スッゲ、もう新スレか…乙!
怒涛の勢いのクオリティ、職人の神々にエーロ・ゴシカァン!!
乙です!
刹那入ってるwww
乙です!
そろそろ………
前スレでサイヤコ待ってましたが…
こなかったので自作。
初エロ(微)
初ネウロ
初サイヤコ
初2ch投下
なので、つたないですが……
「今、巨大ハンバーグを食そうとしていたのにっ!!!」
思わず叫びならがら体を起こす。本当に悔しかった。
あと少しで超巨大なハンバーグを口いっぱいに頬張るところだったのに。
しかも、笹塚さんの奢りで。
起き上がった瞬間、夢だとはっきり分かったものの、私は余りの無念さに頭を抱えた。
「ああ…美味しそうだったなー……あの肉汁……って…」
ふと違和感を感じ、顔を上げて辺りを見回す。
知らない風景に知らない家具。
まったく見覚えのない場所に私はいた。
自分が座っているベッドとテーブル、それとバスルームがあるだけの質素な部屋だ。
「………………ここ、どこ?」
ポツリと呟いた私の言葉は、夕日の射す部屋に空しく響いただけだった。
突然のことには慣れている(というか慣らされた)。
とりあえずベッドに座って考える。
正直、見知らぬ場所で目が覚めるなんて、あって不思議じゃないと思ってる。
特にネウロと一緒にいれば、気付かない間に変な場所にいることなんて珍しくないとずっ
と思っていた。このイベント(?)がネウロの仕業だとするなら、自分が目を覚ますまで彼
が大人しく待っている筈がない。常識だ。
ということは、これはネウロの仕業ではないと考える。
はぁ…と小さな溜息を付き、一日の行動を思い出してみる。
ええと……学校にはちゃんと行ったんだよね。
それで、叶絵と一緒に学校から帰る途中で……
突然用事が出来たとか言って叶絵が先に帰っちゃって…
仕方がないから最近出来た甘味喫茶で期間限定の『フルーツ餡蜜地獄スペシャル』を食べ
ようと思ってお店に向かって………………
「しまった!『フルーツ餡蜜地獄スペシャル』食べてないよっ!!今日が期間の最終日だ
ったのにっ!!」
迂闊だった。こんなことならもっと早く食べに行けばよかった!
いや、違う。思い出したいのはこれじゃなくて…
それどころではない筈なのに、思い出してしまう自分が憎い。
そんなことを考えていると突然、バスルームの扉が開いた。
「ああ、目が覚めたね。良かった〜。殺しちゃったかと思った」
はっと声の主へと目を向ける。
そこに居たのは、良く…という程ではないが…知った顔。
「…サイ……」
シャワーでも浴びていたのだろうか。
少しぬれた髪をタオルでガシガシ拭いている。
「本当、あんたを運んでくるのも大変だったよー。あいつに見つからないようにしないと
いけないしさ」
あははっと無邪気な顔で語りかけてくる。
「…何で、私を?」
我ながら平凡すぎる疑問を投げかける。
「何でだと思う?」
疑問を疑問で返され言葉に詰まる。
彼が『フルーツ餡蜜地獄スペシャル』を奢ってくれる為…という事はまずないだろう。
色々と思い当たることがあり過ぎて、自然と顔が強張る。
「やだなー。そんな怖い顔しないでよ」
彼は手をヒラヒラさせながら笑顔を崩すことなく語りかけてくる。
「焦らしても仕方ないしね。教えてあげる。 ぶっちゃけちゃうと、あんたの事を知りた
くなったから…かな?」
「…私の…こと??」
ってことはついに私も箱にされるんだろうか…
出来れることなら限りなく遠慮したい。
とはいえ、私だけではサイから逃げられる自信もないし、逃げたところで追いつかれる自
信がある。
彼は相変わらず笑顔を絶やさず、一歩、一歩私へと近付いてくる。
彼と、目が合う。
彼の手が、私の顔へと伸びる。
私は、黙ってそれを見ていた。
彼と目があった瞬間、逃げようという気持ちが薄らいでしまったから。
笑顔の中に潜む、悲しみと不安を見てしまったような気がしたから。
サイが私の顔に触れる。
繊細な物を扱うように、優しく。
「……もっともっと、知りたくなったんだ…あんたのこと」
目を合わせたまま、サイが囁く。
捨てられた子犬のような冷たい、寂しげな瞳。
「あ、安心してよ。別にあんたを詰めようって訳じゃないから。だから殺しもしない」
彼はぴっと小指を立て、約束する…と呟いた。
「どうしてこんなにも、あんたのことが気になるのか、自分自身でも分からないんだ」
サイが私の手を取る。
「あいつといると思うと、胸の辺りがザワザワする。こんなの初めてだ。俺は…これが何
のか、知りたい…。教えてよ。」
サイは目を閉じ、私の手を自分の頬へと持っていく。
「ねぇ……」
少し熱を持ったような彼の肌の暖かさが伝わってくる。
「俺に見せてよ。あんたの…もっと、もっと、奥底を……」
***
多分、拒むことは出来たのだと思う。
それをしなかったのは、少なからず私も、サイに興味を持っていたから。
もしかしたら、ただの哀れみだったかもしれない。
でもきっと、それだけじゃない。
「…んっ……」
お互いの唇が重なる。
やわらかい唇だなぁ…と思っていたら、私の唇の奥へと彼の舌が割って入ってくる。
「…はぁっ……」
そのまま舌を転がしながら、サイは私の服を一枚一枚丁寧に脱がしていく。
「…気持ちいい?」
重ねていた唇を離し、サイの手が、私の胸の突起に触れながら尋ねる。
既に敏感になっているそこは硬くなっていて、私は返事の変わりに声を漏らす。
「…ゃぁっ……はぁっ…」
その声に満足したのか、彼は小さく微笑むと行為を続けた。
手で触れられ、舌で遊ばれ、声が漏れる。
その度に、サイは嬉しそうな顔を見せる。
「そんな顔もするんだね」
言われて急に恥ずかしくなる。
「…やっ……分かんな……んんっ………」
どんな顔してるんだろう…私………
そんな事を頭の片隅で考える。
「……あんた、初めて?」
唐突にサイが尋ねる。
その目はとても真剣で、純粋で…
私は小さくこくりと頷いた。
「ふぅ〜ん…。てっきりあいつとヤってると思ってた」
「そっ…ひぁっ…」
そんなこと思ってたのか!
と言いたかったが動き回る指先に弄ばれ思うように声が出せない。
サイの指は胸からどんどん下へと下っていき、私の内股を優しく撫でる。
くすぐったいような、気持ちいような、不思議な感覚。
次第に指は私の一番熱い場所へと辿り着く。
「あっ……」
初めての感覚に一瞬、体が跳ねる。
「…やっ…」
思わず漏れる拒絶の声。
「…嫌?そんなことないよね」
くちゅくちゅっと音を立てながら、指で私を攻め立てる。
「もうこんなに濡らして……やっぱり気持ちよかったんでしょ?」
「あぁっ!はぁっ……だめぇっ……」
濡れた指で一番敏感なところを何度も何度も丁寧に擦られる。
余りの激しさに私は喘ぐことしか出来なかった。
「あぁっ……そ…んな……激しくっ……んんっ」
「ね……入れていい?」
翻弄される私の耳元でサイで囁く。
私は小さくこくんと頷いた。
「怖い?怖いよね。初めてだもん。俺も怖いよ…」
「……サイも初めて…?」
サイの言葉に思わず尋ねてしまう。
「……いや、怖いってそういう意味じゃないよ?」
「???…っあ!?」
サイの言った意味を考えている間に、少しずつ、サイが入ってくるのを感じる。
「力抜いてて…ね?」
考えられないほど、優しい声。
私は黙って彼に身を委ねた……
”初めて”は死ぬほど痛いと良く聞いていたが…実際はそうでもなかった。
確かに痛いのはあったけれど、今はむしろ心地よく思う。
「イイね…。ゾクゾクする。殺してるときの感覚に似てるかも……」
くすくすっと静かに笑いながらサイが言う。
嬉しいのだろうか。
「ねぇ……」
「………ぁっ……な…に?」
サイが動く度に伝わる快感に飲み込まれそうになりながら、答える。
「………このまま…」
私の首にサイの細い手が掛かる。
「殺してもいい…?」
そのまま少し力を入れたのだろう。
息苦しい。
でも、その息苦しさが少しだけ気持ちいい。
ただ、このまま放っておいたら確実に殺られるだろうけど…。
「…あぁっ…………や…だぁっ…ん…」
「……………」
彼は私の返答を聞くと、首にかけていた手を外す。
それに安堵した私がほっと一息付く間もなく、彼は腰使いを速くする。
「んぁっ……サ…イっ……」
「…もっと、呼んでよ…。俺の名前」
サイが激しく私を貪る。
足りない”何か”を補うように。
無くした”何か”を探すように。
「呼んで、感じてよ。『俺』を…」
囁く声は優しくて、哀しくて…
「あぁっ……サイ…サイっ……もうっ……」
「ねぇ、一緒に…果てて?」
激しさを増す行為に快感を感じて、私たちは一緒に達した……
***
「あんたなら、教えてくれる気がしたんだ…」
サイの言葉に耳を傾けながらも、私は彼の顔をマトモに見ることが出来なかった。
納得して行った行為でも、快感に飲まれた自分を思い出すと恥ずかしくてたまらない。
「ねぇ、聞いてる?」
「ひあっ!!!」
背中から抱きつかれ、突然耳に吹きかけられた息に驚き声を上げる。
「きっ…聞いてるよっ!!それで??」
攻撃の第二派を受けないよう、慌てて言う私に、彼は「教えてあげない」と上機嫌に答えた。
「あんたは?」
「私も教えてあげない」
正直、どう表現したらいいか分からない。
ただ逃げるための言葉。
それでも、私は彼に対して何も感じなかったわけじゃない。
それが恋愛感情なのかは、まだ、分からないけど…
気が付けば、窓から差し込んでいた夕日はとうに沈み、月明かりが差し込んでいた。
「…帰らなくちゃ…」
「そうだね」
サイが抱いている手に力を込める。
「…お休み、ヤコ」
初めてしっかりと名前を呼ばれて振り向いた瞬間、額をトンと指で突かれる。
「あっ………?」
その瞬間、急激な眠気が私を襲う。
眠らされて、また、私はどこかで目が覚めるまで放置されるのだろう。
あの憎たらしい魔人に蹴り起こされるのだけは何とか避けたいところだ…
瞼が閉じていくのを感じながら、そんな事を思う。
「……あーあ。あいつも、同じような気持ちになること、あるのかな?」
意識が遠のく中、サイのそんな言葉が聞こえたような気がした………
以上、完でお願いします。
お目汚ししました…orz
神のように書けるよう、修行しますです。
>>13 GJ!!
充分に萌えた。
やけに冷静なヤコも良しかと
>>13 GJ!
サイヤコを久しぶりに堪能した。
凄くエロいです。
では神に引き続き自分もネウヤコを投下します。
妄想借金返済記。
17 :
返済1:2006/12/05(火) 00:06:18 ID:aqFaJj+U
この歳で多重債務者・・・・。
現実って残酷だよ、いつも残酷だけど・・・。
この借金をいかにして返すか、しかも月末までに。
弥子は机の上に並べられた借用証書を前に頭を抱える。
見たこともない程のゼロの並んだ紙きれにはいっそ清々しささえ感じる。
軍用ヘリ=アパッチ購入資金のダシにされた少女ははらはらと目の幅涙を流した。
「えぐっ、ふえッ、うううううぅ・・・・この悪徳金融会社ども・・・、年齢くらい調べろよう・・・・16歳だよ?私」
ブツブツと暗黒の呪詛を呟きつつ元凶の男を睨む。
「うるさいぞカメムシ。仕方ないではないか。
それとも貴様、手漕ぎボートででも行って欲しかったか?」
「もちろん漕ぐのは私だよね」
「当たり前だ」
「最悪だ!!この人でなしっ!」
「我が輩魔人だし」
弥子は絶望の闇に半身をどぷりと浸しかける。
「誰か!誰か!!誰かこのドS魔人に天誅を与えてくださいぃぃぃッ!!!」
血反吐を吐くかのごとき叫びをあげ弥子は膝を屈し床を拳で叩いた。
ヒロインにあるまじき壮絶さで悶える。
「泣くな。我が輩もそれなりの対策を考慮した上で貴様の名義で借りた。
返済する手段は既に考えてある」
それを聞き弥子はぱっと顔を輝かせる。
「なんだ。それを早く言ってよ。もぉ、びっくりしたじ「貴様を売る」」
「・・・・・・は?」
弥子の発言を最後まで聞かずネウロがとんでもない言葉を吐く。
ネウロの発言を理解できない。というか脳が理解を拒んだ。
カタカタとパソコンをいじっていたネウロは悪趣味な事務所のホームページを開き誇らしげに弥子に見せた。
「見ろ、ホームページにトラップを仕込んでおいた。あの電子ドラッグを応用したものだ。
貴様を犯したいと思っている『資産家』にだけ働きかける様に改良した代物・・・。
上手く男をたらしこみ、金を搾り取れ。
喜べ。早くも何件か来ているぞ。
我が輩はとりあえず貴様に一番の値を付けたこやつにしようと思っているのだが。どうだ?
クククッ。貴様の様なゾウリムシにも欲情する人間がいてよかったな、ヤコよ」
邪悪な笑みを浮かべ鬼畜な発言をする。
「あんたって奴は・・・・、あんたって奴はあッ!!!また私を売ろうっての!!??」
「そうだ」
非道な魔人は無慈悲に肯定する。
「忘れてた・・・此処をネウロが吾代さん達から奪ったとき私を勝手に売ろうとしてた前科がこいつにあるって・・・・」
絶望に打ちのめされネウロの接近に気が付かなかった弥子を責めることは誰にもできないだろう。
「イビルアンプル・・・」
弥子の背後に立ちぼそりと呟くと、ネウロは弥子の口に魔界の媚薬を突っ込んだ。
「グッほ!!!」
弥子の喉が動き口中の液体を飲み下すとネウロは漸く突っ込んでいた手を出す。
弥子は眼を白黒させながらむせ返る。
「カハッ!!あんた何飲ませたの!?」
「ちょっとした媚薬ですよ、先生。もうそろそろお客様がいらっしゃいますので準備です」
魔界の媚薬は早くも効果を現し始める。
弥子の怒りに満ちていた眼は次第に力を無くし、とろんと蕩け焦点を失う。
弥子の視線はネウロも捕らえられず虚空をふらふらと彷徨う。
体中の熱が頭に集まり何も考えられなくなる。
まさに風邪の熱に浮かされているようだ。
何時もの健やかな明るさは失われ、退廃的な色香を漂わせている。
体温の上昇によりしっとりと肌に汗が浮かぶ。
幼い身体に此処までの妖艶さを秘めていようとは。
その様を見て弥子を蕩かした張本人のネウロは思わず息を飲んだ。
18 :
返済2:2006/12/05(火) 00:07:03 ID:/AfIg+Kc
弥子は誰かにぐるりと光の一筋すら見えない何かで目隠しをされた。
両手も柔らかな布で縛られ動きを封じられてしまう。
何も見えない。
怖い、怖い、怖いよ、でも、脚にも身体にも力が入らないし逃げられない。
うあぁもうそのお客とかが来たのかな?いやだ。いやだ。いやだ!!!
ネウロの考えていた当初の計画では、
資産家が弥子に手を掛ける直前の写真を撮り、そしてICレコーダーにその時の音声を録音し、
それらを使い資産家の骨の髄までしゃぶりつくそうというものだった。
あくまで当面の金策を補充するためのもの。
弥子の身に他人に手を出させよう、また、己が手を出そうとまでは考えていなかった。
そのはずだった。弥子の姿に欲情してしまうまでは。
(この計画は中止だ。ヤコのこの姿を見る者は我が輩だけだ。誰にもその権利は渡さん)
弥子に自分だと気付かれぬよう手袋は外し、人外の己の手を人間のそれと同一に模した手にする。
髪飾りが弥子に当たって気づかれないように髪も一纏めにする。
鋭い爪も、凶悪な棘もない正しく人間の手でそっと弥子の頬に触れた。
ビクンと震えた弥子はまるで小動物の様に怯える。
今までネウロは手袋越しにしか弥子に触れていなかったので少女の滑らかな肌はひどく新鮮だった。
戯れにそのまま柔らかな唇をなぞって行く。
「う・・・止めて、誰なの?優しくなんかしないで・・・お願い、こんなことで感じたくなんかない」
ネウロは弥子のキャミソールもスカートも脱がし、簡素だが少女らしく可愛らしいショーツも脚から抜き取ってしまう。
媚薬の所為で抵抗らしい抵抗もできない弥子は衣擦れからすら生じる快感にただただ必死で耐えていた。
弥子の蜜を湛えてはいるが硬く閉ざされたソコにゆっくりと男の指が入ってくる。
(ほお・・・、なかなか締まっているではないか。しかも処女か)
「うああっ・・・やあ、だ」
己の下でよがり、身体をくねらせる弥子をネウロは更に翻弄していく。
ネウロの指を締め付ける男を知らぬ弥子の花を蹂躙し、その奥の水源も余す所なく味わっていく。
柔らかな肉壁のヒダを軽く引っ掻くと弥子は声にならぬ叫びを上げ達してしまう。
許容範囲を超える快楽を叩き込まれる弥子はもう言葉をだすこともままならない様子だ。
機は熟したとばかりにネウロは弥子の脚を広げさせ、
その奥でふっくりと咲く少女の花に己の欲望を一気に突き立てた。
「痛っ!!いたいよお止めてぇぇえええ!!!」
弥子の破瓜の血がソファーに垂れていくのを感じ更に征服欲が満たされる。
散々解きほぐしたつもりだったがソコはネウロをきつく締め付けてきた。
その感触すら心地よい。
久しぶりの女の身体にネウロは魔人の本性の歯止めが利かなくなる。
少女が壊れてしまうほど腰を叩きつけ快楽を貪る。
ネウロは己の内の完璧に管制された狂気をも弄ぶ。
例えばこの少女を廃人になるまでの快楽を与えて狂わせてしまおうか。
それともこの人外の膂力を駆使して少女の脆く美しい四肢を八つ裂きにしてしまおうか。
まさに魔人の性である残虐で酷薄な感情を静かに昂ぶらせる。
(それをすることができるのもまた我が輩だけだ)
それを確認し満足すると、ネウロはその狂気を実行せず再び封印した。
魔人のみに可能な行動だろう。
ネウロはそのまま弥子の身体の奥底に熱い欲望を放った。
19 :
返済3:2006/12/05(火) 00:08:21 ID:aqFaJj+U
「ね、ウ・・・ろぉ。助け・・・て」
息も絶え絶えになりながら弥子が声を絞り出す。
自分と繋がっていた男がネウロだとは未だに気が付いていない様だ。
ぽろぽろと涙が溢れ出し先ほど結んでおいた目隠しを濡らす。
流石に酷だったかと魔人らしからぬ罪悪感がちくりと生じる。
(仕方ない、ヤコも我が輩の名を漸く吐いたし、戯れは此処までにするか・・・)
ネウロはニタリと笑うと頭部を鳥の如きそれに変貌させる。
凶悪な牙の生えそろった嘴をがばりと開くとそのまま弥子の頭を銜え込んだ。
傍から見れば化け物に少女が頭から喰われているかのようなシュールな絵が出来上がる。
ネウロの口腔内に丁度弥子の頭がすっぽりと入ってしまった。
牙で傷つけぬようそっと獣の大きな舌で弥子の顔を舐める。
いきなり生暖かな口の中に放り込まれべろんと豪快に舐められた弥子はその特徴的な感触を感じる。
「ひゃうっ!!ふえ?これって・・・ネウロなの??」
くぐもった弥子の声が聞える。
弥子を嘴から解放すると、ネウロの唾液でずぶ濡れになった弥子が呆然としている。
まだ目隠しがされたままの弥子がスカーフで拘束された手でぺたぺたとネウロの顔を触ってきた。
「気が付かなかった・・・」
「やっと気が付いたか、ワラジムシめ」
漸くネウロは弥子の目隠しを外してやった。
弥子は眩しげに眼を細め涙を新に滲ませる。
「安心しろ。貴様を他人に触れさせるのは止めた」
「ひどいよお、ネウロの馬鹿あああ!!!!」
「処女だったのに快楽を味わえて良かったではないか。
大抵、人間の雌は初めてのときはそれどころではないと聞いたが」
何を言っても涼しい顔の魔人に弥子は卒倒しかける。
「初体験が魔人、化け物ってそりゃないよお・・・」
ネウロはそんな弥子の髪をクシャリと混ぜ撫でると抱き寄せ己の腕の中に閉じ込める。
「面倒だが株取引で資金を作る」
「えっ?月末までにできるの?」
「舐めるな。HAL事件のときは株式市場が混乱し使えなかっただけ。その程度三日だ」
その三日後ネウロは宣言どおり全ての資産を回復させてしまった。
僅かながら利益まで作り、光物好きな魔人は再び堅実にダイヤで蓄財し始めた。
株式市場では『三日間の魔物』という伝説のトレーダーの噂がまことしやかに囁かれたとか。
¥糸冬¥
今週のネウロはエロ過ぎだと思います。
魔人大暴走!!
>>17 GJ!!!!
ふたりとも可愛いすぎる(;´Д`)ハァハァ
松井もここの神々もエロすぎる…
三日間の魔物…www
GJ!!
ごちそうさまですw
>>17 鬼畜のようでいて甘いネウロに萌えた!GJ!!
髪を縛った魔人
目隠し弥子
神の奇跡を見たぜ
>>14 >>15 >>16 自分の作品なんか読んでくださってありがとうございます!
次はもうちょっと頑張りたいです。
>>17 GJ!!
甘いネウロいいなぁ……。
次はネウヤコ挑戦しようかな…
朝から満腹です
神GJ!!!
>>7 G!J!
サイが可愛くて堪らん!
弥子も初々しくていいよ!次アイさんも交えて欲しいっす。
>>17 鬼畜鳥魔人ネウロキター!
弥子もご愁傷さまですwww
しかしこの弥子いつかネウロにパクッと食べられちゃいそうだな、おいw
弥子逃げてー!
彼女−桂木弥子が質素なベッドの上でヨダレを垂らしながら寝ている。
大方、先ほど食べることが出来なかった『フルーツ餡蜜地獄スペシャル』を食している夢
でも見ているのだろう。
俺はその隣で、膝を抱えてうずくまっていた。
「…また会えるかな?会ったときにはどんな顔するのかな?」
彼女の髪をそっと掬い、口付ける。
自分の中身にかかわりそうなモノ以外、興味なんて湧かなかったのに。
”魔人”という存在を受け入れている彼女なら俺のような存在も受け入れてくれるのでは
ないか…そんな風に思った。
その結果は…良く分からなかった。
ただ、彼女が拒むことなく受け入れてくれたことは確かで、それが嬉しくて、愛しくて。
彼女を手放すのさえ惜しかった。
どうしてこの娘は、こんなにも俺の気持ちをかき乱すのだろう。
あの魔人も俺と同じような気持ちになることがあるのだろうか。
そんなことを考える。
もしそうだとしたら、俺もあいつも同じような存在なのかもしれない。
人間であっても魔人であっても、関係ないのかもしれない。
「お戯れは終わりましたか?」
部屋の扉がギィっと開いて、俺の助手のような存在の彼女、アイが入ってくる。
アイはチラリと俺の横を見るが、ちょっとあきれた顔をしただけですぐ無表情になる。
でもその中に優しさや暖かさを持っていることを俺は知ってる。
知っているからそこに縋りたくなる。
「ねぇ、アイ。抱いていい?」
そっと顔を上げて尋ねる。
「お断りします」
……………。
かなり勇気を出して聞いたのに、表情を崩すことなく速攻で断られた。
正直、凹む。
「あなたの中身には興味がありますが、それとこれとは別です。申し訳ございませんが、
サイ、興味本位だけで抱かれる気はありません。」
分かってる。
頭では分かってる。
それでも、ただ、温もりが欲しかった…
「この子はどうしますか?」
淡々と言葉を続けるアイ。
「うん…テキトーに返してあげて」
「分かりました」
アイが彼女を抱きかかえ、部屋から出ようとする。
ドアに手をかけ、アイが振り返る。
一瞬の期待。
「サイ、あなたはどうしますか?」
期待は裏切られ、予想通りの言葉が投げかけられる。
「俺は、あとでそっちに行くよ。先にその娘を返して、次の準備しといて」
「…かしこまりました」
バダンとし閉められた扉を見つめて、俺はまた膝を抱える。
彼女の温もりが微かに残るベッドだけが、今の俺に与えられた『温もり』……
終わる。
>>26でアイを混ぜて…
とあったので、混ぜてみました。
というか、感想ありがとう!!
アイ鬼だなぁー。
自分のサイヤコは意味不明で本当、申し訳なかった…。
もっと、もっと、腕を磨きたい!
28 :
26:2006/12/05(火) 17:35:08 ID:WX5AqBzm
うおおおっ!
サイヤコ神が再臨!!
しかも自分の妄想を作品に消化してくれたよ・・・!
大満足です、本当に甘い作品を作ってくれてありがとう!
アイさんかっこいいよ、燃える&萌える。
>>28 いやいや…
なんとなく、書きたくなっちゃったから。
明日、明後日とパソコンの前にこれないので、
せっかくだからと書いてみた。
甘いアイを書けなくて申し訳ない。
>>27 GJ、ヤコ萌えそしてアイさんが鬼w
そういえばずっと思ってたんだけど
アイって素クール? それともツンデレ?
弥子は分類不能だよなあ
模範囚と恩赦で出所した私が事務所に来たら探偵さん……弥子さんがやってきて、「あつい〜」などと
言ってスカートをバタバタしはじめた。生足が扇情的でチラチラ見てたら、いきなり唐突に
「ねぇ、パンツ見たい?見せてあげよっか?」などと言い出して、私がキョドってたら
弥子さんが自分でスカートまくって持ち上げた。そしたら中にブルマをはいていた。
で「ひっかかった〜、いまスゴイやらしい目になってたよ」などと笑うので私はクラッときて
スカート持ち上げてる弥子さんの手を固定して、ブルマに顔近づけて観察してあげた。
そしたら「ちょっとお、止めてよー、怒りますよー」とかいってたが、そのうち太ももをモジモジさせて
白い太ももがだんだんピンク色に染まってきて息が荒くなってきて目も潤んできたので
「探偵さん……何を濡らしているの?w」といって解放してやったら顔を真っ赤にして
「アヤさんだって……」と言いかけて黙り込んだので「何をいいかけたの?」と
問い詰めたら黙り込んだので「ココのこと?」といって
(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)
サイヤコって待たれてたんか
ごめん妄想だけで満足してた
33 :
エピローグ 1:2006/12/06(水) 01:05:59 ID:kxQqHfNl
前スレ653
前スレで投下した「喰うか、喰われるか」
の続き。書き切れなかったものは全部ブチ込んだ。
「んー、美味しいー♪」
いつも入り浸っているお気に入りの店で、弥子は今日も御機嫌だった。
新作パフェの最初の一口って、どうしてこんなにわくわくして美味しいんだろう。苺の一
粒、クリームの一匙すら貴重だった。そうして、ついついいつものようにパフェのグラス
を幾つも空にしていく。
「こら、なに油売ってんの。この不良探偵」
「あー、ひっど!」
突然、ぽこんと頭に軽い拳骨を落としたのは叶絵だった。高校を卒業してから半年、
進学先も違い、お互いに忙しかったこともあってなかなか会えなかったのだが、今日
は何とか都合をつけて待ち合わせていた。
結局、弥子は叶絵のように当初からの志望校ではなかったが、学力に見合う大学に
何とか合格して探偵業の傍ら新たな学生生活を楽しんでいるところだ。
「で、あれからどうよ」
「んー、どうって?」
相変わらずパフェを注文し続け、グラスを空にしながらも弥子は首を傾げた。たった半
年会っていない間に、叶絵は見違えるほど綺麗になっていた。大人っぽい髪型といい、
服装のセンスといい完璧で思わず見蕩れてしまう。それに比べて、大して変化がない
自分に弥子は少し挫折感を感じてしまった。
コーヒーを注文し、叶絵はテーブルに肘をついて身を乗り出してきた。細く繊細な銀の
ブレスレットがちかっと光る。
「結婚生活よ。あんなに嫌だ嫌だって騒いでいた癖に、結構上手くいってんじゃん。実
は私もちょっとどうかなって思ってたんだけどね」
「ああ、それね。んーと…」
高校を卒業して半年。
それほど変化のない弥子にも、やはり大きな変化はあった。
在学中にネウロに引き摺られるようにしてバタバタと結婚し、その後も細かいトラブル
は色々あったのだが、何とか克服して今はそれなりに平穏でいる。そう、卒業してから
ネウロとの間には男の子が一人産まれていたのだ。
異種族な上に産まれ落ちた世界が違うのでほぼ無理だと思っていたのだが、そこはや
はりさすがにネウロの強力この上ない性欲と精子のせいだと言うしかない。詳しいこと
は全く分からないだけに、弥子はひとまずそれで納得していた。
そして、不思議なことがもう一つ。
魔界生物の遺伝子がどんな誤作動を起こしたのか知らないが、息子は人間の姿でい
る時のネウロに瓜二つなのだ。
34 :
エピローグ 2:2006/12/06(水) 01:06:58 ID:kxQqHfNl
「わ、悪くないかなって…今は思うよ」
どもりながらも、やっとのことで言うと叶絵は途端に悪戯っぽい顔になった。
「何、まだ惚気てんの。まあ何もかも順調だったら当然か。羨ましいよ全く」
「羨ましい?」
何となく慌しいような気分でずっと来ただけに、弥子には自分の人生が順調だという自
覚があまりなかった。ただ、ネウロとの偶然の出会い以来、何かと恵まれてはきたの
だろう。それだけは有難いと思っていた。
「そう、まだまだこれからも大変だろうけど、あんたなら大丈夫。そう思ってる」
「…ありがとう」
「幸せになろうね、お互いにもっともっと。特にあんたは絶対幸せにならなきゃいけない
んだし」
「ん、すごく嬉しい。ありがと」
「ね、自分なりが一番いいんだから」
叶絵にも、半年の間に色々なことがあったのだろう。言葉に出来ないこともあったかも
知れない。それでも、時間は止まらないし人は歩みを休めることなく生きていくのだ。
事の発端になった『妻になれ』宣言から結婚式までの一週間の間に、やはり一緒に
住む場所だけは確保出来なかったので、しばらく弥子は実家に住み続けて夜に訪れ
るネウロを迎える通い婚のような生活をしていた。
結局、一緒に住めるようになったのは子供が生まれてからのことだ。
事務所のドアを開け、いつもの習慣通りに「ただいま」と言いそうになって思わず口を
噤んだ。
中はとても静かだった。ネウロと、息子がソファーで眠っている。長身の父親の腹に引
っ掛かるようにして丸々とした赤ん坊がぐっすりと寝入っている様子は、本当に幸せな
光景そのものだ。
今になって思えば、本当に不思議なことばかりだ。
父親が突然殺されて、葬儀の翌日の朝眠れないままだった弥子の前にネウロが現れ
た。奇妙な方法で鮮やかに謎を解き、犯人を突き止め、謎を喰い…本当に、何という
怒涛の展開だったのだろう。それから、弥子自身が意識すらもしていなかった探偵とし
てのスキルを嫌でも試され、レベルを次第に引き上げられていった。
その為に様々な事件に立ち会ったけれど…やはり、ネウロがいなければ適わなかった
ことばかりだ。平凡な毎日を願うだけの少女が、素晴らしき探偵へと目覚めたのだ。そ
れは本当に自分でも驚くほどだった。
疲れているのか、ネウロは熟睡しきっている。端正な寝顔が絵のように綺麗だ。
「もう、この子を床に落としたら大変」
ようやく腹に引っ掛かっている形の息子を抱き上げると、ぐずることもなくすっぽりと腕
に収まった。
「よしよし、一緒に寝てしまうなんて呑気なお父さんだよねー」
35 :
エピローグ 3:2006/12/06(水) 01:07:56 ID:kxQqHfNl
この息子が産まれた時、一度だけ聞いてみたことがある。
『私が死んだら、その後はどうするの?』と。
やはり気になってはいたのだ。人間の短い人生の時間など別にどうでも良くて、ただ
好き放題に蹂躙出来る人間の雌が欲しかっただけではないのかとわずかな猜疑心
がずっと残っていた。
なのに、ネウロは一切の意図も吹き飛ばすように晴れ晴れと言ってのけたのだ。
『どうもしないぞ。貴様の魂を抱えたものを探す。それだけだ。いずれどんな姿をしてい
ても、何もかも忘れていてもそれが我が輩に何の影響もあるものか』
それが不覚にもとても嬉しかった。
どのみち互いに生きる時間が違う以上は、必ず通る試練だ。それをどうということもな
く、さらりとネウロは捉えていた。その上で弥子の魂をあくまでも追い続けると言う。
きっと、遠い未来で生まれ変わった弥子は、再び最初に出会った時のようにネウロの
突然の襲来を驚くだろう。そして、その次の生でも、次もまた。
そんな二人の運命はこの先けっして揺るぎないと思うと、堪らなくなった。
「私も、離れたってきっとあんたを待ってるからね」
しっかりと愛息子を抱き締めて、まだ平然と寝こけている魔人の夫の顔を覗き込んで
みたが、やはり変わりなく平和な寝顔を晒している。
「ネウロったら…」
静かな表情に、何となく心を引かれてついキスの一つもしたくなった。
「何をしている」
「えっ」
唐突に、ぱっちりと目覚めたネウロは異様に底意地の悪い顔をして、にやにやと笑っ
ていた。きっと弥子が来たことも何もかもとっくに承知していたのだろう。本当に狡猾
な奴だ。
とか何とか考えている余裕はなかった。
眠りから覚めたネウロは超絶好調で弥子を側のガラステーブルに押さえつけた。どう
かすればここでセックスするつもりらしい。せっかく抱いていた息子を床に放り出すこ
とになってしまって、弥子は気ばかりが変に焦っていた。
「ダメ、ダメぇっ…今日は…子供もいるし…」
「案ずるな、ヤコ。我々の子ならこれぐらいどうということはない。それより…」
「あぁんっ」
「こうして仲良くしていた方が、幼児教育にもいいだろうが」
「か、勝手なことっ…」
今は自分だけの快感を貪っていればいい訳ではない。可愛い息子がいるのだ。それ
でいながら、やはり弥子は魔人の夫によって快感の深部までを覗かされていた。
36 :
エピローグ 4:2006/12/06(水) 01:09:18 ID:kxQqHfNl
「あ、ァ、あぁあっ…」
ガラステーブルの上で、弥子はもう何もかも忘れて喘いでいた。もっと何もかも、もっ
と欲望の先にあるものが欲しい。そんな乱れようが面白いのだろう。ネウロは無邪気
な子供のように強引に何度も腰を突き入れ続けていた。もちろん、子供を得たことで
一層成熟した内部は熱く侵入物を締め付ける。
「あ、ネウロ…」
肌が妖しいまでにわななき、もう限界を迎えようとしている。嬉しい、これほどに嬉し
いことはなかった。
「ヤコ、離さないぞ。貴様の魂ある限り、ずっとな」
「あ、ン…ネウロぉっ…嬉しいっ…」
全身を切なく震わせながら、弥子は途方もない歓喜の中にいた。今初めて夫となった
男が魔人で良かったと思ったほどだ。きっと、このまま偶然に結ばれた絆は続いてい
く。何年経っても、弥子が死んでも。
逞しい腕の中に掻き抱かれて、もうこれ以上はないほどの幸福感に弥子は包まれて
いた。
仲良きことは、美しき哉。
このスレを知ったのは最近なんだけど、なんだってここは神ばかりなんだ・・・
萌えすぎたあぁぁぁ!!
グジョーブッ!!!!!
ネウヤコもさることながら、
なぜか丸々とした赤ん坊で萌えた(´・ω・`)
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:24:25 ID:XU5hZaHL
GJ!!!
ネウロ似の赤ん坊・・・・wwww
甘くてエロもあって最高だ!!!!
もう神しかいないスレだな
前スレ運ぶ女もGJ
今週のご乱心ネウロがあの哄笑をしながら弥子を襲ったらと妄想すると鼻血ものですた。
どなたか書いてくれないかなあ。
ネウ叶とネウあかマジ萌え
44 :
豹変ラブ:2006/12/07(木) 02:14:29 ID:cU4lMo+V
>>41 俺もそれ想像してたから、さくっと書いてみた。
こんなんでどうかな。
洗脳された人たちが、あと少しでここに乗り込んでくる。
そうなったら、もう何もかもおしまい。
これはというパスワードを打ち込んで、全てに思う限りの手を尽くした弥子の脳裏に
は、最悪の結末しかなかった。そして叩き割られるガラスと鉄骨と共に乱入してくる
人々。
と、その次の瞬間。
思わず想像していた場面と何かが違うことに気付いた。雪崩れ込んできた人たちが
皆戒められているように固まっているのだ。
「フ…」
ざわりとこの場の気配が変わる。
「フ、フ、フ…」
ネウロの様子がおかしい。そう察してすぐに変化はやってきた。
「フハハハハハハ!!!」
ここ最近、不調だったのが信じられないほどネウロのパワーは漲っていた。その気
になれば漂うオーラで周囲の何もかもを燃やし尽くしても不思議はないほどだ。恐
らくは、無事にHALの謎を食べることが出来たのだろう。
「すがすがしい気分だ!!」
地上に来て以来、大して大きな謎も食べられなかった反動からか、魔力が元通りに
なったのが嬉しいのか、とにかく今のネウロは最高に機嫌が良かった。無邪気に遊
ぶ子供のように、洗脳されている人たちを楽しそうにブチのめしている。本当はとんで
もない場面なのだが、あまりにもネウロが楽しそうなので弥子は思わずふっと微笑ん
でいた。
やっとお腹いっぱいになれて良かったね、ネウロ。
そんなほのぼのした気分は、すぐに打ち壊されることとなった。
ひとしきり遊び終えたネウロは、まるで子供そのもののように目を輝かせて戻って来
るなり突然弥子の足を払って床に転ばせると、遊びの続きのようにがばっと覆い被
さってきたのだ。
45 :
豹変ラブ:2006/12/07(木) 02:16:17 ID:cU4lMo+V
「ちょちょっと、待って。何いきなり…」
まさかこんなところでこうなるとは、かけらも想像していなかった弥子はパニックの極
みに陥っていた。なのに、ネウロは平然としたものだ。やはり子供のようにぐいぐい
と乱暴に服の上から未熟な乳房を揉みしだきながらも、偉そうに言い放つ。
「主人たる我が輩がこんなにすがすがしく、軽やかな気分だというのにたかが奴隷
の貴様は一体何を逆らう。こんな時は共に喜ぶのが当然だろう」
「いやあのそれは…ああんっ」
いきなりのことで訳が分からなくなっているうちに、ショーツが足からするっと引き抜
かれた。お気に入りの、ピンクの刺繍が入ったものだった。
「あっ!?やだ…ドスケベ、パンツ返してよおっ…」
「我が輩を喜ばせたら、だ」
「えっ…うそ」
さっき以上の悪夢だった。むしろ、場所ぐらい選べと突っ込みたい弥子の気も知らず
にネウロの方はさくさくと欲情のままに手を進めていた。それこそ弥子が処女ではな
いのをいいことに、慣らす間も惜しいといった感じだ。
ショーツを人質に取られて逆らえない弥子がひとまず大人しい間に、パワーを回復し
た時から最高潮にビンビンだっただろうブツがずぶっと突き立てられた。
ロクに濡らされてもいなかったので、痛いなんてもんじゃない。
「ひんっ、いた、痛いよお…ネウロのばかああ…」
「おお、今日の貴様はなかなか具合がいいぞ、ヤコ。ははははは!」
「うっ…そこ、笑うとこじゃねえ…」
これっぽっちも遠慮することなく、ガンガンに腰を使って攻めたててくるネウロは本当
に楽しそうだ。そしてドス黒い。
「あ、あん…い、た…でも、何か気持ちいいようっ…」
目いっぱい揺さぶられながらも、これまで逆らうことも出来ずに快感に慣らされてきた
弥子はもうそろそろ我を忘れかけていた。
「そうだ、それが本来の貴様だ。存分によがればいい。ははははははははは!!」
「あんっ…だから、ハイで笑うんじゃねえっ…」
そんな風に、場の雰囲気を完全に無視して勝手に盛り上がっている魔人と人間のバ
カップルは、すっかり忘れていたことがあった。
ここ一番の山場を奪われて、磔状態にされたままパソコンの中から必死でアピール
しているHALがいたのを。
バカップルは世界を救うEND。
GJ!!!!
ネウロバカスwww
HALカワイソスwww
大笑いした。本当にネ申だよ!!
>豹変ラブ
タイトルで笑った。
HAL不憫すぎるwwww
>>44 最後のHALに一番笑った
本スレといいネタバレスレといいここといい
ネウロ系スレ住人の中で急速に萌えキャラ化が進行中だなw
49 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 15:14:02 ID:D3MjkfZ7
バカップルのやりとりにワロタw
本当ここはネ申ばかりでGJ!
sage忘れたスマソ
本ヌレはやめてくれ・・・
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 17:04:33 ID:K8rIWqGC
GJ!!!GJ!!!!
ハイなネウロに笑ったwww
>>53 ぬふう。
本スレでエロな雰囲気になってたから、此処の住人に嫌疑が掛かっている模様。
まあ、此処の住人が発言したかはともかく棲み分けは大切だわな。
妄想はこっちで発散推奨。
妄想…巧くすれば神を呼ぶ儀式の元となる。俺もここでの妄想を推奨しよう。
ところで、俺は前スレで吾遥(擬き)を書いた者なのだが、本番を書けるかは疑問なので誰か書くか?
YOU書いちゃいなよ!
そういや前スレかであったネウ遥とかよみてー。未亡人もの
ネ「奥さん・・・」
遥「いけないわ脳噛さん」
あれ、もうレス付いてた…。
>>56殿、実は最初ネウ遥で挑戦した。即めげたが。吾遥は自分でも書いてみるが、多分睦月まで掛るな(エロだけに orz)
>57
まさに俺が求めてるTHE WORLD
>58
待ってるからのんびり書いておくれや!親子どんぶりもイイ!
ネウ遥と吾遥いいなー
超期待
そこで遥吾を期待ですよ
遥さん美人だよね
誠一さんとの新婚ライフも見たい
本スレで「被験者ナンバー010」から「刹那ってサイじゃね?」という説が出てるのを見て
最初えー?と思ったがずーれーもいいかなと思ってしまった……w
サイが刹那だったらそれはそれで話的に面白いし有りだけど
本当にそうだったら少しだけショックなのは俺だけか?
サイアイが好きだから男でいてほしいんだよなあ。
やっぱこのカップル人気無いんだな・・・orz
わがままな坊ちゃんとメイドみたいで個人的には萌えるんだけどな。
自分の中ではネウヤコと対みたいな感じだ。
>>63 兄弟、俺もサイアイ好きだ
わがまま坊ちゃんとメイド同意
科学者と助手のようでもあり姉と弟のようでもあり
それはそれとして「サイ女の子でもかわいいかも……」
と思ってしまう俺はたぶん単なる節操なしだ
>>64 頭は少年、身体は少女・・・・・・結構じゃないか
征服欲も二倍になるってもんですよ
だが、征服するのはアイさんだ
願ったり叶ったりじゃないか!
アイ「サイ…中身は違えど貴方の本質は変わってないかも知れませんね…」
サイ「ぅあっ!あ、そこ…アイ…どーゆー事…」
アイ「貴方が世界中の誰に変異してもここを甘噛みされて嫌がる「男性」はいませんでしたから」
サイ「こーゆーの…男って好きなの?」
アイ「……中には嫌悪される方もいるかと、ただ貴方の変異する男性は共通してこれを好む様です」
サイ「へぇ…、なら「俺」がアイをこうやって乱暴するのも共通すんの?」
アイ「!そこっ…、は…変異した貴方次第でっ…っは…サイ…、」
おわり。
>>67 どこを噛んだのか激しく気になるw GJ!
相手は江崎さんでも刹那たんでもいい……
だ、誰かエロ格好いい春川を……!!
いや、そこはエロキモい春川だろ
>>72 そ、それでもいいから読みたい……!
ってくらい教授に飢えてるorz
自分で書いてるけど仕上がらないんだ…。
春川寄りな流れの中、ネウヤコ投下。
前スレ691のネタに萌えたんで。
691 :名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:03:37 ID:eeqIygdm
>>689 ネタだけ作ってみた。SSじゃなく本当にネタだけ。改変用だな。
気まぐれのようにほんの三日間、距離をおいてみた。
《ネウロ視点》あの掴み易い頭が、簡単に腕の中に納まる肩口が、…触れなば堕ちて、あえぐ声が側に無い。
煩いだけの筈が何故だ。右手首が、うずく。
《弥子視点》いつも追っていた広い背中が、堅く体を拘束する腕が、…冷めているようでどこか熱い吐息が側に無い。
あんなに厭だったのに何故?右の乳房が、うずく。
シチュエーションは任せた。シャッ
ベリル エメラルド、アクアマリン等の鉱物名
ベリリウム(Be)を主成分とする珪酸塩鉱物。古くから宝石として利用されていた。
日本語では緑柱石。
混入元素の違いによって多彩な色を呈する非常に美しい鉱物。
エメラルド ネウロ
きっかけなんて、些細なものだ。
主人の要求をこともあろうに奴隷が拒否した。それだけのことだ。
普段なら気にも留めずにそのまま強制するところだが、その時は妙に癪に障った。
こんなに頭の悪い、聞き分けのない奴隷ならしばらく放置しておこう。そう判断して一
切の連絡を絶ってみた。
そうすれば、いずれあの情けない顔で事務所のドアを開くに違いないと踏んでいたの
だが、今回はやたらと強情なようで、あれから既に三日だ。
勝手にしろと思ってはみても、やはり今更様子を伺うことも憚られる。あんなくだらな
い奴隷の為に労力を費やすのは無性に腹が立った。
とはいえ、今の状態は実に非日常的といえる。
夜の闇は魔界ほど深くはないものの、この中に全てから取り残されて一人漂ってい
るのは何となく心許ない。
以前なら当たり前のことだと、特別気にも留めなかった。
たかが奴隷一匹側にいないだけで何かが変わる訳でもないのに、この室内が全く別
の空間にでもなったように思えた。くだらないことだが。
『ネウロ』
脈絡なく脳裏に翻る笑顔。
あれは未知だった人間というものの無限の可能性を、最初に確信することの出来た
女でもある。この世界で謎を喰い続ける為に不可欠な存在だと思ったからこそ、側に
繋ぐ為に抱きもしたし、気紛れに優しくもしてみた。意図としては、それだけのつもり
だった。
人間の女とは、最初の男から離れられないと知ったからだ。
それだけだった筈が、今になってこれほど気にかかっている。
何故こんなに気になるのか。それが分からない。
『…ネウロ』
潤んだ目と染まる頬が、されるがままになることを柔らかく受け入れている。触れれば
触れるだけダイレクトに返される反応が次第に熱くなり、肌さえも蕩け出す風情はそれ
なりに悪くなかった。そうして欲望を解き放つ瞬間は、時間をかけて仕込んだ甲斐があ
ったと心から思えたものだ。
あの女は奴隷であることもとうに許容しているとばかり思っていたが、どうやらそれは
違うらしい。頭が悪い癖に妙にずる賢い部分もあり、そんな精神バランスの悪さに腹
がたつこともままあったが、それもまた人間というものの特質なのだろうとは感じてい
た。
浅はかでいながら些細なことでぎゃあぎゃあとうるさく騒ぐ声が側にないのは、妙な
居心地の悪さを感じている。
こんなことは、今までなかったことなのに。
もう、単なる理屈などでは片付かなかった。
そしてネウロはソファーから立ち上がって窓から身を翻した。
ペツォタイト 弥子
きっかけは、前々から不満に思っていたこと。
当然のように抱き寄せてくる腕を必死で振り解いて逃げた。それだけのことだ。
あの男にそんな反乱を起こしたことなどなかっただけに、自分でも驚きだった。
これを幸い、色々と理由をつけて次第に疎遠になっていけばいい。そう踏んでわざと
何一つ連絡すらしないでおいた。
そうすれば、また以前のように穏やかで幸せな日々が戻ってくるのだと信じていたの
に、何故か日を追うごとに頭の中を占めるのはあの面影だけだった。
今更事務所に足を踏み入れられない。気にはなるものの、これまでされた数々のひ
どい仕打ちはやはり許すことが出来なくて、心の中にもやもやが残っていた。
ぽんと放り出された今の時間はとても非日常的だった。
夜の闇は魔界の闇と同じなのだろうか。一人きりで夜空を見上げていると、何故か
泣きたくなってきて堪らない。
ああ、きっともう以前とは違う自分になってしまったのだと思わざるを得ない。
あんなに乱暴で、わがままな男が側にいない。本当なら嬉しい筈なのにこの三日間
心の中の大事な領域に大きな空洞が出来ているようだった。腹が立つことだが。
『ヤコ』
忘れられないからか、突然脳裏に響く甘く低い声。
あの魔人の男は、父親の突然の死で打ちひしがれていた朝に突然現れて、結局は
救ってくれた。あの倣岸さと強引さはそれまで側にいないタイプだったし、何よりもそ
れなりに必要とされているのを感じていたから、種族の差は気になったものの意を決
して抱かれたのだ。
何もかも初めてだったからこそ、忘れられない。
きっと今頃、あの男はいつものように平気な顔をしているだろう。
時が経つごと、日が経つごとに心のもやもやは広がっていく。
『ヤコ…』
強く抱き寄せる腕と囁く声が、いつも妙に嬉しそうなのが不思議だった。乱暴なのに、
たまにとても優しい時があって惑乱されながらも嬉しいとすら思えて、二人きりで過ご
す時間の甘い濃密さに少しずつ慣らされていった。そうして共に歓喜を極める瞬間の
何とも言えない高揚感と幸福感があれば、他に何もいらないと思った。
あの男はいつも腹立たしいほど倣岸に周囲を振り回すばかりだったが、一緒にいる
時間が増えるごとに少しだけ変化を感じてきていた。時に見せる優しさはかりそめの
ものではないことを。それが元々あの男が持っていた性格の一端なのだろうかと今
では考えてもいる。
それまで側にあって当たり前だったものがないだけで、どうしてこんなに落ち着かな
い気分になるのだろう。
こんなことは、今までなかったことなのに。
もう、単なる理屈などでは片付かなかった。
思い悩む弥子の部屋の窓が、カタンと鳴る。
「ヤコ」
「…ネウロ?」
三日間顔も合わせなかった男に、弥子はひどく驚いていた。が、ネウロは構わず窓か
ら押し入って即座に鍵を掛けてしまった。
生まれ育った環境と種族の違いこそあれ、本質的に同じ部分のある二人はエメラルド
とペツォタイトのようだった。
結局はどちらも同じベリルであり、差異はただの同質異色でしかないこと。
そんな二人のベリルが、ようやく今夜同じ色になる。
終わり
弥子だったら、ベリルは余裕で知ってるよな。
ペツォタイトはまだあんまり有名じゃないけど、ピンクでかなり可愛い石なので、
今後来ると思う。
>>75 超GJ。
ラズベリルでもモルガナイトでもなく
ペツォタイトでくる所がイイ。
ネウロはグリンベリルでも、レア種のトラピッチェかな。
>>75 改変の神GJ!!
意地の張り合い→日常をになった事を認めてかけていく心情がどちらも微笑ましい。
一応先に動いたネウロが負けという形になるのか?
ピンクか。よく分からないけど弥子だったらすあま辺りに考えるかな?
ひとっ走りジャンプ買いに行って来た。
そして即効で読んで泣いて早速ガシガシ書いた。
勢いだけは感じ取ってくれ。
一応春川×刹那だけどエロくならなかった…orz
蝉の一生は、退屈そうだけれど。
それでも遺伝子の中に『自分』を引き継いでいけるのは素晴らしいこと。
それこそが何があっても変わることのない、確固としたものだから。
だとすれば、私は蝉に比べればどの位置にあるのだろう。そんなことをいつも考えて
いた。
春川教授に会うまでは。
私が私でなくなる。
この恐ろしい症状は子供の頃からあった。
最初は一日のうちのほんの数分。
それが少しずつ増えていく。
暴れ、狂ったように吼えて何もかもをメチャクチャにして。
だから、義務教育中は友達なんか一人もいなかった。先生も腫れ物に触れるような
対応だった。まあ、そのせいでいじめにだけは遭わなかったのがせめてもの救いだ
ったかも知れない。在学中は色々と嫌な噂を聞いていたから。
私が私でなくなる。
毎日当たり前のように来るせいで、私はそれが怖いことだとは思えなくなっていた。
むしろ、それだからこそ平常でいるうちは出来るだけ自分でいることを満喫しようとい
う意欲があった。
嘘だけど。
脳細胞が徐々に破壊される奇病というなら、他にも似たような病状や症状はある。だ
から自分だけがこんな目に遭っているのではないと思うことだけが慰めだった。それ
こそ、死ならば誰でも来ることだし、早いか遅いかの差だけ。
恐怖と慣れを繰り返しながら、心の中のアンピバレンツは次第に広がっていく。だか
らこそ、私が私でない時により暴れるのかも知れないと思えるほどだ。
「教授」
ああ、多分そうだ。
「出し抜けに何だね」
「そのシャツ…昨日のと同じですよね」
「そうだが」
「やだなあ、そんな不精じゃ女の子にもてないですよ」
誰もが一歩引くほどの奇人、そして天才の春川教授は私の症状の研究と治療の為
にこの施設にやって来た。けれど、今のところは芳しい結果が出ていない。その理由
は調べる先から悪化していく症状の為。頻繁に取るデータすら進行に追いついてい
かないのだ。
自然と、病室で顔を合わせる回数が増えていく。
「必要のないことだ」
「うん、多分教授ならそう言うと思っていました」
こうして、他愛無い会話を楽しむことすら、いずれ出来なくなる。もうこうなれば、諦観
の境地で私は目を閉じた。
完全な終わりが、近い。
「刹那」
突然、春川教授が私の名を呼んだ。
研究者に相応しい神経質で美しい手が、頬に触れる。
「嘆くことはない。いずれ完治する」
「えっ」
「ククク、君ほどの人間がこの程度の症状に負けるとは思えないのでね」
「…うん、そうですよね」
本当かどうかは、分からない。けれど周囲の人たちの中で唯一腫れ物扱いしない教
授が私は好きだった。奇人変人なら父やその友人たちにも多かったけれど、私を納得
させるだけの説得力を持つ人は他にいなかったこともある。
怖い現実を見たくなくて、ずっと淡い夢の中だったけれど、少しだけ醒めてもいいのか
も知れない。
そんな気にさせてくれた人。
けれど、やはりダメだったのかも知れない。
終わりがやって来る。
私を忘れないで、大切な人。
私がこうして存在していたことを。
そして、ゆめゆめ愚かな考えは起こさないで。
私は本当に幸せだったから。
終
うあ、ごめん!!!
>>81 タイミング誤って挟み撃ちにしちまった。
>>79 GJ
支援ぽい形に挟まれた事になるのかな。
原作テイストでヨカッタ。
おおッ!また活気付いてきましたな。
>>75 GJ!!!
二人によく合った宝石だと思う!!
素直になれない二人に萌えた。
>>79 GJ!!!
今日朝一でジャンプを買いに行って来ます!!
刹那が楽しみだ!!
えと、こんな時間だけど自分もネウヤコ投下します。
微妙に午後はパソコン使えそうに無いから・・・。
流血表現ありなので注意。
86 :
興味1:2006/12/11(月) 02:23:12 ID:5UGgOMD4
弥子が月に一度の『あの日』になったと気が付いたのは朝起きた時だった。
何時もより二、三日ばかり早く気を抜いていた。
生暖かい違和感に眼を醒ます。
幸いベッドのシーツは汚れなかったようだ。
弥子は慌てて起き上がりトイレに駆け込む。
疼痛等は無いので叶絵にはよく羨ましがられる。
しかしそれで特有の倦怠感がないという訳でもない。
憂鬱な気持ちを抱えながらも弥子は朝食と身支度を済ませ学校に向かった。
学校が終わり、事務所に来た弥子は、ソファーに座り課題に取り組んでいた。
「ヤコ、貴様は月に一度似つかわしくない血の匂いを纏いつかせているな」
ネウロはふと朝食のメニューの規則性に気が付いたことを言うようにのたまった。
「え・・・血?・・・・・・・・・っ!!!」
一瞬のうちにネウロの言わんとすることを悟り絶句する。
化け物とはいえ異性にこのことを言及されるのは恥ずかしい。
そんなに匂いがしているのかと慌てて自分の匂いを嗅いでみる。
気をつけているつもりだったのだがとショックを受ける。
「我が輩の嗅覚は人間と比べ物にならんほど鋭い。
人間ならばよほど注意深く嗅がないと気が付かない程度の匂いだ」
「こ、これでも女だもん!!何でそんなこと言うの!!!」
弥子は真っ赤になって魔人を批難する。
「いや、貴様がついに生肉喰いにでも目覚めたのかと思ってな」
「誰が生肉なんか・・・いや、あ、お刺身は食べるし、馬刺しも生肉・・・・・・・言い返せない・・・」
自分の食生活を振り返り煩悶する弥子をネウロは呆れ顔で眺める。
「ミジンコでもせめて文明の利器たる火ぐらい使え。
さて、先程言っていたが、その匂いは女に関係あるのか?別に負傷はしていない様だが・・・。
なんだそれは、話せ」
弥子は自分が墓穴を掘ったことに今更ながら気が付く。
何が悲しくて魔界生物に性教育もどきをしなければならないのか
「絶対に嫌。あんたならネットでも何ででも調べられるでしょ」
「ふむ、それもそうだな。我が輩が調べるとするか」
ネウロはつかつかと弥子に近づき、弥子をあがらい様の無い力でソファーに押し倒す。
「ひゃっ!」
「恰好のサンプルが此処にあることだし、我が輩が勝手に調べよう」
弥子は墓穴を二つ目まで掘ってしまったことを自覚した。
87 :
興味2:2006/12/11(月) 02:24:47 ID:5UGgOMD4
じたばたと暴れる弥子を軽くあしらいながら、ネウロは巧みに弥子の自由を奪っていく。
顔を近づけ弥子の匂いを嗅ぐ。
人に体臭を嗅がれる経験など皆無の弥子は顔を真っ赤にさせ益々もがいた。
「やめてってば!!ネウロッ!!!っちょ変態!!!恥ずかしいって」
ネウロは非力な抵抗など一顧だにせずのんきに呟く。
「股間から血の匂いがするな」
スカートに手を突っ込み、専用ショーツを手早く剥ぎ取ってしまった。
「うわああっマジでタンマタンマ!!」
スカートもたくし上げられ、誰にも見せたことの無い秘部がネウロの前に晒される。
始まって日が浅く量が多い為とろりとした経血が滲む。
「あああッ!!もう!喋るから離してぇ!」
ぴたりとネウロの動きが止まる。弥子はこれ幸いと話し出す。
「えっと、これは生理っていって女の子が赤ちゃんを産むための準備っていうか・・・・つまり血が出ます」
「ふむ、人間とは真に奇っ怪な生き物だ」
何を思ったのかネウロは弥子の脚を無理矢理開かせると顔を埋めそのまま弥子の経血を舐め始めた。
「んっ!ひゃあッ!何してるの!!!???止めてよ」
「少し黙れ」
ネウロは舌をソコに差し込む。
動物のような舌使いで音を立てながら舐められる。
弥子は下腹部がじわりと熱くなり経血にそれ以外のものが混じっていくのを絶望とともに感じた。
弥子の嬌声を聞きながら暫らくその行為を繰り返すとネウロは漸く口を秘部から離す。
快楽の責苦から解放された弥子は息を整えるとネウロの吸血行為を問いただす。
「あ、あんた水も飲まないくせに血なんか飲んで気持ち悪くならないの?」
傷口を舐めたときの血液の鉄臭さを思い浮かべ弥子は顔をしかめる。
ネウロは己の唇についた弥子の血をぺろりと舐め取る。
「我が輩は謎を主食とする突然変異種といえど魔界生物だ。
本来魔物は血を好むもの。
我が輩には血も栄養源とならんが、口の寂しさを紛らわす程度の嗜好品にはなる」
そう言うとネウロは弥子の晒された柔らかな腹の肌に鋭い牙を浅く潜り込ませ血を滲ませる。
滲んだ血を舐め取るとそのまま飲み下した。
「んッ!」
「ふむ。先程の血と違うな。先程の血は腹の血より酸性度が高い」
濡れた舌で傷を触れられる痛みが甘い刺激となり、弥子の背筋をぞくりと快感が走る。
一通り調べ、気がすんだのかネウロは漸く弥子を解放した。
妙な間違った理解をさせないためにも、結局弥子はネウロに懇々と生理の何たるかを諭す羽目になった。
「なるほど。貴様も女の機能を十分に備えているということか。・・・その割には未発達だが」
弥子のささやかな乳房を一瞥しさらりと失礼な暴言を吐く。
「散々人を弄んどいてなんてこと言うの!!!」
「とにかく貴様のそのせいりとやらの期間が終われば貴様を犯しても構わんということだな」
「いやいやいやいやいやいやいや。あんたの言ってること根本的に間違ってるから」
ぶんぶんと頭を横に振り必死で拒否する。
結局ネウロは好き勝手に解釈してしまった様だ。
「知らん。ちなみに終期を誤魔化しても匂いですぐに判るからな」
「堂々と強姦発言するのはよしてください」
弥子は一週間後に多大な不安を感じながらネウロに乱された制服を整えた。
その後、ネウロにきっちりと月のものの終わりを感知された弥子は、ネウロから逃げ回った。
結果は言わずもがな。
¥ゴシ完¥
短めのエロ小でごめん。
おおっ!!
>>86GJ!!!
萌えた!
っつかゴシ完ワロスww
何か春川×刹那で小ネタ思いついた。
春川が夜遅く刹那を、検査名目で自分の研究室に呼び出す。
↓
普段の検査とは違い、そこにいたのは春川一人だけ。
刹那がどうしてかと聞くと、春川は、「簡単な検査な上に、多少プライバシーに関わる部分もあるから」
と答える。
↓
検査内容は、「日常の行動における脳波の測定」
↓
最初は本当に普通のことをさせられる。
(コーヒー煎れたりとか、本読んだりとか)
↓
それがだんだん、春川との会話、握手などに移行していって、最終的にはそういう行為に…
↓
春川の言い訳は、
「行為の最中は五感がもっとも活性化されていて、脳波の計測に最適だから」
というもの。
「じゃあ他の人でも良かったんじゃないですか?」
と聞く刹那に、聞こえるか聞こえないか程度の声で
「私が良くない。」
と呟く春川。
(ちなみに、刹那さんは処女設定で)
分かりにくくてスイマセン
一応言っておきますが、自分で書く気は毛頭ありませんよ〜〜。
(エロは無理。)
春川刹那もネウヤコも神GJ!!!!萌えを有難う
しかし本誌‥‥切ないよ‥‥(つд`)松井め‥‥
ここは敢えて幸せな春刹を期待!!!
90 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 16:55:23 ID:zFHtcJlZ
ネ申GJ!!!
本当にココはクオリティ高いな・・・・
お、ageてある。
ネ申たちも忙しい時期だろうしマターリ行きましょうや。
今さらだけど、前スレAA改変〆殿、乙です。
次のネ申降臨を激しく待つぜ!!
神々の皆さんGJ!!!!!!!
ぐ・・糞お・・何だよ・・今週の本誌!反則だろ・・あれ・・泣けたぜ。
以前、春川教授×江崎さん投下したことあるが
なんだありゃ・・あの2人、江崎さんが割り込む隙が無いじゃないか・・
江崎さんエロ可愛くて大好きなんだがな。刹那も良くて困るぜ。
「一晩中聞いていたい位」
刹那誘ってるよ刹那
今回の感動の中で…
本当に欲しい人を手に入れるためなら時に人は躊躇なく犯せる
と読んで匪口がヤコを襲うのを想像してしまった…orz
春川自慰……
>>88のが非常に見たい
ネ申降臨お待ちしております
100ゲトーー
今週の本誌の展開…マジ泣けた。
エロパロ風味にアレンジされた、
泣ける春川と刹那の話が読みたいです…!
>>88のSSも是非読んでみたいな。
103 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:57:45 ID:l6Ahk+uF
もうそのくらいで自粛しないとやたらにそれをもてはやして
職人さんの創作の幅を狭めることにならないか?
そうだな。
俺も職人の一人だが、悪いけど単純に好みの違いで春川×刹那は
書けなさそうだ。エピはすごく良かったんだけど。
書ける職人が降臨するのを静かに待ってて欲しいところだ。
まだ刹那の情報が少なすぎるからな。
どうしても刹那が動いてくれない。
今後の職人さんの降臨を願って春刹エロ無し投下します。
106 :
崩壊1:2006/12/13(水) 02:40:13 ID:yqpNMuoz
本条刹那。私はこの少女を全身全霊をかけて記憶することを此処に誓う。
本条刹那が私の前で初めて涙を見せた。
苦しい検査にも気丈に耐え、何時も明るく闊達な少女がとうとう己の限界を受け入れてしまった。
ゲシュタルト《形態》の崩壊とはまさにこのことだろう。
自分という形態を認識できなくなった少女。
彼女は崩壊と再生を繰り返し、その不均等な引き算と足し算を繰り返すが如き悪循環の果てに自分を失う。
もはや彼女は自分を認識できない。
不可逆の終焉のみを待つ身となる。
認めよう。
彼女を救えない。
現状のままでは、事実として不可能だ。
しかし、これは諦めるわけではない。
ああ、彼女を見つめすぎて私もまた崩壊してしまったのかもしれない。
構わない、君を見捨てる己など喜んで崩そう。
※
研究室で春川は刹那が先程まで座っていた椅子をぼんやりと見つめていた。
初めて涙を見せた刹那のことを考えていた。
嬉しそうに自論を春川に聞かせる刹那は素直に面白いと、そして、可愛いと感じた。
彼女の導き出した自論の穴を戯れにちくちくと突いて、その顔を子供の様にむくれさせるのも楽しかった。
そんな彼女が喪われてしまう。
それはどうしても許容できなかった。
専属医師としてのモラルも、脳科学の権威としてのプライドも、
全てを投げ出してしまうことになっても構わない程に。
107 :
崩壊2:2006/12/13(水) 02:41:06 ID:yqpNMuoz
※
深夜、春川は刹那を自身の研究室に呼び出した。
大学の提出物があるので起きていると言っていた刹那は病棟からすぐにやってきた。
「教授、あの、私の治療で何か異常でも発見されたんですか」
刹那は少し緊張した面持ちで神妙に春川の前に座った。
彼女の座る回転椅子が不安を代弁する様に軽く軋む音を立てる。
「いや、安心しなさい。病気の治療に関することで呼んだだけだ」
「他の先生方がいらっしゃらないようですが・・・」
何時もなら刹那が暴走したときに備えて複数人の助手がいるのに今日は誰もいなかった。
「今日の治療は特殊でね、プライベートなことにも関わるので人払いしておいた」
刹那は理解できないのかきょとんとしたままだ。
「単刀直入に言おう。君に好きな男はいるかい?」
「へっ?好きな人・・・・?いいえ、いません」
「セックスしたことは?」
少し複雑そうな表情を浮かべながらも刹那は素直に答える。
「いいえ。私、すぐに凶暴になっちゃうから・・・」
「いや、すまない。辛いことを聞いた。
次の質問だが、もし治療の為とはいえ男と寝ることはできるかい?」
「い、いいえ、流石にそれはできません」
刹那は恥ずかしいのか顔を赤めらせ答えた。
「相手が私でも?」
「・・・・・・はい。教授とでも」
今度は凛と姿勢を正し刹那ははっきりと答えた。
「そうか」
春川は刹那のあまりの潔さに返って拍手を与えたくなった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私、そういうのは初めてなんです。
教授となら『治療で』なんかじゃなければ・・・その・・・」
恥ずかしそうに真っ赤になりながらも刹那は付け加えた。
先程の刹那の拒否はあくまで治療名目で抱かれることを指したことを春川は漸く理解した。
「正直に言おう。君を抱きたい。
君が消滅してしまうならば、いっそ私の証を刻みたかった」
「それは、男の人特有の所有欲じゃないですか?」
「そうかもしれない。しかし、君に好意を持っているのは確かだ。
今まで、君ほど私を刺激した人物はいない」
刹那は春川の真意を探るようにじっと眼を見つめる。
春川の良きにしろ悪きにしろ嘘をつかない性格は重々承知している。
彼は本気だ。
「女としてそれほど言ってもらえるのは、もしかしたら最高の名誉かも知れません」
色気もへったくれも無い春川の告白に刹那は完全に白旗を揚げた。
108 :
崩壊3:2006/12/13(水) 02:42:35 ID:yqpNMuoz
※
白衣を外しシャツも脱いだ春川の身体にはあちこちに打ち身や生傷の痕が残っていた。
インドア派の典型ともいえる春川にはあまりにも似つかわしくない不自然なもの。
腕に、背中に、あちこちに散らばったその痕は全て刹那が付けたものだ。
同僚から、そして刹那本人からすら、彼女に対する拘束具の着用を薦められていた。
春川は決してそれを許可しなかった。
名目上は人の圧迫を受け脳波に不自然さが現れてしまうと言っている。
しかし、本当は刹那の貴重な時間を少しでも多く確保させてあげたかったし、
何より正常時の刹那ののびのびとした行動は見ていて気持ちよかったからだ。
刹那はじっと己の付けた傷跡を見つめる。
「ごめんなさい。私が暴れた時に・・・」
「構わない。私もそれなりの対価たる貴重な情報を君から十分貰っている」
くしゃくしゃと刹那の艶やかな黒髪を掻き混ぜた。
「それに、それ以上のものも貰えそうだ」
狭い診療ベッドに横になる刹那は思わず睨む。
「教授!恥ずかしげも無くそんなこと言わないで下さい!!」
人の悪い笑みに向けて枕を投げつけたくなる。
「処女と言ったな。綺麗な思い出とはいかないだろうが本当にいいのか?」
刹那はこくりと頷く。
「怖いけど、教授のことが好きですから」
行為の最中、刹那は決して春川の背中に爪を立てまいと硬く手を握り締めていた。
握りこんだ手が白くなるほど力を込めてしまった為血が滲んでいる。
そのいじらしさに春川の普段はひどく陰気な顔が、ふっと穏やかなものになった。
その表情をみた刹那は痛みも忘れ満たされた気持ちになる。
彼のこの表情を見れただけでも今日は最高の日なのではないか、そう思えた。
情事の後、春川はベッドでぐったりとした刹那にこう言った。
「君が暴走するというのなら私が管理しよう。君が君を忘れるというのなら私が君を記憶しよう」
呆然と春川を見つめていた刹那は顔を真っ赤にして俯く。
「教授、その言葉は・・・あ、あの・・・その、本気にしてしまいます」
「そのつもりで言った」
春川は飄々と答え刹那の顔を更に赤くさせた。
※
私は生きたい。
他の誰でもない『本条刹那』として生きたい。
そして願わくば、この不思議で、少し不気味な男と一緒に生きたい。
奇跡に逃避することを潔しとしない二人の純粋な想いは、7年後全世界を震撼させることになる。
¥いとふゆ¥
難しいいいいいいい!!!!!俺が崩壊。
うん、ストーリーを考えると難しいんだよ。
刹那が今現在生きているかどうかも分からないし。もう少し情報が欲しい
ところなんだな。
あと少しで分かるとは思うけど、ともあれGJ!!
春川の純愛エピは意外性もあって、いいね。
教授
教授
教授ハァハァ
乙
GJ!!
教授がえらく初々しいな。
刹那も可愛くて萌えた!
情報が無いなかお疲れ様。
112 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 17:51:48 ID:wTndOZd3
GJ!!!GJ!!!!
神よありがとう・・・・
GJ!
ネ申乙!!!
教授かわええよ教授!!!
114 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:36:29 ID:5ugxETCi
GJ。
なんかな。もうな。
なんだかな。今週の展開と相成って ウルッとくるよ。
教授 教授 教授!…ビィィ…ンン
今週の本誌に気が急いてSSキボン!と激しく興奮しすぎてた…
ごめん。これからは気をつけるよ。
>>105 GJ!行為中、春川の背に爪を立てまいと硬く手を握り締める
刹那が本当けなげで泣ける。
恥ずかしがりながらも“治療”としてではなく、
一個人としてなら、と教授にちゃんと告げるのが刹那らしいね。
116 :
105:2006/12/14(木) 00:30:14 ID:pPYRj++3
読んでくれた人及び刹那タン、本当にごめんなさい。
眠気でラリってたようです。
刹那の名字は本条じゃなくって本城だ・・・orz
ジャンプ見なおして気が付いた。
お手数ですが脳内変換しといてください。
出番の無いネウロ含むヤコ受け定番相手キャラ
可愛いけどエロ萌えしにくい刹那たん
喋り過ぎで色気無い過去春川
今週は本当にエロパロ的には発展し辛いな
>>108 GJ!!…うまいなぁ…刹那いけど可愛いくてちょっと和んだ
萌えたよ ついでに貴方にも萌えたよ
あとここでよく見かけるGOD JOB!(GOODに在らず)っていうのはこのスレ以外でも使われてるのだろうか
この前他スレの切ない系SSで感想レスに意図的に『刹那い』をいれてみたら
次のレス番の人が『GOD JOB!』を使ってたんで…
身に覚えある方いますか。
普通にどこででも見かけるんでない?
そうやって他スレでお仲間探しってやめたほうがいいよ。
GOGOのスカートサンタ服弥子でネウヤコ神が投下されるのをクリスマスまで裸で待つ。
>123
心得た
ネウアヤがめがっさ読みたい
126 :
春川あたりで:2006/12/15(金) 02:37:38 ID:+t1xFBEi
即興。
「…馬鹿な」
彼女の言葉でも自分の知能とプライドでもあった、でもその時はそれが全てだった。
刹那の手を肩を強く抱いた、自分が無意識にデリートしていた感情が今、自分の手の中に確かに存在する。
そして名の通り刹那にすり抜けていくであろう刹那の存在。
つくづく名前とは時に「呪い」として姿を変える、そんな刹那の父親を呪った。
「刹那…刹那を、君を忘れない、私が生きている限り、肉体ごと君の存在を私は消去させはしない」
春川は刹那を抱きしめ、そして唇という肉に自身の唇という肉体を重ねた。
難しいぃぃぃい!
そんな自分はサイヤコを待ち続ける…
何でもいいから待ってる俺。ここの神が大好きさ
ただちょっと全裸で松には寒いネ
130 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 17:16:12 ID:Lf9mDQ1a
>124
自分もwktk待ってます!全裸で!!
サンタ服ヤコ・・・www
132 :
縺セ縺ィ繧∵焔莨昴>莠コ ◆LG21.duXKc :2006/12/15(金) 18:23:45 ID:Q0SjugOQ
繝咲筏縺ョ逧?縺輔s縺顔夢繧梧ァ倥〒縺吶?
蜈ィ陬ク縺ァ蠕?縺、譁ケ縲∫エウ螢ォ逧?縺ァ縺ェ縺?縺ョ縺ァ縺薙l繧偵←縺?縺?
縺、[陜カ繝阪け繧ソ繧、]
蝨滓律縺ィ譖エ譁ー縺碁≦繧後k諱舌l縺後≠繧翫∪縺吶√☆縺ソ縺セ縺帙s縲?
縺昴?ョ荳翫Μ繧ッ繧ィ繧ケ繝医r縺励◆縺?縺ィ諤昴>縺セ縺吶?驥阪?ュ縺ヲ縺吶∩縺セ縺帙s縲?
>>117-118繧定?ェ蛻?繧ょク梧悍縺励∪縺吶?
邂。逅?莠コ縺ッ
繝サ迪ェ繧定イェ繧雁眠縺?蠑・蟄?
繝サ繧ッ繝ェ繧ケ繝槭せ繧ア繝シ繧ュ繧定イェ繧雁眠縺?蠑・蟄?
窶ヲ縺ョ縺ゥ縺。繧峨°縺ァ菴輔→縺九お繝ュ縺丈サ穂ク翫£繧倶コ九r蟶梧悍縺励※縺?縺セ縺励◆縲?
繝咲筏縺ョ逧?縺輔s縺ェ繧峨〒縺阪k縺ィ菫。縺倥※縺?縺セ縺吶?
縺輔※縲√↓縺上■繧?繧薙?ュ繧九′莉雁ケエ縺ョ螟ァ譎ヲ譌・縺ァ髢イ隕ァ邨ゆコ?縺ォ縺ェ繧翫∪縺吶?
縺昴l縺ォ莨エ縺?縺セ縺励※縺セ縺ィ繧√し繧、繝医b菴輔i縺九?ョ蟇セ蠢懊r閠?縺医※縺?縺セ縺吶′縲?
蛟倶ココ逧?縺ォ菫晏ュ倥@縺溘>譁ケ縺ェ縺ゥ縺ッ縺頑掠繧√↓縺ゥ縺?縺槭?
?シ懆ゥウ縺励¥縺ッ縺セ縺ィ繧√し繧、繝医?ョ驕主悉繝ュ繧ー蛟牙コォ繧偵#隕ァ縺上□縺輔>縲?
>>116縲菫ョ豁」縺励∪縺励◆縲∫「コ隱埼。倥>縺セ縺?
>>132は以下の文脈を代理書き込みしてもらったら文字化けしたものです、すみませんでした…
ネ申の皆さんお疲れ様です。
全裸で待つ方、紳士的でないのでこれをどうぞ
つ[蝶ネクタイ]
土日と更新が遅れます、すみません。
その上リクエストをしたいと思います、重ねてすみません。
・猪を貪り喰う弥子
・クリスマスケーキを貪り喰う弥子
…のどちららかで何とかエロく仕上げてください。
ネ申の皆さんならできると信じています。
手伝い人は
>>117-118との事です。wktk!
さて、にくちゃんねるが今年の大晦日で閲覧終了になります。
それに伴いましてまとめサイトも何らかの対応を考えていますが、
個人人的に保存したい方などはお早めにどうぞ。
<詳しくはまとめサイトの過去ログ倉庫をご覧ください。
>>116 修正しました、確認願います
134 :
春川×刹那:2006/12/15(金) 19:30:29 ID:Cm5AA3nS
長いけど 春川×刹那投下します。
エロ有りだけど刹那タソ痛がってるのは仕様です。スマン。
蝉たちが1/100の命を謳歌し始めた初夏の森で、刹那は薄く微笑みながら、
木陰で涼をとる。
本来病室で安静にすべき入院患者である彼女は、担当する春川教授の判断で
大学敷地内であれば外出も許可されていた。
肉体的には問題のない健康体の刹那は、軽い運動とばかりに手頃な木にするりと登ると、
枝に腰掛けてまったりと夏の鈍い風を味わう。
その若さに似つかわしく己の汗も弾く肌は健康な色に輝いているが、
彼女の指先の爪は所々赤黒く汚れてしまっている。
定期的に起きる発作は相手の柔硬を選ばず攻撃的に暴れまわり、
少なからず彼女自身の身体もこういった小さな傷が絶えない。
発作を押さえる春川教授らも、程度でいえば彼女よりも酷いこともある。
壁を削り、硝子を割り、人を罵る。
『幸いなのは、記憶がないことですね』
先ほどの朝の問診で春川の頬に生生しい引っ掻き傷を見つけ、深く謝罪した後、彼女は漏らした。
そしてそのまま、散歩に行くと言っていつものようにこの森へやってきたのだ。
彼女はこの病のことに関しては決して泣き崩れずたりせず、
こうして己の気持ちを整えてから彼女はいつもの生活へ戻っていた。
それがせめてもの矜持だと、己に静かに誓っている。
只でさえ発症時にはヒステリックという言葉では表現できないほどの粗暴を見せているのだから、
『自分』であるときにはそう居たくはなかった。
本城刹那は元々そんな人間なのだと周り――いや春川英輔に思われたくはなかったのだ。
「自殺でもするのかと思ったが、木登りをしているとは恐れ入った」
その根性、敬意に値するよ――と甲高い蝉の森で、深く静かな声が刹那の鼓膜を揺らす。
「…しないって分かってて、そういうこと聞いてるんですか?」
相変わらずの皮肉屋ぶりに、刹那は呆れたように微笑んで言葉を返した。
ククク、と春川の喉の鳴らす笑いのみが彼女の問い答える。
「私はそんな誘惑には屈しません。
死んでしまったら何も始まらないし、何も生まれない。それに――」
刹那はまるで帰る様子を見せず、木の枝上でサンダルを脱ぎながら、
「私が死んだら沢山の人が悲しみますから。
そんな無責任なこと絶対にできません」
その眩しい裸の足を輝かせながらプラプラと陽気に振って、サンダルを地面に放り投げた。
強がりのパフォーマンスをするような性分でないことを熟知している春川は、
彼女の乗る枝の元に寄りつつ、そのしなやかな強さに感銘を覚えた。
人間の脳力とは己のような天賦の才に満ちた人間を指すのではなく、
その人生経験から学び取ったものも関与するのだと。
10代の若い頃から特殊な病に悩まされた彼女だが諦観に至ることなく、
その生を大切にし、常に暖かい感情に満ちている。
その強さは机上では決して身につかぬ、春川すらも持ち得ない貴重なものだ。
自分と並ぶ脳力を持つ彼女を、密かに、だが確かに、
春川は一回り以上も下であることなど関係なしに深く敬愛していた。
「さてと!そろそろお昼ご飯ですか?」
眩い木漏れ日に混じった数十センチ程上の視線で、刹那は自分の左手首を指差し春川に時間を尋ねた。
「いや――残念ながら、まだ53分21秒早いよ。」
残念、と刹那が小さく呟くのを聞いて、春川は楽しそうにまた低く喉を鳴らす。
「もっとも木登り好きの君には、バナナでもあげた方が機嫌が良さそうだ」
暗に『お前は猿』と言われた刹那は、とうとうアハッと声を上げて笑った。
「そういう事言うと、ここから教授めがけて飛び降りますよ?
足のサイズ23.5cmの私がこの約2mの枝から落下して、
教授に与えられる圧力はいくつぐらいですか?」
重ければ重いほどいいんですけど、と刹那は無邪気に天才春川に尋ねる。
そしてその視線が草の茂る地面に投げ出した靴に行くのに気付いた春川は、
「昨日測定した体重から考えると――」とわざと女性が嫌がりそうな話題で
饒舌に応酬しながら、華奢なサンダルを手に取り、
輝く白い足にゆっくりと履かせてやる。
じわり、手が汗ばんでゆく。
「――お返しに、私にも傷、とか付けます?」
脈絡なく呟いた彼女の言葉に、春川の手が止まる。
油を揚げているような蝉の声が2人の空間を埋めた。
「病気の件で君が負うべき責任は0に等しい。治療の最高責任者はこの私だ」
さっきまでの楽しそうな応酬とは打って変わった、
厳しいまでの理性的な言葉で頬の傷のことには触れるなと春川は釘を刺す。
「降りなさい」
どこか優しく言い聞かせるような温度で、彼女を見上げながら春川は腕を伸ばした。
刹那はちょっと困ったような笑みを浮かべ、細く長い指が揃う冷えた手の平を右手で握り、
左手を春川の肩に託し彼の力を借りてふわりと地面に降り立つ。
その身長差から春川の白衣に染み込んだ据えた薬品の匂いが、刹那を鼻腔の目の前でただよう。
用が済み、名残もなく刹那を手放そうとした大きな冷えた手を、
彼女は捕らえるように再びしっかり握りこんだ。
少し春川が眼を見開き、無言で刹那を見つめ返す。
「記憶がなくて楽なのは私だけですよね。
さっきは軽率でした。春川教授 ごめんなさい」
痛みますか、わずかに震える手が春川の頬の傷に伸ばされる。
その瞬間、彼女に内在している病への恐れの片鱗を垣間見てしまった春川は
自分でも驚くような感傷的な行動に出た。
清潔な白い大きな衣が、本城刹那の細い身体を覆う。
「――っ――」
拒むことも問うこともせず、刹那はただただ驚いて春川の体温に包まれ、
大きな背は猫背気味に刹那を覆い尽くす。
深い森が2人を隠すかのように覆っているのに、暴くように木々の隙間から夏の光が降り注いだ。
自分の頬に掛かる春川の黒髪の向こうに広がる、
その生に満ちた美しい世界に刹那の鼻の奥にはツンとしたものが走る。
一方春川は脳の電気信号も血液中の物質量も骨密度すら把握しているというのに、
その身体の頼りなさに重い衝撃を受けて眉間の皺を深く刻む。
重みに負けて、一歩後ずさりした刹那の背が木の幹に押し付けられるのを合図に、
夏の熱と痛みを共有した2人は唇を重ねた。
呼吸すら煩わしいかのようなその激しさに、
カーディガンが大きく開いてずり下がり、キャミソールの細い紐のみが掛かった白い肩を暴き出す。
血色豊かな唇と舌の感触を堪能しながら、冷えた大きな手は裸の肩を優しく彷徨い、
汗の雫を指先で崩す。
甘い吐息が刹那の鼻先から漏れ、逃れようと逆逸らしてきた首筋に春川は優しく唇だけで触れた。
「そういう事をするときって、
先に愛の告白をしてから――っていう順番じゃありません?」
熱に溶けた瞳で、春川の黒髪に指を絡ませながら刹那は求めるように言う。
「クク…このような状況で手順を求めるとは。
君の稚拙さを表しているようなものだよ、刹那。」
その春川の言葉に、暑さ以外の熱が刹那の頬を熟させた。
「あ、やっぱり分かっちゃいましたか。
…初めてなもので、その…こういうの」
まるで悪戯が見つかった子供のように、顎を引いて恐る恐る刹那は言葉を紡ぐ。
その言葉に面食らったのは、春川の方だった。
驚きを含め、寄せていた身を引こうとする春川の首に刹那は腕を回して逃がさない。
「刹――」
「いいんです」
「だが、私は…」
「このまま抱いて下さい。いま、すぐに【私】を」
その言葉に躊躇いの糸がプツンと切れ、再び互いの唇を縫いながら、
春川はゆっくりと白衣を脱ぎ捨てて、木漏れ日の草の上に投げた。
性急さを抑え、慈しみ癒すようにゆっくりと春川の繊細な指が刹那を弾かせる。
徐々に木の幹に寄りかかりながら膝を折ってゆく彼女に合わせ、春川の唇も下へ降りてゆく。
キャミソールを捲り上げると、銀の粉が撒かれたように細かに汗ばんで輝く胸元に春川は眼を細ませる。
緑の黒髪が一本一本汗に捕らえられて白肌に横たえているのはひどく官能的で、
その髪さえも味わうように浮き出た鎖骨と血管へ舌を這わせる。
「んっ…」
控えめな嬌声と共に刹那の指が、春川の仕立ての良い薄い青のシャツの襟元に皺を寄せる。
一つ一つが春川の理性を狂わせる。
背中を撫ぜる冷えた手の平に、忘れかける理性と羞恥を思い出させられながら、刹那は春川を見つめる。
息も乱れ気味に黒髪の狭間から珍しい汗の雫が幾筋か垂らし、
何より見た事もないような熱い瞳が刹那を照らしている――それだけで彼女の動悸は上がる。
プツンと背中の拘束が解けて、彼女の胸の膨らみを覆う白いレースの布が心許なげに白い肌に掛かっている。
恥ずかしくて直視できずない刹那の気持ちを悟ったように、春川が片手を頬に添えて唇を重ねながら、
もう片方の手で膨らみをゆっくりとこねる。
平均的な大きさであるものの、春川の骨ばった手は簡単に全体を覆う。
粘りのある唾液と熱い息遣い、遠くで響く蝉の鳴き声だけが2人の空間を埋め尽くす。
刹那の頬を離れた手は、彼女の全てを堪能しようと刹那の裸の足の甲と土踏まずにまで及び、
そのため再び脱げてた淡いブルーのサンダルは緑の原に横たわった。
糸を引いて離れた春川の薄い唇は刹那の胸元を寄せて、その桃色の頂を舐め上げる。
「ぁっ…んぁぁ…っ…」
その刺激が電気的に刹那の身体を跳ね上げさせる。
カーディガンに辛うじて袖は通しているものの、キャミソールも下着も首元に上げられ
白い肌には長い黒髪が散る官能的な姿。
視覚も、息遣いと嬌声で聴覚も、汗ばむ肌に味覚も、濡れた唇に触覚も、甘い髪の香りで嗅覚すら、
春川の五感全てが本城刹那に溺れる。
そして繰り返される優しいというよりもしつこい程の長い長い愛撫に、
「教授、も、恥ずかし…っ」
刹那は顔を真っ赤にして強く瞑られた睫毛を涙に濡らす。
ぞくりと内臓全てを撫ぜられたような征服感が春川をますます昂ぶらせる。
「この程度で恥じているようでは、"これから"が大変だよ」
笑いを含ませた甘い囁きついでに耳朶を噛むと、より高い声が真夏の森に響いた。
背に腕を回し、両膝下にもう片方の手を回して、膝立ちのまま刹那を抱き上げると、
草の上に広がる白衣の上に刹那を横たわらせる。
「きょ…じゅ…」
暗闇を怖がる子供のように空に伸ばしてきた彼女の手をしっかりと握り、
春川は珍しく寛いだような薄い笑みを浮かばせる。
「怖がることはない。時間をかけよう」
その優しい言葉に心臓が喜びで締め付けられながらも、刹那はぶんぶんと首を振る。
「もう、して…」
甘ったるい言葉で誘う刹那の色香に、春川はぐらり本能が頭を支配しそうになるが
戸惑いつつ彼女の上に身体を重ねる。
「気持ちは嬉しいが、初めてである君に要らぬ痛みを与える必要はない」
違うの、と呟くと刹那は近づいてきた春川の頬にキスを落とすと、その耳元に震える声で重く囁いた。
「私である間に、早く」
つぅ、と刹那の目尻から雫が滑り落ちてゆく。
それは涙なのか、それともただ重力に引かれた眼球の水分なのか。
「教授がくれるものなら、痛くていいんです。だから、今すぐ」
この蜜月の合間でも逃れることができぬ病の存在と刹那の覚悟に、春川の顔が僅かに歪む。
いつの間にか握りこまれた互いの手に、刹那が唇を寄せる。
木漏れ日の逆光で暗いものの、春川の温かな瞳は刹那の願いを聞き入れたようだった。
まるで涙のように春川の頬から流れた熱い汗が刹那の頬に降り注ぐ。
途端、刹那の視界が春川の瞳で埋まった。
唇を塞ぎながらで視界に入りはしないものの、春川がベルトを緩める音がまるで手術準備のようで刹那の身体を竦ませる。
「刹那」
未知への恐れに濡れた瞳に、春川が唇を寄せる。
「もう手順も何も無いが…私は君の想像以上に、君を愛しているようだよ」
こんな時でも断定的に言わないなんて、と根っからの皮肉屋に刹那は瞳を三日月に細めた。
そして首筋で一際反応を示した一点を舌と唇で味わいながら、刹那の下腹へ指を這わせる。
「ぁぁぁっ、教授、ぁっ…ぁッ!」
その割れ目には僅かながら蜜が満ちており、春川の指を深くへ誘い込む。
本当であればここから一層時間を掻けた方がいいのだが、春川はその蜜を確認すると、
彼女の望んだとおりに時間を惜しむように、彼女の下着とズポンを一緒に下げる。
そして春川は限界近くまで怒張した己で一気に刹那を貫いた。
「ィぁッ――ぁッッ…!!!」
痛みを伴うならばせめて短時間でと思うものの、
初めての身体は春川の侵入を完全には許さず、ある段階でぎりぎりと拒む。
痛みに耐えかねているのか、左手は地面に生える葦を握りしめて、
春川と繋いだままの刹那の右手の指は力が入り過ぎて震えて白くなってしまっている。
柔らかく硬直する粘膜の拒絶は、春川をますます硬くさせて急かす。
歯を食いしばり汗ばんで痛みに耐える刹那の姿にすら春川を刺激するヒダの一つだ。
まるで犯しているようだと、春川は刹那の身を案じながらも遠くで思う。
ここまで来たら、もう引き返せない。
「力を抜いて」
急かす肉欲が春川の息を乱して刹那の耳に熱く吹きかかる。
「ぅっ、…んーっ…」
唇をかみ締めた刹那の耳に舌を這わせ、胸の頂に絶えず刺激を与えながら、ゆるゆると侵攻してゆく。
時間をかける辛さもあるが、何より想う女の肉の筆舌に尽くしがたい快感に春川は我を忘れそうになる。
すっかり痛みで冷えた刹那の身体とは対に、
刹那の中の熱さとぬめった抵抗感で快感の海に叩き込まれた春川の身体は煮えたぎる。
暴れまわる己の本能を押さえながら、春川は痛みに縮まった刹那の身体を抱きしめた。
春川の熱に浮かされたのか、刹那が唇だけでもっと、とさらに求めた。
緊張が解けた瞬間を見計らい、春川はゆっくり動き出す。
「あっ、ぁっ…はぁんっ…ぁ・ぁ…アッ!!」
血液か愛液かもわからぬ粘度が卑猥な水音で2人を繋ぎ、刹那の声が痛みゆえなのか分からぬ甘さで動く度に漏れる。
「ぁっ…はぁぁ…アッ!ァッ!…っと…もっと…!!」
その求めの叫びに、タガが外れたように春川は己の欲のまま奥へ奥へと貫く。
胎内の動きに翻弄されながら、刹那はうわ言のように濡れた瞳で春川を求め続ける。
「教授、もっと!…っとがいい…っっ」
その言葉に応えるように、彼女の白い肩に手を添え激しく動きながら、
春川は紅く熟した唇を食して言葉を塞ぎにかかる。
しかしそのキスも動きの激しさゆえに彼女の嬌声の妨げにならず、悲痛な言葉も捕らえられなかった。
「…好きなように 傷つけて―――…!」
熱く蠢くヒダに捕らえられていた春川はできるだけ身体を密着させるようにして、
求められるがまま淫に満ちた動きで貫き続ける。
その命の輝きのように、刹那の熱い汗が木漏れ日を受けて白く輝いて跳ねた。
柔らかな太腿を片腕で抱え上げて、刹那の身体も痛みも苦しみも崩すかのように
大きく腰を動かすと自分の限界が近いことを悟る。
「く、刹那…ッ」
夏の生に満ちた草木に満ちた真夏の世界で、春川は緑の地面に向かって精の熱を解き放った。
衣服を整えられて、横たわる刹那の肌は痛みで冷えた白から、
いつの間にやら薄っすらと桃色に染まり汗ばんでいる。
気だるい身体で血液だけが異常な速度で身体を駆け巡る春川はシャツの胸元を開けたまま、
その傍らで寝添っている。
「刹那、身体は?」
髪を乱している春川が改めて珍しく、刹那は春川の黒髪をゆっくりいじりながら微笑んだ。
「すごく痛いけれど大丈夫です」
「やはりそうか」
「生傷抉られる痛みで地獄そのものだけれど、すごく幸せ」
「また君は面妖な表現をする。ムードの欠片も無い」
まったく愛すべき変人だよ、と珍しく真っ直ぐな言葉を呟くと、
その輝く黒髪が貼りついた額に唇を落とすのであった。
【深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができる】
と語ったのは、トルストイであった。
そうして刹那もまた春川の傷を持ったまま、世を去ることになる。
その冬の森は、生を謳歌する虫の音はせず、満ちるは雪降る静寂のみであった――。
-了-
管理人様、乙です。
刹那タソ可愛いよ、刹那タソ(;´д`)ハアハア
早く月曜にならないかな wktk
神 乙!!!!!
投下の瞬間に出くわしてしまった。幸せ。
こういう春刹 超萌え。
うわあああ超GJ!
最後で刹那がもう死んじゃってるの思い出してしんみりした
145 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 21:40:23 ID:Lf9mDQ1a
まさしく神!!!
GJ萌えをありがとう・・・刹那い
>>134 GJ!!春川×刹那、やっぱいいな。
>「私である間に、早く」
ここでまたグッときた。セ、セツナス…!
春×刹GJ
ラストでぐっときた
自分も書きたいけどアホネタ専門なのでこういうのは無理なんだよな
うらやましいなあ……
刹那いのがきたとこでブチ壊しになるけどちょっと投下
148 :
ある日の電話:2006/12/16(土) 08:32:21 ID:/CXhbA25
(トゥルルル……ガチャッ)
『もしもし? 俺だよ俺。俺』
「はい。……Xですか?」
『そーそー俺。実は大変なことになっちゃっててさ。
車ぶつけたら相手がヤのつく自由業の人で。ベンツに傷がついたの弁償しろのギャーギャー喚いてるんだ。
それでお願いがあるんだけど』
「またですか? 今度は幾らです。500ですか? 1000ですか? 今お使いの口座番号は?」
『え?! 俺、そんな何度もこんなことやってんの?』
「お忘れですか。先週も先月も、三ヶ月前も五ヶ月前も八ヶ月と三週間前に一年半前も、似たようなことを
しでかして半泣き状態で電話してこられたでしょう。そのたびに気をつけて下さいと申し上げているはずですが?
怪盗業での蓄えがそれなりにあるとはいえ限度というものがあります。
これ以上繰り返されるようでは、私もそのうちソープにでも体を売らなければならなく……」
私に他人のものを咥えさせたくないのでしたら本当に自重してください」
『く、苦労してるねあんた……』
「アイー、ただいまー。服汚れたから替え出して、って誰と電話してんの?」
「え? X? ……………。
本物が帰ってきたので失礼します」
(ガチャン。ツーツーツー)
テレフォンセックス書こうとしたらオレオレ詐欺になっちゃった謎なんて
ネウロでも絶対喰わねーだろーな。
>>148 ちょwwアイさんwwwww
かけた奴はガタブルもんだなww
刹那=サイでもいいかなって思えてきた。
151 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 13:15:42 ID:dnBWj2+G
吹いたww
「本物が帰ってきましたので失礼します」
超ツボったwww
153 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 20:54:35 ID:FU7hLaB9
皆さんGJ!
ええぇーロゴシカァああっ…ン!
>153
ちょっと、その「エーロ・ゴシカァン」はどこか喘ぎ声めいてないか?
なんか、久々に召還呪文聞いた気がするぞ。
善がり声だが。
サイヤコ欲しいな
新しい召喚呪文を考えてみた。
「ほんだららった、へんだららった、どんがらがった、ふんふん♪」
解る人にだけ解ればよい。
アルマムーンの若き当主乙
ネウロが卵破って登場か。
見てえwwww
ネ・ウ・ロv
半熟?
>ネウロが卵破って登場か。
それ超見たい。ネウロ鳥さんだしなw
三角木馬ソリとサンタヤコに萌えた神様へ
エーロ・ゴシカァァァァァァ…ンアッ…!
サンタコス弥子に萌えたので書いてみた。
後悔は特にしていない。
今夜はクリスマス。
みんな浮かれてお祭り騒ぎをしている筈だった。
なのに外には硫酸の粉雪がしんしんと静かに待っている。
街を埋め尽くすそれは純白でとても綺麗だけど、触ったら溶けてしまうので気象庁か
ら正式に外出禁止勧告が出ている。
さすがに、溶けてしまうとなれば、誰も出歩かないだろう。いつもの喧騒も今夜だけ
は聞こえてこない。
「ぅっ…やだったら…」
そして不幸にも、事務所にいた弥子はこれ幸いと嬉々として襲ってきたネウロに逆ら
えずにいた。どっちみち、今夜はもう家にも帰れないのだ。携帯で母親には連絡して
あるけれど、きっと何か勘繰られているだろうな…と考えつつ、ソファーの上に押さえ
つけられていた。
もちろん、一晩中好き勝手に蹂躙できる奴隷を得たネウロの目は、欲情やら喜びや
ら色々なものが混ざって爛々と輝いている。それが心底恐ろしい。
脳髄すら蕩けそうなねっとりとしたキスを受けながらも、戸惑う気持ちはやっぱりあっ
て、それがまだ弥子を躊躇わせている。
「幾ら何でも…ネウロやめて、こんな風にするのはやだよお…」
「何を言う、ヤコ」
先程、散々闇鍋を楽しんでいた弥子をずっとパソコン越しに冷ややかに眺めていたネ
ウロのことだ。それならばこちらも、ぐらいのことはきっと考えているのだろう。
「クリスマスとは、人間共がこの時とばかりにプレゼント、レストラン等で消費しまくっ
た挙句、辺り構わずそこらで発情してサカリ尽くす日なのだろう?要するに発情期と
いう訳だ。ならば我が輩が同様のことをしたとして、何ら非難される憶えもないが?」
「ぁあんっ…ある程度合ってるけど、根本的に違うよおぉ…っ」
首筋を優しく甘噛みされつつ吸われながら、必死に拒否の姿勢を貫こうとしているの
に魔人の強健な力で押さえつけられては、もうどうしようもない。
哀れ、弥子の可愛らしいサンタ服はもう何の意味もなくなっていた。上からは緩やか
に乳房を揉まれ、下からはショーツを取られて無防備になった花弁に指が差し入れ
られている。こんなことをされては、もう陥落するしかない。なのに簡単に堕ちるのだ
けは嫌だった。
なのに、体だけは意思を裏切って勝手に暴走していく。
「あ、ぁ…ん…」
求愛されるように、濡れそぼって蕩け始めている柔らかな内部をノックのようなリズム
で指先が叩いている。そのタイミングがまた絶妙で、いちいち弥子の感じるポイントを
突いているのだ。
ゾクゾクと肌を震わせながら、どんどん追い詰められていく。嫌なのに、怖いのに気持
ちがいい。これまで何度かここでネウロを受け入れたけれど、こんなに感じたのは初
めてだった。まるで別の自分に変貌するようで、それもまた怖い。
けれど、無意識にネウロにしがみついていた。
「ひぁあっ…」
「ヤコ、素直になれ。今夜はそういう日だろう」
「あぁぁ…いや、やあ…おかしくなる、私がおかしくなるよおおっ…」
ぺろりと耳を舐め、戯れるように複雑な形をなぞって穴の中まで差し入れられる舌が
熱い。
極限まで感じきっていることは、敏感になったそこが絶え間なく愛液を流し続けること
と指の感覚でも分かるのだろう。ネウロは終始この上なく上機嫌だ。腹が立つ。
「さあ、夜はまだこれからだ。たっぷりと楽しもうではないか」
「ネウロ…待って、やぁ…」
このまま最後まですることにまだ抵抗があって、精一杯の力を振り絞って弱々しく逃
れようとした弥子だったが、もちろんネウロが許す筈もなかった。
「何といっても、今夜はクリスマスだからな」
「やあああーーー!!!」
快感で力の抜けていた足が、限界まで一杯に広げられた。
いつでもスタンバイOKになっていたブツの先端が、わざとらしく花弁をぬるぬると愛
液にまみれるように捏ねくった後でぐいっと突き入れられた。
「ひゃっああはあんっ!!!」
「…なかなかいい反応だな。貴様もまたクリスマスで欲情する性質か」
ずんずんとリズムをつけるように腰を使いながら、弥子を煽るように笑うネウロの声
にもわずかに上擦りがあった。クリスマスで欲情するのは魔人も同じようだ。
「あはぁ…違…違うったらぁぁ…」
ガンガン犯されて必死で髪を振り乱しながらも、意識すらじんわり蕩けていくのを弥
子は感じていた。気持ちがいい。本当にこうされるのは堪らない。
「嘘をつくな、ヤコ」
「ぁん、ネウロ…熱いの、カラダ熱いのぉっ…」
そろそろ意識が混沌としてきた。普段は抑えている淫らな弥子が覚醒しようとしてい
た。背骨が折れるほど抱き締められて、嫌な気持ちは少しあるのに心身が少しずつ
満たされていくのを弥子はもう受け入れてきっていた。
そんな変化を粘膜越しにダイレクトに感じたのだろう。既に感極まった様子のネウロ
が囁いた。
「さあ、ヤコ。いくぞ」
「えっ」
「我が輩の、心尽くしを受け入れろ」
内部を犯す腰遣いが激しく、早まってきた。擦れ合う部分が発火しそうに熱い。共に
極限まで追い上げられていた弥子も、限界を迎えようとしていた。
「くっ、ヤコ…」
「やああぁぁぁん、ネウロぉぉっ…」
その瞬間、弾かれたように体が腕の中で跳ねた。奥まで激しく突かれた刺激で無意
識に締め上げられた内部で、ネウロのものが揉まれて痙攣を起こし、熱い精液を吐
き出した。
「あぁ…」
たっぷりと満たされた重い液体の感覚を感じて、諦めのような声が漏れ出た。もう何
も考えられなかった。
「あーあー」
あれから勢いに乗って、何度ヤられたか分からない。
すっかりくしゃくしゃになったサンタ服を着直した弥子は、不機嫌にぷうっと頬を膨ら
ませていた。ネウロはといえば、相変わらずソファーに寝そべって弥子をしきりに誘っ
ている。魔人に精力の限界はないようだ。
「みんなのプレゼント、もうみんな食べちゃったよ…どうしよう」
せっかく一人一人喜んでくれる顔を思い浮かべながら、選んで買ったプレゼントは外
出出来ない腹立ちでつい闇鍋の材料にしてしまった。また買いなおさなければいけ
ないと思うと、憂鬱な気分だった。
「ヤコ」
すっかり気分上々なネウロは、そんな弥子の気も知らずにソファーからしきりに手招
きをしている。
ところで闇鍋に参加していた魔元帥だが、やはり出て行くことが出来ないので事務
所の隅であかねとトランプで遊んでいたという。
冬の夜は長い。
魔元帥、いい迷惑。
三角木馬ソリはギャグになるので、出せなかった。ごめんよ。
>>163 乙カレー。サンタ弥子にトナカイ風ネウロ(角だけ)で脳内補完するといい感じだ。ガンガンやっちゃっててくれ。
GJ!サンタ弥子がエロ可愛くて最高だ!甘いのもいい!幸せだ!
168 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 12:16:14 ID:LIhOzPAr
エーロ・サイッコォォオ!!!GJ!!!
>ソファーからしきりに手招きをしている。
ネウロまだまだ足りないんだなwwww
GJGJ!!!
裸で待ってたかいがありました!
ところで本スレにあんなネウヤコエロ画像貼ったのはどいつだぁあああこらぁあ!
こっちに貼r
>>169は
>>123か?
俺は
>>124じゃないが、毎年恒例のネタでもあるし、サンタコス弥子は絶対
書いておこうと思ってた。喜んでくれて嬉しい。
弥子エロいよ弥子。
去年のカラーでも、サンタコスでトナカイネウロにソリ引かされてたし。
別ジャンルの原稿wからの現実逃避でちまちま書いてたネウヤコ。
なんだか形になってしまったので投下します。
数日前弥子が事務所に持って来たのは、一冊の薄く大きな本…絵本だった。
「これ、昔読んだんだけど、今日見つけて買っちゃったんだ」
どうやらアカネも知っている本らしく、どこか嬉しそうに揺れていて、我が輩も少々興味を
抱きその本を読んでみた。
内容は幼児向けとは思い難い、自分のみを大切に思っていた存在がより大切な存在を作り、
それを失って初めて知った絶望の中生涯を終えるというもの。
「ふん、わけの解らん話だな」
「いいよ、あんたに解ってもらおうなんて思ってないから」
そう言うと弥子はその妙な本を大事そうにめくり始めた。
いつもの様に弥子を使い食事をした後、事務所へ帰る途中でひったくりだという声が聞こえ、
交差した道から飛び出してきた男に突き飛ばされた弥子が街灯にぶつかり目を回した。
我が輩の所有物を突き飛ばしたそのひったくりは、軽く脚払いを掛けてやっただけで勢い
よく倒れこんだのでそのまま周りにいた人間達に任せ、弥子を担ぎ上げて戻る。
「面倒を掛けさせおって…」
事務所に着くと弥子をソファーに放り出し、ふと下を見ると床に置かれた弥子の荷物から
先日の絵本が覗いているのに気付いた。事務所に置いていたのを持って帰ろうとでもしていた
のか。今は特にしなければならない事もないので、空いたソファーに掛けてそう面白くもない
その本をもう一度眺めてみる。
「…ん…」
聞こえてきた微かな声に気付き弥子を見てみると、漸く目を覚ましたようだった。
「まったく、たかが街灯に突っ込んだ程度の事でいつまで惰眠を貪る気だ。このナナフシが」
ぼんやりとしたままの弥子に呆れを込めた声音で言ってやるが、弥子はそれに言い返す事も
せず、顔だけをこちらに向け不思議そうに我が輩を見た。
「…あなた、だれ…?」
弥子の発した僅か五個の音の羅列に我が輩の脳髄は思考を停止し、一瞬の後に混乱を起こす。
「ヤ、コ」
「やこ…?」
真直ぐに、感情の浮かばぬ瞳で我が輩を見ながら、弥子は我が輩の言葉を…呼んだ名前を
まるで鸚鵡返しのように口にした。
「何を下らん真似をしているのだ、貴様は。このようにふざけるなど、いい度胸だな、ヤコよ」
一体何が起きているのか、そして弥子がふざけてなどいないのも本当は解っている。しかし
この状況を認めたくないという理解しがたい思いが、我が輩に口を開かせる。
「私…誰……? やこ?」
決定的、だ。
おそらくは先程頭部に受けた衝撃が、弥子の脳髄のどこかに作用し脳内物質の伝達を止めた
事による、記憶喪失。
記憶喪失というもの、それは一つの言葉で纏められてはいても実際には様々な症状があり、
生きるための本能的、生理的な最低限の事以外の殆どを失う事もあれば、極々限られた記憶
のみ失う事もある。我が輩の持つ能力と違い、正確には失った記憶はその情報を引き出せなく
なっただけで、弥子の脳内に存在している。
弥子は記憶そのものを失っているわけではない。それは解っているのに、恐ろしいまでの
喪失感に足元が崩れていくような錯覚を覚える。
冷静になるよう自分に言い聞かせながら、弥子に我が輩達のことについて話して聞かせては
みたが、それでも弥子は何かを思い出す様子を見せなかった。
「ねうろ」
脳内にどういった問題が起きているのかは判らないが、弥子はこの状態を何の感情も持たず
淡々と受け入れていた。そして…刷り込みでも起きたのか、我が輩に纏わりつく。
「ねうろ」
全く警戒する様子もなく、我が輩の傍に寄り我が輩の事を呼ぶ。ありえない筈の事だ。
「ねうろ」
違う。弥子は、このように無邪気な笑みなど見せなかった。
違う、違う、弥子は…。
「ねうろ」
違う!!
「黙れ! 貴様がそんな風に我が輩を呼ぶな!」
「ねうろ…?」
「黙れ黙れ黙れ! 今の貴様に何の価値があるものか! もう奴隷にすらならん、どこへ
なりと行ってしまえ!!」
抑えられぬ感情のままに言葉を吐けば、驚いた様子だった弥子の顔が歪み、そのまま事務所
から飛び出していった。
弥子が出て行き、我が輩を襲う喪失感は更に増した。
「ヤコ…」
何故このような事になったのか、纏まらない頭で考える。答えなど出る筈がないのは頭の
どこかで解っている。
もう、あの弥子に会うことは出来ないかもしれない。ただの奴隷人形一人…それを失った
だけの事なのに、それがひどく苦しい。胸に何かが刺さったような痛みを感じる。
先程飛び出した弥子は、泣いていたのではなかったか。
傷付けたのは我が輩だ。弥子が悪いわけではなかった。
失ってしまった記憶。それが消えたわけでないのを、我が輩は知っている。また記憶のみが
弥子を形作るわけでないのも、我が輩は知っている。
記憶などなくとも、弥子には心がある。
我が輩は、生まれたばかりの雛を巣から追い出したのだ。なんとしても弥子を探さなければ。
弥子がいなければ、弥子に出会う可能性さえ失ってしまう。
その時、弥子でなくなった弥子の泣き顔が、見えた。
呆然と眺めていた窓の外、弥子の泣き顔が、見えた。
それは、逆さになって、空中に涙の粒を散らしながら下へ移動し、我が輩の視界から消えた。
「弥子っ!!」
「ッ!!」
荒い息を吐く。
ほんの一瞬理解が出来ず混乱したが、夢を見ていた事に気付く。
膝の上には眠りに落ちる前に眺めていた絵本が乗っていた。
「…これの、せいか…?」
失って、絶望する。我が輩には理解など出来ぬと思っていたその感情を、まさかこんな形で
思い知るとは……。
その時、向かいのソファーに横たわったままの弥子が身じろいだ。
「ヤコ!」
思わず傍に寄り名を呼ぶと、その目がゆっくりと開く。我が輩の背にぞくりとした感覚が
走る。
「あ…ネウロ。私…どうしたんだっけ…?」
弥子が我が輩の名を口にした事に、これ以上ない程に安堵する。
「ネウロ?」
「…貴様が一向に目を覚まさんから、くたばったのかと思ったぞ。このムシが」
「なんか、珍しいね。そんな単純な呼び方するなんて。何かあったの?」
…こんな時は妙に鋭い弥子のこの勘が少々厄介だと思う。
「この呼び名が気に入らんのなら、アトグロジュウジアトキリゴミムシとでも呼んでほしい
のか?」
「…いや、別にそんな呼び方期待してたワケじゃないから…って、なんで服脱がせようと
してんのよ!」
我が輩の手の動きに気付き弥子が抵抗を始めるが、当然そんなものは問題にならない。
「この我が輩が奴隷である貴様を案じてやったのだから、奴隷はそれに対し感謝の心を示す
べきだろう」
何故だか途端に抵抗を止めた弥子が、我が輩を見上げる。その真直ぐな瞳に浮かんでいる
のは戸惑いと、喜びに見える。
「そっか…、心配してくれたんだ」
「何を言っている! 我が輩は…」
「じゃあ…いいよ。しよ」
「ヤコ?」
今までになかった事に我が輩が動きを止めていると、弥子は自分から我が輩に口付けて来た。
「なんだ貴様らしくない」
「そう? いいの。嬉しいから」
「ふん、わけの解らんところは貴様らしいな」
何が嬉しいのか、にこにこと笑う弥子に今度は我が輩から口付けて、暫くそのまま舌を
絡めあう。最初からここまで従順だというのは、珍しい。そんな事を思うと、夢での弥子を
思い出す。
「ヤコ」
「何?」
「もし、我が輩が記憶を失ったとしたら、貴様はどうする?」
このような事は口にすべきではないのかもしれない。それでも抑えられなかった。
起きる確率など限りなく0に近い事だ。しかしこうして前もって考えさせておいたなら、
もし何かの間違いでそれが現実に起きた時、何かの助けにはなるのかもしれない。
夢の中で我が輩は、記憶を失った弥子を受け入れる事無く突き放し、永遠に失った。
「え…ネウロが、記憶喪失になったらってこと?」
いきなりの妙な問いに驚いたようだが、それに頷いてやると、弥子は考えるそぶりを見せる。
おそらく作り物も含む、今までに見聞きした記憶喪失の症状などを思い出しているのだろう。
「ん〜そうだなぁ、やっぱり困るのが第一かな?」
「困る? 貴様にとっては嬉しい事なのではないのか? 奴隷の立場から解き放たれる事に
なるのだぞ」
何故、困るのだ。弥子が我が輩の扱いに対して不満を持っている事は十分に理解している。
それなのにそれを喜ばぬ弥子の言葉は、我が輩の思考を掻き乱す。
「だって…あんた、私がいなきゃ困るでしょ? もしかしたら謎しか食べられない事まで
忘れちゃうかもしれないし…それに…」
うまく考えが纏まらないのか、黙り込んだ弥子の言葉の続きを待つ。
「食べ物の事は忘れないとしても…あんたが私の事忘れちゃうなんて嫌だよ」
出てきたのは意外な言葉だった。
「もし、本当に忘れちゃったなら…思い出せるように私が知ってるあんたの事、暴力以外は
教えたげて、一緒に行った場所にも連れて行って…それでも…思い出してもらえなかったら…」
そうなった時の事を想像しているのか、弥子は辛そうに目を伏せる。実際そうなっている
わけでもないのに、これ程の感情の変化を見せるのは不思議だった。
「…やっぱり、あんたといるよ。忘れちゃっても、また私の事覚えてもらうの。何度忘れても
あんたには私の事知ってほしいよ…一緒に、いたいよ」
弥子の目に涙が浮かぶ。それを見て、何かが胸にじわりと広がった。決して不快ではない、
むしろ快いものだった。
「ヤコ」
名を呼んでやると、弥子は我が輩にしがみ付いた。たかが想像した程度で…と思わないでも
なかったが、嫌な気はしない。
「ネウロ、私…一緒にいていいよね? 何回忘れても、また覚えて…一緒にいて欲しいよ!」
嬉しいと、素直にそう思えた。弥子はこの我が輩と一緒にいたいと願い、こうして我が輩の
事を思い心を揺らしている。
「そうか…では貴様も覚悟するがいい。貴様がそうするように我が輩も、何度貴様が忘れよう
とも、放してはやらんぞ。たとえ百万回でもな」
「百万回でも…?」
我が輩を見上げる弥子の顔には、もう辛さは見えない。
「そうだ。貴様が生まれ変わっても、百万回忘れても、我が輩と貴様はまた出会い、共に
あるのだ」
あの絵本の事を絡めてそう告げてやると、その事に気付いたのか、弥子の顔に漸く笑みが
戻る。
「ふふ。生まれ変わってもまたあんたに逢えるんなら、あの猫よりずっと幸せだよね」
そして我が輩は止めていた行為を再開した。もし頭で忘れても離れられないように、弥子の
身体と魂に我が輩を刻み込むために。
終わり
エロなくてごめん。
因みに絵本ってのは「百万回(100万回)」ですぐ分かる(多分)有名なアレ。
原稿に戻らんと…。
GJ!!
絵本とやらは猫?
GJ!!!
100万回生きた猫だな。
ネウロは猫科の猛獣っぽいからよく雰囲気があってる。
GJ!!
しんみり泣けた
>>163 うをう!早速サンタヤコの痴態を拝めたよGJ!
あまりの嬉しさにわざわざ職場のトイレに籠った自分\(^o^)/
あかねちゃんと魔元帥www
>>171 甘いのもイイ!GJ!
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:25:35 ID:f5/Ky7y/
吾代のミニカー潰して喜ぶネウロと、弥子の「もー、邪魔しないでよ」が
どうしてもネウロの嫉妬を弥子が軽くいなしてるように見える…。
イビルブリザードも「今夜はここにいろ」っていう意味にとれるし。
ネウヤコはやっぱ公認とみていいのか?
182 :
sage:2006/12/17(日) 22:28:01 ID:f5/Ky7y/
弥子がプレゼントと称して男性陣宅にソープ出張する話キボン
>>181 俺もそんな妄想してたぜ。弥子のサンタ姿、他の男に見せたくなかったとか。
186 :
殉愛 1:2006/12/18(月) 02:13:33 ID:2BlnzsFq
ようやく書けたエピ。
やっぱりHAL編が一応の結末にならないと書けないと思った。
↓
81 :ネウヤコ:2006/10/31(火) 22:04:17 ID:9W1wtDIQ
エロ無しですが…
「命懸けの恋」―誰かが言っていた
二人の出会いは偶然か、必然か――
思えばこの恋は始まりから「命」が深く関わっていた
父親の死、それが一つのファクターである事は間違いないであろう。
それからは探偵と言う役を演じつつ、この魔人の隣で様々な、人と、命の場面に遭遇して来た。
でも、まさか自分が本当に命を懸ける事になるとは誰が想像しただろう。
不安がない訳じゃない、怖くないと言ったら嘘になるだけど――
―独りじゃ、ないから―
「死にたくない」から抗うのではない。
「二人で生きる」為に戦うのだ。
それは似ている様で全然違う
一生に一度きりの
魔人と少女の「命懸けの恋」
この戦いに一つの小さな命が参加していた、というのは、また別のお話で……
187 :
殉愛 1:2006/12/18(月) 02:14:22 ID:2BlnzsFq
HALが、消える。
この期に及んで消去されることを望むかのような台詞を残して、世界中をいいように
混乱させてきた悪夢の人工知能が全てを無に帰しようとしていた。
それを決定するのは、今まさにキーを押そうとしている弥子の指先のみだ。
『さあ、ためらうことはあるまい』
パソコン画面の中のHALはしきりに促す。
本当に、何で今になって。
怒りや悲しみよりも、弥子の心の中にあるものはただ空しさだけだった。
前夜のこと。
弥子はいつものように事務所でネウロと過ごしていた。この三日ほどはパスワード
を突き止める為に出来うる限りの手を尽くし、いっぱしの探偵のように治療施設を探
し当てて現地調査までしてみたのだ。その結果として導き出したただ一つの答えは
弥子を愕然とさせるに余りあるものだったのだ。
窓の外には時折ネオンがちらちらと映る。
「う、ン…」
仰け反る華奢な体が弓のようなカーブを描いた。
不安定に魔人の上で喘ぎ、揺らぎながらも、弥子はほろりと涙を零した。
やはり今夜も散々にネウロによって翻弄され、乱され、我を忘れていく。何度もこうし
手交わってきただけに、もうさして抵抗などはないものの、やはり陶酔しきった意識
の端でこの関係への切なさや空しさは感じていた。
一体いつまでこうしていられるだろう。
それよりも、次第に魔人に溺れていくこの哀れな恋心はどうすればいい?
泣いても嘆いてもネウロは察する様子もなく、ただ無邪気に求めてくるだけだ。そん
な中でもわずかに認められる好意めいたものだけが、辛うじて弥子を支えている。
その上、万が一パスワードが一致しなかった時には潔く運命を共にするとも言って
いた。
色々言いたいことはあるけれど、それはすなわち求愛と同等ではないか。しかもた
った一つの命を賭けた一生に一度きりの。
確認はしていないが、弥子にはそうであったらという期待があった。
「あ…ネウロ…」
騎乗位の体勢で夢うつつになっている弥子の内部を、激しく魔人が抉った。
188 :
殉愛 2:2006/12/18(月) 02:15:23 ID:2BlnzsFq
「やだあっ…」
「そら、もうそろそろいくぞ、ヤコ」
変化の過程を面白そうに眺めながら、弥子の薄い乳房を掴んでいるネウロの口調
は、どこか上擦りがある。その証拠に、弥子の中に収められたものは激しく痙攣
を繰り返していた。感極まったように息を詰める気配さえ、繋がった部分越しに感じ
られることが嬉しかった。
「ヤコっ…」
「あ、ネウロおっ…」
次の瞬間、途方もなく熱い塊が流し込まれて、何も分からなくなった。
いつものことだけれど、流されている訳じゃない。
幾度となく繰り返される関係を弥子はそう解釈していた。そこに何がしかの許容と意
思があるからこそ、強引に組み伏せられて始まる行為でも嫌ではないのだから。
本当に、これほど心を奪われるなんて思ってもいなかった。
「ネウロ…」
憎らしいことに、肝心のネウロはやるだけやった後勝手にソファーを独占して一人で
寝入り始めている。どうしても言いたいことが幾つかあったのに、またなにとなく言い
そびれてしまった。
「もう、ネウロのバカ…」
明日になれば全て終わりになるかも知れない。それが分からない筈はないのにどう
してこんなに呑気なのだろうと少し悲しい気分になった。けれど、これほど鷹揚でい
るのなら、希望が持てる。
二者択一なら救いのある方を選ぶ。それが弥子のモットーでもあった。
「HAL」
見事にHALを打ち負かしたこの場で弥子は問う。
「信じられないの、まだ」
『ククク』
「春川教授の頭脳を持っていながら、どうして」
『君が言うことではないと思うがね』
何かを示唆するような物言いに、弥子は戸惑っていた。
恋はこれほどまでに厄介で奥が深い。春川教授ほどの知性と理性を持った人物で
すら簡単に狂わせ、たちまちにして愚かにしてしまうほどに。
189 :
殉愛 2:2006/12/18(月) 02:16:22 ID:2BlnzsFq
『桂木弥子』
画面の中から、HALは哂う。
『刹那が途方もない絶望の中でも自らの死を選択しなかったように、人間というもの
はかくも強い生命力を持っている。そこに希望を見出しているのだろう?君もそうで
はないかと察しているのだがね』
哂うHALの様子に、弥子は頭が真っ白になった。どうして誰にもまだ言ってない、隠
し続けていることをこともあろうにHALに言い当てられるのだろうと。
混乱しながらも震える指が、キーを押した。
HALは完全に消滅した。
大それた犯罪を犯してまで会いたかった人には、果たして会えたのだろうか。それ
だけが気がかりだったけれど、もう終わったことだ。なのにどうしてこんなに空しいの
だろう。
背後に、ネウロが戻ってきた気配がする。
けれど今は何も関わりたくない。
「日付も変わった、帰るぞ」
「…うん」
抱き寄せられながらも、混沌とした気分が徐々にほぐれていくのを感じていた。これ
でようやく全てが終わる。思わず安堵で腹部を軽くさすってから、ネウロに気付かれ
てはいないだろうかとひやりとしていた。
そう、HALが見抜いていたのは弥子の妊娠。
もちろんネウロとしか経験がないので、魔人の子を宿すことになったのだ。それにつ
いては、もうこれっぽっちも後悔はしていない。ただ、言葉にするのだけはまだため
らいがある。
まずはこの子の為に、そして出来るならネウロと共にこれからの時間を生きていきた
いと思っていた。
この偶然の出会いが気紛れでないのなら。
「ネウロ」
抱き寄せられる腕の中で、弥子はこれから全てを話そうとしていた。
吉と出るか凶と出るかは、誰にも分からない。
終わり
ごめん、色々と不手際があった。
まだネタ投下していないうちのタイトルバレ、そして2の次は3だったさ。
GJ!投下時の失敗は次回の課題ということで。
186が前スレからのテンプレ、
>>187-189 が本文
でおk?
そう。
前スレの設定を引き継ぐ形だったんだけど、説明不足になってしまった。
それもまた今後の課題だな。
>>191GJ!
今週のネウロのヤコとネウロのやり取りが切なかった。
やっぱり作中ではヤコ→ネウロの一方通行なのかね。
それでもネウロも少しは理解できるんじゃないかと思いたい…。
>>191 GJ!!感動した!!前スレでも期待してたので良かったよ!
確かに今週は切なかったな。男女の深い愛に触れて
食い気ばっかりの弥子が少し大人になったのと
相変わらず人間の気持ちには疎いネウロとの間の溝を感じて
少し寂しくなった。だがしかし、恋愛に程遠いとはいえ
作中はむしろ、ネウロ→弥子の方が近くないか?
それで少しずつ弥子が歩み寄ってる感じに見える。
人間化は進んでるから、そのうちネウロにも変化があるかもな。
まぁとりあえず自分はネウロはもっといろんな女キャラと絡んでほしいものだ。
ネウロが謎以外に興味を持つとも思えないけど…
実際問題、女がそんなに出てきてないから自然と範囲が狭まる。
直接関わりがあったのはアヤぐらいだし。
後は、まあ由香とかだけど、直接絡んでないからな。
ネウロがヤコを触るのを途中で止めて、
「人間の女が感じると言うことはどんな感じなのだ?我輩に教えて下さい先生^^」
って焦らす。ヤコはよくある
「ヤコのびくびくしてる淫乱マンコにご主人さまのおっきくて固いおチンチンくださいっ」
みたいな淫語じゃなくて、
「ネウロに触られると胸がぎゅっとして背中がざわってして何も考えられなくなる」
みたいに淡々と説明し、自分の言葉に羞恥を感じて感度が増して蜜を零すヤコ。
その間ネウロはヤコを見つめ、ヤコは視姦されている気になる。
そのうちネウロが再開。
ヤコはそれも実況していく―――
というのを書いてたんだが、処女だから感じる説明が良く出来なかった。
職人様どなたかお願いできませんか?
説明下手だが書きたかったのは、1.視姦2.実況 と言うことです。
HALの一件から春川と刹那と自分達を重ね合わせて
ネウロを意識し始めるヤコきぼん
訂正:春川と刹那を自分達と重ね合わせて
よければ職人さんお願いします!
ネウロ、人間に近付いてるんだから、愛情とかを理解出来るようになっていってもおかしくない!はず‥‥
サイヤコ待ち
ネウヤコサイアイ前提でよければサイヤコも書けるんだがな……
接点あるようで実はあんまねーんだよなサイヤコ
春川刹那グッっとくる・・・・・もっと読みたいとさえ思ったわ
遅ればせながら 乙!!
>>202 理解できた上でののあの行動、あの発言なんだよ
と申してみる。
>200
実はその展開まじで連載でくると思ってる
199に萌えたので、チャレンジしてみる。
明日中にはなんとかなると思う。お借りします ノシ
>>208 現時点でも「国中を危険に晒してで助けておいてやりたい奴」だからな。
ネウヤコ監禁ものいきます。
救いは無いんで、どちらかと言うと鬼畜。
苦手な人はスルー宜しく。
212 :
篭目:2006/12/19(火) 23:42:43 ID:hopAiELS
ストックホルム症候群。今の私はこの状態なのだろう。
心のどこか冷静な部分がそう告げる。
脅威を己の好意とすり替え自分を防御する、そんな誤認識による自己防衛。
現状を理解できても、打開出来ないのでは、それは何の解決にもならない。
自嘲し実を結ばぬ思考を再び閉じる。
鎖が、枷が、酷く重い。
―――何度目だろう。ああ、また、夜が来る。
吾代に用意させた、と魔人は言っていた。
ベッドと最低限の生活必需品。
それ以外何も無い部屋。
弥子は広く空虚な一室に閉じ込められていた。
もう此処に閉じ込められて4日は経った。
あの聡い魔人のことだ。周到に、狡猾に弥子の不在をはぐらかしているのだろう。
脚には重い足枷がはめられ行動を制限されている。
弥子の白く細い脚には擦過傷が僅かにでき始めている。
おそらくこの傷痕は一生消えない。
弥子はベッドに腰掛け、傍にいた見張り役でもあるイビルフライデーをコロコロと転がし溜息をつく。
「あんた達はご主人様に似ず優しい所あるよね」
弥子が寝ているときにイビルフライデーが心配そうに傍にいてくれたり、
行動の自由のきかない弥子の為に物を取ってきてくれたりもする。
目玉をそっと撫でると小さな羽を嬉しげにバタつかせる。
その様に微笑み弥子はイビルフライデーにぽつりぽつりと話しかける。
言語は返ってこないが、いじらしいまでの身振り手振りをしてくれるので、
この眼のお化けの言わんとするとことは弥子にも大方理解できるようになった。
夜になると何処からともなくネウロが現れ、逃げる所を押し倒され犯される。
その繰り返し。例え短期間だろうと、少女の精神を蝕むには十分すぎる時間だった。
「我が下僕には笑いを見せるのか、奴隷の分際で」
低く、感情の感じられない声が響いた。
ビクンと身体を硬直させ弥子の動きが凍結する。
「いや・・・やだよ、ネウロ・・・」
弥子にじゃれ付いていたイビルフライデーも慌てて逃げ出す。
魔人が闇から染み出すように室内に出現した。
「貴様は何時になったら我が輩を受け入れる」
底冷えのする声のみで弥子を精神から拘束してしまう。
どさりと弥子を乱暴にベッドに押し倒す。
「このまま犯し続ければ変わるのか?
その貧弱な手足を捥ぎ取れば変わるのか?
ああ、貴様のような人種は他人の痛みの方が堪えるか。
いっそ肉親や友人を殺してしまうのはどうだ?」
弥子に唯一与えられた衣服であるバスローブを無情に引き剥がす。
「ひッ!ネウロおッ・・・もう、止めて。こんなことしないで!」
ネウロは弥子の必死の懇願にも一切耳を貸さず手を動かし続ける。
「貴様に男を教えたのは我が輩だ。貴様を女にしたのも我が輩だ」
魔人に晒された少女の華奢な裸体には至る所に陵辱の痕跡が散っていた。
赤く皮下出血を起こし、まるで真紅の花のように刻み込まれている。
容易く弥子を組み敷き、手中に捕らえてしまう。
ネウロは夜毎に犯し、弥子の快楽のツボを見つけ出してきた。
ほぼ弥子の身体は手に入れたと言っていいだろう。
213 :
篭目2:2006/12/19(火) 23:44:23 ID:hopAiELS
未だに男を知って間もない弥子のソコに手袋に包まれた指を入れ掻き回す。
「ウあ・あ・あ・・・ぁ」
魔界の住人の生殖器とはやや異なったそこの構造もネウロはここ数日で完璧に理解した。
「ヤコ、此処が良いんだろう?」
柔らかな肉芽をくっと押し込んだ。
「ひあっ、ああ!!」
恐怖と羞恥に彩られた弥子の表情を眺め残酷な言葉を吐く。
「今後此処に我が輩以外の男が触れられるとは思うな」
内部の粘膜を傷つける寸前まで指で抉った。
弥子の意思とは無関係に男を求める身体は貪欲にネウロの指を呑み込もうと締め付ける。
愛液が滾々と溢れ出しシーツを濡らしていく。
ネウロは弥子の仔鹿の様にしなやかに伸びた足を担ぎ上げた。
腰が浮きネウロの目の前に弥子の蜜を垂らす花が晒される。
太腿の敏感な部分に当たるネウロの柔らかな髪の感触が愛撫となり、弥子は更に乱される。
「そんなとこ、見ないでえ!!!」
「此処はそうは言っていないようだぞ、貴様が何度此処を舐められイッたか教えてやろうか?」
ネウロの言ったとおりソコはひくひくとネウロのものを求めていた。
弥子はただただ吹き飛びそうになる理性を繋ぎ止めることに精一杯になる。
ネウロの長い舌が入ってくる。
「おね・がい、許してぇ・・ネウロ!」
性器とは違う柔らかな軟体が中を蹂躙する。
先程酷く擦られ敏感になっているところを舐められ弥子は堪らず嬌声を上げてしまった。
しかし、イかせてはくれない。そこまでこの魔人は慈悲深く無い。
弥子が達するか達しないかの境界線上に来ると、ぴたりと獣のような舌使いを止めてしまう。
弥子の下腹部が酷く疼きだす。
「ひどいよ・・・たすけて」
「入れて欲しければ、懇願しろ。奴隷らしく」
「いやあぁあ!誰か、助けて!!!」
絶望に彩られ、苦しげに歪む弥子の顔を見て、魔界生物であるネウロは途方も無い征服感を得る。
しかし、まだだ。
「一言でいい。言え」
願うでもなく、縋るのでもなく、絶対なる命令を弥子に言い放つ。
弥子の黒目勝ちな瞳から、悔し涙がぽろぽろ零れる。―――そして、
「お願い、します。イカセて、クダ、さい」
また、屈してしまった、と弥子の中で再び何かが壊れていく。
ひどく優しげな微笑を浮かべるネウロの眼には邪悪な歓喜の意思が見て取れる。
弥子を組み敷きなおすと、無理矢理脚を広げさせ、弥子の焦らされ蕩けたソコに己の分身を突き入れる。
収まるべき所に漸く入ることができたネウロの猛る性器は弥子の狭い膣の中で歓喜に震える。
きつく千切れんばかりに締め付け、かと思えば柔らかく包み込む弥子の中をネウロは味わいつくす。
何度抱いても飽きないこの身体を手放す気は微塵もなかった。
己の所有を示すように、ネウロは弥子の中に欲望を叩き込んだ。
身体の奥にネウロの熱いものが流れ込むと、弥子はのけぞりそのままぐったりと力が無くなる。
ネウロは弥子をそのまま抱きしめた。
気が付いた弥子は精を放ち自分を抱き寄せたネウロの首筋に獣の様に噛み付いた。
人体で言えば頚動脈を捕らえたはずだった。
しかし、歯が立たない。
柔らかいくせに歯が立たない、なんとも不思議な皮膚だった。
人体で最も硬いはずの歯が少しも潜り込まない。
「ふっ・・・ぐう」
顎の限界まで力を込めてもビクともしない。
ゴムを噛んでいるかの様な感触。
最後の抵抗が徒労に終わったことを弥子は絶望とともに悟った。
ネウロの来たるべき報復に備え無意識に眼を閉じる。
しかし、何時までたっても覚悟した衝撃は訪れなかった。
ネウロは何もせず弥子を首に噛み付かせたままだ。
「我が輩に折檻されてなお噛み付いてくる生物は貴様が初めてだ。
いいだろう、貴様にチャンスをくれてやる」
ネウロは弥子の顎関節付近を掴み軽々と口を開かせる。
214 :
篭目3:2006/12/19(火) 23:49:16 ID:hopAiELS
「ふん、猫の仔程の牙もないくせに…。
我が輩にも地上の武器がそこそこ効くようになってしまった。
しかし、ヤコよ、貴様のひ弱な力では傷一つ付けられん。知っているだろう?」
口角を吊り上げ皮肉気な笑みを浮かべると、
己の指の一部を刃物に変化させ、その小ぶりながらも禍々しい凶器を手に取る。
「この武器は正真正銘魔界のものだ。これを使えば貴様でも我が輩を殺せる」
証明する様にネウロは禍々しい刃を己の手の甲に突き立てた。
「ひっ」
弥子は真っ青になり小さく悲鳴を漏らす。
刃物は容易くネウロの手を貫き、赤い血が溢れ床に水溜まりができる。
ネウロは頓着なく掌から引き抜くと、弥子の震える手にその刃物をしっかりと握らせ己の胸を指し示す。
「ご、ごめんなさい。もうしないから・・・勘弁して」
「我が輩は貴様に何もしない。さあ、此処だ。見事我が輩の命脈を断ち切って見せろ。
自由になりたいのだろう?
さもなくば、我が輩は、もう、止まらないぞ」
静かに一言一言弥子に言い聞かせる。
ネウロはまるで愛し子を迎え入れるように両手を広げ弥子に真正面に向かう。
ガチガチと歯の根が鳴るのを必死で噛み締め止めようとする。
母の顔が、親友の顔が、そして父の顔が浮かんでは消えていく。弥子は震える手で刃物を構えなおした。
「ううううぅ・ああああ・・・ひうっ・・・くぅ」
弥子が嗚咽を繰り返し、眼を見開き、涙を流す。
「――――――!!!」
声にならないまるで獣のような絶叫を上げネウロに向かって刃物を振り上げた。
しかし、振り下ろされた刃先は魔人の身体に触れるか触れないかのギリギリの隙間をもって停止する。
弥子は自身の内の凄まじい葛藤に顔を歪める。
どうしても、どうしてもできない。
「うわあああああああああああぁ!!!!」
乾いた音を立て刃物が弥子の手から滑り落ちる。
それを見つめネウロは万感の思いを込めた溜息を吐く。
「愚か者め」
落ちた刃物を一瞥するとそれは形を無くし、ネウロの内へと吸収されていく。
「貴様は選んだのだ。我が輩を」
弥子は顔を涙でくしゃくしゃにしながらも顔を横に振り否定する。
「ひうっ・・・え・・・ちガ・・・う、違う、そんな・・・・・じゃな」
「チャンスは与えた」
弥子は全ての希望が絶たれてしまったことを自覚した。
ベッドに突っ伏し声なき慟哭を上げ泣きじゃくった。
弥子の周りで転がっていた、魔人の下僕であるイビルフライデーが心配そうにキイキイと騒ぎ出す。
イビルフライデーは弥子の傍に近寄りおろおろと主を見上げる。
215 :
篭目4:2006/12/19(火) 23:49:55 ID:hopAiELS
「あ、頭が痛い、痛いよう」
ふと、涙を流しながら、弥子はベッドに倒れこみ蚊の鳴くような小さな声で呻く。
両耳の後ろあたりが酷く疼く。髪留めを付けていた所だ。
何かしこりの様なものができている気がする。
その様子に気が付いたネウロは弥子の髪をするりと撫で手櫛で梳く。
丁度両耳の後ろに人間には到底ありえない器官に引っかかり、髪を梳く魔人の手が止まる。
そこの髪を掻き分けて見ると、やはり、小さな角が僅かに生えていた。
小さいながらネウロの本性のそれと同じ、山羊の角の如く規則的にねじれた角。
「ひッ、ネ、ネウロ・・・?」
ふと何を思ったのかネウロは弥子をうつ伏せにひっくり返す。
魔人に晒された少女の白い背中の肩甲骨付近からは小さな綿毛の様な羽毛が飛び出していた。
黒のごとき白の様な、青のごとき赤のような。
名状し難き複雑な色合いをしたその羽は頼りなげに揺れる。
ネウロがそっと触れてみるとその刺激から逃れようと僅かに動こうとさえする。
弥子の幼い子宮に何度も瘴気の塊ともいえる精を注ぎ込んだ。
それが少女をじわじわと、しかし、確実に蝕んでいる。
「―――ク、ハッ、フハハッ・・・ハハハハ・・・ハハハハハハハ」
ネウロはぞっとするような哄笑を上げた。
全てに狂喜するような、全てに絶望するような、聞くものを心胆寒からしめる魔物の狂笑。
弥子は震えだす己の身体を抱きしめ頭の疼きと湧き上がる恐怖にじっと耐える。
己の身に何が起きようと、もう、構わなかった。
それは先程ネウロを刺せなかったことで痛い程自覚した。
それよりも、あの誇り高き魔人の崩壊の声を聞くことがただただ哀しかった。
逃げられないのは少女か、それとも魔人なのか。
それは絶対なる支配にして、絶対なる解放。
闇に呑み込まれた少女の夜はまだ終わらない。
¥いとふゆ¥
弥子ごめん。ネウロの狂った笑いが書きたかったんです。
GJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ストックホルムはいい題材だ
こういうのスゲー好きだ。GJ!
超GJ!!
なんかそれぞれの思いが激しくて、スゲー感動した。
魔人化しつつある弥子カワユス
そして狂った笑いのネウロに乾杯。
トチ狂った笑い方のネウロ(*´Д`)
監禁エロス良いなあ、自分もちょっと練ってみたいと思った
>124で心得たサンタ弥子もの投下
ちと早いが、年末進行でお疲れな奴らにメリークリスマス
魔元帥とか変コスプレとか三角木馬とか色々だけど、基本バカラブで
冬の深い夜の闇に映える白い色が、外でははらはらと降っている。窓辺に佇んだネウロは、
例のごとくどこか間違ったスタイルでクリスマスを祝っていたままの格好だ。地獄絵図によく似ていた
強制参加のパーティも終わって、傍らには魔元帥がちょこんっと佇んでいる。頭から仮装でなく
生やした角の大きさを競い合っていた二人には、人知を越えた友情が芽生えているらしかった。
「知っているか、魔元帥よ」
ふっと吐息を漏らしたネウロは、傍らの魔元帥を見下ろした。それはいつものように何かを侮るような、
嘲るような様子じゃない。対等な誰かと視線を合わせる会話の作法。ところで、魔元帥の顔って
どっちが本物だろう。脳の位置ってどこ。
「12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は
1年間で最もセックスをする人の多い『性の6時間』です。
貴方の知り合いや友人ももれなくセックスをしています。
普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もセックスをしています。
貴方が片想いしているあの綺麗な女性もセックスをしています。
貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくセックスしてます。
貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にやられています。
貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつでヒィヒィ言っています」
ゲーテの詩でも朗読するように背筋を伸ばして、ネウロが滔々と声を響かす。
くぅー、っと身体ごと首を傾げた魔元帥は、視線でネウロに委細を問う。
ネウロは笑って見せる。
「つまり、この時間帯と言うのは、人間が区切った季節と日付の中でも統計的に見てもっとも生殖活動が
盛んだと言うことだ。郷に入らば郷に従えと言う言葉もこちらにはあるようだし、我が輩も多少それを
嗜んでみようかと思ってな。確かに、この阿鼻叫喚と不満の混じった街の心地良い空気は、
普段通りに黙って過ごしてしまうのは惜しいほどだ。そう言う訳で」
くるり、ネウロが振り向く。
その格好は誰に吹き込まれたのか、ファンキープリントなパジャマ姿だった。
リュックサックほどもある靴下を背中に背負っていると言うことは、サンタに要求を通すための
カムフラージュをしているつもりなのかもしれない。
いや、待て。サンタって、この場合。
にっこり笑ったネウロは、私を見下ろす。
「ヤコ、セックスをするぞ!」
「っふ、んぐ……んんんんんーーーーーー!!!」
サンタの仮装のまま荒縄で縛られ、不穏な形のソリに転がされたまま放置プレイをかまされていた私は、
ネウロのアホな言葉に猿轡の奥から全力の否定を放った。
※
大体にしてこんな日に事務所に来たのが間違いだったんだ。いつもいつもネウロはシーズンなんか
関係なく私を振り回す、私の都合は全力で無視する。判りきっていた、けれど、来なきゃいけなかったのだ。
あかねちゃんにクリスマスプレゼントは渡さなきゃだったし、他にもせめて、飾りつけぐらいしてあげたいなあ、
なんて思って。せめて朝に来てこっそりすれば良かった。後悔先に立たず、かつ役立たず。
脚は畳んだ形で縛られていたし、腕も後ろでがっちりと纏められていた。跡が残ったらどうしてくれるんだ
と思う。言い訳とか、ただでさえ今までも危うい橋を渡り続けてきたって言うのに、よりによってこんな日に
こういうことするか。外された猿轡、ぷはっと息を吐いて、私は小さく咽る。
パーティー用に買った仮装は安っぽくて、身体を守るには大分頼りなかった。むき出しの脚は寒いし
縄が痛い。だけどネウロはいたくお気に入りの様子で、にこにこと笑いながら私を抱っこした。
子供の扮装をしているつもりらしいのに、やってることはまるでそうじゃない。ダルマみたいにされた
身体を、ぽすんっと胸に抱き締められる。
「中々に興味深い格好だぞ、ヤコよ。我が輩そう言った扮装は嫌いではない。普段の殻を脱ぎ捨てる為の
行為としてのコスチュームプレイがあるのならば、我が輩もやはりそれに応じてやらねばなるまいな。
サンタとして、子供への奉仕活動を存分に行うがいい」
「あ、あんたは全然子供じゃない、でしょ!! って言うかそのサイズの『はたらかないじどうしゃ』な
パジャマなんてどっから出したのよ、妙に似合ってるのがまた別の意味で怖くかつキモいよ!!」
「この程度のもの、生地さえあれば簡単に作れるぞ?」
「縫ったのかよ!?」
「ああ、吾代がな」
「吾代さんかよ!? へー、手先器用なんだね」
「うむ、覚えるまでが長かったがコツを掴むと中々に早かったぞ。と言うわけで、
まずはサンタとしてソリに乗っての登場を願わねばなるまいな」
うむうむ、一人納得したネウロがガバリと私の脚を開かせてソリに向かう。いやちょっと待て、
やばいやばいやばい。その不穏な形のソリはやばい。さっき転がされてただけでも身体のあちこちに
食い込んで痛かったのに、正しいスタイルでそんなのに乗ったら――って言うか、三角木馬って
拷問用具でしょ!? なんで理由も無く拷問!? あ、いつものことか。
動かない身体をうにうに必死に捩じらすと、む、とネウロが私の抗議に気付く。格好が間抜けなことは
この際放っておこう、小さい子供のトイレのポーズみたいとか、見てる人がいないなら我慢も出来る。
ソリの紐を首に引っ掛けて待機している魔元帥にも、まあ、突っ込まないことにして。
「あ、あんなのに乗ったらやばいから、裂けるって! 血が出るって、痛いって!」
「当たり前ではないか。古今東西他者を素直にさせるには殺さない程度の苦痛を与えるのが一番に
手っ取り早いものだぞ、ヤコ。ツンデレにも有効だ、魔界でも一時期そう言った能力が流行した」
「あんたの能力はその時に買い漁ったものが大部分としか思えないよ!! じゃなくて、こんな日に
理由も無く拷問なんか受けたくないって言ってるの!! あとオーソドックスすぎてモノが洒落に
ならないのもカンベンして!」
「むう。我が輩の紳士的な態度につけこんで我が侭を言うとは、狡猾な奴隷め」
「誰が紳士なんだ誰が、強酸性の雪降らせて豪快に都市部に損害与えておいて!!」
「はっはっはっはっは」
「笑いが怖いよ!! とにかく縄解いて、そのソリしまって!!」
精一杯に声を張り上げると、煩かったのかネウロが溜息を吐いて肩を竦めた。仕方ないな、と言う
仕種は、こっちの願いを容れてくれる気になったのか。否違う、それはありえない。きっと何か折衷案を
押し付けてくるはずだ、抗議でそれを留めて自分の許容範囲までそれをランク下げしなきゃ、やばい。
戦いはまだ始まったばかりだぜ! 暢気に言ってる場合じゃないんだぜ!
が、しかし。
予想に反して、ネウロは私をソリに落とした。
ぽいっとばかりに、捨てるように。
「ぎゃあああああ!? ……って、うあ?」
ジャストフィットの形に落ちたはずなのに、意外とダメージが無い。私は視線を下ろそうとしたけど、
縛られた格好のままで腹ばいの形だから、上手く身体の下を覗き込む事が出来ない。痛くないと言うか、
柔らかいと言うか。でもなんかどろどろ……いや、ぬるぬる……なんだろう。ひんやり冷たくて柔らかい
ものに、身体が受け止められている。下着越しの感覚が嫌で身を捩ると、ずるり、音がした。
首を精一杯に伸ばすと、ソリ全体を覆うように透明な何かが敷き詰められている。ゲル状と言うのか、
ゾル状と言うのか、なんだか判らないけれどクッション剤のつもりらしい。なんて中途半端な。だけどまあ、
確かにこれなら痛くは無い。
「魔界のスライムでな、人体には無害だから精々転がるが良い。まったく余計なものを使わせおって、
我が輩立腹だぞ? こんな日ぐらいは面倒無しで貴様としっぽりいきたいものだ」
「あんたがこっちの基準に合わせてくれれば何も問題は無いよ!
あとこれなんか地味にうねうね動くんだけどなんで!?」
「特に問題はあるまい、良いからしっかりサンタをしていろ。魔元帥、頼むぞ」
「うひぁ!?」
こっくん、頷いた魔元帥は身体に引っ掛けたソリの紐を引っ張ってとてとてと事務所の中を歩き始めた。
トナカイの角をつけてると言うことで、トナカイ気分なのだろう。確かにトナカイはソリを引いて、
そこにサンタが乗ってて、子供のところに行くと言う構図は正しい。正しいけれど、この様子はなんか違う。
とてとてとて、ずるずると事務所の中を回るのは、市中引き回しのような感覚だった。ネウロは机に座って、
楽しそうに私達を見ている。
雪の上とは摩擦が違うのだろう、ソリはがくがく揺れて私の身体を刺激した。スライムがクッションに
なっているとは言え、敏感な場所をピンポイントで責める構造に変わりは無い。鈍い痛みが脚の間や
胸の辺りに走って、声が出そうになる。きゅっと口唇を噛んでいればすぐに押し殺せるような呼吸だけど、
なんか嫌だ。
今までにも拷問道具めいたものは沢山使われてきたはずだ。逆さづりだったの荒縄だったり蛇だったり
蝋燭だったり、でもそれは軽い虐待目的で、こう言う性的なものには絡めて来なかった。性の六時間が
なんだとか言ってたけど、そんなことに拘らなくて良い。本気で、良い。
「おお、サンタが町にやって来たと言うやつか! ヤコ、這い蹲っている姿が思った以上に似合いで
我が輩はとても満足だぞっ」
「私はこれっぽっちも楽しくねぇ!! って言うか満足したなら止めさせてよ!!」
「何を言う、サンタはあちこち駆けずり回ってこそが花ではないか。遭難して振り回されてやっと
子供の元に辿り着き、貢物を置いて行くものなのだろう?」
「サンタさんは迷わないの、トナカイが道全部知ってるし鼻で夜道を照らしてくれるんだから!!
ルドルフがいれば迷わないで済むんだもん!!」
「魔元帥には鼻が無いからな……あちらこちらを迷うのも仕方ないだろう。ふっ」
「『ふっ』とか訳も無く黄昏るなーッ!! ぅ」
ぎゃんぎゃん喚いている中でも魔元帥は一人頑張ってソリを引き続ける、変なところに角の感触が
当たって、思わず声が小さく漏れた。ハッとしてネウロを伺うけれど、いつもの笑顔はポーカーフェイスに
なってて、気付かれたのか気付かれてないのか判らない。身体を硬くして、少しでも刺激を減らそうと
腰を上げるのに、膝がぬるりと滑って上手く行かなかった。服に絡み付いてくるスライムが、鬱陶しい。
……うん?
ぐぐい、再度首を逸らして私はスライムを眺める。ぺたーッと敷き詰められていたはずのそれは、
いつの間にか私の身体をぬるぬると這い上がってきていた。そう言えば以前、金属をエサにする
魔界能力とかあったような。あれは邪魔するものを問答無用で攻撃してきたけれど、これは。
これもその類だとしたら。
「ね、ネウロッこのスライム、人体には無害なんだよね!?」
「ああ無害だぞ。まったくの無害だ、これっぽっちとてあるはずもない。
構成物質分泌物質全般から見ても人間にはまるで作用しないものばかりだ」
「力いっぱい保障されるのが逆に怪しいよ!! 魔界のだったらどうせまた変なことするんでしょ!?」
「どうした? 何かされてでもいるのか?」
ニヤニヤとした笑い、やっぱりそうなんだ。身を捩って逃げようとするけれど、滑るし体勢は悪いし
ソリは揺れるしでどうにもならない。ひんやりした感触が地肌を覆っていくのが怖かった。冷たい、
ぬるりとしたものが色んな個所に触れる。腕や脚、下着越しに触れる部分、三角木馬の形状も
手伝って変な気分だ。揺れるたびに小さく鳴る、湿った音はどこから響いて。
「よし、そろそろ我が輩にプレゼントを持って来てくれ、魔元帥」
手招きするネウロに向かって、ぽってぽってと魔元帥は足を進めていく。ずるずる引き摺られる私には
抵抗する術がない。
よいしょっとばかりに机の前に届けられると、ネウロの長い脚が見えた。パジャマ姿なのに靴はいつもの
ブーツで、それがちょっとおかしい。そう言えば腐蒲温泉の時も、浴衣にブーツなんて姿を
披露していたっけ。チャームポイントか。フェチぃよ、畳にブーツは。
首を反らして見上げれば、しゃがみ込んで私を覗き込むネウロと目が合った。黒目がちな助手顔なのは
無害さのアピールでもしているつもりなのか、胡散臭さが三割増になってるだけだって言うのに。魔元帥は
グッと親指を下ろして、ネウロにサインをする。ネウロも応えるように、グッと中指を立てた。
なんて不穏なコミュニケーション。和やかなつもりらしいのに。
「さーて、サンタさんは僕にどんなプレゼントを持って来てくれたんでしようね?」
「ちょ、僕とか言うな――って、うわあああああ!?」
ひょいっと、乗せられた時と同じように身体が持ち上げられる。
スライムが重点的に当たっていたのだろう、衣装の前の部分が、腐食のように溶けていた。
やっぱり、こいつ……!!
「わあ、貧相な身体で僕にご奉仕しようとしてくれるなんて、なんて献身的なサンタさんなんでしょう!
僕は感動してしまいました、僕も来年はサンタさんになって、
サンタさんにビッグにマグナムなプレゼントをあげたいと思います!」
「心底からいらねぇ!! って言うか何これ、やだやだ、離してー!!」
「うむ、身体ではなく服だけを溶かすように躾けたスライムで」
「暗黒の破壊神かよ!!」
「じゃあ石油製の物質だけ溶かすように作られたバクテリアのバイオ兵器」
「完全金属騒乱!?」
「なんでも構わんだろう、エロマンガにおける膣痙攣のよーなものだ」
「わけわかんないこと言うなぁぁああああ!!」
「まあまあ先生。そう気にせずに。ほら、もう日付が変わってしまいます。
性の六時間を無駄には出来ませんよ、年に一度のことなんですから」
「ふ、ふあ!?」
ひょいっと抱っこされて、身体が机にぽすんっと置かれた。ぬるぬるとスライムがまだ身体を
這っていて気持ち悪い、縄が解けたならぬ溶けた脚は自由だったけれど、もじもじと擦り合わせて
せめて隠すぐらいの抵抗しか出来ない。
じっと私を見下ろして、ふむ、とネウロが息を吐いた。いつもならすぐに問答無用で押し入ってくる
はずなのに、何を眺めているのか。訝って見上げてみると、胡散臭い笑顔が降ってくる。あ、嫌だ。
なんか大分、嫌な予感が。
「折角我が輩の用意したソリだったと言うのに、きちんと乗ってはくれなかったからな。少しお仕置きとして、
趣向を変えるか」
「いや乗ったし、ちゃんと乗ったし!! これ以上趣向変えられたらむしろ困るよ、
360度回転したら元の場所に戻ってくるだけだよ!!」
「少し黙っていろ、あわてんぼうのサンタめ」
「わけわかんないこと言う、なっあああ!?」
ころんっと転がされて、またネウロに抱っこされた。後ろから脚を抱えられる形で、下ろされた場所は、
机の角。尖った部分に跨るような形で、そこに置かれる。掛かる圧迫はあのソリほどじゃないけれど、
クッションになるものがなくてじかに触れるのは、硬くて痛くて落ち着かない。きゅぅっと指で開かれた
敏感な部分に押し当てられて、小さな粒が潰されていた。じんわりと滲んでくるのは、身体を守るためか。
それとも、まさか、こんな状況で。
腰を抱かれて、ゆらゆらとゆっくり身体を揺らされる。口を閉じて吐息や声を塞ぐけれど、鼻から抜ける
ものまでは隠せなかった。耳元にはくすくすと笑いの気配、遊ばれてるのが気に食わないけれど、
抵抗することも出来ない。腕はまだ、硬く縛られたままだ。
「っあ、やっ」
やがてコツを掴んだのか、ネウロが一箇所だけを角に押し付けるようになる。冷たい机はもう体温と
愛液でぬるかった。こりこりと、敏感な粒が尖った部分で嬲られる。小さなそれはもうぷっくりと膨らんで、
張り詰めていた。痛いのに、違う感覚が零れ出してくるのが嫌だ。変な感じ。おかしくなっちゃう。
ぞくぞく背筋が震えて止まらない。おしりの方に流れていく愛液が、冷たくて気持ち悪い。
くちゅくちゅ音が鳴る。唾液が零れ出して、とろとろ顎を濡らした。呼吸が荒くなる、不恰好に
固定された身体が刺激を受けるたびにぞわぞわと痙攣めいて震える。ぽた、と音がした。
床にまで滴る、私の。
不意に革手袋に包まれた指が軽く、小さなそれを押し潰す。
「っん、あッやだぁあ!!」
「随分良さそうだが、嫌なのか? けがらわしいマゾめ、本当は直にあのソリだって感じたかったのだろう。
どろどろ漏らして滴らせて性感を煽られて、我が輩を欲情させて。ここはフェロモンをたっぷりと
分泌しているぞ。未発達な身体つきのわりに、ここだけは一人前だ。我が輩が躾けてやった
甲斐もあるというものか」
「うるさ……も、するならさっさと、終わらせなさいよッ」
「ほう? 我が輩を受け入れるのか、ヤコ」
きょとんっとしたネウロが、私の顔をぐっと覗き込んでくる。その表情はどこか楽しそうで、嬉しそうで、
無邪気な様子だった。意外な気がして、私も少し目を見開いてしまう。抱っこされていると眼を逸らす事も
できなくて、それ以上は、反応に困った。
ぎゅっと、少し腕の力が強くなる。くるりと身体を反転させられて、脚の間にネウロを挟むような形に
なりながら抱え直された。子供のような変なパジャマ、サンタを待つように。
プレゼントを貪欲に求める、悪い子が。
「クリスマスは良いものだな」
「な、なんで」
「嫌だと言ってばかりの貴様が、早くと求めるぐらいに欲情してくれる」
えへ。
見せられた笑みがなんだか幼くて、嬉しそうで、言葉に詰まる。
ぎゅっと包まれて、油断した身体を一気に貫かれた。
「ッ――――、……!!」
いきがつまる。
興が乗ったのか、ネウロはとにかく私の身体を強く突き上げた。抱きかかえられて立ったまま、
なんて状態なのに、よく疲れないものだと思う。ぐいぐいお腹の奥のいちばん深いところが無遠慮に
突き上げられて、気持ちが悪かった。だけど十分に濡れたその個所は、本来の機能を止めようとしない。
生殖行為、男の人のそれをナカに求める。きゅぅきゅぅした締め付けの強さが、自分でも判った。
リアルに、ネウロの大きさを感じる。触れ合う身体の奥の感触が、鮮明すぎる。
早くしろって言うのは抵抗しても無駄だと思ってるからで、長引くぐらいなら早く済ませてほしいって
言うだけで。ネウロの思うような、欲しいとか、えっちしたいとか、まして空気に浮かされたとか
そういうものじゃ、全然ない。大体この事務所の何処に外界と繋がっている部分があるものなのかと
思う。ここはいつだって、ネウロと私と謎だけの空間だ。何もかも窓越しで、季節だって入ってこない。
なのに、理由をつけて。こんなことを、してるだけ。
理屈はいくつも頭の中をぐるぐる回るのに、口元まで登っていくものはない。どれもお腹の奥で
生まれた瞬間、突き上げられて壊れてしまう。壊れた言葉が零れ出して、嬌声になった。
ぶるぶる震えてしがみ付く、頼りなく薄っぺらいパジャマの感触。爪を立てると肌に傷を付けて
しまいそうで、躊躇った。力強い腕に支えられていても、裁量一つで落とされてしまう。それは、怖いけど。
「ヤコ。爪を立てろ」
「っく、んん、やッ駄目、だよぉ」
「しても構わんと言っているのだ。我が輩、いたく機嫌が良い。特別に教えてやろう、
貴様が求めるようにしがみ付いて来るのは、好きなのだ。求められているようで、安心する」
じゅわぁっと、奥から愛液が零れる。
「独り善がりでないと保障されるのは、存外に良いものだな。弥子」
耳朶に囁かれる声はいつもより少し低くて、頭の中に直接響くみたいだった。平衡感覚が狂って、
身体を支えるのが難しい。必死にネウロの背中に腕を回して、遠慮なく爪を立てて引っ掛けた。
そんなに伸びてないけど、痛くないのかな。私ほど、痛くはないか。私ぐらい、気持ち良いのかもしれないし。
私のなかは小さくて、ネウロをいっぱいに含んだらそれだけで精一杯だ。動かれると痛みの方が
強いぐらいなのに、今日のネウロは執拗なぐらい突き上げてくる。強すぎて、顎が反った。
ネウロと目が合う、ちゅっと額にキスを落とされる。嬉しそうな笑顔、呼吸が荒い。
化け物なのに、夢中にがっついてるみたい。
私なんかに、何してるんだか。
そう思うのに、胸の中がぎゅぅっと暖かくなる。
「ひ、っんくぅん、ふあああ!!」
「狭い。きついぞヤコ。力を抜いてくれなければ我が輩、貴様の中から出られなくなってしまうやもしれん」
「そんな、わけない、よぉ……も、つらぃ、わたしもくるしぃッ」
「苦しい? 特効薬をくれてやろうか?」
「や、やーッ……!!」
「あわてんぼうのサンタめ。自分が貰う方だとは、どうしようもない奴だ」
サンタなんて言ったって、服も溶かされちゃってもう名残は帽子ぐらいしかない。そのボンボンの
部分を取って、ネウロは小さく口付けた。どうしようもないとか言いながら、なんか妙に優しげだ。
機嫌が良い。私が、……求めるからだろうか。そうだとしたら、それは少し嬉しくて、恥ずかしい。
首を伸ばす、私はネウロの口唇に、ちゅっと音を立ててキスをした。
「……良いプレゼントだ」
「んう、ふ、くふッも、もぉだめッ」
「嬉しいぞ、ヤコ」
「ひあ、やあ大きッふとく、なってるよぉ! そんなしちゃ、駄目ぇ死んじゃう! 死んじゃ、ぅう!!」
「弥子。クリスマスだ、大サービスしてやる」
「きゃ、ひああああ!!」
「愛しているぞ」
大サービスと言うよりも、大反則だ。
そんなこと言って、そんな奥まで入ってきて。
……壊れちゃうに、決まってるよ。
全部全部、取り繕ってたものなんか、壊れちゃう。
※
時計は午前二時を指している。
やっと終わった性の六時間、私はぐったりとソファーに転がされていた。身体はあちこち痛くて
荒縄の痕が残ってるし、縛られて固まった身体は軋むし。何より、寒い。裸でどれだけ汗だくに
動かされたのか、判らないぐらいだ。
雪みたいな硫酸の結晶は、まだ降っている。窓辺に白く積もっているそれは、客観的に見れば、
とても綺麗だ。触ったら溶ける。とろとろ、とろけてしまう。この魔人のように、それは、毒だから。
ご機嫌で眠りこけている魔人の腕は、私をがっちり抱えていた。
逃がしてくれないつもりらしい。
仕方ないなあ、もう。
力尽きるまでそんな、頑張らなくて良いのに。
とてとて、と足を進めてきた魔元帥が、私達に毛布を掛けてくれた。そう言えば何処にいたんだろう、
むしろ今まで何してたんだろうと訝れば、壁際であかねちゃんとジェンガやらトランプやらをした
形跡がある。そして、お茶碗がいくつか重ねられていた。それなりに楽しんではいたようだけれど、
なんて言うか、ええと、あなた魔元帥ですよね? 問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
てちてち、肩の辺りを叩かれて、眠ることを促されているような気がした。明かりも消されて、
目の前にはカラフルなスパイラルキャンドルを三本ほど灯される。あかねちゃんの前の机にも、
同じようなそれが灯されていた。傍らにはスノーグローブがちらちらと雪を舞わせていて、
風情だと思う。綺麗な、光景。俗世にまみれてぐったり転がる自分達とは、雲泥の差の世界だ。
ころりとネウロの胸にもたれて、私は目を閉じる。確かに眠いし疲れたし、休んだ方が良いか。
少しだけ躊躇って、だけど、背中に手を回す。
きゅぅっと緩く、小さく、爪を立ててしがみ付いた。
「おやすみ、ねうろ」
ハッピーメリークリスマス。
なんて、浮かされた言葉は言わない。
ぱさりと頭からサンタの帽子が落ちて、私もネウロもプレゼントを待つ子供になって眠った。
おまけ・その約十二時間前
「あ、魔元帥も来てた……んです、か。えっと、トナカイ?」
「(こくこく)」
「んー、でも子供に夢と希望を与えるサンタの相棒が眉間に皺寄せてるのは、ちょっと頂けない」
「(???)」
「えいっ」
「(!!)」
「こーやって指でもみもみすると、皺もちょっとは消えるかなって。あ、ご飯一緒に食べましょっか」
「(こくこくこく)」
「魔元帥用のおはしとかあった方が良いかなあー……色とか好みがあったら、教えて下さいね」
「(……こっくん)」
途中で再起動食らった。ちぃい。
今回の魔元帥には眉間の皺が無かった、と言うことで。
大晦日まで仕事でげんなりしてた俺にとっては最高のクリスマスプレゼントだぜ!
三角木馬にスライムってエロいし小ネタは笑ったし非常にGJです。ごちそうさまでした。
しかし魔元帥、ネウロとヤコが絶賛盛り上がり中のときも事務所にいたのか。
とっくに帰ったと思ってたw
序文のコピペが脳内で子安声で再生されて、爆笑したw
サイ「ねぇアイ、クリスマスって知ってる?」
アイ「知ってますが何か?」
サイ「楽しそうだよねぇ。プレゼント交換とか、皆でケーキ食べたりとか」
アイ「…いえ、全く」
サイ「ええっ?!もうちょっとテンションあげていこうよ。人としてどうなの?」
アイ「人かどうかも分からない人に言われてもテンションなんてあがりません」
サイ「ひどっ!!!」
…なてコントなサイアイが脳内をよぎりました。
自分の中ではアイって黒いんだよね…。
黒アイ。
でもそこに「愛」はあるんです。
多分。
みんな最高にGJ!
しかしこのスレ平日に大盛況だなw
>>212 なんでだろう。救われない話なのに萌えまくり。
ヤコの翼はまだひよこのみたいなのなんだろうな。
まさにカワユス!
>>220 魔元帥とネウロの不穏な意志疎通に爆笑し、ヤコと魔元帥のほのぼの交流に萌えた!
エロいよネウロさん!
>>232 だ、誰か、……。サイにプレゼントをあげてくれ。
アイさん最強伝説はつづく!!
フルメタネタにコーヒー吹いたwwwエロスwwwwwww
神達乙です!どれもありがたく頂きました
>>220 コピペ吹いたw三角木馬+スライムとか角責めとかエロくて素晴しい
それと師匠の所のヒロインを感じるヤコのツッコミが良かったw
魔元帥もいい味出しててエロいし笑えたし超GJ
>>232 アイさんその人魔人曰く一応人間www
黒アイはかなりいいw
>>235 そうか、一応人間だったなぁ…
すっかり忘れてたw
だって脳内「アイ」が
「どっちみにテンションなんて上がらないですから」
って言うからっ!!
しまった…間違えてトリ……orz
多窓はするもんじゃないな…
サイは色んな人になりかわってるせいでクリスマスえらい忙しそうなんだが
「誰か」としてじゃなく「サイ」としてプレゼント交換したりケーキ食ったりする暇なんてあるのか?
GOGOジャンプで探偵コンビは描かれたけど怪盗コンビはノータッチだったのでこっちも見てみたいな
愛ある黒アイいいw GJww
サイ「やーだー!! 今年はアイと一緒が良いの、一緒にクリスマスするー!!」
アイ「スケジュールはもう管理してありますよ。不自然な行動を取ればあなたの正体が
目的半ばで知られることになりますので、私は推奨しません」
サイ「なんで!? アイは俺がサンタな恋人になるの見たくないの!?」
アイ「とくにそう言った欲求は覚えません」
サイ「うわああん、愛されてないんだ、俺アイに愛されてないんだぁぁあ!!」
アイ「私は貴方に愛されていますね。そんなに駄々を捏ねてくださるなんて、光栄です」
サイ「アイが笑った……アイ、愛してッ」
アイ「それではその愛を糧に、行ってらっしゃいませ」
サイ「アメとムチ……?(´・ω・`)」
こんなんか?
サイとアイの不思議な関係っていいよな。
気まぐれ一つで殺されかねないが、それを考慮してでも知りたいモノがある。
アイさん燃え&萌え!!!
>>219=
>>124 ゴッッッッドジョォォォォオオブッッッ!!!11!!
笑いとエロと萌えの奇跡のフュージョンごっつぁんです!!
一日経っただけでどんだけ伸びてるのwwwww
官能のわんこそばだな
>>239 多謝! ありがとう、愛が感じられてよかった
アイさんサイの扱いを心得てるなw
サンタな恋人ってどんなセンスだサイ……
>>220 超GJ!笑えるしエロいし萌えるし
あかねちゃんと魔元師のジェンガやらトランプ想像して和んだww
普段二人が事務所開けて寂しい思いをさせて、
事務所にいたらいたでいちゃついて、これってあかねちゃんへのセクハラになるよね……
そらストレスで毛も抜けるわ、と納得してしまった。
>245
そこであかねちゃんを交えての3Pですよ
吾代も入れてあげてください。
>>220 GJ!!!
笑いもエロも萌えもコスも、ごちそうさまでした!
209です。199をお借りしてネウヤコ投下します。
Teach me tonight
ネウロの細長い指に首筋をなぞりあげられて、ぞくぞくと身体が震えた。今の私、ちょっと猫みたい。
そっと喉で笑うネウロを見上げる私は、きっと見られた顔じゃないんだろう。馬鹿みたいに
口をだらしなく開けて、目なんか半分閉じかけて。なのに、どうしようもない。
「ヤコ」
ネウロの声は低くてよく通る。私の身体にもよく響く。それは、ちょっとだけ脳を揺さぶられる
感覚に似ていた。
「一人だけ気持ちよさそうだな」
「あんたが勝手にしてるだけでしょ」
「そうか」
今までなんとなく重なっていただけの下腹が離れて、ネウロの膝から少し浮かされる。
下着をずらされて、自分の冷たい感触にびくりとした。
……ネウロのせいだ、ネウロがこんなことするから、だから敏感になっちゃってるんだ。
するりと落とされた下着は、結局左足首にわだかまって留まった。膝の上に座りなおさせられて、
もう一度ネウロが近くなる。
あれ、わたし今ほっとしなかったか?まさか。
足首に絡みついた下着の、濡れてるところに肌が当たって冷たい。
……下着が汚れるのは困るけど、最初っから自分で脱いじゃうのも癪だ。だから結局、間に合わない。
もちろん、帰りも帰りで困る。自分が汚した分だけなら我慢できなくないけど、したあとそのまま
下着を穿いて帰るしかないわけで、必然的に私のものじゃなかった汚れまでついてしまう。
『タンパク汚れのしつこさもすっきり』って宣伝文句の意味がわかるようになってきちゃった。
そいえば叶絵、した後にはシート使うって言ってたなぁ、色々こぼれても大丈夫だって。買ってみようかな。
思考が必死に逃避しているうちに、ネウロの左手が差し入れられた。指の腹で割れ目をなぞられる。
くちゅり、ささやかな音がして、手袋越しでも濡れてるってばれてしまったことだろう。
「や」
そこ、やだ。女の子の一番敏感な場所なのに、ネウロは容赦なく指先で抓みあげる。痛いような、
でも気持ちよさの方が強いような。
ぎゅっと目を閉じてネウロの襟元にしがみつくと、ひそやかに笑う吐息が髪にかかった。
「ずいぶんとだらしない姿だな、ヤコ」
言うな。脚を開いて男の上に座って縋りつくなんて、恥ずかしいことを思い出させるな。だいたい、
ブラウスもブラジャーも、スカートさえもぽいぽい放り投げられて、こんな姿になってるのは、
「……誰のせいよ」
「さて?」
抓まれていたところを押しつぶすように擦られて、腰が跳ねそうになる。呻くように吐息を漏らせば、
ネウロが優しげな声を出してきた。
250 :
2:2006/12/21(木) 04:18:58 ID:74kGxNiG
「どうなさいました、先生?どこか痛みますか?」
こういうときの助手口調って腹が立つ。同時に、指先で擦る角度が変えられて、またしても吐息が
……、こんなの善がり声なんかじゃないやい、息と一緒に音が漏れただけだもん。
「もしかして感じてらっしゃるんですか、先生。嬉しいな、僕なんかに」
うっわむかつく。なのに抵抗の言葉が出てこない。
もうちょっとで私は終わるから、とにかく一旦終わらせてほしい。
「ねえ、先生?」
ネウロの指が動きを止めた。離れないでぴったりくっつけられたまま、動かなくなる。
刺激が途切れたから、思わず顔を上げてネウロを見てしまった。
「人間の女性が感じるって、どんな感じなんですか?無知で申し訳ないのですが、僕に教えてください」
にっこり。
笑顔の裏にあるのはなんなんだろう、絶対黒い。ああ、目なんかあわせるんじゃなかった、
もう逃げられない。
「そん、な、言えない」
「おっしゃっていただかないとわからないんですよ」
切れ切れの息で抵抗しても、にっこり助手モードの笑顔で却下されてしまう。
ネウロはずるい。言わないかぎり、このまま続きをすることもやめることもないつもりなのだろう。
生殺しだ。
「先生?」
促すネウロの笑顔が、助手モードからいつものものに変わっていく。
……そうか。この男は魔人だったと思い出して、私は覚悟を決めた。
「ほんとに、知りたい?」
ネウロは今度こそ魔人の笑顔でニヤリと笑った。くい、と顎を軽くそらすようにして言葉を促す男は、
自信に満ち溢れていて腹立たしかった。
一つ呼吸して、それから改めて緑色の瞳を見返してやる。
「……あの、ね。ネウロに触られると、指先が痺れるの」
今度は一転、きょとんとした顔になったネウロに、私は言葉を続けた。
「どっちかっていうとね、痛いのに近いのかな。切なくて、力が抜けて、動けなくなるの。触られたからっ
て必ずなるわけじゃないんだけどね」
ネウロは何も言わない。黙って私を眺めている。……それでいい。
「指先とか足の爪先とかだけが痺れて、ちゃんと物に触れてるのか、地面に立ててるのか自信が
なくなったりして、困るんだ。
……でも、その、こういうことするような触り方されると、痺れがどんどん広がっていって、どうしようも
なくなるの。気がつくと顔は熱いし、耳も熱くてわんわん響いて聞こえるし、心臓がどくどく跳ねて苦しいし、
背中の産毛もざわざわ逆立っちゃってるみたいで変な気分。その逆立つ感覚がうなじとかこめかみまで
きちゃうともうだめ。……考えられなく、なる」
ネウロの瞳に映る私を睨み返す。ネウロは、ちゃんと聞いてる。
私の言葉はネウロが期待したとおりのものではなかったはずだ。多分ネウロが想像していたのは、
どこかのポルノみたいに淫らな言葉を並べることなんじゃないだろうか。
それに、心拍数が上がるとか、濡れる、とかだけを説明するんなら、私の拙い言葉なんかよりネウロの
瞳の方が正確に捉えられているはずだ。
――なんで私がこんなこと言うのか、気づけこの朴念仁。
251 :
3:2006/12/21(木) 04:20:54 ID:74kGxNiG
「ネウロが触ったとこはどんどん敏感になっちゃって、温度が上がるし、まるで肌のスイッチが切り替わっ
ちゃうの」
ネウロの唇が微かに動いて、吐息だけが肌まで届いた。ほら、またぞくりとする。
こうして、何も言わずに見られてるだけでも変な気分になってる。こうやって恥ずかしいこと言ってる時点で、
されてるのとちっとも変わりない気がしてきた。
ネウロは何も言わない。ただ、見てるだけなのに、ずるい。
その瞳とか、ちょっとした息遣いとか、変な色の髪が揺れたりする、そんなことですら内側で動かれたり、
その時に肌が擦れ合う感覚なんかとおんなじだ。スイッチが入れられちゃってるから、刺激に反応してしまう。
「胸が、ぎゅってつかまれたみたいになって、内側が、熱くなる……」
中途半端にされたままだったそこに、まだネウロの指が当てられていたのだと思い出したのは、それが
独りでにひくりと震えたからだ。
じわじわと生まれ続けていた熱いものが、とろりと外に溢れる感覚。
我慢できなくなって視線を逸らす。そのあとで、これでは負けたことと変わりないと気づいた。遅いよ、
私の馬鹿。
はあ、とわざとらしいため息が降りてきた。馬鹿にされる、そう思って肩をすくめてちぢこまる。
しかし、次に来たのはそんな言葉ではなく、ひくひく動いてる膨らみを、軽くなだめるように指をとんとん
叩きつけられることだった。
「は、あ、ねう、ろ」
叩かれるようにされるより擦られるほうが感じるけど、今は構わない。ただなんとなくその動きから、
ネウロが何事か思案しているような感じがしたので――これから私をどうするかとか、そんなことだろうし――
先手を打って言葉をかける。
「ネウロ、に触られるとね?ちょっとだけ、ほっとするの。お互い、生きてるって、確認できる感じで」
どうするか決まったのか、ネウロは濡れた指を膨れきったそれになすりつけて拭い、私の下腹から
手を抜いた。
「あ……」
震えが来て、一瞬気が遠くなる。
これ、も、イったこと説明するのは、どうしようかな。
考えている間に、両脇に手を入れられて、身体を持ち上げられる。何かと思ったら、キスだった。
くちびるを舌が割って、浅いとこだけ掠めて、吐息を名残に離れていく。これ、もしかしたら「もう黙れ」
ってことなのかな。
……でも。
「キスされると、息しにくいからかな、どんどん頭がぼうっとしてくる。……でも、距離が近い方がいいんだ」
次は、耳朶を食むようにくちびるで挟まれて、私の耳の温度の高さを改めて実感する。
「ネウロって、体温低いよね。熱いから、気持ちいい。……でも、毛が逆立ってて変な気分。いいんだけど、
いやなの。両方いっぺん」
首筋に下りたくちびるが離れて、甘咬みされた。濡れた牙が一瞬冷たい。鈍い痛みは、指先の痺れに
似た甘さがある。
「いたぁい」
声がだらしなくなってる自覚はある。でも、ここでやめるわけにはいかなかった。もう、意地だ。
「ねえ、ネウロ」
鎖骨を舌がなぞって、胸にキスされて、痕をつけられる。
「体育の着替えのとき、隠すの大変なんだから。痛い、よ。でも」
甘い。
「そういうことするたびに、肌がどんどん敏感になってく。ネウロがちょっと触れるだけで、ぎゅって
抱きしめられるのと同じみたいに強く感じるの」
「ヤコ」
やっとネウロが声を出して、それが特に咎めるようなものでも意地悪なものでもなかったことにほっとする。
「ねう、ろ」
自分の着衣に手をかけたネウロは、ついばむように何度もキスをした。
252 :
4:2006/12/21(木) 04:23:13 ID:74kGxNiG
「や、ね……、ん、キス、考えられな、」
「構わん」
「ひゃんっ……!」
腰を抱き上げられて、ネウロのものの上に落とされるようにされた。きっちり、しかも奥の方まで入り込まれる。
「ちょっと……、いた、い、ていうか、いっぱいで、苦し」
「十分に濡れているだろう」
「そういう問題じゃ、ないの」
自分以外に入り込まれる怖さは、なんて表現すればいい?
とりあえず、酸素が欲しくて大きく喘ぐ。ついでに、支えも欲しくて、ネウロの首筋に腕を回して抱きついた。
「考えなくていい」
だめ、私のほうがびくびく動いてる、そんなつもりないのに。ネウロは、ちっとも動いてないのに。
「感じれば、いい」
なに、それ。
「も、こんなの、私の気持ち、関係ないよ……、身体が、勝手に」
ネウロが腰に手をかけた。私の身体を持ち上げて、強制的に上下に動かされる。
「うあっ、やだっ……、自分の中で、違う何かが動いてるって、どんだけ怖いか、」
「知るか」
でも、知ってほしい。わたしがなんでこんな恥ずかしいこと実況してるのか、理解できなくても知っててほしい。
共感までは、求めないから。
「いつも、ネウロは勝手で」
途切れがちな呼吸の中、必死になって言葉を続ける。煩いのだろうか、ネウロが眉を顰めた。
「私の気持ちが、追いつく前に、こういうこと、して」
濡れた音、汗ばんでるのはネウロの手じゃなくて私の肌。
「まだ、身体のスイッチしか、切り替わって、ない、のに。……ぁ、やぁだ、圧迫しない、で」
遠慮なくぐいぐいと突っ込まれて、内側から圧し潰されるような気分になる。苦しい。気持ちいいか
どうかなんて、よくわからない。
「きつい、やぁっ。……もひとつ、待って、よ」
「我輩、だいぶ待ったぞ」
なんで息も乱さないの。どうして一人だけ余裕なの。わたしは、違う、のに。
「気持ちのスイッチ、入りきってない、のに。完全に、切り替わって、ないのに」
ネウロは今度こそ、人を小馬鹿にしたように鼻で嗤った。
「そのスイッチとやらが入ればいいのか?」
「……いい、よ」
苦しい、辛い、どっちかって言うと痛いくらい。もう何を口走っているか、あまりわからない。
途端にぎゅうっと抱き込まれて、ネウロが中でどくどく動くのがわかった。奥のほうまで、ネウロに
塗り替えられていく感覚。
「く、あ……」
一瞬意識が飛びかけて、でも割とすぐに戻ってきた。軽く眩暈がする。ようやく、終わった。もう、言葉が、出せない。
ネウロはしばらく私を抱きしめたままだった。私の頭はぼうっとしてしまったままで、まだよく考えられない。
まだつながったままのあそこはじんじんして、痺れている感じがした。でも、その痺れは、いま指先に起こって
いるそれとはまったく別種のものだ。ただの生、理的な反応。
ぽろぽろ涙がこぼれて、青いスーツを濃く染めていく。襟元に顔を埋める。ネウロの顔なんてもう見ていられなかった。
「つまり、そのスイッチとやらを入れてやれば、貴様を犯し放題というわけか?」
まだちょっと、いやだいぶずれた発言のネウロに、このまま勘違いさせるわけにはいかないと感じた。
だから声を絞り出す。
「入れられるもんなら、入れてみせてよ」
この甘い痺れの延長に、私のスイッチはあるはずなんだから。あとはもう、ネウロしだいなんだから。
「面倒だな。だが、我輩を誰だと思っている?魔界の謎を解きつくした男だぞ」
その謎を解くために知識を吸収する脳があるんだから、その隅っこでいいから女の子の感情の機微ぐらい
入れておけ。
痺れたままで、たゆたうような感覚に身を委ねる。
「貴様は何も考えるな」
ネウロの声に、ゆらゆらと揺らされる。あ、ちょっと気持ちいい。子守歌、みたい。
最後の言葉は、何を言ってるかわからなかった。ネウロのスーツに額を擦り付けなおして、私は今度こそ意識を手放したところだったから。
「考えず、ただ我輩を感じていればいいのだ」
了。
みさくらとか※文体でないシリアスの実況って難しいんだと勉強になりました。
199さん、勝手にお借りしてごめんなさい。
GJGJGJーーー!!!!!!
>>209様ありがとうございました!
突然の不躾なお願いだったのに、早い上に高クオリティな仕事本当に感謝です!
このスレには神しかいないのか
GJ!
冷静な解説がだんだん乱れていくのがエロいやね GJ
257 :
温い手の女:2006/12/22(金) 02:12:44 ID:95xTfRca
クリスマス用のエロ話は準備中。
その前に、なんかこんなの出来たので投下。
『冷たい手の女は心が温かい』
女性は大抵みんな手が冷たいものだから、慰めのつもりかよくそんな台詞をドラマ等で聞く
けど。
そんな言葉を聞く度に、弥子は少し憂鬱になる。
生まれつき冷え性ではないので、こんな真冬でも手も足も冷えることはない。まあ、お陰で
寝つきが悪くて疲れが取れないとか、イライラすることは全くないので両親には感謝してい
るけれど。
その罪のない一言で、女で生まれたことを否定されているような気がするのだ。
クリスマス仕様で煌びやかに飾り付けられた街は、夕方に差し掛かると共にイルミネーショ
ンで更に美しく彩りを添えていく。
「…と、いう訳」
「凡庸な言い訳だな。しかし、嘘はなさそうだということで許してやろう」
「それはどうも」
光り輝く街を何となくぼんやりと歩いていたら十分遅刻した。いつもは一分でも遅れればこ
の時とばかり嬉しそうに嫌味攻撃をしてくるネウロが、今日は薄気味悪いほど静かだ。そ
れもその筈、弥子は事務所に入ってきてものの一分もしないうちにネウロに抱き竦められ
ていた。お気に入りの愛玩人形を探し当てた子供のように、手放す気配もないネウロに閉
口しながらも、弥子はこれも一種の虐待ではないかと危惧していた。
それほど、いつも嫌なことばかりをされている。
ガラス一枚隔てた外界はすっかりクリスマスムード一色で華やかだけれど、この室内は相
変わらず殺風景なままだ。明日にでもドアに飾る小さなリースを買って来ようか。それとも、
あかねちゃんに似合う可愛いくてちょっと派手なリボンでも。
そんなことを考えていた弥子の思考は唐突に途切れた。人形を愛玩しようとする魔人の手
によって。
お楽しみはこれからだとでもいうように、大きな両手でやんわりと制服の上から胸を揉まれ
て初めて抵抗らしい身じろぎをした。だが、当然こうなっては何の意味もない。
繰り返される行為の前に、抵抗など。
「あ、ネウロ…」
慌てたような声が面白いのか、耳元で響く甘い囁き。
「今更だろう?ヤコ」
258 :
温い手の女:2006/12/22(金) 02:13:30 ID:95xTfRca
クリスマス直前の時期は、どこか雰囲気がぴんと張り詰めている。
一年で最も華やかで煌びやかな日に向けて水面下で着々と全てが準備を進めているのが
分かる。
ああ、この男が普通の人間で、一緒に街を歩いてくれる気持ちがあれば良かったのに。そ
うすれば、この少しだけ浮かれている気持ちを理解してくれただろう。
そんなことをぼんやり考えながら、弥子は散々戯れた後で一足先に気持ち良さそうに眠り
に就いた魔人の横顔を眺めていた。
古いエアコンの音が遠くで耳障りに響いている。
もしかしたら、こんな狭いソファーででも抱いて寝たがるのはこの体温のせいだろうか。冷え
性体質ではないだけに、弥子は子供体温と言われるほど平熱時の体温が高かった。普段
は一人でここにいるネウロが、こんな寒い夜にはたまに温みを求めたとしてもおかしくはな
い。人間の常識でいえばだが。
「全く、世話の焼ける」
一体どうしてこうなったのか、今更考えても何も始まらない。時間は動き続けるし日付は変
わる。弥子自身も変化していく途中なのだ。
「まあ、お手柔らかにね」
何となく笑えてきた冬の夜のこんな些細なひとときが、とても大切なものに思えた。
勝手にしろバカップル。
>>257 GJ!!
ネウヤコのバカップルマンセーwww
準備中のもwktkして待ってます><
バカップル最高wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
乙です!クリスマスはwktkしている
あのさ、東京事変のクロールって曲が
「まじこれネウヤコの曲じゃね?」って位ネウヤコにぴったりな歌詞。びっくりしちゃった
1番はヤコ側。
ああそうそんなにしたいの あたしと色々な事を
絶対に今日がいいの?仕様のない人ね
2番はネウロ側。
ああそうそんなに怖いか あたしの色々な所が
何で黙ってるの?どうしたのかしら
ネウロ側も女言葉なのがあれだけど、ここの住人なら一度は歌詞を全部みてほしい…
補足
二番の方がね
ネウロ「何で黙ってらっしゃるんですか?
どうかしましたか先生?」
ってじらしてるように聞こえてたまらん
ヤコはヤコで
「今日もまた!?勘弁してよそんなにしたいの?絶対今日がいいの?」
って言ってて(*´Д`)=з
友達が歌ってた。その場でカラオケからこれ打ってる自分まじやばい。人としてやばい。
事変聞いたことなかったけど速攻友達に借りる約束した。
そういうのはファンサイトでどうぞ
>>263 正直すまんかった
冷静になって考えると貴方の言うとおりだ。調子にのってたな。
どきどきしてやった。今は反省しているorz
他の皆様もすみませんでした。
ものすごい腐女子臭がするな。
女子の集うスレという臭いがする。
初期はもっと薄かったんだが。
隠そうという気が全く感じられないのも腐女子らしくて臭ってるな。
ホモ好き以外の腐女子も隔離する板があればいいのに。
腐女子ってBL好きで男性萌え著しいオタク女性のことじゃなかったの?
>>267 少年漫画系の女性読者は一概に腐女子と呼ばれる
どういう経緯でそうなったのかは詳しくは知らん
自分はフジョシ臭があろうがエロければそれでいい
投下してくれる人は神様です
ところで
ヒグヤコの神は降臨されませんか?
(屮゚Д゚)屮
>>267が正解じゃね?広義の腐女子はオタ女ってことだろ
とりあえずここがどういう場所なのか理解して空気を読んでくれれば性別はどうでもいい
曲をモチーフにしたSS投下すれば良かったのに
気付かれるまで伏せといてさ
過去にそういうのあったよね
とりあえずサンタネタを待つ 全裸で
多分、エロ無しでカプ話を出来るスレか板が一つ有れば良いんだろな
本スレは勿論のこと、キャラ萌えにも同人にも落とせなくて
結局一番オープンにカプ話してるここに、全部持ってきてしまうんだろから
>>271 マジレスすると外部に男女カプ萌え板はある。試験運用中だが…
板自体が過疎りすぎてて近寄りがたいふいんき(なぜかry)
ネウロスレも一応立てられてはいる。
ここほとんど女しかいないでしょう。なりすまし男口調ばっかりでガ板の腐女スレのテンプレ通り。
別に悪いとは言わないけどさw
>>273 匿名掲示板だと、女性専用板・スレ以外での明らかな女性言葉って敬遠されがちだからじゃないか?
このスレに限らないと思う>男口調 というより、中性的な書き方だと思っていた
SS投下の際に男性向け、女性向けって断り入れるとまたややこしくなるだろうし、現状維持で仕方ないと思う
男性向けと女性向けの確固たる定義づけって難しいよ
クリスマスネタにwktkしつつ、ヤコネウとアイサイを希望してみる。
>>273 お前が空気読めない腐女子だという事は良くわかった
全くだ。ネットで性別云々なんて野暮という他ない。
俺は遥さん未亡人もの希望してみる。
笹ヤコ希望!
ここでネウロを知り、二次創作がきっかけだが
いいなと思い昨日大人買いしてきたぞ!
全巻読むのに苦労したが(特に9巻周辺)なかなか楽しかった!
ネウロの素晴らしさを教えてくれたこのスレに感謝!
>>276 自分も遥さんもの希望。
個人的にネウ遥だったら尚嬉しい。
親子丼とな
ネウ遥と聞いて、こんなの書いた俺が来ましたよ。
目の前で頬杖をつく妖艶な美女は、何とも謎めいた微笑を浮かべている。
その婀娜な目の色に去来するものは何だ。
別にこんなところに上がり込むつもりもなかったのに、弥子の母親ということもあって珍しく油断を
してしまった。
そこに今日のネウロの小不幸があった。
美女は微笑を曇らせて、あえかな溜息をついた。
「脳噛さんたら」
「何でしょう、お母様」
「あなたもなのね…寂しいわ」
ことは三十分前に始まる。
また夕方まで数学と歴史の補習があると弥子からのメールがあったので、事務所に何となくたま
ってしまった私物を抱えてネウロが桂木家を訪れた時、出迎えてくれたのは美和子という女では
なく、弥子の母親の遥だった。
パーツの整った顔立ちはさすがに親子だけあって良く似ている。ただ、全体の均衡という点では
この母親の方が優れていた。
「あ、今日はお休みだったの…ちょっと体調崩しちゃってね」
「それはどうも…前もって分かっていましたら、何かお見舞いの品でも持って来ましたが」
「あ、いーのいーの、どうせ明日は出られるんだから。ちょっと話し相手になってよ」
ひらりと手を振りながらも、遥はずっと隙だったらしく気軽にネウロを迎え入れた。編集者という職
業柄、忙しいのにかまけて普段は掃除一つしないのかと思えば家の中は存外どこも綺麗に片付
いている。
そこにも娘の弥子が受けた影響を感じるほどに。
ただ、やはりネウロはそこでも失念していたことがあった。
「今日はずっと隙だったから、いつもは出来ないお料理をしてたの。せっかくだから脳噛さんも食べ
てって」
「え」
強引にキッチンの方へと連れて行った遥は、自慢げにテーブルの上を指さした。
「これ…ですか」
「そ、いつも仕事にかまけて美和子さんや弥子に任せっぱなしだけど、それじゃいけないって思っ
てるから…時々はしないとね」
気持ちはまあ当然のことだろう。ただ、その気持ちの凝縮形が激しく間違っていた。テーブルの上
の皿に盛り上げられたものは、どれもこの世のものではなかったのだ。真っ黒に焦げているものも
あれば、一体何を投入したのか判別のつかない、その上に異臭のする異物と化したものすら存在
する。
「今日は頑張ったもんね、弥子も喜んでくれるかなー」
「…どうでしょうね」
「だから、まずは脳噛さんが食べて」
「いや、ここはまず先生の方が先に」
「あの子が帰って来るのは何時だか分からないし。温かいうちにどうぞ」
「いえ僕は、実は好き嫌いが激しいたちでして」
「まあ、ダメね。若いのにそんなんじゃ体壊すから。遠慮しないで」
「あ、ここはまずお母様からどうぞ」
「私、今ダイエット中でお豆腐と鶏肉ぐらいしか食べないようにしてるの」
にっこりと妖艶に笑いながら、遥は食べずにはいられないような状況に持って行こうとしている。あ
くまでも穏やかに社交辞令笑いを浮かべながら、ネウロは遥の料理がどれだけデンジャーかを思
い出していた。
何でも、その中には食用ではないものも混入しているとか。
恐ろしい話だ。
テーブル狭しと並んだ大皿の中の物体は、どれもこれも食べ物とは思えない形状をしていた。
三竦みならぬ二竦み。
人間の可能性以上に、恐ろしさを感じるしかない時間が刻々と過ぎていく。
その凍りついたような時間は、弥子が帰って来るまで続いていた。
「お母様、今夜だけはあなたを遥さんとお呼びしてもよろしいですね」
「そんな気の利いた台詞を言う相手、間違ってるわよ脳噛さん」
てな展開は無理だった。
アイサイのクリスマスキボン
遥さん最強説ww
GJ!!
遥さん最強説浮上www
魔人すらもどうにもできない遥さんの料理w
人間の食べ物は消化できないネウロだけど、これは口に入れただけでもどうにかなりそうだな
>>283 自分も見たいな
ところでよく思ってたんだがアイサイとサイアイの違いは何?
魔人にも苦手なものがあったかw
GJ!
>>285 自信ないが、アイサイだとアイさんが攻めるような感じなんじゃないか?
>>285 ばかやろーそんなこともわからんのか
クールなアイたんがショタコンちっくにサイを攻めて(;´Д`)ハァハァ するのがアイサイだ
サイが化け物ちっくにアイを攻めて(;´Д`)ハァハァ するのがサイアイだ
漏れはアイサイが大好物なんだ
「愛妻」「最愛」って何かとんでもなくラブに溢れたカプみたいだが
どちらも甘々にはなりにくい罠。
>>249といいネウ遥といい助手口調はエロいな!存外にエロいな!
もっと助手モードの可能性を追求してもいいと思うんだ。
プレイの一環としてSM逆転のヤコネウとか。
ネウロはけっこう楽しんで演じそうな気がする
239みたいなのはアイサイなのだろうか?
確かにヨヒ。
そう思ったら原作の遥さん登場数少ないよな
ヤコネウは漏れも希望だ!!クリスマスだがwkwkしながら待ってる
流れを断ち切るようだが
事変の落日で春刹書いてくれる神を待つ。
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:54:59 ID:vNFNAQ6G
>>292 事変厨乙!
みんなでサンタの到来待とうぜ
クリスマス投下wktk
>>293 うわ‥‥名前出しただけで厨呼ばわりですか。
好きでもねえバンドなんか挙げなきゃよかった
まだ途中だけど、クリスマスなエロ話投下。
続きは書き上がったらその都度投下する。
クリスマス・イヴの街は華やかさに満ちて、まるで天国さながらに美しく輝いている。
擦れ違う誰もが幸せそうに見えて、それだけでも嬉しくなってしまうのだ。きっと、みんなこれか
ら恋人や家族と水入らずで過ごすのだろう。
日本という国は何でも独自に取り入れてしまうところがあるので、その結果としてこんな風に目
いっぱいクリスマスを楽しんだり、正月には振袖を着て初詣に行ったりと本来の宗教も何もあっ
たものではない。
けれど、そんな雑多なところもそんなに悪くない気もしていた。短い間にこんなに楽しいことがた
くさん訪れるのなら。
今日の事務所には、そんな訳で夜になっても誰も訪れることはなかった。
年の瀬ということもあって、依頼どころではないのかも知れない。最近は色々と忙しかったことも
あって、少し疲れ気味だった弥子もすっかりくつろぎモードに入っている。先月予約していてここ
に来る前に抱えて来たクリスマスケーキも、ソファーでファッション雑誌を読みがてらもう半分食べ
尽くしていた。
珍しく、静かで気持ちのいい日だった。
そのまま終われば何も言うことはなかったのに、やっぱり黙っていない奴がいる。
「隙そうだな、ヤコ」
ここに来てから大して会話も交わしていないので、それが放ったらかされているようで嫌なのだ
ろう。全く子供と同じだ。せっかくこんなに静かでいい日なのに、いつもと展開は同じになりそう
なのが弥子にとっては不満だった。
「隙だけど…好きなことぐらいさせてよ」
「ほう」
ソファーの隣にどっかりと座ったネウロの手は、すかさず弥子の顎を掴んでいる。そのまま顔を
近付けられて正直焦っていた。
このままでは、いつものように流される。それは困る。本当に困る。いや、ネウロとセックスする
のは実のところ嫌いではない。どちらかというと好きな方だ。むしろ、今日という日は恋人同士
がいちゃつくのに絶好の日でもある。でも、だからこそネウロが好きというこの気持ちを大切にし
たいのに。
「あ、ネウロ…」
「今日は、そういう日だろう」
別に今日じゃなくても、サカりまくる魔人が何を言うか。
そんな文句は遂に口から出ることもなかった。
軽く唇を舐められただけであっさり陥落した後は、反論どころか声すら封じられるような甘く濃厚
なキスを与えられて、くらくらと頭が痺れた。
今日という日は自然と非日常に繋がっている。
何といっても、恋人がサンタクロースだったりするのだ。弥子の場合、それが魔人であっても何の
不思議もない。そう思えてしまうから、つい受け入れてしまう。
やっぱり流されているとは思うのだが、甘い痺れを感じた後では拒絶ひとつ出来ない。何もかも
がネウロの掌の上だ。
「…ケーキ、キッチンに置いてきたいの…このままじゃ、乾いちゃう…」
「そんなことは、知らん」
抱き竦められて制服の上から薄い胸を揉まれている間も、弥子はまだ半分残ったまま放置され
ているクリスマスケーキが、気になっていた。雑誌の特集記事で見て以来、ずっと食べたくてわざ
わざ店まで出向いて予約してきたほどなのだ。食べてみたら案の定とても美味しかったし、一気
に全部食べ尽くしたかったのに、こんなことで中断しているのが残念でならない。
なのに、もう逆らえない。
「ネウロ、お願い…」
「無駄だ」
一端スイッチが入ったら、一分一秒たりとも別のことで煩わされたくないのかネウロは弥子のささ
やかな頼みも聞く様子がない。ただひたすら腕の中の体中を撫で回し、欲望のままに探り尽くそ
うとしている。そんなに夢中になってくれるのは本当に嬉しい。嬉しいけれど。
溜息をつきながら、弥子は半分残ったケーキがエアコンの熱で乾いていくのを眺めているしか出
来なくなっていた。一番美味しい時に全部食べたかったなあ。
そんなことを考えながら。
「今日はどのみち誰も来ないぞ、遠慮する必要はない」
「え…別に遠慮なんて」
さっきから逆らえないままケーキのことばかり考えている弥子も相当だが、ネウロもやはりどこか
ズレているらしい。
「良かったな、ヤコ。今夜は心ゆくまで楽しませてやろう」
「…え、いや…そうじゃなくてケーキを…」
「世間一般で行われていることと、同じにしてやる」
「いや、ちょっと、ネウロ…」
弥子の話など聞く気もないネウロは、そのまま果物の皮でも剥くようにするすると制服とブラを脱
がしていく。体を撫でられている間に痺れがすっかり浸透していたせいで抵抗すら出来なかった。
何もかも見られているのは恥ずかしいのに、これほど思いを傾けられているのは嬉しい。色々なも
のがごちゃ混ぜになって、痺れが更に思考すら奪おうとしていた。
「ネウロ、私…」
「可愛いぞ、ヤコ」
身に着けていたものは何もかもすっかり脱がされてしまった。それが抜け殻のようにソファーの下
に溜まっているのは恥ずかしくて見られなかった。これからすることをまざまざと感じるからだ。
放置されたケーキはもう、表面のクリームが完全に乾ききっていた。
「…やっ…」
裸になっていても、エアコンのお陰で少しも寒くない。
それをいいことにネウロは弥子の膝を限界まで開き、間で刺激を欲しがっているクリトリスを指先
で撫でた。
「いきなり…やだ…」
「ほう、満更悪くないとここは言っているぞ」
「…ン、ダメだったらっ…」
どこが感じるのか、全て知り尽くしている指が悪戯でもするようにするするとなぞるようにクリトリ
スや愛液を零し始めているだろう柔らかな花弁に触れている。目にするのは恥ずかしい。けれど
感触のみを感じるのはもっと恥ずかしい。もうどうしていいのか分からなかった。
「ヤコ」
唐突に、ネウロが顔を上げて身を乗り出してきた。かち合う透き通った緑の瞳に吸い込まれそう
だった。
「…何」
「クリスマスとは、プレゼントを交換する日だろう」
「え、ま、まあそうだけど…」
突然、これまでの流れを断ち切るようなことを言われて、限界まで沸騰しかけていた弥子の頭の
中がまた混乱する。
「我が輩にもそれをよこせ」
「…ぅ、ごめん、忘れてた…何も買ってなかったよ…」
本当に不覚にも、忘れていた。食べたかったケーキのことで今日の弥子は頭が一杯だったし、ネウ
ロは元々それほど物欲がないものだから(蓄財用のダイヤは別として)何を欲しがっているのかな
ど気付かなかったのだ。
「そんなものではないぞ」
意味有りげににったりと笑ったネウロは、片手で弥子の頬を撫でながらももう片方の手でとろとろに
蕩けている花弁を捏ね始めた。何よりも欲しかった刺激なだけに、こんな風に散々焦らされた後で
与えられたらもう堪らない。
「ひゃっ…」
ソファーの上で、弥子は身を仰け反らせて喘いだ。いきなり指が二本内部に入り込んできて、乱暴
に掻き回して来る。それぞれに違う動きを繰り出すのが憎らしいほどだ。
「あ、あ、ん…そんな激しく、しないでっ…」
もう足を閉じることも忘れて、弥子は盛大に喘いでいた。何もかも隠すことなく曝け出しているのが
恥ずかしくて、怖いのにすごく気持ちがいい。何もかも全部溶け出してしまいそうだった。
「そうだ、もっと乱れろ。喘げ。包み隠すものなど全部壊してしまえ、ヤコ」
何も知らなかった少女をここまで淫蕩に変貌させた魔人が、成果のほどにいたく満足そうに見下ろ
していた。
クリスマスプレゼントキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
288殿GJ!続き待ってます。
一方自分は、吾遥でリベンジしたいところ。エーロゴシカアァン…。
書いたぞ。
イヴの夜に一番大好きな相手と過ごすのは、やはりそれなりに意味があるのだろう。
二人きりの時間を楽しんでいるだけで心が温かくなる。宗教がどうとか、難しいことはどうでも良く
て、ただ二人で幸せになれる日になればそれでいい。
「はぅんっ…」
指が内部を探っている間に、最も敏感になっているクリトリスは巧みな舌先と片方の手で弄くられ
ていた。それもまた気持ちが良くて、堪らない。弥子は無意識に両方の乳房を自分で夢中になっ
て揉みしだいていた。
「あ…ネウロ…大好き…」
散々追い上げられた体はもう最高潮に昂ぶっている。もう望むのはただひとつだ。
「ね、早くして…あんたが欲しいの…」
「よし、良く濡れているな。そろそろいいだろう」
口の周りを濡らす愛液をぺろっと舐めながら、ネウロは欲望でぎらついた目をして据え膳状態にな
っている弥子にのしかかった。そのまま、既に硬く張り詰めきった一物を充血しきって蕩けた柔らか
い肉の狭間に一気に突き立てた。
「あうっ、ネ、ネウロぉっ…」
反射的にネウロの首を両腕で掻き抱いた弥子の声が甘く弾けた。
すっかり慣らされきったそこに、ずぶずぶと鈍い擦れ音をたてながら入ってくる。少し痛いけれど、
それよりも熱い。それより何より果てしなく気持ちがいい。この一突きで何もかも吹き飛んでしまっ
たように弥子は普段の姿からは信じられないほど淫らに喘ぎ、腰を振って灼熱の肉棒を受け入れ
ていた。
「あはぁん、いい、いいよおおっ、気持ちいいぃんっ…」
「ヤコ、ヤコよ…もっと感じろ。我が輩をもっと感じ尽くせ。その為なら幾らでもくれてやろう」
「ン、うん、ちょうだい、私にいっぱいちょうだい、ネウロお!!」
ひくっと喉を痙攣させながら、愛する男を抱き締める弥子はその一瞬、とても幸せそうな笑みを浮
かべた。まるで天使の降臨のように。
「よし、今夜は歓楽の限りを尽くしてやろう。いいな、ヤコ」
「…うん、ネウロ」
嬉し涙だろうか。とても綺麗な涙が目じりからぽろりと一粒零れた。
「あぁ…ん!」
ソファーに必死に爪を立てて、四つん這いになった弥子は背後から攻めてくるネウロの突きの激し
さにもう何も考えられないまま甘く喘いでいた。
『クリスマスの性の6時間』とは良く言ったものだ。ある種の呪縛のように恋人同士であればおのず
からそういう気分になってしまう。そこには魔人という例外は関係ないようだ。
「あ、あぁん!!ネウロ、もっと、もっとおぉっ…」
高く突き出した腰をがっちりとネウロに掴まれて突き上げられ、幸せと快楽にまみれて弥子はもう
只の獣になっていた。
今夜はもう何度セックスしたか分からない。お互いにすっかり気分が乗ってしまったせいで、数え
ることも出来なくなっていたのだ。
「ヤコ、そろそろいくぞ」
何度目かの、ネウロの切羽詰まった声が上から降る。
「あぁ…ネウロ…来て、いっぱい中に出してよおっ…」
「ヤコ、受け止めろ」
一瞬、激しかった動きがぴたりと止まった。同時にヤコの内部にドクドクと流れ込んでくる溶岩の
ように熱い奔流。それだけでも、感じてしまいそうだった。
「ネウロ、ネウロ…好き…」
ひくひくと肌を震わせながら、懸命に与えられたものを全て受け止めようとしている弥子の姿はひ
どく健気で愛らしかった。
セックスする前、窓ガラスにはちかちかと眩い街のイルミネーションが映っていたのに、今はもう闇
そのもののように真っ暗になっていた。いつの間にかそんな時間になったのだろう。
ソファーの上でネウロに抱きかかえられながらぼんやりとまどろんでいた弥子は、何となく気にな
っていたことを聞いてみた。
「ネウロ、あんたが欲しいものって何?」
「いきなり何だ」
弥子と同じく、うとうとしかけていたネウロはやや不機嫌そうに眉間に皺を寄せながらも答える。
「さっき言ってたから気になって…明日でいいなら買って来るけど」
「気にするな」
「え、何それ…逆に気になるよお」
もう面倒になったのか、眠りに落ちかけているネウロはかなり意味深なことを言った。
「……来年に期待しているぞ」
「へ」
よほど眠かったのか、後はもう何の反応もなかった。一人眠りの中に落ちたネウロの横顔を眺めな
がら、言葉の真意を探りかねて色々考えようとしたのだが、やはり弥子も疲れきっていたせいであ
っさりと睡魔に呑み込まれていった。
『性の6時間』は、今年もつつがなく終わっていた。
後日談。
乾ききってしまったケーキは、さすがに捨てるに忍びないので弥子が責任を持って全部食べた。
いつ入っていたのか、カバンの中に赤いリボンの小さな箱があったので開けてみたら、弥子の誕
生石であるアクアマリンの可愛らしいネックレスが出てきた。
それがネウロのクリスマスプレゼントなのだろう。
それに気付いた時はとても嬉しかったけれど、腑に落ちないことが一つ。
ネウロが一体何を欲しがっていたのかまだ分からないままでいる。来年に期待、という言葉はあま
りヒントになっていない。
おぼろげではあるが、もしかしたら弥子との子供なのではないかと思っている。思いを永続させる
為に。愛する相手と一緒に過ごす為に。もしもそうだったら、これ以上ないほど嬉しいのだけれど。
アクアマリンのネックレスを着けて、弥子は今日も事務所に向かっていた。
あの時の答えをはっきりと聞きたくて。
終わり
たまには綺麗に終わりたかったので後悔はなし!!!
>>296 GJ!!!!!!
お疲れ様です!!!
最高に甘甘のエロをありがとう!
子供できたんだな?そうなんだな!!!!???
では今宵自分からも皆さんにプレゼントを・・・
305 :
聖夜1:2006/12/25(月) 03:00:13 ID:Lr2Ud++i
今年は叶絵達とのクリスマスパーティーを断った。
去年までなら母と父は夫婦水入らず、家で甘いクリスマスを祝っていた。
しかし、今年は父がいない。
運悪く母の雑誌編集の仕事も休みらしい。
美和子さんも用事があって休暇をとった。
父のいない冬の空虚なあの家に、母を一人で残すことはできなかった。
仕事一筋の母だ。
私の食費や諸々の生活費のためにがむしゃらになって働いている。
新しい出会いなど、望むべくもなかった。
母の女としての価値を軽んじている訳ではない。
むしろ私は将来母の様に強い女になりたいと思っている。
ただ、母のその強さが少し心配なのだ。
せめて今年は母と二人で親子水入らずで静かにクリスマスを越そう。そう思った。
「と、ゆー訳で、私は明日、クリスマスには休ませていただきます!」
まるで実家に帰らせていただきますと言っている様だ、と関係のないことを弥子は考える。
学校も終わり、冬休みになり、自由時間が増える。
弥子の拘束時間を漸く増やせると踏んでいるであろうネウロに向かって、そう宣言した。
早速終日強制労働を弥子にさせようと思っていた魔人はじろりと睨む。
「この怨嗟の溢れるクリスマスに起こるであろう謎を喰い逃せというのか?」
「だからその埋め合わせはするって言ってるじゃん!!!」
「その逃した謎が究極の謎であった場合は貴様が困るのでは?」
「う・・・ぐッ・・・ああ、もう、ネウロ、お願い!!!それよりも家族の団欒が大切なの!!!」
ネウロは弥子の決意が固いと見るや、呆れたような溜息を吐きながらもしぶしぶ了解した。
「いいだろう。埋め合わせはしてもらうぞ」
「・・・・・・・・はい」
兎に角、魔人の了承は得たのだ。
弥子は明日の準備をするため早めに事務所をでた。
翌日のクリスマス、明日渡す一日遅れのプレゼントを用意していると階下で母と誰かが談笑する声が聞えた。
その声が聞き覚えのある声と悟った弥子は慌てて階下に駆け下りる。
うっかり階段を踏み外しそうになりながらもリビングに駆け込むとそこには予想通り魔人がいた。
「あら、弥子」
「こんばんは、先生」
のほほんと挨拶をのたまうネウロを恨めしげに睨むとがっくりと膝をついた。
「なんでこんなことに・・・今日は家族と過ごすはずだったのに」
「ほら、あなた助手君を呼んでたんでしょ?さっさと支度してきなさい!」
もう何を言っても後の祭りだろう。
ネウロを見ると遥からは見ることのできない角度で邪悪な笑みを浮かべている。
「・・・・はい」
弥子は全てに観念した。
306 :
聖夜2:2006/12/25(月) 03:02:17 ID:Lr2Ud++i
和洋中の豪華な料理が所狭しと並べられる。
「こんな風にクリスマスに三人で食べるのって久しぶり。弥子が小さい時以来かしら」
いたく上機嫌な遥はネウロのグラスにシャンパンを注ぐ。
「ありがとうございます」
弥子は恨めしげに二人を眺める。
「ほら、弥子も」
「う、うん。ありがとう」
全てのグラスに淡く色づいた美しい液体が満たされた。
「「「乾杯!いただきます」」」
三者三様の食事の挨拶が済み、弥子は気を取り直すと早速料理の攻略に取り掛かった。
チキンを豪快に切り分けそのまま貪る様に食べる。
遥もそんな弥子を呆れたように笑いながらシチューを流し込んだ。
珍しそうに料理を眺めていたネウロはとりあえず目の前にあった餃子を口にした。
その瞬間弥子と遥の驚愕するような視線が突き刺さってきた。
「あ、あんたそれ・・・・」
「?どうかしましたか?先生」
弥子はグイッとネウロを引き寄せると可聴域ギリギリに絞った声で耳打ちする。
「何、ご飯食べてんのよ!!!それにその餃子はお母さんの手作りよ!!!接着剤餃子」
「物を腹に詰める真似事ぐらい我が輩にもできる。
それにこの食品、どちらかといえば、わが故郷である魔界の料理と似ている」
ヒソヒソと二人が会話している間、遥は感激したようにネウロを見つめる。
「誠一さんへのお供えみたいな感じで置いておいたんだけど・・・嬉しいわ」
遥は感極まった感じでそっと目頭を押さえたりする。
「お母さん!こいつの味覚ちょっと変だから。また作るとか駄目だよ!!!」
弥子は慌てて遥に釘を刺す。
昨日料理を美和子さんと一緒に料理の下ごしらえをしていたら遥は急に自分にも作らせて欲しいと言い出したのだ。
弥子と美和子は必死で止めるように懇願したが、泣き付かれて結局一品だけ作ることを許可してしまった。
それが丁度父の席に座っていたネウロの前に恐怖の餃子は置いてあったのだ。
何にしても、賑やかな食事が勧められた。
偽りとしても、同じものを食べてくれるネウロに、少し感謝しながら弥子もなんだかんだでこのクリスマスを満喫した。
307 :
聖夜3:2006/12/25(月) 03:02:55 ID:Lr2Ud++i
全ての料理が食べ終わり、探偵事務所でのことを色々と話していたら随分と夜も更けてしまった。
弥子は酔いを醒ましたいと言って二階の自室に引き上げた。
「助手君。もう遅いから今日は止まっていく?」
「いいんですか?」
「ええ、主人の書斎には仮眠用のベッドもあるし。あんなことがあった部屋だけどあなたなら大丈夫そう」
「・・・お母様が宜しければ」
「助手君・・・、いいえ、脳噛さん」
遥がネウロに声を掛ける。
書斎に向かっていたネウロが振り返る。
と、ネウロはスカーフをぐいっと引き寄せられ、遥の顔が目の前に迫った。
そして、そのまま柔らかな唇が、ネウロの唇にそっと押し付けられる。
触れた時と同じ様にすっと離れると遥は満足そうに微笑んだ。
「どうしました?」
「漸く、一瞬だけど、あなたの仮面を剥がせた気がする」
遥の漆黒の瞳がネウロの眼を覗き込む。
「感情の感じられない眼ね・・・
どちらかと言うとあなたは負の感情でできている、ただそれはあの子に向いてはいない。
・・・・こんな感じかしら?」
「僕は何時だってこのままですよ」
「それでいいのよ。ただ、あの子が連れてきた初めての男の子で本質が少しも分からないのでは親として不安なものなの」
感心するような光がネウロの沼の様な眼に宿る。
「それと、ありがとう。私の料理を普通に食べてくれたのは脳噛さんが初めてだった。
あの人でも・・・、主人でも最後までは食べられなかったわ」
「あなたの料理が僕の故郷のものと似ていたので・・・。ありがとうございました、美味しかったですよ」
「料理を褒められて嬉しくない女なんていないと思うの」
ふわりと笑うとリビングに戻ろうと踵を返す。ふとその足を止め、
「あの子の部屋は壁が薄いから、気を付けてね」
今度こそネウロは眼を丸くした。
「あの子を宜しくね」
それを満足そうに見届け遥は今度こそリビングに戻っていった。
308 :
聖夜4:2006/12/25(月) 03:04:20 ID:Lr2Ud++i
「面白い母親だ。それこそ犯して全てを暴きたいほどにな」
「ちょっ!!!あ、あんたお母さんには何もしないでよ!!!!!」
「冗談だ」
深夜、父の書斎を借りたはずのネウロが何時の間にか弥子の部屋にいた。
「冗談には聞えないのが恐ろしすぎるの!」
「喚くな、この部屋は壁が薄い」
大きな手でわざと弥子の口と鼻をいっぺんに塞ぐ。
「ふぐーーーー!!!!んんっ」
例の如くネウロは弥子をベッドに押し倒していた。
自分の住み慣れた空間にネウロが居る。それが弥子にはどうしても落ち着かない。
「今日はクリスマスなのだろう?何か我が輩に貢物はないのか?」
弥子は冷や汗を垂らしながら目を泳がせる。
「おお。こんな所にデパートの袋が」
わざとらしく背後から取り出した大きな包みを見せ付ける。
弥子が前日に買って隠しておいた皆のためのプレゼントだった。
「ふむ。高級トリートメント・・・これはアカネのか。
む、生肉?吾代のか?
カイロにつまみ・・・・笹塚か?
菓子に、珍妙なヌイグルミに、ヨーグルト・・・・・・・で、僕のプレゼントは何処ですか?」
プレゼントを散らかしニコニコと助手顔でのたまう。
「ネウロが喜びそうな悪意のある謎なんて分からなかったんだもん・・・・」
「一応は努力してくれたんですね。僕感激です」
白々しい台詞が耳に痛い。
弥子はこれでもかというほど真っ青になる。
「はあ・・・しょうがないですね。仕方ないので先生を貰います」
「へっ???」
とんでもないことを言い出した。この魔人もそれなりにクリスマスの定石を学んできたようだ。
いけない方向性の情報源で・・・。
「プレゼントを用意できなかったのは謝るよ!もっと、なんというかこう、綺麗な聖夜を!!!」
「我が輩はあいにく聖夜など大嫌いだ。それに・・・」
ぐぐっと端正な顔を近づける。
「ヤコ、貴様は、埋め合わせをする、と言ったはずだ」
「あう・・・」
パクパクと酸欠を起こした金魚のようにあえぐ。
その間にネウロは弥子のパジャマを馴れた手つきで脱がしていく。
事務所で抱かれることは何度もあったが、
自宅で、しかも自室で無理矢理犯されるの初めてだった。
最後のプライベートまでこの魔人に攻略されたのかと思うと涙がでた。
そんなことはまったく頓着しないネウロは遂に弥子の全ての着衣を脱がしてしまった。
「いい恰好だ。そもそもクリスマスとは誕生祭だろう?生まれたままの姿になるがいい」
「それ解釈間違ってるよ、絶対」
明かりに照らされ弥子の生まれたままの姿が魔人に晒される。
何時までたってもこの少女の反応は初々しい。
恥ずかしげに頬を染めネウロの眼から必死で身体を隠そうとする。
その様子に苦笑いを浮かべるとネウロはつっと弥子の細い首筋に舌を這わした。
309 :
聖夜5:2006/12/25(月) 03:07:23 ID:Lr2Ud++i
「ひゃう!」
首が弱いのも未だに直らない。感度がよすぎてくすぐったく感じてしまうのは考え物だ。
もっとも、だからこそ調教のしがいはあるが。
「我が輩としても貴様が比較的従順になるこの日が気に入った」
何かを言おうとした弥子の唇を己の口づけで塞ぐ。
「―――んうっ」
僅かに開いた弥子の唇から強引に舌を入れる。
小さな歯の並ぶ歯列を舐め口を開けさせた。
怯えるように縮こまる柔らかい舌を甘く噛み己の内に引き寄せる。
ワザと音を立てて口中を蹂躙した。息すら許さず、逃げることすら許さない激しい
弥子の口の端から細く垂れた唾液がひどく色香を放つ化粧となる。
酸欠からか、とろんと蕩けた眼は完全に女の眼になった。
ネウロはそれを満足げに見下ろすと、柔らかな乳房を普段からは想像も付かぬほど優しく愛撫した。
「あ・・・う・・」
小さな嬌声が弥子の口から漏れる。
「抑えるな、もっと啼け。貴様のその声はいたく気に入っている」
ふっくらとした双丘の真ん中に位置する突端は淡く色づき綺麗な桜色をしていた。
むしろ半端に大きな胸などでは相手にならないほど、美しい形をしている。
弥子本人も気にしていたようにお世辞にも大きいものではなかったが、そんな事はまるで気にはならない。
ネウロの大きな手は弥子の乳房をすっぽり包み込むことができてしまう。
くりくりと硬くなった突端を刺激すると弥子は堪らず悶える。
「ひゃああああっ!!!だめえ」
ぐっと拳を握り締め耐える顔は真っ赤になっている。
「あうっく……!! もう……ああっ!!」
シーツを掴みながら一際高い声でそう叫ぶのと同時に、弥子の体が痙攣でもしたかのように強く震える。
だがそれも一瞬の事ですぐに治まり、弥子はベッドの上で荒い呼吸のみを繰り返す。
やがて、独特の甘い匂いが室内に徐々に充満していく。シーツにはしっとりと湿り気を帯びてしまっている。
ネウロが弥子の腰を持ち上げ脚を広げさせた。下着を着けていないので、ぐったりとした様子の弥子の秘所がすぐに目に飛び込んできた。
未だに奥からは愛液が流れ出てきており、シーツに徐々に大きなシミを作り始めた。
「ここまで感じるとはな・・・」
「だ、誰のせいだと思ってんのよ……」
「勿論我が輩だな。しかし、これだけ感じてくれると、我が輩としても男冥利に尽きる」
「そ、そう……?」
恥ずかしさと理解を超えた出来事との連続で、比喩ではなく顔を赤くしながら答える。
「さて、上がああだったからな。下の方はどうだ?」
完全に弥子の主導権を握れていることが楽しいのだろう。ネウロは楽しげにのたまう。
そして圧倒的な湿り気を帯びているケイナの秘所に顔を近づけると、裂け目に口をつけて軽く口付けをする。
「ネウロ……止めて、汚いよ……んんっ!」
「構わん」
そう呟くと、再び口をつける。そして裂け目を舌と指とで少しずつ押し広げていく。
一点の汚れもないピンク色の秘肉。だが今は自身の愛液で艶めかしい輝きを放っている。
フォルテは舌先を押し広げた秘所へと進入させながら、クリトリスにそっと指を触れる。
「ひああぁぁっ!!」
310 :
聖夜6:2006/12/25(月) 03:09:11 ID:Lr2Ud++i
おぞましいような気持ちいいような、なんとも判断のつけがたい声が上がる。
何度経験しても慣れない快楽の嵐。
だが、ただ一つハッキリしているのは、それは決して嫌がってはいないということだ。
それを理解したネウロはクリトリスも強く摘み、嬲るように撫でまわす。
濡れた愛液でヌルヌルとした指の感触は、弥子をさらに狂わせる。
「ちょっ! だめぇ!! また……くああっ!!」
二度目の絶頂がケイナを襲う。感度が良いためか、一回目よりもずっと早い。
それでいて、快感の波は一度目よりもよっぽど強い。
ネウロは愛液を軽く拭うと、少し指に付く。
「舐めてみるか?」
「……え?へ??。うん……」
弥子躊躇いながらもおずおずと指を口に咥えると、軽く舐め取る。
好奇心からそれを舌の上で転がして味をじっくりと見てから、ゆっくりと嚥下する。
「お味はどうですか?先生」
「ヘンな味・・・」
「そうか。 我が輩は謎の次位に上等なものだと思うがな」
「はあ・・・」
弥子はなんとも複雑そうな表情を浮かべるしかなかった。
「さて、我が輩も、もうそろそろ限界だ、いいな」
弥子を組み敷くと未だにとろとろに蕩ける秘部に猛るものをあてがう。
そして壊さないようにゆっくりと沈めていった。
進入してきた質量により愛液が押し出されとろりと溢れ出す。
弥子にとってはネウロのソレは強烈な圧迫感だった。
力を抜こうとしてもどうしても強張ってしまう。
中のネウロのモノが動き出す。
苦痛と快楽のギリギリの境界線だった。
頭の中でぐちゃぐちゃになる理性を必死でつなぎとめる。
何かネウロが言っている様な気がするがもう認識できなかった。
暫らく好き勝手に動いていたネウロの動きがふと止まる。
脈動を、肉壁全体で感じた。
そして次の瞬間熱い迸りを弥子の花弁は奥底で受け取った。
「―――ネウロお!・・・」
一言だけ叫ぶと弥子はそのまま意識を手放した。
クリスマスの甘い一時、魔人の何時になく優しい抱擁を感じたのは幻だろうか。
「ま、あの子ったらはしたない」
かすかに我が子の嬌声が聞えた。寝室でスキンケアクリームを塗っていた遥はくすっと微笑む。
「あの子にも面白いボーイフレンドができたみたいよ」
夫の写る写真立てにそっと報告をする。
「あなた、メリークリスマス・・・」
今日はぐっすり眠れそうだ。
¥皆様メリークリスマス¥
なんとか書き上げれた。
では皆様良いクリスマスを・・・
所々に、サモナイキャラの名前が混じってるような
フォルテ
盗作はいかん。
これは欠番でイインデネ?
他人のを盗作?自分のサモナイ作品を改変?
それによって対応も違うな。
315 :
304:2006/12/25(月) 11:47:29 ID:Lr2Ud++i
済まぬ。
自分のパソに残ってた大昔の過去の自己作品の改変もどきです。
とりあえず盗作じゃないからご安心を。
何にしても手抜きだったのは事実。
ごめんなさい。
まとめの方がケイナ→弥子、フォルテ→ネウロにしてくれれば嬉い。
誰がこのネウロエロパロ専用まとめ作ったのだろうか…
318 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 18:14:07 ID:3Cu3wPA1
>>316 事変ネタは
>>261自身がスレチだったって認識してるみたいだったから載せなくてもいいんじゃないか?
曲をベースにしたSS部分がもっとちゃんとした形だったら良かったんだが…
どちらの神もGJです!!プレゼントありがとうっ!
>>316 88手裏表が88手裏剣に見えた
Xはところてんよろしくやった体位を片っ端から忘れていきそうだ
ネウロは例の反重力装置で珍妙な体位も難なくこなせそうだ
と今週の天井プレイ見ておもた
ヤコ宙吊りプレイ
323 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:19:16 ID:fzP+21Bd
それはイイ
今週みたいな天地無用なエロで宜しく!
終わった頃にはヤコ死んでそうだ
326 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 10:42:32 ID:wJNujFlg
そこは理性の媚薬なんかでどうにか
エェ〜ロ・ゴシカァァァァァァ〜ン
>325
首が一回転しても死なないんだから心配ゴム用
ネウロとアイが絡んでる夢をみた
ビジュアル的にはけっこうお似合いだと思うんだ
ネウヤコ派にもサイアイ派にもアイサイ派にも総スカンくいそうな組み合わせだがorz
♀サイ(サイ子たん)って需要ある?
中身は男性という印象を持ってる人が多いだろうからアレだけど
性別不詳変幻自在、パッと見びιょぅι゛ょ。前置きすればアリだと思うんだ
サイアイ百合とか♀サイネウとか。基本攻性で。
昔々ネウサイ♀陵辱なんてものを考えてたが挫折した
途中で男に変化されたら糸冬了です、本当に(ry
あー漏れ初めてサイ見た時女だとオモタ
胸あったっぽいし(服の部分が膨らんでいるのか微妙だが
多分フルバの慊人の影響か
>>329 ネウアイは個人的にかなりありかも…
いつか絡んでほしい
>>330 ギャグやコメディタッチのものなら自分はOK
シリアスは……微妙だ
サイアイ百合は面白そうだなあと思った
>>332 ネウロに限らずアイにいろんなキャラと絡んでほしい
笹塚や筑紫とは……そもそも会話が成り立つんだろうか
サイが女っていうのも面白いよな
期待してる
335 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:15:25 ID:VEEb0SY1
今テレビで、食欲と性欲ってのは心理学的にはつながってるそうだ。
食べたい=したい になるらしい
つまりやこは…
はっはっは、何を今更
それに食欲≒性欲のメタファが露骨なのはむしろネウロの方
HAL編ラストの謎喰いとかエロかったですよね
アッー!!
それはネウロにも言えるな。
対照的なのは笹塚か。
笹塚はトリックの真山みたいに性欲処理のために淡々と女を抱いてそう。
そもそも性欲なさそうってか薄そう>笹塚
しかし、このスレ的には貧乳女子高生にムラムラするキャラなんだよな
貧乳女子高生にムラムラする話読みたいな。
笹はソープ派です。
ロケッツだから。
>341
そういえばwww
真山はケイゾクですがな!
でもわりとあの辺の作品には似てるもの感じるな、ネウロって
ネ「おい貧乳」
弥「なんだ巨根」
>343
ちょw それでいくとネウロかなり間抜けなキャラになるぞ
>>335 そんな事情も知らずに
「食欲にも勝るかもしれない性欲」
な話を書き出してる自分が居ます。
笹塚ロケッツのことを知らない人たちの為に親切な漏れが貼っといてやる。
224 :名無しさんの次レスにご期待下さい :2005/08/04(木) 23:17:03 ID:BLAMvRJQ
>>223 ローションプレイ好きなのか?かなりムッツリじゃまいか。
225 :名無しさんの次レスにご期待下さい :2005/08/04(木) 23:35:25 ID:PT+yuaiu
>>224 ヒント:ソープ時のテンション
226 :名無しさんの次レスにご期待下さい :2005/08/05(金) 00:00:56 ID:D793IXbY
笹塚「うん・・・マリアちゃんで」
――3分後
笹塚「ィイイヤッホォォォオウイ!!」
「YooooHooooooo!!」
「笹塚ァ・・・ロケ――――ッツ!!」
――61分後
笹塚「・・・お勘定」
――10分後
食玩「どこ行ってたんスか先輩?」
笹塚「んー・・・週一の楽園」
誰か「ローション刑事笹塚衛士の60分」をSSにしてくれ…ハアハア
>>347 d
笹塚最高!!!!
テンション高いなwww
このスレはネ申が多すぎて素晴らしい作品があり過ぎて
ちょっと泣いた
>>88を書こうと思ったけど、挫折orz
図々しくもアイディアをちょっと拝借した。ゴメン。
そのくせ刹那タン処女設定じゃなくてさらにゴメンww
>>135の続編で、
空気読まないで春川×刹那を投下してみる。
>>347コペルニクス噴いた。
その病は患者本人の意思に関係なく発症、沈静する。
発症に有効な手立ては1999年現在一切なく、唯一発症しない時は脳が睡眠状態に落ちた時のみ。
そして発症時の暴走を抑える手立ては現在二つしかない――
身体を拘束するか、脳を薬物により眠らせるか。
発症中の身体を拘束するには複数人が必要で且つ即座の対応は難しいため、
診療行為を行う際には常に麻酔薬や睡眠剤などが準備されている。
また彼女の睡眠の訪れも強制的であり、一般にはまず投与されないような強力な睡眠剤で、
睡眠を導入するどころか 脳のスイッチを強制OFFする程のものである。
夕食が6時、入浴が7時半、消灯時間は9時、起床時間は6時半…と
錯刃大学病院はどの病棟であろうと、模範的な生活を患者に提供する。
本城刹那は毎晩処方される睡眠薬を8時半に飲んで床に就き、
個室の明かりが看護士の手によって落とされる頃には、夢すら見ない眠りの膜に包まれるのだった。
「行動別の脳波測定ですか」
イソギンチャクのように膨大な数の電極を頭につけて、
日課の検査を受けながら刹那はオウム返しに尋ねる。
「といってもやってもらうのは、ごく日常的なものだ。
例えば読書、暗記、計算、パズル、あとは運動、会話等、
それらによって脳波や血流、代謝が君の脳にどのような影響を及ぼしあうのかを調べる。
身構える必要のないものばかりだよ」
彼女の脳の動きが何本もの線や色によって表現されるカラフルな液晶画面を見つめながら、
春川はさらさらと事も無げに説明する。
「代謝って… ちなみにどのくらいの運動をするんですか?」
「至って単純だよ。マラソンを3キロほどと思っている」
「さ…っ」
頬を引きつらせて絶句した刹那に、春川は相変わらずの調子で重く静かに笑う。
まるで助け舟を乞うように、彼女は春川の研究助手にむかって
「3キロなんて冗談ですよね?」と尋ねるが、
助手も苦笑気味に「教授が冗談言うならいいんですけどね〜」などと笑いながら、
記録用紙のファイリングを続ける。
「はー… まあ、検査ならもちろんやりますけど」
バテて倒れたらどうするんですか、と素直に従いつつも
少し困ったような調子で春川に負けじと言い返す。
その様子は発症時の暴走など欠片もなく、
男性助手も彼女と教授の会話にはよく笑ってしまうのだった。
「運動は嫌いかね」
「バスケとかテニスなら適度にやりますけど、黙々と3キロもマラソンするなんて。
中学の時以来ですよ、もう歳だし」
全然歳だとも思ってもないだろうに、
身体の調子を早くも確かめるように刹那はグッと腕やら肘を伸ばした。
その様子は医者の検査を受けているようには見えぬひどく寛いだ様子で、
春川も 彼女以外の人間が中々できぬその態度が好ましいのか口数も多く比較的よく笑う。
「ククク…別に絶対に3キロと決める必要もないんだがね。
ある程度の発汗量になる程度の運動はしてもらうようになるが」
その春川の言葉に、刹那はふふっと安心したように笑う。
(あ… 教授も冗談とか言うんだ…)
男性助手はとんでもない意外な事実を発見してしまったとばかりに、内心で汗をかいた。
「本日の検査はここまで。回診の時間には部屋に居るように」
「はい」
春川の言葉を合図に、部屋に居た者達は少々慌しく検査機器を片付け始め、
彼女は軽く会釈し退室していった。
数々の印刷物と、たった今採取したデータの画面を照らし合わせながら、
検査室の意味のないその騒がしさに春川は僅かながら眉をしかめる。
そのうちの一人がやれやれとばかりに小言を言い出した。
「今日は何ともなかったな、…やれやれ心臓に悪いもんだ」
それはもちろん、刹那の発症を暗示している。
「普通にしてる分にはいいコなんだけどな〜。アレさえなけりゃ、本当に」
「そういやこの前 壊した機械、結構高くついたらしいじゃないか」
検査室には春川の助手以外にも、技師や技師見習いも含め数人が立ち会う。
それは彼女の発作を押さえるためでもあるし、
春川の評判を聞きつけて当番でもない見習いが手伝いついでに紛れ込むこともあった。
探究心からの行為ならばその熱心さを買い、ある程度の参加は認めてはいるが、
その会話の低俗さに春川の脊髄はまるで氷のように冷え、その鋭さのままの言葉を生み出す。
「…覚えておきたまえ。
いかなる未知の病であろうと、ここの患者である以上は
病を原因にして発生する全ては、それを治療できない我々の責任だ」
鉄のように冷えた重い怒りの槍は、愚痴をこぼした者らをめがけて鋭く突きたてられる。
「これ以上低俗な愚痴を吐きたいのであれば、それ相当の場所へ行くがいい」
そして、ただ一瞥。
錯刃大学のあの春川に、二度と取れぬであろう"落第生"の烙印を押されたも同然の見習い2人は
顔面を蒼白にして わたわたと退出するしかない。
「彼らにこの科への出入りを今後禁ずると伝えておきたまえ」
錯刃大学病院で最高の優秀者ばかりが集う特別脳病科を追い出されれば、
その"不出来"の評判はより決定的なものとなる。
男性助手は相変わらず手厳しいとは思いながらも、
春川の能力だけでなく併せ持った一途なる信念に心から敬服し、
控えめながらもしっかりと頷くのであった。
そして回診の時間になると、珍しく春川は一人で刹那の個室へとやってきた。
「午後は落ち着いているようだね」
「はい、おかげさまで久しぶりに読書も」
微笑みながら、学術書であろう黒い背表紙の洋書を閉じた。
夕暮れ時の二人きりの空間で、首筋のリンパを探る大きな手の平が彼女の白い首を這う。
その体温に心を委ねた刹那が軽く眼を閉じると、伸びた指先は癒すようにうなじを優しくさすった。
「身体は?」
「からだ?」
今日具合が悪いなんていった覚えはないと、刹那は瞳を開いて春川を見つめ返す。
長い下睫毛が長い影を伸ばして瞳を際立たせ、その真っ直ぐな瞳に言い淀む間を置いたあと
春川は彼女の手首を掴んで静かに言葉を続けた。
その脈は刹那の生の鼓動を確かに伝える。
「先日は初めてにしてはかなり無茶なことをしたんでね。痛むところは?」
合点がいった刹那は先週の森の出来事を思い出して、微かに頬を染めながら珍しく視線を外して、
「もう大丈夫です」と掠れた声で答える。
病室の窓の外で季節を外して時期尚早に鳴く蝉の遠い声は、あの昼の日の蜜事を呼び覚ますようだ。
「今夜は眠剤を飲まないでいい」
「え?」
「夕食を済ませたら いつもの部屋に来たまえ。そこで処方しよう」
「わかりました」
理知的な笑みで頷くと、刹那は再び本を開く――洋書を読む時の癖なのか、
口先が密かに単語を紡いでいる。新たな一面を垣間見て、春川は薄く微笑みながら
白衣を夕陽に染めて病室を去った。
さて夕食後。刹那は少々迷ったが、一応好きな人に会うんだし…と女性らしい思考回路で
急いで入浴を済ませ慌てて準備をする。
髪も風邪を引かない程度に乾かしたので、すぐいつも通りにはなるだろう。
検査で運動することになってもいいように、念のための着替えを片手に刹那は第3検査室の扉を叩いた。
「入りたまえ」
「失礼します」
入ってすぐに感じるのは検査機器が発する、僅かながらも独特のオイル臭と送風ファン音だ。
そして この病棟の主が好む深いコーヒーの香りは、その居場所を知らせてくれる。
「遅くなって すみません」
「別に私は時間を指定などしていないよ。むしろ予想より早い位だ」
ドアのすぐ横のデスクでコーヒーと共に書類片手に珍しく寛いだ様子で長い足を組みながら、
白衣を脱いだ春川はクックックと笑う。
「…やけに大荷物のようだが?」
彼女の好むすっきりとしたカジュアルな服とトートバックは、まるで旅行にでも行けそうな
いでたちであった。
「今日の検査に運動するのか聞き忘れてしまったので一応。
助手の方はどちらに?」
「…」
この瞬間、頭が回るのも場合によりけりだと春川は痛感した。
むっつりと頬杖をついて黙ってしまった主治医の横の椅子にバックを置くと、
不思議そうな顔で見つめてくる。
「…私は来るようにとは言ったが、検査をすると言った記憶はない」
「用があって呼んだわけではないと?」
「…」
春川の沈黙に、とうとう刹那は堪えきれずに笑いを零してしまう。
つまり、回診時の言葉を言い換えれば"夕食後に遊びにおいで"ということだったのだろう。
おかしさ半分嬉しさ半分で、明るく笑いかけながら尋ねる。
「座ってもいいですか?」
「もちろん」
置いていたバックを膝に抱えて、検査中によく使う 丸椅子に刹那は腰掛けた。
そして主治医と患者の定位置の遠さから、椅子を片手で支えて数歩を歩み寄り、
ようやく腰を落ち着けて 春川のすぐ横で書類を覗き込む。
専門用語の羅列は理解できそうもないが、様々なデータのグラフや画像に色々と加筆しているのは
細い読みやすい字で、一つ一つ 春川らしく客観的な言葉が並べられている。
「髪が濡れているが寒くないのか?」
「根元を乾かすと平気なんですよ。ご心配なく」
書類を隠さないという事は自分のデータであろうと理解してみせた彼女は、
まるで自分で治療方法を探すようにちらりちらりと走り読みをしている。
顎を引いた刹那の髪の濡れた香に惹かれて、一房を掴むと絹のすべらかさで春川の指先に収まる。
その感触を堪能しながらも、まだ書類に眼を落としたままの春川を横目に
刹那は微笑みつつも何も言わない。
「何か飲み物は?」
「教授のをください」
言うよりも早く刹那の細い腕が伸びて、暖かな湯気を昇らせている春川のマグを捕らえる。
「苦…」
ブラックだと予想はしたものの、煮詰めたかのような苦味に流石に呟き、
その仕草に春川はからかう笑みを浮かべて 書類を置いた。
そして近づいてきたその気配に、刹那が顔を向けるとすぐ鼻先に黒の鋭い髪が触れて
唇に肉の感触を覚える。
それは浅く一度離れたが再び深く繋がれ、芳しい珈琲の苦味を交わす。
「人が来たら見られますよ」
睫毛が触れる距離で刹那が恥じらいを帯びた声で囁いた。
「ならば鍵をかければいい」
「それこそ怪しいです。明かりもついてるのに」
検査室のドアは細長い擦りガラスがはめ込まれていて室内を伺うことはできないが、
つい外が気になってしまう。
刹那は少し躊躇した後で距離を遠のくと、二人が座っているデスクのすぐ横の扉を少し開けて
廊下に首を出すが当然誰も居ない。
入院病棟は検査室より2階層も上で、この階を診察時間外に出入りする人間はまったく無く、
無音と非常灯の緑の明かりが支配している世界であった。
その景色に、まるで陸の孤島のようだと刹那はひっそりと思う。
「一応この病棟の事は君よりも知っているつもりだが」
こんな時間にもなればこの階に残るのは私ぐらいなものだよ、と言い聞かせるような声で
春川も彼女に倣って 興味もない廊下を覗きこむ。
納得した刹那が扉を閉じるのと同時に、部屋の明かりが落ちた。
あ、と驚いて反射的に振り向いた時に 廊下から差し込む緑の光で確認できたのは、
骨ばった大きな手の平がドア横の壁のスイッチを覆う絵だった。
急く様な重さが刹那の身体を抱きすくめ、樹脂の扉に彼女の背を押し付けた。
慣れた一室での慣れぬ抱擁に、刹那の心臓は途端に跳ね上がって頬を染める。
「ぁ…っ だめ…」
言葉だけのような甘い拒否の声に自身でも照れながら、困ったように春川を見上げる。
濡れた髪の間を縫って入り込んだ長い指が微かに頭皮に触れ、彼女の背中を粟立たせ、
微かによじられるその細い腰へ 腕が回った。
常に殊勝でどこか飄々とした明るさを持つ彼女のそんな仕草が、
夜に相応しく艶めいて誘うようで、まるで牡の自分が罠に掛かったような感覚に陥る。
「残念ながらその言葉は逆効果だ」
つぅ、と吸血鬼の味見のように首の頚動脈を舌先で撫ぜる度、
大きく樹脂のドアが刹那の動揺と同調して揺れてゆく。
「ぁ……んっ…」
段々膝に力の入らなくなってゆく刹那の身体を片手で支え、
なおも追い詰めたまま肌の味をのせる度に仄かな石鹸の香りが春川の鼻腔をくすぐる。
その香がこの逢引の中で『どこからでもどうぞ召し上がれ』という
淫猥極まりないメッセージ同然である事を彼女自身が分かっていないらしい。
「…そんな声を出されると停まるものも停まらなくなる」
だって、と言い返したいような瞳で、甘く乱れた吐息だけで刹那が応えた。
「その顔も、この香りも」
髪を食むように薄い乾いた唇を耳の後ろで彷徨わせると、悦の震えが走る様が
腰に回した腕に如実に伝わる。
「誘っているようにしか見えない」
刹那の長い下睫毛が経験の浅い快楽に濡れてゆく――
そして春川は想う女を悦ばせるという満足に深く深く溺れ込んでゆく。
皮膚の上の舌の動きに翻弄されて開かれた口咥内で紅く照る舌を捕らえ、己のそれと絡ませた。
「ん…っ…ふ…ッ…」
唇の端から唾液が垂れるのも関せずに、
いつしか腰に回した左手は刹那の熱い背中に直接触れて巣上の蜘蛛のように蠢き、
唇を離せば渡る細い糸がふつり途切れて 刹那の紅い唇を濡らした。
デスクの逆側の扉横には、清潔なシーツで覆われた普段は使われない診療台がある。
頬、首、鎖骨へと責め立てるように唇と落とされ、
後ずさりのまま扉に沿って追い詰められる刹那は そのまま横向きにその白い台へ押し倒された。
長い黒髪に隠されている白いうなじを暴くだけで身体が揺れ、
拍子に華奢な室内履きが 小さめの両足から軽い音を立てて床に落ちる。
先程から手を入れていた為にめくれて空気に晒された脇腹を優しくさすり上げて、
徐々に膨らみへと向かってゆく。
「ぁ…ぁっ…教授ぅっ」
そして取り外すべき下着が存在せず、
何の障害もなく 細く大きな手の平が膨らみへ辿りついたのには流石に春川は驚いた。
もはや幼いといってもよいほどの無防備さは、罪深く男を煽る。
流石に恥ずかしいのか、どう思われたのかと顔を染めながら彼の反応を探るように
一回り近くも年上の男を泣きそうな瞳で見上げた。
ぞくぞくとした支配感と背徳感が理性的な春川を牡の滾らせ、恥に濡れた彼女の視線に
まるで許しを与えるようなどこか強者めいた笑みを暗く浮かびあがらせる。
胸の頂を摘み上げると甲高い嬌声と共に、
肘を台へつきながら うつ伏せの背中が跳ね上がった。
両肘を診療台について膝を折った彼女の上衣は重力にしたがって肌を暴き、
春川は覆いかぶさるようにして胸の膨らみを存分にこねてゆく。
かつ同時に指の間と指先で膨らみの頂を嬲られて、
刹那は落ち着かない様子で腰を揺らしながら、診療台の清潔な枕に唇を埋めて声を押し殺した。
「んふぅっ!…んっ…んぅぅ…っっ!」
先日彼女が求めたゆえの性急な交わりとは違う、
時間をかけた動きに理性の糸が切れかかっている。
その視界の隅で、常備されている鎮静剤の薬瓶と注射器がいつもの場所で
静かに待機していることに哀しい安堵を覚えながら、
刹那は快楽の波に飲まれていった。
片方の頂を開放した手は、細い腰を通り過ぎて布の上から刹那の足の付け根へ侵攻する。
焦らす様に太腿をさらりと撫で、彼女の上体を仰向けにさせると 溶けきった表情が春川を迎えた。
相変わらずの変わらぬ表情ながら、
密やかに荒い息を吐いて瞳孔が焦げるような熱を持った春川に、
そのいつもは決して見られぬ姿に 刹那の心音が乱れる。
互いの眼に引寄せられて唇を交わしつつも、巧みな手は侵攻を止めず布の下に潜り込んで
割れ目にゆっくり指先を沿うように通らせた。
「ァ…ンッ!!んっっ」
じっとりと重い水分が茂みを越えた割れ目に満ちており、
蜜の量と質を確かめるように上下と探る指先に 刹那は塞がれながらも声を上げる。
浅く指を沈ませて膨らんだ花芽を見つけると、
刹那の表情を読みながら指の腹で優しく擦り上げてゆく。
「いやぁっ…アッ ぁっ ぁ…ぁっぁ ぁ ぁッッ」
脅えるように春川の首に腕を回しながらも、指先の動き一回に甘い悲鳴が一回。
人からじっくりと与えられる初めての快楽に、視線は宙を探り、
足のつま先まで軽い痺れが走る。
「おかし…っ…だめぇ…ぁっ ぁぁ」
無意味な抗議を吐き出す唇を塞ぎながら花芽への攻めを緩やかにし、その脚から衣を奪いさる。
もはや余裕のないとばかりにぐちゅぐちゅと水音を立てて唇を重ねながら、
春川も自分のシャツのボタンを外した。
そして離した唇は、刹那の上半身をするすると掠めて なぞりながら下がってゆく。
細い臍のくぼみに蝶のように舌を差し入れると、白い肌が粟立つのが目の前で繰り広げられる。
「…ッ…」
快楽に忠実にびくんと揺れる白い胸。
ささやかなレースを使った下着がじっとりとした水分を吸い、
微かに茂みを透けさせているさまを鋭い瞳で堪能した。
荒い息と己の憤りの一点を激しく自覚しながらも、春川は粛々と目的を遂行する。
「…刹那」
指の動きを止めて頬を優しく撫でつつ呼びかけると、
眉の下がった刹那が脅えたように見つめ返してくる。
その瞳の揺れで気持ちが手に取るよう伝わり、春川はさらに優しさを含んだ声で続ける。
「今日は君が痛いであろう事はしない」
「…?」
「先日の分も含めて存分に感じてもらう」
それは密やかに抱えていた、矜持を賭けた誓いであった。
企むような笑みで蜜に塗れた長い指先らを軽く舐めると、
熱い蜜と舌が卑猥な糸を引いて緑の光に浮かび上がる。
「…もっとも、既に大分悦んでもらえているようだがね」
「あ…ゃぁ…」
表情を隠すように自分の手の甲を震える唇に当て、刹那は小さく呟く。
初めてを重ねた森で、既に見つけていた首筋の一点に 薄い唇と熱い吐息で攻め込みながら、
いつもはキーボードを冷静に扱う細長い指がゆっくりと下着を剥ぎ取ってゆく。
刹那は耐えられない羞恥にもはや両手の平を天井に向けて顔を覆いながら、
僅かな反抗とばかりに腰を微かによじった。
「っ、あぁぁっ」
その隙にまるで肉食獣のように胸の頂を食すると、
予期せぬ刺激に刹那は一際高い声を上げる。
その刺激に翻弄されている間に片脚を上げさせて下着を半端に脱がせると、
長い指が本格的に脚の谷間へ進み入る。
「ひぁ…ぁっ ぁぁっ あ」
粘液の絡む音が大きくなるにつれて、花弁はふっくら膨らんで受け入れる扉を開放し、
花芽は刺激をさらに得ようと硬くなって春川の指先に摘まれる。
ほんの数ミリの指先の動きは、顔を隠しながらの刹那の肢体にがくがくと妖艶な揺れを与えて、
血液を沸騰するような熱が春川の血管で暴れた。
何度も何度も秘裂の粘膜を指が往復し、合わせて花芽を強弱左右に弄る。
「あーっ…ぁっ あぁっ」
切なそうに眉を寄せ、哀しいほど甘い声を上げて涙を滲ませながら喘ぐ。
「教授っ きょぉ、じゅぅっ」
刹那の胎内で味わったことないような熱の塊が逃げ場を求めて暴れまわり、
顕わな胸を激しく上下させた。
ちゅるっ。
ぬめった舌がもたらした突然の雷に打たれたような刺激に、大きく刹那の腰が引かれる。
「ぃやぁ…めぇっ…だめぇっ」
いつの間にか大きな手の平にしっかりと脚の間を開かれ、空気に晒された蜜だらけの花芽を
舌が這い回る。
刹那の濡れた長い黒髪がまるで蝶の磔のように広がり、その上で黒曜石の瞳が熱く揺れる。
自分でも良く知らぬ場所を舐められる恥辱に激しく首を振りながら、
細い指を春川の黒髪に這わせるが 舌の動きが停まることはない。
花芽を舌の腹でゆっくりと転がしつつ、上下の唇では擦るように揉む。
そして透明の粘液に濡れた指は、花弁の奥を慎重に浅く出入りし始めた。
「やぁっ…ぁぁ…はぁ、んっ、あああァっ」
少ない指の浅い出入りでも、先日の痛みの恐怖が本能的に刹那の腰を引かせる。
痛がる様子がでたらすぐ中止できるよう、春川の瞳は彼女の喘ぐ姿を捕らえながらも、
花芽への攻めを緩めずに ずぷずぷと少しずつ深く進攻して抽送を繰り返す。
「ああァァっ ああーっ」
今だ慣れぬ異物感と炎のような熱に、狂う寸前まで追い詰められた。
その様子を見止めた春川はどうしたら良いのか分からぬ刹那に、妖しく囁く。
「爪先に力を入れるんだ」
操られているように従順に指示に従った刹那の背中が、弓なりになり始め、さらにどろりと蜜が溢れた。
「何か、くるっ、ぁっやぁっあっ!!」
春川の一言をきっかけにして、あとは本能から快感を一点に集める術を得たのか、膝に力が入り
腰を診療台に押し付けて、さらに背中が反る。
何度も何度も舌での愛撫を繰り返して、花芽を唇で強めに挟み上げた。
「来ちゃっ、ィあァッ…あああぁぁ――ッッ!!!」
手の甲を唇に当てて無意味に嬌声を抑えながら、彼女は絶頂を迎えた。
吸い付くような収縮が蜜に塗れた春川の指を数瞬で幾度も締め上げ、花芽がびくびくと熱く震えた。
指を抜き去るとねっとり糸を引き、また刹那の蜜は臀まで垂れ込んで 診療台の白いシーツに
灰色の染みを作っている。
電流に打たれたような震えを走らせて混乱に満ちた瞳の刹那の身体を上から覆い、
乱れて頬に汗とで貼りついた黒髪を一本一本整える。
頬に桜を満開にさせて放心状態の刹那を頬を撫でると、珍しく甘える仕草でその手の平へ
顔を一層寄せてきた。
はあはあと荒い息が紅く熟れた唇から絶えず漏れ、
その唇の端は手の甲で押さえていたせいか僅かな涎が艶かしく輝いている。
なんとも美しい――芸術論や感傷なしに、その肢体を魂からそう評価する。
己の手中にあるのが信じられぬ程の美しさを慈しむ様に柔らかく抱擁するが、
その行為は一層春川自身を硬くさせる。
狂おしいほどの据え膳状態ではあるが、今夜は目的は達した。
むしろやはりまだ春川を受け入れる行為自体に恐怖心を持ってしまっているのなら
無理に身体を求めたくはなかったが、牡の本能はギリギリと春川を締め付ける。
「…ッ…」
痛みに絶えるように眉をしかめさせて、荒ぶる息を歯を食いしばって抑える。
理性と本能の戦い――どんなIQだろうが、この下らぬ天秤はどの牡にも平等にあるらしい。
すると、少しずつ我に返りだした刹那がもぞもぞと身体を動かした。
照れたように、しかし幸せそうに眉を下げて見上げてくる瞳は幼さすら感じさせるがひどく愛らしい。
わざとらしい程の厭らしさを含ませて春川がニヤリ笑うと、
全然鋭くない瞳で負けじと睨み返してくるが、まだ もぞもぞと身体を揺らしている。
「あの、教授。…脚に、その、当たってるんですけど」
さすがに悟られたかと、春川の天秤が僅かに理性に傾いた。
「…時間が経てば戻る」
当たり前だ。
「そうじゃなくて…あの」
小さな炎がその黒曜石の瞳に宿っているのは気のせいだろうか?
「…続きは…?」
予期せぬ刹那の反撃…願ってもない申し出に、春川は眩暈を起こしそうになった。
「…君が怖いのなら私は求めはしないよ」
こうしているだけで充分なのだと無言で付け加えるように、刹那の乾きつつある髪を指で梳く。
「怖いですけど、教授なら私は平気です」
相変わらずのきっぱりとした物言いと、真っ直ぐな瞳が春川を射止める。
そこからは完全に牡の本能が春川の脳の支配者になり、彼女の唇と舌とを食するように貪った。
とろとろと溶け出しそうなほどの柔らかさと蜜に塗れた刹那の中は、
すんなりと指を飲み込んでいった。
「…ぁんっ!」
本数を増やして探るように動かすと、淡い嬌声を漏らして刹那が喘ぐ。
「痛みは?」
「あッぁっ、ぁッ…ぁッ」
初めての絶頂の後で敏感になっているのか、しかし痛みのような負の表情でなく甘い声だけが応えてくる。
密かに安堵して張り詰めた己を取り出し、先端を入り口にあてがった。
「…んふぅっ…ッ」
指とは比べ物にならない太い異物に、若干腰を引きつらせながらも、荒い息を潜めて
その侵入の達成を待つ。
その内部はまるで粘液そのもののように柔らかく、熱く、進むほど脊髄にびりびりとした快感が巡る。
ゆっくりと痛みを与えぬよう最奥に達して、春川は息を潜めて再び仰向けの刹那を抱きすくめる。
先日の心許ない量の蜜と血液での交わりとは違い、
たっぷりの蜜を含んだヒダは包み込んで、絡み付いて、意思を持つように春川を刺激し続ける。
そしてゆっくりと春川の腰が蠢く。
「んっ…ぁっ…んふぅッ!…んっ」
少しずつの抜き差し、そして段々と深く挿し入れを何度も繰り返す度に、刹那が喘いでしがみつく。
濡れた熱いヒダは侵入者を優しく受け入れる代わりに、
脱出しようとする時には激しく抵抗するように妖しく執拗に絡み付いてきた。
「…く…」
手の平にじっとりと汗が湧き、頂の尖った胸の膨らみを掴む。
腰を掴んで、やわやわとして抜き差しから、段々と余裕のない性急な突き上げを繰り返してゆく。
「んはぁっ!ああっあっ あっ」
硬さがその柔らかい胎内の蠢く度に、刹那は背中を再び弓状に反って声を上げる。
切なく深く眉間にしわを寄せて、きつく閉じられた長い睫毛はまた涙で濡れ輝き始めた。
「いぁっ、あ、あ、ああっ!!!」
ぐちゃぐちゃと抽送の度に音を立てる粘液が、
互いの脚にまで広がって聴覚からも快感を煽る。
もはや弄ぶ余裕もなく、黒髪の蝶を己の好むまま力強く突き上げると、
締め付けが春川を襲ってきた。
「ああっ、あっ あああああっ」
先程よりも激しい嬌声と、その振動に震える白い胸と、熱に流される刹那の表情に、
春川の滾りの限界が近づく。
限界まで刹那の胎内を存分に動き回り、診察台が軋む悲鳴を遠くで聞く。
刹那が嬌声を隠しもせずに上げ始めた頃、
春川は荒ぶるヒダに吸い取られそうになりながら寸前で抜き去り、
己の手の中に滾った熱を吐き出した。
いつもと90度視界が違う検査室は、緑色に染まってまるで異世界のようだ。
診察台の上で衣服は整いながらも、名残の熱に浮かされた刹那はだらしなく身体を横にしたまま、
傍らに腰掛けている春川に髪を弄ばれている。
ぼんやりと緑の世界に浮かび上がる、いつも使用している検査機器を見つめた。
小さな電源ボタンの明かりが無数にちかちかと冷静に点滅している。
「また明日ここで検査するんですよね」
「もちろん。いつも通り昼食前に」
空調もすでに付いていない、しんとした沈黙が部屋を支配する
「…それって…」
刹那はずるりと上体をあげ、
診療台の上に置かれている春川の大きな手の平に自分の白い手を乗せると、
その広い肩に頭を預けて笑いを含んだ声で囁いた。
「すごくやらしい」
春川も喉の奥で低く笑いながら、同意とばかりに重ねられた手を握り返す。
その温もりに、久しぶりの"自分の"眠りが近づいてくるのを感じて、
刹那は微笑みながら、とろり瞼を閉じるのであった。
-了-
前回エロパロ初投下でマジビビってたんだけど、暖かい住民で嬉しかった。
レスくれたやつら、d。
じゃ ノシ
「Rainy〜愛の調べ〜」が春川と刹那っぽいなぁと思ったところで神が降臨していらした。
GJ!
春川×刹那キタコレGJ!
ノーブラのまま春川の部屋に訪れるだなんて…
刹那無防備すぎるよハァハァ
技師見習いズを窘める春川がまた漢前だな。
やってる最中に発作きたらどうすんだ?
365 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 23:12:16 ID:kb/GlqAy
グッジョォオブッ!
本能をこらえる春川に萌えたwww
ネ申よありがとう!!!
>>364 つ【鎮静剤】
>その視界の隅で、常備されている鎮静剤の薬瓶と注射器がいつもの場所で
>静かに待機していることに
発症したらブチ込むしかない。
春刹GJ!!!
>>362 あ〜確かにあの曲は春刹っぽいな。今アルバム聴いてて思った。あと「rasen」も春刹っぽい。
うわぁぁぁ超GJ!!!!!春刹やばい。何か凄くツボ。
てか多分次の号から春川とか刹那とか出てくる事はないと思うんだが、そうなると
春刹でエロパロ書いてくれる人もいなくなっちゃうんだろうか…
そう、読みたければ書け、ジャンルが無いなら創れ…行うは難し。書いててきつかった…。またアホだけど投下します。
371 :
レタスだけ:2006/12/28(木) 12:17:05 ID:FVGG5kJ5
・吾代×桂木母 エロ少ないしギャグ気味
0+0+0+…0に延々と0を足しても0だ。
違う、
このレータス、レータス、レタスの山は何なんだ。
イブの夜は“硫酸の粉雪”が降った。硫酸の性質を詳しく知らない俺こと吾代でも、これに
人外の者の意図
を読む事は可能だった。
軽く嘲笑う。
「硫酸雪はともかく、人間だけ溶かす雪なんて有るかバカ」
外出禁止勧告が出た時点で俺がいたのは桂木家。何故か弥子の母親に夕食を作って欲しいと頼まれていた。
「…そう、事務所から出られないのね。ご飯は?…そう。じゃあ、収まったら気を付けて帰って来るのよ」
回線の接続を切る軽い電子音がして、女は俺に向き直った。
「お待たせ。あの子、事務所で夜明かしするって」女=あいつの母・桂木遥の顔は心なしか暗い。一人娘が一晩男と二人きりでは心配だよな
と思いきや、
「何ならウチでヤれば良いのに。今から冬コミは無理としても良い作品が書けるわ」
恐ろしく前向きな女だった。
さて、「で、どっから手ぇ付けたらいいんだ?これ」
俺の前、女との間に据えたテーブルにはレタスが山積みだった。この家の標準量は一食十玉か。
「煮焼きは吾代さんに任せるわ」
へー好きなように料理して構わないんだな、へっへっへ。
と言う訳で、煮て焼いて切って掻き混ぜた。レタスを。
牛コマとソースで偽炒飯、茸とビネガーで酸辣湯擬き、クルトンと粉チーズでシーザーサラダ風。二人がかりで平らげるにしても少々多い量を作ってしまった。
X'mas用に買っておいたのよ、と女はワインを床下の収納から取り出した。亡き旦那が好んでいたという、香りの高い、透明感のある白を飲み干して夕食を始めた。
旦那が好んでいたワイン…か。料理の量に合わせたせいで呑み過ぎたほろ酔い加減で、女を眺めた。
食事の合間に女は、
外で働く女として、
あいつの母として、
亡き旦那の奥さんとして、
ありふれた出来事をいかにも楽しそうに話し続けた。
勿論、俺は全部聞き流したが。だから、何か感想らしきものを訊かれる度に、
おまえ、齢いくつだ。旦那とはいつ知り合った?
そんな事を聞き返した気がする。…聞いてどうすんだよ。
「あの子の助手もメチャイイ男だけど、吾代さんも立派な男のひとね」「お、おぅ。って、おい…」
何の話だった?
「まだ外出禁止勧告が解除されないみたいだわ。夜は長いわよ」 だから何の話だ。
訳が分からん。そのまま更に訳が分からない言葉が繋がれる。
「あの人との約束なの」
0に0を足しても掛けても答え0。ったく。ともかく何をすべきかの見当は掴んだので、俺は女の手を取った。
「俺にできるモンならヤッてやるよ」
―レタスの調理代は時給1000円と言っていたから、今頃は10000円 超えたか―。
枕元の時計を見て、窓辺の薄暗さを見て、そして隣に臥した女を眺めた。
女は服を着ていない。白く滑らかな肩がブランケットからはみ出し露になっていた。
容姿はやはりあいつに似ていた。
だが美しかった。
抱かれて理性を乱されながらも、その様は醜態と呼ぶ程のもんじゃなかった。
経験の多少、いや伴侶の違いか。エリートと魔獣とじゃ、共通点を探す方が大変だな。いや別に他意は無ぇ。
女の黒髪に手を伸ばし、こね返すようにして指先に巻き付けてみる。
絹糸の如く繊細なくせにコシの強いそれは、次の瞬間元の形に戻ってしまう。
そうだ、すがり付く腕、確かな感触を求めて這う指、甘噛みする唇、それらはもう二度と獲られぬ情熱の為に働く…
…だから意思と無関係な髪の方が俺には馴染む。
「チッ…」
馴れ合いはウゼぇ。 女に嵌るのは抱いている間だけで充分だろう。
うっかり女の感情に引きずられそうになりながらも何とかベッドに押し倒した。
多分とっくの昔に濡れてはいたんだろうが、いつものように乱暴に扱う事のないよう、慎重に愛撫した。
その甲斐あってか、挿入する頃にはソコは底無し沼のぬかるみだった。
締まりはあまり良くないがじわじわと絡み付く感覚に促され、一度ならず達した。…まだ、腹の底にその名残が沈んでいる。
モバイルで一先ずNewsをチェックする。勧告も警報も解除され、昨日のアレは何だったんだ的ワイドショーが展開されようとしている。
「フンッ、化け物の戯れだっての」
一人ごちてベッドを抜ける。今日も仕事だし、勤務地はここからでは早目に向かわなくてはならない距離だ。 …それに、いつまでもここにいる訳にはいかない。
一つには朝の光。明るくなれば女の目元に刻まれた皺も見えるだろう。幻滅はしたくないしさせたくも無ぇ。 もう一つには、残り香。
―青いレタス。
―透き通るワイン。
―乱れたままのシーツ。
―女の愛用するシャンプー。
―体臭と相まったフレグランス。
例えそれらが良い匂いだとして―
―いつまでも嗅いでいられるモンじゃあねぇ。
鬱陶しく俺にまとわり付く、女が俺に重ねた旦那の面影のように。
夕食を作ってくれ、『二人きりで』過したい、という願いも叶えてやったし行くか。
0+0+…のお代は0円のままで、俺は部屋を出た。■
"let us alone"(了)
さー今日も仕事だ
GJ!
ごだいだいすきかわええ(*´Д`)=з
GJ!!
すごく良い!!
ごだいいいいいいいいいいいいいい
GJ
ひぐやこかさいやこもよみたい
やっぱり吾代いい…!
超GJ
また吾代絡みもの期待wktk
ネウアカと吾アカきぼんぬ
379 :
370:2006/12/29(金) 16:03:00 ID:FT5HXOi2
何か吾代が萌えキャラにorz オサーンにならないよう細工したのが裏目に出たか。
因みにレタスの英語表記はlet・tuce。let・usは…。
いいよいいよ!!
吾代可愛い。
次も期待っす。
ネウヤコ。あまりにも短い上に全くエロくない。
いつものように腕に閉じ込めて、首筋を食んで。
強張りながら、しかしすぐに力を緩める身体に手を這わせる。
最初と比べて、随分と大人しくなった。
慣れたのか、それとも諦めたか。そんな事を考えていたら、不意に手首を掴まれた。
「好きって言って」
鼻に掛かりそうな声を無理やり硬くして、奴隷はまっすぐに見上げてきた。
「断る」
「いや。言ってよ」
「ウジムシが。我輩にねだるつもりか」
「…お願い」
ねえ。呟きが泣きそうにくぐもる。ああ、煩わしい。
「理解しがたいな」
「わかってるよ」
違う。貴様は何もわかっていない。
場所を選ばず思いつく限りに、所有を刻んでやった。何度となくその身体を抱いて、高みに至った。
まだ足りないとでも言うつもりか。それにしたって今更だろう。
これだけ示してやって何故、言葉などという抽象的で空虚なものを欲する必要がある?
―――――メスなど、かつてはたまに抱きたいと思うとき以外は、寄り付かせるのも癪だと思っていたのだぞ?
苛立ちが募る。半目になりかかるのが自覚できたが、怯みもせずヤコは頬に手を伸ばしてきた。
そのまま懇願するように撫でて、見上げる。潤んだ眼が微かに綻ぶ。
「でもいいの、それでもいい」
「―――愚かな」
口を塞いで魚のように跳ねようとする身体を押さえつけた。
>>381 やべぇ・・超好みなネウロ視点だ。次は長めも頼むぜ。
383 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 20:55:51 ID:3xaR9ULy
>>381 あばばばばばばすごい(・∀・)イイ!!
>>289 助手口調でSM逆転にチャレンジして即効で挫折した。
ネウロのノリは妙に良さそうだ。
遊びの時間は、いつも唐突にやって来る。
ネウロの機嫌ひとつ、言葉ひとつで決まるそれはそれは気紛れなものだったが、もう弥子もいい
加減慣れていた。
なのに、いつもネウロは斜め上のそのまた遥か上の方にいる。
「…ダメ、そんなこと…ネウロやめて…」
ひくひくと体を震わせ、ソファーにもたれた弥子は内側から湧き上がるさざなみのような快感に懸
命に耐えていた。
「何をおっしゃっているんですか、先生。お好きな癖に相変わらず素直じゃないですね」
弥子の足元に跪きながら、ネウロはあたかも奴隷のようにうやうやしい言動を身に着けてにっこ
りと笑う。その両手には弥子の小さな足が宝物のように添えられている。
「御心配することは何もありません。先生はただ、お任せすれば良いのです。そう、ただ僕にね」
「う、ぅ…何を血迷ったことを…」
甘い声が漏れそうで必死で口元を押さえている弥子の気も知らず、ネウロはもうこの悪戯がすっ
かり気に入ったようで両手の中にある真っ白な爪先にキスをした。
まだそこにしかダイレクトな愛撫はされていないというのに、遂に弥子は堪えていた声を溜息のよ
うに漏らす。
「くぅっ…」
「ああ、気持ちがいいんですね。嬉しいですよ、僕の先生…」
奴隷になりきっている憎たらしい魔人は、蕩けるほどに魅惑的な微笑を浮かべながらわずかに熱
を持ち始めた爪先から踵、そして折れそうに細い足首と次第に唇と舌を滑らせていく。
「あ、んぅ…ん…」
時々ちくりと鋭い痛みを感じるのは、戯れに吸い上げているからだろう。ネウロはそういう望まざる
ことを平気でやらかす。なのに、弥子はもう疼くように激しくうねる熱に突き上げられて抗議するこ
とも出来なくなっていた。
「あ、あぁん、ネウロ…」
はあはあと息を上げながら、弥子は涙を零して自らの体を抱き締めた。早くこんな風にあの逞しい
腕で抱き締めて欲しい。そして、いつものように精魂尽きるほどにメチャクチャにして欲しい。体の
中を巡る熱によって、もう限界まで高められているというのに、今夜はまだ足だけしか触れてくれ
ないのが我慢ならなかった。
「ネウロ…ぉ」
そんな弥子の切ない反応など全て想定の範囲内に違いないネウロは、あくまでもくすくすと笑うだ
けだ。ねっとりとふくらはぎから腿へと口付けながら舐める位置を変えていきながらも、更に弥子
を狂わせようとでもするように性急なことは一切することなく追い詰めていく。
熱くて、惑わされる。
「ね、ねえ…そこばっかりは嫌」
「…本当に可愛らしいですね、先生は。だから色々として差し上げたくなるんですよ」
腿に幾つかの跡をつけながらも、遂にネウロの指がショーツに触れた。これまでの戯れによって、
そこは何ひとつ触れてもいないのにぐっしょりと濡れているのが分かる。
乱れきったスカートを捲くり上げ、わざとらしくショーツの濡れた箇所を指先で捏ね上げるネウロは
妙に嬉しそうな声色を出した。
「先生、ここはもうすっかりお待ちかねのようですね」
「や、言わないでったら…」
「お気になさることはありません。先生のこんな可愛らしい姿を見られるのは嬉しいことですから」
熱に浮かされている間に、完全に体を割り込ませてきたネウロの表情には、もう隠す気もない欲
情が滲んでいた。
「…ネウ…ぁんっ…」
物も言わずに弥子の足からショーツを抜き取った後、奴隷の振る舞いをするのにも飽きたのかい
きなりネウロは弥子をソファーに突き倒して被さってきた。
一度も触れられもしなかった箇所に突き立て、掻き回してくる灼熱の棒。
欲しくて仕方のなかったものが唐突に与えられて、頭がくらくらするほどに気持ちがいい。互いに
声すらも発することのないまま行為に没頭して、交わす吐息だけがやたらに熱くて、このまま一
気に発火してしまいそうなほどだった。
二人きりでしばらく楽しんだ後に、それは唐突にやって来る。
「は、ぁあうんっ…!」
激しく揺さぶられて、弥子は凄まじいエクスタシーを感じたまま達してしまった。その勢いで内部
がぐっと締まったのだろう。一拍遅れて息を詰める気配がした後に熱いものが流れ込んでくる感
覚があった。
「ネウロ、大好き…」
不本意なこともあったけれど、結局はちゃんと気持ちよくなったから構わない。背骨が折れるほど
強く抱き締められながらも、弥子はそれなりに幸せを噛み締めていた。
なのに、やはり唐突にネウロは告げる。さっきまで奴隷を気取っていたとは思えない言葉を。
「先生、いつも僕のことを考えていてくださいね。そう、朝も昼も夜も」
「…うん、そうする」
あっさりとそんな言葉を受け入れたのは、決して冗談などではなかった。
ラブラブな二人のプレイって、何でもアリだよね。
助手口調のエロさに今更ながら気が付いた。GJ!!
助手口調エロぉぉ!すげえイイ!GJ!
>ラブラブな二人のプレイって、何でもアリだよね。
>ラブラブな二人のプレイって、何でもアリだよね。
>ラブラブな二人のプレイって、何でもアリだよね。
神から早めの年賀状を受信した
390 :
☆:2006/12/30(土) 01:41:32 ID:ecdV4Vtt
サイとアイはお酒に弱いと言う電波を受信した。
だが、受信しただけだ
おとそプレイか、なるほど
392 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 06:49:05 ID:aaX0SgDG
振袖ぬがすのって楽しそうだよな
おせち食べてる最中にとか・・・
アイが弱かったりしたらかわいいかも……
Xは飲んでもあんまり変わりそうにない気もするな
細胞変異で分解酵素作ればいいわけだから
フライングお正月ネタ。
X「ふっりそで、ふっりそで、アイの晴れ着をぐるぐるプレイ〜♪」
アイ「着ませんよ」
X「えッなんで!? こんな準備万端に色とりどり用意したのに!?
アイは淡白で控えめだから、派手なのが似合うかなーって
国宝級の織物とかもかっぱらってきたんだよ!?
アイのサポート無しで頑張ったサプライズプレゼントなのになんで!?」
アイ「私は時々貴方が本気でアホなんじゃないかと思うことがあります。
……ではなくて。サイ、振袖とは未婚女子の晴れ着です」
X「知ってるよ、だからアイ別に着れるじゃ……
あっ、もしかして俺にすべてを捧げてるから!? 内縁の妻だから!?
いやそれは嬉しいけれどやっぱり綺麗なの来て欲しいし〜v」
アイ「照れ照れすんな。……この歳で行かず後家を晒すのは見苦しいので」
X「…………」
アイ「婚期を逃したのは貴方の所為ですからご心配なく」
X「何を心配!? ねえ何を心配!? って言うか責任取るから嫁に来て!!」
アイ「そんなにおせちお預けがよろしいですか?」
X「やだー俺の栗きんとんー!!」
やべーマジやべーサイアイこんなんしか浮かばなくなってる最近orz
>>394 乙!卒論でひきこもってる俺に一服の清涼剤ありがとう
アイさんは幾つだ? 由香<アイ<アヤの順に年食ってると推測してるが
>>394 年末の仕事で忙しい俺にも清涼剤ありがとう。
アイさんイイ!!
サイアイでもアイサイでもここらで長いの落としてくれる神様はいらっしゃらないか?
偶然にもアイが酒に弱いネタは前から考えていた。だが俺も仕事中。いつか投下したい。
>>394 年末年始のせっぱつまってる漏れに栄養剤THX
こういう癒し系もいいよな…
ほんと…
無駄に長いのに一日で書き上げてしまったネウヤコ。
ヤコがデレすぎた。。。糖度高めなので。
すん、と鼻をすすると、背中に少しだけ寒気が走った。
鼻先の感覚が鈍い。肩から下は布団に守られているから寒くは無いが。
頭から布団を被ってしまいたいが、端を引っ張ってもほとんど動かない。
欠伸が漏れる。にじむ視界の中、それ以上力を込める気にもならなくて、結局、弥子は冷えた外気から逃げるように腕を引っ込めた。
明かりの消えた部屋の中に、ほのかに青が広がっている。
日の出が近いのだろうか。
時計のある方向に首を曲げようとして、障害にぶつかった。
思案しかけて、すぐに記憶がつながる。後から抱かれたまま眠ってしまったらしい。
急に腰に回された手と背に当たる柔らかい感触を意識して、勝手に頬が赤らんだ。
『久しぶりだからな』
少し加減しかねるぞとの傲慢な宣言のとおり、弥子は見事に気を失った。
そういえば、最中に意識を手放すことはもっと久しぶりだ。
互いに肌を重ねるのにも慣れて、魔人は以前ほど乱暴ではなくなったし、弥子もペースがつかめてきていた。
「(一月おあずけだったし……まあ仕方ないかなあ)」
暇があったら押し倒しに来るこの絶倫魔人が、これだけ長く待っていた事自体が、奇跡かもしれない。
大して憤るでもない自分に、ずいぶん寛容になったものだと奇妙な心地になった。
最初の頃は、本当に痛くて怖くて泣いていたのに。
今だって一方的だし不遜だしわがままだけど、イヤではない。それどころか―――心を占有されてすらいる。
―――― ヤコ
思い出したとたん、体に火が点った。
乱れた呼吸。ややかすれた低音。自分を見る眼差しに宿る、人のそれに近い揺らぎ。
血潮の音が耳に近づく。脈打つ胸を満たすのは、喜悦。
行為のときだけだ。あのときだけは彼の意識を独占していられる。声も瞳も自分だけに向けてもらえる。
それが嬉しくてたまらないなんて。少し前までは、そんなことを考える自分を欠片も想像できなかった。
熱を鎮めようと赤ん坊みたいに縮こまる。だけど鼓動は早まるばかりで。
「(ああ、そっか……私、したいんだ)」
認識した途端、顔を覆いたくなった。なんて浅ましいんだろう。流されて仕方なくつきあっているふりをしておきながら。
自分に辟易しているはずの今でさえ、起きてくれないか、抱いてくれないかなんて期待しながら、身を昂ぶらせている。
自覚さえしなかった醜い”女”の部分。
ふいに曲げた体を強く抱きすくめられた。
「っ……」
「起きたのか」
耳元に吹き付けるように囁かれて肌が粟立つ。覚醒したてのようで、声には僅かにまどろみが混ざっていた。
身を捩るが、両腕に身動きを封じられる。腕を引かれて正面を向かされそうになり、あわててもがく。
「やっ」
「……ヤコ」
あからさまに不機嫌になるのを空気で感じて、萎縮した。
けれど目だけは必死で逸らす。こんな顔を見られたくない、今見つめられたら、きっと―――
「やだ、ネウロ…!」
「ヤコ。こちらを向け」
「……」
ぎゅっと目を瞑って、動くまいと体をこわばらせる。ネウロも腕をつかんだまま静止した。
沈黙が流れる。
こうなるとまず先に折れるのは弥子のほうだと知っているからか、ネウロは待ち続ける。
猶予を与えられている、とも言えるのだろう。信頼されているようで、なんだかこそばゆい。でも、応えられない。
一瞬が数時間であるかのように長く感じられた。
「バカめ」
呆れたようなため息が降りて、顎に手が添えられる。
震え上がった途端、瞼の上に柔らかい感触が落とされた。
数秒左目に留まってから、ゆっくり右に移る。
不思議と体の力が抜けて、息を零すと髪を撫でられた。
硬くなっていた体が和らいでいく。
「手間ばかりかけさせおって」
薄目を開けると、やっぱり不機嫌そうな顔が目の前にあった。
むくれた子供のようなそれがなんだかおかしくて思わず笑みを零しそうになる。
「…ネウロ」
「寝ぼけるのも大概にしろ」
「…ごめん」
「落ち着いたか」
付け加えるように尋ねられたから、あまり深く考えずに頷いた。
にたり。牙の並んだ口が歪められる。
「…では、もう問題ないな」
言葉の意味を図る間も与えられず、布団を剥がされた。急に冷気に曝されて、先ほどまで緩んでいた体は一気に硬直する。
口付けとともに、大きな背が被さってきた。
「ん…んっ…ぅ」
ついさっきまで静まり返っていたはずの空間を、二人分の吐息とくぐもった声が満たしていた。
口を繋げたままなのに、大きな手は器用に弥子の体の上を這って、熱を煽る。
胸を揉まれ背を撫ぜられ緩慢な動きで腰を辿られる。目で見るよりもはっきりと、意識してしまう。あきらか、わざとだ。
脚の付け根に指が潜って、粘ついた音がした。
「前座は必要なさそうだな」
「ひあ…っ」
溜まったまま飲み下せなかった唾液が、口の端からだらしなくつたい落ちる。
あんなにしたばかりなのだから、当然そこは潤ったままだ。ただし、奥にあるのは自分の体液だけではなかった。
長い指が滑らかに蠢いて壁を擦る。にちにちといやらしい響きが、耳を犯す。
「や、だめえ、出てきちゃう」
「構わんだろう。どうせこれからまた注いでやる」
「あ、ぁ…」
きゅう、と覚えず収縮した膣が指を締め付けた。逃がすまいとでもするように貪欲に。
これから与えられるだろう快感に焦がれた身体が、勝手に雫をたらし始める。
「ねえ、もう…」
「限界か?珍しく素直だな」
はいってきて。はやく、はやく。
命令されない限り、自分から求める事なんてしないつもりでいたのに、何もかも頭から吹っ飛ぶ。
「淫乱め」
「ぅうん!」
引き抜かれた指の代わりに、もっと熱いものが入り込んできた。
待ち構えていた感触に全身で歓喜に震える。そのままがくがくと突き上げられ、ひっきりなしに喘ぐ。
お腹いっぱいのときのような充足感に弥子は酔いしれていた。
「ネウロ、ねうろぉ…」
視界が滲み、頬を涙が伝い落ちる。生理的なものなのか、それとも―――もうわからない。
「ヤコ」
覚束ない視点をどうにか声の主に纏めれば、狼狽したような瞳とぶつかる。
胸が張り裂けそうだ。がむしゃらに腕を伸ばして縋り付く。
すぐにネウロの腕が弥子に絡み付いた。訳が分らないぐらい涙が溢れ出す。
「すき、ネウロ…すき」
「ヤコ」
弥子が浮かされてうわごとを口走る度、ネウロはただ名前を呼び返す。
何の意味も成さないやりとりなのに、答えてくれる。
このまま死んでしまえたらと、頭の隅に狂った考えさえ浮かんだ。
「ふぁ…」
甘い震えが背中を駆け上がる。釣られるようにネウロの動きも早まる。もう時間が無い。
「あ、だめ…もっとっ」
いっしょにいたいのに。離したくないのに。
ただでさえ高まっていた体温がさらに上がる。痙攣する身体を深く深く抱きこまれる。
「あ、あぁああ…!!」
「ヤコッ」
重なって、どろどろに溶け合う中、意識がフェードアウトしていった。
…すみません、ここでいったん了
(あとはちまちま蛇足だけだけど)
お、乙ーーーーーー!!!!!
パンツ頭にかぶせて待ってる
GJ!!
GJ!
甘くていい!
続きがくるのを全裸で待ってます(*´Д`)=з
デレ過ぎに悪いことなしだな。
ネ申の皆様は年末年始における人大杉に巻き込まれぬよう投下してくださいませ。
あんましエロないけど、こんなの出来た。
神待ちの間の時間潰しにでもしてくれ。
師走もいよいよ押し詰まっきている。
この時期、街を行ゆく人たちはみんな忙しそうに早足で通り過ぎる。確かに、それぞれに用事が
あるのは何となく分かる。
他人からは自分もそんな一人に見えているのだろうと思うと、何となく愉快だった。
実際はもう、家の大掃除も済ませたし特にすることもないのだが。
それでもやっぱり事務所に行かなくてはいけないのは、面倒この上ないことだ。
こんな慌しい時期に一体誰が依頼に来るというのだろう。
一応は形だけネウロのいうことを聞いて、来てみたもののやはり隙だった。
なので後回しになっていた事務所の掃除を始めてみたものの、普段からそれとなくやっているだ
けに年の瀬だからといってわざわざすることは特にない。
とりあえず、壁と本棚の埃を払ってから床をざっと雑巾掛けして、それで済んでしまった。
「はあ…退屈」
間に合わせにキッチンに置いていたペットボトルのお茶を飲みながら、弥子は溜息をつく。忙し過
ぎるのも考えものだが、こうも隙なのもどうかと思う。
もう帰ってもいいかな。
そんなことを考え始めていた頃、奥でずっと黙ったままだったネウロが立ち上がって弥子の隣に
どかっと座ってきた。
「な、によ…」
「そんなに隙か?」
「うん。ま、まあ…ね」
こういう展開になると、いつも禄でもない展開になるのは嫌というほど分かりきっている。にったり
と笑いながら顔を近付けてくるネウロをさりげなく避けつつ、弥子は話題を変えようとして焦りまく
っていた。
「あ、ね…他にどこか掃除するところとか、あるかな…」
「ない」
一言の元に切り捨てて、ネウロは意地の悪い子供のように無邪気で黒い笑顔を貼り付けながら
のしかかってきた。
「だから人の話をっ…ネウロ…」
「黙れ」
ネウロがこうなったら、もう誰にも止められなかった。かくて、哀れな弥子は時期をこれっぽっちも
選んでいないネウロによって、最悪の年の瀬を迎えようとしていた。
408 :
399:2006/12/30(土) 22:25:45 ID:mNpXR3+A
半端で切ってスマソ。
↓ベタオチ
************
今何時だろう。ここはどこだろう。
辺りはただ真っ暗で何も見えない。
弥子は誰かにあやすように背を撫でられていた。
相手の顔が見えないぐらいの強さで抱きしめられているのに何故か苦しくない。
それよりずっと安堵感の方が大きかったからだろうか。
ずっと泣いていた気がする。ひとりぼっちで不安でたまらなかった。
ようやく差し出された庇護の中にしっかりと収まる。今、自分は身も心も子供だった。
夢、だろうか。
ならこの腕は―――
「なんだ、もう目が覚めたのか」
「……ネウロ」
目覚めた途端、端正な顔が至近距離にあったものだから、多少驚いた。
周りはまだうす青く、二度目の気絶からそれほど時間が経っているわけでもないらしい。
「もう少し寝ていればいいものを」
額に、頬に、唇にキスが降ってくる。触れるだけのそれが心地よくて鼻を鳴らす。
「(なんだ。おとうさんじゃなかったんだ。)」
夢でもまた会えたのかと期待したが全然違った。でも悪くない。……って…
409 :
399:2006/12/30(土) 22:26:50 ID:mNpXR3+A
「本当に、ネウロ?」
「豆腐め。脈絡がまるで無いぞ」
罵倒はいつもどおりなのに、空気が緩むのは何故だろう。
これじゃあ、まるで―――自分で想像したことのありえなさに戦慄いて、胸板に顔を埋める。
「何を考えている」
いきなり、ぐいっと頬をつねられた。
「いだだだっ」
「似合わないことは止めておけ」
「何が似合わないって言うのよ!!」
「考える事だ。知的活動など、貴様には全く持って無縁だろう」
「はいわかりましたわかったから手ぇ離してください!」
「よろしい」
ひりつく頬を押さえ、涙目で内心悪態をつきながら、しかしいつもの間合いにほっとする。
気の迷いだ、さっきのはやっぱり気のせいだ。
ましてや指を絡められてじっと見つめられているなんて幻覚もいいとk…
「え。えぇええ!!ちょ、ちょっとネウロ…」
「考えるなと言っただろう。あと逃げるな」
「あ…」
拘束する腕はひたすら温かい。人じゃないのに、ココロなんてないはずなのに。
「貴様はただ大人しくしていればいいのだ」
「う、ん……」
遅い夜明けにもかかわらず、傲慢な言葉に余すところなく毒されて、身体も脳もバターみたいに溶けていった。
(終了)
>>407 く、黒笑顔の先が気になってやまない。
まさか…チラリz(ry
GJ!
間を!間を!!!!!
でもgJ!
俺、この大掃除が終わったら、ここの神になるんだ…
待て、死亡フラグだ!押入れを開けるなぁーッ!!
ネウロは天井裏に色んなアレ道具仕舞いこんでそうだな
高いところのハタキをぱたぱたしてたあかねちゃんが見つけ、
そっと見なかったことにしておきそうだ
……立派なセクハラだな
木馬まで出てきたしなw
元々拷問用なら、手錠はもとよりかなりマニアックものまで幅広く揃えてそうだ。
ただ明らかに用途がアレなものは人間界に来てはじめて収集しはじめたとか。
避妊具は考慮しなさそうだが。
大掃除も昨日で終わったので、隙だったから書いた。
「なんか最近忙しくて、掃除とかしてなかったから結構汚れてるねー」
冬休みに入ってから、弥子ちゃんは少しずつ事務所の大掃除をやっています。及ばずながら
私もそのお手伝いをしているのですが、結構楽しいです。
ただ、この間見つけてしまったものがありました。
ハタキで天井のホコリを払っていた時、うっかり天井の隅の天板をずらしてしまい、慌てて閉
じようとしたら隙間から見えていたもの。それはきっと、いつもネウロさんが弥子ちゃんに色々
な悪戯をしていらっしゃる時にしようされる責め道具だと思うのです。
こういう時、どんな対応をしていいのか私も正直分かりませんので、そっと天板は閉じておき
ました。
弥子ちゃんにも当然言えません。
「あ、あかねちゃん。そろそろ終わっちゃうよ。お疲れ様ー」
何も知らない弥子ちゃんは今日も無邪気なままです。何となく罪悪感はありますが、私もネウ
ロさんの逆鱗に触れたくはありませんので、仕方がありません。沈黙は金です。
そしてやっぱり、今夜もあの道具で色々責められるんだろうなと思うと、涙を禁じえないながら
も、せめてもの私なりの慰めとしてお茶の用意ぐらいはしておこうと思いました。
おしまい。
おお、リアルタイム降臨!
ヤコ専用責め道具GJ!
大晦日まで乙!!!
さて!!2007年もエーロ・ゴシカァアン!!
こんな晦日にナンだけど
松井スレでここの単語使った奴は死ね。
では皆さん酔いお年を。
>>418 そのスレ見てないけど、住み分けは大事だな。
何度かあったけどやっぱりしっかりすべき。
このスレじゃないと輝けない・このスレだからこそ輝ける言葉なんだ。
2007年はきっちり住み分けできる年にしようぜ!
よいお年を!来年もこのスレできるエーロゴシカァン!
おとそプレイか
ここ数日続いた街の喧騒は、夜になって嘘のように静まっていた。
その代わりのように、今頃は各地の神社が込み合っていることだろう。
いつもなら弥子もそわそわと振袖に着替えて早目の初詣に出掛けるというのに、今年は
午後からずっと事務所に閉じ込められたままだ。
「ぅぅっ…離して、やめてええっ…」
ネウロの隙潰しと性欲処理も兼ねているだけあって、今日はもう何度ヤられたか分からな
い。ソファーが二人分の体液にまみれていやらしくぬるぬると滑る。そりゃあ確かに繋がっ
ている時は気持ちが良くて、よがり声のひとつぐらい上げもするけれど、我に返れば即刻
ずっしりと重い罪悪感の塊になるだけだ。
こんな日に、こんな時に。一年で最後の大事なひとときなのに。
なのに、ネウロは弥子の不満など欠片も気にすることなく、引き続き行為を始めようとする
ばかりだ。これでは只の人形扱いと同じではないか。
「ね、私…一度家に帰らないと…」
覆い被さられたら流されるだけ。そんな危機感に囚われて、必死で腕を突っぱねて拒もう
とする弥子の形相が面白かったのか、にやっとネウロは笑いながら見下ろしていた。
「今更何だ。ぬるい家族団欒でも楽しもうという魂胆か」
「…当たり前じゃない。こんな年の瀬にお母さんを一人にしておけない…」
ふん、と憎たらしい魔人は鼻を鳴らした。
「詭弁にもならんな」
「…お願いだから」
「断る」
「ぅあっ!!」
懇願する弥子の中心を、ズンと重い圧迫が突然貫いた。こちらの切ない意思など構いもせ
ずに、ネウロはいつも自分の欲望のみで勝手なことばかりする。気紛れに優しく囁くその
口ですぐに奴隷風情がと罵る。
わずかな優しさがいつも惑乱させ、離れられなくさせているのだ。
「ダメ、ダメだったら…ネウロ…っ」
大きく膝を開かされ、壊されるほど激しく突き込まれながらも、弥子は泣きながら必死でま
だ拒もうとしていた。泣きじゃくる声が途切れ途切れに漏れる。
「あひっ、ひくっ、ダ、ダメ…」
それなのに、体が引き裂かれるような快感が全てを呑み込んでしまうのだ。嗚咽は次第
に悩ましく声音を変えていく。
一杯に開かれて男を受け入れている部分が、そろそろ限界を迎えているのかひくひくと
妖しい痙攣を繰り返していた。その動きが快いのか、我を忘れたように犯し続けているネ
ウロの反応も変化をしていく。
「あぁ…っ、ネウロ…」
「…ヤコ、そろそろいくぞっ…」
「いや、もう嫌ああんっ…」
いやいやと首を振る弥子の姿は、既に男を拒んでいるそれには見えないほどに妖しく扇
情的だった。
「もっと、貴様を汚してやる!」
「あ、あああんっ!!」
激しく腰を突き入れられた瞬間に絶頂に達してしまい、咄嗟に反らせた白い喉に吸血鬼
のように魔人が吸いつく。あくまでも逃れようとする形のまま、弥子はまたネウロの手に
落ちてしまったのだ。
嫌だったのに、こんな屈辱はなかった。
いつの間にか壁に掛けてある時計の針が、零時を過ぎていた。
こんなことをしている間に新年を迎えてしまったことが弥子には不満でならない。体中軋
んで痛いし、べたべたして気持ちが悪いし、全くとんでもない。
ネウロはといえば、溜まっていたものをこれでもかと全部吐き出してすっきりしたのかいた
く御機嫌だ。
忌々しいにも程がある。
「何をいつまでも拗ねている」
「…別にっ」
つんと横を向いている姿は、まるで弥子が一人で臍を曲げてでもいるようだ。それもまた
何となく腹が立つ。
「その面相では、似合わないぞ」
くすくすと笑う憎たらしい魔人が、軽々と弥子を膝の上に抱き上げてソファーに座った。
「あ、ち、ちょっとっ」
「新しい年を迎えるとは、つまりこういうことだろう?」
「えっ?」
何を言っているのか分からずに見張った目が、更に大きく見開かれる。文句のひとつも
言おうとした唇が塞がれていたのだ。
「…何をいきなり…」
長い口付けの後、ようやく開いた口からは憎まれ口しか出てこない。だが、何となく分か
ったことはあった。クリスマスを一緒に過ごすのと同じ意味で、新年という節目の日にもネ
ウロはもしかしたら一緒にいたかったのではと。
抱き寄せてくる腕がひどく熱く感じる。
「せっかくだ、今夜はまだ離さないぞ、ヤコ」
「…ネウロ…あの…」
緑色の眼差しに囚われたらまた何度でも流されてしまいそうで、頭がくらくらと酔ったよう
に混乱し始めていた。
きっともう今夜は家に帰れないだろう。だが、あの母親ならそれと察して娘の外泊を笑って
容認するに違いない。
最初は嫌だった筈なのに、もうここで過ごすことに慣れてしまったようだ。愛玩人形でも愛
でるように乱れた髪を撫でるネウロの手が何となく気持ち良くて、うっとりと弥子は目を閉
じた。
きっとまた何度でも受け入れてしまうだろう。もう、それでも構わなかった。
こうして一緒にいられるのであれば。
バカップルの年越し模様なり。
何となくシリアス風味になったけど、本当はこんなのだった。
↓
「あぁんっ!」
突然体を押さえつけられ、ズンズンと突いてくるものに弥子は慌てながらも声を上げた。
「何…いきなりやめて、ネウロっ!」
「別に構わないではないか、ヤコ」
「いやいやいやいや!説明して、あぁぁんっ!!」
何が何だか分からないまま、弥子は精一杯の抵抗を示していた。
「今、除夜の鐘を突いている時刻だろう」
「…そ、うだけど…いゃあんっ!!」
「貴様等人間には百八つの煩悩というものがあるのだろう?」
「それ…が、これと何の関係が…あ、あぁんんっ…」
「だから貴様の煩悩を我が輩がこうして突き消してやっているのだ。感謝するがいい」
ただヤりたいだけだというのに、とんでもねーことを言う魔人だ。感じていながらも、弥子は
器用に驚いていた。
「テメーは鐘つきかい!」
「貴様の煩悩の数だけ、きっちりと突いてやるぞ、はははははははは!」
「だから、そこで笑うなってばぁっ…はぁぁんっ…」
425 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:17:58 ID:snaZunUD
…すいまセーン…ボクウソついてまーした…
雑煮とかヘドが出るほど嫌いデース…
ボクの国ではみんな…ハンバーガーとバーベキューしか食べませーん…
お年玉…こんなスカスカした紙キレいりまセーン…
ボクの国では現金を渡す時は…ブリーフケースに札束って決まってマース…
この魚介類と野菜だらけのおせち料理も気が滅入りマース…
縁起が良い?只のオヤジギャグでーす…
ボクの国ではホームランが打ちたかったら薬物と股関のコルクバット使いマース
でも日本のコトワザでひとつだけ好きなのありマース…
「エーロ・ゴシカァン」
あの職人この職人はもちろんおまえらも…ボクの前ではみんなネ申でーす…
明けましておめでとうございます
職人様方はじめここの住人の皆様、今年もよろしくお願いします!
>>424初GJを贈らせて下さい
年明け早速GJ!!!
早速萌えて、元のもワロタw
ほのぼのエロでよかったGJ!
>>427 268円を「ふむ」「やぁっ」と解釈してみる
新年の挨拶をば。
御開帳
おめで桃源郷な
ネーウロ・エロスレ
本年も
宜しくお願い
ノシ
エーロ・ゴシカァン
失礼しました。■
初詣に来ました。お年玉投下GJ!
今年もこのスレと神々が息災でありますように
あけましておめでとう!
今年も松井先生とネウロ好きなみなさんに幸多きことを願っております。
>>421 ここから姫始めに繋がるわけね。
ネウロもこのスレも愛してる。
今年もエーロ・ゴシカァン!!
待つ…
僕らは優しく振袖くるくるあ〜れ〜を書いてくれる職人さんを
待つ…
シャッ
呉服屋がマジレスすると
どんなに長かろうが帯は巻いてもたかだか二重なので
あ〜れ〜プレイなど刹那で終わる話なのである。
仮にもっと長い帯を巻いても帯だけ突き出て滑稽なのである。
なのでピンクの着付け紐で拘束した方がエロいぞ。
はだけた襦袢と足袋は残したまま着付け紐三本で拘束のバリエーションは豊富だ。
>>434 いいこと聞いた
着付けヒモ拘束のがネウロらしいな
d
よし、そのネタで書く。
和風なエロスはツボなんだ。
あけましておめでとう!
で、正月早々悪いんだけど、とにかく全てを無視して投下する。
ネウサイ(サイネウ?)でよくわからないものができた、男同士ではないです
傷【きず】
「ねえネウロ、あんたと一緒になりたいんだ」
いつもの飄々とした口調でサイが言った。
「化け物同士、傷を舐めあおうよ」
そう言ったサイの胸が膨らみ始め、丸く柔らかそうな女性のそれになった。
サイはネウロの手をつかみ、勝手に自分の胸に当てる。ネウロは余裕の表情でそれを見ているだけだった。
「傷を舐めあう、か。そんなことをして何の意味があるのだ。我が輩に傷などない」
「もっと俺を求めてよ、ネウロ」
サイがあからさまに不機嫌になる。ネウロは指先をぴくりとも動かそうとしなかった。
サイはその少年とも少女とも言いがたい幼い眉根に皺を寄せ、ネウロの手を両手でつかみ自分の胸に強く押し当てた。
そうしながら強引に唇を寄せ、舌を差し出した。だが魔人の硬い牙に侵入を拒まれ、結局、上目遣いでネウロを睨むことになる。
「どうしてだよネウロ」
「フン……やれやれ。傷を舐めあうなどと、貴様が生ぬるいことを言うから罰をくれてやったまでだ。
楽しむ……という趣味なら、我が輩にもないことはない」
仕方ないというように、ネウロは胸に当てられた手をやんわりと動かしてやった。
柔らかな胸は吸い付くように弾んだ。とたん、サイが艶っぽい声を上げ始める。
「ぅあっ、はっん、いいよ……こっちも……」
ネウロの手をつかみ、股間に誘導する。男性器はついていない。ただ愛液が淫らに滴っている。
サイの頬は赤く染まり、体の形は表情までも支配してしまうものなのか、覚束ない瞳がまるで美少女のようである。
「んっ、今の俺、すごく感度いいよ……さわられただけで……」
ネウロはニヤリと笑い、潤いの中心にある肉珠に指の腹を当て、前後に何度もこすってやった。
「あっひいいぃい、あっ、はあぁんん、ああああっ! くぅっ……」
「なんだ、もう達してしまったのか。意外に芯のだらしないヤツだ」
くっくっと笑いながらネウロがサイに背を向ける。
少女の形のサイは、目を泳がせ、涎を垂らし、ビクビクと痙攣したまま、ネウロの後姿を見ていた。
やっぱり欲しい。ネウロが欲しい。どうしたらあんたを手に入れられる?
動けばまた感じそうになってしまう自分の火照った体をなんとか抑えつつ、サイは必死に呼んだ。
「っ待ってよネウロ! まだ、あんたを、手に入れて、ないっ……」
ネウロが振り向くところを狙って、細胞を変化させた。
ネウロの一番身近にいるあのコ、偽者の探偵さん。名前は興味がないから知らないけど、
あのコの姿になったら、ネウロはきっと違う反応をする。
「……ヤコ?」
突然、目の前にあらわれた少女――桂木弥子の姿を見て、魔人の瞳の奥にひそかな灯火が宿ったのを
サイは見逃さなかった。
「ネウロ、俺も本当はこんな手段使いたくないんだ。
あのコの姿であんたを手に入れても、俺が手に入れたって感じしないじゃん。
……でも思った通りだ、やっぱりあんたにもあったね。……傷」
「黙れ」
今度はネウロが性急に口付けてきた。引きちぎられてしまうくらい力強く、重い熱を持った舌が絡み付いてくる。
「ふぁっ、んっ、うぅ」
ヤコの声で喘げば、ネウロは抱きしめてくる。息も出来ないほど激しく口内を侵されて、
思い通りになったのにサイの中は空虚だった。
「そんな声を出すな」
耳に吐息のかかる位置でネウロが言った。
呼吸を整えながらサイがどうしてと問うと、ネウロは自嘲して笑った。
「……ヤコは我が輩にそんな声は聞かせないぞ」
「ふーん……君達ってそういう関係じゃないの?」
どうしてか、サイは自分が元気になっていくのを感じていた。
「まさかネウロ、あのコのこと本気で大事にしてるんだぁ?」
「……」
「ねえ知ってた? この形の細胞はね、イイ声で鳴くんだよ……」
調子に乗って、ネウロの傷をえぐっていく。
いつも口元にはかすかな笑みを浮かべている男が、真顔になり、やがて瞳を濁らせた。
「ヤコは我が輩の手には入らん……」
傷ついた目。非常に下の方の淵まで追い詰められたようなその目に、サイはぶるっと震えた。
それが恐怖なのか高揚なのかはわからない。
「いいよネウロ。してよ……」
「……ヤコ……」
それが引き金だった。
ネウロの手が小さな胸を鷲掴みにした。長い指がピンクの突起を撫で、きゅっとひねる。
まるでがむしゃらに舐め上げ、吸い、甘噛みする。
洗濯板とはよく言うが、そんなに味気ないものではない。
ほどよく可愛らしいふくらみは、甘さを含んだ汗の匂いで誘っている。
「んんっ、はあぁ、ネウ、ロぉっ」
「んんっ、はあぁ、ネウ、ロぉっ」
舌を高速で動かして嬲り、固く勃起してしまった小さめの乳首を口の中で転がす。
「はひっ、も、ダメだ、よぉネウロ……下もしてぇ、んっ……」
ネウロにとっては聞き慣れた声が、上ずって欲情している。
見慣れているはずの顔が、口元が舌なめずりをしている。そして一糸纏わぬ姿で、太腿を擦り合わせて自ら快感を求めている。
ありえないことだとわかっているのに、ネウロの聴覚と視覚は素直にそれらを味わい、犯していった。股間が痛いほど膨張している。
「良さそうだな、ヤコ……我が輩が欲しいか」
「ん、欲しいっ、ネウロ……はやく、ああっ」
手袋をはめたままで、ネウロは少女の濡れて餓えきっているそこに親指を沈めていった。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながらかき回すと、確かにイイ声で鳴く。
「ああっ、うぅん、ひぃ、いい、よぉ、あんん」
同時に人差し指で、すっかり赤くなって顔を出している芽をとんとんと叩くと、腰を揺らして応えてくる。
「ああ、あ、あ、ああひぃ、ああ」
口元を緩ませっぱなしで少女は身悶えていた。その様子を見ているだけで、イケてしまう。
(だが……)
ネウロは朦朧としながらスカーフを緩め、上着を脱ぐ。そしてズボンに手をかけながら思案していた。
きっと本物はこんなに喜ばない。もしこんなことをしたら、怒るか泣くかのどっちかもしくは両方で、「欲しい」なんて口が裂けても言わない。
そして、今もし目の前にいるのが本物のヤコだったなら、ネウロは犯せない。そうだ本物ではない、と言い聞かせながら、
ネウロは大きく張り上がった自分のものを、サイの中へ突き入れた。
(貴様の言った通り、傷の舐めあいになってしまったか)
「ああああああっ、ん、はああっ」
あまりの衝撃に、快楽と驚きの混じる嬌声をあげながら少女は身震いした。背中に鳥肌が立っている。
その頼りなげな姿にネウロは反射的に手を伸ばし、抱きすくめてしまう。
我に戻り、ネウロは己の快感を求めて腰を前後に動かした。ネウロをくわえ込む内壁は熱くとろとろで、
芯をふやかすようであるかと思えば、きゅうきゅうと心地よく締め付ける。
完全に熟れていない少女の中にはいくつかの凹凸があり、
そこに己を擦り付けるたびにネウロは息の止まるような痺れと快楽とを味わった。
「ああっ、ああっ、あっ、あっ、ネウ、ロ、はげしすぎるよおおぉっ」
「……んっ、く、ヤコ……ヤコ……」
「あああ、ああ、こわれる、こわれちゃ、うう、ああ、ああはぁんっ、んー!」
「ヤコ……ヤ……コ……」
ネウロはもう自分をどこかに置き忘れた。少女の乱れた喘ぎ声がただただ耳に心地いい。
白黒する意識の中で、夢を見るように名前を呼んだ。
揺さぶられるサイにしても、冷静ではなかった。こんな気持ちよさは今までに味わったことがない。ふるふると胸を揺らされ、
ネウロが打ちつける腰が性感帯の凝縮されたソコを押しつぶす。
高まる快感の中、ただただ目の前で愚になったようにイッている男の顔を見て、一瞬愛されたような気がした。
だが、男がうわ言のように呼ぶ名前で、繋がった部分以外が急激に冷えていく。
はじけるようなコントラスト。夢がさめていく。
ことを終えて寝転がるネウロを見下ろし、刃物を取り出した。光の速さで振り下ろし、その手を切り落とす。
スパッと風を切るような音がして、ネウロの手首から血が滴った。
ネウロは一瞬、無言でサイを見た。その口元にはいつもの笑みが戻っている。
いいよ、今日はその笑顔だけで許してやるよ。
「その手……あのコにでもつないでもらえば?」
切り落とした手をネウロに投げて、プイッと顔をそらした。またねと言って、拗ねた顔は見せずに去る。
結局、恋のキューピットか……アイに何て言ってなぐさめてもらおうかな。
そんなことを考えながら、サイは夜の空気に白い息を吐いた。
(終)
7巻あたりの展開を意識しました、っつーか需要なさそー
GJGJGJー!!!
ヤコに手を出せない魔人萌えた!
普段このスレではやりまくってるから新鮮な感じだ
そんなネウロもすごいイイ(・∀・)!
最後に手首切ってやったサイもイイ(・∀・)!
さすが年始だ、朝から元気だな GJ!
では自分も何もかも無視しつつネウヤコ投下
なんかちょっとアブノーマルにヤッてるだけの話
綺麗に舐めるのは黒い靴。革製のそれは独特の舌触りと味があって、お世辞にも美味しいなんてことは
言えない。だけど私は長く舌を出して、べろりと下品なぐらいに舐め上げる。てらてらとした光沢は濡れて、
カタチがどこか劣情をそそった。突き出された足の先を必死に愛撫する、椅子の上から傲慢な顔で
見下ろしてくるネウロは満足そうに笑って。だけどそれも気にならない。私はただ、懸命になって、続ける。
日暮れが近いのか、事務所の中はもう薄暗かった。このところは雲が厚くて夕日は見えず、
ゆっくりと夜になっていく。不意の来客があっても良いように、机の下に隠れるようにしながらネウロの
前に跪いている私には、それが少し不安だった。予告なく気付くと闇に包まれている感じで、怖い。
はぁっと篭った息を吐くと、黒い革が曇る。ちゅっちゅっと口唇を重ねて、頬を摺り寄せた。
自分の体温が少し移って、ぬるいような気がする。
口の中に唾液を溜めて先端をかぷりとくわえ込むと、舌が押さえられてえづきそうになる。
ちゅくちゅくと零れてくる濃い唾液を塗りこめるようにしながら、私は眼を閉じた。視覚情報に
追われていた脳が思考を始める。自分が何をしているのか冷静に自覚して、興奮が増す。
つぅっと制服のスカートの下で液体が零れていく気配があって、自分がどうしようもないぐらいに
欲情しているのが判った。普段なら出来ないことを、今は、出来てしまう。
きっかけなんていつものようにネウロの悪戯で、それ以上も以下もない。アングラサイトで覚えた事を
実践してみたくなっただけだ。丁度事務所には『片栗粉』から始まって変な遺留品が沢山ある。
それを適当に調合したものを、無理矢理私に吸引させた。
思考能力や判断能力が低下するとかで、完全にネウロの言うことを聞く状態になってしまっている。
ぼんやりしながらもどこかで理性は残っていて、普段の自分と比べてしまうのが堪らない。
少なからず毒が回っていて、それすらも興奮材料になってしまうのだ。こんなこと、してる。
ぬるい身体が疼いて堪らない。
ちゅぱッと音を立てて口唇を離すと、もう良いと言うようにネウロが脚を引いた。組んでいたそれを
崩して私を招く。手の届く位置にずりずりと身体を進めれば、わしわしと髪を掻き乱すように撫でられた。
言うことを聞いてしまう私に、ネウロは優しい。それは哀れみでもあるのかもしれないけれど、
今は単純に胸の中がほっこり暖かくなって、笑みが浮かんでしまう。大腿の辺りに頬を摺り寄せる、
顎を捕らえられて顔を上向かされる。笑ったネウロの眼が、とろりと、思考を覆う。綺麗な眼。宝石みたい。
食べたら美味しいかな。いつもは泥の深い湖沼みたいなのに、今は全然違って見える。きらきら、きれぇい。
「今日は言い付けを守っていたか?」
低い声音が耳元で囁かれたみたいに感じて、ぞくんっと肩が震えた。ひぁ、と他人のものみたいな
声が喉から漏れて、頭がぼーっとする。何も考えずに、私はスカートを捲り上げた。下着をつけていない
下肢に、ネウロは満足そうに頷く。昨日、ここで、こんな風に言いつけられたこと。守ったよ。
ちゃんと、守った。呂律の回らない舌で私は言葉を紡ぎ出す。子供が、親に外であったことを話すみたいに。
「いちにち、これで過ごした、よ。つめたくて、気になって、こわくて、すごかった」
「すごかった? 何が凄かったのだ」
「かんじて、すごいの」
敏感な部分を剥き出しにしてすごすのは無防備で、自然に身体がいつもより緊張していた。神経が
張っていることはつまりいつもより敏感になることで、状況にとってはマイナス要因でしかない。
制服のスカートの生地は硬くて、少し動くたびにあそこのお豆さんに触れそうなのが堪らなかった。
席を立つたびにとろりと零れそうになるのが怖くて、えっちな匂いが辺りに判るんじゃないかって。
心配されるぐらい真っ赤な顔で、ずっと過ごした。
だけど――。
「それで、耐えられなかった……と言うわけか」
「っんぁ、ひぁふっ」
「淫乱め。貴様学び舎で何をしていた、我が輩に細かく教えてみろ」
きちきち脚を鳴らすフライデーがネウロの肩に乗っている。見てたんだ。見られてたんだ。
じゅくじゅく奥からいやらしい液が込み上げてくるのが判る、きゅぅきゅぅ中が期待して締め付けてるのも。
ぐい、っと濡れた革靴の底が敏感な部分を潰して、ぐりぐりと踏みにじってくる。このまま腰を振って
善がりたい。でも、命令されたことに、答えなきゃ。だらだら唾液が零れる口元を拭うことも出来ないまま、
私はネウロから視線を逸らせない。とろりと、こぼれていく。理性とかそういう、どうでも良いものが。
こくこくと喉を鳴らして、待ち焦がれて、それが全てになっていく。
「がまん……できなかった、の」
「何を我慢出来なかったと言うのだ?」
「っん! ぁ、わたし、学校で……お手洗いで、おなにーした……の。拭いても拭いても零れてきて、
紙の感触に感じちゃって、とろとろして、ぬるぬるで、糸引いて、ニオイしてっ」
「ドア一枚越しではクラスメートや友人達の話し声もしていただろう? 背徳感に酔いしれながら指を
突っ込んで、怯えながら大きな音を立てて抜き差しをしたな。ばれないのが不思議なぐらいだったぞ、
あんなに呼吸も荒くして」
「っひ、や、いわな、んきゃッ」
「しかも一度で済まなかったな。指先がふやけるほどに繰り返して発散して、個室にメスの匂いを
撒き散らしてきたのだろう。それから――どうした? まだあるだろう?」
「やぁ、んひゃぁああ!!」
ぐんっと靴に突き上げられて、ぺたりとしりもちをつくように転がってしまう。革靴の黒がぐいぐいと
私のあそこを押し広げるようにすると、私の中からは白いものが零れてくる。くっちょりと濡れそぼった
それは紐状のもの。吐息が熱い、湿ってる。とろとろに、身体中が。ネウロの冷たい視線が気持ち良い。
火照った身体を冷やしてくれるみたいに、だけど、もっと熱くなっていくみたいに。こくんっと喉が鳴る。
腰が震えて、身体を起こしているのも億劫だ。
「ぁ……ゆび、ゆびでたりなく、て」
「足りなくて? 何を突っ込んだ?」
「た、タンポン、突っ込んで……イッたの、異物感気持ちよくて、えっちなお汁で膨らんでって、
ぐちゅぐちゅ掻き混ぜてイッた、のっ! それから、あそこ塞ぐみたいに入れて、ずっと垂れてくるの
押さえてたの……も、駄目だよぉ」
「駄目? 何が駄目なのだ、ヤコよ」
「駄目、もう押さえてらんない、零れてきてるぅっ」
叫ぶようにすると同時にどろりとしたものが奥から這い出して、ネウロの靴を汚した。
独特の酸っぱいような甘いような匂いが途端に強くなって、羞恥心と一緒に何かが込み上げてくる。
ぎゅぅっと胸の奥を抱き締められるようなそれが心地よくて、脚をもっと開いた。ネウロにナカまで
見えるようにそうしながら、革靴の感触を求めるように摺り寄せる。装飾具が小さなお豆さんに
触れると同時に、びりびりと電流みたいな快感が走り抜けた。たくさん絡めた唾液や零れてくるお汁で、
ずるずる滑る。腰を揺らして、何度も何度も。
気持ち良い、止められない。止めたら狂っちゃう、でもまだ足りない。視線がネウロの眼から降りて、
スラックスの奥に向かってしまう。こくんっと喉を鳴らして飲み込んだ唾液は、それを求めて止まらない。
むしゃぶりつきたい。喉の奥まで、あそこの奥まで。
ネウロは私の視線に気付いたのか、くつくつと喉を鳴らす。それから細い指でぐいっと私の顎を上げて、
無理矢理に顔を上げさせた。ネウロも覗き込むように顔を寄せてくる、静かなネウロと逆に、
自分の呼吸音がうるさくて恥ずかしい。動物みたいだ。口を閉じていることが出来ない。
酸素が圧倒的に、足りない。興奮した身体には。
「淫乱の雌犬に変わって随分と強欲になったものだな、奴隷の分際で。貴様は与えられるものを
神妙に受け取っていれば良いのだ、それを求めるとは分が過ぎるにも程がある。図に乗るなよ蛆虫め、
貴様など我が輩にとっては無価値な人形だ」
「っんぁあ、はあ、ああ」
「愛でてやっていることなど気紛れでしかない。精々肝に銘じておけ、
貴様は無力で脆弱な雌犬でしかないのだ。繰り返せ」
「めすい、ぬ」
「無力で脆弱な、雌犬だ。与えられた感覚を受け取るのが精一杯で何も考えられない、
愚かで下等な人間。我が輩にとって一片の価値も無い、偶然でここにいることを許されただけの存在だ」
言葉と裏腹にネウロの指先は私の頬を優しくゆっくりと撫でた。もどかしいぐらい丁寧なそれは、
目尻や耳朶を愛撫していく。口唇の下の柔らかいところ、首と顔の境目の曖昧な個所。
そして辿った後には、ネウロの口唇が軽く降りてくる。同じ場所をなぞりながら、淡い吐息が肌に
掛かっていた。背筋がぞくぞく震えて、眼が眩む。堪らない。目の前がちかちかする。
降りてきた指先が、ぱちん、と制服のリボンを止めているアジャスターを外した。ぽとりと床に
落ちるのをぼんやりと眺めると、下ろした視界の中で黒い手袋に包まれた指先がシャツのボタンに
掛かっている。丁寧な様子で一つ一つをぷちんぷちん外されるのに、息を呑む。期待に胸が
どくんどくん高鳴った。大きな手に握り締められて乱暴に揉み込まれたい。硬くしこった部分を
ぐりぐりつままれて詰られたい。それから。またスラックスの奥を見詰める。欲しい。きゅっと、
腕がネウロの長い脚に縋った。靴が押し付けられる力が強くなる。感覚が壊れそう。
「物欲しそうだな。淫らで間抜けな顔をしているぞ、弥子」
「ぁ、ふあ……ネウロぉ、も……」
「どうした? 辛そうだな、助けてやろうか」
ひょいっと身体を抱えられて、膝の上に身体を乗せられる。あそこをぐんっと突き上げられるような
感覚に、背が反って掠れた声が漏れた。体重の掛かり方が強くなって、押し広げられる感じが気持ち良い。
だけどもっと奥に欲しい。上着の袖をきゅぅっと掴んで縋りつく、ネウロを見上げて、私は呼吸を整える。
じゅくじゅく溢れ出したものが、もうじっとりとネウロの膝を濡らしていた。もう、止めて欲しいのに。
たすけて、ほしいのに。
「ねうろ、ネウロぉ」
「どうした? 助けて欲しいのならば、懇願してみせろ。自身を徹底的に貶めて無様に泣き縋れ、
淫らな言葉を使って媚を売れ。愛玩されたいのだろう? 身も世もなくなってしまいたいのだろう?」
「ん、ふ、もうかんがえらんない、よぉ」
「何も考えなくて良い。貴様はこの圧倒的な力関係を形容し、我が輩を求めれば十分だ。
そのぐらいは出来るだろう?」
べろりと口唇を舐められて、頭の奥がくらくら爆ぜた。
乱れた服、濡れたあそこ、欲しいもの、もう何も判らない。
ネウロの言うことさえ聞いていれば良い。いつもそうだもん。
だから、今だって、同じに。
「無様で淫乱な奴隷のずぶぬれで疼いたあそこを鎮めるために、
ごしゅじんさまの熱くて太いおちんぽを突き刺して、滅茶苦茶にしてください」
「及第点だ。赤点すれすれだがな――仕方の無い奴だ、貴様は。まずはこれを引き抜いてやらねば、なッ!」
「ひっ、んゃああああぁぁあああぁあ!?」
あそこから零れていたずぶ濡れの紐を引っ張られて、愛液をたっぷり吸い込んで膨らんだ
タンポンが一気に引きずり出された。
自分で抜くときには特に何も感じないけれど、人に引っ張られるのは微妙に角度がついて
変な感じだった。奥まで入れていたせいか、クリトリスの裏側の一番感じるところを無遠慮に擦られて背が
仰け反る。ぐらりと倒れそうになった身体を、くつろげられたスラックスの上に無理矢理引き寄せられる。
完全に開ききって濡れそぼったそこに、それは突き立てられた。
「ああ、ぁぁああ、あああああああああ!!」
叫び声が響いてしまう。すっかり緩んでいるはずなのに、ネウロのそれは熱くて大きい。太さに
入り口がぎちぎちと張り詰めて、全てを含みきるだけで奥の子宮口を思いっきりに突き上げられている。
そこにあった物欲しさ全てを埋めるものに、ぎゅぅっと胸の中が暖かくなった。満足感がいっぱいになって、
きゅぅきゅぅ締め付けてしまう。太いそれは圧倒的すぎて、私は何もかも手放してしまえると思えて。
「挿入だけでイッてしまうとは、流石に下等生物だな。消費され淘汰される生き物と言うのは繁殖力だけは
強く作られてある、絶滅だけは避けねばならない命題だからだ。これだけ爆発的に増えた貴様ら人類と
言うのも、やはりそのカテゴリか。我が輩に食されるための存在め」
「んん、ふ、ぁあ……や、んぅ」
「生殖行動を迅速に行いたいのだろうが、我が輩はこの程度では満足せんぞ。
好き勝手扱って壊れようがどうなろうが知ったことではない。貴様はとくにだ、所有物よ」
「っんく、ああんんッ!!」
ぎゅぅっと掴まれたのは薄い胸だった。大きな掌が胸部全体を鷲掴みにして握りつぶしてしまおう
とでもしているみたいに、力強く握りこまれる。左の胸、心臓の上。どくんどくん大きく脈打っているのが、
この魔人には伝わっているのかな。小さな突起をくにくにと捏ねられる、ちゅぅっと吸い付かれて、
思いっきりに歯を立てられた。ぎざぎざ尖ったそれに穴でも空けられそうになる。仰け反る背は簡単に
押さえられて、腰を揺らされた。
お腹の奥の突き当たり、一番深い部分が絶え間なく強い力で押されている。広げられて破られそうで、
少し怖いのに、なんだかそれでも良いような気がした。なんでも良いからもっと近く、もっと深くに届いて
しまえば良い。ぎゅっとネウロの頭を抱き締める、縋りつくみたいに。たすけて。もう、どうにでもしちゃって。
「っひ、ひあッ」
宣言したとおり、ネウロは好き勝手に私を扱った。激しいぐらいの注挿を何度も何度も繰り返して
容赦なく子宮口を突き上げ、齧り取らんばかりの強さで胸に噛み付いて。クラスでも別に小さい方じゃない
私の身体は、だけどネウロの前ではまるで人形みたいだった。叫ぶ声が別人みたいに聞こえるのと
同じように、自分の身体もその自覚が薄れていく。腕とか、細っこい。簡単に折れてしまいそうだ。
ネウロの言うとおり、脆弱で、力が無いんだなあと客観的に思う。
下半身は痺れて殆ど感覚がない、ただずぼずぼと深くまで突き上げられてくるのが判るだけだ。
押し広げられた脚がたまにびくびく跳ねるけれど、勿論そこに意思や意識なんてこれっぽっちもない。
気持ち良いと思ったはずのそれも、過ぎてもうわけが判らない。突き壊されそうだ。奥まで入り込んで。
したいのかな、えっと、貫通願望、だっけ。あそこを思いっきりに、それから、子宮の中に直接
――出されたり、したら、あ。
「ッ、何を考えている? 拡張されてずるずるだった場所が一気に締まったぞ、弥子」
「あ……ひあ、あ」
「淫らな妄想でもしていたのか? どうしようもないな貴様は、言ってみればその通りにしてやるぞ。
何を考えた、言え」
「や、やあ、しちゃやだ、しんじゃう、こわれちゃ、う」
「ふん、淫乱め」
想像が止まらない。そんなことされたら、孕んじゃう。ネウロは魔人で私は人間だけど、この出鱈目な
身体をした魔人なら、種族ぐらい簡単に飛び越えてそういうことを出来ちゃってもおかしくない。真っ白な
子種がどくどく注がれて、身体の一番奥にある細胞まで汚されて陵辱される。何もかも征服されるのは、
きっとその時だ。化け物の子供を生むための場所に作り変えられて、きっと、生んじゃう。ネウロの子供、
赤ちゃん、生まれちゃう。きゅぅきゅぅ締め付けるあそこが疼く、じゅくじゅく込み上げてくる。止まらない。
愛液がどろどろネウロを包み込む。やさしく、ねっとりと。促すように。
あからさまな願望、欲求、ネウロがくすくす笑う。だけどそれは余裕がなさそうな様子の、どこか
張り詰めた笑みで。突き上げていた律動が止まる、どくどくと脈打つものを堪えるように。あ、あ。
だめ。突き破っちゃだめ。怖い、よ。
「孕みたいか、弥子」
「あ……や、んぁッ」
「我が輩の子種を注がれて孕みたいのだろう? 貴様のここはそう言っているぞ、早く射精してくれとな。
浅ましいことこの上ない、上位生物との馴れ合いに折衷案を打ち出すつもりか。下らんな」
「ひあ、んん、ちがぁ」
「悪くは無い、乗ってやっても構わんぞ。もっとも、魔人の種など、貴様に扱えるものやら判らんが」
ちゅぅ、と与えられた口付けは優しくて、汗ばんだ髪を掻き揚げる手も穏やかだった。だから、一瞬の
隙を狙った突き上げに、私の身体はひどく無防備に翻弄される。
腰をぐんっと押し付けるそれが、無理矢理に子宮口を押し広げた気がした。眼が眩んで涙がぼろぼろ
零れる、痛みがあるのか快楽があるのか判らない。お豆さんを強く捏ねられて、意識がぼろぼろ
崩れていくのが判った。奥にどくんどくんと熱が注入されてくる、無遠慮で暴力的なそれ。
長い射精が終わる前に、私はがくりと意識を手放した。
※
頭が重くて身体は痛くて、なのに変な快感がずっと与えられ続けている。
ぼんやりと浮上した意識、乾いた涙でひりついた眦。霞んだ視界の中に世界を認識しながら、
私はぼんやりと淀んだ思考を立ち上げる。
薬はもう殆ど抜けたらしくて、後遺症なのか頭が重い。それと、喉がひどく渇いていた。あれだけ叫んで
泣いて色んな液体を流したら水分も少なくなるのかと妙に納得しながら、下腹部の熱を探るように視線を
迷わせる。見下ろしたのは事務所の床。どうやら、椅子に座ったまま抱きかかえられて眠っていたらしい。
くちゅりと水音がして、ゆっくりと私は身体を起こす。
「っ……なに、やってるの」
「子作り、と言うのが最適か」
さらりとネウロは言ってのける。
ずっぽりとくわえ込んだままの私のあそこを、ゆっくりと愛撫しながら。
「や、や、無理、って言うか離して……んきゃ、くりくりしちゃ、ふああ!!」
「ち、もう薬が抜けたのか、つまらん。我が輩の貴重な子種をたっぷりくれてやったのだ、
一滴も零さんように子宮に注いでやって何が悪い。こうしてクリトリスをいじってやれば貴様は
定期的に子宮口を開閉するように痙攣させるからな、その瞬間を狙って突き上げ、押し込んでいるのだ」
「いやそのりくつはおかしい、つか無理マジ無理私が無理!! もうやばい、足腰立たなくなっちゃうから!
これ以上したら死んじゃうから、社会的にも肉体的にも殺されるから!!」
「我が輩謎を含まぬ死に関しては食指そそられなくてなー言うなればどうでも良い」
「良いからとにかく抜いてぇぇええぇぇええ!!」
終わり。あけましておめでとうございました。どこを。
あけおめ。新年早々GJレスが追いつかないほどの賑わいっぷりだな
まずはいつもの
>>442神GJ!言葉責めエロス。今年もゴチになります。
つか、
>>289=
>>330なんだけど一週間ぶりに来たら
どちらのシチュも遠からず実現されてて感動した!
>>385助手口調で甘々きたー。やっぱり助手えろいよ助手。
>>437ちょっとへたれたネウロイイ(・∀・)!♀サイも刹那ス
さらなる展開を願ってエーロ・ゴシカアン!
アイさんはまだこない…。
451 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:45:18 ID:v3GiYuoT
新年あけましておめでとう!
神々・住人の方々、今年もよろしくお願いします。
言葉責め最高だ・・・・・エロ!!
あけまし。新年からGJラッシュだな!八百万の神たちに挨拶がてらGJを送るぜ!
>>421神 晦日と元日もきっちりヤることはヤるバカップルww幸先いいね
>>425神 ちょ、ライス…つか、425神よ、あんたに萌えたよGJ!
>>437神 ネウサイってかネウヤコ!? ヤコを「本気で大事に」しちゃってる魔人萌えだよ
>>442神 エロスエロスエロス! ドS言葉もいいけど、舌足らず言葉もいいよね
和風エロス書いてみた。
まずは前編。
「ネーウロ♪」
新年二日の午後に、振袖姿で事務所を訪れた弥子は御機嫌だった。
午前中は毎年混雑するので有名な神社に初詣に行ってきたのでくたくたになっていたの
だが、取り合えず一年の始まりの行事は無事に果たしたので気分はとてもすっきりして
いる。
一年に一度しか着ない華やかなものをものを着ているせいもあるのだろう。些細なことで
あってもこんなに気持ちが浮き立つのは、女の子の特権であるような気分になるのもま
たいい。
「破魔矢と商売繁盛のお守り買って来たからね。その辺に飾っておいて。あ!」
人間の行事になど全く関心も持たないネウロは、今日も相変わらず無表情でパソコンの
画面を眺めているだけだ。いつものことなので気にすることもなく、弥子はあかねのいる
壁際へと寄って行った。
「こういう大事なものは、あかねちゃんに預かって貰おうかな。いいよね」
年末年始とずっと暇なこともあり、すっかり退屈していたらしいあかねは弥子のそんな言
葉にもちろん、とでも言うようにぶんぶんとお下げを振り回した。
「ありがと。これで今年もきっと事務所は大丈夫だね」
後で特別にトリートメントをしてあげる約束をして、鼻歌を歌いながら弥子は近所のコンビ
ニで買って来た缶ジュースを開けてごくごくと飲み干した。日差しが強かったせいで午前
中は結構暑かったのだ。喉がからからに渇いていて、何か冷たいものを飲まなければ落
ち着かなかった。
「ふー…」
八重桜咲き乱れる華やかな図柄の振袖姿のまま、どっかりとソファーに座って弥子は早
速くつろぎモードに入った。本当はこのまま家に帰ってしまいたいところだったのだが、ネ
ウロがいる限り簡単にはいかないだろう。だったらせめてここにいることで機嫌のひとつも
取っておこうという考えは少しも間違ってはいない。
「ヤコ、隙そうだな」
だが、間違ってはいないもののそんな思惑をあっさりすっ飛ばしてしまうのもやはりネウ
ロならではだ。
「隙ってか…さっきまで結構忙しかったんだからゆっくりさせてよ…あっ」
普段着つけない振袖のせいで、自由に動けないのが災いして弥子は人形のように抱き
上げられ、ころりと膝の上に据えられてしまった。
これではまるでいつものパターンだ。
「…ネウロ、私こんなことするつもりで来た訳じゃ…」
慌てて声を上げるが、もう遅かったようだ。
「だが、結果としては同じこと。だろう?」
「…う…」
間近で目にする透き通った緑の瞳に魅入られて、反論も出来ないまま弥子は硬直するし
かなかった。けれどきっちりと着込んだ振袖の襟元に手を入れられるに及んで、ようやく
抵抗らしい身じろぎを始めた。
「ダメったら…私、自分じゃ着付けられないから…」
「ほう」
前々から予約していた美容院で、早朝に着付けて貰った振袖だ。当然弥子は自分では
着崩れひとつ直すことなど出来ない。こんなところで少しでも乱されてしまったらもう外に
は出られなくなってしまうと、必死で拒むだけだった。
なのに、それすらも面白がるのがネウロだ。乱されるのは絶対嫌だと突っぱねていたの
に、巧みに体中を探られて、要となっている着付け紐をするっと抜き取られてしまう。
「やだっ!」
同時に、豪華な帯も器用に緩められてしゅるんと滑らかな音をたてながら床に落ちてい
った。それを絶望的な目で眺めながら、弥子は憎たらしい魔人を睨む。
「ああ…もう直せないよお…ネウロのバカぁ」
すっかり呆然としている弥子の様子などものともせず、ネウロの手は順調に着物を纏め
ている紐を緩めては抜いていく。
最後には襦袢だけを残して、せっかく時間をかけて着付けた振袖が呆気なく体から滑り
落ちていく。これは洒落にならない。弥子はますます焦っていった。
「ね、ねえ…やめてったら…マジ私帰れないよお…」
「うるさい」
これ以上側で喚かれるのはうるさくて面倒だと思ったのか、精一杯の反抗をしようとした
口が咄嗟に塞がれた。
「ン…」
息が出来ない。
一瞬で脳が沸騰しそうになって、離れることも出来ないまま巧みに弥子は酔わされてい
った。本当に、こんな風になることなんて予想もしていなかったのに。憎たらしい魔人の
舌が驚くほど繊細に口腔内を這い回り、絡み合う唾液が麻薬のように甘く脳髄を蕩けさ
せる。
とろとろと心地良く全てを溶かしていく。
「…ンぅ…」
このままでは、また好き放題されるだけだ。
分かっているのに、今日も巧みに騙されて何も分からなくなってしまう。そして、それを許
してしまうのも悪くないと思っていた。それが既にネウロの手の内に入ったのだと分かっ
ていても、弥子はもう逆らうことなど出来なくなっていた。
まさしく恋の成せる技というものか。
「…ネウロ…私…」
わずかに唇が離れた隙に、弥子はわずかながらも意思表示をしようともがく。抱き締めら
れる腕の強さと熱さにさえもう感じはじめているのが厄介だった。薄物の襦袢と足袋だけ
の姿で、弥子は今日もネウロの手に落ちようとしていた。
「私…怖いよ…何でこんなにあんたの言うなりなの…?」
恋は闇。まさにその通りだ。
恋心ゆえに相手にされることを何もかも許す心はその半面で怯え、怖がる。なのに、ネウ
ロの返事はそんな少女らしい不安を力ずくで捻じ伏せるように強引だった。
「簡単なことだ。貴様もそれを望んでいたからだろう」
「そんなこと…」
力なくずるりと床に溜まった布の海に落ちる弥子は、もう夢うつつで正常な思考を結べな
くなっていた。もう、冷たい床の上でも何も感じない。
「ヤコよ」
薄紅色の襦袢の上から火照る体を撫でられて、じわりじわりと快感が滲み出す。本当に
気持ちが良くて、まだこれといって何もされていないのに達してしまいそうだった。無意識
に摺り合わせる腿の間に淫らな熱が篭もる。
「人間の習慣などどうでもいいが、このようにして」
ネウロは床に落ちていた着付け紐を取り上げると、もう抵抗などする気もなくなっている弥
子を後ろ手に縛り上げた。反射的に反り返るタイミングで襦袢の胸元ががばっと大きく開
かれる。
「やんっ…」
「わざわざ着飾ることに対しては、まあ自惚れてもやろうか」
「…ネウロぉ…」
片腕で崩れ落ちそうな体を抱きかかえ、もう片方で剥き出しになった乳房を揉む魔人の男
が、最後の一押しとばかりに微笑む。もう、そんな必要もなく弥子はとうに落ちているとい
うのに。
金彩で縁取られた真紅に牡丹色、愛らしく彩りを変える八重桜咲き乱れる振袖の生地に
埋もれながらも、弥子はふっと魂を抜かれたように妖艶に笑った。
後編はまだ書いている途中。
出来次第投下予定。
うおぉぉGJ!!
459 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 14:50:23 ID:v3GiYuoT
和風エロスGJ!!!
続きwktkしながら全裸にて待つwww
うおおおお続きが待ち遠しい!!!GJGJ!!!
やっぱ着物はエロい!
姫始ktkr
続き超待ってるよエーロ・ゴシカァン!
こんな板があったなんて…。
職人素晴らしすぎ。
自分も投下してみるか。
和装GJ!!!!!!!!!!!!!11111111111
>462
待ってるお。エーロ・ゴシカァン!!
新年早々神だらけじゃないか
あの神もこの神もGJ!
和風エロス後編と462を全裸にテッシュ抱えて待ってるお
465 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 22:43:00 ID:lwvlZHOb
ゴシカァンわっしょい!!
ゴシカァンわっしょい!!
466 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:08:14 ID:UwYcTmV9
後編出来た。
んじゃ、投下。
窓からの日差しは少し傾きかけている。
腕を戒められているせいで弥子は喘ぐ声を止めることも出来ず、ひたすら口元にある生地
を噛むしか出来ない。襦袢そのものは辛うじて肩から腕にかけて留まってはいるものの、
何もかもがすっかりあらわにされてしまっていた。普段隠している素肌が外気に晒されて
わずかに鳥肌が浮いている。
外は好天の上に、午後は結構暖かいのでそれほど寒くはないのだが、今はそれどころで
はなかった。
「んぐっ…うっ…」
恥ずかしくて仕方がないのに、ネウロに触れられているだけで甘い痺れが駆け抜けていく
のだ。自然と、正気は霧散する。
「くふっ…ん…っ」
「悪くはない眺めだな、ヤコ。なかなかそそるぞ」
「んっ…」
ほんのりと染まった首筋を噛みながらも熱を帯びた乳房を玩具のように撫で回し、肌の滑
らかな手触りを楽しんでいるネウロはひどく上機嫌だ。今日は意外なほど早く弥子が思い
通りになっているのが嬉しいのだろう。ふざけんな、と言いたいところだったが、もうそんな
余裕はこれっぽっちもない。
布を噛んで声を殺している姿はしどけなく、危ういほどの色香に満ちている。間近で見下
ろしているネウロの眼差しは完全に魅了されたように妖しくぎらついていた。無防備に投
げ出していた足が急に限界まで開かされ、一度も触れられていなかった部分があからさ
まになった。
「くぅんっ…うっ!」
まさか突然そうされるとは思ってもいなかった弥子は、慌てた拍子に口から布地を離して
しまった。一番恥ずかしい部分がネウロの目前に晒されている。こればかりは、何度経
験しても慣れることが出来なかった。必死でなけなしの抵抗を続ける。何もされていない
のに既にじっとりと濡れているのが自分でもはっきり感じ取れるからこそ、恥ずかしくて仕
方がない。
出来れば消え入りたいほどだった。
「やん、そこダメぇ…ネウロっ」
「ますますいい眺めだな」
「ぅんん…」
「触ってもいないのに淫乱な奴だ。まあ、それなりに調教の成果はあったということだな」
ネウロはいやらしく舌舐めずりをして淫らな弥子の姿を視姦しながら、刺激を待ち受けて
いる部分に指を一本差し入れてきた。それがすごく良くて、弥子はゾクゾクと背をしならせ
ながら快感に打ち震えた。どうかすると、それだけで呆気なく達してしまいそうだった。
「はぁぁんっ…」
脆弱に溶け入る意思に関係なく、体だけはより貪欲に与えられる快感を貪ろうと内部を抉
る指を締め上げていた。その動きが快いのか、小癪な指先が探るように自在に曲げられ
てピンポイントで最も感じる一点を責めたてた。
途端に、感電したように体が跳ねた。
「あん、あぁああんっ!!」
「ほう、いいようだな。ならばもっとくれてやろう」
「やぁ…おかしくなる…私おかしくなるよおっ…」
そう言いながらも、まるで自分から望むように足を開き、腰を擦り付けるようにしている弥
子の姿は淫らに濡れきって、ひどく美しい。普段の幼ささえ感じさせる少女の容貌からは
信じられないほどの素晴らしい艶姿だった。
指が抜き差しされる内部はもう完全に柔らかく蕩けきっていて、とろとろと蜜の如き愛液
が絶え間なく溢れ出している。あたかも満開の花のようだった。そこから発せられる生々
しい香に誘われたのかネウロはおもむろに顔を埋め、尽きることなく湧き出る愛液を舐め
出した。もう限界まで感じ入っていた弥子は、快感の芯に触れるその絶妙な舌遣いに今
にも根気の糸がぷつりと切れそうになっている。
「あ、はぁ…や、やん…そんなことしちゃ、やあぁ…」
「感じているんだろう、ヤコ」
じっくりと弥子を視姦するネウロは、好色そうに目を細めて格好の獲物を更に残酷に嬲り
出した。
「やぁ…」
不自由な両腕がもし解放されているのなら、きっと自分で乳房を揉みしだいているか、夢
中でネウロの髪を掴んでいるかしている筈だ。どちらにしても、浮いた腰が無意識に揺れ
ている。
内部を抉り上げ、クリトリスを悪戯するように抓り、愛液を舐めるネウロはしばらくそうやっ
て弥子の反応を楽しんでいたようだったが、やがてゆっくりと身を起こしてズボンに手を
かけた。それはもうはちきれそうに生地の中から突き上げて自己顕示をしている。
「…ネウロ…」
これまで何度も目にしていたというのに、今日はあまりにも大きく思えて弥子の目はそれ
に釘付けになった。きっと物欲しそうな顔でもしていたのだろう。ファスナーを開いてそれ
を解放したネウロはにやりと悪い笑みを浮かべていた。
「ヤコ」
「…え」
「しゃぶれ」
不自由な体でようやく半身を起こすなり、唾液の垂れる半開きの口に焼けつくほど熱い
ものが突き入れられた。
「ぅぐぅ…んっ…」
ぬるつく液と粘膜に包まれたその硬い肉が、狭い口腔内を散々に犯し尽くす。喉奥まで
を強引に満たされて、苦しさに気が遠くなりそうだった。
「ほう、こっちもなかなか…貴様も悪くないようだな」
「ん、ン…ぐぅ…」
苦しい。気持ちいい筈なんかない。そのつもりだったのに、魔人に仕込まれた凄まじい
性の快味が沁み込んだ体はどんなことにも感じてしまうらしかった。もう、何もかもが心
地良い。いっそ狂っているのではと思うほどに。
「…よし、こっちはもういい。ヤコ、足を開け」
口内愛撫に満足したのか、満面の笑みでネウロは弥子に被さってきた。もう力の入らな
くなった足は関節がいかれそうなほど一杯に開かれ、中心で愛液を零すあえかな蜜花
にさっき散々愛撫をした肉の棒杭が突き刺さる。
「あ、はぁぁぅ…ネウロ…ネウロぉっ…あ、熱いよおっ…」
ようやく一番待ち続けたものを与えられ、思わず弥子は浅ましい声を上げて腰を振りたて
た。両足を抱え込んで遠慮することもなく夢中で腰を突き入れてくるネウロは、子供のよ
うに楽しそうだ。
「フハハ、いいぞヤコ。もっと見せろ。貴様の淫らな顔をな」
「はああん、ネウロ!!」
激しいピストンが弥子の意識の全てを奪っていく。互いの粘膜が擦れ合ういやらしく濡れ
た音が室内に響いて、それもまた正気に立ち返らせることを許さないのだ。
「ああぁん…やん、やぁん!」
「何だ、ヤコ」
突き上げる合間の宥めるような口付けは意外なほど優しい。弥子は無意識下からの願
望を知らず知らずに口にしていた。
「腕…紐を外してぇ…ねぇ…」
何もかも満たされてこんなに気持ちがいいのに、恋する相手を掻き抱くことも出来ないこ
とだけが不満だったのだ。ほろりと涙を零しながら、弥子はただそれだけを願っていた。
「ふん、そうか。まあいいだろう」
こんな時でもネウロはあくまでも尊大な口調だったが、それでも弥子の腕はすぐさま紐を
解かれて解放された。弾かれたようにその腕がネウロに絡みつく。
「あぁ…ネウロ、ネウロ、ネウロぉぉっ…」
「何だ、子供みたいだな、ヤコよ」
「だって、だって…ずっとこうしたかったんだもん…」
本当に子供に返ったようにべそをかき、弥子はやっと縋るものの出来た安心感で胸が一
杯になっていた。もう、これさえあればどうなってもいい。
「あ、あ、ああ!!」
感極まっていくと同時に、もう互いの快感の限界も近付いてきていた。なのに、まだ終わ
りたくない。そんな淫らな貪欲さしか今の弥子にはなくなっていた。この極限の快美がず
っと、いつまでも続けばいいのに。
頭の片隅でそんなことを考えながら、弥子はもう憚らない声を上げて激しく喘いだ。
「ネウロ!いい、いいの…いいよおおっ…!!おっきいよおぉっ…」
「…ヤ、コ!!」
息苦しくなるほど強く抱き締められ、内部を抉るピストンが一層激しくなった。一瞬、ぐっと
息を詰める気配が感じられた後でネウロの動きが止まる。
「あぁ…あん…」
ドクドクと吐き出され手くる熱いものが、たっぷりと膣内を満たしていく。何もかもが気持ち
良くて、身動きするのも勿体無いほどの甘い余韻が指先まで浸透している。大きな手で
髪を撫でられながら、弥子はようやくわずかに正気に戻って柔らかな笑みを浮かべた。
「ネウロ…大好き…」
だが、体中を満たす快感の残り火はまだ消えてはいなかった。繋がったままだったもの
が少しでも動く度に、弥子は唇を震わせて肌を火照らせた。
「あん…ネウロ…」
「ヤコよ、貴様には幾らでもくれてやろう。それが我が輩のせめてもの情だ」
「…うん、嬉しい…いっぱい欲しいの。あんたがいっぱい…」
それはきっと真実だろう。涙がまた零れ落ちた。
内部に収められていたものがずるっと抜け出ようとしている気配を察して、咄嗟に強く締
め付ける。まだ、少しでも長く楽しんでいたかったのだ。
「やぁん…抜いちゃダ…あぁっ!!」
「フハハ、そういうところが可愛いな、ひどくそそるぞヤコ」
全ては戯れの一端だったのか、ネウロはひどく嬉しそうに再び行為を再開した。魔人の
それは萎えることを知らず、何度でも弥子を攻めたてていく。
もう、何もかもが快感の中に埋もれ、弥子は何も考えられなくなっていた。
「はぁん…もっとして…いっぱい、してぇ…」
様々に体位を変えながらも繰り出される巧みな愛戯に溺れ、快楽の中に真実の愛を見
出し、弥子は満足しきって何度目かの行為の後で意識を手放した。
時刻は既に深夜になっていた。
ネウロはソファーに長身の体を預けて眠り込んでいる。
その安らかで子供のような寝顔を眺めながら、弥子は傍らに付き添っていた。もちろん振
袖は自分では着付けられないまま、畳み方も知らないので床に投げ出されていた。薄紅
の襦袢だけを何とか一人で着て、あかねが淹れてくれた紅茶を飲んだらやっと一息つけ
たような気がして、何となく笑みが漏れた。
「あかねちゃん…遅くまでありがとね」
その言葉の返事のようにどう致しまして、とお下げが揺れた。
トリートメントをしてあげる約束は、これからすぐに果たそう。せっかくこんな時間に美味し
い紅茶を淹れてくれたのだから。
これからどうやって家に帰るかという最大の問題は、今日はとりあえず後回しにしてもい
いと思った。やっとネウロに愛されているという実感を得ることが出来たのだ。これからそ
れをより確実なものにしていきたい。
今の弥子にとっては、それが全てだった。
当のネウロは何も知らずに眠り続けている。
「もう、あんたはいつでも自分勝手なんだから…」
憎まれ口を叩きながらも、寝顔を眺める弥子の表情は母のように優しかった。
終わり
いついかなる時でもエロスなバカップル万歳。
ヒメハジメバカッポーーーーー!!
振袖ヤコの初々しさが目に浮かぶようでした。
g・j!!
魔人北!夜中からありがとう!ネ申よ
神作品待ちの住民へ
間食程度ですが、どうぞ。
ネウヤコ、
HALを倒した直後の話。
【繋】
電人HALとの決着をつけて、
空母からミサイルが飛んできたり、
電子ドラッグで犯罪者が増加する、なんていう日常への危険が
払拭されたはずなのに、私の気分はすこぶる最悪なものだった。
事件も解決して、全ての謎もネウロにより全て消滅してしまったにも関わらず。
後味の悪いものが心の中で大暴れしている、
その為か涙が止まる気配は無かった。
手の甲で何度目じりを拭っても、零れてくるのだからしょうがない。
溢れる涙に身をまかせ、ぐったりとソファの上に横になっていたところ、
ぎしり、という音と一緒に、自分の体に暗い影が重なった。
いつものように、私の頭をぎりぎりと握り締め、
うっとおしいから、泣くのを止めろ、と命令する。
自分でも思い通りに出来ないのだがら、それを他人にやめろと言われたところで、
簡単に出来るはずがない。
命令を守らずに、未だはらはらと泣いている私に、
しびれを切らしたらしいネウロは、チッと舌打ちして、
そのまま私の唇に、噛みつくように吸い付いた。
「ふぅ…っ」
突然の事態に、私は今更ながらに慌てて抵抗した。
その腕を両手で掴み、力の限り押し返した。
女子高生探偵なんて、単なる肩書きみたいなもので、
中身は単なる少女なのだ。
それから導きだされる答えは簡単で、
つまり大の男に無理やりに抑えられたら、か弱い女の子の抵抗なんて無意味なこと。
「やっ…んっ…」
「黙れ。」
休息のような息継ぎの後、再び強引にねじ伏せられた。
私の両足の間に、ネウロの体が。
抗っていた両腕は、上でネウロの手によって縛られている。
否、手によって縛られている、という言い方には語弊があるだろう。
私は、本当に普段ネウロが装着していたネクタイで拘束されている、
と知るのに時間はかからなかった。
「泣くのを止めろ。」
「止めろって、もう私泣いてないじゃない。」
「我輩には泣いているように見える。」
「何言って、あ、あ、っやあ…っ!」
言葉の通りに私はすでに泣きやんでいたのだ。
突然の行動に驚いて、涙が止まってしまう、
という人間の知識はネウロは当然持っているはずなのに。
それなのにネウロは、私のスカートの裾を限界までにたくし上げ、
白い下着を剥ぎ取り、遠くに投げてしまった。
冷える空気の感触を直に感じて、それで自分の状況が分かった。
羞恥心が蘇り、慌ててネウロを突き離そうとしたところで、
手を動かしてみるも、そのネクタイがさらに拘束力を増していき、
手首が痛むだけだった。
「…っ…あ…っやっ」
「五月蠅い。」
あらわになった肌を見られる、それだけでも恥ずかしいのに。
手でゆっくりと淡い茂みを軽く愛撫し、
そのまま私の奥へ奥へと通じる扉をゆっくりと開いていく。
普段は空気なんて触れないような場所に、ネウロがふう、と
空気を入れてくる。
やめて欲しいのに、それだけで潤いのなかったそこは、
くちゅり、と僅かながらに音を鳴らした。
その音は私だけが感じる体の音だったにも関わらず、
ネウロは、貴様もまんざらではないのだろう?と
嫌味たらしく笑いながら、私を挑発する。
違うと否定したいが、違うと否定できない。
苦虫を噛み潰したような表情で睨むと、
魔人は嬉しそうににやりと笑った。
「貴様のそういった顔が、我輩をそそるのだ。」
「そそるって…。私、そんなつもりじゃ、」
「貴様がどんなつもりでも、我輩には関係ない。
我輩がどうしたくなったか。貴様が危惧すべきなのはこれだ。」
「あ、やだ、や…。い、いっ…!」
ぐい、と無理やりに指を秘部に差し込まれた。
自分の体の温度は、ネウロの冷たい指先が触れるたびに
過剰に反応し、足はぴくりと痙攣した。
身動きがとれないこと、恥ずかしいこと、
ネウロに蹂躙され、それでも自分の体が喜んでいること。
全てを原因に泣き出したくなった。
「あ、うん…はっ…ああっ」
「中々良い感触ではないか。」
「ネウロ、も、やめっ…」
「こちらは、そうは言っていないようだぞ?」
かあっと耳が赤くなるほど恥ずかしくて、そのまま顔だけを横に隠した。
くすくす、という笑い声が遠くから聞こえ、
もし手が自由になるのなら、この顔をまず最初に隠してしまいたい、と。
「ふ…、ん…、あん、や、ネウロ、そこ、やだっ!」
「いいのだろう?素直にいいと言え。」
「ちっとも良くない!」
「そうか、なら、」
その言葉と一緒に一本だった指が増やされ、私の中を弄った。
勢いの在る注挿を繰り返し、その度に私の中から大量の蜜が零れた。
ぐちゅ、ぐちゅ、という音が淫らに室内に響き、堪え切れなかった嬌声が
コンクリートの地面へと落ちていく。
「あ、あ、ネウロ、いいっ」
「ここがいいのか?」
「うん、そこ…、あ、ああっ」
何度かたまらなく感じる場所を、抉るように指で擦られ、
その度に、体の神経一本一本に電流が走り、足が痙攣をおこす。
思考回路はすでに使いものにはならず、縛られた手が、もどかしく揺れた。
もし、この手が自由になれば、私は逃げることが出来たのに。
そうではなく、この手があれば、
もっと私は自らを高みに追いやることが出来たのに、と。
普段の自分なら、それこそ赤面してしまうようなことでさえ、
今の私には、簡単に出来る自信があった。
膣内の神経は、それこそ最初の異物に抵抗していたものの、
なじんでしまえば、それに触れる度に歓喜の声を洩らす。
やめて、やめて、やめないで、もっと、もっと、そこ、
もっと、奥に、ああ、そこ、早く、早く!
自分の意思に反して、体はネウロに暴かれ、開かれ、
突き抜かれることを望んでいる。
この手が自由になるのなら、ネウロのそれを
自ら自分の中に挿れることすら、躊躇わないのに。
「ん、んんっ…は、う…あん…!」
体の背筋が震え、弓なりに体が反った。
足のつま先は痙攣し、突き抜けるような快感を存分に味わうと、
そのまま急降下するように、ソファへと力尽きた体が落ちていった。
動悸は止まることなく、耳になり響き、しっとりと汗ばんだ体が休息に冷えていく。
体が熱くて、今にでも乱れていて、
かろうじてつけているような自分の服を脱ぎ出したい。
ネウロへの恨み事を言うべきはずの自分は、
それでも自分の体が感じとった快感へとついていくのに必死だった。
絶頂に達した、内部はとろとろに溶け、今なら何でも受け入れられるくらい
柔らかくなっていた。
ネウロが自分の肩を掴み、そのまま抱き上げた。
ソファの上にあぐらをかいて座るネウロを真正面にし、
体を反転させられた。
ちらりと見えてしまった、ネウロの昂ぶった剣に、心臓がとくり、と鳴った。
「や、ネウロ、まだ、だめっ。」
「何が駄目なのだ?貴様のここは、もう、我輩のを欲しがっているだろうに。」
「違…、あ、や…はあっ…っ…」
指で、入り口を押し広げられ、そのなかにゆっくりとネウロの物が入っていく。
内部は抵抗するどころか、ネウロと一緒になることに、喜びの声をあげる。
ネウロの形に無理やり押し広げられた内部は、それでも、
それを喜ばせようと、きゅっと締め付けあげ、ねっとりと絡みつく。
「ほらみたことか。」
「ん…、ネウロっ。」
挿入したにも関わらず、ネウロは一向に動こうとはしない。
手は前で縛られ、未だ不自由なままだ。
少しでも快感を得ようと、私は無意識に体を揺らした。
それに気付いたらしいネウロは、そのまま私を四つん這いにさせ、
後ろから、突き上げた。
「ん、ん…あ、…ふあ…あん、ネ、ネウ…ロッ」
「なんだ、ヤコ。」
「あ、気持ちいい。もっと。」
「もう意地を張る気力も残ってはいないか。」
私の腰を掴みながら、ネウロは私の体を激しく揺さぶった。
その振動と一緒に、ソファはぎしぎしと壊れそうなくらいに鳴り、
部屋中に甘く乱れた声が響く。
結合部分からは、痛み、そして気持ちよさが体全体に流れ、
全然言うことが聞かない。
頭の中は次第に真っ白になっていき、気持ちよさを手にいれることが
最優先事項となる。
きゅっと、膣内を締め付けると、一瞬ネウロの息が止まった。
そして、次の瞬間には、抉られるように注挿を繰り返された。
体が震え、喉からは、既に理解出来る言葉は発されていなかった。
「あ、ああっ。」
「いいのだろう、ヤコ。」
繋がったまま体の位置を変えられ、真正面に肌を重ねたところで、
そのままソファに二人分の重力が加えられた。
両足をネウロの肩に掲げられ、自分の姿を余すところなく見られてしまう。
ネウロの視線が体を這う、それだけで、思わずネウロを締め付けてしまった。
ゆっくりと来ていたノースリーブの服も、ゆっくりと脱がされ、
白い生地て覆われている小さな突起の部分を掴み、無理やり押し出したところで、
ネウロはそれを舌でじっくりと嬲るように舐め始めた。
乳輪を孤を描くように舐めたかと思えば、吸い付くように熟れた実を
味わうかの様に、ネウロは私を弄ぶ。
その度に、つん、とした痛みを感じ、息を止め、はあ、と静かに空気を吐き出した。
全く弄られていない片方も、ねえ、早く、とネウロに触られることを求めている。
進入していた異物は、小刻みに動くだけで、じんわりと体の中を犯していくものの、
胸に与えれた刺激と同じように、中途半端で実に物足りない。
奴のこういうところも、私からサドだ、と言われる所以なのに。
胸の辺りを這っていた舌が、鎖骨へと移動して、
首筋、耳朶を甘噛みされたところで、私は泣き出した。
ぼろぼろと、瞳から涙が溢れる。
「ネウロ、も、やだ。」
「どうしてほしいのだ?」
この変態魔人め。
あんたなんか、大ッ嫌いだ。
私が何を欲しがっているのなんて、自分が一番よく分かっているだろうに。
こんなふうに、体を熱くして、脳も溶ける様に真っ白にしてしまったのは、
ネウロなのに。ネウロのせいなのに。
「ネウロが、欲しい。」
頭の中では罵詈雑言が浮かんでいたけれど、
口から出たのは物欲しそうににねだる、擦れた私の声だった。
その回答にネウロは満足したように、私の目元に唇を落とし、
また律動を始めた。激しく、更に強く。
手の拘束をはずして、と懇願すると、すんなりと奴は外してくれた。
そのまま、ネウロの首にしがみ付き、ただただ、甘い声を洩らした。
繋がっている部分は、ネウロの俊敏な動きに悲鳴を上げていたけれど、
私は何故か、とても嬉しかった。
嬉しくて、嬉しくて、もう一度涙が出てしまうくらい。
泣くのを止めろ
ネウロは先程、そう言った。
泣いている私に向かって、言葉を投げつけて。
それでも、ネウロは気づいていたのだ。
気付いていたからこそ、私には泣いて欲しくなかったのだろう。
泣かしているのは、最初から魔人だけだったのだ。
電人HALが消え去ることで、私が手にしたものは、
どうしようもない悲しみだけではなく、
一抹の恐怖と言うものもあげることが出来るだろう。
私は怖かった。
父親が死んでしまった時ですら、その悲しみは言葉に出来ないくらい、
苦しいとか、悲しいとか、ごちゃまぜになった感情でいっぱいになったのに。
父親以上になってしまった、この魔人を失ったとき、
私は、果たして正気でいられるだろうか。
自分で考えてみても、自信がない。
それは、ネウロも同じだった。
泣いているのはもしかして、私だけではないかもしれないということだ。
より人間らしさを増していく、ネウロ。
そして次第に魔人であるはずの奴に近づいていく、私。
止められるものなら、誰でもいいから止めて欲しい。
互いを一番に、大切に思えば思ってしまうほど、
私達は完璧ではなくなっていく。
いくらこんなふうに繋がっていても、決してそれは永遠ではないという真実。
いつか、失ってしまうかもしれない、という恐怖。
顔を上げ、ネウロを見た。
汗ばんだ体が揺れるごとに、私は甘い声を洩らす。
まるで、ネウロが泣いているのを代弁するかのように。
「ヤコ」
「あっ…ネウロ、いっ…は、ああん!」
内部にはじける生温かい感触。
破裂しそうな鼓動に、緊張していた体が線を失い
肢体は、そのまま投げ捨てられ、しばらくは、その昇りそうな感覚に身をまかせた。
気がついたとき、ネウロはじっと私を見つめていた。
それこそ穴があきそうなほど、表情はいつもの不敵な笑みのままなのに。
私が今、ここにいるのを確かめるように、ネウロは私に口付けた。
その行動に胸が締め付けられるように痛み、私はそのままネウロに抱きついた。
私には、未来を予知する能力もなければ、
タイムマシンのように魔界道具を使用し、未来を測ることなど不可能だ。
私は私自身の今を生き、未来に追いつかなければいけない。
ネウロの側にいて、奴を愛することで得たものは、
もしかしたら、電人HALのように、
愛し、愛し続けた故に狂い、自分自身が凶器となった未来か、
それとも、それすらを受けとめる力の可能性、そのいずれかなのかもしれない。
出来たら、後者であって欲しい。そして、ネウロにも。
今の自分が想像出来るのは、前者だけだから。
ゆっくりとネウロは私をソファへと降ろし、
入っていたままのそれは、また昂ぶりを増して、
私の中の襞を押し上げて、快感へと意識を押し流してしまう。
「ネウロ、あ…はっ…。」
「…ヤコ」
助けを求めるように手を伸ばすと、その手は魔人に奪われた。
それは、救いの手であるかもしれないし、そうではないかもしれない。
けれど、今はただこうして手を繋いでいて欲しいと、
私は心から思ったのだ。
終わる。
少しでも腹の足しになれば嬉しい
今更だけど、あけおめノシ
リアル更新キター!!!
刹那い…ドキドキしながらF5押してたよ…
ひたすらGJ!!!エーロ・ゴシカァン!!!1
ネウヤコたん萌え〜エロカワイイなおい、ありがとう
GJ!!!
HALと刹那にお互いを重ね合わせる二人は正に切ない・・・・
最高だ!!!
487 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 13:55:54 ID:jywtWjXR
GJ!!GJ!!!
素晴らしき正月・・・神わっしょい!
エーロ・ゴシカァァアンッ!!!
ここの職人、神ばかりだなw
禿同。
ギャグもシリアスもバカップルも色々あって
凄い
新年からここは賑わっててますね
自分もネウアカ(エロなし)を書いたので投下します
弥子ちゃんが酷い風邪を引いたのでしばらく事務所には行けないとお母さんから事務所に電話が来た。
ネウロさんは助手である自分がついていながら弥子ちゃんの体調管理が出来なかったことを謝罪した。
そして仕事のことは気にせずゆっくり休んでほしいという伝言を頼んで電話を切った後
「ヤコめ。奴隷の分際で風邪ごときで探偵稼業を怠るとは仕置きが必要だな」
なんて呟いている。
弥子ちゃん大丈夫かな。
今年の風邪は胃腸に来るって言うから辛いだろうなぁ。
会えないのは寂しいけど我慢するしかないよね。
一番苦しいのは弥子ちゃんなんだもの。
私に出来るのは早く治るようにお祈りするくらい。
ネウロさんはあれからずっと椅子に座ってパソコンをいじっている。
いつもああやっていろんな情報を得ているんだけど、今日は視線がドアやソファーに移ってばかり。
弥子ちゃんが何日も事務所に来れないなんて初めてだし、
あんなこと言っててもいつもの調子が出ないんだろうな。
ネウロさんと弥子ちゃんは既に切り離された存在じゃなくなっている。
自分の影や鏡に映る姿と同じように。
だからこうして離れていると寂しさよりも違和感を感じるんだと思う。
突然ネウロさんが立ち上がった。
謎の気配を感じたのだろうかと思っていると私の方へ近付いてくる。
どうしたんだろう。
ネウロさんは私の前に立つと得意そうに言った。
「アカネ、今日は我が輩が貴様にトリートメントをしてやろう」
びっくりしている私を尻目にネウロさんは洗面所へ道具を取りに入った。
弥子ちゃんを構えない暇つぶしなんだろうけど、あのネウロさんがそんなことしてくれるなんてこの先ないかもしれない。
ワクワクしながら待っているとネウロさんはすぐに戻ってきた。
お湯の入った洗面器を私の前に置き、手袋を外し始める。
外さないと濡れちゃうから当たり前なんだけど、ちょっと怖い。
魔人であるネウロさんの指は、切り裂き引きちぎるのを目的としているかのように鋭い。
あの手に触れられるのかと思うと畏縮してしまう。
けれど手袋から出てきたのはほっそりとした長い指。
魔人ではなく人間の男性の手だった。
きょとんと髪の毛を傾げているとネウロさんは
「この方がやりやすいからな」
と笑って私を手のひらに乗せた。
三つ編みを解くと私の髪がネウロさんの手の上で波打つ。
「ふむ、確かに黒々として艶のある髪だ。しなやかで、それでいてハリがある。ヤコが羨むのも当然だな」
そう言って私の髪を指で梳く。
弥子ちゃんとは違う、細いけれども硬い指先が気持ちよくて、思わずふるっと震えてしまった。
ネウロさんは訝しそうに手を止め私をしげしげと見つめた。
けれど口元をわずかに緩めただけで、何も言わずにまた私を梳いた。
しばらくそれを続けた後洗面器のお湯に浸けられる。
ほかほかして気持ち良い。中でふわふわと漂っている私を見てネウロさんはくつりと笑った。
「アカネにとっては洗髪の時間が至福なのだな」
毛先だけピョコピョコ動かして肯定を示す。
ネウロさんと弥子ちゃんにとって食事の時間が一番幸せなように、私にとってはこの時間が一番幸せ。
だって生きてるって実感できるから。
もちろん私の脳も心臓も既に止まっている。
お医者さんが見たら、ううん誰が見たって私は死んでいる。
それでも今こうしてこの髪の毛を動かして、いろんなことを感じ考える「私」は確かに存在している。
だから自慢の髪の毛を綺麗にしてもらって、女の子としての喜びをしみじみ味わうことができるこの時間が私にとっては何より大事。
ふわりとシャンプーを泡立てた手に包まれた。
花の蜜の香りがするこのシャンプーは弥子ちゃんがお友達から勧められて買ってきてくれたものだ。
柔らかい泡の中でゆすがれ、うっとりする。
普段弥子ちゃんも丁寧に洗ってくれるけれど、ネウロさんの洗い方はそれとはまた違う。
力加減と指の動きが絶妙で、甘い香りの中私は陶然となった。
気がつくといつの間にか私はタオルでぽんぽんと水気を取られていた。
「随分大人しかったが寝ていたのか?普段ヤコに洗髪されている時はもっとはしゃいでいるだろう」
どう答えよう?気持ち良すぎてボーッとしてたなんてちょっと照れくさい。
ネウロさんにとってはこの質問にそれほど意味はなかったらしく、私の答えを待たずにドライヤーで熱風を掛けてくる。
濡れてしっとりとしていた私の髪がさらさらとなびく。
乾き終えるとネウロさんはまた指で梳き、きちんと三つ編みに結ってくれた。
私を手の上に乗せ満足そうに見つめていたネウロさんは、そのまま顔を寄せ――唇を落とした。
驚きに硬直している私を離し、ネウロさんは何事もなかったかのように机に戻り、再びパソコンに向かった。
私の髪にはキスの名残がまだ残っている。
もうとっくに心臓は動きを止めているのに、私の心はドキドキしていた。
トリートメントもキスもネウロさんにとってはただの気まぐれ。
そんなこと分かっているのに、ネウロさんの唇の感触は私の心を貪欲にした。
髪の毛だけじゃなく、もっといろんな場所に触れてほしい。
手を握ってほしい。
肩を抱いてほしい。
そして唇を――。
どうかしてる。
髪以外は壁の中にいる私には叶わない願いなのに。
それ以前に壁に埋められて月日の経った私の身体なんて、もう――。
――やめた。
自分が死体であることを嘆いても仕方がない。
髪は自由に動かすことができる。
物に触れることも、文字やパソコンで意思の疎通だってできる。
そのことに感謝しなくちゃ。
私はマジックを掴むとホワイトボードに
『トリートメントありがとうございました。弥子ちゃん早く良くなるといいですね』
と書き込んだ。
ネウロさんは一瞥しただけで何も言わなかったけど、それでもいい。
弥子ちゃんが戻ってきたら、また事務所はいつもの日常を取り戻す。
ネウロさんが私のトリートメントをしてくれることはもうないだろう。
もちろん、キスも。
それでいい。
今日の出来事は一度きりの特別な宝物。
だから心の中で大切に取っておく。
そう、私の心は今も元気に生きている。
終わり
今実家に帰省中で携帯から投下したから所々改行が変ですがスルーして下さいorz
髪の神にリアルタイムで遭遇!超GJ!!
中の人を想像してどきどきした
グッジョブ!!
禿げ萌えた。
やっぱネウあか最高だ!
髪の神GJ!
ネウあか萌える
そうだよなあかねちゃんだって女の子だもんな……
あかねちゃんKAWEEEEE!!!111GJです!
うあああ!あかねちゃん切ねぇええ!!
ネウロ←あかねやネウヤコ←あかねキボン!!!
GJ!!!ところで9巻の愉快犯であかヤコに萌えた俺はきっと変態。
ウージッムシ♪ウージッムシ♪
親愛を込めていえば問題などない
百合好きな漏れがあかヤコ期待しますた。アヤヤコに♀サイヤコもウホッも神よ…
今週のジャンプ表紙にて色々な過程スッ飛ばして
スウィートホーム建造に取り掛かるネウヤコ…
ソファがボロボロなのは色々あったんだろうと電波を受信したので
ソファ物をひとつ希望したい
508 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:17:22 ID:7ujUEBw0
どようびはつばいですよ
うわ あげちまった
アカヤコを全裸に三つ編みで待つ
流れを無視してすまんがネウヤコ投下
あんまエロくないし若干弥子が別人やも
不幸なんだか幸せなんだか
512 :
箱庭:2007/01/06(土) 01:21:55 ID:hf3rhmOM
「愛しているぞ、ヤコ」
どこで覚えたのか初めて抱かれた時からネウロは事の最中に必ずそう言う。
そんなこと思っているはずもないのに。解るはずもないのに。
初めて体を重ねたのはいつものネウロの気まぐれからだった。
それまでわたしはネウロに対する特別な感情に気づかないフリをしていた。
だけど体を求められて表向きには拒否反応を示していても内心嬉しく
思っていることに気づいたのだった。
たとえネウロにとってはただの興味本位の気まぐれだとしても。
生まれたばかりのわたしの姿はただ小さく無防備でも
ネウロに抱かれたいろんなわたしの局面に触れたい
築き上げた過去を捨てて
「んっ…!」
「愛してるぞ」
耳元で囁かれる、嘘。
魔人と人間。
重なり合うはずがない。始まるはずがない。
でも…
「ネウロ…!私も…私もだからね…!」
ソファの上で重なり合い、抱きしめる腕にさらに力を入れる。
「ずっと、ずっと一緒だから!!」
「あぁ…」
魔人はあやす様にわたしの髪を撫でる
嘘を吐いてこのまま騙していてね
髪を撫でる指の先から
もしあんたと始まることになっても
かまわないと今なら強く言えるの
ネウロの箱庭に閉じ込められたわたし。
でもネウロとなら永遠さえ感じられる。
もし終るときがきても柔らかく誇らしく抱いて
睦月に入っても怒涛の流れだな。酸いも甘いも大作もカワユスも…。GJ!
ところでバレ解禁か?叫んでいいか??
俺の由香ーーーーー!!
ソファを乱暴に使いまくるプレイキボンヌ
516 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 11:09:54 ID:dlpp8Jsa
517 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 11:44:46 ID:giYlFrab
ネ申よ、ぜひソファを激しく使ったプレイを・・・・!!!
ソファで全裸で悶えながらwktkしつつまってます!!
池谷のオッサンとネウロとヤコで3…
いや何でもない
寒いけど、ジャンプの発売日だったけど、笹ヤコ投下。
変態笹塚従順ヤコ。たぶんノーマル。プラモデルを愛している方ごめんなさい。
物音で目を覚ました。弥子ちゃんが俺の見舞いの品をひっくり返しひっくり返し眺めている。
「!! あ、消費期限とか、大丈夫かなって思って…」
相変わらず馬鹿正直だった。
「食べてもいいよ、べつに。そのつもりでいつでも来ていいって言ったんだし」
すでに嬉しそうな顔でお目当てらしい菓子箱をかさかさと開け始めている。
が、どことなく寂しげな不安そうな顔だった。なにか話したいことがあるのかもしれない。
本人から切り出さない以上、俺にはどうすることも出来ない。
枕の下のタバコを取りだそうとして思い出した。
石垣が隠し場所を替えていた。目隠し用のカーテンレールの上。
「ごめん弥子ちゃん。そこにタバコあるんだ」
イスの上にあぶなかっしげに立上がり、よろよろと手探りでタバコを探している。
細い足首、頼り無げなふくらはぎ、筋張った膝の裏、白い太もも、やんわりとしたふくらみを持つ下着。
…本人が気にしていなさそうなのでじっくりと眺めた。
「ないですよ」
「もっと右、いや。上上下下左右左…」
「…右? あ、あった」
「ごめん。それで、火はそっち」
ベッドをはさんで反対側のテーブルにあるプラモデル。石垣がチェーンソー部をライターに改造していた。
「ついでにカーテン、閉めてくれないかな?」
目隠しのカーテンを閉めてもらう。
カーテンに囲われて2人きり、弥子ちゃんは動じる気配はない。それもそうか、俺は重病人だった。
手渡してくれたライターで火を付け、息を深く吸い込む。とりあえずはこれで十分。残りは灰皿代わりにプラモに押しつけた。
さすがに吸い殻がそのままなのはマズイと思ったのか、弥子ちゃんが空き缶を手渡してくれる。
「ありがと、弥子ちゃん。…そういえば手入れきちんとしてる?」
「え?」
「ここの手入れ」
空き缶を受け取りると思い出そうとする弥子ちゃんよりも素早く、彼女のスカートに手を突っ込む。
短い悲鳴。
「だからここだってば」
さらに指先を奥へと進めた。柔らかい布切れの感触。
「さ…笹塚さん」
弥子ちゃんがじりじりと後ずさる。
「俺があんなに丁寧に手入れしたのに、ほったらかしにするから…」
わざとらしくつぶやき、熱く湿った下着に指先を潜らせ彼女の短く生えそろった毛先を引き出した。
「…もう伸びてる」
下着にかけた指先に力を込め、引っ張る。粗く紐状になった下着が弥子ちゃんの柔らかな肉にめり込んでいった。
「ひっ」
せっかくなんで後ろの方も2つにわけてみる。
後ろから前まで弥子ちゃんの割れ目にキレイに下着が納まったのを指先で確認した。
くにくにとした恥丘の感触にごわごわした陰毛の感触。
納得がいかなかった。
「弥子ちゃんさ、今、剃ってきよ。売店でカミソリ買ってこの部屋でもトイレでもいいからさ」
ぐいっと下着を引っ張る。
「…そんなの…ん、あああ っ」
彼女の答えを待たず下着ごとクリトリスを押しつぶした。
下着からわずかに漏れた愛液を擦り付けるように、優しく内腿や恥丘を撫でてあげる。
「弥子ちゃんがいやなら、いいや。別に」
ほっとしたような弥子ちゃんの顔。
「やっぱ俺がやるから、またがってよ。ココに」
そう言って自分の顔を指差してみた。
弥子ちゃんの顔が見る間に真っ赤になった。
「さ…笹塚さんの……」
最後まで言い切れず目の端に涙がこぼれていく。そのままカーテンをすり抜け、ドアの音だけが響いた。
悪ふざけがすぎたかなー…。
タバコに火を付けてふかして消して火を付けて。
何回も繰り返し、プラモがハリネズミのようになったころドアのきしむ音が低く響いた。
が、それだけだった。部屋に誰かが入った気配はある。カーテンが閉じられているから俺が寝ていると思ってるのか?
ごそごそと小さな物音は聞こえるが、沈黙が続く。
「………ぁ」
か細い女の子の声。
「…弥子ちゃん?」
「ぅ…ん…」
「入ってこれば?」
「あ…、まだ、ダメなんで、す」
再び沈黙が続くが時々喘ぎ声のような妙な声が聞こえるのが気になった。
しばらくして、さっきと同じように真っ赤な顔の弥子ちゃんが、カーテンから現れた。
正直、戻ってくるとはおもっていなかった。
弥子ちゃんは何も言わず、俺の目の前でスカートをゆっくりと持ち上げる。
桜色にそまった太股とキレイに剃られた恥丘が現れる。…下着は着けていなかった。
俺もなにも言わず、当然のようにその割れ目に指を這わした。
「ん…ぅ」
ゆっくりと中を探る。なめらかな愛液の感触。こぼれ落ちそうなくらいに潤っている。
くちゅくちゅとかき回すたびに彼女の内腿とマブタがキツく閉じられていく。
「…もう少し近くで見たいんだけど」
ベッドをフラットにして、彼女の出方を待つ。
弥子ちゃんは俺の身体に触れないよう壁に手を付け膝立ちに、そろりと顔の上にまたがった。
きちんとスカートも持ち上げて。
湯気が立ちそうなくらいほてるソコを、滑らないようきつめに押さえながら開いてみた。
愛液にまみれたツルツルの恥丘の先にプリッとしたクリトリス。
不揃いのピンクのヒダに包まれた小さな穴。傷がついた様子はなく、愛液を垂らしながらひくひくとかわいく収縮している。
後ろの穴の方までキレイに剃ったようだった。
弥子ちゃんの荒々しい息遣いだけが病室に響いている。
クリトリスにゆっくりと愛液をからめた。ヒダを数えるように丹念に穴をほぐしてみる。
「ふぅ……ン」
いつもの彼女からは想像できない、ねだるような甘ったるい声。
「あ……ふ?」
わざとらしく指の動きを止めて、直球勝負に出てみた。
「弥子ちゃんのオナニー見たいな」
弥子ちゃんの腰がそろそろと降りる。俺の鼻先が愛液に沈み、クリトリスが小刻みに揺れる。
もう一度腰を持ち上げ俺の顔をのぞき込みながら、ゆっくりと自分の指に舌をはわせる。
唾液に濡れた細い指が愛液の中心にあてられると、あっという間に根元まで潜り込み、引き出される。
弥子ちゃんはくちゅくちゅと激しい水音を立てた。
次第に激しくなる指を眺めながら彼女がイキそうなタイミングを計った。
「あ、あ、あ……っ…!?」
強く小刻みに揺れる弥子ちゃんの手をキツく掴んだ。
「俺のほう、先にしてくれない?」
朦朧とする彼女を反対向きにまたがせて、俺の股間の処理を促した。
我ながら格好悪いと思ったが、弥子ちゃんのオナニーを眺めながら引っ張り出しておいたのだ。
「別にくわえなくてもいいよ。…顔にかけるだけだから」
そう宣言して彼女の腰を引き寄せた。ぬるぬるになった股間にためらわず口を付ける。
舌先でくすぐるように小さなヒダの感触を楽しむ。今度は俺のほうから鼻先でクリトリス捜し刺激を与える。
やっと見つけたそれにわざと音を立てて吸い付いた。
「やっ…んんーっ!!」
なんとか俺の傷口を気遣いつつ弥子ちゃんが四つん這いになる。当然のように股間に顔を埋めた弥子ちゃん。
さすがに口には含んでくれないが、それだけで十分。俺はさらに激しく彼女と自分自身に刺激を加えた。
強弱をつけて弥子ちゃんの最後を遅らせる。が。
「っく!?」
突然弥子ちゃんが俺をくわえ込み、頭を上下にスライドし始めた。全くの予想外。
突然の刺激に対応しきれずに……。
激しく放出。
長い間のあと、ごくり、という生々しい音が聞こえた。
すべてを飲み干しあわてて身体を起こした弥子ちゃんが、身振り手振りで口をどうにかしたいことを表現している。
俺は力無く彼女に手を振ると、そのまま深い眠りに落ちた。
完了! なわけで、笹塚一点張り視点でごめんなさい。
>>524 GJです。ご馳走様でした!!
ふと思ったことだけど、ヤコは精液だって
美味しそうに飲みそうだよなぁ…と温泉のアレを見て思った。
GJ!!
それにしてもここの職人の多さとクオリティは異常
今から書こうと思うのだが、弥子×同級生(オリキャラ)はお好きかな?
頑張って松井のキャラに食われない様努力するつもりだが
>>526 本編のチラリズム的なエロさに加えて、ネウロ読者が信者と言われるほどに
作品を深く深く愛しているからだと思UNO
>>527 本編に登場しないキャラ、オリキャラはここではやめた方がいい。
自分のサイトがあるならそこに載せればいい。
同意。
過去にもヤコと恋人なオリキャラが登場するネウヤコ作品が投下されたが、恋人キャラはあくまでもスパイス的存在として扱われていた。
ヤコ×オリキャラとして大きな扱いにするならやめておいた方がいいかと。
エロくてかわいいヤコが読めるなら
注釈付けとけば相手がオリキャラでもなんでもいいと思う。
板のルールも有るからなぁ。さて、
>>525 殿、確か7スレ目に「美味しく飲み干せる」流れと「ヤコ吾」が。まずはまとめサイトにて読ませて頂く、と。で、貴方も書いてくれ。
>>524 神、劇作ありがとう。貴様のssは苦手だが好きなんだ(※ワサビ付け過ぎの寿司を食い悶絶しながら「このツンとした感じが…」とほざくガキを想像して下さい)
笹ヤコGJ!!ところで今週のネウヤコが新婚にしか見えなかったのは俺だけ?
>>534 同士よノシ
しかし弥子たんはあんな木に跨がって一体何をいや何でもない。
>>534 こんばんは自分
一足跳びな考えだが
二人で吟味して買ったものが増えたら別れるとき辛くなりそうと思った
しかし『エロ的には使いまくったソファ』がひっかかる
松井め…!
p://www.lovecosmetic.jp/shop/item/98700.html
実はネウロが温泉水を持ち帰っており、
吾代がコレを入手し、
笹塚の退院祝いがてら鍋パーティーをして
弥子さんが喜んで悦ぶ乱交電波を
松井先生から受信した。
539 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 12:57:56 ID:vqlelYSJ
個人的なネウヤコソング『GOD DIVA 』
サイヤコは『地獄の季節』
歌詞がエロくていい
誤爆った上にsageんの忘れた
スレ住民よすまない
>>540 おkおk どっちが先にエロ話書き上げるか競争だ
>>536 例の弥子の台詞に、すぐさまエロい妄想をしたのは俺だけではないと確信している。
なんか降りてきたので書いた。
昼下がりの事務所。
二人きり。
依頼人は来る気配もない。
まるで三題話だが、これだけの条件が揃ったらやることはひとつだ。
「…や、もう…ダメぇっ…」
縋るようにソファーに深く爪を立てながら、弥子はもう何もかも忘れたように盛大な声を上げ
ていた。逃れることなど一切許さないとばかり、突き出された形の腰をがっちりと掴んでガン
ガン犯しているネウロはこんな時でも薄笑いを浮かべている。
やがてより密着しようとでもいうように、大きな両手は未熟な果実のような乳房を掴み、小さ
な先端を巧みに指先でくりくりと弄ぶ。既に紅色に染まった乳房は、それだけで更に悩まし
い熱を持った。
「ひぁ…意地悪ぅ…」
泣きじゃくるような声を上げて弥子は髪を振り乱した。そんな様子にネウロは興が乗ったの
か、一層体をぴったりとくっつけてじんじんと痺れているクリトリスを片手で捏ね上げながら
も、灼熱の肉棒を受け入れている健気な花弁をいじった。
途端にビクビクと跳ね上がる体のひどく敏感な反応が、魔人の嗜虐芯のストライクゾーンに
入ったようだ。
「あああっ!!!やだぁ、ドスケベぇぇっ…」
「貴様もかなり乗っているようだな」
「やぁん…あんたがそうさせ…あああっ!!」
剥き出しの白い背中が、突然のことに緊張を走らせる。
今日はどこまでも陵辱し尽くすつもりらしいネウロは、残酷な笑みを浮かべて一端奥までを
穿っていたものをずるっと抜き出してしまったのだ。
もちろん、そんなことになるとは思ってもいなかったらしい弥子は、呆然としたようにネウロを
見上げている。その華奢な体を抱き上げると、もう大してスプリングも効かないソファーへと
乱暴に投げた。
「ひゃっ…」
突然のことに、弥子は情けない声を上げる。
「我が輩の奴隷よ」
あられもない姿を晒している弥子を見下ろして、極限まで猛りきったものを誇示しながらネウ
ロは居丈高に告げた。傍目から見れば随分間抜けな光景だったが、幸い誰も立ち入ること
はない。
「貴様はまだ奴隷としての性根の据わり方が足りない。我が輩が直々に教え込んでやるか
ら感謝をしろ。いいな」
「いや…言ってることがよく分からないんだけど…」
「問答無用だ」
「ちょっ、待っ…あああああーーーーー!!!」
その後のことは推して知るべし。
『こんなことばかりお二人は毎日何時間でもなさっているので、そりゃあソファーも傷むと思い
ます。元々、以前の金融会社にあったものをそのまま流用していたので経年劣化も既にあっ
たでしょうし。ただ、さすがに最近は使い心地が悪くなったようですので、お二人は新しい品
を探しているようです。新しいソファーが見つかったとして、少しでも長く保っていられるように
今は祈るだけですね。 あかね』
確かに毎日ヤり放題だったらソファーも傷むよ。
543 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 15:54:07 ID:Jt0Lv/SJ
ありがたやありがたや・・・
ソファーネタGJ!!
ソファーktkr
GJ!何かあかねちゃんにワロタw
嗜虐芯って何だよ自分…orz
もちろん「嗜虐心」だ。
しかし妙に違和感がないっぽい。
542GJ!
こんなことばっかしてるからソファーはダメになったのか…
そして539のGOD DIVAを「ゴディバ」と読んでしまってチョコ食べたくなった。
弥子じゃないけど食べたいものがすぐに出てくる引き出しが欲しい…
ゴディバって少しエロいエピソードあるよね。
確か、サド旦那に要求呑んでもらうために裸で馬に乗って街中を回った夫人からきてたっけ。
公式ページを見てみた。
領民に圧政をかけるダンナに軽くするよう奥さんが直訴したら
「ならば素っ裸で街中回ってみろ。できんだろう、このウジムシめ。フハハハハ」
みたいなことを言われたので脱いだという話だった。
………すいまセーン… ボクウソついてまーした…
エロソファGJ!!神もまゆたんもエロイ!!
アンカミスで534。どう見ても新婚
そのゴディバ夫人の裸を盗み見て、
天罰を喰らい片目を失ったのがピーピング・トム。
出刃亀も命懸け。
出刃亀→×
出歯亀→○
ちなみにこっちは実在の殺人事件の犯人。
>>549 確かそれで皆「じゃあその日は皆窓閉めるべ」ってなったんだよな。
そして盗み見した
>>550の男がゴシカァァンされたんだよな。
>>549 ネウロ口調での言葉責めのなんと自然なことか
あれはドS専用なんだな
>554
ソレで行くと、旦那はゴダイバ夫人がやるってわかってて仕向けたみたいだな。
で、羞恥プレイと。
ゴディバ設定でネウヤコ(*´Д`)=зハァハァ
いいね、書きたい。
558 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 20:08:46 ID:fqQmDrdq
>>557 ネ申光臨(*´Д`)=зハァハァ
全裸でお待ちしております
ハァハァムラムラしながら静かに全裸で待つ
まさしく神しかいないスレ。ネウヤコでシリアスエログロスカラブも良い。
560 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:58:20 ID:XpQVlvqk
全力で身悶えしつつ待ってます!
俺のアホな読み間違えから神が光臨してる…557氏、待ってます!
そしてここのノリのいい住人も大好きだ(*´Д`)
562 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:49:27 ID:vZqX2dnM
>>561 俺はアホな読み間違えしてくれたおまいも好き
皆大好きな件について
ゴディバといえば、あと一ヶ月もすればバレンタインですね
書いたぞ。
責任は全部持つ。
元ネタの便宜上、舞台は11世紀のイングランドだと思ってくれ。
コスプレチックな感じで書いてみる。
とある地方領主、ネウロはいつも突然とんでもないことを口走ったり行動に移す気紛れな性
格だった。なので領主夫人である弥子はその度にありとあらゆる迷惑をこうむってきたのだ
が、その日は更にとてつもないことが待っていた。
「ヤコよ、明日よりただちに領民共への増税を実施するぞ」
「ほえ?」
午後の優雅なティータイム。テラスのテーブルに山と積まれたマフィンや焼き菓子を次々と
貪り続けながら、弥子は顔を上げた。一瞬、何を言っているのか分からなかったのだ。ネウ
ロはあくまでも椅子に深く掛けたまま、優雅に組んだ指をリズミカルに躍動させている。
「増税だ。このところ何かと物入りだったのでな、蓄財もやや心許ない」
「ちょっと、やめてよね。別に財政はそんなに逼迫してないでしょ」
「だと思ったら、せめて食う量を多少控えたらどうだ。貴様を養うだけでも莫大な金が入り用
なのだぞ」
「ぐっ…」
つい言葉に詰まって、弥子は両手に握っていた大きなクッキーをしげしげと眺める。三度三
度の食事に加えて午前十一時、午後三時、午後五時のティータイムのお菓子までしっかり
食べ尽くしても平気な弥子の胃袋は、まさに謎そのものでもあった。
「そ…りゃそうだけど…いきなりそんなことしたら、領民たちが可哀想じゃん。理不尽なことだ
けはやめてよ」
「ほう」
日頃から弥子を何かと奴隷妻扱いしているネウロは、そんな領民思いの弥子を眺めて残酷
そうに薄く笑って長い足を組み替えた。
「ならば考えてやってもいいぞ」
「やったあ!」
「貴様が裸で馬に乗り、領地をくまなく回ったら言うことを聞いてやろう。どうだ?」
「…え」
「もしも出来んと言うなら、軽々しく御主人様の決めたことに口を挟まないことだな。出来る
のならばやってみるがいい、このウジムシめ。フハハハ」
あまりなネウロの言い草に、しばらく特大クッキーを持ったまま思考が止まってしまった弥
子だったが、意を決したようにそれをぱくっと口に入れて咀嚼してから言葉を返した。
「や…やればいいんでしょやれば。でも私、馬には乗れないよ」
「気にするな。代替案は用意してある」
全くとんでもないことになってしまったと、まだ半分ほど残っているお菓子の前で弥子は溜
息をついた。まさか裸で領地を回るなんて屈辱、考えもしなかったのだ。
「あんたって、最低」
「フハハハハ」
落ち込んでいる奴隷妻を眺めて、ネウロは大層上機嫌で笑った。
早速その旨のお触れが出て、当日は領民は誰一人外に出てはならぬ、領主夫人のあられ
もない姿を見てもならぬと厳しいお達しまで追加された。
「で、馬に乗れないって言ったらこれ?」
「そうだ。面白かろう」
「ふ…ふざけんな変態!!」
よく手入れされた庭園を、靴とストッキングだけ身につけた淫らな姿で歩く弥子はいたく不機
嫌だった。両腕は特別製の手錠で後ろに固定され、その細い首には首輪が嵌まっていたか
らだ。更に、首輪からは細い鎖が伸びていて端をネウロが握っている。幾ら誰も見ていなく
ても、素っ裸で外を歩くのは本当に恥ずかしくて、今にも顔から火が出そうだった。爽やかな
風が剥き出しになった乳房や股間をさらりと撫でるのすら、どうしていいのか分からない。
「ネウロ、こんなの…やだよお。早く帰りたいよお」
なのに、悪魔のように底意地の悪いネウロは鼻歌を歌いながら弥子の訴えにも素知らぬ振
りをしている。
「ネウロぉ…」
「まあいいではないか、今日は上天気だ。領地を見回りがてらの散歩と洒落込もうではない
か。我が輩の可愛い妻よ」
「普通、妻には手錠も首輪も着けない筈だけど」
「フハハハハ」
玩具のように鎖を弄びながら、いつになく上機嫌でネウロは弥子の歩を更に促す。このまま
では本当に領地中をこんな恥ずかしい格好で歩かされかねない。そんなことをつらつら考え
ているうちに、城下の大きな広場に出た。見渡す限りの家々はどこもぴったりと窓を閉じてい
るが、その奥で家族揃って不手際など犯さないようにと息を潜めているのが感じられる。
本当に、何て鬼畜なことを考えつくのだろう、この男は。
妻を裸にしてこんなところまで歩かせて。
「…ネウロ…」
そのうちに、弥子は体の中で妙な熱が湧き上がってきているのを感じ始めていた。いつも寝
室でネウロが思う存分無体なことをする前に、無理やり飲まされる媚薬の感覚と同じだ。無
意識に肌が粟立つのを覚えて、怯えたように弥子はネウロを見上げた。
「何…これ…何かしたの?ネウロぉっ…」
「ああ、さっきいつもの調子で茶を飲んだだろう」
返事はごくさらりとしたものだった。それがまたネウロの性悪さを感じさせて、弥子はついう
っかり大声を出した。そんなものが仕込まれているとも知らず、毎日の習慣で出掛けに三杯
もお茶を飲み干してしまったのだ。
「まさか…あんたっていう奴はあ!!」
「…そろそろ感じてきたようだな」
弥子の狼狽などどうでもいいのか、超極悪な笑みを顔中に浮かべながらネウロは片手で薄
く盛り上がった乳房を撫でた。
「ぁっ…」
そろそろ媚薬が効いてきているせいか、触られただけで密やかに性感が高まっていく。
「あぁ…やだぁ、もう帰らせてよお…ネウロ…」
頬を染め、涙まで滲ませながら懇願しているというのに、ネウロは平然と受け流した。
「まだだ。貴様に言いつけたことは終わっていないぞ」
「帰ったら、何でもするから…お願い…」
「それは我が輩が決めることだ」
残酷に切り捨てて、性感を煽るようにゆっくりと手を動かしていく。ただそれだけの緩い刺激
なのに、擦り合わされた腿の間をねっとりと伝っていくものがある。ネウロに気付かれないよ
うにと懸命に堪えていたのに、何故か簡単に見破られてしまったようだ。にやっと笑う意地
の悪い顔に心底腹が立つのに、逃げることも出来ない。
「ほう、反応がいいな。淫乱め」
「ぅっ…違うよぉ…」
「触られてもいないのに勝手に濡らしておいて、勝手なものだな」
「ぁ…勝手なのは、あんた…」
乳房を撫でていた手が腿に垂れているものを掬い取った。わざと目の前に濡れた指を突き
出して見せつけてはせせら笑う。
「もう、こんなになっているのにか?」
「…知らないよ…あんっ!」
あくまでも拒絶する弥子を面白そうに見下ろして、ネウロはぐいっと乱暴に股間に手を滑ら
せた。刺激も与えられないまま健気に潤みきっていた柔らかな花弁が、何もかもを心得きっ
た指を突き入れられて一気に艶やかに咲き誇る。
「ああぁん…そんなこと、しちゃやだぁ…こんな場所でなんて…」
腕を戒められ、もう膝の力が抜けかけている弥子は、必死で髪を振り乱して抵抗の意思を
示した。
「みんなに見られちゃう…声、聞かれちゃうよお…」
指で犯される度にぐちょぐちょと濡れそぼった音が広場に響いていた。たとえお触れのせい
で誰も見ていないとしても、音や声だけは聞こえてしまう。それが恥ずかしくて、ここからす
ぐにでも逃げてしまいたいほどだった。
「気にするな」
「や…気にするってば」
「いいから股を開け」
もうすっかりその気になっていたのか、ネウロは側の花壇に弥子を突き飛ばした。
「い、たっ…」
「屋外でするのも、なかなかの野趣だ。たっぷりと可愛がってやろう、ヤコ」
「いやいやいやいや、外じゃ嫌だから!てか、絶対誰か見てるから!」
腕が不自由なせいで逃れられないと分かっていても、ネウロのこんな身勝手なところは本
当に思いっきり突っ込みたかった。自爆すると分かっていても。
「ね、ねえ…こんなところじゃ嫌だよ。帰ろ?ね、ね…ぁぁんっ!!」
媚薬と愛撫によって完全に蕩けていたそこは、驚くほど巨大に猛りきったものをすんなりと
受け入れた。
「あん、やだぁ…」
一度奥までを強引に犯され、もう弥子は意識が飛びそうになっていた。
「ふむ、なかなかの締まりだな。さては屋外でするのがそんなにいいか」
「そんなことな…ぁっ!!」
限界まで足を開かされ、何度も激しく突きまくられては堪らない。媚薬によって妖しい快感
に蕩かされていた弥子の意識は呆気なく弾け飛んだ。ピストンされる毎に、擦り合わされ
た粘膜の間から愛液がどろりと流れ落ちる。
「あああ!熱いよお、ネウロぉ…」
花壇の花に埋もれて陶然としている弥子の髪の乱れを払ってやると、ネウロは一層腰を使
って激しく責めたてていった。
「あん、あんんっ!!もっとぉっ…いいよおっ…」
腕が不自由な代わり、せっかくの快楽を逃さないように華奢な白い足が絡みついてきて引
き寄せようとする。
「フハハ、貴様はそうしている時が最も美しいぞ。我が輩の奴隷よ」
「あぁ…いっぱい、して…奥の奥まで汚してよおっ…」
とろんとした弥子の目の中には、もう何も映ってはいない。ただ本能のみが与えられる感覚
に反応している。何もかも脱ぎ捨てた芯に存在する、まさにそれが素の弥子と言えた。
「ヤコ、可愛いヤコよ…貴様の要望通り、奥まで汚してやろう」
すっかり人形そのもののように従順になった弥子を抱き寄せ、ネウロはこの素晴らしい刺激
で頂点までを一気に駆け抜ける快感に身を委ねた。ただ本能のままに。
一際激しく腰を突き込むと、弾けるようにいやらしく濡れた声が上がった。
「ああああんっ!!」
「ヤコ…」
咄嗟に息を詰めた次の瞬間に、まるで敏感な内部を焼くように熱く、濃いものが収まりきれ
ないほど大量に放たれていく。
「…ネウロ」
「何だ、ヤコ」
「私、この格好で帰るんだよね?」
「当たり前だ。城に戻るまでが貴様に課せられた課題だからな」
正気に戻ってしまえば、またいつも通りだ。
ネウロの腕の中で目覚めた弥子は、これからどうしようかと考えている。
素っ裸で歩いて帰るのさえ、嫌で恥ずかしくて仕方がないのが正直なところだ。なのに、ま
だ体の中に性感の火は残ったままだった。
その時。
「ヤコよ。随分頭の悪い輩がいるようだぞ」
「えっ…」
何かに気付いたのか、ネウロは傍らの小枝を手にして遠方へと投げた。すぐに聞こえてくる
叫び声。
考えたくないことだったが、誰かが二人の痴態をずっと覗いていたようだった。
「こそこそ隠れていないで出て来い、愚かな鶏よ」
「……うっせーな」
不貞腐れたように頭を掻きながら、生垣の影から出てきたのは意外にも若い男だった。そ
れがネウロのたちの悪い悪戯心に触れたらしい。
「貴様、領地内に回った触書は読まなかったか?」
「あ?知らねーよ。字なんて読めねっての」
「そうか、悪かったな」
「ったくよ。疲れてここで寝てたら声がしたんでつい見てみたら、何だよおめーら。公衆の面
前でヤるバカか?」
どうやら領民ではないらしい。たまに他の地から流れ込んでくる人間がこの場に居合わせ
てしまったのだろう。
「ヤコよ、この不埒者はどうする?」
「んー…」
まだ完全に頭が回りきっていない弥子は、ネウロに促されるままふわりと思ったことを口に
していた。
「誰かに見られてるのって、結構いいよね…」
その一言で、吾代という若い男の処遇はあっさり決まった。
領民ならば当然領主の妻の裸を見たということで厳罰に処するところだっただろうが、無学
の流れ者ということでかなりの減罪になったのだ。
以後、吾代には特別な役職が与えられた。
「あぁん…ネウロ…気持ちいいよおっ…」
「ヤコよ、気が済むまでくれてやろう。いいな」
「うん、いい…大好きぃ…ネウロ、ネウロぉっ…」
今夜も二人は盛大に盛り上がっている。
こんな風に夜が訪れる度、領主夫妻の寝室で二人が繰り広げる一切合財の行為を見届け
ること。ただそれだけとはいえ、随分な仕打ちだ。命が助かっただけましだと残酷な領主は
言うに決まっているが。
「あぁ…やっぱり、ここに誰かがいると違うよね…」
外道な男にすっかり慣らされた弥子は、寝室の隅で固まっている吾代を見遣ってなまめか
しく微笑した。
外道夫婦誕生。
変なオチになってスマソ。
ただ、ダイレクトな刑罰よりも生殺し的なものの方が苦痛かなと思ったので
早速やってみた。
吾代ごめん。
だがそれがいい。GJ。
早速補完させて頂く 有難う
まとめ殿、いつも乙鰈様です。
うわ、もの凄い勢いで季節が過ぎて往くよ。干支ネタは年始挨拶だけで終りそうだorz。
じゃ、俺は潔く弥生系ネタ(早っ!)取り掛かるから誰かV.D.ヨロ。
千のGJ
>>573 弥生といえば弥子の誕生日ではありませんか、先生
え、違…あたぼうよ(そういやそうでしたーーー!)
雛祭りだけじゃなかったな、遅筆だが頑張ります。
577 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 01:59:36 ID:vZqX2dnM
>>570 GJGJGJー!!
本当にこのスレ大好きだ
GJ!
そして可愛そうな忍、乙
魔人も同じ誕生日なんだよね?
>>578 うん。
主人公とヒロインが同じ誕生日って、珍しいかも。
580 :
525:2007/01/09(火) 11:28:02 ID:kwiFd2L0
>>532 情報サンクス。まとめ読み返してみます。
>で、貴方も書いてくれ。
に関しては「吾ヤコ」ではないが既に投下しとります。
>>580 きっと
「更に書いて!Youのネ申っぷりならできる業!」
という期待なのだ。
そしておいらも待つ。
582 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 17:16:19 ID:w1yeP02z
うぉおおおGJ!!外道夫婦いい!!
弥生系ネタwktk待ってます!
まさに外道!エロくて鬼畜で素晴しい
吾代カワイソスwww
584 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 18:00:57 ID:Ff43QSVY
まとめサイトは宝の山で読むのにえらく悶えてしまう。時間がかかる。だがそれがいい。
585 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:56:46 ID:joLaQ8UX
おお、ゴダイバGJ!
さらにwktk(*´Д`)ハァハァ
池谷とネウロに交互にヤられる弥子を想像したのは俺だけか
人間の世界に来てから下僕や奴隷はいたものの、
気が合う”お友達”は初めてなんじゃないか、魔人。
あの握手、とても微笑ましく思えてしまったんだが……。
>586
お気に入りのおもちゃで一緒に遊ぼう、見たいな感じ?
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:17:40 ID:KBhlPyvo
このスレには俺がたくさんいるようだな
592 :
理由の半分:2007/01/11(木) 18:00:22 ID:ubsa8hGg
ちょっと微妙なネウヤコ。シリアス気味…?
生理話入っててすみません。
授業が終わり教科書や筆記具を鞄にしまっていると、叶絵が辺りを窺いながら近付いて来た。
なんだかどことなく落ち着かない様子だ。
「どーしたの?」
声をかけると、叶絵はかなり顔を寄せて来る。
「ねえ、アレ、持ってない? なんか今回来るの早くてさ…」
「あるよ。ちょっと待って」
短く答えて、丁度開けていた鞄の中に入っているポーチを渡す。
「ありがと」
片手を挙げ駆け出す叶絵を見送って、作業の続きに戻る。
暫くすると叶絵がトイレから戻って来た。
「助かったよ、ヤコ」
「いいよいいよ。それより大丈夫なの?」
ポーチを受け取りながら尋ねてみるが、顔色も問題なさそうに見える。
「うん、まだ大丈夫かな。これからキツくなるんだろうけど。…そういえばあんた、最近は
あんまり辛そうにする事なくなったよね。前はその時期だけはさすがに調子悪そうにしてる事
あったのに」
前の私の様子を思い出したのか、少し不思議そうに尋ねてくる。
「あ〜…、私最近はピル飲んでるんだ。…ほら、仕事に響いたりしたら色々迷惑とかも掛けて
良くないと思うしさ」
それは本当のことだけど、それだけじゃない。
「そっか、あんたも大変だね。でもまあそれで少しでも楽に過ごせるんなら、辛いよりいいん
じゃないの」
そんな叶絵の言葉を嬉しく思いながら、学校を出る準備を終える。
593 :
理由の半分:2007/01/11(木) 18:00:59 ID:ubsa8hGg
…ちゅ くちゅっ
私の身体から出てるいやらしい音が、事務所に響いてる。
「や…っ、音、立てないで…」
あかねちゃんは気を遣って壁紙の中に入ってくれているけど、それでも恥ずかしいのに
変わりはない。
「何を言っている。貴様がこれ程溢れさせているから音がするのだろう」
「言わ…なぃ、で、ょ…ぉ」
なんとか自分を保ちながら私が抗議すると、にやにやと笑みを浮かべてネウロは私の弱い
ところを刺激する。
「ぁ……っ!」
それまで圧縮されていたような快感が堪えきれないところまで来て、一気に弾けた。
身体が痙攣して、言葉が出ない。息を整えようとしてるうちに、ネウロが脚の間に身体を
入れて来た。
「や、待って、まだ…」
「待たん」
言うなりネウロが押し入って来る。当然のように何も着けないで。
…実は前に一度、友達にからかい半分で渡されて持ってたゴムを着けようとした事があった
けど、日本の規格サイズで作られたそれは…ネウロには合わなかった。そりゃあ身長だって
2メートルを超える時もある(この表現が出る時点で人間とは違う)んだから、平均的日本人と
一緒には出来ないだろうけど…。これが、私がピルを飲むようになったもう一つの理由。
せめて卒業するまでは、無茶な事はしたくない。
「ひぅっっ!!」
初めての時に比べればマシだけど、やっぱり痛い。そして苦しい。
「貴様、まだ我が輩を受け入れるのに慣れんのか」
「し、仕方ない、でしょ」
そう、まだ慣れない。慣れないというよりは、怖いのかもしれない。今の私達の間には何も
確実なものはなくて、そんな状況なのにこんな事をしてるっていうのが、不安、なんだ。
だけどネウロは私の不安なんてきっと気にしないと思う。実際、もう動き始めてるし。
「んっ、あんっ」
燻ってた快感にまた火がついたみたいになって、声が出る。
「ヤコ、いいぞ」
「あっ、ネウロぉ」
594 :
理由の半分:2007/01/11(木) 18:02:01 ID:ubsa8hGg
何にも邪魔されず触れて、溶け合ってるような皮膚の一体感。その中にある硬い芯が私の
中で前後することで生まれる快感。あんまり気持ちよくて、どうにかなりそう。
「貴様のナカが、絡み付いて来るぞ」
気持ち良さそうに細められた目。浮かぶ笑みにもいつもみたいな計算はなさそうで、少し
嬉しくなる。私が、ネウロを、悦ばせてる。
「っ!!」
不意に脇腹を撫でられて、息を詰める。いったん感じ始めると、普段ならなんて事のない
刺激でも強い快感に繋がってしまう。
ネウロの形のいい唇から覗いた舌に首筋をなぞられて、それだけで達してしまった。
思わず強く締め付けたらネウロも一瞬息を詰めて、余裕の消えた顔になる。それからにやり、
と笑って一気に律動を激しくする。
ネウロの息が荒くなる。その肌に汗が浮かぶ。
「あっ、や…だめぇっ、また、ぉかし、く…っぁあああっ!!」
「くっ…!」
ネウロの短い、ぞくりとする程色っぽい声。それと私のナカに広がる熱。それらに言いよう
のない嬉しさを感じながら、抱きしめてくれる腕の中で私は意識を飛ばした。
頭を撫でてくれる優しい感触に、ゆっくりと意識が呼び起こされる。
「なんだ、目が覚めたのか」
穏やかなネウロの顔。幸せって、こんな気分なんだとぼんやりした頭で考える。
「…ねぇ、今はまだダメだけど…卒業したら私、あんたに貰いたいものがあるんだ」
「なんだそれは…我が輩に強請ろうという事か?」
不思議そうに眉をひそめるネウロが、なんだか可愛い。
「ううん、いいの。…ネウロは今のままでいてくれたら…」
ますます解らないといった感じのネウロを見ながら、卒業までにかかる薬代の事なんかを
計算してみる。ヒトと魔人の間に生命が生まれるかなんて知らない。だけど、夢を見るくらい
の自由は許される筈だ。
縛り付ける気なんてないけど、ネウロがいなくなっても残るものが欲しいから、究極の謎は
それまで見つからないで欲しいなんて、我侭な事を考えながら…。
GJ!!!
切なくて良かった!
GJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
597 :
☆:2007/01/12(金) 01:18:16 ID:wJv1T9mp
Gjデース
アイサイやヒグヤコを読みたいけど・・・流れはネウヤコのようだ。
ショボーン
流れなんて関係ないぞ。神が現れるのを待つんだ!
まあまあ、そんだけここでメジャーなカプならそのうち大ネ申が降臨なされるさ。
自分の書くカプはある程度の設定創作が必要なせいで他に書く者が出にくい。あくまでもパロだから仕方ないっちゃ仕方ない。
>>598 暗いと不平をいうまえに、進んで明かりをつけましょう
オマエさんが書いてみたらどうだ
とかいう俺もアイサイやサイアイが読みたい
そうそう。ヒグヤコとアイサイは此処では結構投下されるぞ。
本編で登場することのない春刹を望む俺からしたら贅沢な悩みだ。
春刹・・・・・・・エーロ・ゴシぁぁぁァン。
春川の注射でチン静してしまう刹那タン(;´д`)ハァハァ
おいおい、子音が抜けてますよ
このスレみんなの総意
「「「「「エーロ・ゴシカアン」」」」」
ショボイけど死姦なので一応注意
「う、ぐ、ぁ」
馬乗りになって喉を絞め上げる。愛する者が苦しむ姿を見るのは苦しい。
できるだけ楽に死なせてあげようか、と早々に首を握り潰すと
鈍い音と共に砕ける骨、汚い悲鳴をあげて彼女は逝ってしまった。
赤子の手をひねる…のも、こうして成人近い人間の命を奪うのも、サイにとっては難易度の差を感じないほど簡単だ。
『ネウロ』
ただ犯すだけで返してあげようと思っていたのに、彼女があいつの名前を呼んだから、
「終わっちゃったじゃないか……」
人を殺してこんな気持ちになったのは初めてだ。
この感じが何なのか、それすらも俺の脳は忘れてしまったらしい。
悲しい?虚無感?それとも、
征服した喜び?
きっとそうだ、と。
まだ暖かい頬に手をかけ唇を重ねる
いくら深く蹂躙しても拒絶の声が聞こえることは無い
完全に支配したという満足感で心が満たされる
プレゼントのの包み紙を開くように丁寧に服を剥いでいく。
だんだん露わになっていく素肌に、サイは間違いなく興奮していた。
冷たくなっていく体と熱い体。2つを繋ぐのは一方的な愛
血の気の無い肌を撫でるのも、性感帯を弄るのもすべては無意味だ。
自己満足でしかないそれは美術品を観察するのにも似ている。
美しいものを眺めて、触って。
ああこれは本当に美しいなと再確認できればそれで成立するのだ。
男を知って間もない薄桃色の飾りを舌でなぞれば、あまりに柔らかいことに気づかされる。
少し力を入れれば千切れそう=優しくしなきゃ、と考えたとき、サイは思い出す。彼女は死んでいるんだと。
手加減の必要は無い。大事にしてやる必要も無い。
「これ」は完全に自分のものだ。思う通りに扱っていい。
肉を思いっきり噛み千切ってみる。
止まった心臓は血を送り出さず、傷口から血が噴き出すことは無い。ただゆっくり、止めどなくあふれてくる。
チュ、と音を立てて吸い出す。彼女の味がする。
鉄のような液体を嚥下すると、今度は秘所に目を向けた。
ぴっちりを固く閉じたそこ。
無理矢理ねじ込むと切れて血が流れる。死後硬直の始まった膣はサイ自身を強く締め付けた。
嫌にリアルなダッチワイフは虚ろな目をしてただただ揺らされている。
「はぁ、はぁ……」
コンクリートの床、死体、血の臭い。
それだけがこの空間を構成する要素だ。
数時間もすればネウロがここを嗅ぎつけて来るだろう。
あいつがブチ切れればもう死ぬしかないだろうな
ただそれまでは、生を満喫しておこう。
【終】
>>606 GJ!
ネウヤコの流れに乗ったサイヤコネ申が降臨されたぞ
内容も予想されるネウロの反応も怖過ぎる
609 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 00:06:42 ID:AZKnNKRD
ぬるっとソファーネタ投下。
ネウヤコでバカっぽいの
先日豪快な鉄球の襲来を受けた事務所の表面的な修理は吾代さんがしてくれたけれど、内部は殆ど
片付いていなかった。粉砕された本棚やPC類は未だ地味に床に散らばっていて、使い物にならない。
とは言ってもネウロやあかねちゃんにとって居場所はここだけで、必然生活の場でもある。あまり
散らかっているんじゃ落ち着かないだろうし、仕方なく、私は近くの百均に向かっていた。目標は
ほうきとちりとり、それと、ゴミ袋。
ネウロは自分から煩わしいことなんてしないし、あかねちゃんは、したいと思っていてもあの状態
だから不可能だ。しかし良かったと思う、うっかりあかねちゃんの中身がポロリしていたら、警察の
人達に言い訳が出来ないところだった。まあ、見たくないって言うのもある。こう……ねぇ。
掃除用具入れになるロッカーか何かがあると便利かな、それともいっそ掃除機とか買ってしまおうか。
いや、機械で対処できないブツの方が多くなるような気がするし、原始的な用具の方が便利なこともある
だろう。シンプルなものを選んで会計を済ませ、私はのろのろと事務所に戻る。あまり気が進まないのは、
壊された場所を見るのが好きじゃないからだろう。
今まで馴染んでいた場所が何か得体の知れないものに強制的に塗り潰されるなんて、そんなに歓迎
したいようなことじゃない。別に何か思い出すわけじゃないけれど、私は基本的に、安穏とした生活が好きだ。
事件に首を突っ込むのなんてネウロに強制されるから以外のなんでもないし――今までは、
傍観していられた。自分に直接累の及ぶ類ではない、なんて。
点検のため使用禁止になっているエレベーターの前を通り過ぎて、内階段に向かう。四階で良かった、
そんなに高さがあるわけじゃないもん。わさわさ鳴るビニール袋が足に当たるのは少し煩わしい。
ふぅっと息を切らしてやっと辿り着いた四階には、部屋が一つだけ。未だに慣れない、
『桂木弥子魔界探偵事務所』の文字だ。
笛吹さんじゃないけど、よくこんな胡散臭いところに依頼持って来る人がいるよなあ。女子高生探偵で
魔界探偵事務所だよ。胡散臭さ満点だよ、我ながら。ノブを捻ってドアを開ける、少し風があるのは、
隙間風か。エアコンも壊れちゃったから、手配して貰わないと――
「ただいまーネウ」
何ですかそれは。
部屋の真ん中に鎮座しているのは、革のベルトと大量の電線に修飾された椅子。
何故か薄暗い部屋の中で、どこからともないスポットライトに照らされて、それは聳えている。
傍らにはドゥーイットユアセルフに髪を括ってTシャツとジーンズ姿でハンマー装備のネウロ。
あ、なんか頭痛い。超頭痛い。
具体的に言うと、部屋の片隅で無残な姿になってるソファーは一体何事。
――――明らかに素材にされてるじゃねぇか!!
「何やってんのあんたはー!!??」
「おお、遅かったではないかヤコ、我が輩はやっとこれを作り上げたところだ」
「『作り上げたところだ☆』じゃねぇー!! ソファーなんて殆ど底に傷が付いただけだったからまだ
使えるはずだったのに、何ご機嫌に分解しちゃってリサイクルに回してるの!? って言うか何コレ
あんまり聞きたくないけど!」
「おおよくぞ聞いた、いわゆる電気椅子というものでな、十九世紀頃に使用された死刑執行具だ。
被執行者に高電圧を掛けて死に至らしめる類のものでな、現在はアメリカでも数州でしか使われないレアな」
「んなこと嬉々として語らなくて良いーッ!!」
思わず怒鳴りつけると、ネウロはむうっと顔を顰めて指を鳴らした。薄暗くなっていたのはどうやら
壁一面を黒布で覆っていたらしく、それがあかねちゃんのおさげによりするすると引かれて光度が戻る。
頭を抱えて、私はドアに背中をくっつけた。精神的な疲れと、ついでに、逃げ道の確保だ。道具は飾って
楽しむコレクションじゃない、使ってこそのものだと、僕らの盟主王も言っている。つまり。
この状況、試される対象になるのは私一人。
にこにこ楽しそうなネウロの顔が、それを裏付けている。
拷問道具ならまだしも、死刑執行具なんか試されたら、確実に死ねる!
「さ、ヤコよ、買い物ご苦労だったな。疲れただろう、座るが良い」
「あんたから労いの言葉を受けるのがこんな状況ばっかだと段々悲しくなってくるよ私」
「先生のために折角僕が手ずから用意したのですから、どうぞ座って下さいな」
「搦め手で来ようとしても駄目、って言うか椅子持ってこっちにじりじり来るな!!」
じり。じりじりじり。
にこやかにかぱっと開いた口、腕には椅子を抱えて、ネウロが私の方へと距離を詰めて来る。しまった、
ドアを完全に背中に回したのは逆にまずかった。少しずれていた方が開閉が容易かっただろうに、
私は口の中でチッと舌を鳴らす。背中を見せずにこの状況をどう打破するか。あかねちゃん……
に期待するのは、酷と言うものか。うん、せめて壁に隠れてて。何も言わないから。
ずりずりと壁に沿って移動をするけれど、向かってくるネウロとの差を開けることは出来ない。ふわふわと
泳がせた手が中々ドアノブに引っ掛からなくて、私は焦った。早く早く、とにかくここから出てしまわなければ、
外階段まで行けば、いくらネウロだって諦めるはず。椅子持って走り回る気もないだろうし。
ああでもなんだってドアノブが見付からないんだろう。私は思わず視線を手に向ける。
…………。
菌糸がぐちゃぐちゃと蠢いていた。
そしてノブがない。
ほ、捕食されている!?
「逃がしませんよ先生」
唖然とした隙を逃されることなんてなく、がっしと私の肩はネウロに掴まれた。
耳元に吹き込まれる声に、背中がぞくっと悪寒に震える。
ぐいっと引き寄せられてバランスを外した身体が落ちたのは、勿論電気椅子の上だった。
※
「ちょ、マジ、洒落にならないから止めてったらあああ!!」
「元より洒落は好まん、良いから黙っていろ。さて、交流の電圧を上げるには……」
うむうむ良いながらケーブルと百科事典を交互に眺めるネウロに、私はじたばたと身体を暴れさせる。
四肢と胴体をきっちりとベルトで椅子に固定され、殆ど動けない状態だけど、せめて全身を揺さぶって
抵抗する。けれど、妙にどっしりとした作りの所為で殆ど無意味な状態だ。ネウロは指先を次々に工具に
化けさせて、散らばっていたPCの残骸から何だか複雑な機械を作り出している。視界に私はまるで
入っていなくて、ぼろり、涙が滲み出てきた。
やばい、やばい、この魔人なら本気でやりかねない。なんで私のことアウトオブ眼中なの? いつもなら、
こういう状況に怯える私をにやにや観察するはずだよね? もっと観察したいようなことが、これから先に
あるってこと? それってつまり、やっぱりそれって。
血の気が引いていく、情けないけれど、お手洗いが近くなった。ひぐっと鼻を鳴らして、涙と鼻水を
引っ込める。ふんふん鼻歌交じりのネウロが憎らしい。しかもどっかで聞いたことがある
……『ハミングがきこえる』!? 鼻歌だから!? カヒミとさくらももこに謝れ! って言うか私に謝れ!
「つまりこことここの回路を再利用すれば……む、マザーボードはまだデータの引き上げが可能かも
しれんから、一応いじらずに取っておくか。やれやれ、溜めた画像ファイルが台無しと言うのも困ることだな」
「ちょ、何着実に作り続けてッ」
「何、一般のコンセントからではとてもではないが人間生物を殺せるほどの電圧は得られなくてな。
それを一気に爆ぜさせる類の器具、とでも言えば、貴様には丁度良い判りやすさだろう。通電率の高い
ものを対象にブッ掛けておけば尚良いか――冷蔵庫のコーラでも使えば良いだろうな。さて、あとはここを」
「マジ、マジなの!? ちょ、いくらでも泣き喚くから、勘弁してッやだあああ!」
「あまり煩くするな、外壁がないのだから周囲に異常を察知されるだろうがこのセミめが」
「察知させようとしてるん、っんぐ!」
ひゅぅっと伸びた手が何かを口の中深くに突っ込んできて、一瞬喉が詰まる。だけど呼吸が上手く
できない、嘔吐感混じりに零れ出す唾液と一緒に、私はあむっとそれを噛んだ。硬いようなよく判らない
……見れば、なんだかイモムシ状のものが口から……
「んーんーんーッ!!」
「久々の『生まない女王様』だ。歯の力を抜けばたちまちに腹の中に入り込み、
貴様を精液しか求めない味覚にしてしまうだろうな」
「んーぐー!!」
「はっはっはっはっは、どれ、よし、こんなものか」
ネウロの長い指先に掲げられたのは、四角いプラスチックの箱だった。そこからは配線が二本出て、
一本はプラグで途切れ、もう一本は私が座らされている椅子に繋がっている。変圧器ってやつだろうか、
いよいよをもって、血の気が下がる。耳元でその音がする。さらに口の中では女王様が『あら出番?』
なんて暢気に言って……つーか無駄に能力使いすぎだよね!? 私の認識間違ってないよね!?
ふんふんと楽しげに笑いながら、ネウロは私を縛り付けた椅子をぐるりと傾ける。水を吸わせた
スポンジをべちゃりと私の頭に置いて、それから、ヘルメットを被せた。向こう側の壁にはコンセント、
見せ付けるようにプラグを持って、ネウロはそこに向かっていく。うそ、うそうそうそ。嘘だと思うのに、
涙が零れそうだ。滲んだ視界、壁際で膝を折るネウロが、ゆっくりとプラグを差し込もうと。
身体中が硬直して、もう――
ッパァン!!
「……ふぐぇ?」
弾け飛んだのは、変圧器だけ。
「チッ、失敗か。まあ、ありあわせの道具で作ったのではこんなものだろうな。やはりネットでカンペを傍らに
万全の準備をしておかなくてはならないか、やれやれ命拾いしたようだなヤコよ、
我が輩はいたく残念だがな」
すたすたと近付いてきたネウロの髪の毛先にするりと女王様のおしりが触れて、ずるずると回収されて
いく。固まった口元、身体、何もかもを動かせないままに、私は呆然とネウロを見上げた。にこにこと
笑っているその視線が私の眼に向けられていないのを訝る、と、自分の下半身に嫌な感覚があるのに
気付く。まさか。
そろりと腰を小さく浮かせる。
濡れた下着のくっちょりとした感触が、足に触れた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
「情けないものですね先生、漏らしてしまったんですか? 下着が随分湿っているようですが
――それとも、濡らしてしまいましたか。生命の危険にある時、人間は生殖能力が爆発的に上がる
そうですからね。どれ、僕が確かめて差し上げましょう」
「ちょ、やッネウロ、やだあああ!」
動けないのを良いことにぺらりとスカートを捲り上げられ、私は大声を上げる。けれどそんなことをした
ってこの魔人にも何の意味もないだろう、ただ圧倒して蹂躙するだけの相手には、半端な抵抗なんて
煽りにすらならない。ふむ、と息を吐いて、ネウロは指先を下着の中心部分に触れさせた。
濡れた布地越しの圧迫に、背中がぞくぞくと震える。あれ。なんで。
変な呼吸が喉から漏れる、ぞくぞく、お腹の奥が震えて止まらない。
「……アンモニア臭はないな。むしろ酸いような匂いだ。無色透明、何よりも量が半端で――かつ」
「っあ!?」
「敏感だな、ヤコよ。くっきりとクリトリスの形が判るぐらいだ。本能に浮かされて生殖能力が
上がっているようだな――この期を逃すのも忍びない。どれ、嬲ってやろう」
喉を鳴らした魔人を見下ろすと、ネウロは私の脚の拘束を片方だけ外す。そうだ、在り合わせの
道具で作ったなら、両脚一緒のベルトで固定するのが自然なんだ。なのに片足ずつってことは、つまり。
ぐいっと無理に折り曲げられた脚から、下着が抜ける。片方だけ。
最初っから、こうするつもりだったんだ。
なんて手の込んだことするんだろう。馬鹿なのか。馬鹿なんだ。
ぐったりきた私を見上げて、ネウロが笑った。
「さ、始めましょうか、先生」
※
拘束を解かれた脚はネウロの肩に引っ掛けられて、開かされていた。腕も胴体もどこも縛り付けられて
自由にならない、唯一首だけは動かせるけれど、伸びでもしない限り抵抗なんか出来ないだろう。
まして、ネウロは私の下肢に顔を埋めている。どうしようも、出来るはずがない。
ぺちゃぺちゃと鳴る水音がイヤだ。ぐっしょり濡れた下着が片足に引っ掛かったままなのも、単純に
不快感がある。怯えさせるのが大好きなドSのこいつは、この状況を観察したかったんだろう。
本能的な身体の機能に戸惑い、恥じらい、怯える私。ソファーをバラしてまで、何してるんだか判らない。
「んっ……くふ、う、っん」
私も何をしているのか判らない。とろとろに濡れた個所にネウロの体温のない舌が触れるのは、
熟れた熱を吸い取るように冷たく感じた。その刺激が余計に身体を煽る。ぱくん、とお腹の奥の場所が、
快感で喘ぐのが判った。本気で怖かったから、手っ取り早く生存を実感したいんだろう。生きているから
こそ成り立つ生殖活動。恥ずかしい。こんなのイヤなのに、なんで。
キシキシと椅子が鳴って、ベルトが腕に食い込んでくる。革のそれは元々ソファーのカバーだったもの
だろう。あのソファーの上で身体を重ねた回数なんか、覚えてない。何度も何度も。色んな人にあったり、
宿題したり、隣り合ったり、したのに。まだ使えると思ったのに。
まだ使っていたかったのに。
ぽろっと涙が零れて、捲られて皺だらけのスカートに落ちる。
一応、思い出とか、あったのにな。
「何を泣く。今更、この程度の刺激は慣れたものだろう」
むうっとしてネウロが顔を上げると、その口唇はぬらりと濡れた光を湛えていた。いたたまれなくなって
思わず顔を背けるけれど、簡単に顎を取られて目を合わさせられる。動かない腕でキシキシ椅子を鳴らす
抗議をしても、そんなものは通じない。ぼろりとまた零れ出す大粒の涙が、鼻を滑ってその頭から落ちた。
水の感覚がくすぐったくてむずむずする、と思ったら、革手袋に拭われる。ちょっと優しい、なんて思って、
いつの間にかぎゅぅっと閉じていた口元から力が抜けた。
吐息が零れ出すと、それを受け取るようにネウロが私にキスをする。ぬるぬるするのと変な味、
だけどそんなのにも慣れている。慣れたのは、このソファーの上だった。今は見る影もないけれど、
だけど。ネウロはこんな感傷、笑うんだろうな。目を閉じると、ぺちぺち、頬を軽く叩かれる。
撫でるのも照れくさいから、ただ触れるだけのそれ。
息を吐いて、顔を離す。目を開けて、ネウロを見る。
「何を、泣く」
「……なんでもない」
「もう一度訊くぞ。何を泣く。ちなみに三度目で答えなければ強酸性の精液で腹から溶かす」
「思い出のソファーだったのにまさかの無残な最期でちょっと泣きたくなりました」
脅迫されたり転がされたり潰されたり、宿題したりおやつ食べたり仮眠したり。馴染んだ空間が一撃で
粉砕されて、だけど残ったと思ってたのに、この魔人は簡単にぶち壊してしまう。別に理解なんか
求めてないけど、少し寂しくて、虚しくて。
ぺしぺしと頬を叩かれて、軽く口唇に噛みつかれる。緩い愛撫がらしくなくて、私は思わず目を見開いた。
ネウロは無表情で、何を考えているのか判らない。もしかしたらポーカーフェイス。だとしたら、
どうしてだろう。ちろちろと涙の欠片を舐め取られるのがくすぐったくて顔を背けると、背凭れに手を付いて
身体を起こす。ぐいっと抱え上げられた脚が痛い、晒される場所が、恥ずかしい。
ジーンズを寛げたネウロが、私の首元に顔を埋めた。そのまま身体を進めてきて、貫かれる。
変な体勢で慣れない角度のそれは、だけど無理矢理に押し入ってきた。
「……人間と言うのは感傷深いな、ヤコよ。こんなもの、先住者からの略奪物だとしか認識していなかった
ものを、まさか貴様が気に入っていたとはな」
「っんく、う、こ……ゆこと、してき、たらッ……そうも、なるのッ」
「ふむ。そうだな。確かに、我が輩が貴様を始めて抱いた場所でもあったし――貴様が始めて
口付けをしてきたり、我が輩が抱き締めてやったり。投げつけてやったり、
様々なことがあったと言えば、あったか」
くふ、と耳の後ろで、ネウロが笑ったような気がした。
と、片腕だけ拘束が外される。自由になった途端にそれは、ネウロの背中に引っ付いた。ほっと息を
吐くと、耳朶を舐られる。愛い奴め、なんて言われた。別に、体勢が不安定だから、縋り付いただけだ。
理由なんて。半分は、そんなもので。
だから、ネウロに抱き付きたいなんて思った気持ちは、半分だけなんだから。
「まあ、思い出の品と言うものはコンパクトな方が良いだろう。古着でぬいぐるみを作るようなものだ、
こっちの形の方が場所も取らん」
「っん、や、こら、あーッ摩り替え、るなぁッ」
「次はもっと頑丈なソファーにすれば良いだけだろう? その上でまぐわっていれば、愛着も沸くしな」
「ッ、ちが、そじゃ……なく、あ、あ!」
「どうせすることは同じだろう。どこでもなんでも」
ぐんぐん押し付けられる、角度がやっぱりいつもと全然違う。それはもどかしくて、私はむずがるように
頭を振った。違う、もっと奥が良い。そっちに行かないで。ちゃんと突き上げて。拘束が煩わしい、
いつもソファーの背凭れに引っ掛けられて、そのままだった脚を思い出す。引き寄せられなくて、
開かされたままで。同じだ。でも、やっぱり違う。呼吸が上がる。
背中に爪を立てても、分厚い上着を引っ掻くだけで滑る。私はとろとろ唾液の零れる口元で、はぐっと
ネウロの肩に噛み付いた。くすくす笑う声、興が乗ったように腰が動かされる。全ての拘束が外されて、
ネウロに突き上げられる。お腹の奥をぐいぐいと。出入りするそれが、敏感な小さい粒を痛いぐらいに
擦って。両腕で縋る。
「一緒に買いに行くか。その内」
「んぁ、っあ? ひう、ねぅろぉ?」
「二人の『巣』だしな。貴様にも多少、選択権をくれてやる」
ちゅ、と鼻先を食まれて、一番奥に衝撃が与えられる。
弛緩した身体をぐったりと椅子にもたせ掛けて、私は眼を閉じた。
……目を開けたら、掃除しといてくれないかなあ、なんて。
※
「で、なんスか、これは……」
「頑丈なソファーだ。これを探して来い」
「お願いだからもうちょっと人間世界の常識に則った物件を指定してよ!
って言うかこの形状で私の選択権は一体どの辺にあるの!?」
「人間が座れる場所を若干作った。仕掛けをしていない個所の面積を掻き集めれば、貴様がぎりぎり座れる」
「いや分散してる時点で無意味だよ!?」
新居は二人で作りましょう。
ついでに規制で便乗しそびれたゴダイバ婦人ネタも。
弥「ネウロ、も、だめ……無理ぃ、死んじゃう……っ」
ネ「なんだ、まだ五回目だろう。貴様は達し疲れていても我が輩はまだまだ足りないのだ、
良いから黙って腰を振れ」
弥「ひあああ!! むり、も、かきまぜ……むりぃい!!」
ネ「煩い。仕方ないな、では交換条件をくれてやる」
弥「っく、あ、ああ、ああんん!!」
ネ「魔界777ツ道具・『箱入り毒男』<イビル・ケイジ>……
この独身男のすし詰めになった檻の前で、淫らな言葉を叫びながら達するが良い」
弥「ちょっ吾代さんに笹塚さん!? 匪口さんも、あッやだあ! ちょ、どっから連れて、んんうう!!」
吾「出せーッ俺をここから出せッ」
匪「煩い、音声入るじゃん。黙っててよ小卒」
弥「何撮ってんの!? って、や、やーッ!!」
ネ「ふー……まあ、こんなものか」
弥「ぁ、あ……いっちゃ……ったぁあ……」
ネ「どれ毒男どもよ、出してやろう。この奴隷は好きにするが良い」
弥「って話違う! いや、笹塚さん離してー!!」
笹「お兄ちゃんって呼ん(ry」
弥「いーやーッ!!」
毒『男』ってことはサイは入ってないんだなw
この男ども電子ドラッグにかかってないか?w
おいらが忙しいときに限って神が沢山現れる
それがネウロエロパロスレクォリティ
手伝い人に熱く更新を頼んでおいたので、ここ土日に更新があったら
「手伝い人GJ」
と思ってくだーたい。
>>610 GJGJ!!
これめっちゃ好きや〜〜!
620 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 09:57:10 ID:mMGjoH5r
このスレの神クオリティに俺はもう・・・・幸せ死に寸前だよ
うわあああGJ!!!!
椅子かわいいよ椅子
自宅のベッドが何か愛しく思えた(性的な意味じゃないけど)
一人暮らし始めた時のドキドキとかさ、友達と長電話で徹夜したりさ、
いっぱい思い出あるんだもん。
>>616 総受け好きなんでハァハァした。GJGJ!
なんだか621に萌へた
ネウロエロパロスレクオリティタカスwww
盟主様にわずかばかり反応orz
立て続けに神が舞い降りましたるスレはここですか?
2ちゃんが閉鎖してもこの我らがこの聖地は関係ないぜフハハ
626 :
不幸福論。:2007/01/14(日) 15:31:58 ID:p3tcnZrG
ここのすんばらしい神々に触発されたので投下します。
久々にエロを書いたので見苦しいところが多いですがそこはスルーで。
幸せじゃないネウロとヤコ。
もう、これで何度目になるだろう。
「ぅ、ひっぃ」
背中を押し付けられている床が冷たい。
突かれる度に肩や背骨がそこに当たる。
ぐちゃぐちゅと下半身から漏れる水音。聞きたくない、聞きたくない。
「あっ、ネウ、も、ゃッ」
言っても無駄なのに出てしまう、拒絶の声。
どんなに私が嫌がってもアイツは絶対にやめないと解っているのに。
「嫌、か。これだけ喰い付いているくせによく言えるものだ」
ぐい、と奥を突かれて悲鳴が出た。耳元でクク、とアイツが笑う。
激しさを増す律動に意識が飛びそうになる。
いっそ気絶してしまいたいのに、アイツはそれを許さない。
意識を手放そうとする瞬間を見計らい、乳房に噛みつくのだ。
「ひあ、あッ!」
容赦無く噛みつかれ、あまりの痛さに涙が零れ落ちる。
その間にも腰を揺さぶり続けられ、ふと動きを止めたかを思うと同時に、どろりとした感覚。
何度目になるかわからない、射精。
結合部から溢れて、震える太腿を伝っては床にシミを作る。
それを見て、アイツが笑う。
「何度しゃぶり尽くせば気が済むのだ、貴様は。汚い雌が」
私は望んでこんなことしてるんじゃないのに。
普通に好きな人と恋をして、愛し合ってからすることなのに。
アンタに、
ネウロに出会わなかったら、こんなことにはならなかったのに。
一度抜いたそれを、またあてがう。ああ―――またアイツが私を。
絶望と嫌悪を込めて、私は言う。
言ったところで、何の意味も無いけれど。
「ネウロなんか、大嫌い」
ブランクありすぎ。
GJ!!!!
ここの職人様方はラブラブ甘々からシリアスまで素晴らしいです大好きです
このスレのさらなる発展を願ってエーロ・ゴシカアン!!
GJ!!!
すれ違ってるような、そうで無いような感じが好きだ
629 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:52:09 ID:kDW9ALTW
>>625 なくなったら書きかけの小説はどうしたらいいんだろうか…
と悩む自分がいたりいなかったり…
631 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 16:28:07 ID:qAkX6Oiq
いますぐ書き上げてうpをwww
どうぞ書き上げてうpを!!
お待ちしております!!!全裸で!!!!!
633 :
時事ネタ:2007/01/16(火) 20:09:37 ID:An5TTfww
アイサイ時事ネタ
SMくさいギャグなので注意
「にくちゃんねるが終わってしまいましたね」
「俺記憶がない時の過去ログ読みたい…どうすればいいんだろ」
「壺を持っている方に見せていただく方法がありますが」
「でも2ちゃん自体が閉鎖されたらどうなるんだろ」
「その件ですが…閉鎖される事はまず無いと思うのです」
「えっ?そうなの?」
「勿論未完の作品は今すぐ投下か、あるいはまとめメルアドに投げ込んでほしく思います。」
「だよね。過去投下作品で未完なのは気になるよ」
「ですが2ch.netを差押えると言うのは…そもそも海外ドメインで、海外へ直々に行って差押えするのでしょうか」
「…俺今のところ飛行機には姿変えられないよ」
「しかもそのドメインはひろゆきさん所有のものではないらしいのです」
「海外にある、他人のものを差押え…意味がわかんなくなってきた」
「でしょう?VIPな方は逆手に取って遅めの年賀状を出す方もいられるそうですよ」
「平和だなあ…ってアイなにやってんの?!」
「私もVIPの皆様に共感しましたので、外れ年賀状を利用して写真付き遅めの年賀状をと」
「エロパロ住人に共感したんじゃないの?!」
「何にせよ、あなたが関わっている方への年賀状書きで忙しかったのです…本誌にも出たかったのに」
「縄がキツくて痛いよ!あ、熱いっ!!」
「縄の白と蝋燭の朱でめでたさを表現しようと思いまして」
「こんな血みたいのめでたくないよ!!」
「『VIPを敵に回すと恐ろしいんだお』も表現しておくべきかと思ったのですが」
「ワセリンとエネマグラもやだやだあっ」
「嘘は2ch閉鎖だけにしておいてください」
誰か 画像 うp
一応まとめの掲示板に避難所作ったけど…
いらなかったら過去作品の続き、完結を落としてくだーたい
>633
Gjだ!
XIに萌えた!
636 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 01:14:16 ID:hUA1+iX5
637 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 12:29:42 ID:jnDDqWrn
まとめサイトを今読んできたw
ネウロJrカワユス…(*´∀`)
便乗して…
ネJr『…おなかすいた』
ヤ『え、たった今ケーキ3ホール食べたよね?』
ネJr『わがはい、おなかすいたのだ!』
ヤ『もー…仕方ないなぁ…まだケーキ食べる?』
ネJr『わがはい、あと5こはたべるぞ!』
ヤ『はいはいw』
ネ『…む、何だこの苛々は…よし、後で苛めてやろう…』
ヤ『…何か嫌な予感が…』
ネJr『まーだーかー?』
ヤ『あ、はいはい』
お粗末様です…orz
638 :
630:2007/01/17(水) 17:46:20 ID:KYoIRgCD
>>631 >>632 もう2、3週間前からずっとテキストに書いているんだが…
自分の中に神が光臨しないものだから、なかなか…
完成したら一気にうpします。
…と言っておいて別カプを書き出してしまうだめな自分…orz
ゴメ…
638殿、脳噛ならぬ悩神となられているようで…自分はあくまでも気長〜に待つ。
>>637 腐臭いと言われつつ「平和だな…」と和んでいた事を思い出した。いろんなssがあるからこのスレが好きだ。
子供ネタ大好きな俺は(;´Д`)ハァハァしながらまとめ読んできたさ。
しかしサイアイはいい夫婦漫才ですね。
サイアイは原作からして夫婦漫才だからな
サイがアイを責めるのもアイがサイをもてあそぶのも最高だ
ところでエネマグラを知らなくて
>>633見て調べてみた
とりあえず戦慄した
642 :
新記録:2007/01/18(木) 01:24:28 ID:dwuPwVdF
スレがまったりムードなので、まったりな話が降りてきた。
「ただいまー…はぅあっ!!」
いつものように事務所のドアを開いた弥子は、突然目の前にぶら下がっていたネウロに
思わず心臓が口から出そうになってしまっていた。
予想もしないことが突然起こると、本当に心臓に悪い。
だが、ネウロはそんな弥子の動揺など関係ないようにひらりと天井から飛び降りるなり、
いきなりスカートの中に手を入れてきた。重ねて予想外のことをされたせいで、驚いてい
るのは当然としてもさすがに頭がついていかない。その間にも、不躾な指先はこともあ
ろうにショーツをくぐって敏感な部分を撫でてくる。
いきなりこんな強引に直接的な行為をされて、それでも慣れているせいか即座に追い
上げられていくのを感じて戸惑うばかりだ。
「…ちょっと、何してんの…」
今入ってきたドアに体を押し付けられて、一体何が起こったのか分からないまま弥子は
やっとのことで言葉を零した。なのに、やはりネウロは平然としたものだった。悪巧みで
もしているような様子でにったりと笑う顔は本当に悪そうだ。
「気にするな、多少試してみたいことがあっただけのことだ」
「試してって…また何を考えてんの」
「フハハ、まあ楽しみにしているがいい」
もう濡れ始めている内部を探る指がもたらすものは、憎たらしいほどに的確だ。さして触
れられてもいないのに、もう弥子はとろとろになっている。
立っていられないかも。
そう思った瞬間、片足を抱え上げられていきなりスタンバイOK状態のブツを一気に突っ
込まれた。
まさか、ソファーにも辿り着いていないうちにこんなことをされるなんて思ってもいなかっ
た弥子は、再び頭がスパークしてしまった。
「ぃやあ!!」
「大して慣らしてもいないが、なかなかいい反応だな、ヤコ。やはり貴様は正真正銘の
奴隷という訳か」
冷静なことを言いながらも、ネウロの腰はガンガン弥子の中心を突いてくる。いきなりさ
れて痛いのと、熱いのと、何となく気持ちがいい感覚がごちゃ混ぜになってすぐに何も
分からなくなっていった。
643 :
新記録:2007/01/18(木) 01:25:16 ID:dwuPwVdF
「ここで質問」
事務所の入り口で散々ヤられて、呆然と座り込んでいた弥子は相変わらず偉そうに奥
の椅子に座ってパソコンの画面を眺めているネウロに声をかけた。ヤることは全部ヤっ
てしまって満足そうなネウロは存外軽い調子で返事をしてくる。
「何だ、ヤコ」
「さっきのアレは、一体何を試してみたいと思ってたの?」
「ああ、あれか」
そして再び、にったりと人の悪い笑いを浮かべた。
「貴様がここに入ってきてから交尾に至るまでの最短の時間を計っていたのだ。ちなみ
に、今日は新記録が出たぞ。一分と三秒だ。次は一分を切ってやろう」
「は…あ…」
その時、弥子は心から呆れてしまった。そんなくだらない理由とはいえ強引に迫られて
あっと言う間に燃え上がってしまったことがちょっと悔しい。
けれど、変なところで凝り性のネウロのことだ。明日か明後日にでもまた同じ展開にな
るような気がしていた。
形から入るのも、こだわりだよね。
次は60秒の壁を是非やぶって頂きたく。
マックグリドルの人気が2極化しているのを見て、B級グルメの天使が降りてきた。
*特定の食物を否定するような内容です。
作者はファストフード大好きなので、会社やボクの国の方は訴えないで下さい。
ネウヤコ。
「ハジケカプセル」
「やっぱり、ホットケーキ(カプセルメイプルシロップ入り)に卵や肉が挟まっているのは邪道だと思うんだよね。チョコチップ入りメロンパンと同じくらい」
「早い時間とは言え、大量注文する貴様の方が…こうファストフードを食すに当たって失礼な気がするのだが」
「100個以上だと電話しておくべきとは思ったんだけど…」
「我が輩『ワックグリドルとりあえず全種全パターンの単品とセット、ワックグリドル卵ソーセージ単品を15個』と頼まれた店員全員の慟哭は忘れられぬ。それをなんだその言いぐさは。」
「もっと美味しいかと思ったんのよ…」
「不味いと思うものは普通99.5%まで消費しないと思うが。」
通りすがる人の目は、食べ終わった包装紙のや間に唖然としている。
「いやだって学校あるから持っていくのも何だし!冷めると余計美味しくなさそうだし…」
「…まだこの時間なら貴様の自宅に残した分を持ち帰ることはできたはずだ」
「うう…」
「だいたい貴様には計画性と言うものが無さすぎるのだ。テスト然り、ここ最近の学校帰りの『メガワックをヨタマックにしてから食べる』事もそうだ。数量限定発売になったのは貴様のせい以外にない。…ワクドナルド嬉しい誤算かもしれぬがな」
「…テストは次頑張ります」
「勿論だ。放課後はワックに寄らずまっすぐ事務所へ来い」
「反論の余地もございません」
そして最後の一口を喉へ導く。
「はぁ…」
「どうしたの、大盛り2皿でスプーンが止まるなんてあんたらしくもない」
「ちょっとカレー粉が多すぎ…いや放課後の事を考えると気が重くてね」
計画性の無さが原因のような言い訳をするのはやめた。
「まあハバネロオイルを四分の一瓶もかければ気も胃も重くなりそうだけど、弥子だしね」
あれだけ大好きなカツカレーが重い。
「本当は瓶半分入れたいんだけど最近ちょっと心が痛んでね」
「あんたに食に関する良心があるとは思わなかった」
数学の事を考えると本当に気が重い。
ああ、そう言えばコレのために偏差値20も上げたんだっけ…
「…ねー叶絵ぇ、数学ってどうやったらできんの?」
「やさぐれながら聞くのは辞めて…基本の公式覚えて、あとは毎日毎日問題解くしか無いと思うよ」
「えぇー?!あんなのに毎日向き合えっていうのー?!?!」
机につっぷしていた頬が赤くなるのが分かる。
急に立ち上がったせいではない。
あんな物を毎日毎日解くなんて、考えただけで脳が沸騰しそうだ。
「急に得意になるのは無理よ。小学校から中学校へ、中学までのまとめが高校の基礎になって、且つ高校で習うことを色々組み合わせて問題を解くんだから。どっか欠けたら多分問題解けないわよ」
「めんどくさい…」
「もっとめんどくさい筈の高校入試を成功させたあんたならできると思うんだけどな、女子高生探偵。」
「そうかなあ…」
「今度機会があったら偏差値20上げた勉強方聞かせてね。じゃぁ先教室行くよ」
文系脳でも探偵が成り立つくらいのひらめきはあるんだね、とは言わないでおいた。
「勉強…」
覚えてない。
試験が終わった時点で忘れたよ…
冷めたカツを飲み込んでも、本当に思い出せなかった。
「雪が降るではないか、困る」
「…」
あの後の数学で大虐殺を受けたのを見て叶絵が教えてくれたアドバイスは、「分からないところまで戻る」だった。
正直中2後半まで戻るのは泣きたくなった。
いや、実際に涙がこぼれているかもしれない。
そう言えばさっきから紙がふやけて書きにくい。
「だが我が輩努力する貴様を否定はせん。苦労すればしただけの物が舞い込むものだ。しかし春川、いやHALか?どちらでもいい。大変だった。」
「…」
春川教授も、教授になるまで苦労したのだろうか。
センスと言えばいいのだろうか、元から違う気がする。
そんな人をHALは殺し、私はHALを…
「ううん、それより目の前の問題だよね」
ぶんぶんと振る頭を制止するかのように呟かれたことには、
「よく理解しているではないかセミよ。地中に居たときを振り替えるのなら、目の前の謎をたべる事に専念しろ」
「…うん」
やっと高校に入学した。
入試直前の自分を三日三晩問い詰めたい。
解いた跡があるのに全く覚えのない問題が幾つもあった。
「よーし一息入れて続きをやるぞーあかねちゃん紅茶ちょうだ」
「続きなぞ無意味だ」
「ひゃあんっ!!」
突然後ろから抱きすくめられた。
首に何か塗られた…何、これ…
「人間の脳が一日に覚える量には限りがある。我が輩のように一日で全て覚えることは無理だ、まして貴様のようなセミ以下の脳ではな」
「いや…何か全身に広がってるよう…」
「貴様が解いた問題数だけ媚薬のカプセルが割れる膏薬を作ってみた。ひと塗りすれば全身に広がり潤滑液の役割もする優れ物だ」
「あっ!あああんっ!!」
「45分間忘れなかった記憶内容は忘れないらしいぞ、貴様は覚えていられるかな」
「あ…ちょ…いやあん!!」
あかねです。
あの後弥子ちゃんは七時間半かけてネウロさんに色々教えられてました。
「450分もかけて何やってんのよ馬鹿…」
と涙ながらに頬を染める弥子ちゃんが印象的でした。
朝メガマック(普通の朝メニューを多めに購入)も続いてますが、ネウロさんが
「少しでも多く食べ多く『勉強』するのだな」
と言ってから、注文前におつりなくお金を出しています。
立っても座っても机に向かって勉強している時も震えて赤い顔をしているのですが、ネウロさんに何かどうぐを使われているのでしょうか。
私もネウロさんと一緒に朝マックにお供しているのですが、一部だけ着いてきていて、全髪でその様子を見てないのでよく分かりません。
学校でもああなのかな。
たぶん急に勉強して熱でも出たのかと思われているんでしょうけど…
「ネウロにされると忘れちゃうよ」
といつも泣いていますが、暗算が出来ているし、少しずつですが問題を解くスピードが早くなっています。
がんばって!弥子ちゃん!
あの時はため息ついてごめんなさい。
空いた時間はまたくっつけさせてお出掛けしようね。
あ、450分の勉強内容は試験シーズンが終わってから話そうかと…
受験生の皆さんも弥子ちゃんのようにがんばってください!
649 :
ID変化筆者:2007/01/18(木) 16:19:34 ID:uv7zTrqa
色々絡めた話に、更に泣く弥子さんが書きたかった。
きっと魔人は泣き顔が好きだと思う。
言葉回しのおかしさや誤字は後程ゆっくり直します。
しかし実質メガマックが午前中メニューになってるのには閉口
自分はジャンクフード魂を貫く和マックを応援します。
GJなんだが、続きが気になってしようがないんで
次からは完成してからの投下を頼む!
>>642 GJ!!弥子が着実に調教されてるw
651 :
ID(ry:2007/01/18(木) 18:09:55 ID:Y7WBvL0N
え、これで終了の予定だったんだけど
確かに450分は抜けてるけどさ
それとも朝メガマック中の勉強内容や4500分後の続きとか書くべき…?
自分は
>>650では無いですが所感として…
投下の間隔長い
です。30分以上の間隔だとリアルタイムで読む方には辛いかと。
因みに俺は携帯厨の為か、ss投下時はどうしても10分程の間が生じますorz。どこかで相談受けようかね…。
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 22:09:22 ID:RFm+zXsq
GJ!!あかねちゃんワロスww
今のままでも十分面白い。
だが朝メガマックや4500分後の続きを書いてくれるとすげー嬉しい・・・wktk!!
654 :
ID(ry:2007/01/18(木) 22:25:36 ID:DkcwrdHO
すみません
2時間かけて投下してましたね(′・ω・`)
自分もPHS厨で、リアルタイムで書いてました。
しかも回線よく切れて、なかなか投下できないしID変わるし
今PCの鯖が規制中なので、解除されたら色々書きます
GJ!!!
メガマック大流行だなwww
自分もネウヤコ投下であります。
656 :
受胎1:2007/01/19(金) 00:28:17 ID:NcMT8tPe
ネウロは発情期だからだと言った。
「我が仔を孕むが良い。喜べ」
当然弥子は烈火の如く怒り狂った。
「何であんたの身勝手な事情に私が付き合わないといけないのよ!!」
そんな弥子の怒声を魔人はそよ風程にも気に掛けずさらりと受け流す。
「貴様が適任だからだ」
弥子は深夜に突然自室に侵入してきた魔人を睨みつけた。
「我が輩の折檻にも十分耐えているのは誇っていいぞ」
心なしか猫が威嚇するように弥子の後毛が逆立っているようにもみえる。
穏やかな睡眠を妨害され、しかもこの強姦発言。
恐怖よりも羞恥よりも弥子が感じたのはただただ怒りだった。
「私は普通の恋愛がしたいの!!!!兎に角、私はいや!他を当たって」
弥子の最大級の怒りを受けてもネウロは、できの悪い生徒を見下すようにやれやれと首を竦めるだけだった。
「従え。でなくば、今夜を貴様の生涯で最悪の夜にするぞ」
「・・・・・ぐえっ」
ネウロがさりげなく首を絞めてきた。
酸素を求めパクパクと口を開く少女の顔色は、青くなったり赤くなったり信号のようにめまぐるしく変化する。
完全にパニック状態だ。
それでも目の前のネウロが逃れる方法を脳が必死で搾り出そうとしている。
何で私がこんな目に・・・いや、今は逃げることを考えなきゃ、考えろ考えろかんがえろ。
「全く、頭の弱い奴隷を持ってしまったものだ・・・」
勝手な暴言を吐きながら漸くネウロは弥子を解放した。
弥子が涙を滲ませながらむせ返る。
どうにか落ち着くと弥子は本棚から一冊の本を取り出しネウロに突き付けた。
―――『鳥類図鑑』
「地球上の可愛い子が一杯。あげるから帰って」
ネウロは溜息をつくと図鑑を取り上げた。
そして魔力を触媒とする煉獄の業火で一瞬のうちに図鑑を燃やし尽くしてしまった。
後には燃えカス一つ残っていない。
薄ら寒い微笑を浮かべる、しかし目は微塵も笑っていないネウロの表情から推測すると逆鱗に微妙に触れた様な気もする。
そのまま魔人と少女の奇妙な睨み合いが続いた。
657 :
受胎2:2007/01/19(金) 00:29:21 ID:NcMT8tPe
弥子も年頃の少女だ。
異性と付き合ったり、甘い夜を過ごしたりすることを漠然とだが夢想することがある。
相手が魔人だったらと考えたことも、正直に言えば、ある。
父を殺され塞ぎ込んでいた弥子を曲がり形にも救い出した相手だ。
意識するなという方がおかしいだろう。
しかし、人間の感情を理解できない生物と付き合う自分をどうしても考えられなかったので、幼い恋心は心の奥底に封印していた。
どう足掻いた所で彼との幸せな未来など想像ができなかった。
だから、ネウロが本来居るべき世界=魔界へ還る時まで笑って見届ける。
それで納得した。それで良かった。
最初に沈黙を破ったのは弥子だった。
「居なくなるあんたを好きになんかならない」
魔人との距離をじりじりと取って逃げようとする弥子をがっちりとネウロが捕まえた。
「離して!!!嫌だって!!!」
縛鎖を逃れようとする狂獣のようにもがく弥子をネウロは構わず抱き締める。
「貴様は残酷だ。貴様こそ我が輩を、―――」
ぼそりと化け物そのものの声音で呟く。
「オイテイクデハナイカ」
びくんと暴れていた弥子の身体が止まる。
「ネウロ、それはこっちの台詞だよ・・・・」
弥子が泣きそうな顔をする。
「貴様の寿命は短い。魔人にとっては一瞬でしかない」
「だから今のうちに抱いておこうっていうの?」
にたりとネウロが獰猛な笑みを浮かべる。
「突き詰めるところ、雌は本能的により強い雄を求めるのだろう?
我が輩は間違いなくこの地上では最強の部類の雄に入るぞ」
「それを人間に当てはめる時点であんたはデリカシーがないよ・・・」
「愛だの恋だの我が輩には理解出来ない。
ただ生物としての本能が貴様を求めている」
遂に弥子が涙を流した。
理解しあえない絶望と、それでも、本能として求められる喜び。
自分が傷つかないように、そう思ってネウロへの想いは諦めたはずだった。
「そっか。それでも、いい。すきじゃなくても・・・いい。
でも・・・、せめて、私のまえからおとうさんみたいにいなくならないで」
感情を理解しない生物からの精一杯の好意だと信じていいのだろうか?
もう、かまわなかった。
いつの間にか好きになった異性がこの魔人だった。
犬に噛まれた様なものと諦めるしかないだろう。
弥子は自分を包むネウロの大きな身体で無償の安息を感じてしまった。それが敗北だった。
ネウロが大人しくなった弥子をベッドに組み敷く。
658 :
受胎2:2007/01/19(金) 00:34:25 ID:NcMT8tPe
諦観と恐怖、そして、想いが報われた喜び、ない交ぜになった感情が爆発しそうになる。
ぐっとネウロがパジャマに手を掛けた。
バツバツと弥子のパジャマのボタンが弾け飛び白い華奢な裸身が現れる。
「うわあっ!!破らないでよ!!!」
「邪魔だな。そしてこれも」
コットンの可愛らしいショーツまで一気に裂かれる。
「やーめーろー!!!」
弥子に圧し掛かり腕を押さえつけ、ネウロは捕食者の笑みを浮かべた。
「良い様だ」
ネウロの顔が近づき弥子の唇に喰らい付いた。
獣の様に荒々しく、しかしどこか繊細な口付けだった。
「むーーー」
長い舌が弥子の小さな歯列をなぞり、喉の奥で怯えるように縮こまる舌を自身の口腔内に引き寄せる。
ひちひちと舌で愛撫され、弥子の混乱していた瞳が快楽に蕩けていく。
ネウロが弥子の舌を解放すると名残惜しげに銀糸が後をひいた。
茫然自失の様子の弥子の頬ををぴたぴたと叩く。
「脚を開け」
「・・・ん」
完全に蕩けきっているようだ。
仕方なくネウロは弥子の脚をぐいっと拡げた。
とろりと濡れたサーモンピンクの性器がネウロの前に晒された
ズボンを寛げたネウロの熱く猛る先端があてがわれる。
「あ」
漸く弥子が理性を取り戻したようだ。
暫らく先端で軽く肉芽をこね愛液をたっぷりと馴染ませた。
ゆっくりと沈める。
そして、一気に密やかに濡れそぼった弥子の花を貫いた。
「―――――――――っ!!!」
あまりの痛みに呼吸すら難しくなる。
肺に空気を送り込めない。手足をネウロにがっちりと抑えられ身動きができない。
弥子がばふばふと後頭部を枕に打ち付ける。
少しでも痛みを紛らわせようと儚い努力だった。
ネウロはそんな弥子の頭を押さえつけ、舌を噛まぬ様、口に手袋に包まれた手を突っ込む。
「もがっ!!」
「力を抜け、呼吸を整えろ」
ネウロが無茶な注文を要求してきた。
弥子は目で手を抜いてと訴える。
暫らく弥子の様子を伺っていたネウロは、自傷する心配がないと判断したようだ。
漸く弥子の口から手を抜いた。
「いたっ・・・い、痛いよネウロ・・・」
猛烈な痛みと異物感。それしかなかった。
ネウロのものが弥子の中に窮屈そうに収まっている。
赤い血がとろりと割れ目を伝いシーツに垂れていく様を満足そうにネウロが眺めていた。
ぺしぺしとネウロの胸板を叩き訴えるが、くしゃくしゃと頭を撫でられただけで少しも加減してくれない。
「動くぞ」
ネウロも加減などしていられないのだろうか。
好き勝手に弥子の中を蹂躙してくるネウロのそれは熱くて硬い。
限界まで無理矢理拡げられた弥子の細い脚ががくがくと震える。
「ヤコ、痛みだけか?」
「痛・・・い、だ・・・けだよ」
弥子は息も絶え絶えにぽろぽろと涙を流しながら訴えた。
握った手が真っ白くなるほど硬くシーツを握り締めている。
「貴様にはまだ早すぎた、か?」
ネウロが目の前に晒されている弥子の白い首筋をつっと舐め上げる。
「ひゃうっ!!!」
659 :
受胎4:2007/01/19(金) 00:36:28 ID:NcMT8tPe
薄皮一枚下の血管の中で張り裂けそうなほどの勢いで血液が流れているのを感じる。
ネウロは一瞬少女の命を奪うことになっても構わない程にその柔肌を噛み裂きたくなった。
熱い血潮を一目見たい。
その欲望を無理矢理、否、楽しみさえしながらながら捩じ伏せる。
そのまま舌滑らせ鎖骨をなぞる。
「う・・・あ」
ぴちゃぴちゃと滑り降りていくネウロの舌が弥子の身体を翻弄させる。
「ああ・・・ひゃう!!そこらめえ」
「もっと痛覚以外の感覚を感じてみろ」
ネウロの大きな手が涙に濡れる弥子の眼を優しく覆った。
視覚が遮断され触覚と聴覚が一気に鋭敏になる。
じわりと愛液が滲み、更にネウロの腰の動きがスムーズになっていくことに弥子は気が付いた。
卑猥なお互いの水音、そして自分のはしたないまでに荒く甘い息使い、ネウロの意外なほど優しい愛撫。
身体を引き裂かれるような痛みのその先に何かがあった。
気持ち良い様な、苦しいような。
湿った水音と弥子の悲鳴が部屋に響く。
弥子の生まれ持つ女としての本能故だろうか、それともネウロの魔人として生まれ持つ淫蕩さ故だろうか。
徐々に弥子は性交の快楽を感じてきてしまった。
その事実に愕然としている間もネウロは腰を打ち付けてくる。
身体の奥に突き込まれる度に息が押し出され軽い酸欠になってくる。
破瓜の痛みは徐々に薄れるのではなく快楽にぬりつぶされていくものなのかとぼんやりと理解した。
弥子の眼に快楽の光を見い出したネウロはにたりと笑うと繋がったまま弥子を抱え自分の上に乗せた。
「う・うああああああっ!!!」
自分の体重が直接性器に掛かり思わず悲鳴を上げる。
弥子は更に奥まで貫かれ必死で膝で立とうとする。
しかし、ネウロが腰をしっかりと捕らえ離してくれない。
下から突き上げられがくがくと軽い体が跳ね上がった。
660 :
受胎5:2007/01/19(金) 00:37:04 ID:NcMT8tPe
いつの間にか半開きになっていた弥子の口の端から唾液が垂れていく。
顎を伝い涙とともにネウロの服に零れてしまった。
半身を起こしネウロが口を寄せそっと舐め取ってくれるのが嬉しかった。
未だに溢れる破瓜の血と愛液はネウロのズボンを汚す。
しかし、ネウロの服に付く端から消えていくのは自分だけ穢されるようで少しずるい、と関係のないことを考えてしまう。
「ね、ねウロぉ・・・私、もう駄目っ・・・!おかしくなりそう」
弥子の膣内の震えと締め付けが一層激しくなる。
「いいだろう、くれてやる」
ネウロの挿入が激しくなる。取り敢えずは先程は加減していてくれていたのだろう。
弥子の最奥にネウロのものが強く当たった。
ネウロの上で弥子がしなやかにのけぞる。
弥子の細い腰を掴みぐっと押さえつけ、目の前にあった乳房の張り詰めた突端を犬歯で甘く齧った。
ぎゅうっと弥子の柔らかな肉壁がきつく収縮し、ネウロの性器を締め付ける。
その締め付けを待っていたネウロは、弥子の中に一気に熱い白濁を迸らせる。
「・・・っひあ」
甘いかすかな悲鳴が弥子の口から零れた。
頭の中が真っ白になり意識が吹き飛びそうになる。
と、鼻の奥がつんと痛くなる。
ぱたぱたと鼻血が、でた。
魔人との交わりにより爆発的なドーパミンが発生。
人間の受容できる限度を遥かに越した快楽物質が暴走した結果だろう。
慌てて鼻血を拭う弥子を魔人はからかいもせず、弥子の顔を掴むと溢れる血を舐め取った。
母猫が子猫にする様に鼻に溜まりかけた血も吸い出してくれた。
弥子は呆然とネウロになされるがまま舐められる。
「ね、ねうろ・・・」
「人の身でよく耐えた」
わしわしと頭を撫でられる。
そのままベッドにそっと押し倒された。
「今は寝ろ」
ネウロが自身をずるりと引き抜いた。
とたんに弥子の花弁から滾々と破瓜の赤みが混じった精液が溢れる。
「私、がネウロの子供を、産めるか解らないよ・・・」
快楽の余韻でろれつが回らぬ様子だ。
「産ませる。貴様はせいぜい身体を成熟させろ」
ぞんざいな言い分だがやや優しさを感じたのは錯覚だろうか。
弥子は頷くとそのまま深い眠りについた。
661 :
受胎6:2007/01/19(金) 00:38:30 ID:NcMT8tPe
どれくらい経っただろうか。
弥子がのん気に眠るネウロを起こさぬ様そっと起き上がる。
暗くてよく見えないが体中痣まみれなのだろう。
身体の節々が悲鳴を上げている。
細身とはいえ成年男子の体重に圧し掛かられていたのだ。
こんな血みどろの初体験を迎えることになるとは思わなかった。
ベッドは朝になれば殺人現場の如き凄惨な様相を呈しているだろう。
友人の甘い体験を聞いたことのある弥子はあまりのギャップに頭を抱える。
ネウロとの行為はまさに嵐のような時間だった。
僅かにぺたぺたと柔らかな足音を立てながらベッドをそっと抜け出す。
ぞんざいに放り捨てられボタンが全て弾け飛んでしまったパジャマを羽織る。
(御気に入りだったのに・・・)
水を飲もうと鞄の中のペットボトルを探る。
散々嬌声を上げてしまったので喉がカラカラだった。
あんなに声を上げたことは久しくない。涙を流したこともだ。
正直なかなかに気分が良かった。
疲労が奇妙な清々しさとなって身体にたゆたう。
喉を優しく潤していく唯のミネラルウォーターがこの上もなく美味しい。
少し冷えた己の体を抱きしめる。
「赤ちゃんか・・・」
ぽつりと零れ落ちた弥子の呟きが聞えたのだろう。
ネウロが眼を醒ましむくりと身を起こした。
「どうした、不安か?」
「あ、ごめん。起こしちゃったね」
「仔ができるには少しづつ貴様の身体を慣らしていかねばならない。それこそ何年もかけてな」
「そっか。ネウロは魔界で子供を作ろうとは思わなかったの?」
「思わなかったな。性欲を処理する為に女を抱きはしたが・・・。
謎喰いの性質が遺伝でもしたら、それこそ食料を巡って潰し合いにしかならない。
謎が食い尽くされるのが目に見えてたあの世界で仔を成そうなどとは思わなかった。
本能的に共倒れが許されない魔人の我が輩には、仔を殺すか、自分が死ぬかしか選択肢がなかったからな」
壮絶な環境をさらりと言い放つネウロを弥子は冷や汗をかきながら眺める。
「なんとも凄まじい世紀末ですね・・・」
「安心しろ。この地上には曲り形にも謎がある。
貴様を孕ませた所で魔界の様な事態にはなるまい」
「うん」
弥子はネウロに来いとばかりに腕を掴まれベッドに引き込まれた。
「あ・・・」
散々手酷く抱かれた後だったので緊張に身体が強張る。
しかしネウロは普段からは想像できないほど優しく抱擁をするだけだった。
ネウロにとっても柔らかな発熱体を抱いて寝るのは酷く新鮮だった。
外気よりは高いが人体よりも低い不思議な魔人の体温に包まれる。
弥子は腹部に残る情事の痛みを受け入れた。
そして、魔人の本能をも知らないうちに受け入れていた。
そうさせる温もりだった。
ふと、まどろむ弥子がネウロに尋ねる。
「あ、ネウロ。聞いておきたかったんだけど、ネウロの赤ちゃんって卵?」
弥子の子宮にいつか宿るであろう生命はこうして始まった。
<終わり>
卵だといい。
卵w
グッジョブ!!
GJ!!
弥子はいつかネウロが魔界に帰ってしまうのが怖くて心を騙してた。
ネウロは遥かに短い寿命の弥子が、いずれいなくなるのが不安。
そんな互いの抱えている切なさが良かったよ。
GJ!切ない中にも未来を感じさせる締めが良かった。嬉しいな。
卵だったりしたら、やっぱり鳥頭な赤ちゃんが生まれてくるんだろうかw
,r=r''-、
ミ! ・/`ヽ ←こんな感じ?
⊂ 'く! ̄
. UU
GJ!!
思わず病院での検査時の様子とか妄想してしまったw
ヤ「性別はどっちですか?」
医「……卵なのでわかりません」
ヤ「!Σ( ̄□ ̄;)マジで卵!?」
みたいな…ヘタレでスマソorz
切ないエロ好きにはたまらんな
>>656よGJ!
ところで、結局ネウロは数年経たないうちに人間になりそうだと思うんだが。
本人もどっちでもいいって言ってるし。
というわけで人間になったもしくはなりかけのネウロでネウヤコにピンときた神募集です。
久しぶりに来たら神がイパーイ(´∀`)
みなさま神の恵みありがとう
>>665鳥頭カワユスwww
668 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 09:32:27 ID:Do/vpimn
GJ!!!!!!
卵抱くヤコイイッ(・∀・)
マジで一度公式で魔人の生い立ちを教えてほしいな。
木の又から勝手に生まれるのか、卵生なのか、そもそもただ存在するだけ、とか。
…まあ、教えてくれないからこそ妄想も膨らむわけだかw
コウノトリが赤ちゃん運んで来てさ、顔覗きこんでみたらネウロで
「じろじろ見るなウジムシめ。まあ世話になるぞ」
とか言われたらのけぞるよな
卵生w
朝起きたら足元に…w
やっぱ魔人の血の方が濃く出るかな。鳥頭で誕生しそう。
弥子似の女の子とか生まれて、ネウロが目に入れても痛くないぐらいにかわいがったりとか。
どうしてもネウロ似の悪魔のような男の子が浮かんできてしまうのは
何故だろう?二人がかりで苛められる弥子・・・・
>>656 GJGJGJ!何気に切ないのが凄く良かった!
ネウロ似のお兄ちゃんと弥子似の妹
とかだったら、お兄ちゃんはイジメと言う名のシスコン行動を取るんだろうなあ
逆にネウロ似の妹と弥子似のお兄ちゃんだったら
色々と大変な事になりそうな予感w
どっちにしろ苦労するヤコたんハァハァ
よく神様達はネウロは弥子よりも低体温って書くけど、実際どうなんだろうね。
自分もそんなイメージだけど。
鳥ベースで考えると人間より高いはず。
ニワトリは平均体温が40度くらいあるらしいし。
ただ低体温の方が萌える。
HALの謎喰って「フハハハハ」状態だったときのネウロは
体温高そうに見えるな
鳥だと思ってたから自分は高いイメージだったよ
公式に判明しているのは笹塚が体温低いということくらいか
燃費悪そうだから高体温にイピョーウ。
その気になれば夏涼しくて冬あったかいダブルソーラーサーキット。
どっちにしろ萌える。
体温が高ければ正に鳥魔人w
体温が低ければ爬虫類みたいに冬眠w
誰か体温ネタ書いてくれないかなあ…。
一職人だが、ネウロの体温はやや高いイメージ(猫程度に)
本来高体温だが、あまりに食事ができないので、省エネで低体温になってるよ派。
なーんつって、なーんつってな。
>666と>681を合わせて、子供体温の魔人書いてみるかな
ちなみに自分は、魔人には輪郭しかないと思っている派
触感はあるんだけど温度は無い、だからいつでも手袋越し
685 :
684:2007/01/20(土) 06:30:40 ID:oFGhGvuj
出来たー。もそっと投下。
何度も重ねた身体は、今更何も見付けることなんてないと思っていた。
別にじーっと注視したことはないけれど、眼に入る範囲のことは大概認識している。無闇に広い
肩幅とか、それとそぐわずに細い腰だとか、ぎすぎすした指の関節だとか、骨みたいな手首だとか、
血の気がなくて灰色掛かっているような皮膚だとか――なのに浮かない血管は多分その身体の中に
無いんだろう事、とか。判っていて、馴染んでいて、そういうものだと今までずっと思っていた。
触れても暖かくない身体、冷たく無い身体、体温のないそれも。死体と生体の間にあるような、
圧倒的な力を持っているのにその身体は触感だけの曖昧な存在だということ、も。
触れてくる指先の熱さに驚いて、私は思わず身体を引く。
ネウロは怪訝そうに、そんな私を見下ろす。
残された時間は三日だ、とか言いながら、ネウロは春川教授の身辺捜査に疲れ切った私を労わる
ことなくいつものように求めてきた。そんなに生温いものじゃなく、まあ力尽くでねじ伏せると言う表現が
一番に正しい。魔力の回復に集中するんじゃなかったのかと問えば、体力と魔力は別次元のことだ、
と言われた。コッチに使うのは体力だから、問題ないらしい。まあ、そうだとは思うけれど、納得は出来ない。
すい、と首に触れてきた手はいつものように黒い皮手袋に包まれていて、だけど、なんだかそれは
普段と感触が違った。夏の気温にぬるくなっているのかと思ったけれど、それを外して口唇を撫でられ
違うと判る。熱い指先。引いた身体。
「何だヤコ、この期に及んで逃げようと言うのか? まあそうしても良いが、
物音が立って困るのは貴様だぞ。階下には母親がいるのだろう」
「い、いや、それは出来れば静かにして欲しいし、
そもそもなんであんたが夜中に私の部屋まで入って来れるのか謎が……ってその合鍵は何処から」
「貴様の鍵を盗んで複製した」
「ご機嫌に犯罪だよ! じゃなくて、だから」
「何だと言うのだ」
「その、暖かくて、びっくりした」
うん? と首を傾げてから、ネウロは自分の手を見下ろしてああと頷いた。男の人らしく節くれ立って
無骨な指を、ゆっくりと私の頬に伸ばしてくる。触感を自覚する瞬間、思わずびくりと震えてしまう。
慣れないそれは、まるで別人みたいで少し緊張する。
やんわりと頬を撫でてから、ネウロは短い爪で軽く私の眼の下を掻いた。柔らかい皮膚は熱も
感じやすくて、ふるっと背筋にまで震えが走る。おかしそうに笑って、ネウロは私の耳朶に口唇を寄せた。
詰まった距離、空気を挟んで熱が伝わる。吐息の熱さに、ひゃあ、と思わず声が零れた。
「魔力が尽き掛けている分、今の我が輩の身体は人間に近いからな。
生命活動の根幹部分もそう変換されているのだ。体温もあるし、そら」
「う、ひゃッ」
「心臓の拍動もこの通りだ。納得したか、ヤコよ」
引き寄せられた手がネウロの胸に押し当てられて、掌を覆う熱に私はまた声を上げる。
一瞬遅れてから、その身体から響く音に気付いた。とくん、とくんと言う規則正しい音は自分からもしている
けれど、ネウロから感じたことなんて今までなかった。魔人は違うもので動いているんだろうと、
適当に納得していた――それ。
ベッドに押し倒された形のままで、私は手から伝わってくるその鼓動になんとくなく聞き入ってしまう。
薄い笑みを浮かべているネウロの口元が呼吸と同時に僅かに動くことすらも、新鮮だった。
今までと全然違う、動く人形みたいで人間らしさなんてまるで無かったのに、これじゃあまるで。
ぎゅっと抱き寄せられて、頭を胸に押し付けさせられる。自分の心臓も、大きく鳴ってしまう。ネウロは
おかしそうにしながら、どうした、と訪ねてきた。声が胸の中で響いているのが直に伝わって、
気恥ずかしさに身体が縮こまってしまう。
「今更何をそんなに驚いているのだ、ヤコ。魔人の身体を注視するのならばまだ理解も出来るが、
これは貴様と同じ肉の常識に囚われた身体だぞ。何がそれほど貴様の興味を惹き、そう警戒させる」
「え、あ、わかんないけど、なんか――なんか、変だよ。全然別の人の身体みたいで、落ち着かない」
「そんなものか? まあ、魔人の我が輩以外に異性経験がない貴様では、そう感じても仕方が無いか」
「ちょ、それは別に関係ないでしょ!?」
「大有りだろう。『人間の身体』が、珍しいのならばな」
ふふんっとせせら笑って、ネウロは私を見下ろしてくる。むうっとむくれて見せて、だけど私に反論の
言葉は無かった。確かにそうなんだと思う、今までこうやって男の人の身体に密着したことなんて
無かった。体温が近いとか、吐息が近いとか、鼓動が聞こえるとか――全部、魔人には無かったものだ。
それが今はある。違和感が好奇心を擽って、私は身体を捩った。すりすりっとネウロの胸に寄りかかって、
背中に手を回してみる。
ていっと体重を掛けてみると、存外簡単にその身体は崩れた。ギシッとベッドのスプリングが鳴るのには
冷や汗が出たけれど、ぺたりとくっ付いた身体は暖かい。身体中でくっ付いてそれでもまだ暖かいと思う
んだから、私より体温は高めなのかもしれない。子供体温って言うのかな。だけど子供じゃこんなに胸は
広くないし、腕だって力強くはない。
いつもの上着とは違って、身に着けているシャツは人間物で夏用だ。薄手の生地から形の判る二の腕を、
私はやんわりと指先で辿る。小さく息を呑む気配、ぞくっと来たらしいのが可愛かった。細くてだけど硬い
それは筋肉が適度についている。ごろごろと懐きながら、私は思わず笑みを漏らす。と、こつり、
軽く頭を小突かれた。骨の感触、指の感じ。本当、まるで別の人みたい。
「ネウロ、人間の身体ってどんな感じ? やっぱり、不便?」
「そうだな、重力の方向を任意で決められないのは不便だ。指の形も変わらんし、
靴もいちいち脱がなければ煩いし目立って仕方が無い」
「あ、本当だ、そう言えば脱いでるね。って何気にアンクルソックスかよ、若者かあんたは」
「ほう、我が輩が年寄りだとでも」
「身体は若いっぽいけど、なんか似合わないなあーって。人間になったら大変だよ、
毎日服選んで着替えて、ってさ」
「貴様がやれば良いだろう、奴隷め」
「駄目だよ、自分でしなくちゃ……って言うか、お母さんじゃないんだから」
くすくす笑うと、呆れたようにネウロは溜息を漏らす。身体を起こす動きが緩慢で、いつもより力が
無いんだなあ、と判った。ぎゅっと力を込めて私を腰に乗せ、額にキスを落とす。口唇が熱くて、
変な感じだ。いつもと、全然違う。だからいつもより、どきどきする。鼻筋を辿る口唇の気配も、
一度軽く上唇を食む感じも、――交わすキスまでも。
「……、んぅ」
入ってくる舌も口内も熱い。いつもはどこか、ひんやりした印象なのに。一人だけ煽られているような
錯覚は嫌いだから、ちょっと嬉しいかもしれない。差し出した舌をぬるぬると絡められて、ちゅぅっと
吸い付かれる。やんわりと押印するように小刻みに噛み付いてくる歯列にも、牙の感触が無かった。
食い千切られちゃいそうに尖った化け物のシルシ。今は代わりに、普通の人間めいた歯がある。
ちゅっちゅっと音を立てて、私もネウロの舌をやんわり噛んだ。ぴくん、と一瞬瞼を閉じる。もしかして、
敏感になってるのかな、なんて。
パジャマを脱がす手は、もどかしそうにボタンを外していた。いつもみたいに引き千切る腕力がない
んだろう、隠して始末するのが結構面倒だったから、これもちょっと便利かもしれないと思う。
ぷちんぷちんっと音がして、上着の前が完全に肌蹴られた。下着のキャミソールをたくし上げて、
胸の下、ブラと皮膚の境目の辺りをこしょりと擽られる。込み上げた笑いに口唇が離れると、
ぱたた、っとシーツに唾液が落ちた。
ぬるついた口唇をぺろりと一舐めして、ネウロは私を見下ろしている。
「どんな様子だ、人間の指先で触れられるのは。生温い身体だな、ヤコ」
「ん、くすぐったい。……いつもはぞくぞくするのに、なんだか、優しいみたいだよ」
「生温いか?」
「ううん、熱いぐらい」
「そうか」
くすくす、満足そうにネウロは私の肌をなぞる。
ブラのワイヤーを煩わしそうにずらして、熱い指先が下から入り込んでくる。ふにゅりと胸を潰されて、
私は小さく喘いだ。くしくしと擽るように這い上がってくるそれが敏感な個所に辿り着いて、軽く触れる。
屹立した部分と違って、その周りの皮膚は柔らかかった。そこを重点的に擽られると、ぴんっとした
乳首がもっと硬くなってしまう。
胸の真ん中からぶわぁっと鳥肌が立つ気がして、私は思わず背を丸めて身体を傾がせた。すると、
ネウロの手に引っ掛かったブラがずるりとずれて、私の薄い胸が零れ落ちる。待ち構えていたような掌が、
両胸をぽすりと覆った。ブラの代わりでもするようなそれが、やんわりと揉み込んで来る。掌の中心に、
小さな突起が擦れた。熱い。じんわり背中に、汗が浮かんでくる。縋り付いた腕も、熱い。
「……、なんか、いつもより……優しい? ネウロ」
「特にそういったことは無いが、強いて言うなら、この身体には貴様を好きにするだけの力が無いのだろう。
だから、貴様が嫌がるほどの行動に出られていないだけだ」
「そういうものなんだ」
「かもな。しかし鵜呑みにすると」
「っひゃ、あッ!?」
「こうなることもある」
にやりと笑って、ネウロは私の口唇を舐める。むう、いきなり爪立てなくたって良いのに。
でも、いつもより尖ってない分、それは痛みよりもくすぐったさを伝えるものだった。グルーミング
みたいな、甘噛みみたいな。ぞくりと敏感にされる身体が、また体温を感じ取ってしまう。
私もネウロのシャツのボタンを外してみた。……生装備だ、こいつ。らしいと言えばらしいけど。
悪戯心が沸いて、私はネウロの乳首を軽く抓ってみる。
「うきゅ、あぅ、うあぅうあ!?」
――勿論、声を上げたのは私の方。
「戯れるなアメンボめ、この痴女が。人間になったところで貴様に犯されるほど堕ちてはいないぞ、
まったく油断も隙もない変態め」
「そ、それが、出し抜けに女の子の股間を揉んできたあんたの言うことっ!? っう、ふあッ……!」
「下着を擦り抜けてパジャマまでじっとりと湿らせている貴様のセリフでもないだろう。
まったく淫蕩な雌だな、我が輩がいかに高い体温を持っても、貴様のここには届くまい。
どうした? 何を期待している、また奥から込み上げたものが広がって行ったぞ、ヤコよ」
「う、うあ、ひう、うあああっ」
片手に胸を、片手にあそこをぐにぐにと乱暴に揉み込まれて、私はがくがくと身体を崩れさせた。
腰に力が入らなくてぺちゃんこになりそうなのに、ネウロの身体に寄り掛からされてそれが叶わない。
ぐん、ぐんっと指に下から押し上げられる大雑把な動きなのに、指の熱がじっとりと沁み込んで来る
ことで身体が震えた。熱い。いつもより、ずっと熱い。触れた個所すべてから、ネウロの熱が
私の身体に沁み込んできてしまう。――ああ、そっか。
熱の存在もだけど、そうだ。ネウロが私に触れるのはいつも厚い革の手袋越しで、こんな風に
手の感触そのものを伝えてくること自体無かったように思う。ごくまれにはあったけれど、でも、
こんなに触れてくれることは無かった。歪に形を変えるツールとしての手だからだろう、気を抜くと、
きっと私なんかくしゃっと潰してしまうから。
今はそんなこと気にせずにいられて、だから、こんなに触れてくれるのかな、と思う。凭れさせられた
ネウロの肩、私はかぷっと噛み付いてみた。魔人の感覚なら何も感じないだろうけれど、
人間の感覚なら、どうなんだろう。甘噛みされて、ちょっとぐらいどきどきするのかな。したら良いな、
と思いながら、私はぞくぞくと震える腰をネウロの手に押し付ける。呼吸が上がって、ちょっと苦しい。
耳元でも、ネウロの呼吸が聞こえる。
乱れて上がっているのが判って、私は笑ってしまう。
「何を笑っている、蛆虫め」
「ん、んぅ……や、やっ」
下穿きと下着の中に一気に手を突っ込んで、ネウロの指がくちゅくちゅと私のあそこを鳴らした。
熱い指先に触れられるのは始めてで、怯えのようなものが身体を走っていく。だけどそれが余計に身体を
煽っていた。どろりと溢れた愛液を指に絡めて、にゅるにゅるとネウロがクリトリスをこね回して来る。
愛液でずるずる滑る熱を擦り付けられて、首筋の後ろがぞわっとした。あれを押し付けられているみたい。
一箇所だけ、魔人のネウロが熱くしてくれている場所。
あったかいな、と思ったら、腕がぎゅぅっとネウロの背中に回っていた。シャツを掴んで、必死に
しがみ付く。子供みたいに。抱き締めてくれる大きな胸は、小さい頃に抱き付いた両親のそれに
良く似ている。今はずうっと小さくなってしまった、お母さんの身体。お父さんの、身体。大きくなって
しまった私を支えるのにお誂え向きだな、なんて思って、泣きたくなった。そんな都合の良い相手
なんかじゃないと判っているのは、少しだけ虚しい。こんな行為の最中に思い出すと、尚更に。
こしゅこしゅと擦り上げてくる指先が気持ち良い。それに没頭する。シャツに唾液を染ませて、
身体中でしがみ付く。人肌は温かい。いつもの魔人の身体よりも、それだけで優しい気がする。
耳朶に寄せられる口唇の感触、熱い吐息、何もかもが、優しすぎて悲しい。
もっと、優しい身体に、なっちゃえば良いのに。
「ヤコ、あまりしがみ付くな。動きにくいぞ、我が輩は木ではないのだこのセミめ」
「さ、っきからセミとか、アメンボとか……ふあ、ん、ていっ!」
「ッう!!」
あむっと耳に噛み付いてやると、ネウロは変な声を出してびくっと身体を止まらせた。
あれ、これってもしかして……。
あむあむあむあむ、っと私はネウロの耳を甘噛みして、ぺろぺろ舐めてみる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
こ、声にならない悲鳴を上げてる……あのネウロが……!
ぷはっと口唇を離して顔を見ようとすると、凄い勢いでそっぽを向かれた。だけど、私の唾液で濡れた
耳が真っ赤になっていることから察するに……これは。私はにやりとして、もう一度その耳に噛み付こう
とする。けれど流石に、それは押さえられた。突っぱねられた手に肩を掴まれて、くるんっとうつ伏せに
ベッドに倒される。ギシリと、スプリングが大きく軋む。
「ヤコ、貴様……」
「なぁ、によッ! あんただって今は、セミでアメンボでウジムシなんだから……んふ、あ、あッ!」
ぐぐい、ッと出し抜けに捻じ込まれて、思わず息が詰まった。まだ少し柔らかかったものが、
無理矢理に濡れた場所に入ってくる。お腹の中でゆっくりと硬度を増して、それがぐんっと反り返った。
いつもみたいに局地的な熱じゃないそれは、ぎゅうっと私の下半身を覆っている。顔が見えないことも
相俟って、やっぱり、ネウロだと認識出来ない。ぞくぞく震える身体で無理に首を振り向かせると、
ニヤリと笑ったネウロに見下ろされる。ほっとしたところで、ぎゅぅっと腰を握り締められた。
叩きつけられる音が響いて、違う震えが身体に走る。
「っく、ふあ、んうああっ」
「我が輩は別に、人間全般を指してウジムシワラジムシダンゴムシタムシと呼ばわっている訳ではない。
貴様のように学習能力想像力その他が欠如している駄人間に対し蔑称として贈っているだけだ、
この馬鹿者めが」
「んあ、ふう、タムシはちが……って言うか、あるの!?
んきゃ、女子高生が産婦人科行くのって恥ずかしい、んだよぉっ!?」
「低脳め、魔人の免疫力がそんなもの負けるか。今は人間だから判らんが」
「や、やー、んゃあぁあっ! や、やだ、あー!」
「さてどうだヤコ、人間の我が輩と魔人の我が輩、貴様はどちらが好みなのか言ってみろ。うん?」
「こ、こんな状況で訊くな、色んな意味でッ!!」
はひゅはひゅ上がる呼吸、ぽたりと背中に落ちるネウロの汗にすら感じてしまう。うーっと唸って、
私はせめて手だけでもがいた。ずりずりシーツを泳ぐように逃げるけれど、予定調和に引き寄せられる。
相手が魔人でも人間でも、私の力なんて微々たるものだ。判ってるけど。判ってる、けど。漏れる咳、
ぎゅぅっと口唇を噛んで、私は膨れる。
力が弱いとか体温があるとか、人間の方が良いなあって思ってたのに、あんなこと言われた後じゃ
魔人の方が良いって思えちゃうじゃない。デリカシー無い、ムードが無い、そして何よりもロマンが無かった。
首絞めてやろうか。下手すると死ぬかもしれないけど、私が。ぞくんっとお腹の中に震える、私は背を
反らせる。ぎゅっと抱き締められて、暖かい温度に包まれた。ネウロの、人間の温度。私より熱いそれが、
気持ち良い。心地良い。
ネウロならどっちでも良い、なんて言ったら、きっと笑われるんだろうなあ。訳のわからないことを言うって、
きっと、鼻でふんって。飛ばされそうに軽いものなんだろう、私のこんな感慨なんか。胸の奥はふんわり
暖かい、包まれている安心感は、やっぱりこっちの方が好き。なのに、どーせ、伝わらない。
むかむかしてきた。絶対また、耳たぶ噛んでやる。今度は思いっきり。
人間の耳って美味しいのかな、教えてタイソン。
ふっとして、私はネウロの手をきゅぅっと握ってみる。
ん、と小さく声を漏らして、ネウロが私の顔を覗き込んできた。
乱れた髪が頬に貼り付いて、呼吸が上がっている。頬にも紅が差していて、ちょっとだけ色っぽい。
少しだけ潤んだ目に、どきりとさせられた。
本当、人間でも魔人でも、顔貌だけは整ってるんだから。
「何だ、ヤコ」
「ネウロ、は、どっちが好きなの? 人間、と――魔人、と。身体の、感じ」
「さあな。この身体は多少不便だが、生き難いと言うほどでもない」
ぐいっと腰を突き出されて、思わず口唇を噛んでしまう。
「我が輩、人間でも魔人でもどちらでも構わんのだ。何も変わらん。
捜し求めるものも、行動のルーツも、そして――欲求もな。ヤコ」
「ん、んう、う、うあっや、駄目っねうろ」
「ああ、一つ違うとすれば」
にやり。
「人間同士は子供が出来るな」
言って、ネウロは思いっきりに、私の中に熱をぶちまけた。
――――最悪だこいつ。
判ってるなら遠慮しろよ、女子高生が産婦人科に行くの恥ずかしいって言ったばっかりなのに。
確かにやる事は同じだと言う本人の言には適っているけれど、でもさあ。
……最悪だよ、もう。仕方ないぐらい。
人のベッドでぐーすか大の字で寝るネウロの耳に噛み付いてみたところ、『ぷぎゃあ』と鳴かれた
――と言うのは、また別の話。
……更にその後、夜通し果てしない調教の末に私の耳も開発されたと言うのは、
もう本当にまるで別の話なので深く訊ねないで下さい忘れさせてもう嫌こいつとの生活。
終わり。『ぷぎゃあ』は感情の無い子安声で各々脳内再生ヨロ
GJ!!!
仕事の早さとクオリティの高さに脱帽した!!
そしてぷぎゃあにワロタw
GJ!!!
こっちがぷぎゃあされましたwww
人間に近づく魔人に乾杯!
GJ!!!
子安声が耳から離れないぜネ申よ!
サイト更新乙です。もちろん携帯のブクマ登録済です。
うわーうわーすげー好みだこの話し
神超GJ!!人間に近い魔人テラモエスw
携帯サイト、いつもお疲れ様です。
浅田並wに素早い更新に感嘆。
GJ!!ネ申GJ!
こーゆーのを神話というわけだなフハハハハ
ネ申GJ!!!
耳に弱いネウロに激萌えした
超グッジョブ!!
タイソン吹いたw
神うわあああああGJ!!
しかし甘さに萌えてたらいきなりのタイソンwwwwwwwwww
701 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 23:17:03 ID:5a4/26oJ
ぐっはあっ!神!!ネ申!!!
エーロ・ゴシカァン!!!!
ちょwぷぎゃあとかかわいすぎるww
甘いのゴチでした。
うわーーーーーーGJ!!
ふとした疑問がこんなことになるとは…
神様ありがとう!!
ロマンスの神様、どうもありがとう
いや、ほんとあんた愛してる、GJ
神作品の素晴らしさに打ち震えつつ、こっそり投下。
なんかレディーネタの続きが出来た。
再び優雅なティータイム。
やはりテーブルに山とお菓子を積み上げて貪り食う弥子を特別変とも思わないのか、隣の
ネウロは平然と分厚い本に目を通している。
何もかも普段の平和な光景だ。
「うーん、このクッキー美味しいっ。明日はもっと食べたいな」
まだ財政はとりあえず逼迫してはいないが、もしこの領地が財政的に危険に晒されること
があるとすれば、それは領主夫人である弥子のこの食欲のせいだろう。この異様な光景を
一目でも見た者がいるならきっとそう思う筈だ。
そして、不幸にも常時それらを見続けなければいけない者もいたりする。
「おい」
「んー?なあに吾代さん」
顔ほどもあろうかと思われるような大きなケーキに、今まさにかぶりつこうとしていた弥子が
テーブルの向かい側に憮然として座っていた男に顔を向けた。それなりに着飾っていると
いうのにまるで子供のようだ。
「あ、もしかしてこれ食べたい?ダーメ、あげないよー」
「いるか、んなモン」
しばらく黙ってテーブルに着いていたようだったが、遂にブチ切れたようだ。
「いいから俺を今すぐ解放しろ!いつまでテメーら変態夫婦がヤってんのわざわざ見なきゃ
なんねーんだよ!!」
「あ」
顔をクリームだらけにしながら、弥子がぽおっと頬を染めた。
「もしかして見てるうちに、お嫁さんが欲しくなっちゃったとか…そんなに欲しいんなら考え
てやってもいいよ。吾代さんいなくなったら私たちも困るしぃ」
「ちげーよ!!」
「じゃあ何?」
三大欲の中でも食欲が突出している弥子は、首を傾げる間も器用にケーキを食べ続けてい
た。恐ろしいことに、もうなくなりそうなのが弥子たるところだ。
「俺はたまたまここに来ただけだ、テメーらの変態プレイが見たいんじゃねーよ!」
呑気な弥子に全然話が通じていないことに苛々しているらしい吾代は、唾を飛ばしながら
段々と激昂してきたようだ。
「何をそんなに駄々を捏ねる。吾代」
もちろん、こんな事態になってわざとまぜっかえすのはネウロだった。
「単なる流れ者でしかない貴様にそれなりの役職を与え、賃金まで払ってやってるのに何
が不満だ」
「その役職ってのは変態プレイを見ることだけかよ」
「それもまた、貴様には似つかわしいと思うが」
わざとらしく溜息をついてぱたんと本を閉じると、次のケーキに手を伸ばしていた弥子を強
引に抱き寄せた。
「あっ…ちょっとネウロ…せめてこれ食べるまで待って」
「ふむ、我が輩に命令をするのかウジムシ風情が」
「あん、ネウロったらぁ…」
それでもしつこくせめてもの足掻きとばかり、両手に焼き菓子を握ったままの弥子を後ろ抱
きにしてネックレスを弄び、ドレスの上から薄い胸を両手で揉みしだく。
「ダメだったら…いきなりなんてぇ…」
「まがりなりにも貴様は我が輩の妻になったのだ、妻ならば夫のいついかなる要求にも応
えなければならん。それは分かっているな」
「わ…かってるけど…こればっかりなんて嫌だよおっ…」
「吾代の役目と同じように、貴様にもきちんと定められた役割というものがある。それが我
が輩の要求通りにすることと、領主の跡継ぎたる存在を産むことだ」
「うん…そうだね。そうだけど…あぁんっ!!」
華奢な体がぴくんと大きく震えた。
もう、掴んでいたお菓子も全部床に落ちてしまっている。瞬時にして快感の虜になってしま
った弥子は、自分から邪魔なスカートをたくし上げて剥き出しになった腰を夫へと摺り寄せ
て微笑む。唇が触れ合うような距離で甘く囁き合う二人は、もう完全に周囲など見ていなか
った。
まさにバカップル、いや、バカ夫婦だ。
「こんなところで…ネウロのバカ…」
「だが、いいんだろう?」
「うん、いい…好きなように可愛がって…ネウロ」
「よし、貴様の腰が立たなくなるまでくれてやろう。我が輩の可愛い妻よ」
その言葉が合図のようにドレスの襟元を締めていたリボンが抜かれ、小振りだが滑らかな
乳房があらわにされた。
そして今日も真昼間から、吾代の目の前で盛り上がり始めている。いつの間にかカヤの外
に追いやられてしまった形の吾代は、やはりいつもと同じように見続けるしか出来なくなっ
ていた。
「ああっ!」
ネウロに供された御馳走のように、テーブルの上で身を躍らせる弥子は存分に快感にまみ
れて喘ぐ。昂ぶりきったものに突き上げられる度、感極まって揺れる乳房はなかなかにエ
ロティックでそそるのか、ネウロの手は玩具を扱うように乱暴に揉みしだき、つんと立った薔
薇色の先端をきつく噛む。
「あんんっ!!」
「かなり乗ってるようだな、ヤコ」
「いやぁん、だって…だってぇ…気持ちいい…よおっ…」
お互いにノリノリになったのか、外道夫婦の饗宴は今日も延々と続いた。
「ごめんねー、吾代さん。いっつも見せるばっかりで」
ようやくコトが終わってからも、弥子は相変わらず残りのお菓子を貪っていた。だが、もう反
論する気力もなくなった吾代はうんざりしながらも最初から感じていたらしい疑問を口にして
いた。
「なあ、お前さあ。何でこんなトコに嫁に来たんだよ」
「んー…領主夫人になったら何でも食べ放題だってネウロが言ってたから」
「……はー…」
哀れ、それなりに常識人だったが為に、常識そのものが通じない領主夫婦のパワーに負け
た吾代はそのままテーブルに突っ伏してしまった。全く訳が分かっていない弥子は、慌て
て駆け寄る。
「あれ、吾代さん…元気出しなよー。このクッキー三個ほどあげるからさ」
そんな愛らしい奴隷妻を傍らで眺めながら、ネウロがにやりと笑ったとか笑わないとか。
外道夫婦は無敵。
GJ!
吾代カワイソス
最近、ラブラブなネウヤコの被害を受ける吾代がかわいそうで大好きだ
食べ物に釣られて嫁入りするなんて弥子らしいなww
GJ!不憫な吾代がいい感じだ。
吾代かわいそすぎw
ネウヤコも好きだけどたまには吾ヤコも読みたいな
吾アヤかネウアヤが読みたい
サイヤコも忘れないで
ネウアイがイイ
吾代www
彼はネウロで一番酷い目に遭ってるのが似合うキャラだなww
吾アヤはドラマCDのネタでくるみたいだから書く人増えるかもよ
ネウアヤとかネウアイ俺も読みたいな
ネウアイ+アイを取られて焦るサイとか書こうとしたけどうまくいかなくて蔵に入ってるよ
どうしてもネウヤコやサイアイ前提になってしまうんだよな。誰かサイアイを!
吾代とあかねちゃんのハートフルストーリーが見たいと無茶を言ってみる
エロ無しでも萌えるのがこのスレクオリティだもんな。アカヤコもいいよな。
無茶ねえ…
給食製作者と英語教師で愛の流刑地を希望しておく
720 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 17:22:14 ID:NH+I+Kqk
てことは藤原万次郎がソラさんの首を絞めて・・・
あのカップルは唯一公式で幸せ認定されてる男女。
結婚だってする予定だし。
あ、ヒステリアは旦那がいたか…。
幸せが約束されているカップルに、不倫キティの真似事させるのか?
イク時にたまに地が出て「あん…あなたっ……………………ワフぅっ!!」
と叫んでしまうヒステリアと
(あーいつもの部屋でやってるアレか?ま、いーや)と達観してる旦那プレイとか。
>>723 普通に萌えた
絶頂が近づくと段々キャインキャイン言い始めるとかな
ドクター秩父山にそーいう夫婦がいたような気がする。
(ここのスレ住人はどこまで喰らい尽くす気なんだ・・・・・・!)
>>717 傷心のまま事務所に資料届けに来たら
誰も居ないわ机に叩き潰された愛車のミニカーの破片が散らばってるわで凹んでいたら
紅茶とかコーヒーじゃなく
いつの間に傍らに置かれていた冷たいレモネードの味にちょっと癒されてしまう吾代。
こうですか?分かりません!(><)
期待を裏切って申し訳ないですが…
書き溜めていたネウヤコ投下します。
未遂(?)です。
彼女は事務所にソファーに体を預け、天井を眺めていた。
友人に言われた言葉が頭から離れない。
『最初は怖いけど、慣れてくるとすっごく気持ちいいんだから!
きっとアンタの食欲といい勝負よ』
そんなことを言っていた。
『一に食欲 二に食欲 三・四がなくて五に食欲』な彼女、桂木弥子は、
それと同等だといわれた事に非常に興味を持っていた。
「……えっちな事が食べることと同じくらい気持ちがいいなんて…本当なのかなぁ…」
ポツリと呟く。
ふとアカネの方を見ると、彼女は忙しく髪の毛を振るばかりだ。
「何を呟いているミジンコが」
「?!!っネウロ!!??」
突然かけられた声と、目の前に、にゅっと現れた顔に驚き彼女は跳ね起きた。
それと同時にアカネは壁の中へと姿を隠してしまう。
どうやらアカネは彼女に彼の存在を知らせようとしていたようだ。
「い…いつからいたの?」
思わず声が裏返る。
「うむ。今いま、散歩から帰ってきたところだ。何を暴れているのかは知らんが、
運動がしたいと言うのなら我輩お薦めの魔界道具を貸してやるぞ?」
「いや、いらないからっ!それ絶対ヤバイ道具なの間違いないしっ」
(………聞かれてなかった…?)
変な魔界道具を薦められようとしているものの、
先ほどの言葉を聞いていない様子のネウロに、弥子は内心ほっとした。
「もう。そんなんじゃ私の身が持たないよ…」
「そうか。これでは物足りんか」
不服そうな顔を見せながら魔人が言い放つ。
「いや、違うから」
「ああ、運動よりも性交に興味があるのだったな」
さらりと言われたその言葉に弥子が固まる。
(………聞かれてた…)
ネウロの方を見れば…ニヤリと笑みを浮かべている。
彼の顔はとても楽しそうだ。
その顔を見た彼女には、この先に発せられる言葉が容易に予想が出来ていた。
「仕様が無い。我輩直々に教えてやるとしよう。フハハハハ」
予想通りの言葉に弥子はガクリと肩を落とすかなかった。
…とはいえ、このままおとなしく処女を散らすのは女として黙っては居られない。
「ちょ…待って。…本気なの?」
ソファの後ろから自分の隣へと移動してきたネウロに警戒の色を見せながら、
弥子は尋ねた。
当然、待てと言った所で待ってくれる相手ではないことはよく知っている。
既にネウロは戦闘態勢だ。
「もちろん本気だ。我輩、冗談を言ったことなどあったか?」
「…多分無い…」
どこからどこまでが冗談なのかを真剣に考え出す弥子をよそに、
ネウロは彼女の肩をトンと軽く突付くとそのままソファーへと押し倒す。
「うわっ!ちょっ、ネウロっ」
「少し黙っていろ」
ある意味覚悟は出来たとは言え、相手はあの魔人様だ。
好奇心よりも恐怖の方が多かった。
順序良く自分の理想で何とか進めていきたかった弥子だったが、願いは叶わず。
彼は弥子の体を片手で押さえつけ、もう片方の手で彼女の体をそっと撫でていく。
「ひぁっ。くすぐったいよっ」
さわさわと優しく体を撫でていくネウロの手に少しだけほっとする。
緊張が解れたのを察したのか、撫でるだけの手の動きが、段々と揉むような動きに変わる。
「…ふぁっ……やっ……何か、変な感じ……」
「…良いのか?」
「んっ……わかんないっ…ふわふわ、する感じ」
「そうか」
くすぐったいような、気持ちいいような不思議な感覚。
そして何より、ネウロの優しい手つきに弥子は戸惑いを隠せなかった。
「あぁっ!」
突然、背筋に走った感覚にヤコは声を上げた。
体を撫でていただけの手が、胸の突起に触れたのだ。
「感じているのだろう?」
耳元で囁くネウロの声。
既に硬くなっているそこに指を這わせたまま、首筋を舐める。
「ひぁっ」
ゾクゾクとした感覚が彼女の中を突き抜ける。
これが感じるということだろうか。
ヤコの上げる声に満足したのか、ネウロは胸の突起を執拗に攻め立てる。
「ふむ。服が邪魔だな。我輩が脱がしてやろう」
その一言と共に、ネウロは弥子の制服を下着ごと切り裂いてしまう。
「こんなの…脱ぐって言わなっ……んんっ」
文句を全て言い終わる前に、弥子の口はネウロに重ねられた唇によってふさがれてしまった。
弥子の唇を割って、彼の舌が入ってくる。
初めてのディープキス。そして、初めて男性に触られ感じている自分。
彼女の気持ちは落ち着くどころか、戸惑いと不安でいっぱいになっていた。
安心を得ようと、自然と自分から舌を絡める。
ネウロは弥子の秘部へと手を伸ばす。
「やぁっ?!」
今までとは比べ物にならない感覚に弥子は悲鳴を上げた。
ネウロは構わずそこに刺激を送り込んでいく。
「やっ…あぁっ………あ…あっ……ね…うろっ……あぁぁっ!!!」
強弱を付けて擦られ、快感が背中へと突き抜けていく。
クレバスを弄るとトロリと愛液があふれ出てくる。
「…ヤコよ。気持ちよいのだろう?溢れてくるではないか…」
ネウロはくちゅくちゅと音を立ててソコをかき回す。
「初めてでこれほど濡れるとは…淫乱だな」
「…やっ…ちがっ……あっ…」
耳をそっと甘噛みされ、自然と背中が仰け反る。
快感に絶えるためか、未知の世界への恐怖か…
弥子は必死でネウロにしがみ付いていた。
「ネウロっ!ネウロぉっ!!あぁっ!!何かきちゃうっ。ヘンになっちゃうよぉっ!!!」
襲い掛かる快感から逃れようと、弥子は必死にネウロを引き剥がそうとするが、
ネウロの圧倒的な力に敵うはずもなく、快感だけが一方的に高められていく。
「…そういう時はイクと言うのだ」
「はぁっ…あぁっ…い…くっ…?」
ネウロは「そうだ」と小さく囁くと、更に激しく弥子を攻め立てる。
「あぁっ!やだぁっ……イクぅっ!イっちゃうよぉっ!」
こみ上げてくる快感に耐え切れず、弥子はポロポロと涙を流し必死にネウロにしがみつく。
「ネウロっ!ねうろぉっ!!いいよぉっ!!あっ…あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ギュっとネウロにしがみついたまま、弥子は悲鳴を上げて達した。
「あっ……ね…うろぉ……はぁっ……あっ……」
薄れる意識に身を任せつつ、彼女は自らを優しく抱きしめている彼の名を呼ぶ。
満足そうな彼の顔を見て、彼女は小さく微笑むと静かに目を閉じた。
「ふむ……きちんとこの先も教えてやろうと思ったのだが……」
ソファの上でぐったりと横たわった弥子を見る。
その横に腰を下ろし、ネウロはそっと彼女の髪を掬う。
「気絶してしまう程よかったか?」
意識を手放している彼女からの答えは無かったが、ネウロは満足そうに微笑んだ。
「まぁ…良いか。次回はしっかりと最後まで教えてやろう。フハハ」
+ つづ完 +
前回はサイヤコだったので、今回はネウヤコに挑戦してみました。
本当は本番?いきたかったんですが、なかなか書けなくて、
すでに書き出して3週間以上立っていたので、見切りをつけました。
本当、すみません…orz
許してください。
次は……
734 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:50:47 ID:hCtIYyWG
ヤコたん萌えや(+Д+)調教準備中ネウロもテラ萌え
GJ!!!
次回にも期待してる!!
GJ!!
最後までいかないのも(・∀・)イイ!な…
新境地だ…
これだけエロパロが投下されてるのに
未だ初モノSSがどれもこれも素晴しいと言うのは大いなる『謎』だな…GJ!
ところで今週のジャンプに乗ってるドラマCDのストーリー告知を見てくれ、
こいつをどう思う?
>>738 弥子が誘拐されるって内容ぽい。
ネウロ無関心ってあったけど、ツンデレだったら萌える。
弥子がネウロの気を引くため自作自演してても萌える。
でも、できれば本誌で見たかった。。。
吾代とアヤの接触wktk
吾ヤコ好きとしては、コミックス5巻以来の萌えどころだと期待してる
ダメ人間氏続き待ってるよハァハァグッジョブハァハァ
ドラマCD2は(´∀`)弥子監禁緊縛暴行エロだといいと思う。
ドラマCDは結局、イビル・ジャイアンのパターンだといいw
えー…流れをぶった斬った上七日間煮込むようですまないですが…
次の方↓、現スレ容量が少なくなってきましたので次スレを創造お願いします。自分で立てたくとも立てられないので御迷惑をお掛けしますorz
>ドラマCD2は(´∀`)弥子監禁緊縛暴行エロだといいと思う。
個人的に暴行は勘弁だな。緊縛までがちょうどいい
しかしどことなくクリムゾンを連想するのは何でなんだぜ?
>ドラマCD2は(´∀`)弥子監禁緊縛暴行エロだといいと思う。
そのネタまじめにやったら某アリスみたく18禁になるぞwwwww
748 :
次スレネタ:2007/01/23(火) 06:53:59 ID:r0Li2KoO
「匪口さん…何で…立てなかったの…?」
「ドラマCDの話がしたくってさあ!!(ガリガリ」
「爪立てないでぇっ!!」
「みんな立てないの?俺立てちゃうよ?」
「ああああんっ!!いきなり立てちゃだめぇっ!!しかも何か形変わってるしぃっ!!」
「立てろと言ったりだめだと言ったり、貴様は煩くてかなわぬ。埋めてしまうぞ」
「(んんうっ!!)」
「あーぁ…『おにぃちゃん立ててくれてありがとう』って言わせようと思ったのに…」
[あかねちゃんブログ]
あれ、吾代さんは?
もしかして次スレで聞いてるんでしょうか、かわいそう。
そんな次スレはこちらです。
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第10話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169501645/l50
感想ありがとぅっ!
ヤル気が出てきたよっ。
次も頑張ります(´ω`*)
埋めに>727のネタをちょっと起こしてみた。
吾あかって可愛いイメージなんだけど、あかねちゃんはやっぱり難しいなあ。
+-+ +-+ +-+
みなさんこんにちは。桂木弥子魔界探偵事務所にて秘書を勤めております、あかねです。
HP管理の傍らで細々とつけていた日記的なブログですが、来訪して下さる方が多くて、
嬉しいような恥ずかしいような心地です。ご声援等も嬉しく思っております、これからも頑張りますね。
今日は事務所の非常勤社員である、吾代さんの事に触れたいと思います。
先日の記事でご紹介致しましたように、吾代さんは現在別の会社に出向して頂いているので、
あまりこちらの事務所には顔を出されません。ですが、いつも所長や助手さんをサポートして下さる、
気の良い方です。少し言葉や仕種が乱暴なので誤解はされがちですが、面倒見の良い
お兄さんタイプでとても好もしい人なんですよ。
こちらも以前の記事で触れたと思いますが、私と彼はお話をしたことがありません。
有名人の秘書は色々なことに巻き込まれがちなので、姿を隠させることで守って頂いている
ようなものですね。(笑) 必然依頼にいらっしゃる皆様ともお顔を合わせる事が出来ないのは
残念ですが、その分こちらのブログではお相手させて頂こうと考えております。
さて、先日我が社の所長が解決いたしました『HAL事件』(『電子ドラッグ汚染事件とも呼ばれていますね)
にて、吾代さんは車を犠牲に所長達をサポートして下さったのですが、ローンが残っている上に
新車だったのでその落ち込み様が激しく、暫く事務所に寄り付こうとなさらないほどでした。
それでもお仕事ですので、今日は久し振りにお見えになったのですが、折悪く所長達は出掛けて
おりました。ご記憶に新しいかと思いますが、事務所に鉄球がぶつけられた事件において、
潰れてしまった家具その他の仕入れがあったのです。応接セット等は、お客様をお迎えするに
最低限必要なものですしね。
(その節はたくさんの方々にお見舞いのコメントを頂き、ありがとうございました。
怪我人が無かったのは本当に不幸中の幸いだったと思います。
本当、探偵さんって大変なお仕事なんですね……
事務担当ではあまり実感しないのですが、あの時は流石に驚きました)
私もお相手することは出来ず、吾代さんは少しの時間一服なさっていたのですが、
助手さんのちょっとした悪戯の痕を見付けて更に落ち込んでしまわれました。
先日の車と同じ型のミニカーを壊したものが、机の上に置かれていたのです。
助手さんは人当たりの良い方なのですが、ちょっと過ぎた悪戯を好むのが珠に瑕です。
勿論、お客様にそう言ったことはしません。仲間内でのじゃれ合い、のようなものなのですが、
今回は少し遣り過ぎだったようにも思います。車の事はよく判りませんが、
先日所長が言っていたところによるとBMW X3と言うものだったそうで……
調べてみたら、凹み方に納得しました。きっと思い切ったお買い物だったのでしょうね。
こういう時に何も出来ないと言うのは少しもどかしく悲しいことですが、お仕事ですから仕方ありません。
ですが、少しぐらいは何かして差し上げたい気持ちはやはり否定できず、こっそりとレモネードを
差し出してみました。普段お客様方にお出しするのは紅茶かコーヒーなのですが、
どちらもカフェインが入っているので、少し興奮してしまいますよね。
私も夏はレモネードの爽やかな冷たさが好きだったので、自分なりの味を作ってみたことがあります。
紅茶やコーヒーもですが、レシピから自分なりの味を作り出す作業と言うのは楽しいものですしね。
以前所長にお出しした時も好評でしたし、なによりクーラーも壊れて蒸し暑かったので、
こちらにしてみました。
吾代さんは気に入って下さった様子で、ゆっくり味わうように飲んで下さいました。
ほっとしたお顔の様子を見れるのは、私に気付いていないからだと思いますが、
それは嬉しくもあり少しのもどかしさも感じてしまいます。もっと普通にお話出来たら、
良いのですけれど。あら、愚痴は良くないですね。失礼致しました。
ともあれ、少しですが吾代さんは浮上して下さいました。それはとても嬉しいことです。
こんな風に少しずつ周りの人達を気遣って、もっと優しくなれたらなあ、と思います。
探偵のように大それたことや思い切ったことは出来なくても、小さなことが積み重なれば、
きっと時間は掛かっても同じだけの何かが出来るような気がするのです。
さて、今日はここまで。皆さん、今日も、今日は、良い一日でありますように。
桂木弥子魔界探偵事務所はいつでもあなたの依頼をお待ちしております。
秘書:あかね
乙です
>>750 好もしい→好ましい、でしょうか
トリップ間違えてました…
WuiwlRRulじゃなくて、今のやつです。
はずかしー
あかねちゃんネタ前書いたことあるけど確かに難しい
けど
>>750はすごく上手いっ!!萌えました
>>752 好もしいは好ましいと同じ。
どっちを使っても間違いではない。
>>750 GJ!
あかねちゃんかわいいよあかねちゃん
では修正せずそのままで載せます
吾アカ希望した甲斐があったッ!
もうここには神しかいない
759 :
埋め:2007/01/23(火) 23:10:34 ID:6kswiTl3
今後も吾あかとネウあかがいっぱい投下されますように…
あかねちゃんLOVE!!
顔を見せずして此処まで惹きつける女は貴重。
小野小町理論とでもなんとでもいえやあ!!!
>>760の「あかねちゃん」を「松井先生」に置き換えして埋めようと思ったが、
ココでも松井燃えスレでも投下するのに憚られてしまう。
神が次々と降臨され、新たなるssを生み出すスレ。然るに容量の事情で、終り>1000を見ずに次スレへ移住する民たち…。
終りが無いのが終り それがネウロinエロパロ板・レクイエム
若しくは
それがネウロスレクオリティ
不幸な男が好き
ネウロでは吾代が好き
そんなことを考えた時代が私にもありました
765 :
埋め:2007/01/27(土) 03:12:29 ID:0FXIEEJp
766 :
さいご:2007/01/27(土) 14:20:52 ID:uFwzaLy7
「吾代さん…最後にお願いが…あるの…」
「あぁ?ヤってる真っ最中に何だ?」
「肩、噛んでほしいの…」
「はぁ?!テメー何言ってんだ?!」
「いいからぁ!早くぅっ!」
「(がりぃっ!!)」
「あぁぁぁあんっ!!!!!(がくっ)」
「…はぁはぁ…。急に締まったから俺もイっちまったじゃねえか…」
いつもネウロに首を噛まれていますからね。
可哀想な吾代。
ネウロからの事の起こりはいつか書きたい。
私は迷い子のように彷徨う。
この数多なる神々の舞い降りし地で素晴らしい夢を見る為に。
これまでもここでたくさん見てきた。
そして、新たなる地でこれからもずっと。
さて、新たなる地に私も出かけようか。
そこではまた、更に素晴らしい夢が見られることと期待して。
…あのさあ、前々から思ってたけど次スレ立てるの早くない?
500KBくらいでいいんでね?
…あのさあ、前々から思ってたけど次スレ立てるの早くない?
500KBくらいでいいんでね?
ここ最近は短編の方が多いけど、一時期長めのSSが多くて
途中で次スレ行ったりしたんだよ。
↓ここで誰か埋めに適切な文章を投下↓
「やっ…落ちちゃう…」
不安定な天井すれすれの位置で、底意地の悪い魔人に中途半端に抱えられた弥子は
焦りながらも必死で縋りつく。
この高さから落ちたら、打ち所が悪かったら大怪我だ。
全く、何て意地悪をするのだろう。
「ねえ、早く降ろして…お願い」
涙を溜めて見上げる顔が面白いのだろう。ネウロはますます興が乗ったようににやにや
笑いながらも、弥子の服に手をかけてきた。
「やんっ、こんなとこじゃ嫌…やめてったらぁ…」
本当に、とんでもないことばかり考えつく魔人だ。なのに、切迫した状況の中ではとても
逆らえない。
「そんな顔をする貴様が悪い。しばらく付き合え」
「ええーー!!ちょっと待って…あんっ」
かくして、時と場所を全然選ばないネウロによって、今日も弥子は美味しく頂かれてしま
いましたとさ。
おしまい♪