>1 乙ッパイ
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 17:25:20 ID:d8tJkRuD
おおう
ああっ次スレが勃ってる!!
1乙です。このスレもまた乙女伍長と漢前少尉で埋まるのだろうか(−人−)
間男やロリコンメガネだって頑張るぞ!
前スレ966です。
遅くなってすみませんorzいまから投下します。
少尉縛られモノなので、苦手な人は飛ばしてください。
あとエロのみの人も、前半3,4レス目まで飛ばしてください。
何度も言われた言葉が頭をよぎる。
−−−−−吶喊少尉。
軽く溜息をついた。
背もたれを抱えるよう回された腕に荒縄がくいこむ。
なんとか解こうと動かしてみるが、ギシリギシリと音をたてるだけでどうにもならない。
だがそれは腕だけではなく、さっきまで野盗を追いかけていた「脚」までも、
それぞれの椅子の足にブーツごと縛られている。
(用心深い事だ・・・)
作戦途中に自分がいなくなったとわかれば、誰かがおかしいと気づくだろう。
自分の犯してしまったミスを大事な部下に尻拭いさせてしまうとは、なんて不甲斐ない隊長だ!
己のうかつさと罪悪感に奥歯をかみしめる。
「少尉さんよ。さっきまでの威勢はどこにやったんだ。あ?」
ニヤついた顔が目の前にせまる。
口端から垂れるぶどう酒が人の血のようにおもえた。
男の肩越しに”仕事”の祝杯をあげる野盗共と、机に並ぶぶどう酒瓶や戦利品が見える。
それに混ざってまるで「これ」も戦利品だと言わんばかりに、マルヴィン家の継承器が突き立てられていた。
男がフンと鼻をならし、他の野盗共に言った。
「そろそろ見回りにでろよ。もう犬が嗅ぎ回ってるかもしれん。なんせ少尉様がいないからな。」
(・・・この男がこやつ等の・・・)
「念のために、な。・・・だが、少尉さんの様子をみたら・・・助けに来る兵隊なんぞいなさそうだ。」
(自分を見下されるのも、馬鹿にされるのも耐えられる・・・・・だが、部下を!)
自分の事よりも部下を侮辱された事に、激しい怒りがこみ上げる。
「私の部下が、誇り高き軍人が!逃げるはずがない!私がいない事を不審に思うだろう。」
(そう大丈夫、必ず。)
「悪が許される世の中を、許す部下ではない。キサマ等のような悪を!」
渾身の侮蔑をふくめ、まっすぐに男の目を見据える。
ついクセで腕を振り上げそうになり、荒縄がギシリと手首に食い込んだ。
仲間に手で「行け」と合図をすると、男は高笑いをした。
「なかなか良い目をするじゃねぇか。
その悪にとっつかまって動けないとはなぁ〜・・・で?今の気分はどうだい、少尉さん。
部下も迷惑だろうよ。”おーやだやだ少尉のせいでこんなに働かされるなんて〜”と、なあ!」
さっきからずっと考えていた事を見透かされたようで、ビクッと体が勝手に反応してしまった。
男は机から継承器を引き抜く。
蝋燭のゆらめきをとらえて刃先がひかる。
「ずいぶんと良い品だ。手入れも行き届いている。よーーく切れそうだ。」
(早い口封じだ。こんな散り様も軍人たる者の運命か・・・)
いずれ自分の喉元にあてられるでだろう継承器と、それを継承する弟、父上、姉上方に謝った。
目を閉じると大尉、軍曹、マーキュリー号、マーチス准尉、オレルド准尉、伍長・・・次々と顔が浮んでくる。
相変わらず大尉、オレルド、マーキュリー号は飄々としていて、
ステッキンとマーチスはにっこり笑っている。
そして伍長は・・・・・眉頭をあげた表情で心配そうにこちらを見つめていた。
「馬鹿、そんな目でみるな!私は大丈夫だ。」と言いそうになる。
生温い息が頬にかかった。
とたんに首の後ろがゾクッとなる。
(!!!!!!!)
「そんなに早く 死なせるはず ないだろ?」
ぶどう酒の甘い香りと肉か何かがすえた匂いとが混ざり、鼻を刺激する。
吐き気がこみ上げた。
首の後ろといわず、脚、腕、顔、全身がゾクゾクと寒気に襲われる。
刃先を降ろし、軍用ジャケットの裾を持ち上げながら男は狂気じみた表情をうかべた。
裾に刃先をあてると一気に軍用ジャケットを引き裂く。
ビッ・・・・・ビシィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ・・・・
喉元までとどまることなく裂き進んできた刃先が、詰襟の手前でとまる。
継承器は、部隊章と階級章の間を ブツッ・・・ と断ち切った。
蝋燭の灯が、チラチラと二人の影を揺らめかせる。
舌が耳の後ろや首すじを這う。
同時に、ブラウスに差し入れられた継承器の刃先が、プツリ、プツリとボタンをはずした。
下着が少しだけ顔をのぞかせる。
クチュ・・・・・ヌチャッ・・・・・・・・・・・・・ヌチャリ・・・・・・
さながらナメクジのように粘液を残しながら、男の舌が這い回る。
首すじから鎖骨を経由し、胸元まで降りてくる。
胸元のレースが、男の唾液をすって色をかえる。
気持ち悪い、汚らわしい。全身が拒絶反応している。
吐き気で胃液が逆流してくる。
だが、これは自らが招いてしまった結果だ。
どんな屈辱も賤しめも受けねばなるまい。
そう覚悟を決めている−−−−−のに、なぜだ!!
大男が心配そうに顔を覗かせる。
父上でも大尉でも、まして婚約者でもない。
大きな体を苦しそうに曲げる、憂いと悲しさを含んだ表情の大男。
何度、頭を振り払っても消えてはくれない。
(お願いだから、頭から消えてくれ!こんな姿、おまえにだけは見られたくないんだ!!)
・・・・・・・・・・おまえに だ け ?
一粒の涙が頬をつたい落ちる。
気づいてしまった。
気づいてはいけなかった。
知らない男に、野盗に、服を裂かれ、首筋を、胸を舐め回されながら、気づいてしまった。
(こんな時に・・・こんな最悪な事態で、気づくものなのか。)
関を切ったように流れ落ちる涙は、早々途切れそうにない。
(そうか・・・・・私は・・・伍・・・・・・・・・・・・・・・)
ブーツから軍用ズボンが無理矢理引き出される。
裾をチョイと持ち上げたかと思うと、男は器用にもウエストまで切り裂く。
ビィーーーーーーーーーーー・・・
両足の布地が切りさかれ、艶かしい腿がさらされた。
薄くて上品な生地のみが下半身をおおっている。
手織りらしいレースが腿の中間を飾り、触らずとも上等な物だとわかるシロモノだった。
その下着をちょいとつまみ、男は言い放つ。
「”コイツ”も売れば結構な値がつきそうだ。血がつかないように脱がさねぇとなぁ〜」
継承器の刃先が触れたのか、膝上にそれほど大きくはない鮮血の線がうっすら浮かんだ。
(腿についた傷などどうでもよい。)
気づいてしまった気持ちを押さえきれず、ただただ涙が流れる。
腿を撫で回す手も、首筋をなめる舌も、”自分の求める手ではない!求める舌ではない!”と全身が叫んでいる。
(私は! 私はなんて・・・!!!)
こんな状況にありながら、
この野盗の動作のすべてが ”心配そうな表情の大男であれば良いのに” と望んでいる。
愕然とした。
あまりにも恥ずかしい。
(そう・・・恥ずかしい事だと、馬鹿な事だとわかっているのに。)
それでもやはり伍長の助けを、伍長の声を、手を、舌を、切望する自分がいた。
前半終了。
本番なしでエロくない上、長くてすみませんorz
文章まとめる能力ホシス
とりあえず飯くってきます。
後半は伍長×少尉(少尉の中では少尉×伍長)で。
wktk
後半です。
(・・・なんだ?何がおこったんだ。)
突然の轟音。怒号。
ドアが吹き飛ぶ音。
さらに轟音、うめき声、何かを引きずる音。
風圧で蝋燭の明かりが消されのか、部屋は闇につつまれた。
一瞬、真っ暗の中に青い鬼火が見えた・・・・・ような・・・
(あの青い光。・・・伍長か?)
しばらくして床をゴツンと踏みしめた音と同時にとどく「少尉!!!」の声。
(そう、この声だ。私が一番ほしかっt・・・・・・)
頬を流れる涙の意味が変わった。
***
カシュン。
ランタンを消すと辺りは暗闇になった。
のびた野盗を外に引きずり出し、月明かりを頼りに手と足を縛る。
少尉は無事なのか。生きているのか。
焦って上手く拘束できない。
「少尉!!!」
ドアの無い入り口から覗く室内は闇で、目が慣れるまで時間が必要だった。
「少尉!!無事ですか!?」
部屋の奥でカタッと音がした。
「・・・・・伍長か。私は大丈夫だ。」
(よかった・・・)
少尉の声に安堵する。
声の元に駆け寄ろうとして、倒れた椅子らしき物に蹴つまずく。
「すっすみません!その・・・まだ・・・目が慣れていないので・・・・・」
慌てている自分が恥ずかしかった。
(少尉は生きて、すぐそこにいるんだ。落ち着け俺!)
「伍長、大丈夫か?目が慣れるまで無理はするな。」
もつれた足に引っかかった椅子を引き抜き、「大丈夫です。」と一度深呼吸をする。
目の前の薄い闇から「野盗は?」とか「オレルドとマーチスは別行動か?」と聞こえてくる。
「ここにいた野盗は全員確保しました。外にいます。准尉達は残りの野盗捜索と、警察に・・・・・・・・」
ようやく目が慣れてきたらしい。
微かな月明かりだけを頼りに部屋の中を見回すと、
さっきの乱闘でつぶれた机や椅子、宝飾品らしき物が散らかり酷い有様だ。
「警察に協力要・・・・・請・・・・・・を・・・・・・・・」
(!!!)
暗闇に慣れた目が、少尉の姿をとらえた。
背もたれのある椅子にすわり、こちらを見ている。
腕は後ろにまわり、両足は縄で縛られ、軍服をはだけた体が白く浮かび上がっている。
「そうか。報告ご苦労。・・・・なのに私は・・・・・迷惑かけてすまない。」
「いえ。少尉・・・・・・・・あの・・・・・・・・」
(はやく、はやく視線をそらさなければ!)
見てはいけないと思えば思うほど、目がその白い肌を追ってしまう。
自分の心臓は耳のそばにあるんじゃないかと思うほど、鼓動が大きく聞こえる。
「伍長、そ、その・・・あまり見ないでくれ。・・・・・今、ひどい格好なんだ。」
そう言って顔を斜め下にむける少尉に「すっすみません。」と謝り、後ろを向いた。
(一体何があったんだろう。聞いていいのだろうか。どうしたら・・・)
「遅くなってすみません。」
オレルド准尉やマーチス准尉ならこんな時、どうするだろう。
不器用な頭で必死に考える。
(・・・服を!まずは服を・・・)
慌てて自分の軍用コートを脱ぐ。慌てるとやはりろくな事がない。
袖がひっくりかえり余計に焦る。
(なにやってんだ、情けないな・・・)
袖をかえしつつ少尉のほうを見ずに聞く。
「あの・・・少尉、怪我はありませんか?」これが精一杯だった。
少し間をあけて少尉から返答があった。
「怪我はたいしたことない。 ・・・・・あ・・・・・・・・」
腰を落とし、まだ袖が直しきれてない軍用コートをそっと少尉にかけた。
膝をついてもまだ下にみえる少尉の頭が、いっそううな垂れ髪がさらりと動く。
(・・・少尉、小さいなあ。・・・・俺はこの人に、どれだけ助けられてきたんだろう・・・・・)
細い肩に、頭に、触れたくて腕を伸ば・・・・・・そうとし、あきめる。
艶やかな髪とうなじに見とれてしまう。
(首も白くて細いし、それになんか光ってみえ・・・)
「ゴニョ・・・」
「あっ、すみません!・・・聞いていませんでした。」
(馬鹿だ俺!こんな時になにを・・・)
うなじに見とれていた自分を恥じた。
一気に顔が熱くなって汗がふきだした。
「・・・野盗に・・・・・その・・・・・首をだな・・・・・・・・・」
「えっ?!」
いままでボンヤリと見とれていた首筋をしっかり確認する。
(光ってみえたのは錯覚ではなく、これは・・・)
小さな窓から少しだけ入る月明かりが、ヌラリとした道筋を浮び立たせた。
俺は、体中の血がもの凄い勢いで逆流するように感じた。
「いいい今、ふき取りますから!!」
慌てて袖口でゴシゴシこする。
少尉の首につくソレはとても淫らにみえた。
拭く腕に力がこもり、首筋が赤くなる。
それでも拭いても拭いてもぬぐいきれず、逆に刷り込んでしまっているのでは?という妄想につきまとわれる。
「伍長、すまない・・・・・少し、痛いんだが。」
「わあっ!すみません。」
それでも刷り込んでしまった(ように思われる)ソレを早く綺麗にしたい。
(・・・・・それに・・・・・)
自分のジャケットをかけて隠してはいるものの、どうやらこの道筋は首筋から下まで続いているらしい。
そこをどうすればいいのか、処置に困る。
(何か・・・何かいいもの・・・・・・・)
見回すと、栓のあいたぶどう酒の瓶が目にとまった。
「待っててください。」
左肩に手をかけ一気に袖を引きちぎり、汚れのない面を外にして折り畳む。
ぶどう酒をかけると、白い布がみるみる染まった。
「冷たいかもしれません。ちょっと我慢してください。」
少尉の服をよごさないよう、きつくきつくしぼった布を首筋にあてる。
自分がさっき擦りすぎて赤くしてしまった痕が恥ずかしい。
「その・・・・・しみたら、ごめんなさい。」
ずっと俯いたままの少尉の頭がフルフルと横に動く。
「痛くない。おまえは何も悪くない。謝るな。」
首にあてた布を、耳から肩までそっと往復させる。
何度も。
何度も。
指先で少尉の肌をなでるように、脈を確かめるように。
まるで自分と少尉の間には布などないかのように、体温と脈を感じた。
冷たかった布が、人肌に温まる。
(これは俺の体温なのかな。それとも少尉の・・・)
考え出すと止まらない。
なぜか少尉の耳も真っ赤にそまり、荒い息のせいか肩が上下している。
(耳は・・・・・さっきこすってないよな・・・?)
時折鼻にかかる溜息のような、「はぁっ」とした声が少尉から漏れてくる。
上下する胸の動きでジャケットがずり落ちてしまった。
「あ・・・あの少尉、このまま続けても・・・・・」
そのまま手を滑らせ、鎖骨から先にいく勇気がもてない。
胸元の下着から思いっきり目をそらす。
「・・・・・かまわん。続けてくれ。」
「はっ、はい。」
心の中でなぜか”失礼します”とつぶやいた。
なるべく直視しないよう、ゆっくりゆっくり手をおろしていく。
今までとはあきらかに違う柔らかな感触があった。
思わず「すっすみません、あの、布、一度、洗います・・・」と手を離し、自分の緊張をほぐす。
再び布にぶどう酒をたっぷりかけ、きつく絞る。
そっと、胸に布をあてる。
「・・・・ンッ!」
ピクンと少尉の胸がゆれ、微かに息をもらした。
「ごめんなさい、冷たいです・・・ね・・・」
「・・・だっ大丈夫だ。」
「はい。」
下着に布が触れない様、慎重に布をすべら・・・ !!
「あ」
立てひざで体をかがめた所為か、体重がささえきれなくなったらしい。
手がスルッと胸の奥まで一気にはいってしまい、慌てて引き抜く。
引き抜く際、何かぷっくりとしたモノにふれてしまった。
「ぁん!」
「すすすすすみません!」
左腕を椅子の背もたれに乗せ、体をささえる。
「ぁふっ・・・・・・・いや、きっ気にするな・・・・」
(少尉の・・・今、反応が・・・息も荒い・・・)
自分も息があがっていた。
少尉の体も自分の体も、火照っている。
(こんなになめらかな首に、おっぱいに、舌が這って・・・)
さっき拘束した男を心底憎んだ。
そして、羨ましいと思ってしまった。
(きっと、すごく・・・柔らかくて・・・・・ダメだ!俺は少尉を助けにきたのに!)
息に合わせて上下する肩と、金色の艶やかな髪、豊かでなめらかなラインをもつ胸、
そして胸の頂で下着を持ち上げ存在を誇張する・・・
(あああっ!!・・・触ってしまった。・・・でも・・・・)
もっと触ってみたいな・・・などと思ったことは、内緒にしておいたほうがいい。
准尉達にからかわれて、少尉には平手打ちされるだろう。
目の前で、時折荒い息を吐く少尉を見ながら思った。
(あれ、痛いんだよな・・・)
「んはぁ・・・・・はぁ・・・・・・・・伍長・・・・・」
「はい?」
時折荒い息をしながら、少尉はぽつりぽつりと呟いた。
「伍長・・・・・・・・・・・お前を待っていたんだ・・・・・・」
(すっかり綺麗に拭けているのに)鎖骨と胸を往復していた手を止めた。
(・・・・・・・・・・・・・・えっ?・・・・・・・・・・・・・・)
同時に、手から布が離れる。
布は胸のカーブに沿ってすべり、ずり落ちたジャケットの上にぱしゃりと落ちた。
「私は女だから・・・」
少尉はつづける。
「もし、捕虜や拘束された場合・・・こういう状況も起こりえると・・・可能性もあると・・・・・・もちろん助けなどは・・・」
(ああ・・・)
俺が生きてきた戦場でもやはりそうだった。
捕虜の人権は無視され、蹂躙される。
戦後の今ですら・・・・・
「覚悟はできていた。それこそが帝国軍人だ・・・それにそういう状況は、愚かな自分の招く結果だとも・・・」
「すみません・・・俺がもっと早くこられれば・・・」
(いや、俺なんかいてもなくても同じなんじゃないだろうか?)
もしかして自分はとても図々しい考えを持っているのではないか?
己を過大評価してはいないか?
オレルド准尉やマーチス准尉のほうが、もっと早く助けられたんじゃないのか?
そんな嫌な感情が、どんどん湧き上がる。
少尉に触れていない方の手を、背もたれの上で強くにぎる。
「伍長、おまえは謝る必要ない。何も悪くない。・・・・・愚かなのは私だ。」
すぐ下にある少尉の頭が震える。
「助けなど望んではいけないと覚悟をしておきながら、お前が来るのを、お前だけを、切望していた・・・」
少尉は歯をくいしばり、言った。
「伍長に助けてほしいと・・・助けにくる誰かが、首をなめる舌が、腿を撫でる手が・・・・・・・・」
「そのすべてがお前であればいいと願ったんだ。・・・・・私は最低の軍人だ。」
***
(・・・・・・・私は最低だ。軍人なのに助けを求め・・・あまつ部下に、部下に恋愛感情を抱くなど!)
己の馬鹿さと、望んだ事、なにもかもがいやしく、情けなかった。
(なんて愚かなんだ。)
ただただひたすら、自分の愚かさを呪った。
そして今さっき欲望のままに吐露した事も、後悔した。
(気持ちを打ち明けてしまった後の事など、まったく考えずに・・・馬鹿だ!)
伍長はこの状態の私に気を使うだろうし、少尉と伍長という立場にも気を使うだろう。
やさしく、繊細な伍長。
軍をやめてしまう事、自分と距離をおく事が容易に想像できる。
(だから!私は!吶喊などと呼ばれるんだ!)
・・・それでも、打ち明けたかった。
・・・けして、打ち明けてはいけなかった。
どちらの感情もが入り混じり、混乱した。
自分の胸元で、居所をなくしている大きな手にパタリパタリと雫が落ちた。
「あの・・・少尉?」
名前を呼ばれても、恥ずかしくて顔があげられない。
こんな事を上官に言われて、困っているだろう。
(伍長の立場も考えずに私は・・・)
「少尉、顔を上げてください。」
暖かく大きな手が自分の頬をつつみ、そっと上を向かせる。
立てひざだった伍長は、自分の脚と脚の間で両膝を床につき座っていた。
伍長の顔が自分と同じぐらいの位置だ。
(目があわせられない・・・)
自分にも他人にも”言い訳無用”で通してきた自分が、さっきの事の言い訳ばかりを考えてしまう。
「少尉・・・少尉が軍人として最低なら、俺も最低です。」
(??)
思ってもいなかった言葉に驚く。
穏やかに微笑む優しい表情の伍長と目があった。
「え?」
少尉の頬から手を離す。
「誰かに助けてもらいたいと願うのは・・・当たり前の事です・・・・そして、助けたいと思うのも・・・当たり前だと思います。」
「でも、軍人は!軍人なら助けなど求めては・・・!!」
自分の目からあふれ出た涙を、伍長がやさしく指でふきとる。
「少尉・・・あなたはパンプキンシザーズの少尉です・・・・助けを求める人の声を聞くのが・・・役目です。」
「・・・・・ああっ・・・」
「助けを求める人の・・・”心”の声を聞くのが・・・俺たちでしょう?」
(助ける側の声を聞けとあれほど自分が・・・・)
あふれ出る涙を、伍長はふき続ける。
優しく。
「少尉は戦争を経験していないけど・・・戦災には遭っていたんです。・・その・・軍の・・・思想教育に。」
「そうか・・・私は被害者の”声”をきいていなかったんだな・・・パンプキンシザーズなのに。」
穏やかに微笑む伍長につられて、つい顔がゆるんだ。
涙もようやく落ち着いたらしい。
ワクテカワクテカ
昨日から待ってましたよー!
(・・・でも自分は伍長を・・・)
「いや、でもだな・・・私はその・・・伍長、おまえを・・・おまえに・・・・」
自分は、いやらしい。
あの男にされた行為を伍長に求めてしまった。
「あの、俺も・・・最低だと言ったでしょう・・・?」
さっきまでの”パンプキンシザーズの伍長”はいなくなり、急にもじもじし始めた。
顔を真っ赤にし、体の前で指をつきあわせて言い難そうにしている。
「なぜおまえまで最低なんだ?」
「その・・・ですね・・・・・・・・・・・・俺、さっきの野盗が羨ましかったんです・・・」
「だから、なぜだ?」
「少尉の首筋や・・・・・おっ・・・・・おっぱいに!・・・舌を這わせたなんて・・・・そんな・・・・・・」
(・・・・な!)
まさか、同じ事を求めていたのだろうか。
(気持ちを自覚したとたんに、こんな自己中心的な事・・・かんがえるな!)
「その、さっき・・・・もっと少尉に・・・さわっていたいと思いました・・・・俺は少尉を・・助けにきたのに・・・・」
自分の頬が急激に熱くなる。
さっき胸を拭かれていた時以上に、鼓動が大きく聞こえる。
「伍長。」
「・・・・はっ、はい。」
「では、救え。私の心の声は、さっき聞こえたな?私は・・・・おまえの声、聞こえたぞ。」
私は小さく”お願いだ”とつぶやく。
少し間をおいた後、再び伍長の大きな手に頬が包まれた。
ゆっくり伍長の顔が近づく。
本当に触れたのかどうかわからないほど、遠慮がちのキス。
そしてすぐに顔を離し、目の前で照れている。
(伍長らしいな・・・)
私は自分から唇を押し付けはっきりとキスをする。
「私はなにせ”吶喊少尉”だからな!」
伍長は目を見開き驚く。
そして私の頭に手をまわし「あの・・・無茶はしないでください。」と言い、
ようやく口といわず顔中に唇をはわしはじめた。
(・・・なんで私がファーストキスだとわかったんだ!)
こここここんなとこで寸止めですか??
めちゃめちゃいいです!雰囲気でてるー
続き期待しながら全裸待機します!
伍長の唇がほほをつたう。
そのまま耳にうつり、クチュッと音をたてた。
自分では意識していないのに、勝手に「あふっ」と声が漏れる。
唇が、舌が、首筋をつたい降りる。
(さっきの気持ち悪さが嘘みたいだ・・・)
野盗になめられた時、あれほど吐き気があったというのに。
肩に置かれた伍長の手が、腕をなで、わき腹をなぞる。
「こっこら、くすぐったいぞ伍長!」
首筋から唇にもどり軽くキスをした伍長は「わき腹弱いんですか?」などと、あえてわき腹をなでながら聞く。
(そういえば前に、伍長に無理矢理ごはんを食べさせられた事があった・・・共犯にもされたな・・・)
もしかしてけっこう強引な所が?と、新発見に嬉しくなる。
伍長は肩に舌を這わせ、音をたてて吸い付く。
(強引さでは私が上だ。)
ちょうど自分の唇の高さにあった伍長の耳に、息をふきかけ、舌をさしこむ。
「ん!!!!」
ビクンと伍長の体が跳ねる。
「伍長は、耳がよわいんだな?」
私は嬉しくて耳をガシガシ噛み、なめ続けた。
時折耳にとどく「痛っ!痛いです少尉。」なんてのは、聞こえないことにした。
まるでおもちゃを見つけた子ども・・・もとい、楽しい獲物(おもちゃ)をみつけたネコのように。
・・・ただ、あまりに夢中でなめすぎて息をするのを忘れていた。
「んはぁーーっ!」
苦しさに耐え切れず深呼吸をする。
(甘ガミってむずかしいんだな、マーキュリー号・・・)
伍長はあきれた顔をして、また私の唇にキスをした。
「だから”無茶はしないでください”って・・・」
わき腹に置かれた手が、すすっと上にあがり胸を触る。
「んんっ!!」
息が漏れる。
伍長の大きな手でも余りある胸が、手にあわせてフニフニと形を変える。
「少尉、その・・・とても柔らかくて・・・いやらしいです・・・」
「はぅっ・・・あっ・・・・・・あんっ・・・・・・・・・」
(下着の上から触られても、こんなに気持ちが・・・のか?!)
胸の頂点で痛いほどに硬くなった乳首が下着にこすれる度、ピリピリとつま先にまで快感を伝える。
脚の震えにあわせて荒縄が鳴った。
「あの・・・さっき・・・・もっと触りたかった場所です。」
人差し指が、乳首の周りをなぞった。
「あんっ! ・・・ぅん・・・・・あふっ・・・」
普段生活していてもそれほど気にもかけなかった場所なのに、伍長に触れられたとたん存在感を増す。
指でつままれ、転がされ、弾かれる。
その度に私は、声にもならない声で「伍長、伍長」と繰り返す。
(なんでこんな・・気持ちよすぎて・・・混乱s・・・・・)
鎖骨をつたって降りてきた伍長の舌が胸にキスをし、乳首を捕まえる。
「はぅんん!!!・・んんっ・・・・ごちょ・・・・ああっ・・・・」
伍長の舌に乳首を転がされ吸われていると、下半身に違和感を感じた。
(・・・なにかがジュンって・・・熱くて・・・・・)
胸を揉みながら、クチュリクチュリ乳首を転がす伍長の頭にキスをする。
髪が鼻先をくすぐる。
とても安心できる香りがした。
「少尉、あの・・・甘ガミはこうですよ。」
伍長は、軽く、軽く、乳首を噛んだ。
(!!!!!!!!)
さっきまでは気持ちの良い物がトロトロと体中を流れている感じだったのが、
乳首を噛まれるとはじけるようにあふれた気がした。
唾液で胸の辺りだけくっきりと透けた下着が、薄紅色の乳首にぴたりとはりついている。
”卑猥でいやらしい”という形容が思い浮かんだ。
伍長の片手が太ももに降りたとたん、ピタリととまる。
(・・・・あ・・・刃先があたった傷が・・・)
まるで伍長自身が傷をおったような、苦しそうな表情をした。
大きな体をこれ以上ないほど折りまげ、そっと傷をなめる。
「その・・・・前に、ネコが傷を・・・・なめていましたから・・・・・」
(もし私がネコであるなら・・・いやネコでなくても・・・・)
私は、袖のない伍長の左腕をながめる。
(次は伍長の体中の傷をなめてやろう。すべての傷を癒すように。)
伍長の顔がまた胸にもどり、今度はきつく、強く、乳首を吸った。
「ごっ伍長!・・あ・・あふっ・・・もうっ頭が!おかしくなりs・・ダメだっ!!んんっ・・・・」
(・・・・えっ?・・・・あれっ?)
不意に顔をはなした伍長は、じっと戸口を見ている。
「あ・・・あのなっ・・・さっきのダメっていうのは・・・その・・・・・・」
伍長は「シーッ」と人差し指をたて、慌てふためく私の唇におしあてた。
十数秒そのままだったかと思うと、急に立ち上がり何かを探す。
「・・・伍長?」
部屋の隅に転がっていた継承器を手に取り、後ろ手の荒縄、脚の荒縄をブツリブツリと切り始めた。
手首についた赤い縄痕をみて、伍長がいまにも泣き出しそうな顔をする。
「3課のジープの音がします。たぶん准尉達でしょう。・・・・まだ少し離れていますが・・・」
(な、なんだ・・・・・・)
助けが来ていると聞いて優秀な部下達が喜ばしいような、なんとなく残念なような、複雑な心境になった。
「その・・・残念ですね。・・・・・立てますか?」
「ばっ馬鹿者!同僚が助けにきたというのに残念とは・・・」
でも、そんな事をあっさり言う伍長はかわいいなと思った。
叱ったせいかしょんぼりしている伍長に「すまぬ、立てない。」というと、大きなジャケットを巻きつけた私を喜んで抱き上げた。
その様子をみてまた愛しくなる。
(今日、いったい何度愛しくなっただろう。)
抱き上げられ准尉の到着を待つ間、伍長の肩に頭を持たせかけつぶやく。
「すごく残念だ。なんとも歯切れ悪い。」
「次があるなら・・・覚悟しとけよ?・・・・・今度は手も足も自由だからな!伍長の思い通りにはいかんぞ。」
伍長はまた驚いた表情で私を見る。
かまわず私は続ける。
「臆さぬならば、かかってこい!」
「いえ、あの・・・・少尉・・・だから・・・・無理はしないでくださいと・・・」
「あ、あとな・・・先に縄を解いてくれたらよかったんじゃないか?」
「・・・・ああっ!!!・・・すすすみません。その・・俺・・・要領悪くて・・・・・・・」
また伍長が愛しくなった。
「うんまあ、いいんだけどな。」
なぜか座面の一部が色濃い椅子を残し、私達は戸口に向う。
遠くにジープのライトが見えた。
(終)
終わりです。
矛盾だらけでまとまりなしですが、どうか許してください。
伍長の耳がいいとかアリエネーorz
なんかもうどこまで書いていいのか…まとめられないヽ(゚∀゚)ノアヒャ
前編後編にわたり、エロさの足りない長乱文失礼しました。
おまけの後日談:
橋の下で猫にエサをやりながら、伍長はつぶやいた。
「少尉が、いなくなっているとわかった時・・・焦りました。 ・・・目の前が・・・真っ暗になりました。」
水面をみつめぽつりぽつりと話す伍長が、とても愛しい。
抱きしめたいと思った。
「生死が判るまで、生きた心地がしませんでした・・・あと、その・・・ひどい目に遭っているんじゃないかとか・・・」
少し涙目になった伍長はゆっくり続ける。
一言一言、噛みしめるように。
「・・・誰よりも早く・・・自分が助けるんだと・・・・あなたを守るのが俺の・・・・・・・・」
「その・・・・少尉に会うまで・・・自分なんて、いてもいなくてもいい・・・存在なんじゃないかと・・・・・考える時がありました。」
「でも少尉は・・・少尉が俺を・・・・・求めてくれt・・・・・」
伍長の目からポロリと涙がこぼれる。
「しょ・・・少尉は貴族なのに・・・俺なんk・・・・・」
私は伍長の頭を両手で抱きしめ、胸に押し付ける。
「伍長・・・・・・私を救えるのは伍長だけだったように、私も伍長のそういう存在になりたいんだ。」
(そうだ!!)
私は立ち上がり継承器を引き抜き宣言する。
「・・・いや、なるぞ!絶対なってやる!よし今すぐ救ってやる!伍長、服をぬげ!甘ガミだ!」
「あの・・・もうそういう存在になってます・・それに少尉の甘ガミは間違っ・・・わわっ、スボンずらさな少しょぅわあうあぅrftgy」
ネコ達はダッシュで避難した。
グッジョ!!
まずは投下の邪魔してしまい申し訳ありませんでした
耳が性感帯なのもかわゆくていい!w
次は是非とも続編を…!
後半6レス目
× 少尉の頬から手を離す。
○ 頬から手が離れる。
でお願いします。失礼しました。
>>27 うはっ ありがとうございます!
GJ!
自分も投下の邪魔しちゃったみたいですみません。
スゲー良かったです。ちょっと最後まで行って欲しかった気もするけど
これもまた甘酸っぱくていい!
おおおおおっ!GJGJ!!!
癒された。
伍長、1巻で砲弾の装てん音を聞き分けてたんで耳はいいとオモ。
おおうっGJ!!
もー二人共何か可愛いなっ!!
あの後オレルド辺りに色々と気付かれて突っ込まれてうろたえればいい。
GJGJ!すげー。細部まで原作・アニメの設定が
盛り込まれて読み応えがあった…少尉も伍長もすごく”らし”かった。
そしてエロい。超エロイ。後日談を激しくkwsk
少尉をリードする伍長と
自分が優位に立とうとする少尉のやりとりがよかった!
GJ!!
>>29-33 ありがとうございます恐縮ですorz
最期(wまでもっていけるように続きがんばります。
他の方のSS投下も全裸でワクテカ待機してます
失礼しました。
乙乙GJ!
では投下。伍長×少尉風味の少尉×伍長
自室のしとねに身を投げ、少尉は深く息をつく。
「少尉」と呼ばれることの無いマルヴィン家の中でも、彼女はその階級の通りに
誇らしい人だった。食事を終え、風呂も済まし、大祖父が生前書いた本も読み終
えた今、することは何も無い。後は明かりを落とし、眠って、明日の任務に備え
るだけだ。
少尉の唇がわずかに動いた。
口腔に唇を引き入れ、また押し出す。そのしぐさはどこか色事を想像させる。
実際に、少尉は欲情していた。たった今、自分が行った唇の遊戯にも息を熱くさ
せるほどだった。
「それもこれも、伍長のせいだ……」
頬を紅く染めたまま、今はここにいない伍長に責任を転嫁する。
そのみっともなさにさらに顔を紅くし、少尉はしとねの上で、指をぴくりと動か
す。迷いは一瞬だった。
少尉はそっと、キャミソールの上から自分の体を撫でる。
『あいつは、いつもこうして…』
思い返しながら自分の胸に触れてみる。少尉はブラジャーをつけていなかった。
手に胸のやわらかさが伝わる。
それを掴む自分の手は、伍長の手と比べるとかなり小さい。それでも自身の体に
熱を帯びさせるには充分だった。
服の上から大きな胸をもみしだく。自然と声が出そうになり、少尉は慌てて唇を
引き結んだ。
手を止めずにいるとさらに息が上がる。たまらず少尉は熱く息を吐き出した。
目をきつくつむりながらキャミソールの中に手を入れ、素肌に触れた。固くなっ
た乳首は指先に触れ、ぴくりと反応する自分の体に抗えず、少尉は反対の手をペ
チコートの中に入れた。
ペチコートの奥のショーツは、自分でもわかるほどに湿っていた。
『これほどに…』
自覚した思いに蓋をして、ショーツの中に指を滑らせる。かすかな恥毛の向こう
にまで指先を伸ばす。
そこは、熱く濡れていた。
たまらず中指で入り口をいじると、くちゅ、といやらしい音がした。
目を固くつぶり、一気に挿れる。指にまとわりつくぬめりと熱と圧力、それに異
物の挿入感、それらを同時に感じ、少尉はぞくぞくと体を震わせた。
伍長の優しい指使いを思い出し、少尉はゆっくりと指を出し入れする。爪が引っ
かかるのを恐れたのと裏腹に、指はスムーズに動いた。
「あっ…ん、伍長……」
頬に朱を上らせながら少尉は指の出し入れを繰り返す。きもちがいい。たかが指
を動かしているだけなのにこれほどまでに感じるとは。少尉は呆れ半分に笑いな
がら、指を2本に増やした。その分、穴は狭苦しくなり痛みが増す。しかし少尉
は熱く息を吐き、その痛みに耐えた。
「んっ…」
こらえると同時に体に電気が走った――ような気がした。
不思議に思い原因を探る。それには同じ動作を繰り返すのが早い。そう少尉は考
え、行為を行った。
「あっ…!」
自然と手のひらが動き、陰核に当たった。
少尉は目を見開く。
少尉は唇を引き結び、手を止める。息は荒く、目は潤み、頬の熱が引かない。
指を挿れたままの歪んだ姿勢のまま、少尉は思い切って、目をつむった。
脳裏に映るのは男の胸だった。傷だらけで、熱く汗ばんでいる。
そして、少尉を突き上げるときの動きそのままに揺れていた。いつか快楽に溺れ
キスを求めて目を開けたときの映像に違いなかった。
結局そのとき、キスは出来なかった。だが汗ばむ胸を見て、伍長もきもちいいの
だと感じ胸を高鳴らせたのを、少尉は覚えていた。
耳に鮮明に伍長の声が蘇る。いつもどおりに自分を階級で呼びながらも、快楽を
こらえきれないうわずった声が。
少尉は思わずそれに答える。
「伍長…!」
少尉は指を3本に増やし、狭苦しい穴からダイレクトに伝わる息苦しさに喘いだ。
脳裏の伍長を求め、激しく指を出し入れすると快楽が増した。
「伍長、伍長…ああ……」
弾む息の合間で喘ぐ。淫水の立てるぐちゅぐちゅという音が少尉の耳に響き自身
を狂わせる。手のひらが陰核に当たる感触は男の下腹部のようだった。
少尉は手を飲めず、目を固くつむった。今は暗闇が支配する中、触覚が伍長を求
めて全身に鳥肌を立てる。片手に触れたままの乳首は固さを増す。それにも少尉
は溺れた。
「あっ…あっ…伍長……あんっ!!」
指の出し入れは止まらず少尉の胸の深いところを侵す。いとしさと切なさときもち
よさ、それらがないまぜになり、少尉はひときわ高く叫ぶ。
「伍長、伍ちょ…あああっ!!」
少尉の背が弓なりにしなる。絶頂を迎え、びくびくと少尉の全身が震えた。
本能的に小さく喘ぎ息を整えながら、少尉はベッドに全身を預ける。体が熱く動
悸が激しい。
しかし全身を包む倦怠感と快楽に少尉は溺れ――指を抜いた。
「んっ」
わずかな淫水の音と抜く反動が再び少尉に快楽を覚えさせた。息を整え、ショー
ツとペチコートの隙間から手を引き抜く。
指や手にはねっとりと粘度の高い淫水がまとわりついていた。淫水は少尉の手を
濡らし、指を開くとその間を縫うように糸を引かせる。
いやらしい糸を見て、少尉は突然我に返った。
『わ、私はいったい、何を!』
淫水にまみれた手をなるべく遠くに離し、少尉は寝返りを打つ。
こんなことをするつもりは無かったのに、いつのまにか、夢の中でいとしい男を
呼んでしまった。
少尉は羞恥で頬が熱くなるのを感じた。
そして、それは伍長のせいだと確信し、責任転嫁する自分を醜くみっともないと
思った。
「くそっ!」
少尉は唇を噛んだ。しかしいくら目を逸らしても、事実は曲げられない。
『これほどまでに、私は、伍長を……!!!』
無性に腹が立ってきた。
少尉は素早くベッドの上に起き上がる。
夜が更け、食事を終えた猫たちも帰っていった。
伍長は寝袋に入りながら、今日1日を思い返す。今日の仕事は書類整理。どこかに
行くわけでもなく、事件が起きたわけでもない、平和な1日だった。
昼に少尉と2人でとった食事はおいしかった。たとえその場所が食堂で、しかも肉
を食べろと叱られるのを「また3課が騒いでるぜ」と周囲にニヤニヤと笑われても、
伍長は少尉と一緒にいられる、それだけで嬉しく楽しく、満たされた。
「――ああ。眠いときに、少尉を思い出すもんじゃなかったな……」
伍長はひとりごとを言うとはいているズボンを緩め、下着の中に手を入れた。わず
かに反応しているものがそこにあった。
このままでいては、少尉に会ったときに気まずいだろう。
「少尉で抜くなんて……ああ、俺はなんて卑しいんだろう……」
決してそうは思っていない口調だった。暗い笑いを浮かべる伍長の背中にいきなり
蹴りが入る。
驚き振り向いた伍長の目には、まるで走ってきたかのように息を切らせた少尉がい
た。背後では手綱の先を手すりに繋がれたピーロがいなないている。
「しょ、しょしょしょしょしょしょ、少尉????」
わけがわからず伍長はずるずると後ろに下がる。少尉はコートの下から綺麗な脚を
出し腰に手を当てて怒っている。
「脚?」
何故素足なのかわからない伍長に怒号が落ちた。
「この、大馬鹿者! お前のせいだぞ?! お前のせいで私は、あんな破廉恥な…!!!」
「少尉、どうしたんですか。なんで俺のせいなんですか?」
「見ろ!」
言うなり少尉はコートの前をばっと開けた。
「!!!」
少尉はコートに下に何も着ていなかった。全裸だった。
伍長は慌てて鼻をおさえるが間に合わず、止められなかった鼻血がたらりとあごの
下まで伝った。
「お前のせいで私はあんなふしだらなことをしてしまったんだ!!」
「ふしだらって、何を……あ」
少尉の恥毛と太腿に、乾いた液体がわずかにこびりついている。
自慰の痕跡に気付いた伍長はいきなり平手ではたかれ地面に転がる。頬をおさえて
見上げるのもわずかな間だった。少尉がコートの前もそのままに伍長に飛びかかった。
また叩かれる――きつく目をつぶった伍長を襲ったのはやわらかな唇だった。いきな
りキスをされ、伍長は目を丸くする。やわらかくぬめる舌が伍長の舌を蹂躙し、伍長
はそれでようやく、我に返った。
伍長は少尉の背中を抱きすくめると逆に舌を差し込んだ。互いの口腔に舌が入り込み、
求め、絡まりあう。
まるで深海から水面に戻ったかのように息をつくと、伍長は改めて少尉の体を見た。
この白く美しい体が自分を求めていたのか。そう思うと体の中心がビン! と音を立
てて卑しく勃つ――ように感した。
「伍長」
少尉に呼ばれ顔を見る。少尉は下を見ていた。視線の先は伍長のズボンの端から覗い
ている亀頭にあった。
「――したい、のか?」
潤んだ瞳に見上げられ、伍長に否定できるはずがない。
伍長は少尉の手を引く。地面に貴族を寝かせるわけに行かず、また見通しのいい橋の
下でコートを脱がせ他の男の視線に美しい裸体を晒す訳にいかない。
それで、伍長は月の光が入りにくい橋の中央の壁沿いに少尉を立たせた。足元には
一抱えほどの木箱が転がっている。
伍長は少尉を木箱を2つ重ねた上に立たせる。それでだいぶ顔の位置が近くなった。
キスは少尉に唇の痛さを覚えさせた。唇を強く押し付け、舌が奥深くまで絡む。快楽
というより蹂躙を覚えさせられる。離れた唇からは、銀色の糸が長く伝った。
「少尉」
愛情を込めて呼ぶと、少尉は気まずそうに目をそらせた。
一瞬だけの、しかし吸い付くようなキスを送ると、伍長は少尉の胸に触れた。ふくら
みの大きさ、やわらかさに圧倒された。
手を滑らせ、掴む。すさまじい弾力に指先からも掴み取れない肉感が溢れる。乳首も
自然と固くなり、少尉の思いをダイレクトに伍長に伝えた。
伍長はわずかに息をつき、いちど手を離す。
「ん……」
少尉は不満そうに鼻にかかる声を出した。
途端に伍長がうつむき、深い、ため息をついた。
「おい、ちょっと待て伍長」
「……なんですか?」
「そのため息はなんだ?」
視線が一瞬泳いだが、伍長は素直に答えた。
「いえ、その。――かわいいなぁ……って、思いまして……」
「はっ?」
少尉は目を見開く。
今まで少尉は武門の誉れたるマルヴィン家の第3公女としての鍛錬を常に忘れなかった。
学友にも人気が高く、常に周囲には人がいたが、「かわいい」と賞賛されることなど一
度も無かった。たいていは「凛々しい」と目されていた。
そんな自分が今、生まれて初めて「かわいい」と言われた。
言葉の正しい意味がわからず、少尉は伍長を見下ろす。
伍長は少尉の咽喉元に唇を這わせた。顔は見えないがいつものようにほほ笑んでいるに
違いないと少尉は確信した。少尉の気持ちに気付いたか、伍長は言葉を紡ぐ。
「我慢、できないんでしょう?」
「なっ…」
「それなのに我慢しようとして……そう気付いたら、すごくかわいくってかわいくって
仕方なくなって……」
幸せそうに伍長は笑う。
「少尉がこんなにかわいい人だったなんて知らなくて、嬉しくて、ため息が出てしまいました……」
と。伍長は姿勢をなおすと、首を伸ばしアリスの唇を奪う。
「勘違いさせて、ごめんなさい」
少尉は慌てて姿勢を正した。
「いや。私こそ早とちりしてすまなかった」
謝罪を受けると伍長のほほ笑みがさらに深くなった。もういちど唇を奪い、伍長はほほ笑む。
「少尉。大好きですよ」
少尉はあまりの恥ずかしさに絶句する。気付いているのかいないのか、目には見えない
尻尾をちぎれんばかりに振りながら、伍長は繰り返した。
「大好きです」
「やめんか!恥ずかしい」
「じゃあ、好きです」
ランクを下げられると途端にどこから突っ込めばいいのかわからなくなり、言うべき言
葉を失う。
――本当は、もっと言って欲しいのを、少尉は我慢した。
伍長は突然少尉の桜色の乳首に吸い付いた。
「あっ――ん……」
自然に溢れてしまう声を少尉はこらえた。
伍長は豊かな乳房に吸い付いたまま、舌で桜色の乳首に巻きつけるかのように舐めた。
ひと舐めするたびに少尉の声があがり、びくびくと震える。
それがまた格別にかわいくて、伍長はさらに乳首を舌で転がすかのように舐めまくった。
頭上に聞こえる声に苦しげな艶が乗る。伍長は指先をするりと少尉の腹に這わせた。や
わらかな体がダイレクトに反応することに満足しながら、指先を恥毛の奥に滑り込ませた。
「ああっ!」
そこは既に洪水となっていた。伍長の指はすぐにあたたかな液体にまみれ滑りを良くする。
ためしに指を一本入れてみると、すんなりと受け入れた。調子に乗って2本、今度はきつい。
「痛くないですか」
聞くと少尉はふるふると首を振る。
「じゃあ、気持ちいいですか」
少尉は答えなかった。仕方なく伍長は指をゆっくりと前後させる。
「黙ってたら、わからないじゃないですか……」
「あっ、ん……」
「やっぱり痛いですか?」
指の動きを止めない伍長に、少尉はやはり首を振る。伍長はとぼけ、見上げる。
少尉の瞳には、期待の詰まった涙が浮かんでいた。
「じらすな、馬鹿!」
「ご、ごめんなさい!」
とっさに謝ると伍長は少尉の唇をキスで塞ぐ。たまらず少尉は笑い出した。唇ごしに
笑いが伝播し、伍長も笑った。
「後ろを向いて、壁に手をついてください」
言われたとおりにすると、伍長の手が誘導し腰が後ろに突き出された。コートの裾が
そっと捲り上げられ、白いおしりがぷるりと現れる。
いつ出したのか、伍長の大きなものがぴたりと少尉の入り口にあてがわれた。
熱く固くなっているのがすぐにわかる。
「少尉……」
静かな声と、わずかなため息が少尉の耳に届く。
その直後、伍長のものが少尉の中に入りこんだ。
「あ……あぁん……!」
挿入に対応し艶の乗る声があふれ出る。痛いけれど、それ以上にきもちいい。
いつしか心の一部が埋められない穴となっていた。それが伍長のもので、埋められるよ
うな気がする。
正直に言えば、待ち望んだ。
その感触。痛み。熱。違和感。
それらが全てない交ぜとなり、少尉の中で、快楽に変化する。
「ああっ!!」
少尉の全身がびくりとはねた。全身を駆け巡る快楽に耐え切れず声があふれ、うわずり、かすれる。
「ああぁ…あ、あぁ、んん!!!」
がたん、と音を立てて足元の木箱が揺れる。不安定さに少尉は本能的に壁にすがりつい
た。今自分を支えるのは壁と不安定な木箱だけ。それに頼れるのは背後の男だけなのだ
と考えると、繋がりあった部分が熱をもったように感じた。
「少尉……!」
少尉の背中を追うように、伍長が覆い被さった。
その声は、どこかせつない。
熱くやわらかく、しっかりと繋がり合う。それでどうして我慢していられるのか、伍長は
自分でも不思議だった。少尉の中に突き込んだ体の一部だけが、震えを誘うほどに快楽を
覚えさせた。
こんなにも求めていた。それが切なく、同時に、互いに求めていたと知り、嬉しい。
「いきますよ……」
宣言どおりに伍長は腰を前後させる。
繰り返されると少尉の唇から勝手に声があふれた。それにわずかな羞恥を覚えながら、少
尉は突き上げられるままに声を張り上げ続けた。
「あっあっ、あん、伍長、伍ちょおお…!」
女のやわらかな部分を穿たれ、愛液がときおり音を立てる。その音にも少尉は酔い、伍長
はさらに強く酔い、手を伸ばした。突き上げるたびにたぷんと揺れるおっぱいを掴み、も
みしだく。柔軟に向きを変えるそれは伍長の手にあまるほどだった。
「あああ、少尉、少尉……!」
「伍ちょ、おぉ……」
伍長は精いっぱい背中を丸め、後ろから少尉の前髪にキスをする。気付き顔をあげた少尉
が答え、唇が重なった。
「ん!」
アリスは快楽に酔いしれた。知らず知らずのうちに腰が男を求め放さないよう締め付ける。
「んんん……ん、あぁん!!」
伍長のものが大きくなったように感じた少尉がびくりと大きく震えひときわ大きな嬌声が立つ。
「ん――あ、あああああああん!!!!」
途端に少尉の体が小刻みに震え立っていられなくなった。
慌てて体を抱き寄せた瞬間に締め付けられ、伍長は限界を迎える。
「あああ、いく、少尉、俺、少尉の、中に……!!!」
ためらいを上回る快楽に負け、伍長は少尉の中に全てを注ぎ込む。
少尉のか細い喘ぎは止まらない。その声は伍長の精を全て搾り取るかのようだった。
ようやく収まった息の隙間で、伍長は少尉の白いおしりに手を当てる。
「あの……少尉……」
抜かないまま聞くと壁にすがったままの少尉がわずかに振り返った。
「あの……イっちゃいました?」
自分の中で萎えないものの感触を覚えながら、少尉は不思議そうに眉間に皺を寄せた。
「いくとはなんだ?私ならどこにも行かないぞ?お前のそばから離れるものか」
「ああいえそのイクってそういう意味じゃなくて」
こんなに求められていたかと知ると途端に頬が熱くなる。伍長は意味もなく白い尻を撫でた。
「その――ですね、気持ちよく、なりすぎちゃって、頭が真っ白になっちゃう状態、という
か……そういう状態でして……。男はわかりやすいんですけど、女の人はそうじゃないんで
……その……」
説明を聞く少尉の顔が見る間に赤くなっていく。
「それで……ですね」
気付かず伍長は続けた。
「少尉が……イっちゃった……んですよね?と、とにかく、それで、その、俺もイっちゃっ
たんですけど……その――」
「……なんだ……」
「も……もう1回、いいですか……?」
ねだる仕草と視線は子供のようだった。
少尉は反射的に笑った。
この男、人をかわいいという割には、自分のかわいらしさに気付いていないのではないだろうか。
かわいくてかわいくて仕方がなくて、少尉は微笑んだ。
「……いや、待て」
少尉は自分から腰を動かす。ぷるん、と音を立てて伍長のものが抜けた。抜く感触に震え、
それでもままだだ元気をなくさないものにごくわずかな驚きを覚えながら、少尉は今度は壁
に背中をつけて、置いていかれた子犬のような目をする伍長に両手を差し伸べた。
「来い」
喜んで近付く伍長の姿に、少尉は『男をほんの数秒待つのも結構恥ずかしいものだな』と認
識を新たにした。
――その後、幾度となく体位を変え何度となくイキまくった少尉は満足して、その場に倒れ
るように眠ったそうだ。
_____________________________
とにかくエロス!とにかく橋の下!を書きたかった。いまは満足している。
前スレ
>>906 生意気VS伍長?挑戦してみます。
神 降 臨 !
二人とも可愛いなあ・・・
コートご開帳には笑ったw
題名の変化にワロタw
GJ!
タイトルがイイw
本文ももちろんイイ!
超かわいいわい!GJ!GJ!
神降臨!GJ!
ところで誰かマーチスでエロパロ書いてください(´д`*)
GJ!
しかしエロ可愛いのに何故タイトルで笑いを取りますかw
うおー新スレ早々長編2本、ゴチであります、サー!
「大好きです」「恥ずかしいわバカモノ」「じゃあ好きです」「……」のやりとりがツボった。
GJGJGJ!
エロがタップリでキャラもピッタリ
エロパロのお手本のようだ素晴らしい
>>48 あそこ、ええよな
タイトルの芸の細かさにやられたwwww
もちろん本編もエロかったわけで。
このスレは神職人が集まるスレですね。
やっぱ、本命=七姫、対抗=中尉ってのが、オーソドックスかと…
話は変わるが、前スレ含め、強姦物少ないな
伍長も少尉もエラく愛されてる
いきなりですが投下させていただきます。
導入部分なのでエロ無しですがよろしくおねがいしますorz
それでは伍長×少尉?少尉×伍長?かわかりませんがどうぞ!
++++++++++++++++++++++++++++
ここは三課のいつもの部屋
俺ランデル・オーランドは今日も元気に働いています。
最近は物騒なことが起きず毎日デスクワークや資料室の片付けなどをしています。
こういうところがお気楽三課って言われる由縁なんだろうなと思いつつも
こういう雰囲気俺嫌いじゃないんです。
テキパキと仕事をこなすマーチス准尉や
あくびばっかしているオレルド准尉
こういった人たちで構成されている軍人達がいても俺はいいと思います。
だって自分たちに余裕が無くちゃ戦災復興なんて人の為にがんばる仕事なんて出来ないでしょ?
だから俺はこの三課が大好きです。
ああ、今紹介に出てこなかったハンクス大尉とステッキン曹長は別の用事で席を外していて
少尉は昼食中です。
いつも人の倍以上の仕事を抱えて「これを終わらせるまではここは動かぬぞ!」
とか言っちゃって2時過ぎまで掛かっちゃうんだから・・・
そんなことを考えていると准尉がもうひとあくび
それを見たマーチス准尉が非難がましい目で准尉を睨んでいます。
「オレルド、早く仕事終わらせちゃいなよ」
「いいのいいの、隊長がいない今がサボり時なんだから『鬼の居ぬ間に洗濯』ってな」
「もう・・・時間足らなくたって手伝ってあげないよ」
「へいへい」
こんな会話もいつもの通り。
結局マーチス准尉が見捨てずに手伝ってあげるのもいつも通り。
「にしてもこう暇な日が続くとなにか刺激が欲しくなるな」
「なんだよオレルドいきなり」
「いやぁ・・・ちょっとな、おいデカブツちょっとこっち来い」
「・・・?はい」
なんだろう?刺激に俺が関係あるのかな?
「ちょっとしたゲームをしようぜ」
「ゲーム・・・ですか?」
「ああ、お前が勝ったらお前の言うことを何でも聞いてやる
だがもし俺が勝ったら俺の言うことを聞いてもらう。どうだ?」
「はぁ・・・」
准尉がなんでも聞いてくれる・・・俺がお願いしたいことなんか特にないのだけれど
ここで断るのもなんだか気がひける。
それに暇つぶし程度のことだしそんなにひどいことも命令されないだろう。
「まぁ・・・いいですけど・・・」
「よし!それでこそ男だ!デカブツ!
そんでゲームの内容なんだがコインを投げて裏表を当てるでどうだ?」
そこに取り出されたのはいたって普通の硬貨。
なんだか笑っているけどそんなに自信があるのだろうか。
「はい、いいですよ」
「んじゃ俺が投げるから当てろよ。そらっ!」
キィンと弾かれたコインが宙を舞う。
何度も回転しながら次第に落下していき手の甲に落ちる。
それをもう片方の手で覆いかぶせて准尉がこちらを見てくる。
「さて表と裏どっちだ?」
准尉が手をかぶせるのが遅れてしまったためか
俺はかぶせる瞬間にコインが見えてしまっていた。
なんだかズルした気分で悪いがここで気を使ってしまう必要もないだろう。
「表、ですね」
「ほほう、裏でいいのかねオーランド君」
「いえ、表です」
手をブンブンと振って訂正をする。
勝負は非情なんですよ准尉
「ふむ、なるほどなるほど、さてさて結果は・・・?」
演出気味にゆっくりと手をどけていく准尉。
そこにあったコインは・・・裏だった。
「はい、俺の勝ち〜」
「あれ?で、でも・・・」
「ほらほら言い訳しないの」
あれ・・・? 俺そんなに目悪くなったのかなぁ
信じられずに目をゴシゴシとこすってみる。
だが見えるのは裏向きのコインと勝ち誇った顔のオレルド准尉
「てな訳で言うこと聞いてくれるんだよな?な・ん・で・も」
こ、これは・・・
准尉の反応をみて自分がとんでもないことを
安請け合いしてしまったことに気づいてしまう。
どうしよう、今から一課に殴りこみに行けだとか、語尾にワンをつけて一日過ごせとかだったら・・・
いろいろな不安が頭をよぎる。
「んじゃあ命令するぞ今から少尉と街に出て―」
ああ・・・なんだ厄介払いみたいなことか・・・それだったら全然大丈夫だ
「口説き落とせ」
「…はい?」
「あの・・・いま・・・なんて・・・」
「アリス・L・マルヴィンとデートに出かけて口説き落として来い」
明確に言われても余計に頭のなかでの処理が遅れてしまう。
えと、少尉と デート 出ーと? デート・・・
それで、口説き落とす くどいて おとす 口説き落とす・・・
「むむむ無理です!准尉!そんな!」
「なんでも言うこと聞いてくれるんだろう?」
その言葉にぐっと言葉を飲み込んでしまう。
そりれはさっきは了承しましたが…
「そ、そんなの上官に向かってできることじゃありませんし、第一少尉は貴族で・・・」
目をグルグルにさせながらあたふたする俺。
そう、少尉は貴族で上官で俺なんかが・・・
「恋愛に上官も貴族もねえよ。要は好きかってところだろ」
当たり前という風に言っているその言葉になにか引っかかる単語が…
いま准尉「好き」って・・・?
「お、俺が少尉のことす、す、好きなわけないじゃないですか准尉!」
自分で言っていて胸がチクチクと痛くなる。
「んじゃあ、好きとかそういうの無しで口説き落として来い」
「そんな無茶苦茶な!」
必死に弁論するも、勝者という事実を盾にされては到底勝ち目が無い。
「ノルマはそうだな・・・一緒に食事をする、キスをせまる・本番までヤるってとこだな」
「准尉ぃ!」
俺の言葉を無視して勝手に話を進めていく。
ハードルが高すぎるというか実現不可能なことを選んで言っているようにみえた。
マーチス准尉は我関せずという空気を出して黙々と仕事を終わらせている。
だ、誰でもいいから俺を助けてくださいー!
と、そんなことをしていると、ドアが勢いよく開いた。
「さて食事も終わったことだし午後もたっぷりと働くぞ!
ん・・・?オレルドと伍長は何をしているんだ?」
何もこんなタイミングで来なくたって…
俺は無意識の内に後ろに下がろうとした。
が、准尉が道をふさぎ腰の辺りを押して前におしやった。
つんのめりながら前に出ると丁度前に少尉が立つようになる。
前に来たことで少尉は見上げるようにして俺を見る。
そのすこし不思議そうに見る顔にドキドキと心臓が高鳴っているのがわかる。
准尉が変なこというから…
俺が後ろを振り返ると准尉が「誘え誘え!」と声を出さずに口を動かしていた。
このタイミングで言うんですか!?
「ん?どうしたんだ伍長?」
俺が首を横にふっていると不審に思ったのか少尉が話しかけてきた。
「え、いやあの…!」
ここで逃げてもどうせやらなくちゃいけないことだし言いづらくなるだけだ・・・
意を決して口を開く
「しょ、少尉!」
「な、なんだ伍長?」
突然の名指しに驚く少尉。
俺はかまわず言葉を続ける。
「い、いまからでっででででででで」
あっけに取られた顔で少尉は見上げてくる。
あと2文字がどうしてもいえない。
顔を赤くなりながらも必死に声をだす
「ででで伝言がありまして!街の中をパトロールするように…と」
「パトロール?」
「はい!ハンクス大尉が言っていました!」
思わず敬礼をしながら嘘の伝言を言い渡してしまう。
「パトロールか…そうか、うむ、腹ごなしにも丁度いいし行ってくるか
駄目だ!一人で行ってしまったら意味がない
「あの少尉!」
「なんだ伍長?」
「じ、自分もついていっていいでしょうか」
「別に構わないぞ、それではマーチス、オレルド!これから街に出る。留守番をよろしく頼む」
はいと二人分の返事が返ってくる。
よし、なんとか二人っきりで外に出ることに成功した。
これなら許してくれますよね准尉?
出る間際に准尉を見るとヒラヒラと手を振って俺を見送っていた。
はぁ…どうしてこんなことに…。
その場の勢いで言ってしまったが何も考えないまま誘ったことに後悔してしまう。
そのまま俺は三課を後にした…
「…まぁそのままデートっつってたら抜刀しそうだもんな」
「全く、オレルドったら。またイカサマコイン使って…」
ニヤニヤと笑いながら硬貨についていたシールを剥がす。
「とかいいつつお前も止めなかったということは気になるんだろあの二人」
「まぁ…ね、あの二人…うまくいくかな?」
「賭けてみるか?」
「遠慮させてもらうよ」
伍長が出て行ってからこんな会話があったなんて知る由もないだろう。
さて、首尾よく街に出かけたのはいいがこれからどうすればいいのだろう
俺はズンズンと進んでいく少尉の後ろをトボトボと歩きながら考えていた。
「どうした伍長!もっとシャキッとしろ!」
「は、はいすいません!」
もっと考えを練らないといけないよなぁ…
えーと准尉は何ていっていたっけ・・・
確か食事とキ、キスとヤヤヤやる…
指を折りながら思い出していると顔が赤面する。
やっぱり無理ですよ准尉…
「どうした伍長?なんだか顔が赤いぞ?」
「な、なんでもありません少尉!」
誤魔化すのもそう長くは持たないだろうしなぁ…
と、とりあえずお食事にでも誘わなければ!
「しょ、少尉どこかでご飯食べませんか?」
唐突なお誘いだけどきっと少尉ならそんなこと抜き差しでオッケーを・・・!
「食事ならいまさっきしたばかりではないか?何を言っているんだ伍長ボケには少し早すぎると思うが」
瞬殺 撃沈 爆散
そうだ少尉は腹ごなしも兼ねてパトロールを・・・
なんて間が悪いんだー!
一人ショックに打ちひしがれていると少尉が思案顔になっていた。
「うむ・・・だが伍長が行きたいと思うならついていっても構わん」
その言葉にピクっと反応をする。
「今・・・なんて?」
「だから伍長がどうしてもというなら食事についていってやると」
「少尉ありがとうございます!」
俺は嬉しさから何度も頭を下げていた。
街中で軍服を来た巨体がそんなことをやっていたら怪しく見えるだろうがそんなのは気にしない。
「そ、そんなに感謝されるとなんだか怪しく思えてしまうのだが…」
疑いのまなざしで俺をじっとみる。
ヤバイ!なんなんでしょうこの勘の良さは
冷や汗がにじみでてくるのを感じる。
「そ、そんなことないです!自分はただ少尉と食事を―」
とっさに口を押さえるも墓穴を掘って顔が熱くなる。
ああ、どうして俺は少尉の前だとこんなにヘマばっかりするんでしょう…
すると少尉はフッと笑っていた。
「冗談だ。ほらいくぞ伍長どこか店を探さなければ始まらないだろう?」
「は、はい少尉!」
なんだ冗談か…
俺は安堵からふぅっと息を吐く。
なんだか振り回されっぱなしですけどいいですよね准尉?
本当はもっと違う感じを予想していたけどこれでいいんだと無理やり納得させる。
俺と少尉のデートはこうして始まった
…デートかなぁ
これにて終了です!
外に連れ出すまでになんだか長くなってしまったので今日はこれにて終了です。
続きが書け次第すぐさま投下しますのでなるべく間を空けないようにしたいと思います!
それでは
wktk
ただひたすらにwktk!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 続き!続き!
⊂彡
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
wktkwkt
ボケ老人扱いされる伍長カワユス!なんなんだろう、この萌える二人は
うま…以上だと少尉が未来永劫慣れられずに痛い思いをするのでは。勘弁してあげて下さいかわいそすぎて萌えますw
>>63 LL尿瓶(アニメサイズ)破壊するぐらいだから
巨根以上な事は確かで馬以上ゾウ未満ぐらいかな
ついでに自分のサイズも比べてしまったw
少なくともコンドームのサイズないよね?特注じゃないと
子宮近くまで入っちゃうわけだから、生でやったら妊娠率高くなりそうな
気がする。まさに種馬
女の立場から言わせてもらうとだな・・・
欧米人サイズ〜いわゆる巨根の間で勘弁してあげて下さい
ホントに。少尉が死んじゃう・・・
馬と獣姦しようとしたオッサンが肛門と直腸破裂で
死んじゃったらしいから
馬並みも勘弁してあげて下さい(´;ω;)ぶわ
直腸はな…マムコなら広がると思うよ。鍛えなきゃだが。でも全部入れなくてもええんじゃ?さんぶんの一くらいはいりゃなんとかなるでしょう
どうなんだろうねー。
とかいいながら、レオ鬼畜おいていく。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。今日もしっかりな。」
どちらかが出かける前のキス。
一緒に暮らし始めてからずっと、習慣になっている
一日の始まりの儀式。
今日は少尉が非番なので伍長を送り出す。
いつもどおり、平和な一日が始まる。
少尉も伍長も、ひとかけらもそれが破られるとは疑いもしなかった。
そんな、一日の始まり。
不慣れな家事にもようやく慣れてきて、手早く部屋の掃除を
済ませ、洗濯を終わらせる。シーツのようなシャツを干し、市場へ買い物をして、
食事の支度をする。
平凡で、平和な一日。
夕刻になって、玄関の扉がたたかれた。
きっと伍長だ。
疑うこともなく玄関を開けた。
そこに立っていたのは、少尉のかつての婚約者だった、レオニール・テイラーだった。
「こんばんは、姫君。探しましたよ。まさか、こんなところに居られるとは。」
花束を差し出しながら微笑む。
柔らかな笑顔はどことなく子供っぽい。
そう、かくれんぼの鬼が、隠れている子を見つけたような――――
「レオニール殿…?なぜここに…」
うなじがむず痒い。
怖い。この男は危険だ。
反射的に後ずさる。
レオニールは一歩踏み出す。
「こんなところで、草食獣とともに暮らすなど、あなたにはふさわしくない。
獅子は獅子とともにあるもの。―――さあ、帰りましょう。」
「どこにいるかは、私が決める。――それ以上近づくな。」
2度もこんなところ呼ばわりされ、腹立たしい。
恐怖よりも怒りが勝った。
「フフ……クックッ……。それでこそ我が姫。では、強引にでも連れていくこととしましょう。」
心のそこから楽しんでいる口調。
相手の思惑などまったく意に介そうともしない。
それもまた、腹立たしい。
「もはや姫などではない。このアリス・L・マルヴィン、思うままにできようものならやってみろ。」
手にしていたお玉をまっすぐにレオニールに向ける。
様にならないのは致し方ない。継承器たる宝剣は、家を出るときに返上してしまった。
しかし徒手空拳では危険すぎる。
幾多の戦いを経験した本能が、そう告げていた。
71 :
レオ鬼畜2:2006/12/04(月) 22:36:09 ID:1SuSjL5n
ジリ……、と間合いを計りつつ移動する。
無造作にレオニールが大きく一歩を踏み出す。
いつの間に取り出したのか、その手には小さなナイフが握られていた。
逆袈裟に切りつける一閃を半身で避けながらお玉で跳ね上げる。
息をつく間も与えないほどすばやくナイフを繰り出してくる。。
―――斬撃が、重い。
次々と攻撃を払い、避け、跳ね上げる。
防御に手一杯で攻撃へ転じられない。徐々に疲労がたまる。
―――こいつ、強い。……このままでは、持たない。
右手に持ったお玉を左手に持ち替えようとした一瞬をレオニールは逃さなかった。
大胆に踏み込むと、少尉の腕をねじり上げた。
「……結構、楽しかったけど、僕の勝ちだね。さあ、捕まえた。」
少尉の襟元にナイフをつけ、ブラウスを一気に引き裂く。
「―――ッ!何を……っ!」
「この僕に、逆らった罰を与えなくちゃ、ね。」
足をかけ、一気に引き倒す。
片手で少尉の両手の自由を奪い、空いた手でパンツを下着ごと引き下ろした。
「やめ……っ!」
少尉は必死でもがくが、体格が違う。跳ね除けることができない。
「やっと、見つけたんだよ。僕が本気でじゃれても壊れない、相手を。
あんな、牛のような男に奪われてしまっては、獅子の名折れじゃないか。」
臥してなおその存在をあらわにしている胸に歯を立てた。
下着に血がにじむ。
「……っ!やめろっ!それ以上触るな!」
痛みと屈辱感で声がうわずる。
「うるさいな。」
馬乗りになったまま、少尉の頬を何度も打つ。
唇が切れ、血が一筋流れた。
「う……。」
「あーあ、血が出ちゃった。大声を出すからだよ。」
そういいながら、歯を立てる場所を下へずらしてゆく。
わき腹やふとももに、歯型がつけられ、血がにじむ。
頬を強く打たれたため、意識が朦朧となった。
「僕のところへ戻ってこられるように、してあげるからね。」
やさしげな、それでいて残忍なささやき。
レオニールは自らのズボンと下着をずらすと、剥き出しの下腹部へ押し当て、
腰を落とした。
「――っ!イヤぁぁぁぁーーーーっ!!」
耐えがたい痛みに絶叫する。
愛撫もなく蹂躙され、腰を動かされるたびに鮮血が白い太ももを濡らした。
「やめ……、やめてぇぇっ、いやぁ!」
――たすけて。たすけてたすけてたすけて、伍長――。
72 :
レオ鬼畜3:2006/12/04(月) 22:36:58 ID:1SuSjL5n
――――――――
そのころ、伍長は家路についていた。
「すっかり遅くなっちゃったなぁ。……少尉、心配してるかな。」
緊急の出動要請の嘆願書が届いたため、郊外のとある領地まで
視察に出たためだ。
行った先では、そんな嘆願書など出していない、という例によって
イタズラの類だったが。
――まぁ、そんなこともあるだろう。何事もなければ、それに越したことはない。
軽くため息をついたころ、自宅に到着した。
玄関が半開きになっているのをいぶかしみつつ、声をかけ、中に入った。
「ただいま――――」
家の中は乱闘の後で乱れ、ダイニングには、衣類を引き裂かれ、血液をこびりつかせた
少尉が横たわっていた。
そのすぐ隣に、レオニールが立っている。
「少……尉……?何が……」
状況が飲み込めない。――――何があった?どうしてここにレオニールがいるんだ?
少尉、少尉は――――
伍長は自分のコートを少尉にかけ、肩を揺さぶった。呼吸はあるが、意識を失い、反応がない。
「少尉、少尉!なぜこんなことに?!」
「罰を、与えたんだ。僕から逃げようとしたからね。」
クスクスと忍び笑いをもらしながら、レオニールが無邪気に言葉を継ぐ。
「な……にを……した……?おまえが、少尉をこんな目に……?」
――――どす黒い感情が頭をもたげた。こいつが、少尉を……。
許さない。こいつだけは、絶対に許さない。
まぶたの裏に、深青色の昏い光が浮かぶ。
toten sie toten sie toten sie toten sie
体の内側から沸いてくる憎しみと殺意に、身をゆだねる。
伍長はゆっくりとレオニールに向き直り、ホルダーからドアノッカーを抜いた。
「どうせ戦えないんでしょ?それじゃつまらな――――」
カチリ。撃鉄を上げ、引き金にかけた指に力をこめる。
ためらいなど、はなからなかった。
大口径の銃弾がはぜる。窓ガラスが派手な音を立てた。
レオニールは、間一髪で身をかわしていた。
「ふふふ……。結構楽しめそうかな。でもね、隙だらけだよ。」
すばやくステップをふみ、ナイフを繰り出す。
一撃ごとに伍長の腕や腹に鮮血が飛ぶ。
急所をガードしつつも、伍長は前進をやめなかった。
レオニールを壁際に追い詰め、繰り出されたナイフを左手で受けると、
ドアノッカーをレオニールの口の中にねじ込んだ。
「―――シ、ネ。」
うぎゃ、あげちゃった。スマソ。
続きは鋭意製作中です。
ちょっと生ぬるいかな。
wktk
つ・づ・き!つ・づ・き!
wktk 同棲しててもやってなかったんだな…この二人。
伍長に大切にされたのか…。と言いつつ、wktkしちゃうけど。
77 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:11:14 ID:1qHbzI6u
『身体が動かない!』
エリスは一瞬パニックに陥りかけた。
しかし
「お目覚めね。エリスちゃん」
耳元で囁かれた、姉の優しい声で、落ち着きを取り戻す
「フガフガ!」
とにかく姉を呼んでみて、さるぐつわまでかまされていることに気付く
「慌てないで、エリスちゃん
貴女は、悪人に捕まったの
後は、タップリ調教されるだけだから」
「フガッ?」
穏やかな姉の声と、全く安心出来ない内容に、エリスはむしろ毒気を抜かれた
唯一動く首を廻らせ、周りを確認する
そこは、小さな物置のような、薄暗い部屋だった
目の前には大きな鏡が…
78 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:15:40 ID:1qHbzI6u
エリスは、鏡に反射した自分の姿を見た
右手と右足、左手と左足をそれぞれ繋がれ、さらに棒状の物で、膝を閉じられないよう固定されている
その状態でソファーのような、柔らかい椅子に、深く腰掛けていた
全く動けない
着ているものは下着のみ
貴族の娘として、貞節の観念が強く染み付いたエリスには、耐えられない姿だった
「…!」
必死で身をよじるエリスの肩を、ソリスは後から優しく押さえた
「静かになさい、エリスちゃん
これからお勉強の時間よ」いつもの穏やかな姉の声
「お仕置きの時間でもありますけどね」
穏やかなまま告げる
79 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:18:14 ID:1qHbzI6u
眉ひとつ動かさず宣言するソリスに、エリスの顔は恐怖に歪んだ
母を亡くしてのち、母のように優しく、母以上に厳しく育ててくれた姉だ
お仕置きとまで言うのなら、一体どんな目に…
怯えるエリス
「大丈夫よ、痛くしたりしないから
もっとも、こころはどうか知らないけど」
スッ
部屋の明かりが消されると、正面の鏡が素通しになった
「特殊な鏡でね。あちらからは見えないけど、こちらからは…」
姉の説明など一切聞こえなかった
見えていたのは、最愛の妹アリスが、下司な大男に襲われている姿だった
「…!!」
80 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:22:52 ID:1qHbzI6u
男は、横着にもベッドに座ったまま、アリスの細い身体を抱き寄せ、唇を奪う
舌をこじいれ口腔を犯した
アリスは呼吸もままならず、顔を真っ赤にしている
卑しくも、長々と重ねた唇を、よだれの糸を引きながら放した男は、ケダモノのように、アリスの美しい顔を舐める
アリスな嫌がって、首を振り、逃れようとするが男は許さない
アリスを、ベッドに引き倒し、押さえ込む
嫌らしく首筋を舐めながら、空いた手でアリスの夜着をはいだ
形の良い胸が、まろびでる
下司は、当然の権利のように、白い乳房を掴み、桜色の乳首に喰らいついた
81 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:27:14 ID:1qHbzI6u
アリスは、男の頭をつかみ、引きはがそうとするが、力を出せずに、抱えるような形になっている
『ヒドイ』
かわいい妹が犯される姿に耐え切れなくなり、目を逸らす
『何故こんなことを』
アリスを、宝物のように可愛がっている姉さんが、何故…
固く目を閉じたエリスの耳に甘い淫声が響いた
「伍長、伍長!」
『えっ』
間違いなくアリスの声だ
でも、あんな声聞いたことがない
なんて幸せそうな…
「わかる、エリスちゃん」伝声管をエリスの耳に当てながら、ソリスは言った
「あれは自然な姿なの」
カチャ
さるぐつわが外された
82 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:29:38 ID:1qHbzI6u
エリスは、口中の異物から開放されたが、衝撃で言葉が出なかった
貴族の娘としては、自由に育ったエリスだが、性的なことだけは、異常に奥手、かつ潔癖な所があった
駆け落ち同然に家を出て、愛する夫と暮らしながらも、未だに性交はおろか、キスさえしていない
それなのに、自分よりもっと子供だと思っていたアリスがあんな…
しかし、目の前で繰り広げられる、男女の睦みあう姿は、とても綺麗に見えた
「可愛いらしいわね、二人とも」
ソリスが意見を述べる
「お互い、相手しか見えないって感じで…」
「でも!」
エリスが堪らず口を挟む
83 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:31:55 ID:1qHbzI6u
「あんな奴、アリスには相応しくないわ」
エリスは、吐き捨てるようにいった
「あんな図体ばかりデカい、鈍そうな奴なんて
おまけにただの伍長よ
部下じゃないの
士官学校も出ていない、どこの馬の骨とも知れない
あんな奴が、アリスを守るなんて出来っこないわ」
「そう言って伍長さんを虐めたのね」
ソリスは、困った顔で溜め息をついた
「なっ、なんで姉さんが、しっているの」
「偶然、橋の下で黄昏れてる、伍長さんをみつけて尋問したの」
サッー
青ざめるエリス
その脳裏に、幼き頃からの恐怖が蘇る
それがソリスの尋問だ
84 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:37:16 ID:1qHbzI6u
「貴女のことは、どうしても口をわらなかったけど、やはりね」
俺は少尉に相応しくないと、辛そうに話していた
あの娘が貴方を欲していないと思うなら、いくらでもお逃げなさいと答えた
それだけだった
結果、彼は踏み止まり、アリスは今も幸せそうだ
後は、彼等次第
問題は、私の可愛い、もう一人の妹だ
「ご覧なさい、目の前の二人を」
チラチラと横目で見ているエリス
肩越しに顔を突き出し、頬擦りするように正面に向かせた
「アリスちゃん、とっても幸せそう」
私達の妹は、自分から男に跨がっていた
自ら腰を振り、男に唇を与える
85 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:40:33 ID:1qHbzI6u
男の手をとり、指をしゃぶり、甘噛みをする
その手を、自らの乳房に誘導し、愛撫を求める
その間も、腰をゆったりと、時に激しく動かす
そんな姿に魅入っていた、エリスの目からは、果てしなく涙が流れていた
何故だろう
アリスは、あんなに幸せそうなのに
なんで、こんなにこころが寒いのだろう
「辛い?」
ソリスは、後ろから抱き着くようにして言った
「姉さんはちょっと辛いわ」
ソリスとエリスは、同じものを見ている
「いまのアリスちゃんは、私たちなんて、全く必要としていない」
ソリスは呟く
「あの人だけで満ち足りている」
86 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:44:05 ID:1qHbzI6u
「仕方ないの、見つけてしまったんだから
身もこころも委ねられる相手を」
ソリスは嬉しそうに、寂しそうに、エリスに告げる
自分を納得させるためにも
そう、私には落ち込んでいる暇はないもの
決意とともに、行動を起こす為、エリスを後ろから抱きしめる
「姉さん?」
不意の行動に、エリスは少し驚いた声を出した
「私は大丈夫、今夜旦那様に慰めて貰えるから…」
「なっ」
直接的なソリスの言葉に、絶句するエリス
その隙に、後ろから回した手で、エリスの大きな乳房を、下から掬い上げるように揉み始めた
「ねっ、姉さん」
87 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:49:11 ID:1qHbzI6u
「ほら、よそ見しない」
混乱しているエリスの顎を押さえ、前を向かせる
アリスの胸は、男に揉みしだかれていた
決して小さくはない乳房を、すっぽり覆う巨大な手
嬉しそうに、自分の手を重ねるアリス
さっきまでのエリスなら、汚らわしいと思うことが出来たかも知れない
でも、伝声管から聞こえる、アリスの幸せに満ちた淫声が、そんな逃避を許さなかった
そして、自らの身体に感じる刺激も、好ましいものと認めざるを得ない
ソリスは、男と手の動きを合わせ、エリスを責め立てていく
アリスは、エリスと同じ所で感じ、同じように声をあげる
88 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:55:21 ID:1qHbzI6u
いつしか、エリスの感覚は、アリスのそれに、同調していった
もはや、ソリスの愛撫に関係なく、アリスと共に昇りつめていく
男の最後の一突きで、アリスと共に、達した
しかし、かわいい妹とひとつになれたのは、そこまでだった
快楽の波が去ると、こころも身体も、大きな穴があいたような、静寂感に襲われた
今は遠くなった、鏡の向こう側には、さっきまでは一緒だった、幸福に満ちた妹がいる
でも、この寂しさは、妹が原因ではないと分かっていた
「エリスちゃん」
ソリスは、優しく尋ねる
「私が、黒い服しか着ない理由は、知ってるわね」
89 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 07:57:31 ID:1qHbzI6u
「軍人の妻になった時から、夫と自分の喪に服している」
いつか、姉さんの言葉を、聞いたことがある
余りに、厳しい覚悟に驚きはしたが、正直、理解してはいなかったと思う
「軍人だけじゃないわ
人は何時いなくなるか、わからないの」
ソリスは続ける
「だから、時を惜しんで、愛し合うのよ」
「…」
何も言えないエリスに、ソリスは告げる
「姉として命じます
今後、二人の仲に干渉しないように」
ビクッ
姉の強い語気に、体を強張らせるエリス
その肩に、ソリスはそっと手をおいた
「大丈夫、私達のアリスちゃんが選んだ殿方だもの」
90 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 08:00:22 ID:1qHbzI6u
「万が一、アリスちゃんを泣かせたりしたら、その時は思い知らせてやっていいから」
姉の言葉に、エリスは泣き笑いを浮かべた
「それと、姉さんの忠告」
ソリスは、エリスの耳元に口を寄せる
「後は、ロジャーさんに慰めて貰いなさい」
「ロッ、ロジャーは…」
いきなり、夫の名を出され、慌てるエリス
「今のあなたの寂しさは、アリスちゃんを取られただけじゃないの」
ソリスは諭すように話す
「自分のかけらを欲しているのよ」
ソリスには、エリスの潔癖な部分が何処からきているか解っていた
母以外の女に、子供を生ませた父への反感だ
91 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 08:03:16 ID:1qHbzI6u
それが、妹への溺愛や、過剰なまでの羞恥心に歪んで現れた
自由奔放に振る舞っているように見えて、愛する事にとても臆病
愛した者のために、家を捨てる覚悟まで見せるのに、羞恥心という心の壁を作り、今だに触れ合えない
そんなエリスを、ロジャーさんなら、ゆっくり癒してくれるかもしれない
でも、私はそんな余裕はなかった
私も歪んでいるのだ
軍人であるあの人の、妻になったその時から、私に時間はない
あの人を亡くせば、私も私で無くなるのだ
やるべきことは、常に一刻を争う
幸い、アリスちゃんには、託せる人が出来たようだ
92 :
ソリスのお世話:2006/12/05(火) 08:09:55 ID:1qHbzI6u
後は、エリスをロジャーさんに託せれば、姉としての義務はひとまず終わる
お母様に顔向け出来る
安心して、旦那様の子を妊むことも出来るだろう
これが、私が強引に事を進めた理由だ
『酷い女ね』
自嘲しながらも、妹を追い詰める
「幸せになれるのは、あなただけじゃないの
ロジャーさんを幸せに出来るのよ」
夫のことを思い浮かべ、一層赤くなるエリス
しかし、その表情には、何かを期待する色が混じっていた
『これでよし』
ソリスは作戦の終了を心の中で宣言した
終
>>1さん
新スレ早々ムダ消費、すみません
リアルタイム投下ミテタヨー
やはり姉妹はエロいな!GGGGGGJ!!
GJ!
エロいやら優しいやら切ないやら。
とりあえず豊満なおっぱいに惚れておく。
エリスお姉さまの尋問エロス
こんな感じでブランバルド大佐は毎晩責められているのか…
GJ!大佐また負け戦ですねw
家が没落して、天文学的額面の借金だけが残ったとき
アリスのあのままの性格でいられるのかな?
人身売買のせりに掛けられているときのリアクションとか見て見たいが
こういうのは自分で書くしかないかな。
>>92 GJGJ−。
続きのエリスとロジャー編をwktkでお待ちしております!
>>98 えらく従順になりそうだな…
優男が競り落としそう。
借金じゃ精神的に折れないと思う。今の貴族体制が崩れたらどうなるか分からんが。
宿無し金無しになっても案外元気にせっせと働いて返そうとするかもしれん。
勝手に伍長の所に転がり込んで同棲生活、同伴出勤というテもある。
「最初はこんなところで暮らしていけるのかと心配したが……
橋の下というのも結構悪くはないものだな。なあ伍長」
「…………は、はあ」
「しかし今日は冷えるな。もっと近付け。
『羊のように』寄り添って眠ろうではないか」
「……………………あ、ああ、え、あ、は、ハイ」
そして寝不足になる伍長。
>>98 たまにはダークもいいかも
>>100 そのシチュもウマいな。
というわけで98頑張れ。
そこで赤化革命でつよ
なんか大佐は色々と豊満に開発されてそうだなw
106 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:17:04 ID:2iBDBc+D
今月の冒頭が続きっぽくて、ちょっとワロタ
107 :
70:2006/12/07(木) 02:37:25 ID:58oZvLcv
やっと終わった。
>>70-72の続きです。
着地点見失うトコだった。
銃口をレオニールの口の中にねじ込んだ。
「―――シ、ネ。」
―――――――――
少尉は、ガラスの割れる音で目を覚ました。
「……う……ご、ちょう。」
――――夢ではない、体の痛みが、そう告げていた。
体にかけられたコートで、伍長が帰っていることを知る。
――――夢であれば、よかったのに。
恥辱と申し訳なさ、己の浅慮に唇をかみ締めた。
涙が幾筋も頬を伝う。
バタバタと争う音がする。
「僕は、勝者でなくちゃいけないんだ、とまれ、とまれよ!何で倒れないんだ!」
引きつった男の声。
「ヒグ……ウァ……ッ」
「―――シ、ネ。」
感情も何もない、機械のような声。
いけない。とめなければ。
うなじの疼きを強く感じながら反射的に思う。
一瞬からだの痛みを忘れコートを羽織る。
大きな背中に抱きついた。
「――ダメだ、撃つな!お前が苦しむ!……私なら、平気だから……っ!」
びくり、と背中が硬直した。
伍長は緩慢な動作で銃口を下げ、床に向かって引き金を引いた。
轟音がとどろき、床に大きな穴があく。
「ヒィ……ふ、ふふふ、アハハハ……。」
レオニールの笑い声が響く。
目はうつろで、口の端からはよだれをたらしたまま、ひきつけるように笑っている。
「……何が、おかしい。――言ってみろッ!何がおかしいんだッ!」
伍長の大きな拳がレオニールの胸倉をつかみ、頬を殴りつける。
「何が、――少尉が、何をしたっていうんだ!畜生ッ、畜生ォォッ!!」
返事が返ってくることはない。殴られつづけながらも、目を見開いたまま笑うことをやめない。
精神のバランスを崩してしまったのだろう。
「やめろ。――もう、やめるんだ。」
少尉は伍長の腕に自らの手を重ねる。
伍長の手から力が抜け、失神したレオニールを床に降ろした。そのまま、ひざをついて
うずくまる。
「……すみません。俺、守るって言ったのに。……守るって、決めたのに……!!」
「すまない。私の不注意だ。……お前は何も悪くない。私の、力が足りなかったから……」
少尉は伍長の肩に手を置いた。その手が、震えている。
108 :
70:2006/12/07(木) 02:38:04 ID:58oZvLcv
「少、尉……?」
手の震えを感じ、涙と鼻水でクシャクシャになった顔をあげる。
少尉の目からも、涙があふれていた。
伍長は少尉の体を引き寄せ、抱きしめた。
大きな胸の中で、汗ばんだ伍長のにおいを少尉は感じていた。
洗濯のときに感じていた、幸せな気持ちを。
壊れてしまった。こんなにもあっけなく。
「……私は、汚されてしまった。……お前のそばに、いる資格なんてない。
お前にこうして抱いてもらう、資格なんてないんだ。……離してくれないか。」
伍長はその言葉を聞き、腕に力をこめた。
「……ごめんなさい。怖い思いをさせてしまって、
怪我をさせてしまって、ごめんなさい。」
伍長の大粒の涙が少尉の首筋を濡らす。
緊張の糸が切れた。
「――怖かった。ずっとずっと呼んでたんだ。助けてって。
伍長早く帰ってきて……って……っふ、うわあぁぁん!」
小さな子供のように伍長の胸に取りすがって大声で泣いた。
疲労と怪我の消耗で眠りに落ちるまで泣き声は続いた。
少尉が眠ってしまったのを確かめて、伍長は少尉の傷の手当てをし、体を拭き清めた。
生々しい傷が伍長の胸をえぐる。再び憎しみが湧きあがるのを、必死でこらえた。
パジャマを着せてベッドに寝かしつけ、傍らにひざをつく。
「少尉……少尉は、汚されてなんか、いません。
何があっても、そばにいますから――――」
少尉の小さな手に、自らの大きな手を重ね、ゆっくりと意識を失った。
109 :
70:2006/12/07(木) 02:38:38 ID:58oZvLcv
――――――――――――
「まったく、暴走した挙句にこのザマとはな。――――グラン、ヤツを屋敷まで運べ。」
銀の長い髪を後ろに束ねた仮面の男が、黒服の中年男に指示を出す。
黒服の中年男は手早くレオニールを担ぎ上げ、車へ運びいれた。
「いくぞ、グラン。」
高級車の排気音を残し、仮面の男は闇の中へ消えていった。
END
>>109 いいものを読ませてもらいました
GJ!
GGGGGJ!!!!
切なくてよかった!
それに銀シャリが出てくるSSって初めてじゃね?新境地開拓オメ!
冬コミに本あるかなあ
1日目は2つパンプキンサークルがあったんだけども
>>112アニメ化の時期から見て少なそうだな。
つか日程がありえねぇ。
マーチスのエロパロが読みたいなあ
マーチス×右手でもいいから……
その煩悩をほとばしらせてかけ
…SSをだぞ
いっそ三課のみんな×少尉はどうだ。
レイプとかじゃなくて
テクがない伍長を手伝ってあげると言う名目とかで。
オレルドとマーチスにねちこく下準備される少尉を
『俺のオッパイなのに』とか目に涙を溜めながら見てる伍長。
冬コミはもう、目を皿のようにして本を探すよ。
突発で出すってところもあるし。
友達にも通りすがりに見つけたら買ってくれとお願いしてある。
「 冬コミ パンプキン 」で検索するとチラホラ見かけるね>突発で出すってところ
俺もコミケ行って探してみよう・・・
>>53からの続きを投下したいと思います
すいませんなんだか思った以上に延びてしまって今回もエロ無しですorz
++++++++++++++++++++++++
さて、そんなわけで俺たちはレストラン「蒼き炎」にやってきました。
二人とも知らないお店だったのですが、「ネーミングセンスがよい!」という少尉の言葉でここで食べることに。
俺には少し小さめな椅子に座るとメニューを持って店員さんがやってきました。
メニューを渡されると少尉は飲み物を頼んでいたので、
俺も飲み物にしようとしたけどここで食べ物を頼まないと怪しまれると思いアスパラサラダを頼むことに。
「伍長は他に食べないのか?せっかく来たのだからもっと食べればよいではないか」
別にいつもどおりの注文なのだが、怪しまれないようにもう一品頼むことに
そんなにお腹に入るかな…?
「そ、そうですよ…ね。じゃあ―」
「店員この生ハムサラダもひとつお願いする」
俺がポテトサラダを頼もうとした時に少尉が割って注文をしてしまった。
俺の代わりに注文してくれたのだろうか
でも少尉は俺が肉を食べれないの知ってるはずなんだけどな・・・
「あ、あの少尉俺―」
「大丈夫だお前が肉を食べれないのは承知している」
その言葉に更に混乱してしまう。
それじゃあ嫌がらせか何か? もしかして克服させようとか?
「私もサラダぐらいなら腹に入るだろう。すまないがお前のを少し分けてくれるか?」
その言葉がドキンと胸に響く。
こ、これはなんだかデートっぽいです…!
もちろん少尉にそんな気がないのはわかっているけど嬉しいことに変わりは無い。
「は、はい!もちろんいいですよ!」
ガタン。と椅子から飛び上がるようにして立つ。
「ど、どうしたんだ伍長?今日はなんだか行動が変だぞ」
やばい。体を引いて驚いている少尉を見て俺はまた自分の失敗に落ち込んでしまった。
周りの目もなんだか痛く感じるので静かに椅子に座りなおす。
えへへ、と照れ隠しをしながら少尉に目をやる。
何か話しかけようと意識をすると声が出てこない。
いつもの自然な会話がしたいのに、考える事が少尉の気を引きそうなものになっている。
こんなんじゃ駄目だ!いつもの自分にもどらないと!
まずは少尉の前から一旦離れなければ!
「少尉!俺トイレにいってきますね」
「ああわかった。トイレの場所はわかるな。まっすぐ行って左だぞ」
「…!子供みたいな言い方しないでください!」
恥ずかしさからすこし強めに言ってしまう。
だが少尉はそんな俺を見て微笑していた。
「すまんな、なんだか伍長が子供の様に思えてきて」
顔を赤くしてしまった俺は逃げるようにしてトイレに駆け込んだ。
「はぁ〜…」
自分には少し小さいトイレに膝を曲げながら用を足す。
俺って異性として見られていないのかな…
最後に聞いた声が頭の中で何度も繰り返されてしまう。
「はぁ〜・・・」
もう一度ため息をつくとコンコンという窓をたたく音が聞こえてきた。
何だろうイタズラかな?
俺は近寄って窓を開けてみる。
するとそこにいたのは、さっきまで見ていた顔だった
「よ〜LLサイズ」
「オレルドさん!どうしてここが?」
いや、本当はその前に『どうしてここに?』と質問するのだが、
考えに詰まっている俺にとっては最高の助け舟だった。
「へへ〜ん。お前が行きそうな場所なんてお見通しよ」
そういいながら准尉は横にいるマーキュリー号の頭を撫でている。
そして准尉の手には俺のハンカチが握られていた。
い、何時の間に!
「…用意いいですね准尉」
「まぁな、・・・で、その調子だと上手くいってないようだな。」
その言葉にしゅんとなってしまう。
「そう思ってここに来たんだからな。どれ、俺がひとつ知恵を貸してやる。耳の穴かっぽじってよーく聞けよ」
本当になんでも見透かされているなぁ…
俺がは素直に耳を傾ける。
「まず戻ったら…―――――――――――――」
「えぇ!そ、そんなことするんですか!?」
「ばかっ!声が出来すぎるぞ!いいか、あの少尉なら絶対にやってくれるさ。そこで心を鷲づかみするんだいいな!」
口をパクパクさせるものの反論が浮かんでこない。
でも…いくら少尉だからって…というか…
「それって効果あるんですか?」
「いいからやってみろよ。お前ならではの作戦なんだからな」
俺ならでは・・・か…
そうだ…ここで何かしないとこのまま終わってしまう!
前に進むんだ!俺!
「准尉ありがとうございます。俺やってみます!」
「その調子だデカブツ。行ってこい!」
「はい!」
俺は准尉にお礼を言うと入る前とはうってかわってズンズンと勇み足でトイレを出て行った。
「…まぁ、なんだかんだいって俺の命令だってこと忘れてるぜあいつ」
マーキュリー号が「わふん」と返事をする。
「さてそろそろ帰らないとマーチス怒るだろうし…もう一押し俺が必要かな」
こうして准尉は窓のさっしに手を置きながら伍長のいく末を見守るのであった。
*
伍長のやつなかなか遅いな。
私はトイレに出て行ったっきり帰ってこない部下の帰りを待っていた。
サラダと飲み物はとっくに来ている。
帰ってこない理由はまさか私の言葉にショックを…
本当は「子供みたい」だなんて言おうと思っていなかった。
ただどうしてだかポロリと言ってしまったのだ。
上官として最悪だな私は…。
生真面目すぎるアリスにはこれぐらいしか考える要素が無かった。
とりあえず帰ってきたら謝ろうと思っていると、大きな体をした連れが帰ってきた。
なんだか歩き方が行く前と違うな…もしかしてまだ怒っているのか?
そんなことを考えていると伍長が椅子にドスンと座る
私は謝ることを思い出し行動に移そうとした。
「伍長さっきは―」
「少尉!」
その迫力にビクっとする。
なんなんだ今日は
私の名前を呼ぶ時だけものすごく気合を入れているように見える。
「な、なんだ伍長?」
「あの…実はですね…」
さっきの威勢はどうしたんだと言わんばかりにか細い声になっている。
どうやら怒ってはいないらしい。
安心した私は気持ち優しめに問いかける。
「どうしたんだ伍長言ってみろ」
「は、はい少尉。えっとですね…今、俺トイレ行きましたよね…?」
何を言い出すかと思えばこいつは少し前に行動も忘れてしまうのか?
本気でボケが進んでいるのかもしれん…
が、それは口に出さずに話を進める。
「ああ、行ったな。」
「それでですね…手を洗おうとしたら…節水中だったんです。」
今の社会、節制のために水を制限しているのは珍しくない。
「そうだったのか、それでどうした?」
まさかそれを言いたかっただけではあるまい。更に話を促す。
「それで…今から食事をするわけじゃないですか…とっても不衛生ですよね。」
「ま、まぁ確かにそう言えるな」
話の意図が読み取れない。
「それでなのですが…あの…もし少尉がよろしければ…」
ここで伍長はぐっと息を飲む。
なんだ?わたしがよければなんなんだ?
なんだか顔が赤くなっているようだが、呼吸を止めているのか?
すると、伍長は目をつぶって吐き出すように言い切った。
「俺にサラダを食べさせてもらえないでしょうか!」
私はポカンとした口でそれを見ている。
私が…伍長にサラダを食べさせる!?
「しょ、少尉が嫌ならいいんです。そんなの少尉がやることじゃないですし、恥ずかしいだろうしそ、そうですよね!やっぱり今の話無しにしてください忘れてください。」
手をあたふたさせながら挙動不審な動きをしている。
私は一旦落ち着くと伍長の言いたかったことをやっと理解した。
ああ、それなら――
「別にかまわんが?」
なおもあたふたしていた伍長の動きがピタっと止まり私の顔を見ている。
「少尉…今なんて?」
私の言ったことがいまだに信じられないらしい。
まったく、自分から言っておいて了承の返事が信じられないならなぜ提案するんだ
「別にかまわないと言った。確かに伍長の言うことにはうなずけるからな。」
「あ…えと、ありがとう…ございます…」
「うむ、では早速口を開けろ。」
木製のフォークでアスパラとレタスを刺し伍長の方に向ける。
自分もいっしょになって口を開けてしまうのはしょうがないのだろうか。
「ほれ、あーんだ伍長 あーん」
「は、はい!あーん…」
ポカンと口を開けている姿を見ているとやっぱり子供に見えてしまう。
しかし、どうしても気になることが…
「伍長」
「ふぁ、ふぁいなんでしょうか少尉」
口を開けたまま返事をする伍長。
一瞬言い知れぬ感情がよぎったが今は気にしない。
「どうしてお前は私の方を見ないのだ?」
そう、私が気になったのは伍長の目が横を向いていることだった。
まるで私を見ないかのように。
「お前は食事をするときに食べるものを見ないで食べているのか!」
そういうと伍長はすこし罰悪そうな顔をしているように見えた。
「そんなことないです!ただ…少尉が…」
「私がなんだ?」
「い、いえ!なんでもないです!わかりました!ちゃんと前を向いて食べますから!」
この身代わりの早さはなんなんだ?
まぁそっちの方が私にそっては都合がいいのだが。
「それじゃあ改めてだ。あーん」
「・・・」
口をおずおずと開ける伍長。よし今度はちゃんと前を向いているぞ。
テーブルの真ん中辺りまで刺したサラダを運ぶ。
フォークが伍長の口の中に納まると口を閉じたまま顔を引いていく。
もぎゅもぎゅと口を動かして食べていく様を私はずっと見ていた。
やがてごくんと喉が鳴るとお互い妙な雰囲気の中無言無表情で見つめ合ってしまう。
何か話さなければ…!
とりあえず感想を聞いてみる。
「どうだ…味は?」
「はい…おいしいです」
「そ、そうかなら私もいただこう」
私はサラダをフォークで刺すと自分の口に持っていった。
すこし多くとりすぎてしまったので飲み込むのに時間がかかってしまう。
やっと飲み込むと私は水を飲んでふぅっと息を整え笑顔で感想を述べる。
「うん、たしかにおいしいなごちょ――」
…あれ?
おかしい。
伍長の顔を見てみると口をわなわなと震わせてこっちを見ている。
何か怖がらせるようなことをしてしまったのだろうか?
それともサラダを多く食べ過ぎたからか?
「伍長どうしたんだ?」
私は理由聞いて対処方法を考えようとした。
すると、伍長は震えた声でフォークを指さしていた。
「少尉…そ、そのフォーク…俺が食べたやつですよね?」
「? そうだが?」
「今…少尉そのフォーク使いましたよね…?」
「フォークを替えるチャンスがあったとは思えないが」
それを聞いて伍長の顔が赤くなっていく。
テーブルで見えないが指いじりをしているに違いない。
私は歯痒さから更に追求する
「何が言いたいんだ伍長」
「つまり…間接的にですけど…その…俺と…少尉が…な、なんでもありません!食事再開しましょう!」
またもや気合に圧倒されてしまう。
どうも伍長の押しには弱いようだな…
「そ、それもそうだないつまでも長居するわけにもいかんし、ほれ伍長次いくぞあーん」
「あ…お、俺の時はこっちのフォーク使ってください!」
そういってビシィっとゆびさしたのはもうひとつのフォーク。
形状も全く変わらない気がするのだが問題でもあるのか?
「別にいいではないか一本を2人で使えば」
「よくないです!お願いしますからこっち使ってください!」
目を細めて伍長を見ると、弱ったような目でこっちを見てくる。
まるで自分が悪者になったような気分になってしまうな
「…そこまでいうならしょうがないが…ほれ伍長あーん」
「…あーん」
こうして伍長に食べさせるわ、フォークを取り替えながら食事するわで
いつもより大幅に時間の掛かった食事になってしまった。
パトロールをするはずがもう日が暮れそうなほどだ。
いつもの私なら伍長の奇怪な行動含めて怒るところなのだが
どうしてか今日は別にいいかななんて思ってしまったりする。
これだけいつもと違う体験ができたのだもの、一日ぐらい無駄にしてしまってもいいのではないのだろうか。
店を出るとまだ伍長は何かを言いたそうな顔をしている。
…仕方がない今日だけは部下のわがままを聞いてあげることにしようじゃないか。
はまだまだ長い一日になりそうだ。
続く
124 :
53:2006/12/08(金) 19:33:50 ID:mP2uPKqd
これにて終了です。
次こそは終わらせてきます!
リアル投下見させていただきましたー!
間接キスで赤くなる伍長がカワイイなぁ
気づいてない少尉も、両方イイ!
続きを楽しみにお待ちしてます。
サラダ半分こがかわいいなぁ!!!
あーんの背後にドン引きのほかの客が見えるようだよ!
オレルドもいい味出しててGJです!!!
保管庫にSSが保管されてます。ずらりと並ぶと壮観ですね。みなさんGJ!!!
GJ!
この調子だと夜の部も凄く気になるw
うはGJ!!
「あーん」てw読んでるこっちが身悶えるw
これは夜編が楽しみだ!
129 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:13:46 ID:hpZQRJ5b
保管庫行ってきた。かなりの作品があったぞ。久しぶりに幼姦マンネタ読んでみたら、けっこう笑えた。幼姦マン・エピソード2を誰か作ってくれ!
前スレ15さんの優男×アリスの続きが激しく読みたいor2
しかし、結構作品が増えてきて嬉しいな。保管庫見たけど、あんなに作品があるとは思わなかった。
でも副長とフランシスカの絡みが無いってどういうこと!?
100レス過ぎてもSS一本も来ないと嘆いていたのが、夢のようですなぁ
保管庫読んでたらこんな時間に…。
酔っ払い少尉可愛すぎるなあ…伍長が酔っても面白そうだ。
>伍長が酔っても面白そうだ
酔っ払った伍長を想像してふと思い出した。
伍長の顔キズが誰かを彷彿させるなーと誰だったか記憶を探ってみた。
ああ、あれだ、ヤツだ。「嗚呼!花の応援団」の青田赤道だ・・・・
ランタンモードで青田風になる伍長・・・
うん!これは無い!三課の面目丸つぶれ・・・
>青田赤道
ああ、どおくまんプロのあれかw
なるほど、伍長が酔ってやりまくってチョンワチョンワ…
…ねーよwww
伍長が暴れたらショボい酒場や売春宿などすぐ倒壊しそうだ。
アリスの屋敷なら半壊で済むかも
ヨッパな伍長…想像がつかん。
つーか大暴れって、アニメの中の人になってまうがなw
少尉にイタズラされる伍長SSおいていく。セクハラしゃらすめんとですっ。
ここは帝国陸軍情報部3課執務室。
今日は視察もなく、書類整理に追われています。
午後三時にいつものお茶の時間。。ステッキン曹長がコーヒーを入れてくれました。
「はーい。みなさーん、コーヒー入りましt」
ツルッ
おっと危ない。この床、滑るなぁ…あちちっ
山積みの書類とステッキン曹長をかばったら自分でコーヒーかぶっちゃった。
あーあ。コートにしみちゃったよ。どうしよ。
「ああっすみません伍長さん。すぐ洗ってきますから、コート脱いでくださいね。」
「あ、いえ。大丈夫です。自分で洗ってきますから。」
どの道シャツにもしみちゃったし、ロッカー室で着替えてこよう。
部屋を出ようとしたとき、マーチス准尉が声をかけた。
「あ。伍長、新しい制服まだ届いてないんだ。特殊サイズだから時間がかかるって。
悪いけど、私服着ていてくれる?」
「ハハッ。タダでさえも、すぐ破くからなー。庶務のコがこぼしてたぜ?”お気楽3課で
こんなに制服の消耗が激しい人初めてです”、ってな。」
オレルド准尉がまぜっかえすのを背中で聞きながら部屋を出た。
こんなとき、ほんのちょっと自分の図体が疎ましい。
ま、いまさら言っても仕方がないけど。
ロッカー室で自前のセーターに着替え、洗濯場へ。
オケと石鹸を借りてシャツを洗っていると、手元が暗くなった。
「伍長、こんなところで何をしてるんだ?」
顔をあげると、そこには少尉が立っていた。
「あ、少尉。コーヒーをこぼしてしまったので洗ってます。…着替えがないので。
少尉はなぜここに?」
「国営農場に入れなかった難民を、少しでもここで使ってもらえないかと思ってな。
人事に掛け合いに行っていた。
洗濯というのも、なかなか大変なものなのだな。見ていていいか?」
断る理由もないのでうなずくと、少尉は傍らにちょこんとしゃがみこんだ。
石鹸をつけてゴシゴシこする。コーヒーの汚れが浮いて、茶色の泡が立つ。
そんななんでもないことを、子供のような目で興味深げにじっと見つめている。
…だけならよかったんだけど。
「…おもしろいな。」
「洗濯が、ですか?」
「いや。伍長の胸筋、動くんだな。」
そりゃ男ですから。この図体ですし。
「…えぇまあ、俺じゃなくても、鍛えてるヤツなら動くと思いますが。」
じぃっと凝視されてる。なんだか無性に恥ずかしい。
「私は動かんぞ。鍛錬は欠かしたことがないのに。」
ふにふにと自らの胸を触っている。うわー、やわらかそう。
って俺は何を考えてるんだ。
「ちょっと触ってもいいか?」
はい?
思考が停止した一瞬、少尉の手が伸びてきて俺の胸をペタペタとなでた。
びっくりして力が入る。
「硬いなー。何でこんなに違うんだろう。何か特殊な訓練でもしてるのか?」
指先でつつかれたり手のひらで撫で回されたりして、こそばゆい。
「…と、特には何もしてません。あの、手、離してください。くすぐったいです。」
くすぐったいだけならいいんだけどね。ちょっと、マズいことになる。
しかも俺の両手は泡まみれで、少尉の手を徐けることができない。
「ほほぅ。伍長はくすぐったがりだな。―――ならば。」
少尉の声が笑いを含むと同時に、両手で俺の胸をこねくりはじめた。
「ちょ、ちょっと、少尉。何してるんですか、ホントにやめてくださいっ」
必死に身をよじるが、体勢的にこちらが不利だ。
ていうか、ホントにマズいです。下半身に違和感を感じてきた。誰か助けてぇぇ。
周囲の洗濯夫たちは、遠巻きにニヤニヤ笑ってるだけで助けてはくれない。
お気楽3課が、ジャレあってるくらいに思われてるのかも。
少尉ぃ!これセクハラですって、やーめーてー。
必要以上に内股になりつつ体をひねったとき、少尉の指先が乳首に触れた。
電気が走るような快感。たまらず、びくりと痙攣した。
「ん?何だこれ。」
乳首です。男には不要のものです。ああなんでこんなモノついてるんだホントに。
「や、やめてくだ、さい。何でもいうこと聞きますから。」
息も絶え絶えに懇願する。なんだか性別が逆転してるようで情けないがそんなこと言ってられない。
「ふうん?伍長はココが弱いのか。ほうほう。」
興に乗ってしまったのか、少尉の悪ふざけは止まらない。
指先でつつきまわされて、もう限界だ。
「やっ、ダメです…っ!」
激しく身じろぎをしたせいで、洗濯オケがひっくり返った。
少尉も俺も、頭から水をかぶり、びしょぬれになってしまった。
ボーゼンとたたずむ二人。
偶然、会議から戻る途中の課長が通りかかる。
「おまえら、何遊んでるんだ。さっさとシャワー浴びて仕事に戻れ。」
「はい。すみません。…すまん、伍長。」
ああ、正気に戻ってくれたんですね少尉。
でもすぐ立ち上がるのは無理そうです、課長。
「―――ここを片付けて戻ります。すみません。少尉は先に行ってください。」
少尉と課長を見送って、シャツをすすぎ、洗濯オケと石鹸を戻す。
びしょぬれのまま購買部でランニングを買い―――着られそうなものはコレしかない。―――
シャワーを浴びた。
…パンツも、買ってくればよかったな…。
そんな伍長の一日。
>>137 GJ!!超GJ!!
自分の胸触る少尉に萌…!!(´Д`*)
伍長も少尉のおっぱいに負けて劣らずご立派ですな
パンツは……もしかして限界突破しちゃったのか?w
酔っ払い伍長、書いてみた。
酔っ払い少尉のパクリのようになってしまった…正直スマソorz。
今宵はクリスマス。時刻は夜の8時頃。
帝国陸軍本部の構えるこの帝都も、ささやかではあったが、人々が聖なる夜を祝う空気で満ちていた。
そしてここ、陸情3課でも……。
「こ……これは……」
アリスは一人、シャンメリーを片手に呆然としていた。
ステッキンは、マーキュリー号と共に、だらしない笑顔で寝ている。
マーチスは、散々からんだかと思うと、今はトイレに行ったまま戻ってこない。
大尉がいない今、頼みの綱のオレルドは、サンタガールの格好をした他の課の女を見つけて、
颯爽と口説きに行ってしまった。
ランデルは……。
「ひょうい〜のんれまふか〜」
完全に酔っ払っていた。
途中までちゃんと机で呑んでいたのだが、今は床に座り込んで、アリスを見上げる格好になっている。
まるで、ダラダラとしている大きな熊のようだ。
「伍長、だから私は呑まないと……」
「ええ〜のんれないんれすか〜……のみまひょうよ〜ひょうい〜」
酔っ払った赤い顔で、酒の匂いをぷわ〜んと漂わせながら、アリスにグラスを向けてくるランデル。
「う……酒臭い……」
いくら伍長とはいえ、強烈な酒の匂いは、未成年な上に下戸のアリスにとっては苦手だ。
「ひょうい……」
グラスを受け取ってくれないアリスに、ランデルは突然涙目になる。
「うぅ……ろうせ……ろうせおれなんか……ひょういにとってはなんれもないんれすよね……。
こんな……らんたんなひじゃ……なんもれきない………うう…ぐす………」
「あ、あー、悪かった悪かった!もらおう、ありがとうな、伍長!」
泣きながら酒をあおる伍長に困り果て、酒の匂いを我慢しつつ、グラスを受け取るアリス。
これでは、まるであの時の赤ん坊と同じではないか!と思わずにはいられなかった。
「えへへへ〜〜……ひょうい〜〜めり〜くりふま〜ふ!」
さっきの涙はどこへやらで、にへら〜、と笑うランデル。
「……ああ、メリークリスマス」
そんな無防備な、極上の笑顔を見て、笑みをこぼさずにはいられない。
アリスの胸が、温かい気持ちでいっぱいになっていった。
「お前が素直に酔える今の瞬間が、私にとっての、戦災復興だ……」
すまんかった
ランタン無しじゃ、なにもできない
を言わせたかっただけなんだ(;´д`)
たれクマなラブリー伍長にかんぱい!GJ!!
個人的にはこの後寝てしまった伍長に少尉がXXXしちゃって、
目が覚めた伍長が、酔ってる間に俺やっちゃった!?
と懺悔して欲しいのだが、まあそれは別のお話。
>>144 酔った伍長可愛いなー(==)
少尉が伍長を襲うのかい!
その続編も楽しみGJ!
酔った伍長とは!
ちょっと前に考えてSSが未完成なままになっているシチュじゃないですか
やっぱり電波みたいのってあるのかな。
ランデル・オーランド伍長は困っていた
「らりを、こある。ごひょう」
『ええかげんにして下さい、少尉』
酔っ払いに説教、馬の耳に念仏より意味のない行為
新たな諺を見出だした気分で自制
まあ、少尉は未成年であり、アルコールに弱いのはしかたがない
しかたないのだが、どうも酒自体は嫌いではないようだ
前回は、ブランデー(一匙)入りの紅茶で人事不省に陥った
今回は、リキュール入りのクッキーだった
確かに、お菓子で酔っ払う人は滅多にいない
しかし、滅多にであって、例外である自分を自覚し、アルコールには、近付かないで欲しい
滔々と心の中で説教をかます伍長だったが、今回は酔っ払いのカンは働かなかったようだ
それどころではない
なんと、軍服のボタンを外し始めた
…伍長のを
「なにしてますか、少尉」余りのことに、逆に冷静に尋ねる伍長
「あふいの」
顔をほてらしている
確かに、暑そうだ。しかし…
「俺の服を脱がしても、仕方ないでしょう」
ため息混じりに答える
まあ、酔っ払いに理屈は通じないと、分かってはいるのだが…
通じてしまった
あっという間に、上着を脱ぎ綺麗に畳む
流石、軍人である
しかし、上着を脱がれると、豊満かつ生意気な物が…
普段は上着で目立たないが、さすがは姉妹である
思わず、目が吸い寄せられる
「ごひょう、ほひいか?(欲しいか)」
ばれる
「はい、いい「そうか、ほひいか」え」
軍人ですから、上官の問いには、頭に「はい」がつくだけです
ですから止めてください
服を脱ぐのは
必死で止める
こころの中で
体は、全神経を視覚が支配し、声帯も手も稼働しない
軍人なので、着替えは早い
少尉は、あっという間に、服を脱ぎ終えた
真っ白い肌が桃色に染まっている
己の身体を、一切隠すことなく、伍長に晒していた
「すきにひろ(しろ)」
少尉は言った
スマン
この先間違って消しちまったんだ
なんか、酔っ払いブームみたいなんで、先行公開
寝る前に覗いたらよっぱ少尉が!
やっぱりカワユス(*´Д`)
続き待ってます!
しかし少尉以外の女性陣は大抵酒強そうだよなあ…
って酒の話題引っ張ってスマンorz
GJ!
続き待ってるから。全裸で。
少尉と一緒に風邪引かないうちによろしく。
>>131 副長的にフランシスカは射程外って印象が強いからなぁ…
女性としても射程外っぽいし
加えて、副長って職場モードは凄いキッチリしてる印象がある。
それこそ部下に私情を挟んだりしないような感じ。
伍長は、自分の聴覚を呪った
命令は下されたのだ
責任は少尉に移り、伍長には、自由に行動をする義務が生じた
生じてしまった
伍長は、ボタンの外れた上着を脱ぐ
ここまでは、迷う必要もない
少尉の肩に手を回す
……
持っていた自分の上着を、少尉にかけた
全身全霊の力を込めて、己を制御した
『すきにした』のだ
一番やりたいようにしたのだ
酔っている少尉を汚したりしない
これこそが俺のしたいことだ
呪文のように繰り替えしていた
自分に勝ったのか、それとも、負けただろうかのか
少尉は、やや俯いていて、表情が見えない
次の瞬間、少尉の手が動いた
『平手打ちが来る』
一瞬、身構えた伍長の口に、甘いものが飛び込んできた
少尉が鷲掴みにしたクッキーだった
ほんの少し、リキュールの香りがする
少尉は一言呟く
「酔え」
伍長の総てが切れた
後の記憶ははっきりしていないが、全身キスマークと歯型と白濁液にまみれ、意識を無くした少尉に、朝方まで腰を使っていたことは、かすかに覚えている
……いや、覚えていない
覚えている訳ないのだ
泥酔していたのだから
目が覚めたら、いつも通り少尉と伍長だ
戦災復興に励む少尉と、それに従う伍長だ
>>155 GJ!!!!!
最後にまた元の関係に戻るのが切ないが激しく萌えますた。
我々は、帝国陸軍情報部第三課
パンプキン・シザーズ
それでいい
朝露と共に消え失せる記憶を抱え、伍長は眠りに就いた
終
書き直したら、伍長が大暴走したので大幅にカットするはめに…
それにしてもこいつら、何処でヤッてんだ?
>>141さん
まごうことなく、オリジナルになってます
是非次弾を
酔いネタ連続で申し訳ない。
休みだからと書いてしまった。せっかくなので投下。
「しかし……明日までには、この部屋をどうにか元通りにしておかねば……」
ぐるり見渡して、アリスはつぶやいた。
布をかけたデスクの上には、食べ散らかした料理がちらほら残っている。
食べ物や酒のシミもついているし、床にもワインをこぼした跡がある。
「……オレルドとマーチスが戻ってきたら、皆で片付けるか」
ランデルの座っている横に椅子を寄せ、そこに座って一息つく。
普段から大きな子供のような大男は、酔うとさらに子供っぽくなるようだ。
今もサンタ帽を嬉しそうにかぶりながら、にこにこと酒を呑んでいる。
「…………」
アリスも、サンタ帽を被ってみた。ランデルとお揃いだ。
そう考えると、少し照れくさくもあるが、嬉しいと思う気持ちが湧き上がってくる。
(伍長の事を責められんな。私も充分、子供っぽい)
そう思って、また一人微笑んだ。
「あえ〜〜〜ひょうい、さんたさんにらったんれすか〜〜」
アリスの頭に乗っかった赤いサンタ帽を見て、ランデルが嬉しそうに言う。
「ふふ……ああ、そうだ。今日限りの、サンタさんだぞ」
ランデルの口調があまりに幼くて、つい保育士のような口調になってしまう。
「じゃあひょうい〜〜ぷえぜんと、くらは〜〜い」
「む……ぷ、プレゼント……か? 困ったな……」
嬉しそうに両手を差し出してくるランデルに、アリスは困った顔をした。
勢いでサンタとは言ったものの、今はランデルにあげられるものを何も持っていない。
「……ひょうい…………なんも…くれないんふか………?
うう……おれが……ひょういのやくにたへてらいから…………うう……ぐすっ」
大きな熊が、また自虐的なことをつぶやきながら、泣き始めた。
(うっ……これは……た、たちが悪い……伍長は、泣き上戸なのか?)
笑った顔はいいのだが、泣いている顔を見ると、放ってはおけない気持ちになる。
まさに、大きな赤ん坊だった。
「ああ〜……そ、そうだな……何が欲しい? 言えば、持ってきてやろう、な?」
欲しいものを聞いて、それをあげると約束すれば、気が済むだろう。
その場しのぎの案ではあるが、アリスはそう考えた。
「ほひいもの……? ……むー……」
ぴた、と泣き止んだランデルは、指をくわえて考え始めた。
大の大人がこんな幼稚な行動をするのは本来ならばおかしなことで、見たものは引いてしまうだろう。
しかしランデルがやると、なぜだか母性をむずむずとくすぐられるのは実に不思議だ。
「ほれじゃあ…………――くらはい」
「…………はっ?」
アリスは自分の耳を疑った。いや、絶対に聞き間違えたのだ。そうに違いない。
「ひょうい、おっぱいくらは〜〜い!」
がば、とアリスに抱きつこうと、飛び掛かってくるランデル。
「ひ……ひいぃっ! あぶ……伍長……やっ、きゃあっ!」
ガターン!
もちろんランデルの体重を支えきることなどできず、椅子ごと床に倒れこむ。
「あ、いた……こ、こら! ごちょ…………」
ふと顔を上げたアリスの目の前には、自分のシャツの谷間に顔をうずめるランデルの顔があった。
とっさに受け身をとったのだが、そのせいで、ランデルが覆いかぶさって来るのは止められなかったのだ。
「……むっふ〜…………」
ランデルが深々と息を吐く。
ぞくぞくっ、と、くすぐったいような、なんともいえない感覚がアリスの全身を駆け巡る。
「やっ……伍長ッ……!」
ぐっ……パシーン!!
ランデルの顔を力任せに持ち上げると、思いきりスナップを利かせた張り手を飛ばした。
それは、前にもたれ込んでいた身体が、後ろに倒れるほどの威力を持っていた。
「……ハッ! ……ご、伍長大丈夫かっ! ……すまん、つい……」
なんとか椅子から離れ、我に返ったアリス。
胸を押さえながら、仰向けに倒れているランデルを心配する。
しかし、そんな心配は無用だったようだ。がば、と起き上がったランデルは、にへら、と笑った。
「ひょうい〜〜、おっぱい〜〜〜」
赤ん坊のはいはいのように、床に座っているアリスに向けて前進してくる。
「ごっ……伍長……やめっ……やめんかっ!」
パシーン! パシーンッ!
右、左、と、ランデルの頬に次々と張り手が炸裂する。
しかし、酔って痛覚が麻痺しているのだろうか、頬を真っ赤に腫らしながらも、
ランデルは真っ直ぐに、アリスとの零距離を目指して進んでくる。
(こっ……これがっ……!)
アリスは、じりじりと後退しながら、その迫り来る巨体に恐怖し、全身を震わせた。
(901……AutiTankTrooper!!)
……と思ったかどうかは定かではないが。
「ひょうい〜〜ふかまえ…………たっ!」
ついにランデルは、壁際までアリスを追い詰め、その胸をわし掴んだ。
「ひ……っ! 伍長、やめんっ! ……か……」
また張り手をくらわせようと、ランデルの顔を見るアリス。
しかしその両頬はすでに赤く腫れ上がっていて、鼻血まで流している。
いくら胸を狙われているからとはいえ、ここまでしてしまったことを後悔した。
酒が抜けたら、さぞ痛い思いをすることだろう。
ランデルが痛い思いをするなど、自分は決して望んではいないのに。
「…………もう」
相手がランデルならば、自分の胸の一つや二つ……。いや、二つだが。
「今夜だけだぞ…………」
そんなアリスの決心と言葉を、聞いているのかいないのか、
ランデルは、アリスのシャツのボタンをぷちぷちと外しはじめる。
「ちょっ……伍長! ……直に触っていいとは言って……ひゃっ!」
必要最低限の2、3個のボタンを外すと、ランデルはぐいっとシャツを広げた。
ぽよん! と、形のいいふくらみが二つ、飛び出すようにあらわれた。
なんで今日に限って下着をつけてこなかったのか……アリスは全力で悔やんだ。
「えへへ〜……ひょういのおっぱい〜〜〜もふっ!」
ランデルは、そのむき出しの谷間に、むにゅっと顔を押し付けた。
「むふ〜〜ひょうい〜〜いいにほいれふね〜〜〜〜」
谷間に顔を挟んだまましゃべるので、ランデルの息がぷるぷると胸を振るわせる。
「きゃっ! ……うふ……こっ…こら伍長! くすぐっ……ひっ…ひゃあっ……」
あまりのこそばゆさに、アリスはじたばたともがいた。
「んむ〜〜〜もっぱい……んも!」
もっぱい? と変な発音に頭の中で突っ込んだアリスだったが、つぎの瞬間びくっ! と身体を震わせた。
ランデルが、アリスのピンク色の可愛らしい乳首を咥えたのだ。
「……んぷ……もっはい……ひょういの……んちゅ」
「やっ……ごちょ…………ひゃめ……んっ………ふぁ」
ランデルは、本当に赤ん坊のように、口全体を使ってアリスの胸にしゃぶりついている。
つるん、とした滑らかな乳房、その頂点にツン、とさりげない自己主張をする乳首。
それがランデルの暖かい口の温度で包まれる。
時折舌で舐めたり、しゃぶったり、ちゅうちゅうと吸ってみたり……。
それも片方だけではなく、両方を行ったり来たりする。
肌にかかるランデルの鼻息が、くすぐったいが、気持ちいい。
「ひょうい〜…………んくっ……あむ……」
「……ンッ……ご……ちょう………ッ! ……はっ…はあ……」
アリスは、恥ずかしさと気持ちよさで顔を真っ赤にさせて、しかしランデルを止める気は起きない。
(もし母乳を与える時に……毎回こんなに気持ちいいと……どうするのだ?)
などと、変な考えも起きてくる。
ランデルの口の中では、もう乳首が硬く勃ってしまっている。アリスの息が、荒くなる。
「ごっ……伍長ッ……ちょっ……これ以上は……ひゃめ……」
ふと、そんなアリスのつぶやきに応えたかのように、ランデルの動きが止まった。
「……あ……?伍長……?」
(なんで……?やめて欲しかったわけじゃ、ないのに……)
「……ッ!」
今浮かんだ破廉恥な考えに自分で恥ずかしくなり、アリスは赤い顔をさらに赤くした。
「ぷす〜〜……す〜〜……」
「……?」
少し冷静になってよく観察すると、ランデルの深い息遣いが聞こえてきた。
(もしかして……)
それは寝息だった。アリスの胸に食いついたまま、ランデルは酔いつぶれて眠ってしまったのだ。
「ふ……くすっ…………ふふっ……」
アリスはしばし唖然としていたが、その無邪気な寝顔を見て、思わず笑わずにはいられなかった。
規則的な鼻息が、くすぐったい。
「まるで赤ん坊だな……ふふ……実に……」
(純粋な、お前らしい――……)
ランデルの頭をぽんぽんと撫でてやるアリス。
その様子は、本当に赤ん坊を寝かしつけた母親のようだった。
「ん〜……ひょう……い…………んぷ〜……」
「くふっ……しゃべるなっ……く、くすぐったいぞ、伍長……」
もしランデルの子供が生まれたら、こんな感じなのだろうか、と思った。
(ん……ということは、母親は私……か……ッ?)
甘い、夢のような未来を想像してしまって、アリスはまたも恥ずかしくなった。
「〜〜!」
ばしばしと、少し強くランデルの頭を叩く。完全に八つ当たりだが。
そんな未来も、来るのだろうか――?
「……はぁ……しかし……」
胸を掴んだまま眠りこけるランデルを見ながら、アリスは困った顔をした。
「どうやって……鎮めたものかな」
火照った身体をもてあましながら、アリスは深く息を吐いた。
エロ慣れなくて勘弁です。orz
>伍長が大暴走
き、気になる……!
もしよければ詳細をw
次弾許可ありがとうございますっ。
酔いネタ考えてる方もいたとは…。
内容かぶってないことを願ってwktk!
AutiじゃなくてAntiだ…。
>159
やばい、泣きそうなくらい萌えたw ありがとうよ!
>>158 少尉に上着を掛けてやる伍長の優しさ
伍長は男の中の男や!
>>162 これは正しく「おっぱい下さい」w
原作と違うのは本当にあげちゃう所w
二人ともGJ!
本当にここは良ネタぞろいの素敵スレですね。
インターバル目指して季節ネタ投下〜。
「今年のクリスマスはどうするのだ?」
書類整理中に少尉に声をかけられ、伍長はぽかんと見つめ返す。
戦災復興が進まない現在。民衆を放り出して、自分達だけで祭りを行う気力などあ
るのかどうか、伍長は考えこんだ。
「黙っていてはわからないだろう。どうなのだ?」
本当は迷って黙っていたのだが、伍長はこくりとうなずいた。
「何も、考えていませんでした」
「非常にお前らしい答えだが、それは本当か? 誰かと会う予定でもあるんじゃな
いか? ――特に、そう、恋人とか……」
「いえ、本当に何もないんです」
少尉の目が一瞬輝いた。
「そうか! では仕方ない!!」
言葉とは裏腹な嬉しそうな口調だった。少尉は輝く笑顔で伍長にまくし立てる。
「曹長も子供に歌を教える以外は何もないと言っていたし、マーチスはやはり予定
なしと言っていた! オレルドは、まぁ、放っておくことに、なるのだが……。
仕方ない! 今年は3課でパーティーと洒落込もうではないか!」
伍長は突然の提案に目を丸くするが、断る理由が何もないと気付いた。
「それにな、伍長。東洋のどこかの国では1月1日にその年の本尊となる動物を決め、
1年丸ごとの長期に渡る祭りを行うらしいぞ。今年はイヌドシとか言う動物だった
そうだ!」
「イヌ、ドシ?」
聞きなれない言葉に伍長は繰り返す。イヌドシとはどんな動物なのだろう。それと
もイヌドシとは、おとぎ話の怪物なのだろうか。そう考える伍長には、イヌドシの
姿は予想もつかなかった。
「1年間ずっとお祭りをするんでしょうか?」
「それはわからぬ」
少尉は素直に首を振った。
「だがな。そのイヌドシには負けるかも知れぬが、わが帝國でも立派な祭りを出来
るのだと、見せつけてやろうではないか!」
どうやって見せるのか、というツッコミをする気にはなれなかった。
「よいか? そのためには、全員の協力が必要なのだぞ? と、特に、お前が抜けて
は意味がないのだぞ? わかっているか?」
「はぁ」
「では立て! 復唱せよ! 打倒、イヌドシ―!」
「サーイエッサー!」
「違う!」
立ち上がった伍長の頬がぱしんと鳴る。
勢いにたたらを踏んだ瞬間、伍長は襟首をぐいっと引かれた。
この細腕のどこにそんな力が隠されているのか――考えた瞬間、伍長は唇をふさがれた。
少尉のやわらかな唇が自分の唇とやさしく触れ合い、離れる。
一瞬のそれに目を見開き唇をおさえると、目の前の少尉は満足そうに微笑んだ。
「よいな。忘れるなよ」
少尉は足取りも軽く出て行く。
とても楽しそうな背中を見送り、ぽかんとする伍長の耳に、かさりと紙の音が届いた。
振り返ると、いつものように新聞の向こうから大尉がちらりと視線を投げていた。
大尉はまたすぐに新聞に隠れた。
ここには2人だけだと思い込んでいた伍長の顔が、赤く染まった。
_____________________
この中にひとり、(戦場の)お伽話の怪物がおる。
萌えた……!GJ!゚*。.。*゚゚*。(*゚∀゚*)。*゚゚*。.。*゚
打倒イヌドシ誓う少尉可愛いよ
イヌドシって何か考えてる伍長可愛いよ
あからさまに嬉しそうな少尉可愛いよ
なのにチューされるまで気付いていない伍長可愛いよ
終わるまで存在伏せてた大尉カコイイよ
取り敢えずイヌドシのご本尊は伍長みたいですよと二人に教えてあげたい
>>166 二人ののろけっぷりに大尉も出るに出られませんw
大尉に気がつかなかったらどこまで行ってたのやら
夕暮れの三課の執務室
珍しく皆、黙々と書類を片付けている
この場合『珍しく』は『黙々と』にかかる
二人の放つ緊張感につられ、私語一つ無く…
午前中は、いつもどうりだった
問題は、少尉が午後、倉庫にファイルを取りにいってから起こった
彼女はちょっと量があるからと、伍長を連れていったまま、お茶の時間になっても帰って来ない
見に行こうか等と話しているところに、二人が姿をあらわした
「どっ、どうしたんですか?アリスさん」
少尉の顔を見て、ステッキンは驚いた
少尉は、頬を腫らしていた
よく見ると、目にも涙の跡が…
170 :
よくある話:2006/12/13(水) 22:46:17 ID:bzstLVqU
「なんでもない、ちょっとぶつけて」
少尉は、妙にぎこちなく答えた
「お〜い、デカブツ
倉庫で隊長襲ったりしてないだろうなぁ〜」
オレルドが、からかいの声をあげる
「していない」
伍長はボソリと答えた
それだけだった
『?』
二人の態度に、皆が何か違和感を感じ戸惑うなか、彼は、抱えていたファイルを少尉の机に置くと、引き出しを開ける
「伍長、そこ少尉の机だよ」
「わっ、解ってる
薬を取るよう頼まれた」
マーチスの言葉に、伍長は一瞬うろたえたように見えたが、そのまま引き出しの中から、傷薬のビンを取り出した
171 :
よくある話:2006/12/13(水) 22:48:11 ID:bzstLVqU
少尉に近付き、自ら丁寧に薬を塗る
「あっ、ありがとうご…イタッ」
「傷にさわる。あまり話さないよう」
やや威圧するような響きは気のせいだろうか?
「さあ、仕事に戻…りましょう」
伍長は、自分の席に戻りながら言った
それから約2時間の間、お祭り部隊と呼ばれる三課の執務室は暗黒と化した
、伍長は猛烈な勢いで、書類を片付けていく
脇目も振らず
遠慮勝ちに問い掛けるマーチスにも、全く耳を貸さず
一方、少尉は自分の席に、ただ呆然と座り込んでいる
視点も定まらず
遠慮勝ちに尋ねるステッキンの声も、全く耳に入らず
172 :
よくある話:2006/12/13(水) 22:51:26 ID:bzstLVqU
雰囲気に耐え兼ねたオレルドが
「ちょっと、小用に…」
と、脱出を試みるが、
「すぐ、帰ってこいよ」
課長に阻止される
裏技に長けた古参情報大尉でも、この状況は嫌らしい
部下の退却を許さず、情報収集に切り替えさせる
平静を保っていられたのは、我関せずと居眠りを決め込んだ、マーキュリー号のみだった
永劫に続くかのような沈黙の時も、いつか流れ去る
パパパ、パパパ、パパパパァ〜♪
終業を告げるラッパが鳴り響いた
すかさず伍長が立ち上がる
「終業時間です、お先に失礼します」
挨拶を残して、素早く退室していった
173 :
よくある話:2006/12/13(水) 22:56:27 ID:bzstLVqU
「しっ、失礼します」
何時に似合わず、呟くような挨拶を残して、慌てて退室する少尉
まるで、親においていかれるのを恐れている子供のように
遠慮気味に、静かに閉じられたドアの向こうに、二人の姿が消えたの確認した三課の面々は、一斉に緊張を解き深い溜め息をついた
「いったい、どうしちゃったんですか?あの二人」
安堵感から半泣きで訴える曹長
「怪我している少尉も変ですが、伍長も明らかにいつもと違います」
マーチスも、課長に判断を委ねるように意見を述べる
バタン
「ボス、何か変だ」
オレルドが帰って来た
…口紅付きで
174 :
よくある話:2006/12/13(水) 22:59:29 ID:bzstLVqU
「オレルド、何処いってたんだよ」
「酷いですぅ、一人だけ逃げるなんて」
一斉に文句を垂れる同僚を無視して、課長に掴んだ情報を報告する
「三課の倉庫の中から、ドタバタ騒ぐ音、男の怒鳴り声、女の泣き声等が聞こえたと複数のソースから確認とれた
倉庫内に崩れた跡もあります
後、戻って来る時見たんだが、マルヴィン家の馬車に伍長が同乗してました」
オレルドが続ける
「単なる喧嘩っすかねぇ」
イマイチしっくり来ないといった表情を浮かべるオレルド
「まぁ、いいか」
課長が話を打ち切る
「後に残らにゃ痴話喧嘩ぐれえ」
なんか、過疎っていたので、途中だけど投下
妙にシリアスだけど、よくある『ネタ』話ですので、過度の期待はしないで下さい
なるほどGJ!
そのネタは確かに合っていますね!
わくわくクマクマ
続きも待ってるよ
ときにエロはちゃんとあるのかね?
しゃべり方に違和感が、と思ったら
そういうネタだったのか!GJ!!!
続きwktkで待ってる
こういうネタ大好きです!GJ!!
続きが気になり過ぎて眠れない!w
外は少尉、中は伍長って…
何その世界最強のヒロイン像www
トイレ……
この単語だけで色々妄想がw
いいねいいね。
wktkして待ってる。
>>179 どこをとっても男らしい伍長(中身少尉)というのもイイ。
なんていうか、正統派?w
あ、ネタ先越された・・・・・・
183 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:18:02 ID:Uh3bY+Q2
よくある話ではあった
『お話』としては、確かによくあると言ったほうが、わかりやすいか…
棚の上のファイルを取ろうとした少尉が、バランスを崩し転んだ
支えようとした伍長の頭と、少尉の頭がまともに鉢合わせ
ダブルノックダウン
目が覚めると、目の前に自分が…
所謂、入れ代わりという奴である
「どど、どうなってるんですかっ」
「うろたえるな」
余りにみっともなく動揺する、自分の姿に腹を立てビンタをかます
二メートル超の大男が、華奢な少女に…
一回転して、三メートル先の本棚に激突して止まる
「す、済まない、大丈夫か」
184 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:20:37 ID:Uh3bY+Q2
慌てて助け起こす
予想外の惨事がショック療法になったようで、少しだけ落ち着いた
「先ず確認するが、お前はランデル・オーランド伍長だな」
顔に大傷を持つ巨人が、尋ねる
「はい、でも俺が目の前に…」
怯え切った少女が、震えながら答えた
「私は、アリス・L・マルヴィン少尉だ」
やはり、私も伍長になっているのか…
状況は掴めたが、事態は何等変わりない
きっかけは、頭をぶつけた事しか考えられない
戻る為に、再度試みるが、何度かの徒労の末、伍長が根を上げた
「頭が持ちませんよ〜」
軟弱にも、泣き出したので中止する
185 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:23:43 ID:Uh3bY+Q2
今の、巨大な体格を持つ少尉には、痛くも痒くもない『伍長は、こんなに泣き虫だったか?』
えぐえぐと泣き声を上げ続ける少女の姿に、少し呆れる
いや、昔の私はこうだったな
父に、五才の頃から跡取りとして鍛えられた
まだ、貴族としての誇りなど解らない少女には、ただただ辛い日々だった
今はあの子が…
滅多に会う事すらできない弟を思い、母性本能が爆発した少尉は、目の前の少女を抱きしめてしまった
むろん、伍長にもこういう経験は少ない
当たり前だ
2メートルを遥かに超える巨体を、すっぽり抱けるサイズの人類は地上に存在しない
186 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:26:05 ID:Uh3bY+Q2
不安と混乱の真っ只中にいた伍長も、子供の頃、母に抱かれた感触を思い出し、安らぎに身を委ねた
互いを依り辺に、混乱から心を庇っていく
状況変化は、少尉の身体から起こった
膝の上に抱きしめている小さな存在
ひどく柔らかく、よい香りがしている
何だか、股の辺りがむずむずと突っ張っていく
ちょうど、その上辺りにある伍長の尻に当てると奇妙な感覚が…
痺れれるような、痺れが解けていくような、有り体にいって気持ち良い
「あっ、あの少尉…」
なぜか、首の後ろがむずむずし始め、正気に帰った伍長が、おずおずと声を掛ける
187 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:29:19 ID:Uh3bY+Q2
「なっ、なんだ伍長」
半分、夢の世界に飛んでいた少尉が、現実に戻ってきた
「そろそろ執務室に戻らないとまずいのでは」
確かに大分時間が経っている
「そうだな、伍長」
ちょっと考える
「とにかく、課の者には内緒にしておくぞ」
言ったところで、信じて貰えんだろうし…
「はあ…」
伍長も頼りなく頷く
「まあ、あまり話さないようにして、終業時間まで乗り切ろう」
…と、いう訳だった
何とか執務を終え、共に退出する
「取りあえず、伍長の家に行こう
私の家だと人目がありすぎるからな」
もっともな提案ではあったが…
188 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:31:50 ID:Uh3bY+Q2
「馬鹿者!あんなところに住む奴があるか」
ばれれば当然怒られる
近くの安宿に入った後も、少尉の説教は続いた
「体でも壊したらどうする!申請すれば…」
ここで少尉が気付いた
伍長の様子が変だ
顔面蒼白で、カタカタと震えている
「伍長、どうした?」
「い、いえ、別に」
明らかに、尋常でない様子に心配して、少尉は少し声を荒らげた
「どうしたのだ!申してみよ!」
顔を覗き込むように近付くビクッ
伍長は、急に飛びのき、床に倒れる
「大丈夫か?伍長」
少尉が、助けようと伸ばした手を
バシッ
目の前の少女は払いのけた
189 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:34:02 ID:Uh3bY+Q2
「「えっ」」
お互い、思いもしなかった行動に、動きが止まる
「すっ、すみません、少尉」
先に、フリーズから解けた伍長が謝る
「でも、どうしようもなく恐くなって…」
「恐く?」
少尉は首を傾げる
「自分がこんなに恐いとは知らなかった」
まあ、二メートル超の顔傷巨人に、目ぇむいて怒鳴られたら、そりゃ恐い
少尉は一瞬、唖然としたがクククッ
思わず笑い出す
「では、お説教はここまでにしよう
伍長、立てるか?」
へたりこんでいた伍長に、手を貸し立たせる
スイッ
異様に軽い
いや、こちらに力があるのか
試したくなった
190 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:36:57 ID:Uh3bY+Q2
「伍長、ちょっとすまない」
目の前の、小柄な少女を抱き上げる
「ひゃっ」
軽い
人間一人持ち上げてるとは思えない軽さだ
「ズルイなぁ伍長は
こんなに力持ちなのか」
浮かれて、ステップを踏みながら、くるくると振り回す
その時だった
「イタッ」
伍長が顔をしかめ、首筋に手を当てた
「どうした、伍長」
「はい、首が少し…」
そういえば、昼間この怪力で殴って…
「大丈夫か、見せてみろ」
伍長をベッドに下ろし、上着を脱がせる
「俺なら大丈夫です、このくらい…」
遠慮する伍長だが
「馬鹿者、それは私の体だぞ」
191 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:39:50 ID:Uh3bY+Q2
非常にややこしい
どちらにせよ、少尉に逆らえる筈も無い伍長は、大人しく診て貰うことに…
首を回したり、曲げたりすると、少し痛みがはしる所がある
「すまない、怪我をさせてしまったな」
落ち込む少尉に、慌てる伍長
「気にしないで下さい
えーと、ほらっ、元々少尉の体なんですし…」
何と言うか、これまたややこしい慰めである
少尉も思わず、笑い出してしまった
「ハハハッ、それもそうだな
では、自分で手当てしよう」
幸い、昼間使った薬を持ってきていた
「シャツを脱がすぞ」
「えっ」
頬を赤らめる少女に、大男の胸が高鳴る
192 :
よくある話:2006/12/15(金) 00:46:38 ID:Uh3bY+Q2
「てっ、照れるな、馬鹿者
そもそもそれは、私の体だ
伍長こそ目を潰れ」
「はっ、はい!」
伍長が素直にギュッと目を潰るのを確認
少尉は、気を取り直して、シャツを脱がした
雪のように白い肌があらわになる
肌から直に甘い体臭が香る肩越しにもはっきり見える、大きな膨らみ
『なっ、何を考えているのだ、私は』
再び、気を取り直して治療にあたる
薬を少女の細いうなじへ…ピトッ
冷たくぬめる薬をつけた、ごつく、やすりのように荒れた指で、敏感過ぎるうなじを撫でられたのだ
目を綴じて、闇の中待っていた伍長には刺激が強すぎた
今宵はここまで
次からエチに突入予定
なんか期待が大きすぎてプレッシャーがw
しかし皆さんにバレバレですな
うれしいやら悲しいやら
GJ!
読んでて不思議な気分になってくるw
少尉は自分見て興奮してレズ?とか……精神に体が影響してるとかw
続き待ってます!
これは定番の!
まさかこういう事だったとは
昔読んだ「俺があいつであいつが俺で」っていう本を思い出して懐かしくなった
自分とヤるってどういう気分なんだw
続きも楽しみにしてます!
なんてこった、寸止めかい(´・ω・`)
つっづっき! つっづっき!
ノックもなしに大きな音を立ててマルヴィン家の客間の扉が開く。
来客中だと言ったはずだ、そう疑問に思い振り向いたアリスや、ランデルの目に映った
のは、転がるように飛び込んで来る小さな子供だった。
黒髪で、たれ目で、父親によく似た男の子だった。
「姉上!アリス姉上!」
「アレン」
驚いて布張りの豪奢な椅子から腰を浮かすアリスに、アレンが抱きつく。反動で椅子に
戻るアリスの膝にアレンは椅子の手すりを掴みながら登った。
アリスはまだ着替えを済ましていないのか軍服のままだ。しかしそれが姉の魅力を引き
立てているようで嬉しく、アレンは気の済むまでアリスの胸に甘え、ひたいをこすりつけた。
姉はあたたかく、やわらかく、いい匂いがする。
それになんといっても、凛々しい人で、尊敬できる。
現在の次期継承者なのも当然。アレンはそう思っている。
「お久しぶりです姉上!」
「うむ。アレンも元気そうで何よりだ」
頭を撫でる手はあたたかい。
けれど、きっぱりとした声がアレンの頭上に降った。
「しかしだ、アレン。私はメイドに来客中だといっていた筈だが、お前は聞かなかったのか?」
「聞きました。けど足が勝手に走りだしてしまったんです。僕のせいではありません」
悪戯っぽく笑う弟をアリスはさらにたしなめる。
「カールに叱られるぞ」
「執事など怖くはありません」
「わかった。だがこれだけは聞け。客をないがしろにするな」
アリスはアレンをじっと見つめていた。
少し考えると、アレンは自分から膝を降りた。
アレンはもうひとつの椅子を振り向くと、かかとを合わせた。右手を胸の前で水平にし
て、軽く頭を下げる。
「失礼しました。我はアリス・L・マルヴィンが弟、アレン・マルヴィンと申します」
「ランデル・オーランドです」
アレンは顔をあげて驚いた。立ち上がった客の男は、自分の母や姉達、いや父よりも背が
高く、天をつんざくかと思うほど大きかった。シャンデリアの明かりが大男の頭で遮られ
暗くなり顔が見えない。
不吉な予感を感じ、アレンは一歩下がる。ぽん、と軽い感触がして振り向くと、アリスが
自分を見つめていた。
アレンはもう一度ランデルを見上げる。暗く見えない顔の一部が深青色に変わって自分を
見据えているようだった。
「オクさぬ、ならば……」
姉の言葉を真似て呟くと、勇気が出てくるようだった。
アレンは腰に手を当てる。
「貴様、膝をつけ」
鷹揚な言い方にアリスがたしなめるが、ランデルがしゃがみこんだのでそれは封じられた。
ようやく顔が見えて、アレンはほっと息をつく。思っていたよりはやさしそうな顔をして
いる男だったが、顔を横に走る大きな傷が気になる。
「それは戦ってできた傷か?」
問われ、ランデルは自分の顔を撫でた。
「これは――そうです。先の大戦で、作ってしまいました」
「そうか。ご苦労だったな。しかしだ、今は姉上と同じブタイなのだろう?カイキュウは何だ?」
「伍長です」
「そうか」
聞いてもどの程度の地位にいるのかアレンにはわからなかった。アレンはフン、と顔をそむける。
「しかしだ。姉上と同じブタイならば、いちいちそんな傷を作られていては困るな」
「アレン」
声をアレンは無視した。
「もっと、そう――姉上を守れるくらいの強さが欲しいものだ!」
言ってちらりとランデルを見ると、きょとんとした顔を晒していた。
『どうだ!』
アレンは胸を張った。これで自分にかなわないことがわかったらさっさと帰って貰いたい。
ところが、ランデルはアランの予想に反し、にっこりと微笑んだ。
「はい。お任せください」
しかもそればかりか、足を組みなおし片膝を床につけ、手を差し出してアレンの小さな手
をとった。
これではまるで、王族に忠誠を誓う騎士のようではないか。
「姉上ぇ」
困って膝に甘えると、アリスの手がアレンの髪を撫でた。
ランデルの唇が何か言いたげにうごめいたが、言葉は出なかった。
アリスは窓の外の闇を見る。
「……アレン、子供はもう寝る時間だ。帰りなさい」
驚き目を上げると、アリスはじっとアレンを見つめていた。
アレンは唇を引き結ぶと、アリスの膝から名残惜しそうに離れ、こぶしで目をぬぐってか
ら、礼をひとつして、退室した。
パタン、と静かな音を立てて扉が閉まるのを、ふたりは見つめた。
軽く息をつくアリスの背中にランデルが聞く。
「弟さんがいたなんて、知りませんでした」
「うむ。社交界でもお披露目はまだだしな……。今のところは、秘密なんだ」
翳りを帯びた答えに、ランデルは立ち入ってはいけないようなものを感じた。
恐らく、13貴族だからこそ、守らねばならないものもあるのだろう。
けれど、アリスの態度は、トンネル復旧工事で食料を盗んだ村の子供に対し見せた優しさ
の片鱗を思わせた。
優しさの根本はここにあったのだとランデルは理解した。
「少尉は、弟さんを好きなんですね……」
アリスはわずかにうなずいた。
「大事な弟だからな。当たり前だ」
自分で言いながら、嘘臭い、と思う。
もう少し時間が経てば、アリスは次期後継者としての資格を剥奪されるだろう。
そして時代が時代なら、左の護剣(マン・ゴーシュ)を守るため、それを体得するアリ
スの左手は落とされているだろう。
しかし、時代はそこまで古くない。
だがアレンが次期継承者となれば、「武人のアリス・L・マルヴィン」は不要となる。
その時、自分はどうするのか――。
「可愛い弟だ」
アリスは立ったまま椅子に座るランデルの肩に手を当てた。軽く振り向くランデルに気
付かず、アリスはわずかに苦く笑う。
「その時が来ても、私はきっと武人だ……」
パンプキン・シザーズで、平和を守る。仕事に従事する。そのつもりだ。
そして、できるなら、この男と共に。
不意に手を握られる。
振り向くと、男の瞳が優しげに自分を見つめていた。
「……ちょっと、甘えてしまったか?」
「いえ。頼っていいんですよ」
「すまぬ……」
アリスは握られた手を優しくほどくと、ランデルの頭を抱いた。背中をあたたかく抱き
返され、涙が出そうになるのを、アリスはこらえた。
「少尉。俺でよかったらいつでも甘えてください。そのために俺はいるんです。だから
――そう、さっきの弟さんみたく、膝に乗ったって、いいんですから」
「馬鹿者……」
突飛な発言にくすりと笑うと、なぜか余裕ができた。
体を離し、見下ろすと、ランデルはいつもの優しげな微笑みを浮かべていた。
「では、甘えさせていただこうか?」
微笑みが深くなり、大きな手が導く。
アリスはごく自然に、ランデルの膝に座った。ランデルもごく自然に、アリスの腰に手を
回してその体を支える。
やわらかくあたたかい。それは二人の共通の思いだった。
アリスはさらにそこに、懐かしさを覚えた。
「……おお、これは」
それは、まだ小さな頃、父や大祖父の膝と似ていた。
安堵し、信頼し、甘える。子供の特権のそれが、アリスに郷愁を呼び覚ました。
「すごいな」
背中をランデルの胸にあずけると、彼の笑みが深くなるのが振り返らなくともわかった。
それにさらに安堵し、瞳を閉じる。厚い軍服ごしに、ランデルの鼓動が感じられた。その
規則的なリズムは、安堵を通り越し、眠気すらも誘った。
このままこうしていたい。
けれど――。
男に再び右手を握られ、アリスは目を上げた。
『ああ、そうか』
優しい瞳に見つめられ、アリスは思う。これは私の男であって身内ではない、と。
アリスのやわらかなお尻が、ランデルの左腿だけに乗る。
背中を支えるランデルの腕にアリスは甘える。その瞳に、とろん、と熱さが加わった。
ゆっくりと唇が近付き、触れ合う。
このキスは気持ちがいい。やわらかく、あたたかく、満たされる。
しかし、今日ばかりは、そんななまぬるい温度ではなかった。
もっと深いところにある熱が、互いの唇を通して、呼び覚まされる。
胸の奥がときめき、その熱に抵抗できなくなる。
『熱い』
アリスはわずかに唇を離し、吐息をつく。それにすら温度を感じてしまいそうだった。
わずかに上がった唇をランデルが追う。また触れ合い――ランデルは思い切って唇を開き、
わずかに舌をのぞかせ、アリスの唇に触れた。
びくりとアリスの肩が震えた。ランデルの肩もまた、叩かれるかと萎縮する。
しかしアリスは何もしない。手をぎゅっと握ったまま、まるで自分の身をゆだねるかのよ
うに、頬をわずかにランデルの体に向けている。
『これは――』
ためらいながら、ランデルはまたアリスの唇に舌で触れた。またもぴくりと体が反応する。
手を握る力が強くなる。
『いいんですよね……?』
繋ぎあった右手に伝わる熱が、ゆだねた白く小さな体が、アリスの唇が。
その全てがランデルを誘惑する。
『少尉』
ランデルはたまらず唇に深く吸い付き、舌を差し込んだ。アリスの唇はとうに開き、ラン
デルの舌を容易に受け入れた。互いの舌がぬるりと絡む。
抱き合い、唇を交わし、舌を絡め――アリスは、熱くなった自身の体を、持て余す。
「ぅン」
普段のランデルの態度通りに、舌使いは優しい。あまり激しくなく、かといって臆するこ
ともなく、ただ深い愛情のみを伝える舌使いに、アリスは震えた。
やめないでほしい。
アリスは繋いだ手をほどくと、ランデルの首に抱きついた。
大きすぎる身長差に、ランデルはぐっと猫背になる。こんなときだけ、自分の巨体が恨めしくなる。
『少尉』
それに、力も強すぎる。ともすれば強く抱きすぎて痛い思いをさせてしまうかもしれない。
それを恐れる気持ちが大きい。だが欲望には勝てず、ランデルは、彼にしては、とても強
く唇を吸った。
「んん……!」
くぐもる苦情を無視し、つながりを深くする。
「ん……!」
細い背中がしなる。
しかし、首に絡まった手はほどけない。
そればかりか、アリスの手は逆にランデルの体を引き寄せる。深く唇を合わせ、積極的に
舌を絡ませ、戒めた後頭部を離そうともしない。
『少尉……』
触れたい。けれど婚約者がいる。ランデルは逡巡する。
溺れる予感を覚えながら、ランデルはアリスの背中に回した手を離した。
『少尉』
誘惑には逆らえず、ランデルはアリスの胸に触れた。
「ん」
まだ軽く触れただけだがアリスは敏感に反応した。
唇が離れ、見つめ合う。
熱く潤んだ瞳が、ランデルを見据えた。
「す、すみません」
「謝るな……」
アリスはランデルの手をとると、自分の胸に導いた。
ランデルの胸がざわめいた。どくどくと心臓が脈打ち、呼吸が困難になる。
手に伝わるやわらかさは間違いなくアリスの物で、例えようもない弾力と大きさがあふれていた。
「触れて欲しいんだ……」
顔を紅くして呟くように伝えるアリスの姿に、ランデルは我を失いそうになる。
触れただけで、こんなに、熱い。
優しくしなければと思えば思うほど、ランデルはためらい、その先に進めなかった。
「伍長……?」
不意にアリスが問う。見下ろすとアリスはどこか悲しそうな顔をしていた。
「こんなのは、嫌か?」
「あ……いえ、その……あの……」
意味のない呟きが漏れ、伍長は思わず手を離して頭をかいた。
嫌ではない。むしろ嬉しい。だからこそ、どこまでしていいかわからなくて、伍長はため
らう。それを勘違いさせたのが申し訳ない。
けれど本当にそうしていいのか、迷うランデルの手元で、不穏な気配がした。
「少尉、何を」
伍長の制止も聞かずアリスはコートの前を開く。自然と裾が落ち、制服に包まれた姿が現れた。
分厚いコート越しにではなく、アリスの体のラインが透けて見えるかのような薄い生地だ。
胸が微妙にくすんだ色味のシャツを押し上げる。ベルトできゅっと絞られたウェストが、
腰のなまめかしいラインが、ランデルの目を吸い寄せた。
見つめている間にもアリスはシャツのボタンをひとつずつ外していく。
「少尉、いけません」
「いいんだ」
決して美しいとは言えないシャツの向こうから、白い肌がのぞいた。一瞬手が止まり、軽く
息を吸うと、アリスはまたボタンを外した。
機能的でシンプルだが美しい刺繍を施した高価そうな下着が見えた。
「しょう……!」
胸部を隠すそれはしっかりとアリスの胸を支えている。美しく高い胸の秘密を目の当たりに
し、ランデルは頬を染めた。
「しょう、尉!」
アリスは首を振り、軽く襟を広げた。
「言っただろう? 触れて欲しいんだ。――お前だけに、な……」
襟の向こうで、白く輝く肌で出来たやわらかな胸の谷間が、ランデルを誘った。
ランデルは目をつむり、こらえる。
しかし欲望を乗せた息を吐き出すと、ランデルはもうひとつ、息をついた。
口腔に唾がたまり、飲み込む。その音がアリスに聞き取られても構わない。
「少尉」
ランデルがアリスの唇にではなく、頬にキスを落とした。
やはり嫌なのだろうか、そう勘違いしたアリスの首に、キスがもう一度落ちる。
「あ……!」
初めて受ける感覚にアリスは震えた。ぞくりと震え、近付いた男の腕を押し返そうとすると、
片手で抱きしめられ、アリスはまたさらに震える。幾度となく首筋にキスが落ち、唇が這う。
「は……ぁ……」
喘ぎ、アリスは目を見開く。自分の唇からこんなにいやらしい声が出るとは夢にも思わな
かったからだ。
ただキスをされている。それだけなのに。
ランデルはうわずる声で聞く。
「い……いいんですね……?」
「やめないでくれ……」
答えにランデルの頭が暴発しそなほど、熱くなった。
ちゅ、と音を立てて、唇が首筋から離れる。
シャツ越しだが、大きな片手が、アリスの胸に、わずかに触れた。
「あ――ん……」
恐れるように触れていた手のひらが、しっかりと、触れる。初めは体温を確かめるように。
そのうち、ぴくりと指先が動く。弾力を確かめるように、指の一本一本が乱打するように
うごめく。
アリスの耳元でランデルのわずかなため息が響いた。熱い吐息が耳にかかりアリスは肩を
すくませる。
自分の唇がアリスの耳に触れたことにランデルは気付いた。やわらかく冷たい耳朶を噛んでみる。
「あっ……」
喘ぎをこらえた声が、ランデルをさらに刺激した。腰の中心に血液が集まりはじめたのを
自覚しながら、試しに胸を揉んでみる。
「凄い……」
いつか聞いたような言葉がランデルの唇を割る。ランデルの頬は赤味が減り、目が期待に
大きく見開かれた。
もういちど、きゅっ、と胸を揉んでみる。
「凄い」
ランデルはこれほどにやわらかいものを知らなかった。アリスを見下ろすと、頬を上気さ
せながらも、彼女はうなずいた。
「続けて、いいぞ……」
アリスの白い指が、ランデルの頬を包む。自然に唇を交わし舌を絡め合うと、頭のどこかが
とろりと溶け、欲望に支配されそうになる。
ランデルの手に胸を揉みしだかれ、アリスは喘ぐ。声を我慢できない。聞かせたくないのに、
聞かせることになってしまい、アリスはそれにも酔った。
シャツから手が離れ、その中に手が入る。素肌に傷だらけの手のひらが這う。
「んっ!」
下着越しの感触はアリスに快楽をもたらした。わずかにしなる背中はランデルに支えられ
たまま。眉目が寄せられ、ひときわ高い嬌声が立つ。膝頭がきゅっと引き寄せ合い、腿が
くっつきあう。
ランデルの手に包まれたふくらみの中では、乳首がしっかりと存在を主張していた。下着
越しにその存在を知り、ランデルはまたも大きく息をつく。
「す……すごく、やわらかくて、気持ちいいです」
「私も、だっ……んっ……」
「少尉、座ってください」
言うが早いかランデルは素早く場所を変わりアリスを椅子に座らせ、自分はその足元に膝
をついた。はぁはぁと互いの荒い息遣いが、やはり互いを刺激し合う。
「少尉」
男の大きな手が近付き、たわわに実った胸に触れ、捧げ持つかのように持ち上げる。
白い胸にキスが落ちた。
「んっ!」
ランデルは夢中で白い胸にむしゃぶりついた。じかに触れたくて仕方なかった胸に顔を埋
め、白いレースと刺繍越しにキスを繰り返す。
「あぁ……」
快楽に震えながらアリスはランデルの頭を抱く。黒髪がやわらかい。
自分の胸を愛しそうに抱き、吸い付くランデルの姿に、アリスは切ないほどに満たされる。
これほどまでに求めてくれたのが、嬉しい。
下着越しにランデルが乳首を吸う。
「あん」
びくりと震えるアリスの瞳に、涙が浮かんだ。
うれしくて、気持ち良くて、涙が頬を伝う。
――その瞬間、首の後ろがむずむずした。
目を見開くアリスの胸では、噛み裂こうとランデルが舌でレースをすくい取っている。
「!」
振り向いたアリスの目に映ったのは、扉から身を半分乗り出して自分を泣きそうな目で
見ている弟だった。
自分の体は椅子の背もたれに隠され見えないはずだ。アリスはそう確信する。
しかし、とっさに言葉が出ないアリスに、震える声が言う。
「……大祖父様のおはなしを、聞かせてもらおうと思ったの……」
怒られると思っているのか、アレンは大きな目に涙をいっぱいに浮かべている。
「アレン」
声にランデルは顔をあげ、慌ててアリスのシャツを引いて胸を隠す。
アリスの体は見えないが、ランデルがアリスの膝にいたことは間違いないとアレンは気付いた。
そして、アリスの頬に残る涙のひとすじ。それに気付いたアレンは、肩を怒らせた。
「……姉上の、お膝に……姉上……。姉上、を……!」
ぐっと歯を食いしばるが、アレンは自分を止められなかった。
「この、おおばかもの!」
アレンは客間に飛び込むと小さなこぶしでランデルをぽかぽかと殴った。
アリスは衣服を整えながらアレンの背中を見る。幸いにもこの状況を見られていない。
「ばかもの!ばかもの!ばかもの!」
「痛、ちょ、アレンさん」
「何がまかせろだ!姉上を泣かせて!この、ばかもの!ばかもの!ばかもの!」
顔を真っ赤にして殴るアレンのこぶしは本当はそんなに痛くない。けれどランデルは困惑し、
逃げ惑った。それを追ってまだ殴るアレンの顔は涙と鼻水でぐちょぐちょだ。
「アレン、落ち着け!」
「姉上を!この!」
背中に聞いた姉の言葉をアレンは聞かない。そればかりか自分の左手を掴み、同時に手袋を
していなかったことに気付いた。これでは決闘を申し込めない。
「おおばかもの!」
渾身の力を込めて殴りかかる。と、その手がすかっと空を切った。背中に手がかかり、服を
しっかりと掴まれると、アレンの体がふわりと宙に浮いた。アレンはランデルと同じ目の高
さになり、高さに怯える。
「こっ、このばかもの!下ろせ!下ろすのだ!」
アレンは困惑するランデルを睨みつけ、しばらく手足をじたばたとさせていたが、そのうち
疲れて泣き出してしまった。
「姉上!姉上!姉う……うぇぇん……」
「アレン」
服を直したアリスがアレンに手を伸ばす。
「すまぬ、伍長、下ろしてくれ」
「はい」
「あねうえぇ……」
泣きべそをかきながら、アレンはアリスの胸に抱かれる。
アリスはアレンの髪を撫でた。
「もう泣くな。私とて泣いていたわけではない。め、目に、ゴミが入って、痛かっただけだ」
聞いているのかいないのか、アレンはアリスの肩にひたいをこすりつけるばかりだ。
アリスは軽く息をつく。
「伍長。すまないが、『会議』は、また今度……」
ランデルはうなずく。
「慰めてあげてください」
「うむ。お前は街まで馬車で送らせるから。す――すまない」
「いえ……」
ランデルはすっと身をかがめると、アレンと同じ目の高さになった。
「あの、アレンさん、すみませんでし――」
言いかけたランデルの頬に、アレンの平手が、飛んだ。
両親はアレンの言葉を信じなかったようだ。
「仮に、アリスが部下と口論したとしても、泣くはずが無かろう」
「でもあなた。アリスはやはり女の子ですし、早めに軍を辞めさせて、
結婚を早めた方がよろしいのではなくて?」
嫁いだ姉はわずかに視線を逸らせて笑った。
「アレンちゃんたら。婚約者様もいらっしゃるのに、アリスちゃんがそんな不貞を働くはずが
無いでしょう?」
唯一信じたと言えるのは、もう一人の姉だった。
「姉上。僕はあの男を許せません!泣かせるなんてひどすぎます!」
「わかったわ。わかったから――まず、裏をとらなきゃね」
弟の必死な叫びに、エリスは腕を組んだ。
__________________________________
「アリス姉上」を書きたかった。武人を軍人と直しそびれて後悔している。
アレンの性格は知らぬが素直な方を希望。ではまた今度。
エリスお姉さまの企みが怖い
GJ!
おととが可愛い
タイトルみて、伍長が五才児にやられるのかと思ったのは内緒だ
早く本編でもおとと出ないかなぁ
>五才児にやられるのかと思った
同じくwww
漏れも漏れもwwww
伍長は受けに関してはブランバルド大佐以上だからな。
大佐も本当なら、夜の営みにおいて標準以上の剛の者なんだろうな。
ただ相手が悪かっただけで・・・相対的に弱者に見えるだけで・・・
ソリスはいかにもってほど凄いテクニシャンそう
六巻のあのページの続きネタという事で、ソリスと大佐のエロができそう
あの大佐に戦う前から負けを悟らせるとは… 果たしてどんな濃厚なプレイなんだか。
射精寸前の状態でじらし攻め1時間とか、騎乗位で前立腺をいじりながら強制射精とかが
標準スキルというのは軽く想像できるが…
しかしだんだん少尉がヒロインっぽくなってる気がする。
いや、俺はそれも好きだけどね。
何が言いたいかというと、6巻の少尉のおっぱいとお尻は最高だということだ。
215 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:18:10 ID:HcIcjz8b
「アアンッ!」
伍長は、凄まじい色気を含んだ喘ぎ声を、漏らしてしまった
「みっ、妙な声をだすな」「すっ、すみません」
お互い、やましいこころを隠して、治療を続ける
薬を塗って、後はマッサージだ
「ンッ、クンッ…」
声を漏らすまいと、耐える伍長だが、かえって悩ましい
少尉も、いつしか淫声を絞り出すのが、目的になっていた
うなじ、耳元、首筋、鎖骨の窪み、脇の下、二の腕など、時には強く、時には微かに触れる
まるで、楽器を奏でるかのように…
「少尉!」
たまり兼ねた伍長が、意を決して飛びのく
「どうした、伍長」
216 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:20:01 ID:HcIcjz8b
どうしたもこうしたもないもんだが、まさか
『セクハラは止めて下さい』
と、言う訳にもいかず、伍長は、ついイランことを口にしてしまった
「オシッコしたいです」
言ってみて後悔したが、確かに下半身がムズムズしていた
「そうか、では」
半分、頭が飛んでいる少尉は、すぐに要求を叶えてくれた
「こんなの嫌です〜」
ズボンもパンツも脱がされて、幼児のように、膝裏にを押さえて抱えられる
必死で抵抗したが、全く相手にならない
自分のバカ力をカウプランに呪った
「嫁入り前の体だ
他のものに見せる訳にはいかんであろう」
217 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:22:10 ID:HcIcjz8b
ぬけぬけと少尉は口にする
「例え、伍長といえど見て良いものではない
故に、私が世話する」
理屈と膏薬はどこにでもくっつく
大義名分を得た、少尉の暴走は続く
「さあ、早くしろ
それとも伍長は、私が病気になってもよいのか?」
自分の体を盾に脅迫する
あほらしいと言えば、これ以上あほらしい行為もないが、伍長には逆らえない
催眠術にかかったかのように、体の力を抜いてしまった
ショ〜〜〜
排泄する少女の姿を見て、少尉の興奮は最高潮に達した
冷静に考えれば、毎日見ている光景だが、伍長に強制したことが支配欲を刺激した
218 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:24:16 ID:HcIcjz8b
「おや、目を開けているな、伍長」
少尉は、目敏く見つける
「あ、ああ…」
あまりの恥ずかしさによるショックで、口も聞けない伍長
まがりなりにも、最前線で兵隊をやっていた身にとって、人前で排泄することなど、どうということもないはずだった
しかし、少尉に脱がされて、少尉に抱えられ、少尉に促され、少尉の見てる前でしてしまった
少尉にさせてしまい、それを見てしまった
見入ってしまったのを、少尉に見られた
恥辱や罪悪感等の感情が爆発し、伍長を、自分がどうなっているのか、わからないほどの混乱に陥れた
「困ったことだ」
219 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:26:31 ID:HcIcjz8b
「こんなところを見られては、私は、嫁に行けなくなってしまうではないか」
少尉は言った
「どうする?私は、一生一人きりで生きねばならないのかな」
からかうように、だが、どこか促すように熱を込めて…
「おっ、俺が!俺が責任をとります」
熱に浮かされたように、伍長は叫んだ
いつもなら、決して口に出来なかっただろう
少尉の体が勇気をくれたのか…
「そうか、責任をとってくれるか」
「はい」
「伍長は私を嫁にしてくれるのだな」
「は、はい」
「ならば私は伍長のものだな」
「は…」
「私の身体も伍長の身体のものだ」
220 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:27:56 ID:HcIcjz8b
ベッドに運び、少女を俯せに押し倒す
「伍長のせいだ」
私を狂わせたのは
今の、伍長である少女の身体であり、伍長のものであった男の身体
双方で私を狂わせた
もう遠慮は出来ない
「少尉、なにを…」
後ろから押さえ込む
「今から私を嫁にする」
「えっ…」
振り向け無いように頭を押さえ付け、首筋に唇を這わせる
「ひゃうっ」
先程の愛撫の名残か、伍長は直ぐに声をあげた
『苦い』
舌先を這わせると、薬の強い苦味がした
虚言を使った罰か
寧ろ、好ましい心地で、味わい続けた
「止めて…、下さぃ、少尉ぃ…」
伍長が懇願する
221 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:29:40 ID:HcIcjz8b
「嘘だな」
少尉は切り捨てる
「私はいつも伍長に、こうされることを願っていたよ」
大きな手を、シーツの隙間に押し込み、身体に潰されている乳房を掴む
がさつく掌で押さえ、人差し指と親指で乳首を転がす
「身体が熱くて、眠れない夜、」
細い腰に手を廻し、抱きしめながら、脇腹に指を這わせる
「こうして、浅ましく身体を慰めていた」
股を割り開き、テントのように膨らんだ、股間を、少女の股間に擦りつける
少女は、激しい責めに、ただ喘ぐだけだ
「お前のせいだぞ」
少尉は耳元に囁く
「こんなに、嫌らしい身体になったのは」
222 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:31:35 ID:HcIcjz8b
「俺の…せい…」
うなされるように、伍長は応えた
「そうだ、お前が何時までも抱いてくれないから、」
腰を抱いていた手を滑らせて、股間を指でまさぐる
「アアアッ」
「こんなにも、苦しんでいたのだ」
クチャクチャと水っぽい音が響く
指を、タップリと湿らせるほど、蜜が溢れていた
「苦しいだろう」
膨れ上がった淫核を摘み、強く揉み上げる
「ヒイッ」
「苦しかったのだ」
ズボンの前を開き、巨大な淫茎を引きずり出す
「責任、とってもらうぞ」
夢うつつの少女を、正面から抱きしめた
「私はお前のものだ」
一気に貫く
223 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:33:33 ID:HcIcjz8b
身体を二つに裂くような、激痛が走った
もとより、規格外のサイズが、初めての華奢な少女に納められたのだ
尋常では耐え得る筈も無い苦痛を、歓喜が凌駕していた
この痛みを、この傷を、この印を、遂に、与えられたのだ
この幸福は、誰にも譲らない
たとえ、伍長にも…
激痛の中、少尉は静かに涙を流した
伍長は、少女を組み敷いている自分に気がついた
「…っ!」
グロテスクなまでに巨大な淫茎で、裸の少女を犯し、血まみれにしている自分に…
涙を流す少女の顔が、認識出来ない
そんなはずはない
自分が、全て捧げると誓った人だ
224 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:35:42 ID:HcIcjz8b
ソンナハズ…
呆然とする伍長の下から伸びた手が、胸倉を掴み引き寄せた
そのまま、胸元を引き裂き、何かを抜き取る
ドア・ノッカー
対戦車用の巨大拳銃
少尉の細い腕に握られた凶銃は、伍長の頭にポイントした
「ここまで私にやらせたのだ」
次の行動次第では…
すみませんでも、大丈夫ですかでも、許されない
少尉の意志を感じて、初めて伍長は、心の枷を外した
何も言わなかった
口を、言葉を発する以外の意志表示に使う
初めて与えられた唇に酔いしれながら、少尉は銃を下ろす
「呆れたやつだ
ここまでしないと解ってくれないとは…
225 :
よくある話:2006/12/17(日) 11:38:31 ID:HcIcjz8b
心も身体も交じり合わせた、不思議な夜を過ごし、二人きりで迎えた朝
お互い自分の身体を確認し直す
少尉は華奢な少女だったし、伍長は傷だらけの大男だった
正直、どのあたりから戻っていたのかはっきりしない
自分がとったとは思えない行動もあったし、記憶自体、定かではない
「まあ、良い」
少尉はキッパリと言う
「一番大事な事以外、必要無い」
すっかり割り切った前向きな笑顔を見せた
「はい、少尉」
昨日より、さらに大事になった少女を見つめながら、伍長は明るく応えた
終
…うはっ…GJすぎてどうして良いかわかんないよ〜orz
いい話ダー
(ノД`)゚
こんなに素敵なお話になるとは!
超GJとしか言えない自分が嫌になる。
よくある話と題うっておきながら…超いい話なんですけど。
エロさも申し分なしだ。GJGJGJ。
GJ!ご馳走様です。
ええ話やぁ。
このスレ、GJな作品ばっかだな。すげえ・・・
立った頃は過疎るかと危惧したが。職人たちにに感謝。
GJ!
少尉の乙女分にきゅんきゅんきたよ!!
まさによくあるネタだけどこういう心理描写だとすげえ萌える……
エロがエロい上に切ねえ
>>231同意
職人さんありがとう!ここのSSが日々の糧です
233 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:44:47 ID:lWjJw4FW
>>225 イカすナオンじゃねーか‥‥
オレッチも混ぜな!
ヒクヒク
234 :
19話より:2006/12/18(月) 23:43:25 ID:gVi/9aZM
「まったくおまえというやつは!」
郵便横領事件の解決がみえたと同時に倒れるとはなにごとか。今回は大怪我もしなかったのに、
「腹を壊すなど自己管理がなっとらん! 拾い食いでもしたというのか」
そんなに生活に困っているのなら何故相談しないのだ、そんなに私は頼りないか?
詰め寄る少尉の剣幕に、伍長は一生懸命毛布を顔の上まで引き上げて隠れようとするが、巨体すぎて足先がどんどんはみだしていく。頭隠してなんとやら。
少尉はため息をつき、
「…あまり心配させないでくれ」
困ったように微笑んだ。
その優しい笑顔に、伍長はみとれる。肩で切り揃えた金色の髪に、この世の祝福すべてが宿って光輝いているようだった。
どうした、と無言の部下を覗きこみ、叱責に顔を赤らめているのに満足して、少尉はベッドサイドのテーブルから皿とスプーンをとりあげた。
「味気ない病院食だがな」
せめて食べさせてやろう…その申し出は魅力的すぎて、伍長は鶯の親に餌をねだるカッコウの雛のように、素直に口をあけた。
たまには生の芽付きじゃがいもをかじるのもいいかもしれない、と幸福を噛み締める伍長の口に、煮えたぎった粥がスプーンごと押し込まれたのは、次の瞬間だった。
235 :
19話より:2006/12/18(月) 23:46:23 ID:gVi/9aZM
せめて芋の芽は取れ伍長、な小ネタでした。
次の瞬間、伍長の口内を火傷
詫びるべく、自らの口で伍長の口内を消毒する少尉でアル
>>234 「あーん」キター!
母鳥と雛みたいな二人可愛い!
スプーン突っ込む少尉可愛い!
ラブラブで良いですねー、GJ!!
この後舌を火傷した伍長に「冷やしてやろう」とかいってちゅーする二人の図を受信したよ
誰かアニメスレに誤爆しなかったか?
弟vs伍長、よくある話、19話より、続けて超GJ!!
ここの職人さん達凄いなー。
口内消毒少尉か…。
粥を押し込んだ次の瞬間硬直し、背を丸めて口を抑える伍長。
涙目になり震えながらも、熱さに耐えて粥を飲み込み息をついた。
「す、すまん、大丈夫か!?」
伍長の様子にぽかんとしていた少尉が、慌てて顔を近付けてきて、思わず身を引く伍長だったが、
「こら、見せてみろ」
と、存外に優しい口調で命令され、頬をそっと柔らかい両の掌で包まれ、動きを止めた。
言われるがままに口を開け、少尉に口内の状態を見られながら、伍長の視線は上へ。
顔が近すぎて落ち着かない。
正視出来ないし、顔は熱くなってくるし、このままなのは大変ヤバイ。
口内に痛みはあるが、大した事は無い。
少尉へ内心の動揺を抑えながら大丈夫だと伝え様とするが、行動が遅かったらしく。
「…赤くなっているな。仕方無い。私の責任だからな。…冷やしてやる」
「へっ?…んっ」
ぬるりと、口内が柔らかいものに撫でられた。
視線を下にやれば、上目にこちらを見上げる少尉の顔が見える。
その頬が赤らんでいるのは、目の錯覚だろうか?
こんな感じか!!
…すいません人様のネタをorz
240 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 04:55:35 ID:2O5n9YJE
もうみんな GJ!
俺も書いてみようかな・・・・・・
241 :
19話より:2006/12/19(火) 07:39:31 ID:fajSpVIm
おお、起きたら駄文に見事な落ちがついてるw
239さんありがとう! GJです、うわリレーSSはじめてだ、嬉しいー!
242 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/19(火) 18:04:26 ID:2O5n9YJE
初めて書いてみます。初めてなので、面白くないかもorz
伍長×小尉医務室ネタ
何時もの日常
三課の皆さんは食堂で昼飯を喰っていました。
いつもはラーンの奴が絡んでくるのが、今日は絡んできません。
「ラーンの奴ら変じゃないか?」
オレルドが気付いた。
「そう?飽きたんじゃない?気にし過ぎだよオレルド」
マーチスがめんどくさそうに答えた瞬間
伍長がいきなり腹を抱えて倒れ込んだ。「おい!!デカブツ!!」
「大丈夫か?伍長!!」
小尉とオレルドが声を掛けても伍長は苦しむだけ。
「担架持ってきてください!!」
マーチスが周りに言うと周りの皆が気づき、場が騒然となる。
オレルドがラーンの方を見ると他の仲間と一緒に笑っていた。
オレルドの怒りが頂点に達し、ラーンの胸倉を掴み、壁に追い込んだ。
「お前、デカブツに何をした!!」
「何のこと言ってるんだい?僕は何もしてないよ。それより君の部下を心配したら?」
ラーンは得意気に言った。
「クソっ」
オレルドはそう吐き捨てると伍長の方に走っていった。
その後
医務室
伍長が起き上がるとそこにはカンカンに怒っている小尉。
もしや・・・・・・
伍長の予想どうりに平手打ちが跳んできました。
今までより強烈な平手打ちに伍長がノックアウト。
また伍長が起き上がると、小尉が涙目になっていました。
取り敢えず一休み。まだエロに入ってない・・・・・・orz
つーか前置き長いorz
本当スイマセンorz
おお!SS書いてくれる人が増えた!嬉しい!
続きを全裸で待ってます!
244 :
53:2006/12/19(火) 20:25:19 ID:EZkXX9KO
遅くなってすいませんでした。
今から
>>53 >>119の続きを投下します。
それでは伍長×少尉です。
+++++++++++++++++++++
今日の俺を少尉のお姉さんが見ていたらまちがいなく蹴り飛ばされるであろう。
そんな風に思えるほど今日一日のパトロールと称したデートは充実したものでした。
あのサラダの時には参りましたが…少尉鈍感すぎます…。
そういえばあれってオレルド准尉が出した課題の「キスをする」に当てはまるのでは…?
提案してくれたのは准尉だし、そこまで配慮した上でのことだったのかなぁ?
そんなことを考えて空を見上げながら歩いていると、下の方から声が聞こえてくる。
「おい、伍長聞いているのか」
「はい!少尉!なんでしょうか?」
慌てて返事をして目線を下げると若干怒り気味の上司の顔が見えた。
「もう時間が遅いので帰ろうとさっき言ったではないか!」
「そう…でしたね!それじゃあ三課に帰りましょう!」
ふん、という態度でそのまま歩を進める少尉
参ったな…また怒らせてしまったみたいだ。
これじゃあオレルドさんとの約束が守れないじゃないか…
でもそれなら守れないほうが…
と前から本日三度目になる人物が
「これはこれは少尉にデカブツ奇遇ですなぁ〜」
そこにいたのはやはりオレルド准尉でした。違うところは私服姿になっていることぐらい。
このタイミングは計っていたのでは…?
「オレルド!もう仕事は終わったのか?」
少尉の言葉からはサボったのではという意味で聞いたように思えました。
「何言ってるんですか、ちゃんと終わらせてきましたよ少尉達はこれからお帰りで?」
「あぁそうだが」
「ならもう他の三課の連中は帰ってしまったので、鍵は事務室でもらってくださいな」
「わかった…だが今日は皆帰りが早いのだな。何かあったのか?」
「い〜え?別に何もありませんでしたが?」
そういって俺に目配せをする。
まさか…これって…?
「それでは!それとロッカーは閉まっているので服は机の上に置いておきましたからー」
「すまないなオレルドー!明日は遅刻するなよー!…とそれでは伍長帰ろうか」
「はい…」
准尉のおかげでさっきまでの険悪ムードがなくなったようだ。
情けない…最後まで准尉に頼りっぱなしだな俺…でもだからこそそれに応えないといけない
俺は気を引き締めて少尉の後をついていった
断られるだろうけど…でも自分から行動を起こさないと…!
俺たちは陸軍についた。
事務室から鍵を借り、三課に向かう
確かに三課には人の気配が無く暗闇になっていた。
俺は明かりを点けるとドアを閉めた。
少尉は自分の机から服を取ると俺の方に向かってくる。
チャンスは今しかないんだ…!
「伍長も服をとってかえろ――」
「少尉話があります」
少尉の言葉を遮って俺は言った。
俺の態度が伝わったのか少尉の顔がまじめになる
「なんだ伍長」
ごくり、と唾を飲み込んでから俺は話し始めた。
「俺…今日一日楽しかったです…仕事だってわかっていたけれど少尉と二人で街を歩いたこととかが」
「そうか…」
俺は独り言のように呟いていた。
自分の気持ちがまとまらなくて上手く言葉に出せない。
「三課に入ってから…少尉の背中をずっと見てました。自分より小さいのに頼ってしまう不思議な背中を」
「それは嬉しいな…」
「今の俺は少尉がなくては無かったんだと思います…情けないですよね…俺」
「…」
声が涙声になっていく。
おかしいな…こんなこと言うはずじゃなかったのに…気持ちが溢れ出してくるみたいだ…
まともに少尉の顔が見れないや…
「それで俺気づいたんです…絶対に無理ってわかっているのに…俺なんかがなっちゃいけないってわかっているのに」
「…何をだ伍長」
少尉はずっと俯いている
怖い…言葉を続けるのがこんなに怖いなんて…戦車に立ち向かうよりも怖いなんて…
それでも言わないといけない気がするんだ…
「俺…少尉のこと好きです…」
「…」
沈黙が痛い
改めて思い知らされた。
そうだ、少尉はこんなこと望んじゃいないんだ…
俺…何も変わっていないじゃないか…
自分のことだけ考えて…相手の都合なんて二の次で…
自分がほとほと嫌になってくる。
するとその沈黙を破って少尉が話しかけてきた。
「伍長、お前に二、三質問したいことがある」
急に話し出した少尉に俺は戸惑ったが袖で涙を拭き背筋を伸ばして返事をする。
「…なんでしょうか」
「お前のその気持ちは誰かによって作られたものか?」
目をつぶって自分の記憶を引きずり出してみる。
そういえば今日一日は准尉の命令で動いていたことだった。
でもそんなことは途中から忘れていたな…。
「いいえ…俺自身の気持ちです」
「…お前が好きなのはパンプキンシザーズの少尉か?」
いつも戦陣を切って俺の道しるべになってくれる少尉
でもそれは好意とは違う 憧れを抱くというのだろうか
「いいえ…俺はアリス・レイ・マルヴィンその人が好きです」
「屈んで私に顔を見せてくれ」
おずおずと膝たちになって少尉と同じぐらいの高さになるように調節する。
そこには真剣なまなざしの少尉がいた。
俺は言われたとおり少尉の方を向く。
目が赤く充血しているのではないかと思ったが相手は気にしていないようだ
しばらく俺の目を見ていた少尉はふっと笑い出した。
「全く…お前の目を見ると嘘を一つも言っていないことがわかるから困る」
「…はぁ」
どうして笑い出したのかわからない
俺…おかしなこといったかな…?
「私には婚約者がいるというのにこんなに切実に語られてどうしろというのだ」
「え…ああ!その…すいません…」
そうだった…少尉には婚約者がいるんだったっけ…
どんな人なんだろう…やっぱりかっこよくて少尉と釣り合う男なんだろうな…
「だがお前の気持ちはしっかりと届いたぞ」
そういうと少尉はおもむろに
俺にキスをした
最初何をされたかわからなかったが口に当たる感触でみるみる自分が赤くなっていくのがわかる。
俺はすぐさま離れようとしたが少尉が抱きつくように俺に手を回しているため乱暴ができず、ただ固まっているだけだった
そうしていると少尉がの舌が俺の方に入ってくきた。
俺は自然と自分のを絡ませる
キスなんてろくにしたことがなかった俺にはとても官能的だった。
その間息をしていなかった俺は少尉が離れると息を勢いよく吸い込んだ
と同時に今起きたことに対して疑問をぶつけた。
「いきなり何をするんですか少尉!」
「なにって…キスだが?」
そういうことを聞いているんじゃなくて…!
「どうしてしたかを聞いているんです!なんで俺なんかに!」
「自分を必要以上に卑下する必要はないぞ。それに」
少尉が俺に歩み寄ってくる
「お前も乗り気じゃないか」
そういって俺を押し倒すようにして再度口付けをする。
不意打ちであったために俺は抵抗する暇なく倒されてしまう。
『また舌がくる』そう思って身構えていると、一向に来る気配がないまま硬直している。
少尉を見てみるとこっちを見ているだけで何もしてこない。
俺はおそるおそる少尉の反応をうかがいながら舌の先を少尉の口に入れてみる。
何もしてこない
更に少し舌を進入させてみる。少尉の舌が当たったのを感じた。
だけど何もしてこない
歯痒くなった俺は一気に舌を突っ込んで少尉の舌と絡ませた。
すると少尉がニヤっと笑ったかと思うとさっきよりも激しい舌使いで俺を翻弄してくる。
俺…少尉にはめられたんだ…
そう思ったときには既に遅かったようだ。
こうなってしまっては後戻りはできない
俺は少尉の体を包み込むようにして抱きしめた。
一瞬少尉の体が離れそうになったがすぐに力を抜いてくれた。
「少尉…本当におれなんかで――」
「伍長次言ったら処罰ものだぞ」
そういって優しく俺の髪の毛を撫でてくれる。
俺…多分一生少尉には逆らえないんだな…でも
「わかりました少尉…ただ…」
「なんだ?」
少尉は優しく笑いながら俺を見る。
その笑顔に全てを任せたくなるがそれじゃあだめなんだ。
「俺がリードしますから」
好きという形を表すための精一杯の行動
実際リードすることなんて初めてだからできないかもしれない。
それでもこの気持ちを少尉にわかってほしいから。
少尉は予想外だったらしくきょとんとした顔になったが、気持ちを汲み取ってくれたらしい
「わかった。お前にすべてを捧げよう」
その言葉でまた涙が出そうになったが、なんとかこらえて一度体を起こした。
自分がリードするといったのだから下にいてはおかしいだろう。
そう思い少尉を一旦持ち上げ床に降ろし体位が逆になるようにした。
その間少尉は体の力を抜いて俺に体を預けてくれた。
俺は少尉の言葉の本気さを理解した。
「それじゃあ…いきますよ少尉?」
「ああ…いいぞ」
俺は脱がせるためにおそるおそる軍服に手をかける。
手が震えてしまってなかなか思うようにいかない。
不安になって少尉の顔を見てみると無言で励ましてくれているように見えた
それがわかると不思議と手の震えは止まってくれた。
上半身をはだけさせると純白の肌に目が眩みそうになる。
俺はおそるおそる乳房を触ってみた
ビクンと小尉の体が跳ねたのがわかった。
俺は慌てて手を引っ込めようとしたが小尉の手が伸びて離れさせないようにする。
それに素直に従うことにした。
俺は滑らせるようにして小尉の乳房を触ってみた。
無骨な手から来る感触がくすぐったいらしく身をよじらせている。
そうしていると段々乳首が固くなってくるのがわかり、感じてくれていることに少し安心した。
小尉を見てみると上気した顔で必死に声を抑えていた。
そんな小尉を見てあらわれもない声を聞いてみたいと思う俺は変態なのだろうか。
我慢できなくなった俺は下半身も脱がそうとする。
さっきまでの遠慮してた俺はどこにいったんだろうか。
自分でそう思うほど雑な扱い方。
一秒でも早く全てみたくて服を脱がす。
一秒でも早く声が聞きたくて手を動かす。
その間小尉はずっと俺の方を見ていた気がした。
その視線が俺へ辛辣な言葉で訴えているように思えた。
小尉ごめんなさい、俺ってこんな汚いやつなんです。
心の中で何度も謝る。
でも今だけは…
そうして俺は小尉の服を全て剥ぎ取った。
生まれたばかりと変わらないその姿を見て急に頭が冷え、顔が熱くなっていくのがわかる。
俺はとっさに手で顔を隠す動作をする。
指の隙間から観察していると厭らしいところばかり見てしまう自分がいてさらに顔が赤くなってしまう。
俺ってむっつりスケベなんだな…
そんなことを考えてはぁっとため息をついているとその原因がしゃべりだす。
「このまま放置されるのは少し恥ずかしいのだが…お前の趣味か?」
わ…忘れてた!
「す、すみません小尉!その…さっきは乱暴にしてすいませんでした…」
「別に気にするなそれだけお前が私に夢中になってくれたということなんだろ」
ええそれはもう
その声で目覚めると気合いを入れ直し、もうびびらないと心で誓い再度手を伸ばす。
俺は性器に指をいれてみた。
そこはすごく濡れていて動かすたびにクチュクチュと卑猥な音をかもしだす。
「…っあ!伍長…っ!」
小尉の艶めかしい声が俺の頭を刺激する。
よかったこんな不器用な愛撫でも感じてくれているんだ…。
俺はそろそろ自分の理性の限界を感じていた。
「小尉…俺もう我慢できないのですが」
こんな時まで了解をとろうとする俺。うん、律儀
「うむ…お前の気持ち受け止めてやろう…!」
その言葉に推されて慌てて服を脱ぎはじめる。
小尉だけ裸で俺だけ服着てるなんておかしいよなぁ…。
今更ながら後悔をする。
手早く脱ぐと残りはパンツだけになった。
見てわかるほど盛り上がってる先端近くは先走り汁でしみができていた。
さっさと脱げばいいものを小尉を意識してしまって脱ぐことをはばかってしまう。
でも小尉はずっと裸を見せてくれていたんだ…それを考えれば俺なんて…!この馬鹿野郎…!
意を決してグイッとパンツを降ろす。
なんだか少尉に見せ付ける感じになってしまったのに気づくのはしばらく後のことだったのだが
俺のソレは今までにないほどの我慢汁を出していやらしく光っていた。
その大きさに大体の人が驚くだろう。
しかし小尉は違っていた。
「それが伍長のか…私を見て興奮してくれたのだな…」
嬉しそうに言う小尉を見て意識を失いそうになる。
それを必死に堪えて俺はいそいそと小尉の下半身に移動する。
さっきので充分ほぐれているはずだと予想した。
俺は小尉の足を持ちすぐに先端をあてがった。
その刺激だけでもイきそうになったがそれをこらえて少しずつ前進していく。
「いっ…!伍長…!」
悲痛の声が聞こえると俺は動きを止めた。
あせらないでじっくりとする余裕なんて本当はなかったけど少ない理性を総動員させてストップをかける。
「すまない伍長…」
「いいんです小尉…」
声をかけて励ましてみる。
こんなに弱弱しい少尉を見るのは初めてかもしれないな…
すこし間を置いてまた前進していく。
「っ…!」
痛みに耐える小尉を見てまた止める。
「伍長…止めるな続けろ…」
「ですが小尉!」
「構わん続けろ…」
一番苦しい小尉がそう言っているんだ。ここで拒否をするのは少尉を傷つけることになってしまう。
今度は俺が少尉の気持ちを汲み取る番だ…!
「それじゃあ…行きますよ」
「ああ…信じてるぞ伍長」
俺は前進を再開した。
痛みに耐える小尉を見ながらも強引に進める。
時間をかけたらもっと痛みは続いてしまう。
そう自分に言い聞かせて、少尉の中にいれていく。
そうしていると真ん中の部分を過ぎた辺りから楽に進めるようになり、ついに根元まで入ることができた。
「小尉…全部入りましたよ…」
小尉を見ると涙の筋がいくつも通っていた。
「そうか…やったのだな私達」
「はい…痛みがなくなるまでこうしていますね。」
俺はそういうと繋がったまま小尉に覆いかぶさり口付けをした。
お互いを感じ取るように貪るようにキスをする。
もう遠慮なんかいらない。
その思いでキスをする。
「ごちょっ…!もういいぞ…!」
その言葉を聞いた俺はその体制のままゆっくりと腰を動かした。
そろそろ本能が勝ってくる頃だ。
「ひぃああん!伍長!」
さっきとは違う歓喜の声。俺が聞きたかった小尉の声。
「あっ…!伍長!伍長!」
腰の動きを早めると小尉の声もうわずってくる。
「もっと…!もっとだ…!」
小尉の中は絡みつくように俺を離さないようにしている。
その刺激に俺もあっさりと我慢の限界がきてしまう。
「小尉…俺もう限界です…!」
そういって腰を離そうとすると小尉の足が俺を挟むようにして逃がさない。
「小尉…!早く離してください…!でないと俺…!」
「伍長…!来い…伍長!」
止めようと思っても止まらない腰の動き、求められる本能。
「もうどうなっても知りませんよ…?」
「ひっ…あぁん!もっと!」
覚悟を決めた俺は迷いなく絶頂に向かって動きを早めていく。
頭の中が白くなっていってるのがわかる。
「小尉…もう…俺…っ!!」
「伍長…!伍長…!あぁぁん!」
ビクビクと脈を打ちながら中に注ぎ込んでいく。
その間小尉も体をふるわせて快感に浸っているようだ。
俺は自分のソレを引き抜くと自分の出したものに混じって赤い物がでてくるのがわかった。
血だよな…これって…でもなんで…
それがわかると直ぐに小尉の方を見る。
「小尉…初めてならどうして言わなかったんですか!!」
だから少尉は俺のを見ても驚かなかったんだ…
見ると少尉は寝たまま返事をしていた。
「どうしてって…言わなくてはいけなかったのか?」
「当たり前です!」
泣きそうな声で言っているのに小尉にはいまいち必死さが伝わってこないらしい。
「中に出しちゃったし…どうするんですか小尉!」
「お前が責任をとってくれるのだろう?安心ではないか。」
そんなに信頼されたって困ります。
「それに俺なんかが初めてで――」
そこまで言ってハッと口を塞ぐが遅かった。
少尉は勝ち誇った顔でこちらを見ている。
「今伍長は『俺なんかが』と言ったな?」
あれ…なんだろうこの気持ちいいほどの立場の逆転具合は
少尉がこっちに近づいてきます。ああ、服を着てください。
「い、言いましたっけ?そんなこと?」
最後の悪あがきにしらばっくれてみる。
「確か私は今度言ったら処罰モノと言ったはずだが?」
…もう逃げられないですよね。
「はい…言いました…」
「それでは適切な措置をとろうではないか…そうだな…」
わざとらしく思案顔をしている。
「責任を取るついでに今度は私の家で…な!ちなみに今からだが」
「いぃ!!…えぇ!!」
言葉の意味とその迅速さのダブルパンチに俺は意識を失いかけた。
実際に気絶できたらどんなによかったことか…
「ほらいくぞ伍長!」
「待ってください少尉〜!」
少尉は手っ取り早く服を着ると颯爽と三課を飛び出していく。
俺も今脱いだ服を改めて着て少尉の後を走って追いかける。
明日生きて三課に帰れることを望みながら…
あれ…何か忘れているような気がするな…
*
「諸君おはよう!」
「おはようございま〜す…」
今日は少尉と二人そろって三課に出勤だ。
昨日少尉の家に泊まったのだから自然にそうなる。
昨日のことで精神的にも肉体的にもやつれてしまった。
あの後、止まらなくなった俺たちは獣のように…っと思い出したら悪寒が…
処罰怖いショバツコワイ…
と、ここで三課の皆の反応が無いことに気づいた。
どうしたのだろうか?
辺りを見渡すと少尉と俺のほかにはハンクス大尉しかいなかった。
新聞を見ていたハンクス大尉は俺たちを見るとキセルをふかしながらニヤリと笑った。
嫌な予感が…
「お若いの、盛んなのはいいことだが『立つ鳥跡を濁さず』ってぇ言葉知っているかい?」
ハンクス大尉の指差す場所には昨日情事を物語る白い痕跡がそのまま残っていました
終
251 :
53:2006/12/19(火) 20:33:38 ID:EZkXX9KO
これにて終了です!
長さの割りにエロが少なくて申し訳ございませんorz
また書く機会があるときはもっと精進していきたいと思います。
それではありがとうございました!
252 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/19(火) 20:52:34 ID:2O5n9YJE
>>243 そういっていただけると光栄です。がんばって書きます!!
続き投下します。
伍長は
「しょしょしょ小尉!?だだだ大%£&§」
慌てすぎて言葉が滅茶苦茶になってしまう。
「馬鹿者!!伍長がいきなり倒れるから心配したんだぞ!!いつも心配かけて・・・・・・」
「スイマセン・・・・・・」
伍長は謝った。
別に伍長は何もしていないのだが・・・・・・
小尉は周りを見た。
少し広めの部屋にベットが伍長のを合わせて三つ
一つベットを挟んだ向こう側には誰かが寝ていたが、しばらく起きそうもない。そこで小尉は
「私の命令を聞いてもらうぞ」
「ふぇ?」
いきなり言われたので伍長はマヌケな声を出してしまった。
「当たり前だろう、お前は私を心配させたんだから。それに上官の命令は絶対だ」
「分かりました・・・・・・」
何をさせられるのか伍長は余り予想がつかなかった。
すると小尉はいきなり
「手を頭の上に置け」
と言い出した。
「何するんですか?小尉」
と伍長は聞くが、
「何も聞くな。」
と弾き返されてしまった。
「何でですか?」
とまた伍長は聞いてみたのだが
「上官の命令は絶対だ」
とまた弾き返されてしまった。
しょうがないので手を頭の上に置く
小尉はそれを確認すると、包帯を腕とベットの柵にきつく縛り付けた。
「・・・・・・いったい何を・・・・・・」
伍長が聞いた瞬間、包帯が伍長の目に巻かれ目隠しされてしまった。
伍長は状況が読めなくなった。
一旦一休みします。
携帯で書くとめんどくさいです。orz
小尉攻めで書いてみました。
暇な人は読んでみてください。
253 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 20:56:13 ID:2O5n9YJE
254 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:04:47 ID:2O5n9YJE
>>253 字がとんでしまったorz
最期の大尉の注意がテラワロスでしたww
そして連レススマソ
53氏完投キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
242氏の続きもキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
GJGJ!!萌え!!!
もうね、たまらんよ!
256 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/19(火) 22:23:54 ID:2O5n9YJE
>>255 そう言っていただいて光栄です。m(_ _)m
続きも頑張って書きます!!
>>242 >>252 の続き投下します。
「ちょちょちょちょっと止めてください!!」
ようやく状況を飲み込んだ伍長が騒ぎ出す。
「他の奴が起きてしまうぞ。静かにしろ。」
小尉が伍長の耳元で息を吹きかけるように言った。
伍長の体が電流が流れたように跳ね上がった。
「伍長は敏感だなぁ。」
小尉はそう呟くと、伍長の軍用ズボンを少しずつ下ろした。
「止めて下さい!小尉!!」
伍長は相変わらず騒いでるが、何故かさっきよりは声が小さかった。
すると、小尉がいきなり伍長の口に布を突っ込んだ。
「ん〜ん〜」
伍長は声を出そうとしてるが、突っ込まれた布のせいでうなり声にしかならない。
小尉がズボンを全て脱がすと、大きくなった一物がそびえたっていた。
伍長のそれは小尉の腕ぐらいあり、小尉はびっくりした。
「凄いな、伍長・・・・・・」
小尉はそう言うと、伍長のそれを不器用に舐め始めた。
小尉はそれの先を丁寧に舐めると、裏筋に沿って舐めていき、玉を口に含んだ
「ん〜ん〜ん〜」
伍長はうなり声を上げているだけだった。
小尉のお陰でそれがさっきより大きくなった
「もうそろそろかな…。」
257 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/19(火) 22:38:18 ID:2O5n9YJE
小尉はズボンと下着を脱ぐと白い肌が露わになった。
「行くぞ、伍長・・・・・・」
小尉は伍長の一物に尻を当てると、一気に入れた。
「っっっっっっ!!」
小尉は姉のソリスにいろいろ(今度このネタ書いてみます)とやられていたので初めてではないが、予想以上だった。
声を上げたら他の人が起きてしまう、でも声が出そうになった。
スミマセン、眠いので明日書きます。orz
>>53 完結乙!そしてGJ!ラブい二人はいい!
そして大尉カコヨスw
ツンデレってない少尉って結構珍しい気がした。
>>256 携帯からって根気がいりそう…すげえw
乙&続投wktk!
一気に続きが読めてデリシャスな気分
みんなGJ!
我々はっ‥‥
おっぱいだ!
263 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/20(水) 18:32:52 ID:7SIU6IXw
>>242>>252>>256 の続き投下します。
何とか耐えた小尉、だが、伍長のそれは半分ぐらいしか入っていなかった。
小尉は少しずつ腰を動かし始めた。
「!!!!!」
伍長は驚き、必死に小尉を放そうとする。
が、それは無駄な抵抗だった。
小尉は腰の動きを止めない
卑猥な音が部屋に響く。 その時
「あ!!!」
伍長のそれが奥に当たった時に小尉の声が出てしまった。
「うーん……誰?」
寝ていた他の人が起き出した。
小尉はとっさに口を押さえる
「・・・・・・気のせいか・・・・・・イテテ・・・」
他の人はまた寝たようだ。
「ふぅ・・・」ひとまず安心するとまた続けた。
小尉はもう少しでいきそうになった。
「伍長・・・・・・」
「ん〜ん〜ん〜」
伍長もいきそうになっていた
「行くぞ、伍長」
小尉はそう言うと、腰の動きを早くした。
そして伍長は小尉の中で果てた。
小尉は伍長のそれを引き抜くと、伍長の目隠しと口に突っ込んだ布を取った。
伍長が目を開けると、そこには正座している小尉がいた。
264 :
伍長×小尉医務室ネタ:2006/12/20(水) 19:06:23 ID:7SIU6IXw
「すまぬ伍長・・・・・・前からお前のことが・・・・・・」
小尉は素直に謝った。
「小尉・・・・・・それなら言ってくれたらいいのに・・・・・・」
伍長がごもっともな事を聞くと、小尉は恥ずかしそうな顔をして答えた
「姉上にどう気持ちを伝えれば良いのか聞いたら・・Hしろって言われて・・姉上に教えてもらったのを・・・・・・。」
・・・・・・
伍長はどんな姉だよと聞きたくなった。
「それに、こんな私を好きになってくれるのかなと思って・・・・・・」
小尉は恥ずかしそうに言った。
「実は俺も小尉の事・・好きなんです。」
伍長は下を向きながら言った。
「本当か?伍長・・・・・・」
小尉は恐る恐る聞いてみたが答えは変わらなかった。
「はい!!」
「それじゃもう一度やるぞ!!」
「いえ、それは・・・・・・。」
伍長は嫌がった。
「ん?どうしてだ?」
小尉が聞いた瞬間、伍長が凍り付いていた。
小尉が恐る恐る後ろを向くと、そこにはボロボロのオレルドが居ました。
オレルドは
「あ、医務室はあっちだったな」
とごまかし、顔を真っ赤にして医務室から出ていきましたが。
見られた小尉と伍長はしばらく凍り付いていました。
終
265 :
小尉×伍長医務室ネタ:2006/12/20(水) 19:11:24 ID:7SIU6IXw
クソ長い上に、エロ少ないorz
申し訳ないですorz
この失敗を糧に精進します
こんな駄文を読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
GJ!面白かったよ。医務室もいいもんだな。今後も楽しみにしてる!
ところで来週のアヌメはもしや鬼畜看護婦が出るのでは?wktk
GJ!!
目隠し拘束プレイとは
少尉のお姉さんのレッスンの凄まじさが伺えるw
>>266 馬路!?
ロゼッタちゃんにはまた登場して欲しいところ
パ・パ・パ・パンプキン♪
ラ・ラ・ラ・パンプキン♪
シィザ・アァーアアァズ・・・・
しざ・あーーず!!(高音)
し‥・・信仰は人それぞれですから‥・・
マーラ様を信仰します
「奥様。旦那様と別れてください。私のために」
(してもいない)接吻をして「旦那様は奥様より私の方がいいと言ってました」、
と嘘を言ってエリスを煽るメイドの夢をさっき見た。「
275 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:31:46 ID:JJCIeo8c
あのメイドは、マルヴィン家から派遣された、ソリスねいチンの手の者だと、勝手に確信している
>>272 あの時の伍長の顔を見ると
まるで自分が伍長より恥ずかしい生き物になったかのような錯覚に囚われて死にたくなる。
流れを豚切りで悪いが。
副長←フランシスカの一方通行で報われない感じが好きなんだが、同士はいるだろうか?
俺もフランシスカの一方通行好きだよ
副長、フランシスカには仕事口調なんだよな・・・・
女として魅力が無いから、っていうより
仕事とプライベートを使い分ける人間だからってのもあるんだろうが
>>276 作者ブログによると、ロジャーの実家から派遣されたメイドだそうだ
帯びた密命の内容は「二人に子供を作らせろ」
副長←フランシスカは大好物であります!
SSも期待しているであります!
>>267 ロゼッタちゃんは伍長の天敵だな。
原作コミクスだと再登場シーンはたった4コマのことなのにハゲワロタよww
入院のたびに彼女にティンコを狙われて病院でも安らげない伍長カワイソスw
282 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 15:00:25 ID:JN/Q92e+
なんか過疎ってるな・・・・・・
やっぱクリスマスだからね〜
クリスマスでも2chに入り浸っている自分サミシス(´・ω・`)
284 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 20:49:15 ID:JN/Q92e+
実は伍長のキャラスレが盛り上がってた。
286 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:08:21 ID:JN/Q92e+
ぬあ〜。クリスマスネタ時間切れか。
やっと書きあがったが、エロない。
とりあえず投下します。
今日は降誕祭。
サンタクロースが奇跡を起こす、年に一度のお祭り。
戦災の傷跡はなかなか癒えないけれど、それでも人々は
ささやかながらもお祝いをして、来年はいい年であるよう祈る。
けれどもここ陸軍情報3課には降誕祭もニューイヤーもない。
戦災に苦しむ人々を救うため、微力ながらも東奔西走しているのだ。
うん、今日もがんばるぞ。
そう意気込んで執務室に入るなり、課長に声をかけられた。
「悪ィ、オーランド。おまえ今日戦災孤児収容施設に行ってくれ。」
早速任務だ。…の割りに、課長の歯切れが悪い。
それに、単独任務なんて珍しいな。
オレルド准尉は複雑な表情だし、マーチス准尉は申し訳なさそうな顔してるし。
「俺、一人ですか?あの、どういった任務でしょうか?」
「んー、ボランティアの手伝いってトコだ。ま、行きゃわかる。マーチス、
連れてってやれや。」
手をヒラヒラさせて話の終了を告げる。ステッキン曹長がトテトテと走りよってくる。
「伍長さん、これ忘れないでくださいね。」
真っ赤なコートとズボンと帽子を渡された。
何だこれ?今日の任務に必要なもの?潜入捜査?
頭をひねっていると、マーチス准尉が声をかけてきた。
「ごめん、伍長。これも重要な任務だと思って、がんばってね。じゃあ、行こうか。」
何?何なの?俺どうなるの?
俺は?マークを飛ばしながら、自動車に揺られ、戦災孤児収容施設へ運ばれていった。
戦災孤児収容施設、と名前はご大層だが、建物は古びて小さい。
あるだけマシ、というものなのだろうが、少々の失望感は否めない。
ずっと無言で運転していたマーチス准尉が俺に指示を出す。
「伍長、車の中で着替えちゃって。僕は職員とボランティアに挨拶してくるから。」
車の中、って。これオープンカーですが。
俺思いっきりはみ出してますし。ズボンはきかえてるときに警察きたらどーすんですか。
上官に口答えしてはいけない。
だけどあんまりな指示に口を開きかけたときに、准尉は車を降りていってしまった。
…仕方がない。上官命令だし、着替えなきゃ。
あたりをキョロキョロ見回し、通行人が途切れた隙にズボンをはきかえ、上着に袖を通す。
帽子をかぶって、これでよし。と。
バックミラーで確認をする。なんだかサンタクロースっぽいなぁ。
上着のポケットに何か入っている。取り出すと綿で作った付け髭だった。
……コレもつけとけってことかな。
鏡を見ながら付け髭も身に付け、准尉の帰りを待つ。
髭があるせいで、傷跡がくっきりと目立つ。こんなサンタいやだなぁ。
やっぱり外そう、と付け髭に手をかけたところで准尉が戻ってきた。
「お待たせ……伍長、似合うね……。なんか怖いけど。じゃ、こっちきて。」
手招きに従ってついていく。教室の前に到着したところで、職員らしい女性に
袋を渡された。
「あら、今年のサンタさんは大きいのね。
中に名前のついたプレゼントが入っています。名前を呼んで、一人ずつ手渡してくださいね。」
「じゃ、伍長がんばってね。時間になったら迎えにくるから。」
マーチス准尉はそう言うとそそくさと帰っていった。
「え、あの。」
「みんなー!今年もサンタさんが来てくれたわよー!」
女性職員は俺の困惑などお構いなしに教室のドアを勢いよく開け放った。
教室の中では子供たちがいっせいに歓声をあげる。
「めっ……メリークリスマス……」
「わぁ!サンタさんだぁ!」
「違うよ、サンタさんはあんなデッカイ傷なんてない!体だって、デッカすぎるじゃん!」
「怖ーい!」
……素直な感想ありがとう。なんだか泣きたくなってきたよ、お兄ちゃん。
子供たちに威圧感を与えないように身をかがめ、教室の真ん中にしゃがんだ。
「ねぇ、サンタさんだよね?先生が、いい子にしてるとサンタさん来るっていってたもん。」
「ケガしちゃったの?痛くない?」
幼ない子がおずおずとよってくる。
小さい子の夢を壊しちゃいけないよな。
よし、俺今からサンタさん。
「サンタクロースは、いい子のところに現れるんじゃよ。この傷はのぅ、ソリから
落ちてしまったんじゃ。やさしい子じゃのぅ。」
近くにきた子の頭をそっとなでる。
顔がぱっと輝き、頬が上気する。
「ホラ、やっぱりサンタさんだよ!すっごくやさしいもん!サンタさん、大好きー!」
この一言が合図になったかのように、いっせいに子供たちが駆け寄ってきた。
「サンタさん、俺ね、字が書けるようになったんだよ。お手紙かけるんだ!」
「そっかぁ、がんばったのぅ。来年は、ワシにもお手紙を書いておくれ。」
「あのねあのね、私嫌いなニンジン食べれるようになったよ。」
「ホウホウ。ニンジンには、栄養がたっぷり入っておるからの。たーんと食べて大きくおなり。」
なるべく一人ずつに答えながら、頭をなでていく。
こんなに小さい子が、親を亡くしてしまっただなんて。
どんなに心細いだろう、どんなに寂しいだろう。
そう思ったら、涙が出てきた。
「サンタさん、どうしたの、どっか痛いの?」
「いたいのいたいの、飛んでけー」
数々の小さな手が俺の頭をなでる。
柔らかな暖かさに触れ、涙はなかなかとまらなかった。
「グスッ……ヒック……。おまえたちが、あんまりにもやさしいいい子じゃから、
涙が出てしまったんじゃ。……グスッ。みんな、みんないい子で、うれしくての。
ワシもがんばるからの。みんなが笑って暮らせるように、もっともっとがんばるからの。」
手の届くところにいる子供たちをまとめて抱きしめる。
「あーっ、ずるーい。私もー。」
「ぼくもー。だっこー。」
こんなとき、大きな体は便利なのかもしれない。
手を少し緩めると、腕の中が押し競饅頭のようになった。
この小さな命のためにも、俺もっとがんばらなきゃな。
「今年のサンタさんは、子供好きねぇ。助かるわ。……そうそう。大事なことを
忘れてません?」
あ、そうだ。プレゼント渡すんだった。
「いい子のみんなに、プレゼントがあるんじゃよ。
名前を呼ぶから、元気にお返事しておくれ。…えーと、エミリィ。」
「はぁい!」
いたいのいたいの、飛んでけをしてくれた子だ。
「メリークリスマス、エミリィ。ずっとやさしい心を忘れずに、健やかに育っておくれ。」
一人ずつ頭をなで、ハグする。
「ジョージ。」
「はいっ!」
字が書けるようになったと教えてくれた子。
「メリークリスマス、ジョージ。お手紙、待ってるから。大きくおなり。」
エドワード、メアリ、ダグラス……全部で38人。
結構時間がかかってしまったけれど、子供たちの満足げな顔を見たら
そんなことはどうでもいいや。と思える。
「では、ワシはそろそろ戻らなければならん。
みんな、先生の言うことをよく聞いて、いい子でな。」
「サンタさん、またきてくれる?」
「いい子にしていれば、きっと。……楽しかったよ。ありがとう。」
ポンポンと頭をなで、教室を出る。
こんなので、本当にあの子たちの思い出になるんだろうか。
夢や希望につながるんだろうか。
大人の、身勝手な自己満足なんじゃないか。
「――――毎年、パンプキン・シザーズの方にきていただいてるんです。
子供たちは、それはそれは楽しみにしていて。プレゼントなんかよりずっと。
戦争や戦後の戦災で親を亡くした子たちが、頼るよすがは、サンタさんくらいなのかも
しれません。これからも、ここが必要でなくなるまで、お願いできませんか?」
職員は、懇願というよりも半ば脅迫のような口調で語りかける。
―――オマエタチノ シデカシタ 罪ヲ ソノ目ニ 焼キツケテユケ。―――
軍に籍を置く以上、避けて通れない道。
血で汚れた俺の手でも、あの子たちのひと時の希望になれるなら。
生きるよすがになれるなら。
「……手紙を、書いてもらう約束をしたんです。また来年も、ここへくると約束したんです。
あの子たちが、笑って暮らせる世の中にするって。それが、俺の答えです。」
一礼をして建物から出る。
門の前ではマーチス准尉が車のそばで待っていた。
「ごめんね、伍長。イヤな役を押し付けちゃって。……これも戦災復興のうち、とはいえ、
どうにもやりきれなくって。」
「……ジョージは、字が書けるようになったんですって。手紙を書いてくれるそうですよ。
返事を書くの、手伝っていただけますか?その前に、カードを出さなくちゃいけないかな。」
俺は車に乗り込んだ。
足元でランタンが乾いた音を立てた。
そっか、俺、今日持っていかなかったんだ。
こんなもの、なくっても出来ることがある。―――そう思うと、なんだか妙にうれしい。
「マーチス准尉、帰りましょう。みんな待ってますよ。」
「ちょっと待って伍長。その格好で帰るの?」
「ええ。だって今日はクリスマスですから。サンタが町を闊歩したっていいじゃないですか。」
そう、今日は聖誕祭。
サンタクロースが奇跡を起こす日なんだから―――。
END
---------------------------------------------------------------------------
以上。お粗末さまでした。
>>287 ちょ…………(つД`)゚。
マジで冗談じゃなく泣けた!
朝からいいモン読ませてもらったぜちくしょう!
GJ!GJ!
>>287 クリスマスの最後に素敵なプレゼントありがとう。
いい話だ。GJ
腕よりでかいやん
少尉こわれちゃうよ
>>278です。
副長←フランシシスカな同志が居て感激のあまりSSのさわりっぽい物を投下。
『・・・やっちまった。』
安い宿らしい薄手の毛布に包まり、隣で寝息を立てているフランシスカを見て彼はそう思った。
事のいきさつは大した事でもなかった。
間男らしく、狙った女に華を貢ぐはずが同じく花束を持った「亭主」に先を越されただけだ。
ただしその現場を部下に見られ、なおかつ軽い嫌味でも言われれば彼でなくとも萎える。
仕方無しに、行き先を失った花束をフランシスカに渡し【副長命令】という「花の処分」を言いつけた。
「休暇中ですからっ。命令に従う義務なんてありませんからっ。」
「絶対捨てませんからっ」
以前からうすうす感づいてはいたが、この部下は自分に対し「単なる上司」以上の親愛の情を持っているらしい。
仕事中は微塵もそんな感情は出さないけれども、元々分かりやすい性格であるため感情も読みやすい。
彼は気にも留めないが、それでもそういった情を向けられるのは不快では無い。
せっかくの休暇を共に過ごせる相手を失ってしまったが、生憎と時間はたっぷり残っている。
そういえば、今朝から何も口にして無い事を思い出した。
「軽く飯でも食うか?」
後ろから花束を抱え小走りに寄ってくる部下に声をかける。
「・・・えっ?」
「イヤなら構わんが」
「あ・・・いえ、そういうわけではっ・・・」
「じゃ、行くぞ」
SS初挑戦の自分にはこれが精一杯だったよ・・・。反省と後悔をしながら副長に切られてくるノシ
>>297 おいしい!GJ!
すげぇ、原作にありそうだよ…
>>297 。°・(ノд`)・°。ブワッ
同志よ!!!
心からのありがとうを君に。
>>297 副長←フランシスカキター!!!
GJGJ!!”ありがとう!!!
フランシスカは他人へ送るはずだった花束をあうあう言って大事にするから
伍長並みに純情ボンバーだと思ってる!
その妄想が分になって嬉しい!
最近はまって昨日やっと全巻揃えて読み終わり、保管庫の作品を読み直した
幼姦マン吹いたwwwwww
>>297です。
同志の皆さんの暖かいお言葉が嬉しいなぁ。
続きも思いつかんヘタレですがありがとうございました。
思いつきでも書いてよかったよ・・・。
ちなみにこれ、6巻の#17のその後・・・みたいな流れで。
ミュゼが3課にやって来て、少尉が焼き餅という小ネタ
オーランド伍長がやって来て以来、「平和でお気楽」などではなくなってしまった3課だが
今日は出張査察もなくメンバーは揃って、先の出張の書類整理を行っている。
珍しく怪我もなく出張を終えたオーランドもまた巨体を縮めて報告書を作成していた。大きな
手で存外器用にペンを使っていたオーランドだが、不意にドアをノックする音に気づいて顔を
そちらに向ける。
「はーい」
ステッキン曹長が向かうより早く、無遠慮にドアが開いた。おおっ、とオレルドが目を見張る。
しなやかな肢体に白衣をまとい、知性と冷たさが先立つ美貌。オーランドは思わず席から立ち
上がった。
「お前……」
「いいかしら?」
そう言いながら、すでにづかづかとミュゼ・カウプランは室内に足を踏み入れていた。
「どなただ?ここは関係者以外……」
アリス少尉が制そうとするより早く、オーランドが声をかけていた。
「何しに来た?」
「伍長?」
訝しげな声を出すアリスになど目もくれず、ミュゼは言葉を返した。
「貴方が来なかったからよ」
「この前行ったばかりだろ」
(……この前?)
ぴくりと耳を動かすアリス。
「任務の後には必ず来て、って言ってあるでしょう?」
「怪我はしなかった」
「それでも来てちょうだい。貴方の体は貴方だけのものじゃないのよ」
(貴方の体!?)
「わざわざ3課に来る事はないだろう」
「職場の貴方の様子も見ておきたくてね。あと、お仲間の顔も」
部屋の中に眼鏡の奥からミュゼは視線を走らす。急に二枚目顔を作るオレルド、どことなく
警戒した様子のマーチス、何もわかってないステッキン、広げて読んでいる新聞の奥からじっと
ミュゼを見据えるハンクス。そして、「二人の会話に興味なんてありません」という態度で書類
に向かいながら、全身を耳にしてるアリス。
それを見てミュゼはそういう事かと片頬を歪めた。
「じゃあね、ランデル。今晩ちゃんと来て頂戴。待ってるから」
「ランデル?」
初めて名前で呼ばれて面食らっているオーランドを残して、ミュゼはさっと背を向けた。
(ランデル?今晩?待ってるから?)
不幸な事にオーランドは、わなわなと肩を震わせているアリスに気づいていなかった。
ミュゼが3課のドアを閉めた瞬間、バンッと机を叩く音が響き渡った。
「伍長!そこに直れ!」
「は、はいっ!?」
思わず直立不動のオーランドに、アリスは拝領の宝剣を抜き放った。
「勤務外に何をしようとお前の勝手だが、神聖なる3課の中で逢引の相談とは何事かぁっ!」
「ええっ!?あ、逢引ってそんな……」
「弁解無用!大体お前は……ッ!」
この後、剣で切りかかりそうになるほどエキサイトしたアリスのおよそ論理性を欠いた説教が
延々二時間も続き、オーランドはげっそりと痩せた状態でミュゼ・カウプランの元を訪れる事に
なったのだった。
続かない
やきもち焼く少尉カワイイ!
カウプランの物言いだと誤解するのも無理はないかもw
しょ、少尉がかわいい・・・!!!
わざと名前を呼ぶミュゼもどことなく可愛い・・・!!
GJ!!
続かないとか書いておきながら、何となく思いついたんで続きを書いちゃった。
ミュゼ×伍長。目指せ、ハードボイルド風味。
「だいぶあの子に絞られたみたいね」
くすくすと笑いながら、採血を終えて、ミュゼはオーランドから注射器を抜き取った。
「笑い事じゃない。何であんな事言った?」
心底うんざりした様子でオーランドは問う。全裸になって屈強な体を晒し、心拍、血液、皮膚、髪、
爪のサンプルを取られるいつもの作業だけでも愉快とはいえないが今日はおまけつきだ。
「あんな事って?」
「わざわざ少尉を怒らせるような事だ。いつも俺の事をマルタとしか呼ばないくせにいきなり『ランデル』
って」
医療機器を鞄に片付けながら、ミュゼは赤い唇を歪めた。
「貴方、あの子が眩しい?」
「……何が言いたい?」
「眩しいわよね。恵まれた環境で真っ直ぐに育ち、自分の理想にひたむきで、困難な現実に直面しても決して
諦めない。ねえ、ランデル」
再び名前で呼び、ミュゼはそっとオーランドの胸板を指でさすった。オーランドは無言でベッドに腰を落とす。
拒絶がない事を悟り、体を寄せながらミュゼは冷たく微笑んだ。
「そういう子って、穢してやりたくならない?」
両肩に手をついて押すと、オーランドの巨体が抵抗なくベッドに仰向けになった。その目は、いつの間にか
ミュゼに劣らないほど冷たく乾いていた。
「こんな事に何か意味があるのか?」
「時には無意味な事もやりたくなるのよ」
「……やれよ」
「いいの?」
「今更お前に見られて恥じるようなところなんて残ってない」
「それもそうね」
ミュゼは唇から赤い舌を覗かせ、軽くオーランドの胸板を舐めた。一つ一つの傷を丹念になぞっていく。
オーランドはミュゼを見ずに天井を見ている。実験の最中と何も変わらぬ感情のない目。アリス・L・マルヴィン
が決して見る事のないであろう目だ。
ミュゼは上着を脱ぎ、白い肌を晒した。日の当たらぬところで育ったようなどこか病的な白さだ。豊満な乳房
を晒し、オーランドのごつい手を導く。
傷にまみれた手が、機械的に乳房を揉みしだく。愛撫とは呼べぬ愛撫。それでも体は反応する。ミュゼも、オー
ランドもだ。
「いつ見ても……凄いわ」
人のものとは思えぬほどに大きく硬い、オーランドの剛根を手に取り、ミュゼは喘いだ。下着をずらし、いつ
しか熱く潤んだ秘部に導く。
「ああッ……!」
ミュゼは熱い吐息を漏らした。体の中心に杭でも打ち込まれたような苦痛と同時にやって来る快楽。肌が汗ばむ
のを意識しながら、ミュゼはオーランドの上で体を上下させ始める。
オーランドの瞳には相変わらず感情がない。ただ機械的に力強くピストンし、ミュゼの体に己を打ち込んで行く。
ミュゼはオーランドとアリスが結ばれる場面を想像して、笑みを浮かべた。裸になりながらお互い意識して、
なかなか先へ進めない二人。真っ赤になりながら口付けを交わす二人。そして、その時を迎え、ぎこちなく愛し合う
二人。映像が鮮明に浮かび上がる。
今、自分を下から突き上げるオーランドの瞳を冷たく、無情で、愛情のかけらも見せない。これもまたオーランド
だ。アリスが知る事のないランデル・オーランド。
図抜けた巨体を持ちながら、温厚で戦いを好まず、臆病でさえある。それは確かにオーランドの本質だ。
だが、戦場を生き抜き、901で在り続けるためにオーランドがまとった外皮。無感動に人を撃ち、突き、抉り、
時に暴力的でさえあるその姿もまた、オーランドの一部であるのだ。
(あの子は知らない、知るはずもない)
笑みを浮かべながらミュゼは快楽を貪る。アリスの凛とした顔が脳裏に弾けて消える。この姿を見せたらどんな
顔をするだろう?
「くっ……」
どれほど無感動でも生理的な限界は来る。オーランドが眉をひそめたのを見て、ミュゼはその顔を覗き込んだ。
「限界?いいわよ、出して」
「……いいのか、中で」
「ふふ、バカね。外に出しても避妊なんて出来ないわよ。ちゃんと……避妊薬は飲んでるから、あっ」
痙攣してミュゼはのけぞる。白い喉をオーランドに晒しながら、ミュゼはくすくすと笑う。
「でも……私と貴方でどんな子供が生まれるか……実験してもいいかもしれないわ、ね……ひうっ!」
急に激しく突き上げられて、ミュゼは悲鳴を上げた。「実験」という言葉が癇に障ったようだ。上体を起こし、
オーランドはミュゼの唇を貪る。愛情などない、口を封じるためだけの口付け。
それが引き金となって、二人とも限界に達する。
「くっ!」
「ッッ!」
オーランドは短く呻き、ミュゼは唇を噛んで悲鳴を殺して絶頂を迎えた。尋常ではない量の精を流し込まれるのを
感じながら、ミュゼはどさりとオーランドの胸板に倒れこんだ。
『博士、見ていただきましたか。私の研究レポート』
『保護液かね』
『はい、これがあれば908の安全な実戦投入も……』
『処分したまえ』
『え……?』
『カウプランはこんなものを必要としない』
目を覚ますとランデル・オーランドの大きな背中が視界に入った。下着をつけ、服を着始めている。
「……泊まっていったら?橋の下だと寒いでしょ?」
「帰る。あそこは……ここよりは寒くない」
振り向かずにオーランドは答えた。ミュゼは気だるさを感じながら、それ以上引き止めず、ぼんやりとオーランド
の背中を眺め、そしてふとアリスの事を思った。
真っ直ぐでひたむきで理想に忠実で決して諦めない。だが、彼女は闇がどれだけの深さにまで存在するのか知らない。
オーランドもまたその闇の一部である事も。いずれ知る時が来るだろう。その時彼女は何を感じるのか。
寒気にも似たものが背筋を走る。喜悦か恐怖か。判別がつかないまま、ミュゼはオーランドに声をかけた。
「また今度ね……マルタ」
バタン、とドアが開き、オーランドは去っていった。
翌日の3課。
「よーう、デカブツ!昨日はお楽しみだったようだなぁ」
「いっ!?」
「伍長さんに、あんな美人のカノジョがいたなんて知りませんでした」
「いや、彼女なんかじゃ!」
「クールビューティーって感じだったね」
「冷たいだけですよ、あいつは!」
「……何をやってるんだ、お前たち?」
「しょ、少尉!?」
「朝っぱらから女の話とは、風紀が乱れてるにもほどがある!そこに直れ、伍長ぉっ!」
以上、お粗末でした。
>>308 これは…人間らしいミュゼがいいなぁー。
自分の中で株が上がってしまったw。
GJ!
GJ!
まさか続きが見られるとは!
こういうのも好きだなあ
GJ!!!
できればこの後の少尉と伍長の絡みも見たいです。乙でした
GJ!
伍長のもう一つの顔、それを知る女性、ミュゼ
実に面白いモチーフですな
明けましておっぱいだ!
あけおめおっぱい!!
315 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 03:28:37 ID:EFE4IGCH
過疎りすぎorz
メールください「kojirou999@hotmail.com」
ハァハァ
@は半角に直してつかってちょんまげ^^
SSが来ないと雑談すらなくなるからなぁ
キャラスレは賑わっているが、さすがに男には辛い
今年も絶倫ファイアーよ!
あけおめおっぱいの二人が末吉と小吉について
こういうのは聞いてはならんのかもとはおもうが、
冬祭では何冊ゲットできたかね、皆の衆?
一応7冊は確実に、南瓜本が世の中に存在しているようなのだが。
>>320 その7冊の内容をできるだけkwsk。
個人的には影も形も見つからなかったわけだが
1日目は3冊
2日目は行かなくて
3日目スルーしたのが2冊、買ったのは2冊
7冊中6冊までがエロ本w
でもスルーしたのも買っておけばよかったなあと反省してる
もっとあるかと思ってたんだが…
こっちも7冊だが被ってないやつがあるヨカンw
1日目 4冊
南瓜サークル健全マン1 壁エロマン1 TRYガンサークル健全マン1 SLYヤーズサークルエロSS1
2日目 収穫なし
3日目 3冊
壁・胆石・プロエロマン3
1日目の壁と3日目はアホーで調べれば出る。書店委託するだろうと思われ。
健全本2冊だけ見つけた。
少尉と伍長のラブエロマンガが読みたかったのだが、
春コミにはあるかな。
検索かけたら数字ばっかりだったよ。orz
コミケやイベにはいけそうもないから、書店委託まちかなぁ。
もう虎には数冊出てるよ
何冊かみたが、少尉凌辱と曹長獣姦ばっかで、少尉×伍長のラブラブ物なんてあんまりない
好きな作品はあんまり即物的でないほうが好みなんだが…
>329
これでは伍長と准尉を怯えさせることは出来ないぞ。
>329-330
むしろ、態度が軟化しているような…w
334 :
伍長:2007/01/07(日) 19:50:57 ID:1PRXyjGI
大尉…
小尉って伍長好きなのか?
今現在マガジンに連載中の話では
己が伍長へよせる思いに気がつきつつある
むしろビンビンのドアノッカーを見せれば命惜しさに恋心も消えるじゃないか?
保管庫のどこにパンプキン・シザースがあるかわからない俺……
マガジン系コミックの部屋にある
小ネタまではいってるから、エライ読みごたえあり
神々に感謝
>>339 トンクス
俺がお気に入りに登録してた保管庫とここに貼ってあった保管庫が違ってた
俺がお気に入りに登録してた保管庫にはパンプキンシザースのエロパロなかった
>>340 >俺がお気に入りに登録してた保管庫にはパンプキンシザースのエロパロなかった
kwsk
>>341 kwskされても困るがとにかくなかった
URLも違ったかな
343 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 20:51:16 ID:TPutsvso
age
以前ほどの勢いがなくなっちゃったなぁ
伍長スレのほうに人が移動したからかな?
でもあっちはウホッメインだし…
うほだけじゃなくて
なんでも来いのスレだから色んなの待ってるよ!
セクロスの最中にトーテンシーしちゃった伍長が
人間が咥え込める長さ太さその限界のティンコで
子宮口(ドア)をノックしまくったた挙句避妊無き零距離射撃を敢行
そんな状態でも腰を振るうがマルヴィンか
みたいな話はまだっすか?
書いてんだけどまだ途中でね
ゆっくり待ってくれると嬉しい
ランデル・オーランドで偽名じゃねー?
あんな秘密部隊だぜ。個人特定されたらやべーじゃん。
0番地区とかけてオーランド。ハンスもハンス・オーラオンドだとかいうトンでも論。
偽名というか苗字が無いんじゃなかろうか
昔の日本でも位の高い人しか苗字持ってなくて
何とか村(地名)の田吾作さん、みたいな呼ばれ方してた時代もあったし
オーランド(0番地区)に住んでるランデルさん、的な感じかと。
>>349 伍長は0番には住んでないと思うよ
住んでいたら強k(ry
いま住んでなくても0番地出身てことで、オーランドを名乗ってるんじゃないかな。レオナルド・ダ・ビンチみたく。
>>351 0番出身は考えにくいと思う。
伍長と初めてあった時も田舎っぽかったし
二巻の最初も伍長がもう橋の下に居たし。
そもそも0番にポストなんてまともな物あるのか? 手紙も届いてるし(子供の頃
不可視の9番の面々は身売りに出されたとか孤児とかそんな人ばかりだという妄想
IDが足し算で驚いた。
85+19=104
>>348 秘密部隊と言っても、部隊名ホイホイ名乗っちまう程度のもんだぜ
除隊後も偽名を名乗り続けるほど、徹底してないんじだろ
>ハンス・オーランド
あの服の下は、少し小さい伍長が…
>>349 母親が売春婦だったらしいから、父親が判らないため、付けなかったとか想像している
軍に入るとき、便宜上地名を苗字にしたとか
>>352>>353 六巻読んでないな
手紙の件も家に帰らない件もIntervalにぼかして描いてあるよ
今書いてるSSに、この辺少し入れる予定です
357 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 07:01:05 ID:Yl/PnSZG
>>356 父親が分からなかったら母親の姓付けるだろ
郵便物は通りの名前と店の名前だけで届く。
そんな仕組みが0番地区にあるのはなぜでしょう?
手紙が村の庄屋やお寺に届けば本人のところに届くみたいなもん。
(ホントはおかーたんの名前も書かなきゃならなかったのに、チビ伍長は
店の看板の字を真似ただけだからおかーたんの名前の綴りがわからなかったのね)
>>357 △村の××女郎屋の○○さんに立派な苗字などないだろう。
これだけでは何なので。モロ男性向けみたいな、少尉ハァハァなヤツとか
そこに愛はないみたいなやつとか、強姦レイープみたいなやつでもいいの?
思ったのだが、郵便屋は0番に行くことはないと思う
郵便屋は金(郵便物の中身)持ってるし
郵便屋は銃を持ってるけど周りが襲いかかったら終わりだろ
それに、軍人殺しすら罪に問われないって五巻で言ってるし。
まあ郵便屋は軍格闘術でもやってるかもしれんが。
だから入り口までしか行かないんでしょ。
おっぱい揉みたい
362 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 20:03:30 ID:Yl/PnSZG
>>360 それじゃあ、届けたいところに届けられないし
まあ入り口からは他の業者がやってるかもしれんが。
>>362 だから伍長がちゃんと届いてるか心配して聞いてたんじゃん
伍長が0番地区出身だとして、そもそも0番地区で郵便なんてまともな商売をやってる奴なんかいないと思うんだが
あんな所で人に物預けるなんて盗んでくれなんて言ってるようなもんだし、だから子供の頃に手紙が届くのは0番地区だとおかしい気がする
でもそうだとするとどこ出身なんだって話になるんだよな…
一番可能性の高いのは0番だけど
はいはい板違い板違い
戦争が始まる前(伍長が子どものころ)は0番地区も平和だった
って考え持ってるのは俺だけ?
なんでマジ考察やってんだよ、ここで。
正直に言う!
0番地出身の姓すら持たない最下層階級伍長が、
13貴族のヒメサマ少尉をものにする!
下剋上、萌えー!
階級差、萌えー!!
高嶺の花に手を出した後で我に帰っておろおろする伍長、萌えー!!!
萌えたのでコレでマイ設定は決定した。後で公式が違おうがしったことかい。
障害がある程恋は燃えるもの
>>367 うん、萌える。
つーか伍長と少尉自体が萌えだ。
伍長と少尉の単語のみを見ても連想して萌えるから困る。
あの二人が大好きだ。
…大好きすぎて書ける気がしねー。
一回小ネタなら書いたんだが…。ネタは無いかネタは!?
>369
あの、じれったい二人の距離感が何とも言えないよね
大好きなあなたにこそ是非書いて欲しい
371 :
嘘:2007/01/14(日) 21:49:02 ID:qOkKZSXS
薄暗い寝室の中、淡いまどろみから目覚めた
少し硬いが、私にとって最上級の枕がしてある
ごつく、傷だらけの…
「起きましたか、少尉」
耳元に囁くような低い声が聞こえる
伍長は、枕にした腕でしっかりと私の肩を抱いたまま、優しい目で私を見詰めていた
「ああ、眠ってしまったか」
コホッ
やや声が掠れているようだ
伍長のせいで、昨夜はずっと叫びっぱなしだった
疲れきって、頭を上げる気力も出ない
伍長が枕元の水差しに手を伸ばし口に含む
「ンッ」
コクッコクッ
口移しに優しく流しこまれる水は甘く、体に染み込んでいった
372 :
嘘:2007/01/14(日) 21:50:37 ID:qOkKZSXS
「お疲れでしょう、休んで下さい」
『誰か疲れさせたのだ、まったく』
昨夜のことを思いだし、顔が朱くなるのを感じた
寝室に入るやいなや、伍長は唇を求めた
片膝をついてなお上にある伍長の口に、唇を完全に塞がれた私は、呼吸すら難しい
酸素が不足したせいか、頭がクラクラしてくる
ふらつく身体を伍長がしっかりと支える
唇は離さずに…
舌が口を侵す
深く押し込み、私の舌に絡める
搦め捕り、自分の口に引き込む
吸い上げる、歯で軽く挟む、舌先をくすぐるように動かす
舌を開放すると、唇や歯にまで愛撫を加える
強く優しく…
少尉目線、しかも現在進行形な話でSS書いちゃったよ・・・。
エロも何もないけど、投下してもよかですか。
374 :
嘘:2007/01/14(日) 21:52:50 ID:qOkKZSXS
「…ンンッ」
ビクビクッ…
キスだけで、いかされてしまった
伍長は、ぐったりと力の抜けた私の身体を抱き、ベッドに運ぶ
壊れ物のように慎重に横たえ、また軽くキスをしてくれた
優しく髪をなで、首筋や耳元を緩く愛撫しながら…
首から上に神経が集中しているスキに、私の服のボタンを外していく伍長
大きな手が器用に動く
身体を撫でるように服を取り去る
気が付くと、下着まで全て脱がされていた
『どんな魔法を使ったのだ』
異性に肌をさらすことなど、想像したこともなかった
私の身体は、伍長の眼にはどう写っているのだろう
375 :
嘘:2007/01/14(日) 21:55:09 ID:qOkKZSXS
闇の中、私を凝視している伍長を感じる
見ないで欲しい
恥ずかしいから
見て欲しい
愛してるから
しっかりと組んで、胸を隠していた両手を解く
姉上達ほど育ってないが、そこそこ大きいと思う
今まで邪魔にしか思えなかったものだが、伍長に気に入って貰えるだろうか
ジャッジを待つ罪人のように小刻みに震える
羞恥と緊張でおかしくなりそうになった時、伍長は言ってくれた
「キレイです」
一番欲しかった言葉
朴訥だが、誠意に溢れた伍長の言葉が心に染みた
恥ずかしいから、誇らしいに変わった
体と心の強張りが抜けていく
376 :
嘘:2007/01/14(日) 21:57:33 ID:qOkKZSXS
極度の緊張が解けたせいか、涙が溢れ出てきた
困ったことに、まったく止まる気配がない
『伍長に嫌がっていると思われたら…』
一人あせっていると
ペロッ
顔を寄せてきた伍長が、舐めとる
『マーキュリー号のようだな』
何となく可笑しくなる
少しだけ余裕もでた
「うまいか?伍長」
おどけて聞いてみる
「はい、俺にとって天上の美味です、少尉」
カッと頬が朱くなった
狡いぞ
そんなに真剣に
冗談のつもりが真面目に返され、うろたえる
「だから全部いただきます」
頬から耳元に、さらに首筋を経由、鎖骨を通って胸にたどり着く
377 :
嘘:2007/01/14(日) 21:59:35 ID:qOkKZSXS
各所各所で淫声をあげさせられた私を、伍長はさらに責めあげる
伍長の大きな手が合流して、乳房をすっぽりと掴まれた
強く弱く、微妙な力加減で揉み上げながら、飛び出ている乳首を口に含む
やわやわと唇で挟みながら、先端を舌で微かに触り、刺激を与える
あまりの切なさに、伍長の首を抱え込む
力が入らない
自分でも、止めているのか、催促しているのかわからない
ただただ快楽に流されるのを怯えるように、伍長にしがみついた
伍長もまた、愛撫を止めようとはしなかった
私が、二度目の快楽の波に押し流されるまで…
378 :
嘘:2007/01/14(日) 22:01:07 ID:qOkKZSXS
荒い息をつき、呼吸を整える
余韻で、ビクビクと震える体
伍長の頭を抱えていた腕から力が抜け、自然と滑り落ちた
伍長はその手を両手で握り、厳かにキスをしてくれた
『まるで物語の騎士のようだな』
子供の頃、好んで読んだ絵本を思い出す
もっとも、自分が憧れたのは、騎士のほうだったが…
初めて姫の立場も悪くないと思う
ぼんやりする頭が、取り留めのない過去を思い出している間にも状況は変わる
伍長は、大きな両手で包み込んだ掌を、マッサージするように揉みながら、指を口に含んだ
『なんでこんな事が気持ちいいのだ』
379 :
嘘:2007/01/14(日) 22:02:59 ID:qOkKZSXS
指をくわえられているだけで、とろけそうな快感が走った
いや、実際にはくわえられているだけではない
唇でしごかれ、舌で絡め取られる
たまに、伍長の、その、大きなモノを口でしてしまうこともあるのだが、こんな感じなんだろうか
いや、私はこんなに上手に出来ない
これだけで、またも達してしまいそうになっている
「伍長、お願いだ
もう、止めてくれ」
息も絶え絶えに哀願する
「気に入りませんか」
伍長は、分かりきっている癖に問い返す
付き合っている余裕など全くない私は
「お願いだ、許してくれ」懇願を繰り返すのみだった
やっちまった。申し訳ない、というわけで支援。
381 :
嘘:2007/01/14(日) 22:04:45 ID:qOkKZSXS
伍長が放してくれるまで、必死で堪え抜いた私は、声も出せなかった
ジンジンと快楽に疼く身体と、それに流されることを恐怖する心、二つの私がせめぎあう
身体を胎児のように丸め、目をつむる
何もない世界に逃避する
何もなく穏やかな
伍長もいない…
『そんなの嫌だ』
ガバッ
跳び起きると、心配そうに見つめている伍長と目が合った
必死でしがみつく
「私の伍長だ!」
叫んでしまう
『何を口走っているのだ、私は』
訳の分からないことを言われ、伍長も戸惑って…
「はい、俺は少尉の伍長です」
迷いもせずに言い切った
382 :
嘘:2007/01/14(日) 22:06:47 ID:qOkKZSXS
もう良い
落ちても
流されても
こやつと共にならどうなっても
しがみついたまま、伍長を感じる
鋼のように逞しく、岩のように大きな体
しかし、無数の傷痕を晒している
心にはもっと…
依存心と保護欲
合反する、どちらの気持ちも伍長を欲した
抱き返してくれた伍長の逞しい腕を感じながら、またも落ちていった
その後のことは余り覚えていない
伍長が欲するまま身体を開き、臆することもなく達した
伍長は巧みに、執拗に私のを貧る
髪一本から爪先まで、伍長の触れないところはなかったし、私の総ての隙間は彼に征服された
383 :
嘘:2007/01/14(日) 22:08:09 ID:qOkKZSXS
月光と伍長に包まれ、私は一つの決心をした
前から気になっていた
伍長は上手すぎる
とてもとても慣れている
聞いてみたい
聞きたくない
知りたい
知りたくない
でも今なら…
総てを捧げた今なら聞けるかも
勇気を振り絞った
「伍長」
「はっ、はい」
私の気配の変化を伺うようにしていた伍長に、思い切って問う
「女性経験はどれくらいあるのだ」
「!」
「伍長は優しいからな
さぞかしモテたのであろう」
クチガ
「まだ若いのだ」
カッテニ
「他にも何人もいるのではないか」
ウゴク
辛いのをごまかそうと、余計なことまで…
384 :
嘘:2007/01/14(日) 22:09:49 ID:qOkKZSXS
「そうですね、売春宿では人気がありましたよ」
私の不躾な問いに、伍長は平然と答えた
「そうか」
声が震えないよう、必死に押さえる
「部隊の皆に付き合わされて、よくそういうところにも行きました」
「仲間は大事だからな」
意味のない受け答え
「宿でモテる方法を知ってますか?」
「どうするのだ」
そんなこと知るか
「寝てしまうんです、なにもせず」
えっ
「俺のサイズだと壊してしまいそうなんで
店の姉さん達は、いつも寝不足なんで、喜んでくれます」
いたずら小僧の表情で、伍長は言った
385 :
嘘:2007/01/14(日) 22:11:30 ID:qOkKZSXS
「失礼ですが手を出してしまったのは少尉だけです」「バカモノ」
パンッ
思わず手を上げてしまった「バカモノ!バカモノ!バカモノ!人をからかうのがそんなに楽しいか!」
悔しくて
嬉しくて
憎たらしくて
愛しくて
感情を爆発させてしまった私は、伍長を叩き続けた
腕が上がらなくなるまで…
肩で息をする私に、伍長が詫びてきた
「ごめんなさい
少し浮かれ過ぎました」
伍長はほとんど堪えた様子も見せず、穏やかに微笑んでいた
さぞ面白かったであろう
馬鹿な私は
怒りを込めて、睨み付ける
「少尉が嫉妬してくれたから」
386 :
嘘:2007/01/14(日) 22:17:56 ID:qOkKZSXS
本当に嬉しそうに伍長がぬかした
ずるい
私は怒っているのだぞ
怒っているのに…
心が喜んでしまう
顔が緩んでしまう
伍長を見ることが出来ない
本当にヒドイ奴だ
憤慨しながら、伍長に背を向ける
抱きしめてくれるのを期待しながら…
終
エッチをメインに書こうと思ったんだが、下半身に届かず挫折
タイトルの意味分からんでしょうが、対になる一遍書くツモりです
>>373さん
ニアミスの上、長々占拠してスミマセン
GGGGJJJJJ!!!!
いいもの見せてもらいました。リアルタイムでサルのように
更新しまくったー。
イエイエ。
こちらのリロミスでぶった切っちゃって本当に申し訳ない。
対の続編お待ちしてます。全裸で。
少尉かわいいよ少尉! GJっす萌えた〜!
しかし伍長、疑問に応えてないね? ごまかしたね?
次のはその辺のお話なんだろな、とwktkしとります。
では、上記のあなた!
投下を!
我ら民草に萌えネタを〜!
389 :
1:2007/01/14(日) 23:00:32 ID:pprsoMdm
エロなし少尉モノローグです。
どうしてあの時、アイツを突き放すようなことを
言ってしまったんだろう。
アイツのちょっと寂しそうな表情と、肩を落とした後姿が
まぶたに浮かんだ。
「伍長ォッ!……イヤだ!目をあけろッ!伍長ッ!」
目の前には悪夢のような光景。
何で、何でコイツがこんな目にあわなきゃいけないんだ。
私の判断ミスだ。私のせいでコイツは―――
降りしきる雨の中、私は伍長を宿へ運ぶためヤツの長い腕をつかんだ。
脈も呼吸もある。ただ、雨に打たれて体は冷え切っていた。
急がなければ。
私は、コイツを失うわけにはいかない。
意識を失っている人間を運ぶのは骨が折れる。
ましてやそれが、自分の倍ほどもあろうかという巨漢ならなおのことだ。
「伍長、しっかりしろ。今、医者に連れて行く。」
伍長の腕を自分の肩にかけ、持ち上げようと力をこめる。
……重い。それどころか、ビクともしない。
太くてゴツゴツした手。厚みのある肩。
守っているつもりでも、いつも守られていた。
私一人では、コイツを守れない。助けられない。
悔しさに、景色がぼやける。
390 :
2:2007/01/14(日) 23:01:35 ID:pprsoMdm
「……しょ、うい…?」
肩にかけた腕がピクリと動いた。
苦しげに浅く呼吸をしながら顔をあげる。
暴行を受けたのか、打ち身だらけだ。…コイツは、誰かと争ったりできるヤツじゃ
ないのに。なんだか無性に腹が立つ。
「伍長、この街はどこかおかしい。宿に戻って作戦を練り直す。……動けるか?」
伍長は私の腕を振り払った。
「少尉……。この街の人間は、装甲列車の恐怖で洗脳されています。
……。備隊長のアーヴィーは……軍人を嫌ってる。アイツが、列車を襲ったんです。
……俺は今、動けません。足手まといになります。……放っておいてください。」
放っておけだと?足手まといだと?
戦えもしないのに、傷だらけになってがんばるお前を。
私は―――
脳裏に浮かんだ言葉を口にできないまま、私は軽く伍長の頬を打った。
「ふざけるな。どうしてお前を放っていかなくてはならないのだ。
あの時、お前は私を守ると言った。その言葉に嘘がなければ、立てッ!」
我ながら、支離滅裂なことを言っている。
それでも、コイツが動いてくれれば。
伍長はポカンとした表情で私の顔をじっと見つめ、唇を引き締めた。
腕に力を込め、上体をあげる。私はその隙間に体を滑り込ませた。
「ちょ、少尉!無茶しないでくだ……痛ッ!」
「私が支える。大丈夫だ。いくぞ、3,2,1ッ!」
〜〜〜〜ッ!やっぱり重い。が、泣き言など言ってはいられぬ。
早く傷の手当てをしなければ。コイツの体力がいつまで持つかわからないのだから。
「あのっ、やっぱり重いですから、大丈夫ですっ!」
私の腕を解こうとしてよろける。こんなときまで、コイツは……。
「無茶をするな、伍長。一緒に転んでしまう。…私なら、大丈夫だ!」
そう。肩にまわした腕の重みと、少しずつ戻ってきた体温を感じながら、
私は安堵感に包まれていた。
大切な部下だから?
違う。大切に思う気持ちは3課みんなにある。
だけど、コイツは、私の伍長だから。
どこか危うくて、私の知らない顔を持っている、やさしい大男。
ろくに戦えもしないのに、いざというときに必ず助けてくれる、私の伍長。
今はこの感情が何なのか、わからない。
もう少し、このままで―――
END
くしくも、「私の伍長」がかぶってしまいました。
スミマセンスミマセン。
あと、コミックス派の方、ネタバレです。申し訳ない。
少尉に萌えて書いちゃいました。
真夜中にGJ!
久々の投稿に興奮しちまったぜ!
皆さんGJです!
このスレに再び活気が出てきたみたいでうれしいな。
GJ!
いきます。
第一の大剣更衣室・・・。誰もいないはずのその部屋で、妖しく蠢く影があった。
「はぁッ・・・!副長・・・ッ!」
その影の名はフランシスカ。斧を使いこなす、第一の大剣の中でも屈指の実力を誇る女兵士だ。
しかし、今の彼女にその面影は微塵も無い。
彼女は今、制服をだらしなくはだけさせ、自慰を行なっている。
右手は股間に伸び、左手で男物のシャツを抱え込んでいる。
その服に染み付いた匂いを嗅ぎながら、彼女は自慰を行なっているのだ。
(私・・・こんなに乱れちゃうなんて・・・。こんなことするつもりじゃなかったのに・・・。)
荒れ狂う快楽の中、彼女は頭の隅でそんなことを考えていた。
彼女はただ、忘れ物を取りに更衣室へ来ただけだった。
しかし、副長のロッカーから服がはみ出していたことが、彼女を狂わせた。
誰もいない・・・だから少しだけ・・・。
そう考え、副長の服をとり、その匂いを嗅いだだけで・・・彼女は堕ちた。
匂いを嗅いだだけなのに、下腹部が一気に熱く疼き出した。
乳首が硬く尖ってきたのも自覚できた。
そうなったらすることは一つ・・・。そうして彼女は今、快楽に溺れているのである。
「ああっ、副長!好きです・・・っ!大好きです!こんな私を・・・嫌いにならないでぇっ!!」
誰もいない・・・いるはずのないという思いからか、フランシスカの声は大きさと激しさを増した。
比例してその行為も激しくなる。
何処へ!?!
しかし、そんな彼女を奈落に突き落とす声が響いた。
「・・・何をしている。」
フランシスカの動きがぴたりと止まる。ぎこちなく声の方を向くと、そこにいたのは・・・。
「・・・人の忘れ物を使って、随分と楽しんでくれているようだな?」
そこにはフランシスカの想い人・・・副長が立っていた。
「・・・・あ・・・・あぁ・・・。」
フランシスカは声にならない叫びを上げる。
自分はどうなるのだろう。神聖な職場で、上司の制服を使って自慰に耽っていたのだ。
懲戒免職は免れないだろう。
いや、そんなことはどうでもいい。確かにこの仕事に就くために、自分は血反吐を吐くほど頑張ってきた。
だが、そんなことは些細なことだ。目の前の想い人に嫌われるくらいなら・・・。
何とかしなければ。しかし、ショックのあまり腰が抜けてしまい、フランシスカは動けない。
副長はそんなフランシスカのことを黙って見下ろしていたが、不意に彼女へと近づいてきた。
「!?」
驚く彼女を意に介することもなく、副長は彼女の目の前にひざをついてかがみ込んだ。
そうして半裸のフランシスカをまじまじと見ていたが、不意に手を伸ばし・・・
「・・・ひぃっ!?」
・・・彼女の胸をもみしだき始めた。
「え、ふ・・・副長・・・!な、何を・・・あっ・・・!」
その愛撫は絶妙であった。激しく、優しく、いやらしく・・・。
次第に胸をもむだけでなく、乳首への愛撫も開始された。
人差し指と親指で押しつぶすようにされたり、人差し指と中指でさすられたり、ぴん!と弾かれたり・・・。
そうした副長の愛撫を受けるたび、フランシスカは全身を震わせる。先ほどの自慰とは比べ物にならないほどの快感が彼女を襲う。
「・・・。」
そんな彼女の様子を無言で見ていた副長は、もう片方の手をフランシスカの股間に伸ばす。
彼女がそのことに気づいたと同時に、副長は膨らみきった彼女のクリトリスをつねりあげた。
「!!あぁッ!?アアアアアアアーッッッッ!!!」
およそ人が出すとは思えない声を上げて、フランシスカは絶頂を迎えた。余韻で体が何度も痙攣する。
副長は無言で指を引き抜き、絡みついた愛液をぺろりと舐める。
「・・・そろそろ本番といくか。」
そういった彼はベルトを外し、自分のモノを解放する。
ぐったりした彼女を引き寄せ、秘裂に自分の分身をあてがう。
「・・・あ?」
彼女が気づくと同時に、副長は彼女を一気に貫いた。
「!!!!がっ!ああああああ!!!」
副長の背中にフランシスカの爪が食い込む。秘裂からは、処女の証たる血が流れた。
「副長ぉ・・・!私・・・!」
「心配するな。処女の扱いも慣れている。今は辛いだろうが、すぐに気持ちよくしてやろう。」
「違うんです副長・・・。いや、確かに痛いし辛いんですけど・・・。でもそれ以上に私・・・。
幸せなんです・・・。大好きなあなたに愛されて・・・。凄く嬉しいんです・・・。」
そう言って彼女は涙目ながらも健気に微笑んだ。
「・・・・・。」
それを聞いた副長の表情に変化は無い。しかし。
「!?あぁっ!?ふ、副長のが・・・さらに大きく・・・!?」
彼の分身は、彼の気持ちを素直に表した。
「バカめ・・・。せっかく優しく気持ちよくしてやろうと思っていたものを・・・。もう俺は、歯止めがきかんぞ。」
そう彼が告げると、フランシスカも答えた。
「はい・・・。遠慮なさらず、あなたの全てで、本質で・・・私を愛してください・・・。
私・・・全て受け止めてみせますから・・・。」
その言葉を言い終えたとたん、彼女は激しく打ちつかれた。
副長は全力でフランシスカを犯しているが、その中でもやはり相手を気持ちよくさせていた。
フランシスカも元々感度がよく、破瓜の痛みも酷い方では無いらしく、ほどなく感じ始めた。
二人の息遣いとフランシスカの嬌声、そして粘液が絡み合う卑猥な音が部屋中に満ちる。
「あっ!あっ!副長!副長!!私いっちゃう・・・いっちゃうーッッ!!」
絶頂が近づいたフランシスカの膣は、副長のモノを容赦なく締め付ける。
彼は我慢する気が無いらしく、それにあわせてさらに腰を激しく動かしていく。
「あぁーっ!イクゥー!!」
フランシスカが絶頂を迎えると同時に、副長も精を放つ。驚くほどの量が彼女の子宮に満たされる。
「あ・・・副長のが・・・私の中にいっぱい・・・。」
身をふるせながら、フランシスカは幸福感にひたる。
副長はずるり、と自分のモノを彼女から引き抜いた。秘裂からは血と混ざり合ってピンク色となった
精液がどろりと流れ出た。
「はぁ・・・副長・・・私、幸せです・・・。」
そういってぐったりとするフランシスカ。しかし・・・
「何を言っている。まだまだこれからだぞ。」
その言葉にぎょっとするフランシスカ。見ると、彼の分身は、先ほどより縮むどころかさらに大きくなっていた。
「お前はさっき、何と言った?」
私が言った・・・?フランシスカがそれを考えるより先に、副長が言った。
「遠慮せず、俺の全てで、本質で自分を犯せと。だから望みどおり、俺の本質で犯してやろう。」
副長の本質!?そのことに考えが至ったとき、フランシスカの背に戦慄が走る。
彼女は副長の手によってくるりと後ろ向きにされた。抵抗しようにも、既に力が入らない。
そしてフランシスカはあることに気づく。
自分は確かに副長の本質に犯されることを恐れているが、同時にひどく待ち焦がれていること。
秘裂は妖しく蠢き、愛液をとめどなく分泌し、彼が入ってくるのを今か今かと待ちわびている。
ああそうか、とフランシスカは理解した。
これが自分の本質なのだ。斧を振りかざし、戦う自分も間違いなく自分なんだろうが、
尻を高く掲げ、犯されることを待ちわびる自分こそが本質なのだ。
そんな事を考えているうちに、再び秘裂に彼の分身があてがわれる。
フランシスカは両手を副長に引っ張られる体勢をとらされた。
「いくぞ・・・!」
そういって副長は情け容赦なく腰を打ちつけ始めた。
フランシスカは獣のように感じ、喘ぎ、狂い・・・。そして再び彼の精が己の子宮をみたすのを感じると同時に気を失った。
「ん・・・あれ・・・?」
フランシスカが気づくと、副長はいなかった。自分の制服も、乱れてなどいない。
「アレは・・・まさか夢・・・?」
そう呟き身をおこそうとすると・・・どろり、と秘裂から何かがこぼれる感触がした。
ああやっぱり・・・あれは夢なんかじゃなかったんだ・・・!
そうしてこれからの副長との関係を思うと・・・今度は自身の愛液が秘裂から流れるのを感じた。
以上です。
正直、フランシスカ分が少なくて腹が立ったのと、バックで突かれるフランシスカを書きたくて書いた。
副長がどこからどうみてもゴルゴにしか見えないのが失敗だった。
次は幼姦マン2を書き上げられるよう頑張る。では。
萌えた!
>>369 GJ!!!
副長×フランシスカ大好きだから、まさにktkr!!
ありがとう、悶える位萌えた!!
GJ!!!
幼姦マンwktkして待ってますw
副長はやっぱりセックスが激しい
オレルド親父が止めに入らなかったらどうするつもりだったんだろ?
>>406 マジレスすると、親父を信じてたんだと思う。
ひとつのショック療法でしょ、アレは。
止めなかったら、自宅にお持ち帰りはしそうだがw
オレルド×マリエル読みたい
>>408 盲点だったが、いいな、それ。
いつか再会するといいな…。しかし原作では無理そうな気もw
初めてで怯えるマリエルの額にそっとキスするだけで終わらせそう。
エロ男に見えて意外と紳士だしオレルド。
じゃあ初めはソフトに行くんだよ。で段階踏んで少しずつ少しずつ。
>>409 オレルドは地下水道に住む人々を農場に導いた3課の軍人さんですよ。
軍人さんが農場に「視察」に行って何の障害がありますか?いや、ない!
おまえら紳士ですねwwwwww
>410
納得。
特にマリエルちゃんは素人さんだしなぁ、髪切るだけでも泣いちゃう子だしな。
どこぞの大人のおもちゃ通販サイトのレビューに、彼女がまだ
17か18歳の処女だから、まず小さい張り型から始めてちょっとずつ
慣れさせてあげてるところだとか書いてた奴がいたな。
ちと変わった男だなと思ったもんだが育てる楽しみはあるよなぁ。
今SS書いてるんですけど、台詞以外の進行のときは
伍長とかのキャラ視点で書くのと第三者の視点で書くの
どっちがいいんでしょうか。
最初第三者視点で書いていたんですけど、何か冷たい感じになっちゃうんで…
どっちでも、書きやすいほうでイイとオモ。
SSお待ちしてます。全裸で。
ネタがないんで、なんかリクエストないですか?
つぼにはまったら書かせてもらいますが
伍長の幻を見ながら、統合見解者(ミュゼの助手の人)の自慰とか。
……ごめん、言ってみただけ。
ブランバルドの熱い夜
伍長とステッキンとか、伍長と鎖骨娘とか、伍長と人妻とか…
でもノーマルでもいいと思いますよ
ぬこvs.少尉(in橋の下)で伍長争奪戦
姉上に間違った知識を植え込まれて
慰労という名目で伍長にエロい事をする少尉。主にパイスリとか。
いやいや、あの手袋をつけたまま手コキだろ
マーチス×右手
しかもマーチスじゃなくて右手がネコかよwww
ブランバルド夫婦に一票
負け戦の一部始終を見てみたい
ソリスにお子胤を沢山ぶちまけてやれ
429 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:43:46 ID:s0A5hNd5
主任が外出から帰ってきました
「これ分析、大至急で」
胸元から何かを取り出し、私に渡します
「何ですかこれ」
生体サンプル採取用の試験管に、半分程も入った白い粘液
「901-Eの精液よ」
「ああ、せいえ…、えぇ〜」
なっ、なんてものを
「早く、余り持たないのよ」
そりゃあ、人肌で保存しないと精子はすぐ死滅するのは知ってますが
だからといって、乳に挟んで輸送しなくても…
「頼んだわよ、明日チェックするから」
主任はまた、慌ただしく出ていってしまいました
妙齢の女性には辛いものがありますが、とりあえずお仕事、お仕事
430 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:45:19 ID:s0A5hNd5
「主任のバカァ」
研究員として、検査業務をしてる間は大丈夫でした
情報を纏め始めると、科学者としての才能が無駄に発揮されてしまったのです
『統合見解』
データからそのものの実像を組み上げる能力
主任が言うには、私はその力が強い者『スクリプター』なんだそうです
分かってんなら、こんな仕事させないでくださいっ
わたしの『試験管の君』、E号のイメージに、そそり立つぺッ、ペニスが追加されてしまいました
体格に見合った、いえ、それ以上のサイズ
この人の年齢、体力、健康状態ならどんなものか、脳裏に再現してしまったのです
431 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:47:07 ID:s0A5hNd5
何と無く、試験管を手にとりました
まだタップリ残っているサンプル
そもそも、こんなに量は必要ありません
採ったのではなく採れてしまったんでしょう
ただの一度で
採取の方法も判っています
サンプルに微量の唾液が混入していました
恐らく、主任の…
ズルい
私には先入観を避けるためといって、逢わせてすらくれないのに
「私だって」
そりゃあまだ、経験はないけど…
試験管を口元に持ってきます
「私、なにをしているんだろう…」
ピチャッ
丸い試験管の底に、ゆっくりと舌を這わしてみました
数ミリ先にはあの人の分身が…
432 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:48:59 ID:s0A5hNd5
蓋をしていても微かに感じる、濃密な青臭い香り
その香に私の女が、強烈に刺激されてしまいました
ガラスの滑らかな曲線を、あの人の亀頭に見立てて…
会った事もない私に、いきなりくわえられたあの人の狼狽する顔まで、詳細に目に浮んできました
優しげなあの人は、それでも力ずくで振り切ることなんて出来ないでしょう
健康なあの人は、混乱しつつも立たせてしまいます
どんどんペニスを充血させついには…
「クウッ」
想像上のあの人がいく
現実にいったのは私です
でも、まだ足りない
私は再度想像、いや、妄想の世界に跳びました
433 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:51:06 ID:s0A5hNd5
あの人の、大きな口でのキス
私の唇を、完全に覆ってしまいます
舌で犯されたら、喉まで詰まってしまう
寂しがり屋のあの人だから、オッパイが好きに違いありません
痩せっぽちの私では、不満でしょうが…
大きな手で、ひとつかみにされます
やけどを重ねた、ガチガチの掌の感覚
縋り付くように揉みながら、乳首に吸い付くあの人
まるで大きな赤ちゃん
でも、赤ちゃんなら…
私の頼りなく細い腰は、あの人の逞しい両手に、がっしりと押さえられます
そしてあの大きなものが…「アアッ」
私は試験管の先を、トロトロの膣に埋め込みました
434 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:53:05 ID:s0A5hNd5
想像のあの人のペニスには程遠いサイズですけど、まだの私には十分きついです
残り少ない理性で、破らないよう注意しながら手を動かします
こんな擬似行為でも、もし試験管の蓋が取れたら
私の中一杯にあの人が溢れたら
あの人が私の中に宿ったりしたら
内側から破られながらあの人を…
「アアッ、ヒアアッーーー…」
べとべとになった試験管を抜き、机の上に置きました一時の興奮の代価に、凄まじい自己嫌悪の波が押し寄せます
まだ見ぬあの人に、なぜこんなにも…
おそらく、同情もあったのでしょう
大きな、でもボロボロの巨人に…
435 :
試験管の君へ:2007/01/23(火) 15:55:20 ID:s0A5hNd5
カウプランの研究の成果にして代償
神の英知を求める神官が捧げた、いけにえの子羊
未熟者の神官が、子羊を哀れんで…
それでもいいの
狂信者の群れにだって、醒めた目も必要なはず
私は羊を愛したの
神は信じるけど、羊も護ってみせるわ
私は誓います
あの優しい笑顔のために…
終
436 :
謝辞:2007/01/23(火) 15:57:44 ID:s0A5hNd5
>>417氏
ありがとうごさいます
使わせて頂きました
>>419氏
そんなんヤダ
でも夢落ちとかなら…
燃える!
>>420氏
ヌコ少尉とワンワ伍長
やってみたいが、むしろ漫画向きじゃ
>>421氏
「雪山三課」でやっとります
よければそちらを
他の方々
ブランバルド希望、多いっすな
肝心のエロが苦手なんで難しいです
「ソリスのお世話」程度にしかなりませんが
>>436 GJです!幻想の伍長萌えでここまで書けるとは…
>436
(゚∀゚)イイ!!
彼女のポジションて、ゆくゆくかなり切ないものになりそうだモナ。
439 :
438:2007/01/24(水) 01:10:05 ID:Hrq6M8sN
あ、クッキー食い忘れたスマンw
つー事は閉鎖騒動もこっちは心配ないのか。
壷がお知らせでカウントダウンしてるのでハラハラする。
SSが出来たんですけど、非エロなうえに全編ギャグなので
果たしてこのスレに載せていいものか悩んでます…
趣旨からちょっと外れている気がするし。
キャラサロンの方に投下するとか
非エロは問題ないと思うけど
趣旨からの外れ方によってはキャラサロンかなあ
>>441>>442 ご指摘有難うございます。
内容がやっぱりここには合わないと思ったので、キャラサロンの方に投稿してきました。
次はこっちに載せられそうなエロいSSを書いていきたいと思います。
444 :
欲情3課:2007/01/24(水) 22:56:00 ID:H/Mcdwrt
SS書いてみた。
『欲情3課』
「オレルド。オレルドはどこだ?」
アリスは大股で廊下を歩いていた。少尉としての威厳を示そうと、その歩みは軍人らしく堂々としていてた。
「オレルド!」
各部屋のドアを開け、中を確かめまた進んだ。室内にいた軍人たちは「なんだ、また陸情3課のヤツか」と迷惑そうだ。
「よし、頼んだぞ。デカブツ」
そう言ってオレルドはオーランド伍長に軽く肘打ちをした。
「准尉。そんなことを頼まれても」
オーランドは困ったように訴える。
「なーに簡単なことさ。少尉に何か聞かれても「知りません」「わかりません」って言ってくれりゃーいいのさ」
オレルドは前髪をかきあげ、キザっぽく振る舞い、そして傍にいる女の肩を抱いた。
女は嬉しそうにオレルドの襟章を弄った。そして首筋に吸い付くようなキスをする。にやけるオレルド。オーランドはその様子を直視できずに、チラリチラリと盗み見するように窺った。
「しっ、しかし……」
「おっと。伍長。これは命令だよ。オレルド准尉からの、め・い・れ・い」
オレルドはそういうと女を伴って一室へ消えた。ドアが閉められ、ガチャリという音が聞こえた。オーランドはへなへなと頭を抱えて、その場に立ち尽くしてしまった。
だが、数秒悩んでから気づいたように頭を上げた。
――そうか、少尉に会わなければ良いのだ!
明るい表情を取り戻したオーランドは、その場を後にしようと、周囲を警戒しながらも、踵を返した。
すると、
「伍長。伍長!」
と声が廊下に響いた。アリスだった。ブロンドの髪を揺らしながら、廊下の角より現れたのだ。
つづく
445 :
欲情3課:2007/01/24(水) 22:57:52 ID:H/Mcdwrt
『欲情3課』2
「ちょうど良かった。オレルドを見なかったか?」
気の強そうな目がオーランドをじろりと見る。
「えーっと、その、あの……」
しどろもどろになるオーランド。
「どうなんだ、伍長。はっきりしろ!」
「そ、そのこの部屋に」
と言ってオレルドたちが入った部屋、の向かいにある部屋を指差した。そこは使われていない旧式の銃火器を保管していた倉庫だった。
「ここ……なのか?」
「はっ、はい。そ、そそ、そうです」
オーランドは額から落ちる汗をそのままに少尉を見ている。
(あぁ、嘘をついてしまった。どうしよう)
アリスは拳をわなわなと震わせる。
「そ、その、オレルド准尉が何かしたのでしょうか?」
その様子を見たオーランドは心配になって尋ねた。
「民間人を許可なく軍施設に入れるだけでなく、まさか銃火器の保管場所にまで招き入れるとは!!」
思わず額に手を当てて、自身の失敗を痛感するオーランド。
「こんなことだから、「お気楽3課」などと馬鹿にされるのだ!」
アリスは腰に下げた短剣を抜き、鬼気としてそのドアを蹴破った。
「しょ、少尉!」
だが、室内に突入したアリスは、振り上げていた短剣を気の抜けたようにだらりと下ろした。
勢いよく開いたドアの先には誰もおらず、しかも保管されているはずの銃火器はなかったのである。
「まっ、まさかオレルドが……ここの銃器を」
言葉を失うアリス。そのアリスを見て絶句するオーランド。
実は、この保管庫から銃火器を持ち出したのはオーランドであった。3課の課長であるハンクス大尉から頼まれて、オレルド准尉とともに廃棄処理場まで運んでいたのだ。
「い、いえ、違うんです、少尉。その」
「言い訳無用! まさか伍長。オマエまで」
「い、いえ、だから、違うんです。銃器は課長から頼まれて俺とオレルド准尉とで民間の処理場まで運んだんです」
「……ほ、本当か? 伍長」
「はっ、はい」
信じてくれそうな雰囲気を察した伍長は嬉々とした。アリスはそのオーランドを見て短刀を鞘に戻し、小さくため息を漏らした。
「じゃぁ、オレルドはどこなんだ、伍長」
「あっ、えーっと、ですね……」
まさか、その処理場からの帰りに美人の女の子を見つけて、ついつい乗せて帰ってきてしまい、現在は向かいの部屋で言えないような行為をしています、などとはオーランドは口が裂けても、もちろん言えなかった。
言いよどむオーランドに対して、アリスの苛立ちは徐々に高まっていった。
そのときだった。
「あぁん、――っぅん」
と艶かしい女性の声が向かいの部屋から聞こえてきたのである。その声は、オーランドはもちろん、アリスの耳にもかすかにだが届いた。
「な、なんだ、今の声は」
アリスは部屋に向かわんと、大股で歩き出した。
つづく
446 :
欲情3課:2007/01/24(水) 23:01:58 ID:H/Mcdwrt
『欲情3課』3
バタン!
「……どういうつもりだ、伍長」
オーランドは開かれていたドアを急いで閉めた。言い訳を考える時間が欲しかったのだ。通さないようにオーランドはドア前に立ち塞がった。
「しょ、少尉。そ、その少し冷静になりましょう」
アリスの手は再びあの短剣に伸びていた。気弱に叫ぶオーランドのその姿に、アリスの怒声が飛ぶ。
「伍長!!」
その声にオーランド伍長は彫像のように固まった。オーランドはアリスを直視できずにオドオドと目が泳いでいる。まるで叱られている子どもと母親だ。いや、失敗をとがめられている新兵と教官だ。
「いったい、どういうつもりだ。何を隠しているんだ伍長。言うんだ!」
アリスは両手を腰に当て、伍長の顔を睨みつける。
「お、オレルド准尉は、今……、今、女性を治療中なんです」
その語りは淀みばかりだが、必死にそれらしい話を作り上げようとオーランドは苦心していた。
「処理場からの帰りに怪我をした女性を見つけて、えーっと、それで准尉は「これも戦災復興だ」と言って、その女性をですね……」
「助けたのか?」
「そ、そうです。それで、今、向かいの部屋で治療しているんです」
その説明にアリスは驚いたように目を丸くしている。
「で、ですので、その……」
オーランドはアリスの様子に気づかず、もっと何かを付け足そうと言葉を探しているが、見つからずに、どんどんと声が小さくなっていく。アリスはそのオーランドの態度を見て、肩を震わせている。
「伍長」
静かにアリスが言う。拳を硬くし、そのオーランドの情けない態度を戒めようと、腹部へ一撃を放った。
「伍長! それだけ立派なことをなぜ隠そうとする。もっと胸を張るんだ。戦災復興は、そうやって人助けを積み重ねて成し遂げるものなのだぞ!」
「しょ……少尉」
オーランドは膝をドスンと地面につけ、死にそうな声を漏らした。額には脂汗がプックリと浮かんだ。
「ご、伍長?」
実は、アリスが放った一撃は腹部ではなく、オーランドのアソコに命中したのだ。アリスとオーランドの身長差がそうさせたのだった。
泡を噴かんばかりに口を動かすオーランド。その巨体を横たえ、その痛みに耐えていた。アリスはどこに当たったかなどは気にせず、自身の腕力ゆえにと思い込み、その情けない伍長を優しげな瞳で見下ろした。
「な、なんだ。そんなに痛かったのか?」
伍長はうなずき、痛みのする部分を押さえてグッと堪えていた。眉をひそめその姿を見ているアリス。
「まっ、まぁ、オレルドのしたことは戦災復興の一助になる行為だし、今回は不問にしてやる。伍長が黙っていたこともだ。今度からちゃんと報告はするのだぞ」
アリスはオーランドを殴ってしまったことをやや後悔しながらも、士官ゆえに見逃せなかったのだと言わんばかりに口上を垂れた。
相変わらずオーランドは立ち上がれず、地べたに転がっている。アリスは気の毒に思ったのか、
「す、少し強く殴りすぎたみたいだ。すまん」
と倒れているオーランドの膝の上に座った。
つづく
447 :
欲情3課:2007/01/24(水) 23:07:16 ID:H/Mcdwrt
『欲情3課』4
「しょ、少尉? なにを……」
「オレルドにだって治療ができるのだ。士官である私にできないわけがないだろ。よし、患部を見せろ」
オーランドは恥ずかしそうに両手でアソコを隠すように押さえた。
「だ、大丈夫ですよ、す、すぐに治まりますから」
「そういうな。悪いようにはせん」
しばし患部の上でアリスとオーランドの手が押し問答を続けた。オーランドはますますオサマリがつかなくなったアソコをどうかに沈めようとオレルドのことを考えてみたが、今彼がしていることが浮かび逆効果だった。
立ち上がることも逃げることもできないオーランド。アリスは揚々としてオーランドの両の手を跳ね除け、ジッパーをズリズリと下ろした。
「しょ、少尉。止めっ……」
最後までジッパーが下りきる前に、オーランドの逞しい肉棒が爆発する勢いで反り上がった。
罰の悪そうな伍長を他所に、アリスは、
「す、すごい腫れてるじゃないか」
と太陽を見るように目を細めてみせた。どこか猫科の猛獣を思わせるその視線がオーランドの下半身により力を与えた。
(わざとやっている……?)
「力を抜け、伍長。そんなに力んでも腫れはひかんぞ」
そう言うと冷えていた小さな手で伍長のそのいきり立つモノを握った。
小さくうめくオーランド。
「ずいぶん熱があるな。これは早く治療せんと、な」
「少尉、いったい何を……」
その愛らしい顔をオーランドのそれに近づけ、小さな口をめいっぱい広げていた。
「なんだ、知らんのか? お爺様が「怪我には唾液が治療に役立つ」とおっしゃっていた……の、ひゃ」
最後まで言うことなく、アリスは伍長のそれを咥えた。
つづく
と思う。SSはじめて書いた。
小説もそもそもほとんど書かねからよくわからね。
これら4つ起承転結の起のつもり。掲示板に書き込む自体初だよ。すげー。
初体験乙!
小悪魔少尉エロス
慌てる伍長も可愛いね
449 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:29:41 ID:Ovpm/0Vc
GJ!
期待してます
終わりまでがSSですww
ラスまでがんばれ
450 :
欲情3課:2007/01/25(木) 04:05:58 ID:djTvw1XL
『欲情3課』5
ジュルジュルっ。
淫靡な音色が口腔から漏れる。オーランドの男根を咥えながらアリスはローデアリ王国から送られてきた農作物を思い出していた。粗野のようで繊細、無骨のようで気高い。舌を這わせれば生命の味さえ感じた。
アリスが舌を巻きつけると、一瞬一瞬にピクっピクっと奮えるオーランド。
アリスは自身の下半身が熱くなるのが分かった。だが、染み出ていく愛液を忘れるように、オーランドの肉棒を舐め続けた。
「怪我には唾液が――」
半分は真で半分は嘘。アリスはそのそびえ立つ大樹を見たときから心奪われ、想いをぶつけることしか頭になかった。
「うぐゅ、むちゅっ……ちゅ」
口を上下に激しく動かしたかと思うと、その大樹の先端からを優しく包んだ。命を吸い取るように、アリスは肺に力を込めた。
「あぁ、しょ、少尉ぃ。ダメです。そんなこと」
オーランドはアソコを押さえていたはずの両手で顔を覆い、切ないような声で応える。実はオーランド、興奮しすぎて鼻血がちょっと出ていた。恥ずかしさのあまり耳の端までが朱に染まり、およそその巨体からは想像できないほど初々しい反応をしていた。
「なんだ。可愛いな、伍長は」
小悪魔のような笑みを浮かべるアリス。内心はドキドキしていた。士官ともあろうものが、貴族ともあろうものが、こんな破廉恥な行為をして許されるのか。アリスは一片の理性を求めたが、その四肢は嘘をつくことはなかった。
アリスは自由な両腕を使って、伍長の上着のボタンを1つ1つ、また1つと外し始め、途中までで止めると一気にたくし上げた。
すると、伍長の筋肉質な肉体が顕になり、同時に戦場で負った無数の傷痕がアリスの目に飛び込んだ。
「うぅ、むにゅ。ジュる……っュ」
上目遣いでそれを見ると切なそうな表情を見せる。
アリスはねっとりとした銀の糸を引きながら、そっと顔を上げ、伍長の顔を見た。首の後ろがむずむずしていた。
つづく
【豆情報】『欲情3課』のタイトルの由来
生天目仁美さんが「陸情3課」を「欲情3課」と呼び間違えた。
とかいうのをラヂヲで聞いたから、タイトルに付けてみた。
へぇ〜。
451 :
欲情3課:2007/01/25(木) 04:15:57 ID:djTvw1XL
『欲情3課』6
「しょ、少尉。何をっ?!」
オーランドはうろたえた。
アリスはカーキ色の軍装を自ら解き放ち、その細身の肉体を顕にした。息をのむほどの美しさ。
鍛えられたその肢体はわずかな贅肉も見当たらず、腹部にはうっすらと線が浮かび上がり日頃の鍛錬がうかがわれた。両肩から鎖骨にかけては女性のそれで艶かしく、形の良い膨らみの先は小ぶりの桜だった。
汚れ1つ見当たらない。
オーランドは触れることを躊躇った。それどころか見ることさえも。
「伍長。よく見てくれ、私の身体を」
「しっ、しかし」
アリスはその右手でしっかりと伍長のアソコを握り、絶えることなく弄り続けた。クチュグチュと音色はいっそう高くなり、泡立つように淫らだった
「私は戦争を知らん。士官学校の卒業式の日、首の後ろがむずむずしたなと思ったら、唐突に停戦が告げられた。
気がつけば3課を率いて「戦災復興!」と叫ぶ、お気楽3課の小隊長だ。貴族の私が叫べば“たわ言”にしか聞こえないだろう」
「そ、そんなことは……」
伍長の大きな古傷をアリスは空いている手の指先でなぞった。
「私はな、伍長。この傷痕1つない身体を惜しむことなどしない。
戦災で傷ついた平民、戦場で腕を、足を、命を失った兵士、戦後の混乱で悲しみ、苦しみ、生きる希望を失わんとする全ての国民と同じだけ傷つき汚れる覚悟があるのだ。
皆が安心して暮らせるその日まで、私は戦災復興を止めることはできない」
透き通るような白い肩が震えていた。いつも気丈で気高く、強気なアリスが肩を震わせ、先程までの小悪魔のような笑顔とは一転して、少女となったのだ。
伍長は上半身をのそりとお越し、アリスの顔をよく見た。瞳の奥にあるのは怯えだろうか。
オーランドは自分の肉棒がいくらか萎えてしまったのを感じつつ、アリス少尉の言葉を待った。
「伍長。……私とともに傷ついてくれないか? もう少しだけで良い。戦災復興のためにオマエの力を貸してくれ」
か弱げな少女が言ったのは、軍人としての命令ではなく、お願いだった。
照れくさそうにそっぽを向いているアリス。頬に熟れはじめた桃のような色が乗る。
つづく
ごめん、ちょい萎えさせてみたw
GJです!エロかったり萎えたりで続きが楽しみです!
最後まで頑張ってください
貴族の娘ともあろう少尉が
どこでそんな舌技覚えてきたんだw
桃のようなほっぺの少尉可愛い
続き全裸で待ってます
455 :
夜と朝:2007/01/27(土) 16:41:33 ID:WW/IvuL2
「少尉、朝ですよ」
凄まじく、けだるい朝
騒がしい声を止めようと、枕元の継承器を探す
「継承器ならそこに」
張り付く瞼を引きはがすと、遥か向こうのテーブルに置いてある宝物が見えた
「さあ、起きて下さい
風呂に入りましょう」
こっちの宝物がいつもの笑顔で言った
「ムリだ、体が動かない」
枕から頭が上がらない
腰から下の感触がない
あちこち痛む体をどうにか動かし、伍長に背を向ける
「しょうがないですね」
伍長は背中と膝の裏に手を懸けた
「軽いですね」
「止めんか、バカモノ」
横抱きに抱き上げられる
逞しい巨体に
「綺麗にしないと外に出られませんよ」
「汚したのは誰だというのだ」
汚物扱いにふて腐れた
「ああ、だから俺が綺麗にします」
伍長は、いつもどうり穏やかに、しかし不穏なことを言う
「オイ、伍長、まさか…」
「責任持って、隅々まで」「ふっ、ふざけるな、馬鹿モノ」
抗議するが、腰の抜け切った体には抵抗の術はなかった
ソープを入れた湯をはったバスに身を委ねる
子供の頃から、風呂は大好きだった
香料を入れたヌルイ湯の中で、ゆるゆると体を暖めるのがお気に入りだ
疲れ切った体へのマッサージも…
…しかし、
「こら伍長、貴様まだ足りないというのか!」
伍長が後ろから廻した手で、モゾモゾと身体をまさぐり続ける
「心外です、俺は少尉のお世話をしてるだけですから」
しれっとぬかした
「自分で出来るから、出て行け!」
「そんな訳にはいきません」
スウッ
「ヒッ!」
髪からうなじを撫で下ろされた
「この髪を汚したのは俺ですから」
バリバリに固まった精液がこびりついていた
ヤツは、指で丁寧に解しながら、少しづつ水をかけて落としていく
「すみません、少尉があんまり綺麗だから、つい汚したくなって」
『どの面下げて申しているか』
心の中で毒づいたが、口には出さない
実際求めたのは自分からだった
口でたっぷり吸いあげた後、出すところが見たくて、擦りながら発射を待った
飛び出てきた分身を無駄にしたくなくって
「頼む、かけてくれ!」
伍長の熱い精液を顔に、髪に受けた…
「こんなに跡が付いて
消えますか、コレ」
胸元に無数に残っているキスマークや歯型をさすりながら、伍長は言った
胸に縋り付くような愛撫を繰り返す伍長を見て、ヤツの印が欲しくなった
私の要求に気遣いながらも、無数の印を…
過疎っているので反則技
今ははんせ(ry
しまった
タイトル「浴場三課」にすりゃよかった
S伍長もいいですねぇ。GJ!
461 :
欲情3課:2007/01/28(日) 02:47:43 ID:ChAf4zix
『欲情3課』7
「俺なんかで良かったら、力になります。このでっかい身体を少尉のために使わせてください」
オーランドの口から出たのはそんな言葉だった。聞きたかったその言葉はアリスをひどく安堵させた。「ありがとう、伍長」と言いかけて口腔で押しとどめた。
野暮ったい大きな鼻をポリポリと掻いている伍長をこれ以上見ていられなくて、アリスはぎゅっと抱きしめてしまった。
両手が回りきらないほどの太い胴。戦場で作り上げられた兵器としての身体は獣のように荒々しく、戦車のように堅固だった。密着すると、早鐘のように打ち鳴らされるオーランドの拍動が伝わり、どうしようもなくアリスを昂揚させた。
「少尉、俺……」
アリスは気づいた。伍長のあの大樹がメキメキと音を立てて成長するのを気づいたのだ。先端からは透明な樹液がほとばしり、後から後から溢れ出る。
「しょうがないヤツだな」
ジュりゅ。ぐチュぐチゅ。
アリスはまず両手で包み込んで上下させた。そして、唇を近づけるとピンクの舌をちょろりと出して、その樹液を舐め出した。先っぽを必要にペロペロと舐め、舐め、舐め、しかし溢れ出る。
「もうパンパンじゃないか。オマエのは……その大き過ぎてちゃんと全部は口に……」
……ぅうぐっ――――っ!!
アリスは無理だと分かっていながら、オーランドのペニスを喉の奥まで導きいれて、むせ返った。薄っすらと涙が浮かび、スカイブルーの瞳がオーランドに訴えかけるように歪む。
「しょ……」
「大丈夫だ」
気丈に答えると、アリスは舌を精一杯に伸ばし、伍長のペニスを下から丁寧に舐め上げた。唾液を混ぜながら、グチュグチョと時には天辺から包み込み、頬をすぼませ、口腔の熱さを伍長に伝えた。
「むチゅっうぅぐ。むチュ。ジュゆちゅちゅ――っ、ぷっは!」
繰り返すたびに伍長の四肢はバタつき、喉から漏れる重低音がアリスを楽しませた。
はち切れんばかりに成長した肉棒は、アリスの口が離れると上下に激しく揺れた。今にも暴発しそうで危うささえ感じる。
つづく
462 :
欲情3課:2007/01/28(日) 03:00:04 ID:ChAf4zix
『欲情3課』8
「俺、もウ、出そうです」
オーランド伍長は我慢ができず、腰を浮かせた。
――出ルっ!
というまさにその瞬間。
計ったようにアリスはその動きを止め、満足そうにネットリとした唾液を垂らしながら顔を上げた。
「しょ、少尉ぃ」
不満そうな声が混じる。
「どうした? 伍長」
「……そ、そのぉウ」
「出シタイのか?」
無言で肯定するオーランド。だが、待っていましたと言わんばかりにアリスは、
「では、伍長。私のも……その」
その先の言葉はなかった。
犬がご主人の命令を待つように、オーランドも上官の命令を待った。
「……み、みなまで言わせるなッ!」
アリスはムズムズと腰を浮かせ、ジッとりと湿ったカーキ色を下ろした。大腿から膝、そして脹脛までアリスの白肌が顕になる。乙女のようなそれではなく、張りがあり艶があり、そして逞しい。
だが、ナメクジが這ったようなテラテラとした輝きが一筋。
軍から支給された薄暗いアンダーウェアにはしっとりと黒々としたシミ。
止まらない愛液。
伍長は一秒を惜しむように少尉の茂みを求め、その薄暗いベールに手を伸ばした。
つづく
思ったより長くなってるし、エロヘタだし、ごめんよ
>>462 いつもGJです!続き楽しみにしてます!
しかしこのスレも随分人が少なくなっちゃったなぁ。
キャラサロンの方はまぁまぁ盛り上がっているのに…
この作品読んでる人の多くがアブノーマルってことかな?
それとも単にアニメの出来のせいなのか…
原作は月刊の上、長編序章だからなー。
単純にネタが尽きたって感じかな。
キャラサロンやら数字は、伍長の凄まじい受けオーラの賜物だろ。
俺はああ云うの苦手だから行ってないが。
のんびり書いていつの間にか一ヶ月たってまだ書きかけの俺が横切りますよ
2課伍長のごとく、他にも潜伏してる奴はいるはずだ
投下待ってる、全裸で
466 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 13:00:43 ID:IinykCtM
投下しても、ろくに感想もないんじゃ職人さんもやる気なくす
過疎スパイラルだな
ヒント:つアク禁止
そう思うなら感想書けばいいのに。
欲情3課の人続きwktkしてまってます。
少尉かわいいよ少尉 寸止め伍長もかわいいw
そう思うなら感想書けばいいのに。
言われる前に
>>462 いいところで切るなんて心憎いね!
恥らう二人が可愛い
471 :
欲情3課:2007/01/30(火) 19:33:13 ID:f3+PIBT7
『欲情3課』9
ズリズリと下ろされた貴族らしからぬ軍の支給品から、アリスの気品に満ちたブロンドの茂みが現れた。
ジロジロと視姦されるようでアリスは少しの困惑を覚えていた。
――止めろ!
と言いたい気もするが、
――もっと見て欲しい……
という切ない気持ちも、確かにアリスの心のうちにあった。
空になった保管庫のいくらか汚れたタイルを見ながら、
(私のココに舌を這わせるのだ、などとは……)
ひどく卑猥な願望がアリスの陰部を熱くさせていた。
(ああぁっ! 私の口からは言えん!!)
アリスの股間から流れ出る膣液は願いとは裏腹に曇り1つない。
腰元からゴクリっと息をのむ音が聞こえた。
つづく
472 :
欲情3課:2007/01/30(火) 19:34:56 ID:f3+PIBT7
『欲情3課』10
盛り上がった喉仏が沈み、言いたげな唇がわずかに震える。
(か、髪の毛とおんなじ色……なんだぁ)
妙な感動を抱くオーランドはアリスの気持ちなどお構いなしだ。
ヨダレが垂れそうになる自分を不思議に思いながら、アリスのブロンドの奥に隠された割れ目からオーランドは目を離せずにいた。
薄桃色の襞がヒクヒクとうごめき、汁を吐き出している。
(……な、なんだろ、コレは)
オーランドは節くれだった指先を花びらに沿わせた。
そして、プックリと膨らんだつぼみのような部位を刺激する。
「あぁっ……んんっ。はぁぃっ! ……ああっ!!」
悲鳴に似た声がアリスから聞こえてくる。
「少尉、大丈夫ですか?」
少々驚いたオーランドはアリスに尋ねる。
「も、、もッとしてく、れ――」
膝をガクガクさせながら、アリスが上ずった口調で願う。
上気した頬を隠すようにオーランドの方を見ることはない。
なんだかその仕草が愛らしく思えたオーランドは、
(もっと弄っても大丈夫かな)
と無骨な指1本を、好奇心に導かれるまま、ゆっくりと、泉へと進めた。
――ちゅぷっ。
抵抗なくオーランドの指先が飲み込まれる。膣の襞を感じながらその温かさが指に染み渡る。
オーランドは無邪気にその指の動きを早め、そしてより奥へと侵入を試みた。
すると肉壷の壁が指先に絡むように狭まり、粘着液をトロトロと流し出した。
アリスの息は荒くなり、指先に操られるように肢体をくねらせる。
「ごっ、伍長ぉ…っ……ぉ」
オーランドはアリスの消え入りそうな言葉を耳朶に受け止めず、子どものようにアリスの恥部を弄っていた。
(指を出し入れするだけで、こんなにヒクヒク動くのかぁ、じゃぁ……)
楽しくなってきたオーランド伍長は、今度は指2本で割れ目を擦り出した。
さっきまでより激しく。熱情的に。淫乱な音がグチュグチュと発せられる。
(す、すごい。2本も入ったぞ)
オーランドは不躾なほど太い指2本をアリスの肉鞘に押し込んだ。
「んっ――ぁっつ、はぉうん……っ! はぁっはぁぅ」
その大きさを知りつつも濡れた膣は拒否することはなく伍長の指を歓迎していた。
オーランドは差し込んだ2本の指をわずかに折り曲げ、うごめく膣の上壁を擦る。
淫乱に歪むアリスの顔。媚声を漏らすアリスの唇。崩れそうなアリスの足腰。
喜悦の波がアリスを襲っていた。
(これは舐められるものなのかな)
不埒な伍長は誘惑に駆られた。
(味は……するのかな?)
つづく
どんどんやる気になっている伍長がいいですねぇ
続き頑張ってください!
GJなんだが、二点ほど難癖をつける事を許して欲しい。
・文末の「つづく」は不要なのでは?
・同じく、文頭のタイトル及びその番号は名前欄に書いてあるので不要では?
作品自体は大変よかったので、今度からこれらの点について考慮していただけると一層いい作品になると思う。
ご一考をお願いしたい。
>>472 これからもっと太い伍長のドアノッカーを入れられるんだから
指だけで感じてなどいられないですな
477 :
欲情3課11:2007/02/02(金) 01:25:46 ID:D4EhlNI9
――だっ、ダメだ。伍長、それ以上は……
アリスは耐えていた。必死に耐えていた。
膝が笑い出し、立っているのがやっとだった。
(ご、伍長のバカっ)
ゴツゴツとした伍長の指先が入るたびに、背筋に電気が走るかのような刺激が駆け巡る。
出るたびに、むず痒い感覚が胸の中で広がる。
(あぁんっ、もう立っていられない)
伍長のその動きは稚拙で乱暴で、アリスは、
――こら、もっと優しくやるのだぞ!
と、むくれたくなるが、腰の奥が疼いてままならなかった。
「んんっ。……っ、はぁ。ううぅん。っく。むぅぁん」
(もウ・・・・・・ダめっ……)
ガクガクと膝が崩れ、前のめりにアリスが倒れる、その瞬間。
ニュルっと糸を引かせながら2本の指を引き抜いた。
(な、何を……するのだ?)
オーランドはアリスの引き締まった白いお尻を両手でむんずと掴むと、力強く引き寄せたのだ。
「ふひゃっ」
アリスの秘部にオーランドの顔が迫る。
(も、もしかして)
2人の思考が溶け合うように交叉する。
478 :
欲情3課12:2007/02/02(金) 01:32:43 ID:D4EhlNI9
――あいつら、どうやって飲んでたかな?
舌先を伸ばし、下手糞な動きで膣汁を舐めあげた。
グチュグチュと弄り続けたためか、愛液は白濁のミルクとなってオーランドの口の中に流れ込む。
(ちょっとだけ酸っぱい……、よく似てるなァ)
オーランドは思い出していた。
寒風吹き荒れるある日、軍から支給されてからずいぶん日の経った牛乳を温めて、橋の下で野良猫たちと分け合ったことを思い出していたのだ。
伍長がこんなことを考えているとアリスが知ったら怒るだろうか。いや、伍長らしいと言って笑うだろうか。それとも。
――アリスの陰部から滴るミルクが、伍長の思考に導かれるように過熱される。
(す、すごい。どんどん出てくる)
オーランドは自分が野良猫になった気分で、その短めの舌を精一杯ペロペロと動かした。
舌を強く押し付け、擦りあげるようにアリスを攻め立てた。
479 :
欲情3課13:2007/02/02(金) 01:36:05 ID:D4EhlNI9
ヘソの下あたりに伍長の髪がちくりと刺さり、くすったいような気持ちがある。
だが、それ以上に陰部の熱っぽさがアリスを支配していた。
その粗雑な髪を、アリスは思わずグシャっと握りしめた。
(こ、声が出てしまっ……)
荒げてしまいたくなる声を必死に押さえ込む。
ドアを一枚隔てたところは、軍人たちが行きかう廊下。ついさっきアリスが大股でノシノシと歩いていたところだ。すれ違った人数は何人だったろう。10人、20人だろうか。
ぺチャぺチャと荒淫な音が部屋に響く中、アリスは廊下からする足音が気になった。
――わ、わたしはなんて場所で
恥じらいがさらに腰の奥を刺激し、脈打つ速度が速まる。
虚ろになる思考。
流れる血潮は一気に下へと流れ落ち、アリスの理性は欲望に支配されていく。
「――あぁんっ、ご、伍長ぉ〜ん、もっと、もっとだぁっぁああぁ!」
自然に腰が前後に動き出していることにアリスは気づかない。
引き締まったお尻が揺れ、ザワザワと騒ぎ立てる下半身を抑えることができない。
――もうっ、だ、ダメっ
びゅ、びゅ、とアリスの女陰から熱い液体が飛び散り、伍長の顔を濡らす。
意識が抜けるようにアリスの火照りきった肉体が伍長に被さるように倒れた。
ドアノッカーを使うときは、やっぱし……ランタん?
>>489 少尉のミルクてw
随分と大きな子猫さんだことw
483 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:44:19 ID:PTWwd+qh
オレルド×マーチスのSSを書きました。
こういった数字ものはスレ違いでしょうか。
結構な長文なのでちょっと気になるのですが。
数字モノは苦手な人もいますからねぇ…
こっちもスレ違いなのかもしれないけど、キャラサロンの伍長スレの方か、
もしくは801系のスレに投稿した方がいいかもね。
キャラサロンは番外編としてなら認めてもらえる…かな?
485 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:48:37 ID:n1oeP8fI
こっちには向いてないと思う
せっかく書いたんだから好まれるとこへどうぞ
伍長キャラスレなら一言断れば許容されるだろう
このスレ過疎ってるから選り好みしてらんねえ気もするが
男同士ものなら801板のビデオ棚なんかいかがでしょう
487 :
sage:2007/02/02(金) 22:29:43 ID:PTWwd+qh
皆さんアドバイスありがとうございました。
それでは作品にあいそうなスレを探して投下しようと思います。
>>487 よかったらどこに投下したかヒント教えていただけませんか?
>>488 まだこれから投下するところです。
おすすめのスレがあればそちらに投下しますよ。
>>488 801板のビデオ棚が良いみたいなので
そちらにしました。
少尉と伍長のSSも書いているので
できたらこちらに載せようと思います。
スレ違い失礼しました。
>>490 乙です
少尉と伍長SS楽しみにしてます!
色気なさすぎ吹いたwwwww
伍長の色気には負けるけどね
確かに色気ないwww
原作の方がまだ色気ありそうww
今月の伍長、半端でなく色っぽいぞ
ネタバレ系でエロなしです。
少尉×伍長、ここでもいいですか。
ネタバレって本誌の方ってことかな?
一応断わりを入れておけば大丈夫だと思うよ。
非エロも問題ないと思うけど…。
wktk
本誌ネタバレです。
4分割しました。
当方「若葉マーク」。
スレ汚し御免。
「さて、どうしたものだろう」
熱で朦朧としている伍長を前に、少尉は考え込んだ。
先刻まで穏やかだった呼吸が荒い。
時間が解決してくれるわけはなさそうだ。
「とにかく、熱だけでも下げなくては」
お情けのように薄い毛布をかけてやったものの、
なにせこの身長である。足が出てしまう。
乾いた二人分の軍服で足をくるんでやる。
額にあてたタオルは、冬の水道水で冷やしたものだったのに、
10分もしないうちに使い物にならなくなる。まずい。
薬のないこの状況下で、解熱の方法はただ一つ。発汗させること。
そのためには水分を補給させる必要がある。
少尉は水差しの水をコップに注ぎ、ベッドのそばに置く。
伍長の背の下に手を入れ、渾身の力で体を起こしてやる。
寝た子ほど重いものなしというが、相手は大人。しかも規格外ときた。
起こす方が汗まみれになる。
ようやく体が半分入る程度の隙間を作り、ベッドと枕を背にして座り、
伍長の体を寄りかからせる。これでむせることもないだろう。
「伍長、水だ。とにかく口にしろ。」
耳元にそっと呼びかけてみる。髪がちくちくと頬を刺激する。
相手は眠りの沼にはまったきり出てくる気配がない。
もし、伍長が目覚めなかったら。
苦しむ部下を見ながら民に解熱剤を与えた私は、誠実といえるのだろうか?
ふいに頭によぎった不安をかき消すように、少尉は伍長の頭をかき抱く。
とにかく一度目を覚ましてほしい。一言声を聞かせてくれるだけでいい。
「起きろ。伍長。」再び耳元で呼びかける。頬を軽くたたく。無反応が怖くなる。
硬い黒髪の中に顔をうずめる。
戦時中、弱りゆく部下をあまたの上官はどんな気持ちでまなざしてたんだろうか。
「……し、しょう…い?」
ふいにかすれた声が耳に飛び込む。
「伍長!す、すまんな。苦しい姿勢で。汗がひどい。水だ。飲んだら戻してやるから。」
コップを口元まで持っていってやる。……よし、完了。
一息ついたのを確認して、不自然な傾きを直してやる。
「熱が引くまでここにいる。起こして悪かった。」
伍長はただうなずく。ふいに互いの視線が絡まる。
気まずくなって少尉が視線をそらすと、伍長は眠りに落ちていた。
先ほどよりも幾分穏やかな呼吸だ。
新たな行動を起こすのは、夜が明けてから。
それまでは体を休めよう。
伍長の体重の大半を体で支えていたために節々が痛む。
伍長の額にぬらしたタオルを取り替えると、
少尉はベッドの傍らの椅子で急速に眠りに落ちた。
505 :
↑:2007/02/06(火) 01:58:25 ID:vWHzcHkr
自爆プレイですみません。
少尉にもたれたら気持ちよさそうだとかなんとか
妄想だけはあるのですが、文に起こすのは…。
SS難しいです。
職人さんのすごさを実感しました。
GJです!介抱される伍長も必死な少尉もいいですね。
続編とか期待しちゃいます!
GJ!
少尉のあせる感じがよいです
しかし、エロ無しは問題ないが、萌えはほしかった
ぶっちゃけ、水の飲ませ方が違うだろが!オラーwww
俺も同じ気持ちだ。マウスchoマウス…
貴族の唇も安くないんだろうか…w
今週のアニメを見て
1課の皆さんが「兵器局だから容易に拷問なんてできない」みたいなこと言っていたような…
そんな事言わずにやっちゃっいなさいよウェブナー中尉へのエロ拷問
歯医者とか指折りから切り落としへのパターンしか思い浮かばね。
あと油を飲ませるとか。
そこはジョンソンじゃねーの?>拷問
前、後ろ、口、両手、髪で最大7Pが可能だぜ。
あるいは指一本ずつ落としながら犯すとかー
乳首にピアスしながら犯すとかー
エロに持ってく方法はいくらでもある
ハードSM!
あえてスナブノーズ隊長単独で考える
なに、隊長の拳は、人を殺せるんだがね。
必殺の拳を持ちながら、同時に繊細な指先が存在するなんて――誰が想像する?
ところがね、在るんだよ。隊長には。
相手がどんな者であろうと、確実に溺れさせる指遣いを持っている。
あらゆる拷問にも耐えた女傑であろうと、隊長のもうひとつの面を知れば、誰も逆らえない。
一撃必殺の拳と陥落必至の指さ。
これに耐え切れる、初めての女になれるのかい……?
副長の女性の扱いの上手さが、実はスナブノーズ隊長仕込みのだったらかなりワロス
「いいか、我々は仕事で人命を軽視せねばならぬ。
であるからこそ、プライベートではあまねく他人を愛さねばならぬのだよ」
「なかなかに名言ですね。
女性を5人も侍らせてるとこを部下に見つかったタイミングで無ければ」
「細かい事は気にするな。
ちょうどいい機会だし、お前にも『女性の扱い方』というものを教授してやろう」
先生!こんな感じですか!?
お前ら天才だな!
若獅子→少尉→伍長
って需要ある?獅子→少尉メインなんだが。
ぜひ、お願いします
需要聞く人は結構いるのに、投下は少ないな
感想レスは大事だぞ
518です。
今レオニール→アリス→微妙に伍長を書いてます。
需要がありそうなので書き終わり次第投下させていただきます。
523 :
欲情3課14:2007/02/08(木) 01:36:33 ID:o1K4WjFi
2つのふくらみは伍長の顔に密着していた。
崩れるように倒れたアリス。力は抜け、意識はどこかにいってしまったようで目は虚ろだ。
谷間にうずまった伍長の口から、
「やふぁがらい」
と、悦に入った声が漏れる。
伍長のその声にアリスは反応することはない。朦朧とした意識。
動き出したのは伍長だった。するりとアリスの胸に両手が伸びる。
張り出たおっぱいを伍長は愉悦のうちにもみしだく。
手つきはいくらか乱暴で、その無骨な指先がアリスの薄ピンクの乳首をいじめる。
アリスの肉体が
――あぁっ、はぁァァ、アぁン、はぁぃ……
と喘ぐ。思考は停止し肉体だけがざわついている。
じゃれ付く子猫のようにオーランドは乳首を舌で押し、舐めあげる。
オーランドの大きな手からすれば、小さく見えるアリスの美しい半球型の乳房。
その全体像などお構いなしに、オーランドは乳肌を激しく愛撫している。
(どんどん硬くなってきた)
アリスの小ぶりの乳頭はオーランドの舌に刺激され、徐々にその硬度を高めていった。アリスの意思とは無関係に。
そして、同時に、オーランドの肉棒は天に届くばかりに高く、硬く、力強く股から生えていた。先端からは汁がたくたくと漏れ出ている。
我慢できずに、その体液はトロリと糸を引きながら垂れていった。
――あぁ、ダメだ。我慢が、
と伍長の脳内は淫靡な欲望が駆け出していた。
肉竿に走る血管に大量の血液が流れ込み、暴れ出しそうなほど脈打つ。
ビクッビクツとその膨張が止むことはない。
――――――――あぁぁあ、も、もう……しょ、少尉の……い、いや……
忘れるように、伍長の舌はアリスの乳暈を擦り上げ、乳首をその口に含んだ。
チュウチュうと吸い上げるように口を蠢かすと、伍長は甘噛みをした。
524 :
欲情3課15:2007/02/08(木) 01:42:24 ID:o1K4WjFi
アリスは眠りから覚めるように目を開けた。
タイルの床と伍長のぼさぼさの髪。そして火照った肉体。胸元には奏でる伍長の口。
腰の奥が疼き、まだその熱さが覚めない。むしろ、
――もっと、もっとだ!
と求め続けている。乳首にいやらしく吸い付く伍長を見て、その思いは一層強まる。
アリスはニヤッ、と悪戯を思いついた少女のように笑うと、一心不乱にむしゃぶりつく伍長の耳元に唇を近づけた。
――、ふぅ〜
と吐息をかけ、耳たぶをカプっと甘噛みする。
「!! うえぁぁぉおお! しょ、少尉、何を――」
伍長はこそばゆさに狼狽した。
マーキュリー号に甘噛みされても動じない伍長だったが、アリスの甘噛みには激しく動揺し、驚きのあまりアリスを跳ね飛ばしてしまった。
「うわぁっ!」
後転しそうになるアリス。伍長にしがみ付こうと手を伸ばした。
それが悪かった。ガシャンと奇妙な音が部屋に響いた。
弾みとはいえ、伍長はアリスを跳ね飛ばしてしまった。
伍長に悪気の欠片もない。そう、アクシデントだ。
それどころか、悪いのはアリスの甘噛みだ。
だが、アリスの気持ちはどこか萎えてしまった。
――いくらなんでも、こんな破廉恥なことは帝国軍人として許されん。うん、そうだ。
立ち上がったアリスは、ブーツを着用しただけで裸だ。胸には伍長のキスマークと指の跡。陰部から流れた体液の跡はそのままだ。
――そうだ、ここは保管庫だ。誰か来たら困るだろう。うん、そうだ。
その思考に説得力は微塵もない。
「な、なぁ、伍長。ここは……」
閉ざされたドアを前に、あれこれと思案していたアリスは振り返り、伍長に言葉をかけたが、その言葉は最後まで続かなかった。
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スレ汚しになってるな、御免よ。
SS書き始めたのはいいけど、終わりが見えねェ( ノД`)シクシク…
続きイラネなら、イラネェと罵倒してくれ。
いつまでも待ってる
続きが気になるよ焦らされて焦げそうだよ
518です。
頭に何かが沸いたのでレオニール→アリス→伍長投下してみます。
なんかシチュが前スレの15さんと似たような感じです。
拙い文章ですが読んでいただければ幸いですorz
--------------------------------------------
菜食主義者の肉食獣
アリスが目覚めたのは体の疼きからだった。
体中が熱く息は荒くて自分でも鼓動が早いのがわかる。
(…私は…?体が何か…熱い…)
よく覚えてなくて薄く眼を開ける。
眼を開けると自分は裸で、柔らかな見知らぬ褥の上にいた。
「…!?ッ」
熱に浮いた頭で一瞬で先刻の事を思い出す。
舞踏会に出席した時に偶然レオニールに会い
レオニールからグラスを渡されたのだ。
「いや、アルコールはちょっと。」
いつも通りにアリスが断るとレオニールは
「今日は只のジュースですよ。姫君。」と笑う。
やっとアルコールを諦めてくれたのかとアリスは思い。
礼を言ってグラスを受け取り口元へ運ぶ。
大丈夫。アルコールの香りはしない。
そう思って中のジュースを一口。
と、意識が朦朧として意識が途切れ途切れになる。
「こうでもしないといつまでたっても僕のモノにならないからね…。」
耳にかかる吐息とそのセリフに夢うつつのアリスの頭がヒヤリとする。
が、もう意識は薄らぎ、傍から見ればアルコールに弱いアリスが寝てしまったように写る。
レオニールは口元に笑みを浮かべながら適当に係に口実をつけて客室にアリスを運んだ。
そこまでを思い出しアリスは血の気が引く。
(まさか私は…)
知らない間に犯されていたのだろうか?
結婚前に純潔を散らされてしまったのだろうか?
それも婚約破棄を考えていた相手に…
嫌な想像が頭を支配する。
しかしそれも考えられないくらいの情火がアリスを襲った。
「な!?…んッ…!あぁ…!!」
体がすぐに火照り、下腹部が熱いのが自分でもわかる。
とその時。「眼が覚めましたか?」
レオニールが隣に居てアリスに微笑みかけていた。
いつここに?それとも気が付かなかっただけだろうか?
アリスは火照り続ける自分の体を抱きしめて上体を起こす。
「はぁッ…!!一体どういうつもりですか…っ!はぁっ、んっ!何、故…!」
荒い吐息が自分の胸にかかるのにすら肌が粟立ってしまう。
これは情事の後の感じでは無い、無理やり欲情させられてしまったのだ。
多分、いや、絶対にあのジュースの中には媚薬か何かが入っていた。それもかなりの量が。
「何故も何も姫君をモノにしたかっただけですよ。」
しれっとレオニールは答えてアリスを押し倒す
「こんなふうに、ね。」
「!!んん…っ!!」
アリスの唇を奪ったレオニールはそのままアリスの口腔内を犯す。
歯列をなぞり、舌を絡め、吸い上げる度にアリスは声にならない声で抵抗する。
「んっ!ふむっ…ぅん!」
手がレオニールの胸を押し返そうとするが脇をなぞられて力が抜ける。
アリスは今自分がどうしようもなくそれこそ発情期のように欲情させられてることに気が付いた。
レオニールはそんなことにかまいもせずに唇を移動して首筋に舌を這わして吸いあげる。
「!!や…あッ!ぁ、んッ!」
アリスは抵抗しようとしても力が入らなくなる。
レオニールの舌で力が首筋から抜けていくような感覚だった。
レオニールが桃色の耳朶を舐め上げ、甘噛みをする。
「ひぅっ…!!やぁ…っ、ぁあぁんっ!」
つい嬌声を上げてしまう。
自分の立てた声に一瞬おどろいて羞恥が襲う。
その羞恥がいっそうアリスの体を火照らせる。
そこまでを思い出しアリスは血の気が引く。
(まさか私は…)
知らない間に犯されていたのだろうか?
結婚前に純潔を散らされてしまったのだろうか?
それも婚約破棄を考えていた相手に…
嫌な想像が頭を支配する。
しかしそれも考えられないくらいの情火がアリスを襲った。
「な!?…んッ…!あぁ…!!」
体がすぐに火照り、下腹部が熱いのが自分でもわかる。
とその時。「眼が覚めましたか?」
レオニールが隣に居てアリスに微笑みかけていた。
いつここに?それとも気が付かなかっただけだろうか?
アリスは火照り続ける自分の体を抱きしめて上体を起こす。
「はぁッ…!!一体どういうつもりですか…っ!はぁっ、んっ!何、故…!」
荒い吐息が自分の胸にかかるのにすら肌が粟立ってしまう。
これは情事の後の感じでは無い、無理やり欲情させられてしまったのだ。
多分、いや、絶対にあのジュースの中には媚薬か何かが入っていた。それもかなりの量が。
「何故も何も姫君をモノにしたかっただけですよ。」
しれっとレオニールは答えてアリスを押し倒す
「こんなふうに、ね。」
「!!んん…っ!!」
アリスの唇を奪ったレオニールはそのままアリスの口腔内を犯す。
歯列をなぞり、舌を絡め、吸い上げる度にアリスは声にならない声で抵抗する。
「んっ!ふむっ…ぅん!」
手がレオニールの胸を押し返そうとするが脇をなぞられて力が抜ける。
アリスは今自分がどうしようもなくそれこそ発情期のように欲情させられてることに気が付いた。
レオニールはそんなことにかまいもせずに唇を移動して首筋に舌を這わして吸いあげる。
「!!や…あッ!ぁ、んッ!」
アリスは抵抗しようとしても力が入らなくなる。
レオニールの舌で力が首筋から抜けていくような感覚だった。
レオニールが桃色の耳朶を舐め上げ、甘噛みをする。
「ひぅっ…!!やぁ…っ、ぁあぁんっ!」
つい嬌声を上げてしまう。
自分の立てた声に一瞬おどろいて羞恥が襲う。
その羞恥がいっそうアリスの体を火照らせる。
喘がされる合間熱に浮かされた頭で思う。
誰かっ助けてっ!ごちょ…っ!!
しかしその思考はレオニールの指先が下腹部を滑ると同時に弾け飛んだ。
「え、ちょ、やめてくだっ!!あぁぁッッ!!」
もはや体全体が敏感に反応するアリスには成す術も無かった。
レオニールの指がしとどに濡れた其処へ触れてくちゅり、と音がした。
「ふぁあぁッんっっ!!」
「触れているだけですよ?」
びくびくと体全体で感じて頬を羞恥で桃色に染めた様はなんとも嗜虐心をそそられる。
レオニールは指を淫水が溢れる其処へ押し込んだ。
ぬちゅりと粘着質な水音が響くと同時にアリスの白い喉から嬌声が出る。
「!!!んぁぁあぁぁーッ!!はぁっぁんっ!おやめ下さっ、あッ、ん!」
その制止には答えずレオニールは喉の奥でくつくつと笑って指を動かす。
「ずいぶんと薬の効きが良いのですね。…それとも元々の淫乱な素質でしょうかね。」
耳元で囁き、耳朶を甘噛みをする。
「はぁ、んッ!そ、んな…ッ!違ぁぁっ!!ッッきゃぁあんッ!」
こんなに体内にぬぷぬぷと指を引き込んでいる癖に。とレオニールは思い、更に指の動きを早める。
くちゅっくちゅっ
より大きな淫乱な水音が響き、感覚だけでなく聴覚からもアリスを犯す。
「!!、あんッはッ!!ひあッ!あぁあぁぁんッッ!!伍長ッ―――ッッ!!、…!!」
軽くオーガズムを向かえビクビクと背を震わせる。
一瞬頭の隅が白く光り、少し我に返った瞬間レオニールはひくひくと収縮する膣の中の指の動きを止める。
その瞬間アリスはしまったと思った。顔の血の気が引く。
つい部下の名前を呼んでしまった、こんなことをされて、しかも婚約者の前で…
「…ねぇ、姫君。今なんて言いました?」
ぞくりとするような微笑。指を激しく動かす。
まだイキたてで敏感なクリトリスが擦られて快感が背筋を貫く。
「あぁああぁぁんっ!いやっ!ぁ!違いまッ…!そのっ今のはッッ!…………」
どうしよう、言葉が出てこない。
『こういう嫌らしい行い』をいつも伍長を意識して自らしていたなんて口が裂けても言えない。
自分でするよりの快感をレオニールにされた事によってついうっかり伍長の名が出てしまっただけなのだ。
アリスは自分の迂闊さを呪った。
はじめて伍長を思って自分を慰めた夜自己嫌悪で一晩中悶々としていた。
部下に対してこんな思いを抱いてしまった事と初めてこんなふしだらな行いをしてしまったことを恥じた。
婚約者がいるという立場なのにこんな事をする自分は淫乱なのだろうか。アリスのそんな思いと
背徳的な立場とがアリスの胸をかきたて、この猥らな行いが病みつきになってしまったのだった。
レオニールは確かにいつもの優しい笑顔だが眼だけは冷え切っていて笑ってはいない。
アリスは自分の芯が冷え切ってしまったような感覚になった。
体は火照って欲情しきって熱いのに…
レオニールは指を乱暴に引き抜く。
「ふぁぁんッ…!!」
引き抜かれる感覚にも律儀に体は反応してしまう。
レオニールは興ざめだと言う様に指を拭う。
アリスは息を本能的に整えながら複雑な心境でレオニールを見る。
喩えるなら叱られるのを恐れる子供のような気持ちと他の何かわからない感情がないまぜな気持ち。
レオニールが押し倒した格好のままアリスの目をまっすぐに見つめる。
アリスは目をそらす。
その仕草がなんともレオニールの情を掻き立てられる。
アリスの薄く開く濡れた桃色の唇とまだ朱に染まっている頬。
濡れた瞳は金の睫に伏せがちにそらされている。
ふるふると背徳感か恐怖感か、はたまた先刻の余韻か何かで震える様がなんともそそられる。
そこにあの夜の舞踏会で見せた凛々しいアリスは無く
褥には小動物のような嗜虐心を感じさせる小娘がいるだけだった。
それにレオニールはため息をついた。
アリスなら自分と対等に渡り合えると思っていたのに。
戦う前からこんなにも屈してしまうなんて。
「…残念だな。…おしおき、しなくちゃね。」
「え…?」
そう、おしおきだ。
自分以外の男を呼んだ罰と自分をこんなにも失望させた罰だ。
やっと発せられたレオニールの声にアリスの体が弛緩した隙に自身をあてがい、腰を落とす。
柔肉を掻き分けながら、純潔を一気に穢してレオニールのモノが奥まで入る。
「!!ッッあぁぁぁぁあぁッ!いたぁっんあぁぁぁッ!ふぁあぁんッ!」
アリスの顔が破瓜の痛みに歪む。
アリスの悲鳴を搾り出すように乱暴に機械的に突き上げる。
レオニールはアリスの痛みに耐える声に興奮する。
「いや、だッ…!!いっあぁッ!!抜いッあぁっん!!抜い、てェッ!!はぁぁぁんっ!!」
ずちゅっずちゅっと腰を動かされて破瓜の痛みとそれ以外の感情でアリスの眼に涙が零れる。
そこでアリスは初めて気が付いた。
自分が本当に求めているのはあの傷だらけの大男だと。
毎晩自分で慰めては「ただの性欲処理だッ!」と自分に言い訳をしていた。
しかしそれこそが自分の求める男だったのだ。
「ああぁ…あ、あぁ、んんっ!はぁぁん!ひぁぁっんっ!」
心とは裏腹に体はどんどん感じていく。
自然と声が淫猥に艶を帯びていく。
(嫌だっ…!嫌だっ…!私が求めるのは違う男だっ!誰かっ!!伍長、伍長ッッ…!!)
アリスは声が出ないように抑えようとするがレオニールがそれを許さない。
桃色に尖った乳首をぐりぐりと攻め、首筋に噛み付くようにキスをする。
「ひぃっ!あッッ!きゃぅっ!」
全身が敏感なのに息もつけないくらいに責められて頭がどうにかなりそうだった。
それと本当に好きな人に抱かれていない事実がアリスの頭をさいなむ。
そんな状況で淫乱に感じるふしだらに感じてしまう自分の体がアリスの熱をあげ続ける。
「はぁっ!やだ、ぁっん!!あ、はぁッ!いッ、あぁぁッッ!」
そしてとうとう乳首を抓り上げられた瞬間アリスは頭が真っ白になった。
「あぁぁんッッ!!――あ、あああああああぁぁぁ…んっ!!」
(――――――――――――…伍長――――…)
ビクっビクッと体とレオニール自身を咥え込んでいる柔肉が痙攣する。
その急激な締め付けにレオニールもアリスの中でドクッドクッと脈動しながら果てた。
果てた瞬間の刹那。
アリスは(あぁ、もう私は、伍長を見れないだろうな。)と真っ白になった頭で思っていた。
それを思い、レオニールと繋がったまま。溢れた涙が頬を伝う。
「これで君はっ、僕の…モノだ…っ!」
そんなアリスに追い討ちをかけるようにレオニールはアリスの耳元で言った。
「!!…ッ…」
アリスはそれを聞いて自分の胎に出されたのに気がついてヒヤリと血の気が引く。
やるせなさに眼をそっと閉じると瞼の裏に愛しい部下の笑顔が浮かんで、また一粒涙が零れた。
Fin.
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すいません
>>527と
>>528連投しちゃいました!orz
サー!淫語が恥ずかしくて書けません!サー!
エロス自体書くの初めてで恥ずかしくて妙に固ッ苦しい文になりましたorz
眠い中書いたので多少の誤字とかがあってもスルーしてくだしあor2
それでは。おやすみなさい。
gj!!!
いっきに読んでしまったからもっかいじっくり読ませてもらうよ。
>>523 終わりが見えないって事は
それまでずっと二人はヤりまくってるって事かいw
>>532 伍長でオナるなんて少尉も隅に置けませんな
もうお嫁に行けなーい!
GJ!
感じちゃう少尉が可哀相でよいなぁ
助けに来た伍長が慰めるんだよな、なっ
過疎だな…
上にも書いてあったけど、SSネタが出尽くした感があるからねぇ
残ってるのは微妙なカップリングばかりだし。
あと書いても反応が薄いってのが…
伍長スレのような妄想が必要なのか?
どうせやるなら、あまり常識にとらわれずにのびのびとやった方がいいね
バレンタインネタか?
少尉が三課全員にチョコ渡すけど伍長だけ巨大とか。
曰く「伍長サイズだッ!」ってツンデレ。
…いいかも。
少尉にホワイトチョコをぶちまける伍長!
負けじとチョコを口移しであげる少尉!
庶民には想像もつかない程の贅を尽くした部屋の中、
伍長は大きな体を小さくまるめてちょこんと座っていた。
この屋敷に来るたびに身分の差を痛感する。
「もっと堂々としていいんだぞ?ここは私の屋敷だしお前は私の客なんだから。」
アリスはそういって笑うけれど、それで「はい、そうですか」と納得できるわけがない。
おまけに今日の少尉はなんだか様子がおかしい。
うまく説明できないがなんというか・・・ピリピリしている。
伍長はどうにもいたたまれなかった。
「今日はどうしたんですか?」
伍長はおずおずと問いかけてみる。
「伍長」
アリスは少し言いよどんで、それから一息に言い切った。
「この前の続きをしたい!」
伍長の顔が見る間にかーーっと真っ赤になった。
持っていたティーカップを取り落としそうになるのを見て
アリスは慌てて手を差し出す。
話は数週間前に遡る。
その日二人は何度目かの情交を重ねていた。
少尉の胸は結構大きい。
初めて見たときは目のやり場に困ったくらいだ。
伍長はその豊かな胸を遠慮がちに手の中に包み込んでそっと揉む。
こうしていると少尉の鼓動や息遣いが直に伝わってきてこちらの心臓まで高鳴ってくる。
触ってるだけじゃ・・嫌だ・・・
どうにも抑えがたい欲望のままに伍長は少尉の胸に顔をうずめてしまった。
しきりに舌を這わせては乳首を口に含んで何度も吸い上げる。
自分が今ものすごくみっともないところを見せているとわかっていても愛しさが先に立つ。
「子供みたいだぞ、伍長」
アリスが赤い顔で少し笑った。
熱く湿った所に触れてみると、難なくぬるっと指が入り込んでしまった。
「ん・・んんっ」
アリスは小さく声を上げる。
初めてしたときは痛いのかと動揺したが今では感じているんだなとわかる。
「こういうときは・・・」
伍長は思った。
「少尉なのに少尉じゃないみたいだ。」
目がぼんやりと開かれて、顔が真っ赤で、呼吸が乱れて、
それから口が切なげに動いて・・・
「なあ・・伍長、どうして・・いつも・・指でしかしてくれないんだ?」
伍長の動きが止まる。
「自分のは・・お・・大き過ぎて、多分少尉に痛い思いをさせますから。
「そうなのか?でもそれじゃ私は良くない・・・良くないぞ!」
アリスは伍長の手に触れて慎重に指を引き抜かせる。
それから本当に思い切って伍長の下半分の洋服に手をかけするっと引き下ろした。
伍長の物は張り詰めて痛々しいほどに上を向いていた。
アリスは一瞬息を呑む。
確かに大きい。入るかどうか自信がない、というか怖い。
まさかこんなに大きいなんて予想もしていなかった。
どうしよう。
二人ともしばし呆然としていた。
伍長の物が見る間に萎えていく。
「いいんです、もうよしましょう、少尉。」
伍長は申し訳なさそうにうつむいて言った。
アリスは自分がしくじったことに気がついてはっとした。
これじゃ傷つくに決まってるじゃないか・・・
かといって口でしてあげるというのも無理な注文だ。
思い切り口を開けてみてもこれではとても入らない。
仕方がないのでアリスは手をそっと添えて優しく撫で上げ始めた。
アリスを制止しようと伍長の手が何度もシーツの上でもがいて、
でも結局そうはしなかった。熱い唇がが音を立てて刺激を与えている。
「少尉・・」
「気持ちいいか?伍長」
「・・・・・・・・・はい。」
アリスの手の中でまた元の大きさと硬さが戻ってきた。
「できる・・かな?うん、大丈夫だ。」
アリスは怯える心を押し殺して自分に言い聞かせる。
組み合わさるように男女の体はできているんだから。
それから伍長の上になって少しづつ腰を落としていった。
恥ずかしい姿勢だけどこれだと自分のペースで進められるはずだ・・・。
それでも・・・痛い、すごく痛い、痛い。
やっぱり無理だ、と思った。
でもここまでしておいて相手を拒絶するのはひどすぎる。
アリスはぎゅっと歯を食いしばって耐えた。
伍長がかわいそうじゃないか・・・だから
「もう・・やめてください。」
伍長の悲しげな声にアリスははっとした。
「うん・・・ご・・めん」
「抜きますよ。」
「うん・・・」
アリスがあまりにも苦しそうで見るに耐えない。
伍長は極力痛みが増さないようにそっとアリスの体に手を当てて腰を引いていった。
そうやってしぼんだ状態で本当にゆっくりと引き抜いているのに
アリスは苦痛に耐えかねて声を上げてしまう。
とてもかわいそうだった。
意地を張って無理に押し込んでいたせいで血がシーツを汚している。
それを見た伍長はとうとうぽろぽろ涙をこぼして泣き出した。
「ごめん、私が悪かったんだ。ごめんよ伍長・・・」
アリスが自分を抱きしめるのを感じて伍長はますます激しく嗚咽した。
これまでにもたくさん悲しい思いはしてきたけれど
こんなに情けなくてこんなに惨めだったのは生まれて初めてだった。
それから二人はずっと気まずくなってしまっていたのだった。
床に落ちかけたカップをテーブルの上に置いてからアリスは向き直った。
「できると思うんだ。だから来い!」
どこから来るのかわからない元気の良さで微笑みかけてくる。
「そんな無茶な」と伍長は思った。
「嫌なのか?」
「少尉が痛がるのは嫌です。」
「そうか。」
アリスはちょっと悲しそうな顔をした。
それから母親が子供にするように伍長をぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫だよ、伍長」耳元で囁きかける。。
そうして伍長の頭を何度も繰り返し撫でていた。
伍長はどうにも思い切りがつかなかった。
少尉のことは大好きだ。自分に優しくしてくれる人を傷つけたいなんて誰も思わない。
「どうしてもどうしても嫌か」アリスが静かに問いかける。
それでも伍長はふるふるとうなずくしかなかった。
ごめんなさい、少尉。
アリスはしばらくじっと黙り込んで
それからとても言いにくそうにポツリと言った。
「自分でしてみたんだ」
伍長は一瞬意味を取りかねて呆然とした。
なんだろう、それは。じぶんでする?
「好きな人の体を受け入れられなかったのは私だってすごくさみしかったんだ。それで・・・」
自分の手をじっと見つめながらアリスは続けた。
「・・・指が全部入れられて。」
貴族のお姫様の口から発されるにはあまりにもあんまりな告白に思わず伍長はあたりを見回した。
こんなことは絶対に自分以外の誰の耳にも入れたくない。
「お前のことを思いながらしたときに、だぞ?」
あっけにとられて返事ができない。
「ほら、たしかお前のってこれくらいだろ!」
アリスが手で形作ってみせるの見て伍長の困惑は最高潮に達した。
アリスもふと自分がとんでもなくはしたない動きをしたことに気付いて思わず
顔を赤らめる。
「だからな、大丈夫だよ伍長。」
二人はじっと見つめあった。
アリスが伍長の手を取って穏やかに口づけた。
それから指の一本一本を飴を舐めるように丁寧に口に含んでいく。
「いつも」アリスがゆっくり呟いた。
「この指が・・入ってくると・・・嬉しくて気持ちよくて・・・たまらないんだ。」
伍長はくすぐったいような照れ臭いような感覚に襲われる。
胸をさすられるのがとても心地よくて思わず長く息を吐いた。
「伍長」
「何・・・ですか?」
「・・嫌じゃないか?」
「はい・・・。」
アリスは切なげな眼差しを向けてくる。
「はい、じゃなくてしたい、っていってくれ。」
「少尉の・・体・・が・・・もっと欲しい・・です。」
伍長を抱きしめるアリスの手にぎゅっと力がこもった。
そのまま襟元を緩めながら思い切りキスをする。
赤い跡がいくつもついた。
もっと距離を縮めたい。
二人はもどかしげに服を脱いで夢中で抱き合った。
数え切れないほどキスを交わし、肌を擦り付けあい、指を絡めあって
伍長は収まりが付かないほどの高ぶりを感じた。
アリスは嬌声をじっとこらえそれでも我慢しきれずに絶え間なく声を上げる。
呼吸を激しく弾ませながら涙を流していた。
「もう・・・入れてほしい。」
「本当に・・・平気・・です・・か?」
自分の太ももの辺りがアリスの愛液で濡れているのがわかっているけれど
とにかく確認してみる。
「これじゃ・・焦らされてるのと変わらない。お願い・・・。」
先端部をあてがってみてももうアリスは痛がらなかった。
力をこめてみると流石に少し抵抗を感じたけれど、
それでも初めて試みたときよりはずっとスムーズに入っていく。
アリスの体はゆっくりと伍長の体を受け入れていった。
「これで・・・全部です・・。」
伍長が発した声を聞いてアリスは思わず自分の局部に目をやってしまった。
あんなに大きかった物が確かにきっちりと根元まで収まっている。
敏感な場所が驚くほどの柔軟さでぎりぎりまで押し広げられていた。
目を疑うような光景を目の当たりにして、アリスはこれまで一度も経験したことのない激しい感覚が
急速に湧き上がってくるのを感じた。驚きやかすかな恐怖感、そして愛しさや喜びがないまぜになって
感情を滅茶苦茶に揺り動かしていく。膣壁がひくひくと震えた。
一方伍長の方は伍長の方で、生まれて初めて自分の全てが押し包まれた感触に我を失いかけていた。
膣の内部がぬるぬるとこすれて今にも射精しそうになる。
「入れた直後に出すなんてみっともない・・・!」
伍長は必死で思考を飛ばし、達さないようにこらえることしかできない。
二人とも身動きが取れなかった。
息を吸い、吐き、そんななんでもない振動が今のお互いにとっては強すぎる刺激だった。
しばらくしてからやっと口を開いたのはアリスの方だった。
「いいぞ・・伍長・動いても。」
息も絶え絶えになりながらも懸命に優しい表情をつくろうとしている。
額には汗がにじんでいた。
「じゃあ・・い・・痛かったらすぐに、俺、すぐに止めますから言って下さい。・・・!」
伍長は本当にゆっくりと抜き出して、それからまたじわじわと挿入を始める。
アリスが唇をぎゅっと噛み締めてこらえるのがわかった。
「痛く・・ない・・ですか?」
「大丈夫・・それより」
そこから後は言葉にならなかった。
アリスの中で微かな痛みのように思えた感覚が快感に変わっていく。
「あっ・・ひゃっ・・あっ・・あぁっ!」
ほとんど悲鳴に近い声が上がるのに驚いて伍長は腰の動きを緩めた。
「やめるなっ・・・やめないでっ・・ああっ」
アリスは伍長の肩にぎゅうっと額を押し付けて懇願した。
これは・・・つまり・・感じている?少尉が?自分の物で?
アリスの体の奥から絶え間なく熱い液体が溢れて自分の物をしとどに濡らしているのを感じる。
いつもは凛々しい少尉が、女性としての喜びに打ち震えているのを目の当たりにして心が渦巻いた。
少尉をこんなにも乱れさせているのは他ならぬ自分なのだ。
アリスは与えられる快感のあまりの激しさに
自分が自分でなくなっていくようような気がした。
子宮口を突き上げられのが痛いほど苦しいはずなのに
腰を動かして求めるのを止められない。
陰核が伍長の指で刺激されるのを感じてアリスは体を震わせた。
「やっ、だめっ」
アリスは懇願するように切ない声をあげる。
「いっちゃうからっ・・・!」
囁く様にかすれた声で吐き出された言葉は伍長の興奮をいっそう激しくした。
堰を切ったように、何度も何度もアリスの奥深くに衝動を叩きつける。
もう限界に近かった。
「そんなにっ・・激しくしないでぇっ・・おかしくなっちゃうっ・・・!」
伍長が突き上げるのに合わせてアリスの体が痛々しいほどびくんびくんと激しく震えている。
それを見た伍長は思わずアリスをぎゅっと抱きしめてしまった。
「やぁっ・・ひゃっあああんっ」
逃げ場をなくした体に、苦しくなるほど熱く激しい快楽が押し寄せてくる。
「あっ伍長・・伍長っ・・あぁんっ!!!」
アリスは繰り返し伍長の名前を呼びながら絶頂に達した。
膣壁が激しく脈打ち伍長の物を断続的に締め付けた。
それからスルスルと全身の力が抜け落ちていく。
伍長はそんなアリスの体を慌てて支える。
そうして、そっと相手を刺し貫いていたものを抜き取りにかかった。
「んっ・・んんっ・・・」
アリスが声を上げるので伍長はてっきり少尉が苦痛を感じているのかと思った。
動きを止めてそっと表情をうかがってみて・・・実はそうではないとわかる。
アリスはただただ熱い快楽の余韻に浸っていた。
自分自身の体をぎゅうっと抱きしめて、津波のように断続的に押し寄せてくる悦楽の名残に必死に耐えている。
「あ・・あ・・・あん・・あ・・・・」
熱い吐息に切なげな嬌声がかすかに混じる。
アリスが普段よりもっともっと小さく儚い女の子に見えた。
「大丈夫ですか・・少尉?」
「ん・・・」
アリスはまだぼうっとしている。一度高ぶった体はなかなか簡単には冷めてくれない。
はあはあと乱れる呼吸を整えながら、やっとのことで自分をじっと見つめる伍長の眼差しを認識した。
「私っ・・・私・・こんなに・・・」
急に恥ずかしそうな泣きそうな表情をしたかと思うと、アリスは両手で顔を覆ってしまった。
「少尉・・」
アリスは泣いているように見える。
痛くしてしまったのだろうか、おびえさせてしまったのだろうか。
普段は絶対に見せることのない表情ばかりを浮かべるアリスに
伍長はどう接してしていいのかわからなくなる。
「こういうときは、なぐさめて・・あげる・・のかな?」
おずおずと手を伸ばして頭をそっと撫でてみた。
アリスはまるでそれを合図としたように伍長の体にぎゅっとしがみついてくる。
「!」
「気持ちよかったか?伍長」
「え・・!?・・は・・・は・・い・・良かった・・です。」
「私も・・すごく嬉しかった・・ちゃんと全部入ってきたって・・」
声が震えている。
「でもこんなに乱れてしまうとは思わなかった。お前のが大きすぎるんだ・・反則だ・・・。」
そんながアリスあまりにも愛しくて体中で包み込んであげたいと思った。
こういうときにはいつもは大きすぎるこの体がちょうどいい。
「今この人は自分だけのものだ。」
そんな愛情がじんわりと伍長の心を満たしていた。
ふと気が付くとアリスの呼吸はゆるやかに落ち着いていた。
伍長はそっと声をかけてみる。
「お風呂に入りましょうか?」
確かに二人とも汗やその他の体液で、全身がじっとりと濡れていた。
これでは体がべたついてあまり良い夢は見られまい。
アリスもうなずいた。
「うん、このままじゃちょっと寝られないな。」
アリスは伍長の腕の中から抜け出して起き上がろうとする。
自分で声をかけておきながら、少尉が離れていってしまうのがなんだか惜しかった。
アリスは握られた手を見てすこしはにかんだ。
「一緒に行こうか」二人はベッドから起き上がった。
それから風呂場に着いて「背中を流してやろう。せっかくふたりなんだからな。」と
屈託なく笑った表情はもういつもの少尉だった。
バスタブに二人で入るととんでもなく狭い。それでも標準的な大きさのものなら
一緒に入ることもできないだろう。何もかも伍長の体格のせいだ。
「狭いな。」
「すいません。」
「謝ることはない。いつものことだ。」
アリスは石鹸とタオルを手にとってさっさと伍長の体を洗い始める。
くしゃくしゃと頭をこすり洗う手付きがとても丁寧だ。
橋の下でホームレスも同然の暮らしをしている自分は普段ろくにシャワーも浴びない。
髪がもつれてブラシが通るかも結構怪しいものだというのに少尉は石鹸を盛大に泡立てて
嬉しそうに自分の体を洗っている。
「伍長は大人しくっていいな。この間マーキュリー号を洗ってやろうとしたら、あいつ水を
嫌がって大暴れしたんだ。おかげで私もステッキン曹長もずぶ濡れになって大変だったんだぞ。」
自分はマーキュリー号と同じ箱の中なのかとなんだか複雑な思いに駆られたが、そうじゃないなと思い返した。
少尉はみんなに優しい人なんだ。
とりわけ自分には優しいけれど・・と心の中で付け足してみる。
温かいお湯をざっとかけられると全身がさっぱりしてとても心地よかった。
なんだか母親と暮らしていたときのことを思い出す。
自分がまだ本当に幼なかったとき母親とこうして風呂に入った。
そのときの優しい安心した気持ちがこみ上げてくる。
「ん、これでよし!」
一仕事終えてすっかり満足気なアリスに伍長は声をかけてみた。
「少尉、洗ってあげましょうか?」
アリスは思いもよらなかったという感じに激しく驚いている。
「えぇっ!いいよ!自分でできるから。」
「俺の体は洗っても自分の体は洗わせてくれないんですか?」
伍長は残念そうに訴える。それを聞いたアリスは恥ずかしそうにちょっとうつむき
しばらく考え込んでいるような様子だった。
「う・・うん、じゃあ、たま・・には・・甘えてみようかな。」
そわそわと落ち着かない様子ながらもアリスは承諾の意思を伝えた。
そうやって呟く声から、先程快楽の中で上げた声と同じ響きを微かに感じ取って
伍長は心臓を高鳴らせた。アリスは少しだけ緊張して、小さな体を無防備にさらけ出してくる。
こうやって改めて見てみるとアリスの体は傷だらけの自分の体とは違ってまぶしいほどに真っ白だった。
髪も金色に輝くブロンドだ。とってもきれいなのに短く切ってしまうのがもったいないといつも思っていた。
お姉さん達のように長く伸ばせばいいのに、と。
でもそうやって短い髪をして自分の信じる正義にまっすぐに走っていくのが少尉らしさなんだということも
自分は心のどこかで既に納得している気がした。
少尉から甘い匂いがする。
どうしてもこらえきれず、うなじに吸い寄せられるように口付ける。
肩から両腕を回し包み込むように抱き寄せた。
「しばらくこうしていてもいいですか?」
「うん・・」
答えるアリスの声は切なく愛しげだった。
鼓動が溶け合ってしまうまでふたりでこうして体を預けあっていたかった。
しかしそんなセンチメンタルな感情とは裏腹に、少しばかり大きすぎの分身が言うことを聞かず、またしても元気に立ち上がってきた。
慌てて体を引いたが少尉の腰の辺りに無遠慮に当たってしまう。
「こら、あれだけしておいてまだ足りないのか?」
「す・・・すみません。ごめんなさい。」
「いいよ・・もう一回・・・ベッドに戻ったら・・」
はにかみながら微笑むのを見つめながら、伍長はアリスへの思いが募っていくのを感じた。
ランタンの力なんか借りなくてもこの人を守れるくらい強い自分になりたいと心の底から思った。
俺はこの人の思いに報いよう。
戦災復興っていう少尉の夢を俺は一緒に追いかけていくんだ。
伍長は改めて心に誓った。
おしまい。
うおお!GJGJ!!!
少尉も伍長もかわいいなぁ。
このくらいだろってw状況が目に浮かんでワロス
眼福でした。ありがとう!
グッジョブ!
痛く興奮しました!
自分でやっちゃうなんて…w
少尉らしい優しさですな!
グッジョブ!
GJ!自分で練習してみるのが実践派の少尉らしいな
ぐはー
いいねー、互いを思いやってるのがすごくいい!
思うにこのスレは各職人が長く良質な話を書くから時間がかかって
過疎っぽく見えるんじゃないだろうか?
久しぶりの名作に痺れました!
お互いの手探り感がいいですねぇ。
>>563-567 みなさんありがとうございます。
感想をいただいてとっても嬉しいです。
また何か書いたら投稿したいと思います。
えーと、でもひとつだけ直したいところがあって、
タイトルを「日常の風景」か「ある日の出来事」にするつもりが
ごっちゃのまま投稿してしまいました。
保管庫に入る時は修正されてるといいな・・・。
>>568 超GJ!
伍長のが入ってしまう少尉のアレ凄すぎw
二人とも可愛いなあ
作品楽しみにしてます
GJ!!
二人共可愛いー。
互いを大事に思ってるのが伝わってきてほんわかしたよ。
次の作品も楽しみにしてます!!
572 :
中尉×眼鏡:2007/02/17(土) 22:53:27 ID:K5gg0dYE
マーチスがベロチューをして、ウェブナーの機嫌が悪い。
整備班はすぐマーチスを呼び出し、ボコボコにした。
暴力に疲れ果てたマーチスがごろりと倉庫の床に転がると、ひびの入った眼鏡越しに天井が
見えた。上着もはだけ、シャツの裾がズボンからはみ出しきっている。
すこしだけ息を整えたら帰ろう――そう思ったマーチスのそばに、ひたりと人影が忍び寄る。
「なぁんだい、えらくやられたじゃないか」
「……中尉」
見れば、それは整備班が「姐さん」と呼んで憚らない女傑、巨乳のウェブナー中尉だった。
ウェブナーの手を借りて、マーチスは床にえっこらと起き上がる。
「すみません」
「あんたが謝ることじゃないさ。あたしの認識が甘すぎただけだ」
ウェブナーは美しい顔にひそかに皺を寄せた。
なにせ、自分がここまで思われていたなんて夢にも思わなかったし、意識もしていなかった。
そんなウェブナーの罪が、マーチスに降りかかる。
ウェブナーは責任を感じてマーチスをぐっと引き寄せ、倒れ掛かる体を豊満なバストで受け止めた。
「ちょ、ウェブ、なー、ちゅう……」
巨乳に顔を挟まれ眼鏡がゆがみそうな状況で、マーチスは鈍感にも頬を赤くする。
「巻き込んですまなかったな……」
言いながらも首を振り、中尉はマーチスの頭部を戒める。
可愛い弟分。そう思っていたのは自分とマーチスだけだった。
「中尉……」
やわらかく大きな乳房に圧倒されながら、マーチスは目を逸らす。
王女に気に入られた、それだけだったのに。
「中尉、離して下さい」
だから、マーチスは立ち上がる。
「ご迷惑おかけして、申し訳ありません」
頭を下げられて、ウェブナーは眉を寄せて考えこんだ。
「お前のせいではない――いや、やはりお前のせいか」
原因はやはりマーチスだ。そう考え直し、ウェブナーは太く笑んだ。
「座れ」
「は?」
「いいから座れ」
573 :
中尉×眼鏡:2007/02/17(土) 22:53:58 ID:K5gg0dYE
仕方なく片膝をつくマーチスの頬を、ウェブナーは両手で包んだ。
「ああ、こんなに赤く腫れて。眼鏡まで割れてる」
「…あの」
ウェブナーはひとつうなずくと、マーチスを抱きしめた。硬直し微動だにしない黒髪がなぜか
いとおしい。
ウェブナーはやさしく体を引き離すと、マーチスの頬の傷に赤い舌を這わせた。マーチスの
背中ばかりか頬までが硬く岩のように固まった。
それをものともせず、ウェブナーは傷をやさしく舐め続け、手をシャツの裾から忍び入れる。
「中尉ッ……!」
「だいじょうぶ、誰も来やしないよ」
ましてや、と言いながら、ウェブナーはマーチスをその場に押し倒す。
「あんたを痛めつけた後なんだから、よほどのお人好しでない限り、救急箱なんぞ持って
来やしないね」
「そういう問題じゃ……」
マーチスの反論は乳首をこりこりとつまむ手管に封じられた。
自然と熱い息が唇を割り、マーチスは羞恥に頬をわずかに染めた。
初心な反応に満足するとウェブナーはマーチスのシャツのボタンを外して、首筋を噛み、
乳首にも軽く歯を立てた。
「くっ……はぁ、中尉……」
「あんまり大きな声を上げると保安課が来るよ?」
し、とマーチスの唇に人差し指を当てて言葉を封じる。
マーチスが唇を真一文字に結んだのを見てから、ウェブナーは腰に手を這わせた。
ん、とマーチスの咽喉で音が鳴る。
ベルトを外し、下着の中に手を入れると、マーチスは軽く顔を仰向ける。
「……かわいいねぇ」
ウェブナーは体をずらすとマーチスの腹に舌を這わせ、下着ごとズボンを引き抜く。
指はマーチスの性器を激しくこすりあげた。
「こっちもあんまり使い込んでないみたいで、かわいいよ」
ウェブナーの舌が包皮に包まれた亀頭をちろちろと責める。鈴口を責められ、マーチスは軽く
眉を寄せた。する、と音を立て服を脱ぎ捨てるかのように、ウェブナーの手がマーチスの
包皮をずり下ろす。
ちゅぷ、と唇と舌で亀頭を責めながら指で茎部をさする。マーチスの反応は良く、それが
ウェブナーを満足させた。
「痛かったろう? 気持ち良くしてやるよ」
ウェブナーは自分から靴を脱ぎ、作業服のつなぎを足首から抜く。シンプルだが機能的で
大人が付けるにふさわしい下着がマーチスの目を奪う。
マーチスの目に気付いているのかいないのか、ウェブナーは下着を横にずらし、自身の
膣口をマーチスの亀頭にぴったりと当てた。
「見えるかい? ほら」
そのまま腰を落とすと、マーチスの亀頭はやわらかな肉襞に包まれた。
574 :
中尉×眼鏡:2007/02/17(土) 22:55:09 ID:K5gg0dYE
「……あっ」
ちいさく叫ぶマーチスの唇にもう一度ウェブナーの人差し指がかかる。
「静かに……」
小刻みにうなずくマーチスを見て、ウェブナーはさらに腰を落とす。
ずず、とわずかな抵抗があり、ウェブナーにかすかな痛みを覚えさせたが、彼女は諦め
なかった。
「ほら……あんたのかわいいちんちんが、全部あたしの中に入ったよ?」
言葉に上気した艶が乗る。マーチスはこくこくとうなずいた。
「怪我人なんだから、動いちゃ駄目だよ?」
ふうっ、と、ウェブナーの唇から吐息が漏れる。
ウェブナーは腰を浮かすと、激しく打ち付けた。
はじまった――マーチスは唇を固く引き結んだまま快楽に耐えた。幾度となく打ち付けられ、
前後され、声を封じられて、それでも気持ちがいい。見上げるとウェブナーが腰を振りながら
マーチスを見下ろした。
「気持ちいいかい?」
マーチスはうなずく。
赤いTシャツに包まれた乳房が揺れている。マーチスは両手を上げた。
「うん? 触りたいんなら、自分でやんな?」
目線を追ったウェブナーに首を振ると、マーチスは自分の腹に当てたままの彼女の手を取った。
わずかに目を見開くウェブナーに、笑顔で手を繋ぐ。
「バッカ、野郎……」
マーチスは腰を使う。いきなり下から突き上げられ、ウェブナーは熱く息を吐いた。
「ばか。怪我人に、やらせるあたしじゃないよ……」
ウェブナーは対抗するかのように腰を振る。それにあわせてマーチスが突き上げた。
リズムは互いに合い、とてつもない快楽を互いに送る。
愛液が太腿を伝わり、ウェブナーはわずかに笑んだ。
「なんだよ、あんたの、ちいさいくせに気持ちいいじゃないか……」
マーチスが軽く怒って眉を寄せ、ウェブナーの腕を引き寄せ倒れこんだ背中をきつく抱きしめた。
大きな乳房がぎゅ、とマーチスの胸にやわらかく当たる。
「んっ……」
熱い息が互いの肌に当たる。
耳に届く短い吐息が、いやがおうにも興奮を高める。
「マーチス、マーチス……!」
「中尉、抜いて……抜いてください!」
ウェブナーは首を振り、立てた膝を支点にしてさらに激しく腰を使った。
「あ――あ、でる!」
「出しな!」
言われるまでもなく、マーチスは限界だった。
「駄目で――ああ、ごめんなさい!!!」
マーチスの精液があふれ、ウェブナーの中を濡らす。液体が勢いそのままに膣内に当たり
ウェブナーを震わせた。
射精の快楽に震えるマーチスを、ウェブナーは強く抱きしめた。
575 :
中尉×眼鏡:2007/02/17(土) 22:57:47 ID:K5gg0dYE
何度めかの深い息を繰り返し、ウェブナーはようやく体を上げる。
腰に目をやり、ゆっくりとマーチスの性器を抜く。精液と愛液にまみれたそれは、驚くほどに
ちいさくなっていた。
「出し切ったのかい? 若いねえ」
わずかに顔を赤くするマーチスをよそに、ウェブナーは舌で性器を舐め、綺麗にしてやる。
「中尉、すみません……」
うん? と答えたはずの声は口中に含んだ性器に阻まれくぐもった。
「出すつもりは……」
ウェブナーは黙って性器を口中でいじり倒した。舌でつつき、口をすぼませ、マーチスをいじめる。
精液を出したばかりの性器は敏感で、マーチスは口を押さえ痛みに等しい快楽に耐えた。
ウェブナーが満足するまでそれは続き、急に終わった。
濡れた下着を付け直し、つなぎを着ると、ウェブナーは立ち上がる。
わずかなため息が漏れた。
「――どこが『粗野にして美味』なんだか……」
嫌悪にウェブナは眉目を寄せた。
聞き逃したマーチスが目を丸くして自分を見上げるのも、ウェブナーには気に入らなかった。
興味を失った冷たい瞳で見下ろすと、ウェブナーはマーチスの足を軽く蹴った。
「すまないね」
「え?」
聞き返すマーチスに、ウェブナーは怒鳴るかのように告げた。
「まずは怪我治しな。続きはその後だ」
「続きって……」
「次は、キスのひとつくらいして欲しいもんだね!」
怒りに足音も荒く、ウェブナーは振り返りもせず、倉庫を後にする。
暗い倉庫で、マーチスはようやく、自分が一度もキスをしなかったことに、気付いた。
__________________________________
エロ神がいきなり集団でやってきたのでネタは鮮度が命とばかりに勢いで書いた。
やはり後悔はしていない。
マーチスキタキタキターーーーー!!!
GJです!!
されるがままになってるマーチスに萌え
おおGJです!そういやこのスレではウェブナー中尉は珍しいなぁ
マーチスが受け気味なのもらしくていいですね
すげぇぜGJ!!
これじゃ、何があったか他人には言えんわな
最後のツンデレ具合いが非常に良い
キャラをよく掴んでるから、セッティエーム姫も書いて欲しい
少尉×伍長を求めて来たんだが、中尉×眼鏡に凄まじく萌えた。
中尉の独特な雰囲気がよく出てると思います。GJGJ
作品じたいはそれなりに来るのに、すぐ過疎るなぁ
ネタだけでも出さんと職人さんも離れるし
そうは言ってもなぁ…。
ネタも出そうと思ってぽんぽん出るもんでもあるまい。
来る時は来るさ。
それはそれとして中尉×眼鏡萌えた!!GJ!!
姐さん素敵ー。マーチスの受けっぷりも萌え。
13貴族マルヴィン家の夜の生活Part1
今宵も旦那は負け戦♥
という感じの、三姉妹それぞれのエロパロ三部作構成
自分は執筆できないけれども、こんなネタなら思いついたよ
自分は未だに未遂しかない伍長とステッキンのエロエロが見たい…
けどステッキンの性格だとそこまで持っていくのが難しそうだなぁ
オレルドとステッキン何てのも、ミスマッチでいいかも
そういやこのスレ、オレルド物ないな
別のスレでは大人気だが…
花屋のあの女のように胸が大きければ副長に振り向いてもらえるのだろうか。
フランシスカは自分の胸を見下ろした。まっ平らだ。ぺったんこだ。よく発達した
胸筋の上に乳首が乗っかっているようなものだ。
フランシスカは胸が大きくなると思える方法をすべて試した。
まず、すこし太り、一気に痩せる。食べ過ぎて胸やけがするばかりか、ウェストに肉が残っただけだった。
腕立て伏せをする。脇の肉がいい感じに締まっただけだった。
器具を使い体操をする。上半身の強化に繋がっただけだった。
結果、フランシスカの努力は美容にはならず、鍛錬にしかならなかった。
いらいらするフランシスカは、廊下で3課隊長に出会った。いつものように大男を引き連れている。
妙に腹が立ち、フランシスカは隊長の目前に立ちふさがる。
眉目を寄せる隊長の胸は大きい。いつかメーネを振り回すのを見たから覚えている。
しかし何故こんなにも大きいのか。
いちど疑問に思うともう駄目だった。何故こいつだけ胸がでかく私は大きくならないのか、
ウェストについた肉が根こそぎなくなるほどの訓練のせいなのか、そう、考えが止まらない。
腹がたって腹が立って――つい、両手が出た。
むにゅ
胸をわしづかみにされた隊長が慌て、大男は目を丸くする。
「こ、こら、なにをする、離せ」
声はフランシスカの耳に入らない。なんだこの巨乳。やわらかいくせに弾力を返してくる。
これではまるで、まるで―――――――――――――。
フランシスカは手を離すと隊長に足払いをかけた。仰向けに倒れ痛みに顔をしかめる隊長の
上に乗り、さらに胸を強くつかんでやると、隊長はわずかに頬を赤くした。緑色のズボンの
裾がおろおろとしているのが視界の端に見えた。
「ちょっと、こら、やめんか!」
「やかましい! こんな馬鹿でかい胸晒して!」
もみもみと揉んでやる。一瞬だけ仰向けた顔をフランシスカに戻して、隊長は恥辱に耐える。
「こんな胸、こんな胸、こんな胸!」
コートの前を開けると胸がたぷんと揺れた。
シャツ越しに触れると、下着をつけていないとすぐわかった。
ふわりと自重でつぶれた胸をもみしだき、乳首をつまみ、指先で弾いてやる。
大男の恥ずかしそうなうめきが聞こえたが、フランシスカは気にしなかった。
「こんなの、こんなの、こんなの!」
「やめろ――伍長、伍長? たすけ……」
助けを求めた先には、壁にすがり半分背中を向けて、顔ばかりか耳まで真っ赤に染め上げた男がいた。
「――――いや、見ないでぇぇぇ」
「この、この、この、この、この」
フランシスカはにっくき胸をもみ続けた。
副長は負けていない。
そしてフランシスカも負けていない。
胸がおっきくなるその日まで、がんばれ、ぼくらのヒンニュウジャー!!
____________
なんか変なのキタ
いやはや、なかなかに心地よい糖分を補給させて頂きました。
伍長の可愛さが2人に負けてないのがなんともはやw
新タイプのSSですねぇGJです!
これでフランシスカが新たな道に目覚めるんですねw
あははははキュートだ。
笑わせてもらいました。ありがとー!
ワロタwww
少尉のおっぱい開発してないで
自分のおっぱい副長に揉んでもらって大きくしry
ぶっ飛んでるなぁ
ワロタワロタ
フランシスカが男だったら、伍長もランタンつけた気もするが…まてよ
取り押さえる伍長
「ダメです
男が女性の胸にさわっては…」
「私は女だ〜」
とか
伍長も見ていないで助けなさいよ!
エッチなんだからも〜
壁向いた伍長、確実に少尉の声だけで鼻血が顎まで到達しているものと。
何はともあれ
>>587最高です、ありがとう!
アリスのキャラスレが見当たらない
>>596 落ちたらしいぞ
ここでも昨日圧縮あった
ウェブナー技術中尉ものが・・・ないorz
600
少尉と伍長以外で何か盛り上がりそうなカップリングってないのかなぁ
ソリス×大佐
副長×花屋
副長×フランシスカ
メイド×旦那×生意気
中尉×眼鏡
准尉×マリエル
准尉×ミレイユ
看護婦×伍長
主任×伍長
ベルタ砦のみなさん×リドリー戦車長
2課少尉×2課伍長
マルヴィン家3姉妹百合
ざっとこんなところか
でもネタは天からの授かりものなのでまたーり書くのがいいと思うし
読み手はやはりまたーり待つのがいいと思うよ
忘れてた
大尉×曹長
上等兵×曹長(獣姦
ウォルキンス×メイド
整備班のみなさん×中尉
ソリス姉さんは大人のHが期待できるからな
しかし、キャラに謎過ぎて難しい
順当にいってマーチス×七姫物辺りが書きやすいのでは?
キャラを考えないハードエロなら誰でもいいが、それじゃツマランしなぁ
いっその事少尉×三課で全員かかってこいみたいなのは…
ダメか。
姉sにいぢめられる少尉もいいかも。
ちょっと遅れたが、俺もオレルドとステッキンはありだと思う
少尉伍長ほどではないが体格差に萌えた
>>606 そういや3人以上でのSSってあまりないな。
まあ書きづらいのもあるし、そういうシチュエーションに持っていくのも難しいか…
>>608 オレルド、マーチス、伍長→少尉Ω<キャー!!
みんなでかかれば怖くないってのとかwww
オレルド、マーチス、少尉→伍長Ω<うぁぁー!!
ってのなら見たことあるけど
>>609 少尉の性格からしてなすがままってのは考えにくいし、
何よりM属性の伍長をそれに参加させるのも難しそうだなぁ。
>>610 確か伍長萌えスレのほうにあったね。あれは伍長がなすがままだから
あまり違和感湧かなかったけど。
唐突に伍長×幼女少尉(中身は大人)
という電波を受信した
発信元は伍長スレじゃ
このスレじゃあんまりハードなのは無いようだな
伍長と少尉のラブラブ物メイン
誰か、ぶっ飛んだのも書いてくんないかな
>>612、613
なにその電波、どういうシチュエーションw
つっかそれでハード?そいつは伍長なの?キャラ違わすぎねw
なんか読んでみたくなったんだけど、
自分数字苦手なんて萌えスレ見づらいから、スレのどのあたりか教えてくれる
とうれしい。教えてチャソでごめん。
>>612,614,616
こ の ロ リ コ ン ど も め !
ちゃんと全員書き上げてうpすること(;´Д`)ハァハァ
俺も書こうと思ったんだが幼少尉ってどんな性格だ?
「見た目は子供、頭脳は大人、名探偵コナン!」
みたいなもん<ちっちゃい少尉
いいなあちっちゃい少尉
ただでさえ激しい体格差がさらに強調されて、
でも精神的には伍長が組み敷かれ・・・
読みたい。
>14 >16
がんばってね〜ん
前半書きあがったので冷めないうちに投下。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「長・・・伍長っ」
それはいつものようにねぐらである橋の下から勤務先の庁舎へと向かう途中での事。
誰かに呼び止められた気がしてランデル・オーランド伍長はのっそりと振り返った。
「・・・?」
しかし見回して見てもあたりに人はおらず、朝のピリリと涼やかな空気が取り巻くばかりだ。
「気のせい・・・かな・・・?」
首をひねりつつ、足先を再び庁舎の方角へ返そうとすると今度はズボンの”両”膝をぐいと後ろに引かれ、ふいをつかれた伍長は大きくバランスを崩す。
「ばかもの下だ!」
「うわーーーー!?」
慌てて体勢をなおそうとする伍長の耳を今度ははっきりと鋭いソプラノが耳を打つ。思わずその出所を追った視程に覚えのあるブロンドの輝きを見た気がして、瞬きの間思考が止まった。
(え?・・・しょう・・・)
そしてその一瞬が運命を決定した。
ずるべしゃあっ
見事コントの見本のような音を立て、伍長は冷え切った帝国の地に頭からめり込んだ。
「ったた・・・な、なんだ??誰・・・」
目眩をこらえながら何とか体を起こせば、そこには小さな子供がちょこんと立っている。
目眩をこらえながら何とか体を起こせば、そこには小さな子供がちょこんと立っている。
いかにも上質な細かい細工の施された純白のワンピース
まっすぐでつやつやの金髪には桃色のリボン
桃色に染まった頬が愛らしい。
どこからどうみてもただの可愛い子供だ。
いや服装から察するにどこかの貴族の子女なのだろうか?
・・・子供らしからぬその突き刺すような鋭い緑の眼光さえなければ、だが。
しかし朝の早いうちから貴族の子供が従者もつけずに、しかも軍の施設の周辺をうろうろしてるはずがない。
なぜか抗えぬ視線に地べたに座り込んだまま硬直していると、少女らしい可愛い唇からさらに子供らしからぬセリフが飛び出した。
「軍人が注意を怠るとはたるんでるぞ!」
「ええぇっ!?」
(この子はいったい誰なんだ?それより何で俺、朝っぱらからこんなところで子供に説教されてるんだろう)
状況をのみこめず混乱するやら情けなくなるやらであわあわしている伍長を睨みつけ、それから深くため息をつき、子供は腰に当てていた手をだらりと下げた。
出た声は先ほどをうって変わって困り果てたようだった。
「私がわからんか?」
「わからんか?って・・・言われましても」
わかりません。
貴族に知り合いはいないはず・・・いやいるが、子供の知り合いはいないはずである。
(ン、まてよ?)
あごに手を当てもう一度しげしげと子供を見直す。
手触りのよさそうなサラサラの金髪
何者もまっすぐに見つめる澄んだまなざし
周りを奮い立たせるようなよく通る声
伍長のまぶたに焼きついた忘れえぬイメージが目の前の少女にぴたりと一致していく。
(いやまさか、でもそんな事が・・・)
思い当たった自分の考えに信じられないという思いで、伍長はぶるぶると震えながら声を絞り出す。
「しょ・・・」
食い入るように見つめてきていた瞳が期待に輝いた。
「・・・少尉の、娘さん?」
・・・が、一瞬にして灼熱にそまった。
「伍長・・・・、顔をだせぇぇ!」
「は、はいぃっ」
スパパーーーーーーンッ
思わず律儀に顔面を差し出した伍長の頬に小さな手のひらが炸裂したのだった。
「私だ私!アリス・L・マルヴィン少尉だ!!」
「まさかほんとに・・・少尉・・・?」
真っ赤なもみじのついた両頬を抑え、伍長は衝撃に目をむいた。
たとえオレルド准尉が女嫌いになったとしてもこれほどのショックは受けないだろう。
「私も何度夢であればいいと思ったことかわからん・・・だが現実だ」
思わず頭を撫でてやりたくなるような可愛らしい少女は、いかにも軍人らしいいつもの少尉の口調で2度目のため息をついた。
信じられないのは伍長も同じだ。
しかし頂戴した頬の痛みが、なぜかその少女がアリス・L・マルヴィン少尉本人であるという実感を伍長にもたらしはじめている。
変わり果てた姿に思わず涙がにじむ。
「ますます小さくなっちゃってどうするんですか〜〜っ」
「ええい泣くなっ。泣きたいのはこっちのほうだ!朝起きたら突然この様だったのだぞ!?」
「へんなもの食べたとか」
「それはお前のほうが可能性としては高くないか?」
「・・・・・・ヒドイ」
考え込むが現実離れしすぎる出来事にまともな答えが浮かぶはずもない。
答えは出ないが新たな疑問は沸いてくる。
「少尉、ご家族はこの事・・・」
「気が付かれる前に抜け出してきた」
「抜け出して、って・・・ここまで歩いてですかぁ!?」
素っ頓狂な声を上げる伍長に居心地わるそうに少尉は指を突き合せながら唇を尖らせた。
「通常ならともかく、いくら武門とはいえ子供の足で成すには無謀な事くらいくらいわかっている!その・・・紛れてきたのだ」
「紛れてって・・・」
「ちょうど街から来ていた郵便馬車の荷台にこっそりとな」
"見た目"可憐な公女様の大冒険に目眩がした。
(今自分がどう見えるかなんて全然気にしてないんだもんなあ・・・)
「どうした?」
「いや、無事ならいいんですよもう・・・」
がっくりとうなだれる伍長に「ふむ」と少し考えるそぶりを見せてから。少尉はぽんぽんと彼の肩を叩いた。
「何をそんなに落ち込んでいるのかわからんが、元気を出せ。それより早く行かないと遅刻するぞ?」
「あ、そうでした・・・って、少尉はどうするんですか?」
「無論、私も行く」
「そうですか、じゃあ一緒に・・・」
数秒後、庁舎にとどかんばかりの男の奇声がこだました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
書き始めたら思いのほか長い上にエロまで届かず・・・
後編でがんばります
>目眩をこらえながら何とか体を起こせば、そこには小さな子供がちょこんと立っている。
目眩をこらえながら何とか体を起こせば、そこには小さな子供がちょこんと立っている。
行がかぶってしまった・・・
>>613 615だが、ごめんよ、伍長×幼児化少尉
伍長スレにあるのかとカン違いしてしまった。忘れてくれ。
>こどもなかんじ
GJ!
少尉かわいいよ。とどかんばかりの男の奇声の持ち主が気になるw
どんなエロになるか楽しみ。
>>626 おおGJです!
ょぅι゛ょ少尉と伍長がこれからどうやってエロスにまで持っていくのか楽しみですね。
ショタ伍長もいいかもな…と妄想。
インターバル。思いついたのでつけたしエピソード
副題:伍長さんは心配性
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
つかの間流されかけた伍長だったが、すぐにとんでもないと猛反対された。
「だめです、危険です、もってのほかです!」
なにしろあそこにはいろんな意味で危険と思われる人材がそろっているのだ。
少尉がこんな姿になったとわかれば自分も含めて一日中遊び倒されるに決まっている。
(それにもしカウプランに目でもつけられたら・・・)
想像するだけで目の前が真っ暗になるほど恐ろしい。
(少尉をそんな目に合わせる事だけは絶対に阻止しなければ!)
心を鬼にして徹底抗戦の気持ちを新たにする伍長だったのだが・・・少尉はやはり少尉だった。
「軍の施設内で何の危険があるというのだ伍長。それともお前の仕事が終わるまで、私をどこかに置いていくつもりなのか?」
「そ、それもできません・・・・っ!!」
街は街で絶対に治安が良いとはいえない。しかもこんな見るからにいいとこのお嬢様といった格好の少尉が歩き回ったりしたら・・・
伍長の脳裏にドナドナの歌と供に荷馬車に詰めこまれて遠ざかっていく少尉の姿がありありと浮かぶ。
(あああ、だめだ〜〜〜)
冷や汗を流したり青くなったり頭を抱えたりと思い切り挙動不審に陥る伍長に少尉が痺れを切らす。
「じゃあどうしろというのだっ!」
「す、すみませんっ」
一喝。
条件反射のごとく伍長ははじかれたバネのように気をつけの姿勢になった。
はたから見ると子供に叱られてぺこぺこする大男という異様な光景なのだが、幸いそれを周囲する人物はにあらわれなかった。
むしろ怖くて誰も手が出せない。
「なあ、伍長・・・私とてお前が心配してくれているのは充分承知しているつもりだ。教えてくれ・・・どうすればお前は一番安心してくれる?」
「うっ・・・」
少尉は眉根を下げて伍長を見上げて訴えた。いつもより急角度のため少々首が辛い。
それでも必死に見上げる姿がなんだか無性に可愛く見えてしまい伍長は言葉をつまらせた。
しばしの逡巡の末、脂汗を流しながら伍長は搾り出すように言葉を発した。
「ううう・・・で、では少尉は今日一日絶っ対に俺から離れないで下さい。」
「わかった、ということは3課にいってもよいのだな?」
「しかた、ないですから・・・そのかわり!これだけは守ってもらいますからね」
「わかった。私にできることならできる限り努力するぞ!」
キラキラと表情を輝かせる少尉に伍長は行く先の不安を感じずにはいられないのだった。
>>631 二人のやり取りが微笑ましい
なごむわ〜(=д=*)
>>622 おお!こりゃかわいい!!
読んでると顔が緩みます。
すんごくいいですよこの調子で頑張ってください。
GJ!!
幼女少尉の大冒険が微笑ましい
しかしエロって…
少尉壊れちゃうよ
このロリコンどもめ!
もっとやってください
ちいちゃい少尉には、伍長の軍服のはしっこを紅葉のおててでギュッと握ってトコトコついてきていただきたい!
んで伍長は後ろを気にして歩調合わせるのに必死になりすぎて足をもつれさせてコケてちいちゃい少尉道連れにしてつぶしちゃいかんと腕つっぱってでも身体の下に敷いちゃって赤くなったり青くなったり、な電波を受信いたしましたー!
萌える!
次弾の補給を!
もういっそエロ無しでもいいよ!
周囲を萌え殺しつつ混乱の渦に巻き込む少尉がかわいい!
こんなちっちゃい少尉に伍長のハイパー兵器ぶっ込むのか…
伍長って、本当に最低の屑だわ!
ぶっこむだけがエロとは限らないぞ!
ちっちゃな少尉が伍長のモノを精一杯小さなお口でご奉仕とか…!
ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
後半戦スタートします!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
守衛は少尉を抱えた伍長を見るなり「お前、またか」といってさっさと門を開けてくれた。
通り過ぎる人は子供を連れているのをみても3課だし・・・と納得していた。
ハンクスもなぜかあっさりと「保護」の許可を与え、晴れてランドル・オーランド伍長の任務は一日お姫様のお世話係となった。
(日ごろの行いって大事だ・・・)
そんなことをつくづく思う。
だが一方で困ったことが起きた。
大して多くも無い書類仕事をかたずけてしまおうと机にむかっていると、くいくいと軍服のすそを引っ張られた。
「ランデル」
振り返ると少尉がのすそを握って見上げている。おおきな瞳でじっとみあげられて伍長はうろたえた。
さすがにいつもの口調だと何かの拍子にばれそうなので子供として振舞ってもらっているのだが、こちらはわりとうまくいっている。
しかし・・・
「その、あ、アリ・・・スさん。その、名前を呼ばれるのは落ち着かないんですが・・・」
「さんはいらない」
視線をさまよわせていると、少尉は話しやすいように座っている伍長の膝によじ登ってきた。
ちいさな体が膝の上に納まると、体と机の間に小さな密談スペースができた。
(いつもなら少尉とこんな風に接近するなんて絶対ありえないよなあ・・・)
ふと18歳の少尉を膝に座らせている自分を想像してしまい、妙に後ろめたい気持ちにかられる。
伍長のやぶさかでない心情はおかまいなしに、少尉は前を向いたままぼそぼそとしゃべり始めた。
『仕方ないではないか、伍長伍長と呼んではつい地が出るやもしれん』
『あの、しかしですね・・・むずがゆいというか耳慣れないもので』
『それに、こうでもしないと気が治まらん』
ちらりと少尉が示した方。准尉ズが笑いながら雑談している。
マーチスに女心の何たるかを熱弁するオレルドを横目に見る少尉の視線はすこぶる寒い。
今の少尉は記憶喪失の子供ということになっている。
変に下手な設定をつけるより、何も知らぬで通したほうがボロが出にくいと踏んだのだが、
そこによけいな口をはさんだのがオレルド准尉だった。
『呼んでみたいからといって上官の名前を付けるとは何を考えてるんだっ』
『それがどうして俺の名前につながるんですか』
『八つ当たりだ』
『そんなぁ・・・』
『いいではないか、お前は今のうちに慣れて・・・ランデル後ろ』
『は・・・?』
「アリスちゃん、伍長さんとないしょ話ですか〜?」
「わぁっ」
いつのまにかうしろからステッキン曹長がわくわくと覗き込んでいて伍長はのけぞったが、膝に少尉が乗ったままなので腹筋を総動員して何とか倒れこむのはこらえる。
少尉のほうは接近に気が付いていたらしく、すっかり「子供モード」になっていた。
伍長の体越しという妙な会話が始まる。
「うん、曹長さんにもないしょ・・・」
「うふふ、膝に抱っこなんてしちゃってすっかり懐かれちゃいましたね伍長さん」
「だっ・・・こ・・・って、これはあの」
「照れること無いですよ〜。アリスちゃんは伍長さんのこと好きですか?」
事情をしらないステッキンはなんて事はない質問をしただけだったのだが・・・
周りにとっては迷子の子供でも、伍長にとっては憧れの少尉である。
異常な勢いで心臓がどくどくと高鳴り始めた。
「な、何聞いてるんですか曹長〜〜」
「うん・・・ランデルのこと、好き」
その1秒、周りから一切の音が消えた。
自分の心臓の音さえも聞こえない静寂の中で、伍長は何故か遠くで教会の鐘の音がなった気がした。
「ほら、やっぱり〜♪」
ステッキンは嬉しそうに手を叩くと、妙な鼻歌を歌いながらコーヒーを入れに戻っていった。
微妙な空気が後に残される。
半放心状態になっている伍長の顔を見上げて少尉は困ったようにこう言った。
『子供らしく答えたつもりだったのだが・・・何かおかしかったか?』
『そんな・・・ことは』
『ならいいのだが』
少尉の背がもたれかかってくるのをぎこちなく受け止めると、か細い肩がゆっくりと上下する。
無音の嘆息。
「ねぇランドル。もしも私が明日になっても明後日になってもずっとこのままだったら・・・」
「アリス・・・?」
自然と名前を呼んでいた。今はこうするほうがあたりまえなんだというように。
見下ろす目と見上げる目がカッチリと合わさった。
・・・
ワフワフワフワフッ
(あれ?)
「マー君だめーーー!」
ステッキン曹長の悲鳴と同時に伍長の後頭部にマグカップと、その中身が激突した。
誤ってSSのテキスト消してしまったので書き直し orz=3
続き上げるまでまでまた少し時間あくかと・・・
でも意外に受け入れてもらったようなのでがんばらせてもらいます!
グロいのは俺もかけませんので基本イチャイチャだと思うです
>642
小さいのをいい事に
少尉ってばやりたい放題じゃないの〜
ミス消しドンマイ
続きも楽しみにしてますよ
、y-'-<
,( <O>*)'、 <ガンバッ☆
`nτ`
ベアード様がこのスレに興味を持ったようです
幼女可愛いよ幼女
イチャでもエロでもおいしくいただいちゃうよ!
消去乙…
続き楽しみにしてます
いちゃいちゃ期待!
何か言いかけちゃってるちび少尉がまたなんとも可愛い
皆さん、ぶっこんだりお口でご奉仕するだけがエロではありません!
素股という、幼女少尉に痛い思いさせたくない伍長も安心してできて尚且つ互いに満足できそうな方法があるじゃないですか!
本番ができなければ、本番一歩手前行為を楽しめばいいじゃない
レスを参考にしていたら流れがかなり変わってきましたw
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
運の悪いことに頭からかぶったのは子供用にミルクと砂糖のたっぷり入ったカフェオレだった。
熱くは無かったが、拭いただけでは髪の毛や首がべたべたして気持ちが悪い。
仕方が無いので猛烈に謝る曹長にものいいたげな少尉を預け、シャワーで洗い流すことにする。
そうしないではいられなかった。
伍長は狭い個室で熱い湯を頭から浴びながら、先ほどの少尉の表情を思い出していた。
(あんな顔をする少尉、初めて見た・・・)
力なく、腕の中から不安げに自分を見上げるその表情(かお)は
部下を見る上官の顔とも、大人をからかう子供の顔ともいえない、まったく別の「何か」のように見えた。
少尉が突然あんな姿になって振り回されもしたが、少尉と秘密を共有しているという事実は少なからず伍長に優越感を与えていた。
例え偶然だとしても、、あの場所を通りかかったのが、少尉が頼ってきた相手が、オレルド准尉でもなくマーチス准尉でもなく・・・かのレオニール・テイラーでもなく。
自分であってよかったと。
(まるで子供は俺のほうじゃないか)
冷たいタイルに額を押し付ける。
あの顔を見たときに思い知らされた。
突然、家族や仕事や自分の親しいと思われるものすべてから隔絶されて寂しいと思わない人間がいるはずないのに。
(だめだ、こんなことじゃ。俺がこんな気持ちでいたら少尉が安心できない)
「伍長、どうした?」
「・・・ッ!?しょ、しょ少尉?」
いきなり件の人物から声をかけられて、心の準備もなにもなかった伍長は慌てて頭を上げたひょうしにシャワーのノズルに頭を打ち付ける。
ゴキンと鈍い音がして突き抜けるような痛みに涙がにじんだ。
「〜〜〜つッ」
「大丈夫か伍長。悲惨な音がしたが・・・。」
「だ、大丈夫です」
答えてから今自分が裸だということに思い当たって急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
シャワー室は個室にも簡単ではあるが扉がついているので直接見られるということは無いが、扉の一枚向こうに少尉がいると思うだけで気持ちが落ち着かなくなる。
さらに下半身にうずきを感じさらに泣きたくなった。
(何考えてるんだこんなときに、いくら少尉がいるからって、今は子供じゃないかっ俺の馬鹿)
微妙に挙動のおかしい伍長にぴたぴたと少尉の足音がちかづいてくる
「本当に大丈夫か?」
「すいませんホントに大丈夫ですから。」
動揺を悟られまいと必死になんでもないように振舞う。
振り返って少尉の顔を見るのが怖かった。
自分の情けない顔を見られるのも。
ガチャ、ばたん
扉が開いてすぐに閉まったかと思うとシャワーの残響音が変わっていた。
「ちょっと、何入ってきてるんですか少尉〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「わめくな人が来るぞ」
「っ!」
あまりのことに思わず振り返ると、幼い素肌を晒した少尉がそこに立っている。
はだか!シャワー!
みなぎってきた。
少尉かわいいよ少尉いい
少尉名突然何してるのー!
少尉も隅に置けないですな〜w
ちょw少尉子供の特権フル活用www
今月号、フラウス・フランシア伍長登場
凶悪に可愛い
まったく、帝国では伍長になるには可愛くないといけない決まりでもあるのか?
男?女?
詳しく!
フランシアさんは女性だよ。
天然ぽくてホントかわいらしい。
今月号、ソリスさん妹たちにナニ教えてんだw
>>659 あの調子で「男の人が元気になるオマジナイ☆」とか教えてるんじゃないだろうか、姉上。
そして来月号では微妙に元気のない伍長に必殺おまじないを実行する少尉の姿が…。
コミック派にとっては悔しいし羨ましい。
はやく七巻出てくれor2
気になって仕方がないor2
フラウス・フランシア伍長可愛かった・・・
犬を自分と置き換えて何も言えなくなるヴィッターもイイ。
そして3課の伍長少尉ヴァージョンに置き換えて悶える自分ガイル
すぐに目をそらしたものの、立ち込める湯気のベールのむこうにはっきりとそれを確認してしまい顔が熱くなる。
今更のように自分が裸であることに思い当たり、慌てて掛けてあったタオルを腰に巻きつけた。
そうすることでやっと気休め程度に落ち着きを取り戻すことができた。
「少尉、なんで・・・」
「1日離れるなといったのはお前だ。」
「そっ、それはそう・・・ですけどっ、いくらなんでもこんなこと」
できるだけ距離をとろうと壁に張り付くが、少尉が一歩前に出るだけでその間はすぐに埋められた。
小さな少女一人押しのければすぐ脱出できるはずなのに、どうしてかそれだけはしてはいけない気がしてそれ以上動けない。
「今の私は子供なのだから特に気にすることもあるまい。それとも伍長は幼女趣味でもあるのか?」
あまりに無頓着な言葉に自分だけが空回りしている気がして心をかき乱される。
「ちっ違います!外見がどうであっても、少尉は少尉だから・・・っ」
(こっちばっかり意識して、うろたえて・・・)
「ランデル、こっちを見て」
名前を呼ばれ、条件反射で顔を向けそうになるのをぐっとこらえた。
これ以上振り回されたらどうにかなってしまいそうで・・・
「だ、だめですっ」
「お願い」
すがりつくような、必死な声。
(ああもう・・・)
結局逆らえずに振り向いてしまった。
日焼けのない真っ白な肌。
幼い、ゆるい曲線でできた体はあまりに華奢で綺麗だった。
ため息が出そうになるのをこらえてうつむく少尉のつむじを見ていると、しゃくりあげる声がした。
「少尉・・・泣いてるんですか!?」
「泣いてない・・・ッ」
それでも顔を上げる気配が無いので、意識しないように努めながら膝を付いて顔を覗き込むと、ぼろぼろと涙をこぼす緑の目とかちあった。
「見るな馬鹿っ」
ばちんっと頬を張られる。
「見ろって言ったくせに・・・」
「言ったが、なかなかこっちを見ないから勝手に涙が・・・とにかく、お前が・・・悪い」
それっきりしくしくと泣き出してしまった。
訳が分からない上にものすごく理不尽な気がしたが、それよりも少尉が泣いているという事のほうが重要だ。
とにかくなだめようと、やわらかい金色の髪を軽く撫でてみる。
ビクリとちいさな肩が跳ねた。
慌てて手を引っ込めると「続けて」とかすれた声が返ってきたのでおそるおそる手の動きを再開させる。
少尉は肩の力を抜き、しばらく目を閉じたあとようやくつっかえつっかえしゃべり始めた。
「きっと、バチが・・・あたったんだ」
「バチって、そんなことあるはずが。」
誰に恥じる事の無いように、まっすぐ生きるこの少女に誰がバチを当てるというのか。
否定しようとした伍長の口を手でそっと制し、涙をそのままに少尉は顔を上げた。
「だって、このところずっと、考えていたから・・・。私が貴族でなかったら、少尉でなかったら・・・自分の気持ちを臆することなく告げられる立場だったら、お前との関係はどう変わっていたんだろうって。」
「しょ、少尉・・・」
うまく語彙が汲み取れない。 『貴族でなかったら。自分の気持ちを告げられる立場だったら』自分の都合のいいように解釈してしまいそうになる自分に焦って何を言っていいかわからなくなる。
言いよどむ伍長から少尉は目をそらさない。
「最初はチャンスだと思った。いつもと違う自分を見せる事で、お前の意識を変えさせられるんじゃないかって。」
辛そうに笑う少尉に伍長の胸は締め付けた。
髪に触れている手を背中に回して、抱きしめて安心させてやりたいと思う。だが、いいのだろうかと怖気づく自分が邪魔をする。
「周りを気にすることなく触れられて・・・名前を呼べて、一時は嬉しかったけど・・・やっぱりそれは私の本当にしたかった事ではなかった・・・。いくら別の道を望もうとも、今生きてる私は私としてしか生きられないんだと・・・それを思い知らせるための罰だったんだこれは」
伍長はいつしか期待する自分を抑えきれずに熱っぽい視線で少尉を見つめていた。
「私はやはり、アリス・L・マルヴィンとして。私を取り巻くすべてを含めてお前に求められるようにありたい。」
少尉可愛いー!!
なんだこの可愛さはけしからん!
続きが気になる…っ!
おおっ、キターーーー!
少尉かわいいなぁ。
続きwktkで待ってます。
伍長が道を踏み外しそうでやばいw
少尉告白キタ━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━!!!
なんかもうかわいくてかわいすぎてどうにかなりそうだ。自分が。
ああもう少尉可愛いな!!
伍長は突き進むがいいよ!!
続き、待ってます!!
いよぉぉぉし!!GJ!!このまま突き進んでくれい!!
ロリータ道に仇敵あり。
「雪娘」「碓氷峠の撞木娘」「万年娘」の三悪なり。こはロリータに似てロリータに非ず。
古来この道に迷うて命を落とせしロリータ戦士数多しと永嘉記に見えたり。
(スマン、分かりにくいネタだがなんとなく書きたくなった
ヒューイット乙
ネタが分かる人が居てくれたか・・・ちょっと安心
やっぱり小さいおにゃのこはいいよね
こうむぎゅーって抱きしめたくなるというk(ドアノックされました
それが上官としてだけの台詞でないことは今度こそはっきりと分かった。
濡れて宝石細工のような光をたたえる瞳の奥に伍長と同じ熱がゆらめいている。
「俺、うぬぼれていいんでしょうか」
伍長は意を決して少尉の肩を引き寄せた。
驚く少尉の小さな頭を抱きかかえ、シャワーで湿った髪に鼻先をもぐらせる。
上等な石鹸の甘い匂いを深く吸い込むと、くすぐったそうに少尉が身じろぎしたが、逃げる様子はなかったので安心する。
「ご、ごちょ・・・」
思いがけぬ伍長の行動に上擦る少尉の声。
「い、いまさらこんな事いって、・・・困っただろう?」
「そんな事無いです・・・俺、胸が一杯で。」
「だって、私は・・・っ、元に戻れるかどうかも分からないのに」
いいながらも不安げに首にすがり付いてくるのが無性に愛しくて、不思議とスラスラと口が動いた。
「俺も、少尉に謝らなきゃいけないことがあります」
「謝らなきゃいえない、事?」
「大変なときなのに、俺を頼ってくれた少尉を独り占めできて喜んでました。」
弾かれるように頭が離れ、顔を凝視される。
真っ赤な顔はお互い様のようだった。
「少尉はどんな時でも俺にとって一言で言い表せないほど大事な人で、少尉にとっての俺もそういう存在になりたいってずっとおもってたから。」
「伍長・・・」
不器用に笑って見せると緊張していた少尉の表情が少し緩む。
「でもやっぱりそれはパンプキン・シザーズの少尉と伍長としてすごした時間があったから育った思いだから・・・。他の出会い方をしていたら今とはまったく別の感情を抱いていたかもしれないし、もしかしたら出会うことすらなかったのかもしれない。」
「・・・うん」
再び引き寄せると、少尉は膝の上に立つようにしてさっきよりもしっかりと伍長の首に抱きついた。
「そんなの嫌だから。俺、アリス・L・マルヴィン少尉と一緒の今でよかった」
「私もだ・・・っ」
「たとえ元に戻れなくても俺、待ちますから・・・、これからもずっと少尉を守らせてください。」
「ありがとう・・・伍長。」
何もいわずただ抱き合う。お互いに同じぬくもりを、同じ思いを共有しているそれだけで充分な幸福に酔えた。
タイルと背中を打つシャワーの音だけが響く。
しばらくして、か細い声で少尉が沈黙を破った。
「ご、伍長?」
「どうしました?」
「実は、ここに来た・・・のは、別の目的があったからなのだ」
「別のって・・・」
「ゆ、誘惑しようと思って」
・・・
目が点になった。
(誘惑?誘惑っていったかこの人??)
意識しないように努めていた『裸で二人きり』という現実が反動をつけて戻ってきて警笛をガンガン鳴らしはじめる。
立った一言で一箇所に集まり始める血流に泣きたくなった。
このままではまずいと、さりげなさを装って少尉を膝からおろそうとすると首を絞めんばかりの強さで抵抗される。
「あ、呆れてるんだろう!!」
「聞き間違い・・・」
「違わないっ!」
かたまる伍長にやけになった少尉が一気にまくしたてる。
「だってお前が私のことを慕ってくれているなどと考えていなかったから・・・こんな体でもこのさいダメ元でと思ってだなぁ・・・っ、ああもう自分でも馬鹿だと思ったんだっ」
真っ赤になって恥ずかしがる少尉の姿はさきほどまでなら「可愛らしい」と思えただろうが・・・今は膝の上に爆弾を抱えたような気分だった。
誘惑てww
可愛い!いいよいいよーーー!!
(´Д`*)ハァハァハァハァハァハァハァ
萌え死にそうだ…
神よありがとう
少尉可愛すぎるよ
伍長もそりゃどきどきしちゃうよ
積極的!!GJ!
だっれーでーも いーちーどだーけ
けーいーけん すーる〜のよ 誘惑の〜あまいーわ〜なぁ〜♪
の後に
あーな〜たに おーんなのこ〜の一番
大切なぁ〜 物をあげるわぁ〜♪
って事になるのか!
「軽挙妄動といわれても仕方ない行動だった。でも、でもな・・・」
裸の胸が伍長に触れる。ふくらみのない平らな胸はトクトクと脈打ち、確かに少尉のぬくもりを感じさせた。
「今は、ただお前に何かしてやりたい気持ちで一杯なんだ・・・だめか?」
腕がほどかれ、少尉の小さな手が伍長の頬を包んで自分に向けられる。
何をと問い掛ける前に少尉のいとけない顔がかつて無いほどに近づき、反射的に目を閉じるとやわらかいものが自分の唇に触れた。
唇が重なった事に気がついたのは少尉が唇を離したあとだった。
かわりに額同士を軽くあわせ、猫のように摺り寄せる。
「少尉・・・今の」
「恋人への最初の接吻はお前にやる」
そういって笑う少尉の表情は子供の顔だというのにいつもより「女性」を感じさせ、さらに伍長の胸をかき鳴らした。
「2度目は・・・誰にあげるんですか・・・?」
「誰だとおもう?」
茶化すような口調だったが、その目はまっすぐに目の前の男だけを見つめている。
「俺からもらいに行きます」
迷うことなく離れようとした顔を捕まえて再度唇を重ねた。抵抗などあるはずも無かった。
2度といわず何度もついばむように口付ける。
「ンッ、ごちょう・・・くるし・・・っ」
うまく息継ぎができなかった少尉は身をよじった。
「ッあ!」
そのひょうしに、足に何かが触れ、伍長が短く悲鳴をあげる。
「なンだ?今硬いものが・・・」
「わーーーーっ!ダメです少尉見ないで」
見下ろす視線から隠そうと腰に巻いたタオルの前を手でおおったが、すでに高く隆起してタオルを持ち上げたソレは少尉の目にばっちりと焼き付いてしまっていた。
ぱちぱちと目を瞬かせ、おそるおそる視線を戻すと耳まで赤く染めた伍長の顔があった。
「伍長・・・、お前幼女趣味はないと言ったじゃないか」
「ち、ちがいますっ・・・、少尉じゃなきゃ俺こんな」
「そ、そうか・・・」
「ハイ・・・」
チラリと盗み見ると、頬を染めたまま腕を組んで何か考えている少尉の姿が見える。
不快感を現すような表情では無いようだが・・・。
(な、何考えてるんだろう・・・)
「伍長っ」
「は、ハイッ!」
「そのままでは辛かろう・・・鎮めてやるから、手をどかしてくれないか」
「ハ・・・えぇえええ!?」
意を決した少尉は伍長の膝から降りると腰のタオルをとりあげようと引っ張ったが、当然のごとく伍長は抵抗する。
「こ、こらっ、逃げるなっ」
「ダメですよ少尉!そんなことさせられません!!」
好意を持って触れようとしてくれているのは不相応なほどに嬉しいが、大人でも受け入れるのが困難なモノを、子供の姿の少尉にどうこうしてもらうわけにはいかない。
しばらくタオルを引っ張り合っていたが、ついに勢いで腰からタオルがはがれてしまった。
、伍長の巨きなモノが露出する。
「ひっ!?」
初めて見る上、あまりのサイズと形をしたそれに、少尉の体が金縛りのように固まった。
「だからいったのに・・・」
予想はしていたとはいえショックは隠し切れず、かたまった手からタオルを奪い返すとしょぼくれた犬のように伍長はうなだれた。
「怖かったでしょう?無理しなくていいですから・・・」
「むっ、無理なんかじゃないっ」
がっくりと伍長の顔を引っ張り上げ、少尉は意気込む。
「受け入れるのは物理的に無理かもしれん・・・がっ、他にも方法はあると姉上に聞いた事があるっ」
「姉上・・・って」
普段姉妹でどういう会話をしてるんだろうという疑問は決意と涙に彩られた真剣な瞳に押しとどめらる。
「待つといってくれたお前に報いたいんだ。頼む」
そんな決死の「お願い」をされては伍長に打ち勝つ術もあるはずがなかった。
ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
いいよ いいよ!
普段姉上たちとどんな猥談してるんだ少尉wwww
少尉も伍長もかわいいな
職人さんgjです!!
少尉可愛いよほんと可愛いよ
キスのくだりなんかほんとかわいすぎる
あーもう二人ともかわいいなあかわいいなあ
>>678 このロリコンが!
少尉といえど、幼女にまで発情するなんて最低の屑だわ!
>>679 お姉さん達との猥談を想像したら興奮したw
特にソリスお姉様は、毎夜旦那様と
ベッドの上で研究に勤しんでおられるだろう
684 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:23:12 ID:iQDu/ad5
いよいよエロシーンですね!続き楽しみにしてます!
すいません、ageてしまいましたorz
wktk以外の言葉がありません、少尉!
>>683読んだら、ソリス姉様の日常が知りたくなった。
だんな様はどうしてあんなに怯えるのだろう。
そりゃまあ、嫁のあまりのテクニックの凄さに
男の面目丸潰れだからでしょ
タイルの壁に背を預けると、小さな少女が伍長の足の間にかがみこむ。男の体躯との退避も相成って異様な様相をかもし出しているが、2人ともそんなことに気をかけている余裕はなかった。
「こ、これが伍長の・・・」
緊張からかこくりとつばを飲み込んで、少尉はそろそろと伍長の半分固くなった雄に絹綿のような手をかけた。
「うっ・・・」
「っ!」
ふにっとやわらかい指が赤い先端をなぞった瞬間、ぞくりとした快感が背骨を駆け上がり、伍長は思わずうめき声をもらした。
反応した雄から慌てて少尉が手を離し肩をすくませている。
やはり怖いのだろうが、「やめますか?」と目で問い掛けるとそれでも気丈に睨み返してきた。
「大丈夫だ・・・っ、お前はよけいな心配をせずに任せていればいい・・・!」
気合を入れなおして再び触れる。今度は先端ではなく幹の方へ。
ごつごつとしたそれの輪郭を確めるようにおそるおそる指が這う。
先ほどほどではないが焦らされるようなじくじくとした快感に息がつまる。
血管にそって輪郭をなぞるように指を滑らせると、再度それは震えたが手は離さない。
「これが・・・伍長の・・・む・・・ぅ、片手で指が回らないな」
「うぅ・・・」
今まで散々言われて申し訳ないような切ない気持ちになってきたが、少尉の口から言われるとまた格別にせつなく、恥ずかしかった。
年端も無い子供に卑猥な行為をさせているという現実が頭の根底に罪悪感を根付かせていたが、それでも体は律儀に『少尉にしてもらっている』事実に対して素直に反応を返していく。
(ああ・・・俺って、わりと節操が無かったのかもしれない・・・。)
「気持ちいいか・・・?」
少尉は小さな両手を使って幹の部分をなで上げたりなでおろしたりを繰り返しながらおそるおそる聞いてくる。
口をあけると喘いでしまいそうだったので、口を引き結んだままうなずくと安心したように先ほどより大胆に手を動かし始めた。
裏筋に親指を当て軽くしごき上げ、膨らんだ先端のカサにそってなでつける。
そうして満遍なく触りながら伍長の様子を注意深く確認し、次々と気持ちのいいところを探り当てていった。
次第に息が乱れ、熱くなっていくのを感じ、伍長は少尉の観察眼のよさに舌を巻いた。
「あ、さっきよりも大きくなって・・・先のほうが・・・濡れてる、というのかこれは」
「しょ、少尉ぃ・・・っ」
「何てこと言うんですかと講義したかったが、好奇心の先行した少尉は先ほど触れたきりだった先端に指を這わせ、にじんだ先走りを塗り広げてしまった。
びりびりと駆け上がるはっきりとした刺激に再び声が漏れた。
「う・・・ぁあ・・・」
「ふふ・・・いいなその顔。こんな私でもお前を喜ばせられるんだ」
あどけない顔に恐ろしいほどの色気を含んで少尉が微笑む。
無性に愛しくなって口付けたい衝動に駆られたが、体格の差がありすぎてそれも叶わない。
もどかしさに体をゆすると膝の上に座っていた少尉の体も揺さぶられた。
「こら、動くなっ」
バランスをとろうと、ぎゅっと男の大事なところを締め付けられ、伍長は焦りと苦痛とで身悶えする。
「アァぁッ!?ちょ、ちょっと少尉・・・ッ、イタイですって」
「あっ!そ、そうかっすまんここは急所でもあるのだったな・・・」
思わぬリアクションに少尉は我に返り、真っ赤になりながらオロオロと伍長の様子を上目使いに伺う。
本当にすまなそうにしているので伍長は何も言い返すことが出来なかった。
「本当にすまない、痛かったか?」
締め付けた部分をあやすように両手で撫でさすられ、再び快感が戻ってくる。
「は、はい・・・」
意図はしてないだろうが、痛みと快感の波状攻撃に頭が朦朧とし始めた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
連日の雪模様にうっかり風邪ひいてしまいましたorz
689 :
688:2007/03/14(水) 22:33:35 ID:zuTkojax
少尉が2度おなじこと言ってる・・・だめだな風邪引きは。
あまりの大きさに少尉も混乱したのだろう、という事で(´・ω・)
690 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:39:18 ID:UWQmzzGL
風邪を引いてらっしゃるにも関わらず、SSをアップして下さる
職人さんに感謝☆
続きも楽しみにしています〜(*^▽^*)♪
(あ、でも無理はなさらず!)
ちっちゃい少尉可愛いな〜
両手で握って届くのか・・・w
シャワーとお触りで朦朧とする伍長可愛いよ
少尉もちっちゃい手でさわさわしてるのかと思うと
萌えだ萌えだ
節操のない伍長萌えー!
そして伍長のためにいじらしい程に頑張る少尉にも萌え!
二人の雰囲気めちゃくちゃ色っぼいです(*´д`)ハアハア
続き…続きを…!
片手で指が回らないというのを少尉以外の人にも言われてきたという事は
他の誰かともやってたんかw
少尉が意外とテクニシャン
ありすは、ていこくりくぐんじょうほうさんかの、たいちょうさんです。
いえは13きぞくにかぞえられ、むげにはできないそんざいです。
でも、ありすはあるひ、あくにんにとらえられ むりやりくすりをのまされました。
くすりのききめははやく、ありすはとてもねむくなってしまい、そのばでねてしまいました。
めがさめると、ありすはちっさくなっていました。
ごちょうのてにのるくらいに、ちっさくなってしまいました。
「じじょうはわかりましたが……」
ありすをりょうてのうえにのせ、ささげもつようにしていたごちょうはふしぎそうに、くびをかしげました。
どうしてこんなにちっさくなってしまったのか、わけがわからないのです。
ごちょうには、すいりするしか、ありませんでした。
「まるう"ぃんけに、うらみをもつものの、はんこうでしょうか……」
「……そんなこと、わたしにわかるものか」
はきすてると、ありすはためいきをつきました。
めがさめると、あいぼりーいろのおおきなぬのと、かーきいろのごわごわとしたぬのにおおわれていたのです。
ひっしでぬけだしてみあげると、おおきなぬのは、なんと、じぶんのふくだったのです。
どれだけおどろいたか、ごちょうにせつめいしても「はぁ」とか「そうですか」といったこたえしか
かえってこないでしょう。
たとえどんなにふあんでも、からだにまきつけるはんかちをとりだすのにどれだけくろうしたかなんて、
ごちょうにはなさなくてもいいことです。
「……でも、しょういはすごいです」
ありすはのかいきゅうはしょういでした。ごちょうはいつもありすをしょういとよぶのです。
「そんなときでも、しょういはあきらめないでいたんです。こんなちいさなからだで。……すごいです」
ありすのかおがかーっとあかくなりましたが、ごちょうはそうとはきづきませんでした。
ぷいっとかおをそむけるのがかわいくて、ごちょうはおもわずにっこりとわらってしまいました。
とうぜんありすもそれにきづきます。
「なにをにやにやとしている?」
「いえ。ねこみたいでかわいいなぁとおもいまして」
「……ごちょう。かお」
ふしぎにおもいかおをちかづけると、ありすはこんしんのちからでもって、ぱーん!!! と
ごちょうをたたきました。ありすはそのまま、きばこのうえにとびおりました。
ほんとうはほおをたたきたかったけど、てがみじかくて、はなさきにしかあたらなかったのが、くやしいです。
ところで、いまありすがみにつけているのは、はんかちです。
はんかちのさきをかたのうえにだし、ぐるりとからだをひとまきしてから、さきにだしておいたぶぶんと
くろすさせてこていし、くびのうしろでしばった、ほるたーねっくすがたです。おおきなむねはしっかりと
はんかちでまもられていますが、ゆだんするとひざばかりかふとももまでもがでてしまいます。
じゅうようなのは、ありすがしたぎをつけていないことでした。
「さむいし、にんぎょうのふくをかいにいくしかないか……」
ごちょうはたちあがりかけましたが、ふいにうごきをとめました。
このすがたのありすを、どうやってつれていけばいいのでしょう。
「どうした?」
ありすにみあげられ、ごちょうはしゃがみこんだまま、つい、てをのばしてしまいました。ありすがその
うえにのります。
ごちょうはすっかりこまってしまいました。
ありすはごちょうのきずだらけのてのうえにすわりました。てはざらざらで、ごつごつしていて、おまけに
けがでそぎとられたにくのぶぶんがだんのようになっているのです。
「おまえはたくさんたたかったんだな……」
ありすはちいさなてでごちょうのきずぐちをなでました。
ふいに、ごちょうのむねがときめきます。
こんなにやさしくなでられたのははじめてです。
それに、ありすはごちょうのてのうえにすわっているのです。やわらかいおしりも、ふとももも、ごちょう
のてのうえなのです。
ごちょうはだんりょくとあたたかさにゆうわくされましたが、もうひとつのもんだいをおもいだしました。
「どうした? はやくしゅっぱつしろ」
いつまでもあるきださないごちょうをふしんにおもい、ありすがみあげます。
ごちょうはどきりとしてしまい、めをそらせました。
「なんだ。はっきりともうせ」
「その……おとこのおれが、にんぎょうのふくをかうのは、その……」
きくとありすはふむとかんがえ、よこめでごちょうをみました。
「わかった。おれるどのところへあんないしろ。あいつのほうがやくだちそうだ」
「いえ! おれがいきます!」
ごちょうはさいふをぽけっとにつめこむと、かんねんしてたちあがりました。
たちあがるときのふうあつにまけ、ありすはごちょうのてのひらにたおれてしまいました。
「だ、だいじょうぶですか?!」
「へいきだ」
ありすはかみをととのえると、ごちょうのおやゆびにしっかりとつかまりました。
てはとてもおおきくて、そして、たよりがいがあります。
ありすは、ふふふ、とわらうとごちょうのきずだらけのはだにほおをよせました。
そのとてもあたたかくあんしんなことといったら、たとえようがありません。
ありすのちいさくなったからだのなかにうずまくふあんがきえていくようでした。
あんどでなみだがながれおちたしゅんかん、ごちょうははしをでて、ちじょうにのぼるかいだんのいちだんめに
あしをかけました。つづいてにだんめ。
ふわりとかぜがおきて、ありすのみにまとったはんかちをたかくあげ、しろいふとももがあらわになりました。
「なっ――」
ありすはあわててはんかちをおさえました。でもひょっとすると、おしりがみえてしまったかもしれません。
はんかちをしっかりと、あしのしたにおさえこんでから、ありすはそっと、うしろをふりむきました。
ごちょうはたちどまって、かおを90どよこにむけ、めもうえにむけて、あおいそらをながめています。
ほおはまっかです。
でも、ありすはごちょうをたたこうとかんがえましたが、やめました。
ちちでもなく、あねでもなく。ましてやじょうしの、はんくすたいいでもなく。
ごちょうをたよったりゆうをきづいてもらえるひまで、ほおをたたくのは、やめるつもりです。
___________________________
ロリは書けずもっぱら読む側なので小人で援護射撃。
読みにくかったら悪いなと少々反省している。
続きも
>>614も待ってる。全裸で。
>>695 きゃー。すごくいいです。
伍長もアリスも可愛い!続き読みたい〜
>>695 「南くんの恋人」ならぬ「ランデルくんの恋人」ktkr!
二人とも可愛くて和みましたv
伍長が少尉に着せたい服を買いそうだw
二人ともウブね
イイ!!
人形の服を赤面しながら買う伍長が目に浮かぶなぁ
もう痛みが無い事を確認すると少尉は何を思ったか、これ以上ないくらいそそり立った雄を胸元に押し付けるように抱きついてきた。
膨らみの無い胸はやわらかさこそ乏しかったが、絹のような肌触りと熱いほどに感じるぬくもりが気持ちよかった。
「あァ・・・今度は何を・・・」
「手だけでは、触れるにも面積が小さいだろう・・・?だからこうした方が気持ちいいんじゃないかと思って工夫してみたん、だが」
伺う表情を見下ろす視界に、自分の下腹と少女のすべすべの白い肌にはさみこまれひょっこりと顔を出した張り詰めた先端が見えるのがひどく背徳的でエロティックだった。
「こうすると、お前のが脈打ってるのがよくわかる。」
少尉も熱に浮かされたようにうっとりとした口調になっている。
しゃべると熱っぽい吐息が吹きかかり、それだけで射精してしまいそうな衝動が尿道をせりあがってくるが伍長は下腹に力をこめて何とか我慢した。
それでも無意識にさらなる刺激を求めてせっつくように腰を揺らしてしまう。
「少尉・・・俺・・・俺・・・」
快楽で溶け始めた口がだらしなく続きをねだると少尉はまた魅惑的に微笑んで、抱きついたまま体を上下に動かし始めた。
(うわ、凄い・・・!)
圧迫され、やわらかい肌でこすり上げられる悦はどう表現しても表現し尽くせないと思われるほどだ。
直接感じる快楽と、一生懸命な中に興奮をにじませた少尉の表情。その倒錯感。
自然に増える先走りが曇りの無い柔肌をぬめぬめと汚し、胸の動きを助けていた。
それを申し訳ないと思うと同時にほの暗い悦びが興奮を助長させていく。
シャワーの音にまぎれてねちゃねちゃと粘着質な水音が響いていた。
「んっ、ふ・・・私の胸まで、ぬるぬるで・・・っ動かしやすい」
弾む息の中で少尉もどこか嬉しそうにつぶやく。
時折深く押し込んだ先端が少尉のあごを突き、それを避けようと背をのけぞらせると押し当てた肌の圧力が増して自然に絞り上げるような動きになる。
「っん!?」
「ごめんなさい、おれもう・・・っ」
それがたまらず、思わず自分から少尉の背を抱き腰を突き上げる。するととさらに深くなって唇に届かんばかりになった。
「ご、ご・・・!やだっ、そんなにしたら胸がッしびれてしまうぅ」
「・・・しょうい・・・っしょういッ」
本当は、もっと続けたい。
この時間を味わっていたい。
(でも、でも・・・)
一度タガが外れると、あとは一直線に解放へと向かってひた走るだけだ。
それも近い。
「伍長、出そうなの、か?」
揺さぶられ、それでも離れないようにしがみつきながら少尉が切ない声をあげた。
粗い息の中、必死にうなずいて返すと少女の顔がくしゃくしゃにゆがむ。
「終わる・・・終わってしまう・・・ランデル・・・ッ」
ひときわ深く押し付けた先、少女の唇が先端に触れた瞬間---
「好きです、アリス・・・ッ !」
限界まで張り詰めたものが迸った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
遅くなってすまそorz
>>695援護射撃GJです!南君の恋人とはまたツボですなぁ・・・イイ
次回エピローグです
あぁぁぁあ!!GJ!
いいよエロいよ最高だよ!!
次回エピローグ期待してます!
>>701 待ってましたー!
積極的な少尉と背徳を感じながらも自ら腰を振ってしまう伍長キャワイイ!
ああもう二人ともかわいいよかわいいよ(*´Д`)
エロイのに可愛いってなんなんだ!
エピローグお待ちしてます。
「ハァ・・・ハァ・・・ッ」
峠を全速力で駆け抜けたかのような疲労感と、充足感が体を支配していた。
なかなか落ち着かない呼吸に激しく肩を上下させ、抜けきらない余韻に時折震える。
そうしてだんだん意識がはっきりし始めると、やにわに自分のした事が脳裏に蘇りさっと血の気が引いた。
うつろだった視界ははっきりと焦点を結び、床のタイルを流れる湯の筋を見せる。
排水溝へと流れていく湯の中に溶けきらない白っぽい液体が混ざっていた。
(どうしよう、つい夢中になってしまったとはいえ俺は少尉になんてことを!)
しかも最後など、無我夢中になってとんでもなく恐れ多い事を口走ってしまったきがする。
視線を上げれ場すぐ確認できるだろう現実に慄き、なかなかそうすることができないでいる伍長の頭に呆れたと言わんばかリの声が降りかかる。
「まったく好き勝手にしてくれおって・・・お前、意外と我を忘れると強引なのだな?」
「ああああ、ごめんなさいっ!・・・って」
どこにいても耳に届くようなよく通る、そして懐かしいこの声色は・・・
「伍長、大丈夫か?」
「小・・・尉・・・」
ギギギと音がしそうなほどぎこちなく視線を戻すとはりのある豊かで真っ白なおっぱいが確かにそこにあった。
・・・ただし、たおやかな2本の腕でしっかり隠されていたが。
一転暗雲を吹き払うような喜びと感動に包まれ、思わず涙がにじんだ。
「元に、戻ったんですねっ少尉!!」
「どこに話しかけているか馬鹿者っ!」
スパーン!と頬をはられたがこれもいつもの痛みだ。
頬をさすりつつもさらに視線を上げれば、頬を真っ赤にしながらこちらを睨んでいるいつもの少尉の顔がある。
正真正銘、十三貴族で陸情3課パンプキン・シザーズ小隊長のアリス・L・マルヴィン少尉その人だ。
「お前というやつは・・・・っ」
少尉は何か怒鳴りかけたが、頬をさすりながらも泣き笑いを浮かべる伍長に一瞬惚けたかとおもうと、毒気を抜かれたのか苦虫を噛み潰した顔でぷいとそっぽを向いた。
「まったく、しょうのないやつだ」
「面目ないです・・・」
自分でもあんまりな反応だとおもったのでしおしおと謝る。すると少尉はふっと笑って首をかしげた。
「伍長・・・」
「なんですか少尉?」
「いま、凄くお前を抱きしめてやりたいんだが残念だ」
「えっ!?なんで」
残念なんですかと続く前に少尉は隠していた腕をずらし自分の胸を指す。
「胸がべとべとでしてやれない」
「あっ・・・」
気がつかなかったが、よく見れば造形美のような胸の膨らみの輪郭を縁取るように、そこは水以外の伍長のあれやらそれやらが撒き散らされてテカテカと光っていた。
あまりの淫靡な光景に自分の所業を突きつけられた気がして顔が熱くなり、伍長は少尉の肩を掴むと、腕の中に引き寄せてしっかりと抱きしめた。
ねちゃりと2人の胸の間で音を立ててぬるりとしたものが広がったが、伍長はおかまいなしに少尉を抱きしめつづける。
「こら、お前まで・・・」
「こんなの、すぐ流せるからいいんです!」
あわてふためく少尉にきっぱりと言い渡し、湿った髪に口付けるとすぐにおとなしくなった。
「そ、そうか・・・」
それから、ずいぶん華奢でやわらかい腕が傷だらけの背中におかなびっくり回され、触れた瞬間それはすがりつく形に変わる。
照れているのか裸の胸板に頬を押し付け、上目遣いに笑う。
「ただいま、伍長」
その顔に見惚れ、それから慌ててそれに応える。
「おかえりなさい、少尉」
些細な言葉がこんなに嬉しいなんて思わなかった。
しばらく何も言わず抱き合ってから、少尉は静かに語り始めた。
憑き物が落ちたかのように晴れ晴れとした顔で。
「なあ、伍長・・・過去は過去で、もう無いものねだりはやめにする。そんな事しなくても、充分私は果報者だって分かったから」
「はい」
「私のために幼女趣味の汚名までかぶろうとしてくれた男もいるしな」
「しょ、少尉・・・」
そういえばあのままの状態が続けばいずれそういう話になっていたかもしれない・・・と今更思い当たってひやりとするが、もしそうなっていてもきっと後悔なんてしなかっただろうと漠然と思う。
「最初から最後まで訳のわからないことばかりだが、獲がたいものを得たと思ってよしとするか」
「・・・はいっ」
「この先何があっても、お前が背中ってくれる限り大丈夫な気がしてきた」
そういって少尉ははじめて晴天のような笑顔を伍長に向けた。
「とりあえず、このシャワー室からどうやって脱出するか考えましょうか」
「む、それはいきなり難問だな・・・」
数分後息を切らせた伍長が購買部にあらわれたが、果たして作戦がうまくいったかどうかは謎のままにしておこう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これにて幼女少尉と伍長のSS終了ですっ。
つたない文についてきてくださった皆様ありがとうございました!
やむなく削ったエピソードや台詞も多々ありましたが
まだまだ修行が必要なようで・・・
リベンジはまたいつか
おめでとう!伍長ォォオォオォォォォ!!!111111111
しかし、購買部にはぶらじゃーは売ってないだろう。
あれだ!小さいサイズのワイシャツをどうにも買う言い訳が思いつかず
しかたなく自分サイズのでかいワイシャツを買うしかなかった伍長。
だが、それは危険な行為――伍長に再び襲い掛かる、誘惑の試練!!
なんてな。作者様。グッジョブでした。
GJ!かわいいよ少尉。伍長がちょっと男前になっててよかった。
すごく好きな作風です。ご馳走様ー!
>>707またイイネタ振りますなーw
でっかいシャツ萌えー。
少尉のおっぱいに向かって言う伍長バロスw
長い間お疲れ様でした
GJです
ひゃっほう
両想いKTKR!
そして完投お疲れさまでした!
GJっす!
711 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 01:12:42 ID:HMDmMXVs
や、皆知ってるかもしらんがこの幸運を一応おすそ分け。
「同人漫画の部屋」にパンシザの同人が出てたんだぜ。
情けない話だが、その手にサイトは殆ど行った事がないんよ
報告を見て、急いで行ってきたーよ
乙彼様でした
姉妹の百合モノでキタか
ウェブナー中尉エロ!
>>614です。遅くなりましたが投下します。
エロなしです。しかも途中です。
思ったより長くなっちゃいました。
ではドゾー。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ここはいつもの陸情3課。
執務室にはハンクス大尉の姿しか見えない。
「おーい、誰か珈琲淹れてくれないかな?」
待てども暮らせど誰も返事をしない。
それもそのはず、まだ始業時間前なのである。
マイマグカップを片手に──誰が見ている訳でもないのだが──ハンクスは気まずそうに頭をポリポリ掻いた。
所在なく煙管を燻らせていると、執務室の扉をノックする音が聞こえた。
開いてるよー、と言う前に横柄に扉が開かれ、白衣を着た女性がズカズカと入ってきた。
「これ、お裾分け」
ずいっとハンクスの目の前に差し出されたのは、底の浅い籠。レースペーパーが敷かれ、その上に色とりどりに個包装されたお菓子が盛り付けてあった。
「なんだ、藪から棒に。……ミュゼ・カウプラン殿」
胡乱な眼差しでお菓子を摘み、ひと通り眺めてから籠に戻した。
「まさか、タダで呉れるってぇ訳じゃ……ないよな?」
「訊きたい事があって来たのよ。わかるでしょ?」
ミュゼの些か性急な物言いが腹立たしい。しかしここで事を荒立てたくはないと、渋々承諾することにした。
「しゃーねぇなぁ」
ハンクスはミュゼを執務室の外に追い遣るように扉に向かった。
◆
「おはようございまーす!っと。あれ?誰もいない」
「本当だ。大尉もいないのだろうか?」
執務室の扉を開け、ステッキンとアリスの2人は応接セットを横切ろうとする。
「あれ?お菓子がありますよ、アリスさん」
2人の目の前にはレースペーパーの上に銀紙やパラフィン紙で包装されたお菓子らしきものが置いてあった。
「昨日まではなかったのだが……。頂き物なのだろうか?」
「わーっ、なんだか美味しそうな予感がします!」
そう言うが早いか、ステッキンは銀紙を剥がして丸いチョコのようなものを口に含む。
「こら、勝手に食べてはいかんだろうに。そろそろ始業時間だぞ」
窘めてはいるが、それほど本気で怒ってはいないアリス。
「あっ!これボンボンです。リキュールが入ってます。アリスさんは食べないほうがいいですよ」
ボンボンが包まれている銀紙とは違うパラフィン紙の包みを剥がすと、アリスは四角いチョコらしきものを口に放り込む。
「……これは普通のチョコだな。うん、美味い」
口の中で蕩ける甘さを噛み締めていると、執務室の扉が開いた。
「おはようございます。あれ?2人とも今日は早いんですね」
現在の時刻はまだ始業時間前である。いつも早目の出勤を心掛けるマーチス准尉は自分が遅刻したのでは?と錯覚する。
「ああ、たまたまだ。気にするな」
「はあ、そうなんですか……」
取り敢えず制服に着替えてきます、とロッカールームに向かうマーチスを見送ると、また執務室の扉が開いた。
「おはようございます。あれ?2人とも今日は早いんですね」
次に出勤してきたのはランデル・オーランド伍長。顔の真中にサンマ傷が特徴的だ。そのサンマ傷の近くにまた新たな傷が出来ている。
「お前、また傷作ってきたのか?」
「こっ、これは猫に引っ掻かれて……」
しどろもどろになるランデル。その自信なさげな態度が余計に腹立たしい。アリスはそんなランデルをロッカールームへ追い立てた。
「いつもいつも傷ばかり作りおって……」
「アリスさん、怒らないであげてください。ねっ」
「……う、うむ」
アリスは眉根に皺を寄せ、腕組をして考え込んでしまった。そんな彼女の側にいるのは少し気が引ける。
「私、マー君のお水汲んできますー」
努めて明るく振舞うと、ステッキンは給湯スペースに向かって行った。
◆
いつもいつも伍長は傷を増やしてくる。
一人で受け止めて、戦って、傷を作って。
今度は猫だと?不注意にも程がある!
──もう傷つけたくはないのに……。
「うわーっ!遅刻したっ!!」
いつものごとくオレルド准尉が慌しく執務室の扉を開けた。
またどこぞの女と朝まで一緒だったのだろう。いつものように窘めようと、オレルドに向かってアリスは口を開いた。
「まったく。まいにちまいにちいつまでちこくをすればきがすむんだ?おれるど」
当の本人はきょとん、としている。いつもならばここで襟元を開いてキスマークのひとつでも見せるというのに。
ロッカールームから着替えを終えたマーチスとランデルがやってきた。やはり二人ともきょとんとしている。
あれ?伍長がやけに大きく見える。こやつは成長期なのか?背丈が足りないというコンプレックスを持ってる私に対してのあてつけか?
そういえば、オレルドもマーチスも……こんなに大きかったか?
「アリスさーん!粗熱取れたみたいなのであとの作業やっちゃいましょう」
むむ?曹長まで大きくなってる??
ああ、そうかわかった。私は酔ってるのだな。ということは食べたチョコにはアルコールでも入ってたのだろうか?
みんなが急に大きくなるなんて有り得るはずが……。
「アリスさんっ!?ど・どうしちゃったんですかっ!?なんでちっちゃくなってるんですか!???」
「わたしがちっちゃいだと!?ひ、ひとがきにしてることをっ」
給湯スペースから出てきたステッキンはその場で立ち尽くしてしまった。
「少尉……なんですか?」
眼鏡がズレていないか確認するマーチス。
「うはっ!こんなにちっちゃいと威厳がないなぁ。声もかーわいーしなぁ」
「……不謹慎だよオレルド。それと早く着替えてきたら?」
オレルドは肩を竦めロッカールームに移動しようとした。
呆然と立ち尽くしていたランデルは、やっと口を開いた。
「すごい……。少尉にそっくりだ……」
「ばっ!ばかなことをいうな!!」
勢い余って継承器を抜こうとしてアリスは異変に気付く。腰に帯刀しているハズの継承器が掴めないのだ。
見ると継承器は床に落ちている。継承器だけでなく、自分の着ていた軍服もズルズル引きずっている状態だ。
「さしずめ5歳児ってところですか、今の隊長は」
足を踏み出した筈のオレルドだったが、アリスの目線に合わせて腰を屈めている。
……5歳児。彼らの上官である私が5歳児……。何がどうなったのかさっぱり見当がつかない。
アリスは軽く眩暈を覚えた。
「と、とりあえずその格好をどうにかしましょう。アリスさん、ちょっと失礼しますよ、っと」
ズルズルの服ごとアリスを抱きかかえ、落ちた服やブーツ、手袋などを拾ってロッカールームに入って行った。
◆
「今のアリスさんが着られるサイズなんてないので……これでなんとかしちゃいましょう」
少し小さめの女子用制服である半袖のブラウスをアリスに着せる。
「ウエストが覚束ないですねぇ」
とこれまた女子用制服のベルトをぐるぐる巻きにした。ちょっとしたワンピースのようである。
「おおっ?」
「どうしたんですか?」
「いままでむねがじゃまして、じぶんのつまさきがみえなかったのだが。みえるようになったぞ」
自分の胸の前ですかすか手をかざすアリス。そう、彼女は胸も5歳児並みになっていた。やり場のない怒りをどこにぶつけたら良いのかわからないステッキン。
着替えを終えロッカールームを出ると、ハンクス大尉が戻ってきていた。
「事情は今聞いた。……本当にちっちゃくなったなぁ、アリス」
「もうしわけありません、たいい……」
項垂れるアリスの頭をぽんぽん、と優しく撫でるハンクス。
「少尉。はい、これ」
ランデルが手に継承器を持たせる。しかし5歳児の手には少し大きい。
「こしにさげるのはむりだな……」
益々しょんぼりするアリスを見かね、ランデルは肌身離さずが基本の継承器を背中に背負わせるようにアリスの身に付けた。
「なんだか少年剣士みたいだなぁ」
「オレルド!」
「……アリス、お前これから帝立科学研究所に行ってこい」
普段聞きなれない単語を耳にして急にハンクスの方へ顔を向けたアリスだが、継承器の重さに耐えられずそのまま背中から転倒してしまった。
「伍長、お前連れてってやれ」
「えっ?はい。……でもなぜそこに?」
転倒して手足をジタバタさせるアリスを起こしながら、ランデルは訝しむ。
「知らない仲ではないだろうに。チョコ持ってきたの、ほれ、ミュゼ・カウプランだ」
ハンクスは紫煙を吐きながらゆっくりとそう言った。
◆
カウプラン研究所の扉の前に立つ2人。正確には1人と荷物がひとつ。
『子供が軍の施設にいるなんてわかると何言われるかわからんからなぁ……』
とハンクスの命で、毛布でぐるぐる巻きにされたアリスをランデルが担いで来た訳である。
ノックをして中に入る。
「あら、珍しい。何の用かしら?」
室内にはミュゼ・カウプラン女史が居た。
「これは何だ?」
ランデルはアリスが食べたチョコの包みとまだ手をつけていなかった同装のチョコをデスクに投げ出す。
「チョコよ。あなたのところの大尉さんにあげたんだけど?」
「これは市販のものなのか?」
「さぁ?おやつ置き場にあったものを集めて持ってきただけよ。お裾分けってことで」
「おやつ……だと?うちのとこより、おきらくだな!?」
と憤慨したアリスが毛布から顔を出した。
不意を突かれたミュゼは椅子にからズリ落ちそうになりながらも、なんとか体勢を整える。
「え……?もしかしてあなたのところの少尉さん?」
ランデルは荷物──もとい上官を降ろすと、毛布を剥がし、ミュゼの向かいにあった椅子に座らせた。
「あなたがもってきたちょこをたべてからっ!このような……すがたに……」
ギリギリを歯を食いしばって膝の上で握りこぶしを作る見た目5歳児のアリス。
「チョコを食べてからって……多分普通のチョコだとは思うんだけど……」
ミュゼはしげしげとアリスを見ると、何かを思いついたように目を輝かせた。
「ちょっと調べてみたいんだけど……宜しいかしら?」
「何をするつもりだ?」
そう言うが早いか、ランデルは素早くアリスを抱きかかえ、ミュゼを冷たく見下ろす。
「こんな珍しいサンプルそうそう見つからないわ。調べさせてもらうわよ」
「ダメだ。原因が解るまで少尉は触らせない」
口では格好いいことを言っているのだが、どうみても父娘にしか見えない。
「でもそのままじゃ困るんじゃなくて?そのためにここに来たのでしょう?」
ランデルの顔が少し曇る。
「ごちょう」
アリスが呼ぶ。
「このままだとわたしもせんさいふっこうがおこなえない。だいじょうぶだから……」
「別に変なことしないわよ。健康診断に毛の生えたようなものだと思って頂戴」
しぶしぶアリスを椅子に座らせると、ランデルは彼女の目線まで腰を屈めて心配そうに見つめた。
「厭なことされたら遠慮なく声をあげてくださいね」
「ああ、わかった」
厭なことって何だろう?と思いながらも頷くアリス。
「じゃあ貴方は出て行って」
「なぜだ?」
「決まってるでしょ。外見は子供といえ彼女は仮にも女性なのよ。それともずっと見てる?」
──15分か20分経っただろうか、扉が開いてランデルは研究室に入ることを許された。
「心電図、心拍数、血圧、脳波その他異常なし。あとは採取した血液、爪、髪の毛などのサンプルを調べてみるわ。今日はもういいわよ。」
中ではアリスが着替えに手間取っていた。着替えといっても継承器を身に付けることがなかなかできないのだが。
ランデルはそんなアリスを毛布でぐるぐる巻きにして研究所を足早に退散した。
こんなところから1秒でも早くアリスを連れ出したかったのだ。
「(厭なことされたりしませんでしたか?)」
ボソボソと毛布に向かってランデルは尋ねる
「(いや、とくに。なんかうれしそうだったけどな)」
ボソボソと返事をする毛布。
再び3課に戻ってきた2人はハンクスの言葉に唖然とした。
「お前らもう帰れ」
「え?まだお昼前ですよ!?」
とオレルド。
「まあ、確かに今の少尉に任務は無理だとは思いますが……」
とマーチス。
「伍長さんも帰るんですか?」
ステッキンが当たり前の質問をした。
「アリス、今のお前に仕事は任せられん。自宅療養という形で暫く休みを取れ。いつ元に戻れるかわからんからな。理由は何でもいいぞ」
上司の当然の判断にただ頷くしかなかった。自分は分かるがなぜ伍長も一緒に?
「伍長、今日は風邪が悪化したとかでマスクして帰る準備をしろ。そのときにアリスを忘れるなよ」
つまり荷物に扮したアリスを外に出す為にランデルを早退させる、と云うのが狙いらしい。
ランデルが帰り支度をしてアリスを抱えたとき、ステッキンが大きな紙袋を持ってきた。
「これ、アリスさんがさっきまで身に付けていたものです」
とランデルに渡す。
「気をつけてお帰りくださいねー」
ごめんなさい。続いちゃいます。
続き出来次第、また投下しにきます。
これまたよさ気な子供少尉物
カウプランで来たか〜
助手も出てほしいな
続き待ってます
ステッキンにはキツイ一言をさり気なく言う少尉w
カウプランも絡まってきて面白いことになってきたぞ
ナイスだ。GJ!
かわいい!!
椅子からずり落ちそうなミュゼがなんかいい感じだ
面白そー。早く続きよみたい。
カウプラン!カウプラン!(AA略
続きが楽しみだー
継承器が重くてひっくり返ったカメみたくチタパタしてるちい少尉に萌えたってか悶えた。
かわえーよ! 拾って帰りたいよ! GJです!
世界一身長が高い男性が結婚したというニュースを見た
その人でも230cmくらいというから(嫁さんは168cm)
伍長と少尉はあれ以上の体格差ということに…
2人ともがんばれ
少尉は160cmくらいだろうか
155ぐらいか157ぐらいじゃないか?
白人だからもうちょっと高めかも
少尉は間男に小柄だと驚かれていたからなあ
165cmはない気がする
おっぱい以外は全体的に華奢だから…ほんと頑張れ、伍長
伍長と少尉の体型の違いも作品の魅力だからねぇ
伍長のチンチンのデカさも魅力の一つである
オフィシャルでビッグ認定されてる少年漫画の主人公って
ほかにいたっけか?
ますらおうの主人公
ハジメの壱歩
ますらおう分からなかったからぐぐってみた。
凄い・・・
花の慶次を忘れてはなるまいて。
少尉のおっぱいてどんくらいが妥当だ?
Cくらい?
Dはありそうだな
Cよりは大きそうだな
やっぱDくらい?
そういや少尉は「巨乳じゃなくて美乳」っていうのをどこかで聞いた気がするけど
それって公式?
ソリス:Gカップ(もしくはそれ以上?)
エリス:E〜F
アリス:Dカップ(ただし、今なお成長中)
個人的にはこんなモンかと。
アリスはCくらいでは。
>>745の説は公式かどうか知らんけどその通りだと思う。
メーネ振り回す胸筋が土台だから30過ぎてもたれないんだろうな。
Dかそれ以上あるだろう。
私はDだが少尉は私より大きいように思う
アンダーにもよるのでは?
やっぱCくらいと思う。
さて今度は各男性陣のナニのサイズでも考察しようか。
どんなに少尉のおっぱいが大きくても
伍長の掌に余るような事はまずないからなあ…
伍長のを収納するのは無理があるので、替わりに発達しただと!
そこへなおれ!!
伍長のって 充血したらどれぐらい大きくなるんだ
vs看護婦の時は 通常の大きさでしょ?
いや、平常時は尿瓶でキャッチできたけど
充血して大きくなっちゃったからリリースになったんだとおも
754 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 21:09:27 ID:Bc3CDfwY
age
通常で尿瓶割ったんだったら大変だよww
長さも相当なものだろうけど、直径がどのくらいなのかも気になるなぁ
つかそんなにでかかったら、通常時でももっこりしてるよwww
最初看護婦が指で示した時のコマを見ると
直径10cmは下らない気がする…あれで平常だよな?
なんか伍長が気の毒になってきた
それを入れる少尉も気の毒だ。
伍長なしではいられない体にされてしまう・・・
伍長専用のガバm
伍長専用のがばm…?!
大尉の股間のコルト・ガバメントが伍長専用だと申すか!?
大尉かよwwwwww
やっぱり衆道的な関係なのかw
>>761 バロスwwwその発想はなかったわww
カウプランの調査結果マダー
すっかり過疎っております
年度始めだわ、超都市の原稿だわで今忙しい人が多いんだよー
今月号の伍長と少尉が一緒のコマ
やっぱ犯罪的な体格差だ…と悶えてしまった
カルッセル編の最初の方を見て、
怪我と熱にうなされ眠る伍長が無意識に少尉の手を握り
少尉がその伍長の手を励ますように撫でさすってあげてるうちに
なんだか興奮してきちゃって、次第にねっとりとした手つきになっていって…
みたいな妄想してたのですが、
先月号を見て、伍長の上半身を平気で拭いちゃう少尉ならそんなことにはならないよなぁ…と思ってしまいこの妄想を形にするのを諦めちゃいました(^_^;)
どなたか素敵な職人さん、よろしければこのネタどうぞ\(^_^ \)(他力本願)
俺は伍長の上半身を拭く少尉を見て
これからエロネタを作ることは出来ないかと考えていますよ
でも難しい…
伍長の胸を拭きながらアリス思う。
『大きな胸だな。私が男に生まれていたらこうなっていたのだろうか?』
伍長の胸をひとしきり撫でた後、自分の胸をもむアリス。
ドアガチャリ。伍長を撃った女の子登場。
「……軍人様?」
「ああ、見てくれ。私もこいつのように大きな胸になれるだろうか?
お前の胸はどうだ?(もみ)ああ、小ぶりだが柔らかくて気持ちいいな」
「軍人様?」
「私の胸の触ってみてくれ。――どうだ?大きくなれそうだと思うか?」
「ぐ、軍人様、一体何を!」
「ええい、教えてくれと言うに。姉上に習った房術で陥落し吐かせるぞ?
それとも強引なのが好みなのか?(押し倒す」
「軍人様、おやめくださいぃぃぃ」
「よいではないかよいではないか」
百合ですね。わかりました!
房術てwww
何を教えてるんだ姉上wwwwww
まあ…何だ、つ、続きは期待しても良いのか?
772 :
ふきふき少尉:2007/04/19(木) 23:11:14 ID:v4rO3dNK
>>768、769を見て
ヘンな電波受信しました。
百合じゃなくて申し訳ないがカルッセル編の伍長をふきふきする少尉より。
エロいというよりはバカ、特に少尉が大バカですが笑って許してやってください。
では。
「まったくなんて広い胸だ」
アリス少尉は横たわる部下の汗まみれの上半身をぬぐいながら、呆れたような、それでいてうっとり
するような奇妙な気分に囚われていた。見た目がどうであろうと貴族のお姫様であることには変わり
ない彼女は、異性の裸体などほとんど目にしたことはない。
士官学校時代は男に囲まれていたものの、十三貴族の威厳に加え彼女自身の性格がかもし出す雰囲気の
せいか、周囲の男たちはみな遠慮のカタマリと化し、猥談の一つもめったに彼女の耳に届く事はなかったのである。
『病人の体を拭いているだけなのに、なぜこんなにやましい気持ちになるのであろう?』
街の娘が自室に引き取った後、ほどなくしてオーランド伍長は眠りに落ちた。
熱も少し下がったようなので安心して自分もウトウトしかけたアリスだったが、低いうめき声に目を
あければ、ベッドの伍長はひどい寝汗をかき、どことなく苦しげであった。
『そもそも、なぜ服を脱げ、とあの時言いだせなかったのだ?』
雨の中動く事もできずに何時間も放置されていた彼の全身はびしょぬれだった。熱を出していることを
考えれば濡れた服は脱がせるべきだったろう。着替えはないがシーツにでもくるまっていればいい。
こんな非常事態なのだからズボンまで脱いでも何も思わなかったのに。
なぜだかどうしても言い出せず、気持ち悪ければ伍長が自分から脱ぐだろうと放っておいたのだが……
そんなことも自力でできないほど弱っていたとしたら、まったく申し訳ない事をしたものだ。
そう思うと腹筋の割れた腹を締め付けているベルトがとても窮屈そうに見えたので、あまり音をたてない
ようにそっと抜き取った。ズボンもぐっしょり濡れている。コートの下だからそれほどでもないだろうと
思っていたのに、首から入った雨が流れ込んだのかもしれない。
さぞかし気持ち悪いことだろう……ズボンも脱がせたほうがいいのだろうけど。
『な、何を迷うことがある! 腹が冷えたら大変ではないかっ』
アリスは決意を固めると伍長のズボンに手をかけ、ウェストのボタンを外しファスナーを引き下げる。そして
ズルズル引き下ろそうとしたが、濡れて絡みつく下着まで一緒に降りていったので急にどきりとして、
それ以上はやめてしまった。ズボンも下着も骨盤のあたりで引っかかった形になる。
下着は引き上げたほうがいいだろうと視線を移せば、そこは女とは違い、おかしな具合に盛り上がっていた。
アリスは何故だかいたたまれない気分になったが、ヘソから下着の奥に向かって黒い体毛がまばらに
生えた辺りも濡れているようなので、拭いてやろうとタオルを持った手を近づけた。顔を寄せると
なんとなくむっとしていて……シャツを脱がせた時とは違う、もっと強いにおいがする。
下着のふくらみがとても大きいので思わず袖をまくった裸の腕が触れてしまった。そこはさらに熱く
妙にふわふわしていて、そんな女の体には存在しない感触に彼女は大いにうろたえ、やけどでも
したかのようにすばやく手を離した。
『か、下半身のことは見なかったことにしよう!!』
そこはそのまま放っておくことにして、アリスは頭を振ると自分が風邪をひき入浴できなかった時に、
どんな世話をされたか思い出すことに集中した。……首や脇の下を拭いてやろう。
伍長の体は呆れるほど広く、拭きながら彼女は士官学校時代のフェンシング場の床磨きなどを思い出す。
『いっそのことあんなふうに雑巾掛けしてやろうか。……おや、こんなところにも傷痕が……』
脇腹の傷を指先でなぞると大きな体がビクリと反応し、アリスは慌てて指を離した。なんだか物凄くいけない
ことしたような気になる。狼狽しつつボサボサの黒い前髪をかきわけ額に手を当ててみたが、熱は以前より
下がったらしく、苦しんでいる様子はない。もう平熱のようだな……彼女は安心した。
伍長の体は幅広くて、反対側の脇を拭こうとすれば、必然的に覆いかぶさる形になってしまう。アリスの
まろやかな乳房が洋服越しに広い大きな裸の胸に密着したが、そのあまりにも自分とは違う感触に彼女は
戸惑いを感じ、飛び跳ねるように体を離すと、まじまじと見下ろした。
『すごく硬い。お前の胸は筋肉で出来ているのだな』
男と女とはこうも違うものなのか……アリスはしげしげと観察し、思わずその大胸筋の盛り上がった広い胸を
触ってみた。縫合痕のせいで滑らかではない。乳首はずいぶん端のほうについていて、桃色の自分のものより
ずっと濃い茶色で、そしてずっと小さかった。
『男もやはりくすぐったいのであろうか?』
熱が下がったことに安心した彼女は好奇心に加えちょっとしたイタズラ心が湧いてきて、レンズマメほどしかない
小さな突起を、細い指先で軽くつついてみる。
反応はない。
『小さいせいか……やはり女とは違うな』
彼女はなんとなくつまらなくなり、指でつまむとこすってみた。だんだん硬く、尖ってくる。なんだか面白くなって
もう片方の乳首も当時に刺激してみた。そちらも同じように反応してくる。
ふいに、伍長が体をよじりうめき声をあげた。
アリスはどきまぎと手を離し、誤魔化すように丸めた濡れタオルを胸に当てる。私は拭いているだけなのだ、
と何度も強めにこすってしまい、硬く絞ったタオルの下で乳首がますます硬くなったのに彼女は気づかない。
伍長の体温が上昇したような気がした。見れば、顔が赤らみうっすらと汗をかいている。なんだか苦しそうだ。
服を脱がせたせいで冷えたのかも、と心配になったアリスはきちんと整えようと、見ないようにしていた下半身に
目をやった。
『な?! なんと!』
下着の膨らみが明らかに以前より大きくなり、形も変わっている。ウエストのゴムがわずかに持ち上がっていて、
隙間から何やら赤っぽいものが見えた。
『……と、とりあえずズボンをはかせてしまおう!』
男女の体の仕組みについては家庭教師から教わっていたはずだが、剣術一筋で男女の出来事に興味を抱いた事の
なかったアリスにとって、それは知識でしかない。いきなりの出来事に思い出すこともなく、ただなぜだか
やましい気持ちでいっぱいになり、彼女は触ってはいけないと禁止されていたものに触れて壊してしまった子供の
ごとく、隠してしまうことしか思いつかなかった。
ズボンを上げファスナーを引こうとしたが、当然そののままでは引き上がるはずもない。強引に動かしていると
ゴムがずれてしまい、赤い肉棒がひょこりと飛び出し、開放されたせいかますます大きくなってしまった。
アリスは慌てて下着を引っ張り上げたが収まる限度を超えているらしく、それでも無理に引き上げようとすると
硬いゴムが先端の茸のカサのような部分を何度もこするかたちになり、伍長は苦しそうなうめき声を出したが、
それでも目覚める気配はない。
無理やり捻じ曲げ収めようとすると、さっき腕が触れた時はあんなにやわらかかったのに、今は骨でも入っている
かのように硬く、無茶をしたら折れてしまいそうだ。おまけに何が出たのか手触りがヌルヌルしはじめ、
彼女が慌てれば慌てるほど、それは大きく硬く、太くなってゆく。
突然、ノックの音が響き、アリスは文字通り飛び上がった。ドアの外から街の娘の声が聞こえる。
「あのー、軍人さま。苦しそうなお声が聞こえるのですが……どうかされたのですか?」
よくわからないが見られてはいけない光景のような気がする。慌ててドアに飛びつき、わずかな隙間から
対応した。
「い、いや、悪夢にうなされているだけだ、大事はない」
「お水でもお持ちしましょうか?」
「いや眠っているから!! わ、私一人で対処できる、お前は休んでいるがよい!!」
娘はけげんな顔のまま立ち去り、アリスはしっかり鍵をかけると眠れる巨漢の傍らに戻ったが、下着のゴムを
窮屈そうに食い込ませたまま、伍長はあいかわらず苦しそうに息を荒げている。
アリスは途方にくれつつ、その赤く張り切った物体を眺め……不意に屋敷の厩舎を思い出した。
『おお、そう言えば!ピーロの種付けの時、同じ様なものを見たぞ!!』
アレに比べればやや小ぶりだと思ったが、思えば伍長は人間である。しかし牝馬もいないし熱を出しているのに……。
『なるほど、これが姉上の言われていたことなのだな! やはり男は下半身の神経が独立している生物なのだ!!』
合点がいったアリスの脳裏に、様々な知識がめまぐるしく浮かぶ。
『そうだ、射精させてやれば、きっと元の大きさにもどる!!』
士官学校の噂やソリスの話から寄せ集めた、断片的で且ついい加減で誤解に満ち満ちた知識を総動員し、彼女は伍長の
ものをむんずとつかんだ。
『確か魔法のランプのように、こすれば出るという話だったな』
片手でつかむと皮を上下させるようにしごいてみた。伍長はうめいたが透明な汁が滲み出すばかりで、噂によれば
一メートルぐらいは飛ぶものらしいから、これは違うもののようだ。
「こら、さっさと出してしまえ!!」
なんだか恥かしくなってイライラしてきたアリスは、右手をものすごい勢いで上下させる。もしも伍長が目覚めて
いたら、もっと優しくして下さいと哀願したことだろう。そんなに激しくしないで、もっとゆっくり大事にしてと。
彼女は士官学校時代ふと耳にした、男子学生たちの先っちょがどうのこうのという話を思い出し、先端の穴の
辺りに左手の親指の腹を当てがい、ぐるぐる回してみた。透明な汁が後から後から溢れてくるのでとてもスムーズに
できる。他にどんなことをすればよいのだろう。学生たちはアリスに気づくと、怯えた目つきで蜘蛛の子を
散らすように逃げていってしまったので、残念ながら続きを聞くことはでなかった。
横たわる伍長は顔を赤らめ眉間に皺を寄せ、ひどく苦しげに息を吐いているが、溜まると大変ツライというらしい
から、きっとそのせいだろうと思う。だいたい射精は男にとってとても気持ちのいいことらしいではないか。
『えーい、まだ出ぬのか!!』
手の疲れてきたアリスが赤い先端を覗き込んだ時。突然何かが飛び出し、鼻の頭にびちゃり、とかかった。
彼女がびっくりして飛びのくと、白い半透明の卵の白身のようなものが、びゅっびゅっと勢いよく飛び出し、
そのたびごと伍長はうわずった声を上げた。四、五回繰り返すとそれは止み、腹筋の見事に割れた腹の窪みに、
糊状の痕を残した。
行為の間中緊張していた伍長の体は今やすっかり弛緩し、水中に沈みこむようにぐったりとベッドに横たわっている。 溺れている夢でも見ているのではないかと彼女は思う。
『うー、ヘンなにおいっ』
鼻の頭に手をやると生温かくにちゃりとする。
それにしてもたくさん出るものだ。
一体何億匹の精子が無駄になったことだろうと、顔をしかめて彼女は伍長の腹を見下ろす。
彼女が嗅ぎなれぬにおいに辟易しながら飛び散ったものをぬぐい終わった頃には、厩舎で目撃したものはすっかり
小さくなり 、ただのくにゃくにゃした肉の塊に戻っていた。
下着を引き上げズボンを元通りにととのえる。ファスナーを上げる時少々しくじり挟んだような気がしたが、
ひっぱったら 外れたので大丈夫だろう。
アリスはようやく一息つくことができた。
しかし、伍長はまた汗をかいてしまったらしい。
ゴワゴワになったタオルは丸めてくずかごに捨て、新しいもので広く分厚い胸板を雑巾掛けしながら、彼女は
男性の体の不思議を思う。ピーロに比べれば小さめとはいえ、あんなものが女性の体に入るものだろうか?
まあ、ピーロの相手の牝馬も、私の心配をよそに元気にいなないていたから、きっと収まるようにできているのだろう。
『なにしろ赤子が出てくるところであるしな』
自分の体でも入るのだろうか……という考えが、チラリと脳裏に浮かびかけた時、彼女は何やら視線を感じた。
うつむくと伍長がぼんやり自分を見上げていた。どうやら眼が覚めたらしい。
いけないことをしたとも悪いことをしたとも思わないが、このことは絶対、彼に悟られてはいけないような気がする。
アリスは視線が恥かしくてたまらなくなり、……夢中でビンタを振るった。
「寝汗が酷かったから拭いてやっていただけだ。不誠実な事などなにもない、ウン……」
END
うーん、バカ話でごめんなさい。もっと勉強します。
軽い気持ちで書いてみたのに本当にSSにしてくれる人が出てくるとは…
ありがとうございます!少尉のやりたい放題っぷりに笑ってしまいましたw
こんな少尉じゃ伍長の体が持ちそうにないですねぇ
GJ!!イイヨイイヨー!
ナイスだ少尉!ピーロと比較される伍長にワロタww
GJ!!
ラッキーなはずなのに何故か可愛そうなのが伍長らしくていいw
うははははナイスですww
おぼこい少尉テラカワイス(*´∀`)
ぐあああああ可愛い可愛いいいい
抜いてやればいい、って少尉テラワロステラエロスー!
781 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 16:28:36 ID:aklzxABm
保守age
782 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 10:36:02 ID:Z1LsuvFZ
ほしゅ
エロパロ板的には萎える話かもしれんが、伍長(に限らずインヴィジブル・ナイン)は不能な気がする。
つかそういう設定って実際出てきてたっけ?
一回通しで読んだだけだからわからんが。
それだと口金の付いた尿瓶を割ったのはどう説明する
相変わらず尿瓶を粉砕し続けている伍長、しかし生理現象には逆らえず催してくる。
しかし現在は重傷のため出歩くのは非常に危険だ…と言う事で
「私を尿瓶として使いなさい!」
「は?」
何でこんな妄想をGWの朝っぱらからしてるんだろうか俺
大丈夫。
数日前から少尉と姉ズの百合妄想しまくりな奴がここにいる。
7巻の表紙、なんかエロいな…
ソリスお姉様がエロ過ぎる
して七巻はいつ発売だ?
エロスは?エロスはあるの?
あるある大辞典
あのー、ソリス×ミハエルなんですが、
完全にミハエル萌えで女性向けに書いてあるものでも
こちらに投稿して大丈夫でしょうか?
大佐にブラジャー着けさせてソリスが言葉責めする内容で、
男性は嫌悪感を持つかもしれません。
キャラサロンの方は、伍長スレなので無理ということでした。
エロは後半でありますがSM臭いです。
>>792 男×女でスレ趣旨からは外れてないし
きちんと注意書きをしてあれば大丈夫
是非読みたい
正直、俺は読みたくないが、過疎ってるし注意書き入れとけば許されのでは
読みたいですとも!
あれほど夫が恐れる妻の攻めであれば、S風味で当然かと。
SM?ばっちこーい!
それにどんなキャラでも大歓迎だ!さあ、こい!
797 :
792:2007/05/07(月) 01:21:20 ID:LF+/7p6H
ご意見ありがとうございます。
皆様のお言葉に甘えてここに投稿させていただきます。
くれぐれも、苦手な方はスルーしてくださいね。
ソリス×ミハエル(女性向け・ミハエル萌え特化)
注意書き
・ソリスに羞恥責めされる大佐に萌えようという趣旨です
・ミハエルがブラジャーつけさせられてたり、喘いだりします
・羞恥、言葉責め、(後半で)亀頭責め程度のSM要素あり
・ソリスをS、ミハエルをMの人にしちゃってます
「今日はやったぞ! 久々にあのこしゃくな参謀に一矢報いてやることに成功した!
二度目の勝利はなかなか奪えなくてな、惨敗続きで気が滅入ってたのだが、
実に晴れ晴れとした気分になった。いや、残念ながら勝ちは逃したが、悪くはない
負け方だった。終わってから参謀も褒めて……」
厳めしい肩章のついた軍服の外套を脱ぎ、次に背広型上衣を脱ごうとしていたミハエル・
ブランバルド大佐の手がぴたりと止まった。
帰宅を出迎えた妻ソリスに、豪快な笑いと共に今日の参謀との模擬戦について
報告していた言葉も一緒に途切れる。
脱いだ上衣を受け取ろうと待ち構えていたメイドは、止まってしまったミハエルの様子を
不思議そうにうかがった。
話に聞き入っていた笑顔のままで、ソリスが訊ねる。
「どうかなさいまして?」
「その……少し部屋が寒いようだから、今日はこのままでいい」
ミハエルは外しかけたボタンをきちんと掛けなおし、咳払いをして言い訳がましさを
取り繕おうとした。
「あら、いけませんわね。メイドさん、少し暖炉の火を大きくしていただけますか?
……さあ、じきに暖かくなりますわ。そんな堅苦しい格好のままではおくつろぎに
なれませんでしょう?」
脱げ、と言外に促し笑顔でにじりよる。
「いや、その、いいんだこれは……」
「私がお着替えの手伝いをしてさしあげますわ」
「よ、よせ、やめろ!」
ソリスが勝手に軍服のボタンを外し始めたので、ミハエルは両手で服の前を合わせ
すごい速さで後ずさった。
「仕方ありませんわね。では、……メイド長さん」
「あらあら。それではみなさん、あとはご夫婦の時間だそうですから、私たちは下がらせて
いただきましょうね」
夫婦の時間? ってなんだ。なんだこのソリスとメイド長の以心伝心な空気は!
まさか……知っている? すでに知っているのか俺の秘密を? ひょっとしてメイドたち全員が?
顔面蒼白になったミハエルの前を、メイドたちはぞろぞろと通り過ぎ部屋を出ていく。
最後にメイド長が暖炉以外の部屋の明かりを落とし、「ごゆっくり♪」とでもいいたげな
笑みを残して退出した。
愕然とした顔で、メイドたちが消えていったドアとソリスの顔を見比べるミハエルに、
「メイドたちには何も言っておりませんわ」
安心させるような優しい笑みを浮かべてソリスは言う。
……と、ミハエルの目にはそう映ったのだが、実は彼の動揺具合に嗜虐心をそそられて
浮かんだ笑みであることは知るよしもない。
「ではさっそく、お着替えをどうぞ」
彼はしぶしぶ上着を脱ぎ、後ろから柔らかく剥ぎ取るようにソリスが受け取った。
一見、ミハエルの姿に変わった点はない。
ただよく見ると、筋肉の発達した広い背中を一本の線が横断している。
ワイシャツを透かして主張するそれは、どう見ても……ブラ線だ。
「後ろ、透けているのだろう? 参謀に言われて初めて気付いた」
苦々しい声でミハエルが言う。背けた顔は耳まで真っ赤だ。
「あら、見つかっておしまいに?」
「まさか! 本当にバレてはたまらんぞ。演習の後に上着を脱いでいたら”変わった下着を
おつけですね”などと何気ない感じで言われただけだ。負傷して包帯を巻いているのだと
言ってごまかしたが、冷や汗をかいたぞ!」
それはどう考えてもバレてるんじゃないかしら。
よく見るとほのかに透けているピンク色を見つめてソリスは思った。
あの参謀さんなら、気付いてても飄々としてそう言うでしょうね。それにしても
よく見てること。あなどれないわ。
「その後は暑くても上着は脱げないし、参謀の様子は気になるしでほとほと困り果てた」
ソリスはミハエルの背後に部屋着を広げ、袖を通すよう促す。
ワイシャツを脱がないとこの部屋着は着られない。脱げ、と言っているのだ。
恥ずかしそうにボタンを外しミハエルがワイシャツを脱ぐと、レースやリボンのたくさん
ついた可愛らしいブラジャーがあらわになった。
肩をすぼめてソリスの視線から微妙に胸を隠している。
「あなた、とってもお似合いですわ」
輝くような笑顔でソリスが言い、ミハエルはやるせない表情になる。
「お前の言うように俺にはこの下着をつける必要があるとしてもだ、なにもこんな色に
したり飾りをつけたり、その、……可愛くする必要はないではないか」
恨めしげな口調でそう言っても後の祭だ。
仕立て屋にこれを注文したとき、恥ずかしいからと交渉を妻に一任してしまったのが
悪かった。ブラジャーはソリスデザインの力作である。
苦労した甲斐があったってものね。
縮こまるミハエルにうっとりと見とれながら、ソリスは採寸時の騒動を思い出す。
事前によく言い含めてあったにもかかわらず、土壇場で見苦しく抵抗するミハエルを、
軍人ならば潔くなさいと叱咤しソリスは無理矢理職人の前に立たせた。
真っ赤になって羞恥と緊張に震えながら直立不動で採寸を受けるミハエルを思い出すと、
口元が緩んでくるのを抑えきれない。
貴族の変なお遊びにはさんざんつきあわされているので仕立て屋は平然としたもの
だったが、その後痛飲して泣くミハエルを慰めるのは大変だった。
「とにかく! そういうわけでこの下着には今日で懲りた。お前の言うことももっとも
だが、もうこれを着けるのはやめにしたい」
ミハエルはドキドキしながらソリスの返答を待つ。
ソリスは何も言わず、部屋着を着せ掛けるふりをしながら、突然指先でミハエルの
背中のホックを外した。
「あっ」
はらりと落ちかかるブラジャーを、彼は思わず両手で押さえる。
悪戯された可憐な少女のような仕草に、ソリスの満足そうな笑みがこぼれた。
ずり落ちたブラジャーからは、ぷっくりと膨らんだ大粒の乳首が覗いている。
ちょっとした刺激にも敏感に反応しそうな、見るからに開発され尽くした
”美味しそう”な乳首だ。
新婚の頃はこうではなかった。堂々たる大胸筋を誇る男らしい胸板であり、
乳首などは申し訳程度の存在感しかなかった。
それが、ソリスに責められるようになるにつれ、だんだんとこんなふうに
なってきてしまったのだ。
自分が夜ごと妻に情けなく喘がされていることが一目でバレてしまう気がして
ミハエルはこの大きな乳首を他人に見られること、そしてさらなる乳首の成長を怖れていた。
「こら、な、何をするのだ!」
ソリスは無言でミハエルの身体に抱きつくように腕を這わせ、冷たい指先で乳首の根元をきゅうっと摘む。
「よせ何を……ヒアッ!」
不意をつかれて彼は思わず高い声を上げた。
「うふふ、すごい反応。なんて声出すんです、メイドたちに聞かれてしまいますよ」
「離せ、こら、やめろ!」
ミハエルはソリスの腕を押さえようとするが、彼女は巧みにその手を逃れつつ、絡みつくようにして
彼の身体中の敏感な箇所に刺激を撒いていく。
耳たぶやうなじを唇で弄び、腕や背中に豊満な乳房を押しつけ、身体中をねっとりと撫でまわし、
太ももで股間を擦り上げる。そうしながらも、決して乳首への刺激を途切れさせることはない。
ソリスは夫の身体を隅から隅まで知り尽くしていた。
与えられた刺激に彼女の予期したとおりの反応を返しながら、手のひらで転がされていることを
自覚して、ミハエルは悔しさと快感で我知らず涙ぐんでしまう。
その顔を、にっこりと嬉しそうな表情のソリスに覗き込まれて、恥ずかしさに目を背ける。
高められた興奮は彼の抵抗する気力を削いでいき、じきにミハエルは豹に噛み伏せられた
子鹿のようにぐったりとなってしまった。ソリスに支えられてようやく立っているようなありさまだ。
「こんなに敏感な乳首にはブラジャーをつけないとなりませんのよ。そのまま服を着たら
擦れて勃ちっぱなしになってしまうのでしょう?」
両手で乳首をコリコリと刺激しながら熱い息と共に耳元で囁く。そのまま首筋を舐め上げると
ミハエルはかすかな声を上げて身体を反らせた。
「四六時中そんなだとどんどん大きくなっていきますよ。困りますわよね、これ以上卑猥な
おっぱいになってしまったら?」
硬く痛々しいくらいに膨れ上がった乳首を乳輪ごと強く吸い、いやらしい音を立てて舐め回す。
「……これが大きくなるのは、服の刺激云々より、お前がこういうことをするからではないのか?」
息も絶え絶えになりながら、ミハエルが当然の疑問を口にした。
知識のない彼は、そういうものかと妻の言うことを素直に鵜呑みにしてしまっていたのだが、
最近は騙されていることに薄々気付き始めていた。
「ならばもうここは触らないことにしましょうか。一生、舐めるのも触れるのも禁止。
こんなことで乳首が大きくなってしまっては困りますものね」
言葉とは裏腹に乳首への刺激を強め、ミハエルの脳内は快感で満たされてしまう。
「どうします、止めましょうか?」
あまりの気持ちよさに声を出して喘ぎそうになるのを懸命にこらえる。
この快感をもう一生味わうことができないなんて、そんなことは耐えられない。
乳首が恥ずかしい形に大きくなってしまうことよりも、そちらの方がはるかに耐えがたい……。
ふと、壁のレリーフが目に入った。
ぶっちがいの剣が騎士の誇りを表す、勇壮にして華麗なブランバルド家の紋章だ。
家の名や名誉や体面よりも、恥ずべき快感を優先させてしまっている自分に気付いて
ミハエルは愕然とした。こんな浅ましい自分は、誇り高きブランバルド家の当主として失格だろうか。
しかしその屈辱感からかえって性器を硬くしてしまう。
ソリスはすぐにそれに気付き、彼の心の動きを見透かしたかのように耳元でくすくすと嘲った。
前半終了です。
お騒がせしてすみません。
正直801板で投下すべき内容では?
801板は男×男だから女×男はムリポ
ブランバルド大佐は伍長とは別のベクトルでかわいこちゃんだからここがいいよ。
困惑している大佐は非常に可愛らしいねー。イイヨイイヨー
続きを全裸で待つ。
GJ!
エロキタワァ*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・.:*ミ☆
いまだに自分の趣味に合わないと排斥したがる奴がいるのか
専用ブラウザつかってあぼーんすればいいと思うよ
ソリスはどSですなぁ
そこまでやりたい放題とは…
続き楽しみにしてます!GJ!
ホシュ
こんな、このスレの空気に合ってない話に、
暖かいお言葉ありがとうございます。
801板も検討したのですが、
>>803さんが言ってくださったように、
板違いになってしまうので持っていけませんでした。
こういうの駄目な方には申し訳ないのですが、
これで終わりなのでどうかスルーしてください。
ソリス×ミハエル(女性向け・ミハエル萌え特化)後半
念のため再び注意書き
・終始SM臭いエロです。行為としては言葉責め、亀頭責め程度
・ミハエルがソリスに相当好き放題やられてます
・ミハエルが喘いだりします
・ソリスがS、ミハエルがMの人になってます
・顔の傷の由来等、過去設定に捏造があります
薄暗い部屋の中、そこだけ明るく燃えさかる暖炉の前に、ソリスは場所を移した。
抵抗する意思を完全に失ったミハエルを、暖められた毛皮の敷物の上に横たわらせる。
勝手にベルトを外され、残りの衣服を剥ぎ取られながらも、ミハエルはされるがままに
なっていたが、今しがた大きな染みを作ってしまった下着を、ソリスにくすくす笑われながら
脱がされたときには、さすがに決まり悪そうな顔をした。
自分も黒いドレスから白い豊満な肢体を開放し、ミハエルが見ている前で手早く裸に
なってしまうと、彼の両足を揃えさせて膝の上に腰を下ろした。
そそり立った無防備な股間がソリスの目の前に晒される。
「たったあれだけで大変なことになってますのね。今にもお腹にくっつきそうじゃありませんか。
10代の未経験の少年じゃあるまいし、いい大人がはしたないこと」
自分の欲望を指摘されて、彼は思わずあからさまに懇願する目でソリスを見た。
彼女は柔らかな手で熱く張りつめた陰茎を握った。扱かれる、というミハエルの予想を裏切り、
彼女はその手を動かさず、逆の手を屹立の先端にかぶせた。
溢れ出してくる先走りを亀頭に塗りつけ充分潤わせると、手のひらで包み込むようにして
亀頭だけを刺激しはじめる。はちきれそうに充血した表面をくるくると手のひらで擦りながら、
曲げた指の付け根で尿道口を刺激する。
敏感な場所への強烈な刺激にミハエルの身体がビクリと反応した。苦痛に近い快感は、
陰茎を扱かれるときとは違って射精を呼ぶ感じがしない。ひたすら内向して膨れ上がり
身体の中で暴れまわるだけだ。出口がない。執拗に続けられて思わず身悶えるが
足の上に座ったソリスが身動きを許さない。
「――――――っ!」
ミハエルは曲げた人差し指を噛み締めて、危うくあげそうになった悲鳴を殺した。
亀頭全体を揉みほぐしたり、指先を尿道口に割り入れたり、手のひら全体でてっぺんをズルリと
撫でたりといった変化を加えながら、リズミカルな責め苦が延々と続く。陰茎は刺激しない。
射精は許さない。下半身を固定したまま、ただ淡々と拷問のように苦痛と紙一重の快感だけが注がれていく。
「どうして声をお出しになりませんの?」
指先で、彼を生かさず殺さずの絶妙な状態に保ちながら、優しい声でソリスが尋ねた。
恥ずかしい声を出すことにはどうしても抵抗があり、ミハエルはずっと必死でこらえていたのだ。
「屋敷の者に聞かれるのが嫌だからですか? 我慢しないで素直に声を出してしまった方が、
もっと気持ちよくなれますよ。それとも、まだ声を出すには気持ちよさが足りないってことなのかしら?」
陰茎を固定していた方の手を離して、無理に彼の足の間に割り込ませた。先走りでぬるつく指先を、
ミハエルの後ろの窄まりに滑り込ませ内部を探り始める。
指が体内に入った瞬間ミハエルはビクッと身体を震わせて涙目でソリスの顔を見つめ、
彼女の腕を握り締めた。けれど制止するわけでもなく行為を受け入れてじっと耐えている。
その必死な表情が、彼女の嗜虐心と表裏一体となった愛おしさを加速させる。
「なんて顔をなさるの、これではまるで私が犯しているみたいだわ。夫婦の営みじゃありませんか」
二本の指で前立腺を探り当て、ゆっくりと捏ねまわす。亀頭への刺激は続けたままだ。
「メイドたちに聞かれたってかまわないでしょう? 本当はその方が……くすくす……嬉しいくせに。
さあ、可愛い声を聞かせてくださいな」
「ふあっ、あ、あ、あぁああああ!うわあああああっ……!」
いてもたってもいられないような衝動が突き上げ、無意識のうちに彼の身体が
ソリスを振りほどいて逃げようとする。
荒馬を乗りこなすように太ももでミハエルの両足を挟みつけ、彼女は彼を押さえつけて逃がさない。
我を失ったミハエルがあげ続ける声に、嬉しそうなソリスの哄笑が混じって室内に響いた。
ギリギリの状態のミハエルをしばらく楽しんでから、口が利ける程度に責めを緩め、
ソリスが柔らかな口調で尋問する。
「今日一日、ブラジャーを着けていて本当はどうでしたの?」
「ハァッ……ハァッ……どうって……あっ……き、気が気ではなかったぞ……」
「ずっと意識していらしたんでしょう? 軍服の中の恥ずかしい姿を。もっともらしい顔をして
第八戦車連隊を指揮しながら、何回立てておしまいになったの? 私に教えてくださいな」
「……そんなことは……していないっ……!」
「ふふ、参謀さんに見つかりそうになったときも、本当は興奮していらしたのではなくて?
隊の皆様にいやらしい変態的な姿を見られることを想像して、下着の中でよだれを垂らして
いたのでしょう? あなたは恥ずかしい思いをさせられるのが大好きなんだものね」
「くっ……」
ミハエルは一瞬べそをかいたような表情をみせた。
ソリスの手の中のそれが硬度を増し、彼女は「あら?」となぶるように顔を近づけて確認する。
「泣いているのにどうして硬くなってしまうのかしら? 昼間のことがそんなに刺激的だったなら、
今度参謀さんをお招きしましょうか。見てもらいましょうよ、今のようなあなたの姿を。
参謀さんの前で、あなたがどんな痴態を見せるのか楽しみだわ」
「っ……!!!」
ミハエルの身体に急に力が入った。イく前兆を察知して、ソリスは指の輪で根元を締め付け射精を殺す。
逆流するような不快感と痛みを感じて彼はうめく。
「今、私が止めなければ射精してしまってましたね。部下に恥ずかしい姿を見られる想像で
達してしまうなんて、なんて人なのかしら。本当に変態さんですのね」
「う。あ……」
ミハエルの目から一筋涙が流れるが、それが苦痛によるものか屈辱によるものか、
羞恥なのか快感なのか、混乱しきった彼にはもう分からない。目をつむり、涙を隠そうとするように
握った手の甲を額に当てているミハエルの心中を想像して、ソリスは背筋がゾクゾクするような快感を覚えた。
そんなふうになってもなお硬度を失わないペニスを、ソリスは慎重に自らの体内に収める。
ゆっくりと動くと、ミハエルの表情に放心したような開放感が現れた。
……やっと射精できる……!
強く締めながらソリスが搾り取るように数回往復すると、それまで焦らされ続けていたミハエルは、
混乱から立ち直る間もなくあっさりと絶頂を迎えた。
彼女を乗せたまま大きく身体をのけぞらせ、ビクビクと痙攣しながら大量の精液を彼女の中に放出する。
「あらあら、ずいぶんと早くていらっしゃる……」
自分でそう仕向けたにもかかわらず、わざと不満そうにそう言うと、ソリスは胎内に収まりきらずに
溢れ出した精液を指ですくってミハエルの口に押し込んだ。彼は少し嫌がったが、精も根も尽き果てて
いたため、すぐに諦めて受け入れてしまった。
疲れた身体を投げ出したまま、荒い息を吐く口の中に自分の精液の味が広がっていく。
彼にはそれは敗北の味のように思えた。
始末をし、一息ついて正常な判断力が戻ってくると、先ほどまでの自分の醜態を思い出して、
ミハエルの顔が羞恥に染まった。
「……なぜだ妻よ……どうしていつもいつもこんなふうにするのだ…………」
自己嫌悪で消え入りそうな声になりながらソリスに問い掛ける。
新婚の頃はもっと幸せな仲良しエッチだったはずだ! 一体いつからこうなってしまったのか。
押し殺した嗚咽を響かせ始めたミハエルの横で、ソリスは複雑な表情を浮かべた。
どうしてって……。
すっかり乱れて顔にかかったミハエルのオールバックの髪を、指先でなでつけ直してやる。
その下から現れた左眼の傷に自然と彼女の視線が吸い寄せられた。
彼がこの傷を受けたとき、遠い戦場から、ミハエルが重傷を負ったとの報を受けて、
ソリスは最悪の事態を覚悟した。軍人である夫と自分の死を常に覚悟しているつもりだったが、
喪服のような黒いドレスが実際に喪服としての存在感を帯びるのを感じると、足が震えた。
あのとき失ったかもしれない命が、今、私の手の中でぴちぴちと跳ねる。
あなたの生命の手ざわりを確かめたい。背骨を掴んでガクガク揺さぶってやりたい。
暴力的な衝動は、失う不安から発しているために、歪んだ行動として表れているのかもしれなかった。
ソリスは指でミハエルの顔の傷痕をそっと撫でると、そこに軽くキスをした。
涙に濡れた右目を見開いて、ミハエルは少し驚いた表情をする。
「なぜって? だって、こうした方がたくさんお子胤をいただけるんですもの」
先刻までの嗜虐的な笑顔を取り戻し、ミハエルの陰茎を握ると絞り出すように扱いた。
「いや、まだっ」回復していないそこをかばって彼は逃げ腰になる。
「さ、次は私が満足するまで頑張ってくださいね」
……ふがいないことだ。
結局また立ててしまい、騎乗位で好きなように動かれながら、頭の片隅でミハエルは思う。
我が妻の不安を解決してやることは、俺にはできないのだろうか。
傷痕へのキスで、ソリスの本心をミハエルはなんとなく察していた。彼女の言葉が一種の
照れ隠しであることも。
一番いいのは、俺が軍人を辞めることだが、なかなかそうもいかんしなあ。
きつい責めに、自分への執着を感じて、彼はソリスの頭を撫でて安心させてやりたいような
気持ちになった。しかしそれでは彼女は安心しないだろう、ということもわかっている。
かなり屈折しているが、自分の思いを俺にぶつけてきてくれるのは悪いことではない。
俺にできるのは、必ず生きて帰る、と言い続け、実際に生還し続けることだけだろう。
俺を信じろ、と言いたいところだが――――。
二度目の射精をしながら、ミハエルはそう思った。
終わりです。
スレ汚し失礼しました。
GJ!
ソリスお姉さま超ドS!
それに負けず劣らず大佐も変態ですなw
なんだかんだやり?ながらも愛し合ってるんだなー。
殺伐としがちな内容ですのに、愛が溢れていてよろしゅうございました。
萌えました〜〜!!
たいへんな夫婦の営みだが、こういうのもいいねえ。
ソリス姉様がイくとこあったらなおよかったが、GJ!
大佐来てたー!
GJGJ!受け入れちゃうミハエルたん超かわいいよ
夫婦GJ!
ソリスエロス
819 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:00:42 ID:nl2jpHuC
下がり過ぎてるのでage
新刊買った
メイドすげ〜
うむ、あのメイドは素晴らしいよな
どうせなら手取り足取り2人を教育s(ry
新刊出てのか
今日でも買おうかね
新刊(7)買ってきたぜ。
メイドすげー。
エリス姉ちゃんがかわいいっす!
まだ早い、と手を出しかねてる旦那がわからんが、必死で人知れず耐えてたらかわいそうで実にイイ。
卍崩しを公式文書で提出しなきゃならん監視兵もかわいそーでイイ。提出先の上官が女性だったら実にイイ。
ちなみに
林原めぐみの「touch and go!! 」という曲です
BLUE SEEDというアニメのエンディング
エリス姉が語るアリスの女の子の部分ってアレかと思ったよ…
成長してないのかとおもtt(ry
取りあえず、卍崩しを二課の前で実践してもらおうか。
釣鐘ってなに?
>126 :作者の都合により名無しです :2007/05/03(木) 21:39:55 ID:lBJ3ZBej0
>
>>124 >バスタブのヘリや水面に近いところで仰向けに足を固定させる。
>すると、身体がどんどん疲れてきて、水面に上半身が浸かり始める。
>溺れたくないから上半身を起き上がらせる。けど疲れて水面に上半身が浸かる。
>それの繰り返しで強制腹筋運動で、最後には体力が持たなくなり上半身が水面に浸かって溺死。
>逆さ吊りにして顔が浸る位置に水面を用意して強制腹筋させるのが正式な釣鐘だった気はするけど。
とのこと。
直前の絵とかから、なんかぐしゃっと潰されたのかと思っちゃってたよ。
thx!
フランシア伍長カワイソス(´;ω;`)
最初顔とかも潰されてて、本人かどうかの確認はできなかったから、
これはフランシス伍長生きてるな!とか予想してたのがテラハズカシス
我々は!
835 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 09:44:36 ID:imy4c8Dv
宇宙人だっ!
ナプキンパンパースだっ!
837 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 18:02:57 ID:8oURYahI
七巻で走行列車が出てきてるのは鉄道ブームを意識してか?
>838
自分は「鉄路(みち)ゆかば」ってフラを思い出したw
840 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:20:37 ID:g9iOztVz
鉄道とおっぱいの漫画か…
841 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:43:47 ID:Gorp9lOb
私、アリス・L・マルヴィンは困っている
まあ、いろいろあって、伍長とそういう関係になってしまった
なってしまったことは仕方ない
危惧していた公私混同や任務への支障は、杞憂であった
お互いのあるべき姿を再確認出来た私達は、任務にあたって、士官と兵隊の役割を完璧なまでにこなしている
問題は私生活においてである
任務時は私情は完全に切り捨てているが、逆はちょっと難しい
伍長は伍長であって欲しいし、私も少尉でありたい
お互いそう思っているから、二人きりの時間も公務時に近い態度になってしまう
そっち関係以外は…
842 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:45:26 ID:Gorp9lOb
「ごっ、伍長、その…」
「はい、少尉」
たまらず漏らした呼び掛けに、伍長は平然と返事をした
ぬけぬけと指示を待つ…
ふりをしている
「伍長っ」
口に出せるわけのない要求を込めて、再度伍長を呼ぶ
「何でしょうか、少尉」
絶対わかっている癖に、伍長は応じてくれない
『おのれ〜』
正直、殺意を感じた
枕元の継承器にものを言わせてやろうか
それとも、メーネで…
「ハウッ」
不穏な気配を察したか、背後で伍長が動いた
首筋に舌を這わせてきたのだ
「ヒッ、ヒャウウッ」
新たな刺激に支配され、まともな思考が出来ない
843 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:49:30 ID:Gorp9lOb
今の私は、寝台に腰掛けた伍長の膝の上に身体を預け、後ろから好き放題されている状態だ
上官としては、誠に忸怩たるものを感じるが、伍長の与えてくる快楽に浸りきっている
伍長は先程から胸しか触ってくれない
しかし、その手法は驚くほど巧み、かつ多彩である
乳房を揉み上げ、あるいは摩り、強く優しく愛撫していく
鎖骨や脇の下、鳩尾に近い所まで、伍長に触れられると甘美な快楽が湧きだす
伍長の大きな掌は、胸の周りを責めていたかと思うと、乳房の山を駆け上がり、敏感な乳首にたどり着く
844 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:51:37 ID:Gorp9lOb
伍長は、火傷に火傷を重ね、ガチガチにささくれ立っているその指先で、くすぐるようにこね回す
「ヒィッ!」
神経に直接響くような快感が走る
刺激が強すぎて息も出来ない
遂には、胸だけでいきそうになる
それを察知して指を止める、意地悪な伍長
「ヤァッ!伍長
止めないでくれ
モット、モットォ〜」
私は恥知らずにも淫らに懇願する
「欲しいですか?」
「欲しいの!
お願いだ、もっとしてくれ!!」
快楽に狂う私に
「少尉なら自分で出来るでしょう」
伍長は大きな掌で、私の乳房を持ち上げように支える
口元に乳首が届いた
845 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:53:37 ID:Gorp9lOb
疼く身体の欲求に堪えられず、自ら乳首をくわえる
伍長の愛撫を思い出しながら、舌で、歯で刺激を与えてみるが、うまくいかない
「少尉、こうするんです」
もどかしさに身を揉む私の肩越しに、伍長は首を延ばしてきた
開いているもう片方の乳房を持ち上げ、乳首を吸い上げる
「ヒャアンッ…」
私の身体は、あっという間に再加熱された
淫声を漏らしてしまった口から、くわえていた乳首が零れる
「おっと、駄目ですよ
少尉」
伍長も口を離した
零れる乳房を伍長の大きな掌が支える
「離したら、もうしてあげません」
ヒドイ事を言う伍長
846 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:56:26 ID:Gorp9lOb
乳房を持ち上げて、口元に乳首を押し付けられた
仕方なくくわえる
「そうです
離さないで下さいね」
口調は優しいけど、これは命令だ
従属の屈辱と、服従の快感に揺れる
逆らうと叱ってくれる
従うと褒めてくれる
そんな当たり前のことに、一喜一憂してしまう
子供の頃に戻ったようだ
まあ、子供がこんなことしていたら、それはそれで大問題だが…
伍長の手は、ゆっくり脇腹を撫で下ろした後、私の内股に向かった
「!」
薄い腿の隙間に大きな掌を滑り込ませると、グイッと力を入れる
閉じていた私の脚は、伍長にこじ開けられた
847 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 01:59:04 ID:Gorp9lOb
余りにあからさまな姿勢に慌てて脚を閉じようとするが、伍長は軽々と押さえ付ける
「このままでいいのです
少尉」
馬鹿者っ
良いか悪いかは私が決めることだ
このような破廉恥な姿勢をとっていられるか
伍長がこれほど異常な性癖を持ち合わせているとは
見損なったぞ
恥を知れ!恥を…
嵐のような罵詈雑言を叩きつけ…
られない
私の口は塞がっている
自分の乳首をくわえる、ブザマな状態で…
だから伍長に文句も言えないし、制止することも出来ない
そうだ
出来ないのだ
悪いのは伍長なのだから仕方ない…
本当に酷い奴だ
848 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 02:01:03 ID:Gorp9lOb
その酷い奴であるところの伍長は、酷い奴であるが故に酷いことをする
ゆるりと内股に掌を滑らせ撫でさする
たまに、お尻の方まで手を伸ばすが、肝心な処は避けている
「フッ、フゥン〜」
切なさに鼻を鳴らす私に
「どうしました、少尉」
伍長は意地悪く尋ねる
だが、私の口は塞がっているのだ
応えることなど出来ない
「では、口を開放しますか?」
「!」
駄目だっ
そんなことされたら、何を口走るか…
私は必死で眼で訴えた
でも伍長は
「口を離していいですよ、少尉」
遂に、伍長の支配下から開放され、自己の責任が戻ってしまった
849 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 02:03:53 ID:Gorp9lOb
絶望の中、自らの意志で淫らな注文を口に出す寸前、その口が塞がれた
伍長の大きな口で覆われて…
首を後ろに捻る苦しい姿勢だが、伍長の与えてくれた唇に酔いしれる
唇をはみ、舌を与え、混じりあう唾液を貧るように啜りあった
…至福の時が終わり、離れていくいくばくの寂寥感を味わう
「ごめんなさい、少尉
少し虐め過ぎました」
なんのことだ?
こういう時、イジメられるのは何時ものことだが、伍長が詫びるほど…
ぺロッ
伍長が頬を舐めた
ああ、そういうことか
何時も散々イジメる癖に、私の涙を見ると伍長は萎えてしまうのだ
850 :
少尉の憂鬱:2007/06/03(日) 02:05:55 ID:Gorp9lOb
私だって、何と言うか、その、わりと浸って楽しんでいるのだが、伍長は我に返ってしまうらしい
「男性とは難しいものだな」
ため息を一つ付き、伍長自身に手を伸ばした
「しょ、少尉!そこはっ」
そういえば、ちゃんと目ににしたことはない
焦った声を出す伍長を無視して、それを手に観察を始める
「相変わらず奇妙な形だな」
自分には無いものだけに、不思議でならない
「このように嵩張る物をズボンに収用しておけるのか?」
私の腕程もあるそれは、さぞかし邪魔なのではないか
まじまじと視認していると、それは見るまに膨張していった
とりあえずここまで
次回、少尉の反撃が…
GJ!!
>>次回、少尉の反撃が…
思わずイってしまい命令違反を問われて更に責められる伍長にwktk
GJ!!!
意地悪伍長にときめいた
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) 涙舐テカテカ
(0゚∪ ∪ + 膨張テカテカ
と_)_) +
855 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 07:22:53 ID:GMLzKgEV
月刊で連載されてる
パンプキン・シザースで小尉が敵に捕まって持ち前の強気の発言が災いし拷問に近い何かをされる模様。
もしかしたら痛め付けられ悲鳴を上げたりする珍しい小尉が拝めるかも
釣鐘だろ
苦しいけど痛くはないぞ
時間がかかる処刑法だから、その間に伍長が駆け付けるのかな?
問題は濡れないように、ちゃんと服を脱がすかだ
実際、どんな拷問なんだろ?
俺は子連れ狼のぶりぶりみたいなのだと思ってるんだが。
ばしゃり、と水の音が耳を打つ。
フランシアは空気を求めて喘ぐ自分自身の音を聞きながら、水に濡れたまぶたを上げた。
腹筋が痛くなるほど、起き上がるのを繰り返し、それでもまだ責め苦は終わらない。
両手は後ろに回され縄できつく縛られ、いくらあがこうと、ほどけそうにない。
衣服は濡れて重い。それでも息をするためには、重い体をバスタブの中から引き上げ、
起き上がらなければならない。
なにせ、足首は固く縛られ、吊り下げられているのだから――。
『釣鐘と、言ったわ……』
自身が捕らえられた瞬間に放たれた言葉だ。
それを聞いた瞬間、フランシアの体が恐怖にすくんだ。その隙をついて男たちは
彼女を縛り、吊り下げ、バスタブに水を満たした。
フランシアはズボンを穿いていなかった。その状況で吊り下げられるのだから、
当然全体重は足首にかかる。縄の荒い目がフランシアの体に刻まれる。
足首に体重がかかっても起き上がらなければ息ができない。
万が一縄がほどけ逃げられたとしても、足首の傷が対象者を苛み逃亡を阻む。
『よくできた、拷問……』
フランシアの顔に笑みが浮かんだ。
そうだ。私は逃げなければならない。たとえ体中がだるくても、逃げて、知らさねばならない。
そう考えるフランシアの目前に男の顔が迫る。情報をよこせと恫喝する。
フランシアは強い色の瞳で男を睨んだ。
反抗の意思があるとみると、男はフランシアの体の上をするりと手を滑らせ、腿の間に差し込んだ。
下着を付けたままなのは男たちの憐れみか、と考えていたフランシアは、自身の考えが勘違い
だったと知る。
男の野卑な視線がフランシアを射抜く。男の指が、下着を割り、秘所に忍び込んだ。
フランシアは唇を噛む。
ぱちゃん、と水が揺れた。
ここや漫画スレのレスを参考に即興してみた。
急ぎなのでまとめられずヘンかも知れないが、これが俺なりの釣鐘イメージ。
上半身が水に漬かってるから腹筋しないと息が出来ない。
その繰り返し、じゃ無かったかな。
かなり苦しいだろ、実際・・・。
保守
あの純粋で無垢な愛らしい伍長が
屈強な男たちにあれこれと拷問されて死んでしまったと考えるといてもたってもいられないな
あ、勝手に身の丈2m半の大男の方に脳内変換されてたw>伍長
863 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 09:10:47 ID:Kw56La8D
同じくw
同じく!ww
865 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:19:20 ID:Kw56La8D
633 名前:風と木の名無しさん メェル:sage 投稿日:2007/06/17(日) 22:15:59 ID:lIzwQlnb0
大阪パンプキンプチオンリーで主催なのに前代未聞の大遅刻!
ありえねーよ狩野!ありえねーよ!
専スレでは祭り起こってるなw
368 名前:ヤドカリ メェル:sage 投稿日:2007/06/17(日) 21:47:24 ID:fVCUKq7w0
つーか酷くね?
午前中に来たけど、12時から販売の紙が一枚ぺらっと
張ってあるだけ、スペースは無人。
12時過ぎにごそごそ来て実際販売が始まったのは12半だよ。
俺現場に居たんだけど、主催は前代未聞の大幅遅刻
ポップは配られない、パンフは配られない
長蛇の列を整理も出来ない。委託は放置。
委託って金取ってるんだろ?
プチオンリーだからって舐めてねーか?こいつ。
12時から販売の紙って誰が張ったの?
赤ぶー側がする訳ないよね?
会場内に居たんじゃねーの?主催。
369 名前:ヤドカリ メェル:sage 投稿日:2007/06/17(日) 21:50:19 ID:lcd0OOWv0
>368
マジか
それはもう何か事情があったとしてもフォロー出来んな
こんな主催にだけは絶対ならないようにしないと…
>>865 どこから?
風と木の名無しさんって801?
パンプキンの同人スレってあるの?
あるでぇ〜
870 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 02:41:17 ID:YRQOugZ7
586はプチスレじゃね?
てか主催らしき人が伍長スレで暴言吐いてるー
二時間の遅刻なんて問題にすんなと逆切れ
マジで最悪だなw
本人じゃなかったら、凄い迷惑だと思うが私怨かこれ
あちこちでコピペされてるから私怨だろ
>>869 どこ?探したけどわからんかった。
ヒントきぼんぬ。
>871
逆切れした奴が主催に対する私怨じゃないかって話しだよ
書き込みした奴は本人じゃないらしいから
あちこちてどこ?そんなにあるの?
>873
キャラサロンの他、同人板のイベントトラブル関係のスレにもれなくage書込み
でも露骨すぎてもれなく私怨乙でスルーされてるよ
そーなのか…
この主催てなんかトラブル多いな
他の板でも別の事だけどで叩かれてたの何度か見た
私怨多そうだ
コピぺの内容嘘じゃないなら叩かれても仕方ない気もするが…
あ〜ここでも話題になってんのか。
うちは委託お願いしよかと思ったんだけど、主催がホモカプだったからやめたんだわ。
こっちはノマカプなんで、浮きそうでな。
やめて正解だったな。
放置された委託ってのはノマカプだったのかな。主催の自カプも放置したんかな。
イベントだ金儲けだのせずに自分のサイトに作品をうpしたらもめない。
ただで見れるほうがファンに受けるか受けないかダイレクトに伝わってきて
今後の創作に役立つ。
馬鹿がいるね。
この作品ってなんとなく水戸黄門に似てるな
黄門様=アリス
助さん・角さん=マーチス・オレルド
八兵衛=リリ
お銀=ランデル
配役はこう?
881 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 16:38:41 ID:qkWDZOTZ
お銀www
風車のステッキン
「この継承器が目に入らぬか!」
「オレルド、マーチス。懲らしめてやれ」
たしかになぁ…
風車はハンクスでいいんじゃないのか?
で柳沢吉保は銀シャリのジャック。
少尉の反撃まだこないのか。ずっと待ってるのだが。
俺も反撃待ってる ノシ
888 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 18:49:09 ID:HluqxkZN
ウソ!
待っててくれる人いたんだ
実は、話しがあさっての方向にいってしまったので、お蔵入りにするつもりだった
とりあえず、上げてケジメつけます
>>841-850の続き
注意
あさって行きます
エロないです
889 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 18:51:10 ID:HluqxkZN
「伍長?」
「すっ、すみません、少尉」
別に謝られる必要は無いのだが、優位を得る為に威張ってみる
「なんだ、伍長
こんなに大きくして」
両手でわし掴みにしたが指が回らない
本当にこんなものが入ったのだろうか?
何度も伍長と、まあその、いたしているはずだが、入っている所は見たことが無い
そういう段階に至ったときには、私は既に息も絶え絶えで、正気も定かではない状態にされている
ムカッ
「大体なんでそこまでするのだ」
思いだすと、いきなり腹が立ってきた
伍長は背後にいるので、目の前の伍長自身に問い詰める
890 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 18:53:14 ID:HluqxkZN
襟首がわりに掴みあげた
後ろから伍長が呻き声を上げるが無視する
「婦女子にあんなことをするとはどういうつもりだ
お前には良心というものがないのか」
滔々と人の道というものを説いているうちに興奮してきた
そうとも、伍長はヒド過ぎる
人の身体を弄び、お母様にだって見られたことのないようなところまで余さず凝視して、お腹の中にまで押し入って、私を狂わせるのだ
「どういうつもりだ!
わっ、私を愛してるといったのは、偽りだったのか」
掴んだ伍長を振り回す
「しょ、少尉、落ち着いて下さい
でっ、出ちゃいます」
891 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 18:55:05 ID:HluqxkZN
「何が出ると…」
ドピュッ
握り締めていた伍長の先端からから、爆発するように白濁した粘塊が飛び出してきた
向かい合っていた私の顔目掛けて…
突然のことに呆然とする私
「すっ、すみません、少尉
俺なんてことを」
オロオロとうろたえる伍長だが私にはそれ所ではなかった
顔中を覆う白い粘液
饐えたような臭い
まさか、こんな…
「伍長!なんだこれは」
「申し訳ありません
俺、我慢出来なくて」
何だと、やはり伍長は
「どうしてこんな」
私は衝撃に震えながら問い詰めた
「すみません、本当にすみません」
伍長は詫び続ける
892 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 18:57:02 ID:HluqxkZN
「馬鹿者、すみませんではない
いつからだ、何故黙っていた」
「いつからとは?」
伍長は、怪訝な顔をしている
ごまかされるものか
「いつから化膿していたのだ
こんなに腫れ上がるまで」「…………ハァ?」
なんだその顔は
人がこんなに心配しているのに
「とにかく膿は出しておかねばならん」
まだまだ腫れたままの伍長のものの先端から、残った膿を吸い出す
「うわぁっ、少尉っ」
伍長が呻く
やはり痛かったのか
「我慢するのだ、伍長」
吸い上げてる途中なのに、腫れはみるみる酷くなってきた
「駄目です、少尉」
「黙れ、伍長」
893 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:01:14 ID:HluqxkZN
膿が残らぬよう下からしごきながら、先を強く吸い上げた
「ううっ」
ビュ、ビュッ
私の口の中に、勢いよく飛び出してくる
生臭く、苦みのある多量の粘液が喉にまで絡み付いてきた
とにかく、膿を搾り出すと、伍長の腫れも少し治まったようだ
「伍長、痛みはないか?」
呆けたような表情の伍長に問診する
「…よかったです」
呆けたまま答えたのち
「いえ、その、あの、すみません少尉」
慌てながら詫びる
「うむ、体調管理も軍人の仕事の内だからな
後は病院に行って診て貰おう」
上官として軽い説諭をおこなったが…
伍長が抗命した
894 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:03:26 ID:HluqxkZN
「あの、大変失礼ですが、少尉」
おずおずと申し出る伍長
「上官に反抗は許さんぞ」
階級をたてに切り捨てる
こんなことはしたくないが、伍長の体の方が大事だ
例え嫌われても…
「少尉、子供のつくり方を知ってますか?」
悲壮なまでの決意を固める私に、伍長が急に妙な質問をしてきた
「ばっ、馬鹿にするな
それくらい知っている」
物知らずの貴族のお嬢ちゃんと侮ったか
「いんけいをちつにそうにゅうし、せいしをしきゅうのらんしにじゅせいさせるのだ」
………
……
…
「意味分かってませんね」
伍長が冷静に指摘してきた
895 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:05:00 ID:HluqxkZN
ウッ
痛い所をつかれた
確かに『ちつ』と『しきゅう』が私にある『せいしょくき』らしいのは知っているが、具体的にどういう物なのかはよく知らない
『いんけい』は男性にしかないとのことだから、恐らく伍長のあの部分の事だろう…
?!
ああっ!
突如思いついた
「わかりましたか?」
私の変化に気づいたか、伍長が諭すように話しかけてきた
「これは、ひょっとして『せいし』か?」
顔に広がる粘液に触れながら、確認する
「はい、そうです」
どこからか取り出したタオルで、私の顔をせっせと拭いつつ伍長は答える
と、なると…
896 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:07:22 ID:HluqxkZN
「私は妊娠してしまった訳だな」
グイッ
「痛い、痛い」
いきなり、伍長の手に力が入った
「何をするのだ」
「すっ、すみません
でも急に少尉がとんでもないこと言うから」
伍長が、何時にもましてうろたえてる
顔どころか、耳まで真っ赤だ
う〜む
私は首を、傾げつつ考え込む
「そういえば、我々が行っている行為は、生殖活動であるのだよな?」
伍長に確認をとる
確かに、あまり意識していなかった
お互いに愛し合っている感情が高まったとき、抱き合ってキスをした
後は任せっぱなし
伍長の与えてくれる快感に、流されていただけだ
897 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:10:14 ID:HluqxkZN
そのような、愛し合う行為が生殖活動であるということは知っていた
しかし、感覚として理解できてはいない
正直、自分が子を妊むなど、全く想像の埒外だった
「伍長の子供か…」
さぞかし大きいのであろうな
ちゃんと産めるか心配だ
空想の世界に跳んでいた私は、慌てふためいた伍長の声に呼び戻された
「少尉、しっかりして下さい
妊娠なんてしていません」
なに?
愛し合うと子供が出来るのではないのか
「ちゃんと避妊していますから」
「ひにん?」
知らない単語がでたが、ニュアンス的に妊娠を避ける方法ということだと判断した
898 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:12:57 ID:HluqxkZN
…つまり、
「私は伍長に愛されていなかったのか」
ショックだった
足元が崩れたような
体が消えて失くなるような
世界の存在ごと消滅したような…
ギュウッ
世界が戻ってきた
霧散しそうだった私は、外から繋ぎとめられる
熱く大きな存在に抱きしめられ、私の体を形造った
そして魂が吹き込まれる
「愛しています、アリス」
………
なんというか、実に腹立たしい
私の存在は、こいつに委ねられているのか
奴を失っただけで、私は崩壊し、抱きしめられ、一言囁かれられただけで元通りだと!
これでは自己を失ったも同然ではないか
899 :
少尉の憂鬱:2007/06/26(火) 19:19:41 ID:HluqxkZN
憤然と元凶を睨み付ける
…が、実に情けない奴の顔がそこにあった
奴も私と同様に、失いかけた自己を必死に繋とめている最中のようだ
そして、それは私には簡単な行為だ
チュッ
「愛してる、ランデル」
一つのキス
一つの言葉
途端に緩む表情
なんと単純な奴め
おそらく、同じ表情の自分のことは棚に上げておくことにした
END
ね、あさって
やはり、プロットは作らんといかんなぁ
これでも修正したんだ
「ガキなんて要りません」と吐き捨てる伍長なんて、見たくないでしょ
GJ!!
これはこれで面白かったよー
修正前のがちょっと見たかったり
GJ!!
完結感謝!!
掴んだナニを振り回す少尉に吹いたww
エロ可愛くてこれはこれで良いではないか。
GJでした!