, ⌒ r ― ― -- 、 __________________________
/ ` 、 f
l /ハルWVNwv ! | 【YG版WORKING!!】 (通称犬組)
| _l、┃ ┃ r´ _ < ヤングガンガン連載中の働かないファミレス4コマです。
ノ ( ヽY r┐〃!ヽi/ノ |
i i リー ゝ' -イ,. リ/. |【うろん版WORKING!!】 (通称猫組)
!ハ | <)\‡‡jV〈 / | うろんなページ連載中のやっぱり働かないファミレス4コマです。
ヽ`l .ノ | _|, Y . | 犬組と微妙にリンクしてたりします。
、__ノ 「 ̄Τl ォ゙ ''i゛ |
 ̄ ! |. | | ||゙''''゙`ゝ、 | 【ブタイウラ】 (通称ブタ)
リト‐-∪」l ノノミ | うろんなページ連載中のサーカスしてないサーカス4コマです。
<三三三彡イー'. |
|::::| |::::| | 【がはこ】
|::::| |::::| | 高津カリノと同一人物です。
l::/. ヽ::! ヽ__________________________
_.. 、, -―-- 、
, ´ ヽ
/ `、
l ./!_」_/ /!ハN_i__li 、 }
| !´ハV`j |ヽト´ハ/`l j |
、N ─‐ ―― |r‐y! ト
. lゝ〃 〃 ノ| | ン
'へ. ヮ _ ィくヾ. l
〃 ノ `フiーェュ≦ト、〉、ヽ \_,
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!∠
| WORKING!! 全3巻 |ノ
f~) (ヽ
!ィ' 好評発売中 {_ノ
. ------! |-------
, ⌒ r ― ― -- 、
/ ` 、 ガンモバコミックで
l /ハイWNメwv ! WORKING!!番外編1〜4話配信中ですよー
| _l、┃ ┃ r´ ドラマCDも発売中だよー
ノ ( ヽY _ 〃!ヽi
i i リー | i__-イ リ
!ハ | <)\ | V ヽ
, - 、,- 、
/:::::::;_;_,_::::ヽ
l::::/i::l_,|_))ゝ丶
!//l |=|ヾ::::',ヽl
l ソ.l!|=| 'ノソ リ
|=|
|=|
, - ― - 、
/ ` 、
l/ハメWNィwv !
>>1乙だよっ!
l、 ┃ ┃ r´
ヽY r┐ !ヽ
リー ゝ' -イ リ
>>1乙
なんか最近エロイSSが恥ずかしくて読めない・・・
>>1おつおつ
>>6 オレなんて最近甘酸っぱいSSが恥ずかしくて読めないぜ…?
8 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 00:04:49 ID:YjZJO3Hu
>>1 おつー
エロいSSも甘酸っぱいSSも読んでるとニヤけて恥ずかしいorz
>>1乙
ガ ヤ あ
は ン ン し
つ ガ グ た
ば ン は
い の
び
で
す
<(・ )
_.. ( つフ-- 、
, ´ ヽ
/ `、
l ./!_」_/ /!ハN_i__li 、 }
※ | !´ハV`j |ヽト´ハ/`l j |
、N ─‐ ―― |r‐y!
. lゝ〃 〃 ノ| |
'へ. ヮ _ ィくヾ. l
ノ `フiーェュ≦ト、〉、ヽ \
おいお前ら。今号の山田でエロを書いてくださるつもりはございませんか?
>>1
乙です!
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:50:27 ID:ejueLbHf
職人さんがんばれ〜
もう5スレ目ですか。早いもんですね。
では、修学旅行の雛子end投下します。
ちなみにエロ有りです。
「うわっ、足しびれるっ!」
雛子はそう叫ぶと正面に座る永田をめがけてコップごとダイブしようとした。
が、本当に足がしびれていたのか、自分の服に盛大にこぼしてしまった。
「きゃっ…ひ、雛ちゃん…大丈夫?」
永田が心配して声をかける。
(あちゃー、大失敗…まさか思いっきり墓穴を掘るとは…)
雛子は自分自身の迂闊さを呪った。
「先生の許可をもらって、もう一度風呂に入り直すわ…そん時についでにジャージを洗う」
雛子はそういうと館内電話を使い、教師の控え室へ許可を求めた。
旅行委員の言い分だからか、すんなり許可は下りた。ついでに、着替えが
ないだろうということで、旅館の浴衣を借りた。そして雛子は、またタオルや
下着を手にすると部屋を出ていった。
(小浴場には東田が来るはずだから、大浴場に行かないとね…
あーあ、とんだドジを踏んだわ。こりゃ作戦は明日やり直しね)
雛子は階段をつかって1階まで降りると大浴場へ向かった。
一方男子の方では…
「それじゃ岩崎、俺風呂に行って来るけど、後始末を頼むぞ」
「わーった、わーった、まかせときなって」
「まったく、ブツブツ…」
(フッ…ミッションコンプリート!)
岩崎は密かにガッツポーズをしていた。
東田は階段をつかって女子の階まで来た。しかし見張りの教師の姿が遠目に見えた。
(やばいな…こりゃ大浴場の方が正解かも…)
音を立てないように、一階まで降りていった。
「えーっと、大浴場…あれ? さっきと男女が入れ替わっているような気が…
ま、気にすることはないか」
東田は服を脱ぐと、タオルとジャージをかかえた。
「さて、ジャージはつけおきをしますか」
東田はそうつぶやくと、洗面器にお湯を張り、ジャージを中につけてから
大浴場の中へ入っていった。
「ふー、一人でのんびりするのはいいねぇ…」
東田は大浴場の一番奥で肩まで湯につかりながらがつぶやいた。するとガラッと
扉が開く音がした。
「お、誰だ?」
その声に気づかなかったのか、湯煙で東田が見えないのか、その人物はかけ湯を
すると湯船に入ってきた。その瞬間にその人物と目があった。もちろん雛子である。
「えっ、東田?」
「た、滝川さん…なんで?」
「え、ジュースこぼして…それより、アンタここ女風呂よ?」
「え? そうなの? 俺が来たときには『男』ののれんが下がっていたのに…」
「おおかた誰かがイタズラで入れ替えたんでしょうね…」
「そっか…ゴメンな…俺もう上がるわ」
東田はそう言うと立ち上がる。しかし、間の悪いときには間が悪いもので、
東田のナニが雛子の目の前に来てしまった。
「きゃっ! ひ、東田…」
「あ、ご、ごめん!」
東田は東田で、雛子の全身ヌードを見てしまった。
「もう…最悪…」
雛子がつぶやく。
「ホント、ゴメン!」
「アンタなんで大浴場に来るのよ、本当なら小浴場に行っているはずなのに…」
「本当なら?」
「あ…」
「もしかして…」
東田は雛子を見つめると続けた。
「おれがずぶぬれになったのはおまえたちの策略?」
「なんのことかしら?」
「俺をずぶぬれにして小浴場に行かせて…」
「……」
「黙ったということはそうなんだね?」
「そうよ! 永田の気持ちに気づかないアンタが憎くて…永田がかわいそうで…
背中を押してやろうと思って岩崎と仕掛けたのよ」
「ふーん。そうなんだ…でも」
「でも? 彼女がいるからやっぱムリって?」
「いや、俺が興味あるのは…」
東田はそういうと、雛子に一歩近づいた。雛子は一瞬たじろぐ。
「東田…アンタもしかして」
「そう。滝川さん…湯で上気して色っぽいよ」
そういうと東田は雛子の手をつかみ抱き寄せた。
「ちょ、ちょっと!」
雛子は抗議するものの、そのまま東田の胸の中に収まる。そして東田は片手で雛子の
顎をつまむと上向きにして、強引に唇を奪う。
「う、うむぅ」
雛子は抵抗するものの、東田の力には抗えない。
東田は顎から手を外した。
(解放されるのかな?)
雛子が思った瞬間、その手は雛子の鼻に伸びて、鼻をつまんだ。
「うぷっ、もがっ」
息ができなくなって口を大きく開けた瞬間、東田の舌が口の中に侵入してくる。
自分の舌をからめ取られる…歯の裏をなめられる…唾液を送り込まれる…
雛子は東田が次々と繰り出す責めに翻弄され、抵抗もままならない。それをいいことに
東田の手は今度は雛子の胸へとのびる。
「滝川さん…以外と大きいね…着やせするタイプかな?」
東田はそういいながら雛子の胸に触れる。最初は柔らかく…そして徐々に力強く。
完全に東田のペースに雛子は乗せられていた。唇から、胸から、甘いうずきの
ような電流が走り、全身を駆けめぐる。
(やだ…東田…に、キスされて…む、胸も…)
「ひ、東田ぁ!」
あえぐようにして唇を離して叫ぶと、今度は東田の唇は雛子の胸に吸い付く。
「はううううん!」
雛子の叫び声で興奮したのか、東田はチュッ、ジュルッと音を立てて胸を吸う。
「滝川さん…甘い味がするよ」
東田はそういうと今度は乳首を責める。さらには先ほどまで胸を責めていた手を
秘部にのばす。
「滝川さん?」
東田は尋ねるものの、東田の責めでいっぱいいっぱいの雛子に返事ができるはずはない。
「これは、なにかなぁ? お湯? それとも汗? それとも…」
東田はそういうと秘部に伸びていた手を雛子の目の前に持ってくる。その手は温かい
液体でしめっていた。
雛子は思わず目をそらす。
(な、なんでこんなことに…永田に…なんて…ああ、東田…)
雛子はそんなことを考えるものの、現実には逆らえない。東田の責めで全身に
官能の渦が巻き起こっているのだ。雛子の意識はその意識に徐々に飲み込まれて
いっている。まるで台風を前にした小舟のようである。
「お、お願い…東田…これ以上は」
「ふーん、答えないつもり…でも、もう止まらないよ」
東田はそういうと、一瞬雛子から手を離したかと思うと、今度は雛子の足首をつかむ。
そして膝立ちになると雛子の脚をぐっと広げて持ち上げ、その付け根に吸い付く。
「きゃううんっ! ひ、ひがしだぁっ!」
「すごいね…ベトベトだよ…」
東田はそうつぶやくと、音を立てて液体を舐めとる。浴槽に注ぐ湯の音に負けないように。
ピチャッ…ピチャッ…ジュルッ…ジュルッという音が、雛子にもはっきり聞こえる。
それよりも、東田の舌が秘部に触れる感覚がなによりも雛子の体を高ぶらせる。
(ああ、まるで…脳の神経を…つままれているみたい)
一方の東田も、この異常なシチュエーションにものすごく興奮していた。
(あの滝川さんが…俺に責められてあえいでいる)
目の前で雛子が声を上げてあえいでいる。秘部から恥ずかしい液体をあふれさせている。
その光景がまた東田を酔わせる。すでに東田のナニは天を突き刺すかのように直立しており、
熱を持っているのが自分でもわかる。
(もう、我慢できない…)
東田は雛子を床に寝かせる。濡れた床が一瞬雛子の意識を覚醒させる。
(あれ、東田…どうしたんだろう)
ぼやけた視界が徐々にはっきりしてきて、やがて東田の顔がくっきり写る。
やがて東田は口を開いた。
「滝川さん…いくよ」
雛子はそのままうなずいた。自分でもなぜだかわからないが、おそらく高ぶった
意識がそうさせたのだろう。その直後、秘部に熱を感じた。口から声が漏れる。
「あっ…くはっ」
東田は左手で雛子の脚をかかえ、右手で自分のナニを雛子の秘部にセットすると、
そのまま腰を押し進めた。十分濡れてはいるものの、抵抗を感じる。その抵抗に
逆らうかのように、一気に最後まで腰をつき入れる。
「あっ! きゃうん!!」
股間に感じる痛みと、子宮を突き上げられる喜びに、雛子は思わず叫んだ。
「く、ふうっ」
ナニを締め付けられる快感と、雛子を征服した喜びで東田は思わず発射しそうになったが、
必死でそれをこらえる。
「滝川さん…」
「いたいよ…東田…」
雛子の声が耳に入らなかったのか、東田は両手で雛子の腰をつかむと、徐々に腰を
スライドさせ始める。
(ああ…東田のが…中に…)
雛子は何とか現状を把握しようとする。しかし、無駄なことだった。秘部から伝わる
音と振動が、そのような意識を隅に追いやる。
「ああっ、いっ、いい!!」
カリの部分が感じるところにヒットしたのか、雛子は首をのけぞらせて叫ぶ。
(滝川さん…感じている)
雛子の叫びをきいて、東田の動きはヒートアップする。
東田は雛子にのしかかると、よりいっそう腰を激しく動かす。かと思うと、
雛子をじらすかのように小刻みに動く。雛子は東田の動きに夢中になる。
「はっ、あふうっ…いい…もっと、もっとう!」
雛子はそう叫ぶと、東田の唇に吸い付いた。東田もそれに応えて、情熱的な口づけを交わす。
(ああっ、東田…スゴイ…)
雛子は左手を東田の背中に回す。右手も背中に回そうとして、ふと、東田の胸に手を持っていく。
(東田の…からだ…東田の…胸…)
そして東田小さな乳首をつまんだ。
「たっ、滝川さん」
東田はそう叫んだ。雛子がこたえる。
「ひ、東田…ばかり…おかえし、だよ…」
雛子は言い終わると、手が責めている胸と反対側の胸に激しく吸い付いた。
「く、っわうっ! た、滝川さん…出ちゃうよ!」
東田は思わず叫んだ。
「いいっ…東田っ! イッてぇ!! わたし…わたしもイッちゃう、きゃうん!」
そう叫ぶと雛子は足を東田の腰にからみつかせる。
「俺も…そろそろ、や、ばい…」
東田は最後とばかりに腰の動きを激しくする。
「も、もうダメェっ!!」
雛子はそう叫ぶと両手を東田の背中に回し、ぎゅっとしがみつく。それを合図に
するかのように東田は雛子の中ではじけた。
(ああ、東田のが…そそぎ込まれる…)
子宮が満たされる感覚に、雛子の意識も空を飛んだ。
「…さん…滝川さん」
自分の名前を呼ばれて、我に返る。でも、足の付け根に違和感を感じる。
「滝川さん!」
顔に濡れたタオルを押しつけられて、雛子は完全に意識を取り戻した。
目の前には東田の顔がある。
「東田…」
「滝川さん…かわいかったよ」
「ア、アンタねぇ!」
そう言って動こうとして、雛子は気がついた。東田のものは、まだ雛子の中に
収まっているのだ。
「あっ…」
雛子は思わず東田から顔を背ける。東田は雛子の顔に手をそえると、自分の方に向かせる。
「うれしいな、滝川さんが感じてくれて…」
「そんなこと…言わないでぇ…」
「ほら、離したくないって、滝川さんのが動いている…」
別に力を入れていないのに、自分の秘部のあたりにもぞもぞした動きを感じる。
東田の方も、別に力を入れているようには見られない。むしろ脱力している。
「う、うそ…」
「ね、ほら、おかげで俺のも」
東田のナニが熱と硬さを取り戻してくるのを自分でも感じる。
「でも、いい加減やめないと、誰かに見つかったら破滅だからね…」
東田はそう言うと、雛子の中から引き抜いた。
「あふう」
雛子は思わず息をもらした。ふと股間を見ると、血に濡れた東田のナニと、
自分の秘部からこぼれる白い液体が目に入った。
(ああ、夢じゃなかったんだ)
雛子は現実に戻る。床に寝たまま、浴槽から湯を汲んで体に浴びている東田を見つめる。
(でも、東田、凄かった…頭の中が真っ白になった。こんな快感今まで…)
「じゃ、俺お先に上がるから…滝川さん、風邪引かないようにね」
「あ…」
つい雛子の口から吐息が漏れる。
「なに? 滝川さん」
「東田…その」
「その?」
東田に見つめられる。ふと目を背けると、東田のナニが目に入る。頬を染めながら、
横を向く。そんな一人でパニクっている雛子に東田が声をかける。
「そうだね、俺も収まらないよ…でも、いい加減部屋に戻らないとやばいから、
今夜一時、男子の階の布団部屋で、いいね、雛子」
その声に思わず雛子はうなずいた。
「じゃ、また後で」
そう言うと東田は出ていった。扉が閉まるバタンという音で我に返った雛子は、
ノロノロと立ち上がると、シャワーのところまで行き、頭から冷たい水を浴びた。
「ずいぶんゆっくりつかっていたんだね、雛ちゃん」
雛子が部屋に戻ると、永田が心配そうに声をかけてきた。
「う、うん。ちょっとね、考え事をしていたから…」
「そう、ならいいけど…風邪引かないようにね」
(あ、東田と同じことを…東田…)
「ゴメンね、永田」
「え? なに? 雛ちゃん、よく聞こえなかったよ?」
「ううん。なんでもない、独り言」
「そう」
「それはそうと、点呼はどうだった?」
「うん、無事にすんだよ。雛ちゃんがお風呂にいっていたのも、先生知っていたし」
「そか…じゃ、寝る準備をしますか?」
「もうみんなできてるよ。あとは雛ちゃんだけ」
「そうか、重ね重ねゴメンね」
「ううん。いいよ」
そのあとは昼間のスキーで疲れていたのか、みんなは以外と早く寝た。雛子だけは、
布団をかぶって時が過ぎるのを待つ。
(一時…五分前)
音を立てないように布団から出ると、雛子は廊下に出る。スリッパを履かずに廊下を
静かに歩く。教師ももう寝たのか、見張りはいない。
「ひ、がしだ?」
布団部屋の扉ををそっとあけて雛子はつぶやく。
「よく来たね。さぁ、夜は長いし」
そう言うと東田は扉を閉めて雛子を抱きしめた。
(ああ、もう戻れない)
雛子はそう思いながらも、少し背伸びをすると東田の唇を求めた。
以上です
GJ!
雛ちゃんエロくて最高だ
おてんばでツン要素なのが雛ちゃんだ
残るは岩崎ルートか…
ミリっちルートはないのかな?
それはそうとGJ!!
だからウィキの過去ログが見れねーって
八千代で何か読みたい。
コミック嫁
質問ですが犬組はドラマCD出たからCV
わかるんだけど猫組や豚組は声がわからないのですが
皆さんはどんな感じに脳内変換してますか?
声優スレで聞いたほうが早いんじゃね?
中の人などいない!!
いるぞ。例えば店長の中にはちっちゃな店長が(ry
⌒
⌒ チャラッチャラッ ミヨヨヨヨヨヨヨヨ〜ン
r',ニニニニニニニニニニニニ.ヽ
| | ,r:== 、 | |
│! {{ }} :| |
. | l ヾ==' ′ :| |
. r| l ┌ー┐ | ト、
. l | | __| |__ | | | 前スレ埋まりました
. | | | | │ | | |
| | l.  ̄ | 「 ̄ | | | 引き続きエロパロスレを
. | | l └ー┘ | | | ちょうお楽しみください
. Ll⊥、_-──、‐-、...⊥!」
/:::::::/:::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::ヽ
′..:/ .::::::::/|:::::::::::ト、::i::|::|::::'.
::;;;;;;;;:::;;;;;;;;;'';;;;;::::;;;''';;;;;;,,,'':::::::;;'';;;;;;::::;;:
::;;;;;;;;:::;;;;;;;;;'';;;;;::::;;;''';;;;;;,,,'':::::::;;'';;;;
ふと、性別反転ネタを考え付いたんだが、
ことりちゃん:見たまんま小さいモノ好きの女子高生。男装すると、めっちゃ格好いい。
ぽぷら:見た目は小学校低学年のショタっ子。半ズボンが似合う。
いなみん:女嫌い。女を見たら殴る人。
いなみんが、とてもヒドい男になってしまうので断念しました。
きょこさんとヤチの構図もちょっと……。
兄ぃには昔助けられた恩義がありますけぇ
一生ついていきやすぜ!!
という日本刀持った男
どう見ても鉄砲玉です
いなみんだけ性別反転じゃなくて性格反転のような気が
自分も男だけど男嫌い。近寄る男を殴りまくる人。これならそれほどひどくない
ただ性別反転するとことりちゃんは兄弟4人に玩具にされる可能性が高いことに気づいた
きょこさんの「便利な後輩」のことまで考えると
きょこさん(男)の性格というか人格的な部分がかなり怖い
>>38 そんな鉄砲玉に恋焦がれる佐藤(♀)
……あれ? 何か本編よりも不幸度が上がってない?
顔で選ぶんだよな…。綺麗な鉄砲玉…
伊波を単なる女性恐怖症にすれば問題なし。
ブタウラのリリザ並に怯えまくり、追い詰められるせいで無意識のうちに結構ひどいことを言うとか。
それより問題は相馬さんだ。ナズナが大きくなったバージョン。手がつけられん。
なるほど、いなみんが怖くなくなるもんな、その設定だと。
…ほんとだ、手がつけられねぇ…。
あ、山田はどう…と思ったけど、俺の脳じゃ単純にウザい奴にしかならないorz
山田はちょび髭つけてもいいくらい胡散臭い男になりそうだな
犬組ならまだいいけど、猫組だとほとんど「それなんてフランス書院文庫」な世界だな…>>性別反転
志保と進藤の関係なんて、もう…
>>46 エロ女公務員「アレが来ない」
エロホテルマン「・・・え」
エロ女公務員「まぁ結婚でもするか」
エロホテルマン「色々と違うだろ!」
こんな感じとか?
>>46 進藤をソープに沈めておきながら、ちゃっかり初めての客になる志保っていう構図を思いついちまった。
どうみても鬼畜度4割り増しです。本当にありがとうございました。
猫組はなぁ…宮越さんは書きようによってはクズ男にも萌えキャラにもなるな。
つか村主(♂)さん、氷プレーってww
あと問題は妃さんだよな…男じゃ産めんし。
だが白藤(♂)×榊(♀)はアリだな。
杏太(笑)「榊、飯おごって」
榊「はいはい、白君。けれどお金ないから手作りでいい?」
みたいな。
あと前スレより下がってんのは気に食わないから上げてみる。
つか、伊波(♂)は女を見ると緊張で鬼のような形相になるってのはどうだ?
あと山田は明らかに少年なのに口髭チャップリンみたいな付け髭をつけてるとか。
宗太が女だったら
小鳥遊兄弟と伊波(♂)の5人の男を相手にすることになって
なんか嫌だなw
足立が女だとめっちゃ美人な気がする
というかこの場合フロア男だらけじゃん
そーいう客層を狙ってるんだよw
服の中に氷入れるのが男で
入れられるのが女って…
なんかかやばいなぁ…
この場合宮越チョコのイベントはどうなるんだろ?
ホワイトデーのクッキーじゃね?
宮越(♂)「東田!クッキー貰え」
東田(♀)「宮越さん、私、バレンタインにチョコ上げてませんよ?
理由もなくもらえません。それに来年までいるかも解りませんし」
宮越(♂)「いや、理由はいいんだ。とにかく食え」
見たいなノリでない?
57 :
No.16:2007/02/26(月) 00:08:44 ID:QeSMIeLo
久し振りにSS書きましたので投下させていただきます
5年後パラレルのヒシリリでエロ無しです
タイトルは『独占欲』、で
58 :
No.16:2007/02/26(月) 00:13:32 ID:QeSMIeLo
後悔なんてものは、しても意味の無いものだということは良くわかっている。
したところで過ぎ去った過去は変えられない、揺るぎ無い結果としてそこにある現在は変わらないのだから。
けれど、「もし」と考えてしまう、考えずには、いられない。
「結構使っちゃったなぁ……」
紙袋を抱え込みながらそう呟くリリザの表情は、けれどどこか嬉しそうだった。
「衣装一着分だからね」
ヒシンがそう言うとリリザは「まあね」と返した。
二人は夕暮れの町の大通りを歩いていた、言ってしまえば、デートというやつである。
そしてリリザが抱える紙袋の中には服の生地やらレースやらリボン、飾り糸などが買い込まれていた。
リリザの新しいステージ衣装の材料になるものだ、安い生地で済ませることもできたのだが
ここはリリザが奮発して少々値の張る良い生地を買ったのである。
高い買い物をした事、それを用いてこれからどんな衣装を作ろうか考えているのだろう、少しリリザはハイになっているようだ、心なしか足取りも弾んでいる。
何せヒシンが「その袋、持とうか?」と言った所を「これは私が持つわ」と言うほどなのだから、まあかなり浮かれている方だろう。
「帰りにルーヴに寄って焼き菓子買って帰ろうか?」
「そうね、私オレンジピール・クッキーにしようかな」
「……で」
「?」
「どんな衣装にするつもりなの?」
他愛も無い会話をしながらも、やはり恋人が着るステージ衣装の事はヒシンとて気になる。
できれば露出は少なめに……と思ってしまうのは、致し方無いところであろう。
「気になる?」
「そりゃあ、ね……」
少しバツが悪そうなヒシンを見て、リリザは
「ヒミツ」と言い……
そしてふわりと微笑んだ。
その柔らかい微笑に一瞬ヒシンは心を奪われる、奪われるのと同時にまた言いようの無い不安にも捕らわれた。
自分が彼女の微笑みに心奪われるのと同じように、恐らく他の男たちもまた、彼女の笑みに心を奪われているに違いないのだから。
59 :
No.16:2007/02/26(月) 00:17:27 ID:QeSMIeLo
この5年間、ヒシンは何かにつけリリザを町に連れ出した。時にはナサヤに用事を頼まれて、時にはデートとして。
結ばれた当初は箱の中かヒシンの傍らかにしか居ようとしなかったリリザも、
恐る恐るヒシンと二人で外出を繰り返すことによって徐々に他人に対する恐怖心を薄らげていった。最近では一人で町に出ることもしばしばある。
最初は、リリザに外の世界を知って欲かった、箱の中だけの狭い世界ではなく、外の眩しくて広い世界を知って欲しい、と。
しかし人間の心というものは現金なもので、こと最近ヒシンは少々後悔していた。
外の世界は確かに魅力的である、空も、大地も、町も、そこをゆく人々も。
けれどリリザは、この5年間でさらに魅力的になってしまった。
背は伸び、幼かった顔は大人びており、ゆるく巻いた美しい髪は腰まで伸び、体つきも女性らしい柔らかさと丸みを帯びてきて、
特にふくよかな胸や、腰まわりから腿にかけては同年代の娘達と比べるのが申し訳ないほどに肉感的であった。
端的に言えば、男が放って置かない女になったのだ、リリザは。
そんなリリザが町を歩く、男たちは通り過ぎた彼女を振り返って見る。そんなことがリリザと一緒に歩いていて幾度と無く、数えるのも莫迦莫迦しいほどにあった。
自分が一緒にいるのなら、まだ良い。傍にさえいればこの娘は自分の恋人なのだとアピールできる、声をかけてくる男もいない。
しかし一人で町に出られては、自分にはどうすることも出来ない。
せいぜい「気を付けて」と言うくらいのことしかできないのだが、彼女は自分の魅力に全く気付いてないらしく、苦笑しながら「心配性ね」と言うだけなのだ。
以前はセリアー絡みでルースが取る、常軌を逸したとも思える行動に納得のいかなかったヒシンではあるが、
ここ最近のヒシンは当時のルースの気持ちが理解できるようになってきた。
自分だけのものにしたい、自分以外の誰の目にも触れさせたくない、そんな事を考える。
いっそ箱の中に閉じ込めて……などと考えてしまうことすらある、いや、そんなことをしてはいけないことはわかっている。
今やリリザもそんなことは望まないだろう、ヒシンとて彼女に無理強いはしたくない。
60 :
No.16:2007/02/26(月) 00:20:17 ID:QeSMIeLo
けれど、いやだからこそ、過去を振り返ってみて彼女を町に連れ出さなければ……と思うのだ。
5年前の彼女は外を極端に恐れていた、町で泣いてしまうことすらあった、
それでも根気強くヒシンはリリザを何度も町に連れ出したのだが、
もし仮にヒシンが彼女を町に連れ出さなければ、彼女は今頃どうであったであろう?
結ばれた後のリリザのように、箱の中とヒシンの傍とだけを己の行動する領域とし、
他の、例えば町などには出たがらない17歳のリリザになっていたのでは……。
考えても詮無いことである、いくら考えたところで結果は変わらない、けれど……。
「どうしたの? 考え事?」
ふと気付くと、心配そうにリリザがヒシンの顔を覗き込んでいた。どうやら考えに没頭してしまっていたらしい。
「悩みでもあるの?」
リリザの言葉に、ヒシンはとっさに返せない。君を他人の目に晒したくないと考えていた、などとはいくらなんでも恥ずかし過ぎて言えなかった。
「悩みってほどのものでもないんだけどね……」
だからヒシンはそう誤魔化した。
しかし、流石に不自然だったのだろう、リリザは未だヒシンの顔をじっと見詰めている。
問い詰められるか、そう思ったヒシンであったが、その頬に不意に柔らかいものが触れた。
リリザが踵を上げ爪先立ちになり、ヒシンの頬に口付けたのだ。
いくら外の世界に慣れたとは言え、リリザが往来のど真ん中でそんな行為に出るとは思っていなかったヒシンはしばし呆気に取られてしまう。
そんなヒシンを尻目にリリザはすぐに唇を離す、やはり少々恥ずかしそうに頬を染めると、
「元気……出してね」
と、小さく呟いた。
何事かの悩みがあるのだろう、言い難い事ならば聞かないが、せめて元気を出して欲しい。
リリザの行動の意味は、つまりそういうことだった。
61 :
No.16:2007/02/26(月) 00:25:49 ID:QeSMIeLo
――ああ、そうだ。きっとこれで良かったのだ――
唐突にヒシンはそう悟る。
外の世界を知らないリリザでは、恐らくこういうことはしなかっただろう。
町を出歩くようになってからリリザは、少しずつではあるが前向きに、そして情緒豊かになっていったのだ。
自分しか知らないリリザ、というものに正直少しは未練を感じる、感じないと言えば男として嘘になるが。
けれどそのリリザは恐らくこれ程ではない、これ程眩しい存在にはなり得ない。
色々なものを見て、触れて、聞いて、知ったからこそ、今のリリザがいる。
これ程までに自分を惹き付けて止まない彼女が、いてくれるのだ。
だから、これで良かったんだ。
「ありがとう、リリザ」
「? どういたしまして」
少し釈然としない風のリリザであったが、礼を言われてヒシンに微笑みを返す。
そのリリザの肩を急にヒシンが引き寄せたかと思うと、ヒシンはリリザの唇に、口付けた。
驚くリリザをよそに、ヒシンはリリザの口中に舌を割り入れる。最初は驚いていたリリザも途中からヒシンに身を任せる。
ヒシンはじっくりと時間をかけて口付けを交わした、周りの人々、特に男共に見せ付けるように。
たっぷりと互いの唾液と唾液を交換してから、ヒシンはようやく唇を離す。つうと唾液が糸を引いて、切れる。
「もう、こんなところで……」
顔を真っ赤にしてリリザがヒシンを咎める、が、そんな様すら可愛く見えるのだ、この娘は。
ヒシンは苦笑する。
「いや、どうせなら頬じゃなくて唇に欲しかったから、ね」
そう言ってヒシンは、手を差し出す。リリザも一つ息を吐いて気を取り直すと、ヒシンの手に己の手を重ねた。
そのまま手を繋いで、家路につく。
夕暮れの町は、一段と朱が濃くなっていた。
もう後悔することはないだろう、後悔は今の彼女を否定することになるのだから、最早悔いは、無い。
けれど、まあ、これくらいの独占欲は許してください。
繋いだリリザの手のぬくもりを感じながら、ヒシンは誰ともなしに、そう心のなかで呟いた。
62 :
No.16:2007/02/26(月) 00:32:09 ID:QeSMIeLo
以上です。
ちょいと短めですがご勘弁を
リリザは数年もすれば物凄い美人さんになると思うんですよ、
それこそヒシンがルース化してしまうほどに。
ちなみに何度かラフ描いた事もあります……
まあ、当然のように巨乳にしてしまう僕がここにいるわけなのです。
それでは失礼いたしました。
これはアレか、昨日久々に頭からブタ読んだら
ヒシリリ熱が凄まじくヒートアップした俺へのプレゼンツか!?
GJだ!
GJ!!
久々のブタよかったです!!
パラレルと言い切っている辺り切ねぇ…。
とにかくGJ!
GJ!!
そういえばこれ読んで思ったんだが性別変換の話題に
ブタがなかったがどうなるんだろうか?
性別反転村主足立小ネタ
村主「足立さん」
足立「何?村主く……って、ひゃあぁっ!!」
村主「っ!!」
足立「もう!また氷入れて……って、どうしたの?顔真っ赤だよ」
村主「いや、何でも無いから……大丈夫」
足立「なら良いけど……また手袋も無しに雪とか触っちゃ駄目だからね」
村主「(あの顔は、ヤバいな……)」
ところで女足立ならガールズバンドになって良い感じでつね
>>51 あの姉三人が男でそれの世話を甲斐甲斐しく焼く小鳥ちゃん…。
ありじゃないかね!?
>>68 長男:弁護士(3○歳、バツイチ)
次男:作家(28歳、生活能力ゼロ)
三男:合気道師範(25歳、大酒飲み、女にモテない…)
――で、全員シスコンか…ダメっぷりが格段にあがるなw
見たこと無いけどヒミツの花園の構図がそれっぽくなかった?
>69
次男はまだアリだと思うな。三男はどうしようもないが…w
モテないっつーか長続きしないて感じか?女のときと違って、原因はシスコンになりそうだがw
>>71 美人でスタイル良くて世話焼きで家事完璧な妹だからなあ。
妹と比べた発言連発で怒られるとか?
うわあ…。でもアリかもしんね。
ヒシリリの関係が
ひきこもりの男を外に連れ出そうとする女って考えると
めちゃくちゃ萌えるんですけど!!
姓転換後の下の名前と身長はどうなるんですかね?
「ふんだっ! どうせ嫌われ者ですよー!
こうなったら、とことん嫌われてやるっ!」
この後、ことりちゃんがドメステックでインモラルでキンカーンな事に。
性転換ネタは今もサイトに残ってるのか?
>>75 現サイトには無し
ただし、努力と根性で発掘することは可能
待て、義理人情が足らないぞ!
>>73 とりあえず佐藤は潤ちゃんだろうな
小鳥遊はことりちゃん
他のキャラはちょっと思いつかんな
あと身長もそうだけど胸もどうなんのかな?
性別転換したら巨乳属性(女装時)もなくなるんでない?
当然4兄弟のチ0コはでかい?
巨乳→巨根の変換はマズいんでないか?
そんなことしたら、いなみんの悩みの種が短小になってしまう!
背が小さいに置き換えても種島っ子とかぶっちゃうもんな
いっそ大小にこだわらず包茎ってのはどうだ?
ごめんなさい
>>83 質問ですが前の公式サイトの物とかはどうやったら見れるんですか?
うろん始めたのが最近なんでわからないのですが教えていただけないでしょうか?
作品投稿します。エロなし
相馬×山田
89 :
決意:2007/02/27(火) 19:12:05 ID:Vre1XqQK
「暇だなぁ」
ガランとした店内を見て相馬は呟いた。種島さんでもいればいい暇潰しになるのに、などと本人が聞いたら怒りそうな事を考えながらキッチンをぶらぶらしている。
いつもいる店長はといえば、客がいないのをいいことに休憩室に篭り八千代さんにデザートを運ばせている。相馬にその中に入れる度胸は無い。
佐藤君もまだ来ていないので話す相手もいなくやはりキッチンにいるようかと考えていると、フロアに誰もいないことに気づいた。
八千代さんが休憩室にいるということは誰か代わりがいるはずだ。シフト表で確かめようとした時
「相馬さん」
すぐ後ろで声がした。ゆっくりと後ろを向くと相馬より少し背の低い山田の顔が相馬を見上げている。思い出した。彼女がもう一人のフロアスタッフだ。
「い、いつからいたの?山田さん。」
「はい、暇だなぁって言っていた所からずっと」
恥ずかしさで顔が赤くなるのがハッキリと相馬には分かった。
少し気まずいが声をかけたということは何か用事があるということだ。用事?と聞けば
90 :
決意:2007/02/27(火) 19:13:26 ID:Vre1XqQK
「あの、おなかがへったから何か作ってもらえますか?」
そうかもう時計は2時を回っている。いまは全く客がいないが、昼頃にはちらほらと客がおり、相馬もそちらの対応に追われていたので相馬も何も食っていないのに気づいて今になって空腹を感じ始めた。
「そうだね。じゃあ俺も一緒に食べてもいい?」
「いいですよ。じゃあ私は納豆オムレツをお願いします。」
「それはメニューにないなぁ。」
そういうと山田は不機嫌そうにじゃあオムライスをお願いします、といってフロアの方に行ってしまった。嫌われたかな・・・でも無い物はしょうがない、そう考えて料理を作ろうとした時、フロアにいこうとしていた山田がまたキッチンにやってきた。
「どうかしたの山田さん?何か忘れ物?」
そういうと山田は少し気まずそうに
「いえ、卓を使うとそれを片付けるのが面倒なので、それなら洗い場の近いキッチンで食べようと思ったんですが。」
山田の考えに全面的に賛成の相馬は快く承諾しキッチンにある作業台に山田を座らせた。
「じゃあちょっと待っていてね。頑張って美味しいのを作るから」
「はい、山田はここで大人しく待ってます。」
と、普段の行動からは到底考えられない大人しい言葉が相馬の耳に聞こえた。この言葉を鵜呑みにするほど相馬は馬鹿ではないが料理を作っていればもう構ってはいられない。
何事も無いように祈るだけだ。
91 :
決意:2007/02/27(火) 19:15:44 ID:Vre1XqQK
相馬が料理を作り始めてから5分ほどが過ぎた。ワグナリアには今相馬が料理を作っている音だけが響いている。
山田もさっきの言葉通り静かに作業台に座っているので作業も順調に進み、出来上がるまであと五分ぐらいだ。だが相馬は料理を作り始めてから一つの葛藤と闘っていた。それは変な感じの類ではないのだがそれはずっと相馬にだけ続いている。
「どうして山田さんは俺をずっと見ているんだ?」
相馬は山田の視線を感じていた。正確には相馬は料理を作り始めてから山田の方を一度も見てはいない。
それでも視線の主が分かるのは相馬を追う視線を山田のいる辺りから感じるからだ。こんなことなら横着はだめだよ。と言ってフロアに行かせるんだったと相馬は後悔した。
料理が出来ても相馬は振り向くのが怖かった。だが手に持っているオムライスとハンバーグ定食からは良い匂いが漂ってくる。覚悟を決めて勢い良く振り返った。
相馬は顔が赤くなった。振り返った先にはやはり山田がこちらを見つめている。だがその見つめ方が問題だった。
山田は可愛らしく両手で頬杖を付いて少し笑ってこちらを見つめていた。
92 :
決意:2007/02/27(火) 19:16:17 ID:Vre1XqQK
あまり見せない可愛らしい表情に手に持っている料理を落としそうになった。
「そ、そんなに見つめられると困るんだけど・・・」
そんな相馬の言葉など無視して山田はこちらを見続けている。仕方なく相馬はその愛らしい目を巧みに避けながら山田の前にオムライスを乗せた皿を置いた。
オムライスからは出来立てのいい匂いが漂ってきたのだろう。その匂いに誘われ目線はじょじょに下に落とされ目の前にあるオムライスが山田の目に映る。
それを見てやっと山田は我に返った。
「わあ、おいしそう。早速食べましょう。ほら相馬さんも座って。」
さっきの行動の事などなかったかのように普通の山田に一瞬で戻り、立ち尽くした相馬に座るようにいった。相馬は少しぎこちない動きで山田と向かい合う位置の椅子に腰を下ろした。
相馬が座ると同時に山田は子どものように手を合わせて高らかに
「いただきます」
と、いって食事を取り始めた。
この向かいに座っているのは本当に年頃の女の子かと疑いたくなるような幼い行動に相馬は少し苦笑した。そうだ、これ位幼い方が山田さんらしくていいや、と勝手に自分の中で意味も分からぬ自己解決をして食事を取り始めた。
93 :
決意:2007/02/27(火) 19:18:05 ID:Vre1XqQK
山田といっしょに食事をしていて相馬には二つ気づいたことがあった。一つは山田のスプーンの持ち方がとても独特だという事だ。山田のそれは持つというよりも握っているという言葉が相応しい。さながらテニスラケットを握っているようだ。
二つ目は、これは相馬には許せないことなのだが、食べ方が汚い。スプーンの持ち方がひどいからこぼして当然といっては当然なのだが、それにしてもひどい物だ。
他愛も無い世間話をしながら食事をしていたのだが、話しながら食うことによって注意力は相馬を見る方に行ってしまい、ポロポロとチキンライスをこぼしている。それだけでなく口の周りにもチキンライスが無数に付いている。
食事が終わる頃になって相馬の我慢は限界に近づいていた。元々しっかりした性格の相馬にこの行動を無視することができるはずもない。
何度目かわからないが山田がまたチキンライスをこぼした。
相馬はおもむろに立ち上がり山田に背を向けて洗い場に向かった。
いきなりの行動に山田はびっくりして食事を止めその行動を見守っていたが、相馬が振り返って手に持っていたのは布巾だった。皿を拭くためのものだから清潔その物だ。
それを何に使うのかは山田にはまだ分かっていない。相馬はそっと山田の横に立ち作業台に目を落とした。いつもの光沢などそこには無く、随分と散らかっている。
もう一度山田に目を戻し、
「いいかな?」
と、右手の布巾をかざしながら控えめに山田に言った。
94 :
決意:2007/02/27(火) 19:19:35 ID:Vre1XqQK
相馬と一緒に見て山田も作業台の様子がやっと分かったのだろう、恥ずかしさに少し顔を赤くしながらお願いします、と相馬を見上げて言った。
その言葉が来るのが分かっていたのだろう。相馬は微笑して動き出した。
山田はその布巾は作業台に行くと思っていた。が相馬は空いている左手で山田の後頭部を押さえはじめた。
予想していない行動に一瞬で山田の体は硬直し、相馬の行動を見守っている。
山田の口の周りに冷たい布の感触が伝わってきた。相馬が山田の口の周りを布巾で拭いているのだ。それに気づいた山田はこの子ども相手にやるような行動に手をジタバタさせて抵抗した。
「ほらほら、じっとして」
相馬は子どもに諭すように優しく言い、暴れる山田をなだめた。口周りの掃除が終わり、相馬は次に作業台の掃除に取り掛かった。そんな相馬を横目に山田は口元に手を当てた。清潔になりとても気持ちいい。
そんな事を思っている内に相馬はさっさと掃除を済ませ、また食事に勤しんだ。
「あの・・・すいませんでした。相馬さん。」
「別にいいよ。気にしないで、ね」
なんでもないように相馬は黙々と箸を進める。そんな相馬とは逆に山田は食事に手を着けられなかった。
相馬は手のかかる子供の様だと山田を認識した。そんな風に見ていればいつも山田さんの失敗も可愛く見える。明日からそう見ていこう。明日から面白くなりそうだ。
95 :
決意:2007/02/27(火) 19:20:22 ID:Vre1XqQK
食事が終わり二人の食器を持って山田は洗い場に向かった。作るのがコックの仕事なら片付けはフロアの仕事である。
まだ興奮も冷めやまず、顔を赤くしながら食器を洗っている。
皿を洗いながら山田も変な事を考えていた。
「そうしよう、決めた。やっぱりそうしよう。」
流れる水の音で消えてしまうぐらいの小声で山田はそう宣言した。こんな考えに到るまでは相馬の料理作りをずっと見ていたところまでさかのぼる。
料理を作っているところがいつも見ていた相馬とは全く違い見とれていたのだ。その時からどうしようか悩んでいたが、顔を拭かれて山田は決めた。相馬さんをお兄さんと呼ぼう。もう決めた。呼ばれたら勢い良く返事をしてお兄さんと呼ぼう。いまからたのしみだなぁ。
「おーい山田さん。こっちにきてー」
相馬が少し遠くから山田を呼んだ。
96 :
決意:2007/02/27(火) 19:21:15 ID:Vre1XqQK
終わりです。見ていただけたら幸いです
>>96 GGGGGJ!
山田好きー、な俺にはたまらんです
ともあれGJ!
GJ
これいいです!このほのぼの〜な空気がツボです
適度に改行してくれ
読みづらくてしょうがない
むむむむむむほほーーーい!!山田相馬キター!
GJ!!!
ネタの肥やしにするために甘酸っぱそうな少女マンガを買ってみた寝る前に読みます
姉を更生させたい
1 名前:うろんな名無し[sage] 2007/03/01(木) 14:54:49 ID:tKnsS0tA
姉に今月の生活費を全て使い込まれてしまった。
こういうのが一度や二度じゃないから、本当に困る。
あのアル中女を更生させたいんだが、どうしたらいいだろう?
禁酒したら 抱いてやるぜ とでも言え
部屋にボロボロのウサギのぬいぐるみだけを置いておけばOK
「酔ってない姉さんの方が素敵だよ」この一言でオトせ
手込めにしてしまえばおk
タバコをやめれない人はニコチンの依存性以上に何かを咥えているという習慣が抜けないのが問題。
アルコールも何かを飲むという習慣が重要な問題。
だからここはアルコールではなく精液で酔えるように調教を施せば
m9(・∀・)ソレダ!!
よほどの精力絶倫者でなきゃ無理だろ
じゃあ佐藤もタバコの代わりに○○ポを咥えて我慢できるようにしないとな。
そこはほら、50レスほど前の女性化を利用して…。
初心で義兄に心酔している美形ヤクザもどきの貞操を貪り尽くすクールな女…。
大好きです。
>>112のせいでシュガー受けのssが読みたくなったじゃないか
801か性転換かによって貴様の処遇が大きく変わるぞ
>>115 性転換なら。
八千代(♂)「さ、佐藤さん…っ!だめ、ですよ…!」
佐藤(♀) 「ちゅじゅっ…ちゅりゅ!んん…っ!…喋るな。誰かに気付かれるぞ?」
八千代(♂)「け、けど…もうぅっ!やめて下さいぃ…」
佐藤(♀) 「ちゅぱっ。…何を言ってる。私の禁煙に協力するって言ったのは八千代だろ?もっとがんばれ。はむっ」
八千代(♂)「ぁっ!…あ、兄、貴…!アニキィ(注:店長)」
佐藤(♀) 「……………ずちゅるるるるるるぅぅっ(ディープストローク)」
八千代(♂)「かはぁぁぁっ!で、でるぅっ!」
SE びゅりゅっ!ぶびゅっ!どびゅ、どぷ…ごぶ…
佐藤(♀) 「…何逝ってるんだ?」
八千代(♂)「だ、だって佐藤さんが…」
佐藤(♀) 「私は満足してないぞ。次はこっちに咥えさせろ」
八千代(♂)「うっ…アニキ…すみませ…うわっ!」
こんな感じか?
なんかきょこさんが憑依してないかそのシュガ子
しかしこれだと八千代(♂)はきょこさん(♂)のロッテ要員な気がしてしまうわぁぁぁぁぁ
アニキはやめろよ……
「轟」が前面に押し出されちまう
さとやちは普通の男女がいいという事を確信
>>116ありがとう
やっぱりシュガーのみ性別反転で総受けってのは邪道になるか?
いや、完全アウトではない。ただかなりグレーゾーン。
>>122 ナルホドなー
どうにもシュガー絡ませるとエロが浮かばなくなっていまう・・・
お久しぶりです。
よく考えれば今日は雛祭りですね。そう言うわけであわてて
雛子のお話を一本書きました。エロはありません。
「それじゃ、わたし買い物あるから」
部活の友達にそう告げて、バスを途中で降りた。今日は三月三日。雛祭り…女の子の
お祝いだから、好きなケーキを買ってこいと、今朝出かける前にお母さんからお小遣いを
もらっていた。せっかくだからおいしいと評判の店で買うことにした。
「ふう…思ったより長かったな」
さすがに評判の店なので、行列して買わなくてはいけなかった。列を見たときには
がっくりきたけど、せっかくみんなと別れてまで買いに来たのだから…と思いなおして
行列に並んだ。でもさすがに疲れた。ふと前を見ると、ファミレスの看板が見える。
「ちょっと一息入れますか」
入り口までやってくると、掃除をしている男の人がいた。
「いらっしゃいませ。道具どけますね」
そう言って顔をあげた男の人を見ると、東田だった。
「滝川さん…なんでこんなところに」
「部活の試合の帰り…ほら、バレー部のお揃いのジャージでしょ? アンタは…
バイト中か。アンタのバイト先がファミレスとはね」
「みんなには黙っていてよ」
「それならお茶の一杯でもおごっていただこうかしら」
そう言うと東田はため息をついて頷いた。
「あらためて…ご注文は?」
「カフェオレでもいただこうかしら?」
「カフェオレ一つですね。少々お待ちください」
わたしはカウンター席に通されていた。カウンターの向こうで東田がこまめに動いている。
「お待たせいたしました」
「別に改まらなくてもいいのに…それにしてもアンタが自ら入れてくれるとはね」
「飲み物とかはフロアスタッフの仕事なんだよ」
「そう? でも東田がわたしのために入れてくれたカフェオレ…十分味わうわ」
「出来合いのものだから誰が入れても一緒だよ…それじゃ、ごゆっくりどうぞ」
そう言うと東田は離れていった。
しばらくぼんやりと店内をながめていた。とはいうものの、きわめて普通のファミレスで、
特に変わった作りなどはない。そんな中、東田は注文を取りに回ったり、料理を下げたり、
店の人と話をしたり、学校でもそうだけどマイペースに仕事をこなしているようだ。
(わたしが部活で汗を流しているときに…東田はこうして汗をかいているのか)
そんなことを考えていると、女の店員がニコニコしてやってきた。
「お客様、お冷やのお変わりはいかがですか?」
「ああ、それじゃあいただこうかしら」
「はい」
彼女はそう言ってグラスに水を注ぎ始めた。ショートカットの明るい女の子…
胸の名札には「宮越」とある。永田の言っていて東田の彼女らしき人物は、
この子かも知れない。ちょっと遠回りにきいてみた。
「ねぇ」
「なんですか?」
「わたし東田のクラスメイトなんだけどさ」
「あらー、そうなんですか?」
「バイトの時の東田ってどう?」
「んー、マイペースで愛想がない感じかなぁ」
「そうなんだ」
「学校での東田はどうですか?」
「いっしょ。愛想ない男だよ…あんなののどこを好きになるんだろう」「うーん、言われてみれば確かに…どこがいいんだろう…」
そう言うと彼女は手を頭にやって考え込み始めた。考えがまとまらないのか
フラフラしながら店の奥へと歩いていった。
「え…ちょっと」
取り残されたわたしは唖然として見送った。
「滝川さん。ゴメンね…宮越さんなんか変なこと言った? サービスでもう一杯」
東田が気をきかせてかカフェオレのおかわりをもってきた。
「別に…アンタのどこを好きになるんだろうと言う話をしただけ」
「そうなんだ…ホント、俺のどこがいいのか…」
ついでだから本人にきいてみることにした。
「ねぇ…あの宮越さんて子がアンタの彼女?」
「まぁ…一応そういうことになっているのかな?」
「一応ってどういうことよ」
「俺は別れたいんだけどね」
「どうして別れないの?」
「滝川さん…世の中には本人の思惑を越えた逆らえない運命というものがあって…」
「わかったからストップ、もうこれ以上きかない」
なんだかんだ言いながらも、宮越さんとはよろしくやっているようだ。
「こりゃ永田には勝ち目はないかもね…」
そう独り言を言うと、最後の一口を飲み干した。
伝票を持ってレジに行くと、東田が待ちかまえていた。
「おごるからみんなにはくれぐれも…」
「わかったわよ。それじゃごちそうになるわ。じゃあね」
わたしは苦笑して振り返ろうとした。そこへ東田の声がかかる。
「滝川さんちょっと待って」
「なに?」
「今日は雛祭りだから…女の子のお客さんにはおまけがあるんだ」
「そう…ありがと。ところで女の子って何歳くらいまでなのかなぁ」
「ええ? さぁ?」
東田は困った顔をして、小さなビニール袋を差し出した。なぜかその表情に見とれた。
「滝川さん?」
東田に呼ばれて我に返った。
「あ、それじゃありがたく受け取るわ。どうもごちそうさま」
わたしはそう言うと、袋を受け取って回れ右をして店を出た。
家に帰ってからビニール袋を開けると、小さな熊の人形が転がり出てきた。
「あら、意外とカワイイ」
わたしは手のひらの上でぽんぽんともてあそんだ。そして机の上に人形を置くと、
着替えを用意してお風呂にはいることにした。
「あー、疲れた」
湯船につかると、思わずそんな声が出た。そして目を閉じてゆったりとお湯につかりながら、
今日の一日を振り返る…バレーの試合のこと、そしてファミレスで働く東田…
最後の困った顔をした東田が瞼に浮かぶ。
(普段の無表情の裏にあんな表情が隠れているから、永田も宮越さんもイカレたのかな…)
そんなことを思う。でも、そんなことを考えると、当然、
(では、わたしは…)
そんなことを考えてしまう。
(ううん。あれは一瞬の気の迷い。わたしが東田になんて…)
わたしは頭をブルブルとふるわせると、湯船から出た。バスタオルで体を拭き、
自分の部屋に戻る。パジャマに着替えてから、ドライヤーで髪を乾かす。でも、
さっきから何か視線を感じる。ふと机を見ると、小さな熊の人形がわたしを見つめていた。
(あ、東田がくれた人形…)
わたしは手を伸ばすと、人形をつかんで向きを変えた。そしてひとりごちた。
「わたしは、アンタのことなんか、これっぽっちも意識していないんだからね!」
途中でタイトルがおかしくなっていますが、「雛祭りのひととき」でお願いします。
でも、雛ちゃんでエロやギャグ抜きって難しい…
もっと本編に雛ちゃんでないかな!!
なんと言う極上ツンデレ
文章は説明口調が多いけど読みやすくて雛子かわいいかったです
いいっ!GJでっす!
くそう…ヶとyoutubeを見たら足立×村主と佐藤×轟を
書きたくなってきた…両方とも鬼門なんだけどな…
>>133 俺はおまいの味方だ、応援させてもらうぜ
>>113 両カップルとも成立しそうで、けれど絶対成立しなくて、だけどなんとか成立してほしいカプだよな。
カプチーノ祭りに便乗してみました
「足立×村主」「エロ無し」です。
いつものようにあなたはわたしを車で家まで送り届けてくれる。
あなたは饒舌なタイプじゃないから、車の中は沈黙に支配される。
それがイヤなのかあなたはカーオーディオのスイッチを入れる。
FMラジオから流れてくる音楽に合わせてわたしは今日の一日を振り返る。
『あと少しあたしの成長を待って あなたを夢中にさせたくて
藻掻くあたしを可愛がってね』
ねぇ…いつもあたしのいたずらにつきあってくれてありがとう。
フードに雪を入れても苦笑して許してくれるあなた…小学生みたいと
言われるかも知れないけど、からかい甲斐があるあなただからこそ、
わたしはあなたにイタズラするのよ…わかってる? でも、あなたは
いつも苦笑いでおしまい…あなたはわたしをなんだと思っているの?
あなたは意識していないかも知れないけど…そこがちょっぴり歯がゆいの。
でもね…わたしも最近あなたにどう触れたらいいかわからなくなってきているの。
『今度逢う時はコートも要らないと そんなに普通に云えちゃうのが理解らない
・・・
ミルクの白に茶色が負けている』
バレンタインのお返し…そう言う名目で画材の買い出しにつきあってくれるあなた。
なんだかんだ理由をつけて誘っているのはわたしの方なのに、きちんと
つきあってくれるのは、やっぱりうれしいの。暖冬のせいか最近暖かくなってきた。
「もうコートもいらないかもね」
あなたはそう気軽に言うけども、それって今度またわたしとお出かけして
くれると言うこと? 言質を取った訳じゃないけど、期待していいのかしら?
なんだかいつもと逆でわたしが振り回されているようでくやしい。どんな
お返しをしてあげようかしらん?
「足立君…」
「何? 村主さん」
「コーヒーにミルクを注いだときにミルクの白色が思い人のイニシャルを描くって言うわね」
「そうなんだ…でも、俺はブラック派だからなぁ」
「そう…じゃ、わたしはミルクを入れて試してみるね」
『コーヒーの匂いを間に挟んで 優位の笑みを隠し切れない様子で居る
・・・
苦いだけじゃ未だ中庸が取れない』
注文した飲み物が届いた。あなたにあわせてせっかくだからカプチーノを
頼んでみた。さっき言ったとおりミルクを入れてみる。
「これは…」
「Mか…ハートかしらね」
あなたはあきれた顔をしている。悪い? わたしだって女の子なのよ。
少しは夢を見せてくれたって…くやしいからコーヒーをかき混ぜてみた。
ミルクが溶けて淡い色になる。それから一口飲んでみた。苦さに顔をしかめる。
「ほら…やっぱ無理だったんじゃない?」
あなたが苦笑いする。なんだか『おまえにはカプチーノはまだ早い』と言われているようで
くやしい。さっきもそうだけど、今日はなぜかあなたにリードされているような気がする。
まるでこのカプチーノのように、いつものわたしたちの関係が壊れそうで怖い。
『梅の散る午後にもちゃんと二人は 今日と同じ様に人混みを
擦り抜けられるかしら
それぞれが只忙しくして居たら
引く手の加減も曖昧に 忘れちゃいそうで不安なのに』
喫茶店を出て歩行者天国を歩く。休日の昼下がりはさすがに人出が多い。
わたしが手をそっと差し出すと、あなたは遠慮がちに手を握ってくる。
普通逆じゃないかしら? でも暖かい…やっぱり男の子の手だ。
あなたはわたしの半歩前を行く。あなた自身の性格かも知れないけど、
道の真ん中を行くというよりも、人混みをさけてひらりひらりと人を交わしていく感じ。
そんなところが自己主張の少ないあなたらしくて好き…でも、あなたはいつまで
わたしの手を引いてくれるのかしら? おじいさんおばあさんになっても
引いてくれるの?
「あっ」
つい歩道の割れ目につまずいて倒れそうになった。
「大丈夫? 村主さん」
あなたはあわててたずねてくる。
「大丈夫よ…でもね」
「でも?」
言えるもんですか…今日のあなたはいつもより歩幅が大きいなんて…
そのおかげでわたしがついていくのがやっとだなんて…それくらい男の子の
方から気づいてくれなきゃ…わたしが黙ったのを見てあなたはわたしから
視線を逸らす。意気地なし。
『あなたが此処に居る約束など 1つも交わして居ない
何時の間にか淡色が当たり前に香り 二人を支配しそう』
あなたの左手とわたしの右手…そしてわたしは半歩後ろをあなたに引かれるの。
いつもこのポジションは決まっている。いつの間にか…そういつの間にか決まった
わたしたちのこの位置。あなたにとってわたしは何? 職場の同僚? 女友達?
それとも? きちんと約束した訳じゃないのに今まで護られてきたこのバランス。
いつ崩れるかわからないから怖い。でも、いつまでも続いていきそうな気がする。
さっきのカプチーノじゃないけど、曖昧な関係がこのまま続くのかしら。
『誰よりもあたしをちゃんと見透かして
口の悪さや強がりは’精一杯’の証拠だって』
ねぇ…あなたはいつまでおびえた瞳を見せるのかしら。わたしはこんなにも
あなたに惹かれているというのに。そうでしょう? わたしが笑顔を見せるのも
あなただけ…イタズラをするのも、チクチクっといじめるのもあなただけなのに…
でもね、これもあなたの気持ちをわたしに向けるため…だってしょうがないじゃない。
男の人とおつきあいをしたことがないんだから、どうやってアプローチしたらいいかも
知らないんだし…でも、あなたはいつになったら気づいてくれるのかしら?
『何よりもあなたに逢って触れたいの 全て味わって確かめて
イーブンな関係に成りたい
変わりゆくあたしの温度を許して
もし我が儘が過ぎてても 黙って置いて行ったりしないでね』
夕方になるとさすがに冷たい風が吹いてくる。
「本格的に冷える前に帰ろう」
そう言ってあなたはわたしを車の助手席に押し込む。残念…あなたの首筋から
暖をとる口実がなくなっちゃった。でも…いつもは人とコミニュケーションを
とるのを嫌がるあなたがわたしの買い物につきあってくれる。これって、
わたしとあなたが特別な関係と考えていいのかしら? わたしはあなたに触れて、
あなたの温かみを感じたいの。あなたはどうなの? わたしに触れるときも
かなり遠慮がちだけど、もっと大胆に来てくれてもいいのよ?
口では言えないけど、もっとわたしのことを知って。わたしもあなたのことを知りたい。
ねぇ…いつも思うんだけど、結局のところ、あなたはいつもわたしをうまくあしらって
いるのよね…だってわたしはあなたの本質なんかつかんでいないんだもの。
いつの日か、半歩後ろでなく、あなたの隣を堂々と歩きたい。だからこそ、
これからもあなたにいろいろと仕掛けて、あなたの本質を暴き出してやるんだから。
覚悟してね。でも…それはあなたの目から見たらわたしのわがままに見えるかも知れない。
ううん。違うの。これもすべてあなたを深く知るため…というかあなたの堅いガードを
解くために必要なこと。だからあなたがすべてをさらけ出すまでつきあってもらうからね。
「最近の村主さん…なんだか…」
そう言ってあなたは黙り込む。ズルいわね…言い出して黙るなんて。でもうれしいな。
少しはわたしのことを意識してくれているんだ。最近のわたしね…そう。これは娘から
大人の女に変わる上で仕方がないことなの。だからわたしはきっとこれからも
あなたを振り回す。お願いだからきちんと受け止めてね。わたしを振り払ったり
しないでね。もし…そんなことをしたら、後が怖いんだよ? わかっていると思うけど。
「それじゃ、村主さん。またあした」
車の窓を開けてあなたはそう言う。
「足立君。今日はありがとう。また明日ね」
わたしはそうこたえる。同時にあなたは車のアクセルを踏む。遠ざかるあなたの影を
わたしは見送る。ねぇ足立君。いつになったらわたしのベクトルとあなたのベクトルが
交差するのかしら? わたしはいつでも待っているのに。わたしだけが努力するんじゃなくて、
あなたも努力して欲しいな…
家での夕食後にもう一度カプチーノにチャレンジする。ミルクを入れてみると、
ミルクの白色が水面に字を描く。M…かな? それから…これはA?
そのままかき混ぜることなく口を付ける
「苦い…」
足立君…そうこの複雑な味はあなたそのものよね…ううん。あなたの前では素直に
なれないわたしそのものでもある…そう考えながらもう一度口にした。
半ば勢いでキーをたたきました。後悔はしていません。
「こんなのさゆりんじゃない」という苦情も受け付けませんw
とってもあまーいですw
GJ!十分さゆりんだよ!
ただ…足立君のアレを苦笑いって…さゆりさんwww
GJ!
村主視点が良かったです
伊波、宮越、村主のSSは王道だな
山田の・・・山田のSSがみてーーーー!!!
147 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 02:49:50 ID:kE43K7EZ
相馬×山田はあるから小鳥遊×山田見たいな、相馬は相手もういるし
やまだ・・・かゆい・・・SS・・・
自分でバイオネタふっといてアレなんだけど
これはエロイんでは無いだろうか
かゆいSSということは
1.山芋をおろして
2.蚊に刺されて
3.水虫になって
このいずれかの手段によって
かゆくなるということなのだろうか?
>>150 いつ え i
け っ っ |
な こ.ヤ |
いま ダ !
のな 志 |
: い.保 ノ- 、
? と /,ノ||
ーt_,-―f/|/! N
l:::::::::> ゝ
,.゙ェェr‐ 、 ノ
〈::::::::::::::::::ヽ ~
)::::::::::::::;ゝイ、
(:::人:::;f 〃ヽ
>>150 いや、オネイニーを知らない山田が
「なんでしょう…今日は妙に股間がかゆい…というかむずむずします」
とか言いながらアソコを掻いてる内に妙な気持ちになって
「あぅ…くふぅ……な、なんで………気持ちよくて…………指がとまりません……」
くちゅ…くちゅ……
「うぅ…っ!な、なに……?なにかきます………山田…変になりそうです……」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ!
「あっ…あっあっあっあっ……あああああああっ……!」
ガタン
「!?」
|┃
|┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、
|┃. ,イ/〃 ヾ= 、
|┃ N { \
|┃ ト.l ヽ l
ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 |
|┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 山田さん……
|┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ |
|┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________
|┃ l r─‐-、 /:|
|┃三 ト、 `二¨´ ,.イ |
|┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、
|┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
|┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
みたいな展開ではなかろうか
とりあえず田丸スレ住人がいることだけはわかった
初期の職人で田丸スレ住人がいたはず
相馬の相手って公式で出てたのか?
何度目だ?なうs 相馬
157 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:11:41 ID:k6rae/Yk
>>152のつづきっほいもの
「!?」
「山田さん何かあったんです…か……」
「…………」
「………すみませんでした」
ガラッ
「あぁっ小鳥遊さん待ってください!」
「なっ何ですか」
「山田おかしいんですあの…アソコがむずむずして
山田病気にかかったのかもしれません…」
「病気?」
(じゃあ自分で何していたのか分っていなかったのか)
「小鳥遊さん、わたしの病気のこと何か知りませんか?」
「あのとりあえず、えー…服が乱れているのでなおしてからにしましょう」
(色々と見えそうになっててとても見てられない)
「!!わっ分りました小鳥遊さん、後ろ向いててください」
(山田小鳥遊さんに恥ずかしいところを見られたかもしれません)
(はぁ、このあとどう説明したらいいんだ山田さんに)
すいません、これ以上はおれにはむりです。
だいぶ変になってますけど、こうゆうの初めてなんで大目に見てください。
イイヨイイヨー
いいわけなければもっとイイヨー
流れぶった切ってスマソ
----
@PAINT管理人です。
いつもご利用ありがとうございます。
ただいまご利用いただいてる
http://atpaint.jp/kakakakakarinon/ の掲示板ですが
利用規約に反する画像が多数見受けられますので対処の方お願いします。
もし10日以内に反応の無い場合は掲示板削除の可能性もありますのでご了承下さ
い。
それでは失礼します。
----
というメールが@ペイントから来てしまいましたので絵板を引越しします
18禁OKで無料の掲示板を探しているので、もしお暇でしたら助力を願います
ちょ、18禁絵だめだったんすかwwww
探してみます。
元祖まとめサイトのほうの絵板の管理人ってまだいるんですかね…?
で、どうすんの?
いまさらカプチーノです。
エロ無し、佐藤→八千代で
早めに家を出たせいか、バスが信号に捕まらなかったせいか、スタジオには
予定の時間よりも早く着いてしまった。
「あれ、佐藤さん早いですね。まだ時間じゃないですよ。前の人が空くまで
待ってもらえますか?」
顔なじみの店員にそう言われたので、ソファーに腰掛けて待つことにした。足立も
吉田もまだ来ていないようだ。ガランとした待合室に、スポットライトの明かりが
白々しい影をなげている。手持ちぶさたなのでタバコに火をつけて一服つける。
ただ、タバコで時間が持つのもわずかでしかない。もう一度ソファーに深々と
腰をかけ直して目を閉じる。タバコを吸い終わった今、やることがないから、
奴らを待つ間に、有線から流れてくる音楽にツッこむことにした。
『あと少しあたしの成長を待って あなたを夢中にさせたくて
藻掻くあたしを可愛がってね』
なぜか俺のバイト先のフロアチーフ…俺の思い人を思い浮かべてしまう。
成長ねえ…あいつにもっともふさわしくない言葉だな。種島もいい加減
お子さまだが、あいつは肉体だけ大人で精神面が子供だ。そのおかげで
俺は胃薬が手放せないんだが。あいつの場合には『夢中にさせたい』のは
店長なんだろうな…ひとかけらでも俺のことを考えてくれないものだろうか。
ダメだ! これじゃ思春期の男子中学生の思考じゃないか! 俺は頭から
この思考を消し去ろうとするが、続く歌詞が耳に流れ込んできて俺の思考を
中断させてくれない。
『今度逢う時はコートも要らないと そんなに普通に云えちゃうのが理解らない
・・・ミルクの白に茶色が負けている』
暖冬とはいえ、この北の大地にはまだ春の兆しは見えない。まだまだ
コートは手放せないだろう。そういえば足立はいつも村主さんとやらに
コートに雪をつっこまれているそうだが、そう言う話を聞くと若干足立が
羨ましく感じる俺がいることに気づく。
あいつは俺には何もしてこないな…それどころか『佐藤君は信頼しているから』
だそうな…とことんおめでたいやつめ。あいつと話をするとなんだか…いつも
ペースを乱されて困る。種島と同じように適当にあしらえるのはいつの日やら…
そう、コーヒーの茶色がミルクの白色をつつみこむように…
『コーヒーの匂いを間に挟んで 優位の笑みを隠し切れない様子で居る
・・・苦いだけじゃ未だ中庸が取れない』
あいつと俺の関係…あくまでもあいつにとっては店の同僚で…ノロケを
聞いてくれる相手でしかないんだろうな。俺だってその…心の中には
静かに燃える鬼火のような想いはあるんだが、あいつは気づいてなんか
いないだろう。もちろん俺も知らせるつもりもない。ただこのままでは
どうしようもないことは俺も十分にわかっている。この暗い明かりが震えて
いるだけでは…たとえばそう、目覚めのコーヒーの香りをあいつと共有する
なんて日は永遠に来ないだろう。
それどころか、あの足立ですら買い物帰りに村主さんとやらと一緒に
喫茶店に行っているらしいのに。俺とあいつが喫茶店でコーヒーを間に
挟むなんて日が来るのだろうか? そしてそこで交わす会話は? そう考えると、
この歌に出てくる男…女にこんなに想われている存在に、軽い殺意すら俺はおぼえる。
『梅の散る午後にもちゃんと二人は 今日と同じ様に人混みを
擦り抜けられるかしら
それぞれが只忙しくして居たら
引く手の加減も曖昧に 忘れちゃいそうで不安なのに』
あいつと出かける日なんて俺には来るのだろうか…もしも、あいつと
出かけることになったら…
『さとーくん、さとーくん、ねぇねぇ、これきょーこさんに似合うかしら』
『きょーこさんにこのご飯を食べさえてあげたいな』
のオンパレードになるんだろう。とてもじゃないが、俺があいつの手を引く…
そんなシーンはこれぽっちも浮かばない。そんな自分が情けなくもあるが。
現実に考えられないから想像してみる。日曜日の歩行者天国に繰り出す
あいつと俺。人混みの中、道に迷わないように手を引く。あいつは帯刀
しているから、あいつの右手を俺の左手が引く…無理だろう。俺の性格じゃ、
俺が突き進んで、あいつが後ろからヨチヨチついてくるのが関の山だ。
こんなのだから、いっこうにあいつとの関係が進展しないんだろうけどな。
気がつくと眉間にしわが寄りそうになっていたので、顔の筋肉をゆるめる。
『あなたが此処に居る約束など 1つも交わして居ない
何時の間にか
淡色が当たり前に香り 二人を支配しそう』
そう…あいつにとって俺はあくまでも店の同僚。俺もそう振る舞ってきた。
山田のバカが先走ったときにはどうしてくれようかと思ったが、何とかごまかした。
というかそうするしかなかったんだ…だって俺には、さっきも考えたようにあいつと
恋人同士になるというビジョンが見えないんだ。フフッ…これじゃ足立のことを
笑えないな。一番のへたれはこの俺かな? なんだか明日もあさっても、十年後も
このままの関係を続けそうだ。
『誰よりもあたしをちゃんと見透かして
口の悪さや強がりは’精一杯’の証拠だって』
俺は…永遠におまえのことを理解できないかも知れない。だってそうだろう?
普段から帯刀している女なんてどこにいるんだよ! でも、おまえの笑った顔、
おまえが汗を流して働く姿、おまえが小鳥遊や種島に見せる優しい顔、おまえが
店長のことをうれしそうに語るときの笑顔…なぜだか知らないが、おまえの
すべてが俺を引きつけるんだ。おまえは知らないだろうけど、少しでも仕事で
余裕ができたら、種島をからかうか、おまえを見ているんだぜ、俺は…
でも、おまえは俺に限界を見せない。いつも丁寧な言葉遣いや態度…
下手すりゃ瞳に涙を浮かべる始末。おまえが見せた一線は、せいぜい風邪で
倒れたことくらいか?あれも、店長の方が先に気づいたしな。そんなことでも
店長に負けたのには自分自身に腹が立つ。
『何よりもあなたに逢って触れたいの 全て味わって確かめて
イーブンな関係に成りたい
変わりゆくあたしの温度を許して
もし我が儘が過ぎてても 黙って置いて行ったりしないでね』
俺こそおまえに触れたい。おまえの髪の毛を手櫛ですきたい。おまえの
柔らかそうな頬を引っ張りたい。おまえと掌を重ね五本の指を絡めたい。
おまえの唇に俺の唇を重ねたい。おまえのすべてを知りたい確かめたい味わいたい。
おまえを俺の横に引っ張り上げたい。おまえの冷えた体を温めたい。おまえとともに
歩んでいきたい…
でも、おまえは相変わらずマイペースに自分の世界を築いてそこに閉じこもっている。
それは俺も同じかも知れない。でも、このままなら俺とおまえは違うベクトルをめざして
歩き続け、永遠に想いが重なることなんてないだろう。
もしかしたら…変わらないのは俺の方で、俺があいつに置いてけぼりを食わされて
いるのではないだろうか? たとえば店長が男を見つけてくっついたとしてら…
取り残されたあいつ自身が変わらざるを得なくなったら…想像してみるが答えが出ない。
「佐藤さん、コーヒーでもどうですか?」
気がつくと店員がコーヒーを俺の目の前に差し出していた
「これは…」
「佐藤さんが難しそうな顔をしていたから…気分転換にどうです? お代はいいですよ」
「ん…サンキュ」
そう言うと俺はミルクも砂糖も入れることなく口をつける
「苦いな…」
「カプチーノですよ…なんだか今日の佐藤さんに会いそうな気がして」
確かに…今日はくだらないことばかり考えすぎた。こんな様子を足立や吉田が見たら
なんて言われるやら。
「フッ、どうかしてるぜ、まったく」
そう俺はつぶやくと、もう一度カップを口に運んだ。
以上です。
まとめの管理人さん、いつもご苦労様です。
こんな問題になっているとは…いい落としどころが
あるといいんですが。
GJ!!
シュガーはヘタレなんで店長から八千代と離れるようなことが無いと
このままずっと進展しないかも
でもそのチャンスに
今のあいつに手を出すなんて卑怯なことは出来ない
とか言って結局何も出来ないのがシュガー
172 :
157:2007/03/13(火) 04:31:38 ID:5WyclzdS
>>170 ◆NeUP3MRSP. さんGJ!すごくよかったです。
あまりにも人がいないので
まったく考えてなかったけど続き書いてみました。
>>157の続き小鳥遊×山田
「小鳥遊さん前向いていいですよ」
「はっ、はい」
「…………」
(山田恥ずかしくて小鳥遊さんが見れません
わたしは特に小鳥遊さんのことが好きでもないのに、すごくドキドキしてます)
「あっあのー山田さん?」
「!!!」
「大丈夫ですか何か考え込んで、顔赤いですよ?」
「はいっ山田は大丈夫です」
(大丈夫じゃなさそうだからきいたんだが)
「えーと、それじゃ山田さん、何がおこったのか聞かせてくれますか」
「はい、あの今日はアソコがとてもむずむずしていて
それでアソコを掻いているうち気持ちよくなって
最後には頭が真っ白になりました」
「で、そのあとすぐに俺が、休憩室のドアを開けたって訳ですね」
コクコク
173 :
157:2007/03/13(火) 04:32:45 ID:5WyclzdS
「わたしどんな病気なんですか小鳥遊さん」
「いやそんなの俺に聞かれても…
でも山田さんのそれは病気ではないと思いますよ」
「病気じゃないんですか、それなら山田助かりました」
「たぶん一時的なものじゃいですか、あっいやよく分りませんけど」
(でも、山田さんが分っていないとしても、あんな事していたなんて
ただでさえ毎日めちゃくちゃなのに、こんな事が続いたら精神がもたない
なぜかあまり小さくないのに山田さんかわいいかったし)
「? どうしたんですか小鳥遊さんわたしの方ずーと見て
山田に何か変なところありますか」
(変なところならお前のすべてが変だ!!
とりあず山田さんにちゃんと教えないと、もう二度とこんな事にならないように)
「小鳥遊さんありがとうございました」
「あっ別に礼なんていいですよ、たいして役にも立たなかったですし」
「いいえ、小鳥遊さんが病気じゃなくて一時的なものだと
おしえてくれたから山田助かりました」
「? 何でですか」
「山田今日小鳥遊さんにやさしくしてもらってから、小鳥遊さんを見ると
胸がドキドキします」
「!!!!!?」
「わたしは小鳥遊さんにドキドキするのが一時的なもので本当によかったです」
(俺はどう山田さんに接して
山田さんにちゃんとした事を教えればいいんだろう)
174 :
157:2007/03/13(火) 04:42:10 ID:5WyclzdS
たぶんこれで終わりです。書いてる途中で投げ出したものを
考えながら結構無理して書いたんで、めちゃくちゃですべてが変かも
しれませんがゆるしてくださいおねがいだから。
>>174 台本形式でなく、地の文を書けるようになると更にグー。
頑張れっっ!
177 :
157:2007/03/13(火) 19:01:27 ID:5WyclzdS
>>175 ありがとうごいました、褒めて頂いてほっとしました。
>>176 すみません書き方分ってなくて、自分で書けるやり方だとこうなりました。
もしかしたらまた書くかもしれませんが、もし書き方が変わってなくて
読みずらかったとしても、また読んでやってください。
>>177 書き方がわからないのなら他の書き手さんの作品を読んでみろ
参考になるから
180 :
157:2007/03/14(水) 20:58:38 ID:AW/c3otQ
ありがとうございます書けるか分んないけど
小鳥遊×山田でまた考えてみます
すごく時間かかると思うけど無理だったらすいません
>>157がんばれ。書けば書くほど上手くなっていくよ。
久々に東田×宮越読みたいなぁ。あとマイナーカプも。
今日の更新見てリアルに
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
って言ってしまった
あ、あれ?
俺がいる?
あっれー?
俺もう書き込んだっけ?
憂鬱になる展開のうろんSSが読んでみたい
おかしいなあ?
書き込む前から多重投稿してるぞ、俺。
>>186 足立が寿司屋を継ぐものの、「へいらっしゃい」が言えないなど
客商売が下手なためにうまくいかず廃業。さゆりが働きに出ても
愛想笑い一つできないかかから変人扱いされてこっちもダメ
そして夫婦二人で河原で石を売るようになる…とかいう感じ?
今週でなずなが突撃してきたのを見てニヤリとなった
Sなずな分が欲しくなる
足立よ…そこまでして墓穴を掘りに行くとは…
さゆりん…もしかして本気で凹んでいますか?
いやー、今回の更新でご飯の三杯…じゃなかった、
SSの三本は書けそうですね!!
更新分読んできた。こ、このヘタレ野郎がッッ!
足立・・・ここは男を見せるところだぞ・・・ッ!
次回更新分でまだヘタレだったら、さゆりんは俺の嫁。
明日は仕事だっつーのに、ついつい勢いに任せてキーをたたきました。
推敲もろくにしていないから誤字脱字があったらゴメンナサイ。
「足立×村主」「エロ無し」です
「……バカ」
そう言って村主さんは俺の横をすり抜けた。このまま放っておいていいのか? 俺?
だめだ、でも、どうすれば、また目を合わせてくれなくなる、いいのか…
気がついたら俺の右手は村主さんの左手をつかんでいた。
「離して…」
彼女は力無くそう言うけど、ここで手を離すと二度とつかめないような気がした。
「いやだ」
「なによ、足立君はわたしのこと『割と』しか気にしてないんでしょ!」
声は怒っているけど、勢いがない。いつもの村主さんじゃない。
「そうだよ」
「だったら離して!」
「村主さん! 俺の話を聞いて!」
ちょっと強く言うと、村主さんは体をビクッとふるわせて固まった。俺も勢いに任せて
言っては見たものの、次の言葉が出てこないで固まる。数えたわけではないが、
十秒、二十秒と時間が過ぎる。周りの雑音が耳になだれ込んでくる。
「足立君…痛いわ」
村主さんの声に我に返る。ついつい力が入っていたようだ。
「ゴ、ゴメン、つい…」
手を離すと、彼女は俺の方へとくるりと体の向きを変えた。
「で、足立君の話って? 何?」
村主さんの目はいつもの光が宿っていない。ここで迂闊なことを言うと、一巻の終わりだ。
俺は言葉を選んで話しかける。
「あのね、村主さん」
「うん…」
「俺と村主さんって、ここで長くバイトをやってるよね」
「そうね」
「俺やっぱり前から、村主さんのことが気になってたんだ…」
「嘘」
「だって、村主さんが笑いかけるのって、俺だけでしょ?」
「そうね」
「手作りのチョコをくれたのも、俺だけだよね」
「そう言えばそんなこともあったわね」
「ジャケットに雪を投げ込むのも?」
「足立くんだけよね」
「それって、村主さんが俺にかまって欲しいから?」
「え?」
ちょっとした俺の逆襲に、彼女はとまどっているようだ。
「河野や斉木君にはそんな事しないよね」
「……」
「俺の反応を見て楽しい? 今の俺の反応も、実は楽しんでいるんじゃないの?」
「そんな風に思っていたんだ…」
村主さんは力無くつぶやいた。そこで俺は畳みかける。
「ううん。そんなことないよ」
「えっ…?」
村主さんは顔を上げる。今だ!
村主さんに手を伸ばし、手を体の後ろに回して抱き寄せる。ポスッと音がして、
彼女の顔は俺の胸に納まった。
「あだち、くん…?」
村主さんが力無くつぶやく。表情が見えないけど、迂闊に見えるよりかは、
見えないまま一気に突っ走る方がいい。
「ほら、ドキドキしてるでしょ?」
「うん」
「俺はね、いつも村主さんにドキドキさせられているんだ」
「そんなことを言って、ごまかそうとしている」
「ううん。本当だよ。働く村主さん、笑う村主さん、怒った村主さん、イタズラをする
村主さん…村主さんを見ているうちに、俺の心は村主さんで一杯なんだ。でも、
仕事のことも考えなきゃいけない。だから、心の中にいくらかは仕事のことがあるから、
割とと言う言い方になったんだ…」
「それじゃあ…足立君の心の何割が、わたしのことで一杯なの?」
村主さんがまたそんなことを聞く。ここからだ…覚悟を決めよう
「あのね」
「うん」
「うんとね」
「うん」
「九割九分九厘くらい…」
「足りない…」
「えっ?」
「あと一厘足りない…」
村主さんはそう言うと胸から顔を離して、俺を見上げて一気に言った。
「わたしはいつも足立君を気にかけているのよ? チョコを渡したときも、
どんな反応をしてくれるかな? 喜んでくれるかな? と考えていたし、
足立君と話をするきっかけにしたいからジャケットに雪を入れているのに、
怒らずに苦笑いで肩すかし…」
それだけ言うとまた顔を伏せた。
そんな村主さんを見ていると、急にいとおしさがこみ上げてくる。
ああ、俺がおもってた以上に、村主さんは…そう思うと、自然と
背中に回した手が動いていた。
「村主さん」
「なにかしら?」
「あとの一厘は、このためにとって置いたんだ」
俺はそう言うと、彼女の頬に手をそえて上を向かせた。そして若干かがむと、
村主さんの暖かく柔らかい唇に口づけをした。
「……バカ」
口を離すと、村主さんはそう言った。
「バカだ…俺はバカだ…村主さんに言われるまで気づかなかった。
それにこんな手段でしか、気持ちを伝えられなかった…」
「ううん。もういいの…これからも、よろしくね、足立君」
「う、うん、こちらこそ…」
なんか強引だなぁと思いながらほっと一息つくと、妃さんの声が聞こえた。
「やるなぁ、足立…おまえにそこまでの度胸があるとは」
「妃さん…まさか見ていたとか?」
「バッチリな」
「どこから?」
「『俺の話を聞いて』くらいあたりから」
結局ほとんど聞かれていたのか…げんなりした俺は村主さんの方へと振り返る。
「あらやだ、妃に知られちゃったわー、どうしましょう?」
といいながらも、ウキウキしているようだ。俺は結局なんだかんだ言っても
村主さんから逃げられないのかな。でも受け身な俺の性格からすれば、それも
仕方ない…むしろさけられないのかなと思いながら、村主さんにいつもの苦笑いをなげた。
以上です。本編ではくっつかないだろうから、
せめて妄想の中ではくっつけてあげようと思いました。
ちょっと足立が強引すぎたかな…
更新見てきた。このヘタレ―――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>198 GJです。いやぁ次の更新が楽しみだwwww
>>198 GJです
これぐらい強引な行動をする足立を見てみたい
東田、小鳥遊、種島と同じ高校にいる
「超劣等生」が彼らにひたすら嫉妬するお話希望
第三者視点のSSは今まで無かったな
オリキャライラネ
>>201 そういえばあの3人「優等生」なんだっけ?
小鳥遊は成績悪かったりしたら一枝姉さんにお説教とかされそうだな
さゆりんと足立のその後が気になって寝不足です、助けてください
スイマセン寝てました
両手でお願いします
209 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 15:37:56 ID:fhP+56gU
____
/::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|:::::::::::::::::|_|_|_|_|
|;;;;;;;;;;ノ \,, ,,/ ヽ
|::( 6 ー─◎─◎ )
|ノ (∵∴ ( o o)∴)
/| < ∵ ___∵>
::::::\ ヽ /__/ ノ\
:::::::::::::\_____ノ:::::::\
↑こういうのが猫組もしくは犬組でバイトするお話希望
誰視点でもいいです
ピザ「僕を雇ってください!」
杏子「……却下」
後日
たね「なんであの人落としたんですか?」
杏子「あのデブ店の物食いそうだろ」
さすがきょこさんである
ピザ「――…」
いなみん「…っ、きゃあ―――っ!!!(ドカッ!バキッ!メキッ!ボコッ!グシャッ!!)」
かたなし(一言も発する間も無く瞬殺―――っ!)
ところでさ、ピザはちょっと運動すると息が乱れるんだよな。
「おっ、落ち着いて下さいチーフ!」
「だってあの人が、杏子さんを見つめてハァハァって―――!!」
「誤解だから刀しまって下さいっ……アンタも早く逃げろー!!」
きょこさんはデブ嫌いなはずだから大丈夫だ
それ以前にワグナリアに客として来てる段階できょこさんにとっては敵だ
いなみんとかさゆりんの今後が気になる中で、需要がなさそうなのを投下しますー
エロなしです
携帯からの投下ゆえ、改行とかに不安が残りますがご容赦を
小鳥遊宗太にとって、姉三人の存在は頭痛の種である。
それでも長女・一枝や三女・梢の攻撃的なスキンシップ等に比べれば、次女・泉の依存じみた頼り方はまだマシだと考えていた。
その日、珍しく泉が部屋に訪れてきた時も、普段のように部屋の掃除を頼みに来たのだと宗太は思っていたのだが。
「あのね、宗ちゃん……。一緒にお風呂に入って欲しいの……」
と言う泉の言葉を聞いて、『その認識は改める必要があるかもしれない』と、遠のく意識の片隅でそんな思考が掠めていくのは止められなかった。
「…………」
「……宗ちゃん?聞こえた?」
「……ハッ!?」
泉の予想外の要求によって、遥か彼方の海洋で先輩魚の群れと回遊していた宗太の意識が体に戻ってくる。暫し沈黙していたであろう自分の様子を心細げに窺っていた泉に向かって、宗太はとりあえず当たり前の事を進言してみた。
「あのさ、泉姉さん。風呂ぐらい一人では入れるだろ?」
「でもね、宗ちゃん。私この前お風呂の中で寝ちゃったでしょ?あれで、一枝姉さんが怒っちゃって……。『一人で入浴するな。誰かの目の届くような時に入れ』って……」
言われて、その時の騒動を思い出す。一枝に怒鳴られているにも拘らず、『編集さんが追いかけてくる夢見た……』などとずれた事言ってたなぁ、とまで考えてから宗太は反論する。
「だったら別に俺じゃなくても良いじゃないか」
「だって……、今家には宗ちゃんしかいないし……」
「……あー」
しかしその反論も、泉の返答によって一瞬で切り捨てられた。
「そう言えば一枝姉さんは内地に行っちゃってるし、なずなは今日から塾の集中合宿?って言うやつに行ってるんだったっけ……」
加えて、もう一人の姉はちょっと前から姿が見えなくなっていた。またぞろ、何処かへ飲みに行ってしまったのだろう。
ならば今日の所は諦めてくれないか、と宗太は言おうとしたが、泉の生態を考えてその言葉を口にすることを止めた。
この、いつもは部屋に引き篭もり気味の姉が折角風呂に入る気になっているのに、今入浴させなかったらきっとまた暫らくは篭りっきりなるに違いない。
ならば――――。
「まったく。しょうがないなぁ」
「宗ちゃん……、じゃあ?」
溜息を一つついて動き出した宗太を見て、泉の顔が綻ぶ。
「泉姉さんは先にお風呂場に行っててよ。俺は準備してから行くから」
「うん……。ありがとうね、宗ちゃん」
そう言って泉はずりずりと這いながら宗太の部屋を後にした。
泉が部屋を出て行った後、宗太は今着ていた部屋着から濡れても良いような服に着替え、手足を拭くための自分用のタオルを持ってから浴室へと足を運んだ。
脱衣所では、さっきまで泉が着ていた黒を基調とした部屋着には少々不向きな服が脱ぎ散らかされていた。宗太は軽く溜息を一つついてから、まだ温もりが残るそれらを分別して洗濯籠に入れた。
そうして片付け終わった後に、眼鏡を外し、袖と裾を捲り上げてから浴室の戸を叩く。
「泉姉さん、入るよ」
「うん。いいわよ宗ちゃん」
許可を貰ってから戸を開く。その先では、
「じゃあ、よろしくね」
プラスチック製の椅子に座った泉がこちらを向いて待っていた。その体にはタオル一枚巻いておらず、体格に比例してたわわに実った乳房や髪の毛に反比例して申し訳程度にしか生えてない恥毛などが宗太の視界に飛び込んできた。つまりはどこも隠していない状態だった。
想定外の事に宗太の動きが止まる。そんな宗太の方を訝しげに見ながら、泉は言う。
「あら……。どうして服を着ているの……?」
「どうして、はこっちの台詞だ」
姉の余りにピンボケな言動に、もはや溜息すら出ない。
「当たり前だろ。一緒に入る訳ないじゃないか。そんな歳じゃないんだから」
元から入浴の手助けだけをするつもりだ、と言う宗太を珍しく不満げに見やりながら、
「……それなら、頭から洗ってくれる……?」
泉は宗太に自分を洗うようにお願いした。そして、その言葉どおりに宗太に向けて頭を下げる。
どうやら、このまま洗えと言いたいらしい。
宗太は頭痛を堪えるように眉間を押さえた後、諦念を滲ませつつシャワーのヘッドを持って蛇口をひねる。出てきたお湯の温度を確かめてから、泉に声をかけた。
「いくよ、泉姉さん」
「うん、来て……」
了承を得て、上からシャワーを浴びせる。瞬間、泉の体が震えたが、宗太は意に介さずに壁ぎわに置いてあるシャンプー類の入った籠を手繰り寄せる。
一旦シャワーをホルダーに戻し、籠の中からマジックで『泉用』と書かれた、まわりの物より一際大きめの容器のシャンプーを取出す。そしてそれを手の平に出し両手で泡立ててから、その手を泉の頭に乗せた。
指を立て、しゃかしゃかと頭皮を揉み解すように動かす。思いの外、泡立ちが悪い。不審に思った宗太は泉に質問を投げ掛ける。
「あのさ、泉姉さん」
「なぁに?宗ちゃん」
「風呂に入るのはどれくらいぶりなの?」
「そうねぇ……、一週間は入ってなかったかしら……」
締切に追われててそれどころじゃなかったし、と何ともなしに言う姉に、またしても頭痛を覚える。
「まったく……、泉姉さんはどうしてそうなのさ。綺麗なのにもったいない」
泉に限らず小鳥遊家の女性陣は、身内の贔屓目を抜きにしても並以上の容姿であると宗太は思っている。もっとも、その強烈すぎる個性が災いして異性との付き合いが長続きしないわけなのであるが。
そんな事を考えながら手を動かしていると、
「ねぇ、宗ちゃん……」
突然泉が話し掛けてきた。
「何?泉姉さん」
「私、宗ちゃんから見ても綺麗なの?」
「……ごめん、質問の意味がわからないんだけど」
「だって宗ちゃんって、小さくて可愛いものが好きなんでしょう?私は大きいから、宗ちゃんから見たらあんまり良くは見られてないんだって思ってたから」
今の言葉は意外だった、と。
そう言われて宗太は心外だ、と思った。確かに宗太の価値観から言えば、小さいものこそ珠玉だ。だからと言って、審美眼がそこまで偏っているかと言われると、答えはNoだ。
しかし、姉に向かって綺麗だなんて言ってしまったのは、思い返すと確かに恥ずかしいものがある。
なので宗太は泉の言葉に返事をしない代わりに、頭を洗う手の速度を速めた。
「きゃ……、ちょっと宗ちゃん……、強過ぎ……」
泉の弱々しい抗議も黙殺し、頭皮、次いで腰付近まである長い髪まで一気に洗っていく。
「あっ……、宗ちゃん……、もっと優しく……」
暫らくして宗太の腕の動きが止まる。せかせかと腕を動かしていた所為か服のあちこちにシャンプーの泡が飛び散っていたが、本より汚れて良い服を着ていたのでその辺は意に介さずにお湯が出っ放しのシャワーを手に取り、泡塗れの泉の頭を流しにかかる。
シャワーによって、泉の髪から泡と汚れが流れ落ちていく。続いて、籠からコンデショナーを手に取り、今度はさっきよりもゆっくりとした手つきで髪に指を通していく。
「はぁぁ…………。上手ねぇ、宗ちゃん。他の誰かにもこんなことしてるのかしら……?」
「そんな訳あるか。つーか泉姉さん、少し口を閉じててくれないかなぁ」
「あら……、どうして?」
ぐ、と言葉に詰まる。
流石に面と向かって、漏れ聞こえてくる口調が妙に艶かしいから、とは言えない。
(梢姉さんにだったら言えるだろうけど)
そもそも梢とだったら一緒に風呂に入るというシチュエーション自体が発生しないと思われるのだが、そこには気付かないでおく。
などとやっている内に、頭髪の洗浄は完了した。
したのだが。
一向に泉に動く気配が見られない。
「どうしたの?」
「……か、髪が重いの……」
どうやら髪が水を含みすぎて重くなっているらしい。流石にこれには呆れてしまった。
「いつもはどうしてるんだよ」
「変ねぇ……。徹夜続きで体力が落ちているのかしら……。宗ちゃん、髪の毛を纏めてもらえる?」
「いや、それは流石にやり方がわからないんだけど」
「大丈夫、やり方は教えてあげるから……。タオルを一枚持ってきてちょうだい……」
言われるままに脱衣所からタオルを持ってきて、泉の言うとおりに髪の毛を纏め上げる。その際に、髪で隠れていたあちらこちらが露わになるたびに、宗太は視線のやり場に困る事になった。
「ふぅ……。ありがとうね、宗ちゃん」
泉の主観では満面の、傍から見れば儚げと称した方がしっくり来る笑顔で礼を言う。椅子に座ったままなので顔を合わせていると全部見えてしまうため、宗太は視線を横に逸らし、
「もう手助けはいらないだろ?」
姉に退室の許可を求めた。
「え……、体がまだよ……?」
「体くらいは自分で洗ってよ……」
逆に小首を傾げてとんでもない事を要求してきたので、天を仰いでその要求を突っぱねる。
「……そうね。残念だけど、今日はもういいわ。ありがとうね……」
再び謝辞を述べて、浴槽の縁に手をかけて立ち上がろうとする泉。しかし、次の瞬間、
「あっ……?」
重心が上に来てしまった為か、立ち上がった途端に泉の体のバランスが崩れてしまった。そして引力の導くまま頭から浴槽の中へと――。
「危ない!!」
そうはさせじと宗太の腕が伸びて、泉の頭と腰を抱え込む。平時であればこのまま転倒を防ぐ事が出来たであろうが、今回は場が悪かった。
先程流したシャンプーの泡が足元にまだ幾許か残っていた所為で宗太自身も踏ん張りが利かなくなり、結果。
「うわっ……!」
「きゃ……」
二人まとめて浴槽の中に飛び込んでしまった。
※ ※ ※
どうしてこうなってしまったのか。
先刻から宗太の脳裏を同じ言葉がリフレインしている。
浴槽に落ちた二人だったが、幸いどこも怪我をしておらず大事にはならずに済んだ。
その後、濡れたまま浴室を退出しようとした宗太を泉が呼び止めた。
『宗ちゃん?濡れたままでどこに行くの……?』
『いや、出るんだけど』
『駄目よ……。そのままじゃ風邪をひいちゃうわ……』
『大丈夫だって。すぐタオルで拭けば問題ないから』
『それでも体は冷えちゃうわ。……そうだわ。宗ちゃんもお湯に浸かって温まればいいのよ』
『いやいやいや。それはちょっとおかしくないか泉姉さん』
『でも……そうしないと宗ちゃんが風邪ひいちゃう……』
『いや、だから』
『ね……?』
『…………』
この会話中、泉はずっと宗太の服を掴んで放さなかった。あの細い体の何処に、と思えるくらいの力で掴む泉の姿に、この場で押し問答を繰り広げると最悪二人とも、良くても泉が確実に風邪をひくであろう事が容易く予見できたので、宗太は渋々折れた。
そして今。
宗太の濡れた服は浴室の片隅で丸められており、その中身である宗太自身は浴槽にどっぷりと浸かっている。そして泉はと言うと。
「温かいわねぇ、宗ちゃん」
宗太の胸に背を預け、右肩に頭を乗せて同じく浴槽の中で寛いでいた。
(本当にどうしてこうなったんだか)
最初の内はお互いに向かい合って浴槽に浸かっていたのだが、纏めた髪の所為で頭があっちこっちにゆらゆらと揺れる度、壁や縁にぶつかりそうになるので、泉が宗太にこうするよう頼んだのだ。
宗太としても、その都度水面付近を漂う双丘も頭の動きに同調して揺れ動く光景を何とか見ないようにしたかったので、その要求を受け入れた。
ちなみに、最初の内は視線を横に向けることで視界の外に置くことに成功していたのだが、泉が泣きそうな顔で『何でこっちを見てくれないの……?』と言ってきたので、やむなく正面を向く羽目になってしまっていたのだった。
現状を整理して深々と溜息をつく。
宗太のその溜息を寛ぎの表現と解釈した泉が、
「ほら……、こうした方が良かったでしょ……?」
と、宗太の方を向いて笑顔で言う。泉の言葉に、もう反論しても無駄と悟ったか、
「そうだね」
と宗太も答える。この体勢でも、視線を泉の方に向けるとさっきまで正面でその存在感を示していた物体を、今度は上から覗き込む事になってしまうので、おいそれとは視線を動かせない。
かと言って露骨に視線を逸らせば、その気配を敏感に察してなのか泉が話し掛けてきて、視線を自分に向けさせようとしてくる。
(あー、もうどうすりゃ良いんだよ。て言うか、泉姉さんキャラが違くないか!?)
などと苦悩する宗太の事に気付かぬ風に、
「……ふふっ」
と、唐突に泉が微かに笑い声と思しき吐息を零した。
「何か面白かった?」
今の一連の会話の何処に笑い所があったと言うのか、と言わんばかりに宗太が尋ねる。
「あぁ、違うの……。今のは面白いからじゃなくて……嬉しかったから笑ったの」
「嬉しい?」
「そう。ほら……、私ってこうだから、一枝姉さんや梢ちゃんみたいに宗ちゃんとスキンシップを取る機会なんて今までなかったでしょ?」
泉の思わぬ言葉に、
(あの二人のあれは、そんな好意的なもんじゃないって……)
と、心底そう思う宗太。そんな宗太を他所に泉は言葉を続ける。
「私はそんな二人が羨ましくって……。それで、今日こうやって宗ちゃんと触れ合う事が出来て……」
「それが嬉しい、って?」
「うん……。…………姉さんたちが宗ちゃんとスキンシップを取りたがるのも分かるわ……」
「?……分かる、って何が?」
ただのストレス発散とかじゃないのか、とすぐに思いついたが、そうは口にせず泉に説明を求める。
「宗ちゃんは温かいから……、触れて気持ち良くなりたいのよ、二人とも……」
「……百歩譲って、今までそんな理由であんな事を繰り返してきたと言うんならもっと手段を考えてくれって言いたいよ」
泉の言葉を聞き、思わずそう口走る。
と、泉の体がもぞもぞ動いているのが感じ取れた。何となく嫌な予感がする。
「どうしたの?」
「ん、もうちょっと深く座ろうと思って……」
深く座るという事は背を預けている側に腰を動かすという事で、今泉が背を預けているのは宗太の胸であって、つまりは泉の腰が――。
「ちょっ、泉姉さん!?」
「あっ、宗ちゃん、急に動かないで……」
「泉姉さんも動かないで!!」
「でも……ちょっと疲れちゃったから楽な姿勢をね……」
「でもじゃなくて……っ!」
姉の思わぬ行動にパニックを起こしかける。そこに拍車をかけるように、
「ちょっと泉姉ー?一枝姉に、一人で風呂に入っちゃ駄目って言われてたんじゃ、なか、った、っけ……」
さっきは姿が見えなかった、もう一人の姉である三女・梢が闖入してきた。顔が赤く染まっている所を見ると、やはり外で飲酒をしていたようである。
脱衣所には泉の衣服しか置いてなかったので、宗太もいるこの光景は予想外だったからか、戸を開けてそのままの状態で動きが固まってしまっている。宗太にしてみても、ここで梢が現れるとは思っていなかった為、思考が一旦フリーズしてしまった。
「…………」
「…………」
「……あら。おかえりなさい、梢ちゃん」
梢と宗太が動きを止めるなかで、泉だけがいつも通りの応対をする。
先に復帰したのは梢だった。
「宗太、あんた!」
「ち、違うぞ梢姉さん。梢姉さんが考えているような状況じゃ」
梢の大声に、宗太が反射的に弁明する。しかし梢はそれには耳を貸さずに言葉を続ける。
「私と一緒にお風呂に入ってくれないくせに、泉姉とは一緒に入るってどういうことなの!?」
「そうくるのかよ!って脱ぐなー!」
「あら、梢ちゃんも一緒に入るの……?」
「泉姉が良いって言ったから私も入るもん!!」
「入るもん、じゃない!泉姉さんも変なこと言わないでくれよ!」
「ふふふ、賑やかで良いわねぇ……」
後日、梢の報告を受け、この日宗太が泉に対して取った行動は不在であった長女と四女の耳にも入ることとなった。
それによって、姉妹から宗太へ要求する事柄が増える事となった。
それは、すなわち。
「宗ちゃん。お風呂一緒に入って……」
「宗太ー。お風呂に入るわよ〜」
「お兄ちゃん。一緒にお風呂入ろ?」
「宗太。姉妹の中で扱いに差をつけるなよ。何が言いたいかは……分かるな?」
「勘弁してくれ……」
彼の苦難の日は続く。
以上ですー
泉と梢との3p「小鳥遊家浴場事情・うらめん」、後日談である「小鳥遊家欲情事情」とかネタはありますが、自分の文章力じゃエロくならないので打ち切りです
それにしても、自分に絵心があれば脳内にある「宗太にもたれかかりアホ毛を立てて幸せそうに微笑む泉」の図を映像化できるのに、あな口惜しや……
GJです!
しかし宗太が普通にうらやましい・・・機会があれば続編の執筆もお願いしますw
大丈夫だ。その脳内の図、確かに受信した。
残念なのは俺にも絵心がないことだがw
ともあれGJ!
GJ
でも程よい改行を求む
G J
す ば ら し い
GJ
続きと他の作品もwktk
あなたに文章力がないというのなら、俺は首を括らないといけない。
GJ!!
またあなたの文が読みたいです、続編・新作期待しています。
それにしてもピザの猫組編もすごい気になるんだが
外見とかキモさで笑い取るのはがはこ漫画っぽくないとオモ
意外なことだが、ピザは性格はマトモで仕事を覚えるのも早く、よく働いた。
殴られないし、刀を向けられないし、皿も割らない。
ホール組の中で苦労していただけに、小鳥遊にとってピザは安心できる存在になっていた。
が。
一つだけ確認しておくべき事がある。
もしもピザが、見かけの通りにアレな性癖の持ち主で無いかどうか。
ぶっちゃけ、先輩狙いのロ○コンでないかどうかと云う事だ。
「……へぇ。ここのウェイトレスに一目ぼれしてバイトに?」
小鳥遊はマズイと思った。
ひょっとして予想通りの展開かもしれないと。
しかし。
「でも、まだ一度も逢えないでぶ。
背が高くて髪が長くて、鉄砲を振り回してたお客さんに説教してた凛々しい人でぶ。
小鳥遊先輩は知らないでぶか?」
オリキャラなどいらない
その時の小鳥遊の反応が気になるw
上手いと思った。続きはいらんが小ネタとしてはGJ!
そう来たか、と思ったよGJ。一本とられたが確かに続きは見たくないw
そして、>235よりも周りの反応の方が気になる。特に山田&相馬w
238 :
:2007/03/26(月) 23:29:45 ID:gzwENx0T
やはり、なずなは危険なブラコンだ
それはなずなに限ったことではない
下手をしなくてもエロゲな環境だしな
最近投下少なくて過疎気味だよな
たかが1週間投下なかっただけじゃねーかw
自分で書かない奴に限って過疎だのなんだの言うんだ
もう何度も繰り返されたやり取りではあるが
贅沢言う奴に本物の過疎ってもんを味あわせてやりてぇ
まったくだ
一週間、作品どころか自分の書き込みしかない…それが真の過疎!
ここは賑やかだなぁ。
一週間作品どころか自分の書き込みすらない……そんな地獄さ
\ /_ / ヽ / } レ,' / ̄ ̄ ̄ ̄\
|`l`ヽ /ヽ/ <´`ヽ u ∨ u i レ' /
└l> ̄ !i´-) |\ `、 ヽ), />/ / 地 ほ こ
!´ヽ、 ヽ ( _ U !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬./ 獄 ん れ
_|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '') ""'''`` ‐'"='-'" / ! ! / だ. と か
| |;:;:;:{ U u ̄|| u u ,..、_ -> /`i ! ! \ :. う ら
| |;:;:;:;i\ iヽ、 i {++-`7, /| i ! ! <_ の が
__i ヽ;:;:;ヽ `、 i ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_ ! ! /
ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i /,ゝ_/| i  ̄ヽヽ ! ! ,, -'\
ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ ノ ヽ| / ,、-''´ \/ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ Y´/;:;:;\
>>247 そのような壮絶な場から生還した貴方は英雄だ
壮絶合体
六神合体
絶・対・合・体
V!!A・KU・E・RI・ON!!
人魚姫の話が見たい
256 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:04:39 ID:sOHORdr1
「・・・じゃあお願い、付き合って」
「え、えーっと・・・」
「ど・・・どこまで?」
「画材屋」
「つっこまないぞ!つっこむもんか!」
河野の声が木霊する中、なぜか自分は村主さんと画材屋へ行くことになった。
次の日曜日、二人のバイトのシフトが同じで、午後から買い物に行くことになった。
働かない河野を尻目に簡単に調理場を片付け、早々と更衣室へ向かう
私服に着替えて、コートを羽織るとポケットというポケットに雪が詰まっていた。
でも毎度のことなのでそれらをまとめて窓から捨てた。
そうして裏口に出たが、村主さんはまだいなかった。
「なんだ足立―、誰か待ってるのかー?」
宮越さんがそう叫んだ時、後ろから村主さんがやってきた、
「お待たせ、足立君」
「2人は仲いいよなー」
その言葉をきいてぼくは心臓が飛び出そうになったが村主さんは淡々としていた
「そんなことないわよ」
その言葉を聞いて、安心したのか悲しかったのか複雑な気持ちになった。
「あら、今日は車じゃないのね」
「だってそこまで遠くないし・・・・・・それに・・・」
「それに・・・なにかしら?」
「いや、なんでもないよ」
「話を途中でやめるのは足立君の悪い癖ね」
それから村主さんは少し怒ったらしくお互い言葉を交わさずに歩いていた。
画材屋についてからも、2人はなにも話さずに、村主さんは決められた画材を購入していた。
そして、何もいわずにそれを持つ自分がいた。
「村主さんってほんとに絵好きだよね」
間がもたないのでこんな気のない言葉を交わす
「・・・・・・そうね」
村主さんも気のない返事を返す。
「・・・・・」
「・・・・・」
結局、また静かになってしまった。話を切り出した自分に少し後悔をした。
しばらく歩いて、あと5分で村主さんの家というところで雨が降ってきた。
なんとなく村主さんといる時はよく雨が降る
「・・・走ろうか」
「別にいいのよ、油絵だから」
村主さんがそういったにも関わらず、気がつくと彼女の手をつかんで走っていた。
257 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:09:51 ID:sOHORdr1
村主さんの家に着く直前に雨足が強まり、2人ともびしょ濡れになっていた。
家に着くと同時に急に目が覚めて、彼女の手を離した
「・・・ごめん」
「・・・・・」
「・・・じゃあ、これで」
「・・・・・」
「足立君」
とても小さな声だった
「雨、止むまで待ったら?」
「そ・・・そうだね」
村主さんの家のドアの前で待つことにした。
けれども彼女はそそくさと家のドアを開ける
どれくらいで止むのかなあと一人で考えていた
「どうしたの?」
「・・・・・え!?」
予想外の呼びかけにあからさまに驚いた
「入っていいのよ」
「・・・・で、でも・・・・」
「大丈夫よ、今日は悟しかいないし」
断ろうにも断る言い訳が見つからなかったので仕方なく入ることになった
「お姉ちゃんおかえり」
「お・・・お邪魔します・・・」
「この人が足立っていう人?」
「あ、はい。こんにちは」
「ふぅ~ん」
悟くんが少しニヤニヤしている。
あがってと言われたのでとりあえずあがった。
タオルを借りて体を一通り拭いた後村主さんの誘導で村主さんの部屋に入った。
「お父さんの服か何かないかしら」
そういって村主さんは奥に引っ込んでいった。
周りにあるものはどれも落ち着きそうなものばかりなのになぜかミステリアスな雰囲気を出している。
そんな中で足立は少し、いやかなり緊張していた。
すると村主さんがユラリと部屋に入ってきた。
思わず「ひっ」と声が出てしまった。
「いい加減なれてくれないかしら」
また村主さんの機嫌を損ねてしまった。
どうして自分はこんなに損な性格をしているのだろうか
「とりあえず服を洗濯しなきゃならないからその間はいやかもしれないけどお父さんの服で我慢して」
「はい、わかりました」
なぜか村主さんには逆らえない
そういって村主さんはまたユラリと部屋を出て行った。
とりあえずこれは着替えろという意味なんだと思い、気替え始めた。
村主さんのお父さんの服は淡い藍色をしていて、少し大きかった。
その時部屋のドアが開いた。
「これ、どうぞ」
入ってきたのは悟くんだった。そしてその手にはコーヒーカップが2つ、危なっかしく握られていた。
「あ・・・・ありがとう」
「これ、脱いだ服だよね?」
「うん、そうだけど・・・」
「洗濯してくるねー」
そういうと悟くんは脱いだ服を抱えて部屋を後にした。
その後、どうやら悟くんは洗濯機の操作があまりわからないらしく村主さんに
「タイマーってどうするの」とか「水が出ない」とかいろんなことを聞いていた。
その質問に答えている村主さんの声はあまり大きくはないが、綺麗な透き通った声だった。
そして、その声はまるで浴室にいるかのように響いていた。
こんなことを考えている自分に嫌気がさし、おとなしくコーヒーをすすることにした。
258 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:11:12 ID:sOHORdr1
しばらくして、村主さんが戻ってきた。
村主さんの服が変わっていて、村主さんの周りには薄く蒸気が見えた。
「足立君もよかったらお風呂入らない?」
「いや、いいよおれは・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
やっぱり自分は村主さんには逆らえないと痛感しながら、浴室に向かった
浴槽の中で、いろんなことを考えたけどうまく思い出せない。それほど気が動転していたのであろう。
そしてあまり遅くなったら悪いので早めに上がっていった。
部屋に戻ると、そこには村主さんがいた。
確かに村主さんはいたけれど、彼女はベットの上でスースーと寝息を立てて眠っていた。
そういえば、村主さんの寝顔って初めて見るな・・・
それに、村主さんの顔をこんなにまじまじと見つめるのも初めてな気がする・・・。
そんなことを重いながら村主さんの寝顔を見ていると、改めて思った。
おれは村主さんのことが好きだ
259 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:13:03 ID:sOHORdr1
その気持ちに気付くと急に今ここにいる自分が恥ずかしく思えた。
「ん・・・・」
村主さんは目覚めた。 そして一瞬キョトンとしてあたりを見渡した後、顔がいつもより赤くなって顔を背けた。
その様子を見て、足立も少し恥ずかしくなった。
それから少し気まずい雰囲気になってお互いとなりでコーヒーを飲みながら服が乾くのを待った。
「・・・・」
村主さんは本当にさっきまで寝ていた自分を恥ずかしく思っているらしく、落ち着かない様子だった。
「バイトとか大学とかで疲れてたんだよね」
「・・・・」
「ほら、なんか急に睡魔に襲われることとかあるし」
「・・・・」
「だから・・・その・・・気を落とさずに・・・」
「・・・・」
村主さんはずっとうつむいたままだった。
「村主さん・・・」
そういうと無意識のうちに村主さんの両肩に手をかけていた。
「・・・・」
「あの・・・えと・・・」
「何?はっきりいいなさいよ」
「おれ、村主さんのこと好き・・・か・・・な・・」
「・・・・」
「・・・・あらそう」
「・・・・え?」
「あの・・・それはどういう・・・」
「言葉のとおりよ」
「え・・・・と・・・」
「村主さんは・・・どういう・・・・」
「そうね、嫌いじゃないわね」
「それは好きと捉えていい・・・・のかな・・・・」
「いいんじゃないかしら」
「・・・・」
こんな変なやり取りを終えたあと、2人はゆっくりと唇を重ねた
「ん・・・・」
「村主さん・・・」
そしてすぐに唇を離した。
その後お互いに抱き合いながら2回目のキスを交わした。
さらに3回、4回と回数を重ねるごとに舌を絡め、2人は熱く結びついていった。
「・・・んむ・・・・」
5回目のキスの時に、足立は村主の胸を服の上から揉み始めた
「んぁ・・・・・は・・・・」
「村主さ・・・・・ん」
「ちょっ・・・・あ・・・・だちく・・・・・」
そういって村主は足立を少し離した
「・・・・ごめん」
「・・・・」
何も言わずに村主は服を脱ぎ始めた。
「・・・・村主さん?」
「・・・・」
無言のまま彼女は足立によりかかった。
そして足立も村主を抱きしめた。
何も言わなくとも2人はどうするかわかっていた。
260 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:13:34 ID:sOHORdr1
「・・・あっ!・・・・ふ・・・・・」
あらわになった村主の綺麗な乳房に優しく愛撫する。
互いに下着姿となった今、2人を妨げるものはなにもない
「村主さんもしかして初めて?」
小さく頷く
「そう・・・」
胸の中央にある硬く勃った小山を、足立が優しく舐める
「・・・・ぁっ・・・・だめ・・・」
「・・・・あぁっ!・・・そこ・・・・」
乳首を甘噛するたびに村主の体は小さくはねる
「下も触るよ」
今まで胸を愛撫していた右手を腰に滑らせる
そのまま淫らな手つきで下着の中央に触れる
慣れた手つきで秘部を上下させる
「ん・・・・んぁ・・・・」
村主の秘部は先刻執拗に愛撫されていたのでしっとりと湿っていた
足立がむにむにと弄んでいると次第に下着に愛液がにじんできた。
動かす手の音にも段々と水っぽさが帯びてくる
「・・・・はっ・・・・・ぁん・・・」
「村主さん・・・・」
「ん・・・・んん・・・・・」
「脱がすよ・・・・」
「ぁ・・・・」
スルスルと下着を脱がしたが、なにも抵抗はなかった。
ついに村主は一糸纏わぬ姿となり、彼女は恥ずかしそうに顔を背けた。
村主のあそこはまだ未開発らしく、とても綺麗なピンク色をしていた。
すでにたっぷりぬれていたそこは足立の指を全く拒まなかった。
ちゅくちゅくといやらしい音をたてる秘部
「・・・そん・・・な・・・・・やっ!・・・・」
足立の指は優しくピストン運動を始め、自然と喘ぎ声も大きくなる。
「はぁ・・・・・ぁっ・・・・んっ・・・・」
その声をきいて、自然に足立も手を強く、激しく動かす
「・・・・・あ・・・・あああぁっ!」
足立の指を入れたまま、膣はビクッと1回大きく脈うった。
「・・・・・」
「いっ・・・・・た?」
力なく寝そべる村主。
「村主さん・・・あの・・・」
「・・・・いいわよ」
それ以上言葉はいらなかった。
261 :
よしろう:2007/04/01(日) 23:16:04 ID:sOHORdr1
足立は村主の膝を持ち、股を大きく開いた。
そしてそのまま秘部に口を近づけ、愛撫していった。
「んは・・・・・ぁ・・・きたな・・・・」
一通り愛撫した後、体を移動させて優しく唇を合わせた。
そのまま足立と村主は繋がった。
「ぁっ!・・・・いた・・・ん・・・・」
「大丈夫・・・・?」
「ん・・・・大丈夫よ・・・・・」
そのまま足立は腰を打ちつけた。
床に滴る赤い血が全てを物語っていた
「動かすよ・・・・」
「えっ・・・・ぁっ!・・・・あぁっ!」
ゆっくりと腰を動かす足立、そして腰の動きは段々と早くなり、いやらしい音を出していく。
「はっ・・・・はぁっ・・・・・あっ」
「ぁ・・・・村主さ・・・・くっ」
「あだ・・・・ちく・・・・ん・・・・んっ!」
村主は予想以上の痛みと快感に、自然に腰が動く。
それの様子を感じ取り、足立も答えるように動く。
「ぁ・・・・いたっ・・・・あっ!・・・・・はぁっ!」
足立は少し村主の腰を持ち上げ、うつぶせにした。
そしてそのまま後ろから村主の子宮を突き立てる。
「・・んっ!・・・んんん・・・・・ぁん!」
「ぁ・・・あ・・・おれ・・・・そろそろ・・・」
「・・・ぁ・・・だちく・・・・・なかで・・・・・・ぁっ!」
足立はスパートをかけるように一段と強くピストンする。
肉がぶつかりあう音に加え、溢れた愛液が淫らに音をたてる。
「・・・・むらぬ・・・・さ・・・・・・・・・・あ・・・・あぁああぁっ!!」
ドクン、ドクンと膣の中で足立のものが大きく脈打ちながら2人は果てた
「ぁ・・・・あつ・・・・・」
「はぁ・・・・・」
そしてそのまま2人は1つのベットで寝入った。
そして翌日
「ん・・・・」
「!!?」
隣で全裸で眠っている村主を見て改めて今の状況に驚く。
・・・・謝りたいけど起こすのもなんだし今日も早くからバイトもあるし・・・
とりあえず服返してもらって早くいこう・・・・。
「足立君・・・・」
「!!?」
「・・・・」
「あの・・・・その・・・・昨日はほんとごめんっ!」
「・・・・」
「足立君・・・・」
「え?」
「好きよ・・・」
「村主さん・・・・」
「足立さんと村主さんが2人そろって遅刻なんて珍しいですね」
フロアで掃除をしながら東田君が言った。
乙です
タイトルはございますか?
GJ! あださゆはなんとかくっついてほしいな
ただ、途中で視点が変わっていたのが、ちょいと気になりました
264 :
よしろう:2007/04/02(月) 09:18:58 ID:Anv2UfUB
タイトルは「雨宿り」あたりで
個人的に足立×村主の組み合わせしかありえないと思う
265 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:45:19 ID:RyfIr3qk
高校生宮越と東田のエロSSは難しいよな
お互い嫌いあってるのにエロに移すのは難関
普通なら嫌いあってるけど実は好きとかがお決まりのパターンなのにな
>>265 東田にいきなり「えっちでもするか!」とか言い出す宮越
全力ダッシュで逃げ出す東田。
ホテル代を払わされる葉子さん…
そんな絵しか浮かんでこないな…>>高校生ヒガ×ミヤ
ホテルまで行っておいて逃げ出す東田は鬼畜だな
>>267 「勉強しようぜ!」ということで、「べんきょう部屋」というラブホに行くんだ
つうか、我が家の近所にそう言う名前のラブホがあるんだよorz
ナニワ金融道みたいな地域だなw
ググッたら一番上に出てきてワロタ
山田の本番有りまだ〜?
スライムプレイかぁ・・・・・・
マニアックな
トップ絵のセリがかわいい
というか俺的にもろストライクなんだがどーしよう
爆殺されるしかないんじゃね
ルーセリでスライムプレイきぼんハァハァ
うろんのトップ絵(・∀・)イイ!
作者曰く「なんか乳がとかすいません」
そんなことないよ〜!(>_<)
つーことでリナ×セリねたプリーズ。
なんだコイツきめぇ
ローカルルール読んでから来いよ厨房
あれだよ、春だからな。
みんな緩くなるんだよ。
うん?
>>277ってなんかローカルルールに抵触してるのか?俺にはわからんが。
「きめえ」とか書いてる奴のレスがまともだったことは無いな
何の関係もない丸一日過ぎたネタひっぱんなよ
過疎ってるな。
(ry
犬組ネタ下さい。
あえて本編で絡まない
足立×ミリ 東田×村主等の組み合わせを希望
東田×村主は信頼関係があるから同人ではありえないとは言い切れない
「・・・・元気?」
久しぶりに投下します。
小鳥遊×伊波 エロあり。
少し伊波が変態チックですw
靴音。かばんの布がすれる音。
そしてマジックハンドの継ぎ目から漏れる音。
人気のない路地を小鳥遊宗太と伊波まひるは歩いていた。
小鳥遊はいつもどおり特に変わった様子もなく、
伊波もいつもどおり、顔を赤くして歩く。
いつもどおりマジックハンドでつながれた伊波の手に汗が滲む。
数十センチ先に好きな人の手があるというのは、やはり緊張するものだ。
思わず小鳥遊のマジックハンドをつかむ手に見とれる。
「で、ですね」
他愛ない話題を話していた小鳥遊がふと伊波の方を向く。
「店長が」
「にゃ゛ っ!!!」
伊波が素っ頓狂な声を上げる。
「ど………」
どうしたんですか、と小鳥遊が言おうとしたが、すぐに察しがついたので、
「…大丈夫ですか」
と言葉を変えた。
「だ、だいじょうぶ…」
「すいません……」
「あぅ…」
伊波が恥ずかしそうに、抑えるに抑えられない場所の痛みに耐える。
――要するに、小鳥遊が振り向いたときに、マジックハンドの端が、伊波の股間に直撃したのだった。
「本当に大丈夫ですか?」
いつも別れる公園で、小鳥遊が再び尋ねる。
「だ、だいじょうぶだってば、も、もう言わないで…」
真っ赤になって伊波がうつむく。
「でも大事なところだし」
さらっと小鳥遊が言う。
「も、もー!!!!」
まるで親に性の心配をされているようななんともいえないもどかしさに襲われ、
伊波がばたばたと腕を振る。
「もう痛くないですか?」
「大丈夫!」
「家帰ったら自分の見てくださいね」
「うっ……」
女きょうだいばっかりだとこういうのに頓着なくなるのかな、と伊波がちょっとなみだ目になると
「見てあげましょうか?」
頓着がないにも、ほどがある。
「なに、何言って……」
伊波が動揺していると、ぐいっとマジックハンドが伊波の腕をつかみ、
公園の茂みに誘い込む。
「小鳥遊く……」
「すみませんね俺のマジックハンドが。お詫びしますから…」
ふっ、と小鳥遊が伊波の耳に息を吹きかけると、たちまち伊波の力が抜ける。
その隙に手ごろな木に伊波の手を後ろ手に縛り付けた。
「ぁぁ…うぅ、どこがお詫びよ…」
伊波が顔を真っ赤にして毒づく。
「毒づく元気があるなら大丈夫ですね、逆にマジックハンドが心配です。」
「ううっ」
「壊れててないかな…」
そう言いながら、伊波のスカートの中に手を伸ばす。
――伸ばしているのは、手といってもマジックハンドのほうだが。
「や…っ」
その「手」は器用にスカートの布地を掴むと、ぐいっと上に持ち上げた。
スカートの中から、シンプルなボーダーの下着が覗く。左右には紐が付いていた。
「たかなしくんてば!」
「うん」
伊波の声に空返事をし、スカートを掴むマジックハンドの手を離すと、
今度はスカートのホックにもっていき、止め具をはずし、ファスナーを下ろす。
「あ……っ」
最後までファスナーを下ろしきらないうちに、スカートがストンと草むらに着地した。
「結構細かいところにも使えるんですね」
独り言のようにそう言いながら、ブレザーのボタン、Yシャツのボタン、と
細かいところも外してゆく。縛られている伊波は、目を逸らしているが、なすがままだ。
「たかなしく…」
下と同じボーダーの、申し訳程度のブラジャーのフロントホックのみは少々苦戦しているようで
「ええと…こうか」
それでも くっ、とひねるとぷちんと軽い音がして、左右のカップが下に垂れた。
「ああ……」
上半身はブレザーYシャツブラジャーすべて一応着ている状態とはいえ肌は露になり、
下半身はショーツのみ、という外では到底ありえない姿になり、
伊波は怒りか恥ずかしさか、違う感情なのか、熱っぽい目で小鳥遊を見つめた。
「ああ、すいません、いなみさんのほうも確かめないとですね」
そういうとマジックハンドで胸の突起を弄りだした。
「っくぅ…あ!い、いた…」
「あ、すいません、慣れてないんで。痛かったですか。」
先ほどより軽く、乳首をくにくにと嬲る。
「あああんっ……そ、そこ、打ってないのに…あ、ああ…」
自由の利かない体をゆらゆらさせながら、伊波が喘ぐ。
「た、たかなしくん…するなら…ちゃんと…たかなしくんがしてよぉ…あんッ!」
伊波が求めるが、硬くなったそこにあてがわれた道具が、その望みを拒否するように強くひねる。
「だってこれでも気持ちよさそうだし…」
「ああんっ、あっ、あっ、だ、だって、い、いたいよぉっ…」
「でもココは濡れてますよ」
「っううっ、あ…」
ショーツの上からマジックハンドが秘部をなぞる。
「ぶつけたとこは痛くないですか?」
「い、う、い、いたくな……あ、ああああ……硬いのが、あ、ああ」
「気持ちいいですか?」
「たかなしく…ぱんつ汚れちゃう…」
「もう汚れてますよ、ホントやらしいな」
動きを早めながら、小鳥遊が言い捨てる。
「ううっ、もっと気持ちよくなりたい…っあ、ああ、
脱がせて…ぱんつ…直接さわってぇ…!」
「…ホントにやらしいな…伊波さんは」
そうつぶやき、マジックハンドでショーツの紐を解いた。
マジックハンドを直接秘部にあてがうと、愛液がとろりと掴む部分に絡む。
其れを一度伊波の口にもってゆき
「ほら、マジックハンドでこんなに感じてるんですよあなたは…」
と無理矢理口に含ませ、愛液に加えさらに唾液を絡ませる。
それを再び秘部に触れさせると、「ぐちゅ」という卑猥な音が暗闇に響く。
前後に動かすとまるで猫が水を飲んでいるかのように「くちゅ、くちゅ」と
小さな水音が伊波の秘部から漏れてくる。
「ああああっ……ひ、い……」
立ったままギリギリまで足を広げ、その快感を出来るだけ受けようとする伊波が
外にもかかわらず、喘ぎ声を遠慮なく上げる。
「気持ちいいですか伊波さん」
「んっ…んんっ、いい……なんか、はじめてなかんじ…ああ!」
前後の動きに更に左右にうねらせる動きを加えると、ますます伊波は悦んだ。
「道具プレイとか好きなんですね、伊波さん」
小鳥遊はしゃがみ込むと、愛液がだらしなく滴り落ちている秘部を下から
まじまじと覗き込む。
「こんなに濡らしちゃって…」
しゃがみ込んだため、下から道具の先が秘部に当たる。
「あっ、あっ!!だめ、たかなしく…入っちゃう…なかにぃ…」
「……」
小鳥遊は黙って突き上げるような動きを続ける。
「ああああっ!!!たかなしくん!!、だ、だめぇ…あああんっ!!」
「…挿れてみましょうか」
「だ…」
駄目、というより早く、小鳥遊のマジックハンドは掴むときの閉じた形になり、
伊波の膣に挿入された。
「ああああああああぁぁぁ!!ひ、ぁ、ら、らめ…」
伊波が悲鳴を上げる。が、異物が入った快感で呂律が回らない。
「入るもんですね…」
小鳥遊がそのままピストン運動を始める。
「あああっ、ああ!!、ああvv」
ビクンビクンと体を痙攣させながら、初めての快感に伊波が悦ぶ。
「たかなしくぅん……あ、あ、あ、あ、、あは、ああ」
口からは一筋涎を垂らし、草むらにはもちろん溢れた愛液がボタボタと滴り落ちている。
「広げてみましょうか…」
手の力を弱め、だんだんハンドの部分を広げていく。
「ひいいっ…!!ああ、だめ、ひろがっちゃうぅううっ……」
フルフルと首を横に振りながら感情では拒否をするが、
一層の快感に下半身は悦ぶ。
「すごいよさそうですね伊波さん…へんたい」
「たかなしくぅん、イク、いっちゃう…!!!あああっ!!すごいのぉ…!!」
タプタプととめどなく愛液を垂らしながら、伊波が限界を告げる。
「全部広げますよ」
小鳥遊がマジックハンドを握る力を完全に抜き、広げた。
「ぁはああああっvvvvvvvvv!!!!!!!!!」
絶頂を迎えた伊波から異物を抜き取ると、
それには広げられたことによる血が少々付いていた。
「小鳥遊君……」
快感の余韻で足を震わせながら、伊波は足元の小鳥遊を見る。
「…十分使い物になるみたいですね」
「…どっちのことよ…」
「マジックハンド」
「………」
小鳥遊が汚れたマジックハンドを適当に拭くと、鞄にそれを仕舞い、
「伊波さんの方も大丈夫みたいですね」
何事もなかったようににこりと笑った。
「ちゃんとみてよぉ……」
縛られたまま水っぽい声で伊波がつぶやく。
「伊波さん?」
「…まだ小鳥遊君の手で触ってもらってない…」
「……」
「小鳥遊君のいれてもらってない…」
「……伊波さん……」
「あっ……」
小鳥遊の舌が伊波のびしょ濡れの秘部に触れる。
「小鳥遊君……ああ……」
公園の茂みで響く水音は、しばらく鳴り止む事はなかった。
以上です。久しぶりなのに目新しいネタでもなく普通でスマソ。
エロ過ぎっす!GJ!
GJ!!めっちゃいい!!
◆PRpFTyRR8k神の書くいなみんはいつも半端なく
エロ可愛いなー。ラストのくだりとか、たまらんですよ。
超GJ!
グッジョォォォオオオブЩ(゚Д゚Щ)!!11
マジックハンドSUGEEEEEEEEEEEEEE
俺もあえて東田×村主が見たいと言ってみる
やめろ! 足立×村主で十分だ!
もう村主受けだったらなんだっていいよ
むらぬしかわいいよむらぬしハァハァ
あえて見たいって感じはするな東田×村主
そんであまった足立×宮越も見てみたい
マイナージャンルの中では人気あるのかな>東田×村主
みんなはマイナージャンルでどの絡みが見たい?
俺は佐藤×伊波なんだが
杏子×一枝
悟×なずなを
山田の絡みはないのか・・・
わかったよ。じゃあ山×杏で
>310
そ、そんな組み合わせが・・・!
迂闊だった!
>>305 ペア投票であるていど東田×村主はあったきがする
しかし冷酷な東田と冷淡なさゆりんは合わないと思うのはおれだけか
>>314 普段はSなさゆりんも
エロールの時だけMになるんだ
お互いが冷静だから大人の雰囲気のエロになりそうじゃん
東田「村主さん、挿入しますよ?」
村主「ええ。」
東田「全部入りました。」
村主「わかってるわ…。」
無言で行為
東田「ふー、終わりましたよ。」
村主「そうみたいね。お疲れ様。」
東田「村主さんこそ、お疲れ様でした。ではまた明日。」
>>316 お互いが冷静なら、こうなるんじゃ…?
冷静とはちがうと思うぞ、それじゃ無感情なだけだし
攻めに弱いヒガシー
攻めるほうだろ東田は
今の流れなら東田×村主を書いてくれる人がいるかも
神様降臨キボン
映像は頭にあるのに文に出来ない・・・
佐藤×種島 未来ネタ投下します。エロなし。
「さとーさん、さとーさんご飯できたよー」
昔は料理なんてアルバイトでパフェを作るぐらいだったぽぷらだが
今は腰が悪くて料理ができない佐藤の代わりに料理をする。
「なんじゃ?たねしゅま」
前髪が左目を隠してるのは昔と変わらないが金髪の混じった白髪になってしまっている。
呂律の回っていない口から覗ける歯はほとんどない。
「さとーさん……入れ歯入れてないと何言ってるかわからないよー」
ぽぷらは若干困りながら佐藤の目を見て言った。
「あっ、わるひゅいな」
いそいそと入れ歯をはめる佐藤。
鈍い動作の佐藤をぽぷらは昔と変わらない笑顔で見つめている。
「で、なんだ?」
事が終わった佐藤にぽぷらは食事を運びながら言う。
「ご飯ができたんだよー」
「おお……いただくぞ」
食事も終わり一息ついてぽぷらが佐藤に話しかける。
「あのね、さとーさん」
「ん?なんじゃ?」
「今日はお墓参りに行く日なの覚えてるー?」
「あぁ、そうだったな……すっかり忘れてた……最近物忘れが酷くていかん」
お爺さんと見た目は小学生の少女が並んで歩いている。
何も知らない人には微笑ましい組み合わせに見えるだろう。
二人が老年の夫婦だという事がどうして想像できようか。
「ふぅふぅ……」
ぽぷらに手を繋いでもらい息を上がらせながら墓への階段を歩く佐藤。
フラフラしていて危なっかしい。
「さとーさん、大丈夫ー?」
ぽぷらは佐藤の手を引き元気よく声をかけて先導する。
墓についた。
墓石に掘られた名前は「小鳥遊宗太と小鳥遊まひる」。
二人は墓の前で手を合わせ黙祷した。
「えーと……次に行くのは……相馬さんのお墓だね!!」
「相馬か……あいつに弱みを握らされて色々されたな……」
「相馬さん物知りだったよねー」
「あいつがもっと早くに死んでたら楽にだったのにな……」
「さとーさん、相馬さんに何かされたのー?」
「いや……何でもないよ……」
「俺と種島がくっつくとこういう事になる」(佐藤)
「ちょっと待ってよ、何で私が年をとってないの!!」(種島)
「バカか。お前が大きくなるわけないだろ。よく考えろ」(佐藤)
「ひどい!カタナシ君何か言ってよ!」(種島)
「先輩は一生、子供のままなんですよ!!!」(小鳥遊)
「えーん……ひどいよー」(種島)
「他にも色々突っ込むところが多いけどね……」(相馬)
完
wikiに保管するなら使ってください
|[[もしも佐藤と種島がくっついたら>もしも佐藤と種島がくっついたら]]|ID:egalohXN|佐藤×種島|×|
なんだこれw
とりあえずGJ
あと、以外なんだが……泉姉さんの話題全然ないな
Workingな流なところ申し訳ないが、
今回の更新でヒシン×リリザ至上主義の俺は妄想末広がりングなわけですがどうよ?
ヒシン×セr
あのじょうたいだとヒシンのほうがいいかもな
裏ヒシン×セリ
裏でも表でも死体が出ることには変わりは(ry
>>331 鬼畜ストーリーになる予感
ルースの髪の毛切ったらどうなるかな
裏ヒシン×サズ
おれてきにはヒシン×セリとヒシン×サズも好きだ
マイナーなやつでスレのびてるな
そういや東田×村主好きな人ってここだけで何人いるんだろ
昔は東田×村主のほうが好きだったなぁ
がはこがこれ以上足立を生殺すなら東田×村主に移行しようとおもう今日この頃
がはこに生殺されてるのは村主なんじゃねえかという気も……
それ、真理w
ヒシン×リリザの甘々ものを誰か・・・。
足立君は性的に期待して村主さんを待っているんですよ
この頃村主さんが可愛くなってきた
マイナーだけどさとたねだっていいじゃない…
あんま見ないけど小鳥遊ぽぷらだっていいじゃない……
小鳥遊とぽぷらは、まだ年が近いし先輩後輩で自然だからいいが
シュガーとぽぷらだと色々とやばいだろ、法律的に
じゃあ、きょこさん×ぽぷらで。
きょこさんがやちへの想いに気付いて強引かつラブラブに致すSSを
期待しているのは俺だけだろうな
あえて我慢できなくなったやちがきょこさんを無理やりしちゃうやちきょこ
展開期待してるのは俺だけだろうな
352 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 01:41:38 ID:dUZCDzwD
他の漫画のシチュとかセリフ借りて描いたのって投下してOKですか?
オリジナルじゃない
出典を明記し、あまり長いネタにならなければパロディの範囲としてOKじゃね。
んじゃどこの本か添えとくわ
答えてくれてありがとな
まとめwikiから一般板に飛んだところ神を見つけた。
今日から俺は種シュガー派!
エロしかかけない自分が悔しい。
やちはもうシュガーか巨古参の早いもん勝ちじゃね?
と思ったのでとりあえず先にきょこやちを投下します。
きょこやち・百合・エロ有りです。
ファミレスの営業も終わった深夜、
白藤杏子の家にはまだ明かりが灯っていた。
シンプルなテーブルの傍には、いつものように轟八千代がいる。
「…まだ気にしてるのか」
「……」
八千代は先ほど店で同僚の佐藤に言われた
――他の店員も、自分もいつかはお前の前からいなくなる
という言葉を気にしていた。
「わたし、いつかはひとりになっちゃうんですね…」
杏子に尋ねられてまたまざまざと思い出したのか、八千代が悲しそうな声を漏らす。
「どうしよう、わた、私、世の中のこと、何も知らないし…」
ぽろぽろと涙を流しながら八千代がうなだれるのを、
杏子がぎゅっと子供にするように抱きしめた。
「うー…」
八千代も八千代で子供のように杏子の肩にしがみついた。
「…佐藤の奴…来週死ぬほどシフト入れてやろうか…」
八千代の頭を撫でながら、杏子がぼそっと呟いた。
「杏子さん、佐藤君は悪くないんです」
「わかったわかった」
先ほどよりも乱暴に撫でる。
「あう……」
「でもあの…杏子さんが一緒にいてくれるなら、
私、何にも知らないままでいいです」
もじもじしながら八千代が言う。
「………」
「あ、す、すみません…杏子さんだっていつか…」
八千代の目にまた涙が浮かんだ。
「こら、泣くんじゃない」
「うー…」
甘えるように寄り添う八千代を宥めながら、
杏子は佐藤に怒りとも嫉妬ともわからない妙な気持ちになる。
「…まぁ、ちょっとは知ったほうがいいかもな、世の中のこと」
「あう」
「つーか…私のことというか…」
「…?」
「自分のことというか…」
杏子の顔が八千代に近づいてくる。
「きょ、きょこさん…?」
「……そろそろ大人になるか…?」
「……え?……え…?」
涙も止まり、八千代が顔を真っ赤にして戸惑う。
「知りたいか…?気持ちいいこと」
普段とは違う杏子の妖しい瞳に八千代の心は釘付けになり、
「はい…」
思わずそう返事をした。
「…八千代は本当に全部初めてなんだな」
ベッドに横たわった八千代の上に覆いかぶさり、八千代の頬を撫でながら、杏子が確認する。
「あう…すいません…」
「別に謝ることじゃない」
喋りながら、八千代のブラウスのボタンを片手でプチプチとはずしていく。
「…最初から最後までフルコースで味あわせてやるからな…」
ボタンを全部はずし終えたところで、やや乱暴に胸元を開いた。
「ぁ………」
清潔感のある白い下着と白い肌が露になり、八千代が恥ずかしそうに目を伏せる。
「まぁ、味わうのは私なんだが…」
杏子が指先で八千代の肌をあちこち触る。
「ひゃう…くすぐったいです……」
触れられる度、八千代が体を強張らせる。
「…感じ易いな…」
独り言の様に呟いた杏子の唇が、八千代の唇に軽く触れた。
「ぁ ぅ 」
いきなりされた口付けに、八千代が固まる。
唇もきつく閉じたままだ。
「……そんなに緊張してたらもたないぞ」
杏子はとりあえず唇を離すと、ベッドから八千代を起こし、枕に座らせる。
「ぅぅ…」
恥ずかしいやら嬉しいやらで、八千代の顔は真っ赤である。
「真正面から行くと、歯がぶつかるからな。鼻も当たるし」
対して杏子は冷静に、けんかの仕方でも教えるかのように指導する。
「こう、首をちょっと傾げて」
「はぃ……」
「そう」
杏子が八千代の前髪を優しく避け、再びキスをした。
「いい子だ じゃ 次」
唇を少し離し、至近距離で杏子が囁く。
「ふぇ」
「力抜けよ?…勝手に抜けるかも知れないが」
「きょ 」
八千代が杏子の名を呼ぼうとした瞬間、三度杏子の唇が八千代のそれに触れる。
「〜〜〜〜〜〜!!!」
八千代の体が震える。
今回は杏子の舌が八千代の口内に侵入したきたのだ。
「んっ……くちゅ……」
杏子の舌が八千代の舌に絡まってくる。
プルプル震える八千代の肩に杏子の手が置かれ、
やがて左手は八千代が唇を離さないように首を押さえ、
右手はすすすと腕を沿い、八千代の手に指を絡ませた。
「んんんん……」
八千代はわけもわからずただただ体を硬直させているのみだったが、、
段々と体から力が抜け、杏子の舌にされるがままになっていく。
「ん……力抜けてきたな」
ふぅ、と一旦杏子が唇を離す。
「は…杏子さん、息ができませぇん……」
「…鼻でしろ…」
「……そんな器用なこと…」
「お前も舌絡ませれば、口でも呼吸できる かも」
私もキスのとき考えて呼吸してるわけじゃないからなぁ、と杏子が続ける。
「杏子さん…八千代、なんだか体が変です…」
「ん?」
「なんか…あつい……」
とろんとした目で、八千代が杏子を見る。
「…八千代…口あけて…」
杏子が親指で八千代の口に触れ、八千代の口を開けさせる。
「…舌出して…そう」
杏子の顔が八千代に近づき、唇よりも先に杏子の舌先が八千代の舌先に触れる。
レロレロといやらしく杏子が舌で八千代を誘うと、遠慮がちに八千代の舌も動いた。
「はむっ……ちゅ……」
我慢しきれなくなったように唇をかぶせあうと、お互い貪り合うように舌を絡ませあう。
「んっ……はぁ…きょこ、さん……ぁ…ッ くちゅ…」
「上手だぞ…八千代」
八千代の口内を犯しながら杏子が自分の服を脱ぐ。
「はぁ、ぁ、杏子さん…」
糸が引いた唇を離し、八千代は杏子に見惚れた。
「八千代のは私が脱がせてやるから、私のはお前が」
と言い、杏子は八千代の背後に手を回した。
「んッ」
プチン、という小さな音とともに八千代の乳房が零れ落ちる。
「八千代はきれいな肌だな」
背後に回した手を乳房に回し、優しくもみしだく。
「あっっ ああ……」
杏子の手が動くたびに、八千代から声が漏れる。
「……ほら、お前も外してみろ」
杏子が誘うと、八千代がフルフルと手を震わせ、恐る恐る杏子の背中のホックを外した。
「いい子だ」
そういうと杏子は乳房を揉みながら親指で八千代の乳首に触れる。
「ひゃうぅっ!」
くにくにと左右に動かすと、直ぐに硬くなった。
「きょ、こさん あぁ…」
「やち…」
杏子は首筋や鎖骨に唇で跡をつけながら、八千代の胸を弄る。
自らの胸を持ち上げると、自分の乳首を八千代のそれに掠れさせた。
たぷたぷと、お互いの乳房が形を変え、揺れる。
「杏子さん、あ、あああ…!」
「やち…まだまだ気持ちよくなるぞ…」
杏子が四つんばいになると、今度は顔を八千代の胸に近づけ、乳首に舌を這わせる。
「ぁぁぁあぁ!!」
尖らせた舌が、八千代の硬い突起に触れるたび、八千代が不慣れに喘ぐ。
「れろ……気持ちいいか?八千代」
「は ぃ……ぁぁ、あああ!!」
「カワイイ奴……」
「ひうう!」
杏子が乳首を吸うと、八千代が体を反らせ啼いた。
「八千代…」
体をずらし、再びベッドに八千代を仰向けにさせ、杏子が胸を貪る。
「きょうこさ、あああ、やち、体が、なんかへんですぅ……ぁぁ」
「…ん?どこが?」
「な、なんだか…その……」
「ここか」
杏子の手が、乱雑に八千代のスカートの中にもぐり込み、下着の上から秘部に触れる。
「あうぅ!そ、そこ…」
下着はじんわりと湿り、秘部が熱く脈打ってるのが感じられる。
「別に変じゃない、普通だ」
と言いながら杏子は自分のジーンズを脱ぎ、ショーツ姿になる。
「ほら…私も同じだ…」
八千代の手を掴み杏子が自分の秘部に触れさせると、やはりそこは水気を帯びていた。
「八千代も脱ごうな…」
「あ、杏子さ…!」
躊躇いなく杏子が八千代のショーツを下ろす。
「八千代」
「あっ、だめ…!」
早速、とばかりに杏子が八千代の足を乱雑に広げると、さすがに八千代が抵抗した。
が、そんな事は構わず杏子の唇が八千代の秘部に触れる。
「あああ!!」
「…びしょ濡れだ」
確認するように呟き、愛液を啜る様にに杏子の舌が八千代の濡れたそこに艶かしく這う。
「あっ、あっ、あっ!!」
甲高い八千代の喘ぎ声が部屋に響く。
「八千代…っ」
時々太股にキスをしながら、杏子の舌が八千代を快感へ導いていく。
「杏子さん…き、あ、き、きもちいいですぅ…あ ああ!!
どうしよ…私……あ、ああんっ!!あ!!!あ!!」
「八千代の…甘くておいしい…」
「きょうこさぁぁん!」
「ほら…私のもこんなに濡れてるんだぞ」
杏子が起き上がり、八千代の太股と自分の太股を絡ませ、
びしょ濡れになったお互いの秘部と秘部を合わせる。
「うああああ……!!ああ、杏子さんのが……私のに……」
高揚した八千代が悦びに震える。
「八千代の…ヒクヒク言ってるな…」
顔を少々赤くした杏子が合わせ合った性器を少し動かしながら確認する。
「あんん……!!」
「っ……う、動かすぞ」
杏子が腰を浮かせ、ゆらゆらと動かし始める。
「うあああ……ああん!!」
八千代が顔を上に逸らせ、快感に咽ぶ。
「は……八千代……っ」
お互いの性器から愛液がこぼれ出し、滑りと水音が増していく。
「きょうこさあああん!!あはああん!!!んんんぅ!!あ、ああ!!」
覚えたての快感を、八千代が夢中になって貪る。
「熱い…八千代の……ッ硬くなったクリ…こっちにあたってるぞ…!」
「あっあっああvvきょうこさんのもっ、あっついですぅ…!!
ああ…きょこさん……すき……すき…!!」
八千代の体が激しく痙攣しだした。
「やちは…きもちが…どこかに飛んでいってしまいそうですぅ…!!」
「ん……そろそろイキそうか……」
は、は、と軽く息を切らしている杏子が、腰の動きを強め始める。
「は!! あ! ああ!! ひ……!! 」
「八千代……私も好きだぞ…」
「きょうこさ……あ、あああああああっん!!!」
八千代が絶頂を迎えると、意識を失ったように力なくベッドに倒れこんだ。
「気持ちよかったか?」
しばらくして八千代が落着くと、杏子が肩に八千代を寄せて尋ねた。
「はう……」
我に返った八千代が、自分の痴態を思い出し俯くが
「はぃ……」
正直に返事をする。
「…バイブとかまだいろいろあったんだが…それは後々だな…」
小さな声で杏子が独り言を言う。
「ふにゃ……」
「疲れたか?寝ていいぞ……」
うつらうつらとしている八千代を、杏子がベッドに横たわらせる。
「きょうこさん……」
「どうした」
「やちは杏子さんがだいすきです…」
そう言って微笑むと、そのまますう、と眠りについてしまった。
「……」
杏子はなんだかこそばゆいものを感じつつ、
「…やっぱり佐藤には渡せんな」
そう呟いて八千代の頬にキスをすると、
「…お前が望む限りずっと一緒にいてやるからな…」
と小さく微笑み、自らも眠りに就いた。
以上です。需要が無さそうなペアでスマソ。
次はさとやちにしようかなと思ってます。
種シュガは神に任せるw
GJ(・∀・)b
さとやちも待ってます。
逆にエロが描けない自分が悔しい…
どうもです。連投ですが昨日言ってたさとやちを投下します。
昨日のきょこやちの話とは繋がってません。別の話ッス。
さとやちエロ有りです。
失敗した。
佐藤潤はうなだれて深くため息をつく。
いつものように胃薬か頭痛薬でも飲みたい心境だがあいにく手持ちがない。
そのことに対してもう一度ため息をついて、
服を着たままベッドに寝ている轟八千代をきっとにらみつけた。
「ふにゃ…」
八千代本人はすやすやと幸せそうに寝ている。
「……」
その赤みが差した緩んだ顔に言い知れぬ気持ちになったが
ハッとしたように頭をフルフルと横に振り
佐藤は今日の出来事を思い出し、反省する。
杏子に頼まれた店の用事を済ますために街に出た。
本来ならば杏子がやるべきことなのだが
音尾が常時不在のため杏子は店に常駐していなければならない。
そのためチーフの八千代に、ということなのだが、
何分彼女は世間に疎いので心配だからと
杏子が佐藤に付き添いを頼んだ、というわけである。
佐藤は「じゃあ俺一人で行けばいいのでは…」と言いかけたが
『個人的な感情』もあり、八千代のお守りを承諾した。
…今思えば、この時点で「一人で行く」と言っておけばよかったのだ。
用事は滞りなく終わり、珍しく街に出て少々嬉しそうな八千代に
「飯くらい奢ってやる」と言い、適当に居酒屋に入った。
八千代はジュースを飲んでいたが、ビールを飲んでいる佐藤を
興味深々、という様子で見ていたので、
「…飲んでみるか?」
と、ジョッキを差し出したのである。
――――――
「まさか一口でここまで酔っ払うとは…」
後悔の気持ちで一杯になりながら、再びベッドに寝ている八千代を見る。
酔っ払って自宅の住所も言えない状態である。
あと刀のせいで余計に …重い。
ままならないのでとりあえず近くのホテルに入って、刀を外し、八千代を寝かせた。
――とりあえず、でホテルに入る時点で、俺もよっぽど酔っ払ってるんじゃないか…。
佐藤が頭を抱える。
とにかく過ぎたことを悔やんでいても仕方ない、
とりあえず起きるまで寝かせておいて、起きたら
タクシーに突っ込んで家に帰そう。そう佐藤が考えていると
「んん……」
ころん、と八千代が寝返りをうった。佐藤の気持ちも知らず、幸せそうに寝ている。
ひらひらしたスカートが少しめくれ、太股がちらりと覗く。罪悪感に駆られて佐藤は目を逸らした。
「きょーこさん…」
無防備な体制から発せられた言葉に、佐藤がいらっとタバコに火をつける。
むにゃむにゃと八千代が寝言を続ける。
「きょうこさん、だいす」
「起きろ」
「ふぁっ」
最後の一語が発せられる前に、佐藤が八千代に軽く枕を投げつけた。
「あ、あれ?さ、さとーくん…えっと…」
自分の状況がつかめないのか、八千代が暫し考えこむ。
「…ここどこ?」
「……お前は知らんでいい」
佐藤が目を逸らして答える。
「歩けるか?さっさと帰るぞ」
ぶっきらぼうに続けた。
「ええ…」
返事をしながらも、まだ意識がハッキリしないのか、八千代がベッドに座ってぼんやりしている。
「杏子さんの夢みた…久しぶりに」
「…よかったな」
中断させてしまったことに罪悪感を感じながら返事をする。
「前まではよく見てたのに…最近ね……」
空を見つめながら八千代が喋る。どうやらまだ酔っているようだ。
「…………佐藤君が出てくるの……」
「―――」
一瞬、何を言われたのか理解できずに、時間が止まる。
「いつも通りにおはなしして、たまに頭たたかれたり…」
「………そりゃあお前の楽しい『杏子さんの夢』を邪魔して悪かったな」
半分言葉の意味を理解出来ないまま、とりあえず佐藤が謝った。
「私好きな人の夢しか見ないの…」
佐藤のほうを向き、八千代が静かに言った。
「…待て、何を言ってるんだお前は」
「佐藤君…どうしよう」
「どうしようって……お前まだ酔ってるだろ」
「酔ってるからほんとの事言ってるの…」
立ち上がって佐藤のシャツをギュッと掴み、潤んだ瞳で見つめてくる。
「・・・・・・・っ」
「佐藤君の夢見るとね…」
「轟、落ち着け」
「八千代って呼んで」
その拍子にグラリとバランスが崩れ、二人がベッドに倒れこむ。
佐藤の上に、八千代がのしかかる形になった。
「佐藤君のこと夢に見ると、体が熱くなって」
「やち…」
「ココが濡れてきて……」
八千代がスカートを片手でめくり、片手で下着の上から秘部をなぞる。
「さ、触らないと、いられなくてぇ…」
顔を真っ赤にして、八千代が訴える。
「杏子さんも大好きなの、でもこんな風にはならないの…」
「佐藤君、お願い、どうにかして…わたしのからだ」
「ああっ……」
八千代が佐藤にまたがったまま秘部への快感に喘ぐ。先ほどのように自分で、ではなく、
触れているのは佐藤の指である。
「さとーくん、あ、ああっ」
快感に絶え切れず、八千代が佐藤の胸元に倒れこんだ。
「轟…」
佐藤が八千代の顎を引き寄せ、唇を重ね、舌を絡ませる。
「はむ…んっ……さと…くん……んっ、むぅ…」
舌を激しく絡ませながら、佐藤が八千代の服を脱がせていく。
「さと…くん……ああ……」
露になっていく自分の肌に顔を赤くしながらも、八千代は拒まず受け入れる。
佐藤も自分のシャツを脱ぎ捨てた。
唇を離すと、お互いを確かめるようにきつく抱きしめ合う。
「佐藤くん…」
プチン、と八千代の背後に回った佐藤の手が八千代のブラジャーのホックを外した。
ずり落ちたそれを、ベッドの外に投げ捨てる。
「佐藤くん…あ…っ」
佐藤が八千代の首筋を吸い、跡を付ける。
「あん……あ…」
吸われる度、八千代が小さく体を強張らせる。
「佐藤君……」
寄り添う八千代の吐息が佐藤の耳元に当たると、
耐えられなくなったように佐藤の手が八千代の乳房を下から持ち上げる。
「あんっ……」
両手を左右の胸に添え、上下にくねらせるように動かす。
「ああ……っ!」
八千代が、快感で思わず天井を見上げる。
「…八千代……」
佐藤がそんな八千代を更に苛めるかのように
両手のひらを胸の突起に置き、ぐにぐにと回し始めた。
「はぁああ……あ、ああ!!」
たちまち八千代の乳首は硬く立ち上がり、それが八千代に更なる快感を与える。
「さ、さ、さと…くぅん……ああ、あ…」
佐藤にのしかかる八千代の体がぐらぐら揺れる。
「はぁ、はぁ、さとーくん……ああ…」
胸を触られただけで、すでに八千代はかなりできあがっている。
そんな八千代の脇を持ち、とりあえず膝立ちにさせる。
そして脇に置いた手を、腰に這わせ、太股に這わせ、スカートの中に差し入れた。
「あん……」
そのまま下着の上から臀部を掴まれると、八千代はまた知らぬ快感に悦びはじめる。
「ああ……!!はぅう…んっ!!」
そうしながら、佐藤が下着の上から指で八千代の秘部にそっと触れると、
そこは先ほどよりも湿り、布を隔てて染み出るほどだった。
「濡れすぎ…」
「あん……さ、さとうくん…だって…」
膝立ちの体制が辛そうな八千代が、佐藤の股間に手をやる。
「ここ…」
「……っ 」
「男のひとって…硬くなるのよね…」
さわさわと、佐藤のそれに八千代の指が触れる。
「見たい……佐藤君の…」
「……」
八千代の手が佐藤のズボンに掛かる。
それと同時に八千代のスカートのホックも佐藤の手によって外された。
「あ……すごい……男の人の…」
顔を真っ赤にしつつ、まじまじと佐藤のそれを八千代が見つめる。
スカートも脱がされ、ショーツ一枚で佐藤にまたがっている八千代は、
いつもの可愛らしさとは違い妖艶な姿だ。
「触ってもいい?」
返事を聞かずに、八千代の手が佐藤のモノに触れる。
「く ぅ……」
佐藤が思わず声を漏らす。
「さとーくん…どうしたらいい…?」
「う…」
「…どうしたら佐藤君、気持ちよくなるの…?」
八千代が上目遣いで佐藤を見つめる。
佐藤がその目を逸らす代わりに、八千代の髪の毛をぐい、と軽く掴み、
「…舐めろ…」
自分のモノに八千代の顔を押し付けた。
「んぐ……はむ…」
いきなり押し付けられて最初は驚いた八千代であったが、
すぐに素直に応じ、舐め始める。
「れろ…くちゅ……ペロペロ…ん…」
慣れていないせいか、恐る恐るそっと這う舌が、余計佐藤を感じさせる。
「っあ……」
思わず佐藤から声が漏れると、
「さとーくん、気持ちいい……?あんまり上手じゃないかもしれないけど…」
佐藤の先端をちろちろ舐めながら、八千代がまた佐藤を見上げた。
「……ぁぁ……」
「嬉しい……vもっと舐めるね…」
佐藤の返事を聞くと、八千代が嬉しそうに喉の奥まで佐藤のモノを突っ込む。
「……く…!!」
「さとーくん…れろ…なんか、おっきくなってきた……v」
つー、と根元から先端にかけて八千代の舌が艶かしく走った。
「ぅ……ヤバ……」
ぼそっと佐藤が呟くと、八千代の脇を持ち、
八千代の目線が佐藤より上になるように持ち上げた。
「…?佐藤君…?」
「…お前…エロいな…」
少し息を切らし、佐藤が驚き半分、呆れ半分という様子で言った。
「……そうかも…」
八千代が先ほどの行為で口からは唾液が伝っていたのを、手でごしごしと拭う。
「仕返し…」
佐藤が丁度目の前にある八千代の乳首を口に含む。
「ぁっああん……」
八千代が嬉しそうにあえぎ声を上げた。
舌で愛撫しながら、八千代のショーツに手をかけ、下ろす。
「ぁ、佐藤君……あん」
ショーツと中から現れた秘部の間に、透明な糸が引く。
じれったいように足から抜き取ると、佐藤が乳首を舌で弄りながら、
八千代の柔らかい茂みの中に手を差し入れる。
佐藤が指先にたっぷりと滑りを感じると、その愛液が溢れる秘部に指を押し込んだ。
「ああ……!!」
敏感な二箇所を同時に責められ、八千代が水っぽい声で悦ぶ。
「さ、さとうくん…!!あ、あああ!」
「八千代……」
「佐藤…君…あ、ああ……」
佐藤は乳首を軽く噛むと、愛撫していた手を腰に回し、
秘部に先ほどの八千代からの愛撫でいきり立った自分のモノの先端のみを当てる。
「ぃああ、っ!あ、ああ……!!、あつい…さとうくんの、当たって…あ、ああ!」
「…挿れるぞ……」
一頻り入り口を楽しんだ後、佐藤が八千代の腰に力を入れ、八千代の中に自分の物を押し入れる。
「あっ、あぁ……ぃた……ぁ」
「……キツ……」
処女である八千代の中はきつく、佐藤のモノを強く締め付けた。
それでもゆっくり埋めていくと、やがて奥まで差し込まれ、二人は完全に一つになった。
少しだけ、シーツに血が滲む。
「さとーくん……」
「…大丈夫か…?」
向かい合い見つめ合った状態で、佐藤が優しく八千代の髪の毛を撫でる。
「へいき……うれしい……」
八千代が微笑むと、佐藤の中で何かが切れたのか、
八千代の腰に置いていた手をゆっくり上下に動かし始めた。
「んっう……あ…は…」
八千代の手が、佐藤の肩に置かれる。
きつかった胎内がだいぶ異物に慣れてきて、水音が柔らかくなっていく。
「さと…くん……きもちいい……あ……!!」
息を荒くしながら、佐藤が段々上下の運動を激しくしていく。
「ああ、あああ!!!ひ、い…!!あああん!!!
「八千代…!!」
「さとーくん、さとーくん…!!あああ!!!!!すごいの……!!!すごい…」
「お前も腰動かして…」
「んん…!!あ、ああん…!!!ああ!!ああ…!!!」
佐藤の肩に置かれた八千代の手が背中に絡み、二人の体が完全に密着する。
「さとうくぅうん!!あああん!!!すき、好き…ああ!!」
動きが早まれば早まるほどに、愛液と淫らな音が結合部から溢れ返り、
八千代の嬌声も大きくなっていく。
「………っ、イく……!」
限界が近づき、避妊をしていないため佐藤が体を離そうとする。が、
「や、やッっ…離れたくない……!」
八千代がしっかりと佐藤にしがみ付く。
「やち……」
ヤバイ、とわかっていながらも、快感を貪る体は止められない。
「いて、ああっ!、さとうくん……ずっと私のそばにいてぇ…あああんっ!!」
八千代の中が、ぎゅう、と締まった。
「や ち …!!!!」
「あ、あああっさ、さとうく……は、ああああああっ!!!」
限界に達し、八千代の中に佐藤の精液が放出されると、
中にそれが満ちた八千代も絶頂を迎えた。
「………」
先ほどの行為ですっかり疲れてしまったのか、
八千代は再びすうすうと寝息を立てていた。
その寝息を聞きながら、何とも言えない気持ちで、
佐藤はタバコをふかしながら天井をを見つめる。
あっちが酔った勢いでやってしまった、しかも生で、中で…。
頭の中がぐるぐる回る。
自分は店長、もしくはの後輩に殺されるんじゃないか、とも思った。
陰鬱な気持ちで再び八千代を見る。
何とも幸せそうな顔をして眠っているのを見ると、少しホッとした。
…寝言でまた「杏子さん」と言われたら立ち直れないかもしれないが。
「ふにゃ…」
「う、」
いつもの店での自分が悲惨な展開を思い出し、佐藤が少したじろぐ。
「……さとうくん、ずっといっしょにいてね……」
タバコの灰が、ポロッとシーツに落ちた。
以上です。ちょっと苦しい展開だったか…?
さとやちはやっぱ難しいッス。オメ汚し失礼しました。
何と言うGJ
不覚にも萌えた
G がんばれ
J じんせい
甘々なさとやち頂きました。有難うございます!
甘々って(・∀・)イイ!
GJ
甘〜い感じでよかった
反応どうもです。甘いエロは好物ですw
…GW休み中に途中だったSSを仕上げて連投です。
趣向を変えて高校生相馬妃モノです。
某スレの搾乳プレイではないッスw
高校生相馬×妃 エロ有り
設定を詳しく知らないのでパラレルと思って読んで下さい。
青空の下、放課後の学校の屋上から、細い煙が上がる。
けだるそうに煙草を吹かしながら、派手な風体の女子高生・近藤妃が
その姿にそぐわない難しい専門書を読んでいた。
学校は好きではないが、屋上だけは彼女のお気に入りである。
校内にいても教師がうるさいし、家に帰っても母親が何かとうるさい。
が、屋上は人も滅多に訪れず、天気がよければ読書には絶好の場所だ。
―― たった一つだけの短所を除けば。
「近藤さん、煙草吸っちゃだめー」
背後から手が伸び、煙草の火を消した。
「あつ…!」
男子生徒が火傷した手をおさえる。
屋上生活のたった一つだけの短所、風紀委員の相馬博臣だ。
「………」
妃があからさまに嫌そうな顔をした。
「ほら、タバコ吸うくらいなら糖分摂取したほうがいいよ近藤さん」
相馬が袋一杯のタイヤキを差し出す。
「いらねーよ」
妃がどかっとコンクリートの地面に座ると、
相馬もその隣に座り込んだ。
「どっかいけよお前!」
「ひどい…」
相馬が大げさに泣き真似をする。
「…………」
妃が顔を背ける。
どういうわけか先日、妃はこの人類で最も苦手な人間であるこの相馬と
肉体関係を持ってしまったのだ。
関係を持ってから、会うのは初めてだが、相馬の態度はいつもと特に変わりない。
「近藤さんってば…」
「何だようるせえな」
「この間俺とうっかりセックスしたから俺と喋るの気まずいの?」
――変わりないわけがなかった。妃が頭を抱える。
「近藤さーん」
「……」
「近藤さんてば」
「………」
「今からこの間の行為の一部始終を正確にスピーチしようかなぁ」
「お前…!!!!!」
妃が思わず振り向くと、相馬が引っかかった、とでも言うように
振り向きざまの妃に唇を重ねた。
「……っ!!!!」
少し触れて、すぐに離れた。
「煙草の味がする…」
相馬が顔をしかめていると
「っの…馬鹿……!!」
妃が相馬の腹を蹴った。
「痛い……」
相馬が涙目で腹をさする。
「乱暴だなぁ…」
「気易く触るな。これ以上触ったら金取るぞ。」
「この間は取らなかったじゃん…」
拗ねた様に、相馬が小声で言う。
「この間は……」
妃が口ごもる。
「気が向いただけだ」
相馬が屈託のない笑顔を妃に向ける。
柔らかい表情だが、この顔をしている相馬はいつもより性質が悪い。
「お金貰ったり気が向いたら誰とでもするんだ近藤さん」
「……」
「いわゆるヤリマン…うわ」
「殺すぞ」
妃が睨み付けるが、相馬は全く動じない。
ジリジリと再び妃に近づいてくる。
「寄るな……」
「ゴメンゴメンヤリマンじゃないよね…?
援助交際の噂だってデマでただ年上とと付き合ってただけだしね…」
「………く……」
「それが駄目になってつい俺とやっちゃったんだよね…?」
相馬の顔が妃に近づく。
「相馬、お前…本当に殺すぞ…」
「でも近藤さんそんな俺の事結構好きだよね?」
「何故そうなる……」
「いやぁ、そうだといいなぁ、と思って
近藤さんはどうでもいい男とはしないんじゃないかなと。えへ。」
うそっぽい笑い方をしながら、
相馬が妃の体を屋上のコンクリートに横たえらせてゆく。
「……お前…本当にこの間まで童貞だったのか?」
妃が怒りを通り越して呆れた様子で、相馬に問いかける。
「うん、バリバリ。大人にしてくれてありがとうござました」
「この不良風紀委員……」
「不良じゃないよ〜」
と、言いながら相馬が妃のブラウスのボタンをはずして行く。
「この間はリードしてもらったので今日は俺が」
相馬はボタンを丁寧に全部外し、
妃の高校生にしては派手な下着から少しこぼれた乳房にキスをする。
「とはいえ俺もそんなに経験あるわけじゃないから、
うまく出来ないと思うけど〜その辺は若気の至りというか何というか〜」
「……ペラペラ喋るな………!っ、何して」
暢気に喋る内容とは裏腹に、相馬がブラウスを腕のほうに寄せ、
妃の手首をそれできつく縛り付けてゆく。
「っこ、の……」
抵抗するが、抗えない。
「意外と力強いでしょ…?俺」
「何のつもりだっ!!」
「何のつもりって…えーと、経験不足なのでとりあえず好きなAVを参考に」
「…偏った趣味のAV見てんじゃねーよ…」
「…偏ってるかなぁ……」
うーん、と考えながら相馬が妃の上に跨り、下着の上から妃の胸に触れた。
「でも拘束されてる人を見るとちょっと興奮するんだよね…
だって縛られちゃったら俺が解くまで何もできないんだよ…?」
「…………」
下着でぎりぎり抑えられている妃の乳房が、
相馬の手の動きでブラジャーのカップから危なげにはみ出る。
「このまま近藤さんここに置いて行ったらどうなるのかなとか…
…首絞めちゃったら抵抗も出来ないで死んじゃうんだよね…」
相馬が妃の胸をぐにぐにと弄りながら、妃の首筋をぺろりと舐める。
その言動で、妃の体に電流が走った。
「うん…いいよね拘束……」
「……お前、怖い」
「そう?」
さわやかに微笑むと、ブラジャーのホックも外さずに上にずらして行く。
「くぅ…」
妃のバストを抑えていたワイヤーが、大きな乳房に食い込む。
相馬が更にずらすと、頭頂部の突起に引っかかる。
胸の下の部分を手で弄りながら、
何も言わずに、相馬が引っかかっているそこに舌を這わせる。
「ん………くっ……」
妃が小さく声を漏らす。
「近藤さん……ちゅ……れろ……痛い……?」
「……痛えよタコ……」
「そう……」
返事と同時に、ワイヤーをずらし乳首への刺激を強めた。
「ぅっ、くっ……ぁ…」
「近藤さん……立ってるよ…乳首……」
そうして暫く甚振っていると、背後のホックが壊れ、たぷんと妃の乳房が解放される。
仰向けに寝ているため、妃の豊かな乳房が左右に零れ落ちた。
「でかいなぁ…」
露になった乳房には先ほどのワイヤーの跡が付いており、
相馬がそこをなぞる様に舐め、手で大きさを確かめるように揉みしだく。
「んん……っ」
妃の縛られた腕が、力なくもぞもぞと動く。
「何にも抵抗できないね…近藤さん…」
乳首をコリコリと甘噛みしながら相馬が嬉しそうに微笑む。
「…ちょっと苛めちゃおうかな…」
妃の胸から口と手を離すと、相馬が自分の制服のズボンに手をかけた。
「男の夢というか何というか…」
制服を少しずらし、自分のモノを取り出すと、妃の豊満な胸の谷間に挟み込む。
再び乳房に両手を置くと、ゆさゆさと動かし始める。
「〜〜〜〜〜っ、!!」
妃が羞恥と屈辱で顔を顰める。ばたばたと足を動かすが
上からのしかかれている状態では空を切るばかりである。
「ああ、いいなぁ…その近藤さんの表情…」
「クソ、もう 死ね、っぁ……!」
妃の乳首が相馬のモノに当たるようにずらすと、妃の声が甲高くなった。
「カワイイ……」
少し息を荒らした相馬が、体勢を前にずらして行く。
「んっくっ……」
相馬のモノの先端が、妃の唇に当たる。
「舐めてv近藤さん…」
「んぐっ…」
妃が首を横に振る。
「舐めてくれないと、このまま屋上の金網に縛り付けて置いてっちゃうよ♪」
相馬が笑顔で冗談にもならない恐ろしいことを言うのを聞くと、
観念して口に咥えた。
「…噛み切ったら駄目だよ…?」
相馬が念を押す。
「……れろ……」
相馬を睨み付けたまま、妃が咥えた先端部分を舌で愛撫する。
「っあ……こんどうさ……」
先ほどまでの仕返しとでも言うように、妃の舌と唇が容赦なく
相馬に刺激を与える。
「ぅ……っ」
暫くお互いを刺激し合い、加速する快感に、お互いの動きが激しくなっていく。
「ぁ……っ近藤さん……!っ」
びくん、と相馬の体が痙攣する。
察したように、妃が唇で相馬の先端を弾くと、
堪え切れなくなった相馬のモノから精液が噴射された。
「…ぁ………」
白い液体が、妃の口元や胸に零れ落ちる。
それを妃が舌でペロリと舐め取ると
「…ザマアミロ」
と呟いた。
「…何かすごい事になってるんだけど、近藤さん」
相馬がまだ少し息を荒くしながらも、妃をまじまじと見つめる。
両手が縛られた状態で、顔面胸元が精液まみれの制服姿の女子高生は
何とも言えない背徳感に溢れていた。
「…犯されてるみたいだね」
「…犯されてる」
「…犯されてる人は『ザマアミロ』とか言わない」
そう言いながら相馬がスルスルと妃のショーツを足から引き抜いていく。
妃ももう抵抗しなかった。
「……くちゅ……」
相馬が妃の足を開き、自分の肩に掛けると露になった妃の秘部に舌を這わす。
水気を含んだ音がした。
「んっ……ぅ……」
「近藤さん……びしょ濡れ……」
その愛液を舐め取るように相馬が舌を走らせるたび、
青空の下に厭らしい水の音が消えていく。
屋上の下のグラウンドから、放課後の部活動や下校する生徒の声が聞こえてくる。
「ふ……何やってるんだろうね…俺たち……」
「ん………っ」
息を荒くしながら、妃が返事をする。
規制された…orz
携帯から投下は無理そうなんで、また後で続き投下してみます…orz
/(^o^)\ナンテコッタイ
「れろ…俺ら穢れてるよねぇ………下の階は別世界だ… 」
「……んなこと言ったって……ぁ……
あいつらと一緒の生活なんて送れないだろ…私らは……っ」
「…まぁね……」
相馬が達観したようにそういうと、
「…近藤さん、気持ちいい?すごく熱いよココ…」
いつもの調子に戻る。
「俺のこと好き?」
「……っ 嫌いだ……」
息を弾ませながら、妃が顔を背けた。
「はは…」
そう言われるのがわかっていた様に相馬が笑うと、
舌先を硬くし、妃のクリトリスにグリグリと押し付ける。
「っあっ……っ! !」
相馬の足に掛かった妃の足がピンと攣った。
「嫌いな男にこんなに感じちゃダメだよ…」
そう言いながら相馬は秘部から口を離し、
妃の腰を掴み、自分のほうに寄せる。
「…挿れるよ……」
そう言いながら、再び勃った自分のモノを妃の胎内に押し込む。
「んぅっ……」
相馬のモノが妃の体の中を上下するたび、結合部から愛液が漏れる。
「近藤さん……!!」
激しい動きで、スカートや剥き出しの乳房も上下に揺れていた。
「ぁっ……ぅ……!!!…はぁぁ…!!」
快感に耐えられず、妃が顔を青空に反らす。
「近藤さん…可愛いよ……っ」
「ぃ、いうな…そういう事を……!ぅん…っ…ぁ……」
毒づくのとは裏腹に、妃の中がきゅうっと締まった。
相馬が腰に置かれた手を胸にずらし刺激を増やすと、
妃が自分で腰を動かし始める。
「ぁあ……!!そ う ま っ……!!!もっとっ……」
「…は……避妊してないから…出来ちゃうかもよ……っ?」
相馬が激しく腰を打ち付ける。
「………ぃぃ………っ」
「……俺も…いいかなぁ……っ近藤さんに赤ちゃん産んでもらうのも…」
「っあ……!!!!」
妃の体が震えだす。縛られた手に力が入った。
「…近藤さん……好きだ……っ!!!」
その瞬間、相馬も限界を迎え、妃の中に精液が満ち溢れる。
「ああああああっ………っ!!!!!!」
「………」
「ごめんね、痛かった?」
それから十数分後、相馬が何事もなかったようにブラウスを解き、妃の手を自由にする。
手には少し痣が出来ていたが、数分したら取れる程度だった。
「うーん、力加減がねー」
妃の顔を拭きながら、相馬が苦笑する。
「…お前…本当にこの間まで童貞だったんだよな…?」
「え、さっきも言ったじゃん。そうだってば。
セックスしすぎると脳細胞が死ぬって言うけどとうとうボケた?近藤さ」
話の途中で妃の鉄拳が飛んだ。
「…死ねお前は本当に……」
ショーツを履き、ブラジャーを着けようとしたが、先ほどフックが壊れされた為付けられない。
「弁償しろよ!!!」
振り向いて睨み付けると当の相馬は何事もなかった様に服を着なおし、
タイヤキを頬張っていた。
「糖分足りないからいらいらするんじゃない?」
にっこり笑ってタイヤキを妃の口に突っ込む。
「んぐ……」
「じゃ俺委員会の仕事あるから。これは没収ね」
手にタイヤキの袋と煙草のケースを持ち、
「またね近藤さん」
開いた手をひらひらさせながら去っていく。
「もう来るなよ」
相馬に背を向け妃は制服を着なおす。
それでも相馬はその後姿を見て満足げだった。
「で、弁償するブラジャーは俺の趣味でいいの?」
屋上を出る際、そう妃に呼びかけた相馬の頭に、ライターが直撃した。
以上です。スマンカッタorz
妄想を立て続けに吐いたので満足ッス。
どんどん吐き出してくれ
その妄想が俺の活きる糧になってくれている
ともあれGJ
すんばらしい。
妃にも相馬にも萌えに萌えたー GJ!
久々に投下
東田×宮越です
その日、宮越華は廊下で一冊の本を読みふけっていた。
最近彼女はよく本を読むようになった。
きっかけは東田と付き合うようになったこと。
付き合い始めた理由は、料理の腕を上達させて東田に食わせるため、
というなんとも不可思議なもの。
ともかく、彼女は年頃の娘らしく恋愛を始めたのだ。
そして彼女は恋愛一年生。より恋人らしいことをするために本を読んで勉強をする。
なんともいじらしい話じゃないの、と考えた彼女の友人たちも協力を惜しまなかった。
最近の彼女は一つの目標を立てた。
”もっと恋愛でしあわせになろう!!”
付き合いはじめてから数週間たった今であるが、
その間彼女の本来の目的である、料理の上達については、
東田・宮越双方から見ても改善されたとはとても言えない状態だった。
なぜか、ということを彼女なりに考えた結果、
「恋愛の楽しさをまだまだ知らないからだ、ならばもっと恋愛を楽しもう、
幸せを感じよう! そうしたらもっと料理の腕も上がるに違いない!」
という結論に達したのだ。
今、彼女が読んでいるのは一冊の雑誌。
「恋愛の楽しさってなんだ?」との彼女の疑問に対し、
彼女の友人が「この特集がオススメ!」と半ば強引に押し付けたものだ。
特集記事の漢字に四苦八苦しながら、必死で宮越はその内容を学ぼうとしていた。
これは自分にできることか? できないことか?
これは東田はしてくれる? してくれない?
彼女なりに考え、取捨選択し、そして彼女なりの結論を出した。
ならば後は実行するのみ。今は休憩中の東田が従業員室にいるはず。
そして彼女は早速従業員室へと向かった。手元の雑誌を放り出し、
少しばかりの急ぎ足で、ほんのちょっとのワクワクを抱きながら。
――――――――――――――――――――――――――――
乱暴にドアは開かれ、そして閉められた。
「東田、いるか!?」
「見れば分かるでしょう宮越さん、ああそれと、ドアは静かに開け閉めをしてください。
ビックリするじゃないですか。」
口調ほどに驚いているようにはとても見えない東田、
そんな彼の様子も意に介さず宮越は言葉を続ける。
「東田、休憩時間はまだ残ってるか?」
「ええ、まだ30分ぐらいは残ってますが、それがどうかしました?」
「東田、私と一緒に勉強をしよう!」
今度は少し驚いた表情をする東田。
「珍しいですね、自分から勉強をしたがるだなんて。で、何を勉強します?
英語ですか、それとも数学ですか?」
「いや、今日は私と恋愛の勉強をしよう!」
「……はっ…………?」
「二人の間に愛を作るために、二人で恋愛の勉強だ! どうだ、いい考えだろう?」
いい考えかどうかは知らないが、流石にこの提案には東田も驚いた。しかし、
(相変わらずこの人は突拍子も無いことを……、
いけない、きちんと断らないと何を言い出すか分からない)
決して東田にとって魅力的な提案ではなかったから、彼は断ろうとする。
「恋愛の勉強って、一体どんなことをする気ですか宮越さん、
一緒にこの間の少女漫画でも読めって言うんですか?
そんな事なら俺を巻き込まないでください。」
「いや、今日の勉強は、東田なしじゃできないんだ。」
「俺がいないと読めないような難しい本で勉強する気なんですか?
だったらもっと簡単な本を読めばいいじゃないですか。」
「そうじゃなくて、今日の勉強は、その……実践だ!」
「え゛っ」
「何だよその顔はー。安心しろ東田。私だってそこまでバカじゃない、
前回断られたみたく、キスをしろとはいわないぞ。」
「え、ええそうですか、じゃあ、その、一体何をする気なんですか?」
「ふふ・・・・・・それはだな・・・・・・・。えーと、その、
あー、そうそう、さっき読んでた雑誌なんだが、そのアンケートにな、
『女の子の恋で一番幸せなときって何?』ってやつがあって、
そのランキングで1位のやつをやろうと思う」
「だから、それはなんですか?」
「あせるなよ東田、今言うからさー。」
――――――――――――――――――――――――――――
一方その頃、先ほどの廊下。
そこには宮越の放り出した雑誌を手に取った妃がいた。
「何だこれ、宮越が読んでいた雑誌か?なになに……
…………あいつ、なんてモン読んでんだ全く……。アイツの歳にはこんなの早すぎるだろうが。
……東田の理性を期待するしかないか。くれぐれも、変な過ちを犯さないでくれよ?」
――――――――――――――――――――――――――――
そして宮越は大きな声で彼に告げる。
「東田、
今 か ら 私 を 抱 け ! !」
「…………………はあっ!?」
そう先ほどのアンケート、その一位は「彼に抱かれてるとき」だったのである。
(この人、一体どんな雑誌を読んでいるんだ!?
ダメだ、これは絶対に逃げないとまずい!!)
東田の自衛本能は、キスをねだられた時のように逃走を選択していた。
その感覚に従い、彼は休憩室のドアへ今すぐにでも駆け出そうとしていたがしかし、
「東田、今日は逃がさないぞ!」
今回は相手の方が一枚上手、外に出る唯一の出入口を宮越がふさいだ。
そして彼女は後手でドアの鍵を閉め、こう続ける。
「よし、これで誰も入ってこれない、さあ東田、やることをやるぞ!」
「ちょっと宮越さん、正気に戻ってください! いくら誰も入ってこれないからって、
こんなところでできるわけが、
いやそれ以前にこの歳じゃ早すぎるに決まってます!!」
「なんだよー、アンケートで1位になったぐらいだぞー?
たかが抱くだけで、早いも遅いもないだろー、さあ東田、今すぐはじめよう」
そう言いながら彼女は東田に向かってつかつかと歩き出した。
思わず後ずさりする東田、しかし彼もよっぽど焦っているのか、
部屋の隅へと追いやられてしまっていた。
「宮越さん!!」
「なんだ東田、そんなに私を抱きたくないのか? じゃあしかたがない……」
「(ほっ……)もういいですか?
それならそこを通してくだ「私がお前を抱いてやる!!」
「え゛えっ!?」
宮越は獲物を見つけた猫のような目をして東田に近づいて行く。
一方東田には既に退路が無い。
彼と彼女の距離はこうして密着寸前の状態となりそして……
ギュッ
「………」
「……………」
「……………………東田」
「…………………」
「…………なんか、よく……わからない」
「………………あの」
「…………けど」
「みやこし、さん………………」
「…………あったかい」
それから数分、二人は言葉も交わさずにそのままでいた。
宮越は東田の体温を感じ、東田も宮越を引き剥がすこともなく、
ただそれとなく二人は互いの身を離した。
それから先に口を開いたのは彼女の方だった。
「東田……。」
「満足……ですか?」
「うん…だから」
「だから……」
「またしような!!」
小さないたずらと大きな勘違いが生んだこの出来事、
結果として二人の関係を前進させ、そして確かに宮越の願う恋の勉強になったのだが、
しかし彼女はこれから後にもっとすごい恋の世界を知ることとなる。
だがそれは、また別のお話。
以上です。
本来なら投下前にエロ無しと書く方がいいと思うのですが、
今回は作中のオチに直結してるのでやむなく省略させていただきました。
ご了解いただければ幸いです。
期待させやがって・・・
GJ!
ちょーGJです!
相馬×妃、宮越×東田、双方GJ!
ところで、相馬と妃の接点がある話って在った?うろんに。
エピソードはないけど相馬は姫ちゃんの父親だよ
このスレの設定上の話?
他スレからコピペ
>・相馬×妃について教えて?
> →旧隠しで相馬×妃がありました。写真を持ってる相馬の台詞をペイントで塗りつぶしてみましょう。
件の写真持ってる相馬のらくがきは、らくがき漫画(らくせれ)ページ内の隠しリンク先にあります。
ヒシン×セリ+リリザ…
いや・・・ここはナサヤ×セリ…
ヒシン×リリザの甘々
らくせれの隠しってどこ?
ctrl+Aとか
tab連打とか
らくせれうまくいけない…
おまけページのかりのん入り口にちゃんと場所書いてあるじゃん>らくせれ隠し
わかってはいるんだ
だけどうまくいけないんだ
だれか簡潔に見方おしえてください
┌──────┐
│らくせれ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ この辺 .│
└──────┘
まさかだが、らくせれがなんなのかわかってないなんてことは・・・
ちょっと前に括弧書きで詳しく説明してくれてる人いるし、まさかね・・・
落書きセレクション
きっと見れたけど現実を受け入れられない人達なんだよ!
たねでパイズリできるかな・・・。
できるんじゃね?
ってかさ、よく考えれば種島ってロリ巨乳!?
よく考えなくてもそうだよ
種は俺の嫁
ロリ巨乳というか
子供巨乳
巨乳スキーな俺だけど、何故かぽぷらの乳には興味がわかないw
ヵの中の制服で屋上に出てくる妃って・・・・
やっぱがはこが
>>383見てるんじゃないかという疑惑
ねーよ。屋上ネタはがはこが先だ。
434 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:49:29 ID://9PRN/s
この微妙なタイミングで足立×村主 エロ有を投下させてもらいます。
435 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:51:15 ID://9PRN/s
バイト帰り、いきなり黒服の集団に拉致されてN別郊外の山に連れてこられた。
そしてなぜか強制的に肝試しに参加することになってしまい
(こともあろうに)村主さんとペアになった。
村主さんは見えないものが見えるので僕としては怖さ倍増中でビクビクしていると
「・・・・足立君は私のこと怖がってるみたいだけどね・・・・」
「----!!!」
「・・・・・一応、私もそうおびえられてばかりだとそれなりに傷つくし・・・
・・・・・やっぱり私嫌われてるのよね」
「いや、それはないよ絶対ほんとに」
「・・・・ホント? よかった・・・・・」
そして村主さんは涙を浮かべたまま満面の笑みを僕に見せた。
「・・・・うっわああぁぁぁぁぁあぁぁあ」
そのまま僕は走り出した。
彼女の笑みは怖いというかなんというか不思議な力を持っている。
お世辞抜きで綺麗だとは思うんだけど・・・。
「お、足立。どうした?」
「き・・・・妃さん(と店長)」
走った先には自分たちより前に肝試しに出発していた妃さんと店長がいた
「その・・・・走ってきちゃって」
「・・・・お前結構怖がりなんだな」
「(確かにアレはとても怖かったけど)そんなことは・・・」
「でも村主さん大丈夫?」
店長が本当に心配そうな顔つきで覗き込んでくる
「ここらへんはホントに熊でるみたいだぞ」
「・・・・・!!!」
その言葉を聞いて僕はまた道を全速力で引き返した。
「・・・・変なヤツ」
自分の背中で妃さんがポツリとつぶやくのが聞こえた
436 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:51:47 ID://9PRN/s
急いで道なりに戻ると、村主さんはのんびりと歩いていた
そして僕はなぜか彼女のその細い手首を強くつかんだ
「・・・・あの・・・足立君?」
無言で村主さんの手を引いて走っていた
「何もそんなに急がなくてもよかったのよ、別に平気だったし」
「妃さんが・・・、ホントに熊が出るぞっていうから急いで引き返してきたんだ」
「む・・・村主さんに何かあったら俺・・・・」
「・・・足立君」
「俺・・・・・」
「足立君!」
「・・・・・えっ?」
「道が・・・・」
気付くとずいぶん走ったのに妃さんたちはいないし道がどんどん狭くなってきている
「あ・・・・も・・・・もどらなきゃ・・・」
かなり走って疲れたので今度は歩いてとりあえず道がある方向に歩く
「足立君ったらいきなり曲がるんだもの」
「・・・・ごめん」
村主さんと歩く時間が長くなってしまって怖いやら嬉しいやら不思議な気持ちになった。
逆に村主さんは相変わらず無表情で淡々と歩いている。
でもまぁそんなに長い時間走っていたわけでもないから大丈夫だろうけど
「あ・・・・道だ・・・・・」
よかった、もと来た道に戻ることができた。
「妃さんたちいないね・・・・先いったのかな」
「ゴールね」
村主さんは静かにそういうとすっと古びた廃屋を指差した。
確かゴールには斉木君と酒があるんだっけ・・・・。
そういえば妃さんは酒があると聞いて急いできたわけだからもういるかもしれない
もしいなくても斉木君が待っているはずだ、良かった・・・・。
そう思うと少し歩く足が軽くなる。
そしてドアがない廃屋に村主さんより先に飛び込んだ。
「・・・・あれ?」
斉木君はいなかった。そして妃さんと店長もいなかった。
ただそこには大量のお菓子と缶ビールが箱で置いてあった。
なんで斉木君までいないんだろう
「・・・・・熊」
村主さんがボソっと呟いた。
よく見るとお菓子にはところどころに爪あとのようなものがあり、あらされたあともある。
「た・・・大変だ・・・・」
急いで責任者(河野)の携帯に電話した。
437 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:52:20 ID://9PRN/s
「あれ?足立から電話だ」
がちゃん
「河野!大変だ!斉木君がいない!熊に襲われたのかも・・・」
「え?」
この電話の直前に妃から
「ゴールにあった食い物が熊(?)に荒らされてるようだから斉木も一緒にゴール前でまってる」
と連絡があったのだ。
「うん、それは多分大丈夫だと思う。 村っちは一緒?」
「えぇ!?大丈夫って・・・。 村主さんも一緒に廃屋にいるんだけど」
あいつら妃の姉御たちを追い抜かしたのかよ・・・・。
「じゃあおれら全員そっちに向かうからおとなしく廃屋で待ってろよー」
「え、ちょ。熊がでt・・・・・ガチャン
ツーツーツー
河野め・・・なんであいつはあんなにお気楽でいられるんだろう・・・。
斉木くんが危ないし、熊が来るかもしれないし、(村主さんはいるし)
「どうしたの?足立君」
「ひっ」
急に話しかけられて思わず小さく叫んでしまった。
「・・・・」
「あの・・・・これからみんなこっちに向かってくるってさ」
「そう、良かったわ」
「・・・で足立さんたちは今どこにいるんですか?」
廃屋に向かいながら東田が河野に尋ねる
「今廃屋にいるんだってさ」
「なんで本当のこと教えなかったんですか?」
「そのことなんだけどさー」
「あら、妃さんたちが見えてきたわよユータ君」
「そうだね・・・・」
河野、ミリ、東田、宮越、鎌倉、進藤たちが妃と店長と斉木のもとにたどり着いた。
「あぁ、やっときたな」
「あれ?足立君たちは?」
「トラの餌は嫌・・・・トラ・・・」
「トラ?」
「あぁなんか勝手にトラと熊間違えてるみたいだから気にしないでくれ」
「熊なら宮越さんが連れてきてますよ」
「・・・・・」
「学名:Procyon Lotor 食肉目(烈脚亜目)アライグマ科 アライグマ」
「ご名答」
「かわいいだろ!」
「宮越さんはちょっと黙っててください」
「んでなんで足立と村主はいないんだ?」
「そのことなんですけど・・・河野さんから聞いてください」
「今なー、廃屋に足立と村っちが2人っきりなんだよねー」
「それってあんまり良くないことなんじゃないの・・・」
急に柳葉がしゃべった
「それでさー、どうせもう良くないことになってるからー」
「このまま良くないことになってもらわない?」
河野さんはいつも笑いを取ろうとするけど、このことばかりは笑えることとは思えない。
「・・・・」
河野の一言に皆静まりかえる
「・・・・・あれ? なかなかいい考えだと思ったんだけどなぁ・・・・」
「河野さん、それはいい考えっていうか・・・・」
「まぁまぁ見てなって」
そういうと河野は携帯を取り出した
438 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:53:24 ID://9PRN/s
河野・・・いくらなんでも遅くないか・・・?
まさかみんな熊に・・・・。
「・・・・・寒い」
村主さんは端っこで小さく丸まって座っていた
「え、あ。えーっと」
なにか暖を取れるようなものはないか周りを見渡していると、携帯がなった
「河野か?なにしてるんだよー」
「あー、そのことなんだけどさ」
「足立!ごめん!迷った!」
「ええぇええぇぇぇぇぇぇ!!!?????」
「だからお前らも動いたら危ないから小屋出るなよ、今ふもとに連絡したから」
「河野・・・・お前はいt・・・・・ガチャン
切れた・・・・。 河野・・・・戻ったらおぼえておけよ・・・・。
「ちょ、河野さん。迷ったって・・・」
「これで今夜は足立は村っちと2人っきりだなー」
「・・・っておれらはどうするんですか?」
「あー、じゃあ帰ろうか。 足立と村っちは鎌倉さんのとこの人に運んでもらっていい?」
「かまわないわよ」
「じゃあ適当なところでバイト先に拉致ってもらうわ、おれ残るから」
「ユータ君も残りたい?」
「・・・・」
あぁ・・・なんの因果でこんな狭い小屋に村主さんと・・・。
そのとき隅っこで村主さんの体がブルっと震えた。
「あ、今暖まりそうなもの探してるから」
8月といえどもこんな夜に山奥にいたら寒いに決まってる。
そして今蝶番が壊れた古い棚をあけようと奮闘しているところである。
力いっぱい踏ん張るとガコっと鈍い音がして戸が外れた。
しかし中にはなにも物は入っていなかった。
その時隅っこで村主さんがくしゅんと小さくくしゃみをした。
慌ててあたりを見渡してみるがあるのはお菓子とお酒だけ
村主さんは19歳だしお酒飲まなそうだから近くにあったポテトチップスの袋をあけて村主さんの傍に置いておいた。
しかし彼女がポテトチップスに口をつけることはなかった
439 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:54:09 ID://9PRN/s
携帯を見るともう午前1時を回っていた。
急に河野たちのことが心配になったけれど携帯が圏外になってしまっていたので諦めた
(今日は1日中バイトだったし・・・眠いなぁ・・・・)
ちらりと村主さんの方を見ると、村主さんは相変わらず隅っこでじっとしていた。
それに気付いたらしく村主さんも僕のほうをみたけれどすぐに顔を戻した。
村主さんは・・・なんとなく・・・・人に隙を見せることがない
だから人前で寝るなんてことはまずしないだろうと思った。
部屋の上部にある小さな電球がチラチラと揺れている。
その電球を見ているうちに、いつの間にか壁に寄りかかって目を閉じていた。
「ひゃっ!?」
急に首筋に冷たいものが触れて目が覚めた。
目をあけると目の前に村主さんがいて、自分の頚動脈に両手をそえていた。
「ちょ、村主さん。冷たっ・・・・」
村主さんはふいに顔を横に向けたと思ったらまた小さくくしゃみをした。
「寒いの・・・」
確かに寒いのはわかるけど彼女の冷たい手が熱を吸い取ってるわけだからもちろん自分も寒い。
あと村主さんの顔が目の前にあるわけで精神的にも冷たいものを感じる
「・・・・・足立君」
「え、あ、はい。なんでしょう」
「寒い?」
「あぁ・・・まぁね」
「ふぅん」
そういうと彼女は真剣な顔で僕の目をじっと見つめてきた。
いつも村主さんのことを怖いと思っていたがこのときばかりは綺麗だと感じてしまった。
気付くといつのまにか村主さんの両手は首筋ではなく頬に移動していた。
そして彼女の顔が急接近してきて不意に唇を奪われた。
村主さんの唇は温かくはなかったが柔らかく、優しかった。
440 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:55:11 ID://9PRN/s
10秒間くらい唇を交わしていただろうか、その後村主さんが少しだけ離した。
「むらぬしさ・・・」
言葉の途中で口を封じられた。
今度はさっきよりも激しく、上下の唇を何度も甘噛みされた。
そして急に口の中に舌を入れられ、ちゅくちゅくと舌でかき回された。
しかもいつのまにか村主さんの両手は背中に移っており、村主さんの・・・その・・・胸が・・・
こんな風に女性から迫られるのは初めてで、すっかりリードされている。
そして何分間かディープキスされている間に体は十分すぎる程に火照っていた。
村主さんは急に何かに気付いたようにキスをやめた。
さらに彼女は視線を落とすとその視線の先にはズボンの中ではちきれそうな自分の性器があった。
無表情のまま彼女はズボンのチャックを開け、それを取り出した。
「ちょ、村主さん!」
と静止してはみたものの、村主さんはすでにそれを見定めるように先端を人差し指でくにくにと触れる。
そういえば村主さんは付き合ったことがないっていってたっけ・・・
ってことはこういうこともしたことがないはずなんだけどな・・・。
そんなことを考えているうちに自分のモノは先ほどよりも大きくなっていっている
こんな状況でも村主さんは表情を一切変えずに淡々と作業を続けている。
彼女は先ほどまでの作業を止めて今度はその手を上下に動かして刺激し始めた。
その手が上下に揺れるたびに自分の腰から脳まで突き上げるような感覚がこみ上げる
時々彼女は手を上下に動かしながら親指でカリを刺激したりしてくる。
村主さんの動きが予想以上に良かったので僕のあそこからは透明な汁がにじみ出てきた
と、ここで村主さんが急に手を止め、上目遣いで覗き込んできた。
「足立君・・・・」
「村主さん、やっぱこんなことは止めたほうが・・・」
「・・・・」
村主さんはその言葉を聞いてちょっとムッとした表情で睨んできた。
そしてすぐに顔を落とすと今度はペニスを口に含んだ。
「ぅゎっ!?ちょっ・・・村主さん!?」
その言葉は全く村主さんの耳には届いていないらしく
ペニスの裏の部分を舌で刺激したり唇に挟んで上下したりしている。
なんだか村主さんがこんなことするなんて信じられなくて
今までとは違った感情が村主さんに対して芽生え始めてきていた。
そして彼女がカリを甘噛みした時に、性感が一気に昇り詰めた。
「あ、おれ・・・・もう・・・」
その時だった。 彼女は何もいわずに唇を離した
ちょうど射精しそうな、その直前に。
「村主さん・・・その・・・・なんていうか・・・・」
「・・・・・」
彼女は何も言わずに綺麗な瞳でまっすぐこっちを見つめていた。
しばらく静寂があたりを包み込んだ。
そして、村主さんが何も言わずに小さく頷いた。
441 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:55:48 ID://9PRN/s
こんどは自分から彼女の唇を奪った。
そしてそのまま体を押し倒して覆いかぶさるように舌を交わした。
互いの唾液が入り混じっていくうちに、村主さんの体がだんだん温かくなっていくのを感じながら
静かに唇を離すと、村主さんの少し荒くなった呼吸が聞こえた。
「村主さん・・・その・・・触るよ」
自分でもなんでこんな言葉が出てくるのかわからないまま服の上から村主さんの控えめな胸を弄んだ。
彼女は時々熱い吐息が早くなるだけで、全く無口のまま佇んでいた。
そんな村主さんを見ていると、急に悪い感情が芽生えてきた。
素早く彼女の肩紐をずらし、ブラジャーのホックを外して胸を露出させると流石の村主さんも動揺の色を隠せなくて、
初めて見るその艶かしい表情に急に新たな興奮を覚えた。
村主さんの胸は大きくはないけれどもとても整っていて綺麗だった。
何もいわずにその中央にあるものを口に含んだ
「・・・・・んっ ・・・・・っぁ」
すると村主さんの口から甘い声が漏れた
「可愛い声だね、村主さん」
「・・・・・・・ばか」
そういうと村主さんは少し照れたように首筋に手をまわしたが、もう冷たくはなかった。
そのまま乳首へ愛撫を続けていると徐々に彼女の声も高くなっていく
そんな声に興奮を覚えながら顔を押し当てるように口に含む
「・・・ぁだ・・・んぅ・・・」
「感じてる?村主さん」
「・・・・は・・・・ちが・・・」
体は口で言ってることと正反対の反応を続けている。
ふと村主さんの下半身に視線を落とすと、股間は湿っぽく火照っていた
何もいわずに這うように指を滑らせ、ズボンと下着の間に手を入れると、彼女の体が小さく跳ねた。
「やっ・・・・あぁ・・・」
「村主さん・・・可愛いよ」
甘い言葉を呟くと村主さんは急に顔を赤らめて不意と視線を逸らした。
その後を追うように再度彼女の唇を奪った。
「んむ・・・ちゅ・・・」
左手で村主さんの頭を抑えながら右手はしっかりと秘部の愛撫を続けていた。
「あだちくん・・・んふ・・・・」
「村主さん?」
「・・・・・・ぁ・・・・」
一瞬考え込んだ後、右手を少し沈めてみると
「・・・・濡れてる」
正確に言うと俺が濡らしたんだけど
「村主さん意外とエッチなんだね」
そういいながら体をずらして村主さんの下半身を覆うものを剥ぎ取った。
始めて見る、村主さんの割れ目。
その割れ目は薄明かりの中で寂しそうに湿っていた。
「綺麗だね、村主さん」
そういってその咲きかけの蕾に舌を這わせた。
「・・・んぁ・・は・・・・あぁ・・・」
村主さんもこういう感触は初めてのようで、さっきよりも声が大きくなっている。
「村主さんってもしかして一人でいじったりしてる?」
「や・・・・してな・・・んっ」
「だってこんなに漏れてくるなんて」
口での愛撫を続けながら右手で陰核を刺激する
「・・・ひっ!・・・・ああぁ・・・・」
「気持ちいい?」
「・・・あっ・・・・も・・・・いく・・・」
村主さんが絶頂を迎えそうになるのを感じて手を止めてみた。
「ぁ・・・・・・・・」
「さっきのしかえし・・・」
「・・・・・ばか・・・」
442 :
N別郊外:2007/05/09(水) 13:56:25 ID://9PRN/s
数秒して村主さんの体が少し落ち着いてから自分も服を脱いだ。
そのまま彼女の膝を持ち、覆いかぶさるような形で性器を宛がった。
そして少しだけ腰を動かして入り口のところで弄んだ。
「・・・ん・・・・あだちく・・・・」
彼女の表情は快感とも恐怖とも捉えることができた。
しかしそのままゆっくりとペニスを沈めていった。
「・・・あ・・・・ぁぁあ・・・・」
「むら・・・ぬしさ・・・」
すると途中で自分のものが膣の中で純潔の証にぶつかった。
急に罪悪感に襲われ、顔を上げると、村主さんと目が合った。
そのまま吸い込まれるように触れるだけのキスをした。
「あだちくん・・・・」
「村主さん・・・いくよ・・・」
そう言い放つと彼女の胎内に強く腰をうちつけた。
村主さんの膣からは血が滲んでいた
「村主さん・・・大丈夫・・・?」
「・・・つぅ・・・・」
その後はお互いにしばらく動かなかった。
そして、村主さんは小さく頷いた。
「・・・く・・・ぁ・・・むらぬ・・・は」
「んぁ・・あ・・ふぁ・・・」
ゆっくりとピストンさせると、答えるように村主さんが喘いだ。
彼女の膣内は狭く、温かくて、十分すぎるほど湿っていた。
「・・・ぁ・・・あだ・・・・んんっ・・・」
村主さんの普段見れない表情を見ると、自然と腰が早くなる
「・・・はっ・・・ぁく・・・んぅ・・」
腰を上下させながら体をずらし、自らの口で彼女の口を覆った。
「・・ちゅ・・・・ちゅぷ・・・ん・・・」
村主さんの手が背中にまわり、その汗ばんだ手が強く体を抱いてきた。
お互いの温もりを享受するような形で行為は続けられた。
「村主さん・・・そ・・・の・・・大好きだよ」
「・・ん・・・は・・・・私も・・・」
その言葉を聞いて、今までよりも強く腰をうちつける。
「あ・・・おれ・・・そろそろ・・・」
「・・・くっ・・・いいわよ・・・」
村主さんのその細い体いっぱいに精子を放出する。
「・・・ぁ・・・・すご・・・」
そして、二人とも繋がったまま果てた。
目が覚めると、バイト先の休憩室だった。
そしていつのまにか制服に着替えていた
「え・・・?」
何がなんだかわからずに、休憩室の扉を開けると、河野がいた。
「あっ!」
「河野・・・いったい何が・・・」
「あぁ・・・えっと・・・その・・・たまたまアンパンマンに助けてもらって・・・・」
「河野・・・・もうちょっとまともな嘘をつけ・・・」
「おれもう上がりだから! じゃあね!」
「ちょ!河野!!!」
逃げられた。
改めて自分の状況を考え直してみると、自分がしてしまったことに気付いてしまった。
そうだ・・・おれは村主さんと・・・・しかも生で・・・・・・。
なんだかとってもいやな予感がする。
村主さんはその2ヵ月後にバイトをやめた。
俺もそれと同じ頃にバイトをやめた。
いやな予感は的中したが、一概に不幸とは言えなかった。
今もまだ彼女が隣にいるのだから
なぜ本編がこういった展開にならなかったのかと
血の涙を流しながらGJ!
GJ!
今日うろんでネコミミ八千代を見た。d(´∀`;)
GJ!!
こういう展開待ってた
ブタウラねたキボン
なんか非エロがみたい今日この頃
どうもお久しぶりです。
作品を投下したいと思います。
小鳥遊×伊波 エロ無し タイトル『空模様と彼女』
雨が降っていた。
灰色の空から、大粒の雨がアスファルトに当たり、音を立てて弾ける音が耳に響く。
長い間降っていたのか、やや明るいアスファルトの道路が黒く変色している。
俺はその空を、ワグナリアの従業員入り口から、じっと眺めている。
いつもなら、文句の一つや二つたれながら家へ帰り始めるのだが、今日は傘があり、特に急ぐ必要もなかった。
むしろ暑い空気が雨で少しは冷やされるのでは?とも思ったが、食材が腐りやすくなったりするのはやはりいただけない。
しかし、暑い季節に降り注ぐ雨に安心感を覚えるのも、また確かだった。
さて、いつまでもそんなことを考えているほど暇ではない。
青い傘を頭上に広げ、玄関から一歩踏み出す。
踏み出した瞬間に、傘に雨粒が降り注ぎ、パチパチ・・・いや、バチバチと音が鳴る。
特に反応することも無く、走りもせずに雨の下を歩く。
道にできた、分かりづらい小さな水溜りに足を入れると、裾に冷たい水しぶきがかかる。
それもまた、微妙に心地よい気がして気にせずに歩く。しばらくしてから、洗う面倒を考え少し心が沈む。
しばらく家を目指し歩き続ける。変わらないスピードで。何も考えずに。
足を止めた。
「伊波さん?」
その呟きが聞こえたらしく、木の下で雨宿りをしていた伊波さんが顔を向ける。
「・・・ぁ・・・」
と口を開け、言葉が出てこないようだ。
買い物の帰りなのだろうか? 私服姿で、スーパーの袋らしき物をしっかりと両手で持っていた。
俺はほんの少し微笑みながら、その木に近づき、木の下・・・木を挟んで伊波さんと背中合わせになるよう、雨宿りを始めた。
多分伊波さんは不思議そうな顔をしているだろうが、特に何も言われなかった。
「・・傘忘れたんですか?」
「う・・・ま、まあ」
詰まった返答に、また微笑んでしまう。
「小鳥遊君、傘あるよね・・・?」
「あー。どうせ家帰っても家事ばかりですし・・・一緒に晴れるの待ちましょうよ」
今、少し恥ずかしい事言ったなあ、と自分でも思う。
「・・・何で?」
その声には、戸惑いの気持ちが溢れていた。
俺は少し大げさに唸ってから答える。
「雨苦手なんですよ。薄暗いし、じめじめするし」
嘘だ。
ただの口実。我ながらずる賢い。
「・・・私も嫌いかな」
「何でですか?」
唸る声が後から聞こえ、返答。
「昔から、雨が降っていると何だか気分が落ち着かなくて。あ、具体的な理由は無いんだけど・・・」
なんていうのかな・・・と、彼女は考え込んでいるのか、何も言わなくなった。
「・・・へえ・・・」
そうそっけなく答えたが・・・何となく、本当に何となく、その理由は分かった気がした。
そう思ったことは言わずに、
「じゃあ、俺も雨が苦手な理由が増えましたね」
「え・・・」
その小さな戸惑いの声を聞くと、途端に自分の顔が熱を持ったのが分かった。
どうしよう、恥ずかしい。今日の俺の言葉は何か変だ。薄暗い空と雨のせいだろうか?
恥ずかしさで言葉に詰まり、やっと出た言葉が、
「げ、元気が無い伊波さんなんて気持ち悪いですから!」
木が衝撃と共に揺れた。
伊波さんが殴ったのだとすぐに気づき、冷や汗が頬を伝うのが分かる。
まだ枯れているはずのない緑色の葉が何枚も水溜りへと降り、僅かな波紋を浮かばせながら水面に浮かび上がる。
「ホ、ホラ。少しは元気出たでしょう!?」
「うるさい」
そう、少しフテくされた声で言われたが、逆にホッとした。
さっきまでの空気が続いていたら、どうにかなってしまっていたかもしれない。
でも、嫌いな理由が増えたのは本当なんですよ?
雨雲に隠れて輝きを失う貴方なんて見たくない
「・・・あ」
眩しく、輝き続ける貴方が見たい
「晴れたね!」
見上げると、雲の隙間から青い雲が覗き始めている。
そして・・・太陽が見えた。
「行こう! 小鳥遊君!」
彼女は樹の下から飛び出して、俺を見て、笑顔でそう言った。
眩しい・・・笑顔だった
「ええ。途中までですけどね。・・・手は繋ぎます?」
少し意地悪でもしようかと思った。
俺はマジックハンドを取り出し、何回か開閉を繰り返す。
「・・・うん!」
しかし予想外なことに、彼女は頷いた。
少し頬を染めながら、彼女はマジックハンドを自分から掴んできた。
雨が止んでご機嫌なのか、何時もより行動的だと思った。
空はすっかり晴れていた。
マジックハンドをしっかりと掴み、前を歩く彼女の髪が、太陽の光を柔らかに反射して輝いている。
今更ながら、綺麗な髪だと思った。撫でたいという感情まで湧いたが、その後の悲惨な自分の姿を想像し、躊躇った。
気がつけば、前後の位置もいつもと逆だ。俺が彼女にリードされている。
当たり前といえば当たり前だ。
この空は、彼女の物なのだ。
主導権を握っているのは彼女。今、この空間。この世界は、彼女が中心なのかもしれない。
俺も、微笑んだ。
「いい空ですね・・・」
「うん!」
ホラ
やっぱり、間違いない
彼女には
まひるの空がよく似合う
以上です。
結構昔に書いた作品なので、所々設定がおかしいかもしれません。マジックハンドなどは後で付け足しました。
相合傘はありがちかなと思って、二人で雨宿りです。
あと、一応季節は夏です。
チクショウ!なんなんだこの青春真っ盛り中の二人は!!
GJすぎる
不器用な小鳥遊って、なんか新鮮でいいです
GJでした!
GJっす!
まぶしすぎますw
GJ!!
こういうのいいなぁ!
グッジョブd(´∀`;)
ところで八千代とたねってどっちの乳がデカイのか?
たねこでしょうなぁ
大きいときちんと言われたたねこと、スタイルがいい止まりのやちこじゃ
身長に対する比率ってもんがあるからなぁ
>-------------<
<----------->
これのどっちが長いか、て聞くようなもんだ
久々に覗いたら素敵な非エロが投下されてるwww
最後の締め方の上手さに嫉妬。
今回のYGのやつ
杏子さん山田と種に何したんですかね?
お尻ぺんぺん
手ではなく蹴撃の嵐。
1.膜を破くのを勘弁してアナル責めをした
2.前じゃ感じちゃってお仕置きにならないから後ろを責めた
どっちだと思う?
そんな事したら八千代がパフェ破壊しまくるだろw
まとめの小鳥遊店長を見て
やちがどういう反応するのかなあとwktkしたのは俺だけが良い!
小鳥遊を殺して自分も死のうとする。
↓
杏子が宥めるが・・・。
さあ、ローションプレイな、ぬりぬりエロパロはまだかい?
山田と相馬のモノ読みたい。
ギャグっぽい奴かハードエロか純愛が見たい気がする
ハードエロを書きたい・・・どうやれば?
ハードエロってどんなん?PRpFTyRR8k の見たいなやつ?
PRpFTyRR8k氏流の非エロ作品が読んでみたい
読んでてわけがわからんぞ
保守
男一人、女複数の乱交&ハーレムの良い組み合わせを語ってくれないか?
いい組み合わせって具体的にどんなののことなんだ?
とりあえず男一人の方は東田か小鳥遊になりそうだが
>>477 その昔、ヒロムが女性陣に囲まれて女装とかされておもちゃにされて、
そのうち悪乗りしたナサヤに性的な意味でもおもちゃにされて、
ヒシンがあんまりに敏感に反応して可愛い声をもらすもんだから他の女性陣もたまらなくなって、次から次へと…
みたいなSSを書こうとして途中で挫折したことがある。
480 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 21:15:45 ID:P2Y7GNBd
ヒロムって誰だっけ?
>>480 うん、ごめん。素で間違ったwヒシンねw
うはwwwww全然ちげえwwwwww
>477-478
梢(いつもの調子)+なずな(ブラコン)+山田(面白半分)+まひる(いっぱいいっぱい)は確実にいそうだな。
それを横でネタ取りの為に見て色々メモしながら自分で慰めてる泉姉さん。
山田はたねと同じでそうゆう知識なさそうだから
いつのまにかたねと一緒にまきこまれるって感じになるんじゃないか
ヒシン×リリザ来ないかな・・・
>>479 P2か。あれの女性キャラもなにかと強いのが多いが。
>>479 ヒシン一人にナサヤ、リリザ、サズ、ハル、エリカ、シンヤ…
くらいか?
>>487 セリアーとリナカは普通にヒシンを弄りそうだけど
後がこわ・・・
後ろに気配が!
ウサorネコ耳ヒシンをサズが・・・
>>489 むしろウサ耳のサズをヒシンが・・・
ってハーレムの話じゃないな
作品を投稿します。
山田×相馬 エロ無し タイトル『素直な気持ち』
492 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:29:25 ID:XNhRxM0k
『山田は相馬さんが好きですよ!!』
頭から離れないその言葉。
ふと言われた、突然の言葉。
そりゃあ、彼女は話の中に入りたくてつい口走って言っただけだろうけど。
何で・・・・
何でそんな言葉が、俺を揺らす?
今まで言葉だけで動揺することなんてあまり無かったのに。
暴力には屈したかもしれない。けれども、言葉じゃ負けない自信が俺にはあった。
小鳥遊君にも、種島さんにも・・・暴力を除けば佐藤君にも。
なのに、
『かわいそうな相馬さん・・・』
なのに、
『妹と思って何でも言って下さい・・・』
何で揺れる?
涙なんて何回も見てきた。
小鳥遊君みたいに、子どもの頃の写真がみんなにバレそうになった時とか・・・俺を殴った後の伊波さん。店長の事でムキのなった時の轟さん。
なのに・・・
何であの涙は、こんなにも届くんだ?
493 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:31:38 ID:XNhRxM0k
「相馬。サラダ一丁上がり」
「はい。ありがとう佐藤君」
何時も通りの、なんら変わり無いワグナリアのキッチン。
包丁の音と水の音が絶えない・・・何所の物とも変わりの無いフロア。
俺はそこで、佐藤君が仕上げたサラダを受け取った。
「・・・」
「どうしたの佐藤君?」
「・・・文句を言わないのが珍しいと思っただけだ」
彼はそう呟いてから、また次の仕事に取り掛かった。
俺自身は、自分の多少の変化に少し驚いていた。
ふむ。としばらく考えてから、話し掛ける。
「ねえ佐藤君?」
「何だ」
「俺の笑顔、何時も通り?」
「ああ。胡散臭さ100%だ」
「良かった」
そんな会話も、いつもと同じだ。
俺は笑顔で問うけど、佐藤君は軽くあしらう様に応えるだけ。
何時もと変わらない。この場所、この空気。
でも、俺は少し違うらしい。
自分じゃよく分からない。でも、佐藤君が感じ取った僅かな変化。
俺はどうなっているんだろう?
494 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:33:31 ID:XNhRxM0k
「ねえ佐藤君。俺が文句を言わないのってそんなにおかしい?」
「おかしいな。何が一切れ足りない、何が2g少ない。・・・うんざりだぜ、毎日」
「文句を言わなくなっていいという考えは起きないの?」
「気持ち悪い」
「そうだよねえ」
どうやら佐藤君の話を聞く限りは、俺の様子ははっきりとおかしいようだ。
何故だろう? 昨日も普通に寝たし、朝にも変わったことは無かった。
でも・・・昨日の俺と、今の俺。何かが違う。
文句を言わなかっただけ・・・それだけなら、いいんだけどな。
「相馬さん!」
突然聞こえた元気で明るい声に、気付けば俯けがちだった顔を上げた。
立っていたのは、山田さんだった。
「料理運びました!」
「ありがとう。じゃあ、次はこれをお願いできるかな?」
「はい! 山田にお任せです!」
満面の笑みで皿を受け取り、走っていく彼女。
俺はその姿を眺める。本当に、子どものような走り方と話し方。
その姿に半分見とれていると、
「違うんだな」
佐藤君がそう呟いた。
「・・・今度は何が?」
また佐藤君に向けて、俺は無表情で尋ねた。
自分で自分の事が分からない。それは、何でも知りたいと思う俺にとって悔しいと言える感情だ。そのせいか少し態度も鋭くなってしまった。
佐藤君は僕を見ないでそのままの体勢で答えた。
「嫌味をいう時の顔と、今のアイツを見ていた顔だ」
「・・・は?」
思わずそう返してしまった。
佐藤君はまたサラダの皿を仕上げ、丁度戻ってきた八千代さんに渡す。
「言ったまんまの意味だ。普通の笑顔だ。・・・八千代みたいな、な」
そう言ってから、佐藤君は休憩時間のために休憩室へと向かって歩いて行った。
495 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:35:03 ID:XNhRxM0k
俺はそのままキッチンに立ち尽くしていた。
客の入りのピークが過ぎたのか、店内の声や音は気づけばほとんど消えかけている。
・・・笑顔? 俺が、笑顔? いつものことじゃないか。
自分で言うのもなんだけど、俺は大体笑顔だ。
笑顔が、一番相手が油断する表情だ。だから俺はそこに付け入る。情報を、集める。
でも、さっきの佐藤君の話は・・・
『普通の笑顔だ』
油断をしていたのは、俺なのか?
「相馬さん!」
その言葉に、ほんの僅かだが体を震わせた。
皿を運び終わり、両手いっぱいに回収した皿の乗ったお盆を乗せながら山田さんがよろよろと歩いてきていた。
顔は笑顔だったが、腕は震えているし、今にも倒れそう・・・
「きゃっ!」
言っている側から山田さんが躓いて、両手から皿が大量に滑り落ちて行く。
体が無意識に動いた。
聞こえてきたのは、床に叩き付けられた皿が何枚も割れて行く音。
破片がキッチン全体へと広がり、からからといった金属音がまだ響き続けている。
そして、
腕に納まっているのは、小さな彼女の体だった。
496 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:36:27 ID:XNhRxM0k
「・・・大丈夫? 山田さん」
俺の問いかけに山田さんは答えなかった。
その沈黙の真意は読めなかったけど、次の瞬間から恥ずかしさが一気に襲い掛かってきた。
慌てて密着した体を山田さんから離す。山田さんは依然沈黙を保っていて、顔を伏せていた。
「あ、あの、山田さん? ごめんねいきなり」
焦りながら下らない弁解をする。ますます自分らしくない。
やっぱり、俺・・・おかしい。
何故だ。分からない。わけの分からない感情が、頭の中を駆け巡って行くのを実感できる。
今まで、こんな事は一度だって無かった。俺は、狂わなかった。
何で、山田さんはこんなにも俺を狂わせる?
「・・・皿・・・」
「・・・え?」
ずっと沈黙を保っていた山田さんが突然喋りだし、俺は間抜けな声をあげた。
彼女を見ると、彼女は床に散らばった無数の皿の欠片を見ながら体全体を震わせている。
「また割っちゃいました・・・! 相馬さん! どうしましょう!」
「ど、どうしましょうって?」
わけも分からずオウム返しをする俺をうるんだ瞳で見ながら、彼女はあたふたと腕を上下させている。
「ま、また小鳥遊さんに怒られます!! ど、どうすればいいですか!?」
「お、俺に聞かないでよ!」
497 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:37:45 ID:XNhRxM0k
・・・なんてことだ。
俺が一人で真剣に悩んでいる時、彼女は皿の心配をしていた。
途端に悩んでいたのが馬鹿らしくなり、俺は声を出して笑ってしまう。
「な、何で笑うんですかあ・・・! 相馬さんお願いです! 小鳥遊さんには黙っていてください!」
「はは、どうしようかなあ」
「い、意地悪言わないで下さい! 何でもしますからお願いです!」
その言葉に、俺は心の中でニヤリとほくそ笑んだ。
少し考えてから、
「本当に何でもしてくれるの?」
「は、はい!」
彼女の顔は、必死そのものだ。
表裏なんか存在しない。彼女の中にあるのは、皿を割ったことをどうすればいいかという考えだけ。
今更気付いた。
だから、彼女は俺を狂わせるんだ。
「そうだなあ・・・どうしようかな」
俺は表裏がハッキリと分かれているから、そのような正直な行動についていけてないんだ。表か裏のどちらかが。
だから、彼女の言葉をどこかで否定していたんだ。
彼女の、素直な感情を。
「・・・山田さんは何もしなくていいんだけど・・・許可が欲しいな」
「な、何ですか!?」
昨日までの俺は、裏。つまり・・・素直な感情を否定する闇の心。
昨日と今日の俺の違いは、裏から表へと変わったからだ。
感情を素直に受け止められる表に。
・・・いや、正しくは、
「葵さん・・・。そう呼んでも、いいかな?」
498 :
素直な気持ち:2007/06/01(金) 20:39:20 ID:XNhRxM0k
僕を変えたのは彼女なんだ。
彼女が僕の表と裏を自由に切り替えることができる。
彼女の真っ直ぐな感情が。本来、僕が苦手とするはずのその感情が。
その感情を受け止められるように僕を変えたのは、彼女の言葉。
「・・・はい! もちろんいいですよ!」
彼女のこの笑顔。
俺は微笑んだ。
佐藤君曰く、『普通の笑顔』で。
「じゃあ、これは二人きりの秘密だね。葵さん」
「はい! 今度こそ、秘密です!」
頑張ろう
彼女の感情を受け入れられるように
彼女の笑顔を絶やさぬように
俺も君の隣で笑うから
もちろん、『普通の笑顔』で、ね?
うっわ、GJ!!!
むずがゆくなって死にそうだGJ
>>497途中からエロに移行すると思った俺ガイル
でもGJ!
GJです!
というか非エロレベル高!
エロはレベル低いのになぁ。誰とは言わんけど。
この話
相馬の過去と重ねた話の長編になったらいいな
最近エロが足りない…
まぁ非エロがすごいからいいんだけどね…
ところで
今 旬のエロって度の組み合わせだろ?
506 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 16:37:46 ID:T+5o7Nsz
今北。
なんともハイレヴェルな皆さんの作品を読んで
「GJ」と伝えたく書き込みしました。
…わたしも…あとにつづきたい……。
>>506 作品を投下するのに変な遠慮はいらない。
作品を創るのに変な義務感はいらない。
書きたかったら書けばいいし、嫌なら書かなければいい。
此処はそういう場所。
ま、俺自身は書いてくれることに期待はしてるけどw
________________________________
| Sub 新スレ |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
| 【高津カリノ】WORKING!!難民スレ51【うろん】 |
|
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1181226400/ |
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
,':/:/|::,:::::::l:|::::::::::::::::::::::::;;;;;;;::i:::::::::::::::::::::::i
| ハ|:::|/Nヘ|:|\:::::::::::::;;;;;;;;;;;::|:::::::::::::::::::::::::l
_____ 丶リヽ', り ',Σ:::::::::;;;;;;;;;;;;:ハ:::::::::::::::::::::::|
| ┌――┐| ' , /ヽ-,:::::::;;;;;;;;|:::::::::::::::::::::::::::|
| |==│| l l / ) ノ:::::::::::::;;;i:::::::::::::::::::::::::::し
| | │| | |/ ' し:::::::::::;;;ヽ::::::::::::::::::::::/
| | │| ', | ヽ:::::;;;;;ヘ:::::::::::::::::/
| └――┘| 丶,_ | _ ヽ::;;;::|::::::::::::::/
ヾ==== し, rドi'",i´リへ::::::|::::::::::::|
ゲーセンでヤルのか…その発想はなかったわ
よし、誰かゲーセンでやるSSを
足立コロヌ。
だがGJ!
流れるの早いよorz
初めて投下させていただきます。サズ×ヒシンです。
「えと…なんで俺はこんな状態にいるんですか?」
薄幸のナイフ使いである少年―ヒシンは目の前の血塗れな「女性」に尋ねた。
まともな答えは全く期待していなかったが。
「それは人類のためだよ!」
やっぱまともじゃなかった。
「萌えとは生命の根源であり人類の希望!
新たな萌えを見出し確認し確立することは言わば人類の歩むべき道を創ることに他ならない!
そこで、ヒシン君!」
「ひっ!?」
ビシッと血に染まった指先が縄で括られたヒシンに向けられる。
それが死神のものであるかのように、ただ怯えるヒシン。
「今度こそ、君は何萌えであるか確認します!つか女装させます!」
そう、性別も性癖も精神もまともではないバニーガール屋店長―サズは叫んだ。
(いや。いやいやいや。何でこんなことに!?というかココどこ!?)
慌て怯えつつも、自分の状況を確認しようとするヒシン。
いや、一々確認しなくとも
「はー…はー……緊縛…涙目…怯えた顔…」
目の前の鼻血で染まったサズを見れば、自分の貞操が風前の灯火なのは明白だが。
「ち、ちょっと待ってください!つか待って!サズさん…もしかしなくとも俺を拉致誘拐…」
「…やだなぁ、私がカワイイ子に手ぇあげるわけないじゃない。萌えの神様に誓っても良いよ?」
「いや、全く説得力が無いんですが…じゃ、気が付いたら縄で縛られて転がされてたのは…」
「ナサヤ姉に頼んだ」
謎が一瞬で解けた。その分絶望が深くなったが。
「……売られたんですね?俺…」
「いやいや、一週間くらいヒシン君を貸してくれない?て頼んだだけだよ?とはいえ高くついたけど」
「それを売ったというんです!うわあぁぁぁぁん!!」
流石に泣き叫ぶヒシン。
まぁ、元々無いに等しい信頼とはいえ裏切られるのは辛いだろう。
「安心して、ヒシンくん!私が完璧に君の萌えを調査し尽くしてあげる!
一週間後には君も立派なバニーガールだよ!!」
「俺は男です!!というかバニーで決定してるじゃないですか!!」
「バニーこそ真理!!大丈夫!!私も初めてだから!!」
「なにが!?」
「……それでは、いかせていただきます!!」
「へ?う、うわあぁぁっ!!?」
ズルッ
ズボンが下着と共に下ろされた。
ヒシンの未熟ながらも成長途上である男性器が露出される。
(あ、ああ…!見られた!誰にも見せたことないのに!!)
耐え難い屈辱に涙を流しつつもギュッと目をつぶるヒシン。
しかし、硬直をしているのはヒシンだけではなかった。
(う、うわ…こ、コレが、男の人の…ヒシン君の……!)
男性恐怖症の気があるサズにとって、男性器を見るのはもちろん初めてである。
萌えの追究という使命感。そして「一見女の子な」ヒシンのであるから見れるのであって、もし他の―例えばグランの―ものであったら卒倒してしまうことだろう。
顔を真っ赤にしながらも、恐る恐る顔を近づけ、見入るサズ。
まだ皮に包まれ、幼さの残った男性器に熱い吐息がかかる度にヒシンの身体に震えが走る。
「い、いや…おねがいです…そんな、見ないでください……」
「…はっ!?あ、う、うん、ごめん(ヤバい、スゴイ見入ってた)」
息を整えるために、少し離れてヒシンの全体に視点を変えた。
縄で縛られて横倒しにされているヒシン。
その顔は羞恥・屈辱・困惑に真っ赤に染まっている
きつく閉じた目からは涙が流れて……
ぶはっ
(……ハルちゃん。やっぱ私、これを機に普通の女に戻れるかも…)
いや、絶対違う。
ともかく、ここまできたら行動をするしかない。
「それでは、失礼します!!」
「ちょ、さ、サズさん!?な、何を……ひゃうっ!?」
いきなりヒシンの股間を鷲掴みにするサズ。手袋越しに不思議な感触と熱が伝わった。
(う…変な感じ…やわらかいような、あ、少し固くなった?)
恐る恐る、丁寧に、優しく、両手でさすったり、揉んでみる。
サズの手の中で徐々に固く、大きくなっていく。
「えと…、き、気持ちいい?」
グニグニと片手で竿を揉み、もう片方で亀頭を撫でてみる。
お店の娘が教えてくれたワザだ。
「ゃ…ぁう…なん…ぁふ…変な、感じ…です…」
鼻血ものの声がするが、今は精神を集中して行為を続けなくてはならない。
「……(大分固くなってきた…)えと、めくるよ?」
「…え?……うぅっ!?」
少し無理やりに包皮をめくると、中からピンク色の頭が出てきた。
(…こ、これは!…いや、意外とカワイイかも?…味はどうなんだろう?)
鼻先を近づけ、くんくんと嗅いでみる……汗くさいような、熱くムンとした匂いだ。
(…変な匂い…よし!)
ごくりと唾を飲んでから、ピンク色のソレをゆっくりと口の中に入れた。
「ひっ!…ぁ…!」
突然、ヒシンの背中に電気が走った
裏スジからカリへ、カリから根本へと舐めるようにサズの下が動くたび、今まで感じたことのない、苦しいようでもっと感じていたいような不思議な刺激がヒシンを襲う。
(なに、これ……!?このままじゃ、おかしくなるっ!)
「さ、サズさん!もうやめ…!?」
「むふっ?」
刺激の元であるサズに止めてもらおうと目を開いた瞬間、二人の目が合う。
眼鏡を外し、顔を赤らめ、じゅぶじゅぶと淫猥な音を立てながら、うっとりとした顔で夢中になってヒシンを舐める『女』の姿がそこにあった。
「っっっっ!?」
その瞬間、ぞくぞくとした何かがヒシンの奥底から押しあがってきた。
「あ、あ…サズさん!なんか、出る…ああああああっ!!」
「んんんっ!!?」
次の瞬間、サズの口内で大量の白濁液が放出された。
慌てて飲み込んでしまうが、その大半がサズの口から零れた。
「…うわ、変な味……」
「うぐっ」
呆然としたサズの正直な感想に、本気で凹むヒシン。
「いや、しかし出したねー…」
「あああああ……」
恐ろしい勢いで罪悪感に埋め尽くされる。
完璧に一方的に襲われた、いわば被害者側なのに本気で後悔するのは、その薄幸人生のせいか。
「……すいませんすいませんごめんなさいごめんなさいユルシテクダサイ……」
「…大丈夫、ヒシン君」
涙に震えるヒシンの肩を優しく抱きしめるサズ。
「…本番はこれからなんだから」
「…えっ?」
「よし、今度はバニーを着てもらいます!!バニーでありながら男の子!!
矛盾でありながらの確実な萌えを今こそ練成しましょう!!」
「ええええええっ!!?」
「ああ、私サズは23年間もの間、この『男の子萌え』を知らなかったことを本気で後悔するっっ!!
だかしかしヒシン君さえいれば、その無駄な空白を埋めることは可能っ!!
お店の娘の情報によると次こそとうとうせ、性交らしいから…よろしくおねがいします!!」
「た、たすけてえぇぇぇぇぇぇぇ……!!」
以上です。つか、サズもエロもむずい…
ヒシンカワユス(*´∀`*)
タイトルがあると編集人さんが苦労しなくていいぞ
それではタイトルは「調査」でお願いします。
…本当はブチ切れヒシンにヤられるサズが書きたかったです。
自分の文才の無さが恨めしい…誰か書いてくれるのを待ってます。
続きは?続きは!?
>>525 ここからぶち切れヒシンによるサズ陵辱につなげれば何も問題ない。
同意。俺もそう思。
がんばれみんなが待っている
…アタマにくるぜ…!陵辱が大好きでやさしいSS職人なんてよ…!!
………… がんばれID:eBh/5EmX… おまえがナンバー1だ!!
野菜王子乙
今号のYGの勘違いが勘違いじゃなかったら
凄いことになるな
宗太M疑惑
さて、俺の山田分が不足してきたぞ、と
俺は轟分が足りない…
ブタウラが足りない
今夜が山田
明日はぽぷら
座りしままに食うは宗太
そこはきょこさんだろ
さて、来週から鯖が始まる訳だが・・・。
主人公はメガネの女性なのかな?だとしたらがはこグッジョブd(´∀`;)
542 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:12:14 ID:aaR3gqTC
ちなみにその主人公は、
留子(るーしー)だと思うんだが、
私の見間違いだろうか?
543 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 10:19:28 ID:S6Ec3wCD
>542
似てるだけ。多分。
だろうな
545 :
542:2007/06/26(火) 19:10:42 ID:RyV+a8Kn
>>543
そうか、似てるだけか..
すまんな、メガネを新調しなければ....
546 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:16:06 ID:x2YzkdYe
鯖の主人公ええ乳しとる。(;´Д`)ハァハァ
でも猫と犬は接点があったんだし今回も
という可能性もあるな
少なくとも犬猫両者とも本編に限定すれば
なんら接点はない
犬の本編に猫との関与を示す表現はないが
猫の本編(どこまで本編なんだ…w)にはあるようなないような。
550 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 17:17:11 ID:lOXPzVYW
しかし、役所とファミレスでは、
接点があまりなさそうだな。
発売日なのに置いてない…
まぁ、ファミレスの5、6年後の話なら接点がないわけでもないだろうけど。
鯖のメガネっ娘は、やっぱりルーシーだった。
山神だったね
山神ジュゲムw
556 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 18:27:09 ID:158F+Csu
ルーシー改名手続きすればいいのに・・・。改名できたと思うけど。
つーか鯖のルーシーって何歳だ?
今日からここが新しい俺の巣か
まぁよろしくたのむわ
とりあえず挨拶代わりに
小鳥遊×いなみん 置いときますね
一応非エロかな
それは学校帰りの出来事だった。
いつもと違う道を歩いていた。堤防の土手道。
傍らの緩い坂には青々と茂った草が生えている。
坂の終わりの平地にも同じく草が生えていて、まるで緑の絨毯の様だ。
あの草むらの中には、どれくらいの小さな虫がいるのだろうか。
土手の上からそれらを確認することは出来ないが、きっとたくさんいるのだろう。
そんな事を考えながら、のんびり歩く。時折吹く風が気持ちよかった。
ふと、前方に見知った姿が見えた。
特に急ぐこともなく、ゆっくりと歩いて近づいていく。
何か探しているのだろうか?
前かがみの状態で必死に草を掻き分けている。
俺は後数歩ですぐ傍に寄れるような微妙な距離で声を掛けた。
なぜなら余り近づきすぎると拳が飛んでくるからだ。
「伊波さん」
俺の声でようやく俺の存在に気づいた伊波さんが振り返る。
「あっ……小鳥遊君」
「何か探し物ですか?」
「うん……」
そう答えるその表情は若干曇っている気がした。
相当大切な物を落としたのだろうか?
「手伝いましょうか?」
「えっ!?……やっ……その……大丈夫です!!」
なぜか焦り気味にが答える伊波さん。
「でも、大切な物なんじゃないんですか?必死に探してる様に見えましたが」
「あ、あの……でも……その……あの」
俺の問いになぜか錯乱したように慌てる伊波さん。
微妙に顔が赤い様な気もするが、気のせいだろうか?
「で、でも……いつも迷惑かけてるし……その……」
「そう思うならすぐ人を殴る癖を止めて下さいよ」
「は、はい……ごめんなさい……」
まぁそういったところで簡単に直るなら苦労はしないか。
申し訳なさそうに俯いてしまった伊波さんの姿を見て、
なぜかこちらまで申し訳ないような気がして、ふと下を見ると、
草陰の中に何か光るものが見えた。
手を伸ばしてそれを指でつかむ。髪留めのピンだった。
「あっ……」
拾い上げたピンを見て伊波さんが声を漏らす。
「もしかして……探し物ってこれ?」
「はいっ!!」
途端に先程までの曇った表情から、一変して明るい表情に変わる伊波さん。
「はい、どうぞ」
ピンを伊波さんに渡す。
まるで長年大切にしていたものが戻ってきた様な表情で、
ピンを両手で持ち、安堵の吐息を漏らす。
そして満面の笑顔で
「ありがとうございますっ!!」
と答えた。
俺に伊波さんのピンの価値観は分からないが、なぜか照れ臭くなった。
「良かった……」
「うん、だって……これは……が……れた……物……だから」
後半の部分はほとんど聞こえなかったが、
伊波さんの少し赤い満面の笑顔を見て、どうでもよくなった。
「じゃあ、もう落とさないようにしないといけませんね」
「そうですね……」
「いっそ縫い付けたらどうですか?頭に直接」
「もうっ!そんなことできるわけないじゃないですかっ!」
ほんのちょっとした冗談だった。
そしてきっと伊波さんも冗談だったんだろう。……が。
伊波さんの力とそして、場所が悪かった。
伊波さんが俺の肩を押す。狭い土手で。すぐ横には堤防の坂道。
後はお分かりだろうか。
当然このままだと坂道を転がることになる。
緩い坂道の上、草が生えているのでたいしたことにはならないだろうが、
俺の腕は反射的に伊波さんの腕を掴んでいた。
……結果、2人して坂道を転がることになった。
3回、4回と縺れあう様に転がりようやく平地で止まる。
……重い。伊波さんが俺に覆い被さる形になっている。
「いたたっ……」
そう言いながら伊波さんが閉じていた目を開く。
そこにあるのは俺の顔。そして硬直。
普段ならすぐに拳が飛んでくるのだろうが……なにぶん近すぎたためか、
殴る事よりも混乱する方に意識がいっているのだろうか。
俺はというと、さてどうしたものかなぁ……っと
どうしようもない現実を前に、逆に冷静になってしまっていた。
そのせいか意識が違うところに集中されたらしい。
左手に何か柔らかい物がある。
草むらの中に何か落ちていたとか、そういうことではなく。
単純に考えて、胸である。もちろん……伊波さんの。
混乱中の伊波さんは当然気がついていないだろうが……非常にマズイ。
もしかしたら死人が出るかも知れない。当然、俺のことだが……。
なんとか伊波さん混乱している間に手をどけようと動かしてみるが……。
伊波さんが俺に覆い被さっている状態のため、なかなか難しい。
下手に動かすと勘違いされてしまう危険性がある。
だからといってこのままの状態もまずい。
俺まで混乱してきた……。
左腕を微妙に動かすたびに柔らかい部分を包んでいる衣服が変形する。
人の胸など触ったことがないので誰かと比べようはないが。
決して大きくはないが、小さすぎるというわけでもない大きさ。
……だと思う。
混乱に次ぐ混乱の結果。伊波さんが取った行動は……いつものでした。
「いやぁぁぁぁぁっっっ!!」
悲鳴を上げたいのはこちらの方だ……。
悲鳴と共に俺の顔面に伊波さんの拳が炸裂する。
1発、2発、3発……。
マウントポジション状態で容赦なく顔面に降り注ぐ拳。
これは、やばい。本当に死んでしまう。
というか、だんだん何も感じなくなってきた。
むしろ気持ちいい?……ん?お花畑が見える?
その向こうの川で小さい子供や動物達が手を振ってる。いいな、あそこ。
そしてその中心に誰かが立っているが見える。あれは……親父?
そしてヒラヒラした服の様な物を持って、何か叫んでいる。
……逝ってたまるかっ!!!
渾身の力を振り絞って、伊波さんの両腕を掴む。
無理やり体を起こし、さらにそのまま伊波さんを押し倒す形で倒れこむ。
両腕を押さえなんとか大人しくさせようとしたが、
どうやら長くは持たなさそうだ。
どうするっ!?このままではまた同じことの繰り返しになる。
いや、むしろ今度こそ逝ってしまうかもしれない……。
一か八かで俺が取った行動は、
目には目を、ショックにはさらなるショックを。
伊波さんの顔に顔を近づけ、そして……
「ごめん、伊波さん」
唇を重ねた。
伊波さんの体から力が抜けていくのを感じて顔を離す。
完全に目の焦点が合ってない。
ちょっとショックが強すぎたのだろうか……?
とりあえず起き上がり、呆然とした顔の伊波さんの横に座り込んだ。
しばらくして自分のした事に改めて実感してきた。
俺、もしかしてものすごいことしてしまったんじゃないのか……?
冷静に考えて見れば、次に伊波さんが立ち直った時は
俺が死ぬときなのかもしれない。
今の内に逃げた方がいいのかも知れない。
そう思った瞬間、伊波さんが起き上がった。
伊波さんがゆっくりとこちらに顔を向ける。
その表情は怒っているわけでも、混乱しているわけでもなさそうだった。
ゆっくりとこちらに顔を近づけてくる伊波さん。
さて、俺はこれからどうなるのだろうか……。
出来れば知りたくはないが、誰か教えてくれ。
伊波さん両腕が俺の首に伸びてきたところで、
俺は恐怖から目を瞑ってしまった。
唇に何か柔らかいものが触れた。
驚いて目を開けると目を瞑った伊波さんの顔が目の前にあった。
坂から転がり落ちた時よりももっと近い距離。
立場が完全に逆転してしまった。
今度は俺が固まってしまったのだ。
ゆっくりと伊波さんの顔が離れていく。
「仕返し、です」
耳まで真っ赤になった顔で伊波さんが言う。
普段なら絶対に思わない様なことを、なぜか思っていた。
伊波さんが可愛い。
そんなことを考えながら呆然といている俺に向かって
「私、小鳥遊君のことが……好き、です」
最後の方はかなり小さな声だったが、それでも俺の耳には届いていた。
もう完全に駄目だ。何も考えらない。
気がついたら伊波さんを抱きしめていた。
さて、この後どうしたらいいんだ俺は……。
以上でっす
パロなんて何年振りに書いただろうか
ってぐらい久しぶりだったんでお見苦しい所あるかも知れない・・
その辺は適当にヌルーしてくれると助かります
いなみん可愛いよいなみん
積極的伊波可愛いよ!続いてください
GJ
いいっすね〜かわいいです
>>556 たぶん23
パラレルの山神さんは短大卒だったぞ
三好が24で確定。
これを基準に長谷部が24以下。
ここまで確定で、
さらにその口振り(高卒とかで〜という台詞)から大卒かつ浪人ダブりなしとして22
で山神はその二人に対して「年上」と言ってるので
(あと高卒なら長谷部の台詞に反応するはず)
>>565の通り、短大卒の20ではないでしょうか
それはそうとして
>>561GJ!
なんだか変なところにアンカー宛ててしまった・・・
あと正しくは長谷部は24未満と言うべきでした
いなみんグッジョブd(´∀`;)
ルーシーって美乳だな。きっと。
乙
一点欲を言えば、いなみんはタメ語の方が萌える件
さよう
うろんを開く度にルーシーの乳に目が行ってしまう。
コレなんて病気?
巨乳症候群
言われるまで乳に気付きませんでした
ルーシーは美乳?巨乳?
ハイスッペクだネ!
>>577 「ハイスペック」だろ?
俺が思うにルーシーは巨乳というほどの乳ではないと思。美乳だから形がはっきりしているのだよ。
CとDの間くらい。
ところでがはこキャラ一の巨は誰だ?
梢?
将来的にはなずな
>>578 犬組の最初のほうで店が暑いとクレームつけてたおばさん
たしかにあれはすごかった..
店長もデカイよな
583 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 08:11:31 ID:xvpyKrgo
つ 小鳥遊姉妹全般
だな
しかし泉ねーさんはがはこ的にはきょぬー枠に含まれない
586 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 23:12:58 ID:nD9yNqiG
泉ねーさんだけは美乳だな。
wikiの絵板のぽぷらがエロすぎる件について
その前後はエロくないと言うのか!?
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 21:48:54 ID:t9SoRWWH
今回の話でさとやちを読みたくなった・・・。
発売されたのは先週だったが・・・。
あと個人的に泉ねーさんネタも読みたい・・・。
増刊ヤンガンって発売いつ?第五金?
590 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 11:58:29 ID:rGBoGhMT
過疎?
糞スレageんな
今回のYGは良かったぜ
ことりちゃん(命名:佐藤)再来