☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十七話☆

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588幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:21:00 ID:fhccRmOT

「一人は、まかせろ!」

ヴィータの後ろについていたザフィーラが速度を上げ、ヴィータよりも前に出ると、鎌の騎士へと突進。
振り下ろされる大鎌の刃よりも奥、デバイスの柄の部分を肩で受け止め、障壁を展開。
同時に相手の腰に手を回して抱え込み、完全に鎌の騎士を受け止めた。

「ハッ、根性見せろよ、グラーフアイゼン!」
<Jawohl. Explosion>
「ラケーテン…ハンマー!」

ザフィーラのサポートで槌の騎士と一対一になったヴィータは、前進しながら、推進剤の噴射により高速旋回。
振り下ろされる槌の騎士のデバイス自体を、下から跳ね上げて迎撃。
グラーフアイゼンの先端突起とハンマー型アームドデバイスの打撃面が激突。一瞬、その威力が拮抗する。

「ブ・チ・抜・けぇっー!」

その状態から、ヴィータはさらにカートリッジをロード。大槌を完全に弾き返した。
打ち負けた槌の騎士はデバイスこそ手放さなかったものの、弾き飛ばされ大きく体勢を崩す。

推進剤の噴出と旋回を止めず、追い討ちをかけるヴィータ。
しかし、槌の騎士は再度の高速移動魔法で、ラケーテンハンマーを回避。
同時にヴィータの真後ろに移動し、背後からの一撃による決着を狙う。

ヴィータの後ろに回りこんだ槌の騎士の目の前にあるのは、当然、『後姿のヴィータ』。
だが、それは無防備なものではなく、ヴィータが『真後ろ』へとラケーテンハンマーを打ち込むための予備動作。
槌の騎士の高速移動の終点めがけて、ヴィータはすでにグラーフアイゼンを奔らせていた。

槌の騎士がそれに気付いたのは、高速移動から抜け出た瞬間、グラーフアイゼンで殴り倒されてからだった。

「予備動作が大きすぎて狙いも動きもバレバレなんだよ、このド素人が!」
589幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:21:51 ID:fhccRmOT
ザフィーラにより槌の騎士と切り離された鎌の騎士は、そのままザフィーラとの戦闘に突入。
近接攻撃はザフィーラと互角。バインドを断ち切る魔力付与に加え、シールドの運用にも長けている。
鎌の騎士は、大型のデバイスとは逆に小器用に立ち回り、少しずつザフィーラを押し込んでいく。

ザフィーラは隙を見て拳で反撃。
しかし、ザフィーラが拳の間合いに入り込んだ瞬間、バインドが絡みつく。
ミッド式、設置型のバインド。ザフィーラは魔力の輪に締め上げられた。

鎌の騎士は、カートリッジをロード。勝負掛けの一撃。
デバイス自体のポテンシャルを跳ね上げ、シールドをも穿つ攻撃力で、拘束したザフィーラへと斬りかかる。

薙ぎ払われる大鎌。
しかし、障壁に触れた硬い手ごたえの後、そこから大鎌が振りぬけない。
瞬間最大攻撃力を発揮したはずのアームドデバイスは、それでも、ザフィーラの障壁により防ぎきられた。

「盾の守護獣の力を…なめるな!」

ザフィーラは魔力の放出とともに、自らを拘束していたバインドを破壊。
右拳を握り、至近距離の鎌の騎士に叩き込んだ。

鎌の騎士は、再度カートリッジをロード、底上げした魔力での堅牢なシールドで、ザフィーラの拳をガード。
しかし、ザフィーラはシールドに接触した拳をさらに押し込むと、シールド自体にシステム介入。
堅牢なはずのシールドは、一拍の間をおいて崩壊。
アルフも使っていたバリアブレイク、そのベルカ版。

ザフィーラはそのまま拳を突き込んで鎌の騎士の髪を掴むと、頭を斜め下に引き寄せて、その顔面を膝で蹴り上げた。
衝撃にのけぞる鎌の騎士に、止めの重い蹴りを叩き込む。

「小細工に頼りすぎだ。基礎から鍛え直せ」
590幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:22:39 ID:fhccRmOT
襲撃者の鎮圧。事態の一応の収束。その顛末。

「密輸品の強制捜査…ですか?」
「事前にどっかから、手がまわっとったみたいやな」
グリフィスの問いに、報告書を読み上げながら、はやてが答えた。
「オークションを隠れ蓑にした密輸品の取引。手引きは機動六課ってのが、今回のシナリオだったみたいや」

「しかし、いくらなんでも、令状の提示も報告もなしの強襲というのは考えられませんが」
「それの報告もあがっとるよ。現場の執務官の独断専行。成功失敗に関わらず、首切られ役は決まってたんやね」

「それで、肝心の密輸品というのは?」
「それが見つからなかったんよ。状況からして、絶対にかなりヤバイもんがお膳立てされてたはずなんやけどな」
こればかりは、はやては首をかしげた。
「まあ、そのおかげでお咎めはなし。カリムやクロノ君にも迷惑かけんですんだってわけや」

「あと、襲撃してきたんは、執務官の要請を受けた武装隊、204部隊」
「あまり聞かない部隊ですね」
「もともと戦技教導隊と関わりが深い、試験的な意味合いの強い部隊のひとつやね」
「どんな部隊なんですか?」
「見たとおり。コンセプトは、近代ベルカ式だけから成る部隊の有用性」

「でも、要請があったとはいえ、強襲に手を貸すなんてリスクが高すぎますよ。弱みでも握られていたんですかね?」
「まあ、理由はわからんでもないけどな」

はやては、政治的取引か強権により、204部隊が動かざるを得ない状況ではなかったかと推測している。

はやてのような例外的な古代ベルカ式の使い手を除けば、魔法キャリア上層部は、ミッド式出身者で占められている。
現場レベルでその有効性が認められてきたとはいえ、近代ベルカ式自体は、政治レベルではまだ外様あつかいだ。

成立して日の浅い近代ベルカ式は、まだ、直接の出身者を政治の場へ輩出しきれていない。
現場レベルではなく、政治のレベルでその有用性を主張し、同胞の立場を守れる者が少ないのだ。

理不尽な命令を出されても、それを理不尽だと拒否できるだけの派閥の力が無い。

「そんな中でのあせりもあったと思うんよ。鳴り物入りの六課を倒せば、実績として残るわけやし」
そこではやては息をついた。

「煮え切らない事件やけど…今はロッサに後始末させて、とりあえずここから撤収しよか」
591あおそこひ:2007/06/10(日) 13:27:27 ID:fhccRmOT
以上でした。
全部投下してから、ベルカ式の弓ってシグナム姉さんくらいしか使えないだろうって気づいたよorz
文書でも何にでも、ご指摘・ツッコミでもあれば下さいな。
失礼しました。
592名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:37:05 ID:5udB1eb0
GJ!
相変わらずなのはさんカコイイ
593名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:53:56 ID:oeipu+LX
>>570
クロノはアニメも本質は同じらしい。
本来はこういう子だってPlatinaで言ってた。
たぶんこっちでも、エイミィと出会わなかったらフェイトみたいな子になってたんだと思う。

とりあえずたぶん原作クロノからフェイトが生まれたのは確かだろうから、
兄妹になったのもさもありなんと言ったところか。
594名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:22:49 ID:nvXjZTN/
>>591
上手い!
戦闘シーンの燃えた!
そしてラストの陰謀を臭わせる幕引き。
震えますね。

やられ役204部隊の以前の活躍とかその後とかの話が気になります。
(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)
595名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:25:05 ID:57Ji1VyX
>>593
それは知ってたよ。でもアニメクロノと原作クロノはなのはさんとなのちゃん
みたいな関係だと思うので同じ存在なのはわかるけど経験が違いすぎて同じだからこそ
絶対に同じにはなれないというかそんな感じに思う。

フェイトとクロノはまぁ、兄妹としか思えないかな
別に恋愛を本編でするかしないか以前の問題で男女の仲にはなれなかっただろうな。
二人ともそんな事思いもよらなかったはず。
クロフェもネタでやってる分にはいいがある程度本気でやると
すさまじい違和感というかクロノとフェイトが互いにオナニー見せあってるみたいな
関係に見えてしまう。
596名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:54:54 ID:J254mUQu
>(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)

中将「管理局予算会議の第三次修正案審議は間近だ。六課が消えればその分の予算は君たちに回せる」
隊長「納得できません。六課には古代ベルカ式の、つまり我が隊の先達ともいうべき騎士もいます。それを……」
中将「近代ベルカ式はまだ歴史の浅い技術。それゆけ研究予算は膨大にかかるがその使用者は少ない」
隊長「承知しています。だから我々はその運用法の確立に日夜取り組んで―」
中将「内勤の連中には費用対効果が悪いといって近代ベルカ式全廃を唱える声もあるのだよ?知っているね?」
隊長「実績は着々と上がっています!近接戦闘主体の集団模擬戦における我が隊の戦勝率はご存知のはずです!」
中将「それを実戦でも証明してもらえばいいのだ。そうすれば内勤の連中は私が黙らせよう。最初にいった予算も約束する」
隊長「しかし!」
中将「これまでの努力を無駄にしたくはあるまい?君たちの部隊がつぶれたら誰が近代ベルカ式を守り育てるというのだ」
隊長「…しかし…」
中将「私だって内勤の連中に与したくはない。これは近代ベルカ式だけでなく武装隊全体のために必要な行動なのだよ」
隊長「武装隊全体のために…」
中将「そうだ。武装隊は管理局のもので教会の手駒ではない。わかるな?」
隊長「…命令は書面でいただけるのでしょうか」
中将「なにをいっているのだ。私は君の決断を応援しているに過ぎん。もちろん正しい決断ができると信じてるがね」
隊長「…武装隊全体のため、管理局に対する聖王教会の過剰な影響力を排する、と…」
中将「私の睨んだとおりだ!君は正しい決断ができる男だよ。では吉報を待ってる」
……
……
隊長「…武装隊全体のため、武装隊全体のためなんだ。私闘ではない。決して私闘の手先などでは…くそっ!」
597名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:57:35 ID:CE9wOG8y
>>595
最後の二行何が言いたいのかよくわからんが
捏造カプ話ってネタだろうが本気だろうが妄想の産物だろう
違和感なんかは個人の嗜好によると思うぞ
(個人的に言えば百合なんか苦手で「ネタにやってる分には」の典型だがまあそれはともかく)

よく見かけるなのはとフェイトのガチ百合とかクロフェとか、
なのはがユーノにベタ惚れなんて話ですら本編からすれば「違和感」はある

こういうのは好きなやつが楽しめればいいじゃないの
598594:2007/06/10(日) 17:42:52 ID:nvXjZTN/
>>596
全米が泣いた!(;;)

たぶん本気で戦っちゃいなくて、
無意識に怪我させないように手を抜いちゃったから倒されたんだ!

そう思うしかない
599名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 17:53:50 ID:oeipu+LX
>>597
おそらく最後のは上述のような理由でクロノとフェイトがあまりに近いから、
まるで自分のクローンを愛するかのようにナルシストの如く見えるってことでない?
600名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:19:09 ID:Q5P2omfK
>>クロノとフェイトが互いにオナニー見せあってるみたいな
それもアリかな、と思ってしまった奴がここに。書いてみるかな…
601名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:43:39 ID:d7gs448K
>>600
クロフェは好きだけど、この板ではあまり見なかったのでちょっと期待。
自給自足で行ってるけれど他の人のクロフェ分が足りない……
602名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:47:29 ID:o+JYRraA
前スレのログお持ちの方いらっしゃいましたら
あげていただけないでしょうか?
603名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:56:39 ID:57Ji1VyX
>>599
そんな感じ
604名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:06:31 ID:xNZoUUET
>>591
GJ!戦闘描写は全体的にレベル高いから
ストーリーの起伏持たせるのに敵側の描写が多少あったらさらに良かったかもね
これ続くのかな?最後はヴェロッサあたりが締めるオチかと思った
>>596
どうせなら敵のリーダーは美少年か美少女で亡き父が近代ベルカ式の先駆者で
その遺志を受け継ごうと頑張っていたとか…という話を思い浮かべた
605名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:15:33 ID:Cn4Wi76a
>>602
datだけでいい?
適当なうpろだよろ
606名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:21:52 ID:o+JYRraA
>>605
dです
苺30
strawberry.web-sv.com/Sn/5/uydsw.htm
607名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:34:17 ID:Cn4Wi76a
608名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:35:39 ID:o+JYRraA
>>607
ありがとうございました
609名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:06:34 ID:mHXPwbS6
482KB
610名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:16:20 ID:Q5P2omfK
まだあるって認識なんだろうけど、
書き上げたSSが10kbほどなんで次スレ希望してもいいかな?
埋めの小話になんか他の書くわ。
611名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:37:26 ID:mHXPwbS6
了解、立ててくる
ざっと見直したがテンプレ変更案とかなかったよな?

まぁ何かあったら笑い飛ばした挙句に修正してくれ
612名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:39:37 ID:mHXPwbS6
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十八話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181475489/
ヤイサホー
613名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:50:03 ID:qguQ5kRV
>>611
おつかれさまです。
614名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 20:53:24 ID:xNZoUUET
>>612
船出に乙です
615名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:48:32 ID:AiI/opl4
穴埋め短編書こうとしたら、短くならなくて絶望した。
616名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:55:53 ID:BavIePBL
>>615
次スレに貼るのがよいと思います。
617名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:03:10 ID:Q5P2omfK
12KBなんですが、次スレ投下よろしいでしょうか…orz
618615:2007/06/10(日) 23:05:38 ID:AiI/opl4
じゃあもうネタに走るしかないじゃないか!!
というわけで使い古されてそーなネタをひとつ。


ユーノ×なのはを考えてみた


ユーノ「好きなんだ、なのは。キミのことが」
なのは「本当!? 嬉しいよ、ユーノくん」

ユーノ「なのは……」
なのは「ユーノくん……」




なのは「――――だから、受けとめて欲しいの」
ユーノ「…………え?」
なのは「ユーノくんへの思いを全てこめた――これが私の全力全開!!」
ユーノ「あれ?」
なのは「スタァァーーーーーーーーライトォォォォーーーーーーーーーーーーー!!」
ユーノ「あれ? ちょ、あれ? おかしいな、あっれぇー??」
なのは「ブレイカァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


デッドエンドだった。


フェイト「なのは! 次私! 私! 私ならいける!!」
スバル「待ってください! それなら私が――!!」
ヴァイス「ザフィーラの旦那、オレと組みませんか!! 超高級ドッグフード一ヶ月分で!」
ザフィーラ「断る」

ヴィータ「こいつらマジ命知らずだな」
はやて「せやねー。……ヴァイスくん減俸一ヶ月、と」
619615:2007/06/10(日) 23:30:29 ID:AiI/opl4
ついでに続きでフェイト×なのはを考えてみた。


フェイト「もう以前の私じゃない!! 受けきってみせる!! 来て! なのは!!」
???「待つんだテスタロッサ!」

                            なのは「うん、いくよーフェイトちゃん!!」

フェイト「な、あなたは――シグナム!!」
シグナム「お前との決着はまだついていない。ここで死なれては困るのでな」
フェイト「あなたという人は……!」

                            なのは「スターライトーーーーーー!!」

シグナム「フッ、礼には及ばんさ。私が望むのはただお前との勝負だけだ」
フェイト「ですがこれは、私にとって避けられない戦いなんです!」
シグナム「ならばここは一つ共闘といこうじゃないか」

                            なのは「ブレイカーーーーーーーー!!」

シグナム「不本意ではあるが、お前となら誰が相手でも――!?」
フェイト「あ!! ちょ、ま、なのはーー!!」

「「あーーーーーーーー」」


はやて「あんなー、シグナム」
シグナム「はい、主はやて」

はやて「しっかりしてなー?」
シグナム「はい、すみません、主はやて」

はやて「フェイトちゃんもゴメンな?」
フェイト「いいんだ……私は所詮薄幸キャラがお似合いなんだ……」

はやて「重症やわ……はい、りんご」
シグナム・フェイト「「…………」」 シャクシャク
ヴィータ「なーなー! シグナムとフェイトがボコられたってほんとーかー!?」 バーン!!
シグナム「くっ……」
フェイト「ここは堪えなきゃ、シグナム」

エリオ・キャロ「フェイトさん……」
フェイト「ううっ……そんな目で見ないで……」
シグナム「堪えろ……」
620名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:32:54 ID:mHXPwbS6
なのはさんは躊躇というモノが無くて困る
621名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:39:04 ID:qguQ5kRV
>>617さんは次スレ投下で(>>615さんと違う人ですよね・・・)

>>618
先生なら結構平気な気がするのは俺だけか。
622名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 00:29:54 ID:fyL6X7VM
「クロノくんってさ・・・」
「ん?」
「死ぬんだよね・・・」
「死なない、ってか不吉すぎる」
「生き返るのに時の卵とかマネキンとか必要じゃないの?」
「・・・クロノ違いだ」
「じゃあ・・・悪魔?」
「もっと違う!」
「フェイトちゃんが銃使い(ガンナー)だったらよかったのに・・・あ、でも兄妹じゃないや、尖角無いし」
「もうわけ分からん」
「終わりのクロノクル〜」
「ニ だろ」

「サイボーグ!!」
「ちゃんづけか!しかもあれ猫!!」

解る奴いるかな・・・?
623名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 00:32:27 ID:o1gzoVg+
ん〜、3つしか分からん
624孤兎狸 ◆kotorixGkE :2007/06/11(月) 00:40:43 ID:PR2/mWnp
ぱちぱちと焚き木が爆ぜる。ざあざあと外は雨。
薄暗い洞窟に一人膝を抱えて。
「ユーノくん…」
かたわらの少年の名を呼びながら。なのはは、心配そうにユーノの額を撫でた。

なのはさん全開劇場「刻を止めて」
      かいたひと:ことり

ある遺跡の発掘調査。たまたま長期休暇中だったなのはは、連れて行って欲しい、とユーノに同行を願い出た。
順調に進むと思われた発掘作業の7日目。不意に襲ってきた現住生物に、ユーノは襲われ、
それから二日間、目を覚ますことなく眠り続けているのだった。

外傷の手当てはした。頭を打っているようだが、脳に異常はないだろう。
焚き火に薪を放り込みながら、もしこのままユーノの目が覚めなかったら、などと考える。
ぱち、と跳ねた火花に驚いて。ぶるぶると頭を振り、悪い考えを振り払う。
そう、もう少し、もう少し待てば、きっと…
「う…」
ば、と振り向く。確かに聞いた声を裏付けるように、ユーノの表情が変わっていた。
「ユーノくん!?ユーノくん、しっかりして!」
頬をぴしゃぴしゃと叩いて。わずかに呼吸が荒くなっているのに気づく。
「ああ…ユーノくん、苦しいの…?」
ぜいぜいと胸で息をしている。体勢が苦しいのだろうか?どこか痛いところがあるのだろうか?
首を、肩を、胸を撫で下ろしながら。一箇所、ユーノの体に変化を見つける。
「…え?きゃっ!」
かけた毛布を取り払って。なのはは、ユーノの股間が異様に膨れ上がっているのを見つけた。
どきん、どきんと心臓が鳴る。ユーノの息は相変わらず苦しそうだ。
「苦しいんだ…大丈夫ユーノくん、私が…助けてあげるから…」
しゅる、とズボンの留め紐を解く。パンツごとずる、と半分ほど下ろして、原因を見つける。
手が止まった。家族のモノは見たことがある。小さいときの話ではあるが。
だが今また見るそれは、あきらかに記憶の中のものとは違った。
こんなに大きくはなかった。こんなに脈打ってなどいなかった。見るだけでドキドキなど、してこなかった。
「こ、これ…どうしよう、まさか毒とか…」
おろおろと周りを見ても自分ひとり。ここにユーノを助けることができるのは、私だけだと気づいて。
意を決したようになのはは、そっと手を伸ばしていった。
625孤兎狸 ◆kotorixGkE :2007/06/11(月) 00:41:46 ID:PR2/mWnp
「うわ…すごい熱い…硬くて…焼けそう…」
さす、さす。筋肉の異常というわけではなさそうだ。
患部をマッサージしながら、隅々まで触診する。こんなことならもっと救急のレクチャーを受けておくんだった。
ユーノが再び呻く声を聞きながら。
「ごめんね、ユーノくん…今、助けてあげるからね…」
こすこすと裏側をさすっていると、先端から透明な液体がにじみ出てきたのに気づいた。
やはり毒なのか。だとしたら二日も放置していて、本当にユーノは大丈夫なのだろうか。
せめて致死性ではないことを祈りながら、力強く、根元から絞り上げる。
「う、ぐぁ…」
ひときわ辛そうな声。早くしなければ。ああ、でもどうしたら?
おぼろげな知識をあさり、毒蛇にかまれたときの対処を思い出す。
確か…
「…はむ…ん、ちゅ…ちゅうう…」
心なしか熱を増してきた患部を口に含む。先端から毒を吸い取ろうと、一杯に頬張って、懸命に吸い込む。
口内にたまった苦い液体をぺ、と吐き出し、苦しげなユーノの顔をもう一度見る。
「頑張って…もう少しだからね…」
そういって、再び毒を吸い出す。たまった毒を絞るように、根元からこすりあげて。
「ん…ちゅっ…ん、く…」
何度か繰り返すうち、変化が出てきた。脈動が早くなり、明らかに体積が増したのだ。
ああ、もう少しだ。あとほんの少し頑張れば、ユーノくんは助かるんだ…
唾液でしとどに濡れそぼる患部を、両手で絞り上げる。
目を閉じ一心不乱に、すべて吸い取ろうと、肺活量のすべてを使って吸い込む。
「あ…あ…うあ!」
不意にユーノの手ががし、となのはの頭をつかむ。びく、と大きく跳ねた後―――
なのはは、逃げ場を失ったまま、あふれ出てくる大量の毒を、ごくごくと嚥下するのだった。

「うわあああああああん、ユーノくんどうしよう!?私、大丈夫なの!?」
涙目のなのは。大丈夫だよ、と返すも、ユーノの苦しみ方を見ていたなのはには信じられない。
「いや、あの…それは、毒じゃなくってね、その、なんていうか…」
「だってだってユーノくん、すごく苦しそうだったもん!早くしなきゃ死んじゃうって思って、それで私…」
なのはの気持ちはものすごく嬉しい。なんていうか、男冥利だ。
でもなんていうか。えと、あの。正直困る。
「うわあああん、死にたくないよお〜」

いまだざあざあと降る雨の中。
わんわんと泣き続けるなのはを前に。ユーノ・スクライアは、いつまでも困っていた。

おしまい
626孤兎狸 ◆kotorixGkE :2007/06/11(月) 00:43:01 ID:PR2/mWnp
埋め埋め。次スレいってきますwwwwwwww
627名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 00:59:02 ID:pOXGutKn
フェイトの提案により久し振りに一緒に寝ることになったエリオとキャロ。
川の字で寝た次の日の朝、最初に起きたキャロがみたものは、フェイトの腕の中、
完全に安心しきった顔でフェイトの胸にうずくまって寝ているエリオの姿だった。
それを見たキャロは、

『これぐらいわたしも胸があれば、エリオ君をあんな風に優しく支えられ、
 パートナーとしての絆も深まるのでは?』

と考え、早速訓練の休憩の合間を縫って六課の巨乳どころに、
どうすれば胸が大きくなるのかを聞いて周る。
そしてついに調査の結果たどり着いた人物、おっぱい伝道師ことはやての助言、

「やっぱり、自分が触ってもらいたい人に揉んでもらうんがええと思うよ」

により、キャロは行動をとる。
――助言を貰ったその夜、エリオの部屋へ訪れたキャロは強烈な爆弾を落とした。

「エリオ君、私の胸を揉んでほしいの」




というエリキャロを受信した。
628名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:11:19 ID:fyL6X7VM
なのはー!後ろ!後ろ!
629名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 08:52:12 ID:nAim5w1V
 ________
|  ̄ ̄ ̄ ̄=〓〓)
 ̄ ̄ ̄ ̄=\;;;\
\[ ̄]
埋め。
630名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 19:35:40 ID:7YdaNvQv
>やられ役204部隊の以前の活躍とかその後とかの話が気になります。
(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)

穴埋めとして勝手に後日談作成

斧 「いやぁ、悪魔が、白い魔王が、来るんです、やめて殺サナイデェ!」
短剣「ちょ、姐さん!この娘また悪夢見たみたい!」
斧 「貴女がお望みなら土下座します足も舐めます尻尾だって振ります体も差し出しますだから許してください許してください許してください」
短剣「大丈夫だからね、もう悪魔も魔王も襲ってこないからね」
斧 「壁に叩きつけられるくらいおなか殴られるのは我慢しますけど女の子だから顔だけは顔だけは顔に直に砲撃だけはいやいや白い手を伸ばさないで」
短剣「姐さん、姐さんってば!手を貸してください!」
剣 「そうだよね・・・未熟だよね・・・私・・・血を吐くほど練習してやっと出来るようになったんだけどね・・・安易だよね・・・薄っぺらよね・・・」
短剣「姐さんも引きずりすぎです!手も足も出ず切り札も無傷で避けられたから落ち込むのはわかりますけど!空戦型近代ベルカ式の超エリートなんですから
   いいかげん立ち直ってください!」
剣 「ごめんね。年上の私がしっかりしないといけなかったよね。幼女を縛り上げた挙句襲い掛かったら、逆に獣男に縛り上げられてハンマーでおしお
   きされちゃったあなたに比べれば、ささいなことよね・・・」

適当に 斧=幼女、短剣=少女、剣=20歳前 くらいに脳内補完してみた
631y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/06/11(月) 19:48:00 ID:K+Vd5HNh
>>560
遅れましたがありがとうございます〜
すごいボリュームで驚きです、色々参考になったので
お気に入りに登録しましたw
632名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:01:54 ID:/iGVJli5
>>631
むしろこっちのNanohaWikiを見るべきだろ

ttp://nanoha.julynet.jp/
633名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:43:48 ID:jEmzWg7I
(・∀・)*\ 「歯ー食いしばってねー!!」
634169:2007/06/12(火) 09:34:58 ID:DiXawnTM
>>480
遅レスすまん。
書くのも遅くてすまん。

そぉですか。書いちゃってますか。
こちらはこちらで書いちゃっているので、纏まったらうpします。
それでもいいならどうぞ。
635名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 17:58:01 ID:ytIuGwFO
501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501
kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまで
かんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ
636y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/06/13(水) 20:14:38 ID:BbGeLqmy
じゃあ穴埋め

『リイン頑張るデス!』

・エロあり、の予定
・鬼畜王と関係無し

「…ですね、はやてちゃんはもちろん、シグナムもヴィータちゃんも
私を使うほどの状況にはならないですし」
するりとスカートを脱ぎながらリインが言った

「それ自体はいいことなんですけどね」
手元のパネルを操作しながらシャーリーが応じた
「でもいざと言う時働けなくては
 祝福の風リインフォースの名が泣きますから…だから私や蒼天の書の
 メンテナンスチェック、よろしくですよシャーリー…」

とぷんと一糸纏わぬ姿になったリインフォースが液体に体を浸した
ふわりと宙に浮く妖精のように両手を広げたその間に蒼天の書が浮かび上がる
「はい、もちろん」
にっこり笑ったシャーリーがパネルを操作し次々に項目をチェックしていく
システムオールグリーン、うん問題ないね…
シャーリーの指先が軽やかに動きリインのコアから指先に至るまで丁寧に
データを確かめていく、ふとその指が止まった

「あれ…?ちょっと脈拍が早いかな?、どうかした?大丈夫リイン?」
「んん… 大丈夫ですよ…何も問題無いです…」
こぽこぽと小さな気泡が浮いてく
リインの穏やかな表情を見て、ちょっとした心的要因かしら?
確かにシステムには問題は無いわね…?とシャーリーは結論づけた

少し考えて、作業を進め、シャーリーは全ての項目をクリアにした
「よしっ…と、OKですよ、もう上がって下さって結構ですよリイン空曹長」

「はい…です、ありがとでしたシャーリー」
容器のふちに腕をかけて笑顔のリインがゆっくりと濡れた体を引き上げた
うーんリインちゃんもこうして見るとエロ可愛いなぁ…ついつい見とれてしまうシャーリーであった
濡れた髪を纏わせたお人形のようなリインの裸身は
女性の彼女から見ても小さくも無駄の全く無い均整のとれたスタイルで(当然と言えば当然だが)
どちらかと言うと芸術的な美しさを感じさせた

「どうかしたですかシャーリー?」
不思議そうな顔でリインがぽけっと自分を見ているシャーリーに気がついて尋ねた
「え、ええ…いぇ、何でもないんです」
あはは、シャーリーは手を振って笑った
なーにを考えてるんだろう私は…コツンと頭を叩いた
自分と同じぐらいのサイズのドライヤーの前で体を乾かしていたリインは小首を傾げている
「変なシャーリーですぅ」

こちらも
屈託無く、無邪気な笑顔を返した
と、立ち上がろうとしてふらりと揺れた
「あ、とと…」
ふらふらと揺れて、ほえぇ…と呟く
「あ、…だ、大丈夫ですか…やっぱりもう一度チェックした方が…」




637y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA
「だ、大丈夫です、いきなり立ち上がったから立ち眩みがしただけですよ…」
あはは…と笑うとリインは照れたように言った
じゃあはやてちゃんのとこに報告に行ってきますです…

そう言い残すとリインは小さな制服を身に着けて出て行った
「え、ああ…ハイ…じゃあまた…」
デバイスが立ちくらみ…?ハテ…?
と頭を傾げたシャーリーが何の気無しにリインの入っていた調整培養液のカプセルに近づいたその時

「うぃーす!こんちはー!おじゃましまーす!」
「え?あ、あぁ…ヴァイス陸曹…どうかしたんですか?」
リインと入れ替わりにやたら機嫌のよさそうな青年が静謐な室内に入場してきた
機動6課ロングアーチ所属ヘリパイロット
ヴァイス・グランセニックであった

メカの事で彼とは多少気心の通じていたシャーリーであったが
それは、格納庫や整備中のヘリの近くの事で、普段は彼ともあまり局内では話す事も無かった
この部屋で会うのは初めてではないだろうか、珍しい顔だ

ちょっと驚いた顔のシャーリーを見て、ヴァイスがチョンと手を立てて
お願いするようなような仕草でこっちに近づいてきた
「ああ…、いや、ちょっとね、ダチのお土産を置いて置いたんスけど、
…いやちょっと隊長さんがた、特に姐さんとかにに見つかると没収されそうなんでね…」
いやぁ…ウヘヘと変な笑い方をするヴァイス
ハァ?と言う顔でヴァイスを見つめるシャーリー

まぁ、…と言う事で失礼しますよっと、こそこそと室内に入りこんだヴァイスが
シャーリーの前を泥棒のような格好で通り過ぎると
リインフォースの入っていたカプセル近くの棚をごそごそと探り始めた

と、しばらく立って
「ん、んなぁー!無いっオレの、…オレの酒!」
素っ頓狂なヴァイスの叫びが響いた
「さ、酒ぇ!」
その愕然とした顔のヴァイスを驚いた顔のシャーリーが見た
唖然とした表情でオロオロしているヴァイスに質問する

「さ、酒って…ヴァイスさん…局内で飲酒は禁止ですよ何考えているんですか…」
「わ、解ってますよ…だからダチのお土産だったんです、帰って飲もうかと
…くぁー姐さんに見つらないように、わざわざ瓶に入れなおしてカモフラージュまでしたのに…」

「瓶って………え、…ええええええ!、それって」
悲しげに空の瓶を振って見つめる、ヴァイス
紛う事無く、それはリインフォース用の調整液のボトルだった
「なな…何を考えてるんですか!、それは………あ、ああああ!もしかして」
座り込んだヴァイスに近づくと先ほどまでリインが体を浸していた液体に指をつけて口に含んだ
馴染みのある臭いがツンと鼻に抜けた
だってここんとこ、この部屋使って無かったじゃないスかこのあたりの棚とか…正座でトホホと呟くヴァイス

「…や、やっぱり…この中に…それでさっき…」
はぁ?どーかしたんスか?とヴァイス、その襟首をつかんでシャーリーは問い正した
「…ちょっと!ヴァイス陸曹!、ここがどういう場所だか解って…いえもうそれより…これ一体何度くらいのお酒なんですか?」
はぁ?と言うとヴァイスは首を捻って
「さぁ…?ダチが言うには何かハブとか言う蛇を生きたまま、その土地の地酒に付け込んだとか何とか…
『ハブ酒』…だったかな?確かそうとう強い酒だったかと、何かスゲー…えへ…精が付くとか
…おわ!」
少し照れた顔で顔を赤らめたヴァイスの襟首をぱっと手放すとシャーリーは
冷や汗を流してリインの消えたドアの方を見つめた