とある魔術の禁書目録 4フラグ目

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918名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:31:42 ID:PFLfzcc2
>>915果てしない悪寒を感じたんだが。
感情の激化でレベル6シフトしそうだな。
はてさてどんな能力になるんだかな。
919名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 03:39:26 ID:nHbiTvLB
「揺れてる。胸が見たいならそう言ってくれれば良いのに。」

放課後、何故か教室に残るように言われた上条当麻は困惑していた。
だが事態は彼の困惑などおかまいなしに進んでいく。

彼女は自分の制服を口にくわえ、たくし上げた状態で
そのまま彼の目の前でフロントホックを外し、
その際に大きいとは言えないものも形の良い二つの女体の神秘がたわみ
(省略されました 続きを読むにはヒメガミヒメガミと書き込みつつ 他の職人様にご期待下さい)
920名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 07:26:34 ID:W8zGd28Y
ヒメガミヒメガミ
ヒメガミヒメガミヒメガミ
ヒメガミヒメガミヒメガミヒメガミ
ヒメガミヒメガミヒメガミ(ry
921名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 10:28:28 ID:MmirzNNk
容量埋めんなw
















ヒメガミヒメガミ
922名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 13:36:40 ID:PFLfzcc2
>>921おまえもだよバーローwwwwww






ヒメガミヒメガミヒメガミヒメガミ


投下頼むぜ!
923名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 13:44:06 ID:2dGNFv++
寧ろインデックスをお願いしたい
924名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 14:31:29 ID:cwfdWpoS
伝説の13pってどこで見れるの
925名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 15:10:03 ID:5Jub6mQE
926名無し@ピンキー:2007/07/11(水) 19:18:59 ID:a4rHItUZ
姫神のボディーブローに新たな可能性を見出せた
927名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:01:34 ID:VpdxflP+
>>913
GJ!!
美琴メチャかわいいわ!そして、咬みつきシスター怖すぎw
次回も蝶楽しみでございます。
9281:2007/07/12(木) 05:39:08 ID:4iPj2ysA
>>924

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
ライトノベル総合の部屋
『こんな夢を見た。』
に、変更になってマス。

万が一また新スレ立ての時は、テンプレいじくらないとダメかなー。。。
929名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 16:38:07 ID:h+NLBQY5
「「「ヒーメーガーミー(×6)」」」
930名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:20:56 ID:2hAv5EQC
「5・1チャンネルサラウンド!? 誰か能力使って音源増やしてやがるぞ!!」







ヒメガミヒメガミ
931名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:23:08 ID:nAljVkqE
あれ、もう新刊ネタって開放されてんだっけ?
それなら>>919から飛んできた電波でビリビリっと膨らんだ妄想書こうと思うんだけどいいのかな
932名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:26:34 ID:k6v8ET9h
>>931
どうぞどうぞ
933919:2007/07/12(木) 20:47:13 ID:WYku6icH
やあ (´・ω・`)
ようこそ、禁書エロパロスレへ。
この幻想殺しはサービスだから、まず食らって3m程吹っ飛んで欲しい。

うん、>>919のネタは「新刊のシーン読んで脊髄反射で思いついたネタ」なんだ。済まない。
よって、続きなんて幻想は既に殺されているんだ。

でも、この突発ネタを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「姫神ハジマタ」みたいなものを感じてくれたと思う。

空気巫女だの■■■だの言われてる中、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このネタを書いたんだ。

じゃあ、>>931、後は任せた。
934名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:30:17 ID:+ljP4vNJ
>>931俺の余命はそう長くないんだ・・・最後に良いもの見せてくれ!
頼んだぜ>>931
935名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 14:58:43 ID:bdajSuJ+
総合の部屋の「とある魔術の御坂美琴」に萌えた
誰かアレから黒子とのレズに発展させてくれい
936931:2007/07/13(金) 15:21:47 ID:hhZfrbIV
予想外に時間かかったからとりあえず前半だけでも先に投下しま
微妙にアレンジしてるから期待してた展開と違うって奴はごめんよ
937揺れる乳、揺れない想い:2007/07/13(金) 15:22:42 ID:hhZfrbIV
「不幸だー…」
ニ限を終えた休み時間に少年、上条当麻はそう呟く。
浴槽の中で寝るという無理な体勢が祟ってか朝から体の節々は痛いし、朝食の大半を一人と一匹の居候に平らげられたものだから腹は減るし、授業は分からないし、約二名の馬鹿はベストのバストサイズは幾つだという論議で五月蝿いし。
まあそんなのはいつもの事だ、上条は日頃から不幸な人間である故その程度の事ではまいったりはしない。
何が彼を机の上に潰れるような状態にさせているのか。
結論から言うと一人の少女の視線の所為である。
上条が伏せていた顔を上げるとその少女としっかり目が合い、慌てた様に少女は目をそらす。
(上条さんが何をしましたかー? …どう考えてもこの間のアレだよなあ、ワザとじゃなかったんだけどやっぱショックだったのかなあ…)
などとむくりと起き上がり鈍い頭を捻ってウンウンと唸る姿は傍からみてかなり不審で周囲の人間は軽く引いている。
少女の名は姫神秋沙、上条のクラスメートである。
とある事件がきっかけで知り合い、それからいい友人としていい関係を結んでいた、はずなのだが。
数日前に彼女のブラを外してしまうというそれだけ聞けばセクハラにしか取れない不慮の事故があったのだが、その日からどうも彼女の様子がおかしい。
上条の事をやたら見る、そのくせ目が合うと先ほどのようにすぐにそらす、話しかけようと近づくと露骨に避けられる。
(…嫌われた?)
女というのはデリケートなもので些細な事で酷く傷つくらしい、とそういった事にひたすら鈍い上条なりに理解はしている。
そんな女の子である姫神にブラホック外しなどという、そんな上条ですらおいおいそりゃまずいだろうよと分かる行為をかましたのである。
嫌われても、避けられても無理はない。
そう結論が出ると急に力が抜けて上条の頭は机に叩きつけられた。
その上条の奇妙な動きに周囲のクラスメートは我関せずと自然と距離を取る。
姫神はそんな上条を変わらず、ちらちらと見続けた。
ほんのりと、頬に朱を差して。
938揺れる乳、揺れない想い:2007/07/13(金) 15:23:32 ID:hhZfrbIV
放課後、上条は数日かけて出した解決法を実行に移そうとしていた。
とにかく謝る、土下座でもなんでもして謝る。
なんとも単純だが彼にはそれ以外に何も浮かばなかった。
そもそも避けられているのだからどう謝るのかという問題もあるがとにかく勢いで行くしかない。
「おっしゃー!!こうなったらやぶれかぶれだ!待ってろよ姫神!!」
「うん。待ってるけど。そんな大声出すとびっくりするよ」
どわぁっ!?と上条は心臓を跳ね上がらせながら飛びのいて振り向く。
そこにはこの数日殆ど会話もできなかった姫神が立っていた。
その顔はいつもと違って上気したように赤く染まり、視線が落ち着かない。
何にせよこうして面と向かって話せるというなら上条にとっては好都合だ。
「あー姫神、その、話があるんだけど」
そう切り出すと姫神は更に落ち着きを無くしたようにする。
「待って。えっと。ここじゃ恥ずかしいかも」
言われて上条は気付いた、確かにここで掘り返しては何の反省にもなっていない、まだ他の生徒も残っているのだ。
「あ、そっか、わりぃ気が回らなくて」
「こっち。きて」
姫神は上条の手を引いて歩き出して、戸惑いながらも上条はそれに従う。
手を繋いだまま廊下をしばらく歩き、階段を昇り一つの教室に入る。
第三能力訓練室、と名付けられたその部屋はその実殆ど使われていない机や椅子専用倉庫と化している空き教室である。
「ここなら。誰もいないし誰も来ない」
そこで姫神はようやく名残惜しそうにしながらも手を離す。
「こんな場所あったんだな…知らなかった」
上条はあたりを見回す、空調は入っているが掃除は余りされていないのか少しホコリっぽい。
20ほどの机が教室の後ろ側に山積みにされ、部屋全体の2/3程が開けた空間となって広がっている。
その開けた中心に二人は向き合って立っていた。
少しの沈黙。
奇妙な緊張感に上条が固まって声を出せずにいると姫神が切り出した。
「あの。丁度いい場所を探すのに。少し時間がかかった」
「え、ああこの場所か。良く見つけたな」
というより謝るのは自分なのにどうして姫神が場所を探すのか、と上条は疑問に思うが姫神は構わず続ける。
「あと。その。心の準備にも」
「はい?」
準備?心の?
上条が疑問符を大量に浮かべるていると姫神はこれ以上無いほどに頬を染めて胸元へ手を当てて言った。
「でも君も悪い。あんな事わざわざしないでも。言ってくれればいいのに」
疑問符が3倍に増える。
そして姫神は上条の疑問と違和感を解決する言葉を口にした。

「揺れてる。胸が見たいならそう言ってくれれば良いのに」

939揺れる乳、揺れない想い:2007/07/13(金) 15:24:11 ID:hhZfrbIV
上条は疑問符を回収する間もなくそこで完全に思考が凍りついた。
姫神は構わず背中に手を回して自らブラのホックを外す。
そのまま身体を捩ると上条の目の前でセーラー服の裾からピンク色の布がハラリと零れ落ちた。
特に気にする事も無く、彼女は腕を組んで胸を強調するように持ち上げる。
するとその二つのたわわな膨らみが服の上からはっきり揺れるのが見て取れる。
「…。どう?」
「……………………どう、と言われましても」
たっぷりと間を置いて、ようやく上条はそれだけ言葉を捻りだす。
フリーズした脳がようやく動きだし、目の前の状況をそう必死に分析するが処理が追いつかない。
ただ悲しいかな男の性、健康体青少年の上条の視線だけはしっかりこれでもかと主張する少女の膨らみに釘付けになっていた。
「君は。欲張り」
上条がそのまま硬直して何も言わずにいると姫神は覚悟を決めたようにして組んでいた腕をほどく。
するとまたその乳房が魅惑的に揺れて更に上条の視線を誘った。
視線を受けながら少女は唇を強く結び、制服の裾に手をかける。
そのままゆっくりと、だが迷わずに上半身を包む一枚の布をたくし上げていく。
そして彼女の乳房の下半分が見え、桜色の突起がさらけ出されようとした時。
少女の手は止まった、少年の手によって止められた。
「姫神、それ以上はダメだ」
そこには先ほどまでの腑抜けた顔ではない、怒りの入り混じった真剣な眼差しを真っ直ぐに少女に向ける男の姿があった。
「俺は姫神がそんな事をするのを望んでないし、望んでたとしてもお前がそんな事に応える必要はない」
姫神の手を掴んだまま言い聞かせるように上条は言う。
対して姫神は逃れるように目を伏せた。
「ごめん。君を困らせてしまった。私なんかにこんな事されても。迷惑なだけなのに」
悲しそうに、諦めたように声を漏らす。
「君が。わざとやったわけじゃないなんてわかってた。だけど君に。助けてもらって。救ってもらって。その代わりに私が出来る事なんて。これくらいしかなかったから。だから」
姫神が最後まで言葉を紡ぐことは無かった。
上条が姫神の両肩を掴んで引き寄せ、無理やり自分の方を向かせたからだ。
「あのな、姫神。俺は今メチャクチャ腹が立ってる、何でか分かるか?」
真っ直ぐに見据えられて、姫神は視線だけでも逃れようと瞳を逸らす。
「それは。私なんかが…」
「それだよ」
消え入りそうな声に被せて上条は言う。
「私なんか、私なんかとか言うんじゃねーよ。お前は俺にとって大切な人間だ。『なんか』じゃねーし変な義理感じて身体で払うような真似なんてして欲しくもないんだよ」
姫神は、聞いた言葉が信じられないというように上条の顔を見上げて目をぱちくりとさせる。
「き、君。今。なんて」
「何度だって言ってやる。お前は俺にとって大事な人だ。だから自分をもっと大切にしてくれよ…じゃないと、勝手かもしんねーけど俺が悲しい」
上条は自分の正直な気持ちをそのまま伝える。
そして正直な想いこそ、人の心を真っ直ぐに打つ。
姫神は自分の胸の中に満ちていた靄が目の前の少年の言葉で、打ち払われたのを確かに感じた。
自らの鼓動が高鳴るのが分かる。自分の顔が朱に染まっているであろう事も、うっすら涙が浮かんでいる事も。
「君は。いつもそうだね」
嬉しそうに、くすぐったそうに小さな笑みを浮かべて両肩に置かれた上条の手に自分の手を重ねる。
掌に伝わる無骨だが暖かい大きな感触。
「君は。いつだってそうやって辛い幻想を打ち砕いて。小さな暖かい幻想を守ってくれる」
上条の胸に小さな衝撃。
姫神が体を預けるように上条の胸に額をあてたのだ。
「だけどね。君の言った事。少しだけ違うよ」
その体勢のまま、姫神は続けた。
「私は。義理や恩義でこんなことしたんじゃない」
少しの間。
上条は少女の重みを胸に感じながら言葉を待つ。
そして。

「君が。好き」

自らの正直な想いを、少女は少年に伝えた。
940名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 15:26:56 ID:hhZfrbIV
とりあえず前半ここまで、肝心の乳揺れシーンが微妙に弱い気もするけど後半で頑張る
ちなみに書いてる間何度も非女神と出て悲しくなったのは内緒だ
941名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 15:35:31 ID:JZxWoO18
>>940
sageようぜ
942名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 17:05:42 ID:Q5+RFfqN
>>940
さて、俺の下半身が猛烈にwktkしてきたわけなんですがわっふるわっふる
姫神好きとして期待せざるをえないね!
943名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 03:53:31 ID:bXT1OqPQ
何なんだ、この素晴らしいSSは…
乳揺れ!乳揺れ!


















更にヒメガミヒメガミしつ待ってる!
944名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 04:18:19 ID:SjdUrrVB
お願いだ!禁書に、禁書に日の光を・・・・いや、そんな贅沢は言わない。
懐中電灯の光でもいいから当ててやってくれ!!!!!!!!!
945名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 06:34:03 ID:XdjWE0za
>>940貴様はどうやらリメン・マグナで俺のチンコを勃起させ続けるという恐ろしく馬鹿な行為をしてしまったようだな。





償いとして続きを投下しろ。いや楽しみでしょうがないから投下してください。
946名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 09:47:17 ID:p182BP7F
>>940
GJ!!
続き待ってますぜ!



時に保管庫がいつのまにか単独部屋になっててびびった
947名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 09:55:23 ID:3af7/IaG
マジだ。ラノベスレのもきっちり転載してくれてるし。
出世したなぁ。作者様方改めてGJ!!
948 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:23:59 ID:2xFrKfCS

はいこんちわー、携帯の人だよー。
>>912の続きが一応出来たんで投下に来たよ。
最近試験やらなんやらで忙しい中、空いた時間を使ってセコセコ書き溜めたんだよねー。

まかでみとかOGとかP3とか、やらにゃならないゲームが溜まってるのも現状。時間足りないね〜。

ってな訳で、投下スタート〜。
949『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:26:17 ID:2xFrKfCS
「お話中なんだけどって、噛み付いてるだけじゃないの! 会話が成立してないわよッ!」
すかさず言い返す。
「…短髪には関係ないんだよ。そもそもなんでいきなり口だししてくるのかな?」
が、熱く突っ掛かる美琴とは反対に、ドライに対応するインデックス。
ある意味一触即発の雰囲気である。
「…あの〜…」
そんな二人の雰囲気に、ようやく噛み付きから復活した上条が、おずおずといった様子で声をかけた。
「「何?」」
ピタリとシンクロする二人の言葉。
互いの視線が交錯するのも束の間、視線はすぐに上条へと向けられる。
950『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:27:55 ID:2xFrKfCS
「…折角のプールなんですから、ここは穏便に…ねぇ?」
上条が出来得る限りの愛想笑いを浮かべながら提案するが、
「それじゃとうま、一緒に泳ご?」
小首を傾げながらインデックスが上条の腕を掴んで引っ張っていこうとする。
「ちょっと待ちなさい! コイツを誘ったの私なのよ!」
間髪入れずに反対側の腕を取られ、力任せに引き戻された上条。
「短髪煩い! 邪魔しないいでよ!」
インデックスも負けじと引っ張る。
「何よ! 邪魔してるのはアンタの方でしょぉがぁ!」
瞬く間に悪化する現状。
951『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:29:44 ID:2xFrKfCS
ドライだったインデックスも、何だか文字通り噛み付かんばかりの勢いになっていた。
「痛ったァ!? 痛いっつーの! あだだだだ!? そっちは無理! 無理だってギャー無理矢理曲げちゃダメー!!」
ぶっちゃけまたしても大岡裁きの様相を呈している訳で。
見るに見兼ねた姫神と吹寄にインデックスが連行されていくまで、延々と上条は引っ張られ続けていたのでした。


「せーの…腹減ったーであります…」
インデックスの我が儘から開放された上条は、市営プールによくあるあの安っぽい白テーブルに突っ伏していた。
952『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:31:33 ID:2xFrKfCS
別に吊された男を倒した訳でも上条がロボ子という訳でもないのだが。
それはさておき、何故上条がこんなところで突っ伏しているかと言うと、ぶっちゃけ空腹を持て余したためである。
財布とメニューを鬼のような形相で往復する上条(今後の経済状況を考慮していたらそんな表情になっていたらしい)を哀れに思った美琴が、
『何か適当に買ってきてあげるから、席確保しておいてよ』
という上条にとって嬉しいような情けないような微妙な心情にしてくれる言葉を残して、さっさとカウンターの方へ歩いていってしまった。
953名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:32:19 ID:rRRXhqd6
しえん。
954『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:34:39 ID:2xFrKfCS
それで仕方なく近場の白テーブルに陣取っていたという訳だ。
「…うっだー……」
今は昼を少し過ぎたくらいなのだが、予想を遥かに上回る勢いで体力が奪われていった。
ドロップキックを喰らったり溺れたりしたら、それは体力だってガシガシと削れていくだろう。
魔術師との戦闘も疲れるには疲れるのだが、こちらは精神的にクるのでかなり辛い。
退屈だけはしないというのも正直いただけない気がする。
そんなこんなで数分後、飲み物とホットドックを二つずつ持った美琴が、なんだかげんなりした表情で戻って来た。
「………どうしたんだ御坂」
955『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:36:44 ID:2xFrKfCS
何と言うかあまりの不幸オーラ発散具合に、不幸が服を着て歩いているような男に心配までさせるほどのげんなり加減だ。
そして持っていたものを上条に手渡すと、
「………はぁ〜……」
先刻の彼と全く一緒のポーズで机に突っ伏したのだった。


「もういや…疲れた…」
ぐでーっと机の上でだらし無く伸びる。
押し潰された胸が微妙にいやらしかったりするが、そんな事を気にしていられるほど健全な精神状態ではない。
「……白井がなぁ…まぁ、前からそんな様子だった気もしないでもないが」
956『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:38:53 ID:2xFrKfCS
「前にアンタと二人で私を仰ぎ見てたときの倍ぐらいの勢いとテンションだったわよ!」
美琴の話を聞いた上条がのんびりと呟くと、顔だけ上げて美琴が叫び返すが、
「愛玩奴隷上条当麻?」
その単語が出た瞬間顔を伏せてしまう。
ほんのりと頬が紅潮しているのが見えるあたり、その日のことを思い出して恥ずかしがっているのだろう。
「……奴隷の割に妹には手を出すし、私の言うこと全然聞きやしなかったじゃない…」
その状態で呻く。
「そうか?」
ほとんどノリでやっていた上条に自覚は無い。
957『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:41:12 ID:2xFrKfCS
「だいたいアンタは自分のしてることがどれだけ影響を及ぼしてるか考えたことあるの? ないでしょ…もぐもぐ…」
ホットドックを噛りながら飲み物を啜る。
「…いや、ないっつーか…」
「あっちへふらふら、こっちへふらふらで色んな人を助けてさ…んくんく…それが悪いとは言わないけど、少しは助けた人の気持ちも考えてみなさいよ! いい加減一人に落ち着いたらどうなの!?」
怒気もあらわに荒れる美琴。
「…まぁ、そうなんだけどさ…」
途端、上条の表情が変わった。
958『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:43:50 ID:2xFrKfCS
「………俺としても答えは出したいんだけどな…生憎とテメェの考えてることもわからねーていたらく振りでね…情けなくて上条さん涙が出そうです」
冗談めかして語るそれは、普段の彼を知る者ならばまず驚きを隠せなかっただろう。
「………ぇ…?」
美琴もその一人。
自嘲気味に語るなど上条当麻という人間がすることではない。
「…何があっても守ると決めた…その守ると決めた『そいつら』を、選んで傷つけなきゃならねーんだ」
何を言っているのかあまりに曖昧で掴めないが、上条がこれ以上なく苦悩しているのは嫌でも感じとれた。
959『御坂美琴と騒乱の温水プール』 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:46:31 ID:2xFrKfCS
微妙にシリアス気味な雰囲気。
美琴が何か言おうと口を開こうとした瞬間、
「…御坂は好きな奴とかいるか?」
ある意味この雰囲気に正しくて、壮絶にズレた一言が上条の口から放たれたのだった。


「…御坂は好きな奴とかいるか?」
呆気に取られたまま危うくこけそうになった。
(…あああアンタって奴は真面目な顔して何聞いてんのよーっ!)
心の中で絶叫するが、この上なく真剣な上条の表情を見て冗談やなにかの類でないことだけはわかった。
「…好きなヤツ…」
アンタよっ! とは多分現状では口が裂けても言えない美琴たんである。
960 ◆0yDabgA/0. :2007/07/14(土) 16:53:09 ID:2xFrKfCS
はーい、今日はここまでだからね。
次回はこっちの都合で長くなるかもしくは短くなると思う。
多分、短くなるんじゃないかなー。

ごめんねーってミサカはミサカは可愛いらしく謝ってみたり。

それじゃ、レスをくれたみんなにお礼を述べつつ、またねん。
961名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:19:54 ID:noafCj8F
>>960
この焦らし上手さんめっ!
wktkが止まらない
どうしてくれる


そういえば、そろそろ次スレの時期だね
962名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 18:00:10 ID:NaJDPJ7k
>>960
G☆J
くはぁぁーーーーーっ!!!!美琴可愛いなぁ、おい。
てか、またそんな気になるところで切りやがってw
狂おしいまでに続きwktk
963名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:36:57 ID:NumcSdYr
>>960
GJ!!そしてたん言うなwww

それにしてももうすぐ次スレかぁ


……皆勤途絶えたな
9641:2007/07/15(日) 02:49:59 ID:10v3cuC3
次スレ

とある魔術の禁書目録 5フラグ目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/

2連。なってみた。
965名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 13:17:21 ID:PY2GBDWa
カッコイーッ!一皮向けやがって、
惚れちゃいそうだぜ>>964!!
966名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 12:29:47 ID:+0lOk8iF
>>964
スレ立て乙
967名無しさん@ピンキー
埋め保守