【パパさん】サモンナイト萌え26【ツンデレ】

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1オーナー
べ、別にお前たちのためにスレ立てをしたわけではないぞ。
勘違いをするなよ。

さて、テンプレだ。
基本的にSSはエロ有りの方向で頼もう。
続きものの場合はエロ無しのパートが入っていても構わん。
特殊なシチュに関しては事前の注意書きがある方が望ましいな。

SS作家のみんなが気持ちよく投下できるスレにするのだぞ。
各自18歳以上の大人として良識ある態度をとり、
職人さんが気持ちよく投下できるスレにしよう。
以上のことを守れない者には即刻、援助を打ち切るのでそのつもりでいるように。
【SS保管庫のアドレス】
ttp://snep.s7.x-beat.com/index.html (330氏)

【前スレ】
【ガンバレ童貞!】サモンナイト萌え25【鬱兄貴!】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167461201/
【過去スレ】 関連は>>2-4以降
2オーナー:2007/01/09(火) 21:38:23 ID:RbjaqDTt
【過去スレ】
サモンナイト萌え
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/999/999797530.html
サモンナイト萌え2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10094/1009483903.html
サモンナイト萌え3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1023/10234/1023464724.html
サモンナイト萌え4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1043/10438/1043888060.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1043888060.html(ミラー)
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10601/1060115736.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0308/25/1060115736.html (ミラー)
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1061/10615/1061571105.html
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10622/1062251246.html
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1063/10635/1063541511.html
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1066/10661/1066123551.html
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068281776
ttp://eroparo.e-city.tv/1068281776.html (ミラー)
3オーナー:2007/01/09(火) 21:39:32 ID:RbjaqDTt
【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074943983
ttp://eroparo.e-city.tv/1074943983.html(ミラー)
【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596
ttp://eroparo2.e-city.tv/1078391596.html(ミラー)
【漏れが】サモンナイト萌え13【アクセス!】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087326761
【君に】サモンナイト萌え13.2【アクセス!】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087486651
【純愛も】サモンナイト萌え14【鬼畜も】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091620775
ttp://makimo.to/2ch/bbspink-idol_eroparo/1091/1091620775.html(ミラー)
【エロって】サモンナイト萌え15【いいよね】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098787175/l50
ttp://eroparo5.e-city.tv/1098787175.html(ミラー)
【エロの】サモンナイト萌え16【集う楽園】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108268961
【エクステーゼ】サモンナイト萌え17【どうなる?】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117360581
【ルチル】サモンナイト萌え18【エローイ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124496566
【★】サモンナイト萌え19【画集発売】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131958025/
【エロスを】サモンナイト萌え20【召喚せよ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141566410/
【妹弟子】サモンナイト萌え20【(*´Д`)ハァハァ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148367926/
【えへへ♪】サモンナイト萌え22【先輩♪】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155628862/
【祝】サモンナイト萌え23【4発売】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165490439/
【メイド】サモンナイト24【暴走】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166427537/
4名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:50:32 ID:RbjaqDTt
オーナー「4キャラの出番のまとめだ。前スレの>>615までのカウントだそうだ
     1〜3に関しては各自の判断で貼るなりしてくれ」

ライ17    某誓約者の跡を継ぐ二代目受け専主人公。扱われ方は初代よりも不憫。
リューム1  今のところ本番寸止めの1作のみ。
セイロン6  ロリコン1号。トンデモない事でも格好良く決める人。フェアとの純愛も多い。
クラウレ2  ギャグ物が一発(それで2カウント)。人気の無い鳥さん。
ルシアン9  トップから転落。ライと同様受け多数。純愛はリビエルとが多い。
グラッド8  今までのキャラとは違う意味で可哀想な兄貴。でもちゃんと純愛作品もある。哀れな役回りだが出番は比較的多し。
セクター2  ミントさんの乳を狙う助平ライダー。出番少なし。
シンゲン7  ロリコン2号。トンデモない事をして周囲に被害を撒き散らす人。この人もフェアとの純愛有り。
アルバ5   フィズや女体化イオスと。主役の数は騎士・剣士の中ではトップクラス。上司に垢を煎じて飲ませたい。(登場回数は1と合算)
ルヴァイド2 4作品無し。アルバに副隊長を取られちゃってますよ特務隊長。(登場回数は2と合算)
イオス6   今のところ2でも4でも女体化のみ。男として見られていないな。コイツ。(登場回数は2と合算)
スバル5   シャオメイさんに薬仕込まれて強襲。一線越えると大暴走なのは母の血だろうか。(登場回数は3と合算)
パナシェ3  4の作品無し。忘れられた島の皆さんは4作品では忘れられがち。(登場回数は3と合算)
カサス2   初作はまさかの純愛。発情が入るのは獣人として仕方が無いか。レシィもユエルも発情したし。
ギアン4   鬼畜ネタ多数のこのスレにも拘らず出番が少ないヘタレ調教師。本格的な調教物は1作のみ。
ガゼル4  やっとガゼリプが一作。801キャラの返上なるか。(登場回数は1と合算)

フェア28  4キャラトップを奪還。純愛からレズ、陵辱まで幅広くこなす。相手も多数。
コーラル7  竜の子の中で最多登場。このスレでは女の子としての扱いが多い。次に多いのがふたなり。
ミルリーフ6 女の子ミルリーフはそこそこの出番。
リビエル6  初期はポムさんに薬盛られたりと恵まれなかったが、最近はルシアンとの純愛が多い。
アロエリ3  ツンデレ鳥っ娘は出番少なめだが、一人H、純愛、襲われとバリエーションは豊か。
リシェル15 陵辱される側からする側へ転向。ポムさんと組んでライに襲い掛かってます。
ポムニット27 最強淫乱メイド吸血鬼。親は某大悪魔かと思いたくなるほどの攻めっぷり。
ミント8   純愛はグラッドと。ライ絞り隊にも参加。残りは陵辱。
シャオメイ 主役こそ無いものの悪戯しまくりでかなり活躍。人生経験長いと溜まる物は溜まるのだろうか。
アカネ4    相変わらず出番少な目。(登場回数は1と合算)
ローレット1 セクターと1つ。せっかく生体ボディにしてもらったんだから早く本番を。
エニシア3 暴走姫様。ライを搾って搾って搾り取ります。
フィズ3   ツンデレ盗賊。全作品アルバと。泣きつくシーンはジーンとくるものが。(登場回数は1と合算)
ラミ2    未だ1作のみ。主役が少ないのはもはやロランジュ家の呪い。(登場回数は1と合算)
リプレ10  1ではとにかく相手が多彩。4ではガゼルと1作。(登場回数は1と合算)
5名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:07:44 ID:RbjaqDTt
オーナー「ふう、こんなところか。まったく慣れぬことをするものではないな」
親父「よっ、お疲れさん」
オーナー「き、貴様!いつからそこに!」
親父「細かいことは気にすんなって。しかし直々にスレ立てとはやるなあ。見直したぜ」
オーナー「べ、別に貴様に褒められる筋合いなどない。親として当然の責務だからしたまでのこと」
親父「照れるな。照れるなって」
オーナー「やかましい!貴様もこんなところをほっつき歩いてる暇があったらさっさと約束を果たして来い!」
親父「まあ、そうさせてもらうさ。……ウチのガキの面倒……引き続き頼むな」
オーナー「ふん、貴様に言われるまでもない」
6名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:17:52 ID:7N1ZZQc0
ツンデレオーナー乙w
7604:2007/01/09(火) 22:18:25 ID:E9f18oHc
>>1スレ立てお疲れ様です。

新作を作ると言いましたが、諸事情により今回もアルバ×イオス(♀)を投下させていただきます。
女体化モノにつき、苦手な方もいらっしゃると思いますので、その時はお手数をお掛けしますがNG登録をお願いします。
8アルバ×イオス(♀):2007/01/09(火) 22:19:31 ID:E9f18oHc
「うーーん……」
アルバは自室のベッドに腰掛けながら、訝しげな視線を手に持ったそれに向けていた。
透明なガラスの小瓶。大きさは握った手の中にすっぽりと納まる程度。
それ自体は珍しいものでもなんでもない。問題はその中身だ。
小瓶の中には八分目あたりまで液体が詰まっていた。ほぼ無色だが、少しばかり濁っていて存在感がある。
ためしに揺らしてみると、たぷたぷと音を立てて中で液体が跳ねた。
「いくらなんでも毒って事は無いよなぁ……」
これを渡してきた相手の喜色満面の笑みを思い浮かべながら、一人ぼやく。
先日、イオスに付き合って繁華街を渡り歩いていた時のこと。
その場その場の衝動と思いつきで、いろんな場所を訪ねていたのだが、
その途中で一件のこぢんまりとした占い小屋に入った。
占いなんて初めての経験だったので、どんなことをされるのかと、
内心ドキドキしていたアルバに渡されたのは一枚のスクラッチカード。
なんか違うんじゃないか、と思いながらも声には出さずに削っていくと、
銀膜の下から現れたのは「特賞」の二文字だった。
『にゃはははは、特賞が出るなんてお客さんラッキー』とどこまでも能天気な声をした、
占い小屋の女主人からもらったのが、この小瓶と言うわけである。
なんでも、シルターン製の妙薬で『寝る前に飲むと素敵な夢が見られる』らしい。
『ほかにも、すんごい効果があるんだけど、それは飲んでみてからのお楽しみー』という、
素敵に不安感を倍増させてくれる女主人の言葉が気がかりだが、『素敵な夢が見られる』というのはなかなか魅力的な効能だった。
9アルバ×イオス(♀):2007/01/09(火) 22:20:24 ID:E9f18oHc
「まぁ、これも運試しの続きって考えればいいか」
自らの呟きで不安を誤魔化すと、思い立ったが吉日とばかりにガラス瓶のふたを開ける。
開封すると、まずはおもむろに鼻を近づけ、クンクンと匂いを嗅いでみる。
どことなく柑橘系の果物を思わせる、ほのかに甘い香りが鼻腔をくすぐった。
とりあえず、第一印象は良好。と言っても、あとは飲むだけなのだが。
小瓶の中に入っている液体の量はそれほど多くない。おそらく、一口で全て飲み干せるだろう。
「……よし!」
覚悟を決めて、小瓶に口付けると、そのまま一気に呷る。
味はほとんど感じない。全て飲み込むまでにかかった時間は一瞬だった。

…………………

「とりあえず……なんとも無いみたいだな」
飲み終えてからしばらく経っても、特に変化が無いことを確認すると、緊張を解いて小さく息を吐く。
試しに手の握り開きを繰り返してみる。すると、ちゃんと自分の意思に従って身体は動いてくれた。
遅効性の毒ということもありえるが、そんなことまで気にしていたら、それこそどこまで疑ってもきりが無くなる。
「ふあ……ぁ……」
幸いにも、緊張が解けたことで眠気が強くなってきた。
ひょっとしたら、これもあの液体の効果なのかもしれないが、確かめる術などどこにも無い。
大きなあくびをすると、ベッドに横たわって、毛布で身体を包む。
瞳を閉じただけで意識が遠くなっていくのを感じながら、いい夢が見れますように、とアルバは誰にともなく祈った。
10アルバ×イオス(♀):2007/01/09(火) 22:21:13 ID:E9f18oHc
自分を中心にぼんやりと灯りが広がっていく。
それと共に真っ暗だった世界が、鮮明に色づき始める。
暗闇が跡形も無く取り払われると、そこにあったのは見慣れた自分の部屋だった。
ただし、騎士領内で間借りしている部屋ではない。
一人部屋のそれよりもさらに狭いし、床下を見れば木製のおもちゃや、子供用の服が無造作に散らばっている。
「サイジェントの、おいらの部屋だ……」
呟いてから、言葉が出たことに驚き、そしてちゃんと意識があるのに驚いた。
なぜなら、これは夢なのだから。そのことを、何故かはっきりとアルバは自覚していた。
思考も普段となんら変わりなく行える。寝る直前のことを思い返すのも容易だ。
「あの液体の効果かな?」
呟くアルバの心境は複雑だった。一人前になるまで絶対に戻らないと約束した場所へ、
夢の中とは言え、こうして戻ってきてしまったのだから。
ここは自分にとって、あまりにも居心地が良すぎる場所だ。
ずっとここで暮らしていたのだから当然だが、何よりもここには、
自分の甘えを受け止め、そして、それを許してくれる人たちがいる。
――リプレ母さんや、フィズ達にも会えるかな?
抑えきれない淡い期待を抱きながら、視線の先、子供部屋の扉の向こうへと思いを馳せる。
それを確かめるためには、とりあえずベッドから出なければならない。
そのベッドも子供時代に使っていたものへと変化していた。ただし、今のアルバに合わせてサイズが大きくなっていたのだが。
夢は便利だよなぁ、と今更ながらに思いつつ、上体を起こそうとする。
「あれ?」
しかし、身体は動かない。金縛りかと一瞬思ったが、すぐにそうでは無いことがわかる。
身体の横に、何か柔らかいものがぴったりと張り付いている。そして、お腹を軽く締め付けるような圧迫。
誰かに抱きつかれている。そう結論付けるのにさほど時間はかからない。
問題はそれが誰かと言うことだ。意を決して、恐る恐る毛布をめくっていく。
「………なっ!?」
そこに見たのは、ある意味で予想通り、ある意味で予想外の人物の姿だった。
11アルバ×イオス(♀):2007/01/09(火) 22:21:57 ID:E9f18oHc
「イオス、副隊長……」
自分に抱きついている人物の名前を、アルバは呆然と口にした。
一方の呼ばれた本人はそんなことなど微塵も気づかない様子で、すやすやと寝息をたてている。
今までにも抱きつかれる事は幾度かあったので、それだけなら、あるいはそれほど動揺しなかったかもしれない。
だが、イオスが身にまとっている衣服がアルバに激しい動悸をもたらしていた。
イオスが着ているもの――それは薄手のパジャマだった。
桃色を基調に淡い橙色のストライプが入った、それはそれは愛らしい女物のパジャマ。
本人が進んで着ることなど絶対にありえないはずのそれに、アルバは見覚えがあった。
イオスと一緒に衣類店を覗いていた時、イオスに似合うだろうなと思いながらも、
本人に渡したら張り倒されかねないので購入を断念したのが、他でもないこのパジャマだ。
せいぜい脳内で思い描くことぐらいしか出来なかったイオスの姿が今、目の前にあった。
薄手のために身体のラインが丸分かりで、細い腰つきや、意外とボリュームのあるお尻がくっきりと浮かび上がっている。
シャツはボタンが上から2つほど外されており、何も付けてない胸元の上半分を服の隙間からのぞかせていた。
「………んっ」
毛布を除けられて寒くなったのか、軽く身じろぎしたイオスがアルバに体をすり寄せてきた。
柔らかな肌が、胸が、わずか布数枚を隔ててアルバに押し付けられる。
――あ、あぁ、それはいくらなんでもマズイですよ、イオス副隊長!?
アルバは自身の理性がぐらぐらと音を立てて揺らめいていくのを感じた。
暴走しそうな欲望をぐっと堪える。だが、頭の中で「夢なのに何を我慢することがある」と囁く自分がいる。
確かにそれは一理あるのだが、自分が思い描いている夢だからこそ、イオスを汚すわけにはいかないという想いもあるわけで。
思春期真っ只中の少年の心情は、時と場所を選ばず、それこそ夢の中でも複雑なものだった。
12604:2007/01/09(火) 22:23:01 ID:E9f18oHc
今回は以上です。まだまだ至らない身ではありますが、今スレでもよろしくお願いします。
それでは、続きはまた近いうちに。
13名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:40:36 ID:vW1Zulji
うおおおお GJ!!!続きを期待しとります。
14名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:58:58 ID:ZZPhVs66
GJ!綺麗な文体で、いつも楽しみにしてますよー!続きお待ちしてます!
15名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:17:00 ID:jPcKmFT+
>>1-5、スレ立て乙です。オーナー
>>8-11、女体化イオスの人もGJ!この二人何処まで行くのか物凄く気になります。

1〜3、EX/CSのキャラまとめですが、いくらなんでもデカくなりすぎなので、現在要約中です。
1〜3の作品が前スレではあまり出ませんでしたし、数え間違いも結構見つかりましたので、前スレのキャラまとめは貼らないようお願いいたします。

待てない!という方はこちらへ。パスは登場回数トップの人。
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime8045.htm.html
16名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 08:20:54 ID:nXAq/KV8
このスレでは総受けキャラだが
ライも結構ツンデレなパパだと思うんだ
17名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 11:11:01 ID:CTt+NzZS
きっとルシアンは女の子だったら可愛いと思うんだ
そうだったらどんなにヘタレでも愛で最終戦まで使っていけたと思うんだ
18名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 11:50:48 ID:SBaerHNa
ルシアンはおとこのこだからいいんじゃないか
19名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:13:58 ID:k50yX8HH
それでは投下しますね。ギアン×フェア物。前半の今回はストーリーに沿ったもの。
若干のセリフ変更みたいなのがありますのでご容赦を…。
あと今回は強引系なので苦手な方は注意して下さい。

フェアがキャラ違うとは言わないで…
20名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:14:31 ID:k50yX8HH
世の中には情だの恩義だので動く人間がいる。人は一人では生きていけないとご大層なご高説を述べる連中もいる。
こういう者達ほど動かし易いものはない。外面を使いこなし、信用させるよう仕向ければそれだけで忠実な手駒が完成する。
そしてその矛先は自分でなくともいい。
神輿は派手なほど、鮮やかなものほど人は夢中になる。
その点では我ながら良い「拾い物」をしたと思っている。
物静かで気弱な、しかし人目を惹く彼女は自分の目的にもその手段にも大いに役に立ってくれた。
過去の罪を悔いる老人。国から見離された将軍。そして呪われし獣人。
誰もが、我らが「姫」の為にと命を惜しむことなく動いてくれる。
自分はただ「姫」の側近として、後見として裏方に徹していればいい。
牙も爪も目的の為だけに研いでおけばいいのだ。これほど愉快な事はない。
舞台の役者になる必要はない。踊れ踊れニンゲンどもよ。自分が主役である事を疑わず、愚かにも三枚目を演じてみせろ。
華やかな夢を見て、叶わぬ願いを掲げて、戦って戦って――そして死ね。

「これは……!」
部屋で独り、手駒達に集めさせた資料を広げ、その全てに目を通し思わず愕然とする。
その内容は今の今までことごとく自分達の邪魔をし、竜の仔を匿う一団の中心にいるであろう少女についての事。
それでも今までは自分の描いた絵面図から大きく逸れたものではないため過小評価していたのだろう。
黒い雪を降らせればどう転んでも全てに片が付く。そう思っていた。この少女が光の雨を降らせるまでは――
「くくく…、驚いたよ。まさか彼女も私達と同じだとはね。だが…これで納得がいく」
我ながら不思議にも笑いが浮かんでくる。そして今まではなかった、彼女―フェアに多大な興味が湧いてくる。
「ここまで同じとはね。運命とは不思議な巡り合わせの連続、か…。誰が言ったか知らないが上手いことを言うものだ」
少女は幼い頃から独りで過ごしてきていた。様々な人からの援助があったとは言え、孤独への恐怖は他人が埋められるものではない。
自分がそうだったからこそ彼女の心が手に取るように分かる。
だからこそあれほど何かを失う事を恐れていたのだ。仲間を、友人を、竜の仔を――
だが彼女のような年端もいかぬ少女がそれに耐えられるものだろうか?
耐えられる訳がない。
暗闇での孤独という恐怖を味わった人間が、また大切なものを失えば絶望は十重二十重に襲い掛かってくる。
あのまま黒い雪で仲間を死なせていたら彼女の心は壊れてしまったことだろう。
「策の失敗に悔やみもしたが、結果としては万全、か。……いや、危うく同胞を失うところだったな。
 目的からは遠ざかろうとも、今は素直に彼女の力に感謝すべきなんだろうな…」
そして考える。フェアを自分の傍に迎え入れるにはどうすべきかを。
「不思議なものだな……こんなにも特定の一人に心を動かされるとは」
初めて会った時からずっと自分を恐れることなく真っ直ぐな想いをぶつけてきた少女。
ひたむきに、がむしゃらに戦い続けてきてどこか危なっかしい思いを感じてしまう。
そんな人間は今までいなかった。エニシアは護ってきたとはいえ、彼女には人形と舵取りの役目しか求めていない。
老人、将軍、獣人に至っては論外だ。ただクラウレが少しばかり踏み込んできたが、所詮は「正義」に囚われている愚か者でしかない。
元より自分は独りだ。それを否定する気はない。だがこのフェアへの親近感は何だ?
同情?哀れみ?好奇心?どれもが正解のようで、だが的を射ていない。
ザワッ……
今は顕現していない角が疼く。答えは出せないが、今はフェアに会いたいという想いが募る。まずは謝らなければならない。
「ごめんよ、フェア……」
中空に言葉を紡ぎ、今この場にはいない少女にまずは謝罪する。
その言葉は素直に口から出て、その表情は似つかわしくない微笑が浮かんでいた――
21名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:15:07 ID:k50yX8HH
今は濁ってしまった泉の前、青年と少女が立ち会っていた。この場、この瞬間だけは敵同士である事を忘れながら。
「そんな……じゃあ貴方は子供の頃から虐待を……?」
雪のような白い髪を持つ少女は敵対する事など露にも思わず、ただ青年の過去に耳を傾け、そして驚きを隠せない。
「そうさ、あの祖父は狂ったように私をいたぶったのさ。実験と銘打ってはいたものの本当の所、
 ただ私に憎しみをぶつけたかっただけなのかもしれないがね。だから……殺したんだよ」
激しく燃える炎のような赤い髪を持つ青年は、その瞳にも憎悪の炎を灯しながら過去を語る。
「理解してもらえたかな?血が繋がっていようとニンゲンは異分子には容赦なくその刃を向ける。
 …君にそうなってもらいたくはないんだ。君に私と同じ道を歩んでもらいたくはないんだよ、フェア」
フェアは答えられない。眼前にたつ青年―ギアンが嘘をついていないと理解出来たからこそ答えられない。
顔をうつむかせる少女にギアンは尚も言葉を続ける。
「君も幼い頃から家族に触れ合うことなく独りで過ごしてきた。幼馴染の友人がいたようだが、それでも孤独感は隠せなかっただろう?
 時折、寂しさが募っただろう?何故自分は独りなのか。どうして自分の傍には誰もいないのか。
 そんな自問が頭を何度もよぎっただろう?………こんな境遇を、世界を呪ったことがあるだろう?」
「わたしはっ…!そんな事……」
続ける言葉が出ない。否定など出来るはずがない。ギアンの言うことに何一つ間違いはなかったのだから。
言い当てられて悔しいのか、それとも自分を理解出来る人がいたことに嬉しかったからか。
どちらかはわからないが思わず涙が出てきて、それを見せたくなくて後ろを向く。
その一筋の涙を見て、ギアンの心にある感情が浮かび上がってくる。
  泣かないで
悲しませる為に来たわけじゃない、安心させる為に二人きりで話がしたかったのだ。それだけは嘘偽りがない。
どうか涙を見せないでくれ。あの時母さんも泣いていたんだ。もう涙は見たくない。
「…済まない。これでは君を不安がらせるだけだな…。こういう時に上手い言葉の一つでも言えればいいんだが…」
何故こんな心情を吐露するような事を言えるのだ。あの日、復讐を決意した日から心は捨てたと思っていた。
心は迷いを生む。自分がすべき復讐の為には心は邪魔なものでしかない。
だけど、何故か今は素直にこの感情に乗ってみようと思える。
「私はただ、君に傷付いてほしくないんだ。少し前まで敵だった者の言葉など信じられないかもしれないが、
 君が傷付いて、立ち上がれなくなるのを見たくないんだ」
その小さな背中から腕を回しそっと抱き締める。まずは拒絶されない事に安堵する。
そしてフェアの体が予想以上に小さい事に驚きを覚える。
この小さな体で、小さな腕であの将軍や獣皇と対等に渡り合っていたのか。護る為にそこまで出来るものなのか。
自分の体にすっぽりと収まるその少女は今は僅かに震えている。
そこにエニシアとはまた違う脆さが垣間見える。エニシアが柔らかく崩れそうな脆さなら、
フェアはギリギリのバランスで組み立てられたガラス細工のような脆さ。一度衝撃を与えればそれこそ――粉々に砕け散ってしまう。
「あの真っ直ぐな想いを迷う事無く私にぶつけてきた君の姿を見ていたいんだ。
 …もう傷付いてほしくない、体も、心も。私達はニンゲンじゃないかもしれないが君は女の子なんだから」
そう告げたあと、ようやくフェアがこちらを向いてくれる。恐る恐る、不安と驚きを抱えながら。
「わたしが……女の子……?」
そう扱われることに慣れていないのだろうか。それが少し可愛らしくて思わず笑いが出てしまう。
「ははっ、それ以外の何に見えるんだい?今私の腕の中に包まれてる君は戦士でも響界種でもない。
 ただ不安に怯える可愛い女の子だよ」
「ええっ!?そ、そんな事言われても…」
「だからお願いだ。もう…戦わないでくれ。私の傍に、居てほしいんだ」
言葉が終わると同時にその唇に近付いていく。
今は心に暗い復讐の念は存在しない。ボクが手に入れたかったのはこれだったのかもしれない。
22名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:15:50 ID:k50yX8HH
二人の唇が合わさろうとしている。同じ境遇の、同じ傷を持つ二人が互いの隙間を埋めようとして。
だがそれは叶わない。決定的に違う所が存在する為に。
「だ…だめぇ!!」
フェアがギアンの腕の拘束を解き、突き放す。
あと少しで手に入れられたものが零れ落ちていく。掴んだと思ったのに、砂のように水のように手の平からすり落ちていった。
「…どうして。何で逃げるんだ、フェア?」
「…貴方が嘘を付いていないのはわかるよ。わたしの事を案じてくれてるのもわかる。わたしの事を真剣に思ってくれるのもわかるよ?
 でも……でもわたしにはまだ貴方がわからない。そんな優しい顔が出来るのに、どうしてあんな酷い事ができるの!?」
人間の醜さとおぞましさを知るギアンとそれを知らないフェア。その溝を埋めるのには時間がかかる。
そして何よりもフェアは今まで普通の人間として暮らしてきたのだ。
人間として感情を育ませてきたのだ。だからギアンの心の奥までは見えないのだ。
「…何で分かってくれないんだ。君なら…私の心情を理解してくれると思っていたのに」
だが今のギアンにそう考えられる余裕はない。あるのは拒絶されたという思いだけ。
「ただ傍に居て欲しいだけなのに、どうしてボクを拒絶するんだよぉ!?」
「ひっ…ギ、ギアン…?」
急に態度を豹変させる様子に思わず怯えてしまう。違う、違うのだ、先ほどまでのギアンとは。
「君もボクを否定するのか!?君もボクを苦しめるのか!?あの祖父のようにボクを幽閉して虐待するのか!?
 望まれなかった命というだけでボクを世界から切り離そうとするのかっ!!」
感情を抑えることが出来ない。知ってほしかったから、理解してほしかったから。だからこそその反動は大きい。
「ギアン…貴方、そこまで苦しんで…」
ここでようやくフェアも理解する。今目の前にいる青年はまだ小さな子供なのだと。
何も与えられずに極限まで飢えてしまっているのだと。――だが遅すぎた。
「ははっ、ふははははっ!!そうか、そうじゃないか。…初めからこうすれば良かったんじゃないか!」
ギンッ!
同時にその赤い瞳から魔力が溢れ出す。
「うあああっ!?…か、からだ…が…」
邪眼を繰り出してフェアの動きを止める。そう、傍に居てくれないのなら手に入れるしかないではないか。
「ごめんよ、でも君がいけないんだよ?君が私の言う事を聞いてくれないから」
『私』――。戻った言葉遣いにフェアはギアンを見て、更に恐怖する。
初めて会った時に感じた暗く冷たい威圧感。その燃えるような赤い瞳からは世界への、父親への憎悪が込められている。
先ほどの優しい青年の面影はもうどこにもない。薄く笑った顔はもう他人を物としか見ていない。
「私は欲しいものは何だって手に入れてきたんだ。…たとえどんな手を使おうともね」
動かぬフェアの体を捕まえて顔を上げさせる。不安と恐怖に満ちたその顔がたまらなく劣情をかきたてる。
少女の同意を求めずにその唇を奪う。
ただ触れるだけでなく、舌を捻じ込み口内を弄び、自らの唾液を流し込み飲ませる。
最初の唇が触れ合おうとした瞬間の清廉さはどこにもない。人の醜さだけしかここにはなかった。
23名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:16:28 ID:k50yX8HH
フェアの目から涙が零れる。悔しさからではない。哀しかったからだ。
目的はどうあれギアンは初めて自分の全てを理解してくれた。だが自分はそうしなかったのだ。
言葉では理解したと言っても心の奥底ではどこか疑念を持っていたのではないだろうか?
素直に最初から受け入れていればギアンを豹変させることはなかったのではないだろうか?
口内をギアンの舌が弄ぶ。舐め回され、流し込まれた唾液も息苦しさから飲み干さずにはいられない。
存分にいじられ、ねぶられてから糸を引きながらようやく唇が離される。
「ぷはっ!……はぁ、はぁ…ギアン、もうやめ…ひああっ!?」
後ろに回りこまれ、両手が体を這いずり回る。片方は乳房に、片方は股間の秘部に。
服の上からではあるが未知の感覚に思わず大声を出してしまう。
小振りな胸は手の平にすっぽりと覆われ形を歪ませられる。股間は割れ目にそってなぞられる。
知識はあれど経験などない。しかも他人に、男性に体を弄り回されるとあってはまともな思考など出来ようもない。
「ひぅっ、やだっ…こんな、の…あうっ!?」
それでも言葉とは裏腹に体は熱を持っていく。下腹部にもどかしい熱が溜まるのがわかる。
「やっぱりまだ小さいね。でも君の年頃ならこんなものかな?…大丈夫、怖がる必要なんかないよ。
 すべて私に委ねてくれれば気持ちよくしてあげるから」
こんなことしてほしくない!そう言葉に出来れば何かが変わるのだろうか。
しかしゾクゾクと体と脳を這いずり回る感触にまともな抵抗は出来ない。
「返事がないということは肯定として受け取るよ。…もう服も邪魔だろう」
ギアンの手によって衣服が引き裂かれ、局部が露になる。上半身も前面が破り捨てられる。
「いやぁ!!お願い、ギアン…もうやめて…!……うあああっ!?」
こんな青空の下で、そして母親がいるかもしれない泉の傍で肌を晒される。
だがそんな羞恥心も、拒絶の姿勢も今のギアンにはより興奮をさせるスパイスにしかならない。
女性である事を証明する二つの膨らみの頂点をコリコリとなぶられる。
胸全体を触られるよりも鋭敏な感覚が襲ってくる。そしてギアンの手は一つだけではない。
「ひんっ、はぅっ!?やぁ…だめっ…同時にだなんて、おかしく…なる…!ひああっ!?」
股間の薄い茂みをまさぐられ、クリトリスを弾かれる。胸への刺激と秘部への刺激。
味わったことのない感覚が二つも合わさり、本能として股間は濡れてくる。
「気持ちいいんだね、こんなにも濡らして。初めてだろうにいやらしい子だ」
「いやっ、ちがっ…ひゃあん!やだ、やだ…どうして、こんな…ひゃうんっ!」
手が擦れる度にズチュリ…ズチュリと卑猥な水音が辺りに響く。そして胸への愛撫に乳首も確かな固さを持つ。
嫌なはずなのに、こんな事を求めていないはずなのに体は正直に快楽を求めたがっている。
足はガクガクと震え、支えてもらわなければ座り込んでしまうだろう。
「さて、では一旦達してもらおうか。…そうなりたいだろう?」
「たっ…する…?なにを……ひぐっ!?ひぅっ、うあっ、だめ…はげし、ひああっ!?」
刺激がより強く襲ってくる。何も考える事すら許されず、ただはしたない声をあげることしか出来ない。
辺りを気にすることもなく、視界が白く染まっていく。
このまま進めば自分はどうなってしまうのだろうか?だが止まらない。ギアンは止まることを許さない。
「もう…だめ…っ!?ふああぁぁあぁっ!!!」
白い光に包まれた瞬間、嬌声が響き渡り、ギアンの手を盛大に濡らしていった。
24名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:17:04 ID:k50yX8HH
フェアが絶頂に達する様子を一部始終見ながらギアンの心に復讐の時とは違う暗い情念がたぎってくる。
これだけでは足りない。フェアを自分のモノとするにはこれだけでは足りないのだ。
絶頂に至り、放心している少女をもっと汚して自分のモノとするのだ。
だらしなく力なく自らに体を委ねるフェアに自分のペニスを押し付ける。
「はぁ…はぁ…、なに、これ…いったい、なんな、の……」
押し付けられた物体に、息も絶え絶えになりながら尋ねる。その答えが恐怖を抱かせることもわからずに。
「君だけ気持ちよくなるのはずるいだろう?…だから僕も君で気持ちよくさせてくれ」
理不尽な返答。ただ欲望を満足させる為だけなのだと。
フェアとて子供ではない。男と女が何をするのかぐらいは知っている。
だがこんな場面でなど露にも思っていない。
「いや…やだやだ…!こんなのって、こんなのってないよ…!」
力の入らない体をばたつかせ逃げようとする。しかしその抵抗はあまりにも無力すぎる。
ズグッ
「あ………か、は………」
あまりの衝撃に言葉も出せないようだ。酸素を求めるように口をパクパクさせている。
辛そうな様子に少しばかり罪悪感が出てきたが、それ以上に達成感のほうが勝る。
求めていた少女をこの手で抱いたことに欲望は際限なく拡がっていく。
「ひぐっ!?うああっ!痛い…やだ、やめてギア……いぎっ!?」
一度絶頂に達し、濡れそぼっていたとは言えフェアにとっては初めての体験。
ましてや少女の身にギアンの物の挿入はいかほどか。熱く固いペニスがフェアの体を貫いているのだ。
「なんで、どうして…あぐぅっ!?助けて…助けてよぉ…」
貫いているだけではない。差し込まれては引き抜かれ、激痛は間断なく襲ってくる。
戦いの場での傷の痛みならば耐えられる。あのレンドラー、カサスの猛攻にも耐え切ったのだ。
しかしこれは次元が違う。まるで体の中身を破壊されているかのようだ。
涙を見せることなど殆どなかったが、ボロボロと大粒の涙が零れてしまう。そして助けは誰に求めているのだろう?
「くくっ、くはははっ!凄い、凄いよフェア!君の中はとても堪らない!」
我ながらおぞましい嗤い声を上げるものだと思ってしまう。それだけの充実感が今のギアンの中にある。
フェアを抱いている。それだけでなく、少女を征服したという愚かな考えまで浮かんでくる。
挿入しているペニスには破瓜の証の血がまとわりつき、押し込む度にズグリ、ズグリと音が聞こえる。
それは入れるというよりも抉る、という表現のほうがふさわしい。
求める少女を貫き、抉る。これほどの快楽が存在するなど考えもしなかった。
「うあっ、ひうっ、あぐっ、ひぎっ……うああっ!」
ギアンの興奮はより行為の激しさを増していく。速度は速くなり、一回一回が奥にまで届いてくる。
「フェア…出すよ。君の胎内で、果てさせてもらうよ…!」
「ひっ!?だめ、だめぇ!お願い、ギアン、それだけは……ひああっ!?」
絶頂に達するためにスパートをかける。早く射精させてくれと暴れているようだ。
フェアの悲鳴とギアンの嗤い声。二つの協奏が最も高まった時、ギアンの動きがフェアの最奥で止まる。それと同時に、
「いやああああぁぁぁあああぁ!!!」
肉欲の固まりがフェアの中に大量に流し込まれる。汚すように、そして自分のモノとしての証の為に。
25名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:17:49 ID:k50yX8HH
膣に収まりきらなかった精液が結合したままの隙間から零れ落ちていく。
「いや…いや…なんで、こんな…いやぁ……」
半ば錯乱したかのように同じ言葉ばかりを呟く。それでもどこかこれで終わりなのだと安心していた。
今は犯されたという悲しみよりも、信じかけていた人物に裏切られたという悲しみよりも、
早くこの体を貫く苦しみから逃げたかった。だが――
「うあああっ!?そんな、また…ひうっ!あうっ、ひゃあんっ!!」
同じ態勢のままギアンが動き出す。出された精液を掻き分け、また奥に押し込むように律動を繰り返す。
「まだ、つづくの…?ふあっ、あぐぅっ、もう、やだっ…ひゃうっ!」
グチュリ、グチュリと精液と愛液が混ざり潤滑油となり卑猥な音を立てる。
掻き出された液体が糸を引き、地面に垂れ落ちる。フェアの下半身は既に様々な液体が絡み付いていた。
苦しみから逃げ出したい。なのに逃げ出せない。ここでようやくフェアはギアンの苦しみを理解する事になる。
こんな苦しみが何年も続くのならば自分も殺意を抱くだろう。
今まで存在すると思っていなかった暗い情念がフェアの中にも芽生えていく。だがそれ以上に生まれたものもあった。
「ふああ…ひゃうんっ、あうっ、ひゃんっ、…どうして、ギアン…ひゃああんっ!」
甘い声が時折混ざり始める。それはギアンが満足するまで付き合うと決めたから。
この人をここまで追い詰めたのは自分達人間なのだ。それを憎む気持ちが今なら分かる。
だからこそ聞かなければならない。行為が終わったあとに尋ねなければならない。
「ふあぁ……また、なかでぇ…たくさん、でてる…」
今の貴方はあんなにも憎んでいる父親と同じだよ、と。

どれぐらい経ったのか、何度目かの射精が終わりようやく二人の体は離れる。
フェアの股間からは大量の精液が溢れ出している。疲労も極限で正直このまま気を失ってしまいたいがそうは出来ない。
いま意識を失えば自分も、そしてギアンも後悔することになる。
「はぁっ、はぁっ…ふははっ、これで君は私のモノだ!これで君の憎しみの感情は私に向けられる!
 それで十分だ!君の中に私が存在出来る!くくっ、あははははっ!」
どこか壊れたような笑い声が鳴り響く。それが今は凄く哀しい。
「…そうやって力づくで手に入れれば十分なの?」
「…手に入らないのならばそうするしかないじゃないか。これはニンゲンに限った事ではないだろう?」
「何かを引き合いにして心を誤魔化さないでっ!わたしを手に入れたいんならどうして他の方法を探さないのよ!?
 …貴方の苦しみは理解できたよ?なのになんでその苦しみを増やすような真似をするの!?
 わたしの心に存在出来るからって…憎まれてもいいだなんて本気で思ってるの!?」
「それしか道がないのならばそうする他ないじゃないかっ!この私が、君に愛されるなどあるわけがないだろう!?」
やはりそうだったのか。今ならば納得できる。そしてそんな壊れた笑いを浮かべないで。
「なんで諦めちゃうの?初めから何もかも決め付けてたら…何も見えなくなるだけなのに」
「これ以外の方法があると思っているのか!?」
「わからない……わたしにはわからないよ。だってこれは貴方が考えなきゃいけない問題だから」
「………っ!」
26名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:18:26 ID:k50yX8HH
「でもこれだけは言える。無理矢理私を屈服させるこの方法だけは間違ってる。…ギアン、気付いてないの?
 今の貴方は、あんなにも憎んでいたお父さんと同じ事をしているんだよ?」
「う………あぁ……」
明らかに動揺している。自分が憎んでいた父親と同じ。それはギアンの存在意義を否定しかねないもの。
だが気付かなければいけないのだ。そうでなくては彼は進む事も戻る事も出来なくなる。
「違う…違う…こんなこと、したかったわけじゃない…。『ボク』はただ君に傍にいてほしくて…。
 なのに、なのにボクはこんな事を…う、うわああぁぁあぁぁ!!」
悲痛な叫び声を上げ、後ずさり体を丸まらせる。ガタガタと震えて、歯の根がガチガチと鳴っている。
まるで母親に叱られて怯えている子供。ならば今の自分がするべきことは一つ。迷いは微塵もない。
悲鳴を上げる体を無理矢理動かしてギアンの傍に行こうとする。
歩くたびに骨が軋んでいくようで、股間からは精液が垂れ落ちていく。
ようやくたどり着き、震えているギアンの体に手を触れる。その瞬間、ビクッと大きく体を震わせる。
叩かれたりするとでも思っているのだろうか?それが可愛らしくて笑みが浮かぶ。
そして小さな体で、ギアンの大きく震える体を抱き締める。
「大丈夫……大丈夫だよ?怒ったりしてないから。貴方を憎んでたりしてないから」
穏やかな笑顔と声で優しく諭させる。何も不安がることはない。ここは怖い場所なんかじゃない。
「だから…泣かないで?そんなに怯えないで?わたしはちゃんと貴方の傍にいるよ?」
震えが治まっていく。弱々しく顔を上げ、こちらを見つめてくる。この顔こそがギアンの素顔なのかもしれない。
「フェア……ボクは、ボクはっ…!」
「謝らなくていいよ?わたしは怒ってないんだから。…ただ教えて?貴方がしてもらいたい事は何?」
「して…もらいたい事…?」
「そう、したい事じゃなくてしてもらいたい事。今まで何も与えられてこなかったんでしょ?
 だからわたしが何かしてあげる。それで貴方の心の隙間を埋められるかはわからないけど…」
「そんな事はない!だが急に言われても…なぁ?」
二人で照れたようにはにかむ。これで終われるのかも。この時はそう思っていた。
「フェア、危ない!!」
突然体を突き飛ばされる。何が起きたのか。痛む体を起こしてギアンを見やる。
「ギアンっ!?」
先ほどまで自分が抱き締めていた場所に矢が刺さっていた。あのまま抱き締めていたら貫かれていたのは自分だったのか?
「フェア!大丈夫か…っ!?き、貴様ぁ…ギアン!こいつに何をしたぁ!?」
駆けつけてきたのはセルファンの戦士、アロエリ。頼もしい仲間なのだがあまりにもタイミングが悪すぎる。
「だめっ!お願い、やめてアロエリ!」
その足に抱きつき、なんとか攻撃を止めさせようとする。
「お、おい、お前何をしている!あいつは敵だぞ!?」
ギアンを見れば矢傷を押さえながら、悲しそうに笑ってから姿を消す。もう少し、もう少しタイミングが遅かったのなら。
「フェア!?アンタ、一体何やっ……え?くっ、男連中は…近付くなぁーーっ!!」
エレキメデスの帯電した空気が近くから感じ取れる。知っている声の悲鳴が聞こえたが、そんな事よりも今は後悔の念だけしか感じられない。
もう少しだったのだ。もう少しでギアンは人間に戻れるはずだったのだ。
それでもアロエリを責めることなど出来ない。彼女もまた自分を心配してくれただけなのだから。
涙が止まらない。その涙を周りがどう受けとったのかは分からないが誰も言葉を発さない。
ただミントに体をマントで包まれながら、ギアンのいた空間だけを見つめていた。
27名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:19:04 ID:k50yX8HH
どこで道を間違えたのか。どこから自分は狂っていったのか。
幽閉されて虐待を受けていた時から?それとも初めから、生まれた時から?
それならば狂気にこの身をゆだねるしかないじゃないか。
フェアはまだ後戻り出来ると言ってくれた。だけどそんなの許される事じゃあない。
ボクのこの手はあまりにも多くの血に塗れてしまっている。ニンゲンを憎むあまりニンゲンと同じ事ばかりしてきたんだ。
だからボクの罪は許されない。優しい君はそれでも許してあげると言ってくれるだろう。
だけどボク自身が許さない。今更穏やかな暮らしなど望めるはずがない。
だけどありがとう。ボクを受け入れてくれて、ボクを認めてくれて。
君への想いをこの手に抱けたままならば心が壊れようと、魂が砕けようとボクは満足なんだ。
だから、ありがとう。そして――ボクを殺してくれ。
28名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:19:38 ID:k50yX8HH
「おいおい……冗談きついぞ?こんな奴、どうしろってんだよ…」
グラッドのぼやきに異を唱える者はいない。正直、誰もがこんなものは人の手に余ると思っている。
巨大な竜。禍々しさを全身に身に付け、ギアンの狂気と哀しみが生み出した堕ちた竜。
圧倒的な威圧感はそれだけで人を無力たらしめる。殆どの者が死を覚悟した中、一人だけ足を前に出す者がいた。
「ごめんね、ギアン。今傍に行ってあげるから!今貴方を助けてあげるから!」
フェアが両手に剣を持ち、誓いを高らかに掲げる。諦めなどしてやらない。
どこまでも足掻いてもがいて…自分の想いを貫くと決心したのだから。
「はぁー……こんな状況でもそんな事言えるんだからホント、アンタって馬鹿よねぇ。
 ま、でもそれに付き合うあたしも馬鹿だよねぇ」
リシェルが傍らに立ってくれる。
「無理しなくていいんだよ?これは単なるわたしの我侭なんだか…あいたっ!?」
「だからアンタは馬鹿だって言うのよ。……幼馴染の親友にばかり無茶はさせられないっての!」
思わず涙が出そうになる。自分はやはり独りなどではなかった。
その時、堕竜の触手が二人を目掛けて襲ってくる。咄嗟のことで受けきれる自身はなく剣を構えて衝撃に備え目を瞑る。
ガギィンッ!!
鈍い音がしたが衝撃は来ない。何事かと思い目を開ければそこには、
「ははは…な、なんとか受け止められたか。まぁオレも可愛い妹分を見捨てるわけにはいかないしな」
「教え子にばかり無茶はさせられませんしね。こういう壁役には私達大人がやらなければ」
「そ、それでも四人がかりでやっとですよ!?それにおいら、まだ子供だって!」
「あるば、ガンバレ!ぐらんモ、ガンバル!」
堅牢な四人が一撃を受け止めている。
「お兄ちゃん…先生…アルバ…グランバルド…」
その身で、その武器で動きを封じる。次の瞬間には他の者が仕留めにかかる。
「怖くてたまらないけど…僕達がやるしかないんだよね」
「おおっ、少年もやりますねぇ。もう立派な戦士ですよ」
「おぼっちゃま…すっかり見違えましたね。わたくし感無量です!」
「あぁ〜、なーんでこんな遠い空の下まできて、またもやでかいのとやらなきゃいけないとは、とほほ…」
「お前ら!そんなふざけた会話している暇があったらとっとと止めをささないか!」
素早い動きを身上とした者達が手数で攻め、触手を沈黙させる。
「ルシアン…シンゲン…ポムニットさん…アカネ…アロエリ…」
「はっはっはっ、では周囲の雑魚退治は我らに任せてもらおうか」
「フェアちゃんに頼りきりじゃあ大人として情けないしね。あの人への道は私達が開けるから」
「魔力がもつかどうか心配ですが…今更弱音は吐けませんわ」
強大な魔力をもつ者達が召喚術で雑魚を薙ぎ払う。
「セイロン…お姉ちゃん…リビエル…」
「わ、私も精一杯応援しますから!私の力で皆さんをすこしでも楽にしてみせます!」
「姫の身はこのオレが保証する。翼なくともそれぐらいはしてみせよう。だから頼む…!ギアン様を救って差し上げてくれ…!」
「エニシア…クラウレ…」
「ほらな?ここにいる奴らでオマエを見捨てる奴なんていねーよ。ここだけじゃない。
 下にいる奴らだってみんなで支えあって戦ってるんだ。一人でなんて行かせねーよ」
「リューム…」
独りなんかではない。こんなにも自分の周りには自分を信じてくれる者達がいる。
そして支えようとしているのは自分だけではない。
「聞こえる、ギアン?みんなが貴方の事も心配してくれてるんだよ?だから待ってて。
 今すぐ傍に行って、ぶん殴ってでも止めてあげるから!!」
29名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:20:17 ID:k50yX8HH
決戦は続く。嵐のような攻撃に耐え、雑魚達も片付けた。なのに遠い。
傍に近付けば近付く程、竜の攻撃は激しくなる。加えて雑魚の魔獣達は無尽蔵と言わんばかりに産み出される。
堕竜を形作る核はあと少しの距離。だが近付けないのだ。
「くそっ!近付いた途端、あんな攻撃されたんじゃあ手の出しようがないぞ!?」
こちらの力は無限ではない。体力も魔力もこのままでは枯渇してしまう。
みなが焦燥する中、フェアは一人違和感を感じていた。最初は偶然だと思った。だがそれが何度も続けば、違和感は確信に変わる。
「みんな…雑魚退治は任せたね。わたし…行ってくるから」
「フェアくん、行くとはどこへだ?まさか一人で核に近付こうなどとは…」
「ごめんね、先生。でもわかるの。わたしなら行ける、わたしならあそこまで近付ける。
 だってギアンが呼んでるんだもん。だから…行ってきます!」
魔獣が攻撃してくるが多少の傷は無視をする。自分が行かなければ仲間も、ギアンも助けられない。
「って本当に行きやがった!?くそ、俺達も…のわぁ!?」
「ぐらっど、ソレ以上ハムリ!サガレ!」
堕竜が一人近付くフェアを無視してグラッドに攻撃を仕掛ける。フェアが感じた違和感とはこれの事。
「何故だ…?何故、いち早く向かった店主殿を無視してグラッド殿に攻撃を…?」
頭脳の回転が速いセイロンがすぐに疑問に思う。
一方フェアはようやく核の前に辿りつく。これを包む殻を破壊して核を止める。それが唯一の方法。
両手に剣を構え、回転しながら連撃を加える。
「凄い…それに綺麗だ。まるで踊っているかのようだ…!」
正に剣舞。狂えるギアンを救いたい一心がための聖なる儀式。ギアンを目覚めさせるための妖精の舞踏。
誰にも触れる事は許されない。これは二人の間にだけしか許されない。
「っ!?まずい、魔獣がフェアに近付いていくぞ!」
それが例え堕竜が産み出した魔獣でさえも。
  GYUAAAAAHHHH!!
堕竜が咆哮し、愚かにも駆け寄ってきた魔獣を触手で握りつぶし喰らう。
「嘘…仲間を食べた…?」
「うえぇ…気持ち悪い…」
「喰って回復してるのかよ!?冗談じゃないぞ!?」
普通ならばこうとしか考えられない。だがそれを見て数人かはようやくフェアが感じた違和感を感じ取った。
「矢張り、そうなのか…。だからこそ店主殿はあんな事を言ったのか…」
「ギアン様…!まだ心が残っていたのですか…」
「おい、どういう事だよ!?何、素直に感心してるんだ!?あれをフェアがくらったら――」
「グラッドさん…多分それはないです。でもこんなのって…こんなのって酷すぎますよ!」
ミントが涙を流しながら嗚咽する。あまりにも愚かな行為で、あまりにも滑稽すぎる行為だから。
「…確認するぞ。リビエル、そなた一度でも店主殿を回復したか?」
「え?い、いえ、そう言えば一度も…」
「矢張りな。これで確信が持てた。…ギアンは一度も店主殿だけは攻撃していないのだ」
「そんな!?じゃあ最初の攻撃は――」
「リシェル殿がいたからだろう。確かに魔獣を喰らって回復はしているが、それはあくまでも二次的な作用に過ぎないのだろう。
 ただ店主殿を助ける為だけに。…そして二人の間に誰も立ち入らせないように、か」
セイロンは踊るフェアを見る。魔獣の血が降り注ぎ、食い損ねた肉が飛散する中、フェアはただ一心不乱に舞う。
「そんな……それじゃああいつに、ギアンにしてみたら苦痛が長引くだけじゃないか!?」
「それでも…あの人はフェアちゃんだけでも助けたいんでしょう。自分を理解してくれて、
 そして大好きな人を護る。それだけの為に…」
皆が二人を見る。おぞましい光景でしかないはずがどこか、荘厳な一枚絵に見えていた。
30名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:20:57 ID:k50yX8HH
魔獣の血が顔に降り注ぐ。魔獣の肉が嫌な感触で体に触れる。
自分のすぐ後ろで惨劇が起きているのに、不思議と恐怖はない。
「護って…くれてるんだよね…!ありがとう、ギアン。ごめんね、本当にごめんね?
 すぐ終わらせるから…!すぐにわたしが助けるからぁ!!」
涙が止まらない。不浄なる魔獣の血を涙がすすぎ落としていく。
「こんな事しかしてあげられなくてごめんね?痛いよね、苦しいよね、辛いよね。
 これが終わったら何でもしてあげるから。貴方の望むこと、私が何でもしてあげるから!」
心が痛い。あれだけ偉そうな事を言っておいていざとなったら護ってもらうしかないのだ。
そしてその本人を攻撃するしかないのだ。今は自分がギアンに救ってもらっているのだ。
涙が止まらない。エニシアにあんな事を言っておきながら、泣き虫の自分は何も変わってはいない。
「だって痛いよ…苦しいよ…辛いよ。こんなのって、こんなのってないよ!」
  ナカナイデ
「っ、ギアン!?」
  ボクハ ウレシインダ キミヲ タスケラレルナンテ
「でもっ…でもわたしは貴方を助けられてなんかないんだよ!?」
  ボクノ タメニ ナミダヲ ナガシテクレテル
「だってわたし泣き虫なんだもん…ギアンの苦しみに比べたら…!」
  ボクハ イマ シアワセダヨ? ダイスキナ キミヲ マモレテルノダカラ
「いやぁ!!もう終わりみたいな言い方しないでっ!生きて…生きてよ!わたしも大好きだからっ!!」
  アリガトウ コンナボクヲ アイシテクレテ ……ゴメンヨ フェア ナカセルコトシカ デキナクテ
「ギアンっ!ギアンっ!!」
殻が破壊され核が露になる。最後の一撃。二本の剣を奥にまで腕ごと刺し込む。
ギアンに触れられるように、ギアンを救い出せるようにと。
堕竜が断末魔の咆哮を上げて、その巨体を地につける。沈んだその顎にフェアは駆け寄る。
今自分がしてあげたい事、それを行う為に。
「ギアン…!ごめんね、ギアン…!わたしはっ、わたしは…!」
キュアア…
息も絶え絶えな堕竜が小さな声を上げる。あまりにも弱々しい、初めてリュームと会った時のような鳴き声。
その大きな口に唇を触れさせる。あの時はこちらからすることが出来なかったから。
巨大な竜と少女の口付け。誰も立ち入ることの出来ない穢れなき清廉な一時。
敵として出会い、同じ響界種として身近になり、ようやく想いは通じ合う。
二人の楽園がここに存在していた――
31名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:22:01 ID:k50yX8HH
とりあえずここまでです。エロの割合少なくてすいません。
32名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:43:22 ID:4j6Rc1b5
GJ!重めでしっかりした話だな!フェアの性格ちゃんとしてると思うよー。続きに期待!
33名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 13:55:57 ID:DlEXCeIR
>今の貴方は、あんなにも憎んでいたお父さんと同じ事をしているんだよ?
ギアン父「ボク…強姦魔じゃないのに……」
いや、この時点ではギアンもフェアもレイプだとしか聞かされてないからしかたないけどw
ギアン父カワイソス
34名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 14:03:18 ID:huYJOpai
え、違うの?<強姦魔
35名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 14:09:26 ID:DlEXCeIR
エニシア・ギアンルートのネタバレだが実際は愛し合った結果
だが祖父が召還獣と自分の娘がまぐわることを許さなかった
ギアンを実験材料としか見てなかった祖父がお前は強姦で生まれた子供だと吹き込んだ。
36名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 16:07:31 ID:4wxKEBhM
こうして文章にすると何となく厨臭い設定にみえるなw
サモン好きだけどね
37名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 16:18:52 ID:1TNVKull
なんか唐突に堕竜になってない?
クラウレとかエニシアとかお前らいつのまに……
38名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 18:23:40 ID:Oh9xep27
クラウレがカッコいいなんてウソウソウソウソウソウソウソウソウソ.........
なにはともあれ>>31GJ!
39名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:17:24 ID:Kim+xA9V
>>31
シリアスなギアフェアGJ!!
この後も続くんだよね?楽しみに待っとります!
40名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:30:41 ID:nFJVdcAm
クラウレ、初めて変節漢の面目躍如。
41名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:55:37 ID:Oh9xep27
質問なんだが、全くエロくないSS投下してもおk?
シャオメイの怪しい薬によってフェア以外のみんなが性別反転しちゃったって話なんだけど...
42名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:01:36 ID:YBA27Zg2
いいと思うけど?
43名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:05:09 ID:Oh9xep27
>>42
ありがと
もうすぐ書き上がるんだけど書いてる途中に投下していいか迷ったんだ
できあがったら投下してみる
44リフィの人:2007/01/10(水) 21:27:30 ID:7Z8nMOiv
個人的にクラウレとルシアンが蝶! 気になる。
マッチョボディ…ぬうん! がどう変貌するか。楽しみにしながら、自分も書く罠。
45リフィの人:2007/01/10(水) 21:30:40 ID:Nv9hWgOM
LV1 サモンナイトの新作が出るぜやっほーーーいっ!
LV2 予約したのに発売日にこねえ!死ねkonozoma!
LV3 うっはwww第一話からツンデレ登場かよwww狙い過ぎだぜ飛行計画
LV4 ブレイブUZEEEEEEEEEルシアンYOEEEEEEEEEE
LV5 あびばぁぁぁぁぁぁっ!
LV6 ホワッタアァァァァッ!
(以下繰り返しのため中略)
MAX 一番萌え......燃えたのはあびばぁぁぁぁぁっ!でした
46リフィの人:2007/01/10(水) 21:30:53 ID:Nv9hWgOM
レンドラー「サモンナイト4が出たぞー!」
敵兵「サモンナイト4が出たぞー!」

レンドラー「こいつはドエライシミュレーション!」
敵兵「こいつはドエライシミュレーション!」

レンドラー「あびばあびばぁぁぁっ!?」
敵兵「あびばあびばぁぁぁっ!?」

レンドラー「エニシア様には内緒だぞー!」
敵兵「エニシア様には内緒だぞー!」

レンドラー「あびばあびばぁぁぁっ!?」
敵兵「あびばあびばぁぁぁっ!?」
47リフィの人:2007/01/10(水) 21:31:12 ID:Nv9hWgOM
第4話
素敵な敵兵、大暴走!


セイロン「これ、そこな童よ」
ライ「え?」
セイロン「このあたりで敵兵を見掛けなかったかな?」
ライ「!! 私知りません〜!敵兵なんかじゃありません〜!」
セイロン「ふむ……少々性急すぎたか」

〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜

ライ「ん?なんか騒がしいな……」
敵兵「あびばあぁぁっ!?」
ライ「そうだな、行ってみよう!」


セイロン「セイヤァ!!」
敵兵「あびばあぁぁっ!?」
セイロン「龍人族の我に勝負を挑もうなど……」
敵兵「あびばあぁぁっ!?」
セイロン「☆ヤァ!!」
敵兵「あびばあぁぁっ!?」

ルシアン「なんか……物凄く強そうなんだけど」
リシェル「助ける必要無いかもね」
ライ「よし!助太刀するぞ!」
ルシ「話聞いてた!?」

〜〜〜〜戦闘終了〜〜〜〜

セイ「初めまして、敵兵様」
敵兵「あびばあぁぁっ!?」
セイ「とゆーわけだ。これからは我も童の所に厄介になるとしよう。アッハッハ」

ライ「………………」
48リフィの人:2007/01/10(水) 21:31:27 ID:Nv9hWgOM
セイロンへ

この手紙をもって僕の敵兵としての最後のあびばぁぁっ!?とする。
まず、僕のあびばぁぁっ!?を理解するために、ゲック教授に「あびばぁぁっ!?についての講義」をお願いしたい。
以下に、あびばぁぁっ!?についての愚見を述べる。
あびばぁぁっ!?の意味を考える際、セイロンはあくまでホワッタアァァーッ!!であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身のあびばぁぁっ!?がそうであるように、
叫んだ時点で偏見や軽蔑の目でネタキャラ扱いされる事がしばしば見受けられる。
その場合には、ギアンを包む全身タイツが必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく竜には至っていない。
これからのあびばぁぁっ!?の飛躍は、人気キャラのあびばぁぁっ!?の雄叫びにかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない上目遣いであると信じている。
人気を持った者には、それを萌え仕様であびばぁぁっ!?する責務がある。
君にはあびばぁぁっ!?の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、あびばぁぁっ!?によるネタキャラ扱いがこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕のあびばぁぁっ!?を習得した後、君の夜会話のムード盛り上げとして役立てて欲しい。
敵兵は生けるあびばなり。なお、自らあびばぁぁっ!?の第一線にある者がホワッタアァァーッ!!できず、竜神続の若様になれないことを心より恥じる。
49リフィの人:2007/01/10(水) 21:31:43 ID:Nv9hWgOM
アビバ「レンドラーが叫んだ言葉、聞いたか?」

ミル「うん、たしかに聞いたよ。敵兵共々、ホワタスレの中であびばぁぁっ!?、って」

アビバ「ルヴァイド隊長たちも以前は、名無したんはエロカワイイだったからさ、
【ホワタしてあびばされなかったらセイロン】のルールがどれだけ絶対的か、おいらもいくらかは耳にしたことがあるよ。
だけど、上官が部下にあびばぁぁっ!?だなんて・・・」

ミル「ひどいとは思うけどでも、ありそうな話ではあるよね。表向きは名無しさんに見えた敵兵だって
【サモンナイト4の敵兵はあびばぁぁっ!?かわいい】なんてスレを陰では建ててたんだし」

アビバ「・・・・・・」

ミル「レンドラーに、敵兵らしい言動が目立ったのも、なんか納得かも」

アビバ「ああ、あの人の『若様』への執着心は本物だって思うよ、ホワタして1時間レスがないと確信した自分を、
あびばで阻止した相手に仇を返そうとして必死になっているんだ」

ミル「キツイよね・・・正直・・・あの人もミルリーフたちと同じで、大切なもののためにレスしてるのかな、
自演の変節漢と呼ばれることもいとわない覚悟で」

アビバ「ゲックも、カサスもグランバルドでさえもそうだった・・・みんな、若様になるためにカキコしてる、
だからこそ、絶対に譲れないんだ・・・」

ミル「・・・」

そもそも、みんな・・・なんでセイロンなんかになりたいんだろう・・・?
50名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:42:02 ID:qI0wxSq6
なんか書きたいんだけど・・・
ライとコーラルかライとユエル、どっちがいいと思う?
下手だから設定は滅茶苦茶やるけど素人の書きやすいであろうほうを教えてくれ
1やってないけどフィズでもいいや。せっかくOPに顔が出てることだし
51名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:52:23 ID:fyLWi69R
>>50
ぜひともユエルでよろしく
52名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:30:28 ID:QOuprFCS
>>50
素人だろうが設定踏み外しだろうが構わない。純愛も陵辱も性別転換もこのスレは大丈夫。
ただ、下手だの素人だの自己批判はヤメレ。黙って作品を投下すれば自ずと感想は付くんだから。

個人的にはユエルが良いな。4での作品が全く無い。
53名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:10:06 ID:3l8CqPQe
どうでもいいが、>>1のテンプレは18歳じゃなくて21じゃないのか
54名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:13:28 ID:qI0wxSq6
前スレで誰かが18にしろとか行ってたな。
流されてたからてっきり無視してんのかと思ってたが・・・
55名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:21:05 ID:hIFAm0lj
>>53
最近変わったらしいんだぜ?
56名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:29:28 ID:qI0wxSq6
本当だ・・・
他のところは見てないけどエロパロ版は18禁になってた。
57名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:44:28 ID:Oh9xep27
>>43です
宣言通りエロなし、性別反転ネタを投下します
苦手な人はNGワード性別反転で登録お願いします
58名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:45:03 ID:Oh9xep27
「お姉さまぁ〜!」
町の市場へと夕食の買い出しに来ていたフェアが、突然呼び止められる。
フェアの事を「お姉さま」と呼ぶ人物は1人しかいない。
町の裏路地に人知れず佇む占いの館の幼き店主、シャオメイである。
「お姉さま、買い物?」
フェアの下へと駆け寄ってきたシャオメイは、ずれたメガネをかけ直しながら共に歩き出す。
「そうよ」
そっけない態度を取るフェア、冷たいとも取れるその態度には理由があった。
実は、フェアはこのシャオメイの店で売り出される数々の商品によって、幾度もろくでもない体験をしていたのである。
へんな薬を売りつけられ、1日中笑いが止まらない事もあった。
シャオメイが嬉しそうな顔をしてフェアに話しかけてくる時、それは何かおかしな事を言い出す合図でもあったのだ。
「あぁ〜、お姉さま冷たいなぁ〜」
言葉とは裏腹に楽しそうなシャオメイの顔、フェアの本能が危険を察知する。
「あ、私まだ買い物があるから、それじゃあね」
急いでその場から立ち去ろうとするフェアの腕が、シャオメイの小さな手で掴まれる。
「待ってよ、お姉さま」
おそるおそる振り向くフェアの目に映ったのは、汚れを知らない様な天使の笑顔だった。
現実は汚れきっているのであろうが......
「お姉さま、ちょっと私の店まできてもらうわよ.........」
「え、ちょっとシャオメイ!いやあぁぁぁ.........」
悲鳴とともにシャオメイに引きずられていくフェアの姿が見えなくなるのに、それほど時はかからなかった。
ーーシャオメイの店ーー
「ちょっとシャオメイ!ほどいてよ!」
縄でぐるぐるに縛られたフェアが、なんとか縄から逃れようと体を横に動かす。
しかし固く縛られた縄目がほどけることはなく、フェアの行為は無駄に終わっていた。
「だってぇ〜、お姉さま逃げるんですもの♪」
無邪気な口調でウインクするシャオメイ、かわいい仕草なのだが......
「シャオメイ、それで今度は何をする気なのよ......」
諦めたのか、疲れたのか、体の動きを止めたフェアがシャオメイに尋ねる。
「にゃはは♪お姉さまにぃ、これをプレゼントしちゃいま〜す!」
シャオメイは勢い良く右手を差し出す。
その右手の中には、怪しげな小瓶が握られていた。
小瓶には液体らしきものが入っている。
「......一応聞いておくけど、それ、何?」
あからさまな嫌悪の表情を浮かべながら尋ねる。
「にゃはははははは♪ヒ・ミ・ツ♪」
とても楽しそうに答えるシャオメイの右手の動きに合わせ、怪しい小瓶が左右に揺れる。
「大丈夫だよ〜、べ・つ・に・死ぬようなものじゃないから。にゃはははは♪」
「.........」
シャオメイを無言で見つめるフェアの瞳の中には、明らかな疑いの光が籠っていた。
「今夜、お姉さまの知り合いを宿屋に集めて夕食をごちそうしてあげて。その料理の中にコレを数滴入れると....」
「入れると?」
「にゃはははは♪」
シャオメイ独特の笑い声が、肝心な部分をかき消す。
「お姉さま、解ってると思うけど、入れなかったら.........」
メガネの奥でキラリと冷たく輝く瞳がフェアを射竦める。
「(ヤ......ヤ(×殺 ○犯)られる!ヤ(×殺 ○犯)られちゃう!)」
「にゃはははははは♪」
高らかな笑い声がシャオメイの店に響き渡った。
ーー忘れじの面影亭ーー
「いっただっきま〜す!」
食堂にはたくさんの人物が集まっていた。
竜の子供コーラルと、御使いとして宿屋に世話になっているリビエル、セイロン、アロエリ。
フェアの幼馴染であるリシェルとルシアン、その父親テイラー、姉弟の世話係ポムニット。
駐在軍人グラッド、蒼の派閥の召喚師ミント。
さすらいの三味線侍シンゲン、見習い騎士アルバ、薬売りのクノイチアカネ。
皆が楽しそうに談笑し、フェアの料理に舌鼓を売っている。
しかしフェアは浮かない顔をして、1人だけ薬の入っていない料理を口に運んでいた。
59性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:45:51 ID:Oh9xep27
次の日の朝、フェアはいつもの様に目覚める。
フェアの隣ではコーラルが可愛い寝息を立てて眠っている。
「う〜ん......さて、そろそろ用意しないと...」
「お〜い!」
窓の外から声が聞こえた......のだが、その声はいつものリシェルの声とは違い若い男の声だった。
「(こんな朝早くにお客さん?)」
フェアはこっそりと窓の外を見てみる。
窓から見える小道の上に、2人の人間が立っていた。
1人は濃い桃色の服をきて、白いファーでできたコートをまとった少年である。
もう1人はタートルネックの赤い服と白いタイツを身につけた、ストレートの長い髪をもった可愛らしい少女である。
少年は見た事のあるウサギの帽子、少女は空き缶にしか見えないゴーグルと似つかわしくない楯と手甲をつけている。
「(あれ?あの2人どっかで見た事あるような.........)」
首を傾げながらも部屋から出たフェアはそのまま宿屋の入り口へと向かう。
入り口には既に先ほどの2人組がいた。
「いらっしゃいませ、お泊まりですか?」
寝起きながら精一杯の営業スマイルを向けるフェアを、2人の奇態なものを見る様な視線が襲う。
「.........まだ寝ぼけてるのか?」
ウサギの帽子の少年が近づいてくる。
「は?」
「まさか、幼馴染の顔を忘れた訳じゃないだろ?」
少年が握り拳にした右手で、フェアの頭を軽く小突いた。
「リシアン兄さん、ダメだよそんな事しちゃ」
「相変わらずうるさいなルーシェは」
「(リシアン......ルーシェ......幼馴染.........っ!)」
事態を収拾しようと思考を必死に巡らすフェアの頭の中に、ある1つの答えが浮かぶ。
「ま...まさかリシェルとルシアン!?」
突然の大声に、ルシアンと呼ばれた少年とルーシェと呼ばれた少女が目を剥く。
「......お前、やっぱり寝ぼけてるだろ」
「フェアさん、疲れてる?」
「(ま、まさかこれがシャオメイの薬の効果?性別の反転、名前と記憶の操作......でもコーラルは...あの子は元々どっちかわかんないか.........)」
混乱のあまり頭を抱えるフェアに、ルーシェ(おそらくはルシアン)が近づいてくる。
「だ...大丈夫フェアさん」
ルーシェの幼いながらも美しい顔が眼前に迫る。
「あはは......まだ寝ぼけてたみたい(くっ......ルシアンかわいい.........)」
女として何故か敗北感を感じたフェアは、空笑いを浮かべる。
「ってか、早く野菜を貰いに行かないと朝飯に間に合わないんじゃねぇか?」
「あっ!」
慌てて時計を見る、既にいつもの時間から20分以上も過ぎていた。
「ほら、さっさと行くぞ」
「待ってよ兄さん!」
「(あはは......なんか頭が痛くなってきた.........他のみんなはどうなってるんだろ?)」
宿屋を出たリシアン(おそらくリシェル)の後を、ルーシェとフェアは慌てて追いかけていった。
ーーミントの家ーー
「(ミントお姉ちゃん......一体どうなってるんだろ?)」
もはや全てを受け入れ現実を見つめていこう、フェアはそう固く心に誓った。
シャオメイの毒牙から逃れる為とはいえ、仲間達に毒(?)を持ってしまったのは誰であろうフェアなのである。
「ムイムイッ!」
ミントの家の中から、ヒゲの生えたテテ・オヤカタが姿を現す。
「(そっか......オヤカタは料理を食べていないんだっけ......)」
「おはよう、今日は少し遅かったね」
オヤカタの後ろから、1人の男性が現れる。
細身の絞られた体を緑の衣装で包んでおり、長い金髪を後ろで束ねている。
少し垂れた目と泣きぼくろが、その男性がミントであったという事を証明していた。
「おはようございます、ミンダスさん」
ルーシェが丁寧に頭を下げる。
「おはよう......(ミン...ダスね.........微妙に名前かぶってるんだ)」
「おはよう、ルーシェちゃんにフェアちゃん」
優しい微笑みを返すミンダスに、フェアの鼓動が速くなる。
「(か...カッコいい.........ダメよ!私はグラッドお兄ちゃんが好きな..........あれ?)」
その時フェアは、ある事実に気付いた。
60性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:46:30 ID:Oh9xep27
「それじゃあ、野菜貰ってくね。ミン...ダスお兄ちゃん」
「あぁ、またおいで」
カゴいっぱいの野菜を持って宿屋への道を引き返す3人、その中のフェアは浮かない顔をしていた。
「(やっぱり.......女の人になってるのかなぁ......)」
彼女の考えている事、それは思い人でもあるグラッドの事だった。
シャオメイの怪しい薬入りの料理を食べた3人全員の性別が反転している、そこから考えればもちろん他の人もそうなっている筈だ。
つまり、昨日の夕食をガツガツ食べていたグラッドも、例に漏らさず性別が反転している事になる。
「はぁ〜......」
自然と溜息が漏れる。
「さっきからなんだよ、ため息ばっかりついて」
そんなフェアの様子を見かねたのか、リシアンが声をかけてきた。
「今日おかしいよフェアさん、どこか具合でも悪いんじゃない?」
ルーシェも心配そうな顔をして見つめてくる。
「...えっ?あ...あはは、大丈夫よ。元気いっぱいだよ」
フェアは二人の心を悟り、カゴを頭上に持ち上げて自分が元気であるとアピールする。
「そう...か?まぁそれならいいんだけど......」
「あら、貴方達こんなところで何をしてるの?」
そんな3人に声がかけられる、フェアがその声の方向へ振り向いて見ると、そこには1人の女性が立っていた。
着ているものの上からでもわかる豊満な肉体を包む見た事のある甲冑、見た事のある槍。
美しい顔立ちを彩る赤い口紅と艶やかな長い黒髪が何とも艶やかなその女性は、微笑みを3人に向ける。
「あ、グレースさん」
「グレース......っ!」
ルーシェの言葉にフェアが驚愕の表情を浮かべる。
「また何か悪巧みでもしているのかしら?」
グレースは左手で右手の肘を押さえ、軽く握った右手を唇に重ねる。
眉根を寄せたその表情と仕草は、フェアの良く知る人物のものだった。
「(ぐ......グラッドお兄ちゃん..........)」
フェアの思っていた通り、グラッドもまた性別が反転し女性になっていた。
「そんなこと考えてねーよ、失礼だな」
「リシアンが言っても説得力がないのよ」
憤慨するリシアンの言葉を、グレースは慣れた様子で返す。
「あ......あ...」
言葉を失うフェア、そんなフェアを見たグレースはフェアに近づいてくる。
「どうしたの?フェア」
「あぁ、今日そいつおかしいんだよ」
「具合でも悪いんじゃないかって思って」
「具合が?どれどれ......」
唐突に触れ合う額と額、目の前に広がるグレースの美しい顔。
「あひひゃあぁぁぁぁっ!」
大きな奇声を上げながら後ずさりするフェア、ソレを見た3人はキョトンとした顔をする。
「ふむ......別に熱はないようだが」
「(おに...あっ、お姉...んあぁ!お兄ちゃんの顔が...顔がぁ!)」
興奮と混乱がフェアの頭の中に渦巻き、正常な思考を奪っていく。
「......確かにおかしいわね」
フェアの様子を見たグレースの口から言葉が漏れる。
「わ、私先にいくから!」
顔を真っ赤にしながらフェアはその場から走り去っていく。
「(お兄ちゃんが......お姉ちゃんになっちゃったよーーーっ!でもキレイだったなぁ......って違ーーーーーうっ!)」
自分自身にツッコミをいれながら、フェアは宿屋へと走っていった。
61性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:47:02 ID:Oh9xep27
「ハァ...ハァ......」
肩で息をしながら、今勢いよく閉めたばかりの扉に背中を預けるフェア。
「おやおや店主殿、どうかしたのかな?」
聞き覚えのある喋り方、フェアの視線は声の方向へと向けられる。
赤い長髪から覗く角、二股に分かれていたズボンは長いスカートに代わっており、長いスリットから見える生脚が艶かしい。
手に持っているフサフサのついたセンスを優雅にたなびかせながら、その女性はフェアに近づいてきた。
「なにやら顔が赤くなっておるぞ?」
背中を曲げフェアの顔に美しい顔を近づける赤髪の女性、その拍子に大きな胸がプルンと揺れる。
フェアと同じで下着をつけていないのだろう、フェアの場合は小さくて必要ないのであるが。
「まさか......セイ」
「おいセイラン、なにをしている」
フェアの言葉を遮る様な男性の声が木霊する。
「おぉアロリア、なに、店主殿の様子が少し可笑しかったのでな」
「アロ......リア?」
アロリアと呼ばれた青年は、整った顔立ちをフェアのほうへと向ける。
良く鍛えられた上半身を惜しげもなく外気にさらし、頭には大きな羽飾りをつけている。
背中から生えた翼と顔の傷が彼をアロエリだと物語っていた。
セイランに近づくアロリア、よく知っている人物達なのに見慣れない光景。
「フェア、大丈夫か?」
「えっ?あっ、うん」
「それは善哉善哉、店主殿に倒られてはアロリアの腹の音が止まらぬからな」
「なっ!」
セイランの言葉に、アロリアは顔を真っ赤にして抗議する。
「だ、黙れセイラン!お前だっていつもたくさん食べるではないか!」
「ほっほっほ、妾はそなたほど食べぬわ」
「(なんかもう......驚き疲れた)」
フェアは2人のやりとりに疲れを覚えたのか、左手で額を抱える。
「ちょっと...休ませてもらうね」
そのまま部屋へと向かうフェアに構いもせず、セイランとアロリアは言い争いを続けた。
ーーフェアの部屋ーー
「はぁ〜......」
ベッドの上に身を投げ出す。
いつも部屋にいる竜の子、コーラルはどこかに行っているらしく部屋にはいない。
「リシェルがリシアン、ルシアンがルーシェ、お姉ちゃんがお兄ちゃんに、お兄ちゃんは......」
そこまで口に出し、フェアは先ほどの事を思い出す。
体温が上がるのを感じる。
「(お兄ちゃん...キレイだったな......)」
フェアは夢想する。
グレースと自分が手をつなぎながら、本で読んだ事のある(想像上の)帝国の商店街で買い物をしているところを。
「(まずは服を買って...次にカフェでパフェでも食べて.........って)」
そこまで考えて、フェアは再び顔を赤くする。
「ななななな...何を考えてんのよ私は!私にそんな気は......」
言葉が濁る。
「どんな気がないんですか御主人」
「ひやあぁぁ!」
突然の声にフェアは素っ頓狂な声をあげる。
横を振り向くと、そこには見慣れぬ女性がいた。
黒い見慣れない服、確かシルターンの『キモノ』とかいう服である。
はだけた胸には包帯が巻かれており、胸を押さえつけている。
くせっ毛の茶髪とメガネが、彼女がシンゲンであったということを表していた。
「わわわわわわわわっ!」
先ほどまでの恥ずかしい妄想からか、顔を真っ赤にして狼狽するフェア。
「どうしたんですか御主人、まさかこのシンレイのことをお忘れで?」
よく通る透き通った美声がフェアの耳に響く。
「シン...レイ?」
「そうですよ、まさか本当に忘れたんですか?」
シンレイの顔がぐぐっと迫ってくる。
「あ...ははは、まさか忘れるなんて」
乾いた笑いが室内に響いた。
62性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:47:39 ID:Oh9xep27
慌てて手を振るフェア、名前が解らなかったとは口が裂けても言えない。
「そうですか...ちゅっ」
突然、頬に柔らかい感触が走る。
それがシンレイの唇であるという事が解るのに、フェアは数秒かかった。
「ななななな......何をーーーっ!」
フェアはベッドの上を後ずさりする、しかし狭いベッドの上、すぐに壁に後頭部がぶつかる。
「何って...挨拶ですよ、あ・い・さ・つ」
「あああああ...あいさつぅ〜!?」
ベッドの上に四つん這いになり、再びフェアにシンレイの美しい顔が近づく。
「鬼妖界では女性同士の同性愛なんて当たり前ですよ?」
いやらしく微笑むシンレイ、そして今度はフェアの唇めがけてシンレイの唇が近づいてくる。
「あっ...いやっ......だめえぇぇぇぇぇ!」
フェアはシンレイを突き飛ばしてベッドから飛び降りると、部屋から飛び出していった。
「あいたたたた......さすがに冗談が過ぎたかな?」
仰向けでベッドに寝そべるシンレイはボソッと呟いた。
ーー裏庭ーー
「ハァ......ハァ.........」
顔を真っ赤にしながら部屋から逃げてきたフェアは、いつの間にか裏庭にたどり着いていた。
「おや、どうしたんですか慌てて」
誰もいないと思っていた裏庭には先客がいたらしく、何物かに声がかけられる。
「(はぁ......今度は誰よ...)」
顔を上げた先にいたのは少年であった。
紫と白を基調にした服、服と同じく紫色の髪。
知性を感じさせるメガネと、彼が人間ではないという証の羽と頭の上で輝く輪。
「(今度はリビエルか......)」
最早慣れた様子のフェアは、不思議そうな顔をする少年版リビエルを見つめる。
「な...なんですか.........」
「おーい、フェア〜!」
今度も違う声が響く。
その方向へ視線を向けると、剣を携えた少女が走りよってきた。
しなやかな二の腕を惜しげもなくさらし、ピッチリとした黒い服を身につけている。
胸はフェアと同じく控えめだが、健康的な、美しさというよりは可愛さがにじみ出ている。
額には傷があり、頬には絆創膏を貼っている。
ツンツンと跳ねた髪を後ろに束ねた少女がアルバであったと、フェアはすぐに察した。
「フェア、ちょっと一緒に訓練を......あ、リビィもいたのか」
「いたのかって......お言葉ですねアルビア」
「(リビエルはリビィで、アルバはアルビアか......)」
冷たい視線をアルビアにぶつけるリビィ、その視線に空笑いで返すアルビアが、フェアに救助の視線を求める。
「あはは......それよりもフェア、一緒に稽古しない?」
「あ...私今日疲れてるからパス」
アルビアに素っ気ない返事を返す、その返事には訳があった。
その返事を聞くや否やアルビアとフェアの間にリビィが立ちはだかる。
「アルビア、前から言おうと思っていたのですが貴方女の子ならば少しは体を大事にしなさい。全く貴方という人は......」
次々と飛び出す言葉、リビィの説教が始まったのだ。
先ほどの誘いを承諾していたのならば、同じくフェアも説教をされていただろう。
それを素早く察したフェアは、何も言わずにその場から立ち去った。
背中に視線を強く感じたが、長い説教を逃れる為に完全に無視をした。
ーー食堂ーー
「はあぁぁぁぁ〜」
誰もいない食堂の椅子に座ったフェアは、部屋にいたときよりも大きなため息をつく。
「(どうしよう......これから)」
フェアは思い悩む。
「(どうにかしてみんな元に戻さないと......)」
頭の中にある人物の顔が思い浮かぶ、それは件の事件を引き起こした真犯人、シャオメイの顔だった。
そして何故か独特の笑い声までが頭の中に響く。
「よし!まずはシャオメイのところへ行かないと!」
思い立ったフェアが勢い良く椅子から立ち上がるのと同時に、食堂の扉が開いた。
63性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:48:13 ID:Oh9xep27
「ごめんください......あぁ、ここにおりましたか」
丁寧な言葉遣い、フェアはその言葉のした方向へ顔を向ける。
そこに立っていたのは、黒を基調としたスーツをビシッと着こなす男性だった。
手袋をしたその男性は、フェアに歩み寄る。
「奥様がお呼びなんです、すぐに宿屋までおいでいただけますか?」
優しく微笑むその男性に、フェアの胸がドキリとときめいた。
「何やら経営方針の事でお話があるとかで......」
「あれ、フェアどっかいくの?」
男性の入ってきた扉から、もう1人の男性が入ってくる。
こちらは白と黒の着物を着ており、腰のあたりにたくさんの投具をつけている。
オレンジ色の長いマフラーには見覚えがあった。
「おや、アカカゲさん」
黒い服の男性が着物の男性に話しかける。
「(アカ...ネかな?多分......じゃあこっちは...)」
「お、ポムニオもきてたのかい?食事かな?」
「(やっぱり、ポムニットさんか......)」
それにしても先ほどから都合良く名前がわかって助かる。
「フェア、食事作ってくれないか?お腹減っちゃってさ...」
腹部を右手で摩りながら笑いかけるアカカゲ、しかしその願いはポムニオの言葉によって叶わぬ事になってしまう。
「残念ながら、フェアさんはこれからお屋敷のほうに向かわれるのでそれは無理ですね」
「えーーーっ!」
「奥様、ティリア様がお呼びなのですよ、申し訳ありません。
ポムニオは丁寧に、深々と頭を下げる。
ガックリと肩を落とすアカカゲ、フェアはそんな彼に声をかける。
「あの、昨日の余り物だったら少し厨房に残ってるけど......」
次の瞬間、アカカゲの顔が明るく染まる。
「それではフェアさん、参りましょうか」
ポムニオに導かれながら、ブロンクス宅へと向かった。
ーーブロンクス宅ーー
テイラーの部屋の前へ通されたフェアは、コンコンとドアをノックする。
「(テイラーさん...ティリアさんだったっけ?また小言を言われるんだろうな......)」
そう考えると気が重くなる、しかしすぐに女性の声が返ってくる。
「フェアです、入ります」
「よく来たわね、なぜ呼ばれたのか...わかってるわね?」
部屋の中にいたのは、茶色い長髪の熟女だった。
少し濃いめの化粧ながら、色気を漂わせるその女性の顔つきは厳しい。
「最近、宿屋の経営がうまくいってないんじゃなくって?」
しかし見た目は違えどその態度、口調はテイラーの頃のものと全く変わっていない。
「はぁ......」
「確かに立地条件も悪く、客足が遠のいている事は事実。だけど前にも行った通り立地条件を逃げ口上にしてもらっては困るわ」
次々とフェアに言葉の雨を浴びせるティリア、しかしフェアの意識はこれからどうするか、そればかりにいっていた。
「ちょっと...ちょっと聞いているの!」
「......へ?は、はい!」
いきなりの大声、見るとティリアの顔が怒りを通り越して呆れへと変わっていた。
「全く......援助を打ち切られても文句は言えないわよ」
「す...すいません......」
「まぁ、私としても宿屋を成功させてもらわなければならないからね。今回だけは大目に見て援助を続けてあげましょう」
ティリアの言葉に、フェアの顔が明るくなる。
「あ、ありがとうございますティリアさん!助かります!」
まっすぐな言葉と汚れのない笑顔、その顔にティリアの顔が少し赤くなる。
「べ、別にあなたの為じゃなくってよ!私の損になるのがいやなだけですからね!今日はもういいわ、返りなさい!」
フェアは半ば押し出されるように部屋から出ると、重い足取りで町へと向かった。
目的はもちろん、件の事件の真犯人に逢うためである。
64性別反転ネタ(エロなし):2007/01/10(水) 23:48:46 ID:Oh9xep27
ーーシャオメイの店ーー
「こらぁ〜!シャオメイーーーっ!」
勢い良く扉を開けるフェア、そんな彼女を出迎えたのはあの笑い声だった。
「にゃはははは、どうしたのかなお姉さま」
どしどしと店の中に踏み入り、シャオメイの目の前に立つ。
そしてバンッと勢い良く机を叩く。
「とんでもないものを渡してくれたわね!」
「あ、使ってみたのアレ。でもお姉さまはお兄さまになっていないみたいだけど......」
不思議そうな顔をするシャオメイ、しかしフェアも動じない。
「そんな事はどうでもいいの!早く解毒剤をちょうだい!」
「にゃはははは、楽しかったでしょ?」
のらりくらりとフェアの言葉を交わしていくシャオメイ、その顔は相変わらず天使の笑顔である。
「楽しくない!」
「本当に〜?」
シャオメイの瞳が怪しく光る。
「お姉さま、女になった駐在さんにおでこくっつけられて顔真っ赤にしてたよ〜?」
「なっ!」
見られていた、そんな筈は......そんな考えがフェアの頭を駆け巡る。
しかし実際は往来の真ん中で行われた事であり、見ていないとはいいきれないのだ。
「(まぁ...この水晶玉で覗き見してたんだけどね......にゃはは♪)」
シャオメイは目の前にある水晶玉を愛おしそうに撫でる。
「何気に楽しんでたんじゃないの〜?」
「っ!」
本心をズバリと言い当てられ、フェアは言葉を失う。
「わ......私は............」
「.........にゃははははは!」
言葉を選んでいるフェアの思考が、いきなりの笑い声に遮られる。
「ごめんなさいお姉さま、いじめすぎちゃった」
「シャ、シャオメイ!」
シャオメイは懐から見た事のある小瓶を取り出す。
「はいこれ、解毒剤だよ」
「へっ?」
あまりにもあっけなく解毒剤を渡すシャオメイの行動に、フェアは疑問を抱く。
「......でも、ただじゃ渡してあげない♪」
「(やっぱり......)」
「お姉さま、この飴を舐めてもらえる?」
シャオメイは再び懐に手を入れると、粋蜜糖そっくりの飴を取り出した。
「飴?」
「そう、私なりにアレンジしてみたんだけど、今度売り出そうと思って。まずは料理人でもあるお姉さまに味見をしてもらおうかなって」
シャオメイは無垢な笑顔を向ける。
「別にそのくらいならいいけど......」
包み紙を外し、1口舐める。
しかしこの時フェアは考えるべきだった、相手がシャオメイであるという事を。
「あれ、これ粋蜜糖と変わんないじゃ..........っ!」
突然、強いしびれがフェアを襲う。
耐えきれなくなりその場に倒れ込んでしまうフェアを、シャオメイが笑顔で見下ろす。
「シャオ......メイ.........何を...」
「お姉さま、私最初に言ったよね?」
シャオメイの目が今度は妖しく光る。
「入れなかったら.........って」
「あっ...くっ.........」
「にゃはは♪お・し・お・き♪」
「あっ.......いや......いやあぁぁぁぁぁっ!」
その日の夕方、フェアは乱れた服で宿屋に戻った。
そして昨日のメンバーを集めると再び食事を作り、それを振る舞った。
次の日、各人は元の姿に戻り、記憶も都合のいいように変わっていた。
しかしその日よりフェアは、2度と市場には近づかなかったとさ。

おしまい
65名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:50:30 ID:Oh9xep27
以上です
エロなしの上長くてなんか投下していいのか迷ったけど、とりあえず投下しました
一番最初に題名入れなくてスイマセン
またなんか書いてみます、今度はちゃんとアロエリ...あ、いやエロありで
66名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:59:58 ID:4HMTpMAv
GJです。
シンゲンは女になってもやっぱりエロ侍なんだなあw
67名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:01:16 ID:9PfRVoNc
このサモ4をプレイしてみたいw
68名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:09:10 ID:Cd151HB1
正直最初性転換ネタって言われても期待してなかった……
このサモナイ4やりてぇwwww
69名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:11:09 ID:Uu6gn1HJ
ティリアさんバロスwwww そこまでやんのかwwww
あー、グレース×フェア読みたいwwwww
70名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:23:47 ID:4H54I7Qk
ティリアさんはもちろん夜会話あるよな!?
71名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:24:30 ID:PWnH7W7V
GJ!GJ!ワロタwwwwwww
ティリアさんツンデレ熟女か!ポムニ男Xティリア読んでみたいwww
72名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:26:39 ID:9ZF7e5eA
この流れだと、セクターは暗い過去を背負う改造人間な女教師か…やばいな。
ミンタス×女セクターが激しく気になる。
73名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:12:10 ID:gZfPr7YG
とりあえずセイロンがTSすると激しくツボなことがわかった
74名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:21:14 ID:C4zuYcZd
GJ!
セイロンとアルバが激しくツボってしまった
この設定で全話書いてくれと思わずに居られない


敵連中も揃って性転換なんだろうか・・・
ギアンとか激しく気になるんだが・・・
75名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:24:40 ID:qUMcFuUZ
フェアも男体化してほしかったな、ここまでくると。
76名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:46:49 ID:f7+mzz/1
>>75
フェアが男化するとライじゃないの!?
歴代主人公は男女、表裏一体かと思ってた…
シャオメイ男化も見たい!!
77名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 04:12:07 ID:HCkgNyma
GJ!!
エロなしでも十分に楽しめたww
次回も楽しみにしてる!
78名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 05:04:16 ID:lYWfCXja
筆舌に尽くし難し!これもっと見たい(*´∀`)=3
セイランのビジュアルはコラ祭りのあれでFA?
79名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 08:18:20 ID:GwTD9sni
きっとそれでFA。何はともあれ、GJ!
ツンデレ熟女とグレースさんには噴いた。朝からごちそうさまです。
8065:2007/01/11(木) 08:22:40 ID:DrOWfhAI
みなさんありがとうございます
前スレか前々スレあたりで性別反転が話題にあがったのを思い出して書いてみました
僭越ながら他のキャラも性別反転した場合を

リューム   リューミィ やんちゃな女の子、口は悪いが根はいい子、ツンデレ
ミルリーフ  ミルリアス 甘えん坊の男の子、泣き虫、ショタ
セクター   セクティル 女教師、過去に改造された事がある、変身すると顔に傷が浮かび出て仮面セクティルになる
オヤカタ   オクガタ  ミンダスの護衛召喚獣、エプロンを着用している
レンドラー  レニア   かつて所属していた国を裏切られた女将軍、無頼ながら礼儀は弁えている、微ツンデレ
ゲック    ゲッカ婆  機界召喚術のエキスパート、セクティアを改造した経験あり、過去の罪に苛まれている
カサス    カシニル  獣耳の女性、巨乳、血を見ると『獣皇』に変身する、ポムニオとフラグ
ローレット  ロレット  ロボ男、冷静沈着、喋り方は丁寧、メガネ、ゲッカ婆ラブだがセクティルとフラグ
アプセット  アプセル  ロボ男、変わった喋り方、無表情、おかっぱ、ゲッカ婆ラブ
ミリネージ  ミリネル  ロボ男、生意気、世間知らず、責任を問われると逃げる、ゲッカ婆ラブ
グランバルド グラニー  ロボっ娘、ドジっ娘、ウサ耳の最萌キャラ、口癖は『ぐらにー、ガンバル!』
ギアン    ギニア   幼い頃に祖父から虐待を受けたメガネの女性、女設定だとシャレになりません
エニシア   エニオット 妖精と人間とのハーフ、中性的な顔立ちでまつげがやたら長い、世間知らずの坊っちゃま
81名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 08:42:55 ID:GwTD9sni
セクティルとグラニーきたこれ…!!wwwwww
82名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 08:50:08 ID:61TzdmNo
オクガタ吹いたw

リューミィとミルリアスは萌えるな
83名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 10:49:04 ID:Cd151HB1
オクガタwwwwww

ギニアは……ホントにシャレにならない……
84名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 11:24:40 ID:lkN2WWqe
オクガタかわいいよオクガタwww

ギニアも洒落にならんがカシニルもなかなか洒落にならんような
だって見世物にされてたんだぜ?まな板ショーとかやらされてたに違いないよ
85名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 11:36:00 ID:J1Xi3h7h
エプロン着用ってアンタwww

ケンタロウ1行だったらどうなるか激しく気になるw
86名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 11:47:32 ID:HCkgNyma
なんというグラニー
名前を聞いただけでハァハァしてしまった
こいつは間違いなくバニーロボ
87名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 12:58:01 ID:lYWfCXja
>>85
トライゼルドの憎々しさが半減、
エリカのウザさが倍増……かと。
8880:2007/01/11(木) 13:15:16 ID:DrOWfhAI
忘れてたキャラも含めて
シャオメイ  シャオロン  占いを得意とする少年、独特な笑い方、主人公が男の場合うほっ
クラウレ   クラリス   すぐに裏切るセルファンの女戦士、ブレイブキラー、憎々しさ100倍
ケンタロウ  ケイコ    訳あって家を出た母親、激しく強い、巨乳、ライダースーツ、豪快な母ちゃん
エリカ    エリアス   主人公の弟、兄(姉)思い、気が弱く病気がち、ショタ
トライゼルド トリーシャ  ロボっ娘、翼が生えたり足の裏に車輪がついたりする、優等生タイプ
ナイア    ナイアス   ケイコをサポートする召喚師、女泣かせ、イケメン、口が悪い
メリアージュ メリージャ  妖精の男性、線の細いイケメン、主人公を陰ながら見守る、微ストーカー
ミュランス  ミュール   通称グルメばーさん、超凄腕のシェフ、現在は社会に嫌気がさし隠遁生活
敵の方々          性別が反転しても「シャアァァ!」やら「あびばぁぁっ!」やら忙しい  
89名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 13:31:37 ID:AXQ1TRMH
駄目だ噴いたwwwwwwwwwwwwwww
90名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 14:49:58 ID:fAS7QPmC
あれ?アルバが女になったら、フィズはガチレズ?
それとイオスはどっちになるんだ?
91名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:05:05 ID:l/6eBOyD
フィズは男になればいいんじゃないのか?
92名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:15:37 ID:W2KAnQTm
イオスは風の子だから
93名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:16:30 ID:GwTD9sni
だよな。フィオとかにでもして。…そしてリプレママも男性に。男家事スキルアップ。

そしてこれの場合、初代主人公は違和感がなくなるわけだ。
94名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:16:59 ID:sWmNZV21
むしろドンと来いだが。
95名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 16:09:24 ID:qUMcFuUZ
ガゼルはツンデレ不良娘か。
96名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 16:12:26 ID:7RmCAvHa
ガゼル子は口が悪いがいざというときに頼りになる気風のいい姐御か
……あれ、いい気がするのは何故だろう
97名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 17:50:42 ID:KzyXlZ87
グラニーは倒れ込みたくなるほど
萌えるなあ。
98名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:11:40 ID:2XiofiSh
キャラ出番まとめ見て思ったんだが、ギアンはロリコン3号には入らないのか?
99名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:22:13 ID:2lzep5GF
>>98
精神的にフェアよりも子供だからなあ。
100名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:28:44 ID:l/6eBOyD
セイロンは龍人で見た目では年齢が判別できないこと
シンゲンは幼妻発言からロリコン組になってるんだと思われ
同じ鬼妖界の出身だし

ギアンは兄貴と年齢大差ないように見えるし
あの性格と一人称で幼い感じがするからかと

つーかギアンも兄貴もロリコンよりヘタレ属性が先に立つしな
101名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:33:25 ID:DrOWfhAI
ロリコンという単語が日本にしか存在しないように
サモンナイトの世界でロリコンという単語は鬼妖界にしか存在しないのだよ
102名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:42:44 ID:kn6taCx3
あの静かなるロリコンがロリコンじゃないとな
103名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:48:36 ID:RLqBA2RJ
鬼幼界ロリコーン
104名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:48:42 ID:vaezOWX7
エドスとギャレオが女性化=Theガッツ!
105名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:56:12 ID:RLqBA2RJ
どっちかっていうとカイルやクラウレあたりのほうがそれっぽい
106名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 19:10:53 ID:DrOWfhAI
エドス、ギャレオ、カイルを萌えキャラ化に挑戦

エドス   エディス  石工のねーちゃん、酒好きで豪快、薄手を好み上半身は胸を隠すタオル一枚だけ、よく格好を怒られている
            面倒見がよく、ある花を好む
ギャレオ  ギリア   帝国の女軍人、ある将軍の良きサポート役、女ながら素手での戦闘を好み、しなやかな腕から繰り出される一撃は脅威
            上官を何よりも尊敬し、一途に信じている
カイル   カレン   名を馳せた伝説の女海賊、仲間を大切にする姉御肌の女性で曲がった事が大嫌い
            素手での一撃は雷鳴の如き素早さと威力を誇る、


限界です  
107名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 19:21:42 ID:cdwBw0el
負けじとスウォンを萌えキャラ化

スウォン スウィニー 狩人の少女。性格は穏和。音楽が好きで、母の作ってくれた楽器が宝物。
よく男の子と間違えられる。


ちょっと無理があるか…?
108名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 19:23:53 ID:cdwBw0el
ちょっと追記

スウォン スウィニー 狩人の少女。性格は穏和。音楽が好きで、母の作ってくれた楽器が宝物。
よく男の子と間違えられる。 ミニスカートから見える生足がチャームポイント。
109604:2007/01/11(木) 19:42:53 ID:2GMWjpGY
盛り上っている流れをさえぎるようでアレですが、>>11の続きを投下します。
今回からいろいろと暴走気味なのでご注意ください。
110アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:44:15 ID:2GMWjpGY
――とりあえず、この状態から抜け出さないと……。
考えをまとめている間も、イオスの柔らかい身体の感触が全身に押し付けられており、
嬉しいのやら辛いのやら、もはや一刻の猶予も残って無かった。
抜け出すとして、問題なのはイオスが抱きついていると言うこと。
きつくは無いが、イオスの腕はしっかりとアルバを締め付けていて、このまま身体を抜くのはまず無理そうだった。
試しに、引き離せないかとイオスの細い腕をそっと掴み、持ち上げようとすると、
「………んんぅ」
身じろぎをすると同時に、ぱしっと軽く手を振り払われ。再び抱きつかれる。
しかも、先ほどよりも抱きしめる腕に力が入っており、結果としてイオスの身体がさらにアルバへと押し付けられることになった。
事態は急速に悪化。嫌な汗が背中をダラダラと滝のように流れる。
アルバとて、何も聖人君子というわけではない。
何度も肌を重ねてきた相手に擦り寄られて、欲情するなと言う方が無理がある。
「……んっ、アルバ……」
あまつさえ、寝言で自分の名を呼ばれたら、もうどうしようもなかった。
強引にイオスの腕を振りほどき、そのまま肩を掴んで一緒に身体を回転させる。
横に並んで寝ていた体勢は移り変わり、イオスに覆いかぶさるような形でアルバが上になる。
荒い息をつきながら見つめるその先、イオスの瞳がゆっくりと開かれた。
「……アルバ?」
ぱしぱしと瞬きを繰り返しながら呟かれた自分の名に、アルバの理性が少しだけ呼び戻される。
彼女の瞳に、今の自分はどう写っているのだろうか。
自身の安易な行動を悔いるアルバ。その時、無表情だったイオスの顔に穏やかな微笑が浮かんだ。
「まったく、強引な奴め。するならするで、ちゃんと起こしてくれればいいのに……」
111アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:45:30 ID:2GMWjpGY
「…………は?」
思わず漏れる間抜けな声。予想外の言葉に固まるアルバの首に、イオスの腕がそっとかけられる。
まるで誘惑するようなその行動に、あれほど身体を突き動かしていた性欲はあっさりと抜け落ちた。
代わりにアルバを支配したのは深い困惑だ。
「……してくれないのか?」
不満そうに口を尖らせるパジャマ姿のイオス。
「いや、その………するって、何を……」
「僕の口から言わせるな、馬鹿者」
やっとの思いで紡いだ言葉に、イオスは頬を染めながらこちらを睨んだ。
その姿がなんとも可愛らしく、普段とのギャップも相まって、アルバの鼓動が再び早鐘を打ち始める。
「だいたい、僕の身体をこんなにしたのは貴様だろう?
 起きたばっかりだと言うのに、もう身体が熱くなっているんだぞ」
何かを暗示させるように、もじもじと太ももを擦り合わせるイオス。
下からこちらを見つめる視線は軽く潤んでおり、切なげな熱っぽい吐息が顔へと吹きかけられる。
これが夢だと言うことは確かな自覚があるのに、アルバはその誘惑から逃れることが出来なかった。
「イオス副隊長……」
「アルバ……、んっ……」
名前を呼ばれた途端、嬉しそうに微笑を浮かべたイオスの姿を脳裏に焼き付けてから、瞳を閉じてゆっくりと身体を落としていく。
唇同士が優しく触れ合った。啄ばむように角度を変えて、何度も繰り返しお互いを確かめ合う。
しばらくすると、首にかけられたイオスの腕に力が込められた。その意図を察して、キスを深く濃厚なものへと変えていく。
「んっ、ぴちゃ……、ちゅっ、ちゅく……、んっ、ふぅ……」
「はっ……、じゅぷ、んんっ……、んぅ、くぅん………」
イオスが積極的に舌を絡めてくるせいか、いつもよりも淫靡さを増した水音があたりに響く。
歯茎を舌先で擦り、唇を密着させ、お互いの唾液を交換し、混ぜ合わせる。
激しいキスのやり取りに、唇を離す頃にはもうすっかり息が上がっていた。
112アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:47:08 ID:2GMWjpGY
アルバがキスの余韻に浸っていたその隙を突いて、イオスが下からするりと抜け出る。
「イオス、副隊長……?」
怪訝そうに声をかけるアルバを無視して、イオスは手際よくアルバのズボンと下着を擦り下げた。
すでに半起ちになっていたアルバのペニスがぽろりと――
「……って、うわぁっ!?」
あまりの手際の良さに、思考が追いついていなかったアルバがやっと我に返り、外気に晒されたペニスを慌てて手で覆い隠す。
「い、いきなり、なにするんですか!?」
「何を言っている。同じようなことをいつも僕にしているくせに……」
ムスッとむくれながら、恨みがましい視線を向けてくるイオス。
そう言われると何も言えないのだが、いざ自分がやられる側になると、恥ずかしいことこの上ない。
今度からはあまりイジメ無いようにしようと心に固く誓うが、それでこの状況が変わるわけも無く、
「ほら、さっさと手をどけろ」
急かされて逃げ場を失ったアルバは、観念してゆっくりと手を退けた。
恥ずかしさで萎縮してしまったのか、ペニスは完全に萎えた状態に戻っている。
「ううぅ……」
不満そうなイオスの視線に耐えられず、思わず顔を背ける。
――夢の中なのに、なんでおいらがこんな恥ずかしい目に……。
「……んっ、ぴちゃっ……」
「……っ、うぁっ!?」
突然、ぬめりとした感触がペニスの先端を襲った。
現実逃避していたために何が起こったかわからず、混乱したまま腰を引く。
「こら、動くな。せっかく僕が大きくしてやろうというのに」
苦笑する声にそちらを見れば、膝立ちの姿勢になったイオスがペニスに手を添えていた。
声と共に吐き出される息を感じられるほどに、顔を近づけているのを見れば、何をされたのかは嫌でも見当がつく。
「……ちゅぷ、んっ、ふぅ……。ふふ、ちゃんと感じているようだな」
ねっとりとペニスに舌を這わせながら、イオスが艶やかな笑みを浮かべた。
時々、勃起具合を確かめるように、コスコスと手で撫でさするのがアクセントになり、絶大な快感をアルバに与えていく。
113アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:48:10 ID:2GMWjpGY
実のところ、口での愛撫はアルバもして欲しいと思ってはいたのだ。
だが、まず間違いなくそんな知識の無いイオスに、面と向かって頼むなど出来るはずもなかった。
だから、本来であればこの状況は喜んでしかるべきなはずなのだが。
「んっ、じゅぷっ、ずずっ……ふっ、はぁ……すごい、アルバの……熱くなって、きてる……」
唾液と先走りでてらてらと光沢を放つ亀頭に熱っぽい視線を向けながら、うっとりとイオスが呟く。
一方のアルバは表情を強張らせて、腰の辺りで爆発しそうな射精感を堪えていた。
「……っ、イオス副隊長……もう、止めてください……」
「……やだ、もっとする」
子供が駄々をこねるような口調でアルバの要求を跳ね除け、再びペニスに口付けるイオス。
亀頭の先端を唇で挟むと、ずるずると少しずつ飲み込んでいく。
濡れた唇がやんわりと周囲を圧迫するだけで、気が遠くなるような快感が生まれた。
完全に勃起したペニスが、イオスの小さな口に全て収まるはずも無く、口内に含まれたのはカリまでの先端部のみ。
だが一番敏感な部分はまさにそこなのだ。口内で蠢く舌が、あくまでも優しく亀頭を弄っていく。
「……ぐぅっ、ぁ……」
声を出そうとしても漏れるのはかすれたうめき声のみ。
限界まで膨らんだ亀頭の先端。その切れ込みにチロりと舌が這わされる。
「………っ!!」
腰が弾けた。そう思わせるほどの強烈な放出感。
溜めに溜められた濃厚な白濁液が、イオスの口内に次々と注ぎ込まれる。
数秒で収まるはずのそれは、しかし、一向に勢いを弱めないまま、先端から迸っていった。
「……んんぅっ、ふぐっ……、っはぁ……っ!?」
明らかに異常な射精量に、ついには口内が満たされてしまったのか、ペニスから口を離すイオス。
支えを失ったペニスは、先端を定めぬままに暴れ狂い、イオスの顔や胸元をどろどろに汚していく。
永遠に続くかと思われたそれが、やっとのことで出尽くすころには、イオスの姿は見るも無残な有り様になっていた。
粘着質の白濁液が髪にまで絡まっており、呆けたように開いた口からは、
固まりと言ったほうがふさわしく思えるほど、多量の精液がだらりと垂れ落ちている。
あれほど可愛らしかったパジャマは、染みになってないところを探す方が難しく、
開かれた胸元の谷間に、上から流れ落ちてきたものがたっぷりと溜まっていた。
その姿はまるで、複数の男に陵辱された後のようにも見える。
「イオス……副隊長………」
非常識な射精の余韻と、変わり果てたイオスの姿に、呆然と呟くアルバ。
目の前で展開されている出来事があまりにも現実離れしていて、
自分が今何をすべきなのか、一向に考えがまとまらない。
そうこうしている間に、先に動いたのはイオスだった。
開いていた口がゆっくりと閉じられ、コクリと喉が鳴る。
「……んくっ……ふぁ、これが……、アルバの、味……」
熱の籠った呟きを口にした次の瞬間、糸が切れた人形のようにイオスの身体が倒れた。
114アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:49:07 ID:2GMWjpGY
規則的に胸元が上下するイオスの頭を膝に乗せながら、やりきれない思いとともにイオスは深く溜息をついた。
すでに身体の汚れは拭き取っており、ずっしりと重みを増したシーツは丸めて部屋の隅に放っている。
――おいら、こんなことをしたいと思っていたのかな……。
これは夢だ。つまり、ここで起こることは自分の願望の表れなのだろう。
振り返ってみれば、サイジェントの自室にいるのも、着せたいと思っていたパジャマをイオスが着ていたのも、
さらには口による愛撫さえ、アルバ自身が心のどこかで望んでいたことだった。
気を失っているイオスに目を向ける。サラサラとしていた前髪が、今はじっとりと湿っていた。
拭い去ったところで汚した事実は完全には失われず、こうして見せ付けるように跡を残している。
自責の念に押しつぶされ、再び溜息を付こうとした、その時だった。

――バタンッ!!

沈んでいたアルバの憂鬱を吹き飛ばすかのような勢いで、子供部屋の扉が荒っぽく開かれたのは。
115アルバ×イオス(♀):2007/01/11(木) 19:52:44 ID:2GMWjpGY
今回は以上です。自分の中では番外編の位置づけなんで好き勝手やってますが、引かれないか心配だったり。
後はフタナリとアナル弄りが書ければ思い残すことは無いんですけど、
女体化モノでそれらをやるといろいろとマズイので泣く泣く自重。

次回、ついにあの人登場!(バレバレですが)
116名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 20:31:19 ID:g0nHQou5
遅スレながら>>58テラワロスでしたwwwGJですww
>>115
(・∀・)GJ
117名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:29:34 ID:3B9Zy8Q0
             。・              。・
            。・               。・゚・
           。・               。・゚・。・゚・
          。・                。・゚・ 。・゚・
         。・               。・゚・ 。・゚・。・゚・
        。・            。・゚・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・
        。・        。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・ 。・゚・ 。・゚・
  ∧,,∧   。・   。・゚・。。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・゚ ・。・゚・。・゚。・゚・
 (;`・ω・) 。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・。・
 /   o━ヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニフ))   チャーハン作るよ!!
 しー-J


         ドドドドドドドドドドドド!!!!
。・゚・
 。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・
。・゚・ 。・゚・・。・゚・。・゚・。・゚・。・・゚・。・゚・。・゚・。・
・。・・。・゚・ 。・゚・。・゚・・゚・。・゚・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・
。・゚・。・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・ 。・゚・・゚・。・。・゚・ 。・゚・。・゚・
 ・。・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・ 。。・゚・。・゚・ 。・゚・ 。・゚・
。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・゚・。・゚・・゚・・゚・。・゚・。・゚・。・゚・゚ ・。・゚・。・゚。・゚・
 (;`・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚。・゚・。・゚・。・゚・。・゚゚・。・゚・。・゚・ 。・゚・。・゚・。・
 / ・。・・。・ヽニニニニニニニニニニニニニニニニニニフ))   ぐおおおお!!
 し・。・・。・
118名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:33:32 ID:kn6taCx3
とりあえず今の流れはJAPANにあると言われる性転換の神殿にでも突入させるのかい?
119名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:55:21 ID:AA6HjHRr
さすがにそろそろ落ち着いてほしい
120名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:00:05 ID:nY8N56nK
>>118
戦国サモンwwwwww

>>119
一週間続いたらそう思うだろうなあ
121名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:14:48 ID:TbMl7twO
グラニーブラスターはツインサテライトキャノンとベクターキャノンのどっちがいいかなぁ

なんて考えてる自分は末期だな
122名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:40:40 ID:lYWfCXja
>>121
そこはおっぱいミサイルだろ?
123名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:12:46 ID:Hu+4GxYe
>>122
おい、俺のコーヒー返しやがれwww
124名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:27:32 ID:7qgVrLMf
ダイアナンかよwwwwと突っ込みいれながら相変わらずGJ!! えろいわ。

まぁ、飽きられるかもしれないが、ハヤトは女体ならこんなんだろうな、と。

ハヤ(羽耶) ハヤト
少し男勝りで、ショートカットに童顔。小柄な体ながら、バスケ部に所属する●●生。
体を生かした素早い動き。女生徒からは憧れの的。先輩や、同級生からは小さいから、からかわれたり以下略。
服は男勝りだからかスカートにスパッツ。ないちち。ブラをつけてないからユニフォームからあれがうく。
なにかって? 妄想開始。

いや、うむ、他の三人も思い浮かんだが。
125名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:42:24 ID:wV2M2KiO
初投稿です。ライ×リシェル×ポムのリシェル総受けの既出っぽいネタ投下します。いきなりベッドシーンですがご了承ください。
1レスにどれだけ入るのかちょっと分からないので行き当たりばったりでいきます。いきます。
126花の交わり:2007/01/12(金) 00:43:52 ID:wV2M2KiO
「や、やっぱりダメよ、ね、やめよう、ポムニットぉ…」
「ふふ、ダメですよお嬢様。そのまま楽にしててくださいまし」
「ひぁんっ!」
「お嬢様、可愛いです…」
「やぁ……っ」

 寝台の上で二人の女性が絡み合っている。
 片方は年頃といっていい年齢だろう。白いヘッドセットを頭に乗せ、フリルのついたワ
ンピースを大きくはだけさせた、撫子色の髪を持つ、ポムニットと呼ばれた少女。
 もう片方は、女と言うには少し幼いだろうか。その身体を覆っている物はもはや下着だ
けとなっており、未成熟なそれを大胆に晒している。金に近い亜麻色の髪はやや乱れ、し
かし少しもその美しさを損なっていない。

 少女――リシェルの身体に、ポムニットは指を這わせる。下着の上からやわやわと胸を
刺激し、小さく尖ったその先端を優しく愛撫する。その動きに、リシェルは息を呑んだ。

「……っは、ぁ」
「お嬢様……ほら、ライさんが見ていらっしゃいますよ?」

 二人が絡み合う寝台の主――ひいてはこの部屋の主である白髪の少年。ライは、見ては
いけない、と認識しつつも、それでも二人から目が離せなかった。ドアを閉めた体勢のま
ま、身動きさえ取らずに二人を見つめている。
 その視線に、リシェルはまた身体を紅く染める。小さく身じろぎして

「ライ、見ないで……」

 と小さく漏らした。今にも泣きそうな声色に、ライは慌てて視線を外そうとする。

「ダメです!」

 が、ポムニットの強い口調に、その動きを止めた。目線を戻す。

「ほら、ライさん、お嬢様の可愛いところ見てあげてください」

 リシェルの足を大きく広げさせて、下着越しの股間を見せ付けるように押さえる。胸当
ては既に用を成しておらず、控えめな膨らみがこぼれてしまっていた。ライの喉が小さく
鳴る。
127花の交わり:2007/01/12(金) 00:44:36 ID:wV2M2KiO
「やだぁ……」

 そういって身じろぎするリシェルだが、その動きすらもポムニットに遮られ、より妖し
くその肌を指や舌で弄ばれてしまう。触れるたび小さく震える肌は薄く汗ばんでおり、羞
恥と快楽で紅く染まっていた。
 ポムニットの唇が、リシェルの耳に口付けて、優しく囁いた。

「ウソですよね?」
「う、うそじゃないもん……」
「ウソですよ。だって、ホラ」
「ひゃ、あぅっ!?」

 言うや否や、下着の中に手を潜り込ませ、外気に触れていなかったリシェルの大事な部
分に指を這わせる。今まで焦らされて触れられなかった箇所への刺激に、リシェルは背中
を大きく震わせた。
 静かな部屋の中に、大きな水音が響く。ポムニットはリシェルの下着から手を抜いて、
粘性の液体に濡れたその手を見せ付けた。

「こんなに濡れてます」
「だ……って、それは……」

 ポムニットは、言いかけたリシェルの口に、濡れた指先を含ませてその先を遮る。

「本当は、見て欲しいんですよね?
 大好きなライさんに、自分の身体ぜんぶ、見せたいんですよね?
 見られるだけで感じてる、お嬢様の淫らな身体」
「……やぁ、ら、はぷ、ぁ……」
「リシェ、ル……」
「ホラ、ライさんも興奮してますよ、お嬢様の身体で」

 その言葉で初めて、リシェルはライの表情をまともに見た。その顔は確かに興奮に彩ら
れていて、その瞳は自分の身体を捉えて離さない。その様子に、身体の奥がまた熱くなる
のを感じた。

 ライは戸惑っていた。色気とは無縁だとさえ思っていた、元気で、明るくて、我侭で、
時折女の子らしい可愛さを見せる幼馴染の、初めて見る姿。肌を大きく露出させ、その身
体を熟れた林檎のように真っ赤に染めた姿は、見慣れた彼女とは別人のようだ。

「さ、お嬢様。ライさんにお願いしてください」
「な、に……?」
「見て欲しい、って。見てくださいってライさんにお願いするんですよ」
「そ、んな、ムリぃ……」

 リシェルは目を瞑って首を小さく横に振る。ポムニットは、その身体をそこでようやく
開放した。にっこりと笑う。

「それじゃここでお終いです」
「……え?」
「そこまでお嫌なら、無理にとは申しません。私はライさんと楽しみますので、お嬢様は
ご退出いただけますか?
 ……見ていたいなら止めはしませんが」

 そう言って、本当にリシェルを放ってライの方に向かってしまうポムニット。突然突き
離されたリシェルは戸惑いを隠せない。そして、それ以上に。熱く火照りきった自分の身
体をもてあましていた。
 何より、最も大きかったのは、ライがポムニットのものになってしまうという焦燥だっ

た。リシェルの瞳に、ライが顔を真っ赤にしてポムニットを見つめている様子が映る。
128花の交わり:2007/01/12(金) 00:45:53 ID:wV2M2KiO
「……待って」

 声に反応して、ライの瞳がリシェルを向いた。閉じかけた足を震わせながら開き、自分
にできる、最大限の挑発的なポーズを取ろうとする。
 羞恥でどうにかなってしまいそうだった。

「ライ……」
「……っ」
「見て……私を……えっちな私をぜんぶ……っ」
「……よく言えましたね」

 ポムニットが妖しい笑みを浮かべて、改めてリシェルに近づき、その肌に触れる。

「あっ、ふぁ……っ!」

 先ほどまでとは、明らかに反応が違う。表情を悦びに歪ませて、耐えかねたようにポム
ニットの服を強く握り締める。だらしなく開きっぱなしの口元からは唾液が流れ落ち、そ
れをポムニットの舌にすくわれてまた官能に打ち震える。

「ぽむ、ぽむにっとぉ……っ!」
「私ではないでしょう?」

 快楽に呑まれて半分うつろになっている瞳で、ライを見る。それだけで、リシェルは軽
い絶頂を向かえた。

「は、あっ、ライ、ライっ! ふあぁっ!!」

 その間も、ポムニットはやわやわと愛撫を続ける。下着越しに股間を刺激し、優しく胸
を揉む。リシェルは背中をのけぞらせて、ライの名前を呼びながら震えていた。

「……は……ぁ……」
「ふふ、お嬢様、可愛い……」

 リシェルを背中から支えながら、その頬にキスを落とす。その様子をずっと眺めていた
ライは耐えかねたように口を開いた。

「ポムニットさん……」

 ポムニットはそれに笑みで答え、手で制する。そしてまたリシェルの耳元で、優しく囁
いた。同時に今度は手を動かしている。

「ほら、お嬢様、脱ぎ脱ぎしましょう……?」
「……うん……」

 完全に湿っていてもはや用を為していない下着を、ゆっくりと落としていく。すべてを
ライの前に晒して、リシェルは確かに快感を覚えていた。ポムニットの手が、閉じられた
足を開いていく。

「―――――――」

 耳元で、今度はライに聞こえないように、小さくポムニットが呟く。それに、うなづき
で答える。
 まだ産毛しか生えていない秘所へ手をやり、未発達な女性器を両手でそっと開いていく


ポムニットの愛撫を十分に受けたそこは、手で開かずとも薄く開いており、湯気が出るほ
どに熱く濡れそぼっていた。こぽ、と音を立てて、白く濁った液がこぼれる。

「ライさん、どうぞ、ここに入れちゃってくださいな」
129花の交わり:2007/01/12(金) 00:49:15 ID:wV2M2KiO
 ライの喉が鳴る。そのまま、熱に浮かされたようにリシェルに近づいていく。潤んだ瞳
で、リシェルはライを見つめた。

「ライ……」
「……リシェル……」

 腹に付くほどに硬く勃起したペニスをリシェルのそれに擦り付ける。その感覚だけで、
腰が抜けるほどの快感を感じた。開かれたままの穴に先を合わせ、ゆっくりと挿入してい
く。

「あ、あぁ……ぐ……」
「痛い、か?」
「いいから……ぜんぶ、入れて……」
「……一気に行くからな」

 長引かせても痛がらせるだけだろう、と判断したライは、細心の注意を払いながら、腰
を一気に突き出した。裂くような音がして、リシェルがライの背中に爪を立てる。

「ほら……痛くない、痛くないですよー……」

 痛みに震えるリシェルに、優しく愛撫を続けるポムニット。ライもそれに習って、極力
腰を動かさないように愛撫を始めた。

「……は、ぅ……んぅっ!」
「気持ちいいの……感じてくださいまし……」
「ぅあっ……ひぁんっ!?」

 二人がかりでの愛撫に、次第に痛み以外の感覚がリシェルを襲う。先ほどまで感じてい
た快感とはまた別の感覚。

「あ……おなか……あつ、ぃ……っ!」
「く……リシェ、ル……」
「ライ、ライ……なんか、へん、なのぉっ!」
「お嬢様、イっちゃうんですね……どうぞ、存分に」
130花の交わり:2007/01/12(金) 00:50:04 ID:wV2M2KiO
 ライはもはや余裕もなく、ただ夢中で腰をリシェルにたたきつける。奥まで突き入れる
たび、リシェルは痛みとは別の理由で大きく震えた。熱に浮かされた頭はもはや何かを考
えられる状態ではない。
 ライが、一際強く腰を突き出した。今まで以上の快楽が頭の頂点まで突き抜けたような
感覚がして、リシェルは背中を逸らして全身を痙攣させる。

「ひぁ、あ! だめ、だめ、だ……ひぐ、ふ、う、ぅぅんっっ!!」
「っは、リシェル! リシェル……っ!」

 リシェルの体が絶頂を迎え、しかしそれでもライは動きを止めない。恐怖を感じるほど
の快感がリシェルを襲い、力の入らない体でライを押しのけようとする。

「だめぇ、これいじょ、うごひ、ひゃ……っ」
「く……っ、リシェル、俺も……っ」

 我慢していた射精感が一気に襲ってくる。反射的に、リシェルの身体を強く抱きしめた


一番奥に、ペニスを突き込む。もう限界だった。

「くぁ……っ」
「ふぁ、でて、でてるぅ……なかに……っ!」

 子宮の最奥に精液を注がれているのを感じ、リシェルはもう一度、軽い絶頂を迎えた。
 背中を大きく震わせて快感に耐え、……やがて脱力した。

「……は、はっ、はあ、はーっ……」
「リシェル……」
「え……?」

 リシェルの髪をかきあげるライの手。その手を見つめる。

「順番、逆になっちまったけど……」
「あ……」

 ライの顔が、リシェルに近づき、重なる。何秒か、何分か、長い口付けの後、リシェル
はライを見つめて、その名を呼ぶ。

「ライ……」
「ん?」

 そして涙混じりの、幸せそうな笑顔を浮かべて、囁いた。

「だいすき……」






 ―――――蛇足

「あの……私のこともお忘れなく……」
「「あ」」
131名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:52:00 ID:wV2M2KiO
ご静聴のほど感謝いたします。状況としてはポムED後ライとポムの睦事を目撃してしまったリシェルが嫉妬でつっかかって
「じゃあ、お嬢様も一緒にいたしましょうか♪」

って感じでヨロシク。すんません書ききれませんでしたorz
132名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:23:15 ID:OD5foCBw
>>131
GJ!
リシェル可愛いよリシェル
やっぱポムさんは白くても黒くてもエロ悪魔www

>>124
想像しておっきした
まさか性別反転ネタが1日も続くとは思わなかった
とりあえずグレース姉さんとグラニーとオクガタ萌え
133名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:41:58 ID:rLxKVzW8
勇人が女化したら男化したクラレットに勝てるわけなくね?
134名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 06:13:53 ID:3UoIBqdl
>>88
遅レスだがミュールと聞くとどうにもアホの子ミュール母さんを思い出すから困る
135名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 06:14:08 ID:6+Y56eRs
>>131
俺の望むライリシェポムをどうもありがとう。
最高だよ。
136名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 06:31:49 ID:HxnHF+SC
>>133
既に男で絞り取られてるしな。
性別転換したらテラレイプ。
137名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 06:34:31 ID:6+Y56eRs
つうかおれの中ではハヤトの女版って夏美なんだけど。
ヤられまくるな……どっかの邪悪なだれかさんに……
138名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 09:59:07 ID:VhUr7KBF
ってか前スレ埋めなくていいの?
139名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 10:05:57 ID:OD5foCBw
>>138
容量いっぱいで書き込めない筈だよ
試しになんか書き込んでみなよ
140名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 10:25:24 ID:OD5foCBw
連レスで悪いんだが性別反転ネタもそろそろやめないか?
専用スレ立ててそっちで話さないか?
141名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 10:41:15 ID:7qgVrLMf
確かに前の流れみたいになるからね。ここらが区切りかな。
また反転キャラで神がくれば賑わえばいいし。
142604:2007/01/12(金) 10:57:13 ID:jGrXsJon
アルバ×イオス(♀)も一回凍結させた方がいいですかね。
長々と続けたのも、流れを増長させた一因だと思いますし。
143名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 11:10:22 ID:7qgVrLMf
や、それは違いますよ。あくまでも性別反転はスレでのネタ。貴方さんのはちゃんとしたSSで読み応え抜群ですし。
ネタにするのをやめるだけで、SSはむしろ熱烈歓迎。
期待しております。
144名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 11:25:50 ID:dyM33NYu
アルイオ期待してます!
どんどん投下してください!
145名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 14:07:44 ID:OD5foCBw
>>142
>>143のいう通り、そいつは違うぞ
あれはネタではなくれっきとしたSSなのだからやめる必要は全くない
続いて投下してくれ

で、どうするかね
性別反転ネタ・談話の専用スレ立てたほうがいいかね?
立てるとしたらエロありとしてエロパロ板かね?
146名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 14:17:32 ID:6Z46cTXW
>>145
必要なし。細分化するとSSも分散化してスレが寂れるし、
「このSSはあっちに投下すべき」的な論争が起きて直ぐに荒れる。
147名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 14:24:26 ID:KAzclaOd
性別転換ネタ、個人的には遠慮したいが、行き過ぎなきゃいいと思う。
そのネタばかりになるのは困るものの、それを言い出したら総受ネタも食傷気味なわけで。
投下前に注意書き入れる等で、それぞれに対応すればいいんじゃないかと。
148名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 14:33:24 ID:OD5foCBw
>>146-147
心得た
149名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 16:41:58 ID:wAf/xwex
前にここで読んだオーレル×エイナを同人サイトで見つけた
パクだろうか、それとも本人だろうか・・・・
150名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:35:48 ID:DKXjwwW8
セイロン×アロエリっていいと思うんだが…。
意地っ張りな小娘と余裕のある大人で。
151名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:05:25 ID:O1H5txtM
遊び感覚のセイロンと
本気になってのめり込むアロエリみたいになりそうだ
152名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:12:51 ID:Up7ergMI
閉鎖したら、神小説の続き読めなくなるじゃないか!(;´д`)
153名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:24:17 ID:6Z46cTXW
閉鎖は2chであって、ここはPINKだから関係ない。
いらん連中が流れ込んできそうだが・・・
154名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:30:14 ID:y52GiR1C
また取り越し苦労で終わる気がするなぁ。という訳で
>>30からの続き。後日談とif話です。すいません、またエロ少な目です。
あと>>37さんが言ってましたが、ゲーム中で語られてる場面はわざと飛ばしてました。
場面が飛び飛びで読みにくいとは思ったんですがね。
155名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:30:45 ID:y52GiR1C
「それで相談って何?」
ある晴れた日ののどかな午後の忘れじの面影亭。お昼時の戦場もようやく片がつき、ギアンと二人で休憩に入る。
夕方からは再び戦場が待っている。のんびりとしながらもフェアは今朝言われたことを尋ねる。
「今更改まって相談する事なんてないと思うんだけどなぁ。掃除とか買出しの当番は決めたし…何なの?」
アイスティーを飲みながらギアンの話を聞く。
「いや、大したことじゃあないんだけどもね。…君の父親にはどう『娘さんを下さい!』と言ったほうがいいのかな?」
ブフーッ!
飲みかけのアイスティーを盛大に吹き出す。いきなり何を言い出すのだ。
「げほっ!ごほっ!あ〜、苦し…じゃなくて!何を唐突に言うのよ!?」
「いや、冷静に考えてみたのだが今のこの状況は同棲も同然。何よりも僕は君と離れたくないのだから、
 将来の結婚とかを考えれば至って当然のことではないか?」
頭が痛い。頭も良く、ウェイターの仕事も難なくこなすギアンだが今いちその言動は読みづらい。
「けけ、結婚!?い、いくらなんでもまだ早いって!……別に嫌じゃないけど」
「そうかな?派閥の他の連中はもっと早くあげてる者もいたし…一夫多妻の奴もいたな。
 まぁそれはともかく、年齢的には何も問題ないとは思うが」
前言撤回。その知識にはどうにも偏りがあるようだ。
「まぁ、け、結婚は追々考えてくとしてもよ?別にあの親父に断りなんか入れる必要ないって。
 精々お母さんだけで十分だよ。泉に行けば、もう会えるんだし」
響界種としての二人の力を使えば、会うだけならば問題ない。助け出すとなると話は飛躍的に難しくなるが。
「あの人か…いや、嫌なわけではないがその、未だにあの時のネタを繰り出すのは勘弁してもらいたいのだが…」
初めて二人で会った時、メリアージュは「あらあら、うふふ」と事ある毎に、泉での初体験を持ち出してくる。
「ギアンちゃん、はりきりすぎですよ〜」だの「フェアちゃん、すごく乱れてたわよね〜」だの。
どうにもペースが掴めない。まぁだからこそあんな親父と結ばれたのだろうが。
「た、確かに…と、ともかくもうこの話はおしまい!今更誓いなんか立てなくてもわたし達はわたし達!
 貴方と一緒にいられるだけでもう幸せなんだから!」
恋愛ごとには疎いフェアだったがそれだけに時折このような直球の告白をしてくる。
「まぁ…確かにそうだね。僕も君と肌を重ねられてとても幸福だよ」
「うぁ……そ、そういう事は口に出さないの!もーっ、お風呂入ってくる!」
だが言われることはまだ慣れていないようだ。それが面白くてこうやり返すのが習慣になってきたものだ。
顔を真っ赤にして駆け足で風呂場へ姿を消す。
「ふふっ、相変わらず可愛いな。……さて、ああも宣言してくれた手前、僕も行かないわけにはいかないな」
ニヤリと笑い、ギアンは席を立った。
156名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:31:18 ID:y52GiR1C
「んもぅ、どうしてあんな事、素で言えるかなぁ。恥ずかしいったらありゃしない」
自分の事は棚に上げて、石鹸を泡立たせ、体を擦りながらぶつぶつと呟く。
「まぁ…嬉しいんだけどね。……えへー……はっ!?だめだめ、にやけたらますます調子に乗らせるだけなんだから!」
全ての件に片が付き、ギアンが戻ってきた後は毎日のようにお互いをむさぼりあった。
互いの傷を埋めるように、互いの足らない隙間を埋めるように。
それこそ淫らに乱れたと言えよう。ただ今の所、常にギアンに先手を取られてばかりではあるが。
「たまにはわたしがリードしたいのになぁ。って、なんかわたしどんどんいやらしくなってる気がする…。
 こんなんでいいのかな…?」
「それは勿論。大好きな人を開発出来てると思うのは男の浪漫ってやつさ」
「はー、浪漫ですかー。そりゃわたしもギアンの切なそうな顔好きだけどさ」
「ほぅ、それは初耳だ。どんな顔なのかな?自分では分からなくてね」
「えっとね、目を瞑って………って、何さも当然のように入ってきてるのよーっ!?」
「気付くのが遅いな。それに『お風呂入ってくる』と宣言したのはこうされたいからではないのか?」
まただ、また。いつもこうして先手を取られる。これで通算何敗目になるのか。
「ほらほら座って。綺麗にしてあげるから」
(そう言いながら、何でいやらしい目をしてるのよー!?)
それでも断れないのは惚れた弱みか、はたまた心のどこかで期待していたからなのか。
ギアンの手がフェアの柔肌を傷つけないように、ゆっくりと汚れと汗をおとしていく。
フェアの後ろにしゃがんだまま、腕をとり洗っては、届きにくい背中を流していく。
そこで気付く。なにかおかしい。こんなにも絶好の機会なのにギアンはどうでもいい所にしか触れないのだ。
いつもの感じならば、座らせた時点で我が意を得たりとまさぐってくるはずなのだが…一向にその様子がない。
(ってわたし期待してるの?いやいや、どうせこの後にでも…)
「はい、終わりっと。さてじゃあ次は僕の背中を流してもらおうかな」
「え?え?……も、もう終わり、なの…?」
「あぁ、ちゃんと綺麗にしたはずだよ?さ、頼むよフェア。この後もまだ仕事はあるんだしね」
「そ、そうだよね。仕事あるもんね…」
期待が裏切られる。口ではああ言っても体は求めていた。それがないとなると途端に物足りなさを感じてしまう。
「じゃ、じゃあ洗うね」
声色からもそれが感じ取れる。ギアンの背中を擦りながら、自分はこの肌に触れていたのだと分かると息が荒くなる。
肉欲への期待の熱は下腹部に集まり、もはや我慢が出来なくなる。
いつしか背中をこするのを止め、手の平で直にギアンの肌を這いずり回らせる。
「ギアン…どうして…?どうして、何もしてくれないの?わたし…寂しいよぉ…」
トロンとした目つきで、片方の手で自らを慰め、ギアンの肌を舌で舐め回す。
「おいで、フェア。寂しがらせてごめんよ。たっぷり…可愛がってあげるから」
「ギアン……ギアンっ!!」
理性のたがが外れ、すぐに唇を触れ合わせる。
そしてまたしてもギアンの思惑通り。今日に至るまでギアンはフェアに様々な快楽を植えつけた。
押して責めるばかりが得意技ではない。時には引いて本人から求めさせる。
仮にも魔獣調教師。魔獣の扱いだけではない、こちらの面でもギアンは一級品だった。
157名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:32:28 ID:y52GiR1C
「はむぅ……ぷはぁ…ギアン、ギアン…!」
一度スイッチが入ればもう止まらない。愛する者の全てをしゃぶりつくそうと懸命に舌を潜り込ませてくる。
男女の秘め事には疎いフェアだったからこそ、その快楽を味わってしまうと余計にのめり込む。
ギアン自身がそう望んでしたわけではないが、結果的に以前とは変化してしまった。
剣を構え、多くの敵を打ち倒してきた戦場の女神に愛された少女はここにはいない。
ただひたすらに愛する者の体を求め、結ばれたいと願う女性でしかない。
「ひぅっ!あは…ギアンのゆびが、はいって…ひゃうっ、んあっ、ひああっ!」
唇を求め、胸板をさすってくるフェアにお礼とばかりに、指を膣に挿入する。
一度我慢させられた為か、そこは既に十分なほどに濡れており、すんなりと異物の挿入を許す。
「ひいぃっ!すご…おくまでっ、ふああっ!はいって…わたし、えぐられて…ひゃんっ!」
もはや恥じるという事もなく、甘い嬌声とともに自分の状況を実況する。
ならばもっと悦ばせてやらねばならないな、と考え、口をフェアの胸に近づける。
キスを止めさせられ少々残念がった顔をするが、次の瞬間には快楽に打ち震えた顔に戻る。
「ひゃあんっ!わたしのむね…たべられて、きゃんっ!そこっ、だめっ…!ビリビリくる…んはぁ…」
口で乳房を吸い取り、舌で乳首を転がしてもてあそぶ。
刺激を与えようと歯で優しく乳首を噛めば、フェアは蕩けた表情と声で体をガクガクと震わせる。
口はだらしなく開けられたままで、体だけでなく頭でも存分に快楽を味わっている。
その何とも言えない顔を見るたびに幸福感と独占欲が頭をよぎる。
多くの者の信頼を集め、皆から愛されている少女。だがこの少女のこの表情を見られるのは自分だけなのだ。
優越感がほんの少しの暗い欲望を増幅させる。だが今はもうあの時のような暴走はしない。
自分の全てを信じ、その身を委ねてくれているのだから。
「ねぇ…ギアンもきもちよく、なろ…?わたしだけじゃ…やだよぉ…。
 ギアンといっしょに……しあわせになりたいよ…」
こんな台詞を言われては男冥利に尽きるというものだろう。本当にどこまでも愛らしい少女だ。
だがそれはそれとして少々焦らしたいというのも男の悲しい性。別段これは調教というほどのものではなかろう。
「それじゃあフェアが自分で入れてみてくれないか?…今日は君にしてもらいたいんだ」
我ながら演技が板に付いているものだ。そしてフェアの心理を読み尽くしていなければこんな台詞は出ない。
「わたしがギアンに…?うん、がんばるよ!」
計画通り!…というほどのものではないがこうも上手くいくとは中々に自分が恐ろしい。
常にこちらが先手先手で物足りなさを感じていたのは分かっていた。いや、身に付いた技術とは恐ろしい。
158名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:32:57 ID:y52GiR1C
そしてフェアがぎこちない動作ながらも懸命にギアンのペニスを添えていく。
その様子を見ているだけでも頭に電気が走る。
「こら!ギアン、うごかさないでよぉ……んしょっと、じゃ、じゃあいくよ?……んああっ!?」
自らの体を落として胎内にペニスを埋没させていく。やはり少しは怖いのかゆっくりと飲み込んでいく。
それだけに下半身に熱が直に伝わる。自らのものを粘膜が包み込んでいくのがダイレクトに伝わる。
フェアは顔を真っ赤にしながら、ぎゅっと目を瞑り奥まで飲み込もうと頑張る。
「はぁ…んっ…んはぁ…!あぁ…ギアンの、おくまで、とどいてる…!ギアン、きもち、いい?」
少し幼さの残るような声で、達成感に満ち溢れた顔でこちらを見つめてくる。
その蒸気で湿った髪を撫でて、体を抱き締める。
「あぁ、とても気持ちいいよ。…よくできたねフェア。とても嬉しくて…もう我慢出来ないよ」
「え?」
不思議な表情を浮かべるフェアを余所に腰を動かす。
粘膜は押し込めば抵抗し、引き抜けば逃がさないとばかりに纏わりつき、言いようのないきつさが伴ってくる。
「んあっ、ひぐっ、ふああっ!そんなぁ…させて、くれるっていったのに…んはぁっ!?」
「ごめんよ、フェア?でもやっぱり僕も君に気持ちよくなってもらいたいんだ。
 だから僕に任せて?君と一緒に気持ちよくなりたいから。ね?」
「ずるいよぉ…ひゃんっ!そんな、ふうにいわれたら…ゆるすしか、ないじゃん…ひゃうんっ!」
ギアンの首に手を回し、寂しそうな顔をしながらも、刺激と快楽に抗うことなど出来ない。
奥をつつき、胸をいじられ、クリトリスを弾かれるという様々な刺激の前に、風呂場の熱気以上の熱に支配されていく。
汗と愛液が混じり、二人が繋がっている所からは水音が激しく響く。
「ふあっ、ひゃあっ、とけちゃう…ギアンといっしょに、とけちゃうよぉ…ひゃああんっ!」
胸も口も二人の唾液が混じり、ここにいるのは一個の生命にも見える。
「溶けて…いいんだよ?君は僕に、僕は君に。一緒になろう、一緒に昇り詰めよう」
「ふはぁ…ギアン、ギアンっ…!すき、すき…だいすきだよ…!」
「僕もだ、フェア。愛してる」
求め合い、そしてその証がフェアの胎内に注がれていく。
絶頂に至っても、二人は繋がったままその余韻に浸っていた。
159名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:33:29 ID:y52GiR1C
「ああぁ〜、結局、こうなるんだよね…良かった、今日は誰も泊まってなくて…」
「そうでなきゃこうはしてないよ。流石に仕事が残ってる中じゃあ無茶はしないって」
行為の後、二人で湯船に浸かり汗を流す。ギアンの胸板に頭をもたげながら抱えられた格好で夕方からの戦場に備え、疲れを取る。
「…何もかも計画通りってわけですか。あぁもう!これで先手を取られたの何回目!?
 と言うよりわたしが先手を取った事ってあるの!?いっつもされっぱなしじゃないのよ〜」
「何だい?フェアは僕をもてあそびたいのかい?君がそうしたいのなら、ほらどうぞ?」
手を広げ、ご自由にどうぞ、との意志を表示してみる。
「もてあそ…って、そ、そこまで言ってないわよ!そ、それにそこまで捨て鉢になられたら意味ないの!」
「なるほど、いつも僕がしているように不意を突いた責めをしたいのか。いやはや驚きだ。
 君も案外責めっ気があるんだな」
「ち、違うって!…って言うかやっぱりわざといつもそんな考えしながらやってたの!?」
「嫌いじゃないだろ?」
「ま、まぁ…確かに。って何言わせるのよーっ!!」
お湯をかけ合い、じゃれあう。少々話の内容が不毛ではあるが。
こんな毎日。平凡な毎日。だが二人にとってはかけがえのない毎日。
はしゃぎながら心からの笑顔が二人には存在する。
何でもない平和な退屈な日々。これこそ二人が求めていた宝物だった――


160名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:34:03 ID:y52GiR1C
「そういう訳で珍しい食材を探しに行くよ!」
何がどういう訳でそうなるのか。一日の始まりはそんな言葉から始まった。
ミュランスの星に紹介されて以来、食事をしに来る客は増えたものの、肝心の宿屋のほうはそれほど増えていない。
昨日から宿泊客はいないという事で、本日は営業全てを休みにするはずだったのだが――
「だってお客さんから聞いたんだもん!シトリス高原のどこかに珍しいキノコがあるって!」
フェアよ、あの広い高原ならば尚更範囲は限定させてくれ。
目の前で料理人の顔になり生き生きとして…否、興奮している少女にこんな事を言っても無駄なだけか。
周りの者からフェアが食材探しの達人だという事は聞いている。
肉だろうが魚だろうが野菜だろうが目ざとく見つけるらしい。…ただ墓地で肉は拾わないでくれ、怖いから。
「せっかくの休日なんだよ!?のんびりするのは性に合わないよ!ほら、出かける準備して!」
せっかく考えていたあれやこれやは無理なようだ。
急かされて立ち上がり、ふと外を見て、ある合図に気付く。
(せっかくの二人きりだというのに野暮だな…だが、仕方ない、か)
「すまない、フェア。ちょっと所用を思い出した。すぐに終わらせるが先に行っていてくれないか?
 場所は高原のいつもの場所で待っていてくれ。…大丈夫、すぐに駆けつけるから」
そう言うや否や、宿屋を飛び出す。背中からの非難の声に苦笑いしてしまう。
ごめんよ、フェア?けどこれ以上君を巻き込みたくはないんだ。
僕の罪滅ぼしに君が関わることはない。もう君を無色に関わらせたくはないんだ。

人通りの多い中央通りのとある食材店の前に着き、さも何かを物色している振りをする。
それこそ傍目には買い物をしに来た客としか見えない。それだけの演技力がギアンにはある。
そしてそこに冒険者風の男が近付き、ギアンの隣に立つ。
「申し訳ありません、急にお呼び立てしてしまいまして」
「いや、大丈夫だ。…何があった?」
周りには聞こえぬ小声で会話をする。誰にも気付かれている様子はない。
男はギアンの部下。クラストフ家が半ば瓦解した中で今、ギアンが動かせる忠実な配下。
ギアンがこちらの世界に戻ってくる決心をした理由は二つある。一つは勿論愛するフェアの為に。
そしてもう一つが自身の罪の償い。そしてその贖罪の中の一つが――無色の派閥の解散。
武力で壊滅させるのではかつての自分と何ら変わりがない。あらゆる策と情報で無力化させる――それが今のギアンの考えだ。
その為にこうして数少ない配下の者を動かしてはその動きと情報を探らせている。
「トレイユ周辺に再び無色の兵が放たれています。今現在どの家が動かしているかは調査中ですが、お耳に入れたほうがよいかと」
感情を表に出さず、内心で歯軋りをする。
「…狙いは僕達か?」
あの時従えていた兵の中にはどこかの家の『草』が混じっていたのだろう。現に自分もそうしていた。
全ての情報が洩れたとは考えられないが、ギアンとフェアの二人が響界種という事は感づかれているだろう。
「いえ、狙いが男女の二人とは判明しているのですが貴方がたではないようです。
 ただ……お二人とも本人と分かれば狙いが変わるのは確かかと」
小さく舌打ちをする。宿屋自体には結界を張り直したが、今日に限ってフェアを一人にしてしまった。
「…何かあればすぐにお呼びを。我らも有事には駆け付けますので…」
そう言って男は雑踏の中に姿を消す。
今は数少ない信用できる配下の者。いつか彼らにもその恩に報いなければならない。
だが今は何よりもフェアの安全を確認しなければ!脇目もふらずギアンは町の外へ駆けていった。
161名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:34:38 ID:y52GiR1C
「う〜ん、ここにはないなぁ。どこにあるんだろ、幻のキノコとやらは?」
一足早く集合場所に着いたフェアはとりあえず近場で目的の物を探してみる。
が、見つかるのは至って普通の食材ばかり。やはり見慣れたここにはないようだ。
「それにしてもギアンの所用って何だろ?………はっ!?まさかまたろくでもない事考え付いたんじゃないでしょうね…」
今までの行動パターンを考えればそれぐらいしか思いつかない。
「『ふふふ、こんな青空の下もいいだろう』とか言い出しそうだよね……あわわ、ダメダメ!想像なんかしちゃ!
 …でもいつもと顔つきが違った気がするんだよね。ちょっと険しい顔………っ!?」
瞬間、ただならぬ殺気を感じ外に出るときはいつも持ち歩く剣を抜く。
もともと辺りをうろつく「はぐれ」対策のものだが今回は違う。悪意の塊が自分だけを目掛けている。
「…どこの誰?姿を隠していてもバレバレだよ?」
「ほう、標的を探してみればこいつは思わぬ拾い物だ。ラウスブルグの件に関わっていた響界種だな?」
存在を気付かれても慌てることなく姿を現す。数にして七、八人。
「無色の兵隊!?何でまたここに!?」
「答える義理はない。が、その力は我らの役に立つ。大人しく投降しろ」
「『さもなくば力づく』って続くのかな?そんなんじゃ女の子にもてないよ?」
相手を挑発するように敢えて強気で返す。ただでさえ多勢に無勢。冷静になられてはこちらの不利は変わらない。
「いや?…さもなくば女として生まれてきた事を後悔させるだけ、だ。…取り囲め」
だが相手も戦闘に特化した兵達。これぐらいの挑発に乗るような者達ではない。
そして仮面の下でニヤリといやらしい笑みを浮かべた気がして、フェアの背筋に悪寒が走る。
だが相手がなるべく無傷で捕らえようとしているのならば話は早い。
包囲の配置に付くのが一番遅かった者に向かって駆け出す。無色の兵相手にじっとしているのは無謀だ。
ならばとことん走り回り撹乱するのが一番の手。そしてフェアの得意な戦い方もこれである。
「なっ!?」
不意を突かれては無色の兵とて人間、一たまりもない。哀れにも真っ先に向かわれた者は強烈な一撃を喰らう羽目になった。
(まず一人…!)
剣の側面で強打し昏倒させる。そして動きは止めない。自分を捕らえようとする者などに容赦はしない。
全員が近接武器ならば複数を一辺に相手しなければどうにかなる。
そしてここから先は最初のように一撃で仕留めるのは無理だろう。
手数で攻めて疲れさせる。疲れ果てるのは向こうが先か、自分が先か。一種の賭けだった。
162名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:35:10 ID:y52GiR1C
「はあっ!はあっ!……あと、三人…!」
走り回り撹乱しては、少しずつ人数を減らしていく。体力が少し減っているが、限界には程遠い。
「ははっ…!あれだけ、大口叩いてこんなもの?前の人達より、ふぅ、弱いんじゃない?」
少女相手にこれだけの大立ち回りをされてはさしもの無色の兵も徐々に戦意を失っていく。だが、
「…お前達は下がれ。俺がいく」
一人状況を見守っていたこの場のリーダーらしき男が前に出る。
「女だからと甘く見ていたようだ。その点は謝罪しよう。だがそれも終わりだ」
「大した…自信だね…!」
フェアの言葉通り自信はあるのだろう。打ち倒された者達とは立ち居振る舞いが全く違う。
だが一対一ならばどうとでもなる。この男がレンドラーやカサスと同じ強さを持ってるとは考えにくい。
息を整え、鉄製の爪を構える相手に剣を向ける。
そして姿勢を低くしながら一瞬で間合いを詰めて剣を振り上げる。
ガギンッ!
鈍い金属の音がして、しかし剣は両手の爪でくい止められる。それでも力負けはしていない。
それどころか徐々に押していく。いける!そう思った時、油断のツケがフェアを襲った。
「…撃て」
ドガガガガッ!
「きゃああああぁぁあぁぁ!?」
魔力の衝撃ががフェアの体を走る。電撃が体中に伝わり、痺れとなって襲ってきては膝をつかずにはいられない。
「召喚…術…!?そんな…一体どこに…?」
「召喚師の姿をわざわざ晒すものか。それにしても見事に引っ掛かってくれたものだ」
そう男は自分の身ごと仲間に撃たせたのだ。そしてフェアは忘れていた。その身に魔抗の力を持つ兵がいたことを。
「卑…怯者……あぐぅっ!?」
腹を蹴り上げられ、あお向けにさせられる。体が痺れて思うように動けない。
「この場で犯してやってもいいのだが、我々には別の標的もいるのでな。…気絶させて連れていけ」
男と召喚師はフェアに背を向け、あとを残っていた部下に任す。
意識を失わせようと拳がフェアの鳩尾に振り下ろされた。
163名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:37:29 ID:y52GiR1C
とりあえずここまでです。まぁベタベタな内容ですが笑って見逃して下さいな。
あと一回ぐらいのはずです。最後ぐらいはエロ大目にしたいな…
164名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:01:07 ID:OLu0ca41
まだいたのかよ!忠実な配下。
165名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:02:26 ID:OD5foCBw
すげぇ、普通にすげぇ......GJ!
文章もしっかりしてるし話は重厚だしフェアはエロいしかわいいし
続きをwktkしながら待ってるぜ!

しかしSS職人さん達は最初っから全部考えて書いてんのかね?
それとも書きながら考えてんのかね?
166名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:05:09 ID:RFdfXFF1
一応職人である何処かの誰かが答えますが私の場合は下書きに書いてから推敲しつつ書いてます。
167名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:09:16 ID:OLu0ca41
俺の場合、書いてるうちに最初考えた話とどんどん別の方向にキャラが暴走しだすな。
キャラの方が勝手に動いてくれるって感じで当初の想定どおりに書けたSSってのがあんまりない。
168名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:36:46 ID:5sWmYloN
>>167とほぼ同じく。一応、ゴールは決めているものの、
途中を書いているうちにそれが変わるってことは結構ある。
伏線なんて9割がその時の思いつきとハッタリですよ。
169名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:29:52 ID:xfZn7C4x
>>163
ぬおおGJ!!
次回を楽しみに待っております!
しかしギアンはシリアス鬼畜、好青年、テクニシャンなサド、ヘタレと
多種多様な使い道があって凄いキャラだよなあ
170名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:55:29 ID:ylMmdgqR
鬱兄貴ってまとめにいPされてない?
171名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 23:11:40 ID:KAzclaOd
てこずってんのかもな。
172名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:51:57 ID:r5xB5f8Q
誰か俺のためにビーニャメインのSS書いてくれ いやください。
173名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 03:18:32 ID:GSOzC4gh
つまりビーニャ×>>172で凌辱ものキボンということか?
174名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 03:35:48 ID:eZNR/QNa
ビーニャにぐっちゃんぐっちゃんにされる>>172萌え
175名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 10:32:36 ID:Joujy7iv
>>172ハードか…

なんとなく敵の本拠地に潜入する>>172
だが、それはビーニャの巧妙な罠だった。

>>172のプライドは 私に崩される為に築いてきたんですものね」
「いつもの力が出せれば…こんなビーニャなんかに…!」
「よかったじゃないですか ドライアードのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、口に出せないあんなモノこんなモノを用意しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
>>172の生(申し訳ありません、只今不適切な音声が流れております。)ゲ〜ット」
(いけない…!(自主規制)が感じやすくなってるのを悟られたら…!)
「生>>172様の生(自主規制)を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、(出版コードに引っかかる為規制)に当たってしまったか。甘い痺れがいつまでもとれないだろう?」
それから>>172は後から侵入してきたエドスらによって救出された

こうか!
176名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 10:33:37 ID:jUXScb9r
全然、口調がビーニャじゃない件について
レイム様だろむしろ
177名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 10:41:05 ID:Joujy7iv
ごめん、ジェネレータのそのまま使った
178名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:31:21 ID:r5xB5f8Q
いや、凌辱ならビーニャが凌辱される側がいいなぁ…ロッカに
マグナとの純愛もありやで
179名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 11:51:18 ID:x0gkbJQM
どうも、>>65で性別反転ネタを書いた者です
前回エロありでSSを書こうと思ったんですけど、エロシーンの描写が難しくて諦めかけてます
しかも新しい性別反転ネタ(エロなし)が思い浮かんでそっちのほうが先に書き上がりそうです
そこで、性別反転ネタが出来上がったら投下してもよろしいでしょうか?
180名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 12:08:07 ID:sYF4IXct
エロ無しが大杉じゃないか?
個人でいえばそろそろ書いとかないと叩かれるかもしれんぞ。
181名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 12:31:10 ID:sPswtd+I
>>179
エロあり……の方が気になるかな。
なしももちろん楽しみだが、そろそろエロ分が恋しいのだよ。
182名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 14:06:50 ID:4KPhQC17
読めればどっちでも!
183名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 19:45:45 ID:FOBaFlpm
いいんだよ
184名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:00:19 ID:nfYTVC68
グリーンダヨ!! ( ゚∀ ゚)
185名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:02:01 ID:K+7hwfJ1
むしろ性別反転でなおかつエロのほうが見てみたいぞw
186名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:04:15 ID:N0wRy0T2
187名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:12:24 ID:x0gkbJQM
そうですね、まずはエロを書き上げます
その次に性別反転ギャグものを書きますね
性別反転でなおかつエロいのは多分趣向が合わない人もいるのでやめておきます
どうもお手数をおかけしました
188名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:33:49 ID:IYvtnL88
>>175
>後ろから侵入してきた
アーッかと思った
189名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:33:46 ID:7MJRrF2W
>>188

×アーッ
○アッー
190名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:54:04 ID:T4mNXXti
エロ有りねえ・・・こんな感じか?


リシェル「あんたはどこにもいかないよね・・・?行かないんでしょ?」
ライ「おいちょっとリsh・・・」
リシェル「行かないって言ってよ!お願いだから!!
     あんたが響界種だってなんだって関係ない!
     あんたまで居なくなったら・・・あたしはもう耐えられない・・・・!!」
ライ「お前・・・そこまで思いつめて・・・」
リシェル「何だってするから!あんたが望むなら何だってするから!!
     だから・・・あんただけは傍に居てよ・・・」
ライ「落ち着けって!俺は居なくなったりなんか・・・うおっ!?」
リシェル「ごめん・・・もう分かんないよ・・・何にも分かんないよ・・・
     今だけ・・・今だけだから・・・・・・」

で、勢いでH突入とか。ポム離脱、ルシアン戦死の16話。
191名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:19:52 ID:CWfbJdri
空き缶「ライさん、いる?」
ライ「ル、ルシアン・・・助け・・・」
リシェル「ルシアン、ちょ〜っとだけ待っててねー」

最近は多対1じゃなくて1対1で絞られるのがトレンディか!
192名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:29:05 ID:Nf7I3tvp
>>190
なんで死んでんだよ!
193名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:42:40 ID:WRiEKn6q
>>178
さすが静かなるロリコンは節操ねぇなw
194名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 00:51:41 ID:K+S0qIVH
>>192
この手のエロは限界まで追い詰めないと不自然だから、とか?誰か死ぬとか輪姦後とか。
俺だったら、死んでもらうのはセクt(ry
195名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 02:28:37 ID:ch9xY6Z6
エロフラしませんか?
http://flagame.net/login/rec.cgi?id=17118
196名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 13:24:54 ID:xQ7c1fgn
25スレ227です。またシンゲン×フェア投下させていただきます。
作中の町の様子及び着物の描写は、想像というか捏造です。
それでは宜しくお願いします。
197シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:26:31 ID:xQ7c1fgn
満天の星空の下、一軒の宿屋の扉に鍵がかけられる。
ここは忘れじの面影亭。『ミュランスの星』に認められた当初に比べ、最近は客足も少しは落ち着いてきた。…ちなみに宿泊客は、悲しいかな以前と変わらない。
それでも目の回るような忙しさだったのだが、ここで店主は急遽休みを取る事になった。
三日間の休暇である。

「三日ですか…。御主人は、ひと月くらい休んでもバチは当たらないと思うんですがねぇ」
シンゲンは、後片付けが終わった静かな店内に緑茶をすする音を響かせる。
「ひと月も休むなんて何していいか分かんないよ。三日でも少し困ってるのに…」
フェアはシンゲンの向かいに座り、乳白色のティーカップを両手に包んで苦笑した。
フェアは店を休む事に抵抗があるようだが、端から見るに彼女の働き過ぎは明らかだった。
宿のオーナーもそう感じたらしい。強制的に三日間の休暇を与えられたのが、数日前のこと。
しかし明日から休みだというのに忙しさも手伝って、フェアには珍しく、まだ休暇の予定を決められずにいた。
「休めって言われても、何もしないで一日中家に居るのは、かえって疲れちゃう気がするんだよね…」
フェアは小さく息を吐き、少し温くなった緑茶に口をつける。
「休暇なのに体を休ませなくてどうするんです御主人。ご自愛下さいな。
どうしても何かしたいと言うのなら、この宿で朝から晩まで二人で愛をむさぼ…ぐあっ!」
クリティカル。これで何度目だろうか。フェアの拳がシンゲンの肩に見舞われた。
フェアと気持ちを確かめ合ってからというもの、シンゲンは今まで以上に押しが強くなった。
未だこの手の話題に耐性がないフェアは、正直困っている。
しかしそんなフェアにはお構いなく、シンゲンは二杯目をカップに注ぐ。
「まぁ冗談はさておき、では御主人。明日二人で買い物に行きません?『でーと』ってやつですよ。で・え・と」
「でっ…でででデートぉ!?」
緑茶を飲み込む寸前だったフェアは、思わずむせてしまった。
「今、町の方じゃ期間限定で青空市をやってましてね。シルターン自治区からの商人も出店してるんです」
召喚獣と言えども、自治区の住人なら市に出る許可も下りるらしい。通常の場所代に、ある程度の金銭を上乗せする…という条件つきではあるが。
シンゲンは湯気の立ち上るカップをフェアの目の前に持ち上げた。
198シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:30:14 ID:xQ7c1fgn
「今は『てぃーかっぷ』で飲んでますが、本来緑茶は湯呑みで飲むものでござんしょ?
白米・味噌汁と一緒に、湯呑みで緑茶なんて最高だと思うんですが、いかがです?」
目を輝かせるシンゲンに、フェアも身を乗り出す。
「なるほど…。お茶碗はあるけど、湯呑みまで手が回らなかったのよね。
…確かにいいかも。お客さんも喜んでくれそうだし、今なら食器揃える余裕もあるし!」
――という訳で休暇初日は、シンゲン的には『でーと』、フェア的には『買い付け』に行く事が決定した。
今更だが、二人きりで出掛けるのは初めてである。

暖かな陽射し、雲一つない空。絶好の買い物日和の中、威勢の良い声が飛び交う。
町の広場の両脇には白い布が敷かれ、その上に食べ物、衣類、玩具に骨董品…様々な商品が並べられていた。布の上が商人達の店なのだ。
通路には人が、布の上には売り物が、それぞれ色とりどりに溢れかえり、賑わいをみせる。
そんな広場に、市の様子を遠巻きから眺める少女と侍がいた。
「…うちの店もすごいと思ったけど、段違いね…」
口をぽかんと開けるフェア。対照的にシンゲンは、年甲斐もなく浮かれていた。
「ささっ!御主人、お手をどうぞ」
シンゲンは笑顔でフェアに手を差し出すが、フェアは誘いに乗らない。
照れるなんて何を今更、と思いながらも、痛い思いはしたくないので敢えて言わず、シンゲンは代わりの言葉を口にした。
「この賑わいじゃ、はぐれちゃいますって。…御主人、人混みを歩くのに慣れてないでしょう?」
それを言われると何も返せなくなってしまう。フェアは嫌な予感をさせながらも、仕方なくシンゲンの手を取った。
「いや〜。御主人の手は柔らかくて気持ち良いですなぁ」
予 感 的 中 。
フェアの手が触れるや否や、シンゲンはその細い手を自分の頬に擦り寄せて、ひたすらさすった。
さすが『好きなように生きて、好きなように死ぬ』を人生の目標に掲げる男。このサムライに武士道はない。
「ひ、人が見てるとこでやめてよ!それにわたしの手、料理やらトレーニングやらでガサガサだしっ!」
フェアは真っ赤になって手を離そうとするが、シンゲンの手はがっちりくっついて振りほどけない。
「人目がないなら良いんですか?いやはや御主人も結構大胆に…ごほぁっ!」
フェアは繋がれた手にありったけの力を込めて握った。骨の軋む音がしたが、それでもシンゲンは手を離さなかった。
199シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:34:42 ID:xQ7c1fgn
「お気になさらずとも、御主人の手は充分柔らかくてお綺麗ですよ?ほら、ごつい自分の手と比べたら一目瞭然」
シンゲンはそう言って唇をフェアの耳に近付ける。先ほどのダメージはまったく感じさせない動きである。
「…とても可愛らしい手ですよ、フェア」
低い声でそう囁くと、フェアの顔が一瞬で赤く染まった。
「…っ…シンゲンってずるい!」
フェアは耳を押さえて睨むが、それすらシンゲンには喜びの材料でしかなかった。
シンゲンはただ笑って、ゆっくり歩きだす。フェアは口を尖らせた。
(結局、わたしの方が主導権握られてる気がする…)
不満ながらも、手を引かれるままシンゲンについていくフェア。
フェアを引っ張るシンゲンの手はフェアの一回り以上大きく、刀のせいか三味線のせいか、タコだらけで固かった。
シンゲンは笑っているが、きっとこの手はたくさんの苦労を乗り越えて来たのだろう、とフェアは思う。
更に注意してシンゲンを見れば、出来るだけ人が少ない場所を選び、フェアの歩幅に合わせて歩いてくれていた。
(わたしにさりげなく合わせてくれてるあたりは、やっぱりシンゲンて大人だ…)
少し悔しいが、子供っぽかった自分を反省して息を一つ吐くと、フェアはシンゲンの手を今度は優しく握り返した。
一方。シンゲンは、にやける顔を抑えるのに必死だった。
召喚されてからというもの、自分も含め人間の汚い部分を見続けてきたシンゲンにとって、フェアの純粋さは安らぎである。
良くも悪くも真っ直ぐなフェアの行動は、信じられるし興味深い。
いつも飄飄としているので周りにはちゃんと伝わっていないかも知れないが、シンゲンは本気でこの少女を大切に思っていた。
手から伝わるフェアの温もりからお互いの想いが通じ合っているのを実感し、シンゲンは幸せを噛み締める。フェア達は賑やかな店に挟まれた通路をゆっくり歩く。
シンゲンの着物姿が目立つのか、二人はよく自治区の商人に声をかけられた。
安く珍しい食材に目を輝かせ、商人と楽しげに会話したり値切ったりと忙しい二人。
目的の湯呑みも無事手に入れ、気付けば二人の両手は戦利品で埋まっていた。
日も傾き、帰宅した二人は簡単な夕食を済ませた後、早速湯呑みで緑茶を味わう。
200シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:37:45 ID:xQ7c1fgn
「湯呑みで飲むと気分違うね〜!楽しかったぁ!今日はありがとうシンゲン」
「いえいえ、こちらこそ。…そうそう、御主人に渡したい物が」
そう言ってシンゲンは懐から一つの包みを取り出した。
「御主人に似合いそうだなと思いまして、さっき買ったんです。
まったく御主人てば、食材に夢中で全然『でーと』らしくなくて…。まぁそこが御主人の素敵なところなんですけど…」
シンゲンは、ぶつくさ言いながら袋の中身を見せる。シンゲンの手の上で転がるそれは、玉虫色の金属で出来た、かんざしだった。
長さはフェアの人差し指二本分。全体に細かく模様が彫られ、頂上に付いた翡翠色の玉が鈍く光を反射している。
「…きれい」と漏らすフェア。シンゲンは満足そうに微笑む。
「どれ、つけた姿を見せて下さいな」
シンゲンはフェアの後ろに回り、手際よく銀髪を結った。
「やっぱり!とてもお似合いです!…そしてこれを羽織れば…」
シンゲンは更に大きめな包みから艶やかな布を取りだして、フェアの肩に掛ける。それは、白い大輪の花咲く、紅色の着物だった。
「どこに出しても恥ずかしくない幼妻の出来上がりですな」
うっとりとフェアを眺めるシンゲン。一方、フェアは目を白黒させながらシンゲンに尋ねる。
「シ…シンゲン?どうしたの、これ…言いにくいんだけど、その…高かったんじゃ…」
「本当は白無垢…結婚衣装でも用意出来れば良かったんですけどね。甲斐性なしで申し訳ない。
単に自分が御主人の艶姿を見たかっただですよ。お気になさいますな」
値段の話には答えず、穏やかな口調でシンゲンはそう言った。
シンゲンは僅かな稼ぎの殆んどをフェアに渡し、残りをこの為に貯めていた。
体裁や見栄を気にしないシンゲンだが、求婚しておきながらフェアに良い思いをさせていない事は気掛かりだったのだ。
シンゲンはフェアの額に自分の額を当てて、子供をあやすように囁く。
「…こらこら。可愛らしいお顔が台無しですよ、奥さん」
「…だっ…てぇ…っ嬉しくって…。ありがとシンゲン…っく」
フェアの目からは涙がとめどなく流れていた。シンゲンは唇で涙を拭い、フェアの頭を撫でる。
「さぁ涙を拭いて。着物姿、見せて下さいな。そうそう本来女性は着物の時、下着は付けないものでしてね…」
着物のウンチクを語りながら、シンゲンはフェアの洋服に手をかける。
「シンゲン…?わたし服くらい自分で着――」
フェアは言いかけて気付いた。
201シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:45:23 ID:xQ7c1fgn
着物の着方をフェアは知らなかったのだ。

してやられた。やはりシンゲンは食えない男である。
なんとなく食卓の側で服を脱ぐのが嫌だったフェアは、自分の部屋で着付けをしてもらう事にした。
恥ずかしさで倒れそうになりながら、生まれたままの姿でシンゲンの前に立つフェア。
小ぶりな二つの膨らみと薄い茂みを両手で隠す少女の体は、先ほど買った着物くらい紅かった。
フェアの裸体は何度か見たが、やはりシンゲンは見とれてしまう。
いつもならばここでフェアにかぶりつくシンゲンだったが、ふと思い立ち、本日は趣向を変えてみる事にした。
「御主人、背中曲げないで下さいな」
肌じゅばんを手に、シンゲンはフェアの背筋を指でなぞる。
びくん、とフェアの体がしなった。
シンゲンと体を重ねるようになってから、フェアの体は敏感になっていた。しかしシンゲンは、そ知らぬ顔でフェアを注意する。
「動くと着付け出来ませんよ。ほら、袖に腕を通しますから手を上げて」
シンゲンは後ろからフェアの耳に囁く。相変わらずフェアは耳に弱いらしく、感じているのが揺れる銀髪で分かった。
シンゲンは、胸を隠すフェアの手の隙間に指を、フェアの足の間に自分の太腿を割り込ませた。
「んぁっ」
熱っぽい声をあげ、フェアの両手が宙に浮いた。
シンゲンはすかさずフェアの腕を肌じゅばんに通し、長じゅばん、着物、そして帯を結び、着付けが完了した。
「…へ…?」
てっきりそのまま行為に及ぶのかと思っていたフェアは、拍子抜けしてしまった。
「どうかされましたか御主人?」
シンゲンは何事もなかったかのようにフェアに言い放つ。どう見ても分かっててやっている。
「や…着付けありがとシンゲン。…えっと…」
フェアの火照りは治まっていない。フェアは、うずく秘所をどうにか鎮めようと太腿を擦り合わせる。
「…その…」
本当に言いたい事は言えぬまま、フェアの火照りは治まるどころか加速する。
フェアの体は、もうシンゲン無しではどうにもならない体にされてしまったのだ。
シンゲンはフェアを見つめる。フェアの一言を待っているのだろう。
フェアは観念して、シンゲンの手を引っ張った。
そのまま自分と紅い着物の隙間にシンゲンの手を滑りこませるフェア。シンゲンの少し冷たい手が、フェアの熱い乳房に触れる。
202シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:50:21 ID:xQ7c1fgn
「……もっと、触って…?」
切なそうにシンゲンを見つめるフェア。シンゲンは満足そうに微笑むと、フェアを引き寄せて深く口付けた。
「んぅ、シン…ゲン…っ」
二つの舌が絡み合う。フェアの小さな唇からは飲み込み損ねた唾液が溢れた。
じらされたせいか、フェアは口付けだけで全身の力が抜けてしまいそうになる。
せっかく結った髪も着付けた着物も、シンゲンの手によって乱されてしまった。
はだけた着物の隙間から現れるフェアの太腿と胸元。
うっすら汗をかいてシンゲンを見上げるフェアは、少女とは言えないほど悩ましい。
シンゲンは息を飲んで、フェアをベッドに組み敷く。
「なんか、せっかく…っ…綺麗に着付けてくれたのに…っぁ…ごめんね…」
首筋にいくつも唇を落とされながら、フェアは荒い息でシンゲンを見上げた。
シンゲンは口を綻ばせながらフェアの着物を剥いでいく。
「謝る必要なんてございません。…自分は着付けるより脱がす方が好きですから」
シンゲンは、わざと水音を立てて耳を吸った。その後シンゲンの舌は耳から首筋…と、どんどん下降する。
「はぁっ…シンゲン…あぅっ!」
桜色をした乳輪の形に沿って舌を這わす。乳首を一度強く吸った後に甘噛みすると、フェアは声を上げて体をねじった。
シンゲンは唇で乳房を責めつつ、既に蜜が溢れている割れ目の奥に指を潜りこませる。
気まぐれに、少しいつもと違う場所をくすぐると、フェアの声が高く上がる。
「ひゃうっ!…何か今日は…激しっ…」
僅かな動きの違いにも反応してくるフェア。少女を自分の色に染めて女にした達成感に、シンゲンは震えた。
シンゲンの舌は胸から下り、腹を通って下腹部まで辿り着いた。
欲望に突き動かされるまま、シンゲンはフェアの汗ばんだ太腿を開かせて間に顔を埋める。
「え…?そんな…とこ…舐める、なんてっ」
フェアは必死に足を閉じようとするが、シンゲンの舌が侵入してきた瞬間、動きを止めた。
「あぁああっ!んぅ!っふぁ、あぅぅっ!」
指とも肉棒とも違うものがフェアの中を這いずりまわる。弾力があり、ねっとり動くシンゲンの舌はフェアに新しい快感を覚え込ませる。
「あ…ああっ!…シンゲン…っ」
ぴちゃり、と音を立てて舌を引き抜く。桜色の秘所とシンゲンの唇は細い糸で繋がれたままだった。
203シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:54:24 ID:xQ7c1fgn
フェアのそこは様々な体液で犯されており、ひくつきながらシンゲンを求めていた。
「シン…ゲン…」
フェアは、よろよろと起き上がると膝で立っていたシンゲンに抱きついて口付けた。
柔らかい胸がシンゲンに胸板に押し当てられる。
フェアはシンゲンの膝にまたがって腰をゆっくり動かし、シンゲンの耳に熱い吐息を吹きかけながら囁いた。
「…はやく…およめさんの、証…ちょうだい…?」
その言葉と仕草にシンゲンの体はドクンと反応する。
たった一言で自分をここまで昂らせる事を、この少女は分かっているのだろうか。
まだ幼さが残る蕾の状態でこれなのだ。数年後、フェアが花開く時の事を思うとシンゲンは眩暈を覚えた。
シンゲンは再びフェアを押し倒すと、フェアの足の間に体を割り入れて赤くぬめる欲望をフェアに押し込んだ。
もう最初の時のような、苦痛に顔を歪ませる様子はフェアには無い。しかしシンゲンを締め付ける強さは変わらないままだった。
「はぁ…んぅっ…ああぁっ!んんっ!シン、ゲン…っ」
体を震わせるフェアの声には、確かに悦びが感じとれた。
シンゲンは、淫らな水音をさせて肉棒を引き抜いては押し込む。シンゲンの腰の動きに合わせ、フェアも腰を上下させた。
シンゲンはフェアの足を持ち上げて更に奥を突く。
腰を動かす速度を時には緩やかに、時には激しくしてフェアを翻弄した。何度もそうする間にシンゲンは限界が近い事を悟る。
「シン、ゲンっ…」
「…フェア…っ」
お互いに名前を呼び合い、口付けを交わす。
真っ白な光の中、シンゲンはフェアの中で全てを吐き出した。

行為を終えて抱き合った後、二人は体を離して横並びになった。
しかしそれが寂しいのか、フェアはシンゲンの肩へ頭を擦り寄せてくる。
「…あのねシンゲン、さっきの着物の事なんだけどさ…その…」
仔猫のようなフェアの仕草に、シンゲンの口元は思わず緩んでしまう。
204シンゲン×フェア:2007/01/14(日) 13:58:18 ID:xQ7c1fgn
今ならどんな我儘も聞いてしまいそうだ。
「どうしました?言ってごらんなさい」
フェアは色々考えた後、大きく息を吸って先ほどの続きを口にした。
「着付けとか髪を結ったりとか手際良かったけど…女の人にそういう事するの慣れてるの?」
ぴしゃーん。
今までで一番のクリティカルダメージがシンゲンを襲った。
「……い…きなり何言うんですか御主人…?」
淫行変態侍は引きつった笑顔を見せた後、フェアに背を向ける。
ここは笑って「こりゃ手厳しい!でも今は貴方だけですよ?安心して下さいな」と開き直るべきなのか。
それとも「まさかまさか。前に話した姉に着付けを教えてもらって…」と嘘で安心させるべきなのか。
シンゲンは、もっと無器用に着付けるべきだったと激しく後悔した。
「…まぁ、シンゲンは大人だし色んな経験もしただろうから、しょうがないんだけどさ…」
フェアの声は暗い。こんなところで幸せが終わってしまうのだろうか。
…というか今そんな事言わなくても!でも好きだ畜生!と混乱気味なシンゲンの首筋に、妙な感覚が走る。
「へ…!?御主人!?」
妙な感覚の正体はフェアの唇だった。シンゲンの首筋にフェアが吸い付いているのだ。
フェアは唇を首筋から離すと正座をして、強い力でシンゲンの頭を自分の膝に乗せた。
いわゆる膝枕状態でシンゲンを見下ろすフェア。
本来なら幸せな場面の筈なのに、シンゲンは下から微乳を眺められた喜び半分、これから何をされるのかという恐怖半分で動けない。
「今、シンゲンはわたしのものだって印つけたからね!
…だからこれからは…着付けも髪結うのも、何でも全部…わたしだけにしてよ…?」
フェアは拗ねたようにそう言って、シンゲンの額に口付ける。
フェアの唇が触れた部分に手を当て、シンゲンは年甲斐もなく顔を朱に染めた。
――多分、自分は一生フェアには敵わない。
フェアへ贈った着物と同じ、紅色の印を首筋に残されたシンゲンは、そう悟った。
最終的には自分が主導権を握っているのだという事を、フェアはまだ知らない。
20525スレ227:2007/01/14(日) 13:59:17 ID:xQ7c1fgn
以上です。ありがとうございました。
206名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 14:26:19 ID:S8uJzFGq
GJ!

不意打ちに顔を赤らめるシンゲンいいですYOww
207名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 14:47:09 ID:lWTpYykn
ぬおおお狂おしく超GJだ…!!
シンフェア萌えの自分には堪らないです毎回。
しかも鬼妖界ならではの着物エッチとはw
なんかもう家族が戻ってくる頃には
子供5人くらい作ってそうだシンフェア…!
208名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 14:53:20 ID:ccv77s97
シンゲンのキャラ印象がどんどん変わっていく……
フェアだけじゃなくシンゲンもかわいいよ(*´д`*)ハァハァ
209名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:13:14 ID:jD96jGiY
シンゲンハード
210名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:25:53 ID:9WwbyHpp
GJ!!
このスレでシンフェアが好きになった
211名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:35:04 ID:TNl96EoT
GJ!!

前にセイロンフェア投稿されてたが完結した?
212名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:51:19 ID:K4rIaIf9
どれのことかわからんが自分が知ってるのは完結してた<セイロンフェア
213名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:37:11 ID:HouXnVjd
とあるエロアニメの主人公の声がルシアンで
「姉さん!イク!」
って言ってる時思いっきり…
214名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 18:39:18 ID:QIdBiVOK
「シンゲン 変態」でぐぐって一番上に出てきた話…
一瞬普通にサモナイのパラレルギャグかと思ったw
215名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 21:55:05 ID:9WwbyHpp
>>213
あれやっぱり空き缶なのか
って同じ物を言ってるのかわからんが
216名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:31:22 ID:kkhdzaOy
前スレ776 ばななん王子GJでした。次の話も期待して待っています。
217名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:35:36 ID:3CLVd+Gf
エロゲじゃミントさんの中の人やポムニットの中の人はよく目にする。
アロエリの中の人も。
218名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:41:03 ID:g9yFy+Xk
まぁ、中の人談義はここまでにしてSS神が降り立って下さるよう妄想をぶちまけようではないか










アロエリテラレイプwwwwwwwwww
219名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:46:48 ID:mdAiB+cN
ケンタロウハード。
ああ、水鏡の魔剣使ってママさんと一緒に娘のいたすところ覗き見とかいいかもしれんね。
220アルバ×イオス(♀):2007/01/14(日) 22:50:38 ID:GUcVvG9F
「な……なんで……っ!?」
突然の乱入者の姿を目にしたアルバが凍りついた。
不意を突かれたというのもあるが、なによりも、その少女のことをアルバはよく知っていたからだ。
「なんでですって!? 一人前になるまで帰ってこない、なんて偉そうなこと言っておいて、
 そんなことも言わなきゃ分からないほど腑抜けになったの!? このスカタンッ!」
「フィ、フィズ!?」
驚きと、恐怖すら含んだ声で、アルバは乱暴に扉を開いた少女の名前を叫んだ。
「……ん、んぅ」
膝元のイオスが小うるさそうに身体を揺すって、微かな寝息を立てる。
しかし、今のアルバにはそれを気にかける余裕すら無かった。
――このままだと間違いなく殺される……!
推測でも、予感でもなく、本能が目の前に迫る危険を叫んでいる。
一方のフィズはそんなアルバのことなどお構い無しで、ずんずんと無遠慮に子供部屋へと侵入すると、
ベッドからわずか数メートルの地点で立ち止まり、鬼気迫る表情を浮かべて口を開く。
「あんたが約束したんじゃない! 帰ってきたら、まず一番にあたしに報告するって!」
――あぁ、言われてみればそんなこと言ったような記憶が……。
「そして、あたしを抱いて、自分の女にしてやるんだって!!」
「いや、絶対にそんなことは言って無いぞ!?」
聞き捨てなら無いフィズの言葉に、即座にツッコミを入れるアルバ。
だが、興奮状態にあるフィズにその言葉が届くことは無かった。
狩猟者の瞳をぎらつかせながら、ジリジリと間合いを詰めていくフィズ。
対してアルバは、膝元にイオスを寝かせているせいで全く身動きが取れない状態だった。
「お、落ち着け、フィズ! これは夢なんだから、ここでならフィズでもそれぐらいできるだろ?」
「なんか無茶苦茶失礼なこと言われてる気がするけど、とにかく問答無用!」
叫ぶと同時に、フィズの足が力強く床を蹴った。反射的に瞳をギュッと閉じるアルバ。
――絶対にこんなこと、おいらは望んでないぞ!?
アルバは大事なことを失念していた。夢は楽しいことや都合のいいことばかりではなく、
起きて欲しくないようなことも起こってしまうことを。そして、それらを総じて悪夢と呼ぶことを。
221アルバ×イオス(♀):2007/01/14(日) 22:52:13 ID:GUcVvG9F
衝撃に備えて、身体を強張らせるアルバ。
「………………?」
しかし、いつまで経っても来るべきはずのものが来ない。
アルバは不審に思いながら、恐る恐る瞳を開いていく。
「…………な!?」
アルバの視線の先。そこでフィズが宙に浮いていた。
もちろん、いくら運動神経が群を抜いているとは言え、人間であるフィズにそんな芸当ができるはず無い。
「なんなんだ、貴様は……っ!」
桁違いの憎悪が込められた、聞くもの全ての背筋を凍りつかせる口調。
殺気を感じて目を覚ましたのか、気を失っていたはずのイオスが、
じたばたと宙で手足を振り回すフィズの襟首を掴んで立ち上がっていた。
「このっ、離せ〜!」
「黙れ! せっかくアルバに膝枕してもらっていたのに、貴様のせいで……っ!」
口調に反して、言ってることはただの惚気話だった。
「あ〜、もう! だいたい、あんた誰よ!? と言うか、アルバのなんなわけ!?」
「そ、それは、その……」
それまでの冷徹な表情から一変。顔を真っ赤にさせて宙に視線を踊らせるイオス。
やがて、その視線がちらりとアルバに向けられると、慌ててそれが逸らされる。
言葉で説明する以上に、なんとも分かりやすい反応だった。
「アルバ……この卑怯者ーっ!」
「いや、なんでだよ!?」
突然のフィズの罵倒に、わけが分からず聞き返すアルバ。
「だって、卑怯じゃない! あたしの手の届かないところでこんな、こんな……。
 これじゃ……、あたしには、どうしようもできないじゃない……」
急激にトーンダウンしていくフィズ。その瞳には無理矢理抑え込んだ激情が、大粒の涙となって溜まっていた。
222アルバ×イオス(♀):2007/01/14(日) 22:53:17 ID:GUcVvG9F
「フィズ………」
正直なところ、アルバにはフィズがなぜ泣いてるのか分からない。
だが、泣かせた原因がどうやら自分にあるらしいということぐらいは理解できた。
「あの、イオス副隊長。そろそろ、降ろしてやってくれませんか?」
「……ふん」
見るからに不満ありげな様子だったが、投げ捨てることもなくイオスはフィズをベッドの上に降ろした。
身体が自由になってからも、何かを堪えるようにジッとそのまま動かないフィズを、アルバは優しく抱きしめる。
「アルバ!?」
「………ア、ルバ…」
二人同時に名前を呼ばれた。
アルバは心の中でイオスに謝りながら、今はフィズだけに意識を集中させる。
「おいら達が泣いたときは、よくリプレ母さんがこうしてくれただろ?
 リプレ母さんの代わりだ、なんて偉そうなことは言えないけど」
本当は謝るべきなのだろうが、なんに対して謝ればいいのかもわからないまま、うわべだけの謝罪など出来るはずもない。
謝る以外でフィズの涙を止める方法を、アルバはこれしか知らなかった。
「……ひくっ、う……うわあぁぁぁぁぁんっ!」
堰を切ったようにアルバの胸で号泣するフィズ。
本当に変な夢だよな、と思いながら、フィズが泣き止むまでアルバはそうしていた。
223604:2007/01/14(日) 22:56:53 ID:GUcVvG9F
一回書き上げたデータがぶっ飛んだので、しばらく間を空けましたが、今日はここまで。
次は火曜日あたりに投下できるよう頑張ります。

>>143-145
変なことを言って、不安にさせてしまってすみませんでした。
出来る限り続けていきたいと思いますので、もうしばらくお付き合いください。
224名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:04:13 ID:ymO6q3mm
サモ4のエロ同人手にいれちゃったんだぜヒャッホイ
www.uploda.org/uporg654316.jpg.html










…ごめんorz
225名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:06:02 ID:ymO6q3mm
スマソ
アルイオ書きさんGJ
修羅場wwww
226名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:16:11 ID:xQ7c1fgn
>>223
GJ!毎回楽しませてもらってますよー。続きwktkして待っとります!
227名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:26:01 ID:rvl7T8Vi
>>224
石恵のゼロ本をコラッたのかw
228名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:53:13 ID:Fbyc63cM
フィズがなにやらカワイソスなことに
229名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:59:11 ID:X8DURaV4
GJ!
がんばれフィズ負けるなイオス
230名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:04:56 ID:r52TqoNU
>>224
なんだこの違和感の無さwww
231名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:14:20 ID:gn8Qdek6
>>223
GJ! それにしてもこのアルバ、いつもうろたえているイメージしかないw
でも、どこか優しげがあるところがアルバらしい。

それとは別にふと思いついた小ネタ。
キール「やぁ…遅かったんだね、どこに行ってたんだい?」
ナツミ「ちょっと(野盗退治に)外出しにね。
    もー大変、(野盗の)男の人に(物理的な意味で)囲まれちゃってさ
    (野盗の)男の人たちが(なかなか降参しなくて)しつこいのってなんのって」
キール「………!!!」
ナツミ「……(ははーん)
    そういえばさ〜、中には(飽くまで)顔(だけ)がいい人もいてさ〜、グラッときちゃったわ」
キール「……………!!!!!  …ナツミ」
ナツミ「えっ、なになに、もしかしてヤキモチ――――」
キール「やっぱり僕達別れよう」
ナツミ「――――――。」
キール「君はこんな冴えない男よりもっとすてきな男性と一緒になるべきだ!!
     セルボルト家の召喚師として僕はいろんな人に迷惑をかけてきて、僕自身甲斐性のない人間だった!
     君がそんな僕を哀れんでくれて、一緒にいてくれる気持ちも分かる…
     それでも僕は幸せだった…でもダメだ!! 君はこんな冴えない男と一緒にいるべきじゃない!」
    「大丈夫! 君のような魅力的な女の子ならいくらでも男の子が――…」
ナツミ「ひっく…ひっく、やだ〜〜ぁっ!! キールがいいの! キールしかいないの―――っ!」
キール「ぼ…僕だってナツミが 大 好 き だぁっ!!」
ナツミ「キール!」
キール「ナツミ!」
ナツミ「キー(ry」
キール「ナt(ry」
リプレ「…そんなに好きあっているなら、いい加減キスのひとつでもしてみたらどうなの?」
ナツミ「そ…そういうのは……ねぇ?」
キール「う、うん! ま、まだ早いんじゃないかな?」
リプレ(あ〜…しちめんどくさいカップル……)

某南瓜鋏より。コレを見て、キルナツはバカップルというイメージが沸いた。
232名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:16:26 ID:CajED+Hz
フィズktkr
きたいMAX
233ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/15(月) 00:44:21 ID:CKX3nKFs
 皆様、誰にでもどうしようもなく気まずいときというものがございますよね。例えるならばそうですね。
 想いを寄せる方のことを思い浮かべて一人慰めているところを誰かに見られちゃったとしたら気まずいですよねえ。
 しかもそれが当の想い人だったりしたら、もう大変ですよね。え?何を話しているのかですって?
 いや、まあ。現在のわたくしがまさにその状況なわけでして………


「………………………」
 沈黙が場を支配しておりました。わたくしはとりあえず乱れた着衣を正して。おじょうさまはこめかみに指を当てながら。
 どう言葉を紡いだものか思いあぐねております。
「あの……おじょうさま……」
 先に耐え切れなくなったのはわたくしです。おずおずと口を開き、おじょうさまに尋ねます。
「見ちゃいましたか……?」
「ええ、そりゃもう……ばっちりと……」
 えぅぅぅぅぅぅ!やっぱり見られちゃったんですねえ。ひどいです。おじょうさま。ノックぐらいしてくださいまし。
「したけどあんたが気づかなかっただけじゃない!それで中に入ってみれば……あんな……こと……」
 そう言うとおじょうさまは顔を赤く染めて俯いてしまいます。刺激がちょっと強すぎましたかねえ。
「うるうる。おじょうさまが最近わたくしに構ってくださらないものですから、わたくしときたらこんなはしたない真似を……」
「責任転嫁すんなっ!それにそういうことは人目につかないようにしろって言ったのあんたじゃん!」
 ええ、そうでございましたね。確か以前そんなようなことをおじょうさまを諌めたときに申した覚えがございます。
 あの時は確か、おじょうさまは夜な夜なライさんのことを想いながれご自分で……
「蒸し返すなぁ!そんなこと今更!」
 そうですね。今はもっと凄いことをなさっていますものね。おじょうさまときたら、ライさんと一緒になれる時間があればその度に……
「わ〜!わ〜!わ〜〜〜!!ばらすなあぁ!!ポムニットの馬鹿ぁぁああ!!」
 クスクスクス。やっぱりこうしておじょうさまはからかっている時が一番楽しいですね。至福のひとときと申しますか。
「それでおじょうさま、こんなところに何の御用ですか?」
「切り替え早っ!」
 気持ちの切り替えの早さはわたくしのとりえでございます。過酷な運命を背負ったこの人生、そうでなければやっていられません。
「まさか、わたくしの痴態をわざわざご覧になるために!おじょうさまにそのようなご趣味があろうとは」
「そんな人聞きの悪い趣味あるかぁぁ!あ〜〜、もう!あんたが馬鹿なことするから頭の中がこんがらがっちゃったじゃない!」
 それはどうも申し訳ございませんでした。それでは落ち着いてもう一度どうぞお願いします。
「まったく……もう……」
 おじょうさまはぷくっと頬を膨らませます。そしてすこし照れくさそうにしながらこうおっしゃいました。
「さっき……お風呂場で……カッとなって……言い過ぎた……その……ゴメン……」
234ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/15(月) 00:45:28 ID:CKX3nKFs


 ペタリ。わたくの手のひらがおじょうさまのおでこに触れます。ふむふむ。どうやら熱はないようですね。
「何よ……それ……」
 ガラリ。カーテンを開けます。今日の天気は晴れですか。おかしいですねえ。
「だから、なんなのよ!その態度はぁぁ!!!」
 いやあ、だっておかしいじゃないですか。おじょうさまが自分から素直に謝りにこられるなんて。これはもしや天変地異の前触れ?
「うっさい!うっさぁぁいっ!そんなに珍しいかぁ!あたしが自分から謝りに来るのが」
 だってそうじゃないですか。おじょうさまと来たらいつもいつも。
「あたしだってそういう気分になるときぐらいあるの!ああ、もう!謝って損した。前言撤回!!」
 ああ、怒らないでくださいまし。わたくしとしたことがつい意地が悪くなっておりました。
 どうもすみませんでした。おじょうさま。ですからどうかご機嫌を直してくださいまし。
「まったく……」
 おじょうさまは顔をしかめて呟かれます。
「けれど、今日のことはわたくしの方こそ悪ふざけがすぎたことですし、別におじょうさまがお気になさる必要は……」
「……気にするわよ……だって……」
 すると、おじょうさまはお口をつぐんでうつむかれます。そして次に口を開かれるとこうおっしゃいました。
「イヤだったから……またあたしの言ったことであんたが傷ついたりしたら……」
「おじょうさま……」
 思い返されるのはあの日の出来事。わたくしがおじょうさまから一度は拒絶され、そして再び受け入れてもらえたあの日のこと。
「思ってないから!あんたのこと必要ないだなんて、あたしはこれっぽっちも思ってないから!」
 ええ、わかっておりますとも。リシェルおじょうさま。貴女のお気持ちは十分に。その気持ちだけでわたくしは満足です。
 わたくしはおじょうさまの頭をなでます。おじょうさまの目は少し涙ぐんでいました。そんなおじょうさまを見ていると思わず、
 抱きしめたくなっちゃいます。えい。ふふふ。
「うわっ!ちょっ……ポムニットぉ!!」
 急に抱きしめられておじょうさまはあわてふためきます。ああ、可愛い。このままお持ち帰りしちゃいたいです。
 おじょうさまの温もり。それを確かに感じます。こんな時間がいつまでも続けばいいのに。
「ご安心ください。わたくしはずっとおじょうさまのお側でお仕えさせていただきますから。どこにもいったりはしません」
 それがわたくしの望みですから。ずっと大好きな貴女のお側にいられることが。
「……馬鹿…………」
 わたくしの腕の中に抱かれながらおじょうさまはそうポツリと呟かれました。

235ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/15(月) 00:46:01 ID:CKX3nKFs


 らんららんららん♪気分は軽やかにステップを踏んでおります。ここはお風呂場。おじょうさまと二人で入りなおすことになりました。
「また、変なことしたら許さないんだからね」
 分かっておりますとも。さっきは悪ふざけしすぎただけです。ああ、でもおじょうさまと一緒にお風呂。(*´Д`)ハァハァ
 あら、いけません。よくないですよね。同じ失敗を繰り返しては。でも、やはりたまりません。おじょうさま(*´Д`)ハァハァ
 とりあえず、おじょうさまのお背中を流すことにします。ゴシゴシゴシ。石鹸の泡でおじょうさまのお肌がつつまれていきます。
 よいしょ。よいしょ。ゴシゴシゴシ。
「……ねえポムニット……」
 すると、おじょうさまが何かを言いかけます。わたくしは一旦、手を止めて待ちます。
「あたしってさ……まだ子どもだよね……」
 少し肩を落としながらおじょうさまはそう呟かれます。
「自分でも分かってる……ほら、あたしってずっとあんたに迷惑かけっぱなしだったじゃない」
 そうですねえ。どれだけおじょうさまの悪戯の謝罪行脚をさせられたか数え切れませんねえ。カットされたお給料も。しくしくしく。
「ずっと…そういうの当たり前に思ってた。あんたはウチの使用人だからどう扱おうがあたしの勝手みたいな感じでさ」
 本当にしんどかったですよ。身体がいくつあってもたりませんでしたねえ。
「けど、あんたがいなくなっちゃいそうになったとき。そのときに気づいた。あたしがどれだけあんたに甘えて生きてきたのか……」
 おじょうさまの身体が少し強張ります。かすかな震えを感じます。
「あたし……多分あんたがいなくなったら何もできなくなる。だから必死だった。あのとき……」
 なにがあってもわたくしを手放したくない。あのときのおじょうさまの必死の想いが記憶に蘇ってまいります。
「勝手だよね。普段はぞんざいに扱って……あんたにあんな酷いことも言って……それでいざ愛想をつかされそうになると泣きついちゃってさ……」
 おじょうさま。これ以上、御自分を責めになるのはお止めくださいまし。そんなことを言われるとこっちまで悲しくなっちゃいますよ。
 確かにあの日、おじょうさまに『バケモノ』と言われたときは哀しかったです。胸が張り裂けてしまいそうになるほどに。
 ですが、あの日の出来事があったからこそ今のわたくしがあるんです。本当の自分と向かい合うことのできた今のわたくしが。
 ですからおじょうさまもあのときのことをいつまでもお気になさらないでください。これはわたくしからのお願いです。
「ありがとう……ポムニット……」
 瞳に涙を滲ませておじょうさまは言います。
「あれからあたしも色々と考えたんだ。このままずっとあんたに迷惑かけっぱなしじゃいけないって」
 確かに以前のような悪さはめっきり減りましたね。よそ様に頭を下げに行くのは随分ご無沙汰ですし。
「けど、それでもやっぱあんたに迷惑かけてる。店の方とかほとんどあんたにまかせっきりだし……アイツとのことだって……」
 迷惑だなんて思っていませんよ。どれもわたくしが好きでやってることですから。
「だけど…あたし…あんたにされるばっかで……自分のことばっかで……あんたにはちっともなにもしてあげてない!」
 だからカチンときちゃったんですね。そのわたくしに子ども扱いされて。
「うん……ごめん……」
 そのままおじょうさまはしゃくりあげてしまいました。やれやれ。いくつになっても泣き虫なんですから。リシェルおじょうさまは。
 ほんとうにしょうがないおじょうさま。だから大好きなんですけどね。
 
236ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/15(月) 00:47:28 ID:CKX3nKFs


「なにもしてあげてないだなんて……そんなことはありませんよ」
 ひくひくすすり泣くリシェルおじょうさまの背中をさすりながらわたくしは言います
「おじょうさまがそこにいるだけでわたくしの心はいつも満たされているのですから」
 偽りのない自分の気持ち。リシェルおじょうさま。貴女がわたくしにくださったんです。ヒトとしてのわたくしの生きがいを。
「それに御自分ではお気づきになれないかもしれませんがおじょうさまはご立派に成長なさっておいでです」
 以前のおじょうさまを知るものの目からすれば一目瞭然ですよ。そりゃまだ手放しで褒められた素行ではありませんが。
 けれど着実におじょうさまは大人へと近づいておいでです。わたくしにとって嬉しいことでもあり、寂しいことでもあるのですが。
「ですけどそんなに早く大人になろうとしないでくださいよ。わたくしのお仕事がなくなっちゃいます」
 できればずっと貴女のお世話をしてあげていたいから。大好きな貴女のお世話を。
「おじょうさまはおじょうさまのペースで少しずつ大人になればいいんです。コーラルちゃんみたいな至竜さんじゃないんですから」
 わたくしがそう言うとおじょうさまは
『そうだね』
 とポツリと呟いてすすり泣くのをお止めになりました。けれども顔色はまだ晴れませんねえ。やれやれ。またお節介が必要なようですね。
「おじょうさま。こちらを向いてくださいまし」
「何よ。いったい……むっ!」
 『隙あり』です。うふふ。はぁぁ。柔らかい唇。おじょうさまのとわたくしのが触れ合って。
「むぐぐぐ……んぐっ……んぐぅぅ!!」
 舌と舌とがそれはもうねっとりと絡みあっております。ああ、駄目です。わたくしこのままいってしまいそう。
「んっ……んっ…ぅ………ぷはっ……ハァハァ……」
 濃厚な口付けを交わしてから、わたくしとおじょうさまの唇は離されます。あは。なんか涎が糸みたいです。
「なにすんのよ!変なことはすんなってあれほど言ったじゃない!」
 いきなり唇を奪われておじょうさまはオカンムリのご様子です。わたくしは悪戯っぽく微笑みながらいいます。
「いえ、おじょうさまがわたくしに何もしてあげてないとおっしゃられるものですから……つい」
「ついで済むかぁぁ!!……ってちょっと待ちなさいよ!ヤダぁ……やめてぇぇ!!」
「うふふ。リシェルおじょうさま」
 妖しく微笑みながらわたくしはおじょうさまをタイルの上に組み敷きます。う〜ん我ながら完全に悪役ですねえ。
「何もしてあげてないとおっしゃられるのなら今ここでしてくださればいいのですよ。おじょうさま。貴女のその御身体を使って」
「い…い…ぃ…い……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」
 哀れ、子羊なおじょうさまはこうしていけないメイドのわたくしの毒牙にまんまとひっかかるのでした。



 まだまだ続きますよ♪ by ポムニット
237 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/15(月) 00:48:45 ID:CKX3nKFs
あれ?なんでだろう。途中までいい話っぽかったのにw
というわけでポム子さんに続きです。しかしうちのリシェルは完全に受けですね。
それではサラバ
238名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:16:30 ID:Wnvicd4C
GJ!!!
239名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:22:49 ID:vhQN++Ta
ポム子さああああああああああああああん(*´Д`)b<GJ!!
240名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:39:45 ID:eWFQmcgo
ポム子テラ鬼畜悪魔wwww
241名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:34:50 ID:Q3r/M+M/
淫魔ポム久々降臨wwww
哀れリシェルは捕食されるのかwww
242名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 09:08:25 ID:66uwxPJG
GJ!
だけど、続きもんだから物凄く複雑な気持ち。
何かNTRを読んでいる気分になった。ライが不憫な気もする。
243名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 11:13:23 ID:jcHF2JGC
GJ!!
ポム子(*´Д`)ハァハァ w

>>242
つ【百合は別腹】
244名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 12:17:21 ID:CAqD5y1X
っていうかポムが可哀想だ。
体の関係は結べてもリシェルはライが好きなんだろうし、でもポムはずっとリシェルが好きなままだろうし。
まあでも、すごく面白いから続きを楽しみにしてます。
245名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 13:20:51 ID:DaX+nM6d
GJ!!!!
ポム子いいよポム子
246名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:13:06 ID:GPYtVOGV
GJ!続き希望!
247名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:22:51 ID:Hcn2gO9q
ポム子さん、こえぇ。でももっとやってくだされ!
そんでもって>>162からの続きです。これで終了。

あれ?ギアンが活躍してる…
248名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:23:36 ID:Hcn2gO9q
何とか意識を保とうと入らない力を必死に掻き集めて耐えようとする。
だが衝撃は来ない。ボトッと何かが落ちる音が聞こえて目を開けてみる。
「え?」
拳を振り下ろした男は自分の身に何が起きたのか信じられなく、素っ頓狂な声を上げる。
真下に振り下ろした自分の腕の肘から下が無くなっているのだ。少し横に自分の腕だったモノが転がっている。
そこでようやく気付く。自分以外の影がある事に。
だがそれを確認する間もなく両足を斬られ、崩れ落ちた所の顔面に仮面が粉々になるほどの蹴りをくらい吹き飛んだ。
目の前の状況にもう一人の男が放心していると、更にその上にも影が落ちる。
異常な事態に思考は追いつかず、ただ本能のまま顔をあげればそこには竜が口からチロチロと炎を出しながら佇んでいる。
「…吼えろ、ワイヴァーン」
怒りに満ちた声の主がそう命令した瞬間、男は炎に包まれる。
それを一部始終見ていたフェアが嬉しさと安心から涙を流す。
「あ……ああぁ…!」
一先ずの脅威を薙ぎ払い、ギアンはほっとした優しげな表情で愛する者を抱きかかえる。
「ごめん…ごめんよ、フェア?君を一人にして本当に…済まない…!」
力強くフェアの無事を喜び、謝罪の言葉を紡ぎながら、回復の召喚術―ジュラフィムで傷を癒していく。
「ギアン…ギアンっ!遅いよ、ばかぁ…」
心地よい光に包まれながら、フェアもギアンを抱き締める。
一番頼りにしている人が自分の危機に駆けつけてくれる。女性としてこれほど嬉しいことはない。
だがのんびり出来る状況ではない。敵はまだ残っており、フェアがいち早く異変に気付く。
「ギアン!?あいつら、また召喚術を――」
「…遅い。詠唱は終わった」
ギアンに呼びかけようとしたが敵の召喚師の行動のほうが早い。
だが敵はまだ気付いていない。この青年に並みの召喚術など何の役にも立たない事を。
「邪魔を……するなぁーっ!!」
ギアンの角がその力を顕現するだけで召喚されたものは強制的に押し戻される。
そして回復の終わったフェアの体を優しく降ろし、振り向きざまに召喚師に飛刀を投げる。
投げられた飛刀は狙い違わずその四肢を射抜く。
倒れる召喚師を見て、リーダー格の男はあまりの手際の良さに戦慄する。そしてようやく理解する。
「ギアン…クラストフ…!貴様、生きていたのかっ…!」
「あぁそうさ。お前達のような奴らを止めるためなら生きてやるさ。
 だがな…今だけは別だ。フェアを傷つけた分はただで済むと思うなよ…!」
怒りに満ちたその瞳を見ただけで未来が分かってしまう。このまま戦えば間違いなく倒される。
そう判断できるだけ優秀なのだろう。脱兎の如く姿を消していった。
「ああっ、逃げたぁ!?部下も見捨てて逃げ出した!」
「いいさ、フェア。あいつはもう二度と僕達の前に姿を現そうなどとは考えないさ。…今は君が無事なだけでいいよ」
「むぅーっ、やられっぱなしは悔しいんだけど……あれ?なに…これ?」
フェアがここではないどこか、しかしそう遠くない場所から強大な魔力を感じ取る。
「…君も気付いたか。なんだ、これは…?生半可な魔力じゃないぞ…」
「そういえばあいつら『標的は別』だの言ってた…。これ、ひょっとしたら誰かが襲われてるんだよ!」
今さっきまで危険な状況に置かれていたというのに、もう今では見知らぬ誰かの心配をしている。
それがフェアの美点であるのだが――ギアンは半ば呆れながらも一応は尋ねてみる。
「やっぱり行くのかい?」
「当たり前でしょ!見捨ててなんかおけないよ!……一緒に、来てくれる、よね?」
「君を一人で行かせるものか。当たり前だろ?」
だがこういうのも今では嫌ではない。二人で魔力を感じ取った場所へ向かう。
「ああっ!?ギアン、ちょっと待って!」
首に巻いたマフラーを後ろからおもいっきり引かれる。
「げふっ!?い、いきなりなんだいフェ――」
チュッ
振り向きざまに唇にキスをされる。らしくないように呆然としているとフェアは満面の笑顔で言葉を出す。
「さっき駆け付けてくれた時凄く嬉しかったよ?あと、とっても格好よかった!ありがとね、ギアン!」
249名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:24:12 ID:Hcn2gO9q
「あーっ、もう、うっとおしい!一体どれだけいるのよ!?」
男女の二人組みが大勢の無色の兵相手に襲われている。
「そんなにあたしの召喚術喰らいたいの?…それ、もっかいツヴァイレライ〜」
だが女性はどこにも悲愴さなど感じさせず、むしろ楽しげに強力な召喚術を放っていく。
無色の者達もこの二人と相対する為に対召喚術用の装備をしてきたのだがそれすら意に介さない。
「むぅ?まだ立ってられるの?しつこいなぁ…じゃあ次はレヴァティーンでも…」
「カシス、いくらなんでも後先ぐらい考えてくれ!?ここにいる奴らだけじゃないかもしれないんだぞ!」
一方、男のほうは慎重に戦いの先を見据え、少しは自粛するように女性を諌める。
その声にカシスと呼ばれた女性は、そうかそうかと納得したように男の傍に寄って行く。
「それじゃハヤトもそんなチマチマした戦い方しないでパパッとやっちゃってよ。
 いつもみたいにドカンと派手な一発かましてさ」
「オレってそんなに暴君みたいなイメージなのか!?はぁ…まぁやるよ、やりますよ」
ハヤトと呼ばれた男はカシスと戦いの場にはふさわしくない会話をしながら、一歩前に出て無色の兵に向き合う。
「さて…来てくれ、シャインセイバー」
ハヤトの台詞に兵達は怒り心頭になる。強力な召喚術にも耐え切った自分達に今更そんな初級の召喚術で相手をしようなどとは。
その尊大な余裕をすぐさま地に堕としてやる!そう身構えて、しかしそれが余裕などではないことにすぐに気付く。
光の剣は何十本も存在し、すぐに敵に向かうのではなくハヤトの周りを護るように飛んでいる。
誰もが絶句し、同じ思いを抱く。こんなシャインセイバーなど見た事がない、と。
「それじゃ…いくぜ!」
多数の剣を引き連れて敵の群れの中へ飛び込んでいく。
自らの大剣で打ち倒しては、またハヤトの意志に従うように光の剣も敵を無力化していく。
こんな召喚術の常識を無視した非常識の嵐の前では無色の兵の力など赤子にも等しい。なす術もなく薙ぎ払われていく。
「相変わらず無茶苦茶だよねぇ。流石は誓や…んもぅ、こっちにもいるじゃん」
別の方向からも敵が姿を現す。
「それじゃ今度は少し節約してパラ・ダリオでも…」
向かってくる敵にカウンターで放とうかと思ったが、その時別の魔力が無色を捉える。
全く予想だにしない方向からの攻撃に無色の兵は混乱し、その隙を一つの影が打ち倒していく。
「ふぅ、危ない危ない。ねぇー、そこの人、大丈夫ーっ?」
自分よりも歳若そうな少女がこちらの安全を確認してくる。
「敵…じゃないみたいだね。あのまま来られても大丈夫だったんだけどなぁ。ま、ここは素直にお礼を言っておこうか」
少女と、遅れて先程召喚術を放ったのであろう青年が近付いてくる。
「よかったぁ、まだ無事だったみたいで。怪我はない?」
「あぁうん、大丈夫。あたしらもあんな奴らにやられはしないけど、でも助けてくれてありがとっ!」
「あたし『ら』…?っ!?な、なんだあれは…!?」
青年がハヤトの戦い方を見て絶句する。
(まぁ、誰だって驚くよね)
「説明は後でするわ。ちゃんとしたお礼と一緒にね。ま、折角助けに来てくれたみたいだし、手伝ってね。
 このうっとうしい連中…サクッと片付けちゃおう!」
250名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:24:48 ID:Hcn2gO9q
「ふぅっ、楽勝楽勝!あたしらを捕まえようなんて百年早いっての!」
「そういう割りにはめちゃめちゃ召喚術ぶっ放してたよな、カシス。あ〜、こんなに地形変えちまって…」
蜘蛛の子を散らすように逃げていく無色の兵達を笑顔で見送るカシスと一帯の惨状に呆れるハヤト。
「細かい事は気にしない!終わりよければ全て良しってね」
「お前が言える台詞かよ…」
ハヤトの背中をパンパンと叩きながらあっけらかんと言い放つ。
「あはは…、なんかわたし達がいなくても何とかなったみたいだよね…」
戦いの最中のこの二人の様子を見ては乾いた笑いしか浮かんでこない。
見た事もない召喚術の使い方と力任せではあるが強力無比なハヤトの剣技。そして強力な召喚術を疲れた様子を見せる事もなく連発するカシス。
加えて連携の絶妙さはこの二人が信頼し合い、共闘し慣れている証拠である。
「さてっと、改めてありがとね。ホントにしつこい奴らだったからいい時に来てくれたわ」
「オレからも礼を言わせてもらうよ。あのまま二人きりだったらこの辺、動物が住めなくなるとこだったぜ」
「ハヤト…それ皮肉?」
「オレは真実を言ったまでだぞ?カシスも自覚してるなら少しは自粛してくれよ…」
「あはは…えっとハヤトさんとカシスさんでいいのかな?何はともあれ無事で良かったよ」
じゃれあう二人に苦笑いしながらフェアはとりあえず無事だった事に喜ぶ。
「それにしてもあんた達、あいつらが何者か分かってて手助けに来たの?
 分かってないんならヤバイけど、分かってたんなら相当の物好きよねぇ」
「無色の兵でしょ?まぁ…わたし達も色々あってね。全く無関係ってわけじゃないんだ」
「そうか…いや、本当にありがとな?えっと……」
「あ、わたし達の名前まだだったっけ。わたしはフェア。この近くのトレイユに住んでるの。
 それでこっちがえっと…その、こ、恋人のギアン。よろしくね」
「フェアにギアンか。なるほどお宅らも揃って強いんだな。ほらカシスも………おい、カシス?」
人懐っこい笑顔で接するハヤトだったが、その隣でカシスは難しい顔に変わる。
「ギアン…?…どこかで聞いた気が…ギアン……ギアン…あぁっ!?ハヤト、そこから離れて!!」
何かを思い出したあと、先程とは打って変わって真剣な顔つきになり、迷わず召喚術をぶつけにかかる。
「行けぇっ!パラ・ダリオ!!」
サプレスの瘴気を司る召喚獣がフェアとギアンに襲い掛かる。だが――
「うそっ、不発!?…ううん、送還術ね!」
いち早くギアンがフェアを抱え、その術を打ち消し、一足飛びに後ろに下がる。
ハヤトとフェアが慌てた表情を浮かべるが、一方のカシスとギアンは敵に対する時の表情になる。
「危ないとこだったわ…助けた振りをして近付いてくるとはね。でもあたしが貴方の名前を知らないとでも思った?
 ギアン・クラストフ…魔獣調教師の異名を持つクラストフ家の当主。父様が危険人物の一人に挙げていたもの。
 貴方が今回の黒幕だったのね…!」
「…僕も君の名前には聞き覚えがある。数年前の無色の乱…そのきっかけとなった魔王召喚実験。
 その実験の責任者の名がカシス。部下を潜り込ませていたからこれは確かだ。そうだろう、カシス・セルボルト?
 あの狂人オルドレイクの令嬢がこんな所で何をやっている?」
一触即発の空気をかもし出し、二人は己の魔力を高めていく。
「さっき送還術をやったわよね?パラ・ダリオぐらいなら一瞬で出来るでしょうけどこれはどうかしら?」
魔力を顕現させると一瞬で辺りが死霊の声に満ち溢れ、生ある者を引きずりこもうと哭き叫ぶ。
「くっ、砂棺の王か…!全く親娘揃って狂った召喚術を使う…!」
「はぁっ、はぁっ!あんまりこれは使いたくないんだけどね…!でもね…ハヤトの為なら…
 ハヤトを護る為ならあたしは何だってするわよっ!!」
強力な召喚術を連発しても疲れを見せなかったカシスがただこれを呼び出しただけで顔色が悪くなる。
従わせきれてないこの召喚獣は彼女の生気までも奪っていく。
だが必死なまでの決意がカシスを現世に引き留めている。
「僕もフェアを護る為なら何でもするさ。愚かな僕を叱って、殴って、受け入れてくれた彼女の為ならば!」
そしてギアンも己の持つ最大の召喚獣を呼び出す。
「ははっ、レミエスですって?魔獣を弄んできたクラストフらしい召喚獣ね…!あとはお互いの魔力勝負ね…!」
二人の術が完成に近付く。二人の譲れない信念がぶつかろうとしていた――
251名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:25:20 ID:Hcn2gO9q
――のだが。
バゴオォンッ!!
「はぁ……それ行けプニム」
何とも爽快な衝撃音とあきれ果てたハヤトの声によって止められてしまった。
ギアンは後頭部への衝撃に苦悶の表情を浮かべながら頭を抱えてしゃがみこんでいる。
「ぐおぉ……フェア…頭へのフライパンアタックは危険すぎやしないか…?」
「ギアンが落ち着けばこんな事しないよ!ちょっとは冷静になってよ!……あ〜、でも力入れすぎたかな?」
いつの間に取り出したのか、常に持ち歩いている料理器具セットの中からフライパン片手に清々しい笑顔で見下ろしている。
とっさの衝撃に召喚術が暴走しないように気を付けた為、頭の中がまだガンガンと鳴り響いている。
そこでようやく相手の召喚術がどうなったのか思い出してそちらを見てみれば――
「あひゃひゃっ!ちょっ、やめっ、ハヤト、やめ、うひゃひゃひゃ!そんな一杯しかけ、あっひゃっひゃっ!!」
プニムの大群にその身を覆われているカシスがいた。
どうやら服の中にまでは潜り込んでいないようだが、何ともいえない感触のプニムに襲われてはくすぐったさしか感じられない。
プニムの愛らしい鳴き声が聞こえる中、カシスの苦しそうな笑い声が響く。
「…少しは落ち着けっての。問答無用であんなもん撃とうとしやがって。抑えるのも苦労するんだぜ?」
プニムをけしかけた本人は呆れた表情と声で、しかしその手に輝く剣で召喚される寸前だった砂棺の王を大人しくさせていた。
激痛に苦悶する青年とプニムに襲われている女性を置いて、ハヤトとフェアは話をしようと近付く。
「わりぃな、相棒が無茶して。まぁでもお互い色々と事情があるみたいだし、どこかでちゃんと話をしないか?」
「じゃあ、家においでよ!宿屋だからゆっくり休めるし、誤解はきちんと解いておきたいしね」
252名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:26:04 ID:Hcn2gO9q
所変わって舞台は再び忘れじの面影亭――
「なーんだ、じゃああの時、空でボカスカやってたのアンタ達だったんだ?
 二人とも響界種で、フェアの愛の説得で今はもう無色の派閥とは関係ない、と…。早く言ってよね〜」
「あ、愛の説得…ま、まぁそういう事になるのかな…?」
「そしてあの時のトレイユを包んだ強力な結界は君達がやってくれたのか…」
先程のまでの険悪な雰囲気はどこへやら、三人はお茶を飲みながらお互いの説明をする。
「まぁほとんどハヤトの力なんだけどね。あたしはちょっと手伝っただけ。
 あたしらもうまい事こっち方面に来てただけだしね」
「そうだったのか…済まない。恩人にあのような暴言を吐いてしまって…許してくれ」
「いいよ、いいよー。あたしもけっこう酷い事言っちゃったし。お互いさまってことで、ね?」
ギアンが立ち上がり非礼を詫びると、カシスも申し訳なさそうに謝る。
「それにしてもエルゴの王…誓約者かぁ。まさか本当にいるとは思わなかったよ」
「大っぴらに言える事じゃないしね。それに…あれをエルゴの王だなんて普通は信じられないでしょ」
三人が話題に持ち上がった当人を見れば――
「うめぇ、うめぇ!いや、こっちの世界でこんなもんが食えるとは思ってなかったぜ!あ〜、感激だ!
 リプレがラーメン完成させた時にゃ涙が出たけど、こんな所でギョーザに出くわすとは!
 神様ありがとう!オレ生きてて良かったぜ!………んぁ?どうした、みんなそんな呆れた顔して」
ここに着いてから何の気なしに開いたメニューに驚愕し、無理を言って作ってもらったものをかきこむハヤトがいた。
「あはは…そんなに喜んでもらえるなんて。でも料理人としては嬉しいかな」
「アンタねぇ…人が大切な話してるのにのんきに食べてるなんて…。そんなにいいものなの?」
「当たり前だ!オレがいくらこれを待ち望んでいたか!あぁ…学校帰りによく食ったよなぁ…。
 ラーメンライスにギョーザのセット。このゴールデントリオに敵う定食なんてないんだぞ!?
 これがあれば生きていける…。カシス、オレこの町に定住するぜ!」
これほどまでに人は生き生きと輝けるのか。そう思わせるハヤトの熱弁だった。
「はいはい…全部片付いたらねー。ハヤト…アンタ、らーめんと無色の派閥の件、どっちが大事か分かってるの?」
「そりゃ勿論ラーメンに決ま――」
言いかけてカシスの鋭い眼光に射抜かれてあわてて言い直す。
「ゴホン!嫌だなぁ、勿論無色の派閥の件に決まってるじゃないですかぁ。うんうん、あいつらを放ってはおけないぜ!
 ………ちくしょう、ごめんよラーメンライスにギョーザのセット」
名残惜しそうに最後のギョーザを食べ、スープを飲み干す。
そこではたと気付いたフェアが疑問を口に出す。
「でもハヤトさんがエルゴの王なら、軍隊とか引き連れて一掃!とかしたほうが早くない?」
だがギアンがすぐさまそれは不可能だと答える。
「今の時代じゃどこの国もそれだけでは従わないさ。特に聖王国の王族なんかはエルゴの王の末裔を名乗っている。
 王族でもないエルゴの王など…決して認めたりはしないだろうな。
 『巡りの大樹』自由騎士団の設立ですら渋々認めたようなものだからな」
253名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:26:34 ID:Hcn2gO9q
そして更に突っ込んだ質問をする。
「しかし君達も無色をどうにかしようと思っているのか。しかもたった二人で。
 仲間がいるのならその人たちにも協力してもらうべきではないか?」
「駄目、それは出来ない」
カシスの顔から笑顔が消え真剣な、いやいたたまれない顔つきになる。
「みんなを巻き込むなんて出来ないよ…。だってこれはあたしの罪滅ぼしみたいなものなんだから…」
「おい、カシスやめろって」
「ううん、本当ならハヤトも巻き込むべきじゃないの。あたしが一人でやらなきゃいけないの!
 あたし達の勝手でハヤトを呼び出して、挙句には大きな力まで背負わせちゃった…。
 あたしにこれ以上の罪は背負いきれないよ…」
顔をうつむかせ、肌が白くなるほど拳を強く握る。自分してきた行為、罪の大きさ――
その苦しさ、痛みはギアンにもよくわかる。いかに平和に暮らしていようともそれからは逃げられない。
押し潰されそうなそれに耐える術は一つしかない。
「…まったく、何度言わせりゃ気が済むんだか。…プニム」
「あっひゃっひゃっ!?ちょ、ちょっとハヤト!あたしは真面目に――」
顔を上げたカシスの頭を抱き締める。
「オレも一緒に背負ってやるって言っただろ?…オレはこっちに来れて幸せなんだぞ?
 そりゃ最初は戸惑ったりもしたけど、今はこうやってお前と一緒にいられる。あっちにいちゃあ手に入らなかったもんだ。
 オレにこんなに幸せで充実した毎日をくれたのはカシス…お前なんだぜ?」
「ハヤト…ハヤトぉ!!」
涙を流しながらその体を抱き締める。
「ホント、世話のかかる奴だぜ。…わりぃ、フェア、今日はここに泊まらせてくれないか?
 ちょっとこいつを落ち着かせてやりたいしな」
「あ、うん、いいよ。ちょっと待ってて、今部屋の鍵持ってくる!」
そう言ってフェアは奥に姿を消す。残ったのは泣きじゃくるカシスとそれをなだめるハヤト。
そしてカシスと同じ思いに囚われているギアン。それを見透かしたようにハヤトはギアンに語りかける。
「アンタもだぜ?あんないい子を泣かすなよ?」
「っ!?僕は別に…」
「本気であの子と生きたいなら隠し事なんかしないほうがいいぜ?アンタもこいつと一緒だ。
 潰されそうなくせにやせ我慢して一人で何もかもやろうとする。相手がそんなの嬉しがると思うか?
 使い古された言葉だけどな…『人が誰かを本気で理解出来るのは一人だけ』。
 しかもずっと一緒に過ごして死ぬときになってようやくなんだぜ?
 …だからあの子の思いに報いたいのなら、なにもかも打ち明けたほうがいいぜ?
 無色を潰そうが、穏やかに暮らしていこうが一人じゃ何にも出来ないんだからよ」
254名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:27:20 ID:Hcn2gO9q
時間も過ぎ、夜も更けた頃――ギアンは自分の部屋で一人考え込む。
  「一人じゃ何にも出来ないんだからよ」
その言葉が頭を離れない。確かにその通りだった。隠し事をしていたからこそ危険な目に合わせてしまった。
自分のしてきた事が裏目に出て、最終的にはフェア自身も感づいてしまっただろう。
それでいいのか?それとも全て打ち明けるべきか?
答えが出てきそうで出てこない。
「ギアン、入るよ?」
唐突にその本人がやってくる。突然の事態に普段の冷静さは見る影もない。
「フェ、フェア?ちょ、ちょっと待って――」
「だめー、入りまーす。………もぅ、やっぱり暗い顔してる」
今の自分はそんなにも顔に感情が出易くなっているのか。それがいい事なのか悪い事なのか。
「それで…どうしたの?わたしに何か言う事あるんじゃない?」
ニヤリと笑いながら問い掛けてくる。
「…もう君もわかってるんじゃないのか?」
分かってはいても答えづらい。ついつい顔を背けてしまう。
「あのねぇ、ギアン。いくらわたしでも心は読めないよ。前も言ったよね、『言葉にしてくれなきゃわからない』って。
 …ギアンが今悩んでいるのはわかるよ?それぐらい短くても一緒にいるんだもん、分かっちゃうよ。
 でもね、やっぱり心までは言葉にしてくれなきゃ理解出来ない。理解のしようもない」
そこでハッと気付く。自分の求めていた答えはフェアに協力してもらわなければ出てこないのだ。
「…そうか、そうだよな。ははは…僕は本当に馬鹿だ。…やっぱり君には敵わないなぁ」
「ふふん、今頃気付いたの?わたしに勝とうなんて甘い甘い!」

「なーるほどね、今朝の変な様子はそれだったのね」
全てを打ち明けるのにもう迷いはない。全て包み隠さず自分の考えを述べる。
「わたしを巻き込みたくない、か。ま、ギアンらしいったららしいかも。でももう悩む必要ないよ?
 わたしもギアンのそれに付き合うから」
「だが――」
「今更断れると思ってる?……それにわたしもギアンの事が心配なんだよ?」
また小さな体で抱き締められる。
「目の届かない所で心配するより、一緒にいて、一緒に心配しあうほうが断然気が楽になるでしょ?」
これが答えなのか。少々強引に持っていかれた気もするが、不思議と心は落ち着いている。
「そう…だな。何もかも決め付けていたらどうにもならなくなる。なら君といたほうが…安心できるな」
どちらからという事もなく唇が合わさる。
255名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:27:52 ID:Hcn2gO9q
「でしょ?じゃあこれでこの問題は解決だね!…まぁそれはそれとして、やっぱり隠し事をされてたのは気に喰わないんだよね〜」
華やかな笑顔から一転、何かを思いついた黒い笑顔になる。
だがそれに気付いたところでもう遅かった。
「う…あ…?体が、思うように動かな…?フェ、フェアがやったのか!?」
「せ〜いか〜い、ふふ、ギアンは耐性があるから効きにくいけど、無防備な瞬間ならどうとでもなるよねぇ」
そう言って体の後ろからドリアードが姿を現す。
「これで今のギアンはわたしの許可なしには動けないよ。さて隠し事してたことのお仕置きと、
 今まで先手取られてたことのお返し…たっぷり味合わせてあげるよ…?」
両手をワキワキと動かし、いやらしい笑みを浮かべる。
やばい、まずい。このままではされるがままだ。
えっへっへっ、と普段からは考えられない笑い声で、ズボンを脱がされる。
「あれあれ?ギアン、もう膨らみかけてるよ?どんな事されるか期待してるのかな?」
いじりがいのあるおもちゃをみつけたかのようにワクワクしながら下着も下ろされる。
「ふふっ、ご開帳〜…とは言わないか。さーて、攻撃開始〜!」
少し冷えた手でペニスをさすっていく。最初は柔らかかったそれも何度かさするだけで硬く、熱を持ってくる。
「うあっ!?フェア、やめ――」
拒否の声を聞き流し、天を衝くようになったペニスを包むように上下にしごく。
ガチガチに硬くなったペニスはもっと刺激をくれと言わんばかりに暴れ始める。
「きゃん!もー、こんなに硬くして節操ないんだからぁ。でも…こんなのはどうかな?」
口から唾液を垂らし潤滑油としながらしごく速度を上げる。
ジュルッ、ジュルッとわざと音を立てながら興奮の増加を促していく。
現にギアンは時折声を上げるだけでもう拒絶の姿勢は見えない。そしてさらに止めを刺しにいく。
「ねぇ…ギアン、これだけでいいの?もっと…してほしくない…?」
手の動きを続けながら、見せ付けるように舌で舐める素振りを見せる。
「フェア……頼む…やって…」
「ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ?どこで、なにを、どうしてほしいの?」
今までの鬱憤を晴らすためか、日頃は思いつかないような口調と艶やかな声でギアンを堕とそうとしていく。
「うぁ…フェアの、口と…手で、ぼ、僕のペニスを…な、舐めてほしい…うぐぅあぁ!?」
「はい、よく出来ました。…んっ、はむぅ…」
情けない声を上げるギアンにゾクゾクしながら、舌で竿を舐め取っていく。
そして口に咥えては全体をしごくように、また舌先で亀頭をもてあそぶのもやめない。
手の動きは竿をしごくだけではなく、丹念に玉袋も揉んでいく。
「んんっ、んぐっ…ぷはっ、凄い…もう、こんなに汁が出てきたよ…?ギアンの…おいしい…」
うっとりとブルブル震えるペニスを見つめ、また奉仕に没頭する。
先走りの汁を口に含んでは飲み、唾液と混じらせては局部を濡らしていく。
「ひゃうっ!んもぅ…こんなに暴れさせて。もう出したいの?もう…我慢できないの?」
「フェア…早く…出させて…!もう、我慢できな…うぁがぁっ!?」
フェアの淫靡な責めに、早く楽にさせてくれと懇願したのだが、逆に悲鳴を上げてしまう。
手が動きをやめて、ギュッと力強く締め付ける。
「ふふっ、まだだ〜め。もっとしゃぶって、咥えて…わたしが満足するまで出させてあげない。
 もっと…ギアンのを味わってからじゃないと……だ〜めだよ?」
そこに少女の笑みはない。あるのは男を手玉に取る娼婦の妖艶な微笑みだった。
256名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:54:46 ID:Hcn2gO9q
何度射精を我慢させられたのか。イキたいのにイケない。
もどかしいなどという生易しい表現ではすまないほど、絶妙のタイミングでフェアは奉仕を止める。
淫らに艶めかしく動く口と舌は弾けそうなペニスをもてあそぶ。そして更には――
「あうんっ、ひゃんっ、ふああっ!はぁ…はぁ…またイッちゃった…だめ、とまらないよぉ…」
フェアは自らを慰め続けている。しかもギアンに見せ付けるように。
己一人が絶頂に達する様を、焚きつけるようにあられもなく晒している。
「ねぇ…ギアンもイキたい…?もうこんなにパンパンになってるもんね。またお願いしたら出させてあげる…。
 わたしにかけたい?わたしに飲ませたい?ちゃんと言ったら出させてあ・げ・る…」
チロチロと舌先で亀頭をつつきながら、楽しそうに言う。
だがここまで蔑まれても今のギアンは卑屈になど感じない。
今はただひたすらに、射精したい、という思いしか存在しない。
「飲んで…!ぼ、僕から出る精液…フェアの口の中で出して…飲んでくださいっ!!」
「はい、よくできました〜。じゃあ…溜まった分、いっぱい出してね?」
竿を口に含み、口をすぼませ全体に絡みつかせる。顔と手を前後に動かし、絶頂に導く。
ギアンの体が一度、震えた後、
「んんんん〜〜〜〜っ!?」
リードしていたフェアですら驚くような勢いと、大量の精液が流し込まれていく。
今までにも何回か口でしていた事はあるが、これまでの比ではない。
喉を鳴らして飲み込んでいくが間に合わず息苦しさから離してしまう。
それでもギアンのペニスは震えてフェアの顔を、髪を、頭から汚していく。
「んぐっ…んぐっ……すご…こんな沢山…わたし、浴びせられてる…」
どこか恍惚とした表情で、ただかけられているだけなのに感じてしまっているみたいだ。
そしてビクッ、ビクッと射精し終わったペニスから全部搾りつくそうと精液に塗れた顔でまたも吸い付く。
好物を前にした獣のように一心不乱に咥え、吸い取る。
だから気付けなかった。荒い息をつきながらも、両手を動かし、フェアがしたようにギアンがニヤリと笑ったことに。
257名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:55:25 ID:Hcn2gO9q
体は疲れてはいるが動かせないというほどではない。
自分の事ながら凄まじい量の射精だとは思ったが、耐えに耐えさせられてはああもなるというもの。
少々お仕置きとしては厳しい面もあったが、まぁそれは甘んじて受けたつもりだ。
ならばここから先はお返しという訳ではないが、自分の好きにさせてもらおう。
ペニスに吸い付くフェアの体を離し、素早く抱きかかえてベッドにまで運んでいく。
「あれ?あれ?」
きょとんと不思議な顔をしながらも、されるがままにされ、ベッドの上で四つん這いにさせられる。
「え、えっと…もう、術が解けちゃったのかな…?あははは…」
ここから先の未来が分かったのだろう。どこかたどたどしい笑いになる。
「耐性がある僕にそう長く効果は持続しないよ。どうやらお仕置きはあれで終わりみたいだから、
 ここからは僕が君を好きにさせてもらうよ…!」
「あうぅ!顔が怖いよ、ギアン!そ、それにまたされたんならお仕置きの意味がなくなっ…ひゃうんっ!?」
言葉を最後まで聞かずに指を挿入する。自分で慰めイッていたからか指をすんなりと奥まで飲み込む。
「これだけ濡れているならこれ以上の愛撫はいらないね。いきなりいかせてもらうよ?」
「ちょ、ちょっと待って!心の準備ってものが…んああっ!そんな…いきなり、おくまで…ふあんっ!」
遠慮はなしにペニスを埋没させ、律動を繰り返す。一度射精したから今回は少し激しくても長持ちはするだろう。
「あはぁ…おくに、ひびいて…ひゃうんっ、あんっ、すごいっ…!」
フェアはフェアで思う存分嬌声を上げてくれている。だが言っただろう?お仕置きのお返しだと。
「ふあっ、はぅん!……あれ?ギアン…ゆびがへんなところにぃ…はっ!?ちょっと待って!?そこは違うって!?」
やっと気付いたか。しかし遅いよ?
「ダメダメ、無理無理!やめてやめ…ひぐぅっ!?あ……は……はいっちゃ…た…?ひいぃっ!?」
指をアナルに差し込む。一本だけだというのにキュウキュウと締め付けが凄い。
そしてその締め付けは膣のほうにも連鎖して、ペニスをも締め付ける。
「これは…また凄い…!さらにきつくなったか…!」
「ギア…ン…だめって…言ったのにぃ…ひうっ!?ふあっ、あぐぅっ、うああっ!?ほんとに、えぐられてっ!?」
出し入れをするだけで刺激はそうとうなものなのだろう。声色がいつもと違う。
だがそれでも甘い声は混じっているし、何よりも愛液の分泌が多くなりシーツに溜まりを作っていく。
「でも少しは気持ちいいんだろう?濡れ方がいつもより激しいよ。ほらすくっただけでこんなに糸を引く」
「ふああっ!?や、やだっ、みせないでよぉ!ひんっ、だめっ、おしりにたらさないで…きゃうんっ!」
ニチャニチャと見せつけ、そしてその液体をアナルに垂らし滑りをよくする。
指をもう一本増やして、さらに広く奥へと突き入れる。
「あうあっ!?だめ…おしりにも、ギアンのがはいってるみたい…だよぉ…ふああっ!」
この様子からするとフェアはこちらのほうも感度良しのようだ。
今後はより多くを楽しめそうだが…さて今日の所はどうしたものか。
いきなりペニスを挿入というのは流石に無理だし可愛そうだ。
それでもこれぐらいの責めで終わるのも味気ない…そう思った時、先程のフェアの言葉を思い出す。
「そうだな…言葉にしなければ、わからないものだよな。さて君はどんな反応を見せてくれるのかな?」
ギアンの逆襲はまだ続く――
258名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:56:01 ID:Hcn2gO9q
「ひうっ、ふあっ、ひゃうんっ…だめ…おかしくなっちゃう…やんっ!」
最初でこそ痛みの割合が多かったのだが、いくらか続けるうちに頭が麻痺したように快楽ばかりが襲ってくる。
それはそれで見ていてとても喜ばしいことなのだが、まだ試してみたい事はある。
「本当にいやらしい子だ。気持ちよければそれだけでいいんじゃないか?」
「やだっ、ひゃんっ、そんなこと…いわない、で…ひゅぐっ!」
「今日のあの無色の兵達も君をいやらしい目で見ていたな。もし僕が遅れていたら今頃君はどうなっていたのかな?」
ぼんやりとしながらも今日の事を思い出す。
あの男は『女として生まれてきた事を後悔させてやる』と言っていた。それならば――
「今頃君は大勢の無色の兵達に犯されていたのかな?」
犯されて――そんな言葉を聞くだけで体が震えてしまう。
「多くの男が君の胸をまさぐり、秘部をいじり、ペニスを君の中に捻じ込む」
「んやぁっ!いやっ、いやっ、そんなのやだよぉ!」
その様子を想像したのか、また中がキュッと締まる。
「何度も何度もこんな風に二つの穴に巨大なモノを差し込まれるんだ」
「ひいぃっ!また…おくまでぇ…!ひろが…っちゃう…ひゃああっ!?」
「君のその可憐な唇にも男のものを入れさせられ、臭い精液をたくさん飲まされるのかな?」
「うあぁ…やだ、やだ…こわいよ、ギアン以外のなんていやぁっ!」
まるで言葉が魔力を持っているようで、考えたくもないのに頭に浮かんでしまう。
下品な笑いを浮かべ、怯える自分を存分にいたぶり尽くす様を。
「何度も何度も中に出され、飲まされて、いつしかお腹の中が精液だけになるかもね。
 吐き気を催しても白い液体しか出なく、膣を掻き出されてはゴブリと水溜りができる程注がれるんだ」
「やだやだやだっ!やだよぉ、助けてギアン!怖い…怖いよ、わたしを一人にしないでぇ!!」
大粒の涙を零し、その瞳は恐怖に満ちている。これは少しやりすぎたか、と後悔してしまう。
「…大丈夫、僕はここにいるよ?いつも君の傍にいる、誰にも君を触れさせない。
 君を抱けるのは僕だけだ。他の奴に触れさせるなど…許すものか…!」
四つん這いのフェアの後ろからその耳に言葉を吹きかけ、体に手を回す。
それで安心したのか、体の震えは止まり、嬉しそうにギアンのほうを振り向く。
「ギアン…ここにいたっ…!いっしょに、いてよ?もうさびしいのは、いやなんだから…!」
「それは僕も同じだよ。君がいない世界など…考えたくもない」
お互いが唇を近づけ、その口内をむさぼる。自らの想いを、匂いを染み込ませるように。
「…ふはぁ…ひゃんっ、また、うごいて…ふあっ、あんっ、あ、は…また…イッちゃう…!」
「僕も…また出そうだ…!フェア、一緒に…!」
「あっ、あっ、あっ、ギアン…ギアン…!も、だめ……っ!?ふああぁぁああぁーーっ!!!」
ドクッ…ドクッ…とまたも先程と変わらぬ量の精液がフェアの中に注ぎ込まれる。
中に収まりきらなかった分が、結合している隙間からブピュッと妙な音を立てて零れ、シーツを濡らしていく。
絶頂の余韻から先に抜け出したフェアが口を開く。
「あぁ…またいっぱいでたね…?なかで、たぷたぷいってる…ギアンの…いっぱいだよぉ…」
頭をガツンと殴られたかのような衝撃が走る。どうしてフェアはこうなのだ、どうしてこうも可愛らしい事を言ってくれるのだ。
「ひあっ、やだっ…また、中で硬くなって…ギ、ギアン!?」
「フェアがいけないんだよ…そんな男を悦ばすような事を言うから、治まりがつかなくなるじゃないか。
 ふふ…決めた。今夜は君がドロドロになるまで寝かしてあげないからな」
「ドロドロっ!?あはは…嘘でしょーーっ!?」
叫び声はギアンの体に包まれると同時に聞こえなくなる。
お仕置きのお返しには、とんでもないしっぺ返しがくる事を、今夜フェアはその身に覚えこまされていった――
259名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:56:32 ID:Hcn2gO9q
「あいたたた…う〜む、どうにも張り切りすぎたか。こ、腰が…」
フェアのドロドロに精液に塗れた体を拭き、疲労困憊なのか今はスヤスヤと寝ているフェアを抱き空いている部屋に入る。
あの後もまた若干暴走してしまったようで、体が痛くなるほどフェアを抱き続けた。
ようやく冷静になり、我に返れば自分のベッドは精液と愛液と汗でグショグショ。
シーツだけでなく下の寝藁のほうまで染みこんでしまっては当分は使えない。
まずは濡れたタオルでフェアの体に付いた液体を拭き落として、途中股間から溢れ出る精液に興奮もしたが
本能を押さえ込み、ゆっくり休めるよう空き部屋のベッドに寝かせた。
「これは明日は二時間説教かな…?まぁ半分は自業自得だものな、仕方ないか…」
余程疲れさせてしまったのか、それでも安らかな寝顔を浮かべるフェアに思わず微笑んでしまう。
「あの二人には聞こえてないよな?一応こちらも気を使って離れた部屋にはしたが…ま、まぁその時はその時だな」
その二人がどんな夜を過ごしたかはまた別のお話――
横たわるフェアの傍に腰を下ろし、今は下ろされた白い髪をすく。
「んんっ……ギアン……」
くすぐったかったのか体を揺らし、寝言で最愛の人の名を呟く。
それはとても嬉しい事で、その頬にそっと口付けをする。
君は今どんな夢をみてるんだ?君の夢の中でも僕はちゃんと必要とされてるんだな?
自分を狂った夢から引きずりだしてくれた少女。素直に心を傾けられるようにしてくれた少女。
「父さん…母さん…貴方達もこんな気持ちで愛し合っていたのですか?」
かつては憎んでいて、だが今ではかけがえのないものになった顕現していない角を触る。
その問いに応えるようにボウッ…と薄く光る。
そろそろ目が霞んできた。何もかも余韻に浸れるのはここまでのようだ。
フェアの隣に横になり、その身を優しく包む。
「お休み…フェア。また明日からも…がんばろう…な…」
日はまた昇る。二人で笑いながら暮らしていく明日がまた来る。どんなに罪を犯しても。
だから生きていこう、彼女と二人で。その罪を少しずつでいいから償いながら。
フェアと暮らしてから落ち着いて眠れるようになった穏やかな安らぎに意識は落ちていった――

<完>
260名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 14:58:44 ID:Hcn2gO9q
途中で連続規制にあってしまい、すいませんでした。
あと長々と読んで下さったかた、ありがとうございました。

次は誰でいくかな…
261名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 15:15:26 ID:48iQX3NB
うわーすごいなー文章ウマー!羨ましい!GJでした!
作中にあったハヤカシの詳細気になります。
262名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 15:54:20 ID:Hq3LovLx
きっと4の連中はシリーズ最終作で召喚獣代表の役どころなんだろうな。
1が主役で2が召喚師代表か
263名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 17:05:43 ID:TJTg/3NV
>>212
確か街を去ってなんたらってやつから見てないんだよな。
回線の異常で全く繋がらないときと繋がるときがあるからその間に見逃したのかも
264名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:18:06 ID:oab3/9ZH
>>260
4のギアンEDの物足りなさの保管ありがとう
265名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:21:16 ID:ZHTZNMjj
ケンタロウ「時空を越えて、オレ参上!」
エリカ「最初からクライマックスです!」
ライ「親父!? エリカ!?」
266名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:22:05 ID:5/33l66i
前回のひきから実は鬼畜なフェア輪姦を妄想してたのに……orz
267名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:49:26 ID:2kp0GUbT
>>260
GJ!良かったよー。
本編で足りないギアン分の補充させてもらいました。
268名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:46:15 ID:UAAMuo7J
そういやまだ純愛っぽいライ×ミントって無いよな?

時間掛かるが挑戦してkr。
269名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:03:50 ID:f20nITMq
兄貴以上に相手に対象にされてない気がするな。
弟扱い……
270名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:06:36 ID:67avzgcd
まぁむつかしいだろうが、その根性をおもいっきりSSにして俺達のアソコをビンビンにさせてくれ!
271名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:21:26 ID:f20nITMq
本編通りセクター先生とは悲恋だよな。フェアとラブラブできる兄貴よりも不遇じゃね?<ミント
272名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 17:38:26 ID:GIr9KHfS
まあ悲恋はそれはそれで美味しいし
273名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:30:20 ID:BOXSxOH1
ふいに思ったけど、なんかシンゲンは、フェアとの間に子供が産まれたら
我が子よりもまっさきに乳を吸いにいこうとして
フェアに殴られそうなイメージがあるんだが…w
フェアでも妊娠したらそれなりに豊満な胸になるんだろうか。

出産後でシンゲン×フェアの母乳搾乳プレイとか想像してしまったorz
274名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:48:46 ID:QKFXVVJY
>>273
エロ侍がぺったん娘好きじゃなかったら妊娠する前から確実にでかくなりだす
275名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 19:56:02 ID:x1wgoAg6
このスレの影響でフェアでプレイ
シンゲンEDの予定が、あれ?いつのまにかアカネED(´・ω・)?

つまりアカフェアハァハァ(*´д`)
276名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 20:00:02 ID:r6aWV8MP
>>273
そこでシルターンに伝わる房中術の出番ですよ。
277名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 20:05:54 ID:f20nITMq
同じシルターンでもアカネは出番ないねえ
1から登場してるのに
278名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 20:12:45 ID:cQriyl9j
>>276
シンゲン「いいですか、フェア。鬼妖界では乳房術というものがありましてね、夫が妻の乳を吸うと
赤子により良い母乳を与えてやれるという技術が…」
フェア「あるかあぁっ!!」
279名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 20:46:53 ID:Ml4fGu5s
ライ×シャオメイでも書いてみようかとはや3日
どうして見た目年下相手ですら受けに回るんだろうか?
280名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 20:55:10 ID:aU6gyT+j
>>279
ツンデレが受けなのは世の常。
そしてライ自身ツンデレの気が大有りじゃないか。
主人公だからリシェル絡み以外はそういう描写殆ど無いが、
全うな人生とか言ってる割にしっかりと厄介事に首突っ込んでる辺り
281名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:14:47 ID:zMABFDal
>>279
どう考えてもあの人相手に攻めに回れる人が少なすぎる
ましてや総受けには例えちびっこ状態でも荷が重い
282名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:24:25 ID:jUfHeKQZ
シャオメイに勝てる奴ってどう考えたっていないじゃん…
凌辱でもない限り
283名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:28:30 ID:HBDXgEsr
陵辱でも無理じゃね?
ここにきてシャオメイ最強説浮上
284名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:49:15 ID:5ln3GJD/
ウィゼルとしっぽりなんてのも想像しようとしてみたが
良く良く考えりゃ4の時代ウィゼルが無理だった

下半身的に、じゃなくて・・・
285アルバ×イオス(♀):2007/01/16(火) 22:17:30 ID:MgKYHudj
フィズが泣き止むと、アルバはそっと身体を離した。
――こうやって、泣いたフィズを見るのも久しぶりだよな……。
しみじみと感傷に浸るアルバ。思い返してみれば、子供の頃、フィズは案外泣きやすい子だった。
決して泣き虫だったわけではなく、感情が昂ると気持ちの整理がつかなくなり、
その反動で涙が出るという、いわゆる激情家タイプというやつだ。
――ミニスとわかれる時も、確かこうして泣いてたっけ……。
懐かしい記憶が呼び戻されると、目の前のフィズの姿に幼年時のフィズの姿が重なり、
思わず、幼子をあやすようにフィズの頭を撫で回してしまう。
「………ぁ」
普段なら『子ども扱いするな』と、絶対に跳ね除けられるはずだったが、
しかし、特に抵抗することも無く、フィズは心地よさそうにそれを受け入れた。
――なんか、こういうところはイオス副隊長に似て……る………な………。
突如として、アルバの背中に嫌な汗がだらだらと多量に流れる。
フィズの相手をするのに集中していたことで、第三者がいることをすっかり忘れてた。
「あ、あの……イオス、副隊長?」
取り繕うように声をかけながら、恐る恐るイオスへと視線を向けるアルバ。
「…………」
「…………う゛」
アルバの視線の先で、イオスがこちらをじっと見つめていた。
下唇がキュッと噛み締められており、瞳は軽く潤んでいる。
怒っているというよりは、なにかに抗議するような表情。
その表情のまま、ちょいちょいと指を曲げ、こっちへ来いとアルバを手招きするイオス。
「………はい」
それに逆らえるはずも無く、二、三発は殴られる覚悟で、アルバはイオスへと近づいていく。
「えっと、なんでしょう……んむっ!?」
「んっ、ふうぅんっ……ふっ……、ふぁ、んちゅ……ぴちゃ、ぴちゃ……」
突然の口付け。目を白黒させて固まるアルバを尻目に、いったん唇を離したイオスは、
口から舌を伸ばして、見せ付けるようにアルバの唇の表面をなぶる。
286アルバ×イオス(♀):2007/01/16(火) 22:18:35 ID:MgKYHudj
淫靡な水温が響く室内で、次に動きを見せたのはフィズだった。
「なっ、なっ……なにしてるのよ、いったい!?」
フィズの叫びにすぐには応じず、焦らすようになおもたっぷりと唇をなぶってから、
イオスはようやくフィズへと顔を向ける。
「もう、貴様の用件は済んだんだろ? ならば、早急に消え去れ」
そう言うとイオスは今だ固まっているアルバに抱きついた。まるで、彼は自分のものだと誇示するように。
それを目にしたフィズの表情が変わっていく。先ほどまでの涙を流して沈んでいたものから、
彼女の本質である好戦的で獰猛なものへと。
おもむろに自分の服を掴むと、脱ぐ時間すら惜しいとばかりに、次々と乱暴に衣服を脱ぎ捨てていくフィズ。
ここにいたって、ようやくアルバが我に返った。
「ちょっ、ちょっと待て!? フィズ、おまえ間違いなく錯乱してるぞ!?」
「るっさい! 誰のせいだと思ってんのよ!」
あっという間に下着姿になったフィズは、アルバの肩に手を置いて、背中に自分の身体を押し付ける。
「あんたが出て行った後も、少しは大きくなったんだからね!」
それがなんに対しての言葉かは、背中に当たる柔らかな双球の感触により、嫌でも理解できてしまう。
イオスとフィズにサンドイッチ状態にされると言う、まさしく夢のような体験も、
今のアルバにとっては、ある意味で拷問だった。
「……アルバ、今ちょっと大きくなったぞ」
「…………ううぅ」
それでも身体は反応してしまうわけで。
面白く無さそうな口調で呟いたイオスの言葉に、恥ずかしさと情けなさで泣きたくなるアルバ。
287アルバ×イオス(♀):2007/01/16(火) 22:19:32 ID:MgKYHudj
「僕の身体じゃ、気持ちよくならないのか……?」
そう言いながらイオスは、アルバに抱きついたまま、器用にパジャマのボタンを全て外していった。
そのまま、前が開いたパジャマを左右にはだけると、何も付けてない胸部が露になる。
シャツ一枚を隔てて、アルバの胸元にそれが押し付けられた。
「んんぁ、ふぁ……わかるか? もう、僕の先っぽ……んっ…尖ってて……」
嬌声と共に囁かれるイオスの言葉どおり、二つの突起がぐりぐりとアルバの胸元を押していく。
「んっ……ふふ、興奮しているな……わかりやすい、奴め……、ぁん……」
硬度と大きさ、そして角度を増していくアルバのズボンの盛り上がりを、イオスは太ももで挟み込んだ。
布越しでも、その肉感的な圧迫は十分すぎるほど感じられ、快感で腰が抜けそうになる。
「……っ、ぁ、イオス、副隊長……」
「……っ!」
アルバが意識を朦朧させて口走った直後、背後で衣擦れの音がした。
肩に置かれたフィズの手の内、片方が離れているのに気づくのと同時、
「……むぐっ!?」
何かがアルバの顔を覆った。ほんわりとした温もりがそれから伝えられてくる。
その材質が布だと気づいた時点で、猛烈に嫌な予感がアルバの背筋を駆け巡った。
「どう? アルバ……あたしの脱ぎたての味は……」
「むぐううぅぅぅうぅぅぅっ!?」
必死で考えないようにしていた回答が、無慈悲にもフィズから与えられると、半狂乱になって首を左右に振るアルバ。
しかし、がっちりとフィズの手によって押さえつけられているために、下着が顔から離れることは無かった。
しかも、無茶苦茶に動いたことで息が上がってしまい、口と鼻両方でまともに下着から漂う芳香を吸飲してしまう。
288アルバ×イオス(♀):2007/01/16(火) 22:20:53 ID:MgKYHudj
「……んっ、あぁ、くうぅ……」
甘く、濃厚な女の匂いに、アルバの頭が真っ白に染められていく。
理性というブレーキを失った身体は、見境も無く下半身へと血液を集中させた。
「ひゃっ、また、大きくなって……、んぁ、アソコが、擦れてぇ……あっ、ふぁっ、やぁん……」
太ももの圧迫すら跳ね除けて肥大化した盛り上がりが、イオスの股間を擦る。
最初は動きを制しようとしていたイオスだったが、やがて、自ら擦り付けるように腰を揺り動かしていく。
「んっ、はふっ……じゅるっ、ぴちゃ、んずずっ……」
下着をアルバの顔に押し当てたまま、フィズはアルバの耳を攻めていた。
唇で挟み込み、甘噛みし、舌を這わせ、音を立てながら耳たぶを啜る。
アルバを攻めていると言う事実だけで昂ったのか、隠すものが無くなった秘部から、
愛液がしっとりと滲み出し、秘裂周りの生え揃っていない陰毛を湿らせた。
もはや、誰の頭からも目的や意思というものは消え去っており、
大きな流れに飲み込まれるように、各々が求めるものを貪欲に実行していく。
「あふっ、んんぅっ、やぁ…っ! アルバ、アルバ……ッ!」
アルバの腰が前後に揺れ始めると、それに合わせて自らの動きも変えていくイオス。
「ずずっ、んんふっ……ぴちゃ、あぅっ、くうぅうん……っ!」
耳への愛撫は途切れさせぬまま、自身の指を濡れそぼった秘部に挿入し、膣内をかき回すフィズ。
二人の熱っぽい吐息や、くらくらするほどの性臭に思考を犯されたまま、
アルバは沸きあがる射精感を堪えることなく、衣類に包まれた中で盛大に白濁液を放った。
289604:2007/01/16(火) 22:23:43 ID:MgKYHudj
毎度毎度ですが、 終 わ り ま せ ん !
当初のプロットから、いつのまにか大幅に増加してこんなことに……。
そもそも、これ、番外編ですよ?

保管庫の管理人さん。いらぬ手間をかけさせることになりますが、何とぞ、よろしくお願いします(涙)
290名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 22:33:55 ID:TIpnMLOF
>285-288
♀イオスとフィズによるアルバ争奪戦ktkr
291名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:48:36 ID:r6aWV8MP
>>285-288
フィズと女イオスとアルバで三角関係(+3P)キターー!!(AA略
続き猛烈に期待してます。

ちょっと早めにキャラまとめを投下します。保管庫準拠につき、>>236までの集計です。
男は相変わらずライがトップ。ロリコン2号がギシア・・じゃなくてルシアンに追いつきました。
女はフェアとポムさんが競り合ってます。リシェルも伸びてますが2人には及んでいません。
そして亀ですが、
>ギアンはロリコン3号ではないのか。
4発売直後に保管庫に載らないような小ネタが大量発生した時、
セイロンとシンゲンがロリコンネタでよく出ていました。
それに対し、改心後ギアンの純粋ネタはそれより後に出ているので3号とはしませんでした。
>>99の人も仰っている様に精神的にフェアよりも子供ですし、書き始めのころはまだ調教師としてのネタもありましたから・・・

全キャラ見たい人はこちら。パスは悲劇の芋天使。
http://kossie.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/kos0677.html.html
2924キャラまとめ:2007/01/16(火) 23:49:52 ID:r6aWV8MP
ライ20    4男キャラトップ。某誓約者の跡を継ぐ二代目受け専主人公。扱われ方は初代よりも不憫かも。
リューム1  今のところ本番寸止めの1作のみ。
セイロン6  ロリコン1号。トンデモない事を格好良く決める人。フェアとの純愛も多い。
クラウレ2  ギャグ物が一発(それで2カウント)だけ。人気の無い鳥さん。
ルシアン9  トップから転落し鬼妖界ロリコン組に並ばれた。ライと同様受け多数。純愛はリビエルとが多い。
グラッド8  今までのキャラとは違う意味で可哀想な童貞兄貴。でもちゃんと純愛作品もある。哀れな役回りだが出番は比較的多し。
セクター2  ミントさんの乳を狙う助平ライダー。出番少なし。
シンゲン9  ロリコン2号。トンデモない事をして周囲に被害を撒き散らす人。この人もフェアとの純愛有り。
アルバ6   フィズや女体化イオスと。主役の数は騎士・剣士の中では群を抜く。地味な上司達に爪の垢を煎じて飲ませたい。(登場回数は1と合算)
ルヴァイド2 4作品無し。アルバに副隊長を取られちゃってますよ特務隊長。(登場回数は2と合算)
イオス7   今のところ2でも4でも女体化のみ。男として見られていないな。コイツ。(登場回数は2と合算)
スバル5   シャオメイさんに薬仕込まれて女性陣を強襲。一線越えると大暴走なのは母の血だろうか。(登場回数は3と合算)
パナシェ3  4の作品無し。忘れられた島の皆さんは4では忘れられがち。(登場回数は3と合算)
カサス2   初作はまさかの純愛。発情が入るのはもはやメイトルパ出身者の定め。レシィもユエルも発情したし。
ギアン5   このスレでの扱いは調教師ではなくフェアをこよなく愛する童貞クン。本格的な調教物は1作のみ。
ガゼル4  やっとガゼリプが一作。801キャラの返上なるか。(登場回数は1と合算)

フェア32  4キャラトップを奪還。純愛からレズ、陵辱まで幅広くこなす。相手も多数。
コーラル8  竜の子の中で最多登場。このスレでは女の子としての扱いが多い。次に多いのがふたなり。
ミルリーフ6 ライとが多い。そこそこの出番。
リビエル7  初期はポムさんに薬盛られたりプニムに攻められたりと恵まれなかったが、最近はルシアンとの純愛が多い。
アロエリ4  ツンデレ鳥っ娘は出番少なめだが、一人H、純愛、襲われ、ライ絞りとバリエーションは豊か。
リシェル18 陵辱される側からする側へ転向。ポムさんと組んでライに襲い掛かってます。
ポムニット31 最強淫乱半魔メイド吸血鬼。というか真の調教師。親は某大悪魔かと思いたくなるほどの攻めっぷり。
ミント8   純愛はグラッドと。ライ絞り隊にも参加。残りは陵辱。
シャオメイ 主役こそ無いものの悪戯しまくりでかなり活躍。人生経験長いと溜まる物は溜まるのだろうか。
アカネ4    相変わらず出番少なめ。(登場回数は1と合算)
ローレット1 セクターと1つ。せっかく生体ボディにしてもらったんだから早く本番を。
エニシア3 暴走姫様。ライを搾って搾って搾り取ります。
フィズ3   ツンデレ盗賊。全作品アルバと。アルバの前では泣くシーン多数。(登場回数は1と合算)
ラミ2    4でも未だ1作のみ。主役が少ないのはもはやロランジュ家の呪い。(登場回数は1と合算)
リプレ10  1ではとにかく相手が多彩。4ではガゼルと。(登場回数は1と合算)
293名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:58:16 ID:HBDXgEsr
フェアが意外に多いな
そしてポム、やりすぎwwwwww
最近淫乱メイド分が足りなくなってきたな
294名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:18:59 ID:o3Anvx/g
まとめ乙〜。
アティ先生にビビった。4の投下数は3を越えられるのだろうか…。
295リフとミューノの大人な鍛冶指南:2007/01/17(水) 01:54:58 ID:tize4Z7L
事の発端はこうだった。

リフモニカに鍛冶を習いたいと発奮したミューノが「鍛冶師はパートナーと一緒に寝る物でしょ?」とリフモニカが眠る工房のベッドに潜り込んで来たのである。
なお、この日に限ってランドル君はベッドにいなかったりする。きっとレミィの召喚獣と同郷の思い出話でもしているのであろう。

事の経緯はこうだった。

賢い電動パートナーことランドル君が来て以来リフモニカの夜の性活は充実し、パートナーたるランドル君を手放したくないけどいつか別れる日が来る以上、同様の機構を持つ物を鍛冶で作れないかと夜な夜な考えていたのだ。
パートナーによって与えられる快感を反すうしながらその構造(振動装置とか加速ゼンマイとか)の設計図を脳内で引き、それが与えてくれるであろう快感を想像しつつ、
より効果的な形状を模索するその思考は既に一流の鍛冶師の物であったが、そんな物の鍛冶ランクは当然1。
自分の至らない腕を苦く思いつつ、猫さんプリントのパジャマに包まれた胸に想像の羽はますます広がり、ベッドの中で息を荒げていたのである。
ちょっと実践入ってたかも。
296リフとミューノの大人な鍛冶指南:2007/01/17(水) 01:55:34 ID:tize4Z7L
なもんだからミューノがベッドに滑り込んできた時、リフモニカは本当にびっくりしたのである。
「・・・!?・・・!!!」
リフの眼からは暗くて見えないが、確かに笑う気配がした。
「リフ、わたしよ」
「ちょっ・・・む、むぐ・・・んむっ・・・!?」
抗議の声をあげようとした唇はあっさりとミューノの柔らかい唇によって塞がれ、しかも舌がゆっくりと入って来た。
折りしも想像の翼のおかげで体は準備万全、脳髄もいい感じにホットなリフモニカに舌を防ぐ気力と理由は存在しない。
歯の抵抗が無いと見た柔らかい舌がリフの口内に侵入を開始する。と同時にさらさらとした布の感触がリフの手を刺激する。
これはヴィー姉のネグリジェかな?大人っぽいけどミューノなら何を着ても似合うかもなぁと益体も無いことを蕩けた脳髄をよぎった。
ミューノの舌は強引さは欠片も無く、しかしどんどんとリフの口内に入ってくる。
まるでミューノとは別の生命体みたいに貪欲に、いやらしく、優しくリフの口内で暴れまわる。そしてそれがとても心地良い。
女の子同士なんておかしい・・・と極めて常識的な意見が脳裏をよぎるが、舌と舌を絡める快感の濁流にあっさり流された。
297リフとミューノの大人な鍛冶指南:2007/01/17(水) 01:56:40 ID:tize4Z7L
たっぷり5分後、ミューノが名残惜しげに唇を離した時には、リフは既に出来上がっていた
。顔はリンゴのように赤く、その控えめな胸の頂はパジャマの上からでもわかる程に尖り、足をもじもじと擦り合わせて目の前にあるミューノの顔を切なげに見つめている。
「ね、リフ」
「・・・なに?」
「わたしね、明日武器をあなたと一緒に作るじゃない」
「・・・うん」
「鍛冶師とパートナーって寝る時も一緒でしょ?わたしもそうしなきゃって思って・・・」
「・・・」
「寝てる割には息が荒いなぁと思ってちょっと見てたら」
リフは更に顔に血が上るのを感じた。同時に下腹部に切ない疼きと潤みを感じる。見られてた?
「あんまり可愛いからつい・・・ごめんね?」
「!!!!・・・・・・ぅぅ・・・・・・・・・・・・ぃぃょ・・・・・・」
消え入りそうな声で何とか返事をする。
ミューノはその返事に満足したのかイタズラっぽく笑って耳元に小声で囁いた。
「ランドルとは違った刺激でしょ?」
「!!!!!!!!!」
知られてた!限界まで昇ったと思っていた血がさらに昇る。
同時に耳元に吹きかかる吐息にすら快感を刺激されて思わずミューノの体を抱き寄せてしまう。
パジャマの木綿とネグリジェの絹、そしてその奥にある体温の熱さ、どこまでも敏感になっているのにまだ一度も触られていない小さな胸の尖りがミューノの体と密着する。
と、同時に爆発的な快感をリフに与え、意識が一瞬別の世界へ召喚され真っ白に塗り潰された。
298リフとミューノの大人な鍛冶指南:2007/01/17(水) 01:58:41 ID:tize4Z7L
ふと気が付くとミューノがくすくす笑う気配がする。もう昇るはずの無い血がまだあがる。未体験のレッドゾーンだ。
「気持ちよかった?」
「ぅ・・・・・・ぅん・・・・・・」
「もっとして欲しい?」
ミューノは数秒待った。答えは決まりきっているが、この恥らう声を逃すわけが無い。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぅん」
ミューノは満足したように微笑むと片手をリフの背中にまわしてゆっくりと撫で始めた。
その繊細な手が触れると背中でさえゾクゾクと感じたことの無い快感を伝えてくる。
ふたたび耳元で囁く。
「ね、リフ・・・わたしもして欲しいな・・・」
耳に熱っぽい吐息+甘がみのコンボを受けて、リフは声を思わずあげてしまった。
「あ、んんッ!」
その唇を素早く自分の唇でふさぎ、激しく舌を絡めあう。と、同時にリフの女の子の手というには少々ゴツい、鍛冶師特有の手を取って胸に誘導する。
「ね・・・わたしも興奮してるのわかる・・・?」
ネグリジェの向こうの肌は蕩けそうに柔らかく熱く、触っているだけで気持ち良い。
なんだかリフは嬉しくなって、その控えめな胸を撫で回しはじめた。ミューノも鼻にかかった声を出しているところを見ると気持ちいいのだろう。
ミューノも同じようにリフの胸を撫で回しはじめた。薄く薄く撫で回すだけの愛撫は先ほどまでの激しい快感とはまた違った優しい快感を伝えてきて、しかし指が乳首をかすった瞬間の甘い電流が忘れられずにだんだんと指に熱がこもりだす。
「ふっ・・・ふぅっ・・・んっ・・・あはっ」
「やっ・・・あっ・・・んんっ・・・んっ!」
子供の獣が兄弟とじゃれあうような、そんな稚気に満ちたコミュニケーションの連続。
不可解な衝動に駆られて互いの体を抱きしめた時、乳首と乳首が触れ合って、今度は二人の意識を異世界に飛ばした。
299リフとミューノの大人な鍛冶指南:2007/01/17(水) 02:00:39 ID:tize4Z7L
「「・・・・・・すごい・・・・・・」」
どちらからとも無く体を離し、乱れた息を整える。
一人でする時とは比べ物にならない程の快感が胸だけで味わえた今、下着をしとどに濡らしている部分を触られたら一体どうなってしまうのか。
わずかな恐怖と大きな期待、そして二人の熱でベッドの中の空気が満ちてゆく。

軽く唇を合わせる。先程までの激しさとはうって変わった優しい愛撫、でもそれが始まりに過ぎない事は充分学んだ。リフの指がネグリジェの下に忍び込み、ミューノの指がパジャマに包まれたフトモモを撫で始める。
どちらも一気に中心には踏み込まない。仕草と愛撫と快感で、外堀を埋めていく。
「リフ、おもらししてるみたい」
ふと下半身に気をやると、確かに濡れた感触がふとももから伝わる。ちょっと気持ち悪い。
「・・・・・・ミューノも一緒に脱ごう?」
「せっかくだから脱がしっこしようか」
ミューノの指がパジャマのズボンの腰部分にかかり、リフの手がネグリジェの下に透けるショーツにかかる。お互いにすぐには脱がさず少し脱がしては周りを撫で、お互いの腰がくねるのを楽しむ。ついに下着が手の中に収められるとミューノは抗議の声をあげた。
「リフずるい。わたしだけ下が裸じゃない」
そう言いつつリフの先程までパジャマに包まれていたショーツのクロッチ部分をかするように撫でる。
そこは布が分厚い個所にも関わらず盛大に濡れ、熟れ過ぎた果実のようになっていたそこを刺激されてリフは甘い声をあげた。
「んふっ・・・ぅ・・・ミューノだってすごい濡れ方だよ・・・」
お返しとばかりにミューノの股間に手を差し入れる。核心には手を出さず、濡れた薄い金の茂みを撫でまわす。
「あ・・・あん・・・んッ!」
気持ちいい、気持ちいいのだが足りない。無意識に腰が前に出そうになるのを必死に止める。
ミューノの指がショーツのクロッチ部分にかかり、リフの指がだんだん茂みの下に動き出す。

ショーツの下の粘膜は潤滑液で盛大にぬめり、金の茂みに隠された快感の核は小さくも強烈に自己主張していて、
「「あッー!」」
触れられた瞬間先ほどの胸とも違う、強烈すぎる快感が火花を散らして二人の脳を焼き、白く染まった意識はそのまま闇に落ちていった。


工房からの締め出しを食らったランドル(休息モードで工房前にいた)にリフモニカが気付いたのは翌朝の事だった。
してみると、その日のランドルご乱心事件は当然の帰結だったのかもしれない。
300前スレでミューノ×リフ書くよと言った奴:2007/01/17(水) 02:06:00 ID:tize4Z7L
規制解除されたので早速書き込みました。クラフトソード始まりの石よりミューノ×リフです。待ってた人ごめんよ。
[まずは素材をよく知ろう!編]をお送りしました。んで気が向いたら続きの[道具を使って加工してみよう!編]書きます。

それでは。
301名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 03:52:30 ID:nVj+7CTH
でっきるっかな♪でっきるっかな♪(何が?
302名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 03:54:52 ID:UxpFG/A1
クラウレハザード極の続きが気になって仕方がない僕ルシアン
303名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 10:47:15 ID:mCmwjdw4
今更ながら>>187の性別反転ネタが激しく気になる
前のSSでも笑かしてもらったから
304名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 12:15:58 ID:Sja8f+LY
まあじっくり待とうぜ できたら投下してくれるさ
ちょっと気になったんだが、投下の時、特に続き物のときは前置きしてくれると助かるんだが検討してもらえんだろうか
○○の続き行きます〜って一言だけでもいいから
2、3レスのネタ系ならいいんだが、いきなり作品投下があるとなんだかびっくりしてしまう
305名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 14:47:55 ID:w9K8Wwr6
16話にて

リシェル「あたしは・・・あたしはあんたに傍に居てほしいの!だから・・・っ」
ライ「大丈夫だ。俺の居場所は・・・俺の居たいところは」
リシェル「だからあたし無しじゃ生きられない体にしてやるわ!!」(くわっ
ライ「アッー!」

という電波を受信した
306名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 18:25:47 ID:nL+yRnef
>>295

なんとGJな話だろう。続きを待っております。
307名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:18:08 ID:VmPkNBp1
〉295GJ!!
続きを期待してます
308名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:39:03 ID:vw98wur/
>>295ガンガレ
309名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:10:25 ID:M48bQpb+
GJですた!
クラフトソードは好きなんだがSS少ないからなぁ
是非続けてくれ!
310名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 12:54:54 ID:eT7OR+84
>>309さん、僕も同じ意見ですよ。
311名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 16:03:07 ID:oRqdGNBY
セイロン×フェア投下させていただきますですよ
312セイロン×フェア:2007/01/18(木) 16:04:04 ID:oRqdGNBY
 このごろのわたしはおかしい。
「どうだろうか、店主殿」
 例えば今セイロンが差し出している、小さな桃の形をしたお饅頭。
 そんななんでもないことで、このごろのわたしはすぐにおかしくなっちゃう。

「わあ、かわいい」
「この淡い色を出すのに苦労したのだよ」
 少し得意気な顔をしたセイロンは、その饅頭をそっと撫でる。
「店主殿のお眼鏡にかなったのなら良いのだがな」
 フェアとは違う男の節くれ立った指が、なめらかで柔らかな曲線を辿っていく。
 桃を形取ったその輪郭を。
 うっすら色付いてぷっくりと丸い、割れ目のある……。
「どうかしたのかね?」
 慌てて顔を覗き込もうとするセイロンに背を向けたが、真っ赤になった頬は見られてしまったのだろう。
「フェア」
 セイロンは、声を低めて名前を呼んだ。
 いわゆる付き合っている、という関係になってからも、フェアのことは今まで通り「店主殿」と呼ぶのが彼の常だ。
 しれっと何事もなかったように振る舞って、リシェルたちはもちろん、ポムニットでさえしばらくは二人の関係に気付かなかった。
 特に厨房では鬼妖界の礼節というものなのか、むしろ以前より他人行儀になった気がする。
 恋だの愛だのと浮き足立たれても彼らしくないが、もう少し優しくなってもいいのではないかと思うくらいだ。
 そんなセイロンがわざわざ名前を呼ぶ時は、決まっている。
 生死が掛かっているくらい真剣で深刻な時と、もうひとつは……。
「あ、あの、いいと思うよっ。可愛くて、女性のお客さんにきっと人気、」
 饅頭を撫でていた掌がフェアの腰に伸びて、丸みを楽しむように撫で上げた。
「ひゃう!」
 たったそれだけのこと。
「善し悪しは味わってみなければわかるまいよ、店主殿」
 セイロンの口調は、また「店主殿」に戻っている。
 すぐに指は離れたし、ほんの冗談なのだろう。
 それにここは厨房で、神聖な、とまではいかなくても、フェア自身それなりに厳粛な気持ちでいたい場所だった。
 細かな作業をする手元を照らすために、眩しく灯りもついている。
 泊まり客はいないし、私室へは廊下をほんの少し移動するだけでいい。
 それなのに。
「……あ」
 フェアは、俯いたまま振り返った。
 体の奧が熱い。
 じわり、と、湿った熱が疼いて体中に広がっていく。
「あの、ね」
 熱くて、がまんできない。
「あの……」
313セイロン×フェア:2007/01/18(木) 16:04:45 ID:oRqdGNBY
「店主殿は、違う味見がしたいと見える」
「えっ!?」
 顔を上げると、セイロンのからかいを含んだ半眼が覗き込んでいた。
 覆いかぶさるように近付いてきて、ふわりと調理台に押し上げられる。
 ストラの呼吸を応用した動きは、抗えないほどの力強さを持っているのに、なぜか滑らかで軽やかだ。
 下半身を包んでいた服が取り去られて、靴が片方だけ床に落ちる。
 その性急さに、フェアは膝を割ろうとする手を慌てて掴んだ。
「セ、セイロン!」
「どうした?」
 からかいの笑みを含んだまま、唇が合わさる。
「ん……んむ、」
 言い掛けた隙間から割り入って、内側の粘膜を辿り、舌を絡め取り吸い上げる。
 同時に脚の間へ滑り込んだ掌が湿った割れ目をゆるゆると撫で、つぷりと指先を柔肉へ潜らせる。
「ふぁ……っ」
 慣らされた体は十分に潤い、そのままゆっくりと付け根まで埋め込まれた指を、ピクピクと震え締めつける。
 セイロンは深く沈ませた中指をそのままに、親指で肉芽をやんわりと押した。
「ひぁっ、きゃう!」
「存分に味わってもらいたいところだが」
 鋭い快感に反りかえった背を空いている腕で捕らえられ、いきなり指を引き抜かれたそこへ、熱い高ぶりが押し付けられる。
「まだ仕込みが残っているのだし、そうも言ってはおられぬな」
「あっ、やっ!!」
 そのまま、一息に最奧までを貫かれる。
「あああああっ!!」
 いつもとは違う乱暴ともいえる挿入なのに、強烈な快感が突き上げた。
「あ、あ、やだ、あァ……やっ」
 逆らうように、逃れるように首を振る。
 でも。
「ひぁぁんっ!」
 エプロンとスカートを捲り上げられ、硬く立ち上がった蕾を舌先で弾かれる。
 気持ちがいい。
 貫かれる度に生まれる快感が、フェアの体も意識も女という生き物に変えていく。
 ぐちぐちと粘膜の触れ合う水音と、互いの息遣い。
「ん……いいっ」
 膝の裏を押さえ付けられ、結合部が灯りの下に晒される。
 全てを見られている。
 こんな場所で、明るくて、いやらしい声を大きく挙げて。
 そんな羞恥心も、覚えたての快楽を貪る意識の抑制にはならない。
「気持ち……い……ぁ、いいっ!!」
 だって、がまんができない。
 狭い粘膜を突き上げる熱の塊を、体の奧が欲しがっている。
 愛しい熱を逃がさないように、内側が絡みついて締めつける。
 腰が無意識に、淫らに動く。
「あふっ、いい……ァあっ、あぁぁん……いいっ、気持ち……いい、よぅ……っ!!」
 もっと突いて。
 もっと犯して。
 めちゃくちゃにしてお願い気持ちいいの奧にちょうだい強くお願い。
314セイロン×フェア:2007/01/18(木) 16:05:44 ID:oRqdGNBY
 身仕度を手早く済ませたセイロンが、体を拭いてくれたフキンを洗っている。
 フェアはのろのろと身を起こして、下着を身に着けた。
 服をどこへ投げたのかなと探す目に、先刻の桃饅頭の入った蒸籠が映る。
 思わずひとつを摘み上げて、可愛らしいその菓子をぱくりと食べた。
「あ、おいし」
「蒸したては格別だが、冷えてもなかなか美味なのだよ」
「っ!?」
 いつの間にか、セイロンが後ろに立っている。
 慌てて振り向くと、靴の片方を差し出している表情は真面目で、もうすっかり普段通りの態度だ。
 なんだか自分だけが置いて行かれたような気になって、フェアは急いで靴を履いた。
「店主殿」
「は、はいっ」
 自分から誘ってしまった。
 しかも、こんな場所で。
 今さら恥ずかしさが込み上げてくる。
「我としては餡についての助言を聞く前に」
「ひゃう!」
 ふいにセイロンの手が伸びて、太腿を素速く撫で上げた。
「この蠱惑的な肌を隠してもらわねば困る」
 相変わらずしれっとした普段の口調だが、流水に触れて冷たいはずの指は、とても熱かった。
「……もっと真面目かと思ってた」
「我が、かね?」
「わたし……ううん、両方!」
「あっはっはっは。良いではないか。我はそなたを想うておるし、そなたも同じように想うてくれる。それだけのことであろうよ」

 そうかも、しれないけど。
 でもやっぱり、このごろのわたしはおかしい。
 だって、もう次のこと期待しちゃってる。
「さあ、店主殿。手っとり早く済ませてしまえ」
 セイロンがわたしを急かすのは、早く部屋へ行きたいって。
 そういうことかな、なんて思っちゃったりする。
 このごろのわたし、なんだかおかしい。
315セイロン×フェア:2007/01/18(木) 16:06:33 ID:oRqdGNBY
以上
おそまつさまでした
316名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 16:25:53 ID:crS3IdeE
ライ「リシェル…」
リシェル「ライ…」
ライはリシェルの濡れそぼったヴァギナえと自分の分身を沈めて…

ガシッ!

ポムニット「ライさん…今、お嬢様に挿入しようとしましたね…?」
ライ「ポ、ポムニットさん?!」
ポムニット「させません…それだけは絶対に…










 
 お嬢様の処女とライさんの童貞は私のものです(*´Д`)ハァハァハァハァ」


ラ・リ「「(;´Д`);´Д`)エェ〜〜〜」」
317名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 17:11:33 ID:ep530sDK
>>315
GJです!

>>316
ちょwwwポムwwwwww
半魔化すんなwww
自重しろ
318名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 19:22:27 ID:NzuTph9V
>>315
セイフェアグジョーブ!!
セイロンの半目はいいよな。
319名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 21:42:43 ID:LDobb7R6
>>316

TAKE2

リシェル「(改めて)ライ・・・」
ライ「(改めて)リシェル・・・」
ライはリシェルの濡れそぼった秘所に自分の分身を…
ガチャ
ミント「ごめんなさい、遅れちゃいましたハァハァハァハァ」
ラ・リ「「!?」
ミント「大丈夫、お姉さんが男女の御付き合いと言う物をたっぷりと教えて・・・」

ガシッ!

ポムニット「ミントさん…今、お二人を喰べようとしましたね…?」
ライ「ポ、ポムニットさん?!」
ポムニット「させません…それだけは絶対に…










 
 やるなら私も混ぜてくださいまし(*´Д`)ハァハァハァハァ」
ミント「OKマイシスター!」
ミ・ポ「「( ・∀・)人(・∀・ )」」

ラ・リ「「ヒ、ヒィィ〜〜〜ッ!!!」」
320名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:28:38 ID:5vctz2GI
>>315
GJ!!
ストライクゾーンなセイフェアをありがとう
是非また書いてください!
321名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:32:16 ID:NqX1fq5z
>>315
セイフェアGJ!!フェア可愛いな(*´д`)
>>319
ちょwwミントさんwwwGJ
322名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:35:21 ID:NzuTph9V
なんだかダラダラSSを書いてるうちに、みんなにどんどん
書こうとしていたネタを先に書かれてしまうんだぜ
323名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:38:38 ID:ep530sDK
>>322
それでも書き上げて投下してくれると嬉しいんだぜ
全裸でまってるんだぜ
324名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:38:40 ID:4lvKcUtN


  それは貴様が鈍いからだ








……って焼き鳥が言ってた
325名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:42:25 ID:NzuTph9V
>>323
ありがとうなんだぜ
326小下ネタ(1/2):2007/01/18(木) 23:19:56 ID:IaZqgzVr
ここは駐在所。俺の慕う軍人の居るところだ。
「兄貴・・・俺、悩みがあるんだけど・・・」
「なんだ、改まって?聞いてやるから言ってみろ?」
「実は・・・昨日の晩の事なんだけど・・・」


「ライく〜ん、来たよ〜?」
最近俺はミントねーちゃんを夕飯に誘っている。
響界種である俺を受け入れてくれてからと言うもの、どうしても一緒に居たくなってしまうのである。
「ああ、もうちょっと待っててくれ」
「うん。あ、お風呂沸かしてこようか?今日も一緒に入るでしょ?」
「えっと・・・じゃあ頼もうかな」
「うん♪」


「お前ミントさんと一緒に風呂に入ったのか?」
「毎日入ってるって。その続きだって・・・」


「ミントねーちゃんのはだって綺麗だよな・・・」
「もう、おだてても何にもでないよ?」
「いやいや、下は結構出てるみたいだぜ?」
「ライくん・・・じゃあ・・・」
「どうしたんだ、ミントねーちゃん?」
「・・・もう、言わなきゃだめなの?」
「・・・じゃあ今日は特別にいいや。もう射れてやるよ」
そしてライはミントの中に射れた。
327小下ネタ(2/2):2007/01/18(木) 23:20:32 ID:IaZqgzVr
「あぁん♪気持ち良いよぉ」
「ねーちゃん、いくら町外れって言っても、そんな声じゃあ近所迷惑だぜ?」
「そんなこと言ったって・・・ぁん♪堪えようとしてるのにぃ」
「無駄だって。ねーちゃん感じ易過ぎるから」
「ひゃぁぁ♪ライ君のいじわるぅ」
「そんなこと言ってもねーちゃんは、セリフに音符が付いてそうなほどノリノリじゃねぇか」


「って感じ?」
「・・・で、相談とは?」
「いや、こんなしあわせでいいのかなぁ〜って」
「なに?」
「いや、親父に置いてかれてからというもの、幸せが恐くってな」
「・・・」
「どうしたんだ、兄貴?」
「いい、ライなんてもう知らない」


メインヒロインは兄貴でした。
328名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:25:02 ID:IaZqgzVr
この上について
ライ×ユエルが思ったより暗く、長くなっちまったから投下前に一個アホネタが欲しかった。
まぁ五分じゃこんな詰まらん物しか書けんかったが・・・

この下について
エロありだけど序章という位置づけで、弱いです。
今後俺がライとユエルがやり易くなる様に・・・が目的なんで。
要するに、エロに事情が欲しくない人はこれ読まないで次回作にご期待ください、って事で
329ごめん、総数数えてない 1:2007/01/18(木) 23:25:51 ID:IaZqgzVr
ギアンの暴走を止め終えて数ヶ月・・・いろいろな事があった。
例えば、ルシアンは軍に入った。リシェルはテイラーの推薦の元、結局は派閥に落ち着いた。
ポムニットさんは身分隠してお手伝い、らしい。宿屋は完全に俺に委任される形に落ち着き、テイラーさんとも会う機会はなくなった。
兄貴は昇格したし、対称的にねーちゃんは報告義務を怠ったとして、長期休暇を本国で取らされている。
先生は結局町にとどまらず、御使いとコーラルははぐれたちの楽園を今度は人と協力して作っていく、といって、町を出た。
アカネも帰って行ったし、グランバルドも爺さんの元へ落ち着いた。
シンゲンはまた許容される土地を探すらしい。ここにはもう、戻ってこないと言った。それが弱い部分になる事が嫌、らしい。
アルバはあの二人を追いかけた。それは俺自身願った結末だったのだけれど。
あとは親父を見かけた、だとかの噂を聞いたり。
程度は少ないものの被害を受けてしまった民家の補修を、昼飯時が終わってから手伝ったりもした。
かくして、俺が最も望んだはずの平穏は、思った以上の対価が必要となる代物だと分かった。
俺にはもう何も無い、ハッキリ言って毎日が暇だった。
いまなら、リシェルの言ってた事が分かる気がする。
しかし・・・あの時は本当にいろいろな人に支えられていた。
「あの結界を張った人・・・誰だったっけ?」
思わず独り言が口をつく。
「トリス、だよ。ずっと前、ユエルを助けてくれたんだ」
「へぇ・・・ってユエルッ?」
気づくとライの後ろには戦いに協力してくれたオルフルの少女だった。
「何でここにいるんだ?」
たしか結界を張った-トリスというらしい-について行った筈なのだが・・・
「どうせユエルがいなくても沢山仲間はいるからね。ユエルはしばらく自由にさせてもらったの」
「へぇ。ここへは、どこかに行くついでか?」
結構自然に囲まれた土地だ。トリスのつれてたメトラルも喜んでいた覚えがあった。
「ううん、違うよ。ライに会いに来たの」
「へぇ、俺に・・・って、何で?」
「確かめたい事があってね。で、やっぱりそうだ、ってね」
はっきり言ってさっぱりだ。掴むべき質問のポイントも分からない。
330:2007/01/18(木) 23:27:00 ID:IaZqgzVr
「どういうことだ?」
「あのね。始めてあった時にも感じてたの。でもあの時はこんなにハッキリしてなかったし、周りにすごいのが居たしね」」
「・・・何が?」
「竜の子とか、セルファン族が」
ずっこけた。
「そうじゃなくって、何を感じたんだ?」
「あっ、恋心、とかじゃないからねっっ!!?」
分かってるよ、ってか
「どうでもいいっての!!」
「うぅぅ、怒鳴んないでよぉ」
「わっ悪い・・・」
「で、それでね」ケロッとしやがった。
「懐かしい感じがしたんだよ」
「懐かしい?ああ、そういうことか」
なんとなく話はつかめた。あの時はまだ覚醒してなかったもんな。
「やっぱり、前より感じやすくなったのにも理由があるんだね?」
「ああ。ってか、前は自分が境界種だなんて知らなかったからな」
母親にも会ったし、良く分からないけど覚醒したし。
「ふぅん。気づいても自分を保っていられたんだ」
あんまり驚いてはいない。やはり気づいてたんだろう。俺の中のメイトルパの秘力に。
「一応な。でも、けっこうやばかったぜ?」
結局最後の決戦にも居たんだしという事で、すべてを-主にギアンの部分を-ユエルに話した。
「そっか。でもそれを聞くとよかった、って思うよ、ライとこうやってまた話が出来て」
「ああ、仲間のみんなのおかげだよ。それに、また会いたいっていうユエルが居てくれたおかげだ。ありがとな」
「ユエルは別に・・・」
赤くなってる。それを見てこいつも女の子なんだな、と思う。
そして同時に、何か心の奥が暖かくなるのを、ライは感じていた。
「散歩しないか?この辺、前はゆっくりしてなかっただろ?」
折角きてくれたんだ。暇をさせないためにも身の上の話は夜になってからでもいいだろう。
331:2007/01/18(木) 23:28:09 ID:IaZqgzVr
「そうだね。案内してくれる?」
「当たり前だろ。そのために誘ったんだ」
「そうだね。ありがと、ライ」
そして泉に着いた。いろいろと秘密の泉。
「ここにもメイトルパの魔力が漂ってるね」
「そんなことまで分かるのか?」
「召喚されて長いと、僅かなふるさとの匂いにも反応できるようになるんだよ」
しかしコーラルも始めはそこまでは分かってなかった気がする。実はこいつ、優秀なのかも・・・
「なぁ、ユエル?」
「ん、どうしたの?」
「ユエルはどれくらいこっちに居れるんだ?」
どうしても聞いておきたかった。この楽しい時間の、期限を。
「え〜っと・・・実は決めてないんだ」
「え、どういうこと?」
トリス、と約束はしてないんだろうか?
「居たいだけ行って来ていいよ、って。メトラルのレシィって護衛獣もトリスのことは任せろ、ってさ」
「そうなのか・・・」
レシィ・・・確か大人しいなりに芯を持っているタイプに見えた。
あの人の護衛獣なら相当の能力を持っているのだろう。覚醒した後に会ったからこそ、そのことが分かった。
「なんで?なんか予定あるんなら言ってくれたら、その時までには帰るけど?」
「いや、別にそうじゃないんだ。」
そんなはずあるわけない。ずっと一緒に居てもいいくらい心地いいんだから。
「そっか・・・ねぇ、ライ?」
ユエルが下から覗き込んでくる。やっぱり可愛いな、と思った。
「どうした?」
「えっとね・・・えっと」
ユエルが真っ赤になる。そしてもじもじとし、口を開く。
「ずっと・・・一緒に居てもいい?」
(それもいいかもな。こいつと居ると、妙に落ち着けるし、楽しい)
「いいぜ。好きなだけゆっくりしてくといい」
「ありがと、ライ」
332:2007/01/18(木) 23:28:47 ID:IaZqgzVr
「ライ・・・」
「ん、どうした?」
ユエルは必死に言葉を探している。ライは率直に可愛いと感じていた。
「・・・ううん、なんでもない」
ユエルは首を振りながら言った。
「もどろうか。夜は冷えるからな」
「そうだね。・・・ライと一緒ならお風呂入るのも我慢するよ?」
そういってユエルは顔を真っ赤にした。
ユエルはそういうことに疎そうとも思っていたが、いま隣に居るのは確実に意識せざるを得ない「女の子」だ。
「・・・一緒に入ってくれるか?」
冗談のつもりだったのだろうか、ユエルは吃驚していた。しかし、
「そう、だね。そういうのも、ありだよね」と言った。

俺は親父が出て行ってから、誰かと風呂に入ったことは無かった。
御使いは二人が女だし、セイロンはどうにもそういうことをしたがらなかった。
ルシアンたちはお坊ちゃまだったし、リシェルは女の子だし、兄貴やねーちゃん、先生も家がこの町にあった。
アルバとシンゲンは一緒に入ってたようだが、おれは店の後片付けの必要が会った。それに、何より忙しかったのだ。
だからうれしかった。多分、血のつながってない人間と、俺は一緒に風呂に入ったことが無いんだろう。だから、一入だ。
「ライ、ないてるの?」
ユエルが心配そうに覗き込んでいる。
「大丈夫だよ?ユエル、何されても大人しくしてるから」
「いや、そうじゃなくって、今のは親父のせいで苦労してきた男の汗で、って・・・」
聞き流せない言葉が聞こえた。
「 い ま な ん て い っ た ? 」
「だから、変なことしても、だいじょうぶだよ、って」
真っ赤になってた。真っ赤だけど、こいつは・・・どういえばいいんだ?
「えっと・・・ユエル?」
やっとの事で名前を呼べただけ・・・



「ごめんっ!!やっぱり嫌だよね?」
「嫌じゃない。けど、流石に・・・なぁ」
「なに?」
「そういうのは家族ですべきことだろ?」
「そうかな?でも、だったらライ、ユエルと家族になる?」
「・・・え?」
「だから・・・ずっと一緒にいようよ」
多分、これは告白。
それはユエルにとっては取るに足らない事なんだろう。本当に一緒に居たいだけで言ってるのかもしれない。
でも・・・ライにはそんな風には考えられなかった。
「流石にそれは無理だよ。俺にはわからない」
言い訳を探してた・・・
「なにが?」
「ユエルの事愛するって事。俺、全然分からないんだ」
yesといえばいいのに・・・
「そんなの、これからわかってくれればいいよ」
「ユエルの事全然知らない。だからだめだ」
それは、苦しい言い訳だった。
「そんな寂しいこと言わないでよ。ユエル、ライの事好きだよ?けどね・・・・」
気持ちが伝わる。皆が離れていってからずっと求めていた、人の温い心。
ユエルは少し息を吸い込んだ。
「ユエルの事、ライが分かってないのと同じで、ユエルもライの事分かってないんだよ」
その通りだ。でもこいつはそんな中で告白をしたんだ。そう思ってた俺に、ユエルは言った。
「だから、一緒に暮らしていろんな事を知りたいんだよ」
そう、言った。
333:2007/01/18(木) 23:30:01 ID:IaZqgzVr
宿に戻って、俺は風呂に入った。もちろん一人で。
今俺は・・・ユエルを振ったんだ。
一緒に入ろう。そのとき駆け巡った思考は、明らかにユエルを親父たちの代わりに据えていた。
これ以下はないという位俺は落ちたのに・・・絶頂の中で俺は見失っていた。ユエルの事を。
成り行きとはいえ俺は好きな子に告白されたのだ。なのに一方的に突き放している。
そこで思考を止めた。風呂から上がらなきゃいけない。
ユエルが次に入るんだ。俺のせいで生じた、タイムラグ。だって、俺が一緒に入れる人間だなんてとても思えなかったから。

「ユエル〜上がったぞ?」
声をかける。ユエルの部屋のドアに。
告白して、OKを貰ったのに、開けてはいけないドア。
それが今の、二人の関係。
「わかった、入るよ」
落ち込んだ声と共に、木製のそのドアが開く。
顔を見ないようにしたのに、

・・・涙が、見えた。

(そうだ、寝巻きを用意しないと・・・)
一応否応なしに滞在する羽目になった人たちのために、代えの服は何着か用意されている。
それを風呂場まで持っていった。

ロッカー制になっており、扉も付いて、4×4箇所ある。
その中のユエルの使っている場所は分からないが、開けっ放しでこの服を入れておけば気づくと思った。
だからなんとなしに6番のロッカーを開けた。
そこには、ユエルの脱いだ服が有った。
(こんな下着つけてるんだ・・・)
だめだと思っても、手は動き、パンツを掴む。
また手は動く。最早理性など無く、それを鼻に近づけてしまう。
臭いをかいだ。妙な感覚だ。でも、壊れた心を埋めるには、十分な刺激だった。

理性を取り戻し、ライは最寄の部屋へ行った。
先ほどの鼻を突く臭いが思い出される。
何時しかぶつけた、胸のふくらみを思い出す。
気が付くと、手が白濁した液で、汚れていた。


外へ出て、その臭いと異質の液を消そうと手を洗う。
(最低だ)
なんて安い言葉で片付けられるか?
無理に決まってる。好きな相手を振って、その直後にこんな事を・・・
3346:2007/01/18(木) 23:30:31 ID:IaZqgzVr
そこへ人影がやってきた。
見ると、それはかつて友に戦った仲間だった。
「アカネ・・・」
「なに辛気くっさい声出してんのよ」
「なんでもねぇよ。何の用なんだ?」
「いやぁ〜、お師匠のお使いでさぁ」
「ここなら今日はもう泊まれねぇぞ」
「何で?お客なんて来てる筈無いでしょ?」
確かにそうだ。前の俺なら笑い飛ばしてた。だけど今の俺は機嫌が悪い。
「喧嘩売ってんのか?」
「あんた、性格変わった?」
「別に・・・」
「・・・寂しかったの?もう、誰も居ないんでしょ?」
流石はくの一、セイロンが感嘆したのも頷ける。
「ちげぇよ・・・別に寂しくなんか・・・」
「嘘言いなさんなって♪何ならさ、おねぇさんの胸に飛び込んでみせる?」
ハッキリ言って鬱陶しかった。だから、早く話を終わらせたかった。
「やらせてくれんのか?」
明らかに空気が変わった。冷たい目線を刺さるように感じる。
「あんた、どうしちゃったわけ?そんな男じゃなかったじゃん」
「どうだろうな・・・本当の自分なんて、俺は泥棒なんかに見せちゃいないぜ」
鈍い音が響く。頬がじんじんと痛み、そこに冷たい風が吹き、さらにむなしい気分にさせた。
「本当の事言われて、何キレてんだよ・・・」
「あんたは昔の事をうだうだ言う奴じゃなかったよね。泥棒だってしたけどさ、でもちゃんと仲間として扱ってくれたじゃない」
俺は黙り込んだ。なぜだろう、アカネの言ってる事が正しく聞こえた。美化された自分に、酔いしれたかったからか?

「こっちにね、ユエルが向かってるはずなんだよ」
「・・・・・」
遅れてるって。今日着いたから。
「でね、結構遠いから、後二日はかかると思うんだ。アタシもユエルの後にすぐ出たんだけどね、面倒だったから全力でこっちに来たんだ」
「・・・・・」
一緒に戦ってきた仲だ。アカネの速さは知っている。それより早く、ユエルは来た。
いったいどんなに頑張ったんだろう。変化を求めても何もしなかった、自分とは違う。
「用件はこれを渡す事。伝言はゆっくりしときなさいって・・・あ、ユエルにね」
「そうか・・・」
アカネからノートが渡される。
「疲れてると思うからさ、ユエルの心休まる場所になるか、今のまんま出来そうにないんなら、追い返したほうがましかもね」
「ああ・・・」
「じゃあさ、また来るから」
「えっ?」
素直に驚いた。アレだけ言われたのに、アカネはまたくると言う。
「元気になんなさい。じゃないと何度だって来る」
目が熱い。
「笑ってアタシと話さなきゃ、師匠を欺いてでも、来るから」
無理かも知んないけど、と彼女は笑う。
ああ、目が熱い。
「心配だって、するから。絶対。」
何でこんなふうに生きられるんだろう。
「じゃ、またね」
「ああ、そのときは、笑って会えるように、頑張るぜ」
「やっとあんたらしくなったね」
そう微笑むと、隠密よろしくアカネは消えた。
同時に涙腺は決壊し、涙は延々と流れ続けた。
3357:2007/01/18(木) 23:31:13 ID:IaZqgzVr
手に残された日記。なぜか読まなければいけない気がした。
適当な召喚石で明かりをともし、最近の部分を見てみた。
以外にも、普通の文章日記で、絵日記などではなかった。

・・・・・晴れ・・・・・
久しぶりに家に戻った。
あの町であったライは・・・なんか不思議な感じだった。

多分はじめてあった日のことを日記に書いたのだろう。
あの時からもう、響界種である事に反応を示していたのかもしれない。
少し飛ばして、最近の文章を読む。

・・・晴れ・・・
・・・・・・・・・・そういえば、ライは何やってるのかな?
二度しか会ってないけど、やっぱりこういうことは気になる。
恋かな?そうかな?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・雨・・・・・
トリスが休んでもいいんじゃない?って言ってくれた。
レシィも働きすぎだって・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・ライ・・・・会いに行こうかな・・・・・・・・
ちょうどいいよね?

日記を閉じた。
こんなにも、想われていた。
そして正直になれない自分と違い、こんなにもまっすぐなユエルを見て・・・
知らなかった。知らないで、彼女を傷つけていた。一人でこんな辺境まで来たのに・・・・・
謝らなきゃ。

「ユエル、起きてるか?」
因みに起きていると言う確証は有る。ついさっき足音がしたからだ。
しかし、返事は無い。
(しょうがないか。あんな風に接したんだもんな)
「やっぱ、怒ってるのか?」
今更ながら、申し訳なくなってきた。
「嫌いになったんなら、聴かなくてもいい」
それだけは、嫌だけど・・・
「起きてないんならいいんだ・・・俺さ、お前と話してて俺が完全に頼りきる形になってるのが情けなかったんだ」
情けなかった、というか最早惨めの域に突入していた。
「お前がこっち来るまでさ・・・俺はなんつーか気力が出なかったんだ。それでユエルが来て、ちょっと元気になった」
そして、心地が良かった。恐らく本当に好きなんだろう。それは、揺るがない俺の気持ち。
「それに俺・・・お前が居なくなるのが恐かった」
かつて心を通わせた仲間は、もうこの町に居ない。
「でも、さっき悩んで、それでもいいと思ったんだ。いや、よくないけど・・・」
喪うのが恐い・・・だから失ってしまったユエルの笑顔。どちらが重いかは火を見るよりも明らかだ。
「よくないから・・・俺はお前を離さないから・・・」
ちょっと時間がかかって、ユエルを泣かしてしまった。後者は、決して許される事は無い。でも・・・
「ごめんな、本当は好きだったんだ。悪かった。っていうか・・・いや、ごめんなさい」
言葉を重ねるのは卑怯だと思った。だから、単に謝った。
「約束するよ。今、言った事」
聞いててくれただろうか?そしてあわよくば許してくれるだろうか?
悩んでいると、目の前のドアが開いたのに気が付かなかった。
そして暗闇の中からユエルは俺を捕まえた。引き込まれた。
3368:2007/01/18(木) 23:31:58 ID:IaZqgzVr
・・・ベットに押し倒される形になった。
「ゆっ、ユエル?」
いきなりの事だったので、ライはとても音を正しく出せなかった。
「ユエル、別に怒ってないよ?」
「え?」
てっきり怒って、嫌われてたかと思った。
「ライふられたからユエル、悲しくなっちゃっただけ・・・」
「ユエル・・・」
名前を呼ぶしか出来ない。こいつは俺を想ってくれている。それが痛いほど分かったから・・・
「嫌ってだってないよ?」
そういって、キスをしてくれた。
最早、親の愛を知らないライには、涙を流せるほどの状況だった。
「ユエル?俺、伝えてなかったよな?」
なぜ言わなかったんだろうか?
もしかしたら自分で分かってたからかもしれない、さっきまでの自分が如何にへたれていたかが・・・
「えっと・・・何を?」
「・・・・・好きだ、って気持ちを直接、さ」
暗闇にも目が慣れてきた。だから、ユエルの顔が真っ赤になっているのが、分かった。
「一緒に暮らして・・・いろんな事を知りたい・・・」
さっきユエルが言った言葉。あの時こんな言葉をかけてもらったのに・・・
「ライ?」
「本当に好きだ。だから・・・一緒に暮らそう」
今度はパアッと明るくなった。そして・・・
「うんっ」
何でだろうな・・・こんな事をしてるのは・・・
ユエルは完全に仲が繋がった記念よろしくキスをしてきた。
そのとき、ライは完全にメイトルパの血が目覚めた。
「ユエル、脱がしても・・・いいかな?」
ユエルは案の定驚いた。しかし、
「いいよ。ユエルが誘ったんだもん」
と、言った。
そして、体勢を逆転させた。要するに、ライがユエルを押し倒した。
寝巻きは俺が用意した物だ。女用、なんか知らないけど、簡単にぬがせれる物だった。
「あっ」
ボタンを全部取ったとき、ユエルはそんな声を出した。
「いいか?」
「うん・・・でも・・・」
そういうと、一旦ユエルは起き上がった。
「ちょっと待ってね。初めてだから・・・自分で脱ぐから・・・ライも、ね?」
(俺も・・・そうだな、脱ぐか・・・)
取り敢えずズボンは脱いだ。因みにこっちも寝巻きなので比較的、と言うか一瞬で下がった。
そしてベットに座ると、生まれた姿になるまですべてを脱いだ後のユエルが、顔を朱にして立っていた。
「ライもちゃんと脱いでよぉ」
こんな声も、今までは知らなかったユエルなんだろうな。
「上はいいだろ?パンツは・・・脱がしてくれよ♪」
やっべ、ついからかおうとしたら音符が付いた。
「うん、わかった」
思いのほか簡単にユエルはしゃがんで俺のパンツを脱がした。
「わぁ」
そんな声を上げられた。
3379:2007/01/18(木) 23:33:05 ID:IaZqgzVr
(えっと・・・この体勢なら・・・)
フェラ、とか言うのがしやすい状態だ。
シンゲンに「これがまた気持ちいいんですよ?」とか言われたのを思い出した。そのときは「俺には関係ない」って言ってたけど。

「えっと・・・ユエル・・・」
言いにくい・・・小さい方の排泄物が出るものを舐めてくれなんて・・・と、思ったんだけど・・・
「わかってるよ」
「・・・・・は?」
「舐めて欲しいんでしょ?すっごく大きいのがびくびくしてる」
「そりゃあ俺はメイトルパの血を引いているからな・・・って違う」
「違った?」
「いや、やって欲しいけど・・・」
「けど?」
「何でそんな事知ってるんだ?」
てっきりそっちの知識には流石に疎いだろうとか思ってたのに・・・
「前ケーキ屋さんに教えてもらったんだよ♪」
ハッキリ言って、わけがわからない。
「その話はまた後でね。・・・んっ」
「うわっ」
いきなり口に含まれた。もちろん、俺のアレを。
「ん・・・んふぅん・・・」
知識はあってもやるのはもちろん、初めてのようだ。それはそのぎこちなさでわかった。
時々放して呼吸をして、という周期でやってくれた。
つまり、ほとんど休みなしで快楽を与え続けられていたのだ。
(以上、言い訳終わり)
実の所、我慢したのに四十五秒でイってしまった。



「ん・・・んぅ」
「悪い、ユエル」
あまりに気持ち良かったから耐える事に必死になりすぎて決壊を伝え忘れていた。
だが、全くユエルの口からは白濁の液が流れてはいなかった。
「・・・ユエル?」
「・・・うん?どうしたの、ライ?」
ユエルは喉が必要以上に動いてから動いてから、言った。
「喋る前にごっくん、って聞こえたんだけど?」
「うん、苦かったよ?」
「んなもん飲み込まなくていいのに」
「ううん。そんなのもったいないよ」
「もったいない?」
メイトルパでは精液健康法でもあるのだろうか、とか不毛な考えをしてみたがどうやら違うようだ。
「折角ライがわたしにしか出してくれないものが口の中にあったんだよ?」
これはもう飲み込むしかないね、と言う感じに一人納得し頷いてる。
「はぁ。嫌だったら今度からは飲み込むなよ?」
思わずため息が漏れてしまう。
「わぁ、ライのえっちぃ」
「はぁ?」
自分では普通のことを言ったつもりだったライは、思わずきょとんとした。
「今度は、ってことはまたやるつもりなんだよね?」
そういうことか、確かに赤面ものだ。だが今の俺は一味違うぜ。ここで弱みは見せない。
「いいだろ?思った以上に気持ちいいんだ。またやってくれよ?」
「いいけど・・・今日はもう・・・」
いいのかよ!?って・・・
33810:2007/01/18(木) 23:34:19 ID:IaZqgzVr
「今日は?」
「ユエルのあそこがもう・・・」
なるほど、納得。前戯をしているうちにユエルも反応してきた、って事か。
まぁそれは俺も似たようなもんだ。こっちから言ってやろう。散々先行してもらった礼にはなるかな?
「ユエル・・・このまましてもいいか?」
「うん・・・って言うかして、ライ。お願い」
お願いなら俺がする側だ、とも思ったがそれはいい。
ユエルをベットに寝かせて、暗いためわかり難くはあるが、時間を賭けてユエルの秘部の上にライのモノがきた。
「お願い・・・このまま入れて」
「ああ、わかってる」
とはいえ一度触れたときにどうしてもライは腰を引いてしまう。
「ライ、痛くても我慢するから。それにきっと幸せで痛さ感じないから、大丈夫だよ」
それは嘘だ。でもユエルは求めている。俺がやりたいだけならやめるべきかもしれないが、ここで止めては男が廃る。
「一応、ごめんな」
そういう前置きで、少し強引にではあるが不器用なりに優しく、ユエルの中に入っていった。
「あっ・・・くうぅん!」
苦痛の声を上げるユエル。
痛いか、と言いかけたがやめた。痛くないはず無いから。痛くても、こいつは大丈夫、って言うから。
だから、「もうちょっとだからな」こっちにした。
ライのそれがユエルのもっとも奥まで突く。
「痛っ、うぅん・・・くぅっ・・・っ」
「ユエル・・・」
痛みの大きさ・・・ライには想像も付かない。
「だいじょぅぶっ・・・だよ・・・」
大丈夫なもんか。それでも、こういうやつなんだな。
「こうしてて・・・いいか?」
「うん・・・それは・・・やくそくっ・・・だよっ」
「え?」
「ユエルのことっ、離さないでねっ」
さっきの・・・約束・・・
「ああ・・・ずっとこうしていたいな・・・」
「うん・・・でも・・・動いてもっいいよっ?」
「えっと・・・じゃあ・・・痛かったら本当に言ってくれよ?」
ユエルを傷つけたくない一心だった。
しかし、「こういうことはライが求めなきゃだめだよっ」らしい。

「ぁぅっぅんっ、はぁん」
ライはユエルの言ったとおり自分の快楽を求めるようにした。
とはいえ、気づかいを減らしても居ない。何か変化が有ったら、辞めるつもりだった。
「ふぅんっ、ふぁぁ・・・もっと・・・はぁぁん」
「ユエル・・・」
「ライぃ・・・ふぁん・・・もっと・・・いいよぉ」
最早痛みは通り越したらしく、いまやユエルには快楽のみしか感じ取れない。
(や、やべ)
ライは今を存分に感じていたい衝動に駆られていた。しかし、それは危険すぎる。
「ユエル・・・俺っ、そろそろ・・・」
最後の理性を総動員させてユエルから離れようとする、が、
「だめっだよぉ・・・最後までっ離れないでえぇ」
首に腕を回され、やはりそれなりにあるオルフルたるその力に、安全策は取れなかった。
「うっ・・・あぁ」
本日二度目、厳密には三度目だと言うのに、大量の精液がドクドクと流れ込む。

33911:2007/01/18(木) 23:36:10 ID:IaZqgzVr
二人は無言で抱きしめ合った。
「離れないで・・・離さないでね・・・」
眠そうな声で約束だけじゃなく、ユエルは自分の希望も告げた。
そういう関係が、ライにはうれしかった。
「当たり前だろ・・・それに、さ・・・」
「なに・・・?」
「・・・寝よう。起きたら、一緒に風呂に入ろう」
「・・・・・・えっちぃ・・・」
「いいじゃねぇか。隅々まで・・・洗ってやるから・・・」
それっきり、ライの意識は飛んだ。



粗いのは初めてだからって事で許してやってください。
と、いうことで次回は風呂ネタから行きます。
もうお前の文は読みたくない、って言われたら書かないけど
340名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:50:31 ID:IgEX/UCw
もうお前の文は読みたくない
等と言う馬鹿が何処に居りますか
でも作者自身がちょっと自虐気味なのは頂けません
自身を持ってがしがし投稿してくださいまし
341名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:51:10 ID:IgEX/UCw
自信だたOrz
342名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:01:47 ID:IaZqgzVr
いや、文章曝すどころか書く事さえ経験少なかったもんで自信は持ち様が無かったすよ
343名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 00:28:19 ID:JcQBrRHk
もうお前の文は読みたくない
なんて言われた位で書くのを止めちゃ2chとPINKじゃやってけませんよ。
スレで何度も出てますが、自虐は職人としての印象を悪くするので止めた方が良いかと。
素人だ、駄作だ、下手だ、初めてだ、粗い、とか書いているだけで作品に対する評価が悪くなってしまいますので。

個人的には前半部分に表情や口調、感情の表現が少ないのが気になりました。
セリフとセリフの間にもっとそういう描写を挟んだほうがいい気がします。
この量を書けるんだったら、もっと自信を持ってドンドン投稿してください。続き期待してます。
344名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:17:31 ID:HUorp0Ig
リシェル「えー!ライが記憶喪失!?またなんで!?」
ルシアン「う、うん…実は裏庭で稽古してる最中に、稽古道具の木に思いっきり頭をぶつけて…」
ポム「(こ、これは!神様が与えてくださった(悪魔だけど…)最大の好機です!)」
ライ「?」
ポム「あ、あの…ライさん…わたくし、ポムニットと申しまして…そ、その貴方が記憶喪失になる前は恋人の仲でした…」
リシェル「ちょ!ポムニット!何言ってるのよ!」
ポム「お嬢様は黙っていてください!貴方様の時代は今日終ったのです!」
ライ「…あー…あのさ…」
ポム「あ、ライさん。お嬢様はライさんと何の関係もありません!ただのお友達です!」
リシェル「ポムニット!」
ルシアン「ね、姉さん!落ち着いて!」

ミント「ライくん。あの人達は皆嘘をついているんだよぉ」
ライ「嘘?」
ミント「うん。本当はお姉ちゃんが、ライくんの恋人だったんだよ?」

グラッド「お、俺も記憶喪失になりてぇ…」
セクター「なら、試してみるか?」
ゲック「わしの研究材料になれば一発じゃぞ」
グラッド「え?ちょっと…セクターさん?何?どこに連れてくんですか?」
セクター「安心しろ…恐怖は一瞬だ」
グラッド「い、いやぁぁぁぁー!」
345名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 02:20:22 ID:BrXXfLh6
ちょwwwwww兄貴!! 行く末はアッー!か? 
後、メイドと姉ちゃん黒い! 


あ、ユエルGJ! 人って叱られて成長するし、怒られたぐらいでへこたれちゃダメ。 
充分うまいですし、はじめはだれもが緊張したんだし。もっと自分の腕に自信を!
346名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 04:12:40 ID:ricrPhey
ユエルの人乙

感情表現が淡白過ぎてなんとも。次回作に期待
347名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 09:51:51 ID:IwEE4vSd
ユエルの人GJ!
まさかライ×ユエルなど見れると思ってなかった私にとっては素晴らしかった。
次回作も自分のペースで書いていけばいいと思う。自信なんて後からついてくるものだし。
348名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 12:29:22 ID:qOaZj0Tm
>>344
ジジィの研究の素材と聞いて、何故だかボコボコに拷問されるグラッドが思い浮かんだ。

ゲック「そうだそうだ 自分を解放しろ」
349名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 13:00:39 ID:HiMbCkdv
セクター「上と下からの同時攻撃!必殺技!機械暗殺蹴!(セクターキック!)」

グラッド「ぐああ!」
ゲック「ぬぉぉ!」

セクター「二人同時に蹴り殺す!」

ライ「うああ…うわあああああ!」

ゲック「うう…ぐ、グラッド…我が…我が究極の機械人形ローレットを…グラッドに捧げる!」

セクター「そ、そんな…あ、あんまりだぁぁぁーー!HEYYYYY!」


ミント「そういう夢を見たの」
ライ「ふ、ふーん…」


35026スレ19:2007/01/19(金) 15:24:36 ID:nfX0a2K9
神々が沢山降臨されてますね。今回は日の目の当たらなかったレナードとミニスの話。
とは言ってもくっつきはしませんが。
35126スレ19:2007/01/19(金) 15:25:15 ID:nfX0a2K9
オーケイ、まずはこの状況が一体何なのかを把握する必要がありそうだ。
寝ぼけた頭にゃ少々厳しいが、こんな事態になった経緯を思い出す必要があるな。
落ち着く為には煙草が一番。そう思いレナードはソファ横のテーブルに置いてあった煙草を取る。
慣れた手つきでマッチに火をつけ、ジジ…と煙草が赤く燃え始める。
「ふぃーーっ……さて、一体全体これはどういうつもりだ、お嬢ちゃん?」
月明かりが入ってきているとは言え、既に時刻は真夜中。薄暗い部屋にタバコの火が際立つ。
その小さな火が目の前の少女を灯す。
こちとら既に年季の入った大人である。たかだか裸の女を見たぐらいじゃ驚きはしない。
「だってレナード言ってたもん…わたしの事いい女だって。だったらわたしを抱くぐらい簡単だよね?」
タバコの灰が床に落ちる。はてさて我ながらこういう状況を招きかねんとは思わなかったのか?
まったくこちらに来てからは驚きの連続だ。
見た事もない世界に来てしまったと思えば、挙句の果てには悪魔と戦っちまった。
それでもって今は裸の、しかも娘ぐらいの年頃の少女に乗っかられている。
まるで出来の悪い三流ハリウッド・ムービーだぜ?
「………Jesus」
サプライズは程ほどにしてもらいたいもんだ。


「やれやれ…こっちでも犯罪者の取り締まりとはね。どっちも世知辛い世の中だねぇ」
煙草を一つ吸い、煙を吐き出す。やはり安物の煙草を吸ってたからか、こちらの物にもすんなり慣れた。
これだけで異世界に来たことなんぞどうでもよくなるとはな、と苦笑いをする。
「レナード殿!魔獣がそちらに行きましたぞ!」
あの薄気味悪い悪魔野郎を倒して以来、コンビを組むサムライがこちらに注意を促す。
「オーケイ、まぁ銃ぶっ放す相手が人間じゃない分、罪悪感は少ないか…」
相手はただまっすぐ向かってくる。そんなんじゃ天国への階段を上るだけだぜ?
咥えた煙草をペッと吐き捨てて、銃口を向けトリガーを引く。
ガウンッ!
重く低い音がしたとほぼ同時に魔獣は頭から血を流し巨体を地に沈める。
人間相手でない分、嫌な気持ちは少ないがそれでも不快感は付き纏う。
「悪いな、お前さんに恨みはないんだが……呼んだ奴が悪かったな。楽になってくれ、Jesus」
神など信じちゃいないが祈りながらもう一発脳天に撃つ。
そして向こうでも相棒が今回の犯人…召喚師を峰打ちにして体を拘束する。
どうやら今回も上手くいったようだ。
「悪いなぁ、カザミネ。いっつも危険な前線にばかり行かせちまって」
「いえ、拙者は敵を斬ることしか知らぬ故、レナード殿の援護があればこそ、こうも前に行けるのです。感謝しておりますぞ」
人はいいのだがどうにも固いこのサムライに苦笑してしまう。
まぁ確かにこのコンビならば大体の局面には対応出来よう。笑いながら煙草を手に取り火を点ける。
そして捕らえられ悔しそうな顔をする外道召喚師の前に出ていつもの応対をする。
「ふぃーっ…さて、お前さんにゃ黙秘権……はこっちにはないんだったか。全く癖になっちまってるぜ。
 さて、不当な手段で召喚獣を売買した罪…そう簡単に釈放されるだなんて思うなよ?
 オレ様は人がいいから拷問なんて野蛮な真似はしないが、派閥の召喚師の連中はどうかねぇ?
 それが嫌なら、召喚獣の居場所を吐くんだな」
まったくどこの世界も犯罪者ってのはなくならないもんだ。
割りに合わない正義のヒーロー…刑事ってのはつくづく因果な商売だ。
35226スレ19:2007/01/19(金) 15:25:51 ID:nfX0a2K9
一仕事を終え、召喚師の身柄はとりあえず金の派閥に渡しておいた。
このあと別段仕事が詰まってる訳ではない。その為、カザミネと一緒にレルムの村で休養を取ることにした。
「しっかし休暇がこの村でとはな…。まぁどこへ行っても大した娯楽があるわけじゃなし。
 のんびり酒でも飲んで次の仕事まで待つとするか。どうだ、カザミネ?酒でも付き合わないか?」
「い、いや拙者はどうにも下戸なもので…」
「あ〜前、ぶっ倒れたもんなぁ。薦めるのも流石に悪いわな」
やはり今回も一人で晩酌のようだ。
「あー!おーい、レナード!カザミネ!」
そこに後ろからやたらと元気な声が呼びかけてくる。この無駄に元気な声の持ち主は知り合いに一人しかいない。
「おお、ユエル殿ではござらんか!相変わらず元気そうで何より」
「勿論!ユエルはいつでも元気だよ!レナードも元気?」
「お前さんほどハイテンションじゃないが…まぁこちとらいつも通り、ノー・プロブレムだ」
「? 何言ってるかわからないけど要は元気ってことだね、うんうん!」
時々このテンションには付いていけないが、まぁこれがユエルの魅力なのだろう。
「そういやお前さん、おつかいとやらで誰か連れてくるみたいだが…後ろのがそいつか?」
「初めまして、クノンと言います。今回こちらの村で病気の方がいるそうで、島との交流も兼ねてやってきました。
 よろしくお願いします」
「これはありがたい!どうにも人の医者は呼べないもので…しかし失礼ですが大丈夫なのですか?」
「ドクターじゃなくて来たのはナースか。ま、治せりゃどっちでも構わないさ」
マグナ達が行ってきた召喚獣だけの島の話は聞いている。そこから来たのなら問題はなかろう。
そう思い、煙草に火を点けようとしたのだが――
「っ!?煙草はダメです!」
急に腕が伸びてきたかと思えば、咥えようとしていた煙草をかっさらわれる。
「煙草はダメです!煙草は貴方の健康を損ないます!看護士として見過ごしてはおけません!」
「…Jesus」
人間じゃなかったことにも驚いたが、それよりも厄介なのが来てしまったようだ。
こういう嫌煙派には何を言っても無駄ってもんだ。
「う、腕が伸び…?これは面妖な…そなた一体――」
「そう言えば二人は知らなかったっけ。クノンは人間じゃないわよ?
 まぁどう見ても人間にしか見えないんだけど、一応はロレイラルの機械人形なのよ」
そこでまた別方向から人の声が聞こえる。
「あーっ、ミニスだ!久し振りーっ、そんでただいまっ!」
「また人が増えた…今度はミニス嬢ちゃんか。しかし何だってここに?」
「クノンが来るっていうから挨拶しようと思って。あと……言いづらいんだけどもう一人いるんだよね」
  カーザーミーネーさーまー
村のほうから声が響いてくる。なるほど、言いづらい訳だ。
「けけっ、ケルマ殿!?あわわ…れ、レナード殿、あとの事はお頼み申す!」
そう言うや否やカザミネは回れ右をして駆け出す。そしてその後を一陣の風が追っていく。
「ああ〜ん、カザミネ様ぁ〜、お待ちになって〜」
「ふぅ…騒がしい事だ。ホント、平穏とは程遠い我が人生に幸あれと言いたくなるな」
溜息を一つつき、家への帰途の続きを辿る。しかし――
「あーっ、どこ行くの!?クノンをちゃんと案内してあげてよー!」
「オレ様が!?…勘弁してくれ、仕事から帰ってきたばかりなんだぞ?」
「そんな年寄り臭い事言ってるとホントに老けちゃうわよ?こんな可愛い子に囲まれてるんだから役得と思わなきゃ」
「それでは病人の元へ案内お願いします。…煙草はダメですよ?」
召喚師、獣人、機械人形。これに囲まれては下手な抵抗は無意味なのだろう。
「……Jesus」
今日何度目かの呟きが空中に木霊していった。
35326スレ19:2007/01/19(金) 15:26:44 ID:nfX0a2K9
ようやく一人になれたのは日も沈んだ頃。
安物の酒をロックであおりながら、銃の手入れをする。
耳を癒すブルースもなければ、目を癒す興味引く本もない。まぁ後者はどのみち字が読めないのだから意味はないが。
となれば喉を癒すきつい酒を片手に愛銃の手入れをする他ない。
元の世界から連れて来たのは愛用のコートとこの銃だけ。
こちらで他の銃を手に入れてもこれだけは手放さなかった。
「やっぱりまだ未練があるのかねぇ…」
割り切ったとは言え、そうそう素直に受け入れられる事ではない。
そんな少しばかりノスタルジックな感傷に浸っていると、珍しく客人が来た。ノックの音がする。
「開いてるぜ」
こんな辺鄙な村にノックをする律儀な泥棒はいまい。そう考えてぶっきらぼうに返事する。
「こんばんはー。レナード、何してるの?」
「ミニス嬢ちゃんか。そっちこそユエルやあのクノンとやらとパーティーしてたんじゃないのか?」
「ぱーてぃー?まぁちょっとお話はしてたけど、抜け出しちゃった」
てへ、と笑いながらテーブルの向かいに腰を下ろす。
「何やってるのかな?……これってレナードの武器の銃?」
バラバラになってるのは初めて見るのか、興味深く見てくる。
「まぁな。こうして珠には手入れしてやらんと拗ねるからな、こいつらは」
「拗ねるの?銃が?」
「その辺は額面通りに受け取るなって。…ま、オレ様の命預けてるやつだから、これぐらいはしてやらんとな。
 …嬢ちゃんも使ってみるか?護身用には役立つと思うがね」
喋りながら元に組み立て直す。
「…でもこんな小さな物でも人の命を奪える立派な武器なんだよね。…やっぱり怖いよ」
その威力を見れば誰もがそう思い、手に取るのをためらうだろう。
「オレ様だって怖いさ。…だからなコイツを向ける時は常に考えてる。抵抗しないでくれってな。
 抵抗しなけりゃ撃つ必要はなくなる。…つまりは銃ってのはそういう武器なのさ。
 女子供が持ちたくないって気持ちはわかるが、正しい使い方が出来るなら銃は女子供が持つものなのさ」
だがそれはあくまで希望でしかない。その希望が容易には成り立たない事を分かっているからこそ、つい酒を飲む。
「…ちょっと見直した、レナードの事。ちゃんと考えてるんだね。……でもやっぱりわたしは女子供なんだね」
後半は少し沈んだ声で搾り出す。それに気が付いてしまったからには見ぬ振りが出来ないのが自分の欠点か。
立ち上がり、グラスに自分では飲まない甘めの果実酒をお湯で割り、果肉を添えてミニスに差し出す。
「何、これ?」
出されたほんのり湯気の出るグラスを見つめ不思議そうに尋ねる。
「嬢ちゃんにゃアルコールは早いと思ったが、まぁこれぐらいのなら別にいいだろ。おっと一気には飲むなよ。
 ちびちび飲んでくれ。………少しでも酔っ払わにゃ、愚痴の一つもこぼせないだろ」
「お見通し…?そんなに顔には出てなかったと思うんだけど…」
「まぁ無駄に歳はくってるからな。年季の違いって奴だ」
両手で持ち、息を吹きかけながらチビチビと飲んでいく。対してこちらはロックで飲み干していく。
沈黙がしばらく続き、少し顔が赤らみ始めたミニスが口を開く。
35426スレ19:2007/01/19(金) 15:27:20 ID:nfX0a2K9
「…ここに来る前にね、大樹にも寄ったの。それで思っちゃったんだ、やっぱりわたしには入る隙間なんてないんだって」
返事をせずに先を促していく。
「マグナもアメルもとっても仲が良くて。分かってはいたんだけど、再確認しちゃって。
 それで考えちゃうの。わたしがもっと大人だったらどうなってたんだろって」
涙が見えるのは気のせいではあるまい。アルコールがミニスの心を抑制させない。
「考えても、っく、仕方がないことだってわかるんだけど、ぐすっ、でもやっぱり辛くって…」
昔からこの少女は歳の割りに大人びていた。それが無理をしてるのだとはバレバレだったが自分が言う事ではない。
それこそマグナがその役目を果たしてくれていた。だからこそ惹かれていたのだろう。
年頃の少女にはありがちなことだ。だがそれは今口に出す事ではない。
そして泣いている女を慰めるのは古今東西昔から男の役目なのだ。
落ち着くのを待ってから言葉を出す。
「…そう自分を卑下することはないさ。お前さんは今でも十分いい女だぜ?
 ただあの二人は境遇が少しばかり特殊すぎたのさ。お前さんの魅力がないわけじゃない」
「でも結局…わたしは選ばれなかった…」
「それが恋愛ってもんだ。全員が全員、全ての想いが叶うわけじゃない。…だからな、悔しかったら見返してやれ」
驚きの表情を浮かべてこちらを見てくる。
「今より更にいい女になって悔しがらせてやれ。マグナよりいい男を見つけて見返してやれ。
 そうやって前向きに考えていけるのが…大人ってやつさ」
我ながら語ってしまったものだ。照れ隠しにロックを一飲みする。
だがこれでいいだろう。もう涙は見えない。
「ふふっ、レナード何か力入ってた。もしかして経験談〜?」
いつもの、格好の獲物を見つけたとばかりの意地の悪い顔に戻る。
「その辺はご想像にお任せするさ。お前さんが酒の肴に今の話を出来るようになった時、続きを話してやるよ」
挑発は華麗にスルーして、煙草に火を点ける。
「お酒の肴ねぇ…今いちまだおいしさがわかんないんだけど…。あ、あとその煙草も大人になれば味がわかるの?」
「やめとけ、やめとけ。流石にこればっかりはお薦めしねぇ。昼間、クノンが言ってた通り健康には良くない代物だ」
「わかってるのに何で吸ってるの?」
悩みが軽くなったからか今度は質問攻めに変わる。
「昔だったらただの習慣…って言えたんだがな。今じゃちょっと違うかな」
どこか遠くを思い出すように中空を見上げる。
「今じゃこの吐き出す煙に昔の自分が映ってるみたいでな。こんな遠くまで来ちまったから感傷的になってるのかね。
 昔の自分と、今の自分。それが変わってないか確める為に吸ってるのかもな」
一つ吐き出し、ステイツにいた頃を思い浮かべる。珠にはこんな風に浸るのも悪くない。
「さして深い意味はないさ。ちょっとばかしの手慰みって奴さ………っておい!」
ふと顔を戻せばミニスはテーブルに顔をうつむかせて眠ってしまっている。
慣れないアルコールを飲んだから眠気が襲ってきたのだろう。
「せっかく人がいい話をしてやったってのに…まぁ仕方ないか」
立ち上がり、起こさないようにそっと抱え上げ自分のベッドに寝かせ毛布を掛ける。
「ったく、やっぱりお前さんはまだ『嬢ちゃん』だよ」
あどけない寝顔を見て、自分も寝ようとソファに横になる。
少々寝辛いが、ロスにいた頃はよくこうして寝ていた。何も問題はなかろう。
35526スレ19:2007/01/19(金) 15:27:59 ID:nfX0a2K9
そうして今に至る訳なのだが――
冗談かとも思ったが声色からはそう感じとれない。だが薄暗がりでは顔色は見えない。
「まだ酒が残ってるのか?冗談にしちゃあたちが悪いぞ?」
「冗談や酔っ払ってるからってこんな事出来ると思うの?…わたしは本気だよ?」
尚更悪い。どうしてこうもこの年頃の奴らは一途になりすぎるのか。
「本気だろうと何だろうと寝込みを襲うなんぞマナー違反だぜ。今なら何も見なかった事にしてやる。
 ベッドに戻りな、嬢ちゃん」
「やっぱりわたしがまだ子供だから…?やっぱりわたしに魅力がないからダメなの…?」
Jesus、よしてくれ。こんなシーンで涙を見せるなんて反則だ。
「わたし…自分に自信持てないよ…。このままじゃ…いつまでもひきずっちゃう…」
そこまで思いつめる事なんてないのにな。ま、女の子にとっちゃ恋愛は重大ファクターってか。
それに泣いてる女を放っておくのは主義じゃない。
泣いているミニスの額にキスをする。
「…レナード?」
「今夜だけだ。オレとの関係は今夜きりだ。…いいぜ、お前がいい女だってことわからせてやるよ」

「あうっ…ふあっ…レナード、ビリビリくる…きゃうっ!?」
口付けを首に落として、片手で体を抱き締め、片手で胸を揉んでいく。
未だ成長途上の小振りな胸は手の平にすっぽりと収まる。優しく形を歪め、体と心を解きほぐしていく。
「ごめんね…胸、小さくて…お母様みたいに大きいほうが、いいんだろうけど…ひゃうっ!」
「そんなもん気にする男は殴っておけ。…それにまだお前は成長期だ、親がああなら心配する必要はないだろうぜ」
膨らみの頂点を指で挟み、刺激を与える。効果は抜群のようで一際大きい声を出す。
昔の友人から貧乳は感度がいいと聞いていたが、ご他聞に洩れずミニスもそうなようだ。
「あんっ、ひゃんっ、ダメ…そこ触られると、頭が痺れて…ひゃうっ、はうんっ!」
本気だ、とは言っていたもののやはり怖くて緊張はしていたのだろう。
だがガチガチの体も愛撫によってだんだんと柔らかくなっていく。
ならば次のステージに移ろうじゃないか。
「はぁ…はぁ…レナード…?なにを…ひゃああっ!?ななな…く、口でっ!?うひゃうっ!」
膨らみを口に含み、吸い付き、離しては舌でなぞり、乳首をもてあそぶ。
羞恥心を煽るように唾液を含ませ、ネトリと染み渡らせ、ピチャッと音を立てる。
「うああっ…そんな、赤ちゃんみたいな…きゃうっ!あれ…?でも…きもちいい…」
少しばかり恍惚の表情を浮かばせ、存分に身を委ねてくる。
「赤ん坊はこんな吸い付きしないぜ。…ま、男はいくつになっても甘えん坊だからな、こうしたくなるのさ」
「ふふっ、男はいくつになっても子供、ってこういう事だったんだね。…ひぅっ、ひゃうっ!?」
誰もが持つ女性らしい微笑を浮かべるが、それに惚けるほど自分は子供ではない。
逆襲してやろうと乳首を歯で甘噛みし、味わったことなどないであろう刺激を与え続ける。
「や、だっ、ひんっ!そんな、ふうに、されちゃ、ふあっ!?ちからが…ぬけ、あんっ!」
まだ子供とは言え、既にその体は男を受け入れられるようにはなっている。
感覚もそれに伴い成長していくため、ミニスの声は最早嬌声になってきている。
まぁ恐らく自分で慰めた事もないのだろう。何もかもオレが初めてってわけか。
まったく、向こうの世界なら十分に犯罪だぜ、Jesus。
35626スレ19:2007/01/19(金) 15:28:49 ID:nfX0a2K9
未知の体験であろう襲い来る快楽にミニスの目つきもトロンとしてくる。
そろそろいいか、と思い吸い付いていた口を離し、今度は手をミニスの下腹部へもっていく。
「胸だけでこんなに濡れちまってるのか。こんなに感度がいいなら男は放っておかないぜ」
クチュ…クチュ…と割れ目に沿ってなぞるだけで指に液体が絡み付いてくる。
「んっ、やぁっ!わたし、そんなにいやらしい子じゃ…ひゃあんっ!」
自らの体の変化に戸惑っているようだが、そんなことはないぜ、とフォローする。
「気にするな、男にとっちゃあ女が気持ち良く感じてくれるだけで嬉しいもんだ。
 今更恥ずかしがることはないさ。求めるがまま…気持ち良くなってくれ」
「ホント…?それなら、あんっ!うれしいな…きゃうっ!」
なぞり、クリトリスを弾くだけでどんどん愛液は溢れて手首まで濡らしていく。
そしてこれだけ溢れているならば、と中を傷つけないよう指を挿入する。
「うああっ!?は、はいって、きた…ひいっ!なかで…うごいて…ふああっ!?」
胎内に入ってくる異物の感覚に今までとはまた違った声が出る。
一本だけだというのに締め付けは凄まじく、動かす度にミニスからあられもない声が飛び交う。
「こいつはまたっ…!ミニス、痛くはないか?」
年長者としては気遣ってやらねばなるまい。
「だい…じょうぶ…!ちょっと、変な感じなだけで…痛くはないよ…?」
それが本心か虚勢かは分かりにくいが、精一杯の笑顔で応えてくる。
その可愛らしい顔を見て、ああ、こいつの傍にいれる野郎は果報者だぜ、と柄にもなく思う。
「ふあっ、また動いて、ひあっ、だめっ…!そこも一緒にいじられると…あたまがしろく…ひああっ!」
指の動きを激しくして、さらに快感を与え続ける。
また口でも胸への愛撫を再開して、体全体に快楽を植えていく。
「やっ、もう、だめっ、ふわふわして…あたまが、とんじゃうっ…ひゃうんっ!」
体をガクガクと震わせ、絶頂に達しようとしている。思う存分天国を味わってくれ。
「やっ…ひっ!?ふああぁぁああぁっ!!」
部屋に響く大声を出して、ミニスは体を預けてきた。

はぁはぁ…と息をつき、だらしなく体を預ける少女に劣情を掻き立てられるが、生憎こちとら盛りのついた子供ではない。
勿論女を抱くことは好きだが、時と場合ってものがある。
今ミニスを抱くことは簡単だ。何よりもミニス自身がそう望んだからだ。
しかしここでそう易々と安易な選択をするほど、伊達に歳は食っちゃいない。
「はぁ…はぁ…レナード…?ひっ、だめっ、すこし、やすませ…ひゃあんっ!」
絶頂の余韻を味わう暇もなく、再び刺激が襲ってくる。
感覚はより鋭敏になっており、間断なく快楽を植えられてはオーバーヒートしてしまう。
「やぁっ、ひぅっ、また、されちゃ…ほんとに、とんじゃう…ひゃああんっ!!」
拒絶の声もわざと無視する。
お前さんにゃ、オレなんかは勿体ないぜ?いい女は安売りしないもんだ。
グチャグチャと激しく水音が響き、ミニスのだらしなく開けられた口からも唾液が零れる。
「あっ、はっ…ひっ!?〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
言葉にならない悲鳴を上げ、ミニスは意識を失う。
「ま、これが年季の違いってやつさ」
崩れ落ちたミニスの体を受け止め、子供にするように頭を撫でる。
まずはそっとソファに横たわらせ、体を拭いてやりベッドまで運んでやる。
「ゆっくり休みな、ミニス」
起こさないように毛布をかけ、コートを羽織り、外に出て玄関の前に腰を下ろす。
「いくらなんでも一人で放っておくわけにもいかないわな…」
せっかくの休暇の初日をこんな所で一晩明かす羽目になるとは。煙草に火を点け、一人ごちる。
「とんだお人よしだぜ…Jesus」
35726スレ19:2007/01/19(金) 15:29:25 ID:nfX0a2K9
チチチチ…と小鳥の鳴き声にぼんやりと目を開ける。
何てこった、まだ白みがかってるじゃねぇか。いくらなんでも早起きすぎだ。
だがこの村の朝は早い。のんびり家の前で寝こけていては怪しさ大爆発だ。そう思い体を動かそうとした時――
ガダンッ!
「あいたぁ!?」
後頭部に衝撃を受け、頭を抱え原因を探ろうと後ろを振り返る。
「れ、レナード!?こんな所にいたの!?起きたらいないし、探しに行こうと思ったんだけど…あはは、ごめんね?」
扉の影から半分だけ顔を出して申し訳なさそうにするミニスがいた。
「朝っぱらからひでぇ目にあったぜ…。すっかり目も覚めたしな…お〜いて」
頭をさすり、家の中に入る。
もう少ししゃっきりさせようとお湯を沸かし、こちらの世界にもあったコーヒーを入れる。
「コーヒー入れるが…ミニス、お前は何か飲むか?」
「あ、わたしもコーヒーでいいよ。…でも砂糖とミルクあるかな?」
ブラックのうまさがわからんとはまだまだお子様か。
「客人用に備えがあって良かったぜ。ほら、好きなだけ入れな」
自分用には濃い目のブラックで目を覚ます。このチープさがまたいいんだ。
だが目の前の少女がミルク二杯に角砂糖三個入れるのを見ただけで胸焼けが起こりそうだ。
二人とも言葉はない。沈黙に耐え切れなかったのかミニスから言葉を切り出す。
「…どうして外にいたの?」
「裸の女…ましてや年頃の少女の隣でのんびり寝る訳にもいかず、また放っておく訳にもいかないだろ?
 何かあっても困らないように外にいたのさ」
裸の女、との言葉に昨夜の事を思い出したのかミニスは顔を赤くする。
それでも一番聞きたい事を質問する。
「…どうしてわたしを抱かなかったの?やっぱりわたしが子ど――」
「違うな。魅力に思ったから、大事に思ったからこそ抱かなかったんだ」
ミニスの言葉を途中で遮り、語りかける。
「お前は本気だ、と言ったがオレに言わせりゃ、ありゃ所詮一時の気の迷いだ。言ったろ、見返してやれって?
 処女信仰って訳じゃないが初めてぐらい、お前に惚れて、お前が惚れた、マグナよりもいい男にくれてやれ。
 お前みたいな女の初めてが、こんなムサ苦しい親父じゃ勿体ないぜ?」
最後は笑って答える。自虐めいた台詞もこういう場には合うもんだ。
ミニスはしばらく呆けたあと、泣きそうな、それでも目一杯の笑顔で応えてくる。
「…ありがとう、レナード」
そしてゴシゴシと目を擦り、コーヒーを一気に飲んで立ち上がる。
「わたし、もう行くね?…これ以上居たら、また甘えちゃいそうだもん。
 これ以上迷惑かけられないからね。……でも、迷惑かけついでにこれ、もらってくね!」
そう言って机の上にあった煙草の箱を手にとっていく。
「お、おい!何しやがる!」
「大丈夫、吸ったりなんかしないよ。…これは思い出としてもらってくの。
 今よりいい女になっても、昨夜のレナードの優しさを思い出しておくためのね」
その笑顔に、柄にもなく見惚れて言葉が出せない。
「そしていつかマグナだけじゃなく、レナードも後悔させてあげるんだから!」
この天真爛漫さがこいつの魅力なんだな。
「はっ!その日を精々楽しみにしてるぜ」
そうして二人は以前と同じ「仲間」という関係に戻っていく。だがミニスがいなくなってはたと気付く。
「買い置き…してあったか?」
まだ本数があったから安心していたが、慌てて棚を探すも見当たらない。
今日はまだ吸ってないんだぞ!?コートを叩いて探して、ようやくくしゃくしゃになった一本を見つける。
喜んで火を点けたのだが――
「……しけってやがる」
ないとなれば買いに行くしかない。ファナンか王都か、どちらにせよ休暇がまた潰れるだろう。
そしてこの数日で何度呟いたか分からない言葉が出る。
「……Jesus」
こんな言葉、口癖にはしたくないもんだ。

<完>
35826スレ19:2007/01/19(金) 15:31:38 ID:nfX0a2K9
今回は短めのお話。レナードの渋さが出ていればいいんだが…。
では読んでくださってどうもです。また次の話にでも。
359名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:40:36 ID:1CC5fR4K
>>350
絶頂に至るミニスktkr!! ハァハァ…うっ!!

そしてサモンナイト4のSSが渇望される中、俺はレックス×アズリアの電波を送信させてもらう。
サモンナイト3をクリアしたのも結構前で、細かい設定に間違いとか俺設定があるかも。
本編に大きく関わるネタバレはないと思う、注意点はこのくらいか。
では送信。
360名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:43:38 ID:1CC5fR4K

 あいつと初めて出会ったのは、私がまだ帝国の士官学校に在籍する学生の頃だった。
 当時は私のこの黒い髪もまだ短く、肩に届くかどうかくらいの長さだったろうか。
 その日は定期試験の総合順位が貼り出される日で、本校舎内にはどこかいつもと違う雰囲気が流れている。
私は“いつも通り”自分の名前がある順位表の一番上、つまり一位の場所を見て唖然とした。
いつも一番上にあるはずの私の名前が、その時に限って上から二番目にあったのだ。
 アズリア・レヴィノスの名の上には堂々とあいつの名があり、あの時に感じた悔しさは今でも忘れない。
私はその日の内にあいつ──まだ顔も知らなかったが──の下へ行き、目の前で宣戦布告をしてやった。
と同時に、それから……、まぁその……、惚れたわけだ。
 これは随分と後になってあいつから直接聞いた話しだが、片思いだと思っていたのは私だけでなく、あいつの
方もそうだったらしい。 お互いに惚れていたのに、付き合い始めたのは出会ってから一年以上も経った後だと
いう、なんとも情けなく笑える展開だ。
ゆっくりと静に、それでいて消えることなく力強く燃える炎の様なあいつの赤い髪。 私はあの美しい赤い髪が
穏やかな夏風になびく美しい様を、今もこの瞼を閉じれば鮮明に思い出せる。
 私達二人が残した思い出の様に深い色の青空、まだ夏の陽射しが色濃く残るその季節、こうして私はあいつと出合った。

 ◆

 私達二人は直ぐに仲を深め、時間さえあれば一緒に過ごすようになった。
休日は本校舎内にある図書館で兵法や極地戦に置いての対応策を勉強し、食堂ではあいつのお気に入りのメニューが
カレーだということも分かった──今度私が作ってやろうか、きっとあいつは驚くぞ。 本校舎の中庭では講義を
サボって、二人して木陰にあるベンチで昼寝をしたこともあった。 優等生が聞いて呆れる。
 それでも相変わらず私が定期試験の総合順位で一位になれることはなく、どんなに勉強をしてもあいつは常に私の
何処までも先を進んでいて、決して同じ場所に立てることはなかったように思う。
 こうして私達は、良き友人で良きライバルの関係を築いていたのだ。
 そしてその関係が変わったのは、あいつと出会ってから調度季節が一巡りした頃だった。
361名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:46:15 ID:1CC5fR4K
「ねぇ、アズリア」
「なんだ?」
 一日の終わり、夕闇に包まれる帝都の街中を二人で並び歩いていた時のこと。
「俺達ってさ、傍から見ると付き合っているように見えるのかな?」
 唐突にあいつはそんな話題を切り出した。
「全く、何を言い出すのかと思えば」
「今日さ、講義室で隣の席のやつに聞かれたんだ。 “レックスとアズリアさんって付き合ってるんだろ?”って」
 本音を言うと、この時の私は柄にもなく緊張していた。 もう随分と前から他の学生達の間で、私達二人が
付き合っているのではないかという噂話しが流れているのは知っていた。 成績上位者二人が一緒に勉強して
いたり、一緒に食堂で食事をしていたり、一緒に街中を歩いているところを何度も目撃されれば、嫌でもそう
いう噂は出て来るものだろう。
 けれど今までその噂話しに付いて、あいつはこれと言って私に話してくることはなかった。
だからきっと、あいつはそんな噂話しなんて気にも止めていないのだろうと思っていたのだ。
「俺さぁ、周りからそんな風に見られているなんて、思ってもみなかったよ」
「まさかとは思うが、知らなかったのか?」
「うん、初耳だね。 すっごく驚いた」
 世情に疎いにも程がある。 私は思わず大きな溜息を吐いていた。
「一緒に話しをする友達すらいないのか、お前には……」
「む、俺にだって友達くらいはいるよ。 現にこの話しだって、友達から聞いて知ったんだし」
 眉間にほんの少し皺を寄せて、不機嫌そうな顔で反論してくる。
「いや、すまない。 今のは冗談だ」
 兎に角、あいつは本当に知らなかったのだ。 今までその噂話しについて何一つ語らなかったのも、とうの
本人が知らなかったからではどうしようもない。
 大勢の人々が行き交う帝都の街中、軒を連ねる店からは早めの夕食を楽しむ家族の団欒の声が聞こえてくる。
戦争中の国だとはとても思えない、賑やかな時間が流れている。
「……迷惑だろ、周りからそんな風に思われていては」
 私は思い切って、以前から気になっていたあることを聞いてみる事にした。
「そんな、迷惑だなんてことはないよ。 それに……」
 そこまで言うと、あいつは不意に歩くのを止めてその場で立ち止まり、暗くなり始めた空を見上げる。
 彼の目が見つめるその先には、夕暮れのオレンジと夜の漆黒とが混ざり合った空が広がり、そこには
一等星が美しくも儚くその輝きを放っていた。
「……それに、ね。 ちょっと嬉しかったりもするんだ」
「──え?」
「いや、だからさ、アズリアと俺が、そんな風に見られているってことがね。 君みたいな優等生で、
 皆からは憧れの目で見られているような人がだよ?
 俺みたいな冴えない男と付き合っているだなんて、噂だとしても光栄なことだよ。
 だって有り得ない話しだもんね、そんなことってさ」
 そしてあいつは「あははは」と笑いながら、再び先に歩き始めていた。
362名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:47:37 ID:1CC5fR4K
──言うしかない、と思った。
 あいつは噂話しにすら疎いようなやつだと分かったから、これから先こんな会話は二度と来ないかもしれない。
私は歩き始めたその背中に向かって、勇気を出して声を掛ける。
「有り得ない話しでもない、と言ったらどうする?」
「ん、なにが?」
「だ、だからな、その、あー……。 お前と私が付き合っている、という話しがだ。 私もな、嫌ではないんだ。
 むしろお前と同じで嬉しかったさ、周りからそう見られているのが」
 自分の心拍数が異常に上がっていくのが分かる。 なんと表現したらいいのか、こんな気持ちは初めてだった。
いつも真っ直ぐあいつの顔を見て話しをしていたはずなのに、どうしてだろうか今はあいつの顔を見ることすら
出来ない。
「それってさ、もしかしてアズリアも……」
 その言葉の一瞬の間がとても長く、数十分にも数時間にも感じられる。
 その言葉の続きが待ちきれなかった私は、ついに自分から告げていた。
「だから、私はな。 お前のことが好きなんだ!! 好きで好きでどうしようもないんだ!!
 お前と一緒に居られる時間が楽しくて、幸せで、それで、だから、その……」
 ゆっくりと歩み寄ってきたあいつに、気付けば私は抱き締められていた。
「ごめん。 こういうことって、男の方から言うべきだって思ってはいたんだけどさ。
 いざ言おうと思うと、やっぱり気恥ずかしくて言えなくなっちゃうんだよね。
 それに好きでもない男から告白なんかされても、相手を困らせちゃうだけだろうとか考えて……。
 だから今まで言えなくて、本当にごめんね。 俺もね、アズリアのことが好きだよ」
「レックス……。 はははっ、強ち噂話しもバカに出来ないものだな……」
 自分の話す声が震えていた、目の前が霞んで見えなかった。
泣き顔なんか見られたくなくて、私はあいつの胸にそっと顔を埋めて泣いていた。
 大勢の人々が行き交う街中の片隅、一目も気にせず抱き合う私達の頭上には、一等星が儚くも美しく輝いている。
363名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:49:03 ID:1CC5fR4K

 ◆

 その日、私はレヴィノスの家へ帰らなかった。
 恋愛小説や恋愛歌劇の中では、女が恋人の男に「今日は帰りたくない」なんていう恥ずかしい台詞を
サラりと言ってのけるが、それはきっと今の私のような気持ちなんだろうと思う。
 帝都の中心街の喧騒から少し外れた所に、レックスが知り合いから借りているというその部屋があった。
 士官学校の広い敷地内には当然寄宿舎もあるが、それを利用するにもそれなりのお金が掛かる。
田舎から出て来たばかりのレックスにそんなお金はないらしく、帝都に住む古くからの母方の知り合いに
頼み込み、この三階建ての建物の小さな角部屋を借りているとのことだ。
 因みにレックスは奨学金を受けていたが、肝心の寄宿舎の利用代金が何故かそれに含まれていないのだと
よく愚痴を洩らしていた。
 その小さな角部屋の中には、沢山の教書やら参考書やらが塔の様に積まれた四角いテーブルに、これまた
ぎっしりとよく詰め込めたなと思えるくらい本の入った棚が五つ、それに壁際に衣装箪笥とベッドがある。
「なんか……、本しかない部屋だな。 将来は古書店でも開くのか?」
 少し笑いながら、思わずそう感想を述べてしまう。
「もう、悪かったね。 どうせアズリアの広ぉ〜い家とは雲泥の差ですよ」
「はははっ、違う違う。 そういう意味じゃないんだ。 私はもっと殺風景な部屋を想像していたからな、
 それでこの部屋を見ては、つい笑ってしまった」
 でも確かにこの部屋も整理しなきゃなぁ、とこの部屋唯一の机の上や足元にまで積まれた本の塔を見て
レックスは面倒くさそうに言う。
 そしてベッドの端に腰掛けたので、私だけ立っているのもなんだなと思いレックスの隣に腰掛けた。
「こうしてアズリアと二人っきりで同じ部屋にいるのに、なんか恋人同士っていう感じがしないんだけど……」
「なんだ、お前もか? 多分、私達は友達でいる時間が長過ぎたんだろう。 今までに二人っきりの時なんて、
 いくらでもあっただろう」
「あー、うん、あったよね。 でもさ、今日は特別……なんだよね?
 こうしてアズリアも、俺の部屋に来てくれたわけだし」
 そこまで言うと、レックスは私の手を優しく握ってきてくれた。
私はレックスの手を握り返し、彼の身体に肩を寄せる。
364名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:50:19 ID:1CC5fR4K
 レックスは空いている方の手で私の肩を抱き寄せ、そのままキスをしてくる。
 お互いの唇が軽く触れ合う程度のキスを数回繰り返し、次に舌を絡めた恋人同士のキスをした。
「んんっ……、あっ、ふっ、レ……クス」
 口の中に入ってきたレックスの舌と唾液を自分の舌と口で受け止め、息が続かなくなるまで
貪る様なキスをしていた。
「アズリア……」
「んんっ、あ、ぷはぁっ……」
 キスを止め唇を離すと、二人の口の端からはお互いが口の中に送りあった唾液が垂れている。
異性との初めてのキス、それも好きな相手とのキスでいきなりこんな深いキスをしたという事もあってか、
その光景はまたなんともいやらしく見えた。
 レックスは私のことをベッドに寝かそうとしたが、私は慌ててそれを制す。
「ちょ、ちょっと待て。 制服、シワになったら困るだろう?」
「うーん、でも……。 ごめん、ちょっと我慢出来そうにないかも」
「え、あ、こらっ、レックス!!」
 レックスは半ば無理やり私をベッドに押し倒す──こういうと語弊があるかもしれないので、
レックスの名誉の為に付け加えておくと“あいつは本当に優しく押し倒してくれた”──と、
私が着ている士官候補生であることを示す制服に手をかける。
 上着を脱がされ、中に着ていたインナーの白いワイシャツのボタンがひとつずつ丁寧に外されて
いく。 そして全てのボタンが外され、半分脱がされた状態のワイシャツから覗く私の下着に
隠された胸が、レックスの目に嫌でも見られているのが分かる。
「その……、あまり自信がないんだが……」
 咄嗟に両腕を組み、胸を覆い隠していた。
365名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:51:29 ID:1CC5fR4K
他の同年代の女性と比べても、明らかに私の──その、胸は小さかったと思う。
 コンプレックスという程ではないにしろ、やはり好きな人に見られ、これから触られるのであろうから気にはなる。
胸を覆い隠していた両腕が、レックスの両手によって解放されていく。
ベッドで横になっている私は調度“両手を上げて降参しろ”の状態にされ、その状態のあまりの恥ずかしさから
そっぽを向いていた。
「自信ないだなんて……、そんなことないと思うよ。 すごく綺麗だもん、アズリアの胸」
 この男、それでいて嬉しくも恥ずかしいことを言ってくれる。
「触っても、いい?」
 頬が紅潮しているのが自分でも分かるくらい、恥ずかしくて声すら出せない私は頷く事で肯定の意を表した。
ブラジャーをそのまま上にずらされ、レックスの手が私の胸を優しく包みゆっくりと揉み始める。
「くんっ!? あっ、あっ、ふぁっ!!」
 弱く、強く、強弱を付けた彼の手で揉まれる度に、どうしても切ない喘ぎ声が漏れてしまう。
 自らの手で愛撫したことすらない私の胸は、次第に激しく揉まれ、突起してきた乳首をレックスは重点的に責めてくる。
「そ、そこばっかり、だめっ、レック……あんっ!! んんっ、くあっ、あぁ……くうぅっ!!」
 片方の乳首は指で摘まれ、もう片方の乳首は口に含まれ舌の上で激しく転がされる。
それは私に、今まで感じた事のない快感の波を全身に齎してきた。 手と口による胸への愛撫は激しさを増し、
乳首を歯で甘噛みされた瞬間のことだった。
「──はあっ!? ちょっと待っ……レ、クスゥ!! あっ、や、だめっ、だめっ、やあぁああぁぁあああぁぁっ!!」
「ア、アズリア?」
 私はベッドの上で弓なりに身体を反らし、腹筋の辺りと内股を締めびくびくと何度か震えていた。
初めて達してしまった私は肩で大きく息をし、頬は桃色に染まり、潤んだ瞳でレックスのことを見つめる。
「んっ、はぁ、はぁ……。 もう、バカ……。 待ってって、言ったじゃないか。 やり過ぎだぞ……」
「ご、ごめん。 大丈夫?」
「いや、でも、すごい気持ち良かった……」
 その言葉の意味するところの恥ずかしさから、私の声はどんどん小さくなっていった。
「そ、そう? 良かったのなら、まぁ……いいのかなぁ」
「だから、今度は私の番だ」
「え、ちょ、ちょっと!? うわわ、待ってってば!!」
「私が待ってくれと言っても、待ってくれなかったのは誰だ? ふふっ、さっきのお返しだぞ」
366名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:52:21 ID:1CC5fR4K
 うろたえるレックスをベッドに腰掛けさせて、私は床に膝立ちとなりレックスの両脚の間に身体を入れた。
 ズボンを脱がし、レックスの履いていた下着を下ろすと、大きく起立したそれが露になる。
「こ、こんなに大きいものなのか?」
 初めて見るレックスのそれは、全く経験のない私でも普通より幾分と大きいというのが十分に分かった。
それはびくびくと震えて、先端からは透明な先走りが溢れ返っておりてらてらと亀頭を濡らし輝いている。
 恐る恐る手を伸ばし、その根を手で軽く握ってみる。
「っ!!」
 するとレックスは苦悶の表情を浮かべて、握っていたそれは私の手の中で大きく痙攣した。
 そのままゆっくりと手を上下に動かし始めると、それに合わせてレックスの表情はさらに険しくなっていく。
「ううっ……」
 先程のお返しとばかりに私は徐々に手の上下の動きを速める。
止め処なく溢れる先走りで、それを握っている私の手が塗れ、上下に素早く扱く度にくちゅくちゅといった水音が狭い室内に響く。
私はレックスに気持ち良くなってもらいたかった。 こういう行為のとき、相手に気持ち良くなってもらいたいと思うのは、淫らな
ことなのだろうか?
 レックスが達してしまう前に、私は自分で知っている限りの行為を尽くすことにした。
「え? ちょ、ちょっと、アズリア!?」
「──は、ん、んむっ、ん、んくっ!! んんっ!!」
「うわっ、そんなに無理しなく、てもっ……うっ」
 相手の股間に顔を埋めて、それの裏筋を舌で少しずつ焦らす様に刺激していく。
 さらにゆっくりとそれ全体を口に含んでいき、そして一気に吸い上げてみた。
「……っ!?」
「あ、すまない。 その……痛かったか?」
 やはり経験のない私が無理にやり過ぎただろうか。
 苦悶の表情と共に呻き声を上げたレックスに、私は慌てて行為を中断する。
「ち、違うんだよ!! つまりさ……、えぇっと、気持ち良かったから、つい……」
「ああ、なんだそうだったのか」
 相手も感じてくれていたんだ、そう分かるとなんだか笑みが漏れてくるから不思議だ。
367名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:53:04 ID:1CC5fR4K
私は再びレックスのそれを口で咥えてこんでいく。
手で扱いていたときよりも、明らかにそれは口の中で大きくその質量を増したのが分かる。
「ん、んむっ……ふはぁっ。 ど、どうだ、レックス? ん、んんっ、んくっ。 ひもち、ひいか?」
「あっ、うん……。 そこっ、すごく……い、ね」
「(ここが弱い、のか?)」
 亀頭の調度裏筋側から狩首にかけてを舌で何度も往復すると、レックスの呻く声はより大きくなっていった。
それと共に先端から溢れ出る先走りは一気に量を増し、私はこくこくと喉を鳴らしてそれを飲み込んでいく。
私の身体の方も確実にレックスへの口淫によって反応を示していた。
「んむっ、はぁ……んむっ、んんっ!!」
 下腹部は熱さを増しながら疼いて行き、身体はレックスを強く欲している。
 気付いたら太股をもぞもぞと擦り合わせて、私の内股にもレックスのそれから出る先走りに似た液が滴っていた。
 口腔内でキツくそれを吸い上げては、舌で亀頭を丹念に刺激して舐めるという行為を繰り返す。
鈴口も刺激してみれば、少しだけ苦味を伴う先走りがまた口の中に溢れてくる。
「ん、ん、んはっ、んむっ……はぁ、んじゅ」
「くっ、アズリア……。 俺、もうっ!!」
「んんっ!?」
「うわ、出るっ!!」
「んっ、んはっ!? んむ!! んくっ、んんんんっ!?」
 口の中で一度痙攣すると、亀頭が大きく膨らんだ気がした。
そして先走りとは違う、なんとも形容し難いその味と感触が口に広がる。
「ん、ん、ん……」
 目を瞑りこくこくと喉を鳴らしながら、それから出るものが止まるまで飲み続けた。
「も、もういいから!! ねぇ、アズリアってば、そんなに無理しなくていいから!!」
「ん、ん、んくっ……はぁ……。 全く、どれだけ出すつもりだったんだ」
「アズリア……。 ありがとう、すっごく気持ち良かったよ」
 そう言うとレックスは私のことをそっと抱きしめてくれた。
実はかなり無理をして全て飲み干していたために、私は少し涙目になりながら話しをしていた。
 結果、それがレックスに無駄な心配をかけさせてしまったのだろう。
 私の無理をした頑張りは、全てレックスにはお見通しだったのだ。
それでもレックスはありがとうと言ってくれる、全くなんでこの男はこんなにも優しいのだろうか。
368名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:54:04 ID:1CC5fR4K
 ワイシャツを半分脱がされた状態のままの私は、再びベッドの上へ横になる。 いよいよその時を迎えたのだ。
腰を浮かせて制服であるスラックスを脱ぐと、ショーツの上からレックスが秘裂をなぞってきた。
「ひあっ!?」
 ショーツの上から触れられただけだというのに、部屋中に響き渡る嬌声を上げてしまう。
 レックスはショーツを指で横にずらすと、既にまた硬くその大きさを取り戻したそれの先端を秘所にあてがう。
「いい、アズリア?」
「ああ、優しくするんだぞ」
 強がってそんなことを言ってみたが、レックスはにっこりと微笑むと優しく私にキスをしてくれた。
「いくよ……」
 秘所の入り口にあてがわれていたそれが、ゆっくりと私の中に侵入を始める。
「あ゙うっ!? くあっ、っつ!!」
「痛いよね……。 やっぱり止めとく?」
「だ、大丈夫だ。 続けてくれ……」
 まだ入り口の辺りだというのにこの痛みだ。
痛くてどうしようもなく、本当は直ぐにでも止めてと言いたかった。 でもこの初めての痛みを私に与えてくれているのがレックスだと
思うと、自然と我慢する事が出来た。
 レックスのそれは徐々に奥へと進み、ついに最後の壁に突き当たり、そして。
「あっ、あっ……──あぐっ!? あっ、うあああぁぁっ!!」
「アズリア、アズリア!!」
 そのわけの分からない程の痛みにたまらず声を上げた私を、レックスは何度も私の名前を呼びながら
強く強く抱き締めていてくれた。 私もレックスの背中に腕を回し必死になって抱き付く。
「ぐっ、つっ、あっ、ああぁっ……」
「アズリア、ごめん……。 ちょっと乱暴だったよね」
「はぁ、はぁ、はぁ……。 い、いや、大丈夫だから。 そのまま動いてくれて、かまわないぞ……」
 そういう私にも、レックスは無言のまま暫く動かないで抱き締めていてくれる。
 レックスのそれが私の中に入っていると、確かに感じられる。 それは私の中で何度も痙攣していて、私の中もそれをきゅっきゅっと
締め付けているのが分かるから。
「ありがとう、レックス。 私ならもう大丈夫だ」
「本当?」
「ああ、本当だ」
 レックスは私の潤んだ瞳を見つめると、分かったと頷いた。
369名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:55:16 ID:1CC5fR4K
本当にゆっくりと、最初は入り口近くの浅いところで腰を前後にグラインドさせ始める。
「んっ……あん、あ、あっ、ふあっ」
 そうして私が慣れてきたのを確かめてから、少しずつ腰を奥へと沈めながらグラインドさせていく。
「んあっ!! ふあぁ、あぁっ、ふあっ、くうっ!! すご……いよ、レク……ス、あうっ!!」
「アズリアの中、暖かくて、キツくて、絡み付いてくるっ!!」
 レックスの腰のグラインドは段々と速く激しくなり、お互いの身体と身体がぶつかり合い、結合部からはいやらしい水音が響く。
「あっ!! あっ!! も、もっと、ゆっく、りっ……ふあぁっ!!」
 私も彼を求めて腰を動かし始め、彼も私を求めて腰を動かし続ける。
深く深く疲れる度に私は声を荒げ、着ていたワイシュツは汗でびしょ濡れだった。
「あっ、ふ、深ぁっ!? 奥っ、奥まできてるっ!!」
「ア、アズリア、そんなにキツく締め付けられたら……」
 それの先端で子宮口を何度も突かれ刺激され、私はもう我を忘れて声を上げ、レックスと少しでも
深く交わろうと身体を密着させる。
「もう、変に……なりそっ!! ああっ、ああっ!! こわれてしま……ひあっ!!」
「すご過ぎだよ、アズリアの中っ!!」
「あ、ああぁっ、いやぁっ!? わ、私、また達し……ってる、んあっ!!」
 既に何度と達している最奥を、これでもかとレックスは必要に突いてきた。
私の中の痺れが大きな波となり、身体中を飲み込んでいく。
達している最中でもお構いなしに最奥を激しく突かれ、絶頂の波は止まることを知らない。
「もう、あうっ、限界だ……。 これ以上……くうっ!! されたら、本当に……おかしく、なりっ、そ、んああっ!!」
「アズリア、俺も、俺もっ、もう出そうっ……!!」
「お願いっ、そのまま、そのまま中でっ!!」
「え? それはっ……」
「あっ、あっ、ふぁ!! い、いいんだ……、レックスになら、レックスになら、私っ……!!」
「うあっ、アズリアッ!!」
 そして最奥を一際強く突かれ、レックスのそれの先端から熱いものが噴出されるのを確かに感じた。
「んああっ!? な、なんだ、これ、熱いのがっ、いっぱ──ふああぁあぁああぁあぁぁっ!!」
 初めて感じる射精されるという感覚を、私はとても熱いものが長く出されるのだと思った。
「ああっ……、お前の、んっ、私の中で、いっぱい出てるっ……ぞ」
「アズリア、愛してるよ……」
「私も、レックスのこ、と……」
 身体中が溶けてなくなりそうな程の快感に支配され、私は最後まで言葉を紡ぐことなく気絶してしまった。
 まどろむ意識の中、優しく微笑むレックスの顔とあの美しい赤い髪が、私の目には確かに見えていた。
──私だってお前のことうを、誰よりも愛しているからな。
   この先なにがあっても、ずっと、お前を愛していると誓うよ、レックス──
370名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:55:52 ID:1CC5fR4K

 ◆

 その日からまたいろいろと面倒もあったのだが、兎にも角にも私達は無事に士官学校を卒業することが出来た。
 あまり言いたくはないが、あいつが首席で私が次席だ。
私は兼ねてから希望していた海軍に配属され、あいつは陸軍へと配属された。 配属されたはいいが、暫くしてあいつが軍を除隊するという話しを聞いた。
 帝国勲章を授与されるような活躍をしたらしいのに、なぜ除隊など希望するのか。 あいつがそんな根性無しでないことは私が一番よく知っているつもり
だったが、本人に直接聞いて確かめずにはいられなかった。
本国にある陸軍本部に正式な除隊届けを出すといわれていたその日に、私はあいつに会うことにした。
 けれどその日、私が知っている、私が愛した男はそこにいなかったのだ……。 そこにいたのはあいつの抜け殻だった。
私はお前のそんな姿が見たいんじゃない、私の愛していたお前は何処へ行ってしまったんだ。
辺り構わず怒鳴り、思わずあいつの顔を一発殴ってからその場を逃げる様にして去った。
士官学校を卒業した後も、距離はかなり離れてしまったがお互い恋人同士として問題なくやっていた。
 それが喧嘩別れだなんていう、呆気ない幕引きとなったのである……。

 なぜこんな昔のことを思い出していたのかと言うと、先程船内の廊下から聞き覚えのある懐かしい声が聞こえた様な気がしたからだ。
まぁ、まさかそんな運命の再会みたいな出来過ぎたシナリオがあるはずもない。
 この広い世界には、自分の顔と瓜二つの人間が最低でも三人はいるらしい。 なにも世界はリィンバウムだくじゃない。
サプレスにロレイラル、メイトルパにシルターン。 それにまだ知られていない世界は無数に存在するだろう。
それならば声だけが似ている人間は五万といるのではないか。 さっき同時にギャレオとビジュの声もしたから、私の聞き間違いだった可能性もある。
これまでにもあいつのことは忘れようと努力はしてきたが、やっぱり初めて愛した──今も愛している男のことはそう簡単には忘れられなかった。
 あいつは私からして見ると“仮現説(ドケティスム)”の様なものだったのだ、そう思えば幾分かは私も救われる。
あいつの優しさ、あいつのバカみたいに他人を心配する優しい人間性。 それがたまたま私にはそう見えていただけなのだ、と。
 でもこれで良かったのだと思う。 喧嘩別れなんていう最後は寂しいが、あいつには私みたいな意地っ張りで頑固者の軍人より、家庭的な女性の方が似合うだろう。
 この二つの魔剣を本国へと運送する任務が無事に終わってくれれば、短い日数だが久し振りの休暇となる。 そこで何を思い出したのか、私は「ふふっ」と自嘲気味に笑う。

 ふと船室から窓の外を眺めれば、レックスと出合った時のようなまだ夏の陽射しが色濃く残るその季節で──。

   END.
371名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 15:58:51 ID:1CC5fR4K
以上、送信終了だ。
50文字くらいで改行するようにしてたのに、なんかバラバラで…。
次はいつも通り40文字にします、はい。
372名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 16:03:54 ID:M6DUPuan
>358>359
お二方ともGJ!
リアルタイムで楽しませてもらった!!
373名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 17:45:45 ID:YXOMwwNz
>>358
レナードさんに惚れ直した!GJ!
374名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 19:09:43 ID:Bj7K/sBp
アズリア隊長キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!
375名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 20:58:35 ID:xHMW+Avv
>>358

      _  ∩
    ( ゚∀゚)彡   GJ、金髪ょぅι゙ょミニスたん!!
      ⊂彡       GJ、金髪ょぅι゙ょミスミたん!!

>>359

      _  ∩
    ( ゚∀゚)彡   GJ、レクアズ初体験!!
      ⊂彡       GJ、レクアズ初体験!!
376名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 21:35:05 ID:dXuY/San
どうも、>>187です
テスト期間に入ってしまったので遅くなりましたが、一応エロありの方が書き上がったので投下しますね
どうにも俺の中ではポムニットさんが最強、シャオメイが最恐みたいです
377最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:35:54 ID:dXuY/San
「にゃはははははは♪」
「うふふふふふふ......」
不適な笑い声が狭い占い小屋の中に響く。
1人はこの占い小屋の幼き店主、シャオメイのものである。
その独特な笑い声には悪意のなさそうな...実際には悪意たっぷりの何かを秘めている。
もう1つの含みのある笑い声はブロンクス家のメイド、ポムニットのものである。
普段は清楚で一生懸命なメイドを演じている彼女だが、今の彼女は普段からは想像もできない程の妖しさが滲み出ている。
「それではシャオメイさん、あとは計画通りに......」
「はーい♪このシャオメイちゃんにお・ま・か・せ・よ♪」
そうして2人は、がっちりと握手を交わしたのだった。
ところ変わって忘れじの面影亭の裏庭。
「ふぅ〜」
フェアは腰に手を当て、少し背中を反らせながら干したばかりのシーツ群を眺めていた。
横ではミルリーフが同じ姿勢をとりながら、何かリアクションを求めているような表情をしている。
「こらミルリーフ、真似しないの」
「えへへ♪」
舌をピロッと出して微笑むミルリーフの頭をフェアはぽんぽんと叩く。
「さて、夕飯の仕込みをしなきゃ。ミルリーフはリビエル達と遊んでてね」
「は〜い♪」
ミルリーフは先ほどまでシーツの入っていた洗濯カゴを頭にかぶると、その格好のまま宿屋内へと走っていった。
「あ、こらミルリーフ、危ないわよ.........ったく」
言葉とは裏腹にフェアの顔には笑顔が浮かんでいる。
「う〜ん......」
シーツを干す事で少し肩が凝ったのか、両手を組んで腕をピンと伸ばす。
「お・ね・え・さ・ま♪」
自分を呼びかけているであろう声にフェアはその体勢のまま振り向く。
視線の先、宿屋の裏にある森の1本の木の陰から小さな体がピコッと現れる。
「あれ、シャオメイじゃない。どうしたの?」
お団子頭に小さなメガネ、何よりフェアをお姉さまと呼ぶ人物はシャオメイしかいない。
というか現実に目の前に現れているのがシャオメイなのだが。
シャオメイは笑顔を浮かべながらフェアに近づいてくる。
「あのねぇ、お姉さまぁ」
首を傾げ、甘える様な仕草のシャオメイ、そのかわいい笑顔の裏に渦巻く黒い陰謀にフェアが気がつく筈もない。
シュッ
「えっ.........」
突然、フェアの視界が歪む。
続いて襲ってきたのは強い眠気、抗えないそれはフェアの体から力を奪っていった。
突然の衝撃、フェアの体が地面に倒れた。
「シャオ...メイ......」
徐々に暗くなっていく視界。
意識が失われる寸前に見聞きしたもの、それは霧吹きの様なものを持ったシャオメイの笑顔と独特の笑い声だった。
「ごめんね、お姉さま。にゃははははは」
フェアの意識が完全に失われるのに、そう時間はかからなかった。
378最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:36:30 ID:dXuY/San
白濁した意識が徐々に覚醒してくる、フェアはゆっくりと目を開けていった。
いつの間に眠っていたのか。
「にゃはははははは♪」
独特の笑い声、その声にフェアの意識が現実へと引き戻される。
「シャオメイさん、ご苦労様でした」
もう1つ、別の声が聞こえる。
丁寧な喋り方、聞き覚えのある声、フェアは霞んでいる視界をその人物へと向ける。
ピンク色の髪に白と黒のメイド服。
「あれ......ポムニットさん?」
その人物の名を呼ぶ。
「あ、フェアさん。ようやく起きましたか」
ポムニットが近づいてくる。
フェアは目をこすろうと手を動かそうとする、しかしフェアの意に反して手は動かない。
「あれ、え......何これーー!」
ようやくフェアは自分の置かれている立場が理解できた。
ベッドの上なのだろう、そこにフェアは大の字で寝かされていた。
両手足とベッドの冊とがロープで結ばれており、全く動かない。
「にゃはははは♪おはようお姉さま」
「シャオメイ!これは一体......ってかここどこよ!」
フェアは先ほどシャオメイの手によって眠らされた事も思い出した。
「それについては私から説明させていただきますね」
「ポムニットさん.........」
優しい笑顔を浮かべたまま、フェアの横に腰を下ろすポムニット。
「ここはシャオメイさんの占い小屋です。フェアさんをここまで運ぶのには苦労しましたよ」
「ポムニットさん......なんでこんなところに私を..........」
「ん〜.........まぁ早い話、フェアさんを性的に戴いてしまおうかなって。テヘッ♪」
「え...って説明終わりーーーっ!?」
舌を出してはにかむように微笑むポムニットに、思わずツッコミが入る。
「そこで、シャオメイさんにご協力をお願いしたという訳でして」
「そう言う事よ、にゃは♪」
いつもなら何とも思わないであろう2人の笑顔、しかし今のフェアにはそれが恐ろしく見えた。
「それじゃあシャオメイさん、仕上げをお願いしますね?」
「えっ...仕上げ?」
ポムニットの言葉に疑問の声をあげた次の瞬間、再びフェアの顔に何かが振りかけられる。
「うわっ!」
目を瞑り顔を背けるフェア、しかし振りかけられた液体は鼻腔からフェアの体の中に染み込んでいく。
「ちょっとシャオメイ!何を...っ!」
びくん、とフェアの体が跳ねる。
「お姉さま、こういうこと初めてでしょ?だ・か・ら・お薬をね♪」
「く......すり.........っ!」
徐々に熱を帯びてくる体、顔が紅潮してくるのが自分でもわかる。
しっとりと額に汗が浮かび、髪が数本へばりつく。
「それ、強力な媚薬らしいですよ?初めてでもすっごく気持ち良くなるんですって」
「びや...く......んっ!」
ポムニットの指がフェアの腹の上に置かれる。
それだけ、たったそれだけの刺激がフェアの体に不可解な感覚となってフェアの体を駆け巡る。
「あは♪お姉さま触られただけで気持ちいいみたい」
「そうみたいですね、もっと触ってあげましょうか」
ポムニットの目に妖しい光が宿る。
フェアの腹の上に置いた手をどけると、今度はフェアの頬に手を添える。
「ひっ...」
快感というよりも、恐怖から声が漏れる。
ポムニットの顔がフェアの引きつった顔にゆっくりと近づいてくる。
「っ!」
目を閉じる、そして次の瞬間、何か柔らかいものがフェアの唇にあたった。
379最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:37:50 ID:dXuY/San
意表をつかれた感覚に、フェアの目がすぐに開かれる。
目の前に広がるのは美しいポムニットの顔、そして唇に触れていたのはポムニットの唇だった。
「(うそ......キスされちゃってる.........)」
初めてのキス、フェアはその事実にただただ驚いていた。
すぐに重なっていた唇が離れる。
潤んだ瞳をポムニットに向けるフェア、その瞳は何かを求める様な意思が込められていた。
「あらフェアさん、もっとして欲しいんですか?」
心理の奥に隠された欲求を鋭く読み取ったポムニットの言葉に、フェアはどきりと胸をならす。
「そ.......そんなこと.......んむっ!」
反意の言葉を口にしようとした瞬間、再びポムニットの唇によってフェアの唇が塞がれる。
「(キス......気持ちいい.........)」
媚薬のせいか、はたまた性癖なのか、どうやらフェアはキスという行為に快感を感じているようだ。
甘い痺れがフェアの頭の中を支配する。
その感覚に微睡み、徐々に快楽を享受していく。
突如、フェアの口内に熱くぬるりとした塊が侵入してくる。
「んむぅ!」
それがポムニットの舌であるとすぐに理解した。
ポムニットの舌はフェアの歯、歯茎、頬の内側などを丁寧に舐め回し、舌に絡んでくる。
初めての感覚にも関わらず、フェアの体はそれを確実に快感として捉えていた。
「んん......むぅ......んぐぅ.........はぁぁ...」
舌が絡むたび自然と声が漏れる。
「んちゅ......んはぁ...うふふ、気持ちいいんですか?」
「あ......」
唇を離したポムニットの問いに、フェアは不意に出た声で答えてしまう。
意識はどうであれ、体は、本能ではポムニットを求めているようだ。
「それじゃあフェアさん、服が邪魔ですから脱ぎ脱ぎしましょうね?」
ポムニットがしなやかな指でフェアの服を脱がせてゆく。
手足を縛られたフェアはそれに抗う事は出来ない。
それ以前にキスの衝撃で体が痺れており、指一本動かせない状態であった。
フェアはポムニットの手によって簡単に裸にされてしまった。
「フェアさん...可愛いですよ」
ほんのわずか膨らんだフェアの胸に、そっと手をおく。
「あぁ!」
それだけ、たったそれだけなのにフェアの体には強い刺激となって襲いかかる。
媚薬の効果はフェアの思っている以上に強いもののようだ。
「お姉さま、カワイイ〜♪」
シャオメイの茶化すような言葉でさえ今のフェアの耳には入っていないようだ。
「ポムニットさん、これ使って見る?」
「それは...?」
ポムニットの前に差し出されたシャオメイの小さな手の中には、木でできた板の様なものが握られていた。
その板は人の形にも見えなくはない。
「ヒトカタの符って言ってね......実際に見てもらうほうが早いわね。髪の毛1本貰うわよ」
「痛っ!」
シャオメイはいきなりポムニットの髪の毛を1本引き抜くと、それをヒトカタの符に縛り付けた。
何やらシルターン式の呪文を唱えるシャオメイ、次の瞬間強い光がヒトカタの符から発された。
380最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:38:40 ID:dXuY/San
「っ!」
光の中から現れたのは、ピンク色の髪をしたメイド服の女性だった。
「わ...わたくし!?」
さすがのポムニットもこれには驚いたのか、声がうまくでないようだった。
「初めまして、もう1人のわたくしさん」
ヒトカタポムニットが会釈をする。
「にゃはははは♪まぁ、こういうことよ」
「......なるほど、そういう事ですか」
ポムニット(本物、以下ポム1)とヒトカタポムニット(以下ポム2)の視線が合わさる。
「「それじゃあ、そう言う事で♪」」
2人のポムニットの意見はどうやら一瞬でまとまったようである。
「それじゃあフェアさん、いきますよ?」
「気持ち良くしてあげますからね」
ポム1がフェアの乳首を摘まみ上げ、ポム2は内太ももをぺろりと舐めた。
「あひゃあぁぁぁ!」
フェアの口から嬌声があがる。
続けて何度もフェアの太ももをぺろぺろとなめるポム2。
「あらあら、それじゃあ私もいただきますね?」
ポム1がフェアの小さな胸を口に含んだ。
「んああぁぁ!」
媚薬の効果で、それだけでもかなりの快感がフェアに襲いかかる。
「にゃはははは♪お姉さま声大きすぎ、外までもれちゃうじゃない」
シャオメイがゆっくりとポム1に近寄る。
「ポムニットさん、もう1本もらうね?」
「はい...っ!」
長い髪が再びシャオメイの手に握られる。
シャオメイはそれをどこから出したのか2つめのヒトカタの符に結びつけた。
そして呪文と強い光。
「にゃははははは、3人目〜♪」
光の中から現れたのはまたもやポムニット(以下ポム3)だった。
ポム3はフェアを責め立てているポム1、そしてポム2と目を合わせると妖しく微笑んだ。
「あらあら、わたくしも混ぜていただかないと」
ポム3はフェアに近づくと、優しくフェアの頭を撫でた。
「フェアさん、これからわたくし達がとぉーっても気持ち良くしてさしあげますからね?」
「ポム...ニットさん.........んむぅ!」
ポム3がフェアの口を責め立てていく。
3人のポムニットはまるで打ち合わせたかのようにぴったりと息を合わせ(まぁ元々1人の人物なのだが)フェアを責め立てる。
「にゃははははは♪すっごい光景だわねこれ」
その様子をシャオメイは楽しそうに眺めていた。
「んうぅ!んむ......はぁぁ.........ぐうぅ!」
フェアの口からくぐもった声があがる。
ポム1はフェアの胸を赤ん坊のように吸い続け、もう片方の胸をやわやわと揉んでいる。
ポム2は太ももや腹、へその付近を舌で責めている。
ポム3は口内を舌で弄び、時折口を話しては耳や首筋、鎖骨などを舐め回す。
もはやフェアは完全に3人のおもちゃと化していたのであった。
381最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:39:20 ID:dXuY/San
「さて、そろそろ本丸の方へ攻め込みますか」
ポム1が胸から口を外し、他の2人にいった。
ポム2、ポム3も了解したのか、微笑んだまま無言で頷いた。
「シャオメイさん、もうこの2人を元に戻しても良いですよ?」
「にゃは?もういいの?」
「はい」
虚ろな瞳で宙を見つめるフェアの頭を撫でながら、ポムニットは優しく微笑む。
シャオメイが短い呪文を唱えると、2人のポムニットはヒトカタの符へと戻りカランと床に落ちた。
「フェアさん、もう止めて欲しいですか?」
「はぁ......はぁ..........へ...?」
ポムニットの言葉に、フェアの瞳に悲しみの色が浮かぶ。
「.........(ふるふる)」
「うふふ、可愛いですよフェアさん」
無言で首を振るフェアの頬に、ポムニットは優しくキスをする。
ポムニットは自ら服を脱ぎだし、惜しげもなく裸身を外気にさらした。
白く美しい肌は同性であるフェアでさえも見蕩れてしまう程美しかった。
たわわに実った2つの乳房、その頂点でツンと上を向いている桜色の乳首。
引き締まったウエスト、美しい曲線を描く尻。
そしてフェアを責めている事により興奮したのか、すでに濡れそぼっているピンク色の秘所。
「フェアさん、いきますよ.........」
ポムニットはフェアの足の縄を片足だけ解くと、自分の足を滑り込ませる。
くちゅ、っと2人の秘所が重なった。
「ひゃうぅ!」
「ん......それじゃあ、一緒に気持ち良くなりましょうね」
その言葉と同時に、ポムニットの腰が動き始める。
「あぁぁ!んあぁぁ!あひゃあぁぁ!」
フェアの口から一際高い嬌声があがる。
くちゅくちゅと音を立てながら、秘所同士が擦り合わされる。
飛び散る飛沫はシーツに恥ずかしいシミを作る。
「んん!フェア...さん......気持ち...いいですぅ!んはぁ!」
「ひゃいぃ!あひゃあぁぁ!んぎぃぃ!」
言葉にならない声をあげるフェア、もはや媚薬の効果なのかどうかもわからない程に乱れ快楽を貪っていた。
ポムニットの腰の動きが激しさを増す、それと共に滴る愛液の量もどんどんと増えていく。
「あぁぁぁ!んんっ!フェアさぁん!」
「んやあぁぁぁ!らめぇぇぇ!ひやあぁぁぁ!」
「あひっ......い...くうぅぅぅぅぅっ!」
「あひゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ピンと2人の足が伸び、背中が仰け反る。
大声とともに大量の愛液がシーツへと飛び散り、淫らな匂いをまき散らした。
382最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:40:10 ID:dXuY/San
「はぁ...はぁ......」
「あ...あぁ.........」
フェアは初めての絶頂を迎え、体をピクピクと痙攣させている。
ポムニットは乱れた息を整えると、フェアの頬に再び優しいキスをした。
「.........終わり?」
この場には似合わない様な素っ頓狂な声、それはもちろんその場で全てを見ていたシャオメイのものだった。
「はい、ありがとうございました」
ポムニットは何事もなかったかのように服を纏うと、もとの清楚なメイドへと姿を戻した。
「にゃはははは♪いいってことよ、お代はたっぷりと戴いてあるんだから」
「あの......そのお薬も戴いてもよろしいでしょうか?」
ポムニットはシャオメイの懐を指差す。
「あ、これ?」
シャオメイは懐から一つの小さな瓶を取り出す。
それは最初にシャオメイがフェアにふりかけた媚薬だった。
「はい、お代は必ず持ってまいりますので」
「ん〜......いいよ、サービスで只であげちゃう」
シャオメイは小瓶をポムニットに放った。
「よろしいんですか?」
「うん、今日は楽しませてもらったしね」
「ありがとうございます、大切に使わせていただきますね」
ポムニットはシャオメイに深々と頭を下げた。
「それじゃあ、フェアさんはよろしくお願いしますね」
「にゃはは、了解♪記憶をいじって、ポムニットさんのネコにしておけばいいんだよね?」
「はい、お願いします。今度はこのお薬をつかってお嬢さまをつれてまいりますので」
「にゃはははははは♪」
「うふふふふふふ......」
不適な2つの笑い声が、狭い占い小屋に響き渡った。
383名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 21:41:02 ID:73MQ0e9E
はい。GJ!
エロいよー
384最強タッグ結成!!:2007/01/19(金) 21:43:09 ID:dXuY/San
以上っす
いやぁ〜、エロって難しいですねぇ
もっとエロ描写をたくさん書きたかったんですけど無理でしたw
それじゃ今度は性別変換ネタを書きたいと思います
エロは...書ければお色気ネタ程度で入れたいと思いますw
ってかまだテスト期間なんでいつ投下できるかわからないんで期待しないで下さい
385名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 21:51:28 ID:dXuY/San
性別変換ってなんやねん...orz
性別反転でした
386名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 21:58:30 ID:0Zylu1DF
>ってかまだテスト期間なんで

萎えた
387名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:04:22 ID:GfCuIDMA
大学のテストなんだろうさ…
まああんまり自分語りは控えたほうがいいだろうね
388名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:07:35 ID:dXuY/San
ごめんなさい
自重します
389名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:08:33 ID:JC2TwecR
中学高校は1月にテストなんてやらないんじゃないか?
390名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:13:29 ID:9e6h4XEq
ちょっと前までは21禁の板だっただけに大学のテストでも抵抗あるよな。
391名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:15:13 ID:lpqb5Yw+
家の高校生は今月何たら模試をやるらしいぞ
俺はもう自分のことは覚えてないけど
392名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:20:48 ID:DU4NqPra
あの青かった頃に戻りたい
393名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:34:22 ID:/UksE6MX
投下されたばかりでアレだけどせっかく書いたからライ×シャオメイ投下します
もう少し文才があればヴァージンスノー踏めたのに……くやしい(ry
394名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:36:20 ID:/UksE6MX
「ぱんぱかぱーん。にゃはははは、お兄様特賞大当たりぃ」
シルターン風味のお店のくじで、特賞を当てたのも初めてなのに…
少年は初めての幸運すら、運命によってねじ曲げられてしまう

「お兄様。気分はどう?」
「……い、いい訳あるかぁ!」
ベッドの上に、全裸で寝かせられる少年
にゃは、と涎を垂らしながら、横になっている少年を見つめる少女
なんとかうごかせる口で喋っても、心は寸分も少女には伝わらない
「そんなこと言ったて、これ特賞の商品だから、ね?」
と少しも悪びれたそぶりを見せることなく、笑顔で答える
目にほんの小さなかげりすらない
誰が始めたかは知らないが、目こときで人間の本質は理解できる物ではないと少年は改めて考えさせられる
「……商品はいらないから離してくれないか?」
「そ、そんな……お兄様、シャオメイのこと…嫌い?」
いかにもわざとらしい泣きまね、それでも少年の心をくじくには十分だった
「い、いや、別に嫌いってわけじゃねぇけどさ…」
一度罠にはまった物は抜け出すことができない
「ほら、ヤッパリこういうのって一番大切な人とするべきだろ?」
「じゃあ、お兄様が最初に思い浮かべる人…言って。そしたら諦めるから」
ぐすっ、と流れ出る涙をこらえながら…見た目上は少女の涙をこらえながらの条件提示
少年がこれでやっと抜け出せる、と安堵したのもつかの間、口から出てきたのは意外な台詞
「…うーん、そうだな……シャオメイィぃ…ぃいいい!?」
その言葉を聞いたとたんに少女の顔はぱぁっと晴れ渡る
「ほらほら、お兄様ったら、やっぱり私のこと一番に思っていてくれたんでしょ?」
「…あ、いや……絶対に違う!」
何かがおかしい。目の前にいる少女の名前以外、誰一人思い浮かばない
浮かぶには浮かぶのだが、それが本当に正しいのか、少年は確証を持つことができない
「アカネ、アプセット、アロエリ、イオス、エニシア、クノン、コーラル、フェア、ポムニット、
ミリネージ、ミルリーフ、ミント、ユエル、リシェル、リビエル、ローレット…五十音順、敬称略」
少女が名前を羅列していく。確かに言われてみれば周囲には多くの女性がいる
「ん?おい、知らない名前とか…」
「お兄様はこんなに沢山の女の人の中から私を選んだのに…やっぱり私じゃいや?」
言葉も遮られ、もはや流れはシャオメイに完全に傾いている
「お兄様、シャオメイのこと…やっぱり嫌い?ここ、こんなにおっきくなってるのに、だめ?」
いったんの沈黙
「……もういい、好きにしてくれ……」
主人公、ここに陥落

少女の頭の中でにゃははと笑い声が響き渡る。あくまで少女の頭の中だけに……
395名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:40:11 ID:/UksE6MX
「どう?お兄様」
シャオメイが跳ねるたびにベッドがきしむ
「お兄様、我慢しなくても、シャオメイは大丈夫だよ?」
自分よりも小さい少女にもてあそばれるライを、彼女は見下すように、少なくともライにはそう見えた
シャオメイはなおも上下を続ける
「…く……や、やめ……」
「本当にやめていいの?」
ヌプッと音を立て、ハァハァと荒げた吐息を聞くたびに、ライは頭の中が白くなっていく
「いいよ。やめてあげる」
体は繋がったまま、上に倒れ込む少女
そうされて初めて、彼女が自分よりも小さいのだ、ということを改めさせられる
「お兄様の心臓の音…」
胸に耳を当て、目をつぶって…
冷たい肌が、火照った体を冷やす
上下し、あれだけ激しかったはずの、少女の体の冷たさが混乱していた頭を正常に戻していく
落ち着くと、今度は場の異常性にまた、頭の中がぐるぐると回りだす
「…心臓の音、早くなってる……お兄様はこうやっておとなしいシャオメイの方が好き?」
世の中にはギャップに心打たれ悶え苦しむ人間がいる
もう、どうにでもなれ
ライも、しおらしい彼女の態度に、何処か吹っ切れる
「いつものお前もいいだけど、こうやっておとなしいのもかわいい」
そういってギュッと抱きしめる
少女の冷たかった肌が、ほんのりと赤みを増して、特に頬が熱を帯びていくのが見て取れた
またも沈黙
ただし今度は先程の堪え難い閉鎖的なものでなく
言葉を出すことで壊してしまうことのないように、そんな居心地の良い空気
「お兄様がそういうなら……」
場の雰囲気を壊さない程度に、シャオメイはボソっと呟いた
396名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:42:41 ID:/UksE6MX
「……ん……はむ……んはぁ……お兄様ぁ……気持ちひぃ…?……」
先刻までが嘘みたいに、ベッドに腰掛けたライのそれを膝立ちをしながら優しく口に含んでいく
「……んふ…………はん……ぴちゃ……」
一生懸命、という言葉が頭をよぎる
つたない舌使いで、それでも精一杯できることをしている
唾液が口からこぼれ、ライの足、太ももからすねに流れていく
「お兄様ぁ…」
相変わらずライをくわえたまま、細い腕でこぼれ落ちる涎を伸ばしていく
すねをさすリ、脹脛を通り、太ももの内側を……
指がつつと滑っていく
上に上がっていくに連れて、腕の早さは緩やかに、より繊細に
高まった感情
太ももをさすられるだけで、いままでにない快感に襲われる
ただでさえ、我慢の限界に近づいているのに
「俺、もう……」
「……ん、いいよ……シャオメイに出して……お兄様…」
声は引き金、とたん少女の顔が白く染まる
「ご、ごめん…」
「なんで謝るの、お兄様?」
少女は聞く。眼鏡についた液体を舐めとる仕草が、年以上に艶やかに映る
「お兄様…やっぱりシャオメイじゃダメ?」
ニコリと微笑むその顔に、どこか不安も見える
初めに、あれだけライを手玉に取っていたとは思えない程に幼く、頼りなく……
「……そんなことない」
顔と顔が近づき、唇と唇も……
「お、お兄様!?」
そのまま言葉を遮るように、口を塞ぐ。もちろん唇で
大人なキスでなく、ほんの少し触れる程度の
それでも、気持ちを表現するには十分だった
「でも、やっぱりシャオメイはにゃははってふざけてるほうが合ってるけどな」
「な、お兄様は私をそんな風に思ってたの?」
フッ、と二人で笑い合う平和なワンシーン

今度もまた、少女の心のなかだけににゃははは、という笑い声は響く……
397名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:43:52 ID:/UksE6MX
「ふあ、ぁぁ!……いぃぃ……ぉ、お兄様ぁ……!」
毛もはえそろっていない体を、指で撫で回す
ライの男根を一度くわえた穴が、今度は嘘のように指の侵入を遮る
それでも、次々に愛液が流れだし、少しずつ広がっていく
乳房の先、一点だけ色の変わった突起の片方を口にくわえ、余っている手でもう片方を刺激する
ほんの少しの刺激で、予想以上に喘ぎ、悶える
少女はシーツを握りしめ、快楽を必死にこらえている
初めこそ、指の侵入を完全に拒んでいた体も、ぬぷっと音を立てながら徐々に広がり始める
「お、お兄様ぁ……シャオメイ…こ、これ以上…だめぇ……!」
口ではいかに語ろうとも、ライの背中に手を回し、決して離れないように力強く掴んでいる
もちろん、やめろと言われてやめられるようなら、こんな状況に陥るはずもないのだが…
「おい…本当に……大丈夫、か……?」
体が入り込むに連れて、より締め付けが強くなっていく
痛みによって微妙に歪んだ顔と、それでもわずかに残る微笑み
「…大……ひぁぁ!……大丈夫ぅ…だからぁ……お兄様ぁ……!」
「だって…お前、さっきより……痛そうだけど…どうした?…大丈夫」
「シャ、シャオメイは…大丈夫ぅ…んぁ……こ、こうなったのは…乙女のヒ・ミ・ツ」
もうシャオメイの顔に笑顔はない
それでもライに必死にしがみついて離さない
時間をかけて、少しずつライを飲み込んでいく
「……んぅ………はぁ……あの……も、…大丈夫だから……お兄様……」
ほんの少しだけ戻ってきた笑顔、奥へ向かっていた腰のうごきが、前後に変わる
中に入っていくたびにシャオメイは息を止め、甘い声を上げる
「なぁ、シャオメイ……お兄様、じゃなくって……名前で呼んでくれないか?」
「………にゃはは……いやだよ……お・に・い・さ・ま…」
「そっちがその気なら…考えがある」
「ふぇ?……ひぁぁ!、ぃあ……あ…だ、だめぇ……つよ……つよく…てぁぁ…!」
悪い娘はお仕置きだ、少年は何処か楽しそうに呟いた
398名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:46:08 ID:/UksE6MX
昼、太陽が最も高く上がる頃
ベッドの上の二人はよりいっそう激しさを増していく
「……シャオメイ……だ、出すからな!」
「…いやだって言っても離さないよ?…お兄様……んんんんんぁぁぁ!」
掴まれたまま、少年は精を小さな体の中に吐き出した
二人が離れてからトロと流れ出す白い液体が、今の時間が本物であると証明している
一度、溜まっていたものを吐き出して気持ちの整理が着いた、とライはシャオメイを思いっきり抱きしめた
高揚していた気持ちも落ち着いた頃、ふぅ、と溜息をついて、忙しいであろう宿の現状を思い出し、ベッドから立ち上がる


「あれ?お兄様……これで終わりじゃ、ないよね?」
ー後ろから肩と……竿を掴まれる

「ほら……こんなに大きくなっちゃったら外に出られないでしょ?」
ー萎えていたはずが、そそり立っている様を見て、

ー少年はー

「だから……シャオメイに任せて」
ー抜け出すことのできない迷宮に迷い込んだことを知る……


忘れじの面影亭、本日休業……也
399名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:48:18 ID:/UksE6MX
個人的にはルシアン×リビエルが一番好き、でもシャオメイも好き
あれ?ロリコンじゃないのになぁ……

次こそヴァージンスノーを踏み荒らしたい
400名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:24:15 ID:ViKbV2vc
ようやくポム子書けた。続けて投下OK?
401名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:30:30 ID:/UksE6MX
>>400
無問題
402名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:30:42 ID:Dif1fbAY
どうぞ
ってか今日はずいぶん大量だなぁ
403ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:34:35 ID:ViKbV2vc
 くちゅり。くちゅり。卑猥な音を立てながらわたくしの指はおじょうさまのあそこを優しくほぐします。
 ああ、ぷにぷにとしたお肉の感触。感無量です。わたくしの頭がぼーっとしてまいります。
「……っあ……やぁ……うぅ……」
 とろり。とろり。おじょうさまのぷりぷり肉に美味しそうな蜜が絡まってゆきます。
 ほんと、おじょうさまときたらこんなにも敏感でいらっしゃって。ますますそそられるではありませんか。
「お願い……やめてよ……ポムニット……こんな……ああんっ!……ひっ……くぅ……」
 こりこり。乳首さんも可愛らしいですね。思わず摘んじゃいたくなるじゃありませんか。
 ああ、おじょうさま可愛い。その御身体のすみずみまで愛でて差し上げたい。
「ふふ、そういうおじょうさまも随分とたまっていらっしゃるのではないのですか?最近はまたお忙しくてライさんともご無沙汰のようですし」
「そんなわけな……っあ……んひっ……ひゃぅぅっ!」
 お二人とも忙しくてまともに会えない日も多いですからね。その分、一緒にいられるときの乱れぶりときたらそれはもう。
 そういえばライさんと初めて結ばれたあの夜も、おじょうさまときたらあのまま二回戦、三回戦へと突入して。
「ばらすな。馬鹿ぁぁぁ!!」
 あはは。おじょうさまのお顔。タコさんみたいです。それはさておきおじょうさま。きちんと避妊はしないと駄目ですよ。
 万が一のことがあったりしたら、ライさんが旦那様に比喩表現抜きでクビにされちゃいます。
「わかってるわよ……そんなこと・・・…んっ……あくぅぅ!」
 おじょうさま。これは真面目なお話です。デキちゃった後では遅いんですよ。ちゃんとご自分達で責任持てるようになるまではどうかご自重くださいな。
「………うん………」
 素直でよろしい。さあて、それじゃあご褒美におじょうさまを気持ちよくして差し上げましょう。
「だからやめてってさっきから言ってるでしょうがっ!」 
 なにも聞こえませんよ♪今のわたくしは自分の欲望に忠実ないけないメイドさんですから。
「なによそれぇぇ!!」
 ご理解いただけなくても別に構いません。こっちはこっちで好きにさせてもらいます。
「んぐっ…んむぅ…んっ……」
 再度、熱いベーゼを交わします。ああ、おじょうさまの唇。とても柔らかい。
「ひやっ!だ…めぇ……そんな…とこ……」
 ちゅくちゅく。うふふふ。弄り回すわたくしの指におじょうさまの肉蜜がからんできます。ぺろぺろ。ふふ、とても美味しい。
「ひあぁぁ!あっ…く……ふぅ……」
 ああ、わたくしのアソコがおじょうさまのに触れて、ぴったりとくっついちゃいましたね。さあ、このままいきますよ。おじょうさま。
「だから嫌ぁぁぁあああああ!!!!」
 お風呂場中におじょうさまの悲鳴が響き渡ります。それがむつましい嬌声にかわるのにはさして時間がかかりませんでしたとさ。
 あらかしこ。あらかしこ。

404ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:35:09 ID:ViKbV2vc


 ふう、すぱあ。なにやらお煙草を吸った後のような擬音が流れてますね。うふ。流石にわたくしも久しぶりなんで乱れちゃいました。
「うっ……うっ……ひくひく……ひくひく……」
 すっかりわたくしに嬲られつくしておじょうさまは果てておられます。ああ、それにしてもおじょうさまの艶姿の愛らしいこと。
 濡れたわたくしとおじょうさまの秘肉同士が互いにこすれ合ったときのおじょうさまがおあげになった喘ぎ声。
 もう(*´Д`)ハァハァが止まらなくてどうしようもありませんでした。あはぁ。リシェルおじょうさま。
「うっ……うっ……ぐすっ……ひっく……」
 あらあら、おじょうさま。お泣きになられるほど気持ちよかったのですか?そうですよね。軽く5,6回はお逝きになられましたもの。
「うっさい!なんてことすんのよっ!ポムニットの馬鹿ぁぁ!!」
 あらら。怒らせちゃいましたか。でも、おじょうさま。ちゃんとあったでしょう?
「何がよ!」
 ほら、言ってたじゃありませんか。おじょうさまがわたくしのためにしてあげられることとか。
「全然違うわぁぁぁああ!!っていうか今回もあんたが一方的にしただけじゃない!」
 あ、そうでした。わたくしとしたことがとんだポカを。これは仕方がありません。ならばこうしましょう。
 艶かしいポーズをとってわたくしはおじょうさまにこう囁きます。
「お、おじょうさま。よろしければ今度はおじょうさまが……このいやしいわたくしめにどうかお情けをくださいまし」
「するかぁぁぁあああ!!!本気で怒るわよ!ポムニット」
 怒り心頭。おじょうさまはすっかり頭を沸騰させておられます。わたくしは軽くフッと笑ってこういいます。
「そうですね。まあ、これは冗談なんですけど」
「冗談でこんなことするなぁ!……って、ちょっと……やだっ、ポムニット……」
 わたくしはふいにおじょうさまを抱きしめていました。
「やだっ……もう……やめ……」
 顔を赤らめながら強張るおじょうさまの姿はたいへん可愛らしいです。わたくしはそんなおじょうさまのお背中をさすりながら
「そうやって、わたくしの冗談にいつもむきになって怒ってくださいますね」
 おじょうさまの耳元で囁きかけます。
「でも、最後にはわたくしのこと、ちゃんと許してくれるんですよね。リシェルおじょうさまは」
 普段は素直じゃないけれど、本当はとてもお優しい人だから。貴女は。
「わたくしが旦那様のお叱りを受けた後は慰めてくださいます」
 まあ、元々の原因はおじょうさまなんですけどねと胸の中で付け加えて。
「おじょうさまの悪戯の謝罪回りで疲れ果てたわたくしに、不貞腐れながらですけど、いつも『悪かったわよ』って謝りにきてくださいました」
「………ポムニット………」
 気がつくとわたくしの胸の中はおじょうさまとの思い出でいっぱいになっていました。わたくしは語り続けます。
 昔はよく一緒にいったピクニックの思い出。お弁当の準備をするのはいつもわたくしのお仕事。
 原っぱの上で美味しそうにわたくしのお弁当を頬張るおじょうさまたちの笑顔。心に焼き付いて離れません。
 わたくしのささやかな趣味の他人の噂話。いつも面白そうに一緒になってつきあってくださいましたね。
 毎日、隙を見てはお屋敷を抜け出して、連れ戻すわたくしの苦労も少しは考えてほしかったですよ。
 けれど、泣きついたわたくしに渋々ながらも『一緒に帰る』と言って下さったときは全てが報われた気がしました。
 思い返せば思い返すほどに。わたくしは強く確信いたします。こんなにもわたくしがおじょうさまのことを愛しく想っていることに。

405ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:35:59 ID:ViKbV2vc


 わたくしの思い出語りは続きます。わたくしとおじょうさまにとって避けては通れないあの出来事に。
「貴女に『バケモノ』と言われたときは哀しかった。もうこの世に生きてなんていたくないぐらいに」
「っ!」
 そう言った瞬間、ビクッと腕の中でおじょうさまのお身体が震えるのを感じます。
「あのとき、わたくし本気でお母さんのことを恨みました。なんで大切に思ってきた人にあんな風に言われるような身体に産んでくれたんだろうって!」
「あ……ぁ……」
「また一人ぼっちになるのかと思いました。もう一緒にはいられないのかと思うとそれだけで胸が潰れるほど苦しかったです」
「……ごめん……ごめん……ポムニットぉ……う…ぅぅ……」
 わたくしの言葉におじょうさまはまた泣き出してしまいます。すみません。おじょうさま。でも、まだ続きがあるのですよ。
「ですけど……」
 そこで言葉を区切って息を吐きます。あのときの思いをかみ締めるように。
「その後、必死になってわたくしを引き止めになったときのことも、わたくしは忘れていませんよ」
 すすり泣くおじょうさまにわたくしは語りかけます。あの日の夜の出来事も。
 ライさんの説得にもかかわらず去ろうとするわたくし。そんなわたくしの目の前におじょうさまは現れました。
 いきなり現れたと思ったら居丈高に『どこにもいくな』とご命令して、その命令はもう聞けないと言うわたくしに自分のことがもう嫌になったのか?
 と痛々しく問い詰めてこられて、馬鹿ですね。おじょうさま。わたくしが貴女のことを嫌いになるはずがないじゃありませんか。

『勝手に決め付けんな!あたし、あんたに面と向かってそんなこと言った覚えないわよ!』

 馬鹿はわたくしも同じでしたね。勝手に思い込んで一人飛び出そうとしていましたものね。それで貴女を悲しませることが分かっていながら。
 力を制御できなかったわたくし。けれど自分の命も顧みずに近づいてくださいました。怖かった。また大切な人を自分の力で死なせてしまうことが。
 どうしていいか分からずに、ただ泣くわたくしを貴女は後押ししてくださいました。キツイ言葉と真っ直ぐなそのお気持ちで。



『ポムニット、大好きだよ』



 あのとき、貴女に抱きしめられながら大好きと言われたときに

 永く、わたくしをとらえていた心の鎖は断ち切れて

 そして素直に思えるようになったんです。自分がこの世に生まれてきたことを、本当に心から良かったと思えるように。



「こんなにも……こんなにも……わたくしの中をいっぱいにしておきながら……」
 ぽろり。わたくしの瞳からふいに涙がこぼれてきます。
「それで……なにが『何もしてあげてない』ですか……怒りますよ……本当に……」
 駄目ですね。止められそうにないです。
「貴女から頂いたたくさんの大切なもの……返しきれないのはわたくしの方……なのに……」
 嗚咽が喉の奥から迫ってまいりました。これはもういけませんね。
「ポムニット!悪かった。あたしが悪かったから……」
 すると、おじょうさまはわたくしにがっしりとはみつきます。
「だから泣かないで……お願い……もう……ぅ……」
 涙で濡れた顔をわたくしの胸に押し当ててそう言います。ふふ。いつまでたっても泣き虫なおじょうさま。
「これは悲しくて泣いているんじゃありませんよ。おじょうさま」
 ぼそりとおじょうさまの耳元。わたくしは囁きます。
「愛しいからです。貴女のことが愛しくて愛しくてたまらないから泣いているんですよ。リシェルおじょうさま」
 そう言ってわたくしはおじょうさまの頭をキュッと強く抱きしめます。温かい。おじょうさまの温もり。
 ねえ、お母さん。許されるならばわたくしは、このぬくもりをずっと、こうしていつまでも感じていたいです。

406名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:36:27 ID:1C/fP5t+
姪はいってました
学力診断テストが中三にはあると
407ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:37:06 ID:ViKbV2vc
「はあ、色々とサッパリしちゃいましたね」
「あたしはなんか疲れた……」
 お風呂上り。おじょうさまのお部屋でわたくしたちは二人してくつろぎます。
「ふふ、けれど少しは嬉しかったですよ。あの傍若無人だったおじょうさまが他人のことを気にかけるぐらいにはご成長なされて」
「またそうやって……子ども扱いする……」
 おじょうさまはまたぶすっとふくれてしまいます。
「いえいえ、おじょうさまは健やかにご成長なされております。嬉しいことでもあり、寂しいことでもあるんですけどね」
 軽い微笑みにほんの少しだけ寂しさの影をつけてわたくしは言います。
「おじょうさまが大人になられて、わたくしの手から離れちゃうのはやっぱり寂しいです」
 それが偽りのない今のわたくしの気持ちでした。
「矛盾してますよねえ。おじょうさまがご成長なさることをあんなにも楽しみにしていたのに……いざとなると……」
 ほんの少しだけですけど、わたくしの心に不安が広がっています。おじょうさまたちに尽くすことが生きがいのわたくしに
 それがなくなってしまったらいったい何があるんだろうなって……
「教育係の役割も今じゃほとんど名目上になっちゃってますし……まあ以前と比べて楽といえば楽なんですけど……」
 ほんと振り回されていた頃はあれだけあの多忙地獄から解放されることを切に願っていたというのに。
「なに言ってんのよ!あたし、あんたに楽させる気なんてこれっぽっちもないわよ!」
 すると、おじょうさまは少しセンチになっていたわたくしに向かって言います。
「あんたは一生、あたしの家来なんだから死ぬまで扱き使ってやるわよ。覚悟しなさいよ」
 あわわわ。わたくしとしたことがまた地雷をふんじゃいましたね。おじょうさま。お手柔らかに頼みます。それと家来じゃなく保護者です。
「あたしに将来、子どもが生まれたらその子の面倒はあんたが見るんだからね。当然でしょう!」
 おじょうさまのお子様ですか。それはさぞかしヤンチャさんなんでしょうね。うう、今から戦々恐々しちゃいます。
「あたしがお婆ちゃんになっても孫の面倒はあんたの仕事よ。定年退職なんてないんだからね」
 お孫様ですか。そうなると長生きしないといけませんね。お互いに。
「あたしが死んだら墓のお守りもあんたの仕事よ。あたしより先に死んだら許さないんだから!」
 そこまで先のことまでは責任持てませんよ。前向きに善処するとしか。
「絶対……楽になんてさせない……寂しいなんて思う暇なんて与えてやらないんだから……だから……」
 ぷるぷると顔を震わせながらおじょうさまは続けます。
 まったくおじょうさまときたら、普段はちっとも素直じゃないくせに……
「ずっと一緒にいて!どこにもいったりしないで!」
 本当に必要なときにはいつも、わたくしが一番言ってもらいたいことをおっしゃってくださるのですから。
「どこにもいったりしませんよ。わたくしの居場所はここにあります」
 ポンとおじょうさまの御肩に手をおいてわたくしは言います。
「これからもずっと貴女のお側で仕えさせてくださいまし。リシェルおじょうさま」
 晴れやかな気持ちで。晴れやかな笑顔で。わたくしはおじょうさまに心からの望みをお伝えしました。










 キミが植えた小さなタネは ボクの中で芽吹いていた
 こんなに泣ける自分が在るうちは 愛は消えない

 キミを大好きなボクの詩が シアワセに響いていくんだ
 もう二度となくしたくないボクに 怖いものは無い

408ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:37:55 ID:ViKbV2vc
 エピローグ 〜はじまりをくれた貴女に〜


「ライ……あたし、浮気しちゃった……ごめん……」
 朝の仕込み前の時間、久しぶりに顔を見せるリシェルが突然そんなことを言い出しライは面食らう。
「浮気って……オマエ……」
 半眼でリシェルを見つめながらライは息を吐く。思い当たる相手は一人しかいなかった。あの人しかいないだろう。
「ポムニットさんだろ。違うか?」
 尋ねるとビクッとリシェルの肩が震えた。図星のようである。リシェルは裁きを待つ咎人にように神妙になって小さくなる。
 やれやれとばかりにライはため息を吐いてリシェルの帽子にポンと手をのせて言う。
「怒らねぇよ。どうせまた隙を見せたら襲われたんだろう?そういうの浮気って言わねえし」
「そりゃ……そうだけどさ……」
「それに知ってるからさ。オマエにとってポムニットさんがどれだけ大切か、ポムニットさんがどれだけオマエのこと好きなのかをさ」
「ライ……」
 自分が好きだと思う相手。その相手の大切なものは自分もまた大事にしてあげたいとライは思っている。
 それにポムニット。彼女のお節介がなければこうしてリシェルへの想いに気づくことにもなかった。
 リシェルに対する思いの深さ。悔しいがまだ勝てそうにないだろう。あのおじょうさまLOVEの暴走メイドには。
(そんなんじゃいけないんだけどな。横からコイツを掻っ攫われちまう)
 弱気になるなとハッパをかける。あの小姑気分バリバリのメイドとの戦いの日々はまだ始まったばかりだ。
 なんか当分の間は、到底勝てる気がしないのだけれど。
(まあ、いつかは必ずな。そうだろ?ポムニットさん)
 それが彼女の望みでもあるのだろうから。愛するリシェルの幸せ。それを本当に心から願う彼女の。
「しかし、変なところで律儀だな。オマエも。そんなのいちいち報告しなくてもいいってのに」
「だって……イヤだったんだもん……あんたにそんな隠し事とかするの……」
 やばい。今のちょっとツボにきた。頬を赤く染めて呟くリシェルにライはすっかりあてられる。
 ひょっとしてこれが狙いか?とライはこの場にいないポムニットに対していぶかしがる。
「なあ、今日はこれから時間あるんだろ」
「うん。そうだけど……」
「だったらゆっくりしてけよ。オレの方は……相変わらず忙しいけどそれでも相手してやれる時間はつくれる」
 そう言ってからリシェルの顔を見つめると真っ赤になっていた。多分、鏡で見ればライ自身もそんな顔をしているのだろう。
 これが今の自分の精一杯。やはりどこか気恥ずかしい。だが、それでも。
「仕事後にしっぽりというわけですか。いやあ、お若いというのは羨ましいことですねえ」
 突然、横から入ってくる声にライとリシェルは眼を剥く。驚き振り向く二人の声がぴったり重なる。
「「ポムニット(さん)!」」」

409ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:38:54 ID:fWgdLY5v


「はい。おじゃまいたします。ライさん。それにリシェルおじょうさま」
 にこやかに微笑みながら件のメイドことポムニットは二人の前に姿を現す。
「いったい何しにきたのよ!」
 せっかくの二人きりのいいムードを台無しにされてリシェルは口を尖らせる。それに対しポムニットはしれっとしながら。
「いえ、実は先日の件につきまして、わたくしの方からもライさんに直接お詫びしようと」
 そう言って神妙そうな表情を見せながらペコリとライに対して頭を下げる。
「本当に申し訳ございませんでした。ですがこの度のことはわたくしの方が一方的に迫ったことです。悪いのは全て、このわたくし。
 リシェルおじょうさまには何の非もございません。ですからライさん……どうか……どうかおじょうさまのことは……これからも……」
 そうやってすんなり頭を下げられると何も言えなくなる。ライは苦笑しながら。
「いや、オレ怒ってないから。リシェルにも。ポムニットさんにも」
 そう言うのだが、しかし
「怒ってない……ですって!?ライさん。何ですかその態度は!!」
「へ?」
「ここはおおいに怒るべきところですよ!『この女(アマぁ)我の女(スケ)に何さらしてくれとんねん!ボケェ!!』という感じで!!」
 あんたいったいどこの生まれだよ?そんな突っ込みも入れるまもなく突然逆ギレしだしたポムニットの勢いにライは気圧される。
「失礼ですがライさん。あなたは本当にリシェルおじょうさまのことを愛していらっしゃるのですか?」
「え……えーっと……」
「ライさんがそんなご様子なら、わたくし本気でおじょうさまのこと頂いちゃいますよ」
 言いながらポムニットはリシェルの肩に手を回す。
「ちょ、ちょっと!ポムニットっ!!」
「うわわ!それは困る。それは困るから!マジで」
 慌てふためく二人を楽しそうに見つめてポムニットは悪戯っぽく微笑み
「それなら今すぐこの場で証明してくださいまし。ライさん。あなたのおじょうさまへの愛を」
 無茶なことを言う。愛の証明なんていったいどうしろと。
「ほらほら、決まってるじゃないですかぁ。恋人同士が交わす基本のあれですよ」
 にんまりとしながら促す。悪魔だ。やっぱりこの人は根っからの悪魔だ。
「はい、おじょうさま。ここに立っててくださいましね。ライさん。あなたもおじょうさまの近くによって。早く早く」
 急かされるままに二人向かい合わせにされる。共に相手のゆでだこのようになった顔をマジマジと見つめる。
(つまり今ここでキスしてみせろってことか。流石にそいつは……)
 キスぐらいもう何度も済ませた。それ以上のことだってしっかりヤッている。けれどそれは二人きりのときでの話。
 こんな保護者の目前で、堂々とするのは流石に勇気のいる話だ。
「ええい、ままよ!リシェル。眼を閉じてろ」
「え?あ……分かってるわよ!そんなの……」
 反駁しながらも言われるがままにリシェルは眼を閉じる。そしてじっくりと待つ。ライの唇が自分のそれと触れるのを。
 ライもまた緊張していた。心臓がバクバクいっている。もう破裂してしまいそう。
(落ち着け……こんなのどうってこともない……これまでに何べんもしたからな……だから落ち着け……)
 言い聞かせるが余計に心は波立つばかり。今、間近で自分からのキスをじっと待ち受けるリシェル。
 その健気な姿がライにとっては反則的なまでに可愛かった。うわ、オレもうマジで死にそう。
(やれ!さっさとやっちまえオレ!早くなんとかしろぉ!)
 強張りながらライはその顔をリシェルに近づける。あともうちょい。5cmの距離。もうすぐだ。あと少し。
「ああ、もうじれったいですねえ」
 ぶちゅ そんな擬音が盛大に二人の頭の中で響き渡る。しびれをきらしたポムニットの手によってライとリシェル。
 二人の唇と唇は見事なまでに接触事故を起こしていた。

410ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:39:34 ID:fWgdLY5v


「きゃあぁぁぁ♪とてもお熱い口付けでございましたよ。ライさん。リシェルおじょうさま」
 真っ赤になって呆然としている二人の側でメイドが一人はしゃぎだす。
「うるうる。これでわたくしも少しは肩の荷が降りる気持ちです。ライさん。おじょうさまのことをどうか幸せにしてくださいまし」
 勝手に自分一人の世界にひたはしるポムニット。それを止めるものは誰もいない。
「いやあ、それにいたしましてもいつまでも子どもだと思っていたおじょうさま達も大人になられて……」
 昔を懐かしむように目の端に涙を滲ませながら
「もうわたくしがお教えすることはなにも……あ、いえ。ありましたね。そういえば」
 すると何かを思いついたのかポムニットはいまだ呆然とするライの耳元で囁く。
「お二人が夜に何か戸惑うことがあればいつだってわたくしが手取り足取り教えてさしあげますからね」
 ボソッと心臓に悪いことを囁いてくる。これは悪魔の囁き。
「……っていったい……何を……」
「うふふ、いやですねえ。わかりきったことじゃないですか。そのときはわたくしのことも満足させてくださいましね。ライさん」
 そう艶っぽく囁くポムニットにライが何も言えずにいると、すると
「調子に乗るなぁぁあ!!この馬鹿メイドぉぉぉぉぉ!!!!」
「キャァァァァァアアアアアア!!!」
 いつの間にか回復したリシェルがシェアスラッシュを見舞う。限界ダメージ240。
「な、何をなさるんですか!おじょうさま。わたくし、おじょうさまのためを思って……」
「うっさい!うっさぁいぃ!!頼んでないわよ。そんなこと。っていうか今日という今日はホントに頭に来た!もう許さないんだからっ!!」
「ひぇぇぇえええ!お助けぇぇぇえええ!!」
 そのまま嵐のように駆け出す二人。小さくなっていく二人の背中をライは一人見つめる。
「やれやれ……まったく……」
 そんな二人を見送りながらライは苦笑していた。今日もまたしてやられた。自分は一体、いつになったらあのポムニットに勝てるのだろうか。
(やっぱ一番の強敵だよな。色々な意味で……)
 今の自分じゃまだ割り込めそうもないあの二人の絆の深さに少しだけ嫉妬しながら
(けどまあ……いつかはちゃんと必ずなってみせるからな。ポムニットさん。あんたが心から安心してあいつのことをオレに任せられるように)
 それがなによりの恩返しだから。リシェルを好きだという自分の気持ちを気づかせてくれた。
 そして自分の大好きなリシェルをここまで育んでくれたポムニットへの。
「さてと、今日も仕事仕事っと」
 背伸びをして今日も生業に臨む。あの二人がおっかけっこから帰ってきたら何をつくってやろうか。そんなことを考えながら。


411ポム子な日々 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:40:17 ID:fWgdLY5v



 お母さん。わたくしはずっと貴女に謝りつづけてきました。わたくしがこの世に生まれてきたこと。
 それで貴女をおおいに苦しめて、ついには貴女の命までをも奪ってしまったこと。全てに悔いながら。
 『生まれてきてごめんなさい』 そんな謝罪を繰り返してまいりました。
 でもね、お母さん。最近になってようやく気づいたんです。『生まれてきてごめんなさい』だなんて
 そんなことわたくしを産んでくれた貴女に対してとても失礼なことだったんだなって。
 だってきっかけはどうあれお母さん。貴女はあんなにもわたくしのことを愛してくれていたのに。
 リシェルおじょうさま達と一緒にすごす中で気づいたことがもう一つ。
 おじょうさま達がわたくしにいつも、大切な何かを与えて続けてくださるように
 お母さん。わたくしもまた貴女に何かを与え続けていたんですね。
 今なら分かります。自分にとって都合のいいものの見方なのかもしれませんが。
 お母さん。わたくしと一緒に過ごしていたときの貴女は決して不幸なんかじゃなかった。
 わたくしと一緒にいてわたくしを愛することで貴女もまた幸せだったんだと。
 それに気づいたところで、貴女が戻ってきてくれるわけではないけれど。
 わたくしが貴女の命を奪ってしまったという罪は決して消えないのだろうけど。
 それでもお母さん。わたくしはもう止めます。貴女に『ごめんなさい』と謝り続けるのは。
 もっと他に言うべき言葉があるから。もっと早くに言うべきだった言葉が。


 お母さん。わたくしは今、とても幸せです。大好きな人のすぐ側にいられて。
 大好きな人と一緒に日々を過ごしていゆける。そんな幸せのなかにいます。
 こんな幸せをわたくしが今、感じていられるのはお母さん。貴女のおかげです。
 貴女がわたくしをこの世に生み出してくれたからこそ今のわたくしの幸せがある。
 辛いこともあったけれど。哀しいこともあったけれど。でも、それら全部を乗り越えたから今があります。
 命を懸けて守りたいと思う自分だけの宝物。こんなわたくしを温かく受け入れてくれる優しいみなさん。
 わたくしがずっと欲しがっていたものは今ここにこうして全部ある。わたくしの幸せは今ここにある。
 だから言わせてください。お母さん。『ごめんなさい』という言葉の代わりに。


「こらぁぁっ!!待てぇぇぇえ!!ポムニットぉぉ!!」
「待ちませんよ。おじょうさま」


 大好きなおじょうさまと巡りあえた運命。そのはじまりをわたくしにくれた貴女に。
  

「待てぇぇ!!待てったらぁぁ!このぉぉぉ!!」
「あはははは。おじょうさまこっちです。手のなる方へ」


 そしてわたくしにはじめて愛を与えてくれた貴女に今、心からこう言わせていただきます。
 本当はずっと貴女に言いたくてたまらなかったこの言葉を。


『お母さん。わたくしをこの世に産んでくれてどうもありがとう』


 ちょっと照れくさいですね。でも、お母さん。どうかいつまでもわたくしのことを見守っていてくださいましね。




 〜fin〜
412 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/19(金) 23:43:14 ID:fWgdLY5v
というわけでポム子な日々完結です。ポムニットさんの幸せというものを自分なりに考えた答えをこのSSに詰め込みました。
しかし書いていてポムニットさんのリシェルへの愛の深さには頭が下がります。
はたしてライが彼女に追いつけるのはいつの日か。それはまたの機会ということで。
それではサラバ
413名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 23:48:01 ID:PwcZsmIZ
>>412
完結乙カレ様!!最高のGJをポム子の人に贈ります!!
414名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 00:16:57 ID:mnBSqMnf
(´つ3;)
アルェー?何だか目から汁が止まらないよー?

最高ですた。
415名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 00:19:48 ID:cza7jd6j
なんちゅう投下日だww
とりあえずみんなGJ!
416名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 00:26:48 ID:sFFyBu5D
>>412
GJ!!
このままだと次はライも喰われそうだなw
417名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 05:05:24 ID:FBG1D6oo
鬼畜たんのお話読んで泣いたの、
アズリア以来だ。ありがとうGJ!
418名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 08:53:31 ID:FEvCXFZ8
何この神の競演
凄すぎる
全ての神々にありがとう!!
419名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:57:22 ID:0ITW+ZtE
いやもうほんとGJ
まじGJ
感動した


ところで、今さっきアルバ×グランバルド(女体化、擬人化)
という電波を受信したんだが
どうだろうか?
420名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 10:10:17 ID:RAyGYS8e
とにかくやってみることが大事だと思うよ
421名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:12:10 ID:cza7jd6j
>>419
それはアルバが女体化(アルビア)なのか?
それともグランバルドが擬人化&女体化(グラニー)なのか?
422名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:30:54 ID:biMPdZVg
>>421
アルビアXグランバルド(擬人化)かもしれんじゃん
423名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:34:03 ID:cza7jd6j
>>422
なるほど、それもあったか......

>>419
どちらにせよ期待してる


このスレでは性別反転エロ(アルイオは別格として)はおkなのか?
424名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 14:07:03 ID:BT1VevLH
質問なんだがシンゲンって竜の子の名前呼んでたっけ?
呼んでたとしたら、なんて呼んでたか分かる?
425名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:20:14 ID:PzkGmel1
シンゲンはゲーム中に二度竜の子をそのまま「竜の子」と呼んでた。
竜の子個人の名前は一度も呼んでないよ。
「竜の子をギアンに渡せと言ったんですよ」みたいな。
主人公のことは凄い持ち上げてるけど、その子供代わりの竜の子には
あんまり関心ないみたいだな…
426名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:36:33 ID:PzkGmel1
ついでに、ミルリーフってリシェルやルシアンのことを呼ぶ場面あったっけ?
御使いとギアエニは呼び捨て、シンゲンはシンゲンのおじちゃん
それくらいしか記憶にないんだが。

つかおじちゃんって何歳だよシンゲンw
あのくらいの子供から見たら20歳超えたらオッサンなのか
427名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 15:38:41 ID:gkF5EfAh
>>425
回答ありがとう。
自分もシンゲンが「竜の子」って呼んでたのは覚えてたんだけど
竜の子個人の名前をどう呼んでたかが、微妙に自信なかったんだ。
まあシンゲンは自分の子には親バカっぽい気がする。でも一番は自分の妻だろうな。
シンゲンは自分の嫁を「愚妻」とか言わずに、人前でのろけてそう。
あくまで自分のイメージだけど。
428名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:22:35 ID:rzbVf5QQ
>426
たしか、おにいちゃんおねえちゃん
至竜になったけどやっぱり自分は自分だって言ってる場面で出てきたはず。
429名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:22:50 ID:DVzw5RnD
勝手にサモ4年齢予測■

ライ:15歳
フェア:15歳
リシェル:16歳
ルシアン:15歳
ポムニット:21歳
グラッド:22歳
ミント:23歳

アロエリ:17歳(ニンゲン年齢換算)
セイロン:21歳(ニンゲン年齢換算)
リビエル:13歳(ニンゲン年齢換算)
クラウレ:25歳(ニンゲン年齢換算)

先生:40歳
シンゲン:26歳

教授:70歳
機械人形三姉妹:3歳(製造後)
グランバルド:2歳(製造後)
ミュランス:60歳

ギアン:22歳
エニシア:16歳
レンドラー:42歳
カサス:18歳

アカネ:20歳
アルバ:16歳
430名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:42:42 ID:PzkGmel1
ルシアンは14歳ってどっかで見たような。
主人公をさん付けしてるし。
セイロンは人間年齢っていうか、外見だけ若くて
中身は多分普通に人間で言うと65歳くらいな気がするんだが…
青さというか、若さみたいなのが感じられないし。いやセイロン好きなんだが
431名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:43:53 ID:PzkGmel1
あとアルバが1で9歳、4で15歳くらいだから
アカネは1で18だから4では24くらいだと思う
432名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:58:26 ID:fqzKSmiJ
これ以上年取ったらもう今後のサモンに出演は難しくなっていくな。
ピチピチギャルがオバサンになっていく過程なんて見たくねーーーー!!1
433名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:07:37 ID:HjR68ex/
434名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:14:37 ID:dNbN6gED
本人ルートだけでいいから竜の子にママと呼ばれて真っ赤になる
リシェルとライが見たかった・・・
435名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:16:34 ID:DVzw5RnD
>>434
ミントさんを大好きだと言って
真っ赤になるライはありますが
436名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:44:26 ID:mvaeO3h+
そうか?セイロン青臭いこと言ってるけどな
俺も21くらいを推す
437名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:53:20 ID:rzbVf5QQ
実年齢はともかく精神年齢は見た目相応ってところなのかな。
リビエルもセイロンも。
438名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:55:44 ID:1BofQ5ex
庭で干物や漢方の材料を作る若者か…。
フェア視点の異性キャラにしては、グラッドやシンゲンと違って
相談イベントで接近したりしつつも、フェアへの対応が異色っぽかったからだろうか。
個人的に若く見えない原因は。

いやある意味グラッドやシンゲンも異色だけど
439名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:58:15 ID:mvaeO3h+
女慣れしてるだけっぽい
440名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:03:47 ID:1BofQ5ex
シンゲンも女慣れしてそうだなあ。
さすがに子供相手はフェアが初犯であってほしいが
441名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:10:08 ID:mvaeO3h+
シンゲンからロリコンを取ったら素浪人です
442名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:10:23 ID:dNbN6gED
>>438
そもそも貴族なのに干物や漢方の材料をつくれるなんてっ
443名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:13:01 ID:1BofQ5ex
なんか料理も作れるしな。
貴族の男なんて料理は職人か女のするもんと思ってそうだけど
444名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:15:35 ID:rzbVf5QQ
通常のグラッドはフェアを妹みたいに見てるしね。
445名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:15:53 ID:jCw6PLf/
シルターンは自給自足
446名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:27:06 ID:1BofQ5ex
自給自足なのはしってるけど、家に女中くらいいそうだから
食べ物の作り方とかノータッチぽいイメージなんだが…
セイロンはいいとこの若様だし、シンゲンは道場持ちの大きい流派の跡取りだから
家も大きいだろうし。
447名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 21:52:35 ID:UQ1oD5Xt
まぁ、料理できる男っていいよねっていう
448名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:05:25 ID:jCw6PLf/
それじゃライはモテモテだな
449名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:23:23 ID:dNbN6gED
リシェル「あんた、一体どうしたのよ!?ミュランスの星になるんじゃなかったの!?」
ライ「うるせえ!それとこれとは関係ないだろ!!」
ポム子「でも!お客に作りかけどころか、生の材料を出すなんて・・・!!」
ライ「知ったこっちゃねえっつってんだろ!!今すぐ帰れよ!!!」
ミント「まあまあみんな。私は別にこのままでも構わないと思うけど」
ミル「うん!そのまんまのパパの方が美味しそう!!」
ポム子「・・・・・・それもそうですね。『男体盛り』にも興味がありましたけど♪」
リシェル「と、いうわけでいっただきまぁ〜す!」
ライ「もう嫌だああぁぁぁーーー!!!!!」
450名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:28:53 ID:RBYpSFaQ
ブロンクス姉弟の料理腕はどうなんだろう?
いつも主人公手伝ってるみたいだし門前の小僧よろしくある程度できるのか
それとも黙ってても女中さんポムさん主人公が作ってくれるから我知らんなのか
451名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:43:11 ID:q00Lvo24
曲がりなりにも金の派閥の召喚師の御子息だからなぁ・・・
リシェルは我知らんで、ルシアンは門前の小僧の可能性が高そうだが。

wnxe。正しくこのスレのポムさん。
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1169288716407.jpg
452名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:09:32 ID:U3u3AzYd
>>450
飲食店でバイト経験あるけど
主に接客+簡単な料理の仕上げを手伝う程度なら全然身にならなかった。
特にブロンクス姉弟は接客に忙しくて
作るとこもちゃんと見れなかった気がするから、料理出来ないんじゃないかな。
453名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:45:40 ID:ndvxrWQY
主人公はミュランスの星に名前を列ねるほどの腕前なんだから、下手な手伝いはできないんじゃないかね>ブロンクス姉弟
客に出す料理ならなおさら手を出せないだろうし。
454名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:05:27 ID:G94oZWEq
そういや、EDで竜の子が手伝ってるよな。

リューム→皿洗い
ミルリーフ→デザートの盛り付けとトッピング
コーラル→給仕

簡単なことならできそうな気はする。
455名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 06:16:28 ID:tP6oxqmg
>>358
今更だけど感動した( ;∀;)
456名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 08:55:18 ID:ehEgwf0E
リシェル「ぷっ…あははは!ライ!15になってお漏らしなんて!あはは!」
ルシアン「ね、姉さん…!」
ライ「……」
ポム「……」
リシェル「だって、おねしょよ!おねしょ!あははは!ってあれ?ポムニット、何赤くなってんのよ?」
ポム「あ…い、いえ…」
ライ「ぽ、ポムニットさん…」
リシェル「ちょ、ちょっと…何、目で会話してるのよ…」
ルシアン「ら、ライさん…あの…失礼だと思うけど…何で枕まで濡れてるの…?」
ライ「い、いや!それはだな!」
リシェル「そういえばそうよね…それにこの枕…どこかで見た覚えが…って!これポムニットのじゃない!?」
ルシアン「ど、どういう事!?ライさ…あ、あれ?いない」
リシェル「ううううう…な、何をしてたのよ…あの二人ぃぃ」


457名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 14:07:23 ID:HyQuLJ4J
>>456
鮮明に想像してしまったよ・・・
458名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:44:15 ID:9hpu5eFd
激しくどうでもいい事だが
「Pユニット」と「Pムニット」は似ている……。

他にも言いたいというかそっちが本題だったが忘れた。
思い出したら書く。
459名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:55:55 ID:TR2Na9V+
つまり、幸運のおまじないをつけると最高で
攻めポム・受けポム・全年齢対象ポムの三体が
出現するということか
460名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:06:47 ID:lXan7yKa
むしろ攻めポム、黒ポム、淫ポムの三体がライとリシェルに襲いかかってくる
461名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:17:03 ID:65Tkpflt
・・・ポムさん仲間フラグ立てきれずに家出しちゃいました・・・
・・・えーと・・・ネタバレになるかもしれんが・・・
エンディング後に戻ってくる方向で考えておk?
462名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 23:18:58 ID:lXan7yKa
そういうのは攻略か本スレで
でもまぁ答えると仲間にはならないが途中で戻ってくる
463名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:18:48 ID:pVo4grcl
エニシアに寝取られたポムニットをリシェルが寝取り返す
464名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:04:06 ID:3YwV1ZwT
なぜか、ポムニットが二人とも喰っちゃう、ってほうが想像しやすいな
465名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:06:51 ID:DE7JNm52
思い出したので書く。内容は以前のグラッド×フェアSSの感想。
フェアを脅した客をグラッドが追い出すSS。オチが少々不満だった。
グラッドがフェアを支える話なんだが、フェアは他人に寄りかかって生きる奴じゃないから。
当然グラッドもフェアのその辺は理解してて、夢を諦めずに頑張れとか言うと思っていたので
違和感があった。俺が養ってやるからっていうのは違うだろう。
もっと突っ込むとミュランスが黙っちゃいないだろとか。そんなところ。

今頃書いてるのは
●リアルタイムで読めなかったから
●誰もそこに突っ込んでなかったから

作者頑張れ、超頑張れ
466名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:16:34 ID:7PN1+sxm
あ〜いとぅいまてぇ〜ん
467名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:20:59 ID:jE5UvqDa
>>465
今更と思うのなら、せめてスレナンバーとレス番ぐらい書けば?
468名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:52:47 ID:8IPuTnGF
>>466
「あ〜い」は英語のI、「とぅい」はロシア語のТыとして
「まてぇ〜ん」は何だい?
469名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 02:07:54 ID:8t3X/E1d
>>468
もちろん魔天だろ
470名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 05:40:00 ID:cjBiqHTU
きちんとしたグラッド×フェアは一つだけだからすぐわかったぞ。
本スレでは話題になるのにグラッド×フェアって投下数すくないな。
471名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 07:22:09 ID:dgyMfAV5
>>460
つまり、攻めが口を。淫が陰茎(膣)を。黒が後ろを攻めるわけアッー!!
472名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 09:58:05 ID:NztQMJd6
ライとポムニットさんの間に子供が出来たら最強そうだ…。

ライとポムニットの間に生まれた子供は!
ひとつは無敵!
ふたつ決して老いたりはせず!
みっつ決して死ぬ事はない!
よっつ妖精と悪魔の能力を兼ね備え!しかもその能力を上回る!
そしてその姿は銀髪に灼眼!絵に描いた様な容姿を基本とする!
知能IQ400 視力=多分2.0 好きな食べ物=お父さんが作る料理
睡眠=おおよそ1日7時間くらい SEX=必要あり!だが!父と同じで初心が難点!
握力=母親の半魔状態を上回り、おおよそ800kg
目的=忘れじの面影亭を継ぐこと!テイラーさんからお小遣いを貰う事!  
473名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:03:19 ID:ZsQvskoW
セルファンの厚い唇をチュッチュしたい
474名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:08:04 ID:8TDTdEq8
>>472
なにそのU1設定。
475名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:12:41 ID:SjSeddTU
>>474
U1じゃなくてカーズ様だろ。
476名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:47:06 ID:ESqOvpRs
つーか、リャーナ設定があるんだからむしろ旦那、奥さんのほうが強力よね。
477名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:51:10 ID:fCVUBNEr
>>475
確認した…カーズ様だぜ。
でもそのうち考えるのをやめちまうぜ?>ライ×ポムのボウヤ
478名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 11:51:24 ID:sSRFBSpl
できた子供が親の良いところだけ受け継いで
生まれてきたら完璧人間できまくだろ('A`)
479名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 12:22:31 ID:FPoXldvO
何だかローゼンスレに微妙なメイメイが投下されてた・・・4,5日経った今気付いた
480名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 12:37:30 ID:nNgbf/IT
ライポム「あのね、リシェルおばちゃん!お父さんとお母さんが夜中にいつも遊んでるの」
リシェル「なぬっ!?」
ライポム「なんか、お母さんがお父さんの角をきゅーってしてもにゅもにゅしてちゅっちゅっしたり、ずぼずぼしてるんだよ?」
リシェル「ねぇ、ライポムちゃん…お姉さんもそれ見たいなぁ」
ライポム「うん、いいよ!おばちゃんも…ひ、ひふぁいよぉ」
リシェル「お姉さんよ。おばちゃんじゃなくてね」
481名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 12:39:21 ID:7PN1+sxm
>>480
それが男の子なのか女の子なのか気になるな
どちらでも可愛いとは思うのだが
4824キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:52:52 ID:3qJTNxJh
ポムニット「お帰りなさいませ。おじょうさま。お夕飯の支度できていますよ」
リシェル「あ、ゴメン。あたし、ライのとこで食べてきたから要らない。適当に片付けといて」
ポムニット「え、……でも……」
リシェル「それじゃあそういうことで」
ポムニット「あ、おじょうさま…………」



ポムニット「おじょうさま。今度のお休みに一緒にお買い物にいく約束なんですけど」
リシェル「ふんふん(うわの空)……」
ポムニット「あの、聞いていらっしゃいますか?おじょうさま」
ルシアン「姉さん。ライさんが言ってたんだけど今度の休日に一緒にどこか行かないかだってさ」
リシェル「え、ホント!いくいく。当然じゃない!」
ポムニット「……………………」


ルシアン「姉さん、帰り遅いね」
ポムニット「今日はライさんとご一緒にデートですから……」
ルシアン「あ、あのポムニットさん?」
ポムニット「はい。なんでしょう?」
ルシアン「その……大丈夫?」
ポムニット「え?何のことでしょう?」
ルシアン「いや、その……なんか元気なさそうだし……」
ポムニット「いやですね。おぼっちゃま。わたくし全然平気ですよ」
ルシアン「ならいいんだけど……」
ポムニット「あらやだ。わたくしとしたことがお洗濯ものの取り込みを忘れていました。おぼっちゃま、お鍋の方をみていてくださいな」
ルシアン「別に構わないけど……」
ポムニット「それじゃあすぐに戻ってきますので……」
ルシアン「うん。任せてよ」

 ポムニットが去った後でルシアン、鍋に近づいて覗き見る。すると。

ルシアン「なっ!?」

 なんと、そこには空の鍋の中におたまが入っているだけであった。

ルシアン「ポムニットさん……」



ポムニット「あ、どうやらおじょうさまがおかえりになられたみたいですね。おかえりなさいませ。おじょうさ……」
リシェル「ほらほら、あがってあがって。遠慮しない」
ライ「あ、ポムニットさん。おじゃまします」
ポムニット「…………………」
リシェル「んじゃあ、早くあたしの部屋いこっか」
ライ「お、おい。ひっぱんなって……」
ポムニット「……帰って……」
ライ&リシェル「「え?」」
ポムニット「帰って……帰ってくださいまし…帰ってくださいまし… 帰って…帰って…帰って…」
リシェル「ポ、ポムニット?」
ポムニット「帰ってえええ!!! 帰って!帰って! このお屋敷にまで来ないで!!!……リシェルおじょうさまを……返して…」
ライ「ポムニットさん……」
ポムニット「イヤぁあ!!離して!離してくださいまし!!」
リシェル「どうしたのよポムニット!あんた落ち着きなさいよ!」
ポムニット「イヤぁ!どうして!どうしてなの! 」
リシェル「ちょっといい加減に……」
ポムニット「ライさんなんか!!死んじゃえばいいんだ!!!」

4834キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:54:13 ID:3qJTNxJh


ポムニット「というような心の温まるお話でしたね」
リシェル「どこがよっ!?っていうかまた中の人ネタだし」
ポムニット「いえいえ、我ながら結構、真に迫るものがございました。近頃のおじょうさまときたら口を開けばライさんのことばかり……」
リシェル「違うわよ!!あたし、ここまで無神経じゃないわよ!」
ポムニット「さて、それはどうだか。まあ冗談はさておいて読者の皆様。おまたせいたしました。初の4キャラによる今回の座談会。
      司会をつとめますのはこのわたくし、最強淫乱半魔メイド吸血鬼ことポムニットと……」
リシェル「その主人ことこのあたし、リシェル=ブロンクスとでおおくりします。……って、しかしのっけから飛ばしてるわよねえ」
ポムニット「ええ、なにしろこの作者のSSは悪魔の微笑む時代ですから」
リシェル「ポムニットが言うとなんかすごい説得力……んで、今回は何するの?」
ポムニット「実はゲストの方をお呼びしてトークということなのですが」
リシェル「いったい誰?ひょっとして噂に聞く邪悪な誰かさんとか?流石にそういうのはちょっと……」
ポムニット「いえ、今回のゲストはいたって真面目な方ですよ。4の舞台である帝国領内では結構、有名な方でもあらせられます」
リシェル「帝国の有名人……ていうと……」
アズリア「ここが座談会場というところか?私はアズリアというものだ。今回はゲストとして呼ばれてきた。失礼する。」
リシェル「ええ!アズリアってあのアズリア=レヴィノス将軍!傀儡戦争の英雄で帝国初の女将軍の」
アズリア「ああ、そのアズリアだ。どうやら驚かせてしまったらしいな」
リシェル「そりゃ驚くわよ!だって、アズリア将軍ってもう40過ぎぐらいの歳のはずでしょ?とてもそんな風には……」
アズリア「年齢の話はするなぁっ!!てえぇぇりゃぁぁぁああああああ!!!(秘剣・紫電絶華!!)」
リシェル「キャアアアアアアア!!」
ポムニット「おじょうさま。3の人間キャラの方に年齢の話は禁句です」
リシェル「う……ぅ……あたしが……悪かった……」
アズリア「わかればいい。ちなみにこの場の私は3バージョンだ。そこのところを忘れるなよ」





ポムニット「さて、今回アズリア将軍をゲストにお呼びしたのには理由があります」
リシェル「いったいどんな理由よ。それ」
ポムニット「実はアズリア将軍とリシェルおじょうさま。お二人にはある共通点がございまして」
アズリア「どちらも名家の長女で跡取りという点では共通しているな。弟がいることも」
リシェル「へえ、そうなんだ。アズリア将軍に弟がいるなんて初耳だけど」
アズリア「まあ、色々とあってな。ということで今回のゲストトークの題目は……」
ポムニット「はい。今回のテーマは姉弟についてです」
リシェル「姉弟ねえ。ルシアンの話とかすればいいの?」
ポムニット「ええ、まずはおじょうさまの方からおきかせくださいまし」
リシェル「そうねえ……って言ってもルシアンで思いつくことなんて……やっぱ二軍?」
ポムニット「おじょうさま……それは流石に……」
リシェル「いや、だってあの子、性能中途半端だし、打たれ弱いし、クラスチェンジ遅いし、イベントでも影薄いし
     そういえばあたしの最強召喚術ってあいつとの協力専用なのよね。おかげでこっちはいい迷惑というか」
ポムニット「おじょうさま……容赦なさすぎです……」
アズリア「自分の弟をそんな風にいうものではないぞ。例えどんなごく潰しであろうと弟には愛情を注ぐのが姉としての責務ではないか?」
リシェル「分かってるわよ。いくらユニット性能が低くたってあいつはあたしの大事な弟なんだから。まあ一応、色々と感謝もしてるし」
アズリア「分かっているのならばいい」
ポムニット「ルシアンおぼっちゃまは確かに万年三軍の身ではあらせられますが、真面目で心のお優しい素晴らしいお方です」
リシェル「ポムニット……あんたもさりげなく酷くない?」
4844キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:54:56 ID:3qJTNxJh
アズリア「どうやらおまえの弟は不遇な身の上にも負けず、真っ直ぐに育っているようだな」
リシェル「そりゃ、あたしの教育がゆきとどいているからね。あんなのでも一応、自慢の弟よ」
ポムニット「おぼっちゃまを教育したのはこのわたくしです。おじょうさまは反面教師ではありませんか」
アズリア「そうか。うらやましいな。あの子も……イスラもそんな風に育っていてくれたならと何度思ったことか……」
リシェル「え………?」
アズリア「私は苦しんでいるあの子に何もしてやれなかった。あの子にとって重荷にでしかなかったんだ
     あの子のためによかれと思ってしたことも、結局はあの子を追い詰めるばかりで……」
リシェル「追い詰めたって……?」
アズリア「あの子の替わりに私が軍に入って家を継げばあの子はその分、重圧から解放される。そう信じていた。
     でも実際は逆だった。そのためにあの子は跡取りとして落第の烙印を押され、家の中で居場所がなくなり
     あの子がそんな一番苦しい思いをしているときに私は……傍にいてやれなかった。そして最期は……」
リシェル&ポムニット「……………………………………」
アズリア「すまない。こんな湿っぽい話をするつもりはなかったのだが」
ポムニット「いえいえ、そんなことはありませんよ。そんなお辛かったことをわざわざどうも……」
リシェル「ねえポムニット。あたしもルシアンのこと傷つけてるのかな……」
ポムニット「おじょうさま。なにをおっしゃるのですか」
リシェル「だって、あたし……あの子にはいつも才能がないとかひどいこと言って……今だってさっき……」
ポムニット「それは……確かにちょっと無神経ではございましたね」
リシェル「あたしが家名を継げばあの子は自由に自分の夢に挑戦できるって思ってたけど……それもやっぱあの子にとってお節介なのかな?」
ポムニット「それは違います!おぼっちゃまはおじょうさまのお気持ちを分かっておいでです。そんなことはどうかおっしゃらないでくださいまし」
アズリア「今までの自分を反省する気持ちがあるのなら、いつだってやり直しは効く。そうではないか?」
リシェル「……そうだけど……」
アズリア「だったら今からでも自分がしてやれることをすればいいじゃないか。いつだって諦めさえしなければ、遅すぎるなんてことはないんだ」
ポムニット「アズリア将軍……」
アズリア「これは誰かの受け売りだがな。私とイスラは残念な結果に終わってしまったがお前たちにはまだまだ未来がある。
     悔やむよりも先に、自分にできることを少しずつこなしていけばそれでいいじゃないか」
リシェル「……そうだね」
ポムニット「アズリア将軍、どうもありがとうございます」
アズリア「別に礼はいらん。湿っぽい話で場の空気を重くした詫びだと思ってくれればいい」
リシェル「今度ルシアンに会ったらさ……そのときはもう少し優しくしてあげようかな……」
ポムニット「わたくしもそれがよろしいかと思われます。さて今回の座談会もそろそろお開きの時間です」
リシェル「あとは恒例のSSの紹介よね。それじゃあみんなまたよろしく」
アズリア「こういう趣向も中々面白いものだ。また機会があったならばいつでも呼んでくれ」
ポムニット「それではわたくしとおじょうさまでお送りしたこの座談会もサヨナラの時間です。皆様方またの機会を」
リシェル「これからもあたしたちのことよろしくね。それじゃあバイバイ」



リシェル「しかし今回、このシリーズにしてはめずらしくキレイにまとまったわね」
ポムニット「たまにはこのような終わり方もいいじゃありませんか。おじょうさま」

4854キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:55:41 ID:3qJTNxJh
 これは夢だ。それだけははっきりと分かる。夢でなければありえない状況だからだ。
「ポ、ポムニットさん?」
「んふふ。ルシアンおぼっちゃま……」
 戸惑うルシアンにポムニットは妖艶に微笑む。すらりとしたその肢体。それを覆う衣をポムニットは何一つ身につけていない。
 一糸まとわぬ姿でポムニットはゆっくりと迫ってくる。
「や、やめてよポムニットさん。そんなこと……」
 いくら夢の中とはいえ家族同然に暮らしてきた彼女とそういうことになってしまうのはルシアンには躊躇われた。
 後ずさろうとする。しかし、うしろからがっしりと押さえつけられる。
「ちょっとあんた何処へいくつもりよ」
「ね、ねえさん!」
 ルシアンを捕まえたのはリシェルだった。ぴったりとその肌を密着させてルシアンが逃げられないようにする。
「や、やめてよ。ねえさん!うわ、なにかあたって……わぁぁあ!」
「はいはい。そんなこといちいち気にしない。だらしないわねえ。まったく、あんたは……」
 背中越しに伝わる柔らかな感触。リシェルのほのかな膨らみがルシアンの背中に触れていた。
 当たっているのはそこだけではない。ぷっくりとしたリシェルの肉の割れ目。それがルシアンのでん部にこすりつけるようにして触れ合う。
「ふふふ。おぼっちゃまのここ。こんなに大きくなっていらっしゃいますよ」
「このシスコン。変態。いつまでたっても姉離れできないのよねえ。うちのルシアンは」
「ひやぁぁぁああ!!や、やめてぇぇ!!ねえさん!ポムニットさん!」
 前からは膨張した海綿をまじまじと見つめて手に取るポムニット。後ろからは密着してその肉肌をこすりつけて来るリシェル。
 そんな二人に挟まれてルシアンの頭の中は真っ白になる。なにがなんだかもうわかりやしない。
「今からわたくしめがご奉仕してさしあげちゃいますからね。おぼっちゃま。はむっ……んっ……むちゅ…ぺろぺろ……」
「やっ……ひあっ…あんっ」
「あははは。あんたって女の子みたいな声だすわねえ。ふふ、あたしも」
「やっ!ねえさん……そんなところ……っ……くぅ……」
 丁寧に皮を剥いてルシアンのペニスをポムニットは頬張る。リシェルは後ろからルシアンの首筋を愛撫する。
 もっとも親しい二人からの責めにルシアンの意識は甘くとろける。
「ああ、ルシアンおぼっちゃま……どうか…このわたくしめに……お情けを……」
「ああ!ポムニットばっかずるい。やっぱ可愛い弟の筆下ろしは姉であるこのあたしのつとめでしょう」
 なにを言っているんだ。この二人は。到底、理解できない。理解したくもない。そもそもこれは夢。
 だとするならばこれは自分の内なる願望?ルシアンは迷い戸惑う。そうこうしているうちに。
「さあ、おぼっちゃま……わたくしもおじょうさまも……準備はできていますよ」
「ルシアン……きて………」
 ブハッ 思わず噴出す。眼前ではリシェルとポムニット、二人が蜜でしたたる互いの肉貝を重ね合わせながらルシアンを待ちわびていた。
 ゴクン 唾を飲み込む。据え膳くわぬは〜、そんな鬼妖界の格言が脳裏によぎる。
(どうすればいいんだ……僕は……)
 心臓がバクついていた。股間の一部哀しいほどに硬直していた。夢の中とはいえこのまま実の姉と、肉親同然に慕ってきた女(ひと)と
 関係を持ってしまっていいものなのか?躊躇いがはしる。
「うわぁぁぁあぁぁあああああああ!!」
 結局、どうしてよいかも分からず、叫び声を上げたところで本日の淫夢は終わりを告げた。
4864キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:56:21 ID:3qJTNxJh
(また、やっちゃった……)
 夢精でおおいに汚した下着を眺めてルシアンはうなだれる。このところはこんな夢を毎日みている。
 ホームシックというやつにも限度がある。よりにもよって……
(ねえさんやポムニットさんと……あんなことになる夢を見ちゃうだなんて……)
 激しく自己嫌悪に苛まれる。夢を叶えるために家を出た自分を温かく送り出してくれた二人。
 その二人に対してあんな劣情を催すだなんて。自分で自分のことが情けなくなる。
(やっぱり寂しいのかな……一人だけこんな遠くに離れて……だから……)
 ここは帝都。ルシアンは軍学校への入学準備のために先駆けて下宿していた。下宿先はルシアンの父とは別居中の母の実家。
 父のテイラーがあらかじめ話を通してくれたらしい。久しく会っていなかった母と再会したときにはお互いに感極まって泣いたりもした。
 母をはじめ縁戚の厚意であたたかく迎えられてはいる。
(なのに、僕ときたらこんな調子で……最低だよ……)
 自由騎士になるという自分の夢。その夢をいまだ父には認めてもらっていない。妥協案としてまず軍学校に入学することになった。
 そこで過ごす中で自分の夢がただの一時の憧れにすぎないのか、本当に人生をかけて貫き通したいと思えるものなのか。
 それをじっくりと見極めろと言われた。だからルシアンはまだ夢のための最初の一歩さえ踏んでいない状態なのである。
 それなのに故郷恋しさなのか、思春期特有の情動なのか、あるいはその両者なのかもしれないが。
(こんなんじゃアルバとの約束はたせそうにないよ……)
 同じ夢を誓った友を思い出しながらルシアンはおおいにうなだれていた。



「せいっ!やっ!てやっ!せいっ!」
 日課となっている剣の修行。朝みた夢を振り払うようにルシアンは精をだす。こうして身体を動かしていれば気がまぎれる。
 シックな気持ちもドロドロとした気持ちの悪いもやもやも。
(気持ちを入れ替えて頑張るんだ!自分の夢のために。僕自身のために)
 こうして前をむいて努力していればいつかはきっと夢に辿り着ける。ルシアンはそう信じるようにしていた。

『おぼっちゃま。どうか、自信をもって 胸をはってくださいまし。貴方なら、きっと ご自分の力で、夢をかなえられますから』
『家のことならあたしがちゃんするから、あんたは安心して自分のやりたいようにしなさいよ』
 
 そうでなければあたたかく送り出してくれたあの二人に申し訳がない。だから迷わない。自分の信じた道をこのまま突き進むと。
「せいっ!てやぁぁ!!」
「ほう、せいが出ているな」
「っ!?」
 刹那、かけられる声にルシアンは振り向く。するとそこにはえらく威厳のありそうな女性が一人立っていた。

4874キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:57:39 ID:3qJTNxJh
 ルシアンは呆然とその女性を見つめていた。年のころはもう若くはないのだろう。
 けれど凛としたたたずまい。身体から滲み出る、気高さのようなものに惹きつけられる。
(この女の人、軍人だ。それも上級の……)
 彼女が身にまとう制服が軍の将校のものであることにルシアンは気づく。女性の身でそこまで辿り着くのは並大抵ではないのだろう。
 かの有名なアズリア=レヴィノス将軍のように。
「あ、いや……邪魔をするつもりはなかったんだ。すまない。許せ」
 すると女性は訓練に水を差したことを率直にわびる。ルシアンは少し戸惑いながらも
「あ、いえ……別にいいんです。そんな邪魔だとかは……」
 流石に緊張する。慣れ親しんだ郷里の駐在の青年とは違い、相手は帝国の上級の軍人だ。思わずかしこまってしまう。
 そんなルシアンを見やって女性は軽く笑いながら言って来る。
「少年、その稽古の様子をみるに軍学校への入学を志望しているのか?」
「え、あ・・・・・・はい。そうなります。一応……」
「そうか、ならばいっそう励め。帝国軍は意欲熱心な若者をいつでも歓迎しているぞ」
「え……は、はい。そのように努めます」
 しゃちこばって答えるルシアンに女性は苦笑する。いつの時代も若者は初々しいものだ。
 かつての自分にもあったそんな時期を思い返しながら。
「稽古の邪魔をした上にすまないが少年、少し私の暇つぶしの相手になってはもらえないか?」
「え?」
 何故、目の前の女性がそんなことを言い出したのか。それが分からずにルシアンは目を点にした。




「私のことは……そうだなアティとでも名乗っておくか。そう呼んでくれ」
「はい。アティさん」
 それが実名なのか偽名なのかは知らないが、言われたからにはルシアンは彼女をそう呼ぶことにした。
 話を聞いてみるとやはり女性は帝国の軍人であった。それもひとかどの将校であるらしい。部隊の名前までは教えてくれなかったが。
 なんでもアティは前線での任務の最中に上の方から強制的に休暇をとらされてこの帝都で暇を持て余しているのだそうだ。 
「私に対する遠まわしな嫌がらせだ。まったく上のやつらときたらいつもいつも……」
 アティはそう愚痴をこぼす。組織の中で生きるというのはやはり色々と軋轢があるものなのだろう。
「だが、それでも自分で選んだ道だからな。すまんな。お前に愚痴るつもりはなかったのだが」
「いえ、いいんです。気にしていませんから」
 愚痴を聞きながらもルシアンはこのアティから意思の強さのよなものを感じていた。
 自分の決めたことを貫き通す強い信念。自分も見習いたいと素直に思った。
「さて、お前の方の話を聞かせてくれ。軍を目指す若者がなにを思っているのか。少し気になっていたのでな」
 そう言ってアティは話を振る。問われたのでルシアンも答える。自分が軍学校に志望する動機。そのそもそもの発端から。

4884キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 14:59:00 ID:3qJTNxJh

「そうか。お前の実家は召喚師の家系なのか」
「はい。金の派閥に属するブロンクス家という家なんですけど」
 帝国に対する牽制役。それが派閥におけるブロンクス家の役割であり、相応に地位も高い名家であった。
 本来なら長男であるルシアン自身がそれを引き継いでしかるべきなのだが。
「僕は召喚師としての才能がなかったから……だから別の道で身を立てろって父さんが……」
 召喚術に対する素養自体が元々あまり高くなかった。だが、それ以上にロレイラルの術への適正が全くなかったことが大きかった。
 ブロンクス家は代々機界ロレイラルの術を扱う家系である。召喚術の秘伝は一族ごとに違う。適正が父や姉と違うサプレスな時点で
 ブロンクスの家名を引き継ぐには不適格とされる。だからテイラーもルシアンには召喚師の道を歩ませようとはしなかった。
 替わりに身を立てる方法。軍はそういった名家の子弟が箔をつけるのには格好の場とも言える。
「家の方はねえさんが跡を継いでくれるんで心配はいらないんですけどね」
 そう答えたとき、目の前の女性の顔が一瞬曇った感じがした。すると彼女は聞いてくる。
「辛くはないのか?」
「え?」
「そのような境遇を辛いと思ったことはないのか?自分を差し置いて家名を継承する姉をねたましく思ったことはないのか?」
 問いかけてくるその表情がルシアンにはどこか険しいものに感じられた。しばらくすると彼女はハッとなる。
「すまない。そんなことを聞くべきではないな。どうかしていた。忘れてくれ……」
 そう頭を下げる。いきなり謝られてルシアンも困惑させられる。だがしばし逡巡しながらその問に答える。
「そうですね……妬むとかじゃないですけど……気にしてはいました。どうして僕には父さんやねえさんと同じことができないんだろうって……」
 召喚術の名門に生まれながら才能に恵まれない自分。そのことに引け目を感じないわけではなかった。
「家族の中で僕だけがおち零れなんだなと思ったことも何度かありました。ですけど……」
 それでも自分が道を踏み外すことなくここまで育ってこられたのは

『あんたってホント才能ないわよねえ』
『そんなはっきりと言わないでよ。気にしてるんだから……』
『でもさ、いいじゃん。召喚術の才能なんかなくったって』
『よくないよ!ねえさんたら、ひとごとだと思って……』
『……あたし知ってるから。召喚術の才能なんか無くたって、あんたにはあんたのいいところが沢山あるって……』
『ねえさん……』
『ああ、もう!こんな臭いセリフ言わすんじゃないわよ。あんたがつまんないことでウジウジしてるから!』
『痛い!痛いって……姉さん……』

 本当に素直じゃないけれど、何時だって親身になってくれる大好きな姉がいたからであり

『ふう。リシェルおじょうさまときたら……少しは謝りにいくわたくしのことも考えて欲しいですよ』
『ごめんね、ポムニットさん。ねえさんがいつも迷惑かけて』
『いえ、おぼっちゃまがお謝りになる必要はございません。これがわたくしのお仕事ですし』
『でも……』
『わたくしにとってお二人のお世話をするのはお仕事であると同時に生きがいなんです。そりゃ疲れますけどこれはこれで満足していますよ』
『そうなんだ』
『ええ、ですからルシアンおぼっちゃまはもっと気軽にわたくしを頼ってくださいませ。わたくしはいつでも、おぼっちゃまの力になりますから』
『ポムニットさん……』
『うふふ。でもリシェルおじょうさまには少しはおぼっちゃまを見習って欲しいものですねえ』
『あはは。ホントにそうだね』

 常に傍にいて、飛び切りの愛情でもって包んでくれる優しい女(ひと)がいてくれたから。

「僕が落ち込んだときはいつも大切な家族が、友達が励ましてくれるんです。だから今は辛いとは思いません」
 苦しいとき、辛いときに一緒になって支えてくれる存在。そのありがたさをルシアンはかみ締める。
 ありがとう。いつも、みんなが支えてくれたからこうして今の僕がある。だから僕は歩いていくよ。真っ直ぐ自分の夢に向かって。
4894キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 15:00:05 ID:3qJTNxJh

「それに今の僕には夢があるんです。自由騎士になるっていう大切な夢が」
「自由騎士?最近、発足した何処の国家にも属さずに民衆を助けることを目的とした騎士団のことだな」
「ええ、一緒に自由騎士になろうって約束をした友達もいます。ねえさん達も僕の夢を応援してくれて」
 調子に乗って夢の話までルシアンは語りだす。だがすぐに失策に気づかされることになる。
「つまり、軍学校には入るが、軍に入隊するつもりはないということか?」
「そういうことになりますね……ああ!すみません。不愉快ですよね。こんな話」
 まさに失言だった。相手は仮にも軍の将校である。軍学校に通いながら軍に行く気がないだなんて、聞いていていい顔をするはずがない。
 そう思い恐る恐るルシアンはアティの顔色を伺うが。だが、予想に反して彼女の顔色は晴れやかで。
「いや、いいんじゃないか。そういうのも」
 予想外のことを言われて面食らう。上級軍人である彼女の立場からすれば考えられない発言だった。
「実はな、私の知り合いにもいるんだ。軍学校を主席で卒業しておきながら早々に軍を辞めた大馬鹿者が」
 軍学校の主席ともなればかなりのエリートであろう。それを自ら捨てるとは。少しもったいないようにルシアンは思う。
「元々あいつは軍人にはむいていなかったからな。だからそれでよかったのかもしれん。あいつにとっても。他の多くの者にとっても」
 そう語るアティの顔は懐かしげであった。ふいに、好奇心にかられてルシアンは尋ねる。
「その人は今はどうしてるんですか?」
 そう聞かれてアティは軽く微笑んでから答える。
「どこかの島で今も教師をやっている。たくさんの生徒達に慕われながらな」
 語る彼女の顔はほころんでいた。その顔をみてルシアンも心から思った。その人は自分の心からの夢を叶えたのだなと。




「さて、そろそろお暇するとしよう。修練の邪魔をしてすまなかった。少年」
「いえ、僕の方も貴重なお話を聞かせてもらって……ありがとうございます。アティさん」
 しばし語らい会った後、別れを交わす。あれからルシアンは家族のことを、アティは軍を止めて夢を叶えた友人のことをお互いに話した。
 会話の中でルシアンはなにか心に満たされるものを感じた。話すことで自分の大切な家族への確かな想いを確認できて、
 アティから聞いた話から自分の夢を突き進むことへの希望を手にして。
「できればお前にはいつか……私の部下になってもらいたいものなのだがな……」
 そう言ってアティはルシアンの顔をしばし見つめる。
「本人が望まぬものを無理強いしても仕方あるまい。まあ、いい。在学中に気が変わることがあれば遠慮なく私を訪ねてくれ」
 そういい残してアティは去っていく。その背中をルシアンは見つめた。
(カッコいい……それにキレイな女性(ひと)だったな……)
 あるいは、彼女のような上司の下でなら軍人になってもいいかもしれない。そんな風に思ったりもしたが
(ううん、それでもやっぱり僕はいくよ。自分が信じた自由騎士への道を)
 誓いを新たにルシアンの夢への日々はまだまだ続く。
4904キャラで初の座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 15:00:49 ID:3qJTNxJh


「こんなところにおられたのですか将軍」
「なんだ。お前か。いったいどうした?」
 長年の付き合いの副官に彼女は訪ねる。確か彼もまた自分同様、強制的に休暇をとらされたはずなのだが。
「実は前線からの急報で我々に今しがた帰還命令がでております」
「やれやれ、人を厄介払いしておいて自分の手に負えなくなるとまたこれか。まったくしょうのない連中だ」
「分かった。お前は先に戻っていろ。私も直ちに向かう」
「はい。了解しました」
 かくして休暇は終わりを告げる。いざ終わってみると少し名残惜しい気もする。思い返すのは先程の少年のことだ。
(しかし今日の私はどこかおかしいな。あんな見ず知らずの少年に自分から声をかけたりして)
 あの少年がどんな人生を選ぼうと自分には関係のない話だ。それをあんなふうに話し込んでしまったことに疑問を覚える。
(まあいい。しかし私としたことが、訪ねてこいと言っておいて偽名しか教えていなかったな)
 自身の失策に気づく。だが、どうでもいいことだ。あの少年の決意は固い。揺れることはありえそうもない。
(まあ、あったとしてもその時はそのときだ……)
 自分の正体を知ったとしたら、あの少年はどんな顔をするのだろうか。少し好奇心で見てみたい気もする。
 どうしてこうもあの少年のことが気にかかるのだろうか?理由は分かっていた。なんとなく口にしてみる。
「久しぶりにお前のことを思い出したからだろうな。なあ、イスラ」
 遠き想いをその胸に、彼女は今日も任務に赴く。自分自身が選んで決めたその生き方を全うするために。


 〜fin〜
491 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/22(月) 15:02:48 ID:3qJTNxJh
というわけで今回の話はルシアンを中心におおくりしました。
ルシアンとイスラって境遇が少し似ているなと思ったことから
そこにアズリアを絡めてみたくなって書いた所存です。
こういう過去キャラとのクロスも考えてみると楽しいので
機会があればまたいつかということで今回はサラバ
492名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:35:18 ID:NrxltWZl
>491
GJ!
ルシアンとアズリアとは意外な組み合わせだったけど
しみじみといい話だ…(つД`)
ところで一部アズリアがアティになってるのはミス?
493名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:11:19 ID:zJnpb1FL
>>492
仕様だと思うよ。

テラGJでした!
494名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:15:37 ID:XhUwrGBF
きちんと読みもしないでGJとな…
495名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:37:02 ID:NrxltWZl
うわ、読み落としてた…。申し訳ない…。
496名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:44:06 ID:cjBiqHTU
>491
GJ!

>495
ドンマイ…。
49725スレ227:2007/01/22(月) 16:57:47 ID:saF1RkIK
>>491
GJでした!アズリアが素敵です!

えーと、またシンゲン×フェア投下させていただきます。設定は以前の続きです。
それでは宜しくお願いします。
498シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 16:59:20 ID:saF1RkIK
ここは忘れじの面影亭。
もう日が高いのに店の扉が閉まったままなのは、今日が店休日だからである。
本日は、急遽決まった三連休の二日目。
この宿の少女店主と居候の侍は、今この閉ざされた空間で何をしているのだろうか。

「ひゃっほ〜!やはり御主人のゴハンは絶品ですなぁ!」
静かなはずの食堂から陽気な声がする。
声の主、シンゲンは、テーブルに並べられている色鮮やかなシルターン料理を口に頬張っていた。
そんなシンゲンを向かいから眺めているのは、頬杖をつく一人の少女。
「毎日言ってるよね、それ。まあ美味しそうに食べてくれるから作り甲斐あるけど…
シンゲン、ご飯粒付いてる」
料理を作った少女店主、フェアは、少し呆れながらシンゲンの顔を指差した。
「えぇえ?どこですか御主人?自分にはよく分かりませんので…」
シンゲンは白々しくそう言うと、目を閉じて顔をフェアに突き出した。
“ご飯粒を取ってくれ”という事らしい。…が、フェアはシンゲンの要求をきっぱり棄却する。
フェアの仕打に、シンゲンは口を尖らせた。
「これくらい良いじゃないですか御主人〜。竜の子には取って上げてたでしょう?」
子供のようなシンゲンの態度に、フェアは睨みを効かせる。
「ミルリーフはまだ子供!もう分かってるんだからねシンゲン!
貴方わざとそんな事してるでしょ?箸の使い方、わたしより上手なくせに!」
フェアの鋭いツッコミ。シンゲンは渋々ながら、口元に付けていた米粒を指で取り去った。
「手厳しいですなぁ…。しかし自分としては新婚気分を味わいたいんですよ。
――こんな風に」
シンゲンは指先にある米粒をフェアの頬に付けると、それをぺろりと舐めとった。
「きゃあああっ!何すんのっっ!!」
フェアは真っ赤になって椅子から飛び上がる。
「御主人、台詞が違いますよ?ここは『ありがとう、あなた♪お礼にわたしも口付けを』
って…ぐふぁっ!」
もう何度目だろう。シンゲンの肩にフェアの拳が炸裂した。
しかし、今のシンゲンには痛みよりも幸せの方が大きかった。…別に変な趣味ではない。
正式な届けや親への挨拶は済んでないが、自分とフェアは夫婦も同然…とシンゲンは思っている。
フェアも普段はなかなか口に出さないが、シンゲンと同じ気持ちだろう。
シンゲンは若い頃には意識していなかった『結婚願望』が強くなっていた。
499シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:03:21 ID:saF1RkIK
故郷に未練はないが、心の何処かでは寂しかったのか、戦いの日々に疲れて安らぎを求めたのか。
それらに加え、フェアに出会ったのが一番大きな原因かもしれない。
シンゲンはいつの間にか『幸せな家庭』を求めるようになっていた。
――憧れていたそれが確かな形で現在、目の前にあるのだ。
今のシンゲンには、世の中のほとんどを笑って許せる心の広さがあった。
「…こんな可愛らしい奥さんがいて、自分は幸せ者です」
シンゲンはフェアに微笑む。
既に肩の痛みはない。当たり前だがフェアも手加減してくれているのだ。
「〜〜っ!シンゲンってほんと変わってる!わっ…わたしみたいなのをそんな風に…っ」
フェアは赤い顔を更に真っ赤にして困った後、シンゲンに近付く。
「…肩ごめんね、大丈夫?」
反省した様子でシンゲンの肩に触れるフェア。表情がころころ変わる様も、また愛しい。
シンゲンは、くつくつ笑いながら得意の低音でフェアの耳に囁きかける。
「…フェアが口付けてくれたら、こんな痛みもすぐ飛んでっちゃうんですけどねぇ」
ここぞという時に耳元で名前を囁くシンゲンを、フェアはずるいと思っている。
シンゲンの声は悪いどころか美声の域に入るだろう。
唄う時にもこの調子なら…とフェアは思わずにいられない。
「…シンゲンのバカ…」
フェアは小さな声でそう呟いて、目を閉じて待っているシンゲンに口付けた。
仮にフェアがどれだけ否定しても、もはや完全なバカップルである。
幸せすぎて怖いくらいのシンゲンだったが、まだ叶えたい事があった。
――さて、シンゲンの『新婚生活でやってみたい事』とは一体何なのだろうか――

昼食の後片付けも終わり、二人はまったりと食後の茶をすすっていた。
深緑に揺らめく液体が注がれているのは、もちろん二人で買った湯呑みである。
しかしシンゲンは緑茶を味わうのもそこそこに、フェアに口付けた。
「…さて御主人?お腹も満たされた事ですし…」
500シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:06:34 ID:saF1RkIK
シンゲンの唇はフェアの首筋に落とされ、手はフェアの上着の中に侵入していく。
「ちょっとシンゲン!?まだ昼過ぎだよ?待ってってば…っ」
ばしゃん!
「あっつぅ!?」
フェアの手から湯呑みが落ち、シンゲンの足に熱い茶がかかってしまった。
「きゃあああっ!シンゲン!?」
フェアは急いでシンゲンの足を冷やし、その後二人は床の掃除に追われた。
シンゲンの火傷は軽く、湯呑みが割れなかったのも不幸中の幸いだった。
「シンゲン大丈夫?でもあんな事するからだよ!?もっと考えてよね!」
フェアは怒りながらシンゲンの足の甲に薬を塗っていく。
しかし口調とは裏腹にフェアの手は優しい。
「……急かさなくたって…夜はまだあるのに…」
フェアが呟いた小さな声をシンゲンは聞き逃さなかった。
「面目ない…。しかし、では御主人?夜なら良いと?」
シンゲンの質問にフェアは耳まで赤くするのみで、答えはしなかった。
シンゲンはそれを肯定と受け取り、にやける口を抑えもせずフェアに一つ提案をした。
――叶えたかった夢を実現するために。

日も落ち、夕食の準備に取り掛かるフェア。しかし何故か手付きがおぼつかない。
「……シンゲン…。あんまり見ないでよ」
「何言ってるんです。見る為にお願いしたんじゃないですか。いや〜絶景ですよ」
シンゲンが舐め回すように視線を向けているのはフェアの後ろ姿だった。
――ただし、フェアはエプロンしか身に付けていない。
裸エプロンというやつである。
この格好に関してフェアはかなり抵抗があった。
しかし、なかなか諦めないシンゲンの熱意と火傷をさせた後ろめたさ(シンゲンの自業自得だが)
そしてフェアの僅かな好奇心により、「一回だけ」という条件で実行する事となったのだ。
今フェアが身に付けているのは、仕事用に同じものを何枚も揃えているうちの一枚である。
白地にオレンジのラインが入った、後ろを紐で縛るだけのシンプルな造り。
エプロンとしては申し分ないが、衣服としては体を隠す部分が少ないため後ろ姿はほぼ全裸である。
幼さを残しながらも、腰のあたりに女らしさを感じさせるフェアの引き締まった体。
羞恥の為か体は桜色に染まり、弾力のありそうな尻は何かする度ふるふると揺れる。
シンゲンは我慢出来なくなり、後ろからフェアに抱きついた。
「…御主人、夕飯は後にしませんか?」
股間の熱いものを押し当て、フェアの耳を舐めるシンゲン。
501シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:09:23 ID:saF1RkIK
フェアはビクリと反応しながら熱く息を吐く。
「ま…待ってシンゲンっ!厨房じゃ、やだ…」
一度風呂場でフェアの機嫌を損ねているシンゲンは、渋々フェアの言い分に従った。
フェアを横抱きにして階段を上がるシンゲン。
以前も同じ事をしたが、直接フェアの肌に触れる気持ち良さはその時の比ではなかった。
ベッドにフェアをそっと下ろし、二人は深く口付けを交わす。
柔らかな舌は絡み合い、お互いの口内を存分に味わう。唇を離しても、二人は銀の糸で繋がれていた。
「…はぁっ…。ねぇシンゲン?男の人って…女にこんな格好させて嬉しいものなの?」
口付けの余韻の中、シンゲンと向かい合ってベッドに正座していたフェアが呟いた。
「わたし、男の人はシンゲンしか知らないけど…シンゲンの好みって少し特殊な気がする」
フェアはエプロンの裾を摘んで口を尖らせた。シンゲンはフェアの仕草に微笑みながら口を開く。
「…趣味は人それぞれですから何とも言えませんが、まあ自分を特殊と言うのなら――」
シンゲンはフェアのエプロンを捲り、何も隠すものがなくなった薄い茂みをまさぐる。
「ひゃあっ…なに、をっ」
高い声を上げるフェアの前に突きつけられたのは、シンゲンのぬめった指先だった。
「こんな格好で悦んでいる御主人も、変わってる事になりますねぇ」
フェアは一瞬で顔を赤く染めた。
「ち…っ違うよ!わたし、別に…っ」
「違わないですよ」
今度はフェアの乳房の頂を軽くはじく。
「あぅっ」
布の上からでも乳首が張りつめているのが分かる。
シンゲンはフェアを抱き寄せて、からかうように囁いた。
「御主人は裸を見られて興奮してたんです。…いつからこんな淫らになったんですか?」
フェアは羞恥で声を震わせる。
「っ…シンゲンのせいだよ!?わたしに……エッチな事ばっかりするから…それでわたし…っ」
フェアは涙目でシンゲンを見つめる。
「誰にでもこうなる訳じゃないからね…?シンゲンだから…シンゲンじゃないと…嫌なんだから…」
エプロンを握りながらうつむくフェア。手が震えている。よほど恥ずかしかったのだろう。
シンゲンは頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。
何故この少女は自分のツボをいちいちついてくるんだろうか。
シンゲンはフェアを抱き締めながら、深い溜め息を吐く。
「…シンゲン?」
不安そうな瞳で尋ねてくるフェアに、シンゲンは眼鏡を外しながら口付けた。
502シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:13:30 ID:saF1RkIK
「…あんまり嬉しい事を言ってくれるんで、どうしようかと思いましたよ。
…他の男の目になんか絶対触れさせません。…もう、フェアは自分のものなんですから」
再び唇でフェアの口を塞ぎ、シンゲンはフェアから布を取り払った。
そのまま露になった二つの膨らみの頂点にかぶりつくシンゲン。
「あぁっ!はぁっ…あぁんっ」
フェアは甘い声を上げて体をよじる。貧乳は感度が良いというが、フェアも例外ではないらしい。
思えば初めての時から反応してくれていた。
(――しかし…どうも…)
柔らかな乳房を揉みながら考えこむシンゲン。その思考を遮ったのは、フェアの甘い声だった。
「ふぁっ…あぅっ!あぁっん…シンゲン、待ってっ…今日はわたしが…」
フェアはシンゲンの髪を掴み、一度動きを止めさせた。
「御主人!?そんな殺生な…って…え?『今日はわたしが』?」
フェアは頷き、二人は一度体を起こす。
「いつも…わたしだけ…その…気持ちよくなってる気がして…。着物のお礼じゃないけど…」
フェアは、たどたどしい手つきでシンゲンの下帯を外していく。張りつめていた肉棒が姿を現す。
「…あ…」
何度か見た事があるとはいえ、フェアは戸惑っているようだった。
「…人と比べた事はないけど…やっぱり大きいよね…。えっと…こうすればいいのかな…」
小さな舌が、ぺろりと亀頭を舐めた。たったそれだけでシンゲンはビクリと反応する。
その様子を見たフェアは嬉しそうに次の行動に出る。
「はむっ…ほんなはんひで、いい?」
「っ…御主人!…モノをくわえながら喋らないで下さいよっ…!」
フェアは『こんな感じでいい?』と尋ねたらしい。
フェアは性知識がほとんどない分、予想外の行動に出る事がある。
けして上手いとは言えないが、逆にそれがシンゲンに新たな快感をもたらした。
フェアは、小さな舌を上下させながら手で竿を撫でていく。
口から溢れる唾液とシンゲンの先走り汁でしごきやすくなった肉棒を、細い指がさすり上げた。
どんどん硬く更に大きくなっていくそれに、フェアは吸いつく。
ぺろぺろと動物のように男根を舐める様子は、見ているだけで、くるものがある。
「…フェア…っ…そろそろっ」
ビクビクうごめく肉棒が限界を知らせ始めた。しかしフェアは動きを止めない。
503シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:18:12 ID:saF1RkIK
シンゲンは無理矢理フェアの口を離し、精を吐き出した。フェアの顔に、白濁液が飛び散る。
「シンゲンどうして…?口の中で出したって、わたし別に…」
シンゲンは荒い息を吐きながら、フェアの顔をシーツで拭っていく。
「…はぁっ…いえ御主人?…あれは美味しいものでは…ないんですよ。
何と言うか、料理人には味合わせたくない感じといいますか…」
フェアは暫し考えた後、精液が少し付いたシンゲンの指を舐めた。
「ごごご御主人っ!」
「…っ。確かに美味しくはないけど…シンゲンのなら、別に良かったのにな…」
そう言って名残惜しそうにシンゲンの指から唇を離すフェア。
その様子は、既に女としての色香を十二分に漂わせていた。
フェアは普段あまり体の接触を好まないのに、こういう時には妙に積極的になる。
(もしかしたら自分は、ものすごい逸材を開発しているのかもしれないですねぇ…)
これからが楽しみなような少し怖いような複雑な気分で、シンゲンはフェアを抱きしめた。
フェアは柔らかな膨らみをシンゲンに押し付けて、唇を求めてくる。
シンゲンは口付けに応えながら指をフェアの中に挿入させた。
「ふぁっ!ひゃううっ!あぅ…んんっシンゲン…っ!」
やはりあの格好で興奮したのだろうか。いつもより反応が激しい気がする。
シンゲンは難無く潜りこむ指を一本から二本に増やして、フェアの中をかき回す事にした。
「あぁっ!はぁっ…やああん、ふぅっ!んんあっ」
フェアの体が大きくしなった。
その反動で乳首がシンゲンの胸板に当たって擦れ、更なる快感がフェアを襲う。
シンゲンも、フェアの柔らかな胸と固い突起の感触に、体を熱くたぎらせる。
シンゲンはフェアを抱きしめながら、仰向けになった。いつもとは逆の体勢に驚くフェア。
「…シンゲン…?これどうすればいいの…?」
「そのまま、自分で入れてしまえば良いんですよ」
にっこり微笑むシンゲンとは反対に、フェアは驚いて目を丸くする。
「じ…っ自分から?」
「はい。たまには良いじゃないですか」
微笑みを絶やさないシンゲンの顔と、そそり立つ肉棒を交互に眺めながら、フェアは顔を赤くする。
「…う…っ。わ、分かった。やってみる」
意を決したのか、フェアはゆっくりとシンゲンのものを自分の中に迎え入れ始めた。
「んんっ…なんか、いつもとはまた違う…っあぅっ」
それはシンゲンも同じらしい。きつく締めあげるフェアの中で、肉棒はどんどん硬くなっていった。
504シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:21:14 ID:saF1RkIK
「はぁっ…んぅっ…あぁん、ぁっ…ああっ!すごい…っ」
腰を振り始めるフェアの、控え目な乳房が揺れる。
斜め下から見るフェアの痴態に、視覚的にも興奮を味わうシンゲン。
ぐちゅぐちゅと淫らな水音が二人の荒い呼吸と合わさって、部屋に響く。
シンゲンの男根は、フェアの拙い腰の動きに翻弄されていた。
「はぅっ…シンゲン、わたしもう…っ」
フェアの体が震え、絶頂寸前になる。
「くぅ…っ!フェア…フェアっ!」
シンゲンも再び限界を察知して無理矢理肉棒を引き抜く。
愛液と精液でシーツを汚し、抱き合いながら二人は果てた。

窓の外から月が覗いている。
シンゲンは横に寝そべるフェアの細い髪をいじりながら、口を開く。
「…そうそう御主人、胸が少し大きくなってましたね」
先ほど考えていたのは、この事だったらしい。それを聞いたフェアは真っ赤になった。
「うそっ!確かに服がきつくなった気はしてたけど…」
フェアは勢いよく飛び起きると、自分の胸を確認するように揉み始めた。
その様子がまた、シンゲンにはたまらない。
「揉むと大きくなるとは言いますけど…御主人は成長期ですからね。
…何だか改めて歳の差を感じてしまいますなぁ」
少し寂しそうな声で呟くシンゲンをフェアが心配そうに覗きこむ。
「歳なんか気にせず求婚したのはそっちじゃない。…何よ?胸が大きくなるのが嫌とか…?」
「まさかまさか!」
シンゲンは慌ててフェアを抱き締める。
「自分の手で女性が育つなんて、そりゃあもう男冥利につきますよ!
あと、自分は好きになったら胸の大きさにはこだわりません」
シンゲンはフェアの頭を撫でて微笑む。
「…御主人はこれから先、料理人として女性として、更に成長するでしょうね。
それを考えると、あんまり我が儘も言えないかな〜と」
フェアは、シンゲンが先ほど精液を口に出さなかったのを思い出した。
「…さっきのもそういう事?今までさんざん我が儘いっといて何言ってんのよ!
…わたしは…別に嫌じゃ…」
フェアはシンゲンの手をきゅっと掴む。
シンゲンは少し目を見開いた後、苦笑しながらフェアに告げた。
「あのですね御主人?自分は助平ですから、これからも結構こんな事を求めるとは思うんですよ」
シンゲンは優しくフェアの額に口付けた。
「でも先ほど言った通り、成長期な御主人に子作りはまだ少し早いと思うので…
ちゃんと避妊しなきゃなと思っただけです」
505シンゲン×フェア:2007/01/22(月) 17:24:57 ID:saF1RkIK
フェアはしばらく口をぽかんと開けた後、我に返った。
「こ…っ子供ぉ!?」
「そうですよ。人数は多い方が良いですよね?楽しくて。
御主人似の女の子なんて素敵ですなぁ」
あらぬ方向を見つめて妄想を膨らますシンゲン。一方フェアはまだ混乱している。
「そ…っそっか、そうだよね、赤ちゃん出来る事しちゃってるんだもんね…」
今更ながら赤面して顔を押さえるフェア。シンゲンは不敵に笑ってフェアの耳元に囁きかける。
「お嫌なんですかフェア…?」
フェアはびくんと反応する。
相変わらず弱い耳を真っ赤になりながら押さえ、フェアはシンゲンをじろりと睨んだ。
「やっぱりシンゲンてずるい!わたしが嫌じゃないって分かっててそんな事聞くんだから!」
フェアはぎゅっとシンゲンに抱きついて囁く。
「しばらくは二人だけど、わたし赤ちゃん作るなら絶対シンゲンとじゃなきゃ嫌だからね?
…だからわたしから離れないでよ…?」
そう言って瞳をうるませてシンゲンを見上げる顔は、既に成熟した女以上の魅力を放っていた。
「…自分が御主人から離れる心配はないでしょうが…。
これからは、咲いた花に寄ってくる害虫駆除に骨が折れそうですなぁ」
言葉の意味があまり分かっていないフェアをよそに
シンゲンは深い溜め息を吐いてフェアに本日何度目かの口付けをした。
50625スレ227:2007/01/22(月) 17:25:48 ID:saF1RkIK
以上です。一応もうネタはないんで完結です。投下に時間かかってすみませんでした。
>>207でシンゲン×フェアは子供が沢山出来てそうとかの話題が出てたんで
少しだけ使わせて頂きました。すみません。
また何か思い付いたら投下させていただきます。他のキャラも気になってるので。
では。読んで下さりありがとうございました。
507名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:30:11 ID:rpWfgz/B
GJ!
初リアルタイム投下遭遇。
続きや他の話の投下、楽しみに待ってます
508名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:37:14 ID:aLUAE7ci
GJ!神のお陰でシンフェアにハマったよ。またの投下お待ちしてます!
509名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:46:59 ID:7PN1+sxm
座談会GJ!
ルシアンも少しは報われるってもんだぜ

シンフェアGJ!
フェアかわいいよフェア
全裸で一気に読ませていただきました


性別反転ネタマダー?
ってか待ってんの俺だけ?
510名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:46:18 ID:LJ2vd7NC
座談会もシンゲン×フェアもGJ!

>>509
君だけではない。私も待っている。
511名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 00:45:11 ID:QCHHVZZM
>>506
シンフェアシリーズ超GJでした。
シンフェア好きな上に内容も凄くツボだったので、もう氏のシンフェアが読めないのは寂しいな…。
また投下して頂けるのを心待ちにしております。
あと>>207は自分が書いたんだけど、ネタに使ってもらえて嬉しかった!

いっそ、フェア初産後で豊かに張り詰めたフェアの乳に
シンゲンがかぶりつくようなシンフェアを…!w
512名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 12:47:41 ID:NWpXr5Ea
なるほど、年寄りのいやらしさがあると
513名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 13:53:01 ID:r9yZ0mL9
昨日14章番外編したんだがリプレママがえらい巨乳になってたな
今の状態でミントねぇちゃんよりでかそうだ(*´Д`)
今のところサモナイで一番の巨乳キャラなんじゃないか?
514名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 15:23:37 ID:Q9LJ3YFo
出番まとめの人の奴、カウント二桁以上をランキングにしてみたら


レックス51 ハヤト41 マグナ37
カイル21 ライ20
スカーレル17 ビジュ16 レイム16 トウヤ14 イスラ12 レシィ10

女アティ81
アメル36 フェア32 ポムニット31 アズリア30
アヤ26 クラレット25 ナツミ24 カシス24 トリス20  
絵美18 リシェル18 ベルフラウ13 ソノラ13  パッフェル11(ヘイゼルと併せれば17)
ミニス11 ユエル11  ファミィ11 クノン10 ミスミ10

多分ライはカイルを、フェアとポムはアメルを、リシェルはトリスをそろそろ抜きそう
515名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:05:25 ID:4Nh6Lbf8
アメル「許さない・・・」
フェア「えっ・・・?」
アメル「あたしが・・・犯されて、嬲られて、ドロドロのネバネバにされてやっと36なのに・・・」
ジリッ
フェア「ひっ!!」
アメル「あんたは何?年上どころかラスボスまで誑し込んで。禁断の愛とか楽しい?」
ジリジリッ
フェア「ご、ごめんなs」
アメル「許さない・・・新入りの癖に・・・半妖精の癖に・・・!!
    だからあたしが!ヒロインの掟って言う物を体に叩き込んであげる!!」
フェア「きゃあぁぁぁっ!?」


ガシッ!!!


ポム子「・・・・・・・・・・あなた、フェアさんを無理矢理喰べようとしましたね?」
アメル「あ、悪魔!?!?!?」
ポム子「させません・・・それだけは絶対に・・・!!












   と、いうわけでアメルさんにはおしおきです♪」
アメル「もう嫌あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
516名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:12:35 ID:vC3VYrHo
ポムwwwやはりレイム様の娘かwww
517名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:26:28 ID:AX2WQUjY
>>515
そう考えたらクラレットやリプレとかはほぼ相手が決まっていてねんごろだな。
何だか喰われるハヤトやライを羨ましがるネスティを受信した
518名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:00:55 ID:QkbxK105
つかアティがネタにされまくりだなw

やはり4が出るまで3年あったからか?
519名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:23:38 ID:EUSsZW4f
巨乳眼鏡女教師で変身するしネコミミつくし相手は年下年上同い年にシチュも和姦強姦多人数先生が教えてあげるなど多種多様。
なんでアティ先生攻略できないんだ!と叫んだ男は数知れず。その鬱憤をSSにぶつけていると予想される。
520名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:27:24 ID:FrfMQS0x
>>519
脇役の視点で先生攻略できるようになっちゃったら……

もうそれはギャルゲ以外の何ものでもないはずなのだが無性にやりたい
むしろ犯りたい
521名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:42:27 ID:vC3VYrHo
サモンナイトのキャラのギャルゲーか......
むしろエロゲーか......
自然じゃね?
522名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:54:20 ID:OTYCU6/O
アティにはレックスが一番合うような気がしてならない
鈍感で天然なレックスに爆発して襲い掛かるアティとかな
523名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:59:29 ID:ByUCkYdD
接点ないキャラでは、さすがに合う合わないの想像ができないな…
524名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:11:39 ID:/MeWbFt+
ミントがアティみたいなものジャマイカ
525名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:13:30 ID:glmpLhAx
レックスとアティが兄弟で…ってのは割と聞くな
526名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:13:11 ID:UtTGshje
フェアとライとエリカが三つ子設定ってのもあってもいいかもな
そしたらライフェアのどちらかを妄想カルマルートにすすめられる
527名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:28:46 ID:Yq/W0LKe
それはどうだろう…。
カルマ行きにされた方のファンは微妙だろうさ。
528名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:34:06 ID:f4ft1I2b
アティ先生とミントねーちゃんのおっぱいにサンドイッチされたい
529名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:59:15 ID:vC3VYrHo
唐突におっぱい好きのグラッドの為にでかくしようと自分で乳を揉むフェアを想像して興奮した
痛みに涙目で耐えるフェア(;´Д`)ハァハァ
530名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:23:48 ID:RKJ1Ac+H
誰か>>529のために
前々スレ位にいたロリコン1号2号連れてきてあげてー!
531名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:35:19 ID:rVMWpnXp
いやっほーい!!
532名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:37:02 ID:rVMWpnXp
わざとなのかもしれないが、シンゲンが二回くらい言う「いやっほーい」は
普段の口調からすると浮きすぎな気がするんだが
533名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 23:42:30 ID:zmK/X6YN
「行くぞシンゲン!」
「応、セイロン!」
「「ロリコン車輪!!」」
フェアを囲んで高速でグルグル周回する二人

こんな図が思い浮かんだ
多分このスレじゃ元ネタ知らん奴のが多いな
534名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 00:02:18 ID:nXzQpj1O
>>533
何故か魔方陣グルグルの「踊る3人の変態」を連想した。
535名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 00:49:09 ID:HsSU33mu
何だか保管庫に入れないのだが、みんなは大丈夫か?
536名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:25:00 ID:prmvqins
俺も入れないわ
537名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:46:34 ID:tXgK9PPF
俺も挿入られない
538名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 03:39:14 ID:wtgPhKeo
復活してたよ
539名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 08:44:07 ID:UAwCoyUo
>>533
男塾の富樫と虎丸を思い出したwww
540419:2007/01/24(水) 09:56:11 ID:iRzaen+B
一つ質問なんだが
やっぱ女体化するとグランじゃなくてグラニーと言う名前を使わなければいけないのだろうか
使うか使わないかで結構違ってくると言うかなんと言うか
とりあえず教えて下さい



ところで最近神小説ラッシュ多くないっすか?
541名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 10:30:30 ID:UAwCoyUo
どっちでもいいんじゃないか?
前に投下された性別反転SSのキャラとして、グラニーがドジっ娘ウサ耳ロボっ娘として書かれているのならばグラニーを使っても良いと思う
お前さんの考えている女グランが全く違うキャラ設定だったのならば別の名前でも良いと思うぞ
542名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 11:00:17 ID:wtgPhKeo
もう441KBか…早いな。次スレはまだいらんが、神投下ラッシュ続いて嬉しい限りだ。
また投下、楽しみにしてるよ。
543名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 11:05:52 ID:nEp54eUd
ライ×アカネがみてえ
544名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 11:32:35 ID:bNLS5Kde
>>543
アカネは髪をおろしたイラストがめっさ可愛かった
サモナイコレクションに載ってるよ
545419:2007/01/24(水) 11:41:59 ID:iRzaen+B
>>541->>542
アザース
早速書いてみることにするよ
実は話とかはある程度まとまってるから
アクシデントさえなければ今日か明日くらいにでもうpできると思う
546名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 16:28:27 ID:RpLGbjXH
裸ネクタイで待ってる。
547名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 17:56:05 ID:kq8VrpR0
イヤッタアア!!アク禁解除!
548名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:36:26 ID:7qI6Fi46
セイロンが服を着たまま一物だけを出す場面を書こうとしてて、ふと思ったが
おそらく褌→チャックなさそうなズボン→前掛け→帯を装備したセイロンが
服を着たままブツを出すなんて手品並の光景になるのではと思ってしまった
549名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 18:44:20 ID:8TKQpajY
チャックが無いなら穴を開ければいいじゃない
550名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:01:36 ID:Q9H/txM2
>>548
考えるな、感じたままに書くんだ!

と言いたいとこだが、そんなに気にしなくてもいいと思うよ。
551名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:05:55 ID:7qI6Fi46
サンクス。ルヴァイドがフルプレートを装備したままブツを出すよりは可能か…
552名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:28:21 ID:4hIp9VSH
ティンコ先生のブツを出す手間と比べればあっという間さ
553名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:32:49 ID:k+G2ZHD4
>>548
そんなことはないぞ
時代劇の人だって簡単にブツは出るんだからな

ティンコ先生はあのガードの隙間から…
細いな
554名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:56:08 ID:5AbDBMW2
クソ物語の男主人公×シュガレット&サナレを書こうと思う





しかし男主人公の名前をド忘れした
555名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:56:56 ID:7qI6Fi46
公式見ればいいのに。クリュウだけど
556名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:31:04 ID:5AbDBMW2
すまんス
PCぬっこわれて携帯からだが
557名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:37:08 ID:pzuM6+zJ
>>552
しかし手慣れた手つきでティンコ先生のティンコを取り出す3の女の子
558名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:02:50 ID:UAwCoyUo
>>545
期待しながら待たせてもらうよ

>>546
紳士のたしなみだが、これも身につけておかなければ風邪をひくぞ
っ靴下

>>556
携帯から投下するのか
大変な作業だろうが頑張ってくれ
期待してる
559名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 06:10:35 ID:0cNFr/Fq
>>554
是非、髪降ろしたアカネにライを筆降ろししてもらいたいな
560名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 10:18:22 ID:U+ENG8yf
わたくしの名は最強メイドポムニット!
今日もトレイユの街とおじょうさまの平和を守る為に戦います!
「ふんふふんふふ〜ん♪」
いつもの通りおじょうさまをストー......いえいえ護衛する為にわたくしはこっそりと後をつけます。
それにしてもウキウキ鼻歌を歌いながら歩くおじょうさま.........(;´Д`)ハァハァです。
むっ、あちらから近づいてくるのはグラッドさんではありませんか。
何やらおじょうさまと話していますね......
むぅ〜、気になります。
こういうときは48のメイド技の1つ、ポムニット・イヤーーー!
「......いが......しいぞ...」
「え......んとに......」
よく聞こえませんねぇ......ポムニット・イヤー・LvMAX!
「ま、そういう事らしいからな。早く行ってやれよ」
「.........(///)」
あぁ......終わってしまいました......orz
グラッドさん、どっかに行ってしまわれましたね。
おや、おじょうさまの様子がおかしいですね......ポムニット・アイ!
.........ん、おじょうさまの顔が真っ赤に......まさか!
グラッドさん......おじょうさまに卑猥な言葉でも!
許せません......許せませんよグラッドさん!
駈けるのですポムニット、風の如く!
くんくん...ポムニット・ノーズにグラッドさんが匂いを感知!
距離20......15......10......5......
「ん......あれ?ポムニットさんじゃないか。どうしたんだそんなに急いで...」
「ぶっとんでくださいまし!」
「アッーーーーーー!」
任務、完了。

わたくしの名は最強メイドポムニット!
トレイユの街と、おじょうさまの、おじょうさまの平和と貞操を守るポムニット!
そして今日も48のメイド技の1つ、ポムニット・愛でおじょうさまを...(;´Д`)ハァハァ
おじょうさま(;´Д`)ハァハァ......今わたくしが(;´Д`)ハァハァ......まいりますから(;´Д`)ハァハァ......
「待っていて下さいましおじょうさまぁーーーっ!」
「(ブルブル)......なんか寒気が...」


※真実
「お〜い、リシェル」
「グラッドさん、どうしたの?」
「いやぁな、何かライが探してたぞ。大事な話があるらしい」
「えっ!本当に?(ライがアタシに大事な話.......まさか!)」
「ま、そういう事らしいからな。早く行ってやれよ」
「.........(///)」
561名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:01:59 ID:AT/cSQki
勘違いデビールメイドの恐怖…!!
562名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:45:49 ID:Ax7uD2Z/
このスレの保管庫のSSで触発されて,サモナイ1〜4まで買い揃えたのは漏れだけだろうか。
563名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:51:09 ID:D7ug1JFw
俺は2のDPSの攻略記事に惹かれてこのシリーズ買い始めたなぁ
564名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:53:55 ID:vPHiQTG3
このスレと某二次小説サイトに触発されて2買った。
それからハマッて3,4を買い現在に至る。
565名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:03:33 ID:wPp3Sdo2
未プレイのゲームのSSスレを読むことって割とあるのか…。
566名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 19:40:21 ID:tATNtm2n
3だけやって、番外編や世界観の繋がりがあるから1や2にもある程度興味持つんだけど、
わざわざ今から古いのを買うのもなー、どうしたもんかなー、と思ってた人が、
「このスレの1や2のSSも読みたい」って想いに最後の1歩分背中を押してもらうことは
意外にあると思う。ていうか俺だ。
567名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:10:16 ID:oGi0sFAP
>>560
> 距離20......15......10......5......

どうしても『エイリアン』を思い出してしまう俺を許しておくれ。
あとサンダーヘッドっぽいとか思ってしまう俺を。
568名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:17:41 ID:VIAyStXu
>>567
<<ダヴェンポート大尉、口を慎め。その前にSSを書け。>>
569名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:02:06 ID:7Dp7i18i
>>515
アメル「うぅ・・・こ、ここは・・・・・・?」
レイム「やあ、お目覚めになりましたか?アメルさん」
アメル「ひっ?な、なんで突然!?どうして今更!!!!!」
レイム「最近ど〜も出番がなかったものでして。今更説明など不要でしょう?・・・それでは」
アメル「嫌っ!助けて!誰かお願い!!嫌ああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」


ガシッ!!


ポム子「あなた・・・アメルさんを犯そうとしましたね・・・?
    させません・・・それだけは、絶対に・・・!!」
レイム「ほほう・・・半魔の分際で、この私に刃向うおつもりですか。
    面白い・・・ならば望みどおり、貴方から嬲って差し上げましょう!!」
アメル「いけないっ!その人だけは!!逃げてぇぇぇっ!!!」












レイム「あうっ・・・何故・・・この私が・・・ううっ!!!」
ポム子「はあぁ・・・やっぱり太いです・・・・・ぁん、私の眼に狂いはありませんでした♪」
ポム子「『2』の貴方が『4』のエースである私に勝てるとお思いに・・・」
レイム「ぐぅっ・・・」
ポム子「あら。もうお出しになったんですか?魔王なのに意外と早漏なんですね」
レイム「い、言わせておけば・・・この屈辱次こそ・・・あうっ!?」
ポム子「うふふ、手加減などなさらないで結構ですよ?
    このしがない半魔を、どうぞ御好きになさってくださいまし」
レイム「ひいぃぃぃっ!?こ、この淫魔めぇぇぇっ!!」
アメル「・・・・・・・・・だから逃げてって言ったのに」
570名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:22:23 ID:sYqAWmtn
レイムさんwwwwww
571名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:31:28 ID:drSgJUOw
アメルがレイムを心配するとは一体どんなことをしたんだポムニット
572名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:31:14 ID:pYdPsbcA
3のキャラを4の時代で出すと悲しくなるとの話だが
先生は護人ENDの時に不老不死っぽいこと言ってたし、番外で抜剣してる生徒四人も実は若いまま行けるんじゃないかと最近思った
573名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:03:39 ID:NfI5brjX
言われてみれば3の番外編であの島は時間の流れが遅いとか行ってたような…
仮にそうだとしても島を離れてそうなカイル一家やアズリアはアウトなんだろうなぁ…
574名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:21:08 ID:hBBE2IkC
アズリアは軍でそこそこ目立つ役職についてるわけだし
妙に年取るの遅かったらいろいろ調べられるよな
575名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:23:09 ID:Ffj1905I
>>574
ヒント:女は化ける
576名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:23:23 ID:5Ue3pfZi
ほら、ファミィさうわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
577名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 09:39:44 ID:d/tWgIJd
思いついたネタをどっちから先に書こうか迷っている。
とりあえずネタ案
・出番のないアカネちんに愛の手を
・ミニスたん16歳
どっちもコメディな感じになりそうだが。
578名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 10:02:43 ID:Z2mp/pqh
アカネ+ロリ二人のシルターン組珍騒動とか読みたいな
579名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 10:43:50 ID:aIbiQOIK
アカネ×ライだろ、常識的に考えて……
580名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 11:37:47 ID:C3eySoaa
じゃあ間をとってロリっ娘くのいち珍道中と
せくしぃミニスおっぱいに挑むでどうだ
581名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:29:33 ID:Cpajp+Kz
後者希望
582名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 14:13:45 ID:aHKLvQeX
フェアを見てると如何にトリスの胸が小さいどころか
まっ平らだったのかがよくわかる(´Д⊂
583名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:43:35 ID:fMZ7sSPl
だがそれがいい
584名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 17:38:20 ID:1JsX9g6T
ネスティ乙
585名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:06:07 ID:ijiTEtLz
ミニス「やっほートリス♪」
トリス「(追い越された!)」
ユヅキ「君が調律者か。たまには界廊にも遊びに来てくれ」
トリス「(重そうな胸当てつけてるのに大きい!!)」
フェア「初めまして。先日は本当にありがとうございます」
トリス「(ガキ主人公に負けたッ!?)」
フィズ「お久し振り!ラミもいい先輩を持ったもんね〜」
トリス「(そんな馬鹿な!?番外編と同じ子のはずがない!これは夢だ!!)」
ミント「こんにちは。ミモザ先輩からお話は聞いてますよ」
トリス「(このホルスタインめ!!)」
ミント「あれ?どうかしました?」
トリス「・・・・・・・・・あたしだって」
フェア「?」
トリス「あたしだって・・・主人公なのになんでッ!!!!」



ガシッ!!


ポムニット「あなた・・・ミントさんに嫉妬しましたね・・・?」
トリス「・・・・・・・え、あ、いや・・・」
ポムニット「わかります・・・その気持ち、とっても・・・











   と、言う訳で微力ながら私めが豊胸のお手伝いをさせていただきます♪ワキワキ」
パッフェル「同じメイドとして、私も御手伝いさせてもらいますよ〜♪ワキワキ」
トリス「えっ・・・ちょ、ちょっと待・・・何!や、やめtきゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!?」
586名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:14:03 ID:KVbz6jNv
21であの絶壁だからなあ。
587名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:24:30 ID:fMZ7sSPl
に...ににににににににににににに21〜〜〜〜〜〜っ!
ウソだ!トリスが21だなんてウソだウソだウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソ............
588名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:27:37 ID:ijiTEtLz
>>587
理解することと納得することは別だ!
とネス茶が言っていたが諦めろ
589名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:50:09 ID:cPLzRK4g
3番外編ではそれくらいになるのかな?
590名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:58:32 ID:F6x3hk+k
ギアンって24,5歳くらいのイメージでいいのか?
でも10歳も年下のルシアンと張り合ってるしな…
当主やってるからには若すぎるのも何だし
591名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:59:57 ID:Z2mp/pqh
外見年齢はそんくらいだろうな
アロザイドだから精神年齢があってないんじゃね?
592名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:05:02 ID:F6x3hk+k
なんか精神年齢的にはフェアより2,3歳くらい下に思えるよなw
593名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:51:31 ID:qi9RK6wy
俺は18くらいだと思ってたけどな。
精神面は、頭が良すぎたから、逆に子供のまま成長しなかったって感じ。
594名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:58:20 ID:F6x3hk+k
18って高校生だぞw
595名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:25:19 ID:KVbz6jNv
流れをぶった切って悪いがなんか書けたんで今から投下する。
596緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:26:42 ID:KVbz6jNv
 恋のポムポム伝説
 作詞 無敵のメイドさん 作曲/編曲 敏腕メイド
 うた:ポムニット(C.V.後藤邑子)

『ポ・ポ・ポムポム☆ ポムルンルン☆ ポ・ポ・ポムポム☆ ポムルンルン☆』
『素直に「好き」と言えないおじょうさまも 勇気を出して (Hey Back Attack!)』
『恋の必殺技。メイドクライシス♪ ぶっ飛ばしてさしあげますわ♪」
『峠かーらーやーってきたオシャマな半魔♪ いつも皆様の精気を吸って頂かせておりますの♪』
『夜はおじょうさまを 想いながら ひとりエッチに励む♪』
『明日は ライさんも 交えて3Pできますように♪』
『Come On Let`s sex! Come On Let`s sex! Baby!』
『己の欲望のままに 走りだしたら♪』
『Come On Let`s sex! Come On Let`s sex! Baby!』
『境界(そら)の彼方へ Sexual Relations ♪』
597緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:27:37 ID:KVbz6jNv

ポムニット「エロスのマジカル♪ポムルンルン☆ Ah♪」
リシェル「なに如何わしい曲、歌ってんのよぉ!あんたはぁっ!!(バニシングビーム炸裂)」
ポムニット「キャァァアア!!……う……ぅ……おじょうさま……あんまりです……」
リシェル「ああ、うっさい!あんたがろくでもない歌を歌ってるからいけないんでしょうがぁ!」
ポムニット「そんなことおっしゃらずに一緒に歌いましょうよぉ。おじょうさまやアプセットさんのキャラソンだって出てるんですよ?」
リシェル「知るかぁ!そんなのっ!いい加減わかる人にしかわかんないネタは程ほどにしときなさいって!」
ポムニット「そうですね。うるうる。この曲お気に入りなんですけど……」
リシェル「んで……今回もあたしたちが司会なわけ?」
ポムニット「はい、今日はゲストの方ももうお見えのはずなのですが……」
アカネ「ハァ……あんたたちはいいよねえ。人気者でさあ……」
リシェル「あれ?アカネ?あんたがゲスト?なによ早々に落ち込んじゃって。あんたらしくないというか」
アカネ「そりゃ落ち込むよ。なんたってアタシ、初代から出てるってのにここじゃちっとも出番なくってさあ」
ポムニット「4発売以降では23スレの155さんがお書きになられたわたくしの淫乱メイドシリーズで一度出たきりですものね」
アカネ「最近はフィズやラミまで活躍し始めてるってのにね。いくらこのいつも元気なアカネさんでもこたえるって……」
リシェル「なんだってそんなに出番にめぐまれないのよ」
アカネ「こっちが知りたいよ。世の男どもはどこに目をつけてるんだい。こんなにも『せくしい』なこのアタシをほっといてさあ」
ポムニット「まあ、多分そういう年上のお色気路線にはわたくしやミントさんとかがおりますし」
リシェル「かといってベタな純愛が似合うようなキャラでも歳でもないもんね。あんたは。確かアルバより九つ上だっけ?」
アカネ「くぅ、帯に短し襷に長しってやつか。歯がゆいねえ」
リシェル「そもそもあんたって元は1のキャラなんでしょ?そっちの方はどうなのよ?」
アカネ「ダメダメ。ハヤトも、トウヤも、クラレットやカシスのガードが固くてさあ。お零れにありつけんのもせいぜいリプレまでだね」
ポムニット「1は主人公とパートナーの方の組み合わせで半ば固定されちゃってますもんねえ」
アカネ「まして他の男どもなんて対して絡むキャラいないし。しいていうならお師匠ぐらいだけどさ」
リシェル「八方手詰まりってことか。どうしようもないじゃん」
アカネ「そこをなんとかしたいからこうして相談に来てるんじゃないのさ。頼むよぉ」
ポムニット「そう言われましてもこちらとしても……」
エニシア「そうだね……出番がないのは辛いよね……」
リシェル「エニシア!?なによあんたまで。あんたはあたしとの対決SSでおもいっきり出てたじゃん」
エニシア「それっきりだよ。わたしの出番。あれもほとんどギャグだし、わたしの本番のシーンはポムニットさんの陵辱シーンで潰れちゃったし」
ポムニット「あれはわたくしといたしましても不本意な結果なんですけど……」
アカネ「そうそう。25スレの539が書いた店長の総受けSSでもあたしら人数の都合で省かれてるしさあ」
リシェル「そのSS、午前のトリがあたしで、午後のトリがポムニットだったような気が」
エニシア「ギアンは結構活躍してるのに……わたしのほうはちっとも……クスン……」
ポムニット「ああ、姫様。お泣きにならないでくださいまし」
リシェル「なんか聞いてて気の毒になっちゃうわね」
アカネ「だからさ。出番の多いあんたらから出番の増える秘訣みたいなもんをこの不遇なアタシらにもちょこちょこっと教えてくんない?」
エニシア「わたしからもお願い……もう出番ないのいやだよぉ……」
ポムニット「というわけで今回の座談会のテーマはいかにすればこのスレでの出番を増やせるのかについて語っていきたいと思います」


598緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:28:23 ID:KVbz6jNv


リシェル「出番増やすったってそんなん書き手がついてくれないことには始まらないじゃん」
アカネ「それを言われると身も蓋もないねえ」
エニシア「うぅ、どうしてわたし達を書いてくれる書き手の人って少ないのかなあ」
ポムニット「組み合わせの妙というのもあると思いますよ。わたくしとおじょうさまはほとんどセットになっておりますし」
リシェル「あたしの出るSSってことごとくポムニットも出てんのよね。他にも色々出張ってるし」
ポムニット「わたくしの場合、ライさん。フェアさん。おじょうさまにおぼっちゃまと絡める相手にことかきませんから」
リシェル「そのポムニットと絡んでるおかげであたしも結構出番多いんだけどね……なんかいつも一方的に襲われてるような……」
ポムニット「それだけ皆様がわたくしとおじょうさまのことを応援してくださっている証拠ですよ。おじょうさま♪」
リシェル「だからいちいちひっつくなっての!」
アカネ「そこらへんアタシにとっちゃネックだねえ。競争率高そうな店長除くとあとはアルバぐらいか……」
ポムニット「そのアルバさんにしてもフィズさんやイオスさん(女)が主流ですしね」
リシェル「シンゲンとかは?シルターン出身同士で結構仲よさそうじゃん」
アカネ「ハァ……あのロリコン侍がこの成熟しきった『せくしい』美女に興味示すと思うかい?」
リシェル「思わないわね。ゴメン」
エニシア「わたしの場合だとライ以外だとギアンとかかな?」
ポムニット「他の忠臣の皆様は恐れ多くて手が出せないでしょうし。けれどそのギアンさんも……」
リシェル「フェアとの方がメインだもんね」
エニシア「うぅ、やっぱりこっちも厳しい……」
アカネ「多分、本編中の扱いも大きく影響してると思うよ。アタシなんてたいして話の本筋に絡まないしさ」
リシェル「エニシアはパーティーキャラじゃないし一周目じゃ後半になってようやく出てきたって感じだしね」
ポムニット「あと、隠しルートを選択されますとわたくしを仲間に出来ないのがプレイヤーの皆様にとって余りうけがよろしくないそうです」
アカネ「無限回廊とかやりこみたい周じゃ、スルーされるだろうねえ」
エニシア「そこらへん、もうちょっとどうにかしてくれるとよかったんだけど……」
アカネ「まあ、すぎたことを言ってもしょうがないからさ。で、何かいい方法でもない?」
ポムニット「単純に出番を増やすというだけなら案がなくもないんですが」
アカネ「なになに!?教えて。教えて」
エニシア「わたしの方からもお願い……」
ポムニット「この作者の方の得意技です」
アカネ「あ、いいや。結構、そういうのはもう勘弁」
エニシア「え……?アカネさん。どうしたの?」
アカネ「この作者の得意技ってきたら……そりゃさあ……」
599緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:29:48 ID:KVbz6jNv


「うっ…うあぅ…ラ…ライ…」
「……!!」
 ふとエニシアが口にした名にギアンは反応する。かすかに洩らした呟き。だがそれを聞き逃さなかった。
 そして聞いた途端、ギアン自身にも良く分からない衝動が走る。行動に移るのに間もないほどに。
 ドガッ!!
「キャァ!!」
 気が付くとギアンのつま先はエニシアの鳩尾に食い込んでいた。横隔膜を強打され呼吸すらもままならず痙攣するエニシアの髪をギアンは掴み顔を寄せる。
「今…彼の名前を言ったね……言っただろ!!彼の名前を!!そうだろ!!そうなんだろ!!」
「あ…ギ…ギ…アン……苦し…」
「そんなに…彼の方がいいのか?」
「えっ?」
「彼の方がいいのかって聞いているんだ!!」
「きゃうぅっ!!」
 刹那、地面に上半身を叩きつける形で押し倒される。気絶してしまいそうな衝撃が全身を走る。
 あるいはそのまま意識を失えたらどれだけ良かっただろうか。
「わたすものか!!」
「ギアン……」
「他の誰にもキミを渡したりするものかぁぁっ!!」
「あ……いあぁぁ!!ぎあぁぁぁぁぁぁ!!」
 未だ穢れを知らなかったエニシアの処女肉。そこにギアンの肉棒は侵入を果たす。それはケダモノの交わりだった。
 人と人のそれではない。ただ犯す。快楽を得るためではない。犯すこと。穴を埋め尽くし腹をかき回し陵辱する。
 相手が自分の支配化に落ちるまでただひたすら犯しぬく。本来性交のもつ愛欲の欠片など一つもないそんなSEX。
「痛いっ!痛いぃぃぃ!!止めてぇ!!やだぁっ!!ぎぃぃ!!いぎぃっ!!」
「ハハハ……エニシア……エニシア!!」
 痛がるエニシアを見てギアンは余計に昂ぶる。これは制裁なのだ。自分から離れてライの元へいこうとするエニシアへの
「うぐあっ!!ひぎぃぃぃ!!ああぁぁ!!」
「どうだ!痛いか!苦しいか!けれどね、エニシア。僕は君を許してはあげないよ。こんなぐらいではボクはまだ君を許したりはしない!!」
 痛い。苦しい。処女を引き裂かれたエニシアの秘部。その傷口を更に抉ってすり潰すかのように襲う肉棒。
 子宮の入り口が、あるいは奥まで、破壊されそうな衝撃が走る。痛みで気が狂う。死んでしまいそうだ。いやいっそのこと死んでしまった方が楽なぐらいに。
「僕のものだ。エニシア、君は僕のものだぁぁぁ!!!」
「あぁぁぁっっ!!ああぁぁぁぁぁぁおあぁぁ!!!!」
 ドクドクと子宮内に直接白濁がそそがれる。ギアンの放つ子種汁はエニシアの胎内を存分に浸した。

600緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:30:29 ID:KVbz6jNv



アカネ「とまあ、こんな感じにずっこんばっこんと……」
エニシア「嫌だよぉ!そんなのぉっ!!それにギアンはわたしにそんな酷いことしないよぉ!!」
リシェル「いや、ゲーム終盤のテンパったあいつならやりかねない気が……」
ポムニット「それよりもこのお話……以前にどこかで見覚えが………」
アカネ「この作者がその気になるともう人生破壊級だからねえ。カシスとかクラレットとか相当酷い目にあってるし」
エニシア「いやぁ……そんなのイヤぁ……」
アカネ「かくいうこのアタシも一回やられたんだけどさぁ。いやぁきつかったねえ。あんときは」
エニシア「やだぁ!聞きたくないよぉ!」
アカネ「焼け爛れた鉄の棒であそこをおもいっきり貫かれてさあ。一気に赤ん坊なんて産めない身体にされちゃったねえ」
エニシア「ぅ……あぅ……ぅ……」
アカネ「そっからも散々嬲り者にされて、身体中穴だらけにされちゃってさあ、そのまま素っ裸でスラムに放置だよ?
    アタシ、あんときゃマジで死ぬかと思ったねえ。いや、本当に死んじゃったかもしんないね。エピローグにも出てないし」
エニシア「嫌ぁぁぁぁぁぁあああ!うあぁぁぁあああ!!ああぁぁぁぁああああ!!」
リシェル「ちょっと!なに泣かせてんのよっ!!」
アカネ「いやあ、別に泣かすつもりじゃなかったんだけど」
ポムニット「そういう目にあわれたことをしれっと語れるアカネさんの神経にわたくし脱帽してしまいます」
アカネ「ま、これでも一応くのいちだからねえ。そういう目に遭うのとは隣り合わせな毎日を生きてるわけだし」
リシェル「普段のあんたからはとても想像できないわねえ」
エニシア「うっ……あうっ……うぐっ……嫌だよぉ……わたし……陵辱なんかで出番増やしたくないよぉ……」
ポムニット「姫様。どうか落ち着かれてくださいまし。よしよし」
アカネ「あの娘みたいに自分で自分を追い詰めるタイプってさ、モロにそっちの意味で作者の好みだよ。気をつけてやんないとねえ」
リシェル「その矛先がいつこっちにも向くか気が気じゃないわよ。本当に」
ポムニット「ともかく陵辱で出番を増やすというのも一つの方法ではあるのですが……」
アカネ「やられるこっちにとっちゃたまんないよねえ。もう一度やられたからコリゴリだよ」
リシェル「あたしは絶対に嫌だかんね」
エニシア「わたしもだよ。うっ……うぅ……」
601緊急座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:31:52 ID:KVbz6jNv

ポムニット「さてそろそろ恒例のSSの紹介なのですが……」
アカネ「よっ、待ってました。大統領。憎いよ。このこの」
リシェル「やけにはしゃいでるわねえ」
アカネ「そりゃあもう。元々この座談会なんてあたしらみたいな不遇キャラのためにあるようなもんだったんだしね」
エニシア「いつの間にか路線逸脱しちゃったんだよね。それが……」
ポムニット「今回のSSは出番の少ないアカネさんに愛の手をということだったのですが……」
アカネ「いやったぁあ!!来た来た。これこれぇ」
リシェル「そうやってぬか喜びしてると……」
ポムニット「その前にアカネさん宛てにお手紙が一通届いております」
アカネ「おっ、このアタシに熱烈なラブレターかい。いやあ人気者は辛いねえ」
リシェル「さっきまで不遇だなんだって騒いでたくせに」
アカネ「えっと……どれどれ」

『アカネさん。先程の様子は全て拝見させてもらいました。あまり感心しませんね。か弱い娘さんの心を傷つけることを言うのは』
『それもこれも師としてこの私が少し貴女のことを甘やかしすぎたのがいけないのです。つくづく反省しております』
『かくなる上は貴女を一度、根本から鍛えなおしてさしあげたいと思いますのでそちらにむかいます。あらかしこ。』
『追伸、皆様方。この度は不肖の弟子がご迷惑をおかけました。お詫びといってはなんですがそちらに着いたら手製の蕎麦を振舞いましょう』
『それでは今後ともアカネさんのことをよろしくお願いいたします。 店主シオンより』

アカネ「ってお師匠ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
リシェル「あ〜あ。あんなこというから」
アカネ「ひぃぃ!もう出番とかそんなのどうでもいいよ!さっさと逃げないと……」
ポムニット「無駄だと思いますよ」
アカネ「なんでさ!?」
ポムニット「なんでと申されましても……」
シオン「それはですねえ。その手紙はつい今しがた私からそちらのお嬢さんに手渡したものだからですよ」
アカネ「ぎゃぴぃぃぃぃいいいいい!!」
シオン「修行が足りませんねえ。いかなるときも心を乱してはならぬのが忍だとあれほど教えたではありませんか」
アカネ「お、お師匠!違うんです!これには深いわけが……」
シオン「その深いわけとやらも二人きりでゆっくりと聞こうじゃありませんか。ねえアカネさん」
アカネ「嫌ぁぁぁ!助けてぇ!!連れてかれるぅぅぅ!!嫌ぁぁぁああ!!!」
ポムニット「連れて行かれちゃいましたねえ」
エニシア「あんなこと言った……罰だよ……」
リシェル「今回はこれでお開きってことで」

アカネ「お助けぇぇぇぇぇえええええええええ!!!!」

 アカネちんフェードアウト。緊急座談会終了。シオンさんからのお仕置きで今回のアカネちんのSSは取り上げです。合掌。
602 ◆inEm7wtNVQ :2007/01/26(金) 22:33:39 ID:KVbz6jNv
アカネでエロ書くつもりだったのが何故かこんなオチにw
すまんアカネ。この埋め合わせはいつか。ということでおおくりしました今回の座談会。
次に顔を出すのはたぶん次スレになりそうですね。それでは皆様サラバ
603名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:35:51 ID:F6x3hk+k
いっそのこと、シオンにエロイお仕置きをしてほしかったw
604名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:46:53 ID:4wdUR3iN
トリス(マグナ)の年齢は2当時18、3番外は2EDで2年経過しそこから1年なので+3で21が正しい
4は1の6年後とすると23となる
605名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:12:20 ID:IOaw9UBo
アプセットのキャラCDとかwwwwwww激しく聴きてぇwwwww
606名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:51:20 ID:RL7/akoL
>>604
あのトリスも23歳か…。
だが相変わらず胸は10代前はn(ry
607名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 00:07:40 ID:lQD9NZsO
>>602
素晴らしかったぜ
608名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 01:14:22 ID:9RlYgzAN
>602
オチにワロタwww

シオンにどんなお仕置きされたのか見てみたかったですYO
609名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 01:51:06 ID:KlzHhH7q
リシェル「フュー!」
フェア「ジョン!」
リシェル&フェア「はっ!」

カッ!

リシェア「パンパカーン!」
リビエル「よしっ、とりあえずフュージョンは完璧ですわ!」
リシェア「リシェルとフェアでリシェアってとこかな…そして、こいつが超(スーパー)リシェア!」
グラッド「フェア、次は俺とフュージョンを!」
シンゲン「いえ、自分と!」
ギアン「ボクと!」
ルシアン「(姉さん、人気ないな…)」
610名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 02:02:17 ID:ajhNkP7U
ギアン&ルシアン=ギシアン(最ヘタレ)
ポムニット&パッフェル=パフェニット(最凶淫乱メイド)
ミント&リプレ(4ver.)=リレミット(爆乳)
611名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 02:15:15 ID:vjCh65Rr
座談会乙、面白かった。
ギアンは凌辱似合うなあ……
アカネさんには是非お師匠からお仕置きうけてもらいたいものです
むろん性的な意味で
612名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 04:56:18 ID:v0wvST32
ポムニット&ミント=ポムミット(淫獣)
レイム&オルドレイク=オルドレイム(鬼畜と調教を司る大淫魔)
613名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 07:40:02 ID:lGVjTVHN
セイロン&シンゲン=シンロン(ロリコン)
614名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 11:12:23 ID:LMCb6zQH
ギアン+グラッド=ギアッド(超童貞)
615名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 11:16:12 ID:FpKyLGPb
ライ&ハヤト=ラヤト (女性陣に押し倒されまくり)
616名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 11:36:13 ID:mnTfWBhU
絵美+アメル=エミル 陵辱され続けで超邪悪化
617名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 11:52:49 ID:ajhNkP7U
アロエリ&テイラー=アイラー(激ツンデレ)
618名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 12:38:00 ID:Tu/eDGe9
ライ×アカネまだ?
619名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 13:16:29 ID:JF/PjvAu
>>615

同じこと考えたわ
620名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 13:41:59 ID:/erGxnb0
>>618
画像で良ければどうぞ
(´∀)つ ttp://imepita.jp/20070127/489120
621名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 13:47:53 ID:+aoy7omX
ライ&ハヤト=ハヤイ(早漏)

なので女性陣にとっく
622名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 14:01:26 ID:FIac6jZU
>>617
それなんて完全生物?
623名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 14:43:44 ID:v9Fdihtl
来る日も来る日もポムニット、ミント、アカネに逆レイプされるライは抵抗も出来ないのでそのうち考えるのを止めた。
624名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:15:24 ID:RYQvK38w
なんとなくこのスレの年表作ってみた


 1発売 2000年1月6日
 2発売 2001年8月2日

サモンナイト萌え 01/09/07 02:32
サモンナイト萌え2 01/12/28 05:11 

サモンナイト萌え3 02/06/08 00:45 

サモンナイト萌え4 03/01/30 09:54                    CS1発売2003年4月25日
【祝】サモンナイト萌え5【3発売】 03/08/06 05:35              3発売2003年8月7日
【イロイロ】サモンナイト萌え6【エロエロ】 03/08/23 01:51
【個人授業】サモンナイト萌え7【二人の秘密】 03/08/30 22:47
【帝国軍】サモンナイト萌え8【身体に聞きます】 03/09/14 21:11
【だから漏れ】サモンナイト萌え9【抜くよ】 03/10/14 18:25
【私が欲しいの…?】サモンナイト萌え10【はい。】03/11/08 17:56

【おまいに】サモンナイト萌え11【萌えたい】 04/01/24 20:33
【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】 04/03/04 18:13
【漏れが】サモンナイト萌え13【アクセス!】 04/06/16 04:12
【君に】サモンナイト萌え13.2【アクセス!】 04/06/18 00:37
【純愛も】サモンナイト萌え14【鬼畜も】 04/08/04 20:59          CS2発売2004年8月20日
【エロって】サモンナイト萌え15【いいよね】 04/10/26 19:39:35

【エロの】サモンナイト萌え16【集う楽園】 05/02/13 13:29:21
【エクステーゼ】サモンナイト萌え17【どうなる?】 2005/05/29(日) 18:56:21     エクステーゼ発売2005年8月8日
【ルチル】サモンナイト萌え18【エローイ】 2005/08/20(土) 09:09:26
【★】サモンナイト萌え19【画集発売】 2005/11/14(月) 17:47:05            CSはじ石発売2005年12月8日

【エロスを】サモンナイト萌え20【召喚せよ】 2006/03/05(日) 22:46:50
【妹弟子】サモンナイト萌え20【(*´Д`)ハァハァ】 2006/05/23(火) 16:05:26
【えへへ♪】サモンナイト萌え22【先輩♪】 2006/08/15(火) 17:01:02         4発売2006年11月30日 
【祝】サモンナイト萌え23【4発売】 2006/12/07(木) 20:20:39
【メイド】サモンナイト萌え24【暴走】 2006/12/18(月) 16:38:57
【ガンバレ童貞!】サモンナイト萌え25【鬱兄貴!】 2006/12/30(土) 15:46:41

【パパさん】サモンナイト萌え26【ツンデレ】 2007/01/09(火) 21:37:10
625名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 16:22:15 ID:ajhNkP7U
>>624
4発売後の3スレの消費がやたら早えな
こうみると秀逸なスレタイが勢揃いでワロスww
626名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:19:13 ID:p9KzaEgk
>>624
9、10スレのスレタイにワロタ。スレ9のスレタイなんか意味変わっちゃってるしw
この2スレは3発売直後のSSラッシュが終わり、1,2のSSが再び増え、
4発売直前の21,22スレに匹敵するバリエーションの豊かさに加え、
ハヤカシ、レシユエ、鬼畜の3神が降臨している凄いスレ。
627名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 21:42:19 ID:VFIjRSA1
つーか鬼畜の人はいつでもいる気がするw
いや良い意味でね。
628名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 22:16:20 ID:QNDO++AI
次スレどうしよう。
容量そろそろやばいんだけど。
629名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 22:19:22 ID:EaD2VqiW
>628
とりあえず建てるだけ建てればいいんジャマイカ?
630名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 22:31:09 ID:G++ajMaH
もう後、長いのが一本はいるかどうかってとこだしな。
631名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 06:54:10 ID:8J1/8XO9
誰かそろそろ新スレよろしく
632名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 08:53:16 ID:hZ7HBoJO
グラッド「言っておくが、オレは最初からクライマックスだぜ!」
ライ「素直にフラれたって言えよ」
633名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 09:46:05 ID:v8145G8Z
次スレ立ててくるわ
634名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 10:04:55 ID:Lm17TijH
冒険百連発
635名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 10:15:56 ID:v8145G8Z
立ててきた

【ロリコン若様】サモンナイト萌え27【ロリコン侍】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169946222/
636名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 10:38:06 ID:AKl29YjQ
>635
乙。

ロリコソ組がサブタイかよw
637名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:11:57 ID:Hu5kJk8C
>>632
ライ「俺はEDで誰ともくっ付かない気がしていたがそんなことは無かったぜ!」
ルシアン「別にリビエルとは男女の仲じゃない気がしていたがそんなことは無かったよ!」
セクター「私もこんな体だからミントさんの想いにこたえられない気がしていたがそんなことはありませんでしたよ!」


スレの皆がグラッドを救うと信じて・・・!ご愛読ありがとうございました!!
638名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:43:47 ID:lCfPTImo
実に3ページ打ち切り。
639名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 07:00:41 ID:p34g1nzK
>>634はかなりおっさん、もしくはおばさん。
640名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 08:09:35 ID:QIQvbiaC
641名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 08:10:32 ID:QIQvbiaC
あれ、まだ書けるんだ
642名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 09:21:34 ID:tpds5ulO
>641
現在476KB。
数レス程度の話ならこっちに投下可能。
643名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 09:42:15 ID:hT4QbD5s
実は俺さ・・・
SSの投稿の後に職人さんが



このSSがスレの皆の股間を直撃すると信じて・・・!ご愛読ありがとうございました!!




ってネタをかましてくれないかと期待してたりするんだ
自分でやれば良かったんだが残念ながら俺は与えられる事しか出来ない身だからさ・・・
644名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 13:23:07 ID:YDe0h/3o
>>643
何事も挑戦だぜ
やればできるもんさ、まずは行動だ

ってなわけで
オネガイシマス
645名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 16:22:52 ID:PmybbiRs
グラッドって幸せって意味だったか?
英語で、
まったく幸せじゃないなまったく
646名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 17:08:33 ID:G35AsLX8
綴りが違うような
647名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:50:43 ID:6kjDBhqd
>>637,>>643->>644
実は増田こうすけって結構人気あるんだなって思った。
俺?もちろん好きですよ。
648名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:55:03 ID:7tDPPFSv
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! 次スレは、スレ立て未定です。 夢野カケラ
リシェル「チクショオオオオ!くらえミルリーフ!デスレイン・Ω!」
ミルリーフ「さあ来いリシェル!わたしは実は一回触られただけでイクぞオオ!」
(ぴと)
ミルリーフ「ひゃああああん!こ この虹翼の守護竜と呼ばれる至竜のミルリーフが…
        こんな小娘に…ひゃっ…バカなアアアあああん!!」
(もみもみもみもみ)
ミルリーフ「イクううぅぅぅぅぅっ!!!!」
アロエリ「ミルリーフがやられたようだな…」
アカネ「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
ミント「ツンデレごときにヤられるとは竜族の面汚しよ…」
リシェル「くらええええ!」
(さわっ)
3人「んああああああっ!!」
リシェル「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでポムニットのいるメイド城の扉が開かれる!!」
ポムニット「よく来たましたねお嬢様…待っていましたよ…」
(ギイイイイイイ)
リシェル「こ…ここがメイド城だったのか…!感じる…ポムニットの淫力を…」
ポムニット「お嬢様…戦う前に一つ言っておくことがあります 
       あなたは私を倒すのに『レイム一味』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せます」
リシェル「な 何ですって!?」
ポムニット「そしてライさんは搾り尽くしたたので最寄りの町へ解放しておきました あとは私を倒すだけですねクックック…」
(ゴゴゴゴ)
リシェル「フ…上等ね…私も一つ言っておくことがあるわ 
      あなたに酷いことを言ったような気がしていたが別にそんなことはなかったわ!」
ポムニット「そうか」
リシェル「ウオオオいくぞオオオ!」
ポムニット「さあ来いお嬢様!」
リシェルの勇気がライを救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
649名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:30:59 ID:tRqxxiPv
>648
腹がよじれるwwwwwwwwwwwwwwwwwww
650名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:43:49 ID:1jttTsg0
>>648
>あなたに酷いことを言ったような気がしていたが別にそんなことは
あったよ!w
651419:2007/01/31(水) 00:58:21 ID:Yo3YSo+R
ごめん、娘が風邪ひいてさらに言えば文がうまくまとまらないというアクシデントに見舞われた
しばらく投下できないかもしれんね
652名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:13:27 ID:4qlCXWX2
>>651
頑張って書き上げてくれると嬉しいぞ
次スレで投下した方がいいかもしれんな
娘さんの具合をしっかり治した後でな
653名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 05:32:55 ID:JDxq57kL
そして娘の病気を治すべく旅に出て十年間音信不通になる419
654名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:12:18 ID:3iLwyyfS
419はリィンバウムから2ch見てるのか
655名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 17:03:26 ID:GhryiuD7
419=ケンタロウなら俺はもう誰も信じられない
656名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 17:03:39 ID:2mPftSWZ
>>654
股間からかも
657名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 19:04:26 ID:jiBzQ4U9
411:SSがよ、いまだに書けてねーんだよなあ
   娘の病気を治して、アルバ×グランバルド(女体化、擬人化)
   っていう受信した電波をSSにする。
   その方法を見つけるまでは、オレ様は帰れねえんだわ
   バカとかクソとかロクデナシってのは慣れちまったけどよ
   ウソつき、って呼ばれるのだけはカンベンだからな
658名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 06:17:30 ID:4rt3w4zt
419マダー?
659名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 21:46:18 ID:BVitUspd
それっきり・・・
住人たちは
スレの中から
姿を消して・・・
しまったんだ・・・
660419:2007/02/05(月) 02:45:48 ID:+PTgga7G
娘の風邪が中々治らない
ごめん、まだ暫く完成しそうにない
661埋めネタに座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/02/05(月) 14:34:40 ID:pHu2wqZX
 びくびくと、胎内で脈打つものをエニシアは感じた。注ぎ込まれる液汁。それが自分の子宮を満たすのを。
「やっ……あっ…うっ……うぅ……」
 膣内に埋没した肉根は一度射精を終えても萎えることはなかった。すぐに活力を取り戻して再び抉る。
「あうっ…うっ…ぐぅ…うっ…っひ……」
 ずりずりと引きずられるように膣肉はめくれる。挿入された男根が肉壁をこそぎ落とす。
 内臓を圧迫される苦しみと、陵辱を受けている哀しみがエニシアを襲う。すすり泣く。ただ弱弱しく。
「はぁ……はぁ……どうだいエニシア?これでもう君は永遠に僕だけのものだよ」
「ぅ……うぅ……ギアン………」
 犯しながら囁いてくるギアンをエニシアは見つめる。こんな仕打ちを受けても、
 エニシアに彼を憎む気持ちはなかった。哀しかった。ただそれだけだ。
「何処にもいかせないよ。誰にも渡さない。君だけは。もう君だけなんだ。僕の傍にいてくれるのは……」
 妄執を諦めることを拒絶したギアン。そんな彼の元にはもう誰もいない。レンドラーもゲックもカサスも。
 そしてクラウレまでもが彼の元から離れていった。
(寂しかったんだよね……ギアン……独りぼっちになって……)
 肉棒の蹂躙を受けながらエニシアは涙を流す。陵辱されている自身にではなく、救われないギアンの心に。
 そんなエニシアにギアンはひたすら腰を打ち付ける。彼女の膣内を自分の型にしてしまうために。
「うっ……ぐぅ……あぅ……」
 ピストンの度にエニシアの膣で吐き出された精液が泡を立てる。ぬるぬると粘膜でただれた肉が擦れあう。
 時折、お腹の中で響く破裂音。びくびくびく。流れ込んでくる。熱い液汁が。エニシアの子宮に。
(赤ちゃん……できちゃうのかな……わたしとギアンの……)
 溢れた精液で濡れる結合部をエニシアは見やる。白濁が破瓜の出血と混じってとろとろになっていた。
 小さな割れ目にこれでもかといわんばかりに深く刺さる肉根。それが上下する度にエニシアはたまらず喘ぐ。
「はは……感じてくれるのかい?エニシア……僕ので……」
 エニシアが喘ぎを漏らすと、少しだけギアンの表情が柔らかになる。大切にしまっておいた宝物。
 それを自分の手で壊すことでしかもうギアンの心は満たされない。
(ごめんね……ライ……せっかく貴方とお友達になれたのに……)
 犯され、ひたすらよがる中でエニシアは胸中呟く。
(わたし、もう笑えない……二度と笑えないよ……)
 こうしてギアンの救われぬ心にせめてもの慰みを与える。そうすることしかもう自分にはできないのだから。
(幸せになりたかったな……将軍や教授やローレットたち。カサスや子どもたちともみんな……)
 ギアンが自分に与えてくれた大切な家族たち。彼ら一人ひとりの顔がふいに浮かぶ。
 もう戻らない。全ては壊れた。壊したのはギアン。ギアンをそこまで追い詰めてしまったのは自分。
 ギアンの苦しみを分かってあげられなかった。ギアンの心を救ってあげられなかった。
(わたしのワガママのせいでたくさんの人に迷惑をかけたしね……罰が当たったんだよ……)
 今、こうして受ける陵辱も、犯した罪への制裁と思えば甘んじて受け入れられた。けれども。
(ギアン……わたし……貴方とも一緒に幸せになりたかったな……貴方を幸せにしてあげたかったよ……)
 それが哀しかった。どこまでも救われぬギアンの心を癒してあげられないことが。
 秘肉を貫く濡れた音の中で、ギアンの注ぐ白濁をその身に受けながら、エニシアは泣いた。
 夢に見たほんのささやかな楽園。それに永遠に手が届かなくなってしまったことを哀しみながら。


662埋めネタに座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/02/05(月) 14:35:57 ID:pHu2wqZX



エニシア「どうして!どうしてこの間の小ネタに続きがきてるのぉ!!」
リシェル「容量余ってるから埋めネタにだってさ」
ポムニット「作者の方も随分とたまっていらしたんですねえ」
エニシア「酷い!酷いよぉぉ!!わたしの扱いが酷すぎるよぉ!ひっく…嫌いなんだぁ!この作者の人…
     わたしのこと絶対嫌ってるんだぁぁ!きっとそうなんだぁぁ!うぇぇぇん!うっ…ぐすっ……」
リシェル「むしろ好かれてるんじゃない?某芋天使的な意味でさ」
ポムニット「そこは好きな子ほど虐めてみたくなる微妙な書き手心理かと……」
エニシア「いやだよぉ…そんな好かれ方されたくないよぉ…わたしなんて……どうせわたしなんて……
     リシェルはいいよね……純愛ばかり書いてもらえて…作者の人のお気に入りで……ブツブツ…」
リシェル「いや、そこであたしにやっかまれても困るんだけど……」
ポムニット「というわけで姫さまばかりこんな役割では不公平ですのでおじょうさまの方も一つ、いきましょう」
リシェル「ちょっとぉぉ!なに勝手なこと言ってくれてんのよぉ!」

663埋めネタに座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/02/05(月) 14:36:56 ID:pHu2wqZX


「嫌ぁぁぁああ!!誰かぁぁああ!!助けてぇぇええ!!ライぃぃいい!!」
 それは惨劇だった。竜の子をめぐる戦いに敗れた一行。捕らえられた女達は見せしめのために犯されている。
 今回の犠牲者はリシェルだ。クラストフ家の私兵に取り押さえられ、その衣服をボロボロに引き裂かれて。
「嫌……やめ……ぎっ……ひぎぃぃいいい!!」
 そしてグロテスクな肉塊がリシェルの大事な箇所にねじ込まれていく。ずぶりとリシェルの処女肉を刺し貫く。
 迫り来るのは身を引き裂かれる破瓜の苦痛。蹂躙される膣肉がきしむ。悶え苦しみながらリシェルは悲鳴を上げる。
 なんとも無惨な姿であった。リシェルの股間から滲み出す赤い鮮血。リシェルの純潔が破壊された証。
 大切な処女を強姦によって奪われる。リシェルのような少女にとってこれほど辛いことが他にあるのだろうか。
「痛い……痛い……やめてっ!もう止めてよぉぉ!!嫌ぁぁぁああ!!」
 泣き叫ぶリシェルには構わず、私兵達はリシェルを嬲り者にする。純潔を奪われたばかりの秘所を突く肉棒。
 それはリシェルの胎内で擦れて、欲望をその中に吐き出す。ドクドクと注ぎ込まれる白濁の液汁。
 膣内射精の瞬間、リシェルの瞳からは生気が消えうせる。射精後、肉棒が引き抜かれればまた次なる肉棒が、
 リシェルの膣肉を抉り、胎内に新たな精液を注ぐ。そんな行為が何度も繰り返されて。
「やぁぁ……あぁ…ぐぅぅ……うぁぁぁ……」
 次第にリシェルの反応も弱弱しくなる。それを見やると、私兵達は今度はリシェルのアナルまでをも抉る。
「あぎぃぃいいいい!!痛いぃぃい!!痛いぃぃいいい!!」
 虚ろになりかけた意識は、皮肉にも肛姦の激痛によって呼び起こされる。直腸を引き裂かれる苦痛。
 リシェルが悶えるのを確認すると私兵は容赦なくその腰をリシェルの菊座に打ち付ける。
 前後から挟み込む二本の肉棒。それが胎内でこすれあってリシェルに肉も心もそぎ落とす。
 ドクドクと腸内にも流し込まれるスペルマ。穢されていく。身体の隅々まで徹底的に。
 悪夢のペニスサンドイッチを受けてリシェルの意識はもう絶え絶えだった
「嫌ぁぁぁああ!!助けてよぉぉ!!ライぃぃ!!ポムニットぉぉ!!」
 輪姦され続け、リシェルは泣いてライやポムニットに助けを呼ぶ。救いの手などこないことを知りつつも。
 そして、そんなリシェルに追い討ちがかかる。
「おじょう……さま……」
 それはポムニットの姿だった。半魔の力の源である角を折られて、抵抗できぬように四肢までも砕かれて。
 その瞳は既に虚ろである。身体を覆うのは白い粘液。膣とアナルは、両方ともリシェル同様に貫かれていた。
 豪壮な肉棒が出入りを繰り返す。それを見てリシェルは真っ青になる。見せ付けられた絶望にひきつる。
「ポ、ポムニットっ!い…や……嫌ぁぁぁあああああああ!!!」
 リシェルの悲痛な叫びが響き渡る。そのまま二人は無情にも大勢の兵達に輪姦され続ける。
「もうやだぁぁっ!!やだぁぁぁぁっ!!」
 泣き叫ぶリシェル。もう何度目かも定かでない膣内射精の洗礼。鼓動が胎内ではぜ、液汁が子宮に届く。
 取り囲む無数の肉棒は、リシェルの身体の内と外に大量の白濁のシャワーを浴びせる。
「おじょう……さま……リシェル……おじょうさま……」
 輪姦されるリシェルを見つめながらポムニットの意識も既に壊れていた。ただうわごとのように呟く。
 膣もアナルも。髪も口も乳房も、使用できる箇所は全て性欲処理に使われながら。ただ捌け口にされた。
 私兵たちの情欲をみたす精液便所として。
「やぁぁ……嫌ぁぁぁ……うあぁぁぁ……」
「あぁぁ……おじょうさま……おじょうさまぁ……」
 互いが輪姦される姿を見せ付けられながら、リシェルとポムニット。主従二人の心は死んでいく。

664埋めネタに座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/02/05(月) 14:37:34 ID:pHu2wqZX


ポムニット「あら、わたくしまで一緒にやられちゃいましたねえ」
リシェル「『あら』じゃないわよぉぉ!!なによこれぇぇ!って言うかこれもどっかで見た覚えあるし!」
ポムニット「まあ、埋めネタですからそこらへんは大目にみてくださいまし」
リシェル「埋めネタにも程があるわよ!こんなの書く暇あるなら、あたしとライの純愛の続きをさっさと書けぇぇ!!」
エニシア「自分達ばっかりいい目にあってる報いだよ。いいよねリシェルは。普通に純愛書いてもらえて…わたしなんて…」
リシェル「エニシア……なんだかあんた、性格悪くなってない?」
ポムニット「扱いが酷いと気持ちが自然とやさぐれちゃうものなんですよ。どこかの邪悪な誰かさんのように」
エニシア「うぅ、今のところこんな鬼畜のエルゴの持ち主しかわたしのこと書いてくれないんだよ。あんまりだよぉ……」
ポムニット「ということで他の書き手の皆様。誰か姫さまにも愛の手を差し伸べてくださいまし」
リシェル「そういやアカネは?お師匠とかいう人に連れられてから姿見ないけど」
ポムニット「あちらもあちらでお約束どおりです」
エニシア「容赦ないよね。カ○シ先生」
リシェル「だいたい想像ついた。じゃあ今回はここでお開きにしようか」
ポムニット「それでは読者の皆様。新スレのほうでもどうかよろしくお願いいたします」
エニシア「わたしのこともよろしくね。この作者の人、絶対わたしで純愛は書いてくれないから」
リシェル「それじゃあ、またね。さようなら」

665埋めネタに座談会 ◆inEm7wtNVQ :2007/02/05(月) 14:38:11 ID:pHu2wqZX


 天井から吊るされて、縄はアカネの肉に食い込んでいた。たわわに実った乳肉はぎりっと締め付けられて、
 むっちりとした尻肉の間にも縄は食い込む。特にその縄の結び目。それがアカネの秘肉に容赦なく食い込む。
「……お……お師匠ぉぉ……あたひ……もほぉ……らめへぇぇ……」
 呂律の回らぬ舌で、アカネは許しを乞う。それで許すような師ではないとは知りつつも。
「駄目ですよ。アカネさん。せめて私がこのイチャイチャパラダイスを読み終わるまでは持たせなさい」
「そほんなぁ……殺生なぁぁ……」
 異世界の雑誌に目を通して放置してくれる師にアカネは涙する。こうしている間にも縄はアカネの肉にぐんぐん食い込む。
 特に念入りに媚薬を塗りこまれた秘部。そこに結び目がぎりぎりと擦れる。達するか否かすれすれの刺激がアカネを襲う。
「らめへぇぇ……もほぉ……いかへてぇ……おねがひぃぃ……」
 アカネを責め立てるものは身に食い込む縄目だけではない。その菊座にはロレイレル特性の『でぃるどぅ』が埋め込まれている。
 膣内にはこれまたロレイラル制の『ろーたー』が入れられている。それらはブルブルと振動をアカネの内に響かせる。
 しかも縄目が食い込むごとにそれらも奥にズリズリと沈み込む。その感触にアカネは身悶えする。
「ちなみにどちらにも『あかなべ』特性の秘薬を塗りこんであります」
「お師匠の鬼ひぃぃぃぃ!!外道ほぉぉぉぉぉぉ!!」
 微笑みながらしれっと解説する師匠にアカネは涙する。ああ、どうして自分はこんな師匠についてきてしまったのだろうか。
「忍びとはこれ耐え忍ぶ者のこと。何事も基本ですよアカネさん」
「いひぁぁぁぁあ!!あたひ!忍びもほぉぉやめるふぅぅぅ!!だから許ひてぇぇぇぇ!!」
 と、散々に泣き叫ぶ不肖の弟子を見つめながらシオンはにこやかに微笑む。そして一言。
「抜け忍はご法度ですよ。アカネさん。さて、私はこれから蕎麦をあちらのお嬢さん方に馳走してきますので。それでは」
「そほんなぁぁ。殺生なはぁぁぁぁあ!!」
 こうしてお師匠に放置されるアカネ。情けない声が響く。半刻後、リシェルたちに蕎麦を馳走したシオンが戻ってくるまでに、
 耐え切れなかったアカネは、お師匠直々のお仕置きをきっちりその身に受けましたとさ。


 おしまい 

666名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:36:52 ID:2Z25BD/Y
アカネきたー!
シオンどSっぷりがw
667名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 18:55:05 ID:5/yUeTkP
GJ!!w
シオン、中の人繋がりかw
668名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:41:46 ID:3c7gyfi6
ぐっじょーーぶ!!
しかし、エニシアには幸せになってほしいものだぜ。
669名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 09:42:08 ID:siegN6uB
GJ!!
やっぱり完全に埋まるまでチェックは欠かせないぜ!w
670名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 12:27:52 ID:Jaw7+km1
まだ埋まってなかったのか。
671名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:51:55 ID:CIHoOsW2
あと8kb位ですな。
「クスン……わたしだって幸せになりたいよ……」
 このスレにおける不遇な扱いにエニシアは涙する。まあどこぞの青いの(CV田村ゆかり)みたいに
 まったくスルーされているよりはこれでもマシなのだろうが。
「このまま、鬼畜なエルゴさんのお気に入りに登録されちゃったら……わたし……」
 どう考えても末路は悲惨である。よくて普通に強姦。悪けりゃ人生破壊級の輪姦地獄である。
 陵辱担当の烙印を押されて二度と元の清純なイメージには戻れなくなるのだ。某芋天使のごとく。
「それだけは嫌ぁぁ!絶対に嫌ぁぁ!!」
 最悪の想像に泣き叫ぶエニシア。だが、そんな彼女に何者かが声をかける。
「そんなに嫌わなくってもいいじゃないですか。あたし傷ついちゃうなあ」
「誰っ!?」
 驚いてエニシアは振り返る。するとそこにいたのは件の人物。
「はあい。あたしアメルです。よろしくねエニシアちゃん」
「ひっ……いっ……」
 噂の芋天使ことアメル様の出現にエニシアはただ怯えすくむ。



「ふふふ。貴女がエニシアちゃんね。ユエルちゃん達からお話は聞いてますよ」
「あ……あぁ……はい。わたしがエニシア……です……」
「ふふふ。いい子ね。実はあたしからエニシアちゃんにお願いがあるの。まあ容量も差し迫ってることだから担当直入に言うね。」
「お、お願い?」
 一拍おいてからアメルは用件を伝える。その笑顔を邪悪に歪ませて。
「あたし達の仲間になってね。あたし達と同じ哀れで惨めな肉奴隷に」
「ひぃぃぃぃぃいいいいい!!」
 予想通りの要望にエニシアは絶叫し、そのまま逃げようとする。しかりガッシリと後ろから押さえつけられる。
「あははははは。逃がしませんよぉぉ。せっかくの新入りをこの絵美が見逃すと思いますかぁ?」
 現れたのは邪悪な某。アメルと並ぶこのスレにおける陵辱の双璧である。
「嫌ぁぁぁぁああ!!そんなの嫌だよぉぉ!!わたし、そんなのになりたくないよぉぉおお!!」
 泣き叫ぶエニシア。二人はそんなエニシアに語りかける。




「あたしたちもね……そうやって何度も…何度も……泣き叫んだの……でも結局は誰も助けてはくれなかった……」
「穴という穴に……アレを差し込まれて白いオシッコを吐き出され続けたんです。肉便器として…毎日……毎日……」
「どれだけ泣いても許してはくれなかった。もう死にたいって何度思ったかなあ。でも死なせてもくれないの」
「残るのはいつも惨めさばかりでした。ただひたすらに精液便所にされ続ける自分への……惨めさばかりが……」
「だから壊すの。あたし達が壊すの。みんなみんな壊してやるの。みんなあたし達と同じ惨めな肉奴隷にしてやるの!!」
「そうすれば…惨めじゃなくなりますから…絵美たちだけが惨めじゃなくなるから…」
 ぽたりと零れた涙が筋をつくっていた。壊れた笑み。人として壊れてしまった顔で二人はそう言った。
 どうせもう自分達には何も残されていない。ならば同じ地獄に道連れを引き込 もう。そうすれば惨めじゃない。
 自分達だけが惨めじゃなくなる。公平だ。実に公平。
「…ぁ…ぁぁ…ぅ………」
 そんな二人にエニシアはただ戸惑う。哀しい。あまりにも深すぎる二人の哀しみがエニシアの心に響く。
「ねえ知ってる?エニシアちゃん。処女膜ってさ再生するんだって。フフッ。何度でも癒して、ぶち抜いてあげるねえ」
「えへへ♪お尻って一度はまると病みつきになるんですよぉ。夏美先輩も最初は嫌がってたけど最近は悦んでくれますし……」
「嫌ぁぁぁ!!やめてぇぇぇ!!許してよぉぉぉ!!」
 そのまま組み伏せられて凶悪なブツを突きつけられる。前にはトリスの処女膜を散らした堕天使アメルのふたなりペニス。
 後ろには夏美のアナル処女を抉った絵美愛用の黒塗りディルドーである。二つの脅威に晒されエニシアはそのまま……

「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「どうしたのよ。突然叫びだして」
「悪い夢でも見たのですか?姫さま」
 気がつくとエニシアは元の座談会場にいた。リシェルとポムニットの二人が心配そうにその顔を覗き込む。
(夢……だったんだ。そうだよね……あんなのただの悪い夢だよね……)
 ぐっしょりと汗をかきながらエニシアはなんとか胸をほっと撫で下ろす。
「でも……これが正夢にならないように……お願い他の書き手のみなさん。誰かわたしのことちゃんと書いてよ……」
 ただ切にエニシアはそう願った。エニシアの未来が芋天使や邪悪某と同じものになるか否か。
 それは他の書き手の諸氏の頑張り次第である。どうか健闘を祈る。

 穴埋めネタ第二弾。 今度こそ完結。

 
674名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:06:28 ID:5VCCWRdX
>673
GJ!

もう書けないか?
675名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:09:40 ID:Bnq3mjaJ
>>673
乙乙乙!
676名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:32:44 ID:eLgpvSSg
現行スレで名前間違えられてるエニシア哀れ(笑)
677名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:23:05 ID:JovijueS
どこぞの青いの「不遇、不遇ってネタになってる内はまだ幸せなんだぜ……」
678名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 08:38:50 ID:WSUzk84d
名前間違えたの俺だorz
エニシア許して!!
679名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 09:08:53 ID:LYKlDjkG
GJ!
埋めネタの鑑ですな、性的な意味でw
680名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:41:53 ID:MoVA2q0j
「綺麗な花ほど踏みにじりたくなる」ような心理があるのかな?
681名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 13:42:06 ID:WSUzk84d
うめ梅埋め宇目呻
682名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 14:07:14 ID:qTQc8JUb
うめにレナードさんの煙草はやっぱりマルボロなのかな?
683名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 14:37:26 ID:k30LluRn
はぁ!?マルメン?おめー厨かよ!?
男は黙ってしんせいに決まってんべ
684名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 14:47:56 ID:+rs01cbi
いやいや、ここはやっぱりペルメルだろ
古い方しか認めないけどな!(゚∀゚)
685名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:06:33 ID:qTQc8JUb
いやいや彼ステイツだから・・・なんかかんにさわったんならゴメ。
ラッキーか赤マルかなぁって。古い煙草だし。ペルメルって初めて聞いた。
686名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:59:11 ID:fskPXoU9
埋まった?
687名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 16:30:59 ID:TutNRLCh
わかばはダメか
688名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 16:35:52 ID:QkPF8iqT
似合うのは確か
689名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 16:59:51 ID:qTQc8JUb
安w
よしよし妄想がふくらんできた。
690名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 17:56:38 ID:WSUzk84d
埋まった?
691名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 17:57:29 ID:15BW0P3f
埋め
692名無しさん@ピンキー
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! このスレは、埋め立て未定です。 夢野カケラ
エニシア「チクショオオオオ!くらえクラレット!双覇竜プリズゴア!」
クラレット「さあ来いリシェル!わたしは実は一回ヤられただけで精神崩壊するぞオオ!」
(ズブッ)
クラレット「ひぎぃ!こ この護界召喚師と呼ばれるセルボルトのクラレットが…
      こんな小娘に…ひっ…んあああああああっ!!」
(グチョ!ズチョ!グチョ!ズチョ!)
クラレット「ひぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!」
ナツミ「クラレットがやられたようだな…」
トリス「フフフ…奴は陵辱四天王の中でも最弱…」
ミニス「出番無き者ごときにヤられるとは陵辱キャラの面汚しよ…」
エニシア「くらええええ!」
(ズッ)
3人「んああああああっ!!」
エニシア「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでアメルのいる人生破壊城の扉が開かれる!!」
アメル「よく来たましたね月光花の妖精姫…待っていましたよ…」
(ギイイイイイイ)
エニシア「こ…ここが人生破壊城だったのか…!感じる…鬼畜のエルゴの力を…」
アメル「エニシアさん…戦う前に一つ言っておくことがあります 
    あなたは私を倒すのに『レイム』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せます」
エニシア「な 何ですって!?」
アメル「そしてポムニットさんは陵辱する側だったので
    最寄りの町へ追放しておきました あとは私を倒すだけですね ウフフ…」
(ゴゴゴゴ)
エニシア「フ…上等ね…私も一つ言っておくことがあるわ 
     リシェルとくんでライを輪姦したような気がしていたが別にそんなことはなかったわ!」
アメル「そうか」
リシェル「ウオオオいくぞオオオ!」
アメル「さあ来い妖精姫!」
エニシアの勇気が女性陣(陵辱担当除く)を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!