1 :
●:
2 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:53:13 ID:e3H1AR30
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:53:47 ID:e3H1AR30
4 :
●:2007/05/28(月) 00:54:43 ID:e3H1AR30
>>1 乙。
三奈子さまを騙して旧体育倉庫に連れ込みたい
ドガさん乙
具体的には、こんな感じで。
まず、せっかくだからそこそこ可愛い女の子に生まれ変わってリリアンの新聞部に入る。
その後「三奈子さま、旧体育倉庫で白薔薇さまのスクープ写真が撮れますよ!」
などと騙くらかして三奈子さまを旧体育倉庫に連れ込む。
基本的に、ウソの内容はなんでもよい。
「ちょうど良いわ、この中に隠れて現場を押さえましょう。手伝って!」
とか言って、うきうきと跳び箱の中に三奈子さまが入ったあと、
すばやく体育倉庫の外から鍵をかけちゃう。
しばらくはじっと待っているものの、いずれ不審に思った三奈子さまが跳び箱からゴソゴソ出てきたら、
三奈子さまは今閉じこめられていること、こんなところにはおそらく誰も助けに来ないことなどを
わざとらしくもおっかない口調で話しておびえさせる。
なお、ほどなく日が落ちてくることを考慮し、事前に体育倉庫内の蛍光灯を外しておくとよい。
「いやよ、怖い、怖いわ……。おねがい、開けて、開けてぇっ!」
などと三奈子さまが泣き叫びだしたら、テレコを取り出しその声を録音する。
十分に録音したら、鍵を開けてあげる。
よろよろと這い出てきた放心状態の三奈子さまを介抱しつつ、
日頃は言動のせいでわかりにくい(笑)その美貌を見つめ、密かにハアハアする。
三奈子さまをお家まで送った後はすみやかに待ち合わせ場所に赴き、
悲鳴と泣き声を記録したテープを真美さんに譲り渡す。
確かに非道ではあるが、これは真美さんとの友情のためにする行為である。
真美さん、素直じゃないから……愛情が屈折してだんだん変態じみてきてる……。
即死もアリかな
「ねぇ祥子。私と祐巳ちゃんどっちが好き?」
私の隣で気持ち良さそうにまどろむ祥子の眉間に一瞬深い皺が寄る。その次には眉を八の字に歪め困った顔で考え込みはじめた。
全く…誰かさんにそっくりな百面相だ…
「意地悪な令ね…そんな事言うから今は祐巳の方が好きよ」
「あっ!ひど〜い。私なら即答で祥子って答えるなぁ」
祥子は私の答えを聴くと顔を真っ赤にしてそっぽを向く。綺麗な祥子の肌…細見な癖に大きく張りのある胸…
私はベットから身体を起こし祥子を抱き締める。
「で?本当に祐巳ちゃんが一番なの?」
「…そ、そうよ。意地悪な令なんて嫌いッ…」
私は苦笑しながら祥子の胸を掬うように揉みしだく。わざと乳首には触らず周りを指先でなぞりあげた。唇で祥子の敏感な耳を愛撫する。
「んんっ…令…」
「好きだよ…祥子」
耳元で優しく呟く。ピクンと身体を震わせ祥子は顔を私の方に向ける。お互いに瞳を見つめ合い、一瞬刻が停まった様な静寂が祥子の部屋に訪れる。
「…私も…令が一番好き…」
「本当に?」
私の問掛けに祥子の答えは突然のキス…
祥子に身体を押し倒され私はシーツの海に沈む。
夜はまだ始まったばかり…
【終り】
即死防止
ここの人たちは令由なら令受け派?由受け派?
俺は由受け派だな
キホン令ちゃん
でもリバOK
18 :
15:2007/05/30(水) 00:45:42 ID:ohXAuC6O
ちなみに俺は由乃派
どちらもOK
ニコニコでアニメから入ったんだけど、小説も面白いですかね?アニメは2期の5話まで見ました。
本編よりマリア様にはないしょが面白かったりしますがw
アニメにはないカプ萌のし所あるからなぁ
24 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 11:19:34 ID:47WQeXdf
p
削除依頼乙
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:32:26 ID:K3yzxZnJ
何で削除依頼なのさ?
27 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:45:08 ID:7WMlht7e
あ
ふたなり令ちゃんのを書いてる…けど小説ってむつかしいね
そういう誘い受けみたいな態度がウザイ
期待してます!がんばって下さい!とでも言われたいんだろw
煽りしか書けないアンチよりはマシじゃないかと
アニメみたんだけど
祐巳が花寺の制服きてるところを推理小説同好会にとらえられる話って
普通にやばいよね
33 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 20:58:14 ID:eG2T9sy6
レイープマダー?
祐麒君で祥子さまをレイプしてきます
じゃあ俺はふたなり令ちゃんで志摩子をレイプしてくるよ
じゃ俺はふたなり令ちゃんにカマ掘られてくるよ
アッー!
こんなつまらんネタばっかりのスレになっちゃったな
何か投下されると煽るバカが住み着いてるから
2ちゃんなんて書いた者勝ちなんだけどね
>>39 そういう煽り(「バカが住み着いてる」など)は
マイナス面しかないのにな
まあ、
>>1にはこう書いてありますわ皆様。
>>スレは乱さないように、マターリとsage進行がここでのたしなみ。
>>もちろん、荒らし、煽りを放置できないような、はしたない住人など
>>存在していようはずもない。
可南子を騙して旧体育倉庫に連れ込みたい
桂さんとデートして手を握りたい
むしろずっと手を握ってないと見失ってしまうかも、だぜ
なにしろ桂さんだし……。
レディ、GO!を買い忘れたので今度買う
>>42 バスケットボールをブチ当ててもらうプレイか?
いえ、二人でカビくさい体操マットをクンクンするプレイです。
「臭かったね」
「そうですね」
と言いながら帰ります。
可南子に脳天にダンクしてもらいたい。ハァハァ
可南子はあそこも大きいの?
チンコでかそうだよね。
「あなたに関わっていたかった、ただそれだけなの」
ずぶずぶ
可南子より祐巳に付いてるほうがいいな
祐巳に処女を散らされる可南子
ずぶずぶ
竹刀or自分のチンコで由乃にずぶずぶする
志摩子
age保守
笙子の盗撮写真の中に蔦子のエロ写真はあったのか、それが問題だ
三奈子さまの裸体なら別のフィルムにあるよ
57 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 18:13:52 ID:7xL7osYv
やっぱり煽り野郎出現は不味かったな。
おかげで職人がびびってこのスレがカスみたいになっちまいやがった。
可南子を騙して旧体育倉庫に連れ込みたい
瞳子乙
悲しいけど、瞳子になら可南子を譲ってもいい……。
「ねえ志摩子さん」
「どうしたの祐巳さん」
「私達、親友だよね?」
「ええ、そうだと思うけど……ひゃっ?」
「どうしたの?」
「い、いえ、何でも、んっ」
「志摩子さん、さっきから変だよ」「
「そ、そんな、あぁっ」
「顔は赤いし、身体が震えてるし」
「そ、それは、はぅっ」
「もしかして感じてる?」
「っ!!」
可南子が祐巳を監禁してそのすべてを味わいつくす
というスタンダードな同人誌をzipでちょんまげ
志摩子兄が初登場するのってどの巻だっけ?乃梨子に不感症って言うやつ
66 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 14:48:06 ID:p0rRUZqo
うざい
68 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:14:58 ID:L4KsFk9A
需要ないの?誰かお願いします
桂さんを騙して旧体育倉庫に連れ込み……あれ、いないよ?
チャオソレッラ買ったんだけど由乃の裸が拝めるな
72 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 05:11:55 ID:OyFWY11H
ほしゅ
紅→ハードプレイ
白→ソフトプレイ
黄→変態倒錯プレイ
修学旅行中ホテルのベッドで、何人の生徒がHしたのやら
祐巳ちゃんと由乃は確定だよな?
祐巳ちゃんと由乃んは黄金水プレイだよ。
由乃がひよこタオルで落ち着くと聞いた祐巳は自分もいざと言うときに備えて持ってきたものがあると告白
それを使えばすべての苦痛、不安を忘れて、安心して眠れると聞いた由乃は見せてほしいと頼む
「そういえば飛行機も平気だったし、よっぽど効くのねそれ。よかったら一回使ってもいい?」
一瞬迷った祐巳だが、親友の頼みならと恥ずかしがりながらも快諾した
由乃の前で着ているものをどんどん脱ぎ捨てていく祐巳
きょとんとした由乃に半ば見せつけるように膣から淫液にまみれたディルドーを取り出す祐巳
それは祐麒のナニで型をとったディルドーだった
驚きながらも先ほど口にした台詞を思い出し、血の気が引く由乃に、祐巳が覆い被さる
「ホントは誰にも貸したくなんて無いんだけど…… 親友だもん 一回だけ、ね?」
熱で火照っただるい体で抵抗できるはずも無く、由乃は祐巳の手で花を散らしたのだった……
というシチュを想像した
>77
おっきした。
保管庫見れないの俺だけ?
俺も見れない
俺も見れない……ついでに保守
嫌だスレにおぞましい物が投下されている。
ふたなりって不必要?男性化パロじゃなくて
>>83 ペニバンやティルドーはOKだが、
ふたなりや性別逆転は駄目だと思う。
86 :
ネタ:2007/09/06(木) 13:01:49 ID:1li+WlNf
「お姉さま。一緒に帰りませんか?」
「ごめんなさい。乃梨子…今日は用事が有るの」
「わかりました」
「ごきげんよう」
〜マリア像裏〜
「志摩子さん。来るの遅い」
「ごめんなさい…祐巳さん」
「それじゃスカート捲って」
「ここで!?」
「……じゃあね。また明日」
「あっ!待って下さい…捲りますから…」
「凄〜い。志摩子さん、貞操帯から色んな汁が横から漏れまくりだよ」
「お願い…早く外して」
「それじゃあ…マリア様に向かって立ションしてよ」
「……で…出来る訳…」
「ごきげんよう。志摩子さんまた明日ね」
「酷い…他の事ならするから…」
「いや、いいから他の事とか…志摩子さんて本当にウザイ。又暫く、貞操帯プレイを楽しんで」
「あぁ…わかりました。やりますから待って…祐巳さん」
「はぁ?やらないって言ったりやるって言ったり志摩子さんて馬鹿?」
「…やります」
「…『志摩子は貞操帯の中のバイブを外したいので今から自分の意思でマリア像に小便をします』…はい。今のを宣言してからやってね」
「………」
「うわっ!泣いて誤魔化すの?マジで志摩子さんウザイわぁ」
みたいな羞恥プレイ希望
おっきした
―はっきり言って、令ちゃんは白薔薇さま…聖さまよりおやじ臭い。…というか、単に変態。
普段、学校ではカッコ付けてなんかいるけれど―
「あ、由乃。今日は会議中止になったから」
由乃が薔薇の館のビスケット扉を開けると、それと同時に中に居る人物から呟くように発せられた言葉。
「…何で私だってわかったの?」
「他の子達には直接言っておいたからね。…あ、もちろん由乃には言わないようにって言っといたけど。皆不思議そうな顔してたっけ」
いつものように椅子に座る由乃の姉―令。
椅子から立ち上がればゆっくりと由乃に近づき、ドアを閉めてしまう。
その仕草さえも由乃に恐怖感を与えるのには十分だ。
「由乃、いつものようにしてよ」
囁かれ小さく首を縦に振ると鞄を床に置き、長いスカートを握ればゆっくりと上に捲り上げる。
「ちゃんと白いの履いてきたんだね。さすが、私の好み分かってるじゃない」
自分に迷いがなければ
令は由乃を転がしてその元気さを愛でると思うんだよ
へたれでない令は大歓迎
求人
92 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 22:48:42 ID:kdOICFBi
聖萌え
93 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 09:31:53 ID:HipiEv2w
前の方にあったけど聖って煙草吸ってたか?妄想?事実?
吸ってる描写はないっつか、作中でまだ未成年だしな
聖ならやりかねんけどなw
百合でないが、祥子×祐麒は悪くなさそう。
>>96 てんまのイラスト付きSSは割と良かった。
今はDL販売止めてるけどな。
柏木×聖も最近の柏木改変によりいいと思ったが
エロとか恋愛じゃなくてもっと読みたいものがある気が
100ゲト
「あ、乃梨子。今日は会議中止になったのよ」
乃梨子が薔薇の館のビスケット扉を開けると、
それと同時に中に居る人物から呟くように発せられた言葉。
「志摩子さん、何で私だってわかった?」
「他の薔薇様方や蕾のみんなにはもう伝えたの。
…あ、もちろん乃梨子には内緒でって。
皆不思議そうな顔してたわ。」
いつものように椅子に座る乃梨子の姉―志摩子。
椅子から立ち上がり、ドアの前の乃梨子に覆いかぶさるように近づき、
背中に回した手でドアを閉めてしまう。
キスの予感。乃梨子の心のどこかが慄いた。
「乃梨子、いつもの、しなさい」
囁かれ小さく首を縦に振ると鞄を床に置き、
長いスカートの裾をつまんでゆっくりと上に捲り上げる。
「ちゃんと履かずにきたのね。
私が好きなことよく分かってるいい子ね」
囁くような声に鳥肌が立つ。
志摩子さんの一言一言が背筋を走るようだ。
スカートの裾を上げたせいで、
パールホワイトのスリップの裾がすーすーする。
ふぁさっと風がいつも包まれている足のつけねに
あたったかと思うと志摩子さんがひざまづいていた。
スリップをめくってもぐりこんでくる
ふわふわの髪の毛。熱くぬれたものが乃梨子の
急所に一撃をみまう。「あっ」思わずもれる声。
引き続き熱心に密着する志摩子さんの唇。
思わず脱力してビスケット扉に背をもたせ掛けてしまった。
この冷たい感触。敏感なところを包皮の上から
圧迫しては緩め、圧迫しては緩め、
少しずつ気分を高めてゆく。
下着を着けていないワンピースの制服の中で、
手が通るように改造したポケットを通し、
滑らかな丸みをもった先端を2つもつ
長いものを左手で握り押し付ける。
もちろん視線は、山村先生が板書する手元に
集中。右手は休まずノートをとっている。
みんなが神経を研ぎ澄まして集中している
静謐な教室にチョークの音と、柔らかで
官能的な山村先生の声だけが響く。
その中で続ける私だけの左手の密かな営み。
105 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 04:17:58 ID:Y/sHcgjP
四期っていつから?
辻加護が四期だな
一緒にしないで
>104
さあ、練習しましょう、「さぁや」
>>96 過去スレに誰か投下していそうな気もするが。
新刊発売記念に投下してみる。
『二人の儀式』
「やっほー祐巳ちゃん、妹ができたんだってね。志摩子から聞いたよ」
「聖さま!?」
放課後のリリアン女学園。
校門を抜けたところで、その人――前白薔薇さまに声をかけられ、祐巳は立ち止まった。
「かわいい後輩の姉妹成就に、いてもたってもいられなくってね。こうやって直接お祝いを言いに来たってわけ」
「そうなんですか。わざわざありがとうございます」
「んー、いいっていいって。それより、もう『儀式』は済ませたの?」
「はい、先日マリア像の前で。あ、祥子さまにも同伴してもらったんですよ」
「いやいや、そっちの儀式じゃなくて、さ。もうひとつの方」
「……はい?」
はて、もうひとつの方の儀式とは? と祐巳は首をかしげる。
姉妹の契りはロザリオの授受によって行われる。リリアン女学園に通う乙女たちにとって、それはごく当たり前で誰もが知りうる事。
しかし、今聖さまが話しているような別の儀式の存在については聞いたことがなかった。
「聖さま、その『もうひとつの儀式』って、いったい何ですか?」
「だから、ロザリオじゃなくて、あっちの方だよ」
「あっちと言われましても、何のことだかさっぱり……」
「あちゃー。祐巳ちゃん、ほんとに知らないんだ」
手のひらを額にぺちっと打ち付け、やれやれといったポーズでため息をつく聖さま。
「うーん、困ったなぁ。あれやっとかないと、いろいろと良くないって噂だし……。
晴れて新米スールとなったかわいい後輩の、悲しい顔は見たくないなぁ……」
話の筋がまったく見えず、頭上にハテナマークを浮かべたままの祐巳をよそに、聖さまはひとりぶつぶつと呟いている。
「あの、聖さま。何の話をしてるのか、さっぱりわからないんですが……」
耐えきれず、そう漏らす祐巳。すると、聖さまはニカッと笑いながらこう告げた。
「よろしい。では老婆心ながらこの佐藤聖さまが直々に教えてしんぜよう。リリアン女学園に伝わる、真の『姉妹の儀式』!」
夕闇に染まる校庭を、瞳子はひとり薔薇の館に向かって歩いていた。
部活を終え下校する生徒たちの声が遠くのほうでかすかに聞こえてくる。
演劇部の練習を終えた瞳子もまた、彼女らと同じように帰宅の途につく……はずだった。
『薔薇の飯で待ってます 祐巳』
下駄箱のロッカーを開け目に入ってきた一枚のメモ用紙。
そこにはつい先日、自分の姉となった少女からの伝言が記されていた。
歩きながら、瞳子は呼び出しの理由を考える。
今日は山百合会の活動は休みだと聞かされていた。
遅い時間まで部活に打ち込んでいられたのはそのためであるからして、生徒会の仕事をこなすために人手が欲しいわけではなさそうだ。
仮にそうだったとしても、わざわざこんな時間まで居残りする必要もないだろう。また明日にでもすればいい。そこまで急を要する懸案も今のところなかったはずだ。
だいたい薔薇の飯とは何なのか。
おそらく薔薇の館と書き間違えたのだろうが、今は不思議な呼び出しの理由について考えることに手一杯。
天然な我がお姉さまの失敗についてまでは頭がまわらなかった。
そうやって様々な考えを巡らせながら歩くうち、瞳子は(恐らく)お腹をすかせているであろう、姉の待つ薔薇の館の前へ着いた。
「瞳子ちゃ……瞳子、ごめんねこんな遅い時間に呼び出しちゃって」
ビスケット扉を開けたところに立っていたのは、瞳子のお姉さまである祐巳ただ一人。
まわりを見渡すも、客人どころか薔薇さま方やブゥトンの姿もない。
「お姉さま、いったいなんの用事でしょうか」
静けさを保つ部屋に、二人の声だけが響く。
日はすっかり暮れかかっており、窓から見下ろす館の外に生徒の姿は誰一人として見受けられない。
「あのね、儀式のことなんだけど……私たち、まだやらなければいけないことが残ってるの」
「儀式? お姉さま、ロザリオならこの前いただいたばかりですが」
胸元に手を置くと、たしかにそこには制服ごしにロザリオの手触りがある。
つい数時間前に祐巳が感じたものと同じく、瞳子もまた違和感を抱えていた。
「うん、そっちの儀式じゃないんだ。ね、瞳子。私たちがロザリオを受け渡ししたのって二日前で合ってるよね?」
「ええ、そうです。二日前の昼休み、祥子さまと一緒にマリア様の前で」
「じゃあやっぱり、今日で三日目……日付が変わる前でよかった」
そう言いながら、祐巳はゆっくりと瞳子に近づいていく。
「あのね瞳子、スールの儀式を交わした二人は、三日以内に『ある事』をするの。
そうしたらマリア様のご加護のもと、二人はいつまでも幸せな関係でいられるんだよ」
徐々に縮まっていく二人の距離。二メートル、一メートル……
やがて、それは互いの息がかかるほどに接近していた。
すっかり薄暗くなりつつある部屋の壁に、二人の少女の影がまるでキスをしているように重なり合って映る。
「あの……え、お姉さま…………?」
「ごめんね瞳子、優しくするから! えーい!」
「わ、ちょっと、きゃあ!」
不意打ちのように唇を重ねていったのは祐巳の方だった。
勢いづいてしまったせいで、キスというよりは唇を押しつけあうような不格好なかたち。
しかし瞳子は抗うことはせず、愛する姉の不意打ちにも素直に従うのだった。
「は……んむ」
一度軽く唇を離し、再びかぶさるようにして触れ合わせる。
「ん……」
「んぁ、く………」
どれほどの間、そうしていただろうか。
それくらい、初めての口づけというのは、時を忘れさせてしうほど没頭させる魔力を持っていた。
意識は深く沈み込んでいき、初めて体験するその甘美な世界に酔いしれてしまう。
やがて、瞳子の肩に手を添えたまま、祐巳がゆっくりと唇を離す。
透明な唾液が二人の口を伝い糸を引き、やがてすぐに途切れて消えた。
「お姉さま……」
先に口を開いたのは瞳子だった。
今もかすかに残る唇の感触に異常なほど胸は高鳴り、全力で走った後のように呼吸は乱れている。
「瞳子、これは儀式じゃなくておまじないのようなものなの。二人がいつまでも仲良くいられるための」
肩に添えた手を首の後ろに回し、再び二人の顔が近づく。
身体は密着し、互いの鼓動が制服ごしに伝わってくる。その体勢のまま祐巳は囁くように続けた。
「もちろん、私もこの話を聞いたときは、そんな迷信じみた事って思った。でもね、私たち、こうなるまでに色々あったから……」
――色々あった。その一言で、祐巳の言いたいことは瞳子にも伝わったようだった。
「すれ違ったり、傷つけあったり……もちろん、そういった壁を乗り越えてきたからこそ、今の私たちがいるんだと思う。
だからそれはそれで必要だったんだと、今なら言える。でも、これからは……」
二人きりの薔薇の館。静寂を切り裂くように、祐巳の声は段々と感情をおびていく。
「心通わせて、姉妹になったこれからは、ずっと瞳子と笑って過ごしていたい! だから、たとえ気休めだってわかってても……!」
ふいに、祐巳の唇がふさがれた。
「ん……瞳子………」
「わかってます、お姉さま。それ以上言わなくたって……私だって、お姉さまといつまでも一緒にいたいですもの」
「瞳子……瞳子………っ!」
「お姉さま…………好き、です」
「私もよ、瞳子」
三たび、唇を触れ合わせる二人。深い色の制服に添えられたタイが、かすかな衣擦れの音をたててするりと外れた――
日はとうに暮れ落ちてしまい、夜の帳が下り始める頃。
リリアン女学園山百合会の活動の場である薔薇の館には、二人の少女が下着のみを身に纏った姿で佇んでいた。
部屋に明かりはなく、闇の中で微かに互いの姿がぼんやり浮かび上がるのがわかるくらいである。
静寂に包まれたこの空間は今、祐巳の瞳子二人だけの世界だった。
「瞳子」
祐巳の問いかけに対し、瞳子は恥ずかしそうに胸の前で手を合わせたままだったが、やがてゆっくりと腕を下ろし無言で頷いた。
瞳子の決心とも言えるその反応を受け取り、祐巳は瞳子の身体に手を伸ばした。
まずはひかえめな胸を包み込んでいるブラジャーに手をかけ、ホックをぱちりと外す。
フリルの付いたかわいらしいそれをゆっくり床に落とすと、下着に負けず劣らずの愛らしさをもった瞳子の胸が露わになった。
「お姉さま……恥ずかしい………」
「大丈夫よ、瞳子。ほら」
恥ずかしげに視線をそらす瞳子の顎を優しく引き寄せ、唇をねだる。
「ン……」
誘われるように唇を差し出す瞳子。愛する姉とのふれあいに、羞恥心はあっという間に薄れていく。
「くちゅ…ん……」
「ん、く…………あ………」
先ほど交わした触れるだけのキスではなく、もっと濃厚で、思考が奪われるほどかき回される情熱的なやりとり。
「ぁ…は……」
……ぴちゃり、くちゅ
口腔の中で互いの舌が絡み合い、唾液が混ざり合う音がこぼれ出る。
「瞳子のくちびる、おいしい……とても、甘くて……」
「あ……お姉さま………は、ん…」
キスの動きを止めないまま、祐巳はむき出しにされた瞳子の胸に手をかぶせる。
ほのかな体温と、やわらかな触感が手のひらを通して伝わってきた。
ゆっくりと、撫でるように指先を這わせる。瞳子の唇から漏れる吐息は次第に熱のこもったものへと変化していき、動悸が荒々しさを増していく。
なだらかな丘を辿るようにして、胸の感触を掌で愉しむ。その先端、桜色した突起にかすかに指先が触れた。
「んあっ…!」
一瞬、瞳子の身体がびくりと強張った。
「瞳子……ここ、弱いの?」
「んっ…べつに、そんなことは……あんっ」
乳輪に沿い、円をなぞるように指を這わせる。
「あぅ! ん……ぁ…」
次第に、先端がむくりと隆起していく。
すっかり固くなったそれを、指先で軽くはじいたり、人差し指と中指の隙間に挟むようにしてやわらかくしごく。
「だめ……お姉さま…………あんっ!」
「瞳子のおっぱい……かわいい。ねえ、食べても…いい?」
「え……そんな、食べるって…………んぅっ」
瞳子の首筋に舌を這わせ、口もとを徐々に下へと降ろしていく。
道中、ところどころに軽くキスの洗礼を交えながら、やがて胸もとのふくらみに辿り着いた。
祐巳の指先に弄られた瞳子の乳首はもはや完全に隆起しており、小ぶりだが形のよい胸にぴったりな桜色のそれは、つん、と上を向いて存在を主張していた。
まず唇でキスするように軽く触れた後、口に含む。そして、舌で転がすようにして愛撫を始めた。
「あっ、んぁあ……だめ、胸、だめぇ………お姉さま……あうぅ!」
舌先を巧みに使い、弾いたり、軽く押しこんだりしながら瞳子の乳首を堪能する。
時折、舌先を尖らせて強めに責めたてる度に、瞳子はまるで電流がほとばしったかのように身体を震わせた。
その反応を愉しみながら、さらに激しく愛撫を続けていくうち、祐巳は自分の身体――下腹部のあたりから、じんわりと沸き上がる劣情を確かに感じた。
「お姉さま……わたし、もう……」
瞳子の胸はすっかり祐巳の唾液にまみれており、薄闇の中でも艶めかしく映る。
「瞳子……いいの?」
「はい………お姉さまとなら、私……」
瞳子の肩を優しく抱き、ゆっくりと板張りの床へと横たえる。
ひんやりとした感触が火照った身体に心地よかった。
「これ、取るね」
そう告げて、瞳子の身を唯一包んでいた薄布を、太腿から足先へ、すべらせるように脱がせる。
覆われていた部分が露わになり、薄い茂みがそこから現れた。
「お姉さまも……瞳子、お姉さまの身体も、見たいです」
おどおどした仕草で、祐巳の胸に触れる瞳子。
「うん、わかってる。ひとりだけ裸じゃ、恥ずかしいもんね」
そして自らの下着に手をかけゆっくり外すと、仰向けになった瞳子に覆い被さるようにして倒れ込んだ。
そのまま唇を重ね、舌を絡ませる。
直に伝わる互いの体温が興奮を昂ぶらせていった。
静かな夜の静かな部屋の中、薔薇のように可憐な少女二人が生まれたままの姿を惜しげもなく晒し合い、重なり合う。
「はっ…んむっ……」
「ちゅぱ………んっ、ん……」
繰り返すキスの応酬。
股の間に足をすべり込ませ、身体の表面積全てが肌と触れ合う。
互いの胸と胸が潰れるように圧迫され、祐巳が少し身体を起こすと乳首と乳首がこすれ合い、極上の快感を催した。
「……あ、んっ……はぁ、はあ…………」
瞳子の手が、何かを求めるように祐巳の背中から腰骨のあたりを撫でる。
「んちゅ……瞳子のからだ、あったかい………」
左手で、やわらかい乳房を優しく揉みしだく。
そして右手は瞳子の下腹部へと伸び、そのまま茂みを伝いながら奥へと忍び込ませると、ぬるりとした生温かい感触が指先に感じられた。
「ひゃんっ」
「瞳子、ここ濡れてるよ?」
「言わないで、……ッ、ください…お姉さまの……いじわる」
中指で掬い上げるように、恥丘の割れ目にそってなぞる。
既に十分な潤いをしたためている瞳子の恥部は、指の軌道にスムーズに順応した。
「痛かったら言ってね、瞳子……すぐにやめるから」
クレバスに添えた祐巳の中指が、つぷりと小さな水音をたてて少女の秘められた部分へと侵入した。
「あッ……んっ、く……はぁ………ッ」
瞳子の膣内は、まるで煮えたぎるようにくつくつと熱をこもらせていた。
「とても熱くなってる……瞳子、感じてるの?」
「そんなこと…言わせないでください。んうッ!」
膣内で第一関節を少し曲げ、そのまま手首を左右に振り動かす。
くちゅくちゅと淫靡な音が、もうすっかり暗くなって漆黒に包まれた二人きりの部屋に響き渡る。
「気持ちいい? 瞳子、もっと、声を聞かせて」
「んぁ…んんんっ! はぁ……はぁ……あ、ん、…や、ふぁああっ」
瞳子の口から感情を押し殺すような声が漏れる。祐巳は瞳子の昂ぶりに比例して、指の動きを強めていく。
まっすぐに伸ばした指を膣の奥まで差し込み、ゆっくりと引き抜く。愛液で溢れかえるそこは、ピストン運動を柔軟に受け入れた。
指の動きを早めるにつれ、いやらしい水音も次第に大きくなる。
それにかぶさるような瞳子の喘ぎ声。
目の前で官能の表情を浮かべる、愛しい妹の顔――
祐巳の秘部からも、押さえきれない愛情がトロトロの液体へと形態を変えて分泌され、太腿を伝い滴る。
「やっ、はっ…んぅ、らめぇ……あっ、あんっ……」
瞳子への愛撫の手を緩めることなく、祐巳は自分の陰毛に覆われた恥丘にも指を這わせる。
表面を湿らせているぬるりとした感触は、瞳子のものと同じくらい……いやそれ以上だろうか。
祐巳の秘部もすっかり濡れそぼっており、容易に膣内への侵入を許した。
「はぁ……は…あぅ! んっ、瞳子、瞳子ぉ」
「んっ、あっ、あっ、…お姉さま。おねえさまぁ……ッ!」
自らを慰めながら、同時に瞳子に対しても決して緩まることのない愛撫。
互いの官能の吐息がかかるほどに二人の顔が接近し、どちらからともなくむしゃぶりつくように唇を求める。
口の端から流れでる涎もかまわず、二人の少女はただひたすらに悦びを貪る。
「はぅ、はむ、…んっ、んあっ、んっ……もっと、ください…お姉さま……もっと、私の中を…かき乱してください……ッ!」
「瞳子、瞳子…はぁ、あんッ……んっ、わたし、の、かわいい……とうこ………ッ、あぅんっ」
絶頂が近づき、激しくなる吐息。
一瞬でさえ二つの身体が離れるのを拒否するように、瞳子は祐巳に抱きつく。
「ああっ、お姉さま、お姉さま……あんっ、は、あ…祐巳さま、イッちゃう……ッ、祐巳さま、瞳子……イッちゃううぅぅッッ!!」
「と、瞳子ちゃ……わたし、も…んっ、んうっ、はぁ……はぁ、あン……! わたしも、もう………っっ!」
膣内をかき出すように、激しく生々しく躍動する――
指先はとうに理性を失い、ただ陰部を淫らに愛玩する道具と成り果てた。
「あっ、あっ、あんっ、祐巳さま、一緒に、……瞳子と一緒に……!」
「んあっ、はっ…んんっ、瞳子、瞳子ちゃん、イクっ、イッちゃう……ッ!」
「あうっ、あんっ、あ、はっ、んッ、んぁぁああーーーっっッ!!!」
二つの身体が、ほぼ同時に快楽の頂へと上りつめた。
びくん、びくんと痙攣するように美しい肢体を跳ねらせて――
事が終わった後、二人は再び静けさを取り戻した薔薇の館で、二人きりのティーパーティーを嗜んでいた。
瞳子の淹れてくれたダージリンが、祐巳の愛用のカップに注がれ湯気を立てている。
「……それにしても、お姉さま。よく食べますこと」
机の上に並べられたお茶菓子の包み紙を見ながら、瞳子が呟いた。
「だって、ずっとお腹すいてたんだもん。それにほら、いろいろと体力使っちゃった後だし」
「そ、そうゆうことを真顔で言わないでくださいっ」
瞳子は照れながら顔を背けた。
そして、あぁそう言えばこのお方は、心に思っていることがすぐ態度に出ちゃうお人だったっけと、靴箱に忍ばせてあったメモ帳の誤字を思い出した。
「すっかり、遅くなっちゃったね」
「そうですね。はやく帰らないと……」
「ごめんね、付き合わせて。でも、なんだかすぐに帰る気になれなくて。今は少しでも長く、瞳子と一緒にいたいなって思ったから」
「別に、私は構わないですけど……私も、その、お姉さまと同じですから」
頬を赤らめながら、瞳子が言う。その様子を微笑ましげに見つめながら、祐巳は安堵の息を漏らした。
「これでわたしたち二人は、晴れてマリア様のご加護のもと、いつまでも末永くしあわせでいられるね」
放課後、校門の前で聞かされた『もう一つの儀式』。
三日以内という制約のため行動を迷っている暇はなかった。すぐに校舎へ引き返し、瞳子の部活が終わるのを待った。
そして今、儀式を終えた二人は、幸福な姉妹関係が約束されたのだ。
「それにしても、ロザリオの授受以外に、こ、こんな儀式があったなんて、私知らなかったです。
確かに、あまり気軽に他人に言えるようなことではないかもしれないですけど……」
そう言って瞳子は、身近な人物……乃梨子のことを思い浮かべた。
あの白薔薇姉妹も、この儀式を通過してこその絆の深さなのだな、と感慨に耽る。
「そうだね。まさか私も、姉妹の儀式にこんな裏話があったなんて、二年の今になるまで知らなかったよ」
……お姉さまからの思いがけない返答に、瞳子は一瞬固まった。
どうしたの? と不思議そうな面持ちで様子を伺う祐巳。
「……お姉さまは、もう一つの儀式について、前からご存じだった訳ではないのですか……?」
「うん、実は今日の放課後まで知らなかったんだ。先代の白薔薇さまに偶然お会いして、その時に教えてもらって。
でも危なかったぁ。だってあと一日知るのが遅れてたら、もう四日目になっちゃってたから」
「……お姉さまは、騙されてます。その、先代の白薔薇さまに」
「えーっ!? どうしてそんなことが言えるの?」
オーバーリアクションで驚く祐巳。どうやら本当に気づいていないようで、瞳子は呆れながらため息混じりに話す。
「新しくスールとなった二人がしあわせに過ごせるように行う儀式。相手のことを想う気持ちが強いほど、それは絶対にこなしておきたいイベントですよね」
「そうだよ。だから私は瞳子ちゃんと……」
「ではお姉さま。お姉さまも、祥子さまとスールの契りを交わしてから三日以内に、今日のような儀式を行ったのですか?」
「……あ」
「お姉さまは今日の放課後まで儀式の事を知らなかった。ということは、お姉さまが去年祥子さまの妹になった時、祥子さまはこの儀式をやらなかったことになります。
あれほどお姉さまのことを大切に想っていてくださる祥子さまのようなお方が、です」
「あーっ!」
祐巳はようやく、一杯食わされていたことに気がついて、思わず声を上げた。
放課後のやりとりを思い出し、頭に浮かべる。
そこに現れた佐藤聖さまはニカッと笑っていて――
イタズラを思いついた少年のように、目を輝かせていたのだった。
「ゆうべはおたのしみでしたね」
翌日の放課後。
校門をくぐったところでその人は昨日と変わらぬ笑顔で祐巳を出迎えた。
「ゆうべはおたのしみでしたね」
「……二回も言わなくていいです、聖さま」
「ふふん、その様子じゃどうやらバレちゃったみたいだなぁ」
「もし、瞳子……妹に、変なことして嫌われちゃったらどう責任とってくれるおつもりだったんですか!」
「えー『変なこと』ってなんなのかなぁ。祐巳ちゃんいやらしー」
「からかわないでくださいっ」
「えー、でも私は、
『ロザリオの契りを交わして姉妹になった二人は、三日以内にその愛を確かめ合うことによってマリア様のご加護のもとにしあわせが約束される』
としか言ってないんだけどなぁ。」
「ひどいです、聖さま。人を弄ぶようなことして」
つーん、と顔を背ける祐巳。
「まあまあ、そんないじけないでよ。それにね、あの儀式って、一部の生徒達には本当に信仰されてるんだよ。
まぁ祥子みたいなちょっと潔癖な人間には、周りも気をつかってそうゆう噂話は耳に入れないようにしてただろうけどさ」
「知りません、そんなこと」
「またまた、拗ねちゃって。かわいいなぁ祐巳ちゃんは」
そう言って、ぷーっとふくらんだ祐巳の頬を指でつつく聖さま。
そこへ、
「お姉さまーっ」
遠くから祐巳を呼ぶ声。
手を振りながらかけてくる少女は、トレードマークの縦ドリルを揺らしながらこちらへ向かってかけてくる。
その姿を見間違えることはない。彼女は、祐巳の最愛の妹なのだから。
瞳子は「ごきげんよう」とリリアン女学生らしく丁寧な挨拶を聖に交わし、祐巳の方へ向き直る。
「瞳子、今日は部活は休み?」
「はい。ちょっと掃除が長引いちゃったんですけど、急げば間に合うかと思いまして……よかったら、途中まで一緒に帰りませんか?」
初々しい二人の姉妹を包む辺りの空気が、ぱっと花が咲いたみたいに明るくなった。
「おやおや、お熱いことで結構結構。それじゃお邪魔虫はとっとと退散しようかな。それじゃね、お二人さん。またいずれ」
「あっ、聖さま……」
聖さまはくるりときびすを返し、歩き出してしまった。
正直、まだ言い足りないことはあるにはあったが、自分たちを眺める聖さまの目が――
とても優しいものだったから。
だから祐巳はそこで、もういいかな、なんて思ってしまった。
ふいに、聖さまが「あ、そうそう」と呟いてこちらに振り返って、言った。
「祐巳ちゃん、しあわせになれて、良かったね」
と。
↑で終わりです。
長文失礼しました〜
聖イラネ
121 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:38:52 ID:I6ERJPX8
「ゆうべはおたのしみでしたね」
これはいい
ドラクエワロスwww
瞳子のデレ分補給できた。作者GJ
GJすぐる!
今更だがGJ!
125 :
聖蓉てすと:2007/10/25(木) 06:44:28 ID:GRNJG+/s
お互いに早く来過ぎたみたいで、今は薔薇の館で蓉子と二人きり。
「せぇ…、だめ、誰か来ちゃッ…うぅ…」
「来るだろうね。今から会議だし」
「だから、やめっ…」
そんないい時に、自分の膝に蓉子を乗せながらスカートの中に手を入れて陰部を愛撫中。
誰かに見られるという焦りなのかそれともこんな場所のせいなのか、いつもより濡れている。
これなら大丈夫かな、と蓉子の腰を支える手を離し自分のスカートの中突っ込んで、家から入れたままだったローターを出す。
それを見るだけで蓉子の表情が変わっていったのがなんか可愛かった。
「…蓉子。じっとしててね?」
「そんな、の…使っ、嫌ぁ…」
震えるその声を無視して親指サイズのそれを今まで触れていた場所の穴へと差し込み、そしてそのまま下着も穿かせる。
まさかスカートから出るコードやスイッチを見られるわけにもいかないので、電源を入れたあとはスイッチ部分を下着に挟んで外からは見えないようにした。
「ヤバくなったら言って」
それだけ言って、震える蓉子の体を抱き抱えて立ち上がれば隣の椅子に座らせる。
こんなん書いてみたけどこんなんでいいの?
おっきした。俺が聖さまになったような気分になれたよ。じゅるじゅる。
>>125 の続きは今週から再来週くらいにかけて完結したいと思います。
…終わらなかったらごめん
予告イラネ
俺は純粋にwktkさせてもらう。楽しみ。
再来週w
132 :
祐巳瞳子:2007/10/31(水) 21:49:30 ID:zoVx4JGu
「お待たせしてすみません、お姉さま」
瞳子は小走りで薔薇の館まで来たが、乱れたタイはしっかり直してから部屋に入り祐巳に言った。
「ううん、いいの。さっき可南子ちゃんにばったり会って話し込んじゃって、私の方が遅れたとおもっていたから。」
土曜日の夕暮れ、薔薇の館に二人きり。特に近々大きな行事があるわけではないので他の山百合会の面々は来ていない。
瞳子は部活が終わったら薔薇の館に来て、と祐巳に言われここにいる。
祐巳はというと、何でも月曜日に提出する宿題の問題集を持ち帰るのを忘れてしまい、引き返してきたようだ。
「それで、ご用件は何ですか?」
言うと、祐巳は拗ねたような表情をして
「妹に会いたいのに用事が無きゃダメ?」
なんて大きな目で見てくる。まったくお姉さまったらこんなこと言って恥ずかしくないのかしら。
「最近、山百合会の仕事も一段落して、あまり会ってなかったでしょ?そしたら、瞳子の顔が見たくなって。」
ほらまた。
「私だって、お姉さまのことを忘れていたわけではありません」
これが私の精一杯。お姉さまは微笑みながら、ありがとう、とだけ言った。気のせいか目が少し潤んで見えたような。
瞳子は何だか照れくさいので台所に向かった。
「何かお飲みになります?」
「うん、瞳子と同じのがいいな」
「では、紅茶で」
瞳子はカップを載せたお盆をテーブルに置き、祐巳の向かい側に座った。
「何でそこに座るの?隣に来ればいいのに」
他に誰もいないからって、何を言っているのかしらお姉さまは。
「お話しするなら向かい合ったほうが」
「もうっ」
ふざけているとは思うけど、祐巳はふくれっ面で立ち上がったかと思うと瞳子の方まで近寄り、隣の席に座った。
「私はこっちの方がいいな」
なんて言いながら両手で頬杖をついてニコニコしながらこっちを見つめてくる。
「あまり人の顔じろじろ見ないで下さいっ」
瞳子は顔を背け、俯いた。今日のお姉さま、どこかおかしい。
「じゃあ、目をつぶって?」
「は?」
「目を閉じれば私に見られてるってわからないでしょ、だから」
133 :
祐巳瞳子:2007/10/31(水) 21:52:14 ID:zoVx4JGu
何を勝手なことを。
「いいからいいから」
瞳子は観念し、目を閉じた。するとすぐに、唇に何かが当たる感触がしたかと思うと同時に、驚いて目を開けてしまった。
「お、お姉さま、何を…」
思わず体を引いて両手で口を覆ってしまった。最初はふざけてるだけかと思ったのに。
「瞳子…私じゃダメ?」
なんてお姉さまはどこか悲しみを帯びていて、かつ真剣な表情で見つめてきたので雰囲気に気圧されて、笑ってごまかそうなんて思わなかった。それに…
「イヤじゃないです。お姉さまのこと好きですから…」
自然に口から出ていたセリフに自分でも驚きつつも、それが心からの自分の声なのだという実感も充分にあった。そうして、今度は瞳子から祐巳に顔を近づけ肩に手を乗せて、ゆっくりと目を閉じた。
唇に先ほどの感触が蘇る。しかし今度はさっきとは比べ物にならないくらい長く感じられ、あたたかくて、思わず声が漏れてしまった。
「んん…ふぅ…」
唇を離し、互いの顔を見つめ合った。お姉さまの目はトロンとしていて、今にもとろけてしまいそう。
自分もこんなとろけた表情をしているのかと思うと何だか急に恥ずかしくなってきて、このまま見つめ合うよりはと思い
「お姉さま、もっと…」
あろうことか自分からこんなはしたないセリフを口にしてしまい、顔から火が出そうになった。でもお姉さまはそんなことはおかまいなしで、ふたたびキスをしてきた。
「ん…んっ…」
今度は瞳子の唇に間にやわらかくてあたたかいものが入り込んできた。何とも言えない初めての感触に背筋がゾクッとし、祐巳の肩を握る手に力が入ってしまった。
すると祐巳は体を寄せm瞳子の背中に両手を回し、きつく抱きしめてきた。キスと体を寄せ合う快感に、二人は時間も忘れて求め合った。
「不安だったんだよね」
「え?」
「瞳子が人に甘えたり、頼ったりしないからかな。私のこと必要としているのかな、とか考えちゃって」
少し悲しそうな表情に見えたがすぐに、なんちゃって、と笑いながら舌を出して見せた。
「お姉さまは素直すぎます。今日だってこんな強引に…」
言いながら自分のことを棚に上げていたことに気づいて俯いた。
『お姉さま、もっと…』
と祐巳はさきほどの瞳子のマネをしてみせた。
「お姉さまの意地悪!紅茶、とっくに冷めてますよっ」
「そんなに照れなくても。言いたいことが言えるって素敵なことじゃない」
それはそうだけど、さっきのはナシ。
それからはぬるくなった紅茶で乾杯し、しばし談笑した。
他愛の無い話で盛り上がっていたのに帰り道でお姉さまは
「また、ちゅーしようねっ」
なんて、これっぽっちも恥ずかしがらずに言ってくるから一気に心拍数が上がる。思わず
「…たまになら、いいですよ」
なんて答えてしまった。したくないことは無いんだけれど、いつもこうじゃ心臓がもたない。
「それじゃ、また明日。ごきげんよう」
「ごきげんよう」
ひとまずドキドキから放たれた瞳子だったが、次に会った時にはどんな顔をすればよいのだろう、と溜め息をついた。
初めてSSというものを書いてみた。後悔はしてない。
なかなかよろしいんじゃないでしょうか。
けど、読みにくいぜ。
がんばるんだよ。
136 :
132:2007/11/01(木) 05:08:56 ID:IP2VJlsu
>>135 サンクスです。
他の方達と比べて改行がすごいことに気づいた…orz
結構好きだな 朝からテンション上がってしまった
まあ、改行とかは書いていくうちに分かるさ
特別瞳子が好きなわけじゃなかったけど一気に好きになれた。
>>132dクス&GJ
139 :
132:2007/11/01(木) 18:44:48 ID:IP2VJlsu
祐麒のハーレムものが読みたいのは俺だけか・・・
氏ね
推奨は所詮推奨
イラネ
女だけか男だけじゃなきゃヤダヤダ
小笠原パパと福沢パパの、パワハラから
「なんでこんなことばっかりするんだ!」
「愛しているからだ。」
「えっ?」
「こうでもしなければ私のモノにはならない、と。」
「っ!バカだバカだと思ってたけどそんなにバカだったとはな!」
「すまない、もうこんなことはしない。圧力もかけない。」
「そんなことじゃない!好きなら、好きなら正直に言っちまえばいいんだ!」
というのが読みたいのか
>140
YOU書いちゃいなよ
祐麒総受けの薔薇の館なら支持。
もちろんリードするのは谷中少年に鍛えられた令ちゃん。
普通にハーレムでもレイプものでも何でもいいよ。
注意書きさえすれば問題なし。
はい、福沢です」
「あ、リリアン女学園高等部の島津ですが」
「由乃さん?」
「なんだ、祐巳さんか」
今日は日曜日。突然の由乃からのお誘いでお家に呼ばれることになった。
何でも島津家と支倉家の両親が子供そっちのけでちょっとした旅行に出かけてしまったという。
とは言っても令と由乃は一緒に行きたかった訳ではなく、たまには大人だけで楽しんでくるよう言って留守番の役回りを引き受けたのだった。
ピンポーンと家の呼び鈴が鳴った。祐巳さんだ。
玄関を開けるとジーパンにスニーカーにワンピースといういでたちの祐巳さんが現れた。
「おじゃまします」
由乃は祐巳を自分の部屋に通しクッションの上に座ったが、祐巳がぼーっと立っていたので
「自分の部屋だと思ってくつろいでよ」
と言って同じようにクッションの上に座るよう促した。いつもは令ちゃんの席だけど。
「ありがとう。何だか久しぶりだね」
そういえば祐巳さんを家に呼ぶのはものすごく久しぶり。でもいつも学校で会っているからそんな感じはしないなぁと由乃は思ったら
「でも、いいの?令さまも一人なんでしょ?せっかく二人きりでお留守番できるのに」
なんて祐巳さんが言い出したので由乃は思わず笑ってしまった。
「そりゃ祐巳さんが祥子さまと二人でお留守番するなんていったら私も見てみたいと思うわよ。でもうちはいつも顔見てるからこんなのどーってことないの」
そっか、と祐巳さんは納得しさっきの心配顔から笑顔に戻った。
「それに令ちゃんなら後で手作りのお菓子を持ってくるよ。祐巳さんが来るって言ったらはりきっちゃって」
祐巳はさっきまで何だか姉妹の仲を邪魔に入るようで悪いと思っていたのは気にしすぎだったかなと思い、お言葉に甘えてリラックスさせてもらうことにした。
「ところで祐巳さん、瞳子ちゃんとはうまくいってるようね」
「え?」
突然の質問に祐巳はどぎまぎ。一見普通の会話のようだけど由乃さんのたくらみ顔を見れば誰でも何かあると思うって。
「薔薇の館の裏で、見たよ」
由乃の言葉を聞いた途端、祐巳は顔を真っ赤にして両手で覆った。そう、由乃は先日偶然にも祐巳と瞳子がキスしているところを見てしまったのだった。
「あーあ、私も祐巳さんとしてみたいなー」
からかうように言ってみたつもりだったが、祐巳さんたら恥ずかしそうに俯きながら
「私は…いいよ、由乃さんのこと好きだし」
なんて言うもんだからこっちがドキドキさせらてしまった。
由乃は自分で仕掛けておきながら思わぬ展開に驚きつつも祐巳のとそばまで寄っていった。
「じゃあ、しよっか」
と言うと祐巳さんは目を閉じて由乃の手を握ってきた。そんな様子を見ながらまたドキドキしつつも、由乃も目を閉じ、そっと唇を重ねた。
最初はやさしく、なでるように唇で唇を愛撫し合う。
「ん…んん…」
祐巳さんの可愛らしい声が漏れてきて由乃は興奮し、舌を入れた。
「ん…ん、んん…ふぁあ」
祐巳は唇を離し
「由乃さん上手いよ」
と言いちょっと悔しそうな表情で見つめてきた。そんなとこがまた可愛い。
「じゃあ色々教えてあげる」
と言い由乃はまた唇を重ね、舌を巧みに動かしながら、祐巳の服の中に手を突っ込み乳房を掴んだ。
「あっ!」
思わず祐巳は声を出す。でもすぐにキスを再開する。そして由乃はブラの中に手を入れ乳首をつまみ弄んだ。
「ん…んっ…んふぅっ」
完全に由乃のペースで愛撫は進んでいくかと思いきや祐巳は由乃を押し倒し、両手を押さえつけてより一層激しくキスをした。
(ちょっと…祐巳さん、どうしたのよいきなり)
由乃は祐巳の積極的な行動に驚いたがそんな思いはすぐに吹き飛ぶくらいの快感が背筋に走る。
祐巳が由乃の耳をはむはむと口で愛撫し始めたのだ。
「ゆ、祐巳さん私そこ弱いのっ!あっ…んんっ…」
弱点である耳を攻められて悔しいやら気持ちよいやら複雑な心境だが、このまま攻められていては武士の名が廃る!と思い
ゴロン!
と攻守交替。祐巳を仰向けにしてキスをし、右手は乳房、左手は祐巳の耳をいじり、完全に由乃のペースに巻き込んだ。
「んぅっ…んっんっ…」
祐巳は手も足も出ないという感じで背中をくねらせながら喘いだ。
その時は二人も夢中で階段を上ってくる足音には全く気づかなかった。
「由乃ー、祐巳ちゃん、クッキーできたけど…」
「あ…令ちゃん…」
祐巳を押し倒したような体制のまま顔を上げしばし見つめ合う二人。
この間の数秒が何十分にも感じられた。
「由乃おおおおおぉぉぉぉぉおおおお!!!!」
令ちゃんファンの人ゴメンナサイ。
由乃さんと祐巳さんのちゅーがみたい!が伝わります
令ちゃんファンじゃないけど
できれば次作はもうひと、ふたひねり希望です
>>152 とりあえず、この後、もちろん由乃と祐巳が二人がかりでヘタ令を鬼攻めするんだよな?
そうだよな? そうだと言って~くれ〜〜〜(血涙
令ちゃんに連れられてやってきて、
令ちゃんの後ろに隠れていた谷中少年が、
三人がかりで弄られるんだよ。
もっとも、令ちゃんのお蔭でとっくに非童貞だけど。
156 :
150:2007/11/08(木) 16:06:40 ID:t5s8vVXK
欲望と勢いにまかせて書いたけどリアクションがあって良かったww
>>153 とにかくこの二人を絡ませたかった…感想サンクス
>>154 令ちゃんはその場でイッちゃいました。というのは嘘で、ご想像におかませしますww
>>155 ショタハァハァ…
瞳子のデレ分を補給したいですぅ
お姉さまに、そんなテクニックが・・・
瞳子、限界ですっ
お姉さま、おしっこ!
159 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:39:11 ID:PtuQQQzo
保守
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 18:41:34 ID:VU4UJ58h
162 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:53:37 ID:5hDW8wEY
age
age
さげ
165 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 16:45:58 ID:UyykWY88
乃梨子、ここはどこ?
志摩子さん、大丈夫、わたしたちが猫かぶらなくてもよいところだから。
いつも本編ではうっかり出てしまわないように気をつけているところは、気にしなくていいのね。
そう、ついうっかり無意識のうちに、こういうところ触ってしまうのもやめなくていいんだよ。
だめ、そこ、弱いから。
志摩子さん、弱いってなに? 私が母さん猫で志摩子さんがゴロンタのつもりになってるだけなんだけど。
だからといって特定の物流企業の宣伝をするようなポーズはよくなくってよ。
志摩子さんったらこういう時だけツンデレなんだから、ここはどうしてこんなになってるの?
どこの時代劇で仏師が悪代官のように「ひひひ、口ではそういっても体は嫌がってないようだな」っていたぶるのよ?!
沢山あるよ。今度大晦日には「マリア観音志摩子さん」って本だすんだよ、私たち。
大晦日ってことは、どこの縁日?あ、いつのまに本棚に「赤松光夫」とか「北山悦史」とか「睦月影郎」とかいう字が踊ってるわよ。
どんな小説か知ってるの?読んだことあるの?
そんなにわたしに「仏師さま、あーれー」と言わせたかったの?
さすがに読んではなかったのね。そういう展開は少ないよ。尼僧とか騎乗位とか匂いとかおしっことか占いとかだから・・
やっぱ、私がお寺の娘だから尼僧コスプレさせたかったのね。いいわ、顔面騎乗でもなんでもしてあげる。それで乃梨子が幸せなんだったら。
167 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:31:04 ID:M+useQKk
hssh
「これでもか! これでもか!」と令ちゃんさんの頭上に
ゲロを吐き続ける由乃と
それを受けて「ありがとう」と言いながら脱糞する令ちゃんさん、
というプロットを新刊を読んで思いついた。
完成したらうpきぼんぬ
その時、二人の乗った観覧車は一番天辺に到達した。
乃梨子は、生暖かい気配が襲う感じに、思わず目をつぶった。
ゴンドラが揺れる。乃梨子の体にかかる体重はまぎれもなく志摩子さんのものだ。
乾いた唇が触れる。そしてすぐに、互いの下唇の内側のすべすべしたぬめりの感覚が交換される。
背中にまわる腕。なでる手。暴れまわる舌先。
夕べなんとなくこうなる気がしていた。
それどころじゃない深刻な話で始まった今日も、
とうとう、本来ここまで来るべき到達点に達したように思った。
厚みの少ない乃梨子の胸に、体重ごとのしかかる志摩子さんの胸。
乃梨子の乳首もそれなりの感覚を自己主張するので
しらずしらず、別のところに別の感覚がうずまくように涌きでるのを感じた。
わっふるわっふる。早く続きを。
ごめんごめん。今夜家に帰ったら続き書くよ。
なんか死亡フラグっぽいぞw
そのころ、ネズミーランドでは、急展開に(気分的に)瀕死の乃梨子は、
日記にもかけないくらいテンパっていた。やはり、家に帰ったら書くよ、は
死亡フラッグだったのか。さあ、乃梨子の運命はいかに?!まるなび?!
--------------------------------------------------------------
思えば、志摩子さんには、幼い時からこうやって、
胸にダイブできるような人がいたのだろうか。
早くになくなった両親に抱きしめられるぬくもり・・・
乃梨子は年長さんになったころ妹ができて、
母のほおずりが自分だけのものでなくなった時のことを思い出した。
あれから、自分の歩く道をどうやって独力であるけるか、
乃梨子の心の半ばを占める部分は、まわりのクラスメートからは
とっつきにくい秀才の印象を持たれるようになっていた。
無邪気につるむ級友たちが、幼く見えるように思ったころもあった。
しかし、今は違う。
こんなにも志摩子さんの体の重みが、ぬくもりが心地いい。
反則だよ志摩子さん。志摩子さんに遭って以来、武装解除の連続だ。
ここまで明け渡したつもりもないのに、
もう下着の中まで明け渡してしまってる。
頬。唇。舌。そして胸。ざっくりしたロングカーディガン越しに
存在を主張して止まない志摩子さんの豊かな胸が、
乃梨子の小さな乳首を受け止める。
こうして体重をあずける相手を、
これまで生きてきて持てなかった志摩子さん。
一途になくなったご両親のことを思い、
ナザレ出身のあの方に心をよせ、
そして育ててくれた父母への感謝。
こうして奇跡のように育った志摩子さんが、
乃梨子に覆いかぶさってくれる。
どんな心のつながりがあったのかはわからない。佐藤聖と片手をつなぎ、
人の世につながりをもった、志摩子さん。今は互いのぬくもりを感じていたい。
観覧車、回らないで。
観覧車、できるだけゆっくりしていて。
スカートのプリーツを割ってくる志摩子さんの膝。
だめだよ、もっと先に行きたくなる。
人と人が溶け合うなんてないよ、わかってる。でも志摩子さんこんなに近くに居たい。
二匹の猫のように・・・・伝説のポン太さんとチーの二匹のように・・・
あ、互いの太ももが器用におさまってる。
首筋にかかる息。ね、志摩子さん私たち、二匹の動物だよ。
志摩子さんのまぶたをなめたら、たしなめられた。
「エロいことはダメよ、乃梨子」
つーかなんでここ百合しかないん?輪姦でレイープなSS読みたい俺はどうしたらええん?
むしろ、マリみてスレがあるんになんで他に投下せなあかんの?
自分が読みたいものを書いてみたらどうだろう。
むしろ書きたいのですが。
パパ書いちゃうぞー、とここに来たら百合推奨とか……
昔、陵辱スレに投下してアンカーだけ貼られたことがなかったっけ
どうせ過疎ってるし、書きたいもの書いてうpすればいいんでね?
最盛期の頃は陵辱書いて大批判受けた人いたなw
>>178のようにするのが一番無難だと思われ。
結局書き手次第だからな、書きたいところに書けばいい。
好み分かれるのを投下するときにNGワードの設定しとくとか最低限ことをしてくれれば誰も文句は言わんよ。
>181
同意
というかマナーを守れば
グズグズ書き込む馬鹿を無視して良いと思う
177w
184 :
177:2008/01/06(日) 01:53:59 ID:j/5KizS5
乃梨子「志摩子さん、どうしたの?何か気になることでも?」
志摩子「心配はしていないわ。でも」
乃梨子「大丈夫だよ、人間のすることにそう変わりはないよ」
志摩子「嫌だ、乃梨子、わたしだって陵辱くらい知っていてよ」
乃梨子「なんだかゾクっとするでしょ」
志摩子「だって毎日由乃さんが令さまにしていることでしょ」
>>184 刑法177条は「強姦罪」なんだな〜
で、その番号のレスが強姦ネタの相談なんでおもわずワラっちまったのさw
ワロタw
もう
>>177は運命だなw
正直期待してるぜ
さすがマリみて関連のスレは知的な話題であふれているなあ〜
乃梨子になって志摩子さんの尻をなでたい
じゃあ俺は志摩子の尻を撫でてる乃梨子(
>>189>を後ろから犯しつつ志摩子と乃梨子の乳をガン揉みしてそれを祐巳と由乃に見せ付けますね。
じゃあ俺は聖さまになって覗いてる
百合推奨ではあるが、祐麒や柏木が登場している作品なら受け入れやすいかと。
ガチレズで自由奔放でアネゴ肌なカッコイイ聖ちゃんが汚らしい男どもの性欲のはけ口として監禁され輪姦され陵辱の限りを尽くされるようなSSキボンヌ
聖はなんかもう、本編に出てくるとウザイ感じだし
ぶっちゃけ可南子よりまし
ショタで剣道家で鮫肌なカワイイ谷中少年が山百合会幹部の性欲のはけ口として招待され騎乗され快楽の限りを尽くされるようなSSキボンヌ
シスコンで生徒会長でタヌキ顔なイケメン祐麒きゅんが銀杏王子の性欲のはけ口として柏木家へ連行され女装させられたあげくアナルをこれでもかと言うほど攻められ続け
しまいには自分から肉棒のおねだりを欲してしまいそんな自分に対する嫌悪感と同時にふつふつと湧き起こる快楽に自我を失いかけていくシチュエーションのSSキボンヌ
>197
令ちゃん乙!
令ちゃんそこまで案が出てるなら書いちゃいなよ
ゆみXゆきちモノってないですかー?
乃梨子に性的な悪戯をしまくる聖
泣きながら助けを求める乃梨子
オロオロしながらもどうすることも出来ずにトイレに駆け込みとりあえず脱糞する志摩子
こんな三角関係をいつか執筆したいと思ってる
>200
みゆきちモノに見えた。・・・真紅「使えない下僕ね」祐麒「なんだよー当てるものもないくせに」
>201
聖「わたしたちは、そういう姉妹じゃなかったから、志摩子には十分に教えていなかったから、あなたに伝授するのよ」
乃梨子「佐藤聖さま、あなたの指には愛を感じない。本当は誰も愛していなかったんじゃないんですか」
聖「当然よ、私の愛はここにあるの」
乃梨子「そ、それは、百合棒!」
志摩子「乃梨子、ごめんなさい。わたしがお姉さまの百合棒を受け入れることができる器じゃなかったばかりに」
聖「志摩子、な〜に言ってんだか。あんたの百合棒の方がよっぽど暴れん棒将軍だったわよ」
乃梨子「なに、この姉妹、頭痛い!」
あ、こうすればいいんだ
>200
祐麒「当たってるよ、祐巳」
祐巳「当ててんのよ」
祐麒「勃っちゃったじゃないか」
祐巳「私もよ」
祐麒「す、すごい、柏木先輩よりでかい」
祐巳「ほーれほれほーれ、百合棒をしっかり味わいなさい」
祐麒「そんなのこのやおい穴で」
祐巳「あーなたのハートにHQNDQN」
こ、このシナリオは!?
(c)ポン太さん&チー
ああもう脳味噌腐りまくりだ。上連雀の星に還ります。
「ん……ここは………?」
「お目覚めかい? ユキチ」
朦朧とした意識から回復し、祐麒は目を覚ました。
「柏木、先輩……?」
まだはっきりとしない視界に浮かび上がるその人影は、どうやら柏木優本人で間違いないようだった。
「怖がることはないよ、ユキチ。ここは僕の部屋だからね」
「は、はぁ。でもなんで俺、柏木さんの部屋に………うっ!!」
頭に電流が走り、数刻前の出来事がフラッシュバックしてよみがえってくる。
――そう、今日の放課後の事だ。生徒会の会議が長引いて、すっかり日の暮れてしまった帰り道の途中
見覚えのある赤いスポーツカーが家の近くに停まっていたのだ。
「俺は後ろから羽交い締めにされて……そして妙な薬品の臭いが染みこんだハンカチを口元にあてがわれた……!」
「フフ……ようやく気づいたようだ」
祐麒は咄嗟に身を起こそうとしたが、腕に力が入らずガクンと力なく倒れ込んだ。
「おっと、無理に動かないほうがいい。まだ薬が効いているはずだ」
「くそっ、どうしてこんなこと!」
「それは……ユキチのそうゆう姿が見てみたかったから、かな?」
「!!?」
全身をなめ回すような優の視線に、祐麒は身震いしながら自分の着衣を確認した。
祐麒の体は、いつもの着慣れた花寺の制服ではなく、見覚えのある深い色で包まれていた。
「これは……リリアンの制服! なんで俺がこんなのを着てるんだ!?」
「よく似合ってるよ、ユキチ。祐巳ちゃんそっくりじゃないか」
くっくっと微笑する優。祐麒はその仕草にたまらず怒りがこみ上げてきたが、未だ体は思うように動かない。
「百面相を見るのは飽きないけど、怒った顔は似合わない。さあ、もっと可愛く笑ってくれユキチ」
「何を馬鹿げたことを……! 一体、俺をどうしようって言うんですか!」
優は微笑みをたたえた表情を崩さないまま、起き上がれない祐麒の体にゆっくりと近づいていった。
「そうだな。簡潔に言うと、ユキチを僕の性欲のはけ口にしたいんだ」
床に横たわる祐麒のそばに膝をつき、顔をのぞき込ませるように近づける。
「なにを……!!」
祐麒が驚愕の声を上げると同時に優は唇を合わせ、その先の言葉を塞いだ。
(んっ……!!)
口腔内を荒々しく動き回る優の舌が、唾液と混ざり合い淫靡な音を静かな部屋に響かせた。
「う、く………はぁ……んぶ…………」
なんとか逃れようと必死に体をよじる祐麒だったが、柏木の体がのしかかっているこの体勢では思うように動くことができない。
一方的な激しいキスに対して、ただひたすら受け入れることしかできなかった。
(そんな、俺が……柏木さんとキスするなんて……!)
>>197 途中までがんばってみたがどうやら限界のようだ
今は反省している
「先輩、俺を祐巳の身代わりに見てるんなら許さないっ」(ぎゅっ)
「ああっ、締まる」
「あら貴方、スレが違っていてよ?」
どっかで
>>193のシチュみたいなSS読んだな。
つーかこんだけ過疎ってんだから、注意書きさえ入れれば投下してもいいんじゃねーの?って流れがほぼ毎スレ出るな。
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 12:57:06 ID:ioCEUk3Z
>209
でもってホントに投下すると十字軍の総攻撃が始まるww
乃梨子「志摩子さん、リボンで結んだところ、ほどいていいよ」
志摩子「乃梨子ったら、紐パンだなんて、驚いたわ」
乃梨子「ごめん、それは違うの。」
志摩子「じゃ、ここならいいの」
乃梨子「それ、わたしのあけび。割れちゃう」
213 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 16:32:06 ID:Z2+6seYE
214 :
十六夜月下:2008/02/26(火) 00:01:44 ID:TnnNxRi+
古典的な乃梨子の自慰SSを投下します。
タイトルは『十六夜月下』。メール欄は「izayoi」です。
薔薇の館に戻るとすぐに、志摩子さんを急かして学校を後にした。本当は
志摩子さんの顔をまっすぐ見られなかったから一人で帰りたかったのだけど、
そのための上手い言い訳を私は思いつけなかった。だからせめて下校中は普段と
変わらない様子を装っていたつもりだったけど、果たして志摩子さんに通用した
だろうか。
多分通用していないだろう。おっとりしているようでいて、他人のこととなると
あの人は結構鋭い。けれど何故私の様子がいつもと違うのか、そこまでは気がついて
いないだろう。
もし気がついたら、志摩子さんはどんな顔をするだろうか。
貴女の妹は、貴女の信仰が禁じる想いを貴女に抱いているんです。あの時だって、
貴女に指を咥えられて下着を濡らしていたんです。そう言ったら志摩子さんは驚く
だろうか。軽蔑するだろうか。
216 :
十六夜月下:2008/02/26(火) 00:11:17 ID:PMKgreqw
すみません、どうもPCかブラウザの調子がおかしいみたいで、書き込みが中途半端になってしまいました。
今の書き込みは無視してください。
熱烈支援。明日でも明後日でもしあさってでも来週でもいいから、
wktkして待ってるからなー。
なんという釣り……
219 :
十六夜月下:2008/02/26(火) 19:09:17 ID:ut7udL0W
先程中途半端な書き込みをしてしまいました。
もう一度試してみますが、もし途中で途切れたら、すみませんが
規制その他で弾かれたと思ってください。
1行目空白いれたらはじから、やめようなw
221 :
220:2008/03/01(土) 17:23:21 ID:h67aa4h/
1行目空白いれたらはじから、やめようなw ×
1行目空白いれたらはじかれるから、やめようなw ○
すまそ;
222 :
十六夜月下:2008/03/02(日) 20:28:01 ID:Yxe7vc5p
>220
調べてみたら、どうやら1行目が空白、かつ22行以上あると弾かれるみたいですね。
どうりで5レス目だけが書き込まれたわけだ。
3度目の正直ということで、あと1度だけ書き込みを試してみます。
額に張り付く前髪を除けようと右手を掲げた瞬間、女の匂いが強く鼻をついた。
当たり前だ。この手は今日一日、幾度となく私を苛んだのだから。
クーラーもつけず自分を慰めることにだけ没頭していた報いが、うっすらと滲む
汗となって現れている。私はベッドから起き上がると、乱れたパジャマの胸元を軽く
整えながら、生温い部屋の空気を吸い込んだ。
カーテンの隙間から窓の外を覗くと、ガラスの向こうで晩夏の月が朧に輝いていた。
私はそれに向かって手を伸ばすと、何もない空間を握り潰してからゆっくりと下ろす。
子供じゃあるまいし、届かないとわかって手を伸ばすなんて馬鹿みたいだ。
届かないもの。触れることすら憚られるもの。そうわかっていながら、それでも
手を伸ばしたくなる。ならやっぱり私は馬鹿じゃないか。自嘲を篭めた視線を右手の
人差し指に落として、私は心の中でそう呟いた。
指先には、昼間できた傷跡が斜めに走っていた。私の不注意が創ったこの傷を、
あの人はあんなやり方で手当てをしてくれた。それがどんなに嬉しくて、どんなに
辛かったか、きっとあの人は気づいていないし、気づかせてはいけない。
それなのに心の片隅に、気づいて欲しい、という想いがわだかまっている。それは
埋火のように消えることなく燻り続け、あの人と別れた後から勢いを増し、夜の帳が
下りると同時に私を包み込んでしまった。
あれから幾度達したのだろう。私は狂ったように自分を慰め続けた。
マリア像の前で真摯に祈りを捧げるあの人を想って。
学校からの帰り道、並んで歩くあの人を想って。
そして指先の傷を癒す代わりに、私の心にやさしく傷をつけた、残酷なあの人を想って――。
それは日常的に書類の整理を行う人間であれば、誰もが一度は体験する出来事でしか
なかった。
二学期の始業が近づいた今日、私と志摩子さんは薔薇の館で少しだけ残っていた
書類の整理をしていた。夏休みに入る前から持ち越していた分のほとんどは紅薔薇、
黄薔薇の方たちが先に片付けてくれていたから、後は白薔薇が受け持とうと
引き受けたのだ。
換気のために開け放した窓からアブラゼミの鳴き声が聞こえてくる。そこに
部活動中の生徒たちの掛け声と、私たちが紙をめくる音が、ジリジリという鳴き声に
重なって午後の静寂をわずかに乱していた。
書類の量は予想していたよりも少なかったから、ゆっくりと作業した割に自分の
受け持ち分はすぐ片付いた。ボールペンを置いて真向かいに座る志摩子さんを見ると、
同じようにそろそろ作業を終えようとしている。
腕時計の短針はあと少しで午後二時になると告げていた。クーラーのない室内の
気温は午前よりも上がり、その暑さに少しうんざりしていた私は、端を揃えるために
紙の束をまとめ、憂さを晴らすようにテーブルに打ちつけた。
「痛っ!」
指先に鋭い痛みが走った。どうやら紙の端で切ってしまったようだが、思いの外
勢いがついていたのか、見る見るうちに指の腹に赤い球が膨れ上がっていく。
「どうしたの? 乃梨子」
最後の書類に捺印をしていた志摩子さんが顔を上げた。そしてその表情がすぐに
驚きに変わる。
「切ったの? 大丈夫?」
椅子から立ち上がった志摩子さんは、普段のおっとりした仕草からは考えられない
勢いで駆け寄ると、その勢いに呆然としていた私の手を取ってしゃがみ込んだ。
「痛む?」
「……え? あ、うん。少し」
まるで自分が怪我をしたかのように、志摩子さんが眉根を寄せて私の指先を見つめて
いる。出血は微量ながらも止まらず、足元にしゃがむ志摩子さんの膝に今にも零れ
落ちそうだ。
このままだと志摩子さんの制服を汚してしまう。私は握られた手を引こうとしたが、
その前に優しく、それでいて力強く手を引き寄せられた。
「志摩子さん?」
この人は何をしようというのだろう。私は僅かの間戸惑い、指先に伝わる熱く湿った
空気のおかげで、すぐにその意図を理解した。
「志摩子さん!? ま、待って。汚いよ」
志摩子さんは、傷ついた私の指先を口に咥えようとしていた。けれど夏休みの間
放って置かれていた書類のせいで、私の手指はとても綺麗とは言えない。
「ね? 書類触わってて、手、汚いから」
私は半ば言い聞かせるようにして、志摩子さんの好意を断ろうとした。なのに
志摩子さんは私の手を握ったまま首を振る。
「なら尚更よ。放って置いたら、傷口からばい菌が入ってしまうかも知れないでしょう?
今ここには絆創膏がないのだし」
そう言って志摩子さんは私の指を口元に寄せた。
私は逡巡した。部屋の隅には私たちがいつも使っている流し台がある。あそこに
備え付けられた蛇口を捻って、傷口を流水にさらせば応急処置にはなる。それから
保健室に行って絆創膏を貰って来ればいい。考えるまでもなくそれが普通の判断だ。
それなのに私は、椅子に座ってされるがままになっている。まるで金縛りにでも
あったかのように、私の体はぴくりとも動かない。
――白々しい。
そんなのは嘘だ。傷の応急処置という免罪符を手に入れた私は、胸のうちに沸いた
期待と欲望を止めて置けなくなっていた。黙っていれば慌てている志摩子さんは
流し台の存在を思い出しはしないだろうと踏んだ上で、私はこうして動かず口を
噤んでいるのだ。
志摩子さんの仕草がコマ送りのように緩慢に見えるのは、それだけ私が期待を
抑えられずにいるということだろうか。そんな自分の浅ましさが、指先の痛みよりも
強く心に刺さる。
「……んっ」
漏れ出たのはどちらの声だったのだろうか。
最初に感じたのは、再び手にかかった吐息だった。次に温かく濡れた感触。そうして
私は、自分の指が確かに志摩子さんの口中にあることを知った。
私は椅子に座ったままでいられたことに安堵した。もし立ち上がっていたら、
間違いなく膝から崩れ落ちていただろうから。
それだけ、指先から伝わる感触は甘美だった。
やわらかく温かい舌が、あやすように、組み伏せるように傷口を抑えつける。そして
時折漏れる吐息が指を伝って手をくすぐる。その甘い感触を傷口の痛みが彩り、一層
際立たせる。
あれだけ煩かったアブラゼミの鳴き声も、部活動のざわめきも、今は聞こえない。
部屋は世界から切り取られてしまったかのように静まり返り、その中で私は目の前に
映し出される白昼夢のような光景をただじっと眺めていた。
部屋を貫く晩夏の日差しと、光を跳ね返す真っ白なテーブルクロス。それらを背景に、
祈りを捧げるように私の前に跪く志摩子さんの、少しだけ色素の薄い髪の毛が肩口から
零れ落ちる。何か貴重なものが零れてしまいそうでつい掬おうとすると、それを察した
志摩子さんが私の手を強く握って放さない。
曖昧な時間の流れの中で、私の意識は指先にだけ集中し、それ以外の感覚は完全に
磨耗していた。指先を舐められているだけなのに、志摩子さんが全身を愛撫して
くれているような錯覚に陥った。
私は知らず息を止めて、その錯覚に溺れていた。もっとこの人を指先に感じていたい。
一秒でも長く志摩子さんの中に私を留めておきたい。そう願っているうちに、私は
体の奥がふっと解け、緩やかな熱が下腹部に生まれていくのを感じた。
「これで大丈夫ね」
そんな私を志摩子さんの声が現実に引き戻した。志摩子さんがポケットから
取り出したハンカチの白さが、熱に浮かされたような私の意識を冷ます。
「血は止まったみたいだから、後は少し空気に晒しておくといいわ。ほら、指を拭いて」
「……いいよ。もう大丈夫だよ」
「でも」
「ちょっと深めに切っただけだから、血が止まれば何ともないよ」
私はハンカチをあてがおうとする志摩子さんから逃れるように立ち上がった。
志摩子さんは何か言いたげだったけど、無理に私を止めようとはせず、手にした
ハンカチをポケットに戻した。
「あのさ、教室に忘れ物取りに行ってくるから、志摩子さんは先に帰る支度しておいてよ」
テーブルの上を簡単に片付けて、私は薔薇の館を飛び出した。でも本当に忘れ物を
取りに行くわけじゃない。私は校舎に入ると、そのままトイレに駆け込んでしっかりと
鍵をかけた。
狭い個室の中でスカートをたくし上げると、内側に篭っていた熱が生温い空気に
混ざっていった。私はもうわかりきっている事実を確認するために、そっと下着を
引き下ろし、その中央に目を向けた。
「濡れてる……」
クロッチには見間違えようのない染みがついていた。周囲の布地よりも色濃い個所を
見つめているうちに、私は自分がとてつもなく惨めな存在に成り下がったように思えた。
志摩子さんの口中を感じていた時には聞こえなかった外の喧騒が、換気扇の低い
唸りに混じってどこからか流れ込んできた。それを耳にしながら、私は下着の染みを
冷ややかに見つめ続けていた。
薔薇の館に戻るとすぐに、志摩子さんを急かして学校を後にした。本当は志摩子さんの
顔をまっすぐ見られなかったから一人で帰りたかったのだけど、そのための上手い
言い訳を咄嗟に思いつかなかった。だからせめて下校中は普段と変わらない様子を
装っていたつもりだったけど、果たして通用していたのだろうか。
多分通用していなかっただろう。おっとりしているようでいて、他人のこととなると
あの人は結構鋭いから。けれど何故私の様子がいつもと違うのか、そこまでは
気がついていなかっただろう。
もし気がついていたら、志摩子さんはどんな顔をしただろうか。
貴女の妹は、貴女の信仰が禁じる想いを貴女に抱いているんです。さっきだって、
貴女に指を咥えられて下着を濡らしていたんです。そう言ったら志摩子さんは
驚いただろうか。軽蔑しただろうか。
過ぎたことを考えても仕方がない。脳裏に張り付いた疑問を払い除けると、私は
ベッドに後ろ手をつく。そしてそのままずるずると上体を倒そうとして、枕元に
伏せてあったはずの写真立てが落ちかけているのに気がついた。私はゆっくりと
手を伸ばすと、縁を摘んで写真立てをローテーブルの上に置いた。
写真立ての中では、私と志摩子さんが教会を背景にして笑っていた。夏休みの前半に
二人で旅行をした時に見つけた古い教会の前で、近くを通りかかった同じ旅行中の
老夫婦に撮って貰ったものだ。
私が志摩子さんへの想いを自覚したのは、帰京中の列車の中でうたた寝をする
志摩子さんの無防備な寝顔を見ていた時だった。そして自分が今までのように
志摩子さんに接することができないと、なのに自分を偽りながら「よき妹」を
演じなければならないのだと悟った。
私の想いは、生まれると同時に葬られなくてはならないものだったのだ。
それでも志摩子さんと駅で別れるまでは、どうにかいつも通りに振舞った。けれど
マンションに着いて自分の部屋のドアを閉めた瞬間、堪えていた涙がどうしようもなく
溢れて、私は呻き声を上げながら一晩中泣いて過ごした。
翌日の朝日を霞んだ目で眺めながら、私はこの想いを葬ろうと考えた。心の奥に
埋めて、蓋をして、何事もなかったかのように振舞おうと試みた。だけどそれは無理な
相談だった。葬ったことを覚えている限り、私の想いがそこに埋まっていることもまた、
忘れられるはずがないのだから。
葬ることができないのなら、飼い慣らせばいいと思った。私の中で産声を上げた
この想いが何も為し得ないように、時間をかけて言うことを聞かせ、宥めつけて、
力を奪ってしまえばいい。
数日の間はそうしてやり過ごすことができた。けれど私が築いた束の間の平穏は、
結局仮初めのものでしかなかったのだと痛烈な形で思い知らされた。
きっかけは夏休みの宿題を片付けていた時のことだった。しばらく使っていなかった
古典の辞書を取ろうとして机に身を乗り出し、ブックエンドの影に隠していた
写真立てを目にした途端、臍の下あたりに鈍い熱を感じた。
いけないと思いながらも、私は下腹部に伸びる手を止めようとはしなかった。
部屋着のジーンズの上から股間を押さえつけ、少し躊躇った後に、恐る恐るショーツの
中に指を這わせた。
その日から私は毎晩自分を慰めた。経験がなかったわけではないが、今までの
行為とは与えられる快楽の質が違った。終わった後の後ろめたさもそれまでの比では
なかったが、私に歯止めをかけるには至らなかった。今晩だけ。あと一度だけ。
守れないとわかっている約束を口にしながら私は自分を慰め続けた。そうすれば
志摩子さんへの想いを宥められるのだとうそぶきながら。
そうしてさらに数日を経て、久し振りに薔薇の館で志摩子さんに会った。
わかってはいたけれど、自分に課した約束など炉辺の燃え差しのように崩れ去った。
私は右手を掲げて傷痕を月明かりに晒した。けれど私の意識が向けられたのは
傷痕ではなく、その上を這った志摩子さんの舌の感触だった。
こうしている今も思い出す、温かくやわらかな感触は、理性を簡単に溶かし、
果てのない欲情へ私を投げ入れる。私は目を瞑って記憶の中の感触を引きずり出し、
甘いお菓子を手に入れた子供のように味わい尽くす。
私は再びベッドへ横たわった。これでもう何度目になるのかなんて、考える気にも
なれなかった。
ねっとりとまとわり付く夜の空気を割って、はだけたパジャマの隙間から胸元に
手を差し入れる。肌を弄る自分の手に浅ましいほど素早く反応した体が、失いかけて
いた熱を取り戻した。
「んっ……」
胸元に添えた手の動きに合わせて、乳房が緩く形を変える。そのまま絞るように
力を加えると、パジャマの生地が無防備な乳首を刺激する。それを繰り返すうちに、
硬くなり始めた乳首が生地のうねりに耐えられず、一層硬く張り詰めていく。
パジャマのボタンを全て外して上半身を開放した。こんな暑い夜でも私の体温よりは
温いようで、乳房に感じた夜気はほんの少し涼しかった。私は小さな溜息をつくと、
鼓動に合わせて疼いている股間に手を伸ばした。
右手がなだらかな下腹部を滑り落ち、足の間に潜り込んだ。そろえた指先が内腿を
這い、幾度も往復してからさらに奥へと吸い込まれる。
「ああっ……」
溢れるほどにぬかるんだそこは、驚くほどの熱を帯びていた。絡みつく密さえも
確かな温度を湛えて指先を濡らしている。
わずかに綻んだ花弁に指を添えて、触れるか触れないかの強さで焦らしながら
泳がせると、やがてふっくらと花咲き、その奥からとろとろと透明な蜜をこぼす。
柔らかなそこは、力加減が狂うたびに物足りなげに蠢き、与えられる快楽を貪ろうと
待ち受けている。
「ふ、あ」
そのうち穏やか刺激では物足りなくなって、人差し指を入り口から侵入させると、
ぬめった感触を伝えながら飲み込まれていった。ぴっちりと包み込んでくる窮屈なそこに
波を送るように指をそよがせ、歪んだ曲線を描く。それから中を何度か往復させた後、
指を折り曲げて少し奥まった個所の襞を数えるようにそっと抉った。
「んんっ!」
左手が遅れて足の間に辿り着き、触れなくてもわかるほど硬くなった花芯を包皮の
上からつつき、挟み、捻って刺激を加える。でも普段なら十分な快感を得られる
その動きが今はもどかしかった。私は包皮をめくり上げ、蜜をまぶした指先を
剥き出しの花芯の上で踊らせた。
不規則なリズムに合わせて両の太腿がかわるがわる痙攣し、とめどなく湧き出る蜜が
指だけではなく手のひらさえ濡らす。
まとわりつく水音が粘ついたものに変わり、透明だった蜜が濁りを帯びだすと、
秘裂に埋めた指の動きを加速した。動かすたびに零れる泡立ちが、加えている刺激の
強さを表していた。
「は、う……っ」
止むことなく刺激を送る指たちに翻弄され、腰が浮き上がる。無理矢理押さえ込もうと
足をきつく閉じたけどほとんど意味がなかった。指が立てる音が私の耳をくすぐり、
高みへと追い立てていく。
全身を襲う快楽に追い詰められて、私は身を捩った。その瞬間、私は今の私が決して
目にしてはいけないものを見てしまった。
視線の先には、さっきの写真立てがローテーブルの上に置いたままになっていた。
その中で志摩子さんが笑っていた。憂いもなく、悲しみもなく、ただ今こうしていられる
だけで幸せだと笑っていた。
不意に視界が歪んだ。
どうして私は、ただ一緒にいられるだけで満足できないのだろう。
ベッドとローテーブルの間の、手を伸ばしても届かない距離。厭らしい蜜にまみれた
この手は、写真の中であろうと志摩子さんに触れることができない。たとえ手が届いても、
決して触れてはいけない。
それを私は目を瞑って否定した。
私は止めていた指を再び動かしはじめた。指はさっきよりも激しく私を苛み、わずかに
残った理性をガリガリと削っていった。
私は自分に都合のいい空想の中で志摩子さんを抱いた。してあげたいことを思いつく
限りしてあげると、志摩子さんは嬌声を堪えながらも悦んでくれた。両胸の頂を交互に
責めてから足の間にある秘所を愛してあげると、堪らなくなって声を上げてくれた。
私は嬉しくなって、もっともっと志摩子さんを愛した。
「……志摩子さん、志摩子さんっ!」
その動きをなぞるように、私の手は私の体を責めていった。空想の中で、いつしか
その手の持ち主は志摩子さんにすり替わっていた。志摩子さんは何もかも知り尽くして
いるかのように、私の体の弱いところをつき、それまで自分が上げていたような声を
私に上げさせた。
もう私が志摩子さんを責めているのか、私が志摩子さんに責められているのか、
わからなくなっていた。昼に志摩子さんの口中に会った私の指が、夜になって私の
体の中を掻き回している。昼夜の隔たりを越えて、私は志摩子さんと繋がっているんだと、
ありもしない想像さえ浮かべていた。
けれど現実で結ばれることが叶わないのなら、せめて想像の中でだけでも結ばれて
いたい。そう考えることさえ私には許されないのだろうか。同性であるというただ
その一点だけで、私は志摩子さんに想いを打ち明けられないのだから。
いっそ思いを打ち明けて、志摩子さんが私を軽蔑して、避けるようになってくれれば
まだいい。けれどそれすらも叶わない。志摩子さんは自分の信じる教義に基づいて、
私の想いを否定し、私を傷つけたと思い悩んでとても悲しむだろう。理由はどうあれ、
私には志摩子さんを悲しませるようなことなどできない。
それに私はあの桜の木の下で、卒業するまでそばにいると約束したのだ。それなのに
志摩子さんから離れるなんてできやしない。結局、私は志摩子さんのよき妹として
振舞い続けなければならない。それはある意味、忌避されることよりも辛い。
妹でいたかった。仲のよい友人でいたかった。そうすれば、こんな苦しい思いをせずに
すんだのに。でもそれは本心ではなくて、心の底では志摩子さんを求めて止まずにいる。
「やっ……、あ、ああっ」
空想の中では依然、志摩子さんが私の愛撫に応え、同じように私を愛撫してくれている。
そのままあと少しで達してしまいそうになった瞬間、指先に小さな痛みが走った。
そうして私は反射的に目を開いてしまった。
快楽に霞む視界に、再び写真の中の笑顔が映った。
私は自分がどうしようもなく惨めに思えた。けれど体は言うことを聞かなくて、私の
静止を振り切って勝手に登り詰めていく。
「やだ、嫌だ……嫌だよ。――志摩子さん!」
それが悲しくて、粘ついた水音を殊更に立て、自分の体も心もさらに追い詰めていった。
声にならない叫びが耳の奥で細く響く。背中が弓なりにのけぞった。
空想の中の志摩子さんが微笑む。
私は、自分でもわからない呻きを上げて達していた。
体にまとわり付いていた熱と気だるさがゆっくりと引いていく。私は息を宥め、
枕元に転がっていたティッシュの箱に手を伸ばして数枚を引き出すと、事務処理でも
するような手つきで後始末をした。きっと今鏡を見れば、そこにはいつもよりも深い
後悔と自己嫌悪に満ちた私の顔が映るだろう。
肩を丸めて部屋の隅に設えられたチェストに近寄り、引き出しから新しい下着を
取り出し、パジャマと一緒にのろのろと着替える。渇いた喉を潤すためにキッチンへ
行ってグラスを取り出し、水を注ぐと一気に喉に流し込む。グラスを濯いで洗い籠に伏せ、
部屋に戻ってベッドに体を横たえる。そんな一連の動作を私は機械的に終わらせた。
私はベッドに背中を預けた。少しだけ下がったシーツの温度をパジャマ越しに感じ
ながら、暗がりに紛れた天井を見つめる。
おぼろげな月明かりが部屋の中を照らしている。けれど全てを照らすには弱く、それは
何も見えないよりかえって暗がりの深さを浮き彫りにする。私は何かから逃れるように
強く目を瞑った。けれど心の中に焼き付いた志摩子さんの笑顔からは逃げられない。
私はこれからもよき妹でいられるのだろうか。よき妹でいなければならないのだろうか。
自問を重ねる私の前にぽつんと立った写真立ては、何も答えてくれない。
目尻に溜まった雫が頬を伝い、すう、と枕に吸い込まれていった。
238 :
十六夜月下:2008/03/02(日) 20:47:13 ID:Yxe7vc5p
以上です。
220さんのおかげで無事に投下を終えることができました。
ありがとうございます。
数日に渡ってお騒がせしました。
とりあえず乙
GJ!
思いも掛けずすべてを受け入れられて歓喜におののく乃梨子を次ズレくらいで読みたいです。
一方志摩子は、とか、悩んで瞳子に相談する乃梨子や、御自愛を菫子さんに発見される乃梨子を妄想しながら続編お待ちしております。
>>238 あまりにも乙!俺も報われverな続編禿期待
バットエンドverも見てみたい
この板的なバッドエンドというと・・・
「志摩子さんは、わたしの
こころだけが目当てだったのね。
この、志摩子さんを求めて、
震えている私のからだは
どうでも良かったのね。
ひどい。志摩子さんが
そんな人だったなんて。
そんなにこころだけでいいのなら、
からだがいらないのなら、
恐山のイタコに口寄せでも
してもらっていればいいんだわ。」
と、涙を散らしながら駆けていった、
乃梨子の後姿を、志摩子は呆然として
焦点の合わない目で、いつまでも見つめていた・・・
こうですか?わかりません。
244 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:59:29 ID:uB5aUrOI
age
菜々に「お姉さまこんなことも知らなかったんですか?」
と一から十まで教わってたじたじ、「貴方、何者?」と
言うのがやっとの由乃。
もちろん性的な意味で。
247 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 21:26:26 ID:mIoc1mN4
なんという神スレ、上げざるをえない・・・
やっぱり百合はいいね!
久しぶりにきたら保管庫が機能してないじゃまいか・・・
漫画が始まったくらいの時(?)は俺も見てたんだがな
もしかしてもう誰も見てないのか
んなこたぁない
この保管庫って管理人しか編集できないんですよね?
wikiにすれば。。。と思ったけど某有名シューティングの百合wikiみたいに
見れなくしたりする悲しいことするヤツもいるんだよな・・・
「結局水野さんだけね。最初から印象が一貫しているのは」
「え?」
「水野さんって、高校の頃、優等生のふりをしてむっつりの変態だったでしょ。
面倒見はいいし、リーダーシップあるし、気配りもできる、みんなのお姉さんタイプ。
それでいて、いつもバイブを入れっぱなし。ときどきノーパンだったりする。」
「あー、どうしてそれを」
私は頭を抱えた。
「ほら、すこしだけ膝を開いておなかがしまってみえる」
こちょこちょ。川藤さんがわき腹をくすぐるものだから力が抜ける。
「力が抜けると膝が閉じて背が少し低くなる」
川藤さんの息が首筋にかかる。
「今もでしょ。力抜いて座るとバイブがゆっくり押し出されてくるから、
力入れてたんだ。」
「あの、もしかして、初めから気づいていた?」
川藤さんも日村さんも思いっきり「うん」とうなずいた。
「行きましょ。バレたんだし、わたしんちでもっと親睦深めましょ」
耳元で囁く声に軽くイッてしまって、しばらく立てなかった。
>>251 やってくれるぜwこれから学校の俺ヤバスww
グッジョブ
254 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 02:20:59 ID:izOTXL+I
ごきげんよう。
>>2-3過去スレの
10.11.17.18.19が見れないんですけど、
過去ログ倉庫やミラーなどございませんでしょうか?
「俺さ、姉がいて良かったって、久々思った」
込み上げてくる愛を血を吐くような思いで言葉にしたのに
「ちがうでしょ、乳と尻とまんこが身近にあって良かったって思っただけでしょう」
祐巳はぐしゃぐしゃと乱暴に祐麒の陰毛をかき混ぜた。
「ちょっ、勘弁して」
ベッドの上で姉のスレンダーな脚に挟まれながら、祐麒は自分の股間に力が漲ってくるのを感じていた。
そうか。
突っ走ったって、大丈夫なんだ。
自分の童貞なんて、たかが知れている。
ついに馬乗りになられて、祐巳の膣に吸い込まれた陰茎が、
初めて知った他人の粘膜が、姉の粘膜だったことが、限りなく愛おしかった。
「私にもお姉さまがいる喜びはよく分かってるよ」
「しえー、いつも祥子さんとこんなことしてるのかよ。ひょっとして、あの子、瞳子とも?」
姉は得意顔のまま、答えずにますます激しくビストンとグラインドするだけであった。
反逆者が出たぞ!生け捕りにして十字架に張り付けろ!
反逆者は
>>255だ、もうじきマルタ騎士団からも増援が来る
さぁ、クルセイダーズだ
そっとしておいてあげようよ
あにみて総集編見てるけど能登きれいだな
まあ能登だからな
聖×静
ロサ・ギガンティア×ロサ・カニーナです。
(1/13)
「これ、入れてきてくれる?」
昼休みに、聖がわざわざ教室まで訪ねてきた。
手渡された紙袋の中を覗き込むと…、
「…っ!」
中には、ピンク色のバイブが入っていた。
「ね、入れてきてよ」
聖が無邪気な笑顔を見せる。
「あっ、あの、」
「それじゃ、頼んだよ」
それだけ言うと、聖は後ろ手に手を降って、自分の教室へと帰って行った。
ど、どうしよう…。
金曜の放課後は、
人のいなくなった薔薇の館で愛し合うことが、いつしか習慣になっていた。
そのまま朝まで過ごすこともある。
今日がその金曜日で、このバイブを入れたまま薔薇の館に来いということで…。
(2/13)
午後の授業は長かった。
たったの2時間なのに、永遠に終わりが来ないかのようにさえ思えた。
そして、放課後。
お手洗いの個室に入り、紙袋からバイブを取り出した。
期待と不安が交錯し、息が苦しくなる。
聖のお気に入りのバイブ。
これで何度イカされたことだろう…。
指で割れ目をなぞると、そこはすっかり濡れていた。
入口に当て、ゆっくりと沈めていく。
「んっ…ふ…」
さして抵抗もなく、バイブはすんなりと静の中に入っていった。
ショーツで押さえてはあるものの、出て来てしまいそうな感覚。
廊下に出て、歩いてみる。
どうしても、内腿をくっつけるような形になってしまい、早く歩けない。
こんなときに、知り合いに会いませんように…
祈るような気持ちで、静は薔薇の館を目指した。
(3/13)
人影もまばらになった放課後の時間帯、
幸い、誰に呼び止められることもなく、静は無事に薔薇の館までたどり着いた。
薔薇の館の前では聖が待っていた。
おずおずと歩いてくる静を見て、聖はフフ、と笑った。
「へえ、ちゃんと入れてきたんだ」
「…ええ…」
視線を逸して静が答えた。
「早く中に入ろう」
静の手を引く。
「あ、」
不意に手を引かれ、秘所に刺激が走る。
「待っ、ダメ…あ、あぁ」
足を開いたため、バイブが抜け落ちそうな感覚に襲われ、
静はその場に立ち止まり、こらえた。
「…大丈夫?」
「ん…んっ」
静は聖の腕にもたれ、息をととのえた。
その伏目がちな表情が艶っぽく、聖の情欲を駆り立てた。
(4/13)
薔薇の館に入ると、中は薄暗く、誰もいないようだった。
聖は静の手をゆっくりと引いて、1階にある小さな部屋に入った。
扉を閉めると、おもむろに静にキスをした。
あとずさる静を壁に押し付け、深く舌をからませた。
「んふぅ、はぁ…」
唇を離すと、聖の頬も紅潮していた。
「さて」
聖が静のスカートに手をかける。
「本当に入れてきたかどうか、確認しなきゃね」
「あっ、ダ、ダメ…」
スカートをたくし上げようとする聖の手を、静が弱々しく制御した。
「ちゃんと…入ってますから…」
「ダメよ。確かめないと」
静の抵抗もむなしく、聖は静のショーツに右手を忍ばせた。
「ああぁ…!」
敏感な部分に触れながら、聖の手が動いた。
(5/13)
「うぅ、あ、ダメ、やめて…」
「本当にやめていいの? 静、とっても気持ちよさそうよ」
「そんなこと…」
「こんなにぐしょぐしょにして…。私に触ってもらいたかったんでしょ?」
「そ、それは…」
「あ、ん…、でも、今は…ダメです…」
「なんで…?」
「人が…来るかも…それに、これ以上されたら、もう…止まらなくなります…」
「しょうがないな」
聖は静の中から顔を出しているバイブを握り、少し動かした。
「あっああっ」
「…ちゃんと入れてきたようだし、つづきはまた後ね」
そして手を離し、静はやっと快楽の波から解放された。
(6/13)
「日が暮れるまでまだ間があるね。誰か来るかな?」
窓の外からは、夕暮れ時のオレンジ色の光が差し込んできている。
「暗くなるまで、おしゃべりでもしますか」
聖は静を部屋の隅にあるソファに座らせた。
「んっ…」
ソファに座ると、バイブが奥へと押し込められていった。
静の横に、ぴったりくっつくように、聖も座った。
「どうしたの? さっきからずっと黙ってる」
「いえ…別に…」
「なぁに? つづきがしたくって、そのことしか考えられないんでしょ」
「そ、そんなこと、ないです…」
「ふぅん?」
「あっ」
聖が、静の手に手をからめた。
「手に触れただけで、そんな声が出ちゃうんだ」
指で指をなぞり、指と指の間をすべらせた。
「う…あぁっ」
静は再び押し寄せる快楽の波に我を失いそうだった。
(7/13)
「あなたはとても素敵よ。私も、静のことしか考えられなくなる」
「お姉さま…」
2人きりのときは、こう呼ぶことになっていた。
聖は、今度は軽いキスをした。
そして、やさしく静を見つめ、髪をなでた。
髪をなでていると、ふと、その指先が耳に触れた。
「あっ!」
静はビクッと震え、ぎゅっと目を閉じた。
聖はかまわず、静の髪をなで、手で梳いた。
「そんなに…触らないで…」
「触らなければいいの? なら、これならいい?」
ふぅっと、静の耳に息を吹きかけた。
「ああぁっ」
「あ、はぁ…もうやめて…」
「やだ。やめない」
静の首筋にキスをした。
「っ、んぁ…」
そのまま、舌を這わせた。
――ガチャッ
不意に、部屋の扉が開いた。
(8/13)
「…あ。声が聞こえたような気がして」
扉を開けた人物は蓉子だった。
扉を半開きにしたまま、入口に立ちつくす。
「な、何してるの? 電気もつけずに」
「別に。ちょっと秘密の話をね」
聖は、「おかしなことは何もしてませんよ」という風な態度を見せた。
「ちょうどいいや、2階でお茶でもする?」
「えっ!?」
聖の提案に、静も蓉子も驚いた。
「どうする?」
静の腕を取り、顔をのぞき込んだ。
「あっ、あの、私…」
キュッと膣が締まるのを感じた。
「イヤ…や、やめて…」
首を振り、聖に視線で訴えた。
静のため息混じりのささやきに、蓉子は顔が赤くなるのを感じた。
以前から、聖と静の間には何かあると思ってはいたけれど…
恋人同士の秘め事を覗き見てしまったような、
見てはいけないものを見てしまったような。
自分がなんとも場違いな気分だった。
(9/13)
「蓉子ー? どうかしたのー?」
薔薇の館の玄関付近から、江利子の声がした。
「あ、なんでもないのよ」
そう言うと、蓉子はそのまま扉を閉じた。何事もなかったかのように。
扉の向こうの蓉子と江利子の声は、2階へと消えていった。
上から足音がする。忘れ物でも取りに来たのか、
バタバタした後、階段を降りる音と玄関が閉まる音がした。
「気づかれたかな?」
「えっ」
「ふふ、気づいてないよ。ちょっとキスでもしてるのかな、って程度でしょ」
「はぁ…」
「まさか静の中にこんなものが入ってるなんて、思ってもみないでしょうね」
「あっ、ちょ、」
スカートをめくる聖の手を思わず止めた。
「なぁに? 抵抗しちゃダメよ。もう誰も来ないわ」
窓の外は、すっかり暗くなっていた。
「……」
静は聖の手を押さえていた手を、そっと離した。
「フフ、いい子ね…」
(10/13)
制服を脱がせ、静をソファに押し倒した。
「好きよ、静…」
「あ、お姉さまぁ…」
甘いささやきと、甘いキス。
とろけそうだった。
「静の唇も、まぶたも、髪も、耳も…、全部私のものよ…」
そう言いながら、聖は自分で言った場所を順番にくちづけていった。
「あっ、ああ…」
そして…
「ひゃぅ!」
静の中に入っているバイブを引き抜いた。
「こっちで」
聖は、これまた愛用の、双頭のバイブを取り出した。
「ねえ、入れて…」
静に指示を出す。
(11/13)
「お姉さま、こんなに濡れて…」
「…そんなこと言わないの。静があんまりかわいいからいけないのよ」
聖は少し恥ずかしそうに言った。
聖も、こぼれるほど濡れていた。
静は聖の花びらを指で開き、蜜壷の入り口にバイブの先端を当て、
一気に押し込めた。
「う、ああっ!」
全身に電気が走るような衝撃。
「お姉さま、気持ちいいですか?」
「ん…、静にも、入れてあげるわね」
再び、聖が上になる。
聖の中に入っている双頭バイブの、反対側の先端を静に当て、入り口をくすぐる。
「んん、あ、あぁ…」
そのまま、入り口でじらす。
入り口を突っついたり、円を描くようになでたり。
でも、まだ入れない。
「ああ、お姉さまぁっ」
静は何かを訴えかけるような、せつないまなざしを聖に向ける。
(12/13)
「入れてほしい?」
「ん…」
静は小さく、コクンとうなづいた。
「入れてください、って言って」
「んん〜っっ」
静は恥ずかしそうに首を振った。
「言わないと、入れてあげないわよ?」
「うぅ…」
少し、考え込んだが…。
「あぅ、い、入れてください…」
静は小さくつぶやいた。
「よく聞こえない。もう1回」
そのまま、入り口への刺激をつづける。
「あぁ、う、お姉さま、いじわる…しないで…」
いよいよ息も荒くなり、静は苦しそうに言った。
「ほら、入れてくださいって言いなさい」
「あ、あっ、い、入れてくださ…あ、ああぁ!」
静が言い終わらないうちに、聖はバイブを静の奥まで入れた。
(13/13)
「動かすよ」
「ああっ、あっ、あっ」
聖が腰を振りはじめる。
「ああっ、し、静、気持ちいい?」
「う、あっ、あっ」
「ねえ、気持ちいいって、言って…」
「あ、き、気持ち、いい…」
「私も、気持ちいいよ…静っ、静…」
「ああ…あ、お姉さまぁ」
動きがだんだんと早くなり、2人の喘ぎ声だけが響いた。
「ああ、お姉さまっ、わ、私、もう…」
「ん…、静、一緒にいこう…」
「あっ、ああっ、あっ、あぁぁぁ!!」
……はぁはぁ。
まだ熱を帯びた体を抱きしめ合い、余韻に浸っていた。
「静、好きよ…」
「お姉さま、私も…大好き…」
やさしくキスをし、髪をなで…
横たわったまま、窓の外を見ると、
窓の外には、ぽっかりと月が浮かんでいた。
――お月様がみてる
初SSでした、ありがとうございます。
君はまったく分かっていない
いや、よくやった。
蟹食いながら読んだ
蟹食ってるつもりで読んだ
「…そう思わない? ゆんみさん」
「もう、よんしんのさんったらー」
「ごきげんよう、紅薔薇のつぼみ、黄薔薇のつぼみ」
「あら、ごきげんよう、のんりんこちゃん」
「変な呼び方しないで下さいますか?」
「えー、結構面白いよ? 『一字ごとに『ん』を入れて名前を呼ぶ遊び』」
「近年随一のヒットよねー」
「…小学校低学年ですか。薔薇のつぼみとしての自覚をもって下さいませお姉さま方」
「あら、あなたもいたの、とんうんこちゃん」
「その呼び方やめて下さい黄薔薇さま」
「おっかしーい、うんこちゃんだって」
「お姉さま!」
「うんこちゃーん」
「うんこちゃーん」
「ダメですわ!この山百合会はもうダメですわ!!」
「 … や め て 下 さ い 」
「え?」
「どうしたの、のんりんこちゃん」
「 危 険 だ か ら 今 す ぐ そ の 遊 び を や め て 下 さ い ! !」
「あら、みんなおそろいなのね、ごきげんよう」
「 ダ メ ! 志 摩 子 さ ん 来 ち ゃ ダ メ ー ー ー ー ! ! ! ! 」
「自分のお姉さまがきたら止めようとするなんてずるいわ。あっ!」
「どうしたのゆんみさん。Yummiって単語辞書で引いちゃった?」
「お、お姉さま。斑目先輩や鳥坂先輩じゃないんですから、
毎日来なくても・・・いいえ今日だけは来ない方が・・・」
「ほら、ゆんみさんだって、自分のお姉さまがきたら・・」
「あちゃー、うちの大学どうなってるの・・・聖さままで」
「おっす。んを入れるの?じゃあ、」
「お姉さま、言っちゃだめ。」
「いいじゃん、しんまんこ。元気?さんちんこ。」
その発想はなかったわw
282 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 00:28:48 ID:2Cy0kpiB
ワロタ
保守って必要?
それから数時間経ったある朝。
「保守?」
エロい期待はしていなかったけれど、志摩子さんは「どこのこと?」って感じに
唇を小さく歪めてほほえんだ。
「……えっとね。」
疼いてもない股をくにくにと弄って、祐巳は吐息を詰まらせた。
妄想通りというか何ていうか。志摩子さんの表情ったら、
どう見ても2ちゃんのエロパロ板、
思いをネタレスに叩き付けている女の子のそれとは違う。
「嫌だ、祐巳さん。私だって保守くらい知っていてよ」
お上品の中にもいたずらっぽくコロコロと笑う。
ああ、よかった、と祐巳はほっと一息ついた。
エロパロ板の趣旨を一からしなきゃいけなかったら、どうしようかと思った。
「トーリーとか、コンサバとか、いろいろ発音されるけど。
日本では自由民主党って呼ぶわね」
「自由……?」
「自由民主党。1955年に合同した、日本の政党の名前よ。
十一月十五日は、その結成記念日ね」
「ふーん」
志摩子さんの説明、なんだかズレている。ピントはずれでさえある。
惜しむらくは、国会議事堂で聞けなかったことだ。
ここは体育館の中にある更衣室。
体育前の休み時間であれば、
嫌でもクラスメイトたちの太股とか下着姿とかに涎が出てしまう。
285 :
283:2008/05/09(金) 04:59:42 ID:HBA5sz6I
>嫌でもクラスメイトたちの太股とか下着姿とかに涎が出てしまう。
ねーよw
「お父さんとは、セフレ?」
蔑んだ目で、亜紀ちゃんが問う。
「いいえ」
「じゃ、お尻でしたことある?」
「ない」
嘘偽りない事実だから、真っ直ぐ目を見て言えた。
私は心からよかったと思った。
もしや、この瞬間のためだけに、
私たちは半年間アナルしなかったのではないだろうか。
288 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:46:04 ID:HFIkzH8c
あ
昼休みの明るい日差しの中だったか、夕暮れ迫る茜色に染まった頃だったか
定かではないけれど、志摩子さんと由乃さんと私、三人だけしか薔薇の館に
いなかった時のことだ。
どうしてそういう流れになったのかも、もう思い出せない。
たぶん三人のうちの誰かがクラスメイトに、私たち薔薇の血族二年生三人組が
どこまでお互いの身体を知っているかについて尋ねられたとか、そういったものが
きっかけだったように思う。
「そういえば、祥子さまと令さまは、とっても親密でいらっしてよね。」
志摩子さんがつぶやいた。」
「卒業なさった先代の薔薇さまたちも、裸の付き合いだった」
思い出して由乃さんもうなづく。
先代とは祥子さまと志摩子さんのお姉さまたちのことで、
私が山百合会に飛び込んだ自分は、おたがいに牽制するかのように
威厳を持って接しておられたけれど、
卒業間際、次生徒会役員選挙が終わった辺りから、
もう仮面はかなぐり捨てたとばかりに、優雅できちんとすることをやめて、
襟元に手をいれて首筋にくちづけたり、
スカートをめくりあげて鼻先をこすりつけたり、
お互い、いや私たちの視線にも遠慮なく、奔放に「ごあいさつ」されていた。
たぶん、薔薇さまになる前の付き合い方に戻したのだろう。
「乃梨子ちゃんも、瞳子ちゃんのことを『カンチョー』したり
『七年殺し』したりするよね。」
私がそういうと、志摩子さんはほほえむ。
「祐巳さんは、おいくつ?時間局にお勤めでしたら、もう正体はバレていてよ。」
「あ、志摩子さんは、乃梨子ちゃんに自分はしてもらえないものだから、ごまかした。」
「だめよ、祐巳さん。そこは、『福沢祐巳、じゅうななさいですっ』ってぼけないと。」
「それ、ボケじゃなくて本当だから。」
「祐巳さん、大丈夫よー。ねー、志摩子さん。
志摩子さんのスカートのお尻のところは改造してあって
プリーツの谷のところに一ヶ所だけ、入り口があるのよねー。」
「そんなことないです」
「今日は、祐巳さんとわたしが薔薇の館に来たとき、もう志摩子さん来てたわよね。」
「ひどいです、おじさま」
「誰がおじさまよ。じゃあ、志摩子さん、ちょっと立ち上がってみてくださる?」
「由乃さん、何を言ってるの。」
「さあ、早く。」
「・・・」
しぶしぶ立ち上がった志摩子さんのスカートの異変はよくわからなかったけど、
さっきまで志摩子さんが座っていた座ぶとんの中央には、
長さが20センチくらいのずんぐりした棒状のものが立っていた。
頬を赤らめている志摩子さん。
棒状のものはつやつやして、表面に液体がぬめっていて、
座ぶとんにはしみが地図のようにひろがっていた。
「いつから?、そういうことしてるの」
「乃梨子ちゃんのいいつけよね」
「志摩子さん、Mだった?」
「全然気づかなかった」
由乃さんとわたし、矢継ぎ早に質問された志摩子さんがとまどっている。
「たぶん新入生歓迎会を境にして、ではないかしら」
「ああ」
志摩子さんの言葉に、私と由乃さんは、大きくため息をついた。
そんなに前から。
私がお姉さまのスリップをくんかくんかしたのだって
夏に別荘に行ってからだったのに。
あ。
由乃さんが棒を舐めた。
「志摩子さんのお味。」
素早くスカートをたくし上げた由乃さんは、
さっきまで志摩子さんが座っていた椅子に・・・・
いや隠さずにいうと棒を股間にあてがって一気にずりゅっと座ってしまった。
「これで、志摩子さんと、アナ、いや、モア、いや、棒兄弟よね。」
「由乃さん、エロいことばはだめ。」
「ああ、いいの。このささる感じ。」
「好きよ、由乃さんのそんなところ。」
由乃さんのほおを両手ではさみ、顔を自分にむけてキスをする志摩子さん。
首の角度を変えながら、まるで接触する面積をどうやって増やすかに
夢中であるかのように大きく口をあけて舌を出しいれする二人。
揺れる三つ編みのおさげ。くねる志摩子さんの腰。
わたしが薔薇の館にとびこんでくる前の二人はこんな仲だったの?
疎外感に苛まれた私は、
「やめてー」と大声を出した。
体液でじゅるじゅるの唇と舌を離してこちらをきょとんと振り向いた二人。
由乃さんの手が小さく手招きした。
このとき私の脳裏で小さなスーバーノバが反応を起こして明るく輝いた。
薔薇の館の本当の扉を今初めて開いたことを実感した。
これから訪れる想像もつかない運命の未来におびえながら・・・・
なんとも言えない気持ちになった
ふたなりって書いたら怒られる?
禁止
解禁
再禁止
296 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:44:44 ID:x+P0vgsp
期待age
今更ながらYOUTUBEでアニメ見てる。ようやく第三期に入った。
小説も読んでみたら楽しめるかな?
小説も読むといいよ
ぜったいはまる
もう、瞳子が可愛うて可愛うて
レイニーで止めてみるべき
300
第4期はまだなのですか?ξ(∂∇∂)ξ
ドゥフフw
中古はだめなの?
>>304 作者と出版社に金入れてやれってことだろ。
なるほど
307 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 14:18:29 ID:4SyiBCHT
祥子は過去の人
ラノベ板本スレ読んでて、
借りていた辞書を返しに、
いつものようにノックせず
姉の部屋のドアをあけた祐麒は、
驚くべき光景に、絶句し、
次の瞬間「ごめん。」と
反射的にドアを閉じた。
そう、そこでは、たしかに
○○が××××していた。
夢や妄想ではない、筈だった。
ってテンプレを思いついた。
瞳子が姉の下着の匂いを嗅いで人差し指と中指を自分の肉筒につっこんでいたんですね。
310 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:17:32 ID:9wiw/8kN
>307
祐巳「お姉さまはまだこれからの人ですよ。
このあいだ、まだ痛いみたいで私途中でやめましたから、
処女だと思いますよ。」