【おむつ】幼児女装小説【園児服】

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381名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:06:55 ID:tnlZdyD3
ちょっWWWみさくらWW
ほんと晶ちゃんってはしたない子ねW
>>1日に何回
若いっていいね(笑)
382名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:41:45 ID:GUzknFqk
テラエロスwww
今日も抜きすぎてチンコ痛いww
38320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/11(月) 03:42:20 ID:n6v1Drp+
「どうしたの、お嬢ちゃん? どこか痛いの? それとも気分が悪いの?」
 突如として悲鳴をあげ徹也の胸に顔を埋めた晶の肩をやさしく叩いて、初老の女性が心配そうに声をかけた。
 けれど、まさか、白いおしっこのおもらしの最中ですとも応えられず、晶は無言で、徹也の胸元に顔を埋めたまま弱々し
く首を振るだけだ。
「ひょっとしたら、またおしっこがしたくなったのかもしれませんね。それで、おしっこを我慢するためにお兄さんにぴったり
寄り添って気をまぎらしてるんじゃないでしょうか」
 無言の晶に変わって横合いからそう言ったのは、タオルでおしっこの雫を拭き取り終えた係員だった。
「でも、ついさっきおむつを汚しちゃったばかりなのに……」
 初老の女性は僅かに首をかしげて思案顔になったが、じきに何か思いついたような表情になって曖昧に頷いた。
「……でも、そうかもしれないわね。おしっこが近くて、おしっこを我慢するのが苦手だからおむつなんですものね。さっき
しちゃったばかりだけど、またしたくなってもおかしくないかもしれない」
 誰にともなくそう呟いた直後、女性の顔色が変わった。
「だけど、そうだとすると、急いでおむつを取り替えてあげないといけないわ。今のおむつはもうたっぷりおしっこを吸ってい
て、これ以上は吸収できるわけないもの。それどころか、さっきのおしっこだって全部を吸い取れなくて、お嬢ちゃんのあん
よが濡れちゃったくらいなのに」
 女性は早口で係員にそう告げ、背中を叩いて晶をあやしている徹也の方に向き直って気ぜわしく訊いた。
「お嬢ちゃんの替えのおむつがどうなっているか、お兄さんだったらご存知かしら? たとえば、お母様なりどなたか保護者
の方が替えのおむつを持ってらっしゃるのなら、携帯電話か何かで急いで連絡をつけてほしいんですけど、そのあたり、い
かがかしら?」
 いかがかしら?と訊かれても、実の兄ではない徹也は何も応えられない。美也子に携帯電話で連絡をつけようにも、番号
は晶とのデートが終わって別れる時に教えてもらう約束になっているから、今はわからない。
「どうやら、実のお兄さんじゃなさそうですね。いえ、最初はお嬢ちゃんのお兄さんだとばかり思っていたんですけど、お嬢ち
ゃんがスカートの下におむつを着けていることも私の説明でついさっきお知りになったばかりのようだったから、ひょっとして
とは思っていたんですけど。でも、困りましたね。お嬢ちゃん、おしっこをあまり我慢できないようだと、ここからトイレへ連れ
て行ってあげる途中で失敗しちゃうかもしれないし。そうなったら可哀想ですものね」
 途方に暮れたような表情を浮かべる晶の顔を見て事情を察した女性は、いたわしげな目を晶の後ろ姿に向け、気落ちした
様子で言った。
38420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/11(月) 05:35:54 ID:n6v1Drp+
「その子のお姉さんの携帯なら私が番号を知っています。すぐに連絡してみますね」
 不意に、迷子センターの受付のすぐ外から若い女性の声が聞こえた。
 はっとして声の聞こえる方に徹也が目を向けると、淳司がおおげさな身振りで手を振っていて、その横に、携帯電話のボ
タンを押す智子の姿があった。
「え? 二人で映画を観に行ったんじゃなかったんですか?」
 徹也は怪訝そうな表情で淳司と智子の顔を見比べた。
「ん、そうなんだけどさ、観たかった映画、俺達がチケットを買いに行った時にはもう定員いっぱいでさ。それで、次の回を
予約するか、別の映画を観るか、二人であれこれ相談してたんだよ。そしたら、迷子のお知らせとかで晶ちゃんの名前が
聞こえてさ。こりゃ放っとけないやって来てみたんだよ。けど、俺達のすぐ前におまえさんが来てたみたいで、ここはせっ
かくだから気を利かせてボーイフレンドに花を持たせてやろうってことになって、俺と智子はちょっと離れた所から様子を見
てたんだ。けど、どうやら大変なことになってきたみたいだから、こうやってのこのこ姿を現したってわけ。喫茶店を出る時、
智子と晶ちゃんの姉さんが携帯の番号を教え合ってたから、助けになるかと思ってな」
 ぶっきらぼうに言う淳司だが、徹也と晶のことが気になって仕方ないという様子がありありだ。
 智子が携帯電話のボタンを押しているのを見て、美也子は慌てて自分の携帯電話の着信モードを無音のバイブに切り替
えた。迷子センターにかなり近い物陰に身をひそめているから、着信音が鳴ったりしたら、すぐに存在を知られてしまう。
「ところで、さっきはよく言った。おまえさん、ちゃんと男の子してたぞ。晶ちゃんがおむつなのを知って、俺も智子もびっくり
したけど、おまえさん、俺たちよりも驚いただろうな。けど、それでも晶ちゃんのこと守ってやるって言い切ったもんな。まだ
中坊のくせに、なかなか見所あるよ。ちょっとだけ感心したぜ」
 淳司は、携帯電話を耳に押し当てる智子の様子を横目でちらと窺いながら、人の好さそうな笑い顔で徹也に言った。
「そ、そりゃ、びっくりしました。びっくりしましたけど、でも、晶ちゃんが頼れるのは今は僕しかいないから。晶ちゃんのお姉
さん、途中ではぐれたまま、まだどこにいるかわかんないし。僕が守ってあげなきゃ、本当に晶ちゃん一人ぽっちになっちゃ
うから。あ、ううん、そうじゃないや。晶ちゃんが可哀想だとかそんなことより、僕が晶ちゃんを守ってあげたいから守ってあ
げるんです。僕を頼ってくれる晶ちゃん、いじらしいし、それに、こんなとこ言うと晶ちゃんは恥ずかしいかもしれないけど…
…おむつの晶ちゃん、とっても可愛いんです。僕がそばについていてあげないと何もできない妹みたいで、可愛くて仕方な
いんです。だから……」
 徹也は、自分の胸元に顔を埋める晶の後頭部をさもいとおしそうに撫で、紙おむつの上からお尻をぽんぽんと叩きながら、
柔和な表情で目を細めた。
38520 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/11(月) 07:50:17 ID:n6v1Drp+
「あ、なんだと? おむつ姿の女の子が可愛くて仕方ないって、おまい、そりゃ、立派な変態さんだよ? おまい、中坊の
くせしてロリでペドだったのか、ああん? ちょっとでも感心した俺が馬鹿だったよ」
 淳司がしきりに徹也をからからってみせる。けれど、その口調にはまるで毒気というものは感じられない。
「や、やだな、そんなじゃないですってば。そ、それより、晶ちゃんのお姉さんとは連絡がつきそうですか?」
 からかわれた徹也は顔を赤くし、話題を変えようとしてだろう、慌てて智子に話しかけた。その様子がいかにも微笑まし
くて、小学生にしか見えない晶との組み合わせは、ういういしいカップルそのものだ。
「ううん、それが駄目なの。お姉さん、晶ちゃんを探して走り回っていて気がつかないのかしら。呼び出してるんだけど、
電話に出てくれないのよ」
 自分の携帯電話を耳に押しつけたまま、智子は徹也に向かって小さく首を振った。
「それは困りましたね。お嬢ちゃん、いつまでおしっこを我慢できるかしら」
 智子の返答に、初老の女性の表情が曇った。
「あの、私、買ってきます。迷子センターには赤ちゃん用や小さい子用の紙おむつは用意してあるんですけど、このお嬢
さんが使えるような大きなサイズのはありません。だから、薬局へ行ってすぐに買ってきます。その間、お嬢さんのこと
お願いできますか?」
 係員が思い詰めたような表情で言った。
 それを聞いた美也子は、もうそろそろ潮時だと判断し、腰をかがめて物陰を飛び出した。
 けれど、そのまま迷子センターに向かうと、ずっと物陰にひそんで様子を眺めていたことが知られてしまう。それを防ぐ
ために、美也子はいったん通路の奥まで移動し、そこから、さも急いで駆けつけてきたかのふうを装い、息を切らせて迷
子センターの受付に走り寄ることにした。

「あ、やっと来てくれた。着信、聞こえなかった?」
 足音に気がついてくるりと振り向いた智子が、足音の主が美也子だとわかると、ほっとしたような顔になって、ついさっき
まで耳に押し当てていた携帯電話を軽く振ってみせた。
「え、そうだったんですか?」
 美也子は智子に言われてようやく気がついたようにわざと慌てた様子でポケットから携帯電話を取り出し、着信履歴を
確認するふりをしてから、胸の中でぺろっと舌を突き出してしらばっくれた。
「あ、本当だ。ごめんなさい、私、何かの拍子でボタンを押しちゃったのか、マナーモードにしちゃってた。途中ではぐれた
晶ちゃんを探すことばかり気持ちが向いてて、バイブに気づかなかったみたい。本当にごめんなさい」
38620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/12(火) 04:29:55 ID:U8k9g1EO
「うん、ま、そんなとこだろうなと思ってたけど……」
「あの、こちらのお嬢ちゃんのお姉さんですか?」
 智子の声に重ねて、初老の女性が美也子に向かって気ぜわしげに訊いた。
「あ、はい、そうですけど?」
 女性が何を言いたいのか、美也子には充分わかっている。けれど、そんなそぶりは微塵もみせない。
「あの、申し上げにくいことなんですけれど、お嬢ちゃん、トイレに間に合わずにおしっこを失敗しちゃったんです。あ、で
も、お嬢ちゃんは我慢していたんですよ。ただ、私が注意して歩いていなかったものだから、お嬢ちゃんとぶつかってしま
って、その拍子に失敗しちゃったんです。それでおむつを汚しちゃったんですけど、みんな私のせいなんです。ですから、
お嬢ちゃんのこと、叱らないであげてほしいんです。お願いですから」
 女性は、徹也に対してと同じ説明を美也子にも繰り返した。
 女性に悪意がある筈などないことはわかっていても、自分の恥ずかしい行為を二度も言葉にして聞かされ、晶の羞恥が
いや増す。
 それを、徹也が晶の髪をそっと撫でつけてあやしてやる。晶の胸の中で、徹也に対する依存心がますます大きく膨れあ
がってゆく。
「やだ、晶ちゃん、おむつを汚しちゃったの!?」
 女性の説明を聞き終えた美也子は、本当はこれまでの経緯はじっくり眺めていたくせに、晶の羞恥を煽りたてるためにわ
ざとおおげさに驚いてみせた。
 晶は思わず、徹也の胸元にますます強く自分の顔を埋めてしまう。
「あ、あの、お姉さん。晶ちゃん、こんなに恥ずかしがってるし、おむつのことはもう……」
 晶の髪を繰り返し撫でつけながら、徹也が遠慮がちに言った。
「そうね、済んじゃったことを今更とやかく言っても仕方ないわね。わかりました、妹のことはあまり叱らないでおきます」
 最初の方は徹也に、後半は初老の女性に向かって言って軽く頷き、それから美也子は、徹也の体にしがみついて離れな
い晶のすぐそばに歩み寄った。
38720 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/12(火) 05:51:27 ID:U8k9g1EO
「そういうことだから、お姉ちゃん、晶ちゃんのこと叱らないでおくわね。でも、その代わり、晶ちゃんが何をしちゃったのか、
自分のお口でお姉ちゃんに教えてちょうだい。それと、これからどうして欲しいのか、それもちゃんと言ってちょうだい。晶
ちゃん、お利口さんだもん、ちゃんとできるよね」
 徹也の胸に顔を埋めたまま目だけ動かしておどおどとこちらの様子を窺う晶の瞳を覗き込むようにして、美也子はわざ
と優しい口調で言った。
 けれど、晶からの返事はない。涙に潤む瞳に怯えの色を浮かべて、徹也の胸にすがりつくばかりだ。
「公園のトイレで約束したよね。美優お姉ちゃんに叱られて、『おもらししちゃったらすぐお姉ちゃんに教える』って約束した
よね。でもって、『おむつを取り替えてねってお願いする』って約束したよね。美優お姉ちゃんのママも聞いてたし、お利口
さんの晶ちゃんが忘れるわけないよね。――さ、何をしちゃったのか、ちゃんと教えてちょうだい」
 優しい口調はそのままに、美也子は容赦なく晶を追いつめてゆく。
「……」
 晶は徹也の胸元に押しつけた顔を弱々しく振るばかりだ。
「ふぅん、おもらししちゃったこと、お姉ちゃんに教えられないんだ。おむつを取り替えてって、お姉ちゃんにお願いできない
んだ」
 美也子はわざと呆れたように言い、少し間を置いてから、悪戯めいた口調で続けた。
「あ、そうか。晶ちゃん、大好きな徹也お兄ちゃんにおむつを取り替えてもらいたいのね。いつも叱ってばかりの怖いお姉ち
ゃんより、優しいボーイフレンドの徹也お兄ちゃんがいいんだ。なぁんだ、それならそうと早く言えばいいのに。うん、わかっ
た。じゃ、内気で自分の本心をなかなか口にできない晶ちゃんの代わりに、お姉ちゃんが徹也お兄ちゃんにお願いしてあげ
るわね。晶ちゃんのおむつを取り替えてあげてちょうだいって」
 その言葉に、びくっと体を震わせ、晶は怯えの色を濃くした瞳で美也子の顔を見上げた。
 晶の背中を撫でさする徹也の顔にも困惑の表情が浮かんでいる。
「あら、どうしたの、そんな顔しちゃって? せっかくお姉ちゃんが徹也お兄ちゃんにおむつの取り替えをお願いしてあげるっ
て言ってるんだから、もっと嬉しそうな顔をしてほしいんだけどな」
 美也子は僅かに首をかしげて晶の顔を見おろした。
38820 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/12(火) 08:49:00 ID:U8k9g1EO
「……いじわる。お姉ちゃんの意地悪!」
 それまで無言だった晶だが、美也子の仕打ちにとうとう耐えられなくなったのか、激しく首を振って金切り声をあげた。
「あ、あたしがお兄ちゃんにおむつを取り替えてもらうだなんて、そんなことできっこないの、お姉ちゃんだってよぉく知って
るじゃない! なのに、それなのに、そんなこと言うだなんて、お姉ちゃんなんて大っ嫌いなんだから!」
「駄目だよ、晶ちゃん、お姉さんにそんな口のきき方しちゃいけないよ」
 自分の胸元で突如として感情を爆発させた晶の振る舞いに一瞬は呆然とした徹也だが、すぐに落ち着きを取り戻すと、
幼いガールフレンドを優しくたしなめた。
「お兄ちゃんは黙ってて! これは晶とお姉ちゃんの問題なんだから、お兄ちゃんは何も言わないで黙っててよ!」
 これまでに受けてきた仕打ちによる恥辱の数々が胸の中にくっきり甦ってきて、いったん高ぶった晶の感情はそう易々と
は鎮まらない。おさまりかけていた涙を再び両目からぶわっと溢れ出させながら、激情にかられて晶は悲鳴じみた叫び声
をあげ続ける。
「あ、晶だって好きでおむつなんかじゃないのよ! お、おもらしだって、おむつだって、みんな、お姉ちゃんのせいなんだか
らね! みんなお姉ちゃんがいけないのに、まるで、晶がだらしないからだって言い方しちゃって。そんなお姉ちゃんなんか、
大っ嫌い!」
 晶が叫ぶ通り、恥ずかしい粗相も羞恥に満ちた下着も、どれも美也子が企み仕組んだことだ。けれど、いくら感情を爆発
させた晶でも、本当の事情をあからさまにすることはできない。そんなことをすれば、自分が高校生の音の子だということま
でみんなに知られてしまう。激情にかられながらも、晶にできるのは、美也子をなじることだけだった。
 だが、本当の事情を知らない周囲の者の目には、それが晶が逆切れしているようにしか映らない。晶が美也子をなじれば
なじるほど、初老の女性も係員も淳司や智子も、そうして徹也も、おもらしの恥ずかしさのせいで晶が美也子に八つ当たり
しているのだという思いを強くするばかりだ。
「やめなさい、晶ちゃん。おもらしやおむつがお姉さんのせいな訳ないだろう? 優しくて面倒見のいいお姉さんにそんな八
つ当たりしちゃって、どういうつもりだんだい?」
 もういちど、今度は少し語気を強めて徹也が晶をたしなめた。
 けれど、それまで胸の中に溜め込んでいたものを一気に吐き出すかのように、晶の感情が鎮まる気配は一向にない。 
「いいから、お兄ちゃんは黙っててよ! お兄ちゃんには関係ない話なんだから!」
 尚もヒステリックに喚き続ける晶。
 だが、続けて
「これは晶とお姉……」
と叫びかけた晶の声が急に聞こえなくなる。
 それは、徹也が自分の唇を晶の唇に重ねて口を塞いだからだった。
389名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:18:42 ID:gho7N0jR
音の子?
390名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:31:16 ID:T7XbXV0K
>389
男の子。
男(おとこ)の「こ」が抜け、音(おと)に。

今回は見逃してたのにーーーー
391名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 00:03:06 ID:sXOuebsG
陳個たった
392名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 02:05:39 ID:BMq1rmr3
さようなら晶くん
こんにちは晶ちゃん
もうモノローグも「あたし」でいいよ
39320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/13(水) 04:10:50 ID:jE3lYZuV
「……!?」
 突然のできごとに涙も止まってしまい、何が起きたのかもわからないような顔で、ただ両目をぱちくりさせるだけの晶。
 迷子センターにいる者全てが息を飲んで注視する中、徹也が自分の唇を晶の唇に重ねていたのは、ほんの2〜3秒の
ことだった。けれど、たったそれだけのことで、あれほど感情にまかせて喚きたてていた晶がぴたっと静かになってしまう。
「びっくりさせてごめんね、晶ちゃん」
 春休みが終わって中学三年生になる徹也だから、これまで女の子とキスなどしたことはない。初めての体験に顔を上気
させ、それでも、いかにも年長者ぶった態度で晶の頬にそっと掌を押し当てて優しく言った。
「ほ、ほぇ……?」
 一方の晶は、まだ何があったのかわからぬようなきょとんとした顔をして、右手の中指の先を自分の唇におそるおそる押
し当て、それから、その指先をおずおずと自分の顔の先に持っていって、何か怖い物でも見るような目でじっとみつめるば
かりだ。左手は、掌をぎゅっと拳に握りしめ、サンドレスの上からジュニアブラの左右のカップの間に押し当てたまま、ぴくり
とも動かせないでいる。
「あ、あの、大事な妹さんに急にキスなんかしてごめんなさい。それも、お姉さんの目の前で。晶ちゃん、まだ小学校だから、
もちろん今までキスなんてしたことないでしょうね。なのに、知り合ったばかりの僕が強引にしちゃってごめんなさい」
 何かに魅入られたかのように自分の指先をじっとみつめるばかりの晶から視線を転じ、驚きと好奇がない混ぜになった表
情を浮かべて事の成り行きを見守っている美也子に向かって、徹也はぺこりと頭を下げた。そうして、いかにも緊張を隠せ
ない様子で唇を何度か舌で湿らせてから、真剣な目つきで、自分よりも頭一つ背の高い美也子の顔を真っ直ぐ仰ぎ見て言
った。
「自分の弟とか男友達とかが訳わかんないことを喚き続けたら、殴ってでも黙らせていたかもしれません。そりゃ、どんなこ
とでも、人によって考え方とか受け止め方とかいろいろあって、正しい意見ていうのが何なのか勝手に決めるのはよくない
と思います。でも、静かに自分の意見を述べるんじゃなくて感情にまかせて喚くだけっていうの、僕、どうしても我慢できない
んです。それに、あのままだったら、ますます感情的になって、晶ちゃん自身が自分で自分が何をしているのかわからなく
なっちゃって、自分の気持ちを傷つけるようなことまで言っちゃったりしちゃったりするんじゃないかと思って。でも、晶ちゃん
はまだ小学五年生で女の子だから殴るわけにはいかなくて、だけど、とにかく落ち着かせなきゃいけないと思って。それで、
それで……」
39420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/13(水) 05:46:29 ID:jE3lYZuV
「それで、静かにさせるためにキスってわけね。ま、たしかに、大事な妹の大切なファーストキスを目の前で奪われて、お
姉ちゃんとしては心穏やかじゃいられないけど、でも、今回だけは大目に見てあげる。徹也君の言う通り、晶ちゃんくらい
の年ごろの子だと、まだ自分の感情をコントロールすることができないから、いったんヒステリックになると手がつけられな
くなっちゃうものね」
 美也子は徹也に向かって軽く頷いてみせてから、目の前に立ちすくんでいる晶の肩に手を置くと、そのままくるりと自分
の方に向かせ、背中に両手をまわして、ぐいっと引き寄せた。
「……お、お姉ちゃん……」
 その時になってようやく表情を取り戻した晶は、自分の頭のすぐ上にある美也子の顔を、体をのけぞらせるようにして仰
ぎ見た。
「よかったわね、大好きな徹也お兄ちゃんにキスしてもらって。でも、ボーイフレンドができるのもファーストキスも晶ちゃん
の方が早いなんて、お姉ちゃん、ちょっぴり妬けちゃうな」
 美也子は晶のまん丸な童顔を見おろしながら、悪戯めいた口調で言った。
「フ、ファーストキス……」
 ぽつりとそう呟いた晶の顔が、みるみる真っ赤に染まってゆく。
「そう、女の子にとって大切な大切なファーストキスを晶ちゃんは徹也お兄ちゃんに捧げたのよ。これで晶ちゃんはちょっ
ぴり一人前のレディに近づいたってわけね」
 美也子は自分の人差指の先で、晶の唇をぷにっと押した。
「ファーストキス……」
 晶はもういちど呟いて、おそるおそるといった様子で首をめぐらせ、徹也の顔を見た。
 晶と目が合った徹也は、上気した顔にどこか照れ臭そうな表情を浮かべながらも、にこっと笑って、すっと目を細めた。
「あ、晶……キ、キスしちゃったんだ。フ、ファーストキス……お兄ちゃんとファーストキス……」
 中学生の男の子に初めての唇を奪われた屈辱と、けれど、その相手に対する胸いっぱいに膨れ上がった依存心と。
 とてもではないが、自分でも自分の感情を整理することができない。
「お、お姉ちゃん、晶、晶……」
 自分の気持ちを持て余すばかりの晶はふたたび両目に涙を溜め、美也子の顔を上目遣いに見上げて、その豊かな胸に
深々と顔を埋めた。
39520 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/13(水) 07:25:44 ID:jE3lYZuV
「なにも言わなくていいのよ、晶ちゃん。小学校五年生でファーストキスはちょっぴり早すぎたかもしれないわね。まだ心の
準備もできてないのにいきなりのファーストキスでびっくりしちゃったよね。だから、なにも言わなくていいのよ。今はただ、
大好きな徹也お兄ちゃんの優しい唇の感触を思い出しながら、ちょっぴり切ない恋心に浸っていればいいの」
 美也子は、それこそ、思いがけないファーストキスの体験に戸惑う幼い妹をなだめる姉そのまま、晶の背中を何度も撫で
さすりながら優しく言い聞かせた。
「だって、だって、晶、晶ね……ふ、ふぇ〜ん」
 晶は美也子の胸に顔を埋めたまま幼児がいやいやをするように首を振り、泣き声をあげた。
「急なことでびっくりしちゃったよね。みんなが見ている前でキスだなんて、恥ずかしかったよね。いいわよ、お姉ちゃんの胸
でたっぷり泣きなさい。思いきり涙を流して気持ちをすっきりさせなさい。気持ちがすっきりしたら、晶ちゃんは、何も知らな
い女の子から、大人のレディへの階段を一つだけ昇るのよ」
 美也子は、サクランボを模した飾りの付いたカラーゴムで結わえた晶の髪をそっと撫でつけ、あやすように言った。
 そうして、晶の耳元にすっと唇を寄せ、まわりに聞こえないよう声をひそめて囁きかける。
「そりゃ、恥ずかしいよね。高校生の男の子が中学生の男の子にファーストキスを奪われるだなんて、泣きたくなっちゃうよ
ね。女の子の格好に少しでも早く慣れるためにお出かけすることにしたけど、正直、私もこんなことになるとは思ってもみな
かった。でも、いいじゃん。女の子の格好に慣れるだけじゃなくて、ボーイフレンドができた女の子の恋心まで身をもって経験
知することができるんだから。うふふ、これって、究極のおままごとだよ。それにしても、女の子になってあまり時間が経って
ないのに、男の子をたぶらかしちゃうなんて、晶ってば、すっごくやーらしい子だったのね。小学五年生の女の子のくせに、
知り合ったばかりのボーイフレンドとキスしちゃうだなんて、晶ちゃんてば、すっごいおませさんだったのね」
「そんな、そんな言い方……お、俺……」
 面白そうに言う美也子に向かって反論しようとする晶だが、涙声ではまるで迫力がない。
「いいわよ、無理して自分のこと『俺』だなんて呼ばなくても。小っちゃい女の子は自分のこと、下の名前で呼ぶことが多いも
んね。『あたし』でもいいけど、それだとちょっぴりお姉ちゃんぽいから、これからは自分のこと、下の名前で呼ぶといいわ。晶
ちゃんにお似合いで、とっても可愛らしく聞こえるもの。でもって、私にお願いするのよ。『お姉ちゃん、おしっこで汚しちゃった
から、晶のおむつを取り替えてちょうだい』って可愛らしい声でおねだりするのよ。できるわよね?」
 晶の言葉を途中で遮って、美也子はぴしゃりと決めつけた。

396名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 09:21:44 ID:bhGVpelQ
20氏朝からお疲れ様&相変わらずのGJです。
朝から悶絶しました。
397名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11:54:42 ID:9yRuUK65
アキラたんベビィー・メェーイト!

・・あ、チェックメイトだスマソ;
39820 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/14(木) 03:40:33 ID:mds65fLN
「さ、もうそろそろいいかな。本当は気のすむまでお姉ちゃんの胸で泣かせてあげたいけど、濡れたおむつのままだと、お
むつかぶれになっちゃうものね。そろそろ泣きやんで、ちゃんとお姉ちゃんにお願いしてちょうだい」
 晶の耳元での囁きかけを終え顔を上げた美也子は、しばらく晶の背中を撫でさすってから、それまで晶の背中にまわし
ていた手をすっと下におろし、じとっと湿ったスカートの上からお尻をぽんぽんと叩いて、今度はみんなに聞こえるような声
で言った。
 けれど、晶は美也子の胸に顔を押しつけたまま、弱々しく首を振るばかりだ。
「ほら、ずっとそんなままじゃ駄目じゃない。晶ちゃん、お利口さんな上に、レディになるんでしょ。大人のレディはね、自分
がしなきゃいけないことをわかっていて、まわりに迷惑をかけないものなのよ。だから、ほら」
 美也子は人差指を鈎型に曲げると、晶の顎先にかけて、くいっと持ち上げた。
 涙に濡れる晶の目に、冷たい光を宿した美也子の瞳が映る。
「お姉ちゃん、晶ちゃんがおもらししちゃっても、おむつを汚しちゃっても、それについては叱らないわよ。おしっこが近くて我
慢できない体質なのは仕方ないから、それで叱ったりしない。でも、おもらしでおむつを汚しちゃったことをいつまでも隠して
たり、どうして欲しいのかをちゃんと教えなかったりしたら、それは叱るわよ。晶ちゃんがいい子になるための躾だもの、お仕
置きだってするわよ。わかってるよね、晶ちゃん? おもらししちゃったことをどうしても自分の口で教えてくれないなら、みん
なが見ている前でおむつの内側がどうなっているか調べるしかないわね」
 強引に見上げさせた晶の顔を正面から見据えて美也子は言った。
「そうだよ、晶ちゃん。いつまでも強情を張ってるの、僕も感心しないな。僕、言ったよね? 晶ちゃんがおむつでも絶対に嫌
いにならないって約束したよね? だから、恥ずかしがってないで、おむつを取り替えてくださいってお姉さんにお願いしな
きゃ駄目だよ。晶ちゃんのすべすべのお肌がおむつかぶれで真っ赤に腫れちゃったりしたら、僕も悲しいもん」
 まるで悪意を感じさせない徹也の言葉が却って鋭く晶の胸に刺さる。
 固唾を飲んで成り行きを見守っているみんなの視線が痛い。
「……お、お姉ちゃん……」
 一度だけ大きく息を吸い込んだ晶は、観念したような表情を浮かべておずおずと口を開いた。

 
39920 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/14(木) 04:36:36 ID:mds65fLN
「ん? どうしたの、晶ちゃん? 恥ずかしがらなくていいから、どんなことでもお姉ちゃんに教えてちょうだい」
 わざと優しい声で美也子が先を促す。
「……あ、晶、お、おもらししちゃった……お、おむつ汚しちゃったから、取り替えてちょうだい。お願い、お姉ちゃん……」
 今にも消え入りそうな声でようやくそう言って、晶は再び美也子の胸に顔を埋めた。
「はい、ちゃんとお願いできて、本当にお利口さんね、晶ちゃんは。いつもそんなふうに聞き分けのいい子でいてくれたら、
きっと徹也お兄ちゃんも晶ちゃんのこと大好きでいてくれるわよ。でも、こんなふうに何かあるたびにお姉ちゃんの胸に顔
を埋めてばかりいる甘えん坊さんのお相手をしなきゃいけないんだったら、徹也お兄ちゃんも困っちゃうかしら」
 晶が再び美也子の胸に顔を埋めたのは、恥ずかしいお願いを聞かれたみんなと目を合わせまいとしてだ。それを充分
に承知した上で美也子はひやかすように言い、晶の耳元に口を寄せて囁きかけた。
「そう、おもらししちゃったのよね、晶ちゃんは。本当のおしっこでおむつをびしょびしょにしちゃっただけじゃ物足りなくて、
白いおしっこでおむつをべとべとにしちやったのよね。このことを徹也お兄ちゃんが知ったらどんな顔をするでしょうね。フ
ァーストキスの相手のガールフレンドが紙おむつを本当のおしっこだけじゃなく白いおしっこでべっとり汚しちゃったなんて、
思ってもいないでしょうね」
「や、やだ、そんなこと言っちゃやだ……」
 晶は美也子の胸に顔をこすりつけるようにして首を振った。
「ふぅん。大好きなお兄ちゃんに晶ちゃんのやーらしい秘密を知られるのはやっぱりいやなんだ。うふふ、晶ちゃん、すっか
り女の子になっちゃったかな? 小学五年生にもなっておむつの外れない、うんと手のかかる、だけどそれが可愛い、困っ
たちゃんの女の子になっちゃったのかな」
 美也子は悪戯っぽい口調で尚も囁きかけた。
「そんなじゃない……そんなじゃないんだったら……」
 むきになって抗う晶。けれど、自分の気持ちの整理もままならない晶の口をついて出るのは、どこか甘えたような少女め
いた声だった。
40020 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/14(木) 07:07:00 ID:mds65fLN
「ま、いいわ。晶ちゃんが女の子の気持ちをわかるようになってくれて、お姉ちゃん、とっても嬉しいのよ。その御褒美に、お
むつは徹也お兄ちゃんの目が届かない所で取り替えてあげる。晶ちゃんがいつまでも我儘ばかり言ってたら徹也お兄ちゃ
んの目の前でおむつを取り替えてあげるつもりだったんだけど、それはやめにしてあげる。どう、素敵な御褒美でしょ?」
 美也子はくすくす笑いながら囁いた。

 迷子センターには、保護者の迎えを待っている間におねむになった子供を寝かしつけたり、退屈してぐずる子供を遊ばせ
たりするための区画が設けてある。ちゃんとした壁やドアを備えた立派な部屋というわけではないものの、一応はパーティ
ションで四方を囲ってあるから、通路を行き交う買物客の目は届かない。
「さ、おむつを取り替えようね。ずっと濡れたおむつで、お尻が気持ち悪かったでしょ?」
 係員に案内されて晶と共にその区画に足を踏み入れた美也子は、係員が出て行くのを見届けると、晶のサンドレスの裾
をぱっと捲り上げ、それを自分の手で持っているよう晶に命じた。
「本当のおしっこだけだったら吸収帯が吸い取ってくれるけど、べとべとの白いおしっこは吸い取れないから、余計に気持
ち悪いよね? それを今まで我慢していたなんて、本当に辛抱強くてお利口さんだわ、晶ちゃんは」
 公園のトイレでは晶を簡易ベッドに寝かせておむつを取り替えた美也子だが、ここでは、柔らかい素材でできた床に立た
せたまま、ギャザーまでじとっと濡れてしまっている紙おむつをそっと引きおろした。それが、おむつを取り替えるのに様々
なポーズをとらせることで晶の羞恥をさりげなくくすぐるためなのは、言うまでもない。
 美也子が紙おむつを太腿のすぐ下あたりまで引きおろすと、それまでお尻の方に折り曲げられ紙おむつに抑えつけられ
て窮屈そうにしていた晶のペニスが、ぶるぶると小刻みに震える両脚の間にだらしなく垂れ下がった。
 その拍子に、ペニスの先から、うっすらと白く濁ったおしっこがぽたぽたと滴り落ちる。公園のトイレを紙おむつを剥ぎ取ら
れた時に溢れ出た精液と同様、無理矢理お尻の方にまわされて抑えつけられていたペニスから溢れ出ることなく尿道に残
っていたおしっこが、ペニスが自由になってこぼれ出ているのだ。公園のトイレでの時と違うのは、ねっとりした精液とは違っ
て、今度はおしっこと精液とが混じり合った、さらさらのくせに白濁した液体だということだ。それは、比喩でもなんでもなく、
まさに白いおしっこだった。
40120 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/15(金) 04:19:34 ID:5QgUOBMh
「あらあら、おむつを濡らしちゃっただけじゃ満足できないで、お姉ちゃんの目の前でおもらしまでしちゃうんだ。晶ちゃんて
ば本当にいやらしい子なんだから。うふふ、でも、そうよね。本当は高校生の男の子のくせに、自分よりも年下の中学生の
徹也お兄ちゃんに抱っこしてもらいながらイッちゃうような変態さんなんだもん、いやらしくないわけがないよね」
 ペニスの先からぽたぽたと滴り落ちたおしっこは、太股のすぐ下まで引きおろされた紙おむつの吸収帯に薄いシミをつく
って、すっと吸い取られていった。紙おむつの後ろ側はたっぷりおしっこを吸って、もうこれ以上は無理という感じだが、前
の方はまだいくらか乾いたところもあって、ペニスの中に残っていたおしっこくらいなら吸収してくれる。美也子は、両脚を
ぶるぶる震わせながらスカートの裾を支え持って下半身を丸見えにして立ちすくむ晶のすぐ前に膝立ちになり、それだけ
が晶の実際の年齢と性別とをしめすしるしであるペニスを眺めながら、さもおかしそうに言った。
「や、やだ。そんなこと言われたら、晶、晶……」
 ここで手を離したらスカートの前の方までおしっこで濡らしてしまう。しかも、濡れた部分はうっすらと白いシミになってし
まうのだ。それがわかっているから、晶にしても、スカートの裾を支え持つ手をおろすことができない。本当なら恥ずかしさ
のあまり両手で自分の顔を覆って床にへたりこんでしまうところだが、それさえもできずに、大きな目をうるうるさせるばか
りだ。
「そうよね、大好きな徹也お兄ちゃんにおちんちんのこと知られたら大変よね。でも、はしたなくていやらしい晶ちゃんは、い
つおちんちんをおっきくしちゃうかしれたものじゃないでしょ? いくら紙おむつで抑えていても、おちんちんがおっきくなっち
ゃったら、徹也お兄ちゃんも晶ちゃんの恥ずかしい秘密を知っちゃうかもしれないわね。そんなことにならないよう、ここでも
ういちど、おちんちんがおっきくならないオマジナイをかけておこうね」
 美也子は、ただでさえ濃くはない飾り毛を剃り落としてつるつるに仕上げた晶の股間を食い入るようにみつめ、晶の肩に掛
けさせた小物入れの鞄からお尻拭きのパッケージを取り出すと、お尻拭きを三枚まとめて引き抜いて、ようやくおしっこを出
しきったペニスの先を包むこんだ。
「や……!」
 まだ萎えきっていなくて敏感になっているペニスの先から伝わってくるひんやりした感触に、晶は下腹部をびくんと震わせ、
体をのけぞらせて、聞きようによってはとてつもなくなまめかしい喘ぎ声を漏らした。幼い女の子泣き声ともつかず、みずみ
ずしい少女のあえかな呻き声ともつかない、聞く者の支配欲や征服欲を刺激してやまない、そんなはかなげな喘ぎ声だ。
40220 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/15(金) 05:16:45 ID:5QgUOBMh
「うふふ。相変わらず可愛い声を出すのね、晶ちゃんたら。こんな声で言い寄られたら、徹也お兄ちゃんがめろめろになっ
ちゃうのも仕方ないわよね。まさか、こんなに可愛い声を出す晶ちゃんがスカートの中にこんないやらしい物を隠している
なんて思わないわよね」
 美也子は、晶のペニスをお尻拭きの上からふんわり握った。
 萎えかけていたペニスが、みるみる怒張してくる。
「あらあら、うふふ。ちょっと触っただけでもうこんなに元気を取り戻しちゃって。晶ちゃんてば、とっても感じやすいのね。
感じやすくてはしたなくていやらしい変態さんなのね。この様子だと、徹也お兄ちゃんにキスしてもらった時もおちんちん
をおっきくしちゃったんじゃないの? 見た目は何も知らないうぶな小学生のくせして、中身はとっても淫乱で、女の子にな
ってすぐに男の子をたぶらかしちゃうような、どうしようもない変態さんだもの、びっくりした顔をしながら、紙おむつをおちん
ちんでもっこり膨らませていたんじゃないの? 今度はそんなことにならないよう、念入りにオマジナイをかけておこうね」
 美也子はねっとり絡みつくように言いながら、ペニスを握った手をゆっくり上下に動かし続ける。
「やだ、そんなこと言っちゃやだってば……」
 晶は息を荒くしながら、スカートの裾をぎゅっとつかんだ。
 下腹部を攻めたてる快感にいつまでも抗っていられる筈などないことは自分でも痛いほどわかっている。美也子の手に
なぶられて再びペニスの先からいやらしいおつゆを溢れ出させてしまうことになるのは、もう時間の問題だ。
 最初は、女児用ショーツの中に。その次は、ハート模様の紙おむつの中に。それから、小学生たちの目の前で、ピンクの
紙おむつの中に。そうして、サイドステッチを破いて剥ぎ取られた紙おむつを再びペニスにかぶせられて。さっきは、自分の
おしっこをたっぷり吸った紙おむつの中に、しかも、中学生の男の子の胸に中を埋めて。そして今度は、おむつを汚してしま
った赤ん坊の下腹部を綺麗にするお尻拭きの中に。
 それは、あまりに惨めな射精の連続だった。けれど、その惨めさが妖しい悦びに姿を変えて晶の下腹部をじんじんと疼か
せているのもまた、まぎれのない事実だった。
40320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/15(金) 06:55:42 ID:5QgUOBMh
「――にしても、かっこよかったぞ、中坊。いやぁ、見直しちまったよ」
 口を半開きにして荒い息をつく晶の耳に、パーティションを通して、淳司の声が届いた。どうやら、徹也に話しかけている
らしい。
「本当、ちゃんと男の子してたわよ、徹也君。これからもあの調子で晶ちゃんを元気づけてあげてね。いつもおどおどして
る晶ちゃんを見てると、なんだか私も放っとけないの。でも、徹也君と一緒にいれば、晶ちゃん、きっと元気にいっぱいにな
ると思うから」
 淳司に続いて、智子の柔らかい声も聞こえる。
「そりゃ、晶ちゃんがおむつだって知って、僕もびっくりしました。正直言って、一瞬だけど、どうしようかって迷いました。で
も、僕から申し込んでガールフレンドになってもらった晶ちゃんのこと、放っておけるわけないじゃないですか」
 二人に続いて、照れ臭そうな徹也の声。
 その声に、晶の胸がきゅんと締めつけられる。
「助けて、お兄ちゃん。晶、変になっちゃう。このままだと晶、いけない子になっちゃうよぉ。だから助けて。晶のこと助けてっ
てば、お兄……あん、いや〜!」
 パーティションの向こう側にいる徹也の顔を思い浮かべ、今は見えない徹也の名前を呼びながら、美也子の手でなぶら
れるまま、とうとう我慢できなくなってペニスの先から精液をとろりと溢れ出させてしまう晶だった。

                           * * *

 美也子の手でおむつを取り替えられた後、初老の女性と別れて、晶が連れて行かれたのは、フロアの奥の方にある、他
のテナントに比べてかなり売場面積の広い衣料品店だった。もともとは町中のこじんまりした衣料品店だったのだが、ショ
ッピングセンターができると同時にテナントとして新店舗を構え、全国的に割と名の知れたデザイナーズブランドの販売ライ
センスを取得したり、このあたり一帯にある幼稚園から高校に至るまで殆どの学校に制服や体操着などを納入する指定業
者に選ばれるなどして、着実に業績を伸ばしているらしい。
 しかも、既製服を販売するだけでなく、腕の立つ職人を何人も抱えて、仕立て直しやサイズの手直しなど様々な要望にも
きめ細かく応じてくれるから、客からの評判もすこぶるいい。小学校の後半から急に背が伸び始めた美也子にとっても、中
学校や高校の制服がすぐに窮屈になって困っているのを何度も助けてもらっていたし、他の店では美也子の体に合うサイ
ズのレディスをみつけるのが難しくても、この店に来れば既製服を美也子が着ても窮屈さを感じないようすぐに手直ししてく
れるということもあって、今ではすっかりお馴染みさんだ。
404名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:17:35 ID:/N4g+MtG
そろそろ次スレ立てたほうがいいかな?
405名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:59:02 ID:1RwULr69
GJ!
最後の店の設定に次への布石を感じる…タノシミタノシミ
40620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/16(土) 05:09:37 ID:ygiuoAJg
「ふーん、久しぶりに来てみたけど、ちっとも変わってないんだ、このお店」
「だな。レイアウトはいろいろ変わってるみたいだけど、全体の雰囲気はまんまだもんな」
 初老の女性とは迷子センターの前で別れたものの、映画を見逃した淳司と智子のカップルは結局、美也子たちと行動を
共にすることになって衣料品店までついて来たのだが、その二人が、店に足を踏み入れるなり、互いに嬉しそうに顔を見合
わせ声を弾ませた。
「え? あの、二人とも、このお店には何度も来てらしたんですか?」
 知り合ったばかりの二人が自分の馴染みの店を贔屓にしていたようだと知って、美也子は少し驚いた顔で尋ねた。
「そうよ。だって、私たち、高校は星陵だもん。星陵高校もこのお店が指定業者になっていたから、寸法直しとかで何度か
来たことがあるの。ま、寸法直しっていっても、スカートの丈を校則ぎりぎりまで短くしてもらったり、カフスのボタンをこっそ
り色違いにしてもらったりって感じで、あまり褒められたことじゃないけどね。今から思うとなんだかなぁってことでも、ほら、
高校生くらいの年代の女の子って、そういうとこあるじゃない。美也子さん、現役の高校生だもん、わかるでしょ?」
 昔のことを懐かしんでいるのか、どこか遠い所を見るような目で智子が応えた。
「俺も、制服に鉤裂きとかつくっちまって、何度も直してもらいにきてたな。ちょっとしたことだったら料金も取らずにやってく
れたから、連れとふざけて机の角に引っかけちまった時とか、母親に内緒で直してもらったもんさ」
 智子の言葉に淳司も相槌を打つと、智子の顔をちらと見て、どこか照れたような顔で続けた。
「ま、もっとも、高校二年の夏休み前にゃ、ボタンが取れても智子が付けてくれるようになったから、それ以後は殆ど来てな
いけどな。最後にここへ来たのは、三年生の時のクリスマスだったっけ。智子と二人で来て、お互いになけなしの小遣いを
はたいて、ちょっとした小物を買ってプレゼントし合ったんだよな。なっつかしーな、おい」
「あ、二人とも星陵高校の卒業生なんですか。それに、淳司さんのその口ぶりだと、二人は同級生で、高校に通ってる時か
らのおつき合いってことですよね?」
 少し訝しげな表情を浮かべていた美也子だが、二人の説明にすぐ納得顔になった。考えてみれば、住宅街と駅前とを結
ぶバスに乗り合わせた仲なのだから、美也子たちが暮らしている場所と淳司たちの家がある場所とがさほど離れていない
のは当たり前のことだし、地元の高校に通っていたらしい二人が足繁くこの衣料品店に足を運んでいたとしても不思議では
ない。
「いいなぁ、そういうの。私なんて、ボーイフレンドをつくるのもファーストキスも小学生の妹に先を越されちゃったから、羨ま
しくてたまんないです」
 納得顔で頷く美也子は、さりげなく晶をひやかすことも忘れない。
 美也子の言葉に、晶の羞恥がさわっとくすぐられる。
 だが、この時、晶が覚えたのは羞恥だけではなかった。羞恥で顔を赤く染める晶の瞳には、怯えの色がありありと浮かん
でいた。
40720 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/16(土) 07:34:35 ID:ygiuoAJg
 淳司が口にした『星陵高校』という校名。それは、晶と美也子が今まさに通っている高校の名前だった。
 済ました顔で頷く美也子とは対照的に、晶の胸が早鐘のように高鳴る。
「ま、そういうことはタイミングってものもあるから仕方ないわね。美也子さん、とっても美人なんだから、そのうち、いい人
ができるわよ」
 穏やかな笑顔で智子が言った。
「でも、私、こんな大女ですもん、まわりの男の子は怖がっちゃって、近づいてきてもくれないんですよ。やっぱり、男の子
って、晶ちゃんみたいな女の子の方がいいのか。ね、徹也君はどう思う?」
 美也子はわざとおおげさに首を振ってみせ、どことなくからかうような口調で徹也に話しかけた。
「えーと、あ、あの、どう言っていいかわかんないけど、その、人ぞれぞれだと思います。ぼ、僕は、僕が守ってあげなきゃ
いけないってつい思っちゃうような、どっちかっていうと内気な、そ、その、晶ちゃんみたいな子がタイプだけど、でも、きりっ
とした美人のお姉さんみたいな人がタイプだっていう男の人だっているに違いないし、だから……」
 急に話を振られ、しどろもどろになりながら徹也は応えた。
 その様子に、くすっと笑って美也子が言葉を返す。
「いいわよ、そんなに無理して私のこと慰めてくれなくても。他の男の人のことは知らないけど、徹也君の顔には『大女の
お姉さんより、華奢で内気な晶ちゃんの方が一万倍大好きです』ってはっきり書いてあるんだから」
「あ、いえ、そんな……」
 内心を見透かされて徹也が更にしどろもどろになった。
「だから、いいってば。本当のこと言うと、徹也君が私よりも晶ちゃんのことを気に入ってくれて、とっても嬉しいんだ。私は
どっちかっていうと社交的な性格だから、ボーイフレンドの一人や二人、どんなことをしてでもつくってみせるわよって気も
ないわけじゃないの。それに比べて、晶ちゃんは内気で私にべったりの甘えん坊さんで、このままじゃ、男の子とのおつき
あいなんてとてもじゃないけど無理かなって心配してたのよ。でも、そんなところへ徹也君っていうとっても優しいボーイフ
レンドが現れて、私、とっても喜んでるの。殆ど外出らしい外出なんてしたことがなくて、男の子とのおつきあいなんて考え
たこともない晶ちゃんだから、約束通りちゃんと守ってあげてね」
 淳司と智子が自分たちの高校の卒業生だと知って怯えの色を浮かべる晶とは対照的に、美也子は、幼い妹を気遣うしっ
かり者の姉そのまま、にこやかな笑顔で言うのだった。
408名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14:18:47 ID:2tJAEiN9
地元に同じ名前の高校あるな
409名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 07:23:58 ID:sQ7IpSBH
今日はお休み?…(´・ω・`)
41020:2007/06/18(月) 08:08:06 ID:vA1nImOS
ケータイから書き込み

ゴメwww寝冷えキタコレwww
二日ほどヘタレマツ

晶タンの恨みキタカモwww
411名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 09:24:27 ID:sQ7IpSBH
うらぁ…
ご自愛のほどお祈り申し上げます。


無理しないで養生して下さい(・ω・)ノシ
412名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 12:48:38 ID:yK0iHpSb
いつもお疲れ様です。
たまにはゆっくり御休養なさってください。
41320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/19(火) 09:42:06 ID:29bJSBor
体調、少し復活
とりあえず、一編だけ書いてみた

41420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/19(火) 09:49:46 ID:29bJSBor
「というわけで、晶ちゃんにお出かけ用のお洋服を買ってあげようと思ってここへ来たんだけど、どんなのがいいか徹也君
も見立てを手伝ってちょうだいね。せっかくだもの、ガールフレンドにはちょっとでも可愛い格好をしてほしいでしょ?」
 美也子はそう付け加えて、店内の通路を先に立って歩き出した。
「よかったね、晶ちゃん。お姉さんがお出かけ用の洋服を買ってくれるって。でも、僕、女の子の洋服の見立てなんてした
ことないや。晶ちゃん、どんなのが似合うんだろ」
 声を弾ませてそう言い、美也子につき従って歩き出そうとした徹也だが、晶の顔色が優れないことに気づくと、少し心配そ
うな声で尋ねた。
「どうしたの、晶ちゃん? さっきはなんだか熱があるのかなと思うほど顔が赤かったのに、今度は急に顔が蒼くなってるよ。
気分が悪いんだったら僕からお姉さんに話してあげようか?」
「え? あ、ううん、なんでもない。……なんでもないから心配しないで、お兄ちゃん」
 晶には、力ない声でそう応えるのが精一杯だった。迷子センターの一角で徹也の名を呼びながら射精してしまった晶は、
パーティションの中から連れ出されても、まともに徹也と顔を会わせることなどできなかった。迷子センターをあとにする時
も、徹也に手をつながれて、頬を真っ赤にしながら顔を伏せるばかりだった。それが今度は、淳司と智子が自分の通って
いる高校の卒業生だと聞かされたものだから何かのきっかけで自分の正体をさらされてしまうのではないかと怯えきってし
まい、顔色を失ってしまったのだが、本当の事情をまるで知らない徹也が心配するのも無理はない。けれど、それを説明
するわけにもゆかない。
「なら、いいけど。でも、気分が悪くなったらちゃんと言うんだよ。晶ちゃん、ただでさえ内気で言いたいことがあっても遠慮
しちゃうようなところがあるけど、僕にはなんでも言っていいんだからね。僕たち、れっきとしたボーイフレンドとガールフレン
ドなんだし……」
 あらためて美也子のあとに続いて歩き出しながら、徹也は晶の手を取ってそう言い、ほんのりと顔を赤らめると、少し間を
置いてから続けた。
「……それに、もうファーストキスも済ませた仲なんだから、何も遠慮することなんてないんだよ。お姉さんには言いにくい
ことでも僕には話してくれるよね?」
41520 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/20(水) 03:51:20 ID:+/sjdbr2
「お、随分と強気に出るようになったじゃないか、中坊。すっかり恋人どうし気取りってわけか。いいよ、いいよ、お熱いよ」
 徹也が言うなり、後ろから淳司の囃したてる声が飛んできた。
 それをすぐに智子がたしなめる。
「ほら、そんなこと言ってからかうもんじゃないわよ、淳司ってば」
 淳司に向かって少し強い調子でそう言った智子だが、晶の手を引いて自分たちの前を歩く徹也の肩越しに、本来の穏
やかな口調に戻って話しかけた。
「でも、内気な晶ちゃんをリードしてあげるには、少しくらい強引な方がいいかもしれないわね。さっき、ちょっとヒステリー
気味になっちゃった晶ちゃんをなだめるのにキスをしたけど、あれくらいの方がいいかもしれない。それにしても、咄嗟に
よく思いついたわね、あんなこと」
「あ、あの、いえ、えへへ……」
 智子に言われ、晶の唇の感触を思い浮かべながら、徹也は照れ臭そうに曖昧に笑ってみせるばかりだ。
 一方の晶は、空いている方の掌を自分の胸元に押し当て、おずおずと顔を伏せてしまう。
「そりゃそうと、中坊と晶ちゃん、従兄妹どうしだったよな? そのわりに随分と久しぶりに会ったって言ってたけど、小学
校は別々だったのか? 中坊が六年生の時、晶ちゃんは二年生だった筈だから、同じ小学校だったら顔を会わせてる
筈だよな?」
「え……? え、えーと、ぼ、僕は、小学校は旭ケ丘だったけど……」
 バスの中で美也子に言われるまま従兄妹どうしということにしたものの、実は徹也と晶とは、初めて出会ったばかりだ。
突然の淳司の問いかけにどう応えていいのか咄嗟には考えがまとまらず、徹也は、いささかしどろもどろになりながらも、
自分が卒業した小学校の校名を正直に告げてしまう。
 徹也が口にした『旭ケ丘』という校名を耳にして、晶の顔に微かながら安堵の色が浮かんだ。晶たちがバスに乗った停
留所と徹也が乗ってきたバス停とは二つしか離れていない。その程度の距離だと自分が通っていた小学校と同じ校区か
もしれないと一瞬は不安を抱いたのだが、どうやら杞憂に終わったようだ。
「じゃ、晶ちゃんは、どこの小学校に通っているの?」
 淳司の問いかけに自分も少し興味を抱いたのか、晶に尋ねたのは智子だった。
41620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/20(水) 06:15:33 ID:+/sjdbr2
「あ、あたしは、夕陽……」
「晶ちゃんは付属に通ってるんです。晶ちゃん、ちょっと内気なところがあるから、普通の公立だと周りの子たちについてけ
ないかもしれないって両親が心配して」
 智子に訊かれ、顔を伏せたまま自分の卒業した夕陽丘小学校の名前を口にしかけた晶だが、ぱっと振り向いた美也子
が晶の言葉を遮って応えた。
「あ……」
 美也子の言葉に、晶は思わず自分の唇に指先を押し当てて口をつぐむ。明日、徹也と児童公園で会うことになっている
のを思い出したのだ。しかも、香奈や恵美たちとも遊ぶ約束をさせられている。その香奈たちには晶が付属に通っていると
説明しているのだから、徹也にもそう思わせておかないと、後々困ったことになるかもしれない。
「あ、付属なんだ、晶ちゃん? えーと、このへんで付属っていったら、ひょっとして、啓明学院大学の付属かな?」
 美也子が口にした『付属』という言葉にどういうわけか智子がぱっと顔を輝かせ、興味深げに重ねて訊いた。
「え、ええ、はい、そうですけど……あの、それが何か?」
 さして深く考えもせず、香奈たちに対してしたのと同じ説明をしただけの美也子は、智子の反応に面食らって、きょとんと
した顔で思わず訊き返してしまった。
「うん、だって……ね、淳司?」
 いつも落ち着き払った態度でいる美也子の驚いた顔を目にしたのがおかしいのか、智子はくすっと笑って、すぐ横を並ん
で歩く淳司の方に振り向き、なにやら意味ありげに頷いてみせた。
「ああ、そうだな。こういう偶然もあるんだな。いや、確かに俺もちょっとびっくりしちまったよ」
 同意を求められた淳司が、どことなく面映ゆそうな顔で頷き返す。
「あのね、私たち、二人とも、啓明学院大学の学生なのよ。高校二年生の時につきあい始めて、どうせなら同じ大学へ行こ
うねって励まし合って第一志望の啓明に入ったの」
 智子は、思ってもみなかった偶然に、きらきらと瞳を輝かせて説明した。
41720 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/20(水) 08:11:01 ID:+/sjdbr2
 そうして、智子が続けて口にした説明に、晶は思わず身をすくめてしまう。
「私たち、学部も同じで、教育学部なの。小学校の先生になりたくて頑張ってるのよ。春休みが終わったら四年生になる
んだけど、四年生になったら六月に教育実習があるから、附属の小学校で晶ちゃんと会えるかもしれないわね。うふふ、
晶ちゃんのクラスを担当させてもらえちゃったりしたら楽しい教育実習になるんだけどな」
 智子はそう続けたが、その場に立ちつくしてしまった晶の蒼褪めた顔色に気づいて、心配そうに声をかけた。
「どうしたの、晶ちゃん? さっき徹也君も言ってたけど、気分が悪いんじゃないの?」
「あ、大丈夫です。晶ちゃん、精神的にも内気なところがあるけど、体も少し弱くて、お日様の照ってる所と冷房が利いて
る所とを繰り返して出入りしたりすると、決まって疲れちゃうんです。でも、それって、ちょっとした癖みたいなもので、すぐ
に元気になるから、あまり気を遣わないでください。気を遣われると、却って晶ちゃんの負担になりますし。――ね、大丈
夫よね、晶ちゃん?」
 それまで先頭に立って歩いていた美也子だが、すっと晶のすぐそばに移動すると、智子に向かって軽く手を振ってみせ、
晶の耳元に囁きかけた。
「あらあら、困ったことになったわね。淳司お兄さんも智子お姉さんも、晶ちゃんが通っていることになっている附属小学校
で教育実習をするんだって。その時にどんなに探しても晶ちゃんをみつけられなかったら、二人ともどうするかしらね。晶
ちゃんが本当は附属の生徒じゃないんだって気がついて、どこの小学校に通っているか調べるかしら。そうしたら、本当は
小学生でもないし、女の子じやないんだってことも知られちゃうかもしれないわ。本当に困ったわね」
 口では困った困ったと言いながら、その実まるで困ったようなそぶりなど微塵も見せず、むしろ面白そうに笑い声で囁き
かける美也子。そんな美也子の狙いは、不安を掻きたてて晶の顔にますますひどい怯えの色が浮かんでくる様子を眺め
て存分に楽しむと同時に、自分だけではどうしょうもない状況に追い込むことで、晶の胸の中で膨らんだ徹也や美也子に
対する依存心をますます大きく膨らみあがらせることにあった。
「……ど、どうしよう。あたし、どうすればいいの? どうすればいいのか教えてよ、お姉ちゃん!?」
 徹也や智子たちに聞かれないよう声をひそめて、けれど切羽詰まってそう言う晶の口調からは、美也子に頼りきっている
様子がありありと感じられる。美也子の部屋で強引に幼い女の子の格好をさせられてからこちら、美也子の企みにのせら
れて為す術なく異様な状況に追い込まれてしまった晶にとって、今や我を忘れてすがりつくことのできる相手は徹也と美也
子しかいなかった。
41820 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/21(木) 05:42:24 ID:ERoM/PsW
「どうすればいいのって、今は何もしなくていいわよ。教育実習は六月だから、まだ二ヶ月ちょっとあるじゃない。今からじ
たばたしても仕方ないわよ。それより今は、こんな所に立ち止まって私とひそひそ話をしている方がヤバいんじゃないか
な。何を秘密の相談してるんだろって怪しまれたら、それがきっかけになって晶ちゃんのの正体がばれちゃうかもよ。そう
なって恥ずかしい目に遭うのは誰かしら。それに、そんなことになったら、大好きな徹也お兄ちゃんにも嫌われちゃうだろ
うなぁ。だから今は先の心配なんてしてないで、お姉ちゃんの言う通りにすればいいの。さ、行くわよ」
 美也子は、自分に頼りきっている晶の様子に満足げな笑みを浮かべると、新しい紙おむつの上から晶のお尻をぽんと
叩いた。
「で、でも……」
「ほら、行くわよってば」
 不安いっぱいの表情で弱々しく首を振る晶に向かって美也子はひょいと肩をすくめてみせ、何事もなかったかのように
再び歩き出す。
「何か困ったことがあったの? お姉さんと何を相談していたの、晶ちゃん?」
 美也子が歩き出したのを見て自分も晶の手を改めてぎゅっと握りながら足を踏み出しつつ、徹也が気遣わしげに尋ね
た。
「……う、ううん……」
 美也子との相談の内容など話せるわけがない。晶には、力なく首を振り、徹也や智子たちにそれ以上は詮索されない
よう徹也に手を引かれるまま美也子のあとにつき従うことしかできなかった。
「本当になんでもないから気にしないでね。それより、徹也君、高校はどこへ行くか決めてるの? 三年生になったら、す
ぐに進路指導も始まるんでしょ?」
 通路の周囲に並ぶ陳列棚に掛かった夏物の衣類を品定めするようにゆっくり歩きながら、首だけをひょいとめぐらせて
美也子が声をかけた。
「あ、はい、あの、星陵と弘陵、どっちにするか迷っているんです。今の成績だと、弘陵は確実なんだけど、もうちょっと頑
張れば星陵へも行けるぞって二年生の時の担任は言ってくれたんですけど……」
 徹也は人差指の先でぽりっと顎を掻き、星陵の卒業生である淳司や智子の姿を、少し羨ましそうな顔で見て言った。
41920 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/21(木) 07:20:37 ID:ERoM/PsW
「お、なんだ、もうちょっと頑張りゃ行けるってんなら、星陵を狙わなきゃ漢じゃねーぞ。頑張れ頑張れ、頑張って俺たちの
後輩になってみろ。なんなら、勉強をみてやってもいいぞ」
 徹也が志望校を星陵高校にするか弘陵高校にするかで迷っているのを知って、淳司がぱっと顔を輝かせた。
「うん、星陵はいいわよ。わりと自由な校風だし、先生方も熱心だし」
 徹也と並んで歩きながら、智子も相槌を打った。
 そこへ、さりげないふうを装いつつ、美也子が言葉を重ねた。
「そうですね、勉強も部活も、熱心にみてくださる先生方ばかりですもんね。私も、星陵に入って本当によかったと思って
います」
「あら、美也子さんも星陵なの?」
「え、お姉さん、星陵なんですか!?」
 智子と徹也が同時に驚きの声をあげた。
「うん。今度、二年生」
 美也子は、そっけなく応えて軽く頷くだけだ。
 が、美也子が星陵高校の生徒だと知った徹也は、らんらんと瞳を輝かせ、興奮した声で言った。
「よし、僕、絶対に星陵に入る。もう迷わない。第一志望は星陵で決まりだ」
「おいおい、いきなりどーしたっていうんだよ、中坊。そりゃ、おまえさんが星陵を目指すってんなら、それはそれでいいけ
ど、どういうわけで急に決めちゃったんだよ」
 徹也の興奮気味の声に、いささか面食らった表情で淳司が言った。
「え? だって、晶ちゃんのお姉さん、二年生ですよね。ということは、来年、僕が入学した時は三年生。だったら、一年間
近くは僕とお姉さん、同じ高校に通うことになるんですよ。そうしたら、晶ちゃんが元気かどうか、毎日お姉さんから教えて
もらえるじゃないですか。ご飯は何を食べたとか、どんなテレビを視てるとか、毎日いろんなことを教えてもらえるじゃない
ですか。すっこ゜くラッキーだと思いません?」
 興奮した顔にどこか照れ臭そうな表情を浮かべながら、自分の頭を指先でぽりぽり掻いて徹也は応えた。
420名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:49:14 ID:4Y8mdCCq
やべーーーーー高校生活見てぇwwww
42120 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/22(金) 06:31:17 ID:5hakQjXu
「なんちゅう不純な動機だ、それは」
 徹也の返答に、淳司がぷっと吹き出した。
「ま、いいんじゃない。動機はどうあれ、それで徹也君が頑張る気を出してくれるなら」
 智子はくすっと笑って言った。
 なごやかで微笑ましい空気が五人を包み込む。
 けれど、ひとり晶だけは首をうなだれ、顔を伏せてしまう。もしも徹也が本当に星陵高校に入学するようなことになったら、
いやでも校内で顔を会わせることになってしまうのだ。いくら一年近く先のこととはいえ、その時のことを思うと、どうしてい
いのかわからない。
(あたし、どうすればいいのよ。助けてよ、美也子お姉ちゃんてば)少女のふりをするための裏声が、いつしか習い性になっ
てしまったのだろう。実際に言葉にするわけでもないのに、少女そのままの言葉遣いで胸の中で美也子に助けを求めてし
まう晶だった。

                           * * *

「いらっしゃい、美也子ちゃん。待ってたわよ」
 陳列台の上に頭を突き出すようにして店内の通路を歩く美也子の姿をみとめ、親しげに声をかけてきたのは、衣料品店
のオーナーの娘で、ショッピングセンターにテナントとして入っているこの店の店長だ。茜という名前で、服飾関係の専門
学校を卒業してすぐ、親が経営する衣料品店を手伝い始め、この仕事がよほど気に入ってしまったのか、もうすぐ三十歳
になろうかというのにまるで結婚する気配もなく、いかにも楽しそうな様子で仕事にいそしんでいる。茜が店を手伝い始めた
時期と美也子が成長派を迎えて着ている物がすぐ窮屈になってしまうようになり始めた時期とがちょうど重なっていたため、
寸法直しなどを茜が担当してくれることが多かったところへもってきて、どちらも一人っ子ということでお互い相手に対して
少し年の離れた姉妹めいた感情を抱き合い、二人が心を許し合う仲になるのに、さほど時間はかからなかった。その親密
な関係は今も変わらず、茜はもう高校二年生になる美也子の名前をいまだに『ちゃん』付けで呼んでいるし、美也子も茜の
ことを『茜お姉さん』と呼ぶ癖が抜けないでいる。
422名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 22:51:24 ID:FZ5BwQVD
茜お姉さん…
ラスボスなヨカーン
42320 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/23(土) 04:18:16 ID:8O4ufAeg
「こんちゃーす。高校生の時には随分お世話になっちゃったけど、俺のこと、憶えてます?」
 足早にこちらへ近づいてきた茜に、淳司がぺこりと頭を下げた。
「あらあら、まぁまぁ。お久しぶりだこと。今日はどういう風の吹き回し? 美也子ちゃんと知り合いだったの?」
 一瞬だけ首をかしげた茜だが、すぐに淳司と智子のことを思い出したようで、にこやかな笑顔になる。
「ご無沙汰しています。いえ、昔からってわけじゃないんです。さっき知り合ったばかりで。けど、知り合ったばかりなのに、
なんだかとっても仲良くなっちゃって、美也子さんが妹さんにお出かけ用のお洋服を買ってあげるっていうからついてきた
んです。ちょっとしたアドバイスでもできればいいなとか思って」
 淳司に続いて智子が軽く会釈をして簡単に説明した。
「あら、そうだったの。じゃ、美也子ちゃんの妹さんに似合うお洋服、ちゃんと見立ててあげてね」
 何年間かの空白など一瞬で消し飛んでしまう。茜は、持ち前の人の好さをそのまま表情に出したような明るい笑顔で大
きく頷いた。そうして、
「だけど、美也子ちゃんに妹がいるなんて今までちっとも知らなかったわ。てっきり一人っ子だとばかり思ってた」
と呟くように言いながら、徹也と手をつないだまま身をすくめる晶の顔に目をやったのだが、その途端、茜の顔に訝しげな
表情が浮かぶ。
「あら? あなた、このお店に何度か来たことがないかしら? ……けど、ううん、私の思い違いかな」
 茜は怪訝な表情を浮かべて晶の顔をじっとみつめ、鈎型に曲げた人差指を顎先に押し当ててなにやら思いだそうとでも
するような顔つきになった。
 実際、茜の言う通り、晶も何度かこの店を訪れたことがあった。中学でも高校でも、華奢な体つきの晶には標準体型の
制服がどうしてもぶかぶかになってしまうものだから、細身に仕立て直してもらうため、寸法取りや、仕立て直しの終わった
制服の試着などで足を運んでいたのだ。晶が茜の出現に思わず身をすくめてしまったのは、茜が自分の正体に気づくの
ではないかという怯えのせいだった。

 
42420 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/23(土) 06:16:57 ID:8O4ufAeg
 徹也の背後に隠れるようにして身を固くする晶。
 けれど、徹也にしてみれば、それを晶が人見知りしているからだとしか考えられない。内気で人見知りの激しい幼いガー
ルフレンドが自分を頼りにして体をすり寄せてきているのだと思うと、ますます晶のことがいとおしく感じられる。
「君は……この子のお兄さん?」
 晶の肩を優しく抱き寄せる徹也に向かって、茜が、訝しげな顔つきのまま尋ねた。
「あ、いえ、あの……」
 初対面の相手に晶との関係を告げるのはさすがに照れ臭くて言い淀む徹也だったが、自分のシャツの袖口を晶がきゅ
っと握りしめて体を固くしている様子を見ると、保護欲がこれでもかと掻きたてられて、いつしか胸を張り、茜の顔を正面か
ら見据えてきっぱり言い切っていた。
「……僕は、この子のボーイフレンドです。どんな洋服が似合うか、僕も選ばせてもらいます」
「あら、そうだったの。どうやら私、勘違いしちゃってたみたいね。美也子ちゃん、一人っ子どころか、弟さんも妹さんもいる
のかと思ったんだけど、君は美也子ちゃんの妹さんのボーイフレンドだったんだ」
 徹也の張り切り具合に茜は笑顔を取り戻して言い、ようやく納得したように呟いた。
「じゃ、この子がうちの店に何度か来てるんじゃないかって思ったのも、やっぱり私の思い違いね。私の記憶じゃ、制服の
寸法直しに何度か来たことのある子は男の子だったもの。ボーイフレンドまでちゃんといる妹さんを男の子と勘違いするな
んて、どうかしているわね、私」
 その呟き声を耳にした瞬間、晶の顔には安堵の色が満面に浮かび、同時に、それまでの緊張が解けて体中の力が抜け
て、へなへなとその場にへたりこんでしまいそうになる。
「あ、大丈夫、晶ちゃん? また気分が悪くなったの?」
 倒れそうになる晶の体を徹也が慌てて抱き寄せた。
 その拍子に、丈の短いスカートの裾から、僅かながら紙おむつが姿を覗かせる。
「ふぅん、美也子ちゃんの妹さん、晶ちゃんっていうんだ。それにしても、優しそうなボーイフレンドと一緒で羨ましいわね」
 茜は、晶のスカートの裾から覗く紙おむつのギャザーを視界の隅にとらえながらも、まるでそんなこと気づいていないか
のふうを装って、わざと明るい声で言った。
425名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 07:51:36 ID:vHbDwq7h
激しくGJ!wktkwktk

もうスレを立てないと500KBになっちゃうな
今496KB、、
42620 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/23(土) 08:32:28 ID:8O4ufAeg
それじゃ、とりあえずあと一編だけ投下して、その続きは、次スレが建つまで控えておきます

あ、それと、これを言い忘れていた
このスレを建ててくれた>>1、多謝。随分と勝手に使わせてもらっているけど、許してやっていただければ幸いでつ
42720 ◆JSxcaNkD96 :2007/06/23(土) 08:33:32 ID:8O4ufAeg
「でしょう? 私も妬いちゃうくらい仲がいいんですよ、徹也君と妹」
 美也子は、甲斐甲斐しく面倒をみる徹也と、そんな徹也に対してますます依存心を強める晶の様子を満足そうに眺め
ながら、茜に向かって大きく頷いた。それから、あらたまった表情になって、晶の顔と茜の顔を交互に見比べて続ける。
「じゃ、改めて紹介しておきます。これが私の妹で、小学校の五年生になる晶ちゃんです。身内だから本当は『晶』って呼
び捨てにしなきゃいけないんでしょうけど、可愛いからついつい『晶ちゃん』って呼んじゃうんです。ほんと、一人じゃ何も
できなくて、ずっと私にべったりで頼りきりで。あ、でも、今はボーイフレンドの徹也君にべったりかな。――こちらは、私が
お世話になっている茜お姉さん。ほら、ちゃんとご挨拶なさい、晶ちゃん」
「よろしくね、晶ちゃん」
 茜は、徹也に抱きかかえられたままの晶の顔を覗き込むようにして言った。
 それに対して晶は、顔見知りの激しい少女そのまま、おどおどと顔を伏せ、蚊の鳴くような声で
「あ、あの……こ、こんにちは」
と言葉を返すなり、身を隠すようにして徹也の後ろにまわりこんでしまう。今のところは正体に気づかれていないようだが、
何度か茜と顔を会わせたことのある身としては、いつ自分が本当は高校生の男の子だと見破られてしまうかもしれないと
思うと気が気ではない。
「ほら、駄目じゃない、晶ちゃん。もう五年生なんだから、少しはお行儀良くなさい」
 美也子は、徹也の背後に身を隠す晶を、それこそ年端もゆかぬ幼い妹さながら叱りつけ、茜の方に向き直って軽く肩を
すくめて言った。
「ごめんね、茜お姉さん。妹、見ての通り、甘えん坊さんの上にお行儀が悪くて。本当は私がもっと厳しく躾ければよかっ
たんだけど、甘えん坊の妹が可愛くて、ついつい猫っ可愛がりし続けてたもんだから、こんなふうに育っちゃって。できるこ
となら、赤ちゃんだった頃に戻して、一から育て直したいくらいだわ」
「……」
 美也子と晶は高校の同級生。しかも、生まれ月でいえば、晶の方が一年近く年上だ。なのに、そんなふうに徹底的に幼
い妹扱いされて、羞恥に胸が焼かれる。けれど、それに対して今は何も言い返せない。今の晶には、顔を伏せて下唇を噛
みしめ、恥辱に耐えるために、徹也の手をぎゅっと握り返すことしかできなかった。
428名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 16:47:39 ID:vHbDwq7h
【おむつ】幼児女装小説 2冊目【園児服】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182584330/

立てたよお
429名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 18:07:14 ID:XkKnhLL6
埋めますよ
430名無しさん@ピンキー
ある塾の夏休み合宿。
一週間目の実力テストで最下位をとってしまった美少年・翔は罰として屈辱のオムツ女装をさせられることになった。
(ああっ、恥ずかしいぃっ! みんな、見ないでぇっっ!!)
丈が短いピンクのワンピースの裾からはもっこりしたオムツの膨らみがはみ出している。
真っ赤なリボンまで髪に飾られ、靴下、上履きまでピンク色のこの恥ずかしい扮装は、次週の実力テストで最下位脱出するまで続くのだった。
(ああっ! も、もうガマンできないっ・・・・)
オムツ女装させられてから数時間後、塾の講義中迫り来る尿意に切なく内股をこすりあわせ、耐え続ける翔。
だが講師はそんな落ち着きのない翔を指さし、黒板に書かれた難解な数式を解くよう命じた。
周囲のくすくす笑いの中懸命に黒板までヨチヨチ歩きし、翔はチョークを手にする。
だが、女装の羞恥と切迫する尿意のために、まるで考えることができなかった。
「なんだ、こんな簡単な問題もできないのか! この落ちこぼれめ、お仕置きだ!!」
ゴリラのような筋肉の男性講師に前屈みにさせられ、翔はオムツにくるまれたお尻を塾友たちに晒す。
(そんな・・・・・ああでちゃうっ、でちゃうぅ・・・・)
「いーち!」
羞恥と尿意に悶える美少年のヒップに講師の大きな手が振り下ろされた。
バシィッ!!
「ひああああああ────────っ!!」
哀れな悲鳴とともにむき出しの細い両足がガクガクと震える。
そして翔は皆の見ているその目の前で、オムツの中に失禁してしまったのだった。
「あ・・・・・ああっ・・・・・」
「にーい!」
なおも厳しい手が少年のヒップを苛み、その衝撃でずれたオムツの裾からこぼれた黄色い液体がタラタラと内股を伝い落ちる。
そうしてスパンキングのお仕置きが終わる頃には全員が翔のお漏らしに気づいていた。
オムツオモラシとお仕置き、そして何より塾友たちの蔑みの視線に打ちのめされ、へたり込んで嗚咽する翔。
だが講師はそんな少年に冷然と、仲間たちにオムツを替えてもらうよう命じたのだった・・・・・

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