い、
>>1乙と言っているんです!別にアナタを労わっているわけではありませんからねっ!
ゴルフボールじゃねーんだからよー。ヤード単位でスレ立てるんじゃねーよなーもう。
飛距離抜群じゃねーかよ。一体誰が保守すると思ってんだ。俺はやんねーけどな
5 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 02:45:21 ID:KDaiiFZd
立てただけだと、即死有るんだっけ?
どーすりゃいいの?
あ、ごめんなさい、こんな時間に立てちゃ駄目だったのかな……
一スレ目の
>>3-4 16時間放置でも生きてたみたいだし大丈夫か
あははははー、
>>1ちゃん乙ですよー。
素直じゃない
>>4ちゃんはあとですけすけみるみるですよー。
乙であります。
スレ住民には、出遅れたとわかっていても
>>1乙と言わねばならない時がある
てな訳で
>>1乙
1乙。そして小萌先生に倣い3はみんなにすけすけみるみるされること
前スレ
>>1000が良いこと言った。
更にルチアや吹寄の出番も増えて欲しいな。
と、忘れてた。
>>1乙。
今スレも神作品が投下されますように。
>>14 3?
まあ5と間違えるよりましかw
後学のために質問
エロパロの即死って、あるの?
最近、つか12巻で吹寄にかなりぐっときたから<<1乙
労われたり、怒られたり忙しいですねー
怒られついでに質問
ねーちんがバスタオル一枚で上条さんを待ってたり、
御坂が親子で襲い掛かったり、
シスター・アンジェレネがオネダリしたり
ミサカ達が過剰なまでの期待をしたり、
インデックスがオンナノコの大事な物をプレゼント……
我慢できなくなったり、
する、文暦ってこのスレ的にはスルーなんでしょうか?
と、そろそろ入手が難しくなるかなって頃に聞いてみるっ
即死回避代わりに12巻からの小ネタ
「一生のお願いだから揉ませて吹寄!!」
思考が真っ白になっていたのはほんの数秒だったと思う。
しかしその数秒の間に、吹寄制理は土御門元春と青髪ピアスを撃墜し、戯けた事を抜かした上条当麻を床に沈めていた。
自らの発言の衝撃度に気付かず「い、一体何が起こった!? 不幸だー」と言いたげな少年の顔を見て、姫神秋沙はそっと溜息をつく。
彼を襲う不幸の半分は、彼自身の自業自得による物ではないかと思う。
今回の場合も、少年の意図は他にあるのだろうが、それを相手に伝えるための言葉の選択を致命的なまでに間違えている。今もまた先ほどの台詞に輪をかけて不穏当な発言をして、さらなる追撃を受けているところだ。
(まったく。何をやってるのやら)
もう一度、今度ははっきりと溜息。
と、そこでふと、姫神秋沙は一つの可能性を思い浮かべてしまった。
もし。
もしもだ。
彼が本当に「そういう意味」で吹寄制理に声をかけたのだとしたら。
(だったら。私に言ってくれればいいのに)
瞬間、彼女はそう思った。
大きさと言う点では吹寄に一歩譲るものの、決して標準と比べて小さいわけではないと思う。
なにより、彼に迫られれば自分は断らないのではないか。
今やはっきりと自覚できるほど、自分は彼に対して好意を持っているし、そもそも彼を想って自分で――
「姫神さん? 顔赤いけど、どうかしたの?」
その言葉にハッと顔を上げれば、先ほどまでクラス平和維持活動に従事していた人物が、心配そうにこちらの顔を覗き込んでいた。
「別に。なんでもない。大丈夫」
咄嗟にそう答えるが、さっきまで考えていた事が事だけに、思わず目をそらしてしまう。吹寄はたしか意思疎通(テレパス)系の能力者ではなかったはずだが、この際そういう問題でもない。
が、彼女はそれをどうとったのか、なにやら深刻な顔で踵を返すと、
「上条当麻ー! 貴様の馬鹿発言のせいで姫神さんがー!」
という怒号と共に、立ち上がりかけた少年を再び地面とくっつけるキューピッドと化す。
それをBGMにしながら姫神は、いっそ自分から話をもちかけてみようかいやいやそれはさすがに破廉恥すぎるでもそうでもしないとあの朴念仁はこのままさらに新しい女の子を増やしていくんじゃないか云々と、句点すら忘れて思考を暴走させていくのであった。
終われ。
俺に出来るのはここまでだ。
いつか、優しくて俺よりもエロくまた文才もある誰かが、5レスくらい使って
姫神の乳をひたすら弄くりまくる続きを書いてくれるという幻想を抱いて俺は消えます。
そして
>>1乙。
>>22 GJ! 入院中では?
と、言うのを我慢しつつほめてみる
>>21 GJ!!
姫神可愛いなぁ
>>23 12巻の巻頭の見開きを目を皿のようにして見て下さい…
文中にも一応名前は出てきてるんですよ…
25 :
>>21に便乗:2007/01/12(金) 18:46:00 ID:uzrSc5qi
>>21から、しばらくたったある日の朝の教室。
「よぉ。おはよっす」
「おはよう。……ねぇ。君」
「ん?」
「この前。教室で叫んでた事なんだけど」
「えーと……。すまん、どれの事だ?」
「………………吹寄さんに。その。も。揉ませて。と。言った事なのだけれども」
「あー、あれかぁ。あれがどうかしたのか?」
「どうして唐突にあんな事を?そんなに……揉みたかった、と?」
「いや、あれはそういう揉みたい揉みたくないの問題ではなくてだな。わかり易く言うと、人の手と道具、どっちが気持ち良いかって事なんだよ」
「ど。道具!?」
「なんか青髪ピアスの奴が通販で見かけたらしいんだが、こういう形をしててだな。このU字の部分で挟んで刺激する、って感じだと思うんだ。ほら、色々とやってると硬くなってくるだろ?」
「う。うん」
「それに対してそっちのが気持ち良いのか人の手のが気持ち良いのかって口論になってさ。だからその辺を踏まえて吹寄に白羽の矢を立てたんだけど……どうした?顔が赤いぞ」
「大丈夫。なんでもない」
「そっか。ハァ……、それにしても意見くらいは聞きたかったんだけどなぁ」
「わ。私の意見としては」
「うん?」
「道具よりも。手のほうが気持ち良くなれると……思う」
「ほほぅ。そいつは貴重な意見をありがとう。では律儀に意見をくれたあなた様に私めがサービスして進ぜよう」
「え。と。ここじゃ。ちょっと」
何か即興で書いたら踏み外した風味になっちゃったなぁ
ごめんよ
>>22
>>25 朝の教室、て
吹寄さーん、朝っぱらから上条くんが卑猥な言動を繰り広げてますよー
28 :
23:2007/01/12(金) 20:33:30 ID:5a/xXMwv
>>24 帰宅して確認
>>22すまんかった。
重傷のイメージが強くて・・・
吊ってくる
2フラグ目の579っす。
気に入っちゃったのでここでも579で通して良いでしょうか?
ま、その辺は皆さんにご判断いただくとして。
俺も12巻読んで小ネタがあったんだよう(泣)。
先を越されて半泣きながら投下。
『鋼鉄の女の電撃作戦 Blitzkrieg』おまけ
お昼になったので学校は終わった。
特に部活などに参加していない上条は、後は寮に帰るだけである。
彼は下駄箱で革靴を履いて、テクテクと学校の敷地の外へと歩きつつ、
「何が悪かったんだろうなぁ」
と呟いた。
脳裏にあるのは、もちろんマッサージ機と吹寄制理の頭突きの関連性についてだ。
こうすれば良かったのだろうか、などと様々な対処法を取り留めもなく考えていたのだ
が、その内容そのものが根本的にズレていることに上条自身は気が付いていない。
そのズレが修正されることのないまま整った街並みを進み、いつかの公園の角を曲がる。
するとそこには、
「やっと来たわね上条当麻…」
件の少女、吹寄制理が待ちかまえていた。
「ふ、吹寄! 詳しい話も聞かずに頭突きは無いんじゃないか? 俺は…」
言い訳を始めようとした上条だったが、吹寄はいかにも機嫌の悪そうな表情なのに頬を
やや赤く染めている、という微妙な表情で上条の前に詰め寄ると、その右手首を素早く掴
んで、
「ふ、ふっ、吹寄サン? これはいっ…たぃ…?」
「いいから貴様は黙りなさい」
と、顔を真っ赤に染めながらも上条に強い命令口調で黙秘を強要しつつ、
その大きな胸に上条の手のひらを押し当てた。
ワイヤー無しなのかスポーツブラなのか、ブラは確かに付けているのだが硬い感触はな
く、月詠小萌が勘違いをした「気持ちよさそうなもの」の柔らかさと絶妙の張りを同時に
伝えてくる。
爆発的に顔を赤くした上条が手を離そうとするも、吹寄にがっちりと押さえられていて
それも叶わない。
「貴様は全く…あのバカ二人まで連れて『一生のお願いだから揉ませて吹寄!!』ですっ
て? いくら何でも時と場所を考えなさいこのバカ!」
「いや、だからそれは…って、へ?」
さらに言い訳を重ねようとして、しかし、吹寄の口から放たれた言葉と右手が伝える素
晴らしい感触に台詞が止まる。吹寄は一瞬上条を睨み付けると、自分の胸にがっちりと添
えさせた上条の右手はそのままに、耳まで紅潮させた顔を俯かせる。
良いんじゃね?
良くわかんないけどw
そして、その状態から上目遣いになると、
「…だ、だから、と…時と場所を選びなさいって言ったのよ! き、貴様だったら…か、
構わないんだから…」
と呟いた。そして、上条の混乱が収まらないままに今度は顔を上げると、言葉を続ける。
「…き、貴様からあたしに…キ、キスしなさい。そしたら…今日のことは水に流してあげ
るからっ!」
一瞬は反論を試みようとした上条だったが、よほど勇気を振り絞った台詞だったのか、
吹寄の潤みかけた瞳に言葉が詰まる。
吹寄制理が頬を染めたまま瞳を閉じた。
覚悟を決めなければならないようだ。
上条当麻も目を閉じると、震える身体を無理やりに動かして――
目の前の少女と唇を重ねる。
二度目となる吹寄の唇は、やっぱり柔らかかった。香水とかではなく、石鹸か何かなの
だろう柔らかな香りに、緊張したのだろうか汗の香りが混じる。
これ以上は色々とマズイ。相変わらず身体は言うことを聞かなかったが、無理やりに唇
と唇を引き離した。
唇が離れると、吹寄制理はなにやら悩ましげな吐息を吐きながら、今度は下向きに目を
開け――恥ずかしくて目を合わせられないのかもしれない――、無理やり絞り出したよう
な声で、
「きょ、今日のところは貴様の馬鹿な行動もこれで許してあげる! こっちも今回はこれ
だけ! いいわね、今度あんなデリカシーのないことを言ってきたら、こっちにも考えが
あるから…って、と、とにかく今日はここまでよ、さっさと帰りなさい!」
と上条に告げた。そして、踵を返して歩み去る。上条の横を通り向けるときにも、まだ
耳まで赤かったことが強く印象に残る。
「…………」
こんなハッピーイベントが自分に起こるはずが無い。
でも、唇にも、手のひらにも感触は残ったままだ。
頭の整理がつかないまま、歩みを進める。デパートの壁の大画面の天気予報が『季節の
変わり目なので体調管理にお気をつけて』に変わっているのに何となく気が付く。
すると背後から、
「いたいたいたクソいやがったわねアンタ!!」
というけたたましい声。
やっぱり俺って不幸なんだよね、こんなモンだよね、ああ、不幸だ…そんなことが脳裏
を過ぎり、上条は声の方向に振り向く――。
以上。
あと、連投になるけど『超電磁砲はお年頃』の続きがやっと書けたので。
推敲もちょっとすべきかなあとも思うのですが。
悩みすぎてダメになるより勢いで。
>>31 じゃあお言葉に甘えて579で行きます。
(4)
寝不足はお肌の大敵――などとよく言うが、3日も続けてまともに眠れなければ肌がど
うとかこうとか騒いでいるような問題ではない。
ただでさえイライラしてくるのに、無意識が押し殺そうとしている感情と、あの夜のこ
とへの羞恥心、そして何より――向こうから話しかけてくれた上条当麻から逃げ出してし
まったという事実とが、御坂美琴のイライラに拍車を掛ける。それに、寝不足のそもそも
の原因が『それ』なのだから、まったくの悪循環だ。
(こんなんじゃ駄目っ……あたしはあいつ…っ、いや、じゃなくって、嫌よこんなの…)
教師の声もまったくの上の空。心のモヤモヤは晴れない。
(あいつに会わなきゃ……何でもないんだから、何でも…何にも変わってないことを見せ
てやれば、それでいつも通りに…)
自分で結論付けたはずの『いつも通り』という部分になぜか心が締め付けられるような
気がしたが、思わず上条から逃げ出してしまったことを無理やり今回の主題に置き換える。
つまらないケンカもどきでもして見せれば、きっと今まで通りだと。
(それが一番良いのよ…今まで通りが…もともと、何でも無いんだから…)
放課後がやってきた。街へ向かおうとして、躊躇が心に走る。が、
「このあたしが弱みを見せたとか、思わせないんだから…」
無理やりに声に出すと、御坂美琴は足を踏み出す。
上条がいつもどの辺りをうろついているかが瞬時に思い起こせてしまい、思わず顔が火
照った。
「か、構わないわよっ」独りごちる。足を止めさせないために。
いつも通りに。いつも通りにこっちが『あいつ』を見つけて――『あいつ』がこっちを
スルーして――くだらない口論をして――『あいつ』がやれやれ、と溜息をついて。
それでおしまい。それでいつも通り。『いつも通り』に感じる引っかかりは消えて行こ
うとしないが、それでいいのだ。そう自分に言い聞かせて、美琴は上条の姿を探す。
……居た。
「……ぁ、あ…」
声が出ない。気持ちが委縮する。少年の姿から目を逸らすことだけは…堪えた。一瞬、
上条がこちらを向いて、何事も無かったかのように正面に向きを戻し――慌てて向き戻る。
「御坂っ!」
通りの向こうから上条が声を上げた。自分を呼んでいる。
目が合った。
昨晩から考え続けていた、つまらない因縁をこしらえて元通りにしようという目論みが
頭から掻き消される。代わりに湧き出てくるのは、例の感情。
「……っ!」
御坂美琴の足は、またもや彼女自身を裏切った。いや、むしろ正直すぎたのか。
三度、上条を取り残し駆け出す。
その背後では、
「貴様はまた! こらっ、逃げるな! 捕まえなさいっ!」
「らじゃー! カミやんっ、今日こそ真相を吐かせたるでっ!」
と言う声の後に上条の悲鳴が響き渡ったのだが、美琴の耳には入らなかった。
走り続けて、息が切れて、そのまま呆然と歩き続けて。
いつの間にか、御坂美琴の足はとある病院へと向いていた。あの少年がしょっちゅう収
容されている、そして『妹達』の検体番号10032号が調整を受けている病院。
気が付くと、その検体番号10032号、上条言うところの御坂妹の病室の前に立って
いた。何故?と考えるその前に、部屋の中から声がする。
「お姉様?そんなところで立っていないでどうぞ入ってください、とミサカは告げます」
なんで自分だと判ったんだろう――そんなことを考えながら引き戸を開ける。そう言え
ば、『妹達』があの悲惨な『実験』から救い出されたのも『あいつ』が居たから…そこに
至って、美琴は自分の顔が紅潮してくるのを感じた。
でも、意識せずにとはいえ、ここにやってきたのも何かがあってなのかもしれない、そ
う考えながら少女は自分のクローンでもある『妹』のベッドの横に腰掛けた。
ガウンに身を包み、ベッドから半身を起こした御坂美琴に瓜二つの少女が、微かに微笑
みながら『姉』に話しかける。
「お姉様だと判ったのは生体電流を感知したからです。お姉様も私たちも常に微弱な磁場
を放ち続けていますし、お姉様のそれは私たちよりはるかに強力です、とミサカは説明し
ます」
言って、そのまま御坂妹は続ける。
「お姉様の心拍数や体表温度、呼吸などに乱れが見られます。脳波などの異常は触れてみ
ないと判りませんが、体調不良などではなく心理的な影響が有るのではないかとミサカは
推測します。推測では――」
さらに言葉を続けようとした御坂妹を美琴が制した。
「そ、それ以上言わなくてもいいわっ! 心理的な影響って、そう、その通り…だから」
そのまま、御坂妹が差し出した手を両手で握る。なぜだか、少しほっとした。
「ここに来て良かったかも…あたしね、つまんないことで黒子にまで酷いこと言って…」
顔を上げると、御坂妹が美琴の目を見ながら微笑んでいた。もちろん、表情にほとんど
変化は無いのだが――それが判るのも、自分のDNAを分けた故だろうか。ただ、それ以
上に自分の頭の中まで見えているのではないだろうかと、少し不安にもなった。
「不安を感じているんですね、とミサカは言います。しかし、それは心拍や脳波の変化か
ら判るもので、お姉様の考えが読めるわけではありません、とミサカは念のために説明し
ます。ただ―――」
「……ただ?」
「お姉様が考えているのはその黒子さんという人のことではなく、あの人…上条当麻さん
のことなのではないですか? とミサカはずばり問います」
ドキンッ! 御坂美琴の心臓が跳ねる。「な、な…、な…」顔がみるみる火照っていくのが判った。
>>33 すまんね。割り込んでしまって。
俺って奴は・・・orz
「実はカマをかけたのですが、やっぱりそうなのですね、とミサカは納得します。なぜな
ら、ミサカは――ネットワークで繋がれた妹達も含めて――あの人のことをよく…いえ、
いつも考えているから、とミサカは答えます」
それを聞いて、混乱しつつも美琴は答える。
「……何であんたたちがあいつのこと…って、あいつのおかげで計画が中止になったんだ
もんね、当然か…。でも、あたしがあいつのこと考えてるって、そんなの…」
御坂妹が、その『姉』に握られていた右手にもう片方の手を添える。美琴自身はと言え
ば、手がいかにも緊張しています、と言う風に汗ばんできていて、手を離そうかと思った
のだが――出来なくなった。
患者衣の少女は、もう傍目にも判るくらいの微笑みを浮かべている。その目は優しい。
「手のひらの発汗、体温および心拍数の上昇、脳波の乱れ…色々変化はあるのですが、お
姉様が言わないことを追求したりはしません、とミサカはお姉様に伝えます。でも、ミサ
カはお姉様にこそ伝えておきたいことがあります。それは―――」
……聞きたくない、でも聞かなければいけない。そんなことを伝えようとしている――自分と瓜二つの少女の目を見ながら、御坂美琴は汗ばむ手に力が籠もるのを感じた。
「私たち――いえ、他の『妹達』よりも、特に私がと強調しておきたいのですが――ミサカはあの人、上条当麻さんが好きです、とミサカは正直な気持ちを言います」
……絶句。
無理やりに言葉を返そうとする。しかし、美琴の口から声が出るよりも早く、御坂妹は言葉を続ける。
「ミサカが自由に街を歩けるようになったら――健常な身体を手に入れたとしても、私た
ちに本当の自由が与えられる可能性は低いとは思うのですが――ミサカはこの気持ちをあ
の人に伝えます。あの人にその自覚は無さそうですが、入院するたびに色んな女性がやっ
てきますからライバルは多いようですけど、この気持ちは誰にも負けないつもりです。も
ちろん、それは相手がお姉様でも、です、とミサカはお姉様にライバル宣言をします」
(――この子が『あいつ』のことを好き? あたしがライバル?……えっ?)
御坂美琴の心の中で複雑な感情が入り乱れる。今までとは違う混乱が頭を襲った。混乱
の原因となった少女を見つめる。
見つめられて、それでも『姉』にライバル宣言をした少女の瞳は、あくまでも穏やかで
優しかった。何よりも、素直な気持ちだけを宿している。御坂美琴の目には、そう映った。
それからどれくらい時間が経っただろうか、御坂美琴が病院を出た頃にはもう空は薄暗
かった。あの後、会話らしい会話など無かった。手を取って、ただお互いを見つめていた
だけ。それでも――
少女の足取りは、確かに軽くなっていた。自分の気持ちを無理やり納得させたりはして
いない。でも、なぜか心のモヤモヤが取り除かれていくような、そんな気がした。
明日はきっと『あいつ』に会える。『あいつ』に会ってもあたしはあたし――
寮まで走って帰った。身体は、軽かった。
以上4回目。
今のプロットだとあと一回で終われると思うのです。
もう少しお付き合い下さい。
GJ!
続き期待してます。
>>36に萌えた。
ともあれ、
>>38氏グッジョブ!ミサカ達もだけど、吹寄かあいいよ、吹寄。
>>22 GJ!
5スレって……500K×5>小説って一冊どれくらいのデータ量?
>>38 GJ!
話はそれるけど文暦って何?
>>42 小説家暦とか文を書く系統の経歴のこと
じゃないのか?
電撃による海賊本
hからの海賊本には全部書いてるよなかまちー。
殺人妃は地味に好きなんだが。
オルソラと吹寄と風斬とねーちんとオリアナ
上条勢力巨乳ナンバー1はだれだ?
>>42 もう気付いてるだろうが一応
>5レスくらい使って
レスなレス、スレじゃねーぞ
あといつ檻穴が上条勢力になったんだ?
>>49 文暦だと上条さんにチョコ渡してるんだけどな。
ただ、あのお姉さんなら敵対勢力にいても渡してきそうだし
やっぱり上条勢力は言いすぎだろうなぁ……
目的阻止されたうえにおもくそぶっ飛ばされただけでフラグが立つとは……真性M?
強い坊やが好きなのさw
最新刊は未だ秋前だからバレンタインまでにフラグがたつと考えるんだ!
マナマナエンドみたいにで
>51
マジレスすると、檻穴姐さんは自分の正義の基準が欲しくて、あの依頼を受けてたわけだから、
自分に勝ったカミやんを正義の基準として考えるようになる可能性はないだろうか?
>>56 可能性があるかどうかは関係ない、今の時点では上条勢力ではないだろう
電流プレイまだー?
一方さんが霧が丘付属にかよっていた件
「ごきげんよう」
「ごきげンよゥ」
ふと思った
風斬ってふつうにちんこはやせるんじゃね?
神発言をした
>>60ちゃんにはすけすけみるみるができるようになるアンプルをプレゼントです
GJ!!
おもすれーぜ
禁書さん
とーまさんもこのサイズですか
サイズ知ってるってことは既に何度かした後での練習か。
ステイル血涙だな。
あれだ
お口の練習なんだよ
どっちにしろいたしたってことじゃん?
やるじゃん、少年
パイズ……いや、なんでもない
やはりアナルじゃないか?一応シスターなんだし、処女性ってのは大切にしてるのでは?
キリスト教だと生殖のためでないセックスはタブーなので後ろの穴も当然アウト。
反応があると、嬉しいもんだね。描いた甲斐あったな。
練習内容は多分、「おくちに入れても歯を立てない様にする」あたり。
ほら、ハラペコ魔人だから、口中の物はついつい噛み砕いちゃうんだよ。
>>70 いやいや、こちらとしてもぽろりと零れ落ちた妄言を形にしてもらえるとは思わなかった
GJを進呈しますわ、ディアフレンド
>>60 >>62=70
貴方達は神か。とにかくGJですことよー!
あと、インデックスが怖いッス、アニキ。
これって、SSのネタにしちゃってもおーけーですか?
>ほら、ハラペコ魔人だから、口中の物はついつい噛み砕いちゃうんだよ。
風斬カワイソウに。
ヒギィ
痛み感じたっけ
さて、新スレ立ったら来るとかほざいてた者ですが。
進行スピードが予想GUYだったので随分と遅くなりました。
勢いまかせでやっちゃいます。
ついでに、SS保管庫の方は01から先をぶった切ってください。
01からの続きっぽく仕上げたので。
夕陽でオレンジに染まる街に、人は少なかった。
それは学園都市がバスや電車の活動時間を制限していることにあるだろう。
別の学区から遠征に来ている学生や教師は、この時間帯のバスや電車を利用しないと徒歩で居住区へ帰る羽目になる。
それ以外の人でも、寮などの門限がある場合は(よほどの理由がない限り)帰らなくてはならない。
よって街の表通りは一時的に過疎化していた。
しかし、それはあくまで“表通りは”の話だ。
大型デパートメントストアや電化製品店が立ち並ぶ場所は平日より休日の方が賑やかになる。
逆に、娯楽施設や二四時間営業のコンビニや飲食店が立ち並ぶ場所―――主に地下街は多少の差はあるが常時人が集まる。
人口の約八割が学生という学園都市ならではの需要度だろう。
そんなセ○ンイレ○ン並みに皆に親しまれている地下街に、一際目立って人だかりができている場所があった。
かつてシェリー=クロムウェルと彼女の操るゴーレム『エリス』が暴れまわった、第七学区のとある地下街。
そこにあるゲームセンターの一角には、最近取り入れたばかりの最新型のゲームがある。
とある大学の有名ゲーム開発チームが作り上げた3D体感型最新鋭格闘ゲームらしく、プレイヤーに専用の手甲・足甲型リモコンを取り付け、実際にプレイヤーが殴る、蹴るなどの動作をして戦うものだった。
動作によるコマンド入力システムもあり、キャラによって戦略法も変わってくるという、ようは実力派万歳な機甲(サイバー)忍者風格ゲーなのだ。
人気もそのゲームセンター内では群を抜いており、試験運用日当日から使用者数No.1に輝くほどである。
それほどのトンデモゲームなら人だかりができて当たり前……と思うだろうが、よくよく見れば群衆はそのゲームを中心に眺めるように取り巻いていた。
つまり、戦いに燃える猛者達の集まりではなく、戦いを見て楽しむ傍観者の集まりだった。
その擬似コロシアムの中心点。
そこには、
「おおおおおおォォおおおおォおおおおおお!!」
少年の咆哮と。
「らァああああああァああああァァああああああ!!」
少女の怒号が響いていた。
十六時三〇分。
太陽が紅に染まるにはまだ早い時間に、上条当麻と御坂美琴は街の表通りを徒行していた。
今日は学園都市全体の学校が午前授業だったので、二人以外にも多くの学生が歩道を行き来している。
「―――それで、これからどこ行く?」
「そうだな。……特にない」
「ちょっと、二秒弱で考えを放棄しない! なんでそうアンタは考えることが嫌いなの!?」
「いや、本当にないって。今あんま金ないし、上条さんとってもグロッキーな状態なんですから」
「逃れる為の言い訳よねソレ。お金ならATMから下ろすかしなさい。何だったら私が貸してあげる。あと疲れてんならクエン酸取りなさいクエン酸」
ナニソノ吹寄的思想概念……と上条は項垂れながら思い、来た道を振り返る。
二人は先ほど、とある鉄橋の下でこれこれこういう事をごにょごにょとやっていた。
しかし、履き違えてはならない。
特に深い意味など無いのだから。
いや、決して無い。断じて無い。神に誓ってもいい。誓う神いないけど。
ようはあれだ、少女の切ない想いを少年は解してあげました的な。
まあ、そうしたら彼女は胸の中で泣きじゃくったわけだけど。
その事を思い出し、あの時の可愛らしい素はどこにいったのでせう?と上条は呆れ果てた目で美琴を見る。
「そうね、特に行きたい所がないなら……地下街とかがいいかもしれないわね」
「……オイ」
「確かあそこのゲーセンで新作の格ゲーが出たらしいし、試しにやってみましょうか」
「聞けよ! ってか何で挙句の果てにゲーセン!?」
「うるさいわね、罰ゲームで負けた分際で喚いてんじゃないわよ!」
「じゃあ何で行きたい場所聞いてくんだよ! あと罰ゲームってもう返済したんじゃなかったのかよ!?」
「いいから付いて来なさいッ! これが二つ目の罰ゲームよ!!」
二つ目!? と上条は叫喚するが、美琴は聞かない。
彼はそのままずるずると目的地まで引き摺られていった。
やがて例の最新ゲームの前に到着する。
流石人気No.1だけあって、すでに多くの民衆に取り囲まれていた。
「……あの、本当にやるのか?御坂」
「何よ。まさか男がここまで来て怖気づいた訳じゃないわよね?」
「いやそうじゃないけど。そうじゃないけどさ……」
上条はゲーム機のある一点を見て言葉を濁した。
? と御坂は上条の視線を追っていくと、張り紙が貼ってあるのに気がついた。
そこには、
『史上初! 3D体感型格闘ゲーム “一プレイ”一〇〇〇円』
高っ!! と美琴は思わず喫驚した。
一応、彼女はかのお嬢様学校で知られる常盤台中学の生徒である。
当然貰える奨学金も半端ではなく、お金に困ることなどありえない。
実際に今の美琴の財布の中には諭吉さんが二人ほどとその他諸々が控えている。
寧ろこれはいつもより少ない方なのだ。
しかし、それでも一〇〇〇円だ。
いくら彼女がリッチでも、二〇回ちょっとやればもう空だ(それでも二〇回以上できるのだが)。
かといってATMのあるコンビニなどはこの地下街にはない。
いちいち地上に出てお金を引き出してくるのも億劫だ。
何でそこらの凡庸なゲーセンでこんなに金を取られなくてはならないのよ高くてもせいぜいご・ひゃ・く・え・んぐらいでしょうがーッ!! と美琴は叫びそうになったが、ここは喉の奥に留めなくてはならない。
こんなに高くても人気があるということは値段相応に面白いはずなのだから。
ちらっ、と上条の方を見てみる。
彼は呆れるのを通り越して遠いものを見るような目でボッタクリゲーム機を眺めているだけだった。
(……そうよ。コイツだって金ないのよ。さっきATMで下ろしてきた分でもせいぜい二回しかできない。ここで私がキレてもしょうがないんだから)
「ねえ」
「……御坂さん。僕やっぱり帰っていいでしょうか?」
「そこで鬱に入らない!! せっかく来たんだからちゃんとやって帰るわよッ!!」
「やるだけでも億劫です。ていうかもうあの単位見るの嫌です」
「仕方ないわね、お金貸すから未練が残らないように本気でやりなさい!」
「ってなんで諭吉押し付けてくるの!? 実は十回戦る気満々ってことですか!!」
「そうよ、ここまで来て一回や二回程度でハイサヨナラなんてごめんだからね。あとそれは別にアンタに貸しを作ろうとかそういうのじゃないんだからねッ!」
「いやだッ!!十回やらせてもらえるのは嬉しいけどつまんなかったら一生後悔するからいやだッ!!」
「……。へえ」
と、急に美琴の目付きが変わった。
何というか、思いっ切り軽蔑しているような感じに。
「な、何だよ?」
「ようはアンタ、“この私に負けるのが嫌で”やりたくないんだ。ふん、確かに格ゲー大好き美琴センセー相手じゃ“貧凡な高校生”が勝つには難しいかもね。“たとえ十回のチャンスがあっても”」
「おい、俺は別にそう言ってる訳じゃ―――」
「普通の勝負では勝てても所詮レベル0だもんねぇ? 電撃使い(エレクトロマスター)の最上位(レベル5)って認められてる私とは“格が違うもんねぇ”?」
「―――、」
プチッと、ついに上条のこめかみから面白い音が聞こえた。
挑発成功。
彼は地団駄踏むと、
「くっ……! そのような挑発に乗るか、バカめが!!」
叫びながら、ゲームセンターの奥にある両替機へと万札を握り、駆けていった。
以上です。
最後の方だけ無駄に長ぇ
そしてタイトル書き忘れに気がついた……orz
『たった一つの約束』でお願いします。
一番槍GJ
次峰GJ
……探しに来た白黒の乱入を予期する私は重症だろうか……
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 12:55:17 ID:2b/fPkDc
ここってもうネタばれオーケーだっけ?
発売日から5日目だしいいんじゃない?
本スレも戒禁してるし
新刊注文してなかった。
買ってこよう
>>72 全然おっけー。むしろ大歓迎。
楽しみにしてます。
新キャラは出たものの、需要なさそうだなどっちも。
ヴェントは悪魔的リライトで萌えキャラになる可能性もあるが
吹寄さんの超必コンボ喰らって保健室に運ばれる上条
放課後に一応様子を見に行く吹寄
ベッドには上条がおらず。でも温度と匂いが残ってる。
男の子の匂いと体温に何かモヤモヤしてベッドに入ってみる吹寄さん
それにしてもこの吹寄ノリノリである
ふきよりせいりかわいいよふきよりせいり
どうでもいいけどステイルの目の下のバーコードって、
読み取ったらどうなるんだろう?
幼女大好きって書いてある
ステイルより年上な気もするが幼女好きになるんかー!?
見た目が幼女なら関係ないのさ、ヤツには。
ステイルの前に打ち止めとか出したら、なんかもうスゴイことになるのではなかろうか
アンジェレネもヤバいかと思ったが、アニェにはあんま反応してなかたな
きっと非処女には反応しないのであろう
英国教会のトップにいたずらする、神をも恐れぬ上条さんはまだですか?
なんか,こー。
ふたなりになったアニェを責めるオルソラな妄想を具現化する神は居られないものか。
バレンタインの上条さんの行動を書いてみる猛者はおらんかねー
ねーちんにチョコを塗りながら舐めたりとかアニェとポッキーゲームとか。
文暦もってないから無理じゃん
むしろ自らのエクスカリバーをチョコで(ry
そしてそれを(ry
さらに(ry
104 :
73:2007/01/17(水) 01:25:25 ID:aYqOrsYI
まあ、むしろ痛いのが気持ち良くなる
と言う眼鏡は淫乱の法則で行けると思う
これは素敵だ。吸血鬼のおしごとでシスターさんが顔面やられる時と同じ感動を与えてくれてGJ
>>103 ひぃいいい、食いおったぁああああああああ!?GJ!?
貴方は本当に神ですね。というわけで、SSのネタに早速加えさせていただいたのですよー。
しかし、このスレはネタの宝庫だ……
>>1氏から許可を貰った当麻×神裂が書け次第ネタにさせていだきましょう。
たぶん、明日にはリリースになると思うので、出てきたら宜しくお願いいたします。
あとステイル×ローラは邪道だろうか?
ステイル×ローラ?
……彼が彼女相手に起つかどうか、それが問題だ…
相手はステイルでも上条さんでもいいからローラものがみたい俺
>>103 風斬レイプ伝説の始まりかー!?
続いてシェリーのゴーレムに前後の穴をガバガバにされると
風斬ならどんなハードプレイもおっけーおっけー
でも当麻の右手だけは勘弁な!
じゃあ左手でフィストファック。
風斬の空気っぷりは路上でハアハアしてても大丈夫
風斬は普段当麻の部屋に入り浸ってると思う。
分暦>田舎者には手に入らない罠。それだけのために妻子を放り出して街には行けませぬ。
よってバレンタインネタは現状封印。
初心い娘の方がSSのネタにはしやすいよ。ローラ難しそう。
で、12日に12巻のネタは拙かったのか?発売までは待ったと言うか。
正確には発売日以前には入手できず読めなかったんですが。BK1は早かったらしいねえ。
>バレンタインネタ
考えていた時期が俺にもありました。
けど文暦ないから無理ぽ
誰もいないようなので続き投下しておきます。
閑話休題
上条当麻の闘志は最っ高に燃え滾っていた。
いくら寛大な上条とはいえ、いつも喧嘩で勝っている相手にあそこまで言われれば流石に頭にくる。
彼は波瀾万丈の人生を送ってはいるものの、一応健全な男子高校生だ。
定期的にゲームセンターに通っているし、格闘ゲームも相当にやり込んでいる。
はっきり言って、目の前の(擬似)お嬢様に勝つ自信は大いにあった。
しかも、このゲームはプレイヤーの体がコントローラーとなっているので、かなりハードな運動を必要とする。
大事に育てられたか弱い(はずの)お嬢様と喧嘩馴れした実戦経験豊富な格闘少年では、その差は歴然だ。
その自信から、返り討ちにして候!! と気合十分に上条は御坂美琴に挑んだ。
……が。
「ぐああーッ!!」
「はい、これで九勝目」
見事にボロ負け。
高をくくっていたのが悪かったです、はい。
というか、これはもう予想GUY(誤字?)としか言い様がなかった。
「ち、ちくしょう……ッ! たかがチューガクセーごときにここまで惨敗するとは……!!」
「高いのは超能力(レベル)だけと思って甘く見ない事ね。私だって肉弾戦くらい出来るんだから」
「くっ……しかし! 今までの上条さんはまだ魔王の上の大魔王四天王の最後の一人、次こそ最終ボスぞ!!」
「そのセリフ聞き飽きた。もう諦めたら?」
「安西先生、まだ一回チャンスあります!! 次は歴作で極めた仁で勝負だー!!」
美琴に思いっ切り見下された上条はラスト一回分のお金を投入し、再戦を試みる。
彼は専用装着式リモコンで装甲された右手を美琴に向け、
「仁を選んだが最後、俺に勝てる者はいない! 覇王上条当麻の真の力に括目せよ!!」
「私だって平八でやって負けたことないわよ! どんな相手でも掛かって来やがれってんだ!!」
言葉を合図に、最後の(醜い)戦いが始まった。
―間―
「うおおおおおお風間流五連撃!!」
「甘いッ!三島流・封殺陣・爆砕拳!!」
「なろ……っ、10連コンボだ!!」
「三島流・金剛壁の構え!!」
「空中コンボ!!」
「万漢掌!!」
「漢(おとこ)パンチ!!」
「ビリビリキック!!」
「……、―――!」
「ッ!?……!!」
「ハァ、ハァ……」
「ぜぇ、ぜぇ……」
激しい闘争は終わった。
始める前と終わった後では正反対と言っていいくらい冷静になる上条当麻と御坂美琴。
それが戦いの激しさを言外に物語っている。
吹き荒れていた戦いの風は、消え去っていた。
「……ふ」
暫くすると、上条の表情に笑みが浮かんだ。
何とも言えない、感情の読めない笑み。
対して美琴の表情は変わらない。
その小さな唇は荒い呼吸を続けるだけだった。
と、頃合いを見計らったように今まで黙っていた周囲の傍観者達がそれぞれの感想を述べ合う。
「―――凄かったな、特に最後」
「ああ。オレはこれが出たときからやってたけど、パーフェクトゲームなんて始めて見たよ」
「しかし残念だな。あれだけ奮戦したのにパーフェクト決められるなんて」
「二人ともナイスファイトー、ってミサカはミサカは善戦した両者に労いの言葉をかけてみたり」
「見てるだけでこんなに楽しかったのは初めてだよ」
途中、特徴的な少女の声が聞こえたような気がするが、おそらく気のせいだろう。
やがて戦闘のハイライトが終了し、勝利者のキャラ名が表示される。
そこには―――、
MIKOTO MISAKA WIN!
結局十連敗。
もうコメディをシリアスに変えてしまう程上条のテンションは低落していた。
(中学生相手に……しかもクソ生意気なお嬢様に完敗するとは……一生の不覚)
地下街の冷たい床にへたれ込み、周りの空気も巻き込むくらい落胆オーラを発しまくる彼を勝者の美琴は勝利の余韻に浸りきった目で見て、
「……ま、最後のやつが本気だったって事は認めてもいいわ。他のキャラより使いこなしてる感あったし、一応、一ポイント先取したじゃない。だから私も本気でいったまで」
「つまり俺の本気は御坂たんの足元にやっと及べるってことですかそうですか勝とうと思うのはまだ十年早いってことですねじゃあ十年後出直してくるよ逆襲のカミジョー・トーマお楽しみになッ!!」
「いや、別にそこまでは言わないけど。あとさり気無く御坂たんって言うな」
「それと、もうこれにて罰ゲーム終了? 俺帰っていい?」
「ものすごくナチュラルにスルーすんなッ! 罰ゲームもまだ終わってないわよ!」
「まだあるのかよ!? いい加減にしろどれだけ俺を心身共に追い詰めれば気が済むんだー!!」
うぎゃーっ!! と上条は半分涙目で目の前の陰険少女に訴え掛ける。
すると流石に気まずく思ったのか、美琴は少々顔を引き攣らせ、
「だ、大丈夫よ。別にそんな大それたもんじゃないから」
「……ホントに?」
「何その期待を含んだ視線。言っとくけど罰ゲームって枠組みは抜けないんだからね。指示には従ってもらうわよ」
「ハードでデンジャラスでアクロバティックかつ非日常な(ありえない)ものじゃないですよね?」
「どの項目にも当て嵌まらないって」
あざーっす!! と上条は身体全体を使って礼を言う。
しかし、美琴の方は特に気を使ったつもりはなかったので、彼の全身全霊の感謝を普通にあしらう。
「じゃあ早速行くわよ」
言って、美琴はそのまま―――ゲームセンターの奥へと進んで行った。
「あ、あれ?御坂さん……?」
まるっきり上条の見当違いの方向に歩いていく彼女に、上条は恐る恐る話しかけてみる。
「一体、何をするつもりで?」
「何って、あれよあれ」
(あれって……?)
全く何をやろうとしているかわからない上条は美琴が指差す方向を見る。
彼女の指はゲームセンターの端っこの方に鎮座してある四角い箱のような機械を指している。
それはプリクラだった。
前にインデックスと風斬氷華が撮っていたものと似ているが、あちらはコスプレ仕様でなく普通のものらしい。
「……えーっと。何故にプリクラ?」
「何か文句ある訳?」
「そして何故にパチパチいってんの?」
「いいから行くわよ」
美琴はもたもたしている上条の手を強引に引っ張り、半ば引き摺るような形で可愛らしいイラストの描いてある暖簾を捲る。
中は意外と狭かった。
今まで彼女というものに縁の無かった上条は、(記憶内では)プリクラを利用したことはない。
しかし、見た目で大方予想はつくものである。
縦二メートル強、底面積一平方メートルほどの大きさもあれば、学生ならせいぜい三人は入るはずなのだ。
学園都市製でも『外』の企業のものでも、その大前提(ひろさ)は変わらない……はずなのだ。
だが、ここのものは一人用かと思えるくらいに狭かった。
一般サイズの女子中学生と一般サイズの男子高校生でも、相当くっ付かなければ入れないくらいに。
「……何だこれ、新手の嫌がらせ?」
「そこつっこまない。別にハードでなければデンジャラスでもアクロバティックでもないでしょ」
「いや、アクロバット性重視だと思うんだ」
「どうでもいいからはよ入れ!」
美琴はむぎゅーっ!! と上条を中に押し入れながら自分も入っていった。
中ではほぼ押し競饅頭状態である。
出入り口側にいる美琴はともかく、奥に追いやられた上条には相当キツイ。
間を空けようとしても壁がある為、身動きが取れないのだ。
それでも画面に二人の顔が納まるには距離を縮めなくてはならない。
(かと言って断固拒否したら鮮血の結末が待ってそうだし。くそーどこの大学だこんなもん作ったのは)
これの設計者に訴えてやる、と密かに心に誓う上条。
と、彼が心理的に追い詰められている間に、美琴はさっさと金を入れて不快機械(エンジニアマシーン)を起動させていた。
「……仕方ねえ。でもいつぞやみたく何度も撮り直すのは御免だ! 一発で成功させるぞ御坂!!」
「へ? 何、ひゃあっ!!」
覚悟を決めた上条は呆気にとられた美琴などほぼ無視で彼女の首に手を回すと、一気に引き込んだ。
ちょうどお互いの顔をくっ付けるような形になるのだが、身長差と美琴が体を縮ませている為か上条の顎のあたりに彼女の頭が当たっている。
突然の出来事に美琴の顔が急速に赤く染まっていくが全無視。
上条は画面上部にある点滅ランプを確認し、画面を確認して、
「どうせ撮るなら笑顔だ御坂! そんな表情固まらせてると後悔するぞ!!」
「!! ……わ、わかっ、てるわよそんなこと! 笑えばいいんでしょ笑えば!!」
上条に指摘され、一瞬ビクゥッ!! と肩を震わせるがすぐに笑顔を作った。
無理矢理っぽさが隠せてなかったが。
ちなみに、二人はヤケクソでハイになってる訳ではないのだが、こんなトコに長居したくないという上条の強い願望充足と、顔の赤さを悟られた羞恥心+紛らわそうとする理性(7:3の黄金比)で自暴自棄に陥る美琴がハイの空気を作っていた。
やがて点滅ランプが赤く光りだす。
確か、これは点滅が始まってから十秒後に撮るもののはずだ。
上条は心の中でカウントダウンしてみた。
………………五、四、三、二、一、
「ぜ――――――ッ!!」
刹那、暖簾を突き破って襲来した革靴(ローファ)が上条当麻の顔面を捉えた。
以上。
いつにも増して長ったらしい文章に……orz
ではまた今度。
>>82 同士よ!!
GJ!
だとは思うのだが、最後の乱入者が白黒だと、本編での携帯2Shotでの乱入と同じになってしまわないか?いや、まさか、職人さんがそんな他愛もないミスを犯すなんて事はないはずで、意表を突いて、「ローファーを履いたローラ様」とかが登場するんだな、そうだな?
同じになったら何か不都合でもあるのか?
ローファー履いた神裂の可能性もあるしな
何故か常盤台の制服着てたりとか
想像してみると何処のAV女優?だが
>>122 お前は全俺を敵にまわした……
まだギリギリ間に合うというのに、なんと言う暴言!!
本命:黒子「この類人猿がー!」
対抗:吹寄「不純異性交友禁止ー!」
大穴:鈴科「――悪ィが、こッから先は両手に花だ」
>>123 無理無理
AV撮影でもすんのかと誤解されますがな
明かに学生には見えない!
何処を如何見ても18禁な職種に付いてる人ー!
打ち止めの可能性もあるな
>>125 バッ…バッカお前!それはあれだろ?
常盤台の制服着せてっからだろ?
胸のとこなんかムチムチでスカートももう下着がちらちら見えちゃってるの
それで頬を染めながら「……も、もう少し大きいのはなかったのですか?」
とか言っちゃうからだろう!?
あれだよ髪を下ろしてスカート長めのセーラー服にすれば清楚なお姉さまに……!
すまない
>>127 そのAVは何処で買えますか!?
うん、ごめん。
白濁した物が付いた姿しか想像できないんだよね
題名は何だろって思ちゃうYO
やっぱり
ねーちんは
エロい
な
ババァ=エロス
ロリババァ=小悪魔
の法則じゃね?
よく考えてみるんだ。
黒髪ポニテ聖人的パーフェクトボディをセーラー服でつつみ、背中には袋に入れてある七天七刀。
どこからどう見ても剣道少女(仮)じゃないか!
ツンツン分がそれにしては足りないな
一巻の頃はまだあったけど今はデレ期に近いし
>>132 「うるっせぇんだよ、ド素人がッ!!」
こんなツンツン分はいりません><」
……どうやら本スレとエロパロスレを間違えたようだ
今度こそエロパロスレに行ってくるよ
このねーちんな流れに乗れれば――ッ!
というわけで
>>1氏から許可を貰った当麻×神裂ネタが漸く完成いたしました。
長いです。また無駄に長いです。
読んで下さるという方はお覚悟を。そして、楽しんでいただければ限りなく幸いです。
清潔な事を象徴するかのように白い病室。
その端の方に設置されたベッドの上で黒髪をツンツンと立てた少年――上条当麻は寝転んでいた。
体を起こして、改めて周囲を見る。
そこにはもはや慣れたその独特の匂いと光景。
数時間前に白いシスターが大暴れした挙句、癇癪を起こして頭に噛み痕を残すという恐ろしい事件があったが、
当麻は取り敢えず今回もまたまた巻き込まれた騒動を何とか解決出来た事に安心していた。
その代償として全身がボロボロになったが。
「いやー、清々しいですなー。頭がなんかズキズキするけど上条さんは不幸じゃありませんよー!」
ヤケクソ気味な当麻の声が室内に響く。
しかし、そこは一人だけの病室。
その声に応えるものがいる筈もない。
……なんも応えが帰ってこない病室ってのも寂しいなー。
溜息をついて、体を寝かせようとしたその時だ。
「何を叫んでいるのですか、アナタは?」
不意に女性の声が聞こえた。
「!?」
咄嗟の事態に防衛本能が働いたのか、体が後ろに飛び退く。
同時に背を思いっきりベッドの骨組みに打ち当てた。
「ぐぁっ!」
悶絶するほどの痛さに思わず涙目になりつつも何とか視線を声の主へと向ける。
そこには、ポニーテールの髪型が特徴の女性が居た。
片足だけを太股の根元ギリギリのラインで断ち切ったジーンズにウェスタンブーツを穿き、
臍が見えるほどの位置で絞った、かなりデカイ胸を強調する半袖の白いTシャツといった絶妙な格好。
その女性の顔を見て、思わず当麻はキョトンとした顔になる。
「って、神裂?」
そこには困ったような笑みを浮かべた女性――神裂火織が立っていた。
「……驚かせてしまいましたか?」
彼女は特に心配した様子も無く、しかし和やかな笑顔で当麻に問う。
当麻は慌ててベッドの上に何故か正座。
姿勢を正して神裂と向き合うような体勢をとった。
「あ、いや、そんな事ないけどって、いきなりどうしたんだ、こんな所に?」
当麻が首を傾げると、彼女は口元に手を当てつつ苦笑。
「いえ、今回もまたお世話になってしまいましたので、そのお礼をと思いまして」
そう言う彼女の手には、幾つかの果物の入った手提げ籠が下げられていた。
それを見て当麻は笑顔で頭を掻きつつ、
「あー、うん。さんきゅ。でも、気にすんなよ。前も言った通り――」
「これは『俺達』の問題だった、ですか?わかっています。ですが、ケジメというものが私にもありますから」
……固いなぁ。でもまぁ、それも神裂らしいか。
取りあえずは納得。
「んじゃ、ありがたく貰うわ。あ、置くから貸してくれ」
「いえ、怪我人に無理をさせるわけには――」
彼女は心配そうな声で当麻の申し出を断ろうとするが、当麻は、
「いいからいいから」
と言うなり、すぐさま神裂の持つ手提げ籠へと右手を伸ばした。
そして、同時に持ち手部分の幅が小さいせいか自然、神裂の手に当麻の右手が当たる事になる。
「んっ!?」
瞬間、神裂はビクッと身を震わせて手提げ籠から急に手を引いた。
「へ?って、うおわっ!?」
ベッドから身を乗り出していたためか、急に離された籠の重みに引っ張られる。
なんとか耐えようとするが、その重みは相当なもの。
なんでこんなに重いんだ、と籠の中を見てみればパイナップルや何故か季節外れの西瓜まで入っていた。
……お、落ちたら西瓜が!滅多に食べられない西瓜じゃなくて神裂の気持ちが無駄にー!
耐える。
そりゃあもう腕の筋肉がビキビキ言うまで必死に耐える。
しかし、人間、我慢の限界はあるものだ。
「神裂さん!上条さんはそろそろ限界ー!」
キリキリと効果音が出そうな程ゆっくりと、まるで錆びた機械の様に顔を上げて必死に叫び声を上げる。
それに対して神裂は微動だにせず、ただ自分の手を見つめるだけ。
「って、神裂さん、聞いていらっしゃいますでしょうか、神裂さぁぁぁん!」
必死に耐える。耐える耐える耐える。
頭から落ちた。
◇○◇
……何ですか、今の感覚は。
神裂は己の右手を呆然と見つめていた。
彼の右手に触れた途端、体を未知の感覚が走り抜けた。
初めて感じた理解出来ない感覚。
しかし、それは体の芯に響くものだった。
「……」
その感覚の検証のため、試しに当麻の右手を取ってみる。
彼は何故か頭から床に突っ込んでいるという奇妙な格好をしていたが、気にしない。
「ん……」
やはり何かが違う。
しかし、それを深く考えるよりも先に体の奥から妙な気持ちが湧き上がってきた。
もう片方の手で当麻の右手を握る。
やはり、暖かい手の体温が伝わってくると同時に体の芯が段々と熱くなってくる。
……なんですか、これは……?
段々と吐息が熱を持っていくのがわかった。
試しに恐る恐る彼の右手を自分の胸へと持っていく。
「ぁ、ん」
胸に彼の手を沈めると、僅かだが吐息と共に声が漏れる。
触れられた箇所が熱くなり、それが段々とその箇所を中心に広がって行く。
痺れるような感覚が容赦なく神裂の体を焼き、思わず頬が紅潮してきてしまう。
「は、ふ……」
彼の手が僅かに揺れる度にその感覚も上下し、それがまた神裂に快感を与える。
目を閉じてその感覚を感じれば、更にそれは神裂の奥深くまで響いてきた。
「うぅぅ……上条さんはやっぱり不幸なのでせうか?しかも、手にぷにって……ぷに?」
「あっ」
当麻の右手が先程よりも大きく動く。
目を開いてみれば、彼は目を見開いて呆然としており、
「って、神裂、何をしてやがるんですか貴方様は!?え?夢の中!?夢の中ですか上条さん!?」
赤面しながら叫ぶと同時に凄まじい速度で神裂を振り払ってベッドの上に離脱していく。
「あ―――」
逃げられた。
そう思った時には、既に神裂は本能のままに動いていた。
彼を組み敷き、体を密着させて動けなくさせる。
即座に神裂は彼の右手を両手で取り、
「……はむっ」
今度は口元へ運んだ。
「なぁーっ!?」
彼の叫び声が上がるが、敢えて無視。
舌を右手につけただけで舌が痺れ、脳全体が麻痺したような錯覚に襲われる。
これは何か、と考えると同時、神裂は彼の右手に宿る能力を思い出した。
――異能のものならば例え神の奇跡だろうと消し飛ばす能力。
神裂はぼやけた思考の中で漸く理解する。
……そうか……私の身は、聖人だから―――。
聖人とは神の子に似ているが故に強大な力を持った人間の事だ。
聖なる者であるがため、この身は七つの大罪の一つである"色欲"からさえも見えざる何かによって守られていた。
"守り"が破壊された為に、初めて外界に曝された"色欲"。
それこそは人間の三大欲求とも言われている一。
簡単に言ってしまえば性欲の事だ。
それが開放されているため、神裂はこんな状態になっているのだ。
そう考えれば全て納得が行くが、納得がいったところで止まるはずもない。
どうやら"守り"は彼の右手に触れられている部分から円形状に破壊されているようだ。
今は舌で触れているためか、碌に頭が働かない――故に理性が働かない。
もしかしたら神裂も無意識のうちにそれを望んで、実行してしまったのかもしれない。
それでも、彼の右手を強引に下半身に持っていかないのは、僅かに残った理性が抵抗しているためであろう。
しかし、それでも神裂は止まらない。
事態を理解し切れていない当麻の右手を、チャンスだとばかりにしゃぶりはじめる。
快楽という名の炎。
それは神裂の理性をゆっくりと、しかし、確実に削り取っていった。
◇○◇
……なんだなんだなんだ!?
上条当麻は必死に冷静になろうとしつつも、やっぱり混乱していた。
というか、この状況で冷静になれと言う方が無理というものだ。
君達は目の前で自分の指を一心不乱になってしゃぶる綺麗なお姉さんを見て冷静でいられるだろうか。
――否!答えは断じて否ぁっ!
という具合に混乱しっぱなしの当麻はなんとか思考を落ち着け始める。
思考開始、現在の状況を再確認する。
目の前には当麻に覆い被さる様な体勢の神裂火織。
しかも彼女と密着しているためかどうしても彼女の胸が当麻のイケナイ場所に当たってしまう。
非常に、非常にまずい。
危うく火山が大噴火しそうになる程まずい。
なんとか神裂を落ち着かせようと彼女の顔を見てみる、
……って、完全に目がトリップしていらっしゃるぅ――っ!?
危うげな光を放つ神裂の瞳。
更には頬を上気させて、自分自身の唾液で口元を濡らした恍惚とした表情。
そんな女の表情をする神裂の姿は、当麻の情欲を刺激するのに十分過ぎた。
しかし、しかしだ。
当麻は頬に汗を流して必死に今すぐにでも襲いかかりたい欲望を抑えつつ思考を走らせる。
――神裂火織はこの様な事をする人間だっただろうか。
否。
断じて否。
付き合いは短いものの、彼女の性格はそれなりに理解しているつもりだ。
あの真面目一辺倒の神裂が当麻をいきなり押し倒し、あまつさえこの様な行動に出る事など考えられない。
よって、神裂は別に当麻を襲っているわけではない。
なにか別の理由がある筈だ。
暫く右手の指が文字通りふやける様な神裂の舌技に快感を覚えながらも必死に考える。
そして、神裂の所属する仕事場の事を思い出した。
彼女の仕事場は、必要悪の教会――魔術師達を倒すために作られたイギリス清教の部署だ。
その仕事の都合上、数多の魔術師と相対し、戦って来たに違いあるまい。
そう、つまり神裂がこの様な状態になっているのは――、
……そうか!神裂はなんか妙な魔術にかかっていて、それで俺の右手でその魔術を解こうとしてるのか――っ!
鈍感もここまで来るといっそ清々しい。
当麻は状況を間違った方向に理解すると同時に、右手を強引に神裂から引き離した。
「あ……」
神裂の残念そうな声が当麻の欲望を揺さぶって来る。
しかし、ここは我慢しなければならない。
女性が望まないのに襲うなどとは、当麻の中のジェントルマン精神が許さないのだ。
「やだ――あうっ」
神裂が動こうとする前に、当麻は彼女を動けなくさせるために抱き締める。
続いて、子どもをあやす様にして右手で彼女の頭を撫ではじめた。
「ぁ、んぁあっ」
神裂に触れると同時に彼女の体が一際大きく震えた。
……これでどうだ!?
かつてアウレオルスに記憶を消された時、当麻は自分の頭を撫でることによって記憶を取り戻した。
ならば、今の神裂の状態もこれでなんとかなるかもしれない。
「ひ、ぁっ、そんな……頭撫でられて、そんな、イぃの……もっとぉ……!」
神裂の小声の悲鳴の様なものが聞こえると同時、当麻は思わず心配そうな表情になってしまう。
……苦しいのか……?
密着した自分の体を通じて神裂の体の震えが伝わってくる。
それでも撫で続ける事しか出来ない自分に不甲斐なさを感じつつも、当麻は神裂の頭をあやすように撫で続ける。
それしか出来ないのなら、それを精一杯やるしかないのだから。
「う、ぁぁ……や、やぁ、イ、だめ、も、イク、イクぁ、ぁああっ!?」
神裂の体が小さい悲鳴と共に強く当麻の体に押し付けられた。
そのまま小刻みな痙攣を起こしつつ、神裂は当麻にグッタリと身を預ける。
彼女の呼吸は荒い。
相当苦しかったのだろう。
……取り敢えずは……もう大丈夫か?
彼女の顔を見てみれば、彼女は目を見開いた虚ろな表情で当麻の胸によりかかっていた。
時折、彼女の体が痙攣すると当麻の体にもそれが伝わってくる。
……うわぁ……。
思わずゴクリと口内に溜まった唾を飲みこむ。
そのまま暫く神裂が復帰するまで彼女に身を貸す事にしつつ天井を見上げる。
……土御門とかに見られたらヤバイよなぁ、この体勢。
虚ろな表情の女性によりかかられた男。
絶対に学校やその辺で噂になるに違いない。
下手をしたら当麻の所属する学校の新聞部にまで情報が届いて記事にされるかもしれない。
それだけはなんとかして防がねば。
「……は、う?」
ふと、神裂の目に光が戻る。
「お、大丈夫か、神裂?」
対土御門用の案を練ると同時に当麻は神裂の表情を見る。
寝起きの様にボケッとした表情がなんとなく何時もの凛々しい姿よりも幼く見えて可愛らしかった。
以前、土御門が言っていた『意外と可愛らしい系』というのはこういう意味だったのだろうか。
「……」
神裂はボーッとしたまま当麻の顔を見て、辺りを見回して視線を当麻に戻す。
そして、数秒の沈黙の後、
「あ……」
ボロボロと涙を流し始めた。
「えええええええええええええええええええ!?」
思わず絶叫する当麻。
何がなんだかわからない。
何故いきなり神裂は泣き始めたのか。
しかもその泣き方は子どもが泣きじゃくる様なものだ。
「ひっぐ、えぐ……っ」
嗚咽を漏らしながら涙をボロボロと流し続ける神裂。
どうしたら良いのかわからないまま当麻まで思わず軽いパニックに陥ってしまう。
その後、土御門が病室を訪れて神裂を引き取って行くまで病室には彼女の泣き声が響いていた。
◇○◇
当麻の入院から一週間後のとあるホテルの一室。
不意に何かが壁に叩きつけられる様な音が鳴る。
「うぅぁぁ……っ!」
呻き声の様な女性の声。
その声の主は、いつも後ろで縛っている髪を解いて後ろに流した髪型の神裂火織だ。
彼女はたった今壁に投げつけた道具――俗に言うバイブレータを睨みながら血反吐を吐くように叫ぶ。
「なんで……っ!」
バイブレータだけではない。
床を見れば数々の自慰用の道具があちこちに散乱している。
あの上条当麻の右手に触れた日から、神裂はずっとある種の焦燥感に襲われていた。
床に散らばる自慰用の道具達は我慢の限界を超えた神裂が自ら恥を忍んで購入したものだ。
しかし、その道具達の悉くは既に壊れる寸前の様な状態をしている。
それどころか、中には破壊されているものまである始末だ。
涙を目に溜めつつ神裂は頭を抱え、身を少しだけ前に倒して腰を丸める。
「絶頂どころか、感じることすら……!」
この一週間、神裂は必死に――当麻の右手の感覚を忘れるため、あらゆる自慰手段をとった。
しかし、それも全て無駄に終わった。
自慰用道具は快感を感じるどころか不快感を与え、激しくすれば壊れてしまう。
神裂には、もうどうすれば良いのかわからない。
これ以上我慢していたら近いうちに精神崩壊してしまうのではないかと思える程だ。
それは嫌だ。
壊れるのが嫌なのではない。
あの感覚を――あの快感を二度と味わえないのが、嫌だ。
「嫌だ!嫌だ!いやだ!いや……やだぁ……っ!」
言葉を最後まで言い終わる前についに涙が流れてきてしまった。
もはや神裂の精神は決壊寸前。
このままではいつ本当に精神崩壊を起こしてしまうのかわからない。
どうすればこの衝動を抑えられるのかはわかる。
それは当麻に懇願して、襲ってでもよいから自分を犯してもらえば良いのだ。
そうすれば、神裂はきっとこの苦痛から開放されることが出来る。
「……っ!」
駄目だ、と奥歯を食いしばってその考えを否定する。
……散々借りを作っておいて恩を仇で返すつもりか、神裂火織……っ!
耐え切れなくなってきたのか体の中の疼きが更に酷くなってきた。
神裂の体が警報を鳴らす。
「くぅ……っ!」
無駄だとわかっていても下半身に手が伸びる。
本から仕入れた知識通りに丁寧に指で周囲を十分に擦った後、己の秘所に指を入れる。
「痛……っ!」
しかし、あれだけ擦ったというのに全く濡れてもいない。
痛みに目を閉じて耐えつつ暫くそれを続けるが、やはり反応するのは痛覚のみで快感の一つも与えてこない。
毎夜毎夜見る彼とは違う。
自分の指では神裂は自分を慰めることすらも出来はしない。
「なんで……!彼に触れられた時はあんなにも濡れていたのに……!」
心の中で叫ぶと同時に自分の口が放った内容を理解して神裂は顔を赤く染める。
そして、それから暫く俯いていたが、ついに膝から崩れ落ちて床にペタンと座りこんでしまう。
それが限界だった。
「もう、いやぁ……!」
涙を流しながら髪を振り乱して神裂は悲鳴を上げる。
彼女にはもう自分を抑えられる程の理性など――殆ど残ってはいなかった。
◇○◇
朝の新鮮な空気が満ちる白い病室の中で一人の少年がボソリと呟き声を出す。
「……しっかし、俺も大概頑丈だよなぁ……」
その少年――上条当麻は久しぶりに着る学校の制服を着込みつつ、窓の外を見ていた。
あれだけ血が出ていたのにあっという間に回復とは、やはりこの病院の医者は凄腕なのかもしれない。
取り敢えずは、病室とも今日でお別れ。今日はこのまま学校へと登校する予定だ。
出来れば二度とこの病室に帰ってこない事を夢見つつ、窓の外を見やる。
「……無理だろうなぁ」
溜息を一つ吐くものの、その当麻を励ますように晴天の空から太陽の光が彼を照らしていた。
それを当麻は気持ちいいと思いつつ、伸びを一つ。
「かみやーん!退院祝いにきたぼへみあっ!?」
何か男の猫撫で声と悲鳴が聞こえると同時、
ドッ、と首の後ろに何かが叩きつけられた。
「がっ!?」
視界が揺れると同時に床に近づいていく。
否、体が倒れているのだ。
どのまま碌に受身も取れずに床に勢い良く倒れ伏す。
何者かに後ろから殴られたのだ、と気づくまで数秒。
体は叩かれた場所が悪かったのかピクリとも動かない上に意識まで朦朧とし始めた。
まずい、と思うが既に遅い。
失われつつある意識の中、首を僅かに動かした当麻が見たのは、長髪の女性。
「かん、ざ、き……?」
その人物の名前の呟きを最後に、当麻の意識は闇に飲まれていった。
◇○◇
朝の空気が満ちたある種の神聖な雰囲気を持つ空間。
「ふぁん、ちゅ、じゅ……っ」
その空間に、淫靡な生々しい水音が響いては消えていく。
とあるビルの屋上の中央、そこには倒れた男とその男に跨るようにして彼を組み敷いている一人の女が居た。
その女、神裂火織は恍惚とした表情で気絶した状態の当麻の右手に自分の舌を這わせる。
「あ、あぁ……」
自分の唾液を当麻の右手に満遍なく塗りたくる。
手首から先は既に神裂の唾液でベトベトで濡れていない場所の方が少ないほどだ。
それでも一心不乱に彼の右手を舐め続ける。
この一週間分を取り戻さんとばかりに必死になって彼の右手を己の舌で蹂躙した。
しかし、これもこれからする事のための前準備に過ぎない。
「これっ……これが欲しかったのぉ……っ」
ぬちゃりという粘着音を立てて当麻の右手から神裂の口へと唾液の橋がかかる。
神裂は欲望に塗れた恍惚とした顔でその様子を見つつ、膝立ち状態になり自分のジーンズのチャックに手をかけた。
まずはチャックを下ろし、続いてベルトに手をかけ器用にはずしていく。
そして、そのままジーンズを脱ぐと次は純白の下着へと手をかけ、躊躇いも無く脱ぎ捨てた。
露わになる神裂の剥き出しの――陰毛すら生えていない黄金比とも言える形を持った下半身。
しかし、その中央にある女性器からは透明な液体が漏れ出ており、そこだけが生々しさを醸し出していた。
表情は、頬を赤らめ、何かを期待するかのような淫靡な笑顔。
神裂は再び当麻の右手を取ると、その手を自分の裸の下半身へと持っていき――、
「ぅぁ……っ!」
自分の大事な花弁――性器へと触れさせた。
電撃が脊髄を走りぬけるかの様な快感。
今まで我慢していた分も余ってそれは神裂の身を一気に焼き上げる。
服越しでもあれほどの快感を与えるのだから、直接触れさせたならばさぞかし気持ちが良いだろうとは思ってはいたが、
……こんなに、なんて……っ。
その"嬉しい"誤算に神裂は身を振るわせつつ、自分の指を使って当麻の指を操り、秘所を弄り始める。
身を震わせ、しかしまだ全然足りないと更に快楽を貪る。
「あ……んぁ……」
イッたばかりのせいか、刺激はそこまで強くない。
しかし、それは神裂を溺れさせるには十分過ぎる程の鋭敏さを感覚は保っていた。
もぞもぞと身を動かし当麻の指を操って快感を味わっていると、
「う……あ……」
「!」
不意に呻き声が聞こえた。
声に気づいてそちらを向いて見れば、当麻がゆっくりと目を開けようとしているところだった。
自分の右腕の手首より先に感じる生暖かく湿っぽい感覚。
神裂の愛液に塗れた己の右手を見る。
「?」
当麻はまだ意識がハッキリしないのか首を傾げつつも、顔を赤くして停止している神裂を見る。
女性の大切な部分に当麻の指を絡ませる神裂の姿。
彼はそれを見て、停止、赤面、混乱という表情の変化を見せ、
「なぁああああああああああっ!?」
仕上げとばかりに絶叫を上げた。
一瞬、怒られるかと思い、片目を瞑って備えていた神裂だが、暫くして何もしてこないと確信するとゆっくりと目を開ける。
そこには口をパクパクとさせながら、体を少しだけ震わせる上条当麻がいた。
その当麻の体の振動が右手から秘所へと伝わって結構気持ちが良い。
同時に右手を味わって少しは理性を取り戻したのか、神裂も当麻と同じく顔を赤く染め、
「お、起きてしまわれましたか……」
はにかみつつ神裂は少し躊躇い、何かを考え、しかし、意を決するように彼の右手首を両手で掴み。
「お、お願いがあるんです……っ!」
震える声を当麻に向ける。
「これから、たまに……たまにでいいですので……っ!」
彼のこの手を離してなるものかと、この一週間のあの絶望と焦燥感を思い出しながら彼に懇願する。
「ま、待て神裂。つか、これはどういう事で、なにがあったんだぁー!?」
叫びながら体を起こして神裂を慌てた表情で見る当麻。
今にも泣きそうな表情で、説明すらも忘れて必死に目の前の年下の少年へと縋り付く。
「なんでもしますからぁ……っ!」
ねーチンチーン!!
断られたらどうしようという恐怖が神裂の焦燥感を駆り立てる。
彼は未だパニックに陥っているのか、しどろもどろな状態で腹の上に乗って当麻を組み敷く神裂の半裸に近い姿を見る。
ベルトがはずれ、チャックが開かれたジーンズという乱れた格好。
しかも、その開かれたジーンズには自分の手が突っ込まれているという思春期の男の子は色々と辛い格好だ。
「お願い、します……っ」
しかし、そんな事情も構わず、なおも懇願する神裂。
だが、当麻は顔を赤く染めるだけで答えは帰ってこない。
……なんで、答えてくれないんですか……?
神裂の中で凶悪な感情が高ぶり始める。
答えはまだかと彼の事を見つめていたが、それも一分も持たなかった。
「……っ」
彼の右手を離し、体を屈めて彼の下半身の方へと移動する。
「って、待て!神裂、そこはまずいっ!」
当麻が神裂の急な行動に叫び声を上げるが、神裂はなおも動きを止めない。
神裂は当麻の下半身に取りつくと、そのまま彼のズボンのチャックを降ろし、
「ひうっ」
跳ね上がるように飛び出てきた男性器に思わず悲鳴を上げる。
しかし、同時にはじめて見る男性器に顔が熱くなってきた。
神裂とて女の子なのだ。
だけど、
「これを……こうすると、男性は気持ちが良いのですよね……?」
恥じらいなどよりも今は体の中で渦巻く欲望の方が強かった。
「ちょっとま、うぁっ!?」
男根を軽く舐めるだけで当麻が軽い悲鳴のような声を出す。
……あ。
トクンと右手に触れられていないというのに鼓動が早まる。
……これは、興奮してきている、のですか……?
更に一舐めすると、男根と彼の体が同調する様に震える。
……私はやはり変態なのでしょうか……?
一抹の不安を覚えるが、今更だったので流すことにした。
そのまま口を開き、
「はむ」
「のぉっ!?」
少しだけ男根の先端を口に含むと当麻の体が更に大きい震えを見せる。
髪を片手でかき上げながら、男根に舌を絡ませてみればそれが脈打っているのが良く分かった。
「じゅぶ、んぶ、んん、ぅ」
この一週間で本など得た知識と技術を全て使って彼の男根を舐め上げる。
時に吸い上げ、時に歯を痛く無い程度に立てる。
上目遣いで彼を見てみれば目を閉じて必死に射精しまい、と我慢しているようだった。
頭の中が蕩けるように熱い。
右手に触れられた影響がまだ残っているのだろうか。
じゅっぷじゅっぷ、と激しい音を立てて顔を僅かに前後させて男根を愛撫する。
「やめ、神裂、俺ももたな――」
「じゅるるるるるる!」
当麻の静止の声に神裂は思いきり男根を吸い上げるという行為で答えた。
そして、彼は体を一際大きく痙攣させ、
「ぅお……ぁ、出る――ッ!」
「!?」
神裂の頭を"両手"で思いきり鷲掴みにして口内にそのまま勢い良く白濁液をぶちまけた。
「〜〜〜〜っ」
神裂は目を見開いて大きく震えた。
口内を白濁液の波が蹂躙し、快楽をとめどなく与えていく。
飲み込む度に右手で触れられた頭を中心に電撃が全身を伝わり、痙攣を起こす。
既に神裂の目から光が失われていた。
簡潔に言ってしまえば、神裂はフェラチオだけで、しかも自分が絶頂を向かえてしまったのだ。
◇○◇
「うぉ、ぁぁああ……!」
上条当麻は神裂火織の頭を両手で押さえつつ下半身から来る快感に震えていた。
神裂の口内へととめどなく放たれる白濁液は留まる事を知らず、下半身の感覚が痺れたように曖昧だ。
それでも、ただ一つの事は解る。
……気持ち良すぎる……っ。
流されては駄目だ、と思っても当麻の性欲がそれを許さない。
神裂の口から飲み込めなかった分の白濁液がゴポリと吹き出される。
しかし、彼女は一向に口を当麻の男根から離そうとしない、むしろ未だに吸い上げ、当麻の下半身に快楽を与えていた。
神裂の目は完全にアッチ側へトリップしてしまっている。
このままでは本核的に拙い。
「かん、ざき、もう離せ……!」
叫び、神裂の顔をもう一度見たところで気付いた。
彼女の意識がもう殆ど無いという事に。
……!?
急いで彼女を自分の男根から引き離す。
未だに射精が続いていたのか、男根から飛び出た白濁液が神裂の顔を汚すがそんな事は気にしていられない。
「おい!神裂!神裂!?」
「げほっごほっ、がはっ」
神裂の口から白濁液が漏れ、同時に咳き込む。
どうやら無事ではあるようだが、やはり様子がおかしい。
そんな彼女の表情は顔を赤くして恍惚としつつ、瞳を潤ませているというものだ。
「……イって、しまいました……」
「は?」
思わぬ神裂の言葉に間抜けな声が漏れる。
彼女は口周りの白濁液を指で拭い口に運び、更に恍惚とした表情を深くし、
「おいしい……」
「―――!」
ゾクッと背筋が凍るような感覚に襲われる。
拙い。
元々、上条当麻は――年上のお姉さんが大好きな盛り時な高校生男児なのだ。
その点、神裂火織は容姿も性格もバッチリ、しかもさりげなくドジッコ属性まで持ち合わせていると言う噂だ。
しかも今の神裂は、
……うあ、滅茶苦茶色っぽい……。
白濁液の付いた指先をしゃぶる神裂の姿に当麻の理性が欲望に押しつぶされそうになって悲鳴を上げる。
必死に理性が抵抗するもののコレでは何時決壊するかわかったものではない。
そうなる前に当麻は唾を飲み込みつつ口を開く。
「何でこんな事を……したんだ?」
唐突に放たれた言葉に神裂がビクリと身を震わす。
すると彼女は俯き、
「耐え……られなかったんです……」
神裂は呻くような声を漏らした。
「貴方の右手に触れられた日から、ずっとずっと、貴方に犯して貰いたくて……っ」
その言葉を聞くと同時に顔が熱くなる。
今、神裂はなんと言っただろうか。
……お、おおお、犯すってー!?いや、それよりも俺の右手が原因なのか!?
たった一言で思考が纏まらなくなりまたパニックを起こす。
と、同時に起こした上体が再び地面に叩きつけられた。
「なっ!?」
そこには愉悦の表情を浮かべた神裂火織がおり、下半身には何か暖かい感覚が。
「か……神裂さん、当たっているので、なんかヌルっと、ほぁー!?」
「当てているのですよ……んぅ、あは……」
神裂の秘所が当麻の白濁液に塗れた男根を押しつぶすような体勢。
垂れてくる愛液が白濁液と混じり合い、二人の下半身を汚す。
神裂が体を揺らすたびに秘所と男根が擦れ、当麻の理性を凄まじい勢いで削っていく。
みるみるうちに再びその硬さを取り戻していく当麻の男根。
神裂はそれを見ると、更に悦びの表情を深め、
「貴方の右手に触れられると、気持ち良いんです……ほら、触ってみて下さい」
彼女はおもむろに当麻の右手を取ると、自分のお腹辺りへと近づける。
恐る恐る当麻が触れて見れば、神裂はビクッと大きく身を震わせた。
それと同時に神裂の秘所から漏れ出す愛液の量が増す。
「いやらしい女、ですよね……でも、これが私の本当の姿なんです……貴方を求めてやまない淫乱な女なんです」
神裂の目は既に正気を保っていなかった。
しかし、それは当麻も同じだ。
先程から神裂から放たれる女の色香に理性はすでに限界寸前。
もう、後一押しでもあれば己を抑えることなど出来ないだろう。
そう、後一押しさえあれば。
「そのまま、お腹に触っていてくださいね……?」
クチュッと、生々しい音が体を通して聞こえる。
これは何か、と考える必要も無い。
神裂が自分の秘所に当麻の男根の先端を――、
「は、ぁ……っ」
ゆっくりと差し込んでいたのだ。
「熱……っ」
神裂の下の口がどんどん当麻の男根を飲み込んでいく。
当麻の理性が保ったのはそこまでだった。
「あ、はぁ……当たって、いるのが、わかりぐぅっ!?」
神裂の恍惚とした口調は途中から鈍いものへと変わった。
かは、と神裂の口から声が漏れる。
それもそうだ。処女膜を一気に打ち破られたのだから痛いのは仕方が無いだろう。
当麻は右手を神裂の腹につけたまま、右手で彼女の足を押さえ、腰を突き出して彼女を貫いていた。
「いだ、痛……っ。痛いです……上条当麻ぁ……きゃっ」
神裂から泣き声のような抗議が聞こえたが、それには意を介さず上体を起こしてそのまま神裂を再び押し倒す。
そのままズルズルとギリギリまで引き抜き、
「ひぎっ!?」
神裂の秘所から血が僅かに漏れ出てるのにも構わず、再び最奥まで貫いた。
彼女は悲鳴と共に目を見開き舌を突き出した状態で体を跳ね上がらさせる。
「悪い、神裂……俺、もう無理だ……!」
締め付けは最高。
といっても神裂が初めての女性なのだが、それでも男根を締め付ける感触は当麻の頭を痺れさせた。
しかし、その感触を味わいつつも当麻は腰の動きを止めない。むしろ速めていた。
「やめ、いた、痛い、んであひぁっ!?やだっ、今突いちゃ、だめでひぁっ!」
神裂を抱き締めて腰を前後させる速度を速める。
彼女の腹に置いた右手から己の男根が上下するのが伝わってきて、当麻の更に情欲を高めた。
その上、神裂の姿を見ていると段々と嗜虐心の様なものまで芽生えてきた。
グイッと更に神裂の体を持ち上げ、上から覆いかぶさるような体勢になる。
「あや、ひぁん!だ、らめ、強すぎて、痛、やだぁっ!」
神裂は喘ぎ声を漏らしつつ子どものように髪を振りかぶるが、それすらも当麻の嗜虐心を刺激する。
そして、続いて当麻は右手を神裂の腹に添えたまま、左手で彼女の大振りな胸を強めに揉み始めた。
「胸、乳首が、ジンジンって痺れ……あっ、あっ、ああっ!」
胸を揉み始め、彼女が嬌声を漏らすと同時に再び、腰を突き出す。
のしかかるような上体のまま更に深く貫くと、コツコツと一番奥、子宮の入り口部分に当たってそれがまた気持ちが良い。
「あ、そこ、奥、熱、気持ちいい、よお……!」
グリグリと腰を回してやると、神裂は当麻の首に両手を回し、更に恍惚の笑みを深める。
しかし、コチラとて一回出したからといって全然余裕というわけではなかった。
……うぉ、神裂の奥、なんだか突起が……ぐぉ……っ!
そう、神裂の最奥には僅かに突起の様なものが幾つか存在しており、それが当麻の男根をしごき、高ぶらせる。
そこから与えられる快楽はまさに異常。
さすが聖人といったところだろうか。
「あ、やぁん、もっと、もっと突いてぇ……っ!」
その神裂の声に応えるようにして、当麻も激しく突き続ける。
激しく淫靡な水音が二人の接合部から愛液と先走り汁の混じった液体と共に弾ける様に出ていた。
「あひぁっ!いいの!奥、ごりごりって、あぁっ!」
それから暫くの間、屋上に激しい水音が響き続ける。
しかし、それとて無限では無い。
現に当麻の男根も膨張が限界を向かえそうになっていた。
「神裂、く、はっ、また、また出ちまう……っ!」
「いいです!中に、中にぃっ!」
右手を神裂の腹に添えている体勢の都合上、キスも抱き閉める事も出来ない。
しかし、それでも二人は目を合わせ、互いの気持ちを感じあう様に、
「くう……!出、る―――ッ!」
「ふぁっ!あつ、中に出て、熱いのが中にぃ!」
同時に絶頂を向かえた。
「はっ、は……っ!」
「あ、ひ……まだ奥に出して、ます……あぁ……」
先程出したばかりだというのに勢い良くグッタリと倒れている神裂の中で射精し続ける当麻の分身。
その勢いは数秒経ったというのに止まらず、先ほどよりもむしろ元気になったのではないかと思わせる程だった。
暫くそのまま射精し続けていたが、漸く終わると同時に、その余韻を楽しみつつ、神裂の膣から男根を引き抜く。
見れば神裂は目を見開いた状態のまま失神しているようだった。
しかし、それでも一度箍が外れた当麻の欲望は留まる事を知らない。
この一週間と言うもの絶えず知り合いが押しかけてきて自慰などほとんどする事が出来なかった。
朝からインデックスが病室に入り浸り、夜も何故か病院に入院している知り合いが遊びに来て中々眠れないと言う事態。
簡単に言ってしまえば欲求不満という事だ。
二、三回出しただけで終われる筈も無いだろう。
それはもしかしたら悪魔の囁きだったのかもしれない。
「……」
当麻は神裂の本来排泄用のために付いている器官――肛門へと己の未だ健在な男根の狙いを定めた。
ピタリ、と肛門に自分の分身を押しつけ、段々と入れていく。
「ひっ!?な、なにを痛いっ!そっちは、違います……っ!」
痛みに目を覚ました神裂が悲鳴を上げるが当麻は気にしない。
そのままメリメリと男根の根元が見えなくなるまで突き進んだ。
「ぎぃが、いだ、いだいぃ……!」
「……」
右手を添えているがやはり痛いものは痛いらしい。
それもそうだろう、本来は排泄用の器官に無理矢理突っ込んでいるのだ、痛いに決まっている。
右手を添えていてもあまり意味はなさそうだったので、右手を神裂の秘所へと移動させる。
少しでも神裂の痛みを快感で和らげようと思ったのだ。
そして、弄り始め、腰を突き出し続けていると、次第に神裂の表情に変化が起こり始めた。
「あひ、あはあひっひは、はぁ……っ」
見てみれば、彼女の目は完全に光を失っており、トリップしているようだった。
痛みと快楽の重奏に少々おかしくなってしまったようだ。
だが、当麻とて既に正気ではない。
先程から与えられる膣とはまた違った締め付けに下半身は既に命令を聞かない状態。
まさに虜と言った様子だ。
「あひ、もっとぉ、もっと激しく、突いてぇ……っ!」
「あぁ、わかってる――!」
二人の嬌声が屋上に響く。
神裂も当麻もただ欲望に身を任せる野獣と化し、互いを貪りあう。
結局、二人の淫靡な交わりは太陽が沈むまで続いた。
◇○◇
「……上条当麻。起きて下さい、上条当麻」
「んぁ……?」
上条当麻は誰かに呼ばれる声で目を覚ました。
なにやら先程まで素晴らしく、そして背徳的な夢を見ていた気がしたが――、
「おはようございます、上条当麻」
現在は床に寝そべっている状態らしい。
……なんで俺、こんなトコロで寝てんだ……?。
疑問を浮かべつつも目を覚ますため、頭を掻きながら隣から聞こえた声に振り向いて見れば、
そこには何時も縛っている髪を解いた神裂火織が寝ていた。
「お?いよっす、おはよう、神裂――ってぶほぁっ!?」
しかも全裸の。
思わず噴出す当麻に対して神裂は顔を赤らめつつも和やかな笑みを浮かべ、
「……それとも"アナタ"と呼んだ方がよかったでしょうか……?」
とんでもない爆弾発言をしてくださった。
当麻はそれに対して、さん、はい、と手を上げ、頭を抱え勢い良く抱え、
「意外に大胆!?というか、なんで全裸なのですか、神裂さん!?」
驚きと同時に自分等が二人とも全裸だという事に気づき、
「のぉ!?上条さんも全裸!?という事は、あれは夢じゃなくてまごうこと無きリアル!」
その当麻の混乱する様子に神裂はキョトンとした後、くすくすと笑い声を漏らしつつ、
「責任、とってくださいね?」
やはり和やかな笑みのまま体を寄せてきた。
豊満な神裂の胸が体に当たり、その上なんだか事後の匂いがして当麻の顔を赤く染めさせる。
しかし、と当麻はある事を思い出した。
そして、頭を一度振ると表情を真剣なものへと切り替え、神裂と目戦を合わせる。
「ごめんな、神裂」
ピタリ、とその言葉に神裂の動きが止まり、表情が一気に悲しみを表したものへと変わった。
彼女は泣きそうな声で、
「……どういう、事なんですか?私、あれだけ頑張ったんですよ……っ!?アナタがあんなことまでしたのに――」
「いや、そういうわけじゃなくて!ほら、無理矢理したり、して、ごめんなって……」
慌てて弁明し、目を閉じて頭を僅かに下げる。
そう、キッカケは神裂からとは言え、当麻が神裂を襲ったのは紛れも無い事実なのだ。
故に謝らねばならない。
ケジメはつけなければならない。
「本当にごめんな……責任、キチンととるから」
真剣に頭を下げる当麻に対して神裂はどうすればいいのかわからない様子で、
「そ、そんな改まらないでください……その、昨日は私も……うぅ」
しどろもどろになっているうちに昨日の出来事を思い出したのか顔を赤くして沈黙した。
「「……」」
暫くの沈黙。
しかし、二人は同時に顔を上げ、ゆっくりと唇を重ねた。
長い、しかし唇を合わせるだけの愛情表現のための接吻。
そして、数十秒が立ち、唇を離すと同時、二人ははにかむような笑みにを作り、
「えぇっと……なんか順番が逆になっちまったけど……俺なんかで良ければ宜しく頼むな」
「こちらこそ……不束者ですが、宜しくお願いいたします」
確かにキッカケはどうしようもないものだったかもしれない。
しかし、そのキッカケが当麻と神裂を今こうしていさせてくれるのだ。
ならば――、
……俺は、コイツを精一杯愛そう。
柄にも無くそう思った。
だから当麻はこの目の前で愛しそうに自分を見つめる女性を抱きしめる。
太陽が二人を祝福するかのように光り輝いていた。
◇○◇
ロンドンの聖ジョージ教会。
荘厳な雰囲気を持った教会よりも大きく、大聖堂とは言うのにはやや小さい、そんな空間の中に一人の女性が居た。
その女性は己の身長の二.五倍程もある金の髪を二回ほど折り返して後ろで止めた髪型の持ち主であった。
その女性こそ、イギリス清教のトップ――ローラ=スチュアートその人である。
「……ゴク」
やや乱れた寝間着姿のローラは更に何故か説教壇に置かれたモニタを真剣な表情で見つつ、息を呑む。
『当麻、とお呼びしてよろしいですか……?』
『あぁ……』
映画のクライマックスを鑑賞するが如く食い入るようにモニタにかじり付くローラの目元には隈が出来ていた。
その隈は、昨日からほとんど睡眠をとっていなかった証明。
彼女は久しぶりに開いた暇な時間を使って上条当麻と神裂火織の情事を最初から最後まで見ていたのだ。
その彼女の周りには幾つか、神裂火織の部屋で発見した自慰用の道具が転がっており、
彼女が何をしながら見ていたのかが窺い知れる。
再び口付けをする二人。
そして、次に――、
『そろそろ良いだろうか?』
映ろうというところで、画面に上下反対の人間の姿が映し出された。
「あ―――っ!?」
『む?』
「ななな、何をしてくれるかぁっ!?今丁度、良い雰囲気になりけりしところなのよ!?」
『……君は昨日からそればかりのような気がするのだが?』
上下反対の人間――学園都市総括理事長であるアレイスターは取り敢えずの疑問を口にすると同時に頷き、
『この件についてはどうする?こちらに被害は出ていないものの……正直、処理に困るが』
「むぅううううう」
『念を送ってもモニタの画像が変わるわけがないだろう。というよりも、近いぞ』
「早う元に戻すのよ!早うしなければ、二人のぴゅあらぶすとーりーが見れぬ事になりけるのよー!」
『……また後で連絡しよう』
画面が再び切り替わる。
しかし、映るのは満点の星空のみ。
「……?」
はて、日本は今朝だったような気がしたが、と首を傾げて見ればモニタの中を一つの隕石が飛んでいった。
「……」
宇宙。
それは果てしなく広大で科学者達の浪漫が広がる世界。
嗚呼、なるほど嫌がらせか、とローラはあの意地の悪い科学側のトップに対して納得を一つ。
笑顔でモニタのを両手で持ち――、
「―――おんどりゃぁああああ!」
勢い良くブン投げた。
そのままモニタは激しく回転しつつ大聖堂の出口へと飛んでいき、
「最大主教。夜分遅くに申し訳ありませんがぐぼぁっ!?」
赤い髪の神父にぶち当たった。
そのまま勢い良くモニタと共に仰向けに倒れる神父。
『当麻、愛しています』
『俺も、離さないからな……』
その赤髪の神父――ステイルの上に乗ったモニタ。
そこからステイルにとって馴染み深い者達の愛に満ちたの会話が聞こえる。
……おお、神よ。今世界は貴方のおかげでそこそこ平和に動き、愛に満ちています。僕の周り以外。
「ふ、不幸だ……がはっ」
そんな事を思いつつも、ステイルはどこかで聞いた事があるような言葉を吐いて気を失うのであった。
◇○◇
◇おまけ
「ん?神裂、服装を変えたのか。珍しい」
「おや、ステイルですか?」
「……何故伊達メガネをかけているんだ、君は」
神裂は何時もとは違う、極力露出の少ない暖かな色の服装に伊達メガネという格好をしていた。
それを見て訝しげな表情を作るステイルに対して神裂は僅かに頬を赤らめつつ席を立ち、
「いえ、色々ありまして……それでは私は急いでいますので、これで」
「ああ、よくわからないけど、それじゃあね」
急ぐように立ち去る神裂を見送るステイル。
「ふむ……行ったか。それで、なんでさっきからそっちで殺気を振りまいている天草式」
後ろで何故か火縄銃の準備や槍や剣を磨いたりしている物騒な集団から一人の男が出てくる。
「いや……あれよな。天草式ってのは元々弾圧を避け、日常に溶け込みながらも信仰をやめぬためのものなんだが」
ステイルの目の前に現れた男――建宮斎字はフランベルジュを磨きながら言う。
「ああいう格好は誰かの妻になった者がする服装なわけよ。落ちつきのあるって意味よな」
「……」
大体予想がついた。
「加勢するかい?」
「いや、良い。これは俺等の問題だからなぁ。まぁ、強いて言うなら黙って見逃してくれや」
一斉に天草式の面々が立ち上がる。その顔には確かに一つの気持ちが出ていた。
―――漢にはやらねばならない時がある、と。
「……頑張れ、とだけ言っておくよ。僕は何も見なかった」
「おう、すまないな」
タバコに火をつけてそっぽを向くステイルの近くを漢達が去っていく。
最後に暫くしてその後姿を見つつ、ステイルは一人の少年の冥福を祈るのであった。
エイメン。
この後、学園都市では天草式VS当麻が行われたそうな。
以上です。
途中で連続投稿規制にかかってしまい、少し間が空いてしまいましたが……。
ここまで呼んでいただけた方には精一杯のお礼の意志を。
それでは、失礼いたします
>>143 あとで天草式の人送っておきますね。
シンプルにGJ!!!!
gj
オチもきれいについたな
GィィJェェ!!!
いまならこの煩悩をいかしてレベル6にだってなれる気がする。
火織「私の夫であり、私のお腹の子の父親を害することは赦しません!」
そこでローラが出てくるとは思わなんだw
>>136さんGJ
天草式のほかにレベル5とか銀髪シスターとかも参戦しそうだ・・・・。
当麻(−人ー)ナー無
158 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 17:25:04 ID:V98m/oZ1
こんなネーチンを待っていた
乙です
五和はないの?
GJ!
貴方が神か?
これだけ出来がいいと続編も書いて欲しいと思ってしまいます。
きっと2ヶ月くらいたったら生理が来ないって事態にw
個人的にはねーちんはお尻まで調教されるとか、おまけ見て思いついた
眼鏡掛けた状態での顔射とかがいいと思うんだ。
本スレにあったガンパレネタを組み込むんだ!
138 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2007/01/15(月) 23:02:00 ID:m0u6+pqY
before
「―――――うるっせえんだよ、ド素人が!!」
after
「…え…ちょ、ちょっと、ひっ…は、はい。
…俺は…じゃない私は…その…好き…です。
火織…って……呼び捨てにしてください…。」
続編…。
お腹が目立ち始めた神裂とベビー用品買ってる時にビリビリと遭遇しそうだな。
ウブだけどエロい体のねーちんは当麻の開発を素直に受け入れていき、最後には愛玩奴隷神裂火織に。
GJ!
これは神レベルだな。
エロは流し読みする俺がかぶりつきになっちまった。
とりあえず、
死ぬほど続きを待っている香具師がいるってことは知っておいてくれ。
GJ いいもの読めました。
綺麗に纏まっててうれしいです。
自分で書くよりか確実に上手なので、とても幸せです。
1のひと
「か、ん。ざき……?」
「これで邪魔者(ころしたいやつ)は全員殺した!!げげげげげげげげげげげげげげげげ!!」
天草式は壊滅しましたとさ。
本妻が決定した高校生パパ上条さんは無敵かもしれない。
でも
ルートから外れたフラグ立て逃げヒロインズはもっと無敵かもしれない。
聖人?いやっ性人だぁぁっ!!
GJGJ
素晴らしいッ
素晴らしすぎるぞッねーちん!
あまりに狭い範囲でフラグを立てすぎるとフラグ融合を起こしてとんでもないことになるかも知れない……ぶっちゃけ寝取り返しハーレムというかっ
そんな電波の降る土曜の朝
なんか禁書邪魔だよな。
タイトルを幻想殺しにして、再出発してもらいたいぜ。
172 :
160:2007/01/20(土) 16:36:02 ID:yC0fe6Dp
ねーちんを抱きしめながらする場合って後背位とか座位、又は獣みたいな体勢で
右手を下腹部に押し当てないといけないんだよな?
四つん這いにされて後から攻められ、左手で胸なりお尻の穴なりをいじられ、
シーツを握りしめながらよがるねーちん萌え。
禁書は確かに邪魔だな。
あやまれ!
インデックスでエロを書いてる人にあやまれ!
いなくね?
d
数で言えば圧倒的に姫神が人気あるな
今書いてるのが続き浮かばないからネタ考えてたら風斬のネタが思いついた
しかしこれも進行しない、八方ふさがりだ・・・orz
あれもこれもとやっていくと何も完結しないんだぜ
178 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:03:38 ID:37EgrEPi
ちなみに私はKATUだったりするんですが
覚えている人いるかなぁ
下げ忘れスマソorz
KATU氏お久しぶりです。
そんなに焦らずともいいですよ。
ところで風呂入って体拭いてる時にふと思ったんだが、禁書キャラの中でへそが
性感帯な女性っているのかな?
自分的にはいつも堅物なルチアが風呂上りのふとした拍子にアンジェレネに指を
突っ込まれて思わず「ひゃうっ」と可愛らしい悲鳴をあげたりするといいと思うんだ。
ろりっ娘はおなかの辺りが弱いってのはあるあるねた
>>182 ということは9巻(10巻だったかな?)でインデックスが当麻にお腹を
触らせたときはもうパンツがグッチョグチョだったわけですね……
インデックス……エロイ子……
気の強い女はアナルが弱い!
男装している女は例外無くドMだと言う調査結果がな
× 気の強い女はアナルが弱い!
○ 女はアナルが弱い!気の強い女は特にアナルが弱い!
189 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:24:41 ID:3K5oxHJw
× 気の強い女はアナルが弱い!
× 女はアナルが弱い!気の強い女は特にアナルが弱い!
× 気の強い女はアナルが弱い!
○ ねーちんは異常なまでにアナルが弱い!
姫神は見るからに気が強い方ではないけどアナル無双だぜ?
美琴ちんはどうなってしまうのかにゃー。
コピペミスったあげく上げちまったorz
吊ってくる
192 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:29:16 ID:dtrNns/j
巫女さんは淫乱の法則だろう
とりあえずシスターたちはまともなセックスが出来ないからアナルでやっていると思ってよろしいですね?
正直
>>69のことは忘れてしまえ!
でないとこのスレは存在意義を半分なくしてしまう…
後ろの穴はキリスト教では性交とは考えられてないということで。
上条さんは基本避妊しないんだしいんじゃね?
妊娠目的で上条さんを犯してしまえばいいじゃない
×妊娠目的で上条さんを犯してしまえばいいじゃない
○妊娠目的で上嬢さんを犯してしまえばいいじゃない
我らの解はTSにこそあり
魔術や超能力の効かない上条さんをどの様にTSさせるのだろうか。
上嬢さん幼女化→ステイル・青髪・土御門による監禁
メイド服着せられて喘ぐ上嬢さん想像してみた。
>>199 いや、右手に魔術が当たらなければいいだけのことではないかな。
むしろこちらは禁書や美琴and妹ズ、姫神や果ては小萌センセと
くんずほぐれつの方向を想像してしまう。
>>199 普通にTS薬でイナフ
もしくはウイルスか
右腕をザックリと切り落と(ry
SS内で複数とヤッちゃってるのって、一歩踏み外した人だけだっけ?
…………あぁ、13Pと言う神もいたか
美琴と御坂妹があったんだよ!当麻。
おまいらこんなとこでだべってないで本スレ埋めろよ。
そういや禁書は美琴のことを「短髪」呼ばわりだけど、
なんでだ?
女の本能ってやつかな。
どう考えても牽制球
しかし当のビリビリはどうにも気がついてなさげ
無駄飯ぐらいで、礼儀作法は壊滅
こともあろうに、世話になっている人に噛みつく…
一応シスターなんだよな?
やっぱ上司があれだからかなw
TSネタを嫌悪する奴もいるから慎重にな。
そうだな。まあ世の中にはTSF掲示板なんて便利なのもあるんだけども
お久しぶりです。
書けたけどグダグダです。
おれが投下する前には神が来ます。
そのあとは過疎です。
寂しいです。
『超電磁砲はお年頃』(5)
久々に熟睡した。目覚めはバッチリだ。歯を磨きながら、御坂美琴はもう放課後に思い
を馳せていた。
何日も無駄に過ごしたけれど。今日なら『あいつ』に会っても平気。何かが違うかもし
れないけれど、それも自分なのだから。そう思うと、すぐにでも『あいつ』に会いたくな
った。『あいつ』に会いに行くまでの待ち時間――今日の授業はとりわけ長く感じた。
授業が終わり、寮に鞄を放り込むと街に飛び出す。
なんで走ってしまうのか判らなかったが、走りながら『あいつ』、上条当麻を探した。
気持ちばかりが先走ってなかなか見つからないような気がしたが、実際はすぐ見つかった。
女の子と一緒だ。
まるで紅茶のカップのような純白に金色の刺繍を施した修道服の、西洋人の女の子。そ
う言えば泊まりで海にとか言ってたっけ、それにあいつがあの子の食事の世話をしてやっ
てるのよね――などと思い出し、ちょっとムカムカを感じる。上条もその少女が隣にいて
しごく当然、といった風体だ。
声をかけるかどうか迷ったが、この場は隠れて後を追けることにした。上条が何かボロ
を出したところで飛び出してやろうと思ったからだ。
(そのほうが何か面白そうよね…)
何故だろうか。今日はそんな心の余裕まで感じている。口元がちょっと綻んだ。
上条たちの本来の目的は――聞こえる限りでは夕食の買い物のようだったが(その様子
もなんだか夫婦の会話みたいで少し苛ついた)、買い物までにショッピングモールの遊歩
道を歩きつつ散歩でもしようか、ということらしい。散歩どころかデートじゃない、まる
っきり…と思ったがここは耐える。
そのうち、上条の真横を歩いていた真っ白な修道服の少女――大覇星祭で上条に抱きつ
かれていた例の少女が、少年の腕に両手を絡ませながら器用に一軒の店を指さした。
「あーっ、とうまとうま、あれが食べたいかもっ! すごく美味しそうなにおいがしてる
しっ!」
「何? 今川焼きかー。そうだなー、あれくらいならいいぞ」
きゃいきゃいと騒ぎながら二人で店へ近づく。二人、少なくとも上条当麻には全く自覚
がないのだが、傍目には完全にカップルの様相である。その様子に少しチクリと胸の痛み
を感じた御坂美琴であったが、この場はまだ耐えて――様子を伺う。
「へー、なんか色々あるな、何が良いインデックス?」
「じゃあ、これとこれとこれと…えーっと、それから……」
すごい食欲だな、と美琴は隠れながらちょっと呆れてみたが、当の上条はといえば慣れ
っこなのか相当数の今川焼きを受け取っている。そのまま二人は店の自販機で飲み物を買
うと、近くのベンチに腰掛けて、本物なのか模造品なのか今時珍しくも竹の皮(!)に包
まれた和菓子を取り出している。
インデックスと呼ばれた少女が幸せそうに今川焼きを頬張る。幸せそうなのはお菓子が
あるからではなくて、きっと『あいつ』とそうしてるからだろう…自分がその立場なら、
きっとそうに違いないから――と考えて、ブンブンブンッ!と首を左右に振る。顔が火照
っている。
(だから今は…そう言うことじゃなくってっ!)
視線を戻そうとすると、上条の声が聞こえた。
「あっ…悪りぃインデックス、これ一つだけのヤツだった…」
と、手に取った今川焼きにかじり付いた格好のまま、修道服の少女に話しかけている。
すでに一個を平らげていた少女は、いかにも憤慨したという様子で上条に食って掛かった。
「ひっ、酷いかもとうまっ! 楽しみにしてたのにっ」
そう叫ぶと、上条に飛びつく。
「ふごっ! うおっ、アチいぃっ!」
どうやら中身が飛び出して、口の両端に付いたらしい。慌てて拭き取ろうとする手をイ
ンデックスが押さえる。
「拭き取って捨てちゃうくらいなら私が貰うもんっ!」
銀髪の少女は上条に顔を寄せると、唇の右端に着いた派手な色のクリームらしきものを
嘗め取った。そのまま、少し頬を染めながらも、悪戯っぽい目で上条を見つめる。
対して上条は一瞬で顔を真っ赤に染めると、ザザッ! とベンチの端まで躙り下がった。
(なっ…やっぱりあの子も…って、いや、今がチャンスよ御坂美琴!)
インデックスに何か強烈な刺激(ライバル心とはまだ認めていない)を受けた御坂美琴
だが、今が好機と上条の元に歩み寄る。
「へー。仲がよろしいことでお・ふ・た・り・さん、って、これって不純異性交遊なのか
なーっ? どうなの黒子? そうなら風紀委員に協力するけど?」
突然現れた御坂美琴の姿にか、あるいはさっきのインデックスの行動を見られていたこ
とにか、上条が硬直する。上条に話しかけてからすぐ振り向いたが、案の定、白井黒子の
姿も見つかった。後を追けられているのも織り込み済みだ。
自分が居ることがバレていたことに一瞬身体を硬直させた白井だが、美琴の様子が戻っ
ていることに安堵したのか、はっきりとした口調で答える。
「衆人環視の中で白昼堂々の大胆な行為、十分に風紀を乱して下さっていますわね♪」
その言葉を受けて、御坂美琴は上条の元へとさらに歩み寄る。上条は冷や汗を垂らしな
がら硬直するのみ。かろうじて、
「み、御坂サン? 調子戻ったの? でもいきなりそんなでは上条さんは――」
と呟きだしたが、構わずベンチの背後、上条の真後ろに立つ。そして、少年が無意識に
突き出したであろう右手を握ると、
インデックスが嘗め取ったのとは逆の唇の端に付いていたクリームに唇を寄せて嘗め取
った。
一瞬、上条の唇に自分の唇が触れたような気もする。心臓が破れそうなほどの鼓動を伝
える。顔が火照ってきそうになるが、今は耐えた。
「いっつもいっつもアンタには見せつけられてるけど――これからはそうはいかないかも
よ?」
自分が今できる精一杯の笑顔を見せつける。真っ赤に顔を染めた上条の横で銀髪の少女
が『何するの短髪ー!』とか叫んでいるが、今は気にならない。白井黒子もきっと背後で
硬直しているだろう。
でも今は、あのモヤモヤから抜け出して、上条を出し抜いてやったことで胸が一杯だっ
た。
『妹達』――いや、むしろあの10032号ひとりかもしれない――のライバル宣言も、
上条を取り巻く多くの少女達のことも、気にならないと言ったら嘘になる。
それでも今は…これで良い。きっともう一歩を踏み出せる日が来る。そして、その日は
遠くない――心がそう、告げている。
「じゃあねアンタ! 今日のところはバイバイ!」
そういって御坂美琴は駆け出す。今になって顔が火照る。背後からは、慌てて白井が連
いてきているようだ。
今まで通りではないけど。
そのほんのわずかな違いが。
きっと明日からの日々をもっと素敵にしてくれるに違いない。
走りながら、御坂美琴の口からは笑みが漏れていた。
(了)
悩むと良くありません。
書けたらすぐ投下しましょう。
と言うのが今回の教訓orz
GJ!!!! 美琴が最高に可愛い!!!
お年頃キター!!
>>211 胸を張っていい。
貴方も神の座の一席にいると、私は信仰している。
218 :
136:2007/01/22(月) 02:48:24 ID:rlhTpbVH
>>211 ナイスだぁああああ!もう、爽やかな美琴にハートがぶち抜かれましたよ!?
とにかくGJですよ、兄貴!
TSと聞いちゃ黙ってられねぇなぁ……よし!おいちゃんに一つ案がある!という感じで一つ。
◇○◇
魔術結社を壊滅させるために単独でとある廃ビルへ乗り込んだ一つの人影。
その影の名はステイル=マグヌス。
たった一人の少女のために全てを捨てて炎の刃を取る漢。
全てを灰燼に帰す雄々しき姿。
あれを見よ。
あの漢を見よ。
その姿こそは少女成り。
「なんだこれはぁああああああああああああ!?」
そんなこんなで魔術結社に乗り込んだ際に喰らった魔術。
その日のうちは全く効果を表さぬで気づかぬでござんしたが、次の日、目覚めて見れば、
……なんと、見るも可憐な少女になっているじゃあございませんか。
これは一大事と手回ししても、周りはそのままで良いじゃないかと言う始末。
なれば、と最後の手段はあの男。
幻想殺しのあの漢。
炎剣片手に今日も行く。ステイル=マグヌスは今日も往く。
「死ね」
「ちょっと待て、いきなり死ねってアンタ誰どわちゃちゃちゃちゃー!?」
「とうまー!?」
ちょっと目的ずれたけれども、ステイル=マグヌス今日も往く。
◇○◇
皆様の反響が大きかったのに少々驚き、同時に大いに感動いたしました。
やはり書いたものを褒められるというのは筆者にとって嬉しい事で……ありがとう御座います。
ネタを下さった
>>1には私が捧げられる限り最大限の感謝を。
ちなみに続編はクロキスとも含めて執筆中です。少々お待ち頂きたいと思っております。
劣化させないよう頑張って往きたいと大往生。
上のモノはスクライドを見て、今噂のコードギアスを見て、カレン・シュタットフェルトというキャラクターを見て、
「あれ?これ目の下にバーコード付けたらTSステイルじゃね?」
とか思った末の予告モノでありまして。
もしも需要がありそうならば、書いてみたいと思っている次第です。
……ダメカナ?
それでは長文、失礼いたしました。
モルスァ
219 :
136:2007/01/22(月) 02:49:46 ID:rlhTpbVH
>>1氏だった……っ!迂闊……でも感じ(ry
申し訳ありませんでしたー!
>>136氏
いいよいいよー。
ドンドン書いてくれ。
TSステイルだと!
けしからん!
そんな面白そうなのは俺が書く!
…って、ダメ?
いいんじゃねえの、別にネタがかぶっても
むしろ2パターンぶん見たいかも
ステイルの女性名詞はなんだろ?
ステラ?
頭の足りないけどスタイルはいい金髪の女の子が出た俺は間違ってはいまい。
某アプリの元気っ娘盗賊が浮かんだ…ってわかる奴いるのか?
>>199ですが、薬剤関係と言えば天草式だったねーちんしか適役が居ません。
※TS物です。
まだ途中までですが、TS物が大丈夫な方だけお読み下さい。
上条当麻は、自室のベットに横たわっていた。
「あー、だるー・・・」
いつもならユニットバスで寝ている上条が、何故ベットで寝ているのかと言うと、
「38.7°・・・休日に熱を出しで安静にせざるを得ないなんて、やっぱり不幸だ・・・」
と、高熱を出した為にベットで寝ているのだ。
(それにしても、熱を出すことでしかベットで眠れないと言うのは普通じゃないだろ・・・)
その原因となっている居候の少女は、ベットの脇で正座しながらこちらの様子を
伺っている。
一応本人は看病らしき事をしているらしいのだが、水を大量に溢したり、
雑炊を作ろうとして放火未遂をしでかしたりと大変迷惑な看病である。
「そういえばとうま、かおりに相談してみたら『多少副作用は有りますが、
熱は直に引いてくれます』って幸せそうに言いながら薬をくれたんだよ。
水を汲んで来るからちょっと待っててね」
と言い、水道水を汲みに行った。
(ま、神裂から貰った薬なら信用できるだろ)
そう思い、インデックスから水を受け取り薬を流し込んだ。
数分後、薬を飲んだ為か眠気が襲ってきた。
「悪い、インデックス。昼飯は作れそうに無いから小萌先生の所にでも行ってくれ」
「わかったんだよ、とうま。じゃあ行って来るからちゃんと寝てなきゃダメだよ?」
そう言って、インデックスは扉から出て行った。
インデックスが出て行ったことで静かになり、上条も眠りに就く事にした。
(何か寝苦しいな・・・。汗でもかいたか?)
体に違和感を覚えつつ、時計を見た。
「もう4時間経ったのか・・・」
そう言い、体を起こしつつベットの脇を見た。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ベットの脇に居たのは白い修道服の少女ではなく、少々露出の多い服を着た
長髪の女性だった。
「・・・神裂!?」
「はい。どうかしましたか?まだ体の具合は良くなって無いのですか?」
何故か怪しげに見える笑みを浮かべながら、神裂はそう聞いてきた。
「いや、別に調子が悪いって訳じゃ・・・。って、何か髪が伸びてるような気が
するのですが・・・・・・!?」
いや、よく見ると髪全体が異常なほど伸びている。
肩甲骨辺りまでストレートに伸びる髪が自らの背後に有った。
(人間って寝ている間にここまで発毛するものなんですか!?)
上条が混乱している中、神裂は微笑んだままこちらを見ている。
少し冷静になり、更に体に違和感が有る事に気が付いた。
(何か肩が何時もより重いような気が・・・)
そう思い、自分の上半身に視線を落としてみる。
そこには、2つの若干控えめな丘が有った。
(なんだこれ!女性の胸部付近に存在する『アレ』ですかー!?)
神裂の視線も忘れ、パニックに陥っている上条。
一瞬我に返ったように止まり、下半身に視線を向ける。
(イヤまさかこれは無いだろ有り得ない確認するのは一応念のためだ)
と、句読点を忘れたかのように高速で考え、丁度股間の辺りに手を当ててみる。
そこには、男を男として存在させる為のアイテムが無く、代わりに平らな布の
感触が指に伝わった。
ショックで3秒ほど固まり、何かを思い出したようにハッとする。
(そうだ!インデックスが言っていた神裂に貰った薬か!)
「おい!神裂!」
「はい、何でしょう?」
「・・・・・・」
あくまでニッコリとした顔を崩さず、こちらを直視してくる。
「これはどういう事なんだ!俺の体はどうなっている!」
「見ての通りですが?一々言葉にしないと理解できないんですか?」
・・・・・・・脳が思考を停止しそうに成る。
「それより、禁書も夜まで帰ってこない様子でしたので、今なら邪魔が入りません」
「はい・・・?お、おい、どうしたんですか神裂さん!?」
「すみません、もう我慢が出来ないようです」
そう言うと、神裂は上条の頬に手を当て、ゆっくりと顔を近づけた。
思いついたものを思いついたまま書き綴りました。
SS書く事は初めてなので、多少の不出来等は大目に見てやって下さいorz
では、続きを書く事があればまた。
231 :
KATU:2007/01/22(月) 21:39:37 ID:Lb3qXGcg
GJ!!
続きが読みたいですねぇ〜
自分も続き書かなきゃorz
炎の少女ステイル〜マールボロは危険な香り
「しくじった」
髪を真っ赤に染めて両耳には大量のピアス、右目の下にバーコードの刺青を入れた少女
は、三日前に呟いたのと寸分違わぬ苦々しげな口調で吐き捨てた。
少女の背後では、真っ黒な修道服に全身をぴっちりと包み、顔以外に肌が露出している
ところがないのにやたらとお色気を振りまいているほのぼのシスターさんが、洋服を取っ
替え引っ換えしながら少女を着せ替え人形にしている。
「シスター・オルソラ、そっちのほうが似合ってたのでは?」
「ルチアさん、あなた様もそう思います?」
サイズがちょうど同じくらいだったからと、最初は已む無く、しぶしぶながらといった
感じで少女を自室に導きいれた、ルチアと呼ばれたシスター――『アドリア海の女王』の
件でロンドンに逃げ延びたローマ正教の戦闘部隊の一人――も、いつの間にやら着せ替え
ごっこに夢中になって、少女を連れてきたシスター、オルソラと服選びに没頭してしまっ
ている。
少女はいかにも『困った』という風に、部屋に入ってきた、世界に20人しかいないと
いう聖人の一人である神裂火織に目線を送ったが、その神裂も
「もう少し派手なくらいが良いんじゃないですか?」
などと言い出す始末である。
「いい加減にしてくれないか? 僕は問題が解決するまで当面着る服がない、と言っただ
けなんだ。こんな目に合わされる必要は全くないはずだろう?」
下着姿のまま(実はその下着もルチアのものだ)、体や腕にも刺青が見える赤い髪の少
女が痺れを切らして叫ぶ。まるっきり男口調だが、周囲の少女たちもまた動じる様子はな
い。
「何を言いますかステイル。ここを頼ってきた以上は恥ずかしい格好で街を歩いてもらう
わけにはいきません。少しくらいは我慢しなさい」
「そうですよブラザー・ステイル。せっかくお貸しするんです、似合ったものを着てもら
ったほうが服も喜びます」
「まあまあ。こんなに素材がよろしいのに、遠慮しては駄目なのですよステイルさん」
少女を取り囲む3人が口々に意見を叩きつける。
それを聞き、赤い髪の少女ステイル・マグヌスは、着せ替え人形を続けさせられること
へ苦々しげに溜息を吐いた。
そう。
この少女こそ、『必要悪の教会』でも屈指の魔術師にして炎のルーン使い、ステイル・
マグヌスその人なのである。
何故にこんなことになってしまったのか――元凶は三日前に遡る。
「しくじった」
数年前にイギリス清教を裏切り、地下で魔術結社などという馬鹿馬鹿しいものに血眼に
なっていた元上司の始末を命令された。
その男は、例えば天草式のように流れながら活動をしていればもう少し手応えもあった
ろうに、同じ場所に拠点を構えると言う愚を犯していた。それなりに力のある魔術師であ
ったから、しばらく姿を眩ますことが出来ては居たものの、見つかってしまえば一箇所に
居を構える敵など、逆にステイルの敵ではない。
作戦は完璧だった。雑魚どもは控えている『必要悪の教会』の手勢がすべて制圧してい
るだろう。
ところが、最後でしくじった。いや、作戦としては成功の範疇なのだ。
しかし、完璧な包囲網の元、天草式に学んだ布陣術で強化された魔女狩りの王を伴い挑
んだ戦い――実際は戦いにもならなそうだった――の決着も着こうかというとき、一瞬気
が緩んで怪しげな術式を受けた…様な気がした。それに気を取られている隙に、
「自害されるとは…生け捕る余裕は十分にあったのに……あの男と関わってからどうも上
手くいかない気がする」
禁書目録の件で関わった日本人、科学側の拠点である学園都市の住人、上条当麻の姿が
頭に浮かんだ。
「ちっ…。面白くない。何故僕があんなやつのことを思い起こさなければならないんだ」
毒づきながら、懐からマールボロの箱を取り出すと、一本取り出して火を点けた。
その拍子に、今度は学園都市で出会ったとある女性を思い出す。
『またこんなキザったらしい名前の煙草を選ぶなんて。さてはあなた、映画俳優か何かに
憧れて喫煙を始めたクチなのですかーっ!?』
自分が一緒に居た頃の、禁書目録のシスターによく似た雰囲気だった。
(コモエ・ツクヨミ…とかいったか…?)
何故かイライラが募った。点けたばかりの煙草を吐き捨てる。
「馬鹿馬鹿しい。仕事も終わりだ。撤収するぞ」
このときステイルはらしからぬミスをしていた。
何らかの術式を受けたのにも拘らず、自分に対して魔力探査をしなかったのだ。このと
きその手順を怠らなければ、その後、後から思えば自殺したくなるほど恥ずかしい大騒ぎ
をせずに済んだはず、だったのだ。
その三日目の朝。
ステイル・マグヌスは最大主教のお間抜け書類に悩まされることもなく、さわやかな朝
を迎えていた。
毛布を払い、手を伸ばして伸びをする。
ベッドから上半身を起こし、再び手を伸ばす。袖が妙に余っている。おかしいな、と思
いつつも袖を上げようと片腕を寄せると、上腕がなにやら柔らかいものに当たった。驚い
て下を見る。するとそこには――
やたらブカブカになって、ちゃんとボタンを閉めてあるのに艶かしく開いてしまってい
るパジャマの胸元に、谷間が出来ていた。
「なっ、なっ、な…」
慌ててベッドから飛び出そうとして、ズボンの裾を踏んづけてコケた。したたかに打ち
付けた鼻を押さえながら立ち上がる。痛さに涙が滲んだ。が、今は痛みよりも鏡である。
裾の長さにさらに何度かコケそうになりながらも、バスルームに飛び込んで鏡を見る。
そこに写っていたのは。
大きすぎて片方の肩からパジャマがずり落ち、悩ましげな胸元を晒す、真っ赤な長髪の
美少女だった。
呆然と口が開く。
自分の体を直接見回す。そして、再び鏡を見る。
やはり、鏡に映っているのは赤い髪の美少女。
『必要悪の教会』の猛者、ステイル・マグヌスは自分の姿を見て卒倒すると言う稀有な
経験をすることになったのだった―――。
再び目が覚めても、この悪夢は覚めなかった。恥を忍んで、ローラ・スチュアートに事
態の説明はしなければならないだろうが、このままでは外出も出来ない。
「神裂くらいにしか釈明できまい…なんとか着るものくらいは調達してもらおう」
そう思い、教会から与えられた携帯電話(何故か学園都市製だった)を掴むと、小さく
なってしまった手のひら――身長は40cmは縮んでいるようだった――に悪戦苦闘しなが
ら神裂火織の部屋へと電話を掛ける。
神裂の部屋に掛けたはずなのに何故か電話に出たのはオルソラ・アクィナスで、電話を
替われと押し問答しているうちに事情を喋らされ(実はオルソラは尋問の達人なのかもし
れないとステイルは後から思った)、その納得するとも思えない理由をあっさり肯定する
と、ステイルの部屋に押しかけたオルソラはまるで拉致でもするかのようにランベスの女
子寮へと彼(もはや彼女といったほうが正しい)を連れ去った。
ここで話は冒頭へ戻る。
周囲では自分に着せるための服の話でかしましい声がする。
煙草を喫おうとしたら、「この部屋は禁煙です!」とルチアに煙草を箱ごと取り上げら
れた。ルチアに腕力で負けたときは精神的なダメージも大きかった。
とりあえず、今この瞬間は耐えるしか無さそうだ。
それ以上に深刻な現実があるのだが、目先の騒動に耐えていたほうがまだ精神的にまし
かもしれない。
それでもその可憐な唇からは。
「ふっ、不幸だ……」
と、どこかで聞いたような呟きが漏れるのだった。
>>136氏、ネタパクっちゃったゴメンね;
しかも勢いで書いたから無茶苦茶だ。
続きも考え中だけどもし良かったら何人かでリレーするってのも面白いよね。
「私は尋問の達人よ!」
237 :
136:2007/01/23(火) 00:46:03 ID:B/jhyq1h
見れない……
239 :
136:2007/01/23(火) 01:10:36 ID:B/jhyq1h
覚悟ワロスwwww
そういや散様もTSキャラだったなw
元ネタww
上条を右手で掴んでをチンしそうな女の子ですねww
242 :
115:2007/01/23(火) 22:57:53 ID:SgA4YnrD
TSネタ流行っていますねー
いやはやそれがしも流行に乗りたいところですが考える余裕がなく……orz
>>579氏
ネタをすぐに文章に変換できるその業……貴方が神か?
ともあれGJなのですよー
>>136氏
絵がッ! 絵がー!!
GJ!!
TSっつうか、
たまたま当麻と一緒にいたビリビリが魔術がらみのゴタゴタに巻き込まれてフタナリにされてしまう。
んで、ソレが白黒にバレて…。
ってネタが浮かんだのだが、力不足により断念。
誰か、このネタを上手く料理してくれんだろうか?
百合子⇔一方 一日のうちに互いを行き来する設定
夢が広がるぜ
おれは鈍器ライトノベルを思い出したw
>>244 それなんて終クロ?とか思った俺は川上作品中毒。
249 :
139:2007/01/24(水) 03:11:30 ID:Iu0Y0bpU
<序奏> 〜グッバイオカマ!よろしく女性化!〜
「が―――ッ!?」
暗い空間に鈍い音と共に男の声が響く。
鈍い音とは男が壁に叩きつけられた音であり、声は苦悶という色を持っていた。
男はまだ若さを持つ、下手すれば女にも見えるような美貌を持った人物だ。
「なにをしていたかはわからないけど。まぁ、僕には関係ないことか」
部屋の闇の中から更に一人の男が歩み出てきた。
右目の下にバーコードの様な刺青を持った赤い髪の神父だ。
二メートル近い長身だが、その童顔のせいか微妙に幼く見える。
彼は大量の指輪をはめた指で口に咥えた煙草を取るとおもむろにそれを投げ捨てた。
その煙草は地面につく前に炎を纏い燃え尽きる。
男――【必要悪の教会】の魔術師であるステイル=マグヌスは燃え滓を踏みつけ、
目の前で壁に寄りかかる男を見下す。
「それじゃあ、さよならだ」
そう言うと同時、ステイルの手に炎の剣が生まれる。
摂氏三千度の高熱を発し、しかし、ステイルを焼くことは無く周囲の物を蒸発させる炎の剣。
ステイルがそれを振り上げると同時、男の表情に変化が起きた。
「―――」
それは恐怖でも絶望でもない。ただひたすらに歓喜を訴える表情。
男は整った口元を獰猛な形に吊り上げたのだ。
……!?
咄嗟に飛び退くが男は動かない。
ただ男は凶暴な笑みを浮かべたままステイルを見るだけ。
短い静寂が二人の間に訪れる。
「ありがとう、と言っておくわ」
男の声が空間に響く。
その言葉の意味にステイルは眉を顰め訝しげな表情を作った。
そして、同時に嫌な汗が額を流れる。
……なんだ、この余裕は。
下手をすれば今の一撃でこの世から消え去っていたというのに男はなおも笑う。
そこで気づいた。
手に持っていた炎剣が消滅しているという事に。
「……っ!?」
「貴女の魔力――確かにいただいたわよ――ッ!」
男は気持ち悪い口調と共に体を前に投げ出し、両手を勢い良く地面についた。
それと共に部屋内に大規模な変化が起きた――地面が光を放ち始めたのだ。
地面を何本かの線が走り、それは円を基礎としてある図形を作って行く。
その図形とは――、
「魔法陣か――!」
「そう……もう魔力が尽きていたからどうしようかと思ったけど、アナタのおかげね」
男がよろめきながらも立ち上がる。
しかし、ステイルは動く事が出来ない。
魔法陣による効果かどうかはわからないが体が言う事を聞かないのだ。
思わず奥歯を噛み締めて目の前でよろめく男を睨む。
「あら、やぁね。形勢逆転されたからって、そんな顔をしたら良い男が台無しよん?」
男はよろめきながらも余裕を持っているかの様な口調でステイルに言う。
ステイルはその口調を気持ち悪いと思いつつも、男を睨み続ける。
「……一つだけ訂正をしてもらおうか」
「?」
男が首を傾げるのを見てからステイルは相変わらず苦々しげな表情で、
「僕がこんな顔をしているのは、貴様如きに【切り札】を使う事になるなんて思ってもいなかったからだ」
男が再度疑問の言葉を発することは無い。
否、あまりに強い感情の奔流に言葉が出ないのだ。
それは恐怖の権化だった。
それは絶望の象徴だった。
それは地獄の業火の化身であった。
「【魔女狩りの王】。ここに来る前にルーンを刻んだカードを色んなトコロに貼り付けておいてね」
まさか、本当に使う事になるとは思わなかったけど、とステイルは溜息を一つ。
一瞬にして目を戦士のものへと変えると、冷酷に己の切り札に向かって告げる。
「焼き払え」
○
朝日が差し込むホテルの一室。
そこそこ豪華に整えられたその部屋の端に設置されたベッドが蠢く。
「……ん」
ベッドにかけられた毛布から漏れる声は少女のものだった。
まだ幼さの残る顔立ちにそこそこ伸ばしたセミロングの、丁度前髪を中央で分けた赤い髪。
目の下のバーコードの刺青が異色を放っているものの、その寝顔は可愛らしいと言っても過言ではない。
少女は数度蠢くと、やがて体を持ち上げるように起こし、目を覚ますために目を擦った。
「む……なんだか体が重たいな……昨日魔力を使いすぎたか……。んー……ん?」
伸びをすると同時に感じる違和感。
なんだろう、と体をチェックしてみるが特に問題は――、
「――ッ!?」
と、視線を降ろしたところで少女の動きは停止した。
少女の視線の先にはぶかぶかになった服の隙間から見える僅かに膨らんだ慎ましげな双丘。
何時の間に服が巨大化したのだろう、と一瞬現実逃避に走るがそれはない。
つまり、服が大きくなったのではなく――体が小さくなったのだ。
少女は凄まじい速度で布団を抜け出すと即座に走り出す。
扉を開け、廊下を走り、再び扉をぶち開けて洗面所へと飛び込むとすぐさま洗面台の前へと立った。
洗面台に設置された鏡に映るのは一人の可憐な少女。
「……なんだ、これは……」
急いで走った来たせいか、それとも寝返りが激しかったせいか、それは乱れた黒いTシャツを着た己の姿だった。
「っ!」
鏡の両端に手を付いて己の顔を凝視する。
背は30cm以上縮んでいるようで、それに合わせて体も小さくなっている。
キレ目な目付きを持った美少女と言っても遜色ない整った顔立ちを持った少女。
右目の下にあるバーコードの刺青からかろうじて過去の自分の姿を見出せると言ったところか。
というか、そのせいでこれが自分だと認めざる得なかった。
「待ってくれ。なんで僕がこんな……」
頭を抱えてしゃがみ込むと同時、
「ステイル、起きていますか?」
ドアをノックする音が響いた。
ビクゥッと体を震わせて顔を上げる。
……しまった、このホテルには神裂達も―――ッ!
「待――ッ!」
声を出そうとしたが咄嗟に口を塞ぐ。
この声では自分がステイルだと言っても信じて貰えそうに無い。というか、色々拙い。
ならばどうするか。
思考を走らせるものの上手い考えは出てこない。
このまま寝ている振りをして神裂が去るのを待つしか――、
「おや、神裂さん。鍵が開いている様でございますよ?」
「シスター・オルソラ。それはピッキングって言うんですよ」
「アニェーゼさん。それは言わないお約束でございます」
扉を開く音が聞こえる。
勝手に入ってくるなぁー!と思うが、時は既に遅し。
ステイルがいる洗面所まで足音が聞こえて来た。
洗面所の扉は開きっぱなしのため、このままではすぐに見つかってしまうだろう。
それは拙い。
いや、直接会って話した方が良いのだろうが、まだ心の整理が出来ていないのだ。
故に今誰かに会うのは拙い。
どこか隠れる場所は無いかと周囲を見渡し、ある一点でステイルの目が止まる。
おそらく接敵まで後数歩と行ったところ。
だから、ステイルは迷わなかった。
……洗面所はバスルームと繋がっている――ッ!
即座に奥まで足音を立てずに急ぎ、扉を開けてバスルームに飛び込む。
同時に洗面所の入り口の方を歩いて行く足音が聞こえた。
恐らく足音の数からして神裂とオルソラ、最近イギリス清教に改宗したアニェーゼの三人。
息を殺して、扉の隙間から見てみれば丁度三人が扉の前を通り過ぎるところだった。
「しかし、ステイルがこんな時間まで起きてこないなんて珍しい……余程疲れていたのでしょうか?」
「まぁ、あれだけ派手にやっちまえばそりゃ疲れるでしょう。最後なんて自分で死にかけてたじゃないですか」
「【魔女狩りの王】の炎が天井に燃え移って、あわや大惨事になりかけるところでございましたからね」
案外普通に会話出来ているオルソラに驚きつつもステイルは額に青筋を浮かべつつ三人の声を聞き続ける。
しかし、会話が不意に切れる。
何事か、と聞き耳を更に立てると神裂の声が聞こえた。
その内容とは――、
「……何故ズボンだけが落ちているのでしょうか……」
ピシリ、と確かにステイルの時だけがその時停止した。
確認のために急いで視線を降ろすと、
「ぶっ」
何も生えていない――大切なところ丸出しの下半身が見えた。
慌てて顔を真っ赤にして視線を上げるが、頭の中は沸騰状態。
前代未聞。自分の体を見て顔を赤くするとは、と自分を叱咤する一方、仕方ないとも思う。
誰だって異性の体を突然見せられたら、顔を赤くする事ぐらいあるだろう。
別にステイルが初心な訳ではない。
手で黒いTシャツの裾を押さえて隠すが今度は服の隙間から未成熟な胸が見えて更にステイルの顔を赤くさせる。
「〜ッ!」
なんとか試行錯誤してボタンを止めた上で裾を押さえるという事で落ち着いた。
気持ちを落ち着け、再び扉の隙間から神裂達の会話に耳を傾ける。
どうやら、三人はステイルのズボンを見て停止していた様で会話は左程進んでいないようだった。
「そりゃ……ねぇ」
「あら、なぜ顔を赤くしているのでございますか、アニェーゼさん?」
「う、五月蝿いですよ、シスター・オルソラッ!」
「?」
なんだか色々誤解されている気がするが、今は誤解してでもいいからさっさと出て行って欲しかった。
しかし、続いてオルソラの楽しそうな声が聞こえた。本当に楽しそうな声が。
「あら、こちらにはトランクスが……」
ステイルが目を見開くと同時に洗面所にオルソラが入ってきた。
急いで扉から視線を外し、内部に隠れる。
「……ステイルには下半身裸で寝るような癖があるのでしょうか……?」
「シスター・カオリ。それをマジで言っているようなら私は貴方を尊敬しますよ?」
「あら、バスルームの扉が……」
君は扉の開閉を調べる達人か何かかー!と心の中で叫び声を上げるが、それどころではない。
このままでは見つかってしまう。
ならば、と用意してあった逃走経路へすぐさま飛び込み蓋を閉めた。
縮んだこの体だからこそ出来る芸当。
まさかバスタブの中に入っている等とは夢にも思うまい。
……勝った!第三部完……ッ!
いけない、混乱していて以前あの馬鹿の所で暇つぶしにと呼んでいた本の台詞が混じった。
バスルームの扉を開ける音。
「ステイルさん、コチラでございますか?」
入ってると思うなら何故開けるのか、それは彼女にしかわからない。
おっとりしているようで狡猾な部分がある女性、それがオルソラ=アクィナスだとステイルは勝手に思う。
声を殺して身を固め、オルソラが去るのを待つ。
暫く摺ると、彼女の溜息をつく音が聞こえ、続いて足音が遠ざかるのが聞こえた。
……行ったか?
少しだけバスタブに乗せた蓋を持ち上げてバスルームの扉を見ようとし、
「見つけたでございますよー!」
凄まじく元気な声と共に蓋が取り上げられた。
罠かー!と今日何度目かわからない心の中の悲鳴を上げるが、目の前ではオルソラがキョトンとした顔をしていた。
引き攣った表情で視線を返すステイル。
「シスター・オルソラ。見つかったんですかってぇ――!?」
「アニェーゼどうかしたとぁー――!?」
神裂とアニェーゼが固まりながらも扉を開けたままの状態でこちらを見ているのが見えた。
視線をオルソラへと戻す。
すると彼女は凄まじく良い笑顔で瞳を輝かせながら頬の横で両手を組み合わせ――、
「あらあらまぁまぁ!とても可愛らしくなったのでございますね、ステイルさん!?」
「そんなわけあるかぁー!?僕だって好きでこんなか……っこ……」
あ、と口を開いた状態のまま思わず硬直してしまう。
……鎌をかけられた……!?
今のステイルは、右目下のバーコードの刺青さえ隠してしまえば髪の色だけが似ている少女に見える筈。
オルソラ達が一目で自分だと看破出来るはずが無い。
だからこそ、オルソラは本人かどうか確認するために鎌をかけたのだろう。
「ステ……ステイルなのですか……?」
「これは、また……」
「とっても美人でございますよー?」
驚愕の表情を作るアニェーゼと神裂の二人とは別に相変わらずの笑顔をステイルに向けるオルソラ。
ステイルはもうどうしたら良いのかわからなくなってバスタブの隅で涙目になりながら震えていた。
この時の構図を表すならば、蛇に睨まれた蛙という表現が正しかっただろう。
ステイルの受難は始まったばかりだった。
254 :
139:2007/01/24(水) 03:26:08 ID:Iu0Y0bpU
今回はここまでです。
恐らく今回の構成は序奏を合わせ、五回程の構成になるかと……エッチシーン……いりますか?
ともあれ、ここまで読んでいただいた方には最大の感謝を。
出来れば次回も読んでいただければ幸いです。
それにしても、魔法少女と聞くと見たことも無いのにこの名前が浮かぶ私はもう駄目かもしれない。
閑話休題。
それでは。
GJ。
ステイルは微乳でも巨乳でもおいしいな
それとオルソラに対する印象は139氏のものと同じなんで素直に感情移入できる。
これから存分にステイルたんを弄んでくれそうだw
次回以降も我慢汁垂れ流して待ってるよ。あと、エッチシーンは別にいらないや
無理に付け足してテンポ崩れるくらいなら別にいらないな。
GJ。
続きが待ち遠しいザンス。
GJ。しかしステイルよ…第三部完とか言った時点で既に負けてるぞwww
GJ。
妙にテンションの高いステイルに笑わせて頂きやんしたw
エッチシーンは
>>255に同意。
あればあったで嬉しいけど、なきゃ無いでこの感じなら十分面白いので大丈夫。
ん?なんか腐った臭いしね?
……むぅ。儂は期待しているが、やはり肌に合わぬ御人も多いか……
禁書板の専用スレに移って頂いた方が無難……か?向こうも活気付くし。
まーその方が荒れないかもな。TS=腐女子っつー謎の等式を信仰してる小さい子もいるし…
263 :
139:2007/01/25(木) 17:39:17 ID:Y2J9V4qB
何時の間にか腐女子になっている俺ガイル。
というか、俺も書いててエロが無いのにエロパロはどうよ?って思ったしなぁ……。
入ってもオルソラ×ステイルの微妙なエロだし。
期待してくれる人には悪いが、禁書板行ってきますぜぃ。
あ、あとこれ、置いておきますね。 つ【ビアージオ×火野】
んー、いい気になって配慮が足りなかったですね…
禁書板に移るか、そもそもが人のネタのパクリだしここまでにするか、
どっちにしてもここで続き書くのは止めときます。
保管庫の管理人さんも申し訳ないですが>232->234は無かった方向で。
お願いします。
TSも良いんだが
禁書板が過疎してるから其処で書いて欲しいんだぜと
流れの殺される瞬間を見た
なんでもござれの禁書スレでこういう流れになるとは酷い
前もって注意書きして投下すればNGする人はするからそれでいいだろうに
嫌なら読まなきゃ良い
流れの全部がこの一言に集約されますね
しかし目につくのが掲示板。嫌なら〜とか言っててもな。
特殊なネタなら名前か目欄にTSなりNTRなり入れておいた方がいいかもな。NG登録すれば見えなくなるし。
言い争うみたいになるのはイヤだなあ。
まあ、自分も原因を作ったうちのひとりなのでデカイ口叩けませんが。
注意書きもしなかったし。
流れ戻したいし、タイトルもまだ考えてないけど、
お年頃の次にしようと書きかけとったのを投下するです。
まったりの流れが帰ってくると良いなあ。その後は神降臨期待。
「はふう…とうまの匂いがするんだよう…」
上条当麻が登校して数時間。まるで紅茶カップのような、純白に金刺繍を施した修道服
の少女インデックスは、その朝まで部屋の主である少年がユニットバスの中でくるまって
いた毛布を抱き枕のようにしながら、ベッドの上を転がっていた。
修道服のフードは当の昔に外れてベッドの脇に落ちており、彼女の長い銀髪がベッドの
上に広がっているのだが、瞳を半分閉じて、半ば恍惚とした表情で毛布に顔を埋めるイン
デックスはそのことにも気付かない。少女の相棒でもある三毛猫が『カマってくれー』と
ベッドの上に飛び乗ったが、直ぐに、恍惚となった少女には全く相手にしてもらえないと
悟ったか部屋の隅で丸まってしまった。
外は雨。
季節外れの早い台風の影響で前線が刺激されているとかで、ここ数日は同じような天気
が続いている。
少年は洗濯物が乾かないし布団も干せない、と妙に家庭的な文句を呟きながら登校して
いった。それ以前に『こんな暴風雨で授業やんのか?』とも言っていたが、まだ帰ってこ
ないところを見ると、少なくとも学校の門は開いていたのだろう。
とは言え、インデックスもこんな天気ではこっそり外出しようという気にもなれない。
上条がやむなく部屋の中に干していった洗濯物も、晴れていれば上条のものが外へ、イ
ンデックスのものは中に干すことになっているのだが、今日は部屋の中で男物のトランク
スと小さな縞々の三角形が並んで吊るしてある。
なんだかその事が急に気恥ずかしくなって、思わずベッドに転がってみたのだが、今度
は上条が畳んでベッドの上に乗せていた毛布に突っ込んでいくことになってしまった。天
気のせいもあって何日も干していない毛布には上条の体臭が多少なりとも染み付いていて
――
いけないと思いながらも、上条の『におい』に気持ちの箍のようなものが外れてしまっ
た。その後、マタタビに酔った猫みたいに上条の毛布から離れられない。
いけないと思いながらも、上条の『におい』に気持ちの箍のようなものが外れてしまっ
た。その後、マタタビに酔った猫みたいに上条の毛布から離れられない。
ちょっと汗の匂いのする毛布に顔を突っ込むと、なんだかその毛布の主に抱きついてい
るような気もする。もっとも、その少年に噛み付いているときには抱きつく以上に近くに
くっついているのだが、本人にその自覚がない、と言うか薄い。
『噛み付く』という行為にしても、興奮した時の癖に過ぎなかったはずなのに、いつの
間にか上条を取り巻く少女たちよりも近くにいたい、触れていたい――そんな思いが暴走
してしまっているが故の行為になっているのだろう。これまたインデックス自身の自覚は
まだ薄いのだが。
無意識に抱きしめた毛布を甘噛みする。
「んっ…」
鼻腔いっぱいに上条の体臭が広がる。
全身に震えが走り、心臓の鼓動が早くなる。顔が熱くなってきた。
さらに強く毛布を抱きしめると、衣服が肌を擦って切ない感触が電流のように身体を巡
る。
「とうまのバカ…どうしてお風呂なんかで寝ちゃうんだよ…」
もちろん、なぜ上条がユニットバスに引きこもってしまうのかは――理屈は判る。
どうひっくり返しても上条は男、インデックスは女だし、それに高校生くらいの暴走し
がちな時期、特に性に強く興味を抱く時期に同衾などして間違いが起こることを上条は避
けたいのだ。
上条は、何かの拍子に間違いが起こったときにインデックスを傷つけるのではないかと
恐れているのだろう。
でも。
上条だって覚えているはずなのだ。
少女自身も覚えていない『自動書記』と『首輪』術式を上条がその右手で破壊して、彼
女が始めての自由を得たとき。
あの真っ白な病室で。
心の底から勇気を振り絞って言ったあの言葉―――
『インデックスは、とうまの事が大好きだったんだよ?』
嘘偽りのない真実の気持ち。訂正するとすれば『大好きだった』ではなく。
今も大好きなのだ。何にも代えがたいほどに。
その気持ちは小さくなるどころか、彼女の小さな胸から張り裂けそうなほど大きくなっ
ていっている。
修道女、つまりシスターは神にすべての愛を捧げる者、つまり神と結婚している立場だ
という。もちろんそんな事は理解しているのだが、少女がイギリス清教のシスターという
身分にあるのは、もっぱら頭の中の10万3千冊の魔道書のためだ。
信仰心が薄れたとか、イギリス清教から離れようとか、そんなつもりはないけれども。
むしろインデックスという少女が自分の在りようを振り返ったとき、そこにあるのは宗
教や魔術、ましてや科学などといったものではなく。
上条当麻という、自分を自分たらしめてくれた少年。
その隣に居たい。
それが、インデックスという少女の望みであり、彼女にとっての存在意義なのだ。
毛布などでは物足りない。何にもなくてもいい。もし、何か間違いが起きてしまったと
しても―――
(…ち、ちょっとそこまでは……か、考えないほうがいいかも)
いろいろと生々しい妄想に至ってしまい、顔を火照らせながらもその生々しい部分だけ
を意識から無理やり排除する。
深く息を吸い込んで、吐いた。窓の外で強さを増し始めた風が、送電線を叩きながら建
物の間を駆け抜け、甲高い音を立てているのが聞こえた。風が強くなるのに合わせて、窓
を叩く雨の音も激しくなる。あまり酷いようならシャッターを閉めとけよ、と上条が言い
残していったが、電動シャッターの使い方は未だによく判らない。
ガタガタッ! 突然派手な音を立てて窓が風雨に揺れた。
「ひゃうっ」
少しだけ落ち着いてみると、大丈夫だと判っていても雨風の音にちょっとビクビクして
しまう。
が、今回はそれが彼女にとって有利な材料になるのではないかと閃いた。
(たしか日本の台風ってすごいんだよね……大袈裟に怖がって見せたら、とうまもベッド
まで出てきてくれるかも…)
どうも今夜台風が直撃するらしいと言うのは、朝、上条がテレビを見ながら言っていた。
ただでさえ季節外れなのに、さらに大型の台風のようだから、建付けが色々と悪いこの
学生寮なら『か弱い女の子』が恐怖を煽られても不自然でない程度の騒音や振動も起きる
だろう。そこを利用するのだ。
(…今夜はこんな毛布じゃなくてとうまと…)
これと言った理由もなく、それでもこの思い付きが上手く行くような確信めいた感覚に
頬が緩む。
「えへへ…今夜は離さないんだよ、とうま…?」
どれくらい続くのかー
とか、
オチどうしよー
とか
そんな状態なので。
神降臨期待。でもってまったりやりましょう、前みたく。
インデックス
残念ながらそこは男子寮なんだ
…隣土御門だから聞こえても良いのか?
しかし逆隣はどうなる?
今まで一度も描写されてないようだが
土御門乱入で寝取られ
そのころ隣では舞夏と元春でギシアンだろ?
>>279 ぶっちゃけ普通に聞こえそうだから困る。
つか、御主等の望むシュチュエーションってどんなのがあるよ?
参考にしてみるから言ってくれると嬉しいかもしれないぜぃ。
ええい、ここにはストレートに禁書に萌えたヤツはおらんのか!?
もういい!>579氏の禁書は俺が貰って行く!
>>281 お前だけにはいかせないぜ!
すまん
>>579氏。言い忘れていたがGJ!禁書かわいいよ禁書。
>>280 目が血走ったねーちんがむ・り・や・り
アニェーゼ部隊+オルソラで一人一回お礼参り
小萌先生による禁書へのドキドキ個人レッスン
ひとまず思いついたのはこんなとこ。
このスレで始めて禁書に萌えた気がするよ
579氏、GJ!
>>579 GJ!
せっかく神レベルの禁書がきたので
ストレートに当麻に甘えるやつが見たいなー。
安全ピンネタはまだか?
ずっと待ってるんだが…
>>288 安全ピンでチクチクさしてソフトSMか?
青ピがニヤニヤ笑いながら禁書の乳首やクリに安全ピンを刺して
「ヒギィッ!!」とか「アギッ……ガッ!!!!」とか叫び声を
上げさせてる。そして、それを全身縛られて身動き取れなくて
でも目は閉じられない状態の上条さんが見せ付けられる。
そんなシチュエーションを考えた俺は間違いなく病んでる
>>290 NTR好きの俺もそこまでは考えなかったわ…
むしろ当麻の知らないところで調教をすすめられていくシチュエーションのほうがいいと思うぜ
痛い系はカタルシスを感じない。じっくり快感で精神を蕩かしていく方が興奮する
>>291 ああ、いや…すまん。俺は快楽による調教をすまして、その最終段階でと考えていたんだ。
つまり、まず禁書を快楽で攻め堕とす。そして命令で当麻との関係を持たせるんだ。
そうして、禁書には背徳感と快楽で、当麻には愛と快楽で縛り付けたあとに
>>290のシチュに行くわけだ。そうすることによって当麻と禁書の2人が
精神的にも肉体的にも壊れていくのが楽しめるとか考え
ああ、こんなんだから友人にドン引きされるんだよなぁ……orz
>>292 なるほど、誤解してたわ
youが「わかってる」人で安心したYO
四肢切断した後に薬物投与で人格改造好きな俺は間違い無く・・・・・・
だが、茨の道だと知っていてもこの道を進む事は決して間違いじゃないと信じてる
いやいやいや、帰って来ーいw
小さい子を愛でつつナチュラルに染め上げるのが王道だろ?
ここはおまいらの変態性癖を暴露する場所ではないんだぜ?
変態性癖ではない
これほもっと高尚で宗教的な・・・つまりあれなんだよあれ
お前らこえーよ
グロ系は正直勘弁して欲しいとこなんだが
グロはTSより嫌う人いるからねー……あんましおおっぴらに語るものじゃないかもしらんね
グロやロリって哲学的な問題だな
人によっては幼女の裸ですらグロに入るかもしれない
グロは確かになぁ……。
>>283 >アニェーゼ部隊+オルソラで一人一回お礼参り
つまり最終的にはオルソラが全員を虜にしちゃって当麻達が助けに来た頃には一人で制圧と言う事だな。
オーケー、受信した、書いてくる。
エログロナンセンスなんて言葉もあるくらいだからなぁ
間接的表現のグロまでも規制すると味気ないSSしかかけなくなる
グロもロリもTSも何でもいける俺は勝ち組み
>>305 ここでは自慢するほどでもない 戦闘力で言えばバーダック程度
ところでねーちんがマンコオッパイになるのはいつですか?(ネーチンチン
ところで・・・・・・お前らが言ってるTSってなんだ?
当麻×ステイルの略じゃね???
トランスセクシャルだっけか、別転換物
薬だの魔術だの何らかの理由で性別が変わったりそもそも最初から異性に改変されてたり(これは通に言わせれば邪道らしいが)
最近は男主人公を女体化させて百合百合ワールドを楽しむのが流行りかね
男主人公を女化させて親友と絡ませるのが基本だろう
親友が女になるのでもいいが
おいおいマジレス早すぎなんだぜ?
>>311 >>308が上手い事言ってくれたせいだろう……
ちょっと前に腐扱いされた少数派(♂)としては、新人さんにそーゆー偏見?は持ってもらいたくない訳で
なんか変な流れだな
つまり皆はこう言いたいんだな?
―――エロパロとはなんぞや?
スレが進んでると思ってwktkして見てみたら・・・
おまいらがそんなんだから俺の横でねーちんが寝ちまったじゃないか
下世話な雑談は本スレでやりにくいからな
Y談なくして何がピンキーか!
おーけーだ兄弟
つまり雑談しながら神を待つ訳だな
とりあえず踏み外した生活の人を待つ
よし乳の大きさについて語ろうぜ!!
とりあえずオレはCに近いBカップに一票!!!!
ここで御坂×御坂妹の百合を熱望してみるんだぜ!?
>>318 誰の父、もとい乳の話をしてるのかにゃー?
己の理想の大きさかな…?
323 :
136:2007/01/27(土) 01:16:13 ID:1zoUyr0f
>>320 嬉しいこと言ってくれるじゃないの。いいのかい、俺はおしぼり娘でも食わせちまうって……二度ネタか?
ところで、皆に質問をば、今熱愛聖人の続きを書いてるんだけれども……。
五和の性格は少し内気だけど気の効く戦うおしぼり少女って感じでオッケーなのだろうか。
11巻までしか持ってないから天草式の会話からソレくらいしか情報が得られないのですよ!?
あと理想のデカさはともかく乳はデカさではなくバランスだとワシは思うのですよ?
12巻では出てこないからそれでおk
ぴんくの乳首があれば大きさなんて二の次ですよ
>>136氏へ
五和もふくめてヤッチャイナー。
この展開だと当麻VS天草式編なのかな?
誰もいないうちに小ネタ投下
睡眠が食欲、性欲に並ぶ人間の三大欲の一つであることは当然ご存知だろう。
それ故に人間は、『快適な睡眠』というものを常に求めている。
詳しく言うとノンレムだかノープログレムだかが関係しているらしい、それと室温だな。
だがご丁寧なことに毎日何かと疲れさせてくれる出来事に困らない俺にはあまり関係ない。
そして今日も気持ちよく目覚めることができた。 特に今朝は清清しい気分だ。
まぁ何かと不可抗力により不幸な目に会うこの俺に神様がくれた些細な仕送りだろう、一年に数回の。
小窓を開けると、底深い青空にチチチと雀がSケン……要するに飛び回っていて、
この時ばかりは、このカミジョーさんも小鳥の囀りを聞いて一層心安らかな気分に……
「とうまとうまー!早く朝ごはん作ってほしいかも!」
ならねぇ。
舞う鳥を撃ち落とす猟銃のようなドンドンという音がバスルームに響き渡る。
いやまぁ別に『お兄ちゃん起きてー』とまでは言わんでいいが、もう少しお淑やかに起こしてください。
過ぎ去った数秒のユートピアに別れを告げつつ、俺は曖昧な返事と共に部屋を出た。
普通の高校生なら起床前に煌く白米と湯気立ち昇る味噌汁などが置いてあったりするのだが、ここは学園都市である。
洗顔、着衣などに加え朝飯の用意が追加されることにはもう何とも思わないが、食事一人分の追加には頭を悩ましていた。
「とうま、何だか最近オカズが偏ってるんだけどどういうことかな」
多分お前の目の前に座っている奴の部屋の居候が原因だ。
「なー」
猫の手も借りたい俺に同情するかのように、猫が膝を叩いている。
分かってくれるかスフィンクス、お前はできた人だ。 いや、できた猫だ。
「んなぁ」
よく見てみると口に猫缶(ツナ)を咥えていた。
たまには胃以外から指令を出せお前ら。
─*─
何度も言うが今日はいつもより清清しい朝だ。
デフォルトで胃が2つあるようなシスターに噛み付かれてもまだ元気はある。
漫画ならこんな日から新展開が始まるかもしれんが、正直カミジョーさんにそこまで妄想力はない。
宇宙人や未来人、超能力者みたいな新キャラはお呼び出ないから、このまま平穏に過ぎてゆく日常を下さい。
「ちょっと、何で今日もいつもより早いのよ」
あ、ボスキャラ登場ですか。 もう残り3週くらいですね。
「……顔見ただけでムカつくのは生まれつきなのかしら」
不満そうに腕を組むのは、学園のレベル5が一人、超電磁砲の御坂美琴だった。
「というか何でそんなに爽やかなのよ。 何?宝クジで500円でも当たった?」
「そんなに幸せの水準は低くねえ。 まぁあれだ、この頃寝起きがいいだけだ」
「ふーん。 いいわね単純で」
つまんなさそうに俯きながら、考え込むように黙り込んでしまう。
……今日もか。
この頃御坂は妙に不機嫌というか情緒不安定というか、憂鬱な日が続いている。
それ故に、融解点は上がったが沸騰点は下がったみたいな感じで、元気がない時と起こる時の二極化が激しい。
ちょっとからかっても生返事しか返してこないと思ったら、携帯の故障で突然怒ったりだ。 そういや俺の携帯も最近おかしいな。
悩みがあるのかと尋ねれば、「別に」の一点張りなもんで、何か隠しているのは明白だが正直打つ手がない。
まぁレベル0の男の俺に、レベル5の女の悩みなど考えても仕方ないだろう。 ただ手術室のランプの消灯を待つだけである。
「えーっと、アレだ御坂。 寝る前に温かいミルク飲んだり枕元にハーブ置いたりとかしたらよく眠れるらしいぞ」
「誰もアンタのオススメ安眠法なんて求めてないわよ」
怒るような呆れるような、あまり御坂ではみたこともない顔で突き放された。
「……それじゃ、あたし早めに授業始まるからバイバイ」
言って、髪と不機嫌さを後ろに流しながらスタスタ去っていった。
なーんだかな。
─*─
「──だからねカミやん、女の子ってのは鎖骨が重要だと思うんよ、鎖骨」
何度も繰り返すが、朝からエセ関西弁で女体注目ポイントを解説されても気にしないほど俺は清清しい。
本来ならここに土御門が揃い三羽鴉、ではなく三バカーズとなるのだが、今二人しかいないのを見ると多分一人は遅刻だろう。
というかHR前に語る内容じゃねえだろソレ。 見ろ、既に白い目がお前を取り囲んでいるぞ。
「とか言いつつ僕ァ若干興味あるように見えるよカミやん」
……実を言うと少し。
「けど何か違いとかあんの? ホラこー形とか?」
「フフフ、よく聞いてくれたねん」
どうでもいいけど中途半端に〜ねんとか使うな。
「そう! 形状、ツヤ、位置、大きさをありとあらゆる視点から測定し、研究、評価。
クラスで確認した中で良質のブツを持ってるのは、僕ランキングAA+ランクをお持ちのを吹寄……」
「私に何か用?」
ドッギャ〜ン!というSEと共に青い頭が180度回転した。 意外!それは吹寄ッ!
「い、いやぁ? 僕ァ別になんでもな」
「ああ、コイツが確認したところでは吹寄が立派なブツをお持ちだとか」
その言葉に、吹寄は一度大きく目を見開いて
「……ほほう……確認したと……!」
「ちょっ、カミやーん!! 違う、違うで!? そんな冷たい飯を食わされるようなことはしてへんでー!!」
吹寄さんから何だかラスボスを倒した後のダンジョンみたいな音がしてらっしゃる。
大地の震えと崩れ行く瓦礫に、青髪の耳のピアスがブルブルと振り子運動をしていた。
「いやまー別に見えちゃったもんは仕方ないだろ、コイツは視てたんだけど。 そういや俺も前にチラっと見た憶えが」
「コイツを倒して貴様の出方を見ようか上条当麻」
瓦礫の中から強大な威圧感を放つ真・吹寄が現れる。 ごめんなさい気に障ったのならすみませんもう言いません。
「……とりあえず、用件を先に言いましょう。 これよ」
怒りを呆れに変えた吹寄が肩の力を抜き、ポケットから一枚の紙を取り出す。……『独力清掃期間』?
「そう。 『個々の独力清掃運動を促進し、生徒に環境美意識を啓発を……』。 要するにたまには自分達で掃除しろって事」
ああ、言われて見れば張り紙がしてあったような。 でもこれ単に電気代を節約したいだけじゃ?
「……そういうネガティブな発想でしか物事を捉えられないのか貴様は」
いやしかし今日の俺は大いに前向きだ。 うっかり手が滑ってナイフ飛んできても笑って許せちゃうくらいに。
「そうか、話が早くて良かった。 じゃ、これよろしく」
そう言って吹寄はもう一枚薄っぺらい紙を手渡した。 一番上に、『トイレの清掃にあたっての詳細』と書かれている。
「書いてあること見れば大体分かるから、昼休みのトイレ掃除頑張るように。 あ、用具は雑に扱わないこと」
へっ?
「ちょっと待って! こういう手のかかる場所はクラスの美化委員とかのお仕事じゃありませんこと!?」
「うんそれ無理。 あっちはあっちで会議があるようね。 ご苦労様」
「いやいやいやっ! そもそも美化委員じゃない数十人余りからなんで俺が選ばれ」
「お・ね・が・い」
もはや願望ではなく強制としか言えない様な感じで睨まれた。 いやフツーここはせめて女らしさを掲示しようぜ吹寄よ。
「いやまぁ一人じゃ辛い思うけどガンバりやカミやん」
With苦笑いな青髪ピアスが肩を叩き、ポンポン手を置かれるたびにハァフゥ溜息がこぼれる。
うな垂れて手元の憎き清掃活動の概要紙を見てみると、ある波線部が引かれた一文を見つけた。
『清掃活動は、多人数でやるとよいでしょう』
「……」
「……」
「よーし昼休み一緒に頑張ろ」
「スマン僕ちょっと用事あるんやった! えーと確か、わ、わ、わ忘れ物があったんだってことでガンバレカミやーん!」
脱兎のごとく逃げやがった。 もうお前は友達じゃない、ただの青い巨木だ。
─*─
溜息の花だけ束ねたブーケで花屋が開けそうになる頃に、ようやく任務を全うすることができた。
ああ腰痛い。 でもよく頑張ったな俺、アイラブミー。
「あれ、上条ちゃんじゃないですかー?」
「おおカミやん、トイレ掃除とは中々良い志だにゃー」
入り口を出たところで、待っていたかのようなタイミングで二人に声をかけられた。
未来エステ技術を使ってるとの噂をお持ちの小萌先生と、色々と謎の多い隣人の土御門だった。
「一人で清掃に励むなんてよく頑張りましたね上条ちゃん! 先生は嬉しいです!
そうですね、報酬として飲もうと思っていた麦茶を贈呈しましょう! はいどうぞー」
ラベルが見えた瞬間、「あ、ありがとうごきゅ!」と一気に飲み干す。 あー美味い、聖杯に入っててもやっていけそうですよ。
「そーいや土御門。 お前今来たの?」
「にゃー。 ちょっとヤボ用があってな」
恐らくはアッチ側かコッチ側の仕事に呼ばれだろう。 俺の経験上、「朝から巨人と戦ってました」とか言われてももう驚かない。
「用!? 学校よりも大切がヤボ用がある高校生なんていません! 大体土御門ちゃんはこの前も……」
学校生活における遅刻と欠席の悪影響を熱心に語り始めた。 これ黙って聞いてると軽く茶菓子2箱はいけますよ奥さん。
「にゃー小萌センセー。 怒ってばっかだと小ジワができて男に逃げられたり、なんて」
「なっ!? べ、別にそんな事土御門ちゃんには関係ないでしょう、って何で勝手に教室に帰ろうとしてるんですかー!!」
二人の実年齢など知らないが、こうして見ると土御門の方が年上の兄に見えてくるな。
「いやー笑っていられないですよ先生。 俺が見る限り最近ちょっと行動が年寄りくさくなったような」
その言葉に、躍動感を持っていた小さな四肢が硬直した。 やばい、失言だったようだ。
「……カミジョーちゃん。 センセーは大人であって決して生徒から年寄りと言われても全く気にしない錯覚に陥る事ならじですよ」
ちょっ、小萌センセ! 言語機能に著しい障害が見られます!
「そうですね、美化もついでに資料の整理でもしますか。 上条ちゃん手伝ってください」
そのままゆらーとトイレの二つ横にある資料室に入っていった。
「あ、あーカミやん。 昼休みはまだまだたっぷりあるからゆっくりやったほうがいいぜい?」
何故か土御門は同情の念と過去の苦しみを思い出すような目をしてそう言う。
「なんだ、一体何が起こるんだ?」
「にゃー……やってみりゃ分かるぜい」
何か凄くデジャヴを感じるぞ。
「ちょっと職員室まで運んで欲しい資料があるんですよ」
付いて来た部屋で、何やらゴソゴソと背を向けながら小萌先生がそう言った。
「ああ、それだけだったら別に……」
「よいしょっと」
ドサドサッ! と広げた両手に物凄いGが掛かった。
な、何なんですか、なんて重量ですか、これ広辞苑ですか。 な、何で、つつ追加してるんですかぁっ!
「じゃあ、よろしくお願いしますね」
可愛らしい笑顔と凶悪な重圧を残し先生はトテトテと部屋を出て行く。
聳え立つブックタワーは、高層建築で砂上の楼閣という最悪パターンだった。
─*─
「何。新しい柔軟体操?」
……姫神、それ以外に何か感想は?
「ユニーク」
せめて心配してください。
ピラミッド建設関わったエジプト人並に疲れたおかげで、朝の清清しさはもうナイル川辺りまで流されてしまった。
寝惚けながら腰に手を当てて机にうな垂れている俺はさぞ惨めだっただろう。
しかも昼休みが終わってから放課後までほとんど舟を漕いでいたらしい、涎の軌跡が少し残っている。
「大丈夫」
……何が?
「私は。見てない」
「現在進行形で嘘つくな」
受け取ったポケットティッシュで涎を拭く。 ついでに湿布もあったら貼ってくれ。
「ん? そういや何でお前放課後残ってるんだ」
言われて姫神は用件を思い出しのか、「そういえば」と小さく呟いた。
「校門の所に。 君を探してるって人がいるんだけど」
「どんな奴だった? 言っとくが背が高い神父だったり赤い髪だったりしたら帰って貰え」
「……あの人と君の縁は知らないけど。爽やかそうな一般生徒だった」
爽やか? 俺の脳内辞書に、『爽やか』で検索できる奴は一人しかいなかったはずだが。
しかし、何でアイツが俺に?
「分かった、ありがとな姫神。 ちょっと行って来る」
手を振って答える俺に、姫神は、「うん」と1ナノメートルくらい首を動かす。
「ところで」
教室のドアを開けたところで、姫神が唐突に話を振った。 まだ他に何かあるの?
「耳にしただけなんだけど」
「ああ」
「鎖骨属性って何?」
答える前にちょっと斧貸してくれ、後で木一本転がしてくる
─*─
校舎から出て見えた人影は、やはり記憶の中にあるものだった。 肩越しに鞄を持ちながら手を振ってみる。
それに気づいたのか、そいつは振り返って軽く微笑み、ゆったりと近づいて話しかけてきた。
「ああ、お待ちしていました。 もう帰ってしまわれたかと思いましたよ」
爽やか好青年、微笑みの貴公子、ヘルシーインテリな海原光貴がそこにいた。
最初に会った時の『海原光貴』と印象が変わらないのは、恐らくその時の『海原光貴』の努力のおかげだろう。
記憶の底から、あの8月31日の暑い日が浮上してくる。
俺が最初に出会った『海原光貴』は、偽者───とある組織のスパイ魔術師で、
俺を殺す命を受けながらも、かなり遠まわしにそれを拒んだ言わばイイ奴だ。
しかし目の前にいる本物の海原光貴は、一連の出来事が済んだ後に数回会っただけである。
あの後巻き込んでしまった事に対する謝罪(詳しい理由はトバして)のついでに見舞いに行って以来、話らしい話はしていない。
「いやー久しぶり。 ……あん時は本当に済まなかったな」
腕の方ももう大丈夫か? などと聞くと、上品に苦笑しつつ海原は答える。
「よしてください、侘びならもう十分にもらいましたから。 土下座をしようとまでしたのは少々驚愕でしたが」
やはりあの時と変わらないような身振り口ぶりで頭を掻いた。
大丈夫、土下座なんざ2日に1回はしてるさ。 でも頭まで擦り付けてるのにその上から噛み付きとかチョップって何なんだろうな。
「それだけ仲が良いという証拠ですよ、僕としては羨ましい限りです。 ……では、そろそろ本題に入りましょう」
海原の空気と目の色が変わったのを見て、次の言葉を待った。
「御坂さんについて、です」
……やっぱりか。
「ま、そんなとこだとは思ったけどな」
「やはりお気づきでしたか」
そりゃそうだ。 俺とお前を線で結ばれているのは御坂という中継地点を通っているからな。 話題になっても不思議じゃない。
「で、どうした? 前にも説明したけど俺と御坂はただの友達だぞ」
「………ええっと、僕が言いたいのはそんなことではありませんよ」
何? 言っとくがアイツの好みや趣味は知らんぞ? 特技はビリビリで間違いないが。
「もしかして分かっておられないと? 貴方もそこまで鈍感ではないでしょう。」
──。
あ、今ちょっとピクッてなったけど大丈夫だぞ。 続けてくれ。
「そうですね。 さらにいうと、最近の御坂さんについて、です」
「最近? というと、例の妙な機嫌な御坂のことか」
「ええ。 ただ憂鬱なだけなら特に問題はありませんが」
海原は少し困った顔をして口を濁す。 あれ? 態度に関しては問題ないんだ?
「心配ではあります。 ただ、それだけでわざわざ貴方の所まで来ませんよ」
………いや、正論は言ってるんだコイツは。 けど何故だろう心無しムカツクのは。
前任の新入社員魔術師君が妙に輝いていたせいか、余計に海原が淡白なベテラン事務員に思える。
「問題視しているのは、御坂さんによって具現化した───とある空間です」
─*─
「……空間?」
「AIM拡散力場という言葉をご存知でしょうか?」
確か、能力者から無意識的に流れ出す力、だな。
「その通りです。 強力な能力者ほど、微弱とはいえ滲み出る力は増幅していきます」
姫神の吸血殺しがいい例か、アレの範囲は世界中だったか。 ……吸血鬼にしてみりゃ恐ろしいもんだろな。
「ひょっとすると、御坂の体からも常に電気とかが漏れてんの?」
「はい。 とは言っても、最近までは猫を初めとする敏感な動物しか感じない程度でしたが」
この頃の不安定な精神状態でその漏洩が大きくなった、と
「ムラが激しくなった、というのが正解ですね」
微笑んではいるが、海原の目には困窮の色が浮かんでいた。
「絶縁体をつけたかのようになくなったかと思えば、突然貯めた分を開放するかのように発揮する。
しかもそれが無意識的ですからね。 本人に言って止められるのならいいのですが、生憎そういう訳にもいきません」
それから一旦小さく溜息をついて 「もともと友好関係でも複雑な地位にいた人ですから、この影響は大きかったでしょう。
おかげで理事長である僕の祖父も手を焼いています。 もっとも、本当に気を使っているのは御坂さん本人でしょうがね」
成る程、何となく合点がいった。
要するに御坂が、電気鰻よろしく電気を無意識に放出しているから、周りに些細な被害が被っている。 携帯の故障もそれか。
それで周りが気を使うから、余計に御坂が精神的に圧迫される、と。 ……悪循環だな。
「でも、元々そうなった原因は何なんだ? 御坂がそんな状態に陥るなんてよっぽどだが」
そう言うと、海原は何故か可笑しそうな感じで笑った。 日本語は正しく使ったと思うぞ。
「これは僕の推測ですが、案外貴方の近くにいるかもしれませんよ。 その調子だと貴方が自力で結論に至るのは困難でしょうが」
何だそりゃ、さっぱり意味が分からん。 誰かが何かしたせいでああなったのか?
「いえいえ、御坂さんには何も起こってません。むしろ、何も進展がないという精神的蓄積によるものだというのが僕の推論ですがね」
ますます理解不能だ。 英文に訳してからそれを日本語に再翻訳したくらい遠回りで歪曲だな。
跳び箱の6段が跳べない小学生を励ますように、「まぁ、それを深く追求する必要は結構ありませんよ」 と海原が微笑む。
「それよりも、貴方に聞きたい事があります」
今度は語り部ではなく、聞き手としての興味を俺に示してきた。 何だ?
「貴方はどうして御坂さんの傍にいて平気なんですか?」
「……あー、簡単に言うと俺はアイツの電撃やらは効かないんだ。 そういう能力でな」
そう言うと海原は、「ああ、成る程」とわざとらしくポンと手を叩いた。
「そうでしたか。 僕はてっきり貴方が微笑みの影で耐え忍んでいたのかと」
いくら微弱な電撃つってもいつもピリピリしていたいほど俺はマゾくはない。 いや、そうなりつつはありそーなんですが。
「はは、冗談ですよ。 ……しかしこれで決定的になりました」
こいつのデフォルトは笑顔なんじゃないかと思いたいくらいの張り付きっぷりだな。 「で、決定的って何のことだ?」
「単刀直入に申し上げます。 僕は皆さん、そして何より御坂さんを助けてあげたいのです」
同感だな。
「あの空間が巨大になる前に、一刻も早くこの事件を終わらせます」
全くだ。
「そこで」
ああ。
「貴方が御坂さんをデートに誘ってあげて下さい」
はい?
─*─
待て待て、海原は何と言った。 俺が誘う? Why? 何故?
「冗談はやめろ! マジ危ねえって!」
俺が。
「冗談だと思います? 解決に繋がるからこそ、こうして貴方にお頼みしているんですよ」
死ぬのは嫌。 殺されるのは怖い。 俺にはお前の御坂美琴の概念がよく分からん。
あんな状態の御坂をデートに誘ってでもしてみろ。 からかってると思われてブチこまれるのがオチだ。
「そもそも俺がそんなことをして御坂が元気になる理由は何だ」
「勘です」
簡単に言うな。
「勘と言っても、僕の推理と独断と偏見で選んだ策です。 安心してください」
ドロドロじゃねえか
「嘘ですよ。 しかし、何かしらの前進はあるはずです」
「……前進、ね」
「信じられませんか?」
「いくらなんでも唐突すぎるだろ」
「そうですか。 ……仕方ありませんね」
これだけは使いたくなかったのですが、と小さく溜息をついた。 何だ、まさか超能力で実力行使か?
「確か病院にいた時に、僕に向かって『俺にできることがあれば、なんでもしてやるよ』と、仰いましたね?」
───ッ!
ああどうして俺は『何でも』とかノリで言っちゃったのだろう。 もうこれからは二度言わねえ。 多分。
「貴方にもう一度お頼みします。 ──御坂さんをデートに誘ってもらえませんか?」
そこにいた海原は微笑みの貴公子ではなく、0円スマイルを配布するセールスマンと化していた。
………そういえばコイツはカンニングで点を集める奴だったな、すっかり忘れていた。
もうここにいるのは紳士海原君じゃねえ、ただの憎たらしいスマイルマンだ。
が、一応は借りがある。 例えコイツが極悪人でも宇宙人の殺し屋でも俺が迷惑をかけてしまった罪は消えない。
そして何より、御坂美琴がそんな状態で日々を送っていると思うとちょっぴり気に掛かる。
「……それで本当に、御坂は元に戻るのか?」
その最終確認に、海原はニッコリ微笑んだ後、
「あなたの行動次第ですよ」
─*─
「───では、よろしくお願い致します」
元の爽やかな笑顔と一陣の微風と共に、海原光貴は去りぬ。
……厄介なことになったもんだ。
とりあえず今の状況を幼稚園のレゴブロック並に頭の中で整理してみる。
「本当に大丈夫なのか……?」
答えのない問いは、風の音と共に消えてしまった。
───だが、ここまできた以上やらなければならない。
海原光貴と、あのもう一人の『海原光貴』、そして何より御坂自身の為にも。
だが、これだけは言わせてくれ。
俺にできる最後のワガママだ。
「やれやれ」
それではさようなら
徹底的にパロってるね
面白かったよ
>>328 思わず見入ってしまったぜぃ!?
姫神の「ユニーク」に惚れた。そういうポジションか。続きがあるならば期待してますよー。
海原は超能力者的ポジション……あ、そのままか。
うーむ、面白いがエロが足りんよ。
続きにはあるよね?
あと、不幸属性も足りないかな。
吹寄の胸に誤って飛び込むとかさ。
か、かみ、じょう、くん・・・・上、条、君?
あ・・・・
ああ・・・・
上条君
上条君!
上じょ・・・・?
上条君・・・・
神裂さんの。匂いがする・・・・
体中に。ついてる・・・・私の。匂いを。つけたはずなのに・・・・
神裂の・・・・匂いがするッ!! 上条君の体中から。あの女の匂いがするッ!
ああ・・・・あああ・・・・
あああああ! あああああああああ〜〜〜っ!!!!
何というキャスティング。
この姫神は。間違いなく一番人気。
ところでみくるは誰なんだぜ?
吹寄さんだろ。(大)はねーちんアッー!
>>344 朝倉さんはあれでいいよあの人。八巻でボコボコにされてた人
>>345 あれでいいとかでなくて台詞的にもろ朝倉じゃんって話ですよ
まあそんなことより話がスレ違い気味なので要修正ですよ!
>>341 言い忘れてたけどキモウト乙
>>329-335 上手いねー。GJ。続きは?
ところでみんなどんな風に書いてるんでしょうや?
テクニックとかあれば教えて欲しい。
自分?自分はボーとしてるとシーンが断片的に来る。文章で。
たとえばこんな風。
─*─
学校の帰り道。
奇跡としか言い様のない偶然でスーパーのタイムサービスに遭遇し、買い物袋を抱えな
がら上機嫌で学生寮のドアを開けると、なぜか猛烈に不機嫌そうな表情のインデックスが
ムスー、と部屋の奥に座り込んでおり、
その前には、さらにどういうワケか、羽をむしられた鳥のような露出度の高い修道服を
着たアニェーゼ・サンクティスがこっちを向いて立っていた。
「や、お帰んなさい上条当麻さン! お元気そうでなによりです」
「……なんでお前がここにいるんだ?」
最近では、上条自身何が起きても驚かなくなりつつある。アニェーゼへの質問も妙に冷
静に口から出ていた。
「ガードの堅いところに潜入するのはお手のモンなんですがね、さすがに学園都市ともな
ると苦労しましたよ。実際のところは泳がされてンのかもしれませんけど――、自分たち
の事件は学園都市でもどうせ把握されてると見た方が正解でしょうし、こっちも何か厄介
を起こそうとここに来たワケじゃないですから、ちょっとの間ここにいるのは見逃しても
らえるでしょうよ」
そう言いながら赤毛の少女は玄関の上条のところまで歩み寄ると、荷物を上条の手から
取ってキッチンへと置く。
「あ、悪ぃな…って、そうじゃなくって! 質問の答えになってないだろうが!」
アニェーゼの自然な動きに身体が無意識に反応していた上条だが、さすがに突っ込み返
す位の余裕は残っている。
上条の追い打ちに振り向いた少女は、一瞬だけ目を合わせると頬を赤く染めながら俯き、
少年の制服の端をちょんと掴んで、
「女の口から言わせるなんて…結構意地悪なんですね……あの、その、命の恩人に…お礼
がしたいって…もっと言わないとだめですかね?」
ぴったりと寄り添いながら恥ずかしそうにもぞもぞと呟くアニェーゼの姿に、さすがに
上条の余裕も吹き飛ぶ。自分も赤面していることに気が付き、慌ててアニェーゼから視線
を逸らすと、部屋の奥にいる居候シスターが漆黒のオーラを背負いながらこちらを睨んで
いるのが見えた。というか見えてしまった。
「とーうーまー…」
─*─
で、それを繋げていくんやけど、断片的に落ちてくるので繋げるのに苦労する。
長いのも書けんし…
長いの書くコツとかあるなら誰か教えて。
アニェーゼ何かたくらんでそうに読めた。
どう見ても電波です。ほん(ry
ワッフルワッフル
「ぐぎゃあああああああ」
学生寮の薄い壁を通して、くぐもった絶叫が隣室からもれ伝わってくる。
「……あいつら朝っぱらから元気だにゃー」
土御門元春はいささか呆れつつも呟いた。
現在、学園都市は日曜の朝7時ちょっと前。厳しい規則のあるところ(たとえば常盤台中学など)や、
朝のアニメ番組などを見ようなどというオタクちゃん以外の、大抵の学生たちはおそらくまだ夢の中だろう。
土御門の場合、『必要悪の教会』との定時連絡のため、1時間ほど前にベッドを抜け出していた。
定時連絡自体は報告することも、向こうからの行動指示も特に無かったので実質5分で終了した。
後はそのままベッドに背を預け、窓の外が明るくなっていくのをただ眺めていた。そうしているうちに
隣室からクラスメートの絶叫が聞こえてきたのである。
隣室には土御門のクラスメートである家主の他に、男子寮にもかかわらず、年のころなら14,5の
銀髪シスターが同居してる。空腹に耐えかねた銀髪シスターが家主を起こそうとしてこの騒ぎになった
のだろう、と土御門は推測する。
(まぁ、男子寮にもかかわらず……ってのは人のこと言えんかにゃー)
微かな気配を感じてベッドに目をやると、山のように盛り上がった掛け布団がもぞり、と動いた。しばらく
もそもそと動いた後、布団の端が内側から捲られた。土御門が声をかけた。
「おはよう」
短いながら、平素のおちゃらけた土御門からは想像もつかない優しい声音。
捲り上げられた布団から土御門の義妹、舞夏の顔が覗いていた。あまり表情の変化の少ない彼女
であるが、今は違った。蕩けるような笑みを浮かべて。
「おはようだなー」
いつも通りのちょっと間延びした口調だが、そこには普段にない甘えた響きがある。
布団から、常日頃は長袖のメイド服に隠された真っ白で華奢な腕がそろそろと伸ばされる。その腕が後ろ
から土御門の首にゆるゆると巻きついた。腕の動きに合わせて舞夏の一糸まとわぬ上半身が布団から抜け出した。
「いないから探したぞー」
首に抱きついた舞夏が土御門の耳元で囁いた。
「ごめんな」
舞夏の腕をなでながら土御門が答えた。その指が普段はヘッドドレスできっちり固められ、今は降ろされて
いる舞夏の髪を巻きつける。
「んー」
舞夏の唇が土御門の耳に軽く触れる。土御門は体を反転させ舞夏に向き合った。額が触れ合うくらいの
至近距離。互いの唇が互いを求めるように近づき、重ねられた。
土御門の舌が舞夏の口中を探り、舞夏の舌がそれに応える。明るい朝日の差し込む部屋に不似合いな
淫靡な水音が響く。
唇が離れる。互いの唾液が糸を引き、二人の間に短いつり橋を形作る。それを見て二人は思わず吹き出した。
「大好きだぞー」
「あぁ、俺もだ」
いつも通りのこんな休日の朝。
ギャワーこのシスコン軍曹め!!
おkkkした
356 :
115:2007/01/28(日) 23:19:20 ID:PWtBvOGO
>>579氏
アニェー最高GJ!
自分も一介の長編書きですが、テクとかは特にありません。
強いて言えば、まずシーンを想像して文章化する、みたいな?
まあ、これの方がやりやすいからやってるだけであって、やっぱり書き手によって得意な方法とかあるんでしょうね。
長編の場合だと大まかに起承転結の一部分を設定してから細かい部分を書いていくとやりやすいかと。
これもあくまで我流のやり方ですが……
結局何の力にもなれず、すみませんorz
>>353 義妹だからって……許せん!!
でもGJ!!
そんでもって続きをば
エロからどんどん遠ざかってるのは気のせい(じゃない)
「かぺっ」
彼の口から間抜けな声が漏れる。
首が不自然な方向に曲がる。
そして。
ぱしゃっ、というシャッター音が鳴り響く。
「……………………………………………………………………………………………………………………………………」
全ての運動量を吐き出した革靴(ローファ)がポトリと落ちる。
どうやら革靴単品で飛んできたようだった。
プリクラの出入り口には暖簾という最終防壁が張ってあったはずだが、それすらをぶち抜いてくる破壊力には感心すべきだろうか。
上条はこの理不尽な状況に革靴に八つ当たりをしようかと思ったが、その前に美琴が振り向き、
「……え? アンタ、その革靴どうしたの?」
と聞いてきた。
とりあえず上条は判断できる所までを説明してみる。
「なんか、外から素っ飛んで来たんだが。というかこれ、常盤台中学指定のものじゃねーか?」
は? と美琴はワケワカランといった表情で返答しようとする。
が、その直前に、
「大丈夫ですか、とミサカは状況を確認しつつ中に居るであろう人命の確保を優先します」
バサッ!! と暖簾が勢い良く捲り上げられた。
上条と美琴は声のした方に振り向く。
そこには御坂美琴に酷似した少女―――というか、彼女のクローン体の―――御坂妹が立っていた。
「おー、御坂妹」
「ああ、あなた方でしたか、とミサカは偶然出会えたことに嬉しく思いながら挨拶をします」
ペコリ、とお辞儀をする御坂妹。
彼女はいつも通り頭に電子ゴーグルを付けており、あとは美琴と寸分違わずそっくりな格好をしていた。
ベージュのブレザーに大き目の赤いリボン、紺系チェック柄プリーツスカートに革靴……のはずだが、何故か御坂妹は革靴を履いていない。
つまりは靴下以外何もなかった。
「あれ? お前、なんで何も履いてないんだ……?」
上条は即座に疑問を投げかける。
すると、御坂妹は少し困ったような(実際にはほとんど無表情なのだが、上条にはそう見える)感じで、
「それについてなのですが……今さっきこちらにミサカの革靴の一つが投げ込まれるのを確認したのであなた方の無事を祈りつつ回収しにきたのです、とミサカはあなたの手にある革靴を確認しながら懇切丁寧に説明します」
「じゃあこれはお前のだったのか。ま、外傷より精神的なダメージの方が大きかったけどな。ほれ、返すよ」
先ほどその革靴に八つ当たりしようと思っていたのを隠し、上条は御坂妹に革靴を手渡す。
彼女は無表情のまま革靴を受け取り、
「ありがとうございます、とミサカは被害を与えてしまった事に謝罪しながら礼を言います」
「いいってことよ。んな大したことじゃねーし」
ちなみに上条は、これらのやり取りをしている間に美琴が若干不機嫌な表情をしていたことに気付いていない。
「……それよりアンタ、なんでそんなトコにいんの?」
今まで自分がスルーされていたことへの怒りを抑えて御坂妹に聞く。
「これまでの経緯を語ると長くなりますが、それでもよろしいのなら、とミサカはお姉様(オリジナル)からの疑問に答えます」
御坂妹は街の表通りを歩いていた。
普段なら時間的には街に学生達が進出するにはまだ早いのだが、本日は学園都市全体の学校が午前中授業という事もあり、歩道は早くも学生達で賑わっている。
当然彼女が出歩いていても不自然ではないのだが、身に纏っている服装が常盤台中学の制服という事もあり、自然と周囲から注目される。
御坂妹は気にせず淡々と歩を進める。
彼女が街に出たのは少し買い物がしたかっただけなのだが、実際にはリハビリという意味合いが強い。
何故なら御坂妹を含め、全ての『妹達(シスターズ)』はとある事情で各施設で調整を受けなければいけない身だからだ。
その調整も第二段階に入り、外に出て入院生活で鈍った運動力を取り戻す、といった名目で外出許可が出ている。
ちなみに彼女達は今まで『買い物』を楽しむどころかそれ自体に興味も示さなかったのだが、カエル顔の医者がお金を出して『女性は家事全般が出来た方が優秀であり、
金銭面の配慮が出来れば男性も好みやすい』といった知識を与えた瞬間、いろいろと学習に出る為にスーパーマーケットやらデパートやらに進出することが多くなった。
そこで同じ顔に遭遇することもしばしばあるのだが、三人以上で遭遇することがなかったので他人からは双子としか見られなかったようだ。
まあ、姉妹でも揃って常盤台中学の制服を纏っていると、流石に普通の目では見られなかったが。
そして、今日も検体番号(シリアルナンバー)一〇〇三二号、御坂妹はとあるスーパーで商品と睨めっこしていた。
「……む。ここはキャベツが安いのですね、とミサカは先週行ったスーパーでの価格を比較して相場を割り出します。代わりにと言ってはなんですが、きゅうりは高いようです、とミサカは物品の価格差のバランスに少々感心します」
ふむふむ、と野菜売り場で色々と呟いている不思議少女に周囲の人々から視線が集まるが、やはり彼女は気にしない。
やたらとマイペースなまま御坂妹は別の商品も物色していく。
「大根の価格は先のスーパーでも変わらないようですね、とミサカは集計結果を統合します。……おや、あちらではタイムセールで鮮肉全商品が二割引ですか、とミサカは価格の計算をしながら足を運びま―――」
「あ、見知った顔はっけーん! ってミサカはミサカは人垣を縫いながら声を掛けてみたり」
突然似てるような似てないような口調の声が後ろから降り掛かってきた。
御坂妹は振り返る。
スーパーの出入り口辺りに、彼女の体をそのまま小さくしたような少女が小走りでこちらに向かってくるのが見えた。
打ち止め(ラストオーダー)。
全ての『妹達(シスターズ)』を束ねる上位個体であり、御坂妹にとって上司的な存在である少女。
打ち止めは無事に御坂妹の立っている場所まで辿り着くと、
「こんな所で会うなんて偶然だねー、ってミサカはミサカは―――ってのぁっ!? いきなり危険な銃器を鞄から取り出して一体どうする気なの!? ってミサカはミサカは危機感を感じて後ずさってみる!!」
「前回の仕打ちをお忘れですか? とミサカはあくまで冷静に対応します。ちなみにこいつの中身はゴム弾なのでご安心を、とミサカは引き金に手を掛けながら懇切丁寧に説明します」
「ぬう……ッ! すでに忘れたものかと、ってミサカはミサカは舌打ちをしながらも危機回避の為に可愛らしい仕草で誤魔化してみたり。
あとゴム弾でもミサカの体だと骨の一本や二本は軽くイくと思うっていうか公衆の面前でそういうものを発砲したら流れ弾の危険性が、ってミサカはミサカは機嫌をとるのを諦めて周囲への被害を提示してみる」
それもそうか、と御坂妹は考え直して学生鞄の中にどう見ても本物にしか見えない拳銃(デザートイーグル)を仕舞い込む。
やり取りの途中、周囲から『ぎゃあっ!』『ちょ、なんで学生が銃持ってんのーっ!?』『これヤバイって警備員(アンチスキル)呼んだ方がいいって!!』などの声が上がったが当の二人は全く気にしていない。
「……それより、何故あなたはこんな所にいるのですか? とミサカは借りは後で返してやるぞクソ野郎という本音を後回しにして疑問をぶつけます」
「お? 危機脱出できた? ってミサカはミサカは安堵の息を吐いてみたり。それはまぁアレだよ現在の保護者とはぐれちゃったの、ってミサカはミサカは舌を出してうっかりさんキャラを演じてみる」
「つまりは迷子になったのですね? とミサカは確認を取ります」
「そーそー。実際にはここじゃなくちょっとそこの玩具屋さんに行ったらいつの間にかいなくなっちゃっててね、ってミサカはミサカは“あの人”の管理能力の低さに少々呆れながら状況報告してみたり」
「それはあなたの方に問題があると思うのですが、とミサカは疑問を隠さずに告げます」
でーもー、と駄々をこねる子供のように体を左右に揺らしながら、打ち止めは口を尖らせる。
しかし、その話題も長くは続かず、打ち止め(ラストオーダー)の方から別の話を振ってきた。
「そうそうそういえばさ、ってミサカはミサカは前々から思っていた事を口に出そうとしてみたり」
「はい、何でしょうか? とミサカはとりあえず話を聞く態勢をとります」
「それー、その靴ー、ってミサカはミサカはカッコいい形をした革靴(ローファ)を指差してみる」
「……またそのパターンですか。もうその手には乗りません、とミサカは防御体勢を取りつつ暗に諦めろと告げます」
「まだ先を続けてないじゃん! ってミサカはミサカは早とちりされたことに憤慨してみたりーっ!!」
「? ではミサカの革靴がどうかしましたか? とミサカは疑問を露にします」
革靴への防御を解いて、御坂妹は首を傾げる。
ブンブン手を振り回していた打ち止めはその動きを止め、
「なんか周りの人と質が違くね? ってミサカはミサカは最近の若者の乱れた言語を使用しながら聞いてみたり」
「ああ、これは一般のスニーカーやバスケットシューズと違い、イタリア本皮製特注の革靴ですから、とミサカは淡々と説明をします。
ついでに言うと、スニーカーやバスケットシューズは布製や合成皮製のものが多いようです、とミサカは補足説明をします」
「ふーん、そうなんだ、ってミサカはミサカは情報を頭でまとめてみたり。手触りとかは変わるの? ってミサカはミサカは素朴な疑問を投げかけてみる」
「材質が違いますから多少は変わるでしょう、とミサカはこれ以外触ったことがないという事実を隠しながら虚言を放ちます。
あと、このような情報はミサカネットワークを通して既に得ているのでは? とミサカは念の為確認を取ります」
「こんな豆知識ミサカはミサカネットワークからじゃなくて口頭で得た方がコミュニケーションも取れるでしょ、ってミサカはミサカは一石二鳥の得を並べてみる」
「一石二鳥なのはあなただけだと思うのですが、とミサカは不満を隠さず感想を述べます」
「そんな事よりその革靴ー、ってミサカはミサカは強引に話題を戻してみたり。どう変わってるのかちょっと調べさせてよ、ってミサカはミサカは確信を持つための案を提示してみる」
「分かりました、どうぞ、とミサカは上司の経験値向上の為に貢献します」
そう言うと、御坂妹はその場で艶々としている革靴を脱ぎ、打ち止めへと渡す。
打ち止めは無言でそれを受け取り、
ニヤリ、と口の端を邪悪に歪めた。
「フハハハ! 甘い、甘いぞ一〇〇三二号! ってミサカはミサカは革靴両手に逃走を開始してみたり!!」
御坂妹が何かを言う前に、打ち止めはわっはっはっはーっ!! と戦国武将よろしく哄笑しながら脱兎のごとく走り去る。
慌てて追いかけてみると、彼女は人混みに紛れ、早くも姿を晦ませていた。
人混みの中から声が聞こえてくる。
「んー、履き心地がなんか違うかも、ってミサカはミサカはサイズの合わない革靴の感想を述べてみたり。これだと走り辛い、ってミサカはミサカはこの靴の機能性の低さに少々呆れながら逃走を再開してみる」
パタパタパターッ!! とサンダルで走っているような音が人混みの中から聴こえてくる。
どうやら革靴を履いたまま逃走するつもりらしい。
「……なるほど。まだ懲りないようですね、とミサカは溜め息をつきつつ状況を確認します」
御坂妹は薄っぺらい学生鞄の中に手を伸ばし、冷たい金属の感覚を確かめる。
「前回の行動パターンからあのクソガキの逃走ルートは確実に第七学区内の地下街を通ることになります、とミサカは結論付けます。
従って、ここから地下街への最短ルートを全速力で走れば七割三分の確率で追いつけるでしょう、とミサカは論理に基づく計算で追撃を開始します」
靴下だけになった足で彼女は駆け出す。
今度こそ絶対に許さん、と心に誓いながら。
360 :
115:2007/01/28(日) 23:35:10 ID:PWtBvOGO
以上。
文章長すぎて投稿規制かかったヨ……orz
それではまた今度。
なるほどそう来たか
GJ!!!!!
>>573氏
アニェー可愛いよアニェー。GJアニェー。
>>353氏
このシスコンめ!というか、これシスコンの域超えてね?濃厚な関係じゃね?
ともあれ、GJだぜ、兄貴。
>>115氏
御坂妹が……GJだぜ……っ!
>>99の幻想をキャッチ!……したのは良いんだけど、
改めて確認したら、エロパロ板のローカルルールでは画像の貼り付けNGだったんだよね。
既に
>>62と
>>103で画像貼っておいてなんだけど、
やっぱり画像の貼り付けは、半角二次元板なり禁書板なりの、しかるべき場所でやるべきかな?
このスレの住人の幻想が元ネタだからして、自分としてはここで終始したい所なんだけど、
今後のことも考えて、ご意見希望。
個人的にはOKだと思うぜ?
別段迷惑をかけているわけでもないし、むしろ有益になっているわけだからなぁ……。
まぁ、流石に関係ない画像のリンクを連続で張られたら駄目だろ、って事だと思うけど。
取りあえずwktkしながら待っておりますね、神よ。
>>363 まあ角煮に禁書スレ立てても過疎るのが目に見えているし、こっちでもいいんじゃないか?
俺も期待して全裸正座(マッパフォール)しているぜ!
青ピの入れ知恵により9968通りの萌えで迫ってくるシスターズってのはどうだろう
ミサカ一○○三二号「妹達の萌えは9968式まであるぞ、とミサカは胸を張りつつ断言します」
ヤベェ、勝てねぇ。
赤さんの出番だ
正に外道
オルソラの目が怖いw
まるでヘビだな
とうまとうま!なんかカオリが部屋のドアの前で顔を赤くしてお腹をさすってたんだけど、とうま何かした?
バイト代渡されて上条不在時に上条宅の掃除を頼まれた舞夏
「おー?何だコレ?」
インデックスのスペースであるベッド下にビデオラックを発見。
ラベルを見ると
「とうま1」
「とうま2」
「とうま3」
プロ意識からさすがに再生はしなかったものの時既に遅し。
「見たね?まいか」
背後からインデックスの魔の手が。
色々と際どかったりする上条隠し撮りビデオを見せられて
「とうまの癖はね〜?」「とうまが(ry」「とうまの(ry」
上条の魅力やら癖やらを耳元で解説されながらインデックスに色々エロいことをされ(ry
よー、カミやん。
カミやんが出かけてる時にインターホン押すか押さないか迷ってる常盤台の娘、見たぜー。
緊張してたのか時々目閉じてお腹に両手当ててたけど、今度はどんなフラグ立てたのかにゃー?
>>372 そりゃあもう色々と(笑)
熱愛聖人読み直して気付いたんだがねーちんって三穴全部初めてを当麻の「自主規制」
に奪われてんだよな。
キスよりもはやくBか。
孕ましまくってるなw
実にThat's lean
またカウント始まったな
>350氏
目欄おけ。頑張るよ。
>351氏、>352氏
どっちの続き?
>115氏
そうやねー、王道なんて無いよねえ。おっちゃんがんばる。
>362氏
あれ(>348)も続けろと?(汗)
上条が使っていた毛布を抱きしめて、頬が緩む顔をその毛布に押しつける。
「へへ…とうまにぎゅーってしてもらうんだから…」
インデックスが半ば悶えるようにベッドの上を転がりながら往復していると、不意に玄
関のドアが開いた。
「あー、ちくしょうベタベタじゃねーか…! 傘の意味無いですよっ!」
「ひゃうっ!」
上条が帰ってきたのだ。まだ昼には早い。台風の接近に授業も中断となったのだろう。
買い物袋を抱えているところを見ると、無理やりスーパーに寄ってきたようだ。そう言え
ば冷蔵庫の中はずいぶん閑散としていた。
「とっ、とうま、私は別にとうまの毛布がとうまの匂いがするから抱きついてたワケじゃ
無くって! ひ、ヒマだから寝ころんでただけかもっ」
上条が思っていたより早く帰ってきた上に、その毛布に抱きついてニヤけていたところ
を見られたと思ったか、インデックスが慌ててまくし立てる。赤面していることに本人は
気が付いているのだろうか。
しかし、それに対し上条は、
「…? 何のことかよく判らんが…。昼飯、弁当作ってあるけど早く帰ってきたから何か
暖かいのにしよう。でも、濡れちまったからちょっとシャワー浴びさせてくれ、悪いな」
と言って、鞄とスーパーの袋を部屋に置くと、着替えを掴んでユニットバスへと消えて
いった。
一瞬心臓が喉から飛び出すかと思ったが、自分の恥ずかしい行為に上条の注意が行って
いなかったことに安堵する。
インデックスは上条がユニットバスに消えたのを確認すると、慌ててフードを拾い上げ、
乱れた髪と修道服の裾を整えてベッドの縁に腰掛けた。その際、また上条の毛布を抱えよ
うとしたのに気付き、慌てて毛布をベッドの端に追いやった。
なんだか誤魔化しっぽい気もしたが、実際誤魔化しなんだからいいやとテレビのスイッ
チを入れる。
テレビの中では、若い女性アナウンサーが雨合羽に今にも壊れそうなビニール傘という
出で立ちで、どこかの港からマイクに向かって悲鳴にも近い声で台風の様子をレポートし
ていた。上条も言っていたが、なんで危ないところにわざわざ女性アナを連れて行って中
継するんだろう…と思いつつ、画面に集中しようとする。さすがのインデックスも、天気
予報くらいは見れるようになってきているのだ。
『台風は…このまま北東にルートを…ひゃあっ! し、失礼しました――』
朝の予報通り、台風は神奈川県を縦断して今夜には東京都西部に直撃するらしい。こん
な露骨な上陸ルートを取る台風も稀有なのだが――。
「…作戦決行かもっ!」
「何だ? 作戦って」
気が付かないうちに上条がシャワーから出てきていた。案外長くテレビに気を取られて
いたらしい。不意を突かれて、ガタタンッ! とベッドからずり落ちる。
「…まあ良いけど。でも外に出れないから食いまくりー、とかは困るぞ。買い物行くのも
危ないんだからな」
聞かれて恥ずかしい台詞を聞かれたと耳まで真っ赤になっていたインデックスだが、今
回ばかりは上条の朴念仁っぷりに感謝する。なにしろバレては元も子もない。
「そんなに食べることばっかり考えてないかも! ところで…とうまは今日はもう部屋に
いて…くれるの?」
インデックスの言葉に、キッチンでまな板と包丁を取り出していた上条が振り向く。
「あ? ああ、課題出されちまったからそいつを片付けなきゃならんけど、この天気だか
らな、どこにも出かけられないな……。せっかく早く終わってもなあ。悪いな、インデッ
クス、どこにも連れてってやれなくて」
予想外の上条の優しい言葉に、これまでの妄想が被さって再び顔が火照ってきた。
「ううん、違うんだよとうま、こんな天気だもん出かけられないのは判ってるよ…。一人
で待ってるんじゃなくて、とうまと一緒だからそれでいいんだよ」
必要以上に饒舌になってしまっていることに少し焦ったが、キッチンに立つ上条もイン
デックスの台詞の後、一瞬目が会うと
「そ、そうか、それならいいんだ」
と少し慌てて目を逸らした。その顔が少し赤くなっていたことは見逃さない。
(私だけの思い込みじゃないよね…? とうまだって…)
それから、特に何事もなく一日は過ぎて――もちろん台風は接近中で天気は荒れる一方
だが――、入浴も済ませた夜更け。
二人で漠然とテレビを見ながらも、インデックスが妙に擦り寄ってくることに時々不思
議そうな目を向けていた上条だったが、ふと顔を上げると、
「お? もうこんな時間か。明日休みってもさすがに寝るかー。じゃあ、テレビ消すぞイ
ンデックス?」
と言って立ち上がった。
インデックスが一瞬ビクッと震える。
「えっ、あっ、そうだね、私も着替えて寝るからっ」
「おー、じゃあな、お休みー」
そう言うと上条は毛布を抱えてユニットバスのドアの向こうへと姿を消した。
寝巻きにしている上条のお下がりのシャツを取り出す。修道服を脱いで、シャツを羽織
ると、その瞬間、シャッターが折からの暴風雨に大きな音を立てた。
「ひゃううっ」
飛び跳ねるほど(実際飛び跳ねたかもしれない)驚いて、ボタンを嵌める手が震える。
『大げさに怖がって見せる』作戦だったはずなのに、暴風雨の立てる物音が理由もなく不
安を掻き立てて――本当に怖くなってきてしまったのだ。
テレビを見ながら上条に擦り寄っていたのも、インデックスの事前の作戦でもなんでも
ない。ただ単に、外の様子が怖かったから少しでも上条の近くに居たかっただけなのだ。
激しい物音にビクビクしながらシャツのボタンを嵌める。ボタンホールが一段づつずれ
てしまっている事には全く気づかなかった。
とりあえず部屋の電気を消して、ちょっとだけでも我慢しようと枕を抱いて横になる。
刹那、大量の弾丸でも叩き込まれたような雨音がシャッター越しに響いた。
「きゃうっ、やだっ、とうま、とうまーっ」
思わずユニットバスのドアまで、何度か躓きながら走り寄っていた。そのままドアを叩
く。ほんの数秒、しかしインデックスにとっては何時間にも思えた数秒が過ぎて、
「どうしたんだよインデック……うわわっ」
大声を上げてドアを叩くインデックスに、テレビ機能を立ち上げていた携帯を脇に置い
て立ち上がる。そのままバスタブから立ち上がると、ドアを開いた。
ドアの向こうには、枕をきつく抱きかかえて涙目になったインデックスが立っていて、
上条の顔をその潤んだ碧眼で見つめたかと思うと、
枕を捨てて、飛びつくように上条へと抱きついた。
「あうう…とうまぁ…」
インデックスは締め付けるように腕を回し、潤んだ…というより半泣きの状態で上条を
見上げている。
強く抱きすくめられているせいで、銀髪碧眼の少女のささやかな膨らみが意外と強い自
己主張をしていることに気がついてしまった。しかも、掛け違えたシャツのボタンのせい
で色白な肩から胸元までが見えてしまっている。その上、上条にとっては訳もわからずに
インデックスが興奮してしまっているために、その肌は頬から胸元に至るまでほんのりピ
ンク色に上気していて――
驚きすぎて逆に冷静になった頭が、理性を裏切って蜂起しようとする下半身の状況を知
らせてきた。慌ててインデックスを引き剥がし、それでも目だけは離さずに(ちょっと前
かがみなのは許してほしい――誰に許しを請うているのかは知らないが――と考えつつ)
涙目の銀髪少女に問いかける。
「落ち着けインデックス、どうしたんだ? まず何があったか判るように話してくれ」
しかし、パニック状態の少女は再び上条に縋りつく。
「とうまぁ…やなの、やなの…怖いんだよぉ…」
居候の少女が何かに怯えているらしいことは判ったが、
(い…いんでっくすサン? 貴女のお腹がっ、貴女のお腹がっ!)
自由と開放を求めて蜂起した、もとい、してしまった青少年の主張がインデックスの柔
らかなお腹に押し付けられた格好になっている。
(カミジョーさんにも理性の限界というものがっ)
二人それぞれにパニックに陥る夜半過ぎ。
夜はまだまだ長い。
前の禁書(
>>271-274)の続きです。
当初のプロットよりエロい方向の電波が飛んでくるので、
おれのエロは寸止めなの!と抵抗中。
まだ続くのでお付き合い下さい。
………………はじめて禁書に萌えたかもしれない。超GJなんだよ!
385 :
350:2007/02/01(木) 00:59:41 ID:uaVC50QJ
信仰に目覚めそうです。
さあ禁書目録清教の入り口はこちらですよ〜。
ふう、ここのところ聖人式凄教やら超電磁崇拝塾が頑張ってたからな。
GJに乗じて盛り返しを試みてみる。
禁書教に入りたいんですが…
改宗を考えてしまった…
フレキシブルにいくぜ!
禁書撲滅教団結成
禁書撲滅教団撲滅教団結成
はて、ちょいと聞きたいんだが……エロパロ板で乙姫教の教典(作品)って神から与えられていたっけ?
登場したのはあったと思うけど…はて?
学園都市に入学するから下見できたぜーって話は普通に続き気になるぜ
バス停で会って終わったんだっけ?
今まで姫神以外の凌辱ものはないよな?
まるで姫神が凌辱されたかのような発言だ
黒髪ロングはレイプされる法則じゃないの
姫神はNTRものと小萌先生による凌辱があったよ
そもそもつかまってたときに陵辱されてた的なお話はそれなりにあったと思うぜ
灰村さんのサイトで12巻のイラストを見たが
吹寄とその後ろに隠れている姫神を見た瞬間
これはガチレズの匂いがぷんぷんするぜー!と電波を受信
どっちが攻めでどっちが受けになるか、キャッキャウフフフしながら考えちゃうぜ
ネコとタチ?
見える、見えるぞ
顔を赤らめてる姫神に圧し掛かってゴニョゴニョしてる吹寄の姿が
カミジョー属性完全防御=ガチレズという隠れた法則が!!
フラグ立てるたびに1000ドルもらってたら今頃大金持ちです・・・
1000ドルってだけで小金持ちだよな
1000ドル=約十二万円だもんな。5セントじゃないのか?
>>404 >>405 なんというピッタンコな妄想。この吹×姫はまちがいなくガチ。
……良いネタだから、熱愛聖人にそのネタが組み込ま(レディオノイズ)
おかげで刺される可能性が減ったよ上条さん!
肉体改造でふたなりとなった姫神と申したか。
それを吹寄に叩き込む。乙じゃのう。
それでも姫神さんは当麻のことが忘れられなくて
吹寄さんから離れていくわけだ。いや、2股でもかまわんが…
そして「死んじゃえ……っ!!」とか言いながら当麻の首に鋸を(ry
413 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:46:31 ID:YGFNZbdM
それなにデイズ?
414 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 09:54:19 ID:a5CyOKkt
∩∩
_ lll 「l |「l7〉 私、上条君がいないと生きられないんです。
,'´ `ヽ そ r| =∩l'| lll だから、二人を幸せになんかしませんから。
リソリノ"゙从 て lllヽλ !7 !|
ノjid ロノ †´- リl) | lll
(つYiつ ニヤリ 〈「「!!/ リ
く/_|j〉 `ー-- '
(_ハ,j
──Frag Days───
最終話 永遠に…
ふと思った
TSネタで鈴鹿百合子ネタが来ないのは何故
>>415 名前を間違えたお前に!ラッキーはやらない!
いいかげんTSから離れようぜ
寝取られって興奮しないか?
絶対に汚されてはいけないものが汚されるのが最高に気持ちいいと思うんだ
じゃあ青ピ×禁書とか(ウワナニヲスル
ステイルとヘタ錬金術師がいるじゃないか>寝取られ
あいつらはガチホモだからむ問題じゃねの
やはりここは姫神しか無いのか
処女厨にNTRの話題は厳禁
他の男と付き合ってて非処女って展開は姫神と禁書だけにして欲しい
つかアレだ、NGわーお徹底していただいて、ダメな人は絶対読まないようにする。
そうしたら百合でもTSでもNTRでも何でも投下出来るじゃないか!?
>>422 ビリビリが居るじゃねえか。世間知らずな妹達もあれだけ居れば一人ぐらいは犯られているよな
俺は吹寄みたいなお堅い女の子こそが寝取りがいがあると思うのですよ。
ガードの固い娘を快楽の淫熱で蕩かして正常な思考能力を奪い、最後はおねだりさせてモノにする…
燃えるじゃあないか。学園都市にはステキなケミカルドラッグもありそうだしな!
428 :
NTR:2007/02/03(土) 23:24:29 ID:M0nli5rn
待て
寝取られやTSの話題をする人は名前に
TS、性転換及びNTR、寝取られを付けとくべきじゃないかい
嫌な人はNGワードに登録しとくだろうし
つまり自分のように
429 :
寝取られ:2007/02/03(土) 23:41:45 ID:+4YrXviG
白井→御坂→上条が最もスタンダートな寝取られ物語りだと思うんだ俺
雑談なら別に問題なくね?そりゃあSSはNG指定してメカクシしたい人もいるだろうが。
ただの話のネタにいちいちNGして目をそむけるなんてどんだけガラスのハートなんだよw
作品になら注意書き入れるくらいの配慮は欲しいが雑談にまでいちいちそこまでやってられんでしょ
流れを無視して、
>>122>>123>>125>>127による一連の幻想をキャッチ&リリース!
禁書絵板で。No.71の絵です。エロなしです。
エロなしって事もあってURLは貼りませんので、見たい方は自分で見てきてください。
ヒマだったら、描画アニメってやつもどうぞ。最後のあたりで止めるのが吉。
>>432 クッ、ボリューム派対応の絵か!大事なのはバラン【粛清されました】
ともあれ、GJー。普通に気なった人がアニメみたらビックリかもしれんが。
吹寄とか姫神とかは付き合い出すと純情になりそうだけどなぁ。
>>432 なんという良絵・・・
アニメを見ただけでギンギンになってしまった
この絵は間違いなく抜ける
しかし、まさか自分のあんな妄想が絵になるとは……
あれ?絵版どこだっけ?
GJだが右乳異次元じゃね?
437 :
115:2007/02/04(日) 18:16:03 ID:nH68HBm9
>>432 絵も描画アニメもGJだぜ!
てか顔より乳大きいって……貴方が神か?
作品が投下されてないのにここの住人の幻想が次々に叶っておられるという(ry
それでは続きをフルスロットルで。
―――間。
「ハァ、ハァ、どこにいったのですか……! とミサカは怒りを露にしながら捜索を続けます!」
御坂妹は息を荒らげながら辺りを見渡した。
見えるのは人の波と、ファーストフード店と、ゲームセンターと、天井に繋がる太い四角柱と……。
結局、地下街に来るまで捕まえられなんだ。
(この地下街の広さは約〜平方メートルでミサカの全速力の速度が時速―――中略―――なのであって見失う事はないはずなのですが、とミサカは自分が立てた理論を再構築し直した上で結論を下します)
まあ、つまりそう遠くは離れてないだろう、と御坂妹は推測したのである。
彼女は電子ゴーグルを装着して、もう一度よく辺りを見回してみる。
(周囲の人混みの中に発電系能力者(エレクトロマスター)の反応は五人……身長一三〇センチほどの能力者、なし)
カチカチ、と電子ゴーグルを微調整しながら御坂妹は続ける。
(ファーストフード店……該当者なし。ゲームセンター……電波障害で測定できず)
ふー、と彼女は気持ちを落ち着かせるように息を吐きながら、電子ゴーグルを額に掛け戻す。
多くの電子機器を使用している為か、ゲームセンターの周りは電子ゴーグルでは見えなかった。
周囲にいないという事はやはりあそこにしかいないだろう。
しかし、ゲームセンター内は機械が立ち並んでおり、死角となる場所も多い。
電子ゴーグルでの捜索は出来ない中、逃走スキルに特化した打ち止め(ラストオーダー)を見つけ出すのはかなり困難だ。
(……かと言って捜索を中止してもミサカの革靴(ローファ)が戻ってくる確立は限りなく〇に近いでしょう、とミサカは確信を持てる推測をします。
備品の再調達には資金が嵩むでしょうし、世話になっている人に負担を掛けるのはあまりしたくはありません、とミサカは決意を胸に捜索を再開し―――)
言って、ゲームセンターに向かおうとした所で、御坂妹の動きはピタリと止まった。
彼女の視線はゲームセンターの入り口に出来ている人混みを捉える。
彼らはお互い何か言い合っており、ゲームをやる為に並んでいる様子は見受けられない。
ここからでは声は聞こえないので判断のしようがないのだが。
その人混みの中心。
ほんの僅かな隙間から、
打ち止め(クソじょうし)の顔が見えた。
「―――、」
ピクリ、と御坂妹の眉がほんの少し動く。
やがて視線に気付いたのか、打ち止めは御坂妹のいる方向に顔を向ける。
瞬間、二人の時間が止まった。
「……」
「……」
彼女達の間にしか流れない静粛。
アニメのあれっぽく黒い世界に照らし出される二人。
お互いがお互いの存在を確認するように対立する少女達―――。
やがて現実に戻ってきた。
打ち止め(ラストオーダー)の周りにいた群衆はいつの間にか去っている。
「……(ジャコッ!!)」
「ひっ!? ってミサカはミサカは構えられた拳銃(デザートイーグル)を目視して回避行動を試みてみた―――」
り、打ち止めが言い終わる前に、
パンッ!! と渇いた銃声が地下街に響き渡った。
射出されたゴム製の弾丸は横に飛び退く打ち止めの羽織っている男物のYシャツに当たり、強引にそれを彼女から引き剥がした。
ゴム弾と共に吹き飛ぶYシャツはとある高校の制服を着た長い黒髪を持つ少女の顔面に直撃し、驚いた少女が後ろに倒れ、尻餅をつく。
Yシャツが調度良い具合に衝撃を吸収した為、怪我をするような事態にはなっていないだろう、と御坂妹は推測する。
一方、飛び退いた拍子に床にへたり込んでしまった打ち止めは口をパクパクしながら、
「……い、今避けなかったら絶対当たってたしこんな場所で発砲したら被害が出るって言ったじゃん!! ってミサカはミサカは震えながら諭してみる!!」
「聞こえんなぁ、とミサカは耳を穿るジェスチャーで聞く耳持たないことを示します」
「一般人の被害よりこっちの方が重要なの!? ってミサカはミサカは一〇〇三二号から溢れ出る殺気に恐怖しながらツッコんでみたり!
っていうか某漫画であったような台詞を喋るときは『〜から引用した台詞を用いながら〜』とか言わないと、ってミサカはミサカはひぃいいいいいい!?」
ドパンッ!! と打ち止めの足元に一発。
この様子から御坂妹は冗談が通じない状態にある事が分かって頂けるだろう。
空色キャミソールの肩に掛かっている紐が片方ずり落ちるくらい恐怖に怯える打ち止めは、
「わ、分かった分かった革靴(ローファ)は返すからお願い許してー!! ってミサカはミサカはドゲザしながら許しを請いてみる!!」
「……そうですか。そこまで言うなら、とミサカは考慮します」
すっかり下克上状態の御坂妹と打ち止め。
こう見ると討ち入りに来た農民と命乞いをする地主、といった感じだ。
御坂妹の殺気が薄くなった為か、打ち止めは顔を少し上げて様子を窺う。
暫く御坂妹は考え、無表情からの一言。
「一発受けてからでしたら許しても構いません、とミサカは頭部に狙いを定めながら了承します」
「ちょ……ッ、それミサカに死ねって言ってるよね!? ってミサカはミサカは奮然と抗議してみるけど通じないっぽいから全速力で逃走を開始してみたり!!」
「逃がしません! とミサカは追い掛けながら発砲します!!」
パンパンパンパンッ!! とゲームセンター内に発砲音が響く。
しかし、流石は学習装置(テスタメント)によるシミュレーションで戦闘能力に特化した者同士。
蛇行しながら走る打ち止め(ラストオーダー)に弾丸は直撃せず、狙う御坂妹の方も完全なるスカはない。
ほとんどの弾は打ち止めの衣服や体を掠め、立ち並ぶ機械に当たって跳弾し、威力の落ちた状態で打ち止め(ターゲット)を捉える。
「いっ、痛たたたたたたッ!! ってミサカはミサカは跳弾の雨に晒されながらも逃げる速度は落とさず叫んでみたり!!」
「チッ、なかなか直撃しないものですね、とミサカは弾倉を取り替えながら一人ごちます」
「だから直撃したらタダじゃ済まないって! ってミサカはミサカはそう簡単に当たって堪るかという本音を混じらせながら正論を述べてみたり!
っていうか弾倉取り替えてるのなら今がチャンスかも、ってミサカはミサカは見出した活路を有効利用しようと孤軍奮闘してみる!!」
血の気が引いていた打ち止めの表情に再び生気が宿り、機敏さが上がっていった。
今まで出入り口付近で逃走劇を繰り広げていたのだが、打ち止めは突然進路変更してゲームセンターの奥へと駆けて行く。
「!!」
御坂妹が空になった弾倉を抜き出し、弾の入ったものと取り替えた時には、打ち止めは相当奥の方まで行っていた。
慌てて追い掛けようとすると、奥にいる打ち止めが御坂妹の方へ向き、
「ほうれ、革靴はこっちだよーっ! ってミサカはミサカは誘導する為に革靴の一つを箱型機械の中に投げ込んでみたり!」
そう言うと、打ち止めは入り口に暖簾の掛かっている機械内に革靴を一つ、投げ入れた。
彼女の手が調度良く暖簾に触れて程良い隙間が出来ていた為、革靴は吸い込まれるようにして機械の中へと飛んで行く。
それを確認もせず、打ち止めは割と本気でゲームセンターの外へと駆け出す。
「……ッ!! 待ちなさい!とミサカは静止を呼び掛け―――」
「あはーっ、いいのかなこっちを気にしててあそこには人がいたみたいだしミサカが投げ込んだ靴が調度良い具合に当たって首を骨折してるかもよー? ってミサカはミサカは一〇〇三二号の心理的盲点をついてみるー!」
と、打ち止めの投げ遣りっぽい叫び声を聞いた御坂妹の動きが止まった。
御坂妹はとある超能力者(レベル5)の少女のクローンである。
学習装置で強制入力(インプット)された人工的な精神を持っているとはいえ、本は感情のある人間だ。
打ち止めの発した言葉はほとんど出任せだが、可能性としては有り得なくはない。
確率的には何万分の一くらいだろうが、少しでもあるのならば見捨てられない。
結局、御坂妹は優しい人間だった。
彼女は鎮座する機械に向かって走り、
「大丈夫ですか、とミサカは状況を確認しつつ中に居るであろう人命の確保を優先します」
「―――といった感じです、とミサカは事後報告を終了します」
話を聞き終えた上条当麻と御坂美琴は共に、えー……? といった風な表情になった。
勿論、それぞれ別々の意味で。
「あ、アンタも色々と大変な人生送ってるわねー……」
「え? 何? じゃあ上条さんにこの革靴(ローファ)が直撃したのは単なる偶然だ、と? ……不幸だー」
御坂妹に気の毒そうな視線を向ける美琴とがっくりと項垂れる上条。
しかし、御坂妹は一々反応せず、いつまでもマイペースに、
「ところで、もう片方の革靴はここにはありませんか? とミサカは確認の為質問します」
「少しは慰めの言葉を下さいと上条さんはセツに訴えます……。ここには一つしか飛んできてないけど―――ん?あれお前のじゃないの?」
え? と彼女は上条の指差す方へと顔を向ける。
プリクラから少し離れた、ゲームセンターの出入り口に近い所―――そこにもう片方の革靴がポツンと置いてあった。
おそらく打ち止め(ラストオーダー)が逃走の際、落として行ったもののようだ。
それを確認すると、御坂妹は上条の方へ向き直り、
「発見してくださりありがとうございます、とミサカは深々と頭を下げます」
深々と、と言ってはいるものの、実際は三〇度ぐらいしか頭を傾けてはいない。
しかし、そこにツッコんだりはしない大人な上条であった。
「いいって、たまたま目に留まっただけだし」
「これで革靴を取り戻すことができました、とミサカは吉報を報告します」
ほんの二秒しか経ってないのに、御坂妹は既に両方の革靴を履き終えていた。
いや、っていうか五メートルほど先に転がっていた革靴を取りに行く瞬間すら目視できなかった上条と美琴。
「「速っ!?」」
即座に同時ツッコミ。
だが、御坂妹は冷静に受け流す。
「それはミサカが速いのではなく、単にあなた方の動体視力がミサカの運動速度に追いついていないだけです、とミサカは単純な解答をします」
いやだからそれはお前(アンタ)が速いだけだろ(でしょ)! と上条と美琴は同時にツッコもうとしたが、それを言ったらまた反論されて限がなくなりそうなので黙っておく。
「……まぁ、それは置いといて。アンタはこれからどうするつもりなの?」
「特に予定などはありませんが、とミサカは本日のスケジュールを反芻しながら答えます。それより、お姉様(オリジナル)はその人とそこで何をしているのですか? とミサカは逆に質問します。機械からなんかペラい紙切れが出ていますが」
「い、いや別にただ……あの……そう! 写真撮ってただけ―――って!?」
御坂妹の指摘で漸く気付いたが、もう既に切手大の写真シールが吐き出されていた。
ズバァッ!! と美琴は顔を覗かせてきた上条を押しのけてそれを引っ手繰るように手元に収める。
彼がぐぁあっ!? と叫んでいるのも気に留めず美琴は手中の写真シールを確認して、
凍り付いた。
「痛ててて……。クソ、御坂テメェ乱暴過ぎる―――」
上条は打ち付けた後頭部を抑えながら美琴の手元にある写真シールを見て、凍り付く。
「? どうしたのですか? とミサカは身動き一つしないあなた方に疑問を抱きつつ質問します」
律義にも、御坂妹は他人の写真を覗くような真似はしなかった。
ただ単に写真というものに興味がなかっただけなのだが。
小首を傾げる御坂妹に目もくれず二人は写真シールを凝視する。
そこに写っているのは不自然な笑顔をした御坂美琴と、
茶色い影が顔面にめり込んでいる、文章では表現できないくらい面白い顔をした上条当麻の姿だった。
「…………………………………………………………………………………………………………………………………」
愕然と。
まさに愕然とする上条。
対して美琴は、
「……ぶ」
抑えられなくなったかのように吹き出し、
「あっははははははっ!! アンタ何この顔、こんな間抜け面……くくっ、あっはっはっはっはっはっは、ひー!!」
大爆笑。
笑っている本人は楽しいかもしれないが、こんなシーンを撮られた側はものすごい不快感を覚えるのだ。
「……、オイ。今すぐ処分しろこのクソ写真」
「ば、バッカじゃないのアンタ! くはははっ、コレは永久保存版に決まってるじゃない! ……ぶふっ、アンタも見てみなさいよ」
そう言うと、美琴は涙目になる程笑いながら写真シールを御坂妹に渡そうとする。
「なッ!? ちょ、ば、やめろォおおおおおおおおォォおおおおおおおおおおォおおお!!」
KYAORAAAAAAッ!! と上条的違法物の取引を阻止すべく超戦士・上条当麻は飛び掛ろうとする。
が、
「ふごぅ!!」
御坂美琴の笑いながらの高速・正中線連撃を食らい、崩れ落ちた。
それでも震えながら手を伸ばそうとする上条の頭を美琴は腕でホールドする。
上条の抵抗も空しく、御坂妹は訝しげに彼の醜態を眺めながらも切手大の写真シールに視線を落とす。
彼女は暫く石像のように硬直し、
ひくっ、と。
御坂妹の頬が引き攣った。
「……これは中々、良いのではない、ですか、とミサカは笑いを堪えながら……ぷ」
「堪えられてねえよ! っつーかどこが良いんだよ!! あーもう畜生不幸だ御坂妹にも笑われたしいい加減離せ御坂ここでこの体勢はキツイ!」
「ははは、ホント馬鹿よね、アンタ」
涙目で笑いながらも美琴は上条の拘束を解く。
ついでにプリクラからも出た。
べちゃー、と上条はスライムのように拷問機械の中から流れ出る。
そんな彼を気遣いもせず美琴はすーはー、と呼吸を整えると、
「はー、久しぶりに笑ったわねー。ほれ、半分」
ビリビリ、と六枚構成の写真を半分にし、三枚を上条に渡す。
彼はぐったりしながらもそれを受け取る。
「……なんか嬉しくねえ」
「いいじゃない、アンタいつも嬉しいことなさそうだし」
「やめてくんないかなその言い方! そういえば御坂妹、お前もう暇なのか? っつかもう笑うのやめて下さい本当にヘコむから」
ホントに姉も妹も性格悪い、と頭を抱える不幸少年上条当麻。
443 :
115:2007/02/04(日) 18:22:36 ID:nH68HBm9
以上。
新刊出るまでに仕上げたいところだがそんな幻想はぶち殺される!
GJ!
>>443 その幻想だけは我々スレ住民(Lv0:“個体識別不能(アンノウン)”の能力者)が命を賭して守る!
さあ来い、“幻想殺し(イマジンブレイカー)”め!
ギャアァァ…
(瞬殺)
GJ!
これぞまさしくラブコメって感じだな!」
世の中でおっぱい程神聖な物は無いんだよ
>>447 ―――それでも、貧乳には価値がある。
胸の無い生き物でも。成長が望めなくても、そのことに悩む姿には意味がある。
いつまでも小さいままでも、―――萌える人間がいる以上、必ず、救えるものがあるだろう。
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \ 巨乳至上主義にやられそうなんだお
| (__人__)' |
\ `⌒´ /
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ でも無いのもそれはそれで素敵なんだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ .だから適度な大きさと出番の姫神がBestなんだお!!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /..
____
乳はともかく出番は(ry
姫神は穴がガバガバな気がするんだな
そこで五和さんなんだよ
吹寄の着替えを見て、ビーストモードになった上条さんが襲いかかる。
見られて硬直していた吹寄だったが、我に返って持ち前の冷静さで迎撃しようとする。
普通の相手なら返り討ちで終わりだろうが、
人一倍不幸な上条さんは何もないところで蹴躓いてしまって、
不意をつかれた彼女をマウントポジションで押さえ込むことに成功してしまう。
頭を打ったのか意識が朦朧としている吹寄の事情などお構いなしに、
獣な上条さんはどんどんと先に進んでいき、
ついに処女を奪取してしまうところで目が覚めたw
上条さんなら相手の女の子を真っ白に塗り潰すことなど容易い事だろうな
天草式の修行で、本心では嫌なのに表面上は喜んで男と
寝なくてはならない五和たん…
と言う電波を受信した。誰か快楽に負ける五和を書いてくれ。
こういうのはギャップが大事なんだな
本編で非処女説濃厚なキャラを汚してもカタルシスがないが
清廉潔白。優等生です!というキャラなら… おお……!
ときメモでも凌辱物なら詩織のが一番興奮するだろ?
続きに詰まっているので小ネタでお茶を濁す。
上条当麻にも、アンニュイな気分になるときくらいはある。むしろ普段から不幸を一身
に背負っている身だ、アンニュイな気分に浸ったって良いじゃないか――と、少年は教室
の窓に寄りかかって外を眺めつつ溜息を吐いた。
「あー、・・・」
独り言を呟こうとして、背筋に寒気が走ったので左右を見渡す。誰もいなかった。
再び、気怠さの中に落ちてゆく。
「出会いが欲しい・・・」
呆然と呟いた。
拳は飛んでこない。今回は飛んでこなかったが、上条を知る男子生徒がこの台詞を聞け
ば、青髪ピアスや土御門元春で無くとも怒りの鉄拳を食らわせただろう。
それほど上条当麻には立てたフラグへの自覚が無い。全く無い。全国の男性諸君一人一
人に土下座して謝っていただきたい程に無い。
自覚が無いまま、再び呟く。
「幸せな出会いが欲しい・・・」
その瞬間、背後から腕が伸びて、上条の肩を抱いた。その感触に、一気に現実に引き戻
される。驚いて声まで出てしまった。
「ひいっ!」
慌てて振り返る。
「君には。これ以上新しい出会いとか言ってて貰っては」
振り返ると、鼻と鼻が触れそうな所に黒髪の少女の顔があった。とある事情でとある事
件からの救出に関わり、気が付いたらクラスメイトになっていた和風の美少女、姫神秋沙
である。
慌てて顔を下げる。あまりの近さに上条の顔が火照った。焦りながらもよく見れば、姫
神の顔も少し赤く染まっているようだ。
(――って、なんでこんな近くに顔が?)
思ってしまってさらに焦る。姫神の両手は上条の肩にそれぞれ置かれているのだが、こ
れだけ近くに顔を寄せてくるのに、ぴったりと上条の背中に身体を寄せてきていたのだ。
決して小さくない少女の胸が背中を押している。
「ひ、姫神? これは一体?」
気が付くと、クラスメイトが遠巻きに様子を伺っているのが見えた。反応は例によって
例のごとくである。嫌な汗が伝う。
「だから。君は一体何人泣かせたいのと」
「姫神さん? カミジョーさんにはそんないかがわしい経歴はありませんのことよ? そ
れからどうしてこんな体勢に? 周囲の目がカミジョーさんは大変気になるのですがッ」
その言葉に、姫神秋沙はさらに顔を赤く染めながらも、身体を強く密着させてきた。
極上の感触が上条の背中に広がる。
「私だって。恥ずかしいのだけど。見せつけておかないと悪い虫がまた君に」
背中に広がる素晴らしい弾力と姫神の言葉に、上条の頭はパニック寸前に陥る。
「だっ、だからカミジョーさんにはそんな素敵フラグなんて無くって! ハッピーイベン
トなんかには決して繋がらない駄フラグばっかりで! だからその・・・」
上条の言葉に、姫神は頬を染めながらも小さく溜息を吐く。
「…君は。本当に無自覚。言葉にしないと判らない?」
小ネタです。あくまで小ネタ。
風呂敷をたくさん広げてるわけでないのでそのへんよろしく。
いや本当に。
姫神好きな私はwktkしても良いですかっ!!?いや、むしろしてます!!
wktkその二
>>458でおっきしてる俺は異常なのか
wktkその三
ねとられ!
寝取られ!
NTR!
姫神のネトラレが至急見たい
こう路地裏で巫女服を剥かれた状態で姦られ終わった状態って感じでもうね
何か青アザが出来てると尚グッドなかん時で
そそるよな
姫神のNTRだけは勘弁してくれ!本編で不憫な分、彼女には幸せになって欲しいんだ!!
個人的意見だが、NTRは豊満な肉体を持つキャラの方が興奮すると思うんだ
うん、姫神とかね
つーか姫神以外に寝取られが似合う奴は考えられないんだ
貞淑で黒髪ロングで巫女服でそれなりでそれなりなんだぜ
豊満やロリキャラではこうはいかん
むしろ、あっちこっちにフラグを立てては放っとく野郎よりは
誰かに奪われた方が幸せと言えるかもしれない
>>456 汚れている女子が救われて綺麗になったと思った瞬間に、更に汚される展開が大好きだと言えないか
全く思わんな。
勧善懲悪こそ至高。
勝気でむしろ高慢な性格のヒロインのほうがいいな
つまりみさk(ry
俺が個人的に凌辱物が見たいと思ってるキャラは例えばゲームで
主人公に外道な振る舞いをしたりやたら攻略難度が高かったり、
漫画やアニメでは分不相応に周囲から持ち上げられて、
なおかつ全く挫折の描写が見られないキャラとかかな。いわゆる天才キャラ
無自覚に高慢な態度で振舞う「学園のアイドル」や「ニート王」なんかの凌辱物はストライクです、ハイ。
処女NTRだと直義。
姫神寝盗られの支持を得られないとは
汚れ汚され再起不能展開好きには厳しい世の中だ
最初から諦めている中に一片の希望が混じってるのが良いんだよ
最終的にはその希望も絶望に変る展開ならなお良し
ここで新たな可能性「ステイル×姫神」を提唱
2巻、10巻で地道にフラグが立っているんじゃないかな。
本来ならありえないところだが、小萌先生・ローラと次々に落としていく
カミやん病発症のステイルなら… ステイルならやってくれる…!
ここでだな
姫神が現在同居している先生が居られるじゃないか
そこで夜寝るときにキャッキャウフフしてるんだよきっと
小萌先生監禁陵辱
そーいやあの方家出少女を保護して回るのが趣味だったな。
んで飽きたらポイッ
小萌「先生はノンケでも食べちゃうのですよー?」
ステ「アッー!」
俺のイメージではステイルは凄い受け
大人の女性から攻められる少年の図だな
間違ってはいない!間違ってはいないぞ!
エロなしで、短めのパロディをお一つ。
486 :
1/3:2007/02/07(水) 01:24:12 ID:t26d1gtk
大覇星祭を数日後に控えた、そんな空気に浮かれて、一人で行動したのが間違いだった。
「ミ、ミサカは……ミ……サカ……は……」
元気に跳ね回っていた少女が、ついに力尽きた。
「ゲ〜〜〜ット、ですわ」
ぎゃーとか、わーとかもれ聞こえる悲鳴は一切無視で、白井黒子が街中で見かけた瞬間から、数時間掛けて追い詰めた目標を捕獲。
「ちっちゃいお姉様、ちっちゃいお姉様ぁ〜〜〜」
「テレポートするストーカーなんか最悪だー、ミサカはっ……ミサカはっ、貞操の危機を切実に感じていたりっ」
そう、一目あったその日から……というか、その瞬間から、遺伝子レベルで襲い掛かる寒気に、必死の逃走を開始したが……
「どこまで逃げてもっ、逃げてもっ……ミサカは、ミサカは……」
本気で追撃を掛けてくる黒子から逃げ切れる存在は、学園都市内でもそう何人も居ない。
ミサカネットワークに救援を要請しても、
(命の危機は無い、とミサカ一四五五七号は冷静な判断を下します)
(たまには苦労しなさい、日頃の恨みなどおくびにも出さずミサカ一〇〇三二号は返答します)
(関わりたくありません、ミサカ一八五三二号は戦慄と共に過去を回想します)
……味方は一人も居なかった。
「かわいいですの、プリティーですの」
目を血走らせた黒子は、文字通り危険人物そのものだった。
散々逃げ回った結果……捕まったのはうらぶれた路地裏で……つまり、
「た、助けが入らないことを、ミサカはミサカは……イヤ――――」
テレポートから逃げ切るために、少しでも見通しが悪く、障害物の多いところを目指したのが、完全に裏目にでた。
「はぁはぁ、おじょーちゃんっ、ですの」
「っっきゃ――――」
いつもの口調で喋る余裕すらなく、ラストオーダーは黒子の腕の中でおもちゃにされた。
――数十分後。
「け、汚された……ミサカは、ミサカは……」
しばらく虚空を見つめていたラストオーダーが、ぽっと頬を赤らめる。
「ひ、人聞きが悪いですわねー」
堪能するまで幼い身体を弄んだ黒子が、決まり悪げに続けた。
「別に、剥いだり入れたりしてないからOKですわ」
脳内のマイナールールをラストオーダーに説明するが、なんの言い訳にもなっていなかった。
「ミサカからの伝言を、ミサカはミサカは残念ながらお伝えするねっ、通報しましたー、って伝えてみる」
その言葉を聞いた瞬間、黒子の目が光った。
487 :
2/3:2007/02/07(水) 01:24:43 ID:t26d1gtk
「見えますわね?」
「不安を隠しきれないままに、ミサカはミサカは返事をしてみるっ」
コクコクと頷くラストオーダーを見つめ、耳元にこしょこしょと秘策を伝える。
「お、おもしろそうっ。ミサカはミサカは、喜んで実行にうつしてみるー」
ニヤリと笑う黒子を後に、ラストオーダーは弾かれたように走り出す。
――上条当麻はあくびをかみ殺しながら校門から一歩踏み出した。
授業中に熟睡したにもかかわらず、年中無気力な……
誰かを助ける時以外は、無気力な彼は、いつも通りに無気力な帰途に着こうと……
「パパー、パパー、指示の通り叫びながら、ミサカはミサカは甘えるように抱きついてみるっ」
周囲の瞳が凍りつく中、上条当麻は思考停止した。
――記憶にございません。
心当たりが無ければ、誰だってそう言う場面であった。
しかし、彼は記憶喪失だ。
「いつもは甘えられないから、この機会に甘えまくってみたりっ、ミサカはミサカはついつい自分の欲求を満たしてみるー」
どこかで見たことが有る顔。
「れ、例の二万人の妹?」
一縷の望みにすがるが、彼女達の外見は同一のはずだ。
「ちーがーうーミサカはミサカは元気に否定してみるー」
そうか……がっくりと肩を落とす当麻。
自称娘をじっくりと良く見る。
ビリビリに良く似ていた。
御坂美琴。常盤台中学のエースくせに、事あるごとに当麻に突っかかってくる。
心当たりなど無いのに、ひたすら絡まれる。超電磁砲まで使うのは尋常じゃない。
もし……だ、この娘が……
「なあ……御坂美琴の血を引いてたり?」
「御坂美琴の遺伝形質を継いでいることを、面白くなりそうな予感と共にミサカはミサカは報告してみるー」
やっぱりか――――。
他人のフリをする不義理な夫相手になら、超電磁砲を使うのも納得だ。
「娘よぉぉぉぉ」
認知したっ!! 周りが納得した瞬間であった。
488 :
3/3:2007/02/07(水) 01:25:19 ID:t26d1gtk
父性に目覚めた当麻のハグ!
「にゅおー、強烈な抱きしめに、ミサカはミサカは心に決めた人が居るのを報告してみたりぃぃぃ」
「むーすーめー!」
そのころ黒子は物陰で零しを握りしめていた。
「やりましたわーーー、コレで数日後には奴の株は大暴落!! お姉様も目を覚ますと言うものっ」
喜びに踊る黒子の手に、ガチャリと手錠が掛けられた。
「は?」
「……君が世界一万箇所近くから情報の寄せられた、『痴女・白井』だな?」
「ちょっ、なんですの、なんですの? その不本意な称号はっ!」
「その手錠があればテレポートも出来ん、大人しく付いてきてもらおう」
長いを尾引く黒子の悲鳴聞こえなくなった頃……
「で、心に決めた人と言うのはどこの馬の骨だ?」
「え? え? ミサカはミサカは記憶喪失になってみたりっ」
当麻の目に怯えたラストオーダーはとりあえずとぼけてみた。
「ふっふっふ、人の娘に手を出しといて無事に済むとか……その幻想をぶっ殺す!!」
物理的に殴り殺す気満々の当麻を見て……
「さよーならー、ミサカはミサカは全力で逃げてみるーー」
「あっ、待ちなさいっ、むーすーめー」
まだ名前を知らない当麻が、情けない呼称で『娘』を追いかけて……
本日二度目の追いかけっこは、ラストオーダーに軍杯が上がった。
翌日常盤台中学に押しかけた当麻が、御坂に『俺たちの娘』について熱く語り、伝説を作ったり、
吹寄を頭に、土御門、青ピを実行隊長とする『上条に天誅を下す会』が発足したり、
「お母さん。いらない?」
と、ラストオーダーを口説く姫神が居たり……
そんな日常があったのは、また後日の話。
エロく無くてごめんなさい。
続きそうなネタを放置したまま立ち去る……では
むーすーめーwwwwwwwwww
過去の記憶が無くて見知らぬ子供からお父さん呼ばわりされるのは恐怖だな
さすが当麻だ、一瞬で認知したぜ
上条は年齢を逆算しろと
ビリビリの年齢ーラストオーダーの年齢=にすると種付け時が5,6歳の時にならんか!?
>>492 つ ダディ・フェイス
……あれ?もうちょっと年上だっけ?
うお、神乙!
展開に無理があるが、まあいいや、面白いしw
>>493 無理がある無理がある
下手すると御坂が3歳の時になってしまう
凌辱スキーと一言で言っても細かい違いがある
・最後まで嫌がる
・最後は無気力になる
・最後は墜ちて淫乱になる
・最後は発狂する
・最後死ぬ
下に行くほどディープ
真ん中で一つ
俺も真ん中派。
というか陵辱に限らず女の子が適度に淫乱なのが好き。
俺も真ん中がいいな
何だかんだいって感じないとおにんにんが反応しない
発狂派の数が少なくて困るぜフハハハ
502 :
499:2007/02/07(水) 12:46:58 ID:Bw9rZkHV
そして今気付いたが、俺のIDが神。
つまり神も「おっぱいが大きくてほどよく淫乱な娘」がジャスティスだと認めている
わけか。すなわち神の使徒であるインデックスもオルソラもその他シスターも
聖人であるねーちんもほどよく淫乱であると神がおっしゃられ(ry
仏教なめんな
巫女さんはビッチの象徴だよ
巫女は仏教じゃねえよ
神道だったスマン
仏教は尼さんだな
尼と言えば後家な訳だが(謎)…果たして…該当者は…
5、500レス?
禁書板が500レス突破?
一月も経たずにか!!!
1スレ目の序盤からスレに在籍しているけど未だかつてここまで迅速にレスが
募った事はない。
これも神の如き作者様や絵師様のおかげか。
一読者としてありがとう、そしてこれからもよろしくと言いたい。
>>508 それはおめー味噌と塩と醤油とトンコツの違いが分からねぇって言ってるようなもんだぜ。
やっぱ尻が神聖だよな
おっぱいは二の次です
全員ではないにせよ尼さんは後家だよな。
修道女も歴史的文学的には後家さんだらけじゃねーか。
巫女さんの総元締めは本来斎宮ってことになるんだろうが、それなら確実に
きれいな体だろうが卜部とかを思うとねえ。
ああっ! 大事なことを忘れてた。
>>485氏
猛烈にGJむーすーめーwww
513 :
115:2007/02/07(水) 23:38:18 ID:i0GM8PXg
>>485氏
むーすーめーにワロタwww
とーまは美琴の年齢考えろよと。
流れをぶった切るようですが続きを
ちなみに天草式の女性は皆シスター兼巫女さん兼尼さんなのかえ?
上条と美琴と御坂妹はゲームセンターを後にした。
あれから暫く経ってもくすくすと笑われ続けていたのだが、もう納まったらしい。
というか、いつまでも笑われていたら例えオンナノコ相手でも拳を振り回して追い掛け回していたかもしれない。
紳士なフラグボーイ上条当麻でも怒る時には怒るのだ。
「SO! いくらお嬢様二人を眼前にしても! ビーストモードのカミジョーさんには一切合切関係ナシ! 逃げ惑うがいいさ泣き叫ぶがいいさ絶対に取っ捕まえてやるZEEEEEE!!」
拳を振り回さず鬼ごっこ開始。
ぎゃー、と楽しそうに逃げていく少女達。
―――そんなこんなで二〇分。
二方向に逃げた人を同時に捕まえることなんてムリムリ。
上条さんは某漫画のゴム人間よろしく腕が伸びる訳ありませんのことよ。
「くっそー、どこ行きやがったアイツ等……」
ふしゅるふしゅる、とアブナイ音を立てながら上条は地下街を徘徊する。
通行人が恐怖して、上条を避けて歩いているが寧ろ助かる。
人が離れている方が見渡しが効くのだ。
(検索開始……目標(ターゲット)確認できず。もしや既に地下街から出てのんびりと優雅にティーカップを傾けながら恋愛小説を読んでるとか!? 可能性は無きにしも非ず!!)
少々冷静さを欠いている上条は変な方向に想像を働かせ、いざ討伐に行かん!! と意気込んだ所で、
ポン、と誰かに肩を軽く叩かれた。
(―――ッ!? 美琴か御坂妹がからかいに来た!? ……そうかそうかこの至近距離からでも逃げ切る自信があるということですかそういうことなら遠慮なく!!)
「嘗めんじゃねェぞコラァ!」
完璧にトリップしている上条はその人物を確認もせず、思いっ切り押し倒した。
その瞬間、周囲の人垣がざわめいたが気にしない。
相手は不意をつかれたのか、抵抗力はあまり感じなかった。
「マウントポジション確保ー!! さぁ覚悟せ―――」
彼は馬乗り状態になって漸く、肩を叩いてきた人物が誰なのかを認識する。
その人物とは―――、
「君は。公衆の面前で。女の子を押し倒す趣味があったの?」
「ひっ、姫神!?」
姫神秋沙。
上条当麻のクラスメイトであり、巫女装束が私服という純和風の変わった少女。
現在は巫女装束ではなく、上条の高校の制服を身に纏っている。
おそらく学校から帰ってすぐに出掛けたのだろう。
その手には買い物袋が握られているのだが、上条が押し倒したことにより、中身が少し散乱してしまっている。
「わ、わりぃ! てっきり美琴辺りかと……」
上条は慌てて姫神の上から飛ぶように退く。
心成しか、彼女の頬がちょっぴり赤くなっていたような気がした。
姫神は機械人形のようにゆっくりと起き上がると、
「……どちらにしても。押し倒した事は否定しない所を見ると。やっぱりそういう趣味が」
「ありませんッ! 上条さんは青春真っ只中の健全な男子高校生です!!」
どうも変な誤解をされているらしい。
一応説明するが、上条当麻という人間は通りすがりの少女にフラグを立てる変人ではあるが、通りすがりの少女に既成事実を擦り付ける変態ではない。
一通りの弁明を終えると、上条はばら撒かれた姫神の買い物袋の中身を回収するのを手伝う。
拾う過程で分かった事だが月詠小萌宅の今夜の献立は鋤焼きらしい(牛肉、豆腐、葱から判断)。
(……いいなぁ、鋤焼き。最近は一ヶ月一万円生活状態だからなー、残りモンで作ってみるか)
憎き暴食同居人シスターの顔を思い出し、即座に撤回。
所詮、今の上条家の状況では簡単に殺される幻想だ。
「……何。急に頭振って。虫でも付いた?」
いえ……、と上条は泣きそうになりながら答える。
当然姫神には上条宅の財政難など知る由もないので、彼女はただ首を傾げるばかり。
「それより、お前なんで俺の肩を叩いてきたんだ?」
「たまたま見かけたから。挨拶しようと思っただけ」
「そうか……ごめんな、いきなり押し倒したりして」
「悪気がないなら。別にいい」
姫神はちょっぴり頬を赤らめながら言った。
上条にはその理由が分からなかったが、変な方向でない事を祈るばかりだ。
「それじゃ。そっちは忙しそうだから。また学校で」
全てを拾い終わった姫神は上条に手を振って別れようとする。
上条はそれを見送ろうとして、
「おう。じゃあな、ひめが―――」
とある名案を思いついた。
「……いや、やっぱ家まで送ってくよ」
え? と少々驚いたような表情をする姫神へと駆け寄る。
しかし、上条は他の事を考えていた。
(―――俺の思惑通りに行けば、“アイツらは向こうから現れるはずだ”)
その頃、御坂美琴は地下街を駆け回っていた。
(いない、いない、どこに行ったのよアイツはー!!)
目的は『アイツ』こと上条当麻。
自分から全速力で逃げておいてなんだが、追いかけて来なくなったのを気にして戻ってみたのだ。
案の定、彼は蒸発していた。
いつもの流れからするとまた女の子絡みだろうか。
毎度毎度上条の遊び人属性には振り回されっぱなしだ。
キョロキョロと辺りを見渡しながら、しかし速度は落とさず彼女は走る。
(おっかしいわねー、やる気なくしてそこらの店で一息ついてんのかしら。……いや、アイツの持久力は御墨付きだし。じゃあばっくれて寮に帰った、とかなら有り得そうね)
しかし生憎、美琴は上条の寮がどこにあるか知らない。
ネットを介して研究所の機器を壊すほど情報戦が得意なら、好きな人の住所くらい知ってて当然……だろうが、美琴は今までそんな行動には及んでいない。
絶対能力進化(レベル6シフト)の件もあり、前者は仕方ないとしても、後者は完璧にストーカー行為だ。
白井黒子ならともかく、常盤台中学のお嬢様(エース)ともあろう者がそんな行動に出れば、自己嫌悪で彼と顔を会わせられなくなる。
「っつってもこのまま行く当てもなく路頭を彷徨うのも御免だし……と、おーい!」
つらつらと考え事をしている美琴の視界に見知った人物が映る。
正面の人混みの流れに沿うように歩くのは、上条から逃げた時に別行動をしていた御坂妹だった。
声に気付いた御坂妹は振り向き、
「お姉様(オリジナル)ですか、とミサカは呼び掛けに応答します。そんなに慌ててどうしたのですか? まさかあの人が追い掛けて来たのですか、とミサカは少々戦慄しながら質問します」
「いやいやそうじゃなくて。逆よ、アイツが急に見えなくなって、それで探してたのよ。そういえばアンタってアイツの家知ってたっけ?」
「はあ、一度行ったことがありますが、とミサカは先ずお姉様からの質問に答えます。見えなくなったというのは、お姉様の質問から察するにあの人は家に帰ったという事ですか? とミサカは推測を立てます」
「まだ確信は持てないけどね。行ったことあるんなら案内してくんない?」
「しかし、あの人に会ったら迎撃されるのでは? とミサカは誰もが思慮できる展開を提示してみます」
んー、と御坂妹の指摘に美琴は考え込み、
とある作戦を思いついた。
「まぁ、その時は……ごにょごにょ」
「!? そ、そんな事をしても良いのですか、とミサカは驚きを隠さず確認を取ります」
「大丈夫よ、だって相手は学園都市最強に勝ったヤツよ? それくらいでくたばるほどヤワじゃないでしょ」
「……まあ、それもそうですね、とミサカはお姉様の説得に応じます」
「よし、じゃあアイツを探すわよ!」
「はい、分かりました、とミサカは先導しながら返事をします」
合流した少女達はとある少年の住む寮へと駆け出す。
様々な伏線が交差する戦場へ―――。
517 :
115:2007/02/07(水) 23:42:32 ID:i0GM8PXg
以上。
このペースじゃ新刊までに書き終わらんなorz
一番槍GJ!!
大丈夫、自分のペースで良いから確実に書き進めて行ってくれぃ
115氏GJ
新刊ショックさえ気を付ければゆっくりでもおk
これは…
gj。
個人的に美琴と姫神の絡みは最高に好きなんで期待せざるを得ない
持久力、という言葉に反応してアッチ方向のそれを妄想する自分は色々とダメかもしれない。
何人も何人もwktkなどと書き込みおって!おれを殺す気ですか!
と言いつつ書いてしまう俺って弱い。
「…君は。本当に無自覚。言葉にしないと判らない?」
姫神愛沙の端正な顔がさらに近づく。熱っぽい吐息に混じって、小さな声で(姫神はい
つも小さな声なのだが、さらに小さな声で)呟いた。
「それとも言葉よりも。行動の方が良い?」
熱い吐息が上条の耳に掛かる。もはや姫神の方向を向くことも出来ない。身体はがちが
ちに固まってしまっているし、声も出ない。
もはや姫神のなすがまま――と思った瞬間。
「あ」
背中から姫神がはぎ取られた。あ、と言ったのは姫神である。
兎にも角にも危機は去った。後ろに振り向く。瞬間、
ゴッ!
頭突き、そう、何故頭突きかはともかく頭突きを食らって上条は床へと崩れ落ちる。
「貴様は一体どんな手管で姫神さんに――か、仮にも教室でこんなことをさせてるのっ!
一度地獄でも見てきた方がよさそうね貴様は! それより姫神さん、このバカにこんなこ
とさせられて…」
吹寄整理であった。
おそらくは全く自分の意志で上条に張り付いていた姫神を引き離すと、すべての罪は上
条に有りと頭突きを食らわせたのだ。そのまま、姫神を気遣っているのか説教しているの
か判らないような内容の言葉を件の少女に向かって呟きながら廊下へ出て行った。
引きはがされた姫神愛沙だけが、母犬から離された子犬のような目で上条を見ているが、
吹寄がそれに気付く様子はない。
「い、痛てえ… カミジョーさんが一体何を…」
あまりにも的確な攻撃に痛みが鼻に抜け、目尻に涙が滲み出るが、とりあえず立ち上が
って学生服に付いた埃を払う。
その時初めて、自分が取り囲まれていることに気が付いた。
「上条……?」
「姫神さんがおとなしいと思ってえらいことをしてくれるじゃねえか…」
「カミジョー属性の裏技か? とりあえずロクなもんじゃねえな」
「制裁だな」
「ああ、制裁だ」
クラスの男子生徒が上条を取り囲みつつ、どうやら一つの合意に達したらしい。上条の
顔面から血の気が引く。唇の端だけが引きつっていくのがよく判った。
「み、みなさん? そんな不穏な空気を漂わせて一体――ぎゃああああああああ」
上条のアンニュイな昼休みは、保健室への護送で幕を閉じた。
「…なんかこう、身体がこのベッドに馴染んでるような気がするんですが…学校でもこう
だったの俺?」
午後の授業もすでに始まっている中、全身の痛みを堪えつつも、保健室のベッドであま
り嬉しくはない想像が過ぎる。
なにしろ上条当麻は記憶喪失だ。1学期、保健室に頻繁にお世話になっていたとしても
おかしくはないし、否定するための記憶がそもそも無い。
もっとも、あまりにも入退院を繰り返しているここ数ヶ月が異常なのであって、それが
保健室のベッドにまで印象が重なっているだけなのかもしれないが。
保健室には誰もいない。
最後の情けと土御門が上条をベッドに運び込んだときにも保険教諭はいなかった。土御
門曰く『ここの保険教諭のさぼりなんて日常茶飯事だぜい』とか言っていたから、今日も
サボタージュの最中なのだろう。
ともあれ、そう言うことなら普段からベッドに縁のない生活である。
惰眠をむさぼったってバチは当たらないだろう。ここにいる原因だって、身に覚えのな
い『制裁』によってなのだから。
そう思うと、眠気が身体に忍び込んでくる。最近は眠るに耐えれるようになったとはい
え、ユニットバスでの睡眠は身体に優しいとは言えない。
瞼が重くなる。誰かが髪を撫でた。そのまま頬に触れる。そして、そのまま眠りに――
「って誰っ!」
一気に目が覚めた。半身を起こす。横を見ると、
「そのまま眠ってても。私は構わなかったのに」
何故か、姫神愛沙がベッドの横に座っていた。
「姫神? 授業は?」
昼休みの行動への疑問よりも先に、彼女が授業中にもかかわらずこの場へ居ることへの
疑問が先に出る。
「サボタージュ」
「サボ、っておい姫神、いいのかよこんな所に来てて」
上条の言葉に、少女は少し俯きながら呟いた。両手の指を所在なげに膝の上で絡ませる。
少し顔が赤らんでいることには、上条は気が付かなかった。
「私のせいでこんな目にあって。看病くらいは。それに」
「……それに…?」
何か悪い予感のようなものが上条の脳裏を過ぎる。
「君と既成事実を作っても。ここなら邪魔が入らないし」
「ま、待て姫神っ、しょ、正気にっ…」
これでおしまい!
禁書も書きかけなんだからねっ!
これでおしまいなんだからねっ!
>>525 ああもうGJ!!
そして敢えて私は言おう!wktk!
>>525 姫神かわいいよかわいいよ姫神(*´Д`)
こんな終わり方で続きが気にならないわけがあるだろうか、いやない!
なので、wktk!wktk!
528 :
115:2007/02/08(木) 18:53:55 ID:J1x5EeBv
酷いようですが不可抗力で言っちゃいませう、wktk!!
ここは姫神教宗派の人が多いから逃れられないぜよ?
書き間違いしてたorz
パソ換えると辞書が変わってダメだ。
×姫神愛沙
○姫神秋沙
おしまいよ?おしまいなの。禁書書きかけなの。おしまい。おけ?
灰村ーが描いたとしか思えないエロ画が
もはやwktkせざるをえない!
>>525 なんという良作・・・
トリップを見ただけでワクワクしてしまった
この作品は間違いなくGJ!!
ていうか、禁書書きかけ?笑止!!それならば禁書ルートと姫神ルートを混ぜてしまえばいいのだ!!
…無理ですか?
き、禁書にもメインを張らせたってつかぁさい……
俺?俺はねーちん派だがな!(まさに天草式)
対象年齢が18以上になると自動的に年増好きといわれる
小萌先生?ババァ結婚してくれ!
このwktk、どうしてくれよう。
さらに禁書への信仰も燃え盛っているし。
ああ、俺はどうしたら…
アンニュイをアニェーゼと読んだ俺はもう駄目かもしれん。
wktkしておく。
この後情事に及んでる所を、姫神不在に気付き探しにきた吹寄に見られ
制裁を加えようとした吹寄相手にスイッチ入って見せつけまくりの姫神、とか
見せ付けられて変な気分になってしまいついつい自慰行為に耽って絶頂してしまう吹寄、とか
百合でSなスイッチが入った姫神に責められまくる吹寄とかそれを見て興奮した上条に二人で御奉仕とか夢は広がりますね
>>529 というわけでGJ
あと吹寄も名前が「整理」になっちゃってるんよ
やはり姫神はエロいな?
姫神がえろい?
否!
えろいのが姫神なのだ!
えろいのが姫神なのだ?
否!否!
えろいから姫神なのだ!
541 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 11:45:46 ID:T/K+KQwf
萌えは最初の数ページだけ?
燃えは悠二が炎弾やら剣使って瞬殺してくとこだけかな
サブラクの謎解きに関してはやはり穴あきまくりんぐな感じがする
シャナが作った大穴からサブラクの気配がなかったから、サブラクは御崎市全体に浸食してる大怪物と仮定したのはいいけど、地中深くまで根を張ってるサブラクが、ちょっと建物の内部まで根を張ってないのはおかしい
内部まで浸透されてないなら、玄関のドアあけたり窓あけただけで、そこらじゅうからサブラクの気配の穴に悠二は気付いてもおかしくないような
吉田+フィレスの話が何度も出るから進展があると思いきや何も無し
クリスマスの最終決戦に向けてのシャナ+吉田の描写で読者は1つの結末を見られると思いきや、いつもの大事な部分で敵襲来→解決→結末の流れでまぁしゃぁないと納得してジラされながら最後まで読んだら未結末のどんでん返しで結局何も無し
やはり今回は、876が起承転結の転の最終章を終えるために区切りがいいこの巻を埋めるために、かなり肉付けした芯は極細の糞本みたいですねー
生理ウゼーと思ったが篭絡フラグなら許せる
生理がウザい?ならば孕ませよ
なんと!腹ボテでより巨乳になった吹寄に搾乳プレイと申したか!
学園都市で妊娠したら、子供が酷い目に遭いそうだな。
学園都市で妊娠した女生徒を外に逃がすべく我らがカミジョーさんが奮闘して、そしてパパと呼ばれ
アレ?
姫神は脱いだら、微妙にアバラが浮き出てそうなのが良い
こう何というか、一本一本へし折りたくなるような感じな
とある教師の緊縛陵辱目録
凌辱厨自重しろ。
痛めつける系は興奮しないな
陵辱はいかんよ陵辱はっておれがちょっとダメなだけだが。
>>537氏
吹寄…あ、本当だorz
で、そんなワクエロを
>>537氏が書いてくれるんだね!わーい!
>>348も誰か続けてくれて結構ですよ!
前スレでも言ったけどおれ禁書派なので。といって逃走
痛めつける系が萌え無いと言うんですかー?
>>553 その通り、少なくとも俺はな。陵辱関連自体の存在は否定せんが、
ここに書き込むなら予め注意書きしてくれると助かる。
俺はほのぼの純愛が好きです
砂を吐きたくなるようなだだ甘が狂おしく好きだ!
飛び降り自殺したくなるような初々しさが好きだ!
でも暴力系に耐性はあるよ(´・ω・`)?
されど罪人は竜と踊る五巻を読んでおっきした俺が異端なのか
一人は痛めつけるのが良いという
一人は超絶甘の純愛が良いという
ってことは、ビシーンバシーン「もっと、もっと欲しいよぉぉ!」な純愛SMなら問題ないわけですね
これはつまり砂を吐く程の純愛→血涙を流すほどの陵辱
ストーリー展開としてはこれが完璧だと思う
NTR+輪姦とか
>>557 止めて、アナピヤ止めて
あっち側に覚醒した超能力者か
夕日から放たれる光に彩られた教室。
そこには現在、三つの音が響いていた。
「もっと、もっと苛めてぇな!」
一つは青い髪が特徴の耳にピアスを付けた大男の嬌声。
「あははは、これが良いのね!ホラホラァッ!」
一つはセミロングの髪型にやや眉の太いボンテージ姿の女の歓喜の声。
もう一つは鞭を打つ、激しい音だ。
そして、そこに更に追加される音があった。
その音とは――、
「……吹寄……お前等なにやってんだ」
扉を開く音と、男の声である。
「「あ」」
男と女の声が重なる。
かくして、物語は始まりを告げるのであった。
運命の扉は今夜、開かれる。
「上条当麻!貴様もコッチの世界に――」
「ひぃいいいいいい!」
〜とある被虐の学級委員〜 近日発売
>>558 こうですか!?わかりません!?もう本当に!
姫神は髪もエロいし、腰もエロいし、尻もエロいからパーフェクトだと思うんじゃねの
あの程好さが性的
>>562 そこは上条の代わりに姫神で
>>562 禁書やビリビリにやられてるから、違和感ないなw
誰も青ピには触れないのなwww
ここいらでハッキリ言っとこう。
このスレにどれだけ姫神スキーがいたとしても俺の心は変わらない。
宣誓、私は、オルソラ聖教原理主義者であることをここの誓います。
>>567 ならば『ねーちん教原理主義過激派』たる私は君に戦いを挑まねばなるまいな。
ところで、我が同志はどれほどいるのだろうか?
禁書派だって宣言してるのにね、おれ、書いたのを見返してたら、小ネタを含んで
オルソラ、ビリビリ、吹寄さん、姫神、アニェーゼに従妹ちゃんとバラバラ。
いや、禁書も書いてるし書きかけなんだけどなんつーかアレだな、浮気イクナイ!
ので今後は禁書ひとすじ?
無理だろーなーorz
え、遊んでないで書くもん書け?すみませんorz
>>561 姫神「みんなは私が好き!
だから私はみんなが好き!」
異端の禁書撲滅派もいるぞw
最大派閥の太もも派っす。
こんにちは、マイノリティな貧乳派でス
最大派閥の太もも派と等価交換でアニェニェの無い乳パイズリを練成しにきました
>>575 帰れ
貧乳っ娘を巨乳の土俵で戦わせるな
あれだ、カミジョーさんに調教された小萌先生が吹寄に「頼み事がある」と放課後残らせて、
上条ちゃんのことでって言った時点で吹寄が一も二も無くオッケーしちゃって後に引けなく…
最終的には上条ハーレムが完成。そんな妄想。
「先生じゃパイズリは出来なくてー」
「え、ちょ、ちょっと待って何をしている上条当麻…って姫神さんまで何を!?」
「だいじょうぶ。これを飲めば。痛くないから」
「姫神…おまえいつの間に。つーか吹寄に何飲ませた?」
「三沢塾で飲まされてた媚薬。即効性。」
うん、ごめん。やっぱり俺ってば姫神原理主義。
夫婦的な空気をかもし出しつつほのぼのエロい禁書と上条が見たい。
いやだからここは、お母様'sでな?
ローラに、ローラさんに出番を愛の手を!
自分で書こうにもあの人の言葉遣いはどうも書き辛い
>>576 姫神さんま、と言う新人を考えてしまった。
||
∧||∧
( / ⌒ヽ
| | | 飯食ってる間に…
∪ / ノ
>>579…過ぎた…
| || コテ番狙ってたのに…
∪∪
:
-====-
─*─
兎にも角にも、押しつけられたままでは上条も理性が持たない。もとより露出の高い格
好で抱き付かれているのだ。インデックスの柔らかなお腹の感触以外にも、胸に埋められ
た顔からの荒い吐息とか、気づいてしまった少女の胸の膨らみの柔らかさとか――そうい
ったものが確実に上条の理性を削り取ってゆく。
(こっ、このままではっ)
インデックスを引き剥がさずに某所からは離すべく、
「ひゃあっ」
強引にお姫様抱っこに抱え上げた。
これはこれで充分恥ずかしいというか、逆に銀髪の少女の上気した鎖骨周りとか、そこ
から南下して少しはだけた胸元とか、艶やかな太腿とか、さらにはその付け根の白い三角
形が見えてしまった。閉じ込められていることに抗議活動を続けていた上条の分身が、そ
の抵抗をさらに強める。
一瞬抱き上げられたことに驚きの表情を浮かべたインデックスも、上条の首に腕を回す
とそのままそのうなじに顔を埋めた。
少しだけ落ち着いたのだろうか、口調に若干怯えが残るものの、上条のうなじに顔を埋め
たまま小さな声で呟く。
「とうま……おっきな音がして怖いんだよ…一緒に居て、お願い…」
とは言え、上条自身理性の制御からクーデターを起こされた某所が疼く。その理性自身
も吹き飛びそうで、答えかねていたところに、
ガラガラガラガラッ!!
台風は雷まで連れてきていたようだ。大音響が響く。
「……!! ふえっ、えぐっ、えぐっ、ううっ…」
とうとうインデックスも耐えかねたらしい。指が突き刺さるほど強く上条を抱きすくめると
泣き出してしまった。うなじに涙の暖かな感触が広がる。
「あー、判ったよ…。今晩だけだぞ?」
「えぐっ、どっ、どこにも行っちゃ…ダメなんだからね、とうま…」
観念するしかないようだ。
お姫様抱っこのままインデックスをベッドまで連れて行って下ろす。下ろしてもインデッ
クスは首筋に抱きついたまま離れないので、止むを得ず――上条いわくあくまで『止むを
得ず』、その隣に寝転がる。寝転がると、インデックスは上条の胸元へ潜り込んできた。
定位置を決め込んだようだ。
少年の腰が少し引けていることについては、理解を示してやってほしい。
携帯をいじりながらも心地よく眠気が体を包みだしていた上条だったが、もはや眠気な
ど完全に吹き飛んでしまった。
銀髪の少女は上条のスウェットをがっちりと掴んで離さない。さすがに涙は引いていっ
たようだが、それでも大きな音がする度に体を振るわせ、
「とうま、とうま…」
と、縋るように少年の名を呼び続ける。そうやって名を呼ばれるごとに心臓のドキドキが
激しくなっていくし、不謹慎ながらも硬くなった部分が疼く。
しかし、何にしてもインデックスが落ち着かないことには話にならない。胸元に潜り込ま
れながらも行く先に困っていた左腕を、思い切って少女の背中に回す。さらに、右腕でそ
の頭を抱えるようにそっと抱いた。
「俺が居るから…心配せずに寝ろよ?」
上条が小さく呟くと、インデックスは顔を上げてその少年を見つめる。
涙の跡の残るインデックスのその顔は、怯えからの興奮が冷めないのか何なのか、若
干紅潮していて、宝石のような碧眼は未だ潤んだままだったが、確かに落ち着いてきたよ
うだ。上条と瞳を合わせると小さく微笑んだ。
「…ありがと、とうま……でも、離しちゃ嫌なんだよ…ぎゅって…しててね…」
言うとインデックスは再び上条の胸に顔を埋める。
逆に堪らないのは上条だ。
(インデックス? そんな顔でそんなことを言われてはっ! カミジョーさんはどうすればっ!)
上条の耳元で、どっかで見たような幻視の天使と悪魔が交互に囁く。
『ヤッチャエヨー。禁書だって嫌がるはずねーんだにゃー』
『そんな誘惑に唆されてはダメなのですよ上条ちゃん! シスターちゃんの清らかな信頼
を裏切ってはダメなのです!』
『カミやんは禁書の命の恩人なんだぜい。相手だって既成事実が欲しいんだって』
『無理やりされて喜ぶ女の子なんて居ないのです! 上条ちゃんにはそれがわかるだけの
理性があるはずなのです!』
『そんな理性もとっくに崩落寸前だにゃー。自分だってギンギンのカチカチでもう限界間近
だろー? 左手をちょこっと下ろしたら禁書のお尻ぜよ? 嫌がるかどうか触ってみるんだ
にゃー。嫌がりっこないんだぜい』
そんな、ワケの判らない囁きが頭で響くのを振り払おうと目を血走らせていた上条だった
が、再び聞こえてきたインデックスのささやき声で我に返った。
「とうま…起きてる?」
「あ、ああ」
「ちょっとだけ、静かになったね」
インデックスが、最前のあの堪らない微笑みで上条を見上げている。その笑顔に、再び
理性がとろけそうになる。
「とうまがぎゅってしてくれてたから…怖くなくなってきたよ?」
どうやら上条の理性は相当な時間を戦っていたようだ。言われてみれば、未だ風雨の音
はするもののその激しさは成りを随分と潜めている。
ああ、そうだな…と口に出そうとすると、スウェットを掴んでいたインデックスの腕が上条の
首に回る。上条を見つめる碧色の瞳が一気に距離を縮めてきた。
「ねえ、とうま…、お願いがあるの…」
少しだけ瞳に不安を浮かべて、インデックスが数かな声を絞り出す。
インデックスにユニットバスの入り口で抱きつかれてから、休憩を許されることなく高速
回転を続けていた心臓の鼓動がさらに高まった。
「…な、何だ?」
「このまま落ち着いて眠れるように、そのおまじないに、おやすみのキス…して…」
その言葉に心臓が破裂するかのような衝撃を受けた上条だったが、何とか落ち着こうと
インデックスの瞳から一瞬視線を逸らし、再び戻すと、
(穏便にっ、穏便に済ますんですよカミジョーさんっ)
インデックスの額に唇を付け、離した。インデックスのきめ細かな肌の感触が唇に残る。
しかし、
「そんなんじゃダメなのっ…ちゃんと…ちゃんとキスして…」
頬を染め、瞳を潤ませたインデックスに詰め寄られた。
ごまかしは効かないようだ。覚悟を決める。
そのままそっと唇を重ねた。
「んっ…」
少女の唇の、この上もなく柔らかな感触が伝わる。唇が合わさった瞬間、インデックスが
喘ぐような吐息を漏らす。耐えられない――唇を離そうとすると、
インデックスの腕がぎゅっと力を込める。
ただ唇が合わさっているだけのキス――それでもお互いの全身に痺れが走り、永遠にも
思えた十数秒が過ぎて、唇が離れた。
「あふぅ…」
その瞬間、インデックスが再び喘ぎを漏らす。上条の脊椎に耐え難い痺れが走った。
それでも、唇を重ねたという照れくささを押さえて、銀髪の少女と瞳を合わせる。
頬をピンク色に染め、息を少し乱した少女はキスに酔ったように瞳をとろんとさせていたが、
上条が自分の瞳を見つめていることに気づくと、
「もっと…」
と、ねだるように呟いた。
上条当麻、陥落寸前。これが人生ここまでで最大の岐路かもしれないと心が騒ぐ。
禁書3回目。
あとどれくらいになるか知らん。神のみぞ知る。否、禁書さまのみぞ知る。
エイメン。
禁書イヤッホオオオオオオオオオウ
579取っちゃってゴメンネ、しかし俺はねーちん派なんだよ!
不義理で済ますところだった。
>>569!
応援ありがとうなんだよー!
と禁書調に感謝。おいちゃんがんばる。
こ、これはひどいまっちぽんぷ
ごめんまちがい。
>>572氏ありがとうです。
飲んだらダメね…orz
マッチポンプじゃないの信じて。おっちゃん酔うてるの。
これは禁書派の罠だッ!
姫神原理主義者の俺は決して惑わされは… 惑わされは……ッ
クッ!純エロとは卑劣な!!
無派閥の俺が一人勝ち組
上「…な、何だ?」
イ「このまま落ち着いて眠れるように、そのおまじないに、おやすみのキス…して…」
イ「そんなんじゃダメなのっ…ちゃんと…ちゃんとキスして…」
上「だが断る」
イ「 」
GJ!
甘えさせたら強いな禁書。
続き待ってるよー。
一方さんM奴隷化マダー?
ねーちんのおっぱいいぢめ祭りマダー?
598 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:34:44 ID:Ta31Pzxu
誰か、誰か土御門×神裂派はおらぬのか!!
輪姦って言葉を聞いただけでキュンキュンしねぇの?
>>599 なるほど、ミサカ妹sによる上条輪姦か。
唇に二人群がり息継ぎの間も与えず舌を滑り入らせ
乳首をそれぞれに舌が這うばかりかもう一人ずつ指で津波あげ或いはぬめぬめと舌と一緒に唾液を塗り広げ
両手はそれぞれに自慰の玩具と化し挙げ句腕そのものにも産毛紛いの陰毛とスリットの濡れきった熱い感触が前後して
腹には以外に締まった筋肉に甘ったれた鼻息が這い回った挙げ句臍やらに舌がぬるぬる這い入り限界突破の幾人かは脇腹にはみはみと甘咬みを繰り返して
太股にはもう幾つ目か解らないキスマークが刻まれつつ膝回りから太股付け根まで幾つも細い手がするするぬるぬる這い回って
足の両親指はぬめった肉に包まれて久しく。
でも肝心の部分は「ミサカはレイプはしたくありませんので上条さんから求めて欲しい、と耳の穴に舌で奉仕しながらおねだりしてみます」
等と最後の理性っぽい何かを働かせて焦らし責めるんだな。
>585
ぬあー、禁書原理主義の自分にとっちゃたまらないですだよ。こういうの待ってたんだ。
上条逆レイプ伝説か
>>598 はっ…いつのまに俺が書き込んだんだ?!
土御門は体術のアレとかで聖人のねーちんでも押さえ付けられるんだよ。
そして微妙にSっぽいのでねーちんを露出や羞恥や玩具で調教していくんだよ。
もちろん全部メイド服だよ。
10巻でつちみーが言ってた、土御門への借りを返すねーちんマダー?
上条家3Pを書く猛者はおらんものか
御坂家+上条家でよろしいおま
ふと思った。インデックスとねーちんの関係ってなんなんだろう?
当麻が家主、ステイルが兄貴、アウレオルスが父親でねーちんもこの面子と
同じような系列にあてはめると姉妹だろうか?
というわけで、ねーちんとインデックスの百合姉妹物プリーズ。
それなんて家族計画?
私は書けもしなけりゃ描けもしないがみてみたいな。
熱愛聖人、クロキスの続きを未だwktkして待ち続けている。
狂乱家族かよwwwwww
それも楽しそうだ
父:アレイスター
母:ローラ
長男:上条
次男:ステイル
長女:神裂
次女:吹寄
三女:御坂
四女:禁書
キャストはどう見ても趣味です
母親:小萌センセー
長女:ねーちん
次女:姫神
三女:インデックス
お隣のおにーさん:上条
近所の女子中学生:御坂
はいはいウソ予告カナミn(ry
上条さんのあずかり知らぬところで吹寄さんとお友達になった禁書。
禁書が家(つまり上条さん家)に吹寄さんを呼ぶ。
しかし寮の前まで来て見たらウチの学校の男子寮じゃねーかと尻込みする吹寄さん。
中々こない吹寄さんを待ってそわそわする禁書。
なにそわそわしてんだと上条さんに訊かれて一言。
「あのねとうま。せいりがこないの」
ハァーン
そうだね……
>>616は意欲のある作家さんに丸投げしてとりあえず続き書くよ……たとえ需要が無くても生まれかけの命は完全に生まれさせて見せる!
ID:QQgeaTjOが心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう
かなりの萌えシチュである自作の続きが書けぬと自覚した時ではなかったか
>>601 貴方の所為で
>>589寸前に部屋に乗り込んでくるミサカ妹sを幻視しちまったじゃねえか
上条が妹sに囲まれ動けずにいる間 両手両足を絡め取られ流されるよう運ばれるインデックス
壁一つ隔てて聞こえてくる声
「うそ… なんで? なんでなの! ミサカ! ど、どいてよっ 放してよっ」
「っひゃ やだ…何? なにやって……ッ ひ、あ!?」
「あ、あっ、やめっ は、あ …やだ そんなところ汚いやめて嫌そんなやだいや、ひ――、ぃああああッ」
「ぁ、え……? そこは そこはとうまにそこだけはとうまにっ! あっ、やめっ
とうま、とうまぁ、助け、あ、とうまとうまとうまとうまぁ――」
ぱたん
閉じられたドア 見上げる天井 蠢く肉体
「聞きましたか? ミサカ達はここで一つ提案します」
ルールは簡単 (インデックスが責めで堕ちるその前に 今この場に居るミサカ達を皆満足させる事)
上条が途中で果てたらアウト インデックスが途中で正気を失ってもアウト
え? 僕は鬼畜も寝取られも輪姦も嫌いですが何か?
それにしてもこんな妄想を掻き立てる
>>601の書き込みはなんて鬼畜なんだろう…
>>625 ないよ。禁止されてるだけで、罰則はないね
>>624 インデックスの相手がミサカでなかったら普通に鬱展だな
上条母×上条でも法的には問題なしと
義理はマナー違反
実はルール違反
上条父×上条でも問題ないらしいですよ奥さん
女が男をレイプするのは罪にならないと聞いたことがあるんだが、
事実かね?
本当なら上条さんには由々しき事態だが、さて…
罪にはなるんじゃね?発覚すれば。
単に男の場合、余程の化け物に襲われたんでも無ければ「まーいいか」で終わってしまうんじゃねーのか?
男が女をレイプは強姦罪
女が男をレイプは強制わいせつ罪
になるはず……うろ覚えだけどな
634 :
136:2007/02/14(水) 03:16:23 ID:hqwszZkG
皆さん、お久しぶりです。
既に忘却の彼方に消え去っているとは思いますが、熱愛星人と見せかけて、クロキスを書いてたりします。
そんなわけで、相変わらず拙い文ですが、楽しんでいただければ幸いです。
それでは。
――クロキスはフラグルイである。
<3> 恋せよ乙女 紫電の如く! 前編
上条当麻は絶体絶命という状態を身を持って体験していた。
体はアダムとイブが全裸で世界旅行の如く素っ裸であり、隣には守ると誓った少女居る。
そして、目の前には電撃を今こそ放たんと全身に紫電を纏わせた少女が一人。
ぶっちゃけ逃げ場が無い。
「みみみみ、美琴さん、落ち着いて欲しいでザマスよ!?」
「そそそそ、そうですの、お姉様!落ち着いて話せば――」
慌てて二人で身を寄せてお互いを庇いあう。
まさに戦々恐々。
ついでに言うと抱きあっている少女――白井黒子の肌から直に体温が伝わってきた。やはり温くて気持ちが良い。
「ほぉぅ!?」
そんな事を考えていると頬を赤く染めた白井に裸身を包む布団の下で肌を抓られた。
どこを抓られたかは想像にお任せするが、洒落にならない場所とだけは言っておこう。
ともあれ、絶体絶命な状況という事には変わりが無い。
相変わらず目の前では紫電を散らす電撃少女こと御坂美琴が死神の鎌の如き鋭さの視線を――、
「?」
と、思いきや美琴の表情はまた違ったものだった。
まず赤い。
そして、その顔は口を開け、目を見開き、驚愕という表情で埋め尽くされていた。
彼女の身に纏った電撃は見る見るうちに勢いを衰えさせてゆくと、最後には消えた。
隣で腕に抱きつく白井も何故なのか気付かないようで不思議そうな顔をしている。
「あ、え、と、えぁぁぁ」
意味不明だ。
どの位意味不明かというと、白井の可愛さを理解しない輩くらい意味不明だ。
いかん、惚気が入った。
まぁ、それでもいいか、黒子は可愛いなー、とか思いつつ思考を現実へと再度傾ける。
謎の呻き声の様なものを上げつつ、コチラを見ていた美琴を再度見ると彼女は何かを思い付いたのか身を引いた。
そのままコチラを向いたままの状態で足音すら立てずに何かの達人の如く扉の外まで下がると、
「ごゆるりと……」
扉をゆっくりと閉めた。
軽い扉を閉める音が響き、崩壊した壁の欠片が乾いた音を立てて落ちた。
ぶっちゃけ強度的に大丈夫なんだろうか、と思うがそれよりも――、
「た、助かったのか……?」
「え、えぇ、なぜか知らないですけれど、お姉様は撤退してくださったようですの」
先程まで青ざめていた二人の表情も幾分か楽になり、顔を見合わせる。
「……服、着るか」
「えぇ、そうですわね……」
今更気付いたが、美琴はこれに気遣って一旦退いてくれたのかも知れない。
だとすると、結果オーライと言ったところか。
取り敢えず身を布団から出すと、
「って、あら?」
白井が急に体勢を崩した。
「おわっ!?」
慌てて手を伸ばして支えるがその体はやはり軽い。
ついでに言うと裸身の薄い胸が腕に当たって眠っていた衝動を呼び覚ます。
睡眠時間約一時間。
我ながら再生の早い衝動である。
しかし、ここでその衝動を開放するわけにもいくまい、と腕を引き寄せて白井を腕の中に抱き、その顔を覗きこむ。
その表情は呆然としたものであり、自分でも何が起こったかわからないという風だった。
「大丈夫か、黒子?」
当麻の心配そうな声に白井は瞬きを一つ、二つ。
三つ目で自分の状況を悟ったのか僅かに頬を赤く染めて眉尻を下げて口を開く。
「……腰が抜けたんですの……」
「……あー」
八割方自分のせいだった。
どうしたものか、と思考を走らせるが、こういう時どうすれば良いのか良くわからない。
着替え、といっても白井の着替えはスカートは情事の際の影響で皺くちゃ。
上着は辛うじてベッドから少し離れたところにある椅子に引っ掛けてあり難を逃れていた。
自分はさっさと裸になってしまったから良かったものの、白井の服の被害は甚大だ。
特に下着など元の色がよくわからない色に染まっていた。主に白。
「……」
続いて視線を白井へと向ける。
線の細い、まだ少女と言える体つきの裸身とその体格にあった大きさの胸。
いつもは頭の左右で括られているツインテールも降ろされてロングヘアといった髪型に変貌していた。
その表情は相変わらず眉尻を下げ頬を赤らめて恥らっているというもので、それがまた衝動を揺さぶる。
ただ、その身体の各部には共通点があった。
それは――当麻が張り切り過ぎたために白井の全身を染めたアレが時間を経て固まったものである。
……エロいな。
思考がおかしな方向に走るが仕方あるまい。
何しろ自らの愛する女性の裸体を見たのだ。色々男としての反応が出てしまったとしてもそれは自然な事だ。
「あの、当麻さん?その……当たってるんですの」
「……黒子」
恥じらいの声が更に理性を刺激するのも仕方が無いことだ。
「……当麻さん?きゃっ!?」
疑問の声を上げる白井を答えも帰さずに抱きしめていた体勢から持ち上げ横抱きにする。
俗にお姫様だっこと言われる姿勢だ。
「風呂入らないとな。うん。やっぱり汚れたままじゃいけないしな」
「あの、当麻さん。目が血走ってるというか、色々危険な気がするんですのー!?」
腕の中で白井が暴れるが当麻は意を介さずに足を進める。
扉を開け、廊下へと出ると、流石に白井も観念したのか抵抗を止めた。ちょっと淋しいのは気のせいだろう。
当麻は、自分にはそんな趣味はないと心の中で明後日の方向を見つつ、現実の視線を白井へと向ける。
そこには両手を組み合わせて指をこねくり合わせて、視線を彷徨わせている白井が居た。
何事か、と当麻を首を傾げると白井は当麻と目を合わせ躊躇いがちに――、
「あの……わたくし、腰を痛めているんですの。ですから……」
む、と当麻は一旦停止する。ちなみに風呂場までは後数歩だ。
原因は自分にあるのだからそれくらいは把握していたが、そこまで深刻だったのだろうか。
「ああ、わかってる」
自分が出せる限りの優しい声と共に白井の頭を撫でる。
乾燥しているというより、やはり例のアレが乾いて固まった物体の手触りがして何だか妙な感じだった。
目を細めた白井は当麻が暫く撫で続けてから、手を離すと少しだけ上目遣いで、
「で、ですから……優しくしてくれないと、嫌ですのよ?」
頬を限界まで赤らめつつそんな事を言ってくれた。
何かが切れた。
確かにそれを当麻は感じた。
切れたのは自分の中であり、切れたものは世間一般では理性の糸と言われるものだ。
通称、ビーストスイッチ。上条当麻、最後の切り札である。
最後というか、限界に至ると勝手に発動するのだが。
「黒子」
「はい?」
出来る限りの笑顔を向けたつもりだが、何故白井の口元は引き攣っているのだろうか。
まぁ、気にしないでも大丈夫だろう。何しろこれは善意の行動。善意の行動なのだから。
「しっかり洗ってやるからな」
「……滅茶苦茶嫌な予感がするのですけどって、きゃっ!?」
普通に歩いていたつもりだが、何時の間にか目の前に扉が出現していた。
いかん、衝動が感覚を凌駕したようだ。
取り敢えずは曇り硝子の張られた扉のノブへと手をかけて回し、開く。
まず湯の抜かれたバスタブを目に入れ、続いて視線を動かして風呂場に置いてある各種道具を確認。
十分に確認した後、裸の白井を置いてあった光沢のある小さな椅子に座らせる。
「と、当麻さん。わかっていらっしゃると思いますけれど。わたくし、腰が痛くて痛くてこれ以上って聞いてるんですの?」
涙目で、されど頬を赤らめ、何故か期待しているようにも見えなくもない視線を受けつつ当麻は頷いた。
「あぁ、勿論だ。だから、腰に負担をかけないようにする」
言葉と同時に後ろ手に扉を閉めた。
「全然わかってないですのこの人ー!?って、ひゃ、当麻さんのケダモひぁん!?」
◇○◇
朝の道路というのは気持ちよいものだ。
何故なら元々少ない交通量がさらに少なくなり、まるで世界に一人取り残されている様な気分になれるのだから。
そう、まるで世界に一人だけ取り残された様な軽い虚無感と爽快感と、後五割は絶望感。
「どーまんせーまんどーまんせーまん、困った時は直ぐに呼ぼうよおんみょーじぃいいいい……」
凄まじく暗い声でその様なことを呟くのは我ながら非科学的だと思うが、既に訂正する気力すら余っていなかった。
最近聞いた音楽がせめてもの慰めというか現実逃避になっている少女――御坂美琴は空を見上げる。
そこには青い色が広がっており、自然の雄大さをこれでもか、という程美琴へ見せつけていた。
……鳥になりたい。
溜息を一つ。
欝になるのも仕方あるまい。
昨日は夜から今日の朝方まで後輩こと白井黒子と、とある少年――上条当麻を追っていたのだが――、
「はぁ……」
まさか白井と当麻が恋仲になっていたとは予想外も良いところである。
急がなければ当麻が妙な行動に走って白井に迷惑をかけたりフラグを立てたりしてしまうかもしれない、と思ったのだが。
「フラグどころか……もうエンドじゃないのよぉ……」
更に深い溜息を吐く。
目には光がなく、一日中能力を使いながら走っていたせいか服も身体もボロボロだ。
その上肩を落としながら歩いているせいか、その全体像が余計に彼女の今の心境を見る者に伝える。
「ふっ、え、ひっ……」
嗚咽混じりの泣き声。
いけない、と思った時にはもう耐えられなかった。
「ふぇ、ひぐっ、いやだ、よぉ……っ!」
道路の中心に座りこむ。
平日の朝だからかこの時間帯は見事に人が一人もいないため、彼女の行動を見るものはいなかったが、
「う、ひぐ、ふぇええ……っ」
それでも声は響いた。
誰も居ない、何の音も、動きもない空間だからこそ声は響いた。
顔を両手で押さえるが漏れる声は抑えきれない。
そして、止まることはない。
そもそも、ここまで我慢出来た事すら奇跡とも言えたのだ。
今泣いたとしても誰が咎める事が出来ようか。
「ひ、ぐ、んっ、う、ぇえええ――」
大粒の涙が頬を伝い、指の隙間から零れ落ち、服を、アスファルトを濡らす。
どうしてだろう、と思う。
もう少し早く自分の気持ちを素直に伝えていれば変わったかもしれない。
もしかしたら、白井ではなく自分を選んでくれたかもしれない。
でも――、
……そんなのただの、妄想じゃない……ッ。
涙が止まらない。
自分が情けないというわけでも、白井に当麻が取られた事が悔しいというわけでもない。
ただ悲しいのだ。
純粋な色の感情の奔流は留まる事なく美琴に涙を流させる。
いっそこのまま涙が枯れるまで泣いてしまおうか。
そう思った瞬間だ。
「必然。諦めたら、そこで試合終了ですよ?」
男の、聞き覚えのない声が響いた。
声に驚き勢い良く顔を上げてみれば、そこには一人のサラリーマン風の男が立っていた。
オールバックの緑髪が妙に目立つ眼鏡をかけた長身の男だ。
「……誰……?」
声を出すと同時、自らの顔が涙でびしょ濡れという事に気づく。
急いで腕で強く顔を擦り、涙の跡を消し去ろうとするが、それで消えるわけもなし。
きっと、今美琴の顔は長時間泣いたせいで目も当てられないような状態だろう。
しかし、目の前に立つ男はそんな事も気にせずに柔らかい笑みで続けた。
「自分でもよくわからないですが……貴方が泣いているのは――諦めようとしている様に見えたので」
的を射た言葉。
その言葉は正確に美琴の心中を射抜き、封印しようとしていた事柄を貫いた。
故に美琴は男を睨み、
「なにも知らないのに知ったような口を聞かないで」
拒絶の言葉を口にする。
対して男は参ったなぁ、と苦笑いをしつつ腕を後ろに回して頭を掻き、
「まぁ、なんでしょう。私にもあった、と思うんですよ。確か。無駄だとわかっていても走り続けた時が――」
表情をそのままに美琴へと告げた。
唐突な言葉のせいか、それとも諦めようとしていた自分と正反対の存在を見つけたからか、美琴は言葉を失った。
少しだけ、ほんの少しだけ、男の言葉の続きを聞きたいと思ってしまったのだ。
「私は一応、目的を達した、と思うんですけどね。……まぁ、守りたかった人はどこかで幸せにやってると思いますよ」
「……不確定形ばっかりね」
「森然。まぁ、記憶喪失なもので」
苦笑いを浮かべたまま言う男の口調は軽い。
もしかしたら、言いたい事が溜まっていて嘘混じりに告げただけなのかもしれないが――。
男の言葉には嘘が感じられなかった。
「……でも、だったらなんでその守りたかった人と一緒に居ないのよ。それって失敗したんじゃ――」
言葉は途中で美琴に向かって立てられた男の指によって妨げられた。
「大事なのは、後悔せずに走り抜けたどうかです。失敗した、と思うのは諦めて後悔した時だけですよ」
男は今度こそ本物の笑みを作って、
「少なくとも私は後悔はしていない筈です。だから、貴方も突っ走りなさい。まだまだ若いんですから」
「最後、親父くさいわよ……」
あはは、と男は笑うと再び頭を掻く仕草を見せる。照れ隠しのつもりだろうか。
「それじゃあ、言いたい事も行ったので、それじゃあ」
「……待ちなさいよ」
「はい?」
去ろうと背を向けた男を一声で呼び止める。
だが、美琴は数瞬だけ言おうか言わざるべきか、と少しだけ俯いて迷い。
それでも、言わなければと自分を奮い立たせ、座ったまま相手を見上げ視線を合わせる。
「あ、ありがと……」
男の表情がキョトンとした驚きの表情へと変化する。
しかし、その表情はすぐさま何かが払われたかの様な笑顔へと変わり、口を開く。
「どういたしまして」
それだけを言うと男はスーツを整えながら今度こそ背を向けて去って行った。
革靴の踵がアスファルトを打つ音が段々と遠ざかっていき、最後には消えた。
それから数瞬の間。
「……」
美琴は顔を上げた。
そうだ、何を迷っていたのだろうか。
自分は上条当麻が好きだ。最初は認めたくなかったけれど、確かに彼が好きなのだ。
だから伝えよう。
彼には白井が居るし、彼の事だからきっとこの想いは成就することはない。
それでも、伝えたいと思った。少しだけでも、後悔しないために。
思いは体を動かすための原動力となる。
美琴はすぐさま立ち上がり、振り向いた。
涙の跡は残りっぱなしだろうが、構わない。
振り向く先には逃げてきた道がある。ならば――その道を戻れば。
「伝えるのよ」
思いが口に出ると同時、美琴は走りだしていた。
己の逃げ出した場所へ、己の想いを伝えるために。
639 :
136:2007/02/14(水) 03:24:14 ID:hqwszZkG
クロキス本編 前編はここまでとさせていただきます。
ここまで読んでいただいた方には最大の感謝と共にその心を。
そして、以下は
>>62氏の書いてくださった絵を元に作者が勝手に想像したものです。
今回のエロ成分補給用という事でして……。
※なお、若干百合成分が入っていますので、閲覧者の方はご注意のほど、お願いたします。
※ 注意:以下の文は百合的要素が含まれております。お覚悟を。
<3.5> Friend or Lover ?
「はむ、じゅる……」
「ん、くぅ……っ」
湿った音と女性の喘ぎ声が暗闇に響く。
暗闇と言っても、何も見えないという程ではなく、カーテンの隙間から入り込む太陽光が部屋を若干照らしていた。
暗くしているのは雰囲気作りのためだ。
そして、その部屋の隅に置かれたベッドの上では二つの人影が蠢いていた。
その内の一人、激しく動くのは、小さめの背を持つ白い修道服を着込んだ少女――インデックスだ。
「んんんぐ、んく……ぷはっ。ひょうかのちょっと大き過ぎかも……」
インデックスの口から赤ん坊の肌の様な色をした男性器が吐き出され、唾液が糸を引く。
それから、口の代わりとばかりに男性器に手を沿え、優しく上下に手を動かし始めた。
一般的に男性器とは男性に付いているもの。それは解かりきったことだろう。
しかし、今回は少しケースが違った。
「んっ!あ、ふぅ……そ、それは、あなたが、上手すぎる、から大きくなって……あ、んっ」
茶の混じった太股まで届きそうな黒の長髪に、頭の横からゴムで一房だけ束ねた髪。
その顔には少しだけずれた眼鏡がかけられており、服装は半袖のブラウスに青いスカートというものだ。
白のブラウスは内側から思い切り押し上げられており、女性らしさをこれでもか、という程主張していた。
しかし、その少女――風斬氷華のスカートは捲くり上げられ、股間からは何故か男性器が生えている。
「ふふふー、ひょうかが毎日練習を手伝ってくれてるおかげかも。最初は苦かったけど、慣れてみると中々だし」
いいのかなぁ、と風斬はインデックスの評価に対して感想を持つが、今それを言うのは無粋だろう。
正直なところ――、
「はむっ」
「んんぅっ!」
この快楽を離したくないだけなのかもしれないが。
最初は誰かに、意中の男性を仕留めるためにはこういう技術が必要だ、という風を言われた事が始まりだったらしい。
普通はそんな馬鹿な、と流すところだが、目の前で自分の男根を貪る少女は違った。
その話を真に受けたのかインデックスは、丁度遊びに来ていた風斬に相談。
風斬が自分の体を自由に変質出来るようになったという事もあり、"練習"にとお願いしてきたのだ。
そして現在に至る。
家の主を居ない時を狙ってインデックスと行為に耽る日々。
彼女は練習のつもりなのだろうが、風斬にとってはまた別の意味を持っていたが――。
等と思考を流している間に、下半身が痺れてきた。
快楽が溜まりすぎて男根が限界を向かえ始めたのだ。
風斬は片目を閉じて快感に耐えつつ、インデックスの頭を押さえる。
これ以上やると彼女の口の中を汚してしまうからだ。
何時もはここで止めて、治まったところでもう一度、という流れなのだが――、
「!? って、ひうっ!?……あぁ、っ、で、出ちゃうよ……っ!?」
今回に限ってインデックスは止まらなかった。
「んぶ、んぶぶぶぶ、んく、ちゅ、じゅるるるる」
徐々に激しくなる口の前後運動。
動くたびに響く空気が漏れる音と唾液の絡まる音が何とも淫靡だ。
そして男根に絡まってくる舌のザラザラとした感触。
限界間近の男根にその刺激は強すぎた。
そして、風斬は今まで一度も向かえたことない絶頂を――、
「――っ!」
向かえた。
凄まじい開放感と共に放たれるのは大量の白濁液。
そして、その液体が向かうのは――インデックスの口内だ。
「んぐっ!?ん、んんっぐ!?ぐぅううう!」
苦しそうな声と液体を嚥下する生々しい音が部屋に響き渡る。
それを何時もよりもずれた眼鏡の下にある目から見つつ、風斬は息を荒げていた。
白濁液は止まらない。
何せ今まで一度も出した事がなかったのだ。
さぞかし、溜まりに溜まっていることだろう。
「は……はぁ……はっ……」
深呼吸しようにも未だに放出し続ける快楽とインデックスの口内の感触にそれも上手く行かない。
下半身が蕩けてしまいそうなくらい熱かった。
意識が飛びそうになる、このまま消えてしまっても良いと思える程だ――、
「―――!」
「ひぎぃっ!?」
鋭い痛みが風斬の全身を掻け巡る。
痛みの発生源は下半身。しかし、それが解かっても体が痛みのせいで動きを延滞させている。
「が、はっ、ひ……!?」
まるで壊れたからくり人形の様にゆっくりと首を下に向ければそこには――、
「駄目だよ、ひょうか」
口の端から白い液体を垂らしつつ、天使の様な、しかし、どこか冷たい笑顔を浮かべる少女がそこには居た。
思わず微妙に後退ろうとするが、すぐさま男性器を掴まれた。
どうやら、かなり深く噛まれたらしく、再生が始まっているものの傷は深い。
「ひぁ……」
涙目になりつつ顔を横に振るが、インデックスの笑顔は止まらない。
むしろ、頬が少し赤くなり、妖艶さを増しているようにも見えた。
「最近、とうまがなかなか帰ってこないの。それでね――ついに昨日。帰ってこなかったの」
インデックスは修道女服から安全ピンを引き抜くと、服を落とした。
現れるのは白い肌が綺麗な少女の裸身だ。
気のせいか、彼女の股間からは僅かに液体のようなものが垂れているように見えた。
「だから、ね。ひょうか。せっかくだから、今日は最後まで"練習"しようよ」
風斬は頷くしかなかった。
またあの痛みが来るかもしれないという怯えがあったかもしれないが、それ以上に――、
「いいの……?」
「?」
風斬の精一杯の疑問にインデックスは首を傾げる。
どうやら本当にわかっていないようだ。どうやら先程までは虫の居所が悪かっただけらしい。
それに、確か十字教では妊娠目的以外の性交は禁止されていたはずだが。
「いいの、ひょうかは友達だもん」
「友達……」
ちょっと心に響いた。
友達、本当に良い響きだ。
ついこの前までは友達どころか誰にも見えなかった自分を見つけてくれた少女。
……そうだ。
何を迷う必要があるのだろうか。
風斬氷華はインデックスが好きだ。上条当麻になり変わりたいとすら思っているくらいに。
だから、
「ん」
「きゃっ、んぅっ」
風斬はインデックスを押し倒した。
そのまま唇を奪うと深く舌を潜りこませて絡め合う。
目を閉じているため解からないが、きっとインデックスも目を閉じて集中しているのだろう。
舌の動きでそれがわかるのだから、手馴れたものだ。
尤も、今まで舌の動きを感じてきたのは下半身のため、若干の誤差はあるかもしれないが。
「ん……い、インデックス……」
勇気を振り絞って、当麻の様に呼び捨てにしてみる。
するとインデックスは頬を赤らめつつ、柔らかい笑みで、
「ん、なぁに、ひょうか?」
風斬の理性はそこで終わりを告げた。
「きゃっ、ひょうか、ま、待って!いきなりは駄目か、もひぐっ――!?」
「インデックス、インデックス、インデックス!」
叫びながら、腰を突き出していきなりインデックスを貫く。
驚いた事に彼女は処女ではなかった。当麻に奪われてしまっていたのだろうか。
「ひょ、ひょう、あんっ、はげ、ひぃあ、あんっ、ああ、あっ」
それでも構わない。
それだったら、自分の色で染め直すだけだ。
ドス黒い支配欲が風斬の感情を染め始める。
風斬はそれに抗わない。
己が身を任せ、ただ一心不乱にインデックスの膣内へと男性器を突き込んだ。
「かっ、ひぃ、いいっ、ひょうか、ひょうか、あんっ!」
どうやらインデックスの方も満更ではなさそうだ。
それを良かった、と思いつつも風斬は更に勢いを早める。
「ぎっ!がががっ、ひょ、ひょうか、激し、すぎか、ひがあああっ!?」
かつて学園都市を襲ってきたテロリストが使った土人形。
あれと戦った時の力をも引き出して、動きを早める。
きっと今インデックスの膣内は焼けそうな程の摩擦熱に曝されている事だろう。
だが、インデックスの表情は――、
「ひ、はっ!ぎっ!あ、っはひぁっ!」
恍惚と、蕩けたものだった。
それを見た瞬間、風斬の男根は爆発的な勢いで膨張を始める。
風斬はインデックスの身体を抱いたまま、顔を彼女の顔の至近まで近づけ、
「うっ……インデックス、私……もう……っ!」
「いいよ、出して、だして、ひょうかぁ……んんぶ……っ!」
唇を重ね合わせ、
「――!」
放出した。
脈打つ男根とそこから吐き出される白濁液。
精製した男根は上手く機能しているようだ。機能し過ぎているような気もしたが。
「お、おおおお……おおおぁ……っ」
口付けをしつつもインデックスは目を見開き、痙攣していた。
どうやら射精の勢いが止まらない為絶頂を迎え続けているらしい。
暫く、射精は止まらず、男根からは絶え間ない放出が続けられる。
それはまさに濁流のような勢いでインデックスの膣内を洗浄するかの如く駆け抜けた。
接合部から吹き出す白濁液。
吹き出した瞬間、インデックスの体が大きく跳ね上がると同時に漸く射精が終わりを迎える。
「ふ、ふうぅ……インデックス……んっ」
「は、ひはん……ひょう、か……ずっと友達、だからね……んっ」
唇を重ねあう二人。
その姿は果たして友達なのか、恋人なのか、はたまた別の何かなのか。
風斬にはわからない。
だが――、
「ひょうか、もう一回、しよ……?」
「……うん……」
確かに、風斬はこの目の前の少女が愛しかった。
友達などの枠を超えて、愛しかった。
だから、当麻には悪いが、せめて今は彼女と共に、二人だけの世界を占有させてもらう。
「好きだよ……インデックス」
643 :
136:2007/02/14(水) 03:33:22 ID:hqwszZkG
これにて投稿を終わらせていただきます。
改めてここまで読んでいただいた方に限りない感謝を……。
ちなみにこの二人の話は
>>62氏から許可を貰って以来、放置されていました。
>>62氏には、申し訳ありません。
そして、先程書き忘れてしまいましたが本編に出てきたサラリーマンは某緑ヘタレです。
まぁ……脇キャラだと認識していただければ幸いです。
では、皆様に最大の感謝と、これからの繁栄を祈りつつ。
それでは。
GJ!
流石に吹いたけど、陰陽師は無い方がよかったかな。
GJ! くだんの
>>62です。
間が開いていたことについては全く気にしておりませんでしたので、どうぞそちら様も御気になさらず。
「ひぎぃっ!」のところでは、そこもやるんかい!と思わずモニタの前で突っ込んでました。(笑)
ちょっとヤンデレっぽい禁書も良いし、白黒話と共に、どうにもこうにもご馳走様&お疲れ様でした。
GJ!
あの緑がいつ泣いてる御琴の可愛さに負けて
手を出すかとはらはら(期待)したが最後までイイヤツだったな!
最高にGJ!後編に期待!
寝取られ上条さん
白黒対ビリビリの全面対決
血も凍るようなガチバトル
漁夫の利を得る姫神w
そういや今日はバレンタインデー、小ネタくるかな?
ついでに言うと青ピはしっと団のメンバーな気がする。
製菓会社の陰謀に踊らされる奴などは居ない
姫神からチョコもらいたいよ俺
こう何と言うか、さり気なく渡されたいんだよ俺
二次元の世界に入りたい
GJだぜ、
>>651神!
出来れば熱愛聖人の眼鏡神裂も描いてほしいんだが…。
ダメか?
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:38:04 ID:fL5SGxbX
3巻で上条が勘違いして妄想したアレは陵辱物好きにとってビンビン来ないかしらん
>>651神の絵は80年代っぽいな
失礼かも知らんが・・・
けど俺は嫌いじゃないぜ!そういうの!
>>651 ぬう、何故見えないのだ…!
吹寄の腹ボテは俺的にはすげえツボにきそうなんだが。
見れた人の感想が聞きたい。メールはしてないのでレスで聞かせて。
と思ったら見れた。
一言でいうならウマー。
もっと
>>651神の絵が見たい。
風斬とか他にもいろいろあったような気はするけど
wikiに保管庫とかなかったかな
>>652 熱愛聖人って
>>137氏のですか?
えと、んと。自分はあくまでこのスレの異端児だと思うので、リクとかは……が、がんばるぞー?(*゚∀゚)
そういや、スーツ姿の銀縁眼鏡な神裂さんなら、随分以前に挑戦したことが。1年以上前の話だけど。
>>654 Σ(・ω・ノ)ノ 80年代っぽいですか?
そ、そんな風に言われたの、わたし……初めてっ。(*ノωノ) キャッ☆
>>656 喜んで頂けてるようでありがとうございます。今後もほどほどに投下してゆく感じでゆきたいと思います。
>>657 そんなに色々は無いですよー? 今回の合わせてこのスレで7枚。角煮のほうで2枚です。
>>658 え? あれ? 同じ方? 奇遇ですねー!(笑)
ちなみにキャッチする幻想は、自分の好みもありますけれど、
描き易さ・分かり易さも含めて取捨しております。(巨乳とかは分かり易い)
660 :
136:2007/02/15(木) 17:50:09 ID:7LaidgfO
クロキスを書いている途中だが言っておくッ!
おれは今このスレのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した
い、いや……体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ……ありのまま 今 気づいた事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはシリアス展開で押し通すつもりで投稿したのに
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 朝方みたらいつのまにかネタが仕込まれていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な…… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった……
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった……
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 電波ソングで洗脳だとか、眠気だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしい学園都市の片鱗を味わったぜ……
あと、緑は姫神フラグ回収要員ですので、姫神側の方はごめんなさい。
>>659氏はGJ!貴方はどこまで私達の妄想を高めてくれるのか……私はそれが見たい。
眼鏡ねーちん楽しみだなぁ。だなぁ。だなぁ。【外道】
>>660 姫神NTR和姦クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!?
みーどーりっみーどーりっ!
ひーめがみっ!ひーめがみっ!
今世紀最大にwktkしている自分がいる
姫神和姦が俺はこんなに好きだったのか
姫神と寝取られの相性の良さは異常
( ゚∀゚)o彡゚みどり!みどり!
665 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 23:37:20 ID:IKKlAGbX
強姦じゃねえの?
ここで666を華麗にゲットさせてもらうぜい。
ところで136氏、続きはいつごろ出来ますか?
あれだけいいこと言っといて強姦かよwwww
笑ってるより泣いてる姿が似合うってことらしい
強姦でも和姦でもおっきできる自分。
巫女が昔の男にNTRってやばいだろかなりやばいぞ俺は!
みこ!みこ!みどり!みどり!
ここに来てヘタレ緑の好感度急上昇w
姫神Loveな俺だが氏のいい人っぽいヘタレになら任せてもいいかなぁと思った。
姫神が強姦されればそれだけで良いんだとも
姫神には幸せになって欲しいんだが、強姦シチュも萌える俺はどうすれば………ッハ!!
そうだ、上条さんに強姦(この場合和漢?)されればいいんだよ!!
強姦なんてヤダヤダ
姫神のほんわかしたところが好きなんだい!
という同志はおらぬか。
あの和む雰囲気が良いんだよ・・・
言うなれば陽だまり発生器。AIM力場の色はきっと山吹色。
―――時は来た。姫神の運命を決める職人による戦いを始めよう。
貴方はエロパロ板に書き込む職人、136。クロキス投下によりGJを受けた貴方だったが、
>>660の呪いによって姫神編への期待がかかってしまった!
だが運命は待ってはくれない。当惑している貴方の目の前に、純愛・鬼畜両方からのwktkコールが現れた!
ラブラブなら14へ。凌辱なら14へ進め。
ほんわかエロいのが良い。
上条さん朝起きたら姫神のおっぱいに顔うずめて寝てましたくらいの。
鬼畜にエロいのがいい。
インデックス思い出して絶望中の緑に同情して
慰めにきた姫神を無理矢理くらいの。
……そんな鬼畜じゃないな?しかも色々とおかしいな?
>ラブラブなら14へ。凌辱なら14へ進め。
おいこらまたんかい
どっちもRIP行きじゃないかこの禿魔導士めっw
ただいま7P続行中な場所からきた身としてはNTRは認められん・・・!!
・・・でもまぁ、非女神ならいいのかな・・・
つまり姫神に陵辱されてそのあとラブラブということでいいんじゃね?
>675
アウレOH!が打ち切りを巡って戦うわけですね?
ナイスリアクション! 話が分かるじゃないか
>>678 &
>>681! さてはこういうノリ好きだろお前等!
元ネタはマーリンのゲームブックだっけ
禁書的にはあの年代の魔術師はどうなってんだろ
684 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 21:09:56 ID:IGVZFAga
鬼畜?鬼畜!
685 :
136:2007/02/18(日) 02:51:27 ID:cCgg6R+q
( ゚Д゚) ……あれ?おかしいな、クロキス……。
( ゚Д゚) ……あぁ、なるほど。
(゚Д゚)<ヒメキス!
というわけで、執筆遅れておりまして、スライディング土下座。
また後編が長くなるという大失態を犯しております。
というか、姫神編が本編と同じくらいになるっていうのはどうなのよと一言。
……期待してくれている皆様には大変申し訳在りません……。
ただいま、
『純愛な姫神を過去をぶり返されて鬼畜に凌辱しつつも最終的にはラブラブまったりになる二人』を――。
あぁ、具現化できるかなぁ、これ……?
今日の夜には――待たせて申し訳ありませんー!
姫神道とはシグルイなり
涙が似合う女は笑うべきか泣くべきか。それが問題だ。
それはそれとして白黒待ってます。あ、あとビリビリ。
>>685 全裸に靴下で超wktkしながら待ってる。
神裂、、、
、、、、、、神裂。。。
白黒かわいいよ白黒
てなわけで136先生に期待
ここでオルソラの胸にダイブ
だったらねーちんはもらって行きますね
本スレでやれ
いやいや
>>693 このスレで貰っていった以上、
>>692はSS書き上げて投下するんだろ? 当然ながら。
待ってるね
本スレが珍しく荒れてるな
珍しいな。
某仕立て屋スレみたいに脱線はしても荒れないのが禁書スレの特徴だったんだが。
まったく、俺等みたいに清く正しく優しくエロく行けばいいものを。
姫■陵辱だとか■神強姦とか言ってるくせに優しくとな
だって姫神は陵辱や強姦が似合うんだもん
(´・ω・`)ふざけたことぬかしてるとぶち殺すぞ。
姫神は幸せになるべきなんだよ。
陵辱とか強姦等等は正直勘弁して欲しい(´・ω・`)
でも、上条さんに逆レイプとかならむしろよろk(ry
「姫神」、「陵辱」、「強姦」
単品ではそんなに光り輝かないが
「姫神を強姦して陵辱」
だと、ダイヤモンドより凄い輝きになる
>>702 「姫神『が』強姦して凌辱」だとちょっとしたホープダイヤ
空気はおろかスレタイすら読まずに700ゲット
激しくリロミスo...rz
136氏の宣言から丸二日経過してるが、何かあったんだろうか?
クロキス、ヒメキス、聖人どれも気になるから氏の安否が気遣われる。
たった二日でなにを言うか
俺が心待ちにしている作品は一月半も音沙汰がないぞよ
ほう、してその作品とは?
俺の好きな作家は数年に一冊ペースだから参る
発売日が延期になったくらい、なんともないさ。
本当に恐いのは途中での打ち切りだろ?
ゼロが命じる
全力で保守せよ
716 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 09:44:29 ID:xQhTvs7f
俺の好きな作家は10巻以降音沙汰無しだぜ?
次のシリーズの前に完結させてくれよorz
>>716 なに、未完の作品が10ぐらいあってそのまま鬼籍に入られた方もいるんだ。
可能性があるだけ良しということにしとけばいいじゃないorz
パーフェクト!!
この幻想なら、幻想殺しでも壊せまいて。
すげぇ!
慎み深さと同時に色気を醸し出すと言う矛盾技!
コレが天草式の真髄デスカー!?
一歩踏み外した生活おっちゃんも楽しみに待ってる
722 :
136:2007/02/22(木) 04:57:13 ID:EoWZgVWZ
フゥーハーハー!遅れに遅れたぜェー!ホント、クロキスは地獄だぜェー!
……マジゴメンナサイ。
そして、申し訳在りません。
後編なのに、性懲りも無く異常に長いです。どれくらいかというと、熱愛聖人よりも長いです。
これより、投稿を開始します。途中で切れると思いますが、制限ですので、ご容赦を。
付きあってくださる方には御武運を――そして、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
723 :
136:2007/02/22(木) 04:57:43 ID:EoWZgVWZ
<4> 恋せよ乙女!紫電の如く! 後編
「当麻さん、キチンと反省していますの?」
「むぐむぐぐーっ!?」
自らの尻の下で蠢く生命体に話しかける少女の声が部屋に響く。
表情は飛びっきりの笑顔であり、声も清々しいものだ。
ちなみに服装は少年のYシャツを剥ぎ取って着ているといったもの。
少女の服は汚れてしまったので現在、風呂場にあった洗濯機で洗濯中だ。
少女――白井黒子は昨日、自分達が一夜を過ごした部屋を見渡す。
自分が間接的に座っているベッド以外は調度品の殆どない簡素な寝室。
それをから白井は僅かに首を動かしてもう一度視線を自らの尻の下へ。
「わたくし、腰が痛いと言いましたわよね?」
「ほがー!?」
尻の下から何やら簀巻きにされた生命体の叫び声が聞こえた。
簀巻きの生命体――上条当麻はジタバタと動くがその抵抗は弱い。
それもその筈、さっきまでとんでもなく激しい運動を続けていたのだから。
もはや碌に動けまい。というか、動けたらある種化け物だ。彼ならやりかねないが。
というわけで、現在の状況は二人とも満身創痍。
マウントポジションさえ取れれば、体格で劣る白井とて負ける事はないのだ。
その点、白井の能力"空間移動"は便利であった。
……まったく。
自分の下で暴れる当麻を無視して白井は目を閉じる。
思い出すのは、先程の風呂場での出来事だ。
簡潔に言ってしまえば、当麻に襲われた。
いきなり襲ってきたのだ。
女性としてそんな事が許せるだろうか。
否、断じて否。
彼は腰の抜けた白井に代わって身体を洗う、という名目の下にあられもない場所に手を伸ばしてきたのだ。
その後も揉んだり擦ったり突っ込んだりともう大変だった。
当麻にならそうやられても良いとは思うが、淑女としてのプライドというものがある。
……あら、わたくしとした事がはしたない。
顔を赤らめつつ片手を頬に手を当て、もう一方の片手を真下へと振り下ろす。
「ほごぉっ!」
なにやら叫び声が聞こえてきたが白井は無視。
駄犬にはこれくらいの躾が必要だってどこかの本に書いてあったような気もするし。
別に途中から快楽に流されて自分から求めてた事に対する照れ隠しではない。
というわけで、情事の後、見事に気を失った白井を寝室まで運んできた当麻を叩き伏せ、現在に至る。
ちなみに先程まで気を失っていたのだが、寝室の運び込まれた際に丁度目が覚めたのだ。
まさにグッドタイミング。
彼の真上に空間移動してドロップキックをかましてやってから簀巻きにしてベッドに叩きつけてやった。
そのせいでまた腰が痛くなって動けなくなってしまったが、仕方ないことだろう。
「で、当麻さん?いい加減反省しましたの?」
同じ言葉を放つが、彼は身体をえびぞりにしたりして遊んでいるだけだ。
別に布で口が塞がれているから喋れないとか、そういう問題ではないだろうに。
白井は溜息を一つ。
……でも、凄かったですの……。
ちょっとだけ変な思考が横切った。
白井としてはキスが一番好きなのだが、彼はどうも違うらしい。
むう、と唸ると同時に息を大きく吐く音が聞こえた。
「あら?」
「ぜぇぜぇ……」
どうやら口元に巻いていた布が外れたらしい。
彼の荒々しい息使いが聞こえた。
数度息を吐き、吸ってから当麻は息を整えると、
「黒子、お前は俺を殺す気か?!」
「あら、殺すだなんて人聞きの悪い。調教するだけですの」
「なおさら性質悪いわー!」
何が悪いと言うのか。
ちょっと真剣に悩んでしまったが彼も風呂場であれだけ暴れていたのだ。
きっと酸素欠乏症とかその辺りになっているのだろう。たぶん。
そういえば、医学については学んだ経験は少ない。今後のために次回からとっておこうか。
「それで――三度目ですけれど、反省してますの?」
半目で見ると彼はう、と言葉を詰まらせて沈黙した。
数分間、無言の空気が部屋に満ち、
「……悪い」
「……それでよろしいんですの。まったく……いきなり襲うだなんて、殿方として――」
「でも、黒子があんまりにも可愛かったからさ」
いきなりの言葉にまた白井の顔が真っ赤に染まった。
この男性の不意打ちは急過ぎていけない。
白井は再びむぅ、と唸ると腕組みをして眉を立て、視線を泳がせつつ、
「……今回だけですわよ」
やっほーい、と声が聞こえたのでもう一度腕を振り下ろして制裁。
悲鳴が聞こえた後は声も出なくなった様なので放っておいた。
それにしても、と視線を彷徨わせ殆ど瓦礫同然になっている部屋の入り口を見る。
どうやって閉まっているのか、扉も蹴りでもかませば倒れそうな程危うい。
まあ、白井のお姉様と慕う"超電磁砲"こと御坂美琴の一撃を受けて原型を保っているのがまずおかしいのだが。
……それにしても、ここのホテルの従業員は暢気ですわね……。
あれだけの爆音がしたのだから駆けつけてもいいものなのに、少しも慌てた気配がない。
慣れているのだろうか。
……まぁ、それはそれで助かるのですけれど。
騒ぎになりでもしたら大変だ。
下手をしたら当麻との関係が学園都市中に広がりかねないのだから。
白井は別に困らないのだが、彼が困るだろう。
確か、中学生以下と付き合うとロリコンやらなんやらと不名誉な称号を周囲から与えられるらしい。
彼もその様に呼ばれるのは嫌だろう。
彼が嫌なのは、自分も嫌だ。
ともあれ、その問題はまだ先送りにしておくとして、もう一つ重要な問題がある。
それは、
「……お姉様の事ですわね……」
白井のお姉様と慕う少女――御坂美琴は自分の下で気を失っている当麻に好意を抱いていた筈だ。
そして先程は妙な空気に耐えられなくなったのか出て行ってしまったが、恐らくは――、
「泣いていますわよね……」
御坂美琴という人物はなんでも自分で溜め込む癖がある。
きっと自分と当麻の関係を知ってしまったからには誰にも知らない場所で涙を――、
「――」
そこまで考えた時だ。
「あら?」
玄関の方から扉を叩き開ける音が響いた。
おかしい、この部屋の扉は電子ロックだったはずだ。
あらかじめ決められたキーカードを使わなければ開かない扉が開いたのは何故か。
「……ホテルの従業員、ですの……?」
想定される侵入者を口にする。
もしくは物理的に扉の鍵が破壊されたか、だ。
しかし、物音や鍵を開ける音ががしなかった事からして、破壊されたのではないだろう。
となると。
「締め忘れですの?」
物凄く馬鹿らしい理由だが、実際先程美琴が出て行った切り当麻も白井も玄関には向かっていない。
彼女が扉を締められるわけもないし、きっと開けっ放しだったのだろう。
開けっ放し――つまり、風呂場から響いていた白井の嬌声も丸聞こえだったというわけで。
「――!」
顔が一気に赤くなる。
旅の恥はかき捨てというが、この場合は適応されるのだろうか。
適応されなかったらちょっと恥ずかしくて死んでしまうかもしれない。
……そ、それよりも、今は目先の問題の解決が先決ですの……ッ!
意識を現実へと戻して集中すると、足音が扉の向こうに響いてきた。
恐らくはここまで残り数歩といったところか。
しかし、拙い。
現在、白井は腰が痛くてこれ以上一歩たりとも動けない状況だし、当麻も気絶中だ。
正直、何者かはわからないが、今の状況を見られでもしたら堪ったものではない。
白井は当麻のYシャツを裸に纏ったという服装。
見たものに誤解を与えるには十分過ぎる格好だ。
最終手段として当麻爆弾という手も考えてみるが、彼には白井の能力が効かない。役立たずめ。
「……」
息を飲んで足音の主が現れるのを待つ。
一歩。
二歩。
止まった。
恐らくは扉の前に着いたのだろう。
瓦礫同然なんだから見えそうだが、そこはベッドの位置が悪かった。
瓦礫の山の上にでも登らない限りこちらから壁の向こうは見えないのだ。
鼓動が早鐘を打つ中、相手の不意を突いて気絶させるための武器を確認。
無し。
絶体絶命とはまさにこの事か。
本気で当麻爆弾を投下でもしようかと、一瞬逡巡するが、腕力的にもそれは無理だろう。
と、そこまで思ったところで扉が開いた。
数秒の沈黙。
せめて余裕を見せて交渉に持ち込めれば、と思い足を組む。
腰が痛い上に色々見えてしまいそうなのですぐさま直した。
しかし、姿を表したのは――、
「……」
「お姉様……?」
先程まで思考の中心に居た少女――御坂美琴がそこには立っていた。
驚き、思わず間抜けな顔になってしまうが、すぐさま笑顔を作りなおし、口を開く。
「……お、お姉様、心配しましたのよ?わたくし、その、えぇっと」
いけない、いざとなったらどういう言葉を放てば良いのかわからなくなってきた。
泣いているかと思って、では妙だろう。
……当麻さんと付き合う事になりましたの……って、どこの嫌な女ですの……。
自分の思考に思わず半目になってしまうが――。
「……っ」
直後、白井は表情を硬くした。
その理由は簡単だ。
白井の目の前、丁度対面する様な形で立っている美琴。
美琴と目が合ったからだ。
「――」
表情は眉を立て、口元をきつく結ぶといったもの。
しかし、美琴の表情には鬼気迫るものがあった。
白井は美琴のその表情には覚えがある。
それは戦いに赴く人間の表情だ。
……。
思考が停止する。
それほどまでに彼女の気迫が凄まじいのだ。
頬に一筋の汗が流れた。
見開いた目は忙しなく、微小にだが揺れており、視線が僅かにぶれる。
その時、白井は漸く気付いた。
自分が焦っているという事に。
何故、と思うが、そんなのは明白だ。
……当麻さんを、取られると思っているんですのね……。
簡単な事だ。
彼女が此処に戻ってきた理由、それは――当麻へと胸中を告白するためだろう。
逃げた筈の美琴が何故あのような顔になって戻ってきたのかはわからない。
だが、確かに彼女の目には強固な意志が宿っていた。
白井黒子がどうあがいたとしても辿り着けないと思う、その強さを秘めた意思が。
心臓が締め付けられる様に痛い。
それはお姉様と慕う美琴にその様な顔をさせている事への罪悪感か、それとも別の何かか。
「……黒子、ちょっとそこの馬鹿に話があるの」
思った通りの言葉。
しかし、白井とて退く訳にはいかない。
「駄目ですわ」
精一杯の力を眉に込めて立て、自分を奮い立たせて相対する。
白井黒子は御坂美琴が好きだ。
しかし、上条当麻という男も好きなのだ。今では一番、とも言えるほどに。
ならば、導き出される答えは一つだろう。
……でも。
確かめなければならないだろう、この気迫が一時凌ぎのものではないか。
美琴の意志が本物か、どうか、という事を。
◇○◇
御坂美琴は驚いていた。
白井黒子という少女は今までやんわりと否定する事はあっても、完璧に拒否を口にするのは稀だったからだ。
故に、美琴は彼女が本気だという事を再認識した。
美琴は一度目を閉じる。
……退けない。
目の前の白井は簀巻きにされた当麻の上に乗った状態でこちらを見ている。
彼女の下で当麻が目を回していたが、それは今は後回しだ。
確かに想いを伝えるのは大切な事だが、後腐れを残すのも嫌だ。
我侭だとは思うが、それが御坂美琴の決意だ。
ならば、目の前の少女から逃げるわけにはいかない。
真正面からぶつかって――、
……どうにかするしかないのよっ!
目を見開く。
その動作にすら、白井は表情を動かさない。
彼女は睨むようにして美琴を見ていた。
そんな視線を今まで向けられた事は無いし、胸が痛い。
だが、美琴は意思を持って一歩踏み込む。
「黒子、私はそいつが好き」
「……っ」
白井の眉が少しだけ動いた。
「何時も何時も言えなかったけど、そいつが……上条当麻っていう男が好きなの」
胸へと手を当て、
「だから、思いを告げさせて。我侭なのはわかってる。あんたがそいつを好きっていうのも見てわかった」
「なら……」
今まで閉じていた口を白井が開こうとするが、すぐに一度口を閉じ目を閉じる。
美琴はそれを見つつジッと待つ。
敢えて相手に反撃の機会を作るのは己の決意を見せつけるため。
言い放つだけ言い放って逃げるのは卑怯者のやる事だ。
それでは自分の決意を自分で裏切る事になりかねない。
故に、美琴は待った。
白井は、数秒だけ思考を纏めるかのように閉じた目をゆっくりと開き始める。
そして、続いて口を開き――、
「なら……なぜ、その様な事を言いますの?当麻さんはわたくしと既に契りましたのよ?」
当麻、という呼び捨ての名と改めて突きつけられた事実に胸が締め付けられる。
退かぬとは決めたもののやはり――痛い。
しかし、白井は言葉を放つのを止めない。
彼女は口元を笑みの形に変えると、
「お姉様の入り込む余地があると思いますの?」
拒絶の意思を言い切った。
「――っ」
胸への鋭い痛みに思わず唇を噛む。
握り拳が震えるが、それは気合で押さえつける。
「それ、でも……」
「?」
御坂美琴という人間は案外脆い。
確かに傍から見れば"超能力者"という看板は強者の証に見えるだろう。
それに美琴は何時も勝気で何に対してでも果敢に挑んでいく。
だが、その強さ故に、彼女は常に一人だった。
美琴は脆い。
強さ故に常に一人であった美琴の心は意外にも折れやすいものだった。
だから逃げた。
白井と当麻が寄り添いあっている見て、逃げてしまったのだ。
しかし、あの道端で会った緑髪の男は言った。
『必然。諦めたら、そこで試合終了ですよ?』
諦めたらそこで終わり。
確かにその通りだ。
今思えば、あの妹達の実験でも美琴は諦めようとしていたのかも知れない。
当麻が助けてくれなければ美琴は、死という逃げを選んでいたに違いないのだから。
だが、今は違う。
そう今は――それでも、逃げないと決めたのだから。
「それでも、後悔したく……止まりたくないから!」
だから、目尻に熱いものがこみ上げて来るのも無視して胸に手を当てて叫んだ。
そう、それはやっと言えた正直な気持ち。
「私は、上条当麻が好き!どうしようもなく好きなのよっ!」
きっとこの想いを彼に伝えなければ自分は後悔するだろう。
緑髪の男が言った様に――だから美琴は叫んだ。
恐らく自分は今、酷い顔をしていると思う。
だけど、止まれない。止まるわけにはいかないのだ。
「だから、お願い……黒子――!」
「……」
僅かに涙で揺らぐ視界の中、白井は真っ直ぐに美琴を見ていた。
動揺でも、怒りでも、悲しみでも無い。
「え――?」
それは喜びと言える笑みだった。
「よかったですの……お姉様はやっぱり、真っ直ぐ当麻さんを愛していましたのね……」
白井の姿が突然虚空に溶ける様にして消えた。
空間移動。
「きゃっ!?」
次の瞬間、突然体の重みが増した。
「く、黒子!?」
「うふふふ、捕まえましたわ、お姉様」
原因は簡単だ。
そりゃ、人一人が全体重をかけて抱きついてきたら重くもなるだろう。
首に手を回して力無くこちらへ抱きついて来ている白井。
その表情は相変わらず気味の悪いくらい気持ちの良い笑顔で――逆に怖かった。
でも、
「……な、なんで?」
疑問が沸いて来るのも当然だろう。
自分の恋人に対して告白させろなんていう無茶な要求を笑顔で頷く女性等居る筈もない。
否、実際に目の前でとんでもなく恐ろしい笑顔を浮かべている少女なら一人居るが。
……こ、この表情――ッ。
目を見開いて白井の笑顔を見る。
……何か、企んでる!?
この表情は間違いなく美琴にとって何かしらの悪い事を考え付いた時の顔だ。
同室であり、長い時間一緒に居るからこそわかる、その雰囲気。
「お姉様、わたくしはお姉様が好きですわ」
これは拙い、と美琴の直感が告げる。
「でも、当麻さんも好きですの……困りますわよね?」
血の気が引いて行くのが自分でも分かった。
「だったら――取る方法は一つですの」
笑みで告げる言葉には何故か重みがあった。
それもロードローラー並みの重量だ。
頭の中でブッ潰れよォッ!とかどっかの吸血鬼が叫んだような気がした。
慌てて振りほどこうとするが、時は既に遅し、次の瞬間には――。
「はーい、ふるおーぷーんですのーっ♪」
「ひぁ―――ッ!?」
◇○◇
上条当麻は自分を不幸だと再認識していた。
精一杯愛したつもりなのにいきなりどつかれたり、でもそれも可愛いなぁ、と思ってみたり。
どっちにしろ、惚気かと結論を出すと同時に、景色が移り変わる。
景色は、盛った当麻が白井黒子を押し倒して、彼女の身体を蹂躙しているというものだった。
『あっ、あひぃいっ!とふまはん、あがっ、ひぎぃいーっ!らめぇええっ!』
やはり乱れる姿も可愛くてたまらない。
その姿を見ていると段々と下半身が熱くなってきた。
これは夢だ、と分かっていても体は反応してしまうのだから仕方が無い。
そう、現在、当麻は自分の見る夢の中に居た。
夢を夢だと明確に分かるのも珍しいが、わかってしまったのだ。しかも夢のチョイスは完璧。
思わず拳を握ってしまいたいが、残念ながら夢の中では視界しか存在しないようだ。
開放された思春期高校生の漲る力は何人たりとも邪魔は出来ないとばかりに視界だけで当麻は頷いた。
……ん?
今一瞬、自らの家に居候している白い修道女が夢の中を過ぎった。
しかも全裸で。
……煩悩退散、煩悩退散。
視界だけだが、取り敢えずは両手を合わせる気持ちで煩悩を払う。
基本的に妄想を許可しているのは、白井ただ一人のみ。
それ以外は、浮気というモノだろう。
……しっかし……。
再び夢の中へと視界を向ける。
そこではベッドに座った当麻の股間に、床に座った白井が顔を埋めているという光景が広がっていた。
白井の顔は上下を繰り返し、淫靡な水音を立てる事に余念が無い。
当麻が視界を夢の中の自分と重ね合わせると、目を閉じて必死に男根を咥えて吸い上げる白井の顔が見えた。
それがまた当麻の興奮を誘う。
ものの数秒後に当麻は白井を押し倒して、再び繋がりあった。
『あっ、当麻さん、もっと、そこがいいんですのぉ……ッ!』
乱れ、淫の色が混じった叫び声が夢の中に響く。
先程から下半身が熱を高め続けて、段々と我慢が出来なくなってきた。
もし、ここに現実の体があったならば、手も何も使わずに射精してしまうほどにだ。
しかし、
……ちょっと待て、いくらなんでも。
瞬間、疑問が頭の中を過ぎる。
幾らなんでもこの熱の溜まり方は異常だ。
そう、これは確か――。
……黒子に俺のを咥えられた時と――ッ!?
急激に体を襲う、浮遊感。
夢から醒める前兆だ。
そして、急速な目覚めの中、当麻は悟った。
誰かが、自分の体に何かをしているという事を。
「ぬおおおおおおおおおおおっ!?」
目が覚めると同時、熱いものが尿道を通り、外界へとぶちまけられた。
いかん、力み過ぎた。
「きゃっ」
「あら?」
同時に上がる悲鳴と疑問の声。
……待て、悲鳴と疑問?
この部屋にいるのは白井と当麻の二人だけの筈、当麻以外では一人分しか声は上がらない筈なのだが。
「……」
視線を下げて見るとそこには――、
「うぅ、苦いわよぉ……」
細い、しかし、適当に筋肉のついた整った体つきに小ぶりな胸、そして勝気そうな目付きを持つ少女が居た。
「大丈夫ですの、お姉様。直ぐに美味しくなりますわ。当麻さんのですもの」
どういう理屈だ。
一度放ったせいか、ツッコミを放つ余裕も出来た当麻は視界内の現実を改めて確認する。
そこには確かに居た。
口に白い液体を溜めた茶色いショートヘアの電撃魔――御坂美琴がだ。
その隣では美琴に寄り添うようにして頬を赤らめ、彼女の頬に付いた白濁液を白井が舐め取っている。
現状を把握せよ、と脳に指令を送るが、わかりませんの一言しか帰ってこない。
ええい、役立たずめ、と罵倒するが自虐的なので止めておいた。
ともあれ、と思考を現実に戻し、空気を思いきり吸い込んで肺に溜め――、
「なんでだぁ――――ッ!?」
良く見てみれば、当麻は夢の中と同じくベッドに座らされてる状態であり、少女二人は確かに床に座っていた。
加えて言うならば、二人とも裸であった。
綺麗な程よい色の肌を持った二人の少女達は身を寄せ合い、それがまたなんとも淫靡な雰囲気を作り出している。
思春期的男子として言うならば、
「辛抱たまらん、って違う!?」
思わず叫ぶと、口元を両手で押さえていた美琴にジト目で見られた。
暫くの間停止していたが、唯一の仲間である白井へ状況の説明を求める視線を送ると、彼女は頷き、
「おはようございますですの、当麻さん」
笑顔で告げてくれた。
どうやら視線の意味は理解して貰えなかったようだ。
先程から汗が止まらないのは何故だろう。
そして、何故自分は両手を拘束されているのだろうか。
「……く、黒子さん、これはどういう事なんでせう?というか、これは夢?夢なのでありますかっ!?」
「ご安心くださいですの、当麻さん。これは現実のパライソですわ」
「やっぱり夢かー!?」
幾らなんでも、白井を一生愛すると誓った後に別の女性の出てくる夢を見るのはどうなんだ、上条当麻。
自分の不甲斐なさを悔いていると夢の中の美琴が何やら泣きそうな顔をしているのが見えた。
「む……」
流石に、夢の中と言えどもそれは忍びない。
上条当麻は紳士なのだ。
「当麻さん」
「ひゃっ、く、黒子?」
白井が美琴に抱きつきながら声をかけてきた。
彼女の手は美琴の体をまさぐるようにして移動し、最後には胸に落ち着いて優しく動き始める。
少女達が絡み合うといった異様な光景に思わず当麻は息を呑んでしまった。
良く見てみれば、白井と美琴の頬は共に赤く蒸気しており、なんとも背徳的な気持ちを当麻に与えてくれる。
再度、息を飲む音が響く。
「……お姉様も、当麻さんが好き、らしいですの」
「や、やめて、黒子、ひ、んんぅ……っ」
美琴の胸を揉んでいた手とは別の手が彼女の秘部へと伸ばされ、水音を立てた。
どうやら相当濡れているのか、その音は大きく部屋に響く。
しかし、白井が言った言葉はどういう意味か。
当麻は先程も思考した通り、昨夜白井を一生愛すると心に決めたばかりだ。
それは自信過剰かもしれないが、白井も同じだろう。
ならば、何故彼女は美琴とこの様な淫靡な光景を繰り広げているのだろうか。
回答を導き出すヒントは先程の白井の言葉。
……このビリビリ娘が俺の事を好きって……いやいやいや。
否定するが、それならば現在のこの状況も納得出来る。
白井黒子という少女は御坂美琴を慕っていた筈。それこそ尊敬というレベルでだ。
つまり、白井は――。
「おい、黒子……お前、まさか」
まさか、美琴のために自ら身を退くつもりでは、と言おうとしたところで、白井が口を開いた。
「当麻さん」
静かだが強い語調。
白井の表情は柔らかい笑みだというのに、何故か異様な重圧を感じられた。
「……わたくしは、当麻さんを愛していますわ」
「……黒子……」
感動的な場面に思えるが、そこは全員全裸な上に先程からいやらしい水音が響き続けている。
視界の中央にいる白井の横では美琴があられもない喘ぎ声を上げていたが、意図的にカット。
あれはいけない。下手をすればこの雰囲気を台無しにしかねない。
「俺は、お前を一生――」
「でも、お姉様も好きですの」
「っ」
白井の言葉にまた言葉を途中で切られる。
当麻は奥歯を噛みしめるが、白井は目を閉じて言葉を続ける。
「……当麻さんも好きで、お姉様も――どちらもわたくしに優先順位などつけられませんわ」
その言葉にはどれほどの決意が篭っているのだろうか。
あれ程強く結ばれたと思っていたのは、自分だけだったのだろうか。
だとしたら――それは。
「だから、わたくしは――」
白井の声はなおも響く。
それ以上聞きたくないと、顔を俯かせようと思った瞬間――、
「三人で仲良くやりましょう、という結論に達しましたの」
予想外どころか音速を超えて斜めに素っ飛んだ発言をしてくださった。
「は?」
勢い良く頭を上げて見ればそこには頬を蒸気させて微笑する白井顔があった。
背後では美琴が荒い息を吐きながら倒れていた。どうやら絶頂を向かえたようだ。
ともあれ、目の前の白井は相変わらず微笑しつつ、こちらを覗きこむようにして見ている。
「ちょ、どういう意味んっ!?」
疑問を出そうとしたら、いきなり唇を奪われた。
さっきから碌に話せていないな、と思っていたが、やっぱり黒子の口内は暖かいなぁ、などと思考がずれる。
これぞ白井マジックといったところか。
「ん……ちゅ、じゅ、んんぅ……」
「ぐ、ぐん、ん、じゅるるる」
白井の目を細める姿を色っぽいと思いつつ、流されるようにして白井の口内に舌を割り込ませる。
彼女は特に抵抗する事もなく、それを向かい入れ、自分の舌を絡め始めた。
水音が響き、当麻は白井を抱きしめる。
「ん、ぐ、んん、ちゅ、じゅるる」
「んんぅ……っ」
白井を抱きかかえるように舌を奥まで入れて主導権を握る。
一瞬、白井が目を見開いたが、すぐさま顔を上気させ、快楽に瞳を潤ませ始めた。
「は、んう、ぷ、じゅ、はん、当、麻、さんんぅううう」
先程のお返しとばかりに言葉を最後まで告げさせずに白井の唇を貪る。
彼女の抵抗する動きが多少伝わってくるが、口付けを続けているとそれもなくなった。
「ひ、んぐうぐぅ、じゅ、じゅるる」
唾液を飲む音が聞こえ、響き、二人の気持ちを高ぶらせていく。
暫くその行為を続けて数分程だろうか。二人は唇を離した。
光を反射して銀色に光る唾液の橋すらも今では美しく見える。
「黒子……」
「当麻さん……」
押し倒す。
その行動に出ようとした瞬間、急に白井が身を引いた。
「へ?」
あまりの拍子抜けに間抜けな声を出してしまうが、白井はすぐさま一度消え、現れた。
力無く倒れる美琴の元へとだ。
「ひ、は……」
余程、強烈な絶頂を向かえたのか、彼女の目は虚ろで床を濡らす愛液の量も凄まじい。
白井はそんな美琴を抱き起こすと、耳元で何かを囁いた。
すると、美琴は急に目に光を取り戻し、体を勢い良く起こすと――、
「ち、違っ!?」
何かを否定するかのように叫んだ。
「おはようございますですの、お姉様」
「へ?」
口付けの余韻のせいか、頬を赤らめ色っぽい表情をした白井が美琴を抱きしめる。
美琴は何が起こったのかわからないといった表情で辺りを見回し、当麻を見て動きを止めた。
「あ、え、えあ……」
頬を一気に赤くして、よくわからない言葉を放つ美琴を見て、当麻は首を傾げる。
と、同時に自分が裸である事に再度気づいた。そりゃ顔も赤くなるだろうけど、脱がしたのは貴方達でして。
「お姉様、当麻さんに改めて言ってくださいですの。お姉様の気持ちを……」
今度は当麻にも聞えるほどの大きさで白井は美琴の耳元へと声を送る。
「う……ん」
戸惑った様子を見せた美琴だったが、すぐに当麻と視線を合わせてきた。
彼女の頬は赤く、唇を噛み締めて震えを堪えている姿はまるで怯える子どもの様。
しかし、彼女の目は確かに当麻を見据えている。そこだけは揺らぐこと無く真っ直ぐと当麻を射抜いていた。
「私は――」
当麻も心の中で覚悟を決める。
白井が先程告げた、選択への覚悟を。
「私は、あんたが好き――ッ!」
聞くだけで、それが彼女の精一杯だというのが分かった。
それ程の気持ちが込められた叫び。
故に、当麻は目を閉じて、己の覚悟を再認識する。
……上条当麻、お前は――どうする?
決まっている。
思えば、御坂美琴という少女には色々な場面で救われた。
ある時は、彼女のために戦った事もあるが、それすらもマイナスになるほどに美琴は当麻を助けてくれた。
例えば、彼女の明るさに。例えば彼女の強気な姿勢に。
……黒子……。
目を開けて白井を見れば彼女は美琴に抱きついたまま頷いた。
自分が愛すると誓った少女。
その少女が望み、往けと言った道。
ならば、後は――。
……進むだけだっ!
視線を改めて美琴に向け直す。
彼女は見つめられた瞬間、身をビクリと震わせるが、直ぐにまた真っ直ぐと当麻を見た。
それでこそ御坂美琴だ、と思いつつ当麻は口を開く。
「――美琴、良いか?」
「う、うん……」
何時もと違う殊勝な言葉遣い。
それは彼女が緊張している証か。
「……俺は黒子の事を愛している」
再び美琴の体が震えた。目尻には僅かにだが涙が浮かび、口元が更に強く結ばれた。
白井を見てみれば、彼女の表情は――微塵も揺らいではいなかった。
これが以心伝心、というものだろうか。
「あ」
「だから」
美琴が声を出す前にその言葉を遮る。
「俺は聞きたい。こんな俺で……良いのか?」
「え?」
目を見開き、口をポカンと開ける美琴。
それをなんだか可愛らしいと思うと同時に黒子を見た。
凄い笑顔だった。後が恐い。
だが、当麻は再び美琴を見て、真剣な表情で告げる。
「俺は黒子が好きだ。愛してるって断言出来るくらいにな。だから――」
言葉を一度区切り、息を吸い、
「もしかしたら、分け隔て無くっていうのは出来ないかもしれないぞ?」
「構わない!」
間髪入れずに返答が来た。
美琴は力が入らないのか、数度よろめいた後に立ち上がると、当麻の元へと歩いてくる。
「それでも、構わないわ……だって」
そのまま、当麻へと身を寄せた。
彼女の体温が直に伝わってきて再び当麻の敏感な部分を刺激する。
「私が精一杯頑張れば、アンタは絶対に振り向いてくれるから」
「―――」
目尻に涙を浮かべながらの清々しい程の笑み。
歯を見せた笑顔はまるで無理をしている様な雰囲気はあるが、同時に自然さも感じさせる。
御坂美琴という少女だからこそ浮かべられる強い笑顔がそこにはあった。
「お姉様も、当麻さんも、よろしいですのね?」
いつのまにか二人の間に白井が移動していた。その表情は笑みの形。
「では、そろそろ始めますの」
「「へ?」」
当麻と美琴の間抜けな声が響く。
始める?何を。いや、先程白井達がしていた事を考えれば何をするかなど一目瞭然。
「あら、お姉様。先程、予行練習をしましたのに……まだわかりませんの?」
嫌な予感が当麻の背筋を駆け抜けた。
理解はしたが、それはいきなりどうなのだろうか、と美琴を見る。
彼女はと言えば、顔を真っ赤にして俯いていた。
……い、いいのか?
白井と契りあった直後に他の少女と契り合う。
どこの浮気魔だ。
「と、う、まさん?」
「ほぁっ!?」
いきなり背後から白井の声。また空間移動をしたのだろう。
「当麻さんはわたくしと契りましたわよね?ですから……」
白井は当麻の耳の裏を舐め上げ、
「お姉様とも、ヤっちゃってくださいですの」
軽い様だが、当麻にはその言葉が真剣なものに感じられた。
「ん、ぷ、はぁ……当麻さんの耳の裏、美味しいですの……」
きっとそうに違いない。
だって、そう思いこまないと理性が負けてしまいそうだから。
耳の裏を舐め続ける卑猥な音が直接響いてきて、更に男根が活力を漲らせ飛び起きた。
「きゃっ」
男根が何かに当たる感触。
それは勿論、当麻に寄り添っている美琴の――。
「お、お尻に……っ!?」
驚きの声を上げる美琴だが、当麻は平常心を保つために必死だった。
このままでは情欲の赴くままにケダモノになりかねない。
初体験がお尻でした、等という事になったらきっと白井と美琴に一日中追い回されるだろう。
……我慢しろ!我慢だ、俺の小宇宙!
己の中の獣を無理矢理押さえつけて押し倒したい衝動を必死に抑えこむ。
傍から見たら両手を広げて今にも抱きしめんとする耳の裏を少女に舐められる男という混沌とした情景なのだが、
「はぁああ……お姉様もいかがですの?」
「え、あ、えと、その私は……ああああー」
耳の裏を舐める事を進める白井も白井だが、美琴は完全に混乱しきっているようで、忙しなく視界を泳がしていた。
「当麻さん……はむ」
「ん、ぉおおほぉうっ!」
耳元で囁かれる声に疑問を返すと同時に耳を優しく噛まれた。
甘噛される感触はまたキスや性交とは違う感覚であり、異様な快感が背筋を駆け抜ける。
それがトドメだったのか。
「ひゃぁっ」
当麻の身が二、三度大きく震えた。
同時に美琴も素っ頓狂な叫びを上げて飛び上がる。
それを見て白井が怪訝そうな表情を作るが、よくわからないので言葉を続ける事にしたのか口を開き、
「?まぁ、お姉様はあの通り不得手ですので――って、当麻さん?え?あ……まさか……」
途中で口の動きが停止した。
「あは、あはははははー……」
「ううう、なんかお尻が熱い……」
簡潔に言おう。
耐えられませんでした。
「やっぱり……早漏ですわね……」
「……早漏なんだ。へぇ……」
少女二人の半目の視線に晒されつつ当麻は思う。
早漏だっていいじゃない、健全な高校生男児だもの。
ともあれ、当麻の男根は一度射精したというのにその硬さを失わず、むしろ更に活力を漲らせていた。
我ながら恐ろしいとは思うが、そうとう溜まっていたのだろうか。
「それでは……」
「きゃっ!?」
と、いきなり背後から出てきた白井が美琴を押し倒した。
当麻が意識を別の場所へ飛ばしている数秒の間の出来事だ。
美琴はというと対して抵抗もせずに白井に組み敷かれている様に見えた。
「当麻さん、どうですの?」
「み、見るんじゃないわよ、馬鹿ぁっ!」
「見るな、って言われてもなぁ……」
腕を組んで白井達を見る。
まずは白井の背が見え、尻が見え、その下には二人の大切な部分があり、体液を絶え間なく吐き出していた。
それは白井のものだけなのか、それとも美琴も興奮していたのか。
ついでに言うと、組み敷かれた美琴の尻には何故か白濁液がかかっていたが、そこは無視する。
そして、それらを踏まえた上で当麻は腕を組んで頷き、
「見えちまうんだから、仕方ないだろ?」
「嘘つくんじゃないわんぐっ!?」
美琴の言葉は白井の唇によって塞がれた。
「ふふ、ん、ちゅ、はぁ……ふ、ん、ぐ」
「あ、んぁ……んぅうう」
最初は美琴もこればっかりは抵抗していた様だが、そこは白井のテクニックによって完封されてしまったようだ。
実際、白井のキスの上手さは初めてとは思えないほどのものなのだ。初心者である美琴が勝てる道理は無い。
……アレに上条さんも何度やられたかわかりませんよー。
それを見つつ息を飲む。
自分がしている時は白井の頬を赤らめる仕草に見惚れていたものだが――、
「あ、ふ、お姉様……んん」
「く、ろ、んあ、ふぐぅううう」
……うわー。
なんというか妖艶を通り越して背徳的な雰囲気を醸し出していた。
二人の喘ぎが漏れる度に二人の秘部から漏れる愛液もその量を増す。
「ふ、は……ん。当麻さん、そろそろ……」
「やぁ……もっとぉ……」
どうやら美琴はすっかり白井の口付けによる快楽の虜になってしまったようだ。
白井に懇願するその姿は、当麻の情欲を刺激してきてやまない。
しかし、白井はそんな美琴の願いを無視して、当麻へと首を僅かに動かして視線を向けた。
そして、僅かに腰を上げる。
ネトリ、と上に乗っかっている白井の愛液が美琴の秘部と繋がるようにして糸を引いた。
入れろ、という合図だろうか。
疑問に思っていると、白井はやはり淫靡な雰囲気を持つ笑みを浮かべ、
「お姉様に、ですわよ?」
「っ!?」
美琴はその言葉を聞いた直後、目を見開き、しかし、叫びはしない。
その代わりとばかりに、先程まで白井の首に回していた腕へと力を込めた。
「……や、優しくしなさいよ……?」
「……おう」
正直獣にならない自信はないが、失敗したら黒コゲか串刺しかのどちらか行きだ。それだけは避けねばならない。
移動し、床に寝ている二人の近くまで歩いて行き、膝立ち状態になる。
まずはそそり立つ男根を美琴の秘部に擦り付け、
「は、ん……っ」
「ぬお……っ!?」
いきなり男根に衝撃が来た。
別段、そこまで強い衝撃ではなかったのだが、それでも当麻の男根を刺激するには十分過ぎる程の快感。
何事か、と思考を走らせれば、その答えは案外簡単に理由は分かった。
……そういえばコイツ……ッ。
美琴は電撃使いだ。
しかも彼女は超能力者。そのレベルともなるとその力は相当なものとなるのだ。
恐らくこれは興奮して抑えきれなくなった能力が漏れたものだろう。
しかし、これは拙い。
「ど、どうしたのよ……」
「当麻さん?」
二人から疑問の言葉が飛んでくるが、当麻は白井の尻に手を当てつつ考える。
ぶっちゃけ、秘部に触れただけでこれだ。中に入れればこれ以上の刺激が待っているに違いない。
咥えて膣内の締め付けもある。
これ以上早漏だとか、早いとか言われるのは男としてのプライドが――。
「……」
見れば、美琴が目尻に涙を浮かべていた。
早くして、と言わんばかりに。
……ぐぉおおおおっ!
辛抱、ならなかった。
解き放たれた情欲は矜持や理性をかなぐり捨てて、腰を前進させる事を望む。
故に、当麻は躊躇わなかった。
「ひぐっ!?あ、ぎ……痛……あつぅっ!?」
「くっ」
思った通り、膣内でも締め付けとは別の痺れるような快感が襲ってきた。
しかもそれは先程とは段違いの快楽を前進へと駆け巡らせる。
片目を閉じて耐えるが、別の意味で厳しいのは美琴も同じだ。
いっそ一思いにと白井と同じ様に一気に貫いたが、やはり痛いものは痛いだろう。
「……痛いか?」
「い、痛くないわよ、馬鹿ぁ……」
言うが、確かに結合部からは赤い処女膜を貫通した証が漏れていた。
加えて、目尻に涙を浮かべて痛みに耐える姿を見て、当麻は僅かに迷うが、
「お姉様……大丈夫。すぐに、よくなりますわ。わたくしも、手伝いますので……ん」
今まで黙っていた白井が言いつつ美琴の唇を奪った。
「いだ、んぅうう、い、あ、ああんんぅ……」
痛みを紛らわせるために、深い口付けを始める二人を見つつも、当麻は必死に耐える。
膣内の電流は美琴の感じ具合によって変動するのか先程から締め付けと相俟って凄まじい快楽を与えて来ていた。
今すぐケダモノになってしまいと思うが、そこは我慢。
「ぷは……どうですの、お姉様……?」
「ん……も、だいじょう、ぶっ!?」
言葉を途中まで告げられる前に我慢を解禁、腰を振りだした。
「やぁっ!ちょっと、激し、あひ、おぉおおぁ、あ、あ、んっ!?」
体勢の事情から白井の腰を掴んだまま腰を勢い良く振り続ける。
その勢いは早く、打ちだすたびに肌と肌がぶつかり合う音が響き、美琴の膣内から愛液が吹きだす程だ。
しかし、美琴への攻めはそれだけでは終わらなかった。
「く、黒子、やめはっ、やぁ、胸まで、胸まで弄られて、あ、い、私、感じ、感じてるのぉ……っ!?」
突然黒子が美琴の胸を揉み、乳首を摘み、少しだけ身を動かして舐めたりし始めたのだ。
当麻は他の攻めは全て白井に任せ、一心不乱に快楽を求めて腰を振り続ける。
激しい肌を打つ音が部屋中に響いた。
◇○◇
御坂美琴は意識が飛びそうになっていた。
「あ、や、い、いいの、はげし、あへ、ひぁ、ひへ、ひっ!」
絶え間なく全身を襲う快楽。
胸や唇は白井に蹂躙され、膣内を焼くように擦って来る当麻の男根の動きも止まる気配は無い。
不意に当麻が腰をギリギリまで引いた。
「へ、ひ、は……?ひぐぅっ!?」
疑問の声を浮かべると同時に最奥まで貫かれた。
しかし、当麻はそれだけでは飽き足らずに腰を僅かに動かす。
それによって、更に内部で蠢く快楽が美琴の体を焼き、理性を削り、情欲に体を染めていく。
「お、おぁぉ……お、奥、でゴリゴリって、すごひぃぁ……っ」
口は半開きになり、そこからは常に唾液が流れ出て、垂れていく。
もはやぼやけた思考では分からないが、今、自分はとてつもなく淫靡な表情をしている事だろう。
それでも良い。
「当麻、当麻ぁ……っ!」
漸く呼べた名前。
素直に呼べた名前を美琴は叫ぶ。
「く、お……美琴、そろそろ、俺もイキそうだ……っ!」
再び腰を――否、先程よりも遥かに激しく腰を前後させ始める当麻。
その動きに合わせるようにして美琴も絶頂へと高められていく。
「あっ、あいっ、やぁっ、なんかわかんないのが、また、また来ちゃうぅうううう!」
頭をイヤイヤと左右に振るが、快楽は絶えず、美琴を焼いていった。
持たない、もう、消えてしまう。
真っ白になってしまう。
そう思った直後、
「ぐ……出るっ!」
「ぎ、はっ、やぁぁあああ、あ――――ッ!?」
何かが、膣内にぶちまけられた。
腰が勝手に跳ね上がり、全身が痙攣を始める。
何か、と考えるがそんな事はわかりきっている。
わかりきっているが、思考が飛んでしまってそれすらも理解が出来ない。
頭の中が痺れて、何が何だか良く分からない。
……す、ご……っ。
膣内を焼くように熱い液体がとめどなく注ぎ込まれている。
それに応じるようにして頭の中で爆発が起こる様に光り、結果、美琴の身を幾度と無く跳ね上がらせた。
……あ、だ、め……。
視界が暗転して行く。
異常なまでは快楽のせいで意識が飛びそうになっているのだ。
しかし、
「あら……お姉様……まだまだ終わりじゃないですのよ?」
「ぎっ!?」
心地よい暗転から一転。
痛みによって無理矢理現実へと引き戻された。
何事か、と目を見開きながら首を動かして見れば――そこには美琴の乳首を噛んでいる白井が居た。
その表情は笑み。
恐ろしい程の淫らな雰囲気を持つ笑みを浮かべた白井黒子がそこには居たのだ。
「ひ」
思わず悲鳴に近い、声を出してしまう。
それもその筈。
今まで己の後輩だった者が一瞬して捕食者と変貌する瞬間を見たのだ、当たり前の反応だろう。
「それに、この通り……」
「あ……っ」
腹を撫でられると、まだ己の膣内で脈打つ当麻の感触を認識出来た。
その脈動は早く、それはつまり――。
「当麻さんも、まだまだイけるようですの――だから」
白井は美琴の胸を弄りながら首筋を舐め、
「まだ、始まったばかりですのよ?」
宴の開幕の言葉を呟いた。
救いを求めて当麻に視線を移すが、彼は頬を掻きつつ苦笑すると、
「悪い、美琴。俺も我慢出来そうにない。それにさ――」
彼は僅かに腰を引いて、
「お前、すっげぇ、今綺麗だぞ」
「あ―――っ」
腰が突き出された。
同時に、美琴の口から声にならない悲鳴のような歓喜の叫びが放たれる。
当麻の言葉によって美琴の最後の枷が取り外されたのか、意識は鮮明で、
「あっ、いいっ!もっとぉっ、もっと感じさせ、あんっ!奥が、当たっていいのぉおお!」
もはや躊躇い無く感じるままに己を解放する。
それを見て白井は、頬を更に紅潮させて笑みを深くし、
「ああ……お姉様、可愛いで――すぁっ!?と、当麻さん!?」
腰を激しく振りながらも、当麻は白井へとも攻めを加え始めたようだ。
しかし、美琴はもはやそんな事に介入出来るほど余裕を保っていない。
「あー、あっ、あー、イク、また、またイッちゃうぅうううっ!」
「や、だめ、当麻さん、そんなところ、あ、あっ、あっ、あーっ!?」
再び跳ね上がる肢体。
今度は白井も同時に達したようだ。
全身の力を抜いてこちらへ乗りかかる白井の体重と荒い息を感じる。
だが、それすらも今の美琴には快楽としか感じられない。
……い、あ、気持ち良い、よぅ……。
何かに目覚めたのか、体が疼く。
頭が痺れ、更なる快楽を求めようと、秘部から注ぎ込まれた白濁液を漏らしつつも美琴は手を伸ばした。
手の伸びる先は己の愛する男性。
「もっと、して……当麻ぁ……」
だから美琴は懇願する。
彼に愛されたいから、彼と一緒になりたいから。
彼はそれに応じた。
「あんっ」
ちなみに懇願時、とてつもなく淫靡な笑顔を浮かべていた事を御坂美琴は知らない。
部屋に再び少女達の喘ぎ声と激しい水音が響き始めた。
◇○◇
狂宴が繰り広げられている部屋からやや離れた場所に一つの人影があった。
人影の背は高く、金の短髪の下では怪しげなサングラスが光を反射している。
彼は額の汗を腕で拭うと、
「……フッ」
腕を勢い良く振って汗を飛ばし、ニヒルな笑みを浮かべた。
「……人の恋路はなんとやら……カミやん。がんばれよ……がはっ」
血反吐を吐きながらも、彼は友人であるとある少年へと親指を立てて去っていく。
部屋の前の通路には一定の間隔を持って折り紙で作られた何かが置かれており、その辺りだけ妙にぼやけていた。
人払いの結界。
その名の通り、無意識下のうちに設定した人物以外を指定した場所から遠ざけるための魔術だ。
壁によりかかりながらも歩みを止めぬ男の足音が響く。
彼の名は土御門元春。愛に生きる戦士である。
◇○◇
「……腰が痛い……」
「はい?」
朝の日差しが差し込む教室というのは実に良いものだ。
そして、今日は教室から移動する事もないので、更に良い事だ。
というか、今の状態で体育でもやったならばきっと死ねる。
そのままあの世へ旅立ってしまうに違いない。
「どーしたん、カミやん?今日はまた元気ないんやねー?」
軽い口調が横から飛んできた。
そういえば今は昼休みだ。
したがって、首を動かした先に巨大な青髪ピアスが居たとしても仕方が無い事だろう。
「平気?」
その隣には日本人形の様な前髪を切りそろえた長髪の少女――姫神秋沙が立っていた。
どちらも制服を着込んでおり、その差は男女の違いのみだ。
そう、ここは学校。
結局昨日は丸一日、白井と美琴と共に交わり続けて終わってしまった。
その後、ホテルから直行でなんとか学校には来れたものの、腰の痛みが半端ではない。
ぶっちゃけ今すぐ家に帰って倒れていたいほどだ。
「あー、大丈夫大丈夫。ちょっと飯が無くて腰が痛くて不幸だー」
「……相当疲れてるんやね」
「投げやりは。良くないと思う」
すいませーん、と反省の意と共に両手を挙げるが、机に伏せている状態なので碌に上がらない。
しかし、姫神は特に気にした様子は無く、カバンを持ち上げ、
「仕方ないから。私のお弁当を分けてあげようと思うけど。いる?」
「救世主様!?」
勢い良く起き上がろうとすると腰がやられた。
うおおおお、と呻き声を挙げながら倒れると、姫神達は眉尻を下げ、
「気の毒。その歳でギックリ腰だなんて……」
「カミやんも苦労しているんやな……」
うんうん、と頷く二人にツッコミを入れてやろうと思うが、それすらも叶わない。
せめて、不幸だー!と叫ぼうとした、その瞬間だ。
「当麻さーん?」
「当麻ー?」
二人分の少女達の声が教室に響いた。
「「「え?」」」
続いて響くのは当麻、姫神、青髪ピアスの疑問の声。
疑問の行く先は突如教室に現れた二人の少女であった。
一人は茶色いショートヘアに勝気そうな目付きの少女。
もう一人はツインテールが特徴の少女だ。
二人は同じデザインの制服に身を包んでおり、部屋の中央に置かれた机に一度着地してから、改めて床に降りた。
彼女達は青髪ピアスと姫神が壁になっているせいか、こちらには気付かずに辺りを見渡す。
「おっかしいわね。この教室だって聞いたんだけど」
「お姉様、当麻さんの事ですわ。また妙な事件に――」
「あー、ありえるわね」
勝手な会話が繰り広げられている場所に半目の視線を送ると何故か姫神と青髪ピアスの二人に半目で見られた。
なぜゆえ。
まあ、取り敢えずは、このままだとあの二人はまたどこかに行ってしまいそうなので、無理矢理体を起こして手を振り、
「おーい、美琴、黒子、こっちだー」
「あら?」
「ん?」
声をかけると、二人がこちらを向き、いきなり笑顔になった。しかも飛びっきりの。
今度はクラス中から半目の視線が飛んできたが、特に覚えもないのでスルー。
二人は急いでこちらへ歩いてくると、
「当麻、あんた、お弁当持ってないでしょ」
歯を見せた笑顔を浮かべ、腰に手を当てて問うて来るのは美琴だ。
「あー、なんで美琴がそんなこと知ってるんでせう?」
それに対して、当麻はダルそうに椅子に寄りかかりながら首を傾げる。
「それはあれですの。昨日はあんな事があったわけですので――」
顔を赤らめて両手を頬に添える白井。
「なぁ、今日お前、能力の調子どうよ?」
「あぁ、絶好調だぜ。試し撃ちしたくなるくらいに」
「あー、今日は流れ弾日和だなぁ」
教室の端から危険な会話が聞えてきたが、敢えて無視。今は目の前の白井達の方が問題だ。
「で……なんでお前等が此処に?」
「って、ここまで言ってまだ気付きませんの?」
白井が目を白くして何故か劇画調になりつつ一歩下がった。
何かおかしい事を言っただろうか、と首を傾げるが、特に思いつかない。
「まぁ、筋金入りの鈍感だし、あんたらしいわねー」
対して白井の隣の美琴は苦笑するのみ、流石白井の先輩だけはあって一味違う。
確かに味は色々違ったなぁ、と別方向に思考が飛んだので修正。
「それで、だけど」
「ええ」
美琴と白井は顔を合わせ、
「せーの」
カバンに手を突っ込んで、同時に何かを引きだし、差し出してきた。
「へ?なんだこれ」
見れば、四角くて長方形のもの。
青髪ピアスと姫神にも意見を求めようとしてみるが、二人とも何故か固まっていた。
そんな当麻達を余所に白井と美琴は止まらない。
彼女達は相変わらずの飛びっきりの笑顔で――、
「勿論、愛情たっぷり――」
とんでもなく。
「特製愛妻ズ弁当ですわー」
明るく告げてくださった。
『……』
当麻は首を動かして窓の方を見る。
今日も青空は清々しく、空はどこまでも遠かった。
現実逃避も虚しいので首をもう一度動かして元に戻す。
視界の中では姫神が呆然としており、美琴と白井が笑顔を浮かべており――、
「はい、皆さん、せーのでいくんやでー。あ、コラコラ、そこ、抜け駆けはなしや」
青髪ピアスが背中を向けて、まるで指揮者の様に両手を挙げていた。
『せーの』
青髪ピアスに続いて声が響く。
声は教室全体から響くものであり――。
いかん、と思った瞬間には白井と美琴を抱えて教室から飛び出していた。
直後、爆発音。
爆発音は背後からであり、
『待ちやがれえええええええええええええええっ!』
怒号も続いてきた。
「ノォオオオオオオ!?」
「え?え?」
「あら、大変ですの」
抱えた二人は軽く走るのは楽だったが、一瞬白井を見て当麻の頬の筋肉が引き攣る。
事態を飲み込めていない美琴と違って、白井は確実に確信犯だ。
半目で睨んでやると笑顔で返された。
「う……」
思わず怯むと同時、白井はやはり笑顔で、
「これで公認ですわね、当麻さん?」
やはり確信犯的な事を告げた。
「くっ」
「え?え?何?なんなの?」
小動物の様に慌てる美琴を余所に、当麻は取り敢えず走りながら息を大きく吸い、
「せーの」
背後から閃光が迫ってきてるのを確認しつつ、
「幸せだけどなんか不幸だぁああああああああっ!?」
「きゃー」
「なんなのよー!?」
爆発音と共に全力で叫んだ。
739 :
136:2007/02/22(木) 07:43:09 ID:2IzffrdP
以上で投稿を終わらせていただきます。
長いよ!長いよっ!?
ともあれ、ここまで読んでいただいた方には最大限の感謝を……。
少しでも楽しんでいただけたならば、感謝の極みでございます。
それでは。
あと、
>>718氏のおかげで熱愛聖人熱が再発してくれました、どうしてくれる。
GJ過ぎるではないですかっ!
GJ!
そしてねーちん期待してるよ、ねーちん
うっはテラGJ!!
次回作はねーちんだと……これにもwktkせざるを得ない
不幸か?
これで不幸なら俺は…orz
断続する永い幸せと、連続する刹那の不幸
…みたいな感じかにゃー
GJ!
これはまたGJな…
次回作にもwktkですな。
友人の恋路のために命をかける元春・・・。カッコイイよ!
GJ!
この野郎これで不幸だとお前あまり私を怒らせないほうがいいから表に出て逆に考えるんだ
GJ!ねーちんにも期待だぜぃ
>>718 もう消えてる…
しかしねーちんGJ!これはヤバイ
美琴と黒子に食べられる上条さん…怖いな
脱がし要員とスタンガン要員って、立派なレイプ専属チームだろw
748 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 17:14:14 ID:an89Rg3W
つつつつ土御門、漢だ!!
いまさらだけど超GJ
だけど最後に出てきた土御門がかっこよすぎて、全部もってかれた感じがする。
土御門いいよ土御門
おおおおおおぉぉぉおっぉおぉllll
マジGJ
136氏GJー! エロ部分は勿論だけど、つっちーかっこいいよつっちー。
個人的には黒子×美琴のキス描写あたりが好きです。つまるところ百合が好きです。
絵の方、気に入って頂けたようでありがとうございます。描いた甲斐ありますです。
熱愛聖人の続きも書かれるとですかっ。うわは、思いがけないサプライズ。
期待しておりますー。
40KBを超す大作、GJでした!
確信犯な黒子が素敵でした。
皆書いてるけど土御門がカッコよすぎる・・・!
次回は熱愛聖人とのことですがすごく期待してます。
ヒメキスも頑張ってください。
禁書はどこ?
>>754 風と共にさりn
……あれ?羽が降ってきt
>>754 禁書は風斬と男子寮の当麻の部屋でシッポリやっております。
どっちも空気だから問題ない
今は姫神姫のレープをな
759 :
579 ◆UHJMqshYx2 :2007/02/24(土) 23:16:33 ID:ErHnkAKZ
今忙しいんで筆止まってるんですけど需要あるの?禁書
・・・・って俺のじゃないか。
ごめん上げちゃった
あるにきまっとろうがああああああ!!!!!!
>>759 それがず〜と待ってる俺達に言う言葉ですか!?
取りあえず「上条さんごめんなさい」と言え!
763 :
762:2007/02/25(日) 01:30:57 ID:EROTZ2Rr
やべぇ、IDがエロいぜ!
>>763 しかもOTZ…つまり、EROいからうなだれてOTZとなってるんだな!?
このエロスがっ!
579氏
禁書欠乏症になりそうです
俺はねーちん不足でぶっ倒れそうだ
じゃあ俺はローラ不足
それどころかローラ分が供給されたことすらないじゃないか!
・・・え?12巻?
世の中には不思議な事など無いのだよ
きょーごくどー
ところで皆の好きなシチュエーションって何?
自分は文は書けないけど皆の意見がスレを活性化させるかもしれないし一つ参考としてよければ書き込んでくれないか?
好きなキャラはいるがシチュエーションを考えられない自分の頭の弱さが憎い。
・ねーちんがスカートをはいてみました
・最大主教の学園都市訪問
とか?
・服を交換したねーちんとオルソラ。
同志いるかな?
776 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 02:05:57 ID:1xRhQWSO
姫神が吹寄にレイプされるとか
姫神があるお呪いを知るんだよ。「好きな人をケータイの待ち受けにして、3週間隠し通したら両思いになれる」っていう
お呪い……だけど、それは小萌先生に見つかってしまって……なんてドロドロな展開とかさ。
当麻がヒロイン連れて合宿にいったら皆喧嘩しちゃって、合宿終わって帰ってみたら街に人がいなくて……とか
そういうシチュが大好きです!
俺は姫神と上条の純愛が好きだな。
>>778風ならケータイが上条さんに見つかっちゃって両者赤面、みたいな。
お呪いを普通におのろいって読んじまってたぜ……
>>778 それなんてエロg(ry
ま、両方大好物なソフトですがね。特に前者。
ねーちんがつっちーに色々教わったりさ
ステイルがローラに色々教わったりさ
そういうのが好きだな。にんげんだもの みつを
皆エロいな。
同士
>>778よ。姫神と小萌先生がそのポジションだと上やん誰ポジやねん。
・・・親友?
>>784 詳しくは知らないけどなんか吐き気を催した……愛も糞もなさそうだなあ……
>>786 ようするにひたすら近親相姦繰り返してるわけだ
778の元ネタあたりだと主人公メインヒロイン全員血縁になっていると
よかった、上条さんが不能野郎で本当に良かった……
唐突だが最近心の底から上条と吹寄の絡みが見たい。
パイズリ顔射吹寄って見たくない?
つくづく文が書けんので他力本願になってしまうorz
上条さんごめんなさい
みんなごめんよう。海よりも深く反省。
時間が出来るようになるまでちょっと待ってね
792 :
115:2007/02/27(火) 19:27:46 ID:uMSJigOa
遅いかもしれませんが、
>>136氏GJ!!
ダブルヒロインエンドなんて羨ましいぜ!
文才ないから2P以上は鬼門な自分がイル……orz
随分と間が空きましたが続きを
上条当麻と姫神秋沙は人の少ない道路を並行して歩いていた。
周囲にある建物は皆学生寮だが、住民は出掛けているか自宅に篭っているかのどちらかなので、道を歩いているのは大抵表通りへと向かっている人しかいない。
人の流れ(といってもごく少数だが)に逆らうように二人は月詠小萌の在住しているアパートへと向かう。
「……」
「……」
ちなみに二人は地下街から出て今まで一度も会話を交わしていない。
何がどうという問題がある訳ではなく、単に話題がない為である。
(か、会話がない……重い……気まずい……)
ココロの中でネガティブジェットストリームアタック。
しかし、そんな上条の様子に気付かず姫神は無言で徒行し続ける。
この空気に常日頃から浸っている(スルーされる)ことに慣れている姫神はいいが、健全な男子高校生である上条が耐えられるはずもない。
何か話題はないか、と上条は辺りを見回してみる。
が、そんな都合よく話のネタが見つかる訳ない。
せいぜいが空き缶が道の端に転がっているとか、野良猫がお魚を咥えて悠々と歩いているとか、風力発電のプロペラが風もないのに回っているとか、頭に大量の花の飾りを付けた中学生くらいの少女の額に野球ボールが飛来したとか―――、
(……ん?)
ふと、上条は目に映った光景の中に違和感を覚えた。
そして、どの部分に違和感を覚えたのかすぐに分かった。
―――“風力発電のプロペラが、無風なのに回っている”?
その答えはすぐに脳裏に浮かぶ。
思い出す光景は御坂妹を絶対能力進化実験から助け出す前に、御坂美琴を捜索していた時の事。
彼女のような超能力(レベル5)クラスの発電能力者(エレクトロマスター)が無意識に放出している磁場―――つまりAIM拡散力場―――は、風力発電に使われているプロペラのモーターを稼動させる。
つまり。
御坂美琴はこの近くにいるという事に―――。
「……あー、姫神?」
思い至った上条は姫神に話し掛ける。
「何。急に」
「そこら辺に茶色い短髪の活気顔の中学生がいたら報告頼む」
「……? もしかして。後ろに走ってきてるあの人?」
上条は姫神が指差す方へ自然と、あくまで自然とした態度で振り返る。
と、二〇メートルほど後方に活気顔をした少女―――御坂美琴が走ってきているのが見えた。
隣に並走する御坂妹も。
「あの人……達がどうしたの? 何かこの前。君の家に来ていた人と似てる人がいるけど。……双子?」
「ああ、ちょっと色々あってな」
脳内で策を巡らせる上条は気付いていないが、姫神はその言葉を聞いてちょっとムッとした。
彼女の視線は語る。
姉妹セットでご購入かコノヤロウ。
だが、その視線の真意に気付かないまま上条は、
(さて、どう料理してくれよう。通行人がいる所でヤッちゃうと色々とまずいし、下手したら警備員(アンチスキル)呼ばれそうだし。いっそ気付かないフリしてカウンター決め込むか……)
色々危ないことを考える。
その間にも、二組の距離は縮まって行く。
十八……十五……一〇……、
五メートルまで来て、上条当麻は体ごと振り返った。
音で大体の距離感を掴んでいたのだろう。
彼は拳を握り、
「隙あぎぷッ!?」
それを振るう前に、御坂美琴のドロップキックが炸裂した。
ご丁寧にも顔のど真ん中を中心に。
美琴の両足が顔から離れる前に、彼女と並走していた御坂妹が上条の懐深くに潜り込む。
十二分に射程圏に入ると、がら空きの無防備な鳩尾にストレート一閃、鋭い一撃を決め込んだ。
「〜〜〜ッ!!」
上条が痛みにのた打ち回る前に美琴は着地し、待機していた御坂妹の掌と自分の掌を重ね、
ダブルブリッド。二つの閃光が少年を襲った。
ゴドンッ!! と光速でぶち当たった電撃に上条の体はノーバウンドで三メートルほど吹き飛び、ゴロゴロと地面を転がる。
いつもなら右手(イマジンブレイカー)で軽々と防いでいただろうが、今回は右手を使う暇もなく。
彼はただただ蹲る事しかできなかった。
そんな上条の前で美琴は仁王立ちし、
「アンタは……またまたまたまたこれかぁ! 人が心配して探してやってんのにその頃のんびり愉快にラブラブ空間満喫中ですか!? ふ・ざ・け・ん・じゃ・ないわよ!!」
俺様ぁ燕人御坂!! とでも叫びそうな勢いで怒鳴る。
バチバチと紫電を散らしている彼女を見て命の危機を悟った上条は顔を上げ、
「ま、待って御坂……次食らったら、まぢで死ぬる……」
「主人公補正が効いてるので死には至りませんよ、とミサカは確証を付いた証言をします。現に今さっきの攻撃を受けても生きているではありませんか」
確証ねぇ、と上条は思う。
というか、美琴なら分かるのだが何故御坂妹も不機嫌なのか。全く理解できない。
「……やっぱり。君には女難の相が濃く出てる」
「他人事みたいな発言しないでタスケテボスケテ姫神ぃ」
「こんのボンクラ……ッ! まだ懲りないのかしら!?」
「もう手に負えませんね、とミサカはこの人の浮気性に呆れながら呟きます」
一〇億+五万ボルトの電撃を受けて生きている上条は手を伸ばして救いを求める。
と、今まで上条(ターゲット)しか眼中になかった美琴は姫神の方に向く。
「っと、遅れたけど初めまして。姫神さん、でいいんだっけ?」
「そう。姫神秋沙。あなたは御坂美琴さん?」
「? フルネーム知ってるの?」
「うん。超能力者(レベル5)全員の名前は。先生から聞いたことがある。それに。常盤台中学の生徒で。『御坂』って姓の人は。あなたしかいないはず」
「あー、まぁこの馬鹿がこんだけ喚いてりゃ、ね。貴女はこの馬鹿と何か?」
「ただのクラスメイト。それ以上でも。それ以下でもない」
至極自然な対応に上条はちょっぴり寂しくなった。
とりあえず姫神の発言に不満を感じたので異議を唱えてみる。
「……オイ、ちょっとそ」
「あなたは。上条君の彼女?」
「え? あ、うっ、ぇと……うん……」
至極自然にスルーされた。
ここまで来ると悲しさしか残らない。
というか何故美琴は顔を赤くして俯いているんだろう。
そして何故御坂妹は無表情でこめかみに青筋を浮かべているんだろう。
上条が悲嘆に打ちひしがれていると、姫神が非難の視線を送ってきている事に気付く。
……何なんだこの状況、と上条は修羅場の予感に逃げ出したくなった。
「……なるほど。ついに。落ち着ける枝を探し出したの。……そう」
「となると、お姉様(オリジナル)はついに自分に素直になれたのですか、とミサカは舌打ちをします」
「何なんだオマエラ。片方は太陽の恵みが希薄になってるしもう片方は本気で怨念の目付きをしながらチッとか言ってるしもうそろそろ帰っていいですかどうですか御坂さん?」
うつ伏せ状態で投げ遣りに言った上条に姫神秋沙の踏み付け攻撃と御坂妹のビリビリ入りローキックがクリティカルヒットしたのは言うまでもない。
ぐみゃあっ!! という少年の悲鳴と少女達の罵声が辺りに響く。
796 :
115:2007/02/27(火) 19:32:07 ID:uMSJigOa
以上。
かなりショートカットしたので大分終わりまで近付いたような希ガス。
GJです。
美琴ちゃんはいざってときに返答に尻すぼみしてしまうのはらしいと思いました。
そして1スレをまたいで掲載されたこの作品も終わりが近づいたとのことでどこか寂しさを覚えます。
願わくば
>>115氏が作品完結後もこのスレで次作を公開してくれることを祈ります。
次回も楽しみに待っています。
丸一日レスがつかないとまずそうなので保守します。
ツルペタが好きなんて言う悪い子はイネーガー
合法ロリなんて言葉に逃げ込むヘタレはイネーガー
つるぺたたゆんロリ熟女
何でも来いな俺イエーガー
つステイル
つ一方
つヘタ錬
つ青ピ
つ上条
つピアージオ
つ土御門
つアステカ
つ白黒
っつーか男子キャラほとんどやね。
謝れ!白黒に謝れ!
輪姦強姦監禁姫神妊娠調教鬼畜何でも大好きな俺YEAHHH
一方が男なのはガチ? 女だって信じていたい
一方通行と鈴科百合子の二つの形態に分かれてるんだよ
つまり挟み撃ちの形になるな。
鈴科百合子ってことは一応、女なのか
だとしたら、上条さんは一体どんなフラグ立てをするんだろう?
一か八かでばっちこーい
アタリ→鈴科
ハズレ→一方
ビッグチャンス→性別転換
10分書き込みが無かったら禁書は貰っていきますね
そうはさせない
幻想を殺された…
一方さんって打ち止めのことなんて呼んでたっけ?
ハニー
想像してワロタ
「ねえねえダーリン、ってミサカはミサカは最近覚えた呼び方で期待を込めつtいったあ!?」
電撃繋がりワロスw
818 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 18:05:09 ID:78J007Ov
通行止めきぼんぬ
百合子さんの演算を切って膣の中に指を突っ込み弱い電力を流し込んで喘がせる打ち止めと申したか。
その前に打ち止めって能力使えたっけ?
>>819 ミサカネット管理出来るって事は、
ある程度はいけるんじゃない?
12巻で能力使ってただろ。ドア開かなかったけど
5巻で打ち止めが能力使ってたのを忘れるとは・・・・・・
「テメェ」とかそんなんばっかで呼んでたけど
今回新刊で「ラストオーダー」って呼んでたよな、とマジレス。
てか逆に打ち止めは一方通行のこと何て呼んでたかわかる奴いねぇ?
「一方通行」だっけ?
「ア・ナ・タ(一部脚色有り)」だったと想う
流れを読まずに禁書を投下。
すいません前の続きじゃないです。まだもうちょっと忙しいので続きは待ってください。
今回のは埋めネタ。甘々でいくぜ
「ただいまー…ってあーっインデックス!」
帰宅した上条当麻が玄関のドアを開けるのと、居候の純白の修道衣の少女が幸せそうにス
プーンを口に運んだのは、まったく同じタイミングだった。
「く、黒蜜堂のプリン…しかも高いほう……なんでふたつとも食べてるんですかインデックス!」
少年の懐事情からいえば相当に奮発して買ってきたデザート、それも同居人の分もきちんと
買って冷蔵庫に収めていたのだが――今、目の前にある光景は、
卓袱台の上で空になったふたつのカップと、手に持ったスプーンを口に入れたまま、ほんの
ちょっとだけ気まずそうな表情を浮かべたインデックスの姿だった。
愕然と膝を落とす。
「…ちょっと考えればっ…こうなるのは予想できてたのに…上条当麻一生の不覚……」
肩を震わす少年の姿にさすがに気まずくなったらしい。少女が語りかかる。
「お、おなかがすいてたし…美味しかったからガマンできなかったんだよ…ごめんね」
誤られてもモノが帰ってくるわけではない。むしろこのハラペコ少女がどんな行動に出るか、
容易に想像ができたはずのにそうでなかった自分に対して呆れるやら悲しいやら、いずれにせ
よ少女に対する怒りはないものの上条の落胆は深い。
「と、とうま…ごめんね、あ、あのね、甘いもので返したらいいかな…?」
インデックスが舌を噛みそうな話しかたで声をかけてくる。何事、と顔を上げると、
目の前に銀髪の少女の少し上気した顔が迫っていた。
「え、何…んっ」
上条が口を開くよりも早く、純白の修道服に包まれた腕が上条の首に絡む。
そしてそのまま、瞳を閉じたインデックスの端正な顔が迫り――
奪われました。
少女の柔らかな唇が上条のそれに重なる。
目を閉じることさえできずに、女の子の唇って柔らかいんだなとかインデックスの睫毛も銀色な
んだとか頬を染めててチクショー可愛いじゃないかとかサテンの修道衣越しの体温とかフードか
らこぼれた髪が良い匂いだとかワケの判らないことが頭の中を巡って、呼吸が止まっていたこと
に思考が辿り着いて、唇を薄く開いた。
(んっ! い、インデックスっ)
上条の口が開いた瞬間に、少女の小さな舌が隙を逃すまいと侵入する。
同時に、上条の意識も飛んでしまった。目を閉じて、口腔内に入ってきた少女の舌を自分の舌
で絡め取る。そのまま押し戻すと、インデックスの舌の裏や歯茎、口腔内を蹂躙する。
「んっ、ふあふっ……ぁ、ふぁん」
切なげな声が唇の隙間から漏れ出すと同時に、首に絡みついたインデックスの腕が緩む。
唇を離すと、思う存分に少女の口腔を蹂躙した証のようにキラキラと二人の間に糸が光った。
余韻に浸っているのか、息を荒げながら上気した顔のまま呆然としていたインデックスだったが、
しばらくすると未だ若干焦点のあっていなさそうな瞳で上条を見つめると、
「…ねえとうま、甘かった…?」
と体を摺り寄せながら尋ねてくる。
あ、ああ…と、上条は顔を真っ赤にしながら何とか言葉を搾り出したが、碧眼を潤ませて迫る少
女が上条の理性にとどめを刺そうと爆弾を投下した。
「私は、ふたつ食べたよ…? とうまはおかわり、いらない…?」
さあ次はいつ投下できるやら。
まじ暇がないので、自分の駄文でも読みたいぜって言ってくれる
神読者さまがいるなら、申し訳ないけど少し待ってください。
ではおっちゃんは寝るノシ
829 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:08:46 ID:GX/mZV0H
>>824 レスサンクス
ついでに、上条さんは一方さんの事なんて呼んでる? 一方通行でおk?
あと一方さんの上条の呼び方も。
六巻までしか持って無くて確認できんぜよ。
830 :
829:2007/03/02(金) 00:10:54 ID:GX/mZV0H
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
∧ ∧
(・∀ ・) <ネタ思いついたっ!!
ノ( )ヽ
< >
\ /
_ `゙`・;`' _バチュ--ン
`゙`・;`
/ `´ \
∧ ∧
(・∀ ・)
ノ( )ヽ
< >
∧ ∧
(・∀ ・) <何だっけ
ノ( )ヽ
< >
>>829 2人は名前を呼び合う仲にはなってません
833 :
386:2007/03/02(金) 01:37:47 ID:fMpUggpY
GJ!
最近禁書の流れに来てるな。大変良いことだ。
>>829 次巻でニアミスする可能性大。
一方さんの当麻の呼び方は「無能力者(レベルゼロ)」
だと予想している。
>833
じゃあ俺は
「久しぶりじゃねえか最弱(さいきょう)」
「…ああ、そっちこそな、最強(さいじゃく)」
とか言うに27ペソ
「お前は…」
「てめェは…」
「「誰だっけ?」」
次巻では二人の共闘とか見られるのかねえ
二人同時での決め台詞とか熱過ぎるな。浴衣ねーちんで妄想して落ち着いてくる
838 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 11:47:37 ID:21gRg6JK
はらたいらさんに1000点
さらに倍
次巻で当麻と一方さんの共闘と決めゼリフがなかったら
四巻ver青ピの格好の俺がかまちーのとこ行って
「説得」してくる。
相変わらず勇者だね
あいかわらず良い動きをしているね
あいかわらず男は度胸だね
845 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 02:09:29 ID:SOZ/45+s
一方さんは当麻がレベル0て事知ってたっけ?
846 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 02:28:27 ID:50dELckl
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>>816-817の幻想をキャッチ&リリース! 禁書絵板のNo.79にて。
でもゴメン。打ち止めが打ち止めに見えないと思います。('A`)
>>847 GJ!
あーもうビリビリされたいなぁ!
>>847 ほぁー!ソワソワしちゃいましうばばばば。
まぁ、毎度の事ながら絵板がどこにあるか全くわからないわけだが。
ねーちんとカミやんの子供→聡明そうなお子さん
禁書と(ry→アホの子
姫神と(ry→おっとり
ビリビリと(ry→母親似
ローラ様と(ry→バカ日本語
吹寄さんと(ry→でこ巨乳
シスコン軍曹はこれだから
嫁さんの違いで子供の性格の変化が激しいな。
吹寄さんのところとかもろ反映、ていうか上やんの子供って男女比どんくらいだろ。
上やんだから一人二人じゃ終わらなそうだけど2:8くらいで娘の方が多いんだろうな。
しかも数少ない男は父親の体質を受け継ぎ数々の女の子にフラグを、てこれはどこの叔母風呂だ。
858 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 12:15:36 ID:Sz2xu3Zx
>>857 その流れだと上条さんは自分の娘にまでフラグを立てることになるぞ
不幸だから、結婚前に死亡フラグ
「なに、ただの通りすがりのサラリーマンさ」な上条さんとか
「再就職だな」な上条さんとか
翻訳家になって3姉妹の家の隣に引っ越してきて外国の子供と一緒に住む上条さんとか
デコがチャームポイントでやたら長い名前の愛娘に正体を明かさないままの陸軍少佐で英雄的存在な上条さんとか
突然現れた娘と一緒に来訪者の遺産を探す不幸な上条さんとか
「なに、ただの通りすがりのサラリーマンさ」な上条さんとか
「再就職だな」な上条さんとか
翻訳家になって3姉妹の家の隣に引っ越してきて外国の子供と一緒に住む上条さんとか
デコがチャームポイントでやたら長い名前の愛娘に正体を明かさないままの陸軍少佐で英雄的存在な上条さんとか
突然現れた娘と一緒に来訪者の遺産を探す不幸な上条さんとか
>>862の眠りが安らかなるよう、神に祈っちまいます。
このスレが次スレに移行するまでにあといくつ作品が投下されるのだろう。
>>579氏や
>>136氏、
>>115氏、
>>616氏、KATU氏、踏み外した人など、どれも続きが気になる人ばかりで早く投下されないかと数時間に一度スレを除いているのは自分だけではないと思う。
覗くだ、間違えた。
魔乳と言えるほどの乳を持ったキャラのエロ希望
>>861 最初のは『忍術を少々』とか言いながらテレポーターを空間ごとビームサーベルで叩っ斬るのか?叩っ斬られるのは乙姫になりそうだが。
…ああ、結構前に本スレにこのネタ書いた気がする…まさか禁書スレ、既にどんなネタ書いてもガイシュツってくらいカオスなのか
最後は父顔だね。
それはさておき俺が全部で四人いる。
「………………………その。大丈夫、でしょうか?」
カツカツカツカツ! と超の付く早歩きで自分の前を歩き先導する上条に、神裂はおずおずと訊いた。
「………………………」
ビタ、と上条は殺人的スピードで動かしていた脚を止める。
それからギギギとやけに機械的にゆっくりと神裂の方に向き直る。
「神裂サン。アナタサマにはコレが大丈夫のように見えまして? 見えるのなら早急緊急性急に眼科へレッツGO!」
「す、すいません………」
自棄糞気味に叫ぶ上条に、個人的に色々と借りのある神裂は肩をすくめて謝ることしか出来なかった。
しかしそこは腐ってもフラグ魔神上条当麻。
いくら無実の罪を着せられた挙句に頬をグーで殴られても、
女の子(子、かどうかはこの際瑣末な問題である)を一方的に怒鳴り続ける程の鬼畜外道では無かった。
「………ま、あっちの誤解っぽいし、それは後で話せば良いんだし、お前に怒鳴っても仕方ないよな。悪かったな」
「いえ、お気になさらず。理由は解りませんが私にも原因はあるようですし、あいこ、と言うことで」
ほんの少し、頬を緩めて小さな笑顔を作る神裂に、上条ハートはまたしても少しドキンとする。
「え、えーとっ!」
傾く感情の天秤を元に戻す為に大声で仕切りなおす。
「そんじゃ、行くか?」
「ええ、そうですね」
やがて二人は歩き出す。
と。
ぐぎゅぎゅるるるるるるるるるるるるる……
轟音。或いは爆音。
ビタァと歩を止める――本当に片足が地面に着く寸前で止まっている――上条。
すーと音も無く首を回す。
背後にいたのはお腹を押さえて赤面している情けない聖人。
太陽は中天。気がつけばお昼時だった。
「ぁ、のですね? ステイルの代理でここまで来た訳ですが、その前の任から直接こちらに来たので食べるものも食べずに来た訳で、
決して常に空腹だとか食べ物を欲しているとかそういう卑しいことは……」
「はいはい。俺と同じチーズバーガーセットでいいかな」
「ひどくあっさり流しましたか!?」
ガガビーン! と元気にショックを受ける神裂を意に介さずにチーズバーガーセットで二つーと店員に告げる上条だった。
日曜の朝っぱらから不良に追い駆けられていた上条のポケットには何故か財布が入っており、二人分の軽い食事代なら何とかなった。
何かを、とても大切な何かを、たとえば命にさえ関わるような大切な何かを忘れている気がしたけど割と気にしない上条だった。
顔を真っ赤にして小さくなっている神裂を生暖かい笑みでちょっとの間眺めていると、すぐに番号を呼ばれた。
「さすがファーストフード。早いもんだなー」
などと言いながら神裂の前にトレイを置く。
「あ、ありがとうございます……あの、お代は――」
「あーストップ。お代は良いよ。今日は俺の奢り」
「で、ですがそこまで世話になる訳には……」
まだ何か言いたげな神裂の前にピっと人差し指を立ててみせる。神裂はむぐ、と言い淀んだ。
「俺は道案内しただけ。神裂は俺を不良から助けてくれた。これじゃ俺の方が割にあわねーって。だからここは俺の顔を立てて、な?」
にっ、と不器用に笑う。それだけで神裂はなにやら熱に浮かされたように赤面して、ぁ、やぅ、等と挙動不審な声を上げた。
「………………はぃ」
小さく呟き、トレイの上のチーズバーガーの包みを開けてかぷと齧った。
その様子に安堵し、上条も包みを開けてあーんと一口――
「な、何ィーーー!? カミやんが黒髪ポニテの超絶美女とお昼かましてくれやがっとるゥーーーーーー!!?」
――たった一口。かじりつくより早く。視界の端の端に映った青色の物体発上条着の絶叫がお昼時で混雑しているファーストフード店に木霊した。
「………………」
あっちゃー、と盛大にため息を吐き出しながら手で顔を押さえる上条。
対照的に神裂は子供のように青色の物体こと青髪ピアスと上条を交互に見る。
「な、んでこんなとこにいやがるこの――」
バカピアスー! と叫ぶことは適わず。
なぜなら伏せた顔を上げ、ぐるりと振り向いたその目の前には血涙を流しながら憤怒の形相で構えた青髪ピアスの顔面があったからだ。
「うわあ何この人超怖い!!」
「怖いあらへんわこのお馬鹿!」
割と本気で怯える上条に青髪ピアスの一喝が突き刺さる。
「まぁた休みによう見らん顔の女の人連れよってデートて! 自慢か? 自慢ですか答えやボケぇこの年上属性が!!」
一気にまくし立てる青髪ピアス。
バカ関西弁ほざきやがって関西の人ごめんなさい、と思いながらたじろぐ上条。
その隣で神裂が「年上属性……と、年上が好みと言う意味でしょうか……ふむ、ふむ……ぁぅ」と頬をピンクに染めてあわあわしているのは目に入っていない。
「ったく折角の日曜だからカミやんと三人で遊ぼ思ってたらコレやもん! 僕もいい加減嫌ンなるわ!」
ぷんすかぷんすかとまったく可愛くないのだが頬を膨らまして怒る青髪ピアス。
別にデートしていたつもりじゃない上条は一応友情を大切にしようと弁解の言葉を口にする――直前に、気づいた。
「あれ? 三人って言ったかお前? てコトは……」
尋ねる上条。青髪ピアスはわざとらしい嘘泣きの仕草を止めて口を開いた。
「うん? ああ、店の外に土御門もおるよ?」
その言葉に。
ギュバァ! ととんでもないスピードで上条、神裂両名の首、目、視線は連動して店外に飛ばされた。
隣のテーブル、二つ先のテーブル、三つ先のテーブル、店のスイングドア、それらを通り越す。
その先に。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴと言う効果音がお似合いの。
顔面全部にそれはそれは楽しそうなニヤケ面を貼り付けた共通の知り合い。土御門元春の姿を、上条達は見た。
ああ、終わった。
上条と神裂は、それぞれ微妙に違う意味で同じことを思った。
これいつになったら終わるんですか?長すぎてウザいんですけど。
とか思ってる人がいたら超すまん。せいりがこないのネタは本当に余裕があったら書かせてもらうぜ
GJ!
俺は長編どんとこいだよ。
あにいってんだよ超たのしいよ
個人的にデルタフォース笑えるから好きだ
ねーちんは何かもう別格に神の領域で好きだ。GJ!
>>876 ちょっと長いくらいなら全然平気さね、俺は。
うん、青髪ピアスと土御門が良い感じ。
土御門ッ貴様見ているな!ww
GJです。
作者様、長さとはえてして苦にはならないものです。このまま書いちゃってください。
GJ!最高ですよ!
遠慮なんてとんでもない、好きなだけ書いちゃってください
おお、GJ!
年上属性の意味を反芻して赤くなるねーちん良いよー。
青ピも実に青ピっぽい。
GJ!
で?続きまだ?
一時間書き込みが無かったら禁書は俺の嫁
幻想を殺す
そういう貰っていく系とか俺の嫁系は本スレでやれよ……
凄いなw
いや、本スレでも遠慮して頂きたい
あんまり多いと見ていてウザイ
正直すまんかった
アナピヤ再考察
死なずの醍醐=ムーンウォーカー>スピノザ>アイオーン>左京良彦
>ガベットゲンガー=リヴァル>黒沢祐一>和穂>ガンマル>神裂火織
>パンドラ>峠昌樹>一方通行>フロッギー>メカメ>残酷号
○残酷号 精神操作勝ち
×メカメ ミサイル連発負け
×フロッギー 死角から震動銃負け
○一方 精神操作勝ち
×峠 次元切断負け
○パンドラ
×神裂 斬られ負け
×ガンマル 五行連発負け
○一穂 精神操作勝ち
○黒沢 精神操作勝ち
○リヴァル 精神操作勝ち
×ガベット フレイムライフル負け
○左京 飛行からタングステンブレス勝ち
×アイオーン 灼熱呪法負け
×スビノザ 近づかれて炎の吐息負け
○ムーン 精神操作勝ち
×死なず 自殺させても再生した所で小型核負け
誤爆スマン
892 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:51:47 ID:DxWE4Dtx
○パンドラ
×神裂 斬られ負け
聖人が負けるなんて・・・
「聖人『に』負ける」とちゃうのん?
>○一方 精神操作勝ち
一方さんの能力だったら精神操作も受け付けない気がする
>894
一方さんは不思議能力系全部反射不可っていう縛りが掛かってるんだよ。
多分、作中通りに解釈すると相性が絡んで>で表せなくなるからじゃないか?結構そういう理由で弱体化させてる作品多いと思う。
2-1-2、設定描写などで上限が示されていない場合は、具体的に分かるところまでとする。
一方さんはこのルールに思いっきり引っ掛かってるからですな
重ねて誤爆スマン
新商品「オルソラのおっぱいマクラ」
お値段:シスターズ一人分
神の降臨を祈願しながら保守。
>>897 そういえばそんな類の枕ってあったよね。
新製品「ねーちんの膝マクラ」
お値段:時価(フラグ成立後にご来店下さい)
ツンデレお姉様の膝枕
priceless
>>900 追加:耳掃除
お値段:命
注意
取立ては嫉妬団戦闘部隊「Zero Flag」が行っておりますので、逃亡は不可能です。
>>899 それでもねーちんなら、ねーちんならやってくれる…!
>>901 「Zero Flag」隊歌
『フラグメイカー? 冗談じゃない! そんなモン許した覚えは無い
構わず折ってやれ! そんな見せ付けられたら泣けないだろう♪ yeahhhhhhh!』
904 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:17:45 ID:HrKCSoQW
>>903 鉄パイプ持って泣き顔で
「アンタのフラグを折ってきた」
じゃあ真っ赤に染まったサナトリウムの中、
ガラスの向こうにスケッチブックを持って笑う禁書
書いてある文字は、
『やっぱりヒロインじゃなかったんだよ』
ブワッ
907 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:20:46 ID:uUT32tyH
_,,,,,,,,,,,_
/彡ノ´`ヽミ`
.|_ノ∋::::∈:::::|
| -・-:...-・-::::|
| ..::∪ ::::::::|
| ..::-==-::::::::|
ヽ ...:::::::::::::::::::
`''ー―''´
過疎ってまいりました。
>>905 ヒロインだと思ってたんだ!?
って驚くところだよな
>>909 オーケー、覚悟しな。俺に看取って欲しいってコトだよな? 今の。
インデックスは体が臭そうじゃねって事だ
>909
( ^ω^)つ【『いつか降る雪』でイメージ検索】
913 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 07:12:09 ID:Nvgl4qme
_,,,,,,,,,,,_
/彡ノ´`ヽミ`
.|_ノ∋::::∈:::::|
| -・-:...-・-::::|
| ..::∪ ::::::::|
| ..::-==-::::::::|
ヽ ...:::::::::::::::::::
`''ー―''´
》908〜910
打てば響くお前達が大好きだ
つーかストーリー上禁書がいない方が面白いw
いらない子選手権でブッ契りの一位になれる逸材じゃね?
神裂ねーちんにキュアアクアの服着せて視姦してー
916 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:06:19 ID:GVA9rMWF
上条×五和のおしぼりプレイ
と言う謎電波を受信した俺がいる
「ふおおぉウっ!? いっ、五和サン!? そ、そこはそんな雑巾みたいに……否ッ! おしぼりみたいにねじるところじゃないからああああァァああア!!」
アリかナシかでいえばナシだと思う
918 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:20:27 ID:tiiGqYtf
だが、禁書がいなければねーちんや五和やアニェーゼ達やオルソラに
フラグが立てられることはなかっただろう。
というわけで、ビリビリ&禁書×当麻を読んでみたいとそれまでの話はなんだったのかと
戯言を言ってみる。
ババァけっこんしてくれ!
ねーちんをキュアババァなんて呼ぶんじゃねえ!!
ねーちんの日本人特有の白い肌には荒縄が似合うと思うんだ。
まず、目隠しをして胸を軽く絞り上げるように縛る。もちろん股間にも軽く食込むように縄は通しておく。
そして不安がっているねーちんに、一旦口に含んだ氷を背中に這わせたりとか
筆で乳首を擽ったり。かと思えば貪るようにキスをしたり、股間の縄をクイクイと引っ張ってみたり。
そんなSSが見てみたい、22歳童貞無職の春。
922 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:05:38 ID:15XgxYah
>>921-922 「こ、これは、縄を使い魔法陣を体の表面に、んっ!!、描いて魔力を高める為のものであ、あって、け、決してやましいものではっ、あぁっ!!!」
みたいなSS希望
>>924 聖女という幻想を殺し、一匹のメスでしかないことを暴くんですね?
本当ねーちん絡みになると皆強気な意見が出る辺り考えることはみな同じらしい。
無論自分もだが。
>>136氏の再臨を祈願するぜい。
本当ねーちん絡みになると皆強気な意見が出る辺り考えることはみな同じらしい。
無論自分もだが。
>>136氏の再臨を祈願するぜい。
すまん、二重投稿してしまった。
実に唐突ですが。ここはある少年、上条当麻の学生寮である。
当然ながら男子寮なのだが……
上条の隣、すなわちバスタブには銀髪の少女がすやすやと規則的に寝息をたてていた。
あぁ、そうか、インデックスかー。じゃあまぁいいy
「ちょっ!なんでインデックス俺の隣で寝てるの?!」
するとぶかぶかのYシャツを着たインデックスは、当麻に抱きついてきた。
――そんな抱き付かれると嬉し、いや困る
事実、上条の体に変化が起きる。
心臓から射出される血液は、上条の海綿体に着々と、かつ黙々と送られる。
すなわち『勃起である』
……なぁミギー、敵が来たからって硬質化したまま寝るのはどうかと思うんだ。って馬鹿デスか俺は?
とにかく何か間違いが起こる前にインデックスを起こさなくては
「インデックス起きてくれ!!」
すると彼女はパチパチと目を開いた。
そして零距離の所にいる少年の顔に気付く。
そしてふるふると震え初め、彼女は叫ぶ。
「とーまのえっちー!!」
そして彼女は口をパカッと宝箱の様に開け噛み付きを開始する。
その口内には上下に生え揃う約三十本程の、まるでヤスリで削られた様な鋭角な歯。
それらが上条を、咀嚼し、押し潰し、噛み千切ろうと眼前に迫る。
「ふ、不幸ぶぅるぁぁぁぁぁ!!」
上条が言葉を言い切る前に、フッと風を切る様な音が
こんなのがメモ帳の奥に潜んでいたんだが、どうやってエロに派生するんだろう?
物理的なもので風呂場に閉じ込められて、禁書の排便の音や恥じらう姿を見て発情、又は禁書がこのままでは当麻が盗られるかもってことで上条を襲う、とか
>>929 最後の悲鳴のせいで当麻がキャッチマイハートの人にしか見えなくなった。
まぁ、なんだろ。きっと、当麻なら当麻ならやってくれる……っ!
>>923 闇咲「こ、これは、縄を使い魔法陣を体の表面に、んっ!!、描いて魔力を高める為のものであ、あって、け、決してやましいものではっ、あぁっ!!!」
('A`)キサマノセイデコンナモウソウガワイタンダヨドチクショウ
>>929 マジレスすると禁書板のSSスレに投下する予定だったんじゃない?
ねーちんからはMの香りがする
いつか投下しようかなと思いつつ双也黒子×御坂もの書いてるのだが需要はあるかね
男は度胸、なんだってやってみるもんだぜ。ということで投下希望。
では逆に聞こう……『何故、需要がないだのと思うのかね?』
反対する理由はない。存分にやりたまえ。
ならば我、己が望むところを為す者也
近日投下を予定致す
暇がないので書くのが進まないし場も読めません。
焦る上条に、インデックスは表情を溶かしたまま再び呟く。
「とうま…もっと……だめ…?」
「なっ…」
なんですとー、と続こうとして瞬間的な呼吸困難に陥った。ここまでで、すでに破裂し
そうなほど激しく動悸していた心臓がさらにレッドゾーンへと回転を上げた。
しかしそれは心臓だけのことではない。上条の理性というか自制心というか、そういっ
たものもすでにオーバーレブぎりぎりだ。
「ん…」
自らが縋りついている少年を見上げる体制になっていたインデックスが、心持ち唇を
出すようにしながら瞳を閉じた。
上条の頭の中で糸のようなものが何本か切れる音が響く。瞬間、銀髪の少女の細く
小さな体を腕が掻き抱いていた。同時にその薄桃色の唇を奪っていることに気が付く。
が、気づいても体は止まってくれなかった。
「…くふっ…」
少女の嘆息に薄く唇が開いた瞬間、その奥に少年の舌が侵入する。
大胆な侵略行為に驚いて一瞬目を開けたインデックスだったが、背中や首筋を走る
言いようのない痺れに身を任せて再び目を閉じた。上条の舌が口腔内を蹂躙する。
声が漏れた。
「んふっ…ふあっ」
自然と、上条の首筋に回していた腕に力が篭る。嬲られる一方だった唇も、いつの間
にかお互いを求めるように舌を絡み付かせていた。
唇と舌を求め合う水音が響く。
風音も雨音も止んでいた。学生寮の小さな部屋に響くのは、少年と少女の不器用なが
らも淫らに求め合うその音だけ――。
今回はこんだけすいません。
何とか暇見つけて書きます。
>>865氏のような言葉を見るとうれしいです。ありがとう。
蛙顔の医者「こ、これは、縄を使いツボを体の表面に、んっ!!、描いて生命力を高める為のものであ、あって、け、決してやましいものではっ、あぁっ!!!」
不老不死を探す過程でこんなこともあったのではなかろうか……
>>932 >>945 その幻想をキャッ………いや、なんでもないです。
縄縛って描くの難しいね。うん。
ねーちんのじゃなくてオッサンsの幻想を具現化させようとする
>>946の心意気に戦慄した。
闇咲はきんしょかいでも1,2をあらそうツンデレだよ
>>946 すげぇよ、あんた、漢だよ……。
ウホッ。
ここ進行がまったりだし
>>980ぐらいでもよかったんじゃないかな。
でも乙。
1スレの序盤からこのスレにいるがこの停滞度合いは久しぶりだな。
ところでもう次スレは立ったけどまだ作品を投下する程度の余裕が残っているこの状況において果たして埋めていいものか。
>952
そういうことを言うと一晩で埋まることもあるという幻想を見てみたり。
カットジーンズのすき間をいぢめられるねーちん
いえ、ただの独り言ですよ
そういやオリアナって見たことないな・・・皆ストレートなエロは嫌いなのか?
・・・この際セリフオンリーの会話劇でも書いてみるか
>955
大好きです。今度は嘘じゃないです。
やっと帰ってきて3日ぶりに覗いたけど
禁書というか自分の需要が如何にないか痛感した
…引き際ってやつだな
>>579 そんなこと言わないでくれよ。
俺みたいな禁書原理主義の奴はずっと裸でお前の作品を待ってるんだぜ?
>>579 今までレスしたことはないが貴方の作品はこのスレに活気を与えてくれていると思う。
そんな悲しいことは言わないでくれ。
|
|
∩___∩ |
| ノ _, ,_ ヽ (( | プラプラ
/ ● ● |
>>960 | ( _●_) ミ _ (⌒) J ))
彡、 |∪| ノ
⊂⌒ヽ / ヽノ ヽ /⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
>>579 何言ってるんすか、貴方は必要な存在ですよ
頼むから引かないでください
>>579 貴方のおかげで禁書にも目覚められたんだ
頼むから続きを
>>579 わ、わらわの話を語らずして去るなどといふ事はまかりならんのことよ!?
オリアナさんは上条とステイルと土御門との4Pだな。
〉〉965 そこにリドヴィアさんと最大主教が混ざって・・・!
「おい、生きてるか……ッ」
「……」
「にゃぁ〜」
倒れ伏す三人の男。
かろうじて一人は意識を保っている様だが後の二人は、
「ふふ、気を失うぐらい気持ち良かったかしら?」
「てめっ」
白濁に塗れ、妖艶な笑みを浮かべた金髪の女性が――。
ぶっちゃけこれでもリドヴィアの計画の方は、勝手にライトアップで防げると思うんだ、俺。
「……調べるのを、おこったったという事ですので。別に泣きそうに等なっていません……ッ」
リドヴィア姉さん萌えー。
>>957 >…引き際ってやつだな
その幻想をブチ殺す!
自意識過剰なのは認めるけど、
正直言って、たとえわずかでも投下してシカトされてるのは叩かれるよりも辛いよ。
何か反応が合ってくれるのが嬉しいので。
もちろん自己満足で書いている部分は大きいわけやけど、人目にさらす以上は何か反応が欲しい。
で、3日間放置されてるのを見て、まああの時は場も読んでなかったわけだが、あ、もうダメだと。
でも読んでくれる人がいるなら書くよ。わがままかもしれんけど、レス下さい。
禁書の続きはモチベーションが復活するまで待って。
今回の投下はいつぞの姫神の続き。
上条の制止に少女が答える様子はない。
「私なら正気。お昼休みも。今だって」
そう言って、姫神秋沙が顔を寄せてくる。手を伸ばして止めようと思ったが、掛けられた布団と
身体の痛みに邪魔をされて少女の接近を易々と許してしまった。
薄桃色の唇が上条の耳に近づく。熱い吐息が掛かった。同時に顔には艶やかな髪がはらりと
落ちてくる。髪と肌の甘い香りが、上条の理性を籠絡すべく強烈な刺激を加えてきた。
「はふっ…」
甘い香りにクラクラしていると、その次の瞬間には唇で耳を甘噛みされていた。
「うおっ」
背筋に電流が走る。頭が呆然としてきた。そこを、
「えいっ」
上着の詰め襟を脱がされてベッドに寝ていた上条だったが、その下のTシャツを無理やり姫神
に捲り上げられた。頭を抜かれ、肘あたりまで脱がされたところで少女の手が止まる。
たまたまぴっちりしたスポーツタイプのTシャツだったためか、無理やりに引き上げたシャツが
腕を縛り上げたような格好になる。
「ひ、姫神っ、いきなり何をっ…上条さんに緊縛の趣味はってそうじゃなくってっ…」
「さっきも言ったけど。君と既成事実を」
そう言って、姫神秋沙は上履きを脱いでベッドにはい上がると、少年の上に跨った。そのままそ
の胸元にしなだれかかると、上条の胸に指を這わせる。
「君の身体。本当に傷だらけ。私を守ってくれたときの傷は…どれ?」
吐息をやや荒くしながら、頬を染めた姫神が呟く。そのまま、胸元にあった傷のうち、目立つひと
つに唇を匍わせた。胸元に走る柔らかな感触に、声が漏れる。
「はうっ…ひ、姫神っ、いきなり剥いたあげくにそんなっ…ふっ…」
上条の抵抗の言葉に、さらに興奮を覚えたのだろうか、少女は胸元に唇を乗せたまま上目使い
で少年を見つめると、他の傷を撫でながら言う。
「君の傷は。他の女の子を守ってあげたときのモノの方が多いんだね。きっと。君は誰にでも優し
いから。私も君にとってはその他大勢」
「ば、バカ言ってるんじゃねーよ姫神、誰がどうなんてそんなこと考えてなんかいねーよ、それより
この縛り上げたようになってるTシャツをどうにか…」
上条の言葉に、少女は少しだけ顔を上げる。
「誰でも一緒なの? そうだよね。君にはあの子が。インデックスがいるから。あの時だって――」
少年の上に跨って呟く少女は、明らかに落胆と判る陰を瞳に浮かべる。
「襲われたのがたまたま私だっただけ。他の子でも。きっと君は同じことをしてた」
大覇星祭初日、ローマ聖教の魔術師・オリアナ=トムソンに襲われたときのことを思い浮かべた。
あのあと、病院で銀髪のシスターは確かに『とうまはあいさと一緒にいると楽しそうだもん』と言っ
ていたけれど。
この少年は、不幸だと呟きながらも、誰とでも仲良くやっている。誰といても楽しそうにしている。
あの銀髪のシスターと居るときは格別に。少なくとも、姫神秋沙の目にはそう映っている。
「姫神? 確かに他の誰かがあんな目にあったとしても、もちろん俺は許せないし俺が
何とか出来るなら助けてやりたい。でも、姫神は大事な友達なんだ。あの時居たのが
たまたま姫神だったからなんて、俺はそう思わない。
ところでこの縛り上げたTシャツを…」
あの時居たのがたまたま姫神だったからなんて、俺はそう思わない――その言葉が
姫神の心を打つ。背筋がゾクゾクと痺れて、跨っていた上条の身体を太股で強く締め
付ける格好になる。
「…私…だから。助けて…くれた? 同じ…ことがあって…も。君…が来てくれる?」
頭に血が上る。興奮が視界を霞ませた。そのまま上半身を起こしてセーラー服の裾に
手を掛けると、一気に脱ぎさった。ライムカラーの可愛らしいブラジャーを残して、姫神秋
沙の白磁のような肌が露わになった。
「ぐほっ! ひ、姫神、姫神さん! ちょっと! ダメいきなりそんなのはっ!じ、自分を大
切にっ…」
叫ぶ上条を潤んだ瞳で見つめながら、それでも上条の言葉は半ば無視する形で少女
は見せつけるように胸を張る。最近は吹寄あたりと仲良くしているので目立たないが、姫
神秋沙のスタイルは決して悪くはない。むしろバランスが取れていて、その黒髪と白磁の
肌とが相まって芸術品のようですらある。
「…君に見て…欲しかったから。…君のおかげで。傷も残ってない。…私、綺麗かな…?」
上条の鼻からツー、と赤い液体が垂れた。少年の顔はとうに真っ赤になっていたが、そ
れでもその液体が際だって目立つ線を上条の頬に付けていく。
「いやだからっ、そんな女の子が自分の肌を安売りしちゃダメっ、姫神さんっ? 秋沙ちゃ
ん、あ・い・さ!?」
ただでさえ赤かった顔をさらに紅潮させた姫神秋沙が、急に上条に強く抱きついてきた。
残すところブラジャーのみとなったその胸の柔らかい感触と、脇やお腹のなめらかな感
触がシャツを捲り上げられた上条の肌に直接触れてくる。
脳が沸騰しそうになった。そこに、姫神が耳元で興奮に声を掠らせながら呟く。
「さっき言った台詞。最後の一言。もう一度言って」
「へ? えー? あ、あいさ?」
姫神秋沙の巻き付いた腕が、さらに力を強めた。
これも長くなってきたね。
タイトル付けないとな。
続きが思いついたらそのときにはタイトル付けてきます。
書いてくれって言ってくれたみんなありがとう。
ローラもいつか書く。と思う。
うおおおおおおおおおGJ!!すんごい萌えます(*´д`)ハァハァ
いつもROMって反応無い俺を許して
579氏
な……何という生殺し……!!
全裸でティンコ握って待ってるオレに謝れ!
くそう、続きを……続きを寄越せェェェェ!!
あいさって可愛い名前だよなーと思った。これは間違いなくGJ
>>579氏
おかえりなさい。
身勝手に代表のよーに挨拶。
ついでなので
身勝手にGJとか評価して
身勝手に続きに期待して
身勝手にいつまでも待たせてもらう。
がんばってね
>>579 な・ま・ご・ろ・し・だっ!
つ、続きを!(*´Д`)
あぁっ、スランプだぁー
少ししか話は進んでませんが、スレがなかなか埋まらない中での枯れ木も山の賑わいということでご容赦をー!
見失ったとは言え、ここはデパート。あのまま走っていったのならば、目撃者がいるはずだ。もしも姫神が途中で走るのを止めたとしても、途中までは追える。
そう考えた上条は、そこらの店員や客に『こういう格好の女の子を見なかったか』と聞いて回った。
そのようにして入手した目撃情報を三件ほど辿って行くと、着いた先は自動販売機やベンチ、子供向けのゲーム筐体に授乳用の個室などが用意されているレストスペースだった。
そこで上条は、体を隠すように両腕で自らを抱いて小さくなっている姫神の姿を認めた。
顔を伏せているのでその表情は読み取れないが、こうやって一つところに留まっている所を見るとある程度は気が落ち着いたのだろう。
上条はそう結論付け、最後の情報提供者であるゲームで遊んでいた小学生たちに礼を言い姫神の方へと歩み寄って声を掛けた。
「姫神」
ぴくっ、と微かに体を震わせて姫神が顔を上げる。その顔は仄かに紅く色付き、瞳は何かを訴えるように潤んでいた。
それは上条にとっては幾度も見たこともある馴染みの深い表情。
しかし何故、今そのような状態になっているのかは上条にはわからなかった。
「か。みじょう。くん」
上条の問い掛けに姫神が応じる。まるで体の震えが声にも伝播したかのように、途切れ途切れになりながら。そして言葉を搾り出したあとで、切なげに吐息を洩らした。
「どうかしたのか?急に走り出すから――」
様子がおかしいのは明らかなのだが、如何すればいいのかが分からない。とりあえず現状の打破に繋がればいいと思い、上条は姫神に話し掛けながらその小刻みに震える肩に右手を置いた。
刹那。
「……っくぅっ!うぅっ……、ふぅん!」
上条の右手が体に触れたのが呼び水となったのか、姫神の状態が急変した。びくびくと痙攣する体を押さえ込むように体勢をくの字に曲げ、声を荒げぬように口元を硬く噛み締める。
「お、おい!?姫神、大丈夫か?」
突如として変容した彼女の身を案じて、上条は両手で姫神の肩を掴み、その丸まった体を引き起こして伏せられている顔を覗き込んだ。
二人の視線がぶつかる。
それが決定打だった。
あぁ。かれがめのまえにいる。
いま。かれにふれられている。
もう。だめ。がまんできない。
覗き込んだ姫神の表情を見て、上条は驚きで動きを止めた。
ほんの数秒前。
それまでは、状況こそそぐわないものの上条が今までに見たことのある姫神秋沙の姿だった。
ほんの数秒。
たったそれだけの間で、彼女はこれまで自分に見せてきた如何なる姿よりも淫靡に、妖艶に変化したように上条には感じられた。
「姫……」
神、と。
最後まで言葉を紡ぐ事はできなかった。
それよりも早く、姫神の唇が上条の口を塞いだからだ。
上条が反応を返すよりも早く、姫神の舌が上条の咥内に侵入した。瞬く間も無く目当ての上条の舌を捉え、絡め取る。先程まで自らの体を戒めていた筈の両腕はいつの間にか上条の頭部を保持しており、離れて行かない様にかっちりとかき擁く。
突然の事態に一瞬フリーズしかけるが、積み重ねた経験からか反射的に体が動く。先手を取られたものの、積極的に侵入してきた暖かな異物への対応を始める。
刺激を受け分泌された唾液が重力の導きに従い、中腰の体勢の上条から座ったままの姫神へと流れ落ちていく。
その流れ込んでくる唾液は当然の事、僅かに零れて来る吐気さえも飲み込んで。それでも足りない、もっと欲しいと親鳥に餌をねだる雛鳥のように上条を急き立てる。
永遠に続くかとも思われた交歓だったが、流石に息が続かなくなったかどちらからともなく唇を放す。
「……っぷはぁっ。……はぁっ、はぁっ…………」
飲み切れなかった唾液で口元を濡らし、息を乱しながら物理的に感じられると錯覚するほどに熱の篭った視線で見つめてくる姫神の顔を見据えて、上条は半ば答えの分かった質問を問う。
「……落ち着いたか?」
返ってきたのは。
「……………………」
否定の意が込められた沈黙。
「ちゅっ……。っむっ。んん」
流石にあの場所であれ以上の行為をする訳にもいかなかったので、二人は場所を変えた。
「っはぁ……。やっぱり……ちがうにおい……」
変更先はすぐ傍にあった女子トイレだった。そこを選択した姫神は、逡巡する上条の背を強引に押して一番奥の個室に入り込んだ。
「んんっ。……んぐっ」
そして便座に上条を座らせてから、すでに硬度が実用レベルにまで達している陰茎をズボンから解放し、跪きながらそれを一心不乱に攻め立てている。
事が此処に到っても、上条は姫神に『何故』とは問わなかった。……漏れ聞こえてくる言葉に引っかかるものを感じないでもなかったが。
上条が姫神を問わない理由。それは。
『あの時と同じ顔をしてるからな……』
上条の言う『あの時』とは、学校で彼女を初めて抱いた時の事だ。あの時は、フラッシュバックからの恐慌で上条の事を避けたが、今回は逆に上条の事を求めてきていた。無論理由は気になるが、今は問えない。
『とりあえず、今は』
とりあえず落ち着くまではなすがままにされておこう、と言うのが今の上条の方針のようだ。それが、ある意味逃げだと言うことも自覚していたが。
今回はここまでです
次来るこそ姫神編を終わらせるつもりで!
では、再見!
(*´Д`)
期待保守
一方さんもののエロパロを夢想していたところ、途中で一方さんはどっちの性別でいくべきだろうかと真剣に悩んだ。
さて、どうしようか
性別関係なく俺の中では一方さんは受けのイメージなんだが(相手は打ち止め)
あえて無性というのはどうだろうか?……いや、やはりフタナリか……?
百合子の意味を思い出せ
むぅ、いかん。
ヒメキスも何もまだ碌に進んでいないというのに今度は吹寄さんや先生ルートが……。
>>987 一方さんも打ち止めには方無しなんやね!?
なんだこれは姫神祭りか!?
職人様方超GJです。
どうでもいいが姫神を一発変換すると非女神になっちまうよw
姫神教の俺にはたまらないぜええええぇぇぇぇ!!GJ!!
>>987 男の子の一方さんに女の子の百合子さんの格好をさせる
というのは俺の個人的な希望
すべては職人さんの意志のままに……
上条「はいはい幻想殺し幻想殺し。インデックスー。早く帰ってこないと晩飯抜きなー」
御坂「きゅ、
>>996ならアイツは……あーっ!なんてこと考えてんの私わーッ!!」
上条「はいはい幻想殺し幻想殺し。御坂ー。俺以外の人に電撃浴びせると死ぬぞー」
姫神「
>>998なら。私と上条君は。ラヴラヴになれる」」
上条「はいはい幻想殺し幻想殺し。姫神ー。そっちは壁ですよー」
神裂「せっ……
>>1000なら、か、上条当麻と私はふ、ふ、ふ、夫婦の契りを交わすことができます!!
…………ふふふ、ここまで待った私の戦略勝ち、ということでしょうか」
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。