は俺とヨコヤの間に割って入ると俺を守る様に両手を広げる。
「私…秋山さんを苛める人は…嫌いです」
「おや、嫌われてしまいましたか?」
「……」
「秋山さんのお母様の件のせいみたいですね」
「……っ!」
彼女は何かを言おうとしているが上手く言葉にならない様だ。
大きな瞳できっとヨコヤを睨みつけるが、その声も小さな肩も少し震えていた。

ヨコヤは彼女の顔へすいっとその顔を近づけた。
何をしようとしているのかは一瞬で理解できた。
とっさに立ちすくんでいる彼女と位置を入れ替わり、肩でヨコヤを押しやる。
「ナオに触れるな…!」
「おや…邪魔するなんてずいぶん無粋ですね?」
「夜の部屋にのこのこやってきて無粋なのはどっちだ?」
くくく…と喉の奥で笑うとヨコヤはニヤリと酷薄な笑みを浮かべる。
「まあ今日は退散しましょう、こうでなくては面白くありませんしね」
くるりと踵を返し、ヨコヤは長い廊下へと消えていった。

「…秋山さん」
気が付くと彼女は俺のバスローブの裾をぎゅっと握っていた。
「…怖かったです…」
大きな瞳は潤んでいて今にも泣き出しそうだ。
「もう大丈夫だからな」
華奢な身体を抱き寄せてその柔らかい髪を撫でた。
彼女の腕が俺の背中に回される。
「ごめんなさい…」
「何が?」
「ゲームの時も今も秋山さんを守ってあげられなくって…」
「別に平気だよ…さっきのだってただの演技だ」
「…あんなことを言われて…平気な人なんて居ません…」
「……」
「それなのに、また私ばっかりこうやって泣いてて…ごめんなさい」
必死にしがみついて嗚咽を漏らす様子が愛しくてたまらなかった。
少し落ち着いた彼女を抱きかかえてベッドの上に下ろす。
「やっぱり今日はソファじゃ無くって俺もベッドで寝てもいいか?」
「…はい」
涙目のまま彼女は微笑んで、それから二人で少し長いキスをした。

//終わり
330名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 04:24:14 ID:KNUcnUaN
>>267->>272
亀レススマソ
GJ!
なんか涙出た
331名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 04:31:24 ID:KNUcnUaN
>>290
その発言GJ!
そしてエリー×直に持ってけ!
332名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 04:45:42 ID:KNUcnUaN
>>327->>329
激しくGJ!
全ての要素を含んで萌えました
毒キノコとエリーがウケルwww
333名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 04:54:50 ID:9+pwy54l
いいね(*´д`*)いいねー
334名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 09:19:09 ID:WIOOcZAB
GJ!
毒キノコワロスww
335名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 10:34:47 ID:FIWQ89Dy
エリー良い人だ(*´Д`)
336名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 11:44:39 ID:1jCiVlyg
なんでエリーのときバスローブ脱ぐんだw
337名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 11:50:24 ID:6JFg1hBP
エリー相手に牽制したってしょうがないじゃないか
338名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 12:31:47 ID:3olRM8v8
百合かぁ
339名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 12:56:28 ID:K1zzuYOS
ヨコヤ(*´Д`*)何する気だったんだ
340名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 15:51:29 ID:FIWQ89Dy
秋山、エリーにパコーンってやられれば良かったのにww
なんて妄想してにやけてるのは自分だけでしょうかorz
341名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 17:39:13 ID:Rc5Oiqwj
大丈夫、俺もさ
342名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 18:38:53 ID:F950XcVE
>>340,331
おまいらエリーにスリッパはもうデフォなのか?www

まぁ、漏れもだがなwww
343名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 19:25:20 ID:dBdzBgAe
ビューネのサイト

秋山「そっかぁ。もう1回やる?」




ワロタww
344名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 19:26:44 ID:dBdzBgAe
ageてしまった

申し訳ない…
345 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:24:41 ID:lWoLR8Mh
遅くなりましたが、>>287さんの続きです。投下前注意。
・ヨコヤが直タン襲うとこで寸止め。
・エロ無し。
・チビコノコが完全空気。
・何をトチ狂ったかフクナガ×アソウっぽいの有。
・スリッパパコーンッ!

以上の項目を見てダメ! という方はスルーでよろしくです。
346 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:25:41 ID:lWoLR8Mh
 ゆっくりと近づいてくるヨコヤを、ただただ見上げる事しか出来ない。
 体の震えが止まらない。何も考えられない。雰囲気に飲み込まれる。
 怖い。今まで味わった恐怖とはまったく毛色の違う、畏怖。
 誰か、助けて。誰か。誰か、お願い、助けて。誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か、

(助けて……秋山、さん)

 声にならない切望。目に見える絶望。
 直の瞳からは涙が零れ、呼吸も荒くなる。
 恐怖が、彼女の心を蝕んでいく。

「怖い、ですか?」

 どこか含みのあるヨコヤの口調に、直は頷いた。
 怖くて怖くて仕方ない。だって、傍に、いつもいてくれる、彼、は、いなくて。

「ほら、彼に助けを求めればいいでしょう? あなたの願いを、彼は叶えてくれるはずですよ?」

 意地の悪い薄ら笑いを浮かべながらヨコヤは言った。その口調はどこまでも弱者をなぶるような、卑劣なもので。
 ぞわり、と背筋を悪寒が走り抜ける。酷く侮蔑的なその視線に、気分を害す。
 それでもヨコヤはにやにやと、まるで新しい玩具を与えられた少年のような、愉快でたまらない表情で歩を進める。
 へたりこんでいる直を見下すように、ヨコヤは直の前に立つ。
 自らが、支配者だと言わんばかりに。

「本当はこのまま彼の見えないところで、と思ったんですが……気が変わりました」

 ぐい、と乱暴に腕を引っ張られ、直は小さな悲鳴を上げる。
 そのままヨコヤは直を引きずると、机に仰向けになるように押し倒した。
 ヨコヤの手が、スイッチへと伸びる。
347 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:26:39 ID:lWoLR8Mh
「さぁ、思う存分……いい声で鳴いてくださいよ?」

 ヨコヤが言っている意味が分からず、ただその口調から読み取るに、とても気持ちの悪い事を言われたのだと感じ取る。
 どうして、秋山さんじゃ無いんだろう。
 こんな状況下で直は、場違いな事を考えていた。
 この触れてくる指も、眼前に広がる顔も、私を呼ぶ声も。
 全部が全部、望んではいない物なのに。
 全ての動きがコマ送りのようにスローに流れていく。近づいてくるヨコヤの顔。鎖骨を撫でる指。
 こんなもの、いらないのから。だから、ねぇ。

(秋山さん……秋山さん秋山さん秋山さんあきやまさ)

 パコーンッ! と、突然部屋に、不釣合いな甲高い音が響いた。
 と同時にヨコヤの体が横に揺らぐ。ヨコヤの肩越しに見えたその顔は、

「それ以上、検査官に触れるのを禁止いたします」

 凛とした、よく通る声に、直は全身の力が抜けていくのを感じた。
 望んでいた人物ではなかったが、少なくとも心許せる人物であった彼女の顔をみて、思わず涙が零れる。
 何故か右手に緑色をした薄っぺらいスリッパを持ち、威厳と気品を漂わせた雰囲気を漂わせる彼女、エリーはヨコヤの肩を掴むと、乱暴に席に座らせた。
 その気高き瞳に孕む怒りの色に、ヨコヤは口元を歪める。
348 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:28:07 ID:lWoLR8Mh
「何か、ルール違反でもしましたか?」
「これは密輸ゲームです。密輸人が検査官に触れるのは、ルール上違反です」
「おや、おや、おや? そんなルール、聞いてませ」
「ルール上、違反です。貴方達がしているのはライアーゲーム。騙し合い、化かし合いによって雌雄を決するゲーム。
力に屈せる事は、例えどのような勝負の方法であろうとも、違反です」
「随分と、肩入れをするんですねぇ?」

 そのヨコヤの物言いに、エリーの眼光が一気に鋭くなる。
 しゅ、と空気を裂く音が聞こえたかと思うと、ヨコヤの、まさに字の如く眼前に、エリーの赤いマニキュアが施された爪が、今にも突き刺さんとしていた。

「何の、マネですか?」

 流石のヨコヤも不機嫌に顔を顰める。

「もし、貴方がこれ以上力を振るうと言うのなら、私は全力で持って貴方を、力によって排除する。
その事を、お忘れなきよう」

 チッ、とヨコヤは忌々しげに舌打ちした。と同時にエリーは手を引く。
 そのまま、その手で直を立ち上がらせる。まだ呆けている直に少し頭を下げ一礼すると、エリーは静かに部屋の隅に立ち、まるで睨みつけるような厳しい視線で二人を、否、ヨコヤを見ている。
 その視線にヨコヤは軽く肩をすくめると、それならば、と自身が持って来たケースを指差す。

「ゲームに戻りましょうか。この中にいくら入ってい」
「ダ、ダウト一億!」

 ヨコヤが言い終わらないうちに、直の少し震えた声が響いた。
 顔を歪めたヨコヤを無視して、慌しい手つきで直はケースを開く。
 そこには、ぎっしりと一万円札が詰まっていた。その額、一億円。
 信じられない、とでも言いたげな表情のヨコヤに、精一杯強い口調で、直は高らかに宣言する。

「秋山さんは、いつも泣いてばかりいる私を助けてくれます。優しくしてくれます。勇気付けてくれます。
私に足りない物を、いつもいつもくれます。そんな、そんな格好良くていつも誇りを持って戦う秋山さんは、絶対、絶対に!
あなたなんかに、負けません!」
349 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:29:58 ID:lWoLR8Mh
 口元に手を当てる。口角が吊り上がるのを必死で抑えようとするが、何の効果も無い。
 ああもう本当に、どうしてくれよう。
 この渦巻く感情を上手く処理できず、ただ秋山はモニター画面を見つめていた。
 彼女の声が、いつまでも耳に響いて離れない。
 熱く、たぎっていたどす黒い感情が、一気に浄化されていく。
 また、彼女に救われた。

「……落ち着いたか?」

 フクナガの気遣うような声が聞こえて、秋山は小さく頷いた。

「その、取り乱したりして、すまなかった」
「や、別にいいんだけど。その、お前の気持ちも分からなくも無いしねー」
「……お前と意見が合うとは思いもしなかったよ」
「それはこっちの台詞だ……ま、無事でよかったよかった」

 うんうん、と一人頷くフクナガを横目に、秋山はもう一度モニターへ視線を向ける。
 彼女が、戻ってくる。



 ドアが開くと、秋山を除く三人が出迎えてくれた。
 大丈夫? だとか頑張ったな! とか。その温かい言葉に、直はその場にへたりこむ。

「ちょ、直ちゃん、大丈夫!?」
「あ、何だか安心しちゃって……ごめんなさい」
「何であんたが謝るのよ」
「そうそう。直ちゃん頑張ったよ」

 ありがとうございます、と頭を下げる。ふと、そこに一番会いたかった人物が見えず、直の表情が怪訝なものに変わる。
 と、突然現れた秋山は、有無を言わせず直を抱きかかえると、一番奥のソファに放り投げた。
 そのまま三人に顔を向けると、いつものどこか意地の悪い笑みを浮かべながら言った。
350 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:31:18 ID:lWoLR8Mh
「ちょっと、二人で話すから」

 邪魔するなよ、と言って秋山は顔を直へと向けた。

「秋山さん……あの」
「悪かった。アンタを行かせるべきじゃなかった」
「いえ、そんな!」

 謝ろうとする直に気にするな、と言うと秋山は微笑んだ。
 優しく、直の頭を撫でる。さらさらの髪が、秋山の掌と戯れる。

「私、やっぱり馬鹿なのかもしれません」

 突然の直の一言に、秋山は目を見開いた。

「ヨコヤさんに襲われそうになったとき、私何故か、本当自分でも何でなのかよく分からないんですけど、
秋山さんなら良かったのに、て思ったんです」
「……は?」
「指とかが触れてきたとき、すごくすごく嫌でした。秋山さんに触れられるのはすごい嬉しいのに。
私って、やっぱり馬鹿ですか?」

 どこか興奮気味に話す直に、秋山は盛大なため息をついた。まるで心配していたのが馬鹿みたいじゃないか。
 というか、本当にどこまで無防備なのか。一度教えてやった方がいいのかもしれない。

「やっぱり、君は底無しの馬鹿だな」
「うっ……や、やっぱりそうですか……」
「ま、だからもう俺の傍から離れるな」
「あ、は、はい!……それって、ライアーゲームが終わった後も、ですか?」
「ん?……好きに考えたらいいよ」

 はい、と彼女の大きめな声が聞こえて、ずいぶん元気そうなその声に安堵の息を漏らす。
 なら次は、やられた分、やり返さなければな、と秋山はほくそ笑む。
 百倍返しが、彼の基本なのだ。
351 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:32:30 ID:lWoLR8Mh
「ねぇ、あの二人、どう思う?」
「は? どうって?」

 アソウの突然の質問に、フクナガは質問で返した。

「付き合ってると思う?」
「あーんー……ないな」
「え、何で?」
「いや、付き合っていない、て言うのは正しくないか。今はまだ、付き合っていない」
「あーなるほどね。案外二人とも奥手だったりして」
「さーねー興味無いなー。ま、でもいいんじゃないの? そこは二人が決める事だろうし」
「何よーつまんないわねーキノコのくせに!」
「キノコって言うんじゃねぇ!」

 フクナガの表情に思わず笑い出してしまったアソウだが、すぐに表情を引き締めなおした。

「ね、例えばさ」
「……あん?」
「もし、あのヨコヤがあんたに、さっきのオオノにしたみたい誘ったら、その誘いに乗った?」

 至極真摯な視線でそう問い掛けてくるアソウに、一瞬考えるポーズをして、でもすぐにフクナガは答えた。

「乗るわけ無いじゃーん!」
「……え、嘘ッ!?」
「当たり前だろー? 俺は人を使うのは好きだけど、使われるのは好きじゃないんでね」
「ふーん……中々カッコイイじゃん」
「ハァン? 当然だろ! この俺が! あんな白髪如きに! 使われるかっつーの!」

 よく分からないポーズで力説され、アソウはアホっぽいと笑った。

「ま、何にしても、だ。今は勝つのが最優先事項ッつーわけよ。だから! 次は!
この俺が! あの白髪を! 欺いてやるって事よ!」
「よっ! カッコイイぞ松茸!」
「何せ王道にしてキノコの中の王様だからなッてだからキノコで例えんじゃねェェェェェェ!」

 げらげら指を差して笑うアソウに悪態をつくと、ふん、とフクナガは検査ルームへと向かう。
 その後姿に、アソウのどこか真剣味の帯びた声が投げかけられた。

「フクナガッ!」
「あーん? なんッスか?」
「絶対、絶対勝とうな!」

 その問いに、ふてぶてしいまでの笑みを浮かべ、親指を立ててフクナガは答える。

「とーうぜんだろ! ビジンは黙って俺の活躍を見てればいいんだよ!」
「え、な、ば、馬鹿にしてんの!?」
「あー? ああ、美人って? いや、別に。本当にそう思っただけだしぃ?」
「ッ!?」
「ま、俺の好みじゃないけどねぇー」

 そう言い残し、嫌味ったらしい笑い声を響かせながらフクナガはドアの向うへと消えた。
 ドアを見つめたまま、少し顔を朱に染めたアソウが、一人胸の内で呟く。

(死ねキノコ! バーカバーカ!)(……ま、でも、本当に勝ってきたら、カッコイイって言ってやるよ)
352 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/19(火) 21:37:57 ID:lWoLR8Mh
以上です。>>287さんには再度敬礼!

   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!!
フ     /ヽ ヽ_//

むーん。まだまだ精進致します! ニンニン!
353名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:44:00 ID:PUT2RtiP
激しくGJ!!
キノコ×アソウに萌えたよ!
354名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:45:00 ID:ZvApI8/y
ものすごくGJ!!
エリー素敵w
そして
フクナガ×アソウktkr!!
目覚めてしまったw
355名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:45:52 ID:HJ8a7X6/
>>326
きゃーありがとう!秋山さんがちょっとずつ脱いでいく様が最高。
やっぱりいちゃいちゃはいい。直タンン幸せにしてくれてありがとう。

そしてわたしはスリッパパコンでもあるのですが、
>>352もGJ!

スリッパパコンだのメンゴメンゴだの、シチュエーションは浮かぶんだけど
文才がまったくないので、毎日幸せだ〜。
356名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:36:53 ID:9r788z3N
フクナガ×アソウがドツボw
357名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:04:30 ID:Q0RTAOsb
く…空前のフクナガ×アソウブームwww
358名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:17:42 ID:Rc5Oiqwj
ライアーゲーム内での二大カップルが決まったなw
359名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:35:08 ID:bcvdIlkh
エロいのが読みたい(´・ω・`)
360名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:37:03 ID:gKtkERSt
うん。エロなしも楽しく読んでるけど、
秋山と直で一発どかんとエロほしいな
361名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:44:34 ID:9r788z3N
マイナー好きな私としたら、
エトウ×直とかフクナガ×アソウなんかもいっぺん読んでみたい
もちろん秋山×直も大歓迎だけどw
362名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:48:28 ID:lppq3AUX
秋山×直読みたい!(・∀・)
363名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 23:50:40 ID:ZvApI8/y
>>361
おまいは俺か!!(゚∀゚)w
364名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:21:19 ID:VDnkCHqF
>>361>>363
カップル誕生
365名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:24:49 ID:4Csa10VO
スッゲ!スッゲ!
俺の中神スレ決定!!

そして禿げしくエロ希望
366名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:33:35 ID:ocUplXWq
秋山×直の消毒セクス見たい(´・ω・`)
367名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:38:15 ID:vCE7MWmn
禿げしく同感
368名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:42:26 ID:NcmbJWS4
手錠とか縄とか
どうですか

男なら萌るはず(・∀・)
369名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 00:50:43 ID:HYTeMK/h
直と一緒にお風呂に入って
秋「怖かったよな。俺が全部洗い流してやるから」
直「…秋山さんっ」


文才なくてスマソ
370名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 01:00:03 ID:jbMPvyvZ
芸スポ+の秋山さんの中の人のスレで、「レガッタの時の無駄に上手いキス」という
レスが気になってしょうがない。
371名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 01:08:46 ID:Rt+JEh0V
kwsk
372名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 03:06:40 ID:G0fA3ros
>>369
>秋「怖かったよな。俺が全部洗い流してやるから」
萌えるわ〜
373名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 04:53:28 ID:53XJc1uQ
最近エリー×直の百合も良いんじゃないかと思う自分がいる…
374名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 05:38:42 ID:SG19TFEt
>>373
禿同!!
375名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 08:58:26 ID:KfjdNck8
>>373
自分も禿同!

そして今日、ものすごく秋直な夢を見た。
第四回戦らしき試合が終わった後、出場者が乗るバスの中で直が秋山にすごいかっこうでもたれかかって…(*´Д`*)
朝っぱらから萌えたぜ
376名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 11:21:25 ID:xVDI4Q2c
>>375の夢の話で1本SS書けそうだな
377名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 11:33:03 ID:jbMPvyvZ
>>372
そこで秋山さんが心理学科で学んだ知識を総動員してほしい。ゲーム以上に頭を使え。
>>375
ものすごい格好ってどんなんだw
股間ですか?w
378名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 13:25:26 ID:7us41B1L
>377
>ゲーム以上に頭を使え。
つまり脳内会議ということかww
379名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 14:12:45 ID:4ikRxvM2
脳内会議でのAが本当の秋山
これ豆知識な
380名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 15:56:12 ID:4Csa10VO
脳内会議と秋山日記を待つあまり
一時間毎にこのスレを覗いているのは
俺だけでいい
381名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:23:19 ID:r91Gtb/I
>>380
俺なんか暇があれば5分置きに見てる
382名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 17:33:13 ID:Pqtv8Q0s
>>380>>381
凄いなお前らw
カウンター付けたらえらいコトになりそうw
383名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 17:54:04 ID:Pqtv8Q0s
ゴメン、ageちゃった!!
384名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 18:48:18 ID:U5T1h/Ir
ごめんね、脳内会議でも秋山日記でもエロでも無いんだけど
>>375の夢内容で妄想しちゃったんだ…
SSあんまり書いた事ないけど以下2レス分ほど使わせてくれ。
385384:2007/06/20(水) 18:50:37 ID:U5T1h/Ir
薄暗い車内。黴と埃のにおい。

回を重ねる毎に苛酷になるゲーム。
4回戦を終えた参加者達の顔に喜びは無く、
そこにあるのは疲労と次のゲームへの不安。

ゆれるバスの中でエンジンの音だけが響いていた。



秋山は1番後ろの席で煙草に火をつけた。
深く深く吐き出した煙。
静かに、溶けるように消えてゆく。

――…儚いな。

ただなんとなく、そう思った。

そしてなぜか彼女の姿がダブる。
いま、自分の隣の席に座る彼女の姿が。

馬鹿正直なカンザキナオ。
それ故、すぐ騙される。
彼女の泣き顔を何度見ただろう。
今回もまた騙され傷つき精神的に追い詰められた。
やつれた顔。
いつもより一層華奢で弱々しく…
そして儚く見える。

――儚い?…いや、

その、心の中に。真っ直ぐ揺らぎ無い信念。
秋山は知っている。 直の、誰よりも強い眼差しを。


《皆が正直であればいいんです。
 そうすれば皆が救われるんです。》


彼女の言葉が彼の母の言葉と重なる。


《真面目に正直に生きていれば――》


――必ず幸せになれる…か。
386384:2007/06/20(水) 18:53:31 ID:U5T1h/Ir
備え付けの灰皿に煙草を押し込み、隣を見る。

直はうつらうつら、睡魔と戦っていた。
バスの揺れのせいで今にも前の座席に頭をぶつけそうだ。
それを見て秋山はふっ、と微笑み
直の肩をそっと抱き寄せた。

「…ぁ、あきやまさ…」
「君、危なっかしい」
「……?」
「俺の肩、使いなよ」

睡魔のせいで上手く思考が回っていないのかもしれない。
それとも夢だと思っているのかもしれない。
普段の直なら真っ赤になって離れるのだろうが…

「…うれしい」

そのまま秋山の肩に頭を預ける。
ふわりと微笑み、そうしてそのまま眠ってしまった。

左肩に感じる彼女の体温。
その温かさに秋山は安堵感を抱く。
規則正しく聞こえてくる呼吸。

いま、自分の隣に居る彼女の未来が幸せであるように。
煙のように消えてしまわないように。

祈るように、そっと。彼も静かに瞳を閉じた。
387384:2007/06/20(水) 18:57:37 ID:U5T1h/Ir
エロ無くてごめん。
バスは原作版のでイメージしてくれると嬉しい。
4回戦だっけとか車内禁煙だっけとかは気にしないでくれ。
また何か妄想できたら投下しにくる。
388名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 20:06:06 ID:OG4WXRbd
GJ!
389名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 20:07:24 ID:K+XwJQ6K
>>384
GJ!!
エロ無しでも萌えられれば問題ない!
390名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 21:30:21 ID:4ojq86CD
俺はエロいのが読みたい(´・ω・`)
391名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 21:33:22 ID:DrthRBGF
>>390
同意
フクナガ×アソウ萌え!!
392名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 21:54:11 ID:Pqtv8Q0s
エロじゃなくても良いけど、
フクナガ×アソウは読みたい
393名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 22:46:20 ID:gtpa3Brp
フクナガ×アソウ読みたい…!

あとあの方×エリーとか谷村×エリーとか読みたい俺って変人?ww
394名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:04:04 ID:ubvgWcEk
秋山×キノコの友情読みたいです。
ゲーム中は冷静さを保っていたけど本当は傷ついていた心を
同じ境遇のキノコが癒すみたいな。
できればエロ無しキボンヌ!
395名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:24:13 ID:ZVPP6MDE
エロパロ板に来といて何言ってんのお前
396名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:28:06 ID:ZVPP6MDE
しまったエロパロうんぬんのレベルじゃねぇ
板違いだ

連レスすまん
397名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:31:22 ID:NwY3ag/s
もう秋山×フクナガのエロでいいんじゃまいか?
どっちもプライド高くて、どっちがタチなのか決めるのにドラマもびっくりの騙しあいに!!
398名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:32:40 ID:PWeT4Rvx
アッー!
399名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:55:05 ID:ubvgWcEk
>>394です。
混乱させてゴメン。
更に上げてゴメン。
400名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:11:29 ID:Q1JHFozx
223です。
>>307-312の続きです。
消毒路線で考えていたら長くなってしまいました。
しかもまだ消毒までたどり着いていません。
とりあえずできたところまで投下します。

・秋×直
・エロまだなし
・くどくど長い

ダメな方はスルーしてください。
401名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:12:43 ID:Q1JHFozx
1

自由を奪い、細い首に舌を這わせたところだった。

“ゲーム中のわいせつな行為はおやめください”

事務局員の機械的な音声が響く。
「これからがイイところなのに…ねぇ、カンザキさん?」
背後にいる人物はチッと舌打ちをし、
自分の行為を悪びれもせず悪態をつくと、腕を緩めた。
枯れたと思っていた涙がとめどなく流れる。
ヨコヤはもとの席に戻ると“パス”を宣言し空の中身を確かめるとさっさと退室した。

動けない。
恐怖と絶望の渦の中で何もできない自分がいる。

「大丈夫ですか?」

不意に声をかけられ体が震えた。
「神崎様、本来はこのようなことはしないのですが、非常事態と判断いたしました。
このままここに留まっていらっしゃる場合、次のゲームも神崎様の担当になります。
他の方と交代なさるのならお戻りください。
…貴女は現在ゲームができる状態ではないとお見受けいたします。
戻られたほうが賢明かと思われますが」
敗者復活戦の際に話し掛けてきてくれた事務局員だった。

かろうじて頷くと支えてもらいながら立ち上がり、検査ルームを後にする。
涙が止まる気配はなかったが、戻る間の背中をさする温かい手が残された理性を支えてくれていた。

「貴女が…どれだけ傷ついているか…女であるわたくしも重々承知致しております。
ただ…今はゲーム中です。チームとして参加して頂いております。
どうか…ご自分を強くお持ちになってください」

扉の前でそう言うと、彼女は礼を言うまもなく暗闇に消えてしまった。
402名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:13:55 ID:Q1JHFozx
2

一人になるとと再び足がすくみ、震えがやってきた。
あと一歩が踏み出せず、その場にしゃがみこむ。
(この扉の向こうには…みんながいる。
私がヨコヤさんにされたこと…皆に知られてしまった。
なにより秋山さんにだけは知られたくなかった。
汚れてしまった自分を見られたくなかった。
軽蔑の目で見られたら…もう…このまま死んでしまいたい。
もぅ…何も考えたくない…)

“今はゲーム中です。―ご自分を強くお持ちになってください”

(そんなこと…わかってる。…でも、もう嫌だ。)
「うっ…うぅ…」

「おい」
「!」
「そこにいるのか?」
(あ…きやまさん)
「…大丈夫か」
「…」

「…こっちにこいよ」

優しい声。ちょっと低めの…いつも私の心を掴んで離さない声。
こんな時でも(素敵な声だなぁ)と思ってしまう。
でも…
(…私…もう、会えません。もう、私は私じゃないんです。私は汚いんです。秋山さん…)

「聞こえてるか?…あのな…おまえはおまえだよ。
どんなことがあったって…俺にとってのおまえは変わらない」

(え……なんで)

「おまえの考えてることなんて俺には簡単にわかる。
俺にとってカンザキナオという人間はな、馬鹿正直で、優しくて、
なんでも信じちまうピュアな人間なんだ。何があってもそれは変わらない。
俺は汚い人間を嫌というほど知ってる。その俺が言うんだから間違いない。
おまえは汚くなんかない。
…大丈夫だから。おいで」

(…本当に?)

震える足を一歩出す。自動ドアのロックが解除された。
403名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:15:12 ID:Q1JHFozx
3

まぶしくて目を閉じる。
すると、ふわり、と温かい何かに包まれた。

そっと目を開けると、白。覚えのある肌触り。

「…おかえり」

上から聞こえた音につられて顔を上げると
そこには大好きな人の優しい顔があった。

(秋山さん…)

背中を優しくポンポンとあやす手。
「よく、頑張ったな」
「ごめんな」
「もう大丈夫だから」
優しく声をかけられて抱きしめられたことで
先程までの極度の緊張と恐怖で強張った体の力が抜けていく。

(あきやまさん…)

直は少し微笑むと、そのまま秋山の腕の中で意識を失ってしまった。
404名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:16:22 ID:Q1JHFozx
4

トクン、トクン
(きもちぃリズム…ゆらゆら…きもちぃ…)

「…目、覚めたか?」

「…ん…ん」
「…ここ、どこ?」意識がなかなかはっきりしてこないまま尋ねる。

「帰りのタクシーの中」

「そ、う……?え…?」
今度こそ覚醒し、声のするほうへ顔を向けた。
(!?)
見上げてすぐに秋山の顔。

「あっあっあきやまさんっ」

「…なに」
「近いですっ」
「じゃあ、離れたら?」
「え…?」
よく見るとそこは秋山の腕の中だった。
どうやら彼に身を預けて寝ていたらしい。
「すっすみません!重かったですよね!すぐどきますから!!」

「…別にいいけど」

「あのっでもっ」
「…いや、間違えた。…このまま、こうしていてほしい」
「…え?」

「もう少しだけ、俺の、腕の中にいてくれ」

「秋山さん…」
いまだ夢の中にいるような心地でそっと秋山にもたれた。

トクン、トクン
(あ…これ…秋山さんの)

規則正しい心音に耳を傾けていると、肩を抱く手が少し強くなった。
405名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:17:34 ID:Q1JHFozx
5

「ゲームは終わった。俺もキミも借金なしに抜けられた。もちろん他のやつらも。
だから安心していい。全て終わった。」

「…俺は今回おまえを守りきる自信があった。
でも…できなかった。取り返しのつかない失敗をしてしまった。
いくらこのゲームから抜けられたって…おまえを傷つけてしまったことには変わりない」

(あ…)

「本当に…ごめんな」
(そうだ…私…私は…)
あのときの恐怖がよみがえる。
「あ…いや…やだ…」カチカチとかみ合わない歯が余計に情景を思い起こさせる。

「わたしは…も、ぅ…きたな」
「おまえは」

「カンザキナオは…なにもかわっていない。
全て悪い夢だった。もう…忘れるんだ」
(そんな…無理です…秋山さん)

「忘れるんだ、全部。ゲームのことも、俺のことも、全て」

「…え?…どうしてですか…?なんで秋山さんのこと忘れなきゃならないんですか?!
そんなの嫌です!!」

「もともと俺たちのつながりはゲームでしかない。ゲームが終われば…もう関係ない」
「関係なんて…確かに初めは私が秋山さんに助けてもらったからなのかもしれません。でもっ」
「違う。俺がキミをあの忌まわしいゲームに巻き込んでしまった」

「…そんなの関係ありません!!きっかけはゲームでもっ…私…私は、秋山さんのことが」
「言うな」

秋山は外を見たまま
「…言うな。…全て忘れてくれ」
自分に言い聞かせるように低く言った。
直は流れる涙もそのままに秋山から目を離せなかった。
406名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:19:03 ID:Q1JHFozx
6

「着いたぞ」

肩からそっと腕を外すと降りるよう促した。
直はぎゅっと口をつぐみ、無言のままタクシーから降りる。
そして振り返ると

「秋山さんも降りてください」

「…は?」
「いいから!降りてください!!」
今まで見たこともない表情だった。
幾分気圧されたまま、腕をとられ下車した。

彼女は俯いたまま一点を見つめ続けて言った。
「…なんで…言わせてくれないんですか。…やっぱり、私が汚れてるから?」
「ちがう」
「じゃあ…なんでですか!?」見上げた目には今にも溢れ落ちそうな涙。
「…」
「秋山さん!」
秋山は細く息を吐いた。

「…もう、いやなんだ」
「…自分のせいで他人が傷つくのは。大切な人には幸せでいてもらいたいんだよ」
「キミは…ゲームのこと、俺のこと、全て忘れてやり直すんだ。
…幸せになってもらいたい」

「…秋山さん…」

ダラリと下がった両腕を掴む。
「なんで、私が泣いているか、わかりますか?」


「…悲しんでるんじゃありません」
「秋山さんの…身勝手さを怒ってるんです!」
407名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:20:17 ID:Q1JHFozx
7

「あなたは自分さえいなくなればいい、そうすれば私が幸せになれるって言いますけど、
…そんなのただの傲慢です!身勝手です!!
私の幸せを勝手に決めつけないでください!!私の幸せは、私が決めるんです!!
私の…私の幸せは、秋山さんのところにあるんです!!
秋山さんのいない生活に幸せなんてないんです!!
私は、もぅ引き返せないくらい秋山さんのこと好」
突風に巻き込まれたかのように言葉はさえぎられた。

これ以上ないほどのきつい抱擁。

声が出せない。
(苦しい…)
身動きが取れない中、ふと、肩先に何かを感じた。

(秋山さん…泣いてる?)

秋山の震えが伝わってきた。
「俺といることでキミを傷つけてしまうことが怖い…。
キミを守れなかった。」

直はかろうじて動く両手を秋山の背に回し、ポンポンとあやした。
抱きしめる力がフッと緩む。
「…秋山さん?私が不安な時、傷ついてる時、いつもこうしてくれましたよね。
私は、十分秋山さんに守ってもらってますよ。
私…秋山さんに守ってもらったように、私も秋山さんをこれから守りたいんです。
秋山さんのことが誰よりも大切なんです。
そばにいさせてください。一緒に、生きていきたいんです」

「秋山さんの、隣にずっといさせてください」

秋山は腕を緩め、頬から伝う涙もそのままに、直を見た。

(秋山さん…綺麗)

初めて見る愛しい人の表情に見惚れ、自然と微笑がこぼれる。
そして、互いの瞳に吸い寄せられるように近づくと
そのままそっと唇を合わせた。



408名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 00:21:29 ID:Q1JHFozx
ありがとうございました。
長々と申し訳ありません。
とりあえず次こそはエロにたどり着きたいと思っています。
409名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 01:17:43 ID:hoTDEUsz
かなりGJ!!!!!!!!
ちょっとウルッときたなんて内緒
410名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 01:46:54 ID:vhTew+wY
目から水がでてきたなんだこれ
411名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:39:26 ID:PuZRuKcg
>409,>410
おまいら泣きすぎw
あれ、でもおかしいな。俺の目から汗が
412名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 03:12:04 ID:lasb2h4n
ちょっとどころか号泣したなんて内緒

>>408GJだぞぅ、おい!!!
413名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:16:51 ID:TKSyCIT5
そろそろドS秋山によるドM直タンの調教祭りがあってもいい季節、
皆さんいかがお過ごしですか?
414名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:30:22 ID:5TxU6EnL
こんな時間ですが、秋山×キノコの友情書いてみました
415名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:31:23 ID:5TxU6EnL
密輸ゲームが終わり、秋山の活躍により水の国勝利
第4回戦へ向け、5人は宿泊所へ連れて行かれた設定です。
5回戦あるの?というツッコミは無しで。
エロ無し。秋山×キノコの友情です。
微妙にホモっぽい?ので苦手な方はご遠慮下さい。
416名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:32:17 ID:5TxU6EnL

部屋に入った秋山はベッドに倒れこんだ。
潰したと思っていたマルチがまだ生きていた事がショックだった。
ヨコヤの他にもまだたくさんいるだろう。
今に新しいマルチを作るだろう。
いや、俺が服役してる間にもう動き出してるかもしてない。
「かあさん・・・」
ゲーム中に堪えていた涙が溢れ出す。
「かあさんゴメン。必ず、必ずもう一度奴らを叩き潰す。どんな手を使っても・・」
そのまま毛布にきつくくるまり、声を殺して泣き続けた。

コンコン
泣き顔を隠す為に前髪をおろしドアを開ける。
「ねぇねぇ今暇?私秋山君の事好きになっちゃった!一緒にお祝いしようよ。
ビールいっぱい買ってきたんだ。実は私彼氏に振られちゃったばっかでぇ〜〜。」
一方的にハイテンションでまくしたてるアソウがいた。
「悪い今日は疲れてる。」
「そっかぁ〜。今日秋山君大活躍だったもんね!ねね秋山くんって・・」
なおもしゃべり続けるアソウを無視しドアを閉める。
417名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:33:07 ID:5TxU6EnL

イライラする。
かあさん・・・
かあさんだったらこんな時なんて言うだろうか・・・
「深一。お友達と仲良くするんだよ。」
優しかったかあさんの顔が浮かぶ。
涙が止まらない。
ひとしきり泣いた後またノックの音がした。

コンコン
同じくうつむいて少しだけドアを開ける。
「いや〜秋山くん。これから俺秋山くんの事、アキヤマサマって呼ぶ事にしたよ
アキヤマサマすごいな〜だって・・・」
無言でドアを閉める。

冷蔵庫からビールを取り出し、一口飲む。
「おいしい」
呟いたとたん、また涙が出てきた。
かあさんがいなくなってから、未だに消えない絶望感。恐怖心。
かあさんの事が頭から離れない。
一人になるとむしょうに寂しくなる。心細くなる。
缶ビールを2本程開けた頃またノックが。
418名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:34:05 ID:5TxU6EnL

うんざりとしてドアを開ける
「秋山さん。あの、私不安で・・・」
あいつだ。
「大丈夫。約束したろ、2人で必ず勝ってこのゲームから抜けるって。」
「はい!」いつもの笑顔が見えた。
「だから安心しておやすみ。」「はい!秋山さん。」
軽い足取りで自分の部屋へ戻るあいつを見届けドアを閉める。

大きなため息をつき、次のビールを開ける。
ゴクゴクとビールを飲み干す。
この涙はなんなのか。
マルチ組織への憎しみ。優しかったかあさんの笑顔。
いつもならこんな時、かあさんの墓前へ花を持って行く。
夕焼けを見ながら、かあさんのお墓にもたれて眠る事もよくあった。
俺だって・・・また涙があふれ出す。どうにも止められない。
俺だって誰かに頼りたい時もある・・・。
419名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:35:35 ID:5TxU6EnL

時計は深夜3時を回った。
どんなに飲んでも酔えない。眠れない。
コンコンと遠慮がちな小さなノックが聞こえた。
今度は誰だ?涙を隠し、ほんの少しドアを開ける。

「やっぱり起きてたんだ。」
そいつは強引にドアの隙間から俺を押しのけ部屋の中へ入って来た。
キノコだった。頭をかかえる。
「オメーまで俺を頼ろうってのか。おい。」
引っ掴んで外へ放り出してやろうと威嚇しながら近づく。
次の瞬間、俺は笑顔のキノコに正面から抱きしめられていた。
すごい力だ。
「よくがんばったな」
意外な行動と言葉に怒りが頂点になる。
「偉そうに。なにをがんばっただと?あ?」
腕を払いのけ、キノコの顔へ自分の顔を近づけて言った。
420名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:36:22 ID:5TxU6EnL

「一人で飯食って、一人で寝て、一人で大学卒業して、一人でマルチと戦って、
一人で服役して、一人で出所して、全部一人で考えて・・・
お前は誰にも頼る事をしない。よくがんばった。」
そう言ってキノコはニカッと笑った。
何を言ってるんだこいつは??
予想外な言葉に足の力が抜けた。
キノコが手を伸ばし受け止め、もう一度抱きしめる。
「一人で泣いてないで、ここで泣きなよ秋山君。」
倒れ込むように、キノコの背中に手を回した。
今まで抱いた女とは違う大きな背中。不思議な事になぜか安らぎを感じた。
俺はキノコの胸で声を出して泣いた。
子供の様に泣いた。

どれくらい泣いただろう。
暖かい腕と暖かい胸に落ち着きを取り戻した頃、声がした。
「俺の宝物貸してやるよ」
キノコは俺の背中の手を解き、俺の手になにか四角いものを握らせた。
「俺の家族も騙されたんだ。明日食うものも無い生活だったんだぜ?」
キノコは俺の涙で濡れた前髪をいじくりながら続ける。
「ある日かあちゃんがデパートに連れて行ってくれたんだ。
レストランで好きなものいっぱい注文してお腹いっぱい食べた。
その後『なんでも好きなもの買ってやるよ』って言うんだ。かあちゃん」
明るく話すキノコの顔を見つめる。
キノコは再び強く俺を抱きしめた。抱きしめていないと続きが話せないかの様に。
421名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:37:29 ID:5TxU6EnL

おかしいと思ったらその夜・・・。」
俺もキノコを強く抱きしめる。


「じゃぁな。貸すのは1日だけだぞ。それと、酒飲む時は誘ってくれ秋山」
何か返事をしないと、と考える俺の頭をポンポンとたたき、キノコは帰って行った。
テーブルの上の空き缶の数に、我ながらびっくりする。
きのこが握らせた宝物の入った左手をゆっくり開けてみようとした時、またドアが開いた。
「言っておくが、俺は女が好きだ。そっちの趣味は無い。変な気起こすなよ。」
小声で言ってドアが閉まった。
閉まったドアを見つめ、思わず笑ってしまった。

握った手を開けると、古ぼけた電子ゲームだった。
電源を入れると楽しげな音楽と共にゲームが始まった。
俺はまた泣いた。電子ゲームに涙が落ちないように気をつけて泣いた。

そして思った。
かあさん・・・それとキノコのかあちゃん・・・あなた達の息子は強く生きています。
心配しないで下さい。と。

−終−
422名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:39:13 ID:5TxU6EnL
スレ違いだったらすみませんm,,m
423名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 07:23:32 ID:vswKxx9+
キモい。キャラのイメージもぶち壊し。
そういうのやりたいんなら801板行ってくれ。
なんでここでやんの?
424名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 07:51:41 ID:1vZHYGzp
キモいは言い過ぎ。
ただ、やっぱりキャラ掴めてない感じ。秋山はそんなに母親に依存してないと思う。
とりあえず乙(・∀・)!
425名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 07:59:58 ID:zmYlFX53
キャラがどうのこうの以前に板違いなんだって
426名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 10:45:03 ID:B/cjfUf8
故意の荒らし行為じゃなかったら半年ROMれ。
ホモネタは数字板に隔離されてるから、ここじゃスレ違い。
427名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 10:58:09 ID:Khkb6xmJ
スレ違いもいいとこ。
428名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 11:08:13 ID:vQpBw7CE
>>422
分かってんなら書くなよ
429名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 12:09:01 ID:ciJY5Djo
今回の場合は秋山×キノコの友情ものが読みたいという話が出たところで
誰も注意しなかったのも悪かったよな。
せっかく書いたのに少し気の毒ではある。
でも、スレ違いなのは確かだから今度からは気をつけて。
430名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 12:25:25 ID:uSnCjnE/
ということで、秋×直
もしくはフクナガ×アソウが読みたい。
甘いのでも、エロいのでも、ギャグだっていい!
431名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 14:49:18 ID:6nXAdsqx
>>429
ちゃんと注意してるよ。
読みたいって言った人も板違いだったと謝ってる。

>>368
亀レスすぎて突っ込むのもどうかと思ったけど…
Aでつか?
432名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 15:27:23 ID:4B88KuEL
キノコたちより秋直が読みたい(´・ω・`)
433名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:32:20 ID:dd8DsTGk
板違いだったとしても…まあ書き表せる能力があることはすばらしいと思う
乙です

というか公式サイトの10話のトピックスに書かれてるヨコヤに秋山絶叫のリハで
秋山 「ヨコヤァ(ハート)」
ヨコヤ 「あ、アッキー(ハート)」
を読んで微妙にアッ( *゚д゚)ってなったのは自分だけですかそうですか
434名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:40:08 ID:4B88KuEL
>>433
大丈夫ここにもう一人いる(・∀・)

ヨコヤァwって両手降りながらスローモーションで走ってく秋山…www
435名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:50:27 ID:ciJY5Djo
・・・・・誰かこの流れを断ち切るような作品書いてください
書きたくても自分には文才がないので
436名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:54:16 ID:zmYlFX53
色々とひどい流れだ
この板の他のスレじゃ考えられんわ
437名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 18:04:46 ID:eO/H/S3P
誘い受け、空気読めなさ振り、ほんと腐ってる。
しかし数字板の妖精さんは26歳の男がどういうものか
判ってなさすぎだ。キモい。
438名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 18:49:36 ID:Khkb6xmJ
>>433-434
板違いと分ってる上でレスしないで下さい
439名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:05:53 ID:vQpBw7CE
ここは数字板ですか?
440名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:43:46 ID:e8J4JvMP
遅レスで悪いが、>>345に行くまでの金歯とエリーたんの会話を妄想

モニターの前で、形の良い唇をきゅっと噛み締めたエリーたんが、その凛とした漆黒の瞳に怒りの炎をたぎらせてヨコヤを睨みつけていた。
男の手が、まだ幼さを残す少女の肌に触れる。
「……なんてことを…」
ヨコヤの暴挙に堪えきれず、短く呻いたエリーたんはカツとヒールを鳴らした。
その音を耳聡く聞きとった金歯がニヤニヤといやらしい笑みをエリーたんに向ける。と、その淀んだ瞳に写るのは、モニターの前から立ち去るエリーたん。
「…ちょっ、おい!何処に行くんだ?」
「…………」
「そんなに見ているのが辛いのか?」
金歯は苦笑混じりに問い掛けて、此処は通さないとばかりに通路の壁に足を投げ出した。
「…退きなさい」
命令に慣れた口調で、金歯を睨みつけるエリーたん。
金歯は飄々とした態度でエリーたんを見上げ、キラーンとその自慢の前歯を黄金色に光らせた。
「……通れるものなら、通れば?」
その挑発に、エリーたんの秀麗な眉がひくりと歪んだ。
金歯の足はモニター室の狭い通路をしっかりと塞いでいて、彼を強制的に退かさなければ其処を通れそうもない。
急がなければ、あの無垢な少女が…。
エリーたんの鋭い眼差しが更に鋭さを増して、大して長くもない金歯の脚を睨み据えた。
しかし、その目の端であるものを捕えると、エリーたんは皮肉に口角を持ち上げた。
「……ちょうどいい」
嘲笑と共に吐いた息と、同時に動いた鍛えた身体。
瞬間、金歯の視界が反転した。気付いたら、床に倒れ、天井を見上げていた。
身体を支えていた軸足を彼女に足払いされたのだ。
釈然としない脳の隅で、足の先がスースーすることに気付いた。
爪先を見ると、黒い靴下が目に写る。…スリッパがない。
「……借りるわよ」
見上げた先には、さっきまで自分が履いていた緑色のスリッパを手に持つエリーたんの姿。
床に転がった男を一瞥して、エリーたんは颯爽と歩く。
検査室へと急ぐヒールの音を聞きながら、金歯はぽつりと呟いた。
「…あの鉄面皮があんなに焦るなんてな。可愛いところもあるんじゃないか…」
441名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:47:34 ID:e8J4JvMP
あのスリッパは何処から持ってきたんだ!?という妄想から
きっと金歯から奪い取ったに違いない
442名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:59:53 ID:AYoEanVW
>>441
GJ! 状況的にはシリアスなはずなのに、終始“エリーたん”“金歯”表記なのに
笑った。
443名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:08:21 ID:STJ804hJ
>>440
GJww
緑のスリッパww便所のスリッパを想像したよ。いいよいいよw
444名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:22:21 ID:vy7t6VbA
秋×直投下させてください。
(微?)エロ有り。
でも、ドラマ、原作とは別のSSになって
しまいましたorz
7スレ使わせてもらいます。
苦手な方スルーお願いします。







【夏の夜の君】

1
直が「お祭りに行きましょう秋山さん!」と
誘ってきた。
正直人ごみは苦手だし、なんとか断る理由を考えていると
「・・だめですか・・・?」と
悲しげな声が聞こえてくる。
仕方なくため息を零しながら、
「で、どこに行けばいいの?」などと
結局約束をしてしまう自分だった。

神社の入り口で待ち合わせていたのだが
直は黄色地にピンク色の花があしらわれた
浴衣姿で現れた。
「似合います?」と微笑む直。
髪もきちんと結い上げ
直の浴衣姿に見惚れてしまう。

「・・ああ・・」
こういうとき気の効いた一言でもでてくればいいのだが
直はこの一言で
「よかった」と喜んでいた。









445名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:24:24 ID:vy7t6VbA
2
想像してたようにかなりの人ごみで
直の手前、歩調をゆっくりに歩いていたのだが
気がつくといない。
後ろを見てみると変なナンパに引っかかっていた。

「俺らと一緒に行こうよ」
「でも・・私一人じゃないんで」
懸命に言い訳をしている直だが
そんなことでひるむ相手ではない。
「悪いんだけど俺のツレだから」
と直の腕を引っ張る。
「なに?!」

男ににらまれたがぐんぐん直を引いて歩いていく。
「秋山さん・・痛いです・・」
ようやく立ち止まると
「君さ・・ほんとに気をつけなよ」と呆れる。
しかし直はそんなこと気にもせず
「ありがとうございます!秋山さん!」
なんて笑顔で返してくる。
結局照れ隠しに
「行くぞ」と再び直の手を取って歩き出した。

休憩がてら、りんご飴を食べている直。
ちょっと歩き方がおかしいことに気づく。
「おい、大丈夫か?」
「・・はい。下駄履き慣れてないだけで」と
ぎこちなく笑うが
鼻緒には血がにじんでいる。
「こっからならうちのほうが近いな」と
秋山は、直を連れてゆっくりと歩き出した。
446名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:26:05 ID:vy7t6VbA
3
俺の部屋に入ると、手早く
直の足の手当てをする。
「ありがとうございます。
秋山さんって優しいですね」と
相変わらず自分を信じて疑わない直に
ふと嗜虐心が沸いてくる。

「優しければ誰でもいいのか?」
「え?」
浴衣の直にじりじりと近寄ってみる。
「あ・・秋山さん?!」
素っ頓狂な声を上げる直。
俺は、直がきれいに結い上げたかんざしを外し
髪を解いていく。

「俺は優しくなんか、ない」
「秋山さん?!」反射的に後ろに逃げる直
壁際にぶつかり捕獲。
直に逃げ場所はない。
俺は、直に顔を近づける。

「あ・・・・秋山さん!」
「・・なに・・」
「あの・・っ・・浴衣が皺になりますっっ」
俺が直の浴衣に触れようとしたのと
同時だった。
「だったら、脱いじゃったほうが早いんじゃないの?」
「私一人じゃ着られません・・っっ!」
「へぇ・・」
「あのっ・・だから秋山さん?!」
「手伝ってやるよ」
俺はにやりと笑って直の浴衣に手をかけた。
447名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:29:51 ID:vy7t6VbA
4
襟足からのぞいた首筋に強く吸い付き、いつもより
赤い烙印を押し付けていく。
白い肌がだんだんとピンク色に色づいてくる。
こんなにも抱きたいと思うなんて俺はイカれてるのだろうか。
恋とか愛とかいう“レンアイカンジョウ”は、
とうの昔に置いてきたように思うが、
ただ、直のことを求めてやまない自分がいる。

「あのっあのっ・・」
パクパク混乱する直
もういい加減慣れてくれたらいいのに・・と
ため息を零すと
「なんかしゃべってないと心臓がバクバクして・・」
「じゃ、しゃべれないようにしてやる」
直の唇を口付けで封じ込めた。

口内を味わうように
逃げる直の舌を絡みとり吸いあげていく。
形のいい胸をもみ始めると
直からも声が上がり始める。
どこをどう触れたらそんな声が上がるのか
わかってるつもりだが、まだまだこんな直のことだ
未知数のはず。
顔を赤らめ俺を感じている姿は、やはりなまめかしい。
そして、もっともっと声を聞いてみたくなる。

胸の蕾をいじりだすと
直から違う声が上がる。
「あの・・っ・・」
「ん?」
まだしゃべる余裕あるのか?と
直の顔を覗き込むと
「あ・・あきやまさんは気持ちいいんですか?」
と聞いてきた。
この時点で聞かれるのは、初めてだったが
「・・これからその予定だけど」
と答えた。

「よかった・・なんか私ばっかり・・」と
顔を赤らめる。
「もうちょっとしてから楽しませてもらう。
まずは君から」と
そっと直に口付けて愛撫を開始する。
どうやら余計な心配をさせてしまったようだ。

448名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:31:18 ID:vy7t6VbA
5
太ももの間に手を差し入れ秘部へ。
潤い始めているそこに指を差し入れ
その液をスライドさせ花弁にそっと触れる。

「や・・っ・・」
びくんと直が跳ね上がる。
まだイクのに抵抗があるらしい。

「気持ちイイ?」
真っ赤になりながらうなづく直。
花弁と中を同時に攻めていると
直の手が邪魔をしてくる。

「あの・・もうだめです・・ほんとに・・っっ!」
「気持ちイイんだろ?」
「でも・・っ・・」
首をブンブン振る。
「そのまま素直に感じればいいんじゃない?
俺はそのほうがうれしいけど」
「!!」
直は、観念したように手をどかす。
俺の指の動きと快感の波に飲み込まれていくように
直が嬌声を上げながら達していった。

449名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:32:30 ID:vy7t6VbA
6
「あの・・秋山さん・・?」
直の意識が戻る。
「ああ・・」
「私、優しいから誰でもいいんじゃないんですよ」
「ん?」
「秋山さんだから好きなんです。」

まっすぐ自分を見つめてくる。
自分をこんな風に求めてもらえることが
不覚にもうれしくて
直への想いが満ちてくるようだった。

「俺もかな・・」
「え?」
「俺も君だから好きなのかも」
お互い自然と顔が近づき
深い口付けをかわす。

直と体を重ね一緒に上りつめていく。
お互いのことだけを考えて
こんなにも幸せなことなどないのかもしれない。

450名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:37:19 ID:vy7t6VbA
7
床に散らばる鮮やかな浴衣・・。
先に目を覚ました俺は、その浴衣を見つめながら
タバコをふかしていた。

「秋山さん?」
直が目を覚ましたようだ。

「なに?」
「あの・・このままじゃここから出られません・・」
直は真っ赤になりながら
「服を貸してください」と懇願した。

適当に自分のTシャツとズボンを渡すが
案の定かなりダブダブで
なんだかとてもかわいかった。

ぶっ・・と笑うと
「誰のせいだと思ってるんですかー!」と
直のふくれっつらが返ってくる。

「浴衣手伝ってくれるんですよね?」
「は?」
「言いましたよ」
「そんなこと言ったっけ?俺浴衣なんて着せたことないよ?」
「私、この格好で帰れっていうんですか?」
直は自分のダボダボの服を見て
「これじゃまるで朝帰り・・」と
赤面しながらつぶやく。

「タクシー呼んで送ってやるよ。
今度は、ちゃんと着方覚えておけよ」
「はいっ!それなら今度私が
秋山さんに着せてあげられますね。
きっと似合うだろうな〜」と
喜ぶ直。

おい・・今度は俺も着るのかよ・・と
唖然としつつも、それも悪くないかなと思う秋山だった。

(終)

読んでくださった方ありがとうございました。
451名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:37:33 ID:3tKp5lBR
GJ!
久々にエロいのが来た(´・ω・`)
452名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 22:54:11 ID:bZi5IZmw
GJ!!
これから浴衣シーズンだし、時期的にもイイ!!
453名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 23:06:41 ID:vswKxx9+
GJ。また7スレも使う超大作の人ですねw
454 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 00:58:39 ID:03mOCeTP
投下前注意。
・最終回勝手に妄想。
・秋直。
・フクナガ×アソウ。
・エリー→直。
・エロ無し。
・色々こじつけ。

以上を見てダメ! という方はスルーよろしくです。
455それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:00:08 ID:03mOCeTP
 空は、どこまでも晴れ渡っている。雲一つない、どこまでも広がる晴天の下。
 数名の男女が、何やら話し込んでいた。

「それじゃあ、僕はこれで」
「え、え!? もう行くんですか?」
「うん。まぁ、こんな物もらっちゃったら、使わないと、ね」
「そう……ですか」
「じゃ……また、縁があれば」

 そう言って幾分小柄な男は、残った数名に手を振りながら、去って行く。
 その背中に、かける言葉を持つ者はいない。
 誰かが呟いた。終わったんだね、と。
 それに各々が小さく頷いた。終わったのだ、何もかも。
 ふぅ、とキノコカットに眼鏡をかけた大柄な男がため息をついた。
 どこか、名残惜しげに。

「それじゃあ、俺達はこっちに車用意されているみたいだから」
「あ、あの……本当、ありがとうございました!」

 深々と頭を下げる少女に、男は苦笑いを浮かべながら、少女の肩に手を置いた。
456それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:00:56 ID:03mOCeTP
「お礼を言いたいのは俺達のほうだよ……本当、ありがとう」
「そんな、私は何も」
「……また、いずれ。きっとそのうち会えるから。そんな泣きそうな顔しなくてもいいだろ?」
「そうそう。今度会った時は友達として、さ。ご飯とか食べに行こうよ」

 ね? と諭すように問い掛けるスカジャンを着た女に、少女は少し上ずった声で、しかし力強くはい、と答えた。

「それじゃあな。もうお前の顔見ないで済むと思ったら、清々する」
「それはこっちの台詞だ」

  キノコカットの男が、少女の後ろに立っていた男に嫌味たっぷりな表情で言うと、男も当然のように言い返した。

「まぁ、柄じゃないけど……ん」
「……何?」
「見てわかんないかなぁ? 握手だよ、あーくーしゅー!」

 キノコ男の行動に、怪訝な表情を浮かべながらも、男はそっと右手を握った。
 と同時に男をぐいっ、と引き寄せる。

「もう二度と、泣かせんじゃねーぞ?」

 眼前でにやり、と意地の悪い笑みを浮かべてそう言ったキノコ男に、しかし男も負けじと言い返す。

「お前も、な」

 キノコ男は一瞬キョトン、とした表情を浮かべたがすぐに手を放すと、ふん、と不機嫌そうに明後日の方向に顔を向けた。

「嫌味な奴」
「お互いな」

 とうとうキノコ男は怒ったように肩を揺らしながら去っていった。その後をスカジャンを着た女が追い駆けていく。
457それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:02:18 ID:03mOCeTP
「ちょっと、急に行かないでよ!」
「あーあーすいませんねぇ」

 キノコ男の投げやりな態度にも気を悪くした訳でもないらしい女は、ポケットから煙草ケースを取り出すと、一本口に咥える。
 百円ライターで火を付けると、独特の匂いが広がった。

「……煙草」
「え?」
「いや、あんたって煙草吸うんだ?」
「あーうん。あ、煙草嫌いな人?」
「あー……当たり前だろ! そんなもん害じゃねぇか! それをわざわざ吸うなんて頭悪いんですかー!?」
「な、何よ! 喧嘩売ってんの!?」
「だからそれよこせ」

 そう言うが早いか、キノコ男は女が咥えていた煙草を手早く奪い取ると、自分の口へと運ぶ。
 その行為に一瞬対処できず、しかしすぐに女は顔を朱に染めて金切り声を上げる。

「ちょ、馬鹿! 返せ! 害なら吸わなくてもいいだろ!?」
「あーあーうるさいうるさい。それより、あんたこれからどうすんの?」
「……さぁ。とりあえず一億貰ったし、また仕事に戻るんじゃないの?」
「ふぅん……別にさー仕事しなくてもいいんじゃないの? 手元に二億あるわけだし、もっとでかい事しようとか思わないわけ?」
「いや、だからもらったの一億だけじゃん」

 何言ってんの? とキノコ男は愉快でたまらないとでも言いたげな表情を浮かべる。
458それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:04:40 ID:03mOCeTP
「俺と、あんたで、二億。だろ?」
「……は?」
「んーまぁまずは住む場所決めないとなー。あ、マンションは却下だから。俺猫飼いたいし」
「ちょ、ちょっと! 何勝手に話進めてんの!?」
「あーん? 何? 何か問題でも?」

 大有りだよ! と女は叫んだ。もう顔を真っ赤にしながら。

「そ、それってだって、その、二人で、す、すすすす……その、住むってこと、だろ!?」
「まぁ、うん。そうだけど?」

 それが? とでも問いたげな男に、女はうなだれる。

「これでも一応、あたし女なんだけど」
「知ってるよ。馬鹿にしてんの?」
「いやそうじゃなくて、特別でもない男と女が一緒の家に住むって、それ大問題でしょ!?」

 どうせなら彼女と住みなよ! と言う女に、キノコ男は普段余り見せない笑顔で答えた。

「俺、今は彼女いないし」
「そ、それじゃあ尚更マズイでしょ!?」
「あーもーうるっさいなぁ。それじゃあ」

 ふっ、と紫煙を吐き出すと、男は持っていた煙草を靴底に擦りつけた。
 吸殻を捨てるかどうか迷った挙句、ポケットにしまいこむと、素早い動きで女との距離を詰め、自分の唇を、

「……あ、」

 呼吸音どころか心臓が高鳴る音さえ聞こえてきそうな距離にある女の瞳を見つめながら、男は言った。
 それはどこか、彼なりの告白のようで。

「あんたの唇って、案外甘いな……嫌いじゃない」
「……」

 完全にフリーズしてしまった女に背を向けると、男は足早に歩き出した。どこか照れ隠しのような仕草をしながら。
 男の背中が随分遠くになったころ、ようやく女は動き出す事が出来た。

「ば、ば、馬鹿ー! バカバカ死ねキノコのバカー!」

 顔を真っ赤に染め、女は男の背中を追った。これからの事を考えながら。
459それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:05:21 ID:03mOCeTP
 とうとう残ったのは三人だけになった。
 少し涙を浮かべている少女は、そばに立っていた女性に頭を下げた。

「色々と、助けてもらって、本当、何て言ったらいいか……」
「気にすることはございません」

 女性の気品漂う仕草に、少女はそれでも再度頭を下げた。
 困ったように微笑む女性は、少女に頭を上げさせると、その額にキスをした。
 突然の行動に、少女も、近くに立っていた男も、凍りつく。

「神崎様のこれからに、常に幸福がありますように、というおまじないです」
「お、おまじない?」
「そうです。幸運を。祝福を」

 そう言って、今まで見せた事のない、優しい笑みを浮かべる。
 その美しさに、少女はどこか感心しているようだった。

「これ、よろしければお持ちください」

 そう言って手渡しのは、一枚の紙切れ。
 そっ、と耳元で女性が囁いた。どこか、艶のある声色で。

「もし、何かに困ったら、いつでも相談に乗りますので」
「え、あ、ありがとうございます!」

 と、男の咳払いが聞こえて、女性は男へと視線を移した。
 にやり、と底意地の悪い笑顔で、男を手招きする。

「……何?」
「ライバルが、男性だけだとは限りませんので。覚悟、してください」

 そういって笑った女性は、どこか幼くて、純粋に、ただただ純朴な表情だった。
 忌々しげに舌打ちをした男に目を細めると、それでは、と頭を下げた。

「優勝、おめでとうございます」



 もう見えなくなった二人の背中。その方向を見つめていると、不意に背後から声がした。
 振り返るまでもなく、その声は嫌というほど聞き覚えのある声。

「寂しくなるなぁ」
「そうね……本当、良い子だったわね」
「別れが辛くなるほど、か?」
「……そうかも、しれないわね」

 そう呟いた女性の頬を何かが伝ったような気がしたが、金歯の男は見て見ぬふりをして空を見上げる。
 綺麗な、青空。
460それから、これから ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:06:16 ID:03mOCeTP
 車中は取り留めない会話に華が咲いていた。
 少女の質問に、男が気の無い返事を返している。
 それでも少女のマシンガントークは止まらず、いい加減男は疲れてきていた。

「……そう言えば、これからどうします?」
「さぁ……何も考えて無い。とりあえず一ヶ月は休暇だ。どこか旅行でも行くよ」
「あ、いいですね! 沖縄とかどうですか?」
「……何で、一緒に行く事になってんの?」
「え、ダ、ダメですか?」
「いや、そうだね……今更泊りとか、関係無いよね」
「? はい! わー楽しみだなぁー」

 その少女の邪気のないはしゃぎっぷりに、男はため息をつく。これから先、長い戦いになりそうだ。

「そう言えば、今どこに向かってるんですか?」
「ん? ああ、ちょっと、ね。一応会わせた方がいいと思って」
「会う?」
「そう。俺の、母親んとこ」
「え、わ、私、いきなり、そんな!?」

 少女の慌てぶりに、男はくすくすと笑みを零す。

「いいよ別に。墓前報告なんだし、そんな気構えなくても」
「で、でも」
「それよりも。これからの事、考えよう。とりあえず君のマシンガントークは疲れる」
「えー? そうですか?」

 少女の声と男の声が混ざり合い、どこまでも続く空へと吸い込まれていく。
 誰かが、誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。出会った全ての人達に、確認するように。
 終わりは、始まりなのだ、と。
461 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/22(金) 01:08:48 ID:03mOCeTP
以上でございます。こういうのは最終回前に書かないとと思い急いで書きました。
もっと、長いのが書けるように、精進する所存、です。ヂュワヂュワ!
462名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 01:29:51 ID:nuSsWYEZ
>>461 GJ!
なんかさわやかで。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!です
ドラマが終わっちゃうのは寂しいけどみんな幸せになってくれるといいなぁ。

今週のYJで松田×戸田で対談しててそれだけで萌えた。
しkも文中で続編ありそうなシナリオて言ってたw
463名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 02:31:33 ID:+VKoVwyu
>>461
GJですよぉぉ!!
エリーたんのライバル発言に萌え!
最終回っぽさが感じられる

>>461のその後で、直が秋山との関係に悩んでエリーに相談しに…
そしてエリー×直な展開キボンヌwww
誰か〜、書いてくれ〜
464名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 03:20:48 ID:5FeakBbY
>>461
ネ申(゚∀゚)
こんなフクナガ×アソウを待ってた!!
同棲ktkrw

エリーたんもかわゆす
465名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 08:00:15 ID:knH5/PPJ
GJ!!
秋直も良かったし
フクナガ×アソウも萌えたし
エリーと金歯はかっこいいし
チビキノコ…普通だw
でもやっぱり忘れられたエトウは不憫ww
466名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 08:50:32 ID:nuSsWYEZ
おはようございます(`・ω・´)
朝から一本投下させていただきます。
秋直エチ有りです。

日常シュチュです。
秋山が直をソフト調教というか開発というかそんな感じです(・∀・)
9レス使用予定。
4679-1:2007/06/22(金) 08:51:19 ID:nuSsWYEZ
私がお風呂から上がると、枕元のヘッドライトの灯りを残して部屋の照明は落とされていた。
先にお風呂を使った秋山さんは、お布団の中でうつ伏せになり難しそうな本のページをめくっている。
私に気付いて顔を上げると「おいで」と言って本を閉じて私の方へ身体を向けた。
こっちを向いた秋山さんを見て胸がトクンと鳴った。

お風呂上りの秋山さんが好き。
まだ濡れている髪は無造作に後ろへかき上げられて、普段は長い前髪に隠れている端正な顔立ちがすぐ目の前に有る。
その薄茶色の目にじっと見つめられるだけで頬が熱くなるのを感じる。
逸らす事無く相手の目を真っ直ぐに見つめるのは彼の癖なのかも知れない。
(秋山さんの目、すごく好きなんだけど…心臓に悪いかも)

目の前に居る妙に彼にドキドキしてしまう。
今まで意識してなかった事が不思議なくらい彼の全てが魅力的に見える。
前髪をかき上げる仕草も、タバコを扱う指先も、本を読む横顔も。
(何だかドキドキしすぎて病気になっちゃいそう…)

あんまり秋山さんを意識しないようにして彼の隣に潜りこむ。
自然な仕草で抱きしめられて、秋山さんのまだ少し湿った髪がひんやりと頬に触れた。

「しても…良い?」
耳元で囁かれる、いつも通りの秋山さんの言葉。
「ごっ…ごめんなさい!」
「あ、あのっ何だか…ちょっと頭が痛くって」
「なので…今日は…その」
「大丈夫か?」
「はい…」
「悪かったな…気付いてやれなくって」
「いっ…いえ!!一晩寝ればきっと治っちゃいますから!」
「湯冷めしないようにな」
秋山さんはそういって私の首の辺りまでお布団を掛け直してくれた。

(秋山さん…ごめんなさい…)
本当は抱かれるのが怖くて…初めて秋山さんに嘘をついてしまった。
優しい秋山さんの態度に私の胸は罪悪感でいっぱいになる。
4689-2:2007/06/22(金) 08:52:06 ID:nuSsWYEZ
最近自分の身体がおかしい…ような気がする。以前はこんな事無かったのに…。
背中合わせで眠っている秋山さんの微かな寝息が聞こえる。
先に背中を向けたのは私の方だった。
秋山さんに嘘をついてしまったのが申し訳無くって「おやすみなさいっ」と言って勢いで思わず背中を向けてしまった。
背中から伝わってくる秋山さんの体温。
ぴったりと密着したそこから自分の体温とそれより少し低い秋山さんの体温が溶け合っていくようだった。

近頃何だか秋山さんと居るのが少し怖い。
秋山さん本人が怖いんじゃなくって、秋山さんに抱かれるのが怖い。
もちろんこういう事をするのは初めてじゃないし、今までは全然平気で寧ろすごく嬉しかった。
でも最近、それが少し変わってしまった。
(秋山さんはずっと優しいのに何でなんだろう…?)

今日も求められていたのに断ってしまったのが、すごく申し訳ない気分になる。
しかも嘘までついて体調の心配をさせてしまった。
とにかく私の身体がどこもおかしくないことを確認しようと小さく息を吸った。

(とにかくこの状態をなんとかしなくっちゃ)
覚悟を決めて、おへそ近くまでシャツのボタンを開ける。
パジャマ代わりに借りている秋山さんのシャツ。
かすかに秋山さんの香りがする。
それに意識するだけで胸がドキドキした。
まずは自分の胸に手を当てて、いつも秋山さんがそうする様に触れてみる。
力を込めず指先を滑らせる。
…くすぐったいだけ。
(これが普通なのに)
どうして秋山さんが触れるとあんなにどきどきしてしまうんだろう。
それでも何度か指を往復させると胸の頂点がぷくりと立ち上がる。
すべすべとした肌の感触の中で、そこだけビロードの様にしっとりとした感触をしている。
怖々と摘んでみる。
途端にきゅん…となんとも言えない感触が胸の奥に伝わる。
(あ…そうだいつもこんな感じだ…)

秋山さんといつもしていることを思い起こしてみる。
まず抱きしめて、キスをしてくれる。
胸に優しく触れられて、その先端にもキスをしてくれて。
(それが、さっきみたいな感じ…だったはず)
背中や髪にもずっと触れてて…。
4699-3:2007/06/22(金) 08:52:54 ID:nuSsWYEZ
秋山さんの動きを思い出しながら私は指を下着の中へ潜り込ませた。

下着の奥の狭間を指でなぞってみる。
しっとりとした感触。
いつもの様にとろりとした感触とまではいっていない。
(良かった。ここも普通だ…)
一旦指を戻して下着を膝まで下ろす。
(確かいつもは中指…だったよね?)
指を口に含んで入りやすい様に湿らせる。
意を決して中へ挿入してみる。
僅かな抵抗はあるものの問題なく指はソコに収まる。
(この後、秋山さんはどうしてるんだっけ?)
彼がいつもそうするように指を中で折り曲げ、引っ掛けるようにゆっくりと出し入れする。
「…あっ」
何度か往復させていると奥の方が潤んでくる。
「……ん…」
かすかな快感。
(でも、秋山さんがしてくれると…もっと気持ちいいのに)
身体の様子を調べるだけのはずなのに、おかしな気分になってしまう。
取りあえずは一番怖かった、ずきん…と響くような感じは起こらなくて安心した。
(秋山さん…)
秋山さんとの行為を思い出しながら触れていたせいか、無性に彼が恋しくなる。
でも今更彼を起こすなんて…出来るはずもない。

(なんで私、こんな事してるんだろ)
(隣に秋山さんが居るのに)
「ん…ふぅ」
(身体は大丈夫みたいだから…もうやめなきゃ…)
「…ぁ」
意思に反して指は動き続けてしまう。
(どうしよう…なん…か、やめられないよぅ…)
秋山さんのシャツを口元までたくし上げて噛みしめ、声を抑える。
「…っ」
4709-4:2007/06/22(金) 08:53:59 ID:nuSsWYEZ
「どうした?」

「…んっ」
眠っていたはずの秋山さんから不意に声を掛けられた。
声を押し殺すことに必死で秋山さんが起き上がる気配にはまったく気が付かなかった。

「息が荒いけど体、辛いのか?」
純粋に心配してくれている秋山さんの瞳。
「だっ大丈夫です!何でも無いんです!!」
「顔も赤いし、熱が有るんじゃない?」
私は慌てて起き上がり、顔の前で両手をぱたぱたと振った。

「……ナオ?」
秋山さんはいぶかしげな表情を浮かべている。
私は彼の視線の先を辿った。
そこには私のおへそまでボタンの開いたシャツに、膝近くまで下げられた下着。
「あっ!」
(この格好ってどう見ても…どうしよう…!?)
「あのっ…えっと…ごめんなさい…」
どう説明していいのかまったく解らず、取りあえず秋山さんに謝罪してしまう。

「で、君は何をしてた訳?」
思わず布団の上に正座している。
「えっと…その…」
一生懸命に言葉を探す。
出てきたのは小さな意味を成さない声の羅列。
消え入りそうな・・・というよりも消え入ってしまいたい。
頬杖を付いている秋山さんの視線にますますいたたまれない気分になってしまう。
「まあ、体調が悪くないんだったら別に良いんだけどな」
「…あの、これには…訳が……」
秋山さんがため息交じりの苦笑いを浮かべた。
「気にすんな」
秋山さんの声はやっぱり優しい。
(……秋山さんにすごく悪いことしちゃった気分だ…)
「あの…だからっ…」

「最近、私カラダがおかしいんです」
「何それ?」
突然の私の言葉に秋山さんは呆気に取られた様な表情を浮かべた。
「前までは平気だったのに…なんだか変な感じなんです」
「その…秋山さんと……エッチ…してる時……」
何とか誤解を解きたくて、拙い言葉で必死に説明する。
(こんな変なこと言っちゃって、嫌われちゃう……)

「それで…自分で触って確認してたってこと?」
「…そうなんです…」
4719-5:2007/06/22(金) 08:54:58 ID:nuSsWYEZ
「それで?」
「えっと…自分で…してると…その……」
「別に、普通かなぁって…感じだったんですけど」
「うん」
(私ってば…なんでこんな話をしてるんだろう…)
「その…指でされてる時とか…秋山さんのが入ってる時とか…」
「私、ずきんっ…てなっておかしくなっちゃいそうで…」
「そうなの?」
「はい…それで、エッチするの…怖くなっちゃって…」
秋山さんが嫌いとかじゃ絶対無いんです…!と慌てて付け足すと「分かってるよ」と笑ってくれた。

「でっ、でも自分でしてるときは指でも大丈夫だったんですけど…」
「指なら大丈夫…ねぇ」
「じゃあいつもと違う事も試してみる?」
秋山さんがにまりと笑って身体の位置を私の下半身の方へずらす。
「あっ!!」
指以外でと言われれば乏しい私の知識でも何となく察しが付いてしまう。
なんとか逃れようとするが、あっという間に押さえつけられてしまった。
「ダメです!!そんなの…っ」
「…汚い…です」
「ふぅん」
「そんなわけ無いよ」
抵抗も空しく、下着は最後まで脱がされ両脚はあられもない角度に押し広げられてしまった。
「あのっ…やっぱりダメです!!」
「駄目って言っても駄目」
動転する私を余所にまったく普段どおりの声で言い切ると秋山さんはためらい無く私のソコに口をつけた。
ちゅっと濡れた音を立てて狭間に沿って秋山さんの舌が滑る。

「ーーっ!!」
初めてそこを舌で触れられて、思わず腰を浮かせてしまう。
(やだ!…恥ずかしすぎて…死んじゃいそう…)
「も、これ…許してください…」
涙目で懇願するけれども秋山さんは全く聞く耳を持ってくれない。
「これだけじゃ君の身体がどうなのかわかるはず無いだろ?」
「う…」

ぴちゃぴちゃと小さな音が妙に響いて聞こえる。
(や…そこ、変な感じ…)
柔らかくて温かい舌は指とは全く違う未知の感覚をもたらした。
秋山さんの髪が太ももをサラサラとくすぐる。
それが私に今どんな体勢でいるのかを思い出させて、恥ずかしくて仕方ない。

(こんなに恥ずかしいのに…気持ち良いって思っちゃうなんて)
(私…やっぱり変だ…)
4729-6:2007/06/22(金) 08:56:27 ID:nuSsWYEZ
切れ込みの一番上の膨らんだ突起に秋山さんの唇がぴったりと密着する。
一番な敏感な箇所に触れられ息が詰まる。
柔らかで弾力の有る唇で強弱を付けながらやわやわと突起を吸い上げられる。
「あ…あんまり…強く吸っちゃだ…めです」
時折り尖らせた舌が剥き出しになった頂点をちろりと刺激した。
「やっ…んーっ!!」
瞼の裏に白い光がチカチカする。
「あっ…あっ…んっん!!」
「やっ……くぅ、ん」
緩められることの無い舌からの刺激。
無意識に背中がしなり頭が真っ白になる。
「…ぁ…う…」
初めての感覚に深く息が洩れた。
腰の辺りが電流が流されたように甘く痺れている。
「イっちゃった?」
ぐったりした私の身体を秋山さんが抱きしめてくれた。
(あ…今のがイっちゃうって事なんだ…)
「ん…はい…」
「どんな感じ?」
「何だか頭がぼんやり…します…」
「…で、今のは君が怖いって言ってた感じ?」
「…似てたけど、ちょっと違う…気がします」
「気持ちよかった?」
「……う、…はい…」
「はは、まあまずは上出来だな」

「じゃあ続き、するぞ…」
「え?続き…ですか?…っえ…ぁっ」
抱きしめられたまま秋山さんの指で再びソコを刺激される。
脚を閉じようとしても秋山さんの脚が間に差し入れられててかなわない。
触れるか触れないかのタッチでくるくるとソコを掠める。
「ふっ…や…あぁっ…」
与えられる感覚は自分でするソレとは似ているけれども全く違う。
秋山さんの指は巧みに動いて、私の弱い部分を探り出す。
手加減なんてしてくれないのに、自分でするよりもっともっと意地悪に焦らされる。
器用な指と唇だけで私の身体は翻弄されて、洩れる声が抑えられない。
「あっ!だ…め……っ」
「我慢して」
「でもっ…でもっ」
「このままだと俺との事が怖いままだろ?」
「…っ…ぁ、はい」
背中がぞくぞくとする。
(あ…また…もうダメっ…!!)
再び頭の中が真っ白になり不思議な浮遊感とその直後の落下感。
「……う、ぁ」
荒く息をつく。
だけど息を整える余裕も与えられずにまた快楽を与えられる。
指は再び動き出し、今度は周りの襞ごと軽く押し当てられるように円を描く。
「あ、あぁ…ふ・・・」
一番敏感なところを押し込まれるとピリピリと甘い痺れが身体の中心に広がる。
4739-7:2007/06/22(金) 08:57:24 ID:nuSsWYEZ
ふふ、と秋山さんは少し意地悪そうに笑う。
「で、君は口と指だとどっちが良かった?」
「え…あ、そんなの…んっ」
恥ずかしくてそんな事口に出せるはずが無い。
(だけど…言わないと絶対に許してもらえ無そう…)
「……口の方が…好きです…」
「じゃあ、お望み通りに」
「ま…まだ、するん…ですか?」
「そ、観念するんだな」
(なんで…秋山さんってば、こんなに楽しそうなんだろ…?)
「ふっ…ぁ」

再度秋山さんの唇が私のソコに降りてきた。
「あっ…ん…ふ、ぁっ」
「…っ!」
柔らかくなぞり上げられ、摘まれ、甘噛みされて、押し当てられる。
「やっ、ひゃっん…っ!」
もう何回達してしまったのだろう。
唇でずっとソコを愛撫され続けている。
絶頂に達するほど、どこもかしこも感覚が敏感になりますます達しやすくなってしまう。
快感は微熱に変わり、体中が熱い。
つま先辺りは痺れてしまった様に冷たく、感覚が無い。
秋山さんの指と唇が動くたびに制御出来ない身体がビクビクと跳ね上がる。

喉の辺りから甘いモノがこみ上げてきて、ただ意味の無い声をあげ続ける事しか出来ない。

「あ、あきやまさん…」
「も、ほんとにほんとにダメ…です」
(これ以上されたら…壊れちゃう……)
「私、身体…やっぱり変なんです…」
秋山さんの瞳を見つめて懇願する。

「じゃあ、そろそろ許してやろうか?」
ちゅうっと音を立てて秋山さんが私のとろとろに溢れた部分を吸う。
その水音にいかに私が感じてしまっていたかを思い知らされて今更ながら頬が熱くなる。

「力、抜いてな…」
私の上に覆いかぶさる秋山さんの背中に腕を回す。
「ん…」
「ふ…ぅ」
ゆっくりと秋山さんが私の中に這入って来た。
「あ、くっ…」
私の中はいつもよりすごく敏感になっていて、秋山さんがトクンと脈打つ感覚まで感じられた。
確かな存在感に安堵する。

「はっ…ん…」
狭い箇所を押し広げられる圧迫感。
引き抜かれ擦り上げられるぞくぞくとする刺激。
いつまでも慣れる事の出来ないそれをただ背中にしがみついて耐える。
秋山さんに最奥を突かれる度に甘い声が零れる。
ずきんと染みる感覚。
トクトクと私の鼓動が早まる。
(まだそんなに激しくされてないのに…またあの感じだ…)
「怖いのか…?」
私の身体がぴくりと震えたのに気付いて秋山さんが心配そうに視線を向ける。
こくこくと頷いて身体を秋山さんに預ける。
(でも、秋山さんのために…我慢しなくちゃ…)
4749-8:2007/06/22(金) 08:58:13 ID:nuSsWYEZ
「もう少しだけ、我慢できるか?」
「…はい…っ」
良い子だ。と秋山さんは私のおでこにキスをしてまた動き出した。
ずきずきと体を蝕む快感に目が眩らむ。
甘く、息苦しいくらいのそれは波紋を描く様に全身に広がる。
体中の全てで秋山さんと繋がっている様な感覚。
秋山さんの全ての動きが熱くて胸が切なくなる。
(秋山さん…秋山さん…)
私は心の中で何度も愛しい人の名前を呼んだ。

「あっ…や…ぅ」
「も…っ、やぁ…ん」
身体の中心に限界近くまで蓄積された快楽をどう開放して良いのかが解らなくて、必死で秋山さんに訴える。

「あきや…ま、さん…あっ…」
「流石にまだ、ここだけじゃイケないか」
秋山さんはくすりと笑って繋がって粘着質な水音を立てるソコに手を伸ばす。
「やっ…!」
何度も絶頂まで押し上げられた突起をまた柔らかく揉みしだかれる。
「んっ!…あっ…くっ!!」
きゅうっと身体に力が入る。
余計に狭くなった内部を擦られて小さく声をあげてしまう。
きつく感じたのは秋山さんも同じだったようで「…っ…締め過ぎだろ」と苦笑されてしまった。
「大丈夫だから、もう少し力抜いてな…」
「う…はい…」
また秋山さんが動き始める。
緩急をつけたその動きに、私の心臓がドキドキと鳴り出す。
(ん…ど…しよう、キモチ良いよぅ…)
少しでも気持ちを落ち着けたくて別の箇所へ意識を集中しようとしても、秋山さんの指から与えられる電流の様な刺激に意識は否応無くソコに引き戻されてしまう。
どんどん甘い感覚は昂ぶっていって、それだけにさっき達してしまった時よりも更に深いところへ落ちていってしまいそうで怖くなる。
「あっ…秋山さ、ん」
「どうした?」
「わた…し…怖い…です」
「…大丈夫」
「俺が居るから…」
秋山さんは私の唇にキスをすると優しく微笑んでくれた。
「っ…ん…ん…」
「ねえ…気持ちいい…?」
「…っは、い…私、も…う…」
「…いいよ」
秋山さんは嬉しそうに極上の笑みを浮かべた。
「俺もナオとイキたい」
耳元で囁かれる。
耳に掛かる吐息はいつもよりずっと熱くて、秋山さんも私と同じ様に感じてくれているんだと思えて…嬉しい。
「あっ…」
「私っ…私…っ…」
体中が溶けてしまいそうなほど気持ちが良くて…ただそれがすごく怖くて秋山さんの胸に顔を押し付ける。
「大丈夫、怖くないから…」
「んっ…ぁ」
何度も大丈夫だから。と言って秋山さんは抱きしめてくれる。
その声に安堵しながら私は落ちていく感覚に身を任せた。
「ーーっ!!」
真っ白に薄らいでいく意識の中、私をきつく抱きしめる秋山さんの腕の感触がとても心地よかった。
4759-9:2007/06/22(金) 08:59:11 ID:nuSsWYEZ
ふと気付いて固く閉じたままだった目を怖々と開けると、いつも通りの秋山さんが髪を撫でてくれていた。
頭がまだくらくらとしている。
「あ…」
「お疲れ様」
悪戯っぽくそう言って秋山さんは私の頬にキスをする。

「で、あの…やっぱり……私の身体、おかしくないですか?」
「別におかしいとは思わなかったけど…」
「けど…?」
「君は感じ易過ぎるのかもな」
「ーっ!」
秋山さんの言葉に思わず枕に突っ伏す。
ははは、と秋山さんは楽しそうに笑っている。
少し気持ちが落ち着いて思い返してみると、今晩は色々と相当な事をしでかしてしまった気がする。
恥ずかしくって枕から顔が上げられない。
あんなに恥ずかしい声をあげて、取り乱してしまって…。
大声で叫んで足をバタバタとさせたい位だった。
もちろん身体からぐったりと力が抜けてしまっていて、実行する体力は残されていなかったけれど。

「どうしよう…私…あんな事しちゃって」
「ん?」
「…もうお嫁にいけなくなっちゃいます…」
結構本気で落ち込んでいる私を見て、ぷっと秋山さんが吹き出した。
(そんなに笑わなくったって良いのに…)
秋山さんはまだ肩を震わせている。

ひとしきり笑った後秋山さんは私を抱き寄せた。
「まあ…どうしても貰い手が付かなかったら」
「……俺が貰ってやるよ」
最後は小さいけど優しくて…少し真面目な声だった。
「約束…です」
まだ力の入らない身体から何とか小指を差し出す。
「…いいよ」
秋山さんは私の指にその小指を絡めるとそっとキスをしてくれた。

//終わり
476466:2007/06/22(金) 09:00:23 ID:nuSsWYEZ
以上です。
読んで下さってどうもありがとうございました!
477名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 09:10:04 ID:c7R8t3lO
リアル投下キター!
GJ!!!
エロいよ直タソ(*´Д`;)
478名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 09:39:53 ID:HbwChDeV
GJ!!!!
やっぱり直ちゃんはMですねw
朝からご馳走様でした!
479名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 11:11:50 ID:J5dV787l
よかった〜
エロいし甘いし…GJ!
480名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:08:43 ID:jcz15jMu
「お疲れ様」とか超〜〜萌えるんですけどォォォォォ〜〜〜!!!
481名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:16:59 ID:plSHUQU7
>466
お前というやつは朝っぱらから……

GJ!結婚してくれ
482名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:35:38 ID:ZugEXqSz
か、神様…!
うますぎGJ!
直、視点でかわいいくてエロいとか…コンニャロウ!
483名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 13:11:24 ID:8RlV0r+F
GJ!うますぎてびびったw
職人さんはやっぱ神だ
484名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 16:35:07 ID:moZuUfAb
GJです!
お風呂上りの秋山さんかっこえええ
やっぱ甘甘はほっこりした気分になっていいね(*´∀`*)
レイープものがんばってるんだが胸が痛くなってきたよ…
485名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 17:47:15 ID:4Ho4ELUM
純愛もレイプ物もどちらも大歓迎だからかいちゃいなよ
486名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:31:06 ID:ehub28qL
>>484
甘アマとレイープ両方あるのがまたいいんだよ〜。
がんがって!
487名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 20:47:22 ID:+soD+kGI
調教モノキタ―――(゚∀゚)―(。А。)―(゚∀゚)―(。А。)―(゚∀゚)――――!!!

>>476
ゴッドジョブ!!
二人の台詞が超萌えるぜっ
レイープモノもドーンと来いっ!
488名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 21:14:11 ID:9pv4LGJl
直の中の人がどのインタビューでも「笑顔でお別れ」って言ってるのが気になる。
何でお別れしなきゃいけないんだー。
489名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 21:53:36 ID:NrDGVmXX
あの方って北大路さんなのかな?
490名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:18:20 ID:+50O2EVd
>>488
でも今週のYJの松田戸田対談では
二人共続編やる気満々だったぜ。
そして俺はやる気マンマンな秋山の話しを
待ってるんだぜ。
491名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:24:11 ID:kFourqF+
俺も続編を待ってる…!!
そしてオフェンスの鬼と化した秋山といまいちディフェンスのできてない直の
エロパロ作品も待ってるんだぜ。
492投下します:2007/06/23(土) 01:25:55 ID:PRM7OwWa
最初に謝っておきますが
完結しておらず本番エチが無いです…モウシワケナイ

・ドラマ版
・ヨコヤ×直(レイープあり) 秋山×直
・微エロ
・7レス使用予定

検査ルームで直に迫るヨコヤのSSを書かれた職人様方々に喚起されて書きました
それを秋山が消毒風味です
自己設定もあるのでそこら辺はスルーお願いします
4931:2007/06/23(土) 01:27:27 ID:PRM7OwWa
「部屋に着いたぞ。鍵、よこせ。」
「…わざわざありがとうございます。」

秋山が部屋のドアを開けてやると直はゆっくりと歩いた。
直はまだ握りしめた手が少し震えていた。―ヨコヤに検査ルームで迫られてから。



モニターでは見ることができない死角、そこに直は追い詰められていた。
息の届きそうな距離。ヨコヤのにやけた唇が目の前にある。
逃げたい…逃げなきゃいけない。けれど動けない。
「や…やめて下さいっ!」
彼の手が伸びてきて直の手に触れる。
迫ってくる鋭い眼光。直はそれから逃れることができず、思わず目をギュッとつぶった。

しかしヨコヤはもう一度ニヤッと笑うと直の手を離し、テーブルの上にあるスイッチを押した。
「ちょっとしたお遊びのつもりなんですが、これ以上すると事務局員が止めにくるでしょうからね。
  私としてはもっと楽しみたいのですが…やめておきましょう。」

直の目を執拗に見つめるヨコヤ。視線は離さない。
「ではカンザキナオさん…また、会いましょう。」


「おい、本当に大丈夫なのか?」
「もう平気です。心配かけてごめんなさい。」
彼女の部屋の入り口の前で直は笑いながら秋山に言った。笑顔が痛いぐらいにぎこちない。
「手。震えてるじゃないか。」
直はビクッとしたが、その震えている拳を後ろに回して
「…これはちょっとびっくりしただけです。」
とつぶやく。
4942:2007/06/23(土) 01:28:13 ID:PRM7OwWa
「寝るまで一緒にいてやってもいいんだぞ。」
「いえ、本当に一人で大丈夫ですから。秋山さんも疲れてるでしょうし。私もすぐ寝るので。」
「…そうか。わかった。
 じゃあ誰が来ても鍵を開けるなよ。それと今夜は出歩くな。何かあったら俺を呼べ。いいな?」
「…はい。」
「お前がちゃんと鍵かけるまでここにいるから。」
「ありがとうございます。じゃあ、おやすみなさい。」

バタン。ガチャ。

秋山は自分の部屋には帰らずに考えていた。
いつもなら何かと泣きついてきて 『一緒にいてください!』 って言うのに、
どうしてあんなに無理を装ってるんだ?
あいつはあいつで一人になりたい時でもあるんだろうか。
…こういう時こそ俺を頼るべきじゃないのか?

しばらくするとシャワーのような音が聞こえてきた。
それを聞いて秋山は重い足を持ち上げ自分の部屋に戻った。


―秋山は見落としていた。気づくべきものに気づかなかった。
直がずっと握りしめている手に何かが握られていたのを。



寝れない。
秋山はベットの上で天井を見つめていた。
もう時間は3時をすぎている。明日もゲームは続いているのに。

くそっ…なんで俺が心配で眠れないんだよ。
あいつふらっと出歩いたりしてないだろうな。
バカだし忠告忘れて思わず鍵開けたり…
…………
4953:2007/06/23(土) 01:29:17 ID:PRM7OwWa
「チッ!」
秋山はベットから跳ね起き部屋を出た。

廊下は薄暗く静かで物音一つ聞こえない。秋山は音をたてずに直の部屋に向かった。
彼女の部屋の前。ドアの向こうからは何も音がしない。
あいつちゃんと寝てるのか?
ノックして起こしたらまずいよな。
「…直?」
シーンとした廊下に秋山の声が響く。彼女からの応答はない。
ドアノブに手をかけてゆっくり回してみる。
 ガチャ リ。

あのバカ!鍵かかってないじゃないか!

「おい、寝てるのか?開けるぞ。」
ドアを開けると真っ暗な闇が広がる。電気はついていない。
窓から入ってくる月明かりがベットを照らしていた。ベットは、空だった。
「くそ…いったいどこに行きやがった!」
ふとベット脇のテーブルに目をやると、そこにはくしゃくしゃになった紙切れが月明かりに照らされていた。
秋山は開いた。そして全身の血の気が引くのを感じた。


  午前3時 検査ルームにて あなたをお待ちしております      



気づかなかった。いつもと違う直を。
直が手をずっと握りしめている意味を。
無理矢理にでもそばにいてやるべきだった。

火の国と水の国のチームごとに宿泊する場所は完全に分かれている。
相手チームとゲーム以外で接触することは決してない。接触できるのは唯一検査ルームだけだ。
それが安心だと思っていたのに、甘かった。

直にゲーム中検査ルームで手紙を渡せたのは、アイツ しかいない。
4964:2007/06/23(土) 01:30:28 ID:PRM7OwWa
どこか空港を思わせる水の国は静寂に満たされていて、微かな照明が漂っていた。
秋山はいつも直たちが座っていたイスの間を飛ぶように通り抜けた。
検査ルームへ向かう狭い通路。こんなにも動揺した気持ちでここを通ることになるとは。
ゲーム中ですらこんな気持ちにはならないのに。
汗が背中を流れる。口の中がカラカラだ。指先がしびれている気がする。
ただ直の顔が見たい一心で彼は駆け抜け検査ルーム前に着いた。ドアが開く。

「直!」

回転する巨大なファンから差し込む光が妖艶に揺らめく中、
そこにはヨコヤに体を奪われている直の姿があった。
中央のテーブルに押し倒されている小さな身体。
ワンピースの肩紐が強引に下げられ白い胸が露出している。
スカートは腰までたくし上げられヨコヤの指が撫で回すように彼女の部分を触っていた。
直はガタガタと震え、恐怖から手で顔を覆い言葉にならない嗚咽をもらしていた。

「ヨコヤアアアアアアア!!!!!」

今までにない怒りに襲われ秋山はヨコヤに殴りかかった。
ヨコヤは突然の秋山の攻撃を避けようとしたが吹っ飛ばされ後ろの壁に激突。
秋山はヨコヤが体勢を立て直すヒマもあたえず、彼の胸倉をつかみもう一度壁に叩きつけた。

「てめぇだけは絶対に許さねぇ!」
「くっ…これはこれは秋山さん。とんだ邪魔が入りましたねえ。」
壁に押さえつけられながらも、ヨコヤはどことなく楽しんでいるような表情をしながら言った。

「本当にカンザキナオはバカ正直ですよ。こんな時間に一人で来るなんて。
 『決して誰にも言わないように』と告げたらその通りに従う。かわいらしいですねえ。」
「私としては秋山さん、あなたを絶望に陥れたいがために彼女を利用したのですが、
 案外彼女の体が心地よくってね…」
「このやろおォォ!」バキッ
ヨコヤは拳を再び喰らい部屋の隅へ投げ出された。

ハアハアハア…息が荒い。頭の中が煮えたぎっているようだ。
ヨコヤに殴りかかる右手は暴走しているかのようにさえ感じる。
4975:2007/06/23(土) 01:31:37 ID:PRM7OwWa
「っ痛……そんなことより秋山さん、カンザキナオの心配をしたらどうですか。」

直はテーブルの足元にうずくまっていた。
秋山が最初にヨコヤに殴りかかった衝撃でテーブルからずり落ちてしまったようだ。
強引に服を剥ぎ取られた胸元を手で必死に押さえている。
うっすらと光に照らされた顔は青ざめ、涙が途切れることがない。
いつも笑っている目は…恐怖から開きっぱなしだった。

秋山が直に気を取られた隙にヨコヤはサッと火の国側のドアに駆け寄る。

「もう少し彼女と遊びたかったのですが…残念ですね。それでは、また。」
と言いい、ヨコヤは歪んだ笑みを浮かべながらすばやく検査ルームから出て行った。

「待て!」ドアを開けようとするが開かない。検査ルームより先の相手国エリアに入ることはできないのだ。
「くそ…クソッ!!」ドスッと秋山はドアを叩いて膝から地面に落ちた。


「直!大丈夫か!?」
近寄り声をかけるも直は答えない。体がブルブル震えていた。
秋山は直の露出した肩に触れた。
「なお…」

「いやああああああやめてえええええええええええ!!!」

絶叫が部屋に響き渡る。直は手から逃れようと激しく抵抗した。
「おい!俺だ!秋山だ!」
「こないでえええええ触らないでえええええええ!!!」

直は耐え難い恐怖から混乱していた。
フラッシュバックが起きる。ヨコヤの冷たい手が直の体に伸びる…

「いやああああああ助けてええええええええッ!!秋山さん!秋山さんーッ!!」
4986:2007/06/23(土) 01:32:35 ID:PRM7OwWa
「直…俺だ……」
直の体を秋山は力強く抱きしめた。
直はいっそう悲鳴をあげ激しく秋山の抱擁に抵抗する。
泣き叫ぶ声がすぐ耳元で聞こえる。秋山の胸や腕を力いっぱい叩いてその手から逃げようとする直。
耳が、胸が痛い…でもこいつの痛みはそんなものじゃない。秋山は思った。

抵抗する直を押さえ込む力でずっと抱きしめているとだんだんと落ち着いてきたようで、
腕の中からすすり泣く声が聞こえてきた。もう抵抗はしない。

しばらくして秋山は直に自分の着ていたシャツを掛け、抱きかかえ検査ルームを後にした。



静かな廊下を直を抱えて歩く。
「…風呂、入るか?」
秋山の問いに直は答えない。
直は泣き止みかけていたがその目は虚ろだった。放心状態とでも言うのだろうか。
秋山は直を自分の部屋に連れて行った。

空のバスタブにゆっくりと服を着たままの直を下ろす。
シャワーをひねり暖かいお湯を入れる。
ふと洗面台を見るとピンクのいちごの形が目に入った。昨夜直がくれたものだ。

『秋山さん、はいこれ!あげます!』
『私のお気に入りの入浴剤です!いちごのいい香りがする泡風呂ができるんですよ〜♪』

昨日はあんなに笑顔だったのに…
直の笑顔を思い出しつつ秋山はそれをお湯に入れた。泡が立ちこめストロベリーの香りが広まった。
いつも直から香る甘いにおいはこれだったのか。

お湯がお腹の辺りまできて、秋山はシャワーを止めた。
「体洗えるか?」
スポンジを渡すが直は一点を見つめているだけで答えない。
4997:2007/06/23(土) 01:33:35 ID:PRM7OwWa
秋山はスポンジをぬらし直の身体を優しく撫でた。
耳の後ろ、首筋、鎖骨、肩、腕…できるだけ丁寧にゆっくりと洗う。
秋山の手がふと止まった。
検査ルームでは暗くて気づかなかったが、直の白い身体にはヨコヤによる赤い跡がたくさん残っていた。
きっと泡の下にある直の身体にはもっと跡があるのだろう。
「くそッ…!」
と小さく呟き秋山はスポンジを握り締めた。

「あとは自分で洗いますから。」
急に直が消えそうな声で言った。しかしまだ虚ろな目をしている。
「そうか…じゃあバスタオルと着替えここに置いておくから。」
スポンジを直に渡しバスルームを出て行った。


バスルームからの水音を聞きながら秋山はキッチンで牛乳を温めていた。
風呂から上がってきたらホットミルクで落ち着かせよう。
小さかった頃、友達とケンカして負けて泣くたびに母さんが作ってくれたな。
…母さん…また、大切な人を守ることができなかった。
自分の非力さが憎いよ。

秋山がぼーっと電子レンジの中で回転する2つのカップを見つめていると、
突然、ふわっとストロベリーの香りがミルクの香りに混ざってきた。
いきなり秋山の腰に何かが衝突した。腕が後ろから伸びてくる。
白くて細い手がギュッと秋山の身体にしがみ付いて離さなかった。

「ゎ…わたし、汚…れちゃって、汚くなっちゃったけど…
秋山さんは触れ…るの嫌かもしれないけど…でも、わたし…あき…やまさんに消毒してもらいたいんです。」

驚いて首を後ろに回すと、直はバスタオル1枚の姿だった。
500名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:36:54 ID:PRM7OwWa
以上でございます
初SSだったので足らないところもあるとは思うけど
どうしてもドラマ最終話の前に投下したくてしてしまった

本番エチは自分の能力不足で書けません…(´Д⊂
書いてやるよという神が降臨するのを心からお待ちしております
501名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:38:41 ID:IF60GSQi
GGGGGGGGJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!
つーかめちゃくちゃ上手いよ!!
秋山さんが優しくて萌えます。

続き読みてえええええええええええ!!!!!!!!
502名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:46:55 ID:pkEvjeya
>500
なんだよGJ!
寸止めつらい!!

丁度これから投下するヤツ消毒モンなので良かったら読んでください!

223です。
>>224-227
>>307-312
>>401-407の続きです。

・秋×直
・エロやっとあり
・ヨコヤに辱められた後の消毒
・長い(予定では10レス使用)

503名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:48:08 ID:pkEvjeya
1

どのくらいそうしていただろう。
柔らかい感触がそっと離れていく。

秋山の表情は、これまでまとっていた負を払拭したような表情になっていた。
もともと整った顔立ちであったが、鋭さがとれ、まさしく“美しい”という形容が似合う表情。
見つめられて心拍数が上がる。
熱を持った頬に触れられ、体の奥がブルッと震えたのがわかった。
(なに…今の)
初めての感覚に戸惑う。

「…そんな、目で見るな」

「…え?」
「俺の理性をこれ以上奪うなって言ってんの」
「…?」よく意味がわからず首をかしげる。

「もう、いい」
目の奥に欲情の色がみえるような気がしてならない。
耳が熱っぽくなるのを感じ、思わず目を逸らした。

(少し困り顔の秋山さんもかわいい…って言ったら怒られるかな)
すっかり気持ちが和らいだ直は、どうしても離れがたい気持ちを抑えることができない。

「…秋山さん?…良かったら、家にきてください!…一人より二人って言いますし
それに…あの…一緒にいたいなって…」

「…ハァ、キミ…やっぱわかってない」
「え?なにか変なこと言っちゃいました?」
「…いや、まぁ…いいよ」
「えへへ。帰りましょ」

先程まで自分を包んでいた腕に指を絡め、二人で部屋への階段を上った。
504名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:49:18 ID:pkEvjeya
2

「秋山さん、何か飲みますか?」
「いや…いい。それよりも」
クイっと手招きされ、パタパタと近寄る。
「座って」
言われるがままベッドの端にちょこんと座る。

(…黙ったっきり…秋山さん?)
意図がわからずしばらく見上げたままでいると、フワリと空気が動いた。
(え…!?)
両手を優しく包み、目の前で片膝をつく秋山。
「あ…あきやまさん?」

「……あのな。…さっきも言ったとおり…俺はキミを守りきれなかった。
俺のせいでキミを傷つけてしまって……本当にごめん。

…これからキミが幸せになるためには
ゲームのことを一切忘れることが必要だと思ったんだ。
あの、一回戦の案内を受け取る前に戻ることが最善だと判断した。
だからそれに関わる人間…俺のことも忘れさせるべきだと思った。
…でも…キミはそれを俺の身勝手だと言った。

自分の幸せは俺とともに生きることだって聞いて……うれしかった。
俺を心から必要としてくれる人間がいるとは思っていなかった。
ありがとう。

俺は、これから一生かけてキミを守る。
もう、二度とキミが悲しむことがないように。傷つくことがないように。
だから…俺を信じて傍にいてほしい。

キミを…愛してる」

いつのまにか涙が頬を伝う。
瞬きもせず、秋山の告白を全身で聞き漏らすまいと聞き入っていた。

秋山は直の肩をそっと抱き、互いの瞳に互いが映るほど顔を寄せ

「愛してる」

囁きとともに口づけた。
505名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:50:30 ID:pkEvjeya
3

そっと触れるだけのキス。
秋山にとってそれは誓いのキスだった。

「秋山さん…」
「ん?」

「あの…もう一回…」

「!!…ばぁっか!…こんなこと二度もできるか」
カッと赤くなるのが自分でもわかって思わず吐き捨てる。
「えぇーいぃじゃないですかぁ!あーもぅ録音しておけばよかった!」
「なに言ってんだ!まじめに言って損した」
「怒んないでくださいよぅ!だって嬉しかったんですもん!!」
ふいっとその場を離れようとする秋山。

「えっあっ待って!」
立ち上がり腕を捕まえる。
「あのっ…私のことも聞いてください」

「秋山さん…私…本当に嬉しいです。…幸せです。あなたに…出会えて良かった。
人を好きになるって、こんなに幸せなことだとは思ってませんでした。
秋山さんのおかげで…こんな素敵な気持ちを知ることができたんです。ありがとうございます。
…私、ずっと傍にいます。秋山さんを守ります。秋山さんのことを…愛しています」

秋山が自分にしてくれたように誓おうと、背伸びをしてみたものの届かず
フェイスラインへのキスとなった。
「ちっさいな」クスリと笑われる。
「んもぅっ秋山さんがおっきいんですってば」
じゃれあっているこの空気がくすぐったくて心地良い。
クスクスと笑い合ってると、なるべく重くならないように、と心掛けながらさらに続けた。

「…秋山さん?もう一つ、いいですか?

あの…私、ゲームであったこと…なかったことにはできないってちゃんとわかってます。
すごくつらかったけど…忘れるしかないのかなって…。
でも…私、おかしいんです。
今一番不安なのは…こんなことになって…秋山さんがこれから先、
私に触れてくれないんじゃないかってことなんです…」

「秋山さん。…私を、全部もらってくれませんか?」
最後は声が震えてしまった。
506名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:51:39 ID:pkEvjeya
4

想像もしてなかった言葉に思わず動揺してしまい、すぐには答えられなかった。
「…言われなくても、ちゃんとその時がきたら」
「いまっ…今、がいいんです」
「…キミは疲れてる。今日は休もう」
「いやです!あきやまさん…お願い」
潤んだ瞳で見上げる。

まっすぐ見つめる目を避けるようにきゅっと抱きしめると
「俺は…こうしてるだけでもいいんだけど」

「…私は…早く忘れてしまいたいんです。秋山さんに嫌なこと消してもらいたいんです。
秋山さんに…触れてもらいたいんです」

天井を見上げて息を吐く。
「…まいった」
この表情にこの言動。気持ちはわかるが…
どれだけコッチの理性を揺さぶっているのか…無意識なのが一番タチが悪い。
「わかった。…でも、無理そうならすぐやめる」
結局彼女の言いなりか。そんな自分が可笑しく感じる。

「大丈夫です…お願いします」
秋山さんに触れてほしいのは嘘じゃない。でも…本当は…怖い。
まだアノ人に掴まれていた感覚が消えない。
もし…秋山さんとしても同じだったら?
その時…私は、どうするんだろ…。

「…秋山さん…私…初めてじゃなくって、ごめんなさい」
「…初めてだろ?」優しく微笑む。
「俺も、初めて。本当に好きになった人とするの。キミは違う?」
慌ててふるふると首を振る。
「じゃ、問題ない」

キスが降ってきた。
額にそっと触れた後、頬をかすめ、耳に口を寄せると

「大丈夫だよ」

艶のある低めの声が鼓膜に響く。
その瞬間、体の中でジリッと電流が突き抜けた。
(あ…また…この震えはな、に?)

そっと唇を合わせる。柔らかく、角度を変えて何度も。
それから、直の上唇を咥えるように口に含んだ。
初めての感触に震える。
上唇と下唇を交互に軽く吸いながら
秋山は、直を安心させるように髪を撫で、腕を背に回し、優しく触れた。
507名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:53:16 ID:pkEvjeya
5

触れる先から安心が流れてくるように感じ、身体から力が抜けると、いつのまにか不安も消えていた。

直が素直に愛撫を受けているのを感じると、秋山は少し舌を入れ、歯列をなぞる。
くすぐったい感覚に少し口を開いた隙に、角度を変えて深く挿し込んだ。
「ん……んぅ…」
体中がピタリと合わさりお互いの熱が服の上からでも伝わりあう。

もっと、もっと近づきたい。

秋山の舌の動きを懸命に追う。口内で感じる刺激が体中をかけ巡る。
唇から漏れるも音体を這う手の感触も、割って入ってくる足の感触も
全てが電流となって直の体を突き抜ける。
「…は…ぁ」
意識が遠くなる。
ようやく唇を離すと、上気した頬に潤んだ瞳。半開きの口の端から唾液がつぅ、とつたった。

秋山は、微笑み、それを指ですくうとフワリと抱き上げてそっとベッドへ降ろす。
横たわる直を見下ろしながらシャツを脱いだ。

「こわい?」
優しく囁くと「ぃぇ…」とか細い声。
その声に不安になり
「やめる?」
両手でそっと顔を囲み、問いかける。

「ぃや……やめないで」

と潤んだ瞳で見上げられ、自分の下腹部がズクンと反応するのがわかった。
そのまま覆いかぶさると、首に唇を這わせて舌で舐め上げる。
「あ…ぅん…」
恥ずかしそうに目を瞑ったまま耐えている姿が愛しい。

そのまま服の上から胸を掴むと、小さく悲鳴が上がった。
これまでとは色の違う悲鳴。
訝しむとスルッとニットをたくし上げた。
「っ…ぃやぁ!!」
そこには彼女が辱められた痕跡が散らばっていた。
最後の小さい布を取ると蕾の周りには痛々しい噛み痕が残されている。
小刻みに震える彼女の頬に涙が伝った。
508名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:54:41 ID:pkEvjeya
6

(こんな……かわいそうに)
秋山は舌でそっとぬぐうと
「…つらかったな。ごめんな。俺が…忘れさせてやるから」
ゆっくりと服を脱がせ、優しく丁寧に唇を肌に滑らす。
唇と舌を柔らかく使いながら自分に集中してもらえるように愛撫を続けた。
少し息が弾んできたところで、突起の周りをやんわりとなぞるように舐めると
先程の悲鳴が甘い吐息に変わった。

「あ、あ、きや、まさん…」
「どうした?」
「何か…ゾクゾク、して…腰、のあた…りがビリ、ビリしてる、んですけど……っ…ん」
「ん…大丈夫だよ。それはキミが俺をちゃあんと感じてくれてるってこと」
「そ…なんです、か?…っん…は、ぁ…なら、うれしい…」
言葉の間に混ざる明らかに悦んでいる声色。
尖端を口に含み、舌を硬くしてなぶる。
「っきゃ…ぁ、ん」
秋山の肩を掴み、びくびくと反応する直。
胸に感じる感触に我慢できずに、腰がよじれる。

充分感じている様子を上目に見ながら、直の足の間に自分の足を割り込ませた。
空いた手を体のラインに沿わせながら下ろし内腿に這わせる。
「あ…っん……ふっ…ぅ。」
軽いタッチにくすぐったさと気持ちよさが混ざる。

「かわいいよ」

(…え?)
空耳かと秋山を見る。

「かわいい」

直を見て微笑む。
秋山の頬も上気し、興奮をまとっているのがわかった。
509名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:55:50 ID:pkEvjeya
7

這わせた手を直の脚の付け根まで持っていくと指で下着のラインをなぞる。
「んっ…ゃ、あ」
「いや?」
耳元で囁かれるとどうにも抵抗できないまま気持ちが昂ぶってしまう。
「ん…ん」
「やめる?」いつもの意地悪な含み笑い。

「…いじわる…しないで」

(もっと、触って)

欲求と羞恥の狭間で自分の気持ちを持て余す。
秋山は指をスライドし、下着の上から軽く爪で掻いた。
「きゃっあぁ!…あ…やぁ…あ…きや、まさぁん…」
脇から指を入れると、ぬるっとした感触に秋山自身も昂ぶる。
指の腹でそっと上下に刺激すると直は長い黒髪を踊らせた。
「あっあっや、だめぇ…!あ、っき…ま、さ…ぁっ!!」
秋山の腕を掴んで制止させようとする直に構わず、膨らんだ芽をぐりっと押した。

「っ!!はぁ、やぁ…ぁ…ぁ、あ…ゃあああ!!」

ビクビクッっと自分の下で跳ねる体。
中心がヒクヒクと指に吸い付いてきた。

「…あ……い、いま、の…?」
息も絶え絶えに恍惚の表情で秋山を見る。

秋山の愛撫の全てを受け入れ、信頼し、身を預けていたからこその反応。
イクことが何かも知らなかった少女の、素直すぎるその反応が内なる欲望に拍車をかけ、
思わず力任せに抱いてしまいそうになった。

わけもわからないうちに絶頂を迎えてしまった彼女に
考える隙を与えないよう再度蕾を口に含む。

「ぅあ…」

舌をやわらかく使いながら脇から肋骨、腰に向かって舐める。
薄い体の骨を感じる部分に沿わす度に甘い声が降りてきた。
「は…ぁ…あ、きやまさぁん…なん、か…へん…」
絶えず与えられる快楽に、意思に反して反応してしまう体に戸惑っているのだろう。
「大丈夫だよ、へんじゃない」
その都度不安を取り除きながら更に刺激を与えた。
510名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:57:31 ID:pkEvjeya
8

中心を避け、付け根付近で舌をやんわりと上下させる。
「んん…」
くぐもった声に目をやると、目をぎゅっと瞑り口元を懸命に手で覆っていた。
恥ずかしがる本人の意思とはうらはらに、中心の実は十分に膨らみ熟れている。
秋山は舌の腹を使い、その実をざらりと舐め上げた。
「っきゃあ!」
急激な刺激に押さえる手が緩む。
「我慢しなくていい」
唇の内側を使って、ちゅ、っと吸い上げる。
「あぁん…やぁ、あ、あ、…んん」
吸い上げるたびに声が漏れる。
口内でころがすと背中を反って応える。
そのままゆっくりと指先を挿し入れるとあっと言う間に根元まで吸い込まれていった。
中を傷つけないように軽く指を曲げ、腹で優しく壁を撫でる。
「あきや、まさ…ゃ、ぅん…、ま、たっ…やっあっあっあぁ!!」
秋山を股にはさんだまま、うねりに呑み込まれた。
秋山の目の前で、パクパクと収縮に合わせて揺れる花弁に蜜が光る。
その蜜は尻の割れ目に沿ってシーツをも濡らした。

純真無垢な少女の下にこんなに猥らなモノがあったとは。
なるべく彼女が辛くならないように慣らしてから…と思っていたが
こんなモノを見せられては秋山自身が辛い。
蜜がついた口をぬぐうと、彼女の足を抱えた。

「…き、やまさん?」
まつげを濡らし、物欲しげな表情を向ける。
「…ん?」
額に柔らかく口づけ優しく微笑む。
「ぁきやまさん、も、きもちぃ…ですか?」
答えるかわりに小さな手をそっと掴み、下へ導いた。
ビクッと震え、見つめる瞳がいっそう大きくなる。
「!!…あ…あきやまさん…これ…」
「…わかった?」
「……すごく、あったかい、です…なんか、ヌルヌルしてる…」
思いがけず先端に触れられ思わず腰を引く。
「…っやめろ」
これだから無知は怖い。
「あ…ごめ、なさい…」調子に乗ってしまったと小さくなる。
「いや…ちがう。ごめん。ちょっと…俺も余裕ないんだ」
少女に与えられた刺激に呼吸が乱れる。
「…そ、なんです…か?」
「キミのせいでね」
悪戯っ子のように笑い、チュッと口づけると足を抱えなおし、糸を引く己を中心にあてがった。
ビクッと固くなる彼女に
「大丈夫」再度言い聞かせるように囁く。
耳朶を唇でなぶりながら少しずつ腰を進めると、
かかる圧は強いものの思ったよりもスムーズに呑み込まれていった。
511名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:59:36 ID:pkEvjeya
9

「うぅ…」
表情は歪んでいるが呑み込んだそこはヒクヒクと波打つ。
皺の寄った眉間に口づけると
「いい子だ……どぅ?」
額に張り付いた髪を除けてやる。

「んぅ…へっき、です…でも、ちょっと、くる、しい…かな」

息を吐きながらつぶやく。
「苦しい?痛い、じゃなくて?」
「…痛いのは、いたい、んですけ、ど…なんか…
それよりも中が、秋山さんの、で…いっぱい、みたい、な…?」
「…っ」
「っぁ…おっきくな、った…?」
「くっ…ちょっと黙って」
言葉で責められ、我慢できずにグッとねじ込む。

「ぁあっん…は…ぁぁ」
体の奥深くまで突き刺さり、全身に快感が襲ってくる。
「あっあっんん、や、ぁっ…っきやま、さ…っ」
できるだけゆっくりと動き始めるが、蜜が十分に絡みつき徐々に加速させた。

直の甘い声が秋山を翻弄する。
強い突き上げが直を翻弄する。

「きゃぁ!!」
その突き上げに体がビクリと跳ねた。
「やだっあきやまさっん!!それ、やっ!」
腕の中でもがく。
「…ここ?」
「いやぁ!!」
確かめるように数回そこを強く突き上げ、真っ赤に熟れた実を指でつぶす。

「きゃぁああ!!」

ガクガクと揺れる。

「…っく!」

端正な顔を歪め、我慢できずに彼女の最奥に自身を打ち付けた。
512名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 02:01:07 ID:pkEvjeya
10

「気づいたか?」
目の前に心配そうな秋山の顔。
「…え…私…?」
「…ごめん」
そっと肩を抱かれる。
「優しくしてやれなかった」

「……私、秋山さんのことで頭が一杯で…幸せでした、よ?」

自分を気遣う秋山の気持ちが嬉しくてニッコリと見上げる。
「なんか、全然違ったし…すごく気持ちよくて…ちょっと怖かったけど…」

「秋山さんとスルの…私、好きです」

秋山は少しの間、目を閉じると
「…あのさ…そういうこと言わないほうがいいと思う」

「え?なんでですか?」
「…」
「秋山さん?」

「ハァ…もっかいしたくなるだろ」

「えっ…」
「まぁ、いいや。…それより体大丈夫か?」
「あ…はい!なんでかあんまり痛くなかったし…」
「そりゃあんだけ濡れてりゃね…」
「え?なんですか?」
「キミは感じ易い子だなって言ったの」

「!?やだっ」

「俺は、嬉しいけど?」

「………なら、ぃぃです、け、ど」
真っ赤になって俯く。

くく、喉を鳴らして彼女を引き寄せると

「もっかい、する?」

耳元で囁いた。




513名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 02:02:26 ID:pkEvjeya
読んでくださった方ありがとうございました。
なんとか直接的な表現をしようと頑張ったけど、なかなか難しかったです。
ドラマも今日で最終回。
ずっと続いてほしかった…
514名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 02:06:05 ID:NNko2GIa
GJ!!

そして激同。。
待ちわびていた最終回だけど、終わりが来るのは嫌だ…

秋山and直タンに乾杯っ!
515名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 02:26:55 ID:yc3LJQy4
うおおおおおおGJGJ!!!
感じやすい直萌え。
516名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 03:01:22 ID:+50O2EVd
>>513
GJ!GJ!GJ!!
寝ずに待ってて良かったぜ!!
ちくしょー秋山が裏山
517名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:18:41 ID:UMeI/cv2
あと三時間age
518名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:22:27 ID:druJjybM
よし、最終回に向けて軽く仮眠とってくる。
もし起きてこなかったら念を送って起こしてくれ。

ついでに、神作品投稿されたらこれも同じく電波で知らせてくれ。
519名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:44:54 ID:jpzzUy0a
お休み、同志よ。
つ毛布
520名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:54:18 ID:TmVOWVIo
>>518
おk、引き受けた

でも




起こすわけないじゃぁぁぁぁぁん!!  ナイジャァァァン! ナイジャァァァン!
521名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:28:45 ID:LAwkwTL1
最終回で萌え萌えするのはおーれーなーのー!!!(□Д□#)
522名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:48:02 ID:81Lxh+1r

そのセリフ、秋山の中の人が撮影現場で発したアドリブらしい。
523名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:14:08 ID:mnroIeZ4
ちょ、なにそのカコイイアドリブ…
524名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:12:20 ID:3Jy2G5Xm
ちょw
豹柄モエス
525名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:15:40 ID:oroC5HIw
>524
実況はやめような。
526名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:21:05 ID:VQlSSQ6t
おーれーなーの!!!は秋山さんの前にキノコが直ちゃんに
トリックを明かす時に言ってたから、仕返しでワザと言ったんだ・・・
と勝手に萌えてた。
527名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:21:35 ID:3Jy2G5Xm
ごめん;
空気嫁なかった…
528名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:23:09 ID:DXQPzDnG
ア >福永、チョ──ゥ!!∠ ア
ヒ \ 嬉しぃいん   / ヒ
ャ / ですけどぉぉぉ!!7 ャ
ヒ //\/∨V\/γW\< ヒ
ャアアアアアア/ ̄ ̄ ̄ ̄\アアアアアアャ
ヒヒヒヒヒ/ ____ \ヒヒヒヒヒ
ャャャャ/ /-〇―〇-\ ヽャャャ
ヒヒヒ| |  ∩  | |ヒヒヒ
ャャャ|(| ( ̄ ̄ ̄) |)|ャャャ
ヒヒヒヒ\λ \_/ / /ヒヒヒヒ
ャャャャャャ\\ ー //ャャャャャャ
ヒヒヒヒヒヒヒ_γー─‐イ_ヒヒヒヒヒヒヒ
529名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:53:16 ID:fBhzEtmF
フクナガがヨコヤを騙した時にアソウのほっとした様な表情を見て
フクナガ×アソウ萌えした人いませんか
530名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:57:25 ID:+XqYnHdt
最終回を観て、
禿げしくエリー×直が読みたい
531名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:58:25 ID:VCSqRu46
ていうかもう色んなとこに萌えすぎて大変です!
532名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:58:54 ID:cAAAG+r8
>>529
ノ 同士よ。
「コレはライアーゲームだよ。」のセリフが2回戦時と同じモノなのに
まさかここまで格好良く聞こえるとは思わなんだ。
キノコ 格好良いよ キノコ
533名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:03:40 ID:tqXttXyf
なんかもう色んなカップリングで萌えたよ。
534名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:03:41 ID:vZRHxWAt
ステキノコー(・∀・)!
てか、予想クイズの答えは何?
萌えすぎて落ち着いてなかったのも便乗して、よく分かんなかった…orz
535名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:03:42 ID:3Jy2G5Xm
>>529
萌えた!!
『そんなんじゃねーよ』的なキノコとかww
536名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:04:29 ID:QZkiQpcN
キノコがあまりにもかっこよすぎた。
しかもその直前の秋山の絶望っぷりときたら・・・

ということで、黒幕おやじ×エリーきぼん
537名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:06:00 ID:ppZMEj3S
sage忘れた
ごめんなさい…
538名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:08:14 ID:3g09CKix
ここの住人で、少数決ゲームをしないか。
第二回、エントリー受付中だ

ttp://liargame.office.vg/
539名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:11:03 ID:W3iDN9zk
キノコおいしすぎるwww

最後、急に第一話の映像流すから
一瞬ハッピーエンドとみせかけたどんでんがえし!?って思った。
続編つくります宣言かと思って期待してしまったwww



はー萌えた…
職人様おまちしてます。
540名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:14:59 ID:ohKtLjuD
最後は一話の映像じゃない。
541名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:15:58 ID:OwHHvnMt
>>373 読んでみたいw
542名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:16:58 ID:hqtyaPfV

密輸ゲーム会場の水の国の部屋にて。

執拗な秋山の攻めに素直に濡れっぽいナオ。
それを横目でチラ見しながらアソウにひたすらクンニするキノコ。

・・・ぬ、濡れない。


「アァァァもう、シケシケするわぁぁぁ!!!!」


543名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:18:04 ID:hqtyaPfV
予告なし投稿すまぬ。
どうしても「シケシケするわぁぁぁ」を言わせたくて・・・
544名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:18:37 ID:8OsBSF3l
>>536
黒幕とエリーって父子じゃなかったっけ?
545名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:21:51 ID:ohKtLjuD
近親相姦
546名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:22:00 ID:7+pw2WNR
ナオと秋山がなんとなくくっついて終わったみたいなのでよしとしよう。
547名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:24:37 ID:ppZMEj3S
>>543
ちょw
ちびキノコいないw
548名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:26:05 ID:QZkiQpcN
>>544
いや・・・その・・・ここって近親相姦だめ・・・か・・・?

人を信じられない(だっけか?)父と、父を救いたいエリー。
これでも人を信じるのかと父はエリーを犯す。
それにじっと耐え続けるエリー。
・・・というのをちょっと読んで見たいと思ったんだ。
549名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:31:34 ID:ohKtLjuD
眼鏡ババアでエロパロつくって
550539:2007/06/24(日) 00:43:31 ID:W3iDN9zk
>>540
もしかして自分なんかすごい勘違いしてるんだろうか
'・ω・`;
551名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:48:00 ID:RbF7sPjm
>>550
最後にビデオを見ていたのは(おそらく)べつの誰か。
欣也以外の誰かがライアーゲームを始めました、という
次回作にも繋げられるようなオチなんだろ。
レロニラの正体とか結局判明しなかったしな。
552名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:52:07 ID:Bf/uXohs
『ん〜?透視したんだよぉ?トランクの中身』



ぐはぁ!
もう抱いてくれ!キノコ!!

キノコツンデレよみたいいいぃ
553名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:54:11 ID:qjajzhpe
こんなスレあったのかwwwwww
あんな濃い衆でどうエロい妄想をしろとwwwwww
554名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:56:08 ID:W3iDN9zk
>>551
ありがとう
頭弱すぎでした
吊ってくるorz
555名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:58:12 ID:8OsBSF3l
あぁもうフクナガ×アソウ読みたいし
アソウ×フクナガも良いかなぁとか思ったりもして
マイナーなエトウ×直も読みたいけど

とりあえずフクナガとアソウのエロが読みたいんです
556名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:01:25 ID:QxtmpoH9
エリー×直書いてくれる職人さんいないかなぁ。
557名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:02:12 ID:2J5LMSWm
おわちゃって1週間の楽しみなくなっちゃったよ…

というわけで王道カプの秋山×直を書いてくださる職人さん
おまちしております
つーか実況のナオスレひでえww
558名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:06:14 ID:QZkiQpcN
しかし、二回戦終了後のキノコとエトウのコンビ良かったなぁ・・・
あれを見た瞬間、キノコ(orエトウ)×エリーのコンビを見てみたくなった。
あのキノコでも、きっとエリーの尻に敷かれ続けるだろう。
もしキノコが本気でエリーを好きになって両手いっぱいのバラで告白しても、
エリーなら無表情でスルーしてくれるに違いない(*゚∀゚)=3
559名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:18:00 ID:ppZMEj3S
>>555
見事に自分の言いたい事
全部言ってくれてる(゚∀゚)!!
とにかくそういう事だ
560名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:39:12 ID:kKQ2tOa6
秋)好きだ
神)えっ?
秋)嘘だよ
神)もぅ!(///)


うっかり実況板で萌えた。こんなの読みたい。
561名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:42:36 ID:UpmTQDTM
最終回おわってしまった…
寂しいと思いながら初投下。


・秋山×直
・エロなし
562名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:42:55 ID:P9MElcMi
嘘がつけない直がもし秋山に嘘をつくことがあるとしたら
どんな時だろう…と考えて、
「デキチャッタ」は(少なくともすぐには)言えないかもしれないなと思った。
秋山が社会復帰(前科者だしw)に向けて頑張ってる時で、更に自分もまだ大学生で…
なんて状況で苦悩する直、という妄想がぐるぐる…。
書けるかわからんが、書けたら投下しても良いですか
563名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:43:19 ID:UpmTQDTM


秋山は携帯電話を手にとる。
畳の上に転がっていた携帯のランプは規則的な点滅をしていた。
着信履歴30件。
画面をみてぎょっとする。心当たりはあった。
ボタンを押して開くと最近登録した名前が浮かぶ。
出所してから一番最初に登録した番号。
まさか騙して待たせている間に買った携帯にその騙した相手を登録することになるとは秋山でさえ予想がつかなかった。
履歴を表示する。

カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
カンザキナオ
同じ文字が羅列する。

留守電1件。
どうやら用件を録音したらしい。再生。

「ぁ…っカンザキです、えーっと…あっ…っと…その……またかけます!」

何なんだ。
秋山は携帯を放った。畳の上で携帯が2回転して止まる。
すると、また震えと共にランプが点滅しはじめた。

表示を見れば
カンザキナオ

秋山はしかたなしに通話ボタンを押した。

「……もしもし」
「はぁ…またでないか…っぁ!あっ!秋山さんっ!よかったやっと繋がりました!」

ぱっと明るくなる声色に秋山は目を伏せて笑う。

「ずいぶんかけてきたみたいだけど、何か用?」
「用って…わけじゃないんですけど…」

歯切れが悪い言葉を並べて直は返答する。
「そう?じゃあ切るよ」

我ながら意地が悪いと秋山は思う。
明らかに楽しんでいる。
564名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:44:13 ID:UpmTQDTM


「待ってください!あの、ただ…秋山さんどうしてるかな…って」
「俺はどうもしないけど…?で、もういい?」
「声!!ききたく…なったんです…」

だんだんと声が小さくなる辺りに恥ずかしさが滲み出ている。
秋山はくすっと笑った。

「俺の、声?」

わざとゆっくり喋る。

「はい、秋山さんの声…きいてると安心するんです」

直は柔らかな口調で言う。

「俺の声は人を騙すんだぞ?君も物好きだね」

「そうですか?」

直は声のトーンを上げた。

「でも秋山さん、嘘つかないじゃないですか!それに、いつも励ましてくれます」

秋山は軽く狼狽した。
直の言葉は素直すぎて時に、心に直接響いてくる。

「俺が?」
「はい!私に『大丈夫だ』って言ってくれるじゃないですか!」

秋山はため息をつく。まったく敵わない。

「それって励ましてるっていうより、安心させてるんじゃないの?普通…」

あっ!
と小さい声が受話器の向こうから聞こえた。

「と、とにかく、秋山さんの声がききたかったんです!」
「ご要望は?」
「え?」

秋山は立ち上がりジャケットを持った。

「なんか言ってほしいんじゃないの?」

「え、でも…お話できただけでも」
「じゃあいいんだ」
「……あのやっぱり言ってほしい言葉があります」
565名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:47:32 ID:UpmTQDTM


少しの沈黙の後、直は

…大丈夫だ…って言ってください

と言った。
秋山は眼を伏せて笑う。
正直者のカンザキナオ、彼女の顔は今、不安で泣きそうになっているのだろう。
秋山は瞼の裏に想像した。

「…駄ぁ目」
「…!!なんでですか!言ってくれるような素振りだったのに!どうし」

「だって今から君のとこ行くから」

「えっ…」

秋山は玄関を出る。
肩で携帯を挟んで鍵をしめた。

「言葉っていうのは全部が全部伝わるわけじゃないんだ。言葉の効果は会って、眼をみて話さないと意味がない」

鍵をポケットにつっこみ、歩き出す。

「晩飯にでもいかないか。君からのお礼がまだだった気がする」

「いっ行きます!行きますっ!」
566名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:48:01 ID:icLGP2+a
「いいんじゃないか、別に」の後の笑顔に禿萌え。
直タンが背中に抱きつくか、秋山さんが走ってくる直たんを
振り返って待つかしてくれればもっとよかったのになああ。
567名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:49:44 ID:UpmTQDTM



ドタドタと足音。
小さな悲鳴が聞こえ、物が落ちる音がした。

「そんなに焦らなくても…」
「今、支度します!!えっと…この前バイトの5万円…5万円」
「そんなに喰わねえよ」
「いえ!たくさん食べてください!
 ごちそうしないとお礼になりませんから!!きゃ」

また盛大な物音がした。

「君、急ぎ過ぎ」

秋山はくすくすと笑いながら落ち着くように言う。
すると受話器から、弾む声で直は言う。

「だって秋山さんに早く会いたいですからっ」

直の言葉に止まる秋山。

全く…言葉を選んでほしい。
唇を結んで何かを堪えた。

「………じゃあ、…迎えにいくから待ってて」

「はい!」

お互いに電話を切った。
秋山は携帯をしまう。
下を向きため息をつけば、前髪が一筋、眼前に落ちる。

「ほんと、正直な奴…」

そう言って秋山は髪を耳にかけると歩きだす。
いつもよりゆっくりと。

すこしあの正直者を焦らした方が楽しそうだと思いながら。

(終)
568名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:50:03 ID:GhOS8yRH
駄ぁ目 でキュン死
569名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:51:37 ID:UpmTQDTM
終わりです。
スレおかりしました!!
570562:2007/06/24(日) 01:53:45 ID:P9MElcMi
ぬおっ、>>561タン、無意識ながら割り込んでスマソorz
そしてGJ!ドタバタする直タン萌え
571566:2007/06/24(日) 01:56:39 ID:icLGP2+a
>>569
ワタスも割り込んでしまってごめん。
萌え萌えだ。
572名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:02:22 ID:/rAK1mM1
>>569
GJ!!!
タイムリーなだけに禿げ萌えた
細かい描写巧すぎじゃね?
その調子でエロいのも頼む!!
573561:2007/06/24(日) 02:06:23 ID:UpmTQDTM
>>562さん
大丈夫です!ありがとうございます!
是非書いて下さい。投下まってます。

>>566さん
いえいえすいません。ありがとうございます!
自分も最後のあのシーンものたりなかったです…。
後ろからギュってするナオたん見たかったなあ。。

574名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:06:49 ID:uiuXngAa
GJ!!
訳あって最終回観れず、録画もできなくてめそめそしてたけど…
おかげで幸せだー!
575名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:25:55 ID:KaWh++oU
ヨコヤ×ナオ×秋山の3Pが読みたくて仕方ない変態は俺だけでいい
576名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:40:05 ID:2J5LMSWm
GJです!
タイムリーすぎて脳内で声再生されまくり!
ラストにラブが足りなかったけどこれでいい夢見れそうだ…

>>575
ここにも望んでる変態いるよ ノ
577名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:01:54 ID:/rAK1mM1
>>575
後ろからヨコヤが直タンの肩をガシッとした時に
レイープキタ―(゚∀゚)―!!!
とワクテカした変態がココにも居ますよっと。
肩に痣が…とか想像すると萌え萌えw
578名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:42:28 ID:WTmj94+L
駄ぁ目(*´Д`)
キュン死にする…←
579名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 04:32:11 ID:K05NEF9o
>>577自分もそのシーンでレイプキター!!と興奮した変態だ
ヨコヤが軽く直に手を出して、怒る秋山が見たかった…(´д`*)
580名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 06:57:53 ID:Qd2IXw0T
          良い子の諸君!
   ,.――――-、  6回チェンジしたらヤクザが来たでござる
   ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、                  の巻    | |  (・)。(・)|
    | |@_,.--、_,>        r‐‐、
    ヽヽ___ノ     ∧l☆│∧    ほんとデリヘルは地獄だぜ
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  っていうかおまえ誰だよ
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |
581名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 08:33:01 ID:oL7P5S+M
すべてが終わって…思い出が走馬灯のようによみがえるよ…
582名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 08:50:54 ID:dIrYw2PR
キノコ×エトウも有りかなと思った私はどうしたらいいのかしら
583名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:35:48 ID:VhUxy5zL
>582
いい加減に腐は自分が腐であることを自覚しろ
ウザいしキモい

私はどうしたらいいのかしら



しらんがな
自分で処理しろここに書くな
584名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:50:37 ID:EJxvm+y2
週に一度の楽しみが一つ減ってしまった
これからは原作で秋直楽しむとするよ

というわけで投下。3スレ消化予定。
・原作寄り(少なくともフクナガは原作)
・秋山×直
・クールな秋山しか認められないという人はスルーで。
5851:2007/06/24(日) 09:51:50 ID:EJxvm+y2
「ナオ、今日何の日か知ってる?」
「今日ですか?4月1日は・・・エイプリルフールですね」
「そう。エイプリルフールは何をして良い日だっけ?」
「嘘をついて良い日です」
「正解。ね、あんたさ、秋山にちょっとした悪戯仕掛けてみない?」
「悪戯?」
ことりと首を傾げるナオに
フクナガはにんまりとした笑みを向ける。
「やる事は簡単よ。まず、秋山の家に行く」
「ふむふむ」
「ヤツの家の中に上がり込む前に、目薬を注す」
「ふむふむ」
「扉が開いた瞬間、こう言い放ってやるだけよ」
5862:2007/06/24(日) 09:53:00 ID:EJxvm+y2
「秋山さんなんか、大っ嫌いです!」
最愛のヒトから突然、大嫌いと言われて
秋山のその明晰な頭脳は完全にフリーズした。
ビキッを音を立てて固まった彼に
電源を切った張本人は明らかに動揺している。
「あ、秋山さん!?だだだ大丈夫ですか?」
目の前でパタパタと両手を振るが、まったく何の反応も示さない。
いよいよ本気で焦り始めたナオは、殆ど涙目になりながら謝罪した。
「ごめんなさい!大嫌いなんてウソです!秋山さん大好きですから!!
だから・・・戻ってきて下さいー!」
今まで壁の向こう側のさらに向こうの世界を見つめていた秋山の目が
ひたり、とナオに据えられる。
「べつに、気にしてない。そういえばエイプリルフールだもんな今日」
明らかに胸を撫で下ろすナオに、秋山は優しく微笑むかける。
(良かった・・・いつもの秋山さんだ)
けれど罪悪感は払拭できない。
しばらく腕を組んでナオは何か思案するように眉間を皺を寄せるが
やがて意を決した様に、その大きな目で彼を見つめる。
「秋山さん」
「・・・何」
ふいに感じた柔らかい感触。
それを味わう暇も無く、すぐさま彼女は唇を離した。
さっきとは別の意味で真っ白になった秋山の前で
ナオは恥ずかしそうに、ふわりと笑った。
「お詫び、です」
「・・・・・・」
「?秋山さん?」
5873:2007/06/24(日) 09:54:17 ID:EJxvm+y2
「ぶっ、あははははははははは!」
「もう、笑い事じゃありません!本当に心配したんですから」
「はー、ごめんごめん。秋山もバッカだねー」
「二度とあんな嘘つきたくないです・・・」
「で、どうしたのそれから。ヤったの?」
「やっ・・・!?そんなわけないじゃないですか!」
「何よー、つまんないわねアンタ達」
「だって・・・」
「だって?」
「秋山さんそれから様子がおかしかったんですよ!」
「はあ?」
「箪笥の角で小指ぶつけるし、雑誌逆さに読んじゃうし、リモコン片手にリモコン探すし・・・」
「ぶはー!!」





後日、秋山はエイプリルフールの嘘の発生源をナオから聞いた。
さらに後日、フクナガは食中毒で1週間ほど入院をした。
その原因は、未だ不明である。
588名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:55:21 ID:EJxvm+y2
ごめん。最初の注意書きにエロ無し表記するの忘れてたorz
589名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 10:06:38 ID:5IgRAvvv
GJ!!
間抜けな秋山w
仲良しな直とフクナガもかわいいな〜
590名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 10:10:46 ID:Tk2Jeddz
>>588
GJ!!
ほのぼの萌えた(´'д`*)
動揺しちゃう秋山カワユスWW
591名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 10:33:54 ID:vlsgo1fW
GJ!!
カワイイよ!秋山ww
3人の雰囲気がなんかイイ!

さて、も一回最終回見てこよーっと
592名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:01:24 ID:hTgVOoQ0
なんとなくキノコ×アソウ。

「よーく見ると美人なんだよなー」
「え、…そ、そうかな」(←嬉しい)
「俺好みじゃねーけど」
「…あー、そう」(ショボン)
「性格そんなに良くねーし」
「アンタに言われたくないよ」
「でも俺その性格好きだけどなー、結構」
「…は!?」

続かない
593名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:26:31 ID:4ROtvyBT
ドSエリー×縛られている秋山が見たい・・・
誰か書いてくれないかなぁ・・・
594名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:30:29 ID:8OsBSF3l
>>592
GJ!!
フクナガ×アソウ萌え
595名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 12:11:20 ID:oL7P5S+M
>>592          なんだ?アソウ可愛いじゃないかアソウ
596名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:05:59 ID:ymZsQ2CC
>>593
それ最高。誰か!!!
597名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:40:25 ID:dbsh8qKl
ライアーゲームの数字板ってないの?
誰か知ってるなら貼ってください。
598名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:46:18 ID:hqtyaPfV
>>593
アクリル製の仕切りの前で取り乱す秋山を取り抑えた男たちは
冷たい目で見据えるエリーの指示を待つ。

「縛りあげておきなさい」


装飾用に準備し余っていたKEEP OUTのテープを使い
細身の身体に食い込むまでギューギューと縛りあげられるが
身動ぎ一つしない秋山。
エリーの指示を待つ男たち。

「脛のテープを剥がしなさい」


ベリベリベリベリ!!!


「ヨコヤァァァァアアアア」
599名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:47:29 ID:szg8/vpt
腐女子乙
自分で探せカス
600名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:02:30 ID:NsqgxoJ4
そういや801にスレないのな
スレ立てれば?
601名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:19:38 ID:Gyvvt6cf
602名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:37:23 ID:ksZM4nW4
秋山って経歴上、童貞であるほうがしっくりくるんですけど
603名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 15:07:03 ID:RbF7sPjm
>>602
なるほど。そう考えると1回戦時の
「金庫に魔法をかけた」
のセリフも非常に納得がいくものになる











わけないじゃあああん!!
604名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:56:39 ID:2J5LMSWm
>>602 これしか思い浮かばんw

397 名無しでいいとも! 2007/06/24(日) 00:53:56.96 ID:mtJa+Ugj
ナオ「そこ…違うと思います…。」
秋山「ん?何がだ?」
ナオ「もうちょっと…上です。秋山さんの、ちゃんと入ってません…。」
秋山「バカな…」
ナオ「秋山さん…ダウト、童貞。」
秋山「ヨコヤァァァァァァァァッ!!!」
605名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 19:33:21 ID:icLGP2+a
>>602
母ちゃん助けるために若い頃からバイトしてるだろうし、
学校も行ってるし、出会いはたくさんあると思う。
マルチ潰すときにも女たらしこんで情報得たりしたと思うのだ。
>>604
そのスレ夜中盛り上がってたみたいで見たかったよ。
606名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 19:52:29 ID:YOAHYeDx
ドラマ終わっちゃったけどこのスレのおかげで生きていけるよ
職人さんいつでも待ってる!
607名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 20:10:50 ID:L31GcnOX
>>604
実況板のナオスレのやつかwwww
途中からヨコヤァァスレ化してたけどww

ナオ「どっちにいけばいいんですか?」
秋山「ヨコヤァァァァァァァァ!!!!!」
とか意味わかんないのばっかでワロタww
結構萌えたのもあったな
608名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 21:44:24 ID:zHhDoH6n
若槻千夏ネタで、プチ話し投下。

「わたしって、けっこうこう見えて
 ヤリマンなんですよねえ」

ゲホっ。ゲホン。

「だいじょうぶですか?秋山さん。」

飲んでいたコーヒーが鼻から出るかと思った。
この女。何を唐突に言いだすんだ。

「あのさあ。その。ヤリ・・・・なんとかって
 君、意味わかって言ってんの?」

「秋山さんまでバカにして!もちろんわかってますよ」

わかってねーな(笑)
ほっぺをぷうっとふくらませて心外そうな顔をしている彼女。
秋山さんまで・・・ということは、きっと他に誰かに宣言したのだろう。
無意識に眉間にしわが寄る。
やっかいな女だ。
どうせフクナガあたりに適当なことをふきこまれたんだろう。

ふう。とオレはわざと聞こえるように大きなためいきをついた。
本当の意味を教えてやるべきか

しかし、だまされたと知ったときの彼女のリアクションを想像したら。
くくく。
秋山の口の端に笑みがこぼれる。

「あ〜思い出し笑いなんかして。秋山さんってばや〜らし〜」

まったくあきれるくらい無邪気な女だなあ。
もう少しこのままほっといてやろうと思う。
609名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 22:21:27 ID:ppZMEj3S
>>592
うわあ!!萌えた…
もっとフクナガ×アソウ読みたい
610名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:04:32 ID:ksZM4nW4
エリー姉さんが意外とセクロスに登場してこないね

って言うか、このスレのセクロスって「秋×直」か「ヨコ×直(レイプ)」
ばっかりじゃね?
611名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:10:01 ID:LXicHHht
>>610
何様のつもりなんだ…
612 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:21:31 ID:hE3byPH/
投下前注意。
・秋直。
・エロ有。
・秋山さんS。
・直ちゃんが潮吹いたり。

以上がダメ! な方はスルーでよろしくです。
613ハートを撃ち抜け! ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:25:27 ID:hE3byPH/
 安眠を妨害されるというのは、かなり腹立たしい事であり。
 心地良いベットで快眠を満喫していた俺の耳元で突然ギャーギャー騒ぎ出したそれを、
 思わず窓の外に放り投げたい衝動に駆られる。
 だけどそんな事をしたって後悔するのは自分だというのは充分承知しているので、
 二度ほど深呼吸をして、気を落ち着かせる。
 いくぶん頭の中がクリアになり、気も落ち着いたので、
 さっきから迷惑なメロディを奏でている携帯の通話ボタンに指を、

「……あ」

 切れた。部屋に再び静寂が戻る。え、あ、うん。何だろう、このやりきれない気持ち。
 俺は再び携帯を枕元に置くと、冷蔵庫にミネラルウォーターを取りに行く。
 だが、ベットから立ち上がったその瞬間、再び携帯電話が派手なメロディを歌いだした。折りたい。
 今度は素早く通話ボタンを押した。

「あ、あの……私、です」

 俺の知り合いに苗字や名前が『ワタシ』の女の子はいないんだけど、何て皮肉を言うような雰囲気ではない。
 小さくああ、と答えた俺の声に、彼女はどこか安堵のため息を漏らす。まだ何も言ってないんだけど。

「えと、あの、ですね」
「何?」
「えー……お、お家の前に、き、来ちゃいました」

 時計に視線を向ければ夜中の三時十五分。女の子が一人で出歩く時間ではない。
 ああもう、本当に。何なんだこの子は。世の中の危険というものをまるっきり理解していないのか。
 俺の気持ちも少しは考えて欲しい。

(最近は他の男の視線に晒されるだけで腹立たしく思うのに)(……馬鹿じゃないか)

 というか、別に電話しなくてもインターホンを押してくれればそれで全て解決じゃないか。
 本当、よくわからない。
614ハートを撃ち抜け! ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:26:18 ID:hE3byPH/
 ドアを開けばワンピースの裾を濡らして、どこか寒そうに震えている彼女がいた。
 秋山さん、と可愛らしい笑顔を浮かべ、でもすぐにごめんなさいと謝る。
 俺は気にしていないから部屋に入るように催促すると、彼女はまたふわりと笑った。
 外はいつの間にか雨が降っていて、今更ながらに彼女の薄着加減にため息が漏れる。
 もう、君だけの体じゃないんだ、とはとても口には出来ないけれど。
 コーヒーでも飲む? と提案しようとしたが、前を歩いていた彼女が突然俺の方に振り返り、
 その細い枯れ木みたいな腕を俺に向けて広げた。
 抱きしめて、ください。彼女の震えている声。少し、不安げな表情。
 そのどれもが愛しくて、俺は胸の巣食うこの薄汚い感情を吐き出してしまいたくなる。
 ああ、愛しているなんて、とてもじゃないが言えないけれど。
 もしワガママを言わせてもらえるのなら、今すぐにでも君を鎖で繋ぎとめていたいけれど。
 どっちも出来るわけないから、俺はこの弱っちい少女を、力一杯抱きしめた。
 きゅ、と俺を抱きしめ返してくる彼女が更に可愛くて愛しくて。

(ああ、君は男を誘うのが本当に上手だな)(俺以外誘うなよ、何て)

 ふと鼻腔をくすぐる花の香り。彼女が使っているシャンプーの匂いだった。
 体の奥底が疼く。もういよいよ俺も末期症状みたいだ。諦めてるけど。
 いつもより荒々しいキス。彼女の驚いたような瞳に笑顔を向けてやる。とびきり、意地の悪い笑みを。
 彼女を廊下の壁に押し付けると、キスの続きを始める。舌を彼女の口内に進入させる。
 舌と舌を絡ませ、深く、深く彼女とのキスを味わう。
 頭がくらくらとする、甘美で淫快な味。ああもう、君は俺を捕らえて放さない。
 彼女の背中に回していた右手を彼女の割と大き目のサイズの胸に当てる。
 ぴくり、と彼女の体が震えた。ゆっくりとその感触を楽しんでいると、彼女が恥ずかしそうな声を漏らす。
 だけど、さ。そんな声を聞いて止める男なんていないと思う。俺を含めて。
615ハートを撃ち抜け! ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:27:42 ID:hE3byPH/
 右手をそのまま下ろしていく。彼女がその意図に気付いたのか、甘い声で俺の名前を呼んだ。
 ロング丈のワンピースの裾を捲り、彼女の可愛らしいピンクのフリル付きの下着を足首まで下げる。
 彼女は顔を真っ赤に染めて(いや、廊下は暗いからよくわからないけど)唇を噛み締めていた。
 まるで羞恥心と戦っているようで、そんな表情が俺の加虐心を煽る。
 顔を彼女の秘所に近づける。彼女の驚きの声に何? と顔を離すと、今度は非難の声があがった。
 俺はワンピースの裾を彼女に咥えさせると、耳元で囁いた。

「もし、咥えてるワンピースの裾を放したら、お仕置き、な?」

 彼女は驚愕に目を見開き、俺はその表情に満足げに頷いた。まぁ、放しても放さなくても同じなんだけど。
 再び彼女の秘所に顔を近づける。香る女の匂いに、背筋にぞわり、と快楽への期待が走る。
 しかしまずは彼女の太ももに唇を添える。舌で舐めれば彼女の体が面白いほどに震えた。
 そのまま舌を太ももに這わせる。捲れあがったワンピースのせいで俺がどんな行動に出るか彼女から見えないのだろう。
 彼女の秘所が一目でわかるほどに潤っていくのがわかった。こういうとこ、本当Mだな。
 白い内ももに赤い刻印をいくつか刻んだ俺は、そのまま舌を彼女の秘所へと動かす。
 充分に濡れたそこは突然舌から与えられる刺激に、純情なほどの反応を示した。
 溢れ出てくる蜜液を舌で味わい、わざとらしく音を立てながら吸えば、彼女が一際大きな、ぐぐもった声を出す。
 蜜の味を存分に味わいながら、舌で丹念に秘裂を愛撫する。
 顔を上下させ、時折淫核に口付けをすれば、彼女の足が快楽に負け自身を支えられないのか、ガクガクと震えだした。
 だが俺は両手で彼女が崩れ落ちないように支えると、また蜜液を求め力強く吸いあげる。
 彼女の呻き声にも耳を貸さず、ただただ脳を桃色に染めてくれる媚蜜を求めた。
 甘くて蕩けそうな、熱い彼女の味。
 十二分に味わって、顔を離せばもういろんな所が濡れてきらめいていて、思わず綺麗だ、何て思ったり。
 立ち上がって彼女を見れば、潤んだ瞳と垂れ下がった目尻が否に色っぽかった。
 俺の内なる獣が騒ぎ立てる。
616ハートを撃ち抜け! ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:29:03 ID:hE3byPH/
「気持ちよかった?」

 耳元で弄るように囁くと、彼女は小さく頷いた。
 基本的に、彼女は俺に盲目的とも言えるほどの信頼を寄せてくれている。
 だからライアーゲームの最中はどこか母の面影を彼女に見ていた。
 けど、気が付けばいつのまにかそれは恋愛感情なんてモノになり変わっていて、俺自身酷く驚いた。
 あのカンザキナオに、だ。
 けど、今思えばそれは必然だったのかもしれない。そう思えるし、思いたかった。
 どっちにしても、俺は彼女の事が大好きで愛していて、もう一人で猛る想いを押し留めるのに必死で。
 たまに今日みたいに想いが暴走したところで彼女は受け止めてくれるのだけど。

(あー、これじゃあどっちが主導権握ってるのかわからないな)(……案外俺のほうが縛られてたり)

 それはそれで面白いかもしれない。まぁ、どっちでもいいか。
 俺は右手の中指で彼女の秘所を撫でる。ゆっくり、ゆっくりと。
 その度に彼女が顔を切なそうに歪める。ああ、こんな顔すら愛しい。
 撫でていた指を一思いに奥まで突き刺す。彼女の瞳が俺を見つめる。
 彼女の中はもう万全の状態で、俺の指を受け入れる。指を少し曲げ、壁を擦る。
 ワンピースを咥えた口から甘い吐息が漏れる。苦しそうな、切なそうな、切望する瞳。
 いいとも。君が望むのなら、何だって与えてやろうと思えるから。
 指の第一関節を曲げ、コリコリとしたポイントを探し当てる。彼女が一際強く指を締めつける。
 指の動きのスピードを増していく。ビクビクと震える彼女のに悪魔の囁き。

「我慢、しなくていいよ」
「んっ、ふ、んぅ!」

 あー可愛いな。もっとこの想いを言葉に出来ればいいのだけれど、生憎俺はあまりこういった類の台詞は言い慣れていない。
 俺の口が吐き出していた言葉はいつも嘘で、相手の裏をかく事ばかり考えていた。
 もう、そんな事する意味は無いのだけど、だからって急に愛してる、とか君が欲しい、とか。
 柄じゃない。

「あ、ふぃやまひゃ、んッ! あ、や、やぁ!」

 彼女が震えたと同時に、俺の手を濡らす大量の蜜液。床に小さな水溜りが出来る。
 指を引き抜けばべとべとに濡れた右手。舐めてみれば甘い、あの媚液の味。
 とうとう力が抜けたのかへたり込みそうになった彼女を支えると、咥えさせていたワンピースの裾を放させる。
 一度軽くキスをするとごめんね、と彼女に囁いた。
 もう、止めれそうに無かった。
617ハートを撃ち抜け! ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:30:49 ID:hE3byPH/
 もはや何の役にも立っていない彼女の両足。足を開かせると、彼女の秘所に自分のソレの先端を当てる。
 くちゅり、と湿った音が聞こえ、すぐに根元まで飲み込まれた。
 そのまま彼女の両足を抱え(いわゆる駅弁、てやつだ)ゆっくりと前後に動かす。
 彼女は感度が割といいので、少しの動きで強い反応を返してくる。
 秋山さん、と何度も俺を呼ぶその声にくらくらしながらも、俺は貪るように彼女の中を行き来する。
 時に小刻みに、時に大きく。
 彼女の腕が俺の首に回され、顔と顔の距離がぐっと近づく。
 吐き出される甘い匂いの息に、俺のモノが更に猛る。

「あ、や、んんッ、あ、きやまさ、う、あ、ふ、んぅ!」
「ん……気持ちいい?」
「い、です、あ、やぁ、す、きです」
「ああ、うん。俺も、好きだよ」

 もうこれ以上言うのは恥ずかしくて(いや、していることも十二分に恥ずかしいんだろうけど)唇を塞ぐ。
 塞いだ唇から漏れた俺の名前を呼ぶ声が聞こえたのと、俺が彼女の中で果てたのは、同時だった。



「その、悪かった」

 あれから二回ほど延長戦にもつれ込み、その後疲れ果てた体に鞭打って、彼女を急いで沸かした風呂に入れた。
 お互いさっぱりとし、リビングでくつろいでいたとこで俺は彼女に謝った。
 何て言うか、色々暴走してしまった。最近の俺はどうも感情のコントロールが上手く出来ていない。
 頭を下げた俺に彼女は慌てて顔を上げてください、と言った。

「その、最近はどうにも感情的になってしまって、な」
「いや、あの、気にしないで下さい」

 そう言って微笑む彼女に、俺は胸を撫で下ろす。
 しかし同時に、まるで彼女の優しさに甘えているようで罪悪感が胸を突いた。
 あのですね、と唐突に切り出した彼女に、俺は顔を向ける。

「実は今日はその、相談をしに、来たんです」
「ああ、そうなんだ。で、何?」
「あの、ですね。最近、えーと……は、恥ずかしいんですけど、最近、ですね、体が変なんです」
「……何か病気かも、て事?」
「いや、そうじゃなくて! あの、えと、最近、あ、秋山さんとえ、えっちな事してると、ですね」
「あー……嫌だった?」
「い、いいえ! そ、その反対で! すごい、き、気持ちいいんです!」

 どうしたらいいですか、秋山さん? 何て俺に聞かれても。どう答えろって言うんだ。
 ああもう、本当に。君は馬鹿正直なのか、馬鹿で正直なのか。

「あーんー……じゃあ、さ」
「はい」
「とりあえず、俺の傍から離れなければ大丈夫なんじゃないの?」
618 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/24(日) 23:42:47 ID:hE3byPH/
以上です。何かエロがぬるくてごめんなさい……。

_ノ乙(、ン、)_ ドラマオワッタケドマダマダガンバリマッスー
619名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:50:53 ID:lsFSHdLC
dxxlOVQOvUにはいつも禿萌させてもらってる。
620名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:57:42 ID:YOAHYeDx
>>618
GJ!!!!!!!
あんたは天才か
S秋山すげえいいわ
621エリー×直:2007/06/25(月) 00:15:29 ID:7Ac0RKln
エリー×直、エロなしですが投下させていただきます。
ドラマ版で、時期としてはリストラゲームの秋山が来る直前、とお考えください。

苦手な方は、NG設定してください。
622エリー×直:2007/06/25(月) 00:17:50 ID:7Ac0RKln
 それは、リストラゲーム最中のことだった。投票回数が増えていくたび、直は
自分に票が入っていないことを何度も目の当たりにし、絶望していく。
秋山がいなければ、自分は何もできないのだということを思い知らされた。
(……私、このまま負けちゃうのかな)
 できるだけ人がいない場所を選ぼうとすれば、直の足は自然と小さな部屋へ向く。
そこに入って座り込んでいると、不意に頭上に影が落ちた。
「……誰、ですか?」
「……私です。カンザキ様があまりにも落ち込んでいるようでしたので、勝手ながら
入らせていただきました」
 顔を上げると、そこにはライアーゲーム事務局の女性、エリーが立っていた。
エリーは直の真ん前から立ち位置を変え、隣へと移動する。いつもと同じその態度に、
直はなぜか自分の心が落ち着くのを感じていた。このゲームの主催者側の
人間である彼女を、直は信じているのだ。彼女もまた、秋山と同様、直が
心の底から信じられる人物であった。

「……事務局の人でも、来てくれて嬉しいです。私、本当にどうしたらいいのか、
わからなくて……」
 事務局の人間に、こんなことを言ってもだめだということはわかっている。
それでも、心に溜まっていく不安を吐き出さなければ、本当に押しつぶされそうで
たまらなかった。
「私、秋山さんがいなかったら、本当に何もできないんだって……思い知らされて
……辛いんです。私、このまま負けて借金背負って生きていかなきゃいけなく
なるんじゃないかって思うと……怖くて、たまらないんです」
 すがるような思いで、直はエリーを見上げた。彼女は、いつもと変わらない表情で
自分を見ている。……やはり、彼女はどうあがいても事務局側の人間でしか
ないのだと、そこで思い知った。
「カンザキ様、」
「ごめんなさい。こんなこと言ったって、お姉さんにはどうしようもないですよね。
愚痴っちゃって、すみませんでした」
 エリーが何か言おうとしたのを遮って、直は言葉を一気に紡いで立ち上がる。
部屋のドアへ向かおうとしたところを、腕を掴まれ、強い力で引き止められた。
623エリー×直:2007/06/25(月) 00:19:19 ID:7Ac0RKln
「カンザキ様。私の話を聞いていただけますか」
 はっとして振り返ると、いつもより柔和になった彼女の目が、自分を見つめ
ていた。――どうして、私はいつも早とちりしちゃうんだろう。そんな後悔が
どっと押し寄せる。
「……、はい……」
 自分のせっかちな性格にしょぼくれながら、直は体を彼女の方へ向けた。

「……私は事務局の人間ですが、人の言葉を聞き流すような人間でいるつもりは
ありません。ゲームの勝利法などはお教えできませんし、何ら口添えもできませんが、
その分、参加者である皆様の希望・要望にはできるだけお答えするつもりでいます。
 カンザキ様が不安でどうしようもないのならば、私が話をお聞きします。
それでは、だめでしょうか」
 目をまっすぐに見つめられて、諭すように話されたその言葉は、直の何かを壊した。
涙が次から次へと溢れ出すのを、抑えることができなかった。
「――っ……、ぁ、ありがとう、ございます……っ……私、私っ……!」
 何も言えなくなって、直はエリーに寄りかかった。喉を鳴らして泣く直を
エリーはやさしく受け止め、そしてその背を撫でる。

 事務局の人間としてそこまでする権利はないし、誰かに知られればそこで
あらぬ疑いをかけられることだろう。ただ、一人の人間として、彼女を救いたいと思った。
純粋に人を信じようとする彼女が信頼できる人間でありたいと、心からそう思った。
 今まで、こんな気持ちになったことはない。この気持ちが、何というものなのかも
わからない。ただ、彼女を救いたいというその一心で、エリーは直の体を受け止めていた。
624エリー×直:2007/06/25(月) 00:20:57 ID:7Ac0RKln
 少しして、直の嗚咽が止んだ。目元を拭う彼女の顔を盗み見ると、目元が少し
腫れているようだった。そこまでひどいものではないので、もう少しすれば
腫れも引くだろう。エリーはそう見当をつけると、直から距離を置いた。

「……それでは、そろそろ次の投票が始まりますので、私はこれで」
 そう告げると、直の表情が少し暗くなった。現実を突きつけられて、辛いのだろう。
しかし、彼女はこの現実から逃げるわけにはいかないのだ。
それに、もう少しすればサプライズも待っている。

 ドアの方を向いて足を進めると、「あのっ」と声を掛けられた。歩みを止めて
振り返ると、少しすっきりしたような表情で、彼女がこちらを見つめている。
「ありがとうございました。お姉さんのおかげで、私もう少しがんばれそうです」
 もう少し。彼女の言葉を聞いて、頬が緩みそうになるのをこらえる。

「そうですか。では」
 いつものように返事をして、エリーは再びドアのほうを振り返った。
 もう少し。もう少しだけ耐えてくれればいい。貴女に、素敵なサプライズが
待っている。
 心の中で呟いた言葉は、直にとっては真実だが、エリーにとって素敵、とは
言い難い言葉になっていた。そのことにエリー自身が気付くのは、もう少し
後になってからのようである。

 FIN.
625名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00:45:24 ID:aqj8oJoa
GJ!
まってたぜ
626名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00:56:11 ID:QTckNm9f
>>613-617
GJですー。秋山も直タンもどっちもたまんねぇ(*´д`*)ハァハァ
627名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 01:10:35 ID:UTRhuOxj
>>621 Gj! エリー×ナオもイイねw
628名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 01:45:36 ID:qhIozMsa
>>618
ネ申よっっ!!!
ビバ!ドS!
マーベラス!ドS!
神のおかげで明日からも頑張れる気ガスるッス!!
629名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 03:31:41 ID:U0b25V0p
>>607
不覚にもワロタwww
そういう単純なの結構好きだww
630iszaukmi:2007/06/25(月) 04:22:17 ID:yF0QPChn
いきなり投下すみません。
ここ見てたら我慢出来なくなった(^^;)
駄文だけど見逃してくれれば幸いです。原作のイメージ壊したらスマソ(´・ω・`)

みんなの反応で続き投下するかしまいか決めますー


・黒直×秋山ー(直誘い受け)




細く薄い爪を彼の筋肉質な胸板に食い込ませる。


「っ……」


少し眉間に皺を寄せる表情が、堪らなく私の支配感を満たす。


「痛い…?」


いつもの彼女のふわりとした笑いより、ニヤリとという方が、今の彼女の笑い方には相応しく思える。

「何が、したい」


そう聞いても彼女は笑うだけ、


秋山は体を動かそうとするが、手首を縛る紐を余計食い込ませるだけで。

そんな状態の秋山に跨る直。
いつもと様子が違うのは明らかだ。


「何のつもりだ。答え、」

そこまで言いかけた所で直が自分の唇で秋山の唇を塞ぐ。


秋山の頭を掴んで口内の奥まで、その小さな舌を差し入れる直。
透明な滴が顎を伝うが気にしない。


ちゅっ、 とリップ音を立てて唇を離す直。

その意図が、秋山には全く理解出来なかった。
631名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 04:22:55 ID:7LlBv9Qc
>>624
チョー萌えるんですけどぉぉぉぉお!!!!
エリーお姉様素敵…
632名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 06:21:43 ID:4unAyG7M
>>630
続きカモンなんですけどオオォォォ!!!!!!!!!!!!
633名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 06:46:03 ID:swMsoMkZ
>>630
続きはドコヤァァァァ!!
待ってるよ
634名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 08:17:17 ID:4Vrmd287
>>630
直誘い受けというか、>>630が誘い受けだな。
人の反応を誘い受けせずに、投下したければ投下すればいいのに。
635iszaukmi:2007/06/25(月) 08:26:35 ID:yF0QPChn
いや、眠かったのもあるし
自信もないし
まだ続き書いてないし
ゴニョゴニョ……
636名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 09:12:47 ID:4unAyG7M
>>635
いつでも待ってる!
自信持て
637名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:08:49 ID:OaLNNI8h
エリーさん絡みまた誰かお願いします!!
638名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:29:44 ID:AApyan9w
自演乙
639名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:29:27 ID:r1hdziCv
・秋山深一×神崎直
・エロ有(途中です orz
・ドラマ後を妄想

本当はエロメインで書くつもりだったのですが、
最初が長くなりすぎて流石に心が折れそうなので途中ですが投下します。
640名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:30:48 ID:r1hdziCv
日曜朝八時。

直に強引に遊園地に誘われた深一は、
欠伸をかみ殺しながら待ち合わせ場所へと向かっていた。

低血圧の上、ここ最近勤め始めた会社で酷使されて疲れていた深一は、
その誘いを断ろうかどうか真剣に迷ったが、
結局、彼女のお願いします!の一言に折れることになってしまった。
別にいいけど、とやんわり了承すると、
心の底から嬉しそうな声で、有難う御座いますと立て続けに二度も礼をされた。
きっとあの性格からして、
電話越しだというのにぺこぺこお辞儀でもしているのだろう。
そんな彼女を想像して無意識に口元が緩んでしまい、深一はぱっと手で口を覆った。
昔の自分からは考えられぬ事だった。
復讐の事しか、考えていなかった自分からは。

待ち合わせのカフェへつくと、直は眠そうに頭をうとうとと揺らしていた。
無防備なその姿に、深一の眉間に皺が寄る。

「おい」

声を掛けると、彼女はびっくりして顔をあげた。
その、鳩が豆鉄砲を食らったような顔に、深一は思わず噴き出してしまう。

「な、なんで笑うんですかっ」
「べっ・・・別に・・・」

肩を震わせながら笑う深一に、頬を膨らませて直が怒る。

「ほら、いかないのか?」

彼女が生きるには少し世知辛い世の中だけれど、自分がそれを支えてやれればいい。
深一はすっと手を差し出した。
彼女の細い指がそれを取るのをみて、深一はにこりと微笑んだ。

「は、反則、ですっ」

直の頬にさっと朱が昇る。
抗議の声が何に向けられたものだったのかなど、簡単に分かった。
あのゲームとは、少し違う駆け引き。
641名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:31:55 ID:r1hdziCv


「はー楽しかったですー」

愛らしい顔を更に愛らしくするにこやかな笑みで、
直は深一に買って貰ったやったくまのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめていた。
もふもふする感触が心地良いらしく、直はずっとそれに頬を擦り付けている。
仕方ない奴だなあと思いながら深一が前を歩いていると、
ふいに後ろからちょこちょこ付いて来ていた足音が止んだ。
どうしたのかと振り返ると、直が俯いている。
口を開こうとして、深一はそれを直に遮られた。

「あの、秋山さんは、楽しく・・・無かった、ですよ、ね」
「は?」
「だからっ、私ばかり、楽しかったのかなっ・・・て・・・」

突然なんだ、と深一は深く溜息を付いた。
それに過敏に反応した直の華奢な肩がひくりと震える。

「楽しくなかったわけじゃない」
「でも、」
「俺は、感情とか、そういうのを表に出すのには慣れてないんだ」
「秋山さん・・・・・・」
「好きな人間と一緒にいられるんだから、少なくとも、楽しくないわけはないだろ」
「・・・え?」

きょとんと顔を上げた直が見たのは、随分近くにある深一の顔だった。
あれ、と思う間も無く、彼の整った顔が近すぎて滲んでいく。
唇に優しく温かい感触がしたかと思ったら、それは直ぐにはなれていった。

「答え、まだ言ってなかったよな」

暗闇と、それを照らす光を背にした深一の表情は、
直からはよく見えなかった。
ただ、声だけがその場に響いて。

「俺も、お前の事好きだよ」

直の耳を、深一の深く低い声がゆっくりと浸した。
642名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:33:04 ID:r1hdziCv



「・・・おい?」

たっぷり30秒は待っていただろうか。
直が動かない事を不思議に思って、深一がその頬に触れようとする。

「ひゃあうっ」

びくうっと身体をふるわせた直は、そのまま顔を両手で覆った。
何事かと深一は目を見開く。

「あの、あのあの、ご、ごめんなさい〜」
「?・・・何、気が変わったとか、」
「ちっ違います!えと、えと、その、・・・ほんとに、私なんかでいいんですか?」

直は申し訳なさそうに深一をみた。

「ああ」

深一は当然のように言い放った。

「というか、俺がいないとお前、駄目だろ」

直の胸元にぎゅうっと抱かれすぎて苦しそうな熊の額に、
深一は人差し指をとんとんと突きつける。
いつもいつも携帯には友達がどうの先生がどうの軟派されて困ってるだの、
直の日常が一から十まで送られてくるのだ。
元々あまり携帯を使う事のない深一の着信履歴とメールの受信ボックスは、
”神崎直”という三文字で一杯に満たされていた。

「そ、それは・・・」
「だから一緒にいてやるって言ってる」
「う、はい」

有無を言わせない深一の声に、直は頷くしかなかった。
それを満足気に見つめて、深一はさっと身を翻すと何事も無かったように歩き出した。

「あの、秋山さん!」
「・・・何?」
「私、し、幸せです!!」

恥ずかしい奴だなあと思った。
そんな事を惜しげもなく言えるのだから。
そんな彼女に当てられて、幸せだなんて思う自分自身も十分に恥ずかしいけれど。
深一はどうにも悔しくて、手をひらひらと振り替えすだけで終わらせた。

「早くついて来いよ」

深一の仕方なさそうな声に混じった優しさを感じた直は、
元気良くはいと応えて深一の所まで掛けていった。
643名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:34:10 ID:r1hdziCv



「で?」

直は電車の時刻表の前で固まっていた。

「はい、あの、無いですね」
「ああ、そうだな」

直のメモしてきた最終電車の時刻が間違っていたらしい。
深一ははあと溜息をついて直を見た。

「どうしましょう」
「どうするもなにも」

「適当にホテル探すか、俺の家に来るか、どっちかしかないだろ」





結局、直は深一の家を選んだ。
曰く、一人でホテルは危ないから、という理由で。

(逆だ、逆)

深一は内心頭を抱えていた。
自分の家に来るなんていう選択肢を与えなければよかったとさえ思ったほどだ。
ここ最近忙しくそちらに構っている暇がなかったからだ。
会社のひとつ上の女に迫られてはいたが、
その化粧の臭いが好きになれなかったためにずっと断っていた。
自分でもしていない。

隣に立つ直を見る。
幼いながらも出るところは出てへこむところはへこんでいる。

「どうかしました?」

もう勘弁してくれと深一は思わずにいられなかった。

644名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:35:15 ID:r1hdziCv


「秋山さん、あの、なんでさっきからずっと黙ってるんですか?」

直が沈黙のままの深一を下から伺うように見上げる。
テレビをぼんやりと見つめているその瞳にどこか違和感を覚えて、直は身を乗り出した。

「あきやまさ」

直の言葉は最後まで紡がれる事は無かった。
深一の唇が、直のそれに押し当てられたからだ。
輪郭を確かめるように、深一のそれは縮こまる直の舌に絡みついた。
くちゅ、という音がして唾液を流し込まれる。
一瞬離れたかと思うと、それは再び近づいてきて、直の上唇をぺろりと舐めた。
その後すぐに深いものへと変わる。
十分にそこを蹂躙すると、深一は震える直の腰を右手で抱き寄せた。

「わるい」

耳元で囁かれて、直は真っ赤になった。
ぞくりと、背を何かが駆け抜けていく。
唾液に濡れる唇を拭おうとした手を、今度は深一の左手が阻んだ。
唇に触れるようなキスをして、深一の唇はつうと下に下りていった。
甘やかで熱い吐息を首筋に吹きかけられて、直の背がしなる。

「や、あきやま、さ」

鎖骨の辺りに辿り着くと、深一はそこをきつく吸った。
直の白い肌に、薄く紅い華が散る。

「していいか?」

何をとは言わずに、深一は直の胸元に手を這わせた。
思っていたよりも強い弾力性を持って跳ね返る感触に、深一は口角をあげた。

「あきやまさん、やめ、」
「嫌だって言ったら?」

深一は握り締めた直の手に力が入っていないのを認めて、それを解放した。
案の定直の手はたらんとソファに落ちた。

「わるいな。俺はこういう奴なんだ」

深一は直のキャミソールを捲くりあげた。
直の歳にしては随分と可愛らしいブラが露になる。
深一はわざとそれを外さずに、少し硬い布の上から直の胸を揉み上げた。
直は畏れと不安で深一にしがみ付いていた。
怖いだろうにそれを口にださないのは、自分の事が好きだからなのだろう。
嫌われるとでも思って。
それを利用してしまう自分を、深一は愚かだと思いながら止めることは出来なかった。
645名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:36:09 ID:r1hdziCv

直の息が上がる。
ただ胸を揉まれているだけだというのに。

「他人に触らせるのは、初めてか?」
「はあ、あ、あきやまさん・・・」

ぎゅうとしがみ付いて来る力が強くなる。
肯定にとって深一は笑った。
良かったと耳元で囁くと、直は嫌々をするように力なく頭を左右に振った。
直の背を、またあの感覚が走ったのだ。

深一は直の反応を見ながら、胸の先端部へ指を這わせた。
布の上からでも分かった。
そこを深一が抓ったと同時に、かたくつんと尖った事が。

「あっ」
「どうした?」

小さく漏れた直の嬌声に、深一は分かっていて尋ねる。

「そこ、変です・・・やめて、くださ、ぁ」

その言葉は無視して、深一は直の背中を探り、ブラのホックを器用に外した。
光に晒された直の肢体。
桃色の突起は、矢張りつんと快楽を象徴していた。
深一がそこを引っ掻くようにすると、直から泣き声にも似た高い声が上がった。

「あきや、まさ、んっ」

深一はそれだけでは足りないと、直のフリルのスカートを膝の上まで持ち上げた。
黒いニーソックスと白い太股は、直の性格に合わないほど妖艶に深一を誘った。
奥へ手をのばすと、直の手が力なく深一の胸板を押し返した。
一瞬とまったものの、深一の指は欲望に忠実に働いた。
直の下着に隠されたその部分を、下から中指で擦りあげる。
そこはもう布を湿らせていて、深一は昏く笑った。
下着を強引にずらして、深一は直のそこに直接触れた。
瑞々しく濡れた直の秘部が、深一の指に驚いてきゅっと締まるのが分かった。
とろりと愛液を零しているくせに、強情だな、と思いながら、
深一は直の敏感な粒に指を這わせてゆるく擦った。

「な、ああっ」

声を抑えていた直の唇から、耐え切れない快楽が漏れる。
646名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:38:07 ID:r1hdziCv
えーとすいません。ここまでで。

直受けは従順すぎるところが寧ろいいですよね。
豹柄×直もとても好きです。
647名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:30:56 ID:a2hocGnf
>>646
GJ 続き楽しみ
戸田ちゃんの見た目と華奢なカラダと松っツンはは本当に絵になるなぁと
妄想しながら読みました
ご馳走様っしたぁ!
648名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:37:04 ID:/mc3F2vu
>>646
超GJ!!!!!!
ほんと直受けは従順素直純粋でいいよね!!
ちょい畜生秋山さんにも萌えたよ(´'д`*)
文章力ある人ほんと尊敬!!

続き激しく読みたいです…
649名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:41:48 ID:yfw2MfrH
>>646の続きをwktkしながら投下。

えーっと最終回の話を妄想しました。

・秋山×直
・エロなし
・あのエンディングで抱きつけば良いのに!!と思った故の話です。

ほのぼのです。スレおかりします。
650名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:43:14 ID:yfw2MfrH


「馬鹿正直じゃいけませんか?」

秋山は僅かに振り向いて答える。

「いいんじゃないか?…別に」

最初に会った時とは違う返答。
秋山の声色も表情も纏っている雰囲気も穏やかである。
直は嬉しくなって、歩き出す秋山に小走りで追いかける。

――そんな馬鹿正直だから騙されるんだよ

最初に言われた時、直は純粋に悲しかった。
秋山が言っていることは的を射ているし、実際自分は騙された。
しかし、直はそうとわかっていても秋山に尋ねざるを得なかった。
秋山なら答えを教えてくれるのではないか、そう願ったのだ。
その返答を聞いて直は思った。
―なんだか…私を受け入れてもらえてないみたい…
胸のあたりが締め付けられるような感覚を直は覚えた。

その感覚を今また思い出す。
だが、微妙に違う。
前の感覚が下に落ちるようであるならば、今は胸に込み上げてくる切なさ。
まだ追い付けない背中に直は立ち止まり、声をかける。

「あ…秋山さん」

風が大きく凪いだ。
直の声は風に溶けてしまう。
肩甲骨が浮かぶ秋山の背が遠くに感じ、直は声を張り上げた。

「秋山さぁん!!」

力を混めた声。
肩で息をつく直。
秋山は名を呼ばれてなお、大きな反応をしめさず。
ただ、静かに立ち止まって、ゆっくりと振り返り

「…聞こえてる」

そう言って手招きをした。その動きは緩やかで最小限の動作だった。

「君は本当、いつでも一生懸命だな」

眉を困らせ、呆れたように笑う秋山。
手招きされた直は笑顔を咲かせる。
651名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:44:22 ID:yfw2MfrH


「はい!!」

直は快活に返事をすると、秋山に向かって駆け出した。
秋山はその姿を見ると振り返り背を向ける。
遠くに見えた背中が近く、近くなっていく。
直の足音も近くなる。
直は風を受けながら、またあの感情が込み上げてくるのを感じる。
秋山さんが、笑った。
切ない。
溢れそう。
止まらない。

「秋山さんっ!」

直は名前を呼ぶと同時に秋山の背中に飛びつく。
左頬を背中にぴたりと着けて、少し上気した体をこれでもかというくらい密着させた。

何かがぶつかった衝撃に身体が動き、秋山は目を見開く。
背中が暖かい。
直が背中に抱きついていることを理解するのに時間がかかった。
背後から伝わる早い鼓動と息づかい。
甘い匂い。

「……っと」

秋山は上手く言葉が紡ぎ出せないでいる。
かといって後ろを振り替えることもできない。
腰に回された直の腕がきゅっと力が入り、秋山は狼狽した。

「あきやまさん…」

背中に声があたり、籠る。

「…ん?」

秋山は視線を前方にとどめることに決めた。
直は頬を離し、額を秋山の背中に付けて、眼を閉じた。

「ライアーゲームがないと、秋山さんには会えませんか?」

直は、秋山の服をくしゃりと掴む。
秋山はその感触がある方へ視線を向けた。
布が直の手の震えを伝えている。

「わ、わたし、秋山さんと会いたいんです。もっと…」
652名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:45:27 ID:yfw2MfrH



どくりと秋山の感情が動きだした。
抑えていたのに、こいつ…と秋山は少し恨めしく思う。

「また、秋山さんと会えなくなるの嫌です…、わたし」

涙声になる直に秋山は白旗を上げた。
どちらかが超えなければ行けない一線。
ずっと、均衡を保とうと我慢していた。

「誰が会わないなんていった?」

秋山は服を掴む直の手に自分の手を重ねる。
微かに震える細い手をそっと包んだ。

「あきやまさ…」

緩まる手を掴んで、秋山は振り返る。

「君って本当…」

振り返ると上目使いの正直者。
潤んだ瞳を見つめて秋山は呟く。
優しい声に直は顔が赤くなるのがわかる。
無意識に瞳が揺れてしまう。
目頭から涙が湧き出て、視界揺れた。

「馬鹿で…しょうがない奴」

秋山は左手で直の頬を撫でる。
その感触に直は眼を伏せる。睫毛をつたって一粒涙が流れた。
その涙を拭うように秋山は直の頭を肩口に押しつけ、抱きしめた。
直はなすがまま抱きしめられる。
強い腕に抱かれて、直は秋山の肩に顔を埋めた。

「秋山さん、わたし…秋山さんが好きです」
「…知ってる」

秋山はそっと直の髪を撫でた。

「嘘つき…」

直は笑顔でそっと、囁いた。

「俺はつまらない嘘はつかない」

653名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:46:08 ID:yfw2MfrH


秋山は直の頭上で囁く。
ずっと耐えていた。
主催者が告げた“救済”。
自分も、誰も、彼も、彼女に救われた。
だから、そんな人を。

「君を、独り占めしていい?」

自分だけのものにしていいのかと悩んでいた。
自分が必要であったように、彼女を必要としている人はいるだろう。
秋山の境界線はそこだった。
秋山が自分に質問を投げかけてきたことに直は驚く。
―でも、秋山さんが私にきいたってことは私が答えを知ってることなんだ。
―私が秋山さんに尋ねたように。
直は少し身体をずらして、秋山を見上げた。
二人に距離は近い。

「秋山さんらしくないですよ」

直は笑顔で言う。

「私は、秋山さんと同じ気持ちです」

秋山は苦笑する。
本当に、敵わない。
いつだってそうだったじゃないか。
秋山は、いつもの余裕の表情をとりもどし、直の耳元でゆっくりと囁いた。

「じゃあ、君は俺のものってことで」

(終)
654名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:49:20 ID:yfw2MfrH
以上です。
エロパロなのにエロがなくてすいません。
最終回妄想はやりたかったのでお借りしました。
次はエロかいてみたいです。
655名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:05:34 ID:r1hdziCv
646ですが続きは今週中にでもうp出来ればと思います。
推敲してないままで文章おかしくてスマソ

そして
>>654
おおおGJです!!!!!!1^q^
二人ともらしくて可愛くて堪らない・・・
656名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:13:03 ID:/mc3F2vu
>>654
GJすぐる(*´д`*)!!!!!
ほんとにそんな最終回ならよかたのに!!!
まあそんなの見せられたら萌え死んでたと思うけどw;

エロも是非!!!
657名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:26:00 ID:hRwChS4J
馬鹿正直じゃいけませんか?

キノコ「ナオちゃん、パンティ何色?
ナオ「白です。
   キャッ!何するんですか!フクナガさん。
キノコ「確認するんだよ。見ないとわかんないだろぉぉぉ?
ナオ「えぇ、まぁ・・・

当然、最後はフクナガの高笑いで終了する。
なんだか3流AVですな。
658名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:35:09 ID:9OSaokSP
最後の「バカ正直じゃいけませんか?」「いいんじゃないか…別に」がものすごくよかった。
最初に聞いた時は母親とオーバーラップして何も言えなかったけど、
今は直個人と向き合ったからああいう言葉がでてきたと思うんだけどどうでしょう。

あの後のことを想像してちょっと書いてみました。エロも何も無しです。
659名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:37:46 ID:9OSaokSP
「そうだ。お礼まだでしたよね」
「いいよ、別に」
「だめです!私秋山さんに迷惑ばかりかけたのに生意気なこと言ったのに、それでも
秋山さんは助けてくれた。本当に感謝してるんです。
だから、絶対にお礼させてください」
「…」
「今日お時間ありますか?あ、でも私これから中学時代の友達と会うので
その後でもいいですか?」
秋山の目が光る
「中学の友達?仲いいのか?」
「いえ、クラスも1度しか一緒にならなかったし、卒業してからも
会ったこと無かったんですけど、昨日電話がかかってきて」
秋山の眉間に皺が1本
「なんだって?」
「どうしても話をしたい、私にとって大事なことだそうなんですけど、
会って話をしたいからと言われて」
秋山の眉間に皺が3本
「それで会う約束したのか」
「はい。5時にファミレスで待ち合わせです」
秋山の手が額にいく
「そいつはいま何やってるんだ」
「大学生…です」
「大学生…君の同級生ということは1年か」
「はい」
「まあ、そういう時期だな」
「何がですか?」
「何がですか?」
「いや、何でもない。俺も一緒にいこう。君にとって大事な話なら
俺に取っても大事な話だろ?」
「ええええええ!あ、秋山さんどどどういう意味ですか」
「行くぞ」

この後ファミレスで直を勧誘しよう待ちかまえていたやつらは
秋山に容赦なく論破され、泣きながら店を出て行ったのでした。

end
660名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:38:46 ID:QcidKj+5
自称職人のオナニープレイに萎える
クォリティさがったな
661名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:40:51 ID:5RC3ysB3
>>654で凄くほんわか(*´Д`*)してから>>657で大爆笑したwwwwwwキノコwww
このスレ大好きw癒されるwww
662名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:43:43 ID:N1Vs83Ca
>>657
ヨコヤ「見ないとわからない? 私にならそれくらい簡単にわかりますよ」
キノコ「なに!?」
ヨコヤ「私、実は超能力者なんです。中でも透視が得意でして・・・今日のナオちゃんのパンツだってはっきり見えますよ」
ナオ「(赤面)」
ヨコヤ「ダウト、赤の勝負下着(レースつき)」
エリー「検査官は下着の色の確認をお願いします」
アキヤマ「ヨコヤァァァァァァ!!」

という展開ですか?
663名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:48:41 ID:tYIYUKE9
>>662
吹いたwww
664名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:58:11 ID:HT/Ac6jK
>>662
某スレ思い出したwwwwwwwww
665名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:58:19 ID:7Ac0RKln
ちょ、エリーww
666名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:05:38 ID:TxQwhk6R
>>660
どのへん?
667名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:12:58 ID:eRcdd8xT
>>662
ナオ「ぐすん……どうしてヨコヤさんは私の下着がわかったんでしょうか……」
秋山「それは(以下略)──ということで、次はこの黒い下着をはいていけ」
ナオ「その下着、私がこの前失くしたと思っていたのに……どうしてあきやm」
秋山「あと!! アドバイスの紙も渡しておく。検査ルームに行く前に読んでおけ!!」

ヨコヤ「また懲りずに来たのですね。今度もはっきりと見えますよ」
ナオ「……」
ヨコヤ「くすっ……前回よりも、ちょこっとだけ色が濃いですね。……ダウト、黒のパンティ」
ナオ「……ファイナルアンサー?」
ヨコヤ「……ファイナルアンサー」
ナオ「……」
ヨコヤ「……」
ナオ「(嬉しそうに)……残念!! 私いま、秋山さんの指示で下着はいていないんです!!」
ヨコヤ「な、なんだってー!?」
エリー「検査官は下着の確認をお願いします」
秋山「ヨコヤァァァァァァ!!」

こうですか?わかりません!
668名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:15:59 ID:SDwX7B3L
>>667
ちょwwwやめwww笑い死ぬwwww
669名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:18:43 ID:IbQkUUZk
ヨコヤァァァスレのログ誰か持ってない?
途中ちょっと読んだんだけど腹がよじれそうだった。
670名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:44:58 ID:SnPq7EcF
元ネタの657だけど、後続の方が面白い。ちょっと悔しいw
671名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:48:27 ID:SnPq7EcF
ヨコヤのいやらしい顔をしながら
 見えた、見えたァ
というのもいいね。
672名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:48:38 ID:GAVS+QRZ
投下させていただきます

・秋直前提?のエトウ×直
・エロなし
・直ちゃんが秋山への気持ちにまだ気付いてない
・エトウがかわいそう

以上が無理な方はスルーしてください…
エロなしですみませんorz
673名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:50:42 ID:GAVS+QRZ
「直ちゃんって、秋山のこと好きなの?」
ふと気がついたような口調で、俺は直ちゃんに問いかける。
すると直ちゃんは、
「ち、違います!えと…ただ、すごいなあって、思うだけで」
と、顔を真っ赤にして必死に否定している。
それじゃ、“好き”って言ってるようなもんだと思うけど。
直ちゃんは、自分の気持ちに気付いてないのだろうか。
俺が見ていてもわかるのに。

しょうがないな。

「俺さ、直ちゃんのこと、好きなんだ」
俺が言ったことが予想外だったのか、
直ちゃんは目を見開いて驚いている。
「えっ…あの…えっと……」
返すことばが見つからないのであろう、直ちゃんはしきりに
視線を泳がせている。

おかまいなしに俺は続ける。
「俺、直ちゃんは秋山のこと好きだって思ってたから、
ずっと言わなかったんだ」
俺がおもむろに立ち上がりにじり寄ると、直ちゃんは怯えた顔で後ずさる。
「でも、直ちゃんは秋山のこと好きじゃないんだよね。
じゃあ、俺にもチャンスはあるって事だよね……?」

わざと抑揚のない、冷たい声で言う。
壁まで追い込まれた直ちゃんに、もう逃げ場はない。
俺は即座に直ちゃんの手首を掴み、壁に押さえつける。
674名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:53:08 ID:GAVS+QRZ
「やっ……エトウさん…やめて…」
怖いのだろう。もう泣きそうな顔をしている。

「ねえ、直ちゃん……いいよね…?」
極めつけに、思いっきり顔を近づけて囁くように言ってやる。

「嫌っ……秋山さん…!」

その言葉を聞くと同時に、俺は押さえつけていた直ちゃんの手を離す。

「やっぱり秋山が好きなんだよ、直ちゃんは」
「えっ…あの…」
何がなんだか分かっていない直ちゃんはぽかんと口を開けて
突っ立っている。

「ごめんね、直ちゃん。怖がらせて。
でも、こうでもしないと直ちゃん、本当のこと言わないから」

「直ちゃんは、秋山が好き。…そうでしょ?」

俺がそう言うと、直ちゃんは恥ずかしそうに頷いた。
前々からわかっていたけど、やっぱり胸がチクリと痛んだ。

「早く秋山に気持ち伝えなよ」

蓋をした気持ちに気付かれないように、
俺はそれだけ言うと足早に部屋を後にした。

「早く、くっついてくれよ。じゃないと、俺が許さない」

誰に言うわけでもなく、小さく小さくつぶやいた。



675名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:55:45 ID:xuvFmzVW
GJ!!
エトウ、いいヤツ過ぎ・・・
エトウの話はせつない話がおおいなあ
(個人的にこういうのは好き)
676名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 01:24:13 ID:SDwX7B3L
>>674
GJ!切なくて良い。・゚・(ノД`)・゚・。
エトウならそんな感じで対応しそうだねー。
677名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 01:39:22 ID:eRcdd8xT
エトウ切なすぎだよ・・・GJ!!
人の恋の為に自分を捨てるなんてかっこいいぜエトウ・・・
678名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 02:26:24 ID:G5NjNdQo
>>654
GJ!!
俺の中エンディングはこれにするわw
エロいのも待ってる
>>655
エロエロGJ!!
直タンの黒ニーソックス絶対領域(*´д`)ハァハァ
続きいつまでも待つ!
679名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 03:35:01 ID:M7WIry6r
ある日の出来事

松田「どうしたんだ、こんな時間に電話なんて。眠れないのか?」
戸田「翔太くん、なんか私達の事が2ちゃんでエッチねたにされてるみたいで」
松田「知ってる」
戸田「翔太くんになんとかしてもらいたくて。。。」
松田「ごめん俺今エッチ中。てかもう秋山じゃないし正直ウザイ」
ツーツーツーツー




なんじゃこりゃーーーーーーーーー!
680名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 03:35:49 ID:vYtwDjoL
GJ!!切なすぎ
さらにエトウ×直が増えるのを期待してる。
681名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 05:28:36 ID:6gUUoeH1
>>667
ちょwwww秋山アホスwwww
自分で指示したんだろwwwww
682名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 05:57:20 ID:ezrMWHcf
※エロでも何でもないけど思いつきです。


ねぇ秋山さんっ、
事務局の、キレイなお姉さん、いてるじゃないですかー、
あの人、名前がエリーさんっていうらしいんですけど、
とっても外国の人には見えないですよね〜っ!
どこの国の人なんでしょうね〜?



え?日本人?



あれ?(´・ω・`)?
だってエリーって…



あ、あ、秋山さんっ!
そんなに笑わないでください…っ
  もぉ…っ!///
683名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:28:13 ID:sPWZDVQP
>>679
ちょwwww
秋山以上のドSを発揮する松田翔太(21)

セクロス中に他の女からの電話に出られた相手女可哀想wwww
684名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:47:30 ID:JhXX72Yk
>>669

96 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2007/06/25(月) 09:18:47.64 0
>>20のログ

http://www1.axfc.net/uploader/93/so/N93_0450.zip.html
685名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:47:43 ID:31zd43ts
>>682
つ チラシ
686名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:27:26 ID:+ooCTiJY
小ネタが面白すぎwwwww
もっと小ネタ期待してる!

687名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:48:18 ID:6GUSlcaC
中の人の個人名でエロパロはダメだと思うんだけど・・・
現実とドラマをいっしょにしちゃダメだよ
688名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:25:43 ID:ItKYbM8a
脳内閣僚会議が読みたい。
689名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:11:40 ID:QZg7gokc
このままエロなしが投下されるようなら、俺が考える最悪のシナリオで動いている可能性が高い
690名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:35:02 ID:XaMJkLlh
>>682
直ちゃん可愛いよ直ちゃん
691名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:11:30 ID:4dIL/x21
>>689
どうするんですか?
作戦 変えちゃうんですか…
692名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:32:34 ID:cOF4N3/X
エロ無し投下してるヤツは自重しろ。
こ こ は エ ロ パ ロ 板 だ
693名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:51:13 ID:fFRqR0Rv
確かにエロパロ板だからエロ有りきなんだろうけど、
なにも作品投下されないよりは
エロが無くても萌え(たまに笑い)のある作品で
賑わってる方が良いような気がするけどなぁ。
それでそこから職人さんが触発されて
エロイの書いてくれたらいいよね。
あんまり殺伐としないでまったりいこうよ。
694名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 21:00:53 ID:jO22ib/l
まあ、ここは『エロパロ&文章創作板』なんだけどね
695名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 21:57:24 ID:9qS97Rgx
つかただの×作品、エロなしなら
ライアーゲーム妄想スレ作りゃいいのに。
エロでも何でもないなら、他に板あるだろ?
696名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:11:52 ID:sPWZDVQP
エロなしを迫害してるやつ、なんなんだ?
そんなにエロが読みたきゃ
ここのエロなしだが秀逸なレス見てから
その後ろに気に入ってるエロパロを名前だけ変えてくっつけりゃいーじゃん。
自分の気に入る完成品以外は認めないってか?wwww

素材提供だと思えばいいスレじゃねーか。
697名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:15:24 ID:wtTYLEpm
エロなしの人は、投下前にちゃんと注意書きしてくれてるんだから
読みたくなかったらスルーすればよくね?

和やかにいこうぜ
698名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:24:18 ID:Tehs0rFz
まあ最近はずっと小ネタばっかだから
エロが読みたくなるのはわかる(´・ω・`)
699名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:28:51 ID:5uCVTKZ4
まぁこんなに賑わっているのもドラマ終了直後の今だけだろうから、暫く様子見れば?
700名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:18:36 ID:S6mqixKL
まったりいこうぜー
じゃないと職人さんが投下しづらくなっちまう
701:2007/06/26(火) 23:34:38 ID:Qp9aXY6V
流れぶったぎって投下します。失礼。

・秋山×直
・本番エロなし

初投下なので未熟ですがお気にせず読んでもらえたら嬉しいです。
702:2007/06/26(火) 23:37:07 ID:Qp9aXY6V


「おじゃましまーす」

呑気な声で、誰もいない部屋に挨拶をする。
扉を閉めてリビングのソファにゆっくり腰かけると、部屋を見回した。

ここは秋山の部屋。
今日会いたいと秋山に連絡を入れたら、仕事がまだ少しあるから先に部屋にいろ、との指示を受けた。

恋人同士になって、最近もらえた秋山の部屋の合鍵が、妙に愛しく思える。

「そうだっ!夜ごはんでもつくってあげようかな!」
新妻みたいだ、なんて自分で思っては恥ずかしくなり、顔を赤くして。
冷蔵庫をあけると

「……からっぽ…」

酒やら水やらの飲料と、必要最低限の食糧しかない。
秋山はあまり自炊をしないらしい。
これでは料理もできない。

「…買いに行こうかな。」

そう思い、秋山に、夕飯の買い出しに行っても良いですか?、とメールを送った。



返信がくるまでの時間を、何に費やそうかと考えたあげく、テレビをみる事にした。

丁寧に主電源から消してあるところが秋山さんらしい、と思わずにやける自分に気付く。
テレビをつけるとブゥンという音と共にニュースを読む声が部屋に響き始める。
1チャンネルでとめられていたことが、ニュースを見ている秋山を簡単に想像させて、また顔が綻んでしまう。

ふと、テレビの下に目を移すと、DVDデッキに目が止まる。
どうやらディスクが入っているようだ。


「なんだろ…?映画かな?」

普段秋山がどんなものを見ているのかに興味が沸いて、あんまり勝手にものに触るな、と普段から言われていたが、


つい再生ボタンを押してしまった。


突然パッと画面が明るくなる。

『あぁ…っ、やだぁ…ダメぇ…!』

『だめ?…っはぁ…お前のココはこんなに濡れてるのになぁ…?』

『あぁぁっ…!!』

「…っ!?」

703:2007/06/26(火) 23:39:34 ID:Qp9aXY6V



突然耳に入ってくる女性のあられもない嬌声。

淫らな男女の光景が目に飛込んでくる。

『あんっ…イク…!イっちゃうぅ…!』

「―――― っ!!」

ナオは堪らずにテレビの電源を切った。


分けも分からず、目をパチクリさせる。

「こ、これ…アダルトビデオだ…!」


秋山がこんなものを見ていることへのショックとか、自分も普段はこんな風なのかとかいろいろなことが頭で渦を巻く。
そもそも他人の行為を見たことが無かった。

胸の鼓動が早くなる。


「や…やだ…ドキドキする…」


頬も真っ赤なのだろう。
それが分かるほど体が熱っぽい。
収まって欲しくてギュッと瞳を固く閉じる。


しかし、脳裏には先程のビデオの事ばかりが浮かんできてしまう。


そして、秋山のことも。

「…あ…あきやまさん…っ」

うわ言のように呟くと、じわりと身体の奥から熱が込み上げてきた。


「なんだろ、この気持ち…」

704:2007/06/26(火) 23:41:28 ID:Qp9aXY6V



なんだか分からない高揚感に襲われる。
それは秋山に快感を与えられている時によく似ていて、

「やだ…収まんないよ…」

深呼吸をしようと息を吐けば、それはだんだんと熱い吐息へと変わってゆく。

「秋山さんにされてるようにしたら収まるかな…」

そう言うと恐る恐る下着の上から疼いているソコをそっと指で撫でた。

「んっ…」

途端にビクリと身体が跳ねて、蜜が溢れ湿っているのが下着越しにも解る。

よくないことだと思うのに指を止めらない。

こんなところをもし秋山に見られでもしたら、

彼に軽蔑されてしまうかも知れない。

そう考える自分もいるのに、
快感を求める自分もいる。
「…ふぁっ…」

ぎこちない手つきながらも確実に快楽を拾い、次第にくちゅりといやらしい水音が鳴り始めた。

もう直ぐで達しそうな所で、携帯の着信メロディが鳴る。

「っ!やだっ!」

秋山さん、と表示された携帯電話に向かいながら、急いで服の乱れを直して電話に出た。
705:2007/06/26(火) 23:48:53 ID:Qp9aXY6V


秋山さん、と表示された携帯電話に向かいながら、急いで服の乱れを直して電話に出た。

「も、もしもし…?秋山さん?」

『今から帰る。夕飯は買ってくからつくんなくていいよ。』

「は、ぁ…っ、はい…わかりました…」

乱れている呼吸を整えようとしても、切れ切れにしか話せない。

勘の鋭い秋山には気付かれてしまったかも知れない。

案の定、彼は暫く黙り込んでしまった。

『…お前、今俺の部屋にいるんだよな』

「はい…そうですけど…」
『…そうか。……』

「…?あきやまさん?」

『勝手に触るなって言っただろ』

「…えっ!」

バレた。
確実に。
意地悪な口調の声を聞いて、すぐに理解する。

「あ、あのっ……」

『一人でヤってんの?』

「……え?」

『今、一人だよなって聞いてんの。』

「はっ…はい!」

『じゃあ、今すぐ帰るから続けて。』

「…え?!」

予想外の言葉に驚く。

『続けて。』
706:2007/06/26(火) 23:50:32 ID:Qp9aXY6V


「えっ…嫌ですよっ!」

意味をやっと理解して、必死に拒否するが、秋山は優しく耳元で話す。

『中途半端じゃ、満足できないだろ?俺が教えてやるから、その通りにするんだ。』

「…うぅ……わかりました…」

抵抗しきれずに、承知してしまう。
しかし、電話ごしに声を聴かれるのは、しかも一人でしている時の声を聴かれるのはさすがに恥ずかしい。

『いい子だ。』

その声で、彼が今どんな表情をしているかが容易に想像がついた。
たまに見せる意地悪な微笑み。
忘れかけていた熱を、再び体が取り戻しはじめる。
707:2007/06/26(火) 23:53:35 ID:Qp9aXY6V

しばらく電話でのやりとりが続くうち、ナオも恥ずかしさを忘れて乱れるようになっていた。

「…やっ、んあぅ…ふっ」
『足を限界まで開いて、…指を中で曲げて』

ナオは片手に携帯を握り締めながら足に絡み付いている下着を蹴るように脱いで

言われた通りに足を広げた。

そして、もう片方の手は溢れかえる蜜壷の中でクッと指を曲げる。

「…ぁんっ!」

ある部分を掠めたら途端に腰がビクリと跳ねた。

『見つけたか?そこがお前のイイ場所だ』

何度もそこを触ったらトロリと大量の蜜が溢れ出す。

「あ…んぁ…っ!」

ゆっくりと指をスライドさせる。
電流が走ったみたいに身体が痺れた。

「んあぁっ…いやぁ……!」

高みへ上っていく感覚に溺れそうになった瞬間。
708:2007/06/26(火) 23:55:08 ID:Qp9aXY6V

ガチャ…
「っ!?」

ドアの開く音。
ナオは慌てて服を直してドアの方へ近付く。

「…あっ…秋山さん…?」
角から玄関を覗き込むと、手にビニール袋と仕事用の荷物を持った秋山が携帯電話を片手に立っていた。


『「おまたせ」』

耳元と目の前から秋山の声がする。
堪らなくなってナオは泣き出しそうになりながら、携帯を床に落とし、両手を愛しいひとに差し出して名前を呼んだ。

「…っ…あきやまさん…」

頬は真っ赤に染められ、息遣いも荒く、中途半端に
乱れた服が妙に色っぽい。

「…君って本当に…」

誘うの巧いよね、と言いかけてやめた。

ナオが抱きついてくる。
細い腕が自分の腰に回されてキュッと力が込められる。
709:2007/06/26(火) 23:56:03 ID:Qp9aXY6V


「…ただいま。」

そう言うと、胸板に軽く押し付けられていた顔が自分の方へ向き、


「おかえりなさい!」

と、とびきりの笑顔が帰ってきた。
愛しくて、思わず口付けをすると、

「んふっ…」

とナオが官能的な吐息を漏らす。
何かを言いたげだったので、出来るだけ優しく聞いてやる。
内容は把握できるのだが。

「どうした…?」

「あっ…秋山さん…あの……あのっ!」

「ん?」

「…秋山さんに…最後までしてほしいです…っ!」

予想通りの答えに、満足げな笑いを浮かべると、秋山はもう一度深く口付けをした。
710:2007/06/26(火) 23:57:40 ID:Qp9aXY6V
以上です。
お目汚し失礼致しました。
精進したいと思います!
ドラマ終わってもまだまだ萌えるぞ!!
711名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:58:18 ID:9x7rfWuS
>>710GJ!!!激萌えw
712名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:09:06 ID:2ZVK8QRM
リアルタイム投下キター
GJ!
713名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:09:34 ID:HX6L1EUB
>>710
GJ!!!!!!!!
ちょいS秋山さん萌え(*´д`*)
萌えをありがとう!!

YES!!ドラマ終わってもこの勢いを絶やさず萌えましょうね!!
自分も仕事片付いたら投下しに参りまーす
714名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:43:22 ID:LqzMs1A3
明日原作買ってくるわ。
萌えたい。
715名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:20:55 ID:vcGMezkF
>>710
うおおおGJ!!!(*゚∀゚)=3
かなり萌えた

最近ずっと秋直妄想ばっかりするようになってしまったwww
ここの職人はレベルが高いから幸せだ
716名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:38:23 ID:dbuX4CJ8
オナオナヌー(*´д`)ハァハァ
秋山が一人AV観てるの想像して
ウコンの力吹いたww
717名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:16:43 ID:rc9Hfs+J
なぜにウコンの力ww
718名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 04:31:27 ID:5n+vTPWn
GJ!
秋山ってなんか落ち着いてAV鑑賞してそうw
直とする時のが何倍も興奮してるはずだw
719名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 06:47:10 ID:UgmRPJwR
GJ!萌えすぎて禿げる
そのあとは二人でAV見ながら同じ責め方したりしてイチャイチャ
画面を指さして、あれやってみたいです!と誘ってしまうナオタン
なんて妄想して一人でε=(゚∀゚)ムッハー
720名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 07:40:33 ID:xjLMH/jn
ドラマの影響強すぎて、
原作の秋山とナオじゃなく戸田と松田で想像しちまうorz
しかしここレベル高いな
721名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:08:29 ID:DqCloCfp
エロくないけどネタ思い付いたんで投下してもいいですか?
722名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:13:59 ID:0pELqa4Y
いいとも〜!!
723名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 13:04:09 ID:DqCloCfp
じゃ書きます!

みんなでトランプ その1

「秋山さん 秋山さんみんなでトランプしましょ♪」
俺は直の手に握られているかわいいキャラクターが描かれたトランプを見る。
「別にいいけど?」
「ほんとですか? やった!」

俺の返事を聞いた直は顔いっぱいの笑顔を浮かべながら俺の手をとって歩き出す。

直が足を止めた先には フクナガ アソウ オオノが地べたに座りながら談笑していた。
「お〜秋山!早くババ抜きやろうぜ〜!」
お前らも直に誘われたのか…
二人きりになれなくて少しガッカリしたが気にせずその場に座る。チラッと横を見ると直が俺の隣でチョンと座りニコニコしている。
フクナガがみんなにカードを配ろうとしたとき―――

「面白そうですねェ…。私も混ぜてくださいよ…」

憎きアイツ…ヨコヤが現れた。
724名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 13:21:24 ID:DqCloCfp
みんなでトランプ その2

ヨコヤがふらりふらりとコチラに歩みよる。
「ヨコヤさんも一緒にトランプやりましょ!」
直が元気よく言った。
俺は慌てて耳打ちする。
「バカ!こんな奴誘っちゃ駄目だ!」
「え…でも仲間外れは駄目ですよ。仲間外れにしちゃヨコヤさん可愛そうです。」
「そうだよ!仲間外れってイジメじゃん!イジメカッコ悪い!イジメカッコ悪い!」
フクナガたちが俺を非難する…。なんなんだ この状況は…。
俺は溜め息をつく

「いいか、今回だけは特別だからな!おかしなマネしたら許さないからな!」
「ええ…勿論です♪」
ニタリと笑いヨコヤは直の左隣に座る。

「んじゃ、ただババ抜きやるだけじゃつまんないから負けた人は罰ゲームをやること!紙とペン渡すから罰ゲーム書いてね。
あんまり難しい罰は駄目だから簡単な罰にすること!」
フクナガは参加者に紙とペンを渡し促す。

取り合えず俺は《モノマネをする》と書き、折り畳んでビニール袋に入れた。
725名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 13:47:32 ID:DqCloCfp
みんなでトランプ その3

ババ抜きをやりはじめてから数分後…
「私あがりました!」
「アタシあ〜がり!」
「クソ〜 ドブスめオレより先にあがりやがって…オレもあ〜がり」
「僕もあがりましたー!」
次々とあがりが出ていく中俺とヨコヤが残りジョーカーが俺とヨコヤの手札に何度も何度も回っている。
コイツにだけは絶対に負けたくない!俺の持っているジョーカーをいかなる手を使ってでもヨコヤに引かせてあがらなければ…!
俺は二枚のカードを目にも止まらぬ速さでシュバババババッとシャッフルする。

「………ふふふ…見えた、見えたぁぁ……」
ヨコヤが不気味な笑い声をあげるそして――――
「コレだ!」
素早く俺の手札からカードを抜き去る。その手に持ったカードの絵柄は……ハートのクイーンだった。まっ…負けた!悔しい!悔しい!!しかし俺は大人だ!たかがトランプで負けたくらいで……

「ふふふ…あがりです。秋山くん君の負けです。さあ罰ゲームを選んでください!」
俺の眼前にビニール袋をつきつける。恐る恐る袋に手を入れ 紙を一枚とる。ゆっくりと紙を開くと恐ろしいことが書いてあった…!
《カンザキナオにスカートめくりをする》
こんなことを書くのは一人しかいない!俺はヨコヤを見る。
ヨコヤはニタァァっと笑った。

「ヨコヤアアアアアァァァ!!」
ハッ!!
目を開けると俺はソファーに横たわっている。どうやら寝ていたようだ。
「ゆ、夢か……。良かった……」体中汗がビッショリで気持悪い…シャワーでも浴びてビール飲んで忘れよう…。
俺はシャワールームへと向かっていった。

終わり
726名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 13:48:40 ID:DqCloCfp
以上です。いやに長くなって済みませんでした。m(__)m
727名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 14:56:17 ID:HbNU0iXF
>726
イジメカッコ悪い!てお前が言うなフクナガw
728名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:00:09 ID:mRj3akHK
GJ!ワロスww
729名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:33:47 ID:58s95CpF
しょーもない












ちょっと萌えたじゃねぇか
730名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:45:56 ID:Or7wnVGw
ヨコヤちっせぇww
もっとスゴイこと書いとけよな!!
731名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:57:05 ID:vcGMezkF
モノマネって書く秋山萌えるwww
馬鹿馬鹿しいが和んだwwwwwwGJ!!!
732名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 16:05:19 ID:DqCloCfp
726です。因みに罰ゲームはこんなのを考えてましたw

直《アイスを勝った人におごる。》
フクナガ《マヨネーズを飲む》
アソウ《泡踊りをする》
オオノ《レロニラのお面を盗む》です。
皆さんに喜んで頂けてうれしいです。ありがとうございました!
733名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 16:19:49 ID:mRj3akHK
>>732レロニラの素顔見てぇ!ww
734名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 17:38:52 ID:QaYWr8HQ
ここってまとめサイトとかってある?
いい作品が多すぎて過去ログに埋もれさすにはもったいない気がするのですが・・
735名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 17:54:35 ID:32TGLfrm
1の保管庫が目に入らぬか
736名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 19:40:49 ID:QaYWr8HQ
>>735
ぬをぁっ・・・!
_/ ̄|○<恐れ入りました....
737名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:45:26 ID:xTOBi9Uy
トランプネタ…萌えたw

ちょうどドラマ見直してるんだが
最初はヨコヤ憎たらしかったんけど
ラストを知ってから見直すとヨコヤが可哀想でならない
秋山に懇願する目が雨の日に捨てられた子犬の目にしか見えないんだよ・゚・(つД`)・゚・
ヨコヤが救われる小ネタ読みたいなーって思ってたところで
小学生並の罰ゲームを書くヨコヤに萌えれてよかった…
作者GJです!
738名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:15:45 ID:pAbSF4dF
読む派なので、書くのは未熟ですが投下させて下さい。
推敲しましたが、長すぎます。

・秋山×直
・エロなし
739名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:17:57 ID:pAbSF4dF


「あのっ、私です。あっ、神崎です。
秋山さんの都合のいい日はいつですか?
ぜひ、お礼させてください。
あ、あの、また連絡します。」
留守電に残された彼女からの伝言。
彼女には彼女の、俺には俺の、それぞれの歩むべき道があるからと言って別れたはず。
なのに彼女ときたら…
俺だって会わないほうがいいと分かっているはず、なのに…
それなのに彼女に連絡をしようしているのは何故なんだ。
……自分のことなのに何故なんだはナイ、か。
この感情、ずうっと前、どこかにしまい込んだと思ってたのに。
740名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:19:26 ID:pAbSF4dF


都合のいい日か、などと考えながら通話ボタンを押す。
すぐといっても大袈裟じゃないくらいのタイミングで彼女が出た。
「もしもしっ。秋山さん。」
弾んでいるとも思える彼女の声。
連絡します。
とは言ったものの、きっと、いつ来るかも知れない俺からの電話を待ってたんだろう。
まあ、自惚れ過ぎかとは思うけれど、何だか嬉しいものだ。
でも、素直になれない俺は気の利いた事も言えず、用件だけを伝えようとした。
「礼ならいらないと言ったはずなのに。
 ……でも君がそこまで言うのなら、今度の土曜の午後にでも…」
全てを言う前に、彼女の返事
「はいっ。今度の土曜ですね。
 わかりました。ありがとうございます。それで」
余程、興奮しているのか話しの途中で切られてしまった。
事態に気付いてどんな様子なのか、想像して少し笑ってしまった。
今度の土曜か、自分から言ったのに何やら不思議な感じだ。
741名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:21:45 ID:pAbSF4dF


約束の土曜。
昼過ぎに携帯がなった。
かけてきた相手を確かめて電話に出た。
「向かえにきちゃいました。」
あの後、待ち合わせの時間と場所も決めて約束してあるにもかかわらず。
案外、せっかちなのかもしれないと考えながら、俺は手早く身支度を済ませ、家を出た。
「待たせたね、というか、約束にはまだ早いけど、何かあった?」
「秋山さんに逃げられないようにです。うふっ。
 なんてあれですけど、驚かせたくてです。」
その答えに少し間をおいて
「そっか。それじゃ、今日は君に任せるから、よろしく。」
「はい。よろしくお願いします。」
頭をペコッと下げる彼女につられてしまった。
可愛いなと思うのは惚れた弱みなんだろうか。
彼女の後ろを少し離れて歩き出した。
742名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:23:47 ID:pAbSF4dF


彼女に連れられるままだったけれど、久しぶりに楽しい時間を過ごせた。
彼女を家まで送っていた時、妙なことを言いだした。
「あ、あの、秋山さん。
 迷惑じゃなかったら、家でお茶でもどうですか。」
俺だって男だというのを分かって言ってんのかね、こちらのお嬢さんは。
そして、半ば呆れながらも誘いにのってしまう俺。

「どうぞ。」
「……お邪魔します。」
彼女らしい雰囲気の部屋だった。

お茶だけで帰るつもりのはずが、他愛のない話しをしているうちに、気がかわった。
見たことのない彼女を見たくなったから。
並んで座っている距離を縮める。
少しずつ顔が近くなっているのに、彼女は気付かない。
そんな彼女にキスをした。
743名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:26:12 ID:pAbSF4dF


唇を離し、反応を伺う。
目をまーるくして、声にならない声で、秋山さん、秋山さんと俺を呼ぶ。
そんな彼女を見てたら、ほかの男には触れさせたくないし、独占したいと思った。

「目、まーるくしちゃってるけど、もしかして?
 子供の頃にお父さんと、はナシね。」
と、ちょっとだけ意地悪をする。
顔を真っ赤にしている彼女に、俺の本心を見破って欲しくて、自分でも笑ってしまうことを言う。
「俺ひとりで我慢できる?」
「あのぅ、秋山さん?」
「じゃあ、レッスン1。
 キスする時は目を閉じて。」
「えっ?」
「お互いのウソがばれないように。」
そう言って再びキスをする。
唇を離すとさっきの時とは違う彼女の表情が。
見たことのない表情が。
それを見たら、まだ冷静な判断ができるうちに帰ったほうが良さそうだ。
「混乱したよね。さっきの返事は、ゆっくり考えて構わないよ。
 お茶ご馳走様。」
そう言うと玄関へ向かった。
靴を履き終えた頃に彼女が慌ててやってきた。
「待ってください。
 レッスンの復習です。」
と、予想外の彼女からのキス。
「よくできたね。いい子だ。」
俺からは、ご褒美のキス。
やはり、冷静な判断ができるうちに帰るのは賢明らしい。
744名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:29:47 ID:pAbSF4dF


自宅の最寄り駅より一つ手前で降りた。
夜道を歩けば落ち着くだろう。
そんな時、彼女から電話。
「神崎です。今、平気ですか?」
大丈夫と告げると
「さっきの返事なんですけど…
 私、秋山さんがいいです。秋山さんじゃないとダメなんです。
 だから、レッスンしてください。」
嬉しくなった俺は
「それじゃ、次のレッスンまでに“深一”と呼べるようになること。
 わかった?」
「わかりました。
 だったら、秋山さんは“直”ですからね。」
「わかった。
 それじゃ、おやすみ。直。」
しかし、彼女はレッスン2は何だと思ってるんだろう。
彼女の反応を見るのは楽しみにしておこう。
745名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:33:00 ID:pAbSF4dF
以上です。
お目汚し失礼しました。
読み人に戻ります。
746名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:17:09 ID:J2feW6ax
>745
少女漫画みたいで萌えーーー(*´∀`*)
レッスン2お願いします。
747名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:44:20 ID:XlwVm/1y
>>739
よかったよ。ゆっくりめのレッスン希望。

>>726
エロじゃないけど私はいちばん好きかも。
なにげにおもしろいかった。また他のも書いて。

748 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:42:53 ID:IoN1PCPM
投下前注意。
・秋直。
・エロ。
・とにかくエロを重視。

以上がダメ! という方はスルーお願いします。
749夜、体温が、手を繋ぐ ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:45:31 ID:IoN1PCPM
 とにもかくにも俺は彼女の事が好きだ。
 細くて処女雪のような白い手足。決して不自然ではない形の良い胸。小さく可愛らしい尻。
 どこが好きかといえば全部だし、何で好きかと問われれば全部だし。
 好きで好きで、ああいつから俺はこんなにも貪欲になったのだろう。
 君の呼吸が欲しい。君の視線が欲しい。君の全てが欲しくて欲しくて。
 俺が求めれば君は少し震えながらも答えてくれる。そんな君を見て苛めたくなる俺はああ確かにSだとも。
 現在真夜中午前二時三十六分。
 今日も俺はベットの上で君を捕食する。
 その柔肌に舌を這わせれば感度が良い君は体は小さく震わせる。切ない声で俺の名前を呼びながら。
 けれどその声には答えず、丹念に舌で彼女を味わう。
 耳を甘く噛み、そのまま舌が首筋をなぞる。甘く吐き出される吐息に満足げな笑みを浮かべながら、俺は更に舌を動かす。
 彼女の胸に舌が到達すれば、彼女は一際大きな歓声を上げる。
 何度も俺の名を呼ぶ声。切なくて、どこまでも与えられる快楽に溺れている無垢な少女の声。
 俺の芯が酷い熱を孕む。最早自分では抑えきれない感情。
 ゆっくりと味わうように桜色の先端を口に含む。舌で転がし、時に甘く噛みつく。
 そうすれば、ほら。君は分かりやすいほどに反応を示してくれる。
750夜、体温が、手を繋ぐ ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:47:47 ID:IoN1PCPM
 口から零れ出る声はもう言葉になっておらず、ただその音が俺を鼓膜を弄る。
 俺は先端から口を放すと、その赤い紅い唇にそっと口付ける。甘い味が口内に広がる。
 舌をねじ込めば君もそれに必死で答えようとする。その拙い舌使いがたまらなく俺の獣欲を駆り立てる。
 激しさを増す口付けを交わしながら、俺は右手の中指を彼女の秘壷に滑り込ませる。
 すんなりと俺の指を受け入れる。彼女の素っ頓狂な声に思わず笑みを零しながら、俺はゆっくり彼女の中を攻め立てる。
 熱い、蕩けるような熱量で持って俺の指を歓迎する彼女の女の証したる部分。
 人差し指と二本侵入させれば締めつけは更に強まり、彼女の甘い淫喜の声も大きくなる。
 彼女を膝立ちの状態にさせ、中指と人差し指で彼女の入り口を強引に広げる。
 戸惑いの色を隠せない彼女の声が妙に心地良い。俺は空いた左手でとろとろと溢れ出てくる愛液を受け止める。
 今度は人差し指と薬指で入り口を開き、中指で中から甘い匂いを放つ蜜液をかき出す。
 止め処無く滴り落ちてくる愛液。やらしいんだな、と意地悪な声色で言ってやれば彼女は顔を朱に染めて。
 すでにべとべとになっている左手をべろり、と舌で舐めれば砂糖なんかより甘い味がした。
 甘い物は苦手だが、こればかりは別だ。一液残らず舐め取る。
 中指でで中をほぐしながら、俺は顔を秘所に近づける。つん、と鼻を突く女の色香。
 指を勢い良く抜けば彼女がぶるり、と震えて、さらに透明な液体が股から垂れ落ちていく。
 感度が良い彼女は俺の指だけですでに荒い息遣いになっていた。手を胸の前で組み、甘い蕩ける声で俺の名を愛しげに呼ぶ。
 ああ、この声でだけで何度でも果てれそうだ。
751夜、体温が、手を繋ぐ ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:49:03 ID:IoN1PCPM
 眼前に広がる彼女の秘所を舌で撫でれば、彼女は膝を折り力なくへたり込んだ。
 突然の刺激に彼女は声を上げることが出来ない。そんあ彼女の耳元に囁く。良い子だから立って、と。
 恐る恐る膝立ちになれば、俺はさっきと同じように顔を近づける。
 今度は舌ではなく、わざとらしく息を吐き出す。
 彼女の足が小さな反応を示し、それが可愛かった。
 音を立てて口付ければ、彼女は喘いだ。触れるだけのキスを数回繰り返す。
 そこからゆっくりと一回一回長いキスへと替えれば、彼女の声が部屋に響く。
 今日の彼女は良く鳴くな、なんて思いながら口付けたまま舌で秘部を舐める。
 ほのかな酸味と脳髄を侵蝕する甘い媚味。もはや中毒だ。
 秘裂をなぞり上げて行けば、小さな淫珠に辿り着く。ぷくりと膨れたそれを舌でちろちろと刺激する。
 彼女の腰が前後に動く。淫楽の波から逃れるように。全身を蝕む甘い中毒を求めるように。
 もう限界寸前だった。彼女は自らの愛液で太ももを濡らし、胸元にも口の端から零れた涎がかかって、キラキラと輝いている。
 何度目かの軽い絶頂。それでも何とか踏ん張って膝立ちの体勢を保つのは、忠誠の証、なのだろうか。
 彼女を寝かせ、自分は覆い被さる。彼女の俺を呼ぶ声にキスで答えると、そのまま俺のモノを彼女の中に打ちつけた。
 秋山さん。俺を呼ぶ声が聞こえた。けれど俺はもう想いが抑えきれなくて。
 何度も彼女の中を行き来し、膣壁を擦りあげ、子宮口と軽くキスをする。
 最奥部に到達するたびに彼女は背中を仰け反らせる。
 秋山さん。彼女は壊れた玩具みたいにただただ俺を呼ぶ。
752名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:49:49 ID:JTiHeE77
>「俺ひとりで我慢できる?」

>「じゃあ、レッスン1。
> キスする時は目を閉じて。」

>「お互いのウソがばれないように。」

どっかでみたフレーズだな
一気に萎えた
753夜、体温が、手を繋ぐ ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:50:23 ID:IoN1PCPM
 大丈夫。俺はいるから。離れたりしないから。
 そんな言葉すら口に出来ず、その分愛を込めて何度も彼女の奥を突く。
 細く弱々しい体を壊してしまいそうで、だけどまるで自分だけのモノにしたような恍惚感。
 君が好きだ。他の男の視線に晒されるのを想像するだけで世界が憎悪に染まるんだ。
 守ろうって、愛する人を二度と失いたくないから。でも、君を壊したい俺もいる。
 その声も、視線も、女としての証しも。
 全て手に入れたいんだ。この独占欲がいつか俺を殺してしまいそうで怖い。
 そう言えば優しい君は笑ってどこにも行きませんよ、何て行ってくれるのだろう。
 信じている。信じているとも。だから、怖くなる。
 俺の、初めて支えて行こうと思った人は、いとも容易くその命を散らしたから。
 君を、失いたく、ないんだ。だから俺は臆病になる。
 こんな風に肌を重ねるたびに愛しさと黒い闇が背中を撫でる。
 ああいっそ、君の血となり肉となり、その美しい肢体と混ざり合えたらこんな不安などすぐに拭えるのだろう。
 でも残念な事にそれは出来ない事であり、彼女もそれをよしとはしないだろう。多分、絶対。
 だから、俺はこうやって君と夜を越えていくよ。少しでも君との距離を埋めて、不安を脱ぎ捨てて。
 秋山さん、と一層甲高い歓喜の歌声。肉壁がぎゅうぎゅうと俺のモノを締め、絶頂に導く。
 ぐっ、と最奥へと突き進むと、彼女の子宮へと、その、白濁の、男の、欲望を。
 とくとく、とまるで命の泣き声みたいに鼓動するソレが全ての欲を吐き出し終わると、俺はゆっくりと彼女の中から抜く。
 抜いたと同時に溢れてくる合成液が淫靡に光り輝いていた。
754夜、体温が、手を繋ぐ ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:52:28 ID:IoN1PCPM
 風呂に二人で入り、噴き出していた汗を流す。
 シャワーのお湯を二人で頭から被りながら、俺は腕を彼女の背中に回した。少し、強く。
 驚いたように目を見開いた彼女は、でもすぐに微笑むと抱き返してきた。
 彼女の体温と、シャワーが吐き出すお湯の温度が心地良い。
 まるで汚い物を流してくれるようで。小さな声でごめん、と呟いた。
 え、と訊き返してくる彼女に何でも無い、と言ってキスをした。
 上がろうか。手を繋いだまま言えば、彼女は嬉しそうに頷いた。
 今日の秋山さんは、甘えん坊ですね、何て言う彼女。
 そうかもな、と素っ気無い答えを返す俺。でも、君にはこれで充分だろう?
 体をバスタオルで丁寧に拭き、シャツに腕を通す。
 お腹空きませんか? とピンクのキャミソールを着た彼女が聞いてきた。
 確かに、いつも情緒の後は何か食べたくなるな、と言えば君は慌てて財布を取りにリビングに戻った。
 先に玄関でほどけた靴紐を結ぶ。結び終えた靴紐はどこか滑稽で、今の俺にはお似合いなのかもしれない。
 背後からぱたぱたと足音が聞こえ、振り返る。彼女は黒の俺の財布をしっかり握りしめていた。(おごりかよ)
 慌ててピンクのミュールを履こうとした彼女に、俺は言う。

「あの、さ」
「はい? あ、ゴチになります!」
「いや、うん、じゃなくてさ」
「? 何ですか?」
「来月から、君も『アキヤマ』になるんだから、いい加減言い慣れたら?」
「あ、うー……し、深一さ、ん」
「ん、合格。じゃあ行こうか、直」

 そう言って繋いだ彼女の手は、とても温かかった。
755 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 00:55:18 ID:IoN1PCPM
以上です。少し短く投下しすぎかな?どうなのか。
なんていうか、エロ強化したかったのもあるんですが、結局最後んとこが書きたかっただけなのかも……。
次は直タン視点のエロでガンバリマッスゥー!
756名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:57:53 ID:Sw3+0a3u
>755
リアルタイム遭遇ー!何かもう…GJ。
GJしか言えない自分がもどかしい。

>彼女は黒の俺の財布をしっかり握りしめていた。(おごりかよ)
何か知らんが一番萌えた。変なとこでちゃっかりしてる直も可愛いな
757名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:58:30 ID:JTiHeE77
752です。
不可抗力で割り込んでしまいました。
>>755
大変申し訳ありませんでした!GJです!!
758名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:03:34 ID:7GLy28wa
>>755
全力でGJ!
自分も>>756と同じとこで萌えた。
759名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:08:20 ID:OAkSqS88
>>755
GJ!
秋山さんは男盛りに刑務所で禁欲生活だったので今が青春なのですね。
おやりなさいませと言ってあげたい。
760名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:19:20 ID:Apvesph0
初めて書きます。
秋山×直です。麻生さん特別出演。
少し長めでエロはちょっとあるかな。
でも未遂。
場面は、ドラマ版三回戦の途中、ヨコヤの挑発で
秋山が壊れて、その後ぐらい。
文章が下手なので、ダメなかたはスルーで。
761名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:20:00 ID:VwmwNnRc
>>755
GJ!
「はい?あ、ゴチになります!」「いや、うん、じゃなくてさ」の部分が何か凄く好き…(*´Д`*)萌えを有り難う。
762名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:20:21 ID:Apvesph0
1
直は、戦いの途中、秋山に言われた事を考えていた。

「お前に俺のなにが分かる・・・」

演技だったとはいえ、確かに自分は秋山さんの事を何も知らない。
いつも助けてもらってばかりで私は何も・・・直は落ち込んでいた。

「何悩んでんのよ?」

後ろから声をかけられ、直が振り向く

「麻生さん・・・!」

声の主は麻生だった。直は麻生に泣きそうな顔で、悩みを打ち明けた。

「ふぅん・・・。つまりアンタは、秋山が好きだから、秋山のことが知りたいってことでいいんだね?」

「すっ!好きだなんて!ち、違います!」

直が顔を真っ赤にして答える。
763名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:22:13 ID:Apvesph0
2
「違うの?」

「好きっていうか・・・その、秋山さんは優しくていつも助けてくれて・・・」

「そういうのが好きってことだろ?もう〜アンタは自分の気持ちにまで鈍感なんだね。」

麻生は呆れながら言う。

「あの、私もっと秋山さんのことが知りたいんです。それでもっと心を繋げれたらいいなって。」

直の真剣な眼差しは、すごく力強く、多分秋山も、その眼差しには勝てないんだろうな
そんなことを思いながら、麻生が口を開く。

「そのまま伝えなよ。秋山と、繋がりたいって言ったらいいんじゃないの?
心をひとつにしたいってことだろ?」

「そうなんです!ひとつにしたいんです。ありがとうございます麻生さん!
私、頑張ります!」

そう言って、ガッツポーズを作る。
麻生は大丈夫かな?といった顔つきで直を見送り、小声で「頑張んなよ。」とつぶやいた。
764名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:23:24 ID:Apvesph0
3
直は秋山の部屋の前で、立ち尽くしていた。
さっき頑張ると決意したものの、いざとなると緊張する。

・・・大丈夫!なにも告白するわけじゃないんだし。
でも、告白のようなもんだよね・・・
やっぱやめとこうかな。でも麻生さんと約束したし・・・

そんなことを考えながら、部屋の前を行ったり来たりしていた。

「何してるんだ?」

後ろから声が聞こえて、硬直する。

「あ、秋山さんっ!ど、どうして後ろから!?」

秋山は部屋ではなく、廊下から現れ、直は目をまるくする。

「君こそ、さっきから何してるんだ?」

見られてたと思うと急に恥ずかしくなり、止まってしまう。

「入りなよ。」

秋山はいつものトーンで直を部屋に呼び入れる。
まだ立ち尽くしてる直に自分の隣に座るよう指示すると、
直は黙って従った。
765名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:24:32 ID:Apvesph0
4
「あの、秋山さん。私、話があって!」

まだパニクっているのか、変な言葉遣いで直が声をかけた。

「何?」

冷静な秋山の声は直を余計にパニックにさせる。

頭をフル回転させ、直が先ほど麻生と約束した台詞を口にする。

「あの!私、秋山さんと繋がりたいんです!」

「・・・は?」

秋山のポーカーフェイスが崩れる

「だから、秋山さんとひとつになりたいんです!」

言い終わった後に、直は大変な言い間違えに気づいたが、
もう遅かった。

「・・・どういう意味か、分かって言ってんのか?」

秋山は直の腕を掴み、顔を近付ける
直の大きな目がますます大きくなる。

「あのっ、違うんです。いや違わないけど、違うんです!」

言い訳もむなしく、その場に押し倒されてしまった。
ドキドキしすぎて声もでない。
そんな直を見て、秋山がクスッと笑った。
766名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:25:33 ID:Apvesph0
5
「君はほんとに、かわいいな。」

「えっ!?秋山さん今なんて?」

直が聞き返すと、秋山が照れた表情で何もないと言う。

「秋山さん照れてます? ・・・可愛いw」

「・・・君は本当に何もわかっていないな。今どういう状況なのか。
本当は許してあげようと思ってたけど、ちょっと意地悪したくなった。」

秋山は、掴んでいた直の両手を、頭の上にもっていき、片手で掴みなおした。

「えっ!? ちょっと秋山さん!?」

秋山は、空いた右手を直のワンピースの裾から差し入れた。

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってください! 秋山さん!」

直は、足をばたばたさせながら抵抗するが、秋山の体が上に乗っていて動けない。
秋山が直の内股に手を這わすと、直の体がビクッと反応した。

「秋山さん!嫌ですっ!」

「・・・ほんとに嫌か?」

また顔を近づける。

「嫌です!」
767名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:26:28 ID:Apvesph0
6
直は強い眼差しを秋山に向ける。
そして続けた。

「私は、秋山さんのことが知りたいんです。私は・・・秋山さんが好きなんです!
本当の秋山さんが知りたい。だからこんなのは嫌です。」

「・・・ごめん。」

秋山は掴んでいた直の腕を放し、やさしく抱き上げた。

「秋山さん・・・?」

「今日のこと、気にしてたのか? ・・・今のが本当の俺だよ。
君を見てると・・・かわいくて、意地悪したくなる。」

「それって、秋山さんも私が好きってことですか?」

「好きに解釈しろよ。」

秋山の照れた表情は、肯定を意味していると、直にもわかった。

「はい!」

直は、秋山に満面の笑みを向ける。
秋山が顔を近づけ、直にそっと口付けた。
そしてそのまま押し倒して耳元でそっとささやいた。

「意地悪、してもいいか・・・?」

「はい・・・。」
768名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:28:36 ID:Apvesph0
以上です。
エロはかけないので超中途半端です。
見てくださってありがとうございました。
769名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02:19:52 ID:tYWnHm8U
749みたいなエロも好きだけど
768みたいなのもそそる。続きお願いします。
770名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 02:24:27 ID:5aLUli6t
GJ!!
秋×直大好きだが、今売り出されてるananに、戸田エリカの好きな男性三人ってのが出てて。
エトウが入っていました…よかったねエトウw
771名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 03:25:18 ID:BTwKvT0O
中途半端GJ!
中途半端好きです!
その先はもえもえもやもや想像しますw

>>770ananがアンアンに見えてしまった。
(;´Д`)アンアン…
772名無しより愛をこめて:2007/06/28(木) 10:39:40 ID:ZXkZL9s2
良かったね…!豹柄!なぜか泣けるわw
773名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 15:15:23 ID:GWQwSUhr
>>768
GJ!!!!!!!
>「意地悪、してもいいか・・・?」萌えた!!!
774名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:07:29 ID:7rH3FkSh
保管庫、公開初日から何も更新されてないっぽい?
前スレのSSも後半ほとんど載ってないし、管理人頑張ってくれ。
775名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:16:55 ID:rhWjS1Dh
脳内閣僚会議支援投下
エロ無しくだらないネタ。あいかわらず変態秋山です。

A「それでは第52回【直タンの今日の下着の色は何色か】会議を始めたいと思います。」
B「よろしく。」
C「よろしくー。そういえば久々だねえ。」
A「で、今日の服装は白のコットンワンピースです。」
B「清楚感抜群だな。夏らしくてイイ!」
A「それにピンクのカーディガンを羽織ってるな。」
C「男をキュンとさせる色をわかってますねー彼女は。しかし…ちょっと問題が…」
B「下着の色が全く透けない!このワンピース裏地がしっかりしすぎじゃねーのか!?」
C「しかもカーディガン着てるので脇チラ胸チラ確立が0%です。」
A「くっそォォォォォォ!!」
C「取り乱しすぎです。しかしこうもガードが固いと至難の業ですねー。」
B「ヨコヤの真似して『実は透視能力があるんですよ』って言ったら案外自分からポロッちゃったりしないか?」
A「うはwwそれいけるんじゃね!?」
C「いくらバカ正直でもそれはないでしょー。あー何色なんでしょうねー。白か水色かはたまたピンクなのか…」

直「赤ですよ。」

A「赤!?それはさすがにないんじゃないのか?」
C「赤って言うと巣鴨でおばあちゃんに人気の健康赤パンツしか思い浮かびませんが…」
B「いや待て!清楚系ワンピースを着て自分は可憐な女の子ですよ♪と思わせといて、
  実は脱いだら誘惑の赤!情熱の赤!みたいな!!」
A「うおおおおおお萌えるうううう…トイレ行ってきていい?」
C「リーダー早いですよー。それにしても赤と言った人はGJですねー。どなたですか?」
B「俺じゃないが。」
A「俺でもない…あれ?」

直「だから赤ですよ!」

B「え!え!?…まさか直タンが言ってる!!??」
C「そんなはずがありません!第一これは脳内閣僚会議ですよ!?」
A「でも確かに直タンの声で赤って言ってるジャマイカ!!!!」
C「脳内会議が筒抜けってことは……」
A「じじじじじ実は俺秋山はサトラレだったのか!!!!」
B・C「な、なんだって――――――――!?」
776名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:18:29 ID:rhWjS1Dh


直「だから秋山さん!信号赤ですよ!!渡ると危ないです!」
秋山「……………え?」


おそまつさまでした。
脳内閣僚会議ネタを最初に開発した職人さん尊敬します。
777名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:29:00 ID:0ElBA6Rg
激しくワロタwwwwwGJ!
直がまともに見えるなんて…w
778名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:38:03 ID:LpzfmYiV
GJ、うまいなw
なんかオチがあるんだろうと思ったが赤信号とはwww

リーダーもいいがCがすげえ好き。
また脳内会議楽しみにしてます。
779名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:56:13 ID:PRPb5QKe
脳内会議キタ―(゚∀゚)―!!
GJ!!
これと秋山日記が大好きさ!
>>774
俺も気になってた。
2スレ目も良作揃いなんで、まとめの神には頑張ってもらいたい
780名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 18:04:01 ID:rG+r3Y3p
>>776
脳内会議最高!!!!!!
落ち天才wwwww
GJでした!!!!!
781名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:04:46 ID:4VH2CGFD
必勝法がある!
782名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:26:34 ID:VjAD6MSF
>>781
どんな必勝法ですか?教えて下さい。
783名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:26:44 ID:ZXkZL9s2
脳内閣僚会議GJすぎ……………!!!!
埋もれさすのオシー(゚Д゚)これも是非保管して下さい!
管理人サマーがんばって!!!!
784名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:31:45 ID:jJQ2WL9I
ていうか秋山日記とか脳内とか書いた人って同じなのか?
785名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:54:29 ID:+2FKCOTj
脳内会議好きだが、私が1番愛を感じているDがいない!!!
でも激しくGJ!
786775:2007/06/28(木) 20:39:08 ID:rhWjS1Dh
先ほど脳内閣僚会議投下したものです
なんだかたくさんのGJありがとうございます!
これからも日々ネタを考えていくぞ( 」゚Д゚)」オラァ

>>785
Dの存在忘れてた…スマン
というか実は各4人の担当キャラがいまいちわかってないのだよorz
A→真の秋山
B→ワイルド口調
C→丁寧キャラ
D→無口だけど言うときは言う
ってことでよい?なんか違う気もするが…
787名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 20:56:27 ID:Te0SBG2f
天使と悪魔みたいなやりとりと+αって感じがいいね
今のままのキャラでも十分楽しいよ>脳内会議
788名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 21:04:19 ID:PHGzcsvq
>>786
Dは熱血ムッツリスケベだと思うw
789名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 21:09:39 ID:qwilHANq
いやもう秋山自体ムッツリでwww
790名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 21:26:16 ID:LpzfmYiV
今閣僚会議ネタを全部読み返してたんだが
真の秋山って実はDなんじゃないかコレwww
791名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 21:56:06 ID:3WST2qKe
脳内会議の人気に嫉妬www
792名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:02:54 ID:YE+j9OYA
>>786ちょwwA秋山かよww
793名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:04:06 ID:0ElBA6Rg
会議初めの「よろしくー」が好きwなぜか…w
794名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:20:26 ID:rhWjS1Dh
D=熱血ムッツリスケベwwwぴったりのお言葉頂戴いたしました!
んでリーダーはAだけども本心はDって感じ?

秋山の性格が変態に改ざんされかけてるのは皆いいのか…?
795名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:27:47 ID:rG+r3Y3p
>>793
すごい分かるんですけどぉぉぉぉWW
けだるい感じで始まるのがいいよねWW
796名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:31:20 ID:PRPb5QKe
>>793
禿同ww
脳内会議なのに律儀に挨拶からはじまる秋山萌えw
797名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:44:43 ID:VwmwNnRc
会議中は勿論無表情なんだよねwwwwで、隣で直が「?」みたいな感じで見てたりw
想像すると面白いなぁ(*´Д`*)
798 ◆dxxIOVQOvU :2007/06/28(木) 23:56:03 ID:pPqMGEPy
>>786
A→アホの秋山
B→男臭い秋山
C→冷静・場を仕切る秋山
D→エロス秋山

大体こんな感じの設定で作りました。Aが真の秋山、というのもありだと思うwww
もっと変態な秋山さんが見たいデッスゥー!
799名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 01:02:22 ID:WYEAujUK
クールなのに変態な秋山萌える。天然なのに小悪魔なナオにも萌える
自分の中ではライアーゲームはもうエロを盛り上げるための
王様ゲーム感覚でしかないんだがw
800名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 01:03:10 ID:EqLTkgW6
>>798
何故かアホの秋山に盛大に吹いたwwww
閣僚会議ネタ大好きすぐるわ
801名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 01:06:56 ID:ylw5is15
うんうん、直は天然小悪魔だよねw
それに翻弄されるクールな秋山‥
萌えの要素を全て満たしてるよwすべての職人さんGJ!
802名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 01:35:28 ID:ahk2zGwz
ヤバい
ドラマで小難しい顔してる時の秋山が
脳内会議中にしか見えなくなってきたww
803名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 05:37:45 ID:xeYJlxQ5
真の秋山はDに27キノコ!www
804名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 15:53:41 ID:V3epFHpm
「え?秋山さんの好きな所ですか?
ええと、そうですねー
瞳が綺麗で、見つめられるとどきどきしちゃうって云うか…
あ、指も長くて細くて、でも私が転びそうになると力強く支えてくれるんです!
あと、声が心地よくて耳元で「なお」って呼ばれると天にものぼっ……
あれフクナガさんどこ行くんですか?」

「カンザキナオの好きな所?
…………。
そうだな、
さんざん○○て○○して泣きそうになるまで○○て
「○○て下さい」って言わせて
○○た所に○○てやって、それでも焦らして
直に泣きながら「○○たいです」って言わせてから
思いっきり○○まで○○て
○○してイった時の顔…かな」
「あんたに聞いたアタシがバカだったわ。」

最近の流れでこんな会話が浮かんだ。
もう秋山氏むっつりにしか見えないww
伏字部分はお好みで。
805名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 16:16:11 ID:aZ7Rb/0G
ところで脳内会議の4人って閣僚なのか?
脳内閣僚会議という人がいるが、どうも違和感を感じる。
小さいこと気にしてゴメン。
でもどうしても気になったんだ。
806名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 16:22:57 ID:aZ7Rb/0G
連投&携帯からすいません。

>>804
GJ
ナオ可愛いよナオ
フクナガが少しかわいそうだがw
そして乏しい語彙のために秋山の○○が埋められない…orz
807名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 19:11:22 ID:hHWerpmz
>>805
自分も閣議?と思ってたw
言ってる人は知らないんじゃないかなー
808名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 19:39:17 ID:yWDBnkXk
初代の会議ネタが『脳内閣僚会議』というタイトルだからいいんじゃね?
きっと脳内秋山内閣の格トップが徴集をされた結果の4人なんだよww
アホ担当大臣とかエロス担当大臣とか…
809名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 20:27:56 ID:U7QHUuPe
>>808
トップwwwwwと言う事はあんなのがたくさん居るのかwワロスww(ノД`*)
会議ネタ好きだ。
810名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:08:39 ID:uFehd6Z0
このスレもあと少し。
次も立てるよな?
まとめ人さんには本当に頑張って欲しい
811名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:20:04 ID:zc57ZFCv
投下します。

・秋×直
・エロあり(二人にとって初エチ)
・ちょっと直が積極的
・秋山の言葉攻め
・8レス使用予定

説明文が苦手で拙い表現になっています。
それでもいいという方読んでください。
812名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:21:20 ID:zc57ZFCv
1

「あ…ぃや…」

思わず手を伸ばす。
「ダメ」その手をやんわり払いながら、先程より強めに舌を這わした。
「ぁ…んん…は、ぁ」

こういう関係になってからどのくらいたっているのか。
初めは固く目をつぶったまま化石のようになっていた彼女も
最近やっと素直に応えるようになってきた。
それでも羞恥心は捨てられないようで、身体に伝わる快感と、
自分が発する甘い声を受け入れられないらしい。
「…っ、…き、やまさ…ぁん」
抵抗を試みる弱い手とは裏腹に、(もっと)とねだるような砂糖菓子のような声。
その声を聞きたくて、ふたりきりになると彼女に手を伸ばす。


二人はまだ一つになったことがない。
正確には、一つになりそこなったことはある。
いざその時になって直が『怖い』と言って泣き出したので、
優しい秋山は最後までせずに直の意思を尊重したのだ。
それ以来、全身を指と舌で愛する日々が続いている。


最近…身体がおかしい。
初めて秋山さんに触れられたときは全身が心臓になってしまったみたいでなにも考えられなくて、
自分が自分じゃないみたいで怖くて怖くて泣き出してしまった。
秋山さんは『ごめんな』って言って抱きしめてくれて…それでようやく安心できたっけ…。
それ以来、秋山さんは今まで以上に優しく触れてくれる。
ゆっくり、私の気持ちがついていけるようにしてくれて…
すごく恥ずかしいけど…秋山さんに触れてもらうのがやっぱり嬉しい。
触れる先から(好きだよ)って言われてるみたいだし…
たぶん、秋山さんに触れられてないところはもうないんじゃないかな…。

でも…最近は、ちょっと物足りない。
私ももっと秋山さんに触れたいのに…もっと秋山さんを知りたいのに…
秋山さんの全部がほしい、なんてワガママかな…。
はずかしけど、もっと、って思ってしまう。もっと、秋山さんをください、って…。
秋山さんに触れられたり、…舐められたりするとすごく気持ち良くて…身体がビリビリして、
…なんだか奥がジンジンしてくる。
終わっても、その感じは消えてくれないから…こわい。
お風呂に入っても、あったかいミルクを飲んでみても治まってくれないし…どこか悪いのかな…。
813名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:22:30 ID:zc57ZFCv
2

「秋山さん?」
ようやく息も整ってきたところでそっと話し掛ける。

「なに」
頬に張り付いた髪をよけてやりながら視線を絡ませた。

「…聞いてもいいですか?」
目を細めて微笑む表情に安堵し、言葉を続ける。
「…どうして…いつも服を着たままなんですか…?わたしばっかり…あの…」

「裸にされて?」

「っそんなこと!…ぇと…あの…」
秋山のからかい口調に再び頬に熱がこもる。

「俺のことは気にしなくていい」
「…そんなの、無理、です。…気になります」
「へぇ。そんなこと気にするほど余裕あるんだ?」ニヤリと意地悪く言う。
「私、まじめですっ…あの…あの…秋山さんは…これで、気持ち、いいんですか…?」
「キミはどうなの」
「私は…その…えと…」
「ん?」
逃さないとばかりに直の腰を引き寄せると桃色の蕾を指ではじく。
「っはぁ…」
「気持ちいい?」
「は…い」
「そりゃ良かった」
余裕の微笑みを前にしてなかなか言葉にできず、目の前にある秋山のTシャツの隙間から肌に触れた。

「…どうした?」
細い指の感触に思わず身体を震わせてしまいそうになったが、優しく髪をすいて誤魔化す。

直は、触れた皮膚の感覚とこれから自分が発する言葉に強烈な恥ずかしさを覚えながら、
そのことがさらに自分を昂ぶらせ、再び身体の奥がズクンと鳴った。
(あ…また)
秋山は急かすことなくそのまま様子を窺っている。

「もっと…」
「もっと?」

「秋山さんに、触れたい、です」
814名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:23:45 ID:zc57ZFCv
3

「もっと、くっつきたい、ん、です」瞳を潤ませて秋山を見上げる。

秋山は、少し苦しげな表情のあと、フワリと両腕で囲むと
「俺にも限界ってモンがあるって知ってる?」

「…え?」
「キミをまた泣かせてしまうかも」
普段見ないちょっと困ったような伏し目がちな表情に、直は更にきゅん、となる。
秋山の顔を両手で包んでこちらに向かせると
「私…もう、怖いなんて言いません。秋山さんを、全部、ください」
「キミが、もらうの?俺を?」
ちょっと可笑しそうに少し首をかしげる。
「…いけませんか?」
「…いや、…いいよ。キミにアゲル」
両頬を白い手に触れられたまま、紅い唇に口づけた。


直は再びシャツの隙間から脇腹に触れた。
(あったかい…)
遠慮がちにサワサワと指を動かすと、少し自分を抱きしめる腕が震えた。
自分の行為で秋山に反応があることが嬉しくて、その手の可動範囲を広げていく。
背中に手を回し、空いた手を腹筋に這わせる。
(こんなに肌触りがいいなんて…)
指先に感じる気持ちよさに夢中になる。
同時に少しだけ呼吸が乱れる秋山の気配を感じ、自分の気持ちも乱れていく。
触れるか触れないかの愛撫は、ずっと我慢してきた秋山にとっては
もどかしくも気持ちを高揚させるのに充分であった。

シャツをそっと捲り上げると、細いながらも筋肉が美しくついた身体に胸が高鳴る。
「綺麗…」
思わず張りのある皮膚に口づけると、びくん、と震えた。
秋山の呼吸が更に乱れる。
指から口づけに変えても気持ちの良い肌触りは変わらず、
押し付けた先から直の体内にも快楽の波が入り込んだ。

瞳の端に映った突起に口づけると、秋山の身体が大きく震えた。
「っ…ぅ…」
彼女から与えられる刺激に耐え切れず声が漏れる。
「…秋山さん、気持ちいい、ですか?」
ちゅ、ちゅ、と口づけてから、やわらかい舌の腹で突起をにゅる、と舐めた。
「うぁ…」
艶のある声につられて上目遣いで見上げると、そこには見たこともない表情があった。
目をぎゅっと閉じ、耐える秋山。上気した頬を見れば苦痛に歪んでいるわけではないことはわかる。
自分が与える快楽に反応してくれる秋山をみて、自分もまた快感を得ていった。
815名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:24:57 ID:zc57ZFCv
4

「ふ…ぅ」
(ま…た、なんだか身体の奥、おかしい)
呼吸を整えるために一息ついたときだった。

「っ!あぁっ!」

上に乗って愛撫に夢中になっていた直の秘所に、秋山が下から指を這わせた。
「ふ…すごいな」
跨われていた左腿の部分には直の愛液がシミをつくり、這わせた指には新しい液が伝ってくる。

「ゃ、あ…あぁ、あきや、ま…さっ!あぁん!!」
腰を跨がせると、長い指がするりと飲み込まれる。
「は…ぁ」動かすときゅっと締め付けてくるが、滑りが良く程よい抵抗を感じた。
「あ、あ、あ、」深く挿し込むたびに吐息とともに漏れる声。
「今日はいやって言わないのな」
「っ、ずる、い…これ、じゃ」
「クス…いつもと変わんない?」逆らえないセクシーな表情にとろりと溢れるのがわかった。

指を軽く曲げると壁をこすりつける。
「あぁ!!…は、ぁん、それ、やぁ…ん」
「やじゃないだろ?」
「んっう、あ、きや、まさんがきもち、くなきゃっあっぁ、く、ぅん」
「大丈夫。気持ちいいよ」
指を伝い腕に絡まる熱い液に喉が鳴る。
直は上体を支える腕に力が入らず、秋山の上に体を委ねそうになる。
「あぁん、ぁ」
すると双房の尖端が指の動きに合わせて秋山に触れ、お互いにチリッと快感が流れた。
「あ、きや…さ、ぁん…んん」
「…なに」さすがの秋山の息も弾んでいる。
「も、っと…ぁ」
「もっと、なに?」
「ゃ、ぁ…ぁ、きや、さ…ぜぇ、んぶほし、いん…」快楽が全身を支配し、もはや言葉にならない。

「いぃよ…全部、やる」

空いた手でベルトを外し、チャックを下ろした。
816名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:26:08 ID:zc57ZFCv
5

「ぁ…」
「大丈夫。…まだだから。おいで」
赤ん坊を胸に抱くように彼女を自分の上で抱くと、そっと腰を動かした。
「っあ!ぁあん」
にゅる、と秋山自身と直の割れ目が擦れあう。
反射的に逃れようとするが下から抱きしめられていて動けない。
まるでジェットコースターに乗っているかのように前後不覚になる。
「ゃあ…あん!っきやまさっんっはぁっん、あっぃや」

「いや?」
そう言うと、すっと動きを止めた。

「え…?」
「あ、の…?」朦朧としながらも秋山の真意がわからず戸惑いを隠せない。
「いやなことは、しないよ」
秋山はニヤッと目を細めると、そのまま自ら動くことをやめてしまった。

困惑したままふと我にかえると、自分があられもない姿をしていることに気づき
一気に恥ずかしさがこみ上げてくる。
「あ、あきやまさん、あの…」
足を閉じようにも跨ったまま抱きしめられているのでできない。
しかも自分の股の間には秋山のモノが熱く脈打っている。
重なり合った胸からはどちらのものかもわからない鼓動が響いてくる。

「ぁ…」

秋山の上下する胸板に合わせて秘所が微妙に刺激され。声が漏れた。
(ゃだ…これだけでもきもちぃよぅ…)
むずがゆい刺激に自然と腰が動く。

「どうした?自分で動いたりなんかして。やなんだろ?」
秋山の高揚した表情と意地悪な微笑みに、直の瞳からポロポロと涙が零れた。

「あき、やまさ、…ゃだ…や、めちゃ…ぃや」

「してほしいの?」
吐息混じりに意地悪な問いかけが続く。
「…は…ぃ…くだ、さぃ…」
涙の隙間から懇願する直に満足し、
「ふふ…ごめん。ちょっと意地悪しすぎたな」
再びにゅる、にゅるっと卑猥な音を響かせた。
817名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:27:28 ID:zc57ZFCv
6

「あぁっ、あ、あ、あぁ、も、もぅ…ぁ」
秋山のモノが直の液でぐちょぐちょになる。
「な、…入れてもいい?」動きを止めずに耳元で囁く。

「は、ぁん…んん、ぃ…」
「ダメ…?」耳朶をぬるり、と舐め上げる。

「あっあ、いぃ、です…ぁきや、さ…ぜん、ぶ、くださ、…あぁ、ん」

「クス…ありがと」
ゆっくりと動きを止め、秘所にあてがう。ヒクヒクとした割れ目が、はやく、と誘う。
少しずつ抜き差ししながらすすめると、きゅう、と圧迫され秋山からもうめき声が漏れる。
「…っ、きつ…」
「はぁ、あ…」
「もっと…力抜いて」
上にいる直にちゅ、ちゅと優しく口づける。

「んん…ぅ」
隙間から舌を挿し入れて直の唾液を絡め取るように口内を犯す。
気がそれたのか締め付けが緩くなったところで先に進めた。

「「あぁ…」」
奥まで入ると同時に感嘆の声を上げた。

「全部、はいったよ」
「ほんと…?うれし、です…」
涙目でキラキラと笑顔をみせる。
「ほら…わかる?」
ぐっと子宮口に当たるように腰を前に出した。

「っあぁ…きやま、さんの、わか、りま、す…なんか…あたる…んん」
よほど気持ちいいのか中にいる秋山をきゅうきゅうに締め付けた。

「おい…そんなしたらイッちゃうよ」
「…ぇ?」
「もうちょっと、味わわせてよ」
直の体を起こして腰を支えると、下から突き上げ始めた。
818名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:28:42 ID:zc57ZFCv
7

「っあ!あっやっあっ」
秋山の胸に手をつき踊る直。
突き上げるたびに液が溢れ、皮膚が叩きつけられる音とともにくちゅくちゅと鳴る。
「聞こえる?やらしー音」
「やだぁっあっあっ」
狭くてヌルヌルの内部は油断するとすぐ達してしまいそうで、しかも突き上げに合わせて
揺れる乳房と、その上にある快楽に溺れる彼女の表情を見ていると秋山の方が持ちそうになかった。

胸に再度倒れこんできた直を抱いたまま体を起こすと、そっと背中を下に降ろし、
今度は自分が上になった。
すでに恍惚の表情を湛える直の頭を抱え、深く口づける。
自由を得た腰を大きく動かした。
「んっんっ」
つながった唇からくぐもった声が漏れる。
相変わらず下のつながりからはクプクプと鳴き声が聞こえる。
秋山は上体を起こすと直の腹側に擦るように打ちつけ始めた。

「やぁ!!ぁん!あっやっあぁ!!」
ひときわ大きく反応する直。

「これ…好き?」

「あっあぁっやっあ」
「や、じゃないってココは言ってるよ?」
「っぁああ!!」
真っ赤に脹れた実を親指で揉みしだくと、いやらしい音をたてて秋山を飲み込みながら
ギュウギュウに締めつけた。
「っきやまさっ、やっあっぅあ!」
「イイ?」
「あっんん、い、いっ…イイッ、ですっぁあっ」

「ん…よくできました」

与えられる快楽によってワケがわからなくなっている彼女にご褒美のキスを与え、
いっそう激しく突きたてる。

「あぁあああ!!」

直の身体がビクッと大きくしなるのとほぼ同時に、秋山もまた彼女の最奥で果てた。
819名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:30:22 ID:zc57ZFCv
8


「…秋山さん?」

余韻を二人で楽しんでいると、上目遣いの愛らしい顔を向けてきた。
「ん?」
彼女を見る目が我ながら甘ったるすぎるとは思うものの、自然と表情がほころびる。

「あの…私、最近ね、身体がおかしかったんです」
「…どんな風に?」
彼女の体調に気づいてやれてなかったという思いが秋山の眉間に現れる。

「あの…秋山さんに触れてもらった後、いっつも身体の奥の方がジンジンし続けて治まらなくて…
自分の身体なのに言うこときかなくてこわかったんです…
それで今も…?……あれ、どうして?
あっ、あの…さっきもそうだったんですけど、なんかね、今、治まってるんです。
あれぇ…なんで??あっ、嘘なんかついてないですよ?
ホントにホントにさっきまではおかしかったんですから!」

(そういうことか…)

聞いててホッとすると同時に勝手に顔がニヤけてきてしまう。
「なんでそんな笑うんですかっ!?ひどい!本当なのにっ」
ぷぅ、とふくれた彼女の頬をツン、と突き
「疑ってなんかいないから」となだめる。

「そうだな…それじゃ今度まだおかしくなったと思ったらすぐ俺に言えばいい。
そしたら治めてやるよ」

耳朶を咥えながら吐息まじりに囁くと、直の身体がブルッと揺れた。

「ん?どうした?」
軽く口づけながら俯いた彼女の顔を上げさせる。


「あ、の…あきやまさん…私…」

欲情の色を瞳に浮かべ見上げてくる彼女に、極上の微笑で応えた。
820名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:31:51 ID:zc57ZFCv

読んでくださった方ありがとうございました。
821名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:41:47 ID:eljCPDvH
>>820
GJ!今まで読んだ話しの中でもっともうまくエロイ。
822名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:44:54 ID:e8q0zpHK
GJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!!
言葉攻めドS秋山にモエスw
823名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 00:52:56 ID:Mc3kIdZO
>>820
GJ!GJ!!GJ!!!
エロの必勝法を知る神よ!
今夜のオカズをありがとうww
824名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:14:14 ID:lfYc41aL
>>820
GJ!GJ!GJ!
凄い良かったです!
ナオと秋山の気持ちとか堪えきれない表現の書き方とか読んでいてキュンキュンしました!
>>820大好き!!
825名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:27:06 ID:pzUff4dc
>>820
走召GJ!!!!!!!!!!!
萌え死にさせる気か!!!!
ドS秋山言葉責め大好物の自分としてはたまらんでした(*´д`*)ハァハァ
ここは神だらけですかオリンポスですかそうですか。
826名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:32:45 ID:MNPebfAO
……ふふふ…見えた、見えますよ……秋山君の考えてること………

次回の脳内閣僚会議のテーマは【直タンの今年の水着とシチュ】

ヨコヤアアアアアァァァ!!!!GJ!!!!
827名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:49:02 ID:eNUajXpf
>>820
GJGJ!ドS節炸裂イイ!
>>826
「どうやって直タンとチューするか」も議題に上げてほしい。
828名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:59:35 ID:HJl8zqRD
>>820
GJ(*´Д`*)
Sな秋山に萌えた…!直が可愛いいいい!表現上手いしきゅんきゅんした。
829名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 02:19:16 ID:cFkEzqxa
ナオからはよくメールは来るものの、秋山は自分からメールできない人間だと見た!

「今日ご飯食べにいかないか?」と打つものの、いつも送れずに携帯を閉じる秋山とか見てみたい。
830名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 02:22:09 ID:J0hOMFwn
別に見たくない
831名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 02:28:58 ID:1g/I6oEl
>>820
GJ!!お互いを大事にしてるんだなと胸が温かくなった
そして最高にエロイ!!!!!
このスレのいいところは原作で当てはめてもドラマで当てはめても
また別風味でいただけるってとこだな
832名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 03:40:54 ID:h9+LNwRN
ヨコヤ×直投下あああぁぁぁ!!
ドラマ設定でヨコヤにいじめてもらおう!
がコンセプトだったんだけど、もうわけワカメになってもうた。
あちこち端折ったんでちょー短くなりました。
833名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 03:41:42 ID:h9+LNwRN
"ソレ"の振動に反応して小さく跳ねる体を押さえつけて、
私は足早に廊下を進んだ。
目的の部屋の前に辿り着き、ドアに手を掛ける。
サッと体を滑り込ませて部屋に入ると、後ろ手に扉を閉め、
深く息をつき後ろに体をもたれた。

「来ましたね」

部屋の奥に目をやると、薄暗がりの中にぼんやりと白い影が浮かんでいるのがみえた。

「っくぅ・・・!」

不意に来た、先ほどよりも強く振動する"ソレ"の与える甘い刺激に、
私は思わず体を強張らせる。

「さぁ、こっちへおいで」
善人のような笑みを浮かべ、男は言った。
私は半ば這うようにして部屋の奥へ進むと、
ソファーに腰掛ける男の膝にすがるようにへたり込んだ。
「よしよし、いい子ですね」
頬をすりすりと撫でられると、体の芯がじんと痺れるのを感じた。
大きく暖かい手に包まれると、自分の意思に反して体から力が抜けていく。
こちらへ身をかがめると、男は私の下腹部を指で撫でさすった。
そこには、男が私の中に埋め込んだ小さな"ソレ"がある。
「ちゃんといい子にしていれば、私のチームのメンバーを悪いようにはしませんよ」
そう脅しの言葉をかけ、男は私に言うことをきかせる。
皆を救いたいという私の気持ちを知ってのことだ。
「ヨコヤさ・・・っ・・・!」
「ん?」
「お・・ねがっ・・・も・・・ゆるしてぇ・・・!」
波のように押し寄せる快感から逃れたくて、私は懇願する。
ヨコヤは手の中の小さなリモコンをちらつかせ、泣きつく私をみて笑った。
834名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 03:43:09 ID:h9+LNwRN

膝の上に抱え上げられると、足の間に手が滑り込んでくる。
指でそこを撫で上げられると、そこは自分が思ってたよりもずっと溢れていて、
私は恥ずかしくて顔を背けた。
ヨコヤはゆっくりと指を私の中に埋めると、
中で震えている"ソレ"を内壁にこすりつける。
「っふぅ・・・!やだ、やだぁ・・・!」
「ヤじゃないでしょう?ここ、好きなんですよねぇ。」
執拗にそこを責められると、抑えていた声が漏れてしまう。
ヨコヤは指と一緒に"ソレ"をずるりと抜き取ると、
変わりに熱く脈打つ自身をそこにあてがった。
敏感になったそこに何度も擦り付けられると、
思わず焦れたような声が出てしまう。
ヨコヤはそれにくすくすと笑うと、
自身を一気に入れ込んだ。
不意に来た強い刺激に声も出ず、ぎゅう、としがみつくと、
べろりと首筋をなめられる。
もう抵抗することをあきらめた私は、目の前の胸に体を預けたのであった。


水の国に戻った後も、自分の体からヨコヤの"匂い"がするような気がして、
皆の側に行けずにいる。
皆は気づいているのだろうか。
私のしていることを知ったら、皆は私のことをどう思うだろうか。
まだ自分の中にとどまっている"ソレ"が、またいつ震えだすのかという不安の中に、
僅かに期待が見え隠れしていた。
835名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 03:45:50 ID:h9+LNwRN
読んでくれた方ドモです。
飛ばしたやつコノヤロウ!
次はもっといいの書くから見てくださいコノヤロウ!

こんな時間にこんなの書いてる自分もうおわっとるorz
836名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 03:52:38 ID:vmZcn/eW
>>835ちょ、激萌えなんですけどぉぉぉ!
GJ!
837名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 07:37:16 ID:e8q0zpHK
GJ!!!
言葉攻めドS秋山の後にバ○ブ攻めドSヨコヤ…!!
このスレはネ申が多くてイイw
838名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 10:13:55 ID:WrJ7aFqu
>>835 
GJ!!!
Sヨコヤもイイ!次も期待!
ってか、こんな時間にこんなスレ読んでる自分もおわっとるorz
839名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 14:13:35 ID:m1zWN0ic
脳内閣僚会議投下

>>827さんのネタ使わせていただきます
未熟者ですが、よろしければ。




A「えー、では第74回【どうやって直タンとチューするか】会議を始めたいと思います」
B「よろしくー」
C「よろしくー」
B「俺の理想は『直タンの部屋で二人っきり→唐突にkiss→そして直タンが照れながらも仕返しkiss』だ」
A「いくらでも仕返しされたい、むしろそれを更に仕返s」
D「落ち着いてくださいリーダー」
C「逆に直タンがしてくれるのを待つっていうのは?」
B「『俺が寝てるところに直タンが寄ってきてこっそりkissしようとする→俺目覚める→直タンが驚いてる内にkiss』的な感じか」
A「そ、それも・・・イイ!!」
D「古典的だが、『転んだ拍子にうっかりkiss』もいいかと」
B「王道ですな。だが万が一直タンに傷でもつけてしまったら・・・うわああ」
C「そこで直タンを守りきるのが秋山クオリティ」
A「直タンの為ならこの命燃え尽きようとも」
B「転んだだけで死ぬな」
D「じゃ、最後はリーダーですね」
C「お前だけ案が出てないぞ」
A「・・・フフ、良くぞ聞いてくれたな・・・」
B「おお!?流石リーダー、チューの真髄をいくか!?」
A「俺はズバリッ・・・!」


「秋山さん、コーヒー入りましたよ?」
「あ、ああ・・・」
「何か悩み事ですか?」
「なっ・・・!?」
「ずっと難しい顔してたから、何か悩んでるのかなって」


B・C・D「直タン・・・鈍いのか鋭いのか・・・侮り難し!!」
840名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 14:14:34 ID:m1zWN0ic
短めですいません。
楽しんでいただければ幸いです。
841名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 14:33:49 ID:pzUff4dc
>>835
神!!!!!!!GJすぐる!!!!!!!
ドS変態ヨコヤ萌えるよ(*´д`*)ハァハァ
コノヤロウとかゆってる835たんもカワユスですWW
ヨコヤ×直またお願いします!!!
絶対読むぜコノヤロウ!!!
842名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 15:27:49 ID:XhfWxdh8
>>839
テンポよくて面白いなぁ。
秋山クオリティ テラワロスwww
843名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 17:20:50 ID:hHzy7exC
>>839
秋山クオリティwwww
GJです!!
844名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 17:52:26 ID:pzUff4dc
>>839
GJ!!!!!!!!!
それぞれのキャラが出てるしテンポいいし最高!!!!!
秋山クオリティーWWWWWWWW
839ってほんとに……神だよねぇぇぇぇ!!!!!!W
845名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 19:15:43 ID:Mc3kIdZO
>>839
GJ!!!
脳内会議にハズレ無し!!
そろそろ本気でまとめ職人さんが心配になってきた。
埋もれさせるには惜しい神作品の数々なんで、頑張ってくれ!!
846名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 19:35:22 ID:GL6/u125
>>839
GJ!しかもリーダーだけ殆ど何も言ってないのがバロスww
ただ残念なのはDとCのキャラが違っていることかな。
847名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 23:04:45 ID:o0Xi+Vxg
もしよかったら、まとめ職人さんに代わって新しい「まとめ」
作ろうかと思ってるんだけど…先代のまとめ職人さんに失礼だよね…
848名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 23:59:13 ID:sFj1Y9gt
>>847
代理ってことならいいんじゃないかな
利用する側としては、まとめがちゃんと機能してくれる方が嬉しい
849名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:15:07 ID:v2Y6W3Ju
お願いします!
850名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:19:12 ID:NgwrQhul
>>847
このスレから見始めたので、是非お願いしたい
脳内会議も入れて欲しいです
851名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:27:54 ID:ndutMhXe
ところどころ萌える笑える小ネタとかも多かったし、そういうのもまた見たいな。

ライアーゲーム事務局は>>847を応援しています。
852名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:46:04 ID:4fTkoLSa
脳内会議好きなので、まとめてもらえると嬉しい

ところで、秋山は何フェチなんだろう?
「直タンのカラダのどこが好きか」も議題に上げてほしい
853名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 00:50:46 ID:ZVnWCNAX
>>847
超ガン( ゚д゚)ガレ!!
保管倉庫2個あっても問題無いんじゃないかな?

>>852
泣き顔フェチなのは間違いないとオモ
常に泣き出すまで待ってる感があるw

漫画版の秋山は直と話す時いつもちょっと屈んで視線を合わせてるのに萌える。
854名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 01:11:19 ID:cCZFNBfF
前スレのエリー×秋山が
よみたいんだけどないよぉ〜
855847:2007/07/01(日) 01:31:37 ID:rvB9ciKE
よし!頑張ってみる!!
ちょっと時間かかるかもしれんが待っててくれ。
856名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 01:40:22 ID:ZVnWCNAX
>>847=855
ネ申!!
2代目ディーラーとして頑張って!
もし出来たら970レス前にURLだけでも決まってると次のテンプレに入れられて助かります。゚+.(・∀・)゚+.゚
857名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:13:37 ID:fMJru/kW
>>855
ガンガレ!待ている(*´Д`*)
>>853
何ぃぃぃ!それは原作も買わないと!(゚∀゚)明日光の早さで本屋行ってくる。
858名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:19:24 ID:bEpX3bNQ
>>855
時間かかっても構わんさ!頑張ってくれ楽しみにしてる!

>>857
原作の秋直っぷりは凄いんだぜ!
5巻いつ出るだろう・・・
859名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 10:45:46 ID:guk6Fd3d
>>855
神二代目ディーラー様!!!!!!
頑張ってくださいませ!!!
wktkしてまっております!!

>>857
凄いんだぜ!!
ドラマでは観れない秋直っぷりなんだぜ!!
5巻早く出ないかなぁ〜
860名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 16:42:55 ID:oUOZtHZF
>>855って本当に…ネ申だよねええええ!!!1!
2代目ディーラーさん期待してます!

それにしてもドSヨコヤや脳内会議ネタ読んで
リアルにスレをニヤニヤしながら見てる自分がキメエww
861名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:15:36 ID:yjeWkhf0
エリーはSとMどっち?
862名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 18:19:57 ID:+EWvAYPe
Sだろ
あの人Sにしか見えないよ
直相手でも秋山相手でもSだとオモ
でも、なぜか谷村相手だとM(自分の中では
863名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 19:40:02 ID:YP4iarFj
んなこと言ったら谷村×エリー見たくなるじゃねーか
864名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 20:51:29 ID:jVBqh+Hp
谷村×エリー、やっと来たか…前から主張してたが。
865名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:11:21 ID:QtITkkVr
726です。新しいネタ思い付いたんですが、《みんなで〇〇》第2弾書いてもいいですか?
866名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:16:00 ID:fMJru/kW
>>865
どうぞ!(*´Д`*)wktk
867名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:22:47 ID:eB3SRjok
>>865
正座して待ってる!
868名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:23:26 ID:ndutMhXe
>>865
服脱いで待ってる!
869名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:29:53 ID:QtITkkVr
じゃ書きます!

みんなで冷やし中華 その1

…俺、秋山深一は直、アソウ、フクナガとともにヨコヤの家にいる。
かつてどす黒い戦いを繰り広げた相手の家は、こぢんまりとしたマンションで男の独り暮らしの割には片付いていて、少し落ち着かない。
いつものように俺の隣に座る直は、わーっと感激したように辺りを見渡す。
フクナガたちはソワソワしている。何かされるんじゃないかと身構えているんだな…。

「皆さん できましたよー。」
キッチンから大きなお盆を持ったヨコヤが出てくる。
870名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:40:44 ID:QtITkkVr
みんなで冷やし中華 その2

ヨコヤが手際よくテーブルに皿を置く。ピンク、黄色、緑に彩られたそれを見てフクナガたちはおぉーと声をあげ直が喜んだ。
「わあ!これ全部ヨコヤさんが作ったんですか?スゴいです!」
「ええ、お口に合うといいんですが。」

「おい、毒なんて入れてないだろうな。」
俺はヨコヤをギッと睨みつける。それに対してヨコヤは口角をあげニッと笑った。
「毒なんて入れていませんよ。さあ、安心して召し上がって下さい。」
毒、という言葉を聞いた俺たちは箸を取るのをためらった。
ヨコヤは気にせず、頂きますと手を合わせ箸に手を伸ばす…………かと思ったら箸を素通りしたヨコヤの手は違うものを掴んだ。
871名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:55:44 ID:QtITkkVr
みんなで冷やし中華 その3

ヨコヤが持っているソレをただ見ていた。そしてヨコヤは勢いよく冷やし中華にぶっかけた。

「ヨコヤアアアアアァァァ!!」部屋にヨコヤと直以外の叫び声が響き渡る。ヨコヤは何事?といった顔をしている。
フクナガはダン!と机に手をついて巻くし立てる。
「ちょっ…バッカ!オメエ冷やし中華に何かけてんだよぉぉ!!」「え?何ってマヨネーズですよ。冷やし中華にかけるととても美味しいですよ。」

あ、ありえない…ヨコヤはマヨラーだったのか…!マヨラーだから白髪になったのか……!!
ん…?フクナガたちが叫ぶ中、直がマヨネーズをジッと見つめている。そしてマヨネーズを自分の冷やし中華の一部にかけ混ぜ口に入れる。
そして…
「スッゴい美味しいです!!マヨネーズかけると冷やし中華の酸味が和らぐなんて大発見です!」

フクナガは「ハアー!?」と驚きの声を張り上げ、俺は直がヨコヤマヨラーになったと嘆いた。
直は冷やし中華にマヨネーズをかけ大喜びで口に運ぶ。ヨコヤはそれを見て満足そうに頷いた。

フクナガと俺は
「ヨコヤの感染が始まった…!」と確信した。



終わり
872名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:58:40 ID:QtITkkVr
726です。オオノが登場してない、アソウがチョイ役になってしまった上にグダグダになってしまいました…。
次に書くときはオオノ、アソウを活躍させたいと思います。
873名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 22:59:14 ID:xiaZb9nD
>871
ちょwwwwwww
874名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:00:50 ID:o+LMKC5Y
>>871
ちょwwwまさかの展開ワロスwwwww
875名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:04:31 ID:u2bEMFtU
ちょwwwwおまwwwwマヨネーズかよww


ヨコヤが直をいただきますするのかと思ってた自分のwktk返せww

けどGJ! 噴いた
876名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:07:48 ID:fMJru/kW
>>871
ワロスwwwwほのぼのした(・∀・)ヨコヤマヨラーwww
877名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:08:01 ID:OsPNvaN2
「ヨコヤアアアアアァァァ!!」


こんな使い方があったんだぁ!と目からウロコGJwwwww
878名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:26:01 ID:ndutMhXe
服を待って脱いでいた時間を返せもらぁぁぁぁぁ!!
よこやぁぁぁぁぁぁ!!
879名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:31:23 ID:JnA1aYK2
なんだろうヨコヤに萌えてきたwww
いまならエロでもいける
880名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:38:17 ID:669D+hgS
頼む誰か秋直のエロを書いてくれ(・ω・`)
881名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:49:23 ID:9N/JqNZw
秋山でも直でも谷村でも、相手は指定しないんでエリー絡みおながいします。
882名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 00:06:26 ID:6luW2KVx
>>881
激しく同意いたします
883名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 01:23:44 ID:jpcP4dmp
次なる作品を待ってる…!
ここ見たら、平井堅の「君の好きなとこ」が秋山の心境にしか聞こえん。重症だ…
884847:2007/07/02(月) 02:33:06 ID:lQkbuYXA
まだ何にもないけど、とりあえずURLだけ決まったので置いていきますね
ttp://adult.csx.jp/~liar-game/
885名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 04:04:27 ID:wn4AA+fc
>>884
超乙ッス!!
無理せず頑張って下さい
886名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:00:44 ID:blEyA/YU
>>884
楽しみにしてるよww
ちなみにエロじゃないものも載せるんですか?
887名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:13:05 ID:1jUbLPPw
エロじゃないのも載せて欲しいな…(´・ω・`)
888名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:58:26 ID:KXrOxXzb
エロじゃなくても萌えるのいっぱいあるもんね
大変だろうけどよろしくおながいします(´・ω・`)
889847:2007/07/02(月) 22:14:16 ID:lQkbuYXA
エロじゃないのも入れますよー
見にくかったり、「こうしたほうがイイ!!!」なことがあったら教えてください
890名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:28:15 ID:PmHLLaNa
>>889
乙!楽しみにしてるぜ!
全裸に靴下で座して待つ!!
891名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:04:07 ID:raY8UNGz
まとめサイト、携帯からだと少し見にくいですね…(・ω・`)
892名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:18:09 ID:QH2dwaRr
前スレのログ、うpってくれるとありがたい。
今なら多分、29ちゃんねるで拾えると思うし。
893名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:30:38 ID:40aSr2Xn
安西先生・・・秋山日記が読みたいです・・・
894名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:36:53 ID:AjLseqQ6
しょうがねーなー
秋山日記書いてやるよ!


……なわけないじゃああああああああああああ(ry

いや、考えてるんだけどね
895名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:04:35 ID:D4DmAhe/
ライアー本スレの流れに萌えた
確かに戸田が「助けて翔太くん!」って言ってくれたらもう…萌え死ぬ
896名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:19:47 ID:1ncx4vWy
中の人の話はやめましょう
897 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:23:53 ID:6CDdAdTd
投下前注意。
・エリーさんがはっちゃけまくり。
・エリー→直タン風。
・よもやのエトウ。
・ヨコヤアアアアアァァァ!

以上を見てダメ! という方はスルーで。短いです。
898彼女の日記 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:24:52 ID:6CDdAdTd
[5:17]潜入成功。音を立てる事無く寝室のドアを開ける。
[5::19]とても可愛らしい天使のような直タンの寝顔を発見。その隣で眠る鬼畜サディストの瞼にワサビを塗りたくる。
[5:22]思わず寝顔に見惚れる。その後持参したデジカメで上手く二人だけ写るように撮る。
[5:25]しかし本当に可愛らしい。気付けば息遣いが荒くなっている。顔を十センチの距離まで近づける事に成功。
[5:33]帰り際に彼女の部屋に寄り、色々と物色。全て写真に収める。彼女の下着の色の多くは桜色。
[5:49]脱出成功。我ながら完璧。素早く待たせていた車に乗り込む。
[10:26]何食わぬ顔で今朝方潜入した家のインターホンを押す。直タンの声が聞こえた。
[10:30]笑顔で迎え入れてくれた直タンに軽く微笑む。リビングには両目をアイシングしているサディストがソファに寝転がっていた。ざまあみろ。
[10:47]直タンが持ってきてくれた紅茶を一口一口味わいながら飲む。直タンが淹れてくれるのなら百万は出させてもらいたい。
[10:59]直タンと楽しくお喋りをしていると、サディストが突き刺すような視線を送ってきたが、無視。
[11:38]サディストの視線を無視し続けた甲斐があり、直タンに昼食を一緒にどうですか、と提案される。即答。イエス一択。
[12:04]直タンの手料理は煮込みハンバーグだった。美味しい。今すぐ嫁にきてもらいたい。
[12:41]とても美味しかった。そう言うと直タンは照れたようにありがとうございます、と頭を下げた。食後のデザートは直タン一択。
[13:05]サディストが尋ねてきた理由を聞いてきた。ポケットから二枚の招待状を取り出すと、それぞれに手渡す。
[13:16]久しぶりにライアーゲーム参加者数名で集まろう、という提案に直タンは嬉しそうに頷いた。サディストの意志はこの際無視。
[14:32]随分粘ったが結局サディストの嫌がらせによりお暇する事に。今度は鼻の穴にワサビを塗りたくろう。
[15:17]部下からの連絡で直タンが一人でコンビニに向かったとのこと。カーブ三つでバックミラーから消す勢いで車を走らせる。
[15:38]直タンがコンビニに到着してから三分が経過していたが、幸いな事にまだ直タンはコンビニにいた。
[15:40]直タンがカゴに入れた商品をレジに持っていくのを確認すると、偶然を装って手に財布を握りコンビニに入る。
[15:41]あ、とすぐに直タンと目が合う。とても嬉しそうに名前を呼んでくれた。死んでもいい。
[15:42]ふと店員を見れば、何故かヨコヤがバイトをしていた。露骨に嫌そうな顔をしながらこっちを見ている。白髪の分際でこっち見るな。
[15:43]さらによくよく見ればヨコヤは馴れ馴れしく直タンの手を握っていた。ヨコヤアアアアアァァァァ!
[15:53]少し立ち話をした後、それじゃあ、と直タンは店を出た。周りを見回せば、他の客は誰もいない。ヨコヤの舌打ちが聞こえた。
[15:57]嫌がらせにエロ本を十三冊ほど購入してやる。しかもどれもとびきりのハードモノ。ヨコヤの顔が引きつる。
[16:00]ヨコヤの嫌々発せられたありがとうございました、の声を聞きながら、車に乗り込む。運転手に先程購入したエロ本を渡す。
[17:49]風呂から上がり、パソコンを起動させる。今朝デジカメで撮った写真を保存する。これで合計六百八十三枚に。
[00:46]本日の業務を全て終了。今朝も潜入作戦があるため、就寝する。
899彼女の日記 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:26:49 ID:6CDdAdTd
「どうでしょう?」
「……えーと、その……何してるんッスか」

 ここは某高級料理店。メニュー表には見慣れぬ文字が躍り、その隣に書かれている数字はどれも俺の月収並。
 こんな一生縁が無さそうな店に何故いるかといえば。
 目の前で優雅に、出されたラム肉のステーキを食べている彼女、元事務局のエリーさんに軽く拉致られたからだ。
 エリーさんは店に入るや否やいきなり日記帳を俺に手渡し、読んで下さい、とだけ告げると料理の注文に取り掛かる。
 慌てて金が無い事を告げると、貧乏人に端から期待してねぇよ。みたいな視線でお気になさらず、と言われた。
 そうこうして、俺が日記を読み終わると同時に運ばれた料理に舌鼓を打ちつつ、彼女の先程の質問。
 どうもこうも、日記に書かれている内容のどれもが犯罪臭やアホな中学生の嫌がらせみたいで、正直イメージ出来ない。
 だが、そんな俺の返答が気に入らなかったのか、彼女は持っていたフォークを逆手に持ち替えると、勢い良くラム肉に突き刺した。
 超怖い。

「エトウ様は、カンザキ様にご好意を抱かれている、と思っていたのですが?」
「え、あー……はい、まぁ。そーなんッスけど、まあ今は諦めてるかなーなんて」

 ベキリ、と嫌な音を立てて皿が割れた。大変です。何故かご乱心です。ダレカタスケテ!

「それでいいのですか?」
「いや、いいも悪いも、俺って結局そういう対象になってないんだろうなー、と」
「なら、無理にでも対象になればいいだけのことでは?」
「……例えば?」
「夜這い、とか」

 ダメだ、何かこの人ダメだ。
 ふぅ、とため息をつくと、エリーさんはどこか憂鬱げな表情で俯いた。

「ふにゃチン童貞野郎が」
「え?」

 あれ、今ありえない単語が聞こえた気が。
 何でもありません、とエリーさんはまたいつもの少し冷たい表情に戻ると食事を再会する。
 そんな彼女に俺は思わず笑みを零す。

「? 何か?」
「いや、なんつーか。そんな顔もするんッスね」

 ぽかん、と訳が分からないとでも言いたげな表情を浮かべ、すぐにくしゃりと笑った。
 その顔がとても綺麗で、俺は一瞬胸を高鳴らせてしまう。
900彼女の日記 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:29:25 ID:6CDdAdTd
「こんな顔をするようになったのも、カンザキ様のおかげです……とても、素晴らしいお方でしたから」
「……そうッスね」
「……ところで」
「はい?」
「エトウ様はカンザリ様のメールアドレスをご存知でしょうか?」
「あ、はぁ、まあ、知ってますけど」

 ガキリ、と甲高い音を立てて皿が割れる。見ればエリーさんのフォークが俺の肉に見事なまでに突き刺さっていた。
 ごめんなさい父さん母さん。俺先に逝ってきます。

「是非、教えていただきたいのですが」
「いや、でも、直ちゃんに聞か」
「ゼヒオシエテイタダキタイノデスガ?」

 ヤバイ。何か声が怒りでギクシャクしている。

「どうぞ。直ちゃんのアドレスです」
「ありがとうございます」

 この世は弱肉強食。つまり俺が食えるのは畜生のみ。何て最下層。
 俺の携帯を見ながら、ものすごい速さで自分の携帯にアドレスを入力する。まるで鬼神の如く。
 そうして入力が終了したのか、一瞬俺の顔を窺うように見て、再び指を踊らせ始める。
 五分ほどして、携帯が俺の元へと戻ってきた。

「では、食事を楽しみましょうか」

 そう言ったエリーさんは満面の笑みを浮かべていて、とても上機嫌だった。
 ……上機嫌すぎて、相手する俺はとてつもなく大変だったけど。



「それでは。またいずれお会いしましょう」

 それはつまり俺がまた拉致られるということなのだろうか。人権って何だ。
 停めてあった真っ黒のリムジンから黒服の男が出てくると、助手席のドアを開ける。
 まるで違う世界に、俺は呆気にとられる。
 車に乗り込もうとしたエリーさんに、俺は思わず声をかけた。
901彼女の日記 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:29:59 ID:6CDdAdTd
「あ、あの!」
「はい?」
「えーと、あの、料理、すっげぇ美味かったです」
「そうですか。それは良かったです」
「それで、あの、ですね」
「? はい、何でしょう?」
「よかったら、その、次も食事に誘ってください」

 出来れば普通に。そう言い終えた俺に一瞬虚を突かれたような顔をして、でもすぐに優美な笑顔を浮かべて彼女は車に乗り込んだ。
 車が見えなくなるまで見送ると、俺は車が走り去っていった方向に背を向け、歩き出した。
 歩きながら、さっき自分が言った言葉を思い返す。

(……お、俺、なんてことを!)(よりにもよってまた、とか、そんな、怖いっつーのに!)

 きっと飯が美味かったからだ、とか訳のわからん言い訳をして、少し足早に帰路につく。
 もう何も考えたくない。
 と、突然ポケットから振動が伝わる。手を入れれば携帯が震えていた。

「……誰だ?」

 画面に表示されていた見覚えのないメールアドレス。俺は恐々とメールを開く。

『エトウ様。
今日は私の気紛れにお付き合いいただき、誠に感謝しております。
いずれ、集まりのご連絡をさせていただきますので、何卒よろしくお願い致します。
それでは、道中お気をつけて。

ps.エトウ様のご予定が空いておりましたら、是非ともまたお食事に誘わせていただきたいと思います。普通に。』

 数秒間、俺の細胞という細胞が停止する。
 ようやく動き始めた要領の悪い頭が、メールの意味をかみ締める。

(うわー……うわーうわーうわー!)(ど、ど、どどどどどうしよ! ヤッベェ今更緊張してきた!)

 何故か火照る顔を隠しもせず、俺は走り出した。出来る事なら叫びたい。
 鼻腔に残った彼女の香水の残り香が、いつまでも離れない。
902 ◆dxxIOVQOvU :2007/07/03(火) 00:32:55 ID:6CDdAdTd
以上です。エロ書いてたら急にギャグが書きたくなりましたとさ!
よもやのエトウ→エリー臭!大変!なんだこれ!
次もエロ神こないからまたギャグかな!ヂュワヂュワ!
903名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:51:38 ID:Dc96b3UK
GJ!wワロタww
エリー様最強www

エトウ×エリーとか新しいな 萌えた
904名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 01:33:00 ID:v5Rf9znp
ちょっ…よすぎなんですけどぉぉおおおお!
エリーきたなこりゃ(・∀・)
905名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:31:21 ID:oQ8IKpA4
>>902
GJGJ!!(´Д`*)日記爆笑したwwwワサビカワイソスw
エトウとエリーの関係性がかなりいい!萌えた。
906名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 07:24:12 ID:lX9Dxr8O
GJ
エリーktkrww
エリーはっちゃけすぎw たまらんww
907名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 10:48:13 ID:V8QXjEVQ
まさかのエトウ→エリー萌えw
908名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 11:44:40 ID:3Dq7SaKF
なんかエロなしばっかだな(´・ω・`)
909名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 12:10:26 ID:YpSC7TxH
ここは厨の集まるスレですね(´・ω・`)
910名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 12:33:25 ID:neLiq8Mo
確かに、作品がGJなのはわかるが
本当に21以上か?と疑うようなレスばかり
これじゃ厨の集まるスレと言われても否定できんわな…
911名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 13:01:49 ID:PzvoRSzj
じゃあお前ら書けよ。
エロなしエロありなんでもお待ちしておりますよ職人さーんヽ(´ー`)ノ
912名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 13:17:18 ID:qHKD1WEv
萌えれればなんでもイイヨー
マターリしようぜ
913名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 15:10:30 ID:gB3XyIcV
エロクレクレ厨も厨っぽいなぁと思う今日この頃

職人さんいつも萌えをありがとう
これからも期待してるぜー
914名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 15:29:31 ID:v5Rf9znp
社会人…(・ω・`)
915名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 16:36:34 ID:FbSwbSKl
>>911>>912
禿同。このスレ良いスレ

とりあえず基本sage

916名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 18:24:54 ID:HTOuvIr6
726ですが性懲りもなくエロ無し小ネタ投下していいですか?
917名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 18:40:33 ID:zX9wNBcc
>>913モチ!どんどん投下しちゃってください。
918名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 18:50:20 ID:oQ8IKpA4
>>916
wktkして待っている(^ω^)
919名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:01:21 ID:V8QXjEVQ
sage忘れてゴメンなさいm(__)m
私はエロ有りも無しも好きなので投下待ってますw
920名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:04:41 ID:v5Rf9znp
ギャグでもシリアスでもいける(・ω・)
921名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:05:12 ID:HTOuvIr6
今回は長めですが書きます!
みんなでサバイバル(上)その1

俺 秋山深一はいつものメンバーとともにライアーゲーム事務局の催したバカンスに参加し私有海上クルーザーに乗っている。頬にあたる潮風が心地好い。

「秋山さん、ほら島が見えてきましたよ!」
直が指す方を見ると小さな島がポツンと浮かんでいた。

リゾート地にしては随分ちんけだな。そう思いながら俺は荷物を持ち船から降りて辺りを見渡す。

鬱蒼と生い茂る森…ゴロゴロデカイ石が転がっていて足場が悪い地面…そして今にも壊れそうな小屋…。俺は嫌な予感がした。
「おい」
俺は船の搭乗口に立つエリーに声をかける。
「ここ 無人島とかじゃないだろうな…。」
「ここはライアーゲーム事務局が所有している無人島でございます。」
エリーの凛と澄んだ声が俺たちの頭に響き渡る。
922名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:20:09 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(上)その2

フクナガがエリーに食いかかった。
「ちょっ…ふざけんのも休み休みにしろよ!なんで俺たちをこんなところに連れてきたんだよ!」
エリーは切長の瞳でフクナガを見据える。
「もし あなたがたが無人島に取り残された時ライアーゲームで培ってきた力でいかに生き抜くか試して見たかったのです。ご安心下さい。三日後にお迎えにあがります。
…………カンザキ様、これを」

エリーは直に差し出した。
エリーの手にはふくふくとした羽根に覆われたがヒヨコが小さな瞳で直を見ていた。

「わぁ…カワイイ…!」
直がそっとヒヨコを両手で包みこむ。
人馴れしているのか暴れたり逃げようとしたりせず、直の手に身を委ねぴよぴよと小さな声でないていた。
「この子の名前はピョリーちゃんです。可愛がって下さいね。餌はここに置いて行きますので、それでは失礼します。」

エリーは船に乗り去って行ってしまった。
923名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:43:05 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(上)その3

「さて…来ちまった以上やるしかねぇか…。俺とヨコヤは食糧係、オオノとフクナガは寝床を確保、直とアソウは水を探してきてくれ。ソレじゃみんな解散!」
俺とヨコヤはボロ小屋から見つけたモリやら釣り具をもって海辺を歩く。
「不思議ですねぇ…無人島のハズなのに新品のモリとか、必要最低限の調味料とか調理道具一式とか毛布とかドラム缶があるなんて…無人島になってから日が浅いのでしょうか…?」
ヨコヤの珍妙な言葉に俺は、はあ?と声をあげた。

「お前バカだな。事務局の奴らが用意したに決まってんだろ。ほれ、お前モリと水中メガネ持ってんだから海行って魚取ってこい。」
シュバッとヨコヤが俺にモリを差し出す。
「嫌です。私は釣りをしますから秋山くんがやってください。」
「はあ!?お前なにいってんだよ!お前やれよ!」

「だから イーヤーでーす。私の髪の毛はデリケートなんで海水で痛んじゃうんです。秋山くんやってください。」

「だー!もう分かったよ!やりゃいいんだろ、やりゃぁ!」
俺は上着を脱ぎ水中メガネとモリを持って海へ走る。
ヨコヤが「頑張って〜。」と手を振った




終わり
924名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:44:48 ID:HTOuvIr6
とりあえず前編です。
後編はオオノが大変なことになります。
乞うご期待!
925名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 20:25:22 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(下)その1

「あ!直ちゃん見て見て!あそこに湖があるよ!」
「きゃー ほんとだ!ヒロミさん早くいきましょ!」
アソウと直は大喜びで湖へと駆け出した。水面をのぞきこむ。澄んだ水が太陽の光を吸い込みキラキラと輝く。
「お風呂無かったからどうしようかと思ったけどここなら水浴びできるね!」
「はい!見つけられて良かったです!ねッ ピョリーちゃん」
直の左胸ポケットにスッポリ収まるピョリーが直に答えるようにピヨッと鳴いた。

一方その頃―――
「こらチビキノコ!キリキリ働け日が暮れるだろ!」
オオノがよろよろとふらつきながら木材を運びフクナガが器用に釘を打ち小屋の腐った場所を補強する。
どうやらボロ小屋を修繕するつもりらしい。
「ひぃ、ひぃ…なんでボクがこんなことを…水係が良かった!」
「バカ!女に力仕事させられるわけね〜だろ!ほれ、どんどん木材拾ってこい!」

ひぃ〜〜と情けない声をあげながらオオノは島を駆け回り木材を集め回った。
926名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 20:43:32 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(下)その2

俺とヨコヤが戻った頃にはボロ小屋が綺麗に修繕されていた。
「お〜やるな お前ら」
俺の言葉を聞いてフクナガが得意気になる。
「へへッあったりめぇ〜よ。そういや直ちゃんたち まだ戻ってないな。まさか迷ったんじゃ…」

「オォーーーイ!」
森からアソウと直が出てきた。
フクナガはホッと胸をなで下ろす。
「お前らなにしてたんだよ 心配したんだかんな!このドブス」
「いや〜森んなか歩いてたら果物なってたから採るのに夢中になっちゃった。」
アソウはフクナガに袋を見せる。中には水を入れた数本のペットボトルの他に熟した果物がいっぱいに入れられていた。
「おぉぉ よくやった!さすがビジン!ビジン最高!!ビジン万歳!!」
調子のいいヤツーと笑った。

そしてヨコヤが持ち前の料理の腕をふるって 魚の煮付けを作り手際よくみんなに配る。

なんかキャンプみたいだな…。たまにはいいな、こんなのも…。

「あーッ!もうウンザリだ!」
オオノが怒鳴り立ち上がった
927名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:03:24 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(下)その3

フクナガが呆れた顔をしながらスープをすする。
「おいおい、チビキノコどうしたよ、お前も食えよ すげーうまいぞ。」
「うるさい!さんざんこき使われた挙げ句に魚かよ!ボクは魚なんて大嫌いだ!支配者のボクに肉を寄越せ肉を!」
あ〜オオノの支配者になりたい病が始まった…。俺は面倒だなと 溜め息をついた。するとオオノはヒヨコにお湯で溶いた餌を与える直にズカズカと歩みよるとヒヨコを直から引ったくった!
「ああっ オオノさんピョリーちゃんを返してください!」
直がオオノからヒヨコを奪い返そうとしたが突き飛ばされ尻餅をついてしまった。ヒヨコはプルプルと震え怯えていた。
「おい…オオノ いい加減にしろ…!直にヒヨコを返せ」
「オオノくん…言うことを聞いたほうが身のためですよ…。」怒りを露にした俺とヨコヤが凄んでみせたがオオノは聞かなかった。
「うるさい うるさい!このヒヨコは焼いて食べるんだ!」

「ヒック…ぐすッ…ピョリーちゃん返してぇ……ぐすッ」
とうとう直が泣き出してしまった。もう許さん!オオノを殴ってやる!
俺は立ち上がった………が
スパアァァァン!!
俺が殴るよりも先にアソウがオオノにひっぱたいていた。


928名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:22:08 ID:HTOuvIr6
みんなでサバイバル(下)その4

オオノは赤くなった頬を押さえる。
「何すんだよ!このドブ…痛いッ!!」
オオノがいい終えぬうちにアソウはオオノの頭にゲンコツをかました。
「アンタってヤツは…!好き嫌いばっかして…!その上直ちゃん泣かすなんて、自分より小さい子をいじめちゃいけないって教わんなかったのかよ!!」

アソウがオオノに鉄拳制裁を下すのをただただ見ていた。
強い…アソウって強かったのか…。あんま逆らわない方がいいな…。
「ヒイィ…ごめんなしゃ〜い!」オオノからヒヨコを奪い返し直に手渡し直の頭を撫でる。
「ほら ヒヨコは取り返したからもう泣かないで…ね、直ちゃん」直がコクンと頷く。

そしてアソウはオオノの方に顔を向ける。
「ほらチビキノコ!へばってないでご飯食べな!魚は無理に食わないでいいから。果物あるし」
「は、はいぃ…」

その光景をみてヨコヤはこそっと俺に耳打ちした。
「アソウさんって母親みたいですね。」
その言葉に俺はすこしくすぐったい懐かしさを覚えた。



その後オオノはアソウに頭が上がらなくなってしまったらしい。



終わり
929名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:25:12 ID:HTOuvIr6
726です。
個人的にはアソウは肝っ玉母ちゃんなイメージがあります。
お目汚し失礼いたしました!
930名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:40:41 ID:czmApOaV
キモい。。。。。。。。。。
役者さんに失礼だと思いませんか?
931名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:48:42 ID:v5Rf9znp
>>930をあえてスルーしようと思いましたが最低ですね
だったら見るなと思います
釣りですかね?

GJでした!(・ω・)
ひよこの名前可愛いですね
932名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:54:26 ID:gT8OHf0k
次は>>310さんが書いてくれるそうですw

>>310さん、お手本見せてくださいねw
933名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:59:10 ID:YpSC7TxH
ドラマ厨大杉ワロタ
934名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:00:23 ID:oQ8IKpA4
>>929
GJ。最後が何だかほっこりした…!秋山切ないね(´・ω・`)お疲れ様!
>>930
ゴミついてますよ。っ。。。。。。。。。
935名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:07:23 ID:gT8OHf0k
うわ…盛大に安価間違えたw
>>930さんにだよ…

恥ずかし過ぎるので逝ってくる
936名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:32:56 ID:kVh8630l
>>935
どんだけ間違えたら310になるんだよw
937名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:00:03 ID:5Fw+FPO9
3で割ったのか?w
938名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:03:09 ID:HhQLZGCJ
まあまあこのスレも残り少ないんだしマターリ行こうや
939名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:18:43 ID:po6tpN6u
わははははw
サバイバル面白いw
姐さんかっこいいな

細かいこと言って申し訳ないが、
確かアソウ姐さんは直のことは「直」と呼び捨てだったと思うんだけど?
(リストラゲームで姐さんの名前呼ばれたときそういっていた記憶がある)
940名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:26:45 ID:gB3XyIcV
さあ、パロが続いたからそろそろエロが来るかな?(´・ェ・`)
941名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:43:46 ID:Ok6h65tq
秋山、直のこと「君」って言ったことあるっけ?
「お前」とか「あんた」がしっくりくる。
942名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:45:28 ID:V8QXjEVQ
次スレは970?
943名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:46:20 ID:po6tpN6u
>>941
「君はすご〜く変わり者だってことは知っている」とか言っていたと思う。
944名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:49:48 ID:hBrJUdO4
>>941
マンガももドラマも「君」「おまえ」がまぜこぜ。秋山さんの中では
何と呼ぶか決まってないっぽい。ただ名前だけは呼ばないようにきをつけてるかんじ。
945名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:54:13 ID:1ncx4vWy
直には「キミ」が多い気がする。で、時々「アンタ」

その他の人は「おまえら」が多用されてる
946名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:07:51 ID:rVDyTIR6
ここってリレーは無し?
ちょっとエロ書いてみたけど中途半端で挫折したw
947名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 02:23:21 ID:xAgcOhJQ
>>945
不覚にも萌えたw
そうかそうか直以外は適当か
948名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 02:59:29 ID:1aDM2ZPk
>名前だけは呼ばないようにきをつけてるかんじ。
なんかいいねこれ。何がそうさせるのか。
949名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 11:09:42 ID:EG+q/g6D
秋山は直のことは「君」、「お前」って呼んでたキガス

そういえばアソウ姐さんは直って呼んでたな
漫画でいうとフクナガみたいな役割で好きだわ
950名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 16:37:27 ID:n0Tn8+ED
ライアーゲームの面子でバトルロワイアルをやってほしい
951名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 18:09:31 ID:W9iM7o0f
直「私、考えたんです。バトルロワイヤルで皆が生き残る必勝法…!」
952名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 20:06:41 ID:vEADaETV
>>950
エロの要素はどこに・・・?
953名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 20:35:10 ID:YwsfoGDt
そんなことは無問題
954名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 20:38:33 ID:RYSU/M6d
>>952
罠を駆使する秋山
その罠に嵌まる直(縛り有)
955名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 20:50:17 ID:VW4zVUE7
>>950
ライアーゲーム自体がある種のバトルロワイヤルなんじゃないか?
取り合うのは命じゃなくて金なわけだが。

>>948
>何がそうさせるのか
全てが終わった後に別れが辛くならないよう、必要以上に情が移らないよう
あえて名前を呼ばないようにしている…


んだったらベタな展開だが萌える。
956名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:04:57 ID:QTG8wNnx
うはwなんだこの良スレ
エロ梨多いのに萌まくりってどーゆーことw
他のライアー関連はピンクでは数字板しかないのかな?ひそかに秋直専用とかないっすかね。。。
957950:2007/07/04(水) 23:16:22 ID:n0Tn8+ED
チラ裏ごめんなさい・・・
958名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 01:35:01 ID:91gbmPXS
>>956
秋直カプは隔離希望ってこと?
話題がバラけて過疎るだけのような…
959名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 02:08:55 ID:t2LkaNoO
実質ここが秋直スレになってるんじゃないw
エトウとかもはやスパイス扱いだしw
960名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 05:57:52 ID:PBGbxYLv
まだまだスパイスが足りない!!ww
961名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 09:31:52 ID:pgn5pQqK
>>956
たしかこの板は単独キャラ・カプの専スレは×だった気がするよ。

秋直は一番好きだけどここは専スレじゃないよね。
962名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 10:30:31 ID:o6ttR9l/
クダラナイのを投下。

  ・エロなし
  ・おかしな秋山

以上がダメな人はスルーで。
963名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 10:31:22 ID:o6ttR9l/
帰りの電車が無くなり、神埼直は俺の部屋に泊まることになった。
彼女は、「秋山さん、おやすみなさい」と言って俺の布団で眠ってしまった。
こんなチャンスは無駄にはできないので、俺は一晩中起きている。
あーぁ、直タンと添い寝したい。直タンの寝顔は超サイコー!!
「…アソウさん…」
ん?寝言?超カワイイ!!
「…オオノ……ク…ソ…」
え?空耳?
「フクナガさん…キノコ…」
ちょw直タン悪口www
「エトウ…ぬるい…」
どんな夢見てんだよwでもカワイイ
「フクナガさん…キノコの王様……」
wwwwwwwwwwww
「エリーさん…萌え…」
ええっ!!俺は!?
「秋山さん…何でも…」
何でも??
「ヨコヤさんは好き……」
ヨコヤァァァァァァァァ!!!!

「おはようございます。秋山さん!」
「……」
「なんだか楽しい夢見ちゃったなー」
「……」
「どうしたんですか?気分悪いんですか?」
「…何でも…ナイ」
964名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 10:32:30 ID:o6ttR9l/
お粗末さまでした。

ちなみに直の寝言の設定はコレです↓みんなでキノコキャンプ。

「アソウさん」
「オオノさん。早クソれ取ってください」
「フクナガさんはキノコ採りの名人ですね!」
「えっとー、お湯はぬるいのでいいですか?」
「フクナガさん、これキノコの王様のマツタケじゃないですか!!」
「エリーさん!服が燃えてますよ!!」
「秋山さんは何でも食べますよねー」
「ヨコヤさんは好き嫌いしないで食べてください!!」
965名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 11:01:47 ID:9geQ0cz4
直タン キノコ狩りの夢見てたんだ カワイイ(´∀`) GJ!
966名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 12:26:19 ID:KMtMJ5y/
>>921
遅くなったけどおもしろかった。
エロもちょっと食傷気味だったので、また書いてください。
期待してます。
967名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 13:21:15 ID:SpoYH4gG
キノコ狩りとかマツタケの夢を見た直タン、であらぬ妄想をした俺は真のエロパロ住人
968名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 14:51:46 ID:o6ttR9l/
>>967的 寝言の設定?
 
   ↓

「アソウさんも一緒にどうですか?」
「オオノさんのクソみたいなのはさっさとしまって下さい!」
「フクナガさんのはやっぱりキノコなんですか?」
「エトウさんはぬるいので結構です」
「フクナガさんのはやっぱりキノコの王様ですね!」
「エリーさん、そんなにドSにもえなくても・・・」
「秋山さんは何でもイケル変態ですね!!」
「ヨコヤさん、好きモノ過ぎます」

どんだけ、ブラック直・・・・・・
969名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 18:54:32 ID:R4AfeCIo
キノコ狩りでマツタケ発見。
マツタケ握り締め、まじまじと見つめておいしそう!と笑う直。
それを後ろから見ている秋山の頭の中は・・・ww
970名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 19:25:17 ID:IuO0PHLo
>>964
GJ!ふいたwwwキノコの王様ww
971名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:04:08 ID:U+PA4HxC
>>970
次スレよろしく

>>969
脳内会議開始ですか?

そういや脳内会議書いたんですがここで投下したほうがいいですかね?
次スレ待つべき?
972名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:05:21 ID:zQFPDn0K
>>969
脳内会議が始まるわけかw秋山www
973名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:07:44 ID:zQFPDn0K
かぶったぁ
すまんリロードしてなかった

こっち投下でいんじゃない?
974名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:13:54 ID:U+PA4HxC
じゃあ投下します。脳内会議至上おそらく最も長いです。


脳内会議

A「じゃあ第八十一回【初めてのお泊りデートなのに腕枕したら3分足らずで寝られた俺の存在価値って一体…】会議始めたいと思います」
B「よろしく。議題暗っ」
C「よろしくー。議題暗いですね」
D「よろしくお願いします。議題、暗い」
A「議題は暗いがテンションはHIGH!よろしくお願いしMAX!!」
B「………」
C「………」
D「………」
A「あり?」
C「はぁ〜。どうするんすか?この空気」
B「本当になす術ないですね〜」
C「リーダーってあの言葉がお似合いですね」
A「なになに?」
C「バカにつける薬はない」
D「……(頷く)」
A「ひ、ひでぇ!!」
C「リーダーがそんなんだからこんなに早く寝られるんですよ」
B「今、11時45分。やっぱ早いよな。まあその分直たんのかっわいーい寝顔が存分に見られるわけだけど」
A「でも俺たちは男だ!」
B「それだけで満足できるわけがない!!」
A「やっぱそうだよな、B!」
B「ええ、リーダー!」
C「あのー…議題からずいぶんと離れているような…」
A「うっさいうっさい!大体議題がおかしいんだよ!誰だよ、こんなネガティブな議題出したの!」
B・C「いや、アンタだろ」
A「あ、ごめん……」
C「それより直ちゃんすっごくよく眠ってますねー。今日が楽しみで昨日あんまり眠れなかったと言ってましたからね」
B「そんな健気なところがまた良い!!」
C「ただ問題なのは本体並びに私たちの左手がかなり痺れていることですね」
A「うわっ、本当だ!」
C「リーダーってこの言葉も似合いますよね」
A「なになに?」
C「バカは風邪ひかない」
A「え?なんで?」
B「分かんないなら放っておこう」
C「そろそろ腕抜きたいんですけどねー。朝起きたら絶対に直ちゃん悲しみますよね」
B「それ以前に俺は反対だ!腕枕は男のロマンだ!この痺れだって全男の憧れなんだ!」
C「そうは言ってもですね、明日にも影響しますし…」
B「俺はテコでも動かん!」
A「あー、トイレ行ってきていい?」
B「なんで?!」
C「リーダーの空気の読めなさは天下一品ですね。それより何故こんなときに?」
D「それは」
C「はい?」
D「さっきから彼女の手がナニに思いっきり触れているから」
B「………」
C「………」
A「な?」
B・C「よし!全員でトイレに行こう!」
975名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:16:36 ID:U+PA4HxC

翌朝

「あれ?秋山さん、腕枕……途中でやめちゃったんですか?やっぱり迷惑でしたか?」(ショボン)
「夜中にトイレに起きたんだよ。また腕を入れようかとも思ったんだけど起こすと悪いからそのままにしておいたんだ」
「そうだったんですか。すいません。気を使わせちゃって」
「いや、構わないよ」
「でも夜中にトイレに起きるなんておじいちゃんみたいですね」
「……ん、ああ」

(じいさんがあんなに勢いよく出すかよ)


終り


今回はAのアホさ加減を最初からクライマックスな感じでやってみました。
嗚呼、日本語が上手く使えてない…orz
976名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:09:02 ID:IuO0PHLo
>>971
ごめん…。私携帯厨なんだorz
977名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:32:24 ID:wxQthy7B
じゃ980で
978名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:07:06 ID:F+/5N0g+
勝手に影響・見様見真似 お粗末な作品なんで期待せずスルーしてくれ
脳内会議・・・・・by直タン
議題【初めてのお泊りデートですぐに寝てしまった事をどう謝罪するか】
A「やっぱ迷惑だったのかな・・・素直に謝るのが一番だよね」
B「正直に謝れば秋山さんも許してくれるよ」
C「でも途中で腕抜かれちゃって残念・・・」
A「秋山さんも疲れてるからしょうがないよ」
B「じゃぁ早く謝らなきゃ」

D「・・・なにか触ってたような・・・?」

翌朝

「あれ?秋山さん、腕枕……途中でやめちゃったんですか?やっぱり迷惑でしたか?」(ショボン)←無意識
「夜中にトイレに起きたんだよ。また腕を入れようかとも思ったんだけど起こすと悪いからそのままにしておいたんだ」

A・B・C「へ〜案外秋山さん、おじいちゃんみたいw」

「そうだったんですか。すいません。気を使わせちゃって」
「いや、構わないよ」
「でも夜中にトイレに起きるなんておじいちゃんみたいですね」

正直、勢いで作った・・・今は反省してる
ちなみにタイプとしては
A・B・C「馬鹿正直で純粋」
D「少し切れ者でもまだ鈍い」
979名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:37:27 ID:NDQ/Rs+K
禁断症状が出てきたので、1話から全部見直し始めてるんだけど
4話でぐぐ〜っと秋直萌えが盛り上がる。

直タンのSM発言あり、パジャマ姿あり、秋山の半裸あり。
キノコも4話で大爆発!ww
>>943の萌え台詞も4話だったよ。
980名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:55:16 ID:zwaQdAjj
秋山の半裸は良い。
腕も足も細いのに、胸はけっこう盛り上がってる。
乳首の小ささ、色、位置、すべて完璧です。
アバラも出てないし腹筋割れてるし肌もきれいだし、なんですかあの体は!
981名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 01:02:13 ID:uMHmI11A
私も今日1話から見てたw
確かに4話位からキャラ固まってきてるよね。
まだ若干違和感あるかな?って思うけど。
直が「ゲームに勝つには誰かに借金背負わせなきゃならないのは嫌ですね…」みたいなこと言い始めるのも4話だっけ?
982名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 01:04:17 ID:005KJPlv
>>980
次スレよろしく

4話は一番好き。半裸も素敵だけどやっぱりSM問答がすばらしい。
あと、直タンがパジャマ着て出てくるシーン、その前に秋山さんの部屋のシーンが
入ってるから、秋山さんの部屋から出てきたみたいに見えるのよね。
983979:2007/07/06(金) 01:39:56 ID:NDQ/Rs+K
この時間に即レスくれるオマイラが好きだよっw

ヒョウ柄と直タンの初絡みも4話だよな。
秋山の中の人のアドリブ名台詞もこの回だし、ドラマとして
ノってきてるのが分かってイイヨー!

余談だが「回」を打とうとしたら「甲斐」が即変換って…自分…orz
984名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 13:17:36 ID:O/YHA8n8
ヌルヌル秋山の復帰をファンが裁く
ttp://www.daily.co.jp/ring/2007/03/12/0000267847.shtml

こういった些細な単語からも
ヌルヌルになった秋山さんのイチモツが
直ちゃんの花芯に飲み込まれていく…
そんな想像をしては、つい萌えてしまうorz
985名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 14:09:10 ID:7HTA56lc
>>984
ちょw俺と考えた事一緒ww
986名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 14:14:31 ID:Nyo/MozP
次スレマダー?
987名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 14:39:18 ID:yRfbO+ke
>>984
みんな考えること一緒だなww

ドラマ放送中の時実況で、『秋山といえばヌルヌル』というレスがあったんだが
意味がわからず卑猥な妄想した自分
ググってがっくりした…
988名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 17:22:59 ID:h1K+eqQN
直タンの中の人スレで
乳首散歩したいって書き込みを見てから
直タンのプックリしたピンクの乳首に
赤い毛糸を結んでツンツン引っ張る妄想ばかりしてしまう俺、末期ww
989名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 20:53:33 ID:O/YHA8n8
>>985,987
胴衣サンクスコw

ところで980は次スレを立てる気はないのか?
代理で立ててもいいがPart1のスレのURLって間違ってない?
990名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:34:39 ID:S7WhiQ/0
>>989
次スレよろしくです!
991名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:00:18 ID:R2lkSZPg
携帯だから解らないけど、
一応『過去ログ〜〜』とか出るからあってると思う。
992名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:37:05 ID:CrO9L57o
>>989
お願いします!
Part1のスレ、URL合ってると思うよ
993名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 02:01:34 ID:OEFIWkZk
ヌルヌル・・・もうあらぬ事考えすぎて本当の意味でパラレルイッパイ
話に沿ってありえそうなエロシチュなんて考えられなくなってしもたorz
風呂場でボディソ付けて二人で身体を激しく擦れ合ったり、なおの腕縛ってネチネチ攻めていつまでも入れない秋山に
なお感じすぎて悶(ry
ローソク垂ら(ry


ダメだ頭完全湧いてる自分
次スレで本気で書いてしまいそうな痛い自分
994名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 02:22:27 ID:KrUPm6o6
なんだか1000レスいっちゃいそうだから次スレ立ててきますー
995名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 02:29:34 ID:KrUPm6o6
立ててきたー

LIAR GAME-ライアーゲーム-でエロパロ 【3回戦】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183742774/l50

次スレも楽しくいきましょう(`・ω・´)
996名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 03:44:37 ID:iQYF1hAU
>>993
わか〜る分かるよ君の気持ちぃ〜
その情熱をエロパロにぶつけるんだ!

>>995
超乙です!

て、事で梅
997名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 03:46:19 ID:h1FFX9d+
>>995 乙〜!
こっちは埋めますか
998名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 04:16:07 ID:/j1RinVR
999名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 04:17:14 ID:/j1RinVR
1000名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 04:18:51 ID:/j1RinVR
1000なら次スレでドラマリア厨房と腐女子は脂肪
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。