ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章

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1名無しさん@ピンキー
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

前スレ ファイアーエムブレム&ティアサガ第25章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157873554/

作品倉庫
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/fe18.html
2名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:17:33 ID:u6W+t/I2
過去スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10338/1033828837.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第4章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1042/10422/1042292300.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第5章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1048/10487/1048789718.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第6章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10532/1053271621.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第7章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10572/1057238909.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第8章
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065356946.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073706816/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085577911/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第11章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091716927/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第12章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097309108/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第13章
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101369533/
3名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:19:12 ID:u6W+t/I2
ファイアーエムブレム&ティアサガ第14章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105165398/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第15章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1111765740/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第16章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115994347/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第17章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第18章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124204091/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第19章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128218993/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第20章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1132488917/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第21章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138489104/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第22章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142609475/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第23章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147260205/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第24章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152266336/
4名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:21:21 ID:u6W+t/I2
臨時保管庫に関して
現在、臨時保管庫は多々問題があるのでテンプレから外しました。
URLを貼る際は上記問題を改善し、管理人本人がその旨を説明して貼ってください。
改善しない場合はこのスレとは無関係とさせて頂きます。
5名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:41:26 ID:41WUvLVg
忘れ物だよ〜

臨時保管庫
ttp://derheiligekrieg.h.fc2.com/safekeep.html
6名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:50:29 ID:wsDnex1H
>>1

臨時保管庫はスルーの方向で
7名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:53:03 ID:n9D6VpZd
今回の騒動は、ファイアーエムブレム&ティアサガ第24章および第25章において、
外伝 ◆9QlRx9nooI(以下、外伝氏側と略す)が投稿した、以下のSS2作

 盗賊娘はお姫様の夢を見るか ロイ×キャス
 父バアトル×母カアラを娘のフィルが見ているSS

を、以下の臨時保管庫

 臨時保管庫
 ttp://derheiligekrieg.h.fc2.com/safekeep.html

に保管庫の管理者(以下、管理者側と略す)が収録する際、独自の判断で備考欄に「猟奇」と表記したことに対し、
この2作は「普通」のSSであるから「猟奇」の表記は撤回するよう、外伝氏側が求め、
管理者側が拒否したことから発生した騒動である。

発端後の主な経過は、以下の通りである。
・管理者側が、保管庫サイトに、ジャンル分けは独自の判断であることを表記。
・外伝氏側が、管理者側によるジャンル分けは勝手につけられたものとする内容を添付したタイトルの変更を求めたが、管理者側は拒否。
・外伝氏側が、管理者側に自作のSSの収録停止とSS引き上げを求めたが、管理者側は拒否。

ファイアーエムブレム&ティアサガ第26章 スレ(以下FEスレ)の住人としては、
この騒動が一刻も早く、双方合意のもと、収まってくれることを期待し、
外伝氏側、管理者側に対し、一案を提示するものである。

管理者側に対し、以下を求める。
・外伝氏側の該当SSの備考において、「猟奇」→「ごく一部に猟奇表現あり」への変更。
・今回の騒動は、管理者側の稚拙な発言内容と対処によって発生したことを認める。
・今後、同様の騒動が起きないよう最大限配慮し、万一起きた場合には速やかなる判断と対処を行う。

外伝 ◆9QlRx9nooIに対し、以下を求める。
・臨時保管庫への自作のSSの収録を認める。
・今回の騒動を不必要なまでに大きくしたのは、外伝氏側の非常識な要求と言動によるものであることを認める。
・該当SSを「普通」とする自己の判断が、一般性を持たないことを認め、今後、スレ住人によるジャンル分けの判断に従う。

双方に対し、以下を求める。
・管理者および外伝氏を攻撃する住人に対し、共同で沈静化を求める。

なお、この機会に我々は、
FE&TSの世界を素晴らしい官能的快楽的SSに仕上げて発表してくれる外伝氏に対し、
かつまた、その外伝氏のSSを含めたFETSスレのSSの収録と管理を忙しい中行ってくれる管理者側に対し、
読者として、最大級の感謝を捧げる。

以上。
8名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:58:33 ID:mrAxvtFW
>・外伝氏側が、管理者側に自作のSSの収録停止とSS引き上げを求めたが、管理者側は拒否。
これは偽者。
それ以外は良いと思うよ。
>>1
9外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/12/21(木) 21:50:43 ID:dMhFxLVv
>>1
10名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:56:05 ID:n9D6VpZd
705 :名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 03:15:28 ID:a5B46cTm
管理人の中の人です。

(引用者による中略)

>・外伝氏側の該当SSの備考において、「猟奇」→「ごく一部に猟奇表現あり」への変更。
上記の通りです。
>・今回の騒動は、管理者側の稚拙な発言内容と対処によって発生したことを認める。
認めます。
>・今後、同様の騒動が起きないよう最大限配慮し、万一起きた場合には速やかなる判断と対処を行う。
管理人の出来うる限りにおいて善処します。
>・管理者および外伝氏を攻撃する住人に対し、共同で沈静化を求める。
書き込み内容を荒らしと判断した場合はスルーいたします。


718 :外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/12/21(木) 21:32:15 ID:dMhFxLVv

(引用者による中略)

・臨時保管庫への自作のSSの収録を認める。
元から収録させてもらってます。
・今回の騒動を不必要なまでに大きくしたのは、外伝氏側の非常識な要求と言動によるものであることを認める。
はい申し訳ありませんでした。
・該当SSを「普通」とする自己の判断が、一般性を持たないことを認め、今後、スレ住人によるジャンル分けの判断に従う。
はい。


よって、この騒動については、管理者と外伝氏の間で和解が成ったと考える。

そして、騒動を無用に拡大させた責任の一端がスレッド住人にあるのは、数々の中傷的、煽動的なレスを見ての如しである。
当スレの住人として、管理者外伝氏二者、および他の住人に対し、
心当たりのある者はもちろん、心当たりのない傍観者も、各自、罪を謝さねばならない。

この反省と始末として、当シリーズスレの住人に対し、以下を求める。
・今に至るまでの管理者側、および外伝氏側に対する誹謗中傷、罵詈雑言、人格攻撃のレスを、あらためて荒らし行為と断定する。
・臨時保管庫を、従来通り、テンプレに加える。
・今後、同様の騒動が起きないよう自制し、万一発生した場合は、冷静かつ客観的な判断をもって対処し、収拾に努める。
・投稿されたSSの保管庫のジャンル分けについて、投稿者と管理者で意見が分かれた場合、スレッド住人が責任を持ってジャンルを決定する。
・今後、この件について、管理者側、外伝氏側、そして他の住人を批判する内容の書き込みは、
中立的第三者からの必要性が認められない限り、すべて荒らしとみなし、当然それに相応しい対処を行う。
とくに、揶揄を含める中傷、無用な煽りについては、いかなる理由があっても荒らしとみなし、徹底的な無視をもって対処する。
また、この内容を他のスレ、他のサイトにおいても遵守する。

・今回の決定に対し不服がある場合、10日以内に不服の明確な理由を申し立てる。
・上記の不服申し立ての有無に関わらず、2007/01/01を迎えた瞬間に、この騒動の話題は打ち切りとする。

長くなったが、以上。
11名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:20:35 ID:frTp7iVd
>>10

長文ウザイ。
カエレ自治厨。勝手に意見代表すな。
12名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:49:29 ID:Dz7MH/qj
管理人氏と外伝氏が応じた時点で引っ込んでりゃ良かったのにね……
13名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 11:22:16 ID:EE3HWlDL
ほっといたら泥沼確実だったと思うがね
14人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/23(土) 20:15:37 ID:bau5pCaD
>>1


コープル「アルテナ様〜」
アルテナ「あらどうしたのコープル?」
コープル「僕、アルテナ様に、マジックシールドをかけてあげたい。」
アルテナ「大丈夫?あれって、ものすごい魔力を使うって聞くけど・・・」
コープル「大丈夫。僕だって、アルテナ様のお力になりたいんだ。」
アルテナ「・・・・・・ありがとう。じゃあ、お願いするわね。でも、無理はしないでね。」
コープル「はい!それじゃ・・・いきます・・・・・・」

アルテナ「・・・・・・んん・・・・・・ん?あ、あれ?私・・・・・・」
コープル「ごめんなさいアルテナ様。間違えて、スリープかけちゃった。」
アルテナ「スリープ・・・・・・もしかして、あの、寝ちゃうやつ?」
コープル「本当に、ごめんなさい・・・・・・」
アルテナ「ねえ、コープル・・・・・・、スリープはともかく、どうして私は縛られているの?」
コープル「ごめんなさいアルテナ様・・・・・・僕、おしっこがしたいんだ。」
アルテナ「そ、それと私が縛られてるのと、どういう関係があるのよ?」
コープル「だって僕、アルテナ様の中に、白いおしっこがしたいんだ。」
アルテナ「ちょ、ちょっと待って!それって、もしかして・・・ど、どうしてそこでおちんちんを出すのよっ!?」
コープル「だから・・・・・・白いおしっこがしたいんだ・・・・・・」
アルテナ「ちょ、ちょっと!や、やめっ!!!」
コープル「じゃあ・・・いくよ!それっ!(ずぼっ!!!)」
アルテナ「いやあああああああああああっ!!!・・・・・・あ・・・・・・」

トラキア半島は、今日も平和だ。

おしまい
15名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:45:30 ID:ax/krLW3
前にそういうSSあったお
16名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:19:37 ID:gnjfLsZz
201 名前:助けて!名無しさん![] 投稿日:2006/12/24(日) 17:41:07 ID:A1Ye8MJS
フィンが声変わりを迎え、それと同時にすね毛やひげが生え始めてからというもの
態度を冷たくするキュアン、さっさと結婚してフィンのケツには見向きもしなくなった
だが、フィンはいつまでたってもキュアンの凶暴なデカマラの味を忘れることが出来ない

だからラケに極太ディルド突っ込んでもらっているって訳よ

↑こういうSS希望
17名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:51:28 ID:o2wqJC5g
>>1さんおつかれさまです。
前スレだと容量オーバーしてしまいそうなのでこちらに投下させていただきます。
FE聖戦。イシュタル×リンダ(ティニー代替キャラ)。
以下の要素を含みますのでご注意ください。

近親・レズ・ロリ・着衣。
18フリージ家における服飾の考察:2006/12/24(日) 23:53:16 ID:o2wqJC5g
――リーフ王子の蜂起が起こるすこし前。トラキア半島に、かりそめの平和が訪れていたころ――


 一通りの掃除を終えたら、忘れずに窓を閉める。
 それがコノート城の日常を守る、メイドたちの役割だ。
 程よく湿った秋風が吹く今の季節ならばさほどでもないが、北西からの乾いた風が吹き寄せる冬などは、海を越えてイード砂漠の砂が飛んでくる。
 そうなれば洗い立ての洗濯物も、きれいに整えたベッドも、見る影もなく砂まみれになってしまうのだ。
「塔の上にあるこの部屋は、すこしは砂が少ないみたいだけれど……」
 高価な絹のカーテンを引きながら、そのメイドはつぶやいた。
 一人前のメイド、というには少々幼い。年齢が二桁に届いてから一年か二年、といったところだろう。
 だがその落ち着いたまなざしには、同い年の少女には無い、寂寥の色がしみ込んでいた。
 その色を人は、北国シレジアの山野に広がるハシバミの森の実の色にも、たとえるかもしれない。
 ……少女の血の半分が来たりし国の、実の色に。
 少女の名を、リンダといった。
19フリージ家における服飾の考察:2006/12/24(日) 23:54:20 ID:o2wqJC5g


 無論、美しく整えられたその部屋の主は、彼女ではない。
 机の上の小物に彫られたトードの紋章は、フリージ家を継ぐ者だけに許されたもの。すなわちイシュタル姫のもの。
 この部屋の中にあるものは、カーテンもベッドもすべて、イシュタル姫のものだった。
 つまりは、リンダ自身でさえも、今は。
(姫姉さまは、そろそろおもどりになるかしら)
 主の部屋着が綺麗にそろっているかを確かめながら、これからの仕事を頭に思い描く。
 公務に疲れて戻る主のために、してあげたいと思うことはいくらでもあった。
 つまんでもらうための菓子は用意してある。お茶の準備も、湯を沸かすだけ。
 湯屋へ行くと言い出したときのために、入浴の用意もできている。
 だがなにより先に、着替えをしてもらわなければならない……とリンダは思うのだ。
 イシュタルのために整えた、今日の衣装は……。
 薄く透ける紗の掛け物。白革にレースをあしらったビスチェとペチコート。たっぷりの絹でやわらかく作られたドロワーズ。
 ドレスですらない、気楽な部屋着でさえ、これほどにも手が込んで美しい。
(姫姉さまが纏えば、なおのこときれいになる……姫姉さまと服の両方が)
 その姿を思い浮かべると、彼女の小さな胸は高鳴った。
 自分がこういう服を着てみたい……という願望は、すでに遠い記憶の中である。
 現アルスター王妃の私生児として産まれ『てしまった』体であった。
 産まれてすぐに天に還されそうになったところを、伯父伯母の温情で助かった命である。
 決して表舞台に出ることのかなわぬ身であり、使用人に身をやつさなくてはならなくても。
 こうして血のつながった家族と共にすごせることを、リンダは素直に喜んでいた。
 多分に、諦めというものの先にある喜びではあったけれど。
20フリージ家における服飾の考察:2006/12/24(日) 23:56:23 ID:o2wqJC5g


「もうすぐ姫様がお戻りになりますじゃ」
 と、部屋の外から衛兵の声がした。
「あ、はい」
 とすぐに返事をして、重い樫の扉を内側から押し開ける。
 少女の筋力には、すこし辛いものだ。肩を押し当て、体重をかけるようにしないと、開かない。
 常々イシュタルは「自分で開けるから無理をしなくていいのよ」と言うし、実際イシュタルはその細い腕にもかかわらず、
この扉を軽々と開いてしまうのだけれど(つまりは大人ならばさほど苦労する扉でもないのだけれど)。
 それでもリンダは、自分で扉を開くことにこだわった。
 少しでも早く、姫姉さまを部屋に迎え入れたいから。
 よいしょと、と息を吐いて扉を開いた彼女に、年老いた衛兵が小さく微笑みかけた。
「うむうむ今日も元気でよいことですじゃ」
「は、はい、ありがとうございます」
 リンダがあわてて答えると、彼はうむうむとうなずきながら、すこし離れた階段のほうに戻っていった。
 それが彼の持ち場所である。衛兵が扉の前にいなくて良いのだろうか、とリンダは思うのだが、これがコノートのやり方であるらしい。
 他の城ではどのような風になっているのか、リンダは知らない。
 確かに、世界で最も強い生き物である、神器の継承者の部屋なのである。
 そんな人物に何かあったからといって、衛兵が近くにいてもできる事は何もないだろう。
 だからむしろ、中で起きていることの邪魔をされないよう、衛兵は遠くにいたほうが都合が良い……のかも知れなかった。
 そう、中で何が起きようとも、邪魔が入らないように。
 ――軽い、しかし規則正しい足音が、階段を上ってくる。
 衛兵が掲げる槍の音が、じゃらっ……と響いてすぐに、その人は現れた。
「……ただいま、リンダ」
 高く結った真銀の髪が、微笑みと共にさらさらとゆれる。
 歩みと共に、漆黒のマントが緩やかになびいて……。
 そんなイシュタルの姿が本当に綺麗だと、リンダは思った。
21フリージ家における服飾の考察:2006/12/24(日) 23:57:53 ID:o2wqJC5g


 肩当とマントはほぼ一体であるからして、ばさり、とイシュタルがそれを外せば、真っ白な肌が露になる。
 正確には肩から先の健やかに伸びた細い腕と、スカートのスリットから覗く、艶やかな脚、が。
 預かったマントをクロークにかけながら、リンダはちらちらと、従姉の姿を盗み見た。
 ……綺麗だ、と思うと同時に、恥ずかしさが先にたつ。
 魔法を使うには手足や指を正確に操らなければならないから、特殊な訓練をつまない限り、
鎧はおろか、貴族の正装なども、とても着ていられたものではない。
 まして非力で繊細な女性の術者にとって、ぞろぞろしたペチコートや、仰々しい袖のふくらみは『重い』のだ。
(だからといって、あんなに肌を露にすることも無いのに……)
 と、戦士ではないリンダは思う。
 普段着ているメイドの服は、お上品なグランベルの文化の権化のようなもの。
 ブラウスはハイネックで手首までを被い、時には手袋までして肌を隠す。
 腰から下に至っては、床まで届くスカートの中にご丁寧な二重のペチコート。無論膝下で縛るドロワースに靴下と、完全防備だ。
 仕立てこそ地味ではあるが、スカートを膨らませるパニエが無いことを除けば、構造自体は貴族のドレスとほぼ変わらない。
 グランベルに比べて気温の高いトラキア半島では、夏場は暑いほどだ。
 それでもリンダを含め、使用人の娘たちは、決して衣装の省略などしない。それほどまでに露出は『恥』である。
(それなのに姫姉さまったら、まるでイザークの蛮族の女みたいな格好で……)
 心の中で一人、怒ってみせる。
 振り返れば、窓からの光を浴びて、軽く伸びをする主の姿がそこにある。
 軽く汗ばんだその肌は、目に映るだけで芳しい。滑らかな曲線を描く脇も露だ。
 ごく薄い布地でつくられた術士の服は、イシュタルの起伏に富んだ体のラインを浮かび上がらせるだけでなく……窓からの光でかすかに透けてさえ見える。
 そしてスカートと呼ぶのさえはばかられるほどに、大きなスリットの入ったそれは。
 イシュタルの高い腰の位置まで切り込んで、あわや脇腹かと思うようなところまでをさらけ出している。
 そしてほとんど丸見えな太ももから、その奥は……。
(はう……)
 とまっていた手を胸元に当てて、リンダはつばを呑み込んだ。
 ふっと、自分の内股が、頼りなくなったような感覚を覚える。
 ……そう、今彼女の主のスカートの中には、人の視線を遮るいかなるものも、無いのだから。
 無論、だからといってその奥が容易に覗けるというものでもない。イシュタルに限らず、ハイマージの女性たちもみな似たような格好だが『見られた』という話も聞かない。
 となれば、ああみえてきちんと『服』の役目は果たしているのだろう。
22フリージ家における服飾の考察:2006/12/24(日) 23:58:36 ID:o2wqJC5g
 とはいえ。
(せめて下着くらいは、つけてほしい……)
 主のドロワーズを用意しながら、リンダはそんなことをつぶやくのだ。
 彼女自身、理解してはいる。それはジェラシーなのだと。
 ……フリージの女性に伝わる雪のような白い肌。それを今日はどれだけの男が目に焼き付けたのか。
 もしやあのきれいでやわらかな二つのふくらみを盗み見たものがいるのではないか。
 そして万が一にも……。
「リンダ、なにをしているの?」
 ドロワーズを抱えて身悶えていた従妹を、イシュタルが怪訝な目で見る。
「あっ、はっ、はい!」
 飛び上がる。その頬がわずかに染まっているのを、イシュタルは見逃しはしなかった。
 くす、と、その赤い唇が、笑いの形を作る。
「リンダはそれが大好きだものね」
 そういって、うつむいてしまったリンダの背に軽く手を置く。手袋などつけていない、裸の手を。
「……あの、その。別にドロワーズ自体が好きな……わけでは……」
「そう? だって良く、おいしそうに舐めているじゃない」
 おずおずと言ったメイドの言葉を、まさに雷のように容赦なく切り返して。
 イシュタルの指は柔らかく、ハイネックの首筋をたどって……リンダのおとがいを、やさしく弄った。
「あっ……」
 かくん、とリンダの膝から力が抜ける。ふわりとスカートが広がり、その真ん中へひざまづく形になる。
「そのまま、それをなめる? それとも……中のものがあったほうがいい?」
「……な、中のがあったほうが、いいです……」
 か細い返事を心地よく聞きながら、イシュタルは「そう」と小さくうなづいた。
 リンダの前に回り、向き合うようにして、立つ。スカートの前衣が、リンダの視界いっぱいに広がる。
「じゃあ、このまま、履かせて」
「はい……」
 主の声に従順に、それでいて何かに浮かされるように、リンダは主の肌着をささげ持った。
「……し、失礼します。右足を上げてください……」
 爪まで綺麗に整えられた足先が、リンダの声をうけて、わずかに持ち上げられる。そこにくぐらせるようにしてドロワーズを通す。
 左の足も、同じように。
 それから肌着を、あるべき位置へと持ち上げていくのだ。
23フリージ家における服飾の考察:2006/12/25(月) 00:00:01 ID:qgAz/wzN
「姫姉さま……上げますので、そのスカートを……たくし上げていただけますか?」
 イシュタルの脚にすがりつくような形のままリンダはそう言う。しかしイシュタルはほんの少し意地悪な……そういうところは母に似ている……笑みを浮かべて、こういうのだ。
「いいからそのまま、スカートの中に手を入れて」
「……っ!」
 イシュタルの足元にうずくまる少女の、息を呑む音。
 しかし否定の声はない。
「し、失礼します……」
 震える声。そして震える手。それがおびえるように少しずつ……しかし日ごろ手馴れた確かさで、スカートの中に入り込んでいくのだ。
 幼いメイドの手には、スカートの中にこもった美しい従妹の体温が、はっきりと感じられる。
 指先までが、敏感になる……。
「はぁ……」
 甘やかな吐息が、二つ重なった。
「服の中に他人の手が入ってくる感覚は、何度味わっても慣れないわね」
「それは……そうですよ。当たり前です……っ」
 心臓の音を一段と高鳴らせながら、しかしリンダは、その感覚を与える手が自分のものである喜びに、酔った。
 そして最後の一瞬に、その酔いが、手元を狂わせた。
 臀部を掠めて、腰の部分で止まるべき手が、ほんのわずかだけ上に持ち上げられる。
 大切な部分をやわらかく包むはずの内股の縫製が……ぐい、と食い込んだ。
「はうっ……!」
 年かさの少女の喉が、かすかに幼さの残った嬌声を生んだ。
 真っ白な脚に緊張が走り、その肌が静かに震える。
「ごっ、ごめんなさい、姫姉さま……っ」
 あわてて詫びる幼い声も、すでに呂律が回らない。その小さな手が力を抜くさまも、姉姫を責めることへの未練が残る、ゆっくりとしたものだった。
「いま……いま、紐を結びます、から……」
 イシュタルの下腹に頬擦りせんばかりに顔を寄せて、見えない紐をまさぐる。
 細い指が臀部のまろみを、二度三度と迷い、そのたびにイシュタルは身を震わせた。
「リンダ……早く……ちゃんと……」
「は、はい……!」
 一度紐をつかんでしまえば、手探りであっても慣れた作業。遅延は無い。
 イシュタルの細い腰に、きゅっっと音を立てて、ドロワースの腰紐が結び付けられる。
 リンダの手が、開く。
「……姫姉さま……っ!」
 柔らかな丸みを帯びた腰を、抱きしめるように。両の手のひらで、ドロワーズ越しにおしりの丸みを愛しながら。
 リンダはイシュタルの下腹に、顔をうずめた。
 スカートとドロワーズの二枚ごしでもはっきりとわかる、あたたかさとやわらかさを、ひたすらに求める。
 小さな唇が開き、尖らせた舌が、布地に押し当てられようとした、そのとき。
「だ……め!」
 イシュタルの両手が従妹の小さな肩にかかり、ぐいと押しのけた。
24フリージ家における服飾の考察:2006/12/25(月) 00:02:08 ID:o2wqJC5g
「……ひ、姫姉さま?」
 驚き、そして何か粗相をしたかと脅える瞳。しかしイシュタルはそれを見ていることはできなかった。
 乱れきった息を整え、がくがく震えだした足を叱咤しなければ、まともに立っていることもできそうに無かったから。
 そして、熱くなった息を大きくひとつ、吐き出して……。リンダの不安を除くために、やわらかく微笑む。
「膝の紐が、締まってないわ。ほら……」
 そういって、スカートの前衣を、ゆっくりと……本当にゆっくりとたくし上げていく。
 その陰に隠れていた脚が、リンダの目の前に、じらしながら晒されていき……、やがてゆらゆらとゆれるドロワーズの裾が現れる。
 本来ならば、膝下でしっかりと結わえられていなければならないもの。
 その裾が不安定に開いているさまは……指が今にもするりと入って、中の滑らかな脚を、好き勝手に弄ってしまえそうな状態は……リンダの胸に淫靡に訴えかける。
 ましてや主自らたくし上げた、スカートの中で。
「ほら、しっかり……ね」
 主の言葉に、もはや返事も無い。よろよろと手指を伸ばし、真っ白な脚に絡める。
 目を閉じる。すべての意識を、指先と、手のひらと、唇に集中する……。
 ドロワーズに包まれている太ももに、軽く唇を押し当てて……とろけるようになめらかな感触に、リンダの胸は弾けんばかりに高ぶった。
 幸せだった……リンダは、幸せだった。
 こんなにもきれいで、きもちのよいものに、触れることを許される……。いまは、ただひとりだけ、許されている。
 それだけでも切なくて、うれしくて、胸が痛くなる。
 だが彼女はすでに、それ以上の快感を覚えてしまっているから。幼い体は貪欲に、先へ先へと逸るのだ。
 裾の乱れを直すふりをして、その中に一度だけ手をさしいれる。
 小さな手のひらいっぱいに、軽く汗ばんだ太ももの……そして内腿の肌の感触を、覚えこませて……
最後の時に至るまでのもどかしい時間を耐えるための、糧にする。
「くっ……ふ……」
 肌着の中をまさぐられる感触に、イシュタルの手から力が抜けて……スカートがふわりと落ちたけれど。
 リンダの頭はすでに、その中へともぐりこんでいた。
 その指先が名残惜しげに脚を離れ……裾の紐を静かに……何か大切なものをしまうように、締められる。
「ひめ、ねえさま……」
 熱く乱れた幼い声。スカートに隠されたうす闇の中で、おそらくは目を閉じ、手の動きも止めて。
 ただ一言の許しを待つ、いたいけな少女の姿を、イシュタルは目ではなく、肌で感じ取った。
 そしてその感覚は、イシュタルの体の奥にある、熱いものをさらに滾らせる。
 熱気に絡まる喉の奥から無理やりに、許しの言葉を、ささやく。
 消え入るような小さな声でも、触れ合う肌を通して、それはリンダの耳に届いた。
25フリージ家における服飾の考察:2006/12/25(月) 00:03:24 ID:o2wqJC5g
 ……瞬間。イシュタルの体が二つに折れる。
「はあああっ……!」
 真下から、抱きつくように腕を絡めて。リンダがイシュタルの柔らかな部分を、食んだのだ。
「ねえさま……! ねえさま……!」
 息を継ぐ間ももどかしく、ドロワーズの縫製が破れかねない勢いで。やさしく盛り上がる丘を丸ごと口に含んだかと思えば、とがらせた舌をぐいぐいと押し付ける。
 たっぷりとためた唾液を舌に乗せて、ドロワーズにしみ込ませ……中から染み出したものと交じり合って滴る粘液を、舌先で舐り、しゃぶり、再びしみ込ませる。
 飢えた野生の獣のであっても、これほどに激しく食らいつきはしないだろう。
「あくっ……リンダ……っ! そんな……すご……っ!」
 銀色の瞳が宙をうつろに泳ぐ。
 バランスを崩した肉体が、支えを求めて腕をさまよわせ……。ようやくリンダの肩と頭に捕まって、ぎりぎりの安定を保つ。
 これ以上くずれてしまえば、非力なリンダに怪我をさせてしまう……。
 姉としての、年長者としての心が、快感に脱力する脚をむりやりに支えていた。
 その脚を、リンダの手が遠慮なくまさぐり……ドロワーズの生地越しに膝の裏を、内腿を……そしておしりの丸みまでを何度も何度も行き交うのだ。
「あっ……あっ……あっ!」
 べったりと秘部にはりついた、濡れた生地の感触の心地よさに、イシュタルは背を震わせ目を閉じてしまう。
 そうなれば閉じた視界の中で、快感は無限に膨れ上がっていくのだ。
「リン……ダ……。そこ……っ!」
 リンダの舌が、一番敏感な芽をやさしく舐めたとき。イシュタルはぐっと彼女の頭を押しこんで……。
 それに応えたリンダが激しく攻めたてる快感に、身を任せた。
「ぷはっ……!」
 濡れた絹地に鼻と口をふさがれたリンダもまた、息苦しさにあえぎつつ、姉姫を啼かせることしか考えてはいなかった。
 幼いゆえの、無邪気で、脇目もふらない情熱が、彼女の総身を支配して……。
 時に敏感な突起を甘噛みし……時にそれを鼻でつつきながら、舌を奥にねじ込んでゆく。
 イシュタルの声が高く、切なく、激しいものに変わっていくにつれ、リンダもまた我を忘れて行為に没頭していく。
 二人の行為は、ドロワーズ越しの愛撫であるがゆえに、けっして直接は触れ合わない。
 求める部分が、互いに触れ合うことも無い。その、もどかしさ……。
 そのもどかしさが、二人の行いを、より激しいものにしていった。
「くっ……! あっ……はっ! 広げるのは……!」
 イシュタルが、前屈したままに、奇妙な形に背を反らせる。
 白銀の髪が、飛び散る汗とともに、宙に広がる。
 それが、彼女の性感が頂点に押し上げられた瞬間だった。
「あっ……あああああああっ!」
 遠慮の無い嬌声が、上品に整えられた部屋に反響する。
 そんな彼女のスカートの中で。
 すでに唾液と愛液にまみれきっていたリンダの愛らしい顔に、ドロワーズのうちからあふれ出した滴がしたたって……。
「ひめ……ねえさま……!」
 リンダは最後の息で主の名を呼び、夢中でその滴の源にむしゃぶりついたのだった。
26フリージ家における服飾の考察:2006/12/25(月) 00:04:12 ID:qgAz/wzN



 崩れるように、しかし互いの体を支えるように、二人の体が倒れこんでゆく。
 硬く絡み合っていた手足が静かにほどけ、互いに互いの背と肩を、やさしく抱き寄せる。
 床に敷かれた絨毯は、ふたりの寝台ほどには居心地がよくなかったけれど。
 事後のあまやかな雰囲気を壊さぬ程度には、やわらかく二人を包んでいた。
「……ふふ、変な格好ね。ドロワーズが丸見えだわ」
 自分の姿を見て、イシュタルが恥ずかしそうに笑う。
 脚をもぞもぞさせているのはせめて少しでも、スカートの中に脚を隠そうという試みなのだろうか。
「……恥ずかしいのですか? 普段は素足なのに……」
 不思議そうな顔をするリンダのおでこに、イシュタルはやさしく口付けた。
「戦闘用の服は、生き伸びるために作られた服だから、どんな形でも必要だと割り切れるけど。そこに飾るためのものである下着が入り込んできてしまうとね。変な気分だわ」
 あなたも、戦士になればわかる、とイシュタルは言う。
 しかしそんな気持ちはわからないだろうと、リンダは思うのだ。
 どの道戦士になれる立場ではないし……なにより、あのような恥ずかしい格好は、できるはずがないと。
 そんなリンダの表情を、イシュタルはしっかりと見て取って……。
「リンダ。私のを、着てみる?」
「えっ……服って……いま着ておられる、戦闘用の……」
「そうよ。私、この服を着たあなたを、おもちゃにしてみたいわ」
「そっ、そんなっ……!」
 逃げようとするリンダを、ぐっと力任せに抱き寄せて。
「……じっとしていなさい。いい気持ちにさせてあげるから」
「ひ、姫姉さま……」
 じたばたと暴れるリンダの服の紐を、イシュタルは慣れた手つきで解き始めた。


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投下終了。
27名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 01:10:03 ID:MvvLWV0+

歴代魔道士の服装のエロさは異常

そしてクラスチェンジ後にがっかりするのも仕様か
28名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:03:20 ID:qK/EOsRW
イシュタル様の足にすがりつきたい。GJ!
29名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:26:25 ID:a5dxOddH
フリージ家たまんねぇぜGJ!

>>27
分かる。特にTSは酷い。
30人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/27(水) 04:23:06 ID:A+1cvCWR
ベグニオンの栄光

アイクは、いや、グレイル傭兵団の全てのメンバーが、思わず息を呑んだ。
今、目の前に、ベグニオン帝国の聖天馬騎士団が、ずらりと横一列に並んでいる。
デインの竜騎士団や、フェニキスやキルヴァスのラグズなどの、勇猛な敵に対しても、互角以上に戦えてしまう、ベグニオンの軍人の中でも、最精鋭を誇る猛者たち。
しかもメンバーは全て、女性である。それも、現代でいる女子プロレスラーのような、体格の大きな者は、一人もいない。
重騎士であれば、女子レスラー並の体格でも勤まるだろう。むしろ、その体格の方が、重騎士にはうってつけである。
だが、彼女たちは全て、天馬に乗って戦う。だから、必要以上に肉を付けると、却って天馬の機動力を低下させてしまい、戦力が落ちてしまう。
それゆえに、彼女たちは、必要以上の肉を付けることはできない。だから、メンバーは全て、細身の女性である。
だが、それでいて、この聖天馬騎士団は、全軍の冠たる存在。他国からも、その存在を恐れられている軍団である。

そして、その世界一勇猛な騎士団をまとめるのが、隊長を務めるシグルーン。
一見すると、柔和で穏やかな、人のよさそうな女性に見える。その美貌ゆえに、周囲の男性から言い寄られることも少なくない・・・・・・
と思われがちだが、実を言うと、そのような男性は、一人もいない。
かつて、一人だけ彼女にしつこく言い寄る男性がいた。その男性は今、車椅子生活を余儀なくされている。
彼に何が起こったかは、言うも愚かであろう。彼女は度重なる激戦を経験してきた、歴戦の名将なのだ。

そして、その側に控えている、副隊長のタニス。
彼女はシグルーンとは違い、見た目も、行動も、非常に厳しい人物として知られている。
シグルーンと並んで立つと、二人の違いはよくわかる。おっとりした、美人の隊長。そして、見た目もきりっとした、自他共に厳しい、そしてかっこいい副隊長。
一見すると、頼りない隊長を、しっかり者の副隊長が支えているように見えなくもない。
だが、違う。確かにタニスはしっかり者だが、シグルーンから言わせれば、まだまだヒヨコ。
あの勇猛なタニスに対して、そう言ってしまえるほど、シグルーンの存在は大きいのだ。

そして今、聖天馬騎士団の全員が、ずらりと勢揃い。これから何をやるかというと、我が聖天馬騎士団の訓練を、アイクたちに見せる。
世界最強の軍団の、日々の訓練。それを見れるというのは、グレイル傭兵団にとっても、またとない機会。
もちろん、グレイル傭兵団も、歴戦の猛者たちの集団である。だが、彼女たちの訓練を見るということは、とてもよい勉強になる。

今、隊長のシグルーンは、他のメンバーと一緒に、横に並んでいる。そして、指揮を執るのは、副隊長のタニス。
ゆくゆくは、この天馬騎士団を率いてゆく存在。だから、これはタニスにとっても、いわば試験なのだ。
決して、隊長が頼りないわけではない。むしろ、シグルーンはこの聖天馬騎士団の歴代の隊長でも、1、2を争うほどの、名将。
そして今回、脱走兵のマーシャ、クリミアの姫であるエリンシアも、隊長の計らいで、特別に参加している。
31人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/27(水) 04:24:08 ID:A+1cvCWR
「それでは、ただいまから、我がベグニオン聖天馬騎士団の、公開訓練を行う!」
タニスが大声でそう宣言すると、メンバーたちの顔が、一瞬引き締まる。
「まずは槍を構え!」
全員が一斉に槍を取ると、タニスはしっかりと槍を持って、前に突き出す。
「まずは突き!」
言葉の通りに、全員の槍が前に突き出される。そしてすぐに引っ込む。
それが100回ほど繰り返される。
「次は槍を前に突き出す!」
タニスの言葉に、全員が槍を前に突き出す。
「それでは次に、払う!」
メンバーたちは槍の穂先を左右にぶんぶん振り出した。敵が繰り出す攻撃を、このようにして槍で打ち払うのだ。
これも、100回ほど繰り返される。だが、実は、本当は1000回である。しかし、今回はエリンシア姫もいるので、わざと回数を減らしているのだ。
「では次に、叩く!」
メンバーたちは一斉に槍を高く掲げた。そして真下に槍を振り下ろす。
「うわ、こんなの食らったら、ひとたまりもないぜ。」
ボーレが思わず率直な感想を述べた。そう、槍というのは、そのリーチの長さが、最大の特長。だから、振り下ろすときは、剣に比べて落差が大きい分、非常に強力な一撃となる。
だが、個人戦では、そのリーチの長さが災いして、間合いを詰められると弱い。しかし、軍隊というのは、個人戦よりも集団戦が遥かに多い。
だから、槍というのは、このような軍隊においては、最も重宝される武器なのだ。
朝倉宗滴曰く、「一本の名剣よりも、その金で百本の槍を買え」。

そして、この訓練も100回ほど繰り返される。
「では次、槍を立てる!」
メンバーは一斉に、槍を立てる。
「次に、柔軟を行う!では、足を上げろ!」
メンバーは一斉に、槍を持つ方の足を、高く上げた。そして、一斉にスカートの中に手を突っ込み、中のショーツを引きちぎった。
「えええっ!?」
エリンシアは驚いている。そんなことまで、するものなの?
「そこっ!何をしている!」
「は、はいっ!」
エリンシアは渋々、スカートの中のショーツを引きちぎる。そして、その中身は今、アイクたちに丸見えである。
(いやあああああああああん!)
32人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/27(水) 04:24:42 ID:A+1cvCWR
「まずは陰核!!!」
タニスは指で、割れ目の上部に付いている赤い突起をいじくりだした。それに倣って、メンバーの全員も、同じことをする。
「こすり100回!」
タニスの号令と共に、その陰核をこする。時折、「あああ・・・」とか、「ふうううう・・・」とか、喘ぎ声が聞こえる。
「声を出すなっ!!!」
これも、正式には1000回。エリンシアのために、回数を減らしているのだ。
「そして次、割れ目を縦になぞる!」
そう言ってタニスは、指でその縦筋を縦になぞり始めた。これも、メンバー全員が、彼女に倣う。
「なぞり100回!声を出すんじゃないぞ!」
そして全員、割れ目を縦になぞる。久々の訓練に、マーシャは割れ目から、よだれを垂らしていた。
「マーシャ!何だこのよだれは!修行が足らん!」
「は、はい!すみません!」
見ると、マーシャの足元に、大きな水溜りが出来ている。それに比べ、他のメンバーは、水溜りがないか、あるいはあっても小さい。
「では次、指で陰唇を左右に開く!」
そしてメンバーは皆、指で左右の陰唇を開けたり閉じたりする。
「開け閉め100回!」
ぱく、ぱく、ぱく、・・・・・・
卑猥なぱくぱくが繰り返される。この頃になると、あちこちから喘ぎ声が聞こえてくる。
「声を出すなっ!!!修行が足らん!!!」
「はいっ!すみません!!!」
「次はいよいよ、指を膣に入れる!構え!」
そしてメンバーは全員、己の膣に人差し指を差し込んでゆく。
「まずは一本!声は出すなよ!」
タニスの号令を合図に、全員が指を出し入れする。これも、100回。
「ああっ!あふうっ!ふああっ!」
「マーシャ!何だその体たらくは!修行が足らん!!!」
「す、すみません・・・・・・んん・・・」
「お前には後で、特別訓練を行うからな!覚悟しておけ!」
「がーん・・・・・・」
「次!指二本!」
そして、これも100回繰り返される。だが、しつこいようだが、本当は1000回なのだ。
「次!指三本!」
「次!四本!」
「そして最後に・・・・・・拳を握って、手首まで!!!」
重ね重ね言うが、本当は1000回。
33人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/27(水) 04:25:41 ID:A+1cvCWR
「これで、全ての訓練を終了する!」
タニスの号令で、全ての訓練が終了した。そして、タニスが続けて言った。
「お前たち、隊長を見てみろ!」
メンバーは一斉に、シグルーンを見る。驚いたことに、彼女の足元には、水溜りはまったくできていなかった。
「これが、隊長の実力だ!私も、まだまだ及ばない。」
タニスの足元には、ほんのわずかだが、小さな水溜りがある。そして、他のメンバーの足元にも、大小の水溜りが出来ていた。
しかし、マーシャの足元の水溜りは、異様に大きい。隣の人のところにまで、侵食していた。
「マーシャ・・・・・・だらしないぞ・・・・・・」
タニスは悲しそうにマーシャを見た。その隣のエリンシアに比べても、ずっと大きい。
そしてタニスは、エリンシア姫を見た。
「姫、今回、特別にこの訓練に参加いただきましたが・・・・・・」
「は、はい・・・・・・」
「素晴らしいです!姫でなかったら、我が聖天馬騎士団に勧誘したいぐらいです!」
「ほ、本当ですか!?」
「もちろん、これで安心してはいけません。姫には、更なる高い目標があるのですから。」
「は、はいっ!がんばりますっ!!!」
エリンシアは満面の笑みを浮かべて喜んだ。そして、更なる厳しい訓練をも、必ずこなせるようになると誓うのだった。
34人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/27(水) 04:26:30 ID:A+1cvCWR
「ではマーシャ、お前に特別訓練を行う。」
タニスはそう宣言した。その隣には、グレイル傭兵団のガトリーがいる。
「ほ、本当に、いいんすか!?」
「無論だ。我がベグニオン聖天馬騎士団の名において、許可しているのだ。頑張れよ。」
「は、はい!俺、がんばります!」
「うむ。では、ガトリーの陰茎を、膣に入れる!」
「うおうっ!燃えるぜ!!!」
「いやあああああっ!!!」
ガトリーは陰茎を出して、マーシャの膣へと進んでゆく。そして・・・・・・入った。
「いやあああああ・・・・・・あ・・・・・・」
「まずは100回!」
「はいっ!!!うおおおおおおおおおおおおっ!!!」
「いっひいいいいいいいいっ!!!」
「マーシャ!よだれを垂らすんじゃない!!!」
「よし、100回!!!」
その100回目に、ガトリーは射精した。それも、中に。
「いやああああ・・・・・・妊娠しちゃうよお・・・・・・」
「では次、ヨファ!」
「うん!僕、頑張るよ!」
「うむ、いい返事だ!では、100回!!!」
「いやああっ!ひああああっ!やめってええええっ!」

我らがベグニオン聖天馬騎士団に。栄光あれっ!

おしまい
35外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/12/27(水) 15:53:18 ID:mOAQqUXG
烈火の軍師とリンのEDを投下します
36烈火の軍師とリンのED:2006/12/27(水) 15:54:43 ID:mOAQqUXG
 私の頬を懐かしい風が吹き抜けていく。
「久しいな…」
 眼下には地平線まで緑の草原が広がっていた。
 サカ草原。見習い軍師として各地を旅していた私は、かつてこの地を訪れたことがある。
そこで一人の女性と知り合った。行き倒れている所を助けられたのだ。
 しかしあの時ほど驚いた事はない。目が覚めれば目の前に美少女がいたのだ。そして起き上がった拍子に唇が触れてしまった。
 私も、そして彼女も真っ赤になり、しばらく身動き出来なかったものだ。

 思えばあれが運命だったのかもしれない。

 その女性は今も側にいる。
 キアラン侯爵家の侯女リンディス。いや今はただのリン。
 祖父ハウゼンが亡くなると、彼女はその地位を捨て、キアランをオスティアに委ね、生まれ故郷に戻ってきた。
 そう、このサカ草原に。共は私一人。
「ほら。見えてきた」
 リンが指差した先、パオ(天幕)が見えてきた。
 かつてリンがただ一人で住んでいた場所。そして私とリンが出会った地。
「ここが……始まりだったわね」
 そうだな、と私は相槌を打つ。
 今までの戦いの数々が思い起こされる。
 最初はただの山賊相手だったのが、最後には伝説の『竜』を相手するほどになっていた。
 だが戦いはもう過去の事。
 
 リンと二人、戻ってきた私は、まずパオの修復と掃除から始めた。さすがにずっとほったらかしだったので、あちこち痛んでいる。
 そうして当座の寝床を確保すると、ふぅと息を吐いて座り込んだ。
と、手に柔らかいものが触れる。
 リンの手だ。横を見ると、彼女も私を見ていた。赤い顔で。
 私はそのままリンの手を包む。
 柔らかく、そして力強い手。指先に触れると。ゴツゴツと固いマメを感じる。剣タコだ。
「……やだ」
 引こうとするリンの手をしっかり掴み、私は彼女の固い指先に口を触れた。
「あっ」
 ビクッという振動が唇まで届く。そのまま舌でマメを舐めると、ビクッビクッと彼女は身体を小刻みに震わせ、目を潤ませていった。指先は人体でも特に敏感な箇所の一つだ。
「やだ……汚い…」
 私はリンの指先に再びキスし、今度はちゅーと吸う。
「はぁん…!」
 赤い顔でリンが息を弾ませる。
「汚くなどないよ。この手はリンの手だ」
「でも……私のこの手は血で汚れている。
「だったら、私も一緒だ」
 剣を手にして戦ったのはリンだ。だが私も一緒に戦った事に変わりは無い。
 私は彼女の頭の後ろに手を回し、一本にまとめた長い髪をなでた。馬の尻尾のように細長く垂れた緑がかった黒髪。
「奇麗だ……」
 手に触れるさらさらの感触に心躍らせ、つい声に出る。彼女は相変わらずの赤い顔で下をうつむき、私にされるまま髪を揺らしていた。
 その髪ごと、私は彼女の頭を胸に抱き寄せる。
「いいかい?」
37烈火の軍師とリンのED:2006/12/27(水) 15:55:54 ID:mOAQqUXG
「うん…」とリンが胸の中で相槌を打つ。
 彼女から一端離れた私は、するすると衣服を脱いでいった。リンは赤い顔でじっと見ている。目を逸らさずに。
彼女の瞳には、私の身体はどのように映っているだろうか。
 そして一糸纏わぬ裸身になると、リンに手を伸ばした。
「おいで」
 彼女も手を伸ばす。私はその手を引いて、顔を寄せた。彼女も口を突き出してくる。

 ちゅっ

 唇と唇が触れ、ビリッと痺れが走った。ただ口を合わせただけだというのに何と甘美なのだろう。
 ちゅっ、ちゅっ、と口を重ねながら、私は彼女のサカ民族の衣服の胸に手を滑り込ませる。
彼女を脱がさなかったのは着衣でしたかったからに他ならない。
「んっ……」
 口を合わせるリンがハァと甘い息を吐く。私の手は彼女の服の中、柔らかな乳房を揉みしだいていた。
服の中では、私の手が彼女のふくよかな膨らみをこね回し、形を変えさせていった。
「あっ……んっ…」
 切なそうに息を弾ませ、指を口に咥えるリン。その指を引き抜かせ、私の口に含んだ。
「……アアアっ……はぁっ……あっ」
 指を口で舐め、乳房を揉む。声が一段と弾み、向かい合って座ったままリンはしなれかかってきた。
「リン……」
 私はそっと彼女の頭を抱え、胸を揉んだまま優しく横にさせる。そして覆い被さるようにキスした。
「あっ…」
 潤んだ瞳で恍惚とするリンを上から見下ろし、私もすっかり愉悦に浸っていた。
 剣を握って勇敢に戦うリンとはあまりにかけ離れた、女の姿。
 どんな顔をしてくれるか愉しみになってしまう。
 深いスリットのある前かけをめくると、私は驚かされた。彼女は下着を穿いていなかった。つまりまんこ丸見え。
「リン……」
「きて…」
 そして自ら脚を開く。すらっと伸びたしなやかな脚が左右に開き、中心がよりはっきり見えた。
 一本のたて筋のように閉じた彼女の割れ目。薄い陰毛が何だか初々しい。
 私は思わずその花弁に顔を埋めた。
「きゃっ……ああっ!」
 リンの腰ががくっと浮き上がる。花弁にキスされたからだ。
 口で触れると、そこはうっすらと濡れ、しょっぱかった。だが甘い肉の香りに私は満足する。
 舌で舐め、桃色の甘い割れ目をじっくりと味わっていく。、
「あんっ……はぁっ…アッ…アッアッ……」
 リンの腰がガクガクと浮き上がり、私の顔も揺らした。間に挟む太股がゆらゆらと揺れる。
 内側からじゅっと液が溢れ、舐めると甘い味がした。女蜜だ。
「はぁ……だめ、ダメぇ……。やぁ…ヘン……」
 いいよ。そのまま感じて。
 切ない喘ぎ声に相槌を打ち、私は顔を上げた。
 股間のイチモツはもうぱんぱんに勃起している。
38烈火の軍師とリンのED:2006/12/27(水) 15:56:52 ID:mOAQqUXG
「今度は…私が……」
と、リンが赤い顔を私の股間に近付け、やおらぱくっとモノを口に含んだ。
「おおう!」
 ビリリッと痺れが腰に走り、自然に腰が揺れてしまう。
 リンの口の中はとても暖かくて狭く……舌の感触はもちろん、軽く触れる歯の感触させ心地良い。
「んっ……あむ…」
 さらにリンが先端を舐めてくるものだから、私は腰をガクガクと前後に揺らし、頭が真っ白になってしまう。
 い、いかん。
「も、もういい…」
 さっと腰を引いて私はちんこを引き抜かせた。思わず射精しそうになってしまった。
 顔を上げたリンはテカテカと濡れた唇で見上げてくる。
 私はその唇に見惚れ、思わず口を重ねた。
「んっ」
 リンのまんこを舐めた私の口。
 私のちんこを咥えたリンの口。
 やはりしょっぱいおしっこの味がした。
「はぁ」
 口を離すと、お互いに真っ赤な顔で苦笑を浮かべる。
 そして私の胸に顔を預け、リンが囁いた。
「あ、あの……。私初めてなの…優しくして…」
「大丈夫。私も初めてだよ」
 それのどこが大丈夫なのか。自分で疑問に思う。
「ほ、本当に?」
「ああ」
 嘘じゃない。大人の女性とするのは初めてだ。 初潮前の幼女となら何度も経験あるが。
「じゃあ。脚を開いて」
「う、うん……」
 再びリンが脚を開く。私はその合間に腰を入れ、すかさず尖ったイチモツを秘所へと押し当てた。
「あっ……」
 ぐにゅっ、と肉壁が押し広げられ、先端が埋没していく。途端、私の脳髄を強烈な甘美が襲った。
「ううっ……!」
 腰に力を込め、ずぶっと貫く。彼女の花弁を。
「アーッ!」
 甲高い声がしたかと思うと、下から彼女が手を回して背中を抱きしめた。
 何か背中がチクチク痛い。爪を立てたのだろう。だがそれ以上に股間からは疼きが生じる。
自然に腰が動き、ちんこが肉に触れ、抉る度に疼きが解消されていった、
 もっとだ。もっと。
「うおおっ!」
「アアッ! いやっ……イタ…イイっ!」
 獣のように私とリンは抱き合って一つになり、そして達した。
 ドクン!
 頭が真っ赤になり、我慢していた栓を解き放つと、膣内の分身から欲望が解き放たれる。
「ハァハァ」
「アアッ! イヤーッ!」
 自身の息とリンの絶叫がどこか遠くから聞こえ、精を放つ度、膨らんだ快感が充足していくのを感じる。
 ああ。私とリンは本当に一つになれたんだ。
「あああぅ! はああぁっ!」
39烈火の軍師とリンのED:2006/12/27(水) 15:57:57 ID:mOAQqUXG
 私を抱きしめ、リンがガクンガクンと全身を締め付ける。
 痛い。でもそれが心地良かった。

 そのまま抱き合ったまま、私とリンはガクッと脱力する。
 はぁーと息を整え、私はずるっとモノを引き抜いた。外気に触れると急に寒い。
リンの中の暖かさを思い出す。でも今はいい。これから時間はたっぷりある。
 見ると、彼女の股間からは血が一筋流れていた。破瓜の血であろうか。
「ごめんなさい……」
 私の背中をさすりながらリンが謝る。
 爪を立てられた背中はヒリヒリと痛い。きっと血が出てるのだろう。
「いいさ」
 やせ我慢ではない。それ以上のものをもらったから。
「それよりリンはどうだい?」
 私が聞くと、リンは赤らめた顔で、
「何だか、まだ挟まってるみたい……。あっ。垂れてきちゃった」
 ゾクゾクと私の背筋が震えた。
「なあ。リン」
 横になって向き合ったまま、私は瞳を見つめて言う。今しか機会はない。
「結婚、しようか」
 彼女の目が見開かれる。そして元に戻り、涙が溢れてきた。
「はい。ガイデン」

(おしまい)
40名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 22:26:07 ID:s+FBEPJ/
ラケシスがシャガールをヤり殺すSSキボン
41名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 23:05:23 ID:8K3GtcTB
ダミアンと外伝の潰しあいktkr
42名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 23:17:21 ID:XRYRjwAu
外伝氏GJ!
癒されるぅ和むぅ
43名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:08:41 ID:b1BzVqay
外伝氏GJ!
氏のFE作品の中ではかなりの純愛ですなー。
読み応えがあってよかったです。


ダミアンのはもうかなり以前から読み飛ばし。
ふと思った。
ダミアンはいつも外伝氏の直後に投下している気がする。
もしや粘着してる?
44名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:14:10 ID:WwpFTTiB
そうだねー。 ダミアンがアラす→外伝さんが癒す。 それがこの板のパターン。
定説だよね〜

そして今は、ダミアンが外伝さんを目の敵にしてるというとオモワレ
まぁ…全て本人が招いた事。シカタナイシカタナイ
45名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:32:42 ID:TSH3iJsv
>「こすり100回!」
>タニスは指で、割れ目の上部に付いている赤い突起をいじくりだした。それに倣って、メンバーの全員も、同じことをする。

ダミアン氏シュール過ぎワロタww


気のせいかもしれないが、今回は何かいつもの外伝氏より文章が細密な気がする。
46名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 06:47:40 ID:paK9jh78
ダミアン氏GJ!
1000回の繰り返しがツボったw
エリンシア姫の訓練の様子も今度是非w
47名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 09:40:06 ID:YWf/U7bp
外伝氏、投下する時は名前欄SSタイトルじゃなくてコテトリにしてくれ
専ブラあぼーんしたいから
48名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 10:39:36 ID:hqvbGOQU
誤爆でも
なんだか和む
ダミアン氏

(前スレ)
49名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:27:38 ID:TSH3iJsv
>>47
NGワードに指定するかIDで弾けばいい。
50名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:52:41 ID:nK1DYwtj
ダミアン氏GJです☆
ワロタ…
51人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/30(土) 23:02:50 ID:wcD4DqPj
>>前スレ三日目氏
ワロスw
ただ、ファは♯ですよねw
52人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/30(土) 23:03:21 ID:wcD4DqPj
「ど、どうしたんだナターシャ!?」
かのグラド帝国による争乱が終わり、このジャハナ王国にも平和が訪れたある日、いきなり大広間にナターシャが現れた。
「さあ、ヨシュア様!大掃除を始めましょう!」
見ると、ナターシャは、大きなエプロンを身に着けて、バケツと箒とちりとり、そして雑巾などを携えている。
「な、なあナターシャ、大掃除って・・・・・・?」
「決まってるではないですか。今年もあと少し、この王宮のお陰で、今年一年を無事に過ごせましたという感謝を込めて、隅から隅まで大掃除をして差し上げるのです。」
「あ、あのなあ、お前は王妃なんだし、そういうことは、使用人たちにでも・・・」
ヨシュアがそう言うと、ナターシャは彼の目の前に顔を突きつける。
「いけません!この王宮に、一番お世話になっているのは、私たち王族なのですよ。ですから、精一杯の感謝と愛情を込めて、大掃除をしなければいけないのです!」
「ちぇっ、わかったよう・・・」
新婚早々、尻に敷かれている国王を見て、家臣団のあちこちから、クスクスと笑いが起こる。
「お、お前ら、笑うなあっ!!!」
するとナターシャは今度は家臣団のほうを向いて言った。
「皆様の分の掃除道具も用意いたしておりますので、皆様も、早速始めてくださいね!」

そして夜。
ナターシャが入浴のために服を全部脱ぐと、彼女はいきなり何者かに後ろから胸をわしづかみにされた。
「きゃっ!」
彼女が振り返ると、その者はヨシュアだった。もっとも、この浴室は、ヨシュアの私邸の中。だから、この行為が出来るのは、彼だけなのだが。
そしてヨシュアはナターシャにそっとささやいた。
「ナターシャ。今年も一年、お疲れさん。今年は、お前にたくさんお世話になったから、感謝の気持ちを込めて、お前の身体を隅から隅まで大掃除してあげよう。」
「あっ!そ、そんな・・・ヨシュア様・・・ああ・・・んんん・・・」
そして彼女は、ヨシュアの耳元にささやき返す。
「ヨシュア様・・・・・・私も、あなたにとてもお世話になったので、あなたの身体も・・・・・・隅から隅まで・・・・・・♥」

ジャハナ王国は、今日も平和だ。

おしまい
53人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2006/12/30(土) 23:12:34 ID:wcD4DqPj
>>倉庫の管理人様
連絡掲示板に書いておきましたので、どうかよろしくお願いいたします。
54名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:13:04 ID:aTbHND1I
姫納めGJ!
55名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 17:46:12 ID:vO5sSvtE
イシュタル保守
56人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/01(月) 00:01:38 ID:6RRMovpH
「それでは、これよりベグニオン聖天馬騎士団・新年の挨拶を執り行う!」
副隊長のタニスの号令の下、ベグニオンの聖天馬騎士団のメンバーは全員、横一列に並んだ。
ザッザッザッ!!!
機敏で素早い隊員たちの動きには、いささかの乱れもない。この機敏さと、動きの正確さ、これが、聖天馬騎士団を世界一たらしめている原動力である。
「止まれっ!」
タニスの合図に、隊員たちはその場に直立した。そして、タニスの次の合図を待つ。
今回も、マーシャ、そしてエリンシアも参加している。二人、特にエリンシアは、この機敏で、精巧な動きに、必死についていっている。
「では全員、右足を高く上げっ!」
次のタニスの号令に、メンバーは一斉に、右足を高く上げた。ミニスカートなので、大股開きになる。
そして、メンバーは全員、ショーツは穿いていなかった。そのため、女の子の大事な部分が、丸見えである。
「ばか者っ!」
不意に、タニスの怒号が響いた。見ると、マーシャだけ、パンツを穿いていた。
「ショーツを穿くなと言っておいたであろうが!見ろ!エリンシア姫でさえ、ショーツを穿かずにおられるのに、情けないとは思わんのか!」
「は、はいっ!すみませんっ!」
マーシャはその場でパンツを脱いだ。そして、他の隊員と同じように立つ。
「よし!それではもう一度、右足を高く上げ!」
隊員たちは、全員同じようにまた右足を高く上げた。
「次、陰唇を開け!!!」
そして全員、左の人差し指と中指で、その大事な部分を、ぱかっと開いた。
「よし、それでは・・・・・・」

「開けましておめでとう!」

今年もよろしく!
57名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 03:07:39 ID:QUln7zzb
だみゃ〜ん愛してるwww

あけましておめでとう!
58名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 10:16:59 ID:A5QxHTiE
ダミアン☆あけおめ〜

今年も素敵作品楽しみにしてるよ〜
59名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 15:06:24 ID:NvSCjroI
ダミアン氏ならやってくれると思ってたww
下らないがそれが(・∀・)イイ!
60名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:56:11 ID:3O+iHyoA
ダミアン氏GJ&あけおめ

初代スレから前スレまでのログ&HTML化ファイルをうpしたいので、流れにくいろだ教えれ
現物は.zipファイル、うpサイズは10Mb弱
61名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:58:45 ID:mQvsmcac
>>60
カサマツの14でいいんじゃない?
62 ◆ka5BrNUzcE :2007/01/01(月) 17:25:33 ID:3O+iHyoA
うpろだ1号 upload10000181350.zip
カサマツさん 14 jyuuyon23604.zip

パスは両者ともメル欄、解凍ファイルサイズは25.3Mb

logフォルダには専ブラ用.datファイル
HTMLフォルダにはHTML変換後のファイルあり

SS代わりのお年玉、ってことで勘弁。>>61thx
63 【末吉】 【407円】 :2007/01/01(月) 17:28:46 ID:yxaxkDtE

俺……吉以上だったら、あの女を犯そうと思うんだ
64人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/01(月) 20:09:27 ID:jS2z/Xde
ナターシャ「明けましておめでとうございます、ヨシュア様」
ヨシュア「おめでとうナターシャ。今年もよろしく。」
ナターシャ「今年もよろしくお願いします・・・・・・あら?」
ヨシュア「どうしたナターシャ?」
ナターシャ「ヨシュア様・・・何ですか、あの・・・お鏡餅の隣にお供えしてある小さなお団子は?」
ヨシュア「ああ、あれか。あれは・・・去年の大掃除のときに取れた、お前のマ○カスだ。」
ナターシャ「そ、そんなもの、お供えしないでください!!!」
65外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/01/01(月) 22:23:33 ID:yoNsNuMQ
あけましておめでとう。今年もよしなに。
紋章マリーシア陵辱を投下します。
だーから「10才です」てのは逆効果だって。
66紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:25:21 ID:yoNsNuMQ
「おお…どうかこの子だけは許してくだされ。
 まだ10才になったばかり。シスターとしての修行も終わってはいないのじゃ」
 年老いたお婆さんの必死の哀願に、逆にラングの部下の兵士たちは目を輝かせた。ギラギラと。
 グルニア。現在ラングによって支配されたこの地ではシスター狩りが行われていた。
それだけでなく若い娘も狩り出される。それは支配ではなくただの侵略。
 そしてこの小さな村に隠れ住む少女にも毒牙は迫っていた。
「どけっ!」
 兵士達は老婆を突き飛ばすように小さな家に押し入ってきた。その数3人。
「ちょっと! 何するのよ!」
 祖母を突き飛ばされ、奥に隠れたいた少女がたまらず飛び出してきた。
「おいおい。本当に10才かよ」
 途端にガッカリした空気が兵士達に流れた。
「な、なによっ!」
 兵士達に向け、キッと睨み付ける様な視線をマリーシアは飛ばした。
 まだ幼い顔立ちをしていたが、10才にしては少し育ちすぎている。長い銀髪を左側だけ一房紐で縛っていた。
シスターの修行をしていたというだけあり、白い修道服を身に纏っている。
「まぁいい」
 じゅるっと舌なめずりする兵士3人。多少育っていても10才なら構わない。
そのギラギラ輝く瞳に気圧され、マリーシアはぞくっと背筋を震わせ、後ずさりした。
「な、なによ……」
 声もさっきほどの威勢の良さはない。
「お、お待ちを。孫はまだ10才になったばかり……」
 その前に、またお祖母さんが止めに入る。
「分かってないな、お祖母ちゃん」
 懇願する老婆に、兵士達はニヤニヤと笑いを返す。
「10才だからいいんじゃないか」
 それでこそラングの部下。いやラングでなくとも、10才の少女なら誰でも同じだろう。男なら。
「そ、そんな……」
「どけ!」
 手にした槍の尾尻でドンと老婆のお腹を突く。前に曲がった腰をさらにくの字に曲げ、老婆はその場に倒れ伏した。
口からは血が流れている。
「おばあちゃま!」
 慌てて駆け寄ろうとマリーシアの髪を、ぐっと別の兵士が掴まえて引き寄せた。
「へへ。10才ちゃんはこっち」
 そして掴まえた銀髪を鼻に寄せ、クンクンと音を立てて嗅ぎだした。
「んー。さすが10才。良い匂いだ」
 マリーシアの銀髪は甘い香りがして。うっとりと恍惚に浸っていた。
「おい。その婆さんは外に出しとけ」
「サー、イエッサー」
 下っ端らしいまだ若い少年の兵士が、崩れ落ちたままのお祖母ちゃんを抱えて外に連れ出した。
「おばあちゃま! いやっ、ひどいことしないで!」
「大丈夫、大丈夫。邪魔にならないように外に捨てただけだよ」
 髪を嗅いでいた兵士がそのままマリーシアの腰に手を回し、よっとお姫さま抱っこで持ち上げた。
「きゃっ!?」
「軽いなー。10才にしてはちょっと重いけど」
「し、失礼ね!」
67紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:26:17 ID:yoNsNuMQ
 抱きかかえられたままカッと言い返すマリーシア。
 老婆を槍で小突いた兵士が、その槍でテーブルの上を薙いで、乗っていた皿や小物を叩き落とした。
 ガシャン、と皿の割れる音に思わず首をすくめる。そのテーブルの上に、兵士はマリーシアを置いた。
「なにする気よ!」
「犯す」
 右手を兵士が押さえつけ、囁いた。きっぱりと。
「え?」
 意味が分からず、マリーシアがきょとんとする。と、自分をテーブルに運んだ兵士が、腰の短剣を取り出していた。
「やっ……」
 さっと蒼ざめるマリーシア。残った左手をがむしゃらに振り回すが、
「おい。押さえてろ」
「イエッサー」
 お祖母ちゃんを外に捨て、戻ってきた少年兵がさっそく左手も押さえつける。
「やだ。やだ」
 兵士二人に両手を横にして押さえられ、マリーシアは頭を振ってただ嘆願するしかなかった。
勢いよく首を振る度に、長い銀髪が揺れ、甘い香りを振りまいた。その香りがまた兵士達を昂ぶらせる。
「大人しくしてろと。10才」
 正面に立った兵士が短剣の刃を修道服の首筋に当てる。
「ヒッ」とマリーシアが怯えた途端、刃はするっと下に滑り、白い修道服を縦に引き裂いた。
「キャー!」
 引き裂かれる布地から白い肌がこぼれる。
「おおっ」
 滑らかな少女の肌に、両手を抑える兵士二人も芽を奪われた。
 胸を裂くと、薄い膨らみが垣間見える。下着は着けていなかった。
「いやっ……やだ・見ないでよぉ…」
 素肌を晒されてるのに気付き、マリーシアの蒼ざめた顔が赤くなる。目の端に涙が溜まるがどうしようもない。
「そら。下まできたぞ」
 修道服を切り裂く短剣はとうとうスカートの先まで切って、兵士は素早くしまった。
そして縦に切った修道服をさっと左右に広げる。
「イヤーっ!」
 三人の男のギラギラした瞳に上から見つめられ、マリーシアは本能的な恐怖を感じた。
「これが…10才か……」
 ごくっと生唾を飲み込み、マリーシアの未成熟な肢体を見下ろす三人の兵士。
 腕も脚もか細く、力を籠めて捻れば折れてしまいそうで。ほっそりした腰の上の胸はわずかながら盛り上がっていた。
「なんだ……胸がもうあるのか」
 露骨にがっかりしたような口調。残る二人も同じ感想だった。
 世の女性の多くは、男は大きい乳房が好きと思っているようだが、大きな誤解である。
実際は小さな胸、それも平坦な胸が好きという男が大半なのだ。
 マリーシアのわずかに膨らんだ乳房は男たちを落胆させるものの、その鮮やかな桃色の乳首には心踊らさせる。
 ツンと指で乳首を弾くと、マリーシアはテーブルの上でびくっと跳ねた。
「やだ……触らないで」
 くびれた腰の下、股間は薄い布切れで覆われている。
 さっと引き裂くように破ると、ぴったり閉じた割れ目に淡い陰毛が生えていた。
68紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:27:24 ID:yoNsNuMQ
「げっ! なんだこいつ。10才のくせにもう生えてやがる」
「う〜」
 大事な場所を見られ、マリーシアはさらに紅くなった。ただでさえ恥ずかしいのに、しかも毛が生えてることを言うなんて。
「もうやだ〜」
「今時の10才は育ってるもんだな……」
 多少どころではなく、かなりがっかりしながら、兵士は彼女の股間に顔を寄せた。
「へ。これが10才のか」
 頭髪と同じ色の陰毛はまだ薄く、桃色の割れ目がはっきり垣間見える。
「イヤアアアアっ! 見ないでっ!」
 ぴったりと脚を閉じるマリーシアだが、それが精一杯の抵抗。
 左右の手を押さえる兵士二人が、横から片手を伸ばして薄い乳房を揉んできた。
「きゃっ!?」
「これが……おっぱいか」
 少年兵が驚きと感激を持って、手の中のおっぱいをもみもみと揉む。まだ小さな蕾のような乳房は固く、
それでも手の中でぐにゅっと曲がり、少女の柔らかさを伝えてきた。
 もう一人の兵士は指先で乳首を摘み、コリコリとしごいた。
「んっ!? やぁっ!」
 敏感な箇所を抓られ、マリーシアの背筋がビクッと上がる。
 胸を愛撫され、マリーシアはいよいよ貞操の危機を強く感じた。本当のところはまだ何をされてるかよく分かっていないが、だからこそ未知の恐怖が頭を駆け巡る。
「いやーっ! イヤイヤ!」
 テーブルの上でさらに激しくもがくマリーシアだが、両手を押さえる男二人の力には叶わない。
テーブルの上でじたばたともがくだけだった。
「へへ。ここはどうかな」
 そして股間を凝視していた兵士も、もがく両脚に手をかけ、力尽くで開かせていった。
「だめっ!」
 胸に意識が集中していたマリーシアは、あっさりと脚を開かされてしまった。
閉じようにも、力が入らない。
 開いた太股の合間に顔を入れ、男は彼女の股間を眼前に眺めた。舌を伸ばせば届く距離。
「あっ!」
 実際に舌で割れ目をなぞると、ビクッと腰が振動する。
「や、やだ……なに?」
 さっきから、乳首をしごかれ、胸を揉まれる度に、甘い刺激を感じて、体が勝手に反応してしまう。
そしてあそこを舐められると、嫌と思う前にビリッと甘い衝撃がきた。
 薄い陰毛を舌にチクチクと感じながら、兵士はさらにピンクの割れ目をぺちゃぺちゃと舌で舐めていく。
「あっ……んっ……やだぁ」
 閉じた目の端から我慢していた涙がこぼれた。
「いやぁ……」
 腰が自然に浮き上がり、ゆらっと揺れる。とめられない。
「おぅ。勃ってきたな」
 乳首を指でしごいていた兵士が、指の中の乳首が固く尖ったのを感じ、ニヤッと笑った。
胸を揉んでいた少年兵も、顔を寄せて、勃起した乳首をちゅっと口に含む。
「ああっ……ア……やぁ……イヤっ!」
 ちゅうちゅうと吸い立てられる度、キュンと胸が甘く高鳴り、切ない声が漏れた。
69紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:28:26 ID:yoNsNuMQ
 秘所を舌で舐める兵士は、舌先にじゅっと蜜液を感じた、少女の胎内から溢れる液だ。
頬に触れる太股もビクンビクンと蠢動し、ガチガチに緊張している。
「そろそろだな」
 顔を上げた唇は少女の液でテカテカと濡れていた。
「アッ……ああっ……え?」
 切なく、潤んだ瞳で喘いでいたマリーシアは股間からの甘い疼きが消え、ホッとするような、名残惜しそうな声を出した。
 そしてカチャカチャという音に顔を下に向けて見た。
 股間をしゃぶっていた兵士が、腰からぬっと醜悪な肉棒を取り出すのを。
「いや……イヤアアアアーっ!!!」
 それが何なのかよく分からない。でもひどいことをされるんだと直感で悟り、今までよりも足掻いた。
「大人しくしろ」
 胸を愛撫していた二人の兵士が、その手を止めて両手をさらに押さえつける。
 そして男根を取り出した兵士が、その腰を寄せてマリーシアの脚の合間に自身の腰を割り込ませた。
「だめ! ダメダメダメーっ!!」
 股間の入り口にピタッと熱く脈打つ肉棒を感じ、マリーシアを嫌々と首を振って涙を飛ばした。
手を押さえる左右の兵士もハァハァと荒い息づかいで泣き顔を見下ろし、そのギラギラした瞳がマリーシアを心底凍えさせた。
 ムニュッ、と小さな秘肉を押し広げ、赤黒い先端が突き刺さっていく。
「いや……ヒギイイイイイイィィィーっ!!?」
 身体を貫き、突き刺し、入ってくるナニか。股間から脳天まで一直線に駆け抜ける激痛にマリーシアは腰を浮かせ、そして見開いた目から滂沱がこぼれる。
「いやあああっ! イタイ! いたいいたい痛い! イタイぃぃーっ!!!」
 泣き叫ぶ幼い少女の涙顔をじっくりと観賞しながら、兵士は腰をズン、ズンと進めていった。
その度に狭い肉壁が裂かれ、男の分身にも重い衝撃が駆け抜ける。
 そして無惨に引き裂かれた結合部からは、血がドクドクと溢れていた。
「ハァハァ。お、おめでとう。これで大人になったんだよ」
「おとな……に…」
 痛みで朦朧とする頭にその言葉だけが妙に残る。
 ギシギシ、と幼い秘肉を引き裂き、男根は狭い肉壷をギッシリと埋めて止まった。まだ半分も埋まっていない。
それでもマリーシアには、お腹一杯に異物が突き刺さっているように感じられた。
「もう……ぬいてよぉ…」
 涙を流して訴えるが許してくれない。男もまた狭く熱い膣肉に包まれ、そのギチギチの狭い締め付けに痛いほどだった。
だが脳を駆け巡る快楽が痛みを上回る。
 左右の兵士はもう押さえる手を離し、目をギラつかせて見ていた。股間を膨らませて。
「ああ……いや、痛い……」
 痛みで頭の中が真っ赤になる。
「うおおおっ!」
 不意に兵士が雄叫びを上げて腰を前後に揺らした。
「ひぎゃあああぁっ!」
 頭の中の赤が爆発し、そして意識が弾けて薄くなる。狭い肉壷を男根が擦り、傷つけてさらに血が流れていた。
そしてマリーシアが痛がるほど、男は欲求を満足させる。
 パン! パン!
 2度3度と腰を回転させる度、膣肉が抉れ、ヒダが捲くれ上がり、マリーシアは腰を浮かせて泣いた。
「ひぎいいいいっ! いやっ! うごかないでっ!!!」
70紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:29:47 ID:yoNsNuMQ
 全身はグッショリと汗で濡れ、マリーシアのか細い脚がゆらゆらと揺れる。
 そして男の腰が前後に動く度、背筋が仰け反って飛び跳ねた。
「イヤアアアーっ! いたいのっ! いたいの、もうイヤーっ!」
 悲痛な叫びも逆に男の嗜虐心をそそるだけだった。
 10才と思ってる女の子のもがき苦しむ様に、男はさらに興奮し、男根を奥に突き進む。
「いたああいっ! たすけてっ! ダレカッー!」
「オラー!」
 助けを求める少女に、その胎内に、ドクッと熱い液が注がれていく。
「イヤアアアアアアアアーっ!!!」
 その熱さに嫌悪感が先立ち、マリーシアは男の体の下で泣いた。ぽろぽろとこぼれる涙がテーブルを濡らしていく。
「へへ……。10才はやっぱり良いもんだな」
 射精するだけ出し、男はようやく男根を引き抜く。ずるっと肉棒が入り口から離れると、真っ赤な血と白い精液が一緒になってこぼれた。
「あ、ああ……」
 痛みで朦朧とする頭でマリーシアはホッと安堵していた。これで終わったと。
「おい。先にやっていいぞ」
 残った兵士に言われ、少年兵はぎょっと驚いた顔になる。
「よいのであるますか?」
「ああ。俺は最後にするのがいいんだ」
「ではお先に失礼させて頂きます」
 脱ぐのももどかしく、血走った目で少年兵が横たわるマリーシアへと覆い被さった。
「やめてーっ!」
 終わった、と思ったばかりで少年兵に覆い被さらせ、マリーシアはぎゅっと身を硬くする。だがそれでも少年には柔らかく感じられた。
「これが……10才の女の子…!」
 感激でブルブルと身震いし、力いっぱい抱きしめた。
「いやっ!」
 腕の中で怯えて泣くだけの少女に興奮し、顔を近づけてちゅーと口を重ねる。
ごっつんとぶつかるように口が合わさり、マリーシアは目を丸くした。
 すぐに口は離されるが、衝撃は後から湧いてくる。
「いや……イヤーッ!」
 初めてのキス。こんな形で奪われるなんて……。
 さらに少年兵は顔を下げ、乳首へと吸い付く。さっきとは違う乳首。
「あんっ!?」
 勃起した乳首を噛むように吸われ、胸がビクッと震えた。
「いやぁ……やだ…やめてよぉ……」
 でもやめない。舌で包むマリーシアの乳首はちゅーと吸うとミルクのように甘かった。実際に乳が出るわけでもないのに。
「へへっ」
 そして血走った目をマリーシアに向け、少年兵はズボンを降ろした。勃起した男根は天を向いている。
「ひっ!?」
 その赤い瞳に見つめられ、マリーシアは金縛りにあった。獣のような目。
「くっ」
 血と精液でヌルッと濡れた股間に少年兵は男根を突き出し。入り口はぱっくりと裂けて狙いは付けやすい。
だがその入り口の側で、するっと滑って逸れてしまった。
「くそっ」
 苛立った少年兵は今度はしっかりと手で男根を掴み、割れ目へと宛がう。
「あ、アア……」
 再び股間に熱い脈動を感じ、マリーシアはサッと胸がすくんだ。
 むにゅっ、と傷つけられた膣に、また若い衝動が突き刺さる。
「アアアーッ! やあーっ!!」
71紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:30:44 ID:yoNsNuMQ
「おおっ!」
 入れた瞬間から男根を包み、ギチギチと締め付ける快楽に、少年兵は一瞬で虜にさせられた。
頭が真っ白になり、何も考えられずガンガンと腰を突きたてる。
「ヒイイィッ!!!」
 膣内はすでにドロッと濡れていたが気にならない。むしろ潤滑油となって奥へ奥へと少年兵を導いた。
「イヤっ! イヤアアアアアァーッ!!」
 悲鳴がどこか遠くから聞こえる。体の下の柔らかい少女を抱きしめると、サラサラの髪が頬に触れた。
「やめてーっ!」
 ドピュ、と無為意識のうちに精が放たれる。
「うおおおっ!」
 男根からドクドクと精が流れると、頭の中がカーッと弾けて、少年兵は全身が硬直した。
「イヤアアアアアアアアぁぁぁーっ!!!」
 サラサラの銀髪が頬を撫で、熱い涙が伝っていった。
「はぁはぁ」
 下半身からの痺れるような快感が消え、射精が終わったと気付くと、少年兵は身を離す。自然に男根が抜け落ち、ドロッと精液が結合部から漏れた。
「イヤ……やぁ……あぁ……」
 見下ろせば、呆然と呻くマリーシアの可愛い顔。その震える唇にちゅっとキスして、少年兵は離れた。
「さて」
 最後に残った三人目がマリーシアは見下ろす。
 テーブルの上、だらんと脚を開いたマリーシアは股間から血と精液を流し、すっかり放心状態だった。
涙の止まる事無い瞳は虚ろでもう何も映していない。
「壊れるにはちょい早いぜ」
 腰を掴んだ兵士はぐるっと回転させて、お尻を向けさせる。膣はドロドロだが、
こっちは綺麗に白いまま。
 そして慌てることなく男根を取り出すと、白いお尻に宛がった。
「痛いぞ」
 メキッ、と菊穴に赤黒い先端が突き刺さり、
「ひぎゃあああああああああぁぁぁーっ!」
 放心状態だったマリーシアが顔を上げ、激痛に身体をばたつかせる。
 メキ、メキと尻肉を切り裂き、男は男根を埋めて行き、その度にマリーシアはうつ伏せの体を飛び跳ねさせた。
「ぎいいいいいいっ! あがあああああっ!」
 尻からは今まで以上に血が溢れ、太股を通って床まで落ちていった。
 背後からお尻を貫く兵士は胸に手を回し、華奢な乳房を揉んでいく。だが痛みは全く衰えない。
「ああ……わあああああああぁぁぁーっ!」
 不意にガクッ、とマリーシアはテーブルに突っ伏した。
「ん。気絶したか」
 尻肉の狭い感触に満足し、胸を愛撫しながら兵士が呟く。
 そのまま気を失ったマリーシアをゆらゆらと揺らし、兵士は達した。

 そしてまた最初の男がマリーシアに覆いかぶさっていった。
 すでに気絶した幼いシスターの少女へと。

「おい。この10才どうするよ」
「ここまでやってラング様に報告できまい」
「そうだな……。このまましとくか」
「それじゃあな。10才ちゃん。最高だったぜ」
72紋章マリーシア陵辱 「10才です」は逆効果:2007/01/01(月) 22:32:06 ID:yoNsNuMQ
 マリーシアの祖母が気を取り戻し、家に戻った時。
 テーブルの上のマリーシアは全身が精液にまみれ、股間からは血を流し、ぐったりと気絶していたという。
幸い兵士達の姿はもう無かった。
「おお、おお。マリーシアや可哀想に」
 すぐに祖母は駆け寄り、傷付いた孫娘の手当てに取り掛かる。
 やがて意識の戻ったマリーシアは言った。
「ねえ。お願いがあるの……」
「おお。なんだいマリーシア」
「また……次に誰か来たら……また10才と言って・・・」
「いいのかい?」
「うん。いいの」
 ニコッと微笑み、マリーシアは太股を流れる精液を指ですくい、今度はニヤッと笑った。

 それからしばらくして。
 家をまた別の若者が訪れる。
「おお…どうかこの子だけは許してくだされ。
 まだ10才になったばかり。シスターとしての修行も終わってはいないのじゃ」
 年老いたお婆さんの言葉に、その若者―マルスはニヤッと笑みを浮かべるのだった。

(おしまい)
73名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:28:52 ID:a6TDlVe+
>>52 64
だみゃーんさんGJ! 今年も期待してます。

>>66
GJ!
一時期とは別人のようだ…。
あなたの復活を待っていました。
74名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:11:49 ID:8xpll1Hv
外伝氏GJ
男は皆ロリコンw
これくらいのノリでチキやマリアもお願いします
75人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/02(火) 18:43:05 ID:e18b+rB1
前書き

かつて私は、次のように発言したことがある。

ファイアーエムブレム&ティアサガ第八章より

47 名前:490じゃないけど(当時のHN) ◆.lt5gYzbQ. :03/10/12 16:28 ID:J4CLcAJm
ニイメ×ヨーデルというのを考えた(もちろん封印の剣のときの年齢で)が、書いたら
気分が悪くなりそうなのでやめた。

だが今回、あえてこの難題に挑んでみた。

ヨーデル×ニイメ(もちろん封印の剣のときの年齢で)

注意書き

今回のSSは、内容が内容ですので、多くの読者の皆様が、非常に嫌悪感を覚えるかもしれません。もちろん、極力読みやすいように書いたつもりではありますが。
そこで今回は、NGワードを設定しますので、嫌いな方は、スルーをお願いいたします。

NGワードは、『遥かなる時空を越えて』

カテゴリは、『老人×老人』

それでは。
76遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:44:14 ID:e18b+rB1
「神父様!また女の人にばっかり声をかけて!」
「何ですかドロシー、私はただこのご婦人たちに愛の説教を・・・」
「そんな言い訳は聞き飽きました!」
「やれやれ。」
布教と称して、女性に声をかけまくるサウルと、それを激しく叱るドロシー。そしてそれを、にこやかに見守るヨーデル。
穏やかな、昼下がりの、いつもの光景。
ヨーデルは思う。サウルが女性に声をかけまくるのは、ひょっとしてドロシーの嫉妬する姿を、楽しんでいるのではないか?
そして、ドロシーがサウルに対してこれほどむきになるのも、それだけサウルを好きだからだろう。
ヨーデルの見るところ、おそらく、サウルが一番大事に想っている女性は、ドロシー。それは、間違いない。
サウルにとって、世界で一番可愛くて愛しいドロシー。だが、可愛い女の子に、つい意地悪したくなってしまうのは、男の性である。
だから、このようにドロシーに対して、つい意地悪をしてしまう。サウルが本当に愛しているのは、ドロシーだけなのだ。
だが、これも、あまりに度が過ぎると、本当に二人の仲が険悪になってしまい、別れる原因になってしまうことがあるということを、ヨーデルはよく知っている。
遥か昔、ヨーデルは、自分自身で経験していた。

あの時・・・・・・

ヨーデルはふと、50年以上前のことを思い出していた。
あの時は、ヨーデルにも付き合っている彼女がいたのだ。今思い出してみても、美しい女性だった。
サウルとドロシーの関係とは逆で、彼女の方が悪戯っぽく、ヨーデルの方が振り回される関係。でも、あの当時は、二人とも愛し合う関係。
だが、その関係は、ある出来事によって、あっけなく終焉を迎えた。
それは、ヨーデルの妹が、山賊に襲われて、惨たらしい最期を遂げたこと。
「・・・に、兄さん・・・」
ヨーデルが駆けつけたときは、既に遅かった。妹は、犯され、汚され、そして瀕死の状態。
「おいっ!しっかりしろっ!!!」
「・・・ヨ・・・ーデ・・・・・・ル・・・・・・兄さ・・・」
妹はヨーデルの腕の中で息絶えた。最期に、ヨーデルの名を呼んで。
あまりにも理不尽な妹の最期。しかしこれが、付き合っていた彼女との、決定的な軋轢を生んでしまう。
77遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:45:16 ID:e18b+rB1
彼女は机をどんっと叩いて立ち上がった。
「許せだって!?ふざけんじゃないよ!あんたは妹を殺されて、何とも思わないのかい!?」
彼女の目が血走っている。ヨーデルの妹は、彼女にとっても、可愛い妹分だったのだ。
「復讐は、新たな復讐を生むだけです。それに、彼らにも命があるのです。」
「冗談じゃないよ!あいつらを許してやったりしたら、また善良な人々が尊い命を奪われるんだよ!それを黙って見てろと言うのかい?」
そして彼女は上着を着て、魔道書を持った。そして、ヨーデルに背を向け、玄関に向かう。
そして彼女は、振り返りざまにヨーデルを睨んだ。
「あんたがこれほどまでに根性無しだとは思わなかったよ!こうなったら、あたし一人で、けりをつけてやるんだから!!!」
彼女の目が涙に光る。
「・・・・・・。」
そして彼女は、部屋を出て行った。それが、ヨーデルの見た、彼女の最後の姿だった・・・・・・。
そう、ついこの間、再会するまでは。

あの時、山賊と彼女の戦いがどうだったかは定かではない。
だが、あの直後に山賊たちの噂がなくなったことと、彼女が今でも健在であることから、おそらくは復讐を果たしたのだろう。
やはり、彼女の選択が正解だったのだろうか?
ヨーデルは目を閉じる。あの時、もし、彼女と共に復讐に向かえば、今頃は違った人生を送っていたかもしれない。
だが、現実には、違う人生を選んだから、今ここに、自分がいる。
どちらが正しかったのはわからない。だが、最近になって、ヨーデルは思う。
あの時、違う人生を送っていたら・・・・・・おそらくは、エリミーヌ教の信仰を捨てることになっていたかもしれない。
だが、彼女と歩む人生・・・それは、信仰を捨てるだけの価値が、あったのかもしれない。
あの当時、ヨーデルにはもったいないと言われていたほどの、美女だったのだ。
そして、あの事件が起こるまでは、彼女も、ヨーデルを愛していたのだ。
だが、運命は皮肉にも、二人の道を引き裂いてしまう。
あの時、もし、もし共に歩む人生を選んでいたとしたら・・・・・・
彼女と共に、妹の復讐に向かっていたとしたら・・・・・・
実際に、彼女の孫であるヒュウは、彼女の四男の息子であるという。と言うことは、彼女には、少なくとも四人の子がいる。
ということは、最低でも四回。だが、一発で妊娠ということは、そうあるものではないから、自然と一度の妊娠のために、数回事に及ぶことになる。
あの悩ましげな、妖しいまでに女の魅力を醸し出している、あの肢体と。
78遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:46:04 ID:e18b+rB1
「・・・ョーデル様!ヨーデル様!!!」
いきなり誰かに揺すぶられて、ヨーデルは目を覚ました。傍らには、サウルとドロシーがいる。
「・・・おや、サウルにドロシー。どうしたのですか?」
するとドロシーは真っ赤になって、ある方向を指差した。
その方向には、自分の下半身がある。その下半身は、大きく膨れ上がって、法衣を押し上げてテントを形成している。
「おや、これはこれは・・・・・・」
ヨーデルは前かがみになって、己の股間を押さえた。既に70歳を過ぎたとは思えないほどの、その剛直ぶりに、サウルやドロシーのみならず、自分自身も驚いている。
「私も、まだまだ男でしたか・・・」
「も、もう!何をお考えになってたのですか!?」
ドロシーが真っ赤になって俯く。それを見てヨーデルはサウルに微笑みかけた。
「サウルや。」
「はい、何でしょう?」
「ドロシーは、可愛いですねえ。そう思いませんか?」
「え、ええっと・・・・・・」
サウルは思わず言葉に詰まる。ヨーデルにはわかっている。本当に大切な人の前では、何も言えなくなってしまうものなのだ。
「よ、ヨーデル様!何をいきなり言い出すんですか!?」
「サウルや、よく聞きなさい。ドロシーをからかってしまう気持ちは、よくわかります。しかし、度を過ぎると、本当に険悪になってしまう。
彼女のことが大事なら、ほどほどにしなさい。度を過ぎてはいけませんよ。」
そしてヨーデルは空を見上げる。空には、小さな雲が、ぷかりぷかりと浮かんでいる。
そして、やや黙った後、ヨーデルはこう言った。
「折角、同じ道を歩んでいるのですから・・・・・・」
あの時、自分と彼女の道は、袂を分かった。だが、サウルとドロシーは同じ道を歩んでいる。
二人には幸せになって欲しい。ヨーデルは心からそう思う。

50年以上前に別れた、あの女性。
彼女は今、あの当時の面影は、ほとんど残っていなかった。ぴちぴちとしたあの素肌は、もうたくさんの皺に包まれている。
無理もない。今の彼女は、もうお婆ちゃんなのだ。そして、自分も、もう立派にお爺さんである。
だが、口の悪さや、ところどころに出る彼女の癖などは、あのときのままである。
(貴女は、少しも変わっていない。美しくて、素敵な女性。)
ヨーデルの脳裏で、遥か昔の彼女の姿と、今の彼女の姿が重なる。
その脳裏の彼女が、言葉を発した。
「おや、あんた、まだくたばってなかったのかい?」
彼女の声、そして辛辣な言葉、すべて、あのときのままである。
「まったく、すっかりしわくちゃになっちまったねえ・・・」
その声は、徐々に大きく響いてくる。
「おや?ぽっくり逝っちまったかと思ったよ。」
更に彼女の声がはっきり聞こえる。
「うっふ〜ん♥ヨーデルう〜ん♥」
そこまで聞いて、ヨーデルは目を覚ました。
ふと隣を見ると、婆さんが一人、ヨーデルの顔を覗き込んで笑っていた。
79遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:46:45 ID:e18b+rB1
彼女は腹を抱えて笑っている。
「ぷーっ!く、くくっ、何色気づいてるのさ!70過ぎた爺さんが!」
彼女の指差した方向は、ヨーデルの股間。大きく膨れ上がり、大きなテントを張っている。
「まったくこの、色ボケ爺が!」
彼女はくっくっと笑っている。だが、ヨーデルはその彼女に、真面目な顔で答えた。
「ニイメ・・・・・・貴女のことを、想っていたのです。」
「はあっ!?」
突然のヨーデルの答えに、彼女は一瞬、呆然とする。
「あ、あんた、正気かい!?」
「はい。あの時の貴女は・・・・・・本当に美しかった。」
そしてヨーデルは、彼女をじっと見据えて言った。
「そして、貴女は今でも美しい。」
「ヨーデル、あんた、すっかりボケちまったみたいだねえ。」
彼女はからかい気味に答える。しかし、ヨーデルはそれにも真面目に答える。
「いいえ、私はボケてはいませんよ。」
「じゃあ、こんなヨボヨボの、しわくちゃの婆さんが、美しいっていうのかい?」
「はい。もちろんです。」
「ふっ、ふっはっはっは!面白い冗談だねえ。あの時はクソ真面目が取り柄だったのに、50年も過ぎると、こんなジョークも言えるようになるんだねえ。」
「いいえ、私は・・・・・・」
その真摯な瞳を見て、ニイメは思わずたじろぐ。
(この男・・・・・・)
彼女は一瞬にして感じた。ヨーデルは、50年前から、何も変わっていない。真面目だけが取り柄の、純朴な男。
「まさか・・・・・・本気なのかい?」
「いけませんか?」
彼女の質問に、ヨーデルは即答する。
「これも、貴女が美しいから。」
「きゃっ!な、何をするんだい!!!」
ヨーデルは彼女の腕を急に引っ張り、彼女の身体を抱き寄せた。そして、ベッドの上に彼女の身体を横たえると、そのまま彼女の上に覆い被さる。
そして、ぎゅっと彼女を抱きしめる。
「や、やめるんだよ!」
ニイメの抵抗。だが、その姿は、ますますヨーデルの想いを募らせるだけ。
やがて、ヨーデルは彼女のスカートをまくり上げ、その陰部を下着の上から指でさすった。
そしてその指を、ニイメの目の前に見せる。彼女の愛液が、指の間に糸を引いている。
「貴女も、こんなに濡れているではないですか。」
「そ、それは・・・・・・」
実は、ヨーデルの膨らんだ股間を見た瞬間に、彼女は股間を濡らしていたのだ。そう、昔を思い出して。
80遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:47:29 ID:e18b+rB1
ヨーデルと別れる前、彼女は何度か、彼と愛し合った。そして。彼のぬくもりも、当然知っていた。
ニイメはごくんと息を呑む。この男・・・・・・本気だ。
ニイメは少しだけ迷った。彼女には、死んだ夫がいる。故人とはいえ、彼に対する、裏切りにはなりはしないだろうか?
だが、孫も立派に巣立ち、彼への責任は果たした。でも・・・・・・これは、倫理に反することかもしれない。
「いいのかい?このことが公になったら、あんたは・・・・・・」
「そんな言葉で、私を躊躇わせることができるとお思いですか?」
ニイメの言葉も、ヨーデルには効果がない。そしてヨーデルの次の行為に、ニイメはかっと目を見開いた。
ヨーデルのズボンのジッパーが開いて、その陽根が顔を見せる。
70過ぎた老人とは思えないほどの、見事な陽根・・・・・・それは、50年以上前から、少しも変わっていない。
「私は今でも・・・・・・貴女しか・・・・・・知りません。」
ヨーデルは、ポツリとつぶやいた。
「まったく・・・・・・この男は・・・・・・」
すると、ニイメは指でその場所を左右にぐいっと広げた。これは、彼女のOKのサイン。
「では・・・・・・」
その場所に、赤黒い亀頭が添えられる。その感触に、ヨーデルは「ううっ!」と声を上げる。
そして、一瞬の沈黙の後、ヨーデルの陰茎は、ニイメのその場所に沈みこんでいった。
「!!!・・・・・・んん・・・・・・」
ニイメが小さく喘ぐ。久しぶりの、男の感触。それは、亡き夫以来の感触。しかもそれは、もう50年以上前に、初めて男を知ったときの、その相手。
ぐっぐっと、ヨーデルの陽根が動く。そのたびに、ニイメは老女とは思えない、清冽な喘ぎを上げた。
「ふあ・・・あ・・・あ・・・」
あのとき、初めて愛し合ったあの男と、50年の時を越えて繋がっている。
それは、偶然なのか、それとも、神が与え給うた、奇跡なのか。
彼女の身体は、徐々に赤く染まってくる。そして、若年の輝きを、少しずつ取り戻していた。
そしてヨーデルの陽根が沈み込むと、その場所は、新緑の明るい森にたたずむ、清らかな流れのごとく、その蜜を噴き出す。
やはり彼女は、少しも変わっていなかった。
美しく、そして、可愛い女。
「はあ・・・ど・・・どうしたんだいヨーデル!・・・もう・・・へばっちまったのかい・・・?」
彼女はわざと、ヨーデルを煽る。だが、ヨーデルの身体も、見る見るうちに血行が良くなり、かつての輝きを取り戻す。
「何のっ!まだまだっ!!!」
「そうこなくっちゃねっ!!!」
更なる蜜を求めて、ヨーデルの陽根は、更に深く、ニイメの内部に沈みこんでゆく。
「はあああっ!はうあっ!!!」
子宮の入り口を突かれて、ニイメは悲鳴を上げた。もう、これ以上は・・・・・・
「ヨ、ヨーデル・・・私・・・」
ヨーデルにはわかっている。これ以上やると・・・ニイメは、絶頂に達してしまう。
「ニイメ・・・・・・かまいません。私と一緒に・・・・・・」
ヨーデルは容赦がなかった。達してしまいそうなニイメの身体に、さらに攻撃を加える。
ぐいっ!ぐいっ!
彼女は恍惚の表情を浮かべて叫んだ。
81遥かなる時空を越えて:2007/01/02(火) 18:48:08 ID:e18b+rB1
「ら、らめええええっ!!!いっちゃうううううううっ!!!」
ニイメの身体が、三度ものた打ち回った。そして・・・・・・

ヨーデルは、ニイメの中に、大量の精を放出した。

「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
絶頂と、ヨーデルの精に熱さに、ニイメはぐったりとなる。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
そしてその横に、ヨーデルは寝転がった。そして二人、天井を見上げる。
あの時と同じ、天井の色。そして、側には、愛しい人の優しいぬくもり。
「・・・・・・ニイメ・・・・・・」
ヨーデルは隣に寝るニイメの身体をじっと見つめた。彼女がしわくちゃの婆さんであることは、間違いない。
だが、その美しさと輝きは、少しも変わっていない。
「まったく、爺さんが色気づくと、始末に負えないねえ・・・」
そう言うニイメの目は、優しくて、穏やかだ。
「ニイメ・・・・・・」
ヨーデルはふと、先ほどまでの英雄を見下ろしていた。精を放出したばかりなのに、もうそれはいきり立っている。
「もう一回、しませんか?」
ヨーデルの言葉に、ニイメは思わず絶句する。しかし彼女はふっと微笑んで、悪態をついた。
「ほんっとに、しょうがない爺さんだよ!」
そう言って、彼女はまた、指で膣を左右に広げた。

おしまい
82名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:21:55 ID:OfpzO5eq
>>72
外伝氏GJ!
お年玉トンクス
83名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:42:55 ID:HzSRoN17
ダ、ダミアン氏・・・・・・
84名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:34:23 ID:dsunThdx
素晴らしい挑戦です。GJ!
しかし年齢的にいって連発はさすがに無理だと思うのですがどうでしょう。
85名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:54:39 ID:I3FS6ayk
>>84
愛は全てを超えるのですw
86名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 22:04:21 ID:NFKJTDEV
>>84
腹上死だろうね

リフ希望しとく
87名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 21:51:23 ID:jlkMJTXs
3日目夕食の続きマダー?
88名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:03:32 ID:l5+KZCja
マターリ待とうよ
89名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:59:59 ID:ELn/daW6
>>75
なんか感動した。ダミアン氏GJ
90名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:06:29 ID:0wkHQNpc
さすがダミアン氏…感服しました。
91名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 01:29:33 ID:XXQEqMWH

FE紋章。マリア×ミネルバを投下させていただきます。
シリアスに見せかけて、ただのエロです。
また時系列がゆがんでいますが、
『FE外伝終了後。かつ英雄戦争が発生しなかったかわりにいろいろあった時空』とでも思ってください。
以下の要素を含みますのでご注意ください。

近親・百合レイプ・ロリ・擬似ふたなり
92赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:30:18 ID:XXQEqMWH
沈み行く月の光に照らされた寝室で、ミネルバは静かに身を起こす。
夜明けはもう近い。そろそろ今日の公務の準備をしなければならなかったが、寝台の温もりは、まだ離れがたかった。
裸の胸を軽く掛布で被うのは、同衾しているひとがいるがゆえ。
たとえ相手がいまだ昏々と眠っていても、裸をさらすことに恥じらいを覚えるのは、ミネルバの性癖ゆえだろう。
苛烈であっても、下劣ではない。身奇麗で清らかをよしとする、高貴の産まれの女性としての、慎み深さ。
たとえ夜半過ぎまで激しく睦みあった相手でも。たとえこの一月、毎日抱きあっている相手でも。初々しい心持を、忘れはしない。
それが女性としての、ミネルバだった。
ただひとつ、普通の女性とずれているところがあるとするならば……。
「また泣かせてしまった……ごめんなさい」
ぐったりと眠る小さな頬についた、涙の跡。ミネルバはそれを指先で辿って、その者の名をつぶやいた。
「マリア……それでも私は、あなたを啼かせずには、いられない」
昨晩月明かりの中で悲しい嬌声をあげた、愛しい妹の痴態を思い出し、ミネルバは小さく唾を呑み込んだ。


白騎士団3姉妹との怪しい噂が真実だからといって、ミネルバが同性との行為しか知らない、というわけではない。
下衆な部下に監禁され、行為を強要されたこともある。彼女を慕う仲間の深い想いに応え、体を開いてみせたこともある。
だが彼女を抱いた男たちは、みな命を落とし……。
日々の政務に疲れたミネルバが、寂しい一人寝を嫌って手を伸ばす先にいるのが、身近な同性だった、というだけだ。
そして3姉妹もそれぞれの役目や私生活に忙しいとなれば……もっとも身近な少女、すなわち妹に手が伸びるのは、当然といえただろう。
――まして最近の妹は、女らしくなった……。
と、ミネルバは思うのだ。
体つきが、ではない。いまだ膨らむ気配のない胸や、くびれを知らない腰などは、むしろ性が分化する前の子供のそれのまま。
少年を抱いているのか、と錯覚するときさえもある。
変わったのは、マリアの性格だった。
どこまでも屈託がなく、悪戯好きで、背伸びしたがるところのあった幼い彼女。
しかし今は、その大きな瞳の中に、拭えない翳りが見て取れる。
その様子が、いかにも悩める乙女のようで……妹は成長したのだとミネルバに思わせるのだ。
亡国の苦悩が……そして父や兄の死が……彼女を、そして自分をも変えたのだ、とも思う。
たった二人の肉親だからこそ、より妹がいとおしい。寂しい夜には、そばにいてほしい。どこにも行ってほしくない。
――マリアもまた、そう思っている。だからこそ、抱かれるのを恥じらい、嫌がってみせても、決定的な拒絶をしないのだ。
……そう考えるのが身勝手だと気が付いてはいても、やめることができないのが今のミネルバだった。
93赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:32:01 ID:XXQEqMWH


「マリア……」
微かに開く唇に、指を沿わせる。窒息させるほどにむさぼった、そのちいさな唇。
真っ白な首筋にいくつも散るのは、口付けと、甘噛みの跡。
『人前に出られなくなります』と泣いて嫌がるのを押さえつけ、強引につけたものだ。
その時の興奮を思い出し……そしてさらには、人々にその跡のことを噂され、涙ぐむマリアの姿を想像し、ミネルバは我知らず鼓動を早くする。
幼い妹に対する愛情には、一転の曇りもないと思いながらも、同時に劣情を浴びせる対象とできてしまう。
否、むしろ愛がなければ、もてあそびはしなかっただろう。そういう性癖なのだ、という自覚がある。
だからたった今覚えた疼きを癒すために、ミネルバは再び妹に手をかけるのだ。
眠りを覚まさぬよう、静かに掛布をずらせば、華奢な肩が現れる。
それが裸ではなく、シスターのローブに包まれたままなのは、昨夜のミネルバが僧衣を脱がせる間も惜しいほどに逸っていたからだ。
ショーツだけを剥ぎ取って、裾をめくり上げ、細い足の付け根にある器官を何度も何度も……嬲った。
柔らかな窪みに沈めては抜く指先から、マリアの滴が幾筋も糸を引いてしたたるほどに。
あの滴の味は甘かった、とミネルバは思うのだ。
苦難の一日が始まる前に、それをもう一度味わいたくて……ミネルバの指は掛布の中にするするともぐり込んで行き……、
マリアの足の付け根にぐっと、押し当てられた。
そして、そこに、あってはならない硬さを、感じ取ってしまったのだ。
「え……?」
思わずそれを、ぎゅっと、握る。
熱く熱く滾る、硬い棒状の物体を。
それが男性の証だとミネルバが理解するのに、ずいぶんな時間が必要だった。そして。
「……ねえさま」
その悪戯っぽい声が、妹のものだと気が付くのにも。
天馬の羽のように、白くて軽やかな手が、するするとミネルバの体を抱き込んで……。
抗えぬほど強い力で、ぐいと寝台に組み伏せる。
「マ……マリア!?」
その驚きの声さえも、熱い口付けが強引に遮ってしまう。
ミネルバの視界いっぱいに広がるのは、かつて良く見知っていた、悪戯っぽい色のマリアの瞳だった。
ただひとつだけ違うのは、かつては曇りのない赤だったその色に、不思議な金色が……またたく星の光のような色が、混じっていること。
――何か怪しい力に呑まれている……!
ミネルバはとっさに、そう考える。
怪しい力、すなわち魔法。素質あるものだけが御することができる、神秘の力。
だがその力自体は常に存在するものであり、人の子は否応なく、その力の中で生きている。
ゆえに魔法の力は、御されずして人に影響することもあると、人々は知っているのだ。
一瞬のそれを『魔がさした』と呼び、永遠のそれを『気がふれた』と呼ぶ事もあるだろう……。
――今の妹は、それだ。とミネルバは思う。
少なくともマリアの瞳には、敵意は感じなかったから。
だからミネルバは。マリアの手が掛布を跳ね除け、姉の裸体を月光の下にさらしても……、
マリアが身を起こし、横たわる姉のことを見下ろすようにしても、抗いはしなかった。
ただ声だけを冷え冷えと、威厳を持ったものに変え、問う。
「……いったいどうしたの、マリア」
それは姉としての、家長としての、詰問だ。
それだけでマリアに正気を取り戻させることができると、自分はマリアの心身の支配者であるからと、信じていた。
だが。
「どうしたって……」
どこか病的な笑みと共に、マリアはローブの裾を両手でたくし上げ……自らの下半身をミネルバの前に晒したのだった。
94赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:33:04 ID:XXQEqMWH
滑らかな無毛の原は、変わっていない。ミネルバが毎日愛した女性としての器官も、変わりはない。
ただ、その幼い亀裂の上端に。小さく愛らしい蕾があったところに。
男性が持つもののシルエットのような、漆黒の何物かが、そそり立っていた。
一見すれば、女性が女性を責める玩具に見えなくもない。
だがマリアの呼吸に合わせ、静かに脈打つそれは、たしかに生の感触を有していて……。
少女の華奢な骨盤から、大振りなそれが聳えているのは、一種滑稽で、不自然で、そして淫猥な光景だった。
「ふふふ……どう? すてきでしょう?」
「マリア……!」
無邪気なまでのマリアの笑みに、ミネルバの背に、ぞくりと寒気が走る。
確かにそこに、敵意はなかった。
しかし幼い顔のつくりに似合わない、流すような視線にはありありと、ひとつの目的が見受けられたからだ。
すなわち、これでミネルバのことを……と。
「やめなさい……!」
その強い言葉を、しかしマリアは涼しげに聞き流す。
左手で自らのこわばりを、より高めるようにさすりながら、彼女は姉ににじり寄り……。
そして、ふと口元をゆがめて、こう答えたのだ。
「……やめてと言い続けたわたしに、ねえさまは何をなさいました?」
「……っ!」
その一言は、ミネルバの体を、竜のような力で打ち据えた。
威厳と強気が一瞬で掻き消え、その美しい顔がうつむく。肩から力が抜ける……。
「そんな……」
続いてこぼれたミネルバの声に、驚愕と不安と後悔の色で染まっていた。
「……嫌だったの……?」
「当たり前です。わたしが疲れてても、泣きたかったときも、言葉も聴かずに押し倒して……無理やり……」
細い手指がするりとミネルバの乳房を包み込み、その丸さを確かめるように、ゆるゆるとさする。
そしてミネルバの感覚が、妹の手の動きにあおられ、熱を感じはじめたそのとき。
マリアの指は、ぎゅっと乱暴に、それを握り締めたのだ。
「痛……っ!」
やわらかく豊かなふくらみが、指の間からこぼれるような形に歪む。
そのゆがむ様子を、マリアは恍惚とした表情で観察し……さらに指に力を込めた。
「わたしはもっと痛かったです。なさったこと、覚えてらっしゃるでしょう? 道具まで使って……わたしの体の隅から隅まで……。おしりの穴まで、好き勝手になさったじゃないですか」
「……っ、ごめんなさい。あなたもきっと、悦んでいるとばかり……っ」
苦痛に歪むミネルバの声に、そのときマリアの顔が刹那、愁いを帯びた少女の顔に、戻った。
「……悦んでいました。だから、嫌だったんです。自分が劣情に汚され、堕ちていくのが、なにより……」
「え……?」
だが問い返した時にはすでに、その憂いの顔は、消えていたのだ。
あとにはただ、甘美な復讐の念と、退廃した性欲と、幼い悪戯っぽさが複雑に入り混じった、淫魔の顔があるだけだった。
「……今まであなたにされたこと、全部一度に返してあげます。……これも上乗せして、ね」
「……っ!」
息を呑み、あとずさろうとした頭を片手で押さえ、マリアは股間から伸びたものをぐいと、ミネルバの口に押し当てた。
95赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:35:29 ID:XXQEqMWH



「はぐ……う……!」
喉の奥までぬるりと入り込んでくる、熱い感触。
それに呼吸を妨げられ、ミネルバは思わず相手を睨み付ける。
だがその視線を、マリアは恍惚とした顔で受け流した。
「なんです、そのお顔は? ほら、しっかりしゃぶってください」
「うっ……!」
姉の頭を両手でつかみ、自分の下腹部に、ぐいと押し付ける。
膝立ちのマリアと、横たわるミネルバ。その二人の姿は、今の二人の力関係を、如実にあらわしていた。
不自由な体勢の姉を、妹が好きにする……。
苦しそうなミネルバの呼吸を気にもせず、マリアはローブの裾を翻し、滑らかにいやらしく、痩せた腰を前後させるのだ。
「ちゃんと先っぽに舌をからめて、愛してください。わたしはねえさまを口で慰めたとき、もっと一生懸命しましたよ?」
「……」
ミネルバは、抗えない。
マリアの小さな口から熱く濡れた言葉が漏れるたび、体に罪悪感の鎖が絡められていくのだ。
それでもミネルバの瞳が赤く燃えているのは、誇り高き彼女の魂が、妹に抗えぬ自分を許せないからなのだろう。
そんな姉の葛藤を、マリアは楽しんでさえいるようだった。
「ふふ……気持ちがこもってきたみたい。……そのまま続けてください」
ゆるゆると腰を動かしながら、マリアはローブの裾に手をかけ、脱ぎ始めた。
滑らかな腹部が、真っ白なみぞおちが、しだいにあらわになってゆく。
「マリ……ア……」
さらされてゆく肌に見とれて、ミネルバの動きが、しばし止まる。
それが不満なのか、マリアは少しだけ裸の腰を揺らして、ミネルバの口腔を突いた。
赤い唇の端から、粘りを増した唾液が一筋、こぼれ落ちる。
「ふふ……ねえさま、すこしとろけてきましたか?」
マリアは姉に見せ付けるように体をくねらせて、腕を大胆に掲げ、頭からローブを脱ぎ去った。
無防備な脇が一瞬、ミネルバの目に焼きつく。
そしてマリアの体に残されたのは、薄い胸をわずかに守る、絹の胸当ての一枚だけ。
決して成熟していない……凹凸に乏しいやわらかな、やわらかすぎる体がミネルバの前で、しなを作った。
ミネルバが本気で爪を立てれば、たやすく引き裂かれてしまいそうな華奢な肉体。
だが月光に照らされ闇に浮かび上がるそれは、完成していないが故の美しさを秘め……あまりに扇情的だった
ミネルバは目を閉じ、マリアの細い足に腕を絡める。その溶けるほどに滑らかな肌の感触に、おぼれる……。
一瞬の逡巡のあと、じゅるりと口内のものを啜り上げ、腰に抱きつくようにしてそれを喉の奥まで呑んでいく。
見た目は闇の塊であっても、口の中で感じるその形は、まさに男性そのものの形をしていた。
硬くこわばる長い棹。熱く膨らむ先端部。粘る唾液を絡め、頬の内側をぴったりすいつけてぬるぬると舐めれば、脈打つように震えさえする。
その熱さと反応が、ミネルバの理性を溶かしていくというのに。
「……ねえさま、すてき……」
一方のマリアは、そんな姉の痴態を眺めて息を荒げこそするけれど、責めへの反応はひどく弱かった。
――やはりこれは、マリア自身ではない。私を嬲るための、道具でしかない。
口の中のものに軽く歯を立てても、マリアがわずかに目を閉じた程度の反応しかしなかったのを見て、ミネルバはそう思う。
感覚は、わずかに共有しているのかもしれない。しかし男性そのもののように、そこが快楽の源というわけでは、ないのだと。
――むしろ私を辱めることが、悦びなのか……。
そう考えると、口の中にためた唾液が、一気に量を増してくる。
96赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:36:25 ID:XXQEqMWH
――私はこの大きなもので、どれだけ嬲られてしまうのか……。
口の中で飛沫をあげて暴れまわるものを、なめ、しゃぶりながら……。それが自身の秘所で、同じように動き回るときの感覚を想像してしまう。
マリアが奉仕をしてくれたとき、その小さな舌はミネルバの敏感なところを、丁寧に丁寧に愛してくれた。
姉の反応を見ながら、上り詰める寸前の性感を維持できるように、何時間でも……ミネルバが望む限り、続けてくれた。
否、続けさせたのだ。
――もし、こんな剛直で、何時間も……達する寸前のままで突かれてしまったら。私は……。
とろり……と、足の間から、粘る滴がこぼれるのを、ミネルバは知覚した。
そして同時に。マリアがいつの間にかミネルバに覆いかぶさり……そのお尻に手を伸ばしていたことも、知った。
細い指が、女性らしいまるいふくらみをすばやく辿り……その奥の潤んだ泉に、ぴたりと押し当てられる。
「……ふあっ!」
「ねえさまが何を考えてらっしゃるか、わかってますよ。妹ですもの」
柔らかく濡れた襞を、ほんの少し……触れるかどうか、といった強さで撫でて。
そしてマリアは無邪気な笑い声を上げた。
「でも勘違いなさらないでくださいね、ねえさま。わたしがねえさまの『そこ』にしたご奉仕は、いまねえさまがしている口でのご奉仕で、返していただいています」
「えっ……?」
「わたしが満足するまでは、何時間でも口でしていただきます。ねえさまのそこをいじり返すのは、もっと後……わたしがそこを責められたのと、同じように責め返して差し上げます」
ほら、こんな風に、と事も無げにつぶやいて。
マリアはミネルバのつぼみを……それを守る莢の上から、ぎゅっと指先で押しつぶしたのだった。
「……はぁっ!」
びくん! とミネルバの発達した腰が、跳ね上がる。戦いのために鍛えた筋肉は、主の反応に忠実で……主が感じた性感を、赤裸々に表現してしまうのだ。
だが跳ねて逃げようとしたつぼみを、マリアの指は逃すことなく追い続け……ねじるように、こねるように、時に莢を剥きながら……ミネルバの腰をびくびくと跳ね続けさせるのだ。
「マリ……ア、や、め……!」
「口がお留守ですよ。ねえさま」
悲鳴を上げかけた口に、ぐいと腰を押し込んで。マリアは夢見心地の表情のままミネルバを責め続けた。
「ええ、今はやめてあげますとも。あとでまず何時間か登りつめないままに悶えさせ続けて……そのあとは逆に、ずっと登りつめていただきます。ねえさまが指と、舌と、おもちゃでしてくださったことですよ?」
がくがくと震えるミネルバのおしりの奥から、粘る滴にまみれた指を引き抜きながら……マリアは笑った。
「でもまずは、おくちでのご奉仕の続き……。 ほら、休んでいると、もっとひどい風にしてしまいますよ?」
痙攣する姉のお尻のその割れ目に、濡れた指を沿わせて。体内につながる窪みを探って……ぐいと押し込む。
「ぐうっ……!」
ミネルバの総身の筋肉が、耐え切れない異物感に張り詰めて……。
思わず食いしばった歯が、張り詰めたこわばりに、食い込んだ。
97赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:37:24 ID:XXQEqMWH
「……あ」
マリアがほんの少し、ため息のような嬌声をこぼし、そして。
「ねえさまったら……やりすぎです」
まだ丸みのない、やせた腰が引きつるように震えた。
ミネルバの口の中で、食いしばった歯をこじ開けるほどに怒張が膨らむ。その先端から、粘つくなにかがほとばしる。
「うぷっ……はあっ……!?」
白く粘つく液体が、ミネルバの口腔を瞬時に埋め尽くす。
反射的に顔をそらし、吐き出そうとするその動きを……しかしマリアは許さない。
ミネルバの頭部にのしかかるようにして、腰を不規則にうごめかせ……目を閉じ、快楽を味わう。
「あっ……ねえさま……。きもちいいです……ねえさまの、おくち……」
他人の体の中で放出するという、無常の快楽を……何度も、何度も。腰を揺らすたびに。
そしてそのたびに、ミネルバの唇の端から、注ぎ込まれた白濁があふれ出る。
それは幾筋もの滴りとなって……ミネルバの柔らかな胸を濡らし、あるいはマリアの下腹にべったりとまみれた。
放出が終わっても、マリアはミネルバから離れようとせず、白濁でいっぱいの口腔の中でその分身をうごめかせ続けて……
ミネルバに息を、させようとはしない。
だからミネルバは、二三度、抗おうとする意思を見せて、しかし、果たせない。
「う……」
だから彼女は。何か大きなものをあきらめた様に目を閉じて、口の中に放たれたものを、飲み下すしかなかった。
はじめに、一滴を、そして続けて、喉を鳴らし、すべてを……。
――あまい……マリアの、味がする……。
その味がすると知ってしまえば、ミネルバはためらいなくその滴をむさぼり、こわばりの中に残った滴さえ吸ってみせた。
鼓動が限界まで早くなる。熱いため息が、漏れる。
「……だめですよねえさま。刺激が強すぎたら、楽しみが早く終わってしまうじゃないですか」
マリアの声が、今は遠い。だが今と同じ言葉を、かつて妹に投げたはず……と愛欲に霞む記憶の中を、必死に探る。
そして。裸の乳房に、こぼれた白濁が塗り広げられていくのを感じながら……ミネルバは、妹の次の言葉がなんであるかを、悟っていた。
「……やりなおしですよ、ねえさま。もう一度、わたしがいいというまで……わたしのこれをおくちで愛してください」
ミネルバの切れ長のまなじりから、涙がこぼれた。
それが悔しさの涙なのか、喜びの涙なのか……いったい何なのか。今のミネルバには、もう、わからなかった。
98赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:38:25 ID:XXQEqMWH



頬に触れる髪の毛から、汗が伝い落ちる。
それが不快なのに、髪の毛を払う力さえ、ミネルバには残っていなかった。
「……ねえさま、抵抗しないんですか? ふふ……また中に出してしまいますよ?」
対してマリアの声はひたすらに元気で、陽気で。そしてその動きもまた、疲れを知らない。
うつぶせに倒れた姉の腰に覆いかぶさって、休みなく腰を打ち付ける。
彼我の液にまみれたあらゆる穴は、すでに感覚が失せかけていたけれど。
それでも激しく打ち付けられる衝撃と、巧みな指による責めが、ミネルバの性感をあおり続けている。
「あく……あああ……!」
絶頂の汗に塗れた皮膚から、なおもまた、汗が搾り出されてしまう。
そんな感覚に、ミネルバの指が、びしょぬれのシーツをむなしくつかんだ。
なにかを掴んでいなければ、狂ってしまう気がした。
「……出していいんですね? 中に、ほしいんですね? ふふ……ねえさまの、淫乱」
「そん……な……!」
言葉の責めを跳ね返そうにも、すでに舌はしびれ、意味ある言葉を考えることもできない。
ゆえにただ、熱く粘る吐息が、こぼれるばかり。
なされるがままの自分を恥じても、顔を伏せるくらいしか、精神を守るすべはなかった。
そこに容赦なく、マリアが腰を押し付け、膣の最奥に放ったから……
その衝撃と快楽に耐えるため、ミネルバはシーツを噛み、にじむ涙をこらえるのだ。
もっとも彼女の肉体は、そんな主の意思などからとっくに離れ、びくびくと震えてしまうのだけれども。
……そんなミネルバの背中に、マリアが倒れこんできたのは。もちろん、力を使い果たしたからでは、ない。
「……ああ、吸い付いてくるみたい。ねえさまはすごいですね、わたしのなかは、こんな卑猥な動き、できませんから」
肩の下あたりに唇を当て、そんなささやきを、肌越しに伝えてくる。
汗に塗れた二人の肌が密着すれば、それだけで快感が生じるのに。
その上マリアは、濡れ透けた胸当ての奥で息づく小さな突起で、姉の背中を愛撫するのだ。
「くうぅっ……!」
喉からこぼれた息は、消え入りそうに細く……それでいて煽られるがままに、長く長く、夜の空気を震わせた。
痺れるような快感が、ちかちかとまたたく光となって、ミネルバの脳裏に飛び交う。
くすくすと笑うマリアの吐息さえも、ミネルバの無防備な脇を煽り、その正気を危うくする。
「残念。わたしの胸が、ねえさまほど大きくてやわらかかったら、今のでねえさまを狂わせられたのに……」
もちろん、とマリアの声は続ける。
「狂わせてしまうつもりなんて、ないですけどね。わたしまだ、満足してませんから」
くい、と、マリアの腰が揺れる。その細い腰がたくみに蠢き、ミネルバの太股の間に割り入って、えぐるように突き上げる。
99赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:39:01 ID:XXQEqMWH
「もっ……もう許して、マリア!」
大声で叫んだつもりでも、それはもはや、消え入るように微かな声。
だがマリアは、そんな声を聞き逃さず、そしてぴしゃりと応じた。
「ゆるしてなんて、あげませんよ、ねえさま」
ぐいと一回、大きく腰を振って、ミネルバの体を震わせる。
そしてずるずると、入れていたものを抜き出して……マリアは軽く、身を起こした。
左手でミネルバの足の付け根を拭い、たっぷりと放ったものを掬い取って……ふぅ……と息を吐く。
それ以上のことをしないのは……すすり泣く声を、聞いたからだろう。
彼女の姉が、力なくこぼす、泣き声を。
「……これほどあなたに、嫌われていたなんて……」
「ねえさま……」
添い寝をするように身を寄せたマリアに、涙に濡れた顔を向け、ミネルバは言葉を継いだ。
「たったひとり残された妹に、私はひどいことをしたのね。あなたを悦ばせているからと思っても……結局はこんなふうに、自分の欲望を、ぶつけているだけだったなんて」
長い息を吐く。目を閉じる。固く身構えていた体を弛緩させて……ミネルバは妹に告げた。
「……あなたのしたいように。狂わされても、殺されても、それは私の罪だから」
ただ自らの涙が零れ落ちる動きだけを感じながら、ミネルバは待った。マリアの肌が、触れてくるのを。
その触れるところが、首であったとしても……そのまま締め上げられたとしても、受け入れる覚悟だった。
だが。
触れ合った肌は、唇と、唇。
驚きに目蓋を開いたミネルバの目の前で、マリアは静かに笑っていた。
「嫌ってなんか、いませんよ」
ぎゅっと、しがみつくように。マリアの手が、姉の肩を抱く。
やわらかな姉の胸に、自らの胸を合わせて、マリアはつぶやいた。
「……ねえさまの体、すてき。ねえさまに抱かれながら、わたしずっと、ねえさまの体を好きにしたかった」
抱かれるたびに、その思いが募った……と目を閉じて呟いて。再び開いた瞳には、怪しい輝きは、失せていた。
「きらいなのは、そんないやらしいことを考える、わたし自身……」
「マリア……」
その、幼い頬に伝う涙を。ミネルバは静かに唇で抑えた。
甘い……マリアが何度もほとばしらせた滴と同じ、甘い味がしたと思った。
「いいのよ、マリア。私はそんなあなたが、好きです」
もう一度、ミネルバは言う。あなたの、したいように、と。
満足するまで、私の体を好きにしなさい、と。
「ねえさま……だい好き!」
マリアはただ、その一言だけを返して。
ミネルバの唇を……その中のすべてをもむさぼるように、熱いキスをした。
100赤い血糸のタペストリ:2007/01/05(金) 01:39:33 ID:XXQEqMWH




……目蓋越しに差す、朝の光。
交わり続けても決して開けなかった夜は夢の証だと、ミネルバはどこかで、気が付いていた。
それが自分の夢なのか、マリアの夢なのか、それはわからない……起きてから、尋ねてみればいい。
腕の中に、華奢な妹の肉体を感じながら、ミネルバはそう考えた。
けだるい目覚めである。すでに寝過ごしているが、まだ目を開けたくない。まだもうすこし、妹と共にまどろんでいたかった。
それがかなわないならば、せめてもう少しだけ、あの甘美な交わりの思い出を……。
「マリア……私の大事な……そして淫らな、妹……」
唇の感覚だけで妹の顔を探り、その小さな唇を探し当てて、吸う。
もぞ……と小さな体が動いたのは、目覚めの証だろう。
「姉様。わたし、夢を見ました……。悪夢のような……でも、素敵な夢でした」
恥ずかしげなその声色は、いつものマリアのそれだった。
あるべき朝が、戻ってきたのだ。
「おはようマリア。実は私も夢を見たの。素敵な夢だった」
手を滑らせる。妹の愛らしい窪みがある、足の付け根へと。
もしあの夢を彼女も見ていたならば、さぞかしそこは、あまやかな滴で潤んでいるだろう。
それを舐め尽してから起きるのならば、悪くない朝だ……。
そう思ったミネルバの指先は。そこに、あってはならない硬さを、感じ取ってしまったのだ。
「……え?」
「ね、姉様……! こ、これって!?」
二人そろって目を開ける。ミネルバがぎゅっとそれを握ると、マリアがちいさな、そして甘い悲鳴を上げた。
掛布を跳ね除ければ……マリアのそこに隆々と聳える、漆黒の怒張。
「夢じゃ……なかった」
そう、夢ではなかった。夢であるはずもなかった。
ミネルバの体はいまだ、汗と粘る滴に塗れ、寝台もぐしょぐしょ。
二人の裸の肌にはあちこちに、責め合った跡が痣のように残る。
「姉様……どうしましょう!」
涙を浮かべてすがってくる妹の頭を、よしよしと撫でながら、ミネルバは途方にくれていた。
「とりあえず……その張り詰めたものは小さくできない?」
「……ど、どうすればいいか、わかりません……」
寝室の外では、人々が行き交う足音。そろそろパオラあたりが、踏み込んで起こしにくるだろう。
この状況を、どう説明したものか。
ミネルバはその後の混乱を想像し、頭を抱えた。
101名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 01:41:02 ID:XXQEqMWH
投下終了。
創作意欲を刺激してくださった半二スレの240神に、無限の感謝。
102名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:03:15 ID:ZRyBoQwo
リアル投下遭遇なんてどのくらいぶりだろう……。
ともあれマケドニア姉妹エロスです。gj!
103名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:05:04 ID:ZRyBoQwo
忘れてた、中の人としての連絡です。
ダミアン氏の「遥かなる時空を超えて」とXXQEqMWH氏の「赤い血糸のタペストリ」について、
管理人の都合で前書きを作品内に収録しました(最初からこうしてれば良かったという気もする……)
不都合があればご連絡ください。
104101:2007/01/05(金) 02:10:24 ID:XXQEqMWH
管理人さん、お疲れ様です。
こういった立場の方とリアル遭遇するのはわたしも初めてです。
ちょっとうれしい気分。
前書き収録には特に異論はないのですが、本編と前書きの間に、
「==================」
等の記号を入れて、間を明確にしたほうがより良いのではないか、
と思いますがどうでしょうか。
105名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:18:52 ID:m4vIp8pY
マリアがちんこ生えてる理由は?
>>103
ダミアン氏じゃなくて人造人間だみゃ〜ん氏だろ
106名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:26:31 ID:ZRyBoQwo
>>101氏へ。
とりあえず提案通りに入れてみました。

>>105
ぁ……一回ダミアン氏で定着しちゃってるのが、つい。

何かちょっと前のSS書きスレでやおい穴に対抗して百合棒、なんて話を思い出してしまった。
ふたなりはともかくとして、そのネーミングの発想に軽く衝撃を受けた。
107人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/05(金) 22:30:27 ID:NWL0oBPH
規制に巻き込まれてたorz

>>管理人様
お疲れ様です。自分も異論はないのですが、自分のにも>>104様のようにしていただきたく思います。

あと、差し支えなければ、管理人様の好きなキャラとか、カップリングなんかを、教えていただきたいのですが・・・よろしいでしょうか?
108名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:59:03 ID:ZRyBoQwo
対応しました。

当方の好みについては、管理人としては何も言いません。
ただ、名無しの顔で叫ぶことはあるかも知れませんね。
109人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/09(火) 18:32:25 ID:c0MhjuA4
オキシダンにおかされた

「た、大変です、ヨーデル様!」
部屋でのんびりとくつろいでいたヨーデルの元に、ドロシーが慌てて駆け込んできた。」
「おや?どうしたのですか、ドロシー?」
「サ、サウル様がお倒れに!」
するとヨーデルは嗜んでいたお茶のコップを置いて、立ち上がった。
「それはいけません。すぐに向かいましょう。」
ヨーデルは歩いて、サウルの部屋に向かった。

「うーん、うーん・・・」
サウルはベッドの上で唸っている。ドロシーにはどういう病気なのかわからないので、ヨーデルが見る。
「おや、これは・・・・・・」
しばらくサウルの容態を見た後、ヨーデルは厳しい顔で、ドロシーの方を向いた。
「ドロシー、サウルは・・・・・・化学物質に冒されています。このままでは・・・・・・」
ドロシーは思わずがくがくと震えた。そこにヨーデルが追い討ちをかける。
「ドロシー、よく聞きなさい。サウルの身体は今、『オキシダン』という物質に冒されています。これは厄介なものでしてね、毎年たくさんの人がこれによって命を落としているのです。」
「!!!」
ドロシーは思わず絶句する。このままでは、サウルの命も・・・・・・
「この物質は、普通の状態では液体で、金属の武器などに付着すると錆が生じ、木製の武器だと腐ってしまうのです。そんな液体ですから、当然飲んでしまうと、
非常に悪質な結果を引き起こします。」
「そ、そんな・・・・・・」
「しかもそれが液体のまま呼吸器系に入ってしまうと、急性の呼吸不全を起こしてしまい、また、それが血管に入ることによって、血栓が脳や心臓を冒してしまい、
これによって毎年たくさんの人が死亡しています。」
ドロシーはごくっと息を呑んだ。そのような恐ろしい劇物に、今、サウルは冒されているのだ。
「また、妊婦が摂取した場合は、胎児にまで影響を及ぼしますし、母乳の中にも、これが大量に含まれているといいます。しかもこれには依存症があり、冒されると毎日たくさんのこれを摂らなくてはならなくなります。
また、固体のこれに長時間触れたままだと、身体の組織が壊死してしまい、高温のこれに触れると、重いやけどを負ってしまうのです。」
「そ、そんな・・・・・・それじゃ、サウル様は・・・・・・」
ドロシーは思わず涙をこぼす。このままでは、サウルの命が危ない!
「しかもこの物質は、自殺や殺人事件などにも頻繁に使用されるという、厄介な性質も秘めています。また、これによって環境が汚染されると、大規模な災害が引き起こされるという、大変に危険なものなのです。」
「ど、どうすれば・・・・・・いいのですか?」
普段のドロシーであれば、ヨーデルの発言の矛盾に気づくはずである。しかし今、彼女はサウルが倒れたことにより、動揺していた。
そんなドロシーに、ヨーデルは優しく答えた。
「心配はありませんよドロシー。そのような物質に冒されたら、その物質を抜けばいいのです。」
「そ、それって、どうすればいいのですか?」
「ドロシー、この物質が体外に排除される場所は、ここですよ。もちろん、汗として、全身からも出ますが、ここが一番たくさん出る場所なのです。」
「えっ、ええええっ!?」
ドロシーは驚いた。ヨーデルが指差したのは、サウルの・・・陰茎。
「それではドロシー、出してみてください。」
一瞬、ドロシーは躊躇う。しかし、早くしないと、手遅れになってしまうかもしれないのだ。
110人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/09(火) 18:32:58 ID:c0MhjuA4
ドロシーはそっと、サウルの陰茎を露出させた。
「ではドロシー、その陰茎を握って、上下に揺さぶってください。」
「は、はいっ!」
するとドロシーは、上下に手をシコシコさせた。やがて・・・・・・
ぴゅっぴゅっ!
「あ・・・白いのが・・・」
「ドロシー、この中に、大量の物質が含まれているのです。」
「こ・・・これが・・・サウル様を・・・・・・」
するとヨーデルは、不意にドロシーに近づいた。
「おや、ドロシー、お前もこの物質に冒されているみたいですねえ。」
「ええっ!?わ、私もですか?」
「はい。このままでは、あなたも・・・・・・」
その言葉に、ドロシーはガクガクと震える。
「ですが、心配はありません。サウルと同じように、あなたも・・・抜けばいいのです。」
「えっ!?そ、それって・・・」
「簡単ですよ。このままサウルの上に跨って、この陰茎で、あなたの膣から物質を掻き出せばいいのです。」
「は、はい・・・・・・」
そして、ドロシーはサウルの陰茎に跨り、陰茎はドロシーの内部へと入り込んでゆく・・・
「うっはあっ!!!」
ドロシーは思わず悲鳴を上げた。今、サウルの陰茎が、ドロシーの中に入り込んでいる。
「おや?ドロシー、たくさん出てきましたよ・・・」
ヨーデルは二人の結合部を覗き込んで言った。大量の愛液が、二人の結合部から溢れ出てくる。
「ドロシー、この中にも、大量の物質が含まれているのです。ですから、できるだけたくさん、掻き出すのですよ。」
「は、はい・・・んんん・・・あああ・・・」
ドロシーの身体が、これを吐き出すべく、上下に激しく動いた。そして、それによって、大量の物質が、次から次へと溢れ出す。
そのドロシーの恍惚の表情の横で、サウルとヨーデルはにやりと笑った。二人は、初めからグルだったのだ。
するとそのとき、コンコンとドアを叩く音がした。
そして、一人の老婆が入ってきた。
「おや、どうしたんだい?」
「あっ、ニイメ様・・・・・・んん・・・・・・実は・・・・・・あああん・・・・・・」

「まったく、とんだ色ボケどもだよ!」
ニイメが悪態をつくと、ヨーデルが笑って答える。
「私は、ウソは言ってませんよ。」
「でも相手が誤解しとるじゃろが!いいかいドロシー、その物質は、毒物じゃなくて、『水』じゃ。」
「ええっ!?そ、それじゃ・・・私・・・」
落ち込むドロシーに、ヨーデルが答えた。
「こうでもしないと、あなたとサウルはいつまでたっても仲が進展しませんから。」

おしまい
111名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 22:50:16 ID:S8eTJcR6
Dihydrogen Monoxide(DHMO)ってやつかw
ヨーデルやるなww
112名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:42:23 ID:Ydagy6go
「コメは有害」のコピペみたいだw
113名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 02:49:20 ID:RrOSK/3o
>だみゃーん氏
IUPAC命名法なのに全然知らなかった。正直悔しい!
でもGJ
114名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 09:26:05 ID:NRKolgxY
なんてインテリなスレなんだ
115人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/16(火) 20:04:44 ID:CuVVCxB6
カナス「すいませんパント様」
パント「おや、どうしたのかなカナス?」
カナス「一つ聞きたいのですが、僕の眼鏡を見かけませんでしたか?」
パント「それなら、君の頭上にかかってるものは何かな?」
カナス「あ・・・僕としたことが・・・恥ずかしいです・・・」
パント「しっかりしたまえ。はっはっは。」

ルイーズ「ムニャムニャ・・・・・・パント様、こんな朝早くに、どうなされたのですか?」
パント「ルイーズ、朝早くから済まない。私のおちんちんがどこ行ったか、知らないか?」
ルイーズ「まあ、それなら、先ほどから私の膣に収まってるのは、何なのでしょう・・・?」
パント「あ・・・!こ、これは、私としたことが・・・」
ルイーズ「もう、しっかりなさってくださいね♥」
116名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:09:48 ID:BqMM9rVu
そんな司馬仲達じゃあるまいしww
117名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 07:06:51 ID:sayyyZDI
あるあr…ねぇよwww
118名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 11:37:02 ID:Cp7fOv49
気付かないほど回数を重ねているのか
ルイーズが緩まんなのか
119人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/17(水) 15:05:02 ID:23Sz6Y6s
ギィ「なあプリシラ、ちょっと聞きたいんだが・・・」
プリシラ「まあ、どうなさったのですか、ギィさん?」
ギィ「ちょっと探し物をしてるんだが・・・」
プリシラ「まあ、何をお探しに?私の恋なら、あなたの心の中にありますけど♥」
ギィ「いや、探してるのはそれじゃなくて・・・って、いきなり恥ずかしいこと言うなよぅ・・・」
プリシラ「それでは、私の身体ですか?それだったら、あなたの腕の中に・・・♥」
ギィ「だから俺の探してるのは違うって・・・って、抱きつくなって!」
プリシラ「それでは、あなたの子供ですか?それなら、ほら、私のお腹の中に・・・あっ、今、蹴りましたわ♥」
ギィ「だから違うって・・・って、えええっ!?」

フロリーナ「あの・・・・・・ひとつ聞きたいんですけど・・・・・・」
ケント「どうしたフロリーナ?」
フロリーナ「フィオーラお姉ちゃんの処女、知りませんか?」
セイン「ギクッ」
ケント「ギクッ」
120名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 16:07:34 ID:qi5p5nCS
なんで二人ギクッとしてるのwwwwwww
121人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/17(水) 20:14:17 ID:hUngffvy
ワレスさん

ワレス「リンディス様、貴女に一つ、申し上げなければいけないことがあります。」
リン「ワレスさん、どうしたの?急に改まって。」
ワレス「貴女の母上のマデリン様のことですが・・・・・・」
リン「母さんのこと?」
ワレス「はい。実は・・・・・・マデリン様の処女をいただいたのは、ハサルではないのです。実は・・・・・・ワシなのです。もっとも、子供が出来たのは、ハサルの方ですが。」
リン「・・・・・・ええっと、ワレスさん・・・・・・どういうリアクションを取ればいいのかしら・・・?」
ワレス「そして、今リンディス様の処女をいただくのも、ワシなのです。」
リン「えっ・・・!?」
ワレス「リンディス様、今ワシが、真の男というものを教えて差し上げる!!!」
リン「きゃあっ!や、やめてワレスさん!!!いやあっ!!!」
ワレス「大丈夫。痛くはしませんから。」
リン「い・・・・・・いいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
ワレス「リンディス様・・・貴女は、本当に、マデリン様にそっくりであられる・・・・・・」

そして月日は流れ・・・・・・

ワレス「スー(リンの娘)様、貴女に一つ、申し上げなければいけないことがあります。」
スー「ワレスさん、どうしたの?急に改まって。」
ワレス「貴女の母上のリンディス様のことですが・・・・・・」
スー「母さんのこと?」
ワレス「はい。実は・・・・・・リンディス様の処女をいただいたのは、ラスではないのです。実は・・・・・・ワシなのです。もっとも、子供が出来たのは、ラスの方ですが。」
スー「・・・・・・ええっと、ワレスさん・・・・・・どういうリアクションを取ればいいのかしら・・・?」
ワレス「そして、今スー様の処女をいただくのも、ワシなのです。」
スー「えっ・・・!?」
ワレス「スー様、今ワシが、真の男というものを教えて差し上げる!!!」
スー「きゃあっ!や、やめてワレスさん!!!いやあっ!!!」
ワレス「大丈夫。痛くはしませんから。」
スー「い・・・・・・いいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
ワレス「スー様・・・貴女は、本当に、リンディス様にそっくりであられる・・・・・・」

そして月日は流れ・・・・・・

ワレス「○○○○(スーの娘)様、貴女に一つ、申し上げなければいけないことがあります。」
○○○○「ワレスさん、どうしたの?急に改まって。」

そして・・・

ワレス「××××(スーから数えて14代目の孫娘)様、貴女に一つ、申し上げなければいけないことがあります。」
××××「ワレスさん、どうしたの?急に改まって。」

ワレス「ふはははははは!!!ワシは不死身なのだ!!!」

おしまい
122名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:09:59 ID:DB2wBzhb
ちょwwwwww
豪速球のフォークGJ
123名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:16:49 ID:qSpxenIU
あほ過ぎるw
124名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:46:45 ID:4Tih3f7c
力抜けた。だみゃ〜ん氏GJ!ワレスに萌えそうになったじゃねーかwww
ワレス、子供ができた時に死を迎える予感。
125名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 00:35:25 ID:+D7c+kwY
ワレスワロスwww
126名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 10:19:45 ID:3Z++I/oZ
>い・・・・・・いいいいいいいいいいいいいいいっ!!!

俺はむしろこれに笑ったw
127名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:43:44 ID:AUeVVw7o
ワレス何年生きてるんだwwwwwwwwwwwwwww
バロスwwwwwwwwwwwwwwwwww
128名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:12:43 ID:ebz0XcTI
129名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 23:00:08 ID:8dgMOxfR
踊り子が手足に付けてるあの布って固有名称なんていうの?
あれで手足を拘束してSMプレイとかアリだなぁとふと思った。
130名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:17:21 ID:m+COX5wK
「エイリーク…そろそろイくぞ…! お前も、一緒に…」
「や…まって! 中だけはやめて下さい!!」
「く…っ!! エイリーク…エイリークっ!!」
「兄上っ…やっイく、イっちゃう、だめええぇぇっ!!!!」
ぶびゅっ!! どくっどくっ…びゅううぅっ…
「あ…だめ…中が…熱いの…こ、子供…できちゃうっ…」

「どこにも嫁になんか行くな。俺も、誰とも結婚しない。…お前以外とは」
「…でも…私は…」
「ゼトを想っていた、のだろう」
「今でも想っています!」
「お前の性格だ。俺に汚されたその体では、もうゼトとは顔すら合わせられないだろう?」
「……」
「それにな…ゼトは、グラドのシスターナターシャとの婚約が決まったそうだぞ」
「え…!?」
「最近仲がよかったからな、あの二人は。お前に入る隙間もなかったくらいに」
「兄上…兄上がそう仕向けたのですね!?」
「そうだと言ったら、どうする」
「ゆ…許しません…」
「許さなくて結構。俺を憎んでも構わない。…俺はお前から、俺以外の全てを奪ってやる。
 俺しか頼れないように、俺しか愛せないように」
「愛せるわけなど、ないでしょう!」
「だが、体はもう俺を愛しているようだな」
「ひっ!?」
「ぐちょぐちょじゃないか。俺の言葉で興奮したか?
 エイリーク…お前は俺の妹で、妻だ。今は認めなくても、俺はきっとお前を服従させてやる」

こんな感じのエフラム鬼畜狂人SSが読んでみたい…最初から最後まで練るのは俺には無理だorz
エイリーク×エフラムはあったけど逆はなかった気がしたからなんとなく
131名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:21:54 ID:jDjS2+Yg
>>130
そこまでやっといて生殺しですかそうですか
132清純なフュリーを恋人兼性奴隷にしちゃった:2007/01/24(水) 01:38:00 ID:Fnqumfkf
俺がセックスした時は21歳にもなって処女だった。
この時代に20にもなって処女なんてありえねーって思ってた。
実際に俺も処女とやった事はなかったしな。
生真面目だけど、グラマーで可愛いから絶対に処女じゃねーって思ってた。
勇気を出して告白したらOKだったので、その日の内に犯ろうって思ってたのだが、
姉が死んだのがショックで、最初は慰めて抱きしめる事しかできなかった。
それから、2日後に俺の部屋に誘ったら付いて来たので、
内心わくわくしていたのだが、求めると拒む。
何故ならなんと処女だったのだ。
恥ずかしそうに「ご、ごめんなさい……実は初めてなんです」
俺は「へ!? …………」
そして俺は有難く処女を頂いた。
少し痛がってはいたが、処女にしては感度が良い。
あとで聞いたら、彼女はセックスをしてみたくて堪らなかったそうだ。
周りはみんなセックス体験者で処女は自分だけなので羨ましかったのだ。
色んな話を聞かされていたから耳年増になっていたのだろう。
セックスに興味津々だったのだ。 しかし初体験の遅い女ほど性質が悪いね。
セックスに目覚めてしまったんだ。
133清純なフュリーを恋人兼性奴隷にしちゃった:2007/01/24(水) 01:45:22 ID:Fnqumfkf
処女である事に興奮した俺は、その夜3回もしてしまった。
それから次の日も部屋に呼ぶと来たので5回くらい抱いてやった。
更に2回目のセックスから3日後、3回目のセックス。
痛がっていたのは2回目までで、3回目は痛がっていなかった。
21歳にして処女でなくなった事の嬉しさと、
他の女達と同じように セックスしてるって事が嬉しくてしかたなかったらしい。
俺からしてみれば、姉の死の悲しみを忘れようとしてるようにしか見えなかったけどね。
しかし、セックスに快感を求めるようになったのも事実だからあえて言おうとは思わなかった。
それからと言うもの、毎日の様に抱いてやった。
彼女は色んなセックスがしたいらしいので、色んな体位や方法を教えたらする様になった。
フェラチオは2回目のセックスの時にやらせた。フュリーを調教しようって思ったのだ。
3回目のセックスの時にフェラと騎乗位を徹底的に仕込んでやった。
彼女と初めてセックスしてから5回目で既にヤリマン女くらい に騎乗位が上手くなっていた。
10日目くらいにはフェラも大分上達していた。
元々努力家ではあったが、正にすきこそ物の上手なれって奴だ。
俺はフュリーを手放したくなかったので中だしをしてやった。
もちろん、1回目からずっとだ。
134清純なフュリーを恋人兼性奴隷にしちゃった:2007/01/24(水) 01:50:10 ID:Fnqumfkf
7回目くらいのセックス(一晩は何回やっても一回とする)では、
呼んだ訳 でもないのに自分から俺の部屋にやってきた。
俺は抱きながら「そんなにセックスしたいの? すっかり嵌ったな。」
彼女は顔を赤らめて俯き、ただ黙ってコクッっと頷いた。
「セックス病み付きになっちゃったの?」と聞くと再びコクッっと頷いた。
もうかなりの腰使いで声も大きい。 更に俺は腰を動かしながら、
「もうセックス無しじゃ耐えられない?」 と聞くと再びコクッっと頷いた。
8回目のセックスではフェラで精子を飲ませてやった。
王家、それも聖戦士の子種をこぼす女は失礼な女だと言ったら素直に飲んだ。
それが普通なんだと勘違いしたのだ。何も知らないのをいい事に俺はやりたい放題だった。
それが楽しくてしょうがなかった。 最初の飲精は逝く瞬間に抜いて口を開かせて射精。
10回目のセックスではフェラもかなり上達していたので、最初からフェラで飲ませた。
こんなに短期間で上手になるとは予想外だった。
135清純なフュリーを恋人兼性奴隷にしちゃった:2007/01/24(水) 02:07:52 ID:Fnqumfkf
7回目以降は自分から部屋に来るようになったのだが、
それからは、殆ど毎日の様に俺の部屋に来て抱かれていた。
俺だって体調が悪い日はセックスしたくないのだが、
あの子犬のような潤んだ瞳で抱いてくださいとせがまれると、断れなくて無理してセックス。
フュリーは俺の予想以上にセックスに貪欲になっていった。
俺は「他の男ともセックスしてみたいって思うか?」と聞くと、
フュリーは「……はい、正直してみたいです。でもそれは抵抗があって出来ません。
私がお慕いしているのはご主人様だけですから。それに私が他の殿方とセックスするのは……」と俺をじっと見つめる。
俺はある事を思い付いて、「いや、そんな事はないよ。お前だって色んな男とセックスしてみたいだろうしな。
それに俺が本命で他が遊びであれば別に構わないよ。」と言ったらちょっと考えているようだった。
そして、俺はシアルフィの騎士達にある事を話して1週間くらい王国に帰った。
俺が王国から帰ってきてから彼女から告知があった。
ナンパしてきた騎士と飲みに行ってそのまま男の部屋まで行ったそうだ。
「御免なさい。どうしても断りきれなくて……それに他の殿方とも本気じゃなきゃ
セックスしても良いっておっしゃったから……私、貴方様にとても……とても無礼な事を……」
おいおい、無礼どころか希望通りの女になってくれてるぜ、フュリーは。
1週間も俺と離れていた事が不安だったみたいで、終始涙目で謝るフュリーの姿が愛しくて堪らなかった。
下手したらただの淫乱女になる危険な賭けではあったが、
フュリーは俺に依存していたから、それは無いだろうとその賭けに勝ったのだ。
136清純なフュリーを恋人兼性奴隷にしちゃった:2007/01/24(水) 02:33:23 ID:Fnqumfkf
俺は彼女を心から愛していると同時に、アブノーマルな行為で
フュリーを玩具にして楽しんでいただけだったのだ。
これが遊びで付き合ってる女だったら興味も失せて捨てていただろう(シルヴィアにはそんな事いえないけどな)。
彼女も最初にナンパされた時、浮気は罪悪感があったらしいが、酒を飲むくらい良いかって思って居酒屋に付いていった。
飲んでる内に酔ってきて、気付いたら男の部屋で裸になって組み敷かれていたそうだ。
それに、1週間俺とセックスしていなかったから酒の勢いもあったそうだ(もちろん男から求めてきた)。
最初の浮気相手となった緑髪の騎士とは、3日連続会ってセックスしたそうだ。
3日目は騎士の仲間だという2人の男も混ざってセックス。
感想を聞くと人それぞれ、チンポの大きさも太さも持続力もやりかたも違って気持ち良かったそうだ。
フュリーは本来の生真面目な姿の時と、ベッドで俺に征服されて善がってる時のギャップがたまらない。
更には、素の状態でいる時にセックスの感想を聞くのも堪らない。態度や表情が処女のままと変わらないからだ。
それから半年、俺は道具やシチュエーションを利用した様々な行為をフュリーに求めた。
もう体は開発されまくっていて、セックス無しでは3日と居られない体になっていたし、
心も主人である俺に埋め尽くされていたので、俺の許可無しに他の男とセックスする事も耐えてしなかった。
それから間もなく彼女は妊娠した。この瞬間、フュリーは完全に俺の織かごの鳥となった。


――俺と初体験して僅か半年ちょっとだ。
21年間セックスしてなかった欲求が鬱積していて、その反動なのかもしれない。
まあ、俺は妊婦だろうとフュリーが欲求を抑える事は出来ないだろうと分かってる。
これからも俺はフュリーを愛し続け、その身を征服し、心を縛り続けるだろう。









――それが、俺の所為で 死なせてしまったマーニャへの贖罪だ。(終)
137名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 02:34:57 ID:+LkuJi7n
リアルタイム乙
138Interlude ◆YLdWB0/d2s :2007/01/24(水) 02:35:42 ID:Fnqumfkf
以上です。久しぶりに最萌えのフュリーを書きたくて、
むしゃくしゃしてやった。反省はしてない。
139名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 02:38:55 ID:xiZ2ykrL
結構なお手前で(*´ρ`*)'`ァ'`ァ
一見真面目な人が実は淫乱ってのは王道ですな。
140Interlude ◆YLdWB0/d2s :2007/01/24(水) 02:42:29 ID:Fnqumfkf
あと、勢いで書いたから誤字・脱字があるかもれない。
あったら頭ん中で修正して読んでくれ。さっき投下しようとしたら、

・「もうレックス無しじゃ耐えられない?」
・〜断れなくて、無理してレックス。
・8回目のレックスではフェラで精子を飲ませてやった。
とか『レックス』連呼してたし……疲れたからもう寝る
141名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 04:18:00 ID:dFtFP1cn
更に変な方向にw
142人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/24(水) 04:43:04 ID:3ry8XPg9
アイク「えーっと・・・なになに・・・『賞味期限切れプリンを10万個販売』・・・・・・」
セネリオ「まったく、困ったものですね。これでは、ミストみたいな女の子には、たまったものではないでしょう。」
ティアマト「あら、それは違うわ。甘い物が好きなのは、何も年頃の女の子ばかりではないのよ。女の子は皆、大好きなのよ。もちろん、私もね。」
セネリオ「女の子?あなたが?」
アイク「セネリオ!何もそんなはっきり言わなくても・・・」
ティアマト「いいのよ。セネリオはこういう物言いをするってのは、わかってるんだから。」
シノン「おっ、何だ何だ?おめえら、何読んでんだよ?」
ティアマト「あっ、シノン。」
シノン「何々・・・・・・『賞味期限切れ10まんこ』・・・・・・ああ、あれか。ベグニオンの天馬騎士団のことか。」
ミスト「お兄ちゃん大変!」
アイク「どうしたミスト?」
ミスト「私たち、ベグニオンの天馬騎士団に囲まれてるよおっ!!!ああっ!シグルーン様が不敵な笑みを浮かべてるっ!!!」
シグルーン「目標・あの無礼な挑発付き弓使い。それでは、総員、かかれっ!!!」
ミスト「きゃあっ!お、お兄ちゃん!」
ティアマト「シノン!早く逃げなさい!!!」
シノン「ぐへえっ!!!」
タニス「失礼な!私たちは賞味期限切れどころか、まだ新品なのに!」
シノン「・・・そ・・・その年でか・・・?」
シグルーン「タニス、とどめを!」
タニス「了解!」

その後、シノンの姿を見た物はいない・・・・・・

チーン

おしまい
143名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:12:44 ID:MB7blJ0Q
シノンさんwww
144名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:53:33 ID:Och9l9BZ
かなり斜め上をいかれたw
145名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 07:01:03 ID:OI5pHT6H
146名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:50:38 ID:c1JdqkpB
復活したから一応報告。
ファイアーエムブレム キャラ萌えスレ 9
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1169747009/l50
147人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/26(金) 19:05:21 ID:UyCsomfO
「ミスト、ご飯マダ〜?(チンチン)」
「待ってお兄ちゃん!そんなに急かさないでよ(マンマン)」
「早くしろよ〜もう待ちくたびれちゃったよ〜(パンパン)」
「あっ!お兄ちゃん、つまみ食いしちゃダメ!(アンアン)」
「じゃあ、早く作れよ〜(ピュッピュッ)」
「もう!お兄ちゃん、大人しく待ってなさいよ(イクッイクッ)」

「さあ、お兄ちゃん、できたわよ(ホギャアホギャア)」
148名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:00:37 ID:Duz7+znv
子供を食べる気かwww
149名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:30:44 ID:f76i5gPE
エロパロにイジメネタはおk?


リリーナ「今夜うちに来て。ハンバーグを作るから」
ロイ「リリーナはお子様メニューしか作れないのかい? 住職、今夜のメニューは何ですか?」
             _____    
            |      |
            |JJ寿司 |
            |____|,
            /        ',           _/\/\/\/|_
             ,{゚}  /¨`ヽ {゚},            \メインはサンマなNO/
            l   トェェェイ   ',          <あとは味噌汁ゅと>
      , -‐ (_).  リ   `ー'′   '⌒ヽ      /煮物を作るゅNO\
      l_j_j_j と)           /\ \      ̄|/\/\/\/ ̄
       \`            |    
ロイ「リリーナ、カレーやハンバーグで男は繋ぎ止めておけないよ」
リリーナ「うう(><。)。。」
150名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:36:50 ID:f76i5gPE
age
151人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/29(月) 00:50:43 ID:18alF/lI
聖闘士○矢ごっこ

「シャナン様〜」
シャナンが振り返ると、そこにはパティがいた。だが、パティの姿に、シャナンは思わず驚いた。
「パティ、何だその格好は?」
見ると、パティは、顔に仮面をかぶっている。それは、顔全体を覆っていて、目と鼻の穴のところだけ開いていた。
そしてパティは、剣の訓練に使う木刀を持っている。
「シャナン様、剣の稽古をお願いします!」
「それはいいのだが・・・・・・その仮面は何だ?」
「うふふ。それは内緒です。では、いざっ!」
シャナンは内心疑問に思いながらも、木刀を手に取る。そして、パティに木刀の先を向けて、身構えた。
「ではいくぞっ!!!」
そしてシャナンは、勢いよくパティに突きかかる。だが、パティは、意外に運動神経がいい。シャナンの鋭い一撃を、巧みにかわしてしまう。
(パティも成長しているのだな)
シャナンはそう思う。現に、今のパティは、最前線に立たせても、まったく見劣りしない。
もっとも、シャナンは、あまり彼女に最前線には出て欲しくないのだが。
それは、シャナンにとって、パティは最も愛する女性だから。この世界のどこに、恋人を矢面に立たせて、喜んでるやつがいるだろうか?
だが、今は戦争中。だから、我侭は許されない。仕方なく、パティは、最前線に立つ。
シャナンが彼女を鍛えるのは、せめて彼女が戦いに生き残れるようにという意味。それも、彼女への愛。
彼女は元々、筋が良かったのだろう。それに、運動神経も抜群。だから、彼女の剣技は、めきめきと上達していく。
そして今、シャナンの身体が緑色に光った。いよいよ、流星剣が発動する。
だが・・・・・・それらはすべて、パティにかわされてしまった。そして、最後の一打だけが、パティに命中した。
彼女の仮面に、木刀がこんと当たる。すると、仮面はぱかっと二つに割れて落ちた。
「ああっ!シャ、シャナン様・・・・・・」
その仮面の下から、パティの素顔が現れた。可愛く、美しい素顔。
「シャナン様・・・・・・」
「どうしたパティ?」
「シャナン様・・・・・・この仮面の下の素顔を見られたら、その相手を殺すか、愛するしかないの・・・」
「パティ?」
「といううわけでシャナン様、今日は目一杯愛し合いましょう♥」

「まったく・・・よくもまあいろんな手を思いつくものだ・・・」

おしまい
152名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:52:52 ID:YRz0PHwu
>>149
多分大丈夫。エロパロは結構過激だし。
153名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:58:30 ID:FXxQ3Wca
>>151
二人とも拳じゃないしwwww
154名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:00:21 ID:YRz0PHwu
蟹座の俺にとっては、あまり思い出したくない記憶だ……
155名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 02:39:23 ID:zWHeCS+8
>>154
よう、デスマスク!
156名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:31:07 ID:H+um8m/A
>>154 ワロタwww

157名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 10:40:26 ID:7hEFI652
漏れも蟹座だが、周りのダチは獅子座とか乙女座とか蠍座とか、
12人の中で一番弱いんだもんな・・・
158名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 14:08:32 ID:FXxQ3Wca
女の蟹座はセーラームーンだから問題無い
159人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/29(月) 15:54:48 ID:Ob9P6Mn7
聖闘士○矢ごっこ その2

ある日、シャナンは用事を終えて、部屋に戻ってきた。すると、部屋に飾ってあった花瓶が割れて、中の花や水もろとも下に落ちていた。
「誰だ!?こんな悪いことをしたのは!」
シャナンが叫ぶと、花瓶を置いてあった台の陰から、パティが現れた。
「シャナン様〜、ごめんなさい。」
「パティ、お前か!」
シャナンはパティを見て驚いた。何と、パティは、何も着ていない。
「お、お前・・・服はどうしたのだ!?」
「シャナン様・・・あのね、あたしがあんまり悪い子だから、聖衣(お洋服)にも見放されちゃいましたあ!」
そう言ってパティはシャナンに抱きついた。
「お前・・・・・・わざとだろ?」
「ち、違うよお!本当に、わざとじゃないんだから。」
パティに抱きつかれて、シャナンは何やら喉の奥がむずむずする。
あの言葉が、今にも出てきそうだ。しかし、これを言ってしまったら、パティは傷つくかもしれない。
だが、言わずにはいられない。もう、今にも口をついて出てきてしまう。
シャナンはパティを抱きしめ、そっと耳元に囁く。あの、例の言葉を。
某妹系ゲームスレで大流行した、あの言葉を。
そして、いよいよその言葉が、パティの耳に届く。

「黙れ雌豚♥」

おしまい
160名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 21:58:53 ID:2EwqEeIs
おうし座の俺にとっても結構つらい作品だったな
好きだったけど
161人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/01/29(月) 23:38:15 ID:lS3LCHb/
黄金の角ならぬポコチンをパティに叩き折られるシャナンとか・・・・・・やだなあw
162名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:02:50 ID:si4GYE18
おっぱいスレから漫画用語辞典に辿り着いて、ほんのさっきまで
ジャンプ系作品の解説を読んでいた俺、ここでの話題に素で驚いた。
163名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 03:41:32 ID:JdosS6oI
全くついていけないぜ
164名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:07:33 ID:5yuHggoB
だみゃ〜ん氏には毎度癒されるなぁw
俺は射手座で蟹座や天秤座すら羨ましかったのを憶えている。
165名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:49:47 ID:7XV4zoi4
敗者復活をはたした天秤座の俺が通りますよ
166名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 03:06:41 ID:hmKatzrd
なんで皆、星座一つでそんなに浮き沈みがあるんだ?
いや、セイヤが星座を重ねてるのは知ってるからな。
167人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/01(木) 05:40:29 ID:j+sagYt1
ヴァイダ「実を言うとね、あたしは乙女座なのさ。」
ルイーズ「まあ、ヴァイダさんもなのですか?実は私もですわ。」
ヴァイダ「へえ、あんたもかい。・・・・・・って、おいこらっ!そこで何笑ってんだよヒース!」
ヒース「ぷっ・・・・・・くくく・・・・・・お、乙女・・・・・・くくっ!」
ヴァイダ「こいつ・・・・・・!もう頭にきたよ!ぶちのめしてやる!」
ルイーズ「お待ちになってヴァイダさん!こういうときは、私にお任せくださいな。」
そう言ってルイーズは両手を胸の前にかざして形を作った。
ルイーズ「Ω」
そして彼女が印を切ると、すさまじい轟音と共に大地が震え、閃光が放たれた。
ルイーズ「天魔降伏!!!」
ヒース「うぎゃああああああっ!!!」

ルイーズ「天誅ですわ!」
ヒース「・・・あ・・・あんた・・・・・・もはや・・・・・・何でもアリだ・・・な・・・(ガクッ」

しつこくセイヤネタスマソw
まあ保守代わりのコネタってことでorz

168人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/01(木) 05:57:24 ID:j+sagYt1
ギィ「なあプリシラ、あんたって、何座なんだ?」
プリシラ「ギィさん、私は『山羊座』ですわ。その証拠に・・・・・・ほら。」
ギィ「わわっ!どうしていきなりおっぱい出すんだよ!?」
プリシラ「ギィさん、搾ってみてくださいましね。」
ギィ「あ・・・乳が出てきた・・・・・・」
プリシラ「ほら、これで私が山羊座だって事が、証明できたでしょう?」
ギィ「で、でも、乳だったら、『おうし座』じゃねえのか?」
プリシラ「まあギィさん、牡牛座は、オスの牛ですから、乳は出ませんわ。」
ギィ「そ、そうか・・・・・・」
プリシラ「ところで、ギィさんは『射手座』でしたわよね?」
ギィ「へえ、よく知ってるな。」
プリシラ「その股間の大きな矢で、私のここを貫くのですわね・・・・・・ポッ♥」
ギィ「そんな顔して下ネタかよっ!」

ジャファル「・・・・・・ニノ・・・・・・お前は、『双子座』か?」
ニノ「えっ?どうして知ってるの、ジャファル?」
ジャファル「いや、ただ何となく。」
169人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/01(木) 06:36:22 ID:j+sagYt1
セイン「おおっ、フィオーラさん!」
フィオーラ「まあ、セイン殿、一体どうなされたのですか?」
セイン「今ちょうど、恋占いをしていたところなのですが、貴女の星座を教えていただけないでしょうか?」
フィオーラ「私?私は、牡羊座です。その証拠に・・・・・・」
するとフィオーラは、ミニスカートを上に捲り上げ、ショーツを下にずらした。
セイン「わ・・・・・・すごい・・・・・・毛深い・・・・・・」
フィオーラ「ところでセイン殿は・・・・・・天秤座ですね?」
セイン「ど、どうしてそれを!?」
フィオーラ「今も、私と他の女性とを、秤にかけてますね。ところで、私を誰と秤にかけているのですか?」
セイン「ギクッ」

カアラ「バアトル。」
バアトル「むっ!?どうしたカアラよ?」
カアラ「おぬし・・・・・・『魚座』か?」
バアトル「むっ!?どうしてそれを知っておるのだ!?」
カアラ「今ここで叫んでみるがいい。」
バアトル「うおおおおおおおおおっ!」
カアラ「ほらな。」
バアトル「むう・・・そういう貴様は・・・・・・『乙女座』か?」
カアラ「残念だったな。確かに私は乙女ではあるが、乙女座ではないのだ。」
バアトル「ほう、では、何座なのだ?」
カアラ「私は・・・・・・『水瓶座』だ。」
バアトル「ほう、証拠はあるのか?」
カアラ「見たいのか?では・・・・・・見せてやろう。」
そう言ってカアラはバアトルの目の前で股を開いて、ショーツを横にずらした。
バアトル「な、ななな何という・・・・・・これではまるで、大洪水ではないかっ!」
カアラ「バアトル・・・・・・おぬしのことを考えると、いつもここがこんなになってしまうのだ・・・・・・♥」
バアトル「カ、カアラ・・・・・・それほどまでに、俺のことを・・・・・・」
カアラ「バアトル・・・・・・♥」
バアトル「カアラ・・・・・・♥」
170名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 13:37:21 ID:v9ig/1nC
ダミアンのSSは清涼剤ですな〜
GJ
171名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 18:00:00 ID:o/xQMUID
だみゅあ〜ん氏の下ネタギャグにはいつも癒されるなw
セインと聖夜を思い出したw
172名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:24:28 ID:wySu/egU
>>171
今のシリーズとだいぶ違うが確かセインと聖夜もだみゃ〜ん氏だったよなw


何はともあれ GJ
173名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:09:15 ID:yaWXu7uZ
ギィプリはあの後日談で、FE一苦手な組み合わせなんだが
ダミアン氏のアホカワイイ話なら、そんな俺でも読めますよヽ(´ー`)ノ
174名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:54:48 ID:ewJwP7hZ
同じ〜

漏れもギィプリ苦手なんだけど、何故かダミアンさんのは普通に読めるんだよね〜
175人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/02(金) 01:49:06 ID:AE4d6AFA
ニノ「ねえ、ジャファルは何座?」
ジャファル「死死座だ。」
ニノ「・・・えっ・・・?」
ジャファル「・・・もとい、獅子座だ。」
176名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 02:28:53 ID:lE5sQ6Cu
>>175
そうきたかWWW
GJ!!
177名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 03:55:18 ID:+4PK2DVm
牡羊座は毛が濃いのか…どっちかというとクリスタルウォールを…orz

>>175
車田御大なら当て字もあるかも
178名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 07:16:30 ID:ewJwP7hZ
ダミアンさん!GJ
是非ともジャファルのグレートホーンでニノを突いてやって下され〜
179名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 07:27:36 ID:ewJwP7hZ
誤爆!

獅子はライトニングボルトだ(>_<)
☆矢全巻読んで出直してきます。
180名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 11:37:02 ID:ue07U7yn
だみゃ〜ん氏の烈火キャラ血液型は、ほんとにそれっぽい感じがするから困るw
181名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:54:08 ID:Xtdlnp/6
みんなの大好きなダミアン神にこんなこと言っちゃ悪いけど、クロスオーバーネタは然るべき所でやってほしいもんだ。
182名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:22:58 ID:chCbpUdA
vc化されたことだし、聖戦親世代のいやらしいお話を誰かかいてくださいますよう
183名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 08:24:42 ID:W8s3wbhI
性感で抜いてきた、カチュアだったら
パンスト破り→NG
ポラロイド撮影→NG
ピンクローター→OK 2000G
生パンツ持ち帰り→NG
バイブ→NG
アナルバイブ→OK 4000G
ごっくん→OK 4000G
オナニー披露→OK 4000G
聖水→NG
顔射→NG
アナルファック→OK 10000G(1回)
かな、チラ裏すまん
184名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 13:01:04 ID:yd2nmPQm
シグルドとディアドラの濃厚な初夜が読みたいです(*´Д`)
185名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:51:52 ID:s8rvcExC
その場合シグルドは童貞であるほうが断然エロいと思う
186名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:06:18 ID:HyIg1Lw8
最近聖戦をやり始めた俺からすれば

シグルド→シグルイ→ぬふぅ

という展開になってしまって困る。
187名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:11:44 ID:Cva1gSUF
精霊の森住人は青姦が基本だと思うんだ
188名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:42:22 ID:8pur9q1Y
>>186
お前はまだいいぜ、俺は某スレを見てからシグルド→シャブルド、ディアドラ→ディアッー!ドラと必ず一瞬変換される
189名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 19:35:27 ID:Gtl4aW5t
というか、聖戦は青姦が基本ざます
洗わないマンコの臭いとか、チンカスとかに欲情してしまう人たちだよ
190名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 00:32:50 ID:I0O77NN5
>>188
ディルドシャンとかな。
191名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 13:18:42 ID:MREEYRny
ア…エ(ry
192名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 13:24:21 ID:sSIiggeB
違う、正確にはアッ…エッ(ry
193名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:35:33 ID:MREEYRny
>>192
しまった…orz
194名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 09:40:52 ID:BzQ/3cvj
蒼炎でなにか読みたい。
アッー!イクー!は童貞かしらん?
195名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:47:50 ID:XlZH1YTV
主人公はシグルド・ホームズ以外全員童貞っぽい
特にアルムやエフラムあたりはないだろうなぁ
196名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 02:20:42 ID:EqKzGIa5
少年時代国追い出された系は童貞だろうと思う
197名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 03:28:36 ID:zIwu6sZG
じゃあマルスとかリーフもか
198名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 04:10:57 ID:Jbx76WpL
リーフは童貞だけど非処女
199名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 07:26:31 ID:03Ra6ntp
「原因」ナンナに掘られた
200名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 16:55:04 ID:EqKzGIa5
>>197
マルスはのんびりした環境なんで疲れマラになる事も無い
女をあてがわれる事も無さそう
シーダは親が親なんで政治問題が激しく心配

リーフはなぁ…ナンナもそうだけどリノアンやサフィで済ませてそう
201名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:30:15 ID:XMW8bpKy
さすがキュアンの息子だ
202名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 22:35:31 ID:w/KJCWPT
まぁこれを見てくれ
携帯でな
http://flagame.net/login/rec.cgi?id=17118
203名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:43:45 ID:jVYSuzts
書き込みテスト。
新作の黒髪シスターが聖戦のマナにしか見えん・・・。
204名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:04:58 ID:vmIM7U1h
Wii持ってなくてあんまり知らないんだが、暁の女神は女性魔法ロードなのかね?
205名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:22:42 ID:epM6H3e/
いまのところ最初は光魔導士とローグらしい
206名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:41:12 ID:vmIM7U1h
>>205
トン。まぁWiiを買う予定も見込みも立たないんだが。

DSが売れてるし、真っ先にDSで出るものだとばかり思ってたんだがなぁ。そんな話を全然聞かないや。
207名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:52:20 ID:epM6H3e/
ちなみにローグって言っても、盗賊のルビにそう書いてあったようだ。

DSが先だと思ったんだがなぁ…
208名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:51:02 ID:Y6fxQTxR
WiiはFEに使うにはオーバースペック過ぎるよな。
お前何を入れるつもりなんだと。
209名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:16:18 ID:yTPwgs1q
>そうなんだよなぁ。シナリオとかキャラ、システムがきちんとなっていればSFCでも十分面白い。
このジャンルは携帯機でできるとすごく嬉しいし、もはや新鋭バカ売れ携帯機となっちまってるDSを
使わない手はないと思うんだよなぁ。タッチペンや二画面もSLGとは相性よさそうなのに。
210人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/11(日) 10:00:44 ID:uweWY9l2
出産あり注意
211人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/11(日) 10:01:40 ID:uweWY9l2
帝国歌劇団花組 特別公演 桃太郎

今より遡る事10ヶ月ほど前・・・・・・

「ひゃああ・・・あああ・・・」
薄暗い室内に設えてあるベッドの中で、紅蘭は、大神一郎を迎え入れていた。
大神の、固くて太くて、暖かい陽根の感触。そして、紅蘭の包み込むような柔らかくてねっとりとした女のぬくもり。
それらが互いに絡み合い、二人は今、絶頂の境地にいた。
どう表現すればいいのかわからない。極上という言葉では到底表現できないほどの、快楽の極み。今、大神と紅蘭は、二人でその高みに駆け上る。
「んんっふうううっ!」
「んああああっ!」
大神も紅蘭も、もはや言葉を発することが出来ない。凄まじい快楽が、身体の奥底からどんどんと湧き出す。
何という場所なのだろう?ここは、もう現世ではないのか?いや、もしかしたら・・・・・・

ここが、桃源郷という場所なのかもしれない。

愛する二人だけがたどり着くことが出来る、天上の世界。しかし、二人は更に上へと向かっていく。
その頂上にあるのは、はてさて何か?天使か、それとも悪魔か?
そして、二人はとうとう、頂上にたどり着いた。
「んあああああああっ!!!」
大神の精を、母胎内で心ゆくまで味わう。そしてそれが、紅蘭の頂上でもあった。
そして、二人の意識が、次第に遠のいていき、二人はそのまま眠りに落ちた。

そして10ヶ月が過ぎた今、舞台の上に、マリアとすみれがいる。
マリアはお爺さんの格好。そしてすみれは、お婆さんの格好。
そしてお爺さんは芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に出かける。
やがて、お爺さんが芝刈りから帰ってくると、お婆さんはすでに帰ってきていた。その傍らには、大きな桃(つーか、紅蘭の尻)が置いてある。
「おや婆さん、どうしたんじゃ、その桃は?」
「お爺さん、この桃は、川で洗濯してたら、上流の方から流れてきおったんじゃあ。」
白くて大きな、見事な桃。すごく、おいしそうな桃。
「それでは婆さん、早速食べようかねえ。」
「はいお爺さん。それでは・・・・・・」
そしてお爺さんは、桃のお尻を割ってみた。すると、甘酸っぱくてエッチな果汁が溢れ出している。
「おや?これは・・・・・・」
お爺さんは、更にその大きな割れ目に手を突っ込んでみた。すると何やら、引っかかるものがある。
「お爺さん、引っ張り出してみてくださいな。」
「うむ。しかしこれは・・・相当力が要るようだの。」
「お爺さん、ぎっくり腰には気をつけてくださいね。」
「うむむ・・・そりゃあああっ!」
お爺さんは懇親の力でそれを上に引っ張り上げた。すると・・・・・・
「ほぎゃあ!ほぎゃあ!」
「何と・・・!!!桃から元気な男の子が産まれてきおったわい!」

めでたし、めでたし
212人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/11(日) 10:02:48 ID:uweWY9l2
マジで誤爆った・・・・・・orz
213名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 14:21:50 ID:QXD85iHY
ちょっと思いついたラクチェ+コープル×マナを投下。
好評でしたら、続きは夜にでも・・・。
まあ、実は203は自分な訳だが。
214名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 14:24:02 ID:QXD85iHY
「で?」
「あの・・・その・・・、だから・・・」
「あのねぇ・・・」
ラクチェは腕を組みながら久しぶりに会った、友人兼妹分を見つめた。
背は自分より低く、体格も良くない、光魔法も不得手な、だけど芯は強いハイプリースト。
「マナ、つまりあなたたちは失敗してるわけね?で、協力してほしいと?」
「はい・・・」
「で、コープルもそれで言いの?」
「えっと・・・その・・・、はい・・・。こんな事頼めるのは・・・」

友人兼妹分のマナとコープルに−顔を真っ赤にして−頼まれたのは、こんなこと。
「二人の夜の関係を進める手助けがほしい」
二人の話を聞く限り聖戦終結後、めでたく結ばれたコープルとマナだが、その方面では両方とも奥手な二人。二人とも一つ屋根の下、同じ部屋、同じベットやソファで寝ても、互いに抱き合っても、接吻で止まってしまうとのこと。
いくら聖職者の二人といえど二人は若く、これではまるで生殺し。
もう少し進んでも互いに下着姿になるぐらい。
そこまで進んでもやはり聖職者としての意識が邪魔をする。

たしかに旦那とそろそろ子供を作ろうかというぐらい順調な自分が妙な方向に勘違いされているのではないかと思ってしまう。
だが俯いて顔を真っ赤にして、耳まで真っ赤にしている妹分とその旦那を見ていると・・・。
215名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 14:25:59 ID:QXD85iHY
「まぁ、いいけど・・・」
「「本当ですか?」」
二人の顔がぱっと明るくなったと思ったら−顔は真っ赤のまま−二人同時に抱きついて来る。
「おとっと。二人とも、いい子だから夜まで待ってなさい」

解放軍に居た頃、マナが新入りだったコープルの世話係りをしていた頃。
まだまだ、ずっと頼りない二人の面倒を見ていたのが、ラクチェだった。人に言われたわけではないが、
二人の杖や魔道書の購入費や修理代、それに二人の昇格時の新しい服装の代金まで。
かわいい妹分で、ずっと身の回りの事がかつかつだったマナ。
途中から入ってきて、マナと結ばれたコープル。
兄のスカサハは見守るだけ、ただディムナはあまり良い顔をしていなかったが。
だが、そのディムナも某皇女との関係を仄めかしてやると何も言わなくなった。
216名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 18:16:26 ID:Y6fxQTxR
新手の焦らしプレイ?
217名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 19:35:14 ID:TyNtHEvd
>>213
誘い受け乙。
まー出だし可愛い感じだし、仕方ないから読んでやらんこともない。
き、期待なんかしていないんだからね!?
218名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 02:28:12 ID:T200qhIh
>>217
ツンデレ乙w
ラナじゃなくてマナってところが良いな
219名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 02:42:22 ID:z5YCYjct
ラナってなんか耳年増っぽいもんな
220名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 13:48:29 ID:AxriQ2NB
日が暮れた後、食事や湯浴みを済ませて向かった先はコープルとマナの二人の寝室。
「二人とも居る?入るわよー?」
一応ノックをしてドアを開ける。見えたのはろうそくとランプの明かりが照らす部屋の中。
自分が入ってくるのを待ち受けていたようにコープルとマナがすばやく入り口で出迎える。
「ラクチェ様、すみません。今夜はお願いいたします」
「あの、お願いします」
「はいはい。二人ともちゃんと食事と湯浴みは済ませた?」
二人に腕を引っ張られながらソファに腰をかける。すぐに両側に寄り添うようにコープルとマナが
座り肩に頬を擦り付けるように頭を預ける。その動作とこの部屋にかすかな匂いにちょっとした疑問が浮ぶ。
「あなた達、お酒、飲んだでしょ?」
「はい、少しだけですが・・・」
「ごめんなさい。やっぱり怖くて・・・」
「もう・・・」
そう言って二人が両腕の袖をギュッとつかむのは期待と不安のせいだからか。
「ねぇ、ほんとにいいの?」
最後の確認。いくら妹分とはいえ自分も良く知る−昔の弟分扱い−唯一人の兄が卒倒しそうな事を
しようとするのだから。
そんな気持ちを知ってか知らずか、二人は神妙にうなずいた。
221213:2007/02/12(月) 13:49:50 ID:AxriQ2NB
続きー。
ごめんなさい。仕事が在りますんで続きは待ってくださいな。
222通りすがりの名無し@ピンキー:2007/02/12(月) 15:32:44 ID:2kHVReZD
頑張っていただきたいものです。
223名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 14:46:26 ID:mqWCS7dy
応援してます
224人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/14(水) 13:33:03 ID:SjgD1hlK
「レナック」
「なんすか、姫さん」
レナックが振り返ると、そこにはラーチェルがいた。彼女は今、リボンの付いたサッカーボール大の箱を持っている。
「レナック、これを・・・・・・持って行きなさい。」
「なんすか、これ?」
レナックは恐る恐る箱を開けてみた。するとそこには、サッカーボール大の大きなこげ茶色の球体。
ラーチェルは少しだけ顔を赤く染めた。
「レナック。今日は、バテレンタインといって、女の子が好きな男の人にチョコレートを送る日なのですわよ。」
「えっ!?姫、今何て・・・・・・?」
「だから、好きな男の人に・・・」
「・・・・・・。」
レナックは黙ってしまう。姫さん、俺のことが好きなのか・・・・・・
だが、考えてみればそうかもしれない。もし嫌いだったら、側に置いておくわけがないだろう。
ラーチェルは顔を真っ赤にしている。世間とは少しズレた感性の姫ではあるが、好きな人に送るという意味は、ちゃんと知っているらしい。
「それでは、渡しましたわよ。じっくりと、味わいなさい。」
「姫・・・・・・」
しかし、本当に球体である。しかも、大きい。どこから食べればいいのかわからない。
「蛇のように飲み込めばいいのですわ。」
「いや、姫様、それは無理ですって。」
とりあえず、歯を立てて、表面を齧ってみることにする。
「昨日から、徹夜で作ったのですわよ。」
ラーチェルはそう言った。もし本当なら、義理チョコではない、かなり本気チョコということになる。
レナックは齧った破片を口に含んでみた。次の瞬間、思わず噴き出す。
「な、何すか姫、この味は?」
「あら、お気に召しませんでしたの?・・・・・・すごくショックですわ・・・・・・」
途端に落ち込むラーチェル。レナックは自分が彼女を傷つけたことに気づき、慌てて弁解する。
「いや!姫様、食えないとかじゃなくて、ちょっと変わった味だなあって・・・」
「それはそうですわ。だって、私の隠し味が効いていますから。」
「隠し味?」
その時、やや強い風が突然吹いて、ラーチェルのスカートをめくり上げた。すると、彼女は下には何も穿いてなかった。
「私のラブジュースですわ。」
「ひ、姫様、道理で生臭いと・・・」
「レナック、少しも残さずに食べなさい。」

ロストン聖教国は、今日も平和だ。

おしまい
225人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/14(水) 18:52:31 ID:wcTG1JVt
おまけ

ラーチェル「はいドズラ、あなたにも。」
ドズラ「ガハハ!ラーチェル様のおま○こ味ですな!美味しいですぞ、ガハハ!」
ラーチェル「ドズラはこんなに喜んでくれるのに・・・・・・、レナックったら、素直じゃありませんわね。」

おまけその2

ミルラ「エフラム、はい!チョコです♥」
エフラム「おっ、チョコか。どれどれ・・・・・・うん、美味い!(ミルラのおま○こ味・・・ハァハァ)」
ミルラ「よかった・・・こんなに喜んでくれて・・・♥」
エフラム「よし、それじゃお返しに。ミルラ、俺のチ○コだ!」
ミルラ「わあ、ありがとう・・・美味しい・・・あん♥」
エフラム「よかった。こんなに喜んでくれてハァハァ。」

おまけその3

エイリーク「ゼト・・・・・・私のチョコ、受け取ってください。」
ゼト「エイリーク様・・・・・・申し訳ありませんが、おま○こジュースは、隠し味よりも、そのまま生で味わうのが美味しいのです。」
エイリーク「えっ!?そ、そうなのですか?・・・・・・それでは。」
ゼト「エ、エイリーク様・・・・・・」
エイリーク「ゼト・・・・・・思う存分、味わってくださいね♥」
ゼト「エイリーク様・・・・・・」
エイリーク「あ、あんっ!そ、そんな激しくしたら・・・・・・ああんっ♥」
226名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:02:13 ID:xjTLBmQf
こんなマギ・ヴァル大陸は魔王を倒しても滅んでしまうと思うw
227名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 23:04:13 ID:wIh4FAyL
>>226
そのレス、だ○たひかるの声で聞こえた
228名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:59:34 ID:gRaig/F3
姫様、サッカーボール分も…
がんばりすぎw
229名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 02:45:28 ID:jrv5dTpX
ブライトン×マチュアもいいな

ブライトン→マチュアの支援効果が発生しないのに、
後日談では二人が結婚してるとしか考えられない結末を迎えてる辺りとか
230名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 11:22:03 ID:wl8NRpe4
ソーンバルケ好きなんだけどいかんせん女の子とからみなし…(´・ω・`)
剣士つながりでワユたんかルキノんあたりに手をだすソーンさんとか。
寄らば、ヤる。みたいな
231名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 19:17:49 ID:GD9/ShL/
ソーンバルケはきっと嵐になると、
「ふ…よい嵐だ。これから始まる宴にふさわしい」
とか言い出してそこらじゅうの女を襲いだす

支援ないけどアイク×ワユがいいな
232名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:23:52 ID:vk23yCUn
>>231
劣化レルじゃねえか。

最近思ったんだがキャスとしか女との支援がない某カナスの息子が可哀相だな。
233名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:31:19 ID:djP1ixCI
>>232
老婆は女に入らない、と?
234名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:34:48 ID:o5CWBU5K
ワユにはキルロイがイイナ
235冥府の使者 ゴーズ ◆jM.HW9mKyo :2007/02/16(金) 22:06:26 ID:vk23yCUn
>>233
入らないに等しい。
身内だし。

支援だけでいくと犯罪に走るしかないな<某カナスの息子
236名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:38:10 ID:qUYONN6b
ソーンバルケはセックル中に流星がでたらすごいことにw
237名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 01:10:48 ID:wE+h3q5E
>>236
しかし外れることもあるんだぜ?
238名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 03:26:57 ID:dq+MSfwW
>>232
キャスはチャド辺りとくっつきそうな希ガス
239名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 08:24:34 ID:dO+asuMW
月光が出たらコンドームも貫通して必中か
240名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 13:56:30 ID:5Nf1Sr2S
ラクチェやパティが太陽剣なんて出そうものなら死ぬな
241名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 20:28:12 ID:y4SQnCWu
>>238
だから可哀相だな、と言ったんだ。

親父は結婚してるくせに、ニノとヴァイダと支援あるのに。
242名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:19:48 ID:wE+h3q5E
>>241
そう言われてみるとカナスって意外と…
243名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:32:56 ID:120ypvlE
ヒュウ×キャス好きなんだが珍しいか?
244名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:35:35 ID:j0AN18hm
奥さんも美人らしいし、無意識に女運に恵まれてるんだな。
245名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:50:16 ID:O8gKCrCq
ヒュウの支援相手って肉親のばあさん以外みんな子供…。

子供がとても好きなんだねヒュウは。子供が。
246名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 06:32:21 ID:+7WV3mrd
>>241
モテないとこが又萌えという事もあるし(地味キャラ好きの心理か?)
キャスくらいの性格なら暇つぶしに息子を(ryも出来ると思うんだが
247騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:04:28 ID:Kzt2rR0J
FE紋章より アベル・エスト 投下します。

くっ――」
 肉付のいい馬に騎乗する緑髪の騎士、手には銀色に光る槍が握られ、目の前には
今戦っているであろう重厚な鎧のナイトがいる。
 度々槍を防がれ、防戦一方に回るアベル。
 アリティア城は目の前だというのに
くそっ、こんなところで手間どれるか!
「てやあああ!!!」 
 アベルは手に持つ槍を1回転させ、強烈な突きを見舞う。
 何かを突き破る感触と共に、ジェネラルの鎧ごと心の臓を貫いた。
「はあはあ――」
 馬も自分自身もかなり疲れきっていた。
マルス王子達を先に行かせるために囮を買い、
なんとかソシアルナイト達を全滅させ、最後に残ったのが部隊長のジェネラルだったのだ。
 そういえばマルス王子達は無事に辿り着けたのか?
 アベルは街道の先の山を見つめた。
「急ごう」
 馬の手綱をうつと、馬は勢いよく駆け出した。
 だが、急ぐあまりアベルは、
後方に忍び寄る怪しげな影に気づかなかった。
 
 丸一日馬を走らせるが、とうとう山道で馬が疲れたのか足を止める。
 アベルは馬を湖の近くで休ませながら、自分は茂みでしばしの休息をとる。
 身体は疲れきっているが、心はまだ本陣の事ばかりが気になっていた。
 休みながらも不安に押しつぶされそうになるが、それを必死に耐えるアベル。
 そうさ、本陣には、オグマさんや、ナバールさん、
カインだっているんだし…それに、エスト達もいるしな。
 エスト…それはアベルにとって最愛の人の名前だった。
 ピンク色のショートカット、華奢な身体に軽装だが鎧をつけた彼女、そして空を縦横無尽に
飛び回る彼女は美しかった。
 だが、その美しさもマケドニア最強の天馬騎士団という、名前で、どこか血なまぐさくも聞こえてしまう。
 まだ、彼女に気持ちは打ち明けれない…せめて、この戦いが終わってから打ち明けよう。
 青々した空、暖かい陽気…本当ならこんな鎧脱ぎ捨てて、エストと一緒にいたい。
 けれど、お互いは騎士というものに身をおく存在…戦いが始まれば、二人はいつだって離れ離れになる。
 戦争とはかくも残酷なものだ…と、アベルは思った。
「さて、そろそろ行くか」
 アベルは足元に置いていた槍を手に再び馬に騎乗しようとした。
 …その時!!!
248騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:06:52 ID:Kzt2rR0J
「ヒュン!」
 空を切る音が、アベルの鼓膜に響き渡る。
 聞きなれたこの音…
 アベルは咄嗟に馬ごと自らを倒し、不意をついた矢を避けた。
 まさに神業ともいうべき馬術だった…
「誰だ!」
 アベルは遠距離用の槍をしげみに投げつける。
「ぐわっ!!」
 茂みから出てくるのはスナイパーだった。
 槍は鎧を突き破り、スナイパーの身体を串刺しにしている。
「ぐふっ」
 スナイパーは力つき倒れてしまう。
 追っ手…!?くそっ、つけられていたのか!!
 馬を起こし、全速力で駆け出すアベル…後方から馬の足音が近づいてくる中、アベルは必死に山を駆け上がった。
 山の頂上を目の前にしたとき、突然目の前に敵のパラディンが飛び出してくる。
 不意をつかれ、避けきれないと悟ったアベルは、
すぐさま銀の槍を構えるものの、相手の武器は…
 ナイトキラー!?くそっ、よりによってそんなもので不意をつかれるとは!!!
 アベルは覚悟を決めるしかなかった。
 エスト…ごめんな。
「うおおおおおおおおお!!!!!」
 アベルは槍を振りかざした。
 敵のナイトキラーが自分の胸を貫く刹那…
「ぐわあっ!!!」
 突如眼前のパラディンを鋼の槍が貫く。
 何っ!?
 敵が倒れ、その背後から現れるのは、
宙に浮くペガサスナイト…ピンク色の髪。
 紛れもなくエストだった。
「大丈夫!?アベル」
「エ…エストじゃないか、どうしてここに?」
「マルス様はもうアリティアの側まで行ったわ、私は貴方を助けにきたの。」
「そうか、マルス王子は無事か…」
「とにかく急いで逃げよう。アベル。」
「ああ、後ろから団体さんも来てるしな…」
 ちらりと後ろを見やり、口元を歪ませながら手綱をうつアベル、
ほぼ同時にエストも低空飛行で空を駆け出した。
 二人はなんとか山を下り始め、
夜になった頃、中腹の洞窟で休んでいた。
 洞窟に二人寄り添い、目の前の焚き火を見つめながら岩肌にもたれかかる。
「今日は助かったよ…エスト、エストがいなければ僕は…」
「それ以上は言っちゃ駄目、アベルが死ぬなんて考えたくないもん」
 顔を俯かせ、陰りのある表情を見せるエスト。
「エスト…」
 エストは振り返りアベルを見つめる。
「ねえ、アベル。約束して、絶対に死なないって。」
「あ…ああ、約束する。絶対に諦めない。」
「良かった…」
 ホッとしたのか、その小さな胸をなでおろし、アベルの肩にもたれかかる。
「エスト…」
249騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:09:36 ID:Kzt2rR0J
「アベル…私ね、ずっとアベルの事好きだったんだよ。」
「!!」
 エストが…俺を?知らなかった…いや、知る余裕がなかった。
 戦乱の中、そんなことを考えている余裕はなく、
いつも感情を殺し、ただ冷静に戦うしかなかった。
 そう、俺でも誰でも、戦いの最中は…いつも、生と死の狭間にいたから…
「本当なら戦争が終わるまで黙ってるつもりだったけど、
我慢できないよ。いつまでも自分の気持ちを押えるのは…いつも、
いつも、パオラ姉さんや他の人と話す貴方を見て、私は嫉妬していたの。
 だけど、戦争中だから、迷惑がかかると思って…言えなかった。」
「エスト…」
 エストを力強く抱きしめるアベル。
 きょとんとした顔になるエスト、だが、すぐに頬を染めながらも、
安らかな表情でアベルの抱擁に身を任せる。
「俺もずっと好きだった…だけど、言えなかったんだ。」
 二人を縛り付けるのは、戦争という言葉…そして、周囲を気にしての遠慮と、
似たような気持ちを持つ二人の、ささいなすれ違いだった…
「んっ…」
 アベルはエストの薄いピンク色の唇に口づけする。
「んふっ…」
 溢れるような吐息と、生暖かく、甘酸っぱい味が口内を満たす。
 唇を離すと、ツッーっと垂れる銀色の糸。
 頬を染めながら、ぽーっとアベルを見つめるエスト。
 心中ではもはや、何も考えることができなくなっているのだろう。
 エスト…愛しいエスト…
 アベルの高まった感情は性的衝動となり、もはや自分自身にも止める事はできなかった。
「あっ…」
 エストのショルダーを覆う鎧を外し、身体を覆う服を脱がせていく。
 肩までたくしあげられた服の下から、エストのこぶりながらも形のいい胸があらわになる。
「いやっ…見ないで」
 と、頬を赤くして俯いてしまうエスト。
 その仕草に、アベルの理性は完全に吹き飛んだ。
「可愛いよ、エスト」
 その胸を両手で優しくもみながら、
そのマシュマロのような感触と極度の興奮をアベルは感じていた。
「あうっ…アベル、恥ずかしい」
 今にも爆発しそうなほど頬を染め、
エストはアベルを見つめる事ができず、ただ目をつぶるだけだった。
「柔らかいね、ここ」
 エストの右胸を右手で揉み続けながら、アベルは左手をスカートの中に忍ばせる。
「あっ、そ、そこは…」
 スカートの中の下着越しに、秘部を指でなぞるアベル。
「ひああっ!」
 ビクンとのけぞり、エストは荒い息をはく。
 下着ごしにエストの秘部は濡れていた。
「もう感じているの?エスト。」
「嫌あ…意地悪しないで、アベル」
「ふふっ、かわいいね。」
 アベルはスカートをたくしあげ、エストの下着を脱がしていく。
 じっとりとぬめったそこをなぞると、ぬるぬるとした液体が糸を引いていた。
「あふっ…んっ」
 吐息をもらすエストの唇にキスをしながら、右手でエストの秘部に指をいれるアベル。
 ぬるぬるとした感触と、指を締め付ける締りにより、アベルの分身は爆発寸前になるほど、
鎌首をもたげていた。
「エスト…」
250騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:10:22 ID:Kzt2rR0J
 エストを座らせ、アベルは鎧を外していく。
 そして、服を脱ぎ…エストの前にそそりたつ分身を見せる。
「あっ…」
 一瞬驚くものの、ほわ〜っとした表情で、そのいきり立つモノを手に取るエスト。
 ピンク色の唇が黒く血管を浮かばせたモノを包み込む。
「うっ…」アベルはうめきながらも、その快感に酔いしれる。
 ジュポ…ジュジュ…ジュポ…
 エストの後頭部を両手で押さえ、アベルは腰をふり、奥深くへと自分の分身を導いていく。
 そんな淫らな音が、暗く静かな洞窟内に響き渡る。
 最高の気分だった…
 自分の憧れの人とこんなことができるとは夢にも思わなかった。
 アベルはその快感に酔いしれ、すぐに限界を迎えてしまう。
「う、ううっ!」 
 ビュッ…ビュルルと、己の欲望に満ちた白濁の液体が、エストの顔を汚す。
 ふああ、と言葉にならない声をあげ、口をあけたまま、ぼうっとモノをしごきつづけるエスト。
「エスト…さあ、横になって」 
「ひゃっ」
 火照った身体に響く、天然の岩肌の冷たさに反応しながら、
エストはしかれたマントの上に横になる。
「いくよ、エスト」
 エストがアベルの首の後ろに手をまわし、二人はキスをする。
 と、同時に、アベルはエストの中へとモノを侵入させる。 
「あうっ、ああっ!」
 何かを突き綾ぶった感触があったにも関わらずエストは痛がるそぶりはない。
 むしろ、エストのこの表情は――喜び?
 そう、エストは初めてにもかかわらず感じていた…それは、
極限まで高まった感覚と喜びが後押しし、
痛みを快感に変えてしまっているのだった。
「くうっ!」
 それを裏付けるかのような急激な締め付けに、アベルはすぐにもイキそうになった。
「ああっ、はあっ、あうっ」
 激しく腰を振るアベル、それをを越える腰つきで、
アベルのものに快感を与え続けるエスト…このままでは、
アベルの方が先に果ててしまうのは、日を見るより明らかだった。
「ううっ!」 
 案の定アベルは、エストの膣にそのまま果ててしまう。
「ああ、熱い…熱いのが、入ってくる。」
 ドクンドクンと脈打ちながら、全てを放出したモノを引き抜くと、
ドロリと白い液体があふれ出てくる。
 エストの足元に倒れるアベル…だが、エストは起き上がると、
アベルのものを手に取りしごき始める。
「エ、エスト…?」
「もう、終わりなの…アベル」
 妖艶な言葉を放つエスト、その瞳は期待に満ち、頬はずっと赤いままだった。
 右手の五本の指を巧みに絡ませ、アベルのモノを刺激し続けるエスト。
 時折咥えられる舌での愛撫により、アベルのモノは再びその固さを増していった。
「うふふ、まだこんなに元気。アベル…」
 チュっとモノにキスをするエスト、そのまま馬乗りの状態で、
まだどろりとぬめった膣内にモノを突き入れていく。
「ぐうっ…」
 と、快感に呻くアベル。
 いまや、アベルとエストの立場は逆転し、
先ほどまで責めていたアベルが、今では責められる側だった。
251騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:11:16 ID:Kzt2rR0J
 そうして、二人は交わり続け…何度目かの絶頂を終えた二人は、
寄り添いながら横になっていた。
「ふう、でも、まさかエストがあんなに激しかったとは…」
「いやっ」 
 と、言いながら隣のエストは、アベルの胸に顔をうずめてしまう。
「ふふっ、いや、でも良かったよ」
「気持ちよかったの…?」
 上目遣いにアベルを見つめるエスト。
「ああ」
「アベルっ!」
 抱き合いながら、その温もりを感じるアベル…だが、同時に不穏な気配を感じてもいた。
 そろそろ、終わりか…
 エストに目配せすると、二人は起き上がり、さっさと服を着、鎧に身を包む。
 二人の勘は正しかった…洞窟の陰では、二人の傭兵が飛び込む機会をうかがっていた。
 今、まさに飛び込もうとした瞬間…!
「でやあっ!!」
 ヒヒーンという馬の鳴き声とともに、アベルが槍を傭兵に突き刺したまま、洞窟前の道へと出る。
「ひっ!?」
 おびえた傭兵は後ろから出てきたエストに突き殺された。
「危ないところだった…」
 傭兵を振り飛ばし、上空のエストを見上げる。
「やったね♪」
 と、微笑むエスト、ブイサインを返そうとした時、エストの後方のスナイパーが目に入った。
「エスト!!」
 大きく叫ぶと、同時に槍を構えて、スナイパーに投げつける。
 だが、時すでに遅く、ペガサスナイトを一撃で葬る矢は、エストの背中に突き刺さっていた。
「あっ…」
 と、呻きながら道に落下するエストとペガサス。
「エスト!!!!」
 すぐさま駆け寄り抱き起こすアベル。
 だが、エストの胸を貫通した矢の威力のすさまじさが、
もうエストが助からないということを、アベルに教えていた。
「え、エスト…」
 ボロボロと涙をこぼしながら、エストを見つめるアベル。
「あ、アベル…、ご、ごめん…ね、ド、ドジ…踏んじゃった」
 泣き笑いのような顔で苦痛に耐えながら、必死にアベルを悲しませないようにするエスト。
「エスト!」
「あ、アベル、し、死なないで…パオラ姉さんのところに、戻ってあげて…」
「馬鹿、死ぬなって言ったのエストだろ!自分の言ったことぐらい守ってくれよ!」
「ご、ごめんね…嘘、ついちゃっ…て…」
 エストの首と腕から力が消える。
「!!!」
 こみ上げる悲しみと同時に、頭の中で何かがはじけたような気がした。
 プツンと何かが、音をたてて切れたようだった。
 後方から迫るソシアルナイトの大群、皆一様に武器を振りかざしている。
 アベルはエストの亡骸を抱えたまま馬に乗ると、エストを背中にもたれさせた。
「待っていろエスト、すぐに姉さんのところに連れて行ってやるからな」
 手綱を大きく鳴らすと、馬は今まで出した事のないようなハイスピードで、ナイトの群れへと突撃していく。
「どけーっ!!!どかない奴は、突き殺す!!!」
 ほとんど発狂状態のアベルは、見境なく銀の槍を振り回し、30騎近くのナイトを蹴散らしていく。
 返り血で血だらけになりながらも、エストはほとんど汚れることなく、安らかな寝顔だった。
「うわあああっ!!」
 もはや暴走したパラディンといった感じのアベルに、ナイト達は我先にと逃げ出して行く。
 アベルは邪魔をする全てを蹴散らしながら、マルスの元へと急いだ。
252騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:17:57 ID:Kzt2rR0J
 どこをどう行ったのかも記憶になかった…気がついた時、側にパオラがいて、アベルは
テントの中で寝かされていた。
「こ、ここは…」
「本陣のテントよ、アベル、貴方は血だらけで本陣まで戻ってきて、そこで倒れたの」
「パオラ…そうだ、エ…」
 危うく名前を叫びそうになって、アベルは全てを思い出す。
 そうか…エストは、エストはもう…
「アベル…」
「すまない、パオラ…俺は、エストを…エストを守れなかった」
「ううっ…気にしないで、あ、貴方はあんなに血だらけになってまで、エストを連れ帰ったの、
 だから、それにあの子はまだ…」
「えっ?」
「やっほー」
 ひょっこりと、テントの外からエストが入ってくる。
 アベルは、数秒呼吸をするのさえ忘れて固まった。
 夢…?幻…?ああ、俺はとうとう幻覚まで見るようになっちまったのか。
 ああ…それなら、もう現実の世界なんて、どうでもいいや…
「わっわっ!ちょっとアベル!気を確かにもって!」
 慌てて駆け寄る、エストとパオラ…二人は舌をぺロっと出している。どうやら反省しているようだ。
 テントの外ではマルスやシーダ、ミネルバやオグマとナバール、その他の面々が笑いをかみ殺していた。

  
 終


「数少ないオームの杖の出番だと思ったのに、リライブ一回で済む怪我じゃない!」
一人木陰で、オームの杖を振り回すエリスの姿が、そこにはあった…
253騎士と天馬騎士:2007/02/18(日) 10:19:09 ID:Kzt2rR0J
以上です。

18禁作品は初めて書くので、
まだまだ足りないですが、楽しんでいただければ幸いです。
254人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/18(日) 19:48:53 ID:XdGkazDt
エイリーク「えっと・・・なになに・・・『お菓子の中に、蛾の幼虫が混入』・・・」
ゼト「まったく、ひどいものですね。これでは私たち消費者も、たまったものではないですね。」
エイリーク「あら、でも昨日の貴方は『犯した私の中に、精子を混入』でしたよね?」
ゼト「エ、エイリーク様・・・ご不満でしたか?」
エイリーク「いいえ、そんなことはないのですけれど♥」

エイリーク「えっと・・・なになに・・・『お菓子の中に、蛾の幼虫が混入』・・・」
ゼト「まったく、ひどいものですね。これでは私たち消費者も、たまったものではないですね。」
エイリーク「でもゼト、兄上の寝室には、毎晩竜族の幼女が混入していますよ?」
ゼト「それは、エフラム様のご趣味ですから。」
255名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 22:36:48 ID:xWh9P8Oi
>>247-253
純愛アベル×エストスキーで、世間で肩身の狭い思いをしている俺に
神降臨キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!
正直感動した。お宝フォルダに直行決定。

>>だみゃ〜ん氏
混入したのはチョコだな。今しか読めないネタ、相変わらずGJ!!
256名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 22:51:13 ID:cDhtGwlY
>>253
ぐっじょぶ(*´ρ`*)
このスレでは久しぶりの正統派純愛だなぁ。

>>だみゃ〜ん氏
この間の不二家といい、製菓業界に恨みでもあるのか?w
257外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/02/19(月) 11:45:25 ID:f+NG8UaG
>>253
アベル×エストGJでした!
エストに刺さった矢が肉を抉って心臓を突き刺し、飛び出るかと心配しました〜。
最後のエリスさんがカッコイイ。

>>254
そうね、お菓子は犯し、もとい異物が混入してると大変ね。
この前、幼女からチョコもらって一緒に食べる毎日ですよ。口の周りベトベトしてかわいいの〜。


外伝3歳のアルムとセリカSSを投下します。
3歳児なのであんまりエロはありません。
やっぱりね、入らないよあの小ささは。
258外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:46:30 ID:f+NG8UaG
 バレンシア大陸の南の端っこにあるラムの村。
 その地で人は暮らし、子を産み育て、そして死んでいった……。
 そして今日も。

「アルゴリズム行進!」
一歩進んで前習え♪ 
一歩進んで偉い人♪ 
ひっくり返ってペコリンコ♪ 
横に歩いてキョロキョロ♪

 祖父ちゃんを先頭に小さな男の子と女の子がひょこひょこと行進していく。
 男の子はアルム、女の子はセリカ。どっちも3歳。先頭の初老に差し掛かったばかりの祖父はマイセン。
ソフィア王国伝説の騎士にて将軍。
 今はこの南にある辺境のラムの村で、孫のアルムと、知り合いから預かったセリカを育てていた。
 その三人が行進して進む先はラムの村を流れる川の上流。そこで昨夜仕掛けていたウナギの罠を見て回ります。
季節は夏。ウナギが美味しい季節です。
 ウナギ用の罠といっても、餌になる小魚を釣り糸に垂らして川に流しているだけ。
その釣り糸をマイセンじいちゃんが見て回る間、アルムとセリカは川辺でじいちゃんの釣ってきたウナギの入った桶をジーと見下ろします。
「にょろにょろー」とウナギを指差してアルム。
「ちゃうよー。うなぎって言うんだよ」
とセリカは桶に手を突っ込んで、ウナギを一匹手で捕まえる。ビチビチ跳ねるウナギも何のその。
しっかり両手で持ってアルムに突きつける。
「ほらアルム。うなぎ、にょろにょろ」
「きゃー」と走って逃げるアルム。
「アルムのよわむしー」
 セリカはウナギを持ったまま追いかけ、たちまち追いつき、ウナギをにょろーんと突き出す。
「ほらほら」
「やーん」
 くるっと回ったアルムは桶のある場所まで戻ってくる。セリカも水の張った桶にウナギを戻しました。
「セーちゃん、セーちゃん」
「なーにー?」
「おしっこー」
 見ればどうでしょう。アルムの半ズボンはびしょびしょに濡れているではあるませんか。
「アルムのばかーっ! ぬぎぬぎしなさーい」
「ぬがしてー」
 ちょこんと座り込んで足を向けるアルム。セリカはそのズボンを引っ掴んで、
下のパンツごと濡れたズボンを脱がせました。
「えへへー」
 小さなちんちんをぷらぷらさせてアルムが立ち上がる。
「もうおしっこでない?」
「うん。でないー」
 セリカはそれを聞くと、顔をぷんぷんさせながらも川にズボンとパンツを浸けてじゃぶじゃぶと洗い出す。
 そこにまたウナギを捕まえてマイセンが戻ってきました。
「じいちゃん! アルムねぇ。おしっこしたんだよ」
「だってー」
 セリカにウナギで追いかけられたからとはとても言えません。
259外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:47:28 ID:f+NG8UaG
 それからアルムは小さなちんちんをぶらぶらさせたまま、うなぎをじーっと見下ろします。

にょろにょろ にょろにょろ なんだろう
にょろにょろ にょろにょろ うなぎさん
にょろー! にょろー! にょろにょろー!

 じっと桶の中でくねくね泳ぐうなぎを見下ろすアルム。そのアルムをセリカがじーっと見ていました。
その股間の小さな小さなちんちんを。

ちんちん ちんちん ぶーらぶら
ちんちん ちんちん ぶーらぶら
ちんこー! ちんこー!

「ふん」
と、やおらセリカはちんちんをぎゅっと掴みます。
「やぁ。ちんちんしちゃだめ〜」
 嫌々とアルムは泣き顔で首を振りますが、セリカは離してくれません。それどころか、ぎゅっと強く掴んで、手の中のむにゅっとした感触を確かめます。
ちんちんをきゅっきゅしながら、セリカは「には〜」と笑っているではありませんか。
「いたー! イタイター!」
 セリカちゃんがあんまり強く掴むものですから、アルムはとうとう大声で泣いてしまいました。
「びえええぇ! えええぇーん!」
 泣くアルムの側では、ようやく手を離したセリカが「むはー」と勝ち誇った顔で鼻息を出しています。
「おやおや」
 そこへマイセンじいちゃんが戻ってきました。泣いてるアルムを見ると顔をしかめ、
「アルム! その顔は何だ! その目は何だ! お前のその涙でセリカが守れるのか!」
 泣かせたのはそのセリカです。
「だって〜」
 ふえええーんと泣き顔でしゃくりあげるアルム。セリカがその頭をよしよしと撫で、濡れたパンツで顔を拭いてあげます。
さっきおしっこして濡れたパンツで。
「えへへ〜」
 するとアルムはたちまち笑顔に戻りました。単純明快。

 そして捕まえたうなぎを持って、一路帰路に着きます。今日のおかずは蒲焼き。
 アルムはまだ下半身裸でちんちんぶらぶらさせたまま元気に歩きます。だって男の子だから。
ラムの村をてくてく歩いてると、子連れのご婦人がいました。アルムやセリカよりちょっと年下のクリフとそのお母さん。
「おはよー!」
「おはようございます」
 すぐにアルムとセリカがご挨拶するとおばさんも優雅に頷きます。
「はい。おはよう二人とも。今日も元気ね」
「はーい」「はーい」
 その足下ではクリフが隠れるようにしがみついていました。
「ほら。クリフもおはよーって」
「お、おはよー」
 小さな声でおじおじと挨拶するクリフに、セリカはにこにこと手を振ります。
260外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:48:19 ID:f+NG8UaG
 そしてアルムはおばさんに手を向けて、「だっこー」とせがります。
「あーっ。アルムあまえんぼう」
「ふふ。いいですよ」
 嬉しそうにおばさんはアルムを優しく抱いてやりました。セリカは「うー」と指を口に咥えます。
「セリカちゃんも抱っこするわよ」
「いいもーん」
とセリカはクリフと手を繋ぎます。
「きゃ〜」
 抱っこされて上機嫌のアルムはさらに胸にすりすりと顔を擦りつけ、
「おっぱーい」
「まぁ」
 おっぱいを欲しがるアルムに、おばさんはニコニコと微笑みます。
「はいはい。家に着いたらおっぱいあげますから」
「わーい」
「あー。あー。アルムの赤ちゃんー!」
 セリカがぶーっと言っても、アルムはおばさんのおっぱいにしがみついたまま。
 クリフのお母さんは母親のいないアルムのセリカの面倒をよく見てくれます。そして乳の面倒も。
だから今でもアルムはおばさんのおっぱいが大好き。ずっとそうしてきたように。
「ははは。いつもかたじけない」
とマイセンじいちゃんが申し訳なさそうにおばさんに言います。
「いえ、いいのですよ」
「今日はうなぎが獲れましたでな。一緒にどうです」
「まぁ。それでは蒲焼きにしますね」
 そうしてクリフとそのお母さんも一緒に家に到着。
「アルバイン様……いえ、アルムちゃん、ほらパンツとズボン」
 ちんちんぶらぶらさせたままのアルムに、おばさんは早速パンツとズボンを履かせ、濡れた服は干して乾かします。
今日は良い天気、入道雲がモクモクと青い空に浮かんでいます。
「おっぱーい。ぱいぱーい」
「はいはい」
 せがむアルムにはにかみながら、おばさんはおっぱいを出して、口に含ませてやります。
ちゅーと飲むアルムの頭を抱え、おばさんはとても優しい目で見下ろしていました。
しっかり歯の生え揃った3歳のアルム。その歯の感触が乳首にコリコリ当たりむず痒い。
 するとそれを見ていたセリカが、「おっぱい」と自分のぺったんこの胸をぱんぱん叩きます。
「セリカ、おっぱいないよー」
「うふふ。セリカちゃんはまだ子供だから。大きくなればおっぱいも大きくなるわよ」
「えー。ほんとー」
 その時を夢想したのか、セリカはきゃーと足をばたばたさせました。
「ぷはー」
 口をミルクいっぱいにして、アルムがようやく口を離します。すると今度はクリフがおっぱいに手を向けました。
「あら。クリフはさっき飲んだでしょう」
「やー」
 アルムが飲んでるのを見て、また飲みたくなったのでしょうか。
「ダメですよ。もうおっぱいはおしまい。乳離れしなさい」
 アルムには優しいおばさんも、我が子には厳しいのです。
 セリカはというと、自分の胸をじーっと見下ろしていました。
261外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:49:23 ID:f+NG8UaG
 それからマイセンじいちゃんとおばさんはうなぎを切り分けて料理する準備に取り掛かりました。
「アルムー、お外行こう」
とセリカに誘われ、アルムはクリフを見ます。
「クーちゃんもあしょぼう」
「だーめ。セリカと行くの」
 おやおや。どうやらセリカはアルムと二人きりで遊びたいようです。ふらふら立ってる小さなクリフに「めっ」と睨みつけました。
 セリカに睨まれたクリフがビクッと震え、きゅっと母親にしがみつきました。
「それじゃあ、セリカと行こう」
 アルムの手を繋いでセリカはてけてけとお外へ。
「二人とも。あんまり遠くに行かないように。怪しいおじさんには気を付けるんだよ」
「はーい」
 マイセンじいちゃんの注意を背に、セリカはアルムの手を引いてととっと走って行きました。
「どこいくのー」
 アルムが聞くと、セリカはにこにこと振り返り、
「ひろば!」と答えます。
 そのラムの村に行く途中、
「あーっ。グーちゃんとローちゃん」
 前方に同じ年の男の子のグレイとロビンがいました。
「アルムー」「あしょぼー」
 向こうもアルムに気付いて、声をかけてきます。
と、アルムから手を離したセリカがととっと駆け寄って、
「アルムはセリカと遊ぶのー」
 やおらグレイに頭突きをかまして倒し、続いてロビンの顔にも肘打ちを叩き込んで鼻血を出させて倒します。
「わーんわーん」「いたいよ、いたいよー」
 たまらず地面に倒れこんで泣きじゃくるグレイとロビン。アルムはただ青い顔でガタガタと震えていました。
 セリカは「むふー」と勝ち誇った顔で、震えるアルムの手を取り歩いて行きます。
「行こう」
「えー。でも」
 アルムは泣いているグレイとロビンを心配そうに見ています。
「いーの。アルムはセリカと遊ぶの」
 心配しながらも、セリカに逆らうと何をされるかと不安になったアルムは黙って付いて行きました。

 広場に付くと、アルムとセリカは上に広がる青い空を見上げます。夏の青空。
その青空をゆっくりと広がっていく雲。
「あのくも、わたがしみたい」
「ワタガシ?」
 アルムが言った綿菓子はセリカの知らないものでした。珍しいことです。
「しらないの? あまくて、ふわふわなんだ」
「よくわかんない」
なんだかセリカは悲しい顔をします。
 アルムはなけなしのお小遣いで綿菓子を買うことにしました。
「ふわふわ……本当に雲みたい」
「たべよう。おいしいよ」
 そっと口づけするように綿菓子を口にするセリカ。その顔がぱっと輝く。
「甘くておいしい」
「アルムも食べよう」
「えー、いいよう」
「ううん。いっしょに食べるの」
262外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:50:23 ID:f+NG8UaG
「じゃあ、こっちの方ね」
「うん。食べて」
とセリカが言うので反対側をアルムが食べる。食べる。
「おいしい?」
「うん、うまー」
「これ半分こしよう。二人で食べたほうがおいしいよ」
 そして両側から甘くてふわふわの綿菓子を食べ続け、とうとう二人はごっつんと頭をぶつけてしまう。
「えへへー」
「きゃはー」
ニッコリと笑いあう二人。
「あっちいこう」
 アルムが指差した先には大きな栗の木がありました。
「行こう」
 また手を繋いで、二人は栗の木まで歩いて行きます。

おおきなくりのきのしたで
あなたとわたし
なかよくあそびましょう
おおきなくりのきのしたで

 大きな栗の木の下で、ぐるぐる駆け回るアルムとセリカ。
 するとセリカは落ちている木の枝を拾って、歌いながら地面に絵を描きます。


うたまるを描こう うたまる描こう 宿題だ
大好きな人 大切な人 たくさんいるけど
描きたいのはうたまるだよ モデルになって
どこにいるの 何してるの お礼だって するから
うたまるの大好きな 猫缶あるよ それじゃダメかな?


「うたまるー!」
 地面に絵を描いたセリカは、それを指差して、びしっと言いました。
「にゃーにゃー?」
 セリカの絵を見てアルム。
「にゃーにゃーじゃないよ。うたまるだよ」
「ふーん」
とアルムが納得してると、
「わんわん」
 今度は犬の鳴き声が聞こえてきました。
「あーっ」
 声がした方に行くと、栗の木から離れた草むらに一匹の子犬がいました。
「かわいー」「かわいい」
 アルムとセリカの意見がぴったり一致します。
 だけど子犬は二人が見ている前でばったり倒れてしまいました。
「あれ? この子元気ないよ」
「わわっ。どうしよう。たおれちゃった!?」
 倒れた子犬は青い顔でふるふる震えています。大変。
 あんなに晴れていた空は曇り、ぽつぽつと雨が降ってきました。
「そうだ。シスターさんに行こうよ」
 セリカの提案にすぐにアルムも賛成します。
「そっか。しすたーさんならだいじょうぶだよね」
 シスターなら魔法ですぐに治してくれるはずです。
 ザーザーと雨が強くなってきました。
 降り注ぐ雨の中、アルムとセリカは子犬を抱えてシスターさんを探します。
263外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:52:05 ID:f+NG8UaG
「シスターさん、どこにいるの?」
「早くしないと死んじゃう……」
 見る見る弱っていく子犬にアルムもセリカも泣きそうな顔で、シスターさんを探しました。雨の中を。
 そしてアルムがばたっと倒れる。
「あ……アルムー!」
 アルムは高熱を出して倒れてしまいました。

「死んじゃやだよアルムーっ!!」
 ベッドで寝ているアルムの横で、セリカはぽろぽろと泣きじゃくっています。
 あれからすぐにお家に帰って、熱を出したアルムはベッドで寝込んでしまいました。
今も頭には濡らした布が置かれています。マイセンじいちゃんもクリフのお母さんもとても心配しました。
「ゴメンね! セリカがシスターさんに行こうなんて言ったから……」
「ゴメン……けっきょく見つけられなくて……。あの子犬は…」
 あの子犬はスタッフが美味しく頂きました。
「……セリカがシスターさんになるから! だから……」
「……じゃ、それまでは犬がカワイソウにならないように、ぜんぶひろうよ!」
 熱で赤い顔のアルムが小指を差し出します。約束の指きり。
 セリカも小指を絡めて、二人は誓いました。
「やくそく!」

 それからです。セリカが大地母神ミラを熱心に信仰するようになったのは。やがて彼女はシスターよりさらに上の神官になります。

 アルムが熱を出した日の夜。
「アルムー」
 うーんうーんと唸るアルムの横にまたセリカがやって来ます。
「なーにー」
「セリカがね、いっしょにおねんねしてなおしてあげる」
とセリカも布団に入ってきました。
 そしてアルムはぎょっとします。汗で濡れたパジャマ超しに感じるセリカのぷにぷにのお肌。
セリカは裸だったのです。
「あのね。じいちゃんが言ってたの。はだかんぼでいっしょに寝れば元気になるって」
 そのマイセンじいちゃんは扉の陰から二人を見守り、よしよしと頷いています。
小さな頃から二人を仲良くさせておけば将来は安泰。
「だからね。hだかんぼでねるの」
とセリカは裸でぎゅーとアルムに抱きついてきました。
「やわらかーい」
 セリカのカラダはとてもぷにぷにで柔らかくて。アルムはカラダの芯からぽかぽかとあったまってきました。
「うん。すっごくきもちいー」
「よかったー」
 セリカにぎゅーされて、アルムはすぐにすやすやと眠りに就きます。その顔はとても穏やかで。
「アルム。おやすみ」
 そのほっぺにちゅっとキスして、セリカもぐーと一緒に眠りました。

 次の日、アルムはすっかり元気になりました。
 それからもラムの村での穏やかな日は続きます。
 セリカがノーヴァ島の修道院に引き取られるその日まで。
 そして現在。
264外伝3歳のアルムとセリカSS:2007/02/19(月) 11:52:54 ID:f+NG8UaG
 アルムは将軍として解放軍を率いてソフィア王国を解放し、またセリカもミラ女神解放を目指してドーマ神殿を目指す。
 そして、アルム軍はリゲル帝国まで遠征し、火竜山を降りようとしていた。
 眼科にリゲルの滝が広がっている。その先には要塞があり、リゲル城を守っている。
すなわちリゲルの中枢は目の前であった。
「わー、大きな滝」
 激戦に思いを巡らすアルムを他所に、横に並んで歩くシルクは嬌声を上げている。
遠くに見えるリゲルの滝の光景は確かに美しい。だがアルムにはそれを眺める余裕さえなかった。
「そうだな」
 隣に立つおかっぱの聖女にアルムはホッとさせられ、声をかける。
 小さい頃からしっかりしていた幼馴染のセリカとは違う、保護欲をそそられる少女。
 シルクもまたアルムを見てにこやかに頷く。その腕の十字のアザを見ながら。
(とうとうここまで来てしまったんだな)
 ラムの村を旅立って幾日が過ぎただろうか。アルムは過ぎ去った日々を想い、そして青空を見上げる。
 セリカ。君もこの空を見ているだろうか。

あなたは今どこで何をしてますか?
この空の続く所にいますか?
いままでは私の心を埋めていたもの 失って初めて気づいた
こんなにも私を支えてくれていたこと
こんなにも笑顔をくれていたこと。
失ってしまった代償は、とてつもなく大きすぎて

 全軍に指示を飛ばし、自らもようやく休憩を取るアルム。そこにシルクがお昼ごはんのサンドイッチを持ってくる。
「ぱにーに! アルム様ぱにーにですよぱにーに」
「あぁ、ぱにーにだ、よかったねシルク」
「はいっ」
 アルムとシルクは二人座ってサンドイッチを食べた。

(おしまい)
265名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:58:52 ID:zIdztv/j
蒼炎のモウディ×ミストかラルゴ×ワユを誰か書いてくれ!
266名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:51:44 ID:oVobrmzw
やっぱ俺外伝氏は外伝の作品が一番好みだなぁ。
プレイしてたのは随分前のことなのにな。
267名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 01:49:18 ID:uFR4Fx9B
>ちんちん ちんちん ぶーらぶら
>ちんちん ちんちん ぶーらぶら
>ちんこー! ちんこー!

八女人形会館的GJ
268名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:02:32 ID:aUUZmfv7
269名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:05:18 ID:3nQA21xW
>アベル×エスト
勇者だ。GJに値する
えっちなのは板的にいけない事じゃないが
美しいというのは流石に違うだろうとツッコミたい
でも少年漫画っぽいノリにアベルへの愛を感じた
本編でも見境なくなる感じだったよな
270名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:27:15 ID:ZKKruGJ1
>>268
見たらトラウマになる映像注意
271名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:33:43 ID:uFR4Fx9B
ピヨピヨ鳴いてる鳥が可哀相だわな
蛇の腹裂いて助け出したくもなるわな

けど蛇の腹裂くのは残酷じゃないのかと考えさせる映像ではあるわな
272名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 12:25:52 ID:0iNSkULW
蛇は何にも悪くない。
撮影した飼い主とうpした馬鹿とアメリカと外伝が悪い。
273名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 17:20:19 ID:oVobrmzw
まぁまぁ、世の中色んなのがいるんだよ。
鯨は知能が高いから捕っちゃいけないって言いつつ、捕鯨船にテロを仕掛ける連中とか、
猫はネズミを捕るから有能だ、だから駆除するなって言う動物愛護団体とか。
274名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 12:01:03 ID:0A1auFrw
オロとかケネスとか司祭聖職者はなんか美少年を買ってそうなイメージがあるな
「怖がらなくてもよいのですよ。
私は君たちのような愛らしい天使のような子供に
優しくしたいだけなのですから」
とか言って油断させて地下牢でめちゃくちゃにしてたりして
275名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:07:16 ID:vLnDMZwk
オリヴァーなんか実際それっぽいもんな。
276名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:54:54 ID:+FTar8ad
>>274-275
悪いがあなた方の居場所はここではない。
801板に逝け
277名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:10:18 ID:nqEdko4D
ディアドラのエロ読みたいな
278名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 05:40:40 ID:w0/vu2eP
アイレテが見たい
279名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 08:01:37 ID:3R++XPE5
暁の女神発売!
280人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/22(木) 17:54:44 ID:jdRYoScB
名器伝説

「ロウエン様、こんにちは!」
ロウエンは自分を呼ぶ声の方を向いた。するとそこには、ニノが立っている。
「やあ、あなたはニノでしたね。」
「うん!それでね、ちょっと聞きたいんだけど・・・」
「はい、何でしょう?」
ロウエンが聞くと、ニノは目を輝かせて聞いた。
「ロウエン様は、レベッカのどこを好きになったの?」
いきなりな質問に、ロウエンはポリポリと頭を掻く。照れているのだ。
「ええっと・・・そうですねえ・・・。」
ロウエンは何だか恥ずかしい。だが、ニノはレベッカのお友達だから、ちゃんと答えないとニノを傷つけ、さらには愛しいレベッカまで怒らせてしまうだろう。
「わくわく、わくわく。」
ニノは楽しそうにロウエンの顔色を伺っている。ロウエンの照れている様を、楽しんでいるかのよう。
「えっと・・・純真で可愛いところとか、あと、気立てが良くて、優しいところとか・・・・・・」
そしてロウエンは真っ赤になってニノに言った。
「でも、やはりレベッカさんは、全体的にすごく素敵な女の子ですよね。ニノもそう思いませんか?」
「うわあ、おもいっきりのろけられちゃったあ♥」

「ヘクトル様、こんにちは!」
ニノは今度は、ヘクトルのところに来た。そして早速、ヘクトルに質問する。
「えっと、ヘクトル様は、フロリーナさんのどこを好きになったんですか?」
するとヘクトルは仏頂面で答えた。
「おま○こだ。」
一瞬、ニノはきょとんとした。
「え・・・ええっと、ヘクトル様、もう一回。」
「だから、おまん○だって言ってんだろ?」
「・・・・・・ええっと、それって・・・もしかして、ここ?」
ニノは自分の股間を指差して見せた。
「そこ以外に、どこがあるんだ?」
「そ、そんな・・・ひどいよお!フロリーナさんの魅力が、ここだけなんて・・・」
281人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/22(木) 17:55:27 ID:jdRYoScB
ニノは不機嫌な表情で、今度はリンのところに来た。
「あらニノ、どうしたの?そんな不機嫌そうな顔して。」
「リン様〜!ヘクトル様ったら、ひどいんですよぅ!フロリーナさんの魅力は、おま○こだけだって・・・」
「あら、その通りじゃない。フロリーナの最大の魅力は、おま○こよ。」
「そんな!リン様まで、ひどい!」
するとリンは、ニノの顔を覗き込んで、教え諭すように言った。
「勘違いしちゃダメ。フロリーナは、全体的にも、すごく素敵な女の子よ。でもね・・・その他の魅力が霞んでしまうほど、彼女のおま○こは素晴らしいのよ。」
「す、素晴らしいって!?」
「そう、フロリーナのは、まさに『名器』ってやつね。残念だけど、私では全然敵わないわ。」

ニノはさらに、フロリーナと親しい人たちに聞いて回る。
「セーラさん、こんにちは!」
そしてニノは、セーラにさっきの質問を聞いてみた。
「あら、そんなの、おま○こに決まってるじゃない。」
「え〜!?セーラさんまで・・・」
「フロリーナのは、すごいわよ。指を入れたら、指が射精しちゃうぐらいに。まあ、実際にはそんなことは起こり得ないけど。」

「う〜、みんなひどいよお〜」
ニノは肩を落として、とぼとぼとフロリーナのところへと向かった。
「フロリーナさん・・・」
「あら、どうしたの?」
するとニノはいきなり、フロリーナのスカートをめくって、ショーツの中に指を突っ込んだ。
「きゃっ!な、何するのニノ!や、やめて!!!」
いきなりだったので、フロリーナは抵抗できなかった。そして今、ニノの人差し指が根元まで、彼女の膣に入り込む。
「いやっ!あああんっ!だ、ダメェ!いっ、いっちゃううううっ!!!」
フロリーナは思わず叫ぶ。その膣の感触を、ニノは今、指で味わっている。
(な、何これえ!指の周りを、くねくね激しく動いてるう!あ、あたしまで・・・)
そしてフロリーナの膣から、夥しい愛液が溢れると同時に、ニノの膣からも、夥しい愛液が飛び散った。
「いっくううううううううっ♥」

「はあはあはあ・・・フロリーナさん、すごいよお・・・はあはあはあ・・・」
「ニ、ニノの指も・・・すごい・・・」
二人は絶頂に達した後、その場に倒れ込んだ。股間からは、夥しい愛液が滴り落ちている。
フロリーナのおま○こは、想像以上だった。そして・・・・・・ニノの指の感触も、信じられないぐらいに凄かった。
「ニノの指も・・・・・・すごい名器ね・・・・・・」
「そ、そうなの!?」
「・・・うん・・・ヘクトル様やリンのよりも・・・」

おしまい
282人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/22(木) 17:56:12 ID:jdRYoScB
おまけ

時が過ぎ・・・

ニノはそっと、ジャファルの陽根を握った。すると・・・
「うっ!」
ぴゅっぴゅっぴゅっ!
「えっ?もう出ちゃったの!?」
283外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/02/22(木) 19:18:12 ID:/PiYNTVT
烈火エリウッド×ニニアンその1序章を投下します
284烈火エリウッド×ニニアンその1序章:2007/02/22(木) 19:19:16 ID:/PiYNTVT
 夜。満月。
 巨大な門の前で二頭のナマモノが踊り、歌っていた。
 巨大な、しかしそれでいて美しい獣だった。
淡緑の鱗に、、紅の瞳、長い首。伝説の存在「竜」。
 だが竜という名前の持つ荒々しく獰猛な雰囲気は微塵もない。
 巨大な門を前に、ただ優雅に舞い、そして笛を吹いていた。
 巨大な竜が舞う度に地面が揺れ、巨大な口で吹く笛はやはり巨大だった。
 それでも満月に照らされて行われる踊りは優雅で、そして神秘的で。
あたかも神に捧げる舞いであるかのように。
 それは紛れもなく神に捧げる儀式であった。
 二頭の竜はただ一心不乱に舞い、踊り、そして謡う。巨大な門の向こうに、捧げるように。
「―」
 と、踊っていた竜が動きを止め、笛を吹いている竜に吹奏を止めさせる。そしてジッと動きを止め、「門」を凝視していた。
あたかもその向こうの声に耳を傾けるように。
「がおー。がおがお」
 踊っていた竜が笛の竜に何かを言う。しかし笛の竜は首を横に振り、拒絶の意を示す。
「がおー」
 それでも竜は門へと近づいていく。そして門の向こうの声に従って、「門」を開けようとしていた。
「がおー。がおー」
 そして世界を繋ぐ門は解き放たれ―

 ハァハァ
 薄暗い森を、少女と少年がひた走る。
 二人とも美しい容姿をしていた。華奢な体に端正な顔つき。淡緑の髪に紅の瞳。
このエレブ大陸においては珍しい衣装を身に纏っている。
 姉と弟だろう。とてもよく似ていた二人だった。
「はぁはぁ」
 ある程度まで走ると、どちらともなく走るのを止め、後ろを振り返る。
「もう大丈夫だよニニアン」
「そうみたいね……」
 ニニアン、と呼ばれた姉はようやく安堵した様子で、美しい顔をふっと和らげる。
そして乱れた長い髪を手で纏めていった。
「ごめんなさいニルス。わたしがこっちに来たがったせいで…」
「ううん。もういいよそれは」
 ニルスと呼ばれた弟はニッと白い歯を見せて笑う。白い生脚が眩しいまだまだ成熟前の年頃の少年。
「それより、これからどうしよう」
「……そうね…。どうしましょう」
 どこな呑気にニニアンが応える。ここは二人にとって見知らぬ異世界。当てなど何も無い。
 しばらく何をするでもなく、ぼーっと空を見上げる。
 木の枝の隙間から見える青い空。白い雲。そして輝く太陽。
 世界は変わっても変わらないものもある。それはとても幸せなこと。
「でも何とかなるよ。僕は笛、ニニアンは踊りが出来るし」
「そうね…」
 ニルスの言葉にニニアンは励まされカのように薄く笑みを見せる。意識してはいないだろうが、それはとても儚く艶やかな笑み。
「行きましょう。ここで生きていくことを決めたのだから」
「うん」
 そして姉弟の旅が始まる。長い旅が……。
285烈火エリウッド×ニニアンその1序章:2007/02/22(木) 19:20:17 ID:/PiYNTVT
 その日、エリウッドは領地のフェレを離れ、同じリキア同盟の地を進んでいた。
親友のヘクトルと会うためである。
「キャー!」
 街道をてくてく歩いていると、絹を切り裂くような悲鳴が聞こえてくるではないか。
すぐさま悲鳴の上がった場所まで駆けつけると、数人の男たちが一人の少女を連れ去ろうとしていた。
 美しい少女だった。サラサラと流れる淡緑の髪が遠めにもはっきり見て取れる。
「やめて……。いやぁ、ゆるして…」
 涙目で訴える少女の細い腰を、背後から男ががっしりと掴んで捕らえる。
「む?」
 エリウッドは木陰へと隠れ、様子を伺う事にした。
 男たちはどう見てもカタギではないが、ただの野盗とも見えない。ローブを纏った魔道士風の者もいる。
統率された組織のように思えた。
「いやぁ!」
 少女が尚も悲鳴を上げると、前に立った男がガッとお腹を殴る。
「がはっ」
 口から泡を吹き出すのも構わず、2度3度と殴りつけ、やがて少女はガックリとうな垂れ動かなくなった。
 そして気を失った少女を抱え、男達は移動していく。その先には古城が見えた。

 古城は今は誰も使っていないようで、所々壁が崩れていた。少女を浚った集団が入るのを確認したエリウッドは、そういった崩れた壁から内部に侵入した。
 暗く薄汚れた廊下を出来る限り音を立てないように進む。と言ってもロードである彼に盗賊の真似事など到底無理だ。
気持ちだけでもと静かに歩いていく。
 壊れた扉は無視し進んでいると、黒衣の男が立っているのが見えた。その背後には扉。
 見張りだろう。だとすればあの少女がいるのはあの中だ。
 エリウッドは腰のレイピアを抜き、迷う事無く駆ける。
刃物を持った侵入者に気付き、黒衣の男は本を取り出す。もちろんただの本ではない。
 男が2,3言葉を呟くと、エリウッドを闇が包む。闇魔法ミィル。黒衣の男はシャーマンだった。
「ぐっ」
 闇の一撃を受けて尚、エリウッドの勢いは止まらない。
 シャーマンが二発目を撃つ前に、その胸にレイピアをい突き刺した。
 細い剣が肋骨の合い間を縫い、正確に心臓を貫く。口から血を噴いてシャーマンは絶命した。
 他に誰もいないのを確認し、エリウッドはレイピアに付いた血を死んだ男の黒衣で拭き取って、鞘に収める。
 扉を開けると薄暗い部屋に寝台が置かれているのが目に留まる。その古汚れた寝台にあの少女が寝かされていた。

「美しい……」

 呆然と思ったままの感想が口に出る。
 遠目に見ても美しかったが、こうして寝ている姿を目の当たりにすると溜め息が出てしまう。
 細い髪をベッドに広げ、じっと眠りにつくその姿は、眠り姫と形容するのがぴったりだった。
 その髪を手ですくうとサラサラと指の合間をこぼれ落ちる。
286烈火エリウッド×ニニアンその1序章:2007/02/22(木) 19:21:10 ID:/PiYNTVT
 眠り姫はじっと瞳を閉じたまま目覚めない。
 エリウッドは無意識の内にその唇に顔を寄せた。艶やかな唇に彼自身の口が近付く。
「……」
 ふと顔に息がかkり、エリウッドはびくっと飛び跳ねるように顔を遠ざけた。

−何をしているんだ。僕は。

 そう思う。だが体は勝手に動いていた。
 手がもぞもぞと少女の胸を覆う。
 布越しにしっかりと柔らかい膨らみを感じ、ごくっと唾を飲み込む。
 いけない、と思いながら指はしっかりと二つの膨らみへと食い込んでいった。

「……んっ」

 少女の美しい眉が中央に寄り、声が漏れる。
「わわわっ」
 慌てて手を離すが、少女はすぐに安らかな寝息に戻る。
 もうこれ以上はやめよう。いけないよ、こんなこと。と頭で思いながら、手は少女の腰へと伸びている。
 足下まですっぽり覆う長いスカート。その上からしっかりと股間の中央を人差し指で押してみる。
「……あっ…」
 また小さな吐息。だが今度は手を離さなかった。割れ目に沿って指で圧迫すると、指先で熱を感じる。
そのまま指でなぞりながら、もう片手で長い髪を掻き揚げ、ハァと熱い息を耳に吹きかけた。
「ひゃ……!?」
 閉じたままの瞳がビクッと震える。
 舌を出して耳たぶを舐めると、顔がもぞもぞと動く。そして股間を指で押され、腰も蠢いていた。
「あっ……ア…」
 うっすらと汗を掻き、頬を紅く染め、眠り姫は身体を官能に任せて揺らめかせた。
 腰の振動はますます大きくなり、寝台の上で小さく脚が浮き上がる。
 そしてエリウッドも腰にむず痒さを感じ、勃起したモノを抜こうとした頃−

「ニニアン! ニニアン!」
 声と共に数人の足音が聞こえてくる。とても美しい声だ、とエリウッドは感じた。
 だから信じられる。この少女を助けに来た者がいるのだろう。

「また、次の機会に」
 声に出して呟くと、エリウッドは眠り姫を両手で抱えて持ち上げた。
 長い髪が腕の中でさらさらと流れ、頬をくすぐる。
 股間の膨らみが収まるのを待って、エリウッドは部屋を出た。

 そうして彼はリンと一瞬の邂逅を果たし、ニニアンを託して去った。

「はぁ」
 古城から離れ、再び街道を進みながら、エリウッドはムズムズする下半身を見下ろした。
 中途半端に終わったせいか、やはり欲求不満が溜まってしまった。
 仕方ない。今日はヘクトルで抜くとするか。
 そう決めてエリウッドは歩を早めた。

(つづく)
287外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/02/22(木) 19:23:02 ID:/PiYNTVT
おまけ

エリウッド「ヘクヘク……」
ヘクトル「エリリン……」

アッー!
288名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:52:19 ID:tMqNbDgQ
ちょwなにそのおまけw
外伝氏好きだったから、またハァハァさせてください
289名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:59:34 ID:AyGAe+3F
ダミアン氏…すっごい馬鹿馬鹿しいのに…笑ってしまう orz
290名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:48:43 ID:5sG7/yvb
何かもうコテを見るだけで笑ってしまいそうになる。
パブロフの犬と化してんじゃないか、俺。
291人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/23(金) 01:06:16 ID:J9azXD7a
「フロリーナさん、ちょっとよろしいかしら?」
「はい、何でしょう?」
いきなり名前を呼ばれて、フロリーナは声の方向を向いた。するとそこには、ルイーズ奥様がいる。
ルイーズ奥様はつかつかと歩み寄った。そしていきなり、フロリーナのスカートをめくって、パンツをずらして膣に指をねじ込んだ。
「きゃあっ!な、何を・・・・・・」
するとルイーズはすぐに指を引き抜き、今度はその指を己の膣に挿入した。そして・・・

ルイーズは、がっくりと肩を落として帰っていった。
「な、何だったの・・・?」
フロリーナはルイーズの後姿を見送りながら、呆然としていた。
292名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 01:29:16 ID:NyE88gzi
だみゃ〜ん氏の作品の締めの「おしまい」が「おまんまん」に見えた俺はいよいよおしまいだ
293名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 01:34:30 ID:skNqEndH
>>291
ルイーズをガバガバと申したか
294名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 02:09:31 ID:BoXdi3bD
パントは色々研究してるだろう、確実に
ガバガバな筈が無い
295名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 04:30:15 ID:yvo6R2ZT
FE新作のサザとミカヤの姉弟でお腹いっぱいになれそうだw
今はただ職人さんがクリアするのを待つのみ。
296南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 04:45:42 ID:p2uFg0Ii
アベル×エストを書いた者です。
王道カップル第2弾を投下したいと思います。
少し長めになりそうなので、間を空けて投下したいと思います。

マルス×シーダ 天馬と行く道 です。



眼前に広がる荒野…夕陽に照らされ大地が真っ赤に燃える…
いや…赤いのは夕陽のせいだけではない…
「どうして…こんな戦いをしなければならないんだ…」
銀の輝きを放つ細剣を伝う血を見つめながら、
足元に広がる無数の敵の遺体を見つめるマルス。
「殺したくはないのに…殺したくなんかないのに!」
大地に膝をつき、手が汚れるのも構わず大地を殴りつける。
殴ったところでどうなるものでもない、ただ虚しさとやりきれなさが募るばかりだ。
「マルス様…」
嘆く彼の後ろで、その光景を悲痛な面持ちで見つめる一人の天馬騎士、
名をシーダと言う。
メディウスとの戦いが終わり彼との婚約が決まった直後に、
その戦いは起きた。

一人の勇者の裏切りによって…

その日は午後から大粒の雨がアリティア全域に降り注いでいた。
戦争の痕と悲しみを流すような激しい雨…戦いを終えたマルス達は
場内で束の間の休息を得ていた。
思い思いにくつろぐ激戦を共にした仲間達、戦争終了直後の連日連夜の
祝賀会の為、皆は城の大広間で酔って熟睡を繰り返す日々が続いていた。
そんな中、マルスの寝室に一人の女性が訪問する。
コンコン…遠慮がちなノックが僕の耳に木霊する。
「はい、開いてますよ」
297南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 04:47:41 ID:p2uFg0Ii
「シーダです…マルス様、入ってもいいですか?」
シーダ…それは僕の愛しい人、激戦の中で共に戦い続けた仲間、
幼き頃からの僕に一番近い女性…様々な言葉と感情が脳裏を駆け巡る。
「あ、ちょっとまって、すぐ開けるから」
慌てて座っていた椅子から立ち上がった為、机に膝をぶつけてしまった。
鈍痛が膝を支配するが、声をあげずにそのまま扉を開けた。
「やあ、お待たせ」
極めてにこやかに笑顔を見せたが、果たしてうまく見せれたかどうか怪しいものだ。
「ど、どうしたのですか? 何だか、凄い音がしましたが…」
口元に手をあて、心配そうに僕の顔を覗き込むシーダ、コバルトブルーの
長髪が風にゆられ、鼻先をくすぐる。
「い、いや、何でもないよ…ところでどうしたの?」
「あ、はい…少しお話しがありまして…」
伏目がちに地面を見つめるシーダ。
「ん、そうなんだ、とりあえず中に入って、廊下は寒いよ」
「あ、はい、ありがとうございます」
しずしずと中に入ると、シーダはどこか落ち着きなく辺りを見回した。
「んー、椅子は一つしかないし…シーダはベッドに座ってて、僕は椅子に…」
「駄目です、私が椅子に座りますので、マルス様がベッドに…」
「いや、椅子は腰が痛くなるよ、シーダがベッドに座りなよ」
「もう、融通が利かないんだから…じゃあ一緒に座りましょう」
どっちが融通利かないのやら…と心の中で苦笑し、
シーダのさっきまでの硬い接し方が消えている事に気づいた。
「そういえば、さっきは妙に改まってたけど…どうしたの?」
「え…あ、その…」
どうやらそれすらも忘れていたらしい…一体どんな用事なのだろうか。
シーダの隣に腰掛け、肩越しに彼女の瞳を見つめる。
「…?」
もじもじと頬を赤らめ、体をくねらせるシーダ。
なんか様子が変だぞ…
「あの…マルス様、私からこんな事聞くのもおかしいですけど…」
「…」
やがて意を決したように口を開くシーダ。
「け、け、結婚式はいつにしますか?」
「え!?」
驚いた拍子にベッドからずり落ちてしまった、尻を地面にしこたまぶつけてしまう。
「いてて…」
「だ、大丈夫ですか? マルス様」
「う、うん、平気だよ…しかし驚いたな」
ベッドに再び腰を下ろすと、シーダを見つめる。
「そ、そうでしょうか?」
「うん、シーダって昔から奥手だと思ってたけど、案外大胆かもしれないね」
「やだ、マルス様ったら…」
頬を赤らめ俯いてしまうシーダ、その仕草が異常に可愛い。
思わず抱きしめてしまいそうになるが、残念な事に何故か僕の理性がストップをかける。
「そうだね…婚約はもうずっと前に決まっていた事だし…
 そろそろ僕達もステップアップするべきかもしれないね」
「マルス様…」
「戦争は終わり、平和が訪れた…荒廃したこの国の民に笑顔を見せてもらう為にも、
 僕達は結婚しなきゃね…」
「……」
「だけど、これはあくまで建前…僕の気持ちは…」
「え…?」
政略結婚でしかないのかと思っていたのだろう、俯くシーダの悲しげな顔を見つめながら、
彼女の顎を右手でひき、瞳を見つめる。
「僕の気持ちは…本物だよ…」
じっと見つめながら、彼女の頬を伝う涙を左手の指ですくう。
「嬉しい…」
恥じらいも立場も全てを忘れ、僕に身を預けてくるシーダ。
298南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 04:48:31 ID:p2uFg0Ii
柔らかく良い香りが彼女の髪から漂ってくる。
手で髪の毛をなでながら、彼女の瞳を見つめ、
ゆっくりと…壊れ物を扱うように、繊細に彼女の唇を求めた。
甘く柔らかい感触…二人の初めてのキスだった。
「ん…んふっ…」
甘い吐息をもらしながらも、彼女の抵抗はまったくない、
僕は彼女のまとっていたローブに手をかけた。
「あ…マルス様…」
小さな戸惑い…だが、彼女は自ら腰の所でとめているローブの紐をほどく。
立ち上がることもせず、僕の目の前で…
その甘美な光景を目にしながら、僕は自らの股間が鈍痛を放っている事に気づいた。
腰まで纏っていたローブを落とし、露になる二つの乳房。
「綺麗だよ…シーダ」
「もう…あまり見ないでくださいね」
といいながらも、シーダは体を隠そうとはしない。
部屋にたった一つだけの窓から差し込む月光に照らされ、
暗い室内に幻想的に浮かび上がる青髪の女性…
「触っても…いいのかい?」
「はい…私の身体は…旦那(あなた)の物です…」
「!」
その一言で無意味に押さえ込んでいた理性が吹き飛んだ気がした。
彼女としたい…その気持ちと共に激しいまでの愛おしさがこみ上げて来る。
「シーダ!」
半ば押し倒すようにその身体をベッドに寝かせると、彼女の乳房の谷間に
顔を埋めた…小さく喘ぐ声が鼓膜に響く。
「きゃっ」
二つの乳房を両手で揉みながら、手のひらを伝って感じる柔らかさに
言いようのない興奮を覚えた。
「柔らかいね、シーダの胸」
「いやっ…恥ずかしい…」
「可愛いよ…シーダ」
299南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 04:50:04 ID:p2uFg0Ii
着ていたローブを脱ぎ去り、彼女の乳首に吸い付く。
「ああっ…はあっ…」
荒い吐息のまじった喘ぎ声に僕のモノの固さはさらに増していた。
彼女の中途半端にひっかかったローブの隙間から、彼女の秘部へと指を忍ばせる。
「あ…そこは…」
と、いいつつも抵抗の様子はない、むしろ頬の赤みはさらに増し、
潤んだ瞳が僕の次の行動を待ちわびているようにさえ見えた。
ぬるっとした感触と共に、膣内へと進入する僕の指だが、
まだ処女である彼女の中はひどくきつい…当然だろう王女様なのだから…
僕は指を離し、彼女の秘部へと顔を近づけ、優しく舌で刺激した。
「ああっ…ああ…いやぁ…そんな…マルス様…」
快感の波に酔いしれているのか、彼女は僕の後頭部を抑え、
さらに口を秘部へと導いてくる。
さらに念入りに舌を滑らせていると、息が苦しくなるほどの
愛液が口の中に広がっていった。
「ふふ…もうびしょびしょだね」
口を離し、彼女の顔を見つめる。
「も…もう、終わり…なの?」
「今度は僕のもしてほしいな…さっきからずっと我慢できないんだ」
彼女に覆いかぶさりながら、痛い程に勃起したモノに彼女の手を導く。
「あっ…凄い…硬い…」
いやらしく指を絡めながら、初めて触れるモノの感触を楽しむシーダ、
その妖艶な指の動きに僕のモノの先からは透明な液体が溢れてきていた。
「気持ち…いいのですか?」
もう片方の指で液体をすくいあげ、糸をひくそれを見つめるシーダ。
「あ、ああ…凄く良いよ…」


とりあえずはここまでです続きは夜、仕事から戻ったらUPします。
300南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 21:03:15 ID:p2uFg0Ii
ただいま帰宅いたしましたので、続きを投下いたします。
かなり長くなってしまいましたが、恐縮ながらも投下させていただきます。

ぞくぞくと背筋を這い上がる快感…一番愛しい人に、性器を弄ばれる快感に
僕は震えた。
「貴方のモノって凄く…大きいのね、素敵…」
チュッと亀頭に口付けをするシーダ。
「シ、シーダ、あまり焦らさないで欲しい…」
僕の懇願を聞き、意地悪そうに目を細めるシーダ。
「だーめ…もうちょっと遊ぶの」
「そ、そんな…」
玉袋を片手で揉みながら、裏筋に舌を這わせていくシーダ。
一人で自慰をするのとは比べ物にならない快感の波が全身を駆け巡る、
びくびくと今すぐにも爆発しそうなモノだが、この快感を終わらせたくない、
この気持ち一つで必死に耐え抜いた、頭には終始ガーネフの姿を浮かべて…
「な、なあ、シーダ、そろそろ…僕…」
もはや限界が近い…僕の理性はすでに遥か彼方まで吹っ飛んでいた。
「いいよ…来て…貴方…」
シーダの言葉を合図に、嫌らしく股を開いたシーダの秘部に飛び込んでいく
僕のモノ…処女である為、当然ながらかなりの抵抗がある…
「く、つっ…ううっ…」
必死に痛みと格闘するシーダ、強烈な締め付けに今すぐにも果ててしまいそうになる僕、
ブチっと嫌な音が鼓膜に響くと同時に、先ほどまでの強烈な抵抗が消え、
濡らし続けた甲斐もあり、幾分かスムーズになった。
「ああ…気持ちいいよ…シーダ」
ゆっくりと繊細に腰を動かしていく…
「…!…!」
シーダは痛みを耐えるあまり、言葉を出せずになっているが、
先ほどよりは表情に険しさが消えている…どうやら少しずつではあるが、
落ち着いてきてはいるようだ…だが、あまり激しい事はできない。
「だ、だいじょう…ぶ…かい?」
はあはあと荒い息づかいのまま、シーダの顔に近づく。
「うっ…うん、ぜん…ああっ…ぜん…へ…いき…だよ…」
途切れ途切れの言葉と頬を流れ続ける涙が、彼女の身に起きている事態を
容易に理解させてくれる…だが、それでも彼女は懸命に耐えてくれている、
僕を気持ちよくさせる為に…なら、僕が取るべき道は一つ…
「シーダ、いくよ…」
シーダの頬を撫で、そう声をかける。
「…うん」
小さな承諾を得た瞬間、僕はイク為に最後のスパートをかけた。
先ほどまでの気遣う緩やかさではなく、ただ自らが果てる為だけの、
自分勝手な行動…だが、下手に長引かせてもシーダの辛さを煽るだけ、
そして、シーダも僕の行動を求めている…背中に突き立てられた
彼女の両手の指の爪の激痛が、彼女の激痛の一端を教えてくれている。
「あっ!ああっ!あー!ああー!」
喘ぎ声に遠慮はない、今廊下に誰かがいれば間違いなく聞かれる音量だろう、
だが、お互いを貪り、求めあう今の僕等にはどうでもいいことだ。
「駄目だ…くうっ…イクよ、シーダ!」
もはや襲いくる快感の波を止める術はない…僕はただ果てるその時まで
腰を振り続けた。
301南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 21:04:31 ID:p2uFg0Ii
「ああっ、いいよ…来て…マルス様ぁぁ!」
彼女の悲鳴にも似た喘ぎ声と共に、僕を放すまいと正常位の体制のまま、
ぎゅっと僕にしがみつくシーダ。
「あ、ううっ、出る!」
彼女の膣内の粘膜にモノを包まれたまま、暖かく滑ったそこに
大量の精液をぶちまける…どくどくと前立腺を伝って、子を宿す為の細胞を
含んだ液体が、彼女の膣内へと注ぎ込まれる。
「あああぁぁぁっ…」
びくびくとのけぞったまま、射精の快楽に身もだえるシーダ。
「ああ…あふぅ…まだ出てるぅ…」
僕の射精は中々終わる事はなかった、まるで今まで溜め込んだ全てを絞りだすように
まとわりつくシーダの膣内、そしてそれに答えるように止まる事のない射精だが、
やがて快楽の波は穏やかに消え去り、僕の射精は止まった。
「はあっ…はあっ…」
荒い吐息をシーダの耳元に当てながら、彼女に覆いかぶさる。
「貴方…」
優しく僕の頭を撫でながら、僕を抱きしめるシーダ、暖かく柔らかな肌の感触と
お互いの肌を伝う汗が交じり合う。
「嬉しいよ…シーダ、君と一つになれて…」
「私もです…マルス…貴方」
「まだ正式に式を終えたわけじゃないけど、君は何があろうと、
 この先どんな未来が待っていようと…君は僕の妻だ」
「はい…私は貴方の…妻です」
お互いを求め合うように唇を貪る。
舌と舌が絡み合い、ぴちゃぴちゃと音をたてる。
再び硬さを取り戻す僕のモノ…シーダの胸にのしかかるように、
強引にソレを挟み、上下させる。
「あんっ…もう、強引なんだから…」
手でしっかり掴める程の大きさの乳房の間に挟まれたモノから、
僕の脳に彼女の胸を犯しているという、言葉で表せない快感が駆け抜ける。
言葉で抵抗を見せながらも、彼女は進んで自らの胸で僕のモノをしごいてくれる。
じわじわと快感と共に訪れる射精感。
「駄目だ、気持ち良いよ、シーダ!」
僕はそのまま彼女の胸と顔にかけて、精液を撒き散らす。
「きゃっ…」小さく声を漏らしながらも、射精を終えたそれに対して激しく
胸でしごいてくるシーダ。
「うあ…うあぁ…」
快感は終わることなく続き、僕等は何度も身体を重ね続けた。
僕等の行動の一部始終見てしまっている人物がいることにも気づかずに…
『シーダ様…やはりマルス様を愛しておられるのですね…』
心の中で呟き、覗き見を終える傭兵部隊長のオグマ、
逞しい身体に、いつ何時でも身に纏う鎧と鋼の剣を収めた鞘を揺らし、
マルスの部屋の前から踵を返す。
『所詮は傭兵風情の横恋慕…それにマルス様は我が主君…
 どうして、私ごときが二人の恋愛に入っていく事ができようか』
オグマはシーダへ抱き続けた恋心を振り払うように、
今まで彼女に仕えてきた忠誠心だけを奮い立たせ、
城のテラスへと出た。
まだまだ止む事を知らない大雨に身を打たせながら、
今まで抱いてきた恋心に決着をつけようとする。
『私はただの傭兵だ…戦争がなくなれば、私の居場所など、
 むしろないほうがいい…早目に田舎にでも引っ込もう、
 そして、残る余生を静かに暮らそう…』
いつかは来ると悟っていた事実だが、いざ自らの恋が破れると、
やはり悲しさを止める事は無理な事だった、そして、その為か
彼の心に普段では信じられないようなほどの疲れが、一気にのしかかっていた。
そして、彼の心にほんのささいな隙ができてしまった事に、彼自身気づく術はなかった。
突如として、彼の目の前に現れる暗黒を帯びたオーラ、
いくら考え事をしていたとはいえ、気配にまったく気づかなかったために、
彼に絶望的な隙が生まれた。
302南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 21:05:17 ID:p2uFg0Ii
「!!」
「貴様の身体、使わせてもらうぞ!」
「貴様、ガーネ…!」
オグマの身体にまとわりつき、黒きオーラはオグマの口から体内に入り、
肉体と精神を支配していく。
「ぐあああぁぁ!」
『口おしや、反乱軍め…わしはまだ死なぬ、この男の身体を使って、
 最後のあがきをさせてもらおう!!』
オグマはテラスに倒れ、そのまま意識を失った。

翌日、前日までの大雨こそなくなったが、どんよりと空は曇り、
何かが起こりそうな予感さえ感じる雷が鳴り響いていた。
雷の容赦のない目覚まし音で目をさました僕は、隣で寄り添うように
眠っているシーダに気がつく。
『そっか…昨日、あれから一緒に寝ちゃったのか』
何度目かの行為の後、シーダと僕は寄り添うようにして眠った、
夫婦であると誓い合った後の正式な新婚ではないが、二人の初夜は無事終わったのだ。
『起こしちゃ可哀相だな…そっとしてあげよう…』
じっとシーダの顔を見つめる、すーすーと安らかに安心しきった寝顔の彼女は
とても王女の物とは思えなかった。
僕の前だけは…ずっとその笑顔を見せて欲しい。
僕はそう思いながらも、彼女の頬にキスをしようとしたが…
「マルス様!」
どんどんと寝室の扉が乱暴にノックされる、朝から僕の部屋に慌てて呼びに来るなんて、
何かがあったのだろうか…?
それにこの声はゴードンだ、僕の挙兵時からの戦友であり、僕の部下の中では、
最も信頼のおけるスナイパーだ。
「どうしたんだ? ゴードン」
血相を変えて部屋に飛び込んでくるゴードンだが、僕の隣で眠るシーダを見て
慌てて廊下に引っ込んでしまう。
「そこからでもいい、何があったか報告してくれ」
「はい」
息を整え、落ち着きを取り戻したゴードンの言葉に、僕は驚愕した。
「う…ううん…」
この騒ぎでシーダが目を覚ました、今回ばかりはタイミングが悪いとしか
言い様がない…どうする?どうする?と頭の中でグルグルと思考が交錯する中、
弟のライアンが駆け込み、第二報がもたらされた。
傭兵隊長オグマ率いる傭兵軍団がアリティアを包囲したとの知らせだった…
「えっ…?」
その言葉を聞いたシーダは手にしていたシーツを床に落としてしまう。
ふわりと地面に落ちたシーツに染み付いたシーダの純潔の証…
303南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 21:06:29 ID:p2uFg0Ii
やるせなかった…
戦いは終わったはずだったのに、何故また戦いが始まってしまったのか、
当初は優勢だった傭兵軍団は、マリク率いるマージ隊により陣形を崩され、
アベルとカイン率いる騎馬隊との衝突を開始した。
いくらアリティア最強の傭兵軍団とはいえ、数で圧倒的に劣る為に、
徐々に数を減らし、最後にはオグマ一人となった。
雷鳴が鳴り響く空の下、太陽の届かない暗い大地の上で、
降り注ぐ雨を受けながら、相手の隙を伺うオグマとマルス。
双方とも戦争で多大な功績をあげた戦士だが、やはり経験においては
オグマには敵わない事をマルスは悟っていた。
『いくらガーネフの亡霊に操られているとはいえ、身体は傭兵隊長のオグマさん、
 彼の間合いに入れば、その瞬間に僕の命は尽きるかもしれない…だけど…』
「マルスゥゥゥ!!」
赤く燃えるような憎悪に満ちた瞳、全身に満ちる彼の渾身の力、
独特な必殺の構えと共に、鞘から引き抜かれる伝説のメリクルソード。
武器の差、経験の差、実力の差、圧倒的不利な条件ではあるが、
彼の挑戦を拒むわけにはいかない、彼は…
身体と心を操られながらも、彼は僕しか狙ってこない…
他のカインやアベル達の攻撃は一切かわし続け、
あくまで僕だけを狙ってくる…なら、その勝負を受けるしかない!
盾を投げ捨て、愛刀である細剣を構える。
「オグマさん…」
「ウガアアアァァァ!」
オグマが空高く舞い上がり、こちらへ振りかぶってくる。
瞳に舞い落ちる雨さえ、忘れさり、雷の閃光さえ無視し、
ただ心を無心に、彼の一刀を見切る事に全ての神経をそそぐ。
彼を迎え撃つ為、同じく空へと舞い上がり、
彼の一撃が目前に迫った時、時が止まった。
構えから攻撃に移り、雷鳴が轟く中、二人の一撃が交差し、
奇妙な程の静寂の後、時間は再び動き始め、二人は地に降り立った。
「……」
「ウ…グッ…」
カランカランと剣を取り落とし、ぬかるんだ地面に倒れるオグマ。
「オグマ!」
僕達の戦いの一部始終を見届けていたシーダが、オグマに駆け寄り、
今息絶えようとしている彼を抱き起こす。
「オグマ…どうして…こんな…」
「ひ…姫…様、も…ゴフッ…申し訳…ありません」
「喋っちゃ駄目、貴方はまだ死んではいけない人なのよ!?
 私を生涯守り抜いてくれるのではないの!?」
涙を流しながら、彼を見つめるシーダ。
「姫様は…もう…大丈夫…です、マルス様が…いるでは…ありませんか」
「オグマ…」
僕は剣を捨て、彼の元に駆け寄った。
「私を倒すほどの…お方だ…私も悔いは…ありません」
「駄目だ、死んでは駄目だ! 僕は許さない…ガーネフなんかに操られて
 死んではならない! 君は…君はまだ死ぬべきではないんだ!」
視界に溢れる涙、僕を…シーダを…軍の柱となって戦ってくれた男が死ぬ、
僕が自ら手にかけた…他に方法がなかったのか? 悔やむが、
全てが過ぎ去った後では、既に何もかもが無駄だった。
「すいま…せんでした…オグマ、一生の不覚…です」
「貴方は立派よ、ガーネフの意識と戦い、貴方自身は誰一人怪我を負わせていない、
 そんな貴方を…誰が責めれると言うの…?」
「シーダ様は、いつだってお優しいお方…だ、いつ…までも、その…やさ…しさを
 忘れ…ないで…くだ…さいま…せ…」
その言葉と共にオグマの手から力が抜けた、ガクっと首が倒れ、
手がだらりと垂れ下がる。
304南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/23(金) 21:08:32 ID:p2uFg0Ii
「!!」
心が凍りついたようなショックを覚えた。
息が止まる、胸が苦しい…こみ上げてくるオグマとの思い出の数々…
そして、僕が自分の手で彼を殺めてしまった事実が、鉛のように
心に重くのしかかる。
「うわあああああぁぁぁ!!」
地面に両膝をつき、両手を広げ、声の限りに空に向かって叫ぶ。
先ほどまでの曇った空はなくなり、夕陽の色と大地を染める地の色が、
僕の視界一杯に消えないトラウマを刻み込んだ。
涙を流しながらオグマの遺体を横たえ、立ち上がると、
彼女は僕の後ろに歩み寄った。
「マルス様…」
「殺したくないのに…殺したくないのに!」
自暴自棄に大地を殴りつける僕を、優しく抱きしめるシーダの腕。
「マルス…マルス…」
僕の背中で僕を呼びながら涙を流し続けるシーダ。
夕陽が辺りを包む中、やるせなさと行き場のない怒りと悲しみを抱えたまま、
僕はシーダの悲しみを背中ごしに、痛いほど感じていた…
そうして、強く心に誓った。
彼女が泣き止むまで…いや、永遠に泣いたとしても…

僕が彼女を守っていこう…と…


END


以上です、純愛モノではありますが人の生死が絡みます。
ガーネフの意識については戦闘中にマリクによって消滅させられますが、
呪縛は解けないまま、マルスとオグマがぶつかり合いました。
以上、長々と投稿失礼致しました。
305人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/23(金) 21:31:27 ID:Sda++FKY
>>304
注意書きは投下後じゃなくて投下前に書いた方がいいと思われ。
とりあえず乙
306名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:40:25 ID:AvDTqD47
なんかしばらく見ぬ間に凄まじい数の作品がw
その早さと職人様に乙とGJを
307名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:08:49 ID:5sG7/yvb
マルス×シーダなんて懐かしいなぁ。
甘いだけじゃない純愛は良かったと思う。GJ!
308海音 ◆Z9Z6Kjg2yY :2007/02/24(土) 01:43:25 ID:/9wBEobS
お久しぶりです。
誰も覚えちゃいないと思いますが、前スレでセリス×ティニーとかミーメ×ホームズとか投げた人です。
あの時は感想下さってありがとうございました。

今回はユリアネタを一本投げに来ました。
注意属性として監禁、流血などの虐待。近親相姦。死亡。NTR。黒化。
苦手なものがあった場合、スルーを強く推奨します。
309名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:44:59 ID:/9wBEobS

ユリアには、知らないことが多過ぎた。
実の父親の顔も母親の温もりも、その記憶からは抜け落ちている。義父によって育てられている理由さえ教えてもらえない。
各地を転々とする生活。それは自分を狙う集団がいるゆえのこと。
何故狙われるのか、それも知らない。追われるから、ただ逃げるだけ。そこに彼女の意思は無い。
おかげで友人と呼べる存在さえいない。誼を通じても、すぐに離れ離れになってしまうから。

そんなユリアにとって、解放軍での日々は知ることの連続であった。
初めて義父の庇護の手から飛び出し、戦場に身を投じた。
戦禍の残酷さ。人々の力強さ。伝え聞いた悲劇の実像。
戦友達とのある時は緊迫した、またある時はたわいなく、穏やかでもあった生活。

そしてそれらは、もう彼女の内には戻らないものでもあった。



荒涼とした夜の大地。
後には鉱脈でその名を馳せるユグドラルの天井のお膝元も、今はまだ人目に侘しい風景が広がっている。
その中にあって、トラキア城に張られた解放軍の犒軍の宴は、砂漠のオアシスのように周囲から浮かび上がっていた。

「皆さん、まるで別人のようですね」

「……戦いなんて、所詮そんなものだったのでしょう。
 生きるために戦うという思想はわたくしには解しかねますけど、今の彼らの方が余程人間らしいと思います」

めいめいに、どこにそんな気力を残していたのかと疑いたくなるぐらいの勢いで騒ぎ、歌い、踊る。
殆どの兵士がそうしている中、その輪から少し離れて、それを遠目で見る姿があった。

「今日は……おそばにおられないのですか」

「兄様にだって……こういう日、こういう時間を二人で過ごしたい相手ぐらいいることは分かってますから。
 ……寂しくない、と言えば嘘になってしまいますが」

「迂闊にそんなこと呟いたら、アーサーさんきっと慌てますよ?」

「う……――って、そんなに笑わなくても」

銀髪の巫女の綻んだ顔に、自然とティニーは心和む。
共に解放軍の魔法部隊では主力を担う戦力ではあったが、今の彼女達からはその実力を想像することは難しい。
普段から大人しい物腰であるという共通点もあってか、二人は早々に喧騒から抜け出していた。
しかし抜け出したはいいものの、何となく立ち去るのも憚られたところ、同じような顔をして佇む相手を見つける。
結局、何となく二人は宴の中に居残っていた。

「へえ、ティニーってばお上品ですのね」

「ちょっとちょっとラナ、それは」

「冗談に決まってるでしょ。それより何よ二人して。その様子だとまだ酔ってないわね〜っ」

「わぁ、あのラナがこんなに酒臭い……っ」

賑やかさから一歩退いていた二人を目聡く見つけ、ユングヴィの公女らしからぬ姿でラナが絡んでくる。
足元はしっかりしているようだが、気分はすっかり出来上がっている。

「そんなにしんみりしちゃってぇー、何か悩みでもあるのかなぁ? たまには羽目のひとつふたつ外さなきゃ壊れちゃうわよ」

幼い頃からの気質は、不毛の大地で命の削り合いをやっていても、そう簡単に消えないものらしい。
310名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:46:03 ID:/9wBEobS

「ほら、どーんと私に話してみなさい、どーんと」

「いいですよ、折角の酒席に辛気臭いですし」

「そういうのがいけないんじゃないでしょうか……」

どれだけ力を尽くしても、どれだけ必死に祈っても、助けられない命がある。
その事実を一番強く意識させられる後方支援部隊は、敢えてラナのように殊更に明るく振舞うぐらいで丁度いいのだろうか。
それも死者に対するひとつの礼儀かも知れない、とユリアは思う。悲しみは人を殺せる。
彼らだって人を殺すために死んでいったわけではないはずだ。

「――次に軍を進めるのは、ミレトスでしたね」

ぼそり、と何でもない事のようにティニーが呟く。気付けば顔から微笑が消えていた。
油断していれば流してしまいそうな言葉に、けれどあのラナもユリアも押し黙った。
ティニーにとってそこは、全てを狂わせた張本人の拠る場所。酒の勢いで茶化せる話ではない。

「ごめんなさい、わたくしはお暇申し上げます……あの」

「ティニー?」

「……またいつかご相伴頂けたら、その時はよしなに」

欠落していた表情に温みが戻る。数瞬前の言葉が嘘のように、悪戯っぽく笑って見せた。
深窓の姫君にとって夜更けまで酒を呑んで騒ぐのは、案外に心惹かれるものだったようだ。

「今日のところは勘弁してあげるわ」

「おやすみなさい、ティニー」

去り際、顔を突き合わせた相手には、名残惜しさ以外の感情は置いていかない。
彼女なりの親交の心意気は、周りに漂うきつい酒精の中、残り香をも芳しく思わせて――

「凄いですね。生粋のお姫様は素であれをやってるなんて」

「私も母様の手前があるし、見習ってみるべきかしら」

――残った二人を密かに唸らせていた。

「で、ユリアはどうしたのよ」

「わ、わたしはただっ……ただ、何となく。疲れてるのかも知れないです」

突然振られた話にユリアは狼狽する。咄嗟に言い繕っても遅かった。ラナのタイミングが絶妙過ぎた。
ラナは下から煽るようにユリアを見上げる。真っ直ぐな視線に、思わずたじろいでいた。

「“こういう日、こういう時間を二人で過ごしたい相手ぐらいいることは分かってますから”……だったかしら」

「似てませんよ、ラナ」

図星を突かれた衝撃を口元でぎりぎり抑え切る。精一杯の皮肉を並べてはにかんでみせた。
この秘密は誰にも悟られていないはずなのに、まさかラナは知っているのか。
311名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:47:32 ID:/9wBEobS

いや――ふざけてるのよ、ラナは酔っ払ってるんだし。きっとわたしをからかっているだけで――

「……あーら、残念ね」

「わ、わたしも少し遅くなってきたのでそろそろ……」

「はいはい分かりましたよ、せいぜいあなた達の分も呑んだくれておくわ」

「あんまり呑み過ぎないでくださいよ……ラナは後方支援の要なんだから」

「ご忠告痛み入るわ、それじゃね」

二人の影は、しめやかな夜と、陽気さに溢れた宴とに別れる。
ひとつの時代が終わりを告げ、トラキアの夜更けは流れていく。

「――知ってるんだから、私は」

耳に入り込んだ声に撃たれたように、ぱっと後ろを振り向く。見えたのは、酣(たけなわ)に近付きつつある宴の様子。
その声の内容は――あくまで彼女にとっては――穏やかならぬ響きを孕んでいた。

まさか……まさかね。さっきからわたしは気にし過ぎなのよ、わたしまで酔ってるのかしら。

自分の予感に言い訳を重ねつつ歩く中、ユリアの内心の恐れがはっきりしたのは、この時だった。

トラキア制圧後の処理はさして手間もかからなかった。
新王は行方知れず、王女と国一番の将軍も降伏してしまっている。最早トラキアに戦う力は残されていない。
だが彼らの戦はまだまだ続く。イザークに始まり、イード砂漠、レンスター四王国、トラキアを“解放”し、セリス達は帝国領ミレトスへ転進することになる。
戦は勢いに動かされるもの。それゆえ緒戦を獲るのは肝要だ。小手調べはもう終わった。
戦場では帝国軍と解放軍が死力を尽くしてぶつかり合い、今まで以上に激しい戦いとなるだろう。
いずれの部隊の者も、ついに始まる直接対決の準備に駆り出されていた。

けれども、あれからラナがユリアに、宴の夜より深く迫ることが無かったのは、忙しさに追われていたからではない。
彼女には既に確信が芽生えていたのだ。それを、ユリアに質す勇気が無かっただけで。
希望。願望。切望。怨望。様々な思念の渦の中心はトラキア半島を後にし、ミレトス地方の玄関口、ペルルークへと肉薄した。

312名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:48:21 ID:/9wBEobS


「マンフロイよ、計画は進んでいるのか?」

「これは……わざわざユリウス様が御足労なさらずとも」

「何を見ていたのだ?」

じっと鉄格子の向こうを睨み付けていた魔道士へ、皇子が声をかけた。
大陸の中心バーハラ城も、地下牢を見れば他と大した変わりは無い。
陰気なのは勿論、床や壁が幾多の血を吸い、餌食の叫び声を飲み込んでいったことさえも。

「傲慢なる者らが、我らの同胞を嬲り殺しにしていた場所でございます」

今でこそ下火になっているが、ロプト帝国のガレ七世が聖戦士達によって斃されてからのロプト教徒への迫害は、
かつて彼ら自身が無辜の市民達に行っていたそれに比するほどの苛烈さであった。
鞭打ち、火責め、水責め、石責め……列挙すれば本の一冊や二冊は軽く書けそうな所業を、
正義の名の下に正当化しつつ、あるいは悦びを見出しながら、普通の市民が日常的に行っていた。

「ふむ……成る程」

マンフロイはこの部屋を見つけて以来、どんな小さな任務の前にも必ずここへ立ち寄っている。
幼い頃から刷り込まれ続けたロプト教の無念が、そこにはあった。
どんなに上手く策謀を成就させても、ここに入れば慢心は霧散する。彼の切望が叶うまでそれは変わらないだろう。

「ユリウス様、セリスがミレトスに近付きつつあるようです。わたしはヒルダ女王に釘を刺しに参りますが」

「子供狩りの件も抜かり無くな。……ところで、セリスと言えば、面白い気配があったぞ」

「……面白い、とは」

「僕がマンスターにイシュタルを回収しに行ったことがあったろう、そこでな――」



身体を走ったのは痛みでも恐怖でもなく、何故? という疑問だった。
自分がやられるわけが無いという驕心があったのか――否、そこまで彼女は戦に慣れていない。
ペルルークで繰り広げられる戦いの中、ひとりの魔道士が流れ矢に倒れた。

「ユリアっ!!」

殆ど怒号と呻き声で覆われていた解放軍の後陣の中でも、ラナの叫びは一段と大きなものだった。
周りで杖を振るうシスターや神父も動揺を隠せない。リザイアの魔法の効果で、最も杖に縁遠いユリアまでもが運ばれてきたのだ。
他の部隊の状態もおのずと知れてくる。

雷神イシュタル、歴戦の竜騎士トラバント、アリオーン。
神器を宿す聖戦士さえも退けたという戦績は、解放軍の兵士を高揚させるには十分だった。
が、長年大きな戦も無く、経験に乏しい彼らには同時に油断が生じていた。ヒルダ女王が突いてきたのはまさにそこであり、
死の淵に立たされた帝国兵――圧制の手先が後ろ盾を失うことは死と同義である――の抵抗により、かつてない苦戦に追い込まれている。

「ユリア、ユリア、聞こえてる? 返事しなさいよっ」

「……ラナ……あは……はは、とうとう、わたしも来ちゃった……」

「何馬鹿なこと言ってるのよ!」

母親から受け継いだリライブの杖を構える。矢傷はかなり深いものの、ラナの魔力であれば治せるほど。
軽く呼吸を整えて、周りの修羅場から精神を抜け出させる。他人にかまけて集中力を乱すようでは、癒し手として使い物にならない。
杖の宝玉から光が滲み、やがて溢れ出すと、温かさに身を任せるようにユリアは目を閉じた。
313名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:49:18 ID:/9wBEobS

「ふん……思ったよりもやるじゃないのさ。そうは思われんかな、大司教猊下」

「まるで他人事のようですな」

相手は数は多く率いるは聖戦士といえど、驕れる烏合の衆でもある。
先々代ヴェルトマー公爵の数多い落胤の中、持てる才能でアルヴィスの粛清から逃れたのはヒルダひとりだった。
彼女の分析によればこの程度の相手など、鎧袖一触に突き崩せるはずであった。

「元々奴らは生活の為に武器を持った……一度崩れれば脆い」

「そうはさせない何かが、あれらにはあるというのですか」

「いまいましいね」

ただ、実際問題としてヒルダがミレトスに持っている戦力では、反乱軍――あくまでも彼らはそう呼ぶ――の全軍を相手にするには心許無い。
ヒルダとしては一度痛撃を与えてフリージ家の面目を守り、ミレトスに対して子供狩りと同時に焦土作戦を行いつつ、ゆるゆると退いていくはずだった。
そうすれば作物の育たないイザークとトラキア、ブルームが散々搾取したレンスターにしか補給の当てが無い反乱軍はすぐに窮する。

「ゲルプリッターを使えば、それこそ笑いものだしねえ。
 連中の頭の中では片田舎の話……未だにイザークの先代がグランベルに叩き潰された時と同じようにしか思ってない」

「弱気では困りますぞ、女王」

「あたしだってそこまで楽観的にはなれないよ。アルヴィスめ、いつまで玉座に座ってるつもりなのかい。
 我が一族ながら見苦しいわ。……イシュタルが上手く丸め込んでいてくれればいいのだが」

ぎりぎりと音が聞こえてきそうなほど歯を噛みしめる。そんなフリージ家当主代行を前にして、マンフロイはある種の既視感を覚えた。

「ユングヴィのルートは使わないのですか」

「最悪の時は。スコピオめに恩を売られると、後でうるさいからね。他に子種が無かっただけで当主に納まるような男になめられて堪るかい」

「本分――ロプトウス様への供物、疎かにするまいぞ?」

いい加減十分だと判断したマンフロイは、最後の念を押す。

「このあたしが、かい? 言われるまでもないことさ」

ペルルーク城の石壁に張り付く声。マンフロイは黙って転移の魔法をかける。
魔方陣が完成し彼を包み込んだ時、唐突に頭に残っていた既視感が理解出来た。

――まるで、二十年前のようだな。


314名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:50:08 ID:/9wBEobS

軍勢というものは一度破られると、立て直すのは熟練の戦巧者でも難しい。
そして解放軍の戦闘経験の乏しさは、指揮官クラスでも深刻であった。
聖戦士の血筋は個人技には大きな恩恵を与えるが、経験がものを言う戦術指揮においては何も無い。
セリス達が敗走しないで済んでいるのは、ハンニバルやオイフェの差配でかろうじて支えられているに過ぎない。

「ですが、敵としてもそろそろ疲れが出てくる頃でしょう。
 出来れば反撃に転じて……“相手が放棄した”のではなく“自分達が攻め落とした”形を作っておかないと、今後の士気に関わります」

「寄せ集めの悲しさよね……コープル、交代するわ。あっちをあなたのリザーブで何とかして」

辟易とも自嘲ともとれる苦笑いを浮かべて、ラナは布一枚向こうの三瀬のほとりを指で示す。

「ご苦労様です」

解放軍後陣の天幕のひとつ、その中のベッドに寝かせられたユリアは、周りから切り取られたように静かだった。
コープルは一礼すると杖を構え直し、ぱさりと向こう側に消える。いなくなったのを見届けると、ラナは小さく溜め息をついた。
厭う事でもあるのか、それきり押し黙っていた――が、ついに意を決してラナは口を開いた。

「……ねぇ、ユリア。もし私の勘違いだったら、そうと言って欲しいんだけれど……」

煌く銀髪、白い肌、瑠璃色の瞳は目蓋の下。雪花石膏(アラバスター)の彫像のようにユリアは微動だにしない。
なまじ中身が綺麗なせいで、戦塵や血糊のこびりついたローブの凄惨さが、ありありと目に映える。

「今日に限ってあなたが倒れたのは、私が変なことを言ったせいかな……?」

「……何の、話ですか」

消え入りそうな声が交錯する。ユリアが、目を開けた。

「驚かないんですね」

「どうせ、コープルが出て行くまでそうしているつもりだったんでしょう」

「あの子は関係無いから……言わなくても察していたような気が、しなくもありませんが」

年下の癖に可愛くないですね、と軽く笑った。あくまでラナの問いについては白を切るつもりらしい。
しかしラナも簡単には引き下がらない。

「言ったでしょ、私。トラキアで皆が馬鹿騒ぎしていて、でもあの時あなたはティニーと時化ってて」

「時化っててって、今度ティニーに言いますよ」

「――ねえ、ユリア」

ミレトス地方、ひいては大陸の行方を左右する戦場にあって、この二人の少女の間だけは、厳粛さに満たされていた。

「ユリアってさ、セリス様のことが好きなんでしょ」

「……だとしたら、どうなりますか。セリス様は私のもの……とでも言うつもりですか」

「そ、そんなわけっ」

「否定するんですか」
315名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:51:07 ID:/9wBEobS

嫣然とした表情を浮かべていたユリアがベッドから起き上がり、ハシバミ色の虹彩を覗き込む。

「セリス様はセリス様自身のもの、とでも言いますか? それは、そうとは限らないんですよ。
 わたしは解放軍に来るまで、わたしのものではありませんでしたから」

「――残念ながら、これからもお前はお前のものではない」

視界が互いの瞳から剥がれる前に、全てが黒に包まれた。



その昔聖戦士がまだいない頃、民衆は少数の支配者であるロプト教団に手も足も出なかったと伝えられる。
それはロプトが全体主義を絶対的信仰で支えていた集団であったことと、暗黒魔法の強力さゆえのものだった。
その暗黒魔法の不世出の使い手が、無防備な二人に襲い掛かる。

「怒れる地獄の獄吏よ、今こそ汝に贄を与えん」

動けなかった。声さえ出せなかった。身体の髄から全てを抜かれるように、手足から力が失せていく。
ついに膝が落ちた。ぎらぎらと爛れる視線がラナを射抜く。地に崩折れたその肢体に僅かに口元を歪めると、
高い魔法防御に任せて立ち直ろうと藻掻くユリアに手をかけた。

「探したぞ……グランベル皇女ユリアよ。シギュンの娘とフォルセティのせいで骨を折ったが、それもここまでだ」

「あ……なたは、誰っ……」

「ふ……記憶を失っているのか。だがもうよい。我が許に来たれ、我らが大願の成就は目の前ぞ」

中空に魔方陣が描かれる。音を出そうにも合図をしようにも、指先さえ思うように動かない。

「待……ちな……さい……っ、連れて……行かせなんかっ……」

「お前に何が出来る? せいぜいセリスに伝えておくのだな。貴様の妹は戻らぬ。この狂った世界と同じく……永久に、だ」

少女のくちびるだけが叫んだ。マンフロイの枯れ木のような手指に首を掴まれたユリアと目が合う。
大声を出すはずが、かすれたため息のような音しか出なかった。闇と共に人影がかき消えて行く。
その様子を最後まで見ることなく、ラナは意識を失った。コープル達が異変に気付く、ほんの少し前であった。



黒衣の策士――ユグドラル全土を智謀と執念とをもって混乱に陥れた男。
彼が最終目的の成就を目の前にして、その最後の一押しで誤ったのは、何故だろうか。
後の民衆は聖戦士の奇蹟と呼ぶ。光神ナーガの力が邪なる謀計を退けたと、そう信じている。

しかし、真実はそうではない。

316名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:52:01 ID:/9wBEobS
「目覚めおったか」

外は昼であるというのに、じめじめとして陰気臭い石室。
普通の人間なら見ただけで気が滅入りそうな空間にあって、マンフロイの声はかすかに興奮していた。
常は冷徹に人を弄び利用する彼には有り得ないことだった。
声を向けられたユリアは、冷たい床の上に乱雑に放り出されていた。
身に受けた暗黒魔法の影響で、まだ身体に力が戻っていない。

「ここ……ここは、どこなの……」

「知らないのか。かつてお前達が身を置いていた場所に、程近いのだがな。やはり光を気取る者に、闇は目に入らぬか」

嘲りを露骨に示すように鼻で笑う。しかし嘲ったのは無知ではなく、ついに罠に落ちた獲物の無力さ。
無言のままマンフロイを見つめていたユリアが、不意に顔色を変える。

「あなたは……いや、まさかユリウス兄様に……!」

「ほう、もうそこまで思い出したか」

マンフロイとユリアが顔を合わせたのは、かなり以前の話である。
加えてディアドラにワープで飛ばされ、レヴィンに拾われた直前のことだった。強い魔法で記憶に封印をかけられていてもおかしくはない。
もっとも、それはマンスターでディアドラがユリアに干渉してから……若しくは、同じナーガの血を引く兄と出会ってから綻びかけていたのだが。

「だが、もう全てが手遅れだ。――ドライ、ツヴァイ、始めよ」

声がすると、闇から突然湧き出たように、巨漢の戦士がマンフロイのそばに控えていた。
そして何の感情も見せずに、打ち捨てられていたユリアににじり寄る。

「いやぁっ……! やめて、やめてくださいっ……」

「お前はもう我が手中から逃れられぬ。己の運命を恨むのだな」

傍系の聖戦士と同等の実力を持つ魔将二人が、光の皇女を無理矢理立たせて、両側から抱え上げる。
力自慢の山賊でさえねじ伏せる腕力に、華奢なユリアが逆らえるはずもなかった。

「ふむ……まったく、本当にここは痛めつけるものには事欠かんな……」

部屋には数々の拷問を目にしてきたマンフロイすら呆れるほど、拷問に用いる道具や器具が備えられていた。
所狭しと並べられたそのひとつひとつが、かつて実際にロプト教徒に対して使用されたものである。無論ユリアの知るところではないが。

「いやあっ! セリス様、セリスさまぁっ!!」

「セリスは来ない。……よしんば来たとして、お前がその時までもっていられるか」

心底楽しそうにマンフロイはユリアを眺め回す。血で汚れたローブだけが、あの輝くばかりの神采に生々しさを添えている。
あれだけ、あれだけ憎み呪った光神の権化が、最早自分の思う通りになる。じっと眺めていられるのが不思議なくらいだろう。

「そのローブが邪魔だな……ドライ、ツヴァイ、動かすでないぞ」

内心の逸りを押し隠すためか、殊更ゆっくりと言葉をかけた。
じりじりとユリアに近付き、深い皺と傷の刻まれた掌を向け……不意にその上に火が灯った。

「あっ……! や、な、何なのこれ……」

「ロプトマージは殆どの魔法を心得ている。無論このわしもだ。まずはその邪魔な布を、火炙りにされた我が同胞のように、少しずつ燃やしてやろう」

「な、そんなのっ、ひあああっ!」

二将によって宙に固定された細い肢体の上を、蝋燭のような火が回り踊る。
揺れる光は幻のようであったが、焦げ臭い匂いと煙、そして肌を舐める熱がユリアを現実へと引き戻す。
317名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:52:51 ID:/9wBEobS

「あぅ……くぁ……つ……あ……」

離す。近づける。離す。近づける。とろとろと今にも潰えそうな灯も、ユリアを悶絶させ声をあげさせるには事足りていた。
白かったローブに黒ずみが増えていく。布地が煤となり減っていく。徐々に露になる白磁の肌は、玉のような汗が浮いていた。
身を捩っても熱からは逃げられず、ただ銀色の髪がしゃらしゃらと震える。
どれだけ喚こうとも哀願しようとも、まして振り払おうとも、戒めは緩まずユリアの身体を苛む。
目蓋が痺れて、視界が歪む。文字通り肌を焦がすゆらめきの感覚だけが研ぎ澄まされ、ユリアを追い詰めていく。

「……苦しいか……? 辛いか……? そうだろう、だが足りぬ。この程度で音を上げてくれるな。我らが暗黒神の忌まわしき片割れよ」

とうとう血のこびり付いていた白いローブは破れ、ユリアの裸身が目の前に晒された。
マンフロイは魔法を解き、石室の松明に照らされて陰を蠢かせる贄を眺めている。

「ふ……くっ、はぁ……っ……はっ……」

息も絶え絶えになりながら、まだユリアはセリスが助けに来るまで耐え抜くつもりだった。
すぐに殺されないだけいいと思った。セリスのことなら幾らでも待てるはずだった。

「ツヴァイ、少し手を貸せ」

その意思を感じたのか、マンフロイはほくそ笑んで魔将に指示を与える。
本人は気付いていなかったが、今まで策士という仮面に覆い隠されていた怨念が、ユリアを責めることで徐々に剥き出しになっている。

がらがらと重苦しい響きに乗って、次なる責めの手が運ばれてくる。

「……? これは、一体……」

「知らないか。まあ良い、直に分かる」

ツヴァイが押してきた台車の上に乗っていたのは、木製の三角柱を横倒しにした形のもの。
ユリアにはそれが三角木馬という拷問器具であるという知識は無かった。
が、たとえ知っていたとしてもあまり変わりは無いだろうか。これから始まる加虐に、問いなど存在しないのだから。
ユリアを抱えたままのドライが動き、まるで扉でも開けるように無造作に、ユリアを木馬の背に降ろした。

「いやあああああああああぁぁぁあぁっっ!!」

経験したことの無い激痛に、ついにユリアは叫喚した。両腕はドライに持ち上げられたままで、痛みを逃すことも叶わない。
318名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:54:10 ID:/9wBEobS

「はぁう、いやっ、やぁっ……!」

鋼のような腕は容赦無くユリアの身体を持ち上げ、そして落とした。
秘裂を襲う衝撃に息が詰まり、背中から身体のラインが慄く。そこへ、

「では我も、少し気を入れるとするか」

肌に叩きつけられた甲高い痛み。じんと疼くような木馬のそれとは異質な、鋭い感覚。
マンフロイの手から革の鞭がしなり、宙を飛んだ。

「いた……ああぁ……ああああっ!!」

再びユリアの肢体が持ち上げられる。
たった一度でも三角木馬に責められれば、まだ落とされてもいないのにその感覚が蘇り、奇妙な浮遊感に恐怖が加わる。

「ひっ――ひぎぃああぁっ!」

無防備なままのユリアの秘裂に、木馬の背が突き刺さる。痛みが拡散する頃に鞭の一打ちがやってくる。
白かった肌が赤くなり、血が滲み、蚯蚓腫れが刻まれていく。
物を壊すということは、楽しい。無邪気な子供時代は、誰もが面白がって何かしらのものを壊しているだろう。
それが美しく整っているものであれば、尚更その愉快さは増すのである。

新雪に足跡をつけるように、三つの人影はユリアを蹂躙していく。
のたうつ白さが少しずつ赤に塗り潰されていく。石室に鉄錆の匂いが立ち込めだす。
落ち、鞭が飛び、浮き上がり、また落ちる。段々と響き渡る悲鳴が小さくなっていき、いつしか声は歔欷へと変わっていた。

「ぅ……ぁあ……ぐぅっ……んぁ……」

幾十度目かの鞭の後、誰に言うでもない――しかし、ユリアに残されたわずかな思考が、声となって零れた。

「どう、して……どうして、わたしが……っ」

どうして――わたしがこんな目に遭うの。
どうして――セリス様は来てくれないの。わたしは、待ってるのに。
誰よりもセリス様のことを愛しているのに、どうして。

視界は涙と血で覆われ、痛みが身体を内側から灼いてどろどろと溶かしている。意識が削り取られていく。
消耗しきって朦朧としていたユリアは、いつの間にか鞭が消えていたことにすら気付かなかった。
そして、悪魔の囁きが迫る。

「どうしてセリスが来ないか、知りたいか?」

マンフロイは忌まわしい血の滴る鞭を杖に持ち替え、魔力を集束させ始める。
禍々しいオーラを放つそれは一層怪しさを増し、濃霧となってユリアを取り巻く。
普通の状態であれば抵抗も出来たであろう。が、最早ユリアに普通な部分など残っていなかった。
そして策士は最後のプロセスへと取り掛かっていく。

319名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:55:04 ID:/9wBEobS



静かだった。ぼんやりとした白さが目先を覆っていた。わたしがかつて身を彷徨わせた、シレジアの山野のようでもあった。
その中をわたしは、ふわふわと漂い続けている。

「……ぁ……ぁぁ……」

かすかな声。本当に静かな夜に聞こえてくる、雪の降りしきる音みたい。
澄んでいた白さがゆっくり、もやもやと濁っていく。濁りはゆらゆらとふらついていた。
イードに言い伝えられる蜃気楼は、こんな感じだったのかな。

ゆらゆら、ふらふら、光景の波打ちは小さく緩慢になっていく。
また声が聞こえる。今度は神経を尖らせなくても分かる。まるで頭の中に直接流し込まれているような――

「あぁ、ああぁ! あんっ……ひぁっ、セリス様っ……」

不思議な眺めだった。見慣れた栗毛色の髪は乱れ切って、密かに羨んでいた胸は後ろから伸びる手で歪んでいた。
恥ずかしげも無く吐き出される声は、いつも聞いていたそれとは別人のものだった。
背の向こうの誰かがあそこを指で擦り上げると、くちゅくちゅといやらしい音がする。腰がびくんと弾けた。

“――どうしてセリスが来ないか、知りたいか?”

ラナの身体が転がされ、隠れていたもう一人が見えた。わたしが今まで脳裏に浮かべた、どんな姿よりも鮮やかだった。
うそ、うそよ。こんなの嘘に決まってるわ、セリス様が……セリス様がそんなことするわけが、

“――ならばどうしてお前を助けに来ないのだ。お前を愛しているのなら、何に代えても助けに来るはずだ”

違う、ちがうわ、セリス様がわたしを……わたしを見捨てるなんて、わたしは、わたしはセリス様を――

“――見ろ、あの時お前を見捨てた女に誑かされて、獣のように腰を振っておるわ。お前が火炙りにされ鞭打たれていた時、のうのうと女相手に乳繰りおうていたのだ”

“――殺せ、殺せ、殺せ――”

どうして、どうしてよ、どうしてセリスさまはわたしをたすけてくれないの。わたしをみてくれないの。あいしてくれないの。



世界の誰より、わたしが愛しているのに。

“――殺して来い、お前を見捨てたあの――”


320名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:56:15 ID:/9wBEobS


「思いの他、簡単に堕ちたものだな。これだから絶望した相手は扱いやすい」

気が付けば、身体から痛みはすっかり消えていた。それどころか、腹の底から活力が溢れ出そうだ。

「忌々しい光の眷属よ、我が掌の上で踊りながら死ぬがよい」

意思よりも先走って足が動く。本当にわたしの身体かと疑ってしまうほどに、全てが軽い。

「騒がしいことよの。これからが楽しくなるのだがな。ユリアよ、お前の出番じゃ。存分に殺して参れ」

「はい……マンフロイ大司教さま……」

あは、ははは、わたし、出られた。外に出られた。目を刺す太陽の光、咽(むせ)返りそうな戦塵、耳を穿つ戦いの地鳴り。こんなものでも懐かしい。
もう誰もわたしを止められない。気持ち良過ぎて眩暈がしそうだわ。
やっと、やっとわたしも思う通りに動けるんだ。もうあんな意気地無しのわたしじゃない。
世界はいつもわたしを押し流していった。何もさせなかった。許さなかった。
安穏な暮らしを送ること。好きな人と愛し合うこと。けれど、それも終わり。全て終わり。

“――殺せ、殺せ、殺せ――”

「わたしの、前に、立たないでよ……」

たわいもない、つまらない。弱過ぎて話にもならない。今のわたしには塵芥も同じ、どうでもいいわ。

「ユリアっ、しっかりしろ! いったいどうしたんだ!!」

そんなにゴミをたくさん纏わりつかせて、どうしたの?
煩わしいわ。あなたと、わたしだけでいいのに。わたしが掃除してあげようか。わたし、掃除得意よ。
ゴミが口を開かないでよ、消えなさいよ。

「セリス! やめろっ……お前に、死は許されていないんだぞ!!」

あたまがいたい。どうしてわたしをいじめるの。わたしは何もしていないのに。

「ユリアっ! 僕だ、セリスだ! 返事をしてくれっ!!」

どれだけ待ち望んでいたんでしょうね。でも、今はもうそんなことは忘れてしまった。
見える。見えるわ。いや、もうあなたしか見えない。

さよなら、あなたとわたしだけで――

「――セリス様っ!!」
321名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:57:11 ID:/9wBEobS
ごつごつとして、節くれ立った手。膨大な雑務に追われるようになって、最近は剣を取る時間もめっきり減ったけれども、
トラキアでわたしがマジックシールドをかけた時のそれとは、まだ大して変わったようには見えなかった。
彫刻のように端正な顔は、さぞ女物の衣装が似合うでしょうが、あなたは見た目より、もっとずっとたくましい。

舌が絡んで、小さく籠もった水音が漏れ出す。身体の芯にじんと響く甘さを転がす。貪り合う。
蒼い髪がさらさらと頬にかかった。わたしはただ身を任せる。そんなにがっつかなくても、誰も逃げたりはしませんよ。
一体、誰がわたしとあなたを引き離せると言うの。

「セリス様……セリスにいさま……」

声は甘やかに広がり、その主さえも染めていく。

“わたしが……わたしがやったのよ……自分の力で……”

両手の間で紡がれた、出鱈目な強さの魔法。
直視出来ない眩さが、わたしの意思に駆られて、奔流を形作る。解き放たれ呑み込んでいく。
断末魔の声は、きっとわたしとセリス様ぐらいしか聞かなかったんじゃないかしら。
いつも手に持っていた愛用のリライブは砕け散り、あの子の姿が、その陰と一緒にかき消えていく。
ああ、あの時ぐらいの手ごたえはきっと後にも先にも無いわ。光の竜でロプトウスを薙ぎ倒したときよりも、ずっと。

“あは……はは……はははっ……死んだ、殺した、わたしが殺した――”

もう、あの子はいない。

「う、あああ……ああんっ、もっと、そばに来て……」

赤ん坊のように胸にむしゃぶりつくセリス様……あ、それも少し違いますね。だって赤ちゃんはそんな舌で弄んだり、まして歯なんか使いませんよね。
商売女でも出さないような媚びたさえずりがすらすらと出てくる。いやらしいなんてものじゃない。
親友をこの手で殺めてしまった哀れな女……もうそんなしおらしい仮面も、ふたりだけの時には風化している。
当然かも知れない。そんな同情に縋らなくったって、もうセリス様はわたしを捨てられないから。

セリス様、悲しまないで。苦しまないで。余計なものは残らず、わたしが忘れさせてあげる。

「はああっ……や、あ、ああああっっ!!」

後ろから襲ってくる激しい量感に四つん這いのまま呻く。ぐちゃ、ぐちゃっと、韻律の音がよく聞こえる。
セリス様がかき回しているのも、形まで分かる。

「セリスさまっ……セリスさまぁあぁっ!!」

背中越しに手を握られる。そのまま後ろに引っ張られて、わたしの上半身が宙に浮く。
容赦無く突きが迫ってくる。わたしの中を抉っていく。子供のおもちゃのようにばらばらにされる。
まだ、もっと、もっとよ、いくら穿たれても足りない。壊れてもいい、もっとセリス様が欲しい、誰にも渡さない。

セリス様は……セリス様は、わたしのものだから。


ユリアには、知らないことが多過ぎた。
実の父親の顔も母親の温もりも、その記憶からは抜け落ちている。義父によって育てられている理由さえ教えてもらえない。
各地を転々とする生活。それは自分を狙う集団がいるゆえのこと。
何故狙われるのか、それも知らない。追われるから、ただ逃げるだけ。そこに彼女の意思は無い。
おかげで友人と呼べる存在さえいない。誼を通じても、すぐに離れ離れになってしまうから。

そんなユリアにとって、解放軍での日々は知ることの連続であった。
初めて義父の庇護の手から飛び出し、戦場に身を投じた。
戦禍の残酷さ。人々の力強さ。伝え聞いた悲劇の実像。
戦友達とのある時は緊迫した、またある時はたわいなく、穏やかでもあった生活。

そしてそれらは、もう彼女の内には戻らないものでもあった。
(おしまい)
322海音 ◆Z9Z6Kjg2yY :2007/02/24(土) 01:58:15 ID:/9wBEobS
途中で上げてしまって申し訳ない。


私は作品以外では極力発言しないよう心がけていましたが、今回は私信を残させていただきます。
もう一年と少し前の話ですが、このスレに988%マシン氏が埋めネタを投下されました。
それ以来、一度でいいからこのネタを使いたかったわけです。
書き始めると同じネタといって良いのか? ってぐらいに違う雰囲気の話になってしまいましたが、それはそれ。

というわけで突然かつ一方的ですが、お礼を言わせていただきます。マシン氏、ありがとうございました。
あなたのおかげで、私は新しい属性に開眼してしまったようです。


皆新作やってるのかな……こちとらBSさえ開封していないのに。
323名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:49:34 ID:23A/ckaz
>>322
黒ユリアGJ
ところでエディングス好き?
324人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/24(土) 23:38:48 ID:7XVWQx21
ここのところ何かと入り用なので、新作が買えない。それどころか、Wiiも買えない。
そこでせめて雰囲気でも味わおうと、公式サイトを覗いてみた。
何人かのキャラの公式絵が載っている。中には、懐かしい顔ぶれも。
エリンシア姫、ルキノやジョフレの絵もある。
それを見て、俺は思った。
ルキノ、おっぱいの定位置が、若干下が
325名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:13:34 ID:cfwmythr
いじめ系SSを書こうと思うのだが、誰と誰の組み合わせがいい?

精神的なイジメに加えて、肉体的イジメもやろうと思うもんでさらに質問。
FEの世界観を壊さない且つ威力の高いプロレス技は何?
326名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:19:49 ID:5VaFuhtI
フュリーがシルヴィア&ティルテュのいじめの対象
ラケシスがシルヴィア&ティルテュのいじめの対象
327名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:58:34 ID:5VaFuhtI
包茎苛めのssが読みたいな
フィンの短小包茎やアナルを苛め抜くラケシスとかさ
328名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:32:23 ID:irx838qs
カチュアをいじめる黒シーダ様で
329名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 02:18:05 ID:rHhuUN8y
ティルテュをいぢめるヒルダ女王とか
330名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 03:57:54 ID:5SuxFxp5
さすがヒルダ様だ
多少のSMは何でもないぜ
331名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:39:36 ID:cfwmythr
FEのストーリーは総じてゴッドファーザーpart3にすら劣るが
それでも俺は任天堂とISを信じている。

そうだろ? みんな
332名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 11:02:59 ID:cfwmythr
リン「ええんか?ここがええんか?」
フロリーナ「おたすけえええ」
マーク「おいおい、フロリーナさん嫌がってるじゃないか」
リン「良いのよマーク、この娘はMなんだから」
マーク「テメェがSなだけだろ*雑種風情が意気がるなよ…」
リン「…………」

*解説!
リンディスの母親はマデリンというキアランの公女、父親はパサル(?)でサカの遊牧民なのさ

こんな感じのイジメですゅ ><
333名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 14:31:47 ID:zbiMRPt7
ここで三日目神の降臨をお待ち申し上げ候
334名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 19:37:08 ID:mVwHji4j
誰か、癒しの手によってなんどもビンビンにさせられるサザの話を描いてくれ。
335名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:20:15 ID:zbiMRPt7
誰かエーディン×シグルドで書いてくれないかなあ…。

(シレジアにいるころ?)
ディアドラに扮したエーディンがシグルドの寝所に侵入

「四つんばいになります」「なれば子種を注いでやろう」などの
会話を経て全裸に

(ry

なぜか青い髪のレスター誕生
336名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:20:20 ID:0qbBu/g1
サザは頑張ってくれた。うん。
終盤はしょうがない。
337名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:01:31 ID:5SuxFxp5
昔クリ姐さんがユニを剣の柄で掘っちゃうSSが投下されてた
TSは女子キャラが多い分ネタに困らなかろう
338南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/25(日) 21:31:21 ID:ECkcgDrz
なんだかTSで盛り上がっている様だが、
紋章と聖戦しかやったことないぜ('A`)

純愛で何かまた書いてみる事にするよ
339名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:58:44 ID:y58iku+/
シグルドものなら、面白いくらい馬並み性器を強調したエロ小説が読みたいぜ!
340名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:13:17 ID:IxGRY34P
>>338
盛り上がってるっていつ何処で?('A`)
投下が途絶えて久しいのに突っかかる気か
341南条 ID:Kzt2rR0J:2007/02/26(月) 08:24:39 ID:rUABB4cu
>>340

いや、特につっかかるつもりはないんだが。
ただ、そんな話ししてるなー程度だよ、誤解させてすまんな
342名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 11:18:09 ID:1iP4whdh
いくら何でもたった1レスで盛り上がってるというのはどうかとw
あとどうしてIDを名前欄に書いてるの?
343名無しさん@ピンキー::2007/02/26(月) 17:32:25 ID:rUABB4cu
>>342

IDは目印のつもりでいたけど、いらなかったか、
ささいな言葉でスレの皆に迷惑もかけてしまって正直すまなかったぜ。

ごめんなさい。
344名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 17:42:05 ID:thONZYt0
>>343
目印ならトリップを使うと良いと思われ。
名前の後に半角で#と、その後に好きな文字列でできるよ。
345 ◆cZgwcQe3Jw :2007/02/26(月) 17:45:59 ID:thONZYt0
例えば、#ロイ&リリーナだと、こんなふうに。
346 ◆h/SuP811Ik :2007/02/26(月) 17:50:48 ID:thONZYt0
#ウォルト&スーだとこうなるね。
347名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 17:59:40 ID:thONZYt0
さらに・・・・・・やめとこw
348名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 18:16:59 ID:rUABB4cu
>>345-347

教えてくれてありがとう。

俺、がんばって、また楽しめるSSを書いてくるよ('A`)
349人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/02/26(月) 18:52:17 ID:a6Cz/ktm
OK!楽しみに待ってまーつ!

>>325
プロレス技なら、コジコジカッターやぶん殴りラリアットはどうだろう?
「イッちゃうぞバカヤロー!!!」てな風にイクと。
350名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:21:29 ID:8XyGmwq4
誰かミカヤ分頼む
351名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:52:47 ID:iQHknvrp
暁づサザミカにハマった…救世主を待つ
352名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:56:05 ID:m+jdtqQe
オルグさんがローラたんやミカヤたんやピーゼたんを舐め回すSSはまだかのうばあさんや
353名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:58:27 ID:k6BEP5Gv
ミカヤのエロさは異常
354名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:11:07 ID:1fV+JvXZ
>「イッちゃうぞバカヤロー!!!」
昔、プロレス好きだったんで思わず噴いたw
355名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:12:43 ID:1fV+JvXZ
>>354
ageてしまった、スマソorz
356名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:54:51 ID:j3RZKpoI
ほお、ミカヤはエロいのか。
暁はプレイ出来そうに無いけど、盛り上がるのならいいや。
357名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 02:13:26 ID:Y9VF/I6Z
358名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 03:08:26 ID:oUVTrg9X
急に、顔を舐められた。
最初はびっくりしたけど、私を心配してくれている事はすぐに解った。
少しベオクから離れたい気分だったから、サザには自分の天幕に帰って貰った。
少しお話をして……零してしまった涙を舐めて貰って。
それから――


「オルグさ…ぁんっ……ん、あふ」
今、オルグさんの鼻先は、私の足の間――スカートの中に突っ込まれている。
「ダメ、です……んっ!」
たまにフンフンと鼻を鳴らしながら、オルグさんは下着の上から私のそこを舐め回し、何度も鼻先を押し付けた。
オルグさんの熱い舌が、濡れすぎてとろけそうな陰唇を下着ごとなぶる。
固い鼻先は、狙いすましたように、クリトリスを押しつぶす。
「オルグさ…!」
いつの間にか閉じていた目を開けると、スカートはお腹の辺りまでめくれ上がり、下着が丸見えになっている。
そして、オルグさんの鼻と私の下着の間には、無数の糸が引いているのがはっきりと見えた。
――恥ずかしい。
もう絶対に目を開けない! ぎゅっと目をつむる。
それでも、くちゅくちゅという恥ずかしい音と、オルグさんの息づかいが耳に入ってくる。
全てがいやらしくて、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかった。


こんな感じ?<オルグ×ミカヤ
359名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 17:53:10 ID:iC/bDIlP
>>358
もっと書いてくれ
360名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 17:57:35 ID:FRZdVGZL
いいよいいよー
オルグさんもっとやれ!
361名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 23:00:51 ID:OaAwjiIV
プロレス系だったら、山賊輪姦モノも悪くはないかな

「いいんだね、犯っちゃって?」みたいなノリで
362名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:47:12 ID:cQeBaxbB
だれかガチムチになったアイクが駅弁スタイルでエリンシアとセックルするSS書いて
つーか今回の一番の衝撃は肉体改造して帰ってきたアイクだった
363名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 02:11:04 ID:sHV+sobA
あとミカヤの色んな意味での凄まじさ
あれは…うん…
364358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:15:04 ID:JlmWNyw0
いつの間にかこんな時間に……。

358の続きで、オルグさん(半化身状態)×ミカヤです。
ミカヤが淫語大好きでちょっとイタイ子になってしまいました。
苦手な方はご注意を。
365オルグ×ミカヤ(1/3) 358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:20:25 ID:JlmWNyw0
なのに、体はオルグさんがくれる刺激を喜んで受けている。火照って、濡れている。
恥ずかしくてもう何も考えたくないのに、勝手に考えて恥ずかしがって、それで感じてる。
私、いやらしい人間だったんだ。
もう性欲なんて……“感じる“事なんて、忘れたと思ってたのに。
「オル、さ……あ、ん」
粘膜以外で触れ合いたくて手を伸ばすと、オルグさんの耳に当たった。触れた瞬間ぴくっと揺れて、可愛い。
きっと嫌がってるくせに舐めるのをやめなくて、そんな彼が愛おしくなる。
そのまま手の位置をずらし、狭い額を中指と薬指の背で撫でてやった。……きれいな毛並み。
「あ、んぅ……ふふ……可愛い」
そんな事をして、少し余裕が出てきたつもりでいたのが間違いだった。
「ふ……はぁ、ん……ふあぁぁあ!!」
そこから電流が走ったみたいだった。
長くてざらざらした舌が、割れ目の端から端までを舐め上げたのだ。……きれいな毛並み。
「あ、んぅ……ふふ……可愛い」
そんな事をして、少し余裕が出てきたつもりでいたのが間違いだった。
366オルグ×ミカヤ(2/3) 358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:28:02 ID:JlmWNyw0
「ふ……はぁ、ん……ふあぁぁあ!!」
そこから電流が走ったみたいだった。
長くてざらざらした舌が、割れ目の端から端までを舐め上げたのだ。
ついさっき目を開けないと決めたばかりなのに、あまりの刺激に開けてしまった。
おいたをされたような気分でオルグさんを見ると、舌を押しつけながら私を見上げている。
……『そんなに強くはしていない』?
……『ミカヤは濡れすぎる』。……!?
瞬間、顔が熱くなったのを感じた。
――恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい!
私、こんな事されてるくせに可愛いだなんて……!
いやらしい人間のくせに。淫乱のくせに。
きっと私が濡れすぎているせいで、勝手に開いちゃったんだ。
クリトリスも大きくなりすぎて、勝手に剥けちゃったんだ。
……こうやって恥ずかしい事を考えて、また濡らしてる。
私は……っ!
「ごめ、なさ……! あ、ひあぁぁっ!」
舌の根元から先まで使って舐められるせいで、
膣口もクリトリスも一度に刺激されるのがすごく気持ちいい。
「んん、もっとぉ……もっと、いっぱいっ」
オルグさんの熱い息がお尻にかかって、こんなに直接されてるくせに、
焦らされているみたいに感じる。
気付いたら、私の口はい
「オルぅ、ひゃ……あぅ! わた、しっ……イきた……」
今まで以上に激しい動きでクリトリスをなぶり、その勢いで膣に舌を突き入れられると。
「あぁ、ん……んあぁあぁあぁぁっ!!」
もう忘れていた筈の絶頂に、達した。


367オルグ×ミカヤ(3/3) 358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:40:36 ID:JlmWNyw0
その後、知らない内に眠ってしまったのだろう。
目が覚めると私は自分の天幕の中で、きちんと毛布にくるまっていた。
……と、足元が妙に暖かい事に気付く。
体を起こすと、足首の辺りが重く、横に大きくふくらんでいる。
毛布の端からは、ちょこんと可愛らしく、狼さんの口と鼻が見えていた。
反対側を見ると、これまた可愛らしい尻尾がはみ出している。
丸くなっても、体が大きくてはみ出してしまうんだろう。
昨夜と比べてなんとも可愛らしい姿に、つい吹き出してしまう。
――そう言えばニケ様が、犬と呼ぶには大きすぎるが、なんて言ってたっけ。
毛布の上から右手でそっと背中を撫でてやると、生命の温もりと鼓動が、確かに感じられた。
死んでしまったと思っていた私の心は、まだ生きていた。それなら。
ペレアス王子がいなくなって、暁の団がなくなって……サザも、いなくなって。
それからずっと先にあるであろう、私が死を迎える日まで。
私は、きっと独りじゃない――。
368358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:45:11 ID:JlmWNyw0
以上でした。
次はもっと上手く書けるように頑張ります(´・ω・`)
369358 ◆5c/bVzrb9. :2007/02/28(水) 04:56:49 ID:JlmWNyw0
コピペ間違えで、1の最後がループ、2の最初とループ部分が重複しています。
読みづらくなってしまってすみませんでした。
370名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 05:01:11 ID:McaqAOXi
GJだぜ
371名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 10:50:08 ID:KrGOY5T5
抜いて来た。GJ
372名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:10:47 ID:5ooqXNNs
記念すべき暁での一発目だぜw
373名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:55:33 ID:rcIppYm7
GJ!
俺も暁クリアしたらエロパロデビューしようかな。
374名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:49:02 ID:1wqplyXZ
おう、待ってるぜ。
ただ今の時期、ネタバレ関連でうるさい人が居るかもしれないから、
投下前に注意事項を書いておいてくれると助かる。俺は暁どころか蒼炎もやってないけど。
375名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:08:52 ID:rcIppYm7
>>374
おk、そこらへんは気を付ける。
レテの妹くらいならおkだよな?
そういう俺も暁と蒼炎しかやったこと無いが。
暁クリアして、ヨッシーもクリアしたらGBAの3部作へ行くんだ。
376人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/01(木) 17:30:00 ID:MlFVw4xj
進軍の最中、エリウッド軍はのどかな農村に差し掛かった。
牧場の柵の向こうには、何頭かの牛が、穏やかな仕草で牧草を食んでいる。
パントとホークアイは、柵に寄りかかって、この穏やかな光景を楽しんでいた。
すると、一頭の牛が突然立ち上がり、股間を大きく膨らませてすぐ側にいた一頭の牛に乗りかかった。
側にいた牛はどうやら雌のようで、そのまま雄牛は狂ったように交尾を始めた。
その光景を見ながら、ホークアイはつぶやいた。
「・・・我にはわからぬ。」
「どうしたんだホークアイ?」
するとホークアイはパントの方を見た。
「お前は、元々戦いを好む性質ではない。だが、魔道とルイーズを目の前にすると、途端にお前は貪欲な獣のようになる。そう、あの雄牛みたいに。」
その言葉に、パントは頷いた。
「ホークアイがそう言うのだから、そうなのだろう。だが私は、いき過ぎた力を持つほど、自分を見失ってはいないよ。」
「我は、お前を信じている。だが、魔道と性欲に関しては、それがわからなくなる。お前も、主も・・・」

パント・・・牡牛座
大賢者アトス・・・牡牛座

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」
遂に敵と遭遇したエリウッド軍。そして根っからの狂戦士ホークアイが、いよいよその力を見せるときである。
「!・・・ホークアイの『時の声』だ。この獣の咆哮の前には、敵の女兵士は全て、処女を失う。・・・狂戦士とはよく言ったものだ。」

ホークアイ・・・獅子座

377人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/01(木) 17:58:25 ID:MlFVw4xj
フロリーナはベッドの上で、青い顔をして怯えていた。
「おいおい、そんな怖がらなくてもいいんだぜ?」
「で、でも・・・・・・」
フロリーナは今、両足をMの字に広げて、股間をヘクトルの前に剥き出しにしている。そして、その視線の先に、ヘクトルの股間・・・精子を注入する大きな大きな男根がある。
今、その男根は、フロリーナの股間を狙っていた。まるで、サソリが毒針を獲物に撃ち込むかのように。
もちろん、フロリーナはヘクトルを愛しているし、ヘクトルもフロリーナを愛している。だが、やはり初めては・・・怖い。
「まったく、仕方ねえな・・・・・・」
ヘクトルは一旦、構えを解くと、そっとフロリーナに近づき、彼女を抱きしめる。
「あっ・・・」
少し、彼女を落ち着かせて、安心させてやろうという、ヘクトルなりの心遣い。そして、フロリーナも、ヘクトルにしがみつくように抱きつく。
その時、唐突にヘクトルの陰茎が、フロリーナの膣に突き刺さった。
「ひっ!!!」
フロリーナはびっくりしてヘクトルを見た。いきなりだったので、何が何だかわからない。
「見てみろよ。」
ヘクトルの言葉に、フロリーナは己の股間を見てみた。何と、自分の膣が、あのヘクトルの陰茎を、根元まで咥え込んでいる。
今、二人は、正真正銘、繋がったのだ。
「ぐっ・・・す、すげえ・・・もう出そうだ・・・!」
「ヘ、ヘクトル様・・・」
フロリーナはヘクトルの名を呼ぶと、途端に両足をヘクトルの腰の後ろに回し、ぎゅっとしがみついた。ちょうど、『カニ挟み』の要領で。
「な、何て・・・名器・・・うううっ!!!」
「あっ・・・ああんっ♥」

ヘクトル・・・さそり座
フロリーナ・・・かに座
378外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/03/01(木) 23:11:45 ID:r0/QEJxF
烈火エリウッド×ニニアンその2記憶喪失を投下します
379烈火エリウッド×ニニアンその2記憶喪失:2007/03/01(木) 23:12:42 ID:r0/QEJxF
 あれから一年。
 エリウッドはまた旅に出ていた。行方不明の父を探す長い旅に……。
 ヘクトル、リン協力してもらい、ヴァロール島に父がいることを知ったエリウッドは今、船上の人となっていた。
 その航海の途中、彼は再会を果たす。運命の人と。

「ニニアン!?」
 運ばれた少女を見てリンが驚きの声を上げる。
 航海の途中、小船が漂っているのを発見し、その中には一人の女性が気を失っていた。
 それがニニアン。かつてリンたちの仲間だった踊り子の女性だった。
「まさか……こんな所で会うなんて」
 必死で呼びかけるリンの後ろでエリウッドも少なからず驚いていた。賊に浚われそうな彼女を助けたのが、他ならぬ彼だ。
出会ったのは一瞬、しかもニニアンは気絶していたが、忘れようはずもない。
 ニニアンのようりに美しく、そして摩訶不思議な女性は他に知らないから。
「ニニアン! 目を開けて!」
 リンの必死の呼びかけに応える様に、ニニアンはきゅいーんと目を開ける。
そして言いました。
「ここはどこ? 私は誰?」
「大丈夫かい? ニニアン」
 ニニアンの美貌を見下ろしながら、エリウッドが優しく語りかける。
「…ニニアン? それは……わたしの名前ですか?」
 きょとんとなって美しい女性が言う。

 どうやらニニアンは記憶喪失らしい。
 自分の名前も、弟のニルスの事もすっかりきっぱり忘れていました。
 その事を確認し、エリウッドはリンに言いました。
「リン。彼女のことは僕に任せてもらえないだろうか」
「えっ!?」
「船室で少し休ませてくる」
「ええ。お願い」
というわけで、エリウッドは不意にニニアンの腰に手を回し、「どすこい」と声を掛けて持ち上げる。
「きゃっ」
「ははっ。相変わらず、ニニアンは軽いな」
「あの……」
「前にも、こんな事があったよ。もっとも、キミは気を失っていたから、覚えていなくても当然だけど」
「……」
 エリウッドの微笑み、そして暖かなぬくもりに身を任せ、ニニアンは彼に抱かれたまま船室へと運ばれていった。
長い髪がさらさらと揺れ、エリウッドの頬と体をくすぐる。それがとても心地良い。
「ほら。着いたよ」
 揺れる船内、ニニアンを降ろしたエリウッドは室内へと案内する。
簡素なベッドがあるだけの狭い部屋。
 エリウッドはレイピアを外し、先にベッドに座り、横をとんとんと叩く。
「どうぞ。座って」
 勧められるまま、横に腰を降ろすニニアン。全く無防備に。
「あの……」
「ん?」
「前にも、お会いした事が……」
「ああ。キミが賊に連れ去られそうになって、たまたま通りかかったものでね及ばずながら力を貸したこともあったな」
「それは……ありがとうございます」
380烈火エリウッド×ニニアンその2記憶喪失:2007/03/01(木) 23:13:35 ID:r0/QEJxF
 ちょこんと頭を下げるニニアンに、何故かエリウッドは方がドキンと胸を高鳴らせる。
「その時のニニアンは……こう、ベッドに横になっててね」
 ニニアンの肩に手を置いて、優しく寝かせてやる。優しく。
「こう、ですか?」
 横になり、長い髪を広げ、ニニアンは神秘的な眼差しで見上げる。
「そうそう」
 そして上から見下ろすエリウッドは、顔を近づけ、長い髪を一房手に取り、香りを愉しむ。あの時のように。
「うん……。良い」
「あの……」
 知らない男性に匂いを嗅がれ、ニニアンは羞恥に頬を染めた。なんだか恥ずかしい。
「ああ……。前にもこういう事があったから。同じ事をすれば何か記憶を取り戻すかもしれない」
「はぁ……」
 そもそもあの時、ニニアンは気を失っていたんだから、思い出すはずもないんだが。
 エリウッドは彼女の甘い体臭を嗅ぎながら、耳にかかる髪をかきあげ、ちゅっと甘噛みしてみたい。
「あっ……」
 微かな吐息が口から漏れ、目がびくっと震えてしまう。その瞳は潤いを帯びていた。
「耳……大丈夫かい?」
 何がどう大丈夫なのか。とにかくニニアンは彼の腕の中で頷いた。訳も分からず。
「続けるよ」
 エリウッドの手が上を向く胸の膨らみへと伸びる。あの時と同じように指は柔らかな膨らみに沈んでいった。
「……あっ…!」
 きゅっと美しい眉が中央に寄り、汗が浮かぶ。
「痛い?」
「いえ……なんだか、変な気分になって…」
「どんな?」
「胸の奥が……ドキドキするんです」
「もっと、してみようか」
 すっと指が脚の付け根に滑り込み、服の上から茂みへと触れる。
「きゃっ!?」
 股の付け根、割れ目を指でなぞられ、ニニアンは腰をわずかに浮かせた。
「やっ……そんな、とこ…」
「ん?」
 耳元で甘く息を吐きつけ、エリウッドは股間に押し付けた指をグリグリと回転させる。
「はぁ……! ハァ……」
 深く、甘い息が漏れ出し、ビクッと浮かんだ細い腰が、今度は深くベッドに沈みこむ。
「だめ……、ヘン、変になります…」
「いいよ。そのままで」
 そしてエリウッドは胸を鷲掴みにしたまま、服の上から指先で彼女の股間を押し、撫で回す。
「あっ……ハ、ハアッ……。はぁ……」
 微かな吐息が静かに漏れ、ニニアンはエリウッドの腕の中で小さく身悶える。
 エリウッドはそんな彼女を愛しく見下ろし、耳から頬を舐め、流れる汗を吸い取った。
彼女の汗はすっぱく、そして甘かった。
「エリウッド様、そろそろ島に到着する頃です」
381烈火エリウッド×ニニアンその2記憶喪失:2007/03/01(木) 23:14:28 ID:r0/QEJxF
 横から黙って見ていたマーカスが恭しく声をかける。この忠実な騎士はずっとエリウッドに付き従い、ずっと見ていた。最初から。
「そうか」
 名残惜しそうにエリウッドは身を離し、赤い顔で息を整えるニニアンの髪を撫でる。そしてマーカスに訊ねた。
「どうだった。僕のベッドマナーは」
「60点、といったところでしょうか」
 これは手厳しい、とエリウッドは思った。
「大丈夫かい? ニニアン」
「はい……」
 エリウッドの差し出した手を取り、ニニアンもベッドから立ち上がる。
「さあ行こう。みんな待ってる」
 中途半端に終わったせいか、股間はまだむずむずと疼く。仕方ない、後でマーカス相手にするか。
そう決めて、エリウッドはニニアンをエスコートして船上に向かった。
「ニニアン。キミは僕が守る」
 もう一つ。この心惹かれる女性、ニニアンを守ると決めて。

 だがその誓いは最悪の形で裏切られる。

(つづく)
382名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 23:33:57 ID:lz61Reen
暁やってアイク×サナキが見たいと思った俺は病んでるのかな
383人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/02(金) 00:10:39 ID:HGUQUoG+
エイリーク「えーっと・・・『今日から安全宣言』・・・」
ゼト「良かったですね。これでまた『ミル○ーはママの味』が味わえるのですから。」
エイリーク「でもゼト、昨日のあなたは私の『ミルクはママの味』を思う存分味わっていましたよね?」
ゼト「美味しかったですよ、エイリーク様の母乳。」
エイリーク「まあ・・・喜んでいただけたのなら、幸いです♥」

エイリーク「えーっと・・・『今日から安全宣言』・・・」
ゼト「良かったですね。これでまた『ミル○ーはママの味』が味わえるのですから。」
エイリーク「ゼト、今日の私も『安全宣言』です♥」
ゼト「エイリーク様・・・、去年もそんなことおっしゃって、結局できてしまったではないですか・・・」
エイリーク「あら、そうでしたっけ?そんな昔のことは忘れてしまいました♥」

エイリーク「えーっと・・・『今日から安全宣言』・・・」
ゼト「良かったですね。これでまた『ミル○ーはママの味』が味わえるのですから。」
エイリーク「でもゼト、あなたのミルクは、イカの匂いですよね?」
ゼト「お気に召しませんでしたか?」
エイリーク「いいえ、そんなことはないのですけれど♥」
384名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:05:31 ID:vmOUcipC
>外伝氏
このエロウッドめww親父を助けに行くんじゃなかったのかww

>だみゃ〜ん氏
ニュース見て今日当たりくるかも知れないと思っていたら、本当に来るとはw
385名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:07:09 ID:EABXmO9/
>>381
GJ!
>>382
普通なら蒼炎のアイク×サナキだよな
386名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:25:35 ID:Myxl2B+q
>>382
それも捨てがたいが、ガチムチになって親父に似てきたアイク×そろそろ40?のティアマトもいいな
ガチムチアイクは俺的にはツボだったぜ
387名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:42:23 ID:of3A3Mu8
暁アイクはかなりゴツいから結構な体格差があるな。

その体躯にも増して立派なアイクのラグネルをまだ未成熟な蜜壺に突き立てられて痛がりながら感じちゃうサナキ様かぁ…
こ、こいつはけしからん(;´Д`)
388名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 03:05:40 ID:Vg7c5FME
暁アイクで♂×♀を想像しづらくなった自分は腐ってまつか
389名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 04:30:43 ID:pbsKTgKl
暁アイクはガチホモっぽいと思ってしまったorz

あとあのガチムチ具合だと、相手をする女性が可哀想なキガス
モゥディ×ミストとかの方が余程穏やかそうだ
390名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 05:34:25 ID:ZVmI8bIY
そこでワユ
ワユなら剣士としても夜の相手としてもアイクについていける筈
391ワユ×ルキノ会話風:2007/03/02(金) 06:10:20 ID:ZVmI8bIY
ワユ×ルキノ
初めての投下です

[ワユ]
……うーん
……うーん
やっぱり食べ物かなあ
それとも特別な運動?
うーん……

[ルキノ]
あら、ワユちゃん。どうしたの?

[ワユ]
うわわ! る、ルキノさん!

[ルキノ]
やだ、なーに? その反応
傷ついちゃうなぁ

[ワユ]
な、なんでもないよ!
なんでもない!

どうすればルキノさんの胸みたいにおっきい胸になれるかなぁなんて思ってないよ!


……あっ!

[ルキノ]
……ぷっ
…くくく……

[ワユ]
あーっ! 笑ったぁ!

[ルキノ]
だ、だって……っく……
真剣な顔して……悩んでると思ったら……くくく

[ワユ]
ルキノさんひどーい!

[ルキノ]
……ご、ごめんなさい……っく……
……で、何でいきなり胸の大きさなんて気にしだしたの?

[ワユ]
……男の人って、やっぱり胸がおっきい女の人を好きなのかなって思って
あたし、胸ちっちゃいから……

[ルキノ]
ワユちゃん……

[ワユ]
ねえ、ルキノさん
胸をおっきくする方法おしえて!
392ワユ×ルキノ会話風:2007/03/02(金) 06:13:25 ID:ZVmI8bIY
[ルキノ]
ええ!?

[ワユ]
お願い! ルキノさんなら知ってるでしょ?
教えて!

[ルキノ]
ワユちゃん……
わかったわ、教えてあげる

[ワユ]
ホント!? やったぁ!

[ルキノ]
ほんとう。じゃあ、少しだけ目をつむってて

[ワユ]
? こう?

[ルキノ]
そうそう。動かないでね?
…………

[ワユ] ……ルキノさん!?

[ルキノ]
なぁに?

[ワユ]
ど、どこ触ってんの!?

[ルキノ]
どこって……胸

[ワユ]
い、いやそれはわかってるんだけど
なんで今……っぁ……!?

[ルキノ]
何でって……胸を大きくしたいんでしょ?

[ワユ]
そ、そうだけど……んっ……

[ルキノ]
大きくしたいなら揉んでもらうのが一番なのよ?
知らなかった?
393ワユ×ルキノ会話風:2007/03/02(金) 06:14:58 ID:ZVmI8bIY
[ワユ]
し、知らない……よぉっ……

[ルキノ]
あら、敏感なのね
もう先端が硬くなってるわ
……ん……

[ワユ]
……んんっ!
ダメ、ダ……メ!
くわえちゃダメぇ!

[ルキノ]
我慢、がまん
じゃないと大きくなれないわよ?

[ワユ]
ル……キノ…さん…の……エ……ッチ……
あっ……!

[ルキノ]
……ふぅ。そろそろかしら?

[ワユ]
……っ……!!
な、なんで……下……まで!?
……あっ

[ルキノ]
いいから、リラックス……ね?

[ワユ]
……はっ……ぃ……

[ルキノ]
いい子ね……
ふふふ、凄い濡れてる……
今まで一人でこういうコトしたことない?

[ワユ]
っない……っです……
……んあぁん!

[ルキノ]
初めてなんだ……
ふふふ、なんだか嬉しいわ
張り切っちゃう

[ワユ]
っん!?
んあっ、あぁっあんあっあぁっんっ!

[ルキノ]
……ほら、あなたの胸の先端、こんなに綺麗なピンク色で硬くなってる

[ワユ]
んっ…………ぃやぁ……

394ワユ×ルキノ会話風:2007/03/02(金) 06:17:00 ID:ZVmI8bIY
[ルキノ]
下からはほら、こんなに蜜が……

[ワユ]
っもう、や……めて……

[ルキノ]
ダメよ。一度始めたら最後まで続けないと

[ワユ]
さ……いごって……いつ……?
んんんっ!

[ルキノ]
さあ? それはワユちゃん次第だもの
私にはわからないわ

[ワユ]
……うぇえ……っく……っん

[ルキノ]
ほらほら、泣かないの
こうすればもっと胸が大きくなって、綺麗になるんだから

[ワユ]
っ……っく、ひっく……んぁっ……!

[ルキノ]
気持ちいい?

[ワユ]
い、言えない……よぉ……

[ルキノ]
我慢しないの……
ほら、気持ちいい?
気持ちいいなら声を押し殺しちゃダメ

[ワユ]
っ……んっあ……あっあっあんあぁ……んんっ……

……!?

……る、ルキ…ノ……さ
な……んか……きた……んぅ! なんかきたっ!

395ワユ×ルキノ会話風:2007/03/02(金) 06:20:02 ID:ZVmI8bIY
[ルキノ]
きた?
……そう……ふふ

[ワユ]
だ、ダメぇっ!
そんな……っ激しい……のっ……ダメぇ!
っあ、あんあんあぁっんぅ…………
…………いやぁああああああっ!!

[ルキノ]
あら、もう終わり?

[ワユ]
っはぁ、はぁっはぁっ……

[ルキノ]
はい、じゃあ、今日はここまで
また明日、私のところへ来てね

[ワユ]
……る……き…の……さ

今……もう……いっか……い
……やっ……て……?

[ルキノ]
……えええぇえ!?





とりあえず終わりです
蒼炎から暁の三年間
ワユの胸になにがあったか……
真実はこうだった……と願っています

描写が苦手なので支援会話風にしてみました
お目汚し失礼しました
396名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 07:13:49 ID:w6ewg3Nj
コレはイイ!GJ!
397名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 08:52:10 ID:Myxl2B+q
>>389
なんで相手の女性がかわいそうなのかが分からん
そんなこと言ったら同じぐらいのムキムキな歴代の男性勇者キャラはどうなるんだ?
オグマとかディークとかジストとか
>>395
GJ
398名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 12:56:04 ID:LNsoQtMo
>>395
蝶・乙!
399名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 00:47:17 ID:eu89AU00
暁のアイクはマッチョ杉だよな
400名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 00:53:00 ID:+wLs3XWT
あれでマッチョすぎとか笑わせる、勇者系はあれぐらいがデフォ
401名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 04:11:29 ID:/UzY7npg
ノースリーブがよくないんだとおもう。
402名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 10:19:11 ID:tvwnsQSK
サザミカないかのう
あの二人、普通に立ってるだけでエロい
403名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:31:28 ID:YmiBUUZm
ネサラリアーネだとなんか萌えない…ティバーンリアーネならバッチコイなんだけどな。
404名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:36:10 ID:IK8VOsdF
見た目がゴリラっぽいからじゃね?
オグマやらディークやらの歴代勇者は落ち着いてて余裕ありそうだけど、
暁のアッー!イクー!はウホッウホッ

考えてたらオグマ×ユミナとか読みたくなってきた。
405名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:58:07 ID:yqtjY9Ib
test
406名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:29:35 ID:fRld6hsx
先生・・・アイレテが読みたいです
407名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:54:31 ID:p/CWLtMB
サザミカ…求めています
408名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:01:40 ID:JSaLX6Kz
ミカサザもいいかも………
409名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:08:36 ID:28x+hWXj
>>404
素直にミュージアムのイラストに萌えたとおっしゃい
410名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 00:23:02 ID:JPdzZiqU
ニケ様とラフィエルはこんな感じでしょうね。

ラフィエル
あっ…じょ、女王…
まっ…て…ください…。

ニケ
ラフィエル…
私のことはニケと呼べと申しているだろう。

ラフィエル
ニ…ニケ…
オ…オルグが…すぐそばに…

ニケ
あいつは唯の犬だ。
犬なんぞに性交のことなど分かるまい…。
さあ、ラフィエル。これからが本番だぞ…。

ラフィエル
ニ…ケ…
っ…!くっはぁ…!


で、ライとリィレ

リィレ
た…隊長……。
わ、わたし、まだ心の準備が…
!!ひゃん!

ライ
へぇ…。
こんなに濡れてるのに、準備が出来てないってか?

リィレ
た…隊長…の…いじわる…。
411名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 01:24:08 ID:6FqgWkBp
今回のアイクのほうが絶対いいな、俺的には
今までのFEではもやし系の主人公が多かったけど、小熊やたいちょーぐらい筋肉質でもいい
ただ支援システムが糞になったのが…誰とでも付けられて一言だけで簡単に解消できる薄っぺらさ
前作の拠点会話システム+聖戦の隣接すればするほど数値が上がるシステムが一番いいと思うんだが…
412名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:02:18 ID:eq3yQBC7
>>410
ライ萌えっ
413名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 05:40:15 ID:AA3L3fMY
支援のシステムは蒼炎式は好評だけど自分は苦手だ
拠点で会話行うこと自体はいいんだが、いかんせん成立するのに時間がかかりすぎる
隣接も条件に入れてくれるとありがたい
暁式は蒼炎よりは発生条件はマシになったが、肝心の内容が…
414名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 07:28:27 ID:I2dZ7ePD
ミカサザ…それもいいねぇ…
415名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 09:40:12 ID:Y423O6Jh
ラケシスのレズ希望
416名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 10:30:18 ID:WEmRuoGi
アイクのどこがそんなにゴツいんだ?あくまで歴代モヤシ達に比べりゃだろ。エフラム以上に画期的な主役だと思えたがな。
417名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 12:05:57 ID:yUcNzZ9r
初めてきた
支援会話風なのワロタ
418名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 12:51:04 ID:BL7zFCFE
新作やってないから、流れについていけない・・・

とりあえず、リュシオンはどこ行った?
ネフェニーは?ダラハウは?
419名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 12:52:10 ID:BL7zFCFE
IDがBLでFEだorz
420名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:15:19 ID:TUjGHqoz
>>418
全員健在
暁は紋章みたいな感じ(姿勢が)
421名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 14:54:08 ID:oSffS1+V
ダラハウはいないけど、ウハラダならいるよ!
あとカリル姉さんとラルゴが結婚して、子供がいる。
422名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 15:22:12 ID:JTsPhvmP
まあ養女なんだけどな<エイミ
423シザーハーレム 予告:2007/03/04(日) 17:06:43 ID:AZoDmIcN
はじめまして、暁のシザーさんに衝動萌えしてしまったアシャンゲリオンです
突然ですが、シザーさんの百合なエッチを書きたくなりました

シザーさんがネフェニーからメグまであたり構わずギシギシアンアンします
とにかく百合です
百合ったら百合なので苦手な人はスルー願います
ペニパンは使わせない方針です

不定期なんでよろしくお願いします
424名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 18:32:10 ID:oSffS1+V
ヘザーだこのやろう!!
425名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 18:48:36 ID:GGwGrsUo
密偵と書いてエスピオン
426名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:07:04 ID:eSBcO5K9
戦士・騎士系のユニットならみんな新アイクくらい筋肉付いてるだろ
脱がせばわかる
427名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:19:01 ID:ztDYaRiP
>>423
ヘザーな
本気ならwktkして待ってる
428名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:50:49 ID:zTxRGcn9
>>426
そうかもしれんが、男の脱いでいる所をわざわざ想像したくはない俺ガイル
429アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/04(日) 20:53:16 ID:AZoDmIcN
ヘザーさんだったね・・・orz
お詫びにさっそく投稿してみるYO

まずはネフェニーを襲わせます
430名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:57:45 ID:dZPfkcfH
脱がなくてもセックスは可能だが、全裸同士で肌を合わせることの気持ちよさは異常だからな
和姦に関しては脱がせたい
431名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:57:47 ID:PcfWDmKU
wkwktktk
しゃべり方とかあいまいかもしれない
支援会話が充実してりゃよかったのに


第一章 ネフェニー


「お姉さん、ここにいると危ないよ?」
確か、彼女はこういって私に話しかけてきた
私はいつものように、母親の薬代を稼ぐため、私の仕事 盗みを実行した
そのときのターゲットはそう、彼女と重歩兵のかなりムサいおじさんが戦っていた村だった
この戦いの混乱に乗じて仕事をしようとした
階段の前に立っていた神官をナイフで切りつけて気絶させ、階段を昇った先の剣士のお金や持ち物を盗もうとしたとき、彼女が私に語りかけてきたのだ
兜が邪魔だったけど、よく見たらとてもかわいい女の子だった
私は彼女の仲間になって、ムサい男どもから傷薬とかいっぱい盗んで、彼女・ネフェニーとおじさん・チャップにわたしてあげた
彼女の槍の一降りで敵のボスは倒されて、その村での戦いは終わった
ネフェニーたちはあの美しいエリンシアさまに会いに行くと聞き、私も一目見たかったから彼女について行くことにした
王都への道中で日が暮れたために、私たちは旅立った村から5つめの村で、チャップさんの知り合いの家に泊まることになった
「そうかい、チャップとネフェニーちゃんは王都に行ってエリンシア様に会いに行くんか」
「そうじゃ、わしらの村で起きた騒動を報告しないかんのじゃ」
「今時の男の若者はいかんな・・・
血気盛んなだけで、なにも考えやしない」
「そうじゃのう・・・」
チャップさんは家のおじさんと雑談していた
私はなんだか疲れちゃったから、早く寝ることにした
私の部屋はネフェニーと同じ部屋、なんだか少しうれしい気分
「じゃあヘザーさん、おやすみ」
「おやすみネフェニィ〜〜!」
私たちは明かりを消して目をつぶった
(ああ疲れた・・・・・・)
私は眠ろうとしたがなんでだろうか、なかなか眠れなかった
私はネフェニーのベッドの方を向いた
ちょうどネフェニーも私の方を向いていた
それを確認した途端
キュン
・・と胸が苦しくなった
いや、痛いとかそんな苦しみじゃないのは自分でも分かっている
何て言えばいいんだろう、ああそうそう、母さんに薬代を渡して
「ありがとう」
と言われたときと同じ胸の痛みだ
ん? なんか違うような気がする・・・そうだ
もらってうれしい胸の痛みかな

よく見てみると、やっぱりネフェニーは超がたくさんつくほど綺麗だった
な、なんだろう・・・前からかわいい女の子を見ると何故か興奮する気があった
ネフェニーの場合、すごい興奮してしまって、今はもうネフェニーのベットに近寄ってた
「んぅ・・・ヘザーさん気を付けてくれんと困るんよぉ・・・」
寝言を喋ってる、なんかかわいい!
しかもあって一週間もしないのに私の心配しているなんて・・・心も清んでる
「くぅん・・・」
!!? な、なんてかわいらしい寝言!
も、もうダメ、彼女を私のものにしたいっ!
理性が吹っ飛んだ私はネフェニーの唇と私の唇を重ねた
ああ・・・ネフェニー・・・私の前にどアップで顔が・・・
股を触ってみたらやっぱり濡れている
やっぱり私ってあれな女なんだ・・・
「むぅ・・ん!?」
あ、ネフェニーが起きちゃった
「ちょっと? ちょっとちょっと!? やめてヘザーさん!」
「あっ!」
ネフェニーは私の唇から離れた
「ヘザーさん、今のは男の人にやるもんじゃろ?」
「私はネフェニーじゃないとダメなの、いっしょに遊ぼうよ」
「アッ!?」
私はネフェニーを押し倒したと同時に、ネフェニーの胸をあらわにした
「あ、ネフェニーすごいすご〜い!
大きいぃ!」
「え・・や・・あれ?」
ネフェニー、とてもウブな子なんだ
ほんとかわいい
私もシャツを脱いで胸を露にした
「ヘ、ヘザーさん? !? ダメじゃ!」
「何がダメなのかしら?」
私はネフェニーの胸と自分の胸を擦りあわせた
ネフェニーはいやがって逃げようとしてるけど、逆に胸が擦れて乳首に刺激をあたえるだけみたいだ
「や、ヘザーさん! なんか変な気分!」
「大丈夫よ、それが普通だから安心してよネフェニー」
「でもぉ」
「でも、なんか気持よくなってきたんじゃない?」
「あ、・・そういえばなんか気持ようなってきた」
「でしょ、私にまかせなさ〜い」
私はもう一度キスをした
でも、今度のキスは舌と舌の絡み合い
「チュッ・・クチュチュ」
ネフェニーはどうしたらいいか分からないって顔をしていたけど、目はとても気持ち良さそうで楽しそうな目をしていた
目は口ほどにものを言うってこのことだろう
「ん〜ツパッ、チュ」
唇を放して私の舌とネフェニーの舌は唾液の糸の橋を作っていた
「こんなのはじめてなんよ、ヘザーさん、優しくしてほしい・・・」
「じゃあ、一緒に下脱ごうか」
私は、ネフェニーの残りの下の着衣をみんな脱がした
私も脱いだから、お互い隠すとこなんてなくなっちゃった
「あっ・・ヒャッン!」
「ネフェニィ〜!」
私はもう獣になっていた
ネフェニーという獲物を狩る獣・ヘザーになっていた
ネフェニーの股は、少しであるが毛がフサッと生えていた
私はもうボウボウだったから、なんか新鮮に感じた
「見んでくれよぉ・・・」
「いやよ、どんどんいくわ」
私は股をネフェニーのと重ね、上下に擦りあわせた
「アァァァッ!」
「いい、いいわよネフェニー!私の胸を揉み揉みしてよっ、ハッハッ!」
「こ、んっツウッ! こ、こう?」
「そーよっ」
私たちは股を擦りあわせながら胸をもみ合った
「アッ、もう限界じゃよ〜、あぁぁん」
「ア、あいぃ〜! ネフェニーっ・・もなんだ、なら一緒に!」
私たちは一緒にイッてしまった・・・
「あうっ・・・はあぁぁ」
「きゃぁん・・・んぅ」
私たちは抱き合ってグッタリしてしまった
「ヘザーさん、私、気持ち良かったよ」
「そうね・・・もう一度やろう・・・よ・・・」
「う・・・・・ん・・・」
私たちは力つきて一緒に寝てしまった
気持ちよすぎて意識を失ったみたいだ
せっかくこれからもっとやろうとしてたのに残念で仕方ない
まあもともと寝ようとしていたし、眠気が増しちゃたのかもしれない
私は夢の中のネフェニーと第二回戦、第三回戦・・・と続けていった


次の日の朝
「おはようチャップ」
「おはようさん」
「もう王都に行くのかい?」
「そうじゃ、わしらはいかなきゃいけなければならないんじゃ」
「残念だのう・・・あれ? ネフェニーちゃんともう一人どうしたんじゃ?」
「そういや忘れてた忘れてた、お〜いネフェニー、ヘザー!?」
チャップはヘザーとネフェニーの部屋の扉を開けた・・・が
「な・・・」
「どうしたチャップ?
ネフェニーちゃんがどうかし・・・・・・」
チャップたちの目には、二人の若い女性が全裸で抱き合いながらグッスリ眠っている光景がうつっていた
「ネフェニー・・・もうアソコがげ・・んかい」
「ああん・・もうダメ・・・」
「・・・」
チャップは静かに扉を閉め、扉の隅でボーッと立ちつくした
「チャップ・・・すごかったのう」
「メグもあんなことするんじゃろか・・・」

しばらくして私とネフェニーは旅の支度を終えてチャップさんと共に王都へ向かった
しかし、チャップさんのわたしたちを見る目はすこし恥ずかしそうな目をしていた
あ、あの目はもしかして私たちの行為をみちゃったかなって感じた、たぶん違うと思うけど


続く
436名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:14:57 ID:OT1mdUez
つメモ帳
437アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/04(日) 23:25:45 ID:AZoDmIcN
第一話はこれでおしまいです
ネフェニーとチャップの口調は難しい・・・名古屋弁ならなんとかなるんですけどね

次回はレテかルキノにヘザーさんがアタックするか、
引き続きネフェニーといちゃいちゃするか
次回に期待してください
438名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:27:46 ID:ztDYaRiP
ゴチでした。個人的にはるきのん希望。

あ、投下する時は一度メモ張についてからコピーペーストの方がいいかと。
439名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:37:15 ID:AZoDmIcN
>>438
パソコンが壊れてしまって使えないんです
だから携帯でしか書けない
漫画喫茶は2ちゃんの書き込み出来なくなったのがつらい
440名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:42:16 ID:ztDYaRiP
携帯で乙。
その場合、メールとして一旦書いて保存して、コピーペーストお勧め。
次も待ってる。
441アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/05(月) 00:46:49 ID:U0CJMNIj
>>440
ありがとう
みんなに必要にされるように頑張るね
442名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:52:58 ID:doax1U9t
ネサラリアーネ
ハールジル
捕らえられたルキノさん
が読みたい
443名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 12:36:13 ID:kIi8kqdJ
サザミカを!
サザミカを〜〜〜〜〜!!
444名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:20:06 ID:swBqFoC6
携帯なの?大変だぁ、頑張ってな♪
445名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 17:32:35 ID:eb4xFo3M
ネサラリアーネ
ライリィレ
ハール汁
ツイハークイレース
読みたい。
446アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/05(月) 18:07:00 ID:U0CJMNIj
やっと2部をクリアできて、ワユにやっと会えた
でも肝心のヘザーさんが姿を見せない・・・
4章まで姿見せないのだろうか

ストックは、ルキノ・マーシャ・レテ・ネフェニー・カリル・エリンシア・リアーネで2部のシチュエーション
支援会話がうすっぺらいから作りづらいですね
キャラのしゃべり方がちがってたら違和感あるから気を付けたい
447名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 18:39:42 ID:pFzBlM3k
>>446
もうすぐ会えるよ。
しかも新たな獲物を見つける。
448名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 23:00:45 ID:doax1U9t
ヘザーさんはメグには反応するかな?
449名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:40:26 ID:DZ1UPsEa
ヘザーさんがチェックしてる女の人リスト

気が弱そうでかわいい
ネフェニー・イレース・ステラ

気が強くてかわいい
レテ&リィレ・ジル・サナキ・ワユ

やさしそうでかわいい
ミスト・ミカヤ・ローラ・マーシャ・リアーネ

美しい
ルキノ・カリル・エリンシア・ニケ・シグルーン・ララベル・アムリタ・アンナ

謎を秘めててかわいい
イナ・ビーゼ

かっこいい
タニス

幼女かわいい
エイミ

体型がかわいい
メグ

年増かわいい
ティアマトさん


さて、一人だけヘザーさんが忘れている方がいるよ。
だれだろう?
450名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:52:39 ID:io9x0eDJ
わたしの戦闘力は530000です
451名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 02:09:16 ID:yWMO9iws
>>449
一人だけじゃない、二人忘れてるよ。
452名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 02:21:47 ID:DZ1UPsEa
>>451
ああ、そうだった。

外見小鳥かわいい
ユンヌ
453名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 02:44:12 ID:e3ZOooCM
ピッコロ星を征服しようとされた方ですね
454名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 03:21:17 ID:IiPiJsVA
田螺
455名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 03:33:54 ID:lS6ijoJE
>>450
盛大にワロタ
456アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/06(火) 08:15:47 ID:4SI2XPaI
>>447
仲間になりましたね
しかもイレースと絡みがw
やっぱりヘザーさんはあの気がある人だ

>>448
振り向きます
あのつぶらな瞳はかわいい

>>449
これは役に立ちます
トンクスです

第二話はルキノってことでお願いします
構想中なのでしばし待たれよ
457名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 09:54:50 ID:7hrtqGsf
>>452
いや、まだ二人たりねーぞ
458名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 13:01:56 ID:hyK5u7t4
>>457
さすがに敵は入れてないかと。
459名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 18:36:43 ID:26K+o67h
サザとミカヤってエロゲみたいな関係だな
460名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 19:19:02 ID:NAvjGs17
だからこそ萌える!
461ペレアスの野望1/7:2007/03/06(火) 21:00:02 ID:Qq7lSStw
投下させてもらいます


ペレアスの野望1/7


ジェルド将軍との激しい戦いを終え、デイン解放から数日後―王城は静けさを取り戻していた。
大理石で作られた豪華な玉座の間には、ミカヤとサザ、そしてペレアス王の姿。
なれない場所で居心地悪そうなミカヤとサザにペレアスはそっと近づき、声をかけた。
「正式にミカヤをデイン王国軍の総大将に任命したい」
ハッと顔を上げたミカヤが、次の瞬間さっと顔を曇らせる。
「え…と……」
祖国の解放を願い指揮を執ったが、ミカヤは元来軍事を好まない娘、その事は誰もが知っているし
二つ返事でとはペレアスも思っていない。彼は焦らず、いつもの通り静かな視線でミカヤを見ながら
返事を待った。
「いいんじゃないか?とりあえず、受けとけば」
「……じゃあ、はい」
サザに促されるままミカヤは小さく首を縦に振った。「サザがそう言うなら、やってみよう」、そんな表情だ。
「よかった。まず、ひざまずいてくれる?」
ペレアスはミカヤの肩に手を置いた。サザがミカヤに何をすると言いたげに一瞥してきたが、
その瞬間だった。突然物陰から数人の兵士が現われ、サザを両脇から束縛して槍を向けた。
屈強な鎧騎士を相手に、サザは手も足も出ない。
「お前ら、何だっ!!」
「サザ!?ペレアス様、一体何を…!!」
「ミカヤ、ひざまずいてって言ったよね」
「ペレアス、ミカヤを離せ!!」
462ペレアスの野望2/7:2007/03/06(火) 21:01:02 ID:Qq7lSStw
ペレアスがミカヤの髪を掴み無理やりひざまずかせたのと、サザが怒鳴ったのは同時だった。
「サザ、臣下が王にそんな口のきき方をしてはいけないよ。ねえミカヤ、僕ミカヤが欲しいんだ。
僕と…しよう?」
「いやっ…ペレアス様何を言ってるんですか!?そんな事…できませんっ」
「王命だよ。反したらサザがどうなるか」
悲痛の表情で見上げるミカヤの背後でカシャンと槍が鳴った。ペレアスは驚いて振り向こうとする
ミカヤの髪を再び掴み、必死にそむける顔を自分の股間に近づけた。
「ミカヤ、言う事を聞くな!俺は大丈夫だからっ!!」
サザが声を荒げる。しかしミカヤはそれを遮るように小さく首を振り、震える指先で衣服を脱がし、
ペレアスの男根にそっと唇を付けた。彼女はペレアスが本気だという事を解かっているのだ。
「丁寧に舐めるんだよ…そう、口の奥まで咥えて」
「ん…あむっ…ん…んんっ……」
「ちゃんと手も使って」
「……は、はい……。んっ…けほ、んっ、んっ」
とはいうものの、ミカヤは手つきも舌使いもおぼつかない。咥えても苦しそうにむせるし、
手は壊れ物に触れるようにそっと添えるだけ。
「もしかして初めて?逃げ隠れて生きてきたからこんな事した事なかったのかな?」
「あ…うっ、ご…ごめんなさい…。頑張りますからサザには手を出さないで」
「…いいよ。そのかわり一生懸命やるんだよ」
463ペレアスの野望3/7:2007/03/06(火) 21:01:58 ID:Qq7lSStw
ペレアスはミカヤの頭を撫でて再開させた。今度は大胆に、ミカヤの舌がにゅるにゅると男根に絡む。
ちゅぷぅ…じゅぷ、くちゅくちゅ……ちゅる…。
「気持ちいいよ…。ミカヤは本当に忠臣だね」
ペレアスはすっかり上機嫌になり、ミカヤの耳たぶをくすぐったり首筋を撫でたりして彼女が
ピクピクと反応するのを楽しんだ。一生懸命奉仕を続ける少女の目の端には涙が浮かんでいて、
いつそれが流れ落ちるのか、それも楽しみだった。
「頑張ればできるじゃないか。さすが暁の巫女だね」
そして彼は突然しゃがみこみミカヤと同じ高さに目線を合わせると、
「ミカヤ、タイツと下着を脱いで」と囁いた。
「そ、そんな…」
「できないならサザを…」
「ペ、ペレアス様がそういわれるなら、私、やります」
サザの名前を出しただけでミカヤは従順になった。恥ずかしそうにゆっくりと、黒いタイツと下着を
一緒に下ろしていく。下着はいかにもミカヤの好みそうな、レースのついた木綿の白い布でできていた。
「そうそう。急がなくていい、少しずつでいいからね…。あれ?」
ペレアスは羞恥で真っ赤になったミカヤの顔と次第にあらわになる真っ白いふとももを交互に舐めるように
見ていたが、ふと下着の真ん中、恥ずかしい場所が丁度当たる部分にじっとりと濡れたようなしみが
できているのに気付いて声をかけた。
「ミカヤ濡れてるんじゃない?もしかして、サザの前でこんな事させられて感じちゃったのかな?」
「そ、そんなこと…」
464ペレアスの野望4/7:2007/03/06(火) 21:02:51 ID:Qq7lSStw
「自分じゃわからない?じゃあ僕が調べてあげるよ」
急襲だった。ペレアスはミカヤを押し倒し股間に差し込んだ指を性器に絡めて、予想通りに
濡れていたそこを撫で回した。
「やっ、いやあああっ!!」
「いや?じゃあどこが気持ちいいか探してあげるよ。ここはどう?クリトリスは感じる?」
ペレアスは性器を何度も撫で回した。ミカヤは嫌がっているはずなのに性器をびっしょりと濡らし
クリトリスも弾けそうに大きくなっている。
「や、あ…はあっ、あああああっ……」
ミカヤは身もだえながらも、望まない快感にいやいやと首を振ったが、そんな態度はペレアスを
楽しませるだけ。
「ミカヤっていやらしい子だね。嫌って言いながら感じてるじゃないか」
「いやあ…弄っちゃいやです……っ…だめ…そこだめっ…、ああっ」
泣きじゃくるミカヤ――「ペレアスっ!!!!」サザが怒鳴ったが、ペレアスは彼の声に聞く耳を
持つつもりはない。
「ミカヤ気持ちいい?もっとしてほしい?」
「だ、め、ペレアス様っ…私っ…いや、あ…変な気分に……ああっ…」
「気持ちいいならそう言わなきゃ。王に嘘をついちゃいけないよ」
ペレアスはクリトリスを転がしながら、ミカヤの秘裂を覗き込んだ。そこは何かを待っているように
ヒクヒクと痙攣している。指に力を入れると腰が浮いたり沈んだり、ミカヤの表情も切なそうに
苦しそうにころころと変わる。
465ペレアスの野望5/7:2007/03/06(火) 21:03:49 ID:Qq7lSStw
「見ないで…お願いします、もう許して…」
「あそこがヒクヒクしてる。もしかしていきそうなの?じゃあそろそろ僕のペニスを入れるよ」
「や、だめっ…そ、それだけはっ……ああ…私……初めて…っ…」
「そう。じゃあ気持ちいい所を弄りながら挿れてあげよう。そうしたら痛くないかもしれない」
「やっ、やだぁ…っ、いやああ!!サザ、助けてええっ!!!…やああああああ!!!」
ペレアスは抵抗をものともせずミカヤに挿入し、ジュブという小さな水音とともに広間に悲鳴が
響き渡った。
「ミカヤ、ミカヤっ!!!!」
サザは兵士に押さえつけられながら必死にもがいているが、どうしても束縛から逃れられない。
ペレアスは締め付けるように窮屈なミカヤの中を楽しんだ。
「ミカヤ、ミカヤの中、すごく気持ちいいよ…」
「ひ…ぃ……っゃ………」
痛みとショックで声も出せなくなったミカヤを片手では優しく抱きしめながら、もう片手では
敏感な場所を擦り、激しく腰を入れて突き続ける。
「痛…っ、ひゃあん………」
子供のように声を上げて泣きじゃくるミカヤ、ペレアスはそんな彼女を愛しく思った。
多くの人に巫女と崇められている少女が、自分の下で犯されてこんな声を上げているなんて。
「ミカヤもっと泣いていいよ、もっと僕に犯されて、喚いて…っ」
「うっ……う……あ……、ぃゃ…あ…っ!!うう…っ……」
466ペレアスの野望6/7:2007/03/06(火) 21:05:12 ID:Qq7lSStw
「サザにも僕たちが繋がってる所を見てもらおう。ミカヤのあそこに僕が根元まで入ってる所を…」
「やだ…ぁ、サザ、見ないで!!私…こんな……こんなのっ…、サザだけには…見られたくな…い…っ」
座位にして突き上げると、ミカヤの膣がペレアスの陰茎を強く締め付け始めた。
サザはもう兵士に抵抗していなかった。彼はただがっくりと肩を落として、嬲られるミカヤを見ていて、
その顔には大切な人を奪われた喪失感だけがにじみ出ていた。
勝った…ペレアスはそう思った。サザの心を折ってしまえば、ミカヤはいずれ堕ちるだろう。
そう、目的は体だけじゃない。自分は王として男として、彼女の心まで奪って支配したかったのだから。
「ねえミカヤ、中で出すよ…っ」
「や、それだけは…っ…」
「だめ、出すよ」
ペレアスは腰の動きをより激しくした。二人の結合部は破瓜の血が混じった愛液でびしょぬれに
なっていて、動くたびにいやらしい音が鳴った。
射精の時、ペレアスはサザに見せ付けるように、ミカヤの股を大きく開かせた。
精液が出るのに合わせてミカヤの体がビクビクと痙攣したが、彼女はもう嫌とも言わずただ目を閉じて
歯を食いしばり、ただ時間が過ぎ去るのを待っている様子だった。
ペレアスはそんなミカヤに軽いキスをすると、
「君は僕の物だからね。これから毎日、どんな命令でも聞いてもらうよ…」
と、その苦難に追い討ちをかけるのだった。そして二度目の性行為を始めるため、まだ陰茎を
挿したままの性器に指を這わせていった。
467ペレアスの野望7/7:2007/03/06(火) 21:06:18 ID:Qq7lSStw
「……様、…ペレアス様、どうなされたのですか?」
ミカヤの声でペレアスは我に返った。目の前には怪訝そうな顔で自分を覗くミカヤとサザ。
勿論屈強な鎧騎士など周囲のどこにもいないし、三人だけの広間は静けさに包まれている。
「あ、何でもないよ、ちょっと考え事…」
「ペレアス様ったら急に黙ってしまわれて、話の途中に考え事なんて…。
それでひざまずいて、どうするんです?」
「あ、ああ。えっと、ミカヤに爵位を与えようと思って。なんじ、ミカヤ―デイン王の名におき……」
言いながらペレアスは、先程の自分の妄想を思い出し、いつかはミカヤとそうなれれば
いいなと思うのだった。
勿論ミカヤとサザは、赤面する彼の胸中を知る由もない。


―終―




サザ×ミカヤを欲している方がいるにも関わらずペレアス相手ですまん。
次はサザ×ミカヤかツイハーク×イレースを書きたいです。

468名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:09:29 ID:NAvjGs17
サザミカが両想いなら俺は構わん。
もし出来たら次はサザミカ頼むぜ!
469名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:15:11 ID:g3PGbRvV
GJだ!
国のために戦ってるミカヤがこんなことされたら可哀想過ぎるが
妄想オチな辺りがペレアスらしいなw
470名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:18:00 ID:91nLDUTZ
ペレアスヘタレすぎだろwwww
GJ!
471名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:12:12 ID:XqUY23Hz
GJ!オチもよかったぜ
472名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 00:33:42 ID:ZOuw6NGC
こんなのペレアスじゃねー!と思ったらペレアスだった!
GJ!
473名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:57:45 ID:fva0pXZ/
>>449
キサとフリーダ様がいない
474名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 02:35:04 ID:WOTX4hGR
でもペレアスはサザよりもずっと漢なんだぜ?
475名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 03:23:31 ID:MZpf/Xs2
キサは男です一応
476人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/07(水) 12:43:10 ID:cGUovHxf
あの頃は、二人とも若かった。

幼馴染で、ずっと一緒だった二人。だが、片方は男、そしてもう片方は女。成長するにつれ、男女の差が次第にはっきりしてくる。
体格の差はほとんどなかった二人だが、この頃から次第に成長に差が出始めてきた。
ヨーデル様は背が伸び、男らしくなってくる。そしてニイメ様は、ふくよかな体つきになり、子を産める体格になってくる。
そうなると、二人はお互いの身体の違いに戸惑い、やがては興味を持つようになる。
そんな二人が、男女の関係になってしまうのは、ごく自然な成り行きであった。

現に今、ヨーデル様の陰茎は、ニイメ様の膣に入り込んでいる。
二人はまだ、10代後半だった。封印の剣の時代のしわくちゃな身体からは想像もできない、若くてぴちぴちした身体。
その身体は、今己の身体を蝕む性の快楽に、身を捩じらせている。
この日が、二人とも初めてであった。だから、ニイメ様はまだ少し痛い。でも、彼女は何だか少し嬉しかった。
大好きな幼馴染と、こうして一つになれたのだから。
二人とも好きあって、そして愛し合っている。
この二人が後に破局を迎えるとは、まだこの時点では二人とも想像できなかった。
「・・・・・・。」
「どうしたの、ヨーデル?」
ヨーデル様は黙りこくったまま、じっとニイメ様を見つめている。美しい顔、そして身体。
やがてヨーデル様は彼女を少しずつ愛し始める。そして次第に動きは激しくなった。
「愛、渦巻いてまーす!ハリケーン!」
「ひいいいっ!」
「エリミーヌ教教訓その1!骨まで愛して!!!」
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!
そしてその荒業に答えるように、ニイメ様も叫んだ。
「おら、決めたんだ!泣くのはやめるって!元気はっつらつー!負っけねえべっ!!!」
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!・・・・・・

「これが、私の想像したヨーデル様の初体験なのですが、ドロシーはどう思いますか?」
サウルが真顔でそう言うと、ドロシーは思わず反論する。
「そんなわけないじゃないですかあ!珍しく真顔で何を言い出すかと思ったら・・・まったく!」
「いてててて!ド、ドロシー!つねるのはやめなさい!」
そんな二人を横に見ながら、当のヨーデルは微笑んだ。
「懐かしいですねえ・・・・・・そんなこともありました。」
「・・・・・・。」

おしまい
477外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/03/07(水) 16:12:36 ID:b4ZtJneO
烈火エリウッド×ニニアンその3屍姦を投下します
478烈火エリウッド×ニニアンその3屍姦:2007/03/07(水) 16:13:42 ID:b4ZtJneO
 手にした大剣−烈火の剣デュランダルが紅蓮の炎を吹き上げる。
「みんな、下がれ!」
 その剣に導かれるまま、エリウッドは『竜』に切り込んでいく。淡緑色の竜へと。

 ニニアンを連れ去ったネルガル。そのネルガルに対抗するため、エリウッドはオスティアにある洞窟で、神将器の一つ烈火の剣を入手した。
 その直後だ。突如、竜が現れたのは。

 デュランダルの炎が竜の頭を切り裂き、深く抉っていく。そして傷口を炎で燃やす。
「が、がおー」
 悲しげな悲鳴を上げ、竜は嫌々と首を振る。まるで攻撃されるのか信じられないといった素振り。
 だがエリウッドは、いやデュランダルは容赦しなかった。
「がおー。がおー」
 悲しげに悲鳴を上げる竜のお腹に剣を突き刺し、そして引き裂いていく。どばっと血が飛び散り、肉を焼く匂いがした。
剣はそのまま左足を深く切り裂き、返す刀で刀身を深く胸に突き刺した。
「がおー!!?」
 一際大きな声で泣き、竜は遂に巨体を大地に沈めた。頭は深く抉られ、お腹は大きく切り裂かれ、左足は今にも千切れそうなほど斬られている。
美しかった全身を無惨に血に染め、血に沈み、悲しげな瞳がエリウッドにむけられた。
その神秘的な瞳と目が合った瞬間、彼は大きく鼓動を高鳴らせた。
 どこかで見たような瞳……。
 ドクン。心臓が一段と高鳴る。
「この氷竜、まさか……」
 大賢者アトスも蒼ざめた顔で呟く。
「どうかなさったのですか? アトスさま」
「いや……」
「それは私が答えてやろう」
「ネルガル!」
 そして突如出現したネルガルが真実を語る。エリウッドが意識しまいとした事実を。
「私ではない。お前だよ、エリウッド。お前が死なせたのだ」
「あ、ああ……」
 エリウッドの目の前で倒れた竜が形を変えていく。小さく、人の女性の形に。
それは紛れもなくニニアンだった。デュランダルに、エリウッドに傷つけられた無惨な姿で。
「……取り返しのつかないことを……僕は、取り返しのつかないことをしてしまった……。ニニアン…!」
 そして血まみれのニニアンはエリウッドの腕の中で、静かに息を引き取った。
愛する、そして自らを殺めた男の手の中で。
 今際の際、エリウッドとこの大地を案じて。彼女は最後までエリウッドを愛し、恨み言の一言もなかった。
「うわあああああああぁぁぁぁーっ!!!」

 それから後のことはよく覚えていない。全てが遠き出来事のように思えた。
「くらうがいい! 我が極意!!」
 強烈な炎がアトスから放たれた。それでもネルガルの片手を焼く程度。
だがその場はネルガルから退いた。いや見逃してくれた。
 そして深い沈黙が当たりを支配する。
仲間の誰もが、アトスでさえもが掛ける言葉を見つけられなかった。
「ニニアンは!」
 沈黙を破ったのはニニアンの弟のニルスだった。
479烈火エリウッド×ニニアンその3屍姦:2007/03/07(水) 16:14:54 ID:b4ZtJneO
 ニルスの声が合図だったように、あちこちからすすり泣きや号泣が響き渡る。
エリウッドはただニニアンを抱きしめて、石のように硬直したままだった。その腕の中でニニアンはどんどん冷たくなる。
 いつまでそういていただろうか。
「……行こう」
 そう仲間に声を掛けたのはヘクトルだった。姉を失い泣き叫ぶニルスの肩に手を回す。
「先に行ってるぞ」
 呼びかけられても、エリウッドは応えなかった。体温を失い、冷たくなるニニアンをただじっと抱きしめている。
 重い足取りで仲間達は去り、後にはただニニアンを抱きしめて呆然とするエリウッドとニニアンの躯だけが残される。
 愛した女を手に掛けた男と、愛した男に殺された女が。
 二人とも血にまみれ、紅く染まっていた。
「ニニアン……」
 どうしてこんなことに。
 耐え切れない後悔の念が彼の胸中を荒れ狂い、感情を押し殺す。

 何故一目見てニニアンと気付かなかった。
 何故烈火の剣を止めなかった。
 何故−

 目が自然に側に落としたままの烈火の剣に注がれる。
「くっ……」
 そして視界が歪んでるのに気付いた。目から涙が溢れている。
「僕には……そんな資格など……」
 殺したのは自分だ。彼女の死を悼むことなど……。
 ……
「ニニアン……?」
 エリウッドはニニアンの紅く染まった蒼い死に顔を見下ろし、耳を澄ます。
 何も聞こえない。
 だがエリウッドはしっかりと頷き、彼女を抱き直した。
 生前から軽かったニニアンだが、今はまるで紙細工のように軽い。
 その細く長い髪も血にまみれ、べっとりと濡れている。髪をかきあげると、
傷口から頭蓋骨が見えた。白い骨も所々赤く濡れて。その奥にある桃色の肉の塊りは鮮やかに色付いている。
「ニニアン」
 そっと脳に向かって囁き、口を重ねる。ニニアンの脳味噌は血と腐臭の匂いがした。
 ちゅっ、ちゅっと脳にキスして、口を紅く染め、エリウッドはうっすらと笑みを浮かべる。
そのまま頭部から耳に口を這わせ、白い首筋までキスしていった。ここはまだ血が飛んでいない。
 そして剣で引き裂かれていた衣服を、片手で一気にさらに引き裂いた。
 ビリッ、と血で汚れた衣服が裂かれ、その下の裸身を露にする。本来は白い肌もすっかり蒼ざめ、あるいは血で汚れていた。
 ふくよかに膨らんだ乳房も赤く塗れ、乳首もテラテラと血で染まっている。
その乳首を口に含むと、やはり血のすっぱり鉄の味。それをちゅうちゅうと乳児のようにすすり、手はお腹に伸びる。
烈火の剣で焼かれ、炎で炙られた柔らかなお腹は、傷口が黒く炭化し、黒くなっていた。
そして大きな傷口の奥でとぐろを巻くピンクの管。それを愛しく手でさすっていく。
ニニアンの内臓は手の表面でプルプルと震え、愛撫を受ける度に弾けとんだ。
「ふふ……。感じてるかい?」
 胸から口を上げ、内臓を愛撫しながら、優しく語りかける。
480烈火エリウッド×ニニアンその3屍姦:2007/03/07(水) 16:16:39 ID:b4ZtJneO
「そうか……」
 返事などあるはずもない。だがエリウッドはひとり頷き、ニニアンの衣服をさらに手で裂き、股間を隠すスカートまで引き裂いた。
 ニニアンはパンツを穿いていなかった。だがその股間も赤く染まり、抉られた秘所からは骨が突き出ている。胎盤だろうか。
 エリウッドはやおらズボンを下げ、己のちんこを取り出した。ぷらーんと萎んで小さいままのちんこ。
「ちょっと、髪を使うよ」
 このままでは使い物にならない。ニニアンの美しい長髪の血で汚れていない部分を手ですくい、
ちんこに絡ませた。
「んぅ……」
 細い髪が敏感なちんこに絡まり、優しく撫でるような刺激を与えていく。
「ニニアン……ああ、ニニアン……!」
 ニニアンの死顔を見下ろしながら、軽くなった彼女を抱きながら、エリウッドは自ら腰を振って、髪を絡めたちんこを奮い立たせた。
やがて、髪に包まれたちんこがムクムクと起動し、上にそそり立ち、大きくなっていく。
「よし……」
 偉いぞ我が息子、とちんこを賞賛し、エリウッドは髪を絡めたまま、腰を寄せた。
 彼女の太股を左右に開くと、ぽとっと左脚が落ちる。千切れかかった脚が根元から落ちたのだ。
新たに開いた切断面から血がドロッとこぼれ落ち、骨と神経と肉が見えた。
「ニニアン。ひとつに」
 構わずにエリウッドは腰を進めた。
「ぐっ!」
 敏感な先端に、固いモノがいきなりぶち当たる。骨だろうか。それに硬直した秘肉も氷のように固く冷たい。
「うおおおっ!」
 ちんこが傷付き、血が出るのも構わず、歯を食い縛って、ちんこを進めた。
「がんばれ!」
 自ら叱咤すると、血を流しながらもちんこは、固い割れ目をブチッと割って貫いて、先端を潜り込ませる。
「うおおおっ!!!」
 そのまま、勢い付けて腰を進めると、股間からぴゅっと血が飛び散って、顔に当たった。
だが構わない。顔はもう血で汚れている。ニニアンと結ばれるなら、今後ちんこが使い物にならなくても構わない。
 ニニアンの中身は、血でぐちょぐちょに濡れ、そして冷たく固かった。
まるで氷の刃に包まれたような激痛が下半身を走り、感覚を麻痺させていく。
「ニニアン! ニニアン! ニニアン!!!」
 愛する女を抱き、ひとつに結ばれる。こんな幸せなことはない。
 血に染まった秘所に、傷付き血を流すちんこを挿入してひとつとなり、エリウッドはしっかりと上からニニアンを抱きしめた。
そして正常位で結ばれたまま、動かなくなる。
「はぁ……はぁ……」
 ニニアンの遺体は外も内も冷たい。だから抱きしめて暖かくしてやる。
だがそれでも体温が残るのは一瞬。
「ううっ……!」
 冷たい子宮に、どくっと暖かい精液が放たれる。その熱もすぐ冷めた。そして精子が目指す子宮はもう機能していない。
「ニニアン……」
 繋がったままエリウッドはニニアンの口に顔を寄せる。
 蒼く、そして血で赤い唇に唇を重ねた。彼女の唇は固く冷たく、血の味がした。
 これが血の味なんだとエリウッドは心に刻み、深くキスする。
481烈火エリウッド×ニニアンその3屍姦:2007/03/07(水) 16:17:35 ID:b4ZtJneO

 そして泣いた。

(おしまい) 
482名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:28:33 ID:C9FGhsK9
三日目神…まだ来ないかな?
483人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/07(水) 17:49:23 ID:TjSlc5eo
パント「エルク、よく聞くのだ。今ここに、死体と遺体があると仮定しよう。さて、どちらが男で、どちらが女かわかるかな?」
エルク「う〜んと、・・・・・・う〜ん・・・」
パント「どうした?わからないかな?」
エルク「う〜・・・すみません、僕の頭では・・・わかりません。」
パント「降参か。ならば正解を教えよう。答えは、男が『死体』で、女が『遺体』だ。」
エルク「えっ!?どうしてですか?」
パント「男は『したい』、そして女は『痛い』・・・わかるかな?」
エルク「そ、それって・・・」
パント「もちろん、Hのときのことだよ。」
エルク「でも先生、それだとルイーズ様は『死体』だと思いますけど。」
パント「そうだな。」

ギィ「なあプリシラ、あんたにクイズだ。男の腹時計と女の腹時計、どっちがより正確かわかるか?」
プリシラ「ええっと・・・・・・う〜ん・・・・・・わかりません。」
ギィ「答えは男だ。」
プリシラ「どうしてですか?」
ギィ「なぜなら、男には腹の下に振り子が付いているからだ。はっはっは!」
プリシラ「・・・おっしゃることがよくわかりません。振り子って・・・男の人には付いているのですか?」
ギィ「ああ、そうよ!」
プリシラ「すみません、ちょっと見せていただけますか?」
ギィ「ああ・・・って、こ、こら!何をする!」
プリシラ「まあ・・・こんなに大きな振り子が・・・♥」
ギィ「こ、こら!しゃぶるな!・・・ああ・・・」
プリシラ「はむ・・・ふむ・・・ちゅっちゅっ・・・」
484人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/07(水) 22:10:29 ID:C0Ho4SsE
私信で申し訳ないのだが、このレスからトリップを変更いたします。
何か俺の知らないところで公開トリップになってる・・・
というわけで、倉庫の管理人様、誠に申し訳ありませんが、自分の全ての作品の名前欄の変更をお願いいたします・・・
485人造人間だみゃ〜ん ◆.lt5gYzbQ. :2007/03/07(水) 22:11:24 ID:C0Ho4SsE
一応本人証明
486名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 18:50:54 ID:UKsXCYyk
キサって男なん?女なん?
微妙にわからん。
487名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:50:29 ID:mP+/MY6u
外伝とダミアンの潰し合いktkr
共倒れワロスwww
488名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:40:54 ID:mjakGUvQ
ダミアン氏バサラやってんのかwww
489名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:41:31 ID:mjakGUvQ
すまん、あげてしまった
490名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:41:02 ID:qC1JYG1R
アイク×ワユ投下します。
491名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:19:31 ID:KlCvj7ZY
ワユキモいからいらない
氏ね
492名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:23:26 ID:uBj01XtD
アイワユなんぞ要らん
493名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:31:23 ID:0D6/tjJD
なんでこんなに言われてんだwwww
494名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:40:02 ID:78yxwfoX
「ーーー大将!」
自分を呼ぶ声に、グレイル傭兵団現団長・アイクは後ろを振り返った。
聞き慣れた声の持ち主ーーワユは、剣を握り締め、いつもの様に、手合いを申し合わせに来た。
「大将、今日も手合わせしてくれない?」
「別にいいが…一本たりとも取らせないつもりで行くぞ。」
「へへ…今日こそ一本とらせてもらうからね!」
柔らかな風が吹く中、一人の女剣士は、微笑みを浮かべながら、陽気な口調でそう言った。

ー元々ワユとは、三年前のクリミア戦争の最中、ガリアの砦に彼女が捕らわれているのを、
アイクの父親である、今は亡き傭兵団の長、グレイルが救出し、その経緯から、
ワユが自ら傭兵団へ同行し、そして今日に至るものである。
ワユは元々クリミアに雇われていた傭兵剣士で、大陸一の剣豪を目指しており、
アイクの傭兵団に参入してからも、他の仲間に手合いを申し込んでは、
自分を磨き続けていた。そして、今となれば「剣聖」と称される程の剣の達人になっていた。
また彼女は、三年前の戦いの時、「狂王」と対するアイクの剣技に見惚れ、そのまま傭兵団に居残り、
アイクとの手合わせを続け、今日に至るのである。

495名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:40:51 ID:78yxwfoX
「ーーー大将!」
自分を呼ぶ声に、グレイル傭兵団現団長・アイクは後ろを振り返った。
聞き慣れた声の持ち主ーーワユは、剣を握り締め、いつもの様に、手合いを申し合わせに来た。
「大将、今日も手合わせしてくれない?」
「別にいいが…一本たりとも取らせないつもりで行くぞ。」
「へへ…今日こそ一本とらせてもらうからね!」
柔らかな風が吹く中、一人の女剣士は、微笑みを浮かべながら、陽気な口調でそう言った。

ー元々ワユとは、三年前のクリミア戦争の最中、ガリアの砦に彼女が捕らわれているのを、
アイクの父親である、今は亡き傭兵団の長、グレイルが救出し、その経緯から、
ワユが自ら傭兵団へ同行し、そして今日に至るものである。
ワユは元々クリミアに雇われていた傭兵剣士で、大陸一の剣豪を目指しており、
アイクの傭兵団に参入してからも、他の仲間に手合いを申し込んでは、
自分を磨き続けていた。そして、今となれば「剣聖」と称される程の剣の達人になっていた。
また彼女は、三年前の戦いの時、「狂王」と対するアイクの剣技に見惚れ、そのまま傭兵団に居残り、
アイクとの手合わせを続け、今日に至るのである。

496名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:45:22 ID:78yxwfoX
二重投稿スマソorz
アンチ派へ
つNGワード 490
497名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:58:26 ID:DvTklrlF
ワユなんてキャラのクソさも酷い上に
キャラスレの厨が他スレに押しかけて自演し放題
巣から出んなクズ
498名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:00:48 ID:Y1MLYG2X
ワユの嫌われっぷりに泣いた
499名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:17:42 ID:bocCB3aR
エリンシアアンチがワユオタを装っていろいろとやらかしたらしいからな。
そんなことより続きはまだか。
俺も暁終わったら書くとか言ってしまったが、なかなか終わらん。
500名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:55:27 ID:erVG9uRd
要するにキャラじゃなくて信者が嫌いなんだろ
501名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 02:41:29 ID:ydXlaryI
信者や厨の振る舞いが酷いとそのキャラもなんか苦手になってくるもんよ、まぁ男は黙ってNGかスルー
だが作者さんよ、490ってNG入れても今のままでは消えないぞ、ちゃんと名前欄に入れるのを忘れるなよ
念のために、な、それが双方にとっていいことさ…
502名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 03:17:50 ID:Vgj01gz9
エリンシアアンチがワユオタを装っていろいろとやらかしたのではなく
ワユオタのエリンシアアンチが複数のスレでやらかしてきた
マジキモい

3部初めの頃の会話ネタだろ?
血まみれになったのはアイクに貫通されたからでしたー今日もゴリラとブタワユは猿みたいに楽しくギシアンです
どうせこんな話だろ
503名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:06:54 ID:Y1MLYG2X
>>502
言ってることが先週辺り暴れてたエリンシアアンチのワユオタと変わっとらんぞ

ハレーやスク水、ソンケルみたいな読み間違いから生まれたあだ名はともかく、
オバンシアやブタワユ、ゴリラ呼ばわりはそりゃあ荒れる原因になるわ
504名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:14:11 ID:uBj01XtD
アイワユ好きの人って凄く限られているから、暴走してる人を見る度
何となく「この人ダロ?」と読めてしまうのがイタイ
505名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:55:09 ID:erVG9uRd
>>503
すまんがハレーとかスク水とかソンケルって何だ?

それ以外のはもうあだ名じゃなくてただの蔑称だろ
506名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 09:36:04 ID:U7hpX0LJ
ワユ好きなのにな…(´・ω・`)



ハレー=ツイハーク
スク水=スクリミル
ソンケル先生=ソーンバルケ
由来とか呼ばれるようになった経緯はワカンネ
507名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 12:11:10 ID:tz8NBcoT
嫌いなキャラ、カプでも文句言ったらアカンわなこういうスレじゃ。
それはマナー違反だよ。
508名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:25:40 ID:/G0biwjn
つかよくカプ厨多いキャラ書こうと思うよなw荒れるのわかってるだろww
アイクはホモリオでも掘っててくれ
509名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:44:18 ID:qMWYY6ua
やおいと言えば
ヨファたんがティアマトおばちゃんに襲われるのが見たい
510名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 17:00:30 ID:fB4QBlAX
ちょ、それやおいなのかw
ティアマトおばちゃんに精根尽きるまでしゃぶられるヨファたんイイ
511名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:18:00 ID:yQIWM9Fc
>>509は絶対、やおいの意味を勘違いしている。
512名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:38:44 ID:qMWYY6ua
あ、間違ってる?
じゃあシノンさんに犯されるヨファでもいいや
ヨファたんかわいいよヨファたん
513名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:52:50 ID:bocCB3aR
>>512
やおいはそれでいい…よね?
514名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:40:52 ID:SNHR/PeY
ハールジル良いね。
515名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:17:03 ID:xcf6/2qt
個人的にはヨファにはマーシャとがいいな
ヨファ「失敗したらと思うと……」
マーシャ「大丈夫だよ!私が勝手に保証してあげるわ!」
ヨファ「ありがとう、マーシャさん……」
516名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 03:55:15 ID:yag3UybJ
俺が好きなキャラはカップル話があまりないキャラだから困る。
いや、そんな困らんけど。
でもFEって恋愛多いのに年ごろの男の子や女の子が恋愛なしって
さみしいよね(´・ω・`)
517名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 05:06:38 ID:HKzBWRpW
>>516
デルムッドのことかーッ!
518名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 06:48:17 ID:kv13Z3i6
>>516
アーダンのことかーっ!
519名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 07:48:59 ID:TMt1nNFm
ビーゼがムワリムに強姦されるシチュを思い浮かんだ

イズカの薬により、ムワリムはなりそこないになりかけている
「しっかりしろムワリム!
サザたちを呼んでくるからビーゼはムワリムを頼む!」
「まかせて!」
トパックはサザたちに助けを求めに行った
「ムワリム、しっかりして! ムワリム!」
「ビ、ビーゼ・・・逃・・・げろ」
「そういうわけにもいかないの、しっかりしてよ!」
「グルゥ、ググゥァー!」
「えっ、キャア!」
ビーゼはムワリムに服を引き裂かれてしまった
「ム、ワリム? 冗談はよしてよ・・・やっん」
ムワリムは虎の姿になり、ビーゼを押し倒した
「ちょ、ちょっと・・・ムワリム? まさか!?」
「ガァァ・・・もうダメだ・・・ガァァー!!」
「! アァァーッ!」
ビーゼは虎のアレを自分の秘丘に挿入された
もちろん、ビーゼにとって初めての経験だ
「いっいっ、痛いぃー! 痛い痛い!」
ビーゼの目は焦点を失い、必死に逃れようと手足をバタバタしている
しかし、それは決して意味はなかった
「と、トパック・・・逃げて・・・もうムワリムじゃなくなってる・・アヒィ!
アッ! 痛いィ! ウッイッアー!」
ビーゼは限界に達した
秘丘から血の混じった白い液体がこぼれている
ムワリムはいまだに交尾を続けている
「いや・・・はっ・・・はぁ・・・あぁぁ・・・」
すでにイッてしまったのに、まだ解放させてくれないムワリム
ビーゼはあまりの痛みと快楽により、正気を保てなくなってきた
「うぅ・・・もっと・・・」
次第にビーゼは、自分から快楽を求むようになる
520名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 12:21:18 ID:ldMU9M0z
ビーゼキター!
俺はそれをライとリィレで妄想してた。
521名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 12:57:25 ID:sguOukS/
むしろトパック×ビーゼで
522名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:59:06 ID:hmaL9Wdf
>>517
デルムは硬派なイメージがある
大人な恋愛が似合いそうな感じ
523名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:00:11 ID:OuzxYfP1
ローラ×ブラッドってのもありえそうだな
ローラが拾った謎の杖を試しにブラッドに使ったらその杖がバサークで
暴走したブラッドに犯されるっていうシチュを思いついた
524名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:37:36 ID:4eWrhC2/
久々に来たら荒れてたようで引いた
ゲーキャラ板の某RPGの某ヒロインスレ(アンチが専用スレあんのに意図的にアンチレスをすることがある)みたいになってるぞ

そんなにイヤなら、手遅れになる前にNG登録したり、脳内あぼーんしたり、退避したりしといたほうがいいよ?
先述のアンチの一部みたく、一般サイトにまで特攻かけるようになるかもしれないから
525名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:40:30 ID:4eWrhC2/
>>476
どこの戦国BASARAですか?
526名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:05:53 ID:DXU9seM8
>>524
皆で変な流れ終わらせようとしてるのに何でむし返すんだ
お前みたいのがいるからry
527名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:35:39 ID:zaL8DS4M
>>523
ローラはなんとなく天然攻めなイメージがある
528S・L・S ◆xTfHc.nBiE :2007/03/10(土) 16:23:55 ID:U8y1Qw+e
削除依頼の本人確認のため来ました。
管理人様お手数かけてすみません。

&遅ればせながら暁発売おめでとうございます。
529南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/10(土) 17:22:48 ID:aRleQxMx
皆、お久しぶりです。

以前、アベル×エストとマルス×シーダを書いた者です。
セリス×ティニーを次は書いてみます。
今から書き始めるんで、しばらく時間かかりますが、
近々UPさせていただきます。

では、がんばってきます。

Will買えないぜ('A`) 暁やりたい…
530人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:25:18 ID:beSBYGrZ
流れをd切ってスマヌが、紋章ものを投下します。
長くなりそうなので、数回に分けて投下させていただきます。
今回は第一回目。舞台は紋章第一部の第9章から第17章辺りまでになると思います。
エロはかなり少ないですが、ご容赦下さい。エロは次回以降に多くなります。
あと、紋章の第一部ですが、僧侶リフが登場します。
531人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:25:50 ID:beSBYGrZ
West side story 〜プロローグ〜

ノルダの奴隷市場―――深夜。

普段は賑やかなこの場所だが、さすがにこの時刻には、誰もいない。肌寒い夜風が狭い路地を吹き抜ける。
辺りはしーんと静まり返っていた。この貧民街の界隈には、人の気配はない。
だが・・・・・・その沈黙の中から、かすかに靴を踏み鳴らす音が響いてきた。そしてそれは、一つの音から、次第に複数の音になる。
そして足音は次第にこの一角に近づいてきた。それと同時に、幾つかの人影もちらつき始めた。
彼らは一斉に、指をパチンと鳴らし始めた。そして・・・一定のテンポで、リズムを刻む。
その時、空を覆いつくしていた雲が、少しだけ移動し、月明かりが垣間見えると、彼らの表情が次第に浮き彫りになってくる。

先頭に立っているのは、僧侶リフ。そしてその後ろには、リカード。他にもアリティア軍の面々のうちの何人かもいる。
彼らは一斉に片足を高く上げた。そして高く上げられた足はすらっと伸びて揃う。
そして彼らは、高く上げた足を地面に付けると、今度は逆の足を高く上げる。そしてそれが数回繰り返されると、彼らの動きは次第に個人個人の動きに変化し、バラバラになっていく。
そしてくるくるっとリフが回転すると、リカードは持ち前の身軽さでバク転を披露する。
今だけは、自由。好き勝手に思い思いのままに動いている。ここには、己を束縛するものは、何もない。
いや、それぞれの仲間たちを繋ぐ心の絆だけが、唯一の束縛。
彼らはいつしか、一つのグループに纏まっている。どういうわけか、彼らは、タリスやデビルマウンテン、そしてアカネイアやアリティア、オレルアンの出身者が多かった。
そして、その人数は、十数人に膨れ上がっていた。

この界隈の一角は、ちょっとした広場になっている。
街の子供たちが置いていった物であろうか、幾つかのバレーボール大のボールが転がっていた。
リカードはそれを素早く取ると、何度か両手で地面に落として跳ね返ったボールを取っている。
そしてそれを空高く放り投げると、次にボールを取ったのは、僧侶リフ。そして彼も、同じようにドリブルを繰り返す。
しかしラディがそれを奪い取ろうとした。だが僧侶リフは自分の身体でブロックして渡さない。
そして僧侶リフがボールを放り投げると、それはたまたま近くの警備をしていたジョルジュの頭に当たった。
「いてっ!」
ジョルジュは頭を撫でながらこっちを睨んでいる。そして・・・

ピ――――――――――――――!!!

ジョルジュが警笛を鳴らして、こっちに向かってきた。
「やべえっ!逃げろっ!」
リカードたちは、一斉に散り散りになって逃げ出した。やがてジョルジュが通り過ぎると、再び仲間たちはここに集まってくる。
532人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:26:33 ID:beSBYGrZ
West side story 〜Jet Song〜

「ふう〜危なかった」
「何やってんだよリフ!」
「すみません・・・治療の杖が使えますから、よろしければご一緒させてください。」
「ま、まあリフがそう言うなら許してやるけどよ・・・」
そしてリフの謝罪が一段落すると、面々は次の関心事について話し始める。
「なあ、ジュリアンの奴は来ないのかな?」
ラディがそう言うと、すぐにリカードが言葉を返した。
「そんなわけないっすよ。おいらとジュリアンの兄貴で作ったこの団なんすから。ねえ、リフ?」
「私は僧侶リフ。治療の杖が使えます。よろしければご一緒させてください。」
「それよりもさ、マケドニアの連中とは、どうやって決着をつけようか?」
サジがそう言うと、マジもそれに同調するように言った。
「う〜ん、そうだな・・・明後日のダンスパーティーにしようか。」
「でもよ、あのパーティーはマルス王子主催だろ?ジェイガンのおっさんに目を付けられたら俺たち、ひとたまりもないぜ。」
バーツの心配事。そう、彼らは一軍ではないから、戦闘力では到底ジェイガンには敵わないのだ。
「そうですね。パーティーは、果たし状止まりと行きましょう。紳士的に、クールにね。ところで私は僧侶リフ。治療の杖が使えます。よろしければご一緒させてください。」
「さっすが僧侶リフっす!いかしたおっさんっすね!」
「じゃあ皆、明後日は午後7時にここに集合な!皆かっこいい服装で頼むぜ!マケドニアの連中に、俺たちのかっこいいところ、見せてやろうぜ!」
「おうっ!」
「俺たちゃ皆、いい男!」
「俺たちゃ最高!クールにいこうぜ!」
こうして皆は解散した。そしてその足で、リカードはジュリアンのいる場所へと向かう。

533人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:27:22 ID:beSBYGrZ
West side story 〜何かの予感〜

「兄貴、頼みますよ〜」
リカードが、明日の出撃の準備をしているジュリアンのところにやって来た。
「兄貴がいないと、さまにならないっす」
「あのなあ・・・俺はお前とは違って、忙しいんだよ。それに、パーティーなんて、俺のガラじゃねえし。」
ジュリアンは主力だった。鍵開けの能力を買われて、マルス王子に重宝されている。もっとも、鍵開けは、リカードもできるのだが、どういうわけかジュリアンの方が、マルス王子のお気に入りである。
これはおそらく、戦闘力に由来すると思われる。ジュリアンの方が、そこそこ戦力としても使えるかららしい。
「兄貴〜、お願いします〜」
「だから、俺は行かねえっつってんだろ!お遊びは、お前らだけでやれよ。」
「そ、そんなあ・・・」
そしてリカードはポツリとつぶやいた。
「兄貴の大好きな、レナさんも来るのになあ・・・」
「おいっ!確か明後日だな?何モタモタしてんだよ!早く準備すっぞ!」
「あ、兄貴・・・さすが兄貴っす!」
「レナさんの前なんだ!クールに、かっこよく決めるぜ!」

そして翌日の戦闘が終わり、ジュリアンは部屋に戻ってきた。
いよいよ明日は、マルス王子主催のダンスパーティー。そして、レナさんも来る。
ジュリアンはふと鏡を見た。明日は最高にかっこいい、クールな自分を見せなければならない。そして、何としても、レナさんの♥を射止めたい。
もっとも、レナさんもジュリアンも一軍で、主力メンバーなので、戦場で一緒にいることも多い。なぜか、マルス王子の指示で、二人は、隣接して配置されることも多いのだ。
だから、レナさんとはいつも一緒の自分ではある。でも、ダンスパーティーは別。彼女も、最高に美しい姿を、ジュリアンの前に披露するに違いない。
だからジュリアンも、最高の自分を見せなければならない。そんなことを考えていると、ジュリアンの心は高鳴る。
「やべえな、クールに行かなきゃな、クールに。」
ジュリアンは苦笑する。クールにかっこよく決めるつもりなのに、ドキドキしている自分。
マルス王子が彼女とジュリアンを隣接させて配置するのは、おそらくは二人の仲を応援してくれているからだろう。
ということは、ここで見事に彼女を射止めなければ、マルス王子の期待をも裏切ってしまうことになる。
だから、明日は何としてもレナさんの全てを射止めたい。
だが、彼女には、厄介な兄貴がいる。この兄貴を何とかしなければ、二人の未来は暗礁に乗り上げてしまう。
とは言っても、殺すなど論外。そんなことしたら、レナさんにまで恨まれてしまうだろう。時間を掛けて、粘り強く説得していくしかない。
そうすれば、いつかはわかってくれるだろう。いずれにしても、明日・・・

明日、レナさんとジュリアンの未来が決まってしまう。

そして、時間はどんどん過ぎていき、翌日午後7時。
「あっ!兄貴!来てくれたんすね!」
「おおっ!ジュリアン、決まってんなあ!」
「当ったり前よ!俺たちゃ最高にいい男。そうだろ?」
「そうだ!俺たちゃ皆、いい男!」
「私は僧侶リフ。治療の費えが使えますから、よろしければご一緒させてください。」
こうして、ジュリアン達は、ダンスパーティー会場へと乗り込んだ。
534人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:28:12 ID:beSBYGrZ
West side story 〜ブルース〜

レナはやはり、ここに来ていた。
「レナさ・・・」
だが、ジュリアンは彼女を呼びかけようとして、思わず立ち止まってしまう。
今、彼女の周りには、ミネルバやパオラ、カチュア、レナの兄マチスなどの、マケドニアの面々がいる。レナも、マケドニア出身なのだ。
そして、自分の周りには、リカードたち。同じアリティア軍の中で、敵対するグループ同士である。
マケドニアの面々は、まるで戦場のように、ジュリアン達を睨みつける。しかしその中で、レナだけは困惑したような表情を見せた。
そしてリカードたちも、同じようにマケドニアの面々を睨みつけていた。
今にも一触即発の状態。だが、そんな中、僧侶リフの言葉で、面々は我に返る。
「私は僧侶リフ。治療の杖が使えます。よろしければご一緒させてください。(訳:皆、クールに行こうぜ、クールに!)」
すると、マケドニア側のミネルバも、不敵な笑いを浮かべる。
「そうね、皆、クールに行くわよ。」
「はい、ミネルバ様!」
そして両方のメンバーは、ひとまず引き下がる。しかし、両方とも、戦場の眼差し。
但し、ジュリアンとレナだけは、扇情の眼差し。

West side story 〜マーチ〜

その時、ジェイガンの声が響いた。
「それでは、会場の皆様、男と女に分かれてください。」
一瞬、誰もが戸惑った。誰も、その意味がわからない。だが、ジェイガンは続けて指示を出す。
「次に女の人が輪になって、その外側に男の人が輪を作ってください。」
会場の面々は、その指示の通り、輪を作った。女性の多いマケドニアと、男ばっかりのリカードたちであるから、両軍は自然とごちゃ混ぜになる。
「そしたら音楽に合わせて女性は時計回りに、男性は時計と反対回りに回ってください。そして音楽が止まったら、そこで止まって、その時点で隣り合う異性とダンスを踊りましょう。」
そして音楽が音楽隊によって奏でられる。軽快なマーチ。それに合わせて、男女の輪は回りだした。
そしていきなり、音楽が止まった。
「まあ・・・♥」
「レナさん・・・」
何という運命の偶然。今、ジュリアンの目の前にいる女性は、レナだった。
目の前にいるレナは、美しいドレスを纏っている。まぎれもなく、生涯で最高の姿。
「何て、美しい・・・」
「ジュリアン、あなたも・・・♥」
うっとりとするような二人。だが、その甘いムードを突き破るかのような、激しい音楽が奏でられた。
535人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:28:56 ID:beSBYGrZ
West side story 〜マンボ〜

音楽隊のありとあらゆる鳴り物が動員されて、激しい音楽が奏でられる。
それに合わせて、男女は激しい踊りを始める。
ジュリアンとレナは背中越しになり、レナが腰を曲げてジュリアンを背負うと、ジュリアンは真上に向かって両足をじたばたさせた。
そして今度はジュリアンが腰を曲げてレナを背負うと、レナは上に向かって両足をじたばたさせる。
そして二人は着地すると今度は向かい合った。そしてジュリアンはレナのドレスのスカートをめくった。
「まんこっ!」
そしてレナもジュリアンの声に続いて叫ぶ。
「まんこっ!」
そして二人は一斉に叫んだ。
「YO!」
もちろん、周囲も皆、一斉に同じ動きをしている。二人だけが特別な動きをしているわけではない。
そして音楽はさらに続き、二人は激しいダンスを繰り出した。
そして・・・・・・

ででん!でん!でんっででんでん!でっでっでっでん!

「まんこっ!」

West side story 〜チャチャ〜

やがて音楽は小さくなっていき、流れは穏やかに変わった。
今、ジュリアンとレナは、抱き合いながらチークダンスを踊っている。
ジュリアンは思わずドキッとした。
こんなに近くに、レナさんの美しい顔・・・そして、美しい唇。
それは妖しく濡れて光っていた。ジュリアンを密に誘う花のような、レナの唇。
いや、現実に、ジュリアンを誘っているのだ。
「レ、レナさん・・・・・・」
「・・・・・・」
レナは一言もしゃべらない。ジュリアンの心は、わかっている。だから、ただ、こくりと頷いただけ。
(ジュリアン、あなたは私に、何をしてもいいのよ。)
レナの瞳がそうジュリアンに告げている。ジュリアンの思い込みではない。レナも、そう思っているのだから。
何はともあれ、こんなに近くに愛する人の唇があって、ジュリアンに我慢ができるわけがない。
だが・・・・・・それは、ジュリアンだけではなかった。
レナはジュリアンの首筋にそっと手を当てると、ぐいっと自分の顔の方にジュリアンの顔を引き寄せた。
「!!!」
レナの方から、ジュリアンを迎え入れた瞬間。
(レナさん・・・)
(ジュリアン・・・)
周囲では、マルス王子とシーダなども、キスをしている。そして他の面々も・・・
536人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:29:56 ID:beSBYGrZ
West side story 〜出逢い〜

一方、こちらでは・・・・・・

リカードの前に、可愛い女の子がいる。
「ええっと・・・君は?」
「私は・・・マリア。」
「マリアか、いい名前っすね。おいらは・・・」
「知ってるわ。リカードでしょ?」
赤い髪に、白いカチューシャの、可愛い女の子。なぜだろう?彼女を一目見た瞬間、リカードの胸に、火が点ったように熱くなる。
「え?どうしておいらの名前を?」
「もちろん、軍にいる人の名前は、ちゃんと覚えているわ。」
「そっすか・・・。でも、初めて話したのに、何だか・・・」
「?」
リカードは思わず照れくさそうにする。
「何だか初めてじゃないような・・・そんな気がして。」
気の利いた言葉など、思い浮かばない。リカードの、正直な感想。
「私も・・・・・・もしかして、これが・・・運命?」
「運命?」
「そう・・・運命。運命は、かく扉を叩くの。」
「じゃじゃじゃじゃーん」
リカードがそう返すと、マリアはくすっと笑った。
「くすくすくす・・・面白いのね」
「え、そうっすか?」
「あっ!ミネルバ姉さまがこっちを睨んでる!」
マリアの見た方向に、ミネルバとマチス。二人は怒りの表情で、ジュリアン達とリカード達を睨んでいる。
そう、ジュリアンとリカード達と、レナやミネルバ、マチスやマリアは敵同士。

West side story 〜ジャンプ〜

怒り心頭に発したミネルバ。
「わわっ!ミネルバさん、落ち着いて!」
マルス王子の仲裁で、何とか事は収まった。そして何とか平穏無事に、ダンスパーティーは終了した。
そして会場に集まった面々は、それぞれの居場所へと戻る。
しかし今、リカードの胸の内には、一人の女の子の面影がある。
「マリア、かあ・・・」
リカードは少女の名をポツリとつぶやいた。

今日はここまで
537人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/10(土) 17:48:14 ID:beSBYGrZ
>>533訂正

×「私は僧侶リフ。治療の費えが使えますから、よろしければご一緒させてください。」
○「私は僧侶リフ。治療の杖が使えますから、よろしければご一緒させてください。」
538名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 20:23:34 ID:F1rZhbS/
>>529
セリス×ティニー好きなんで期待してます
がんがってください!!
539名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 20:37:32 ID:qjOpqYIr
黒髪おかっぱのシスターが好き。
外伝のシルクが
聖戦のマナが
暁のローラが
好き。

>>523
つまりそのシチュでもなんでもいいからローラが読みたいってことさ。
540アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/10(土) 20:37:52 ID:TMt1nNFm
>>537
乙です
GBA時代からしかFEはよく知らないので、
Wiiのバーチャルコンソールで紋章をぜひプレイしたいですね


ヘザーハーレムは第二章は現在構想中です
ビーゼにリアーネ、リィレと新女性ラグズがみんなお気に入りなので、
なにかしら彼女たちを題材にしたものを書きたいですね
541名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:00:28 ID:mfNCuo6j
ウエストサイドストーリーで来るとはだみゃ〜ん氏、相変わらずスゲェなw
その引き出しの多さは本当に何者なんだw
「そうりょリフ」は懐かしすぎて涙が出る…
542名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:48:59 ID:NHc7KM/2
>>537
訂正微妙過ぎてワロス
あとジャンプ+峰様→竜騎士って事なんだろうかw
543213:2007/03/11(日) 01:55:24 ID:4ZsJi8bO
一月ぶりに続き投下させていただきます。
エロは体力を使いますね、やっぱり。

しかしなぜにまた規制やら仕事やらが世の中続くんだろ?
544213:2007/03/11(日) 01:57:30 ID:4ZsJi8bO
「じゃあ、始めようか」
そういうが早いか、ベットから立ち上がるとすばやくマナの後ろに回るとコープルの後ろ側にマナをベットに引き倒す。
「あ・・・」
抵抗する間も無くマナを後ろから抱きしめマナの薄い寝巻きをはだけさせる。
「コープルの後ろにいるよりもマナの後ろに居るほうが二人とも安心するでしょ?それに・・・」
後ろから抱きしめられているため身動きできないマナの耳の後ろやうなじ等に舌を這わせる。
「それにマナのいいところは全部知ってるし」
「え?あの、それって・・・?」
「ラクチェ様、それは秘密だって・・・」
「んと、まあいいじゃない。さあ、コープル、ゆっくり来なさい」
545213:2007/03/11(日) 01:59:55 ID:4ZsJi8bO
「は、はい」
自分に向けられたマナのはだけた寝巻きとそこから見えるマナの綺麗とは言えない少しだけ日焼けしている肌。
さらに後ろには老練な姉?がいて二人をリードしている。これで興奮しないほうがおかしい。
「そうそう。ゆっくりゆっくり・・・」
「ん!」
コープルの手がマナの体に触れる。興奮かお酒のせいか、顔を真っ赤にしたコープルがゆっくりと、近づいてきている。
それを見ているマナも顔は真っ赤。目をつぶってるように見えるが横を向いて少しだけあけているのはラクチェにはまる分り。
両者とも息を荒くしているのも丸分り。
(そうだ)
一計を案じたラクチェ。マナの拘束を放すと近づいていたコープルの方の肩を取って無理やりひきつける。
いとも容易く引き寄せたがラクチェ自身が一番下になってコープルが一番上にいる体勢。
軽い二人とはいえさすがに苦しい。が、そんな事をおくびに出すようなラクチェではない。
「ほらこれでだいぶ近くなった。コープル、マナを抱いてあげて。それで、キスしてあげて」
緊張で声が出ない二人。それでも小刻みに震えながら唇を合わせようとする。

546名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:03:05 ID:4ZsJi8bO
だがそこはラクチェ。まだまだ手管をつかう。
ふたりの唇がゆっくりと合さった瞬間を狙ってマナの口に指を入れ強引に開く。
「あふぅ、らくひぇしゃま?」
「いいからいいから。ほら、コープルの唇が入ってくるでしょう?あら?だめよコープル」
思わず顔を引こうとするコープルの頭を抱えるとそのままマナの口腔内に唇をとどまらせる。
「そのままでいいのよ。舌を入れてあげて。マナも歯を開けてあげるの」
器用に自分の指先をマナの歯や歯茎に、擦り付け開けるように促し、さらにコープルの舌にも絡めてやる。
ラクチェの耳には二人の苦しそうな鼻息しか聞こえない。
だがそれに混じってすこしづづ二人のキスの音が聞こえてくる。
「うふぅ、はふぅ・・・」
「はふぅ・・、ひゅぅ・・・」
すぐに慣れたのかそれと予想以上に感じているのか二人はすぐに貪る様に舌と舌を合わせて、唾液を交換し合う。
「あ、鼻血が」
しかし興奮し過ぎたのかマナが鼻血を出す。慌てて指で鼻を押さえて血を止める。
547名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:05:08 ID:4ZsJi8bO
その指を払う様にコープルがマナの形の良いかわいらしい鼻にしゃぶりついた。
ジュルジュルとやらしい音−この場ではすべてがそう聞こえるが−を立てながらマナの体の中身をすべて吸いだすような勢いでコープルが吸い続ける。
ラクチェもさすがにこの行動は予測していなかった。
「マナぁ」
やっと吸い終ったのか鼻血が止まった後もたっぷり吸い続けたコープルがまたキスをしようとマナの唇に近づく。
「コ、コープル様・・・」
「大丈夫だから・・・、マナ・・・」
さすがに怖くなったのかマナが顔を背けようとする。だが、ラクチェはそれを許さず、コープルのキスを正面で迎えさせる。
再び舌を合わせる二人。いやらしい音を立てながら。

「どうだったキスの味は?」
「えっと鉄みたいな味がして・・・塩を舐めたみたいな・・・」
「ぼくも・・・、でも何かこう・・・」
「気持ちよかった?」
二人にはあまりに免疫の無い言葉。そんな二人をまとめて抱きながら自分もちょっと幸せな気分に浸っていた。
「さあ、続き続き」
548213:2007/03/11(日) 02:07:20 ID:4ZsJi8bO
御免なさい。
また切らせていただきます。

でも普段は携帯から見てますがこのスレのレベルの高さには恐れ入りますねやっぱり。
549名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:36:09 ID:cPISiLSf
いやいや、俺はいいと思う。俺もたまに書くけど、会話だけで状況の描写が全くないw
あまりできない人からすると一定のレベルより上の人は皆すごく見えるんだぜ?

差し出がましいかもしれんが、もしパソコンがあるならワードかメモ帳にまとめて
一気に投下したほうがいいと思う。ないなら別に。
550名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:32:15 ID:1Nk6PW4U
乙&ぐっじょぶ(*´ρ`*)
だみゃ〜ん氏はギャグもエロもかけて羨ましいなぁ。

そして213氏おかえり。これからコープルの男が見られるのですな。

二分刻み投下は遅くはないと思うけど。というかこれで携帯での直打ち投下だったらかなり速くないかw
551名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 13:46:36 ID:oDR5NuK8
ダミアン氏GJ☆
リカードの口調のせいで箱田FEの絵で読んでしまったヨ
552アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/11(日) 15:06:52 ID:FkLCpt3n
>>519の続編投下します
ちなみに、>>519はぼくでした
トリップ貼り忘れてしまった・・・


数刻して、トパックはミカヤとサザを連れて戻ってきた
「サザ、ムワリムは無事なのかな・・・」
「安心しろ、トパック。
ムワリムはそんなこと、平気だ」
「サザの言うとおりだと思うわ」
「そうか・・・じゃあ中に入ってくれよ。
・・・? ビーゼ? なに騒いでんだよ?」
トパックたちは天幕の中に入っていった、これがまた新たなる悲劇を生むことになると知らずに
「!? ビ、ビーゼ・・・」
そこには、虎と交尾中の正気を失ったビーゼがいた
「ト、トパック・・・見ないで・・・」
虎は恐らくムワリム・・・トパックは信じられなかった
あの自分に優しくて頼りがいのあったムワリムが仲間に乱暴を働いている・・・
ビーゼが仲間にめちゃくちゃにされている・・・
トパックの頬には大粒の涙が溢れていた
「ミ、ミカヤさん・・・は逃げて・・・私みたいになりたいの?
トパックもサザも早く逃げて・・・あぁん」「グゥゥルルルゥ!!!ガァ!」
またビーゼは限界に達した。これで37回である。
もうビーゼは肉体も精神も限界を突破していた。
「ハァハァ・・・気持いい・・けどいやだ・・・」
虎はやっとビーゼの秘部から自分のモノを抜いた。
ビーゼは体をピクッと動かし、秘部から虎の愛液と自分の愛液といっしょに尿を排出してしまった
「ビーゼ! しっかりしろ!」
「見、見ないれぇ・・・アフッ!!」
虎はビーゼを天幕の壁に叩きつけた
「あっ・・・うぅ・・・」
ビーゼはだらしなく股を開きながら気絶してしまった。
幸いにも、ビーゼは怪我を負っていなかった。
「ム、ムワリム・・・」
「トパック、ここはおれたちにまかせて、誰かを呼んでこい!」
「わたしたちが食い止めてる間に、そうだわ、ラフィエルさんとニケ様を呼んで!」
「・・・頼んだっ!」
トパックは泣きながら助けを求めに行った。
「なんでムワリムさんがこんなことに・・・」
「それは私の開発した薬の力だ」
「っ・・・イズカさん!」
サザとミカヤが後ろに振り向くと、イズカが立っていた
「グガーァッ!」
「しまっとぅあぁ!」
サザは虎にぶちかまされ、大きく吹っ飛んだ。
「サザっ!」
サザは不意打ちをくらい、とても痛がっている。
「サザがやられるなんて・・・」
「危ないですぞ、乙女」
「え?」
虎は無言でミカヤを押し倒した。
553213:2007/03/11(日) 15:30:21 ID:4ZsJi8bO
「ほら、コープル、今度はここ」
そういうとマナの肩から抱けていた寝巻きを簡単に引き剥がす。
痩せていた昔に比べると今では女の子のようなふんわかした体型をしているマナの体。
それを見るとラクチェは
「さ、今度は胸よ。やさしく触ってあげるの。乳首も触ってあげてね」
唾を飲み込んだ後、コープルが震えながらマナの胸に手を伸ばす。
「ひゃん!!」
「駄目よ、まだちょっとしか触ってないでしょ?我慢我慢」
「マナ、ごめん、もう少しやさしくするね・・・」
小さな手とつたない指使いで、ゆっくりとマナの小さな胸をもんでやる。少し揉んだだけでもマナは過敏に反応する。
「あふぅ・・・、コープル様ぁ・・・」
「ふふふ、さあ、コープル、この子の胸の先も指でいじってあげるの・・・」
「ううん・・・!!」
「こんな風にね・・・、それと胸の先を口と舌で味わってあげて・・・」
「はい・・・」
もう自分がどういう事をしているのか判らなくなっている二人。まだ二人に残っている理性がまだブレーキをかけている。
(もっと激しくさせてあげたいけど・・・、もうちょっと味わいたいなぁ)
自分にそんな趣味があったのかと驚きながらラクチェは二人と一緒に肌を重ね合わせていた。
554213:2007/03/11(日) 15:32:27 ID:4ZsJi8bO
ギャー!!被っちまった!!

仕事に行くときに頭に浮かんだのをまとめて推敲しながら投下しているので時間がかかってしまいそうですね・・・。
でも読む側としてはやはり一回で投下したほうがよさそうですね。
以後そうさせて頂きます。

ただ仕事が終わって家に帰らないと四角い大きな箱が無いのがなやみで・・・
とりあえず不便だしノートと無線を用意するか・・・('A`)
555アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/11(日) 15:50:34 ID:FkLCpt3n
「きゃうっ!」
ミカヤはそのまま衣服をズタズタにされ、何も隠していない、産まれたままの姿になった。
「いいですぞ、乙女。フフフ」
そう言いながらイズカは消えていった
「ミカヤに何を・・・っ!
や、やめろ、やめてくれ・・・頼む・・・」
サザはムワリムに飛び付いたが、結局ムワリムに腕で弾き飛ばされてしまった
「がふっ!」
サザはみぞおちをやられたようだ
「サザッ! ・・! や、やだ、ムワリムさん? あっ、あっつ、あん・・・」
ミカヤは徐々に自分の秘部に挿入される
(あぁサザ・・・ごめんなさい・・・私・・ビーゼさんのようになるみたい・・)
「ミ、ミカヤ・・・」
そして、ミカヤの秘部の処女は、虎のモノにより貫通された
「あ・・・つぅ・・・・・・痛い!痛いよぉ! サザァァァ!」
「ミカヤミカヤミカヤミカヤミカヤァ・・・」
サザはひどく落胆し、放心状態に陥った。
ミカヤは処女を貫かれた痛みで必死に耐えている。
「あっあっ、サザァン・・痛いのに気持いいかもしれない・・・
許してサザ・・・私、こういう目にあうの好きだったみたい・・・いたっ! あぁぁ!」
ミカヤは自分の性癖を恨んだ。
自分は初めてなのに、こんな変態なところがあったなんて・・・
「んっ、あぁぁぁー!」
ミカヤは限界に達した
「なんだろう・・・まだ物足りない?」
既にミカヤは正気を失い、銀の髪の乙女ではなく、銀の髪の姻婦になっていた。
「ミカヤ・・・」
ビーゼが起き上がって、ミカヤに寄ってきた。
そんなことを気にせず、虎は容赦なくミカヤの秘部を再び突き始めた
「あぁっ・・ふぅ〜んぅぅ」
「ミカヤ、しっかり!
いやっ! あんっ!」
ビーゼの秘部が虎の舌で舐め回された
ミカヤはいやらしい顔でビーゼを見つめ、ビーゼの唇に口付けした
「ん! なにするのミカヤ!」
「痛みをこらえさせて・・・ムグっ」
「ムッ・・チュ・・・」
「ビーゼ、もういくっ!」
「私もっ! あぁ!」
二人はアッと言う間にイった。耐えようにも耐えきれなくなり、早漏してしまい、虎の射精がミカヤを襲う。
「あ、あつい・・・もうダメ・・・」
「ミカヤ・・・しっかり・・・」
虎がまたミカヤを襲おうとしたとき、突如歌が聞こえた。
ラフィエルの再生の呪歌だ。
ムワリムの化身はとかれ、ミカヤに挿したまま気絶した。
ミカヤは自分からモノを抜き取り、ラフィエルに泣いて抱きついた。
「さぞかし辛かったでしょうね、ミカヤ。」
556アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/11(日) 15:53:13 ID:FkLCpt3n
>>554
これはすみませんでした。
僕は>>555でおしまいです。
引き続き投下お願いします。
557名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:30:44 ID:ZifT1cgv
な…なんだ、この神々の降臨祭は?
俺の知らない所でなにがあったーっ!!!!1!!!! (;´Д`) ハァハァ
558名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:34:26 ID:SxWMkmXq
>>556
フヒィ、ヘザーハーレムと同一人物ですか!
GJなありさまです。
559名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 18:43:37 ID:S0iuGzpc
>>549
自分と逆のパターンだが禿同
ヤってるだけなら描けるんだけど、
攻め側の会話文にどうも変態臭が……

自然体で軽い会話書ける奴はエロい奴より神がかって見える
560名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:30:31 ID:HMdR/WN6
サザとミカヤがやってる時にユンヌになるとか出来そうだよね。
サザには何にも言ってなくて突然とかで。
俺には文才ないから無理だけど。
561名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:58:21 ID:SxWMkmXq
「ミカヤ…入れるぞ…」
サザは自分のいきり立った一物を、ミカヤの膣口にそっとあてがえる。
そして先端をそのなかにうずめる。背筋がしびれるような快感が流れ込む。
「…くっ…ん……」
苦しげな声を上げるミカヤ。
サザはそんなミカヤを心配しながらも、少しずつ自身を進ませていく。
途中で突き当たった障害を、少し力を入れて一気に突き破った。
「っくぁあっ!」
処女喪失の痛みに、ミカヤは思わず叫び声をあげてしまった。
「ミカヤ…!大丈夫か?やっぱり今日はこれ以上は…」
サザはあわてて自身を引き抜こうとした。が…
「やっぱり、ミカヤにはやさしいのね。」
「ユンヌ!?お前、いつの間に……うぁっ!」
「ミカヤの代わりに、私がリードしてあげる。
さあ、サザ。もっと私を突いて。」


こんな感じですか、わかりません><
562名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:32:16 ID:ermwb4BQ
サザミカごちっ!!
GJを贈るぜ!!!
563南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/11(日) 21:13:26 ID:Tg50uciy
セリス×ティニー   サブキャラもそこそこ登場。

タイトル  対の記憶

今日と明日にわけて、投下します。

「何故…彼を殺したの!?」
物言わぬ躯となった彼を抱きながら、僕を糾弾する彼女の瞳。
あれから数年がたった今でも、彼女の言葉は僕の心に呪縛となって残っている。
民を苦しめる魔物を成敗した? そんなもの、ただ自らの行為を正当化する為の口実でしかない。
操られていたとはいえ、僕は実の弟をこの手にかけたのだ…。
例え、民に許されたとしても…彼女は僕を許さないだろう。
そして、僕はいつか彼女に殺されるのかもしれない…雷神イシュタルの名の元に…

グランベルに平和は戻り、僕は王都バーハラで政務に追われている。
荒れ果てた国の復興…毎日毎日を会議室において重役会議をするばかりだ、
正直な所、成果が出ているのかどうかも怪しい。
だが、民は僕の政策に両手を挙げて賛成してくれている。
民の笑顔を確認しながらの政務…正直気が滅入りそうになるが、
そうでもしなければ、失った笑顔を取り戻す事などできはしない。
聖戦の最中、グランベルのあらゆる場所で様々な悲劇は起きたのだ、
そしてその傷跡を拭い去るのが後を託された僕等の使命。
だが…
564南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/11(日) 21:14:55 ID:Tg50uciy
「セリス兄様…あまり無理をなさらないでください」
寝室のベッドの傍に腰掛け、心配そうにこちらを見つめるのは妹のユリア。
ナーガの血を受け継ぎし僕の半身ともいえる存在だ。
「大丈夫…少し疲れただけだよ、心配性だな、ユリアは…」
にこやかに笑いつつも、内心酷く疲れきっているのは本当だった。
聖戦が終わればすぐに激務が始まり、一時も気の休まる時間などありはしない、
身体のほうが先にまいるのは自明の理だろう。
「セリス兄様が無理をなさるから、心配なのです。
 せめて、今日だけは私に任せてごゆっくりなさってください」
「え…? ユリアが僕の代行を…?」
正直我が耳を疑ってしまう発言だと思った。
「はい、私が今日は兄様の代わりに…」
「いやいやいやいやいやいやいや、駄目だ駄目だ、大丈夫、ほら、もう元気だよ!」
しゃきっとベッドの上で両手を挙げてみせる。
間接がひどくきしんだ気がしたが、多分気のせいだろう。
「空元気を見せたって駄目です。 ね、兄様、今日はティニー姉様も来てますから、
 ゆっくり休んでください」
ティニー? 彼女はフリージに行っていた筈だが…
「姉様は兄様の妻ですから、兄様が体調を崩されたと聞き、すぐに来てくださいましたよ」
僕の心を見透かしたように次の言葉を口にするユリア。
昔から妙に勘が利くんだよな、我が妹ながら…
「でもなあ、ユリアが政治をすると…」
午後の会議室の様子が脳裏に浮かんだ。
「で、ヴェルダン地方の山賊についてはいかがなされますか? 代行」
「……」
「…代行?」
「セリス、気をつけなさい〜ヴェルダンの山賊は恐ろしい敵〜」
「……」
「はっ!?」
我を取り戻すも、会議室の空気は凍りついたように冷たく、重いものになるだろう。
そんな気がするから心配なんだよ…ユリアは。
「今、凄く失礼な事を考えませんでしたか?」
普段は大人しい妹の瞳に疑いの色がさす。
「な、何でもないよ、ははは…」
何で分かるんだ…?
「とにかく、今日は安静にしててください。大丈夫です、
 こうみえても指揮官レベル5の娘ですよ、大船に乗ったつもりで任せてください!」
ローブの袖をまくり、気合をこめるユリア。
「あ、まだ認めたわけじゃ…」
次の返事を待たずに部屋を出て行くユリア。
「……大丈夫かよ」
ため息をつきながら、再びベッドに横たわる。
ティニーが来てくれるのか…ん? さっき、もう来てるって言ってたような。
565南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/11(日) 21:17:37 ID:Tg50uciy
「セリス様…」
突如部屋の隅から声をかけられた。
「うおっ!」
丁度日陰になった部分からぬう〜っと現れる我が妻。
頼むから気配を殺して近づかないでくれ。
「い、いつから、そこに…」
きょとんとした顔をしつつ、首を傾けるティニー。
「確か、セリス様がバンザイをした時からです」
「あの時、すでにそこに…?」
「はい、ドアから入ったのですが、誰も気づかなかったようで、仕方なくそこに…」
いくらなんでも……存在感無さ杉だろ…
「お体は大丈夫なのですか…?」
心配そうな顔で、ベッドへと近づくティニー。
「君も妹も、本当に心配性だね。大丈夫、ちょっとだけ疲れただけだから…」
にこやかに笑顔を見せようとするが、次の言葉は彼女によって遮られた。
目の前には彼女の胸…僕はいつの間にか抱きしめられていた。
暖かく頬をなでる彼女の温もり、額にかけられる彼女の吐息、
鼻先をくすぐる長い銀髪…
「…テ、ティニー」
優しくぎゅっと僕を抱きしめながら、彼女が囁く。
「無理をしすぎる辺りは本当にシグルド様譲りですね。」
「そうか…君の父上はアーダン殿だったね。」
「だからです…シグルド様をいつも見ていた父様が仰っていましたよ。
 シグルド様は疲れても中々、そんなそぶりを見せてくれないと…
 だから、そんな時は私が力になってあげてと、母様が仰ってました」
「……ティニー」
「…はい」
「ありがとう」
「…はい」
それが僕の精一杯の感謝の気持ちだった。
いつまでそうしていただろうか…抱かれたまま、お互い無言のままでいた。
暖かいこのぬくもりを心に刻み付けるかのように…
室内の小窓から差し込む、春の陽光が二人を包み、さらにぽかぽかと身体が火照っていく。
そうしていた時、僕はある事に気づいた。
目の前には彼女の胸がある…元々露出の多いフリージ家の服だ、
これだけ至近距離だと、嫌でも薄地の服の向こうの感触が顔にあたる。
何だか、ムズムズとしてきた…
「テ、ティニー」
「……?」
まるっきり素でやっている為か、やはり自覚はなく、僕を放そうとしない。
い、いかん、このままでは理性が吹っ飛んでしまう。
かろうじて、理性を繋ぎとめようと、脳裏にゲラルドの肖像画を思い描くが、
彼女の抱擁は終わらない。
しかし、ここでふと思った。
よく考えたら僕等は夫婦だ、そういうことに遠慮する必要ってないんじゃないのか?と
そう、考えると恥じらいなどはどこかへ消え去った気がした。
「ティニー!」
彼女の背中に腕をまわし、胸の谷間に顔を埋める。
「あっ…」
耳まで真っ赤に染めながら、俯き指を咥えるティニー。
僕は彼女の胸の感触を味わいつつ、彼女をベッドに押し倒した。
バフッとベッドが音をたて、熱く身体を火照らした二人を迎え入れる。
胸から顔を離し、彼女の瞳を見つめる。
566南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/11(日) 21:19:44 ID:Tg50uciy
今日はここまでです。

続きは明日仕上げて投下させていただきます。

エロの前で焦らしてごめんよ('A`)
567名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:36:12 ID:G33Gjgjo
アンチアイワユ全員死ね
568名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:58:47 ID:oXB4OiVK
ワユ厨全員死ね
569名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:10:26 ID:t+8Jjz8U
アーダン×ティルテュだったのか。
まさか存在感が薄いのはそのせいかっ?
570名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 07:23:09 ID:YwYptZYP
561>>
GJ☆ フルバージョンで是非お願いします。
571人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:03:41 ID:zQATg+5N
>>536の続きを投下します。
マチスが好きな方は、ちょっとだけごめんなさい。
572人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:04:45 ID:zQATg+5N
West side story 〜マリア〜

なぜだろう・・・・・・?

それはリカードにとって、思いもよらぬ経験だった。
どうしてだかわからない。彼女のことを思い浮かべるたびに、胸の辺りが熱くなる。
おいらの薄汚れた人生が、その瞬間、清潔な光に清められたような気がして。
『マリア』
その名前を思い出すたびに、清らかな乙女の屈託のない微笑が思い起こされて。
こんなことは、リカードの人生の中では、まだ一度もなかったこと。
どうして・・・こんなに胸が苦しくなるんだろう・・・?
掻き毟りたくなるような、胸の痛み。

もう一度、彼女に逢いたい。

いてもたっても居られない。目をつぶれば、彼女の顔が思い浮かぶ。彼女の名前が思い浮かぶ。
マリア・・・・・・この世に二つとない、素敵な名前。
そして、その名前に相応しい、素敵で可愛い彼女。
マリア・・・マリア・・・マリア・・・
マリア・・・マリア・・・マリア・・・
何度彼女の名を呼んでも、美しい響き。
大きく叫べば鶯のようなさえずりに。
小さく呟けば祈りの言葉に。
そして・・・陰茎を握れば、センズリに。
マリア・・・マリア・・・マリア・・・
おいらは、もう・・・
マリア・・・マリア・・・マリア・・・

やがてリカードの右の手に、白く濁った粘液が滴った。
「はあ、はあ、はあ・・・マリア・・・」
彼女に・・・マリアに・・・逢いたい。
逢えたとしても、彼女が拒絶すればそこから先は進展しない。
でも、逢わずにはいられない。
時刻は深夜。リカードは意を決して、マリアに逢いに行くために立ち上がって、部屋を出た。
573人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:06:17 ID:zQATg+5N
West side story 〜Tonight〜

リカードはいてもたってもいられずに駆け出した。
「マリア・・・マリア・・・マリア!」
マリアに・・・逢いたい。
なぜだかはわからない。でも、なぜか彼女に逢いたくて、仕方がないのだ。
その清らかで美しい姿を、もう一度拝みたい。
いや、彼女の姿を・・・ずっと見ていたい。

「マリア!!!」
リカードは大きな声で、マリアの名を呼んだ。すると、宿舎の裏口のドアが開いて、一人の少女が踊り場に踊り出た。
「リカード?」
その少女は、じっとリカードを見ている。まぎれもなく、マリア。
「マリア、話があるっすよ。こっちにおいで。」
するとマリアは、今出てきたドアの方を見て、困った顔をした。
「ごめんなさい。ミネルバ姉さまがいるの。」
「一秒でいいっすよ。」
「それじゃお話もできないわ。」
「じゃあ一分。」
「それでも無理よ。」
「じゃあ、永遠に。」
するとマリアはくすっと笑った。
「面白いのね。でも、そんなに大声だと、ミネルバ姉さまに気づかれるわ。」
「わかった。じゃあ、おいらがそっちに行くよ。」
そしてリカードは階段を登ってマリアの目の前に来た。
今、目の前にはマリア・・・美しい、少女。
「マリア・・・」
そのとき、ドアの向こうから声がした。
「マリア!こっちにいらっしゃい!」
するとマリアはドアの方を見て叫んだ。
「待ってて姉さま!今用事があるの。」
そして再びリカードの方を向いた。
「マリア・・・マリア・・・」
「声を出さないで。しー。」
するとマリアはリカードの唇を人差し指でちょんと押さえる。
「危ないわ。」
ここはマケドニアの面々の宿舎。リカードにとってはいわば敵地とも言える場所。
「おいらは『あっち側の人間』じゃないっすよ。」
「うそばっかり・・・おもいっきり『あっち側の人間』じゃない。」
そしてマリアはぽっと顔を赤らめた。
「でも、危険を冒してまで私に逢いに来てくれた・・・うれしい・・・」
「マリア・・・」
その可憐な姿に、リカードは思わず脳汁が溶け出しそうになる。
リカードは彼女の手を取った。そして、ぐいっと彼女を抱き寄せた。
彼女は驚かない。そのままリカードを見つめる。
そして唇をきゅっと窄めると、そのまま彼の前に突き出した。
「・・・いいの?」
「今さらそんなことを聞くもんじゃないわ。」
「・・・うん。」
リカードはマリアに唇を寄せる。そして・・・
柔らかくて、甘酸っぱい感触。もう、リカードの脳内は、爆発寸前。
「あ・・・」
マリアの身体が、そのまま踊り場に横たわる。そしてその開かれた股間に、リカードの腰が滑り込む。
574人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:06:59 ID:zQATg+5N
「ちょ、ちょっと、いきなりなの!?」
さすがにマリアは驚いた。まだ、キスをしたばかりなのに・・・
でも、リカードは我慢ができなかった。そのまま片手でマリアの口を塞ぐと、いきり立った陰茎を、マリアの陰部に突き当てる。
「声を出しちゃダメっすよ。」
そして、次の瞬間・・・・・・彼の亀頭が、膣の奥まで届いた。
「!!!」
いきなりの衝撃に、マリアは思わず涙を流した。痛い。でも・・・なぜか、嫌な気分じゃない。
そのとき、ドアの向こうからマリアを呼ぶ声がした。
「マリア!何をやってるの?早くこっちに来なさい!」
するとマリアは強い力でリカードの手を払いのけた。
リカードは戦慄する。今ここで、彼女に叫ばれたら、ミネルバがやってくる。そうしたら、彼の命はない。
そして、マリアは声を出した。
「姉さま!今、手が離せないの!」
「えっ!?」
リカードは驚いてマリアの顔を見た。強引に襲ったはずなのに、マリアは・・・
するとマリアは、リカードの顔を見て、にこっと微笑んだ。
「だって、私も、あなたのこと・・・」

やがて二人の身体は離れた。
抜き取られたリカードの陰茎と、マリアの膣の間に、白く濁った粘液が糸を引いている。
「はあ、はあ、はあ・・・」
リカードは息を切らせている。そんなリカードを見て、マリアも微笑む。
「マリア!何をやってるのよ!今からそっちに行くからね!」
ドアの向こうで、ミネルバの声が響いた。
「いけない!姉さまが来るわ!リカード、帰って。」
「マリア・・・おいら・・・」
「わかってるわ。でも、今は・・・お願い。」
「うん。」
そしてリカードは階段を下りた。マリアはバルコニーから身を乗りだして、リカードを見つめた。
「愛してるわ、リカード。」
「愛してるよ、マリア。」
575人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:08:03 ID:zQATg+5N
West side story 〜アカネイア〜

同じ頃・・・

「まったく、信じられないわ!」
レナが珍しく、カンカンに怒っている。
「どうして私たちの邪魔ばっかりするのよ、兄さん!」
そう言ってレナは兄のマチスを睨みつけた。
「何を言うんだレナ!あいつは敵なんだぞ!今はドルーアと組んだミシェイル王子の暴挙を阻止するために、仕方なく共に戦っているけど、本来は敵同士なんだ。」
「そんなの、上の人たちの勝手な都合じゃない!私は、本気で・・・ジュリアンを愛しているのに!」
「わっ!な、泣くなよレナ!」
思わずマチスはおどおどしてレナをなだめる。そして、その横で、パオラがため息をついている。
「敵同士・・・ね。」
するとパオラの妹のカチュアが、パオラに聞いた。
「ねえ姉さん、このままじゃ、不幸になる人が続出するばかりだわ。何とか仲直りできないのかしら?」
「無理ね。マケドニアの始祖であるアイオテを始めとするご先祖様たちが、かつてアカネイアに奴隷として虐げられていた過去があるから、代々の恨みが積もってるのよ。
ミシェイル王子がドルーアと組んでまでアカネイアを潰そうとしたのも、そういう経緯があったからなのよ。」
その言葉に、皆押し黙ってしまう。そうなのだ。本当は、皆仲良く暮らせればそれでいい。しかし、マケドニアには・・・
長い間虐げられ続けてきたご先祖様たちの、深く果てしない恨みがある。
ミシェイル王子がアカネイアを壊滅に追い込んだのも、そんなご先祖様たちの恨みを、代弁しているだけなのだ。
だが、王子の行為は、明らかに悪事。父を殺して王位に就いたというのも、決して許されるものではない。そしてよりによって、ドルーアと手を組むということも、彼の悪行の一つに数えられる。
そんな中、ふとマチスがため息を漏らした。
「こんなことなら、ずっと国に残ってればよかった。」
そしてマチスは立ち上がり、国を思い出しながら歌いだした。
576人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/12(月) 19:09:27 ID:zQATg+5N
マケドニア・・・美しい大地
熱帯のそよ風が吹く楽園
パイナップル(アーダンじゃないよ)が生い茂り
コーヒーの花が咲いている

そしてその歌声に、レナが唱和する。

マケドニア・・・荒れ果てた大地
熱帯病が蔓延する楽園
ハリケーンが吹きすさび
人口ばかりが増え続ける

「何だと!?」
マチスが怒るが、レナは構わずに続きを歌った。

借金がかさみ
赤子は泣き叫び
弓矢が常に飛び交っている

そしてレナは、マチスの鼻面にちょんと人差し指を突き立ててにこっと微笑んだ。

アカネイアのほうがどれだけましか
よーく考えてみなさいよね!

そしてパオラとカチュアも一斉に立ち上がり、レナと共に踊りだした。

アカネイア大好き!
アカネイア万歳!
何でも自由!
でも賃金は安いけど!

そして彼女たちに反論するかのようにマチスも歌いだす。

マチス:俺はマケドニアが好きだ!
レナ:そんなに帰りたいなら馬車の予約をしておくわね。
マチス:花が咲き乱れて、いいところじゃないか
パオラ:部屋は人で鮨詰めだけどね。

移民がたくさんアカネイア
誰でもいらっしゃいアカネイア
でも皆 知らないでしょうけど
マケドニアもアカネイア大陸なのよね

そしてレナ、パオラ、カチュアの三人は、マチスを囲んでさらに踊る。

アカネイアパレスって素敵!
壁は大理石で
ドアには取っ手が付いてるし
床は全て絨毯が張ってあるの!

マチス:マケドニアだって、いいところなんだぞう!
カチュア:そんなに言うなら、さっさと帰ればいいじゃない!
マチス:皆俺の帰還を歓迎してくれるさ!
パオラ:ところが彼らは移住済み!

「うう〜、皆して俺をいじめやがって〜」
マチスは泣き出した。

今日はここまで
577南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/12(月) 19:17:36 ID:rI6TAFGa
今日で終えるつもりだったが、不調の為分けて投下します。

「セリス様……大胆」
ぽっと頬をさらに赤らめながら、視線をそらす。
「可愛いなあ、ティニーは」
頬を撫でる。柔らかいぷにぷにとした感触が指を伝う。
「……やん」
指を咥えたままそっぽを向いてしまうティニー。
そんな仕草をされたら……たまらないじゃないか!
仕事仕事で欲求不満だったのだろうか、いつもの僕とはどこか違う。
人の持つ三大欲求の一つ、性欲を満たしたくて仕方が無い。
いつもなら、もう少しセーブがかかるだろうが、今はただ…
ティニーを犯したい。ただ、それだけが頭にあった。
「もう、もう我慢できないよ、ティニー」
手早く着ていた服を脱ぎ捨て、頬を赤く染めた彼女の目の前に、
熱く鎌首をもたげた男性器を突き出す。
「あっ…」
短く声を漏らしながら、心得たように僕のモノを指で弄ぶ。
熱く血が通うモノに触れる冷たい手、ゾクゾクとした感覚が背筋を駆け抜ける。
「はむっ…」
小さな口を精一杯に開き、とても入りきる事の無い程に怒張したモノを咥える。
ヌメヌメとした口内と舌のザラザラとした感触が絡み合い、モノを刺激する。
「ううっ」
気持ちがいい…ティニーがフリージを継いだアーサーの元へ行っている間、
そういえばまったくしていなかったな。
仕事が終われば疲れきって眠ってしまう。そんな毎日だから、当然といえば当然か…
「じゅるじゅる…ぎゅぽ…」
嫌らしい音が室温のあがった室内に響き渡る。
はあはあと吐息をもらしながら、彼女の奉仕を受け止める。
「セリス様……あの…」
モノを口から離し、手でしごきながら、何やらうっとりとした表情で
上目遣いにこちらを見つめるティニー。
「どうしたんだい? ティニー」
極めて優しく問いかけるも、彼女が何を言いたいのかは一目瞭然だ。
彼女は僕のモノを咥えながら、空いた手で自分の女性器をいじっていた、
となると、彼女も既に我慢できないところまで来ているのだろう。
だけど、僕は…
「あの…あの…」
恥ずかしいのだろう、次の言葉が出せないティニー。だが、それがいい。
そして、そんな仕草は僕に悪戯心を芽生えさせる。
「はっきり言わないと分からないよ? どうしてほしいの?」
「……はうっ」
焦らされた為か、せつなそうにモノを激しくしごきながらこちらを見つめるティニー。
「……焦らさないでください」
さらに激しくモノをしごき続けるティニー、
「うっ…ちょ、ちょっとまっ…」
「お仕置きです」
我慢が限界を越え、熱くこみ上げる感覚と共に、彼女の顔に大量の白濁液が飛んだ。
びゅ、びゅびゅ…びゅるっ。
「う、うあ、あああ…」
「……いっぱい…」
とろんとした表情のまま、ゆっくりとモノをしごき続けるティニー。
まるで、中に残った全ての精液を搾り出すように手を動かし続ける。
「あ…はあ、はあ…」
彼女の衣装に飛び散った精液、顔、髪の毛、あらゆる場所が僕の精液で汚されている。
578南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/12(月) 19:18:43 ID:rI6TAFGa
やがて、彼女は手をとめ、ゆっくりと立ち上がり、身に着けていたローブを脱ぎ始める。
するすると衣の擦れる音の後、窓から差し込む陽光に照らされた彼女の肌が、
僕の目の前に、露になった。
「…抱いて…ください」
ためらいがちに搾り出す彼女の声。
何度か彼女と行為をしたが、いつまでたっても、彼女の初々しさは消えない。
その、純真さを、僕は愛している…。
放出したばかりだというのに、僕のモノを衰えを見せない、
いやむしろ、先ほどよりも硬く、そそり立っている。

続きは明日に…遅筆ですが、良ければ最後までお付き合いください。
579外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/03/12(月) 20:32:47 ID:Hw3JR/v4
封印エリウッド×イドゥンを投下します
580封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:34:36 ID:Hw3JR/v4
「風……」
 ヤシの木に背を預け座り、一人の女性が砂漠をゆく風に身を委ねている。
 長い髪は風に吹かれてさらさらと流れ、色合いの違う両目は遠く、遥か空の彼方を見ていた。
「やあ。君がイドゥンだね」
 声に振り向くと男が立っていた。
「ロイ……?」
 その赤髪と相貌は彼女の良く知る人物に似ていた。だが違う。
「いや。私の名はエリウッド。ロイの父親でね」
 こくん、とイドゥンは首を傾げる。
「いいかな」
とエリウッドはイドゥンの横に座り、同じようにヤシの木にもたれて脚を伸ばす。
「んー……。良い所だな」
 イドゥンと同じ青空を見て、エリウッドは眩しそうに目を細めた。

 ベルン動乱終結から一年、イドゥンが心を取り戻してから半年。
 見違えるほど逞しく成長したロイを見て、エリウッドはフェレ家の実務をほとんどロイに任せるようになっていた。
 ロイならフェレだけでなく、リキア地方全体、いや大陸全ての民を平和に導いてくれるだろう。仲間達とともに。
 これ以上ない跡取りも出来、肩の荷が降りたおかげか、エリウッドは体調もすこぶる良くなってきた。
 戦時には体を壊し、平和になったら良くなるのも皮肉な話だ。
 そうしてロイに全てを任せ暇になったエリウッドは、ナバタの里をお忍びで訪れていた。
 人と竜が平和に暮らす理想郷。
 エリウッドにとっても感慨深い場所だった。
 そしてロイからベルン動乱の真実、ひとりの悲しい竜の少女の存在を聞かされ、ぜひとも逢いたいと思った。
 かつて彼もまた竜を愛したから。
 愛する妻との間に生まれた息子が救った竜の少女を見て見たいと思ったから。

 だから今、エリウッドはイドゥンの横にいる。

 横に座るエリウッドを、色の異なる瞳でイドゥンは正面から見つめる。
 自分を救ったロイをそのまま年取らせて痩せさせた容貌のエリウッド。彼女の目にはどのように映っているのか。
 見つめられたエリウッドもただ静かに人の姿をした竜の少女を見ていた。
「……似ている」
 ぽつりと声が漏れる。
 細い体に流れる髪。とても正体が『竜』とは思えない可憐で不思議な雰囲気の乙女。
 だがエリウッドは知っている。竜にも人と同じ心、愛する気持ちがあることを。
「ああ、すまない」
 ふと目を逸らし、懐かしいように砂漠に視線を送る。
「実は……私の妻も竜でね」
 そして独り言のように話し始めた。
「竜の力を使い果たし……ロイを産んですぐに逝ってしまったが……。一緒に過ごしたのは短かったがとても幸福だった……」
 ぽつぽつと漏らすエリウッドをイドゥンは表情を変えず眺める。そしてそっとその手を重ねた。
 ゆっくり顔を上げたエリウッドは、そこに懐かしい面影を見た。
「キミは……妻に似ているかな。いやその雰囲気とかが……」
581封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:35:57 ID:Hw3JR/v4
「似ている?」
 こくんと首を傾げ、髪がさらさらと流れる。エリウッドは何故か胸が高鳴るのを感じた。
 触れている手が熱くなる。イドゥンの手の上にさらに自分の手を重ねてみた。
 白い手はとてもすべすべで滑らかで柔らかく。それもまた亡き妻を彷彿とさせる。
 そしてじっと目を見つめる。若い時の輝きを取り戻した目で。
見返すイドゥンの目にはエリウッドの姿がはっきりと映っていた。エリウッドの瞳にも。
 無意識のうちに顔が近付き―
「おね〜ちゃーん」
 可愛らしい女の子の声が響き、慌ててエリウッドは顔を離してしまう。何故か赤い顔で。
「あー! おじちゃんもいるー!」
 やって来たのはファだ。神竜族の幼い娘。
「ははは。ファちゃんこんにちわ」
 どうやらファとは知り合いになったらしい。
「お姉ちゃん。川に行こう」
 ファが手を繋ぐと、イドゥンは薄く笑みを浮かべ、立ち上がる。
「はい。おじちゃんも」
と差し出された小さな手をエリウッドも握った。
 小さなファを真ん中に左右からエリウッドとイドゥンが手を繋いだ状態で歩き出す。
「えへへー」
 二人に手を繋いでファはとっても上機嫌。ぶんぶんと腕を振り回し、自然にこぼれる笑顔が伝染していく。
 エリウッドは優しい眼差しで、ファと薄く笑うイドゥンを見やった。

 魔竜に変えられ、戦闘竜を産み出す道具にされた神竜の少女。
 その哀れな乙女を救ったのは人と竜の間に産まれた炎の子。
 そうして助けられたイドゥンはナバタの里に預けられ、一緒に遊ぶファのおかげか笑うようにまで回復した。
 しかし彼女の心を完全に癒すにはまだ足りない。
 それをエリウッドは悟っていた。そしてそれはロイには無理だと。
 何故ならロイにはリリーナがいる。彼女の愛を裏切る事などロイに出来るはずもない。

「かーわー」
 川に到着するとファはすぐさま靴をぽいっと脱いで足を浸す。
「つめたーい」
 豊富な地下水が地上に漏れ出て流れる小さな川。砂漠では貴重な水だ。
 ここナバタの里が存在できるのも豊富な地下水のおかげである。
「ひゃー」
 スカートをたくしあげると、ファの小さな足、そして小さな桃色の割れ目まではっきり見える。
どうやらパンツはいていないらしい。
 そしてジャマなのか服をぱっと脱いで川辺に放り出す。その下はもちろん裸。
幼い女の子のお腹がぷっくり出た幼女体系を惜しげもなく晒し、川の水をぱしゃぱしゃと跳ねらせる。
その背中では小さな羽根がひょこひょこ揺れていた。
「お姉ちゃんもー」
 ファに呼ばれ、イドゥンも服に手をかける。
 それを見てエリウッドはぎょっとなった。
 ファは下着を着けていない。ということは……
 がばっと一枚布の衣装を脱いだイドゥンは、真っ白な裸体を陽光の下に晒す。
 ぺったんこのファと違いメリハリのある、それでいて細い女体を。
582封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:37:00 ID:Hw3JR/v4
 腰は細くくびれ、それでいて胸は豊かに実り上を向いている。しなやかに伸びた両脚の付け根には、
わずかな陰毛しか生えておらず桃色の肉ひだを視線に晒していた。
 そしてファ。小さな割れ目につい目がいってしまいます。
 下半身がむずむずして今すぐにでも小さな割れ目に突っ込んでしまいたい。
久しく忘れていた欲情に、エリウッドは身をぷるぷると震わせる。
 でも我慢我慢。今はイドゥンに集中しなくては。
「おじちゃーん」
 ファの可愛い声の呼ばれるだけで、エリウッドはギクッと心臓が高鳴る。
「おじちゃんもー」
 どうやらエリウッドも川に入るように促がしてるようです。
 しかし……
 裸のファとイドゥン。そんな所に入ったら間違いなく理性を手放してしまいます。
ファを無理矢理押し倒して小さな割れ目に挿入してしまいそう。
 ああ、そんな事を考えたら股間が自然に盛り上がってきました。バレないように体育座り。
 男が急に座ったり股間を隠したりしたら、発情しちゃったと思いましょう。
でもそんな事はファには分かりません。
「おじちゃん? どうかしたのー?」
「い、いや何でもない。ごほっごほっ」
と、エリウッドが咳を吐くと、赤い血も一緒に飛び出す。
「ほ、ほら。おじちゃん血が出ちゃったから。水浴びはまた今度にしよう」
「うん。だいじょうぶー?」
「ああ。大丈夫、大丈夫」
と笑って言ったエリウッドは鼻からの血を両手で抑え、横になった。
 実は血は口からでなく鼻から。まるで思春期の少年のように、女性の裸を見ただけで興奮してしまったのだ。
 健康を取り戻して、ついでに少年の頃の欲情も戻ってきたようです。
 そのまま横になって上を向いてると、
「……」
 いきなりイドゥンの顔が見えて、エリウッドはさらに鼻血を噴き出した。
「ぶっ」
 当然イドゥンはまだ裸。
 濡れた体でエリウッドの横に座り、その頭を膝の上に乗せる。膝枕です。
「むっはー」
 頭の下に太股の柔らかな感触を受け、真下からイドゥンの豊かな乳房を仰ぎ見て、
エリウッドは夢心地で鼻血をたらたら流す。
 そんなエリウッドをイドゥンはただ静かに見下ろしていた。ぼんやりした、だからこそ神秘的な瞳で。
 そしてファは川の水をばちゃばちゃさせながら、膝枕するイドゥンを見てキャハーと笑っていた。
 このまま時が止まればいい、と膝の上のエリウッドは願った。鼻血を出しながら。

 幸せな時間は早く過ぎるもの。
 太陽が西に傾き、水が冷たくなると3人は里に戻った。その頃にはエリウッドは青い顔で貧血を起こしていた。
鼻血の出しすぎである。
「ごーはん。ごはん」
 対照的にファはとっても元気。いつでも元気。
 戻るとイグレーヌが夕食の準備をしてくれていた。
「わーい。カレーだー」
 今日の夕食はカレー。お肉がいっぱいのビーフカレー。
 カレーのお肉は全て人肉。ホントだよ?
583封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:38:01 ID:Hw3JR/v4
 エリウッドも一緒になって夕食をご馳走になる。
「人肉がほしーい。人肉がほしーい。
 カレーのお肉は全て人肉。ホントだよ?」
 カレーの歌を謡いながら、ファはぱくぱくとカレーを食べる。食べる。
ハチミツとパイナップルでうんと甘くした甘口カレーを。

 その日の夜。
 エリウッドはひとり散歩に出ていた。外に誰か出て行く足音を聞いたから。
 砂漠の夜はよく冷える。そしてヤシの木の根元に彼女はいた。
「風……」
 月下、ヤシの木に背を預け座り、一人の女性が砂漠をゆく風に身を委ねている。
 長い髪は風に吹かれてさらさらと流れ、色合いの違う両目は遠く、遥か空の彼方を見ていた。
 イドゥンだ。夜の闇にボゥと浮かぶ彼女のほっそりとした姿はあまりに儚く。
ついエリウッドは彼女の下に駆け寄り、流れる髪にそっと手を伸ばした。
 銀色の細い髪はさらさらと風に揺れ、エリウッドの手をくすぐり流れていく。
 その様子がおかしかったのだろうか。イドゥンは手を取り、口の端を曲げる。
笑った、のだ。
「ああ。失礼」
 慌ててエリウッドは手を引っ込めようとするがイドゥンが離さなかった。不思議そうな表情で見上げてくる。
「ここ。いいかな」
 仕方無しによいしょっと腰を降ろした。イドゥンの隣に。絡み合ったままの手がヤシの木に触れる。
「良い月だ」
 砂漠の雲ひとつ無い夜空を見上げ、エリウッドは呟く。イドゥンは何も言わず月を見上げていた。
その月光を浴びる儚い姿に、思わずエリウッドはハッとさせられる。
 やはり似ている。亡き妻に。
「えと……。イドゥンはどうしてここに?」
「からだが……熱いんです」
「ぶっ」
 火照った頬でそう熱く息を吐くイドゥンに、エリウッドは思わず吹き出してしまう。
「なにか……?」
「い、いや……。それで冷やそうと?」
「はい……」
 小さく頷くイドゥン。エリウッドの手を握る力がわずかに強まる。その手も熱かった。
「いつも……夜になると陛下が暖めてくれましたから」
「ぶはっ」
「あの……?」
「いや何でもない。続けて」
「そうして……たくさんの『竜』が産まれました」
 イドゥンがベルンの戦闘竜を生み出していた母体であることは聞いている。
だが具体的にどうするかは知らなかった。
「そうか」
 エリウッドは彼女の肩に手を回し、抱き寄せる。ほっそりとしたしなやかな女体は確かに熱かった。
「なあイドゥン。フェレに……私の故郷に来ないか? ロイもいる」
「私が……?」
「ああ」
 エリウッドは痩せた頬に柔和な笑みを浮かべ、
「きっと、ロイも皆も喜ぶと思う」
 そしてイドゥンにフェレのことを語って聞かせる。
584封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:39:07 ID:Hw3JR/v4
「フェレにはね、年に一度、収穫を祝う祭りがあるんだ。
 領地内に暮らす人が、みなお酒を飲んだり踊ったり……」
 その様子が思い浮かぶのだろう。瞳が微かに揺れる。
「それは楽しい祭りでね。キミも見に来るといい」
「でも……私は…」
「何も気にする事は無い」
 そして肩を抱き寄せたまま繋いだ手を掲げて、月に重ねて言った。
「実を言うと……私の妻、ロイの母親も竜でね」
「え……?」
「今は亡くなっているが……キミによく似た人だった。いや竜かな。まあどっちにしろ同じ事か」
 人も竜も共に生きられる。短い間がエリウッドはそれを体現してみせた。そしてこのナバタの里も。
「だから……イドゥンもフェレに来ても良いんだよ」
「いけません……」イドゥンは頭を振り、長い髪を振り乱す。その髪がエリウッドの頬をくすぐった。
「私は……敵だったのです」
「気にしないさ。敵でも……今は違う」
 繋いだ手を見上げ、エリウッドは深く嘆息する。一度は愛する女を殺した手。
「私は……亡くなった方の代わりにはなりません」
「そうだな」
 あっさりとエリウッドは肯定する。
「誰も、誰かの代わりなんて出来るものじゃない。イドゥンはイドゥンだ」
 月を見上げていたイドゥンがじっと横を向く。痩せこけた頬のエリウッドを。
彼も彼女を見つめた。色の異なる二つの瞳を。
「とてもあたたかな……風のような言葉……」
 ロイに感じた懐かしさを、今エリウッドにも感じていた。
 イドゥンを殺せずに、封じた優しい人。
「来て、くれるか?」
 こくん、とイドゥンは頷いた。命じられたからではなく自らの意思で。
 そしてもぞもぞと身体を揺らし、エリウッドの胸に頬を寄せ−
「あの……お願いがあります」
「なんなりと」
 胸の中の銀髪を撫で、彼女の重さ、温もりを受け止める。
「慰めてくださいますか?」
「喜んで」
 そのまま優しくヤシの木に降ろし、マントを外して地面に敷いた。
 イドゥンの細い体をそのマントの上に改めて寝かせて、エリウッドは自らの衣服を脱いでいった。
 するすると衣擦れの音がして、一糸纏わぬ姿を晒す。夜気が素肌に冷える。
「あっ……」
 横になったイドゥンの手がそっと腰のモノに伸びた。寒さで縮んだままのイチモツが手で撫でられ、ぷらぷらと揺れる。
「暖めてくれますか?」
「はい」
 そのまま手に握った男性自身を口に運び、ぱくっと咥える。
「おおう」
 小さな分身が口の中で熱され、汁まみれにされ、熱い舌で蹂躙されていく。
 エリウッドの腰が勝手に動き、歯にカチカチと分身が当たった。それも心地良い。
「も、もういいです」
 腰を引き、慌てて分身を引き抜く。そのままだとすぐに射精してしまいそうだった。
引き抜いた分身はビシッと上に向いてそそり立ち、シワ一つ無い。
 うっすらと汗を浮かび、裸のエリウッドは一瞬で暖まっていた。
 そして横にしたイドゥンに覆い被さっていく。
585封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:39:57 ID:Hw3JR/v4
 するすると衣服が脱がされるたび、白い肌が月光を浴び蒼白く輝く。
 その肌に目を奪われながら、エリウッドはスカートまで脱がしていった。細い脚が丸見えになり、股間も何も隠していない。
イドゥンはパンツの類を穿いていなかった。そのたて筋は薄く開いて蜜を溢れさせ、薄い陰毛を濡らしている。
 そこに指を触れると、「あっ」と声がして、腰を浮かせた。
 そのまま指で肉壷を掻き混ぜて、顔を寄せて唇を重ねる。
「んっ……あんっ」
 上から抱きしめられ、キスされ、股間を指でぐちゅぐちゅにかき回され、イドゥンはビクンッと身を跳ねさせた。
痩せたエリウッドも一緒に身体を浮かせる。
「ああっ……はああぁ……はあう!」
 口を離すと、あられもない嬌声が砂漠に流れていった。汗をいくつも浮かべ、
夜の寒さを少しも感じさせない。
 指を埋めたイドゥンの肉壷は灼熱のマグマのように熱く、蜜液がとめどなく溢れ、テラテラと輝いていた。
 エリウッドは顔を胸に寄せ、その形よい谷間の頂点に咲く果実にむしゃぶりついた。
「あうっ! あうっ! あうっ!」
 ピンと尖った乳首は甘く、充血したクリトリスと同時に愛撫すると、ぎゅっと背中が浮き上がる。
「んぅ……! はぁん……すごい……はぁ…」
 汗で濡れた髪を乱し、あられも声で喘ぐイドゥン。潤んだ瞳で月を見上げ、
手は胸をしゃぶるエリウッドの赤毛を包んだ。
 白くしなやかな両脚がゆらゆらと夜空に揺らめき、そして彼の腰にしがみつく。
「ああぁ……はぁ……」
 痺れるような快楽に思考が麻痺し、脳天まで支配する。
と、唐突にその波が去った。
 エリウッドが顔を胸から上げ、肉壷を掻き混ぜていた指を引き抜いたのだ。
 そしてテラテラと愛液で濡れる指先を舐め、それをイドゥンにも含ませる。
「んっ……」
 酸っぱく、そして甘い愛液の味。その味がする指先をちらちらと舐めると、
エリッドもうずうずと体を震わせた。
 肉壷に負けない熱い口内から指を引き抜き、再び口を重ねる。
 サラサラの甘い唇。今度は舌を挿れた。
「ふぅ……」
 イドゥンの手が背中に回され、しっかりと抱きしめる。エリウッドもだ。
 そして抱き合ったまま動かなくなり、瞳を見つめあった。
「ぷはっ」
 長いキスを終え、エリウッドはニヤッと笑い、イドゥンはハァと深いため息をついた。
「いいかい?」
 イドゥンの脚がゆっくり開かれ、濡れそぼった秘所が晒される。その割れ目は大きく開き、今や遅いと待っていた。
「挿れるよ」
 優しく声をかけ、エリウッドはゆっくりとナカへと進んで行く。
 イドゥンは抵抗なく彼を受け入れ、そして包み込んだ。
「くっ」
 予想以上の刺激に、エリウッドは歯を食い縛る。
 彼女のナカはあまりに熱く、そしてキツく締め付けてくる。
 根元まで挿入して、もう少しもエリウッドは動けないでいた。動けばたちまち出てしまう。
 プルルン、とイドゥンは自ら腰を一回転させ、膣内のエリウッドを振り回す。
「はううっ!?」
 唐突に限界が訪れた。
586封印エリウッド×イドゥン:2007/03/12(月) 20:40:53 ID:Hw3JR/v4
「ぐはっ」
 口から血を吐き、同時に分身が精を放つ。
 かろうじてイドゥンの顔に血をかけるのは阻止したが、髪にはかかってしまった。
そして膣内にはしっかりと精液が流れ込んでいく。
「くうぅ!?」
「アァ……アアアアアァーっ!!!」
 彼の血を髪に浴びながら、イドゥンはしっかりと彼にしがみつき、同時に達した。
「はぁ……ハァハァ」
 口から血をだらだらと出しながらも、エリウッドはよろよろと腰を引いて分身を引き抜く。
イチモツはしゅんと縮み込み、もはや膨張は無理そうだった。イドゥンの股間は射精を全て受け止め、外には漏らさない。
 エリウッドの顔は蒼ざめ、体全体がガクガクと震えている。
 ニニアンは慌てて上半身を上げ、その血に濡れた唇を舐めてやる。甘い血の味がした。
「す、すまない」
 そしてエリウッドを横にして、ニニアン自らの太股に寝かせてやった。白く細い太股。だが確かに柔らかい肉を頬に感じる。
その後頭部にはさっき射精したばかりの股間が。
「イドゥン……」
 見上げれば、月をバックに静かに微笑むイドゥン。
「はい」
「すまないな。こんな体で……ごほっごほっ」
 咳き込むエリウッドの背中をさすり、イドゥンは脱ぎ捨てた衣服をかけてやる。
砂漠の夜風が急速に二人を冷やしていった。
「あーっ!」
 そこに響く無邪気な声。
 見れば、小さなファが二人を見つめていた。居なくなったのに気付いて外に出たのだろうか。
「ずるーい。ちんこまんこちゅっちゅしてるー」
 どこでそういう言葉を覚えてくるのだろう。
 エリウッドは、そしてイドゥンも、にこやかに微笑んだ。

 それから半年後。
 ナバタの隠れ里からようやくエリウッドはフェレに戻ってきた。
「紹介しよう、ロイ。お前の新しい母になるイドゥンだ」
「よろしく……お願いします」
 新しい妻を伴って。そして、
「喜べロイ。弟か妹が出来るぞ」
 イドゥンのお腹はふっくらと膨らんでいた。

(おしまい)
587名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:55:30 ID:kIuiYY0R
さすがエロウッド……
GJ
588名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:26:23 ID:bQvnzIG9
どれから読もうか困るほどの豊作キテルー!ひからびて死ねる
589アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/13(火) 00:12:11 ID:uvshGU7o
みなさん、暁楽しんでいますかね?

ぼくはやっと終章について、ビーゼがフルカンストしそうです。
ヌミダがミカヤたち女性たちを襲うなんてのが思い浮かんできました
ヘザーハーレムがお預け状態かもしれないです。
590名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 00:25:16 ID:f/r8pR3d
楽しむどころか・・・・・・うゐーすら手に入らない・・・orz

>>だみゃ〜ん氏
GJ!なんだけど、マンボの部分がやたらに短くて薄っぺらいのが気になった。
マンボはウェストサイドストーリーの前半部の目玉とも言える部分なので、もっと重厚に書いて欲しかった。
発想や内容自体が秀逸なだけに残念。

参考資料にどうぞ
ttp://www.youtube.com/watch?v=II2uaRmlQNg&mode=related&search=|

591名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 12:35:00 ID:s3HS4ML/
サザミカ神が降臨しないかと期待してみる
592名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 14:03:45 ID:WwGBm24e
ライ×レテが好きなのはマイナーなのかな?
でも読みたいのは巣栗見る×レテの陵辱だったり。
593名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 14:36:12 ID:1wzv1HE6
ライは暁でリィレからのフラグ立ったからねぇ…
そんな俺はアイク×レテに期待してる
594名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 15:09:13 ID:cC53ReeE
>>579
外伝氏、あんたはどうしてそう人肉カレーが好きかねw
幼女も含めてGJ!
ただ>>586のニニアンは・・・
595名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 15:13:44 ID:tc+/lWN5
ごく普通の作品ですからw
596名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 15:15:47 ID:weA+Yovv
ラグズって発情期あるのかな。
597外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/03/13(火) 16:02:15 ID:yhskhsur
>>594
うお、間違えた。というか元がニニアンで変えるの忘れてた。
>>586のニニアンはすべてイドゥンに変換してください、すみません。

ローラが読みたいよー
598名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 16:32:55 ID:SAzsgTj5
>>592
俺もライレテ結構好き
お互い基本的には真面目だけどライはカタブツレテの扱い上手そう
599南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/13(火) 16:50:48 ID:CZ/R0vvs
何だか、妙なテンションになっている俺が、
ラスト投下します!

彼女の背中を支え、ゆっくりとベッドへと寝かせながら、
彼女の秘部へと指を這わせる。
「…ひゃっ」
小さくわずかに喘ぎ声をたてながら、彼女の身体がビクンと反応する。
ぬるぬるとぬめりを帯びた膣の入り口を指でなぞる。
「…はうっ…」
ヒクヒクとゆれる花弁を指で弾いてみる。
「きゃっ!」
先ほどよりも大きく身体を反応させ、のけぞるティニー。
「ほら、見てごらん。君のここはこんなに開いちゃってるよ」
びらびらとソレを広げるたびにあふれ出す愛液、ベトベトと指に絡みついたソレを弄ぶ。
「…いやあ、駄目です。お願い…します、セリス様ぁ…」
普段のティニーからは想像もできないほどに、欲情し、行為を求める甘美な声。
僕の中の黒いどろどろした何かが沸き立つような衝動に駆られる。
「フフフ…いいよ、ならあげるよ」
「はあ…はうぅ…」
涎を垂らしながら、お預けをくらった犬のように、
期待に満ちた瞳でこちらを見上げるティニー。
「ほら、お尻をこっちにむけて」
「こ、こんな格好…恥ずかしい……あっ、ああっ!」
ゆっくり挿れてもらえると思っていたのか、不意をつかれ、身体が強張っているのがわかる。
力を入れるあまり中に入ったモノを強烈にぎゅうぎゅうと締め上げる。
「くっ…きついな」
ティニーの腰を鷲掴みにしながら、強く腰を打ち付ける。パンパンと室内に肌と肌がぶつかる音が響き、
結合部から溢れる愛液がシーツにシミを作っている。
「ああっ! あっ、あっ、わ…あ、あああっ!」
ツインテールの銀髪を振り乱し、喘ぎ声を響かせ、
さらに僕のモノを締め上げてくる。
ドロドロとモノに絡みつく膣内、柔らかい感触が硬い肉棒を優しく包み込む。
「ああ…気持ちいいよ、ティニー」
気遣うのも忘れ、ただ己を気持ちよくするためだけに、ひたすらに腰を動かす。
ティニーもそれを察してか、僕を気持ちよくしようと、さらにモノを締め付けてくる。
「う、うあああ…」
今にも出したい衝動に駆られるが。必死に耐え、この快感をもっと長く、もっと楽しみたい。
そんな想いから、必死に耐え続けるも、彼女の攻撃は終わらない。
ひたすらに腰をくねらせ、モノにつまった精液を絞りとろうと刺激してくる。
「あっ、あんっ…あっ…」
指を咥えてはいるが、声は隙間から漏れてくる。
普段は清楚で汚れを知らないような姿の彼女だけに、
男に犯されているというシチュエーションは見ているだけでも、興奮してしまうだろう。
そんな中、僕は犯す側にいるのだ、これほどまでに楽しい趣向があるだろうか?
例え、それが自分の妻だとしてもだ…
揺れる彼女のツインテールを縛るリボンを掴み、勢いに任せて解く。
600南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/13(火) 16:51:41 ID:CZ/R0vvs
「あっ…」
春の陽光にさらされ、輝くような銀髪がさらに光を増す。
そして、それを合図としたように、僕の我慢も限界を迎えた。
「だ、駄目だ。出すよ、ティニー!」
先ほどよりも早く、強く腰を打ちつけ、射精感をさらに高めていく。
「は…はうっ…く、ああっ…く、くだ…さい!」
「う、うああっ!」
寸前で彼女の中からモノを引き抜き、彼女をこちらに向かせる。
「えっ…きゃっ!」
彼女を見下ろす形で、顔、胸、腹、足、ありとあらゆる箇所に向けて、
溜まりに溜まった精液が撒き散らされる。
びゅびゅ、びゅるっ、びゅっ、びゅっ…
「あ、ああ…あ、はあ…す、凄い…」
恍惚とした表情で射精を終えるのを見届けると、彼女は手で精液をすくい上げた。
ネバネバと糸をひくソレをぺろぺろと舐めながら、こちらを見つめている。
「……気持ち、良かったですか?」
遠慮がちにこちらを伺うように感想を求められるが、僕の気持ちは最初から一つしかない。
彼女を抱きしめ、見つめあう。
「僕の愛する女性にしてもらえるんだ、これ以上の良さはないよ」
ぽーっと頬を染め、目を閉じるティニー。
「愛しているよ」
そっと彼女の頬を支え、ゆっくりと口づけをかわす。
「んっ…」
甘さと精液の苦さをも含んだ味がした。
吹き込む春風でなびく彼女の無防備な長髪、
彼女から引き離されそうになるソレを抑えるように、
頭部を支え、さらに深く彼女の唇を求めて、むしゃぶりつく。
「んっ…はあっ…」
口付けを終え、唇を離し、彼女の頬をそっとなでる。
「セリス様…」
601南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/13(火) 16:52:10 ID:CZ/R0vvs
『姉様は上手く時間を稼いでくれている様ですね』
セリスの寝室の外でそっと聞き耳をたてているのはユリア。
傍にはイザークより駆けつけたシャナンとシレジアの王、セティもいる。
『ああ、だが…本当に内密のままでいいのか?』
シャナンがユリアにそっと耳打ちをする。
『兄様はお優しい方です。もし、それを知れば必ず自らが会いに行くでしょう」
『確かに、となると…今日たまたま風邪をこじらせておられたのは、運が良かったですね』
何気なく呟くセティの一言、それがユリアの心に突き刺さる。
『……』
『ユリア様…?』
『何でもありません。さあ、気づかれないうちに彼女の元へ行きましょう』
『……ああ』
シャナンが頷くと、ユリアを先頭にその場を離れる三人。

「疲れてしまったのですね…」
自らの太ももを枕にすーすーと寝息をたてるセリス。
病気による疲れもさることながら、あれだけ激しく行為をしたのだ、
疲れきったとしてもなんら不思議はない。
『イシュタル…姉様』
雷神イシュタル…神器であるトールハンマーを使い、セリス軍を苦しめた大敵である。
『聖戦の最中、辛うじて生き延びた姉様が、ユリウス様の仇を討つために、
 今もどこかでセリス様を狙っている。
 何故だか分からない、だけど…私にはそれが分かってしまう。』
安らかに眠るセリスの前髪を撫でながら、その顔を見つめる。
『こんなにも…あどけない表情をしているのに…こんなに愛しているのに…。
 何故……これほどまでに…殺したいほどに…憎いの?
 いや、これは姉様の感情…愛する人を奪われた姉様の怒り…悲しみ、
 言葉にできない慟哭。
 それら全てがまるで姉様が乗り移ったように、私に流れ込んでくる。
 姉様は…近くにいる。
 だから、ユリア様にお願いをした。
 そう…私の愛するものを守る為…姉様を殺して欲しいと。
 だけど、それがセリス様に知れればすぐにでも、動いてしまう。
 だから、私が…今はセリス様の傍で監視しているしかない。
 ごめんなさい…セリス様。
 今は、まだ言えないけど…いつか貴方に話します。
 私は殺人をするような女だけど…貴方を本気で愛しています。
 だから……もう少しだけ…傍にいさせてください』
眠るセリスの額に口付けをすると、ティニーはセリスの頭を枕に降ろした。
スースーと起きる様子のない寝息が聞こえてくる。
ベッドから離れ、後ろ手に扉の取っ手を掴み、涙を流しながらセリスの姿を目に焼き付ける。
「行ってきます」
その言葉を最後に…彼女は部屋を出て行った。
コツコツと石作りの廊下を歩む音が徐々に遠ざかっていく。
「……ティニー」
自分の愛する者の名をうわ言で呟くセリス。
春はもうすぐ終わろうとしていた…。

やがて、城の近くの森にて、イシュタルの感情を読み取り、
先回りをしかけたティニー達によって、イシュタルは討ち取られ、
その事実は当事者達にしか知られる事なく、聖戦の亡霊は闇に葬られた。
そして、セリスに刻み付けられた刻印は消える事は永久になかったが、
ティニー自身も彼女の怨念を心に刻み、セリスを支えながらその人生を共有していった。

死が二人を別つまで…

END
602名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 17:34:20 ID:WwGBm24e
>>598
おぉ、同志!
ちと嬉しい。

リィレ→ライ→レテ→アイクとか。
◆関係。
603名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:41:37 ID:9q2tWsDw
シグルド×ディアドラ前提の、夫婦間レイプみたいなの希望
実はディアドラ、シグルドとの夜の生活に恐れをなしてアルヴィスの元へ逃げ出した、みたいな
604名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:12:40 ID:dYGYK/kH
投下しても感想を書かないくせに、クレクレだけ言う厨に激しく萎え。
605名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:27:31 ID:vVT3rXbN
>>601
セリス×ティニーハァハァさせてもらいました。
初回の投下は親アーダンでギャグだと思ったのに後半感動物でギャップが面白かったw
606人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:54:18 ID:sOF5FW4B
注意書き

今回は第三回目ですが、話の都合上、登場人物の中で、死人が出ます。悪しからずご了承ください。
あと、本物のWest side storyでは、『I feel pretty』は『乱闘』の後に来るのですが、話の都合上、『Cool』の直後に持ってきています。悪しからずご了承ください。
607人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:54:52 ID:sOF5FW4B
West side story 〜Cool〜

同じ頃・・・

アリティア軍の宿舎の外れで、いつもの連中がたむろしている。
「ジュリアンの奴、あんなマケドニアの女とデレデレしやがって。」
「あんな奴、リンチしてやるべ。」
「でもよ、リカードの奴も、何か変じゃなかったか?」
「ああ、あいつ、マケドニアの姫と踊ってたな。」
「そう、それで、『おいらは盗賊リカード。自慢のコックが使えます。よろしければご一緒させてください』なんて言ってやがった。」
口々にジュリアンとリカードへの不満が口に出るメンバー。僧侶リフも、不機嫌そうな顔をしている。
『わたしはそうりょリフ。治療の杖が使えます。よろしければご一緒させてください』
これは彼の専売特許である。だから、リカードが言ったとすると、著作権に抵触してしまうことになる。
やがて僧侶リフは立ち上がった。拳を怒りに震わせている。
「わたしはそうりょリフ。治療の杖が使えます。よろしければご一緒させてください(訳:制裁を加える)」
「ま、待てよ僧侶リフ!まあ落ち着けって!」
そして皆は僧侶リフを落ち着かせるために歌った。
「おっさん、おっさん、クレイジーおっさん!まあ落ち着けって!」
僧侶リフはその宥めに、やがて落ち着きを取り戻し、椅子に腰掛ける。そして、指を鳴らしながら、彼らに唱和した。
「わた、しは、僧侶、リフ!治療の杖が、使えます、よろしければ、ご一緒させてください!」
「ヘイ!僧侶リフ、その調子だぜ!」
「やったぜ父ちゃん!明日はホームランだ!」
「クールに行こうぜ、クールに!」
「でも奴らには制裁を加えないといかんな。」
「そうだな!でもまあ、落ち着いて、クールに行こうぜ!」
「クール!」
「クール!」
指を鳴らしながら、彼らは一斉に立ち上がり、それぞれの部屋へと消えていった。
608人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:55:40 ID:sOF5FW4B
West side story 〜I feel pretty〜

そして同じ頃・・・

マチスたちマケドニアの連中が集まっている宿舎の一室に、遅れてミネルバがやって来た。
「みんな、遅れてしまってごめんなさい。」
彼女はマリアを引き連れている。そのマリアはなぜか、頬をほんのり赤く染めて、ニヤニヤ笑っている。
「あれ、マリア様、どうなさったんですか?」
パオラが質問すると、彼女に代わってミネルバが答える。
「わからないわ。さっきから、ずっとこんな調子なのよ。」
するとマリアはすっとミネルバから離れた。そしてくるっと身体を一回転させて、皆の方を向いた。
「姉さまにはわからないわ。だって私は、素敵な彼に愛されてるから。」
「マリア?」
「ああ!もう、天にも昇る気持ち!」
「どうしたんですか?」
ミネルバを始めとする周囲のメンバーは、このマリアの突然の変貌に戸惑った。
そしてマリアは、次に大きな鏡の前に来て、その鏡を指差した。
「ねえ皆、見て見て!この素敵な可愛い女の子は、誰かしら?」
鏡に映ってるのは、もちろん自分である。
「とっても可愛くて、綺麗で、おしゃれで、抜群な私!だって、素敵な彼に、愛されているんですもの!」
そして真っ赤になった頬を両手で押さえて、鏡の中の自分に語りかける。
「ああ!何て可愛くて、綺麗なの!?あんまり素敵で、自分じゃないみたい!ねえ姉さま、見てよ!こんなに可愛い子、一体誰だったかしら?」
そして彼女は微笑んだ。
「うふふ♥」
ミネルバはそんな彼女を見て、思わずため息をついた。
「マリア、どうしちゃったの?」
そしてパオラも、つられてため息をついた。
「優しくて清楚で、行儀作法もしっかりしたマリア様だったのに・・・」
それにカチュアも答えた。
「暑さのせいかな?病気にでも罹っちゃったのかな?食べすぎかな?それとも、蚤にでも食われちゃったのかな?」
「そんなことないわよ!それよりも、皆見てよ!この鏡に映った美少女、一体誰?」
マリアはカチュアの袖を引いて、鏡の前へと連れてくる。
「ほら、このとびっきり可愛い女の子!明るくて、お日様みたいに輝いてるわ!」
そしてマリアは両手をぽんっと叩いた。
「そうだわ!私のために、ファンクラブを作りましょう!きっとたくさん、私のファンが集まるわ!」
そしてさらに、マリアは続ける。もちろん、他のみんなは呆れ返っていることは、言うまでもない。
「ミス・アカネイアも顔負けってところね!だって、私は、素敵な彼に愛されているんですもの!」
やがて彼女の言葉は、一人芝居へと変化していく。
「『ああ、君は世界一素敵だよ』『ああ、あなたも・・・』、そして二人は・・・なんちてなんちてー!」
そんなマリアを、マケドニアの面々は生温かい目で見守っていた。
609人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:57:04 ID:sOF5FW4B
West side story 〜ひとつの手 ひとつの心〜

やがて、戦局は推移していく・・・

アリティアを奪還し、グルニアとの決戦を勝ち抜いたアリティア軍。そんな中、マケドニアにとって、嬉しい出来事が一つあった。
それは、パオラやカチュアの妹であるエストが無事に戻ってきたこと。これで、ペガサス3姉妹は、その能力をフルに発揮できる。
だがこれで、ミシェイル王子との決戦は、避けて通れぬものとなってしまった。
但し、このアカネイア大陸を解放すると標榜するなら、いずれは彼との決戦を迎えねばならない。
ただ、その順番が、いよいよ次に来たと言うだけ。
来たるべき決戦に向けて、軍全体が大忙し。武器の手入れから、不足している軍需物資の買出しなど。また、荷車の補修や、馬、馬車など移動手段の補修や世話などもある。
そんな中、マリアは戦士たちの衣類の修繕をしている。
「ふう・・・忙しいわ。」
同じ僧侶であるリフも、手伝ってくれている。しかし、僧侶リフは、彼女とは一言も話さない。
なぜなら、本来なら敵同士であるから。マルス王子の指令で仕方なくやっているだけ。
そこにひょこっとリカードが現れた。
「あっ、リカード!」
マリアは彼の出現に大喜び。しかし、その隣にいる僧侶リフはきつい眼差しを向けた。
「私は僧侶リフ(訳:何しに来た?この裏切り者が!)」
その言葉にリカードが答えた。
「何言ってるんだよリフ!おいらは別に、裏切ってないっすよ!」
僧侶リフの言葉は、マリアには意味不明だった。どうしてリカードにはわかるのだろう?マリアはそう思う。
「治療の杖が使えます。(訳:じゃあ何でこんな小娘と仲良くしてるんだよ!)」
「だからおいらは裏切ってないっす!ただ、この子を・・・好きになってしまっただけで。」
だが、僧侶リフの怒りは収まらない。遂にリフは怒って帰ってしまった。
「よろしければご一緒させてください(訳:もう帰る!)」
「あっ・・・行っちゃった・・・」
そして残されたのは、マリアとリカードの二人。
「ねえリカード、ちょっとこれを見てくれる?」
「はいはい、何すか?」
するとマリアは白い大きな布を広げた。そしてそれを身体に巻きつけていく。
「ここを・・・こうして・・・ほらっ!」
するとその白い布は、ドレスのようになった。
「何だか花嫁衣裳みたいでしょう?」
「本当だ。綺麗っす!」
するとマリアは、すっと立ち上がった。するとリカードも、その横に立つ。
そしてマリアは祈りを捧げるように跪いた。
「私、マリアは、あなた、リカードを迎え入れます。」
そしてその隣に、リカードも跪く。
「おいら、リカードは、君、マリアを迎え入れます。」
「富めるときも、貧しいときも」
「病むときも、健やかなるときも」
「愛し、敬い・・・」
「支え、守り・・・」
そして二人は一斉に叫んだ。
「死が二人を分かつまで!」
そして二人は、誓いのキスを・・・
「ん・・・」
そして二人が唇を離すと、途端にマリアは騒ぎ出した。
「きゃーっ♥なんちてなんちてー♥」
そのあまりのハイテンションに、リカードも困惑する。
「マリア・・・」
610人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:58:12 ID:sOF5FW4B
そしてリカードはぐいっと彼女を抱きしめた。甘くて切ない、恋の香りが、彼の鼻腔をくすぐる。
「きゃっ!な、何を・・・?」
「マリア、結婚式の後は、初夜っすよ。」
そのまま、リカードは彼女のスカートの中に手を入れ、ショーツの中に指を入れる。
「リ、リカード!いきなりはダメ!」
「どうして?」
「女の子は、ムードも大切にするものなのよ!」
「そうっすか。でも、今は・・・おいらとマリアの二人だけっす。」
「で、でも・・・」
「それに、ここにマリアがいる。それだけで、最高のムードになってるっすよ。」
「・・・・・・もう・・・・・・仕方ないんだから・・・・・・」
ようやくマリアもわかってくれた。愛しくて仕方がない、この気持ちを。
そしてマリアは、リカードの前に跪いた。その目の前に、リカードの股間。
そのリカードのズボンをずり下げると、中から彼の立派な陰根が姿を現した。数日前に、私の初めてを捧げた、その逸品。
「あなたを、永遠に愛します。」
その逸品にそう語りかけて、マリアは逸品に口づけした。そのまま、舌を出して、れろれろと舐め回す。
「ああっ!」
彼女の頭をそっと撫でながら、リカードは呻いた。こんなに可愛い女の子が、おいらの一物を・・・
そして彼女はそれをぱくっと咥える。今、彼女の口の中においらの逸品が納まっている。
すごく、ねっとりとして、暖かい。
「うう・・・」
リカードは呻き声を放った。するとマリアはその口を離した。そしてその場にしゃがみこみ、己の股を広げて見せた。
「今度は・・・こっちにちょうだい。」
そして指で、膣を広げて見せた。するとその場所に、リカードの陰茎が突き刺さる。
「ふわあっ!」
マリアは思わず悲鳴を上げる。それと同時に、妖しい匂いを放つ液体が、彼女の膣から溢れ出した。
その熱く溢れるジュースを掻き出すように、彼の逸品が動く。
「ああっ!ああっ!」
「す・・・すごいっす・・・マリア!」
「ああっ!リカード・・・んんっ!」
彼の熱い、陰茎の感触。そして、彼女の熱い、膣の感触。
それらが擦れ合って、さらに熱を増していく。
「ああっ!」
やがてその熱が、一気に膣内に放たれた。
そしてそれは、彼女の奥深くに、どんどんと染み込んでいく。
そして彼女は我に返ると、リカードの顔を覗き込んで微笑んだ。
「私たちの愛は、これで永遠よね。」
611人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:58:59 ID:sOF5FW4B
West side story 〜決戦前夜〜

いよいよ、明日は決戦。
マケドニアの正規軍を率いるミシェイル王子との戦い。
但し、彼らは変幻自在の飛行軍。だから、いきなり奇襲されるということもありうる。
だからこの本拠内では、見張りは少しも油断がならない。そして、襲撃を受けたら、いつでも戦えるように少しも気が抜けない。
軍全体の気分も、高潮している。少しのミスが、軍全体の命取りになるのだから。
そんな中・・・・・・リカードは、僧侶リフを始めとするいつものメンバーに取り囲まれていた。
「おいリカード!どういうことだよ!」
「な、何っすか?」
「どうしてお前が、マケドニアの姫さんと一緒にいるんだよ!?」
メンバーに詰め寄られるリカード。思わずリカードは後ずさりする。
だがそこに、ミネルバを始めとするマケドニアの面々も姿を現した。
マケドニアの面々は、指をパチ、パチっと鳴らしながら、僧侶リフたちのメンバーと向かい合う。
そして僧侶リフたちも、指を鳴らしながら向き合った。
「あんたたち、ちょっといいかしら?」
「おう?マケドニアの連中が、俺たちに何の用だ?」
するとミネルバは前に進み出た。
「あんたがリカードね。」
「お、おいらっすか?」
「そうよ。単刀直入に聞くわ。あんた、私の妹に、何をしたの?」
すると僧侶リフたちの中からサジが前に進み出た。
「お前らこそ、うちのリカードに何したんだよ!」
「何ですって!?」
「おっ、やるか!」
一瞬にして、険悪な雰囲気に陥る両者。すると、マリアが前に出た。
「やめてよ姉さま!私・・・リカードを、愛してしまったの!」
その宣言に、両グループは一斉にいきり立つ。
「ふざけんな!誰がマケドニアなんかに!」
「そっちこそ、誰が盗賊風情に可愛い姫を!」

「ほう・・・・・・」
その大騒ぎを、周囲の森から見ている者がいた。
「物見の言うとおりだな。内乱が起きて、軍が分裂している。今がチャンスだ。」
アリティア軍の敵に回ったマケドニアの王子・ミシェイルである。そしてミシェイルは後ろを振り返り、配下に命令を下した。
「お前たち、出撃だ!」
「はっ!!!」
「今こそ、アリティア軍を殲滅する絶好の機会だ!お前たち、手柄を立てるなら、このときをおいて他にないぞ!」
「おおっ!!!」
ミシェイル率いるマケドニア正規軍が、一斉に飛び立つ。
抗争を続けているミネルバ達をめがけて。
612人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/13(火) 22:59:41 ID:sOF5FW4B
West side story 〜乱闘〜

攻め寄せるマケドニア軍。
しかし、マルス王子を始めとするアリティア軍は、備えを怠っていなかったため、すぐさま反撃に移る。
だが、この準備万端なアリティアの正規軍を力で攻め落とすなどという無謀な行為をするほど、ミシェイルは馬鹿ではない。
彼らの狙いは、この陣城の外れにある、アリティア軍の弱点。今、ミネルバ達と僧侶リフたちが睨み合っている、この地点。
他の場所は防衛の準備が出来ているというのに、ここだけは・・・抗争に気を取られて、何の準備もしていなかった。
「お前たち!何してるんだ!敵が攻めてきてるんだぞ!」
馬に乗ったジェイガンがこの場所にやってきて叫ぶ。ここだけが、アリティア軍の唯一の弱点。そして、ミシェイルの狙いも、そこだった。
途端に空が、竜騎士で埋め尽くされる。そしてミシェイルの号令が響いた。
「かかれいっ!!!」
「なっ・・・しまった!」
竜騎士団が一斉に襲い掛かる。しかし、他の地点からすぐに弓騎士団がやってきて応戦したため、両軍は大混戦に陥った。
そしてミシェイルは、マリアたちに襲い掛かった。
「マリア・・・」
「ミシェイル兄さま!」
マリアとミシェイルが向かい合う。そしてそこに、リカードが割って入った。
「危ない!」
そしてミシェイルとリカードが睨み合う形となった。
「マリア・・・悪く思うなよ!」
「兄さま!」
ミシェイルは銀色に輝く大きな槍を突き出して威嚇する。そして・・・その槍が、リカードに襲い掛かった!
ずんっ!!!
巨大な槍の穂が肉を突き刺し、骨を引き裂く。
「ぐあっ!!!」
断末魔の悲鳴が上がった。だがそれは・・・リカードではなかった。
「ふふふ・・・回復役は、先に始末しておかないとな・・・」
「リフっ!!!」
腹部を引き裂かれ、僧侶リフが崩れ落ちるように倒れた。
「わ・・・わたしは・・・そう・・・」
「リフ――――――!!!」
長らく友であったリフの死が、目の前で起きた。
「うわああああああああああああああっ!!!」
リカードが剣を取り、そのままミシェイルに突きかかる。友の敵を討つために。
「ぐおおおおおっ!!!」
その剣が、ミシェイルの腹部に突き刺さる。その勢いで、ミシェイルは飛竜から仰向けに崩れ落ちた。
そして地面に横たわるミシェイル。その腹部には、リカードの剣が、己の墓標のように突き立っていた。
「兄さま―――――っ!!!」
途端にマリアがミシェイルに駆け寄る。そしてリカードも、僧侶リフの亡骸に駆け寄った。
「リフ!目を覚ましてくれよ!!!リフッ!!!」
リフを抱き起こして揺さぶるが、まったく反応はない。
リカードは人目もはばからずに泣き叫んだ。友の、凄惨な死。
そしてマリアもミシェイルを抱き寄せて泣き叫んだ。だが・・・こちらには、わずかに息がある。
マケドニアの正規軍は、もう既にほとんど討たれて、ここにはいなかった。周囲には、アリティア軍ばかり。
「リカードの馬鹿!この人殺し!!!」
マリアはリカードの胸倉を掴んで、どんどんと叩いた。
「彼だって、おいらの大事な友人を・・・」
やがてマリアはリカードの胸にすがって泣きだした。
そしてリカードも、マリアを抱きしめながら、泣いていた。

今日はここまで
613名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:03:40 ID:kJRCxnnx
なんちてワロスw
614名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:46:31 ID:xF1Hf3hl
>594
外伝氏の世界では、人間=家畜で
牛や馬などの動物が人として家畜の上に立っているんだよ。
615名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 02:28:26 ID:3dhYBc6b
GJ!
こんな高密度の絨毯爆撃は久しぶりだな。新作効果?
616名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 02:55:27 ID:QSQZas9I
新作効果で暁ばっかりで辟易するかと思ったけど
意外にも過去作が豊作でじじいは嬉しい限りですじゃ
617人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/14(水) 03:26:44 ID:2ELYow5a
アイク「えーっと・・・なになに・・・『ネズミ入りカレーをお客さんに提供』・・・?これはひどい話だな。」
セネリオ「別に驚くことはないでしょう、アイク。昨晩の我が軍のカレーなんて、ミストが入ったお風呂の残り湯で作ってますから。」

スマンorz
618名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 03:35:43 ID:Ce0hcojb
>>609のリフテラセツナス
>>612のリフテラセツナス
続きが気になる
619名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 03:54:48 ID:ZW0ax6sk
なんだか自分はだみゃ〜ん氏に染められている気がする。
今日こんなネタが浮かんできた。

今日は3月14日。
「レテ…今日はホワイトデーということだが…」
「アイク…別に私は見返りを求めてお前に菓子を贈ったつもりは…」
「いや、俺がもらってばかりというのは気に喰わん。
 これを受け取ってくれ。」
そういってアイクは自分の一物を取り出した。
「アイク!?私はいきなりそんなものは受け取れん!」
「いいから、受け取ってくれ。」
アイクはレテの下穿きを取り去り、強引に陰茎をレテの中に入れた。
「っ…!うぁぁっ!アイク…!」
レテが処女喪失の痛みに叫んでも、アイクはピストン運動を止めない。
「レテ…行くぞ。受け取ってくれ。」
「アイク…くあぁっー!」
アイクはレテの中に精液を噴出した。

「ふぅ…アイク…何故こんなことを…?」
レテの問いにアイクはすっぱりと答えた。
「だって今日は『ホワイト』デーなんだろう。俺が持っているホワイトといえばこれぐらいしか思い浮かばなくてな。
何か間違っていたか?」
沈黙。
「……大間違いだ!…しかし、私は嫌ではなかったぞ。」
「そうか。じゃあミストにもプレゼントしてくるか。」
「ま、待て!」



なんか前にも同じようなのが出てそうな気がしてきた。
すみません、だみゃ〜ん氏…
620人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/14(水) 04:18:17 ID:2ELYow5a
>>619
いや、GJっすw

ティアマト「ところでアイク、私も一ヶ月前にチョコあげたわよね?」
アイク「・・・・・・。」
ティアマト「何とか言いなさいよ。」
アイク「何とか。」

スマンorz
621名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 05:04:37 ID:xF1Hf3hl
俺も便乗


一ヶ月前―――

ミスト「はい、お兄ちゃん!チョコあげる!」
アイク「…手作りか?ゲテモノは食わすなよ」
ミスト「もー、お兄ちゃんったらひっどーい!」
ボーレ「なぁおいミスト、俺の分は?」
ミスト「もちろんあるよ!傭兵団全員の分作ったんだから!」
オスカー「へえ、ミストの手作りか。美味いじゃないか」
ミスト「ほんと!?オスカーにそう言ってもらえるのが一番嬉しいな〜」
ヨファ「兄さんは料理の鉄人だもんね。もぐもぐ…ほんとに美味しいよミスト!」
シノン「…まぁ、悪くないんじゃねーの」
ガトリー「感激だな〜!なにせここ2年間ステラさんもイレースちゃんもマーシャちゃんも俺にチョコなんて…ううっ」
キルロイ「ありがとう。よく味わって食べるよ」
セネリオ「…まぁ、口に合わなかったら返しますのでそのつもりで」

ミスト「えへへっ。みんな喜んでくれたみたい…嬉しいな〜♪」


そして今日―――

ヨファ「ミスト〜!」
ミスト「ヨファ、どうしたの?みんな揃って…」
オスカー「みんなで君に、バレンタインデーの時のお返しをしようと思ってね」
ミスト「ええっ!別にそんなのいいのに…(でも内心ちょっと楽しみだったりして…)」
ボーレ「これが俺達のお返しだ!受け取れミスト!」
ミスト「ちょっ…ボーレ!何いきなりズボン脱いで…あふぅっ!痛いよ、やめてええぇ…」
シノン「人数が多いから全員となると少し時間がかかるな…よし、俺は後ろをもらうか」
ミスト「ひぎいいいぃぃーーっ!!こ、こわれるううぅぅーーー!!!」
ガトリー「じゃ、じゃあ俺は口でしてもらおうかな…」
ミスト「ふぐううぅぅ…」

やがて3人はミストの中に精液を吐き出した。

ミスト「うっうっ…ひどいよみんな…」
キルロイ「ミスト…これが僕達のホワイトデーなんだよ」
セネリオ「男性陣全員分のホワイト、受け取ってもらいますよ」
ミスト「そ、そんな…うそでしょ!いやああああーーーっ!!」

その頃のアイクは―――

レテ「うあぁ!ア、アイク…!…っ」
アイク「…ふう。次はティアマト、そしてエリンシア…最後にミストか。結構疲れるな…」
レテ「いやいやいや。突っ込みたいところは多々あるが最後だけはやめておけ」
622名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 09:08:32 ID:XaXkiBmP
なんだこれは。
予想外のダブルホワイトプランだなぁ。GJ。
623南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/14(水) 15:25:50 ID:u4MdM7eM
今日は休みなので新作を投下するぜ!
烈火の剣より リン×軍師  タイトルは 逃避行の果てに
例によって、今日、明日とわけて投下です。
軍師=(とりあえず適当に彼はカイン)と呼びます。Sナイトじゃないぜ

また陽が沈む…。
何度目になるだろう…今日も、一日が終わる。
戦乱が続く中、夜になる度に欠かさず数えてきた陽の終わり。
太陽とバトンタッチした月が、漆黒の空に白き輝きをもたらす下で、
赤い色が大地を染め上げ、大地に鳴り響く金属のぶつかる音。
そして、阿鼻叫喚の協奏曲。
一日という時間が終わる中でも、人の命はいくつも終わり、そして生まれていく。
繰り返す輪廻転生、繰り返される一日。
世界が終わる事も無ければ、戦争が終わる事も無い。
人は…いつまで戦い続ければ良いのだろうか…。
月にそう問いかけるも、返事が来る事は無い…それはただ私達を見守るだけだ。
私は戦いを好まない…だが、私は戦場にいなければならない…。
そう……私も”彼女”も戦争・平和・戦争の三拍子に存在を捕らえられた虜囚なのだから…。

ここは大陸のどこかにある山脈の麓、場所は分からないが、どこか深い森林の中だ。
小鳥の囀りも水の流れる音も響かない、静寂と緑に彩られた迷路。
空一面を覆うように広がる深い緑の葉が夏の陽光を遮る為に、
昼間でもこの場所は薄暗い。まるで…死した者を閉じ込める牢獄のごとく、
私達を離そうとしない。
額から流れる汗と体を襲う疲労が、今はまだ現実に生きている事を私達に教えてくれている。
そして、隣に歩く彼女の存在もまた、私に生き続ける希望を与えてくれている。
「……どうしたの?」
急に歩を止め、自分を見つめる私が不思議だったのだろう、
彼女もまた、歩を止め、こちらをいぶかしげに見つめている。
「…大丈夫かい? もうずっと歩きっぱなしだろう?」
彼女は先の山賊の襲撃で傷を負っている。
さすがに4日間も歩き続けて疲労しないわけはないはずだ。
「平気よ、このぐらい。私は慣れてるもの、貴方こそ平気? カイン」
剣を杖がわりにしなければ歩けない割に強がるな、といいたいが、
彼女はサカの民の血を引く者だ…意志の強い彼女にとって、情けは侮辱でしかあるまい。
「そうか、だがあまり無理をするな。この季節だ、血を流しているリンにとっては、
 暑さも手伝って体力の消耗も激しいだろう。休みたくなったらすぐに言ってくれ」
「分かっているわ…」
鞘を杖代わりにする彼女は、歩きにくそうにツタに覆われた獣道を歩いている。
彼女の衣装から覗く美しい左足の太ももには、山賊の斧により切られた後が、
包帯に包まれている。
私が施した応急処置だが、歩き続けるうちに汗と血で少し炎症を起こしているのかもしれない。
「はっ…はっ…」
荒く呼吸を吐く彼女がいい例だ、まったく無理ばかりする女性だ。
「気が変わった。今すぐに休むぞ」
「えっ?」
「丁度いいところに洞穴がある。あそこを使うぞ」
私が指し示す方向には今見つけた洞穴がある。
この深い密林の中で、あのような岩場があっただけでも幸運だ。
少なくとも、少しは暑さから逃げる事ができる。
「ダメよ、急いでこの森を抜けるのが先決よ」
尚も強情に強がる彼女は前に進もうとするが。
「あっ…」
「リン!」
624南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/14(水) 15:26:40 ID:u4MdM7eM
とうとう張り詰めていた気が途切れたのだろう、意識を失い、
草むらに倒れてしまった。
抱き起こし、彼女の状態を確認してみるが。
額には大量の汗が滲み、胸をうつ鼓動もかなり早い…これはマズイな。
「…やはり、熱が…」
額に手を当ててみるとかなりの熱さだ、どうやらずっと熱を出したまま歩いていたらしい、
私にも悟らせないように…やれやれだ。
「うう…」
尚も熱にうなされる彼女を抱え上げ、私は洞窟へと入っていった。

パチパチ……
薪が燃え上がり割れる音が、暗くひんやりとした洞窟内に響き渡る。
私の羽織るマントをかぶり、岩肌にもたれながら安らかな吐息をたてる彼女…
どうやら、少しは熱も下がりつつあるらしい。
やはり読みどおり、この洞窟内は外に比べてずっと寒い、
山間の鍾乳洞が真夏でも寒いのと同じ原理だ。
その上、奥には都合よく湧き水も流れている。
まさに幸運としか言い様が無いな。
フッ…と自嘲気味に笑みをもらし、新たな薪をくべていく。
パチパチと薪が割れる音と共に、外の風の音が静寂の洞窟内に旋律を奏で、
そして聞こえてくる。
距離などは分からない、だが私には聞こえてくる。
遠く離れた場所で今も尚繰り広げられている人の欲望に満ちた戦いが…
幾度も空を見上げ、陽が沈み、月が昇り、そして月が沈み陽が昇る。
この毎日の繰り返しの如く、人は幾度も争いを繰り返す。
金の為、権力の為、憎しみの為、そして…
ちらりと背後で眠る彼女の寝顔を見つめる。
すうすうと安らかな寝息を立てながら、時折涙を流している。
女の為……か。
私らしくもない…だが、彼女はとても大切な女性だ。
私を助け、介抱してくれた…そんな私が今やっている事は、
逃げる為といいつつ、彼女をこんな樹海に迷い込ませ、無駄に時間を浪費させている。
まったく、罪作りな男だな、私は…。
洞窟の入口を離れ、彼女の傍に腰掛けると、額に手をあててみる。
熱は随分と下がっているな。後は体を休めるだけか…
「う…ん…」
額にあてられた手の感触で意識を取り戻したのか、くすぐったそうに体をよじり、
ゆっくりと目を開く彼女。
「カ…イン? …ここは?」
辺りをきょろきょろと見回しながら状況を把握しようとする彼女。
「ここは、洞窟の中だ。リン、君は熱で意識を失ったんだよ」
「そうだったの…ごめんなさい。黙ってて」
恥ずかしそうにマントで顔を隠し、少しだけ目を覗かせこちらを見つめている。
「気にする事は無い、君は元々怪我人だ。私は無傷だから、君を介抱できた。
 これで貸しは帳消しだな…いや、命を救ってもらった重さのある分、
 まだ帳消しとはいかないか」
はははと、笑顔を見せながら新たな薪を焚き火にくべていく。
「もう…でも…」
「ん?」
「本当に…ありがとう」
「気にするな」
625南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/14(水) 15:28:08 ID:u4MdM7eM
パチパチと薪の割れる音が暗い洞窟に響く中、
私と彼女は口を開かずに無言で火を見つめ続けた。
烈火の如く燃え上がる焚き火。
「そうだ、お腹減ってるだろ? さっき、果物を見つけたんだが…食べるか?」
先ほど森で見つけた林檎のようなモノを彼女に手渡す。
「平気よ、あまり食欲もないわ…」
ぐぎゅるるるる…彼女のお腹の虫が抗議のデモを起こしているようだ。
身体は素直だな…それに比べて虫のご主人様は強情な事だ。
「無理をするな、食べないと持たないぞ」
「…そ、そうね。ありがたく頂くわ」
シャリシャリとお互い、手に入れた林檎のようなモノをかじっていく。
見た事のない林檎だが、結構美味しい、甘さと水気が丁度良く含まれていて、
少量でも結構な満腹感を感じられる。
「美味しいな、これ」
「そうね…でも、これはなんていう果物なのかしら」
「それは俺にも分からないな。まあ食べれないわけでもなさそうだし、
 食べれる時に食べておこう」
「うん…」
しばしの間ソレを食べ続けた時、不意に身体が妙に熱くなっていることに気づいた。
何だ…? これは…。身体が…熱い?
内側から燃え上がるような熱さが全身を駆け巡っていく。
それと同時にある事に気がついた。
馬鹿な、こんな状況で……何故、今頃!?
まさか…この果物に、アルコールが混ざっているのか?
ダメだ…私は、お酒に…よ、わ…い…んだ…ぞ…。
そこまでで私の意識は途切れた。
「カイン?」
同じ果物を食べている女性が目の前にいる。
彼女はこの気分の良さを感じないのか? 実に勿体無い、
なら、私がこの気分の素晴らしさを教えてやるとしよう。
酒に溺れ、獣のごとく体を求め合う人の生存本能というものを!
「…ど、どうしたの?」
不意に立ち上がり、自分に近づいた私の姿に不思議がっているようだが、
そんな事は関係ない。さてと、まずはこれを与えるとしよう。
「……!!」
ババっと彼女の目の前で全ての衣装を脱ぎ去り、猛りに猛った肉棒を彼女の鼻先へ突き出す。
「…いや!」
恥ずかしさのあまり、慌てて目をつぶり、顔を背けてしまう。
まだ男のモノを見た事が無いのか? それは残念な事だ、
この際だ、初めての肉棒という題材で色々と授業を行ってやろう。
「目を背けるな。これはペニスという、男には誰にでもついている生殖器だ。
 見た事がないわけではあるまい?」
ぐいっと強制的に彼女の顔をこちらに向ける。
あまりに大きく怒張したソレを見つめる彼女の頬は、ぽーっと赤みを増していく。
どうやら、この果物の効力が少しずつではあるが、出始めているようだ。
「そ、そりゃ見た事はあるわよ。馬鹿にしないで!
 ただ…昔父上のモノを見たときよりも……」
「大きかったか? そうだろそうだろ」
「ち、違うわ…」
「じゃあ、何だと言うのだ」
「ち、小さかったからよ…」
「ぐあっ…」
精神的ショックは大きかった。
これでも肉棒の長さには自信を持っていた為に、彼女の言葉によって、
私のプライドはズタズタに引き裂かれた気がした。
「あ、元気がなくなった」
ショックのあまり情欲が消し飛ばされたのか、肉棒が次第に衰えていく。
「ダメよ。せっかく大きくなったんだから、絶対に出さないと駄目よ」
彼女は肉棒を握り、ゆっくりと上下に擦りながら、カリの部分にペロペロと舌を這わせていく。
「ぐっ……」
626南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/14(水) 15:29:29 ID:u4MdM7eM
本当に初めてか? と疑いたくなる程に、彼女の手コキと舌技は逸品だった。
右手はサオを撫で、左手は玉袋を揉み、そして舌でカリの部分をペロペロと舐めている。
「うふふっ…どうかしら?これでも奉仕には自信があるのよ。
 昔から伊達に死線を潜り抜けてきたわけじゃないわ、捕まって犯された経験だってあるのよ」
あっけらかんと言い放つ彼女だが、それで合点がいった。
彼女は始めてなどではない、百戦錬磨だ。
対する私は初めてではないが、多いとも言えない。
まったく浅はかだな、私は…
「一度大きくなったおちんちんからは白い精液を抜かないと、体調を悪くするわよ。
 ねえ、だから早く出しましょ? 出してよ、この先っぽから…
 白いねばねばとした液体を…一杯、出るんでしょ?」
もはや完全に酔いが回った彼女は酷く妖艶で淫らだ、純粋に私から精液を搾り取ろうと、
ただひたすらに肉棒に対して射精のアプローチを続けている。
絶え間なく刺激される肉棒、そしてそこから放たれる快感の波が、全身を駆け巡り、
脳からは射精の許可が下りる。
精巣というデッキから肉棒というカタパルトを伝って、リンの顔という空へと大量の精液が
射出される。
「うっ…ぐううっ!」
びゅびゅびゅるるる…幾分かの月日を経て、溜められた精液が彼女の肌を汚していく。
「す、凄いわ…こんなに…いっぱい…」
うっとりとした表情のまま、射精を終えても尚、執拗に手コキをやめない彼女、
本当に身体に残った精液全てを搾り取らんとしているようだ。
「うっ…はあっ…はあっ…」
先ほどの射精と共に私に回っていた酔いも吹き飛んでしまったようだ。
さっきまでの目の前がぼやけたような意識の混濁は感じられない。
状況を把握するに、私は酔った勢いで彼女に迫ったようだ…だが、どういうわけか、
彼女はまだ酔いが抜けていない…まさか、この果物のアルコールとは。
「ねえ、もう終わり? 駄目よ、まだ私は気持ちよくなっていないわ。
 ねえ、もっとしてよ、私にもおちんちん頂戴」
スルスルと衣の擦れる音、暗く焚き火の火が洞窟の壁に影絵を作る中、
その影の描く彼女の姿からは服がどんどん落ちていく。
火のほのかな明かりが彼女を照らす中、逸し纏わぬ姿のまま、
髪の毛をくくっていたリボンを解き、私に全てを曝け出す彼女。
「ねえ、カイン。私の身体…欲しくないの?」
私の胸元にしなだれるように持たれながら、右手で私の肉棒を弄び、
喉元に熱く火照った吐息をあててくる。
「フッ……。
 これだけ発情されて…黙っていられたら漢じゃないでしょう!」
私はリンのかぶっていたマントの上に彼女を押し倒すように、覆いかぶさった。
「きゃっ」

本日はここまでです。毎度焦らしてすまない、だが続きを楽しみにしていてくれ
627名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 16:48:10 ID:xF1Hf3hl
一ヶ月前―――

エリンシア「ルキノ、ジョフレ、ユリシーズ。ささやかですがチョコレートを受け取ってください」
ルキノ「まあ、姫様!我々などにチョコレートを…!?」
エリンシア「普段からあなたたちには幾度となく助けられていますから、感謝の気持ちです」
ジョフレ「もったいなきお言葉です」
ユリシーズ「我が主のご好意、ありがたく受け取らせていただきますぞ」

そして今日―――

ジョフレ「姫様!一ヶ月前のお返し、今こそさせていただきます!」
エリンシア「まあ、ジョフレ…そんなこと気にしないで…ってきゃあああぁ!!?」
いきなりズボンから一物を取り出し、エリンシアの膣内に挿入するジョフレ。
エリンシア「ジョフレ!ジョフレ…ジョフレ!痛いです…お願い、やめてぇ!」
ジョフレ「本日はホワイトデー…姫様にホワイトのお返しをせねば、と…」
エリンシア「!!!!!ま、まさか…」
青ざめるエリンシアの後ろに、ユリシーズが回る。
ユリシーズ「麗しのルキノ殿の為にも、自分は後ろで…」
エリンシア「ひああああああっ!!!」
喘ぐエリンシアの目の前で、ルキノは豊満な乳を露にした。
エリンシア「る、ルキノ…?一体何を…」
ルキノ「私には二人のようなホワイトはありません…ですから、かわりにこれを…んっ…」
ルキノは自らの乳を搾ると、先端から白い液体が零れてきた。
ルキノ「さあ、エリンシア様…」
エリンシア「ルキノ…んっ、ちゅむ…」
628南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/14(水) 22:15:56 ID:u4MdM7eM
>>626

誤字発見の為訂正。

逸し纏わぬ×
一糸纏わぬ○

ご迷惑をおかけします。
629名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:50:11 ID:xQE96oJt
>>628
果てしなくGJだ(*´Д`)ハァハァ
セリス×ティニーも楽しませてもらったよ
ありがとう
630名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:54:07 ID:iZjaeK4f
この変態どもめ!!










感動した!!
631名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:11:02 ID:R+o4fI0r
>>625の言葉の端々でハゲワロスwwww2人ともコワレ過ぎだからww
その後がエロかったからまぁいいんだけど夜中に噴きそうになったぞどうしてくれる
632てんでん:2007/03/15(木) 10:17:29 ID:bxxlfdiO
いいですね。
ホワイトデーがテーマですか
633南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/15(木) 12:27:17 ID:l1KiJbrZ
連休も終わりだ。ということで、ラスト投下。

そして、彼女の胸元に顔を埋めるようにして倒れこむと、手のひらに余るほどの、
二つの乳房に手を伸ばした。柔らかく、暖かな肌の温もりが皮膚を通して感じられる。
「あっ…カインの手、冷たいわ」
くすぐったいのか、しきりに身体をよじるリン。
「大丈夫だ、すぐに暖かくなる」
私は彼女の胸を片手で掴みながら、彼女の首元に顔を埋め、
空いた手を彼女の下半身へと滑らせていく。
つつーっとなぞるように、徐々に目標ポイントへと侵入していく指。
ぞくぞくと背筋を這う感覚に身を悶えさせながら、首筋を這う私の舌の感触を味わう彼女。
「ああ…ん。もう…せっかちね」
といいつつ、私の指をそっと掴み、自分の性器へと導いていくリン。
周辺を守る毛の森を突破し、私は目的地へと到達する。
既にそこはぬるぬるとした液体により支配された空洞と化していた。
今なら指4本でも入るかもしれない?と思ってしまうほどに、
ぱっくりと開いた口からは、とめどなく愛液が零れ落ちている。
「凄いね…リンのここ。もうこんなに…」
入口付近で常駐し、ねばねばとした液につつまれた指で、周辺を刺激する。
「ああ…ダメェ。あまり…焦らさないで」
彼女は瞳に涙を浮かべながら、恍惚とした表情を見せ、私をじっと見つめてくる。
「何が欲しいんだい?」
私は意地悪かな? と思いながらも彼女をさらに焦らす。
「嫌。意地悪しないで…これよ。これが…凄く欲しいの」
右手で私の肉棒を切なそうにいじりたおすリン。
びくびくと私の肉棒はさらに鎌首をもたげていく。
「これは何て言うのかな? 答えないと所詮はソードファイターのままだぞ?」
「嫌、いやぁ…おちんちんが欲しいの。カインの…この熱くて、固いおちんちんを…
 私の中に…奥までねじこんで。お願い…」
ほのかな熱と赤みを帯びた白い肌…切なさに身を悶えさせながら、
私を見つめる彼女の瞳、マントの上に広がる彼女の長い髪の毛。
痛々しい傷跡の隠された太ももの包帯…それら全てが美しく。
そして、彼女の口から放たれる言葉は淫らで妖艶。
そのギャップを…私は愛している。
「愛しているよ。リン」
「わ、私も…あっー!!」
彼女答えを待たずに、正常位の体制のまま、彼女の膣内へと己の肉棒を侵入させていく。
ぬるぬると肉棒を締め付ける膣内は、温かく…今すぐに果ててもおかしくないほどに、
気持ちが良かった。
「あんっ、あっ…ふあぁ!!」
ズンズンと突き上げる度に喘ぎ声が洞窟内に響き渡る。
焚き火の作り出す影絵の中で絡み合う二人の影。
「気持ちいいよ…リン。これで君はソードマスターだ!」
「ああっ、カインのおちんちん。凄く大きくなってきてる!
 おまんこの中がかき回されて…あっ、あっ、あっ…ふああぁぁ!」
びちゃびちゃと身体がぶつかり合う度に、結合部から溢れた液体がはじけ散る音が聞こえる。
一際甲高く喘いだ彼女は、どうやら一度イッてしまったようだ。
だが、まだまだ終わらせるわけにはいかない。
彼女のここは…私だけが味わっていいものだ!
そして、これからも永遠に彼女を犯し続けていいのは、私だけだ!
もっと長く、もっと深く、もっと味わいたい!
634南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/15(木) 12:28:08 ID:l1KiJbrZ
「そ、そんな…駄目ぇ! 今イッたばかりなのに、ま…また?
 あああああああああぁぁぁぁっ!」
イッたばかりで敏感になる彼女の膣内を、ただひたすらに、
己の欲望に身を任せ突き続けていく。
先ほどよりもさらに大量の愛液が彼女の膣内に広がっているのが、
肉棒を通してはっきりと実感できる。
「いやあああぁぁ、駄目ぇ! また、またイッちゃう!」
「イッていいのですよ。何度でもイッてください。
 リン。貴方の淫らな姿を…もっと、私に見せてください」
そう言うや否や、私は彼女の身体をそのまま持ち上げるようにすると、
私は地面に仰向けになり、彼女を股に乗せ、騎乗位の体制をとった。
「ああ…ふあぁぁ…」
自らの両手で胸を弄びながら、結合した肉棒をねじるように腰をくねらせるリン。
「ぐ…うあっ…」
肉棒が急にせばまった膣の壁にぶつけられ、左右から押し寄せる壁の間で、
跳ね返り続ける。
「うあぁ…す、凄いな、リン」
「ああっ、駄目駄目駄目駄目、またイッちゃう!!!!!!!」
もはや彼女に私の言葉は届かないようだ。
ただひたすらに、髪を振り乱し、胸を愛撫しながら、膣内をかき乱す肉棒の
感触に酔いしれている。
そして、私の限界も近い…。
だが、そんなことにはお構いなく、彼女はひたすらに快感を求め、
私の肉棒を膣内にて弄ぶ。
ぎゅうぎゅうと締め付け続ける快感に、私はもはや射精寸前だ。
「駄目だ、イキそうだ!抜かないと…」
「いいよ、膣内(なか)に。膣内に頂戴!」
「いや、しかし…それでは!?」
「良いのよ…カイン。貴方の子なら、いつでも…生んであげる!」
「!!」
その言葉と共に、彼女の気持ちを全て知ったような気がした。
そうして、それが頑なにストップをかけていた理性の心を動かし、
射精発射の許可が下りた。
「ああああっ! 出るよ、出るよ。リン!」
「あぁぁっ! 来て、膣内に、膣内に…一杯ぶちまけて!」
「出る、出るよっ!」
溜めに溜めた末に、前立腺を伝って昇って来た精液が、
彼女の膣内という愛液の湖に飛び込んでいく。
どくどくと止まる事を知らずに流され続ける精液。
膣を這い回る射精の感触に打ち震え、私の胸元に顔を埋めるようにして、
リンは倒れこんできた。
抱きとめながら、彼女の柔らかな髪からただよう匂いを鼻先で感じる。
635南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/15(木) 12:28:37 ID:l1KiJbrZ
「はあ…はあ…」
荒い呼吸をゆっくりと整えながら、未だに繋がったままの肉棒の感触を楽しむリン。
私の首に腕を巻きつけ、ほのかに頬を染めたまま、安らかな寝顔を見せている。
疲れてしまったのか、かくいう私も酷く疲れている。
日頃から運動不足な私は一度行為をすると、途端に疲れてしまう。
フフ、毎日彼女とこんな事をする仲になったら、これじゃ身がもたないな…少し鍛えるとしよう。
胸元ですーすーと寝息をたてる彼女をさらに抱きしめ、脱ぎ捨てた私のローブをかける。
夏場とはいえ、今は夜だ。さすがに裸では風邪をひいてしまう。
焚き火の火はすっかり消えかかってしまい、わずかな火が残った薪を燃やそうと、
懸命にがんばっている。
やがて最後の薪がパチっと音をたてて消え去り、洞窟内に静寂が戻った。
そして…
「……」
何だ…これは、足音…?
誰かが森の草を踏みしめながら歩いている。近いな…。
『リン、リン』
『う、ううん…どうしたの? カイン』
眠りかけていた瞳をごしごしとこすりながら、繋がったままの肉棒を引き抜くリン。
『外に誰かいるぞ。足音が少しずつ近づいてきてる』
『えっ? 本当に?」
慌てて、脱ぎ捨てた服を着込むと、洞窟の壁に張り付くようにして、外を伺うリン。
『耳をすませてみろ。上手くごまかそうとしているが、間違いない。
 誰かがいる。それも一人や二人ではない…4〜5人はいるな』
ローブに袖を通しながら、リンの前に出て外の様子を探っていく。
時間は恐らく夜明け前かだ、だがまだ夜中だ。こんな時間にこんな場所を行軍する奴等がいるとは思えない。
考えられるのは山賊の追っ手か。
『君はここにいるんだ。私が様子を見てくる』
彼女の怪我をした足では、自在に動く事もできないだろう。
なら、私が敵か否かを見極める為に出向くべきだ、最も、彼女がうんという筈はないが。
『何を言っているのよ。私と貴方はもう他人じゃないのよ?
 それに私の方が強いんだから、死ぬ時は一緒よ』
『……』
感動のあまり返す返事も忘れて、私は涙を流した。
視界が涙で覆われ、よく見えない。
『愛しているよ、リン』
『私もよ、カイン』
愛を誓う口づけは短く、一瞬の羽毛のようなキスではあったが。
暖かく柔らかな唇の感触と共に、彼女の決意を感じた。
私達は…戦乱の檻からきっと抜け出してみせる。
戦乱が永遠に続くワルツなら、私達がそれをレクイエムに変えてやる。
戦い散っていった人々の魂を沈める為の、レクイエムに…
そして、永久に続くメビウスリングは…私達の戦いで終わりにするんだ!
洞窟の入口から差し込む燃えるような赤い太陽の日差しを受け、構えた剣が
烈火の剣となり、燃え上がるように染まる。
そして、駆け抜けていく…私達は。
戦場を終わらせる旋律として…

END
636南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/15(木) 12:32:25 ID:l1KiJbrZ
うお、さっそく誤字を多数発見。

>>635   時間は恐らく夜明け前かだ×
      時間は恐らく夜明け前だ ○

>>635   戦場を終わらせる旋律として×
      戦乱を終わらせる旋律として○

ほんと、すいません。_| ̄|○
637人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/16(金) 00:25:00 ID:oPEiXelP
A Chorus Line

「クックック・・・」
ヴァルターが卑しそうな目つきでエイリークを見ている。
「・・・・・・。」
エイリークは無言でヴァルターを睨みつけた。しかし、彼女には、もはや逆らうすべはなかった。
ルネス軍は、無惨にも敗れた。ほとんどのメンバーは乱戦の中に命を落とし、エイリークを始めとする男女8名だけが、捕虜として生き残った。
「な、何するんだ!やめろぉ!」
元気な盛りのロス。
「いやあああああっ!!!」
泣き叫ぶアメリア。
「うう・・・お姉ちゃん・・・」
「ユアン・・・」
ユアンとテティスの姉弟。
「な、何をなさいますの!おやめなさい!」
気丈にも抵抗しようとするラーチェル。
「まいったぜまったく・・・」
「ガハハ!捕まってしまいましたな!ガハハ!」
ラーチェルお付きのレナックとドズラ。以上の8名だけ。しかし、彼らは今、全てヴァルターの手の内にある。
武器は全て奪われ、身ぐるみも全て剥がされた。
「クックック・・・エイリークよ、このような姿になっても、お前は美しいのだな・・・」
今、エイリークの身に纏わりついている衣類は、何もない。ただ、その生身の裸体の全身に、金粉がまぶされている。
そして、金色のシルクハットと、リード付きの首輪だけが、彼女たちの衣装である。
「さあ、お前たちよ、踊るのだ!踊って、せいぜい我らを楽しませるが良い!」
周囲を重武装のグラド帝国軍に囲まれ、彼女たちは逆らえない。犬のように繋がれたまま、彼女たちは立ち上がる。
そのとき、グラド軍の背後に控えていた音楽隊が、一斉に音楽を奏でる。
そして彼女たちはシルクハットを手にして、動きをそろえた。

「わんっ!」

おしまい
638人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/16(金) 18:31:33 ID:A+V4P5zH
639名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 19:30:48 ID:KUfzrwU7
そろそろ次スレかな?
640名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:36:58 ID:qzvdREGT
なんという早漏
641南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/16(金) 21:15:55 ID:ICHAXJJn
仕事から帰宅、なんか最近人少ないね。
今から新作作ってみようと思うんだが、エロなしって書いていいのだろうか?('A`)

投下してもいいというのなら、完成次第投下します。
642名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:20:26 ID:DMqf2G6t
短いのなら俺は別に構わないけど、長めならテキストファイルでどっかに上げた方が良いと思うよ。
643南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/16(金) 21:22:31 ID:ICHAXJJn
>>642

15kb程だが、スレとしてもきっとエロを求めているのだろうな。
よし、エロありにして書いてくるぜ。
紋章より  アベル×パオラ だぜ!
644名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:20:58 ID:vnZ8J5Do
最近豊作ですな。

ところでだみゃ〜ん氏はミュージカル(?)好きなの?
645名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:45:13 ID:zb1OzPia
だみゃ〜ん氏の次回作はムーランルージュかオペラ座の怪人とみましたぜ!
646名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:45:55 ID:zb1OzPia
すまん、上げちゃった
647名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 10:30:52 ID:zUP/8CP5
サザ(エ)さんとミカ(ワ)ヤさんの真昼の情事キボンヌ
648南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/18(日) 11:55:54 ID:mes37UKg
宣言通りにアベル×パオラ投下。前半部分の為、例の如く後半までエロはなし。
明日にでも残りを完成させてUPします。

「アベル!」
遠くから声が聞こえる…。
混濁する意識のカーテンの向こうから、誰かが呼びかけてくれている。
起きなくては…。そう思うも身体の自由は利かない…いや、手足に力が入らない。
俺は…どうなってしまったんだ? 今となってはもはや分からない。
「しっかりして、アベル!」
先ほどよりも強く身体を揺さぶられている。
聞き覚えのある声だ。愛しさが込みあげ、今すぐにでもこの手で抱きしめたい。
そんな熱く燃えあがる想いとは裏腹に、意識のカーテンは次第に黒く染まっていく。
「嫌…嫌よ…アベル! お願い! 死なないで!」
死…? そうか、俺は死ぬのか…?
寒いな…そうか、今は冬だったな。だから、こんなにも寒いのか。
じゃあ、この怖さは何だ? 寒いのが怖い? ――いや、違う。
俺は…死を恐れているのか。そうだ、俺はまだ死にたくない――いや、死ねない筈だ。
なのに…身体は動いてくれない。
「私を置いていかないでよ…どうして、どうして! 私を一人にするの!?」
先ほどよりもさらに激しく揺さぶられる。
この声は…駄目だ、意識が薄れていく…。
「もう、やめて! パオラ姉さん!」
「エスト…でも、でも! アベルが!」
パ…オ…ラ…? 
その名前を聞いた時、薄れ行く意識の中、黒く染まった視界のカーテンに、一人の女性の姿が浮かんだ。
緑髪、優しげな笑み。純白のペガサスを操り、青く無限に広がる大空を翔る天馬騎士。
ペガサス三姉妹の長女…愛しき者。パオラ…
彼女の笑顔を最後に、俺の意識は完全に途切れた。

不意に目が覚めた…。
純白のカーテンが春の陽光を受け、キラキラと輝いている。
両開きの窓は開け放たれ、暖かい春風が室内に彷徨い吹き込んでくる。
目覚めたばかりの肌を刺激する気温に体を震わせながら、
目だけで辺りを一瞥すると、清潔感ただよう白で構成された室内と、
ベッドサイドの花瓶に添えられた一輪のアネモネの花を見つけた。
綺麗な花だ…。そう思いながら、花を手にしてみようと身体を動かそうとするが、
動かない…? 何故だ? もう一度試してみるが、やはり上手くいかない。
おかしいぞ…それに、身体の感覚がまったくない。
手足も首も…目だけがかろうじて少し動く程度か。
口も動かず声も出せない…俺はどうなってしまったんだ?
…俺? 俺って…誰だ?
誰って誰だ? 俺は…何者なんだ?
身体は動かずただ思考だけが辛うじて残っているもの、何も思い出せない…。
ただ、視界に入る映像を見続けるしかないのか?
そう思っていた時、不意に室内の扉が開かれた。
カチャと控えめに扉が開いた後、コツコツと床を踏みしめる音が聞こえる。
誰かが…この部屋に?
「おはよう。アベル」
アベル? 俺は…アベルという名前なのか?
それにこの声は…一体、誰だろう?
「あ、起きてたのね。ごめんなさい、少しお店の方を見てきたの」
天井ばかりが写っていた視界に不意に一人の女性の姿が見えた。
緑髪の優しげな笑みを浮かべた女性のようだ。
彼女は一体誰だろう?
「今日もいい天気だけど…少し寒いわね。窓、閉めようか?」
「…」
俺は何も答える事ができない。
少々寒いのは確かだが、外の空気がすがすがしくて、できる事なら開けていて欲しかった。
だが、俺に彼女の行動を止める事はできない――そう、ただ見ているしかないのだ。
彼女は俺の意思を感じたのだろうか。少しだけ窓を開けたまま、後は閉めてしまった。
649南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/18(日) 11:56:50 ID:mes37UKg
「具合は…どう? 何か…欲しいものある?」
具合? この動かない体の事だろうか? 欲しいもの…そういえば、お腹が減ったな。
「もうそろそろ、お昼ね。私、お弁当作ってきたの、いつも流動食じゃ味気ないでしょ?
 お医者様も、介護ありでなら食べれるだろうと仰ってたわよ」
視界から彼女の姿が消えた。
ベッドの隣でなにやらごそごそという音が鳴っている。
「ほら。パオラ特製お弁当よ。不味いなんて言ったら怒るからね」
じゃーんと、嬉しそうに微笑みながら、何やら四角い包みをこちらに見せている。
お弁当…か。この人はどうして、そこまで俺にしてくれるのだろうか?
それに、この人の名前は…パオラというのか。
パオラ…? どこか、心にひっかかる名前だ。
思い出そうとするが、強烈な頭痛に遮られ思考は強制的に切断されてしまう。
何故だ? 何故、俺の心は記憶を覗く事を拒む?
分からない事ばかりだった…。
俺が悩んでいる間も、彼女はお弁当をベッドサイドに広げていた。
「ほら、お食事の時は身体を起こさないと駄目よ」
彼女が俺の背中を支え、ゆっくりと上半身だけを起こす。
先ほどまでの視界よりも、幾分か視野が広がり、今この部屋には
俺と彼女しかいないという事が分かった。
同時にこの部屋がどういう部屋なのかも分かってしまった。
ここは恐らく病院だ。俺は人に関する記憶等は覚えていないが、
どうやら日常的に目にするようなこういう風景についての知識は残っているらしい。
そして…自分が何かの病人なのだということも…
「さあ、アベル。お昼、食べよ? 美味しいわよ、何せ私の手作りなんだから」
震える手でフォークに刺さった卵焼を私の口へと近づけてくる。
何をそんなに震えているのか? 俺には分からなかった。
そして、カランカランとフォークの落ちる音が、静寂に包まれた室内に響いた。
「う…うぁぁ…うわぁぁ…」
顔を伏せ、必死に手ぬぐいで口元を覆い、声を殺しながら。
彼女は…泣いていた。
嗚咽を漏らし、空いた手を膝の上で硬く握り締めながら、必死に声を殺している。
ひくっひくっと、肩をしゃくりあげながら…
何故…泣く? 何故…悲しむ? 俺には分からない。
分からない…筈なのに。心は痛んだ。
そうして…自然と俺の瞳から涙が零れ落ちた…。
「ア…ベ…ル?」
俺にも何故泣いているのかは分からない。
ただ目の前の女性の様を見ているだけなのに?
いや、違う。俺は悲しいんだ――そう、この女性が悲しむ姿が。
悲しいんだ――
泣かないで…君が泣くと――俺も悲しい。
どれだけそう伝えてあげたい事か。だが無情にも身体は言う事を聞かない。
泣き続ける彼女を抱きしめてやる事もできない。
俺は――無力だ。
「ご、ごめんなさい。お腹減ったよね?」
涙を振り払い、落ちたフォークを手に席をたつパオラ。
違う。食事なんてどうでもいいんだ。
君の悲しみをとめたいだけなんだ。パオラ!
心の叫びは声になることはない。ただ自らの内なる部屋に響くだけだ。
「フォーク。洗ってくるね…」
コツコツと床を踏みしめながら、パオラは部屋を出て行ってしまった。
心の中でどれだけ手を差し伸べても、彼女の姿は遠くへ行ってしまう。
先ほどまでは掴み取れそうな程、近くにいたのに…
今はただ、遠い…。そして、それがとてつもなく――寂しかった。
650南条 ◆JbFOtrah7U :2007/03/18(日) 11:58:08 ID:mes37UKg
やがて、戻ってきたパオラの手伝いもあって、食事を終えた。
お弁当を片付けながら、彼女は微笑を見せこう言った。
「ね、アベル。食後のお散歩にいこっか」
「……」
そうして、彼女の押すとても快適とは言えない木製の車椅子に乗り、
俺とパオラは病院の敷地内へと来ていた。
「ごめんね。本当ならマリクにでも頼んで魔法で移動させてもらうんだけど、
 彼、今日はエリス様に同行してて居ないから。
 お城で使っている物を借りてきたの。ちょっと不便だけど、我慢してね」
カラカラとゆっくり、ゆっくりと敷地内に咲きほこる花壇の傍を散策していく。
「本当にいい天気で良かった。アネモネの花が綺麗ね、アベル」
「……」
押していた車椅子を止めると、パオラは花壇の前にしゃがみこんだ。
「ねえ、アベル。アネモネの花言葉って知ってる?」
「……」
花言葉…? 俺は特別花に詳しいわけではないので、正直分からない。
春の陽光を浴びたパオラの指が、花壇に咲く無数の花の一本を撫でる。
「見捨てられた者…」
見捨てられた者…? ずきんと心の内側が刺激された。
「アベルは…迎えに来てくれるよね?」
彼女の言葉は酷く重い。自分の状態がどういうものかも、
直る見込みがあるのかどうか? といった部分についても俺には分からない。
「ごめん、今のは忘れて!」
こちらを見つめながら微笑むパオラ。
悲痛な笑顔だ…俺の前では極力暗い表情を見せないよう努めているのだろう。
だが、それが余計に彼女の内面を表している。
無理をするな、パオラ。俺の前では…素顔を曝け出していいんだ。
そう、言えれば…くそっ。何故身体が動かないんだ?
俺の身に一体何が起きたというんだ? 頼む、動いてくれ!
これ以上、彼女に悲痛な思いをさせたくないんだ!
「ね、アベル。お店見にいく? 貴方のお店」
俺の店…? 俺は店を持っていたのか?
651名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 15:48:00 ID:EHzWpSFL
>>637

漏れも漏れも〜〜〜〜〜!!!
サザミカ作品投下心よりキボンヌ
652人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:43:27 ID:XUA62Y2T
どうも、だみゃ〜んです。
いよいよ後半に入りますが、今回はグロ表現あります。ご注意ください。それでは。
653人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:44:01 ID:XUA62Y2T
West side story 〜第2幕 プロローグ〜

宿舎の一室に、一人の男が匿われていた。
「・・・・・・。」
男はベッドの上に横たわり、動かない。
ただ、わずかに息の音がする。男はまだ、死んではいないようだ。
そして額には汗もにじみ出ている。その額の汗を、マリアはそっと布で拭った。
「にいさま・・・ミシェイル兄様・・・」
彼女はもう、三日三晩、この男に付きっ切りだった。その間、本軍はガーネフとの戦闘に向けて、その準備に大忙しである。
だが、マリアは、ずっとここにいた。この兄・ミシェイルの看護をしている。
だが、このミシェイルの生存は、周囲には知らされていない。もちろん、マルス王子でさえも知らない。
彼女は、そのことを言うわけにはいかなかった。特に、あの僧侶リフの仲間たちには、絶対に漏らすわけにはいかなかった。
ばれたら最後、一斉に襲撃されるだろう。あんなにも惨たらしい最期を遂げた僧侶リフの報復として。
そのとき、非力なマリアでは、到底太刀打ちできない。だから、この兄の存在は、絶対に漏らすわけにはいかない。
今のところ、姉のミネルバと自分、そしてマケドニアの仲間たちだけが、ミシェイルの存在を知っている。
しかし、それ以外の人たちには、知られるわけにはいかない。
「マリア・・・」
「あ、姉さま・・・」
ミネルバはそっとマリアの額を拭いた。
「マリア、少しは休んだら?」
「だって、兄さまが・・・」
マリアの必死の介護。それは、不眠不休で続けられていた。マリアはもう、ふらふらになっている。そんなマリアを、ミネルバは心配する。
「ねえマリア、お願いだから、少し休んで。後は、私たちがやっておくから。」
ミネルバの横には、レナもいる。ミネルバの介護では心もとないが、レナがいれば、大丈夫だろう。
「レナさん、兄さまを・・・ミシェイル兄さまを・・・」
「マリア様、王子は大丈夫です。ですから、ねっ?」
「・・・はい・・・」
マリアはふらふらと立ち上がり、そのまま自分の部屋へと戻った。
「ジュリアン。」
レナが呼ぶと、物陰からジュリアンが現れた。
「なっ・・・!」
ミネルバは驚く。敵の一員であるジュリアンが、ここにいるのだ。
「ミネルバ様、彼は敵ではないわ。だから、安心なさって。」
「うん、でも・・・」
「ねえジュリアン、マリア様を・・・護って。」
僧侶リフの報復として、マリアが狙われる可能性もある。レナもそれは、よく知っている。だから、愛するジュリアンに、マリアを託すのだ。
「ああ、俺に任せとけって。」
そしてジュリアンは、マリアの後を追った。ふらふらしていて、すぐに追いつける。だが、ふらふらしているということは、それだけ危険ということ。
だからジュリアンは周囲に人が潜んでいないか確認する。襲撃に対して、備えていなければならないからだ。
654人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:44:41 ID:XUA62Y2T
West side story 〜スケルツォへの移行〜

そのころ・・・
別の一室に、僧侶リフの仲間たちが集まっていた。
「リフ・・・・・・」
ミシェイルと同じように、僧侶リフが横たわっている。だが、こちらは・・・・・・
既に彼は、息絶えていた。もう、どうやっても動かない。但し、この世には、人一人を生き返らせることのできる魔法の杖があるという。
だが、軍の一軍メンバーではない僧侶リフに、その杖を使ってもらえる可能性は低かった。
「リカード、おめえは、よくやったよ。」
「見直したぜ、僧侶リフの敵を討つなんてな。」
皆は、リフの死を悲しみながらも、口々にリカードを誉める。ミシェイルを刺したのは、間違いなくリカードだった。
もちろん、ミシェイルを刺したところで、僧侶リフが生き返るわけではない。だが、少しだけ、彼らの溜飲が下がったのは確かだ。
彼らは知らない。ミシェイルの生存を。だから、その恨みは、自然と他のマケドニアの連中に向けられる。
すると、リカードは立ち上がった。そして、そのまま立ち上がり、部屋を出る。
「おい!どこ行くんだ?」
「ちょっと、外の空気を吸ってくるっす。」
「そうか・・・・・・」
そして、リカードはそのままふらふらと歩き出した。
僧侶リフとの、楽しかった思い出。
だが、もうリフは、この世にはいない。いつしか、リカードの頬に、涙が伝わる。
そして、道の向こうからも、同じく頬を涙に濡らすマリアが歩いてきた。

「あ、マリア・・・」
「リカード・・・」
その互いの相手を目にするだけで、二人とも涙が止まらない。
二人はぎゅっと抱きしめあった。
「どうして・・・どうして・・・こうなっちゃったのかな・・・」
「マリア・・・おいら・・・」
兄を刺したリカード。だが、それは、兄が、僧侶リフを刺殺したから。
憎しみが、憎しみを呼ぶ。
「私は、こんなに・・・あなたが好きなのに・・・」
「マリア・・・おいらもっす・・・」
「・・・・・・。」
マリアも、そしてリカードも、すっかり疲れ果てていた。
「私・・・部屋に戻るね。」
「うん。おいらも・・・」
そして二人は歩き出した。
そしてマリアが部屋に入ると、続けてリカードも同じく部屋に入る。
「リカード・・・ここは私の部屋よ?」
「うん・・・でも・・・」
そしてリカードはそのまま、マリアを抱きしめた。
「おいら、マリアと・・・一緒にいたい。」
「リカード・・・」
するとマリアは、リカードから離れた。そして、その場で衣類を全て脱ぐと、そのままベッドに潜った。
「リカード・・・ずっと・・・ずっと一緒にいて・・・」
「うん・・・わかった。」
そしてリカードも衣服を全て脱いで、ベッドに潜る。
途端に、女の子の甘い香りが、リカードの鼻腔をくすぐった。
「ずっと・・・抱きしめていて!」
655人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:45:18 ID:XUA62Y2T
West side story 〜スケルツォ〜

リカードの腕の中に、マリアの女のぬくもりが転がる・・・
「マリア・・・やわらかいっす。」
マリアの柔肌、そして、女の子の色気。それが今、リカードの手の届くところにある。
「あなたも・・・あたたかい・・・」
彼の胸は、マリアの悲しみを幾分か和らげてくれる。その胸に顔を埋めると、彼の暖かい鼓動が聞こえた。
彼は、間違いなく生きている。そして、私も・・・間違いなく生きている。
「マリア・・・」
「リカード・・・」
二人は、お互いに名を呼び合った。今、自分が抱いている、最愛の人の名を確認するかのように。
「マリア、おいら、もう・・・」
熱い命の鼓動が、マリアに伝わる。リカードも男なのだ。
その想いに、マリアはただ、こくっと頷いた。彼の気持ちは、わかっている。
そして、次の瞬間。

にゅる。

やはり入ってきた。
マリアは驚きもしない。わかっている。リカードは男、そしてマリアは女。
そしてリカードがマリアをぎゅっと抱きしめると、それは彼女の一番奥まで届いた。
「んん・・・・・・」
よろめくような呻き声。そして、己の骨の髄まで貪りつくすような、快感。
その熱く大きな物は、彼女の理性までも貪りつくす。
「リカード・・・」
彼女は涙目で彼を見た。痛みとかではない、説明のしようもない切なさが、こみ上げてくる。
「お願い・・・いつまでも・・・ずうっと抱いていて・・・」
マリアは涙が溢れるその顔を、リカードの胸に埋めた。そして彼も、彼女を優しく抱きしめる。
やがて・・・・・・

全てが、真っ白になった。
656人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:45:57 ID:XUA62Y2T
West side story 〜Somewhere〜

「あ・・・ここは・・・」
白いもやが立ち込めている。ここはどこだろう。マリアも、リカードも、まだ一度も来たことのない場所のようだ。
そのもやの先は、淡い光に包まれている。
「マリア、行ってみよう。」
「うん。」
リカードはそっと、マリアの手を取り、白いもやのかかる坂を駆け上がる。
そしてその頂上には、大きな広場があった。
「あっ!ミネルバ姉さま!」
マリアが指差した先に、ミネルバがいる。彼女は穏やかな笑みを浮かべていた。
そしてそこには、サジ、マジ、バーツや、パオラ、カチュア、エスト、マチスといった面々も居る。
「何だろう・・・?」
リカードは思わず、首をひねった。皆、穏やかな顔をしている。憎しみは、どこにもない。
そして彼らは、一斉に手を繋いで大きな輪になって踊りだした。
皆、一緒に踊っている。サジがパオラの手を取ると、パオラはくるっとサジのほうを向いて礼をした。
「あなたたちも、いらっしゃい。」
ミネルバに呼ばれて、二人も彼女の元に駆け寄る。その目には、いささかの憎しみもない。
そして二人は、ミネルバの手を片方ずつ手に取り、礼をする。するとミネルバは、にこっと微笑んだ。
穏やかな、優しい微笑み。こんな彼女の顔を見たのは、何年ぶりだろう?
思えば、ミシェイル王子が政権を奪取してから、彼女は強張ったような表情になっていた。あれ以来、微笑んだことなど、一度もなかった。
それ以前には、マリアに微笑を見せることも珍しくなかったのに・・・だから、正直、マリアは少し寂しかった。
そしてリカードはもちろん、こんな表情のミネルバなど、一度も見たことがない。だから、彼女の表情に、少し戸惑っている。
「リカード、これが、本当のミネルバ姉さまなの。」
マリアは説明するように彼に言った。そして、リカードも、仲間を見ながら、マリアに言った。
「皆、本当は優しくて気のいい連中ばかりなんっす。」
リカードの仲間の面々も、皆、穏やかな表情をしている。そして、他の皆も、柔らかい日差しに包まれて、優しい表情をしていた。
マリアと、そしてリカードが夢にまで見た、理想の世界。
そして、彼らの向こうに、男性が一人、立っている。
「あ、あれは・・・ミシェイル兄さま!」
マリアは早速、彼のほうに駆け出した。そしてそれを、リカードが追う。
「マリア。」
ミシェイルの見せた、穏やかな微笑み。
657人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:46:43 ID:XUA62Y2T
West side story 〜甦る悪夢〜

だが・・・

「!!!」
マリアは思わず絶句した。そしてリカードの顔も、恐怖に引きつる。
ミシェイルの穏やかな顔が、まるで蝋細工のようにどろっと溶け出す。
そして眼窩から眼球が飛び出し、ぽろっと垂れ下がった。それに併せて、口元から歯がポロポロと落ちていく。
「きゃあああああああああああああっ!!!」
マリアとリカードは絶叫して逃げ出した。そして彼女たちの後を追うように、ミシェイルも走り出す。
「マ・・・リア・・・マリ・・・ア・・・」
たどたどしい言葉でマリアの名を呼びながら、ミシェイルは追ってくる。そして、二人は一生懸命走る。
そしてその逃げた先に、坊主頭の男が立っていた。二人とも見覚えのある、僧侶。
「リフ!助けて!」
二人が叫ぶと、リフはくるっとこちらを向いた。
「!!!」
二人は絶句した。僧侶リフの顔に、無数の丸い穴が開いている。そしてそこから、ボコボコッと植物の種子のような物がはみ出していた。
「き・・・きゃああああああああああああああああああああああああっ!!!」
そして二人はまたも逃げ出す。その後を、僧侶リフも追ってくる。
「・・・私は・・・僧侶リ・・・フ。治療・・・の杖が・・・使え・・・ます。よ・・・ろしけ・・・ればご一・・・緒さ・・・せてく・・・ださい・・・」

「あああああっ!!!」
二人は叫んで、飛び上がるように身を起こした。そして辺りを見ると、そこはマリアの部屋。
「夢・・・だったの・・・?」
二人は裸のままだった。さっきまで愛し合っていた格好。だが、汗でぐっしょりと濡れている。
「・・・・・・怖かったよう・・・・・・」
「おいらも・・・・・・」
二人は汗を拭くと、また抱き合って眠りについた。

今日はここまで

そろそろ次スレですな。
658人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 17:57:24 ID:XUA62Y2T
659人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/18(日) 18:57:58 ID:XUA62Y2T
実はおいらは未だに『暁』をやってないので、公式HPを見たり、噂に聞くだけであるのだが、公式HPを見た限り・・・
ミカヤの鼻の穴に萌えた。
普通アニメ絵とかでは、劇画やヘタウマ漫画じゃない限り、鼻の穴はないのだが・・・ミカヤのCGには、立派な鼻の穴がある。

サザ「ミカヤって、興奮すると鼻の穴がくわっと広がるんだな、はっはっは!」
ミカヤ「や、やめてよ、もうっ!」

あと、気になる人物の噂を聞いたのだが、メグってどういう人なんだろう?すごく気になります。

ああ、早く暁やりたいな〜!ミカヤの鼻の穴とメグに萌えたいな〜!

独り言スマンorz
660名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:13:34 ID:ugpshTD9
るきのんも鼻の穴広がってるぞ
気絶してるけど
661外伝 ◆9QlRx9nooI :2007/03/18(日) 20:48:01 ID:wppuhrbN
今気付いたけどさ。
この26章の次スレも26章になってる。

女神様さいこー。
662名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:02:23 ID:965K4J+h
>>659
メグは…うん…
まぁ、がんばって入手してください。
663名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:28:39 ID:kDre59Z5
メグ普通にかわいいと思ってるんだけどなあ
デブってほどデブじゃないし。
664名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:40:33 ID:fmr0KM6D
ファイアーエムブレムは可愛い娘が多くて困る
職人さんの影響で何か自分も書きたくなってきた
外伝のメイ・デューテ、紋章のリンダ、聖戦のティルテュ・ティニー
トラキアのラーラ・・・・・・
665名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:05:10 ID:vJXCmpor
嗜好がまる分かりだなww
気長に待ってるぜ
666名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:06:11 ID:sHdR7zOs
作品からスレ立てまで乙です。

鼻の穴に着目するとは・・・
まあそれはそれとしてメグは割とダミアン氏好みのキャラかもしれん。
キャラとしてはネフェニーの真逆みたいな感じ。性格とか顔とか。
可愛いは可愛いが小動物のような可愛さというか。
667名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 03:39:36 ID:T1IZY3O1
>>664
ラーラ激しく希望
668名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 02:58:01 ID:uPGYbNIV
地味系庶民娘萌えの俺にはトラキアはまさにパラダイスだったな…。
ラーラとタニアとマチュアのエロSSきぼんぬ
669アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 11:59:51 ID:RCNUwhuk
どうしよう

イナがクルちゃん王子に野外プレイされるとか、エリンシア様とるきのんの甘いレズとか
ミカヤ・ローラ・イレース・ララベルの投獄強姦とか
ビーゼが衝動的にトパック襲うとか、
サザ涙目wwとかレヲルトヘタレとかジルと動く城とか
クリミア反乱軍にレイプされるネフェニーとヘザーさんとかもうエロイことしか考えられない

どれを作ろうかな・・・ヘザーハーレムも続けないと
670名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 13:03:18 ID:TbItxbdY
両方とも書けばいいじゃない

そして個人的に
>ミカヤ・ローラ・イレース・ララベルの投獄強姦
これ希望
671名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:16:13 ID:CVXsPidl
純愛で
672名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:02:27 ID:/z9kDrxl
ミカヤ・ローラ・イレース・ララベルの投獄強姦希望。
673名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 19:11:58 ID:M7OWXi/9
ミカヤ・ローラ・イレース・ララベルの投獄和姦希望。
674名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 19:30:45 ID:DvaBcN7q
ミカヤ・ローラ・イレース・ララベルの投獄強姦希望。
675名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 19:47:06 ID:w7RaMWYO
エリンシア様とるきのんの甘いレズ希望
676名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:09:05 ID:Q6HYCRpD
むしろサザ涙目ww
677アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 21:32:40 ID:RCNUwhuk
ミカヤたちが投獄されて強姦にケテーイしたYO
さっそく構想の22.2%を文面にしたから応援してくれ

ハァハァしながら書くから興奮してちぐはぐにならないようがんばります
678人造人間だみゃ〜ん ◆1aM01Oi/FM :2007/03/20(火) 22:18:08 ID:irgVFTUe
ちょっと落書き

SOA団(世界を大いに盛り上げる暁の団)団長 涼ミカヤハルヒ
679アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 23:10:27 ID:RCNUwhuk
グレイブ監獄所。
ミカヤとローラはジェルド将軍の手により、ここに投獄された。
同じ牢には、行商団の女性・ララベルとその連れであるイレース、クルトと名乗る旅人がいた。
「私たち、どうなってしまうんでしょう・・・」
「そりゃあ決まってるじゃない、私たち犯されるのよ」
「犯す?」
「…ローラ、私にはわかる。
すごい嫌な予感がするの、みんなの心がめちゃめちゃにされる…」
「え…? あ、そういえばクルトさんは別の牢に連れていかれましたね。」
「じゃまなのよ、あの子がいると……ほら、あいつらが教えてくれるわ…教えなくてもいいのに……」
ミカヤたちの牢に、兵士が4人入ってきた。
かなり偉そうな重歩兵と、その取り巻きの弓兵・剣士・戦士の4人である
重歩兵は鎧を脱ぎ、ミカヤの両腕両足を縄で縛り、押し倒した。
「…くっ…はなしてっ!」
「少し黙れ! 銀の髪の乙女!」
ミカヤはビリビリに衣服を破られ、両手の手袋を残して裸にされてしまった。
「ミ、ミカヤさん……」
「銀の髪の乙女…下まで銀じゃねぇか!」
「ギャハハハ!」
「恥ずかしい…耐えられない。」
「ミカヤさん!ミカヤさん!」
「さ〜ておまえらも脱げ!
脱がないとこの斧でぶっ殺すぞ!」
戦士が大声で怒鳴り散らした。
ローラは恐怖の余り、涙を流して立ちすくんでしまった
「ヒィ……」
すると、ローラの股が次第に濡れ始めた。
そう、尿を漏らしてしまったのだ。
「ア……………やっ!」
「おやおや、衣装が濡れたようだなぁ…
脱がしてやらないと」
弓兵がローラの衣服や下着を脱がし、ローラは裸になってしまった。
「み、見ないで……」
ちょうどララベルは脱ぎ終えていた。
「ん? そこで寝てる女!
お前も脱げ。脱がないと死ぬぞ?」
「ん…?」
「脱ぎなさい、イレース!」
「……、んぅ………」
イレースもおとなしく衣服を全て脱いだ。男たちもいつの間にか全裸だった。
4つの股間が誇らしげに起っていた。
女たちは縄で手足を縛られ、寝かされていた。
「まずは銀の髪の乙女だな」
「覚悟しな、乙女」
「癒しの手ならぬ、癒しのマンコだなっ!」
4人の男たちは一斉にミカヤを肉棒で犯し始めた。
680アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 23:13:16 ID:RCNUwhuk
「ヤッアッアッ、アーーッアーウー!!」
ミカヤの秘丘に肉棒が無理矢理突き抜かれた。
ミカヤの秘丘から血が流れている。
「うるさいぞ、銀の髪のメス豚っ!」
ミカヤの口に肉棒が突っ込まれた。
「くそっ、ならこいつのおっぱいで!」
ミカヤのバランスのよい美乳の谷に肉棒がこすられている。
「ず、ずるいぞ!
俺はケツにはやりたくないからな…仕方ねえ、この姉ちゃんに突っ込むか。」
「! わ、わたしには心に決めたッ………!!」
ララベルは欲望に満ちあふれた肉棒に処女を貫かれてしまった
「いやぁぁぁ!! あたしのぉぉぉ!! あたしの処女ぉぉぉ!!」
ララベルにしては珍しく、普段の余裕のある態度が崩れてしまった。
それはそうだろう、彼女の勇者・アイクに処女を捧げるつもりだったからだ……。
一方、ミカヤは涙目ではあるが、自分を犯す男に対して睨みつけた。
「あん? 銀の毛のメス豚がご主人様にはむかおうってか?
うっわ…イクぞ、感謝するんだな、俺の愛情を体内から感じることができてなあ!!!」
「!?……いや、中はダメッ! ダメーーーッ!!!サザァァーッ!!」
ミカヤは中に男の欲望をずっしりねっとりと放たれた
ミカヤはもう泣きじゃくっていて、抵抗使用とする気力を削られていた
男はそんなことはおかまいなく、ミカヤの髪をつかんで接吻をした
接吻…そう、キスである。
そのショックで、ミカヤは暁の団での日々を思い浮かべた。
便りになって博識なノイス、現実的だけど仲間は見捨てないレオナルド、ムードメーカー的なエディ、
そして、必死に自分を守ろうと助けてくれる弟のサザ……………
いまの自分の姿を見たみんなはどう思うのだろう?
悲しむ? それとも…
もしかしたら、全ての男の人はこれを求めているに違いない
サザたちもきっと…じゃあ、この姿はむしろ本当の自分?サザたちも喜ぶだろう、なら…………
ミカヤの思考は狂った。
「もっと…ちょうだい」
「へへ、ちょうだいじゃないだろ? くださいだろ?」
「はい、ください」
「ならこれからは豚のようにしかない手はダメだ、お前は銀の毛のメス豚だからなぁ」
「は………じゃなかった、ぶひぃ」
「!! ミカヤさん?
正気を保って! あなたはミカヤさん! こんなやつらの言いなりにならないでください!
ミカヤさん! 気をたしかにしてください!」
「ぶー、ぶー…」
ミカヤは銀の毛のメス豚になりきっていた。
681アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 23:17:27 ID:RCNUwhuk

まるで幻覚を見たかのように遠い目をしながら、尻を男にふりふりと振っている。
男は早速ミカヤに挿入し、2ターン目を開始した。
「ぶひぃ、ひゃぁぁん、ふひゃぁんひぁぁぃ!!」
「アヒヒ! 今まさに、銀の毛のメス豚の誕生だぁ!!」
ミカヤはすっかり性の虜だ。
ララベルさんは泣きながら乳首を舐められながら、秘部を貫かれ続けていた。
「あぁん…あぁあ! あっいあぁ!」
「もっと中に出してあげるからな、まってろよ!」
男は必死にララベルに腰を振り続ける。
ララベルの秘部から大量の欲望の水滴や処女膜を破った際に出た血が太股を伝って流れている。
そして、ローラとイレースも処女喪失の瞬間がやってきた。
「………ララベル…」
「…ミカヤさんが………」
「哀愁に浸るんじゃねえよ、さあ、パイズリするか挿入されるか選べ!」
「くっ…」
「…」
ローラとイレースは、満足な大きさではない胸で、男たちの肉棒をしごいた。
「わ、私たちのおっぱいで幸せにしますよ〜…どうですかぁ?」
「頑張ったら……いっぱい食べ物ください………………」
「おぉ、この乳首かわいいな」
「そらそらっ!」
男たちは、ローラとイレースの乳首をクリクリ転がしたりつまんで押し潰したりした。
「はうっ…んぅぁ!」
「ひっ………」
ローラたちはパイズリをうまく出来なくなった。
さらに、男たちは尻を触り始めた。
その手は次第に秘部や肛門を責めるようになり、余計集中ができなくなってしまった。
「い、いやっ! なにか出ますっ! おしっこがっ!」
「あ………あ………」
ローラとイレースはほぼ同じタイミングにイッてしまった。
パイズリはうまく出来なかったのだ。
「おしおきだな……」「………あ………いやっ……痛いっ!」
「女神様ぁ! 助けてぇ!」
イレースとローラの処女が、今失われた。
ミカヤ、ララベル、ローラ、イレースの4人は夜明けまで延々と犯され続けた。
失禁して気絶しても、蹴りなどで起こされたり、そのまま犯されたりした。
「アァ…………ミカヤさんたちが……」
「あなたはあたしたちが相手よ、かなりいい巨根さんね」
「くすくすくすっ!」
「アーッ!」
ちなみに、クルトは天馬騎士やオカマたちに犯され続けていた………
682アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 23:18:25 ID:RCNUwhuk
夜明けを過ぎた朝
牢獄にひとつの緑の影があった
「ミカヤはどこだ?
シスターもどの牢なんだ?」
サザはまだ知らない。すでに手遅れであることを。
「この牢か? ミカヤ! ………っ!」
「あ、……………サザァ………遅い…………」
「くそっ…ちくしょう…ミカヤが犯されたっ、くそう…………」
サザは、裸のまま犯された形跡を残し、寝かされているミカヤたちを見て泣くしかなかった。
683アシャンゲリオン ◆zdn9t0D6bQ :2007/03/20(火) 23:22:04 ID:RCNUwhuk
いかがでしょうか?
これでおしまいです。

まだまだ未熟だなあと思いますが、これからもみなさんにエロを提供したいです
684名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:50:56 ID:3HFm/vVe
やばい、なんとなくスレを見たら新作が。
GJだ。
しかしララベル…処女とはな。
685名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:02:44 ID:hCcYD5rz
>>684
ハードでやると遠い国の勇者(アイク)のためにとか言うよ
686名無しさん@ピンキー
イレースものは貴重だから嬉しいよ
書いてくれてありがとう・・