アルカナハートでエロパロ2

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739名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 18:09:08 ID:cnvOurFS
GJサンタさんが居た!!
ウチも今書いてるのがんばろう。クリスマスには間に合わせるさね!
多分
740名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 11:02:09 ID:VVV2+679
>>738
頼子リリカ好きな俺にはこの作品はガチすぐるw

>>739
期待してるよ
741739:2007/12/25(火) 01:37:39 ID:eDj6umD1
書き終わんないよぅ
というわけで短い上エロ無しのネタでごめんね
クリスマス関係ないし


こ「神依さまー」
神「どうした?」
こ「“もふもふ”は飽きましたゆえ“ぱふぱふ”をしてくださりませー」
神「…むぅ、よいだろう。では・・・」
ぱふぱふ

神「どうだ?」
こ「…まだでござるかー?」



神「うわあぁぁぁんっ!もうヤダーっ!!」
742名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 05:37:19 ID:YSdxrcAW
>>740
ありがとうでござる
>>741
神依しゃまGJ! エロネタも期待してます。

よりりりオフロ続き書けたんで投下しちゃいます。
前回の半分程度の文章量だったのですが、加筆修正してるうちに同じくらいの長さに……orz
という事で、相変わらずのイチャイチャ長文&ちょっぴりハードなソフトSM(?)にご注意ねがいます。

それではどうぞー ↓
743頼子邸 〜バスタイム〜 後編1:2007/12/25(火) 05:39:58 ID:YSdxrcAW
最初 >>477-507 その次 >>697 or >>704 1つ前 >>709-737

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──きゅっ。
──シャーーー。
頼子が再びシャワーを捻り、湯を放出させる。
リリカの前で、まず最初に自分の身体を洗い流した。
流れ出る湯より、今しがた浴びたリリカの蜜の方が全然熱いと思った。
シャワーヘッドを持つ手は次に、目の前の少女にターゲットを合わせる。

「リリカ……下を向いて?」
「…………うん」
『お仕置き』を宣言されたリリカが、
少し沈んだような表情で従い、首を前へともたげた。
「ふふ……」
シャワーを掴んでいない方の手が、リリカの前髪に伸びる。
──ぺたっ。
「……?」
手の平全体を使い、リリカの前髪を
おでこに貼り付けるように上から押さえた。
前髪の先が、両目の前にかかっている。
「はい……目をつむって」
「ん」
とりあえず言われた通りに従った。
──こくっ。
リリカが目を閉じたのを確認すると……
「開けちゃだめだよ?」
──シャーーーーー。
「んんっ」
頭のてっぺんから顔にかけて、遠慮なくシャワーを浴びせていった。
リリカの前髪は頼子の手に押さえられ、
おでこと目の上から、そのままお湯でべっとりと張り付く。
──シャーーー。
──きゅっ。
シャワーノブを回し、頼子が湯を止めた。
「はい、準備できたよ……リリカ。
 しばらく、目を開けちゃだめだからね。私がいいって言うまで」
「……えっ?」

(しばらく、って……?)
何も見えない中で、リリカが思考を巡らせる。
──確かにヨリコの言葉通り、今もし無理に目を開けようとすれば、
張り付いた髪や湯が中に入り込み、自分は痛い思いをするだろう。
手を使って髪をどけ、目のまわりのお湯を拭き取らない限り、
これでは目を開けられない。
そして今、自分の手は……。
(あっ!)
──ぎゅむっ、ぎゅ!
「……んんあっ!」
ようやく意味を理解した時、胸の上を2つの熱い手が踊った。
──もみっ、もみもみっ、もみっ。ぐに、ぐにぃっ!
「んっ!あっく、んんあっ!…あん!あっ、あふぅっ!」

お湯と前髪による目隠しを施したリリカに、
頼子が何の躊躇いも無く、力任せの攻撃を始める。
(……手が、気持ちいい……)
その胸を、この上なく高鳴らせながら。
(柔らかい……すべすべで……リリカのおっぱい、すごく気持ちいい)
──ぎゅうう!ぐにぃ!ぎゅっ!ぎゅむむゥっ!
リリカは真っ暗闇の世界の中で、ただ両乳房を強くこね回す感覚だけに襲われる。
「あっくっ!ぅくあっ!あっ!ふあっ!ふああん!」
──ビクン!ビクン!ビクゥン!!
視界の無い分、あらゆる感覚が研ぎ澄まされていた。
突然の陵辱は、無抵抗の少女を有無を言わさずに弄び、犯してゆく。

強制的に閉じられた瞳……逆に大きく開かれた口……漏れ出る喘ぎ声。
(ああっ……すっごく可愛い、かわいい)
──ぞくっ、ぞくぞくぅっ♪
その手で次々と、強制的な快楽を与えながら──
頼子はそんなリリカの顔を見る度、サディスティックな興奮に酔いしれ続けた。
目の前の、自分が大好きな少女。
胸を揉みしだかれて、感じて、今にもまた泣き出しそうになっている、その表情。
少女を愛したい、心ゆくまでいじめて可愛がりたい、ブレーキの利かない感情。
最後の砦……理性と言う名のサイドブレーキも、
どこかで壊れてしまったのかもしれない。
修理には、まだまだ長い時間がかかりそうだった。

──ぐちっ!
「んひっ!」
左手でまた胸をまさぐりながら、右手の指を秘裂に遠慮なく突き刺す。
──ぐちぎちぃっ!ぐちゅん!ジュプッ、ジュププッ!ぐちぃぃっ!!
「ふああああ!くああああああ!!あん!あん!あああっ!!」
開幕からラストスパートをかけるような勢い。
リリカは視界ゼロの中、乳房と大切な部分とを乱暴に弄ばれる。
「……ふふ、どうかな?リリカ……気持ちいい?」
「ふああ……ああっ…はぁっ、ふぅ…くあん!あふぅ!
 ……ん…ふぅ、はぁ……はぁっ、はぁっ……」
頼子の問いかけから、かなりの間をおいて、
──こくり。
目を開けられないまま、リリカは頷いた。

まさしく『いじめ』と呼ぶに相応しい、視界を奪っての陵辱──
だがそれでも。
「はぁ……はぁ、うん……気持ち、いいよ……ヨリコ……」
それでもこれは、自分が望んだほうの『いじめ』。
今の言葉に、嘘やお世辞は全く含まれていない。
本当に100%、リリカは思ったままを述べていた。
頼子はその言葉に大きく満足して、
けれどもまるで、満足していないフリをする。
「『うん』?……返事は『はい』だよ?リリカ。
 ……ふふっ♪」
自分でも、何を言っているんだろうと思った。
しかし、すぐに気にならなくなる。
(そんなの……どうでもいい)
今はとにかく、リリカの事を考えていたい。
リリカを可愛がる事だけ考えていたい。
──ぺろっ。ぺろぺろん。
「あっ…」
すべすべの頬に優しく舌を這わせ、すぐに両手の愛撫も再開する。
──もみゅっ、もみゅっ。ぐにぐにぃ。
──ちゅぷっ、ぐちゅ。ぐちゅぐちゅぅ!
「ふああ……あああっ!……あっ、ああん!」
「ねぇ……気持ちいいの……?」
打って変わって優しい愛撫に切り替え、とても小さく耳打ちした。
「あっ、ふあ…あああっ……はいっ……んんっ!
 …気持ち……ふあっ、いい……で、す……ふあっ、うああっ!」

(……敬語?私に対して?あのリリカが?)
言わせたのは自分だが、そのあまりの新鮮さに、頼子はまた違う種類の悦びを覚えていた。
とうとう喋り方まで屈服させる事に成功したらしい。

頼子の手が自然と、今度はリリカの乳首へ伸びてゆく。
──きゅっ、きゅきゅっ、ぎゅうう。
「あっ……ああっ…ふあああっ」
リリカが、喘ぐ。
いつ終わるとも知れない蹂躙と快楽をその身に注がれ続けて、喘ぐ。
視界はゼロで、両手もきっちり塞がれている。
大好きなヨリコに、こちらから触れる事は一切許されず、
ただひたすらに相手の攻撃を受け入れ、切なく声をあげ続けるのみ。

固く閉じられた目元には、わずかに涙が滲んでいたが、
その顔は先ほどのシャワーで濡らされており、見た目での区別がつかなかった。
(ヨリコ……ヨリコ……あああ)

リリカのブレーキが壊れるのも、既に時間の問題。
いや、ひょっとしたら、もう壊れているのかもしれない。

──そして、次の瞬間。
頼子の頭の中に、どうしてもリリカに言わせたい言葉が浮かぶ。
やるなら今しかない、と、思いきって問いかけてみる事にした。
頬を一層紅潮させて、少し強気に、淫らにその口を開く。
「ふふ……リリカ……ねぇ、いじめて欲しいんだよね?
 ……私にお仕置き、して欲しいんだよね?
 そうだよね、教えて……?リリカ」

──きゅっ、きゅきゅぅ。くりっ、くりくり、くりっ。
「…くぅん!ふあ…んくぅっ!…あっ!あん!…」
両手での愛撫も、もちろん忘れない。

「……ね、早く答えて。
 可愛い声で、リリカの答え、聴かせて……」

──くりくりっ。
──きゅっ!ぎゅぎゅう♪

「んああ……はい…んくぅ!
 ……いじ…め、あぅん!……いじっ、めて……んっ、下さい……!
 んあっ!あ、アタシに……ふああっ、いっぱい……
 いっぱいお仕置き……して下さいっ!!」

「っ!!」

瞬間。
──ぞくぅっ!
(ああっ!)
頼子が一度、小さく震える。
──ぎぅっ!
2つの乳首を、少し強めにつまむ。
「……んくあぁっ!」
──ぽたっ。
リリカの目から涙が零れ落ちるのが、ハッキリと見えた。
──ゾクゾクゾクゾクっ!
(ああ……ああああ……!!)
これ以上ないほど感極まり、今度はその身を大きく震え上がらせる。

「……うん、わかった。
 ……いいよ、リリカ……リリカのして欲しい事、いっぱいしてあげる……
 いっぱい……いっぱい愛してあげるね?」
興奮は、ほぼ頂点に達していた。

おおよそリリカが一生言いそうに無いセリフを、自分はたった今言わせた。
それと同じで、自分が今言ったセリフも、
普通なら到底言わないようなもの──
いつも自分を振り回す小悪魔を、今日は自分が振り回している。
お互いに、普段と違う役どころを演じている。
今の自分は、どうしてここまで行動力があるのだろう?
今のリリカは、どうしてこんなにもしおらしくて、受身なのだろう?
自分達2人のあまりの変わりように、頼子は心底驚いていた。
リリカのたった今の言葉を、反芻する。
『いじめて下さい』
『アタシに、いっぱいお仕置きして下さい』

(あああっ……!)
リピートした数だけ胸に突き刺さる、狂おしいほどの情愛。
──なんて、かわいいんだろう。
──なんて、心地が良くて、愛おしいんだろう。
きつくきつく抱きしめたい衝動を、しかし頼子は必死に抑える。
抑えて、動かしかけた両手をリリカの胸にそれぞれ置いた。
──ぎゅむぅ!
「あふっ!」
声が聴こえる。確かに聴こえる。
──ぎゅむぅ、ぎゅっ、ぎゅっ!ぎゅむぅぅぅぅ!
「んあっ!あっあっ!ああぁぁぁぁうううぁああっ!」
(かわいい……かわいい!)

抱擁するのは、後でも出来る……。
今は、とことんリリカをいじめたい。独占したい。
リリカを──支配したい。


「リリカ……ねぇ、立って」
リリカの左右の腋の下にそれぞれ手を差し込み、
そのまま上へ持ち上げるように力を加える。
頼子にそう促されるようにして、リリカが自分の足で立ち上がった。
──ぎゅ。
手を回して一瞬抱きすくめ、次いで腰のあたりに手を回す。
──なでなで、さわさわさわ。
「んっ、んん…っ!」
可愛らしい、スベスベの臀部を撫でてみた。
「ふふ、リリカのお尻、可愛いね」
──なでり……なでり、さわ、さわさわ、なでり。
小さくて、引き締まってて、さわり心地もすごくいい。
「ん……んあ、あん……ヨ、ヨリコの…ふあ…えっちぃ……んっ」
相変わらず、視界の無い分だけ感度は高められている。
「えっちなのはお互い様だよ?ふふ」

そのまま1、2分、ずっと頼子はリリカの尻を撫で続けた。
撫でながらたまに指を食い込ませ、乳房への愛撫のように優しく揉み込んでみる。
──ぺたぺた、ぺたっ。ぴと……なでなで。ムギュッ♪にぎにぎ……
「あっ……んんん……ん……あ……ああ……ん、ふっ…ふあ、んん……」
(やあああ、マジでえっちぃよぉ……これ。
 ヨリコ、触り方やらしいよぉ……)
お尻なんて、胸やあそこに比べるとそれほど感じる場所とも思えない。
それでも、自分のカラダはこんなにも喜んでしまう。
正直に……悦んでしまう。

(ヨリコに触られるなら、もうどこでもいいのかな……アタシ……)
そんな風に思った。
どの道、縛られていれば何も出来ないし、今はついでに何も見えないのである。
それならば、いっそただ楽しんだ方が得なのかもしれない。いや、きっとそうだろう。
現にさっきから、自分はヨリコの『いじめ』を『楽しんで』いる……はず。
ホントの所よくわからないけれど、そう思っても間違いは無いはずだった。
(ヨリコも、楽しんでるんだろうなぁ……きっと)
そう思うと嬉しくなって、余計にいじめて欲しくなって、それでちょっと恥ずかしくなった。
──ちゅ。
頼子はひとしきり尻肉の感触を楽しみ終えると、
キスをしてからリリカと位置を入れ替え、ぺたんと床に座る。
背中から湯船にもたれて足を伸ばし、座ったままリリカの腰を後ろから両手で掴んだ。
「…んっ?」
「リリカ、そのまま座って」
掴んだままで、自分の膝上あたりにお尻がくるように、リリカをすとん、と座らせる。
「あっ」
──ぴとっ。
肌の触れ合う感触。
(お尻に当たってるの、ヨリコの足……?膝……?)
「こっちに、もたれてきて」
「……うん。」
──ぽふっ。
言われるままに、後ろへ身体を預けた。
視界が無いので、いまいちどういう状態なのかわからない。
頼子は肩と両腕で、リリカを優しく受け止める。
後ろ手に縛られたまま、頼子の上で仰向けに寝転がるような体勢。
最初にシャンプーした時のように、ちょうどリリカの頭が頼子の肩あたりに来ていた。

(リリカ……あったかい)
華奢な身体が、自分の上に横たわっている。
長く続けた愛撫により、赤みがやや多く差し、熱を発しているリリカの身体。
頼子はツインテールを撫でながら、その肌の感触と熱を楽しんでいた。
視界に入る金髪、乳房、乳首、お腹。
細い2本の足と、その間の小さな割れ目──
眼下に広がる絶景に、思わず息をのむ。
(……ああ…!)
一気に膨れ上がる幸福感に、思わず自分も目を閉じていた。
リリカの頭を抱きしめる。
とても……いい匂いがした。

──そして。
先ほど思いついた事を実行すべく、頼子はボディーソープの容器に手を伸ばす。
──ぐるぐるぐるぐる……きゅぽん。
上部のポンプ部分を左方向に回して、フタの役割をするそれを取り外す。
昨日、リリカが入浴する前に詰め替えたばかりのボディーソープは、
縦長の容器にまだ8割以上の量を残していた。
上部に口を開けたそれを、手で掴む。
「……ヨリコ?」
もたれてからこっち、何にもしてこない頼子を、少しリリカが訝しがった。
目を閉じたリリカには、頼子が今何をしているのかわからない。
呼びかけに応えるように、頼子が口を開いた。
「リリカ……もう一回、キレイになろうね……?」
「えっ?」
手に持った容器を、リリカの胸の上で傾ける。
──たぱっ、たぱたぱたぱっ。
「ひゃっ!」
容器の口からゆっくりと、真っ白の原液が垂れ落ちる。
──どろっ、どろぉっ。

「あっん……んん」
無抵抗の少女を、ねっとりと浸蝕するように。
白い、粘度の高い液体が、少しずつその肌を覆っていった。
──ねと、ねとねとぉっ。どろ〜り。
ターゲットは、胸と乳首と、可愛いお腹。

リリカの身体の上に、容器から直接ボディーソープを落としてゆく。
──ぺとっ、ぺとぉっ。
右乳首の上を横切るように、容器を持つ手を素早く動かす。
違う方向からも同様にして、愛らしくそそり立つ突起に白いバツの字が刻まれた。
敏感な先っぽを、冷んやりとした刺激が襲う。
「あ……あっ……!」
反対側の乳首に、今度は上から滝のように注いだ。
──たぱ、たぱたぱっ。どろどろぉ……。
「ふっ、ああっ……んんんっ」
乳首にべっとりと絡みつく、ソープの原液の重み。
肌にひっついて、ドロリと流れ落ちてゆくそれは、リリカに確かな刺激を与える。
容器を持ち替え、空いた手をリリカの右の乳首へ伸ばし……
──きゅっ、きゅうっ。きゅ、きゅっ!
指でいやらしく弄ぶように、摘まんでみた。
「んあっ!あんっ!」
どうやら、リリカにも好評らしい。そう、喘ぎ声で判断する。
「ふふ、気持ちいいでしょ〜?リリカぁ」
どこか楽しそうな、非常におっとりとした声。
珍しい小悪魔フェイスな頼子を、しかしリリカは見る事が出来なかった。
相変わらず自由と視覚を封印されたままで、ただただ頼子の行為を受け入れ続ける。
──どろぉ、どろぉり。たぱっ、とぱとぱとぱぁ。べとぉっ……。
「ふあっ……ああっ、あっ」
2つの乳首を中心に……
頼子は白の絵の具で、リリカの肌へ好き勝手な作品を描き続けた。
容器がカラになるまで、描き続けた。


──ことっ。
一気に軽くなった入れ物を床に置き、眼下のリリカを一望する。
(うわぁっ……すごい……)
どろどろの白い液体が大量にこびりついた、2つの胸とお腹。
その光景に、成年コミックで見た男性の精液を思い出した。
本の中の、純愛系ではない話の多くで、
こんな風に白く汚された少女の絵を、いくつか見た覚えがある。
(私が……汚したんだ、リリカを)
──ドクン!ドクゥン!

縛って、目を塞いで、動けなくした少女。
その少女を、自分が弄ぶ。
好き勝手に弄んで、自由に、汚した。

自分の上に横たわる少女も、今はそれを望んでいる。
自分もそうしたいと思っている、強く、想っている。
どこにもためらう理由は無い。
それをしない選択肢は無い。
そんな、どこか背徳的な感情が、今の頼子を支配していた。

愛らしい胸へと両手を伸ばす。
「リリカ。それじゃあ、お仕置きするね……」
今度は乱暴にするのではなくゆっくりと、だが強めに乳房を握る。
──べちゃ。ぎゅむぅ……!
「んっくっ!」
ふたたび襲い掛かる圧迫に、リリカが少し苦しげな声を漏らした。
──ぎゅっ、もみ、もみぃっ、ぎゅむ、ぎゅう。
頼子の手が、そのまま双丘をゆるやかに揉みしだく。
こびりついた白を、肌に一層塗りこむようにして。
「あっ!あん!……ふあ、ああっ!」
……漏れ出る声が、本当に可愛い。
耳に心地良くって、いつまでも聴いていたくなる。
──ベチャッ、ベチャッ。ねとっ、べちゃあっ…
「あっ!ああっ!んぅぅうあっ!ああん……」

(やっ、すっごくぬるぬるして……これ、なんだか……)

「ん、んん……ヨリ、あっ……ヨリコ、気持ちい……あん! 
 気持ちいいよぉ……ふああっ!ん、ヨリコぉ」
──ぎゅむっ!ぎゅうううう!
──ベチャ、ベチャアッ!
「あ、あああん!あふぅっ!」
自分を呼ぶ声。
高くて、可愛い声。
その声と表情に満足しながら、頼子は原液でネトネトになった両手で、
リリカの胸とお腹をゆっくりと撫でていった。

(気持ちいい……こうしていると、すっごく気持ちいい)
本来、カラダを洗うためのもので、リリカを汚していく。
真っ白な、ドロドロの液体で、ベチャベチャに汚していく。
自分の手で、汚していく。
間違いなく確かに、自分の手で──

必要以上に泡立てないために、あらかじめ両手の水気をかなり落としておいた。
そのせいで、ほとんどの原液はドロドロのまま頼子の手に伸ばされ、
リリカの肌色を上から白濁で塗り替えていく。

眼下に広がる、リリカの胸とお腹。
頼子はものの数分で、実にその9割近くを白に染め上げていた。


「ああっ!やっ…あっあっ……あふん……あん!やっ、あはっ!」
時に激しく、時にゆるやかな快楽を、リリカは受け入れ続ける。
目をずっと閉じているせいもあってか、次第に意識がまどろみ、
どこか眠気にも似た感覚に襲われ始めてきた。
「あっ!んああっ!……はぁっ……はぁっ……」
息が、荒い。
切なげに目を閉じ、ひたすら快楽に耐えているその顔。
──じぃ〜。
頼子が興奮しながら、穏やかな笑顔で見つめた。

「リリカ……」
──きゅん。
頼子の胸が軽く、今までとはやや違う意味で締め付けられる。
──少し、責めるのに疲れたのかもしれない。
じっとリリカの顔を見つめていると、
何だかちょっと、ちょっとだけ愛情が欲しくなってきた。
確かに今は、自分が責める番である。
けれどもほんの少しだけ急に、
本当に急に、頼子はリリカに甘えたくなってしまった。

「…………
 ……ねぇリリカ、私のこと、好き?」
「はぁ……はぁっ………………ふえっ?」
突然の、問いかけ。
落ち着かない呼吸のリリカに投げられた、打って変わって平和な質問。
(……?)
──ヨリコ今、何て?
──何か、質問されたような……あれっ、疑問系だったっけ?
眠りかけていたリリカが少しだけ、こっちの世界に戻される。
しかし頼子が何と言ったのか、今のリリカには聞き取れていなかった。
「ねぇ……リリカは私のこと、好き?」
頼子は何となく察して、もう一度聞いてみることにする。
昨日リリカが自分にしたのと、同じ問いかけを。
リリカは目を閉じたまま一瞬何かと思ったが、質問にはすぐに答えた。
「あ……うん。好き。好きだよ?ヨリコ。
 ……どったの?急に。
 ……『お仕置き』の途中じゃ、ないの?」
「うん……聞きたくなっただけ。
 ……リリカに、そう言って欲しいなって思ったの」
「…………」
少しの間、2人とも黙った。
「…………」
「…………」
(あれ?……ええっと、この微妙な間はつまり……)
リリカは少し考え、すぐに自分なりの答えを出した。
(……はは〜ん、なるほど)
頼子が何モードになったのか、ここでどうやらピンと来たらしい。

「……あはっ。
 ……ヨリコも……甘えんぼじゃん。
 もうっ、ヒトのコト言えないじゃん、も〜う♪」
久しぶりに、リリカが明るい声を出した。
「リリカ……」
その声と笑顔は、頼子の胸に大きな嬉しさを満たす。
リリカは相変わらず目をつむっているが、別に口元だけでも笑顔は表現出来る。
「ふふ、そだね。そうかもしれないね。
 うん──ありがとう。私も好きだよ?リリカ」

「……い〜よ、安心しても。
 アタシ、多分ずっと、ヨリコのコト好きでいるだろうしさ。
 そこは、安心しててい〜から、ぜったい」
「うん」
頼子の指先が、リリカの頬に伸びる。
──ぴとっ。
「あっ」
──ぺた、ぺたっ。
指先についたソープを、柔らかなそこになすり付けた。
「ふふ、じゃあ、続けるよ?『お仕置き』」
「……」
リリカが、頼子のモードが切り替わった事を感じ取る。
「……うん……続けて。
 ……ヨリコ、大好きだからね……」

頼子が、左右それぞれの指を動かす。
──ぺちゃ。ぺと、ぺとぉっ。
頬や耳たぶ、首筋などにも白濁を塗りつけて、リリカをさらに汚してゆく。
決して目に入らないよう気をつけながら、
フェイスマッサージのような動きで、頼子はそれらの部位を優しく揉み込んだ。
「ん……んふ、んん」
ヨリコの指による、これもひとつの愛撫。
ボディーソープの桃の香りが、鼻をつく。
顔と身体を少しずつどろどろにされながら、
リリカはだんだんと、その気持ちよさに酔いしれていった。


それからいくらも経たぬうち……淫靡な芸術は完成を迎える。
──きゅ。
頼子がシャワーの栓を捻り、両手についたソープを完全に流し落とす。
目の前には、とてもステキな光景が広がっていた。
顔と上半身を真っ白にデコレートされた、可愛らしい悪魔の少女。
ヨリコの、ヨリコによる、ヨリコだけにしかわからない芸術である。
裸体の上に広がる白い海。
きわめて扇情的で、エロティックなその光景。
それを楽しむ権利があるのは、
製作者である頼子と、作品そのものである少女の2人のみ。
「リリカ……綺麗だよ……すっごく綺麗」
──かああああっ。
白の下から、肌に赤みが差す。
綺麗とか言われて、リリカはガラにもなく照れてしまった。
ここまで来て何を今更とも思うが、
それでもかなりこっ恥ずかしいのだから仕方が無い。
「…………ヨリコの悪趣味……変態……ばか」
照れ隠しに、思わず悪態をついてしまった。
「ふふ、いいの。『お仕置き』なんだから。ね?」
自分が今どれだけ恥ずかしくて、いやらしくて、
エッチな格好をしているのか、リリカには確かめる術も無い。
「うううぅ……いいけどさ……いやじゃないんだけどさ……
 ……やっぱり、ヨリコのばか……んむっ」
──ちゅ。
文句を垂れる唇を、頼子が優しく塞いだ。
顔を、ゆっくりと離す。
「…………」
文句は、それであっさり止んでいた。

「ね、リリカ、そのままベロを出して?」
頼子が次の要望を出してくる。
──れろん。
目を閉じたまま、すぐに舌を突き出した。
「……ふぁい、どうぞ」
「うん、いいこだよ?リリカ。……ふふっ」

──くちゅ。くちゅ……
口の中で、唾液を溜め始める。
ほどなくして、口腔内の半分以上に及ぶ量がストックされた。
「んん、ん……」
──とろっ。
キスする時のように顔を近づけ、リリカの唇の上からそれを垂らす。
突き出されたピンクの舌の上へ……泡立つ白い液体が落とされた。
──ねと、ねとぉっ。
(あ…!)
生暖かいドロッとした感触に、リリカも気付く。
(……これ……ヨリコのツバ……?)
──ドキッ、ドキッ。
「リリカ……それ、飲んで……命令だよ?」
──ドキィッ!
『命令』という言葉に、心臓が少し飛び跳ねた。
「…………
 ……ふぁい。んっ、ん……んく」
──くちゅ、くちゅ。ごくっ…ごくっ。
リリカが喉を鳴らし、頼子の唾液をゆっくりと嚥下してゆく。
──なでなで、なでなでなで。
見届けて、頼子がリリカの頭を撫でた。
むろん、その目にかかる前髪には触れないように。
ふたたび、口の中でツバを溜め始める。
──ちゅ。
唇を、やさしく重ねて、舌でリリカをこじあける。
──れろぉん。…くちゅ、ぴちゃっ。
「ん」
今度のツバは、口移しで渡された。
──ちゅぱ、ねとっ、ねとぉっ。
「ん、んむぅ、ん……んっ」
──くちゅ……ごくん。
再び淫靡な、嚥下の音が響く。
……確かに、リリカは今また飲み込んだ。
頼子が微笑むが、無論リリカには見えない。
「リリカ、すっごくいいこだね……
 …まだだよ?まだまだ、いくからね?……ん、んん」
──くちゅ、くちゅっ。
口の中で、これからリリカに飲ませる液体をどんどんと分泌させる。

──次は身体の内側から、リリカを汚したい。
自分のツバで汚して……より一層自分のモノにしたい。
そんな新たな支配欲が、頼子を強く突き動かしていた。
準備の出来た唇が、ゆっくりとリリカへ近づいてゆく──


「ん、んんっ」
──ごく、ごくん。

「んっ、むあ、んくっ……ん!」
──くちゅ、ねとぉっ。ごく……ごっくん。


それから計4回に及び、リリカは頼子の唾液をたっぷりと飲まされた。
生ぬるい、どろどろした液体が、喉をゆっくりと通ってゆく感触……。
それを、何度も何度も味あわされた。
ヨリコのツバを飲みこむたび、胸が大きく高鳴るのを、確かに感じた。
(いっぱい……飲んじゃった……。
 あ〜あ……飲まされちゃったや……ヨリコのツバ……いっぱい……)
──じゅん。
下半身が、疼く。
そういえばしばらく、ココへの愛撫は受けていない。
──また……またココもいじめて欲しい。早く、いじめて欲しい。
自分自身のそんなマゾヒズムに、小さく全身を震えさせる。

──なでなで。
頼子は震えるリリカを見やり、再び髪を撫でた。
──ちゅ。ちゅぱ。
唇を、短く2回奪う。
「……ふふ、えらいね。ちゃんと飲めたね、私のツバ……。
 じゃあ、少しだけご褒美あげるね?」
「えっ?」
リリカがその言葉に反応し、期待を寄せる。
「リリカ、じっとしてて」
自分のお腹の前あたり、リリカの背中へと腕を回し、
人差し指と中指の水気を、リリカを縛ったタオルで軽く拭き取る。
──スッ。
その指で、リリカの前髪をどけてあげた。
目元の水分を、そのまま優しく拭き取る。
「ん、ん……ヨリコ?」
「はい、もう目をあけてもいいよ?」
「ほんと?」
「うん♪」
言われた通り、リリカが恐る恐るその瞳を開く。
痛みは、無かった。
ふたたび光が射した世界で最初に見たのは、
こちらを覗き込む、上下さかさまのヨリコの顔。
「ふふ……おはよう、リリカ」
「あ…ヨリコ……」
ずっと一緒に、居たはずなのに。
あんなに触ってもらったのに。
今だって、ヨリコの上に寝っ転がってるのに。
何だかすごく久しぶりな気がする、ヨリコの顔。
「……うん、おはよう、ヨリコ……」
──じわぁ。
少しだけ、涙がにじんできた。

それから数分後。
その涙で訪れた、ほんの少しのブレイクタイムの中で、
──なでなで、なでなでなで。
「ん、ヨリコ……えへへ♪気持ちいい……」
頼子がずっと、リリカの頭を撫でていた。
「うん、私、もしもリリカの髪を撫でる仕事とかあったら、
 きっと誰にも負けないよ?」
「あはは、ヨリコそれ頭悪すぎ」
「え〜、なんで〜?ひどいよリリカ〜」
「……でも、もしアタシが大金持ちだったら、
 その仕事でヨリコを雇ったげる。絶対」
「ほんと?……ふふ、ありがとう」
──なでなでなで。

「……ね、そろそろお風呂に入ろう?リリカ」
「えっ?」
突然、頼子がそう提案する。
「せっかくリリカが用意してくれたんだもん。
 入らないと勿体ないよぅ。ね?」
「あ……うん、いいけど……ヨリコ、えと、このまま?」
ソープでべとべとの身体を見下ろして、リリカが問いかける。
ある程度どんなものか予想はしていたが、実際に見ると
思った以上にヨリコに好き放題されていたようである。
「うん、もちろんそのままだよ。
 あ、でも、手だけはほどいてあげるね」
言って、再びリリカの背中に腕を回した。




──ちゃぷん。
「ん、んむっ……あむ、むぁっ。ん……んちゅ。あむえむ」
「ん、んんん。んむぅ、あむ……んっ、んっ」
湯船の中で、2人の少女が舌を交わして戯れている。
──ちゅ、ちゅぱ……じゅる、じゅるちゅぱ、ぴちゃ、ぴちゃっ……
湯に浸かってすぐに、少女達はどちらからともなくディープキスを始めた。
──ぎゅっ。
ようやく自由を得たリリカが、頼子にしっかりと抱きついている。
身体についていた大量のソープは湯の表面で溶け出し、
白く濁った浴槽にはたくさんの泡が浮かんでいた。

互いを貪るうち、リリカの頬についた白い液体が、
頼子の頬にも付着していく。
「んむ、んちゅ。……ぷあ。
 ……あは、ヨリコも…どろどろだね……」
抱っこされている体勢のまま、リリカが小さく笑う。
先ほどの自分の姿を思い出して、そう言い返してみた。
「そうだね、リリカと一緒だね……んん」
頼子がそう言い、再び口付ける。
──ちゅ。ちゅぱ。
「ん」
──ずぬっ!
泡だらけの湯船の中で指を2本、リリカの秘裂に突き入れた。
「……ふああっ!」
浴室内に嬌声が響く。
──ぐり、ぐりぐりぃ!ぐりっ。
「あっ!ああっ!あん!んく、ヨリコ……あん!……やっ…急に……ひあぁっ!」
お湯の中なので水音はしないが、代わりにリリカが喘ぎ声で盛り上げてくれる。
「ふふ、リリカ……ね、もう一度、気持ちよくなりたい?」
──ぐり、ぐりぃ。
──ちゅっ、ちゅ。
「あああっ!あん!」
リリカの中をまさぐりながら、優しくキスをしながら、
答えのわかりきった質問を投げかける。
「あふっ……うん……なりたいよ……なりたい……」
──こくり。
「じゃあ、私の言う事、聞ける?」
主従関係を強要するような台詞。
どうやら今もまだ、ヨリコ的にはそういう雰囲気らしい。
「……うん、聞く。
 ……聞きマス。聞かせていただきマス」
リリカも今ではどこか、余裕があるようだった。
そんな態度に、頼子がちょっと可笑しくなって笑う。
(何だか、幸せ……こんなのって)
「……ふふっ。でも、もうそんなに難しいことは言わないよ?」
「うん」
「リリカ、あっちを向いて、足を開いて……」
「……はい、わかりました」
敬語など使って、ヨリコにサービスしてあげてみた。
嬉しさと、少しの恥ずかしさとで、
リリカは何だかニヤけた変な笑顔になってしまう。
(えへっ、ちょっと幸せかもね……こういうの)
変な笑顔をヨリコに見られたくなくて、
リリカはさっさと身体ごと後ろを向いた。
先ほどのように、背中から頼子にもたれるような体勢となる。
そのまま、湯船の中で足を大きく開いた。
「……はい、これでいいですか?ご主人サマ?」
──どきん。
その言葉に、頼子の胸が大きく震える。
「『ご主人さま』……うわあ、いいねえ〜。
 すっごくいいよそれ、リリカ〜♪」
──ぎゅうっ♪
「きゃっ」
どうやらご好評をいただいたようである。
顔まで近づけてきた。
笑顔で横からほっぺをくっつける。
──すりすりっ。
「あん、ちょっとヨリコっ……」
「嬉しい♪リリカ私、すっごい嬉しいよ!
 ……でも、私からじゃ足を開いてるかどうか、見えないよ?」
確かに、泡だらけの表面と白く濁った湯で、下の方までは見えない。
「だからね……」
──とん、とん。
頼子が左右それぞれの手で、湯船の縁の2箇所──
線で結べば、丁度バスタブを真ん中で二分する場所を示した。
「ココ。ここだよ。リリカ、ここに足を置いて」
(あっ、なる)
要は両足をお湯から出して、左右の縁の上で固定しろ、と。
「……それも、命令ですか?ご主人サマ」
今度はリリカが、答えのわかりきった問いを投げかける。
「うん……もちろん、これも命令だよ……?いいね?」
「……はい……わかりました。
 ……足、開きます」
いつからか始まった、どこかシナリオ通りのようなじゃれあい。
──しかし、おそらくそれもここまでだろう。

(いよいよ、かな……)
少し笑っていたリリカの表情が、大きく緊張したものへとかわる。
──トクン、トクン。
きっとここから、ヨリコにまた本格的な責めを施されるのだから……。



──ちゃぷん、ちゃぷん。
まず片方、次いでもう片方の足首を湯から出し、バスタブの縁に乗せる。
頼子の手が、濡れた金髪をゆっくりと撫でる。
「リリカ……
 ……よくできました……」
ヨリコの声のトーンも、少し変わった。
「…………はい」
(どきっ、どきっ)
(どきっ、どきっ)
心臓のリズムが、速い。
2人とも、速い。
本当は、頼子としてはこのあと本格的に責める前に、
リリカにおねだりまで言わせたかった。
だが、
──ドクン、ドクン!
(リリカ……)
だが胸は、こんなにも高鳴っている。
──今は一刻も早く、リリカの可愛い声を聴きたい。
おねだりさせるどころか、逆に自分の方が、それまで我慢出来そうに無かった。
(リリカも待っているだろうし、いいよね……もう)
その両腕を、リリカの背中側から前方に、廻した──

──ずぶっ。ぐりぃっ!
右手の指を挿入し、左手を乳房にあてがう。
「んっ!ああっ……」
「リリカ……お待たせ……」
リリカに耳元で囁き、
(私も……お待たせ)
心の中では自分に囁いた。
これで、多分最後。
思う存分可愛がってあげようと頼子は思った。
お湯の中で、リリカの胸を弄びながら、膣に入れた指を動かす。
──ぎゅっ、ぎゅむ。くに、くにくにぃ。
──ぐり、ぐりぐりぐり。
「……ふああっ!……はい……ん!
 ……待って……あふっ!んあっ…まし、た……あっ!あん!」
既にほぐれきった秘肉は、指のスムーズな移動を促し、
時にキュウキュウと締め付けて、頼子に悦びを与えた。
(……そうだ)
頼子がまた何かを思いつく。
一体今日はどこまで頭がまわるのか……それも、やっぱりエッチな事ばっかり……。
少し自分で恥ずかしくなったが、今更気にしても仕方の無い事。

やりたいのならやればいい。
自分もリリカも、それで嫌な思いなどするはずは無いのだから。
むしろ、雰囲気や気分を盛り上げるには良い事だと思う。やらない理由は無い。
(一緒に気持ちよくなれるなら、いいよね……)
頭が回るだけでなく、気持ちまでかなり前向きになっていた。
秘裂から、右手の指を引き抜き、両手でリリカの胸をなぶる。
──ぎゅっ、もみ、もみもみっ。ぎゅむ、ぎゅむぅ!
──くりっ、くりくりくり……きゅっ!きゅきゅう!くりくり……
「……んあああっ!ふあっ!あん!…んっく!ふあ!ああ!あああああん!」
(今のこんな私って、きっと全部リリカのおかげなんだろうなぁ……)
心の中で感謝しながら、リリカの乳房と乳首をしつこく蹂躙していった。

力を押し付けるような愛撫は、それから丸々2分ほど続く。
痛みを快感が上回るのでは無く、
既に痛みがそのまま、リリカの快感となっていた。
もはやリリカの脳は、胸部への激しい痛みを痛みとして認識しない。
乳房も乳首も、強い刺激を受けるたびに、
頭を振りまわす程の快楽を、リリカに与え続けていた。
「リリカ……じゃあ、次の命令だよ……?」
──ビクゥン。
命令という単語には、やはり過剰に反応してしまう。
「……」
ヨリコからの『命令』は、
すなわち後でちゃんと可愛がってくれるという『約束』──
「…………はい」
また従順に、『はい』と返事をしてしまった。
いつもの自分なら『うん』である。
初めのうち、ヨリコへのちょっとしたサービスのつもりだった敬語が、
もう当たり前になってしまっていた。
ヨリコの『命令』に対し、
気持ち的に『はい』としか言えなくなっていたのである。


──命令をして、リリカに『はい』と言わせた事。
──命令されて、ヨリコに『はい』と返事してしまった事。
そのどちらもが、気分を高めるのに充分すぎる効果があった。
サディスティックに。
マゾヒスティックに。
2つのカラダが、興奮でゾクゾクと震え上がる。



──ちゃぷん。
頼子が両手をリリカの胸から離し、お湯の中から出した。
右手で一瞬だけシャワーを捻り、左手にわずかについた泡を落とす。
「リリカ……こっち向いて」
──くるっ。
首を左方向にまわして、後ろの頼子を振り向く。
──ちゅ。
「ふあっ」
小さくキスをした後、すぐに顔を離した。
「はい、向こうむいて?」
「…………はい。」
再びリリカの顔が正面、つまり背中側にいる頼子とは反対の方を向いた。
──スッ。
リリカの目の前、お湯から少し浮いたところに、
後ろから伸ばされた頼子の左手が置かれる。
「……?」
手は、人差し指と中指だけを伸ばして、残りの指を折りたたんだ。
「リリカ……くち、開けて?」
「……はい。………んあ」
言われた通りに口を大きく開く。
2本の指は、真っ直ぐその中へ入りこんで行った。
「ん……んむっ」
リリカの舌の上に、2本の指を触れさせる程度に置く。
「……舐めて、リリカ。命令……だよ?」
「…………ふぁい……
 んむ、れろっ……あむ、えろっ」
──ピチャッ、ピチャッ……ぺろっ、ぺろれろぉ……。
『命令』に従い、リリカが奉仕を開始する。
(あ……気持ちいい……)
それと同時に、
──ズヌッ!
「んむぅぁっ!」
頼子が指を再び秘裂に差し込んだ。
左手と同じ形にした、右手の2本の指を。
「……ん……
 ……………………ん?」
「……ふふ、どうしたの?リリカ」
頼子は、差し込んだだけで止めている。
(あれ?動かして……くれない、の?)
2本の指はリリカの中で、ちっとも動こうとしない。
「ゆび……動かして欲しいの?」
「ふぇっ!?……
 ……あ……ふぁい」
「ふふ、じゃあリリカ、私の指も気持ちよくして……?
 リリカが舐めてくれたら、私もリリカを気持ちよくしてあげるから」
「…………」
(なる……そういうコト……)


「………………ふぁい……」
指を咥えさせられたままでの、従順な返事。
趣旨を理解したリリカが、ゆっくりと奉仕を再開する。
口に入れられた2本の指に舌を這わして、少しずつ丁寧に舐め始めていった。
──ぴちゃぴちゃっ、れろっ。ちゅぱ……ちゅ、ちゅぷちゅぱ。じゅるるっ、れろぉ。
色んな方向から舐め上げてみる。
指の間に舌を入れてみる。
素早く何度も舐めてみる。
唇で挟んで、ちゅーちゅー吸ってみる。
──ちゅぽん。
1度、頼子が指を引き抜いた。
そのまま2本の指を自分の口の中に入れて目を閉じ、愛しい少女の唾液を味わう。
──じゅる、ちゅぱ、じゅるっ。
「ん……あむ……」
今度は口の中に溜めたツバを、2本の指ですくいとった。
「……ふふっ」
自分の唾液でべっとりと濡れたそれを、再びリリカの口へ挿入する。
「ん…んあっ…あむ」
──くちゅっ、ぴちゃ。
リリカも目を閉じて、ヨリコの指をまた咥え込んだ。
指先に乗せて運ばれてきた少し多めの唾液を、最初に飲み込む。
──ごくっ…ごくっ。
「んぐ、んぐっ……」

──ピチャ、ピチャ……じゅる、じゅるるる、じゅぱ……ぴちゃ、くちゅっ。
リリカが温かい口と小さな舌を惜しみなく使い、
頼子に懸命に奉仕してゆく。
「……んむ…あむ……ん……んあむ、んむ……ん、んん……んちゅ、あむ」
差し込まれた2本の指を、しゃぶって、しゃぶって、ひたすらしゃぶり続けた。
(ああ……)
実際に指に与えられる感覚と、リリカに奉仕させている事への精神的な充足。
それらが相乗効果となり、頼子に得も知れぬ満足感を与え続ける。
(リリカのベロ……すごく気持ちいい……ゆび、気持ちいい)
次は、自分がご褒美をあげる番である。
これまで以上に気持ちを込めて、蜜壺の中を掻き回した。
──ぐりっ、ぐりぐりぐりぃ!ずぶっ!ずぶぶっ!ぐにぃ、ぐにっ!
「んあっ!あっ、ああっ!あひぃ!……ヨリコ…あん!ヨリコッ!」
(あっ、なんか、今までより……激しい……)
快感に翻弄される中で、リリカは覚えた。
奉仕を頑張れば、その分だけヨリコが応えてくれる事を。
「リリカ……次は一緒にしよ……?
 一緒に、気持ちよくなろ……ね?」
「ん…ふぁい……ん、あむ…」
──こくり。
目を閉じて、2本の指をペロペロとしゃぶりながら、リリカはゆっくりと頷いた。


──ぴちゃ、ぴちゃぺろっ。
──ぐりっ、ぐりぐりぐにぃ!
「ん!んんっ!んん〜!」
「あ……あぁ……ん……あ」
バスルームに響くのは、大小2つの喘ぎ声。
小さな舌で愛撫する2本の指と、別の2本の指に愛撫される未熟な秘肉。
舌からの刺激を受けるたびに、
頼子の指が遠慮なくリリカを陵辱し続けた。
──ぐに、ぐにぐにぐにぃ!……ごりゅっ!……ぐにゅぐにゅゥ!!
「んっ!んんっむぅぅん!んんっ!ん〜!んむあっ!あん!あああああっ!!」
思わず口を大きくあけ、指から舌を離してリリカが喘ぐ。
「あん!ああっ!あん!んああっ!あっあっ、ああぅうむぅん!ん〜!」
──ぐぽっ!
2本の指を再びこじいれるように挿入し、リリカの口を塞いだ。
「ふふ、ダメだよリリカ、ちゃんと咥えないと……ね?」
秘部への刺激を止めて、頼子が優しく嗜める。
「んっ!んん〜!
 んむ…………ん、んん……」

少しの間が空き、そして、
「……ふぁい……ごぇんなふぁい……
 ん……あむっ…………んむ、んっ……あむえむ……」
──ぴちゃ、ぴちゃ、れろっ。じゅる、じゅぱ……れろぉっ。
従順な少女による謝罪の言葉と、奉仕の再開。
自分の指にまとわりつく愛らしい舌を感じ、頼子もご褒美を再開した。
──ずぶ、ずぶぶぶぶっ!ぐり……ぐりぃっ!
「ん〜!んむぅんんん!んっ!んっ!」

左手の指に、しゃぶりつく舌。
右手の指に、まとわりつく秘肉。
──淫らな奉仕と、淫らな締め付け。

湯船の中で、淫靡なじゃれ合いが尚も続けられてゆく──

--------------------------------------------------

しばらくすると、リリカの舌の動きが急に鈍くなってくる。
頼子がそれに気付き、口内から指を抜いた。
──ぐぽん。
「……ぷあっ」
その指を、もういちど自分で舐め取る。
──ちゅぱちゅぱ。
「ん、あむ。んちゅ」
「……ふぅ…ふぅ……んはぁ、ふぅ……はぁっ……はぁっ」
リリカはさすがに疲れたのだろう。呼吸も荒い。
「ありがとう……気持ちよかったよ?リリカ」
そう言って、まだ秘裂に右手の指を入れたまま、
口から離した左手を、リリカの前方に回して抱き寄せる。
──ちゃぷん。
左手は当然その途中で、湯の中へと入る。
リリカを軽く抱きしめた後、左手をそのまま下に動かした。
表面の泡で見えなくなっている浴槽の中を、ある一点に向かって進んでゆく。

──こりっ。
「ふあああっ!!」
──びくっ!!
クリトリスを探り当て、左手の指先でいじってみた。
同時に右手も動かし始める。
──こりっ、こりこりっ。
──ずぶぶぶ!ぐりっ、ぐりっ!
「あああっ!あん!あふっ!ひあっ、あっ、あっ!ひあああ!」
「ふふ、そろそろ……もう一回いこうね……リリカ?」
クリトリスをいじる指と、秘裂の中をいじる指。
2つの武器で、頼子はリリカを絶頂へ導こうとする。
「あん!やっ!ん、ヨリコ…あっ、ヨリコ……ああん!!」
「……いっぱい触ってあげる。
 まだまだいっぱい……いじめてあげるからね」
「あっ!あっ!」
「だからこのまま、気持ちよくなろう?
 思いっきり……気持ちよくなってね、リリカ。
 ……これも、命令だよ?」
──こり、ぐにぐにぃっ!
「ふああん!あん!あっ……ふあっ…あん!はいっ……
 あっ!んっ!でっ、でも……あん!でもっ……」
「?
 ……でも、何?」
頼子が、手を止める。
両手をリリカの秘部から引っ込めて、
耳を静かに傾けてみた。
「でも……でもっ……ま…まっ……ま」
「ま?……ま、何?リリカ。
 どうしたの……?」
「前から……して……。
 前からして……下さい……おね、がっ……
 お願い、します……」
「……えっ?」
──かああああっ。
そう言って、リリカはプイッとそっぽを向いてしまった。
恥ずかしさで、ヨリコの顔をまともに見られなかった。
「…………」
「…………」
そして、それっきり黙ってしまった。
今の自分の顔だけは、ヨリコに見られたくなかった。

しばしの静寂の後──
「……うん、わかった。いいよ……?
 リリカ、こっちを向いて」
「…………
 ………………はい」
──ちゃぷん。
返事をして、両足を湯船の縁から下ろす。
どうにか顔を取り繕ってくるりと回り、身体ごと頼子の方へ向き直った。
──ざぱぁん。
すると急に、頼子がお湯の中から立ち上がる。
「?」
リリカがきょとんとして、頼子を見上げる。
「ねぇ、立って……立ってしよ?リリカ」
──スッ。
そう言って、片手を差し伸べた。
──こくり。
──ざぱぁん。
リリカはとりあえず従い、頷いて、その手をとって立ち上がる。
──ぎゅ。
立ってすぐさま、頼子が抱きついてきた。
──ぎゅ、ぎゅうう!
「あっ……ああ」
そのとき頼子が背中に回した両手は、リリカの身も、心も強く締め付ける。
そのまま、頼子を抱きしめ返した。


浴槽の中に立つ、2人の少女。
膝のあたりまで湯に浸かったまま、互いを求める2つの肉体。
うち1人の背中が、今は壁に張り付いていた。
髪の長い方の少女が、もう1人の少女を壁際に追い詰める格好──
頼子の右手とリリカの左手が繋がれ、反対側の1組も繋がれている。
その状態で、頼子はリリカの手を優しく壁に押し付け、またもその自由を奪っていた。
──ちゅ、ちゅ。
「ふあっ、あ」
「ふふ、リリカ、今日は本当に甘えん坊さんだね」
壁に押さえつけたまま頼子がリリカにキスをして、耳元で言葉を囁いてゆく。
「…………」
──こくり。
真っ赤な顔で頷いて、リリカがそれを認めた。
エッチしている時に『前からして』なんて言うセリフは、甘えん坊以外の何でもない。
「あと、すごく素直だしね……
 ……ね、えっちな事、もっといっぱいして欲しい?」
両手をしっかりと繋いだまま、頼子がふたたび淫靡な問いかけをする。
「…………」
甘えん坊だと認めた自分に、
それを否定する要素はどこにもなかった。
「……はい……いっぱい、して欲しい……です。
 して、下さい……えっちな事、いっぱいして下さい……」
少し震えた声で、おねだりの言葉を述べてゆく。
ヨリコによって言わされてゆく。
「ふふっ、それじゃあ、股を大きく開いて?」
『足』では無く、よりイヤらしく聞こえるように『股』という言葉を使った。
熱っぽい瞳で、そのまま真っ直ぐにリリカを捉える。
言葉と目線による、二重の命令。
「……はい」
恥ずかしさで目を閉じながら、リリカが両足をゆっくりと拡げる。
「リリカ……いかせてほしい?」
──かああああっ。
流石にその言葉には戸惑って、リリカは顔を熱く火照らせた。
──ちゅ。
「ふあっ」
「ふふふ……今のリリカなら、言えるよね?とっても、素直なリリカなら…」
頼子の語気が、段々と勢いを増して来ていた。
リリカと繋いでいる右手を離す。
──ぴとっ。
「んんっ!」
その指を、リリカの入り口へと触れさせる。
触れるだけで、まだ動かさない。
「ねぇ、いかせて欲しいの?
 ココを、いっぱい触って、掻き混ぜて、ぐちゅぐちゅして欲しいの?」
言葉のバリエーションが一気に増えた。
「……!」
リリカが泣きそうな顔で、きつく目を閉じる。
それが頼子を悦ばせるとも知らずに。
「はい……いかせて……いかせてくださいっ!
 いっぱい触って下さいっ!」
──ずぷっ、ぐちゅりっ。
「……ふああっ!」
指を1本、挿入させて軽く泳がせた。
「ふふ……まだだよ、リリカ……まだ言えてない事があるよ……?
 ここまで来たら……もう全部言っちゃお……ね?」
──ぐちっ、ぐちぃっ!
「ふあっ!んんあっ!」
もう一度、泳がせる。
淫靡な言葉責めに、やや焦らすような愛撫。
頼子はそれらで、精神と肉体の両方の面から、
リリカをどんどん追い詰めていった。
「……私も、早くリリカとえっちな事、したいんだよ……?
 リリカと……えっちさせてよ……お願いだから。
 ……ほら、掻き混ぜて、えっちなところをぐちゅぐちゅしてって、
 早く言っちゃお?……ね?」
──ちゅ、ちゅ。
──ぐちぐち、ぐちぃっ。
「ふあ、ふあああ……あ」
リリカが震えながら、泣き顔で喘ぐ。

──ヨリコに、逆にお願いまでされてしまった。
(ダメ……もうダメ……逆らえない。
 ヨリコに逆らえないよぉ……)


「か……かっ……」
「……か?……か、何?」

「か、掻き混ぜて……下さいっ!
 アタシのっ!え、エッチな……ところ……ぐ……ぐちゅ……
 ぐちゅぐ……ぐちゅして……んくっ。
 ぐちゅ……して……ん……ぐ、ちゅ……
 え、エッチなトコロっ!ぐちゅぐちゅして下さいっ!!」

言った。
言い切った。
(ああああああああああ、恥ずかしい……マジで恥ずかしすぎるよおおお)
きつく閉じた目に、涙が浮かび上がった。


「…………
 ……よく、言えました……」
何かが、頼子の全身を強く駆け巡る。
溢れ出そうな欲望を、ギリギリのところで抑えていたダムが、今決壊する。
──ずぷっ、ずぷぷぷっ!
「ふああああああああああっ!」
秘裂をなぶる指を、1本から一気に3本へと増やした。

──ギュチュッ!ぐちぃ!ジュプッ!ジュププププ!グッチュ!グッチュ!
「あっ!あっくっ!んくぁっ!ああっ!あああっ!!ああああああっ!」
すべての指で、加減もせずに掻き回す。
全力でとにかく、リリカの中を掻き回す。
リリカと、そして自分の待ち望んだ瞬間が、ようやくやって来た。
(ああ、やっと、やっと出来る……やっと、リリカに思い切りしてあげられる……)

──ぐぢゅぐぢゅ!ぐぢゅ!ズブブッ!グチュッ!
「あっ!あっ!ヨリコッ!…んああ!ヨリコぉっ!あひん!んんん!!」
(うあああ、気持ちいい!気持ちいい!……ヨリコ、すっごい気持ちいい!)

──がしぃっ!
頼子の身体に、リリカがしがみつく。
右手はヨリコの左手と繋いだまま
自分の左手をヨリコの背中にまわして必死にしがみつく。
浮かんでいた涙が、ポロポロ零れ落ちる。

──ぐぢゅぐぢゅ!ずぶ、じゅぷっ!ぐぢゅぐぢゅぐぢゅっ!
「あん!あん!んくぁっ!あん!ひあっ!ひあああああっ!!」

激しい陵辱が、ただひたすらにリリカをいたぶってゆく。
(リリカ……もう、我慢出来ないよ。
 我慢なんて、出来るわけないよ。だって……私だって……もう)
ある意味で、今この瞬間まで、頼子自身も焦らされていたのである。

──ぐぢゅううっ!ジュプッ!ぐじゅぐじゅん!!
「あああああん!あん!んくぁっ!あん!」

リリカと繋いでいる左手を離し、自分もリリカの背中に手を回す。
──がしぃっ!ぎゅうううう!!
右手を攻撃に専念させて、左手でリリカの身体を抱き寄せる。
自分だって、リリカに甘えたい。
──ぎゅっ!ぎゅううう!
強く、強くリリカを抱き寄せる。
(あっ……ヨリコ……ヨリコ!……ヨリコッ!)
──ぎゅ!!
リリカも負けじと、必死でヨリコを抱きしめ返した。

──ぎゅ!ぎゅ!ぎゅ!ぎゅう!!ぎゅぎゅぎゅうううう!!
両手で。全力で。壊れるくらいに。愛おしい身体を引き寄せる。
時折それで強い痛みも覚える。
それがどうしたと、構わず抱きしめ続ける。
リリカのそんな反撃に、頼子も狂わされ始める。
(あ……あああ……リリカっ!……リリカっ!)
半分飛んだ意識のまま、右手を本能で動かし続ける。

──グチュッ!ジュプッ!ぐぢゅぐぢゅ!グヂュグヂュグヂュッ!
「あん!あっ!ヨリコ…ヨリコぉ〜っ!あん!ああ!あっ!あっ!あっ!あっ……」
──ぎゅっ!ぎゅうう!!ぎゅうううう!!
攻撃しながら、リリカをもっと、もっと抱き寄せる。
頼子の左手の爪が、リリカの肌に少し食い込む。

──ジュプッ、ギュチュウッ!ずぶ、ずぶぶぶぶ!ぐちゅん!ぐちゅぐちゅっ!
「くあああっ!あん!あふあああ!あひっ!ひあ!あああっ!」
ヨリコを抱きしめながら、ヨリコの指を受け入れ続ける。
肌の熱さで、身体がどうにかなってしまいそうになる。
わけのわからない胸の高まりに、心臓が爆発してしまいそうになる。
膣を襲う痛みもある。抱きしめられる痛みも、爪が食い込む痛みもある。
でも、でもそれがどうした──!


──ぐぢゅり!ジュプン!!ジュプ!ジュプッ!ジュププププッ!!!
頼子の右手が、猛スピードでリリカの中を走り回る。
刺激を与えるたび、リリカの腕が自分の身体を締め上げ、切なくなる。
(……リリカ、リリカ、リリカ、リリカぁっ!!)
切なくて苦しくて、愛しくって、幸せで、わけがわからない。
わけがわからないまま、右手をリリカの中で動かし続ける。
歯止めが──全く効かない。
乱暴になんてしたくないけど、
今している愛撫が乱暴かどうかなんて、全然わからない。
テクニックも、メリハリすらも無い愛撫。
「あぁああ〜!ああっ!…あん!あん!あっ、あん!!んんんくああああああ!」
ただ、リリカの喘ぎ声だけが、自分にその行為を安心して続けさせてくれる。
──ジュプッ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅう!
「ふあっ!ヨリコっ!ヨリコぉ〜〜!んんふああああん!」
「リリカっ!……リリカ、リリカッ!」

──ぎゅっ!ぎゅううう!ぎゅううう!ぎゅううう!
──ぐちゅっ、ぐちゅっ!ぐちぃ、ジュプッ!ジュププププッ!ぐちゅ、ぐちゅうっ!
「あっ!あっ!好きっ!
 あん!や、ヨリコッ!ヨリコすきぃ!
 くあっ!やはぁん!すきなの!あん!ああん!
 すきっ、ヨリコすきなの!あん!ふあああっ!
 ん、すき!すきぃっ!
 あっ!んくああ〜〜〜〜〜っ!」
「ふあっ……私も、リリカが好き、大好き!!大好きすぎるのっ!!
 リリカ!すきっ!リリカぁっ!」
「あん!あっあっあっ!ヨリコ…ヨリコッ……ふあっ、ふあああああああああああんん!!」




2人の記憶は、そこを最後に途切れた。


────。

────。

────。


────ザパァーン!!


---------------------------------------------------------


──ちゃぷん、ちゃぷん。

「ふぅ、はぁっ、はぁっ、ふはっ、はぁあっ」
「はぁっ、んはぁっ、はぁっ、ふぅ、はふぅ、んはぁっ」

バスルームに、小さな水音と、荒い呼吸の音だけが響いていた。

2人の少女は、一見ゆったりと湯船に浸かっているように見えて、
息が整う気配も見えぬほどに、疲弊しきっていた。


うっすらとぼやけた意識のまま、頼子が思考を巡らせた。

──いつ、湯船に浸かったのだろう?
──行為は、いつ終わったのだろう?
──リリカは、いつ絶頂を迎えたのだろう?

目の前のリリカを見た。
自分と同様の様子だった。
その顔を見るに、自分と同様の疑問を浮かべているらしかった。

「ねぇ、ヨリコ?」
「なに、リリカ?」
「……覚えてる?」
「……全然。途中から、頭がわけわかんなくなったあたりから覚えてないよ……
 わけがわからなくなったあたりまでは、覚えてるんだけど……」
「アタシも……ヨリコを両手でぎゅうって抱きしめたあたりから、あんまり覚えてない……」
「そっか……」
「…………」
「…………」

しばしの沈黙。
先に口を開いたのは、リリカだった。
その顔には、小さな笑顔が浮かんでいた。

「……でも、気持ちよかったのは、ちゃんと覚えてるよ?
 ヨリコが抱きしめてくれた事も、ね」

「リリカ……。
 ……うん、良かったぁ♪
 ……ふふ、ありがとう、リリカ!」

「って〜コトでさ、詳しく覚えてなくてもさ、もうそれでいんじゃない?ヨリコ。
 気持ちよくって、その……結構幸せだったってコトがわかれば充分っしょ♪
 エッチって……そ〜ゆ〜もんっしょ?多分」
「そうだね、それでいいかもね。
 うん、私もじゃあ、それでいいと思うよ。
 私も、えっちな事をするのって、そういう事だと思うし……
 私も気持ちよかったし、リリカが気持ちよくなってくれたなら、私は嬉しいよ♪
 ……あっ、でも、今日のリリカがすっごく可愛かったのは、覚えてるよ私!」
「うっ……」
頼子の顔が、少しデレデレとにやける。
「そうだなぁ、可愛かったなぁ……甘えん坊で、すごく素直なリリカ……ふふふふっ♪」
「だ〜〜〜!!も〜〜〜!!
 わ〜す〜れ〜ろ〜!!それは忘れてってば!お願い!
 ……ってゆ〜か、ヨリコ今日イジワルすぎ!もう知んない!!」
「ふふ、ごめんごめん。」
プイッとそっぽを向いたリリカに、頼子が謝りながら近づいた。

──ちゅ。
「ん…んむ」
「ん、ん」

キスをすると、リリカはすぐに目を閉じた。
(ほら、素直になった、ふふふ♪)

「…………」
「…………」

キスを終えたら、そのまま少し、静寂が訪れた。
少し潤んだリリカの目が、上目遣いに頼子を見つめる。

「ヨリコ……」
「なぁに?リリカ」
「ね……今日の夜も、泊まっていっても、いい……?」
「えっ!?
 ……うん!もちろんだよっ!!」

目の前のヨリコの顔が、ぱぁっと明るくなる。
──ぎゅっ♪
──なでなで、なでなでなで♪
抱擁と、自慢の金髪ツインテールへの愛撫。
今日の夜は、ずっとこうされていたいかもしんないと、リリカは思った。

「ね、ヨリコ」
「何?」
「……んっ。」
頼子の顔の前で、リリカがそっとその瞳を閉じる。
「リリカ……。
 ……うん、わかった。
 ふふ、やっぱり甘えん坊さんだね。かわいいっ♪」
「うるさいっ、ほら…はやくっ!」
「はいはい……」


──静かなバスルームで、2つの唇がゆっくりと近づいていった。
771名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 06:34:55 ID:YSdxrcAW
はいっ、これで終わりとなります。
読んでいただいた方、本当にお疲れ様でした。
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました!
個人的には2人のイチャイチャがたっぷり書けて感無量。
何このバカップルとか思ってもらえたなら本望ですw

どうでもいいけど、この時ミケは無断でフレンチクルーラーを探しに街に出ています。
どうしてもミケを話に絡ませられないんでどっかに行っててもらいましたw
ちなみに、作中はGW初日(5月3日)なので2人はまだ13歳です。
個人的にここ超重要。どうでもいいっすね、サーセンwww


ところで、スレ容量も残り少なくなりましたので(自分のせいでもありますが)
そろそろ次スレを立てた方がいいかと思うのですが……どうしましょう?
もし良ければ(早くても今日の夜になりますが)自分が立てますので、ご意見お願いします。
772名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 14:25:00 ID:+tmCCUm+
GJと言わざるを得ない!!

13歳に烏龍茶ふいたww
次スレは立ててもいいんじゃまいか?俺は良いと思う
773名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 17:21:21 ID:eDj6umD1
同意です。次スレよろしくです
>>771
GJ!まったく、携帯で読んでいたら仕事になりませんでしたよ

てか、ミケwww
774名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 22:38:26 ID:YSdxrcAW
>>772>>773
ありがと〜!

ってわけで……ほいっ、次スレ建ててきました。
以後、作品を投稿される方はそちらの方でお願いします。

アルカナハートでエロパロ 3
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1198589215/l50

マンガ化もされるみたいだし、アルカナの今後が楽しみだw
775名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:51:28 ID:qhhH1/Yk
支援age
776名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 13:29:32 ID:y9fdgSUr
支援age
777名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 20:45:44 ID:/VG2VAy7
こっちは容量少ないし、リクしてみるカナー?
778名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 23:05:30 ID:+K9MgBN5
おk
リク用にしてもいいかと思うぜよ

2でたらペトラのSSが真っ先に出そうな気がする
ってか書きたいぜ
779名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 10:49:14 ID:MOd/XxFK
ドロシーのスティックでヒィヒィ言わされるリーゼが見たいです
つか、書きたいアル
780名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 02:13:13 ID:WhVl4EJN
あけおめ!ついでに保守
781名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 10:19:55 ID:+1fVXIHi
少し遅れたがあけおめ〜
次スレも良い感じに進むといいな‥‥
782名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:40:00 ID:PFLGOTKB
ho
783名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:21:41 ID:wL2O9zBX
shuu
784名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 11:09:25 ID:xZxUKerd
h
785名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 17:51:25 ID:KX/jtB92
保守。
786名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 20:47:09 ID:kl3bT0tt
次すれ在るんだから、こっち保守する必要無いんじゃ?
787名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:12:06 ID:Jh0JHZBO
期待しているから保守するさ。
788名無しさん@ピンキー
ほしゅ