☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十六話☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
魔法少女、続いてます。

 ここは、

  魔法少女リリカルなのは
  魔法少女リリカルなのはA's
  魔法少女リリカルなのはS's(StrikerS )

 のエロパロスレです。


『ローカル ルール』
エロは無くても大丈夫です。
しかし特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に確認又は注意書きをお願いします)


 ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十五話☆
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175284001/

 ☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/  (wiki)
2名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 19:40:26 ID:lQOhqOo3
>>1
乙〜
3名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 20:00:11 ID:4vU5koZv
はやてのごとく1乙
4名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 21:29:39 ID:1y1HMBVK
>>1乙&即死回避

5名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 22:03:47 ID:zMJxtZUm
( ゚Д゚)っ  乙ならあるぜ
( つ 2/

( 。_。)っ
( つ 2/

(゚д゚ )っ
( つ 2/

( ゚д゚)っ
( つ 2/

( ゚д゚ )っ
( つ 2/
6名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 22:06:53 ID:/ekot1US
>>1
乙ー

>>5
こっち見んな
7前スレ660:2007/05/10(木) 01:27:29 ID:l1zHWnD3
投下します。とりあえずプロローグなので、エロはありません。
期待してた方ごめんなさい。

魔法少女リリカルなのはStrikerS

エリオの初恋

プロローグ フェイト 1/4 

最近、エリオの様子がおかしい。訓練中もぼんやりしていて、
パートナーであるキャロへのフォローが遅れて、今もなのはから
お小言を受けている。
どこか体の具合でも悪いのと思い尋ねてみても、何でもないですって言うだけ。
同期である、それこそパートナーのキャロやスバル、ティアナに聞いても
思い当たる節はないとのこと。

「いい? バックのフォローもアタッカーのお仕事、フルバックからの
支援が途切れたら、フロントアタッカーの攻撃力は落ちちゃうからね。
特にキャロはブースト系だから、彼女が離脱したら、エリオまで
戦闘力が激減しちゃうから十分気をつけて?」
「はい、すみませんでした・・・」

どうやらなのはのお説教も終わる気配だ。後ろではキャロが
おろおろと泣きそうな表情のまま、なのはとエリオを見比べている。
ようやく解放されたエリオが、元気なく踵を返して、こっちへ歩いてくる。
8前スレ660:2007/05/10(木) 01:31:14 ID:l1zHWnD3
プロローグ フェイト 2/4 
「ごめんね、エリオくん、私がボーっとしてたから・・・」
「あ、いや、そんなことないよ、自分が前に出すぎたのが悪いんだし」
キャロのフォローにも、元気なく微笑みを浮かべるだけ。
「大丈夫大丈夫、あたしだったらもっと前に飛び出しちゃってたよ。
マッハキャリバーって、すっごく足速いからさぁ」
「スバル、あんたそれってぜんっぜんフォローになってない・・・!」
「でも、ヴィータ教官の居ない日で良かったねぇ」
スバルはあの赤毛三つ編の鬼教官(別の意味で、なのはもそうだが(笑))を
思い出して身震いする。
「そうね、それには同感だわ・・・」

トボトボを歩いていたエリオだったが、ようやく私が立っていることに
気づいて立ち止まってしまった。
「エリオ? 本当にどこか具合でも悪いんじゃないの?」
「フェイトさん・・・だ、大丈夫です」
9前スレ660:2007/05/10(木) 01:35:34 ID:l1zHWnD3
プロローグ フェイト 3/4 
膝を曲げて視線を合わせる。嘘を言ってる雰囲気はない。この子のことは、
ずっと幼い頃から知っている。嘘を言ってるか言ってないかぐらいは十分わかるつもりだ。
ハンカチを取り出して、泥で汚れた彼の顔をゆっくりと拭うと、エリオの顔が
真っ赤に紅潮した。
「心配かけてすみませんっ! し、失礼します!」
「あ・・・!」
私の手を払いのけると、エリオは一気に同期のみんなを置いて走り出してしまった。

残されたみんなも唖然と走り去ったエリオの後姿を眺めるだけだ。
「ほんと、どうしちゃったんだろ、エリオ?」
「スバル、あんたエリオの分まで食事食べたんじゃないでしょうね?」
「あたしはそこまで大食らいじゃないよっ!」
「エリオくん・・・」
みんながエリオを心配している。
10前スレ660:2007/05/10(木) 01:42:14 ID:l1zHWnD3
プロローグ フェイト 4/4
「訓練お疲れ様」
私が立ち上がり、残った3人に声をかけると、全員が敬礼して姿勢を正す。
「皆、申し訳ないけど、しばらくエリオのこと、気にかけてあげて」
被保護者の悩みも聞き出せない、察することができないなんて、保護者失格・・・。

「エリオ? うーん、あれは具合が悪いんじゃなくて、考え事してるって感じかな?」
シャワーを浴びて汗を流したなのはに、あの子の様子を聞いてみる。
「動きのキレ自体は普段どおりだしね、ただ機動の初歩が遅れてるってところだから」


さすが戦技教導官。普段から部下の動きをよく観察して把握してる。
なのはは姿見の前に腰掛けて、長い亜麻色の髪を乾かしながら、鏡に映る
私を見て言葉を続けた。
「周りが女の子ばっかりだしね。言いにくい悩みなのかもしれないね」
「そうね。ユーノかザフィーラに聞いてもらおうかな?」
「折を見てユーノくんの方には、私から頼んでみるよ」
「うん、お願い。ザフィーラには私からお願いしてみる」
なのはと入れ替わりで浴室に入る。髪留めを解き、衣服を脱ぐと
まだ湯気の残っているシャワールームに入って、冷たい水を一気に被る。
少し慌て過ぎなのかもしれない、もうちょっと余裕を持って、あの子と
接してみようと、冷たい水のおかげで少し冷静になれた。
しばらくして部屋に戻ってみると、安らかな寝息を立てながら、
なのははあどけない表情でカバーも被らずベッドの上で
寝入ってしまっていた。

できれば直接エリオとキャロは自分が指導すべきなのだが、
執務官業務が多忙を極めて、すっかり彼女にも負担をかけている。
「ありがとう、なのは」
私は寝入ってしまった親友にカバーをかけると、心からの感謝を呟いた。
11前スレ660:2007/05/10(木) 01:43:57 ID:l1zHWnD3
ぐは・・・終の文字入れるとこミスッたorz
ご意見、ご感想お待ちしております。
Stsからハマッた人間なんで、世界観の根本的な
理解不足もあるかもしれません。
ご容赦ください。
12名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 02:04:30 ID:VIkGTq4L
>>11

これからどうなっていくのかに期待
13名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 05:27:41 ID:nlR/2SZM
>>1
14名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 06:52:08 ID:FNaELzTm
リンディ提督がフェイトを人質に取られ凌辱されたり

家族になる上でスキンシップも兼ねてフェイトにエッチな事を教えるリンディ提督
が見てみたい
15名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 07:26:30 ID:MTOsJQ5k
>>11
乙ですな
なんか好みの雰囲気かも、なんでスゴクwktk
俺もスト入りだからあんまりやまなくても良いと思う…楽しく書いてくれ!

>「折を見てユーノくんの方には、私から頼んでみるよ」
>「うん、お願い。ザフィーラには私からお願いしてみる」
でもヤバイでもヤバイよエリオきゅん!
ある意味貞操のピンチ!!
16名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 08:57:31 ID:1SrEDLg3
>>11
乙!
これはまた長編大作になりそうな…
今から続きを正座して待ってるぜ!!
17名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 11:33:46 ID:kO1DhhS/
>>11
乙。これだけでも結構面白く読めるな。人間関係の描写もキチンとされているしGood job!
続きwktkして待ってます。
18名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 12:19:09 ID:bE3i+OLq
GJ!!!
19名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 20:48:16 ID:7DdjBCLj
>>11
乙です!
続き期待しておりますっ!!
20名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 21:23:01 ID:Dwtj3Zwd
なのフェイはやてのカラミを思いついた


設定は女子校生くらい
21名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 23:16:37 ID:bE3i+OLq
はやてのSSキボン

22名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 23:45:51 ID:RDBFM+i4
>>21
関西弁(京都弁?)は書きづらい
23396 ◆SIKU8mZxms :2007/05/11(金) 00:39:32 ID:EE/dFuUZ
こんばんは久しぶりすぎる396です。ついに人生の山場を一つ乗り越えました。
ようやく時間が作れるようになったので今までよりは投下スピードが上がると思います。たぶん。

久しぶりなので一応注意事項を

・この小説はユーノ主役のシリアス長編です(オリキャラあり)。
・エロの予定はありません。いまのところは。
・エリオというオリキャラがいますが三期のキャラとは一切関係ありません。全くの偶然です。

それでは続きを投下します。

魔法少女リリカルなのはA's++

第二十話 「閃光」
24名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:40:17 ID:EE/dFuUZ

きめ細やかな肌が次々に降り注ぐ水を弾く。室内には湯気がこもり、水の流れる音だけが響いた。
長い髪が体の曲線にしたがい肌に張り付く。3年前から伸ばし続けているその髪は、もうすぐ腰にまで届くほどに伸びていた。
髪を伸ばし始めた理由はあまり明確ではない。ただ、髪留めの片方を親しい友人に渡したことが少なからず関係している、
と少女はあらためて思った。髪留めを渡すこと。絆を形にした行為。
管理局の仕事が増え職場も違うことから会える時間が極端に減ったことで、心の空白を埋めるかのように行われたその儀式は、
自分と渡した相手が強い絆で結ばれていることを証明する。
そのことを知っているからこそ、少女は今でも落ち着いていられた。

(ユーノ君、私の髪留めつけてた……)

昨日の戦闘。少年と出会って4年弱、お互いを信頼し合っていた二人は初めて激突した。
混乱する思考の中で目に入った緑色。それは紛れもなく、絆の証と呼べるものだった。
もし本当に相手に敵意しかないのであれば、きっとそんなものは外すに決まっている。
けれど少年はつけたままで立ち塞がった。それは僅かだが力強い、一筋の光明となり得た。
やむを得ない事情があった。そう思うには十分すぎるほどの力も持っていた。
なのはは熱いシャワーの降り注ぐ中、一度胸に手を当て両手を広げる。
淡い桜色の光の球が両手の上に現われるが、すぐに消えてしまった。

(やっぱりまだ駄目…か)

落ち込みながらボタンを押してお湯を止めた。前にも一度似たようなことがあったが、全魔力が奪われてから回復するまでに
少なくとも一週間はかかった。一晩寝ただけでは大した魔力は回復できなかったようだ。
頭をタオルで拭き、水気を取る。浴室を出る際、ふと壁についた曇った鏡に気付き、きゅっと擦る。
その擦った先には、不安そうな自分の顔が映っていた。

(……ユーノ君…)

なのはは浴室を出て下着を身に着け服を着た。最後に置いておいたレイジングハートを首にかける。
その表情には、一つの決意が表れていた。
25名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:41:04 ID:EE/dFuUZ

                 *

事件発生で慌しかったアースラブリッジは今は閑散としていた。今日中に行われるであろう相互転送魔法に備え、
エイミィを除いたオペレータ達も準備に駆り出されていた。たとえ艦内の人間が一瞬とはいえいなくなっても、
高度な技術の結晶である巨大戦艦アースラは沈まない。しかし、万が一に備え自動航行装置は万全にしておく必要がある。
エイミィもメインモニター前でコンソールを操作しそのプログラムの再チェックを行っていた。
クロノは艦長席のモニターを見ながらずっと考え事をしているようだ。
エイミィはその様子を仕事をしながらも時折ちらちらと見ていた。クロノのことが気になってしょうがなかったのだ。
それは昨日の事件発生後の艦長室での出来事が原因だった。
クロノの友人のために全力を尽くす優しさと、友を信じながらも傷つく繊細さにエイミィは今まで少しずつ
溜まっていたクロノへの想いが爆発してしまった。
それがキスという行為に至らせたわけだが、その行為は受け入れられクロノからも求められた。
もちろんクロノからのキスははやての乱入で未遂に終わってしまったが、お互いの気持ちはあの数分で確認できたと言える。
それでもクロノがそのことに対して何を思っているのかは気になった。今はそれどころではないこともわかっている。
しかし乙女心とは複雑で、違うベクトルの思考でもついその和を取ってしまいがちだ。
そんなことを考えているとふいに手元に影が落ちるのが見え振り返る。
すると後ろにはクロノが立っていた。
「うわっ!なにさクロノ君、音もなく近づかないでよ!!」
びくっとしながらも近づかないでは言いすぎたかも…と少し焦るエイミィ。
しかしクロノはそんなエイミィをよそにぼーっとメインモニターを見つめていた。
自分ばかりが狼狽し年上としての余裕が一切ないことを自覚したエイミィは少しむくれた。
「聞いてるの!?」
「あ、ああ…すまない」
エイミィの言葉に反応しながらもクロノはやはり何か心ここにあらずと言った感じだった。
「ちょっとクロノ君、しっかりしてよ!いつユーノ君の計画が始まるかわからないんだからね!」
そう言ってエイミィはぷいっとモニターの方を向いて仕事を続けた。
ユーノはおそらく今日中に相互転送魔法陣を発動しアースラとグランディアの乗組員をそっくり入れ替える。
その時にサイオンに付き添わせる人質も含めて全てグランディアに残す。そうなればサイオンは遠隔で首輪を爆破するか
その脅しをしかけてくるはずだが、はやてとシャマルがいれば完全に首輪を無効化することが可能だ。
26名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:41:49 ID:EE/dFuUZ
アルカンシェルは誰にでも使える代物ではないし、こちら側は事前に計画を知っているのでアースラの武装はほぼ解除し
エネルギーも少なくしてある。あとはアースラに乗ったサイオン一味を本局とともに捕まえればよいだけだ。
この事件もユーノの捨て身の行動のおかげで解決しそうである。
エイミィがそう思っているとクロノがふいに呟いた。
「何か…何かひっかかる…」
「えっ?」
エイミィが振り返ってクロノを見た。その時のクロノはよく任務中に見る思考を高速で回転させているときの表情をしていた。
「ひっかかるって何がさ」
エイミィはクロノに尋ねた。これからのことに疑問はないしアースラ全体の方針も決まっている。
するとクロノが腕を組んで言った。
「単純に人質をとって管理局を直接脅してもアースラを奪えないことはわかる。ユーノを使い正体を隠しつつ間接的に奪取する方が
合理的だ。…だが、そもそもやつらはなぜそんなにもアースラが欲しいんだ?」
事件を紐解く上で最も重要なこと。それは犯人の動機だ。
たとえ一見関連性がないようにみえる行動も必ず一つの動機に基づかれている。そのことはエイミィもよく理解していた。
「やっぱり高性能の次元空間航行装置が欲しかったとか?解体して部品を売る…ってのは足がつくか。
う〜ん、色々使いようはあると思うけど確かにこれっ!てのがないわね」
エイミィもクロノの言葉に頭を悩ませた。
ユーノ自身もサイオンの目的には疑いを持っていないようだ。相手の情報が少ないのならしかたがないかもしれない。
考えすぎなだけとも思える。だが、クロノにはどうしても違和感を拭うことはできなかった。
「まぁ気分転換に他の情報も取り入れてみたら?」
クロノの様子に見かねたエイミィがモニターにミッドチルダでのTV放送にチャンネルを合わせた。
映し出された映像は定例のミッドチルダ議会の様子で、約一ヵ月後の法案決議に向けて今もなお討論がされていた。
「またこいつか…」
それを見ながらクロノは顔をしかめた。映っているのは白髪で長髪の初老の男。
ミッドチルダの就業年齢に関する法律改正を求める党の党首だ。クロノは何年も前からこの男をTVで見てきた。
べレット・ウィリアムス。初めは賛同するものも皆無だったその主張も、今ではメディアすら味方につけ
勢いを増すばかりだ。管理局からの圧力にも全く屈する様子がない。
確かにミッドチルダ内の年齢別人口割合は長い間変わってはいないが、才能を重視するあまり就業年齢は若くなる一方だった。
そのせいで中年代の失業者が増大してた。いや、年齢だけではない。“才能格差社会”が確実に出来上がっていたのだ。
しかし、結果としてミッドチルダは多くの次元のトップに立つほどの文明を有することに成功した。
27名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:43:25 ID:EE/dFuUZ
「ずいぶんと息の長い……」
「…クロノ君?」
そこまで言ってクロノは止まった。べレット・ウィリアムスがその主張が認められ始めたのは確か7年前、
とある大手銀行での強盗事件からだ。確かあの事件は担当行員や警備体制のずさんさが大きく取り上げられ
メディアから一斉に叩かれた。その対象は飛び級で学校を出た就業年齢ぎりぎりの者達で、
やはり人生経験を伴わないことからの精神的な甘さから引き起こされた事件だ、と大々的に報道された。
当時クロノ自身も肩身を狭い思いをした記憶がある。
確かあの事件はサイオン一味が最初に起こしたと思われる事件だ。
そこまで思いあたって突然、クロノの頭に次々と今まで見たデータの映像や過去の記憶がフラッシュバックしていく。
構成員の平均年齢、強盗事件、管理局、べレット・ウィリアムス……。
その情報の集合は、点と線を組み替えることで、徐々に違う物へと移り変わる。
そしてあることに気付いたクロノははっとした。
「エイミィ!!今までの強盗事件での平均年齢を出してくれ!!」
突然大声で叫ぶクロノにエイミィは驚いた。
「平均年齢ってどの集まりの?」
エイミィが算出準備をしながら尋ねた。
「強盗事件の被害店舗責任者だ」
そう言うとデータが入力され、結果が表示されていく。
それを見てクロノは自分の予想が正しいことを確信した。
「やはりな…」
「ちょっとちょっと!一体何を思いついたの?」
呟いたクロノに何のことだかわからないエイミィは尋ねた。
クロノはエイミィの代わりに片手でコンソールを操作しながら言った。
「今までの強盗事件被害店舗の責任者はみな若い。そして7年前から少しずつ行われてきた一見金銭目的とも取れる
一連の強盗事件は、ある共通点がある。データを見る限り事件後の店の管理体制が問われるように、
あえてセキュリティのずさんさや不備を露呈させていたんだ。これをメディアが見逃さないように。
そうして徐々に印象操作し、7年の時を経て今のべレット・ウィリアムスの勢力が出来上がった。
もちろんヤツが必ず絡んでいる証拠はないが、ヤツが討論で取り上げる事件や時期は偶然では済まされない」
クロノは画面を見つめながら付け加えた。
「事件自体が政治運動支援で、革命が最終目的である可能性が高い」
28名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:44:17 ID:EE/dFuUZ
そう言ったクロノにエイミィが聞いた。
「どうしてそれに気付いたの?」
それにクロノは頷いて答える。
「ユーノを利用している運送会社の社員、本来は強盗集団でもあるが、その構成員の平均年齢はミッドにしてはかなり高い。
そしてさらに全員に解雇経験がある。ミッドチルダの就業年齢早年化に不満を持っていてもおかしくない」
そこまで言ってクロノはユーノが今いるグランディアのこと、そして今回の事件について考えた。
ユーノを使ったアースラ奪取作戦。ユーノ・スクライア“司書長”の裏切り。そう、やつらの狙いは……
「まずいっ!!!」
クロノは叫んだ。
「やつらの狙いはアースラなんかじゃない!!」
「えっ!?」
モニターに映る映像がクロノの瞳に反射する。そこにはユーノの顔が映っていた。
「このままだとユーノは間違いなく…殺される!!」
「!?」
その言葉にエイミィは息を呑んだ。

                 *

グランディアの甲板。その上には大きなコンテナが立ち並び装置で固定されている。
フェイトはそのコンテナの隙間で息を潜めていた。グランディアはミッドチルダに近い次元世界の森の上を航行していた。
その世界の時間軸はミッドチルダと同じで、今は日が暮れ始めた頃だろうか。
肌寒くなってきた気温も、フェイトが元から着ているコートとユーノが被せてくれた外套のおかげで気にはならない。
その外套はわずかにユーノの匂いがした。ユーノ達に尾行がばれたあの夜、
ユーノに眠らされたフェイトは1時間もせずに意識を取り戻しアースラと通信を交わした後、グランディアに直行していた。
実は二重尾行をしていたのはユーノとエリオだけではない。フェイトは姿をくらますミラージュハイドを使用して
ユーノの後をつけながらもすでにユーノの衣服に発信機をつけることに成功していたのだ。
いわば保険である。そのおかげでユーノは完全に尾行がなくなったと思い込み、その後自分の身を疑うことはなかった。
「アースラに行けば全てわかる」
そのユーノの言葉を聞いてもなおフェイトが敵の本拠地にまで来たのには理由があった。
それはユーノのいつも側にいるエリオ・スクライアの存在だ。最初に手合わせしたとき、彼はフェイトの過去の深い部分まで
29名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:45:59 ID:EE/dFuUZ
調べ上げていた。もしユーノの言うことだけを聞いて行動しているとするならそこまで調べる必要はないし、ユーノが
人のプライバシーを軽々しく話すとも思えない。
アースラとの通信でクロノから大まかの内容は聞いた。スクライア一族が捕らえられ、その解放のためにユーノは動いている。
そのために敵はユーノに多少の自由を与えているのだ。
ではなぜ、エリオ・スクライアも自由なのだろうか。その答えはニ通り考えられる。
一つは、エリオ・スクライアもユーノと劣らず優秀で役に立つから。
しかしユーノの変更前の計画ではほとんどその役割はないに等しいと言えるし、首輪を外されて自由を得られるほどの
能力を有しているとは思えない。それに管理局に関係のない人間を関わらせることは危険だ。
そうなるともう一つの可能性が出てくる。それは…

フェイトが思考を巡らせながらグランディア船内に入る機会をうかがっていると、中に通じるエレベータの中から
次々と黒服を着た男達が姿を現した。フェイトはすかさず人数を数える。
(7…8…10人。こんな人数で今から何を…?)
そう思っていると出てきた男達は転移魔法陣を展開してどこかへと姿を消した。
明らかにおかしい。アースラは待機中であるとはいえいつ行動を開始するか分からない。
ならば今夜にでもユーノのいう計画は実行されるはずだ。それなのにグランディア船内からどこに行こうというのか。
しかし航行中の甲板のため魔力の残滓も流されてしまっているはずなのでフェイトには彼らがどこに向かったか知るすべはなかった。
仕方なくフェイトはエレベータに乗り込み天井をはずして内部へと潜入を決めた。

                 *

グランディア船内一階、格納庫。普段は多くの巨大なコンテナが詰まれているその場所には数個のコンテナがあるだけで、
今は代わりに巨大な魔法陣が描かれている。いくつかの装置がその魔法陣の周りに並び、何本ものコードが繋がれていた。
その一つの装置を操作しながらユーノは画面から顔を上げる。ユーノの正面にあった扉は開け放たれており、
その奥では檻の中に囚われたスクライア一族が身を寄せるように作業を見つめていた。
その数13人。約半数がユーノより年下の幼い子供達だった。
サイオンと交渉を重ね、限界まで減らした人質。はやてとシャマルさえいれば全員分の首輪は無効化できるはずだ。
あとはこれから転送魔法陣を発動するだけ。サイオン達にアースラを奪われてしまうが、人質は解放できる。
ユーノができる最大限のことをしてきたつもりだ。ユーノは檻の中の一族に向かって微笑みかけた。
エリオはそんなユーノをじっと見つめていた。
30名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:46:54 ID:EE/dFuUZ

「準備は終わったか」

腕を組んでその様子を見ていたサイオンが言った。
その後ろには4,5人の手下の男達もいる。他のメンバーは航行維持のために作業しているのだろう。

「今から始めます」

そう言ってユーノとエリオはお互いを見て頷き魔法陣の両端に立った。
二人が手をかざすと環状の魔法陣が巨大な魔法陣へと流れていく。淡い光が魔法陣から放たれ始めた。
(ここからが…本当の勝負だ)
ユーノは瞳を閉じ集中しながらも思った。
早く家族の戒めを解きたい。その一心でここまできたのだ。たとえ友を裏切ろうとも、体が悲鳴を上げようとも邁進してきた。
クロノ達には全て伝わっただろうが、アースラの大半の人たちがユーノの計画を知らされていないだろう。
これが本当に最後の裏切り行為となる。
(絶対に成功させる…!)
自然とユーノの眉間にしわがよった。
その様子をサイオンはじっと見ていた。時空管理局、無限書庫司書長ユーノ・スクライア。本当によくやってくれた。
弱冠13歳にしてここまでの計画をほぼ一人でこなすとは、サイオン自身も思っていなかった。
アースラなど奪えなくてもいい。サイオンがほしいのはユーノ・スクライアの裏切りという事実だけなのだ。
ゆえに、今魔法陣を完成されるとかえって困る。たしかに高性能の次元航行装置は魅力的だが、軍艦は目立ちすぎる。
サイオンの両手に高密度の魔力が集中していく。扉の奥にいるスクライア一族にはここは死角になっていた。
サイオンはちらりとエリオを見た。
『誰も殺さないと約束してくれ』
エリオと最初に交わした約束を思い出す。
エリオは今でも理解していないのだろう。サイオン達がただのテロリストであり、どれほど恐ろしい存在なのかを。
サイオンは形成されたナイフ上の魔力弾を握った。
(ご苦労だったな。二人とも)
不敵な笑みを浮かべながらサイオンは両手を交差させるように振り上げると魔力の刃が高速でユーノ達に向かって飛んだ。
ユーノとエリオは目を閉じているので気付かない。
しかし、二人の脳天に魔力弾が突き刺さるその瞬間、黄色い防御魔法陣がユーノの前の魔力弾を弾き、
エリオに飛んだ魔力弾も魔力弾によって弾かれた。
「!?」
サイオンが驚いて目を見開く。
気配でユーノとエリオも目を開け、魔法を中断した。
ユーノの目の前にはサイオンの後ろに並んでいた手下の一人が防御魔方陣を展開しながら立っていた。
「お前、つけられていたのか」
サイオンがユーノを睨んだ。ユーノはなにが起こったのかわからず困惑した。
とりあえず目の前の人がサイオンの攻撃から守ってくれたらしい。なぜサイオンが自分を攻撃するかも疑問だったが、
目の前の人物が誰かもわからなかった。ふいにその人が手に持つ物が目に入った。
黒い鎌。金色の刃。それはまさしくバルディッシュだった。

「な!?…フェイト!?」

淡い光に包まれ目の前の男が姿を変える。綺麗な金髪が目の前に流れ、少しだけ振り返ったフェイトはユーノに微笑んだ。
31名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:47:38 ID:EE/dFuUZ
次回へ続く

次回 第二十一話 「変わらぬ想い」
32396 ◆SIKU8mZxms :2007/05/11(金) 00:50:23 ID:EE/dFuUZ
実はまだ三期見てません。というか見れません。ネタバレはさほど気にしませんが盛り上がってるようで羨ましい限り。
自分の小説はこれからがクライマックスになります。伏線回収やらで頭が痛いです。
なるべく熱い展開にするつもりです。
残り6話くらいの予定ですができれば最後までお付き合いください。
あと、保管庫の方の更新本当にありがとうございます。それでは。
33名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:50:58 ID:XdMmsEOx
リアルタイムGJ!!
貴方が来るのを待っていた。
34名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:54:17 ID:aABCU708
GJ! やっぱりこの作品のユーノは格好良いぜ! 微妙にフェイトとのフラグが立っているのも良い感じ!!

しかし、ユーノファンの俺としてはこれを読んだ後に三期を観ると絶望しそうで怖い……。
35名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:16:58 ID:8YVyd6d1
>22
京都弁じゃない。大阪弁。
36名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:53:06 ID:LONunswd
妄想で裸にバリアジャケットで羞恥プレイとか考えたんだけど
デバイスがそんないやらしいこと許さないよね・・・
37名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:57:01 ID:uWkP2aUt
レイハ「Hなのはいけないと思います」
こういうことですか?
38名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 02:32:08 ID:Een8vola
>>32
GJ!!
>>35
語彙は大阪風でイントネーションは京都風じゃないかなあ。あと神戸風味も入ってるかも
39名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 05:35:45 ID:jarhO6kO
>>14
義理母娘姦が田の示そうだね
40前スレ660:2007/05/11(金) 06:17:20 ID:k1+EKs2o
>>36
逆にいじめる側になれば、すごい効果的だと思うんだw
つねに他人に気づかれずに語り掛けれるわけだしw

てか、ごめんそれ考えてたことあるw
41名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 07:57:06 ID:GQTKr79F
>>36
裸にバインドで大事なところだけ隠すというのはどうだろう?
42名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 11:53:20 ID:Msh+1UWa
>>32
GJ!待ってました!
文句なしだか、
何か言うとすれば、>>24から>>31のストーリー区間の名前欄にも396 ◆SIKU8mZxms と入れたほうがいいかと。無いとはおもうが、割り込みが入ってしまった時にわかりやすいかと。
43名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 13:14:02 ID:Hbb5eMVP
>>36 37
>裸BJ
前スレの>>639で出てたような世話焼きレイハさんなら喜んで協力してくれそうだぞw
44y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:18:41 ID:CHeAsdwR
前スレ 571の続きです

舞台を空に移し、仮面の男と、なのは、アルフ、ザフィーラのチームが戦いを繰り広げていた
そんな中突然、男の持っていたゴルフバックが形を失って崩れた
チャックの隙間から待機状態になったコンパクトサイズのデバイスが飛び出し眼前に浮かび点滅した
ただ一人理解の光が男の仮面の目から漏れた
(・・・・・・・・成るほど、そうですか・・・・ヴィータさんが自由を取り戻しましたか・・)
仮面の下でニヤリと唇を歪ませ、空になったバッグを捨てた



男は手を振った
小さなグラーフ・アイゼンに似た形をしたデバイスはいったん軽く沈むとくるくると回転し小型ロケットのように彼方に飛び去った
一筋の光を残すとたちまち視界から消えていく
「高町!」ザフィーラが叫んだ
ハッとしたなのはが飛び去るそれを追おうと足元に魔力を集中させる
瞬時に男がその眼前に回り込み
飛び出そうとしたなのはのその足に急制動をかけ、つんのめらせた
「ちっ」アルフが唸る

「・・お待たせ致しましたね・・・・・
 私の方も手が空きましたので・・・・では・・こちらも愛用の武器を使わさせて頂くとしましょう
 ・・・・・お出でなさい、ジャマダール・アフラ」
仮面の男の口からもれた言葉はいつの間にか中年の男性から青年の若者のそれへと変わっていた
先ほどまでと違い態度にも滲むような余裕が感じられる

身構えたなのは達を前に男は首に掛けていた金の髑髏を眼前に掲げた
男性的な低い電子音がコールされると
黒と黄金色の光が黒衣の男の両腕に蛇のように巻きつき実体化された
そこに、なのは達が見たことの無い凶々しい形状のデバイスがその両手に握られていた
「なんだいあれは・・?」アルフが呻いた

フェイトのバルディッシュ・ザンバーの刀身を一回り小型にしたような・・・それでも充分に分厚く幅広く輝く中央の直刀
全体が金と黒で統一され柄からは掌ほどの間隔に意匠を凝らした黄金のパーツに蒼く光るコアが埋め込まれている
柄の根元からは枝のように両脇から湾曲した短刀が伸び、銀の刃が禍禍しく光り殺傷能力の高さを伺わせる
なのは達の世界ではジャマダハルと古代のインドにおいて呼ばれた2刀一組のそれに類似したものであったが
むろんなのは達が知るはずもなかった

異形のデバイスを装備した仮面の男の巨大で黒々とした魔力がさらに増大した
威圧感になのはは息が苦しくなる、風圧を受け前髪が吹き上がるような錯覚さえ覚えた、肌がぴりぴりする
(・っ・・・・・ちょっと・・・・・・・・時間を掛け過ぎちゃった・・・かな)
と言う表情が武装隊のエース・オブ・エースの顔に浮かんだ
アルフとザフィーラも危険を察知した獣のように背中のうぶ毛を逆立て警戒態勢をとった
尻尾の毛先がびりびりと震えている
なんとか失点を回復しないと・・なのははそう思っていた

「なのは!油断するんじゃないよ・・・・こいつ・・さっきまでとワケが違う!」
アルフの警告の声に白いBJの肩がピクンと揺れた
(あれ・・この感じ)
「あの形状・・・接近格闘戦用のデバイスに見える、高町なのは、おまえは特に接近に注意しろ・・」
冷静なザフィーラの低い声が聞こえてきた
顔を上げてなのはは頷いた
(そうだ・・・・・・・・それでも・・・それでも何とかなるよね・・)
本人は意識して無かったがその口元がほころんでいた

45y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:19:18 ID:CHeAsdwR
最近スバル達部下を指導する立場になって、隊長として、戦技教導官として過ごす日々の中
どこか他人に頼らず全てを独りで背負い、独りで最も危険な場面と対峙する事に慣れきっている自分が居た
下を気遣い全体を見渡し、見落としが無いか・・危険が無いか・隊長としてわたしは間違っていないのか・・
そんなどこか自分をセーブするような日々を闘ってきた・・
なのははレイジングハートを持つ手にギュッと力を込めた

(―そうだった・・・忘れかけてた子供の頃のこの感覚、独りで戦ってるんじゃないんだ―相手がどんなに強くても
対等の力を持つ人がそこに居てくれる、頼るんじゃなく、助けるのでも無く、部下じゃなく仲間が・・)
あの子と出会った頃の  一瞬金髪の親友の事が頭に浮かんだ
ふっと笑いがこぼれた
(全力全開・・・・そうだよねフェイトちゃん、本当は不器用なわたしに出来る事はそれだけしか無いんだから・・)


「・・こないのならこちらから行きますよ」
そんな事は一切気にする様子も無く男は呟いた
力無くだらりと両腕を垂らした腕がひょいと上がり、その切っ先をぴたりと突きつけた
デバイスの中央の刀身が消失していた
「え?」となのはが思った次の瞬間
刀身のあった場所に純粋な魔力が再構成されに急速に周囲の空気を巻き込んで
吸収し巨大なプラズマ状の火球が出現した

それは見る間に膨張し人一人分よりもさらに巨大に成長していった
あたかもそこにもう一つの太陽出現したかのようだった
焦熱が陽炎を発生させ周囲の景色を歪ませる
『モード・アグニ』デバイスが輝き
男が命じると
轟音と共に、それはなのはに向け発射された
「なのは!」
アルフが叫んだ
46y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:20:20 ID:CHeAsdwR
はっはっはっ
廊下を曲がって
居た!
走りながらフェイトは叫んだ
「エリオー!キャロー!」
スバルから重要参考人が逃亡を計ったとの連絡を受けた、はやてからそんな
連絡画像が送られきて慌てて駆けつけた、幸いヴィータちゃんが事態を収拾して事無きを得たらしいが
事態は未だ流動的のようだ、ティアナが負傷したらしい
本来連絡を受けるべき隊長のなのはに至っては未だ連絡が付かないようだ

先程の恐らくはそのなのは絡みの爆発の事も気にかかった、が・・フェイトは長年の経験から考えた
あちらは、はやてが直接出向く意向らしい、任せるしか無いだろう
後ろ髪引かれる思いだったが彼女なら任せて大丈夫だと自分に言い聞かせ急行して来たのであった
シグナムとはヴィータのフォローに向かうべく途中二手に別れた

何故か廊下に座り込んでいる赤い頭とへたり込んだ小さなピンクの髪の少女がびくりと顔を上げてこっちを見た
「フェ・・フェイトさん!」ストラーダを抱え体育座りをしていたエリオがわたわたと立ち上がった
「はうぅぅ・・・・」と泣きそうな顔のこちらはキャロ
足元にフリードが寝そべって居てこちらを見て キャウ?と尻尾をピコっと動かした

「ハァハァ・・」少し息を落ち着かせるとフェイトは二人の前に立った
キャロがいきなり抱きついてきた
「フェ・・・フェイトさぁん・・・・」
ぐすぐすと涙ぐむ
「キャロ・・どうしたの・・・・エリオ、二人は・・ティアナ達はこの中なの?」
「え・・・いや・・あの・・それが・その・・」
しどろもどろで目を泳がせるエリオ
フェイトが引き取って小さい頃からずっと面倒を見てきた実直で真面目なこの少年
こんな挙動のおかしいエリオの姿を見るのはフェイトも初めてだった
当惑するフェイトの腰にしっかりとキャロが抱きついてくる
その頭に手を置き

まさか・・・・
ティアナの負傷が予想以上に酷いものだったの・・!?
思わず艶やかな金髪を揺らしドアノブに手を掛けた
「フェ・・フェイトさん!・・」たまらずエリオが声を出す
キャロはイヤイヤするようにフェイトに顔を押し付けている
手を止めたフェイトは二人の若い隊員のただならぬ様子を見て、事態が容易でない事を察した

初めて身近な人間が傷付いて重傷を負った姿に接し、動揺したのだろうか?
脳裏に重傷を負った部下の姿が浮かぶ
無理も無い、まだ二人ともほんの子供なのだ・・
不幸だった自分の幼年時代を思い、思わずフェイトの澄んだ瞳に慈愛が宿る
振り向くと屈みこんで二人の肩に手を掛けた
エリオの困惑した顔とキャロの上気した赤い顔と潤んだ顔が正面になる
真剣な表情でなるべく優しく声をかけた

「いい・・?二人とも落ち着いて良く聞いて
ショックを受けたのも無理もないけど・・・これは私達の仕事には避けられないものなんだよ・・
エリオは男の子なんだから特に解って欲しいの
・・こんな時にこそキャロを支えてあげて・・これはいつかは貴方にもキャロにも訪れるかもしれない
乗り越えなくてはならない壁かもしれない、ここから逃げる事は私達にはできない・・
・・私も昔・・・なのはの身に起きた事でずいぶん揺れたけど・・支えてくれる人達が居たからここに居る・・」

「い、いえ・・でも・・」とエリオ
立ち上がるとフェイトはもうドアノブに手をかけていた
「だからね・・あな達にもいつか解ると思う、それより・・・早くここよりもシャマルさんのところに運ばないと・・・」
バン!
裾をつかみ駄目と、引っ張ろうとするキャロに構わずドアを開け放った
「ティアナ!」
47y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:23:11 ID:CHeAsdwR
「はぁっ!あっ・あっ・・あっ・・ああっ・だっ・駄目・・ダメっ・・だよぅっ!そこっ・あっあっ・あぅっあっあたしっあたっあたしっいっいっいっちゃ・ティア・あ・あたし・だめっ!もうっ・あっああ!」
「スバル!っスバル!あたしもっ・あっあっ・・もうっ・もうっ・いっ・いくっ・いっ・いっちゃうっ!いっちゃう!・クリトがっ・あっ擦れっ・
てっ・あっああっ・スバルっ・一緒に・いっしょ・・」



熱い喘ぎと行為がピタリと止まり時間が流れた
ベッド上でスバルの足を肩に担いで上になってるのがティアナ、うつ伏せになって下に居るがスバルである
二人とも生まれたままの姿で足を絡ませお互いの秘所をこねるように合わせていた
贅肉の一切無い若く美しく引き締まった肢体の乙女の絡み合う様は一つの芸術品のように美しかったが
その事に言及する人はこの場には居なかった


交錯する紅い視線と蒼い視線、翠の視線

「・・え?」
「・・え?」
「・・ぁ」



「き・・・




「キャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ごごごめんなさ・・」

どちらの悲鳴か確かめる暇も無く、どちらにせよ両方だろうがとにかく閃光の戦斧フェイトは
その二つ名に恥じない閃光のような素早さで悲鳴と絶叫の大音声の下、ペコリと小声で謝ると大慌てで退室した


バタン!
後ろ手でドアを閉じた、隊長の白いマントがふわりと舞った
沈黙・・
下を見るとアハハ、とぎこちない笑顔送ってくれる頬を桜色に染めたエリオと
泣き出しそうな目つきのキャロと目が合って
フェイトは思わず下げた視線を斜め上に戻した

「・・いや・・・じゃ・・・・・・・・・なくて・・」

劣化したテープレコーダーのようにぶつ切りのセリフが
普段は氷のように冷静なライトニング分隊隊長の口からこぼれるのを初めてキャロは聞いた
エリオは上を向いた美しい保護者の顔が見る見る耳まで赤くなり
温度計のようにそのラインが更に上へ上昇していくのを見た

頭の上から湯気が上がらないのが不思議なくらいだった、初めて見るそんな仕草と表情に
自然になんて可愛いんだ、と思ってしまい、ハッとして首を振る
48y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:23:45 ID:CHeAsdwR
3秒後
それでも再び部屋に踏み込んだのは
この生真面目な隊長の生来の性格と彼女の仕事に対する彼女の責任感の成せる業だったのだろう

バン!!!!!


「な・・何やってるの二人共−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
目を閉じたまま、ゆで蛸のように真っ赤になりながらではあったが、とにかくフェイトは両手を握り締め、上司として叫んだ

「ご、ごめんなさい〜〜〜〜!!!」
こちらも同じくらい真っ赤になりながらアタフタと衣類を身につける二人の声がハモった









「・・ん?」
シグナムは何か声が聞こえたような気がして、走る足を止め振り向いた
数瞬の後
気のせいか、と呟いてまた走り出した
49y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:24:34 ID:CHeAsdwR
「何だよコレ?どう言うこった?」
蒼い眼の偽ヴィータ、ツヴァイが言った
「・・・・・そうね」
紅い眼の本物のヴィータ15歳が答えた

いきなり独房の窓が割れ何かが飛び込んで来たかと思い身構えると
二人のヴィータの間の床に黒い意匠の凝らされたデバイスが突き立っていた
「グラーフ・アイゼン・クラヴァール・・・・・どうしてここに・・」
姉の方が呟いてつかつかと歩み寄るとそれを拾い上げた
「・・・オイどうすんだ?さっきまでの話だと・・とりあえず、アタシに取り押さえられたって事で
大人しく移送されるまで待つっつー事だったよな・・?」

ええ、と言ったきり
黒いヴィータはそれ以上返事もせずデバイスを撫でて思案していたが、繊手がハッと止まった
「これがここに来たと言う事は・・・・・・・・・・・お父様・・!」
どんな時にも嘲るように冷淡だった少女の緋の目に初めて真剣な焦燥の色が浮かんだ
「予定変更か」
「そうよ」
忠実な自らに誂えられたデバイスを一振りすると黒衣の少女は答えた
「・・でもその前に」
ギラリと目を光らせると視線をやった

黒いレースの細い手がひらめき銀の閃光が入り口付近の壁に突き刺さり、破砕した
「どこから聞いてたのかしら?」
ガラガラと壁が崩れそこに、ぷかぷかと宙に浮いて口に手を当てている少女が現れた
身長30cmたらずの人形のような青い髪の制服姿

「・・・リイン・・・・・フォースU・・・・・・」
ヴィータ・ツヴァイの目が見開かれ、呻くような声が漏れた
「ヴィータ・・・・・・ちゃん」
真っ青な顔のリインがかすかに震える声で言った

「・・可愛そうだけど死んでもらうしか無いわね」
そう冷たく言い放つと
いつの間に移動したのか画像が切り替わったようにリインの前に黒いBJの少女が立ちはだかっていた
「あ・・・」
影の下、恐怖に固まったリインの声が漏れた
空気を切り裂いて巨大な戦鎚が小さな体に振り下ろされた

ガキンッ!
思わず目を閉じてリインは体を固くした
1秒、2秒、
しかしいつまでたっても死の衝撃はやって来なかった
(・・あれ?)
恐る恐る目を開くと頭上に掲げられた鋼のデバイスが恐るべき死の鉄槌を防いでいるのが見えた
「ヴィータちゃん!」

「・・・・なんのつもりかしら、ツヴァイ・・気でも狂った?」
ギリギリと力を込めながら黒衣の少女は言った
ツヴァイは答えなかった
正確には答えられなかった、自分でも何故そうなったのか解らなかった
リインに振り下ろされる凶器を見てたら体が勝手に動いていた
グラーフ・アイゼンに力を込めて弾き返した
ちっ、思わず舌打ちをする
「うっせー!知るか、予定再変更だ、お前はやっぱりここで囚人やってろ!!!!」

50y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:25:10 ID:CHeAsdwR
飛びすざって姉妹は離れた、静寂が室内に満ちると
赤いBJの少女と漆黒のBJの少女が二人、白い独房の中に対峙して睨み合った、ギリギリと殺気が圧縮されていく
どうしていいのか解らず後ずさるリインU
その時、走る足音が近づいてきた
「ヴィータ!リイン!無事か!」
シグナムの声が遠く通路から聞こえた

「くっ・・」
黒衣の少女の真紅の目に一瞬苛立ちが浮かび、次いでふっと嘲笑を浮かべた
「今回のところは引いてあげるわ<ヴィータさん>・・大事なお友達によろしくね・・」
割れた窓の方に向くと巨大に変形した黒いデバイスを振るった、轟音を立てて建物の一角が吹き飛ぶ
「・・ではご機嫌よう」
土煙の舞中そう言うと少女は黒い閃光となって飛び去った

5つを数える間も無くシグナムが部屋に飛び込んで来た
立ち尽くしているヴィータに声をかけた
「どうしたヴィータ何があった?・・・・・・・・このありさまは!?」
「な・・・なんでもねぇよ、ちょっと油断しただけだ!・・・追うぞシグナム!」
はっとしてヴィータが答え、チラリとリインを見た
オロオロしたリインと目が合った、ビクっとした視線がふいと逸れると自分とシグナムの顔をおずおずと交互に見比べている
「解った、リイン曹長・・・・あなたにも付いて来て欲しい、他の者達のことも心配だ、サポートと連絡を頼みたい」
一瞬で表情を引き締めてシグナムが告げた
「は・・はは・・はいデス!了解しました!」
ピョコンと敬礼したリインが答える
「行くぞ!」
シグナムの合図と共に赤、紫、白の3つの光の筋が壊れた壁の穴から次々に飛び出した
真ん中を飛ぶシグナムには見えなかった
前を飛ぶヴィータの焦りに顰められた表情も
それを見つめ後ろを飛ぶリインのいつもとは違うその様子も
51y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:25:42 ID:CHeAsdwR
ドンドンドドン
立て続けに地上に轟音を上げ火球が連なり数百メートルに渡って火柱が上がった
熱風を受けた街路樹が炎につつまれてなぎ倒される、風圧で建物のガラスが次々に破裂して雨のように降りそそぐ
ふいに空中に居るはずの破壊者の半面に影が差した、地上へ注視していた目を戻すと
眼前にコンクリート製の巨大な柱が迫っていた
「うおおおおおおお!!」
ザフィーラの声が尾を引き、数トンにも及ぶ単純だが莫大な質量が男に叩きつけられた
黒いオーラを発し仮面の両腕のデバイスが金色に輝き長大な光の刀身が伸びた
ドガッ!
強烈な圧力と斬激がぶつかり押し合い、相互の力の作用により強固な柱がスポンジケーキのように易々と切り裂かれた
コンクリートの固まりがガラガラと砕けて眼下に駐車された車の屋根に音を立て振り注ぐ
断ち切られた鉄骨が数本覗きその合間から
千切れた柱を振りぬいたザフィーラの紅い目と仮面の目が合った
切り離された巨大な柱は映画のワンシーンのように
スローモーションでビルの壁面に激突して盛大な土煙を上げて崩れていった

「チェーンバインド!」
アルフの声が響き、返す刀でザフィーラの首を狙った男の腕に光の鎖が次々に絡みつきそれを阻んだ
上半身がぐるぐると拘束されていき、男が後ろに引かれた
「振りほどきますよアフラ」
男のデバイスから二つの薬莢が宙に飛んだ
『モード・ヴァーユ』
主人の命に従い、低い男性音のデバイスが鳴った
男の両腕から爆風が巻き起こり、噴射されるジェット推進によって猛烈にその体を回転させた
「わぁ!」後ろに力を込めていたアルフが声を上げ吹き飛ぶ
男が両腕に力を込めると、つなぎ止めた鎖が粉々の光子の欠片になって舞った

束縛を振り払った者に向け、地上から流星群のように数え切れない光弾が糸を引き舞い上がって来た
自在にホーミングしてくるそれを、男の両手の大剣が赤く輝くと、光の残像を描き
右に左に切り払い消滅させていく

「レイジングハート!」
囮の弾幕から逆側、地上の炎と煙を切り裂いて閃光のようになのはが飛び出した
瞬時に男の至近に回りこんでその脇に狙点を定めた
『バスターセット』
デバイスにより続けざまにカートリッジが装填され加速された魔力が収束されていく
「ディバイン・・・」
振り向いて両腕を交差させた仮面から低く防御結界の詠唱が漏れる
「・・来たれ銀色に輝く者よ、あまねく雷を食い破る鳥よ・・」
「バスターーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レイジングハート・エクセリオンの前後に精密な魔方陣が輪のように展開され、撃ち放たれた
それを受け、男のデバイスが蒼く輝き、足元に固有の魔方陣が展開した、炎を上げ瞬時に真紅の防御結界が展開する
眩い白い波動が奔流となって炎の障壁に激突した
ズン!
目も眩むような光と熱が巨大な圧力となり、男の防御結界を押しまくり潰そうとした
ギリリと歯を鳴らすと
男は2たびデバイスの薬莢を飛ばし、交差させた腕に渾身の魔力を込め振り払った
「はっ!」
中空に巨大な真紅の炎を纏った怪鳥の翼が出現して
男の両腕がはためき、その膨大なエネルギーを弾き飛ばした
二人分の破壊の衝撃が轟音と共に四散した、それはなおも行き場を求め力の濁流となりいく筋かは地上にまで達し
眼下の通りに小さな爆発の連鎖を巻き起こした
二つのデバイスから余剰魔力が排気され白煙が吐き出された
52y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:26:16 ID:CHeAsdwR
「ふぅ・・・こんなものでしょうかね」
周囲には両者の魔力の残滓である光の欠片と炎の羽が大量に舞っている


その時、ふいに男は肌に冷気を感じた
(何?・・・)
地上に目をやると紅蓮の炎に包まれた建物や通りが急速に鎮火していく
純白の円がそこかしこに出現しては広がってその領域を広げて行った
(・・・凍りついていく全てが)
見ると先ほどまで晴れていた空にいつの間にか黒雲が立ち込め雪さえ舞い始めていた

「・・・これは」
口に出してそう言った男の周囲に黒い羽が舞った
ギンッ!
雷光そのもののように突き込まれた刺突を男はかろうじて胸元で受け止めた

「そこや!・・・貫けヤドリギの枝よ・・         ・・・・・ミストルテイン!」
アームドデバイスを通じ至近距離で強力な魔力が発動した
彼女の命によって作り出された純白の槍が眼前に出現すると超速で男の心臓に向け放たれた
(ぐっ!)
とっさに展開させた男の多重小型防御結界が一瞬の抵抗の後次々と打ち破られ、薄い木の板のごとく粉砕された
無表情な仮面の下で表情から余裕が消え失せ、背中に冷たい氷が流れ落ちるのを感じた
一瞬の判断で、男は急速かつ強引に体を捻り、その恐るべき一撃を回避した

男の体を撃ち抜いたように見えた光の槍は、その脇をかすめると漆黒のマントを貫き、遥か地上に飛んで消えた
僅かな時間の後、土煙が小さく上がり。その回りの街路樹が石化していく

男はそんな事に目もくれず、マントの襟に手をかけ硬化していくそれを脱ぎ捨てた
中途で完全に石化したマントがパキパキと音を立てて割れ地上に落ちていく
(いやはやまったく次から次へと・・)
男は嘆息した
(6課は本当に大変なお嬢さんがそろっていらっしゃる・・)



「はやてちゃん!」
なのはが声を上げた
「遅れてゴメンなーなのはちゃん」
離れた位置に黒衣の男も降り立った
ふわりと、なのはの傍らに降り立ったその柔らかな関西弁の女性は、親しげになのはに話しかけ
栗色の短く切りそろえた髪を軽やかに振った
背中には3対6枚の黒い羽
おっとりした外見によらずその卓越した魔力の才を象徴するかのように広がっている
シュベルト・クロイツをくるりと回すと最後の夜天の王にして機動6課部隊長、はやては言った

「それにしても・・もう〜一体何やのコレ?
私・・戦争でも起きたんかと思うたわ、メチャクチャやない・・・」

はやてが辺りを見渡す、かなりの範囲を彼女が凍結させ鎮火させたにも関わらず、黒煙がそこかしこのビルから上がっている
確かにイラクかクウェートかあたりの都市が大規模な空爆にでもあったような惨状だった
都市計画の担当者が見たら卒倒しそうな光景だ
いや再開発のチャンス到来、更地にする手間が省けた考える担当の方が多いだろうか

一部上層部から管理局の白い悪魔と呼ばれた事もあるエースの笑顔が一瞬ギクッとなった
むろんいずれの時も必要な行為であると認められえているし
より以上の実績を上げた上での事だから本気で悪意を持って言っている者が居るわけでは無いのだが・・
今でもたまに古参の局員の伝説として面白おかしく語られる経歴をワリと本人は気にしてたりしていた
「そ・・そうだね早くなんとかしなくちゃ」

53y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/11(金) 14:30:32 ID:CHeAsdwR
はやては、ハァ・・と溜息をついた
(これ、どないやろ?・・・・    ・・やっぱり危機管理能力とか問われるんかなぁ・・ナカジマ三佐とかに怒られそうやわ・・
・・クロノ君やリンディ提督とかに迷惑とか、かからへんやろか・)

周囲の注目の中
破壊の惨状の責任を感じ、なのはの横で操り人形のようにカックリと肩を落とした司令官は
すぐに、ぐいっと背筋に力を入れた
立ち直りが早い
どんな逆境でも物事を楽天的に考え、良い方向に導く
それがこの娘の生まれ持った人の上に立つ上での資質と言えるだろう
たまに極端過ぎるときもあったが

「・・・・・・ま、ええか・・・とにかく壊されたとこは後でなんぼでも本部から予算もろて来て作り直せばええ事やし・・
 ・・・うん、ちょうど官舎も古くなってきとった思てたとこや、このさいあの辺に室内プールとかテラスとか色々作ってもろてやな・・
・・あ、なのはちゃんの実家のケーキ美味しかったな・・・支店とかこっちに出さへんやろか?・・」

さ、・・さあ?と答え、困ったようにレイジングハートを抱えるなのは
フェイトかシグナムが聞いたら何か、必ずや一言あったであろう、文字通り甘い未来計画をはやては立てつつあった
「・・・ま、後の事は後で考えるとしてや
とりあえず!そこの見るからに悪人風のお兄ーさん・・・とりあえず器物破損の容疑でちょっと署まで来てもらおか!」
気を取り直したはやてがビシッとデバイスを男に突きつけた
「・・・・・・・・・・」
無論男から返事は無かった

・・署って・・・・
最近デスクワークばっかりだったし・・
打ち合わせと書類の山に埋もれて
はやてちゃんもストレス溜まってたのかも

そう想い、汗マークを浮かべ微笑むと
なのははレイジングハートの空になったカートリッジを交換した

空中では話の流れに取り残された感のあるアルフとザフィーラが顔を見合わせていた





以上ここまで書きました
一応ティアナ×スバルにオチをつけてみたり色々やってみましたがエロが足りない・・orz
書きたいことはあらかた書いてしまったのでそろそろラストに持っていこうと思います
いけたらいいなぁ・・ではまたy=ー( ゚д゚)・∵. ターン
54名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 15:24:45 ID:GHvChKwj
最近一期と二期みてどっぷりはまってここまで来てしまった新参なんだが396氏の長編読んで鳥肌が止まらん。

保管庫いって全部呼んでしまった。序盤の日常風景とかも絵が鮮明に浮かぶすばらしいものだった。

んで保管庫には18までしかないんだが誰か19話があれば追加してくれまいか。すげぇきになるんだ、たのむ!!
55名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 15:35:19 ID:GHvChKwj
ごめ、前スレにあった。死んでくる、興奮しすぎ
56名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 15:44:30 ID:eOhXTRR7
>>44
GJ!フェイト可愛いよフェイト!(←本題はそこじゃない) 
そろそろラストとの事で…頑張って下さい!
57名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 16:10:15 ID:+nZy3/lA
>>53
やっぱなのははバトルアクション物がいたにですね・・・GJ!!

>初めて見るそんな仕草と表情に自然になんて可愛いんだ、と思ってしまい、ハッとして首を振る
もはやこのスレの総意ですねエリオきゅんは!
58名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 17:08:56 ID:xBQyezHL
支援
59名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 18:45:04 ID:4HYLUa3I
>>53
>初めて見るそんな仕草と表情に自然になんて可愛いんだ、と思ってしまい、ハッとして首を振る
エリオ…
惚れたな?
60名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:52:49 ID:MwFD7bKi
>>23(396氏)
GJ! マッテマシタヨー。
着眼点っていうのは人によって違うものですね、ユーノは考えもしなかった
エリオの裏切りに、フェイトは気づいたり、クロノがウィリアムスの謀略に気づくところとか。
人質取られたままの対決になってしまいましたが、ドウナルコトヤラー。
61さばかん:2007/05/11(金) 22:32:17 ID:muxPky4z
こんばんはお久しぶりです。今回も懲りずに投下します。
はやての過去話のエロなしです。
62さばかん つかいまなのなのは1:2007/05/11(金) 22:33:47 ID:muxPky4z
 それは連続写真を繋げたように乱暴な流れ。
 衝撃が大きすぎると人は流れを忘れ重要な点のみを見つめる。
 その点がシグナム達にとって、私、八神はやてだったのだ。
 倒れた私を病院に送った後、何もする事が無いと直に分かったみんなは家に戻る。
 暫くの沈黙が続きシャマルが言った。
「ごめんなさい、私が直に気付いてあげていれば・・・」
「違う・・・」
 シグナムは俯き、腕に爪を立てる。
「シャマルは何も悪くない。軽率だった」
 シグナムは更に何か言おうとしたが、悲しみがつっかえた。
 ヴィータは涙を堪え、ザフィーラはいつもの沈黙の中にも悲しみを帯びていた。
 簡単に言えば、私の体が不自由になり、倒れてしまったのは「闇の書」の仕業だった。
 仕業・・・言葉のあやとは言え、悪い表現だった。
 闇の書は何も悪くないし、それに彼は私に大きな出逢いをくれた家族だ。
 回想とは言え、家族の悲しむ姿は見たくなかった。でも、私は逃げない。
「将である私が何故気が付かなかった!くっ!」
 自分の太股を何度も叩く。
「シグナム、自分を責めないで!悪いのは・・・」
「どっちでもいいよ」
 シグナムとシャマルはその声に振り返った。振り返らなくてもヴィータの声だと分かったが声色が
随分と重かった。
 さっきまで泣いていたのが嘘のように涙は止まり、目蓋は赤く腫れていたが、冷静な顔だった。
「二人で責め合って、脚ぶっ叩いて何とかなるなら幾らでもしてろよ・・・」
 シグナムは脚を叩くのをやめてそれでも沈黙だけは守った。
「しっかりしろよ!あたしたちがこれからすべき事が分からない位落ちぶれたのかよっっ!!!」
「無理だ!」
「何故!」
「主はやてと約束した。ページの蒐集はしない、と」
「・・・・・・・・・・・・」
「無欲で優しい主が、たった一つ、いや、二つか、望んだ事を反古(ほご)にする訳にはいかない。
それが私の騎士道だ」
 ヴィータはシグナムをじっと見つめて刹那視線をそらしたが、覚悟したのかシグナムを見つめ、言った。
「シグナム・・・お前」
「もう一つを言わないのは、反則だろ?」
 柔らかい笑みが浮かんだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 シグナムはヴィータに論破されたかったのかも知れないし、単に真面目だっただけなのかも知れない。
「シャマルもザフィーラもあたしも知ってるけどさ、言ってくれよ・・・もう一つはやてが願った事って何さ」
63さばかん つかいまなのなのは2:2007/05/11(金) 22:35:05 ID:muxPky4z
「ずっと・・・ずっと一緒にいて下さい」

 シグナムの頬をすっと涙が流れ、徐に立ち上がり、いつものあの凛凛しい表情に戻った。
「主はきっと、私達を嫌いになるだろうな」
 傍観していたザフィーラも立ち上がる。
「ああ。我らの事を怒り、一生許さないだろうな。だが、あの笑顔が消える位なら・・・
そちらの方がずっといい!!!!」
 シャマルも立ち上がり、シグナムに近付く。
「はやてちゃんごめんなさい。でも、貴女の事を世界で誰よりも愛してるわ」
「苦しみは続くかもしれないけど、いつか・・・いつか必ずあたし達がなんとかするから!!!」
「いこう!主が待っている!!!!」

「「「おおうっっ!!!!」」」

 戦艦アースラ内クロノくんの部屋。
「エィミィ知ってるか?」
「知らないよ・・・」
「随分とノリが悪い・・・エアコンはエアーコンディショナーの略らしいんだ・・・北へ!カードっと」
「うわー出たよ、目的地が稚内の時に近くのカード売り場で北へ!カードを買って次のターンで
発動。そうすれば絶対に稚内にはいれるもんねーって、エアコンの略知らなかったんだ、常識よソレ」
 アースラは忙しい時と暇な時が極端だ。暇つぶしのゲームは常備して然るべきらしい。
 エィミィとクロノくんはモモテツをプレイ中だった。
「常識って、君は天才か?じゃあこれ知ってるか、ファイブミニの色素って虫からとってるんだ。
合法だから心配しなくてもいいけど。次は鹿児島か、ぶっとびカード!」
「それも常識。順調だねークロノくん、でも。モモテツって運が良すぎるとかえって勝てないよー」
 そう、クロノくんが使ったぶっとびカードはよしんばホールインワンしてしまったのだ。
「げ!!」
 ニヤリと笑うエィミィと適当に数を揃えた局員2人。
 本来ホールインワンはラッキーなのだが、他の人達が離れていると最悪の展開になる。
「次の目的地次第だろ?・・・あ、青森っっ!!!!」
「ふふ、新幹線カード!」
 その後の展開はクロノくんにとって最悪なものだった。青森に速攻で入ったエィミィ。次の目的地はまたしても東北!しかもふういんカードを使われ、貧乏神がキングボンビー。ここが人間同士の対戦のイヤな所で近くの目的地にあえて入らない。エィミィの逆転勝ちだ!!!
「あ〜!!!!!!!!!!ミスエィミィ、もう一度だ!!!!!」
「あのークロノ執務官」
 新たに来た局員がクロノくんに話しかける。
「あ、すまない。もう席は埋まってるんだ。誰か適当な人を誘ってくれないか?」
「いや、そうでは無くて、魔法が発達していないはずの世界で巨大な魔力反応がありました」
 クロノくんの表情が真剣になり、支持を送る。
「武装局員を3名行かせ、原因の究明を」
「はっ!」
 局員は急いで出て行った。
「ビンゴかもねー」
「ああ。今度こそ当たりだと信じたい」
 武装局員3名は私達の世界にやって来る・・・それが誘蛾灯とも知らずに。
64さばかん つかいまなのなのは3:2007/05/11(金) 22:36:21 ID:muxPky4z
 ただ闇が広がり、浮かんでいた私は何かを感じ取り、誘われるようにそこに向かう。
 長く暗い廊下を抜け、自動扉はすり抜けた。
 時速5キロメートル位の速さ、歩く程度の速さでその大きな何かに向かって行く。
 暫くすれば明るい街に出る。暗い欲望が明るく映る繁華街を、何かが覆った。
 透明の膜、自分がガチャポンになったみたいだと思った。
 人は包装された食品みたいに動かない。
 そんな静寂が一部だけ無かった。
「ぐあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
 誰かの、男性の声。
 脚を進めたい訳じゃないのに勝手に進んでいく、いや、そもそも脚などない。
 喘ぎ声の嵐が過ぎ去り、静寂が支配し、しかし、
 スバン、ビシャ、ビュー。日常では聞かない音が響く。なんだろうと思って路地裏に
進む。
 聞きなれない音とは対象に、随分と見慣れた姿があった。
 あ・・・あ・・・っ。
 声が、出なかった。
「あっけなかったな。リンカーコアを回収するのに随分と手間取ると思ったが」
 言って、リンカーコアを抜き取ったカラの首を飛ばした。
「ああ・・・でもこれじゃあキリない。どうしようシャマル?」
 今度のカラは脳天を砕かれ、肉片と血が飛ぶ。
「それは家に帰ってからみんなで考えましょう」
 みんな、何してるんや・・・
 手には血に塗れたアームドデバイスが光り、廻りの壁は血が光を反射させ、それよりも輝いていた。
 そして、光りさえもしない肉片。
 あ・・・あああ・・・
 そして、その凄惨の舞台を生み出したのは・・・
 その答えが浮かぶ前、
 シグナムの血に濡れた顔が此方を得物を捉えた鷹のように睨んだ。
 
 ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

「は・・・はぁ、はぁ、は・・・・・・・・!」
 気が付けば、私は暗い部屋にいた。冷たくなった汗が気味悪くその存在をべたべた感で主張する。
 見渡す前にその匂いで直に分かった。病院だ。
 一番最後の記憶を辿っても肝心の場所は空白だった。何故私が病院に居るかは知らないけれど。
 そんな事は気にならなかった。気になるのはさっきの夢。いや、あれは夢ではない。
 確信は無いがどうも夢とは思えなかった・・・根拠は無いけど。
「でも、みんなが、そんな・・・」
 考えがまともに浮かばない私は、眠気だけがまた浮かんで何時の間にか眠っていた。
65さばかん つかいまなのなのは4:2007/05/11(金) 22:37:26 ID:muxPky4z
 翌日、ヴィータがお見舞いに来た。
 本当は意識が戻っているのだが、彼女達の真意がまだ分からないので寝たふりをした。
 などと言い訳をしている私。本当は、家族であるはずのみんなが恐かった。
 あの時のシグナムの鋭い目、あれだけで死にそうだった。
 だが、そのシグナムはいない。ヴィータ一人だ。
 シグナムやシャマルはどうしたんだろうと思ったら、
「はやておはよう。その・・・さ、今日は皆色々都合があって、あたし一人なんだ。
でも寂しくなんかさせないからさ!うん!こうやってさ、意識の無い人に話しかけるといいって
本で読んだことがあるんだ。煩いかもしれないけど我慢してくれよな。
 今日さ、たまにはいいんじゃないかってみんなでモス食べにいったんだ。あたしは新テリヤキバーガー
を頼んだんだよ、で、偶然シグナムが普通のテリヤキを頼んでさ。あたしが注文言ったんだ。
テリヤキと新テリヤキを一つずつたのんだらさ、テリヤキ二つですねっていわれたんだよ。
後で知ったんだけど、テリヤキも新テリヤキも一緒だったんだな。ははははははは!!!」
 ヴィータが一人で笑い続け、笑いが何時の間にか嗚咽に変わった。
「うっ・・・ぐすっ・・・つまんねーよ、はやてがいないと全てがつまんないよ!なぁ、はやて!!!」
 ゆさゆさと少し揺らして無駄だと悟ったのか、ヴィータはその手を放す。
 パイプイスのキイッという音が響き、ヴィータが座ったのだと分かった。
「はやて。はやての人生はあたし達のせいでこれから先辛い事が起こる。それは間違いなくて、それでも・・・ずっといるからさ。
 泣きたい時も甘えたい時も一緒に遊びたい時もずっといる。
                      ずっとだ!
んでもしも誰もはやてのお婿さんに来なかったらあたしが、はやてのお婿さんになるから!!!」
「うっうう・・・ぐ、ずっ」
「はやて!?」
 閉じた瞳から涙が零れ、それを腕で拭う。それでも涙は止まることは無かった。
「はやて、どっか痛むのか?」
 私はヴィータを抱き締めヴィータの胸の中で首を横に振った。
「あ・・・」
「ごめん、ごめんな、みんな!」
 私は、信じてあげられなかった。みんなのことを、恐いって思ってた。でも、言葉も体も、誤解を払拭する位
暖かい。
「はやて?」
「もう、背負わんでええから・・・私もみんなと一緒に幸せになりたいから、私も背負う」
 それがどんな意味か分かっていた。
 大勢の人を犠牲にして生きるその大罪。でも、それでも今の幸せを手放したく無かった!

 利己主義という甘い蜜を吸いながら、いるはずのないカミサマに許しを請うた。

つづく☆
66名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:26:12 ID:NsHznYrq
>>61-65
GJ!続編期待してます。
はやてが苦しんでいた理由は、果たして病気だけに因るものなのか?
もしかしたら、書の主であるが故の精神的な苦しみもあるのではないか?
なんて思っていたところなので、いっそう悲しくなりました。
67名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:39:41 ID:BnKZPnlx
>>35
はやて 関西弁 でググったらこんな記述が引っかかった。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/19(木) 11:05:40 ID:tDufXR+6
 >>314
 その1
 あれは関西弁ではなく植田弁

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/19(木) 11:07:17 ID:C1WuzNBv
 >>314
 その1
 はやてさんの脚本については、中の人(関西人)がチェック入れてます。
 それで間違ってるならしらねー。植田弁ってことにしとけ!
68前スレ660:2007/05/12(土) 00:07:56 ID:4CZMiFEI
うわ、何かたった丸1日で続々と投下されてるし。

空気を読まずに、続きを投下します。
今回もエロなし、つーかいつになったらそこにたどり着けるのやら・・・。

69エリオの初恋 第一話 エリオとユーノ 1/3:2007/05/12(土) 00:10:12 ID:4CZMiFEI
いつ頃からだろう、フェイトさんの顔をまっすぐに見れなくなった。
あの少し寂しげな瞳に見つめられると、自分の心の奥底まで見透かされて
しまいそうで・・・。
そういえば、キャロと少し似てるかな。

今日は休日で、スバルとティアナは一緒に連れ立って街の方に買い物にでかけている。
ライトニング隊は有事に備えて宿舎待機。さっき、エリオはキャロと一緒に
朝食を済ませたところだ。
キャロは今頃、フリードリヒと一緒に近場の森の中を散歩していることだろう。

何をしようかと歩いていると、目の前に珍しい人がエリオを待っていた。
「やあ、エリオくん」
「ユーノさん?」
ユーノ・スクライア、なのはのボーイフレンド・・・恋人?だった。
物腰の柔らかそうで、長い髪を背中でまとめているけど、全然それが嫌味や
変に見えないハンサムな人だ。
何度か見かけたり少し話をしたことはあったけど、二人っきりで出会うのは初めてである。
「管理局に用事があって来たんだけど、ちょうどなのはから君のことを頼まれてね」
「あ、そうなんですか」
「ここじゃなんだし・・・」
ユーノは周囲を見回すと、ちょうど良い静かな場所の中庭の木陰を指差した。
70エリオの初恋 第一話 エリオとユーノ 2/3:2007/05/12(土) 00:11:15 ID:4CZMiFEI
「コーヒーでよかったですか?」
カップコーヒーを差し出すと、ユーノはお礼を言って受け取った。

きっと高町教官とフェイトさん、ここ最近の僕の様子から心配して、
ユーノさんに相談したんだろうな。

「申し訳ないです。高町教官とフェイトさんにはすっかり心配かけちゃって」
「うん、なのはやフェイト、他のみんなも本当に心配している。何か言いにくい
悩みがあったら、僕に話してくれないか? もちろん、無理に聞き出そうとは
思ってないし、独力で解決したいなら、僕はすぐに退散するけど」
気まずい沈黙が続く。ユーノはそれ以上は口を開かず、穏やかな表情で
ゆっくりとカップのコーヒーを少しずつ飲んでいるだけだ。

「ユーノさんって・・・」
「ん?」
「高町教官の恋人なんですか?」
「・・・え"?」
予想していない突っ込みだったのだろう。ユーノは、さっきまでの穏やかな
態度があっという間に影を潜め、残りのコーヒーを飲み干そうとして、
その熱さに噴出してしまった。
「いや、まあ、その、あはははは。僕と彼女はそんな間柄じゃないよ、大切な
人ではあるけどね」
「大切な人・・・」
ようやく落ち着きを取り戻したのか、ユーノの表情がまた穏やかになった。
「うん、僕は10年前に彼女に命を救われた。そして、いくつかの事件を一緒に
力をあわせて解決した」
「好きじゃないですか?」
「そんなわけないさ。大好きだよ。恋人同士になれたら、そりゃ嬉しいに
決まってる。でも・・・」
「でも?」
「それ以上に、なのはには幸せになってもらいたい。彼女をこの世界(ミッドチルダ)に
巻き込んだのは僕だ。もし、僕が彼女に助けられなかったら、僕が彼女に魔法を
教えなかったら、たぶんなのはは元の世界で大学に進学して、就職して、恋人を作って
幸せな家庭を営むはずだ。だから僕は彼女が幸せになるまで見届ける義務がある。
彼女を幸せにする人は、僕じゃなくてもいい」
「・・・・」
空を見上げながら語るユーノ。なのはに対する深い想いが、幼いエリオにも十分感じられる。
71エリオの初恋 第一話 エリオとユーノ 3/3:2007/05/12(土) 00:12:06 ID:4CZMiFEI
好きな人が幸せになることが願い。

まだ今のエリオにとっては、それが本当に幸せなのかはわからない。
でも、そういう形の想いもあるのだと初めて知った。
「あれ、ごめんね。なんか自分ひとりで喋っちゃって、何か恥ずかしいな。
フェイトやはやてにも話したことないのに(汗)」
「いえ、ありがとうございました。何か、少しスッキリしました」
きっとエリオの表情が少し変わったのだろう。ユーノは彼を見つめて、
ふと柔らかい笑みを浮かべる。
「うん、それなら良かった。また何か悩みがあったら、無限書庫に来ればいい。
いつでも歓迎するよ」
「はい、また今度伺います」

ユーノは立ち上がると、ズボンについた草を払い、無限書庫へ帰るために
その場から立ち去った。

「どうだったユーノくん?」
建物の影から二人の様子を伺っていたのだろう。心配そうななのはが、ユーノに駆け寄る。
「うん、何か少し吹っ切れたみたいだ。まだ完全解決ってわけじゃないだろうけど、
何かのきっかけにはなるんじゃないかな?」
「よかった・・・! ありがとう、ユーノくん!」
感極まったのか、なのはは思わずユーノに抱きついてお礼を言う。
「ちょ・・・なのは、他の人が見てるって・・・!」

あーやっぱりなのはは可愛いなぁ、こんちくしょう。
さっきはエリオくんに立派なこと言ったけど、やっぱり自分が彼女を幸せにしたいなぁ・・・。
あまりにも無防備ななのはの振る舞いに、ちょっぴり自分の言動を後悔するユーノだった。

72前スレ660:2007/05/12(土) 00:14:03 ID:4CZMiFEI
ユーノの心情を自分なりに解釈してみました。
ちょっと良い人過ぎた気もしますが、気にしたら負け(w
73名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 00:29:27 ID:9qSkeT+c
>72
寝前に良作ありがとう。

もうすぐで本編でのユーノの立ち位置がわかる。
なんか怖い。
74名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 00:42:56 ID:rj8VKAcE
>>72
メイン男は脇だとカッコよくて良いな〜
クロとユーのえちはあんまり受け付けないが、なんかこれを見ると
なのユーもかなり良いなと思えてくる俺、ちょっと不安定・・・GJ!
75名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 00:47:17 ID:vpYb49Ni
なのは×はやて×フェイトの3P

「一緒にイこうね」って約束するのにいつもなぜかフェイトだけが受けになり
二人がかりで…
76名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 00:54:32 ID:EwGpOQ4r
>>75
だから二話でフェイトだけ突っ伏してる訳ですね。
77名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 07:26:12 ID:pPiHYKvg
>>72
ユーノがいい味出してるなぁ…
これからどうなるんだろうか……
78名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 07:51:34 ID:PHuCr8JM
リンディさんの養女となり家族になったまでは良いが
フェイトは話しかける時に日常でもまだ無意識の内にリンディ提督と呼んでしまう

どうにかならないかとリンディさんが悩んでいた矢先にリンディさんに恨みを持つテロリスト集団にフェイトが捕まると言う事件が発生する
テロリスト集団はリンディ一人で指定した場所に来る事を指示し逆らえばフェイトの命は無いと言われフェイトに電撃を流し本気である事をアピール
管理局はやむなくリンディさんが一人で行く事を発信機を持つ事で許し
リンディさんが条件通りに指定された場所に向かう
指定された場所に到着したリンディさんは結界魔法により拘束され動揺するもフェイトは何処?と強気に振る舞い
全裸でついさっきまで犯されてましたって感じなくらいボロボロで変わり果てた姿のフェイトと再会し
アンタの出方次第ではフェイトはもっと酷い目に合うと脅され

私は大丈夫だからリンディ提督は逃げてと言うフェイトの言葉を制止し
身代わりに私を好きにしていいからフェイトを解放してと涙を浮かべながら懇願。
フェイトが酷い目にあったのはその言葉を言わせリンディさんを徹底的に凌辱し陥落させ肉奴隷にする為の罠だったとも知らず

計画通りにリンディさんに服従の言葉を言わせた為に用済みとなったフェイトは約束通りに解放される

その後にリンディさんは100人を超えるテロリスト集団にタライ回しに犯され中に出され
魔力吸収能力を持つ魔物の触手に身体を蹂躪され衰弱していき
亡き夫を思い自慰でも満足出来ないくらいに溜っていたリンディさんはなす術なく絶頂を繰り返す
そしてリンディさんが肉奴隷して拉致されそうになったその時に
結界をぶち抜いてもはや鬼としか言いようの無い形相をしたクロノが出現しテロリスト集団は全滅しリンディさんは救出される

その後に病院でリンディさんはフェイトに何であんな無茶をしたのって聞かれ
例え義理であっても母が娘を守るのは当然の事と答えるリンディさんと泣き付くフェイト

その後、日常生活ではフェイトはお母さんと呼んでくれる様になり全てがハッピーエンド?で終わるのだった

ってのを妄想してみた。文才無いから文章には出来なかったけど
79名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 09:03:07 ID:ibx0YToV
>>78
そこまで書けるならもう一息だと思うんだw

よく文才がない文才がないって書き込みがあるけど、
誰もが最初からあるわけじゃないし。
とにかく書け、書きまくれ。人に見せなくてもいいから書け。
煩悩全開でいいから書くんだw
80名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 09:38:17 ID:cDdGus6W
 StS公式HPでサウンドステージ01の紹介を見てきた。
トラック15&16のタイトルで>>前スレ614のネタを思い出した。
エリキャロ万歳。
81名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:19:49 ID:uJr9TCkk
フェイエリはいいなぁ…
19歳なのに中身は9歳で乙女なフェイトとかね……
82名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:23:47 ID:+ADsnrWo
>>69
GJなのはさんは可愛いなぁ…
あと最初に名前欄見てエリ×ユーかと思ってビビリましたorz
83名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 10:46:03 ID:C9EfCWNP
リリカルあぷろだ見てると、ネタになりそうな話がゴロゴロあるな。
クッ!文才の無い自分が憎い!
84名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:04:11 ID:EwGpOQ4r
>>81
最後までフェイエリなら読みたいけど、九分九厘逆転するから困る。
85名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:08:30 ID:pPiHYKvg
>>84
そうか?あんまり無いと思うが…
86名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 14:18:58 ID:XadbBRT5
まとめとかを全部見て、エロの割合の少なさに驚愕した。

……これならまだ下書き書きかけのユーノ×なのはエロ無し投下できるかな?
87名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 14:48:39 ID:PHuCr8JM
リンカーコアの輝きが失われる程に魔力を何者かに奪われた魔導師が見つかり
調査を開始するなのは

単独での調査中に新型ガジェットドローンニ体に襲撃される
なのはがフェイトに救援要請の通信するが機動六課本部はガジェットドローンの大群に襲撃され迎撃で手一杯で何とかするからそれまでは
なのは一人で頑張ってと言われそんな〜と言いながらもセットアップし戦闘体制を取るなのは
二体と数は少ないとは言え相手は新型と油断せずに距離を取り射撃攻撃の連打をするが全く効果がなく
ならばゼロ距離と撃ち抜くとフルパワーでゼロ距離砲撃をするが
それでも無傷でそんなって動揺した瞬間にドローンの触手(生体ケーブル)がなのはに背後から迫り。

ゼロ距離故に避けきれずにしまったって発言と共に絡め取られる

なのはは逃れる為に必死に抵抗するが触手が身体を這い回り敏感な部分を責めたて徐々に感じ始めビクッビクッと震えて声を出すのを我慢するまでに追い込まれる

挿入専用と思われる何かの端末付きの生体ケーブルがなのはを秘部を貫き
痛い痛いと足をジタバタさせるなのは

暫くし悲鳴も悶え声に変わり生体ケーブルにはイボイボもついていてケーブルの巧みな責めに絶頂を迎えるなのは

絶頂を迎えた瞬間に魔法を大量に消費した時と同じ身体にダルさと疲れを覚え
端末付き触手(生体ケーブル)の正体になるのが気付いた時には全てが手遅れで散々、凌辱蹂躪され魔力を枯渇するまで奪われリンカーコアは輝きを失い力尽き捕われてしまい

十字架に磔にされたなのはは機動六課本部に降伏を迫る為の人質に使われ
降伏した機動六課の女性陣は全員が新型ガジェットドローンに犯されリンカーコアの輝きが失わない程度に魔力を奪われ魔力が回復したら再び犯され魔力を奪われの無限快楽地獄の前に屈する女性が多発し反撃すら出来ず
頼みの綱の追放された男性陣は反撃のチャンスを伺うが新型ガジェットドローンの圧倒的な力の前に一人また一人と散っていく

世界は闇に包まれ今日も機動六課本部跡地から女のアエギや悶え声絶える事はなく響き続ける

って妄想をしてみた
88名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 15:34:42 ID:4uvkRbX+
>>78>>87の妄想を原案にして、誰かSS書いてくれないか。俺には文才ないし、書いてる時間もないから、出来ないが。
89名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 16:05:01 ID:EwGpOQ4r
>>87
四段落目でちょっとワラタ
90名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 16:21:21 ID:dMaTecGU
文才と言うより書く習慣だな
91名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 18:08:11 ID:QWZE+tlX
>>87
ダイモードクリスタルもしくはウルトラの星作戦でなのはを救出だ。
92名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 18:59:26 ID:l9hebI+4
>>87
ギン姉は一応六課になるんですか?
93名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:28:33 ID:HzeGAvsf
もう前スレ書き込めないからこっちに

逆にユーノとはやての急接近で自分の気持ちに気づいたなのはさんに襲われるユーノがみてみたい。
94名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 03:09:07 ID:7VGPMtr8
スバルをまわした罰としてなのはさんに半殺しにされた奴が居ると聞いて飛んできました。

4月29日以前の出来事だそうだが、特に目立ったのは前スレの某サウンドノベル厨が書いた陵辱物だったな。もっとも、なのはさんの登場順からしてあり得ないとは思っていたが。
後から良く調べてみたら、同スレの65〜80の姉妹ものと83〜86による輪姦野郎への後始末のことであることが判明。
やっと気が楽になった。これで前者にあらぬ言いがかりをつける必要もなくなったのだから。
余談ながら二人が孕んだ子は早めに除去したと脳内補完しております。

スレ汚し大変失礼しました。
95名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 04:45:10 ID:t6hr6Yoh
>>78
そのままバッドエンドになった方が俺はハァハァする

>>87
リンカーコア牧場だな
永遠に犯されてコア採取し続けられるのかw
96前スレ660:2007/05/13(日) 06:20:36 ID:jQuv4FUD
前スレのはやて×ゲンヤの書き込みに触発されて、
一発ものを投下してみる。後悔はしてないw


朝日の感触、そして雀の鳴き声。
ゆっくりと目を開くと、そこは見覚えのない天井。

「・・・?」
炒め物をしている音が聞こえる。
覚醒しきっていない意識のまま、体を起こすと、自分が何も身につけていない事に気がついた。
室内を見回すと、一つの写真立て。その中にはよく知っている姉妹の笑顔。
そしてベッドの隣には、丁寧に折りたたまれた制服。
次第に頭の中でおぼろげな記憶が結合し、昨夜の情事が浮かび上がった。
「あちゃぁ・・・もしかして、うちやってもうた・・・?」
自分の行動にめまいを覚えながらも、はやてはベッドから降り立ち衣服を身につける。
髪は汗を吸い、しっとりと乱れたままだが、あとでブラッシングすればいいだろう。
いつのまにか、炒め物の音も聞こえなくなっている。

昨夜、うちを抱いてくれた人は、どないな顔をして出迎えてくれるんやろうか。
そして、うちはどないな表情でそれに答えたらええんやろう。
せやけど、ここで悩んでもしょうがあらへん。自分の行動に後悔はしない。

覚悟を決めると、はやてはリビングへ足を運び、朝日の逆光に目を細めながら、
朝食をテーブルに並べているあの男性(ひと)へ声をかける。

「おはようございます、ナカジマ三佐」
97名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 07:20:09 ID:mvXMSbFw
>>96
うむ…
はやて×ゲンヤ
良いなこの大人な歳の差カップルGJ!
98名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 11:50:33 ID:igLMXspk
19歳でエリオとの初デートを前にガチガチに緊張するフェイトとかいいよな…
エリオもガチガチに緊張してるんだろうけど……
99名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 13:46:25 ID:ki3bFwXp
>>98
あっちの方もね
100名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 13:57:29 ID:PemSvA66
もしエリオとフェイトとキャロが敵に捕まって

エリオがガジェットドローンの生体ケーブルで身動きを封じられ
目の前でフェイトとキャロがドローンの生体ケーブルで身体を蹂躪され
必死に抵抗するが敏感な部分を重点的に責められハゥって声をあげ悶え始めるフェイト

恐怖から無抵抗で生体ケーブルに責められエリオ君見ないで見ちゃイヤァァァと悲鳴を上げながら感じるキャロ
の二人を見せられアソコがギンギンに固くなったのを見抜かれ
あの二人、好きな方を固くなったお前の立派な物で貫いて中に出せ
そうすればお前と選んだ方は解放してやる。選ばなかった方はここで一生、奴隷になるがな

と選択を迫られたら果たしてエリオはドッチを選ぶのかな?
101名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 14:23:18 ID:fimUXKlg
同じ人かもしれないがここはSS未満の妄想を垂れ流すスレじゃないぞ。
リクエストだとしてもあんまり構想固まりすぎてると逆に職人も書きづらいだろうし
自分で書いてみたら?その方がスレとしても良いと思う。
102名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 14:53:08 ID:3k9Bbn8p
なのはばかりと仲良くしてる彼女に嫉妬して、
性的な意味でフェイトをいじめるはやて…という感じの夢を見たはずなのに、
詳細が全然記憶に残ってないのが残念…orz
103名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 16:38:25 ID:8t3WOy6M
>>86
自分は投下してほしいっす。
104名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:26:20 ID:16m2/XEw
>>102
是非それを文章に!!
105名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 18:43:33 ID:FCWqvmro
なんかスレ違いなんだけどさ。
言わないとすっきりしないから言わせてくれ。
シャマルさんが地獄兄弟と3Pしてる夢見た。(マジで)
書いてみようと思ったけどここってクロスオーバーって駄目だよね?
スレ汚しゴメン。
106名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 19:17:01 ID:VuwIwkq7
地獄兄弟は知らないが、地獄兄弟をオマージュしてリスペクトしてフューチャーして
インスパイアしてかなりボカして、あくまで魔法少女リリカルなのはの世界に
存在するものとして創作した謎の二人組?の時空犯罪者くらいなら、いいんじゃないかな。
ギリギリで。

個人的にはガチのクロスオーバーは別スレだと思う。

スレの保管庫を最近かなり見たけど、他作品とのクロスオーバーものは一個もなかった気がするし、
やめた方がよろしいかと思います。
107名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 19:45:53 ID:FCWqvmro
う〜ん、インスパイアとかはあまり得意じゃないしなぁ。
こっちもみんなを不愉快にさせたくないからやっば止めとくよ。
純粋ななのはキャラを使ったネタが思いついたらまた来る。
108名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 19:55:22 ID:NCW+9MBb
>>105-107

前スレだったかにクロス物が投下されてなかったか?なのはが2人居るとかのやつ。
分量的にリリカルの比率が多けりゃいいんじゃねーの。細かい事言わないで投下してみれば?
109名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:02:16 ID:SHdsGHRc
前スレでリリカルのクロススレが建ったってカキコなかったっけ?
110名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:10:27 ID:WZ1Xergp
これか

リリカルなのはクロスSSスレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/
111名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:16:22 ID:O+jN52UD
クロスオーバー系のスレ。
▲【夢の】クロスオーバー【共演】▼
sakura03.b
112名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:21:50 ID:O+jN52UD
スマソ。コピペミス&sage忘れた。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168773593/
113名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:52:54 ID:g3fv/fCx
104
ネタ練りこみ中
114176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:17:57 ID:CV0UnIjF
魔法少女リリカルなのはStep

第10話 c part

 夜十時――いよいよ作戦開始。

「じゃああんたの切り札……それに全部賭けるからね」
 散々だった昨日のことは忘れる。切り替えは大切なのよね。
「まかせてアリサ、きっとこれなら隙は作れる」
「それで今度こそ忍さんを」
「助けなきゃいけない、泣いても笑っても今夜が最後よ!」
 夜の街を眼下に見据えてじめっとした夜風に気持ちを持っていかれないように気を引き締めて――。 
『みんな! 目標確認したよ。魔力垂れ流しだからこっちでも簡単に引っかかったわ』
 即座に送られてくる座標は驚いたことに昨日の戦いの舞台である月村邸だった。
「ね、ねぇアリサちゃん。確か家にはすずかちゃんが」
 なのはの問いに頷くことしかできないアタシ。
 てっきり山とか森とか人気の無い場所かと思ってた。身を隠すっていったら普通はそういうところでしょ?
「どうせ封時結界あるんだから問題なし! 行くわよなのは! ユーノ!」
 気になんてしてる場合じゃない。とにかく今は時間がないんだから。
『Here we go,Buddy.Let's knock down a disgrace』
「言われなくても!」
 三度目のなんて言わせない! 
 
 ――正直は二度目で十分よ!

* * *
115176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:18:45 ID:CV0UnIjF

 俺としてはいつも一番妥当だと思う選択肢を取ってきたはずのつもりだった。
 握り締めた携帯は小刻みに振るえ軋む音さえ聞こえる気がする。
 他でもない自分への怒りに、不甲斐ない馬鹿者の俺自身に、だ。
「くそ! なんでだよ忍……」
 こうなることは始めから予想できたんじゃないか? 月村 忍のことを一番よく知っている人間じゃないのか?
(いや……それは自惚れか)
 俺は忍の親でも兄弟でもない。流石に一番というわけにはいかないだろう。
 だけどそれでも恋人じゃなきゃわからないことだってあるはずだ。
 俺はそれを見逃した……それだけのこと。
 昨日から家に帰ってないなんてとてもじゃないがお嬢様のすることじゃない。ただでさえ妙な事件が起きてるっていうのに。
 大学に顔を出さなかった時点で気づくべきだったんだ。休むこと自体が珍しいことなのにそこでなぜ疑わなかったのか。
「ぐずぐずしてるわけにもいかないだろ」
 とにかく探して謝って――……後は道中考えるしかない。
 念のため木刀を忍ばせ自室を出る。
 縁側から見上げた空は少し濁って、霞のような雲が暮れていく空に所在なく浮かんでいた。この調子だと月も台無しだろう。
 ……あまりいい夜にはならないな。
「恭也」
「ん? 父さん、帰ってたのか」
 いきなり名前を呼ばれ振り向くと父さんが少し斜に構えて立っていた。
「店はいいの?」
「ああ、ちょっと休憩だ。で、そういうお前は忍ちゃんに謝りに行くのか」
「いや……それは」
「顔に書いてあるぞ」
 射抜よろしくど真ん中で図星を突く父さんの言葉には流石に平静を装えなかった。
 動揺のおかげか思いっきり視線を逸らして、これじゃ美由希にだってわかるだろう。 
「まったく親子は似るよなぁ……そんな所まで俺に似なくてもいいんだぞ」
 壁に背を預け、腕を組んで苦笑い。
「俺もな、母さん怒らして家出て行かれたときは丁度そんな間抜け顔してたもんだ」
「父さんがか……?」
 あの万年新婚気分の二人が一時でも不仲になるなんて少し信じられない。
 これでもずっと側で二人を見てきた俺が言うんだから嘘じゃない。
「母さんが新作作るって店に泊り込むことあっただろ。実はな、あれがそうなんだよ」
「冗談だろ? だっていつも帰ってきたときはあんな仲いいのに」
「それは父さんがとことんまで妥協して許しを請うたからだ」
「…………」
 これは俺にとってあまり聞きたくなかった真実だと思う。
「いくら剣の腕があってもカミさんにはとことん頭が上がらないってのは……まぁ、俺だけもかもしれんがな」
116176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:20:02 ID:CV0UnIjF

「さっきの口ぶりじゃまるで俺も同類みたいな言い方してたじゃないか」
「なんてたって父さんの息子だからな」
「……」 
 ほんとに高町家の柱なんだろうか……この人。
 少なくとも今の話で俺の父さんを尊敬する気持ちの一つが潰えたことは確かである。
「女の子ってのは繊細なんだ。男には大したことないことでも女には大事だって事はたくさんあるからな」
「経験者は語る……か?」
「そう痛いこと言うな。まぁ経験者から言わせてもらえば最後は自分が決めるんだ。それだけは覚えておけよ」
 全部言い終えたのだろう。父さんは踵を返し俺に背を向けた。
 それなら俺だっていつまでも玄関で時間を潰している暇は無い。父さんからのありがたい忠告はちゃんと受け取って忍を探しに行くまでだ。
「恭也、忘れもんだ」
「えっ? ――っと」
 振り向きざま俺へと放られたそれは何かと思えば
「父さん……これ」
「俺の勘が外れればいいんだがな。最近物騒だし物の怪なんてたちの悪いもんがうろついてるとも限らん」
 俺の愛刀の小太刀。いつの間に用意したのか、俺が出て行くことを見透かしたような行動だった。
 父さんは振り返ることなく居間へと入っていく。
 と、入り口で立ち止まり
「やっぱ若い頃の自分を見ているみたいで恥ずかしいわ。頑張れよ甲斐性なし!」
 なんて後ろ頭かきながら父さんなりの励ましと渇を入れられたのであった。
「……馬鹿、甲斐性なしは余計だ」 
 俺だって男だ。自分の撒いた種である以上けじめはきっちりつけるさ。
「しょうがないな……まずは母さんに頭下げるか」
 言い訳だけじゃあいつは納得しなさそうだし。
 ちゃんと物もないとご機嫌取りは難しいだろう。
 果たして給料前借して目的の額には達しているのか不安だが。そこはそこ、気にしてもしょうがない。いざとなればさらに借りるだけだ。
「……平手の一発は覚悟しないとな」
 どの道俺が一方的に悪いようなもんだし忍からは手痛い一発をお見舞いされるだろう。
「行くか」
 
 後は野となれ山となれ――だ。

* * *
117176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:20:52 ID:CV0UnIjF

「このぉ!!」
 相変わらず反則級の攻撃を繰り出す忍さんにわたしたちは臆することなく魔法を叩きつける。
『Splush burst』
 正面からはアリサちゃん得意の圧縮弾が
『Divine shooter』
 上からはわたしの誘導弾が大雨みたいに襲い掛かっていく。
 手加減とかそんな生易しいことを考える余裕なんてエイミィさんの分析で吹っ飛んでしまった。
「お願いだからじっとしててください忍さん!」
「そんなお願い聞けるわけ無いでしょ、やられちゃうんだからっ!!」
 説得にだって耳を貸さない。変わりに赤い爪がわたし目掛けて飛んでくるだけ。
『Master,evation』
「きゃっ!」
 シールドで防げればもう少し楽なのにわたしの力だけじゃ完全に防御できないのが辛い。
「やられてくれなきゃ忍さんも大変なことになっちゃうんですよ!!」
 残り時間はもう少ししかない。 
 すずかちゃんのおかげで忍さんの吸っていたものが血じゃなくて魔力だってわかって、そのせいで忍さんの体が危険な状態になっているのだ。
「エイミィさん忍さんの状態は?」
『もうほとんど魔力が暴走してる。このままじゃ自壊して取り返しのつかないことになるよ』
 L・ジュエルのエネルギーなのか忍さんのなのかまではわからなかったけど、魔力を吸わなきゃ今の忍さんはまともに動けないらしい。
 だから昨日の夜、急に具合が悪くなってわたしから魔力を吸おうとしていたんだ。
『うん、でもまぁ皮肉な誤算だよね……おかげでこっちのレーダーに引っかかるようになって』
(本当ならこの世界の人間に魔力なんて無いからね。キャパを超えた魔力を一気に流し込めば回路がショートするのは普通だし) 
 ユーノくんの言うとおり資質の無い人ばかりのわたしの世界。でもほんの僅かな魔力はあるって推測。
 ゼロみたいな量で十分なのにすずかちゃんの魔力はわたしと同じくらい。
 そんなの一気に吸い込んだんだから体に悪いのは当たり前だ。
(てかユーノ! あんた今どこにいるのよ!)
(アリサのすぐ傍、後は足止めできれば)
(あんなの受け止められるわけ無いでしょ!! すこしは考えなさい!)
 猛抗議の念話をぶつけるアリサちゃんは火でもを噴きそうなくらいご立腹だ。
 さっきから忍さんの攻撃を必死に弾いているんだから当たり前だと思う。
 フェイトちゃんの魔法みたいな速さを避けずに相手するんだからわたしだったら怖くて出来そうもないよ。
「でもそれじゃ駄目だよね…………わたしにだって出来ることはある!」
 ここは適材適所。
 アリサちゃんが打つならわたしは撃つ――!
 素早く後ろへ回り込み忍さんの背中狙って
「シュート!!」
 当たっても効かないの承知の上。強力な結界を体中に張っているとかユーノくんが言ってたことは忘れてない。
「しっつこいのよ! 悪あがきは」
「止めない!!」
 わたしに気をとられる。
 それでわたしの役目は終わり――!
『Hammer squash』 
 忍さん越しにアリサちゃんがデバイスを振りかぶって飛び掛って
「しまっ――!?」
「ぶっ飛べーーーーっ!!」
 気持ちが伝わってくるような大声が耳に飛び込んだ。
 オレンジの軌跡は吸い込まれるように忍さんの腕へ。
118176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:21:45 ID:CV0UnIjF

「あぐぅぅ!?」
 一瞬遅れてしまった反応。薙ぎ払ったアリサちゃんの一撃は初めて忍さんに手傷を負わせた。
 わたしに貫けないものでもアリサちゃんには紙と同じ。
 結界破壊は撃つより打つ!

 そして――

「っ!? 今度はなにっ!?」
 よろける忍さんにさらに一手!
 わたしとアリサちゃんが空へ飛ぶと同時に足元の屋根を突き破って飛び出す魔法の鎖――チェーンバインド。つるの様に忍さんの体にぐるぐる巻きついて動きを封じこめる。
 撃つと打つはどっちも本命じゃない。本当の切り札の最後の準備が今終わった。
 鎖に続けて屋根から飛び出す影。マントをたなびかせてユーノくんが夜空に映る。
「取った! ストラグルバインド!!」
 両手が印を結ぶ。
 瞬間、チェーンバインドが眩い光を放った。
「な、何よこれ! こんなんで私をっ――!?」
 異変はすぐに忍さんを襲った。
 今まで指先から鋭く伸びていた魔力の爪が急にばらばらになって崩れていく。ビリビリと痺れるような魔力もいつの間にか感じない。
「やっぱり思った通りだ」
「あれって何したの……? バインドみたいだけど」
「バインドに強化魔法を強制解除させる術式を組み込んだんだ。データを見てきっと彼女は肉体強化を施していると思って」
「だからそれを破壊すれば」
「押しても駄目なら引いてみろ……って感じかしら。なかなかやるじゃない」 
 にんまりしながらの褒め言葉にユーノくんは親指を立てた。

 形勢逆転――わたしたちの作戦というよりユーノくんの切り札が見事に決まった瞬間だ。

* * *
119176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:22:34 ID:CV0UnIjF

 厄介な相手だった。
 僕の障壁魔法ですら易々と破壊できる攻撃力に耐性の無い魔導師には命取りとなるチャームの使用。
 さらに強靭な身体能力と強力な魔力ジャミングを備え、一番厄介な抗魔法障壁を持つ。
 一人で保有する魔法としては反則過ぎる。ジュエルシードの力でもそう思うことはしょうがない。
「さぁ、二人とも封印を」
 僕が促し二人が頷いた。今の状態なら忍さんを守る魔法は効力が無い。
 なのはにはただ強力な障壁とは言ったけど忍さんが常時発動させていた障壁は魔導師にとって――この場合は特になのは――最大の脅威に他ならない。
 射撃のような術者の手を離れて発動する魔法は無力も同然。障壁に触れた瞬間、形状を保つ斥力を奪われたちまち分解されてしまうのだ。
 押し通すには魔力を直に乗せた白兵戦、そして補助魔法を強制解除させるような魔法。必然的に戦闘スタイルを限定させるのだ。
「やろう! アリサちゃん」
「オフコース!!」
 駆動音が響き、デバイスが姿を変えていく。その間、忍さんはただ黙ってなのはたちを睨み付けていた。
「くっ……」
 負けを認めたのだろうか……。
 着々と封印シークエンスを構築していく二人に挟まれては成す術はないと思うけど。
 苦渋に満ちた表情では僕にはそうとしか読み取れない。
「絶対に元に戻してあげます。もうこんなことには絶対なりませんから!」
 なのはの声を合図に魔法陣が生まれ輝く。
 いよいよの時だ。相手がL・ジュエルでも二人なら十分なはず……。
「元に戻るって……戻って何すればいいのよ」
「え?」
 少なくともストラグルバインドで拘束してる時点で忍さんにあの常識離れの力は出せない。
「それは……えと、すずかちゃんのお姉さんでお兄ちゃんの恋人さんの忍さんで……」
 だけどなにか引っかかる。安心しきれないのは彼女が今までにない手ごわい相手だったせいなのか?
「――今更」
 手ごわい相手――もちろんそれは忍さんだ。
「どういう顔して」
 そう、忍さんだけが手ごわかった……?
『Master!』 
『Buddy!』
 今までにない……初めて意思ある人に取り付いたL・ジュエル。
「どういう顔して……すずかに」
 そのジュエルシードは普通のものじゃない。今までのものとは違うもの。
「ノエルに……ファリンに……」
 ジュエルシードであってジュエルシードじゃない。すべての、どんな願いも飲み込む底なし穴。
120176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:23:17 ID:CV0UnIjF

「恭也に――」
 人の想いは動物なんかと違ってずっと鮮明だ。それを全て形に出来るとするなら。
「会えば……いいのよ?」
「忍さん……?」
「だから私は戻らない……」
 追い詰められたとき……感情が高ぶったとき……。 
「――二人とも離れろっ!!」
 生まれる願いは

「戻りたくない!!」

「え!?」
 なのはが振り向く――ことは無かった。
 突風が木の葉を舞い散らすように僕らを中へと放り投げる。一秒にも満たない時間の中で景色は目まぐるしく移り変わり目には今立っていた場所が見えた。
 それを起こしたのが忍さんの激昂――魔力の放出だということを認識したのは景色が縦に加速し始める寸前だった。
 放り出された体と意識。慌てて飛行魔法を発動させた。
「……あれ?」
 なのに景色は落ち続けていた。 
 屋根、三階の窓、二階の窓……重力に導かれて僕の体が落ちていた。
(まさかそんな!!)
 魔法が発動できない。それは忍さんの結界が僕らを包み込んでいることに他ならない。
 この土壇場で忍さんは、いやジュエルシードが新たな力を与えたのか。身を包むだけだった結界が外側へと矛先を変えていた。
「きゃああああっ!!」
 耳に悲鳴が飛び込んだ。
 届いたって僕にはどうすることも出来ない。自分の身さえままならないのに人が助けられるか。
 ……完璧な誤算だ。
 最初から僕らが作り上げたセオリーじゃ通じない相手だったんだ。それなのに出来ると思って調子に乗っていた。
 絶対大丈夫な相手じゃなかったんだ。
(くそっ……!)
 もう重力は僕の体を鷲掴みにしている。
 この状況じゃジャケットもおそらくいつもの防御機能は行使できない。叩きつけられれば相当なダメージを負うだろう。
 引きずりこまれるしかない。
 ――大地へ。
(みんな……ごめん……)
 心の中で謝ったってもう遅いのに。
 肝心なとこを考えていなかった自分を呪いたくなった。
 
 まったく、最後の最後で台無しにして……いい笑いものじゃないか僕。

* * *
121176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:24:00 ID:CV0UnIjF

「大丈夫か、なのは」
 いきなり降ってきたのは岩でも槍でもなく妹だった。
 これだけ言ってしまえばどこの三流小説のようではあるが事実なので始末に終えない。
 忍を探して最後にたどり着いた月村邸で出会ったのは忍ではなくなのはというのは一体どういうことだ。
「ん……んぅ」
 俺の声に僅かに呻いて身をよじる。
 どこから落ちてきたのか見当はつかないものの大きな怪我はしていないみたいだ。
 いやいやこの場合はそれよりも――。
(なんだこの格好は?)
 一見だけなら聖祥の制服にも見えなくもない。少なくとも胸のリボンを始めとする色とりどりの装飾を抜けばの話だ。
 左手に握られているのは先が二股になっている……槍なのだろうか。柄は丁度なのはぐらいの背丈で振り回せるぐらいの長さだ。
 金色の穂先――まじまじ見ると厚みがあって槍のそれではない――の根元には真紅の宝玉がぴったりと嵌っている。装飾品にしては大きすぎるし他にも槍としての機能を妨げるようにいろいろなものがゴチャゴチャくっついている。
「……夢でも見てるのか俺は」
『No,it's a real.Thank you for helping my dangerous』
「そうか……いや礼には及ばん」
『I am very much obliged to Master's brother』
 どうやら現実らしい。何はともあれ妹の危機を救えたのなら決して無駄足ではなかったということだ。
「何をしてたのか起きたらいろいろ聞かないとな」
 こんな危ない目に合うほどのことだ。ここまで踏み込んだならさすがのなのはも口を割るだろう。
 そういえばアリサがびゅんびゅん飛び回ってるととか言ってたな……。案外本当のことなのかもしれない。 
 どちらにせよこんな夜更けに外にいることについては少し灸をすえてやらねばな。

 …………。

 ところで。
 今俺は誰と話をした?
「……気配はない」
 周囲に気を巡らしてみるが怪しげな雰囲気はどこにもない。大体ここは月村邸の敷地だ。セキュリティだって万全だろう。
 後残る可能性といえば――
「いやそれは考えすぎだろう……流石に」
 古来から使い古した物には八百万の神が宿るとか言い伝えはあるがあくまでそれは言い伝えの域を出ない。そんなことが現実にあったらさぞ騒がしい世の中になるだろう。
 もっとも今のご時勢じゃ物はみんな使い捨てかもしれないが。
「ともかくなのはは置いて行けないな……いったん家に戻ってそれから忍を」
『It is not necessity likely to do』
「なんだって?」
 また声が聞こえた。
 だが俺にはその正体を掴むことよりも背後に感じた鋭い気配に反応することが先だった。
「確かに……そんなことしてる暇はないな」
 空気が凍りついていた。幾本のナイフが突き刺さっているように俺の背中を貫くそれは明らかな憎悪。
 まさか本当に物の怪の類でも出たのか。俺にとってはにわかには信じられない事実ではあるがなのはを抱いている状況でそんなことも言ってられない。
 相手はこっちの様子を探っているのか動いてはいない。しかし両手が塞がっていては小太刀を抜くこともままならない。
(どうする……)
 せめてなのはが気がついてくれれば……。
「なにしに来たの……恭也」
「――忍か!?」
 思考を中断させた声。たった一日ぶりだっていうのにひどく懐かしさを覚えてしまうあたり相当俺も参ってるらしい。 
122176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:24:46 ID:CV0UnIjF

「よかった……いったいどこに行ってたんだ、心配したんだぞ」
 言って振り返った。
 そこには当然ながら忍が立っている。見慣れた服装に風にゆっくりとなびく長髪。何か事件に巻き込まれたかと思ったが怪我も無いようで本当にいつもの忍だった。
 ただ闇に紛れているせいか表情は窺えないのが気になるのだが。
「まったくみんなに心配かけてどうしたんだよ……まぁ、今はそんなことはどうでもいい。本当に無事で良かった……忍」
 心の痞えが取れた感じだ。どんな理由があっても忍が家出した原因は俺にある。それでも今目の前でこうして元気な姿を見せてくれたことは俺にとって一番の救いなのだ。
「もう夜も遅いし家に入ろう。ノエルだってお前のこと探してたんだぞ。ファリンもすずかも心配してる。早く元気な顔見せてやれ」
「なんで?」
「なんでって当然だろ。吸血鬼だかなんかで物騒になってるんだから」
「その吸血鬼が私でも?」
 ぼそりと諦めたかのように呟いた声を俺の耳は逃さなかった。
 そうして俺は違和感に気づいた。さっきの気配がいつの間にか俺の体を包み込んでいた。
 そうだ、俺の後ろにいたのは誰だった? 俺の後ろに立っていたのは忍だ。
「な、なに冗談言ってるんだ……怒ってるのはわかってる。全部俺のせいだ。お前を放っていたこと今は後悔してる。……ほんとにすまん」
「そう……」
 つまりあの気配を放っていたのは他でもない忍ということになる。
「話がそれだけなら私もう行くけど」
「行くってお前の家はここだろ?」
「そうね……でも違う。私の家はこの夜だけだから。もう戻らないの私」
 ゆっくりと踏み出す忍に月光が注がれる。そこにいた忍は俺の知らない、初めて見る顔で俺を見つめていた。
「違うだろ! おまえは忍だ! 吸血鬼なんかじゃない!!」
 俺は叫んでいた。意識したわけじゃない。自然と声を張り上げていた。
 目の前の事実を否定するために。
「うん、吸血鬼じゃないわ。夜の一族だから」
「同じようなものだろ! 悪ふざけもいい加減にしろ!」
「しないわ。……もしするならそれは」
 背筋に寒気。忍の右腕が大きく上がっている。その指先は火でもついたように赤く輝いていて。
「……んぅ……おにいちゃん……?」
「くっ! すまんなのは!!」
「えっ!? きゃあぁ!」
 ちょうど良く目を覚ましてくれたなのはを近くの茂み目掛け放り投げる。
 同時になのはを投げた逆方向へと俺は思い切り跳躍した。
「恭也のせいなんだからっ!」
 瞳に映った残像は赤い三日月。五条の軌跡を残した何かは俺が地面に転がると同時に盛大な爆音を上げた。
「ぐっ!?」
 遅れて爆風と無数の塵が通り過ぎていく。確か後ろは月村邸……誰も巻き込まれてなければいいんだが。
「なんだよ今のは……」
 よろよろと立ち上がって忍を見やる。
 目が合う。もう優しさをたたえた瞳はない。氷のような冷たく青い瞳が俺を見つめている。
「忍……」
「私ね、こんなのになっちゃったの。もう人間じゃないんだから」
「俺の……せいか」
123176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:27:31 ID:CV0UnIjF

 静かに彼女は頷く。
「だからね、さよならするの。朝とそして恭也たちから」
「そんな……俺は忍がなんになったって」
「だって恋人が吸血鬼もどきなんて嫌でしょ? 一緒に町歩けないわよ」
「だからか」
 もう一度、今度はゆっくり彼女は頷いた。
 月明かりに包まれた忍はどこか儚げで、悲しみを必死に抑えようと感情を失くそうとしているように思えた。
「だからさよなら」
「さよならなんかじゃない!!」
 そんな俺たちの間に割って入ってきたのは感情そのままに叫ぶなのはだった。
「忍さんが一緒にいたいと思ってるなら大丈夫です! 絶対に助けます! だからそんなこと言わないでください!」
「なのはちゃん……」
「みんな怒ってないですよ。だってお兄ちゃんの気持ちはそうだよね」 
 振り返ったなのはの横顔は少しだけ不安に曇っていた。さっきの話を聞いていれば無理もないだろう。まさが原因が俺とは思ってもいなかったようだ。
「当たり前だろそんなの。頭を下げて許してもらえるなら何度だって下げてやるさ」
「きっとノエルさんもファリンさんも……すずかちゃんだって気持ちは同じです。忍さんを待ってるんです」
「ええ、ですが私からも言いたいことはあります」
 凛と空気を震わす声。聞きなれた声に首を向ければ横から出てきたのは
「ノエル……なんで」
「お嬢様が考えていることは把握済みです。そろそろ空腹で家に舞い戻るころだと思ってましたから」
 いつものメイド姿でない私服に身を包んだノエルだった。そして傍にはまたとっぴな格好をアリサがいた。
 彼女の手にはどんな用途に使うのか分からない巨大ハンマーが握られている。今はそんなこと気にしてる場合ではないのだが。
「お嬢様専属のメイドとして一言言わせてもらいます。外出するなら一言ぐらい声をかけてください。それと外泊するなら連絡を、そうでなければ門限はきちんと守ってください」
 こんな状況だというのにお説教じみた話を始めるノエル。やはりその顔も至って冷静で、戸惑うというより呆れていた。
「なによ……いつもはそんなのないくせに」
「メイド長は教育係兼ねております。お嬢様が道を外れるなら首根っこ捕まえてでも道に戻します。特に昨日今日のことについてはこの後たっぷりとお話を聞かせてもらう所存ですが」
「忍さん、戻ったほうがいいですよ。こういう顔してる時ってすっごく怒ってるんですよ。鮫島のときもそうですから」
 少し茶化してアリサが口を開く。
「だけどあなたの妹を私は襲ったのよ」
「ファリンは気にしてませんよ。むしろお嬢様の身のためなら一肌でも二肌でも脱ぐつもりです。ファリンに負い目を感じるなら今すぐ家に帰ることが最善です」
「すずかもきっと……同じ気持ちです、忍さん」
「アリサちゃん……」
 それっきり忍は俯き口を閉じた。
 だらんと下げられた両手は拳を作り、そして小刻みに震えている。
 そうして場には静寂が訪れる。残ったのは虫の音と時折吹く夜風、それに揺らされざわめく木々だけ。
「…………りたい」
 静けさを破ったのは微かな嗚咽だった。
「もどりたいよぉ……一緒にいたいよぉ……」
 夜に別の音が加わっていく。忍から生まれ落ちるその音はきっと今まで心の中に閉まっていた彼女の本当の気持ちだろう。
 子供のように泣きじゃくって俺としては今すぐ抱きしめたい衝動に駆られる。
 そうだ、まだあれを渡してなかった。俺が忍を放ってしまったにっくき原因を。
「忍」
 名前を呼んで俺は歩き出した。
「きょう……や?」
「忍……お前に渡したいものがある」
 ゆっくりと、一歩ずつ、忍に近づいてく。
「っ!! 駄目! 今来ちゃ駄目ーーっ!!」
124176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:28:15 ID:CV0UnIjF

 刹那、俺の眼前が光に塗り潰される。何が起こった? そう思うよりも早く答えは目の前に提示されていた。
「この子……許してくれない……」
 うわ言のように呟いて忍は胸元に視線を落としていた。そこにあるのは彼女がいつもしている赤い宝石――否、それは青く不気味な光を溢れ出させている。
「忍!!」
「嫌……助けて……恭也……」
 嫌々と首を振りながら俺を求める忍におれはすぐに何が起きているのか、そしてその解決策を導いた。
 ようは俺と忍の仲を乱した原因はもう一つあるということだ。そうしてそれは忍を今この瞬間苦しめている。
「助けてやる――絶対にっ!!」
 形振りなんて構っていられるか! 成すべきことは、繰り出すものは唯一つ!
 腰の小太刀を引き抜き構え――腰を落として俺は飛ぶ!
「うおおおおお!!」

 止まる世界、加速する意識、躍動する心と体――。

 モノクロに染まる世界で光が俺目掛け何かを放つ。
「でぇやああああ!」
 それは忍が撃った三日月と同じもの。
 数は五つ、三つをかわし一つは右の小太刀で叩き落す。真剣だというのにガラス細工のように太刀はひび割れ砕け散る。
 最後の一つは避けきれない。だが肩に当たったところで致命傷ではない。すでに刃を左肩に食い込ませながら考える俺も無茶苦茶だ。
 痛み、後悔――そんなものはない。もう目の前に忍はいる。
「せぇぇぇぇいっ!!!」
 右足が大地を踏みしめ、腰が唸りを上げ、左手を振り抜けと脳が命じる。
 全身全霊を持って振られた刃は神速。軌跡は忍の胸元、眩く光る宝石を一刀の下に切り伏せた。
「忍ーーっ!!」 
 世界に色が戻っていく。宙に放られた光は俺の太刀を受けたにもかかわらずまだなお輝こうとしてる。
 その光から庇うように俺は忍を抱きしめる。
 
 やっと忍をこの手に取り戻せた。そんな子供みたいな喜びと共に。

* * *
125176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:29:38 ID:CV0UnIjF

 私には自慢のお姉ちゃんがいる。
 機械に詳しくて、ゲームが上手くて、綺麗で――。
 いいところを挙げ始めたらキリがない。それくらい私には自慢のお姉ちゃん。
「封印……できない!?」
「やっぱり二人じゃ……っ!!」 
 いつもいつも私は甘えてばかりで、いつもいつもお姉ちゃんを頼ってばかりで。
 だから外の世界に出ることは私にとってすっごく怖いことだった。
「シルフ!! セーバースタイル!!」
『Of cource,Stand by』
 だから聖祥の入学式を翌日に控えたその日だって私は泣いていた。
「っ! すずかちゃん!?」
「あんたもう大丈夫なの!?」
「うん! じゃなきゃお姉ちゃんは助けられないから!!」
 想像もつかない世界、家族と一時だけど離れてしまう寂しさ、そういうのが纏めて不安になって私の心を押し潰していて。
 今思い返しても本当に箱入りのお嬢様だったな。
「絶対に! 絶対にお姉ちゃんを助けてみせる!」
 そんな時にお姉ちゃんが私にプレゼントをくれた。
 「勇気の出るおまじない」ってお姉ちゃんが私の頭につけてくれたのは今だってずっとつけてる真っ白なヘアバンド。
 お姉ちゃんが小さい時につけていたお古なんだけどその時の私には世界中どんな宝石よりも価値のある大切な宝物だった。もちろん今もそれは変わらない。
「描いてシルフ! 私の魔法! 誰も傷つけない災いだけを包み込む風の姿を!!」
 お姉ちゃんがいつだって傍にいてくれる気がした。勇気が沸いてくる気がした。 
 でも学校じゃやっぱり友達を作ることは出来なくて、一人ぼっちで。
『Open from one to six』
 きっとその時だってお姉ちゃんは背中を押してくれた。
 アリサちゃんに自分を取らせることで私に新しい世界へ踏み出す一歩をくれた。

「風よ運べ! 想いと――願い!!」

 光が風となってL・ジュエルを包み込んでいく。風の玉は内にL・ジュエルを秘めたまま一気に小さくなって押し潰していく。
 こんな風に私もあの日のきっかけがなければ不安にずっと押し潰されていたんだと思う。

「エアリアルプリズナーーーっ!!」

 そんないつもしてもらってばかりの私だから

「厄災招きし願いの器! L・ジュエル!!」

 今度は

「封印!!」

 私がお姉ちゃんにしてあげる。

* * *
126176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:30:55 ID:CV0UnIjF

「サイズ……大丈夫か?」
「うん、大丈夫。よく分かったわね、私のサイズ」
「伊達にお前の恋人やってるわけじゃないからな」
 ようやく封印が終わってどうやらお兄ちゃんと忍さんは仲直りできたみたい。
 うっとりしながら忍さんは右手に嵌められた指輪を見つめてる。
「テレビの受け売りじゃないんだがほんとに給料三ヶ月分だからな。……前借も含めて」
「だからあんなに勤労意欲満点だったわけ」
「それにおまえぶっきらぼうに渡したって喜ばないだろ?」
 なんだか照れてるお兄ちゃんを見るのは始めてかも。夜でも分かるくらいお兄ちゃんのほっぺた赤くなってる。
「焦らし過ぎって嫌われるわよ」
「誰かさんにも言われた気がする」
 きっかけはほんの些細なことでもそれがジュエルシードに気に入られたら大変ことになる。そんな教訓を残すような今夜の戦い。
「ねぇ、恭也……お願いがあるの」
 突然忍さんがお兄ちゃんの肩に腕を回す。良くあるドラマのラブシーンみたいでわたしも思わず顔が熱くなったり。
「なんだ?」
「誓いを立てて、これからも二人が共にいられるように」
「指輪じゃ駄目か」 
「だ〜め」
 そうしてそっと首筋に顔を埋める忍さんはあの夜すずかちゃんの血を吸おうとした姿にダブって見えて。
「きっと私が血を吸わなかったのは一番最初は恭也が良かったからだと思うの」
「おいおい……」
「で、誓いは?」
「言わなくたって分かるだろ……俺はお前とずっと一緒にいる」
 見ている、と言うか聞いているわたしたちのほうが恥ずかしくなってくる台詞の連発。
 隣を見るとアリサちゃんは顔はおろか耳まで真っ赤にしてる。すずかちゃんは恥ずかしそうだけどちょっと冷静。いつの間にかいたユーノくんは……なぜか平静。
「あの時と同じ言葉ね」
「嫌か?」
「大満足」
 そっと忍さんが目を閉じた。ほんとに血を吸っているのかな……? ここからじゃよくわからないけど。
「じゃあ最後に……」
「なのはたちが見てるぞ」
「良いじゃない。最近の子って結構ませてるのよ」
「だからってなの――」
 そんなやり取りを交わしてお兄ちゃんの言葉を塞いでしまう忍さん。
 もちろんその方法は 
「あっ、にゃあ」
「あ、あうぅ」
「大胆だね、お姉ちゃん」
 三者三様と言いますか、もう漫画とかドラマとかの一場面が目の前で繰り広げられていることにわたしたちは成す術なくて。
 高町なのは、キスシーンを目の前に頭が沸騰しています。
「んっ……好きよ恭也、誰よりも」
「俺もだ、忍」
 見詰め合う、あまりにラブラブな二人は正直な所もうごちそうさまです。というか刺激が強すぎでもうなにがなんだか。
「と、ところでなのは」
「な、ななに? アリサちゃん」
 この場で一番煮え立ってる二人。アリサちゃんが別の話題で気を紛らわせようとしているのはわたしも同感で。
「忍さんって何で血吸ってるの?」
「……あれ?」
 よく考えたらジュエルシードもないのになんででしょうか……?
『Don't worry』
 締めくくるように夜風がわたしたちを撫でていく。町を騒がせた吸血鬼騒動はなんだかんだでようやく解決したのでした。

 なんだかこれからいろいろ大変そうだけど……。
127176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/14(月) 01:34:32 ID:CV0UnIjF
最後に投下したのはいつだろう
どうもお久しぶりの176です
なんだかしばらく来れないうちにストライカーズネタが来てますね
エロネタ書きたいけど果たして時間が有るかどうか

まぁ、おいおい書いていけたらいいななんてorz
128名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:50:35 ID:YifF6Zx4
ずいぶん久しぶりですね。とにかくGJ!
129名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:05:19 ID:MgKrD8dF
リアルタイムで見たの初めてだ!いいっすねー!
176氏お疲れ様です。
130名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 03:16:40 ID:fow0Z07+
おぉぅ、176氏GJ!

さて、それはそれとして。

7話でユーノとなのは達が何年も会ってないっていうか、ユーノの事すっかり忘れていたようで絶望した!
畜生、貴重なノーマルカップリング分をあっさり投げ捨てやがって……
この憂鬱を解消する為にも俺は保管庫のを読む、読みまくる!(書かないのかよ)
131名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:06:13 ID:LDfm5xJY
>>130
あれくらいならどうとでも解釈できるから問題無いだろう。CD聞くに、結構会ってはいるようだから大丈夫
俺としてはマジでユーノ地位高そうでビビったんだが。
そういう風に自分のを書いてるから違ったらどうしようかと思ってたが…どうも予想以上だったらしい。
無限書庫の名も外に結構広まってるみたいだし
132名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:43:42 ID:2ld+X8j0
>>127
ずっとまってました!!
次回も楽しみにしてますね
133名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 10:43:06 ID:nnpPePsf
>>83
あそこのせいでなのはさんが不幸になるルートしか思いつきません。
134名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 12:07:28 ID:6sieJtF1
なのは、本作では「死亡フラグが立っている」と方々で言われている。
実際、見ていると殉職しそうでならない。
それでも流石に殺さないだろうから、管理局引退で終わりという見方をされている。
135名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 12:08:54 ID:CI9LA+Dz
寿退社か…
136名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 12:11:03 ID:vMJDw/17
相手はフェイトだな。
ソースはアニメディア
137名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 12:54:17 ID:1wH3JefQ
>>133
俺は三人娘に攻められるエリオが思い浮かんじまう…
138名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 14:21:20 ID:SXS1pD+W
>>137
キャロ、ルーテシア、リィンIIの三人か!
なんて鬼畜な!
139名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 14:40:43 ID:1wH3JefQ
>>138
いやいや、オーソドックスに隊長さん達にです…
140名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 15:09:30 ID:jDRAQk00
六課フォワード陣唯一の男の子だからなぁ・・・w
いじられやすいっちゃ、いじられやすいw
141名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 15:15:20 ID:8Cv4zUj7
物凄い亀レスで申し訳ないんだが
>>94がすごい気持ち悪くてずっと引っかかってるんだ

だれか意味を説明してくれないか
142名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 16:20:42 ID:YdxFZ6hJ
このスレ的にはシグナムさんは需要はあるのだろうか
143名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 16:27:43 ID:dNGaT8D0
>>142
シグナム×エリオとかシグナム×フェイトだったらカモーン
144名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 17:20:15 ID:8qcHn6c/
>>142
シグ姉ぇ×ヴァイスが読んで見たいと思ったり。
145名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 18:58:18 ID:859embro
>>141
前スレ360近辺のクロスオーバーのことじゃないかと
146105:2007/05/14(月) 19:31:15 ID:cATA8wKd
>>112
サンクス…と言いたいけどここ空気悪いなぁ…
投下して大丈夫なのかなぁ…
147名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:07:38 ID:/OoNWvpq
そう思うならクロスオーバースレがあるじゃないか。
148名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:11:07 ID:bpi5PnLw
いや、146で空気悪いって言ってるのがそのクロススレだろ。
まあ、確かにすさんでるようだ。
>>133
甘なのはがあるじゃないか!
149名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:06:39 ID:/OoNWvpq
あぁそっか。「ここ」って書いてるから勘違いしてしまった。

StS7.5話相当で、久々に再開したなのはさんとユーノの話とか読みたいなぁ……
150105:2007/05/14(月) 21:20:23 ID:cATA8wKd
>>149
ごめんな、分かりにくい書き方しちゃって。
俺は落ち着いたところが見つかったら夢で見たネタを書いてみるよ。
ところでなのはとユーノの再開ってのは俺も読んでみたいな。
ユーノのあの扱いは酷かったからなぁ…
151名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:25:22 ID:ArAFxXKG
ユーノとなのはもいいが、ユーノとはやて、ユーノとフェイト、ユーノとヴィータなんかも良いなぁ。

個人的には、恋人ではないが大人の関係を結んでるユーノとはやてとか妄想してるが。
152名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:35:51 ID:MLdPrCaS
機動六課としての頼み事とか、調べ物を頼むのにはやてが
無限書庫に出向いてそうだしなぁ<ユーノとはやて

しかしマジでユーノかわいそう……アルフもだけど……
153名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:49:36 ID:/xVy5bZu
しかしまぁ
今回のSts リィン同人and SSネタ来たなw
製作者わざとか?
154名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:01:18 ID:CI9LA+Dz
はやてとAQOUSだっけ?あの二人も見てみたいな
ユーノはもうちょっと出ても良かった気がするよ
155名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:28:32 ID:xqxczkkl
「・・・あれ?」
「あ・・・どうも、こんにちわ」

こんだけだよな・・・ 淫獣のくせに(?)しゃべらなすぎだぜ
156名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:35:27 ID:w+qGXvXc
>>154
ヴェロッサ・アコース
ニコニコだともうAQUOSになっちゃったがw
157名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 23:13:50 ID:6WIIEZnY
ユーノの大人な関係とはこういうことか。

ふ、とユーノは目を覚ました。時計はまだ真夜中の時刻を指している。
隣で眠る女性を起こさないようにそっとベッドを抜け出したユーノはキッチンへと向かい、飲み物を手に再び寝室へと
戻ってきた。

スポーツドリンクを口に含み、ゆっくりと飲み干す。明日も仕事だ、早く休まなければ……。
頭ではそう思っていても、一度覚醒した頭は中々眠くはなってくれない。

ユーノはベッドで眠る女性を見た。数時間前は淫らな獣のように声をあげ、腰を激しく振り、自分の精液を貪欲に求めて
きたその女性は、今は別人と思えるような安らかな顔で眠っている。

その寝顔を見ているうちに、ユーノは自分の胸に罪悪感が宿るのを覚えた。
その罪悪感の原因は、なのは。そして彼女には内緒でその友人とこんな関係を結んでいること。
これがちゃんとした恋人関係であるならばまだ良い。しかし、ユーノと彼女は恋人ではない。

しかし、肉体関係は結んでいる。いわゆるセックスフレンドに近いかもしれない。お互いがお互いを求めた時、気が乗れ
ばする。大人な関係と言ってもいいかもしれない。しかし……。

(こんな大人になりたかった訳じゃ、ないんだけどな……。)

ユーノは自嘲気味に笑う。根が真面目な彼にはこんな関係はきついのかもしれない。
だが、ベッドで眠る彼女を大切に思うのも事実である。最初はただ関係を持っていただけだったが、いつの間にかなのは
と同じ、いやそれ以上の存在になりつつある。

ユーノは恋人ではないが大切な女性の傍にいるため、再びベッドに潜り込んだ。彼女の体温を感じながら、再び眠りに
落ちていった……。



こんな感じ。あえて名前は入れなかったので、はやてでもフェイトでもヴィータでもいけるぜ!!
158名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 23:50:28 ID:o3opM2+l
闇の書の暴走防御プログラム×なのは・フェイト・はやて。(ついででアルフとシグナム達+アリサ&すずか)
を希望
15994:2007/05/15(火) 00:37:52 ID:MtgCW9ZB
事の発端はスバルスレでふと目に留まった文からだ。
それがきっかけで、俺は普段来るはずも無いエロパロ板に来る事となった。

あ、別にクロスオーバーには反対してないよ。
むしろ後から、いろいろと都合よくなりますから・・・・・
160名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 00:59:11 ID:0dBPD9+x
クロスオーバーと言えば

9歳なのは&19歳なのはを共演させてみたい。
ちなみにフェイトを代表とした他のメンバーでも可
161名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 01:01:00 ID:nNkQw+de
やっぱクロスならなのちゃんとなのはさんだろ。

あの小説まだかな…
162名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 06:43:15 ID:oP0dFV5g
>157
>ふ、とユーノは目を覚ました。
「ふと」は副詞。「ふ」+「と(助詞)」じゃない。
この場合はどうみても前者のため、読点の位置が間違っている。

「ふ、と笑った」……笑い方を示している。
「ふと、笑った」……前触れもなく不意に笑っている。

区切るところで全く意味が違うものになる。
163名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 08:10:13 ID:0dBPD9+x
9歳なのは&19歳なのはの共演で思い付いた

9歳なのはが何らかの理由でストライカーズの時代に飛ばされ
19歳の自分と出会う
その後に敵が現れて19歳の自分の忠告も聞かずにガジェットドローンに攻撃し返り打ちに合い捕まり
生体ケーブルで処女を奪われる

9歳なのはが処女を奪われた途端に
何もしてない筈の19歳なのはの処女膜も破れ痛みでうずくまる

困惑するスバル達に居合わせたクロノが9歳なのはが処女を奪われた事により19歳でも処女を守ってる筈だった歴代が変わってしまったんだ!と説明

9歳なのはが犯され快楽の味を覚え調教されたら19歳なのはに悪い影響が出るから9歳なのはを優先的に助けるんだ!って指令を出す

その後にスバル達に助けられ一時的に六課が保護する事になった9歳なのはは六課の面々から慰められたり、サインをねだられたりされ

その光景を見て19歳なのははお尻がヒリヒリして歩くのがやっとな状態で
本人がココに居るのに何か納得出来ないとフェイトに愚痴を言う
164名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 10:21:04 ID:t2PnfYyI
はやて×ユーノを…
165名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 12:13:37 ID:lxExLlhX
>>164
はやて×ユーノ←なのは←フェイト


こうで(ry
166名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 13:23:46 ID:JZLirpXY
ヴィータ×ユーノを考えてみた


ヴィータ「…………」
ユーノ 「…………」

  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ユーノ 「…………や、やあ」





ヴィータ「はやてー! なんか捕まえた! 今夜これ食おうぜー!」
シグナム「ほう、昔を思い出すな」
シャマル「毛皮はあまり多く取れなさそうですねー」

ユーノ 「キュ!? キューキュー!!」

バッドエンドだった。
167名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 13:26:53 ID:Y9s7oeab
>>166
ふと気付いたが、八神家組ってユーノのフェレットモード、見たことあったっけ?
本編で彼と八神家面子会ってるシーンって対決シーンばっかだし、知らないのでは
なんで有り得るかもしれんそんなの
168名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 16:21:20 ID:t2PnfYyI
さっき過去スレみてきたんだが、249の〜少女の足は動かない〜そのBの続きが過去スレにあったら教えてくれ。
なければ投下キボン。
169名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 17:04:07 ID:9P38L+5j
7話みて

シャマルがコスプレフェチ
とか

ヴィータ×ティアナ &見物スバル

とか
170名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:58:55 ID:4cWRSizw
ここはスバルがザフィーラ人間形態を見て赤面だろ
171sage:2007/05/16(水) 00:52:55 ID:HEBctTOs
はじめまして。
実は現在キャロ陵辱ものがそろそろ書きあがるので01:20ごろに投下しようかと思うのですがよろしいでしょうか?
172名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:54:42 ID:HEBctTOs
>>171
ごめんなさい。
入力ミスりました。orz
173名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:58:12 ID:Y3t3Qrze
wktk
174名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:19:31 ID:rdfE4K0d
くるかな?かな?
175キャロ陵辱:2007/05/16(水) 01:29:18 ID:HEBctTOs
それでは投下します。
読むに当たっての注意点です。

1.陵辱系で救いがありません。
2.ティアナ黒いです。

以上のことに留意して読んで下さい。
嫌な場合はスルーをお願いします。
176キャロ陵辱その1:2007/05/16(水) 01:30:07 ID:HEBctTOs
「・・・・・う、ううん?」

ブラックアウトしていた意識がクリアになる。
彼女、キャロ・ル・ルシエはうつ伏せに倒れている自分を体を起き上がらせようと手を動かそうとする。
だがそれは叶わなかった。

「え?」

何故なら彼女の両腕は拘束具によって動きを封じられていたからだ。
当然、相棒ともいえるケリュケイオンもなかった。
あまりにも予想外の事態にキャロは混乱する。
なぜ自分はここにいるのか?

(フリード、フェイトさん、なのはさん・・・・・エリオ君、みんなどこにいるの!?)

キャロは必死に念話で呼びかける。
だが何も応答はなかった。
それもそのはずだ。
彼女のとらわれている部屋は犯罪者用の部屋で念話は勿論、魔法の類は一切使うことは出来ない。

(私、これからどうなっちゃうの・・・・・?)

彼女の心が不安で満たされていく・・・・・・
そしてその不安は彼女の想像を遥かに超えた最悪なものとなって実現することになる。

177キャロ陵辱その2:2007/05/16(水) 01:31:54 ID:HEBctTOs
某月某日・・・・・
八神はやて率いる『機動6課』は『新生時空管理局』によって『粛清』された。


機動6課は、本来『独自に行動できる部隊を結成することにより事件を早急に対応、解決する。』というはやての指針によって結成された特殊チームだった。
集められたメンバーはどれも様々な方面のエキスパートたち。
特にフォワード陣は分隊長の二人はオーバーSランク、副隊長の二人はニアSランク、隊員もまだ経験は浅いものの将来が期待される未来のエース候補がそろっていた。


部隊長のはやては管理局の、いや、どの大型組織の宿命ともいえる対応の遅さを嘆いていた。
助けたいのに助けられないもどかしさを感じたはやては4年前のある事件を機に独自に行動できる自分の部隊を持つことを決意した。
そしてその決意は4年の歳月を経て実現にこぎつけた。
そして6課としての初出撃も成功を収め順風満帆の滑り出しを見せたかに思われた・・・・・


だが、それを危険視している一人の上層部の人間がいた。

『強過ぎる力は災いしか呼ばない。』

これが信条である彼にとって6課は危険な存在でしかなかった。
当然、6課の発足に関して彼は最後まで反対を貫いた。
しかし管理局は、リンディ・ハラオウンやレティ・ロウランといった管理局中央では発言力の強い二人に加え、ミッドに大きな影響力を持つ聖王教会に所属し理事も勤めるカリム・グラシアをバックに持つ彼女をとめられるはずもなく発足を許してしまった。
彼はそんな弱腰な上層部に絶望し、クーデターを画策した。
次元の秩序を守るという歪んだ己が大義のために・・・・・
178キャロ陵辱その2:2007/05/16(水) 01:34:29 ID:HEBctTOs
彼は味方を集めることをはじめた。
幸いはやてにはかなりの敵がいた。
彼と同じく6課を危険視するもの・・・・・
彼女を出世を妬む者・・・・・
聖王教会に反感を持つもの・・・・・
そして、彼女が関わった『闇の書事件』の被害者たち・・・・・
彼に賛同した人間はかなりの数になった。


後はクーデターを起こすタイミングを間違えなければ事は成る・・・・・
そんな時、彼に思わぬ情報が舞い込んだ。
フォワード陣の一人が6課の任務から外されたのだ。


外されたのは、ティアナ・ランスター2等陸士。
ホテルアグスタでの任務で致命的なミスを犯し、その後の訓練で無理を諌めようとした部隊長のなのはに完膚なきまでに叩きのめされた挙句、遂には6課の任務から外されてしまったのだ。


彼はこれを好機ととった。
上手くいけば最大の懸念事項であるフォワード部隊を瓦解させることが出来る。


早速彼はティアナと極秘に接触し、彼女にクーデターの参加を呼びかけた。
ある『餌』を目の前にぶら下げて・・・・・


普段のティアナなら迷いはするだろうが断っただろう。
だが6課の任務から外され精神的に打ちのめされていた彼女はその『餌』につられ参加を容認してしまった。


そしてクーデター当日・・・・・
突然のクーデター軍の襲撃にフォワード部隊はスクランブル出撃した。
そして迎撃のタイミングでティアナは突如エリオとキャロを撃墜し反旗を翻した。
突然の事態になのはたちは混乱状態に陥りそこをクーデター軍に付かれあっけなく壊滅、6課の官舎も陥落した。


中央でもリンディやレティ、ギンガとカリムは囚われ、クロノとヴェロッサはクーデター軍の凶刃に倒れた。


そして現在に至る・・・・・
179キャロ陵辱その4:2007/05/16(水) 01:37:34 ID:HEBctTOs
「え?」

キャロが囚われている部屋の扉が開く。
入ってきたのは管理局の制服を身にまとった男たちだった。

「うわぁっ?結構可愛い子じゃん!!」
「お前って、ほんっとうにロリコンだな。」
「何だよ、だったら止めてもいいんだぜ?」
「いや、せっかくの機会だからやらせてもらうよ。」

入ってきた男たちはキャロに群がる。

(何、何なの!?)

男たちがこれからしようとしていることを幼い彼女が知る由もない。
一人の男がキャロに近づく。
キャロは身を強張らせた。
男は彼女の両腕の拘束具を外す。

「え?」

キャロは男の行動が理解できなかった。
なぜ今になって開放したのか?
その答えはすぐに出た。
男がキャロの上着を強引に引き裂いたからだ。
彼女のなだらかな双乳がむき出しになった。

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

彼女はパニックに陥り暴れだそうとしたが直ぐに仰向けに抑えつけられた。


「ぺったんこだなぁ。」
「そりゃそうだろ、なんたってまだ1×歳なんだし。」
「やだ、やだぁ!?」

男たちの手が外気にさらされた肌にまとわり付く。
手から伝わるその生温かい感触は彼女にとって気持ち悪いものでしかなく必死に抵抗する。
だが所詮は1×歳の少女。
成人男性の腕力に敵うはずもない。
そして一人の男の手がキャロのなだらかな双乳に触れる。
そしてそのまま優しく愛撫する。

「や、やぁ!?」

キャロは感じたことのない突然の感覚に悲鳴を上げた。

「へぇ、結構感度よさそうじゃん。」
「そういえば胸ないほうが感じるって聞いたことあるぜ。」
「なら、これならどうだ?」
「ひぃ!?」

男はキャロの乳首に吸い付いた。

(やだぁ・・・・・胸なんて・・・)

胸から来る未知の感覚にキャロは戸惑う。
性感をまだ知らないのだから当然のことだが。
だが、男の愛撫によってキャロの体に異変が起きつつあった。
180キャロ陵辱その5:2007/05/16(水) 01:38:28 ID:HEBctTOs
(体・・・・・あついよぉ・・・・・何なのこれぇ?)

愛撫されればされるほど体の熱ががどんどん高まっていく。
そして思考能力も低下し何も考えられなっていた。

「あっ・・・・・はぁ・・・・・あぅ・・・・・」

男の舌技のせいか、それとも元々そっちの素質があったのかはわからない。
いつしかキャロからの抵抗が無くなっていた。
ふと、男が乳首から口を離す。
かなり舐め回していたのだろうか。
男の口とキャロの乳首の間に唾液の端が出来て千切れた。

「うひゃぁ、乳首勃ってやがるぜ。」

男の言うとおりキャロの乳首は自己主張してるかのようにツンと上を向いていた。

「案外、あの執務官に調教されてたんじゃないか?」
「ええ、まさか?」
「知らないのか?
あの執務官、レズッ気あるって噂だぜ。」

男たちは口々に言う。
ちなみにその執務官は現在別室で男共にまわされているがそれはまた別のお話である。
181キャロ陵辱その6:2007/05/16(水) 01:42:44 ID:HEBctTOs
「さて、そろそろ御開帳と行きますか!!」

男はキャロの下半身に残ったスカートに手を掛け下のショーツごと引き千切った。
先ほどの愛撫の影響で思考能力が低下していたキャロは自分が何をされたのか気付くのに時間がかかった。
そして・・・・・

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キャロは我に返る。

「おお、毛がないぜ。
さすが1×歳。」

外気にさらされたキャロの秘部は汚れを知らず一本の線を描いていた。
男は指でその筋をさする。

「ひぅ!?」

キャロは敏感に反応する。
その反応に気をよくした男はその筋をさすり続ける。

「あっ・・・・・くぅ・・・・・あ、はぁぁぁぁ!!」

男の愛撫にキャロの声はどんどん大きくなる。
それと同時に彼女の秘部から尿とは違う液体のようなものがこぼれ出していた。

「おお、濡れてきてるな?」
「!?」

男の言葉にキャロの顔は真っ赤に染まる。

「それじゃ、もうちょっと解してみようか。」

男は愛撫を再開する。
再び襲い掛かる感覚にキャロはただ耐えるしかない。
そんなときだった、彼女が妙な違和感に襲われたのは。
それは普通の生活をしているのなら誰でもある感覚・・・・・『尿意』だった。

(やだ・・・・・やだよぅ、こんなところで・・・・・)

あまりにも異常な状況にキャロは涙をこぼす。

182キャロ陵辱その7:2007/05/16(水) 01:43:52 ID:HEBctTOs
「ん、どうしたんだい?」

男は秘部への愛撫を続けながら問いかける。

「お・・・・お願い、やめてぇ。」

キャロは涙ながらに訴える。

「どうしてだい?
気持ちよくないのかい。」
「うう・・・・・」

キャロは羞恥のあまり尿意があることを伝えることを躊躇っていた。

「正直に言ってごらん、怒らないから。」

男は優しく語り掛ける。

「あの・・・・私・・・・・トイレに。」
「ん、よく聞こえないんだけど。」

聞こえているはずなのに男は聞かなかったことにした。

「トイレに行かせてください!!おしっこが!!」

キャロは顔を紅く染めながら叫んだ。
男はキャロの羞恥に染まった顔をしばし眺めた後、こう返した。

「別にここで漏らしても構わないよ。」
「・・・・・え?」

男が何を言ったのかキャロは直ぐに理解できなかった。
183キャロ陵辱その8:2007/05/16(水) 01:44:34 ID:HEBctTOs
「いやいや、運がいいよ。
まさかこんな可愛い娘のお漏らしを見ることが出来るなんてさ。」

男の言葉にキャロの顔は真っ青になる。
男は小指を彼女の秘腔に照準を合わせる。

「!?・・・・・いや、やだ、やめて、やめてぇぇぇぇぇぇ!!」

男はそのまま彼女の秘腔に指を沈めていく。

「あ、あぅぅぅぅ!?」

キャロは必死に堪えようとする。
だがそれを嘲笑うかのように男はその小指を右に左にと回転させる。

「あああ、はぅああああ、いひぃぃぃい!!」

まるで電流を流されたような衝撃にキャロはのたうち回った。
そしてその衝撃せき止められていた尿口があっけなく決壊した。
それを見計らって男は小指を引き抜いた。

「はぅ!?はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

キャロの秘腔から黄金色の尿がアーチを描く。

(やだ、出ちゃってる・・・・・止まらないよぅ・・・・・)

放出はほんの数十秒だったが、キャロにとっては数分にも長く感じた。
そして放出が収まり彼女の足元には尿の水溜りが出来ていた。

「うう・・・・・ひっく・・・・・」
184キャロ陵辱その9:2007/05/16(水) 01:45:45 ID:HEBctTOs
キャロは泣きたかった。
フェイトやエリオにも見せたことはなかったお漏らしを知らない大勢の男たちに見られてしまったのだから。
だが彼女に休息は訪れることはなかった。
男が今度はキャロの秘腔に人差し指を差し込んだのだ。
男の指は愛液と尿を潤滑油にしてずぶずぶと入った。

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」


男は激しく指をピストンさせる。
指が抜き差しされるたびにキャロは悲鳴を上げる。
そしてその悲鳴が少しずつ快楽を示すものに変わりつつあった。

「ああああああああ、はぅ、あぅ、やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「やれやれ処女なのに淫乱だねぇ。」
「ま、そのほうが楽しめていいんじゃねぇか?」
「はぅぅぅぅぅぅ、やだ、やだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

快楽の海に投げ込まれたキャロに男たちの声は聞こえていない。
そしてお腹のほうから甘い痺れが襲い掛かってくる。

「やぁ、やぁぁぁぁぁぁぁ、なに・・・・・なにか、あぅ、なにかきちゃうぅぅぅぅぅ!!」
「ほう、それじゃあ・・・・・」

男はピストンの速度を上げる。

「ああ、あはぁ、くぁ、ら、らめぇ、やぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キャロの声のトーンが上がる。
そして男は止めとばかりに指を深く突き入れるのと同時に親指で彼女の秘腔の上にある秘芯を弾いた。

「ふぁぁぁぁぁ、あああああああああああああ!?」

これまでの以上の悲鳴が部屋に響く。
それと同時に彼女は体を弓なりにしならせ秘腔からは愛液が噴出した。
しばらく痙攣が続いた後彼女は仰向けに崩れ落ちた。
185キャロ陵辱その10:2007/05/16(水) 01:46:32 ID:HEBctTOs
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
「さて、そろそろ本番と行きますか。」

男はズボンのベルトを外し股間のチャックを下ろす。
股間から出てきたのはキャロの二の腕ぐらいの太さを持った肉棒だった。
男はキャロを抱きかかえ秘腔に照準を合わせる。
達してしまった影響か意識が霞みかかっているキャロが気付く様子はない。

「んん!?」

肉棒が秘腔に触れピリッとした感覚がキャロを襲う。
この刺激で意識が戻る。
そしてキャロが見たのは自分の秘腔に男が肉棒を挿入してる光景だった。

「やだやだやだやだやだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「こら、暴れるな!?」

キャロは抵抗しようとするが無駄な努力に終わる。
男は暴れるキャロを押さえつつ肉棒を強引にねじ込んだ。

「あ、がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

突然の激痛にキャロは絶叫を上げる。
いくら濡れていようもののキャロの膣内はあまりにも狭く、男の肉棒はあまりにも太かった。
それでも男は構わずに挿入を続けた。

「がっ、ふっ、はっ、はぁっ!!」
「くぅ!?ロリマ○コ、締まるぜ!!」

キャロは下から押し潰されそうな感覚に魚のようなパクパクさせる。
そして男の肉棒の先端部分が入りキャロの膣内へと侵入していく。
そして何かを突き破ったのと同時に肉棒は一気に子宮口まで突き進んだ。

「ぎ、ひぃ・・・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

破瓜の痛みにキャロは再び絶叫を上げる。
彼女の秘腔からは純潔だった証の血が愛液とともに流れ出していた。
186キャロ陵辱その11:2007/05/16(水) 01:47:51 ID:HEBctTOs
「良かったな、これで君も大人の仲間入りだ。」
「ああああああ、がふっ、ぐぅぅぅ、ぐひぃぃぃぃぃい!!」

男はグラインドをしながら問いかけるがキャロには聞こえない。
ただ痛みに絶叫を上げるだけ。
膣内も異物を押し出すかのように男の肉棒を締め上げるがそれは男に快楽を与えるに過ぎない。

「ひぐっ、あぅっ、がぁぁぁぁぁぁ、はぁぁぁぁぁぁ!!」
「やば、もう出る!!」

男は限界を感じ激しく腰を打ち付ける。

「がふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ぐひゅ、ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

あまりにも激しい突きこみにキャロの絶叫の音量がさらにあがる。
そして・・・・・

「ぐぁぁぁ!!」
「ああああああ、あつひ、あつひぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

男の肉棒が爆発し彼女の膣内を白く染めていく。

「あああああ、ぐっ、あぅっ、はぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

肉棒の放出はまだ続き熱さと痛みが彼女を苛んだ。
そしてその放出は終わり男は肉棒を引き抜いた。
ゴポンと音を立て彼女の秘腔から精液と血が流れ出した

「あぅ!?」

引き抜かれた感覚に彼女は反射的に声を上げる。

(フリードリヒ、フェイトさん・・・・・・エリオ君、助けて・・・・・)

キャロの脳裏には長年の相棒の竜と母親的存在の女性、そして自分に笑いかけてくれた同い年の少年の顔が浮かび上がっていた。


だが、もうその者たちと再会することはないだろう。
フェイトは別室でキャロと同様に男たちに輪姦され続けており、フリードリヒとエリオは実験施設に送られモルモットになってしまっているのだから。


涙でかすむ視界の中でキャロが見たものは別の男が自分の秘腔に肉棒を差し入れている光景。
そして挿入とともに彼女は再び絶叫を上げた。
187キャロ陵辱その12:2007/05/16(水) 01:49:10 ID:HEBctTOs
そして数時間後・・・・・・


「あはぁ、きもちいいよぉエリオくん。」

体中精液まみれのキャロは精を求めて貪欲に腰を振る。

「あ〜あ、壊れちまってるじゃねーか。」
「夢でも見てんじゃないのか、好きな男とヤッてるさ。」

度重なる輪姦の果てにキャロの精神は完全に崩壊してしまっていた・・・・・
今、キャロはエリオとやっていると思い込んでいた。

「くぅ、そろそろ出るぞ・・・・・」
「うん、いっぱいなかにちょうだいエリオくん。」

キャロは嬉しそうに腰を振る。
キャロの激しい腰使いに男は精液を膣内に吐き出す。
前から出された精液が逆流し秘腔からあふれ出す。
そして放出が終わり男は肉棒を抜き出す。

「あ・・・・・」

キャロは名残惜しそうな声を上げる。
かつて一直線の筋だったキャロの秘腔はすっかり伸びきっており膣からは精液と愛液の混合液が溢れ出していた。

「エリオくん、もっとちょうだい。
わたしにせいえき、もっとちょうだい。」

キャロは近くにいた男に近寄りその男の肉棒に吸い付いた。
そして他の男がキャロの後ろに回りこみ肉棒を彼女の秘腔に叩き込んだ。
彼女は肉棒を口から離し歓喜の声を上げた。


優しき、竜使いの少女はもうここにはいない・・・・・

188キャロ陵辱その13:2007/05/16(水) 01:51:03 ID:HEBctTOs
執務室で男はモニターを見ていた。
分割されたモニターにはそれぞれ男たちに輪姦されている女性たちの姿があった。
そこに映っていたのはなのは、フェイト、はやて、スバル、キャロといった機動6課のメンバー、そしてカリム、ギンガといった機動6課に繋がりのある人間だった。


あのクーデターの後、彼女たちを待ちうけていたのは管理局員の性欲処理係だった。
はじめは誰もが抵抗したが、魔力を封じられている状況ではどうすることも出来ず次々と堕ちていった。


「フン、所詮化け物もただの女か。」

新たに管理局のトップに立った男はつぶやく。
そこに呼び足しのコールがかかる。

「ティアナ・ランスターです。」
「入りたまえ。」

部屋に入ってきたのは元機動6課所属、現局長秘書をつとめるティアナだった。

「聖王教会から今回のクーデターの件に関して説明を求める文書が届いています。」

ティアナは持ってきた書類入りの封筒を彼に渡す。

「フム、やはりきたか・・・・・」
「如何なさるのですか?」
「まぁ、何らかの手は打っておこう。
近いうちに連中には潰れてもらわんとな・・・・・」

男は不気味な笑みを浮かべる。

「そういえば彼女たちは・・・・・?」
「今はこの通りだよ。」

ティアナの目の前にモニターが展開される。
モニターには男たちに輪姦され続けるなのはの姿が映し出されてた。
体中精液まみれで前と後ろの孔は肉棒の蹂躙を受けており、口にも肉棒が突き刺さっていた。
既に彼女の瞳は光を失っており、ただ肉欲に従うままになっている。
ティアナはモニターを操作すると画面が切り替わる。
どの画面も彼女の知っている人物が大勢の男性に蹂躙されていた。

「『出る杭は打たれる』・・・・・ザマァないわね。」

ティアナは邪悪な笑みを浮かべる。

「全くだ。
時に、執務官試験のほうは順調かね?」
「はい、局長の指導のおかげで何とかなりそうです。」
「ウム、がんばりたまえよ。」
「はい。」

そして再び二人はモニターに視線を向ける。
画面ではキャロが自ら股を開いておねだりしていた。

「くっくっくっくっくっ・・・・・」
「ふふふふふふふふふふ・・・・・」

二人の不気味な笑い声が執務室にいつまでもこだましていた。

END・・・・・?
189後書き:2007/05/16(水) 01:54:45 ID:HEBctTOs
スバルとティアナが被害にあったんだから今度はキャロだ!!てノリで書いてしまいました。
何か指摘がありましたらお願いします。
それでは・・・・・
190名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 02:16:25 ID:eTw9wXOI
なんという黒ティアナ…
思わずレナの口調で脳内再生してしまった…
間違いなく作者乙!

でも本編では寝返りなんてしないよねと思いたい
191名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 03:23:51 ID:FSF/mLEf
乙です!!
黒ティアナはガチで違和感なさすぎるから困るw
192名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 03:25:47 ID:KbiLTjBT
誰も突っ込まないからあえて言う・・・。


ユーノ君はどうしたああああああ!!!
193名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 03:38:28 ID:w2D8iyPF
乙。
なかなかよかったぞ。ティアナに黒キャラがなぜか違和感無く似合ってるw。同時刻の他キャラのSSもみてみたくなったな。とにかくGJ!
194名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 05:58:48 ID:opma+vJW
GJGJ!!!
やはりティアには黒が似合う

>>163
さあ、その欲望を文章にするんだ
195名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 06:12:08 ID:eTLpvkxA
内容はとてもGJ!!!
196名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 08:28:35 ID:NedTNbi9
>>189
GJ。しかし、ティアが黒化したといっても、なのはさんとか他の人は兎も角、2年以上も
コンビ組んできたスバルの不幸に対してあまりに平然としすぎているきらいはあるような。
あと、ここまで加担する動機も任務から外されたショックと『餌(=執務官)』だけではちと弱いなあ。
197名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 08:49:43 ID:rfY8nrGk
GJ!

>>196
スバルだけは自分が貰う〜って展開でもおもしろかったかもな
198名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 10:04:31 ID:wpaqThuv
内面葛藤というか、自分を納得させる理屈くらいはあってもいいかもねぇ
「わ・・私は悪くないよの・・」みたいな
まぁその辺は早々とぶっ壊れるのが好きな人とか理性をなるべく長持ちさせたい人とか
それぞれなんでは
とにかくGJ!
199名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 14:23:02 ID:eKGvpO+J
ティアナが黒いと聞いて、ティアナ×キャロと思った俺に何か一言
200名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 14:27:57 ID:rfY8nrGk
残念だったねぇ
201名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 15:05:16 ID:R4PgV8U/
まあ、最初のきっかけはそんなものさ。
202名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 15:24:36 ID:mkNntomc
>>200
じまんぐ乙
20394:2007/05/16(水) 23:49:47 ID:ygY0xaJk
      ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < 前スレ>>299-315>>353-365の新作まだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  都築輸送会社  |/

よかったら彼に話を伺いたいものだけど。
204名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 00:13:26 ID:Y9A3TGkv
キャロキターーーー
GJ これをまっていたー
205名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 06:05:45 ID:A/dBdt31
>>189
ナイスだBOSS!
不特定野郎プレイ好きとしてギガGJ!

俺としては他のはやてとかも見たかったし犯ってほしいくらいなんだが、
最初冒頭でエロゲよろしく黒ティアも犯られるものかと想ったんだがな?

また来て是非書いてくれ!
206名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 06:45:04 ID:e8IRgYyd
のろいうさぎ印の帽子を撃ち抜かれてキレたヴィータに圧倒され
ビルの中に吹っ飛ばされ防御してもシールドを砕かれて変身が解除され意識が朦朧としてるなのはに

ヴィータ「よくも、はやてから貰った大切な帽子を駄目してくれたな。ただじゃすまさない」と
なのはの足を開脚させ両手をロープで縛りハンマー型デバイスの回転する部分を秘部にあて割れ目にそってなぞり始める
足をジタバタさせ悲鳴を上げるなのはに

ヴィータ「悔しいか?悔しいだろ?自分の強すぎた魔力を恨みな」と責めたてる

シャマルが後はリンカーコアを奪えば良いだけだからもう辞めなさいと説得しようとしても
ただ闇の書の餌にするだけでは腹の虫が収まらないと無視する

何回も何回も絶頂に導かれ放心状態でグッタリして目が虚ろななのはを見て
ヴィータ「同じ女としての情けで処女は奪わないで置いてる」と解放する
後は闇の書とシャマルの到着を待つだけだとヴィータが安心した瞬間に

鬼の様な形相になったフェイトが
「よくも。よくも。私のなのはを・・・・・」って今にも斬り掛りそうな勢いでたたずんでいて。更に戦いは過激な方向に向かっていくのだった。

続く?

追伸。その後の展開はAs二話と同じ
207名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 10:58:52 ID:bVXsRcJj
>>206
私のなのは、ですかw
208名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 12:04:33 ID:fKo/xQNt
>>206
? えっと、これなに?
誰かのエロパロのあらすじを説明してるの?
プロットだけで満足しちゃったけど
せっかくのナイスな妄想がもったいないから書いただけ?

唐突だからビックリした。
209y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:14:16 ID:xGuQDTCb
>>53の続きです、一応終わりです エロ無です

戦いの場にはやてが加わった事によって形勢はもはや明らかになっていた
仮面の男は荒い息を上げていたその両腕に輝く黄金色のデバイスは片方が既に半ば機能を失ってパリパリと小さな音をたてていた
ザフィーラとアルフとの格闘・なのはの砲撃を凌ぎ続けトレードマークの黒い仮面も欠けて体のあちこちにダメージが蓄積していた

「終わりやね・・・・、おとなしく投降し・・」
沈黙する仮面の男にシュベルトクロイツをピタリと向け指揮官のはやてがそう言おうとした時
高速で飛来した黒衣の少女が戦鎚と一体となりそのスピードと勢いをそのまま体ごとはやてに叩きつけてきた
「え!?」
とっさに防御結界を展開したはやてをそのままビル壁面に弾き飛ばした
ビルの壁面に巨大な亀裂が走り、はやては防御結界ごと壁面を突き破って行き派手に土煙が舞った
「はやてちゃん!」
なのはが声を上げる

「・・う・・く・・・・・・・・・・・あいたぁ〜・・・もうーいきなりコレはないわ・・」
大きく空いた穴から声が聞こえ、中でガラガラと瓦礫をどかせながらはやてが上半身を起こそうとした
上空では仮面の男と黒衣の少女が背中合わせにアルフ・ザフィーラ・なのはに囲まれ対峙している
「ヴィータさん、・・・助かり・・ましたよ」
呼吸を整えながら男が低く呟く
「お父様・・・・なんて事・・・・・・・・こいつ等・・・許せないわ・・・・!」
怒りを紅い瞳に映した少女が改造されたデバイス、グラーフ・アイゼン・クラヴァールを構えなおした
「これで・・互角・・・・・・・・というほど現実甘くはありませんか・・」

男は嘆息して呟いた、少女を追って彼方から飛来してきて対峙した新手を見やる
シグナム・ツヴァイ・リインが少女を追って戦列に加わっていた
「そういう事だ、観念するんだな・・二人まとめて縛についてもらおう・・」
男の正面につけたシグナムがレヴァンティンを構えた、足元にベルカの三角魔方陣が展開する
リインは眼下で瓦礫に半ば埋まっている、はやての方へ飛んで行った一瞬チラリとツヴァイの方を見る

ヴィータ・ツヴァイは蒼白な表情で立ち尽くしていた
「・・・これはもう手段を選んでる場合ではありませんね、・・・・ツヴァイ!」
ビクリとと呼ばれた少女が反応した
何?とザフィーラとシグナムの視線が男の視線を追って後ろの赤いバリアジャケットの三つ編みの少女の方に向く
「緊急事態です・・、現在のあなたの任を解きましょう・・、この方々を排除して下さい」
そう言って男はシグナムを指差した
「何を馬鹿な・・」
そう言いかけたシグナムに唸りを上げてグラーフ・アイゼンが迫った
「なっ!?」
「うあああぁッッ!!!」
追い詰められた目付きをした少女が叫びごと振りぬいた
反射的にレヴァンティンを上げてシグナムが防ぐ
レヴァンティンとグラーフアイゼンと激突して火花を上げる、おそらくは動揺のせいだろうか一瞬の後
本来互角であるはずの両者の均衡が崩れシグナムが吹き飛ばされた
「シグナムさん!」叫んだなのはに向けて鋼球が走り、寸でのところでなのははそれを回避した
鬼気迫る表情でヴィータ・ツヴァイがそれを追撃する

(崩れた!)
包囲の一瞬の隙を見つけると男は黒衣の少女に目配せして壊れた片方のデバイスをザフィーラに投げつけた
振り払おうとした守護獣の手甲の上で爆発が起こり、近くに居たアルフごと爆風に飲み込む
見届ける事なく男が少女に残りのカートリッジを全て放り上空に跳んだ
「なのはちゃん!ザフィーラ!」
瓦礫の中で叫んだはやての目に
男から受け取ったカートリッジを装填すると連続でロードし薬莢を飛ばした
、異様な姿に膨れ上がったデバイスを大上段に構えた黒衣の少女が写った
紅い目がこれから引き起こす破壊の喜びに濡れて、その小さな口から呪文が詠唱された
「来たれ・・嘲笑する虐殺者よ・・その黒き翼に死と破壊を乗せ舞い降りよ・・・・・・・・黒龍豪来 シュツルムガルド!!!」
『ニーズへッグ・フォルム』
デバイス音がコールすると大量の巨大な恐竜の骨をかき集め、粘土ででたらめに固めたたような形状に変貌を遂げた
グラーフ・アイゼン・クラヴァールが黒い瘴気を纏って振り下ろされた
210y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:15:04 ID:xGuQDTCb
なのはと鍔迫り合いを演じていたヴィータ・ツヴァイが雷雲の渦巻く上空を見やった、その目が見開かれる
(やべぇ・・・あれは・・)
更に上空にマスターがこちらを見下ろしているのが見えた
(ダメだ、あたしごとこいつ等を殺る気だ・・冗談じゃねぇ・・)
とっさに鍔迫り合いをしていた力を緩めた、「あっ」と前に出たなのはの胸を蹴飛ばした
「キャアッ!」

吹き飛ばされるなのはに目もくれず離脱しようとツヴァイは首を巡らせた、ふとその耳に声が聞こえた
「早く、早く逃げるですよ・・」
「・・駄目やリイン足がひっかかって抜けへん、わたしは大丈夫やから先に退避しとき」
「そんなのだめです」
そこではやての腕を引っ張り精一杯の力で引っ張り出そうとするリインの姿が見えた

「・・・・・・くっ!」
形状し難いプログラムの感情の働きによりツヴァイは脱出しようとした足を急停止して上空を見やった
(何やってやがんだ!)
リインに向けたのか自分に向けたのか少女は心の中で悪態をついた
ツヴァイははやてと黒衣の少女の対角線上に飛び込むと振り下ろされる破壊の一撃に対して迎撃の態勢を取った
はやてとリインが驚いた顔で見上げる、一瞬だけそちらを見るとツヴァイは上を向き覚悟を決めた
(くそっ・・・もう間に合わねぇ・・・・防御結界を・・・・・・・・いや!)

ツヴァイは叫んだ
「グラーフ・アイゼン、ギガントフォルム!」
『エクスプロジオン!』
薬莢が打ち出され、ハンマーの両端が分離すると瞬時に巨大化して再装着した
上空の魔力が臨界に達しようとしているのを察知してツヴァイの額に一筋汗が流れた
「いくぜ・・・・・・グラーフ・アイゼン!あいつを・・・叩き返せーーーーーーーーー!!!!」
雷を纏った嵐が固体と化して空全体が落ちてきた、凄まじい魔力が圧力と負荷に転じ
その前に巨大化したグラーフ・アイゼンが立ちはだかった
二つのグラーフ・アイゼンがぶつかり合い、隕石が衝突したかのような巨大な衝撃が起き、世界が白熱した
「はやてちゃん!」
破壊の嵐が吹き荒れる中防御結界を張りなのはは叫んだ、シグナムやアルフ達も結界で必死に身を守っている
雷雲の上で黒衣のヴィータは一瞬下界の方を見やり、手を差し伸べた男の手を取ると共に消えた





「・・くっそ・・流石に・・・だめかな・・・・・あ・・・れ?・・リイン無事だったか・・何・・何で助かったのに泣いてるんだリイン・・」
気が付くとアスファルトに寝そべっている自分をヴィータ・ツヴァイは感じた、倒壊したビルの谷間に居た
動こうとすると胸の中央に灼熱の槍が突き刺さっているような痛みを覚えて呻いた
やっと首だけ動かすと折れたグラーフ・アイゼンの柄が自分の胸から飛び出てるのが見えた
(槍じゃなくて鎚か・・・そっか・・・悪かったなグラーフ・アイゼン・・・・・・お前には無理させちまったな)

苦笑すると口中に血の味が広がった
ツヴァイは自分の血が胸から泉のようにドクドクと流れ出て行くのを感じていた
突き刺さったグラーフ・アイゼンの柄は背中まで貫通していた
背中に暖かい血溜りの小さな池ができつつあった
(プログラムでも血が流れるんだな・・・・・・・死ぬのか・・あたし・・)
まるで命そのものが流れ出してるように力と体温が失われていく

211y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:16:18 ID:xGuQDTCb
「ドジっちまった・・・か・・・・」
ぽつりと言葉が漏れた、本当にドジだ・・何やってたんだろうあたしは・・先ほどの自分の行動を思い出し
赤毛の少女は自嘲の笑みを浮べた、マスターの作るプログラムは完璧なはずだったんだがな・・
ぽたぽたと涙が落ちてきた、ヴィータ・ツヴァイの上に浮かび見つめるリインフォースUの頬を伝い落ちてくる
「・・何だよ・・・馬鹿だなぁ・・リイン・なんで泣くんだ・・・あたしは偽者だって・・・・お前・・もう解ってただろ・・」
残りの力を振り絞ってツヴァイは手を伸ばすとそっとリインの小さな頬に手を寄せた
「・・・でも・・だって・・ヴィータちゃんは・・リイン達を助けてくれたです・・・・・・・それに・・ヴィータちゃんだって泣いてる・・ですよ・・」
リインが嗚咽を漏らした
(あたしが・・?)
掌を頬に当てると濡れていた、知らないうちに涙が頬を伝っていた
「ああ・・ほんとだな・・・アハハ・・・・なんでだろうな・・・」
「リインを守ってくれたですよ・・」

リインフォースUの顔を見ながらツヴァイの口からぽつぽつと言葉がこぼれ出た
「リイン・・、あたしな・・今まで嘘ついてた・・・・・あたしは本当の名はツヴァイ、マスターはそう呼んでた
オリジナルのヴィータのコピー・・
ずっと6課の内情をマスターに報告しててさ・・・それがあたしの生まれた理由だったんだ・・・・・・正直・・
そういう活動をするのが・・悪いってすら思ってなかった・・そうする事が当たり前だったからよ・・今でもそうかもしれねぇ・・
でも・・・ひょっとしたら・・もっと早くこうすりゃ良かったのかもしれないな・・お前等の事、割と嫌いじゃなかったよ・・
本当にさ・・任務の他は割りと真面目にやってたんだぜ・・なのはの護衛とか・・新人達の訓練とか
・・・はやて達とメシの用意だって・・・」
笑おうとしてツヴァイは吐血した、ケホケホと咳き込む

シグナムはそれを黙って聞いていた、将として主のために今すぐ少女を詰問したい義務感が沸いたが
憐憫の情が勝った、それがもはや助からない者に対する騎士としての礼だった
ヴィータはすでに足元からその存在が消え始めていた
アルフとザフィーラが鎮痛な表情で見つめる
「今度生まれてきたら・・」
夕闇が降りてきていた、ヴィータの表情が見えにくくなる、全員で仰向けに横たわる瀕死の少女を囲んで見下ろしている

当惑したなのはがはやてに尋ねた
「はやてちゃん、何とかならないの・・?」
はやてが厳しい顔で首を振った
「無理や・・さっきからやって見てるけど・・この子は・・・あたし等が思ってたヴィータちゃんやなくて
ヴィータちゃんのバックアップとして作られたプログラムみたいや・・本人ならともかく、あたしの管理権限じゃ・・どうにもならへん・・」
「そんな・・・」
最後の時が訪れていた
「・・・ごめんなリイン・・あたしお前等が・・本当に嫌いじゃなかった・・・だから・・リイン今度生まれたら・・本当に友達に・・」
そう切れ切れに喋る間にも消滅は胸元まできた
「ヴィータ・・ちゃん・・」
涙に濡れたリインの小さな手が少女の小指を握っていた、その手が消えバリアジャケットの手袋がリインの手に残された
涙に濡れた赤毛の少女の顔がリインの瞳から消えた
砕けたグラーフ・アイゼンが光の粒子に変換されると主を追うように空気中に拡散していく
はやては無言でそれを見送った

「うっ・・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・」
「おい・・どういう事だ?・・では本物のヴィータは・・」
言いかけるザフィーラを手で制するとシグナムが剣を収め、リインに歩み寄り話しかけた
「リイン・・すまないが、どういう事か知ってる事を我々にも詳しく話してくれ・・」
212y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:17:16 ID:xGuQDTCb
本部での襲撃脱走事件から3日が過ぎていた
いつものように秘書官から朝の報告を受けていた画面に異常が起きた
映像の中で報告を続ける腹心の秘書官の頭に突然画面に現れたオレンジの髪の少女の銃をつきつけられた
「こちらスターズ04 ティアナ 正面玄関確保しました!」
そう叫んでこちらを向いた、怜悧で、忠実な美しい秘書官が銃を突き付けられたまま、チラリとこちらを見ると口を開こうとする
「閣下お逃げくだ・・」
と言いかけて素早く少女に押され、取り押さえられた
「・・・・・・・・・」
沈黙して画面を見つめる男の背後に
大人数が部屋の前の階段を駆け上がる足音が響くのが聞こえた、豪奢なドアの方を見やって男は呟いた
「ふむ、なかなか手回しがよろしい・・」

シュバッ
電子ロックが焼ききられ、ドアが左右に開いた
地味な制服に身を包んだ6課部隊長・陸上2佐 八神はやてが立っていた
バラバラと赤毛の少年、青い髪のボーイッシュな少女、ピンクの髪のベルカ騎士、金髪の執務官が
その周りをガードするように室内に侵入した、こちらの面々は全員バリアジャケットを装着済みだ
デスク上の画面が次々に変わり各地点の映像を伝えてくる
「スターズ01高町なのは、屋上ヘリポート封鎖しました」 
「こ、こちらライトニング04キャロ・ル・ルシエ・・とフリード、え、えと裏口確保しました」
「こちらリイン、ビルセキュリティシステム制御権奪取しましたです!」
「八神部隊長、各隊封鎖完了しました」グリフィスが報告を締めた

椅子に座ったままそれをじっと眺める男の前ににエリオが進み出て柔らかな絨毯を踏み口上を述べた
「・・提督、抵抗しなければ、あなたには黙秘する権利があります、同意するなら武器を・・」
「エリオ!」
シグナムの声が警告を発した
赤毛の少年の上にソファーの陰から飛び出た黒衣の少女の戦鎚が振り下ろされた
「うわ!」反射的に腕を上げて防ごうとしたエリオのその上にバルディッシュ・アサルトが重なってその一撃を防いだ
「フェ、フェイトさん・・」
少年の頭上で振り下ろしたデバイスに力を込める少女に男から声がかけられた
「お止めなさいヴィータさん、そちらの部隊長さんからお話があるようです」
「・・くっ」

一瞬フェイトを睨みつけると黒衣の少女は飛びのいて、男の傍らに引いて構えた
「さて、はやて君・・話があるなら聞こうか」
「・・提督、できれば間違いであって欲しいと思うてました」
部屋の中央に踏み出したはやてが言った、チラリの横に居る黒い少女を見る

「ヴィータ・・・お前が・・・本物なのか」
主の傍らに控えるシグナムが絞るような声を出した
「ええ、そうよ・・・お久しぶり・・・と言うのは変かしらね、こないだの戦いではちゃんと思い出して頂け無かったみたいで
残念でしたわシグナム・・」
ふっ目を閉じ少女は微笑して答えた
「・・あの時私の感じた妙な違和感は間違いでは無かったたわけだ・・・・、どういう事だ?その姿は、なぜお前が・・6課を・・・・・
・・・いや、なぜ主はやてを裏切る、守護騎士の役目を忘れたのか、・・・・ヴィータ!」
少女はふんと顔を逸らした
「怒鳴らないで下さる・・目なら覚めてますわ、貴方よりもずっとね・・・私は見つけたのよ・・自分自身の人生をね
・・・シグナム、可愛そうなのはむしろ貴方の方・・・・貴方は未だ忠実なだけのお人形さんのままなのね・・」
「何・・・!」
激昂したシグナムがレヴァンティンに手をかけて身を乗り出そうとした
「もうええよ・・ちょっと私にお話させてシグナム・・」
低い、それでも断固としたはやての声に遮られてシグナムがまだ何か言いたそうなのを自制して押さえると主から一歩引いた
その手はレヴァンティンにかかったままだった

はやては表情を切り替えると厳しい面持ちで男に話しかけた
「提督・・・残念です、関係者及び、証拠は全て押さえさせて頂きました。上層部にもこれから数人逮捕者が出る事になります
・・・逮捕・・投獄は避けられないものとお考え下さい」
提督と呼ばれた男はゆっくりと頷きおもむろにパンパンと手を叩いた
誰も追従しない音が豪奢な室内に響く
213y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:18:16 ID:xGuQDTCb
「・・はやて君、まずは賞賛させてもらおう、実際見事なものだ、この短時間によくぞ・・・・と言うしか無いだろう・・
後学の為に一つ教えて頂きたいのだが・・どこからここまで辿ったのかね?」
ぴらっと、はやては懐からビニール袋に入った黒い欠片を取り出して見せた

「この破片・・・本部を襲撃して逃走した男の付けていた仮面の一部です
こちらの世界には存在し無い希少な物質で構成されたもので、扱える業者はごく限られています・・
後はそこの顧客データを洗い、提督の名前を発見した時私の中で全てが繋がりました、
ありえない戦闘力、私の騎士のプログラムの改変さえやってのける技術・・および設備、そんな事ができる人は限られています
現場に残された血や毛髪からDNAまではすぐに判定できましたが、重次元犯罪者データに該当する人物が在りませんでしたので
当初は手こずりました、まさか貴方ほどの地位にある方が・・
・・これが無ければあるいはここまで辿り着けなかったかもしれません・・」

男は納得したように頷いた
「なるほど、犯罪者データからは確かに私の記録は抹消しておいたはずでしたのでその点が引っかかりましたが・・合点がいきました
そうですか、確かに普段から愛用してる物の品質にはこだわっていた方ですがそれが仇となりましたか・・・」
男は引き出しを開けると欠けた黒いマスクを取り出しデスクの上にコトリと置いた

はやては視線をずらして傍らの黒いBJの少女に話しかけた
「ヴィータちゃん・・?」
はやては男の傍らに居る少女に向き直ると話しかけた
「リインからお話を聞いてる、少しは事情は解ってるつもりなんやけど・・貴方本当に・・」
黒いバリアジャケットの少女から遮るように答えがあった
「ええ・・・そう、・・そうですはやて、かつてそう呼ばさせて頂いた事、今でもちゃんと覚えています・・」
赤毛の少女は答えた
はやての瞳が揺れた
「覚えて・・るんや・・・・・・・なら・・なら、もう一度うちらのとこに戻って・・」
「それはできません・・残念ですけど・・」
漆黒の少女は静かに首を振り、かつての主の差し出した手をはっきりと拒絶した
はやては軽く動揺した
「・・・なんで・・・・どうしてなん?わたしは・・・姿が変わっても・・ヴィータちゃん・・
ヴィータちゃんはヴィータちゃんや・・・わたしは気にせぇへんよ・・きっとまた元の家族に戻れる
管理局の方かて幸い死人までは出てへん・・・
時間がかかるかもしれへんけど・・・みんなだって解ってくれると思う・・ザフィーラもシャマルもみんな待ってる・・だから・・・」
黒衣の少女少し悲しそうに目を伏せて告げた
「・・・はやて、貴方の前に居る者はあなたの知るヴィータでは無いのです・・
あなたと共にあった無邪気な幼い魂はもうここには在りません、そう言う意味では彼女は既に死にました・・
・・貴方の目の前に居るのは別のヴィータ・・・
生みの親を捨ててでも別の物をとった・・・騎士の義務より、主の命よりもそれを優先させる・・そういう女がここに居るだけです」
「・・女・・・・・・・・     
・・・私より大事な・・・もの・・」
はやてが呻くように一言一言呟いた

「八神二佐・・」
フェイトが呆けた感のあるはやてに気遣いながら声をかけた
はやてがハッと我に返り居住まいを正した
「・・提督・・・・・・・・それからヴィータちゃん、色々とまだ聞きたい事はあるけど・・ここでこれ以上の話合いは無用のようやね・・
後の話は本部でお伺いします・・・・・・みんな」
はやてが手を上げた
左右からスバルら隊員が二人を拘束すべくデスクの方に踏み出して行った
「わっ!」
手を出したスバルが右手を弾かれ声を上げた
男を中心に半透明の赤いドームの輪郭が一瞬浮かび上がると、ふっと消えた
逆側のエリオも同じように弾き返され尻餅をついている
「これって・・」
「結界・・・」
フェイトが呟いた
「無駄な足掻きを・・」
笑止とばかりにシグナムがレヴァンティンを構えた、デバイスは既に炎を纏っている

214y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:18:57 ID:xGuQDTCb
「・・お待ちください」
男が言い手を挙げた
「こんなもので貴方方のようなSクラス揃いの魔導師達を防げるなどとは考えては居りません
ただ、少し説明のための時間を頂きたく小細工をさせて頂きました・・
本気で貴方方に攻撃されればものの1分も持たないチャチな結界です、
その上で説明させて頂きます・・・何
私が説明する事もこれからやる事も10秒もかかりません、・・・・この建物全体を爆破します
・・・皆さんを巻き添えにしたくはありません、なるべくお早めに立ち退き下さい・・・」

「な・・」シグナムが声を漏らした
「リイン!」フェイトが画面のリインフォースUに向かい叫んだ
「こ・・こちらからのセキュリティの制御は完璧です!他にシステムから爆破させるような要素は見当たりません」
あたふたとリインが答えるのを受け
「え?じゃあ」とスバルが男を見る

男は慌てる様子も無く続けた
「・・その通り、制御プログラムは未だそちらにあります、私がやる事はもっと単純にして原始的な方法です」
男がそう言って青く光る宝石を目の前にかざした
「ジュエル・・・シード?」画面のなのはが驚いて呟く、目の前に居るフェイトも良く見覚えのあるそれに驚きを隠せない
男は滑らかに説明を続けた
「本物ではありませんよ・・とある知人から入手したレプリカです・・・・が
付与限界を超える魔力で暴走させればこのビルの1フロアを吹き飛ばす事ぐらいはできるでしょう・・」
言いながら既に男の手元が輝き膨大な魔力が小さな宝石に凝縮して行った
「馬鹿なお前も死ぬぞ!」とシグナム
男は答えない、代わりに握られた宝石が眩しく明滅し臨界に達した事を告げた
「ヴィータちゃん!」画面のなのはが叫ぶ
ヴィータが画面のなのはを見つめ一瞬懐かしそうに微笑むと視線を外し男の元に寄り添った

「この部屋の他にも同様に量産したレプリカのジュエル・シードを収納している部屋がいくつかあります
連鎖爆発でどこまで被害が広がるか・・・私にも解りませんが・・では皆さんのご無事をお祈りいたします・・・」
恭しく一礼するとヴィータの手を取った男は臨界まで達した魔力の塊となったジュエルシードをゆっくりと掌からこぼした

「みんな逃げてーー!!!」
はやてがそう言うのとシグナムがそのはやてを抱えて窓を叩き割りビルから飛び出るのが同時だった
巨大な魔力を許容限度一杯に詰め込まれた危険な宝石が床に接した
視界が白く包まれた
近代的なビルの一角に閃光が走ると爆発が巻き起こり、黒煙を上げ、轟音と共に崩れ落ちた
続いて爆発が連鎖してビルの壁面から次々に火柱が真横に伸びた
ガラスとコンクリートが爆破によりバラバラと降り注ぐ
既にビルから離れたキャロとティアナが落下物を避けつつ遥か上を見やって同僚の名を叫んだ
215y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:19:41 ID:xGuQDTCb
「・・以上が今回の事件の顛末、及び報告の全てです」
フェイトがはやてに向き隊長のみの会議を締め括った
「ん、ご苦労さんや・・」

日が傾きかけた、もう司令室には3人しか残って居なかった
トントンと書類の束をそろえてはやては部下をねぎらった、腕に包帯が軽く巻かれている
「はやてちゃん」
「ん?」
なのはが声をかけた
「何?なのはちゃん」
「あの・・・これで本当に・・この事件これで終っていいのかな?私思うんだけど・・・・」
「・・うん解ってる、多分なのはちゃんが考えてる事は私も解るつもり、でもええんや・・」
静かにはやてが言った
「現場からは結局遺体は発見されなかったそうですね・・」
フェイトがなのはの言葉を補完した
「うん、でもな・・正直に言うと二人の遺体が発見されなくてホッとしてる・・
・・私・・・本当はね・・・本当に遺体が発見されたらどうしようかっておもてたんよ・・
指揮官失格やね・・・姿が変わったとは言えやっぱり私にとってヴィータちゃんはヴィータちゃんや・・家族やもんね・・」
なのはとフェイトは何も言えず黙って聞いた

「それとあと・・本人からはっきり拒絶されたのが・・・わりとショックだったかな・・どんな顔してまた話かけてええのやら・・
・・私やっぱりヴィータちゃんがずっとあのまま家に居てくれるのが当たり前の姿やとずっとそう思うてたけど
それは結局はあの娘らの事をプログラムとしてしか見てへんかったのかもしれへんて・・なんや思い知らされたみたいで
考えて見ればそれは自分勝手な考えかもしれへんかったかなって・・・ちょっと痛かった・・

・・・シグナムもシャマルの事もいつまでも私の人生に付き合わせて、それでええのかなって・・
そんな事考るきっかけになった・・シグナムは絶対そんな事言わへんやろうけど・・
・・あの子らにも騎士である前に一人一人の女性なんやから・・いい人ができれば
・・私と離れて暮らす幸せがあってもええよね・・・・・それは・・・できれば・・あたしはずっとみんなと一緒に暮らしたいけど・・

・・あー!そう言えば、最近ザフィーラはアルフと仲がええかなーあの二人っくっついてくれたらウチとフェイトちゃん家が
親戚付き合いになって私は嬉しいんやけどねー、・・そう言うのはもうええなーそういうのは大歓迎や・・・」
努力して最後を明るくはやてはそう締めて、ちょっと微笑んだ。
フェイトが家族の話の間中、寂しそうにしていた顔を少し綻ばせて笑顔で答えた
「そうだね」

「はやてちゃん・・・」
「ん、・・だからええんよなのはちゃん、・・・まぁちょっと可愛い娘をやるにはヤクザな男みたいやったけど・・
それがあの娘の選んだ人生や・・親がどうこう言っても仕方あらへん・・
よしんば、あの二人が生きてたとしてまた事件を起こせば、その時はまた改めて6課がそれに応じて新しく動く事になるだけの事や
・・・起きんでくれればそれに越した事はないけど・・私はそうなって欲しいと望んでる・・」

無理かなぁ?あの二人やし、とはやてはギシッと椅子に寄りかかって苦笑いを浮べた
「・・もしかのそん時はまた二人に力を貸してもらうようお願いする事になるやろね・・またなのはちゃん達に迷惑かけると思う
ごめんな・・煮えきらん指揮官で、今回これが私の精いっぱいってとこなんや・・・・」
書類を持ち椅子から立ち上がりると、はやては言った
「・・うん」
「・・そんな事は私達は・・気にしないけど・・」

あ、でも、とフェイトが尋ねた
「じゃあ・・はやては・・・本物のヴィータちゃんは生きてるって確信があるんだ?」
はやては「うーん」とちょっと首を傾けて頷いた

216y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:20:21 ID:xGuQDTCb
「半分確信みたいなもんがあるかな・・
もともとうちの・・夜天の書の守護騎士プログラムはもともと半独立して動いてたみたいなもんやしね
私も普段から完全にあの娘らの行動を把握してるわけやないから・・そういう事からは確実に解らへんのやけど」
椅子を収納しながらはやては続けた
「でも私はそういう事じゃなくて感覚としてあの娘が生きてるって気がするんや、あるいはーこれが
・・夜天の王としてのカンなのかもしれへんね?・・だから全然理由になって無いけどヴィータちゃんは今はもう
・・・・・私の手を離れて遠いところで自由に生きたい世界で生きてるって・・そう感じるんや・・もっとも
・・ただの私の願望なんかもしれへんけどね・・」

ちょっと寂しそうな表情でそう言うとはやては書類をカバンにしまい留め金と止め、外套を羽織った
フェイトとなのはは頷いた
「そうだね、できれば・・・今度は事件以外の別の場所でヴィータちゃんに再会できたらいいね」となのは
「実現の可能性ははどうかと思うけど・・・」そうだねと、フェイトが微笑して頷いた

「よーし!、じゃあ今回の事件はこれで終わりや!」
包帯を巻いた手をパンと合わせてはやては宣言した
「それじゃスバル達も待ってる事やし、みんなでパーッと食べに行こ!
・・・キャロも脱出の時エリオ君の事心配で大騒ぎしとったみたいやし
打撲と切り傷ぐらいで済んで良かったけど、もしもの事があったら私がキャロに殺されてたわw
みんなたくさん食べてはよ元気にならんと・・あ、スバルはあれでカスリ傷一つ無いんやから大したもんやね〜
なのはちゃん、やっぱ期待できるわあの子ら、絶対これから伸びてくれると思う」

急に元気になったようなはやての声が響く
「え、うんそうだね」と目をぱちくりさせるなのは、でも、から元気なのかなと内心思う。
あ、そや、と何か思い出したようにはやてが言った
くるりとフェイトの方を向く、え?と言う顔のフェイト

「なーんや?そう言えばフェイトちゃんはこないだ本部が襲撃されてた時、私やなのはちゃんがそりゃもう必死で闘ってた時
・・一人ラブラブなシーンを見物してたそうやね・・・
そないな面白い話独りだけ独占やなんて親友に対して酷いなぁ
・・・・今日は埋め合わせの為ゆーっくりとそのお話聞かせてもらおか・・?」
はやてが二っと笑って、フェイトにウインクした

ラブラブ?唐突な言葉になのはがフェイトを見た
ギクリとするフェイト
「え・・・あ、あの、それは、その・・どうしてはやてちゃんがその事を・・・いえ、じゃなくて誰が、・・ま、まさか・・エリ・・」
突然の事に顔を赤くしてパクパクと金魚のようにして慌てるフェイトを楽しそうに
ニヤニヤした司令官ときょとんとした顔をしたなのはが見つめている
「わ、私何も知りませんから!ティ・ティアナ達の事とか何も見てませんから・・・・おさ、お先に行ってますね!」

慌てて制服を胸に抱くと勢い良く回れ右をした金髪がドアにぶつかった
ゴン
いい音したなぁ・・・腕組みしたはやては目を細めるとそう思った
「だ・・大丈夫!?フェイトちゃん・・」
うずくまっておでこを押さえるフェイトに慌ててなのはが駆け寄ろうとする
「だ・・大丈夫、大丈夫だから・・・」となのはを手で制して、ヨロヨロと退出していくライトニング隊長
「さて、それじゃ私らもいこか、なのはちゃん、みんな待ってるし」
クスクス笑いながらフェイトを見送ったはやてが荷物をまとめて、ドアに向かった
「うん  ・・だね」
なのはがにっこりと頷くと
ようやく全てが終った6課に落日の光が差し込んできた

夕日に眼を細めたなのはがはやてに促されて一緒に退出してドアがパタンと閉まった
217y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:21:03 ID:xGuQDTCb
月明かりりが煌々と照らす夜の海岸線を1台のオープンカーが走っていた、夜なのに幌も付けてない
エアカーが当たり前なミッドにおいてアンティークに近い内燃機関のタイヤ車
左運転席には青年と呼ぶには少し無理が出始めた30歳前後の若い男
助手席に婦人が被るようなつばの広いエナメルレースの輝く帽子を目深に被った黒いゴシックロリータ調の少女が乗り込んでいた
(結局全てを失ってしまいましたか・・)
端正な口元が歪み自嘲気味に男はそう思った

計画は至って順調だった
もう少しで全てを男は若くして権力の頂点を極めるつもりだった
卓越した魔力で子供の頃には既に周りの大人にすら恐れられていた
それ故か、10代の終わり頃にはいっぱしの重次元犯罪者で、数々の優秀な時空局の追っ手や執務官を返り討ちにし
同業者を出し抜き、いくつもの罪状を抱えて多次元世界を我が物顔で渡り歩いていた
一対一で遅れを取った事などただの一度も無く、自分の力で出来ないことなど何も無かった
管理局の罠に落ち、掴まって矯正施設に放り込まれた後ですら、不遜な考えは微塵も変わらず
それをむしろ証明するように、世をのし上る機会に変え時空管理局内で人脈を作り、提督にまで上り詰めていた
優秀でありさえすれば元犯罪者にもそのような抜け道が管理局にはあるのだ・・

残った仕事と言えば地位だけは高い無能な老人どもの機嫌を取りつつ蹴落とす機会を待つだけ、・・それだけだった
それが・・・一人の少女の気紛れをきっかけにあっと言う間に全てが崩れ落ちた
あっけないものだ・・少し嘆息する

その原因となった傍らの少女を見やる、紅い髪を夜風になびかせ
月明かりの下で幻想的な夜の黒い海に視線を送っている
今回の件にしても彼女の気まぐれが引き起こした事がきっかけだったが不思議と怒る気にもならなかった
(何せプログラムしたのは他ならぬ私ですしね・・)

かつてはこの娘のオリジナルを捕らえ陵辱の限りを尽くしいったんは精神が壊れるところまで犯し尽くした
その後強制的にその体を15歳相当に成長させる強化プログラムを組み込んだ上で自分好みに再教育という名の調教を施した
かつてその少女は紅の鉄騎と呼ばれていた、紅の鉄騎ヴィータと

ある日、夜伽をさせ終えたベッドで彼女に尋ねて見た

「いいですか?再プログラムするに当たってヴィータさんには、あえて昔の記憶を
・・陵辱された記憶を残して置きました、むろんわたしの存在も含めてね・・
新しい貴方の人格もそのレイプされた記憶を過去の自分の出来事として認識できるはずです・・どうですかヴィータさん?
今・・貴方の目の前にいる男が居ます、貴方の純潔を奪い・・メチャクチャにした張本人が・・今・・私を殺したくありませんか?」

そう告げ紅い瞳を覗いた・・洗脳と教育が相反発する記憶をどれだけ抑えられるのか確認するつもりだった
(・・・・と言うのは建前で実際は記憶とプログラムされた愛情の狭間に苦悩する少女の様を見たかっただけだったのだが)
どんな小さな反応も見逃さないようにじっと待った
しかし答えはそっけなかった、
赤く長い髪をしっとりと情事の余韻の汗に濡れた体に纏いつかせた少女はうつ伏せで、こちらを見たまま少し沈黙すると
赤い唇を小さく開いて答えた

「そうね・・・お父様は本当に酷い方でしたわ・・」

そう言ったきり妖艶に微笑んだだけだった
嗜虐的な喜びを漉かされて当惑したのは自分の方だった
そうだ、そういえばこの娘が私の事を勝手にお父様と呼び始めたのはいつだっただろうか・・・
218y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:21:45 ID:xGuQDTCb
強い風が少女の帽子を飛ばしあっと言う間に彼方へ運び去った、少女が「あっ」と声を上げた
月明かりが風に乱れる髪を透かして髪の一筋一筋をルビーのようにきらきらと輝かせて
夜の海を背景にした少女の横顔を神話の月の女神のように美しく見せた
「・・・・・・・・・・」
ふと少女が飛んで行く帽子から残念そうに顔を戻すと沈黙して見つめる自分の目線に気が付いてこっちを向いた
長い艶やかな赤い髪を掻き揚げて飛んでいく夜風になびかせながら言った
「お父様・・・?どうかしまして?」
男は夜と同じ色の瞳を少女の真紅の瞳から外し、進路上に戻して答えた
「いえ・・・何でもありません・・・少しヴィータさんの横顔に見とれておりました・・・・ただそれだけです・・」
キョトンとした赤毛の少女がしばらくしてクスクスと笑いはじめた
笑いが収まるとそっと抱きついてきた
「可笑しいですかね?」
「・・・ええ、・・・・変なお父様、そんな事言われたの初めてですわ」
「・・・そうでしたか」
「ええ・・そう、・・そんな優しいお言葉、一体、今度はどんな悪事を企んでいらっしゃるのかしら・・」
普段の冷酷な表情からは想像もつかない安らいだ表情を浮べると、抱きついた黒衣の少女はクスクス笑って言った

男の脳裏にふいに考えていた答えが浮かんだ
これは・・・・・・
(ひょっとしてミイラ取りがミイラになったと言う事でしょうか)
ふいに訪れたその自分の考えに笑いがこみあげた
なんと・・・私のこの形容しがたい感情・・・、今まで幾つもの夜、あらゆる目的の為、体を重ねた女性は数知れませんでしたが・・
片手をまわしSSランクを超える魔力と破壊力を秘めた殺戮マシーンである少女の細い体を抱き寄せた
何の抵抗もせず自然に体を預けてくる彼女が何と愛らしく、壊れそうに華奢に自分には感じる事か・・

もう若いとは言えない自分がどうやら生まれて初めて恋らしきものに目覚めたようで、その事実に多少当惑した
全てを失ったつもりが、今初めて人生で確かな何かを手に入れたのかもしれない、何とそれも自分で組んだプログラム人格相手にだ

どうにかその青臭い気分に、こみあげる笑いの衝動を抑えると、男は努めて紳士的に言った
「さてさて・・それではヴィータさんこれからどうしましょう・・・私は特に行き先の予定はありませんので
・・・ヴィータさんのご希望があれば最大限それを尊重したいと思います・・ご希望はありませんか?」

返事を待った
闇の中の炎のような赤毛の少女は少し考えると、瞼を閉じ男の膝で答えた
「・・できるなら・・お父様と一緒にこの星空の果てるところまでどこまでも・・」
詩を詠うように美しい声が風に飛んで行く
「・・・・・了解、では我が姫君の望むがままに・・・」
一つ笑いをひらめかせると男はアクセルを踏み込んだ
漆黒の闇の中をスピードを上げたヘッドライトが小さく遠ざかって行った

END
219y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/17(木) 12:29:47 ID:xGuQDTCb
以上これでこの話は終わりです
いやホント、、エロくならなくてすいません、読んでくれた人居ましたらありがとう
・・・本人もなんとかしようと思ったけどどうにも戦闘が忙しくてさせてもらえませんでした・・orz
書き終えて、はやて以下3人娘に手出しできなかったのが何とも心残りです・・
とくにはやて・・「なんでうちやねーんw」とか言われてる気分で悔しい限りです
書いてる方もイロイロ溜まったので次は活躍させてあげれなかった3期メンバー事も踏まえて
エリオ君主役で書こうと思います、最初の犠牲者はフェイトかな・・w
エリオ×フェイト(前の方が攻めでしたっけ?合ってるかな)
ではでは
220名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 13:19:09 ID:BA8LNbZH
>>219
つまり、エリオ×三人娘!?
221名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 13:52:16 ID:6Qa5PC5e
>>219
完結乙!
てか自分、戦闘シーンが全然書けないんで、ウラヤマシスw
2226課の落日:2007/05/17(木) 16:03:26 ID:PCyDeD6i
>>190-198
>>204-205
どうも、キャロ陵辱の作者です。
感想ありがとうございます。
微妙に好評みたいだったので『6課の落日』シリーズとして他のヒロインも書いてみようかと思います。

現在、スバル&なのは陵辱もの、はやて&リィンUの親子丼(?)ネタの2つを構想、執筆中です。
当然ながら救いのない陵辱ものでティアナがさらに黒くなる予定です。

>>219
完結乙です。
エリオ主役ネタ楽しみにしています。
223名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 16:30:52 ID:A/dBdt31
>>219
うん、ええな
並のなのはの原作準拠よりよっぽど読ませてくれるな

コピーが原作なのはさんの重傷シーンを当てて見てしまったよ
ヴィータは根元のえろげ扱いはあんまだったけど、結果的に良かったな…艶のかかった15の女ヴィータも
過程はどうあれ自分自身が納得した幸せを手に入れたのが良かったかなGJ!!

>>222
やったー!
おお〜そういう組み合わせもイイね〜
黒ティア楽しみにしてますサァ!
224名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 16:47:40 ID:LN6GsIoz
6課の落日の作者さんGJGJGJGJGJ!!!

キャロ陵辱SSホント最高でした!!!

続編も楽しみにしてますよっ!!
225名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 17:15:09 ID:bJFM656P
>>220
いやいや、ここは優しく三人に性教育されるエリオで…
226名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 18:23:36 ID:uwxaQQfj
>>225
なのはとフェイトに初体験をサポートして貰うキャロ×エリオも捨てがたい。
227名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 18:31:27 ID:sCKhW/qx
>>226
 エリオが受けなのかw
228名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:11:24 ID:DLpjh4/D
当然だろ
229名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:26:47 ID:cxlo+zb4
>>227
なのはとフェイトがいることで
エリオが攻めるシーンが想像できないw

キャロとエリオだけならなんとか想像できるんだけど(それでもキャロが主導権を握ってそうw
230名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:29:20 ID:wR1qMXDx
フェイトさんのパンツ盗んでオナニーしてたら,物音がして慌てて,ロッカーに隠れたら,
ロッカーの隙間からフェイトさんと副隊長がいて,
「まんざらでもないんだろ?」
「シグナムは意地悪です」
みたいなやり取りがあっていきなり目の前でエッチする。
終わった後,自室に戻るが,眠れなくなる。
翌日,眠れなくて訓練に集中できなくて,シグナムに呼び出される。
実は昨晩のことがばれており,見物料と称していきなり押し倒されるのだった・・・

てな,感じのSSが欲しいです
231名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:44:12 ID:MAnAICJa
この作品の男が攻める様を想像できないwww
クロノが、嫁(エイミィ)と義妹(フェイト)に、ユーノが、なのはに
エリオが、六課の女性陣全員に攻め立てられてるSS見てぇぇぇ!
232名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:57:00 ID:DInCu/PX
>>231
>この作品の男が攻める様を想像できないwww
それは、君がこの作品で最も漢らしいキャラを忘れているからだ。
233名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:57:27 ID:FKIowWpO
ザフィーラか!
234名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:36:25 ID:wR1qMXDx
あれ? ゲンヤ・ナカジマさんは・・・
235名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:41:45 ID:fKo/xQNt
ジュエルシード発動させたカップルの片割れじゃね?
236名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:44:38 ID:cxlo+zb4
>>235
あのサッカー少年かw
237名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:47:12 ID:K2NqhDX3
懐かしいなw
238名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:29:53 ID:l+zZiDcn
ここ数日来てない間に神SS達が投下されているではないか!!

キャロたん分のおかずが足りん!と思っていた俺も大満足だ!六課の落日GJ!!
>>219も祝完結!とても興奮して読ませていただきました!GJGJ!
239名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:23:49 ID:utZ70oj+
無印の何話だったかでアルフがプレシアに反逆した際に
負けた後に逃げれずに捕まってフェイトの目の前で自分に逆らったらこうなると言うミセシメも兼ねて魔物に凌辱されたり三角木馬や鞭で調教されるアルフ


動物をベースにしてる以上は避ける事の出来ない盛りの季節の誘惑に負け

アルフがザフィーラと
リーゼ姉妹がクロノと
色々やっちゃう
240名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:35:11 ID:UQXd1lYs
>>225
エロそうな光景だ…
241名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 01:33:25 ID:nPxM7vog
>>219
ターンA氏
超GJ!!!!!
242名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 11:07:22 ID:YxaKH+41
>>219
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏GJ!!!!
243sakura(っ´▽`)っ ・・・:2007/05/18(金) 23:36:24 ID:YxaKH+41
誰も書き込まないようなので、以前どこかにあった「ユーノ動物Verがはやて宅にいったら」的なのを暇だったんで少しだけ書いてみた。俺なんてどうせ文才ないし、キャラの話し方とかも、あまりわからないけどよかったら、善し悪しの判定、及びアドバイス、お願いします。
244sakura(っ´▽`)っ ・・・ :2007/05/18(金) 23:37:50 ID:YxaKH+41
僕はユーノ・スクライア。無限書庫の司書長(の予定)だ。今日は、はやてに逢って、いろいろと話そうと思っている。なぜかフェレットverの姿であるのは、そのほうが移動中に目立たなくて済むし、なによりエネルギー効率がいいからである。
「さて…それじゃ、入ろうかな」
人間の姿なら、不法侵入になるのだが、動物なので問題ない。
そうして、入ろうと思ったときだった。
「ん?なんだこいつ?」
突如として、体が浮いた。みると、赤髪の少女、否、ヴィータに背中をつままれ、もち上げられている。
「や、やあ…」
一応挨拶を返す。しかし聞こえていないのか、訝しげな視線を僕に送り続けている。
(聞こえていないのかな…)
「こ、こんにち…」
「はやてー、なんかうまそうなの見つけたー」
「キ、キュウ!?」
その後、シグナムとシャマルが後ろから現れ、なにやら話し始めた。
「小さいな…あまり量は期待できなさそうだな。」
「毛皮なら高く売れそうね〜」
(なんかわかんないけど、ピンチ!?)
「キューッキューッ」
何とかして逃げ出そうと、必死にもがく。
「あ、こら、あばれるなー」
「私達の言葉がわかったのかしら」
「だとしたら、尚更興味深いな。一度解剖してみるか」
(や、やばい!このままだと、確実に殺られる!)
身の危険を感じたユーノは、もがきつづける。しかし、必死の抵抗虚しく、もう駄目かと思われたとき、一人の少女が現れた。
「みんな、どないしたん?」
はやてだった。
「はやてーこれ食えるかなー」
そういって、ヴィータが僕をはやてに突き出す。
「キューキュー、キュキューキュー」
僕ははやてに必死になって助けを求めた。しかし、慌てていて日本語?で言っていないため、わかるはずがない…のだが。
「わぁー、なんやのこれー。かわええなあー」
そういって、僕を抱き上げる。
「毛皮もフサフサやなー。なあ、これ家で飼ってもええ?」
毛皮の感触を楽しむように、はやてはユーノを抱きしめた。小さくとも、柔らかいふたつの膨らみがユーノにあたる。
(な、なんかいいかも…)
さっきまで、命懸けだったにも関わらず、不謹慎なことを考えるユーノであった。
「別にいいのではないか?こいつの生態も気になるところだしな。」
「成長したら、毛皮がたくさん捕れそうですしね。」
「えー食べないのかよー」
「ヴィータちゃん。こんなかわええ動物を食べたりしたら可哀相や」
「ちぇっ。まあ、いいけどよ。」
「ほな、うちはこの子を部屋に連れてくから、下でまっててな」
そういって、はやては僕を抱えたまま、部屋へと向かった。それがユーノだとも知らずに。
245sakura(っ´▽`)っ ・・・ :2007/05/18(金) 23:44:57 ID:YxaKH+41
テラ短いですが、こんなかんじです。記憶を頼りにかいたため、言葉使いとか変かもしれません。A’sのwikiでどこかいいとこあったら教えて下さい。
エロは書き方わからないので、どなたか書き方教えて下さる方がいると助かります。
246名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 01:29:15 ID:2r7KwBj/
なのは wiki でググれ
247名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 02:27:25 ID:5TMaPZX6
>>245
乙。
なのはA's Wiki でググればそれなりに出てくるようだけど、
なのはWikiくらいしか見ないからなぁ…
248名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 02:37:27 ID:5TMaPZX6
※SM的シチュを連想可能なキーワード等有りのため注意
※百合もの嫌いな方は読み飛ばしてください。
※前半は1人語り中心
※カップリング:はやて×フェイトwithなのは 
※本文NG推奨:鞭
//////////注意等↑ここまで///////////
…始まりは、私の横恋慕だった――――
例の事件が解決する前からなのはちゃんと知り合っていたらしく、かなり深い絆があるように思えた。
元々一人っ子だったし、独りであることの寂しさにも少しは慣れたつもりだったけど、
私としては、置いていかれてしまったようで、なんだか悲しかった。
「闇の書」事件の頃の私にはきっと、自覚はおろか人にさえ知られえなかった心の隙間があって、
夜天の書の「闇」が入り込んでいたのかもしれない。

ちなみに、最近は別室だったけど、フェイトちゃんが、
なのはちゃんは久しぶりに実家に帰るらしいと言うので
たまには一緒に寝えへん?と聞いて今に至る。

「フェイトちゃんが、なのはちゃんいなくて寂しい言うから来たんよ?」
今の私は、彼女の目にはどう映るんやろか。
「ごめんな、堪忍な…フェイトちゃん。」
押し倒しておいてこんなことを言うのも何だけど、
心もち顔をこわばらせているフェイトちゃんを見ていると、イジワルしたくなってしまうのだ。
「イジワルするのも、愛の鞭やからな…。」
今の私は、どんな顔をしてるんやろか。
「鞭…?」
私は、怯えるような眸や反応で満足できた。
でも、こんなに震えるなんて、何か訳ありなんやろうか?

優しく口づけて、フェイトちゃんを優しく抱きしめて、
「ごめんな…禁句やったんか?…でな、フェイトちゃん。」
落ち着いてきた様子の彼女の耳元に、改めて話しかける。
自分の『罪』を贖えるとは思えないけど、私がそうしたかったから。

「私のことも、見て欲しいんよ…なのはちゃんばかりなんて、ズルいよ…。」
二人の仲に割り込んでしまっている自覚はある。
ずるいのは自分やろと思わなくもない。
「はやて…。」
それでも私は―――なのはちゃんとのことは、今だけでも良いから忘れて欲しいのだ。
レモンの味とは言わないけど、心なしか甘くて、
「…ちゅ…んむ…」
「…んっ…はや、て…っ…」
キスに夢中になっていて、時がたつのを忘れてしまいそう。
苦しくなってきて惜しみつつ唇を離すと、
つつーっと、私とフェイトちゃんの唇をつなぐ糸。
いやらしくて、それでいて儚くて…今の私たちを表してるかのようだ。

「…っ…あぁっ…!」
私が触れるたびに、可愛く悶える。
「…可愛えよ、フェイトちゃん…普段の姿、見る影もない…」
そんな彼女の耳もとに囁くと、いっそう赤くなるのが堪らない。

しばらくして、声も、身体もいっそう震えてくる。
「そろそろ、かな。物足りんなら…素直になりなよ?」
少しずつ、波が来ているのだろう。
「そうは言ってもえっちなお汁、こんなにでてるんよ?」
首を横にイヤイヤという感じに振るしぐさが可愛くて、ついついからかってしまう。
「我慢するんは、身体に悪いで。」
そう言って、私も甘い蜜に口づけて、舌で転がすように味わい、すすったり、
ここかな?と、試行錯誤しながら舌や指で突くたびに震える。
「はやても…きて…独りで、イクの…イヤぁ…っ!」
いつしか自分の秘泉を刺激していた指も
知らず知らず、バインドを蠢かせるかの様に速くなっていく。
「んっ…フェイト、ちゃん…っ…一緒、に…っ」

―白くはじける理性、心地よい疲労感を堪能しつつ、二人して横になる。
「はやて…」
「フェイト…ちゃん…?」
「今度は、私の、番…だよね?」
「…ん?」
ふと嫌な予感がしたけど、フェイトちゃんの言葉は思いのほか優しいものだった。
「私はイカセてもらえたのに、はやては自分の指だけってのは不公平だと思うの。」
「…そっか、そうやね。」
そしてまた、何度目かの口付けを――――――

―なのはちゃんがいない日は、私が来るからね、フェイトちゃん…。
横恋慕だからって、諦めたくはないから。

そして、翌日。めずらしくフリーの日のこと。
なのはちゃんは、用事が思いのほか早くに済んで帰ってきたものの、
入るに入れず、スバルたちのところに泊めてもらってイチャイチャしてきたという。
愚痴を聞かされた後でフェイトちゃんと一緒にHなイジワルされたけど、それはまた別のお話。
251名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 03:33:01 ID:5TMaPZX6
初めまして。そして連投失礼しました。
繋ぎになれば良いなと、習作を投下しました。
それなりに推敲等はしましたが、
誤字脱字、おかしな点他、意見等あればお願いします。
ちなみに、この話の中でのはやては、
フェイトの過去について全てを知っているわけではないと言う設定です。
実際の所はどうなんでしょうか?
252名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 04:34:45 ID:qfbipL7n
>>251
乙。 百合モノはちと苦手なので内容についての感想はしないが、
文章自体は読みやすくて良いと思う。ただ、人の少ない時間帯とは
いえ、投下し終えるのに一時間近くもかかってるのは良くない。
↓に一度目を通すこと推奨

読みやすいSSを書くために
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【やってはいけない】
■スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆する■
 校正が満足にできない、中途書き込み等がおこりがち、割り込みをされることが多い、
 住人から見るといつ投下が終わるのかわからないと、勧められる点が何一つ無い。
 SSはワードやメモ帳などの文書作成ソフトで書いてローカル保存し、誤りが無いか
 きちんとチェックし、その時投下する分は完成させてから一気に書き込むことが望ましい。
253名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 04:57:05 ID:TbvatROo
>>252
早速のご意見ありがとうございました。
投下間隔が長くなってしまったのも
見落としに気づき加筆修正していたからです。以後気をつけます。
254名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 05:53:09 ID:FYtKWUNX
ぺタ乙であります!
自分は書き込んだ時内容について触れてもらうと嬉しいので書きますね
二人ともGJ!

>>245

資料とかは何回か紹介された、こちらのあたりがいいですよ
呼称等一覧
http://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
リンク系
http://kaho.itjp.net/nanoha/#t5

人物描写良いと思いました、ヴィータちゃんが特にいい
自分があまり細かく無い方なので、全体がスムーズに流れてるのでいいと思いました
ザフィーラがスルーされてて哀れ、狼だからフェレット食われそうで
美味しい立ち位置なんだけどw
文才は書き込んで投下した時点であると思うので特に問題ないと(マテ

エロの書き方は人それぞれだし、人に指摘できるようなレベルでもないけど
あえて言うなら
自分は書けない時は妄想全開でエロシーンを先に書いてから
前の文章との間を埋めるかな…
あるいは過去倉庫で他人のエロを真似するとこから始めるのもいいかも
ぜひ続きを、お待ちしてます

>>252
はやてもの大好きです乙!

個人的に気がついたとこ1こだけ
>「…可愛えよ、フェイトちゃん…普段の姿、見る影もない…」
「見る影も無い」はマイナス表現なのでヒロイン?の表現に使うと損かな・・流れ的に
この作家は力があったのに今はもう見る影もない… みたいな使われ方よくされるから
普段の+凛々しい(持ち上げて)姿からは、想像もできへん・・」
こんな感じに自分はするかな…上げて(いい意味で)落とす…メロっとした感じにすr・・

>つつーっと、私とフェイトちゃんの唇をつなぐ糸。
>いやらしくて、それでいて儚くて…今の私たちを表してるかのようだ。
こう言う表現すごく好き・・ハァハァ

フェイトの過去についてはどうなんでしょうね?
自分もアニメしか見て無いので・・
255名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 09:42:44 ID:uPnB6siK
はやて→ヴィータの呼び方って呼び捨てじゃなかったっけ
256前スレ660 :2007/05/19(土) 09:44:51 ID:QTuX+Ymi
第2話を投下する前に、Nanohawikiを読んでたら、
致命的な世界観の勘違いがあった、危ない危ない(汗
257名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 10:12:48 ID:Q0S33gQp
>>256
どんな間違い?
そして…投下、待ってるぞ!
258前スレ660 :2007/05/19(土) 11:38:18 ID:QTuX+Ymi
以前はやてがいたり、ゲンヤ・ナカジマが所属してるのは、
「陸軍」と解釈してたんです。
そもそも、時空管理局は軍隊じゃないので、その時点で大間違いorz

相対的に機動六課や、なのは達は空軍みたいな位置づけかと。
ちゃんと調べたら、航空武装隊てちゃんと別にあるんですね。
で、陸軍と思ってたのは陸上警備隊。
陸戦魔導師から空戦魔導師に行く魔導士も多いとのことだし、
スバルやティアナも陸上警備隊出身かよっ!orz
と、思ってたより、両者は親密な関係にあるんだな・・・と。

第二次世界大戦当時の大日本帝国のようなものをイメージしてたもんで、
陸上警備隊と航空武装隊はもちっと険悪かと勝手に思い込んでました。

修正を施しまして、今夜投下したいと思います。
259名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 11:58:45 ID:7/EnX9yq
>>258
第二次世界大戦当時の大日本帝国・・・!
何か凄いイメージにw 投下楽しみに待ってるぜ?
260前スレ660 :2007/05/19(土) 12:04:28 ID:QTuX+Ymi
>>259
体制的や体質的にってことです。
ちゃんと本編に沿って修正しますw
261名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 12:35:28 ID:AhTi6/3Y
>>251
GJ!
やっぱり百合は良いなぁ。

フェイトの過去はそれで良いと思います。
なのはすらも知ってるという明確な描写はないので。

あと、最後の2行くわs(ry
262名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 12:46:56 ID:/NXEAXqv
通信切れるたびID変わるのも不便なものですねorz
>>254
そう言われてみれば…>見る影もない
敢えて突き落とすような表現使って普段の凛々しさ等とのギャップを
いっそうひきたてたかったからというのもありますが、
言葉攻め中だったからです。…攻め方は優しくなってますけどね。
263前スレ660:2007/05/19(土) 22:00:42 ID:sMisx9LA
修正終了。
それでは第2話を投下します。
一部キャラの性格が変わってる気もしますが、キニシナイデクダサイ(w
264エリオの初恋 第2話 なのは 1/7:2007/05/19(土) 22:01:24 ID:sMisx9LA
ユーノとの邂逅から数日、エリオも何かが吹っ切れたのか、以前と同じキレを取り戻していた。
元々機動スピードだけなら、Aランク以上にも匹敵する能力の持ち主である。
キャロとのコンビネーションは熟練を増し、訓練を見つめるなのはも、部下達の動きに
満足そうに笑みを浮かべていた。

そんな中、一つの騒動は起こった。

「あー、疲れたぁ」
六課のフォワード陣の面々が、食堂に姿を見せる。先頭を切っているのはスバル。
そしてエリオが続き、キャロとフリードリヒ。
最後は、ティアナとなのはが、今日の訓練の内容や反省点などを話しながら、
食堂へと足を踏み入れる。
ちょうど夕食の時間帯とあって、食堂では大勢の管理局職員が食事中であり、
厨房ではコックが右往左往して、次々と大勢の注文をさばいていた。
265エリオの初恋 第2話 なのは 2/7:2007/05/19(土) 22:02:03 ID:sMisx9LA
「・・・エリートのお嬢様部隊の参上だぜ」
ボソッと聞こえた悪意のこもった声に、思わずティアナが睨み付けるように周囲を見回す。
だが、声の主は大勢の人にまぎれて、判別できない。
当然、隣に立ってたなのはにも聞こえたはずだが、平然と無視して、スバルたちが
着席した丸テーブルへと着席する。
「どうしたのティアー?」
ティアナの不自然な行動に、スバルは首をかしげ、エリオとキャロは顔を見合わせていた。
「うっさい、何でもないわよ」
憮然となのはの隣に着席すると、他のメンバーには聞こえないように、耳打ちする。
「なのはさんっ・・・!」
だが、なのはは平然としたまま、寂しげに笑顔を浮かべて首を振った。
ここにきて、ようやくティアナは悟る。
決して管理局とて一枚岩ではない。巨大組織である以上、八神はやてが弱冠19歳にして
創設した機動六課を妬ましく思っている派閥は存在するんだと。

「・・・レイジングハート」
『Yes, My Master』
なのははポツリと相棒の名を呼ぶと、胸元の赤いインテリジェントデバイスがポワっと一瞬光った。
小さな動作だったので、目撃した隣のティアナですら何をしたのか気づかなかった。
やがて、大きな丸皿に大盛りの炒飯が届けられ、スバルとエリオが真っ先にスプーンを
突っ込んで食べ始める。
「あんた達ねー、少しは気品ってものを・・・」
あまりの勢いに、思わずティアナが呆れて口を挟む。今日は特にハードだったからねぇと、
なのはも小皿に炒飯を盛り付ける。
「はい、フリード」
「クキュ〜!」
キャロは自分より先に、テーブルの下で食事を待ち構えていた子竜に分け与えていた。
こうして、しばらく騒々しい喧騒の中、和やかな時間が流れた。
266エリオの初恋 第2話 なのは 3/7:2007/05/19(土) 22:07:49 ID:sMisx9LA
「あれ? フェイトさん?」
エリオが食堂の入り口で、こちらを探している様子のフェイトを見つける。
「ホントだ、珍しいね。この時間に食堂に来るなんて、フェイト執務官〜こっちこっち!」
「あ・・・」
手を振るスバルや、その他の面々を見つけたフェイトは、こっちに向かって歩き出した。
均整の取れたプロポーションを管理局のブラウン色の制服で包み、腰まで届く長い
金髪を流しながら歩くフェイトの美貌に思わず食堂内が静まり返る。
「・・・け、今度はお人形さんの登場かよ・・・」
ピクリと一瞬、フェイトの歩みが止まる。
「・・・っ!!」
食堂内が静まり返っていたので、今度は六課全員に聞こえた!
なのはを除く全員が思わず立ち上がり、声の主を探そうと周囲を見回す。
真っ先に声の主を見つけたのは、エリオだった。食堂の一角、制服や風体から見るに
陸上警備隊の連中のようだが、忌々しげにこちらを睨んでいる。
「だめっ・・・! エリオッ!」
エリオの気配が変わったのに気づいたフェイトが思わず駆け出そうとしたとき、
すでに彼らの正面に仁王立ちになっていた。
267エリオの初恋 第2話 なのは 4/7:2007/05/19(土) 22:09:00 ID:sMisx9LA
「何だ、クソガキ?」
屈強の陸戦魔導師の何人が椅子を蹴ると、正面のエリオに覆いかぶさるように立ち上がる。
「フェイトさんに謝れっ!」
エリオの怒声が響く。それは、なのはやキャロ達はもちろん、保護者である
フェイトですら初めて聞くほどの声だった。
「ケッ、お嬢様の次はクソガキの登場かよ。そういや、こいつか?
金髪のお人形さんが保護したガキっての・・・グハァ!」
次の瞬間、先頭の一人の男が最後まで喋らずに吹っ飛んだ。
エリオが顔面に拳を叩き込んだのだ。
「こ、このクソガキっ!」
吹っ飛んだ男の脇から、他の男が飛び出し、着地したエリオの腹部を蹴り飛ばす。
当然軽量のエリオは吹っ飛び、向かいのテーブルに激突して、派手な音を立てて
テーブルとエリオが床を転がった。
一瞬にして、食堂内は悲鳴と怒号、喧騒に包まれて、職員が食堂から逃げ出す。
「エリオ! やめなさいっ!」
フェイトが駆け寄って叫ぶが逆上したエリオには何も聞こえない。
残った職員は、彼らを遠巻きに囲み、事の次第を息をつめて傍観している。
「あわわわ、ティア〜」
うろたえたスバルが思わずパートナーの名前を呼ぶ。呼ばれたティアナも完全に取り乱して、
頭の中は混乱状態で普段のような冷静な判断ができない。
「エリオくん! エリオくん!」
キャロは駆けつけようか、そうはすまいかと喧騒に驚いて暴れるフリードリヒを抱えてオロオロと
慌てふためくばかりだ。
なのははスッと立ち上がると、スタスタと騒動の中心へと歩き出した。
その間に、すでに立ち上がったエリオは、何度か正面の男に飛び掛っており、
お互いに制服はボロボロとなっていた。
268エリオの初恋 第2話 なのは 4/7:2007/05/19(土) 22:10:10 ID:sMisx9LA
「やめなさいっ!」
凛とした声が食堂内に響き渡る。声の主は、高町なのは。
「でも、なのはさん! この人達っ・・・!」
「エリオッ!」
一喝。訓練でも見せない迫力で、逆上したエリオを諌める。
「へ、エースオブエース様の登場かよ」
エリオと乱闘した男達の前に、なのはは立ちはだかると、ペコリと頭を下げる。
「部下が乱暴を働いて申し訳ありません。私の監督不届きです」
「なのはっ!」
ようやく戦闘態勢を解いたエリオを背後から抱きしめて、フェイトが声を上げる。
「えらく物分りがいいじゃねえか。じゃあ、この責任はどうとってくれるんだ?」
ボロボロのリーダー格の男性が、なのはの細い顎を太い指で持ち上げ、睨みつける。
「ですが、そもそもの原因は、貴方のフェイト・T・ハラオウン執務官への侮辱行為です」
と、なのはは胸元から赤いペンダントを取り出した。
「レイジングハート・・・?」
事の次第を見守っていたフェイトがつぶやくと、なのはは目線をフェイトに向けて、
フッと笑みを浮かべる。
「レイジングハート、お願い」
『Yes, My Master. The voice is reproduced.』(了解しましたマスター。音声を再生します。)
レイジングハートが赤く光ると、先ほど着席してから、騒動までの声がしっかりと再生されたのだ。
「これ以上、事を大きくして査問委員会ということになれば、この音声を証拠品として
警備保安部に提出しなくてはなりませんが?」
269エリオの初恋 第2話 なのは 6/7:2007/05/19(土) 22:11:02 ID:sMisx9LA
「・・・ちっ、いくぞ手前ら!」
先頭の男は仲間に声をかけると、ドカドカと一斉に退室していった。
全員が退室すると、見る見る食堂内の空気が溶けていき、見事な手腕を見せたなのはに、
賞賛の拍手が自然と発生する。
その中心で、ようやくなのはは緊張を解くと、今度はフェイトに抱えられたエリオの前へと歩み寄る。
「ふぅ・・・君が、こんなに気が短いとは思わなかったよ」
「すみません、フェイトさんを馬鹿にされて、ついカッとなって・・・」
パァン!となのはの平手打ちが、エリオの頬を叩く。
「ともあれ、先に手を出したエリオも悪い。陸上警備隊の人達とは共同戦線をとることもあるんだからね」
周囲は静まり返り、もうフェイトは泣き顔で正面のなのはを見つめている。
「なのは、この子は私を思って・・・」
「後の処分は八神部隊長から通達していただくわ。とりあえず、自室で謹慎してなさい」
「はい・・・」
エリオは立ち上がると、キャロやスバルたちに向き直って一度頭を下げると、トボトボと食堂を後にする。
「フェイトちゃん」
さっきまでと打って変わった、柔らかい、いつもの声色で、なのはは親友の名前を呼んだ。
「は、はい?」
いきなりプライベートな呼ばれ方をされて、一瞬フェイトも反応が遅れる。
「貴女も保護監督不届きということで、しばらく謹慎・・・という権限は私にはないけど・・・」
いきなり小声になり、フェイトの耳元で言葉を続けた。
「エリオをお願い、後のことは、はやてちゃんにお願いするから」
「・・・なのは、ありがとう・・・!」
フェイトはうなずくと、クルリと身を翻し、立ち去ったエリオの後を追った。
残ったスバル、ティアナ、キャロ、なのはは食堂の面々に詫びながら、散らかったテーブルや椅子、
飛び散った食事の後片付けを行う。その場に残っていた何人かの他の人達も手伝ってくれたので、
片付けは思ったより早く済んだ。
途中、誰かが通報したのか、局内警備保安員の何人かが食堂へ訪れたが、なのはと少し
言葉を交わすと、敬礼して退室していった。
270エリオの初恋 第2話 なのは 7/7:2007/05/19(土) 22:12:13 ID:sMisx9LA
「なのはさん、さすがですぅ・・・」
スバルがキラキラと目を輝かせて賞賛の声をあげる。ティアナも屈強の陸戦魔導師達を前に、
怯むことなく場を収めたなのはの手腕に驚くばかりだ。
「管理局もね、一枚岩じゃないのよ。中にはあんな連中もいるから、十分気をつけないとね。
ありがとう、レイジングハート」
『Don't mention it.』(どういたしまして)

宿舎に戻ったなのはは、事の次第をはやてに報告する。連中の風貌を聞いて、
陸上警備隊との付き合いも深いはやてには、思い当たる節があるようだ。
「ああ〜、たぶんあの隊やね、心当たりありまくりや。せやけど、エリオも思い切ったもんやなぁ?」
「あたしもびっくりしたよ。まさか、あんなに短気だとは思わなかったし・・・」
「・・・それ、たぶん短気なだけとちゃうわ・・・」
はやてのつぶやきに、?と目を丸くするなのは。そんななのはを無視して、はやては一人で納得している。
「まあ、ええわ。ちょうど明日、ゲン・・・ナ、ナカジマ三佐と会う約束しとるさかい釘刺してもろうとく」
「エリオの処分はどうするの?」
なのはの心配そうな表情に、はやても一瞬考え込むが、パッと顔を上げて処分を即決した。
「おとがめなしってわけにもいかんし、一週間謹慎ってことでええやろ。
保安部にもうちから連絡しとくさかい。あと、なのはちゃんも監督不届きで謹慎三日ね?」
「あ、やっぱり・・・?(汗」
にこやかになのはへの処分を告げるはやてであった。

271前スレ660:2007/05/19(土) 22:15:24 ID:sMisx9LA
タイトルひとつ間違えたorz
>>268は5/7です。

やっと次から、エリオとフェイトの話に入れそうです。
ご意見ご感想、お待ちしております。

ちなみに、ここのはやては、先日の一発物の、
ゲンヤ×はやてと同一人物ですので・・・(汗
272名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 22:21:07 ID:Utcr51Wm
はやて師匠は売約済みとな!
273名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:01:29 ID:WgMR5wP4
>>271
同一…あっ!
俺的にはそれオッケーだったからナイスGJ!!

ついカッとなってやったとはゆとりやな〜(わらえんわぁ
274名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:06:07 ID:jA5sX1lz
>>271
GJ!
続きも楽しみにしてます。
275名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:15:32 ID:FYtKWUNX
>>271
上手い!好みの展開だGJ!
続きを期待
276名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:15:33 ID:Q0S33gQp
>>271
お疲れ様です!
今回もナイスな出来ですね…
次回からはいよいよ本題である二人の話、期待しつつ首を長くして待っております!!
277名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 01:31:19 ID:vPixaRbr
はやてがクロノと誰かの仲を取り持つのは見たんだが
クロノ×はやてを見たことないので
希望してみる


というか、ぜひ見たい



278名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 02:41:53 ID:GP8ZNIMu
>>271
乙です。
ラスト1行で笑ってしまいましたw

続き、楽しみにしてます。
279名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 03:56:53 ID:tqN5F1qS
>>271
GJ!です
続き期待sage
280名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 07:38:12 ID:ftEqyFlo
>>271
GJ!それぞれの個性が出てていいな。こういう話好きだー。
ただ、なのはの口調…「後の処分は八神部隊長から通達していただくわ」
なのはが「〜わ」とか「〜なのよ」とかの女言葉つかうのは違和感が。
あと、「いただく」って敬語の使いかたもおかしい。
281名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 08:33:17 ID:51hlEG7E
ザフィーラ×アルフとか見てみたい
282前スレ660:2007/05/20(日) 09:28:48 ID:/uloxIN6
>>280
あーそこはちょっと悩んだところなのですが。
一応、上司としての立場から、わざとそういう口調にしました。

>あと、「いただく」って敬語の使いかたもおかしい。
・・・こういう場合は「通達します」の方がすっきりしてよかったか・・・orz
ご指摘ありがとうございます。
283名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 10:08:02 ID:j0enxtX+
>>271
GJ! 
…なんだけど今回の話で一番致命的なミス、指摘してもいいかな?
機動六課の隊舎は六課専用だから通常は他所の部隊の人間がいると
いうことは無いんだよな。だからもし修正するなら何らかの理由で
六課のフォワードチームが本局や他の部隊へ出張っているか、逆に
他の部隊が六課に来ているというようしなければならないと思う。

あと「陸上警備隊」という呼称なんだが、確かにゲンヤやギンガの
所属は「陸上警備隊 陸士108部隊」となっているが本編でも管理局
の陸上部隊を全てひっくるめて「陸士隊」もしくは「陸士部隊」と
呼んでいるようなので、その方がしっくりくると思う。
284名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 10:08:51 ID:jMeaXr6l
>>280の「後の処分は」が「後ろの処女は」に見えた…
285名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 10:22:47 ID:bVR9Erbi
>>281
よう俺、元気か?
エリオ×キャロといい、楽しみなカップルが多くて堪らないぜw

待ってる間は煉獄だけどなッ!
286名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 10:23:20 ID:j0enxtX+
>>258
時空管理局は軍隊というよりは「権限がとてつもなく大きい海上保安庁」
といった方がいいと思う。だから軍隊と違って犯罪捜査の権限もある。

ちなみにスバルとティアナは陸士隊の災害担当部隊、いわゆるレスキュー
隊の出身であることがメガミマガジンの漫画で描かれている。
287名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 11:01:01 ID:EC8uHpnz
>>284
なのは「後ろの処女は八神部隊長にもらっていただくわ」
エリオ「アッー!」

こうですか?わ(ry
288y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:36:35 ID:xcIEHljV
えっと、そろそろいいかな?
エリオ×フェイトが思いのほかサラっと書けたので
>前スレ660氏
組み合わせで被るかもしれないと思いましたが
多分攻め受け違いそうだし、まだ本番じゃなさそうなので今のうちに
投下させて頂きますね

以下注意点を少し

・一部ハードコアな内容を含みます
・前作とはまったく関係ありません、違う世界です
・自分の解釈でフェイトはどMです
・エリオが壊れます


以上の事駄目な方は華麗にスルーお願いします

タイトル『鬼畜王エリオ』
289y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:37:18 ID:xcIEHljV
第1話 パート1冒頭

ハァっ・はっ・ハァっ・うぁっ・・ハっ・・ああっ・・ハァ・ハァ・ハァ・・
荒い息使いが間断無く聞こえてくる
薄暗く狭い部屋、フローリングの床に二つの影が絡み合い縺れ合っていた
本来個人用の空間に二人分の熱気が篭って、電気も通ってないのに熱気が充満していた

「はぁっ・あっ・あぅ・くっ・うぅ・締まるっ・すごい・・すごく締りますっ・だめだっ‥ああ、もう・出ます…フェイトさん・もうっ・あ!」
「うあっあっ・あっ駄目っ・駄目・エリオっ!またっ・あっああっ中は駄目ぇ!やあっ!やめて!エリオ中・・・・ああっだめぇっ!」

まっしろな輝く裸体に乱れた金髪が揺れていた
細身だが引き締まった小学生くらいの男の子の体が後ろから
成人した女性の豊かなお尻を柔肉に指を食い込ませ逃がさないと?んでいた
陶器のように白い腰を抱え込んで夢中になり腰を激しく打ちつけている
パンパンと肉がぶつかる音が響く

「そんな事・言ったって!‥フェイトさん無理・・ですっ・あっ・もうっ気持ち良すぎて…もぅっ!ああっ・・ボク我慢できない!
出る!全部出ちゃいます・ボクの中のが全部!!フェイトさんの中に!うああぁあああ!!フェイトさあぁぁん!!!!!!」
あぐうっ!と赤毛の少年が苦痛のような呻きを上げると鈍痛と共に大量に若い精を膣の中に放った
フェイトの汗に濡れ金色の髪を貼りつかせた肩がビクっと震えた
「はっ…うううぅ!!…あ・・ひ………は・・ぁ・・っ・・あ・あ・あ・・中で・・
また中で出て…すご…い…ああ…エリオの熱いのが…私のお腹の中で・・・ビュクビュク・・・出て・・る・・」

エリオがぐいぐいと引き締まった背筋を反らせ、フェイトはシーツを握り締めた
余韻に腰を引き寄せる少年が、フェイトの最後の柔肉の締め付けの快感にたまらず呻いて果てた
力尽きたようにぐったりとしてフェイトの裸体に多い被さったハァハァと息を付く
二人の体からうっすらと湯気が立っていた

同じようにぐったりしたフェイトが体を動かそうとして指だけをピクリと動かした
力が四肢に入らない…足が痙攣してるみたいだ
そのフェイトの朦朧とした目を見たエリオが
普段敬愛する女性の意外な弱い部分を露にした姿に雄の支配欲の部分を刺激され頬が興奮に火照った
体ごと顔を寄せると女神のように崇拝する女性の首筋を優しく舌先で舐めた
欲望を思うさま、フェイトの中に吐き出して最初より少し落ち着いてきた
ドキドキする心音をフェイトの背中に当てて、エリオが優しく声をかける

「フェ……フェイトさん…ボク本当に…本気なんです…前からずっと…ずっと…ずっとフェイトさんが……大好きでした
…他の誰より…どんな奴より…ずっと…………愛してるんです・・だから…だから!」
「エリオ・・あっ!」
フェイトが呆けた顔を驚かせて声を上げた
疲れを知らない若い体がまた回復してフェイトのしなやかな太股を力任せに引き上げた
ストッキングはビリビリにやぶられている赤毛の少年が脇にしっかりと抱え込んだ

エリオは何度も出したのになおも猛々しく反り返ったモノを再びフェイトの柔らかくピンクに濡れた秘書に当てた
粘膜と粘膜がクチュっといやらしい音を立てる
「あっ」
と声を上げたフェイトに何も言わせず、奥まで突きこんだ、子宮口に亀頭をキスさせると激しくピストン運動を再開させる
先ほどまでと角度の違うところを一気に奥まで突かれて、前後され、フェイトが快楽の欠片た混じりだした声も漏らす
「あぐっ……くっ・あ・いやぁ…あっエリオ・・・ああっ!!あっああああっ!」

エリオの目と声がいつも見てる涼やかな実直そうな少年のそれと全然違っていた
真っ直ぐ見つめる視線はそのままだが押さえきれない熱い想いを込めてフェイトの紅い瞳に訴えかけてくる
フェイトが初めて見る欲望に耽溺した若者の顔だった、汗だくの頬が興奮に紅潮し、何を言っても聞こえそうに無い
片手を伸ばしてフェイトの白く柔らかで豊かな胸を?みもみしだく

手をもどして柔らかな中にもひきしまったフェイトの腹部を愛おしそうに撫で、抱え込む
「誰にも………誰にも渡すもんか・・フェイトさんっ・・フェイトさん・・もうっ……ボクのものだ・・ボクだけのっ・・
好きって言って下さい、・・フェイトさんのこのお尻も…胸も・・体も全部……ボクだけのものになってください……!」
「はっ・あっ・ああっ・あ・あ…そっそんなっ・・私・あ・あっ・エリオっ・・うあああっ・奥までっ・ああっ、・・そんなっ当たってる!!」
必死な声で叫ぶように思いのたけをぶちまけて少年が再び腰を動かし始めた
290y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:38:32 ID:xcIEHljV
つい先ほどSEXを覚えたばかりの少年の底知らずに溢れ出る体力と欲望が
フェイトの中に突き込まれる物を鋼鉄のように固く維持している
それがフェイトの中を乱暴に何度も前後して、その固さと形をフェイトに伝えた
優秀な脳裏に描かれるその形がフェイトの羞恥心を更に煽って心と体の芯が熱くなる

ゴンゴンと乱暴にフェイトの体の一番奥、子宮のドアがエリオの猛り狂った先端でノックされる
「あっあっ・あっああっダメっっ・エリオだめえええええ、私…私…あっ…あっ・だめっ・駄目になっちゃうううううう!!!!!!!」
激しく喘ぎ、今朝まで自分の保護下にあった忠実で真面目な赤毛の少年の下に組み敷かれたフェイトが
シーツに顔を押し付け、千切れそうになる意識の中で想った

(どうっ・・して・・・どうして・・こんな事になって・・しまったの…っ……ああっ・んっ・あっ…また出た、そんな…まだ固い…あっ
…あっ…ああっまた中に……はぁっ・・!)
「ああああああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
二人の叫びと共に胎内に6度目の若く沸騰した白濁が膣の中に注ぎ込まれ
自分の体がその熱さに感じ始めているのがフェイトには解った、金髪が木の床に崩れ落ち、その上に短い赤毛が重なった
フェイトの脳裏になぜか親友の笑顔が浮かんだ
「なの・・は・・・・・・」
フェイトの口から栗色の髪の親友の名が漏れた



291y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:39:13 ID:xcIEHljV
パート2 きっかけ

「あれ…?」
フェイトが訓練帰りでドロドロに汚れたエリオを階段の下に見つけたのは
夕暮れも過ぎ執務官の任務の帰りだった

別件で執務官の任務に着いてたフェイトはめったに新人の訓練に付き合ってあげられなかったので
こうした姿のエリオに遭遇したのも久しぶりだった
ただ、いつもはただボーッとしてみんなを待っているエリオの様子がいつもと比べて変だった
顔が赤いし何かそわそわしている、心なしか息も荒い、
たしか今の時間は同じ訓練を受けた女性陣がシャワーを浴びてる筈だけど…
「……どうしたのエリオそんなところで」
一見してストラーダを抱えてポーっと体育座りしてるだけのような少年だったが
フェイトを見ると股を抱え込んであわててそっぽを向いた
「フェ・・フェイトさん・・な…何か…?」
体ごとそむけたエリオの手が股の間に挟まってる、首だけこっちに向けた顔が赤い
モジモジしたエリオを見て保護者の顔に怪訝な表情が浮かんだ
「何……って・・・顔が赤いじゃないエリオ…呼吸も荒いよ…どうしたの…体を冷やしたの…?」
心配そうにつかつかと金髪を揺らして部下であり保護下に置いてる少年に近づき、背中に手をかけた
「ホ・ホントに何でも無いんです…こっ…こっちにこないで下さい!」
本気で慌てたエリオがフェイトに取られた手を振り払おうとした
「もう…何を遠慮してるの私を相手に……駄目だよ調子が悪いならすぐに…シャマルさんの・・」
え?
フェイトが目をパチクリさせた

覗き込んだエリオの股間が今までフェイト見た事の無いくらい大きく膨れてる
見られた少年がますます小さく体を抱え込んだ
「・・あ、・・ああ・・えっと…」
フェイトは少し面くらって多少顔を赤らめた
「んんっ」と咳払いして腰に手を当てた
いくらその方面に疎いフェイトでも少年の股間が虫に刺されて腫れたようなものでは無い事ぐらいは解る
赤面した少年が憧れの人に見られた恥ずかしさで涙目になり俯いてうずくまった
泣き出すんじゃないだろうかと本気でフェイトは思い、余計赤毛の少年が可愛そうになった

自分も少し赤くなった顔で自覚も意味も無く指を立ててフェイトは説明を試みる
「あ・・あのねエリオ…そういう・・その反応は・・・若い男の子なら…ええと・・その・・多分・・当然…そう当然だから
恥ずかしがる事なんか無いのよ?
……えと…その・・思うに…思春期における正常な体の反応だから………その…」

たどたどしく知識を引っ張り出しながら、フェイトは思った
シャワー浴びてるスバル達の事でも想像したのかしら?…この子限ってとは思うけどまさか覗きとか…
と少年の状態を数少ない自分の経験からそう推測した
「ち、違います!普段はこんな事無いんです・・・これ、今日の訓練でキャロの…」

キャロ?尋ね返したフェイトの耳に
ティアナ達の声が通路から聞こえてきた、シャワーが終って全員出てきたらしい
ギクっとしたエリオが慌てて小さく縮こまっている
かなり男の子のピンチ…のようだ、確かにこの状態で立ち上がると
あまり好きな子には見せたい格好にはなりそうもない
それを見たフェイトの胸に保護者としてエリオの窮地を救ってあげなきゃと言う熱い想いが沸いた
普段訓練をなのはにこの子を任せっきりにしてたのも想いに拍車をかけた

「と、・・とにかくこっちに」
エリオの手を引くと空いてる個室サウナの前にひょこひょこと歩くエリオを連れて行った
幸い今はこのエリアは使用している人がいなくて、電源も付いていない、中はただの板張りの部屋と同じだ
キョロキョロと周りを見て確認して中に入れる
「は…はい」
エリオがちょっと前かがみになって動きにくそうにうす暗い部屋の中に入った、
なるべくその姿を見ないであげるように心掛けて、押し込むと、フェイトはバタンとドアを閉じた
間も無く話し声が近づいてきてティアナ達がやって来た
292y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:39:54 ID:xcIEHljV
「あれ?フェイトさん?こんなところで何してるんですか?」
心理的に深呼吸するとフェイトは答えた
「え?・・・うん、ええ、そう、私も今上がったところだからシャワーでも浴びようかなって…」
嘘が下手だとはやてによくからかわれていたが、フェイトなりに自然を装った
「シャワーならあっちですよ?」
スバルが彼方を指差したので慌てて言いなおした
「あ、その…だから今日はちょっとサウナを先に使ってみたかったから…」
自分は今どんな表情になっているのか

フーン、とスバルが不可思議な物を見るように見つめている
あんた余計な事ばっか聞いてんじゃないの、とティアナが言ってスバルの頭をコツンと殴った
「あいたっ」とスバル
「あの・・・エリオ君知りませんか?」
スバルの腰の辺りから、おずおずとキャロが話しかけてきた、ギクっとしたが、これもエリオのためとフェイトは続けた
「あ・・エリオは何かみんながシャワー終るのが待てなかったみたいで・・先にどこか行ったみたいだよ」
「え・・そうなんですか・・」
ちょっと寂しそうになった表情のキャロに内心頭を下げた(ゴメンねキャロ…)

「じゃあさ、みんな晩ゴハン食べに行こうよ晩・ゴッハン!もうあたし、お腹ぺっこぺこー!」
「まったくあんたは、そればっかじゃない・・」
軽く腕を組み呆れて返事するティアナ
「ティアだってお腹空いてる癖にー!」
「バっ・・・そりゃあれだけハードな訓練なんだから、誰だってそうなるでしょ・仕方ないじゃない!」
その時くーと可愛い音がティアの細いお腹から響いた
「あははー今ティアのお腹鳴ったよー」
「コラー!待ちなさいよ・・・すいません失礼しますっ」
慌ててティアナが赤くなった顔を少し下げ
いつもの掛け合いを始めた二人が食堂の方に駆けて行った

キョロキョロと尚もエリオがその辺に居ないかと捜し求めていたキャロがこちらもフェイトを見てチョコンと頭を下げると
諦めたようにトテトテと二人の後についていったフリードがその後ろを追従して行く
エリオも食堂で先に食べてると思ったのだろう
「ゴメンねキャロ・・」
口に出してもう一度謝るとフェイトはドアをノックした
「エリオ、もうみんな行ったから・・、入るよ」
部屋に入るとガチャリと後ろでにドアを閉めた
293y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:41:19 ID:xcIEHljV
パート3室内

室内は薄暗かったが、通路からの光が入りぼんやりとしてはいたが視界は効いた
エリオが向こうをむいて膝を抱え肩を落としている
(そんなにショックなものなんだろうか…?)
自分が少年に女神のように崇拝されている自覚に乏しい美しい金髪の上司は考えた
とにかく傷つけないように優しく声をかけた

「エリオ・・・どう?大丈夫?」
「は…はぃ………」
エリオが消えそうに小さく答えた
あんまり大丈夫じゃなさそうじゃないみたい…、とフェイトは思った
戦闘技術の知識とか魔法的な知識は豊富なフェイトであったが
事男の子の生態(フェイト的にはそうである)には
二十歳を前にしたこの年齢になってもまったく疎かった

(確か…ああなったら、・・中のものを出して上げないと、男の子は凄い苦しい思いをする…だったはず)
だんだん薄闇に目が慣れてきたフェイトが生真面目に推察した
知識ははやてに貸してもらった少女漫画からだった
あまりにウブなフェイトを面白がった彼女に無理やり押し付けられたものだったが
それでも1冊だけパラパラと読んだ記憶がある
今ははやてに感謝したい気分のフェイトだった
心の中ににこやかに笑顔を浮べたはやてが浮かんだ、親指を立てている
(ありがとうはやて…私の為だったんだね…役に立ったよ)

「エリオとにかく…こっちを向いて・・」
とにかく基本方針が理解できたのでフェイトは決然として障害を排除するべく積極的に行動に移る事にした
この辺は任務を処理する執務官の時のフェイトと何ら変わらない、極めて事務的に声を紡ぐ
「ええ!…いぇ…その遠慮しま・・」
いいから、とフェイトは強引にエリオをこっちに向けて股を大きく開かせた


屈んで窮屈そうなエリオのズボンの前を開けてやると
バネで飛び出すように目の前にそそり立つものを見てフェイトも思わず息を飲んだ
「あぅ・・・・・」
フェイトの正面に勃起した股間を晒されてどこに目線を移していいのか解らなくなったエリオが
真っ赤になり、女の子ように顔を両手で覆った
「……………」
(こ…こんなに大きくなるものだったったかしら・・)
ごくっと唾を飲むと・・フェイトは1、2歩精神的に後退しそうになった
なんとか踏み留まってまじまじと見た
エリオの愛らしい少年の外見からは想像も付かない凶悪な大きさだった
それが皮がかぶってるのでいかにも苦しそうだった

「ま、待っててね・・今…私が何とかするから…」
(なっ何とかって!?)
そんなフェイトの言葉に驚愕したエリオの表情にも気が付かず
努めて冷静を装って、心臓をバクバクさせたフェイトが恐る恐るそのエリオの肘から先くらいありそうな巨大なものを握った
握られた方の心臓も死刑台に乗せられた囚人よろしく爆発しそうだったが
ビクっとエリオの腰が反応した
優しく・・優しく・・・バルディシュを握ってると思えば・・・
フェイトは軽く握るとすりすりと上下にさすり始めた

ミッションをコンプリートするべくフェイトはせっせと彼女の手を上下に動かした
これでいいのかな?
という顔でエリオを見た、エリオは時折「あっ」、とか「うっ」とか言うだけでフェイトは目の前のものに
さほど劇的な変化は無いようだ・・・さするだけじゃ駄目なんだろうか・・?先からカウパー線が滲んではきたけど・・
(生体としての男性の知識はフェイトにはあった)
294y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:43:02 ID:xcIEHljV
おかしい・・あの漫画ではこれで中の精液が出たのに・・フェイトは自分のやってる事の効果について自信が無くなってきていた
勢い、間を持たす為にエリオに話かける事にした
「あ・・あのねエリオ…気持ちいい?…どう…かな…?・・私も・・その…それほど慣れて無くて…」
事実は全然慣れて無くてだったが、うしろめたくなったフェイトは言い訳した

とりあえずエリオはコクコクと真っ赤な顔で頷いた、気持ちは良いと思うのだけど…とエリオは思った
憧れの人に握られた精神的な緊張の方が遥かに上だった、余裕が無くてとてもそんな気分になれなかった
フェイトがまたボソボソと呟く
「エ・・エリオ、あのね……と、とっても大きいと思うよ…その…あなたの、他の子よりも…かなり大きいんじゃない…かな?」
大きいと言われると男の子は嬉しかったはず…と漫画の内容を思い出して思わず口走った
「ち、違うんです・・だから・・それ…キャロの魔力ブーストの影響みたいなんです…」
慌てたエリオが情けなさそうな顔でそう言った

「ああ・・そう…なんだキャロの・・・・・・・え?」
思わずエリオの顔を見た、次いで自分の握っている鉄の棒みたいな肉棒を見る、そうか…そうだったんだ
魔法で強化されてるから出無いんだ…)
事実と少し斜め上辺りにずれた答えに辿りついたフェイトは思った
(と言うことはもっと…強い刺激を与えれば…強化されたものを打ち破れる…はずだ)
フェイトは考えた、防御結界をより強い力で打ち破るのと同じなんだ…
(………?)
手を止めたフェイトにエリオが真っ赤な顔に息をつき、怪訝な表情を浮べて何を思っているのか
真剣な目つきの上司を見つめた

「よし…解った…じゃあ一刻も早く何回か少々無理してでも出してしまおう、エリオちょっとゴメン…
私あんまり上手くできないみたい…私がどうしたらエリオが気持ちよくなれるの?」
「ええ!?……気持ち良く・・ですか?」

原因まで全て理解したと確信したフェイトがコクリと頷いて真剣な表情でエリオを見つめている…
エリオは世の男なら地団太踏んでオレと代わってくれ!
と叫びそうなシチュエーションに思わず逃げ腰になりそうになった

う、嬉しい…のには違い無いけど…そんな事…ホントに現実にあっていいのか…?
エリオは混乱しそうな頭で考えた
目の前にはそそり立った自分のモノを白く細い指で握る憧れの女性が座っている、それだけでも十分、自分の妄想のようだが…
まるで話しだけ聞いたことのある、そういうサービスをしてくれるお店みたいな話だと思った
エリオはそんな話を普段からヴァイス達から吹き込まれていた

「あああ……あの…ぉ…」
「うん何?」
恐る恐るエリオは注意しながら自分の口から少しづつ言葉を押し出していった
高級な人形のように完璧に美しい上司の顔がじっとエリオの指示を待つ
「さ・・先の方のぬるぬるしたのをですね・・全体に塗って・・・その赤いとこに特に…上下に・・・その・・・しごいて」
「うん、解ったカウパー線だね…やってみる・・」
ごくっと緊張した面持ちでフェイトが頷くと言われた通りに実行した
エリオも別の意味でごくっと唾を飲んだ

「あっ・・・ちょっと痛いです・・・」
「あ、・・ゴメンなさい、、・・こう?」
「はい……そう・・そんな感じで……上下に…………うっ…」
行為を始めてから少々、ぺロッと皮が剥けて、痛々しいほど真っ赤な亀頭が姿を現した
かなり早めの体験をエリオはしていた、むき出しにされた敏感な粘膜が空気に触れ
限界まで皮が張り詰めている
辛そうなその様子にまたフェイトが優しく優しくと呟いてちろっと舌先を這わせ
その周りを傷口を舐めるようにペロペロと舐めた
295y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:44:51 ID:xcIEHljV
「うあっ…ぐっ・・」
予想外のサービスに緊張していたエリオのそれが、唐突に刺激され最初の白濁を噴射した
勢い良く出たそれがフェイトの整った顔と、艶やかに輝く金髪にかかった
「あぐぅ…うぐ…くああっ…あっ…あ…」
初めての射精にエリオがくぐもった悲鳴のような声を上げる
一瞬驚いてあっけにとられたフェイトが、少し気を取り直すと
「良かった・・・エリオ楽になったの?」と精液まみれになった顔でにっこり微笑んだ
不思議そうに糸を引いて垂れるそれを指で引いて眺めて見ている
そのたまらない姿を見てエリオの心の奥底で今までの人生で寝ていた何かが蠢いた

「あ・・あの!・・そっ…それでですね
それで…まって下さい…それから…それを飲んで欲しい…下さい」
思わず自分が欲望のまま口走った言葉に「ぅあ…」と言葉を飲んで
エリオはしまった!と口を噤んだ
何を今自分は口走ったのだろう?
軽蔑の言葉が来ると恐怖に近い感覚を覚えて身を縮めた…しかし何も聞こえてこない
まさか・・・と8割の恐怖と2割の淡い期待を抱いて敬愛する美人上司の顔を見た

キョトンとしたフェイトが
「うん…いいよ」と言って口の周りの自分の精液をその可愛い舌でちろりと舐めて飲み込んだ
エリオは信じられない光景に頬をつねるところだった
「ん・・ちょっと苦いね・・でも何とか飲める…飲んでもらうと男の子は精神的に楽になるのかな?
……他にして欲しい事は?………エリオ?」

ハッと我に帰ったエリオがドキドキする心音がフェイトさんに聞こえないかと心配しながら続けた
「そ・・・それから!、ボクの、これ・・・これに残ってるのも吸い出さないと・・その・・・次のが出ないんです・・」
我ながらメチャクチャな事を言ってるとエリオは思ったが口がかってに言葉を紡いで出ていた
自分の脳のどの部分が今の仕事をしてくれたのかエリオには解らなかった
彼の上司も状況を解っていないようで
「うん、すぐ吸い出して上げるから待ってね・・」
と全く疑う様子も無くエリオの巨大に肥大してパンパンになったペニスの亀頭部分を
そっと口に含むと柔らかな唇が包み込み、毒を吸い出すようにチューチューと吸引し始めた
「はっ…あっ…」
エリオの腰がビクッと跳ねた

まさかと思ってた妄想が次々に現実のものとなって
あまりの気持ちよさにエリオは背筋を駆け上がる快感に耐え切れず
10秒も経たず、フェイトの金色の頭を抱えて思い切り引き寄せ自分の腰に押し付けていた
2発目をその熱い喉の奥に射精する
「うぐぁ!…」
「んん・・・・・・っ?」
一瞬顔をしかめると、閃光の戦斧の異名を取る隊長が
喉の奥に大量に出された白濁を口に含むと「んっ」と喉を鳴らして飲み干した
その光景を見てエリオは、自分はもう死んでもいいかもとボーっとする頭で本気で考えていた
電気もついていない冷えたサウナルームがむせ返るほど暑く感じた
そ…そうだ…ここまで来たら・・・
エリオの理性的な頭が突然訪れた信じられない人生のボーナスステージに暴走しかかっていた
半ばこれは夢かもしれないと思い始めていた、夢なら……という思いがエリオを駆り立てた
「ん…良かった…2回目が出たみたい…この調子なら何とかなりそうだね」
ふうと口の周りの精液を舐めたフェイトの両肩をエリオがガシッと?んだ、キャっと声を上げるフェイト
「…フェ、フェイトさん!」
「ど・・・どうしたのエリオ?・・」
「つ・・次はフェイトさんの・・・胸で・・胸でして・・・下さい!」
「え……?」
フェイトは困惑の表情を浮べたが
考えてみればエリオはごくこないだまで一緒にお風呂に入っててあげてたのを思い出した
それが効率的ならいいかな…?と少し首を傾げた
ちなみにエリオは一番最後に一緒にお風呂に入った時は
まともにフェイト裸身を直視出来ていなかった、フェイトはそれに気がついていなかった
一緒に入るのを止めたのはなのは達に注意されたからだ
296y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:45:31 ID:xcIEHljV
シュルシュルと執務官の白いマントと黒いバリアジャケットを脱ぐと、すとんと落とした
股を広げたエリオの間に座ると、豊かな胸の間にエリオのそれを挟むとキュッと圧迫した
「えと・・・こう・・・かな?」
柔らかな胸の間にエリオのそれを挟んで左右から力を加えたり抜いたりして、エリオの顔を見上げた
脱いでる間中、両手を膝の上で思い切り握り締めて待っていたエリオが上気した顔で必死にコクコクと頷いた
「・・・・なんだかさっきより大きくなったような気がするけど・・」
困惑したようにフェイトが言った

「い、いや、すごく順調です!…こ・・この状態から何度か出すと元に戻る……はずです!」
もはや後に引けなくなったエリオが慌てて促した
普段と違う様子になってきたエリオを怪訝に思いながらもフェイトは頷いて
んしょ、んしょ
と、整ったプロポーション揃いの6課女性陣の中でも特筆すべき胸でエリオの起立したものを奉仕し始めた
胸の谷間にニュッとエリオの亀頭が出たり隠れたりする
「うっ・・あああ・・・気持ち・・・いいです……あの……もっと…その…強弱をつけて……先の所を舐めて…もらえると…」
「んっ・・んっ・・ぺろっぺろっ・・んちゅ・・ちゅ・・ぺろっ・・ちゅぱっ・・こう・・かな?」
言われた通りフェイトが実行する
(この男の子の先って意外を柔らかいんだな……)
とフェイトは思いながら作業を続けた
「うあああっ!そう…そのまま・・続けて…くっ」
鈍痛と共に本人も驚くような大量の白濁がフェイトの口元にかかり、垂れて胸を汚した
思わずフェイトのお口に亀頭を押し付けるエリオ
勢い余って歯にあたるが小さな痛みなどお構いなしに夢中でこすり付ける
そこから滲み出る精液をフェイトが生来の学習能力の高さを発揮して舌先で舐めて、そして呑み込んだ

結局胸で2回出した
既にフェイトの胸は精液まみれで、口の端から飲みきれなかった精液が涎のように垂れていた
サウナルームに若い二人の汗と精液の匂いが充満してエリオの頭をどんどん現実から乖離させていった

「ん・・・あと少しだね・・・この調子でいけばいいかな・・でもちょっと汚れちゃったから残りは、私も体を拭いてから・・」
どうやら上手くいっているようだと安堵したフェイトが嬉しそうにホッとしてタオルを探して後ろを向いた
背中を見せたフェイトの輝く背筋とたゆんと揺れるおっぱいを見たとき
限界水位まで水を湛えたエリオの欲望のダムが決壊した
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
(注…JoJoではありません壊れたダムの崩れ落ちる音です)

「フェイトさああん!!!!!!!!!!」
「え?・・・・・きゃあ!」
「も、もう…ボク駄目です…ごめんなさい!フェイトさん・・フェイトさあああんんん!!!!!!」
「何?え、きゃああ!」
エリオは謝りながら後ろからフェイトの裸の上半身を抱きしめた信じられないほど柔らかい胸を?む
ベッドの中でもぞもぞと夢にまで見たフェイトの胸が自分の手の中にあった
後ろから夢中で揉んだ、小さなエリオの手に余る豊満な胸を欲望の赴くままこねて、指先で乳首探ると擦って引っ張った

「いっ痛っ…
だ…駄目!エリオ…そんな事だめ…離・・して・・離し…やっ・・だめっ・・乳首引っ張っちゃ・・いやあっ・!」
ハァハァと荒い息を吐いてエリオはフェイトの懇願に一切耳を貸さなかった
興奮した手で一気にフェイトの制服の下を脱がした
四つんばいで逃げようとしたフェイトの足首が赤毛の少年の腕に素早く掴まれ
ズルズルと強い力で引っ張られると部屋の中央に戻った
ひっくり返されると赤ちゃんのオムツを帰るような体勢にフェイトさせられた

血走ったエリオの目を見て背筋が凍った
「だ、駄目、だめよエリオ止めて!」
首を振り必死で股を閉じようとするフェイトの声を無視して頭に血を上らせた赤毛の若い少年の手が黒いパンティを引き千切った
彼の小さな体からは信じられない力でフェイトの股を強引に開かせる
夢中でその淡い金色の茂みの中に顔を埋めた
「ひっ」とフェイトが腰を跳ねさせる
297y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:46:12 ID:xcIEHljV
エリオの舌がフェイトの秘所に侵入して思うさま味わおうと暴れ回った
フェイトさん!フェイトさん!と間断なくエリオが呟く、その間も舌を突き腿に這わせる
本能的に女性の最も弱い部分をより分けたエリオの舌がフェイトの敏感な肉の突起をほじり出した
軽く歯を当て噛んだ
「は!・ひゃううううう・・・」
いきなり電流が走ったみたいな感覚に襲われてフェイトは普段の冷静な姿からは想像も尽かない声を上げた

衝撃に立ち直る間も無く
口を押さえて真っ赤になるフェイトの秘所に自分のものをゴシゴシしごいてそれをあてがうエリオの姿が見えた
すでにフェイトの唾液と自分の精液でぬるぬるになっているそれを
「だっ・・・・」
め、と言おうとしたフェイトが正上位から一気に奥まで思い切り突き込まれて体を反らした
「うあああああああ!!!!」背徳の快感にエリオが叫びを上げる
「えっっ…………はあっ!」フェイトが押し込まれた圧迫感に息を飲む

逃げようとする腰をエリオの鋼のように引き締まった腕ががっしりと掴んで離さない
駄目っ駄目え!・・・と叫ぶフェイトの声に更に興奮した若い赤毛の少年が
テクニックも容赦も何も無い力任せのピストン運動を始めていた
「いやあっ・あっあっああっああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
完全防音のサウナルームにフェイトの悲鳴が響いた
298y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:46:53 ID:xcIEHljV
パート4宴の始まり

…その一件以来、フェイトは何かと言うとエリオに体を求められ続けている
個室サウナはいつの間にか秘密のセックスルームになっていた、はやてやなのはが居ないような時は
積極的にエリオは毎日訪ねてきた

今日たまたま休みが取れてフェイトはぐったりとした体をはやてら二人と共用してるキングサイズのベッドに投げ出した
年少組みはなのはとヴィータが面倒を見てるはずだ、エリオも当然その中だ

・・・・最近では昼間でも皆の目を盗んでエリオといろんな場所で『した』

訓練の終った直後の汗まみれのエリオにいきなり手を引かれ男用のシャワールームに連れ込まれ
シャワーを二人で浴びながら激しく後ろから求められた
執務官の仕事でくたくたに疲れてソファーに倒れ込んでいたらエリオが覆いかぶさってきて胸を揉み口を吸われる・・
お昼にいきなり女子トイレのドアが開くと、入ってきたエリオに配水管に腕を縛りつけられて正上位から精液を流し込まれた
後からティアナ達が入ってきたので・・声を出さないように歯を食いしばるのに必死だった
通路で股の間からエリオとの行為の精液が流れ落ちて太股を伝いニーソまで垂れそうになり
たまたま鉢合わせたなのはとはやてに臭いが気が付かれそうになってドキドキして歩き去った
自動販売機の陰に連れ込まれて痛いほど起立したエリオのものを口で処理させられ飲まされた事も・・

思い出して赤くなりフェイトはため息をついた…
(何てことしてるんだろう…どうかしてる
2回目の時に毅然とした態度で拒むべきだった…どうして私拒めかったんだろう…保護者失格だ…私…)

ちなみにこの間にエリオから様々な性知識も教え込まれていた
達する時は「イク」って言わなきゃいけないらしい…
見かけによらず最近の子は進んでるんだ・・・フェイトはボーとした頭でそう思った
実際は急激に性に目覚めたエリオが
持ち前の勉強熱心さをそちら方面に全力で傾け毎日没頭した結果だった
知識の入手先は主にインターネットのエロサイトだった
フェイトはそのエリオが覚えた多分にフィクション混じりの性知識の相手をさせられていたのだ

SEXの快楽を覚えた少年の欲望は場所と限度と節度と言う言葉をいずれも知らないようだった
絶えず湧き出す泉のように性欲が湧いてくるように恐怖さえフェイトは感じた
いずれも懇願され、強引にされると拒めなかった
(私…こんな女だったんだろうか…)
初めて相手がフェイトのような完璧な肢体を持つ女性ならエリオがその体に溺れるのも無理も無いとも言えたが…
そこまではフェイトには思いが寄らなかった
元来フェイトは自分の腰まで流れる綺麗な金髪も、豊かなのに全然型崩れしない胸にも、しなやかに伸びる手足にも
男に対してそれらがどういう性的な魅力的な意味を持つのかについてはあまり感心が無かった

実際フェイトはほとんどまともに男から言い寄られた事が無かった
痴漢には何度か会ったが魔法を使うまでもなく、彼女の身に着けた護身術によってそれらは難なく撃退されていた
一度など結託して彼女を待ち受けていた札つきの陸士グループに襲われた折など
たまたま通りかかった親友のスターズ隊の隊長が暴漢どもを危うく『血祭り』に上げそうになったので
慌てて止めに入ったものだ、彼女が通りかからなくても結果はあまり変わらなかっただろが…
その噂が男どもの間に広まった後は痴漢さえもピタリと止まった

出生にコンプレックスを持つ彼女は
クローンである自分と本気で一生を共にしたいなどと思うまともな男など居ないのだ…
と勝手に解釈して信じていた
むろん完璧すぎるフェイトの美貌と能力の前に並みの男が萎縮して
男の想いが憧れ以上に昇華しないのがその原因の大半だったが…

また彼女の周りのほとんどの男が彼女より地位が下だったのもある
ありがちな事だがこのまま何事もなければハイミスもありえたフェイトだった
299y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:48:28 ID:xcIEHljV
ともかく
拒もうの思えば拒めたはずなのにフェイトにはそれができなかった
思えば『まともな男性』にこれほどまっすぐに『好き』を突きつけられた事はフェイトは生まれて初めてだった
ベッドにおしつけたフェイトの胸の下で心臓が鼓動を刻んでいた
じっと至近の布地を見て目を閉じた

フェイトの初めての相手は義兄であるクロノである
元同僚のエイミィと彼が結婚する1ヶ月ほど前の事だった
彼に対して兄以上の特別な感情はもってなかったはずのフェイトが
クロノの結婚の日が近づくにつれてソワソワして毎晩寝つけなくなっていた

原因も解らず、結婚の日が間近に迫ったある晩
気がつくと薄いパジャマ姿でクロノの枕元にじっと立っている自分をフェイトは発見した
寝静まったクロノのベッドを長時間見つめた後、そろそろと潜り込んで、気がつくと彼のものを夢中になって愛撫していた
驚いて目を覚ましたクロノに厳しく叱責され拒絶されたが
最終的には涙ぐんで抱きついて求めるフェイトの気持ちに遂にクロノが折れた

結局関係はそれっきりで、クロノは現在エイミィと幸せな家庭を築いて子供もいる
誰にも漏れて居ない二人だけの秘密だった、クロノもそのことを蒸し返すつもりはまったく無く
一度もフェイトにそれを示唆した事も無い、一夜の夢と思ってるようだ

要するにそれは男女の気持ちと言うより、初めて家族の愛に浸っていた幸せを
フェイトが突然またそれを失う恐怖に潜在意識が耐え切れなかっただけなのだろう
相手に選ばれたクロノがたまたま男だったと言うだけで、女性だったなら
…フェイトの初めてはまた違ったものになっていたかもしれない

たった一度の経験、それ以来はただ、たまに寄って来る動物を追い払う程度の認識だった
そんなわけでフェイトの性に対する感覚は未だに多分に精神的に未熟なもので部分的にはエリオ以下だった
SEXと言えば痛い、赤ちゃんが出来る、それから…
仕事に没頭して、その程度の教科書のような認識しかなかったフェイトであった
300y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:49:09 ID:xcIEHljV
(でも…)
フェイトは自分が拒めない理由がエリオの一途な気持ちを傷つけない為
保護者としての愛情・・・だけでは無い事を認めざるを得なかった
(・・・・・・・・・SEXがこんなに気持ちいい物だったなんて・・)
思わず数々のエリオとのまぐわいを思い出して指が胸の先端に伸びてるのに気が付き
ビクっと手を止めた
顔が火照った

好きな男の子と肌を合わせるのがこんな麻薬のように離れられない快楽をもたらす事を
フェイトは生まれて初めて体験していた
最近ではデスクワークをしてる時にふいにエリオの精悍で熱い肌の感触をを思い出して
ボーッとしてるところをなのはに声をかけられて赤くなり、慌てて誤魔化す事もしばしばだった
<なんやー男でもできたかー?>
などと囃すはやての笑顔がフェイトにはエリオとの情事を見透かされてるように感じて逃げ出したい思いだった
むろんそれは深い意味も無い彼女のいつものただの軽口だったが

最近ではエリオもこちらの気持ちに気がついているのかどんどん要求が直接的になり大胆にエスカレートしてきていた
皆に、特にキャロに気がつかれないかとフェイトは毎日ハラハラしっぱなしで、罪悪感に思い悩まされていた
(ホントは私が年下のエリオの気持ちをコントロールしなきゃいけないのに…)

むしろエリオはスリルを楽しみ、フェイトの皆に見られまいとする姿に妙に興奮しているような気さえする
(恥ずかしがってる私を見て歓んでる…?)
いつもは、皆の前で見せるそのエリオの変わらない柔らかな笑顔と物腰が
彼との情事は自分の見る淫靡な夢では無いかとフェイトに思わせた
しかし現実は毎日やってきた
事ある毎にフェイトを求め、瞳を覗きこむエリオの瞳が、男の貌に変わる瞬間を自分が待ち望んでいるような気がするのが
さらにフェイトの気持ちを落ち込ませた
(私って・・ひょっとして……いやらしい…女…だったのかな…)

ロングの枕に顔を埋めてグッと握った、そしてくたっとなったフェイトは急に後ろから抱きすくめられた
「きゃっ!?…エ・エリオ?!」
驚いて背中を振り返った、小さな愛人の姿がそこにあった
301y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:50:19 ID:xcIEHljV
パート5 鬼畜王エリオ誕生

驚いてフェイトは後ろを見た
「ど、どうして・・・今日はまだ皆訓練中のはずなのに・・・」
枕元の時計を見た、外も明るい、まだお昼前だ
エリオは二コッとなまぶしい笑顔を浮べて答えた
「ハイ…それが・・ですね・・・・なんかティアナさんが体調が優れないからって、なのはさんに無断で
訓練をサボっちゃったみたいなんです…で」

スバルさんがそう言ったんですよ
と言いながらエリオはフェイトの執務官の白いマントを手馴れた感じで脱がせると
体をよじって離そうとする上司の肩を抱き強引に自分に引き寄せた
顔に女を扱う自信が満ち溢れている
右手をふくよかな胸に差し込んで優しく揉んだ、左手はフェイトの秘所を撫でるとスカートをめくりあげた
最近エリオのテクニックがどんどん手馴れてきて、フェイトは抵抗もできず流されっぱなしだった

たちまちフェイトのむっちりした太股が露になる、ブラックレースのパンティの結び目に小さな指がかかる
「……それでですね、なのはさんとスバルさんがティアナさんを探しに行っちゃって午後まで…時間が空いちゃったんですよ」
訓練用のまだ汚れていない上着をポイっと脱ぎ捨てそう言うと、エリオの引き締まった上半身が現れた
思わずフェイトがドキっとして視線を落とす
スカートをまくり上げられたのを戻すのも許されず、そのままパンティの紐が解かれてベッド脇に捨てられた
上着を脱がされブラジャーにスカート、ニーソだけの姿にされると後ろから抱きしめられる
フェイトは頬を染め思わず身を捩った

「…だ、だめエリオ……こんな昼間から…もしなのは達が来たら…あっ」
委細構わずエリオの細い指がすべすべした太股の間に滑り込んで湿った秘所に指先を潜らせた
もう片方の手がたわわな胸を揉み乳首をコリコリといじっている
クチュクチュと小さな音が部屋に響く
「なんだ…フェイトさんもうこんなに濡れてるじゃないですか・・乳首もこんなに固くして・・
最近…本当に淫乱になりましたよね……可愛いですよ…フェイトさん…」
天使のような笑顔のままでエリオが卑猥な言葉を耳元で告げ
フェイトの顔を向けさせると優しく口づけした、舌を差し込まれる

カアッとフェイトの頬に羞恥の朱が差す、さっきまでの回想に体が反応していたのだろうか?
「そ、それは・・違う・・違うの・・私・・・私はそんなんじゃ・・   そ、そうだキャロはどうしたの?   ・・あっ!」
唇を離すとフェイトは言った、語尾が違う場所の刺激に跳ねた
キャロ?蛇のようにしっかりと後ろからフェイトの肢体に絡みついたエリオが
耳の穴に差し込んでいた舌を抜いて言った

「ああ、キャロ・・・・お昼がまだだったからボクの分まで作ってくれるとか言って厨房の方へ行っちゃいましたよ
・・何て言うか・・・正直困りますよね、ボクは今フェイトさんに夢中だし、子供にはあんまり興味ないから・・本気になられても・・」
耳たぶを噛んで、ぺろっと舐めると
エリオは普段の誠実で明るい彼からは信じられないセリフを吐いた

「エ…エリオ…貴方そんな……あっ…ん」
首筋の刺激にゾクゾクしながらフェイトは言った
「今日は後ろも試したいな・・・フェイトさんいいでしょ?」
明るく無邪気な笑みを浮べると返事も待たずにエリオがフェイトを押し倒した
マシュマロのように柔らかな白いお尻を抱え上げる
「キャッ」と言うフェイトの声にかまわず腰を自分の目の前に引き寄せるとお尻を掲げさせると
柔らかな双丘を掴んで左右にぐっと開いた
すぼまった色素の薄いそこが何かを期待するようにひくひく濡れてうごめき、唇を一舐めするとエリオは
フェイトの排泄の為の穴に尖らせた舌をぬっと差し込んだ
本人も触った事が無い部分に刺激を受けてフェイトが「ひっ」と声を上げた、シーツを噛む
「だ、だめ!…あっ…エリオ・・・そんなとこ・・・・・ああっ・・うぁ……」
吐息のような小さな悲鳴を上げた
302y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:51:36 ID:xcIEHljV
ハァハァと言う低い声が響き、押し付けられたフェイトの顔が未知の感覚に揺れた
そのまま腸壁を浅く舐めまわされる、たまらずフェイトの口が開き舌がシーツを舐め唾液に濡らす
尻を捕まえているエリオの指が餅をこねるように握っては緩め、柔らかく揉みしだく
「だ…め……だめよ、そんなとこ・・汚い・・」
うつ伏せのフェイトがライオンに止めを差される寸前のインパラのように弱弱しく喘いで言った
「フェイトさんの体に汚いところなんか一つも無いですよ・・・」
さらに思い切り拡げて奥まで味わった、蹂躙の興奮に熱い呼吸を吹きかけてフェイトにまた声を上げさせる
エリオの唾と愛液にまみれた上気した顔が上がると
すでに限界まで怒張したものがフェイトの濡れたアヌスにゆっくりと当てられ
腰をしっかりと固定すると一気にズブズブと怒張したものが奥まで貫いた
「あああああっ・・・うぐぅ・・・・・・・ひっ・・いいっ・・」
「うぁ……あっ…いい…すごい…締まるっ…締まりますよ…フェイトさんのお尻…なんて凄い締まり……」
わずかに根元までを余したモノをぐいっと全て突き込んで、エリオはぐりぐりと腰を押し付けた
フェイトには見えない口元に嗜虐的な笑みを浮べながら…
ゆるやかに長いストロークで腰を前後し始めた
「はぁっ…あああああっ………エリオ……」






「ハァハァ・・・すごく良かったですよ・・・・フェイトさん・・やっぱりフェイトさんの体は最高だ・・・」
何度もフェイトのお尻の中に放ったエリオが体を重ねたまま満足そうに呟いた
余韻に腰を震わせ、ペニスに残る精液の最後の1滴までフェイトの中に搾り出そうとする

「局の中にも・・フェイトさんに憧れてる男子職員は多いんです・・でもこんなフェイトさんの姿を見れるのは…ハハ
……ボクだけ…あの人たち、こんなフェイトさんの姿・・夢にも想像できないと思いますよ……
ヴァイスさんも…いやらしい目でボクのフェイトさんのお尻や胸を見てた…いい気味だ…ボクを子供扱いして……
そう思うとすっごく愉快ですよ……
ホラ…見て、フェイトさんのお尻の穴からボクの精液が出てきた…」

睦言をフェイトの耳に囁きながら、エリオはゆっくりと怒張したままのペニスを引き抜いた
内が引っ張り出されるような感覚にフェイトは呻き、エリオはその光景に歪んだ喜びを覚えていた
放心して抵抗の出来無いフェイトの柔らかいお尻を抱えると豊かで張りのあるおしりを左右にいっぱい拡げててじっくりと見た
フェイトのアナルも秘所も恥ずかしい部分の何もかもがエリオの目の下に丸見えだった
秘所に指を潜らせ、溢れ出た白いスペルマを指ですくうとエリオはフェイトの口に運び含ませた
フェイトは無意識に舌でそれを舐めていた

303y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:52:17 ID:xcIEHljV
呆然としたフェイトの頬に涙が一筋伝った
それは初めて後ろの処女を奪われたショックからか、
それとも初めてのアナルセックスで淫らに反応してしまった自分が情けなくなったのか…
別の想いなのか、全部なのか自分でももう解らなかった
「だめだよ…エリオ…もう…止めなきゃ駄目よエリオ・・こんな事…いつまでもは………」
うつ伏せのまま呆けたようなフェイトの口から言葉がこぼれた
「止める?」エリオが聞き返した

だまってエリオがまだ元気にいきり立つそれをフェイトの秘所にあてがった
「あ」フェイトは言って、力の入らない肢体でのろのろと身をよじって抵抗しようとした
「だめ…エリオ…」
「だって…フェイトさんの体は…こんなにも喜んでいますよ……」
厳しい顔つきのエリオが怒ったように呟いた
「はぐっ」・・フェイトが声を漏らす
思いきりいきり立ったエリオの子供のものとは思えない大きさと硬度のペニスが再びフェイトの中に差し込まれた
圧迫感と押さえ切れない肉の喜びがフェイトの口を突いて出た
「はっあっ・あっ・あっ…固い……エリオ…だっ・めっ…えっ……私たち…あっ…ふっ…うっ…あん…・・・
親子…みたいな…なのに・・んっ・んっ・・・こんな、こんな事してたら・・いつか・あっ・・赤ちゃんできちゃう…ああっ!」
エリオにバックから成すがままにされ犯されながらもフェイトは懸命に言葉を紡いだ
体の中を前後するエリオの欲望の固さと快楽に端正な顔を曇らせる
「生んで下さいよフェイトさん…」
(!?)
「ボクの赤ちゃん産んで下さい、・・・フェイトさん・・」
真面目な顔で言いながら同じ言葉を繰り返し
歯を食いしばるとエリオは叩きつける腰のピストンのピッチを上げて行った
「そんな…あっああっ!」
若い吸い付くような肉と肉がぶつかり、湿った音が結合部からクチュクチュとこぼれる

「だって、だって私…私…あっ・あっ…やめてっ・あっ・・エリオ!だめっあっ!」
四つんばいのまま、続けようとして、フェイトは続く言葉が見つから無かった
(私はエリオが嫌いなの?…いえ…私が……保護者だから?クローンだから?でもそれならエリオも…
それとも…キャロを裏切るのが怖いの?)
どれももっともそうで、正解では無い事が本能的にフェイトは感じられた
何故だろう…その答えも解らず、そう考える思考も快楽の波に押し流されそうになる

「…どんな事があってもボクはフェイトさんを愛してますよ…だから…ボクの赤ちゃんを産んでっ・・孕んでっ!!!!」
うっぐぅっ と呻くとエリオは自分の腰をしっかりと白い臀部に密着させると
最奥のフェイトの子宮に自らの精液をたっぷりと流し込んだ
「あっ…ああ…あっ・・あ・・熱い…エリオの赤ちゃんの素が……私の…子宮の中に……どんどん…流れ込んで…」
子宮に精子を受けた熱いうずきと、それ以上に『赤ちゃん』と言う言葉がフェイトの体と精神に染みて呻いた
いつもの行為以上の痺れるような甘い快感がフェイトの体を包んでいた

フェイトは望まれて生まれた子では無かった、母プレシア・テスタロッサ・ハラオウンの愛する子の代替品として作られ
それでも最終的には愛される事は無く、鞭の痛みの記憶だけがフェイトの幼少の心に傷を残していた

『赤ちゃんを産んで欲しい』
と言う言葉は本人が考えていた以上にフェイトの魂の奥底に深く入り込んできてそれを揺さぶっていた
望まれて愛する人の子を産む、それはフェイトの隠された望みだった、叶えられるはずもない…
そうだ…エリオも私と同じだったんだ…
快楽の余韻と自分の怖い考えに震えそうな体を抱え込むとフェイトは涙を流して母の胎内にいる胎児のように体を丸めた
注ぎ込まれた熱いエリオの精子が秘所からつーっと一筋流れ出ていた
そのフェイトの金色の髪を愛おしげにエリオが撫でていた
304y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 11:52:59 ID:xcIEHljV
「だめ…でもやっぱり駄目……だよエリオ…」
ベッドから起き上がって俯いたフェイトはエリオから視線を外したまま言った
白いシーツを見つめるルビーのような紅の瞳が禁断の誘惑に抗おうとした、最後の理性にすがろうとした
エリオはベッドの端に腰掛けたまま無言だった
尚も何か言おうとしたフェイトに
逞しく小さな背中から声が響く
「…解ってますよ…今のままじゃフェイトさんは…ボクの事受け入れてはくれない
……今のボクはフェイトさんの同情混じりの…ただの子供の火遊び…そんな事ぐらいは…それに…」
遠くを見るようにエリオが呟いた
「それは…ちが…」
言いかけてその横顔を見て、こんな精悍な目つきを子だったの…?
とフェイトは思った
女の体を知ってエリオの心の基底部に変化が起きていた

「……………」
またエリオは少し沈黙した、それでも…エリオを最後には拒まなければいけないとフェイトは
最後に残った保護者としての理性でそう考えた
じっとエリオの汗ばんだ小さな背中を見つめた
そうだ…それに私みたいな年の離れた女との関係なんて…エリオの将来の為にもならない…この子にはキャロが相応しい…
しかしエリオの口から出たのは心優しき彼女の予想外の言葉だった

「なのはさんの事ですよね?」
フェイトに背を向けたままエリオはぽつりと言った
(え?)
フェイトの目が驚きに見開かれる
「フェイトさんは心の底でなのはさんを恋人として想ってるんだ……だから他のどんな男が近寄ってもパートナーとして
見れない…ボクも含めて…それが最後の心の枷になってるんだ…」
「ち…違…」
思いもよらない方向からの攻撃に決意の壁を軽く打ち崩され
フェイトはうろたえた、そんな事全然考えて無かった、本当にそうだった
違わないですよ、エリオが静かに呟く
(なのはは親友で…大事な友達で…一番大切な…大切な…愛する…)

ぽろぽろと涙がこぼれた
なのに何故こんなにあの子の笑顔を思い浮べると心臓がドキドキするんだろう…涙が出て来るんだろう…
エリオとこんな関係になった私を知ったらなのはは……なのはは…
私がホントに望んでいたのは……
ふいにフェイトの顔がくしゃくしゃになって両手で覆われた

その様子を横目でチラリと見るとふいとまた彼方をエリオは見やった
「いいんです………だからボクに考えがあります…貴方の気持ちも…ボクは大事にしたい…
フェイトさん…だから…みんなが幸せになるために…協力して下さい…それが最後には
貴方にもフェイトにも…最高の幸せを運んでくれる事になりますから…」
フェイトはピクリと嗚咽を止めてエリオの赤い後ろ髪を見た
(聞き違い?エリオは今私を…)
確かに初めてエリオは憧れの女性であった人の名前から「さん」を外していた
少年は少し考えた
そのグレーの瞳はすでに次に堕とすべき人の姿を捉えていた

第2話に続く
305y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 12:05:02 ID:xcIEHljV
以上で3部構成の予定でフェイトパート終わりです
次はなのはさんパートで、最後は自分的に難関のはやてパートです
…(出来るかなぁ・・)

以下チラシの裏

前作にタイトルを付けていませんでした、『闇の中のヴィータ』にします
習作に題つけるのが気恥ずかしくて付けてませんでした
返って不親切だと反省しました
今回は『鬼畜王エリオ』です今回は誕生編、解りやすい(笑)

エリオ×キャロ エリオ受けが主流の中何やってんでしょう…
余談の余談
最初に書きましたがこちらの世界は前とは別の平行世界です
パラレルワールドですね(便利な言葉だなぁ…)
こちらの世界でヴィータちゃんは生きてますし、
あちらの世界では悪の二人組みはミッドの中でも中国人系のタウンで
順調にのし上がってブラック・ラグーンな世界で暴れ回ってます
またアルフとザフィーラに子供がぽこぽこ生まれてフェイトは幸せに暮らしてます
(当初はアル×ザフィーのわんわん子作りに日記にしようかなどと…)

あと、書いてる人がはやて大好き人間なので完結するか微妙です
ザ・ワールド、「そやけど、それはただの夢や」
があるからなぁ…誰だこんな強力な属性添付した人は

大体自分の考えるはやては…と考えてたら1本ショートが書けました
ソフトエロになりそうなので機会を見てまた投下したいと思います
ではでは
306名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 12:49:19 ID:Iz6XGgLF
神降臨GJ!!!
なんですがプレシアの名前はプレシア・テスタロッサにございます。
ハラオウンは要りませんよ。
307名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 12:54:16 ID:EC8uHpnz
ターンA氏GJ!昼間からこんなの見たらモウガマンデキナーイ!
ただあえて言わせてもらえば、プレシアママンは「プレシア・テスタロッサ」であってハラオウン姓ではないですよ…まぁ些細な事ではありますが
308y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 13:11:23 ID:xcIEHljV
>>306
わぁ!さっそくやってしまいましたごめんなさい
次からは気をつけます〜orz
309y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/20(日) 13:23:12 ID:xcIEHljV
>>307
ハラオウン性はリンディさんでした…吊ってきます
ママンの名前忘れて、ちらっとwiki見てプレシア・テスタロッサ事件と書いてあるの見て
勘違いしてしまいました、脳内補正よろです〜
310名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 13:52:55 ID:2mf+QHam
GJ!!!!確かに気にかかったが、余裕で脳内補正出来るから問題無し!
311前スレ660:2007/05/20(日) 14:09:17 ID:/uloxIN6
>>283
ぐぼはぁ! あのこないだオンエアされた時の食堂て六課専用の食堂だったのかorz
じゃああの時食堂にいた(いたよね?)、ほかの職員て全員六課関係者なのか・・・orz

六課って、想像以上にでかいのね・・・改めてはやての偉大さを思い知った次第・・・。
ともあれご指摘感謝感激。精進します。
312名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 14:16:15 ID:vSFihOmZ
前スレ92マダー?(aary
313名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 14:16:52 ID:a443gQWf
>>311
いやいや、食堂だけじゃなくて、あの建物全体が丸ごと6課のもの。
漫画版読んでればそこはよくわかるんだが。
本編でも下のテロップで「機動六課隊舎」とかちゃんと出てただろ?
314名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 15:30:24 ID:9BGJ45gO
ターンA氏、GJです!
果たしてエリオはどうやって残りの二人を落とすのか?
幸せな結末になるのか?
気になるところです…それではなのは編の執筆も頑張ってください!
315名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:24:13 ID:jB5JONI9
>>309
GJ!よかったよ。

今作ではないが上の方で読んでて気になったことが一つ。
はやての一人称は「うち」じゃなくて「わたし」。
316名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:25:07 ID:fGikZvDA
五話〜七話を見ていて思いついた話です。
非エロ。五話の直後から。

「五話〜六話 幕間劇」 1/7

異変は、突然訪れた。

ロングアーチ本部のモニターが移すのは、町ひとつを覆うほどの広範囲に展開された、灰色の球体。
その中には、先ほど確保したレリックを中央ラボまで護送中の、スターズ分隊が乗ったヘリがいるはずだった。

「スターズ分隊を乗せたヘリ、敵性の広域結界に捕らえられた模様です」
「今のところ術者は確認出来ません。広域結界の内側にいる可能性が高いと思われます」
「ヘリとの通信、つながりません!」
通信士たちが矢継ぎ早に報告をあげる。

指揮官席のはやても、副官のグリフィスと共に対応に追われた。
「結界の分析は?」
「術式からして、純正ミッドチルダ式と思われます。ただ、汎用結界なのでこれだけでは術者の特定はできません」
「最後のリインからの通信だと、中で戦闘がおこってるみたいやな」
「事故現場で待機中のライトニング分隊を応援に向かわせますか?」
「…いや、やめとこ。まだ何か起こるかも知れへん。ライトニング分隊は警戒態勢で待機」
「了解です」

初期の対応が一段落し、各所への連絡も取り付けた直後。
状況に対して満足な対応が出来ないゆえに生まれた、一時の空白の中で。
はやては一人、そっと息を吐いた。

「あちらさんは、予定通りの行動か。ここからが、本番やね…」
317名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:26:21 ID:fGikZvDA
「五話〜六話 幕間劇」 2/7


灰色の空が広がる、広域結界内部。スターズ分隊は、すでに交戦状態にあった。


『ああっ、一人通しちゃった!ヘリに取り付かれます!』
『馬鹿スバル、追うな。前見なさいっ。もう一人にも抜けられるわよ!』
クロスミラージュを乱射しながら、ティアナはスバルを叱責。

『大丈夫ですよ。ヘリの周りには私の結界があります。しばらくは中に入ってこられないですから』
ヴァイスと共にヘリの中でレリックを守る、リインの声。

『大丈夫だよ、スバル、ティアナ。おちついていこう。まずは目の前の敵に集中して』
その場には居ない、なのはの激励。

敵の正体は分からない。先ほど列車で戦ったガジェットとの関連も不明だ。
分かっている事は少ない。
襲撃者は八人。全てが人間の魔導師であること(空戦魔導師四人、陸戦魔導師四人)。
そして狙いが、自分たちが護送中のレリックの奪収にあるということだけだ。

ティアナは、自身の不甲斐なさに唇を噛みしめていた。
砲撃魔法による狙い撃ちを避けて着陸したヘリを守るのが、スバルとティアナの役目だったのだ。
なのに、すでに敵の陸戦魔導師を二人、ヘリの方向に抜けさせてしまった。
そればかりか、残った二人の敵に足止めされ、逆にヘリに近寄れないでいる。

レリックがいまだに奪われていないのは、ヘリに向かった奪収役の敵二人が、リインの結界に足止めされているからにすぎない。
敵の誤算は、ただ、リインの存在だけ。
自分たちは現状、すでにクリアされた課題でしかないのだ。

目の前の敵二人を片付けてヘリに近づこうと、何度もティアナはスバルに指示と檄をとばす。
ありったけの弾丸を放ち、頭を振り絞って現状を打破する作戦を考えた。
だが、足止めを目的とした柔らかな包囲をどうしても突破できず、逆にダメージと疲労だけが蓄積していった。

「あたしがやらなきゃ、駄目なのに…!」

なのはは、上空で四人の空戦魔導師を一手に引き受けている。
助勢は当分、期待できないのだ。
318名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:29:17 ID:fGikZvDA
五話〜六話 幕間劇」 3/7

「空に四人、地上に四人…これで人数は打ち止めみたいだね」

上空での戦いは、すでに互いが様子見を終え、総力戦に移行していた。
なのはの見立てでは、敵はすべてAランク相当の能力を持つ空戦魔導師。
戦術論上、AAランク魔導師一人で相手にするには荷が勝ちすぎる。
絶望的な戦力差だ。

「いい部隊だね。空戦四人がそれぞれの役割を担当。練度も高い」

高速戦闘の最中、それでも余裕を残した口調で、なのはは敵部隊に語りかけた。
実際、敵の空戦部隊は乱舞するアクセルシューターに対応しつつも、なのはを包囲する陣形を崩さない。
構成は、最前線にフロントアタッカー。中衛にガードウイング、センターガード。後衛にフルバック。
基本に忠実に展開される、隙のない陣形。相応の訓練を受けた者たちの動きだ。

「教科書通りのきれいな陣形だね。ってことは、同じ教科書かな。時空管理局の部隊だよね?」

疑問というよりは、完全に確信した上での確認、といったなのはの口調。
襲撃者たちはそれに答えず、一斉になのはに向けての攻撃を開始した。

手にした長杖を槍のように構えて、フロントアタッカーがなのはへと突進した。
なのはは、両手に余る数のアクセルシューターを新たに出現させ、弾幕でアタッカーを迎撃。
が、すぐさまフルバックが対応し、集中砲火に晒されるアタッカーに、バリアを重ね置いた。
アクセルシューターは、大半がフルバックのバリアに防御されてしまい、アタッカーに届かない。
同時に、さらなる追撃を加えようとするなのはを、センターガードが射撃魔法で牽制する。
後衛二人の支援を受けて弾幕を抜けたフロントタッカーは、近接攻撃の射程になのはを捉えた。
319名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:30:43 ID:fGikZvDA
「五話〜六話 幕間劇」 4/7

「いいコンビネーションだね。見習わせたいくらい。でも…」

<restrict lock>

アクセルシューターに紛れてなのはが周囲に設置していたバインドが発動。
なのはに肉薄したフロントアタッカーが、瞬時に光の輪で拘束された。
一撃必殺の魔力を秘めたアタッカーの長杖は、なのはに触れる直前で停止。
わずかに魔力の余波が、なのはの前髪を乱す程度にとどまった。

「でも、それだけの実力があるからこそ…」

次の瞬間。なのはの死角、フロントアタッカーの陰から、ガードウイングが姿を現した。
先ほどの強引な突撃は、なのはの目からガードウイングを隠すおとりでもあったのだ。
ガードウイングがその瞬発力を駆使し、一瞬でなのはの懐、砲撃魔導師にとっては致命的な間合いに入り込む。
先端に剣状の魔力刃を形成した短杖が、なのはに向け薙ぎ払われた。

「わ か る よ ね?」

短杖がなのはに到達するよりも早く、なのはの右手が奔る。
魔力刃は、なのはの体に到達する寸前でシールドに阻まれ。
逆に、桜色の魔力に包まれた右の裏拳が、ガードウイングの側頭部にクリーンヒット。
拘束されたままのフロントアタッカーを巻き込み、二人をはるか後方へと弾き飛ばした。

「それだけじゃあ、私には通用しないよ!」

陣形が崩れた隙を逃がさず、なのはは再度のアクセルシューターで全員を攻撃。
完全に連携を断ち切られた上での反撃に、敵部隊の反応が遅れた。
後衛二人は自分の身を守るのが限界で、前衛の防御にまで手が回らない。
大ダメージ直後のガードウイングは直撃を喰らい、戦線を離脱。
吹き飛ばされたフロントアタッカーも回避行動が間に合わず、戦闘に支障が出るほどのダメージを負った。

なのはの戦術は単純明快。
先に攻撃させてそれを防御しつつ、攻撃の際に必然的に生じる隙にカウンターを合わせ、さらに追撃する。
ケンカに例えれば、打たれ強く腕力のある人間が、「攻撃を喰らいつつ的確に殴り返す」ことだ。
もともとランク不相応に堅固な防御力=打たれ強さをもつなのはが本気で張ったシールドを、下位の魔導師が打ち破るのは難しい。
そしてAAランクとAランクという確固たる魔力ポテンシャルの差=腕力の差が、この戦い方では如実に現れる。

空戦魔導師たちは、覚悟していた以上の力の差に驚愕した。

そんな敵部隊を尻目に、なのはは魔力を一気に解放。
腰を落としてスタンスを広くとり、横なぎにレイジングハートを構える。
砲撃魔導師本来のスタイルだ。

「殲滅と結界破壊をいっぺんにやるよ、レイジングハート。全力全開!」

<Yes, my master. starlight breaker,count 10>
320名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:31:59 ID:fGikZvDA
「五話〜六話 幕間劇」 5/7

砲撃へのカウントダウンが続く中、なのはは思念通話で全員に語りかけた。

『リイン、ヘリの現状は?』
『まだ結界魔法で侵入を防げてるです。あとどれだけ時間が稼げるかは、襲撃者さんのがんばり次第ですかね』

『ティアナ、状況の報告を』
『陸戦魔導師とのツーオンツーです。…ヘリのバックアップには、回れそうにありません』

『うん、わかった。今から結界を破るよ。衝撃がいくと思うから、各自注意して』
『え、もう決着がついたんですか?』
『これから一緒に。…さあ、いくよ!』
==========================================================
「シュート!」

桜色の魔力の奔流が、柱のごとく天を突く。
吹き荒れる魔力の暴風。砕け散る灰色の空。
その下から顔を覗かせた本来の青空が、唐突に始まった非現実的な事態の収拾を思わせた。

「…またやりすぎちゃったかな?」

結界破壊のために空に向けて砲撃を放ったが、戦闘空域の空戦魔導師を吹き飛ばすために、意図的に焦点を甘くしていた。
結果、全方位に放たれた魔力の余波が衝撃波となり、周囲をなぎ払ったのだ。
なのはの真下の大地は、そこを中心として木々がなぎ倒されている。
地上にいたスバルたちも、竜巻に遭遇したかのような衝撃に晒された事は確実だった。

すべての状況を把握した上で、レイジングハートは答えた。

<don't worry>(むしろ控えめなくらいです)
321名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:33:03 ID:fGikZvDA
「五話〜六話 幕間劇」 6/7

「!!」

桜色の魔力光の柱が立ち上がった次の瞬間、爆風のような衝撃波が周囲を駆け抜けた。

規模はともかく、あらかじめこの事態を知っていたスバルとティアナは、衝撃に飛ばされながらも集中力を維持。
一方、完全に不意を突かれた敵の魔導師二人は、衝撃で体勢を崩したうえ、スバルとティアナへの注意が途切れた。

「今だ、ティア。サポートをお願い!」
「無茶よ、スバル。間に合わない。勝手な行動を…」
「ムチャじゃないっ。ティア、合わせて!」

吹き飛ばされて地面に突っ伏した状態からスバルは強引に跳ね起き、敵魔導師に向け突進した。

迂回は無し。最短距離のウイングロードを形成し、先ほどの衝撃波で地面に転がった障害物全てを乗り越えて疾走。
マッハキャリバーもスバルに応え、魔力を振り絞って一瞬でトップスピードにまで加速。
途中、スバルはリボルバーナックルのカートリッジをロード。右拳に、魔力を集中させる。

相手の隙を見つけたから、がむしゃらに突っ込んだ。そういった類の蛮勇ではない。
勝機をとらえたときの、確信に満ちたスバルの横顔だった。

「ああ、もう!」

こうと決めたスバルに何を言っても無駄なことを知っているティアナは、覚悟を決めて立ち上がる。
即座に両方のマガジンを交換し、カートリッジもロード。
スバルの動きにリアクションをとる敵魔導師二人に向け、弾倉を一気に空にする勢いで弾丸を撃ち込んだ。

体勢の整わない状態でティアナに連弾を見舞われた魔導師は、魔力弾をシールドで防御。
しかし同時に、滑走してきたスバルがシールドの同じ箇所を狙って全力の拳を叩き込んだ。

「でえぇああああ!」
「!」

それまで職業兵士的に無表情だった魔導師が、驚愕の表情を浮かべた。
多重弾殻射撃とベルカ式近接攻撃、いずれもカートリッジを使用した二重の負荷に耐えられず、シールドが瓦解。
リボルバーナックルのクリーンヒットを受け、魔導師は後方に吹き飛んだ。

スバルは止まらない。
打撃を叩き込んだ直後には、もう一人の魔導師に向けてのウイングロードを滑走。

ティアナの牽制射撃にてこずりながらも反撃体勢を整えた敵魔導師は、カウンターの砲撃をスバルに見舞う。
シールドをも貫通する、必殺の一撃。威力、魔力収束速度ともに限界まで研ぎ澄ませた切り札。

しかし、砲撃に晒されたスバルは、唐突に掻き消えた。

「!!」

ティアナの幻影魔法。
本物のスバルは、最初の魔導師を倒した時点でウイングロードを下り、少し迂回したルートを取って次の魔導師に接近。
敵が高速・高威力の砲撃シークエンスに全集中力を注ぎ、スバルへの注意がおろそかになった瞬間を狙っての連携だった。

砲撃発射直後の致命的な隙に、スバルの拳が突き刺さる。
倒れこむ魔導師。
ティアナに向けて満面の笑みを向けるスバル。


なのはは、空戦魔導師四人を拘束して帰還。
ヘリに取り付いていた魔導師二人も、砲撃の余波でひるんだ隙に、リインの魔法で捕らえられていた。
とりあえずの、事態の収束だった。
322名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:37:11 ID:fGikZvDA
「五話〜六話 幕間劇」 7/9

帰りのヘリの中。
通信の回復した機内で、はやてによるねぎらいの言葉や、判明した襲撃者らの所属などの解説などがされていた。

うつむき、暗い表情を浮かべたティアナは、それらを聞き流すだけだった。

先ほどの戦闘。
自分の指揮と技量では、同じBランク地戦魔導師の二人組(ここだけは解説を聞いていた)に、歯が立たなかった。
事態を打開したのは、なのはの援護と、スバルの判断力及び行動力。

スバルは、ティアナの射撃魔法が着弾した瞬間を見極め、そこに拳撃をあわせることで敵の堅固なシールドを破壊した。
あの一瞬で、無意識にせよティアナの援護までを考慮にいれた戦術を組み立て、実行して見せた。
その戦闘技量、判断力、行動力は、今のティアナに出来ることではない。
凡庸な雰囲気の中に時折見せる、スバルの天才性だ。

なのはの強さは、いわずもがな。華々しい戦歴を刻むにふさわしい、圧倒的な実力を見せ付けられた。
リミッターでAAランクというハンデを背負いながら、額面上ではそれ以上の戦闘能力を有するAランク四人を相手に勝利。
なおかつ結界を破壊し、絶望的とまで思われたスターズ分隊の状況を、あっさりと覆した。

ここには居ないエリオとキャロにしても同じ。
あの二人は、すでに現時点で、自分を追い越しにかかっている。
ただひたすらに突き進んできた今までの努力を、生まれながらの才能だけで埋められてしまっているのだ。

周りにいる人間とは、持って生まれてきたものが違いすぎる。
その事を、列車と、この場の、立て続けにおきた二回の戦闘で思い知らされた。

「私には…才能が無い」

血を吐くように、ティアナはつぶやいた。


orz ごめんなさい。容量が予想以上でした。もう少し続きます
323名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:39:40 ID:fGikZvDA
五話〜六話 幕間劇」 8/9

「『ダガー』連隊、ですか」
スターズ分隊への通信を終えたはやてに、隣のグリフィスが声をかけた。

「そう。古代遺物管理部三課所属の、虎の子の実戦部隊や」
それが、先ほどスターズ分隊にも説明した、今回の襲撃者の正体だった。

機動六課と同じ古代遺物管理部に所属する、機動六課設立以前から存在していた、実働部隊。
主な役目は、遺跡調査チームの護衛や、ロストロギア災害発生時の先遣部隊として、最初に現地入りしての情報収集。
四年前の空港火災でも現地入りし、本部に大規模な救助要請を出している。

「機動六課が新設されたことで、自分たちの役割が侵害されたと感じたのでしょうか?」
グリフィスは、以前はやてが『現行の部隊では迅速な対応が出来ないから、六課を新設した』と言っていた事を思い出した。
ダガー連隊は、まさしくその『現行の部隊』なのだ。

「それは違う」
即座にはやては否定した。
彼らの権限は、あくまでも災害発生時に現地入りして、災害の種類や規模、負傷者その他の情報を送る事。
彼らからの情報を受け取った管理部本局が、それをもとに人員や物資を手配して、現場へと送るシステムになっている。
はやてが批判したのはそういった手間のかかるシステムそのものであり、それに関わるスタッフではない。

六課新設にあたり、はやては実働部隊であるダガー連隊とも会議の場を設けていた。
彼らは皆、今まで救えなかった命を救えるかもしれないと、非常に協力的だったのだ。

「ではなぜ、そのダガー連隊が今回の襲撃を?」
「指揮系統の上位からの指令やろ。みんな軍属や。理不尽といえど、命令には逆らえへん」
「三課の上層部の意向ですか?」
「もっと上やね」
全てを見通したような、はやての口調。
324名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:40:51 ID:fGikZvDA
五話〜六話 幕間劇」 9/9

「機動六課。新設までにどのくらいの無理を通さなあかんかったと思う?」
いたずらを告白するように楽しげな、そして少しだけ自嘲ぎみな笑みを浮かべて、はやては語りだした。

「一筋縄でいかん事は最初からわかっとった。なんせ、たかが十五やそこらの小娘のたわごとから始まっとるわけやしな」
「そのあたりは、母からも聞きました。ずいぶん、その、無茶をなされたとか」
「そうやね」
グリフィスの言葉にうなずき、はやては言葉を続けた。

「最初に、聖王教会とクロノ提督に後ろ盾になってもらって、中央に話が通りやすいよう図ってもらった」
「グレアムおじさんから継いだ、『旧グレアム派閥』も動かして、いろいろ工作もした」
「グリフィスくんも知ってるやろうけど、レティ提督にも頼んで、本部の内勤組も動かしてもらった」

はやてはそこで言葉を切り、司令室を見回した。
スタッフは皆、事後処理に追われている。二人の会話に耳を傾ける者はいない。

「こっちが信念をもって無理を通した。いろんな理由で反対した連中は、権力をカサにした小娘に我侭を通された」
「そんなこんなでこぎつけた六課の新設や。火種はどこにでもあるんよ」
「むしろ、六課新設でメンツを潰されたと感じる古代遺物管理部の上層部が、最初の火種やね」
「そんなわけで、六課最初の任務に、連中から何らかの形で妨害が入る事は、むしろ想定内なんや」

遠くを見ていたはやての視線が、現実へと戻った。
清濁併せ呑む、機動六課分隊長としての厳格な表情だ。

「その前提で、前々から網は張っていた。今回の襲撃の規模も目的も首謀者も、とっくに掴んである」
「行動を起こした以上、あとは予定通りに関係者を拘束するだけや」
「そっちのほうは、もうロッサとウチの子たちがカタをつけたころだと思う」

「…だから、教会からここに到着するまで時間がかかっていたのですか。ヴェロッサ査察官を動かしてきたのですね」
はやてはグリフィスの問いに、笑顔で応じるだけだった。

「まあ、今回はここで終わりや。あとはロッサにまかせて、キッツいお灸をすえてもらうだけやな」
325名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:43:45 ID:fGikZvDA
以上、完了でした。容量を読み違えての番号のズレ、失礼しました。
326名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:47:27 ID:JP+7dvPB
一番槍かなGJ!
327名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 17:57:24 ID:a443gQWf
>>325
これは・・・・・思わず読みふけってしまった。GJ!戦闘シーンが、特に
なのはさんの戦闘シーンの描写が凄く格好良い。なんつー貫禄wまさしくエースだなぁ
そして劣等感を募らせるティアナ(ノ∀`) TV本編でこの子がどう転ぶのかwktk
328名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 18:03:56 ID:XsF6Gib7
>>327
まあ、軍隊式にやるなら、そんなことを考えてるヒマもないほどシゴキ倒すことになるが。

ハッ。
シゴクって言っても、乳首とかクリトリスとか扱くんじゃないぞ。
と、言うヒマもなく俺の脳内スバルが暴走を始めた。
329名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 18:07:39 ID:vSFihOmZ
>>325
なのはさん格好良すぎ。
さて、ティアナがどう転ぶか。
悪い方に転ぶと、六課の落j(ry
330名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 18:33:06 ID:Xep99ff5
>>305
ターンA氏、お疲れ様です!
一体どんな終わり方になるのか想像がつきません…
なのはとはやてをどうやって堕とすのかも期待してます!!
331名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 19:13:07 ID:OoTjSpes
>>325
おお、かっけー。乙です。強いなのはさん最高!
リミッター解除したらどうなるのやらw
なのはモノは戦闘が熱すぎるから困る。
あの場>>321で幻影魔法織り交ぜてサポートするなんて、充分役割果たしたろティア。
と思いつつも目標が高い&自己評価が厳しいで落ちこむティアがいかにもで萌え。まさにティア。

ちなみに速度上げて読んでたらティアナがorzしてビックリしたw
>>322 気のせいだったww
332名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 19:46:04 ID:/uloxIN6
うまいなぁ・・・みんな愛がこもってるなぁ。
まだまだ俺には愛が足りないorz
333名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 20:42:25 ID:xcIEHljV
>>325
綺麗な文章だ、戦闘がかっこいい、というかこだわりを感じる
GJ!!!
3346課の落日:2007/05/20(日) 20:45:09 ID:dko/b+Xw
>>305
GJ!!
果たしてエリオがこの後どのように残りの二人を堕とすかニヤニヤしながら楽しみにさせていただきます。

>>325
とにかくすごいの一言、GJです!!


P.S
6課の落日、スバル&なのはパートは早ければ今夜あたり、遅くとも火曜日までには書きあがる予定です。
335名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 21:01:38 ID:toUN0hFl
さあて六課隊舎へのAMFプラス中隊規模攻撃はまだかなあー+(0゚・∀・)
336名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:05:47 ID:vSFihOmZ
ノリノリでガジェット虐殺するなのはさんしか想像できないのは何でなんだぜ
337名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:24:13 ID:C4DU9mg0
>>325
なのはさん、格好いい・・・。
戦技教導官の貫禄ですね。
「…またやりすぎちゃったかな?」 のセリフがなのはさんらしいというか。
338名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:28:42 ID:0Dwrv36y
いいねぇ。GJ!
そして誰か本命のエリオ×キャロ(キャロ×エリオ)書いて欲しいなー
339名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:28:45 ID:A6GO8ARn
>ID:fGikZvDA様

次なる作品をwktkしながらお待ちしております
340名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:31:37 ID:UGNjhI7w
>>305
オォ〜エロイゼ!
きっかけははやてさんですか・・・
で最後は自分に廻ってくると?
まぁ理屈は抜きにエロエリオGJだぜ!!

あとはやて好きとしては、密かにはやてショートが楽しみで溜まらんのですが。

>>334
続6課の落日クルー!!
wktkして・・・はっ!?これが全裸正座して待つって事なのか・・・orz
341名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:39:58 ID:wK6wSdpJ
>>337
その後のRHの<don't worry>(むしろ控えめなくらいです)って台詞もらしいと思った。
この二人の掛け合いはこうじゃなくちゃ。
342名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:17:00 ID:6Ga/+p5D
>>338
乞食はよくない、せめてプロットを落とすんだ
そうすれば目に留めた書き手さんがSSに昇華してくださるかもしれん!



……そんなわけでエリオ押し倒され物語を脳内妄想からプロットへ第一段階の昇華中
案外まとめるのって難しいんだな……
3436課の落日:2007/05/21(月) 00:26:44 ID:G6JkJsf+
お待たせしましたこれより投下します。
副題は『fallen twin star』です。

とりあえず注意です。
嫌な場合はスルーしてください。
・ティアナが別世界でのはやての妹並みに黒いです。
・ふたなりがあります。
・やっぱり救いがありません。

それでは投下をします。
344fallen twin starその1:2007/05/21(月) 00:30:49 ID:G6JkJsf+
「うう・・・・・」

今の状況に彼女、高町なのはは泣くことしか出来なかった。
突然の管理局のクーデター、そして教え子の思わぬ裏切り。
その結果、囚われの身となったなのはに待ち受けていたのは想像を絶する輪姦地獄だった。
前だけでなく後ろの純潔も散らされ、大量の精液を飲まされ、そして浴びせられた。
今、そこにいるのは『不屈のエースオブエース』ではなく、白濁にまみれた哀れなメス奴隷だった・・・・・


そのクーデターは突然だった・・・・・
今の管理局の現状に不満を持つものが武力行使によって本局を制圧したのだ。
それと同時にクーデター軍は機動6課にも精鋭部隊を送り込んだのだった・・・・・
そして、その中には6課が追っているガジェットドローンまでいた。


「こちらスターズ1。
上空のクーデター軍とのエンゲージまで、後10マイル!!」
『こちらロングアーチ、了解!!
基地の被害が甚大や、場合によっては私も出るから。』
『こちらスターズ2。
陸型ガジェットドローンを視認した。
交戦に入るぞ!!』
「こちらライトニング1。
3と4をお願い!!」
『任せとけってんだ!!
ひよっ子ども、ついて来やがれ!!』
『『『了解!!』』』
345fallen twin starその2:2007/05/21(月) 00:33:55 ID:G6JkJsf+
突然の超長距離砲撃を受けて6課の基地は甚大な被害をこうむった。
幸いにも無事だったフォワード部隊は直ちに出撃した。
空と陸からの二面攻撃・・・・・
フォワード部隊は隊を二手に分け、対応することになった。
空はフェイト、なのは、シグナム。
陸はヴィータ、スバル、エリオ、キャロ。
この布陣で迎撃に臨んだ。
ティアナは6課の任務から外されているためここにはいない。


「下は始まったようだな・・・・・
テスタロッサ、なのは。
この状況、切り抜けられると思うか?」
「はっきり言って厳しいかな・・・・・でも!!」
「やるしかないんです!!」


だが、なのはの言うとおり厳しい状況だった。
6課のメインシステムにハッキングを仕掛けられリミッター解除の承認が不可能になってしまったのである。
やむ得ず他にリミッター解除の権限を持つカリムとクロノと連絡ととろうとしているのだが二人から連絡が取れない。
それもそのはずだ。
カリムは既に囚われており、クロノはこの世の人ではなくなっているだから・・・・・


「来た・・・・行くよ、なのは、シグナム!!
ライトニング1、エンゲージ!!」
「うん!!
スターズ1、エンゲージ!!」
「応!!
ライトニング2、エンゲージ!!」

3人は迎え撃つべく敵部隊におどりかかる。
これが彼女たちの最後の出撃になることも知らずに・・・・・
346fallen twin starその3:2007/05/21(月) 00:36:17 ID:G6JkJsf+
「このぉぉぉぉぉ!!」

ストラーダの一閃がガジェットを切り裂いた。
切り裂かれたガジェットは切り口から誘爆を起こし爆散する。

「くっ!?」

エリオはふらつき倒れそうになるがストラーダを杖にし何とか持ち直す。

「エリオ君!?」
「クキュウ!?」

思わずキャロとフリードが駆け寄る。

「だ、大丈夫。」

エリオは心配掛けまいと無理に笑みを浮かべる。
そこにスバルがエリオの腕を肩に担いだ。

「ぜんぜん大丈夫じゃないよ!!
魔力ほとんど残ってないじゃない!!」
「す、すみません・・・・・」

スバルの叱責にエリオはただ苦笑いをすることしか出来なかった。

「とりあえず第1陣はしのいだ。
一旦安全なところまで下がって体勢を立て直すぞ!!」
「「「了解!!」」」

ヴィータの指示を受けて三人は一旦後退した。


(まずいな・・・・・)

敵砲撃で損壊したビル内に部隊を一旦非難させたヴィータは現状に危機感を募らせていた。
ガジェットの第一陣を撃退したもののスバルたちは限界に近い状態。
戦闘開始直前まで彼女たちは訓練をしていたのだから無理もない。
魔力切れ寸前のエリオは、現在ヴィータからの魔力給与で何とか持ち直した。
とはいえ第1陣でこの体たらくでは、2陣3陣と波状攻撃くればがひとたまりもないだろう。

(よりにもよってこのタイミングなんてな・・・・・
まさか、内通者がいるってオチじゃねーだろうな。)

このヴィータの推理は当たっていた。
だがこの内通者がまさか自分の部下だったとはこのとき思いもしなかったのだが・・・・・
347名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:37:27 ID:Lauolwfb
>>305
はたしてエリオはなのはさんをやれるのか?
なのはさんは際限なく絞りつくしてしまうかも知れんぞ。
フェイトはドMだがなのはさんは人が苦しむ顔を見ると喜ぶドSだから
エリオが後ろにおもちゃを突っ込まれてしまう可能性も否定できないw
348fallen twin starその4:2007/05/21(月) 00:38:50 ID:G6JkJsf+
「ティア・・・・・?」

スバルの声に思考の海に沈んでいたヴィータははっとなる。
スバルの視線の先にはバリアジャケットを着込んだティアナの姿があった。

「ティアナ、何しに来た!?
てめぇは出撃禁止・・・・」

ヴィータが言い終わらぬうちに3発の銃声が響く。
放たれた弾丸はヴィータとエリオ、キャロに直撃した。

「て、てめぇ・・・・・」
「てぃあ・・・・な・・・・さん?」
「・・・・・え?」

まだ魔力に余裕があったヴィータはまだ大丈夫だったが、大幅に消耗していたキャロとエリオはそのまま倒れ付した。

「・・・・・てめぇ、何のつもりだ!!」

ヴィータは激昂する。

「簡単なことですよ・・・・・」

ティアナは銃口を天井に向け、邪悪な笑みを浮かべる。

「・・・・・あたしはあなたたちの敵です。」

そして引き金が引かれる。
銃口から放たれた光弾が天井に突き刺さりビルは激しい振動を起こし崩壊を始めるを起しはじめる。

「スバル、チビ達を連れて脱出するぞ!!」

ヴィータは檄を飛ばすが・・・・・

「ティア、どうして・・・・・・?」

突然の親友の凶行に、スバルはそこから動けなくなっていた。

「馬鹿野郎!?スバル、上!!」
「え?」

天井からから崩落してきた瓦礫がスバル、そして気を失っているエリオたちに目掛けて落ち始めていた。
349fallen twin starその5:2007/05/21(月) 00:39:33 ID:G6JkJsf+
「アイゼン!!」
『Panzerhindernis!!』

グラーフアイゼンのトリガーボイスとともにエリオたちに障壁が張られる。

(くそ、これ以上は魔法が使えねえか・・・・・)

度重なる戦闘と先ほどのエリオへの魔力給与によって既に魔力は枯渇寸前だった。

「くぅっ!?」

ヴィータはスバルへと駆け出す。

「スバル!!」

ヴィータはスバルと突き飛ばす。

「え?」

突然の衝撃にスバルは戸惑う。
そしてスバルの目の前でヴィータの小さな体が瓦礫に押し潰された・・・・・
350fallen twin starその6:2007/05/21(月) 00:40:49 ID:G6JkJsf+
ビルの崩落が収まり、スバルはただヴィータを押し潰した瓦礫の山で呆然と座り込んでいた。

「どうして・・・・・どうしてこんなことを!?
答えてよ、ティア!!」

後ろにいるだろうティアナに向けて吼える。

「・・・・・ここが私の居場所じゃなかったから。」

ティアナは淡々と応える。

「・・・・・どういう・・・・・こと?」
「6課のみんなは本当にすごい才能を持った人たちだった。
隊長たちやエリオ、キャロにスバル・・・・・
それに比べ私はただ撃つ事しか能がない凡人だった・・・・・」
「そんな、ティアだって・・・・」
「嘘だ!!」

スバルのフォローににティアナは一喝する。

「なら今の私の体たらくは何!?
前の任務じゃ下手をすればスバルを殺してた!!
二度とこのようなことを起こさないためにもいっぱい訓練をした!!
でもあまりにも無理をしすぎて、模擬戦でなのはさんに落とされその挙句、任務から外された!!」

ティアナはヒステリックに叫ぶ。

「それに、あたしはいつかここに居られなくなる・・・・・」
「え?」

ティアナの言葉にスバルは首をかしげる。

「ある人から聞いたんだ・・・・・
なのはさん、私の代わりを探してるって・・・・・」
「!?」
「だからあの時私は分かっちゃったんだ・・・・・
ここは私の居場所じゃないって・・・・・」

ティアナは壊れた笑みを浮かべながら涙を流す。
351fallen twin starその7:2007/05/21(月) 00:41:59 ID:G6JkJsf+
「・・・・・」

スバルは自分を呪った。
なぜここまで追い詰められていることに気付かなかったんだろう。
2年以上も一緒だったのに・・・・・

「ねぇ、スバル。」
「・・・・・ティア?」
「今なら遅くはない・・・・・あたしと一緒に来て。
アンタだけは討つようなことはしたくないの。」
「ティア・・・・・本気で言ってるの?」

スバルの拳に力が入る。

「・・・・・本気よ。
あんな化け物連中と居るよりは・・・・・」
「!?」

乾いた音が廃ビルに響き渡った。
ティアナの右頬が赤く腫れ上がっていた。

「なのはさんたちは化け物なんかじゃない!!
今のティアのほうが・・・・・」











「よっぽど化け物だよ!!」












スバルの声が廃ビル内にに響いた。
352fallen twin starその8:2007/05/21(月) 00:43:16 ID:G6JkJsf+
しばらくの沈黙、そして・・・・

「・・・・・アンタみたいな。」
「ティア?」

ティアナはスバルに銃口を向ける。

「アンタみたいな化け物にぃぃぃぃぃぃ!!」

そして銃声が再び廃ビルに響いた。
放たれた光弾はスバルに直撃しバリアジャケットの上着が弾け飛ぶ。
そしてそのまま倒れ付した。

「あは・・・・はははははははは。」

ティアナは壊れたように笑い出す。

「あっははははははははははは!!」

その狂った声は廃ビルに響き渡る。
そして狂気に染まった瞳には涙が流れていた・・・・・
353fallen twin starその9:2007/05/21(月) 00:44:02 ID:G6JkJsf+
そして場面は最初に戻る。

「アレだけされて壊れてないなんて、さすがは『不屈のエースオブエース』ですね。」

聞き覚えのある声になのはは顔を上げる。

「ティアナ・・・・・」

何時の間にか部屋にはティアナがいた。

「どうして、どうしてこんなことを・・・・・」
「私を見捨てようとしたアンタなんかに答える義理なんてないわね。」
「違う!!
私はそんなつもりであなたを任務から外したんじゃ・・・・・」
「うっさい!!
アンタなんか見たいな天才にはわからないわよ。
凡人のあたしがどれだけ苦しんでいるか・・・・・・」
「ティアナ、あなたは・・・・」

なのはが言い終わらないうちに銃声が響く。
光弾はなのはの頬をかすめ壁に突き刺さった。

「!?」
「・・・・・これ以上言い訳するなら、その頭に風穴開けるわよ。」

ティアナの恫喝になのはは黙ることしか出来なかった。
354fallen twin starその10:2007/05/21(月) 00:44:54 ID:G6JkJsf+
「なのはさん、他のみんなが心配じゃありませんか?」
「・・・・・え?」
「心配ですよね。
自分がこんな目に遭ってしまったらねぇ。」

ティアナはクスクス笑いながら端末を操作する。

「・・・・・まさか?」

なのはの眼前にモニターが展開される

「フェイトちゃん!?」

そしてそこに映し出されたのは多くの男たちに輪姦されあさましい声を上げる親友の姿だった。

『ふぁぁぁぁぁぁ、あはぁ、いい、いいよぉ。
もっとせいえきください、フェイトのいやらしいあなにせいえきいっぱいそそぎこんでぇぇぇぇ!!』

そのフェイトの懇願に答え男たちは動きを激しくする。
さらにその声を上げる口に肉棒が差し込まれる。

『んむぅ、ちゅぶ、れろ、はわふへいえひらしてぇぇぇぇぇ!!』

そのフェイトの淫語が決め手のなったのか、フェイトの周囲でしごいていた男たちの肉棒がいっせいに暴発した。
もちろん3つの口にささっている肉棒も大量の精を吐き出している。

『んく、うく、んんんんん!?』

フェイトは中だしされた感覚に震えながら精液を飲み干そうとする。
だがあまりの量に顔を離してしまい、彼女の端整な顔立ちが白く汚された。
355fallen twin starその11:2007/05/21(月) 00:46:14 ID:G6JkJsf+
「ああ、あああ・・・・・」

あまりにも変貌した親友の姿になのははただ呆然とするしかなかった。
その様子を見たティアナはさらに端末を操作する。
すると、モニターが別の画面を映し出した。

『ああ、いいよぉ、エリオくんのお○ん○んふとくてきもちいいよぉ!!』

映し出されたのは一心不乱に腰を振るキャロの姿だった。
だがキャロを犯していたのはエリオではなく別の男だった。

「どうも最初にやり過ぎちゃったみたいでねぇ。
今はどの男もエリオに見えるみたいよ。」
「そんな、どうしてキャロまで!?」
「・・・・・需要よ。
こういう子が好きって奴も結構いるのよ。」
『いくぅ、いっちゃうよ、エリオくぅぅぅぅぅん!!』

キャロは腰を動かす速度をさらに速める。
その激しい腰使いに男はひとたまりもなかった。

『あああ、でてる、いっぱいででる。
エリオくんのせいえきでいっちゃうぅぅぅぅぅぅ!!』

キャロは体を弓なりにそらして痙攣する。
そしてそのまま後ろに倒れこみそうになるが男がそれを支える。
そして再びピストンを始めた。

『ふぁぁぁぁぁぁ、やぁぁぁぁぁ、いったばかりなのにぃぃぃぃ!?』

なのはは思わずモニターから目をそらす。
そしてティアナを睨み付けた。

「この・・・・・悪魔!!」
「・・・・・悪魔?
ふ・・・・・あっはははははははははは!!」

なのはの言葉にティアナは手を叩きながら大笑いする。

「傑作だわ!!
『管理局の白い悪魔』に悪魔呼ばわれされるなんて、傑作としか言いようがないわ!!」

なのはは奥歯をギリギリとかみ締める。
いくら温厚ななのはでもティアナの態度に堪忍袋の緒が切れかけていた。
356fallen twin starその12:2007/05/21(月) 00:47:25 ID:G6JkJsf+
「でも、その『悪魔』も今日でおしまい。
いい加減にあの子達みたいに壊れてもらわないとね・・・・・」

そういってティアナはパチンと指を弾く。
ドアが開き誰かが入ってくる。

「・・・・・スバル!?」

部屋に入ってきたのは虚ろな目をした全裸のスバルだった・・・・・

「あは、なのはさんだぁ。」

スバルはなのはのところに駆け寄る。
そしてなのはに抱きつく。

「きゃっ、スバル!?」
「やっと・・・・・やっとなのはさんに会えた。」

スバルは涙ぐむ。

「すっごく怖かったんですよ・・・・・
本当に・・・・・」
「え?」

スバルの声のトーンが少し低くなる。

「オマ○コをにオ○ン○ンを入れられてすごく痛かった・・・・・
助けてって叫んでも誰も助けに来なかったんですよ・・・・・」
「スバル・・・・ひゃう!?」

なのはは突然の感覚に声を上げる。
スバルの指がなのはの秘腔に食い込んでいた。

「あれ?
なのはさんもだったんですか?」
「!?」

スバルは指を動かしなのはを秘腔を蹂躙する。
それと同時になのはの秘腔から精液と愛液の混合液が漏れ出した。
357fallen twin starその13:2007/05/21(月) 00:48:51 ID:G6JkJsf+
「わぁ、白いおしっこいっぱいあふれて来てますよ。」
「ふぁぁぁ、あぅ・・・・・言わないで。」

スバルの言葉になのはの顔が羞恥に染まる。

「男の人はうらやましいなぁ。
オ○ン○ンでなのはさんのオ○ンコ、グチョグチョに出来て・・・・」
「なら、出来るようにしてあげようか?」
「ティア、ほんと!?」

ティアナの言葉にスバルは食いつく。

「ちょっと待っててね。」

ティアナの足元に魔法陣が現れる。
光の玉が現れその玉はスバルの股に吸い込まれていく。
そしてまばゆい光が周囲を覆った。

「わぁ・・・・・」

光が収まるとスバルの股に極太の男性器が生えていた。

「さぁ、スバル。
そのオ○ン○ンでなのはさんを・・・・・」
「うん・・・・・」

スバルはなのはに組み伏しその男性器をなのはの秘腔に照準させる。

「スバル、お願い!!
やめて!?」

なのはは懇願する。

「なのはさんがいけないんですよ。」
「・・・・・え?」
「なのはさんが助けてくれなかったから、あたしおかしくなっちゃったんです・・・・・」
「あ・・・・・」

スバルの言葉になのははなのも答えることができなかった。
それと同時に自分の無力さをかみ締めるしかなかった。
358fallen twin starその14:2007/05/21(月) 00:49:38 ID:G6JkJsf+
「だから、これはあたしからなのはさんへの・・・・・罰です!!」

スバルの巨根がなのはの秘腔を突き進もうとして・・・・・

「ひゃうん!?」

滑ってなのはの秘芯をを刺激する。

「アレ・・・・なんで、どうして入らないの?」

スバルは何度も挿入しようとするがそのたびに滑って外れてしまう。

「全く・・・・・しょうがないわね。」
「・・・・・ティア?」

ティアナはスバルの巨根に手をそえなのはの秘腔に導く。

「はい、このまま押し込んで。」
「うん・・・・あっ、ふぇぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ティアナに導かれスバルの巨根はなのはの秘腔にずぶずぶと沈んでいく。

「あああああ、やだ、はいってくぅぅぅぅぅ!!」

今まで感じたことのない感覚になのははもだえる。

「ああ、なのはさんの膣、すごい、すごいよぅ!!」

スバルはあまりの快感に出し入れのの速度を上げる。

「ん、くぅ、ふぅ!!」

なのはは唇をかみ締め必死に襲い掛かる快感に耐えていた。
359fallen twin starその15:2007/05/21(月) 00:50:55 ID:G6JkJsf+
(本当にしぶといわね・・・・・
まぁ、それももう無駄なことだけどね)
「なのはさん、いいことを教えてあげるわ。」
「ん・・・・んん!!
な、なに・・・・・んんんん!?」

スバルの責めに必死に耐えながらなのはは尋ねる。

「スバルのそれね・・・・・射精できるのよ。
その精液にはね面白い成分が混ざってるの。」
「・・・・・え・・・・あぅ!?」
「強力な催淫成分が含まれているの・・・・・それも強力な。」
「・・・・・え?」

ティアナの言葉になのはは理解できない。
年の割になのははこの手に関しては全くの無知だったからだ。

「特に膣内で受けたら間違いなく人格が壊れてしまうほどのね・・・・・」
「・・・・・!?」

ティアナの言葉になのはは真っ青になる。
自分が自分でなくなる、それは誰もが恐怖することでなのはも例外ではなかった。

「やめて、やめてぇぇぇぇぇ!!」

なのはは涙を流しながら哀願する。

「だめですよ。
わたしもフェイトさんもキャロちゃんもそしてはやてさんも壊れちゃったのになのはさんだけ不公平じゃないですか。」

スバルはその哀願を却下する。
そしてなのはに口づけする。
360fallen twin starその16:2007/05/21(月) 00:52:26 ID:G6JkJsf+
「んむぅ!?」

スバルはそのまま舌を入れるなのはの口内を蹂躙する。

「んん、むぅうぅぅぅぅ、ふむぅぅぅぅぅぅ!?」

そのスバルの舌技になのはの瞳がとろんとなる。

「ああああああ、ふぁはぁぁぁぁぁぁぁ!!」

スバルが唇を離すとなのはの快楽に染まった声が部屋に響いた。
なのはの不屈の意志もスバルの巨根と舌技によって遂に砕けた瞬間だった。

「なのはさん、すごいです、すごくあつい!!」
「やだぁ、やぁぁぁ、いやなのに、いやなのにぃぃぃぃ!!」

なのはの膣を犯している感覚にスバルはすっかり興奮し出し入れの速度がさらに速まる。
それはスバルの射精を早める要因になった。

「なのはさん、あたし、もう出ます!!」
「!?・・・・・まって、スバル、お願い、膣に出さないで!!」

スバルの宣告になのはは必死に拒絶する。
自分が自分でなくなる恐怖なのはは震える。
だがそれはスバルの射精を許す切欠になってしまった。

「ああああ、しまる、しまるぅ!!
でるぅぅぅぅぅぅぅ!!」

スバルの巨根から灼熱の白濁液が吐き出されなのはの膣を焼いた。

「あああ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

その膣を焼かれる感触になのはは絶望の絶叫を上げる。

「あああ、まだでてるよぉ。」
「やだぁ・・・やだよぅ・・・・・」

まだ射精は終わらない。
なのはただ迫り来る恐怖に震えるしかなかった。
361fallen twin starその17:2007/05/21(月) 00:53:40 ID:G6JkJsf+
そして、その異変は直ぐに訪れた。

(何・・・・・からだが熱い。)

なのはを襲う熱。
既に精液の成分がなのはの体を侵しつつあった。
そしてその異変に応えるようになのはの膣がスバルの巨根を激しく締め付けた。

「うああああ!?なのはさん締まります!!ぎゅーってきます!!」
「ふあぁぁぁぁぁ!?なに、なんなのこれぇ!!」
「うごかしますよ!!なのはさん!!」

あまりの快楽にスバルは出し入れを再開する。

「ふぁぁぁぁ!?ああ!?ひぃ、いいい!!ふばるぅ、やれてぇぇぇぇぇ!!」

前とは違う感覚になのはは呂律が回らなくなる。

「すごいですぅ、なのはさんの膣、熱くて、きつくてぇぇぇぇぇ!!」
「ひゃぅあ、ふあぅ、きゃうん、ふくぅ!!」

そして2度目の射精があっけなく訪れた。

「ああああ!!でちゃう、またでちゃいますぅぅぅぅぅ!!」

そしてその精液をなのはの膣は吸収し、快楽がさらに加速する。
なのははスバルを押し倒し騎乗位で激しく腰を振り出した。
362fallen twin starその18:2007/05/21(月) 00:54:25 ID:G6JkJsf+
「ふぁぁぁぁ!!な、なのはさん!?」
「やだ!!だめぇ!!おかしくなるぅ。」

そして直ぐにスバルは精を放出した。

「ふぁぁぁぁぁ!!なのはさん止まりませぇぇぇぇぇぇん!!」
「あふひ、あふひぃぃぃぃぃぃぃ!?

なのはのその激しい腰使いにスバルの射精が止まらない。
膣はその精液の成分を受け取りその快楽がさらに増す。

「ひゃぁぁぁ、あああああ、ふぇあうぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

なのははますます激しくなる快楽に言葉らしい言葉を発することが出来なくなっていた。

「もうだめです・・・・もうあたしぃぃぃ!!」
「へぅあぁぁぁ、はひゅぅああああ、ひぅぅぅぅうぅぅ!!」

そしてその襲い来る快楽地獄に遂に二人は限界に達した。

「もう・・・・もう、ああああああああ!!」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

二人の快楽に満ちた嬌声が部屋に響き渡った・・・・・


そして二つの星は堕ちて行く・・・・・
どこまでも深く、深淵へと・・・・・
363fallen twin starその19:2007/05/21(月) 00:55:51 ID:G6JkJsf+
「もっと・・・・もっとちょうだい・・・・・」

虚ろな、そして濁った瞳でなのははおねだりする。
下にいるスバルは気を失っており巨根も時間が切れたのか消滅していた。

「そんなに焦らなくてもいいわ・・・・・
もうそろそろ来る頃だろうから。」

ティアナが言い終わると同時に扉が開く。
入ってきたのは男性局員だった。

「いらっしゃい、今仕込みが終わったところよ。」
「おお、さすがランスター秘書官。」

男たちは歓喜の声を上げる。

「それじゃ、あたしは仕事があるから後は楽しんでらっしゃい。」

そういってティアナは部屋を後にする。
ティアナが出た後扉が閉まる。
だがその扉越しからも二人の嬌声が聞こえ始めていた。

「ふふふふふ・・・・・・あははははははは。
あっははははははははは!!」

ティアナの狂気の笑い声が廊下に木霊した・・・・・


・・・・・To Be Continued
364名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:00:42 ID:rnlvL+9u
>>347
なのはさんも基本受けだからな…
フェイトと同様な風になるとは思われるが……
365後書き:2007/05/21(月) 01:04:33 ID:G6JkJsf+
6課の落日〜fallen twin starでした。
我ながらティアナを黒くしすぎたかもしれない・・・・・

6課の落日は後次回のはやてとリィンUの分を含め後2回の予定です。
果たして最後の被害者は誰か?

後、前回投稿したキャロ陵辱SSのサブタイトルは『Broken Heart』でお願いします。
366名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:09:45 ID:kIPeeQ7o
>>365
超GJ!!後2回もあるなんて楽しみすぎる
367名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:11:59 ID:++Y9DGKA
>>364
ま、押し切ってしまえば男の勝ちだもんな
368名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:36:22 ID:nEm34L0A
声優ネタで壮絶に吹いたwwww
369名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:51:46 ID:rnlvL+9u
>>367
三人とも墜としたら、六課の隊舎に秘密の部屋が出来そうな予感
ある特定の人達しか入室できない秘密の部屋って感じで
370名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 02:24:59 ID:Lauolwfb
>>369
秘密の部屋で3人に取り合いされて赤玉出るまで毎日絞られると思われ。
エリオに突っ込まれながらなのはとベロチューするフェイトとか。
371176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:28:21 ID:YVdjgbrz
魔法少女リリカルなのはStep
第11話 消える故郷とすれ違う気持ちなの

 もう……どうにでもなれ。
 時空管理局提督リンディ・ハラオウンはここに宣言します。
「艦長……胃薬ならありますけど」
 気遣いは嬉しい。しかしもう手遅れ。
「始末書を書く提督って私だけよね……」
「み、みんな書いてますよ……多分」
 そうよね……きっと若いころは書いていた人もいるんでしょうね。
 ……提督になる前に。
「で、ですけど今回もやはり不可抗力が働いたと思えば」
 なんて都合のいい責任転嫁だろうか。不可抗力とは不祥事を帳消しにする免罪符そのもので私にとっては最強の魔法に違いない。
 好転していた状況はほんの些細なきっかけでバランスを崩し、天秤は逆方向へ傾いたまま動かない。
 今までは辛うじて表沙汰にならなかった事件が今や目に見える形でこの町を騒がして。
 騒がすというよりは騒がしていた。過去形なのは不幸中の幸いってところかしら?
「後始末が大変じゃいい慰めにならないわよエイミィ」
「あ、あはは」
 そう、毎度毎度きれいに解決しないのが本来あるべきはずの姿。
 ――そうよ、今までがきれいに終わりすぎていたのよ。
「なのはさんのお兄さんとすずかさんのお姉さん、それに使用人……」
 大体の説明はなのはさんたちが頑張ったおかげで彼らも納得してくれたとはいうものの……。
 総括すれば今回ばかりは民間人の被害者が多すぎだ。
 L・ジュエルというイレギュラー要素だったことを加味してもやはり管理局としてはもう少し穏便に、そして迅速に解決する方法があったのではないか?
 武装局員はほとんど役立たず。アースラは潜水艦もどき。唯一頼みの執務官、嘱託魔導師は出張中。
「だからって現地の民間人に協力を仰ぎ続けるのはまずすぎるわ……」
 ああ、偏頭痛がする。
「そう言っちゃ全部おしまいですよ。なのはちゃんたち一生懸命やってくれてるんですから」
「そうね……心意気は受け取ってあげないとね」
 自分たちの世界は自分たちの手で守る。
 力無き者の助けになるのが管理局の勤めならもしかしたら私たちの出番はないのかもしれない。
 小さな魔導師たちでもその体にはもう立派な力が備わっているのだ。なら私たちは背中を見守ることが本来の勤め。
「いろいろ開き直っちゃいましょ艦長。じゃないとクロノ頭になっちゃいますよ」
「仕事一筋の石頭?」
「ストレッチしても、お酢かけても柔らかくならないんですから」
「確かに遠慮しておくわ」
 ようは楽観的に、そして限りなく前向きに物事を考えること。
 今私が悩む分はクロノに全部押し付けてしまおう。きっとあの子はこの状況を見てさぞ頭を抱えるのだから。
「ほんといつもあなたの言葉には助けられるわね、エイミィ」
「そんな、一番まいってるのは艦長なんですから。それに誰だって悩んでムスッてするより笑ってた方が気持ちも晴れますよ」
「ええ、我が息子にも今度言ってあげないとね」
 なんだか溜まっていたものが少しは抜けていった気がする。
 緊張していた顔の筋肉も今なら愛想笑いだけでなく普通に笑うことも出来そうだ。ここ数日、私自身笑うことを忘れていたわけだし。
 席から立って思い切り背伸びをしてみる。縮こまっていた体はそんないきなりの動きになんだかギシギシ音を立てて驚いているようだ。
(年かしら……なんてまだまだ言えないわね) 
 そうして首を回して肩を軽く叩いて、大きく息を吸って吐いて――。
 まだまだこれから、むしろ正念場はここからだ。
「回収したL・ジュエルはたったの三つ……残りは六つも」
「六つしかない……そう考えましょう」
 「ええ」と気楽に私は答えた。
 硬くなっていた体も頭もようやく柔らかくなっていくのをしみじみ感じていた。

 どうやら息子以上の石頭にはならずにすんだようだ。

* * *
372名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 02:29:03 ID:Lauolwfb
>>365
それはティアナじゃなくてレナだw
373176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:29:51 ID:YVdjgbrz

「……抗魔法障壁ねぇ。さしずめアンチマジックシールドってところかしら」
「こっちの言葉ではAMF……アンチマギリングフィールド呼んでます」
「なるほど対魔法使いなのね」
 だから私の体に魔法が当たっても勝手に砕けていたわけか。
「例外もあるんですけどね」
「あの鎖とか?」
「はい、結局これも魔法ですからそれようの対策さえ取ってれば大したこと無くて」
「な〜る」
 オペレーターの側で昨日の戦いの様子を見返しながら私は視線を手のひらに落とした。
 何度か握って具合を確かめてみる。もちろん痺れとか動かしにくいとか異常は無い。
「あるのはこれだけか」
 今度は開いて指先に力をこめる。同時に心の中で軽く念じる。
(――出ろ!)
 ブン! と指先から光が伸び、すぐにそれは鋭く尖った爪を形作った。
 私の主武装ともいうべき赤爪の出来上がりだ。
「なんだかすずかたちとは違うみたいだけど……これも魔法?」
「それ以外はないですね。本当ならジュエルシードを封印すれば無くなると思ってたんですけど」
 申し訳なさそうに肩を落としながら彼女は頬をかいた。目の前のモニターにはちょうど私がすずかの首に牙をつきたてる場面が映し出されている。
「気にしなくていいわよ。過ぎちゃったものはしょうがないし、あの子達だって気にしてない。そのL・ジュエルなんかに取り付かれた私が悪いんだから」
「それでも現地の民間人を巻き込んでしまったことは失態ですから」
「もう、かしこまらなくていいの。私のほうがいろいろ聞きたいんだし。敬語だって別にいいわよ」
「そ、そう……?」
 私から見れば相手のほうがよっぽど偉い立場だ。二歳年下でこんな戦艦のオペレーターを任されているなんて私たちの世界の常識から見ればありえない。
 それにすずかから彼女がどんな人間かあらかた知っているし、それなら彼女がもっともリラックスできる環境が私としても気を遣わずに済む。 
「そういうわけでここからはごく普通に世間話でもするようにってことで、ね。エイミィ」
「それなら……んじゃ私もよろしくね忍さん」
「呼び捨てでいいわよ」
「じゃあ忍ちゃんで」
「よろしい」
 うむうむと頷きつつ私はモニターを見やる。ちょうどよく恭也が出てきた場面になっていた。
「そういえばエイミィ」
「なに?」
「結局の所私のこれってどんな魔法なの? 性質的には大分すずかたちとかけ離れているみたいだけど」
 なのはちゃんみたいにビームは出せないし、かと言ってアリサちゃんみたいな爆発もない。
 あんな風に空も飛べない。あるのは人並み外れた身体能力と目を合わせた相手を金縛りにすること。
「それはね、こっちの分析だと変身魔法と強化魔法の複合型って感じかな」
「変身と強化か……」
 確かに吸血鬼じみた――というか夜の一族――感じに体が組み換わってた思えなくも無い。体に関してはあんなに飛び回ってたから頷ける。
「でもそれにAMFを常時発動させているわけだから魔法の制御に関してはすずかちゃん並みの資質持ってるよ」
「だけどこの世界の人って魔法の資質なんて無いんでしょ?」
「それ、私の今一番不思議に思ってるとこ。突然変異で資質が生まれるにしたって数が多すぎるし。でも忍ちゃんにも資質が生まれてる」
「謎ね〜。アプローチの仕方変えてみれば?」
「うん、でも今は目の前の事件終わらせないとね」
 目の前の事件……。
 つまりすずかたちが今まで隠してたこの魔法使いな日常について。
「願いを叶える宝石……ジュエルシードだっけ?」
「うん。それで忍ちゃんに取り付いたのはその上位版」
「私がこの力を手にしたのもそのせい……」
 あの夜拾った青い宝石。月にかざしてなんとなく考えた願いがどういうわけかこの力。
 確かにその前に三角はーと読んでて夜の一族のことが頭にあったからその丸写しの姿になるのも道理が通る。私的なアレンジも加えての姿で。
 まっ定期的に血を吸わないといけないとか余計な短所も受け継いでいるみたいだけど。
「まだまだ知らないことが多すぎるわね。この力だってまだ使いこなせてないし」
 というか昨日の今日である。ジュエルシードの無い今からが私の魔法の試運転なんだし。
「でも忍ちゃんの力なら訓練すれば自由に使えると思う。あんな風に他人から魔力や血を吸うこともなくなるだろうし」
「自分次第か」
374176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:30:44 ID:YVdjgbrz

 私だって善良な一般市民には迷惑はかけたくない。訓練次第ならいくらでもしてこの魔法を我が物にしてみせるわ。
「それに欠点がなくなるなら……ね」
「ん? 何か気になることあるの?」
「お話の通りなら多分……あれも一緒についてるのかなぁって」
 言いつつそっとエイミィの耳元で囁いた。
 私が夜の一族である故におそらく来るであろう避けられない体質についてだ。
 こればかりは他人に頼らないといけないだろうし――相手はもう恭也一択で決まりだから問題とないといえば問題ないんだけど。
「……というわけなのよ。もっと詳しいことが知りたければその本貸すけど」
 事の次第を全部エイミィの耳に置いてきて体を起こす。
 案の定エイミィの頬はすでに赤く染まっていた。
「あ、あはは……なるほど…………体が火照るんだ」
「簡単に言えば発情期」
「お、大人の世界だね。ちょーっとなのはちゃんたちには話せないね、こりゃ……」
 笑顔をぎこちなくさせながら呟くエイミィにはどうやら刺激が強すぎた様子。
 年の近い子同士ならこんなちょっと過激な話題も通じるかと思ったけど、どうやらエイミィにはまだ早すぎたみたい。
「エイミィにはいないの? 運命の人とか」
「そんなのいないってば……せいぜい手のかかる弟分がいるだけだって」
 なるほど、弟分……ねぇ。
「私には心に決めた恭也がいるんだけどね」
「惚気てたのも思いっきり映ってるからね」
「ああ、じょぶじょぶ。そこまウブじゃないから……恭也はどうかわからないけど」
 恭也はあれで結構恥ずかしやがりだし秘密にしておいたほうがよさそうだ。
「そういえば忍ちゃんって恭也さんとどう知り合ったの?」
「ん、知り合ったきっかけ? そうね、自慢じゃないけど他の人には結構真似できない出会い方かな」
「そういわれるとすごく聞きたくなってくるよ」
「じゃあ話してあげる。ついでに恭也のプライベートなこと隅々まで」
「でも惚気は遠慮しておきます」
「え〜」
 せっかく三角はーとにも負けないくらいロマンスに溢れた二年間を話してあげようと思ったのに。
 ……でも急ぐことは無いか。これから長い付き合いになるだろうし。

 なんてたって魔法と異世界の友達が出来たんだから。

* * *
375176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:31:26 ID:YVdjgbrz

 ――心が晴れない。
 きっと今までの私なら戸惑うことなく行動していたはずだ。母さんの言いつけだもん、当たり前。
「…………アリシア」
 傍らのリニスが心配そうに私の名前を呼んだ。
 今この場所には私とリニスしかいない。雲よりも遥かに高くて、地上よりは星に近くなったこの空の只中で私は足元で輝く夜の町を見つめていた。
 ミッドチルダの中枢が位置する首都クラナガン。私たちが撒いたジュエルシードのおかげでこの町も例外なく夢を見ている。
「流石に時間が経ちましたからね。遠方に派遣されていた魔導師が首都防衛に戻ってきてますね」
 数が多くてもやっぱり強い魔導師にはジュエルシードはどんどん封印されている。このままだといずれジュエルシードはこの町から一つ残らずなくなってしまうだろう。
 自分で仲間を増やす手段をこの子達は持ってないのだ。母さんがくれたオリジナルの九つのジュエルシードなら話は別だけどあれはあの世界に全部撒いて手元にない。
「母さんは何をする気なんだろう……? 母さんはこの世界に本当の夢を見させるって言ってたけど」
「さあ……私たちがすべき仕事はここでこのジュエルシードを発動させるだけです」
 一体何が起こるのか私にはまったく見当がつかない。
 でも……嫌な予感がする。それだけは絶対。
「あなたらしくないですよ。いつもならこんなことすぐに終わらせてしまうのに」
「そうだよね……ただもしミッドチルダに何かあったらフェイトが悲しむかなって」
 今までは憎しみしかなかった私の心。だけど今はその中に別の感情が生まれていることに気づいている。
 フェイトから記憶が戻ってないことを聞いて、リニスからフェイトの事を聞いて――。
「私はお姉ちゃんだから……」
 リニスは言っていた。私とフェイトはいわば双子の姉妹だと。
 先に生まれた私はお姉ちゃんでフェイトは妹で。
「あれは例え話ですよ。本当の意味ではあなたたちは姉妹ではない」
「なんだけどね」
 それでも私はフェイトのことが気になり始めている。
 憎しみ以外でフェイトのことが気になり始めている。
「可愛い妹を……慈しんでいるのですか?」 
 ――わからない。
 そんな意味をこめて首を振った。
「ただ今はちゃんと話がしたい……かな」
 多分また会えば答えは出せる気がする。曖昧だけど私の中ではちゃんとした形で存在してるから。
「あまり余計なことは考えないでください。今はプレシアの望みをかなえることが最優先です」
「うん、母さんの願いは叶えないとね。だからこれでフェイトのことを考えるのはおしまい」
 待機状態にしていたプロトを起動させる。この子もいわばフェイトのバルディッシュと双子だ。
 何から何まで似たり寄ったりな私たちに少し可笑しくなってにんまりする。
「プロト、ジュエルシード一つ頂戴」
『Yes,Sir.Put out』
 右手に舞い降りた願いの種をぎゅっと私は握り締め天に、星にかざす。
「アリシア、何を?」
「ん? フェイトのことをいったん忘れるためのおまじない」 
 そっと目を閉じ風の声を聞きながら、せせらぎの様な願いをそっと種へとこめていく。
 壊れてしまわないように、崩れてしまわないように、そよ風のような言葉を紡いでいく。
「お願い……ここではない……遠いけど近いところで……大きく芽吹いて……みんなに負けない輝きを……あの子に教えて――!」 
 心からの願いはすぐに光となって私の手から離れる。光は天を目指し、そのまままっすぐ飛んで見えなくなった。
 きっとこれで大丈夫。万が一この世界に何か起こってもフェイトは大丈夫。
「いいのですかアリシア……一つでも欠けてしまうと儀式に支障が」
376176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:32:08 ID:YVdjgbrz

「大丈夫だよ。私とリニスで頑張れば絶対大丈夫!」
 笑顔で気持ちを切り替えながらプロトの中にある全てのジュエルシードを中へ放出する。
 無数の青い輝きは満天の星とまではいかないけど、優しく煌いて私たちを照らす。
「……そうですね、少しはプレシアにも苦労してもらいましょう」
「えへへ……じゃあ始めよう」
「ええ」
 そっと背中合わせ、お互いの温もりを感じながら私は杖をジュエルシードへかざす。
 やることは簡単。ただ魔力を流し込んで動かすだけ。
「アルカス……クルタス……レイギアス……」
 静かに輝きを増していくジュエルシード。怖いくらいに順調に魔力を蓄えながらゆっくりと種は芽吹いていく。
 やがて臨界点に達するころ、まるで共鳴するかのようにクラナガンからいくつもの光の柱が立ち上がった。
 いや、クラナガンだけじゃない。光の柱はクラナガンから離れた場所からも生まれ天を目指していた。
 まるで世界中のジュエルシードがいっせいに芽吹いたようなそんな感じで――ううん、確かに芽吹いている。世界中で、この星全ての場所で。
 いつしか私の足元は無数の光の柱で埋め尽くされていた。立ち上った光が私やリニスの側を通り抜けて高く高く上っていく。
「これって……リニス!?」
「ジュエルシードの一斉発動……待ってくださいこんなことをすれば……」
 予感は当たった。この世界になにか大変なことが起こり始めている。
 大変って言葉で片付けられないくらいの大変が世界を包み込んでいる気がする。
「ここにいては不味いですね……やることはやりました、私たちは戻りましょうアリシア」
「あ、うん!」
 そうだ、帰らなきゃ。
 急いで転送魔法を発動させる。
「開け失われし世界への道……我がテスタロッサのもとへ」
 そうして私たちの存在はこの世界から消えた。後は何が起ころうと私たちには関係ない。
 どんな事実を知ったって、どんなことが起こったって、私たちが足掻くことはどうやっても出来ないのだから――。
 
 例え誰かが涙を流しても……。
 
377176 ◆iJ.78YNgfE :2007/05/21(月) 02:32:51 ID:YVdjgbrz
なんだかStSで盛り上がる中でただ一人A'sにすら進んでない話を投下する私
ちびっ子カップルはいいよね、なの×ユー書いてた人としてはぜひエリ×キャロも
しかし本編見るの滞ってるから書けないorz

ともあれみなさんGJ!
378名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 06:01:06 ID:wxZQeFJc
>>377
だから前にSS投下されたら一日くらいは投下を自重しろよ
書いたら即投下したいのもわかるけど
自分がろくに感想もらえないうちにかぶせられたら時のこと考えてみろ
379名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 06:48:34 ID:otPUgZ56
朝起きたらスレが飛んで吹いたwみなさんお疲れさまです

>365
前よりさらにティアナが逝っちゃってるー内面がさらにふみこまれててGJ!
はやてリィンU個人的に大好きです、wktkしながら待ってます

>377
なんだか希少な魔法使いが引かれあうってのは
スタンド使いと同じ理屈なんですかねぇ…なんて考えた自分オワットル
壮大な雰囲気に続き期待してます
380名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 07:36:53 ID:gD+ct578
>>365
第8話のティアナとは大違いだな…
ティアナカワイソス
そして白い大魔王光臨
381名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 09:28:33 ID:GN3CGru7
>>365
もうエロをなくして本編これでよくね

ティアにはとことん壊れてもらいたい
382名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 11:53:55 ID:pE/TcLS+
>>378
そのマナーって

>完成済みの自SSがあっても先に他の書き手が投下していたら
>せめて24時間or一つ二つレスが付くまで待つ余裕が欲しい。

ってやつでしょ?
投下済みのSSに既にレスついていても、尚24時間待ちを徹底してるスレなんて見たことないぞ。
383名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 12:27:54 ID:PDZScEur
つか何勝手にルール作ってんだ?新参か?
小説が連続してもアンカーで感想つけりゃいい話だし今までもそうだったろ。
ちょっとした気遣い程度の問題をルールにすんな。

176氏も含めて古参の職人は感想つかずに次の小説投下されるなんて何度も体験してるっての。
あきらかに文句言ってるやつは器小さすぎ。
384名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 12:42:41 ID:xYTPRAG7
8話のなのはさんがしゃっほーの楓に見える
まさに冥王
385sage:2007/05/21(月) 12:44:05 ID:1gKgGAaA
>>383
同意
最近おれルールを適用してるヤシが多すぎ
386385:2007/05/21(月) 12:46:55 ID:1gKgGAaA
ミスった
スマソ
387名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 13:21:04 ID:Fp4bXS1j
SS投下前には何の続きとか、かいてから、投下したがわかりやすいかと。まあ、作者とか、内容を読んでいけば何となく、どの続きかわかるが、人によって、好みの問題で読みたくないのとかあるだろうし。
注:あくまでアドバイス的なものなので、そうしたくないヤシはしなくていいです。
388名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 14:07:32 ID:g5IVOkYw
>>384
2クールのせいで盛り上がりどころが遅かったが、ようやくいつものやつ(外道)覚醒だしなw
これをきっかけに、三期も熱いSSやネタSSで盛り上がって欲しいところ
389名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 14:26:05 ID:oncoi/Wv
8話見た、なのはさん・・・オソロシス・・・orz
あれが「いつものやつ」なんすかー!?
390名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 14:29:45 ID:ASU9BGbk
 StS8話、ユーなのが思ったよりも良い雰囲気だった事が個人的に
嬉しかった。公式HPが更新されてもキャラにもキャストにも名前が
載ってないけど、折角ジュエルシード絡みなんだからもっと頑張れユーノw
391名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 14:56:56 ID:vHmDadIq
ここまできてキャスト表にすら載ってないのは何かの陰謀レベルで怪しく思える
392名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 15:31:14 ID:Fp4bXS1j
ユーノを省く、監督や都築等の陰謀。
393名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 15:39:56 ID:cy8Hpp7B
なのはさんにユーノ、はやてとヴェロッサと来て、フェイトは?
394名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 16:05:02 ID:g5IVOkYw
>>393
グリフィス君とか・・・
まあ今回、男性キャラはどいつもこいつも空気扱いっぽいが
395名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 16:35:55 ID:u0Ju4+bC
馬鹿野郎!! 他のキャラはともかく、ユーノはちがうぞ!!

2クール目に突入したら、きっと活躍しまくりだ!! 公式にユーノがアップされていないのも、新しいバリアジャケット
のデザインに時間をかけてるからだ!!


……そう思っている時期(ry
396名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 17:55:29 ID:Vwq9V+A0
ネタバレすんなとまではいわないが、アニメ最新話感想速報なんてここでやることか?
397名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 18:56:59 ID:ZXRQK7kA
>>390
ユーなの雰囲気いいのは同意だが、逆に誰かが2人にブーストかけんとこれ以上進みそうもないと思ったw
398名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 19:01:15 ID:I8X0CawQ
しかし今週の見た後で6課の落日読むとそりゃ黒くなるの当然だわと思えてくる。
399名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 19:41:16 ID:Fp4bXS1j
>>393
スレ違いかもしれないが、これだけは言わせてくれ。あんな緑髪のナルシストホモ野郎に、はやてはやらん。
400名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 19:53:24 ID:6Ga/+p5D
>>365
なんという陵辱劇、こいつは間違いなく救いがない

前回がキャロ、今回がなのは&スバル(&フェイト)、次回がはやて&リインII……ならその次は?
ヴィータは瓦礫の下敷きだから多分ない、シグナムとシャマルは未登場だし内勤組も然り、可能性が無くはない。
それとも、調子乗ってたティアナが裏切られて犯されるとか?

いや、あるいは……まさかとは思うけど、コールサイン『ライトニング3』?
401名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 20:31:13 ID:bFIiqZDZ
なのはとユーノ
フェイトと誰か
はやてとヴェロッサ
三人で合同結婚式を挙げて一緒にブーケトス。
なのは−スバル
フェイト−キャロ
はやて−ティアナ
が、それぞれ受け取ってエンディング。
曲は「Little Wish 〜lyrical step〜」がフルコーラスでかかる。

そんな最終話のシーンが浮かんだ。
402名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 20:54:59 ID:AYjNJ8G1
俺的に緑髪よりヘリのあんちゃんの方が好きだな
っていうか8話みたらあの後ティアがなのはに性的なオシオキ
されて・・・・・
フェイトがあなたもやられたのね・・・とか言われるシーンとか妄想してしまったんですが
403名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 21:14:18 ID:AL8Q9015
>>401

>フェイトと誰か
ここでなぜかスカリエッティがまっさきに出てきた俺は確実に異常だ
404名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 21:55:52 ID:DSPS36hT
フェイト→ユーノ←なのは3P確定?と思ったんだが。
405名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:00:01 ID:32XdgAfa
>>403
まったくだ、スカリエッティはルーテシアとお茶だよな?
406名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:05:04 ID:iCodiIC/
>>404
いや、なのはを中心にユーノ×なのは×フェイト、だろう
で、何時の間にやら仲良く三人で。勿論なのは中心の関係だが
407名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:27:28 ID:hywXxONY
それどこの恋愛漫画家
408名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:30:32 ID:M/+a3eaY
神が連続して降臨したと聞いて飛んできますた
409名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:20:07 ID:YBiRtm6r
>>405
スカさん「やはり、魔法少女は十代前半に限るな」(ズズー
ルーテシア「お菓子、美味しい…」

どうでもいいが、スカリエッティが野点してる姿想像して吹いた>ルーテシアとお茶
410y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:26:39 ID:otPUgZ56
誰も使わなそうなので、本格派の話が続く中
馬鹿話投下させていただきます

注意点
・ジャンル…パロディ?
・エロ無(次回?触手でちょいエロの予定)
・世界観が馬鹿です全員変なバイアスかかってます、特にはやて
・今回も他の世界の話と関係ありません

はやてのエロパート考えてたら、はやてってこんな子だよなぁ…
と書いたものです

では


『リリカル戦隊なのレンジャー』
411y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:27:23 ID:otPUgZ56
「よーし決めた!」
え?となのはが海苔センベイをぽりぽり齧りながら顔を上げた
緊急会議があるとか言われて、士官学校の体育館の4倍ほどある室内競技場に皆が集まっていた
集めたのは叫んだ人、6課部隊長はやてその人だ

「何が決まったんですか?」
ハチマキをひるがえして振り向くと
こちらもセンベイを咥えたスバルがパキっと歯で折って指揮官に尋ねた
収集された6課のメンバーが各人三々五々思い思いに
フローリングの床に用意されたオツマミを囲んでつまんでいる、ヴォルケンリッターも全員勢ぞろいだ
何故か全員バリアジャケットを装着して愛用のデバイスまで抱えている

「なのはちゃんが…なのホワイトや!」
ほぇ?となのはが言った
「ホワイト・・?」
よく解ってない顔でなのはが聞き返す
「そや!」

指揮官が腕を組み大きく頷く、次いでビシッとスバルに指を突きつけた
「スバルは…なのブルー!」
「あ、あたしがブルーですか・・!」
何を任命されたのか不明だったが
ネーミングとなのはさんと同格ぽい扱いを感じてスバルが、ちょっぴり嬉しそうに頬を染める
番茶を両手でキープしたティアナが正座したまま、しらっとした表情でそれを見つめている

「なのブラック!」
くるりと振り向いて夜天の主の正式バリアジャケットを装着したはやてが指差して呼んだ
「わ、私!?」
オレンジジュースに口をつけようとしたフェイトが自分を指差した
「ほかに誰がおんねん・・」
チッチとはやてが指を振った、「おんねんですー」、隣に浮かんだリインも同じ動作をしている
「あ・・・あの…だって一応、、はやても黒いし・・・」
意味不明な受け答えの中にも、もっともな反論を執務官が提示してみせた
「ん・・そこなんやけど、私は今回無色ってポジションにするから・・」
さらに意味不明な回答が返ってきたのでフェイトは沈黙した

「あとは…ロリっ子は外せへんな!キャロ!」
「え!?はは…ハイ!!」
ニコニコしてポテチーをエリオにあーんさせていたキャロがビクっとして振り向いた
ポテチをつまんだ指がぐっとエリオの喉の奥まで突っ込まれて
「むぐ!?」と言った赤毛の少年がむせ返った
キャーっと叫び、キャロがおろおろしてウーロン茶を持ってきて、ケホケホ咳き込む少年の背中をさする
(私が見込んだ通りのドジっ子や・・)
内心その期待どうりの反応に満足すると、はやてはそのピンクの後ろ頭を指差した
「なのピンクや!」

再びビシっと決めた指揮官が力強く指名した、シュベルトクロイツをどんと床につき
左手をパッと広げると目を走らせ
…いち、にい、さん、しい、ご!と数を確認する

「五人揃ってリリカル戦隊なのレンジャー!!!これで決まりや!!!!」
どどーんとはやては宣言した、後ろでシャマルがニコニコとクラッカーを鳴らした、パーンと言う音が
広大な室内に木霊する
リインフォースUが
どんどんぱふぱふーと口で言って紙吹雪を撒き、ワーイと万歳してる

412名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:28:23 ID:L3VVC9Zy
いやユーノとアルフときて、フェイトもでもいいと思うぜ
413y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:28:30 ID:otPUgZ56
「あの…はやてちゃん…」
困惑の底で一同が顔を見合わせ、その促すような視線が自然に自分に集まってきたので
スターズ隊隊長が仕方なく質問した
「なのレンジャーって…?」
どう考えても自分の名前を冠したらしきそのネーミングの部隊について尋ねてみた
「ん、ええ質問や・・
私も最初は、『はやレンジャー』にしよかと思ったんやけど…
イマイチ語呂が悪うてね…
そこで!
リーダーの座はちょっと譲れへんので悪いんやけど…
なのはちゃんの名前を借りたんや」

またしても意味不明の返事が返ってきた
解ったのは、はやてが、その謎の戦隊のリーダーだという事だけだ

ようやくはやては一同に詳しい説明を始めた
車座になって全員がはやての説明に耳を傾けた
なんでも地域密着型の住民のみんなに愛される組織として時空管理局は…6課は頑張ってきたはずなのに
どうも世間的には派手な破壊の場面ばかりが取り上げられてイメージが悪いらしい

そこで最近ミッドで流行っているなのは達の世界の
戦隊物でイメージアップ作戦をやろうと言う事になり、あーだこーだと、いろんな部署のさまざまな思惑が重なり
どうせなら全員美少女で・・・と上層部の意見が一致したところで美少女ぞろいの6課に白羽の矢が立ったというわけだ
そもそもの発案者はカリムだそうで何でもかなりのマニアらしい

子供向けのアトラクションかと思いきや何と見せる相手は多次元世界の要人達だと言う
最近政府が本腰をいれてこの分野のえんたーていめんとを経済活動として認め
積極的に国の政策として支援する声明を発表したばかりだった
6課は晴れ晴れしくもその官製第一号に選ばれたという事らしかった

「……とまぁ、そういうワケや」
「あの…質問」
とティアナが小さく手を挙げた
ハイ、ティアナ!と勢い良くはやてが指差す
「じゃあ私達がバリアジャケットを着てるのは…」
「そう…なのレンジャーは普段の6課の正式装備で闘う正義の集団なんよ」
とはやて

「ふむ、…時空管理局のイメージアップにメディアを使うわけですか…
政府のバックアップもある…悪くないかもしれませんね」
真面目くさった顔でシグナムが一つ頷いた
「そやろーしかも本家の特撮と違って、こっちは全部本物の魔法が織り成す究極のスペクタクル舞台や!」
と我が意を得たとばかりに、はやてが嬉しそうにうんうんと頷く

「まぁ…メンバーの選出も終ったようですし、…では私はこれで失礼して任務に戻らせてもらい…」
「シグナムは悪の女幹部な、これコスチュームや」
立ち上がりかけたシグナムの手からレヴァンティンがガシャッと落ちた

え?と言う顔ではやてを見る烈火の将
「わ・・・私も出るんですか?」
「全員参加や……それともフェイト隊長に働かせておいて副隊長の自分はサボる気なんかシグナム?」
う…と痛いところ突かれたシグナムに、はやてが有無を言わせずコスチュームを手渡した
渡されたシグナムが見ると
なんだか水着のように見えるほど薄くて布地が少ないテカテカした服だ

シグナムは思わず、すがる様な表情で主はやての顔を見た
「あの…主はやて…」
「装着するとこうなんねん!」
パッとにこやかにリインが画面を浮かび上がらせると
真っ赤なコスチュームを装着した、露出度のかなり高い悪の女幹部の完成予想図が出た
414y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:29:12 ID:otPUgZ56
シグナムの後ろから爆笑が起きた
「ブッ…アッハハハハハッハハハハありえねぇw!!シグナムがカッコ良すぎるぜw!!!!」
腹を抱えたヴィータが足をバタつかせて大笑いしている
「なっ」と画面を見たきりシグナムが絶句した
ワナワナと肩を震わせ、ギラッと傍らのヴィータを睨んだ
「貴様・・ヴィータ……レヴァンティンの錆に成りたいか…」
赤面の余り涙ぐみそうな目で睨みつけた

反論は認めへんよ、とニッコリと笑うはやてのを見てピンクの頭ががっくりと落ちた
ヒーヒーと苦しそうに体を二つに折ったヴィータが
「悪い悪いwwでもシグナムしかそのおっぱい幹部はできねーって…ハマリ役だ……はははは」
尚も減らず口を叩き続けている

「ヴィータはザリガニ怪人エビーラな、色もぴったりや」
はやてがどこからか取り出したバインダーをぺらっとめくると告げた
悪の女幹部の横に伊勢海老が直立歩行したような怪人の映像が出現した
腹のあたりに顔を出す穴があるようだ

ギョッとしたヴィータが画面の怪人エビーラとはやてを見比べた
「な、なんであたしが怪人なんだよ…はやて…しかも…そんな…カッコ悪い…!
そんなんなら、あたしに、その、なのレンジャーってのをやらせてくれよ!!」

「あかん、あかん、ロリっ子はピンクの頭と相場が決まっとんのや、キャロが居る以上ヴィータに
お子様枠はあらへん」
駄目駄目とすげなく首を振ると事務的な口調で、冷たくはやてが応じる

「だっ…第一戦隊ものなら赤がいるだろ…レッドならあたし、しか居ねーじゃねーか!?」
これでもヴィータは戦隊モノが大好きで毎週欠かさずチェックしていた、なおも食い下がる

ふっと不敵に笑うとはやてが答えた
「…その心配はないでヴィータ、赤は武器の刃につく事になってるんや…昔のエロい吟遊詩人の人もそう言うてる」
(なんだそりゃーーーーーー!?)ヴィータが続ける言葉を失って絶句した

ポンとシグナムがヴィータの肩を叩いた
「しっかりなエビーラ」
逸らしたシグナムの顔がくっと吹いた
「うぐっ」とヴィータが睨みつける

パラパラとバインダーをめくるはやて
「あとは…ザフィーラとシャマルは裏方さんなんや、ザフィーラは今までずっと独りでセットとか作ってくれててな…
シャマルは衣装とか担当してくれててん、シグナムのそれとかシャマルが作ったんよ」
(逃げたな…)
シグナムとヴィータがこっくりと頷くザフィーラとニコニコと微笑むシャマルを見つめた
前者の方は罪は無さそうだが…
後者は口元に添えた手の下の口が三日月状にニヤリとしたのを二人は見逃がさなかった
「ちっ」と赤とピンクの髪の二人が一緒に舌打ちした
415y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:29:56 ID:otPUgZ56
「ティアナは…」
きたっ…とティアナは思った、こういう展開になった時にとんでも無い役が振られるのが
彼女のこれまでの人生だった、ただし条件に『スバルと知り合ってから以降に』が付くが

(お願いだから木の役とか止めてよね…)
「怪人の手下…」
ホッと息をついた、あまりカッコいい役とは言え無いが、長々と舞台で恥を晒すよりマシだと思った
どさくさに紛れて、さっさとやられて退場しよう
できたら戦闘員のマスクでも被せてもらえばもう…と考ティアナがえていると
「…A〜Tや」

はやての声が告げた
A〜T!?
「な…何ですかそのA〜Tって…」
うん、あのな、とはやてが配役資料に目を落としながら、唖然としているティアナに言った

「ティアナは分身できるからな人手が足りないから…下級戦闘員の役を一人……ええと…20役やって欲しいんや
なーに大丈夫よ、バラッと出したら、吹き飛ばされたらまた次の突っ込ますだけだから動きは単純なんよ
…分身使えるティアナなら楽勝や、簡単簡単♪」
笑顔のはやて

分身…どうやら幻影魔術の事らしい、あれを1体維持するのに自分がどれだけ苦労してるのか解って言って
いるんだろうかこの人は、…いや何か解ってないぽい、ほとんど化物に近い魔力を誇るこの人には
造作もない事なんだろうたぶん…ティアナは地獄のような舞台が自分に用意された事を悟った
また特訓のメニューを増やすしかなさそうだ…

ティアナはがっくりとorz状態になった
部下のその状態に気がついているのかいないのか
はやてが残りの配役を振った

「で、エリオ」
「は、ハイ」
「怪人にさらわれて悪戯……ゲホゲホッ…改造されそうになる少年A!
ちゃんと寸前でなのレンジャーに救われる役なんよ、安心した?」
ニッコリと微笑む
(今何か言いそうになったような…)
エリオは思ったが突っ込むのが怖かったので
あえて聞き直そうとはしなかった

「良かったねエリオ君」
とニコニコしたキャロが相方のまともな配役に喜んでくれる
助けに行く役が自分なのも彼女には嬉しかったらしい
「あ…ありがとうキャロ」
微笑み返すエリオ

まぁレーザーメスやから痛みはあらへん…
「え?」
「んんっ…何でも無いよ、あとは……」
とギョッとしたエリオの顔を無視してはやてが続けようとすると

「ちょっとまってくれよ」
と腰に手を当てたヴィータが待ったをかけた
何?配役変更は聞かんよ?とはやて
「いや、もーそれはいいよ……」
暗い顔つきでヴィータが続けた、気を取り直したように言葉に力を込めて力説した

「じゃ、なくてさ!主役が赤じゃないのはまぁ…百歩譲って、いいとしても
…白・黒・青・ピンク…無色ってちょっとおかしいと思うぜ…配色的に…
一人の戦隊ファンとして…異議を唱えさせてもらうぜ…ミドリは無いにしてもせめて黄色を…」
416y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:30:37 ID:otPUgZ56
「ああ、それも大丈夫や裏設定で私がカレー好きって事にしとくから…」
裏っ!…と言ったきり絶句するヴィータ
「無色+裏設定で黄色や」
「…それがリーダーなのか?」
のろのろと尋ねる
「そや、文句ある?」
「……いや、ねーです」
(黄色はデブだろ)
とか言いそうになったが、こうなったはやてに何を言っても通じないのをヴィータは知っていた
そんなん先入観や!キャッチャーかて最近はスリムになってるやろ古田はんとか見ヴィータ、とか言われるに決まってる
しおしおと席につくスターズ副隊長

「リインは妖精の役で古代の巫女なんですよ〜」
リインフォースUがすいーっと飛んで、くるくる回り、楽ししそうに皆に言った
「妖精…ねぇ、で巫女が一体何をやるの?」
まぁ、背中に羽根でも付けたらそのまんまよね
と気を取り直したティアナが興味を覚えて聞いてみた

実はティアナもスバルがせっせと集めた「なのはさんの世界の情報」とやらの影響を受けて
つまりマンガやアニメ及びあれやこれやの知識を持ち合わせていた
ちなみに一番のお気に入りは『ガラスの仮面』だった

「えっとですね、リインは実は双子で、…あ、これはシャーリー達がバックアップしてくれてフェイクを作ってくれるんですよ
それでリインが古代の祈りと歌を捧げると…封印されていた繭が割れて…
中から巨大ロボットが出てくるんです!」
バーンと手を広げると、嬉しそうにリインフォースUが自分の役回りを説明してくれた
繭…何か…こう、微妙に違うものが混ざってるような…とティアナは思った

「後は悪の参謀が…ここには居てへんけどグリフィスにやってもらって、
悪の総大将は…………これも私がやるっと…」

「ちょっ、ちょっと待って下さい、はやて隊長は戦隊のリーダーなんじゃあ…」
さらっと重要な役をさらって行く部隊長にティアナが我慢しきれずツッコミを入れた
奇妙な間を空け、はやてが神妙な顔でおごそかに告げた

「それは…………悪の総大将は実はリーダーの生き別れになった実の姉妹やったんや…」

(悪の総大将の事忘れてて、今、その設定考えたんじゃ……)
ティアナはそう思ったが口には出さなかった、とにかくこの人に逆らうともっと酷い配役になりそうな気がしたからだ
そもそも悪の総大将がはやて隊長、参謀グリフィス補佐では
今の6課がすでに悪の軍団そのものだと思われるのでは・・とティアナは思わずにはいられなかった

「以上で配役の説明は終わりや!みんな頑張っていくでー!!!」
おー!とリインとシャマルが明るく叫んだ
おー…と残りの者が力無く応じた

「なんやーみんな元気ないなー?それじゃさっそくプロモビデオの撮影開始や!」
どこから出したのかデバイスをメガホンに持ち替えた、はやてが言った
えええ!?という皆の声と視線を受けて、はやてが溜息をついた


417y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:31:18 ID:otPUgZ56
「ハァ…みんな解ってないなー…これは時空管理局上層部の
・・引いてはミッドの政府の偉い人達の期待がかかってるんよ?
それなりの予算はカリムと一緒になってふんだくってき……いや、もとい…分配してもろてきたから
気合入れた宣伝打って…

世間に私らの事をどーんとアピールせなあかんのや!
主賓は外国の偉いさんやけど一般見物客も大勢来るんやからね〜」
恥ずかしがってる場合やないんよ?解ったみんな!?
ぐっと拳を握るとはやてはメガホンをビシッと皆に向け激を飛ばした

生真面目な性格のシグナム、フェイト、キャロ、エリオの顔がハッとして
天然気味の、なのはとスバルは「そっかぁ」と納得の声で呟き
もはや何を言っても…とティアナとヴィータがガックリと頷いた

ザフィーラはむっつりと腕を組み、被害の無いシャマルとリインはニコニコしてる
「いくよーせーの…ガンバロー!おーーーーーー!」
はやての掛け声にようやく全員が答えた
「「「オーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」
一部はヤケクソ気味だったが


こうして…
とにもかくにもリリカル戦隊は結成されたんや……
でも私たちはこの時はまだこの楽しい…ゲフゲフ…6課にとって重要な任務があんな事になるとは
誰一人予想する事はできんかったんや……



「え?どこに向かってしゃべってるのはやてちゃん?」なのはが尋ねた
「え…な、なんでもあらへんよーさぁ撮影や!、なのはちゃん」

パタパタと足音が遠ざかって行った

第一話―結成!リリカル戦隊なのレンジャ― 終わり
418y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/21(月) 23:36:16 ID:otPUgZ56
次回は未定、エリオの方が終ったら続きを…(終るのか…?)
多分シグナム他が被害者の触手ものでソフトな内容のエロができればと
エリオの方は…ちゃんと書いてます7割ほどできたので週末あたり投下の予定

ではでは

追伸
はやての一人称指摘してくださった人ありがとうございました
419名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:38:19 ID:4HCbL4lX
>>417
乙です!
>はやてのエロパート考えてたら、はやてってこんな子だよなぁ…
ってことはなのはさんパートの骨組みは出来たのか?
と思ってしまった俺
420名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:49:18 ID:dG2eyanz
>>417
投下お疲れ様でした!
寝る前だってのに爆笑させていただきましたよ、ええw

複数考えるのは大変でしょうが、がんばってください!
421名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:55:41 ID:pMr477Pg
クソワロタwwwwwwwwww
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンAさん自重wwwwwwwwwww
422名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 00:46:46 ID:6+dXcaTg
乙&GJ!2つは大変だろうがガソバレ。
423名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 05:52:13 ID:qRlywKA7
俺としては投下途中の書き込みはどうかと思う程度

>>365
イイ!う〜んエクスタシー♪
嘘だっ!!は噴いたぜ!
ティアの黒さはこんぐらいはいいんじゃね?狂気超えたらならちょっとだけどね
作品的にぬきやすくて良いなGJ!
最後はティアとギンガですね(えー
424名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 14:38:28 ID:BxaZ3kpX
ギンガみたいなロングヘアの美人がよがり狂うのはいいなぁ・・・
425名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 19:36:12 ID:YQVMGnlh
今度のホテル(名前忘れた)、15話スレの614のネタとか使えるかもな。
構造とか施設とか設定とか頑無視で
426名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 19:45:02 ID:FbBsbiym
>15話スレの614のネタ
kwsk
427名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 19:49:42 ID:+zgCvb0r
これかな。
投下されても俺ならスルーするな。

614 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/05/07(月) 20:41:02 ID:MYN8q2VQ
ろだで見たフェイト×エリオのが頭にこびり付いてる自分、
主キャラ全員で慰安温泉旅行→実は混浴とは知らず風呂入るエリオ→御約束でキャロと遭遇→
→先着して、子孫繁栄に励むユーノ×なのはを発見→
→場の空気に流されエリオ×キャロも行為に及ぶが、前者が一足先に終ってたり後から入浴者が来たりで寸止め→
→その後、布団(ベッド)inして本番(2、3回くらいか)
てな展開が浮んだ
428名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 20:16:53 ID:X9E2it8p
>>425
 使えるといえば使えそうだが…そのネタはむしろもうじき発売する
サウンドステージ1のシチュがガチっぽい気が。(公式HP参照)
429名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 20:48:22 ID:vtTPnlZP
ttp://zip.2chan.net/5/src/11798316730169713.jpg
これだな。
双葉から甜菜。
430名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 20:51:22 ID:VCNtjFpL
つーかサウトラそれ以上だった。
キャロの猛攻は予想以上の破壊力だったし、女湯がとんでもないことになってた。
431名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 21:03:25 ID:Jz1p8O84
まぁ本物がはっちゃけたら、誰も勝てんわw
432名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 21:04:28 ID:peeQnNLs
>>430
エリオとキャロはどっちに入ってるの?
433名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 21:48:00 ID:gHO2YKOK
>>432
アニメサロン板のなのはバレスレに内容バレきてるよ。

…とりあえずエロオはコロス…俺の中で淫獣を越えた…
434名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 22:42:36 ID:D6pwj4jd
やはりエリキャロがクロなのを正当に受け継ぐちびっこカップルなのじゃろか…
435前スレ660:2007/05/22(火) 23:07:21 ID:kvAPIqhx
>>433
見てきた・・・
エロオに殺意沸いたw
436名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:16:54 ID:Jz1p8O84
ところでリインUがエリオ・キャロぐらいの人型になれると聞いて
新たなSSの可能性が広がったと喜ぶ俺ガイル
437名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:39:24 ID:KTFYAq2x
>>433
>>435
萌えた俺は異端か…
438名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:48:19 ID:Smx95dCE
>>437
( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ

まあまだ聴いてねえけどな!('A`)
でもバレスレの展開見ただけでおなかいっぱいなんだぜ!
439名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:54:48 ID:z2/xVg5C
>>436
都築設定ではもともと等身キャラだったが、監督がA's最終話でチビキャラに変えた。
440名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:59:49 ID:T4pc+WSH
>>429
恭也がイネー!!!

ところで俺はゲンヤ×はやて派である。
441名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:02:45 ID:oO54KuxX
>>436
それは今までなかったリインII×〇〇〇のエロSSが誕生すると?
442名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:43:36 ID:OuHp4B3F
>>441
確かリリろだにユーノ×リインUがあったはずだ
後半待ってるんだがなあ…
443名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:08:09 ID:NLyQkxPA
こんな展開のSSもありじゃね?

868 名前: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 投稿日: 2007/05/23(水) 00:56:45 ID:GNpr/xP7
しかし、ティアナがなのはと仲良くなるとスバルがやきもちを妬くという展開が…
最近ティアが構ってくれない、なのはさんもティアばっかり見てる…
そんな悶々としたスバルというサウンドステージ。

スバル 「あ、ティアーねえ、今日ひま…」
ティアナ 「ごめん、ちょっとこれから高町教官と訓練の事で話がしたいんだ。
      あ、高町教官、今日の訓練の事なんですけど…」
なのは 「うん?なになに?」
スバル 「…な、なのはさん、あの…」
なのは 「スバル、何? 今ちょっとティアナと訓練の話してるんだけど…急ぎの用事?」
スバル 「…なんでも…ないです…」

こんなノがあったらなあ
444名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:26:03 ID:gsm0/LpA
誕生日プレゼントとか準備してそうな展開だな
445名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 02:40:27 ID:NtOrr7jz
>>440
前スレでそのカップリングを提示されて以来、
もうゲンヤ×はやてしか想像できなくなった俺が通りますよ









ウソデス、ロッサ×はやても妄想中
446名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 04:04:40 ID:Kk2JqrFh
>>440
よう俺♪
でもな、じ・つ・は〜はやて×ゲンヤなんだとうわなにをくぁwせdrftgyふじk
447名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 04:29:42 ID:Mq2Tszq7
新参が多いみたいだね
リリろだは虹裏専用(正確にはリリ文)です
こちらでの発言・引用はご遠慮ください
使うなとはいいませんが
住み分けができないアホな子はチラ裏でおねがいします
448名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 05:56:30 ID:EFCE4S2v
思ったよりゲンはや派が多くてマジでびっくりしてる。
449名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 06:01:42 ID:fAaXAKwd
確かに住み分けは気にしてほしい。リリロダの件に限らず、
カプ、シチュ希望の乞食カキコや、SSでもなんでもない妄想カキコとかが
3期始まってから爆発的に増えてる。
もちろんこれらの全面禁止なんて掲げるつもりはないが、
少し自重してほしいとも思う。
450名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 07:31:22 ID:PXPjWuyU
正直新参だがテンプレも無いのにそんな事言われてもと
言いたくなる時がある
ルールはともかく書注意ぐらいはあってもいいんじゃ?
過去スレ全部読んでから書き込めみたいな雰囲気の古参気取りは勘弁
451名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 08:09:16 ID:pFS0FMzR
>>449
カプ・シチュ希望は、書き手側のはしくれとしては、どっちかっていうと歓迎しているんだが
ただ、乞食ぽい書き方(「誰か書いてよ」とか)は無責任な感じがして良い気分にはならない。
妄想カキコというか小ネタみたいなのは確かに以前よりも増えてるけど、どうなんだろうな。
自分としてはそんなに気にはならないが、ウザいと思う人も多いのだろうか?

>>450の言うように、3期から新規さんも増えてきたし、テンプレというか注意事項はつけたほうが良いかも
452447:2007/05/23(水) 08:51:30 ID:gkAGfyBI
補足
1:リリろだはふたばの住人によるものであって、ここは2ちゃんねるです。
もし、ふたばで拾ったシチュエーションを転がしたいのであれば
ふたばでやるべきなのでは?
2:他所のログをあさってそれを丸投げするだけならば
このスレの意味はないのでは?
自分でシチュエーションも考えられない幼児は来ないほうがいいと思われます
一応18禁なんで

要約すると
・ゆとり乙
・空気よめ
・半年POMれ
453450:2007/05/23(水) 09:12:50 ID:PXPjWuyU
>>452
補足乙です、リリ文とか虹裏とか言われても何が何だかわからない自分とか
居るので説明はありがたいと思います、要するに向こうは18禁縛りの問題じゃなくて
別の掲示板だから、迷惑かける前に住み分けろって事ですかね?

要約すると
・リリろだは別の住人の住処です、あからさまなネタの持ち込みは
双方にとって不利益です、止めましょう
なのでは?間違ってたらすいません

こっから意見

明らかに駄目な事(ルール)
・書き手さんの書き込みに割り込んで邪魔しないよう注意しましょう

気をつけた方がいいとこ(マナー)
・書き手さんは、文章の前にどの作品の続きなのか
 どんな作品なのか簡単で良いので注意書きを入れた方が
 読む方もコメントが付けやすいです

・なるべく前の作品にレスがいくつか付いてから自分の作品を投下しましょう
 まったくレスが付かない場合は自分がレス付けてから投下するぐらいの
 配慮を見せたほうがいいかもしれません

マナーの2は上の方で提示した人が散々叩かれてるけど

SS書いた人ならあっさり理解できる気配りだと思う
むしろ叩いてる人の方がルールとマナーを故意に混同してたり
昔からの書き手はそんな事ぐらい我慢してたみたいな趣旨の文章でおかしいと思った
それはその行為が書き手に取って嫌な事であると理解した上で
空気悪くなるから黙ってろって言ってるに過ぎない、それは違うと思った

理性的な反論ヨロ






454450:2007/05/23(水) 09:27:28 ID:PXPjWuyU
超個人的な意見

・24時間縛りとかありえない
そこは投下する人に注意書き見てもらって良識に期待したほうがいい

・カプ・シチュ、希望話くらいはOK、禁止すると息苦しい
 ネタバレ、スレ違いで盛り上がるのは勘弁

・煽るようなレスは慎みましょう、みんなで楽しく使いましょう

じゃ名無しに戻ります
455名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 09:38:57 ID:oO54KuxX
>>453、454
賛同&まとめ乙。
そんなかんじでいいんじゃないでしょうか。それと、空気悪くなったと感じたら、空気悪いとか言わずに話題変える等してスルーで。
456447:2007/05/23(水) 09:40:14 ID:gkAGfyBI
>>453
要約はOK

ちなみに
短いシチュをお互い雑談のなかで提示しあい
それに1〜15行程度のスク(スクリプト=SSよりも短い文章)を
挿入していくのが虹裏の妄想スレのスタイル

あっちはそれで成立してるからいいんだけど
ここみたいにSS書きが投下していく場所では、あきらかに不向き
作者に材料を与えることはあっても雑談自体に発展がない
(そういう場所でもないしね)
それを踏まえての「空気よめ」ってことね
457名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 09:40:40 ID:RN8OZSrN
>>451
SSスレをSSを読む目的でスレ開いたら、乞食とチラ裏ばっかりでうんざりした。
っていうのはあると思うよ。
他人の妄想開陳や他人のアニメの感想開陳なんか興味ない人もいるだろう。
458名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 10:22:23 ID:Kk2JqrFh
>>449
俺は前スレの中盤あたりからの新参呼ばわりだけど
新参や古参で隔てたりはどこでも言ってる事だからいいけど
ちなみに
>カプ、シチュ希望の乞食カキコ
この乞食カキコの部分はどの辺のレスをさしているのかおしえてくれないかい?
ただ好きと言うだけで乞食あつかいなんて事は言ってないと思いたいんだ
459名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 16:43:20 ID:8WxokCDy
乞食発言から誕生したSSもあるとは思うのですが無かった?
460名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 16:51:27 ID:AjljZuGM
あのー、アニメも進んできて色々情報が固まってきちゃったわけだけど、
時間巻き戻した上での別展開のモノ書いてもOKなんですかい?
色々考えてるうちに、はやてとティアナは相性いいと思ったんで。
機動六課結成直後くらいで、はやて×ティアナ書きたいんだけど。
461名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 16:54:41 ID:D9D0WntJ
>>460
>時間巻き戻した上での別展開のモノ書いてもOKなんですかい?
ん?いま連載モノ書いてる書き手さん?
462名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:04:39 ID:AjljZuGM
いえ違います。
これから新しく書くんですけども、えーとですね、
アニメでは放送された部分までの歴史は確定してるわけですが、
六課設立直後あたりの出来事を新しく書いたら、おいおいアニメで
放送されてる歴史に繋がらないじゃん、みたいな形になったとしても
スレ的にオッケーなのかどうか・・・。という質問です。

みなさん、外伝だったり、一期二期の間だったり、描写されてない隙間を突いてたり、
上手く本編と相反しないように書いてらっしゃるので、上に書いたような
下手すれば【ボクの考えたリリカルなのは】に分岐する感じのを書いていいのか迷いまして。
463名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:06:55 ID:6T24vu3r
いんじゃないすかね、今だってクロフェ書いてる人いるんだしそんなんだと思えばw
464名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:08:49 ID:18x6OalF
>>462
いわゆる「ifもの」ですね
クロスオーバーでなければ問題なし
465名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:12:47 ID:D9D0WntJ
>>462
問題ないと思う。
466名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:19:25 ID:AjljZuGM
>>463->>465
ありがとうございます。
形になるかわかりませんが書いてみますね。
ティアナが安定しちゃうと七〜八話のミスが発生しなくなりそうだから、
なんだか気を使っちゃって。お手数おかけしました。
467名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 17:43:25 ID:tlFR1dxj
SS01を聞いた。エロオとキャロに関してはもうバカップルでいいよってな感じだった。
てか、キャロの方が積極的じゃん……
468前スレ660 :2007/05/23(水) 18:15:52 ID:nX85+PJr
>>467
おかげでプロットが作り辛くなったの何のって・・・w
469名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 18:20:18 ID:PXPjWuyU
と言うか歴史に続がらないようなSSの方が多そうな気がするんだが
今何人くらいの書き手さんが連載してんのかな…
470名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 19:43:04 ID:/+lXtQcp
これからSSを書こうと思っているのですが、そんな自分になにかアドバイスをお願いします…。
471名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 19:51:13 ID:fPbzj3vb
>>470
書き終わった後に少し頭を冷やして読んでみること
472名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:05:42 ID:RN8OZSrN
>>470
「文章を書く練習」をするのではなく
「小説を作る訓練」をすること。
つまりはストーリーをスタートからエピローグまで到達させる訓練。

あとプロローグ出来ました〜、で投下するのは大抵の場合いいこと無いから止めとけ。
せめて次話のストックくらいは書きためてから投下した方が無難。
473名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:09:49 ID:gTHuQTNh
>>470
あと投稿した自分の作品を卑下しないことだな。
それなら最初から投稿すんなといわれんのがオチなんで、反省も改善も自分の心の中でするといい。
474名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:15:05 ID:oO54KuxX
>>470
自分も最近投下し始めたばかりの、新参(投下においては)なんだけど、
自分に文才ないとか、かんがえず、妄想(想像)力全開で書く。書いた後、頭を冷やして読み直す。行き詰まったら、気分転換に他の事してると、意外と浮かんでくる、等。話し方とかはwikiとか参考にする。
ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
てな事をアドバイスされたよ俺は。

475名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:15:13 ID:RN8OZSrN
書いてから気づいたが、ちょっと上で住み分けの話題出たばっかりなのに
小説指南所化の流れ誘ってしまったかもしれん。空気読めなくてすまん。

>>470
あとはここらへんでも見てくれ。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/
476名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:18:24 ID:PXPjWuyU
>>470
とにかく書く事、考えるのはその後
書いた文章やキャラに引っ張られるタイプの自分はこれ
おおまかなラストだけ決めておくこと、できたら先にエピローグ書いてもいい
全部計算ずくでできる人の書き方はシラネ
477名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:20:21 ID:/+lXtQcp
>>475
自分も投稿してから、ちょっとまずったかな、と思ってました。

>>471-475
参考にして書いてみようと思います。ありがとうございました。
478名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 20:21:42 ID:/+lXtQcp
>>476さんもどうもです。
479名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:24:03 ID:aT9qVPLl
>468
初恋は実らないものなのだ(w
480名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:24:59 ID:OuHp4B3F
短編を幾つか書いてキャラを掴むのが一番いいと思う。いきなり長編はマジやめとけ
481名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:01:24 ID:JiVWI+8a
>>479
無常乙

SS01はやはり書き手諸兄にとって格好のネタなのだろうか?
それとも、>>468氏のようにやりにくくなるようなものなのか?
482名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:41:55 ID:aT9qVPLl
エロオとキャロのカップリングは確定した観があるなぁ。
まぁ、はやてのセ○ハラ日記とか、高町兄と月村姉のドイツ婚前?旅行とか、
ネタになりそうなものもちらほらあるし、逆にエロオとキャロの純情ラブラブ初セクロスを書くのに
またとない材料になりましたと考えることも出来るし、その辺は職人さん次第。
483名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:33:50 ID:4XNlXh4k
 しょうもないアホネタっす
 一応エリキャロ、なのかな?
 本編終了後1、2年後くらいと思いねえ。
484名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:34:29 ID:4XNlXh4k
 とある任務終了後、機動6課フォワード陣による現場検証中の出来事。
 周囲を見渡したシグナムが、フェイトに話しかけた。
「エリオとキャロはどうした?」
「少し離れた所を担当してもらってる。私がいなくても現場検証できるように」
「そうか」
 エリオからの緊急の念話が来たのはこの瞬間だった。
『フェイトさんっ! フェイトさんっっ!!』
 エリオの、切羽詰った、泣きそうな口調。
『どうしたのっ? エリオ!?』
 その雰囲気から、何か異常事態が発生したとすぐに分かった。
 フェイトの口調が厳しくなる。
『キャロが、キャロが倒れて……血が、血がたくさん……っ』
 フェイトの顔から血の気が失せた。
 凍りついたフェイトとパニック寸前なエリオを見かね、シグナムが代わる。
『落ち着け、エリオ。状況を冷静に伝えるんだ。
 敵の襲撃による負傷か?』
 シグナムの沈着な口調で、エリオも少し落ち着いたらしい。
『い、いえ、違います』
 フェイトがなのはを見た。
 この念話は緊急用のため、ライトニングだけでなく、全員が受信している。
「いま、シャマルさんに繋げたから。すぐに向かうって」
「あたしとスバルで救援に行く。あいつらの位置を教えろっ!」
 なのはがシャマルに連絡し、ヴィータとスバルがすぐ二人の元へ向かう体勢に入る。
『仲間が今お前達の元へ向かう。だから安心しろ。
 それで、キャロに何があったか説明を』

『は、はい。キャロが突然お腹を押さえて苦しみだして、そしたら、下腹部から血が、たくさん……』

「……」(フェイト)
「……」(シグナム)
「……」(なのは)
「……」(ヴィータ)
「……」(スバル)
「……」(ティアナ)
485名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:35:12 ID:4XNlXh4k
 ………………………………………………
 ……………………………………それって。

「この瞬間の、皆の表情と場の空気を、私は死ぬまで忘れないと思う」
(ティアナ・ランスターのその日の日誌より)

『あの……もしもし?』
 いきなり沈黙したこちら側に、エリオが不安げな声を出す。
『あー……エリオ?』
 最も速く再起動を果したフェイトが、エリオに話しかけた。
『は、はいっ、フェイトさん』
『ケガじゃ無いんだよね?』
『はい。急病じゃないかと……』
『あー……』
 病気じゃない、それは病気ではないのだ……。
『キャロ、私の念話に答えられる?』
『……はい、フェイトさん』
 少し弱弱しくはあるが、キャロからの返事。
『いまから、私とシャマル先生がそっちに行くからね。
 エリオ、キャロを落ち着いて休める場所へ運んで、待機してて』
 それはそれは慈愛に満ちた表情と口調で、フェイトが言った。
『わ、分かりましたっ』
 念話を打ち切った。
「……。シグナム、なのは、後は任せて良いかな?」
「……ああ」
「……良いよー」
 二人とも、肩が小刻みに震えている。
「ヴィータ、スバル。私とシャマルだけで大丈夫そうだから」
「……そうだな」
「……あはははは」
 二人とも、中途半端な姿勢で固まったままだった。
 それから、念話をシャマルに繋げる。
『シャマル、その、準備OK?』
『今必要なモノ揃えてるところ。
 先に行って子供達の不安を取り除いてあげててね、お母さん♪』
 爆笑を必死に堪えているような、とても楽しげなシャマルの念話だった。
『あはははは……』
 そうしてフェイトは、エリオとキャロの元へ急いで向かうのであった。
486名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:35:58 ID:4XNlXh4k

 ちなみに、この緊急念話、ロングアーチの皆様にも実況生中継だったりする。
「……っっっ」
「笑ったら可哀想ですよ、八神部隊長」
 机に突っ伏して全身を震わせている部隊長を、生真面目な副官がたしなめている。
「そ、そやけど……。あー、そだ。リイン」
「はい、なんでしょう?」
「ちょっと頼んで良いかな?」


 その後……


@この日の夕飯、6課全員に地球のご飯『お赤飯』と翠屋の苺のショートケーキがふるまわれたとか。
Aこの日以後3ヶ月ほど、エリオとキャロ(主にエリオ)は皆の生温かい視線にさらされたとか。
B『黒歴史』という単語の意味を、エリオは身に染みて知る事になったとか。

 とまあ、そんな事があったということをお伝えして、この案件を締めくくろうと思います。
(リイン曹長の報告書より)
487名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:36:48 ID:qIhhlBj4
GJ!
笑わせてもらった
488名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:36:49 ID:4XNlXh4k
……………
いや、まあ、大体11才くらいからですよ、ね?(何が
489名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:45:58 ID:rhmjW9H6
>>483
GJ!

エリオカワイソスw
490名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:50:05 ID:CiNAFHLz
GJ!
久々にワラタ
491名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:51:46 ID:gB7FQk8S
>483
蝶サイコー!
そりゃエロオも焦る罠ww
492名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:52:10 ID:a4JL42rH
これは……うん、確かにそうだ
そうなんだが……エリオ(´・ω・)カワイソス
493名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:54:44 ID:iM9TUA2k
GJ!

まぁ、知らないと焦るよなぁ…(遠い目)
494名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:06:05 ID:pJHtKaNa
>483
マジでGJ.
赤飯エンドもなおさらGood.
あとはエロオががんばってくれればOKだな.
495名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:14:58 ID:vcd2gWki
>>483
特に最後で爆笑した、GJ!
ところで、肉体成長においてはヴィータはまだ(ry
496名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:15:55 ID:IPQ8P7Xp
エリオはこの件のお詫びにキャロに初射精を見せるべきだな。
497名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:25:10 ID:QBYAkatq
ヴォルケンズに生理は無いだろ
つーか永遠に苦しむまなけりゃならん理由が…
498名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:33:38 ID:Tl2np1++
不老不死の存在と、彼・彼女達が子を成せるかというのは、
かなり昔から脈々と続く、割とメジャーなテーマだと思うんだがどうだろうか?


ヴィータちゃんは永遠にチビッ子だよ!!
499470:2007/05/24(木) 01:38:49 ID:Mj1XuQ4G
>>470ですが、空気読まずに投下していいでしょうか???
500名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:44:13 ID:MCdPx+XL
バッチコーイ
501470:2007/05/24(木) 01:46:37 ID:Mj1XuQ4G
投下します。ヌルいですが割と18禁です。
カプはユーノ×なのは で、内容的にはユーノ自家発電です。
502470:2007/05/24(木) 01:47:49 ID:Mj1XuQ4G
ユーノ・スクライアは司書長室に戻ってスーツを脱ぎ、下着姿で椅子に腰を下ろし、ようやく息をついた。
それなりに名の売れた考古学者として人前で気を抜けないということだけでなく、今日のユーノの憔悴には他の理由もあった。

「アコース査察官も、6課が講演会の会場に来るならそう言ってくれたらよかったのに。
はやてさんが来るからって自分は格好つけちゃって。隣に並んだとき、僕がどれだけ恥ずかしかったか」

6課のメンバーとの再会、というよりなのはとの再会が、ユーノをひどく疲弊させた。
なにしろ、10年来の思い人だ。偶然出会って、緊張で神経をすり減らさないほうがおかしい。
彼女を意識してからは、何度会って言葉を交わしても、決して緊張に慣れることはなかった。

「それになのは、また一段と可愛くなってたし」
そう呟きながらユーノは、おもむろに一物を取り出して握りしめていた。脳裏には普段より鮮明に、愛しい人の笑顔が浮かんだ。
503470:2007/05/24(木) 01:49:03 ID:Mj1XuQ4G
僕は仰向けになっているなのはにのしかかって、激しく腰を振っていた。初めて体験するなのはのなかはすごく熱くて、すぐにでも果ててしまいそうな快感にめまいがした。
からみつくように締めつけるように襲ってくる快感に、唇を噛んで耐える。
ベッドの周りには僕のスーツとなのはの制服が乱雑に投げ捨てられていて、そのことが僕たちの行為をより生々しく感じさせた。

僕が快感に耐えているとき、なのはは大粒の汗を体中に浮かべて痛みに耐えているようだった。固く閉じられた瞳には涙がにじんでいる。
そして僕となのはがつながってるところには―――朱がにじんでいた。

つらそうななのはを見ていると、すごくせつない気持ちになってくるけれど、初めての感覚に溺れた僕はもう止まることができなかった。
ただ少しでもなのはの気休めになればと思って僕は、なのはの頬にそっとキスをした。

するとなのはは驚いたように目を見開き、僕を強く抱きしめた。
「ユーノくん、大好きだよ…」
10年も思いを告げられずにいた僕を待っていてくれたなのは。優しいこの人を、大切にしたい。幸せにしたい。そう思った。

「僕もなのはのことが、大好きだよ」
なのはの言葉でブレーキがきかなくなって、いっそう激しく腰を打ちつけながら、僕はなのはの耳元で囁いた。
ずっと口にできなかった思いを、正直に口にした。
あまりに大きく成長してしまった彼女に思いを告げるのは気恥ずかしかった。けれどこれからは正直でいたいと思う。
数々の戦場を翔る彼女の、心の支えになりたいから。

そして僕たちは、口づけを交わした。
504470:2007/05/24(木) 01:50:06 ID:Mj1XuQ4G
短いですが以上です。お粗末さまでした。
505名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 02:34:26 ID:Metf3qOF
>483
 大爆笑w
 しかも、割とあり得そうな話でイイ!
506名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 04:35:08 ID:/3/ysCeS
>>504
乙、そしてGJ
自家発電ものって、どうしてこんなに悲壮感が漂うんだろう…。
507暗愚丸:2007/05/24(木) 08:27:19 ID:xC+pk07Y
えと、忘れられている気もしますが、お久し振りです。
ふたなりフェイトもの、四章目、ひっそり投下します。
今回ははやてとの絡み、アナル、ふたなりなので、そう言うのが嫌いな人はNG指定どうぞ。

では、『FATE in The Dark Fate』、はじめます。
508『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:28:43 ID:xC+pk07Y
「……朝」
 頭の芯に疼く様な痛みを覚えて、眉を顰めながらフェイトは目を覚ました。
「んにゃ、フェイトぉ?」
 隣で寝ていたアルフが、上半身を起こしてこちらを見詰めてくる。
 半分閉じたまぶたをゴシゴシとこするアルフに、苦笑を浮かべてその頭を優しく撫でる。
「アルフは良いから寝てて。今日は特に用事もないし」
「……でも、フェイトのごはん」
「それくらい自分で出来るから、ね」
「ん……、おやすみ」
 ふわぁと大きなあくびをして、こてんとベッドに寝転がるアルフ。
 じくりと胸の奥に走った痛みを、フェイトは何も言わずに飲み込んで、そのまま立ち上がる。
 今日は久しぶりに高校に行ける。
 アリサやすずかやはやてと、……なのはとあえる。
 そう思うだけで、少しだけ心の中に温かい気持ちが広がった。
 ……きっと抑えられる。抑えきる。自分の中の欲望を、これ以上誰にも触れさせない。
 その強い決意を抱いて、フェイトは服を着替えはじめた。
 それが、始まりだと気づくことすらなかった。


「おはようフェイトちゃん!」
 マンションを出ると同時にかけられた声に、心臓がどくんっと跳ねた。
 一瞬、胎の奥から何かがわき上がる感じを覚えて、必死で圧し静める。
「……おはよう、なのは」
 ゆっくりと振り返りながら口を開く。
 日の光を浴びて、満面の笑顔を浮かべるなのはが、そこに立っていた。
「エイミィさんから聞いたよ、仕事大変だったみたいだね」
「うん。ちょっと手違いがあったけど、ちゃんと落ち着いたから」
 その言葉を口に上らせるだけで、心が痛む。
 だけど、なのはに自分の身に起きたことを教えることなど、出来るはずがない。
「そう言うなのはも、先週は結構忙しかったんじゃないの? はやてからそんな話が来てたけど」
「え? はやてちゃんが?」
 不自然な驚き方を示すなのはに、フェイトは小首をかしげる。
 ほんの少し嬉しそうな、だけど照れ臭そうな笑顔を浮かべるなのは。
 不安が、心臓の鼓動を早める。
「うん。三日くらい前にはやてと話してたとき、なのはが本局の方に出向いてるって言ってたけど」
「……えと、確かに、仕事の事もちょっとあったんだけどぉ」
 少し身を屈めて、上目遣いで見上げて来るなのは。
 その口元に隠しきれない笑みをうかべるなのはに、不安が強くなる。
「その、ね。あの、実はね」
「……ユーノに、告白でもされた?」
 あまりにも煮え切らない様子に、嬉しさと恥ずかしさと照れくささを足した笑顔に、気づいてしまった。
 気づかされてしまった。
 それが、恋する乙女の表情なのだと。
「あ、あぅ……、私ってそんなにわかりやすいかな」
「そんなこと無いけど」
 にゃはっと嬉しそうな笑みを見せつけられて、足下が崩壊するような暗鬱な気持ちがフェイトを支配する。
 今すぐ逃げ出したい。
 なのはに背中を向けて、誰にも見つからない所に。
「あの、ね。その用事で無限書庫に寄ったときに、告白されたの。それで、あのなんて応えればいいか解らなくて、でもユーノ君がずっと側にいて欲しい、って言ってくれて。
それがとても嬉しくて、……私もユーノ君とずっと一緒にいたいと思ったの」
「よかったね、なのは」
 悔恨とは違う痛みが、フェイトの心に突き刺さってくる。
 痛かった。
 愛している少女が、他の誰かに心を寄せて嬉しそうに笑っている所なんて、見たくなかった。
「それで、どこまでいったの?」
「どこまで?」
 心の痛みとは裏腹の笑顔を作りながら、フェイトはなのはを見詰めてそんな言葉を口にしていた。
 喋りたくない。何も聞きたくない。
 そんな、心の叫びを押し殺す。
509『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:29:41 ID:xC+pk07Y
「だから、告白されただけで終わったりしないでしょう? その、最後まで行ったんじゃないの?」
 純真無垢ななのはに、聞かせる話題じゃないと解っていて、それでも抑えられなかった。
 辛さを押し殺しながら、なのはに笑いかける。
「……最後まで、って、え? えと、……えぇっっ!!」
 一拍遅れて気づいたのか、なのはがいきなり顔を真っ赤に染めた。
「な、ななな、何言い出すの、フェイトちゃん! そんな、最後までなんて、告白されたばっかりなんだよ、恋人になったばかりなんだよ」
 もじもじと顔の前で組んだ手をいじるなのは。
 少し前までとは違うその仕草に、胸の奥の痛みが怒りへと変わっていく。
 ソレが何故なのか解らなくて。
「そ、そりゃね。その告白の時にキスされたよ。…………その抱きしめられた時、変な気持ちになったよ。でも、でもね、そこまでだったよ。それ以上なんて、まだ早いよ」
 言葉を紡ぐ唇をじっと見詰める。
 ……この唇が既に汚された。
 純真無垢だったなのはが、傷を受けようとしている。
 ソレが、許せなかった。
「へぇ、そうなんだ」
「うん。ユーノ君もね。時間は沢山あるから、なのはのこと待ってるからって、そう言ってくれたの」
「良かったね、なのは」
 想いと言葉は正反対で、心の中がどす黒く染まっていく事を、フェイトは冷静に受け止めた。
 汚れてしまった自分、綺麗なままの筈だったなのは。
 なのはが綺麗なままでいてくれたら、自分の汚れを耐えることにも我慢できた。
 だけど、なのはも汚されようとしている。
 なら……、なのはもそうなるのなら、自分がなのはを奪っても構わない。
 なのはの全てを自分のものにすればいい。
 そんな想いがフェイトの胸の中を占めはじめている。
「えへへ、アリガトフェイトちゃん」
 どこまでも嬉しげななのは。
 とても綺麗で、きっと届かない筈だったなのはを、手に入れようと決意して。
 フェイトはその困難さに思い至った。
 なのはだけを手に入れても、きっと周りから止められるに決まってる。
 はやて達が気づけば、邪魔をするだろう。
 アリサとすずかが気づけば、きっと変な目を向けてくる筈。
 ユーノが気づけば、なのはの全てを先に奪われてしまう。
「うん、ホントに良かったね、なのは」
 なら、いっそのこと。
 邪魔になる全ての相手を堕としてしまえばいい。
 脳裏に、そんな言葉が響いた。
「えへへ」
 そう、全員を自分と同じ所まで、引きずり下ろしてしまえばいい。
 そして、最後にその全てを突き付けて、なのはの心も体も全部奪ってしまえばいい。
 ……もう、止まろうと言う想いすら浮かばずに、フェイトはただ笑みを浮かべる。
 最初は一番手強いであろうはやてから。
 アルフとの経験で、無理矢理襲っても快楽の淵に落とせることは理解していた。
 あの時はただ貪るだけだったけれど、自分が満足する頃にはほとんど考えることさえ出来なくなっていたアルフのことを思い出す。
 同じくらい……いや、もっと激しく壊してしまえばいい。
 そうすればはやてだって自分の言うなりに出来る、そう思った。
 一瞬、胎の奥が疼いて、カタチを表しそうになった擬根を必死でなだめる。
 今はまだ駄目。なのはに気づかれてはいけない。
 だから笑顔を作って、なのはと共に歩き出した。
510『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:30:58 ID:xC+pk07Y
 いつもと変わらない時間を過ごして、いつもと同じようにみんなと話して。
 あっという間に、最後の授業時間になっていた。
 はやてに声をかけようとするたびに他の誰かが側にいて、なかなか誘うことが出来なかったから。
 最後の手段として、フェイトは念話を選んだ。
 出来るだけ魔法を使いたくはなかったけれど、手段を選んでいる余裕がないことは自覚していた。
(はやて)
(……ん? どないしたん?)
(今日、何か用事とか有る? 無かったら、模擬訓練に付き合って欲しいの。なのはは少し忙しそうだから)
 なのはの事を話題にした瞬間、ちくりと痛みが走る。
 けれど、それを表に出すようなまねはしない。
(ん〜〜、今日はシグナムおらんけど、ええの? フェイトちゃんとの模擬訓練やったら、ウチの子等の方が向いとんちゃう?)
(そうだけど、今日は、多数の護衛がいる補助系や変化系メインの相手にどうやって詰め寄るかって言う、戦術面での訓練がしたいから)
 平然と嘘を吐いている自分に、ほんの少しだけフェイトは違和感を抱く。
 確かに、なのはを手に入れるためなら何でもする気になっていた。
 そのためにはやてを騙すのだって、必要なこと。
 だけど、どこかで何かが狂ってるような違和感が、脳裏に薄く掛かる。
(……で、フェイトちゃんの家に行ったらええんやね?)
 ほんの一瞬、考え事に集中していて、はやての思念を聞き取り損ねたことに気づく。
(うん。良いかな? 翠屋のケーキ奢るから)
 ソレを悟られないよう、平然と答えを返す。
 脳裏に湧いた違和感は、それでも無視することに決めた。
 なのはを手に入れるためなら、何でもするのだと、決めていたから。
(あたしは別にええよ)
 その言葉を聞いて、フェイトは内心ほくそ笑む。
 これで、なのはを手に入れるための道が、少し見え始めたから。
 表向きはまじめに授業を受けながら、フェイトは薄く笑う。
 それが、始まりなのだと、誰にも知られないまま。
 同時に、チャイムの音が響く。
「はい、今日はここまで。教科書39P、問題4から6までは宿題にしておくのでやってくるように」
「起立、礼」
 日直の声にあわせて皆が動く。
 どこかほっとした空気が流れる中、フェイトはただ笑みを作っていた。


「ただいま」
「お邪魔します」
 ドアを開けながら中に入る。
 とたとたと軽い足音が聞こえて、
「お帰りフェイト! あ、はやてもいらっしゃい」
「ただいま、アルフ」
 嬉しそうな笑顔で抱きついてくるアルフの頭を撫でてやりながら、フェイトは背後でなぜか固まっているはやてに視線を向ける。
「はやて、先に私の部屋に行ってて。お茶持っていくから」
「……あ、うん」
 僅かに小首をかしげながら、それでも自分の部屋に向かうはやてを見送って、フェイトはクスリと笑ってみせる。
「フェイト、何か良いことあった?」
 不思議そうに問いかけてくるアルフに、笑みを浮かべたまま、フェイトはアルフの耳の中をさわさわとくすぐる。
「んふっ」
「アルフ。これからはやてと少し訓練するから、リビングで遊んでてくれる?」
「私は一緒じゃなくてもいいの?」
 ゴメンねと言葉を放つ代わりに、その桜色の唇にそっとキスして。
 そのまま深い口づけへと進めた。
 ちゅくちゅぷと卑猥な音が響き、アルフの頬が紅潮していく。
「……今日はね、少し特別だから」
 そっと離れた瞬間、アルフが欲情に潤んだ瞳で見詰めてきた。
 右手でフェイトの服を掴んで、左手を股間に押し当てている。
「えと、その、昨日と同じ事、してほしいな」
511『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:31:38 ID:xC+pk07Y
 甘えるような声で、とろけるような表情で見詰めてくるアルフ。
 アルフが発情したことに気づいて、昨夜のキスのことを思い出した。
 あの時も、ディープなキスを交わしてから、アルフの様子がおかしくなっていた。
 もしかすると、自分の唾液には人を発情させる何かが有るのかも知れない。
 そう考えながら、フェイトはアルフの頭を少し乱暴にかき回す。
「あとで、ね? 我慢できなかったら、自分でいじってたら良いから、ね」
「自分で?」
 不思議そうなアルフに笑いかけながら、フェイトは服を掴んでいる手を離して、アルフ自身の胸に持っていかせる。
「そう、自分でするの」
 ふにふにとアルフの手に自分のソレを添えて動かす。
 下に伸ばした手でも同じ事をした。
「んっ、ふぁっ! ……こう、やれば、いいの?」
 はぁはぁと、熱い吐息を放つアルフに笑いながら頷いて。
「それじゃ、私ははやての相手があるから」
「……は〜い」
 ソファに向かう間も、教えたとおりに手を動かすアルフを見送って、フェイトはキッチンに向かう。
 リンディの趣味の日本茶ではなく、自分の趣味の紅茶でもない、クロノが――エイミィに言われて――置いているドリップコーヒーを取り出して、コーヒーメーカーにセットする。
 今日は少し味が濃いめのケーキを買ってきたから、紅茶では味に負けると思った、ただそれだけのこと。
 それでも、そのままだと、フェイトには飲みづらいから。
 ミルクパンを取り出して、冷蔵庫から出した牛乳を注いで温めはじめた。
「……そうだ」
 さっきの、アルフとのキスで思いついたことを試す、コレは良い機会かも知れない。
 そう考えるのと、行動するのはほとんど同時だった。
 もごもごと口の中に唾を溜めて、牛乳の中に落としていく。
 二度、三度、四度。
 これだけすれば十分だろう。
 巧くいけば、はやてが堕ちるのが簡単になるだろうし、そうでなくても、いざとなれば強引に奪ってしまえばいい。
 口元に笑みを浮かべるフェイトは、それでもまだ僅かな違和感を覚えていた。


「遅くなって、ゴメン」
「うぅん、あたしは気にせぇへんよ。あ、今日はカフェオレなん?」
 お盆の上のコーヒーポットをめざとく見つけるはやてに、笑みを浮かべたまま頷くフェイト。
 そのままテーブルの上に置いて、翠屋で買ってきたハーフホールのザッハトルテとタルトシブーストから、それぞれ切り取って小皿に取り分けた。
「今日は少し味が強いケーキだったから。はやてはコーヒーでも大丈夫だよね?」
 来客用のカップと自分用のソレにカフェオレを注いで、フェイトもはやての正面に腰を下ろした。
「あたしの所やと、コーヒー飲むんあたしとシャマルくらいやから大丈夫。で、模擬訓練って言ってもイメージ訓練やね。先にコレ食べてからにしよっか」
 嬉しそうな笑顔でケーキをつつきはじめるはやてに、脳裏にまた違和感が湧いた。
 タルトシブーストをフォークで切って口に運ぶ。
 翠屋の品だけあって昨日と今日のイヤな思い出が、少しの間だとしても洗い流される。
「ん、やっぱ翠屋のザッハトルテはえぇなぁ。翠屋のケーキは流石のあたしでもまねできんのよねぇ」
「はやての作るケーキは、かなり美味しいと思うけど」
「あはは、お世辞でも嬉しーわ。正直あたしはお菓子作りより料理作りの方が好きなんやけどね」
 何となく笑い合って、はやてがカップを持ち上げる。
 一瞬、喉の奥から声が出そうになって、フェイトはソレを慌てて飲み込んだ。
「ん?」
「あ、なんでもないよ」
 一瞬、不思議そうな表情を浮かべたはやてがこちらを見詰めてきて、取り繕うようにフェイトは笑みを浮かべた。
 少し小首をかしげたはやてだったが、それ以上は何も言わずにカップに口を付ける。
 こくんと、その喉が上下するのを見ながら、強い期待と妙な違和感が胸の奥を締め付けた。
「あ、マンデリンかな、これ。フェイトちゃんとこのコーヒーってドリップ?」
「うん。兄さんの、っていうよりエイミィの趣味だけど」
「あぁ、そう言えば、クロノ君もエイミィさんと付き合いだしたんやったね。あ、それで思い出したんやけど、フェイトちゃんはもう聞いた?」
512『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:32:54 ID:xC+pk07Y
 不意にこちらに微笑を向けてきたはやてに、少しだけ首をかしげながら見詰め返す。
 手にしたカップを口に運びながら、続きを促して。
「なのはちゃんが、ユーノ君とつきあい始めたって言うのん」
 その言葉に、ずきりと痛みが走った。
 だけど、ソレを知られるわけにはいかなくて、カップを机に戻してからはやてに向かって軽く頷く。
「ええよなぁ、なのはちゃんは良いお相手見つけれて」
「……はやても、その気になれば引く手あまただと思うけど」
 どことなく寂しそうに溜息を吐くはやてに言葉を返しながら、ザッハトルテにフォークを伸ばす。
 そうでもしないと、痛みが堪えきれないから。
 だから、はやてが苦笑を浮かべても、一瞬応えられなかった。
「あたしは無理。なんせ、ラブレターもらったくらいで家の子等が大騒ぎするんやし」
 疲れたような苦笑に、思わず苦笑を返した。
 シャマルあたりは喜んではやての恋路を助けるだろうけど、寂しげに退くであろうシグナムと、嫉妬心むき出しですねるヴィータの姿が脳裏に浮かんだから。
 だけど、そんなことを気にしなくても良くなる。
「へぇ、はやてもラブレターなんかもらうんだ。一応女子校なのに」
「まぁさっきみたいに、翠屋とかよういくやん? そこで風校の人とかに人気有るらしいんよ。ま、あたしだけやなくて、他のみんなも結構注目されとるみたいやけど」
 そう告げるはやての言葉に自分が含まれていることを感じながらも、フェイトは苦笑を浮かべたまま首を振った。
「私達の年齢解ってないのかな。一応年下なんだけど」
「最近は小学生でも化粧して繁華街出てたら高校生に見えるんやから、まぁ問題ないんちゃう? 年下の同性からラブレターもらうより」
 その言葉に、一瞬フェイトは口元を引きつらせた。
 実際に一度、フェイト自身そんな体験をしていたのだ。
 まぁ、いつもの面々の中では、アリサが一番そんな体験が多いのだが。
「……あー、ゴメン、フェイトちゃん」
「ううん、別に良いよ」
 あの時の騒動を覚えていたのだろう、ほんの一瞬申し訳なさげに頭を下げてくるはやてに、笑って応えながらフェイトはまた違和感を感じていた。
 その理由が理解できなくて。
 それでも、今更止まることなど出来なくて。
「それじゃ、そろそろ訓練はじめても良いかな」
「あ、そやね。お互いの仮想空間をリンクさせて、そこで戦闘でええんやね?」
「うん。ただ、今回はさっき言ったみたいに戦術面での訓練にしたいから、はやての方は傀儡兵二十体を指揮して、変化系や補助系のサポート役に徹して欲しいの。
私がギブアップするか、はやてに一撃を与えることが出来たら終わりってことでいいかな」
 そこまで呟いて、バルディッシュをベッドテーブルに置いたままだと言うことを思い出した。
 静かに立ち上がって、バルディッシュを手に取る。
「バルディッシュ、起きてる?」
『…………Yes,Sir』
 バルディッシュの人格部の反応はまだ少し遅いままで、一度メンテナンスに出すべきかと想いながら、それ以外は異常に無いことを確かめる。
「フェイトちゃん、バルディッシュどないしたん?」
「ん、ちょっと、昨日いろいろあって」
「そうなん? あ、リイン、起きてる?」
 待機状態のシュベルトクロイツにはやてが声をかけて、リインフォースUの姿が浮かび上がった。
「はい、なんですかマイスター……、ってお仕事じゃないんですか? えと、はやてちゃん、此処はどこですか?」
 きょろきょろと部屋の中を見回したあと、リインフォースUははやての肩の上に座る。
 そして、フェイトの事に気づいたのだろう、にっこりと笑ってこちらに視線を向けてきた。
「あ、フェイトさんお久し振りです。バルディッシュさんもお久し振りです」
「うん、久しぶりだねリイン」
 バルディッシュが答えを返さないことが不思議なのか、こちらを見詰めてくるリインフォースUに、フェイトは平然とした表情を向ける。
「バルディッシュは少し調子が悪いだけだから」
「んー、マリーの所に行った方がえぇんとちゃう?」
「大丈夫、これくらいなら自動修復で治るから。それじゃ、はじめるよ」
 横からのはやての言葉に答えを返して、フェイトは手に持ったバルディッシュに魔力を注ぐ。
 仮想空間の展開とはやての作ったソレとのリンク。
 広い球状の空間に、はやてを背後に置いたカタチで傀儡兵が二十体存在することを確認して、目を閉じる。
 仮想空間内部でバリアジャケットを纏い、ハーケンフォームのバルディッシュを携える。
 出来るだけ時間が長引くように、だけどソレをはやてに悟られないように留意して、フェイトは動き出した。
513『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:33:39 ID:xC+pk07Y
 はやての指揮とサポートは、見事の一言に尽きた。
 操りやすいよう五体ずつの小隊にわけて、それぞれに違ったサポートをかけながら襲ってくる。
 速度重視、攻撃力重視、防御重視。
 更に設置系の捕獲魔法や、トランスポーターハイによる小隊の短距離転移など、フェイトの持ち味である機動力を押さえ込みながら追いつめてくる。
 これでもまだ、リインフォースUとはユニゾンしていないのだから、本気になったときのことを思うと空恐ろしい。
 だが。
 フェイトは気づいていた。
 遠目に見えるはやての頬が赤く紅潮していることと、時折肩を震えさせていることに。
 それだけでも、自分の唾液に効果が有ることを確認できた。
 更に、さっきまで完璧と言っても良かった指揮が綻んできている事も理解していた。
 今なら、包囲の隙間を突いて一気にはやてに一撃を入れることも出来るだろう。
 そんなことを想いながら、それでもフェイトは迫ってくる一隊と互角の戦闘を演じ続けて間合いを開けた。
 まだ、はやてなら我慢できるだろうと言うことが、簡単に理解できたから。
 あと十分は持たせるつもりで、心臓が少し跳ねた。
 自分も欲情していることに気づいて、苦笑を浮かべるフェイト。
 このままでは、少し危険かも知れない。
 元々、仮想的な空間では多少の怪我をしても実際には影響が出ないと言われている。
 しかし、仮想空間であろうと意識が怪我をしたと強く思いこむことで、体の方も怪我をしたと勘違いすることが希に起きるのだ。
 そうなれば、他の人間が絡んできて、厄介なことになる。
 だから、フェイトはうっすらと目を開いた。


 仮想空間内での光景を視認しながら、現実の部屋を見る。
 少し奇妙な二重感覚を平然と無視して、はやてに視線を向けた。
 さっきまでのフェイトと同じように瞼を閉じたまま、ぴくんぴくんっと小さくを肩を震わせ、時折はぁっと熱い吐息を漏らす。
 それだけで体の疼きが抑えきれなくなりそうで。
 だけど、今すぐに襲っても意味がないことを、フェイトは理解した。
 未だに続けている訓練で、火照った体と心を抑えるはやてが本気になっていないことを思い出したから。
 この状況でユニゾンインされれば防ぐことも出来ずに逃げられるか、逆に返り討ちに合う可能性の方が高いから。
 はやての肩に座って同じように目を閉じているリインフォースUの事も気になった。
 リインフォースUには、カフェオレを出していない。
 はやての様子が変なことに気づかれたら、それもまた迷惑の種になりそうな予感がした。
 気づかれないように携帯を取り出す。
『電話してきて。こちらが取ったらすぐに切って』
 そんな指示だけのメールを、一応持たせているアルフの携帯に送信した。
 数秒の間。
 気づかれない様に目を閉じて、仮想空間内での模擬訓練に専念して。
 携帯から聞き慣れた着信音が響くと同時に、仮想空間内での動きを止めた。
 一瞬びくんっと震えたはやてが、瞼を開いてこちらを見詰めてくる。
「あ、ゴメン。はやて」
 ただそれだけを口にして、電話を受ける。
「はい、もしもし」
 その時点で携帯は切れていたが、ソレにも構わずフェイトは普通に電話をしている振りを続ける。
「あ、兄さん。なんですか? …………今から、ですか?」
 どこかぽーっとした表情のはやてを横目に見ながら、フェイトは電話に答えを返していく。
 全く疑問に思っていないはやての様子に、気づかれないように苦笑した。
「はい……、解りました。じゃ、すぐに行きます」
 携帯を閉じながらはやてに視線を向けて。
 熱情に潤んで、まともにモノを見ていない瞳と僅かに開いた唇に、とくんと胸の奥が跳ねた。
 このまま襲いかかりたい。その想いをねじ伏せて、はやてに向かって困ったような笑顔を向ける。
「ごめん、はやて。兄さんからちょっと用事で呼び出されたの。多分三十分くらいで帰ってこれると思うんだけど、待っててもらって良いかな」
「え……、え、あ〜、うん。あたしは構わへんよ。リインも別にええよね?」
「はい。フェイトさんも大変ですね」
「ん、でも、手助けできると思うだけでも嬉しいし」
 口元に笑みを浮かべながら立ち上がるフェイト。
 ショーツが張り付いてくる感触に、自分も濡れていることを気づかされて、期待に胸をふくらませながら、はやてを置いて部屋を出た。
 そのまま、バルディッシュをアサルトフォームに変化させ、一気に転移する。
 マンションの屋上に。
514『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:35:50 ID:xC+pk07Y
 ……フェイトの視界には、部屋の中が映っていた。
『ん……』
 またぴくりと震えるはやてを見ながらほくそ笑むフェイト。
『はやてちゃん、どうしたんですか?』
『あ、うん、何でもあらへんよ』
 心配そうなリインフォースUに答えを返しながら、またカフェオレに手を伸ばすはやて。
 こくんと喉を動かして。
『リインも飲む? 結構美味しいで』
『えと、それじゃ大きくなっても良いですか? このままだとちょっと飲みづらいです』
『うん、魔力には十分余裕有るし、たまにはええやろ』
 そんなやりとりの後、淡い光を纏いながら、普通の子供と同じくらいの大きさに変化するリインフォースU。
 予想外の僥倖に、フェイトはほくそ笑む。
 はやてのカップを受け取ったリインフォースUが、こくんっと喉を上下させてカフェオレを飲む。
『あ、ホントに美味しいです。えと、こっちのケーキももらって良いですか?』
『うん、えーよ』
 はむはむと、ザッハトルテとタルトシブーストを順番に食べるリインフォースUに、はやてが笑顔を向けるのが見えて。
『……それでやな、ちょっと一人で考えたいことが有んねん。アルフちゃんとお話ししてきてくれる?』
『はい、はやてちゃん。あ、もうちょっとだけカフェオレもらって良いですか?』
『ええよ』
 もう一度ソレを飲んでから、リインフォースUが部屋から出て行く。
 そちらもきっと面白いことになりそうな予感を得ていたが、それは後でも良い。
 今ははやての様子を見る方が大事だった。
『……はふ……なんで、やろ』
 顔は紅潮して、目は潤んでいるはやて。
 両手を上に持っていく仕草で、何をしようとしているのかは理解できた。
『友達の、家やのに……、こんなん、したらあかんのに』
 呟きながら、はやてが左右の胸を同時に掴んだ。
『んっ!』
 服の上からフェイトとさほど変わらないふくらみをゆっくりとこね始める。
『んくっ! ふぁっ! な、何で、こんな、んっ!』
 止めることすら出来ないのか、激しい勢いで胸を揉みはじめるはやて。
 ごくりと、喉を鳴らしながらフェイトはその光景をじっと見詰めてしまう。
 ずるりと擬根が突き出されたが、伸びそうになる手を必死で押さえた。
 自分の手を使うなんてもったいないことをしなくても、後ではやてを存分に使うことが出来るのだ。
『ふぁっ! あんっ、あかん…………こんなん、あかん。……けど、けど』
 手を外して、制服のボタンを外しはじめるはやて。
 あっという間に前をはだけて、飾り気のない真っ白なブラにも手を伸ばす。
 フロントホックに手を伸ばして、外すと同時。
 真っ白な乳房がまろび出た。
 フェイトの肌の白さとはまた違った、白さの頂点には、固くとがって自己主張をしているベビーピンクの蕾があった。
 また両手を伸ばしたはやてが、右手で乳首をつまみくりくりと動かし、左手は乳房全体を包んで激しく揉みしだく。
『あんっ! ふぁっ! あふっ! ああっ!』
 甘い鳴き声が耳に入ってくる。
 それだけでフェイトは達しそうな程の昂奮を覚えて。
 それでも、まだ動かない。
 もっと確実に追いつめられる瞬間を待つ方が得策だから。
『はふっ、ひぁっ……あかん、こんな……あかん』
 もじもじと太股をすりあわせながら、自身の胸を激しく揉んでいるはやて。
 その右手が、時折胸から外れて下の方に向かうのをめざとく見つけていた。
『んっ、んっ、んんぅ……』
 それでもへその辺りまで手を下ろしては、また胸に戻っていく。
 見ている方がもどかしい動きで、だけど手を出すことは出来なくて。
 そのもどかしさがまたフェイトの昂奮を高めていた。
515『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:37:06 ID:xC+pk07Y
『あかん……けど我慢……できへん』
 叫んだ瞬間、スカートに右手を伸ばしてまくり上げた。
 ブラと同じ、飾り気のないショーツの中央がじっとりと濡れて、性器にぴっちりと張り付いていた。
 そのまま、ショーツをずらして、陰唇を露わにする。
 まだほとんど開いていないそこに、思わず生唾を飲み込むフェイト。
 今すぐあの場所に自分のソレを突き込みたけれど、まだもう少し見ていたい。
 矛盾する想いを抱えながら、まだ動くことは出来なかった。
『んくっ、はふっっ……ぁぅ……あんっ!』
 伸ばした右手の人差し指で、下からそっとなで上げた。
 くちゅっと、イヤラシい音が響く。
 最初は怯えるように控えめに、それから徐々に大胆にはやての指が動きを早める。
 乳房を掴む左手も同じように激しく動かし、時折手を伸ばして乳首をつまむ。
『あんっ……あぁっ! ひぁっ、ふぁっ……ええよ、きもちええよ! ……ユーノ君!』
 その言葉に、フェイトは思わず目を見開いた。
『そ、そう、そこ、そこええんよ! 舐めて、お願い舐めて、ユーノ君! あたし、あたし……』
 ……リインフォースUを生み出すとき、無限書庫でユーノに手伝ってもらった事や、時々なのはと一緒にユーノと遊んでいることは知っていたけれど。
 まさか、はやてがユーノに特別な感情を持っているなんて、想いもしなかった。
『もっとさわって! あたし、ユーノ君にやったら、何されてもえーから、お願い! もっと、もっとぉ!』
 泣き叫ぶはやてを見ているだけで、ゾクゾクと背筋が震えてくる。
 どうせ、ユーノも同じように堕とすのだから、その時ははやてを使うのも一興。
 そんな事を考えている自分に、またかすかな違和感を感じて。
『ふぁっ! そ、そこはあかんっ! あかんって!』
 啼きながら、はやてが指先を割れ目の上に向ける。
 愛液にまみれた指が、ぷっくりと飛び出した肉芽に触れた。
『ひぁぁっっ! ひゃうんっっ! くぁっ!』
 くりくりとそこを指で撫でて、びくびくと全身を震わせるはやて。
 その刺激が強すぎたのか、指がまた下に移動して、ぐちゅぐちゅと粘着質なイヤラシい音を立て始める。
 つっと、唇の端から涎がこぼれ落ちる。
 もう少しで、はやてが絶頂に達する、それが理解できて。
 最後に、アルフの方に視線を向ける。
 子供サイズのリインフォースUにアルフが快楽の手ほどきをしているのを見てから、フェイトは笑みを浮かべたまま自分の部屋へと転移した。


「ゴメンね、結構早く……って、はやて?」
「フェ、フェイトちゃん!」
 完璧に不意を突かれたせいだろう、はやてが一瞬快楽も忘れて動きを止める。
「なに、してるの?」
「あ、これは、そのあのっっっ! ひぁぁあっっっ!」
 慌てた拍子に誤って、はやてがクリトリスに指をかすらせた。
 ソレが引き金になったのだろう。びくびくと激しく全身を痙攣させたはやてが涙目でフェイトを見詰めてくる。
「あかん、あかんって、お願い、おねがいやから見んとって! ふぁっ……あかん、あかんっっ!!」
 ぶるぶると震える肩のせいで、もう一度肉芽に指……ではなく、今度は爪がかりっと引っかかった。
「見んとって、お願い、見んとってぇっっっっ! あかん、あかん……」
 ぴくぴくと細かく全身を痙攣させて、涎を零しながら叫ぶはやて。
 顔では驚きを作りながら、内心で笑みを浮かべてフェイトはただはやてを見詰めていた。
「いや、いや、いやぁぁぁあああああああああっっっっっっっっ!!」
 思い切り背を逸らして、硬直するはやて。
 ぴゅっと汐を吹きながらそのまま背中から床に倒れ、
「あ、あかん……あかん………………っっ」
 全身の緊張が解けたせいなのか、ちょろっと音が聞こえた。
 フェイトがそこに視線を動かすのと同時。
 はやてのそこから黄金色の液体が勢いよく飛び出してきた。
「……見ん……とって…………、こんなん……みんとってぇ……」
 どこか惚けたような表情で、うわごとの様に繰り返すはやて。
 ちょろちょろと最後まで残っていた尿が零れて、はやてのスカートを汚す。
 その姿を見ているだけで、フェイトは口元に笑みを浮かべた。
516『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:39:39 ID:xC+pk07Y
 床に寝そべっているはやての側に移動して、背中から右肩へと手を伸ばして、上半身を抱き起こした。
 まだどこか惚けた様子のはやての耳元に唇を近づけて。
「……はやてってすごいスケベさんだったんだ」
「っ!」
 一瞬で我に返ったのか、はやてが泣き出しそうな表情で見詰めてくる。
 その表情がまた、ぞくりと背筋を震えさせて。
 フェイトはそのまま繊手を伸ばしてはやての股間にそっと触れた。
「ひゃんっっ!」
「友達の部屋でオナニーして、こんな風にべちょべちょになるまで濡らすなんて、ホントにスケベだよね」
「ちゃう……、あたし……そんなん……」
 ぽろぽろと涙をこぼしはじめるはやてを見ながら、フェイトはいきなりクリトリスをつまんだ。
「ひぅっ!?」
「嘘は駄目だよ、はやて。私に見られてお漏らししながらイッたのに」
「そ、それはっ!」
 反論しようとするはやての膣口にいきなり中指を差し入れた。
 まるで口で噛まれているような締め付けに、第一関節までで動きを止めざるを得なかった。
「へぇ、思い切り濡れてるのに窮屈なんだ。それとも、指入れたりとか、したことないの?」
 こちらの問いかけにはやての顔が真っ赤に染まる。
 だから、耳元に唇を寄せたまま。
「やっぱり好きな人の指じゃないと駄目なんだ?」
「そ、それは、……ひぁんっ!」
 どことなく、惚けた表情を浮かべるはやてのそこから指を抜いて、もう一度クリトリスに指を伸ばして、軽くつまんだ。
「ひぅっっ! そ、そこは、あかんっ!」
 唇を噛んで堪えるはやて。
 その姿を見るだけで悦びを感じる自分に、さっきから続く違和感が刺激される。
 だけどそれも、股間の熱に煽られるだけで薄れていった。
「それじゃこっちがいいの?」
 呟きながら、はやての肩を抱いていた手を少しずらして、そのまま右の乳房を掴んだ。
「んくっ!」
 ぎゅむぎゅむと、ゴムまりをゆがめるように強い力でもみ上げる。
 一瞬、辛そうに眉をしかめるはやてに笑顔を向けた。
「もう、気持ちいいんだ?」
 れろんと耳を舐め上げた瞬間、はやてが身を竦めた。
 はやても快感を感じている、ソレが解れば十分で。
「ひゃぅっ! んっ! ふぁっっ! あんっっ!」
 更に激しく胸を揉み、人差し指で乳首をなでさする。
 かなり敏感になっているのだろう。
 たったそれだけの事で、はやてが大きなあえぎ声を上げる。
 その姿は扇情的で、股間の擬根がびくりと跳ねた。
「はやて。スカート、おしっこで汚れてるし、脱がしちゃうね」
「っっ〜〜〜〜!」
 全身の力が抜けきっているからか。
 身もだえするだけで応えないはやての、スカートのホックを外してショーツごと一気に引きずり下ろした。
 ほんの僅かに股間を覆う淡い翳りを見ながら、フェイトは口元に笑みを浮かべる。
 今から其処を思う存分味わえる。ソレを思うだけでゾクゾクと体が震えた。
「ふふっ、私も脱いじゃうね」
「フェイトちゃん……こんなん…………あかん…………っっっ! な、何なん、それ!?」
 スカートだけを下ろしたフェイトの方に、ゆっくりと顔を向けてきたはやてがいきなり驚きの声を上げた。
 大きくエラの張った男根が、小さなショーツからはみ出しているのを見たからだ。
「何、って見たことない? 男の人のアレだよ? 変身魔法の応用で生やしてみたの」
 わざわざ本当のことを言う必要はなくて、そんなもっともらしい嘘を吐いたフェイトは、素早くショーツを脱ぎ捨てた。
 まだどこか驚きが抜けきっていないはやての手を、自分のそこに導いて触れさせる。
「ひっ!」
 いやがるようにはやてが手を引こうとする。
 だが、フェイトはそれを許さず、自分の手を重ねて握り込ませた。
517『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:40:39 ID:xC+pk07Y
「いやや、こんなんいやや! っく!」
 声を上げて暴れようとしたはやての股間に伸ばした手で、肉豆をつまみ上げた。
 びくんっと体を硬直させるはやて。
「ダメだよ、はやて。これから感じさせてあげるのに」
「こんなん……」
 目尻に涙を溜めて見上げてくるはやて。
 その表情に強い嗜虐感を感じて、フェイトは優しい微笑みを浮かべる。
「嘘ついちゃダメだよ、はやて。こんなにびちょびちょに濡らしてて、ホントは此処に入れて欲しいでしょ?」
 また中指を突き込む。
 今度は第二関節まで押し込んで、ちゅくちゅくと音を立てながら、中を広げるように指を回す。
 途端に、はやてが歯を食いしばった。
「いやっ! やめて、フェイトちゃん、お願いやから!」
 今にも泣き出しそうに、だけど僅かな快感に目を潤ませ、顔を真っ赤にしているはやてが、開いた口から舌を突き出して、涎を零しはじめる。
「ふふっ、そんなに気持ちいいんだ?」
「ひぁっ! ちゃう、ちゃうっっ! あふっ! あんっっ!」
 ふるふると、必死で否定しようと首を振るはやてだが、股間を責められる快感に甘い啼き声を上げた。
 もう、後一押しで、はやてを堕とせる。
 そう思うだけで、愉しみを感じて、小さな違和感が湧いた。
 フェイトが望んでいるのはなのはだけの筈。
 なのに、はやてを堕とすことに愉悦を感じている。
 それが奇妙な違和感を覚えさせる。
「あんっ……ひぁっっ! や、やめっ! フェイトちゃん、許して!」
 だけど、こんなに甘い鳴き声を目の前で上げられて、我慢など出来るはずがなかった。
 いきなりその唇に吸い付いた。
「ん……」
「っ!?」
 何が起きたか解らない。
 そんな想いを映すように、大きく見開かれたはやての目を見詰め返すフェイト。
 そのまま、はやての口の中に舌を突き込んだ。
 自身の唾液を口移しではやての中に送り込んでいく。
「ん〜〜! んんぅぅ!! んくっ」
 いやがるように耐えていたはやての喉が、それでもこくりと動いた。
 これで、はやてを更に自由に出来る。
 その余裕が、やっとはやての口内を思う存分に味わう契機となった。
「ん、ん、んっ……ちゅ……ちゅぷ……」
 甘い唾液の味が口の中に広がり、それがアルフのとはまた微妙に味が違うことに気づく。
 ちゅぷちゅくと、大気を経由せずに届く音が耳だけでなく、頭蓋に浸透する。
 その音だけでも、達しそうなほどに気持ちよくて。
 だから、フェイトは擬根を握らせているはやての手を上下に動かし出した。
「ん〜〜! んんぅぅ!!」
 逃げようとするはやての手を無理矢理に押さえつける。
 にちゃりと、鳴った音は、先走りが出てきたから。
 同時に、がりっと舌を噛まれた。
「っ!」
 痛みに耐えかねて、思わず唇を離してしまう。
「はやてって、ひどいんだね。舌噛まれるなんて、思ってなかった」
「そ、そんなん、言うたかて……んくっっ! フェ、フェイトちゃん、もうええやろ……ふぁっ……お願いやから……あんっ! お願いやから……あぅ……もう、やめて……ひぅっ!」
「……ダメだよ。はやての此処に」
 涙目で懇願してくるはやての秘処に含ませた指を、少し強く動かす。
「っ!」
「私のコレを入れてあげないとね」
 そう言いながら、はやての手で握り込んでいる擬根を揺らめかす。
「ひっ! イヤや、それだけは絶対イヤや!! 許して、他の事やったら何でもするから! お願いやから、それだけは!!」
 与えられている快楽さえ無視するほどのおびえを顔に浮かべて、はやてが懇願してくる。
「なんでも? ホントに何でもするの?」
「するっ! 何でもするから! 初めては、初めてだけは取らんとって!」
 泣き叫ぶはやて。
 本気で拒絶しているはやての、指を締め付けてくる感触を思うと少しもったいないと言う気がした。
518『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:44:32 ID:xC+pk07Y
 自分は何とも知れない触手に奪われた事実が、羨望と嫉妬になってはやてに向かう。
「……今だけじゃなくて、これからずっと、私の言うこと聞いてくれる? ちゃんと私の言うとおりにしてくれる?」
「するっ! するからっっ!!」
 その、あまりにも必死すぎる言葉を裏切るのも心地よさそうだと想いながらも、フェイトは別の事を思いついていた。
 どうせなら、はやての思いを遂げさせるのも、面白そうだと。
「じゃあ良いよ」
「え?」
 フェイトの答えがあまりにもあっけなかったせいか。
 はやてが一瞬不思議そうな表情で、こちらを見詰めてきた。
 はやての股間から手を離して、擬根を握らせていた手も解放する。
「本当に何でもしてくれるなら、いますぐ裸になって」
 優しい笑顔を浮かべながらそう告げて。
 少しだけはやてから離れる。
 今なら逃げ出す絶好のチャンスだが、はやてにそんな気持ちが微塵もないことを、フェイトは理解していた。
 カフェオレで希釈してさえ、アレだけの効果があったのだ。
 直接口移しで流し込んだのだから、全身が疼いて仕方がないはず。
「……うん」
 ぽろりと涙をこぼしながら呟かれたはやての言葉に、フェイトは満面の笑みを浮かべた。




「こ、こんなん、恥ずかしい……」
 その呟きを無視して、フェイトははやての痴態をじっと見詰めていた。
 俯せになって、お尻だけを高々と差し上げた、さかりのついた牝猫のような体勢。
 ソレを後ろから見詰めて、フェイトはそっと手を伸ばす。
「そんなこと言っても、ここまだ涎垂らしてる」
「ひっ!」
 たらたらとこぼれ落ちている愛液を救うように、太股の半ばから上へと指を這わせた。
「ふふっ、女の子に見られててこんなに濡れちゃうなんて、ホントスケベのくせに、初めてだけは護りたいんだ?」
「そ、それは……あぅっっ! 女の子やったら……」
 ほんの一瞬、人差し指ですっとなで上げただけで甘い声を上げるはやて。
 だけど、それはフェイトの目的ではなくて。
 指先に纏わせた愛液を、菊座に押し当てた。
「ひっ!」
 驚きを露わにしたはやてが、慌てて振り返ってくる。
「フェ、フェイトちゃんっ!?」
「ふふっ、綺麗だね、ここ」
「あかんっ! そこ、汚い!」
 顔を真っ赤にして見詰めてくるはやてに、にこやかな笑みをみせつけて、フェイトはもう一度愛液をすくい取って、しわを伸ばすように塗りつける。
「女の子だもの、綺麗にしてるよね? ソレにこっちも気持ちいいよね?」
「でも、でもそこは、んっ!」
 もう一方の手も伸ばして、フェイトは指先を秘処にそっと含ませる。
「それとも、こっちにして欲しいの? 何でもするって言うのはうそだったんだ?
「っ…………、ごめん、なさい」
 また、はやてが前を向いて、愛液で濡らした中指の第一関節までをアナルに突き入れた。
「ぐっっ! きつ……、かっ! フェ、フェイト、ちゃん。くる、しい」
「まだ、一本だけだよ? 大丈夫」
 指先の血行が止まりそうな程にきつい締め付けを無視して、フェイトは一気に中指の付け根までを押し込む。
 そのまま、根本を広げるようにぐりぐりと回しはじめた。
「ぎっ! ぅぐっ! くっ!」
 はやてが悲鳴を漏らす。
 その声が心地よくて、心地良いと思う自分がどこかおかしくて。
 それでも指を動かし続ける。
 少し締め付けが弱くなってきた。
「ふふっ、はやての体って、スケベだね。もう、お尻なれてきてる」
「っっ!」
 きっと泣き出しそうな表情を浮かべているはずのはやて。
 だけど振り返ってこないはやてに苦笑しながら、フェイトは一度指を抜いた。
519『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:46:43 ID:xC+pk07Y
「んっ…………」
 ほんの一瞬、安堵した様にはやての体から力が抜ける。
 ソレを無視して、左右のお尻をわり開くフェイト。
「んっっ!?」
 そのまま、間髪入れずフェイトはアナルへと舌を這わせた。
「な、ななっ、何してるんっ!?」
 慌てた表情で振り返ってくるはやてに応えることなく、全体に舌を這わせ、唾液を塗り込めていくフェイト。
「あ、あかん、そんなん汚い! あかんっ、あかんっっってっっ!」
 必死に遮ろうとするはやての声に、艶が混じり媚びが入ってた。
 だからフェイトは動きを止めることなく更に激しく舐めていく。
「あかんっ! ふあっ! あかんてっ! ひぅっっ! やめ、やめてっ!」
 はやての悲鳴を聞きながら、舌にぴりぴりする感覚に少し苦笑する。
 そのまま、そっと離れた。
「ふぁっっ……、はぁ……はぁ…………」
 透明な液体が菊座から漏れ出すのを見ながら、フェイトはゆっくりと膝立ちになる。
 固くそそり立つ擬根を、はやての陰門にこすりつけた。
「ひっ!」
 恐怖を浮かべて見詰めてくるはやて。
 それに答えを返すこともなく、フェイトはゆっくりと腰を動かして擬根全体に愛液を塗した。
「フェイトちゃん! お願いや、それだけは!」
 恐怖に顔を青ざめて見詰めてくるはやてに、口の端だけの笑いを見せつけて、フェイトは擬根をそのまま上に持ち上げた。
 狙いはぱくぱくと開いたり閉じたりを繰り返しているアナル。
「っ!?」
「大丈夫、ハジメテはちゃんと残しておいてあげる。前のハジメテはね」
 そのまま、ぐっと腰を押しつける。
「んぎっ!? かはっっ!!」
 はやてが腹の奥から漏れ出したような息を吐き出す。
 指と舌で十分ならしたとは言え、そこはまだとてもきつくて。
 それでも、逃げ出せないようにはやての腰を掴んだフェイトは、ゆっくりと腰を突き出していく。
「ぐっ! はぐっっ! ぎっっ!!」
 入り口の強烈なまでの締め付けとは裏腹に、入り込んだ内側はどこかつるりとした感覚で、前とは違う事に、少しだけ苦笑を浮かべた。
「ふふっ、はやてのお尻気持ちいいよ?」
「あ、あたしは、くる、しい」
 振り返ったはやての額には脂汗が浮いていて、苦しさ故か歯を食いしばっているのが見て取れた。
「ふふっ、すぐなれる……よっ!」
「んぐっっ! う゛ぁっっ!」
 ずりゅっと一気に雁首まで引き抜き、また一息に奥底まで突き込む。
 強烈な締め付けにしごかれる感触に、あっという間に高まるのを感じながら、フェイトははやての股間に右手を伸ばす。
 そのまま、肉芽をつまんだ。
「はきゅっ!?」
 菊座に感じる苦痛と、肉芽から来る快楽に、はやてが奇妙な声を上げた。
 だから、両方を同時にいじりながら、フェイトは腰の動きを早めていく。
 ……幾度かそうしているうちに、はやての全身に細かい汗が浮き始めた。
 前に伸ばした掌は、あまりにも多い愛液にふやけそうになっていて、きつい締め付けといやがるような声とは裏腹に、快楽を貪るようにはやての腰が淫猥な動きを見せ始めた。
「もう、気持ちいいんだ?」
「ちゃう……こんな、あたし、こんなん……」
 耐えるように漏らす悲痛な叫び。
 なのに、体は必死で快感におぼれている。
 そのギャップを見るのが楽しかった。
「ふふっ、そんなこと言っても、前も後ろもびちょびちょだよ? ソレに離したくないって必死にしがみついてきてるよ?」
520『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:47:35 ID:xC+pk07Y
 ぱんっと、肉と肉がぶつかり合う音が響き、フェイトの腰がはやての尻に当たる。
 はやての体が――意識とは裏腹に――絶頂に向かっていることを、敏感に読みとって。
 フェイトは更に動きを激しくする。
「気持ちいいよね。だって、はやても腰動かしてるんだから」
 フェイトの指摘に、はやてがボロボロと涙をこぼしながら振り返ってくる。
 それがまた、フェイトの嗜虐心をそそる。
「それとも、そんなにイヤだったら、やめてあげようか?」
 一瞬、表情に安堵を浮かべたはやてへの攻撃を全て止めるフェイト。
 それでも擬根を抜くことだけはしなくて。
「っ…………くっ……」
 はやてのくねらせようとした腰を押さえた。
「どうしたの、はやて? やめて欲しかったんだよね? なのにどうして、自分で動こうとするの?」
「っ……」
 泣き出しそうな表情ではやてが見詰めてくる。
 後一歩で、はやてが全てをかなぐり捨てる。
 だから、何も言わず、ほんの一瞬だけ、伸ばした指で肉芽をそっと撫でてすぐ離れた。
「んっっ…………、こんなん……こんなん…………」
 あの熱に浮かされて此処まで耐えるはやてに、少しだけ感心しながらほんの一瞬だけ腰を動かすフェイト。
 だけどそれ以上は動かない、動かせない。
「…………て」
 はやての口から、小さな呟きが漏れた。
 その内容は聞かなくても解っているけれど、フェイトはあくまで動かない。
「ん、何? どうしたの、はやて」
「おね……い…………うご……て」
「良く聞こえないけど? やめたら良いんだ」
 ずるっと、半分ほど抜きかけた所で、
「お願いっ、動いてぇな! こんなん、辛い!」
 はやてが叫んだ瞬間、フェイトは一気に根本まで突き込んだ。
 ごりゅっと一気にたたき込まれたソレにはやてが眉根を寄せる。
 だが同時に、大きく開いた口からは舌を突き出して涎を垂らす様が、必死で腰を動かして悶える姿が、はやての快感を如実に表していた。
 ごりゅごしゅとはやての中を蹂躙しながら、フェイトも込み上げてくるモノを感じていた。
「ふふっ、気持ちいいんだ? お尻だけ犯されて感じちゃう変態なんだ?」
「変態でもええ、ええから、もっと! もっとぉ!」
 あまりにも必死なはやてに、応えるように更に激しく腰を動かし、肉芽に爪を立てた。
「ひぁぁぁぁあああああっっっっ!!」
 いきなりはやてが達した。
 まるで食いちぎられそうなほどに強烈な締め付け。
 吹いた潮と一拍遅れて漏らした尿が足に掛かった。
 だからフェイトは動きを止めることなく、はやてを責める。
「ひぐっ! いぎっ!! いって!! いってるんや!! うごか!! うごかんとってぇぇっっっ!!」
 強烈なまでの締め付けと全身の痙攣を見れば、はやてが頂点に上り詰めたままだと言うことが理解できた。
「あかん、壊れる!! きもちよすぎて!! あたし、こわれてまう!!」
「いいよ、壊れても! もっと、もっと壊してあげるから!! 私もいくよ?」
「ふぁっっ! ふぁっっ! ひゃうっっ!!!」
「んくぅっっ!!」
 はやての強烈な締め付けに耐えきれず、フェイトは一気に精を放った。
「ひぐっ! いぎっっ! いっっ! イクゥゥゥッッッ!!」
 まるで打ち上げられた魚のように、びくびくとのたうつはやてを見ながら、フェイトはずるりと擬根を引き抜く。
 同時に、アナルから白い液体を噴出するはやて。
 ソレすらも快感なのか、虚空に焦点を合わせたはやてが笑った。
521『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:49:26 ID:xC+pk07Y
「……うぅ、なんか気持ち悪い」
「そう?」
 お風呂場で体を洗いながらぼそりと呟くはやてに、フェイトは湯船に浸かったまま視線を向ける。
「まだ、なんか入ってるみたいやっていうか、なんか開いたまま戻らん様になってる気がする」
 そう言いながら、はやてが自身のお尻に指を這わせる。
「大丈夫、もう最初の時と変わらなくなってるから」
「……そうやろか」
 不安そうな表情で見詰めてくるはやて。
 言葉でいじめるのも楽しそうだと思えたが、ソレよりも、今ははやてが逆らわないよう刷り込む方が大事だった。
「うん、大丈夫。それに、男の子だってそっちで気持ちよくなれるんだから、女の子が使っても問題はないと思うよ」
「う……、で、でも……」
「そんなに気にするなんて、もしかしてもっとして欲しいの?」
「違っ!」
 優しい笑顔で呟いた瞬間、血相を変えたはやてが睨み付けてきた。
 その鋭い眼差しに、苦笑を返す。
 途端に、はやての体から力が抜けて、フェイトから視線を逸らす。
「……それは、その……確かに、気持ちよかったけど……」
「ふーん、やっぱり良かったんだ? やっぱりはやてって、スケベだったんだね」
 唇を噛んで、はやてがうつむく。
 自分の言葉が相手の心に突き刺さっていく感覚は、奇妙に背徳的で心地良いものだった。
「フェイトちゃん……、このこと、誰にも言わんとってくれる?」
 だから、顔を上げて哀願してくるはやてに、フェイトは優しい微笑みを向ける。
「うん、いいよ」
 一瞬、安堵の表情を浮かべるはやて。
 ソレを壊すように、語を繋いだ。
「約束を守ってくれるのならね」
「約……束?」
 何を言われているのか解らない。
 そんな戸惑いを顔に浮かべて、はやてがこちらを見詰めてくる。
 だから、笑顔を浮かべたまま、フェイトは口を開いた。
「うん、約束したよね。これからずっと、何でも言うこと聞くって」
「…………う……ん」
 自分の言葉を思い出して青くなるはやてを見ながら、フェイトは笑う。
 表向きは優しい笑みを、心の中では暗い嗤いを、同時に浮かべながら。
 そんな自分にまた小さな違和感を覚えて、それでもフェイトはそのことを無視する。
「大丈夫だよ、そんなにひどいことはしないから」
「ほんま?」
 心配げな表情に、まるで縋り付くような瞳に、ソレを裏切ったときの事を思うと、また擬根がうずき出す。
 同時に、風呂場の戸が開いた。
522『FATE in The Dark Fate』:2007/05/24(木) 08:50:12 ID:xC+pk07Y
 アルフとリインフォースUが、とらえどころのない表情で入ってくる。
「フェイト〜、一緒に入ってもいい?」
「はやてちゃん、フェイトさん、失礼します〜」
「うん、いいよ。四人だとちょっと狭いけど」
 苦笑しながらフェイトが答えを返すのと同時。
「……それじゃ、私はいつもの大きさに戻ります〜〜」
 リインフォースUの体が、普段と同じ大きさに変わった。
 それでも、まだ熱を残しているような表情に、はやてが顔色を無くす。
「……リイン、なにしてたん?」
「気持ちいいことです〜〜」
 ふわふわとした様子ではやての側に飛んでいくリインフォースUを、アルフが嬉しそうな笑顔で見詰めている。
「アルフ、先に一緒にはいろ。はやてが終わってから洗ったら良いから」
「は〜い」
 ざぶんっと、飛び込んでくるアルフが、そのまま子犬フォームに変化する。
 その方が場所を取らなくてすむからだ。
「……フェイトちゃん」
 哀しげな声音で呼びかけられて、フェイトははやてを見詰める。
 言いたいことは解っていた。
 アルフがリインフォースUにしたことが許せないのだと言うことも。
「約束、忘れるつもり?」
 それでも、その一言ではやてには何も出来なくなっている。
 事実として有るのは、フェイトがはやてを、アルフがリインフォースUを嬲ったと言うことだけ。
 はやてがその気になれば、フェイトの方が非を認めなければならなくなること。
 ……けれど、散々飲ませた唾液が、直腸に送り込んだ精液が、そのまともな思考を阻害しているのだ。
「別に、はやてがどう思っても良いけど、約束は守ってもらうよ」
「……解っとる、けど……ホントに、フェイトちゃんなん?」
 不信感を露わにするはやてに、じっと見詰められる。
「私は私だよ。それ以外の誰かに見える?」
 平然と答えを返しながら、もう一度胸の奥に湧いた違和感に内心で小首をかしげる。
 それがなんなのか、理解できない自分に訝りながら。
 それでも思い通りに進んでいる事に、フェイトは満足を覚えていた。
523暗愚丸:2007/05/24(木) 08:55:54 ID:xC+pk07Y
と言うことで、四話目終了です。
ホントはアルフとリインUの話とかあったんですが、異常に長くなりそうだったんで、割愛しました。
今でも十分長いですが……ってか、此処まで長くなるとは自分でも思ってませんでした。
次回はもう少し短く、実用性のあるエロで頑張りたいなぁと思ってたり。

しかし、三期全盛にA'sエピローグ後の話書いてるのは、自分くらいでしょうな。
あははは(汗
では、次回は次スレから次々スレあたりでお会いしましょう。
524名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 08:57:08 ID:v+gEhM/9
リアルタイム更新ktkr
暗愚丸さんGJ!
525名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 10:52:43 ID:QBYAkatq
さっそくリインUキター!(違
GJ!!続き期待してます
526名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 11:51:22 ID:PdCIwjC7
暗愚丸GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!

最近巷で話題のダークなのはさんで胸焼けしていたところだったので
ダークなフェイトさんで何故かもの凄く癒されました。
続編も長くなっても構いませんのでドンドン書いてください!!


あと今回カットされたアルフXリインUネタ凄く見たいです。
是非書いてくださいっ!!
527名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 12:08:23 ID:dthAUTiu
>>523
次回はもう少し短く、実用性のあるエロで頑張りたいなぁと思ってたり。

↑を実感ちてるのならあまり言う事ないかもGJ
しかしこのままだとはやてがユーノの当て馬にされて初めてが……。
528名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 12:52:38 ID:c0hJpzVb
StSSS01を聴いて、女湯にエリオを甘い声で誘うフェイトに
「フェイトとエリオ、二人の裸の付き合い(性的な意味で)」
なんて妄想をしてしまった俺は駄目人間
529名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 13:03:20 ID:OUzrSREK
暗愚丸さんGJ!GJ!!
リイン×アルフの方も是非ともみてみたいです。
530名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 15:34:30 ID:Mj1XuQ4G
暗愚丸さんGJです!
自分もこんなクオリティのを書いてみたいものです。
531名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 16:04:28 ID:uoJlI0wp
暗愚丸さんGJっす!
ユーノ編・ヴォルケン編・アリサ&すずか編(でいいのかな?)も期待してます!
532名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 17:14:05 ID:dCo5rUUK
ヴィータがお口でご奉仕し肉棒を立たせ
シグナムのパイズリで追い討ちを掛けて
シャマル(場合によってはシャマル又はヴィータも担当する)が限界までビンビンに固くなった肉棒を自ら穴を拡げ膣内に導きグッタリするまで精気を絞り取り弱った所を
ザフィーラが闇の書でリンカーコアを強奪

ってAsで闇の書のページ収集の為に身体を張った荒業をしていたらって妄想をしてみた
ちなみにヴィータはイカす筈が逆にイカされて悶絶絶叫し(演技)

男性魔導師が守護騎士と言えど所詮は子供か大人を舐めた事を身体で償わせてやると油断させて最後には精気を出なくなるまで絞り尽くすのが得意
533名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 17:41:31 ID:xt+QZQUu
>>528>>532
 あれ、俺が二人もいる
534名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 18:56:55 ID:SvaME0Tu
God Job!!!
フェイトスキーでふたレズ好きで寝取り大好物な俺にとってまさにクリティカル
続きも楽しみにしてます
535名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 18:58:25 ID:Mj1XuQ4G
フェイトが言ってた「エリオとお風呂は久しぶりだし」のセリフを聞いて、
今よりもっとショタ丸出しだったころのエリオの体を(性的な方法で)洗ってあげるフェイトを想像してしまった

書いてみてえwwww
536名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 19:05:40 ID:CiNAFHLz
暗愚丸さんキタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ずっと待ってました。GJ!
537名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 19:16:30 ID:QBYAkatq
何か新たな書き手さんに刺激されたのか最近盛況だな
538名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 19:28:04 ID:PLRHXyv9
>>535
頼むぞ!
539名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 22:30:45 ID:8aA32oa7
最近めちゃくちゃなのはさん陵辱物が読みたいです
無理やり犯されてそのまま壊れちゃうやつでお願いします><



あ、ちなみになのはさんだからな。なのちゃんはいじめるなよ
540名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 22:38:38 ID:Apay+i+J
>>539
保管庫行けば?
541名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:16:34 ID:OUzrSREK
>>539
保管庫
☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫(旧保管庫)
ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html
☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫 - livedoor Wiki
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/FrontPage
542名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:46:27 ID:gdgMX1ha
グレンラガンを見たせいで
ドリルを使って掘って掘って掘りまくるユーノくんを見てみたくなった

性的な意味ではなく

スクライアは遺跡発掘が得意らしいからそんなデバイスもあるかもしれないと思ったり
543名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:56:20 ID:Fn4B2zXw
遺跡発掘にドリルを使うなよ…
544y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:21:24 ID:Lb96q6ul
鬼畜王エリオ なのはパート書けたので投下

・内容、エロあり

画面に5つの視線が集中していた
「すごいじゃない…いったいどないなっとるん?」

ヴィータから提出された映像を見て、はやてが感嘆の声を漏らした
「確かに…これはちょっと新人としては飛び抜けた数値ですね」
少し驚いた顔のグリフィスがしかし嬉しそうに応じた
「まー見て欲しいのはこの先なんだけどよ」
組んだ足をぷらぷらさせて後ろでに組んだ手に赤い頭のヴィータが言った

中央にはやて、その左にグリフィス、前の椅子に座って足を組んでるのがヴィータ
はやての背後になのはとフェイトが立っていた
画面に映っている赤毛の少年の動きに再び全員の視線が集まった

中央に映し出されたエリオのストラーダの刃が大きく伸びて大型の3型・ガジェット・ドローンを切り裂いていた
素早く引き抜くとくるくると頭上で回して、前を向いたまま勢いよく自分の背後に突き出した
突進してきた別の3型が自分の勢いで光の槍に貫かれ停止する
片手で引き抜くとエリオは軽いステップで横に飛んだ、爆発が二つ巻き起こる
爆風が晴れると平然とストラーダを立てたエリオの姿があった

「これで4台目、すごいねエリオ!」
なのはが自分の事のように嬉しそうにフェイトの方を振り向いた
うんそうだね、とフェイトが頷く
そっけない反応に、あれ?フェイトちゃんあんまり嬉しくないのかな、と
不思議そうななのはの顔
その耳にヴィータの声が届いた

「こっからだな」
なのはがその声に画面に視線を戻すと
キャロがエリオにブースト魔法を付与するとこだった
「ありゃ?エリオ補助魔法無しでやってたん?」
意表を突かれたはやてが言った

同じように、驚いたなのはの目に
画面の中のエリオのストラーダがキャロの補助を受け赤く輝くと火を噴くと高速モードに移行していった
炎のジェット噴射により足元の土煙が舞い上がり、足元にベルカ式の魔方陣が眩く浮かび上がる
しかしエリオはすぐに動かなかった
最後の1台が死角から忍び寄っていた、巨大な金属製のアームがエリオの頭に迫る
「危ない!」
と思わずグリフィスが言った

エリオは頭を傾け、それだけで紙一重でその攻撃を避けていた
振り向きざまにガジェットのアームを切飛ばすと
攻撃手段を失って団子虫のようになったガジェットの一瞬の停止を見逃さず
レーザーを発射する直前、ストラーダを突き刺した
足をかけて引き抜き、エリオが飛びすざると
爆発が起き、煙幕が晴れた時、そこにもうエリオの姿は無かった

画面が切換わり小型のガジェット・ドローン1型の群れを相手に戦っているスバルとティアナが写った
善戦してはいたが数の多さに捌ききれず1台、また1台と防衛線を突破されていく
ティアナが何かスバルに叫んでいる
二人の顔に画面ごしにも解る焦りが見える

先に突破した先頭のガジェットが画面に写った
と、ふいにその中央に縦に線が走ると上下にずれた
二つに別れたガジェットの間をエリオが飛んでいた
その左右で小さな爆発が起きる
545y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:22:06 ID:Lb96q6ul
ティアナ達がガジェットを相手にしながら相手の動きに異変が起きたに気が付いた
キャロの援護を受け、迎撃ミサイルのように宙に舞い上がった赤い髪の少年がストラーダを左右に一閃させると
次々にその周りに爆発が起こった
着地したエリオが素早く飛んで、新たな敵を囲みに来たガジェットのレーザーを回避する
魔力が付与されたエリオのスピードが敵に的を絞らせなかった

クルクルと宙を舞うと、木を蹴って、素早く背後に回りこみ、たちまち3体のガジェットを切り伏せる
スバル達と戦っていた群れの背後にエリオが回り込み
スターズとライトニング分隊で、前後から挟撃の体勢を取った
敵の背後に味方の援軍を得て、それに気が付いたティアナの指揮にも余裕が出てきた
エリオとスバルがガジェットの列に前後から切り込み、ティアナが正確さを取り戻した精密射撃でをれを援護した
赤い魔方陣が浮かび上がり、そこにフリードからのブラストフレアが撃ちこまれた
見る見る間に画面のガジェットの数が減っていく

「すごい瞬発力ですね彼は…突破力も前より格段に上がっている、小型はともかく大型までも単独でとは
…その上スバル君達の戦況まで把握していたとは…」
感心したようにグリフィスが頷いた
将来の戦力としては大いに期待されていた子だが、彼の予想以上の少年の早い成長に嬉しそうだ

「う…ん、そうやね…でもそれだけじゃ…」
「うん…」
はやてが指を組み、なのはも真面目な顔で二人が視線を交わした
歴戦の二人は流石にエリオのもっと根本的な変貌に気が付いていた
掃討戦に移行した画面の戦いに目線を戻した

「そう、エリオの潜在力がスゲーのは元からだ、ムラがあったのが多少上手くなったに過ぎねぇ
そういう力の解放レベルが急激に段階を上がるのは、あいつみたいな天才タイプには昔からあるしな、珍しくも無いな…」
含み笑みをしながらヴィータが解説する

「本当に見るべきところはあいつの年齢らしからぬ、急激に広がった視界の広さだよ……
こればっかりは長い時間かけて経験を積むしか無いんだけどよ…ホントは…
多分あたしらがやっても大差無いレベルだぜあれは…」

ほう、と言う顔のグリフィス
「周りを良く見て戦ってるって事ですね、いい傾向だ」

んな口で言うほど簡単な事じゃねーんだけどよ…
とぽりぽりとヴィータが頭を掻いた、んんーなんつーかさーなどとブツブツ言ってる

「これってシグナムさんがいつも言ってる様な事に近いんですよ……戦闘の極意と言うか
…最小限の動きで最大の成果を得る動き…言うのは簡単なんですけど…
実行できる人はごく僅か…一流のスポーツ選手みたいに、ある意味達人の境地なんです」
なのはが頭脳労働が専門のグリフィスに丁寧に説明して補足した

「ああ、つまりサッカーで言うところの…」
グリフィスが誰でも知ってる超有名選手の言葉を引用してなのはに尋ねた
その人は知らないけど、多分言ってる事は同じことだと思いますよ、となのは

「へっ、あの歳で可愛げがねーって言えばそうだけどなー」
あんまり褒めすぎたと思ったのかヴィータが言った
「…まーでも、まだまだあたしには適わないけどな、パワーがまだ少し足りねぇな…ま、総合でBBBってとこだろ」

ふふーん、と頭の後ろで手を組んで椅子にもたれ掛かるヴィータ
「ははーん…それじゃヴィータもそろそろリミッター付きやと危ないわけやね」
にまっと笑ってはやてが言った
「なっ……んな事ねーですよ」
とヴィータが慌てて振り向いて猛然と異議を唱える
あははと笑ったはやてが少し真面目な顔になった
546y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:22:46 ID:Lb96q6ul
「まぁ副隊長級とまでは行かなくても…6課に取っては嬉しい誤算やね
これなら地上部隊はエリオ中心でフォーメーション組み直していけるかもしれん
そしたら副隊長級以上も今よりもっと自由に動けるようになるね…」
思慮深げな目ではやてが指を組み直すと呟いた

画面の中は既にガジェットを全滅させ集まった4人が何やら話してる光景になっている

表情や仕草からするとティアナが「別に助けなんか要らなかったけどね」
と面白く無さそうに言ってるとこに
「何言ってんの助かったじゃない」
と無邪気に答えたスバルがエリオの肩に手を置き感謝の表情で笑いかけ
エリオが控え目な笑顔で応じている
というところだろうか
傍らではフリードを連れたキャロが
エリオの頼もしい姿に嬉しそうに寄り添っている

「本当に凄いよエリオ、そう思わないフェイトちゃん?」
なのはが輝くような笑顔でフェイトに向き直って言った
フェイトは今度はちょっと微笑むとなのはに向かって言った
「うん……本当に凄いんだよエリオの…」
547y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:23:35 ID:Lb96q6ul
「あっ…ふぁ凄い…いいっ…あっ!・気持ちいいっエリオの奥まで…ずんずん来るのっ
…あっ・まんこっ・ひもちいいっ…ああっ固い気持ちいいの!きてっきてぇ!フェイトのいやらしいおマンコに…
あっ子宮にっ・きてっ!エリオの熱いのかけて!、たくさんったくさん下さいっ!!」

「よーし……いいぞ、いけっフェイト、たっぷり出してやる…・うっ…っ…いいかフェイト教えた通り言え…イク時はイクって言うんだ!」
「ふぁっあっああっ・はぁい!フェイトいきます!イぎっ・あっあっああっぐっ……イクッ!!!!!」

ベッドの上で小さな影が一回り大きな影に後ろから覆いかぶさり動いていた
パンパンと肉のぶつかる音と、荒い息使いの声になのはぼんやりと目を開けた

(んっんん……あ…れ…ここ…どこ… 私…いったい…
……あれ?、あれ…は…………………フェイト…ちゃん!????)

「ふぇ!フェイトちゃんっ!!?」
ぱっちりと目を開けたなのはは立ち上がろうとして「あっ」と言葉をこぼして
すてんと床に転んだ
制服姿のまま、両手が後ろに回され固く縛られている、足も何重にも綺麗に結ばれているし
その首には皮のゴツイ首輪が巻かれてベッドの柱に鎖でつながれていた
「な、何これ?私…どうなってるの?ここは…」
自分の体を芋虫のようにもぞもぞ曲げてなのはは叫んだ

「あ、目が覚めましたか、なのはさん」
ちょうど達してフェイトの熱い肉壷から反り返ったものを引き抜いたエリオがなのはに爽やかに笑いかけた
フェイトの柔らかなお尻にその硬直したままのものを押し付けると
お尻の谷間にそってゆっくりとこすり付け上下させている

「あっああ…」と小さく声を上げてお尻を高く掲げたフェイトがぴくぴくと痙攣して熱い余韻に浸っていた
ようやくここがどこか解ってきた、いつも自分達3人が寝ているキングサイズのベッドルームだ…

しばし目の前の見慣れた光景の中に現実離れしたものを見て圧倒され沈黙していた
なのははハッとしてエリオに話しかけた
「なっ何をしてるの…えっエリオ!、その…フェイトちゃんも!何を……」
それ以上言葉を続くけられず、また驚愕の表情のまま沈黙する

「何って」
エリオはまた固いままの剛直をフェイトのお尻に当てがうと腰をそのまま沈めた
「はぁあああぁぁぁ…っ…あ…」
フェイトが押し込まれたものの圧力に呻き声を漏らす
「セックスです」
ズンズンとまたピストン運動を始める
先ほど絶頂に導かれたばかりの敏感な体になっているフェイトがたまらず喘ぎ声を上げる
「あああああああああああ!!だめぇエリオ!!!!」

「……………………!!!」
人を食ったような普段のエリオからは想像もつかない態度に唖然としたなのはさんが
今度は顔を赤く染めながら決然として叫んだ
「や、止めなさいエリオ!今すぐフェイト執務官から離れなさい!これは命令よ!」
意外な事にピタリとエリオが動くのを止めた

あっ…とフェイトがモノ欲しそうな色っぽい声を漏らした
「………どうしますか?フェイトさん…なのはさんは、ああ言ってますけど…」
呆けた顔のフェイトはエリオの目を見ると、泣きそうな顔でぶんぶんと首を振った
「いっ…やぁ!止めないで!エリオのおチンチン、わたしもっとエリオの欲しいの!もっともっと子宮にいっぱい熱いの欲しいの!
フェイトのいやらしいおまんこにっ、ちょうだい!もっとっもっとぉ!!!」
「…だ、そうですので、すいません」
ニッコリなのはに微笑むと、真っ赤な顔のままパクパクと口を開閉するなのはの目の前で
エリオは楽しげに再び腰の動きを再開した

548y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:24:15 ID:Lb96q6ul
止まる前よりも激しくエリオの剛直がなのはの目の前で前後する
湿った音を響かせフェイトのお尻からいきり立ったものが豪快に引き抜かれ、亀頭の先まで姿を現し
また根元まで一気に押し込まれる
「ひぃん!あああぅうううう!!!」
フェイトが甘い悲鳴を上げる

親友の思わぬ裏切りに言葉を失ったなのはが、床に這ったまま見る中
再び僚友、ライトニング分隊隊長、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンが背を逸らせ絶頂に達しようとしていた
「もうだめぇ!あっイクっ・あっ・いきます!あっ・フェイトいくっ・いっ・いっちゃういくううううう!!!!!」
「くぁ!」
フェイトの背がビクビクと痙攣し
エリオの腰がぶるっと震えた

「っ………ふ…ーはーハー…ハー………」
エリオは再び熱いザーメンをフェイトの膣に流し込むと
片手をフェイトの豊かな胸にまわしてゆっくり揉んで乳首を指で挟んで転がした

なおも締め付ける柔肉の中でペニスをゆるゆると前後させ軽く息を吐いた
糸が切れた人形のようにベッドに突っ伏して動かないフェイトからゆっくりと体を離すと
湿った音を立ててその固く起立したものが引き抜かれた

エリオはその天を突き起立したままのものを見せびらかすように、なのはの前に立った
なのはの目のに初めて見る男の最大限に膨張した姿が映った

「お待たせしました、それじゃあなのはさん始めましょうか」
そう言うとエリオはフェイトの愛液と自分のザーメンでてらてら光るペニスをなのはの頬に当てた

非日常の展開に付いて行けず反応の遅れたなのはの顎に手をかけ、その顔を上げさせると
エリオはなのはの首輪から伸びる鎖を?み
強引にベッドに引き寄せるとドンと押し倒した

あっと言う声と共に倒れこんだなのはがシーツから顔を上げると
目と鼻の先に立て続けにエクスタシーに達し、熱く細く息を吐く
上気した頬の親友の顔があった
549y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:25:05 ID:Lb96q6ul
「……なのは…………」
ぴくりと指を動かしたフェイトが薄く目を開けると
後ろ手に縛られたままのなのははフェイトの濡れた瞳と目を至近の距離で合わせる事になった
「フェイト…ちゃん…」
驚愕に目を見開くなのはに、ゆっくりと身を起こしたフェイトが顔を近づけた
「これは……いったい…フェイトちゃん…こんな…どうして…」
さまざまな疑問が口をついて小刻みに押し出される、混乱するなのはの頭の中の思考がこぼれるように
んっ?と近づけかけた唇を離すと、フェイトはそっと微笑した

なのはの前でフェイトの裸身がそっと半身に座り直して
お腹に手を当てると、愛おしそうに撫でながら言った

「あのね、なのは……私ね……赤ちゃんが………できたの…
…まだ全然見た感じだと解らないけど…生理ずっと…
…きてないんだ…
…ここに居るの、私と彼の…新しい命が…」

「そ……それって…」
なのはは自分の後ろに赤毛の少年が立っているのに気が付いてはいたが
その口は現実に恐れをなしたように、そこから先を紡ごうとしなかった

フェイトは赤くなって頷いた、俯いたまま言葉を続ける
「うん…私とエリオの子だよ…」
頬を染めると艶やかな金髪のなのはの親友はそう言った

「…………………」
言うべき言葉を失って、絶句してベッドに這ったままのなのはにエリオが近づいて話しかけた
「なのはさん、そういうわけなんです…フェイトさんのお腹にはボクと彼女の赤ちゃんが居ます」

「エ、エリオあなた…自分のやってる…やった事が解って…いるの?」
下から見上げたなのはが愕然として、やっとそれだけを言った
「ハイ、……でも、これからまだ問題がたくさんあります、…それでなのはさんにぜひ…協力をお願いしたくて
 …失礼とは思いましたけどフェイトさんに手伝ってもらって…その…
夕食に一服盛ってもらいました…本当にスイマセン…」

なのはは感覚的にはつい先ほどフェイトと一緒にとった軽い夕食の事を思い出した
クラッカーとポタージュスープ、それから野菜ジュースとサラダ…フェイトちゃんが用意してくれた…あの時なの?

そう言いながらもエリオはその焼けた裸身をなのはの横に横たえると
彼女のタイトなスカートをゆっくりと捲り上げた
驚いてなのはは声を上げた
「なっ……何を!?やめっ…止めなさい!エリオ、あなた…何をしようと…あっ…」

もぞもぞと動くなのはの後ろに回りこむとエリオはなのはのお尻に顔をつけ下着の上から熱い舌を当てて
割れ目に沿って舐め挙げた、唾液で薄く下着が透けてくる

布地の上からたっぷりと味わうと、エリオはパンティの脇から指を差し込んだ
「やっ・あっちょっとエリオ…あっ・くっ…」

クチュクチュと指で直接嬲られたなのはが思わず声を上げる、ハッとして赤くなり口をつぐむ
「あっあなた・エリオ…や、やめ!…あくっ…あっんっ……んんんんむー!」
なのははそう言おうとして顔を寄せたフェイトに唇を唇で塞がれた

普段の優しいフェイトの目が淫靡な光を湛えて
別人のように熱い感情が親友から押し寄せてくるのをなのはは感じた
その舌がなのはの口蓋に侵入して舌を絡ませてくる

550y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:26:46 ID:Lb96q6ul
「んんっんっんんっ…ふくっ…んっ・っ…ぷぁ…っあっはぁ!…」
執拗に口を吸われる、すると今度は下からの攻撃になのはが思わず声をあげて口を離した
「あつ!」
思わず体を折ろうとした
体の下の方ではエリオがなのはの足の縄と解くと
ストッキングを破り、むき出しの太ももに舌を這わせるとパンティを引き千切ると
素早く舌を這わせるとそこに顔を埋めて淡い茂みに舌を差し込んだ

「エッエリオ止めて…んっ…」
焦ったなのはは一瞬、自由になった足をバタつかせようとして
その足がエリオの見た目より遥かに力強い腕に押さえ込まれるのを感じた

再びフェイトに顎を上げられると熱く口を吸われ言葉を飲み込まされた
「んむぅ!」
その体がビクンと跳ねた

エリオの顔がなのはの股の間から離れた
その両手がなのはの足首をつかみ力を込めると強引に股を大きく開かせた
なのはの大事な部分が無防備な状態で大きく晒され、なのはの頬に血が昇った
「はっ…いやぁ!」
いっぱいに開かれた粘膜の部分に、再びエリオの熱い舌先が直接触れて、そのまま差し込まれた
敏感なところを容赦なく貪った
荒い息使いでピチャピチャと音を立てて子犬のように舐めまわす
舌を差し込み、クリトリスをほじり出した

「ふひぁっ・あああああっ!はっ・あっ・ああっくぅ……えっエリオっ・…やっいやっ・あっやめっ…あぅっ!
やめてっあ・ああっはっ…はぅん…フェ・フェイトちゃんも…ああっ駄目っそこはだめなのお!!!!!!!」

ビクビクッと体を何度も反らすなのはの股の間から
やっと愛液と唾液に濡れた顔を上げたエリオが
なのはの股の間で自分の赤く反り返った物をあてがうのが見えた
恐怖になのはの目が見開かれた

「やあっ!駄目!止まってエリオ!それだけはやめてえ!正気に戻って!」
「…いえ、なのはさん、もうこれは…」
ずちっ
懇願に耳を貸さずエリオは亀頭をなのはの熱い閉じた秘所にあてがい、少しずつ体重をかけていった
じりじりとなのはの中にエリオの亀頭が沈んでいく
「はあっ…っくあ!」
なのはが息を詰まらせた
エリオがその先端に抵抗を感じて
一気に腰を押し付けようとした
「いやぁああああああああ!!!!!」


「待ってエリオ………」
その時信頼する、黄金の髪の女性から小さく声が上がった
思わず思い切り突きこもうとした腰を引いたエリオが顔を上げると
迷っているようなフェイトと目が会った
「フェイトさん………」
「…エリオ、ゴメン、予定と少し違うけど……待って、少し私に任せて欲しいの…なのはと…話をさせて…お願い」

エリオが鋭い目つきでその憂いを含んだ紅い瞳と見つめあった
はっはっ…はっあ……
純潔を失う寸前だったなのはが小さく喘いで
ようやく見上げた上で交わされてる二人のやり取りを息を飲んで見つめた

なのはを後ろから腕を交差させ体を寄せたフェイトが訴えるような潤んだ目でエリオを見ていた
いつの間にか先ほどまでなのはが感じた危ない感じがフェイトの瞳から消えていた
551y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:27:36 ID:Lb96q6ul
一瞬何か言いそうにしたエリオが溜息を一つつくと、その瞳に折れた
「………わかったよ、フェイトさん、どんな考えがあるのか知りませんけど、貴方に任せます…でもなのはさんが…」
解ってる、その時は…
と、決意を秘めてフェイトが頷き返したので、もうエリオは何も言わず引き下がった

なのはが見上げると豊かな白い胸の向こうにどこか悲しげな目をしたフェイトと目が合った
空ろな表情に涙が滲んだなのはの目がその憂いを秘めた瞳を見上げた
「…………フェイトちゃん?」

「なのは…こんな事して……ごめん…なんて言わない…言えないよね…酷い事してるのは解ってるわ…
でも聞いて欲しいの…私の言う事を…
それでも聞いて欲しいの……なのはに…私ね………私、ずっと…ずっと…」

淀みなく流れた言葉がそこで途切れた
なのはの顔にポタリと熱い雫が落ちてきた
「フェイト……ちゃん?」
なのはの目に理性の光が徐々に戻ってきていた

ふるふると震える顔でフェイトは涙に潤んだ目でなのはを見つめ
それでも微笑しようとしていた

「…なのは……ごめんね、こんな形になっちゃったけど…、結局私には…こうするしか無かったのかもしれない…
私ね、ずっと…なのはの事好きだったの……ううん…友達としてとかそんなんじゃないの

……なのはの事好きなの…愛してるの………
可笑しいよね…やっぱり…女の子同士なのに
私やっぱり普通じゃないみたい…普通の人間じゃないよ…そんな事ずっと親友の貴方を見ながら生きてきたの
そうなりたいと思っていた……ずっとなのはと一緒になれたらって
小さい時からずっと…ずぅっと…

…結婚して…それから
……それから、なのはの子供が産めたらって…」

途切れ途切れに揺れる声でフェイトはやっとそこまで言って限界に達したように止まった
「……………フェイトちゃん」

なのははどう言って良いのか解らずフェイトを涙の乾きかけた顔で見上げた
見上げた金色の親友の、そのただ悲しそうな瞳が、たまらなく可愛そうでならなかった

自分を膝に抱えたまま、声を出す事もできず小さく嗚咽を漏らすだけになった親友を下から見上げていた
もぞっと体を動かそうとしたなのは自分の縛られてる後ろ手に気が付いて
エリオの方を見て言った
「エリオ…この腕の縄を解いて…くれないかな…」

!?…………
当惑した顔のエリオと何かを決意したなのはの目があった、そっと微笑するとなのはは言った
「…大丈夫だよ…暴れたり、大声出したりなんかしないよ…エリオ、お願い…信じて…」
「……………」

しばらく迷った後、エリオはなのはの腕の戒めを解く事にした

事前に部屋全体をAMFのフィールドで包んでいたので
魔法の使用は出来ない状態ではあったが、それ以上になのはの性格上不意打ちは無いと判断した

それでも体術だけでもスターズ隊の隊長が危険なものを持っているのは理解していたので、万が一に備え
なのはの戒めを解いたエリオはさり気無く、ベッド脇の戸棚に自分の位置を変え
それを背にして向き合って俯く親友二人の様子を見つめた
戸棚の中にはなのはさんを屈服させる為に用意した各種の道具や薬剤が揃っていた

552y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:28:17 ID:Lb96q6ul
「…ありがとうエリオ」
そんなエリオの動きを気にする様子も無く、なのはは少し振り向いて微笑み、フェイトに向き合った
俯いたままだったフェイトの肩がビクッと揺れ、イタズラの罰を待つ子供のようになのはの方を伺おうとしていた
「な……なのは…私…私…」
なのはは、正座したまま、「んっ」と
軽く縛られていた腕を振るうと、小刻みに震え口に手を当てたフェイトの肩にふわりと抱きついた
制服の布地にフェイトの豊かな胸の柔らかさを感じた
「……な、なのは…」
「……だーいじょうぶだよ、……フェイトちゃん泣かないで、わたしまで悲しくなっちゃうから…ね」
そっとその頭を抱き寄せ後ろ髪を撫でた
「なのは………あっ」
ぎゅっとフェイトの裸身を抱きしめると、体を離し、なのははフェイトと向き直った
驚いたフェイトの顔が見つめる

「フェイトちゃん、…酷いよ、こんな一方的に、…わたしにも言わせて欲しいな、ホントはわたしから言いたかったのに…
好きだよフェイトちゃん…わたしもも好き、フェイトちゃんが大好きだよ…」
なのはの瞳が潤んでフェイトを見つめていた
「……なのは…でも…」
目がなのはから逸れると
それでも後に続くなのはの答えに恐れを抱いたようにフェイトの顔が俯きそうになった
何か言おうとして口を開きかけたフェイトの顔がなのはに両手で支えられると
やさしく上げられて、唇が重ねられた
「………………!……」

そっとなのはが顔を離した、薄く細い糸が二人の唇の間に引いて切れた
慈愛に満ちた表情を桜色に染めてなのはが微笑んだ

「…解ってる、好きって、愛してるって意味の好きだよフェイトちゃん…
……わたしもフェイトちゃんと愛し合いたいって…その…そう思ってたの…ホントだよ?
ずーっと昔から…その……いやらしい事考えてた事もあるの…

フェイトちゃんに隠すの大変だったんだから………だから…その…えと…」
口をつむぐと、顔を赤らめて、涙に濡れた顔をきょとんとさせたフェイトになのはは告げた

「フェイトちゃんは変なんかじゃないよ…可愛い女の子だよ…
……じゃなかったら…その…女子同士で、
…そう言う関係になろうとしてた…わっわたしも…変な女の子なんだから…」

フェイトは舌を小さく出して微笑むなのはの顔を呆然として見つめていた
ふとなのはの悪戯ぽく微笑んだ笑顔が滲んで見えなくなった
ぽろぽろとまた涙がこぼれていた

びっくりしたなのはが、両手で顔を覆って泣き出したフェイトの背に
両手をまわしてやさしくあやすように撫でた
「どうしたの…?フェイトちゃん嬉しくないの…?悲しいの?わたしは嬉しいよ…フェイトちゃんとこれで
本当に心から…一つになれるんだから…」

遠くに向かって喋るようになのはが呟いた、フェイトは無言でふるふると首を振り
なのはは制服の胸が熱く濡れるのにしばし身を任せた

「……嬉しい…ありがとう…なのは……ありがとう、ありがとう…」
語尾がまた嗚咽に変わってフェイトはまた静かに涙を流し続けた
なのはは母親のように腕の中で小さく泣き続けるフェイトを優しく撫で続けた

「んっーあーっ…ごほん!」
砂時計が一つ落ちきる程の間の時間、後ろで沈黙していた、赤い頭の少年から咳払いが聞こえた
あれ?と言う顔でなのはが振り返った
涙でくしゃくしゃになった赤い顔を上げてフェイトもエリオを見た
バツの悪そうな顔でエリオがそっぽを向いて言った、顔が少し赤い
「あの…ですね、そろそろボクもお話に混ぜてもらっていい…ですか?」
553y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:28:58 ID:Lb96q6ul
少しの間エリオと見詰め合うとなのははクスリと笑った
「いいよエリオ、でもその前にその手にもってるズルイものをしまってからにしようね?」
にっこりと微笑んだなのはさんが言った

「…なのはさんには、かなわないですね」
ピクリと肩を反応させたエリオが、そう苦笑いして、後ろでに持っていた無痛注射器を前に出して見せた
シーツに転がす
中には琥珀色の筋弛緩剤と誘淫剤のカクテルが入っていた
そのエリオの決まりの悪そうな様子を見て
ようやく涙に濡れたフェイトの顔が少し微笑んだ
なのはも少し笑っていた

やがて微笑みを消したフェイトが決意したようになのはに語りかけた

「あ、あのね、私…だからなのはと一緒になるためにエリオの赤ちゃんを生みたいの…
だ…だからこんな事…
私はなのはの子供は産めないかもしれないけど…なのはが…そのエリオの子供を産んでくれたら
…私たち、本当の家族になれると思うの……ずっとなのはと一緒に
誰にも、もう…私、なのはを…誰かに取られたくないから…」

今ひとつ要領を得ないフェイトの話をやさしく撫でながら、目を閉じて聞いていたなのはは
エリオの方をチラリと見た、ははーんと言わんばかりのその目が
フェイトにその計画を吹き込んだ相手を見ぬいていた
エリオ君?
その目が説明してくれるよね?と言っていた

頭を掻くと、もちろん、とエリオは肩をすくめて両手を上げて降参の態度で応えた

こうなった以上当初のプランを諦めて、この状況を受け入れる事にした
自発的に協力してくれるなら、なのはさんは強力な切り札になりえると判断したのだ
暴力に訴えるのは幸せな家族計画のために
エリオも極力避けたいのは事実であった事だったし…








554名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 00:29:05 ID:oGDehKPZ
いやぁ、便利だねぇ、AMF
555y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:29:40 ID:Lb96q6ul
目が覚めると…ベッドに居た、当たり前だ
遺跡の発掘調査じゃなければテントの中じゃないんだから…第一そういう生活から遠ざかって久しいし…
問題は……
ガンガンする頭でそっと隣を見た、夢なら覚めて……いやこのままで…いや…いや、やっぱり…
女の子のような繊細な顔を歪めて、ユーノ・スクライアは延々と自問自答を繰り返していた

もう一度傍らでスースーと安らかな寝息を立てる栗色の髪の女性を、信じられない目つきで見た
よく知った…いやずっと昔から、片時も忘れた事の無かった女性の姿を
…一糸纏わぬその姿を…
昨日の事を思い出そうとする…無限書庫の司書長と言う地位には居たが
ボクは今までそんな地位を乱用するような事は決して…いやそんな大それた地位でもないけど
ガンガンする頭でユーノは混乱しそうな記憶を呼び戻そうとした
その時傍らから小さく声が聞こえた

「なっ……なのは……?」
んっ、ユーノの声に肩をピクッと反応させたなのはが、むー……と言うと
次いで「うー………  …んっ」と薄いシーツの下で伸びをした
「あ……おはよー…ユーノ君、もう朝なんだね」
むにゅむにゅと懐かしいフレーズで昔と変わらない様子のなのはにユーノが絶句した
時が一気にさかのぼったように感じた

「朝食取るね、フレンチトーストでいいかなユーノ君?」
と言ったなのはが体をずらしてベッドの縁に身を起こすと
ルームサービスを取ろうと電話に手を伸ばした、胸元に引いていたシーツが落ちた
眩しい乳房があらわになった
「うわぁ!」
思わずユーノは叫んで後ろを向いた
やっぱり現実だ、それにボクはフェレットの姿でも無い

あっけにとられたなのはが目をパチクリさせてユーノを見た
「…どうしたのユーノ君?私今何か変な事言った?」
「どっどうしたって、なのは!とりあえず何か着て!」
しばらく沈黙が来た、すると背中でくすっと笑うなのはの声が聞こえた

「もうっ………子供の頃じゃあるまいし、昨日の夜あんなに激しかったのに…
今更どうしたの?…ゆー・の・くん!」

甘えた感じでなのはは言うと勢い良く、がばっと両手で後ろからユーノの首に巻きついてきた
「え……えええっ!?えーーーーーーー!?」
叫びながらも背中になのはの見た目以上のボリュームを感じてユーノの息子がムクムクと元気になった
それを肩越しに見てなのはが「あっ」と明るく笑って『握った』
再びユーノは悲鳴を上げた
556y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:30:20 ID:Lb96q6ul
「じゃっ、じゃあやっぱりボクは昨夜…その…」

二日酔いに痛む頭に時折顔を顰めながらユーノは背中ごしに
チラチラと胸の前で組まれた腕を見ながら説明を聞いた
その間も、なのはの胸が背中に押し付けられているので心臓はバクバクして止まらなかった
昨日そんなに…したのなら、…いや、『した』からこそ…なのはもこんなに大胆なんだろうか…
なのはの乳首を背中に感じて、息子がギンギンに張り詰めていた
振り向いて押し倒したい衝動を必死で抑えた

昨日ばったり無限書庫の通路でユーノはなのはと再会した
彼女は6課の事件で必要な文献を探しにきていたそうだ
そんな事しなくても連絡くれればボクが探して送っておくのに、と言った自分に
なのはが、「ううん、これは私の仕事だから」
と言った感じで、その後共にお昼を食べた…と、…そう…言えばなんとなく思い出してきたぞ

その後、仕事を終えたユーノが帰宅しようと書庫の玄関に回るとそこには
両手で仕事用のカバンを下げた、なのはが待っていて、こっちを見て…

後は夜の食事になのはに誘われて舞い上がった自分が
食事の後バーに連れていかれ…その後

「ホテルに行ったんだよユーノ君酔い潰れちゃって道路で寝ちゃおうとするんだもん…」
なのはが言った
「行ったのかやっぱり…」、とユーノは呻いて頭を抱えた
つまりここだ…
ユーノ君が、ぐでんぐでんだったから、私本当にここまで連れて来るの大変だったんだから…
後で、手伝ってくれたフロントの人にもお礼言わなきゃ駄目だよ?となのはが言った
「………」
ユーノは沈黙した、とりあえず枕元のメガネを探した
これが無いと、さっきはよく見えなかったから……
じゃない!と自分でつっこんだ

それでね、部屋に着いたらユーノ君が後ろから急に乱暴に…とか
床に落ちた服の切れ端を指差して、もう野獣みたいに激しかったんだから、あの服高かったんだよ
みたいな非難を受けた…あんまり聞きたく無かったが
つまり総合すると…『やっちゃった』という事を理解せざるを得なかった

ズーンとベッドのふちに沈み込むユーノ
「もうっ!ショックだったのは私の方だったんだから…」
とバスローブを羽織ったなのはが、離れて正座し、プンプンと擬音が聞こえてきそうな感じで抗議を述べた
(そりゃそうだろうけどさ……)
自分で言っておいてなんだけど
もうそのバスローブは脱いではくれないんだろうな…とユーノは思った
さっきやっぱり押し倒しとけば良かったと
ごく近い過去の自分の不甲斐なさを呪った

ユーノが2重にショックだったのは
『全くナニも覚えていなかった』為であった
「…そりゃないよ…人生の最大イベントを…」
と見えない偉大な何者かに対して小さく抗議した
557y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:31:29 ID:Lb96q6ul
「…責任はちゃんと取ってもらうよユーノ君?」
「……え!?、…そ………、そりゃもう!!」
なのはにそう言われて、一瞬呆然としたユーノは、正座してなのはと向かい合い
力強くコックリと頷いた
覚えていないのは痛恨の出来事だったが…
責任取るのはむしろ願ったりかなったりだった、心臓がまたドキドキ高鳴ってきた

そうだ、悪いことばかり考えてたけど…
責任取るって事は…つまりーつまりその…また…なのはと…(ゴニョゴニョ
ぐっと拳を握った、やった人生サヨナラホームランかもっ!

自分の司書長の地位の高さとかも、なのはは一応評価してくれたのかもしれない…
とユーノは思った、あまり今までの彼女の天真爛漫な性格からは信じられなかったが

もうずいぶんと疎遠であったし、自分も忘れられてるのではと諦めかけていた
気がありながら積極的に行動しなかった自分が悪いのだが
頑張って仕事に打ち込んで来た事が、全て報われたと熱い想いがふつふつと湧いてきた
そうか…なのはは自分が想ってたよりも自分の事を見ててくれたんだ…
仕事に打ち込む男ってカッコいいとかそういうの…

急に希望に満ちた目つきで朝日を見つめ、感動の涙を流さんばかりのユーノを見て
なのはは(ゴメンねユーノ君)
とウインクして悪戯っぽく小さく舌を出した
558y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:32:09 ID:Lb96q6ul
「あれで良かったのかな?」
一筋の糸を亀頭の先から伸ばした舌先に引いて
なのはが奉仕していた肉棒から口を離して言った

「うん…ご苦労様、なのはさん…」
「…二人だけの時はなのはって言う約束でしょ?」
フェイトちゃんにそう言ってるの聞こえたんだから
と微笑むなのは
またチロチロとカリのあたりのエリオの気持ちいいところを的確に攻撃してくる
なのはのポニーテールに結上げられた髪を両手で?んだエリオは少しギクっとして苦笑した

誤魔化すように、自分のペニスをなのなさんの顔から引くと
「あ」と言うエースの形のよい鼻先にちょんと付けた
もーエリオったら、とエースオブエースが鼻をぬぐって可笑しそうに歯を見せた

エリオは笑顔のなのはの顔を腰に引き寄せると
その口の中に固く反り返ったものを再びゆっくりと突きこんだ
「んん……」
喉の奥まで突っ込む、なのはがその横暴な扱いにも抵抗もせず
むしろいたずらっ子に、仕方ないなぁ…と言わんばかりの表情で口いっぱいにほお張ると
目を閉じてゆっくりと前後にしごいた、口の中の舌が絶妙の刺激を与えてくる

「ーっあ…ああ…いいよ…いい…なのはさん…っくー…出すよっ……飲んで飲んで…うっ…」
「んっく・んっ・んっ・んんぅ・んっ・んっんっ…んー…………」
チュプチュプとなのはの口の中で絡みつく舌を振り払うように
エリオのペニスが早いピッチで前後した
「うっ!」
エリオがなのはの喉の奥に放った

同時にがっしりとなのはの頭をしっかりと逃がさないように固定する
「んっんーっ…」と非難の目つきでなのはが見上げ、にやにや笑うエリオと目が合った
諦めて「もぅ…」と言う感じに目を閉じたなのはが
こくんと喉を鳴らしエリオの熱いザーメンを飲み込んだ

エリオは熱い肉棒ををなのはの口から引き抜いてしっとりと火照ったなのはの頬に当てた
「本当にもぅっ!……エリオは意地悪なんだから…」
わずかに飲みきれなかった精液を口の端から垂らしながら上気させた頬に微笑を浮かべ、なのはが言った
頬に当てられた反り返ったものにそっと細く繊細な手を当てる
なんとも男の征服欲を刺激する、いやらしい光景だ
559y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:33:28 ID:Lb96q6ul
「また何かいやらしい事考えてるね?」
桜色の頬のなのはがクスッと色っぽく笑った
「いやだな、なのはさん…それは…これからたくさんするんでしょ?」
エリオがニヤッと笑い返してなのはを押し倒した
「やっ」
なのはが言った意味とは反対に嬉しそうに声を出した

ふかふかのベッドに二人で倒れ込んだ
エリオの引き締まった細い腕がなのはの張りのある腰を後ろから捕まえた
「…まったくもう…エリオくんったら…フェイトちゃん、妊娠したんだから…あんまりムチャな事しちゃ
だめなんだからね…エリオくんがフェイトちゃんにあんまり負担かけないように、なのはが相手してあげるから
我慢しなきゃ駄目だよ……わかった?」
コクコクと頷くとあんまり守る気の無いエリオが
「でも本当はなのはがエッチが好きなだけだよね?」
と言った
抗議しかけたなのはさんのお尻をつかんで
いきなり熱い秘所に挿入した
なのはさんが甘く小さな悲鳴を上げた
構わずピストン運動を開始した


「はっ・あっ・あっ・あっ・ああっ・いっ・いいよっ・気持ちいいよぉ・エリオっ・あっ・なのはの奥にコンコン当たってる」
「ふふっ、ああ…気持ちいいよ…なのは…なのはのは、ホントに…名器だ、…くっ…
カズノコ天井って言うんですよ…ぷつぷつに亀頭が擦れて、あっくっ…それに・この締めっ付けっ…ホントにこないだまで処女だった
なんて…信じられない…ですよ、こんなに体が喜んでますよ…」

バックから体位を変え、なのはを上に跨らせて下からガンガン突き上げた
接合面がニチニチと湿った音を立てた
その膣の絶妙な感触と締め具合を楽しみながら挿入を繰り返す
目の前にたわわに揺れるなのはの胸をもみしだくと、なのはが可愛い声を上げた

「ん…ひっどーい・本当に痛かったんだからね!初めてなのに…あんっ!…全然エリオ君ぜーんぜん、遠慮しないんだからっあっ…
本当にっあっ鬼畜なんだからっ…あっ…いいっあっ気持ちいいっもっとっあっ激しくしていいよ…
…でも・ちょっと・んっユーノ君が・んっ・ちょっと・あんっ可愛そうかな・んっ…ふふっ…あっは…あんっあんっ
気持ちいいよエリオ…ああっ・やっあっ感じちゃう…そんなに突いちゃ…」

プリンのように弾むおっぱいを揺らせながら
まぐわいに頬を紅潮させた、なのはが蟲惑的な笑みを浮べる、ああ素晴らしい光景だ

「ずっとおあずけは駄目ですよなのは…ちょっと不自然ですし…まぁ…本番ナシ、避妊は当然として…
たまにはお口くらいはサービスしてあげても…」
なのはの腰に手を回して、じっくりと腰をうねらせながら、エリオは返した

「もう…そっちの方が、あっ酷いと思うよ…」
と疼くような快感に声を詰まらせながら、弾む息のなのはが答える

三人の、いやボクの立てた計画はこうだった
フェイトさんの妊娠は早い段階で、なのはさんの口から6課の面々に伝える事にした、
内容はなのはさんに任せた、自由意志でボクの肉奴隷になってくれたなのはさんは本当に優秀で
従順だけど嘘が下手なフェイトさんの苦手なところを補ってくれるので随分楽ができた
これは嬉しい計算違いだった

「…フェイトちゃんも大人の女性なんだから、色々あるの…本人もワケありなんだから
 いいティアナ…あまりプライベートに立ち入った話を振っちゃ駄目だよ?」
と内から釘を差してもらって、周囲にシングルマザーとして認知させてしまう事にした
こういう時あのオレンジの髪の女の子は
率先して周りを押さえてくれる事をなのはは知っていた
560y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:34:29 ID:Lb96q6ul
が、しかしこの方法だけで、なのはまで妊娠した時、二人ともシングルマザーと言うのは
あまりに不自然であるのは明らかなので、ボクとなのはで相談して
なのはが妊娠する前に一つだけ予防線を張る事にした
そこで世間へのカモフラージュ相手に選ばれたのがユーノ・スクライアだったのだ

無事出産したら
「実はこの子はユーノ君の子じゃないの…ゴメンなさい、なのはが悪い娘だったの、もう忘れてね…さようなら」
してしまうシナリオだ、これなら周囲には元カレが居たため自然に妊娠が認められるはずだ
まさか誰の子?なんて勘ぐるタイプの人間は6課には居ない、いや想像すらしないだろう、これで万全と思われる
エリオはそこまで考えたが、ふと一人の女性の顔が浮かんだ

(…いや居たか一人…あの人ならあるいは)

エリオは油断も隙も無いフェイトやなのはと同格
あるいは以上の実力を誇るSSランクの女性の姿を思い浮かべた
6課の実権を握る彼女を避けて計画を進行していては
後でいろいろな意味で問題が起きるかもしれない…

ユーノの方は今のところ、なのはから「正式に一緒になるまでは、そういうのは我慢しようね?」
と言われたユーノは我慢してるようだ、エリオには信じられないが、元々強引に迫るタイプではなさそうだ

エリオは、それでも、なのはには、たまにお弁当とかを彼に差し入れさせているが
それだけで今のところ彼は満足してるようだ

「ユーノ君ね、涙ぐんでお弁当食べてるんだよ、すっごく…嬉しそうだったよ
…ああっ!・やっ、もうっ喋ってるのに、エリオ…あっああ、そんなっあっ奥まで!
当たってるよ・エリオのっあっ・太くてっあっ固いのっ!あ!なのはの子宮に当たってる!」

「安上がりな人ですよね…」

女は怖いなぁ…と思いながら
エリオは思い切り腰を突き上げた、なのはが小さく悲鳴をあげ抱きついてきた
「はぁっあっやっっ深いっ深いよぅっ!」
なのはの声が耳元で聞こえる
口を塞いで舌を絡めると、耳たぶを噛んでやった
なのはの顔が紅潮している

(まぁ彼には悪いが、なのはさんがボクの子を受精したら1回くらいは許してやってもいいけどね)
それなら諦めもつくだろ、とエリオは腰をゆっくりとグラインドさせながら年上の先輩にワリと酷い事を考えていた
「こー…らー…エリオ君」
エリオのそんな気配を察して、今はこっちに集中しないと駄目だよ?火照った顔でイタズラっぽく微笑するなのはさん
こういう所はこの人は本当に鋭い
痛いところを突かれたので、こちらもお返してやる事にした
ガンガン下から腰を使ってまたなのはさんを黙らせてやった、いや声は盛大に上がったけどね
完全防音のこの3人娘の部屋は
なのはさんが堕ちてから前よりもさらに使いやすくなっていた
なのはさんのむっちりしたお尻をつかんで左右に広げるようにこねた
またその真ん中を腰を跳ねさせ貫き、子宮ごと突き上げてやる
「ひゃぅうううん!深すぎるよぅ!!!えっエリオっあぅっ凄い凄いの!!!」

フェイトのしっとりとした絹のような吸い付く肌とはまた違う、キメ細やかで汗を玉のような弾力のある
なのはのお尻を撫でてさらに密着させるべく腰にぐりぐりと押し付ける
エリオは要望に応えるべくさらに気合を入れて、上下に腰を跳ねさせ、ピッチを上げていった
ゴンゴンと子宮を突かれて、なのはが歓喜の悲鳴を上げた
561y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:35:57 ID:Lb96q6ul
「あっ駄目っあっエリオ…っあっわたっ・わたし…あっなのは・あっ…いっちゃうっ・いっちゃうのっ!
エリオのオチンチンが奥にっ!あっ当たってるのっ…きてっあっエリオの熱い精子ちょうだいっ…
なのはを…なのはをっ…エリオの精子で孕ませてっ!!
わたしも産むのっ・エリオの赤ちゃんっ・フェイトちゃんの兄弟を産むのっ!」

普段の凛とした戦技教導官の姿からは想像もできないHな言葉を吐くなのはさん
思い切り子供のようにエリオの首にだきつく
そのなんども反り返る背をしっかり抱きしめて子宮にペニスの先を密着させた

「…いいぞ…いけっ!…なのは孕めっ!子宮で受けろ!…ボクの精子で赤ちゃん孕むんだ!!!!」

ブリッジするようになのはを体ごと突きあげた
子宮に密着されたまま、ペニスから熱い精子が勢い良く叩きつけられて
なのはの頭が白くスパークした
「んっんふぁ!あっああっうああいくっ…あぅん!いくっい…いっちゃうーーーッ!!!」なのはは絶頂に達した
うぅうっくっ…と呻いたエリオがなのはの中でなおも射精しながら、ガンガンと数回子宮を乱暴に突き上げた
くたっとなったなのはの首がエリオの顔の隣でがくがく揺れた



なのはの乱れた髪を胸に抱いて
エリオは、はぁはぁと甘い息をつくなのはの顎を引いて上げさせると、じっくりと自分の唇を重ねた
口蓋を舐め、唾液を流しこむ
(なのはさんの体も、もうボクの色に染まってきたな…)
エリオは思った

なのははエリオの手から開放されると、その脇に倒れ、浅く息を整えながら、エリオの熱い裸身にもたれ目を閉じた
閉じた太ももの間からザーメンが伝ったその熱さに紅潮した頬が幸せそうにほころんだ

「体がじんじんするよ…エリオのでお腹が熱いよ…
……今度こそ赤ちゃんできたかな…」

照れたように目を閉じて微笑んだ
なのはの髪をかきあげ、おでこに優しくキスをすると
エリオは腰にまわした手を滑らかにすべらせて、すべすべしたお尻の間に差し入れた
「あっ」と顔を赤くしたなのはの目が見開かれる、かまわず
しっとりと閉じたなのはの熱いアナルに中指を触れさせると
ゆっくりと差し込んだ

「やあっ…」なのはが目をつむり、エリオに抱きつくと
小さく声を漏らす

ドアが音も無く開き、薄暗い室内に光の長方形が切り取られた
「あっ……ご、ごめんなさい」
逆光に金髪の美しい髪が揺れて、赤面した顔が少し見えた
こういう所は未だにフェイトはまったく変わらない
未だ男を知らない可憐な少女のままのような初々しい仕草が
エリオの嗜虐心を燃え上がらせる

どんなに責めても瞳の理性の輝きを失わないなのはも別の意味で変わらない人だが
一見して正反対のようなこの二人、どこか似ている
本当に光と闇のようにまったく違う性質を持ちながらお互いを必要としてるのが
最近エリオには解るようになってきていた
ボク達は、こうなるべくしてなったのではとそう思う
562y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:36:38 ID:Lb96q6ul
「フェイトちゃん…」なのはが少し驚くと愛情たっぷりの笑みを浮べてフェイトの方へ手を伸ばした
「まったく…何言ってるんですか今更…フェイト…さん、さぁ…こっちへ…」
「うん、そうだよフェイトちゃんもいっしょに気持ちよくなろうよ…」
3人一緒の時はエリオはどちらにも「さん」を付けるのがルールだった

なのはが、少し嬉しそう微笑んだフェイトが、おずおずと近づくと
笑顔のなのはが手を引いてベッドに倒れこませた
二人は抱き合い、しっとりと口付けを交わして舌を絡めた
密やかに音を立て、少しずつ息が荒くなる二人が絡み合う舌を離すと
揃って胡坐をかいたエリオの起立したものに顔を寄せると
左右から舌を這わせていく…

(やっぱりあの人を避けては通れないかな……)

エリオはそんな二人の髪を撫でながら手をまわして
絹のようなしっとりとしたフェイトの肌と弾むような弾力のあるなのはの尻の感触を楽しんだ
二人の口に交互に含ませ丹念に舐めさせた


二人の口を犯しながら考える

(まぁボク自身としてもあの人の体にまったく興味が無いって言ったら嘘になるかな…)
少し苦笑してエリオは二人の髪をつかんでペニスから離させると、一つ呻いて二人の顔面に射精した
ザーメンを顔いっぱいに浴びた二人が恍惚とした表情になり
次第にその舌が競うようにそれを舐め取りどちらも嚥下していった

(司令室で見るあの若鹿のようなしなやかな、…あの人のおマンコ、どんな味がするのかな)
そうエリオは考えていた
二人の体をベッドに乱暴に倒し、抱き合うように重ねさせると
フェイトの後ろから自分のものを白いお尻にあてがいながら、ゆっくりと挿入した
金髪の髪の方から喘ぎ声が漏れ、次いで伸ばした手の指を差し込んだ方の娘からも声が漏れた
腰を打ち付けながら、エリオはそんな二人の痴態を楽しみつつも
次の獲物に思いをはせていた
(夜天の…王ね…)


「へっく…ションッ!」
司令官のシートに座ったブラウンの髪を肩で切り揃えた
6課部隊長・八神はやてが、
盛大にクシャミした
「風邪ですか?」と怪訝な顔のグリフィス
「…んー…あれ?誰か私の噂でもしとんのかな〜…」
アハハハ
と笑うとはやてはリインUからティッシュを受け取り、礼を言い
ズッと鼻をかんだ


鬼畜王エリオ第2話 ―なのはパート― 
 
終わり
563名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 00:38:10 ID:Tenq6672
エリオにこれほどの殺意を覚えたのは初めてだ
564y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/05/25(金) 00:38:35 ID:Lb96q6ul
ハァ…終わり
かき終わって色々反省するとこあったけど
とりあえず主人公舐めてた…orz
フェイトとはやてのつなぎくらいにしか考えてなかったのに…

ではではまた
565名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:13:56 ID:qQcd9Oh2
これは最後の終わり方が気になるな・・・
とりあえず偶然が重なって俺の中でのエロオの株が大暴落なのはかわいそすぎるがw
566名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:20:40 ID:7ApkMVa5
>>564
まさに鬼畜!
さて、最後にはどうなることやら…
次も期待してます!!
567名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:27:31 ID:m2pNCmts
ユーノおつ・・・・


568名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:29:40 ID:/OOI0DlX
>>564
まさに外道!!!
とうとうはやてまで来てしまったか・・・はやてはこの窮地をのり切れるか!?
でもなんとなく最後はちょうしこいたエロオが省かれなの×フェ(×はやて)になりそうな予感?
にしてもまさか俺がユーノマジ可哀相なんて思う時がくるなんてな
569名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:30:47 ID:qQcd9Oh2
とりあえずこのシリーズ終わったらユーノでひとつ・・・
とユーノの扱いに割と本気でへこんだ俺が頼んでみる
570名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:32:24 ID:N1aUBDoj
分かっている、分かっているんだ・・・。
これはエロパロで創作なんだ・・・。
エリオとは関係ないんだ・・・。
でも、でもなぁ!!!ユーノがカワイソ過ぎるだろぉぉぉ!!!
571名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:42:42 ID:I+/Aez/o
シングルマザー2人も居るのが不自然なのは判るんだが。
だったら、実は地球に恋人が居るとかでも誤魔化せそうな気も。
まあ、ユーノ使ったほうがドラマ的に面白いんだろうけど
572名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:44:02 ID:pmArTJec
>>569
同意
GJと言いつつも心の中で泣くユーなの派の自分
573名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 01:57:37 ID:HATdzQig
>>572
あれ、俺がいる……
とはいえGJな事に変わりはなし!
574名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 02:19:58 ID:S9/cajX+
ユーノがとんだピエロっぷりだなw
575名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 02:41:59 ID:v4ZL+anM
とりあえずエリオを「なにを勘違いしているんだ? オレの(ry」的な殺し方で殺しといた。
500回くらい。でもまだ全然足りなかったから、もうちょっとだけ殺してくるね? あと作(ry
576名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 02:42:37 ID:vc3ABLka
>>564
つまりy=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏の予想以上になのはが一人歩きしたと

はやてはいったいどうなるやら…
次回も期待して待ってます。
577npcさん:2007/05/25(金) 02:51:39 ID:7VoHzT4I
エリオ×スバルのSSを書いてる途中だったけど、ゲンヤ×はやてというカップリングを推す
意見が多いので敢えてはやて×ゲンヤを投下してみる。
エロあり、ちょっとキャライメージ変かも?
初投稿なんで色々拙い点があるかもしれませんが、皆さんよろしくお願いします。



「ちょっと、嬢ちゃん。こんなことは冗談でもいけねぇ」
ゲンヤ・ナカジマ三佐は自分の股間に手を伸ばす、娘と同じ年頃の元教え子に制止の声を発する。
「なんでですか?ナカジマ三佐。奥さん亡くならはってからこういうこと溜まってはるんとちゃううん?」
そう言いつつも、八神はやて機動6課長の手は止まらず、ズボンのジッパーを的確に開けていく。
「俺の娘があんたと大して変わらん年なのは知ってるだろ?後生だからやめとくれ」
そう言いつつ、ゲンヤははやての肩に手をかけて体から離そうとする。
「そんなん当然わかっとるよ?でも、好きになったら年なんて関係ないやん」
はやては話を続けながらも下着から半勃起状態の肉棒を引きずり出す。
「娘と年の近い母親っていいと思いません?色々娘のことを理解しやすいっていうか」

そうしている間にも、ゲンヤの肉棒は体積を増していく。
「まだ今なら冗談で済ませられる。もうやめようぜ嬢ちゃん」
「あはっ、大きゅうなってきた。口で何だかんだ言っても体は乗り気やね」
そういってはやてはゲンヤの肉棒を口に含む。
「ゲンヤさん気持ちええ?」
「くぅっ、ああもうこうなりゃやけだ。認めるよ。気持ちいいぜ」
その言葉を聞いたはやてはより積極的に舌を絡めて行く。
「出したくなったら好きなとこに出してかまへんよ。あたしは好きな人のやったらどこだって
受け止めるから」
その言葉を受けた瞬間、ゲンヤの肉棒がはやての口に白濁液を叩きつける。

「けほっ、けほっ、警告ぐらいはして欲しいわ。いくらなんでもむせてまう」
「すまねぇ、嬢ちゃん。あんまりにも久しぶりなもんで・・・・・・」
その言葉にはやては顔をしかめる。
「嬢ちゃんはやめて、これから2人の時ははやてって呼んでぇや」

END
578名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 03:03:49 ID:6H/zpMk9
ターンA氏、GJ。そして乙b
エリオ君鬼畜だよエリオ君
579名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 03:11:35 ID:6H/zpMk9
>>npcさん
乙、そしてGJ!
個人的にその二人好きです。

あと、SSとその他の文を1レスに纏める時は、 
一行あけて本編ここから↓ とか入れるといいんじゃないかと。
580名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 03:15:39 ID:9nCyZN2V
エリオとキャロって10歳だったのか……
581名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 03:55:46 ID:2/fPsmm9
アコース×なのはのを考えてたんだが・・・
8話見たら魔王降臨の衝撃で妄想用思考回路がフリーズして吹き飛んじまったw
582名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 05:34:32 ID:/OOI0DlX
>>577
やっぱはや×ゲンだな!
生殺しGJ!!!年上キラーにモンモンモンモ(ry
583名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 07:33:29 ID:B/RWQnoL
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏、乙です。
ユーノは不憫や・・・・。
だけどエリオが出を出さなくても結局は・・・・・ますます不憫や。
何気に、なのははエリオのことを「フェイトの兄弟を生むための種付馬」としてしか見てないな・・・・。
これもエリオの考えか?
584名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 09:22:06 ID:jZYhshrm
エロ杉GJ
似た構想は考えてたけど、ここまでうまく書ける自信ねぇ・・・orz
585名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 11:29:40 ID:WlRRpq5s
魔法少女リリカルなのはA's++ を待ってます……。
586名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 11:35:03 ID:9x8XMdcU
今までスルーしてたけど、>>583を見て興味がわいた。
利害関係で結ばれたなのはがどう転ぶか楽しみ。
587名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 14:08:17 ID:Ha0cqXJZ
容量480か。そろそろ次スレ?
588名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 14:25:08 ID:Lb96q6ul
テンプレ作成の相談しますかね?
589名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 14:28:12 ID:Zfn8Ltj3
>>600が次スレ立てで。
590名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 14:48:48 ID:jZYhshrm
>>580
SS01聞いた。
もうほぼ両想いでバカップル確定w
591名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 14:59:55 ID:ek37ktm+
>>590
パートナーとして頑張って仲良くなろう
って感じだよな
592名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 15:39:07 ID:YzAk6nJv
テンプレの叩き台をつくってみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。


『ローカル ルール』
1.エロは無くても大丈夫です。
2.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に確認又は注意書きをお願いします。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。

『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避け
  ましょう。ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
  …「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手】
カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、
書き手さん側への過剰な要望は控えましょう。

【全員】
粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。


【前スレ】
 ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十六話☆
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178705105/l50
【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSSスレ
 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/
【書き手さん向け】
 読みやすいSSを書くために
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/


 ☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/  (wiki)
593名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 15:40:54 ID:PIOGHyNY
>>588
誘い受け・乞食・チラ裏はほどほどに
リリろだは不干渉
って趣旨の文付け加えるくらいはしたほうがいいかも
594名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 15:58:50 ID:L+NCUck8
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏>>
乙です、中身の充実さと速さに嫉妬!!
ユーノ不憫だよユーノ、でもみんな大好きさ

npcさん>>
はや×ゲンひゃっほー!!
嫌がりながらも完全に受け入れている中年が素敵。
595名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 16:49:51 ID:Lb96q6ul
>>592
キャラの一人称など参考に何度か紹介されてる、こちらとか
参考に使いやすいです
ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/

資料で
なのはwikiや公式1〜3へのリンクもあれば書き手は便利だけど
テンプレはシンプルな方がいいかもしれないから、どうかなと思うけど


596名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 17:19:54 ID:lSfSLvHA
ドSななのはのSSってないですかね?
597テンプレ叩き台その2:2007/05/25(金) 17:20:55 ID:YzAk6nJv
>>1は現行のテンプレそのままにして、>>2で↓を付け加えたほうがいいかも
>>595 N wikiとキャラ呼び方の資料サイトさん追加しました。
公式はまあ、くぐればすぐ見つかりますし、いいんじゃないでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(>>2)
『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避け
  ましょう。ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
  …「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。


【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSSスレ
 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/
【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/
【参考資料】
・Nanoha Wiki
 http://nanoha.julynet.jp/
・アリサだもんっ!
ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
(キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)
598名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 17:37:11 ID:Lb96q6ul
>>597
乙です、支持

リンク先のクロススレが新スレに移行していました
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1179746193/
599名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 18:35:02 ID:5ic/W7an
必ずしも要するわけじゃないけど追加候補として
・リリロダについての話題は↓でお願いします
(二次裏等のURL)

※専用のスレを誘導する形でひとつ。
ロダは知っていてもスレは知らないという人もいるだろうし。

・割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。

※特に書き手。
600名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 19:24:15 ID:XYv7gmwo
ターンA氏超GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鬼畜王エリオ最高ですた。
6課全員を彼のものにして欲しいです
とりあえずシリーズ化超希望
601名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 19:25:56 ID:J2OoFunI
職人さん、ギンガさんのSSお願いします。
602名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 19:34:13 ID:PbuymycO
>>596
(これぐらいなら大丈夫か?)
話題のリリロダ
なの×エリ
603名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 19:41:54 ID:0pOzT0y7
エリオには行く所まで行ってほしいね。
604名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 20:03:16 ID:owE4G+el
それで最後にキャロにSATUGAI(性的な意味で)される、と
605名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 20:43:12 ID:hfsI4bob
いっそアリサやすずかやスバルに寝取られた方が幸せかもしれんな、ユーノ…
そーいやユー×スバSSってまだ続いてんのだろか?
606名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 20:54:09 ID:jJCfoNIE
>>605
ちょっとユーノといい感じになる二人もいいが、
それ以上にユーノ以外に寄ってくれる男がいなさそうなのはさんが心配で。
いやアリユー好きだけどね。
607名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 21:07:54 ID:oGDehKPZ
なのはさんは女の子にフラグ立て過ぎだからな。
608名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:04:17 ID:PBfmbzwL
500000Byte超えたが十七話建ってないみたいだから建てるけど良いかな?
609名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:08:00 ID:SW4LK7f6
頼む
610名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:12:31 ID:H2KwdkyK
ユーノ……(;;)
いやね、三期はみんな15才だと思ってた頃、ユーノ×アリサorすずかで妄想
してたことがあるんだが、そっちのがよかったかもね……
611名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:16:49 ID:PBfmbzwL
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180098855/l50
建てた。意外と時間がかかった・・・。
612名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:20:57 ID:zGxk0/dH
>>611
>>2のリンク先がまだなようだけど?
613名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:23:56 ID:PBfmbzwL
ごめん中途で。いま終わった。
614名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:29:22 ID:bVX0mgOE
この際ユーノは女体化で
615名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:31:34 ID:NXGj8feu
>>611


>>605
前スレのヤツ?俺も待ってるんだけどな。5月の中旬過ぎたぞ。
マダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
616名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 23:37:22 ID:rbyFNtGB
>>1
617名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 00:07:03 ID:rSf/AUkT
ふと思った。
なのはに振られたユーノと、エリオに振られたキャロで
傷の舐めあいカップルでも作れないかと。

>>564さんの展開で。
618名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 00:17:07 ID:Kqo1LpJs
りりろだの注意ダブってら。ミスった。

さっき1話見てたんだがスバルって意外に作戦立案能力あるんじゃないかと思った。
それに比べて・・・。入る前より無謀になってたら「起こる」のも無理ない。

そういやキョン×鶴屋さんのSSないな。
619名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 00:47:02 ID:9Pw3/j+e
誤爆?
620618もとい次スレ1:2007/05/26(土) 00:52:06 ID:Kqo1LpJs
え?誤爆ってどういう?
次スレ立てたら雑談&乞食スタートだよね?
621名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 00:59:16 ID:ftz/N6OT
>そういやキョン×鶴屋さんのSSないな。
ここじゃね?
622名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:05:49 ID:pPCtDjTZ
>そういやキョン×鶴屋さんのSSないな。
中の人ネタは知らん人もいるから、こういう表現は止めといた方がいいんじゃないか?
ちなみにクロノ(杉田智和)とエイミィ(松岡由貴)の事。

まぁ、俺自身もキャスト調べるまで分からなかったわけだが。
623名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:13:34 ID:hy6aV0ST
そもそも杉田のクロノはまだ本編出てないからな。
A`sのエピローグでちょろっと顔出しただけ
624618もとい次スレ1:2007/05/26(土) 01:15:43 ID:Kqo1LpJs
ごめんなさい。身内では「キョン」はいつ出るんだってよく話してたからつい癖で。
ユーノは宮ちゃんかゆうのっちって呼んでた。
ついでに言っとくとAQUOS査察官さんは古泉君ですよ。
625名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:17:16 ID:lRANo5Ci
聞いてねーよ
626名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 02:27:28 ID:7EFhivei
ユーノにはアルフがいるじゃないか
フェイトに子供ができたと知ったらしばらく書庫には現れないだろうが……
627名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 08:34:04 ID:IgIpctHn
む、次スレに前スレのリンクないな
628名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:47:54 ID:32lZpACx
本当だ。ない…
629名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:58:00 ID:UsP95FiF
>>483
すごく乗り遅れたけど面白かったです。GJ
630名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 11:29:57 ID:N4cECA3/
前スレへのリンクが抜けてるので貼り

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十六話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178705105/l50
631名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 11:31:46 ID:N4cECA3/
誤爆した・・・・・・
不覚。
632名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 01:43:34 ID:cp/z9f3V
まぁ二期まではさ、まだ「こんな可愛い子に淫獣はもったいねぇ!」状況だったから
ユーノは各方面から恨まれっぱなしだったんだが、覚醒した今となっては

「唯一恐れずに魔王に近づける、危険物取り扱い免許所持者」

と化しちまったからなw たとえて言うなら原子炉と保守責任者の関係というか・・・(ひどい
633名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 14:00:40 ID:F6pUqQlE
内面は凄いかっこいんだがなユーノ
お風呂&着替えが強烈すぎて気付く人が少なすぎだがw
634名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 14:25:03 ID:qMyzbsvP
あれっていわゆるラッキースケベだよね、姿形で淫獣扱いだが
635名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:04:46 ID:AZkJ5kBA
暗愚丸氏GJ

>>今日は久しぶりに高校に行ける。

あれ?俺3期からの新規組なんだが、StS3話あたりで、はやてが、同じ制服は中学以来うんぬん言ってなかったっけ?

俺、それで高校言ってない判断しちまったんだが...
636名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:27:02 ID:cp/z9f3V
15歳(中学卒業)から住所はミッドでずっとそこで仕事してるって言ってるし、地球の高校には
俺もいってないと思う。ミッドの方に高校らしきものがあるのかどうかは知らんけど

あと何レスぐらいでこっちは落ちるんだろ
637名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:56:54 ID:pdLVce68
>>636
500KB超過か1000レス超過で書き込めなくなる
638名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 22:29:42 ID:0O+PE18c
埋めも兼ねて
>483のキャロ初○なんてアホネタを書いたものです。
久々にSSを書いたので不安だったのですが、皆様に笑えてもらって何よりでございます。
次もやっぱりエリキャロで何か書きますので。
砂糖と蜂蜜を混ぜたようなイチャラブ物が書きたいなぁ。

639名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 23:13:27 ID:Z15ZHCF4
>>638
面白かったぜ、あれ。GJ!

それに本編が恐怖だっただけに、ああいうほのぼの話で癒されたw
640名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:20:16 ID:W1N5Xxms
【エロ教師】 教え子の女子小中学生6人や教え子の母複数人と性交しまくり、鬼畜先生に懲役7年求刑

・18歳未満の小中学校の教え子計6人にみだらな行為をしたとして、強姦(ごうかん)罪
 などに問われた群馬県太田市の元市立小中学音楽教師 岩井彰人(旧姓 吉田彰人)被告(31)の論告
 求刑公判が10日、前橋地裁(結城剛行裁判長)であり、検察側は懲役7年を求刑した。

 検察側は「被害に遭った教え子らは、好意を抱いていた教師から性欲のはけ口とされた」
 と指摘した。

 論告によると、岩井被告は昨年3月から11月にかけて、12−16歳の教え子に計24回、
 県内のホテルなどでみだらな行為をした。被害者には小学校教諭時代の教え子だった
 当時12歳の女児もいた。
 http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070510-196611.html
641名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 02:11:56 ID:QQHCZGLW
>>640 スレ違い
642名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 04:28:17 ID:/6qE1smX
何故このスレにw
643名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:01:51 ID:6vrxIOLC
>640はどこにでも投下しまくっている荒し
644名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 10:23:59 ID:XuEg76i/
荒らしはスルー

つか、聞いてくれ
sts9話を見て安心した所為かとてつもなくカオスな夢を見た。ネタとして献上する
六課女性陣全員捕獲、AMF付首輪で拘束&生体改造(ミッドの医療技術で再生可、肘・膝から切断&フタナリ化)
実験と称して全員での乱交(子供が出来たら開放すると宣言済み)
無理に作られたフタナリなため、精子は無し(精液は出る)全員が気付いて絶望&それまでの行為でSEX無しで居られい体に…

ってとこで目覚めた
ホントはこれ以上の内容で、起きたら夢精していたが、その内容を言ったら3ブレイカーどころじゃ済まなくなりそうなので自粛
645618もとい次スレ1:2007/05/28(月) 18:52:16 ID:YgB+kvHv
もう終わり?
646618もとい次スレ1:2007/05/28(月) 18:53:11 ID:YgB+kvHv
まだいけるか。
こっちへのリンク忘れ正直すまんかった。
647名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 19:24:54 ID:zjIf/cUM
空き潰しー
648名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:07:44 ID:mAsb3oKy
>>644
トリプルブレイカーは俺が食らってやるから全部吐け。
649644:2007/05/28(月) 23:32:37 ID:XuEg76i/
>>648
やだ! 俺はまだ死にたくない!

(本音)
(文才が無い為、無理。本気で消防の作文程度しか書けん)
650名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 01:49:15 ID:YFSfZ46M
>>649
箇条書きなら文才関係ないだろ。とにかく内容を。
651名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 02:32:39 ID:gyrInYQV
そういやふと思ったが、StSからプラス2・3年くらいの設定で
クロノんとこの双子がアルフを無邪気にもふもふするけど色々と
手つきがやばくてアルフは気が気じゃない、みたいなのできないかな…?
652名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 10:24:26 ID:coLBjX8P
>>651
 ハラオウンの遺伝子恐るべし、だな。
653名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 10:35:14 ID:yosotvLC
フェイトをもふもふするクロノ
654名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 12:04:35 ID:7gMrobzJ
>>649
さあ、吐くんだ。吐けないようなら、シグナム福隊長に殴られるぞ
655名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 13:37:44 ID:HUv9YXuW
>>650>>654

|д゚).。oO(言えない…S姐さんが一番酷い目に遭ってたなんて…)
656名無しさん@ピンキー
>>655
              /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.、:.:| \\
             ./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:ト:',   |. |
             /:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨:.∧|.:.ヘ. / /
               |/ /:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨シ:.ト、:.:∨./
          ____l:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.|.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V:./\V_/、
        / \\  |:.:.:./|:.:.:.:.:|:.:.|.:.:.:.:|:.:.:l:.:.|.:.:.:.:.: |.:.:|:.:.:|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:|\.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
     ,∠     \ヽl:. / :|:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:.:.l≧|、∧:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:|:斗:.:.:.:.:.|:.:l\\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
   /    \   V|/ |:.:.:.:|:.:.|:.:.:. 「`{テ:圷、:.:.:.| x|セ行「\:.:.:.ト、!:.:.:\\:.:.:.:.:.:.:.:.:. \
  /  ヽ. 、 |   | l   ヘ:.:.:.:.|:∧:.:.:.:| ゞ‐┘ ヘ: |.  辷.リ /:\| `ー‐ \\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  |  \ Y/  |_/´ ̄ ̄ \ ハ| \∧    , ヽ    /:./ノ´ ̄ ̄ ̄` \〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  ヘ\ヽ Y_/              /:.:∧    ,___     /:./::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:.:.:.:.:.:.:.
   ` ー‐'′               |:.:/ /\  `ー┘   /:./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:.:.:.:
                        |/ 〈::::::::/ヽ、_ .. イ:|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ ̄
                       /  ∨/ / /ヽ  / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
                        |   ヘ|  | .|::::/ / /::::::x-――――‐‐/
                        |     |  |/::::| / /::::::/       ,
                       |     l  |::::::;/ /|:::::/     /