孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】

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1名無しさん@ピンキー
子宮口から子種を注ぎ込んで孕ませ、出産させる、
和姦、強姦、異種姦など、HR(孕ませ)ネタを総合で扱うスレッドです。

作品投稿前に、属性の説明があると幸せです。
例)【和姦/強姦】【寝取り/寝取られ】【人間/異種姦】【出産ネタ】等

職人さんには敬意を。
好みに合わない作品は読み飛ばすと心穏やかです。
スレサイズの限界は500KBです。

関連スレは >>2以降に
2名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 10:50:33 ID:A43u7tiE
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孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【4】
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−「中はダメ!赤ちゃんできちゃう!」HRスレッド#33
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1163696400/l50

【まとめサイト】
−HRスレッド保管庫(SS)
http://hokan.s8.x-beat.com/HR/
−HRゲーム難民スレッド(情報)
http://hrgame.nobody.jp/hr_index.htm

(HRとは?)
主にエロゲ板で使われている「孕ませ」の略称です。
この一言で種付けから出産まで、まとめて表せるので
孕ませネタを総合で言う場合に良く使われます。
3名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:00:04 ID:bg0mct0x
>>1
出産乙
4名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:49:31 ID:NrtK4RSn
4ゲト
5名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:11:17 ID:oO5Z1g59
>>1
元気な女の子ですよ!!
6名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 12:23:12 ID:+TFkB0hs
よし!ではまずその女の子を孕ませようではないか!
7名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 14:43:51 ID:bSgh2OZA
GJ! 
応援するぜ。
8ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:53:36 ID:lekKgxRk
>>1 乙です!
学園祭の美少女、その2を投下いたします。
まだエロなし部分です。
9ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:54:43 ID:lekKgxRk
<学園祭の美少女>2

「おーい、紙コップここに置いといたの、どこやったー?」
「砂糖の袋、足りないんじゃねーの?」
「廊下の看板、はがれてるぞー。トンカチ貸せー」
開場直前だというのに、わがクラスの出し物、<メイド喫茶店>はまだ準備が終わっていなかった。
サボリ魔が多いというより、部活のほうの出し物に参加する者が多くて人手不足な上に、
衣装などに凝ってしまったのが原因だ。
「あーん、制服、破けちゃったー。陽子ちゃん、なんとかしてー!」
「あ、ヨーコぉ、こっちもー! 袖のところ、弱いのよね……」
元はといえば、最初の衣装合わせのときに、陽子がプロ顔負けの手縫いのメイド服を持ち込んだことから始まる。
「何これー、超かわいいー!」
「すごーい、これ、すごいよー!」
元気印100%娘の意外な才能を前に、わいわいとさわいでいた女子たちは、
「あたしも作るー!」
「あ、私もー!」
と、当初の「作るのかったるいから、既製品のを買ってくる」予定を変更してメイド服の自作に取り掛かった。

だが──。
はっきり言って、「陽子が作れるんなら、私も」という考えは、間違い──それも大間違いだ。
クラスのみんなにとっては意外なことだろうけど、陽子の裁縫の腕はケタがちがう。
何しろ、千年の伝統を誇る旧家、
それも「歴代でも屈指の家事の達人」と呼ばれたお祖母さんから基礎を叩き込まれ、
お祖母さん亡き後は、これまた達人級の美月さんや星華ねえに仕込まれた陽子の裁縫術は、
下手すると、家庭科の先生よりも上かもしれない。
かくてドツボにはまった女子たちは、開場寸前までメイド服の準備に追われ、
当然それ以外の準備を手伝う時間はなくて、男子どもがフル回転している現状にある。
最後の最後、不器用な女子たちから作成や調整を頼まれ、
大量のメイド服のできそこないと布切れを持ち帰ってお屋敷を
「ここはどこの家内制手工業のおうちですか?」状態の陽子を見かねた星華ねえの出馬によって
どうにかここまでこぎつけたが、今日に入ってから、自分で縫ってきた組の不具合が出まくりになり、
陽子は朝からてんてこまいの状態だ。
10ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:55:14 ID:lekKgxRk
「おっはよー! 陽子ちゃーん! 元気―!?」
ドアが勢いよく開けられて、ニッコニコ顔の女の子が入ってきた。
「げ、マサキマキ……」
僕は、弓道着姿を見てげんなりした。
「ちょっとー。何よ、いきなりその呼び捨ては? あなた二年生でしょ?
私は三年生よ、さいじょーきゅーせいよ。正木先輩と呼びなさい、正木先輩と!」
「ストーカー女にゃ、マサキマキで十分だ! つーか、準備中だ、部外者は入ってくるな」
文句をつけてきた弓道部部長、兼、化学部幽霊部員にむかって、ひらひらと手を振りながら僕は答えた。
その間中、トンテンカントンテンカンと看板にクギを打っているところが我ながらいじましい。
「ぬぬぬー。何よー。可愛くないぃーっ!
まったく、どーやったら志津留先輩の親戚に、こんな生物が生まれるのかしら?」
「すでに生物扱いかよっ!」
ぽかーんとしているクラスメイトたちを尻目に、マサキマキとの舌戦は過熱した。
このアホな女先輩とは、1年生の2学期にこの学校に転向してきて以来、
陽子や星華ねえを巻き込んで、いろいろあって今に至る。
その経緯は──思い出したくない。
とにかく、黙っていれば容姿端麗、文武両道、校内にけっこうファンもいるけど、
中身はちょっと……どころか相当アレなこの女は、僕の宿敵だ。
……ルビには「とも」とはつけないぞ。
「……真紀。やっぱり帰ろう……」
マサキマキの後ろで、大きな身体を居心地悪そうに縮めている女生徒が言った。
「何よー。聖子だってさっきまでノリ気だったじゃないのー!」
「いや、それはそうだったけど……。やっぱり忙しそうだし……」
聖子と呼ばれた、男子並に背が高くてがっしりした女の子は、あせったように言い訳した。
あー。
ソフトボール部の部長さん、聖子さんって言うんだ。
陽子の入っている部活の主将とは面識があったけど、名前ははじめて聞いた。
なぜかコンビを組んでいる愛方のマサキマキのインパクトが強すぎるから目立たないのかもしれない。
「だいたい、陽子ちゃんの様子を見たいから2年の教室に行こうって……むぐうっ!」
「だだだっだだだだ、だまれ」
「……むぐ、むぐ、むぐうっ!!」
聖子さんは、20センチくらい背が低い相方の口を大きな手でふさぎ、ついでにもう片方の手で首を絞めた。
マサキマキの顔はみるみるうちに紫になる。
11ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:55:50 ID:lekKgxRk
「……げほっ、げほっ……何するのよぉ、この馬鹿ヂカラ女ぁ……」
「いや、よくやってくれました、聖子先輩ッ! 惜しむらくは止めをさすべきでした!」
「あ、あなたは黙ってなさいっ!」
入り口でぎゃあぎゃあ騒いでいると、
「――あー! もう、うるさいわね! 何やってるのよ!」
と陽子がカーテン(これで店と裏方を仕切っている)の裏から出てきた。
「あ……部長。それに正木先輩……」
闖入者をみとめて、ちょっとぎょっとする。
「陽子ちゃん、おはよう!」
「……おはよう、陽子……」
マサキマキは元気に挨拶し、先ほどまで雌熊のごとき勢いだった聖子さんがちょっともじもじと続く。
「あ、お、おはようございます……」
陽子が、(これはどういう状況なの?)と目で問いかけてくる。
……僕に聞くな。
「――それで、志津留先輩は何時ころに来るのっ? やっぱり妹さんと馬鹿従兄弟の教室には来るわよね。
化学部の実験室も後輩を張らせているけど、やっぱり本命はこっちだと思うの」
幸い、マサキマキが先に目的をバラしてくれた。
「……星華ねえなら、来ないよ?」
「え……? 何それ……」
「星華ねえ、昨日から、二泊三日で九州に行ってるんです。ちょっと親戚筋の用事で……」
「……な、なにそれぇ……」
へたへたと崩れ落ちるマサキマキ。
ふっ。悪の栄えたためしなし、とは良くぞ言ったものよ。
「……だったら……」
床の上から呪詛のごとき声があがった。
「……だったら、先輩の縫ったメイド服を出しなさいっ!! 今日はソレにすりすりしてガマンするわっ!」
「な、なんだとーっ!」
「さあっ! 先輩手縫いのメイド服を着ている子は全員脱ぎなさいっ!」
弓道部部長は突如、剥ぎ取り魔になってクラスの女子に飛び掛った。
「きゃ、きゃ、きゃあああっ!!」
逃げ惑う女子たち。
「こ、この馬鹿おんなあっ〜!!」
僕と、聖子先輩の絶叫が響き渡り、教室は阿鼻叫喚の騒ぎとなった。
12ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:56:22 ID:lekKgxRk
「……ふいー。な、なんとか、ふんじばった……」
「……協力、感謝する。こいつは私が責任持って、遠くに捨ててくる……」
聖子先輩は、ガムテープでぐるぐる巻きにされているマサキマキをひょいと肩に担いだ。
「あわわ、待って待って、10時に模範演舞の初回なのよ、私……」
マサキマキが泣き声をあげる。
陽子も僕も、聞こえないふりをする。
──廃棄物の不法投棄は重罪だが、今回に限り、許す。
「……げっ、もう開場15分前!?」
僕は時計を見て、愕然とした。
「邪魔をした。――こ、この埋め合わせは後日、必ずする」
聖子さんは、教室の皆にも頭を下げた。
意外といい人だ。
県大会制覇、全国大会出場の常連の部の有名人部長に頭を下げられ、
忙しい時間帯を騒動に費やされた皆も、あわてて
「いや、そんな……」「気にしないでください」と口々に答える。
ソフトボール部部長はもういちど頭を下げてドアに手をかけた。
なんでまた、こんな出来た人がマサキマキなんかとコンビを組んでいるのだろう?
僕は、疑問に思ったが、それは、聖子さんがドアを開けた瞬間に忘れてしまった。

「――校門前だって!」
「なんかすげえことになってるらしいぞ!」
「3年の千葉と桃井がぶっとばされたって」
「男谷もボッコボコだって……!」
「やったの、女子生徒だってさ!」
「しかも、すっげえ美人だって」
「そんな女子、いたっけ?」
廊下を駆け回る生徒と、噂話の声に、僕らは顔を見合わせた。
「……千葉と桃井、それに男谷……あの不良どもか」
聖子さんは眉根を寄せた。
「あー。剣道部廃部にしちゃった奴ら? あいつら、やな奴なんだよねー。」
その肩の上で、ぷらぷらゆれながらマサキマキが答える。
13ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:56:52 ID:lekKgxRk
三人の不良の話は、僕も聞いたことがある。
もともと剣道部にいた連中で、マサキマキの言うとおり、素行不良その他もろもろの悪行で
在籍していた剣道部を廃部に追い込み、その後、停学と復学を繰り返していた連中だ。
──もっとも、僕や陽子には接点がなかったので、あまり気にしていなかったけど。
「って言うより、木刀持ったら相当ヤバいよ、あいつら。誰がやったの?」
聖子さんの肩の上で、ぷーらぷらとイモ虫……というよりミノ虫のようにゆれながらマサキマキが言った。
……なんだかゆれてるのが楽しそうな感じだ。
「……ヤクザでもつれてこないと無理な話だ」
聖子さんが答える。
「ふうん。でもやったの女の子だって。……まあ志津留先輩ならあいつらだって一発だろうけど。
……って、やっぱり先輩来たのかなっ、来たのかなっ!?」
たしかに、星華ねえは、クールに見えてそういう輩を許さないタイプだ。
実際、星華ねえが在籍中は、校内に不良などはいなかったらしい。
マサキマキが熱く語ってくれたから、覚えている。
「ま……退治されたんならいい話なんじゃない? それより、それを片付けちゃいましょうよ」
「うむ。……まかせろ」
「それ扱いするなー!」
ぶらんぶらんゆれながら抗議の声をあげるマサキマキを無視して、聖子さんは廊下を歩き始めた。
「あはっ……あははっ、お気をつけて〜」
表情の選択に困って生ぬるい笑顔を浮かべている陽子といっしょにそれを見送った僕は、
ふと、廊下の窓から外を見た。
2年の教室の窓からは中庭が一望できる。
僕が、「その人」と視線が合ったのは、虫の知らせとか、第六感とか、そういうものの類だったのかもしれない。
──いや。
これほど、ものすごい質量の視線を感じていたら、誰でも振り返ってしまうか。
「……」
僕はたっぷり三秒間、「その人」を見つめて絶句した。
「――!」
僕が振り返ったことに、嬉しそうに手を振って応えた、ブレザー姿の女の人が。
「……!!??」
水も含んでいないのに、ぶぅっ、と盛大に噴き出した──笑いの表現ではない、驚愕の表現だ──僕は、
目をゴシゴシこすってもう一度見たけど、そこにいる人は目の錯覚ではなかった。
──わが校の女生徒の格好をした僕の妻、美月さんがそこにいた……。
14ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:57:25 ID:lekKgxRk
「……うふふ。ブレザーってはじめて着ます。私が通っていたころは、まだセーラー服だったんですよ」
「……」
「今考えると、ちょっと野暮ったい感じのセーラー服だったから、こんなおしゃれなの着れてうれしいな」
「……」
「あ、でも、私、セーラー服も好きでしたわよ。いつだったかなー。
彰さんと陽子がね、お昼寝している私の制服のスカートにいたずらして、茶巾絞りにしたの。
あの時は、目を覚ましたら目の前は真っ暗だわ、上半身は窮屈で身動きが取れないわ、で大変でしたの……」
「……」
「この制服だと、ちょっと丈が短いから。茶巾絞りとかできませんわねー」
「……」
「……聞いてます? 小夜さん?」
「は、はぃい〜……」
隣を歩いている「世界一デンジャラスな若妻」のにこやかで恐ろしい質問にも、
私は、小さな声でしか答えられなかった。
全身から、汗がふき出る。
むろん、冷や汗だ。
すれ違う生徒たちが、驚いたように振りかえってよこす視線が痛い。
当然といえば、当然だ。
<にじゅうごさい>と<にじゅうろくさい>が女子高生の制服を着て歩いているのだから。
しかも、美月様は、近隣に才色兼備を知られた美貌の持ち主、
私だって……そのほどほどにイケているとは思う。
街で飲んでいるとけっこう声も掛けられるし、梅久も……待てよ、あいつは女に関して見境がない。
……い、いや、そんなことはどうでもいい。
今のところ、変装はバレてていないが、もしバレたりしたら……。
そう思うと、冷や汗はとめどなく流れてくるのだ。
で、できるだけ目立たないようにしなければ……。
美月さまは、目的を達するまで引かないことは先刻承知だ。
ならば、一目につかぬよう、可及的速やかにことを終わらせるのが現状で許された最善の手だ。
だから──
「あら、どちらさまでしょうか?」
目の前に現れた、三人の不良どもと、そいつらが集めた皆の視線を前にして、
私は……ブチ切れた。
15ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 15:57:56 ID:lekKgxRk
「――よう、姉ちゃんたち、どこのクラ……」
ずん。
飛び込んでみぞおちに肘鉄一閃。標的は声もなく崩れ落ちる。
「――見たことない顔だけど、」
身を翻して、首筋に手刀。当身の要領で、意識を弾き飛ばす。
「――なっ……亜wせdrftgyふじこlp;@!?」
一歩下がった位置にいた最後のひとりが大声でわめいてしまった。

うるさい、黙れ。
……皆が注目するだろうがああああっっっ!!

掌底を顎に食らわせ、気絶させる。
白目を剥いてくずれ落ちそうになる顎をもう一発肘でかちあげたのは、苛立ちのせいだ。
浮き上がった巨体に、正中線正券四段突きを入れたのは、やりすぎだったかもしれない。
とどめに側頭部に上段右回し蹴りを入れたのも。
まあ、十分手加減はしたから、死んではないだろう。
声を上げたのが悪い。
「……」
はっと気が付くと、――その「皆」は、呆然と私たちを見ているところだった。
「……ま、参りましょうか、美月さま……」
私は振り返って、――皆が注目しているのが「私たち」ではなく、「私」一人だったことに気がついた。
……美月さまは、私が不良どもを蹴散らす、ほんの数秒の間に消えていた。
──おそらくは、彰さまを見つけたに違いない。
そういう場合、あのお方は<無敵モード>だ。
どんな手段を持ってしても止められないどころか、瞬間移動に近い芸当までやってのける。
「……」
それはともかく、皆の視線を四方八方からあびた私は、滝のようにどおっと冷や汗が吹き出るのを自覚した。
まずい、これでは化粧が落ちてしまう。
いや、今日はナチュラルメイクで、それもさきほど車の中で限界ギリギリまで落としてきたから、
これだけ冷や汗かいても、少しは持つだろう、……とか、そういう問題じゃない。
もし、変装がばれたら、一生外を歩けない。里にも帰れない。
──というか、もともと里には帰れない身だけれど、そんな恥をかいたら嫁の貰い手さえもなくなる。
……今、梅久の顔が浮かんだのはなぜだ……?
16ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 16:00:55 ID:lekKgxRk
「……彼女、えらい別嬪さんだねー。ちょっとお茶しない?」
振り向き様の裏拳一閃。
──かわされた!?
いや、今の声は……?
「おわっと、な、何、危ないじゃんっ、彼女っ……」
下に沈みこみ、大仰に頭をかかえた男は、上目遣いで私を見て、ぽかんと口をあけた。
おそらくは、私も同じ表情だったろう。
「……さ、小夜……?」
「……う、梅久……?」
私よりも、梅久のほうが我に返るのは早かった。
しゃがんでいた状態から立ち上がる。
「な、なに、その格好。ブレザーって……女子高生って……」
「〜〜〜ッッ!!」
私は、砂煙を上げて踏み込み、逆側の足を膝蹴りで振り上げた。
「――!!!」
不意を突かれて──というより、私相手だから動きに先ほどのキレがなかっただろう、
梅久の股間に、私の膝が差し込まれていた。
ストッキングなしの生足に、Gパン越しの体温が伝わる。
「……!!!」
「何も言うな。協力しろ。――さもないと、これを潰す……」
「――! ――!」
梅久は、爪先立ちになっているから、私が肩をがっしりと掴むともうこれ以上は逃げられない。
……安心しろ、本気で潰すつもりはない。
お前のこれを潰したら……そ、その、なんだ……わ、私だって困るからな。
郷里にはもう父も母もいないが、今でも私のことを心配してくれている伯母さまには、
生まれる子供の写真くらいは送ってやりたいし……って、そんなことはどうでもいい!!
「……要点だけを言う。美月さまが、彰さまに会いにきた。――女子高生の格好で。
大事になる前に、目的を達してもらって撤収する。お前の休暇はキャンセルだ」
こくこくと頷く梅久の手を掴んで、猛ダッシュで私は駆け出した。
とりあえずは、この場を離れないと。
あまりにも目立ちすぎた。正体がばれずに行動するのが、いっそうむずかしくなった。
まあ、いい。その代わりに梅久が協力してくれるなら、お釣りがくる。
「あああああ、あのさ……」
17ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 16:01:27 ID:lekKgxRk
途中引っ張られている梅久が声を掛けてきた。
「なんだ……?」
「け、けっこう似合ってるぞ、それ……」
「なっ……」
私は立ち止まった。
幸い、人影のない校舎裏まで来ていた。
「そ、それはっ……ど、どどど、どういう意味だっ……!?」
「いや、お前って何着ても美人だなーって思っただけ……」
「そ、そそそ、そんなっ……」
ま、まずい。
頭の中が沸騰している。
想定外のことばに、脳が、体が、心がパニックになっている。
一刻も早く、美月さまを見つけて、彰さまとつがいのワンセットで、
人目のつかないところに拉致しなければならないというのに。
しかし、私の魂の奥底で、この会話の続きを聞きたい私がいる。
ど、どど、どうすればいいのだ……?
「……ど、どのあたりが良いの……だ?」
意識とは別に唇が動いた。
まて、この流れだとのっぴきのならない状況に陥ることが予想されるぞ。
きょ、今日は安全な日じゃない。
しまった、万が一そうなってしまった時用のコンドームは
今日は夕食までに用意しておけばいいと思って、今は持っていないぞ。
と言うか、処女をなくすのが、こんな屋外でいいのか、私っ?
……い、いや、まあ、梅久しだいでは……。
こういうのは勢いと言うらしいしな……。
「あー。さっきのハイキックとか……」
「……え?」
「いやー。いいもの見せてもらいました。ブレザーでパンチラキックとは、
小夜もなかなかマニアックな……」
──どげしっ!
我ながら惚れ惚れするくらいの右の正拳突きがこの世で一番の愚か者の顔面にめり込む。
……はやくミッションを遂行しなければ。
梅久、いつまで死んでいる? さっさと起きろ!
18ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/11/26(日) 16:03:10 ID:lekKgxRk
とりあえず、今回はここまでです。
26歳処女と言うこともバレて、小夜がますます不憫なキャラに……w
19名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:17:14 ID:HuD0nEGb
GJ
20名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:22:10 ID:xvNHjTPD
今回は小夜×梅久の孕ませなんですか?
21名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 16:29:42 ID:z+TP11cn
>26歳処女
>26歳処女
>26歳処女
>26歳処女
>26歳処女
>26歳処女
22名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 17:16:49 ID:4b0pc85T
GJ!!
続きwktk!!!
23名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 17:28:35 ID:Vy5eHReL
「ヒロインが処女で怒る人はいない!!」


この言葉の重さを実感しました
24名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 17:49:55 ID:PqlTQDWr
38歳だけど見た目17,8にしか見えない叔母さん知ってるぜ
知らない人が見たら妹にしか見えない子供いるけどなw
25名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 17:51:59 ID:Vy5eHReL
>>24
それは俺達にこういわせたいんだな?



うpマダー チンチン
26名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 18:28:05 ID:PqlTQDWr
叔母さんに「二人目作らないンすか?」って聞くと、
「あたしの年じゃ高齢出産になっちゃうよw」って答えてくる
高校生くらいの外見で『高齢出産』とか言わせるのがたまんなくてw 
セクハラ質問ばっかりする俺w
しかしいろいろ害があるそうな>高齢出産
27名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:02:34 ID:dLR22dzh
ダウン症児が生まれてくる可能性が、飛躍的に増すらしいよ。>高齢出産。
28名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:14:31 ID:OT29is10
>27
卵巣がくたびれるんかな
29名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 21:16:26 ID:oO5Z1g59
>>18
ゲーパロ氏GJ!!
大丈夫!!28歳処女の退魔師もいるから!!


そして「愛方」という表現にイケナイものを感じてしまったwww
30名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:08:25 ID:ta1cs6pN
GJです、ゲーパロ氏

 小夜さんが可愛らしくてしかたないのですが。
31名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:54:41 ID:htHB70s0
☆嵐のリーダー・大野智を応援しよう☆

ttp://www.youtube.com/watch?v=iVoyMQcdLy8
ttp://www.youtube.com/watch?v=brqlLHQNeJs
レベルの高いダンスの実力

ttp://www.youtube.com/watch?v=wIkOu0tnCQ4
ttp://www.youtube.com/watch?v=a-49XJT1li0
ナイスな天然ボケ具合

これほど非凡な才能を持ちながらイマイチ名の知れていない大野智。
動画はほんの一部です。まだまだたくさんの大野の面白動画があります。
動画を観て彼を気に入ったらどんどん彼の素晴らしさを普及しよう。
2chの力で大野をメジャーなアイドルへ!

嵐の大野智を応援してあげようぜ
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1164456153/
32名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:27:35 ID:XYLJ02Bs
スレ違いあう二人〜もう、ヴァカかと〜アフォかと〜。
33名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:53:21 ID:2hNLXIax
>>18
GJ!
処女は正義。

>>27
実際、俺は親が39の時に孕んで生まれたが、この二〇数年大した病気にかからずにすんだぞ。
要するに、愛が有れば不可能じゃない。
34名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 00:58:05 ID:lsuQu+iK
>>33
確率の問題だからな、そういうこともある。
ただ最近話題の子供の移植手術の親の年見てみ、大抵高齢出産だから。
愛があるないじゃなくて、高齢出産のリスクが高いのは事実。
35名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:02:21 ID:Aok0Mml5
ハードルが高ければ高いほど萌える
36名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:10:55 ID:yJ63MbP5
>>23
あーそれなんだっけ
エルフの偉い人の発言だったっけ?
37名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 09:57:15 ID:OQ3oBM7J
>>33
その発言は裏を返すと「障害のある子供が生まれるのは愛がないからだ」って言ってるのと同じだぞ。
38名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 10:19:08 ID:3Ev2nvJy
マジレスすると35才以上の出産はダウン症の危険性が跳ね上がるから避けた方がよい
39名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 13:20:08 ID://uRkpzr
出産する力は愛で何とかなるが、産まれる子がどうなるかまでは
無理ってことだろ
40名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 13:42:52 ID:Dy+y5VCH
>>38
初産の場合は何かと大変らしいね
41名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 14:48:19 ID:zedZT25M
高齢出産のおかげか俺は虚弱体質まっしぐらだぜ!と言う俺もいる。
ゲーパロ専門さん、毎度の事ながら乙です!小夜さんが処女なのにいつもコンドームを
用意しているのに萌えました。肉体関係無かったのですね。
ダブル孕ませに期待高まる今日このごろですね。
あと、>>1擦れたてgjです。前スレが超特急で埋められたのでもう少しで見失うところだった。
42名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:07:44 ID:rWh9nHgE
また女性上位かよ
NTRは叩くくせに・・・
43名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:08:45 ID:ePUGazFt
>38
 飛躍的に増大と言ってもゼロコンマ以下での増減比較。
 0.001パーセントが0.1パーセントになるといった風な比較にすぎない。
 むしろ高齢出産は母体にかかる負荷とそれによる胎児への悪影響が問題です。
44名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 19:27:04 ID:dNO5mev6
ま、どっちかといえばそっちの方が問題だよな。<母体にかかる負荷

妊娠すると骨の中のカルシウムとかごっそり持ってかれて骨折しやすくなるし。
腹が重くなって運動できなくなると筋力が萎えるし。
分泌系が乱れるから精神的に不安定になったり変なアレルギーが出たりするし。

つまり結論としてはあれだ、
皆さん妊婦さんには超親切に。
45名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 19:35:41 ID:BBqkpSTl
親切にこくまろチンポみるくを注いであげてます
46名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 06:41:22 ID:OV+FCxSh
ダウン症の発症率
35歳 0.33%
40歳 1%
45歳 2%

歳をとると卵子の質も悪くなるし体力も落ちる。
出産は20〜25歳が理想的で遅くとも30歳まで。
30歳すぎると卵子の質が悪くなる。
成人前の性交は器官が成長しきっていないため女性特有の病気になりやすい。
47名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 09:19:35 ID:D0keqhnh
そう思うと、結構出産できる時期ってのは短いんだね。
なんでもそうだが、人間は可能性がある!とか言われてるけど
結構可能性の範囲は少ない。
48名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 11:04:26 ID:rHNMtz6D
妊娠中毒症とかってのもあるし、医療の発達してない昔は
産後の肥立ちが悪くて死ぬとかよくあったし

そんなわけでおまいら、妊娠という現象は女性に命の危険を含む
多大な負担をかけるものだという点をふまえてエロスにハァハァしような
とりあえずお母さんに感謝
49名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 17:22:29 ID:Z2IU/fGb
そう!お母さんに感謝!
50名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:57:40 ID:hmbSL4Gb
ありがとう、お義母さん!!


娘さんは絶対に幸せにします!
51名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:56:54 ID:KTQ8trkS
娘さんは絶対ボテ腹にします!
52名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:28:43 ID:63/KPDME
義母さんも孕ませちゃだめですか…?
53名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:35:22 ID:b53tMuHk
あら、そう。孫の顔が楽しみねー。
54名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:57:59 ID:oYDO/K/v
高齢出産の危険性云々はどーしたよw
55名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:03:31 ID:kBLcDQjC
そんなもの…孕ませの前には意味を成さぬ!!
56名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:46:39 ID:NTpCX/Yy
嫁が16歳で義母が33歳なら何も問題ないじゃないか
57名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:54:46 ID:IbZQp3Gp
悔しかったらNTR物でも書いてうpしな
58名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 02:39:46 ID:SOiJPGHv
まあ待て、お義母さんまで一度に孕ませてしまうと
嫁が産んだ赤子にかかりっきりになってしまい遊んでくれなくなるぞ。
時期をはかって上手い事調整するんだ。
59名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 02:42:34 ID:Fe4rr9tU
そういえば、近々女性の結婚可能年齢が18に引き上げられると聞いたんだけど…マジなのか?
60名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 06:58:54 ID:5vHYv9/J
>>59
改正には色々な問題点から反対も多く改正には至っていない。
この改正論議は昔から延々と燻っていて、近年、再び改正派の声が大きくなってきました。
61名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 08:31:13 ID:9ezmdchQ
ゲーパロスレに名前変えた方がいいんじゃないか?
62名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 08:47:26 ID:DN4NjBju
ピコーン


     体技:スルー!!


63名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 09:56:17 ID:Ra3H8r5J
そのレス自体がスルー出来てないと思うんだが…
64名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 11:20:06 ID:XGYC/hKy
え、【粘着君の分かり易い書き込み→スルーと書き込んであげる】が、このスレの保守用テンプレじゃないの?
65名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 11:43:07 ID:iHpu6rWq
まあ女性上位以外もみたいのは同意。
66名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 12:24:18 ID:leOYwjs/
見たいっていうだけなら誰でもできる
そこまで女性上位以外がみたいと言うなら自分で書くといい

SSの一つもスレに供給できやしないのに一方的に職人様方に注文や文句ばかりつけるのはどうかと思う
仮にも21歳以上なんだろ?
67名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 12:33:58 ID:hV0a193e
>>66
同意
68名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:03:49 ID:+ms3g3b+
>>66
禿同

誰とはいわないが学校に文句言ってるちゅうがくせいみたいでNGしたくなる
69名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:53:04 ID:DN4NjBju
同意はするが、スルーせえと思うわけで。
70名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 14:26:55 ID:tEqk6pBo
体技と聞いて「矢張り着床し易い体位で……」とか考えたのは
どうやら俺だけのようだな
71名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 14:49:28 ID:PMc+fESy
HR系と言いつつオリキャラ萌えスレになっているのは否め無い。
同意こそ自演では?
作者自らだったりしてww
72名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 14:54:06 ID:DN4NjBju
まあ、見たい言うこと自体は否定せんけどね。
見たいもの以外が投下されたときに暴れる馬鹿がいるからな。
73名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:15:00 ID:dItsqnnK
寝取られスレに帰れよ
粘着荒らし
74名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:36:46 ID:DN4NjBju
女性上位の話をしてたんだが・・・
75名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:44:11 ID:dItsqnnK
ゲーパロ氏叩き、女性上位批判=寝取られスレから来た下手職人

荒らしてんのいつも自演して「NTR投下すれ→投下するぉ!」のヤツ


女が年上で主人公ハーレム大嫌いで、女の一人称が大好きな女浮気ネタ(寝取られ)好きの腐女子
76名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:13:20 ID:Fe4rr9tU
NTRだろうが
女性上位だろうが
ゲーパロ氏だろうが
オリキャラ萌えだろうが


エロくてヌケりゃどうでもいいよ。
詠みたくなければ読まなきゃいいんだし。
77名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:24:09 ID:dItsqnnK
寝取られ職人のはひたすら浮気する女の視点で書かれてるオナニーSSだから
全然エロくもない
78名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:26:59 ID:Fe4rr9tU
そりゃ趣味と作家個々人の技量の問題。
自分の感性と経験で押し付けんな
79名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:07:26 ID:bS1lnE1a
ふと思ったんだが、ゲーパロ氏が居なくなったら、
このスレ立ち行かなくなるんじゃね?

寝取られ! って騒いでる香具師は残るだろうけど、
この騒ぎに辟易してる香具師(漏れ含む)は残るかどうか。

追い出すの追い出さないの、女性上位がイヤだの寝取られはダメだの言ってないで、
お互い、気に食わないSSをスルーすりゃ済む話だと思うんだが。
80名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:11:03 ID:DN4NjBju
だが、それができないのも厨だ。
81名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:49:50 ID:UtnOe7AH
>>80
方羽の妖精さんですか?
国境付近の最前線からのぞいてらっしゃるとは。
82名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:54:49 ID:DN4NjBju
この書き込みはゲーパロも見るのか?
あったら伝えてくれ

よう ゲーパロ 孕ませてるか?
良作、ありがとう。

         ───またな。
83名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:03:46 ID:hV0a193e
>>79
そういう態度とはまた別のところに真意があると俺は思っている
たとえば、あえて空気を読まずスレの流れをせき止めることを
生きがいとするどうしようもなく悲しい奴の仕業とかな

この手の荒らしはありとあらゆるスレで登場する機会があり、
過去幾度となくこいつらはスレを潰してきた
特徴の一つとしては主に初秋から初冬にかけて繁殖しまくることが挙げられる
84名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:54:42 ID:SOiJPGHv
なんで?
秋になると卵から孵るのか?
85名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:16:31 ID:iQT0Q5HE
もう寝取られもゲーパロも(゚听)イラネ
86名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:23:33 ID:HRgULnNl
おまえはいつも寝取られを擁護してゲーパロ氏を叩くな

寝取られ大好き腐女子職人
87名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:27:50 ID:SOiJPGHv
腐女子って言えば荒らせると思ってる奴は童貞
88名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:01:21 ID:VtqDrDU9
荒らしてるのは全部一人だから皆さん、気にしないように
あと、「NTR」「寝取られ」が入っているレスは全部スルーかNGで頼む
89名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:18:53 ID:DCnJCLeP
スレ住人のあまりのスルーできなさぶりに俺が泣いた。

自分と意見が違うから荒らし。
自分と意見が違うから腐女子。
自分の嗜好に合わないから出て行け。

こんなのは、自覚してようがしてまいがエロパロ板では荒らし扱いされる。

皆、スルーしようぜ!!
90名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:35:14 ID:XkTasPhX
>>89
うるせーよ。お前が出て行け!
91名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 00:51:23 ID:mBjsChCq
あ〜…
大将!
孕みありったけ持って来て!
92名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:13:43 ID:bEY77WZg
すいやせんお客さん

今厨房が寝取らればっかりで

産卵しかないんですよ
93名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:43:05 ID:y4SMSh6O
じゃあ子持ち昆布でひとつ
94名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:57:50 ID:G9Y/Y5SE
大将!姉妹丼と孕みいっちょおくれ
95名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 02:18:19 ID:Un944YxD
大将!孕み卵丼ひとつ
96名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 02:24:34 ID:bEY77WZg
らっしゃい(´・ω・`)
ようこそ大将ハウスへ
ええ、『また』なんです、すいやせん
仏の顔もって言うし、許して貰おうとも思っちゃいません
ただ、その、お客さんは『孕み』って言葉を聞いた時
何か言葉じゃ説明できねえ『ときめき』みたいなものを感じたと思うんです
そのときめきを忘れてほしくないから、こんな店を建てちまったんですけどね・・・

さてお客さん、なんの「孕み」に致しやしょう?
97名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 07:23:05 ID:r3ZEEa19
大将! 産姉妹丼おねがい!
98名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 09:28:04 ID:kKdt40xn
>>87-89
腐女子に過剰反応しすぎでファビョるうえ
単発IDでスルーでつよ連投で荒らし寝取られ職人本人だと判りやすいんだよなおまえは

特に腐女子は図星で痛かったらしくて見てらんないw
晒しといたよ。
腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン35
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1164021885/676-
99名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 10:03:32 ID:jZYn8qB+
俺は林家志弦信者で伊藤悠信者なので腐女子だって無問題


ぶっちゃけ上手けりゃなんでもいい
100名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 10:56:36 ID:PhlvK4A4
じゃあ俺は大将の孕み1つ
101名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 11:51:05 ID:xzKDXbqd
この孕ませは本当にいいもんだね、大将!
ここはネタが違うよ、やっぱり。
こんどは凌辱も仕入れといて!
じゃ、お愛想よろしく。
102名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 13:24:05 ID:rI/5yX80
>>98
そこのスレを見て思い出したが、確かに昔は投下前に注意書きがあって、「NTR系陵辱系など気に入らない物は自己責任でスルー」がテンプレにあったのに、今では無いんだよな。
それどころか、「気に入らない物は自己責任でスルー」はこの板の全スレの共通認識だと思っていたが、みんなは最近それを忘れていないか?
103名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 13:31:16 ID:gG6MurEI
>>102
判ってて出来る奴は皆ワロスワロスとスルーしてるだろw
突っかかるのは「気に入らない物は自己責任でスルー」出来ない奴だけだってw
104名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 14:16:15 ID:G9Y/Y5SE
無駄な議論でこれ以上無駄にスレを消費するのいい加減やめようぜ
ふいんき(ry悪すぎ
これじゃ職人様が去っていく一方だってわからないのか
105名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 14:43:01 ID:G4Govj0O
じゃあ、流れを変える為に各自好みのシチュを一つ出してみようか。

・家族ぐるみの付き合いの幼馴染同士
家族公認、もちろん孕ませた後も幸せに暮らすのがデフォで。
106名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 15:04:32 ID:WdEy91fV
・血のつながった姉弟
・姉の処女と弟の童貞を等価交換で孕ませ
・当然孕ませた後も幸せに
107名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 15:07:36 ID:XDNp9kBf
ンー

・調子に乗って円光してたら孕んじゃったじょしこーせー
・エロエロの転落人生

・・・なんてのもオツかも
108名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 15:27:50 ID:plmy6ZAQ
政略結婚予定で親に強制婚約させられ同棲開始
女がツンで寝室とかもちろん別々
だんだん好きあっていく
婚約はしてるが恋人同士じゃないとバレて別の女が男にちょっかい出し始める
好きな人を取られまいと体で男を繋ぎとめようとする
セクース中に男もこいつが好きだと自覚して、双方本気で孕みに行く


これだ(*´д`*)
109名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 15:42:13 ID:URLddRbR
>>106
姉萌えのオレにはたまらんシチュだ。










(*´Д`*)ハァハァ
110名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:03:03 ID:4ou0HRfg
>>108

「ぁ…やなの…あぁ!」
「…何が嫌なんだ…っ」
「んぁ…!…あんな女に…貴方がいっちゃうなんて…んっ…」
「…っ!……」
「私を、置いてかないで…イくっ…あぁぁ!!」



こうですか?!分かりません!(´Д')
111名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:08:40 ID:WdEy91fV
>>109
「お姉ちゃんの中に出していいのは僕だけなんだ!!」
「うん・・・そうだよ。だからいっぱい出して?お姉ちゃんの子宮がパンパンになるまで。」
「お姉ちゃん!!でちゃうよ!!」
「全部受け止めて・・・そして赤ちゃんも産んであげるんだから。ずっと。ず〜っと一緒だよ。
 あとね、今日からはお姉ちゃんじゃなくて…名前で呼んで欲しいな・・・あ・な・た」

こういう妄想が浮かんだヽ(`Д´)ノ
112名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:09:00 ID:xQ9Fus1l
・幼馴染みの双子女子高生
・2人に告白されるがどちらも好きなので両方彼女に
・それぞれ孕ませ、双子(女)が産まれる
・そして15年後…昼はアットホームな7人家族、
 夜は女6人相手に種付けしまくり
113名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:21:56 ID:WdEy91fV
>>112
素朴な疑問なんだが。
その状況で7人家族で収まるのか?
114名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:25:59 ID:0S8mjCFm
>>108
妻しぼりそのものじゃまいかW
115名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:32:40 ID:mzTCzed8
>>111
あねいもかふたご姉そのものだな
116名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:53:08 ID:o9c3QERB
ほんとここはリアルで女に相手にされない
「お姉ちゃんなら僕に優しくしてくれるはず」
って妄想が止まらないキモオタの巣窟ですね。
もしくはイケメンから彼女を寝取るありえない夢を見ているピザ?
117名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:53:31 ID:WdEy91fV
>>115
マジ?
だったら会社帰りに買いに行くぜ!!
118名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:00:52 ID:bEY77WZg
ガチレズの女を孕ませる

精神的にリョジョークって感じで
119名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:29:05 ID:hqqTR7Pk
>>102>>116
はいはい
いい加減寝取られとスレ801スレへ帰れよ
ゲーパロ年齢腐女子

腐女子・ウザい女2ちゃんねらのガイドライン35
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1164021885/676-
120名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:21:20 ID:plmy6ZAQ
>>114
マジ?
だったら今度帰りに買いに行くぜ!!
121名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:36:27 ID:xzKDXbqd
妻絞り近所になかった……


欲しい。
122名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 18:40:05 ID:rI/5yX80
>>106
処女と童貞って実は等価交換じゃないんだぜ。
外国だかの過去の裁判例で、童貞より処女の方が価値があるなんて判決を下した例があったらしい。
123名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:00:19 ID:0Y7BtKvW
今はやりのサイレントマジョリティってやつだな
124名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:31:18 ID:4chMAacc
容姿に目をつけられて人買いに買われた幼い少女が同じ境遇の少年と行き会い、
主人の道楽のためにセクースさせられる。互いに寄る辺ないまま依り掛かり合う二人。
子供ができてママゴトのような家族を演じ、やがて子供も主人の玩具になっていく、みたいな。
125名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 21:25:14 ID:i+b7kfKt
>>124
それなんてくろちゃん?
126名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:01:04 ID:JwdXzMrr
アレがはやってからやたらと等価交換言いたがる厨が増えてウゼェ
127名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:09:46 ID:G3zhjekx
>>126
 パチンコブームでもあったか?
128名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 00:25:53 ID:EFVQHk9I
>>122
お国柄にもよるが処女の女は「価値ある財産」とも言えるからな。
童貞の男なんかビタ一文にもならんが。
129名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:41:36 ID:Zd7hVcNx
ふたなりが
正義と
言ってみる
130名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 02:52:38 ID:XutpP40x
ふたなりはプリキュアまで読んだ
131名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 09:25:30 ID:/OuPZZnC
ふたなりで自家受粉
まで読んだ
132名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 09:58:38 ID:1mcji09m
>>121
アマゾンやソフマップで買えw
133名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:35:17 ID:TNfE93ic
スレイマンがゲラゲラゲラgr(ry まで読んだ
134名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:35:10 ID:xMaBY5/7
アルファ=オメガが女犯坊 まで読んだ
135名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:52:55 ID:VrOfhxDB
>>124
ぢゃあそのシチュのバリエーションで、
金持暇つぶしに飼われた美形の奴隷姉弟を、
強制的に番わせて近親孕ませさせるっちゅうのはどうかね?
でもって事前に脅迫して姉に選択させるわけぢゃよ
他の男に孕ませられるのがいいか、それとも弟の子種を受け取るか・・・
みたいなw
136名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 09:41:29 ID:LCA22T6U
>>135
実に良い
137名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 10:07:15 ID:U+gVRWfE
そこで近親相姦は絶対に駄目と姉が言って他の男を選ぶんだけど、
目隠しをされて実は弟とさせられるのはどうかね
138名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:12:20 ID:4IKxQMMv
どこまで天才なんだ
139名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 12:57:23 ID:VrOfhxDB
勿論、姉には排卵誘発剤に媚薬、
弟は1ヶ月オナ禁の上に、毎晩根元を縛って寸止めフェラ、
食事の度に亜鉛錠剤とビール酵母を飲ませるw
そんな二人を真っ裸にさせて、同じ部屋に入れた後は
隠しカメラで見物だw
140名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:33:09 ID:pFMs2dM5
>>139
弟の夢精を止める工夫が必要だな。
こればっかりは精神力でどうこう出来るもんじゃないw
141名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 16:21:52 ID:hmcuk4wM
五人ぐらいの女の子を調教して「俺の子を孕んだら結婚してやる」と宣言
そこから五人のバトロワ的夜這いが始まる
142ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:23:33 ID:yP7/ttbv
<学園祭の美少女>完結編行きます。
例によって女性上位ラブラブ系が苦手の方は、
「ゲーパロ専用」で弾いてちゃってください。
143ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:24:03 ID:yP7/ttbv
<学園祭の美少女>3

「あっ! 彰っ! どこ行くのよっ!」
突然走り出した僕を見て、陽子が驚いた声をあげるが、
それはたちまちはるか後方のものとなった。
(な、なんで美月さんが……?!)
頭の中はパニック状態だけど、……僕はもう答えが分かっていた。
朝、出掛けに交わした会話とキスと「あれ」──。
熱っぽい瞳と、潤んだような表情。
最近、僕の帰りが遅くてさびしがっていた美月さん。
(美月さん、僕に会いに来たんだ)
最愛の妻の考えていることは、痛いくらいによくわかった。
くそ。
なんで、そういうのって、もっと前にわからないのかなあ。
昨日の晩とかに、それに思い当たっていたら、
今日は絶対、美月さんをさびしがらせたりしなかったのに。
こんなことをしでかす前に、美月さんをたっぷり安心させてあげたのに。
走りながら出なければ、僕は絶対に自分の頭を自分でぶん殴っていただろう。

階段を三段抜かしで駆け下る。
4階、3階、2階……僕の走るスピードは、
1階の最後の踊り場のあたりでは、ものすごいことになっていた。
手すりをつかんで、ぐるっと回り、最後の階段を一気に飛び降りる。
着地の音は意外に小さい。
都会っ子とはいえ、子供のころから休みになればこっちに帰省して、
野山を駆け回っていた僕は、けっこう身が軽いのだ。
階段を降りきった廊下。
右に曲がれば、昇降口だ。だが──。
「とりゃっ!」
僕は、まっすぐ突き当たりの窓が開いているのを見て取ると、
そのままジャンプしてそれをくぐった。
すぐ下にある植栽のツツジにさえ気をつければ、
中庭には、ここから飛び出るのが一番のショートカットだ。
144ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:26:16 ID:yP7/ttbv
「……」
うまく着地した僕は、あたりをきょろきょろと見渡した。
中庭には、たくさんの人たちがいた。
もう会場の時間になっていたから、父兄や近所の人たちなどが構内に入ってきているからだ。
そのうちの何人かは、窓から飛び出してきた僕を見て驚いたような表情になっている。
「……いない……」
上から見たときには確かに中庭にいた美月さんは、どこにもいなかった。
──すれちがいになったか。
あわてて渡り廊下に駆け込んで校舎の中に戻ろうとして、ひらめいた。
普通、教室に向かおうとしたら行くところは──。
息せき切って、昇降口のほうへ向かう──そこで足が止まった。

──薄暗い建物の中に外から差し込む陽光にさえも、艶々と輝いて見える黒い髪。
──穏やかな挙措で歩をすすめ、立ち止まっては何かを探している様子は、可憐の一言に尽きる。
──古びた下駄箱が立ち並ぶ殺風景の中で、そこだけ別世界のような──。

「……美月さん……」
思わず、声が漏れる。
僕に気がついたその女(ひと)が振り返った。
恥ずかしそうに、微笑む。
「えへへ……来ちゃいました」
その笑顔は、とても八歳上の人のものには思えないくらいに可愛くて、僕はごくりとツバを飲み込んだ。
ブレザー服、女子高生の格好は、どう考えたっておかしい。
美月さんは、僕よりずっと年上で、人妻で(もっとも夫は僕だけど)、しかも双子の母親だ。
でも、こんなに可憐で可愛い。
きらきらと輝く瞳に、僕は魅入られた。
「えっと……その……」
「うふふ」
どう声を掛けていいのか、わからなくて混乱している僕に、美月さんはにっこりと笑いかけた。
「……」
ことばはでなくても、すっと、気持ちが楽になる。
ああ。
この人の笑顔には、そういう力があるんだ。
145ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:26:51 ID:yP7/ttbv
「えっと……な、何してたの、美月さん?」
僕は何かを探している様子だった美月さんを不思議に思って聞いた。
「えへへ……ちょっと……」
美月さんは、なぜか、ぽっと顔を赤らめた。
「……?」
「……」
ちょっと疑問に思ったけど、それを口にする前に──。
「あーっ、だ、誰、その人っ……!?」
後ろから声がかかった。
「げっ、マサキマキっ!?」
振り向くと、さっき聖子先輩に担がれて連れ去られたはずのマサキマキがいた。
「お、お前、山奥に埋められたんじゃ……」
「勝手に人を不法投棄するんじゃないわよ! 聖子なら眠らせたわ」
「何いっ!?」
意外だ。果てしなく意外だ。
マサキマキもかなり運動神経がいいけれど、はっきりいって聖子先輩とは体力差がありすぎるはずだ。
「ふっふっふっ。化学部幽霊部員を舐めないで欲しいわね。即効性睡眠薬でイチコロよっ!」
マサキマキはあやしげな液体の入った小瓶を振って見せた。
……お前、それ犯罪だぞ。
「――と言うより、ちょっとっ!」
マサキマキは僕の手を取ると、ぐんと廊下の脇に引っ張る。
小声になって、ささやく。
「……あ、あの娘、誰よ! 紹介しなさいっ!」
「……な、なんだとっ!?」
ちらちらと美月さんを盗み見るマサキマキの眼は、獰猛な肉食獣の輝きを放っていた。
「す、すごい美人じゃないの。私の好みから言うとクールさが足りないけど、
それを補ってあり余る可憐さと清楚さ! ……知り合いなら紹介しなさいっ!」
……こいつは真性のレズだった。
「しかも、節操なしかよ!」
「な、な、なっ! わ、私は志津留先輩が本命よっ! でも……綺麗な人見るとクラクラ来ちゃう……。
ああっ、志津留先輩、こんないけない私を許してください……。
タイプは違うけど、どこか先輩に似た雰囲気なんです、あの娘……」
げっ、鋭い。
146ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:27:21 ID:yP7/ttbv
マサキマキがぞっこんな星華ねえと美月さんは、言うまでもなく姉妹だ。
性格はまるで違うように見えて、「原材料」は100%同じ二人が似ていないはずがない。
「……それに、あの娘、どこかで見たことがあるような……」
去年、マサキマキは、「下の神社」の流鏑馬に出るための練習に、志津留家の馬場に毎日通っていた。
生粋の地元っ子でもあるし、美月さんを見かけたことはあるだろう。
まずい。
美月さんの変装が見破られてしまうかも……。
僕はあせったが、その時、救いの手が差し伸べられた。
「おっ、真紀ちゃんじゃないの?」
聞き覚えのある声がして、僕とマサキマキは振り向いた。
「あ、宍戸さん……」
「げっ! ……し、宍戸さんっ!?」
二人は正反対の反応を示して、同じ名前を口にした。
「いえーす、あいあーむ!!」
ピースサインを作ってみせる、皮ジャン、Gパンの男の人は、
志津留家で働いている宍戸梅久さんだ。
何気ない様子で、宍戸さんは近寄り、マサキマキは一歩下がった。
「いやー。開場前から乗り込んだけど、やっぱいいなー、女子高はー」
「宍戸さん、ここ共学、共学……」
「あ、そうだっけ。俺、女の子しか目に入らないから。彰っちのことも見えない、見えない」
「あはは、ひどいや、宍戸さん」
宍戸さんは、志津留家の「郎党」だけど、僕にとっては馬術やその他スポーツの師匠だ。
いろいろないたずらも教わり、男の兄弟がいなかった僕と陽子は、兄貴分として慕っている。
だから、堅苦しい席でなければ、敬語は抜きで会話してくれるように頼んでいる。
ちっちゃな時は「アキラ」で、最近では、「彰っち」になったけど。
「ところで、げっ、って何よ。ひどいなー、真紀ちゃんは……」
「うっ、くっ……。い、いえ、おほほほほ……」
マサキマキは、生ぬるい笑みを貼り付けてまた一歩下がった。
ああ、馬場の管理人もしているから、マサキマキとも顔見知りなんだな。
言いながら、宍戸さんは何気ない動きで、マサキマキが下がった一歩分を無造作に詰めた。
すげえ、宍戸さん、あのマサキマキがたじたじだ。
さすがスーパー好色魔人(志津留家お手伝い女性陣からの命名)、頼もしい援護だ。
だが――。
147ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:27:52 ID:yP7/ttbv
「なあああにをしているのよっ!!」
どげしっ!
背後からの一撃!
宍戸さんはぶっ飛んで廊下の壁に貼りついた。
「――!?」
目を丸くする僕とマサキマキの前に現れたのは……。
「突然いなくなったと思ったら、こんなところでナンパしていたのねっ、こ、この浮気者っ!!」
制服姿にオーラをまとわりつかせた美女。
「……って、さ、」
小夜さん……と言いかけた僕は、ギンと睨みつけられて口ごもった。
「……って、あれ、彰さま……?」
やっぱり、宍戸さんと同じく志津留家の「郎党」をしている、双奈木小夜さんだ。
でも、なんで制服……。
「な、なんでもありませんわ、おほほ」
冷や汗をだらだら流しながら、小夜さんは、(何も聞かないでください)と目で訴えた。
よく見れば、ちょっと涙目だ。
何か、深い事情があるにちがいない。――たぶん、めちゃくちゃ恐ろしい類の。
僕は声なき声に言われたとおり、黙っていることにした。
――だけど、空気が読めない人間と言うのは存在する。
「……お姉さまと呼ばせてくださいっ!」
小夜さんに飛びついた影は――マサキマキだ。
「ちょ、な、何ですか、あなた!?」
「ファンです、今、お姉さまの大ファンになったマサキマキと申します!
ぜひ、これからお茶でもごいっしょに……!!」
「――お前、模範演武あるんじゃないんかよ……」
僕のツッコミを無視して、マサキマキは小夜さんにまとわりつく。
まあ、小夜さんは、こいつ好みのいわゆるクールビューティーな顔立ちと雰囲気の人だ。
ブレザー姿と宍戸さんへの激怒のせいで現状、すっかり台無しだけど、目を見張るほどの美人なところは変らない。
マサキマキのレーダーが反応するのは当然かもしれない。
「ちょ、ちょっと梅久、見てないで何とかしてっ……!」
「おおおー、女二人の生カラミっ! これはッ! 貴重ッ!」
「わっ、バカ! 携帯で撮るなっ!!」
……宍戸さん……。
148ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:28:31 ID:yP7/ttbv
「ってゆーか、お姉さま、宍戸さんの彼女ですかー?」
「えっ、えっ、……えええっ!?」
「やめといたほうがいいですわ! この人すごい浮気性ですよー。
すっごい美人の彼女さんがいるのに、あっちこっちに手を出して、私にも声かけるんですもん」
「えっ、やっぱり私って周りから見ても梅久の彼女に見えるの?
――って、そうじゃなくて、貴女にも声を掛けたぁ〜っ!?」
一瞬、ぱっと顔を輝かせた小夜さんは、宍戸さんの浮気問題に気がついて般若の表情になった。
「ま、まて、ちょっと落ち着け!」
宍戸さんが生命の危機を感じて後ずさる。
「だから、私とごいっしょにお茶でも、お弁当でも、しっぽりと……うっふーん」
マサキマキが小夜さんにしがみついて甘えた声を上げる。
「ちょ、ちょっと。……梅久は逃げるな!」
困惑と激怒の狭間にゆれる小夜さん。
すでに事態は収拾がつかないレベルまで飛んでいってしまった。
お釈迦様でも閻魔様でもどうにもならないだろう。
だけど――。

「あらあら、皆さん、仲がよろしいのですね……」
すっと、場の雰囲気が変った。
正確に言えば、その女(ひと)が歩を進めた瞬間、場の「中心」が彼女に移ったのだ。
「……」
「……」
「……」
喧騒の只中にいた三人が一瞬で沈黙する。
昇降口からあがってきた美女……いや、「美少女」の登場で。
ただの美少女じゃない、とびっきりの美少女だ。
それが、誰にも冒せない清浄な雰囲気であらわれると、
沸騰しそうだった空気が涼しげな穏やかさを取り戻す。
「……」
宍戸さんのあごがカクンと落ちた。
さすが生まれたときからの志津留家の「郎党」。変装くらいではごまかされない。
宍戸さんは、美月さんと小夜さんを交互に見ながら、何か言いたそうに口をパクパクさせた。
……まあ、無理ないよな。知っている人が見たらびっくりするどころの騒ぎじゃない。
149ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:29:19 ID:yP7/ttbv
「あっ、こ、こっちのお姉さまを忘れてた……」
マサキマキが慌てたような声をあげる。
相変わらず、空気が読めない奴だ。
「うふふ、楽しい娘に好かれたみたいね、さっちゃん」
「……さ、さ、さっちゃん?!」
突然付けられたニックネームに、小夜さんが驚きの声をあげる。
「な、な、何を……みづ……」
「みっちゃん、――でしょ?」
美月さま、といいかけた小夜さんに、唇に人差し指を当てた美月さんが先回りする。
「……」
「みっちゃん、――ね?」
穏やかなことばの強制力は、絶対的だ。
「は、はいぃ……みっちゃん……」
消え入りそうな声で、女子高生らしい呼び名を口にした小夜さん――いや、「さっちゃん」。
「じゃ、私たちはこれで。後はお任せしますわ……」
美月さんはにっこり笑って、僕の腕をとった。
くるりときびすを返して、昇降口から外へ出る。
「あ……ちょ……」
美月さんの言う「後」の内容が、自分にしがみついているマサキマキだということに気がついた小夜さんは、
慌てて声をかけようとしたようだけど、ことばを飲み込んだ。
最後にちらっと振り返ったとき、小夜さんは、ひしとしがみつくマサキマキを引き剥がそうとするのと、
その様子を嬉しそうに眺めながら周りをグルグルまわる宍戸さんをぽかすか殴るのに
ものすごいパワーを使っているところだった。
……なんとなく、小夜さんが血の涙でも流しているような気がして、僕は片手でそっと拝んだ。

「わあ。最近はすごいんですねえ……」
模擬店が並ぶ小運動場の区画に入ると、美月さんは感嘆の声をあげた。
たしかに、色とりどりの看板と売り子の声がかわされる模擬店は、
開場直後と言うのにかなり盛り上がっている。
「なんだか、生協の人がすっごく協力してくれてるみたいだよ」
「うふふ。黒石さん、でしょ?」
「あ、知ってるの?」
「ええ、私が在籍していたころも、ずいぶん手助けしていただいたもの」
150ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:30:35 ID:yP7/ttbv
高校にしてはめずらしく生協がある我が校の名物は、「生協の黒石さん」だ。
正体不明、年齢不詳の美女は、あらゆる場所にあらわれて学生生活をサポートする。
一説には、「黒石さん」は複数いるとも、生協が科学技術の粋を集めて生み出した
精緻な女性型アンドロイドだとも噂される。
もう十年近く、まったくかわらぬ容姿で闊歩する美女を見れば、
あながち冗談ではないかもしれない。
しかし、美月さんの時代から変らないというのは──驚きだ。
「うふふ。私のころは、学園祭じゃなくて、まだ文化祭って言っていたなー」
美月さんは懐かしそうに目を細めた。
「うん……」
美月さんが高校生のころ僕はまだ小学生で、星華ねえたちに連れて行ってもらったことがある。
美月ねえ(そのころ、まだ僕は美月さんをそう呼んでいた)は、
茶道とか華道とか、その手のものはみな免許皆伝の本職だから、色んな部からひっぱりだこで、
美月ねえが出る各部の催しものを見て回るだけで、一日がつぶれた。実に有意義に。
「ええと……どうしよう」
とりあえず、にぎやかなところに来ちゃったけど、
これからどうすればいいか、全然考えてなかった。
人目に付くところはまずい、という気もしていたけど、
きらきらとした表情であたりを見回している美月さんを見ると、そうは言い出せなかった。
かといって、友達や知り合いもいっぱい並んでいるところに美月さんを連れて行ったら、
目だってしょうがないし、あるいは、美月さんを知っている人が変装を見破ってしまうかもしれない。
僕は、これからの行動を決めかねて、模擬店コーナーの周りでうろうろした。
「……」
そんな僕を、美月さんは小首を傾げて見つめていたけど、
それから、すっと、視線を流して少し考え、またこっちを向いた。
ちょんちょんと、僕の肘の辺りをつつく。
「なに、美月さん?」
「……あれ、ほしい……」
美月さんが指差したのは、コーナーの端っこに店を出している綿あめ屋だった。
151ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:31:06 ID:yP7/ttbv
「――はい、どうぞ」
一個五十円の、ふわふわした夢の塊を二つ買ってきて、一個を渡す。
「ありがとうございます」
綿雨を手にすると、美月さんはにっこりと笑った。
童女のようなあどけない表情に、僕はどきりとする。
「うふふ。……じゃ、どこかそのへんで、ゆっくり食べましょう」
片方の手で綿あめを、もう片方の手で僕の手を引く。
校舎の裏手にちょっとした丘があって、そこは寄贈された植栽などを植えるスペースになっている。
今日みたいな日、特に皆が忙しく動き回る午前中は、誰も寄り付かない場所だ。
美月さんは、そこに僕を連れて行った。
植栽の合間、芝生の植わった場所に来ると、美月さんはそこに腰を下ろした。
「うふふ。ここ、まだ昔のまんま。――私、この場所、好きだったんです」
「あ……」
不意に、僕は、美月さんが何で綿あめを買ってくれるように頼んだのかが、分かったからだ。
美月さんが他人に対して、何かをねだることはめったにない。皆無に等しいといっていいだろう。
姉として、旧家の当主代行として、いつも美月さんは与える側の人間だった。
今、五十円の綿あめをねだったのだって、僕が人目につかないように思案しているのを悟って
あの場所を離れるきっかけを自分から作ってくれたのだ。
僕は、不意に切なくなった。
美月さんは、僕と夫婦になって、僕にうんと甘えられるようになったけど、
やっぱり僕よりも年上で、色々と気を使ってくれている。
優しくて、他人思いの美月さん。
「――ごめん……」
「……え?」
「ごめんね。いつも……」
気がつけば、僕はそんなことばを口にしていた。
でも、何が、ごめんなのか、それ以上うまく言えなくて……。
「ふふふ。――美月は幸せですよ、彰さん」
……僕を見つめてにっこりと笑った美月さんには、全部伝わっていた。
152ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:31:36 ID:yP7/ttbv
「美月さん……」
「美月は、幸せ。とっても幸せ。……私、彰さんと、こういうデートしたかったんです」
そういえば、僕は、美月さんとこうした「デート」したことはそんなに多くない。
家ではいつもいっしょに居るけど、まだ法的には正式に結婚していないこともあって、
二人でいっしょに外出することは、なんとなく控えていた。
「デート」と言うと、街で買い物したり、外で食事したり、といったイメージがあって、敷居が高かったし、
正直に言うと、大人の女性でしかも素封家の当主補佐をしている美月さんとそうしたことをするのに、
まだ学生の僕ができることには限界があるって勝手に思いこんでいたんだ。
──でも。
美月さんが望んでいたのは、雑誌に載るようなセレブなレストランやデートスポットじゃなくて……。
僕らは寄り添って、綿あめをちょっとずつかじった。
穏やかな甘さが、二人の口の中に広がって──僕らは自然と、もっと甘いキスを交わした。
「ごめんね。……これから、もっともっといっしょにデートしよう。こういう、デート」
「はい。……彰さんと二人で、御山の神社とか、馬場とかに行くだけだっていいんですよ。
私、何かをしたいんじゃないんです。……彰さんと、したいんです……」
美月さんは、頬を染めて言った。
「美月さん……」
僕は、その肩をぎゅっと抱きしめた。
「えへへ……。でも、こういう「学校でデート」というのも、してみたかったんですよ。
彰さんとは歳が離れているから、できないと思っていたけど、今日、できちゃいましたね」
美月さんは、さらに顔を赤らめながら言った。
「美月さん……」
「こうして<彰さんの恋人>になるの、私のあこがれだったんですよ……」
──僕と美月さんは八歳差だ。
美月さんが高校三年生の時、僕はまだ小学生だった。
だから、美月さんがどんなに望んでも、あの時、そういう関係にはなれなかった。
美月さんが、僕を男として好きになったきっかけになった事件の時でさえも、僕はまだ小学生だった。
「……美月さん……」
「うふふ。そんな顔、しないでください。……私、<彰さんの恋人>よりも、もっとなりたかったものがあるんですもの」
「……え?」
「――<彰さんのお嫁さん>。それには、ちゃあんとなれましたから、──美月は世界で一番幸せです」
美月さんはにっこりと微笑んだ。
──それは、今日見た美月さんの中で、一番素敵な笑顔だった。
153ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:32:10 ID:yP7/ttbv
突然、狂おしいほどの衝動に駆られ、僕は美月さんの唇を奪った。
さきほどの「恋人同士のキス」よりも、もっと激しく、深い「夫婦のキス」。
「あ……駄目です……こんな…ところでは……」
頬を真っ赤に染める美月さん。
僕は、身体の中にずうんと響く本能のまま、美月さんの手を取り、立ち上がった。
「――行こっ!」
「はい……」
こういうとき、美月さんは、「どこへ?」なんて聞かない。
手を引かれるまま、美月さんは僕についてきてくれる。
──僕が向かったのは、旧部室棟の裏手にある倉庫だった。
旧部室棟自体が来年取り壊される予定で、その裏手の倉庫に近づく人間はめったにいない。
ましてや、こんな忙しい日には。
倉庫は、思ったとおり、誰もいなかった。
「んっ……ちゅ……」
さびて重たい鉄の扉を閉めるのももどかしく、ぼくは美月さんともう一度口付けをかわす。
目を閉じた美月さんは、制服姿とあいまって、あどけないほどに可憐だ。
僕は、同い年の美少女とキスをしているような錯覚を抱いた。
「ふわ……彰さん……」
美月さんの潤んだ瞳やしっとりとした黒髪は、
倉庫の窓から入り込む、秋の午前のやわらかな陽光に、宝石のように輝いて見えた。
「……」
ごくりとつばを飲みこんだ僕は、美月さんの胸元に手を伸ばした。
清楚な美少女には似つかわしくないくらいに、大きく実った胸乳は、
ブレザーをぱんぱんに押し上げている。
こうしてみてみると、やっぱり美月さんは胸が大きい。
──昨日の晩、たっぷりこの中身を見せてもらったばかりだというのに、
僕の好奇心と欲望は、まるではじめて触れるもののような熱心さでそれを揉むことを命じた。
「んんっ……」
布地越しにゆっくりと触れると、美月さんはびくんと身体を震わせた。
力をこめすぎないように注意しながらきゅっと掴むと、もっと強く反応する。
美月さんのおっぱいは、すごく柔らかいのに、すごく張りがあるんだ。
僕の手は、ゴムまりのような弾力と、つきたてのお餅のような柔らかさを感じ取っていた。
154ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:32:43 ID:yP7/ttbv
「だめ……おっぱい、そんなに揉んじゃ……私……」
美月さんが身をよじった。
声が甘くかすれている。
「……濡れちゃう?」
僕が意地悪に聞いた。
「……!!」
美月さんが、顔を真っ赤にしてうつむく。
眼鏡越しのその表情は、はじめて見る、そして誰よりもよく知っているものだ。
「あれれ〜。返事がないよ〜、どうしたのかな〜?」
「巴里書房」のエロ小説の大ファンの美月さんは、ことばで責められるのが大好きだ。
僕は、美月さんが一番好きな方法で、美月さんを責めることにした。
「……おっぱいもまれて、濡れちゃうの、美月さん?」
「そ、そんなこと……」
「そうだよね。普通の女の子なら、おっぱい触られたくらいじゃ濡れないよねー。
でも美月さんはエッチだから、おまんこ濡れちゃうんじゃない?」
「……!!」
耳元でささやかれた女性器の卑称に、美月さんは激しく反応した。
「……確かめてあげようか?」
「……え?」
「美月さんのおま×こが濡れているか、僕が見てあげる」
「そ、そんなっ……」
「確かめなくていいの?」
「そ、それはっ……」
耳たぶまで真っ赤になった美月さんの答えは決まっている。
「……確かめて……ください」
その様子があまりにも可愛いので、僕はさらに意地悪をしたくなった。
「ふうん。――僕、女の子のあそこって、見るの、はじめてなんだ……」
「……え?」
美月さんはちょっとびっくりしたような表情になった。
でも、僕がさらに続けて、
「美月さんも、男の子にあそこ見られるのは、はじめて、でしょ?」
とささやくと、僕のしようとしていることを悟ったのだろう、
真っ赤になりながら、小さく「……はい」とうなずいた。
155ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:33:14 ID:yP7/ttbv
「……女の子のあそこってどんなふうになってるのかなあ?
……美月さんのは、どんなふうになってるの?」
僕は美月さんのおっぱいを揉みながら、スカートをもう片方の手の平でゆっくり上から下へなぞった。
布地越しにでも伝わるのだろうか、美月さんは電流が走ったようにびくっと身体を震わせる。
「……あ。そういや、僕、スカートめくりってしたことないんだっけ。美月さんで、してみてもいい?」
大嘘。
子供の頃、それくらいしたことはある。
第一今だってコスプレ衣装を集めたり、着たりするのが趣味の美月さん相手に、何百回もしている。
だけど、美月さんは「男の子がはじめてスカートめくりする標的にされた」ことに
くらくらするくらいに興奮を覚えている。
──僕は、自分でも呆れるくらい、美月さんを恥ずかしがらせる──悦ばせる方法を思いつく。
「…す、スカートめくり……ですか……?」
「うん。美月さんのパンツ、見たいんだ──いいよね?」
「……はい……」
美月さんがこくりとうなずくやいなや、僕は大胆にブレザーのスカートをまくりあげた。
「きゃっ──」
予想以上の乱暴な扱いに、美月さんが小さな悲鳴を上げて、――悦ぶ。
「わ、純白……」
もともと美月さんは、白とかピンクとかの下着をつけることが多いけど、
今日のショーツは、今どき、女子中学生でも着けるかどうかあやしいくらいに
清楚でシンプルなショーツだった。
いかにも嫁入り前の旧家の娘が穿きそうなそれは、
――たぶん、美月さんが高校時代に実際に穿いていたような種類のものだろう。
そう思うと、僕の興奮はさらに高まった。
「可愛いパンツだね……」
「……」
答えようがなくて、もじもじと身をよじらせる美月さん。
僕は、さらに彼女を悦ばせることにした。
「はら、両手でここを持って。――自分でパンツ見せて。僕に見せたいんでしょう?」
「あ……」
まくりあげたスカートの端っこを美月さんに持たせる。
美月さんは、立ったまま、下着を僕に見せる格好になった。
めくられて無理やり見られるのではなく、──自分の意思でスカートをたくしあげて。
156ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:33:45 ID:yP7/ttbv
「……!」
ぎゅっと目をつぶった美月さんは、恥ずかしさに震えている。
でも、それは嫌がっているのではなくて……。
「あれ……、美月さん、パンツのここ、なんか湿ってるよ……」
僕はショーツの中心をそっと指でなで上げた。
「ひっ……!」
美月さんが小さくのけぞる。
シンプルで上品なショーツは、清楚な分、性器を包むものとしてはなにか物足りないかもしれない。
でも、今、それは、最高のアクセントを自らの内側からにじませはじめた。
指先に感じる湿り気と温かさ。
「美月さん、――これ、なあに?」
「……そ、それはっ……」
「ひょっとして、これ、愛液っていうやつなのかな?」
「……!!」
恥ずかしさと興奮と悦びに、美月さんの足ががくがくと震えだした。
「……やっぱり、美月さん、濡れているんだ。おっぱい揉まれて、濡れちゃったんだ」
「……!!」
スカートの中をのぞきこみながら、そう追い討ちをかけると、美月さんの震えは大きくなった。
「ふうん……パンツの中って……どうなってるんだろう?」
僕は、美月さんの下着に手をかけた。
「あっ……」
するり。
立ったままの格好だから、ショーツは楽に脱がすことが出来た。
そうでなくても、美月さんの下着を脱がすことにかけては、僕は世界一の腕前だ。
……もっとも、僕以外にそんなことができる人間もいないけど。
倉庫の埃っぽい空気の中で見る美月さんの肌は、いつにもまして白く見えた。
見慣れた飾り毛さえも、未成熟な娘のもののように見えるから不思議だ。
「んーと……濡れてる……」
ショーツを下ろすときに、細い糸をひくくらいに美月さんのあそこは潤っていた。
「……!」
美月さんは、目をつぶって震えている。
──それだけで、美月さんが何を期待しているのか、僕にはよくわかった。
157ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:34:16 ID:yP7/ttbv
「これって、どこから濡れてるのかな……。僕、女の子のあそこ見るの初めてだからわからないや」
「……」
「ちょっと調べちゃおっ……いいよね、美月さん?」
「……はっ、はいっ……」
「それじゃ、遠慮なく……」
指でいじくると見せかけて──僕はいきなり美月さんの太ももの付け根に顔をうずめた。
「ひっ……あっ……」
美月さんのあそこに口付けをして、強く吸いたてる。
予想外の刺激に、美月さんは身を反らした。
かまわず、僕は、美月さんの女性器の中に、舌を差し入れた。
にゅぷ……じゅぷ……。
柔肉の抗いをゆるさず、粘膜と粘液の海に侵入する。
よくなじんだ、妻の味と匂い──。
中をたっぷりとかき混ぜてから、一度口を離し、秘唇の上にある真珠に口付けをすると、
美月さんは一気に絶頂にのぼりつめた。
「ひっ……ああああっ、い、いきなりそんなっ……」
美月さんの足元がぐらぐらとした。
手が、スカートをまくしあげていられなくなって、僕の頭の上に置かれる。
体重を支えるためと、――もっと強くそれを続けて欲しいという意思の表れ。
僕は、その希望の通りに行為を続けた。
美月さんが手を離してしまったので、僕は、降りてきたスカートの中に、
すっぽり上半身をもぐりこませるような形になったけど、
目の前が暗くたって、唇と舌先は、どこを攻めればいいのか、ちゃあんと分かっている。
淫らな軟体生物が、闇の中でうごめき、美月さんをさらなる絶頂へ向かわせるのには、数分もかからなかった。

「――もうっ、ひどいです、彰さん……」
倉庫に転がっていたソファの上で、くたっとなった美月さんが僕をなじった。
「あんなに、いきなり……」
桜色に上気した顔は、成熟した雌が、たっぷりと満足したときにだけ浮かべるもの。
それが、清楚な化粧と真面目そうな眼鏡の下に浮き上がると──こんなに妖しくなるのものなのか。
「ごめん、ごめん。美月さんがあんまり可愛かったから……」
そう答えながら、僕は、今度は自分の欲望が抑えきれないのを感じていた。
美月さんが、くすりと笑った。――全部お見通しだ。
158ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:34:48 ID:yP7/ttbv
「――んっ……んむっ……」
今度は攻守を変えて交わりが始まった。
ソファに腰をかけた僕の前にひざまずき、美月さんは僕のおち×ちんをしゃぶりはじめた。
美月さんは、フェラチオがすごく得意だ。
最初のときもすごかったけど、夫婦になっての一年間で、何度も僕と交わり、
経験と研究を重ねた美月さんのそれは、ものすごい腕前になっていた。
「ああ、いいよ、美月さん……」
先ほどの余裕の責めは何だったのか、僕は美月さんの手のひらの上で、
──いや、桃色の舌の上で悦楽のダンスを踊った。
「……あう……美月さん、もう……」
耐え切れなくなった僕がかすれた声を上げると、美月さんはにっこりと笑った。
「精子さん、出したいですか、彰さん……?」
「うん……」
「うふふ。最初の濃ぉい、元気な精子さんは、美月のここにくださいね……」
美月さんは、制服のスカートを外しながら言った。
ショーツは先ほど脱がしたままだから、美月さんの下半身は靴下以外何もつけない真っ裸だ。
上半身はブレザーを着たままだから、ハレンチなこと、この上ない。
じゅぷっ……。
ちゅく……ちゅく……。
ソファの上で、美月さんと僕の性器がつながった。
慣れ親しんだ粘膜が、いつもと違った感じで触れている。
美月さんも、普段と違う感じらしい。
小指を噛みながら声を押し殺そうとしているけど、形のいい唇のはしから甘い声がもれる。
「んっ……ふわああ……。あ、彰さん、すごい……」
「んんっ……み、美月さんも……」
学校の中で交わる後ろめたさに、僕は、声くらいは抑えようとしたけど、
下から聞こえる美月さんのあえぎ声に、あっさりとその意思は打ちやぶられてしまった。
「ん……。美月さん、気持ちいいよっ……」
一度声が漏れると、後はもう、一気呵成だ。
「ふっうん……。彰さん、どこがいいのですか……、美月のどこがいいのですかぁ……」
「み、美月さんのおま×こが、気持ちいいっ、気持ちいいよお……」
「あ、彰さんのおち×ちんも、気持ちいいですう……。美月、すごく……」
官能小説ファンの夫婦の、いつもの淫語まじりのセックスになる。
159ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:35:19 ID:yP7/ttbv
「ああ、いいよ、美月さん……ちょっとここをこうして……」
「はい……あふっ……」
僕は、ソファから立ち上がり、美月さんをもう一度立たせた。
足元がふらつく美月さんを、目の前の跳び箱にしがみつかせる。
「ほら、美月さん、お尻を突き出して……」
「はぁい……」
蕩けそうな声で従う美月さんは、言われたとおりお尻を突き出した。
この部分だけは、いくら美月さんが清楚でも成熟さのほうが勝っている。
白くて、大きくて、綺麗なお尻は、女体の中でもっとも熟れた部分だ。
しっとりと脂の乗ったなめらかさは、夫に毎日抱かれる妻しか持ち得ない。
このお尻は、僕のものだ。
僕だけのものだ。
その所有権を再認識すると、ぼくの男根は、さらに堅くそそりたった。
「ああっ……彰さん……来てください……」
美月さんの甘いおねだり声に、僕はわななきながら答えた。
限界まで膨れ上がり、敏感になった僕の先端が、美月さんの中に入り、つながる。
「ふあっ……あああ……んっ……!!」
「おおっ……」
妻も、夫も、互いの肉の甘さに打ち震えて声を上げた。
世界中でたった一人、自分のためにいる牡。
世界中でたった一人、自分のためにいる牝。
一生離してはならない、離すはずもない半身を確認する行為は、短く、そして長く長く続いた。
「――ああっ、彰さん! 私、もう……!!」
「――んっ、美月さん、僕も、もう……!!」
二人が限界に達するのは、まったく同時だった。
「ふわっ……、彰さん、そのまま、そのまま来てくださいっ……。
そのまま美月のおま×こに精子さん、出しちゃってくださいぃっ……」
「う、うん。……いくよ、美月さんっ……」
「はいっ、全部、全部っ……」
びゅくびゅくという音まで耳に届きそうなくらい激しく精が噴き出される。
──僕の愛しい妻の身体の奥深くに。そして美月さんはそれをすべて自分の子宮で受け止めた。
「ふああっ……あああ……んん……」
僕の精を受けた美月さんが、絶頂に達する。
160ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:36:38 ID:yP7/ttbv
「は…あ……」
長い長い射精とその余韻が終わって、僕はゆっくりと美月さんの中から抜け出る。
精液と愛液が混ざってできた粘液の糸が、二人の性器が離れることを嫌がるように長くつながって伸びる。
「ふふふ。……すごくたくさん出しましたね、彰さん……」
まだ身体に力が入らないのだろう。
跳び箱にしがみついたままで、美月さんが微笑んだ。
「う……み、美月さんがあんまり可愛かったから、つい……」
「ふふふ」
美月さんは、くすくすと笑った。
そうすると、やっぱり大人びて見えるから、女の人は不思議だ。
しばらくして、身を起こした美月さんは、ソファに来て、僕の隣に腰掛けた。
「……」
目を閉じて、裸のままの下腹に手を置く。
「どうしたの……?」
「……精子さん、精子さん。美月の卵はここですよ……。はやく登ってきてください……」
微笑みながらそっと呟く。
「……あ……」
わ、忘れてた。
今日は、たしか……。
「赤ちゃんが出来る日に、こんなにいっぱい精子さんもらったら、また授かることができますね。
私、今度は、男の子が欲しいです。彰さんによく似た、元気な男の子が……」
美月さんは、――ことの最中も、わかっていたにちがいない。
「うふふ……」
……僕の精子は、たぶん、すごい素直だ。
美月さんにそう言われたら、猛スピードで子宮の奥に突撃しちゃうに違いない。
白い繊手を下腹──子宮の辺りにおいて微笑む美月さんは、志津留の不思議な力をたくさん持っている。
その美月さんが、こうして招いたのなら──。
僕にも、なんとなくわかった。
今、まさに僕は、三人目の子供の父親になったのだ。
……ああ、うん。
ちょっと呆然としちゃったけど、すぐに僕は我に返った。
ショックとか後悔とかは、もちろん、ない。
だって僕は、約束したもの。美月さんに、もっともっと僕の子供を産んでもらうって。
161ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:37:10 ID:yP7/ttbv
「そろそろ戻らないといけませんね。――続きは、今夜に……」
たった一度の交わりだけど、いつもとちがうやり方だったせいか、
美月さんはたっぷり満足したようだった。
いや、たぶん、その前のささやかな「デート」がその充実感を増しているのだろう。
美月さんは、脱ぎ捨ててあったショーツを手に取った。
持ってきていた小さなバッグから桜紙を取り出して、あそこにそっとあてがう。
「うふふ。私の卵に出会うまで、彰さんの精子さん、こぼれませんように」
呪文のようにそっと呟いて、その上からショーツを穿く。
さっきまで、淫らさの象徴だった白い下着は、受胎を守る神聖な鎧と化した。
「そういや、さっき、美月さん、昇降口で何を探してたの?」
ふと思い出して、聞いてみる。
「え……あ、あの……その……」
美月さんはちょっと慌てた様子になった。
「?」
「ええと、そのぅ……」
ちょっと上目遣いの視線に、疑問系の僕の視線を絡ませる。
「……彰さんの下駄箱、探してました……」
「え……?」
何で?、という表情になった僕を見て、美月さんは顔を赤らめた。
「……んんー……」
──やがて、意を決したように美月さんはバッグの中から何かを取り出した。
「……これって……?」
「ええと、ね。彰さんの下駄箱に入れようかなーって、持って来ちゃいました……」
白い封筒をかわいいシールで封をした「それ」は……、
「え、え、これって、ラ、ラブレター?」
こくり、と頷く。
「はい。――たまにはデートしてもらいたいなあって、彰さんに伝えようと思ったんですけど、
──届ける前に、デートしちゃいましたね。うふふ」
僕は、どきどきしてしまった。
「……こんど、もっとちゃんと、デートしようよ。美月さん」
あまりにもどきどきしてしまって、それだけをいうのが精一杯だったけど、
「はい、喜んで──」
美月さんは、花が咲くような笑顔で答えてくれた。
162ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:37:41 ID:yP7/ttbv
「うふふ。でも彰さんは、その前に、今晩は早く帰ってきてくださいね」
美月さんのことばに、僕は、「さっきの続き」ということばを思い出して、今度は、顔が真っ赤になった。
「うん、絶対早く帰るよ!」
こくこくと、勢いよくうなずく。
「本当ですか? ――嘘ついたら、美月のこと、朝まで虐めていただきますよ」
うふふ、と美月さんは笑った。
美月さんと朝まで──恐ろしく甘美なことだけど、ものすごい気力体力を使う。
この間は、四時半くらいにミイラになるかと思った。
翌日が平日の時は、絶対できないプレイだ。
「あ、あはは」
返事に困って笑う僕に、もう一度くすくす笑いを返した美月さんは、携帯を取り出した。
「――あ。小夜さん? ……そちらはお忙しそうですね……え、大丈夫?
はい……。今、部室裏の倉庫にいます。ああ、宍戸さんならきっと場所が分かると思います。
はい。……はい……。お着替えお願いします……」
──しばらくして、小夜さんが、倉庫に美月さんの着物を届けにきてくれた。
首筋やほっぺにキスマークを付けられ、ブレザー服の胸元は乱れ、
片方の腕に、顔がボコボコになって気絶している宍戸さんを引きずってあらわれた小夜さんが、
今までどんな修羅場に陥っていたのか、――恐ろしくて何も聞けなかった。
はぁはぁと荒い息をつく小夜さんから紙袋を受け取った美月さんは、
中から着物を取り出すと、またたく間に着替えてしまった。
和服に慣れた人は、一人で着付けが出来るというけれど、美月さんのそれはまるで魔法だ。
襟元を正して立ち上がった美月さんからは、とてもさっきまでの乱れようは想像がつかない。
「うふふ。最後に彰さんと陽子の教室に行きたいのですけど……」
「あ、それいいね! 陽子にも顔見せてってよ」
僕は気軽にこたえた。
──それが悲劇の始まりだった。
163ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:38:12 ID:yP7/ttbv
ずばばーん!
教室に入るやいなや、喉に稲妻が走った。
「――源龍天一郎直伝、<喉元に逆水平>!!」
「ぐぶあっ!! ──な、何しやがる、陽子……」
つぶれた喉からは、かすれた声しか出ない。
その襟首を掴んだ陽子は、そのままずりずりと僕を引きずって、
誰もいない階段の片隅に連れ込んだ。鬼のような表情で僕を睨む。
「何しやがるじゃないでしょう、馬鹿従兄弟っ!!
朝から作業おっぽり出して、今まで何やってたのよっ!!」
「それはその……」
……美月さんとセックスしてました、なんて言えるわけがない。
口ごもった僕に、陽子は大逆上した。
「正木先輩から、どっかの知らない美人とデートしてたって聞いたわよ!
あんたねえ、美月ねえという人がいながら……!!」
「あらあら、それ、本当なのですか……?」
後ろから声がかかった。
「美月ねえ……」
調度よかった。ご、誤解を解いてください!
「――ひどいです、彰さん、ぐっすん」
「ちょ、……ちょっと、美月さんっ……!?」
「帰ったら、……たっぷりお仕置きですよぉ……」
くすくす笑う美月さんは、絶対この状況を楽しんでいる。
「……まあ、いいわ。あんたの浮気については美月ねえが怒るのが筋だから、あたしは追及しない。
でも、この忙しい時に準備をサボッって遊んでたことは許さないわよ〜!
バツとして、これから休憩なしでお店手伝って、終わったら夜中まで一人で明日の準備やりなさいっ!!」
「ええー!?」
がっくりと肩を落とす僕に、美月さんが優しい一言を……。
「……うふふ、彰さん。さっきの約束覚えてます?
遅く帰ってきたら、朝まで……ですよぉ……」
そ、そんな……。それ、ずるいよ、美月さん!!
……ただいま時刻は正午ちょうど。
──これから十八時間に及ぶ地獄に、僕は気が遠くなった。
                             FIN
164ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/02(土) 17:39:10 ID:yP7/ttbv
<おまけ>

「……はあぁ。……昨日はひどい目にあった……ぐすっ……」
「あら、何をため息をついているのですか、小夜さん?」
「……ひいいっ、み、美月さまっ……。な、何でもありません。
きょ、今日は、オヒガラモヨク、オ肌ノ艶モヨク……」
「うふふ。昨日は彰さんが一晩中……うふふ……してくださったから……」
「ああ……さっき、バス停まで歩いて行く体力もなくてお車で登校なされてましたね……」
「昨日はありがとうございました」
「い、いえっ……で、では失礼しますっ……!」
「あ、ちょっと待って……」
「は、はいいいっ……な、なんでございましょうかっ……」
「小夜さんに迷惑かけちゃったから、……はい、これ」
「え……? ……一週間の温泉旅行……」
「お爺様の知り合いから招待券いただいたの。最高級の旅館ですわよ」
「あ、あ、ありがとうございます……」
「あ、お部屋は二人部屋だから」
「……はい?」
「全身打撲で入院してる宍戸さんが退院したら、お二人でごゆっくり、ね……うふふ……」
「あ……ちょ、ちょっと、美月さまっ……!?」
165名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 18:32:36 ID:0YXLYxOM
kitaaaaaaa! すんごいラブラブっぷりでGJ! <おまけ>の続きに期待!
166名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 19:04:35 ID:DQin7BKv
ゲーパロ氏GJ!
<おまけ>にwktkです!
167名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 19:09:12 ID:RqeBamHj
うはー。GJ!
いいなぁ、らぶらぶ。
168名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 21:20:16 ID:VrOfhxDB
ゲーパロ氏いい仕事乙ですw


ところで、孕ませもイイが、
授乳にハァハァすンのはこのスレでも多分オレだけだろう
若い母親が必至に自分で自分のチチ絞りなんてした日にゃあw
169名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:25:01 ID:vvYSA/ca
「生協の黒石さん」に激しくワロタ漏れはこのスレでは異端
170名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:31:48 ID:JsE2FI2W
>>169
安心しろ、俺もワラタ
171名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:35:15 ID:p/41hVPW
『蹴りたいお腹』
『世界の片隅で呪詛(じゅそ)を唱える』
『43歳のハローワーク』
『電車女』

とか、
この会社は何を目的としているんだろう……。
172名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:45:24 ID:Lac1Khje
>>164
ゲーパロ氏GJ!
この夫婦も好き物だねえw
173名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:55:51 ID:nNH6Kwsg
ゲーパロさん乙&GJ
おまけの続き期待していいですか?



>>168
さて、何故かここに俺がもう一人いる件について
174名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:23:47 ID:Tt6ADLx7

うちの姉の場合、子供が風邪引いて食欲が無くてチチ飲まなかったんだ
で、チチが溜まったママだと身体に悪いらしく、洗面台の前で必死に自分で
余ったチチを搾り出してたよ
なんだか顔とか真っ赤で、んん〜〜ッとか言いながらギュウギュウ揉んでんのw
もうほとんど作業なのねww
175名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:07:45 ID:k77D8ChE
搾乳器買ってやれよ
176名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:12:19 ID:PQe4mJVT
 ∧_∧      
 ( ・ω・)   赤ちゃんできちゃう?中出ししまくってやんよ
 (i   i)∩ _, ,_
 ./ ⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
 ( / ̄`ヽ_つ ⊂ノ
   ビュビュッビュッー
177名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:19:12 ID:Tt6ADLx7
>>175
バストライン崩れるっていうぢゃない?搾乳器
178名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 02:26:21 ID:Zo8H1lcE
>>164
遅れたがGJ!!
続きキボン!
179名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 05:33:19 ID:JY/uZi5r
やっぱ美月さんたまんねぇ!!!!!!!!1111111111

ゲーパロ氏いつもながらGJでした!
実は美月さんの後日談をずっと待ち続けてたので嬉しかったですw
180名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 08:20:24 ID:IQyXh5v/
>>164
乙です。
取り敢えず双子とその相方編の前に梅久・小夜カップル編を是非、とせっついてみますw

>>168,169
よう、俺。

でも、自分の妹が赤ちゃんに授乳してるの見ても「お疲れ様」程度にしか感情の起伏が
起きない件について。
181名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:13:21 ID:r0YdUaDP
Ω<じ、自分の妹に子供産ませただってー?!


近親相姦×孕み×母乳プレイじゃないくぁwせ(ry
182名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 17:04:22 ID:4EMwVYtx
 ゲーパロさんGJです。やっぱりいいわ!掲示板に書いた逆受胎告知っぽいものもあったし、
ひょっとして意向を汲んでくださったのか?とうれしくなりました。
母乳を与えている姿みると、エロスよりほんわかした幸福感と言うか、幸せな感じがするな。
夫に授乳するプレイには当然ハアハアするがな!
183名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:22:18 ID:nNuJzio5
夫に授乳というか……
「ねえ、あなた? この子、左のおっぱいしか飲まなくて困るの。片方だけ張ったままになっちゃって、痛くて……」
「……だから、その……申し訳ないんだけど……… かわりに、吸って貰えない?」

と、もじもじしながらお願いされるのが萌える。
184名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:16:25 ID:XVwgcCMH
まぁ大人が母乳生で飲むと大抵腹壊すけどな
185名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:49:02 ID:lV3MXHlV
>184
なんでそんなこと知ってんだよw
186名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 10:07:18 ID:GQOwQAh9
>>184
いや、そんなことはない
187名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 10:12:41 ID:wj6ywU2N
188名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 21:03:24 ID:sMb5wQyA
薄くて不味いと聞いたことがあるが。
189アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/05(火) 23:39:19 ID:3CVepHpf
私、暁白湯ちょっとばばくさい名前と呼ばれる花の女子高生(17)。
今、私がいるのはホテルの一室とはいっても甘ったるい雰囲気とかはなく怖い黒服のお兄さん達
に囲まれている非常に殺伐とした状況。なんで私がこんなとこにいるかってゆーと、博打好きの両親
が私を担保にえらい借金を抱えて夜逃げした。どうなる私と考えてるとこに借金取りのおじさんが来て
「嬢ちゃん、運よかったな。いまなら助かるぜ、勝負に勝てれば・・・だがな」
と助け舟を出してくれたので、それに乗っかってみた。
そして指定されたホテルに行って、案内されてみればこの状況。やはり私は騙されたのだろうか?
これからされる行為を考えてたら部屋の奥から、ここにいる黒服とは違うオーラをまとった男が一人でてきた。
「やぁ、お嬢さん。こんばんは。」
「あ、こ、こんばんは」
「ああ、そんな怖がらなくていいよ。別にどうこうするわけじゃない
 ・・・話は聞かせてもらったよ、気の毒にね。」
「は、はぁ」
「あ、紹介がまだだったね。私の名前は城山宵、この会社の社長だ。
 しかし、気の毒とはいえ君のご両親が借りられた金額・・・2千万。
 額が額だよねぇ、人情とかそういうレベルでかたずけれる話じゃないよね」
ニコニコと笑顔でさらりと言う城山氏、顔は笑っているが後から感じるものはそうではない。
「でもね、私だって鬼じゃない。君にチャンスをあげよう、ちょっと私と勝負して勝てば全部チャラにしてやろう」
「本当ですか」
「ただし、負けた時は借金以外に他のリスクも背負ってもらう。まぁ、チャンス権が2千万だと思っていただきたい。」
うっ、と一瞬息が詰まる。やはりおいしい話には棘があるのだ。
しかし、少し考える。何をやらせられるかはわからない、しかし勝てば借金はチャラ。これはおいしいと思う。
借金にしてもそのままだと身売りくらいしか返す方法がない、というよりそれしか道がないだろう。
負ければ別なモノを背負わされるらしいが、おそらく体関係というのは間違いないだろう。
先に犯されるか、後で犯されるかの違いだ。それなら目の前のチャンスに飛び込むしかない。
「・・・やります、やらせてください。」
「うん、君ならそういうと思ったよ。いい目をしている。」
微笑みを浮かべて頷く城山氏、何をやらせられるのだろうか・・・。
「それじゃあ、これから僕とポーカーで勝負をしよう。山岡、例のものもってこい。」
と隣の黒服に指示を出し、トランプを持ってこさせる。
「ポーカーのルール知ってるよね、うんならいいんだ。でもちょっと今からやるのは変わっててね、ほら。」
と私にトランプカードを見せてくる、それは明らかに他のトランプとは違うものだった。
「見てわかるように特別製のトランプでね、ハートとジョーカー以外は全て透明。透けているトランプさ。
 これでポーカーをやろう、ふふふ、意外と白熱するよ。」
190アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/05(火) 23:40:37 ID:3CVepHpf
それから城山から話されたのはこのポーカーのルールについてだった。
勝負数は20回、20000点をお互いの持ち点としてそれを賭けて点数を争っていく。一点でも多かったら私の勝ち、
借金はチャラな上+100点ごとに10万のボーナス。私が負けた場合、借金はそのまま+リスクというわけ。
城山からはそのリスクがなんなのか言おうとしたのだが私はそれを制した。何をされるのかわからないがわかったところで
どうにもならないし、知ってしまったら恐れで負けてしまうと思ったからだ。
その他として、このポーカーは特別製トランプの特性上ハートが来ないパターン、つまり全て透明という時がある。
この時はさすがに勝負は成立はしないということで無効という事になった。
とはいえ、私はギャンブル経験0というハンデを背負っているため全て透明カードの時に私が勝っていた場合
無条件でその勝負は私の勝ちで100万の賞金を獲得し尚且つ勝負成立ということになった。
まぁ、ギャンブルは初めてだけど私専用の特例ルールがあるから圧倒的に有利だ・・・と思っていたんだけど
神様はどうやら私の敵らしい。
「フルハウス」
「ワ、ワンペア・・・」
現在19戦目、私10000点。城山氏30000点。
一応特例ルールのおかげで600万は手に入ったけど・・・もはや敗北は決定的だった。
「おやおや、渋い顔をしてますね。美しい顔が台無しですよ白湯さん」
「う、うるさいわね」
どうしよう、次の勝負をやることなく負けは決定だわ。
「ふふふ、これでは次の勝負をやるまでもないようですね・・・・面白くない。
 よし、最後の勝負に限り特別ルールでやりましょう。」
「え?」
「次の勝負、私は全額BETします。それにあなたが勝ったらあなたの賭け分に私の負け分をプラス・・・
 もちろん、特例ルールありですよ。」
ということは、次の勝負は私にとって凄い有利ってこと?この男案外馬鹿なのかもしれない。
「乗ったわ、それで勝負よ」
ざわ・・・ざわ・・・と黒服の間でどよめきが起こる、そりゃそうだろうな。
「ククク・・・コココ・・・来い・・・」
卓(鷲○麻雀の卓を想像してください)からカードを1枚ずつ引いてくる。
私の手にはハートがあるからこの勝負が流れることはない、とはいえ手は4カードこれなら勝てる。
「全部引いたわね、じゃあ・・・いくわよ!」
開示・・・、私はAの4カード、そして城山は・・・嘘。
「くくく、5カード。これだからギャンブルは恐ろしい。」
なんていう強運・・・勝てない、こいつには絶対に勝てない。
「それでは、いいね白湯さん。」
「ひ、ちょ離し・・・」
城山の合図で黒服が私を羽交い絞めすると布のようなものがあてられた。
(や、やっぱり。こうなるの、ね)
暗転する意識の中、私は天使のような笑顔の城山に抱き抱えられていくとこで暗い闇に落ちていった。
191アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/05(火) 23:43:22 ID:3CVepHpf
短いですが今日の投下分はここまで、続きは今週中にでも。

>>183
「ああ、そのかわり下の口で俺のミルクも飲んでくれよ」っていう妄想が。
192名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:45:46 ID:9ANPY298
リアルタイムキター!
続き待ってます!(´Д`)ハァハァ
193名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:25:33 ID:Gfda3vEc
‥‥ざわ‥‥ざわ
194名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:56:53 ID:PmnucCDk
へったくそだな読みにくい

ゲーパロ氏追い出そうとしてるいつもの奴の求めてるのがこれ?
195名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:07:35 ID:SZ4xju/K
へったくそだな釣られにくい

荒らそうとしてるいつもの奴が求めてるのがこれ?



はい次の方どうぞ〜
196名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:13:23 ID:hVHd36N8
>>195
アトピック ◆0Wrn9WsOw.=ID:SZ4xju/K
自演擁護乙
ずっと上達しないのは事実だろ

冒頭で自己紹介とか退く
三点リーダくらい出せ厨
誰が何喋ってんのか説明不足過ぎ
地の文が一人よがり過ぎ
197名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:00:19 ID:c5Lxlc29
>>196
ツンデレw
198名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:07:07 ID:SZ4xju/K
( ゚д゚)…




( ゚д゚ )

まさか俺がかみつかれる事になるとは…正直その展開は予想GUYだったわ
199名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 03:59:01 ID:gleDVo7g
ここはいつから読者がタカビーでけなす様になったんだ?けなしたやつらは人間の屑かと。(喧嘩売ってるよ?)
200名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 04:02:41 ID:0glZLY6E
何いきなり話しかけてくるわけ?
201名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 06:21:56 ID:meXBMKUo
そうだね。プロテインだね。
202名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 07:21:39 ID:n2nNJmMz
>>196
根拠のない被害妄想文は荒らしとして認定されます
ご注意を
203名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 09:01:16 ID:N4HdajMT
アトピックの必死の自演擁護が見苦しいスレだな

ゲーパロ氏はどんなに叩かれてもスルーなのに、やっぱり下手な奴って見苦しい
204名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 09:03:41 ID:h8BLtmcU
三点リーダー出せないのって
2覚え立て厨or18歳未満だろ
205名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 09:17:05 ID:Tm3Sjvpk
ふーん。玄米ビスケットがあるのにね。
206名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 10:23:49 ID:n2nNJmMz
>>203
ヘタクソ
207名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 10:31:26 ID:k66TLysj
正直言えばあまり読みやすい文とはいえないがそれでも言い方があるだろうが

いきなりへったくそじゃ噛み付くわ、せめて三年ROMれ位にしとけと
208名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 12:15:50 ID:iRwkwFD/
イーンダヨ!グリーンダヨ!
209名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 12:38:35 ID:3QcvbGde
>>207
半万年ROMな
210名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 14:21:48 ID:Zakg9lO3
もういいよ( ´,_ゝ`)プッ
荒らすなアトピックwww
十年ROMって三点リーダー修得しろw
211名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 14:26:38 ID:0AwDDbGs
私、アトピックちょっとばばくさい名前と呼ばれる腐女子職人(27)。
今、私がいるのは汚部屋の一室とはいってもピザったるい雰囲気とかはなくアニメポスターお兄さん達
に囲まれている非常に殺伐とした状況。なんで私がこんなことになってるかゆーと、三点リーダー知らないニートだから。
212名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 16:37:03 ID:gFddQUjV
アトピックが何をやらかしたのかは知らんが、このスレを荒らす免罪符にはならない
213名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 20:08:24 ID:SZ4xju/K
なんかゲーパロ氏叩きとアトピック氏叩きの口調が似てるのが気になる
214名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:08:37 ID:LVsBM9zY
そりゃー、荒れれば担ぎ出す神輿はなんでもいいんだろうし。
215名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:53:29 ID:jd+Ce3yn
何度も何度も言うけど、みんな釣られるなよ…
荒らしてるやつはみんな単発IDだぞ。

ともかく大将!孕みひとつお願い!
216名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:32:40 ID:QCmw/caJ
マタニティーブルーな妊婦が荒らしてると思えば腹も立たない。

マタニティーブルー中の妊夫の心得
一、自分の意見は言わずにとにかく話を聞いてあげる
一、励ますときに「頑張れ」と言わない

こんなんあったけど、妊夫って……
217名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:15:55 ID:HFkjrkTE
なんだか、鬱病患者に対する接し方みたいだな。

……こんな状況でキレられたりしたら、胎教に悪そうだ。
218名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:38:19 ID:0BRjVs7X
リアルな話すんなよ!


鬱になっちゃうだろ・・・
219名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:03:04 ID:BwB+jL7o
そうゆうときは「赤ちゃん出来ちゃう〜」って叫べば忘れられる。
220名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:07:09 ID:0BRjVs7X
赤ちゃん出来ちゃうー!


少しすっきりした、さて、孕もうか
221名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 01:44:22 ID:EN+42ZHU
やっぱり素クールの孕みがいっちゃん好きだなぁ
222名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 05:14:33 ID:PakZilLb
>>215
おまえはじめ、みんな単発IDじゃん('A`)

アトピックはゲーパロ氏叩きやってたから、自業自得だろ

アトピック文の信者は専スレ立ててよそでやれば?
223名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 07:41:26 ID:fKRIEJBK
赤ちゃん出来ちゃうー!
224名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 07:55:21 ID:EN+42ZHU
荒らしじゃないとするとかわいそうなので一度だけマジレス

いい加減自分が荒らしってる事に気付こう>>222

普通に考えて自分以外の作者とは言え作者叩きが始まってたら投下はし辛い。都合「あっちを立ててこっちを立てず」というやり方では荒らし以外の何者にもなりえないのである
常識的に考えて、この手の論法はスルーするのが最良であり、これから先はNGの対象でしかない


要するに
赤ちゃん出来ちゃう〜!
225名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 08:30:32 ID:YeAaYpYO
ここまで来るとわざとだと思うがしつこいので一度だけマジレス
いい加減自分が荒らしってる事に気付こう>>224

普通に考えて他人の作品叩きまくる奴が平気で下手文投下してたら他者はなおさら投下はし辛い。あからさまに「ゲーパロ叩きはスルーでアトピックは擁護」というやり方では荒らし以外の何者にもなりえないのである
常識的に考えて、いちいち掘り返して荒らすこの手の自治はスルーするのが最良であり、これから先はNGの対象でしかない


要するに
自治荒らし萎えちゃう〜!
226名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 09:03:20 ID:fKRIEJBK
>>225
ゲーパロ氏だろうがアトピック氏だろうが誰だろうが過度の叩きはNG
つーかおまえ、ゲーパロ氏叩きを装ったスレ潰しが上手くいかなかったから
アトピックで同じことをしているだけの単純馬鹿に見えてきてる
違うんだったらそろそろやめよう
227名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 11:31:24 ID:0azYfENc
そう 今はそう思う
スルーでいいと思う
228名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 13:38:48 ID:Mj8NtPXz
大将!孕み一つお願い!!
229名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 13:52:38 ID:cAVAe5T7
ヘイお待ちっ!
つ排卵期のおにゃのこ
230172:2006/12/07(木) 16:00:08 ID:kAGqKQcL
おっとじゃあこいつはいらねぇかな?
231孕ませ英雄伝説第二話:2006/12/07(木) 16:04:01 ID:kAGqKQcL
「誰が為に君は孕む」

腰を跳ね上げ背負ったバスタードソードを地面に叩きつける。地面に至る途中にあった犬頭は遅れて真っ二つになった。手には残るは地面を力任せに叩いたための痺れだけ。確かに奪ったはずの命の感触は全く感じられなかった。そのことが自分を苛付かせる。
修練に修練を重ね、自分は一流の剣士となった。この境地に至るは生半可な道のりでは無かったが自分には強い目的があった。だからこそここまで来れたのだと自負している。

自分はアイーダ=シュトロガルド。過去にはまた違った名で呼ばれていたが今はこの名だ。

また一匹を切り伏せる。まるで煙を切り裂いてるように感触が無い。本当に今自分が斬ってるのは命なのだろうか?

自分が何故こんなことをしているかというと、自分は冒険者だからだと答えるようにしている。この世界では都市には固有の防衛組織が配備されているが、このような辺境の村々にまではその力は行き届かない。よって自分のような冒険者という職業に声がかかるのである。
自分の今回の依頼は村で作物を荒らしているコボルド退治。自分の力量からすれば文字通り寝ながらでも問題ない。だからこそ一人で受けたのだ。

茂みの奥から何かが光った、と思った瞬間眉間に矢が当たった。頭蓋を貫通し自分の命はあっけなく終わった、自分が通常の人間ならば。矢じりは眉間に当たった瞬間、自らの勢いに負け歪みポテと地面に落ちる。
眉間には傷一つついていない。お返しにポケットに入れていた拳大のを投げ返してやった。「プギャッ!」という悲鳴と血飛沫が絶命したことを教えてくれた。

自分はある国の公爵家の一人娘だった。幼少より蝶よ花よと可愛がられていた。父は誇り高き騎士であり、自ら一騎打ちし討ち取った敵の総大将の話をよく自分に聞かせてくれた。
なんとも血なまぐさい話だったが、自分はそれに強い感銘を受け自分の夫となる者は父のような豪傑ではないといけないと思った。
反面、母は静かな人物だった。私が父の話をせがむと嫌な顔をするだけでそれ以上は何も言わない。だが、じとーとうとましく見張っているのだ。父はそんな母に睨まれると逃げるように退散し、そのせいで自分は母から離れていった。
その認識が崩れたのは以外に早かった。突然屋敷に軍がやってきて自分たちの世界を蹂躙していった。これは後から理解したことだが、父が敵国と通じ国家に重大な罪を犯したということだった。
これにより、我が公爵家は取り潰しとなり自分たちは女子供ということでなんとか命を救われたが財産は全て没収され、路頭に放り出された。
そのとき父は自分たちを捨て敵国へ亡命しようとしていた。が、途中捕まりその場で処刑されたというが真偽はわからない。
自分はいつか父がこの貧しい生活から助けに来てくれるものと信じて疑わなかった。だからこそ、生活の為に花売りとなった母を口汚く罵ったりもした「この買女!」「誇りを失った淫買が!」あの頃のことを思い出すと後悔で胸が痛む。
その認識が変わったのは、ある日父はもう帰ってこないと悟ったときだ。自分たちを捨てたわけでもないかもしれない。だが、もう帰ってこないと知った。それからは母と二人で力を合わせて生活していった。貧しいながらも充実した日々であった。
母がある年配の商人の心を射止め再婚に至ったときも祝福してあげた。今まで辛い思いをしてきたのだから尚更だった。
事実、母はとても幸せそうだった。おそらく母は名のある貴族の妻となるよりもこのような小さく穏やかな幸せの方が性に合ってたのだろう。

母はこうして幸せになった。自分もそれでいいと思った。だが、自分の生きる道はそこには無かった。
父の熱心な教育によって物心つくとき私は身も心も貴族となっていた。そして気が付くといつも在りし日の幸せな日々に思いをはせていた。
そしてそれは今に至るまで代わらない。もはや、あの日々が永遠に来ないのは知っている。だが、シュトロガルド家としての誇りと生き方を失ったわけではない。
こうして自分は貴族になることとした。叛臣の娘として、その道は困難であり不可能であるかもしれない。だが生き方は帰られぬ。
冒険者となったのは、何かしら功績をあげることで陛下の目に留まることを考えてと叛臣の娘では軍人にはなれないことの妥協案だ。
そして、数年の時を経て今ではそれなりの名のある冒険者となることが出来た。
232孕ませ英雄伝説第二話:2006/12/07(木) 16:05:03 ID:kAGqKQcL
「グガォゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
一際大きな唸り声を上げた一回り、いや二周りほど大きな個体が出現した。
おそらくこの群を統べる長だろう。
長はその腕を自分に振り下ろした。

そんなとき、ある噂を聞いた。北部のある洞窟に住むといわれる強大な魔物の話を。
今まで名のある冒険者が挑み、誰も倒したことがないとされていた。しまいには国からの懸賞金も出され、注目を集めた。
当然自分もその魔物に挑み・・・・・・そして惨敗を期した。私が至ったという境地は所詮は人の境地だったと思い知らされた。赤子が大人に挑む方がまだ勝機があると言えただろう。

素手で心臓を抉る。この個体は多少なりとも「手ごたえ」があった。だが「手ごたえ」があっただけだった。

命からがら逃げ出した自分は背後から「また来るがいい。そのときは歓迎しよう」という魔物の声に悔しさと、それ以上の恐怖を抱いた。
そしてその鬱憤を晴らすためにこのような弱いもの苛めを受けたわけだが・・・あまりにあっさりと消えていく命に、自らの無力さを重ね合わせてしまう。
今の自分はこのコボルド程度の力なのだろう。打破しきれぬ圧倒的な力の差。
今まで、不可能なことなどないのだと信じてきた。出来ないのは努力が足りないだけだ、そう思い壁を乗越えてきたのだ。だが思い知らされてしまった人としての限界を・・・。

気付くと、長はバラバラの肉片と化していた・・・。


それから報酬を受け取った後、この近くに魔女がいることを思い出しどうせならついでとばかりにそこまで足を伸ばしてみようと思った。
魔女の作る霊薬は中々効果が高い。街で買うと高くつくが、直接交渉してみれば意外と節約できるものだ。まあこの魔女は変わり者で気に入られる必要があるのだが。
霊薬の中には能力UPの霊薬も存在する。が、自分に使ったところでその効果は知れている。いや、確かに効果は高いのだけど、1がうまくいって10になったところで一万には叶わないということだ。
そう、私はあの魔物に再度挑むことを無意識に考えていた。

「やっと、着きました。この高い煙突が目立って迷わずに済んだな」
なんでも煙突からアンパ○マンなるものが出て行けるようにしたかったということだが、煙突から出るのは煙ではないのか?まあ魔女の言うことだからな・・・。

「・・・・・・っ!・・・はぁぁ・・・」

ん?今何か声がしたような・・・

「・・・・・・だめ・・・そんなところ」

やはり聞こえる。森の茂みの方か

233孕ませ英雄伝説第二話:2006/12/07(木) 16:05:45 ID:kAGqKQcL
「ちょっと、待て・・・なんでこんなところで」
ゆっさゆっさと僕の上でダンスを踊るお方に尋ねる
「いいではないか、こんなにいい天気なのだからたまには外でというのも」
そのお方はニッコリと笑う。あ、ヤバい、こいつの笑顔は凶器だ。
「たまにはって、昨日からず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとやりっぱなしですことよ?!というか、そろそろヒリヒリしてきてるのですが」
おおう、思わずオネエ言葉に
「その度に魔術で回復してるではないか、あ・・・うぅぅん・・・こっちも回復したぁ♪」
おうまいがぁ、こっちが必死でネゴシエートしてるっていうのに何故それを無に帰するような反応するんですか。MY愚息さんはぁぁぁ!!!
「・・・嫌か?・・・もう私とするのは・・・」
えっ?!
な、なんでそんな泣きそうな顔するんだよ。
「いや、わかってる、所詮見た目を若く見せてるとは言え、所詮はババァ・・・むしろ一度でも抱いてもらえただけで嬉しかったのだ」
「ロール・・・」
キュッキュッ!
「おぅふっ・・・しおらしいこと言ってるところ悪いが、さっきから締め付けてくるのですが・・・」
「ああ、昨日からずっとハメててコツが解ってきたのだ。これからどんどん気持ちよくしてやれるぞ♪」
ケロっといわれてしまいました
「ハメてて・・・いや、いい・・・。言っても無駄だし」
何より僕自身も
ぽにゅ
顔を胸の谷間にうずめてみる。うん、なんていうかなつかしい
「どうした、まだおっぱいは出ないぞ」
そういうわけではないが、いや安心感が母性の象徴かもしれないな。
「んー、ロールは卑怯だなぁと思ってな」
「ふふん、卑怯で結構だ。さぁさぁ、またたっぷりと出してもらうぞ」
ふぅ、
「卑怯な相手には其れ相応の対応しても別に構わないよな?」
「・・・・・・正嗣、なんだその笑みは!んあぁぁぁっ!・・・そこは違う!ちっ、違うっといってるのにぃぃぃ!」
「ロールは同時攻めに弱いよなぁー♪あんま調子こいてると壊しちゃうぞ♪」
「くぅっ・・・出来るものならやってみるといい。だが私も反撃を・・・」
「させると思う?」
「くぁぁぁぁぁぁ、ダメだそこ、子宮!当たってるっひ、卑怯だ!そこ弱いって知ってて・・・アフゥゥゥゥンッ!」
「グッアアァ・・・、ずっと俺のターン!」

凄い・・・あの魔女が髪を振り乱して・・・乳首もあんなに尖ってる・・・。
こ、これは、あれなのか、い、い、いわゆる、男女の、むつむつみ・・・睦事というあれなのか?
普段、あんなにクールな魔女が凄く幼く見えてしまいます!
ああっ?!
今、今、唇を併せて、えぇっ?!舌までぇぇ??!!
淫靡・・・そう淫靡過ぎます。
あ、下の男性の動きが早くなってきた。一つきごとに魔女の大きな胸が上下に暴れてて痛そう。なのに、魔女はあんなに目を蕩けさせて・・・。
「くぅぅぅ、あああああああああーーっ!・・・・・・い、今、ち、小さく・・・あうっ!あっあうっんっんぅ〜〜〜!」
「僕もすぐにい・・・ぐっ・・・から、併せて・・・」
「ああっ来るのだな、あっついの・・・来て!来て!・・・・あはぁぁんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっぐぅむ・・・んっ・・・んぅっ・・・」
ビク!ビク!と、ここまで聞こえてきそうな大きく痙攣して・・・魔女は男に倒れこんだ。
トロンとした目で・・・あ、うわ、口付けを交わしたかと思ったら男の胸を舐めだして・・・ダメだもう顔がい、痛い!熱い!
もう、ここにはいられな、とうわたぁ!!!

「また、たくさん出したな・・・」
「そうだね」
「このまま、孕むまで挿入れててくれ・・・」
「それは無理(きっぱり)」
「ここは、無理でも『勿論』というべき」ガザザザザダン!「何の音だ・・・?」
234172:2006/12/07(木) 16:09:32 ID:kAGqKQcL
とりあえずエロあるところまで投稿
続きの投下時期は俺のパッションしだいだ。すまねぇ
235名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 18:58:43 ID:MG83GFNA
ギブミーモアユアパッション!!!!!!!!
236名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 20:48:09 ID:Fq2iquWP
いい!孕ませ英雄伝は最高だな!続き期待しまくリング。
237名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 21:59:35 ID:EN+42ZHU
英雄伝説きたこれ!

続きに期待
  +   +
   ∧_∧  +
  (0゚・∀・)ワクワクテカテカ
+. (0゚∪ ∪ +
  と__)__)+
238名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:56:34 ID:b6fJuCOW
>>234に届け俺のパッションっ!
239名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 08:34:43 ID:5nx12BNA
うひー
240名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 09:29:41 ID:tL62W2rt
>ずっと俺のターン
海馬自重しろw
241名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 13:32:53 ID:8vhwBNxs
>>234
ずっとお前のターンでいい!!w
242名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 17:53:53 ID:HaLLB2tF
調子に乗って「ドロー!モンスターカード!」も発動すればいいとオモタ

それはそうとGJ
243名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 01:13:14 ID:7jjnnEOU
アイテムカード「排卵誘発剤」発動!
244名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 13:26:16 ID:szxyZsFV
意見されたアトピックがファビョり狂って自演擁護ばっかりしてるレス以外は良スレ
245名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 14:05:17 ID:agpdSmih
す、好きでアンタの子供を孕んだわけじゃないんだからねっ!
246名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 14:40:33 ID:6mJcpAoj
>>245
す、好きでアンタを孕ませたわけじゃないだからねっ!
247名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 15:24:37 ID:ItOiHYz7
……ばかっ……ほんとに嫌いだったら……
あなたの赤ちゃんなんて欲しいなんて思わないわよっ……。
248名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 16:07:26 ID:urpCXJjP
>>赤ちゃんなんて欲しいなんて

なんかかわいいな。逆に赤ちゃんはおあずけにしてやりたくなるわ
249ノリミア:2006/12/09(土) 16:20:12 ID:h9JqazYl
【レズ】【ふたなり】【出産】
http://bbs02.nan-net.com/system/ilog/58/1779467381.html

やばい。
250名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 19:34:03 ID:0WIRFtk1
>>249
なんとまぁ…
251名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 19:39:46 ID:dHqxcktS
>>249
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(; ゚Д゚)
252名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 21:57:38 ID:se7dmR1Q
>>249
中の人も色々と大変なんだな…
253名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 22:09:39 ID:10zHMSg+
ちょwww>>249踏んじゃったよ。2chかと思った。
254名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 22:49:52 ID:CFGRBplp
>249はh抜いてないし広告かと思ったけど、一応投稿掲示板みたい
ふたなりレズ悪魔、卵産みつけ系だったよ
ttp://bbs02.nan-net.com/system/res/58/1779467381/index.html
ttp://bbs02.nan-net.com/system/res/58/1785750967/index.html
これで見れるはず
255名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 00:31:58 ID:6pZoRCxW
>>254
業者かと思ってた。dくす。
256名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 06:58:12 ID:GNx+rJEn
これは凄い
257名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 18:20:58 ID:sO5pguSV
ヘタレ職人が荒らし爆撃コピペ始めたのかと思った
258名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 01:46:59 ID:as1J2mln
>>257が見れない
259名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 09:50:06 ID:BYtkOZ7d
>>258
普通に見ようとするんじゃない、心の眼で見るんだ
そうすると…どうだ、見えただろう
恥ずかしげにこっちにうつむいて「あのね、できちゃったの…」と言う幼馴染の姿が
260名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 10:30:46 ID:mo+2AJUa
いやそんなの見えないお?
「責任とって貰うんだからね、一生よ!!」と、こともあろうか
校門前登校生徒達の流れのただ中で顔真っ赤にしてそう叫んだ後
ぎゅっと俺の袖口握る弱ツン系委員長だけしか見えませんが、何か?
261名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 10:38:29 ID:Cb2Fr6Jh
んー個人差かねぇ・・・
俺には通常よりかなり大きなお腹をさすりながら
「ちょっと頑張りすぎちゃったかな…あはは…」って言ってくれる
長い黒髪のおっとり系大和撫子しか見えないぜ
262名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 11:27:16 ID:5JJn2WVw
うーん…あっ…見えた…
ツンデレな幼馴染みと素直クールぎみの義妹と素直ヒートなクラスメイトと従姉妹が
幸せそうに俺の子を孕んでいる姿が…
263名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 11:29:47 ID:Cb2Fr6Jh
欲張るねえ・・・だがそれもいい

大将、久々に純愛孕み一丁!なんだか腹へってきちまったよ
264名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 15:02:54 ID:2qsTLg91
大将、孕みください。あと生中出して
265名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 18:23:22 ID:JN7yy0jm
むしろ処女な女の子大将を女にして
尚且つ孕ませたいですよ
266名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 18:36:25 ID:vy24cvtd
これがホントのマナい大将
267 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:48:20 ID:E7IHQtF2
あまりラブラブでない上にかなり適当になってしまったけど。

えっと、普通の話です。
268 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:50:59 ID:E7IHQtF2
容姿の描写がないので原作を知らないとわからないかも。
先に「宮間夕菜」でぐぐった方がいいかな……。
では。

*************************************

 あまりにも生々しい光景というものがあるとしたら、それは同級生がセックスし
ているところを目撃した状態かもしれない。しかも校内で。
 あんなに仲の悪い仲丸と松田が、今は普段からは想像もできないような艶やかな
表情で喘いでいるところを見ると。
 仲丸に突かれるたびに揺れる松田のおっぱい。仲丸のペニスが松田の中から出た
り入ったりしている光景。パンパンという体と体がぶつかり合う音。どれもが刺激
的で、はじめてで、倒錯的で、頭がくらくらする。
 こんなところを見てしまっていいのだろうか。そう思いつつも、目はけっして逸
らせないでいる。それは和樹はもちろんのこと、隣にいる夕菜も一緒らしかった。
 全く言葉もなく、二人の行為を凝視し続けている。無言のまま固まっているとそ
のうち行為が終わり、仲丸と松田は後処理をしてこの場を立ち去った。二人がいな
くなっても、和樹と夕菜はしばらく硬直し、そしてやっとのことで我に返る。い
や、我には返らない。
「和樹さん、大きくなってる……」
 仲丸と松田の毒気に当たったのか、夕菜も和樹もどこかおかしい。普段の夕菜な
らいきなりこんなことを言ったり、それどころか和樹の股間に手をやってさすった
りはしないし、和樹も高校生がこんなことしちゃいけないと理性が働いて逃げ出し
たりしただろう。ところが、和樹は夕菜にされるがまま、股間をまさぐらせている。
 どちらが先か後だったか、目と目が合うと自然に唇を近づけ、お互いの唇を貪
る。これがお互いのファーストキスだというのも忘れて、本能のままにディープなキスをしている。
269 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:51:44 ID:E7IHQtF2
舌と舌を絡ませ合い、お互いの唾液でくちゅくちゅと音を立てる。上の口でお互い
を貪りながら、下では夕菜が和樹の股間をまさぐり、和樹は自然と夕菜の胸に手が
行っていた。大きくはないが、和樹にとって初めての女性の胸の感触はその大小な
んて関係ないくらいに感動的だった。服の上からではあったが、想像以上に柔らか
い。手に力を入れるたびに夕菜が「んっ」と喘ぎ声を出すのをみて、男だけでな
く、女の子も胸を揉まれて気持ちがいいのだと知る。
 和樹は服の上からだけでなく、直に触ってみたくてセーラー服の裾から手を入れ
る。ブラジャーに手が当たり、どうやって外すか一瞬戸惑うが、そのままずらすこ
とにした。夕菜は「もう……」とちょっと乱暴な手つきに嫌気を見せるが、拒否は
しなかった。手のひらにぴたっとおっぱいが吸い付くような感じで直に触った感触
はまるでマシュマロのようなやわらかさだ。
 このままずっと乳繰りあいたい気分だったが、和樹の下半身の方がそれを許して
くれそうもない。さすがにズボンの中で勃起して痛い気分だったが、そんな和樹の
気持ちを察してか夕菜がズボンのベルトに手をやり、がちゃがちゃとベルトを外し
て、じーっとジッパーを下ろす。露出したトランクスもそのままの勢いでがばっと
脱がすと、和樹は少し気恥ずかしい思いを感じながらも火照ったペニスが外気にあ
たってひんやりとして気持ちが良かった。
「これが和樹さんの……」
 痛いほどに勃起したそれはへそまで反り返えらんばかりに屹立し、いつもは優し
い和樹にこんな猛々しい部分があったのだと夕菜は少し驚いているが、頬を赤く染
めながらそっと和樹のモノを握る。
270 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:52:24 ID:E7IHQtF2
「うっ」
 夕菜の手つきはぎこちないものだが、同じことをしているはずなのに自分の手で
やるのとは大違いなほど気持ちがよくてつい声が出てしまう。
「和樹さん、感じてるんですか? 気持ちいい、ですか?」
「うっ、うん……。すごくいいよ、夕菜」
 慣れない手つきでも、まとわりつくように夕菜はカリの部分をきゅっきゅっと絞
めるように手を動かす。雌としての本能なのか、男が喜ぶポイントを誰に教えられ
ずともわかっているようで、和樹をどんどん高みに登らせていく。
「ちょっ、夕菜、でちゃうよ」
 和樹自体、どんどん増えていく快感を楽しんでいたのだが、限界にまで達する寸
前で急に我に返る。このまま暴発させてしまってもいいのだが、できれば夕菜と一
緒にしたかった。射精してしまえば、ちょうどいい感じに昂ぶった気分が萎んでし
まうのではないかという不安に襲われたということもある。
「夕菜のなかにいれたい……」
 夕菜も待ち焦がれていたのか、無言で肯くとパンツだけをさっと脱ぎ、スカート
の裾を指先でつまみ上げて和樹の上にまたがる。
「準備はもうできてますから……」
 夕菜はゆっくりと腰を下ろし、和樹を迎え入れる。ぬるっとした感触があったと
思うと、ぬぷぷっとなかに沈んでいく。いくら十分に濡れそぼっているとはいえ、
夕菜もはじめてなのだから痛くないわけがなく、顔をしかめている。それでも和樹
を受け入れたい一心でゆっくりと、しかし確実に和樹のモノは夕菜のなかに入って
いく。永遠のような一瞬が過ぎ、根本までくわえ込むと、夕菜は破瓜の痛みに耐え
ながら微笑んだ。
271 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:53:03 ID:E7IHQtF2
「夕菜、だいじょうぶ?」
「和樹さんのなら…我慢……できますから」
 夕菜の痛みを少しでも和らげようと、再び口づけをする。上でも下でも夕菜とひ
とつになって絡み合っている。頭の中がとろけそうになりそうな快感に溺れながら
ゆっくりとキスをかわしながら夕菜の乳房を愛撫する。和樹の硬い手のひらで乳首
が擦れていくうちに夕菜の口から「あっ……あっ……」っと喘ぎ声が漏れはじめ、
少しずつ痛みの中に快感が混じってきたようで、無意識のうちにゆっくりと夕菜が
腰を前後に振り始める。
「夕菜のなか……あったかくてすごく気持ちいいよ」
 生のペニスと生の膣が擦れる感触。膣の中から溢れてくる愛液によってじゅぶ
じゅぷと恥ずかしい音が漏れてくる。処女特有の締まりの良さと膣の中の無数のひ
だひだが和樹の亀頭を動かすたびに刺激して、さらにうねうねとまとわりついてく
る感触にたいして動いていないというのに和樹はすぐにでも達してしまいそうなほ
ど気分になる。
「あっ、あっ、んっ、あっ、んっ……」
 えっちってなんて気持ちがいいのだろう。仲丸と松田が学校でしてしまうのも納
得だった。こんなに気持ちがよくて、心と心が触れあっている感触、それと実際に
人の身体の中で最も脆弱な粘膜と粘膜を擦り合わせる感触はいつまでもこうしてい
たい気分だった。和樹も激しく夕菜と擦り合わせたくなって、対面座位から夕菜を
押し倒して正常位に持ち込む。
272 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:53:45 ID:E7IHQtF2
「夕菜、愛してるよ」
「あっあっ…、和樹さん…ああん。嬉しいです。んっあっ、私も…、私も…愛して
ます。んっ」
 もうこの頃には破瓜の痛みもだいぶ薄まってきて、快感の方が上回ってきてい
る。学校の中だというのに夕菜は大きな声で喘いでいるが、夕菜も和樹も人に見つ
からないかどうかなんて考えられずにお互いとも今この愛しあっている瞬間に夢中
だった。
「和樹さ…ん、和樹さんが…、あっあっ、おなかのなかでいっぱいで…、いっ
んっ、ああああっ……」
 夕菜は和樹に擦られてもう何がなんだかわからなくなってきていた。そして一心
不乱に腰を振る和樹も唾液と愛液でぐちゅぐちゅになりながら、登り詰めるところ
までやってきている。
「夕菜、もう…、イッちゃうよ……」
「あっ、んっ、なかには射精さないでくださいね。あんっ、赤ちゃんできちゃうか
ら……」
 和樹と愛しあいたいといつも思っていたし、和樹の子供は欲しかったが、まだ高
校生でもあり、卒業して結婚してからと夕菜は決めていた。もし安全日ならそのま
ま許したかもしれないが、そろそろ危ないのだ。快感に飲み込まれそうになりなが
らも、最後の一線で理性が戻ってくる。しかし、和樹の方はまた別だった。
「そんなこと言っても、気持ちよすぎて止まらないよ、夕菜っ」
273 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:54:28 ID:E7IHQtF2
 快感に溺れきり、このまま夕菜の膣で射精することしか頭にはなかった。それが
どういったことを招くかということも、もう考えられない。最後のラストスパート
をかけるつもりで、腰の動きを激しくさせた。
「えっ!? やっっ、あっ、あっ、だめっ、今日は危ないんです。赤ちゃん、赤
ちゃんできちゃう!」
「夕菜っ、ごめんっ。もう、無理っ……」
 雄の本能で夕菜にはね除けられまいとぎゅっと夕菜にしがみつくと、受精しやす
いように一番奥で和樹は射精する。びくびくっと身体とペニスを震わせ、熱い精液
を夕菜の子宮めがけて注ぎ込む。
「やっ、あっっ、あっ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁ」
 はじめてだというのに、夕菜は和樹の精が注ぎ込まれる瞬間を理解し、そして同
時に夕菜もイッてしまった。おなかのなかで和樹のが限界までふくらんだと思った
瞬間に暴発し、今まで以上におなかのなかで暴れ回り、熱い精液をおなかの中にぶ
ちまけられる。そして自分の意志とは正反対に、和樹の精液を一滴残らず搾り取ろ
うと膣が収縮するのだ。
「あっ、やっ、ああぁ……」
 全てを出し終えると和樹は脱力して夕菜にもたれかかる。夕菜も肩で息をしなが
らエクスタシーの余韻を味わっている。膣で出されてしまった。もう全てがおしま
いなのだと。和樹の体重を感じながら膣の中にあるペニスが少しずつ小さくなり、
膣に出された精液がごぽっとこぼれ落ちる感触と一緒に、ぽっこりとお腹がふくら
んだ自分のウエディングドレス姿を想像していた。

つづく
274 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/11(月) 20:57:25 ID:E7IHQtF2
どの順番になるかわからないけれど、もっとラブラブな後日談を書く予定です。
その前に陵辱っぽい感じなのを先に投下するかも。
最後までおつきあいありがとうございました。
では。
275名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 21:03:22 ID:w8AzUpNx
キシャーがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

2次創作ものを久々に見た気がする。新参者だけどw
始まりが唐突な気もするけど、重要なのは子作りなのでキニシナイ!
276名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:17:15 ID:EFte1rFP
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡まぶらほ!まぶらほ!
 ( ⊂彡
277名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:51:48 ID:aItUO2ai
よし、今からまぶらほ借りてくる!
278名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:16:48 ID:wtBTNqCq
>>227
イラストのおまけで小話がついてる形式だから読みやすいぞ!
279名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:20:48 ID:e2RcFshO
和樹が……別の娘と浮気してる……
釘バット…釘バットでお仕置きしなきゃ……
280名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:40:14 ID:22lzfviS
原作をよく知らないけど、まぶらほスレでは随分きらわれてるキャラみたいだね。
子供が出来たら精神的に余裕が出来て悋気が治まるってわけにはいかんのだろうか。
281名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 02:36:21 ID:+FVrGEUf
嫌われてるっていうか夕菜は逆レイプキャラだろう。
こんなの夕菜じゃねえw
282 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/12(火) 04:30:53 ID:r+/YRkMu
昔は普通の清純派美少女だったのですよ。
和樹が優柔不断なばっかりに、すぐに浮気だと殺人的に怒る悪魔みたいなキャラに。(´Д⊂グスン
今のキシャーから見ると面影もなry
283名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 05:22:01 ID:EFte1rFP
>>282
気をつけろよ

このスレには馴れ合いだとか自演だとかってイチイチ騒ぐ奴がたまに湧く
繰り返す。気をつけろよ
284名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 09:13:37 ID:qcoyCNK/
>>283
<<そういうのはな、荒らし、って言うんだよ>>
285名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 10:49:53 ID:kvrULiR+
>>279
そう言いながらみずきちが自分のふたなりに棘付きサック被せて
和樹周りの女の子お仕置きしまくるんだけど、ことごとくHitさせてしまった挙げ句に
孕み腹のこみパヒロイン達養う為にモデル兼夜のお仕事こなすみたいな
電波が入ったが、荒らしじゃないよと言っても聞いてくれないよね
スレ違いだよねスルーしてお願い
286名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 11:17:58 ID:HFQln45z
良い仕事してますねー。欲を言えば、まぶらほスレに投下して欲しかったー。
287名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:46:16 ID:0XoBq27W
>>282
まぶらほスレじゃ、もう夕菜物は投下されないと思っていた。
それほどまでに夕菜は嫌われてるんだ。ホントこれでもかって位に。
夕菜物を期待していた俺には居辛い環境だった…

まさかここに投下されてたとは good Job!!!
ホントに良い仕事してますね。後日談楽しみにしてるよ。
288名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 14:26:05 ID:JSh+yiMB
夕菜という人物がなぜそんなにも嫌われているか、詳細を聞きたいのですが。
289名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 15:06:55 ID:HMNZpxck
メインヒロインだからだろ?
日本人は判官びいきなのさ
290名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 16:06:14 ID:4rZhnnLg
好かれるような性格のキャラじゃない
291名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 18:12:06 ID:2Wn4guXH
>>288
俺はアニメしかまぶらほを知らないが…小説は知らん。

和樹が幽霊になった辺りから夕菜が他の女子に対して敏感に反応し(それも神経質過ぎる位に)
激しく嫉妬→和樹への攻撃魔法乱発するようになったのが、向こうの住人にお気に召さなかったらしい。
更に、原作者もオチに夕菜の嫉妬攻撃を使い過ぎたのも原因の一端であるとも考えられている。
292名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 18:31:35 ID:2Wn4guXH
>>282
後日談も読んでみたいけど、
文中にあった仲丸×松田な部分も
読んでみたいであります!
293名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:06:32 ID:I/3a2bZz
というかまぶらほ作者は明らかに凜びいきしてるだろ
294名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 05:07:39 ID:x0KRTFp5
まぶらほは嫌いだ
正確にはあの作者がだがな
295 ◆zPZRuDZTsg :2006/12/15(金) 17:57:06 ID:Tk0Y6pf9
なんかまぶらほスレみたいになってしまってスマン。
二次はエロパロ板とはいえ難しいな。
次はまぶらほスレの方に落とすよ。
296名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 18:49:19 ID:XDhHd25L
作者がそういうなら俺には何も言うことがない
297名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 18:36:46 ID:CYNSnIRw
さあぁ! 次の作品カモ〜〜ん。
298牧場 ◆KCG/NoRpDg :2006/12/17(日) 13:16:06 ID:pvKCZnTQ
おはようございます。二スレ目501とか言ってたものです。
秋にうpするつもりで書いてた話がちょっと色々あって今ごろ投下になりました。
しかも前編ね。
ネットゲーって手を出すもんじゃないね。


注:これから投下するお話は、文中に注釈が多々あるけれどどうかご勘弁。
299美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:17:16 ID:pvKCZnTQ

「違うって。七百十年にできたのは平城京。平安京は七百九十四年だよ。こんなの全然
簡単な方だよ? この調子じゃ、江戸時代とか、明治大正のごちゃごちゃしたあたりは
リズ、まったく判んなくなるかもなぁ」
「ちっがうよ。平城京って言おうと思ったんだけど、ちょっと間違えただけだもん」

秋の明るい日差しが射すリビングダイニング。いつも食事をとるテーブルに、日比野重
雄と、幼馴染のリズが向かい合わせで座っている。
二人の間におかれたノートを見つめるリズは、少しばかり頬を膨らませて重雄に対して
抗議の声を上げた。

「っていうか、しげちゃんちょっとエラソーだよ。勉強ができるからってさー。もっと、
リズにもわかり易く教えてよぅ」
「いや、これ以上判り易く教えるっていうのがよく判らない。年表を覚えるだけだよ。
簡単じゃないか」
「だからぁ、なんていうかねー、面白くないの! 面白くない事は覚えらんないよ!」
「面白い勉強なんてあるなら、僕が教えて欲しいくらいだね」

重雄は肩をすくめて苦笑した。その様子を見て、リズはムキになって反論する。

「英語は面白いよ? だって、英語が話せるようになったら、世界中の人とお話できる
ようになるもの。あー? しげちゃんは英語だけは駄目だったねー♪」
「僕は別に日本を出るつもりはないし、日本に来た外国人は日本語を喋るべきなんだよ。
そもそも、日本語ってのは世界的に見てもレベルの高い、美しい言語なんだよね。それ
さえ使えれば僕はいーの」
「ほらー。やっぱり偉そう。いいよ。勉強教えてくれる代わりのご褒美、今日はナシに
するもん」
「う、ぐ。……判った、じゃぁ最初から、もう一度日本のあけぼのから、いくよ? い
いね? だから、無しはナシで……」
「しげちゃんのエロ」

がちゃりと音がした。重雄の祖父、日比野速雄が自室から出てきたのだ。二人のやり取
りは、日本における量子学研究の第一人者にとって、他愛もないじゃれ合いのように聞
えたのだろう。
枯れ木のような体をゆっくり、重そうにしてリビングに入っていた速雄は、重雄に向か
って笑いかけてから言った。

「かっかっか。二人ともさっきから、キャンキャンと子犬のようだったの。ワシの部屋
からもよく聞えたわ。だがな、重雄や」
300美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:17:48 ID:pvKCZnTQ
孫の横の椅子をぞんざいに引いて、腰掛けてからふう、とため息をつくと、日比野教授
は孫の肩を叩いた。

「リズちゃんは、なかなか良い事言っておる。『面白くない事は覚えられない』とな。
これぞ、学問の真理かもしれんの」
「えっ? なに言ってるんだよじいちゃん。楽しく、ゲームでもするみたいに勉強しろ
っての?」
「まったくもってそのとうり。くくく」
「ほうら、しげちゃん。リズの言うとうりだってよ〜?」

重雄は面白くない。祖父の日比野教授は、二人の会話に割り込む時、大抵リズの肩を持
つからだ。
しかし、校内でもトップクラスの成績を誇る重雄は、たとえ相手が博士号を持つ祖父だ
ろうと反駁を試みる。重雄はこれまで、フルマラソンをこなすように、長く地道に、一
定のペースで授業の予習や復習へ取り組んでいたのだ。その時、学習の悦びを感じる事
はなかった。
今、日比野教授が言った『面白くない事は覚えられない』とは、重雄の考え方とまった
く相反するものだったのだ。

「じゃあ、じいちゃん聞くけど、面白い勉強ってのはどう言う事をいうのさ」
「根本に知への探求があることだの。知らぬことを理解したら楽しいじゃろが」
「リズ、社会科見学でパン工場行ったとき、楽しかったしタメになったな〜」
「焼きたてのパンを僕とクニの分を含めて三個も食べれば、リズ的には楽しいしお腹い
っぱいになるだろうさ」

そう言って重雄は、僅かに斜を見る視線で考え込み、それから日比野教授に向き直った。
ディベートにおいて、失言は自らの首を締めることになる。
重雄はシンプルな意見を祖父にぶつけ、切り崩す戦術をとる事にした。

「異議あり。『知らぬことを理解したら楽しい』っていうけど、そんなのはすべてに当
てはまるんじゃない? たとえば、勉強よりゲームの攻略法を知ったほうが僕は楽しい。
だから、それは勉強が楽しいって事の証明にはならないはずだよ」
「ほっほ。ゲームとな? そんなもの、ワシから言わせれば子供だましよ。重雄はまだ、
勉強の楽しみを知らんからだの」
「じゃぁ、勉強はゲームより面白いって言うわけ?」
「無論。人類が営々と積み上げた知の大系、それを指す言葉を学問と言う。ゲームを生
み出したのもまた学問だの。その学問をエンジョイする事が勉強じゃ。ゲームと学問で
は、歴史が違うわ。一生かかってもクリアできぬ、知の最高の娯楽じゃぞ」

日比野教授がテーブルに両肘をつき、二人を交互に見ながら言った。
301美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:18:48 ID:pvKCZnTQ
「さっき、歴史の勉強をしていたようだが?」
「うん。中間テストが近いの。リズ、歴史とか理科、っとに駄目だから、しげちゃんに
教わるけど、ごめんなさいおじいちゃん。リズも、やっぱりそういった科目は面白くな
いって思っちゃう」
「ほーら。じいちゃん、勉強ってのは筋トレみたく、辛くてもこなしてこそ意味がある
ものなんじゃないの? 反論できる?」
「言いおるの、重雄や。さてリズちゃん、歴史が苦手だと言ったのう。それをな、解消
する方法を教えてあげよう。それはズバリ、その時代を空想してみることだの」

日比野教授は、芝生で青い庭を指差した。しめした先の花壇のヒマワリはもう花を落し
て枯れている。その脇には、か細い、重雄ほどの背丈の一本の木が植わっていた。

「今年の夏に植えた栗の木じゃないか。それが空想と関係あんのじいちゃん」
「そう。栗の木だの。ワシが知り合いのところから貰った、山栗の苗木じゃ。そっか
ら試しに、歴史を『見てみよう』かの」
「えー?」
「なんだそれ」

リズと重雄は、不思議な顔をして日比野教授を見つめる。彼は笑顔で続けた。

「縄文時代の遺跡から、栗の化石が出土しておる。ウチの庭に植わってる山栗と同じ、
日本古来の栗を食べてたんじゃろうな。あの栗の木が実を生らしたら、ワシらは、縄文
人も食べてた味を感じる事ができる。それを手がかりに、縄文時代を見ることができる
ようになる」
「リズ、栗ごはん好きだよ〜♪」
「うむ。もしかしたら、縄文人も栗御飯を食べてたかもしれんの。御飯を炊く、までは
至らぬとも、穀物と栗を一緒に煮た可能性はおおいに在りうる」
「んー……」
「重雄には見えんか? 折角歴史を勉強し、その知識を持ったらば空想して楽しまなく
ては損だの。教科書の挿絵や、博物館で見た事のある出土品も考察にいれるのだ。ほら、
どんどん考えろ。そうすれば見えてくる。見えたら、楽しくなるんじゃよ」

302美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:19:40 ID:pvKCZnTQ


では、私も日比野教授に習い、空想してみることにしよう。ずっとずっと昔の日本を。
今からおよそ二千五百年ほど前の縄文時代晩期。弥生時代の誕生が、もうすぐそこまで
迫っている日本の、特別なケースを選んでみようか。
私のできうる限りの、飛び切り突飛な空想を楽しんでみるとしよう。

私のカメラは、天空から弓状の日本列島を映し出す。縄文晩期には平均気温が二度ほど
下がった事が要因となり、海面が低下した。目に映る海岸線は、埋立地さえ除けば、今
の日本と大差ない。

そこからさらに、空想のカメラをズームさせてみる。
当時の関東平野は、おそらく落葉樹林の天国だったことだろう。緑と、紅葉による茶と
赤のコントラストは、ほぼ切れ目無く大地を覆っていた。

さらにズーム。
山野を縫う曲がりくねった川の近く。緩やかな斜面の開けた台地。そこに見える十を越
えるほどのこげ茶の円は、上から見た竪穴式住居だ。
集落の真ん中あたりから煙が立っている。誰かが煮炊きをしているに違いない。

ズーム。

その中に、長い髪を後ろで束ねた、うす茶色の服の女性が見える。

走っている。

私の空想は、その彼女を追うことにしよう。




「エリどうした。そんなにいそ、うわぁ!」
「じゃまァ!!」

ジルハはできたてのスープをぶちまけて、ボクの事を避けた。まぁ、そうでなかったら
ジャンピングニー(注1)を決めてただろうけどっ!
ガド兄から聞かされた冗談みたいな提案に、ボクは村の長老の家へと一目散に駆けてい
た。あのジジィついにボケたか? まぁいいや。返答次第では鉄拳制裁決定。

ボクは野を行くケダモノの速さで、長老の家へと飛び込んだ。

「おやエリ。ずいぶんと、早かったねぇ。ガドから聞いたかや? 例の話」
「……はぁ、はぁぁ……。聞いたわよ! ああ聞いたともさ! 長老、アンタ何考えて
んの! よりによって、私と、あのケガレが、うぇ。いきなり走ったから気持ち悪い…
…」
「まぁそこにお坐んなさい」
303美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:20:47 ID:pvKCZnTQ
言われなくてもと、敷かれてる猪の毛皮の上にぺしゃりとへたり込む。肩で息しながら
だけど、ボクは長老にガンを飛ばすのは忘れない。

「ひょっとして、エリもケガレの事を野蛮人だと思ってるのですか? 彼は我々と違っ
て、神の選民ではないだけですのね。現地民と呼んであげないと」
「そんな事はどうでもいいの! ともかく、なんで、ボクがケガレと結婚しなくちゃな
んないのよっっ!!」




          〜美女と野獣(ノケモノ)〜




「ひょっとして不満?」

長老は呑気に長い髭を撫でながら、ボクの事を小さな目で見つめながら、首を傾げてる
様子がまたムカつく。
その髭と一体化しそうな長い白髪の中から、額のあたりに角みたく突き出てるヒラクテ
ィリー(注2)を、ボクのパンチで埋め込んでやろうかしら。

「不満だよ!」
「だって、エリに見合う年頃の男はこの村に居ないし。もったんない」
「エロい目でボクの事見んなっ!」

ニンマリとした長老の視線に抗議して、ボクは続けた。

「別に結婚なんてしたくないっつってんの!」
「いやいや。聖書にある『産めよ、増えよ、地に満ちよ』という神の祝福の言葉をエリ
も知らない訳がないでしょ。我々にとって結婚とは、神との契約の上で、成さねばなら
ぬ大切な行為ね」
304美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:21:23 ID:pvKCZnTQ
長老の目がウルウルしはじめて、まるで黒い小石みたくなる。

「我等がこの地に辿りついたとき、エリはまだ生まれたばかり。それが今ではどう? 
女らしい長い黒髪、ぱっちりと大きい、猫のような目。本当に美しく成長した。老い先
短い育ての親として、あとはもう、伴侶を持ち、家庭さえ築いてさえくれれば……。う
うう。ベニヤミンとレア、あの二人が生きていたら、今回の縁組を、きっと諸手を上げ
て喜んでいただろうに違いないね……」

ふん、と息をついてボクは肩をすくめた。大体、長老の泣き落としはいつもの事だから
な。怒ってるのも馬鹿らしくなってくる。
それに、女らしいなんて言われるのは、ボクにとって屈辱だ。ボクはどうせなら、男の
子に生まれたほうが良かったと今も思う。そうだったら、若いのに族長を継いだガド兄
を手助けできるのに。
ボクたちはずっと西から来たそうだ。ただ、ここまでたどり着いたみんなは、旅の途中
で産まれた。ボクに至っては、この土地へと海を渡って向かう時、船の上で産まれたら
しいけど、当然、その時の事なんて覚えてはいやしない。(注3)
だから、この土地はボクの故郷になる。
東に行けば、誰も居ないボクらだけの土地があるって、なんかご先祖様のお偉いさんが
言ったんだって。でも、やっぱり、ここにも人たちが住んでいたんだ。
ふと、後ろから声がした。

「エリ。判ってくれ」
「ガド兄……」
「おお、ガド、お前からも説得しておくれ」

鷹のような鋭い視線をボクに向けたまま、遅れて来たガド兄が長老の隣に座る。
ボクのたった一人の肉親で、成人して正式に族長を継いだ自慢の兄。でも、今日は鉄器
みたいな冷たさで、ボクにこう言ったんだ。

「俺が決めた事だ」って。

「……っ?! なんで? なんでよっ!」
「我々支族がこの地にたどり着いて、もう何年になるだろう。そして、何人減った? 
もはや、純血を保って行くことは不可能だ。ならば、多民族の血を受け入れるしかな
い」
「そう。それに、神はヘブライの民の女から産まれた子は、父の民族を別にしても祝福
してくれるね。あーエリったら、ひょっとしてマリッジブルー?」(注4)
305美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:23:13 ID:pvKCZnTQ
ボクは思わず怒鳴った。

「長老は黙ってろ!」
「エリっ!」

ガド兄は、もっと大きな声でボクを叱った。

「……族長の妹であるエリ、お前にしか頼めないことなのだ。重ねて言う。判ってくれ。
それに、我々がケガレに依存している事は、お前もよく判っているだろう」
「ケガレも近頃じゃ、拙いながらヘブライ語を使えるようになったしね。エリの夫とな
れば、ワシらも諸手を上げてケガレを歓迎できるわけね」

ボクはうつむいて、拳を握り締めた。毛皮がくしゃってなる。

「……ボクは、スケープゴートってことか」(注5)
「そう思っても仕方が無い。だがなエリ、ケガレは俺が最も信頼する男でもある。きっ
とお前を大事にし、どのような苦境からも守ってくれるだろう。そして、強き子を産む
のだ」

なんだか、仲間はずれにされた気分だ。ボクはいつの日か、ガド兄と一緒に、ボクら支
族のための平和な都を作ってやるんだって、思ってたのに……。(注6)
女は所詮、子供産んで、支族を増やす道具くらいにしか思われてないんだ。
怒りより悔しさがボクの体を巡って、力が抜けてくる。
ガド兄──。
吐息みたく、ボクは呟いた。

「判ったよ。勝手にすれば……」
「そうか」
「よし決まりね! 早速準備を進めよう!」

ボクはそのまま、挨拶もしないで長老の家を後にした。
306美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:24:31 ID:pvKCZnTQ
注釈こーなー♪

注1:舞台は縄文時代ではあるが、私の力量の無さ故に時代にそぐわない表現が頻出す
る事をご容赦願いたい。

注2:ユダヤ教の神父(ラビ)が着用する物だが、形状は山伏が額につけている兜巾
(ときん)とほぼ一緒である。(ヒラクティリーは中に聖書の一編が入っており、兜巾
も宗教的な意味がある装着物である)古代ヘブライのラビの格好は、外人が山伏のコス
プレをしているかと思うほど、服装や道具(法螺貝の替わりに羊の角の大きな笛など)
がよく似ている。

注3:このお話は、紀元前七百二十二年に滅亡したイスラエル王国を追われたヘブライ
十支族(ユダヤ民族)のうち僅かが、長い旅路の果てにもし日本に来ていたとするなら
ば、という観点から書かれている。散見される資料を元にしているが、本気で信じちゃ
うと先生に怒られるので気をつけよう。でも眼鏡の教育実習生なおにゃのこには『こら
ぁ?』って言われたい。で・す・よ・ね!?

注4:ユダヤ教は母系宗教なのだ。非ユダヤ人の夫と、ユダヤ人の妻の間に生まれた子
はユダヤ人となる。これは旧約聖書において、アブラハムが二人の妻と二人の女奴隷そ
れぞれを孕ませ、彼女たちの子らがヘブライ十二支族の祖となった故事からきている。
よよ四人。うらやましい。

注5:スケープゴートの語源は、古代ユダヤで人の罪を負って荒野に放たれた贖罪のヤ
ギ。

注6:エルサレムを日本語に訳すと平和、平安の都となる。ヘブライ系渡来民の可能性
が言われる『秦氏』が建造に大きく関わった都市の名も、奇しくも平安京。
307美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:25:14 ID:pvKCZnTQ


『タンタタン、タンタンタン』という太鼓の音が星空に響いてる。
大きく炎を上げてる広場の焚き火、そしてその周りで浮かれてる村のみんなを眺めなが
ら、ぼんやりとボクは考えていた。
ケガレは悪い奴じゃない。それはよく知っている。
あれはたしか、二年ほど前だったと思う。ボクらがさらに東を求めて、このうち捨てら
れてた村にやってきたのは。
そこにたった一人で、一匹の犬を連れて暮らしてたのがケガレだった。
頭はボサボサ、ヒゲモジャモジャで、全身は毛皮を縫い合わせた服を纏って、まるでケ
モノみたいだった。
今もそうだけど、槍を背負って、腰には弓矢をぶらさげてて。もしかしたら、ボクらを
攻撃してくるんじゃないかって、ガド兄がボクの事を自分の背後にやった事を良く覚え
てる。
でも何故か、ケガレはボクらが訪れたら、ニカって笑ったんだよ。
その意味はよく判らない。
ケガレは、それまで住んでた村を、あっさりボクらに引き渡し、自分は村の近くに茅で
作った、三角の小さな住いに引っ越した。そして、警戒するボクらに、山で取れた獲物
や川で取れた魚、食べられる木の実や薬草なんかを持ってきた。笑顔もセットでね。
長老は、『きっと我々が神との契約を成した選民だと言う事を、直感で悟ったに違いな
い』って言ったけれど、どうなんだろうか。直に聞いたことはまだ無かった。
次第にボクらとケガレは、それとなく仲良くなっていた。村で、小さい子供たちと遊ぶ
ケガレを良く見かけるし、狩りの時は、ケガレとガド兄が先頭に立って行うとも聞いて
いる。村で使われてる木のお皿に、ヘンな樹液を塗って綺麗に仕上げる術もケガレから
教わった。(注7)
今では、現地民との物々交換の時、通訳までやってくれている。(注8)
ケガレはボクら支族にとって、優秀なナビゲーターなんだ。
ただ、村のみんなは距離感を抱いてる。
それはどうしようもないと思う。
文化や考え方、宗教がまったく違うから。
308美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:25:46 ID:pvKCZnTQ

「エリもお肉食べない?」

深刻なボクに対して、その彼は白い歯を見せた笑顔でウズラの丸焼きをすすめてきた。

「……いい」
「ん。わかった」

そしてケガレは今、雛壇の上でボクと一緒に並んで座ってる。相変わらずの毛皮の格好。
ボクは山繭で織られた、薄緑の花嫁衣裳。(注9)
長老の家での一件から三日目の夜。ボクとケガレとの結婚式が見た目盛大に行われてた。
けれど、挨拶にくる村のみんなの、『ああ、かわいそうに……』って視線と口先だけの
祝いの言葉がボクを不愉快にさせる。
まぁ、そんな事はボクにとってはどうでもいい。
問題なのは、ケガレとボクが、ちゃんと結婚生活を送れるか、ってことなんだ。
ボクだってさ、覚悟は決めたんだ。他のみんながどう思っていようか関係ない。
正直、支族のために自分のやりたい事を諦める、っていうのは悔しいけど──。
ボクとケガレが結婚すれば、ケガレが村の役に立つんだからいいんだ、いいんだ……。
そう、ボクは自分に言い聞かせてた。

「ケガレ、良かったねぇ。こんなに綺麗なお嫁さん、貰えて」
「ん。オレ、生きててよかったヨ!」
「おめでとうエリ。これ、後で使って?」

ケガレがニカってして、ペコペコとお辞儀をする。ガド兄の許婚、ナオミさんがボクら
をお祝いに雛壇に上がってきてくれた。
ナオミさんはボクに小瓶を手渡した。
それを見つめてきょとんとするボクの頭をそっと撫でてくれると、微笑んでボクに耳打
ち。

「他のみんなはどうか知らないけど、少なくともガドと私は、貴方たちの事、応援する
からね。その小瓶、中に香油が入ってるの。塗ると、ちょっとは痛いのが和らぐかなぁ
って、思って。わかるわよね? 意味。ふふふ」

ナオミさんは、両親のいないガド兄とボクに、家族のように優しく接してくれた人だ。
何かと面倒を見てくれる、ボクのお姉さんみたいな感じ。でも、ちょっとおせっかいが
過ぎるって思うこともあるけど。
309美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:26:39 ID:pvKCZnTQ
「わ、わかるよボクだって! 子供じゃ、ないからさっ。……、でも、どっちに塗った
らいい?」
「んー、どうかな〜? 私もまだだから。ガドったら、お堅いんだもの♪ ふふ、エリ
に先を越されちゃうね。どうなんだろね、好きな人に抱かれる気分って……」
「ナオミさん酔ってるでしょ、いや絶対酔ってるから」(注10)
「何のおハナシ?」
「っ! なんでもないよっっ? 関係はあるけどとりあえずケガレは、気にしなくても
いいからっ」
「ん、わかった。あ〜、ガド。こんばんわ」
「エリ、おめでとう。ケガレ。妹をよろしく頼むよ。お前にならエリを託せる。どうだ、
やるか?」

今度はガド兄だ。杯を持って、ケガレの肩にどしっと手を置いた。

「今日はやめとくよ。でも、今度また朝までのもう。ガドにはもっと、コトバをおそわ
らないといけないからね」
「ああ。そうだ、ケガレに渡したいものがある。受け取って欲しい」
「ガド兄それって!」

ガド兄が懐から出したものを目にして、ボクは思わず声をあげた。
それは支族が昔から伝えてきたという、大事で、貴重な、ガド兄の宝物だったから。

「おー! スゴイよ! いいの? もらって」
「ケガレが持っていたほうが、価値のあるものだからな」

炎の明かりを照らして、それは揺らめくオレンジ色に輝く。
石や、青銅じゃない、鉄でできたナイフだ。(注11)

「さぁナオミ、行くぞ。二人の邪魔になる」
「あん、そうね。じゃ、お二人とも頑張ってね〜♪ って、ちょっとまってよぅガド…
…」

宴の輪に戻った二人を目にして、ボクは少しため息をつく。お祭り好きのみんなは、も
うボクらの挙式の祝いっていうより、純粋に酒盛りを楽しんでた。
もう、ボクらが居なくなっても、関係ない。
ボクはちらっとケガレを見やった。
さっきガド兄からもらったナイフを使って、もりもりお肉食べてる。
310美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:27:31 ID:pvKCZnTQ

「こら」
「いて」

こめかみのあたりを殴ってやった。ケガレはきょとんとして、ボクに向き直る。

「そろそろ、いこっか……」
「どこ?」
「その、新婚の家……」

ケガレは『あっ』って声をあげて、膝を叩いた。
そう。この村では、新しく式を挙げたカップル専用の家があるんだ。ほかのみんなは一
族徒党で、いくつかの家に分散して住んでる。
その、子作りに集中するため、だって……。

「そっかそっか。オレ、今日からこの村の中でくらすんだ」
「そうだよ……」
「じゃぁ、オレのかぞくも呼ばなくちゃな」
「え?」

その時、ケガレが指笛を鳴らした。大きな音で宴のみんながビックリするほどの。

「ヨコテっ!」
「わぁっっ」

林の奥から駆けて来て、物凄い勢いで雛壇に飛んできたのは、一匹の犬だった。ケガレ
はニコニコしながら、その犬の頭を撫でてやる。

「コイツ、ヨコテ。オレのかぞくだよ。すごくあったまいいンだぜ? ほらヨコテ、お
手!」

ヨコテはケガレの差し出した手に、かぷっと喰らいついた。『こうして欲しかったんで
しょっっ?!』って目をきらきらさせて、千切れるくらいの勢いで尻尾を振ってる。

「……ダメじゃん……」
「あっれーおかしいな。こないだできたんだけどな。ヨコテ、ほらはなせ。よーしよし。
この人がなオレのおよめさんのエリだよ。よくおぼえるンだぞ? はいメシだ」

『ワンっ』とヨコテは一声吠えた。それから切り分けられたウズラの丸焼きに、待って
ましたとばかりにかぶりつく。大丈夫だろうか。ボクの事おぼえてくれるかな。
311美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:28:10 ID:pvKCZnTQ
「ケガレ、いこうよ」
「ん。わかった。たべおわったらヨコテもおいで」
「はふっ」

ボクはケガレの手を引いて、酒盛り真っ最中のみんなから迂回するようにこっそり……。

「おお、これからお楽しみね! お二人ともハッスルよ〜! はっはっは!」
「どうもどうも」
「こらっ、立ち止まんなってば!」

杖を振り上げて、モーゼの物真似をしてる長老に見つかった。みんな酔っ払ってるから、
座はどっと盛り上がる。
みんなの囃し言葉に思わず恥ずかしくなり、ボクは一番近くに座ってたジルハの頭に鉄
拳制裁。ぺこぺこお辞儀をするケガレを引っ張って、笑い声の広がる広場から逃げるよ
うに、新居へと走りこんだ。
新婚の家は、この村にある建物の中で一番小さい。かやを積んだ寝床に毛皮が敷いてあ
って、中央に炉があるだけの簡素な家だ。
炉の中の薪は、小さな炎とパチパチと音を立てて、暖かい空気と明かりを放ってる。
晩御飯を食べ終わったらしいヨコテが走りこんできたと思ったら、さっそく炉辺に伏せ
ると丸くなって目を閉じた。

「……ったく、あのジジィったらぁ……」
「なつかしいなぁ。ここ、オレのかぞくの家だったんだよな」
「ふぅん……。あ、そうだ、ケガレの家族や、この村に住んでた人たちってどうした
の? ボクら、よくよく考えたら、ケガレの事、あんまり知らないんだよね」
「いろいろ、あった……」

そう言って、ケガレはちょっと目を伏せた。いつもニコニコしてるケガレの、ちょっと
悲しそうな、苦しそうな顔を初めてボクは見た。もしかしたら、聞いちゃいけなかった
事なのかも知れない。
悪いことしちゃったかな……。
はっとして、ボクは成すべきことを思い出す。
ナオミさんから渡された小瓶を握り締め、ちょっとうわずった声でケガレに言った。

「じゃぁさ、そろそろ寝よっか」
「ん、わかった」

ボクは纏ってた薄緑の花嫁衣裳を、あらかじめ据えてあったキリの箱にしまった。みん
なで使いまわすから大切にしないとね。そして麻の肌着だけになったボクは、寝床に横
になり、ガド兄からもらった鉄のナイフを眺めてるケガレを横目でちらっと見てから、
そっと裾をちょっと捲し上げる。
312美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:28:50 ID:pvKCZnTQ
ナオミさんからもらった小瓶の封を切って、中の香油をてのひらに垂らした。小瓶をず
っと握ってたから、ボクの体温が移っていて、明かりできらめく香油は、むしろ温かい
ような感じすらする。

「はぅ……」

そっと、ボクの一番女の子らしい部分にそれを塗りつける。ぬるりとした感触は、ボク
の全身にまで広がるような気がして、思わず声が漏れた。よく馴染むように時々自分で
する時より、丹念に、たっぷり。
これからする事、される事。それを考えると胸のドキドキが納まんないよ。
ケガレはちょっと変わったヤツだけど、ボクの夫になったんだ。どうか、今晩をきっか
けに仲良くなれたらいい。村のみんなの為だしね──。そんな、祈りみたいな事を考え
て、ボクは腰紐を解いた。

「ケガレ……」
「ん?」

ケガレが上半身を起こしたのを見て、僕は肌着を開いた。そしてケガレの隣に腰をおろ
して、そのままこてんと仰向けになった。

「子作り、頼むよ……。知ってるよね、やり方」
「……ん」

ボクはそっと足を割る。ケガレがその間に膝立ちになる。静かに服を脱ぐケガレが凄く
真剣な顔だった。そしてケガレの肌が現れる。全身傷だらけの、ボクと明らかに違う男
の裸を目にして、ボクは思わず顔を背け、視線を反らした。
そっと、ケガレの手が、ボクのアソコに触れた。

「何か、ぬってあるね」
「ナオミさんが、痛くないようにだって……。ボクは、準備できてるから、すぐして
、いいよ……」

ケガレがボクの頭の両側に手をついた。ふぅ、と、彼が息をついた。ボクは目をぎゅっ
とつむる。
アソコに何かが触れた感触のすぐ後に、痺れるほどの痛み。ボクはそれで、純潔を失っ
た事を知る。うめき声が出そうになるのを、歯を食いしばって堪えた。
できれば、早く終わって欲しいとボクは願った。ケガレの子種を受けるのが、ボクのす
る事だから。
ずん、ずんと、ボクはケガレの下で揺すられる。あまりに痛いから、ボクは余計な事を
考えてそれを散らす事にした。
313美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:29:51 ID:pvKCZnTQ
これでいい。ボクは女だからこうなるのはしょうがない。
子供を産んで、支族を増やすのが、ボクの使命、義務なんだ。ボクは悔しいけど、男に
『孕ませてもらう』、女という存在なんだから──、と思った時だった。
ケガレが動きを止めた。

「……出したの……?」
「ダメだ。つづけられないよ」
「えっ?」

体を離したケガレはちょっと頭を振って、ボクの肌着を元に戻す。ボクは、ケガレに言
った。

「……ボクなら、大丈夫だよ? 痛くなんかないよ? なんで、やめちゃうのさ」
「そういうことじゃ、ないンだ。エリはまだ、子供を作るときじゃない」
「……なに、それ……。ボクが子供だって事っ?」
「ちがう。子供を作るときは、おたがいにほんとうのきもちでなくてはダメだ」
「そんなの、どうでもいいよ。ケガレがしてくれなきゃ、ボクが困るんだ。ねぇ、続け
てよ。お願いだよ」
「オレはよくない。ほんとうのきもちをおたがいにもってないと、良い子はうまれない
ンだ」

ボクは体を起した。頭の中のごちゃごちゃした気持ちをぶつけるように、ケガレに言っ
た。

「……男が女の中に子種を出せば、子供はできるんだよ? そんなのケガレの考え方、
ボクには関係ないよ! ……その、ケガレのだって、まだ大きいままじゃんっ! 男な
んてさぁ? 女抱ければ誰だっていいんじゃないの? ボクだって、こんなんだけど女
だよっ! したいようにすればいいじゃないかっ!」
「だったら今日はねよう。エリ。あわてては、いけないンだ」
「──ばかァっ!」

ぱちーんと、凄く乾いた音がした。ボクのパンチはケガレのお腹にヒットしたけれど、
まるでゴツゴツした木を殴ったみたいな硬さ。そしてケガレはなんともない顔をしてボ
クに言った。

「ゴメンね。エリのきもちがほんとうになったら、オレ、いつでもエリをだきしめるよ。
やくそくする」
「もう寝るっ。お休み!」
「ん。おやすみ……」
ボクはケガレに背を向けて、丸くなった。腿の間がヌルヌルして気持ちが悪い。
強くつむった目蓋から、悔し涙が零れるをの止められなかった。
そして、えづかないように、ボクはまた歯を食いしばったんだ。
314美女と野獣(ノケモノ):2006/12/17(日) 13:31:24 ID:pvKCZnTQ
注釈こ〜な〜そのニ♪

注7:漆、そして漆器は世界に誇れる日本のオリジナルだ。海外では漆器を『ジャパ
ン』と呼称する。また縄文時代に漆器は既に制作、使用されていた。

注8:縄文人は交易を行っていた事が、近年の発掘調査で判ってきている。新潟県糸魚
川で採取されたヒスイが東日本各地の縄文遺跡で見つかっているのはその好例であろう。

注9:山繭とは天蚕(ヤママユガ)の繭。日本在来の野生の蚕であるが、クヌギやコナ
ラといった落葉樹の葉を主に食物とするため、通常の養蚕よりも生産コストが40倍も
かかる。その繭より紡ぎ出される絹糸は美しい緑色で、絹の最高級品。

注10:縄文中期にはキイチゴやヤマブドウを野生酵母で発酵させた果実酒が飲用され
ていたという説があり、それを参考にした。発酵した果実を好むショウジョウバエのサ
ナギが大量に遺跡から見つかっている事や、有孔鍔付土器(土器のふちの周囲に小さな
穴があけてある土器)はその形状から果実酒醸造に使われていたという推測がある。

注11:鉄器が本格的に日本に伝わったのは弥生時代からであるが、日本で発掘された
最古の鉄器は石崎曲り田遺跡から出土した縄文晩期(紀元前三〜四世紀)の斧。
鉄器自体の歴史は古く、クフ王のピラミッドから鉄器の破片が発見されている。(隕石
に含まれた陰鉄で作られたと思われる)また、古代オリエントでは製鉄の技術を秘儀と
してきたが、紀元前十三世紀頃のヒッタイトの滅亡により、鉄器並びに製鉄の技術がユ
ーラシアに伝播し始めた。
315牧場 ◆KCG/NoRpDg :2006/12/17(日) 13:32:33 ID:pvKCZnTQ
続きは極力早めに持ってきます。
んではまた。
316名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 14:35:09 ID:xpzvRr1D
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡ケダモノ!ケダモノ!
 ( ⊂彡
317名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:07:11 ID:LGCbbwxo
いい!!こういうのいいね!男ががっつくことなく、女が求めるようになってから種付け。
すんごい好みエリが子沢山な奥さんになる未来を妄想してしまった。
318名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 23:11:46 ID:wOkesk8G
これはもしかして我々の祖先かもしれんね
319名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 23:30:24 ID:vfkLmGq8
ケダモノGJ!
320名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 09:23:51 ID:raN7AhXO
GJ!
だけどちょっと気になったことを。

×とうり
〇とおり

わざとだったらスマソ
321名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 11:25:13 ID:OGNrnnGM
そう そのとうり!!
わたしは はらませSSを かく かみが ほしかったのです!
322名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 14:58:03 ID:i4ERzf1L
>>321があまりにもわかりやすい釣りな件
323名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 15:42:12 ID:pGtx7Iv7
いや、釣りですらないだろ、これ?
324名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 16:28:38 ID:PkoMW5Ys
ヒント ロマサガ1
325名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 16:35:58 ID:o3+w0omd
GBのSAGAじゃなかったっけ
326名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 16:37:00 ID:OGNrnnGM
これがジェネレーションギャップというやつか・・・
327名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:29:32 ID:PkoMW5Ys
>>326
これってロマサガじゃないっけ?
GBはSAGA2しかやってないからSAGAならわかんね

つか大分前にこのスレで似たようなネタの入ったSS読んだような気がするんだが…
328名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:40:36 ID:vNLmfbdT
初代魔界塔士のセリフだな
329名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:54:32 ID:G48HkifS
チェーンソーで神バッサリ
とかもう通じないのかな21禁板でも
330名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:06:03 ID:vNLmfbdT
このスレにゲーマーが少ないだけじゃないか?
331名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:06:40 ID:G48HkifS
ところで今やってるまるみえ、このスレ向きだぞ
332名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 21:08:44 ID:pGtx7Iv7
昔はああいう生命の誕生的な特番で静がに興奮していたのに、大学で発生学の鬼テストを経た果てに、あの程度の孕みネタじゃあ愚息がピクリとも反応しなくなった医学生の俺は、リハビリのためにここに通ってる件について述べつつ次回策を期待している。

妊娠を前面に出したエロエロの一丁!
333名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 22:04:52 ID:nuTNUgXP
その常人にない知識で一本書いてよ医大生
334名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 00:27:58 ID:6uNmOOO0
やったー>>323が釣れたw
335牧場 ◆KCG/NoRpDg :2006/12/19(火) 01:17:59 ID:USfk55Zi
感想どうもです。奮起させられます。暖房ないけど頑張ります。でも無理はできな(ry
>320
わざとやったに決まってるわけないじゃないっ!
ごめなさい完全に自分の口癖によるミスです。御指摘ありがとうございます。

あと保管庫様。更新お疲れ様です。しかも自分のお話、面倒にも注釈をリンク(っていうの?)
方式にして頂いて感謝の極みであります。ちょっと感動しました。
336名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 07:27:36 ID:Bt2fw1Go
空気読めてるなぁ
337名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 05:49:21 ID:W5k8CbuL
>>335
古代設定にボクッ娘…萌え狙いすぎじゃないか?
せっかくスルーしてやってるのにレス返しとはW
指摘してもらったところに気付けば次から直すか次回の前書きで書けばいい

いちいちコテでのレスは不要

コテ職人の自己語りが許されるというこのスレの悪癖は直したほうがいい
職人の馴れ合いは荒れる元だ
338名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 10:25:13 ID:Rn/4lrrc
>>337
主張の内容はともかく、そういう上から見下すような言い方も十分荒れる元だけどね
自治厨っていう蔑称が存在するくらいメジャーな荒らし方
339名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 12:37:17 ID:WoX9rLbT
>>337
まぁなんだ。ひとつだけ聞いてもいいか?

`_?
340名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 15:21:04 ID:iZCsbRJy
まぁ、なんだ。
確かにコテ職人の馴れ合いっぽいレスはウザいのは同意だけど

>>337
ものはいいようで角が立つってこともあらぁな







おやっさん!生きのいいところで孕ませ一丁たのむ
341名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 15:53:16 ID:niQaYGi/
>>340
ageるな。

>>338
嵐認定するには過剰反応過ぎないか?
言い方はともかく、主張はもっともな事いってると思うぞ。

最近はコテ語りが流行なのかと思うほどあちこちでやってるのを見るけど
そういうのは控え室とか、誤爆スレで。
もしくは某氏のように自サイト作ってそこでやれよと思う

いち早く空気読んでサイトを作った某氏はさすがだ
名前を出すと粘着が寄ってくるのでいわないけど、あの人は偉いよ
342名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 15:54:17 ID:OeJUg196
空気読まずすんません。
産卵とかはどのスレの了見でやすかね?
343名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 16:24:15 ID:MY7jZiFE
少なくともここではない
344名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 17:55:12 ID:Rn/4lrrc
>>341
「主張の内容はともかく」って最初に付けたのはまさにそのためなんだけど…
345名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:02:55 ID:WoX9rLbT
またいつもの奴だろ

コテと見れば誰彼かまわず噛みつくからなぁ
346名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:31:31 ID:qfaSfLH0
そゆ奴がいるのをわかってても懲りずにコテの自己語りをやらかす奴もどうかと思うがw
347名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:40:46 ID:Rn/4lrrc
でも万一ってこともあるし、一応確認だけはしておいたほうがいいかと
348名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:57:27 ID:y8fqQJ1l
えっ、産卵はダメか
349名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:11:30 ID:o3e1ozQA
卵産み付けまでならおk?
350名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:32:12 ID:4RKr8j+T
産卵って別スレなかったっけ?
351名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 19:56:58 ID:Vq8rU6Sd
女の子のお腹が大きくなるなら卵もありじゃね?
352名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:57:52 ID:IVN+8o5N
部外者で悪いけど、>>337は高圧的な物言い、
>>338は337を荒らし認定したような言い方してるようにはみえる。

>>344のそのためってどれを指しているのかもわからないし
>>345はもう決め付けてる
そして便乗して>>346

なんでSS投下よりそっちで盛り上がるんだー!!

コテで全部ではなくともレス返ししたり自己語りはやはり痛いと思うよ
自己語りしないで>>337がああいえば、荒らしだろうけどねー

いつからこんな風になってしまったのか、過去ログ見てる。
前はこんな殺伐としたスレじゃなかったぞ?
やはりコテハンの自己語りが増えると荒れるのは確かじゃないかと思われた
353名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:32:13 ID:oON1mIYx
何で部外者がわざわざ長文擁護しにきはるんですか?

tu-ka、何でほんと収まった流れわざと蒸し返すの?あんた当人か?
354名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:34:13 ID:mq241UE3
まあまあマターリとスルーでいこー
355名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:13:04 ID:TWBaspiu
>>283の予言が的中している件www
356名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 01:52:37 ID:glzSUJKe
そんなわけで俺的にはタマゴもおkでいいんじゃないかと思うんだがどうだろう

爬虫類や魚の一種みたいに孵化するまで腹の中に卵を抱えたままで
孵った子供を産み落とす、みたいなケースなら見た目的にはあんまり変わらんし
357名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 02:17:41 ID:J6njRJvc
爆弾投下

つ【寄生虫】
つ【ハリガネムシ】
358名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 04:57:00 ID:UoQfXIhI
産卵ならここか
触手・怪物に犯されるSS 10匹目
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163603957/l50
が近いと思う

異種姦色が強いなら後者を推奨
359名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 06:25:57 ID:s6x2IY0j
>>355
=にちゃんねるの名言= 

「煙の無い所に火は立たず」=「晒される理由もなく晒しは行われない」  

私怨だろうがなんだろうが人様に恨まれるような行動をとると晒される  
その晒された香具師が潔白なら周囲の反応はすぐ止まる(もしくは反応がない)  
潔白ではないなら周囲も反応し「晒された内容」が「事実と認知」されうる  

晒されている者は大なり小なり無意識であっても他人(申告者に)に害を与えた事になる  
その他人が池沼であっても、晒された以上はなんらかの非があると思わねばならない  
いわれなき事や根も葉もない噂であっても、晒された本人の無自覚さが問題である事も確か  
他人はいつも自分を見てる、自己の行動・言動に注意してないと晒される可能性は高くなる  
360名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 08:13:42 ID:TWBaspiu
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね
361名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 10:38:58 ID:nqt4dbXP
どこにその名言があるんだ?はじめて見たぞ,そんな超理論
362名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:38:25 ID:tqhBHWkc
ネタかも知らないがマジレスしてみる

数年前からにちゃんで使い古されてるキャッチフレーズだろ
ふいんき(なぜか変換できなry)とかと同時期の奴だな
チロルチョコや田代砲編等もある
363名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:47:20 ID:BrvwTMXS
懐かしいネタ引っ張ってくんなよ…

ここは2ちゃんだが2ちゃんではないピンク板だ
知らない奴がいてもおかしくはあるまい
364名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 12:39:43 ID:KKeMlmAY
見知らぬ妊婦に認知を求められたら、責任をとって結婚しろということだな。
365名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 13:51:36 ID:IAOSb1ME
昨夜の産卵議論だけどさ

ラミア娘がラブラブセックルで卵産むようなネタは獣人スレに
投下した方がいいのかな、やっぱ。
366名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:20:45 ID:qtvyEJ+T
ライン引くのって難しいなぁ。
367名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:40:18 ID:QcBzkuQJ
椎名百貨店の「そこになさって下さい」はNGだろうな
368名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 15:48:00 ID:cMSzVD4H
>>367
シャケのように人魚の卵に精子をぶっかける奴か
369名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 18:57:23 ID:pRgPVM8H
受精だからアリだろーとか考えた俺は
人として何か間違ってる気がした
370名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:40:45 ID:glzSUJKe
やっぱり過程も大事だと思うわけで
371名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 03:21:12 ID:M4nbun1m
逆に出産だけだが生まれる子が人外だった場合はどうしようかと
372名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 03:41:45 ID:1QBzXfeW
卵でも人外でも問題はないんだ。
要は雄が女性の身体に生殖器を突っ込んで子宮に子種注いで、その結果孕めばそれでいい。
373名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:10:20 ID:h7X2WaCo
孕んだ結果膨らんでいくお腹には、
夢とか希望とか愛が詰まってると思います
374名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 13:22:54 ID:cK/SkldE
はらねばならないと思った。
ttp://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/birth/story/20061222afpAFP010214/
リアルもすごくファンタジー
375名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 13:55:28 ID:98owbj3E
>2つの子宮で同時に妊娠した女性の例は、これまで世界で70件しか知られておらず

!!??
376名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 14:21:03 ID:YBJ27Nm3
二つの子宮で双子妊娠なんて天文学的確率だろうな・・・
377名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 20:30:36 ID:w6g1tFfO
一卵性双生児ってやつじゃない方のことなのかな
378名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:33:29 ID:M1Mbmpwl
前にこんなネタ、ここになかったっけ?
http://www.marigold.co.jp/undermoon/dreamnote/index.html
379名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:49:21 ID:6/T9oju5
つーか、そもそもドリムノートってウィングマンだよな
380名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 01:05:11 ID:nNRB+bmP
>>378
パロディなんだから、他人が考え付いてもおかしくはない……はず?
381名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 10:01:47 ID:QBG+VCyA
>>378
これはいい!と思って思いついたアイデアは大概
今まで5人以上の人間が思いついて、けどやっぱり止めたモノ

デスノ登場以降ノートで〜ってネタは随分あるよ
382ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:00:44 ID:1QfassN5
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>

「……<婚姻と出産の守護女神>の巫女が……?」
副巫女長の報告に、私は眉根を寄せた。
「巫女長様に、会談を申し出ています」
「何ゆえに?」
「それが、お会いして直接お話したい、と。――余人には話せない、とも」
イリア、神殿随一の豊満な胸乳を持つ売春巫女は、帝国への敵意をかくさずに答えた。
この街生粋の人間である彼女は、この街の支配者である帝国に対して、もともと良い感情を持っていない。
いや、帝国に対する彼女の心理には、若い頃の事情などがあって、彼女自身も意識はしていない部分があるのだが、
今回の憤りには、理由がないわけでもない。
なんといっても、イリアは神殿内で私に次ぐ地位にある巫女だ。
それが応対に出て、「貴女には、お話しできない」と言われたのなら頭にくるだろう。
ましてや、その相手――異教の巫女が、イリアが産んだ娘とたいして年齢が変わらぬ少女ときては。
「……アドレナ、と言いましたね、その娘……」
「はい」
「その名前、聞いたことがあります。乙女の身でありながらすでに稀代の霊力を持った巫女と……」

<婚姻と出産の守護女神>の巫女は、実は「巫女」でいる間は、その力は弱い。
多くの女神と同じく、その真の恩寵は、経産婦にこそ与えられる。
そして、力の源は、巫女の夫になる男が供給する。
夫の寵愛と精を子宮にたっぷりと受け、新しい命をはぐくむことによって、
女たちは、はじめてその霊力を開花させるのだ。
かの女神の神殿では、巫女は、人の妻となると、「誰それの妻」と呼称され、「巫女」とは呼ばれなくなる。
むろん、それによって女神への信仰を失ったわけではない。
それどころか彼女たちは、配偶者と交わり子を産むことで、成熟し、安定し、より強固な信仰と霊力を得る。
彼女たちは、単に公式の場で「巫女」と呼ばれなくなっただけで、神殿の籍は保持したままであるし、
必要ならば、「既婚巫女」として、儀式などに加わることが出来る。
教団内で真に高い地位にある女――幹部や教師役は、みな、こうした「巫女」ではない女だ。
かの女神にとって、主力であり、最大最強のしもべとは、現役の巫女ではなく、
家庭に入り、夫と一体となった「元」巫女たちなのだ。
383ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:01:14 ID:1QfassN5
<婚姻と出産の守護女神>の神殿は、生娘の巫女たちを「準備段階にある存在」として育てる。
自分の力の源である配偶者と溶け合うようにして結びついた元巫女は、完全無欠の存在であり、
生娘の「巫女」たちは、いわば、蝶になる前の幼虫にすぎない。
かの女神の「巫女」と呼ばれる女に、強い力を持った者は少ない、とは、このことを指す。
だが、その中にも、例外はある。
私に面談を求めている娘も、その一人だった。
アドレナ。
その名前を持つ巫女――この少女は、疑いようもなく処女だ――は、
生娘の身で、すでに「既婚巫女」と同じだけの力を持っていると言う。
それが夫を得て成長したら、どれほどの脅威になるか──他教団の幹部の懸案事項の一つだ。
「――会いましょうか。どの道、他の選択肢はなさそうですし」
私は無理に笑顔を作りながら答えた。

「――巫女長の座を譲れ、と」
四人の来賓を迎えた私は、彼女たちの申し出に、心底あきれる思いだった。
帝国の支配者たちの横暴さはよく知っているつもりであったが、これほどまでとは予想していなかった。
異教の売春神殿、その巫女長の座を明け渡せとは──しかも処女の小娘に!
「――永久的に、と言うわけではありません。
一年ないし、二年お借りしたいと言うだけでございますわ」
返答をしたのは、乙女の横に座る交渉役の巫女だった。
その成熟した美貌を見ずとも、彼女が既婚巫女であることはわかった。
たっぷりと男の精を──それも単一の精を──吸った女は匂いで分かる。
かなりの力を持った巫女だが、それを帝都から派遣させる重要事──それは何か。
「――巫女長の座は、私どもの目的が達せられ次第、可及的速やかにお返しいたします」
「──むろん、大いなる代価を添えて……」
ことばの続きを引き取ったのは、両脇に立つ護衛役の女騎士たちだった。
私は、彼女たちの襟元の記章をちらりと眺めた。
剣ノ正四位。
槍ノ正四位。
正一位から従八位まであるという、帝国の女武官の官位には詳しくないが、
ピラミッドの頂点、すなわち正一位から従三位までの六職は、巫女で言えば大幹部にあたる。
つまりこうして「外」に出る女騎士のなかでは、彼女たちが最高位だ。
──私は、あらためて彼女たちが護衛してきた女を見つめた。
384ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:01:46 ID:1QfassN5
「――」
私と目が合うと、アドレナはつつましい挙措で頭を下げた。
保守的きわまりない巫女装束に身を包み、にこやかにだが一分の隙もなくこちらを見る美貌。
若い──男を知らないということ以外は、頭のてっぺんからつま先まで完璧な女がそこにいた。
「それで、ご本人はこの件について、どうお考えなのでしょうか?」
交渉役の巫女を無視して、直接問いかけてみる。
「――ウルスラ様のご寛容を懇願するのみでございます」
鈴を鳴らすような声が、完璧な答案を読み上げた。
賭けてもいい。
この娘は、<帝都>の神殿では、自分の代の巫女たちの総代だ。
それも成績はすべて最高評点。
でも、完璧な処女に、経験をつんだ女が叶わないか?
──私の中の対抗心が急に目を覚ました。
「と、言われましても、こちらとて出来ることとできないことがあります。
いかに我々が<帝国>に忠誠を誓う街といえど、神殿の巫女長の座を譲れとは、
あんまりなご命令ではありませぬか?」
──言いながら、私はアドレナの次のセリフをシミュレートした。
(いいえ、「命令」ではございません。――「お願い」でございます)
そう。
たっぷりと脅しを含んだ、拒否不能な「お願い」。
それに対する皮肉たっぷりな返事は、私の中で一瞬のうちに組み立てられた。
何度も修羅場をくぐった年増女には、容易いことだ。
だが──
「はい。私もそう思います」
アドレナは、私の予想外の答えを口にした。
それは、交渉役の既婚巫女も、護衛の女騎士も同じだったらしく、
三人は、唖然とした顔で自分の主人を見つめた。
「――ですが、これは<帝国>のみならず、
我々がお使えするそれぞれの女神様に関わる問題でもあります。
まげて、ご容赦を──」
紙の試験の上だけならば、完璧な女は意外と多い。
だが、実地も完璧な女は少ない。――処女ならば、なおさら。
私は、その数少ない存在を見知ったようだった。
385ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:02:30 ID:1QfassN5
「……」
「……」
異教の巫女と私は、しばらく無言のまま見つめあった。
互いの、用心深く注意深い視線が探りあい、
──お互いが、お互いを手ごわい女だと認識した。
同時に、本当に必要でないのならば、敵対しないほうが賢明な相手だということも。
私が、肩の力をそっと抜くと、アドレナも小さく息をついた。
「……あなたに一時的に巫女長の座を譲ったとして──」
私の隣で、イリアが、びっくりしたように顔を上げた。
(仮定の話よ)
横目で流した視線で、イリアの口を封じながら私はことばを続けた。
「――貴女がたが用意できる<代価>は、どのようなものかしら?」
態度の軟化を感じ取ったのだろう、交渉役の巫女がぱっと顔を輝かせて口を開く。
「それならば、大いなる富──街の収めるべき税金の一部を永続的に免除──」
イリアが眉をしかめかける。
<帝国>の、こうした押し付けがましさ──私たちの物を奪っておきながら、
尊大にそれを「返却」してくださる──には、反発以外の何も感じない。
しかし──。
「――貴女がたの<敵>への攻撃の際の、助力、でいかがでしょうか?」
巫女のことばが終わらないうちにアドレナは別の条件を出した。
イリアが息を飲んだのを私は感じ取った。
「敵……ですか、我々の?」
「はい。私(わたくし)たちにとっても、ですが……」
うなずいたアドレナに、私は一瞬返答するのが遅れた。
「……なんのことなのかは、よくわからないけど、そうした気持ちは嬉しく思います」
「はい。出すぎた真似をいたしました。
――ご容赦を。本日は、これまでにいたしとうございます。しかし、巫女長様……」
「ウルスラ、でいいわ」
「ウルスラ様、お忘れなきようお願いいたします。
我々は、いつでも貴女さまに<協力>できる、と思いますわ」
「それは、よく覚えておきましょう」
アドレナは引き際さえもよく心得た女だった。――到底まだ処女の身とは思えない。
386ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:03:01 ID:1QfassN5
「……あの小娘、どこからか、かぎつけたのでしょうか」
イリアが机を指で叩きながら苛立たしい声で質問した。
「おそらくは──推測」
「……はったりだというのですか?」
「いいえ。彼女はそれが事実だと「知って」いるにちがいないわ」
「まさか──」
「生粋の帝国貴族が持つ交渉能力のひとつよ。
あの娘のご先祖は、何十代も前から、ああした交渉の中で生きてきたの。
ここに来るまでに集めた情報と私の態度だけでそれを「推測」していてもおかしくないわ」
「……」
目に恐怖に近い光を浮かべたイリアを責める気はなかった。
私とても、戒厳令を敷いた「あの事」が簡単に読まれるとは思わなかった。
「……で、その張本人たちは、どうしています?」
「誘惑されたほうなら、神殿の奥に幽閉しております。誘惑したほうは──不明です」
イリアの返事に、私は深いため息をついた。

この街の守護女神は、言うまでもなく<大地の母神>様だ。
すべての命を産み育てる大いなる女神は、慈愛をもって生殖行為をすすめる。
子を産み育てることを奨励するあまり、あまり貞節にこだわらないところが、
帝国の主神である<婚姻と出産の守護女神>とその信者には気に食わないらしいが、
親子の間から生まれたのであろうが、夫婦以外の間柄から生まれたのであろうが、
新しい命は尊重されるべきだ。
むろん、正式な夫婦の間から生まれた子供も同様に。
──セックスをして、子供を授かり、産み育てる。
人間が増えるための単純で自然な行為は、誰も否定できない。
しかし、それを否定してしまう輩も世の中には存在する。
私たちの街を襲っているのは、まさにそうした連中であった。

──先日、私たちは、一人の少年の<成人の儀>を失敗してしまった。
初体験にのぞんだ少年は、あろうことか巫女の子宮に精を放つことを拒み、
膣外射精――それも<美と性愛の女神>の一派が好む顔射――で、
初夜の七回の営みをすべて終わらせてしまった。
387ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:03:32 ID:1QfassN5
審査の結果、<美と性愛の女神>の邪宗派がこっそり配布している
<経典>に毒されていたことがわかったその少年は、
ただちに神殿の地下に隔離され、巫女の中でも特に「名器」で知られる者たちによって、
<再教育>を施されているが、この事件に、神殿内は騒然となった。

<美と性愛の女神>の邪宗派は、数十年前の摘発で壊滅したはずだった。
各地に残る<美と性愛の女神>信者は、妊娠や出産を奨励する<正教>だけのはずだった。
しかし、「性の快楽は、妊娠・出産よりも優先される」という教義を掲げる狂信者たちは、滅びていなかったのだ。
それがこの街で復活したことを知って、わが教団は大きなショックを受けた。
断じて、この不名誉を他の街に知られてはならない。
──その前に、邪宗派を叩きつぶす。
アドレナの「推測」はどこまで事実を知った上のことなのだろうか。
私は、あの清楚な美貌の奥にある知恵としたたかさにあらためて脅威を感じた。
「テルズの様子はどうですか?」
<成人の儀>を拒んだ少年の名をあげて問うと、タチアナ──幹部巫女の一人が答えた。
「なかなかうまくいきません。邪教の巫女が施した淫楽の術はかなり強力なようです。
昼夜問わず、名器自慢の巫女たちと交わらせていますが、
これまで一度も女性器の中へは射精しておりません。
――顔や胸や口、つまり子種を無駄にする射精行為には喜んで応じようとしますが……」
「それらの射精は、あくまでも相手への愛情表現の一種であって、
正しい性行為──子宮への射精――を存分の行った後で楽しむものよ」
「承知しております。巫女たちも、膣内射精の前には決してそれに応じない、
と少年に言い聞かせておりますが、抵抗は頑強で……」
「……それほど強力な巫女が生き残っていたとはね……」
わたしはため息をついた。
弾圧された宗教は、ときに狂気とともに優れた巫女を生み出す。
邪教とて、それは変わりがない。
「……少年の<再教育>、私も加わりましょうか?
あそこの具合なら、私もいささか自信があります。
──主人も、主人以外の殿方も、みな誉めてくれますから……」
タチアナ──人妻の身で売春続ける巫女──が提案したが、私は首を振った。
「今回に限り、貴女は適任ではないわ。不倫の楽しみは、かの邪教も積極的ですもの。
近しい方法でことを行ったら、まずいことになりかねないから……」
388ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:04:03 ID:1QfassN5
不承不承引き下がったタチアナを見て、私は彼女に知られないように再度ため息をついた。
この巫女は新婚の頃から──いや、そのもっと前から、ずっとこの調子だ。
彼女は、まちがいなく夫のことを深く愛している。
だが、他の男に売春をせずにはいられない。
それも、夫の知る男ならば、なおさらだ。
この間、タチアナが一晩中悶え狂うほどに乱れた売春の相手は、
彼女の夫が、弟のように可愛がっている近所の青年だった。
テルズは──彼女の夫がヨチヨチ歩きのころから見知っている少年だ。
タチアナは、全力を持って春をひさぐだろう。
少年が、邪教の戒めを破られ、人妻巫女の子宮に夫以外の精液を流し込む確率は高い。
だが──それでは、少年は邪教に心を奪われたままで<成人>しかねなかった。
私が小さく頭を振ったとき、部屋の中に若い巫女が飛び込んできた。

「テルズ様が──いなくなりました!」
失神した相手の巫女たちを残して消えた少年に、私たちは青ざめた。
──この街の希望の一つが、邪悪な巫女の手に落ちたのだ。
389ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/23(土) 12:09:36 ID:1QfassN5
久々の「神殿」です。
アドレナの着任(着床じゃないですw)の頃のお話です。
エロなしですが、とりあえずここまで。

おくればせながら、美女と野獣、wktkです。
あとリズちゃんもっ……もういちど嬉しそうな「どうしよう♪」を見たい! あと「おケツ」も……。
390名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 14:38:30 ID:wIIZ553N
孕ませ神殿マンセー!!
391名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 14:58:07 ID:zluQbpRg
GJ!
392名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 19:53:41 ID:UF7pLBA9
ゲーパロさん引き出しの数ハンパないな〜。
いずれにせよGJ。
お疲れ様です。
393名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:07:37 ID:UgzeEvPk
遅れたがGJ!!
いいものを見てから眠れる!
394名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 03:10:18 ID:zX65kaJB
ゲーパロ氏はいつもいい仕事で
楽しませてもらっています
395名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 09:18:57 ID:teJQuazg
クリスマスだし産多(サンタw)さんの孕ませまだぁ?wwwww
396ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/24(日) 16:16:14 ID:0vEK//e7
神殿の続きでなくてごめんなさい。
クリスマスネタです。
他スレのシリーズの外伝的なオハナシですが。

http://green.ribbon.to/~geparosenyo/izonsyuraba/izonsyuraba01-mamaizonpr.html

さあ、皆のもの、「十月生まれ」のお子様を増やそう!w
397名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 19:11:24 ID:3NJ3Cpjv
やべ、これからは10月生まれをバカにはできんなwww
398名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:00:54 ID:32NOc422
ゲーパロ様、いつもいつも息子がお世話になります。

ところで、戒厳令ではなく緘口令では?
399名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:32:15 ID:rS4qgZep
俺・・・
消防の頃はクリスマスに種注がれるとクリスマス〜新年におぎゃーだと思ってたんだ・・・
400名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 02:17:23 ID:Qb/jTaVp
とても良い話だったが
絶望先生思い出してしまったよorz
くそぅ久米田め…
401名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:04:42 ID:Xwouz4uT
十月生まれでーす♪
402名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:09:56 ID:lmK8S5b6
クリスマスベビーか……
あのさ、実は僕、12月の下旬生まれなんだ。
十月十日を逆算すると多少の誤差はあるけどバレンタイン(ry
403名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 06:33:32 ID:7/7+OzGu
>>402
大分違いますよ。
生理周期が一般的な28日、標準的に生育、出産したと仮定。
12月25日生まれの場合は、妊娠0週0日が3月18日になり、
排卵予定日が4月1日。
誤差で3月30〜4月3日。
精子の存命は最大一週間だが現実的な日数として3日を適用すると
3月27日〜4月4日に性行為を行ったことになる。
あくまで、計算上の話です。
404名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 08:50:36 ID:q6m31sMp
403さんが詳しく説明してくださってますが、
十月十日は十ヶ月目の十日という意味らしいので
実際は九ヶ月と十日のなのですよ。
405名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 09:40:15 ID:7dHeyg8U
>>403 先生!解りました!

つまり、誕生日が9月23日頃の奴が、人生の勝ち組の子供ってわけですね!!(違
406名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 10:26:00 ID:rq/LBlFp
・・・なんだとう!<9月25日生まれ
407名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 19:22:22 ID:te1fXvMJ
……親は離婚してるんだが(予定日より早めの9/18生まれ)
408名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 19:26:16 ID:ocfBdoib
そういや小学校のころ

9/20:Mくん
9/21:ワシ
9/22:Nくん
9/23:Aくん

やたら誕生日が近い人がおおくて、
「秋分の日のヤツはいいな」「おとめ座じゃないヤツはいいな」
とか言ってたなあ。
そうか。計算するとそういうことか。生々しいのう。
409ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/12/26(火) 21:26:51 ID:T2m/w0a/
>>403
4月1日の会話
「今年のクリスマスには、貴方にすっごいプレゼントあげるね!」
「あはは、エイプリルフールかい、だまされないぞー」
「ううん、私、エイプリルフールのウソは毎年1回だけにしてるの。
今年はさっきウソついたから、今のは本当のことよ」
「え、さっきついたウソって……まさか……」
「もちろん、『今日、安全日なの』のことよ☆」

こうなのか、こうなのですか!?
410名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:31:05 ID:dXuRgcCy
そうですよ!そうなのですよ!!
411名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 04:24:35 ID:vGaY2/rU
4月1日が誕生日の自分がやってきましたよ
412名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 07:50:36 ID:cRMPIzBo
>>408
というか、かに座やおうし座、うお座はいわれなき迫害を受けて
ふたご座やいて座、しし座はヒーローだった俺の小学校時代。
413名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 08:36:21 ID:W7Y8J2HM
この聖闘士め




妊婦の臍を責めてみたい、でべそではなく膨らんだお腹のわずかな窪みを
奥のほうまで舌でクリクリして先っちょぴったりくっつけて射精してみたいが

服装はマタニティもいいがゆとりのある和服の方が好きだ
414名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 02:51:24 ID:VF3H3lSH
>>404
そうなのか。だとすると9月に「処女宮」ってのも皮肉だな
415名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 10:24:05 ID:MDQRjJ0w
誰がうまいこと言えと(ry
416名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 12:41:26 ID:n7d0PgAi
ttp://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ028495.html
王妃淫肉陵辱
SS付CG集の形式で絵柄でかなり好みが分かれるだろうけど、義理の息子の子
を妊娠してボテ腹・出産する話と王妃が触手に孕ませられ、娘も商人に孕
まされて同時ボテ・同時出産する話があり。
417名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:15:37 ID:QKIeFNos
逆算すると母親の誕生日っていうのも生々しいんだぜ…
418名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:53:54 ID:xW0P66hb
11月23日生まれのおれは年越しの時にしこまれたのか?
419名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:04:10 ID:dxSPJED0
>>417
自分は母親の誕生日もしくは結婚記念日(近い)、弟は父親の誕生日という可能性が濃厚でなぁ…
420名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:42:59 ID:9gABXvuS
あと一ヶ月早く生まれてたら、新婚初夜に仕込まれたという妄想に浸れたんだが……
421名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:55:19 ID:Lw0lfZSV
>>420
なんていうかそれは
「結婚してから一月たったよ!」的なノリで仕込まれたとも考えられるぞ
新婚さんだ、そういう盛り上がり方もありだろう
422名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 10:45:52 ID:FQzUgoAd
結婚式の14日前って、どういうことだろう……。
423名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 12:09:02 ID:dxSPJED0
>>422
二週間くらいなら十分誤差の範囲じゃね?
424名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 13:34:51 ID:bDw01fNj
9/11産まれの俺。
出し収めか出し初めのどちらがヒットしたんだろうか少し気になる・・・
425名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 14:01:45 ID:Xs+zqc8B
自分の仕込まれた時期を逆算するのもうやめようぜ。
自分の親で想像すると、萌えるどころか吐きそうになってくる・・・orz
426名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 14:24:19 ID:MHaB2HGS
逆算したいなら誕生日じゃなくて出産予定日を知らないと。
親元にいない奴は正月帰省してさりげなく聞いてみるんだ。
427名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 17:20:08 ID:Cu5xydC8
今日が誕生日の俺が来ましたよ
428名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:47:47 ID:D8sPJbvn
 きょ・お・は すてきな♪ た・ん・じょおび♪

     Å     み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    (#゚∀゚)
   (っ⌒/⌒c  み・ん・なの す・き・な♪ >>427♪ おめでとー♪
    |⌒|⌒|
   (__)_)  ハッピー♪ ハッピー♪ バースデー♪ ワックワック(ry
429427:2006/12/29(金) 21:57:51 ID:Cu5xydC8
>>428サンクス
今年で26になったよ。
430名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:39:17 ID:lbPvItZb
私も今日が誕生日、でも家には帰らない。
去年のプレゼントが今度産むだった事は今でも根に持っている。
どうせならピr(ry
431名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 03:11:51 ID:o8+uYrQE
誕生日に妊娠報告された事があるな
もしかして狙ってたんだろうか
432名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 20:25:08 ID:cclfdwt8
>>431
なんの罰ゲームだよ
433名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 21:12:15 ID:3gfXe/3B
つまり…「誕生日プレゼントは、あなたの赤ちゃんです」
434名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 01:14:33 ID:n1aeH99x
ふと思ったが、ここ的に郵政の年賀状のCMはかなり興味深い展開じゃね?
435アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/31(日) 04:20:31 ID:rlJ8ZJwj
とあるホテルの一室、バスルームからのシャワーの音が聞こえキングサイズのベットには少女が一人寝ている。
あの勝負のあと城山に抱えられた白湯はこの部屋に連れてこられていた。近くの机には白湯の着ていた衣服
が丁寧に畳まれているところを見ると、どうやら今の彼女は生まれたままの姿らしいという事がわかった。
「ん…、ここは。」
寝ていた少女、白湯が目を覚まし周りを見る。寝ぼけている頭なので状況把握には少し時間がかかったが、
どうやらあの勝負に負けて眠らされた後ここに連れ込まれたということだけは理解できた。
「起きたかい、白湯君」
「し、城山……」
バスルームから出てきた城山はすっ裸だった、城山はガウンもはおらず白湯のいるベットに近づく。
「く、来るな変態。あんた、私に何する気なのよ」
「ふふふ、ホテルの一室で裸の男女が一組。やる事は一つしかないでしょう」
城山の手が白湯の頬を撫でる。
「きゃ、うわ、やめろぉ」
「借金漬けの上に勝負に負けた事を忘れないように、大丈夫だよ。優しくするから」
ガバッ、と一気に白湯を押し倒すと白湯の唇に無理やり己の唇を重ねる。
「ふんん、ん……」
白湯も負けじと暴れるが急に口を塞がれた事と白湯を抑えようとする城山の力が思いのほか強く離れる事はできなかった。
「ん…ぷは、は、白湯君。あまり暴れない方がいい、素直に受け入れた方が君の為だ」
「ちょっと、バカいわないでよ。いくらなんでもこんな形でっていうのは……痛っ」
白湯のぷっくりとしたかわいらしい乳首を強くつねる、急な痛み声をあげる。
「力じゃ僕の方が上だよ。白湯、諦めて」
城山は力任せにつねった乳首を慈しむかのように今度は優しく口に含み舌で転がしていく。
「ひぁ、ちょっと、なにを」
舌のざらっとした感触とちょっとぬめっとした感触が敏感な突起を刺激する。
城山はさらにもう片方の手で空いている方の胸を愛撫する。
白湯の大きくは無いがけっして小さくもない形のいい胸を包み込むように揉みあげ、時には
乳首を指先で軽く転がすように愛撫した。
「……ん、くぁ、なんで……」
胸を弄ばれる度、そして城山の肌と自分の肌がこすれる度に甘い刺激が頭に昇る。
この場所の空気がそうさせているのか、それとも城山の愛撫が上手いのか定かではないがいつもより
感度のよい自分に白湯は戸惑いを感じていた。
白湯自身、男性経験は0ではあるが自慰くらいはしたことはある。しかし、それでもこんなに感度
が良いという事はなかった。
ちゅぽっと胸から口を離すと城山は再度白湯に口づけ、片方の手も足の付け根の方に伸ばしていった。
「白湯……。すごい、もうトロトロだよ」
ぬちっと一指し指をゆっくりと白湯の中に埋没させていくとそこはすでに蜜で溢れていた。
くにくにと少し動かしただけで蜜が外にこぼれていきそうだった。
「あ、くぅん、だめ、違うのぉ(おかしいよぉ、いつもは違うのに)」
「どこが違うんだい?ほら見てごらん、こんなに溢れてる」
城山は白湯の足を掴みちょうど秘部が見えるように持ち上げる、一指し指を抜くとつーっと愛液が
細い糸を引いていた。
「こんなに濡らして、いけない子だね」
白湯は自分の秘部から目をそらし、俯いた。
城山はクスリと笑うと俯いた白湯の頬にチュッ口づけた。
「いい表情だよ、可愛い……」
そのまま、舌を伸ばし白湯の口の中に舌を入れていく。白湯はもう抵抗する気がないのかそのままゆだねている。
チュプッ、ジュルッっと白湯の口腔内を蹂躙する。一方で秘部に対しての攻めも忘れず、今度は中指も加えて
白湯の中に埋没していった。
436アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/31(日) 04:22:18 ID:rlJ8ZJwj
白湯の上と下の口からはクチャりヌチャリと粘膜が擦れる音が聞こえ、空いた口や秘部からはとろりと涎が垂れていた。
「ぷっ、ハム、あぁ、ダメ、イッちゃう……」
「むっ、はぁ、いいよイッて。」
と白湯がイキそうになると感じた城山は攻めを激しくする。
「ん、あ、あああ、イッちゃう」
白湯の体が急に固くなるとすぐに体中の力が抜けたように弛緩した。口元からはだらしなく涎が漏れ、息も肩でしている
ような感じだった。
「イッたんだね、可愛かったよ。それじゃあ、今度は私の番だね」
と上体を起こし、白湯の両足を開くと城山は硬くそそり立った自分の分身を白湯の秘部にあてがった。
「や、やぁぁ……」
力なくうめく白湯を無視して、城山は一気に貫いた。
「!!くぅあぁぁ」
大きな何かに体を貫かれる痛みに呻く白湯
「おぉ、すご……、きついけど気持ちいいよ白湯」
秘部からくる鈍痛と圧し掛かる城山の重みで白湯は自分が「女」になったのだと実感した。
「白湯、痛くないかい?痛いんならちょっとは動かないけど」
「少し……痛いです……」
「そうかわかったよ」といい白湯のおでこに軽くキスをする城山。
しかし、痛いとはいえ既に初体験を終えている友達からの話と比較すればそんなに痛くはないなと白湯は思った。
むしろ、体を貫いているものを意識すると体の奥から熱いものがこみあげてくる。
「……、もう限界だ。動くよ」
ゆっくりと城山が腰を動かすと鈍痛が体を走り、自然と城山の脊に回した手に力が入る。
「ん、チュ、ぅはぁ…」
ゆっくりだった腰使いも次第に小刻みに早くなり、白湯自身も痛みより快感が上回り甘い声をあげている。
「いい、締め付けだよ。気を抜くとイってしまいそうだ」
城山はさらに深く繋がろうと白湯の腰を少し浮かせ、圧し掛かる様に自らの腰を突き出す。
「ぅきゃぁぁ……、奥にぃはいってぇ……」
「出してあげるよ、奥に、子宮に、私の子種を……」
「いや、ダメェ、赤ちゃんできちゃう」
437アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/31(日) 04:23:15 ID:rlJ8ZJwj
「白湯、あのゲームのリスクだよ。リスクは君との性行為の時に吐き出す私の精液…。
 1点ごとに1ml分の精液を君の体にうけてもらうってね。
 ゲームが終わった時で君が1万点、僕が6万点。差し引きで君は5万の負け……。
 すなわち、これから君は僕の50L分の精液を受ける事になるわけだ。」
「そ、そんな。酷い、あの時言わなかったじゃない。そんな事ならあんな勝負…」
「受けなかったら借金分同じような事をするだけだったからね、どのみち逃げられないよ。
 大丈夫、一晩で終わらせようなんて考えてないよ。そんな事したら君も私も大変だからね。
 一日100mlづつの計算でリスク消化してもらうから」
「ふぁ、そんなのって、ぁふぅ」
言い終わると城山は激しくグラインドを開始した、白湯は非難の声をあげようとしたが城山の急な動きに流されてしまう。
城山の肉棒が白湯の秘部に激しく出入りするたび、グチョヌチョと愛液の絡み合う音がする。
「ん、くぅ、そろそろ限界かな。出すよ。」
「あ、んくぅ、だ、めぇ」
「うぉ、はは白湯もイキそうなんだね、さらに締め付けてくるよ」
「あ、あ」
城山がラストスパートとばかりに早くそれでいて強く白湯の体に腰を打ちつける。
「お、お、イク、ぞ」
「いや、んぁあ……、変になるぅ、変、になっちゃうぅ」
最後、白湯の細い腰をがっちりと掴み一突きすると城山は己の子種を白湯の体内に流し込んだ。
「あ、あ、入ってくる……、入ってくるよぉ……」
一瞬びくんと体が跳ねたかと思うと、すぐさま脱力したかのように体を弛緩させた白湯は自分の体に吐き出された
熱いモノを感じて、うわごとのようにつぶやいた……。

「ふう、やはり私が目をつけたかいがあったな。最高だよ、君は」
精液を出し終えた城山は脱力している白湯を抱き上げ、そのまま対面座位の格好で抱きしめる。
「………」
白湯は諦めきったかのように目を閉じ、黙っている。
「今日は、初めてだから一回で終わらそうと思ったんだけどなぁ。無理みたいだ。」
ズンとそのまま白湯を突き上げると白湯は「くぁぁ」と可愛らしいうめき声をあげる。
「もう……、中には出さないで……、50Lなんて……、絶対妊娠しちゃう……」
つーと白湯の目から一筋の涙がこぼれる。
「その時はその時、産んで育ててもらうよ。さて、リスクを全部解消するまで何人孕むのかねぇ。」
「あん、やぁぁ……」
リスク解消まで残り49、900L、白湯の明日はどっちだ。
438アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2006/12/31(日) 04:26:20 ID:GcGFOuRr
かなり遅れてしまいましたが全回の続きです。
前回では自分のせいでだいぶ荒れてしまったので今回は少し様子見していたので
遅れてしまいました。
それでは、また。
439名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 07:58:14 ID:gBi8ozyC
一番槍GJ
440名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 08:07:29 ID:sv53yWw0
しかし一回の射精で100mlとはすごいな
普通多くても二桁じゃなかったっけ?
441名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 11:22:31 ID:qMeBtkLN
>>440
ハッタリとか?

それにしても実は城山は白湯にベタ惚れなんじゃね?
442名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 14:58:21 ID:kqvFGBcQ
エロゲーやエロまんがの世界なら別段異常でもないね
443名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 15:25:21 ID:qKdYRLB5
一回で100ml以上出てるなw
444名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 15:47:35 ID:LvMmUdWo
つーかどれだけ出たかどうやって計測するんだ?
推定値?
445名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 17:17:47 ID:Lis0YKkv
細かい事は気にするな

考えるんじゃない、孕ませるんだ!
446名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:26:30 ID:LKS349nJ
>一日100mlづつの計算でリスク消化してもらうから」

要するに総計500日中田氏ってこったね
447名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:30:43 ID:S6afIW/r
今年も盛大に生中孕み一丁
448名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 01:10:41 ID:ZL00N4Br
種付けおめでとうございます

会社のえらいさんに送った年賀状が2008になっていた俺はもう眠れません
449アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/01(月) 02:36:55 ID:SRcM/ean
「助手君助手君」
「なんです博士」
「とうとう完成したぞ、この新型コンドームが」
「やっとできたんですね、従来のものとの違いってなんなんですか?」
「ふふふ、それは実際に使用すればわかるというものだ」
「実際にって、きゃぁぁ」
「いくよ助手君、ふん」
「あぁ、博士の太いのが私のなかにぃ」
「おお、助手君のはいつ入れても初めてと変わらなく締め付けてくるね」
「あん、あぁん、そんな、激しくしないでぇ」
「そろそろイクぞ」
「ん、はぁ、私も。は、博士ぇ」
「イクぞ、くっ」
「あぁぁぁぁ、ビュクビュクいってるぅ……」
「ふぅ、さて実験の成果は……とりあえずは成功したようだな」
「あ…、博士ぇ、あれ?ゴムの先端になにも溜まってない…」
「ふ、そうこのコンドームの先端には小さい穴が空いてあるからな」
「それって不良品なんなんじゃ」
「そこが従来品との違い。このコンドームは避妊具に見せかけて避妊具にあらず。
 私の編み出した技術によって、この小さい穴が射精による発射距離を伸ばし確実に子宮へと届く。
 その事によって妊娠確立をあげる事ができる。少子化対策の夢のコンドームよ、ハッハッハ。」
「まぁ、それは素敵。ところで博士」
「ん、なんだい助手君」
「その……私、今日危険日なんです」
「へ?」
「責任とって下さいね、パパ(はぁと)」


博士の発明した新型コンドーム「ゴムゴ13」は助手の身をもっての実験結果によりバカ売れすることとなる。
「あ・な・た、そろそろもう一人欲しくない?」
「ふふふ、それなら改良型を試してみるか」
「きゃー♪」
450アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/01(月) 02:41:24 ID:SRcM/ean
孕ましておめでとうございます。
今年も生中とハラミをたくさん味わえればいいなぁ。
451ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:03:29 ID:aiHHhl64
>>449
あけおめGJ!
根元を軽く縛ると勢いが増す……これは盲点だった!w

神殿、ウルスラ編中篇を投下します。
ショタと年上巫女と、ゾンビですw まだ孕みにはいきません。ごめんなさい。
苦手な人は「ゲーパロ専用」で弾いてください。
452ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:04:00 ID:aiHHhl64
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>

荒い息をついて、岩山のくぼみに身を潜ませる。
手足を少しだけ休ませる。
二刻(4時間)ほど歩きずくめだ。
さすが息があがってきたが、驚くほど疲労感は少ない。
極度の興奮状態にあるのと、エレーナさんから借りた腕輪のおかげだ。
エレーナさんの魔力はすごい。
格好だけは巫女のふりをしている神殿の売女どもとは比べ物にならない。
それは、エレーナさんが本物の巫女だからだ。
ほんとうの女神様の、ほんとうの教えを守っている巫女だからだ。
──<美と性愛の女神>の「真流」に仕えるエレーナさんは、
人間が神を模して作られ、英雄から神となる可能性すらある万物の霊長であることを僕に教えてくれた。
そしてそれは、獣や鳥や魚や、つまり他の動物とはっきり区別が付く証があることも。

そう。
──人間には愛がある。
人の交わりは、ケダモノのように、ただ子を為すための下賎な行為ではないんだ。
女神様から与えられた「愛」を確かめあう、特別な儀式。
だから、性器同士の交わりはしてもいいのだけど、女の人の膣に射精をするのはダメ。
それでは赤ちゃんが出来ちゃうから、獣の交尾と変わりがない。
もっともっと純粋に──女神様と同じように相手の人を愛おしむための性行為は、
交わった後、子種を無駄にすることから始まるんだ。
女の人を「子を産ませる道具」扱いしないで、ひとりの人間として愛しぬく。
それはセックスから生殖行為を切り離した交わりをすることによって為される。
だから、男の子は子種を女の人の膣以外の場所に放たなければならない。
──それを続けることで人の愛は純化されて、女神様の愛にどんどん近づき、
やがて神の領域に達する人間があらわれるだろう。
エレーナさんから教えてもらった<美と性愛の女神>様の愛の教義とは、そうした真理を指し示していた。

──だから、僕が売春神殿の売女どもの胎内に子種を放たなかったのはいいことなんだ。
あの巫女もどきたちに、人間らしく愛し合う方法を教えてあげたことにもなる。
……僕の未熟のせいで、彼女たちを「改心」させるまでにはいたらなかったけど。
453ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:04:32 ID:aiHHhl64
──顔をしかめる。
僕が神殿を脱出しようとしたときに、
僕の足にすがり付いて引きとめようとした巫女たちのことを思い出したからだ。
それまで、僕と交わり、その膣内に子種を収めようとしていた娘たちに対して、
僕は強く乱暴を働くつもりはなかった。
でもエレーナさんから借りた腕輪は強力すぎて、力を解放したときの光で、
巫女たちが、少し──部屋の端っこまで──吹き飛んで壁に身体をぶつけてしまった。
彼女たちは無知蒙昧で、石頭──つまりケダモノに近い──なだけで、罪人なわけではない。
ああ、いや、ちがうや。
エレーナさんが言うには、そういう人のうち、どうしても「改心」できない人は、
もう生まれつき、女神様に近づくことができない種なので、
女神様や正しい愛の教義のためならば、場合によってはひどいことをしてもいいんだって。
……だけど、僕はそんなのはいやだな。
エレーナさんがまちがったことを言うはずはないんだけど、この部分だけはどうも納得できない。
でも考えてみれば、僕は、女神の使徒としては未熟もいいところだし、
相手がまちがった教えに身を染めていても、
そこから「改心」することができる人と出来ない人の区別が付くわけじゃない。
僕が何度言っても頑として譲らなかった巫女たちも、
エレーナさんみたいな力のある本当の神官にお説教をしてもらえば、きっと「改心」できるんだろう。
──きっと、エレーナさんが言う「ひどいことをしてもいい相手」というのは、
あの巫女たちじゃなくて、他にいるに違いない。
地の果てとか、地獄の底とかに、もっともっと無知蒙昧で石頭で、僕にもはっきり分かるくらいに。
うん。
だから、部屋の扉を壊して出て行く前に、うめいている彼女たちが
骨折とかひどい怪我をしていないことを確かめて、ベッドに横たえてきたことにまちがいはないだろう。
彼女たちも、いつか「改心」して、<美と性愛の女神>様にお仕えする日が来る。
そのために、僕は囚われの身を脱して、エレーナさんのもとへ向かっているのだ。
僕は、エレーナさんに女神様の教義をもっと深く教わって、あの街に帰り、
巫女たちを正しい道に導くだけの力を身に付ける未来を想像してわくわくした。
だから、短い休憩をしただけで、あとは岩山の奥にあるエレーナさんの「秘密の神殿」まで一気に駆け上った。
454ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:05:03 ID:aiHHhl64
「お帰りなさい──しばらく見ないうちにずいぶん逞しくなったのね、さすが男の子」
エレーナさんは、僕を見て、にっこりと微笑んだ。
真っ赤な口紅が、蟲惑的に映える。
その唇がごく自然な様子で僕のそれに吸い寄せられる。
長いキスは、あるいはほんの一時だったかも知れない。
唾液が白い糸になって伸びる。
それが切れるまでの時間でさえはかれなくなるくらいに、僕はくらくらとしてしまうから。
エレーナさんの周りで互いの愛のパートナーと戯れていたほかの神官たちが、
その様子をにこやかに眺め、軽く挨拶をしてから去っていった。
絨毯を敷いた広間に戻り、愛の交わりを再開する。
嬌声とあえぎ声が満ち、入り口で抱擁しあう僕らの耳にも聞こえた。
「あ、信者さん、増えた……?」
たしか、エレーナさんの部下たち──妖艶な巫女さんの何人かは、僕がとらわれる前は、
パートナーがいなかったはずだけど、今は、全員が愛する相手をみつけている。
「ええ。皆が本当の愛を知り始めたところよ」
エレーナさんは、にっこりと笑った。
巫女さんたちも、増えたようだ。知らない顔が混じっている。
男の人たちは、みな見たことがない。僕の街の人間ではないらしい。
だけど、僕は詮索しなかった。
どこの誰が相手であっても、そんなことは小さなことだと教えられているから。
それに、微笑んだエレーナさんが僕の髪を梳きながら声を掛けてくれたので、
ぼくの関心はそっちのほうにひきつけられたから。
「いい子ね。――よくあの神殿から抜け出させたこと……」
「エレーナさんから借りた腕輪があったから……」
僕は、宝石のついた金の腕輪を外そうとした。
「……返さなくていいわ、それ。しばらくあなたが持っていなさい」
エレーナさんはそれをそっと押しとどめてささやいた。
「え、でも……」
先ほど使ったときの力を思うと、きっとこれはものすごく貴重な魔法の品のはずだ。
「……いいの。あなたが持っていなさい。私には必要ないから」
くすりと笑ったエレーナさんの美しさを見て、この人が強力な巫女だということを思いだす。
きちんと力を持った神官は、こんな品に頼らなくてもいいんだ、と思い直して
僕は腕輪を外すことを思いとどまった。
455ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:05:34 ID:aiHHhl64
「エレーナさん……」
「ふふふ。また私と愛を交わしたいの? いいわ。そろそろお客も来るころだし……」
「え、お客……?」
「いいのよ、あなたは気にしなくても……」
エレーナさんは、僕のズボンの前にそろりと手を這わした。
服の上から、あの部分を優しくなでる。
それだけで僕は、身体じゅうが雷に打たれたかのようにびくんっ、と反応した。
「ふふふ、元気ね。ねえ、テルズ。売女たちの神殿にとらわれてから何度精をもらしたの?」
「い、一度ももらしてないよ、エレーナさん……。
……ケダモノみたいに、子作りのために浪費なんか……しなかった…よっ!」
どんどん荒くなっていく呼吸の合間にそう答えると、エレーナさんは目を見張り、
それからゆっくりと優しく微笑んだ。
「そう。いい子ね、さすが私のテルズ。あなたを見込んだのは、やっぱり間違いじゃなかったわ。
女神様の教えをちょっと受けただけで、もう売女たちの誘惑にも耐えられる力を身に付けたのですもの」
エレーナさんの感嘆のことばに、僕は誇らしくなった。
「うふふ。……それじゃあ、テルズのここには、ずっと子種が溜まったままなのね?」
「うん。あの日、エレーナさんと交わってから、ずっと……」
「まあ」
エレーナさんは片手で僕の前をさすりながら、もう片方の手で口元を覆って驚いてみせた。
「そんなに我慢したの、テルズ。――女神様と私のために?」
「うん。女神様と、エレーナさんのために……!」
「ああ、愛しているわ、テルズ……」
弟子を誇りに思う師匠の笑み。
いや、口にしたそのことばの通り、エレーナさんは僕を男として愛おしく思ってくれている。
「ああ……」
あまりの嬉しさに、僕はため息をついた。
「ふふ。交わりましょう、テルズ。愛をかわして女神様に捧げましょう」
「うん……<美と性愛の女神>様に、僕らの愛を……」
「<美と性愛の女神>様に、私たちの愛を……」
もう一度口付けをしながら、エレーヌさんは、器用に僕のズボンを脱がせていく。
跳ねるように飛び出した僕の男根は、天を指してそそり立った。
「ふふ、すごいわ、テルズ。あなたの中に濃ぉい子種が溜まっているのが匂いだけでわかる」
くすくすと笑ったエレーナさんは、白い手でそれを掴んだ。
456ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:06:05 ID:aiHHhl64
「あううっ……」
思わず声がもれてしまう。
神殿の売春巫女たちが五人がかりで責めてきても、全然大丈夫だったのに、
エレーナさんに触れられるだけで、もうこんなになってしまうのは、
──エレーナさんが本当に僕のことを愛しているからだ。
人間の本当の愛情――女神様に通じる本当の意味での愛のもとに。
「テルズったら、おち×ちん、ほんとにビンビン……そんなに私としたかったのね」
「うん、エレーナさんとしたくて、僕、どんな巫女の中にも出さなかったよ……」
「嬉しいわ、テルズ。じゃあ、私がその精を全部受け止めてあげる。
膣の中以外だったら、私の体のどこに出してもいいわよ」
「そんなっ……。膣の中なんてケダモノの場所には最初から出すつもりはないよ!」
「うふふ。そうだったわね。――あなたは未来の<美と性愛の女神>様の神官。
久しぶりにあらわれる男の神官になる男の子ですもの。
じゃあ、私の可愛い神官見習いさん。その子種、私を通じて女神様に捧げなさい」
「――喜んで!!」
エレーナさんの手は、白くて柔らかくて巧みだった。
それが僕の男根を包む。
手の中に、なにか他の小動物がいるのではないかと思うくらいによく動く手に、
僕は声を上げてうめいてしまった。
「まあ、私のテルズったら。これだけでいったらダメよ」
エレーナさんはいたずらっぽく笑うと、神官衣の前をはだけた。
着やせするたちなのか、ものすごい量感の胸乳がこぼれる。
膝を付いたエレーナさんは、その白くて柔らかいおっぱいの谷間に僕のものを挟んだ。
「うわ……」
象牙や大理石よりもなめらかな肌は、ひいやりとしていて、火を噴きそうに熱い僕の男根をやさしく刺激する。
「素敵よ、テルズ。しばらく見ないうちにまたおち×ちんが大きくなったのじゃないの?
ほら、やっぱり。――私の胸に包んでも、先っぽが丸々出るくらいに成長しているわ。
堅さも増したみたい。ねえ、逞しいところ――私にもっとよく確かめさせて」
目を細めて僕の物を褒めたたえたエレーナさんは、その美貌をかたむけた。
赤い唇を僕の先端に近づける。
口付けの音はとても扇情的で、僕の頭をしびれさせた。
457ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:06:36 ID:aiHHhl64
「ふふふ」
エレーナさんが唇を開く。
ぬめぬめした粘膜の海が僕の性器の先っぽを包んだ。
「はあうっ……!」
脳天まで駆け上る歓喜に僕は身もだえした。
ちろり。
一旦口を離したエレーナさんが舌を這わす。
おち×ちんの先の、張り出した縁(ふち)の部分をゆっくりと舌先でなぞっていく。
僕はダンスを躍るように身をくねらせたけど、腰に回したエレーナさんの腕のおかげで
大きな動きができず、ただその快楽を受け入れるしかない。
「え、エレーナ…さんっ……!」
「ふふ。もういってしまいそう? ――我慢しなくてもいいのよ。
あなたの私への想い、形にして見せてちょうだいな」
ふうっ、と甘い吐息を吹きかけながらエレーナさんはささやき、
もう一度僕のおち×ちんを咥えた。
唇の輪で、優しくしごき上げる。
僕のおち×ちんがびくびくっと震えて……。
──エレーナさんは、最後の瞬間、尿道口をちゅっと軽く吸い立てた。
「うわあっ!!」
僕が足をがくがくさせながら子種を放つ。
射精の瞬間、口を離したエレーナさんは、僕のほとばしりを顔で受けた。
楽しそうに、嬉しそうに笑う、美貌に。
女の人が一番大切に扱う、美の源に。
それを、男の人の子種で穢(けが)す。――いや、清める。
子種と性交は、そのとき、子作りというケダモノの行為から解き放たれ、
純粋に美と性愛に捧げられるものに昇華する。
──それが、<美と性愛の女神>様の「真流」の巫女さんたちが進める、
「一番女神様の御心に近づきやすい性交方法」だった。
「ああ……」
吐息がもれる。二人の口から。
「とっても熱いわ、テルズの子種。――それも、こんなにどろどろ……」
うっとりとした表情で僕を見上げるエレーナさんの顔は、
僕の放った精液でぬるぬると輝いていた。
458ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:07:59 ID:aiHHhl64
どろり、とエレーナさんの象牙色の頬を、僕の精液が伝う。
唇の端を通り抜けようとするそれを、エレーナさんは赤い舌で舐め取った。
「ふふふ。舌で味わうと、よけいに濃さがわかるわ。
あなたの精液、とってもおいしいわよ、テルズ……」
蕩けそうな笑顔で誉めてくれるエレーナさんに、僕は真っ赤になった。
「え、エレーナさんっ……!」
僕は思わず覆いかぶさるようにエレーナさんに抱きつこうとした。
だけど──。
「ごめんね。<お客さん>が来たようよ──」
エレーナさんは笑顔を崩さず立ち上がった。
「え……?」
「――今、入り口まで来た。十、十一、……十二人か、妥当な数ね。
ちょっと私の力を見くびりすぎのようだけど……」
僕の精液をぬぐいもせず微笑むエレーナさんに魅入られてた僕は、
エレーナさんのことばを反芻して、愕然と振り向いた。
「え、エレーナさん、<お客>って、まさか……」
「ええ。そうよ。あなたを追ってきた<大地の母神>の巫女たち」
「そんなっ、僕、誰もついてきてないのを確認して……!」
「ふふふ、腕輪にこめておいた私の魔力を探知してきたのよ。
──心配しなくていいわ。私が招いたのですもの。――ここで返り討ちにするために!」
エレーナさんはぱっと神官衣をはだけた。
前を全開にした神官衣は、エレーナさんの大事な部分。
大きな胸や、白いお腹や、黒々とした飾り毛や、あそこまで何一つ隠していなかった。
──これが、<美と性愛の女神>様の巫女の、正装。
儀式の時──あるいは戦いの時の装束の着方だ。
「!!」
そのことに思い至った僕がたちすくんだ瞬間、神殿の秘密の扉が大きな音を立てて開いた。
「――ここねっ!」
ぱっと飛び込んで丸い陣を組んだのは──僕の街の巫女たちだった。
ふだんは優しそうな女の人たちが、今はきりりと目を吊り上げてこちらを、
──いや、エレーナさんを睨んでいる。
「<美と性愛の女神>の信者──の、異端者。追い詰めたわよ」
中央に立つ、ひときわ美しい巫女が宣言した。
459ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:10:15 ID:aiHHhl64
「――ようこそ、愚かなる女神の、愚かなる僕(しもべ)ども。
また我ら真の神の僕から奪いにきたか、略奪にきたか」
「いいえ。ただ、私たちの街の男の子を一人返しに貰いにきただけ」
「ふふ、この子は、もう私のもの。お前たちのものではないわ」
「――その子は、まだ誰のものでもないわ。
強いて言えば、両親と街のもの。──まだ成人の儀式が終わっていないのですもの。
だから、街を代表して私たちが取り返しに来ました」
「ほほ、巫女長自らお出ましとは、<大地の母神>の神殿にはろくな女がいないのね」
口元に手の甲をあてて笑うエレーナさんに、
売春神殿の巫女長――たしか、ウルスラという名前だ──はこちらも微笑んでこたえた。
「前反乱の生き残り──百歳の魔女巫女には相応の力を持って対抗しなくてはならないわ」
「え……」
ウルスラ巫女長のことばに、僕は驚いた。
ちらりとエレーナさんを見る。
エレーナさんは、笑うのをやめて、ウルスラ巫女長を睨みつけていた。
「……よく調べたこと」
「この街の巫女長を二人も死に追いやった女の名は、忘れられることがないわ」
「――なら、お前が三人目になるがいいっ!!」
エレーナさんはすばやく腕をあげて振り下ろした。
赤い炎が吹き上がり、巫女たちを覆う。
しかし、それは、丸い輪になった巫女たちの側で弾き返された。
「よく防いだ。だが──本番はこれからよ!」
エレーナさんの哄笑とともに、今まで広間で交わっていた人たちが入り口へ殺到した。
<美と性愛の女神>様の巫女たちと、そのパートナーたちが、全裸のまま
<大地の母神>の巫女たちに襲いかかる。
激しい、だけど、まるで理性をなくしたケダモノのようなその勢いに、僕は呆然とした。
「この人たちはっ!! ――あなた、死人まで利用するのっ!?」
ウルスラ巫女長が、叫んだ。
「え……?」
「テルズ、売女のことばに耳をかたむけるのはおよしなさい」
静かな、だけど逆らえないくらい厳しい声
──はじめて聞くようなエレーナさんの声に、僕は身をすくませた。
460ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:11:09 ID:aiHHhl64
「――安らぎを破られし者よ、大地の女神の腕に還れ!」
「――再び女神の子宮に宿る日まで、しばしのまどろみに身をゆだねよ!」
「――新しき肉を受ける時のために、今は古き土へと帰れ!」
<大地の母神>の巫女たちは、次々に祝詞(のりと)を唱えながら手に持った錫杖を振りかざした。
そのたびに──。
<美と性愛の女神>の巫女やそのパートナーたちの裸身がぐずぐずと崩れて行く。
大きなおっぱいが砕け、土色の腐肉に変り、
熟れきったお尻が解けて、青黒い腐汁をしたたらせる。
妖艶な美貌が、白い頬骨と歯をむき出しにした骸骨に変った。
だけど、生ける屍と化した巫女たちは、ひるむことなく生ける巫女たちに襲い掛かった。
巫女たちは、祝詞の声を張り上げ、さらに巫女たちを解き崩そうとするが、
その途中で掴まれ、殴られ、噛み付かれて倒れていくものも多かった。
その阿鼻叫喚に、僕は悲鳴を上げた。
「――エレーナさん、これはっ……!」
「――ふふ、十二人のうち、四人が残ったか。なかなかやる。
だけど、こちらにはまだ切り札が残っているわよ」
エレーナさんは、もう僕を見ていなかった。
いや。
僕のほうを向いたエレーナさんは、僕の知るエレーナさんじゃなかった。
優しく、正しい愛の道を教えてくれた女(ひと)は、
僕を地べたの石ころを見るような目で眺めた。
そう、――誰かの頭をかち割るのに便利な道具として見る目で……。
「……テルズっ! 逃げなさいっ!!」
ウルスラ巫女長の悲鳴が聞こえたけど、それより先に、
エレーナさんが何かを呟いて僕に指を突きつけるほうが早かった。
僕の左手首にはまった腕輪が、赤い、いやな色の光を放ち──僕は気を失った。
自分が、なにか、――とても嫌な「なにか」に変化していくのを五感に感じながら……。
461ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/01(月) 12:11:40 ID:aiHHhl64
今回はとりあえずここまでです。
今年もよろしくお願いいたします。
462名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 13:40:34 ID:N2ZB7iVT
>>461
新年早々GJ!!
463名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 15:21:27 ID:syBhBl97
( ゚д゚)………。

( ゚д゚ )エレーナはひっつかまえて鬼畜輪姦強制妊娠フラグだな
464名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 17:06:14 ID:fTrqGkzI
そいつはえれーなぁ
465名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 17:35:32 ID:e8V5RKWq
>>464
上手い!
466名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 20:53:59 ID:aOX+BLxd
[ー。ー]つ<<< ´w`) とりあえず帰りますよ
467名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:04:12 ID:N2ZB7iVT
>>463
高齢出産
468名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 01:46:36 ID:SgT0nwVu
新年からめでたいゲーパロ氏GJ!
469名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 16:33:35 ID:7la7iLIX
遅くなったがはらましておめでとう
そしてゲーパロ氏GJ
470名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 23:06:16 ID:YRgOH+oF
    ┏━━━ / |━━━━━┓
    ┗┳┳━ |_| ━━━┳┳┛
      ┃┃ /  ヽ     ┃┃
    ┏┻┻ |======| ━━┻┻┓
    ┗┳┳ ヽ__ ¶_ ノ ━━┳┳┛
      ┃┃ (/)     ┃┃
      ┃┃ (/)     ┃┃
    凸┃┃ (/)     ┃┃凸
    Ш┃┃ (/)     ┃┃Ш   はらましておめでとう×3
    .|| ┃┃ (/)     ┃┃.||    
  ∧_∧   (/) ∧_∧  ∧ ∧  。oO(今年は白湯が孕みますように)
  ( ' A` )  (/)(´∀` )  (゚Д゚ )   。oO(今年は小夜が孕みますように)
  (つ  つミ (/)(⊃⊂ ) ⊂  ⊃    。oO(今年はマサキマキが孕みますように)
  |_|_|_I(/)_|_|_|__|  |〜
  /////ノ,,,,,,ヽ ////|∪∪
////////////  |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
|        奉  納        |
471名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:03:03 ID:ngjQ0heX
ゲーパロ氏 グッジョブ!
獣人がエルフを孕ませるのもありか?。
472名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:27:19 ID:ngjQ0heX
何かゲーパロ氏に質問してるみたいだ。
一応違うぞ。
473名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:41:39 ID:bjX34BU7
全然良いだろう。ただし,凌辱や寝取りとかならその旨書いておいた方が良いんじゃないかな
474名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:05:38 ID:k2Juspd3
授乳、授乳だよ奥さん!
やっぱ孕ませときたら母乳シチュは欠かせまいて
そんなこと考えるチチスキーはオレだけですかそうですか
475名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 07:21:51 ID:sARXNmS1
搾乳スレ、ボテスレで新しい議論ネタを仕入れたからって早速ここでも試す奴は早漏
476名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:34:02 ID:7CdYU4DY
つか、ここは産んだ直後と言うか
乳飲み子と新米ママさんと言うネタでもオッケーなのですか
だったらやりたい
477名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:44:56 ID:h1YyTqNW
>>476
個人的にはカモン
478名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 23:03:47 ID:ZsQiCkV+
>>476
なんでも抜いてやるぜ
479牧場 ◆KCG/NoRpDg :2007/01/05(金) 02:27:45 ID:mAYeIdOp
美女と野獣(ノケモノ)の続きができたので投下します。


注:このお話は所々に注釈があります。読みづらい点などあるかと
思いますが、ご容赦のほどを。
480美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:29:10 ID:mAYeIdOp

お腹の奥が痛い。よく晴れてる空すらムカつく。
朝、目を覚ますと、隣にケガレは居なかった。ヌルヌルを落すのに川に行こうと決め、
ボクは表に出ていた。

「ボクは一体、なんなのさっ!」

天日干しを終えて積み上げられた、土器のお皿がボクの目に付いた。真上からの下段パ
ンチでそれを残らず粉砕して、鼻で息をつく。昨日の晩の事を思い出すと、八つ当たり
せずにいられなくなる。

『ちがう。子供を作るときは、おたがいにほんとうのきもちでなくてはダメだ』

本当の気持ちって、わかんないよ。
っだよ、ケガレのヤツ。

「あ〜! お、俺の作品が〜っ! あとは焼き上げるだけだったのに……」

頭を抱えるジルハを尻目に、ボクは広場を後にした。
村は台地の端にある。西側はちょっと斜面になってて、その下には小川が流れていた。
段々に切り欠かれた土の階段をうつむきながら下りるボクに、声がかけられた。ナオミ
さんだった。

「ずいぶんと遅いお目覚めみたいね。寝かせてもらえなかったのかな〜?」
「そんなんじゃないよ……」

小川のへりで洗い物をしてるナオミさんは、ボクの顔を見るとニヤつきながら冷やかし
てきた。昨晩の事を知らないから当然だ。ボクは苦い顔をしてナオミさんの隣にしゃが
んだ。

「ねぇねぇ、詳しく教えてよ〜。どうだった? やっぱり痛かった? でも途中から気
持ちよくなっちゃったりした? コッチの人たちって割礼してないんでしょ? 形が違
ったりするの?」(注12)
「ったく、ナオミさんは……。サイアクだよ。サイアク。ケガレは、最後までしてくれ
なかった。なーんかさ、まだ子供を作るときじゃないんだって」
「ケガレが言ったの?」
「そう。途中で止めて。これじゃ、ボクがケガレの奥さんになった意味ないじゃんか…
…。 い、いててて」
481美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:29:48 ID:mAYeIdOp
ボクは片膝をついて、小川に浸した麻の布切れをそっとアソコにあてがい、ゆっくりと
拭った。秋の水は冷たくて、ケガレにされた時の痛みがちょっと蘇る。内股でヌルヌル
とする香油も拭きとって一度すすぐと、布には赤い染みが残った。

「そうなんだ……。まぁ、最初のうちはしょうがないかもね。もっとお互いに、判り合
う必要があるんじゃない? エリも、最初失敗したからって、あんまり気を落さないで
ね♪」
「いっつ……、どうかな。次は無いかも。っていうかボクはあんまりその気は無いな。
気持ちよくなかったし」
「気長にさ、頑張んなさいよ。もしかしたら、ケガレの良い所が見えてくるかもよ? 
ガドが言ってたけど、ケガレは本当にイイ奴なんだって。村の誰より勇敢で思いやりも
あるって。だから、エリのダンナに推薦したんだって」
「ヒゲは生え放題だし、毛皮いっつも着てるし、あれじゃケモノだっての。イイとこな
んてあんのかなぁ……。思いやりがあるんなら、最後までしてくれたほうが、どれだけ
……」
「男は見かけじゃないわよう。見かけが良ければ尚、良いけれど。それにケガレなりの
考えがあったんでしょ? 今度聞いてみればいいじゃない」
「うーん……」
「そうだ。ケガレなら朝からガドたちと狩りに行ってるわよ。エリのためにたくさん獲
物取ってくるって、張り切ってたっけ」
「……っそう。わかった。でも、村のみんなには悪いけど、ボクとケガレ、うまく行く
かしらないかんねっ。じゃ、ボク帰るから」
「うん。また後でね……。あまり気負わないでね、エリ」

ボクは布をぎゅっと絞って、小川を後にした。頭の中はケガレに対するイライラで一杯
だ。土の階段を駆け上がりながら、ボクは不貞寝する事に決めた。


「ただいま〜。エリ、シカが三頭も取れたヨ! 今ね、広場で丸焼きにみんなに切り分
けてる……。あれー、寝てた?」
「……ん……?」

もう夜になってたみたいだ。能天気なケガレの声で起こされたボクは、思わず意地悪な
行動を取った。横になってるボクを覗き込むケガレに対して、背を向けるように寝返り
をうった僕は、小さい声でうそぶいた。

「具合悪い……」
「っえ!? それはよくない! ちょっと待ってて? 今、お薬いろいろとってくるか
ら!」
482美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:30:48 ID:mAYeIdOp
ケガレがそう言ったと思ったら、地面を蹴る音と戸を勢いよく開ける音、そして、ヨコ
テがワンワンって吠える声が続いた。

「……あれ……?」

程なくしてヨコテと一緒に帰ってきたケガレは、薬草やらなにやらで一杯にしたカゴを
抱えて、ニカっとした笑顔でボクに言う。

「いろいろとって来た! どこが痛いの? 頭? お腹? とりあえず、よく眠れるお
薬つくろっか?」
「な、何でも……」

丸い葉っぱやギザギザの葉っぱ、ボクには林に生える雑草と何ら変わらないように見え
る葉っぱをいくつか選択したケガレは、それらを一緒くたにクルクルと丸めて親指の頭
ほどにすると、ボクに差し出した。

「コレ、奥歯でよくかんで。それで出る汁をのみこむと、落ち着いて、ぐっすり眠れる
ヨ!」
「いいよ、だ、大丈夫だよ……、あ、ありがと、気持ちだけもらっとくよ」

ケガレはぶんぶんと首を振ると、毛むくじゃらの顔を近づけてボクを睨みつけるように
言った。

「ダーメ! 念には念をおして、当分寝ておいたほうがいいヨ! はい、アーンして、
アーン……」
「ちょ、放せ、コラ……、あ、がが、あ〜っ!」
「ほらよくかんで」
「ん、ん〜っ! んっ……。う、うぇ。苦……」
「よしこれで大丈夫」

ボクのアゴを押さえて、もぎゅもぎゅと薬草のかたまりを無理やり噛ませたケガレは、
うんうんと笑顔で頷いて仕上げにニカっと笑った。ボクの口の中で広がる何ともいえな
いエグみと苦さのハーモニーとの絶妙な対比だ。

「吐き出さないで、今晩ずっとかんでててネ。さぁ、お休み……」
「うう〜……」
483美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:31:47 ID:mAYeIdOp
肩をつかまれて横にさせられると、確かに眠気が襲ってきた。昼間あんなに寝たのに…
…。
些細な嘘だったのに、ケガレはボクの事をえらく心配する。そこまでされると、なんだ
か心が痛くなる。
そう感じてる頃合に、ボクの目蓋は勝手に下りはじめた。

次の日はケガレが言いふらしたのか、朝からガド兄やナオミさん、長老たちがボクを見
舞いに来た。みんなから掛けられるいたわりの言葉を右の耳から左の耳に逃がして、し
ょうがないから具合悪いフリ。余計なことして……。
来る人みんなにペコペコとお辞儀をするケガレは、事あるごとにボクへ『具合、ど
う?』とか『よくなった?』と聞いてくる。
御飯だよって、焼き魚をお皿でほぐしてボクに食べさせる。
寝っぱなしでペコペコだったお腹にそれはたまんなく美味しかった。

「ヤナを仕掛けたら今日も大量だったヨ! おサカナは栄養いっぱい!」
「ガドから今日も言葉を教わったんだ。ちょっとは上手になった?」
「エリが良くなったらクリを取りにいこう。オレのご先祖様が植えた、おいしいクリが
成る木がちかくの山にあるんだよ」
「なんだかオレばかり喋ってるね、でも、すごく言葉の練習になるヨ。コツ、判ってき
たんだ」

笑顔のまま、ケガレはボクにたくさん話し掛けた。ボクは素っ気無い態度で、小さく、
うん、うん、と頷く程度。
ボクは考えていた。ケガレの事を、ちょっとね。
ズレてはいるけど、大切にしてもらってるんだな。
うー……。

「クリかぁ……。いいね。いこっか」
「ん、判った!」

モヤモヤした気分を拭い去りたい。きっといい気分転換になるだろうとボクは思った。
484美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:32:48 ID:mAYeIdOp
注釈その3

注12:ユダヤ教における戒律の一つで、男子は生後八日後に割礼を行う。アブラハム
と神との永遠の契約であり、ユダヤ教は現在も割礼の風習を伝えている。ユダヤ教の系
譜であるイスラーム教も同じように割礼の週間があるが、生後七日後から十歳〜十二歳
頃までの間と幅がある。一つ上の男へ。
485美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:33:47 ID:mAYeIdOp

落ち葉が覆った広めの山道を歩くと、サクサクと音を立てた。ケガレとヨコテの後をボ
クはカゴを手に持ってついて行く。まだ木々についてる葉っぱはどれも色を変えてて、
この道をもっと落ち葉だらけにするのは時間の問題だろう。
大事をとって、と三日間寝かされたボクに外の空気はちょっと冷たかったけれど、心地
良かった。背伸びをすると、背骨がポキポキと鳴る。

「あー……。ここからだと、村が小さく見える……」

いつも村から見えるこの山に登るのは、ボクは初めてだった。とはいえ、村に居る女の
人はみんな、滅多な事がない限り村を出ることがないけどね。
木立の切れ間から見下ろしたボクたちの村は、森の台地に浮かぶ島みたいだった。そん
なに遠くまで来たわけじゃなかったけれど、村を囲む自然がずっとずっと続いているか
ら余計小さく思える。

「狩りはネ、大体この山と、さらに向こうの山でしてるんだよ。シカ、イノシシ、ウズ
ラ、他にもたくさん居るよ。冬が来てもメシに困らない」
「そうなんだ。……でさぁ、ケガレは狩りの時って、いつもそんなカッコなの?」
「ん、そうだよ。似合ってるかい? ははは」

ぱかっと開けられたイノシシの口の中で、ケガレは笑った。
ケガレが毛皮を着てるのはいつもの事だけど、今日はより一層、ケガレはケモノみたい
だった。イノシシ一頭分の毛皮を頭からすっぽり被って、突き出た手足も、毛皮の筒に
通してる。地肌が覗けるのは、顔だけっていうフル装備。
一言で言うと、茶色い毛むくじゃら。さらにケガレは手に槍を、ツタで編んだ長いロー
プを束ねて背負って、腰は長細い毛皮で作られた弓矢入れを吊るしていた。

「毛皮着てると、ケガしないからね。でね、エモノがいたらこのヤリと弓矢で捕まえる。
折角山に来たんなら、クリだけじゃなくてメシをたくさん取っていかないと」
「そのロープは?」
「この縄はね、先っぽがワッカになってて、ぎゅっと締まるようになってる。片方を木
に縛って、ケモノ道に仕掛けるんだ。タヌキがよく取れるヨ」
「へー……。あ、あれ、ウサギ?」
「ホントだ」

山頂側、左手の方の斜面から飛び出して来て、山道を横断しようとした茶色いウサギは、
ボクらに気づくと警戒するように耳を立ててコッチを向いた。
それが命取りになった。ぴゅん、という音の後、そのウサギは左眼を矢で打ち抜かれて
後ろに吹っ飛ぶ。
486美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:34:59 ID:mAYeIdOp
「うわ……っ」
「やった! さっそくメシが取れたネ! ヨコテ、行けっ」
「ワンっ」

元気な返事でダッシュしたヨコテは、まだピクピクしてるウサギをくわえると猛然とU
ターン。ケガレはヨコテからウサギを受け取ると、歩きながら鉄のナイフをウサギの首
に当て、さっと横に払った。

「血抜き血抜き♪」
「ぅわぁ……」
「今日は幸先いい。きっとクリもたくさん取れる。もうすぐそこだからネ」

って、ケガレはニカって笑った。
ケガレが手にするウサギからしたたる血は、落ち葉に点々と赤い後をつけていく。それ
を避けながら登り道を進んでると、たしかにケガレの言うとおり、山道が二手に分かれ
た。
先は平坦になっていて、大きな広場。その真中には太くて高い大きな木が、茶色くなっ
た葉とイガグリをぶら下げてそびえている。下草の間からは、コブのような根っこが所
々に顔をだして、これだけの広場を独り占めしてるようなクリの木だった。

「エリ、到着だ。……ありゃ、まだ実が落ちてない。この木はチカラがあるから、まだ
葉っぱもクリも落ちないんだな。ちょっと早かった」
「……すごいおっきいじゃん。これ、ケガレのご先祖が植えたって本当?」
「ホントだよ〜。クリが取れるだけじゃなくて家の柱とかにもなるから、ご先祖さまは
だいぶ昔から、木がよく育ついい場所には、クリの木を植えてきたんだヨ。このクリの
木もそうなんだって昔、親父から聞いた」(注13)
「そうなんだ。でも、ホント、ちょっとしか落ちてないよ?」
「うん……。ちょっと待っててネ」

そう言ったケガレは、助走をつけてクリの木にドロップキックを叩きこんだ。
でも、その衝撃は枝をちょっと揺さぶる程度でしかなかった。申し訳程度に、二つ三つ
のイガグリがポトリ、で終わり。

「ダメだな……。エリ、オレちょっと登ってくるヨ! ヨコテ、ウサギ喰っちゃダメだ
かんな?」
「え、登んの?」
「そうだヨ〜。たくさんイガグリ落すから、気をつけてね」

ケガレは持ってきてた狩りの道具を木の根元に放り投げると、軽々と太い幹に飛びつい
た。掴まる枝など無いのにしがみついた格好でするすると、器用に登ってく。
実はボク、ケガレの目が余所に行くタイミングを計ってた。
ちょっと、トイレ……。
487美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:35:53 ID:mAYeIdOp

「こら、ヨコテついてくんなってば……」

広場の端のヤブに向けて、ボクは小走りした。篠竹をちょっとかきわけ、木の上のケガ
レから覗かれないような所へと──。
そのとき、ヤブの奥で何かが動いた。尻尾を振ってついてきてたヨコテが、その方向に
向けていきなり唸りだす。
『ばふっ』という何かの音。そしてすごい臭い。村の男たちが、狩りの獲物を担いで帰
ってきた時に感じる、なんとも言えない生々しい臭いがした。
何か、居る。間違いない。そう思った時だった。
立ち上がる大きな黒の巨体。
胸には白い毛。
明らかに人じゃない。
──クマじゃんっ!

「あっ、えっ……。や、やんのかコラ──っ!」

──脅かしたら逃げるかと思ったんだよ。でも、クマはやる気満々だったみたい。もう
一度四つんばいになったクマは、ボクに向けてヤブの枝をバキバキと折りながら近づい
てきたんだ。(注14)
いや無理、無理だから!
ボクは一目散にUターンした。とにかく、あのクリの木を目指して。走る僕の耳に、ク
マが地面を蹴る音が届く。ボクの駆け足より早いケモノの蹴り足の音。
思わず走りながら振り返った時だった。足が何か──おそらく根っこ──にとられ、ボ
クの体が宙に舞う。

「──っ?! ったぁ! え、うぁ!」

クマはすっこけたボクに向かって一直線に走りこんでる! 悲鳴を上げる前に餌食にな
る、そんな事を考えた瞬間に、ボクの頭の上を鋭く、風が通った。

「エリぃっ!」

ケガレ!
風は、ケガレの放った矢だったんだ。頭を伏せたボクの上を、さらに、さらに矢が通過
する。放った矢すべては当たり、クマは嫌がるように突進を止めた。
生まれた僅かな隙。その間にケガレは駆け寄り、ボクとクマの間に割って入った。
488美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:36:33 ID:mAYeIdOp
「オレの嫁さんおそったら承知しないぞ! こらクマ、山に帰れ! がおー!」
「ワンワンワンっ!」

槍を構えたケガレとヨコテがクマを威嚇する。でもクマは、怯んだ様子をちょっと見せ
ただけで、矢が刺さったままで再び立ち上がった。
うわ……。
クマはケガレよりも、さらに背が高かった。
横幅は倍以上。太い腕に、とんがったツメ。
そして、黒くて小さい目は明らかにケガレを睨んでいる。
きっと自分よりちっぽけなケガレやボクが、ご馳走に見えるんだ。開いた口からはヨダ
レを一杯垂らしていた。

「……ぜんぜん逃げない。人の匂いを追ってきたのか……? エリ逃げろ。このクマ、
きっと人喰った事ある!」
「う、うん……。っあ、うう、足、挫いたっぽい……。」

ちらっとボクを見やったケガレは、クマに向き直った。

「……ヨコテっ!」
「ワンっ!」

それが合図だった。ケガレとヨコテが、同時に動いた。
ヨコテは大きく吠えながら、クマの背後へと回る。小賢しいとばかりに、クマがヨコテ
に振り向く。その隙にケガレが槍でクマの脇腹を突く。
仰け反るクマ。そして尻尾に噛み付くヨコテ。嫌がるクマが体を捻ってヨコテを振り払
おうとすると、さらにケガレがクマの首筋に槍を突き立てた。
ばうっ、と、クマが大きく咆える。
あっという間の連続攻撃をたたみ掛けたヨコテとケガレが、再びクマを挟み込むような
位置取りで身構えた。
すごい。
勝っちゃう。ケガレ、あんなおっきいクマ、倒しちゃうよ。
ケガレに言われた逃げろという言葉を忘れ、ボクは尻餅の格好でケガレとヨコテの戦う
姿を食い入るように見つめていた。
いつもニコニコしてるケガレが、自分の尻尾を追ってぐるぐる回ってたりする頭悪いヨ
コテが、これほどに猛々しいなんて。

「さっさと山に帰れ〜っ! やっつけるぞ?!」
489美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:37:12 ID:mAYeIdOp
矢が刺さったまま、刺された所から血を滴らせてるクマは四つんばいのケモノの格好に
戻ると、大きく迂回するようにクリの木へと走った。
とうとう、逃げ出した──?
ううん、距離を取って一度体勢を整えようとしたのかもしれない。でも、それはクマに
とって失敗だった。
駆け込んでくケガレを迎え撃つように、クリの木を背に立ち上がったクマは、自分の強
さを誇るかのように両手を上げる。でもケガレは全然怯まない。
助走をそのまま、槍を突き込んだケガレはさっと槍を放して身を屈め、木の根元に置い
てあったボクのカゴを掴んだんだ。そして、血飛沫を飛ばして振るわれたクマを腕をく
ぐり抜け、クリの木を蹴って高く跳んだ。でも、カゴっ──?

「こんにゃろっ!」

──真上からクマの頭に、被せたぁっ?!
視界を奪われたクマは、酔っ払ったかのように、ふらふらとおぼつかない足取りで腕を
振り回した。
あははっ。駄々をこねる子供みたいだっ。

「いけーっ、ケガレ! っいて!」

的外れのクマパンチがクリの木に当たると、物凄い音と、大地を揺らすほどの衝撃がボ
クのお尻にも伝わった。そして時間差でイガグリが夕立みたく降ってくる。そのうちの
一個がボクの頭に直撃。
その中でケガレは、カエルみたく身を伏せて、クマの足にザクっとナイフを突き立てた。
ばうぅぅっとクマがまた吠え、腕を振り下ろしても、そこにケガレはもう居ない。
一刺しごとに素早く移動してさらに、さらに、ナイフは突き刺さる──
きっと、足を痛めつけて、クマの動きを封じるつもりなんだ。
ボクはケガレの勝利を確信した。
けれど、クマはボクの想像以上にタフでワイルドだった。

「──ぁっ!」

身を翻したクマの頭からカゴが外れた。うねるような動きで横に振られた腕は、地面ス
レスレのケガレの頭に当たり、彼を軽々と吹き飛ばした。
落ち葉を巻き上げて、ごろごろと転がり、うずくまるケガレ。
そして、クマは四つんばいになって、ボクに振り返った。

「……え……?」
「ワンワンっ!」
490美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:37:57 ID:mAYeIdOp
ヨコテがボクを庇うように、サイドステップしながら吠え掛かるけど、クマはお構いな
しにボクへと歩み始めた。
もう、ケガレたちの相手をやめたんだ。
きっと、ボクだけでも食べてやるって決めたんだ。
足を引きずりながら、刺さった槍で地面をガリガリいわせながらクマは近づく。
ボクは足の痛みを堪えてでも逃げなきゃならない。
でも、体が、動かない。
頭を振って起き上がるケガレが見えた。
ヨコテが背後から飛びかかり、クマの右耳に噛み付いた。クマはブルブルっと頭を振っ
て、右耳ごとヨコテを振りほどいた。
粟粒ほどの血を撒き散らして。
クマの歩みがステップに変わり、ボクへの助走になる。
こんどこそもうダメだ。
そしてクマが飛び掛ってきた。

「──っ?!」
491美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:38:48 ID:mAYeIdOp
最初は何が起こったのか判らなかった。
ボクに飛び掛ったクマは、いきなり見えない壁にぶつかったかのように、墜落したんだ。
イガグリが落ちるほどの衝撃と共に。
でも、クリの木からクマへ、一直線に舞い上がった落ち葉でボクは理解する。
クマの右足には、ケガレが持ってきてた罠のロープが食い込んでる。
その端をクリの木に巻きつけ、歯を食いしばってケガレが掴んでいた。
おそらく、伏せながらナイフを振るってた時に、罠のワッカをはめたんだ。

「うぉぉぉぉおおっ!」

一直線になったロープに添って駆けてきたケガレは、伏せるクマに飛び乗った。
たくさんの落ち葉が舞い降る中、ケガレは背筋を真っ直ぐに伸ばし、両腕を空に突き上
げる。
逆手に持った鉄のナイフが煌めいた。

「っがあっ!!」

立ち上がろうともがいたクマの後頭部に、体全体を埋め込むかのようにケガレが一気に、
ナイフを突き立てる。
瞬間、クマはぴたりと動くのをやめ、そのまま地面に、ぺしゃりと崩れ落ちた。

「はぁ、はぁ……。もう大丈夫だ。命のスジを切ったから。でも、クマの力はすごいな。
クリの木が丸裸になっちゃったヨ」
「ケガレ、血でてる……」

クマから下りたケガレはイノシシのフードを外して、いつもの笑顔をボクに向けた。そ
の口の端と、頭から赤い血が滴ってる。

「大丈夫。ツメでやられてないから。それより、エリの方が心配だよ。立てる?」

差し出された手をつかみ、腰を上げたときだった。お尻、冷たい。
ボクは、その、もらしちゃってたみたいんなんだな──。
ケガレはきっと気づいてたと思うけど、さっとボクをおぶった。

「さぁ、村に帰ってみんなを呼ばなきゃな。ウサギは持って帰れるけど、クマは無理だ
もんな。あと、拾いきれないほどのクリもある。行くぞ、ヨコテ」
「ワン!」
「その、ありがと……」
「女を守るのは男の仕事! ヨコテも居たし、二対一なら絶対コッチが勝つヨ! はは
は」

怪我してるくせに。
ギリギリだったじゃんか。
ケガレの背中に頭を預けたボクは、もっと大きな声でありがとうって言わなかった事を
後悔していた。
492美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:40:03 ID:mAYeIdOp
注釈その4

注13:現在よく見られる栗の木は、剪定を行われて地上一メートルほどで枝が別れた
低木であるが、天然の山栗の木には建材になりうる高木も希に存在する。縄文の遺跡か
ら栗の木が建材として出土する事は比較的多く、青森県の三内丸山遺跡では、大型建築
物の跡ではないかと思われる直径一メートルの栗の木の柱が六本発掘された。程近い下
北半島には林野庁の認定した巨木百選の内の一本、幹周り七メートル、高さ二十八メー
トルの栗の巨木が自生している。(周囲にも、高さ二十メートル超の栗の木が数本ある
そうだ)
また、その三内丸山遺跡では、均一なDNAを持つ炭化した栗が多数発掘されており、
当時から特定の栗の木を母樹とした管理栽培が行われていたと思われる。

注14:ここで登場するのはツキノワグマ。本州においてクマといえばツキノワグマを
示し、平均頭胴長(口吻から最初の尾椎骨までの長さ)120〜150cm、体重70
kg程度。ではあるが、同種のヒマヤラツキノワグマにおいては、300kgを越える
ヒグマより巨大な固体も存在する。1t超のホッキョクグマも居るとか居ないとかなの
で、かつて規格外のツキノワグマが日本に居た可能性は否定できない(あいまい)。
猫科の大型肉食獣(虎など)が生息していなかった古代日本では、クマは一頭単位では
最強の脅威であり、故に畏敬と信仰の対象であったと考えられる。遺跡から発掘される
クマの骨は他の獣の骨より圧倒的に少ないが、クマの骨や牙を使った装飾品は各地から
出土している。
猛禽の羽や獣の牙を纏う事により、その力を得ようとした原初アニミズムは世界各地に
見られ、縄文文化もまた例外ではないと言えよう。たとえば、縄文文化を色濃く受け継
いだ擦文文化、そしてその後継であるアイヌ文化において、クマ(ヒグマ)はキムンカ
ムイ(山の神)と称され、大きくアイヌの世界観に関わっている。
ちなみにクマは、背を向けて逃げる生き物を本能的に追う習性がある。時速60キロで。
493美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:40:55 ID:mAYeIdOp

こないだと同じように、夜空に太鼓の音が響いてる。
ケガレがクマを倒したというのは、お祭りを起こすのに十分なイベントだったらしい。
ただ、主役なはずのケガレと、無事生還したボクは家に居た。
今ごろは宴の主役として、ヨコテがご馳走を振舞われてると思う。

「……ケガレもさぁ、広場、行ってくれば? ──んっ」
「いいヨ〜。エリの足、ちゃんと直るようにみる方が大事。ナオミさんが肉焼けたら持
ってきてくれるって言ってたし」

カヤを積んだベッドに腰掛けたボクは、両足を放り出し、それを跪いたケガレに預けて
た。
ボクが挫いた右の足首を、さっきからずっとマッサージしてもらってる。ケガレが言う
には、挫くにも色々種類があって、きちんと直さないと後でまた悪くなるんだそうだ。
明かりと温かさを生んでる焚き木が、ぱちり、と音を立てて少し崩れた。

「……ねぇ、ちょっといいかなぁ……」
「ん? なあに、エリ」
「ケガレさぁ、ボクと結婚した事さぁ、後悔とか、してない?」
「そんな事ないヨ〜。オレにとって、新しく家族ができるって事は、すごく嬉しい事だ
から。毎日、楽しくてたまんないヨ。ここまで曲げると痛い?」
「──んー、ちょっと……」
「外れてたんだ。きちんとはめたからきっと良くなるヨ。あんまり腫れてないしね。も
うちょっと揉んでおこう」

さっきから、ナオミさんから言われた言葉を思い出している。
『いろいろ聞いてみればいいじゃない』
ボクが新しい家族なら、ケガレにも元の家族があったはず。クマより強いのは判ったけ
ど、やっぱり知らない事だらけだ。いい機会。ボクはケガレに言った。

「ケガレってさ、何で一人になっちゃったの? それだけじゃない。この村だって、元
々誰か、ケガレたちの一族が住んでたんでしょ? こないだ聞こうとしたら、ケガレ、
言いたくなさそうだったけどさ、ボクはケガレの奥さんなんだから、知る権利、あるよ
ね?」

ずっと足首に目をやってたケガレが、ちらりとボクの顔を見た。
すぐにそれを戻すと、いつもらしくない、元気の無い笑顔で言った。
494美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:42:06 ID:mAYeIdOp
「……ああ、そうかぁ。そうだよなぁ……。オレ、まだエリたちの言葉がそんなに上手
じゃないから、うまく言えるかなぁ」
「いいよ。すごく知りたい」
「ん……。どんくらい前かなぁ。たしかにね、オレらはこの村に住んでた」
「オレら、ってのは、ケガレと同じコッチの人ってことだよね?」
「そう。のーんびり、暮らしてたヨ。親父、おっ母、ねえちゃんと、弟、あとムラのみ
んなたくさん。みんなオレみたいな格好だから、エリたちが見たらビックリしちゃうヨ。
きっとね。ははは」
「それで、その人たちドコ行っちゃったの? ケガレだけ残して」

一度、ケガレの手が止まった。それから、ちょっとため息をついて、ケガレが口を開い
た。

「ガキのころからオレ、狩りが得意だったからさ、冬にそなえてムラの大人たちと、ち
ょっと遠出してケモノを追ってた。何日かして、たくさんの獲物を担いでムラに帰って
きたら、オレの家族みんな、お、おっ死んじまってたんだよな。なんか悪いモン食った
のかもしんないし、病気かもしんないな。理由はわかんなかった」
「そうだったんだ……」
「そしたら、ムラ長が言った。『フキツな死でこの土地はケガレた。そしてお前の一族
も。俺たちは新しい土地に移る』って」

ケガレ──?

「ちょ、ちょっとまって、ケガレって──」
「汚れてるとかって意味のオレらの言葉なんだ。ケガレはオレの本当の名前じゃないヨ。
初めてエリたちにあった時、『ここはケガレてるヨ?』って言ったら、そのままオレの
名前になっちゃった」

そんなレベルでボクたちはケガレ、いや、彼の事を知らなかった事になる。

「じゃぁさ、ケガレの本当の名前って、なんていうのっ?」
「もう忘れちゃったなぁ……。でも、ケガレって名前はけっこう気に入ってるヨ。まっ
たく、新しいオレになった気がするから。エリたちは、ケガレたオレをノケモノにしな
いもんな」
「ノケ、モノ……」
「オレらの言葉で、仲間はずれとか、そんな感じの言葉だ。ムラを捨てたみんなを、オ
レは追ったよ。でも、ケガレは去れって、弓でうたれた。オレになついてた子犬だった
ヨコテだけが、残った」
「──ひどいじゃんっ、そんなの、迷信だよ」
「しかたないヨ。そうやってオレ以外のみんながうまくいくなら。それに、ノケモノに
なったオレにも、こうやってキレイな嫁さんができた。ヨコテもいる」
495美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:42:50 ID:mAYeIdOp
ボクは左足を寄せて、膝を頬杖にした。
改めて足元のケガレを見つめた。
ただ能天気なヤツなのかな〜って思っていた。
クマに挑んだ時のケガレの目。
今、ボクに語った辛い過去。

「よし。もういいかな。──あっ」
「ん?」

いきなり、ケガレはバチっと横を向いた。何故かはすぐわかった。左足をたぐったおか
げで服の裾がまくれて、ボクのアソコが丁度、焚き火に照らされケガレから丸見えにな
ってるんだ。

「──あはは。いいよ、別に……。そうだ。アレ、教えて。ケガレの言っていた、本当
の気持ちってのを──」

ケガレは横をむいたまま、視線だけをちょっとボクに向けた。

「ん〜。ホントの気持ちはね、なんと言うか、よく説明できない。でも」
「でも?」
「エリ、オレと一緒になって、今初めて笑ったヨ。こないだの気持ちとはちがうと思う。
今、エリはいいおっ母になる感じがする」
「だったら、できるかな……?」

ケガレが、やんわり頭をボクに向け始めた。

「したい?」

ぶん、って音が出るくらい、大きくうなずいた。

「する?」
「する!」
「っう、ちょっと、まった。こないだ、結構痛かったんだ。だから、ボクのタイミング
で、やらせて、欲しいんだけど……」

気がつくと、っていうのがピッタリだ。ボクはケガレに肩を掴まれて、一瞬で押し倒さ
れてた。目の前のケガレの顔が、すごく真剣でボクは思わず吹き出しそうになる。

「こらぁ、そんなにしたかった?」
「そりゃ、したいよ、したかった。エリの足首揉んでて、オレ、すっごいドキドキして
たよ。今すぐにでも、したい」
「……じゃぁさ、ボクが上になっていい?」
「ん、わかった」
496美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:43:30 ID:mAYeIdOp

そしてボクとケガレが、クールダウンするかのように、いったん離れた。お互い立ち上
がり、そろそろと着てるモノを脱ぐ。
炎に照らされたケガレの体は、所々に影ができるほど鍛えられてて、逞しかった。
本当の気持ちってのが何なのか、上手く言えないとケガレは言ったけど、ボクはなんと
なく判った気がする。
結婚した夜、ボクは『させてあげる』って気持ちだった。
今、ボクはケガレと『したい』。
ケガレを夫として認めたとか、ボクが妻としての自覚を持ったとかじゃなく、ただ、彼
と家族を作ること、子作りする事をボク自身から望んでる感覚。
なんでそうなったかは──、はは。やっぱり、上手く言えないや。
ボクの顔が勝手にほころんだのを見たのか、ケガレもニカっとやる。
目を合わせたまま、カヤのベッドに横になった裸のケガレ。同じく裸になったボクは、
膝立ちで彼の腰にまたがった。

「足、大丈夫〜?」
「……うん」

あの晩みたく、香油は無い。そっと膝を折ると、ボクのお腹の底にケガレのが当たる。
濡らさなきゃ、とボクは思った。
ゆっくり、静かにボクの割れてるトコロをケガレの反り返ったアレにあてがい、ボクは
こすりつけるように、少しずつ腰を動かし始める。

「ん……」
「エリは柔らかいなァ」

間延びしたケガレの感想に、ボクは眉をひそめて小さく笑った。ケガレのが、硬いんだ
よ。ケガレは全身が、硬いよ。
ボクはそんなに、柔らかい?
きっと誰よりケガレは硬く、そして強いね。ボクは今日それを知ったんだ。
じっと見つめられる中、ボクは腰をなでつける。
すごくドキドキするのにあわせて、ボクの奥から滲んでくる。
ボクが動くたびに、ちいさな水の音がする。
すると、ボクが言う前にケガレが動いた。
ボクがしてあげようと思ったのに、絶妙のタイミングで言った。

「エリ、いくよ」
「いいよ──」
497美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:44:06 ID:mAYeIdOp
ボクの腿に触れたケガレの手が、すすっと腰にまで登る。その指に力が込められると、
ボクは軽々と持ち上げられた。
一度、熱いケガレのからアソコが離されると、温度を失って冷たい感じがした。それは
寂しい気持ちによく似ていた。でも、すぐさまお腹の底にケガレのが、今度は先端があ
てがわれる。そしてケガレがボクの事をゆっくり、降ろしはじめた。

「う……、あぅ……」
「エリ……」

こないだ痛かった、って言ったからからかな。優しいね。じわ、じわと、ケガレがボク
のアソコに埋まってく。痛みは、驚くほどに無かった。まだ二回目なのに。
やがて、ボクはケガレの腰の上に、ぺたんとお尻を下ろすような格好になった。
ああ、なんか、判る。ケガレの形。ぐーん、ぐーんと、ボクを動かすんじゃないかって
思えるほどに動いてるから。

「ああ、もうダメだ、う、あっ!」
「え、えぁ……っ?」

ぐーん、ぐーんが、ぐん、ぐんってなって、ボクのアソコの奥でケガレのが膨らんだ。
いや、違う──。

「出したんだ、子種……」
「ん、出た。でも、ずっと我慢してたからもっと出る。もっとして、いい?」
「いいよ。ケガレの好きなようにして」
「じゃぁ、今度はオレがしてあげるヨ」
「わかった……」

もっと触れ合ってたいよ。もっとケガレを教えて欲しい。ボクはそう思った。
ケガレにまたがったまま、ボクは体の力を抜き、その硬い体に被さる。額を胸に当てる
と、生き生きとした岩みたく感じた。
ケガレは、今度はボクのお尻に手を当てた。そして、その強い力でボクの全身を揺さぶ
り始める。思わず、声がもれた。
ちょっと、ヘンだ。イヤじゃない、ヘンな感じ──。
さっき出されたケガレの子種が、ボクの体に変化を呼んだのかもしれない。クマをも倒
すケガレのなんだから、不思議じゃない。
ボクのお腹の奥が勝手に動いてるんだ。ボクのアソコを小突く、ケガレの動きとは違う。
ぶるぶるとお腹の奥が、何かに目覚めたように震えてる感じ。
寒くて凍えるように、心地良さに身震いしてる。

「──あ、うぅ……っ」
498美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:44:51 ID:mAYeIdOp
ケガレの胸に額を押し付けたままで、ボクはうめいた。ケガレの息遣いがボクの耳に届
く。ボクより、ケガレは全然余裕みたいだ。
ボクは結構、それどころじゃなくなってきてた。
じんじんと背筋を駆け上ってるのは、新しいタイプの気持ちよさだった。たまに一人で
する時のとも違う、じわじわお腹の奥に、心地良さがお湯みたくたまってくんだ。
アソコからもそれが漏れてるかのように、水のこぼれる音が止まらない。
でも、それでも、どんどん気持ちイイはたまってく。

「あああ、ん、あっん、ケガレ……、はぁぅ、んん……っ!」
「なに? エリ」
「あう、んっ、ううぅ……っ! あっ、あっ、あん、あっ」

お腹の奥の動きは、そのままボクの体全体に移ってきて、ボクはケガレの上で震えた。
ぎゅーっと、体が勝手に縮こまるんだ。勝手に胸から空気が吐き出されて、えずきなが
ら泣いてるような声を上げた。
その声がよく聞える。焚き火が跳ねる音も、表の太鼓のリズムも。ことりと、戸が動い
たような音も──。肉もってきてくれたナオミさんかな? まぁ、いいや……。
お尻に食い込むケガレの指に力が込められてきた。
ボクが揺れるピッチも早まる。

「ああ、エリ、また出ちゃうヨ……」
「……っ、ん、いいよ、欲しい、出して、ケガレっ」

太鼓のリズムを追い越し、ボクがケガレの上で跳ね、それをケガレが掴まえてくれた時
だった。

「う、おぉ……」
「いいっ、あ、ああ、ふぁ、あぁ……」

また、ぐん、ってボクのお腹の奥が強く押された。どくん、どくん、とボクのお腹の奥
に、ケガレの子種が放たれる。すると、それを吸い上げるように、ボクのお腹は力強く
波打つ。
その時が、めまいがするくらい一番気持ちよかった。
ボクの体はすごくケガレに惚れてるみたいだ。
本能かな? ケガレなら、ボクを本当に、大事に何があっても守ってくれるって悟った
からなのかな。
それは今、どうでもいいことか。
だってもう──

「ふぁ……」
「ああ、うれしかったな。エリ、これから、毎晩子作りしよう。オレ、エリとの子供に
早く会いたい。家族ふやしたいヨ」
「うん」
499美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:45:28 ID:mAYeIdOp

──ボクはケガレの奥さんなんだから。
荒れた息をなだめるように、ボクはケガレに体を預けて、力を抜いた。
アソコはケガレのを咥えたまんま。余韻がまた、心地いい。
ボクはケガレに言った。ずっと、心にくすぶってた事を。

「ボクは、船の上で産まれたんだって。この土地に来る途中で。そのとき、沢山の船で
やってきたらしいけど、嵐でボクらが乗ってる船以外、沈んじゃったんだって……。ボ
クの両親も、その時死んじゃったらしい」
「そうか〜。かわいそうだな。エリも」

ケガレがボクの頭をそっと撫でた。

「この土地についてからさ、ボクらは慣れない暮らしでどんどん減ってった。どの野草
が食べれるのか、狩りはどうすればいいのか、みんなよく判らなかったんだ。お腹を減
らして、たくさん死んじゃった……」
「オレらは、親父たちから教わってるからわかるけど、エリたちは大変だったんだな。
ガドもよく言ってた」
「ボクはね、ある日言った。ボクも狩りに連れてってくれって。そうすれば、少しでも
食べ物が獲れるかもしれないって思ったんだ。でも、エリは女だからやめとけって、言
われた……。ボクはバカじゃないかって思った。生きるか死ぬかなのに、女だからとか、
古い事言ってさ」
「ガドが、それでエリが男にまけないぞって性格になった、って言ってたヨ」

やっぱガド兄だ……。よく、判ってる。

「んで、ガドがね、新しい考え方を作ろうっていった。ケガレ、お前エリと一緒になれ、
それで新しい考え方を作るんだ。そう、オレに言ったヨ」
「……そっか、いいね。さすがガド兄だな……」

ボクはすごく眠くなった。ケガレの体は温かく、心地いい。
新しい考え、新しい生き方ってのは、どんなのだろう。
ノケモノにされたケガレと、余所者のボクらが、一緒になってどんな暮らしが生まれる
のかな。
それはまだ、判らないけど、ただ、ケガレとの結婚は、ボクにとってうってつけだって
事が、判った気がする……。

「おやすみ、エリ。オレも、寝る」


それから──。
ボクが自分の事をボクと言うクセはまだ直っていない。ただ、ボクは今、ケガレが昔使
ってた言葉を喋れるようになっていた。
ケガレも、ボクたちの言葉がだいぶ上手くなった。
ケガレが言ったように、毎晩子作りしたあと、ボクとケガレは色んな事を話し合う。
ボクらの持ち込んだ技術と、ケガレの智恵を上手く繋ぎ合わせるにはどうすればいいか、
そんな事を。
500美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:46:08 ID:mAYeIdOp
ちなみに、狩りには連れてってもらってない。だって、狩りならケガレがいるもの。
ボクはどんなに頑張ったって、クマに勝てないしね。
それに──。

「ふぁ……、やっぱ重いな、動くともう暑いね……」
「エリ、家に居れば良かったのに。オレがなんでも、やったげるよ」
「ダーメ。だって、ガド兄とナオミさんの結婚祝いだもん。ボクもやらなきゃ」

表はだいぶ暖かい。ボクはケガレの子供を身篭り、だいぶお腹が大きくなった。
正面にそびえるケガレがクマを倒した山は、青々として眩しいくらいで、きっと今年も
たくさんの収穫をボクらに与えてくれるだろう。
村の脇、ボクとケガレはガド兄とナオミさんが結婚するのを祝って、クリの苗木を植え
ることにしたんだ。
さくさくと地面を掘るケガレの、麻の服に汗がちょっと染みてる。
そう。ケガレは狩りに行く時以外は、ボクらと同じ格好をするようになった。ぼさぼさ
の髪はまとめて後ろで結い、ヒゲもアゴのところだけ残して、全部剃るようになったん
だ。
ケガレがかつてボサボサだったのは、イレズミが無いのを隠したかったんだって。

「ここはクマの骨を埋めたところだから、きっと強いクリの木になるよ〜。あ、エリ、
お乳出てる」
「あ、ほんとだ。もうじきなんだな、生まれるのも」

胸に染みが広がってた。最近、ますますボクは母親っぽくなってる。

「オレ吸ったげるよ」
「こら」
「いて」
「外じゃダメだっての。まったく……」

ケガレはなんかね、すごくお乳を吸いたがるんだ。力が湧くって言ってさ。
ボクの服をまくって、口を乳首によせようとしたケガレの頭をはたくと、ちょうど長老
とガド兄がやってきた。

「ほほほう。仲良くやってるようね。良い良い。さぁ、祝福を終えた苗木を持ってきた
ね。では、村を代表して、ケガレ、エリ」
「ん、判った」
「おっし。おっきくなりますように……」
「そんなに強く土を固めちゃ駄目だよ。根っこがよく伸びるように、柔らかく盛ったげ
るんだよエリ」
「判ってるって……」
501美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:46:54 ID:mAYeIdOp

ガド兄がボクをケガレに肩に手を乗せ、珍しく笑顔で言った。

「ありがとうケガレ、エリ。感謝する。そして、長老──」
「なにかな?」
「俺とナオミの結婚を契機に、我々支族は戒律を改めようかと思います。族長である俺
の意見です。異論は、ありますか?」
「──え?!」

ガド兄が自分の口で、長老にそう切り出したのは初めてだと思う。でも、長老は白いヒ
ゲを撫でながら、何故だか嬉しそうに笑った。一番反対しそうなのは長老なのに。

「ふむ。そうね。我等支族の戒律は、先祖が生まれた土地のものだ。この土地に相応し
いとは限らんからね。これで、イノシシとやらも食べられるようになるね」(注15)
「申し訳ありません。神を信仰する気持ちだけは、忘れません」
「オレ、神様たくさん知ってるから、エリの神様も混ぜてあげるよ!」

ははっ。そのほうが気楽でいいな。ケガレの意見に賛成。

「それに戒律なら、ガドはもうすでに破ってるね。支族に伝わる十戒の七、『汝、姦淫
するべからず』をね」
「……その、申し訳ありません……」

そう。実はナオミさんも今、お腹が大きいんだ。結婚前に仕込んじゃうとは、ガド兄、
やるな。

「ケガレたちに当てられたナオミに迫られたんだろね。ラビはなんでも、お・み・と・
お・し♪」
「エリとオレの子に、同い年の友達できるヨ! ガドはそれまで見越してくれたんだ
な! さっすが!」
「いや、そういう訳では、なかったんだが……」

ガド兄だけ残して笑いあって、ボクはふと、あの言葉を思い出した。
ねぇ、と小さく彼に言ってから。

「もう、ノケモノじゃないね」
「エリたちと出会ってから、ずっとだよ」

ニカっとした笑顔は眩しい。つれられて、ボクも心から笑った。
502美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:48:00 ID:mAYeIdOp
注釈その5

注15:これもやはり戒律の一つで、ユダヤ教では豚肉を食する事を禁忌とする。イス
ラーム社会でもそうだが、ラードや豚肉エキスといった豚起源のものすべてが対象とな
るので食用油やスナック菓子にまで気を配る。彼等は他にも様々な戒律を持ち、その由
来は砂漠で生きる智恵を体系化したものだと言われる。
同時に戒律を一切放棄し、異邦人にこそ神の教えを伝えるべきとユダヤ教から袂を分け
たのがユダヤ教キリスト派、すなわちキリスト教となる。
503美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:48:53 ID:mAYeIdOp


「ん〜」
「どうじゃ、何が見えたかの?」
「リズね〜、女王様になったよ〜!」
「それは卑弥呼じゃない? 古墳時代になるから時代に合わない」
「む〜……」

頬を膨らましたリズを見やって、かっかっかと日比野教授は大きく笑う。
それから、穏やかに孫の重雄をその幼馴染のリズに語った。

「そういった空想が楽しいと思えるようになれば、よりその時代の風景や暮らし方を知
りたくなるんじゃな。すると、勝手に歴史に詳しくなる。すなわち、勉強になっている
ということなんじゃの」
「そっか〜。リズ的には結構面白かった! たしかに、おじいちゃんの言うように、ち
ょっと昔の事とか知りたくなったもん♪」

そんな中、重雄が柱時計に目をやり、あっと大きく声を上げた。

「もうこんな時間じゃん! リズ、ご褒、ゴホン。英語、英語の勉強をさ、しようよ」
「え〜」
「英語か? じいちゃん英語もできるぞ? どれ、ワシが教えて……」

素早く椅子から立ち上がった重雄は、リズの服を掴んで促しながら日比野教授に反論す
る。

「いいよ! じいちゃんきっとまたワケ判んない事言い出しそうだから! ほら、リズ
はやく!」
「え〜」
「学校で教える英語より、実戦的な英語じゃぞ? ちょっとテキサス訛りだがの」
「僕らが習うのは、試験のための勉強なの! あいむすたでぃいんぐりっしゅ! あん
だすたん? じいちゃんっ」

孫に言われた日比野教授は肩をすくめた。

「日本人が無理して英語を使うのは、みっともないもんじゃぞ? まぐわいとか睦みあ
いとか、日本古来の美しい言葉をだなぁ……」
「はぁ? なにそれ。早くもじいちゃんのワケ判んない言葉が始まったよ! ほら、リ
ズ!」
「あん、もう……。ゴメンね、おじいちゃん。また今度、いろいろ教えてくださいね〜
……、こらぁ、服のびちゃうよ〜!」
504美女と野獣(ノケモノ):2007/01/05(金) 02:52:01 ID:mAYeIdOp

引きずられるようにして、リズが重雄の部屋に連れられたのを見やってから、日比野教
授はぼやくように呟いた。

「やれやれ。リズちゃん、声大きいからの。オイボレのノケモノには聞くに堪えんわ…
…」

リビングダイニングには教授一人。席を立って大きく背伸びをした日比野教授は、その
ままサッシを蹴開けて裸足のまま青い芝生の庭に出た。
夕暮れ前の秋の日差しは、柔らかく暖かい。
ゴロリと横になって、教授は遅めの昼寝を取ることにした。



             美女と野獣(ノケモノ) 〜おしまい〜



                          20070105
505名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:54:28 ID:i/LFzQqP
こうして我々の祖先は産めよ殖やせよと命を繋いできたのかもしれんね。

リアルタイムGJ!!
506牧場 ◆KCG/NoRpDg :2007/01/05(金) 03:01:01 ID:mAYeIdOp
前後編あわせて、若干の修正を施したものをうpしときます。

http://green.ribbon.to/~sspink/eroparo/source3/No_0001.txt

では、また。
507アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/05(金) 03:15:54 ID:BsCHBy6m
>>牧場氏
火の鳥の黎明編を読んだ後に読んだから感慨深いですねぇ・・・。
とにかくGJ

>>ゲーパロ氏
ウルスラはこの後どうでるのか?
ハラハラしますね、続きをwktkして待ってます。
508名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 19:47:09 ID:1/Y0/9SV
>この流れは…

>とてつもなく嫌な予感がする…

 荒れる前に逃げる
 前もってスルーを呼びかける
→どうでもいい
509名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:17:39 ID:TGjkULjZ
なんか……、良い。

牧場さんGJ!
510ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/05(金) 22:40:02 ID:3FMCkDQT
>>506
GJ! すばらしい!
私らのご先祖様たちは、こんな可愛かったなんて!w
リズちゃんが「見た」ほうの歴史はどんなんだろうと空想が広がりますね。
511名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 09:31:24 ID:1h2UIC8J
前後編あわせて一気に読んでしまった
GJです!
512名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:25:46 ID:JIeBQzvo
正月で実家に帰ったら、同級生だった女子がもうりっぱなママになってました。
なにこのダウナーな気持ち。
513アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 00:55:17 ID:mz9ALirc
ケチな賭博に負けた私暁白湯は、借金返済の為に体で返す事になった。
また城山の秘書見習兼専属メイドとして働く事にもなった。
しかし、そんなとこでくすぶっている私じゃあない。
中さえ出さなければどんなプレイでも耐えてみせる、最終的には借金返済してみせる。
私、メイド秘書(見習い)暁白湯!!

私はリーダー、暁白湯(元女子高生)。通称さっちん。早弁と一夜漬けの名人。
私のような天才策略家でなければ妊娠の回避なんてのは考えられない。

私は暁白湯、通称素湯(すゆ)。自慢のルックスに男はみんなイチコロさ。
ハッタリかましてで胸パットからシリコンまで、何でも本当の胸であるかのようにみせてやるぜ。

白湯・暁、通称白いの。虚勢の天才だ。城山でもブン殴ってみせらぁ。でも中だしだけはかんべんな。

よぉ!お待ちどう。私こそ暁白湯。通称ホワイトホットウォーター。
ギャンブラーとしての腕は天下一品!素人?凡夫?だから何。
514アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 00:56:36 ID:mz9ALirc
「おい、白湯。何をしている。」
部屋の掃除をしながら他の事を考えていた私は、城山に声をかけられて初めて背後に城山がいる事に気付いた。
現在私は親が残した借金&城山との勝負で負けた分のリスクを払う為、城山付きのメイド兼秘書見習いを
している。まぁ、なんだかんだ言っても親が残した分の借金は返さなければいけないので働く事に関しては
問題ないというか仕方ない事なのだが、いまいち納得いかないのがあの勝負での「リスク」である。
50L分の城山その、せ、精液を一日分のせ、SEXにつき100mlずつ私が受けるっていう変態しか考えれないような事。
初めて、そのリスク払ったあの日の夜から3ヶ月。
毎晩のように城山は私の体を弄び、自分の欲望の塊を私の体の中に放っていった。
まだ妊娠には至ってないようだが、この調子でいくといずれは……。なんとかそれだけは避けたい。
「おい、ったく話し掛けられても他の事を考えているようだな」
「あ、いいえ。そんなことないですよ?あ、ここほこりが凄いなー、なんてハハ……」
「ほぅ、そこはお前が来る前に念入りに拭いておいた所なんだがね。いやーこの部屋そんなに埃っぽいんだなー?」
くっ、人の揚げ足取りやがって。
「アハハー、そ、そのようですわねー。それなら念入りに、ヒャウッ」
不意に胸を服越しに揉まれ、声を挙げる。
「ここはお前の担当だろうに、そんなに埃が溜まっているなら仕事をサボってる証拠だな。
 そんな駄目なメイドにはお仕置きが必要なようだな。」
といいながら、やわやわと片手で胸を触り、もう片方の手いやらしく腰に伸ばしスカートの中に入れてくる。
「ちょ、や、やめてくださ……」
「白湯もすっかりHな娘になったね、元々敏感なんだろうけどもほら。」
あそこに突き入れた人差し指と中指を前後に動かすとヌチュヌチュといやらしい音が聞こえてくる。
「ここだってほら、もう固くなってる」
手馴れた様子で服越しから胸の突起を探り当てキュッと摘む。
「キャウ、そ、そうしたのはあなたじゃない……ん」
机に完全に倒れる様にして城山の愛撫を必死に耐える白湯、こういう時は変に抵抗するとこの男はさらに興奮する
という事をこの三ヶ月間で学習していたので暴れるようなことはしない。
「白湯、顔」
城山の言葉を聞いて、城山の方に顔を向ける。
「む、チュ、ぁは……」
お互い舌を絡ませ、深く深くキスをする。白湯の口元から溢れてきた唾液が一筋こぼれる。
キスをしながら、城山は後背位からカラだをこちらの方に向けるよう白湯に促すと白湯もそれに応える。
「ショーツ、脱がすよ。」
城山が白湯のショーツを脱がそうと手をかける、その姿は赤ちゃんのおむつを変えている様な風に見えた。
「あーあ、もうこんなになってる。どんどんエッチくなってくねぇ」
「ファゥン」
人差し指で白湯の中を掻き混ぜながら、空いている手で淫核を摘み上げる。
「あぅ、や、そこコリコリしちゃ、やぁ」
「こことか弄られると、吹いちゃうもんね〜白湯ちゃんは」
(こ、こいつ。いつか殺すわ)と心の中で毒づくも必死で快楽と戦う白湯。
いくら抵抗するのは諦めたといえどここだけはゆずれないわと白湯は考えているのだが、城山的思考でいうと
そこが彼の劣情をかき立てている事までには気付いていない。
「ほ〜ら、早くイったほうが楽になるんじゃないの?」
「ん、そんなに、激しくしちゃ、あ、アぁぁぁぁあああぁぁぁ」
思わず城山の服を掴み、絶頂に耐える。白湯のあそこからはピュピュっと潮が吹いた。
「イったようだけど……あ、やっぱし服についちゃったなぁ」
「ん…ハァハァ、しぃ仕方ない、じゃない…」
「部屋だけじゃなくて私の服も汚すなんてね、まったくそんなにお仕置き好きなんだな君は」
「な、誰が。そんなの」
ニヤニヤとする城山はズボンをすかさず脱ぐと一言。
「ここの掃除も追加だな」とのたまった。
515アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 00:57:28 ID:mz9ALirc
「チュプ、ン、フム」
「おぅ、おおいいぞ。随分上手くなったね」
舌を絡ませ頭を上下に動かし城山の肉棒をしゃぶる。
この三ヶ月の間、なにも体を重ねる行為だけをしていたわけではなかった。
当然、城山の欲望を満たす為フェラチオも仕込まれていた。尚、アナルに関しては城山自身が
「あそこでやっても興奮しないし、孕まないからねぇ」と考えている為いまだ未開発である。
「ん、フン、チュプ」
上下に動かすだけではなく、舌で裏筋を舐めたり亀頭をほじくったり、攻めのバリエーションを変えながら
白湯は口淫奉仕に没頭した。城山からHな娘だねと言われると真っ先に食って掛かり、普段の行為に関しても
消極的な白湯であるがこの行為に関してはかなり積極的である。実際、密かにバナナで練習してたりもするから
驚きであるが、これには白湯なりの狙いがあった。
毎晩の様に中に出されていれば嫌でも妊娠してしまう為、本番前の行為でできるだけ多くの城山の子種をださせて
確立をさげなければいけなかった。そこで白湯はフェラチオによって城山の子種を搾りとることを考えた。
口でするという事は主導権を握る事になるし、スマタの場合はそのまま挿れられて本末転倒な事になる(なった)
からだ。
「(フっ、城山宵恐るるにたらず。ね。)」
「くっ、イクよ。白湯」
城山は白湯の頭を掴むと白湯の口から肉棒を引き抜き、白湯の顔を目掛けて射精した。
ビュビュっとイカくさいそれが白湯の顔に振りかかり、白湯は恥辱に顔を歪ませる。
いかに覚悟していてもこれだけには慣れなかった。
「(あぁ、その表情。とっても可愛いよ白湯……)」
恥辱に歪む白湯を見て城山は満足気に微笑む。
ちなみに城山は白湯の思惑は見抜き、気付いていない振りをしている。
城山としても白湯が自分を気持ち良くさせてくれる技術を白湯自ら身に付けてくれる事は願っても無い事だし、
何より、出した時の白湯の表情がとても気に入っているからである。
「ほら、白湯。きちんと飲んで」
白湯の顔についた精液を指で掬い上げ、口元に持っていく。白湯は嫌々ながらもくちを空け、城山の指に吸い付いていく。
「はい、お仕置き終了っと。しかし……私の服は君の愛液で汚れちゃったし、君の顔と服は私の精液でよごれちゃったなぁ」
とても白々しく城山がのたまう、嫌な予感が白湯の体を駆け巡る。
「うん、服は全部洗濯して。私達はお風呂で綺麗綺麗しようか」
「え……、い、イヤぁぁぁぁぁぁ」
白湯は悲痛な叫び声を上げながら、お姫様抱っこの状態で抱えられて浴場に向かう事になった。
516アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 00:58:11 ID:mz9ALirc
なんでお風呂ってカポーンって音するんだろうと意味の無い事を白湯は考えていた、現実逃避である。
「さぁって、白湯。体洗おうか」
と城山は自身の手にボディソープをかけると白湯の肌に擦りつけて泡をださせる。
ソーププレイは初めてではないが普段よりも違う感触がするので白湯は苦手だった。
それに自分の体を城山のタオル代わりにするので、そういうのも含めて嫌なのである。
「ほら、白湯。ぼーとしてないで動いて」
「あ、は、はい……」
嫌々ながら寝そべる城山に覆い被さり動く。先ほどイってしまったとはいえ、体の火照りは収まっておらず
秘所や乳首やクリトリスが擦れる度、声が漏れそうになる。
「白湯、そんなにゆっくり動いてちゃ体綺麗にならないだろ?」
「あん、だって。んきゃぅ」
城山は白湯を抱きしめると自身の体を大きく動かす。急に激しく動いた為白湯は耐え切れずに嬌声をあげる。
「ふふ、白湯のあそこ。また濡れてきてるね、まだまだイキたりないんだね。」
「あぅ、固くて…熱いのが…こ、すれ、てぇ」
「ここ、お風呂だから、我慢しなくていいよ。一杯イって」
「や、また、またイッちゃう、だめ動かさない、っ〜〜〜〜〜」
今まで擦りつけていた肉棒を白湯の秘肉に突き立てた瞬間キュウウっと強く締め付けてくる。
城山は口を食いしばり出そうになるのを我慢する。
「〜〜〜、ん、かっハァ、ハァ、ハァ、イキナリ、入れないで……」
肩で息を整え弱弱しい声で呟く白湯。
(まったく、自分の仕草が逐一私を刺激している事に気付かないのか、この娘は!!)
城山は状態を起こすと、もたれかかっている白湯の頭を撫でながらも腰を突き上げる。
「きゃぅぅ、や、ちょ、休ませて……」
「ダメ、挿れたままでイキそうだから。白湯もたくさんイコうね」
「んん、こ、壊れちゃうよぉ」
白湯の悲痛な嬌声を無視してかまわず腰を動かす。
すっかりと脱力しているようでそのまま後ろに倒れそうになる白湯の腰を支えてひたすら突く。
ふるふると動きにあわせて形のよい小ぶりな胸が可愛らしく揺れ、喘ぎ声と粘液と空気が混じる音が浴場に響く。
「うっ、そろそろヤバイな。白湯、私のソープで体の奥の奥まで綺麗にしてあげるからね」
「あ、中、中ダメ……」
「お、イクぞ……!」
ギュっと城山は白湯の体を抱きしめると、動くのを止めた。
「ぁ……、暖かい……」
自らの中に出されたのを感じると白湯は気を失った。
517アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 01:00:34 ID:mz9ALirc
「ん、起きたようだね」
「あ、城山……。私お風呂で……。」
「あのまま気を失ったんだね、まぁのぼせたともいえるのかなぁ」
ニヤニヤしながら城山は強く腰を打ちつけた。
「きゃぁう、あふ。なんで、まだ繋がってるのよ。」
「白湯、私の事は「御主人様」と呼べといったはずだろ。それのお仕置き」
「あん、御主人様言う前から繋がってたじゃない……。あ、くぅん、動かさないで、よ」
「それにな、」
と城山は顔を白湯の耳元に近づけて
「ソープ出したら擦って洗わなきゃ綺麗にならんだろう?」
と囁いて、チュっとキスをして本格的にピストン運動を開始した。
「イヤ、こんの、……変態!!!」
白湯、残り46、9L。果たして妊娠せずに返済はできるのだろうか。
「あ、またぁ中にぃ……」
白湯の明日はどっちだ。
518アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/09(火) 01:06:59 ID:xwxXfao4
城山と白湯シリーズ第二弾です。

昨日よか収まっているけど風がひでぇなぁ
519名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 03:19:36 ID:muIXzPzM
一番槍GJ
520名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 10:03:53 ID:3psY2QWy
>>513を読んだところで
超少女明日香みたいに分身しはじめたのかと思って
ちょっとびっくりしたのは内緒だ
521名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 12:14:10 ID:2R0l0uPt
分身なんかしたら体が増えて
そのぶん受ける精液量が増えて
孕みやすくなりそうじゃんか
522名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:23:50 ID:1FZMAhFh
三ヶ月中田氏されても孕まないって、種なしなのか不妊症なのか。
とか思ってしまった。
523名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:00:13 ID:I8KsR94J
世の中そういうケースもあるんだろうから気にしない
>三ヶ月中田氏されても孕まない
524名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 01:21:46 ID:nsQAXxzH
それで苦労する夫婦とかいるんだよな。
525名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 04:24:31 ID:u2srr7OG
あんまりやりまくってると授かりにくいらしいね。
526名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 11:16:29 ID:xwLa0UnB
つまり一日一回100ミリリットルより
一ヶ月に一回、危険日あたりに三リットルと言うことですね><
527名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 12:27:20 ID:CKO3cnoF
三ヶ月で3100_gってことは一ヶ月に十日分、つまり三日に一回のペース。

なんだ、城山って優しいじゃん。
528名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 07:35:48 ID:sjREZMek
一日書き込みがない…どうしたっていうんだ
529名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 09:39:57 ID:/8Z7LPHC
>>528 きっとみんな、リアルの相手を孕ませようとしてるんだよ(もしくは孕ませられる側)。
ここんとこ寒いから、寒さを理由にべたべたいちゃいちゃする絶好の機会だしね。
530ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/13(土) 09:56:02 ID:E8Be/LZm
では場つなぎに……。
孕んでませんが、孕もうとして毎月……のシチュです。

※途中陵辱、逆レ表現あり、苦手の人は避けてください
※バッドエンドではありません。

http://green.ribbon.to/~geparosenyo/wafu/wafu01-hari01.html

531名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 12:09:53 ID:hS/YkRHW
一番槍GJ
532名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 12:12:42 ID:EXhf+4kG
二番煎じGJ
533名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 13:03:56 ID:f5k4ZlR8
三番三GJ
534名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 13:05:03 ID:5F8JMX56
三なすびGJ
535名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:41:34 ID:Mb2DOpeS
五月人形GJ
536名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:46:40 ID:PqQN88nU
六大学GJ
537名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:56:42 ID:xmWC5fQI
七宝焼きGJ
538名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:21:09 ID:tnuo+r0+
八甲田山GJ
539名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:06:06 ID:zisav7c2
九品中正法GJ
540名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:06:45 ID:cpOqkNXN
十人十色GJ
541名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:08:59 ID:tEUD2h/v
11人いる! GJ
542名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:13:23 ID:3P1yAUhZ
十二人の怒れる男GJ
543名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:23:45 ID:9TQagwbu
13デイズGJ
544名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:11:40 ID:lP9dS0zV
十四松GJ
545名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:14:15 ID:4TC5EUlD
十五夜お月様GJ
546名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:15:01 ID:TeTaHHxD
十五夜GJ!
547名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:31:07 ID:w/vPfMJ6
16歳の肖像
548名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:45:35 ID:mF8SBtQk
15が重複してるので

武芸十八般GJ
549名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:52:59 ID:Tgf8Q4NG
九龍からGJ
550549:2007/01/13(土) 23:54:58 ID:Tgf8Q4NG
更新忘れてたorz
551名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 11:29:31 ID:yAdyWcvv
いやいい加減止めたほうがいいから
自分が21世紀GJといって締めておく。
552名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 15:40:33 ID:JwYDAEF/
ゲーパロさんGJです!
こういうのもツンデレに入るんだろうか……とりあえず波璃たん萌えということで
553アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/15(月) 03:34:04 ID:DH4uW2Qj
宵×白湯は少し置いといて、短編です。
台本形式なんで読みにくいかもしれないので、苦手な人はスルーしてください。

「HRマッチ」

田中(以下田)「さぁ、お聞き下さいこの歓声。1万人の客席が満員となっています。」
山田(以下山)「いやー、そうでしょう。今日は待ちに待ったドリームマッチですからね。」
田「そうですね、解説の山田さん。さすがにこの組み合わせは再現不可能の言われてましたからね。」
山「はい、実況の田中さん。私なんて昨日から興奮しっぱなしで寝ていませんよ。」
田「はは、おーと世間話している内に選手入場です。」
青コーナーより、挑戦者。燃える人妻、セクスゥゥィィィィイみかぁぁぁぁぁぁみぃぃぃぃ。
田「あぁっと、前回見事に敗北してしまった挑戦者セクシー美神、ガウンを着て堂々と入場です。
山「凄い気迫ですね、子持ち人妻とは思えません。」
赤コーナーより、チャンピオン。炎の種馬ファイター、ダイナマイトすぅぅぅぅぐぅぅぅぅるぅぅぅ。
田「おお、対してスグル選手。赤いビキニパンツ一丁で王者の行進だ。」
山「目が燃えているようですね、例えるなら一週間オナ禁した中学生にAVを与えた時の目ですよ。」
田「あっと両者睨み合っています、がなんなんでしょうか火花の他にもハートマークが飛び散っています。」
山「二人とも熱々のおしどり夫婦ですからね、この試合の為に2週間は夫婦の営みを我慢していた為でしょう。」
田「結婚2年目、気分はまだまだ新婚。とあーっと言っている内からディープキスだぁーーー、
  レフリー急いでゴングを鳴らす。」
山「凄い絡みようですね、うわーお互いの舌があんなに、うぉ、唾液をあんな風に」
田「二人ともキスでイキそうな感じですが、ここからどうでるか」
山「おっとスグル選手が先に動きましたよ、ガウンと一緒に…おっと勢い余ってブラもとったぁぁぁぁ」
田「スグル選手、美神選手を押し倒します。巧にキスによる口撃をくわえつつも胸の秘所への愛撫も忘れない。」
山「さっそくですが美神選手、濡れてきていますね。すでにピチャピチャといやらしい音を鳴らしていますよ。」
554アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/01/15(月) 03:34:40 ID:DH4uW2Qj
田「挑戦者、挿入をまたずにここでまた敗れるか?と思いきやスグル選手の動きが鈍くなってるぞ」
山「美神選手によるアナル攻撃ですね。そうとう練習したんでしょうか、スグル選手も耐えている顔をしていますね。」
田「チャンピオンといえど前立腺マサージは弱点のようです、おっと美神選手が逆にスグル選手を押し倒した。」
山「パイズリですね、元々サイズが程よかったのですが子どもを産んでからさらに磨きがかかったようです。」
田「ずり落とされたパンツからぴょんと飛び出たスグル選手の肉棒を美神選手のマシュマロ乳が優しく挟み込みました。」
山「いいですねぇ、私も一度でいいからあの胸でしごかれてみたい。」
田「上げ下げの上下攻撃でスグル選手を苦しめて、あーと咥えました。フェラチオです。」
山「口技は美神選手の十八番ですからね、予想どうりスグル選手必死に耐えてますよ。」
田「試合前の抜きは1週間禁止されてますからね、いつ絶頂してもおかしくありませんよ。」
山「あっとしかし山田さん、見てください。美神選手の表情、蕩けていますよ。」
田「のようですね、試合というのを忘れて没頭しているようですが。そこを見逃すチャンピオンはいない!!」
山「お、スグル選手が美神選手の下に回りこんで69の体勢に入りました。」
田「すでにぐちょぬれの秘所をいじられ一瞬、美神選手の動きが止まった。」
山「美神選手は攻撃は上手いのですが防御に難がありますからね、これはわからないですよ。」
田「美神選手は肉棒だけですが、スグル選手の場合、秘所の他にもクリトリスと攻める場所がありますからね。」
山「いいえ、もう一つありますよ。スグル選手の指の動きを見てください。」
田「おや?あっとあれはGスポットだ、Gスポットを刺激している。」
山「前情報によると、スグル選手は加藤○の指テクをマスターしようと研究していたようですからね。これは効くでしょう。」
田「しかし、美神選手も負けていません。新技前立線マッサージを使って対抗しています。」
山「お互い、つらそうですね。これが試合でなければあれでイクまでやっているでしょう。」
田「その姿は正に対極図、お互いの快感を循環させているように見えます。」
山「しかし、これは膠着状態になると辛いですよ。」
田「今までの傾向からすると先に動いた方が有利な展開に持って行きやすいものですが、どっちが動くかおっと。」
山「スグル選手が美神選手の腰に手を回し……、立ち上がりました!これは試合を決めにいくようですよ。」
田「しかし、腰がガクついてますよ。」
山「それほど美神選手の技が効いているという事ですよ」
田「そうこう言っている内に、スグル選手意を決して飛んだーーー」
山「おっと、あれは出ましたねー、大技の空中体位変換。」
田「スグル選手が上、美神選手が下になったあの体勢から繰り出される技は……」
山「スグルドライバーですね、相手の両足を掴み肉棒を相手の秘所にあてがう事で着地時に子宮まで深く深く
  挿入する事が出来るまさに必殺技。」
田「前回はあの技が決まったあとの射精で孕んじゃったんですよね」
山「あの技くらって妊娠は避けられませんよ」
田「っと、おーっと決まったーーーースグルドライバーがふかぶかと美神選手の秘所を貫いたーーーー」
山「あっと美神選手苦悶の表情をしていますね、イクのを必死に我慢しているようです。」
田「スグル選手も必死に歯を食いしばっておりますが……、おっと出ました、スグルドライバーの結合からの
  ピストンスタンピング」
山「きっと中を掻き回されているんでしょうね、とうとう美神選手から悦楽の声が上がりましたよ。」
田「一回、二回とまるで除夜の鐘を突くかのような怒涛の攻撃だーーーーー」
山「美神選手必死の喘ぎだ、あっとこれは美神選手イクか、とうとうイクか!!!」
田「あーっと、美神選手イッターーーー。最後の嬌声が上がりました。」
山「おっとしかしまだスグル選手は攻撃を止めませんよ、おっ最後に強く一突きして動きが止まりましたよ。」
田「でました、一週間ぶりに溜めに溜めた精液を子宮に流し込んでいる模様です、おや溢れてきました。」
山「ああ、これは妊娠確定ですね。さすがにこんなのぶちこまれたら誰だって……」
勝者ぁぁーーー、スグルドライバー・ピストンスタンピングにてチャンピオンダイナマイトスグゥゥルゥゥゥゥ
田「おっとお時間のようです、名残惜しいようですがここで皆さんともお別れです。」
山「それでは、早くも二回戦に突入している夫婦をバックにお別れです、さよならさよなら。」
555名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 07:22:18 ID:JveDldop
一番槍GJ
556名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 07:23:16 ID:VH7CjrsQ
二束三文GJ
557名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 10:24:04 ID:TGFLfNMZ
四番ファーストGJ

アホだwwwwww実況の内容がそこはかとなくアホだwwwwwww
558名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 11:46:19 ID:QTteD1XT
五里霧中GJ
なんて頭の悪い(褒め言葉)ww
559名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 12:53:10 ID:TkOkFwdm
六法全書GJ
バロスwwwwwwwwwwwww
560名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 13:18:47 ID:1z9ETTJX
七転八倒GJ
561名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 13:23:07 ID:dPL3Kn4J
八門金鎖の陣GJ
562名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:15:55 ID:I4pELUSU
九尾の狐GJ!
563名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:08:36 ID:3Zq4aefV
十月十日GJ!!!
564名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:51:00 ID:IdYETwjh
十一面観音GJ!!
565名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:08:01 ID:Fsp6k/MS
十二使徒GJ!
566名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:09:03 ID:q0/vjy6Q
十三日の金曜日GJ!!
567名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:26:04 ID:ABd69+xJ
12使徒GJ!!

いいなぁ、こういうバカさ加減は大好きだwwww
568名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:28:13 ID:ABd69+xJ
>>567
しまった、リロード忘れてた…
569名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 01:46:17 ID:GQkMn1ZM
16連射GJ!!
570名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 03:35:12 ID:5p8y3b0p
コンビニで4コマ雑誌の妊娠・出産特集で「自分でわが子を取り上げた」豪快な母親が…
571名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 23:20:25 ID:xO2/Gno5
流れ読まずにツッこむ

これなんてフルメタの短編集?
572名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 04:05:57 ID:D8Z+oF3E
晒しと荒らしの発生条件 

1.複数のスレにまたがり、同じコテを流用通用  
2.それで2〜3のスレに留まるならまだしも、あちこち顔出しすぎ  
3.過度の自己顕示や自己主張がウザい(全レス、自分語りや後書き、宣伝広告)  
4.発言内容や主義主張が厨房臭い、メンヘル臭い、自己中臭い  

叩かれやすさの発展度合い 1→2→3→4  

作品の内容やレベルは、実はあまり関係ない  
ネット上のダメな〜スレで語られるところの邪神クラスの酷さでもない限り  
作品内容単体で槍玉に挙げられて問題になるケースは少ない  
ぶっちゃけSS自体はB級C級だろうと、一切自己主張せず淡々と作品だけ投下するに留まれば  
荒れる事はないし、むしろお義理お情けで二、三個の乙は貰える  
まあ荒れないだけで評価もされないんだが、それでも台風の目になるよりはマシだろ?  

1&2→ 叩かれ易くなる要素であって、あくまで間接的原因  
       これをやってても一切自己主張ナシのSS自動販売機に徹してる限りでは  
       案外荒れや叩きを回避できる、できてる場合が多い  
       ただ本人が幾らストイックでも、信者や取り巻きがウザ化した場合は結局叩き要因になる  
       残念だけど、信者取り巻きの不始末が作者本人の悪徳に還元されるのが2ch  
       嫌ならコテつけるのやめるか、せめてスレ変えるごとにコテ使い分けろ  
       てか複数スレまたいでのコテ流用自体、どれだけ取り繕っても結局は名誉名声への執着だ  
       これまで蓄積された評判をリセットしたくねーっていう、女々しい未練がましさだ  
       そんなに評価賞賛が欲しいなら、エロパロ板でなくブログかサイトでも作ってそっちでやれ  
       めんどくさいからとか、個人サイトじゃ人が来ないからとか、寝言ほざいてんじゃねーぞ  

3&4→ 論外。今更言う間でもねーや。名無しでも(多少叩かれにくくなるだけで)大抵叩かれる  
       もちろん1&2の要素と複合した場合は、火に油のごとくに更に叩かれやすく  
573名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 07:27:36 ID:agFD57oO
>>572
おめでとうございます
貴様は3と4に該当しています



ほんとうにあ(ry
574名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:19:43 ID:YHm0zAMs
>>572
これはまた見事な自己批判ですねw
575名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 09:54:50 ID:ww5gADBu
>>572
そこまで分っているならもう一歩です。
頑張って自制しましょう。
576名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:09:39 ID:H7sOqNUj
お前ら・・・スルー耐性0かよ‥
>>572みたいにわかりやすい煽りに脊髄反射してんなYO
胸に覚えがあるから反射しちまうと喜ばせるだけだろうが
577名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 13:50:28 ID:+2dEP/PW
お前ら…言葉責め耐性0かよ…

072並にわかりやすい言葉責めに精液発射してんなYO
腕に覚えがあるから発射しちまうと喜ばせるだけだろうが


孕ませネタに改変しようとしたが面倒だったからやめた
今も反省はしてない
578ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:23:34 ID:a9XkPMFb
孕ませ神殿ウルスラ編の続き行きます。
まだ本格的なエロにはいたりませんが、
途中でゾンビの陵辱が入ります。
苦手な人は「ゲーパロ専用」で弾いてください。
579ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:24:46 ID:a9XkPMFb
<孕ませ神殿>4 <巫女長ウルスラ>3

邪教の巫女の法術によって、テルズが蒼黒い光に包まれるのを、私は呆然と見やった。
その禍々しい教義ゆえに世から追われた邪宗は、
時として非人道的な手段を取ることもいとわない。
それは、若い巫女たちに他宗の知識を教えるときに語りもして、
私自身、十分に熟知しているつもりだった。
だが、ここまでするとは。
死人を生者に見せかけて操り、手駒にすることでさえ女神への冒涜だというのに、
生者を──しかも年端も行かぬ、成人前の男の子を「人外のもの」に変えるとは!
そう。
エレーナと名乗った邪教の巫女は、テルズをおぞましい獣へと変えた。
蒼黒い毛皮の、大きな牙と爪をもつ獣人へと──。
「ふふ、この子は、<自分が獣になる>ことを何より畏れ、嫌悪していた。
その心の闇が、わが術に力をもたらす──お行き! あの腐れ売女どもを食い殺すのよ!」
自分を慕っていた子供を理性のない獣にするだけに飽き足らず、殺人まで犯させようとする女――。
「……許さないわよ、エレーナ!」
錫杖を振り上げて呪(しゅ)を唱える。
──しゃん。
錫杖に取り付けられた護法具が霊力を受けて破魔の音色を鳴らす。
だがその力は、テルズを覆う鈍く暗い呪(じゅ)に遮られて霧散した。
私の祝福──呪(しゅ)が、エレーナの呪詛──呪(じゅ)に打ち負かされたのだ。
「――!!」
振り回したテルズの腕は、まるで丸太のように太い。
その一撃を受けて、死人たちの攻撃をしのいで残っていた巫女がなぎ払われた。
「ほほ、わが術がそんなもので破れると思うたか!」
百年を閲(けみ)した魔女は、嘲笑った。
人々を惑わす美貌が憎々しげに歪み、この女の本性をあらわしている。
「くっ!」
私は錫杖を構え直すと、テルズに向かい合った。
580ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:25:33 ID:a9XkPMFb
売春巫女は、体術が苦手だ。
そもそも他人を傷つける術(すべ)を訓練していないし、好まない。
春と快楽をひさぐ女は、男を癒すことが生業なのだ。
しかし、この状況ではそんなことを言ってもいられない。
私は、必死に昔のことを思い出した。
今でこそおとなしやかに振舞っているが、生娘の頃は相当なお転婆だったし、
見習い巫女時代は、神殿の衛士も勤めたものだ。
あらゆる意味で身軽だったあの頃の動きをイメージする。
──テルズが太い腕を振り回してせまってくる。
身を躱(かわ)す。
一回、二回。
思ったとおり、その動きは早いが単調だ。
見切れなくはない。
──そう思った瞬間、背後から掴みかかってくる敵がいた。
「死人(しびと)!」
私たちの祝詞によって倒されたはずの死人が、再び立ち上がっていた。
いや。
一体だけでなく、二体、三体。――倒された全ての死人が起き上がろうとしていた。

軋む骨格と硬く強張った筋肉が悲鳴を上げる。
溶けかかった腸が、脂肪が、震えながら垂れ下がる。
弾力を失って久しい皮膚が、床と自重との間でゆっくりと潰れていく。

生死の法則に背いて生者のごとく振舞おうとする屍は、
幽明境を異にする者が支払うべき代償を全て払いながら、なお立ち上がった。
「――!」
反射的に振り仰いだ先で、エレーナが酷薄な笑みを浮かべて呪詛を唱えていた。
あの呪詛がある限り、死人は何度でも蘇るということか。
私は次々に起き上がる、何十年、何百年前の巫女と村人の死体を絶望的な目で眺めた。
ちらりと入り口を確認する。
私たちを逃がさないように、死人たちの何人かが固めていた。
祝福の術を身にまとえば、突破できないこともあるまい。
エレーナが目ざとくそれを見咎め、嘲笑を浴びせる。
581ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:26:04 ID:a9XkPMFb
「ほほ、もう逃げの算段かえ? 勇ましいのは口だけか」
百歳の魔女巫女は、その美貌は変らぬが、もう口調を偽る事をやめていた。
そう。
私は、すでに自分では、エレーナに勝てないことに気がついていた。
エレーナ一人ならば、あるいは何とかすることが出来るかもしれない。
だが、死人とテルズとがいては敵わない。

──ならば、することは一つだ。

私は、後ずさりしながらテルズや死人との距離を慎重に測った。
ゆっくりと、錫杖に祝福の霊力をこめていく。
生命力を司る女神の力は、穢れた術を防ぐ力を持っている。
私に与えられた霊力によって、錫杖があたたかみを持ち始めた。
「くくく、さすがは売女。助けに来た相手も、仲間も捨てて逃げるか。──だが、させぬぞえ」
嘲笑うエレーナが、両手を広げて呪を唱えた。
死人どもが全員一斉に飛び掛る。
いや。
飛び掛ったのは、男の死人だけだ。
冷たく湿った手が、私の身体を掴む。その感触に、私は総毛立った。
錫杖を振って打とうとする。
だが、錫杖は、破魔の音色を立てなかった。
「──!!」
私は、錫杖を取り落とした。
「ほほ、霊力を篭めそこなったかえ。未熟者。その程度の力で私に歯向かおうとは……」
エレーナは、手を口元に当てて甲高い声で笑った。
開け放しになった法衣からのぞく大ぶりな乳房が、哄笑とともにぶるん、と揺れる。
男ならば、子供から老人までその肉を鷲?みにし、かぶりつきたいと思うに違いない。
毒をたっぷりと含んだ甘い蜜を滴らせるような笑みを深め、エレーナは私を指さした。
「……では、この未熟で愚かな売女に、ふさわしい罰を与えておやり!」
魔女が手を振る。
――地獄の饗宴が始まった。
582ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:26:34 ID:a9XkPMFb
陵辱は唇からだった。
かつては人間であった「それ」の顔が、今は人ではない卑しさを湛(たた)えて私の顔に近づく。
重なった。
唇を閉じて抵抗しようとするが、予想していたかのように鼻を掴まれた。
空気を求めて喘いだ。生者は呼吸をしなければならないのだ。
開けた口を待ちかねていた舌が、私の口腔へと入り込む。
死者の舌が。
ぬめぬめと冷たい肉の塊は、腐汁まじりの唾液にまみれていた。
流し込まれる。
苦い。
生者ではありえない温度と感覚に私は戦慄した。
全身に鳥肌が立つ。
──死人たちはそれを手の平で弄んだ。
乳房を、尻を。腹を、背中を。
髪と顔に手が押し付けられたとき、私は思わず悲鳴を上げた。
「ほほほ、嫌なのかえ?」
エレーナが心底嬉しそうな声で嗤った。
嫌なことを、されたくないことをするのが陵辱だ。
「ほほ、貴様は売春巫女なのであろ? ――ならば死人にも春をひさいでみよ!」
はたして、魔女はそれを命じた。
私はいい様もない嫌悪感に全身の血が凍る想いだった。

<どんな殿方にも等しく春をひさぎ、どんな精液でも等しく受け止める>
それが売春巫女の誓いであった。
人である以上、心の中の想いは違って当然だが、
どんなに未熟な巫女でも、客と寝るときはその誓い──すなわち女神様への信仰に従う。
はじめて身を任す旅人を、恋人と代わらぬ抱擁で包み、
性欲を吐き出しに来ただけの醜い男に、夫にするのと変らぬ性技で奉仕し、
見知らぬ男の種で孕む──それが売春巫女だ。
だが、死人、生亡き者は、命を紡げない。
583ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:27:05 ID:a9XkPMFb
死人の交わりは、生者のそれの真似事に過ぎず、
子種を子宮に放ってもそれは決して芽吹くことがない。
不毛の性交だ。
<大地の母神>の教えに徹底的に背く、ただの肉と腐肉の交差。
禁忌とされる性交を強要される。
私の中に、死よりも恐ろしい戦慄が走った。
「ほほ、どうした、顔が青いぞ、売女」
エレーナは、愉しくてたまらないという表情で嗤った。
邪宗の歪んだ教義のもとでは至高のものとされるのだろうか。

巫女装束を剥ぎ取られた。
死人たちも自分たちの身体を覆う襤褸を破り捨て、汚怪な男根を露出させる。
全員が勃起していた。
「ほほ、つくづく男とは業が深い──たとえ死んでも女が欲しいか。
おお、腐れた男根のくせに天を向いてそそり立っておるわ」
生者といわず死者といわず、そんな男たちを作り出す女が抜け抜けと言う。
自らが生み出した汚猥な人形に蔑みの眼差しを向けたエレーナは片手を挙げ、振り下ろした。
「よかろう。その女を存分に愉しむがいい」
その言葉を待ちかねたように、死人が私の左右の手を掴んで引き寄せる。

──握らされた。
私は、悲鳴を上げようとして、その声を飲み込んだ。
堅く強張った肉の感触は、生者のそれと変らなかった。
表面を覆おう、崩れかけた皮膚と腐汁をのぞけば。
なぜか──私の手は、自然に動いた。
何百、何千という客に施した奉仕を。
「おおお……」
左右の死人がうめいた。
息はしていないが、声を出すことは出来るらしい。
私は、自分の手の動きが、大胆になるのを自覚した。
584ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:27:35 ID:a9XkPMFb
「ほほ、どうした、――それはお前たちが嫌う生なき者ではないのかえ?
それとも、男根なら、どれでもいいのかえ?」
エレーナの言葉に、私は、身体と頭のどこかが反発するのを感じた。
「……お生憎さま。わたしは、愉しんでいるわよ。お仕事を」
猛然とわいた闘志。
こんな台詞が自分の唇から漏れるのを、私は半ば呆れながら聞いた。
言葉の中には、言った瞬間に真実に変わるものもある。
──女の唇から零れ落ちたものならば、尚更。
私は、手にした男根を強く握った。
強張りに沿って上下にこすりたてる。
ずるずると皮が動く感触さえ、――愛しかった。
まるで、包皮も剥けきっていない少年のそれを愛撫するようにしごきあげる。
中年男の死人たちのうめき声は大きくなった。
「……出したいの? 死人のくせに、生者と同じく?
こんなに大きな大人なのに、まるで皮かむりの坊やみたいに喘いでいるじゃない……」
生きている客を取るときのように、私は言葉を紡いだ。
だが、それがエレーナのような侮蔑を含んだものではなく、
男を──客を奮い立たせるための声音であったことに、私は微笑んだ。
思い切り強く、しかし思い切り優しく手を翻す。
左右の死人は、あっけなく放った。
若者もかくや、という角度でそそり立つ男根から放たれた精液は、
天井までかかるかと思うくらいに勢いが良かった。
はじめは白濁の汁が飛び、次いで黄色が、最後は紫色の粘液が後を追った。
精液と、膿と、腐汁の匂いに私はむせた。

次の男根は自分から握った。
痩せこけた老人の死体は、文字通り骨が見えるほどであった。
手指を絡めてこすりあげると、死人はおぞましい声をあげて身を捩り、
最初の二人よりも早く絶頂に達した。
量は、年が若い二人よりもたっぷりと出した。
手のひらでそれを受けた私は、それを乳房や太ももに自分からなすりつけた。
585ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:28:08 ID:a9XkPMFb
「おお、おお」
回りを取り囲んだ死人たちが一斉に男根をつき出した。
手を触れるだけで彼らは射精し、命の匂いのしない精液を浴びせかけた。
私の顔に、髪に、乳に、尻に。
「ああ……」
汚される喜びに潤んだ声が自分の唇からこぼれるのを私は遠く聞いた。
セックス──売春は好きだ。
性欲は強いと自分でも思っている。
でなければ、売春神殿の長などはやっていられない。
だが、禁忌となる死人相手にも、こうも易々とその気になれるか。
──いや。こうでもしなければ気が狂ってしまう。
官能が薄れた瞬間、凄まじい死臭が押し寄せ、私は吐き気を懸命にこらえた。
私は、無理やり言葉を紡いだ。
「死人…でも、殿方は、殿方……。
少しぐずぐず…だけど素敵なお持ち物と、多少匂うけど濃い精液を持っている…わ
こうして、ちゃんと春はひさげるし、もしかしたら…子も…産めるかも……知れないわね……。
あなたの……下僕にしておくのは、惜しい……くらいに立派よ……」
「貴様……」
エレーナの表情が消えた。
百年を生きた魔女巫女は、嬲る相手が、
あくまで自分を失わないでいることに気がついたのだ。
「嬲り尽くしてから殺そうと思ったが、気が変わった。──今、死ね」
エレーナが眇(すが)めた目で私を見下す。
──読み誤ったか。
一瞬、絶望が私を襲う。
唇の端を噛んだ。
精液の味がした。
死人は、私の顔にもたっぷりと汚液をぶちまけていた。
その顔を見たエレーナがにやり、と嗤った。
──いや、予想通りだ。
私は、エレーナがこれからするだろうことを予見しきったこと確信した。
586ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:33:38 ID:a9XkPMFb
「売女め、……貴様に、一番屈辱的な死を与えよう」
魔女は勝ち誇りながら犬でも呼ぶかのように手を叩いた。
テルズが、まさにその通りの従順さでエレーナの足元に這い蹲(つくば)る。
「お舐め」
立ったまま、傲然と腰をつき出したエレーナは、
自分の数倍もある獣が、その身を縮めて股間に口をよせたのを見下ろすと
真紅の唇に侮蔑の微笑を浮かべた。
その唇が、すぐに震えた──官能に。
びちゃびちゃ、というはしたない音は、テルズの口元からした。
舐めているのだ。
エレーナの性器を。
「ふふ、私が仕込んだだけあって童貞の癖に舌使いだけは大したもの。
──見えるかえ、売女。お前が救いにきた子供が私の下僕になりさがっている様を?」
魔女は、くぐもった声を上げた。
「ごらん。見続けるのだ。この子供が、私を喜ばせる様を。
こやつが私を法悦に導いたとき、お前の首を刎ねてくれるわ。──こやつの手で、な」
テルズに私を殺させる、という宣言に、私は身を捩ってわなないた。
──待ちに待った機会の到来に。
エレーナは、私を殺すのに、自分自身か、テルズに止めを刺させるだろう。
魔女巫女を一目見た私は、そう確信していた。
それも、テルズに止めを刺させる可能性が高い。
彼女の捻じ曲がった執念は、「救いに来た相手に殺される売女」を望むだろうから。
それならば、それに応じた策があった。
私は、右足で自分の足元を探った。
固い感触。
慎重に位置を定めて落としておいた者は、計算どおりの場所にあった。
──霊力をこめた錫杖。
私のありったけの力を封じたそれは、一度だけの奇跡を起こしてくれるはずだ。
「おおっ……おおおっ」
身を仰け反らしたエレーナが獣のように大きな声で喘ぐのを睨みながら、
私はそれを足でつかんだ。
587ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:35:10 ID:a9XkPMFb
売春巫女は、みな足指が器用だ。
男根を足で愛撫する性技は、どこの売春神殿でも知られた技だ。
弱い女の力でも、手よりも力の強い足指ならは、
男が自分の手でするのに近い強さで男根を愛撫できる。
自慰に慣れすぎて、優しい愛撫に昂ぶれない客を相手にするとき、
一番効果的なのは、足での性交だった。
「おおおおおっ!!」
エレーナが、吠えた。
テルズの舌で達したのだ。
「――お行きっ!! 売女の首を刎ねよっ!!」
女性器から、飛沫(しぶき)のように愛蜜をはねさせながら魔女が叫んだ。
──どっ!
テルズが飛び掛る。
私は右足に掴んだ錫杖を放り上げた。
それは突進してくるテルズの額の辺りにぶつかり、
──しゃん。
先ほどはわざと鳴らさなかった破魔の音が、今度はちゃんと鳴った。
それは、すなわち、私が限界までこめた霊力の全てを解放した証だった。

「ぎぐっ!!」
くぐもった奇妙な声を上げてテルズが悶えた。
私は残りの力を振りしぼって祝詞をテルズの身体にかけた。
両手は死人に押さえつけられている。
ならば──。
私は、足を振り上げた。
錫杖を放り投げた器用な足指は、テルズの獣のたてがみをうまく掴んだ。
いや。
私の足指の中で、それは見る見るうちに髪の毛
──つややかで柔らかい子供の髪の毛に戻っていく。
よろけ、一歩踏み出すテルズを引き寄せ、身を捩って振り、
その背中を思いっきり蹴り飛ばす。
少年の意識のない身体は、私の最後の祝詞に守られ、
死人を押しのけ、転がるようにして戸口から放り出された。
588ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:35:42 ID:a9XkPMFb
あとは、<神殿>に突入するときに二人だけ外に残した巫女が、
なんとかして逃げ延びさせてくれるだろう。
――エレーナが、霊力を使い果たした私を嬲り殺す間に。
「……貴様。……最初から……テルズを……」
エレーナは、呆然とした表情で私を眺めた。
「ふふ。思ったとおり、貴女が死人を操れる<領域>は、この<神殿>内だけだったようね」
テルズが消えた戸口に駆け出して行く死人はいなかった。
エレーナも、それを命じない。
いや、命じることが出来ないのだ。
死者に偽りの生を与える術はひどく困難なのだ。
一体二体ならともかく、これほどまでに大勢の死者を操るのは、
儀式によって霊力を高めた<領域>の中でなければ不可能だった。
「貴女が、自分一人で復讐と人々の堕落を考える女でなければ、
これはうまくいかない戦術だった。
だれかもう一人でも、貴女が信じる生身の仲間がいたら、負けていたのは私のほうよ」
「何を世迷いごとを――。負けているのは貴様のほうじゃ!」
魔女はわめいた。
驕慢な魔女が唾を飛ばさんばかりの勢いで叫ぶのを、私は微笑して見つめた。
「いいえ、私の勝ちよ。――言ったでしょう、私はあの子を取り戻しにきたの。
たとえ、私が今から殺されても、テルズが戻れば、私の勝ち」
「この売女ァァァ!」
怒りの声は裏返り、空虚な神殿内に響き渡った。
その姿は、到底、若く美しい女には見えない。
世の摂理に逆らって、姿を偽る魔女の本性がむき出しになっていた。
「――死ネェェェェェッ!」
そのことばは、声ではなく、脳に直接響いた。
――血が、汚液に変わるような恐怖と嫌悪感。
内臓が反転するような感覚に、両手の自由を奪われた私は
口元を押さえることすらできず、嘔吐した。
込み上げてくる吐瀉物の中に、奇怪な蟲でも混じっているような感覚。
──人間、生きていれば「死にたい」と思ったことは何度でもあるだろう。
だが、今の私ほどそれを強く感じた人間はいるまい。
生きながら屍になっていくような感覚。
589ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:36:18 ID:a9XkPMFb
いや。
エレーナは、私を生ける死人に変えようとしているのだ。
それも死体に術を掛けるのではなく、生きたままで。

髪の毛がごっそりと抜け落ちた。
皮膚が弛み、溶け、ずるりと垂れ下がる。
肉は骨から剥がれ、筋は千切れて行く。

痛い。
苦しい。
何よりも恐ろしいことに、それを感じる意識は途絶えなかった。
文字通り、地獄の苦しみが襲い掛かる。
私は、自殺を禁じる<大地の母神>の巫女であることさえ恨んだ。
「――っ!!!」
エレーナが何かを叫び、私を指さして詰め寄ろうとする。
狂うことさえ出来ずに、さらなる拷問を私の屍が受けようとしたその時。

――それは起こった。

(大丈夫。いま、治します)
「え――?」
耳元で誰かがささやく声が聞こえた瞬間、
不意に、私は自分の身が軽くなったのを感じた。

膿み崩れはじめた身体に血が通い、体温が戻る。
解け崩れた肌に水気と張りが戻る。
肉は骨の元に戻り、髪の毛さえも再び私の頭を覆った。

温かい力が満ち溢れる。
原初の生命力。
左右の死人たちが溶けるように崩れ落ち、私は一人で立った。
驚愕の表情を浮かべるエレーナに対して、何をすればいいのかは、
私を包み、耳元でささやく霊気が教えてくれた。
590ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:36:49 ID:a9XkPMFb
流れに導かれるように、手を伸ばす。
身を翻して逃げようとするエレーナを、それは的確に捉えた。
「――!!!」
目には見えない何かに縛られたエレーナは、聞き取ることが出来ない悲鳴をあげ、
じたばたともがいたが、その姿は薄らぎ、やがて――消え去った。
私に力を与えていた何かが、満足げに去って行こうとする。
その力が完全に消える前に、私は──なぜか呪を小さく呟いていた。

「……お見事ですな」
「……<大地母神>の巫女のお力、これ程の物とは……」
注意深く<神殿>内を探り、
全てが終わったことを確認して戻ってきた女騎士たちが、私に感嘆の声を浴びせる。
私が、いや、私に力を貸してくれた何者かがエレーナを倒したすぐ後に、
<婚姻と出産の守護女神>の女騎士たちが駆けつけてきた。
交渉役の巫女の指示で加勢にやって来たと言う彼女たちは、
戦いがすでに終わっていたことに対して驚き、また大いに恥じた。
そして、倒れこむようにして座っている私の代わりに、
私の部下たちを介抱し、<神殿>の中を清め、様々な事後処理を行ってくれた。
「あの魔女めは、我々にとっても怨敵でした」
「どれほどの騎士があやつにやられたものか!」
「――それを完全に滅ぼすとは……」
「――まさに、女神のお力の賜物でしょうな……」
二人の瞳に浮かんだ真摯な色を見て、私は小さくため息をついた。
──冗談ではない。
本当の私は、魔女エレーナを滅ぼすどころか、自力で立ちあがることすらままならない状態だ。
私に力を貸した<彼女>は、自分の部下にもそのことを教えないつもりらしい。
現場主義の女騎士たちに、他宗の人間との応対を滑らかにさせるには、
その力を見させればよい、という判断か。
――つくづく、完璧な小娘だ。
二人の肩を借りて隠れ神殿から出た私は、街の<神殿>につくやいなや、一昼夜を眠り通した。
591ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:37:22 ID:a9XkPMFb
「あの……」
「――何?」
「……すみません……」
「そう。……自分がしたことの意味、分かった?」
「はい……多分……」
テルズは、もじもじと身をよじらせた。
悔悟の思いもあるが、今自分が置かれた状況のせいもある。
「あの、巫女長、もう行っても……いいですか?」
「駄目よ、テルズ。贖罪のために何でもする、と言ったのはあなたでしょう?
――私の湯浴みに付き合いなさい」
丸一日眠って回復した私を待っていたのは、うちひしがれた少年だった。
イリアたちの慰めも届かず、後悔と自責に身もだえするテルズに与える罰は、もう決まっていた。
だけど、その前に、少し楽しんでもいいだろう。
死人の瘴気に当てられた巫女たちも、全員無事に戻ることが出来たことでもあるし。

戦いの汚れと寝汗を洗い流す湯浴みについてくるように命じたとき、テルズは困惑した。
女の園――もっとも神殿は、どこをとっても女の園だが――に放り込まれた少年は、
裸でうろつく女たちの真っ只中で、自分の裸体を恥ずかしげに隠そうと身を縮みこませる。
ここは、神殿の大浴場。
巫女は、春をひさいだ前や後で、ここで身体を洗う。
おどおどと前を隠すテルズを、巫女たちがくすくす笑いながら指さす。
少年は、茹でたように真っ赤になった。
「ほら――こっちよ」
私は、テルズの背中を押して、幹部用の区画に連れ込んだ。
「――戦いですっかりくたびれてしまったわ。
……テルズ、私の身体を洗ってちょうだい」
ゆったりとしたスペースを独占して寝そべりながら、私はそう命令した。
少年は飛び上がらんばかりに驚いた。
「あ、あの……」
「何?」
「い、いえ……」
ごくりと唾を飲み込んだテルズは、意を決した風に私に近づいた。
592ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:38:51 ID:a9XkPMFb
「……おっぱいはもっと強く。死人の匂いが取れないわ」
「は、はいっ……」
「……お尻を避けてたら、いつまでたっても洗い終わらないわよ?」
「は、はいっ……」
恥ずかしさのあまり泣きそうな声をあげるテルズを頤使して私は身体を洗い終えた。
少年は手ぬぐいで前を隠すことも許さなかったから、
若い茎が天を突かんばかりにそそり立っている様子がちらちらと目に入ったが、
私は気付かぬふりをしてテルズの手による奉仕を受け続けた。
「――で、何かわかった?」
「え?」
不意の質問に、テルズは顔を上げてこちらを見た。
「私の身体を洗って、じゃないわよ。エレーナの神殿に行って見て、の話」
「……正直、よくわかりません。ただ……」
「ただ……」
「……エレーナさんのしたことは良くないことだと思いました。
エレーナさんの言っていることは、全部が全部まちがってはない、と今でも思います。
巫女長に言うのも……その失礼ですが……<神殿>よりも勝っている部分もたしかにあった、と思います。
でも、……死んだ人を操ったり、意思を奪ってまで、その<教義>を守らせようとするのは、
……何か、違う気がします……。うまく説明できないのですが……」
街を支配する<神殿>に大いに逆らった少年は、邪教のあぎとから逃れても、
信じた心は変わらない、強情な子だった。

──まるで誰かさんのように。

少年をとがめるかわりに、私は微笑を浮かべた。
「……上出来よ、テルズ。そこまでわかっていれば、私から何も言うことはないわ」
「え……?」
命を助けてもらった相手になんて言い草か、と言われるかと思ったテルズは
意外なことばに息を飲む。
「その答えは、あなたが自分で探しなさい」

──それは、私が自分自身に向けた言葉でもあった。
593ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:39:21 ID:a9XkPMFb
あの時。
死人に犯されかけながら、私は奇妙な感覚に襲われていた。
禁忌とされているはずの、死人との交わり。
だが、その中で、私はたしかに死人の「温もり」を感じた。
あのおぞましい、汚怪な感触は今も肌が覚えている。
だが──。
はじめはエレーナ、邪宗の巫女に対しての反発と挑発でしかなかったその行為の中で、
私の中で、確かに何かが芽生えた。
それが堕落なのか、それとも何か違うものなのか。
今の私に答えはなかった。
あるいは──。
あるいは、私の信仰は、「狭い」ものであったのかもしれない。
エレーナのように。
命を紡ぐ女神の教えは、もっと広いものなかもしれない。
死人ですら、もとは大地より産まれた者。
妄信と言っていいほどに信じた対象が崩れ去り、悩み苦しみながら
安易にそれを捨て去ることが出来ない──否、捨てない少年の姿は、私自身の姿でもあった。
だから、私は、答えを探す小さな同志に優しく微笑みかけた。

「巫女長――あの、罰は……」
微笑みかけられた少年は、もう一度、先ほどとは違う唾を飲み込みながら聞いた。
私は、両手を伸ばしておどおどとした表情を浮かべるその幼い顔を挟み込んだ。
顔を近づけ、唇を合わす。
「――今日ここで<大人>になって、この街の発展に尽くすこと。
それが、さっき決められたあなたへの罰よ」
「え……」
「そして、あなたの<成人の儀>のお相手は、私。――こんな小母さんじゃ不満?」
「え……あ、あの、いやっ!」
テルズは真っ赤になって立ちすくんだ。
動機はどうあれ、あれだけのことをしたのだ。
街の掟にしたがって<成人>することをテルズは了承していた。
しかし、罰がそれだけであることと、相手が私だということは予想もしていなかっただろう。
594ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:39:53 ID:a9XkPMFb
「私は腹帯はしていないけど、まあ、あれは私が承認して付けさせるもの。
死人に嬲られたけど、やっぱりその胤で孕むことはないし、
私はしばらくお客を取っていないから、
……今孕めばそれはあなたの子供。巫女長のお墨付きで<成人>よ。
──うふふ、これって職権濫用かしら?」
「――!!」
実際、ここ最近、少なくとも二ヶ月ほど私は客を取っていなかった。
先刻、そのことに気が付いたときと、急に身体の奥が熱くなった。
巫女長としての大仕事を終えたあとだ、久しぶりに一人の売春巫女として春をひさいでみたい。
「まだエレーナの術がテルズに残っているかもしれないから」という理由で
自ら少年の筆下ろしに名乗りを上げたのは、実はそういう思いがあった。
もちろん、同じ命題を抱えた相手に対する親近感もある。
あまりのことに言葉もない様子のテルズの慌てぶりを楽しみ、
私はもう一度少年の瞳をのぞきこんだ。
「……私と愛を交わしたくない、テルズ?」
「……か、交わしたいです」
思ったとおり、瞳の奥は、もう濁っていない。
エレーナの呪縛は完全に解けていた。
「そう、じゃ決まりね。私の身体で大人になりなさい……」
私はゆっくりとテルズの唇に自分の唇を重ねながら言った。
595ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2007/01/20(土) 14:41:54 ID:a9XkPMFb
今回はここまでです。
596名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 17:25:03 ID:ecPOiBo1
専用氏よ、ありがとう。
597名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:18:55 ID:Wud0JYZt
ありがとう。本当にありがとう
598名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:15:09 ID:0TfCA77n
続きが気になるな〜
599名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 20:17:29 ID:ggOVvibk
よすぎる!これからの本番がめっさ楽しみ。
600名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 08:58:05 ID:nErLs+nD
皆様にお尋ねしたいのですが、元ネタが版権アニメ+複数の作品によるクロスオーバーでもOKですか?

例.スパイラル+ぱにぽにで、歩×さやか(6号さん)
601名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:53:35 ID:Y8VKSJxY
別に構わないんでないかな。
漏れ個人はクロスオーバーさせる意味がわからん(名前だけでもオリジナルにすればいいと思う)からスルーするだろうけど。
602名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 10:17:22 ID:nErLs+nD
>>601
ハァ……このスレには版権アニメネタもあるんですよね…
603名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 13:01:41 ID:wz9exyFv
近くで出会える。速攻わくわくハッピー!!
http://www.happymail.co.jp/?af2094782
http://550909.com/?f5787804
604名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 13:03:23 ID:Y5c3s9h8
二次創作おkでも、クロスオーバー苦手は結構いると思われ。
理由は、キャラへの思い入れ、世界観が崩れる、
他作品の介入理由に、二次創作者の設定が入るのでそれが嫌など。

自分は来るもの拒まずなので、>>600氏には頑張れと言いたいです。
605名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 14:09:06 ID:eRGLmzAo
クロスオーバーは確かにちょっと…だなぁ。
なんか、作者の自己中が見て取れるので。

ただ、これは自分だけかもしれないので、投下はしてくださいね。
606名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 15:02:24 ID:b7+KocQo
クロスオーバー、メアリー・スー、/////(照れを表す)
この辺りはやらない方が無難、スレによっては総叩き
ただの版権とクロスオーバーにはVIPとニュー速並に深い溝がある
607名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 20:54:07 ID:uJ6oq613
>>606
メアリー・スーってなにかと思ったら、過度のオリキャラマンセーのことだったのか
608名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 21:10:08 ID:3i7FTl3u
名前変えれば済む話じゃないのか
609名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 22:44:05 ID:Wtpod2dt
>>601が最善かな、スレ的には。
610名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:40:41 ID:Ln1tTcca
クロスオーバーしたいっていうのは要するに、
性格、容姿、能力、経歴などの上で自分の好みのカップル(?)となりえるキャラAとBが
それぞれ同一作品の中では条件が揃う相手がおらず、別作品から持ってくるしかないってこと?

作品内のストーリー上で作り上げられた関係性とかエピソードとかに用は無いってことなら、
それこそ「某キャラがモデルになってるっぽいオリジナルキャラ」同士を絡ませた方が
余計な問題が発生しなくて済むと思うけど。
611名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:49:42 ID:v0xtC2XD
クロス書く奴は条件が揃わないとかそんなこ考えてないだろ
ただ単に好きなキャラ、作品をくっ付けてみましたって感じ
612名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 10:18:10 ID:RN/Zlzhw
だから、作り手と受け手とでミスマッチが発生しやすい。
613名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 18:42:35 ID:YoMUpmuk
そうですか、貴重な意見をありがとうございます。

ところで…メアリー・スーとは一体何ですか?
614名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 18:49:01 ID:sXcPKANe
それくらいググれ。
クロス作家目指すならこれから何度もぶち当たる壁だから、早めに。
615名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 18:49:21 ID:v0xtC2XD
つググル先生
616名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:15:51 ID:X7Zi7NX4
【芽・蟻崇(め・ありすう)】
中国・清の時代に人気だった演劇『主多痕列駆(すたあとれっく)』を元にした二次創作小説の登場人物。
しかし芽蟻崇は原作にいない独自の人物で、原作の登場人物以上に活躍させたことで非難が集中。
その後、作者の自己投影が強い二次創作独自の登場人物の類型を
『芽蟻崇』と呼ぶことになり、転じてアメリカでは『メアリー・スー』となった。

ちなみに、ことわざの「壁に耳あり障子にメアリー」との関係は言うまでもない。
617名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:11:26 ID:Ln1tTcca
「民明書房」って付けとかないと
618名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:16:59 ID:gSwkD8xx
>>616
ちょwww
文体は民明書房だが大体は真実だしw
619名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 16:58:21 ID:/RyNx337
さて、メアリー・スーの意味を>>613はぐぐったのか>>616の説明で理解したのか……。
620フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:39:28 ID:aVgpHDvI
ども、だいぶ前姉弟モノを投下した者です。
深夜になりましたので完結編を投下します。
以前にもまして描写が濃いので解説的な文調が嫌いな人は要注意です。
それではよろしくです。


前注意
――――――
で囲まれた部分は弟の脳内から離れた胎内描写になります。ちょっと卑怯な手を使ってみました。
621フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:43:38 ID:aVgpHDvI
風呂場にはぜいぜいと息を吸う音だけが響いていた。
熱気が立ち込める中、これだけ動いたわけだ。二人とも、相当体力を消費していた。
「はぁっ、こんな、凄いなんて・・・」
先に言葉が出たのは姉貴だった。
床にうつ伏せで重なった俺と姉貴は、真っ白の状態から意識を取り戻しつつあった。
「ね、姉ちゃんに、また・・・」
姉貴の中の陰茎がときたまびくっと跳ねる。
射精直後でありながら、興奮はまだまだ収まりそうになかった。
「ちょっと・・・起き上がるから・・・」
そう言って姉貴はひざをつき、四つんばいになって立ち上がろうとした。
「あっ・・ちょっ・・・」
俺はつられて腰を持ち上げた。
とたん、膣壁が強くこすれる。
「んっ!」
この刺激が、射精後の鈍い感覚を一瞬にして快感に変えた。
姉貴はへなへなと力なく崩れてしまう。
「んっ、ちょっと、もう抜いてって・・」
そういいながらも、言葉とは裏腹に姉貴の胎内は再び熱を上げつつある。
まだ、物足りない。
俺は姉貴の背中に顔をうずめて、後ろから腕を回した。
「姉ちゃん・・・まだ俺・・・離れたくない・・・」
少しでも離れることが嫌だった。
「もうっ、ベッドに戻るから・・・一度抜いて?」
でも姉貴はまた俺と繋がってくれる。
「わ、わかったよ」
俺は膝立ちになった後、少しずつ陰茎を引き抜いていった。
精液と膣液が交じり合った白っぽい粘液が、結合部からじわりとあふれ出す。
カリが膣口のふちを押し広げたとき、姉貴の体がビクッと痙攣した。
「んっく・・」
やがて、つぽっ、という艶やかな音と共に陰茎が外れる。
間髪を入れず膣口から濃い粘液があふれ出してきた。
「また・・こぼれちゃう・・・」
姉貴はそう言いつつもゆっくりと立ち上がる。
「姉ちゃん・・・」
座り込んでいる俺に向かって、姉貴は手を差し伸べた。
「修ちゃん、行こう」
622フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:44:31 ID:aVgpHDvI
俺は姉貴は競うようにベッドに倒れこんだ。
深く、キスをする。
通算三度目の興奮に俺は軽く眩暈がした。
「んんっ・・・」
繋がった唇のなかで、舌と舌をすり合わせる。
体を絡めあいながら、徐々に体制が変わる。
「ぷぁっ・・・」
口を離す頃には、俺は姉貴に覆いかぶさっていた。
「修ちゃん、もう一回・・・」
姉貴はそう言うと俺の肩に両手を掛けた。
じっ、と見つめられる。
「また・・挿れるからね?」
「うん・・」
勃起は全く失われていない。
それ見もしていないのに、ほんの少し腰を動かすだけで先端が膣口を探り当てた。
「あっ・・・」
姉貴も俺との接触を感じている。
そのまま前に進み、腰を割り入らせていく。
十分すぎるほど濡れた姉貴の膣は、ほとんど抵抗のないまま俺を迎え入れた。
「っ・・んっ・・・・」
陰茎はすんなりと奥まで、子宮口の手前に到達した。
というより、"元の位置に戻った"ような感じだ。


――――――――
そのとき、胎内では受精に向けた準備が着々と進められていた。
3時間前に射精された最初の精子群はすでに卵管へ進入、受精の場である卵管膨大部にまで進んでいた。
その先の卵巣の中には、成熟しきった卵子が排卵の時をじっと待っていた。
――――――――
623フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:45:28 ID:aVgpHDvI
「んあっ、やっ、修ちゃん、もうちょっと、優しくっ・・」
俺は無我夢中で抽送を繰り返す。
閉じかかっていた子宮口を何度も突き、再び入り口を広げていく。
「いっ、んんっ、はぁぁあっ、んんっ、」
緩んでいたと思われた膣はだんだんと収縮し、陰茎全体を締め付けはじめる。
「ちょと、はあっ、これすごっ、ああっ、ああああっ」
二人のペースはどんどん上がっていく。
「くうっ、姉ちゃん、俺止まらない、みたい」
精液なのか膣液なのか、泡立った粘液が結合部から噴き出す。
「だめっ、だめ、んっ、ああっ、んぃぃぃぃっ!」
姉貴の体がぴんと反り返り、小刻みな痙攣を起こす。


――――――――
このとき限界まで引き伸ばされた卵巣の表面がついに破れ、卵子が外へと放たれた。
この先が精子で満たされていることを知ってか知らずか、すぐさま卵管内へと取り込まれていく。
――――――――


「ううっ・・・ああっ、あっ、はぁんぁ」
跳ねる体を抑えるように、俺は姉貴の腰を両手で押さえた。
恥骨同士がぐっ、ぐっと鈍くぶつかり合う。
少しだけ挿入が深くなり、弛緩しきった子宮口に亀頭がめり込む形になる。
「あっ!やはっ、あああっ、ひゃあぁぁっ!」
腰を押し付けるたびに、ぐぽっ、ぐぽっと何度も吸着を繰り返す。
この新しい刺激に、姉貴はすぐ反応しはじめた。
「ふぅっ、んっんっ、うぅんぁはっ、はぁっ、あああああっ!」
射精の予兆が、ぞくぞくっと背中を駆け上った。


――――――――
卵子はやわらかな繊毛に運ばれて、目的地点である卵管膨大部に到達した。
そこには既に100匹ほどの精子が居たが、すぐ近くの何十匹かが卵子の匂いを嗅ぎ付け、一斉に卵子を包囲する。
そして、殻を破るべく頭を突きたて始めた。
――――――――
624フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:45:59 ID:aVgpHDvI
「俺っ、また出そうっ・・・・ぐっ」
「はぁっ、はっ、うん、あっ、だっ、出して、いぁあぁぁっ」
俺は姉貴に覆いかぶさった。
左耳のすぐそばから、姉貴の荒い息が聞こえてくる。
「姉ちゃん、俺っ、愛してるからっ」
姉貴の頭を抱きかかえ、俺は言った。
「ふあっ、あぁっ、わたしも、っん、あっ、うううっ」
答える代わりに足を再び俺の腰に絡みつかせてくる。
「いっ、いきそっ、んんっ、あああっ、ひゃぁあぁっ」
実姉と性交している、などといった罪悪感はとうに吹き飛んでいた。
今はただ、愛する人と子を成す行為に没頭しているだけだ。
「しっ、修ち、んんんっ、あぁぁっ、修ちゃんも、一緒にっ、ああっ!」
ぎゅっ、と姉貴に抱かれると同時に俺は達した。
「うぁあっ!」


――――――――
子宮の入り口付近で射精が始まったそのとき。
卵子を取り囲んでいた精子の一匹が外殻を溶かし、頭部を突っ込んだ。
すぐさまDNAを注入させられた卵子は、瞬時に外殻を変質させる。
この瞬間、卵子は受精卵となった。
――――――――


「いっ、あぁああぁあっっ!、ああっ・・」
姉貴も一歩遅れて達する。
その間にも、子宮内へびゅくっ、びゅくっと精液が噴出していく。
先ほどより僅かに粘性が低いが、その分勢いは強烈だった。
「ああっ、出てる、修ちゃん・・・」
姉貴と俺は体が溶け合ったかのように密着していた。
汗と、お互いの粘液に繋がれたひとつのかたまり。
「ふっ、ふぅっ、はぁあっ、はぁっ、」
息を整えつつ、徐々に精液の勢いも収まってくる。
しかし突然、硬直したままなのに強烈な快感が襲われた。
「ぐっあっ!?」
そのまま続いて新たな射精が始まってしまう。
「ひゃっ!ああっ!」
びゅばっ!と大きな波が再び胎内へ放たれた。
やはり繋がったままの子宮口がそれを無条件に迎え入れる。
甘い快感に体が支配されている。
それでも、精嚢が空になるような気配はまったくない。
・・・俺はこの感覚に身を任せることにした。


――――――――
繊毛に運ばれながら、受精卵の内部ではそれぞれのDNAが溶け合っていた。
生命の本能はそのあまりにも近い遺伝子コードに微塵の疑いも持たず、新たなDNAを組み上げていく。
そして、次のステップである着床に向けて子宮内をゆっくりと移動していった。
――――――――


幾度となく射精を繰り返し、快感が遠のいた後は猛烈な倦怠感に襲われた。
「姉ちゃん・・・俺、ずっと離れないから」
「うん・・・ありがとう」
それだけを言い残して、俺は姉貴一体となったまま深い眠りに落ちていった。
625フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:52:55 ID:aVgpHDvI
「次はー、多の摩原ー、お降りの方はお手元のボタンをお押しくださいー」
俺と姉貴は今、バスの最後尾に乗っている。

「ね、「お押しください」ってなんかヘンじゃない?」
「美化語なんだろうけど・・・違和感あるなぁ」
「ふふっ、職業柄、"お"を付けないと気がすまないのね」

他愛もない会話。このところ、ずっとこの調子だ。
あれから俺と姉貴は両親から逃走。
首都圏近郊、いわゆるベッドタウンみたいなところで生活している。
我ながら中途半端な逃げ方だ。が、これが逆に功を奏している。
友人の話では、ニセ情報に踊らされた親父とおふくろは現在上海で血眼になっているそうだ。
・・・いつか、真実を話すことができるだろうか。
思考がナーバスになる前に、姉貴の声が飛んだ。

「ほらっ、今のバス停の次に降りるんだからボタン押す準備しときなさいよ」
「分かってるよ」
「あたしは動きづらいんだから、押すの忘れちゃ駄目よ」
「あーもう、そういうお姉さんみたいな目線やめろって言っただろ」

そう、周りからは"姉弟のような"幸せな夫婦にしか見えないだろう。
本当はどっちでもあるのだけれども。
見た目のこともあって姉貴を下の名前で呼び捨てにしているのだが、かなり苦労している。
ずっと"姉貴"を続けてきた俺も言いづらいし、姉貴も受け入れがたいものだからだ。

「次なんだからもう押しておけば良いだろ、なぁ・・・・

緊張した小さな声で姉貴の名前を呼んだが、車内アナウンスにかき消されてしまった。

「次はー、多の摩原産婦人科前ー、お降りの方は・・・・


626フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/24(水) 02:57:59 ID:aVgpHDvI
はいみじかいです('a`)
もうネタ切れ。できればもうすこしくんずほぐれつしたかった・・・
今回のテーマは
「射精と受精を同時にやってみよう」でした。
無理やりになりましたが達成。次はもう少しうまいことやれないかな


さて次回ネタはこれのどれか。話のテーマより描写に懲りたいんですよね。

・もっと前に書いたおにいちゃんの精子勝手に使って妊娠しようとする妹の続き話
・ヤリマンビッチ妹が兄に始めての生姦を許してどうのこうの。鬱話になりそう
・財閥の息子が玉の輿狙いに玉狙われる話
・研究員が名声のために助手誘惑して研究目的で受精
・単なる人妻+ショタ ←たぶんこれになる

627名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 03:07:32 ID:wn232V2e
一休さんGJ!
近親相姦スキーの股間にズキュンと来ました(*´Д`)
次回ネタのために心の卵管を準備しつつ正座して赤い着物をはだけながら待ってます。
628名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 04:21:02 ID:Ln5vMnoN
>>626
乙です!両親がちょっとカワイソス
「もっと前に書いた…」についてkwsk
629名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 07:46:46 ID:yxb/jHX2
>>619
>>616の説明で理解は出来ました、クロスオーバー無しでもカップリングの案は沸きますけどね……



歩×理緒(スパイラル)
草太×白雪姫(おとぎ銃士)
悟郎×ミドリ(天使のしっぽ)
航×花穂(シスプリ)
マルス×チキ(FE)
ネギ×史伽(ネギま!?)

その他もろもろ
630名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 08:39:14 ID:UqQLQQNN
なかなか面白い書き方だな・・・
なんとなく断面図が脳内に展開したぜ
631名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 13:54:19 ID:x+bygvyf
(*´Д`*)オネェチャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンン!!!
姉弟スキーにはたまらんですよ。
632名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:37:36 ID:Km9ZO8On
うむ、作者さんは断面図もお好きとみた。やっぱ孕ませと断面図的なモノのコンボはいいやねー。
633フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/01/25(木) 02:38:23 ID:XOmlrLM/
>>632
大当たりだ兄弟・・・(;`・ д・´ )
まさに断面をイメージした。これからも脳裏に断面焼き付けたまんまネタ書くぜ。

>>628
あーHRネタスレの方に投下したのかもしんない。
改善してこっちにも張ろうかな?迷惑なら止めますが・・・
634名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 11:27:11 ID:tT3XKo1Y
>>633
貼りたまえ。






…おながいします。
635質問:2007/01/25(木) 12:05:28 ID:U7Dh35RL
皆様は版権作品ネタでHRSSを製作する際、主にどんな作品をネタにしますか?
636名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 13:09:02 ID:xvv8WY/G
>>633
ぜひお願いします。
もちろん続きもあわせて…!
637名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 18:11:40 ID:LYrT9LXd
>>633
おねがいします
どうか、どうか貼ってください
638名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:49:59 ID:9wf0AcZw
はってくだされ!くだされ!まどうてください!まどうてください。
勃ったのをまどうてください
639名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 07:36:32 ID:tr5q43Xg
>>635
こだわらなくていいのでは。
「こういう作品だからHRにする」ではなく
「この作品が好きでSS書くからHRにする(なる)」ということで書いている。
好きな作品を書くのが一番。
640名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 11:06:46 ID:Rr/n9K6A
>>635
自分が二次創作する時は、HR以外に入れたいシチュエーションによって元ネタを選ぶなぁ。
異種姦の時はファンタジー物とか、ここでは禁句だけど寝取りを入れたい時は
主人公とヒロインが熱々の恋人同士の作品とか。
641名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:12:52 ID:43aYYqVp
皆様…ありがとうございます。

機械娘(TO HEARTのマルチやセリオ、EVE〜少女のたまご〜のイブ等)が出産するのはこのスレならではと思うんですが……
642名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 16:09:35 ID:Zq5Z/z/l
>>641
一応こんなスレもあるけど、参考までに。
読み手としてはどちらでも構わないけどな。
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164199888/
643名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 03:10:00 ID:/eehkIqs
このスレ住人としては、
SSのオチが、HRヒロインが中絶を決意する、
んなんてのは許せないやっぱし?
644名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 03:16:32 ID:FiHIPZc1
>643
「孕ませた男を半殺しにした挙句、その眼前でお腹の子供を未熟すぎるまま産み落として、親子共々息絶える瞬間を冷ややかに見つめる女」の話は?!
645名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 05:31:33 ID:l+yfeJ8/
>>643
男が頑張って説得して産む事になるならおk
646名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 06:51:51 ID:l+rHbkAN
>>645
一瞬「男が頑張って産む事になるならおk」と読んでしまったのでもう寝ます
647名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 08:35:52 ID:S0tTYdxJ
それなんてシュワちゃん?
648名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:07:46 ID:DBwwkTeD
俺小2でシュワちゃんのあの映画のポスターでチンコオッキしたよ

オーケンと同じで変なもんで性癖が形成されるんだな
649名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 10:58:51 ID:9OI/S5FA
>>648
普通に女が孕むぐらいじゃ物足りない性癖ってことか・・・(ゴクリ
650名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:07:45 ID:HwWtWNxf
ttp://2log.blog9.fc2.com/blog-entry-1611.html
1 :閉鎖まであと 12522 秒: 投稿日:2007/01/23(火) 16:31:18.78 ID:Znk2Lfba0
        ☆
       |\
       ∴∴∴
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: ::::::::::::::::::::::::  
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
当方、公務員内定の22歳の者ですが、2つ上の24歳の
社会人の彼女が激しく結婚したがってきます。
女の子が子ども産めるベストの時期が過ぎつつあるとか
わけわからない話まで持ち出して結婚しようと必死です。
つらいよ
651名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:17:51 ID:YpsthG4e
自虐風自慢かと思ったら洒落になってないな
652名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:32:10 ID:EmK6zVJn
>>650
孕まされてるな・・・確実に
653名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:47:07 ID:RyM96fA9
ある意味、こういうのがスレにとって一番の毒薬かも・・・

・・・

いや。

ここで「俺たちにはエロパロというファンタジーがある!!」という流れか?
654名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 18:07:35 ID:Gl+29Ejy
何を迷ってる!
女が孕ませてくれって言ってんだろ!ならば行くしかない!


と、無責任に煽ってみる。
655名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:12:21 ID:RyM96fA9
>>654
何を勘違いしているのかしらないが、>>650
女が火遊びしてよその男の子供を孕んだ挙句
公務員の嫁に収まろうとしているという話だが。
656名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 21:19:01 ID:b6rN/f9z
にっこり笑って、DNA鑑定するなら結婚するよ!
って言ってあげれば良いだけのことだろう。
657名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:54:02 ID:RyM96fA9
DNA鑑定をネタに孕みSSをだな・・・


無理か。
658名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:58:23 ID:v11fqRGP
よその男との子だろうが、孕んでたらその類の女はずばり「孕んだから結婚しろ」と言っている筈。
男の話からだけなので推測だが、女の周辺で結婚した人間がいると思われ。
で、その報告の時に「やっぱりずるずる男と付き合うよりはさっさと結婚して20代の内に子供も生まないとねー」
とか言われて嫉妬に燃えたんだろう。

何で別スレの話題を真面目に考えているんだろう自分…
スレの流れからしたら男もよその女との子を孕めばこのスレ的には無問題だが。
659名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 23:08:04 ID:gYDnde4G
>>658
その文脈ではまた州知事になるぞ。
660名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 07:40:22 ID:sEP85t98
それなんてシュワちゃん?
661名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 14:46:05 ID:TaInn2Sp
昔ライブマンの緑もそういったのがあった気がする
662名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 14:58:01 ID:CvclOqkN
こんにちわ〜あかちゃ〜んとか歌ってたね
663名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 15:38:55 ID:q46NycOP
DNA鑑定か・・・

A「お前か俺の女に手を出したのは」
B「C子はお前には勿体無いから俺が頂く、それが何か?」
C「やめて私のために争うのはやめてーーー」
A「しかし両雄並び立たずだ、いたし方あるまい」
B「C子の子供を産む権利は俺達の何れかにしかないわけだ」
C「ちょ・・・結婚前提じゃないし・・・」
A「よし男らしく堂々とC子の夫を掛けて戦おうじゃないか」
B「ほう」
A「簡単な話さ。俺とお前で交互にやる、子供を宿せた方が総取りだ」
B「妙案だ乗ったぜ! しかしどちらが先に抱く?先行有利じゃないか?」
C「コインでも投げて決めればいいじゃない ・・・って私は産む機械扱いかーーー!!1」
A「いや俺達が精液入った水鉄砲のようなものさ」
B「表・・・俺が先行だ。一発ツモでも悪く思うなよ」

こうして一人の女をめぐり熱く迸る戦いが切って落とされた。
なおC子の提案で時限付き(1週間で孕まなければ両者アウト)となるが。

A「時間か・・・ナイスファイトだったな!(がしっと抱き合う
B「おお、今は晴れやかな気分だ」
C「あああああどう考えても妊娠です本当にありがry」

無論彼女の腹は膨らみだし、彼ら何れかの種である事は確定した。
そして時は巡り、鑑定の日がやってきた・・・


馬鹿すぎて文にしようと言う気はおきなかった。
664名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 15:50:52 ID:sEP85t98
>B「C子の子供を産む権利は俺達の何れかにしかないわけだ」

何度も言うがそれなんてシュワ(ry
665名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 15:51:22 ID:dNtmf3YY
>>663
なぜベストを尽くさないのか
666名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 16:41:57 ID:qFUppFeo
>>663
医者「おめでとうございます。二卵性の双子です。」
667名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 16:57:43 ID:jDi4wqEg
>>666
それなんて『僕は妹に恋をする』?
668名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:03:56 ID:KQe/82DU
>>666
えー?
DNA鑑定の結果、AでもBでもない、Dの子供と判明するのでは?
669名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:11:12 ID:sEP85t98
なんか生家から盗み出されて孤児院に捨てられて親友に裏切られて
中東の外人部隊に売り飛ばされて後に大富豪になりつつも
記憶喪失で一番幸せな頃に戻ってしまう奴のような話だな。
670名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:14:17 ID:MPNF0Tg6
つ「外泊証明書」
671名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:19:09 ID:jQ1LjIry
サインするから寝かせてくれよ神崎……
672名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 17:25:30 ID:KPQXZEdy
俺はてっきりホモカップルでも誕生するしょーもないオチかと思った…w
673名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:28:46 ID:llyt1wOS
いっそそれを逆にしてみるか・・・
A子とB子、それに男Cとの三角関係で。

無論このスレのニーズとしては二人とも孕まなければ嘘になるが。
674名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 23:39:35 ID:xBjhojMp
ttp://www.kurohime-soft.com/haramase/index.html

つまりこういうことですね
675名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 01:00:33 ID:kjkvtayo
レイプか逆レイプかの違いだなまあ。

それより>>674に同時妊娠ENDがあるのかだけ気になるスレ違いだけどw
前にも類似ゲーあったけど、妊娠目的ならプレイ時間一ヶ月ってのは(ry
676さぶろう ◆IIWgI6a1Z2 :2007/01/30(火) 18:25:57 ID:cDpxMjw4
流れを豚切るが>>650を見た瞬間にこんなシチュを思い付いた


「浩二クン、式はいつにしようか?」

 またか、と俺は溜め息をついた。榊暦の唐突な喋りは、今に始まった
ことじゃないが、慣れるようなもんでも無い。

「式って……何の?」

「私達の結婚式に決まってるじゃないか」

 どこがどう決まってるのか、いちから説明して欲しい。

「いや……いきなり結婚とか言われても」

「いきなりじゃないっ!」

 電光石火で返ってきた大声に、俺は驚き首をすくめた。

「いいか……私は浩二クンが18になった時に結婚したかったんだ。しかしながら! さすが
にそれは面倒事が多すぎる、と我慢した。そしてキミが二十歳にな
った時だ。私は今こそ結ばれる時だと思った。だがキミが『せめて
大学卒業くらいは……』と言うから私は今日まで我慢したんだぞ!」

 俺の胸ぐらを掴んで語る暦の迫力に、力なく頷くことしかできない。

「キミに公務員の内定も出た。何を躊躇することがある!? 結
婚しよう!!」

 思わず頷きたくなる迫力だが、俺の理性は力を振り絞って首を
固定してくれた。

「でも、そういうことじゃなくて……」
677さぶろう ◆IIWgI6a1Z2 :2007/01/30(火) 18:29:36 ID:cDpxMjw4
「それにこれ以上待つと、私の生殖器の機能が低下するんだ」

 暦もう24だからな……ていうか俺の話を聞いてくれ。

「というわけで、もう限界だ。さあ、早く結婚しよう!」

「で、でも……」

「ええい、しち面倒臭い!! できればこの手は使いたく無かった
が、致し方あるまい」

 そう言って暦は俺を押し倒した。
 ちょっ、ちょっと待て! もしかしてこれは……

「私はキミ以外の男に体を許したことは無いからな。言い訳はで
きんぞ」

 ……マ、マジで?



気が向いたら続く
――――――――――――――――――

>>650には申し訳ないと思っている
678名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:48:58 ID:7kgUf2Z2
ちょっと状況が変わるだけで即ハァハァですなぁ
679名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 19:19:47 ID:qA/XwFYf
干乾びるまで精液搾り取られる浩二(´・ω・) カワイソス
680名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:24:13 ID:C4keHOP6
素直クールいいなぁ。
681名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:26:14 ID:wpryPQEd
ニクン

って何だろうと一瞬思ったのは内緒だ。
682名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:01:07 ID:tGG30gZ3
ああ、実に続きが楽しみだ。
683名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 23:22:12 ID:T7cJI0yb
>>650を見たあとだと素直に見れないw
684名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:05:25 ID:EY8eLhJG
流れをぶった切って悪いが柳沢厚生労働大臣はなんもわかっちゃないと思う。
女性は「産む機械」じゃない。

女性は「孕む機械」であり男性は「孕ませる機械」だ!
685名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:24:16 ID:Mfz9j0xc
そう言うと、今の発言ではかばってくれたアベも瞬殺すると思う(笑)
686名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:33:20 ID:cqWd3gzF
男も孕めるようになれば機械の数は2倍になる
こんな簡単な算数もできない大臣はクビにすべき
687名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:00:08 ID:Dgtbw8Er
本当に「孕んで産む機械」を作っちまえばいいんだぜ。
688名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:02:58 ID:sIY0pqlR
少子化の今こそ外出し禁止令を発布すべきだと思うんだ
689名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:24:36 ID:i1K/FEjt
卵子と精子を有志が提供して、国の私設で育てるとかそのぐらいやんなきゃいかんのかも知らんね。
690名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 00:27:45 ID:e1IK5xFy
>>687
つまりおまいさんが言いたいのは

少子化が進む現代日本の現状に対応するべく、国家は総力を挙げて、ついに全自動孕み人形シリーズを作り出す。
各学校に配置されたロボっ子たちは、思春期の青少年の子種を片っ端から搾り孕んでゆくのだった!

っていうのを望んでいる、と?
691名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 01:41:34 ID:Vkb5LQB6
>>690 ターミネーターの孕み版みたいだ。
反乱を起こした孕みロボ達が、自分達の帝国を作ろうとして
男からは精子を、女からは卵子を強奪するんだきっと。
692名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 03:25:24 ID:zoLaAEit
青島俊作の襲撃という不測の事態が発生しはしたが、
警察署への時限爆弾設置という当初の目的自体は無事達成した。
「婚姻と出産の守護女神」の本部へ向かうぞ。
「真のクリスチャン」の名誉に、もうすぐ手が届く。
----------------------
警察署への時限爆弾の設置は成功した。
爆破から5分間、「婚姻と出産の守護女神」の本部は警察とのホットラインが
受信先応答なしの状態になる。その間に売春巫女全員を抹殺しろ。
いいか、5分だ。
警察官と遊んでいる暇はないぞ。
敵に見つからないように、迅速に行動しろ。
693名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 10:54:57 ID:JtCgBsvu
あの〜、テロはやめましょうよ?
第一婚姻と出産の守護女神に売春巫女はいなかったと思うんですけど…
それにそっちは大地の女神の神殿なんですけど…
あ〜、行っちゃったよ。
とりあえず神殿に「変な異端が乗り込みましたがうちとは無関係なので好きに処分してください」
って連絡しておこう。処分の方法は大体想像つくけど、まあ自業自得だよね。
神のおぼしめしのままに。アーメン。
694名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 13:51:25 ID:8ER+8fCi
ソーメン。
695名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 14:04:59 ID:X9qhJQqF
ザーメン
696名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 14:22:25 ID:lV+ioKoh
>>689
…そーやって、大量の兵士を確保してるつーラノベがあったすねぇ。
697名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 16:21:29 ID:Sor1wcB7
改めて考えると、本当に精子って採取しやすいよなー。
めちゃくちゃ効率的じゃないか。
698名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 16:39:16 ID:BYDp1WK4
そりゃ卵子をホイホイ外に排出できたら困る
699名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:29:56 ID:Skvm0fbB
誕生後は増えないらしい卵子とはえらい違いだな
700名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:36:16 ID:IMv70ZAr
卵子が精子に犯されるみたいな描写大好きなんだよね。
多少スレ違いだけど、化け物に大量に射精され、一個の卵子を大量の精子が犯すみたいなのが特に好き。
ただ輪姦はあんまり好きじゃないんだよなw
701名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:37:48 ID:hupY4cX3
卵子の場合、最終的に受け入れるのは一つの精子だしな。
702名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 19:44:44 ID:1LTHZqfR
卵子「皆さんに今から殺し合いをしてもらいます」
703名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:32:40 ID:eJ/aV0jB
少子化著しい昨今、政府は法改正により(ry で各校から一クラス選抜して
バトルロワイヤル方式孕ませ合いとか

考えたけどまあガイシュツにも程があるだろうからやっぱ無し
704名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:07:31 ID:e1IK5xFy
うむ。確かに輪姦系には外出(ガイシュツ)描写が描かせんなぁ。



…既出はキシュツと読むと知っているかね?吊りかネタか素間違いか回答を求む。
705名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:26:00 ID:hupY4cX3
マジレスすると「既出」を「がいしゅつ」と書くは2chのスラング。
「巣窟/すくつ」「軍靴/ぐんくつ」あたりと並んで最も有名な部類だぞ。

わざわざ半角カタカナで書いてあるのは大抵その手のネタだ。
706名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:27:45 ID:D+7qPxdN
707名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:56:40 ID:X9qhJQqF
がいしゅつはまだ現役だと思うけどすくつやぐんくつはもう死語だろ
708名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 23:48:03 ID:/lmCMbNk
(藁)
709名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 01:21:35 ID:9UZwiC+r
ぐんくつはともかくすくつは結構見ると思うなあ。
710名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 01:22:16 ID:z2EltclU
軍靴はいまでもガチで使われてるだろ、と東亜板常駐の俺が言ってみる。
電車でアカピを読んでるハゲ爺が居ると、「ぐんくつの音が聞こえますか?w」とあざ笑ってやりたくなったり(ry

つか、昔のサヨク系って計画出産で子供増やすとか多かったな。ルーマニアとか。
今の中国とかは逆に出産制限してるけど。
HRネタなのに、全然萌えられねえネタだなあ orz
711名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 01:41:44 ID:puwPfEtz
メディアリテラシー気取るなら主要3誌くらいは全部読んで記事を比較してみるもんだぜ


女のしとは右だ左だって五月蝿い男はえらく冷たい目で見るから
HRの為には中道が望ましいと思う
712名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:06:40 ID:YuUcYDjT
sしかしなぁ、 人工授精ならともかく人工子宮という孕ませ左翼とは対立しなくてはいけない気がするぞ。
713名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 04:32:40 ID:/2Mc16J3
孕ませ極右の俺が来ましたよっと。

最早書いたSSに出る女性は例外なく孕ませないと気が済まない性質さ。
714名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 06:10:25 ID:mjyBTHzR
なぁに、人工子宮をガイノイドに搭載すれば大丈夫さ
715名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 08:41:32 ID:PXEFBuhw
HR的には産道が望ましいと思う。
716名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:06:32 ID:fQD9IpAe
受精風景をノルマンディー上陸作戦風に語るってのは?

そしてラストは産まれた子供が死んでいった精子のことを思い出し…
717名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:47:14 ID:cQsmtmKB
星野架名の漫画で昔そういうのあったぞ。
718名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:52:50 ID:28O/M8zj
じゅせーしなかったせいしもぼたいにきゅうしゅうされてようぶんになるから
むだじゃないってばっちゃがいってた!

それはともかく、上の化物と受精がツボったので、
人間より人間らしい化物と可憐な乙女の純愛孕ませが読みたいと言ってみる。
美女と野獣おとぎ話萌え。
719名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:48:46 ID:uYcYMNey
ちょっとききたいんですけど12さいのおんなのこでもにんしんするんでしょうか
720名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:11:13 ID:0znEXCoo
そりゃ、生理が始まってりゃ妊娠するだろうさ。
721名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:43:05 ID:ZCWcX30S
低年齢出産でググってみればいい
722名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:50:31 ID:hgKIvNKi
俺の同級生では早い奴で小学三年から始まってたらしい。
法律とか倫理感とか抜かせば、出産も可能……か?

まあ、小学生に欲情できるかどうかも問題だわな。
723名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:59:22 ID:UMcQAXfi
16歳未満は登場させないのが俺のSSジャスティス
724名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:13:07 ID:jBrR1THE
正直、初潮が来て閉経するまでが許容範囲
725名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:31:15 ID:TTkvE5vr
純愛系なら初潮直後でもOKな俺がいますがなにか?
726名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:59:37 ID:tlVxKgVj
>>722
 骨盤が小さすぎて胎児が通過出来ないと思う。
 自然出産は絶望的。たぶん
727名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 01:17:20 ID:zDItHur+
>>723
うむ、孕ませるから産んで下さい、がモットーの俺もそこら辺が最低限の年齢だ。

むろんリアルから離れたファンタジー、SF物の場合はこの限りではない。
728名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 01:48:45 ID:PP33Phim
低年齢出産は、妊娠の事実と出産の過酷さに耐えれるかどうかってのもあるだろ
14歳のママンの影響か?
729名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 03:15:09 ID:Lnnswoyb
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B3%E6%98%A5%E9%99%A2
前田利家の妻、まつ
1547年生まれ
1558年、12歳で前田利家と結婚(利家20歳)
1559年、13歳で長女出産
1562年、16歳で長男利長出産

昔の日本人って、結構小柄じゃなかった?
前田利家は182pもあったようだが……
初夜を想像するとハァハァが止まりません。
730名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 07:24:36 ID:qgw7LYey
利家とまつがそんな萌える奴らだっなんて…ビデオ借りてこよ。

しかしアレだ、子供産めるかどうかは年齢よりむしろ体格(体重)で決まるみたいだね。
小1で生理始まっちゃった子はかなり体格がよかった(=デブ)らしいし。
最近の子は発育がいいからあるいは12才でも…
731名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 07:42:02 ID:2YZwlunG
昔11歳のイギリスの少女が妊娠、12歳で出産というニュースがあった
732名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 10:14:32 ID:nwlCFSMW
利家 と まつ と 父さん
733名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 12:29:39 ID:TTkvE5vr
>>729
甘いぞ。12と言うのは数えであり、実質11歳だ!
734名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:28:14 ID:CcMQEXLb
ゲーパロ氏の宍戸さんと沙夜さんのそのあとが読みたいんだ…
26才だぜ?女盛りktkr
735名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:35:53 ID:72BoqEi7
沙夜さんも良いがマサキマキも……。
男に目覚めさせたいぜ。
736名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 17:58:24 ID:lvGEvIMK
最年少出産て五歳で母親になったんだってな…
737名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 18:26:06 ID:xA6XoeTd
しかしその経緯が

「DQNのHIV感染男が『処女とヤればエイズ治るんだって!』みたいなバカな迷信信じて
幼女誘拐して強姦

とか言うのは萌えないだろ、流石に
738名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:23:03 ID:zLBPHFWL
いけませんね、女の子の膨らんだお腹には愛が詰まっている筈なのに・・・

今こそ我らが奮起する時!
739名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:47:12 ID:Zxy+EAdL
そもそも家畜に使うホルモン剤の影響で5歳前に初潮が来るという異常事態が起こった上での妊娠だからな…
740名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 20:59:43 ID:0RhqjopY
あらゆる意味で無いな、それは。
741名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 22:01:54 ID:a2wVFiVT
> バカな迷信信じて幼女誘拐して強姦
HRネタではあるが、上の共産国家の計画出産ネタ以上に萌えられないネタだな。

やっぱ、どういう形にしろ愛が大事だ、愛が。
742名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 22:06:41 ID:zYI0z4bV
>>734-735
もちろん、最終的には孕むんだよな?
743名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:26:29 ID:Sx+110+A
子供が愛の結晶だからこそ、孕みは燃えるんだよ…
744名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:28:46 ID:tcMAY/i5
>>742
つまり、彰が何故か産姉妹全員を孕ませ、それぞれ双子で×3で計6人。
小夜とマサキマミとがそれぞれ相手の子を孕んで、それが何故か三つ子で3×2で6人
その子供同士が孕ませあって…
745名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:38:20 ID:V3dvaKd8
かなり昔だが、9歳で出産したって女の子が赤ちゃん抱いてTVに出てたのを見た覚えがあるな。
もしかしたら知られてないだけで、一桁台の年齢で出産とかは南方の方じゃ今でも起こってるかもしれん。
746名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 00:41:56 ID:p3RLQt7f
アフリカあたりじゃ結構あるって話だけどなあ
愛があるかどうかって聞かれるとすごく微妙なんだけど
747名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:11:07 ID:sCO44oSb
インドだとカースト下位の奴隷が主人の坊ちゃんにイタズラされるって話を(ry

もちろん愛は無いわな。
748名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 01:27:13 ID:uLuybyo7
現実に愛が無いから二次に来たんじゃないか
749名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 03:59:05 ID:XNFnXL0N
>>748
両親や祖父母に謝れ。
750名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 05:03:39 ID:nVZyZTnt
祖父母は一度も会わずに結婚したらしいからな
二人もこさえてるから愛はあったんだろうけど

関係ないけど白湯の続き期待してるよ
751名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 06:45:30 ID:UM2fqAGG
>>750
祖父の年代だと二人って少なくないか?
752名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 07:32:02 ID:Vz2dXfkm
ウチは四人だった。
頑張ったんだなぁばっちゃんとか思ってたけど、近所にもっと多い人がいたりしてビクーリした。
753名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 10:23:54 ID:wmo/hrwV
年末の番組でやってたんだが
年子で6人産んで7人目妊娠中の女の人の話聞いて不覚にもおっきした
754名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 10:32:49 ID:8/rOD9r8
>>745
何かで読んだけど、その辺の地域は
穴が開いてりゃ新生児でも危ないってくらい乱れてたらしい。
実際その子の子どもの父親も実父の疑いがあったらしいし。

でも9歳で生んでその子どもは40過ぎまで生きて、
生んだ本人も90過ぎまで健康に生きたってのには驚いた。
一桁で生んでも(自然分娩か帝王切開かは知らんけど)大丈夫なこともあるという心強い例。
755名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 12:31:04 ID:LEdRyV3T
人体は神秘也・・だな
756名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 14:55:38 ID:nVZyZTnt
>>751
母親も兄・姉しかいないよ
兄弟が多いのは祖父母の代じゃないか?
757名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 15:24:42 ID:GQRHENPf
夢のない話だがここに書き込んでるお年頃の俺達のパパママの多くは
「何人産むか」よりは「男児が生まれるまで産むか」が大事
パパママがというよりはその上の爺さん婆さんからの圧力で

流石に今どきそれはねーだろと俺もかつては思っていたが、
田舎の親戚の家行ったらそこのババアがどこどこの嫁は女しか産まなくて困る、
○○さんはちゃんと■■(俺)ちゃんを産んでお勤めを果たしたからいいけど
とかおかんと俺と姉ちゃん二人の前で悪気なく言うわけですよ
あの時は流石にキレかけたけど、姉ちゃんが「おかんの立場が悪くなるから」
つってこっそり止めるわけですよ
758名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 15:47:54 ID:RS3s+smb
それこそ、「産む機械」の考えだな。
いかんよ、人間なんだもん。愛がなくちゃね。
759名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:05:40 ID:sCO44oSb
思想が根本的に違うから、世代交代をじっと待つしかないというオチ。
760名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:08:48 ID:HZ3GPqxc
まぁ世代交代は着々と進みつつあるが、
交代した先にもなにやら希望が持てませんよ?

去年だけで何人子供が叩き殺されたんだろ。
761名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:40:27 ID:r8/ns8SP
>760
つ ttp://kangaeru.s59.xrea.com/G-baby.htm

去年のは無いんだが、グラフを見れば大体予想が付くな。まったく、酷い世の中になったもんだぜ
762名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 16:49:56 ID:uwffC9/9
本当に真面目な話をするなら、そんなここ数十年の事持ち出されて
酷い世の中になったも何も、基準何時の時代だよって感じだがな。

子供の「人権」が成立したのが一体いつなのか考えてもみろと。
763名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:10:39 ID:j9uK/b4T
まあ、あまりトゲトゲ、イガイガしてると胎教に悪いからマターリ行きましょ。
764名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:10:41 ID:TGT9IzQt
産業革命時代の欧州に比べればまだマシってことか…。
だが、愛ある孕ませをモットーとする俺にしてみれば耐え難い現実だ。
765名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:14:06 ID:KzJiJmCK
だからこそ妄想の世界が有るんじゃあないですか。
766名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 17:34:27 ID:HZ3GPqxc
OK、みんなで妄想の世界に旅立とうぜ。

・・・しかしぶっちゃけると、孕ませは大好きだが
リアルで孕ませるのは御免こうむるというところだ。
ま、孕ませるアテも無いから問題は無いがな。
767名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 18:23:09 ID:r8/ns8SP
妄想内ならいいんだけど、実際問題子供養ってくとなると俺の安月給じゃ厳しいな。
それに自分の遺伝子半分持った子供が生まれるかと思うとその子が可哀相でしょうがないし。
まぁ俺もそれ以上に相手を作る方が厳しいんだが。
孕ませるという意思表示→それに対する反応(受容or拒否)という一連のやり取りが好きなんだよな。


こっから下は、スレ違いな上ファビョってるのでスルーして下さい。空気を変えようとしてくれた方々申し訳ない。
>762
上の流れから見ればそう変な事を言ってないと思うんですが、ここで熱弁する事でも無いと思って適当に返したのがいけなかった。
言葉足らずですみません。
wikiで児童の権利に関する条約の項目を見て下さい。それで761を併せて読んで戴けるとありがたい。
761のは、世代交代によって昔の考え方は棄てられて新しい思想が取り入れられ始めた、という例示な訳なんですが。
つまりはあなたのおっしゃられる様な基準とやらが変わってきてますよ、という事を言いたかった次第でして。

まぁ持ってくる資料が違えば当然印象も変わるわけで、761もかなり恣意的で真面目な意見では無いのだけれど。
ttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv07/index.html
また説明不足で勘違いされるのは嫌なので貼っとくけど、リンク先がこっちだったら大分変わってくるだろうという事です。
(こちらに関しても相談所の設置数や認知度、その時代の人々の価値観やら何やらを言い始めたらキリが無いが)
768名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 18:25:38 ID:zLMk+oCV
ゲーパロ氏の個人サイト見られる?
なんかさっきみたらダメだった。
769名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 20:26:23 ID:LEdRyV3T
>>768
しばらく待とうぜ。
770名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 22:44:24 ID:+kgDCzji
リアルはあまり考えると悲しくなるので、
このスレで孕んだできた子供達は皆豊かに幸福に成長して、
また孕んだり孕ませたりするっていう事で

本当にそうやってリアルでも1000万年続いてきたんだから
多分自分達が思っているよりもずっとしぶとい訳だが、人類は
771名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 22:50:37 ID:p3RLQt7f
つまり

孕ませには愛を、お母さんには尊敬を、赤ちゃんには祝福を

ということでおk?
772名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 23:41:21 ID:LEdRyV3T
おk♪
773名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:30:47 ID:JeT+tcZJ
>>747
異なるカースト間って、ありえんぞ。
感覚として、人間と犬猫猿並の差が有る。
774名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 02:36:14 ID:XwaMjmpP
>>773
あれは所詮創作物の世界のことだったのか……(´・ω・`)

たしか、ゲルセミウム・エレガンスを飲む少女の話だった気がするんだけれど詳細は覚えてない。
775名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 09:31:26 ID:B5cbws50
こんなのあったよ。
http://www.hurights.or.jp/event/fathimasan.htm

犬猫猿並の家畜扱いだから何やってもいいって考えか。
愛が足りない。
776名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 11:01:19 ID:CBgIaGIr
自分が孕ませた妊婦さんを、マッサージしたり荷物を持ってあげたりというシチュエーションに萌える俺には考えられない話だ。
777名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 11:22:15 ID:MZ5PcBPC
>>775
萌え
778名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 16:15:35 ID:XwaMjmpP
そういや、ここって『妊婦』もありなんだよな……。
779名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 16:31:41 ID:XwaMjmpP
ふらすと!レヴォリューション
ttp://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se410868.html

 ↑
このゲームは絵が糞でエロも無いし追加シナリオは面白くも無い電波だが、
他人が孕ませた妊婦に対して主人公が抱くモヤモヤが微妙に描かれてる。

だれか、こういう系統のも書いてくれないかな……。
780名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 21:01:34 ID:yj24dRLR
ビーカーなどに溜めた精液を子宮に注ぐってかんじの
最近ねーな
781名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:15:32 ID:uukeckbq
三角フラスコの底なし版みたいなの突っ込んで強制妊娠とかか。
鬼畜スレとかそういった所行けばありそうなきがす
782名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:32:22 ID:jrWnOFgL
>>781
漏斗のことか?
783名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:43:36 ID:jO3CI0It
あれって精子生きてるの?
784名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:56:17 ID:Itkk370D
3日くらい生きてるんじゃないっけ
何ぞの研究発表で聞いたような覚えが
785名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:24:43 ID:CBgIaGIr
胎内では二日生きる。
786名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:00:34 ID:jaE6mDPu
空気に暫く触れてるとすぐに死ぬらしいが…
787名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:05:27 ID:XMairMtn
喪前ら、精子が生きているだけじゃなく、「受精機能」を考えているか?
788名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:54:53 ID:+75rca7b
空気に触れてもすぐは死なないらしいからな。
カピカピになる前なら大丈夫なはず
789名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:12:48 ID:aCb+B5Hp
精子を守る為にネバネバがあるのだよ。
790名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 04:21:52 ID:27Oubds1
むしろ最近の精子は「我おもう、故に我有り」って考える所まで発達してるからね

その分運動性能は低いってどっかで聞いたな
791名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 04:30:31 ID:suaFtFy9
>>790
ちょっ!!
まじかよ、精子すげー!!!
コギトエルゴズムって・・・。
792名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 05:17:22 ID:0FDX9IAp
そりゃ男の遺伝子を卵にぶち込む為だからな
793名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 12:29:05 ID:Hr9yJbjM
デカルト的かどうかは知らんが、役割分担はあるらしいぞ。
母体の免疫系を騙す囮。
他者の精子を攻撃する護衛。
そして本命、と。
794名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 13:32:00 ID:/WryPrgi
所でモンスターに襲われた女の子が孕んだとする


産卵と出産どっちが萌えるか?
795名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 14:22:26 ID:Hr9yJbjM
嫌がる女の子に絶望を与える、という陵辱をコンセプトにするなら出産。
壊れた女の子に対して出産⇔種付けの連続コンボを与えると言うなら産卵。
796名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 16:43:35 ID:j8977d5c
相手による
虫系なら卵、触手他なら出産。
2種類のモンスターに襲われてどっちも孕めばいいと思う
797名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:44:53 ID:hsFtLEHG
おまえら何言ってんだ?
孕ませてアナルに産卵に決まってんだろ!
二つあるんだから有効活用しなきゃね
798名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 17:55:40 ID:Hr9yJbjM
>>796
では獣系はどうするよ?
799名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:10:28 ID:+wXv8+W4
>>798
触手"他"って書いてあるじゃん。
獣系も孕ませに含まれるんでしょ。
800名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:33:49 ID:4VIuj+lA
むしろ触手女や獣女を孕ましたい俺はここでは異端児?
801名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:54:33 ID:uqqGAUWH
>>800
 後者に関しては同意
802名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:07:52 ID:LPAH6ks8
ちゃんとスレ分けされてるのだから、わざわざ異端にならなくとも…
803名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:17:11 ID:aCb+B5Hp
しっかし、作品こないな〜
804名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:50:27 ID:tICXJsdt
昔のヨーロッパじゃ高貴なところの女が出産プレイを大衆に公開してたとか
ちょうど映画が公開されたマリー・アントワネットもやってたし
805名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:10:16 ID:7aAnrEdY
確かフランスの女教師の映画で出産シーンあったはず
806名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 06:23:58 ID:qHaPiJDb
>>804
メアリー・オブ・モデナがそれを嫌がったばかりにジェームズ老僭王はジェームズ2世の息子ではないのではないかという噂が立ったらしいな。
807名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 09:56:09 ID:0oTchgKX
>>803
ネタは思いつくんだが何分書いた事が無いもんで上手く書けんのよ
えちぃシーンとか
808名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 12:57:49 ID:ElTHkloo
最近投下がないねぇ………
809名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 13:39:00 ID:xHtpxlAa
>>800
獣女はわかるが触手女ってなんだ
タコやイカを擬人化したような感じ?
810名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 13:50:12 ID:JOTBs24W
>>804
「確かにその女の腹から出てきた子どもである」
と立証するためだったよな。

孕ませ萌えには堪らんな
811名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 16:50:14 ID:nxQ1n8a3
血統うんぬん言うならば受精の時から記録取って公開すべきだろな

……って絶滅寸前の天然記念動物みたいだが
まあ血絶やす訳にはいかないしな
812名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:48:06 ID:7Nmlj1mr
>>809
メドゥーサとか…違うか
813名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:51:01 ID:mmsPNUjK
>触手女

わかった、こういうのだな
ttp://www.onmyoutaisenki.net/sakuhin/shiki/36.html
814名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 19:57:46 ID:B3pKIDCq
815名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:39:58 ID:DoFck/Kq
>>811
たしか初夜は公開して見とどかれなければいけなかったはず
816名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 09:15:44 ID:s8DHqtnn
どっかの国では未だに初夜は部屋の外で親族が聞き耳立ててて、
事の後には処女の血の付いたシーツを見せなきゃいけないとこあったよな。

817名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 10:38:01 ID:tFGvQY7z
投下がない?
あれさ、注文してないからだろ。
じゃ、いくぜ


大将、ハラミ一丁!できれば地味な眼鏡っ娘のいいとこを!
818名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:16:42 ID:/Qy/+Kvu
>>816
世界○見え特捜部か?
てかゴールデンに血の付いたシーツ見せ付けんなよ…
819名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:52:20 ID:CLxdPO/Z
もうすぐバレンタインということで
子作りチョコ二つください
820名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:54:55 ID:2y8XUz2b
いや、バレンタインのお返しに赤ちゃんをプレゼント
俺たちのホワイトでーはこれからだ!OTL
821名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 15:39:13 ID:FA/mC7r9
>>817
お客さん、今日はもう終了ですぜ。
また次スレでお会いしましょうや。
822名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:17:05 ID:kOSM4/GC
>>820
ホワイトデーって子宮を一日かけて真白に染め上げる日のことだろ?

あれ?違ったか?
823毛根力パゲ太:2007/02/09(金) 22:22:06 ID:Lpi2p6s2
大理石が敷かれたフロアに、老若男女がワインを片手に踊ったり喋ったり、
とにかく好き勝手にしていて、パーティは散々な状態だった。フルに近い
オーケストラも、目前で繰り広げられる痴態に目を覆いたくなるのを堪え
ながら、譜面を睨みつけている。

どだいまともな催しではなかった。本日ここで行われているのは、不動産
業を営む市川継雄の呼びかけで、金に明かした物事が大好きという、ろく
でなしばかりが集っているのだ。例えると代議士の某とか、金貸しの誰某、
影で淫売と囁かれる女優など、とにかく癖のある者が多すぎる。

ここでは客の誰もが上下の関係なく、とにかく自由闊達に過ごす事が義務
のようになっていた。外界では貧苦に喘ぐ者も大勢、いるというのに、この
屋敷では豪奢な食事に酒、それに若く美しい女と逞しい青年が、常にあて
がわれていた。いわば娼婦に男娼、日本人は言うに及ばず、人買いが連
れてきた外国人もいて、それぞれが性癖に応じた色事に長けているという
寸法だった。

阿川知香はそんな人買いに連れられて、ここへ来た一人だった。まだ十五
になったばかりで、二つ下の弟の啓太と一緒に親に売られてしまったので
ある。姉弟ともに美形で、それゆえここでは畜生のごとき扱いを受けていた。
知香は主に娼婦で、啓太は受身の男娼を務める事が多かった。ここへ集ま
る狂人どもの中には、野郎陰間を好む者も多くいて、啓太はいつも人気を
博していた。
824毛根力パゲ太:2007/02/09(金) 22:36:51 ID:Lpi2p6s2
オーケストラの手前、少し段差になった所で姉弟は交わっていた。いや、市川の
命令で交わりを強制されていた。人買いから売り渡された二人は性奴でしかなく、
飼主である市川の言う事は絶対だった。市川は催しのある時、決まって姉弟を交
わらせるのである。

妊娠を恐れてご容赦をと懇願しても、聞かなかった。むしろ、そこを面白がって、
交わらせるのである。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「ああ、啓太ぁ・・・」
姉が大股を開き、弟を受け入れながら、弟は陰間を黒人にやられていた。近頃の
啓太はこちらの官能が開花し、喜びを味わえるようになっている。そういう弟を見
ながら、知香は妊娠の恐怖に怯えつつも腰を振る。この狂った様子は集った客人
たちの監視のもと、果てしなく繰り返されるのである。

別室へ行くと、人気女優の河合早季子が磔にされ、鞭打ちを受けていた。別に彼
女は咎人ではない。これも市川の趣味だった。
「いやあーッ、やめてえ!」
ぴしりぴしりと容赦の無い鞭打ちが続く。早季子が所属する芸能事務所は、市川
の援助を受けており、催しがある時は女優の誰かを差し出さねばならなかった。
今回は最近、人気急上昇中の女優である早季子が選ばれたのであった。

「あの子、テレビで見たわね」
「あんなに鞭打たれて、可哀想に。ふふふ」
客たちはこぞって、早季子が鞭打たれる様を見て笑った。いい加減、嬲りぬかれ
た所で、磔台の近くへ裸の黒人ばかりが数人、やってきた。彼らは早季子の前で
男根を硬くし、隆々と奮わせると同時に自慰を始めた。
825白湯と城山 ◆0Wrn9WsOw. :2007/02/09(金) 22:38:54 ID:ceWh/THp
「くっ、出すぞ」
「あ、ん、また……」
ドプッっと男が女の中に射精する、二度目の射精にも関わらず量・濃度共に前回と変わらぬ量である。
女・・・白湯はぐったりとして肩で息をし、少し時間がたつと疲れ果てたのかそのまま寝息に変わっていった。
白湯にたっぷりと子種を注いだ城山は自分の肉棒を取り出すと後始末を始めた。
白湯のあそこからとろりと精子がでているのを見ているとまた襲いたくなる衝動に駆られるがなんとか耐える。
(まったく、最近の俺はどうかしているな)
最近どころか、最初に抱いた時からどうかしているとも思うのだが確かに最近の城山はどうにかしていた。
言うなれば白湯にどっぷりとはまっているのである。どれくらいはまっているか最近のプレイを上げれば


「う゛〜〜〜」
目隠しにギャグボール、さらに両手を背中に回され縛られて身動きが取れずたっぷりと遅効性の
効き目の軽い媚薬を混ぜたローションを体中に塗られ全身性感体となっているところに城山の巧なバイブコントロール
によりイクにイカせてもらえない事に非難の声を上げる白湯。
城山はそんな白湯の様子を観察しながらくくっと笑う。バイブの強さをあげるたびにイキかける声を出し、下げた時には
抗議めいてはいる弱弱しい声を上げる白湯の様子を楽しんでいるのだ。
「そんなにイキたいか、それならそらっ」
とバイブに手を伸ばし、深く刺す。白湯の体は一瞬びくんとなるが、その瞬間に一気に挿入していたバイブを取り出した。
バイブを引き抜かれた事で白湯は声なき声を上げるが、それでもまだ絶頂には足りずに体を悩ましくすりよせる。
すっと城山は白湯のギャグボールを外した。
「さぁ、どうしたい」
「イカせて…、イカせてください…」
白湯にはいつもの憎まれ口を叩く余裕もなく、城山に哀願した。
白湯の両手を開放すると、白湯の秘所を指で押し広げるととろりと大量の蜜がしたたり落ちた。
「いくよ」
ギンギンに張り詰めた物が白湯の体を一気に貫く。白湯は快楽の声を上げ、絶頂に上り詰めていった。

この日のセックスでは白湯への中だしの他、外だしにより白湯は全身白濁液まみれになってしまった。
そして、別な時では

『う゛〜〜〜』
「ほら、こんなに乱れてたんだよ」
「あん、違う、嘘だぁ」
背面座位の体勢で貫きながら、前回の行為を収めたビデオを白湯にみせつける。
口では違うと言っておきながらもあそこの方は締りがきつくなっていたりと体では感じているようだ。
「ほら、締め付けが良くなってきてるよ。自分の感じてる姿見てヨガルなんて白湯も堕ちて来たね」
「あ、もういやぁ……」

と、この日では白湯の精神を追い詰めてたっぷりと中だししている。
この他にも、一日中バイブを付けさせ恥辱にまみれる白湯を観察する、首輪と犬耳をつけて、ペットを可愛がるように
扱って弄ぶ、キッチンで裸エプロンで料理させた後、白湯の体に料理を盛り付けおいしく頂く等などである。
また、今までは白湯の体を気遣って何日かおきに抱くようにしていたのだがここ数日は毎日のように抱いている。
(盛りのついた犬ではあるまいし……、しょうがないしばらく自重するか)
疲れ果てた白湯の頭を梳き、撫でながら城山はそう思って眠りについた。
826アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/02/09(金) 22:44:11 ID:ceWh/THp
たまには城山視点を書いてみたり。
あ、次回で白湯孕みそうっぽいですよ。
827毛根力パゲ太:2007/02/09(金) 22:50:30 ID:Lpi2p6s2
自慰を終えると、黒人たちは足元に置かれた洗面器に精液を放出した。それを、
鞭打ち係の女が浣腸器で吸い上げ、早季子の前へ差し出すのである。
「な、何をするの・・・」
「こいつをあんたの道具の中へ流し込むのさ」
「い、いやよ!そんな事したら、妊娠しちゃう!」
「そこが面白いんじゃないか。今度、皆さんの前に出る時は、立派なボテ腹さ。
ほら、あいつのように」

鞭打ち係の女は、対面にある壇上を指差した。そこには、昨年くらいに少し名の
売れた、グラビアアイドルの竹下奈美がいた。彼女は裸で、足枷をされて壇上に
放り出されており、そこに男たちが群がっている。奈美を見ると、妊娠五ヶ月目く
らいだろうか、随分とお腹が目立っていた。性奴的には使い古しの部類に入る
彼女も、妊婦という事で異様な人気ぶりだった。特に黒ずんだ乳首から出る母乳
に、男たちは狂喜した。

「ああ、吸わないで!いやあーッ」
入れ替わり立ち代り、男たちが自分に圧し掛かってくるのである。奈美は泣き叫
び、母乳を干されるまで吸われ続けるのだった。最近では芸能活動は諦めさせ
られ、ここで催される狂宴の女優の一人に数えられていた。

「わ、私は・・・あんなの・・・い、いや」
「いやって言っても、どうにもならないんだよ」
あれが、数ヵ月後の自分かと思うと、早季子は身震いが止まらなくなる。しかし、
鞭打ち女は無慈悲にも浣腸器の嘴を、早季子の肉穴へ押し当てた。
「やめて!お願い!」
「ばーか。もう、遅いよ」
鞭打ち女の手が、浣腸器のポンプを押した。すぐにシリンダの目盛りが減り、黒
人どもが自慰によって出した精液が、早季子の胎内へ流し込まれていく。
828毛根力パゲ太:2007/02/09(金) 22:57:31 ID:Lpi2p6s2
「あぐーッ!」
早季子は仰け反り、叫んだ。好きでもない、ましてや異人の子種を流し込まれ、
悲しみに浸るという気にもならなかった。ただ、恐ろしげな事実ばかりが身を覆
い、一刻も子種を洗い流したかった。しかし、今の有り様ではそれも出来ず、
ただ打ち震えるばかりである。

「こんだけ入れりゃ、孕むだろうよ」
「いやーッ!」
鞭打ち女は浣腸器に入った精液を全て流し込むと、ぐったりとうなだれた早季
子を見て高笑いをした。実は鞭打ち女もかつては同じ事をされた経験を持つ。
そしていずれ、早季子たちも同じ運命を辿るのである。



階下ではオーケストラが、最後の曲を奏でていた。予定では華やかな協奏曲
だったが、指揮者の機転で葬送曲が奏でられていた。




おしまい
829毛根力パゲ太:2007/02/09(金) 23:02:19 ID:Lpi2p6s2
一緒に食事をしていた友人が屁をひったので抗議したら、

俺の屁にはマイナスイオンが含まれていて、体に良い、などと返され、
言いくるめられてしまいました。

弁の立つやつで困ってます。
830名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:04:55 ID:Lpi2p6s2
いけね、被ってた。

スイマセン・・・
831アトピック ◆0Wrn9WsOw. :2007/02/09(金) 23:10:26 ID:ceWh/THp
あ、こちらこそ。被ってしまってすいません。
832名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:21:05 ID:Z+4bh6Ag
>>829
GJです。
ちなみに「マイナスイオンが体に良い」なんていうのは企業のウソですよ。
実際は未だ研究中でそんな効果があるかも知れない程度のあやふやなものらしい。
833小ネタ:2007/02/09(金) 23:58:29 ID:h2un8QY5
「なにこれ?」

買い物袋を片付け、テーブルに置かれたディスクの束を見つめ沙夜香が問う
「3年前の・・・・あんときのやつ・・・」
聞こえるか聞こえないかギリギリの声で直人は呟く
「あー!あれね、懐かし〜」
申し訳なさそうな直人とは正反対に沙夜香は極めて元気ハツラツという感じだ
「で、急にどしたの?こんなの出して」
「ほら、俺達もうすぐ卒業だろ?だから・・・」
「ふ〜ん・・・」
「覚悟は出来てる・・・!訴えるなり、通報するなり・・今まで・・・ゴメン」
直人はそう言うと黙りこんでしまった

あれは二人が高校に入学したばかりの頃だ、天真爛漫を絵に描いたような天美沙夜香(アマミ サヤカ)
彼女の魅力に惹かれた男子は数知れず、フラレた男子数知れず
道背直人(ミチセ ナオト)、彼もその一人だった、しかし彼は他の男子とは違った
最初からフラレるのがわかっていたから告白などはしない
だからといってこの気持ちは抑えきれない、直人の起こした行動―――

「やだぁっ!やめて!やめなさいよ!!」
「うるさいっ!黙れ・・・!」
「む゛ーっ!!む゛ーむ゛ー!!・・・っっ!!!!!!」
「ほ・・・ら・・、入った・・ぞ、ハハ・・・やっぱり初めてだったんだ・・・・!」
「む゛ぅ・・・・・」
834小ネタ:2007/02/09(金) 23:59:20 ID:h2un8QY5
「あん時は怖かったし痛かったしで散々だったわ」
あっけらかんと沙夜香は話す、二人の始まりはレイプだったというのに
「この映像バラされたくなかったら黙った言うこと聞け、だもんねぇ」
まるで懐かしむように沙夜香は語る
「最初は直人が憎くて怖くてたまらなかったぁ〜、本当殺してやろうって何度思ったかなぁ?」
直人はうつ向いたままだ
「しかも直人ん家に住むことになるし、ま、どうせ私は寮だったから問題なかったけど」
コタツに入りお茶を煎れ直人に差し出し自分にも煎れる
「本当みーんな直人に開発されたって感じ?」
参考だか知らないけどえっちなゲームもほどほどにね、と付けたしお茶をすすり笑みを溢す
「だから・・・こんな関係・・・終らせよう」
直人がじっ、と沙夜香を見つめ口を開いた
「終わり・・ねぇ」
「今更こんなこと言って許されるとは思ってない・・・けど」
「けど?」
「俺は沙夜香に取り返しのつかないことしたんだって・・・」
直人の声が若干震えていたが沙夜香は気付かないフリ
「一緒に暮らしていって・・・俺の中で沙夜香の存在が・・・大きくなって・・罪悪感も大きくなって・・・」
直人は半分泣いていた
835小ネタ(3/4):2007/02/10(土) 00:00:24 ID:h2un8QY5
「それで・・・沙夜香はどうなんだろうって・・・考えたら・・・俺・・・」
「ほい!」
涙と鼻水で汚れた顔を上げる直人、目の前には相変わらずの笑顔の沙夜香がいた
「これ・・・?」
「ヨウカン!、直人好きでしょ?安かったから買ってきちゃった」
切ってくるね、と沙夜香はキッチンへと向かっていった
中場放心状態の直人を知ってか知らずか沙夜香が鼻唄混じりで戻ってきた
「食べよ」
「・・・沙夜香」
「ん?」
「話・・・聞いてた?」
「ぅ〜ん」
沙夜香はヨウカンに舌鼓をうってあまり関心がない様子だ
「俺は・・真面目に!」
「私のこと捨てるんだ?」
えっ?、と直人がたじろいだ隙に沙夜香が巻くし立てる
「レイプして、乙女の純潔奪って、あんなことやこんなことして、結局捨てちゃうんだ」
「お・・・俺は、沙夜香の・・ために」
「私の?違うでしょ、自分が辛いから、逃げたいから」
珍しく怒気を孕んだ口調に直人はまた黙り込んでしまった
「もうさ、三年だよ?」
「・・・うん」
「なんていうかさ〜、直人と一緒なのが当たり前っていうか」
「でも俺は・・沙夜香を悲しませるようなことを・・・」
「最初だけ・・・・でしょ」
ふぅ、沙夜香の声が漏れる
836小ネタ(4/4):2007/02/10(土) 00:01:53 ID:h2un8QY5
「確に、変態チックなことはさせられたりしたけどさぁ〜、
基本直人優しいし、特に好きな人とかいなかったし」
直人は黙って聞く
「アレかなぁ?映画とかの、なんとか症候群ってやつ?」
ケラケラと笑う沙夜香
「それに・・・」
突然真剣な顔付きになり直人は固まった
「それに・・・?」
ふぅ、溜め息
「捨てられて悲しむのは一人じゃないんだよ・・・」
「・・・えっ?」
直人は沙夜香の言葉の意味が分からず更に固まる
「そりゃ今まで出来なかった方が奇跡でしょ〜」
沙夜香の顔はいつもの笑顔に戻っていた
「あ・・・ぇ・・ぁ・・・」
「ほぉら」
沙夜香は声も出ず汚れきった直人の顔を愛おしそうに拭く
「さっさとヨウカン食べちゃいな、そしたらお風呂入ろ、一緒に入ってあげるから」
「ざ・・・やが・・・」
「ほら、泣きやんで、お父さんでしょ」
直人は泣いた、嬉し涙だった

出会いは最悪だった二人、しかし今は三人で幸福に包まれていた

end
837名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:10:42 ID:lSaz+Icr
>>833-836
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
GJ!!
838名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:24:33 ID:J2ERmT6Z
ヨウカンとかいうから、沙代子は飛び級で高校入学したのかと。

駄目だなあ俺。
839名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:25:18 ID:J2ERmT6Z
ちゃう、沙夜香。

駄目だなあ俺。
840名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 00:56:20 ID:vmIM7U1h
小ネタというにはあまりにも立派でありすなわちGJ!
ということでここは子ネタでよくね?と思ったらここの話は全部子ネタか。
841名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:18:41 ID:ncUF27wk
ストックホルム症候群だっけ
とりあえずGJ
842名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:19:23 ID:3vJ+qfHj
誰が上手いこと言えと
843名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:57:47 ID:tBJcFIf2
後の子ダネである
844フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 01:54:15 ID:tApmMGfI
ポギー('A`)ノ
>>633の修正が終わったから張るよ。
前にも言ったがどっかのスレに投下した奴だからデジャウ御免

845フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 01:56:29 ID:tApmMGfI
「私と兄で出来る事」


正確にはいつから意識してたんだろう。
鼓動の高まりを感じながら、そんなことを考え始めていた。
今私は兄の部屋の前に立っている。
本当にたまにしか入ることのない場所。
どんな間取りかはっきりと思い出せないくらいだ。
「すぅぅっ」
口をすぼめて息を吸い込む。
大きくなっていく鼓動を押さえつけるように。
2つ離れた兄とは親密とはいえないが、仲が悪かったわけでもない。
兄妹としてごくあたりまえの距離だった。
そして、今のこの感覚。血縁の親しみとは違うもの。
だんだんと記憶がよみがえってくる。
そうこれは、1年ぐらい前のあの出来事がきっかけだったのだろう。


時計の針がまた勝手に進んだようで、そろそろ出ないとまずい状況だ。
私は約束に遅れるまいとあせって廊下に飛び出した。
「〜〜、〜〜。」
兄が階段の下から何か言っているが、全く聞こえない。
「なにー?」
全く、人に用があるなら直接来れば良いのに。
とととっ、とすばやく階段を降り始めた。
兄はまだ何か言っている。
「おい、そこの階段さっき雑巾かけたばっかりだから〜」
「えっ・・・」
もうそのときは足が階段から宙に浮くところだった。
視界が回転して、ぐるんと天井がひっくりかえる。
少しの衝撃の後、気がつけば兄の顔が目の前にあった。
「おっとと」
すべった私をとっさに支えてくれたらしい。
まるでお姫様のように、私は兄に抱きかかえられていた。
「・・・大丈夫かよ」
心配そうな表情で、私を覗き込む兄。
その、時だった。
急にどくっ、と胸の中で心臓が跳ねた。
「っ!?」
同時に不思議な感覚が私の中で芽生える。
「よいしょっと、慌てて降りようとするから・・・」
兄は私を立たせるように足を床に着かせる。
・・・それに気づかず、背中を支えられたまま私はぼおっとしたままだ。
「どうかしたか?」
「え?」
私は急に我に返り、とっさに兄を退けて離れた。
「どっか、打った?」
兄は私と同じ目線まで腰を落として視線を追ってくる。
そのしぐさ、その声・・・。
そこで初めて私は顔が熱っぽいことに気がついた。
「だ、大丈夫、なんともないから・・・」
なんなの、なんでドキドキしてるの?
私は逃げるようにその場を去った。
846フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 01:57:56 ID:tApmMGfI
それからの生活はまったく変わらなかった。
朝は同じように起きておはよう、と言う。
ただ、私の兄を見る目だけが大きく変わってしまった。
毎日兄の行動が気になり、兄の表情が気になり、兄が私をどう思っているかが気になった。
なぜ?と考えても始めは全く分からなかった。
心のどこかで無意識に否定していたその答え。
それを見つけるにはしばらくの時間がかかった。
・・・そうか、だから始まりが"いつから"だったか分からなかったんだ。
そして今は、その答えがはっきりわかる。
私は思いで探しの回想から意識を元に戻した。
・・・兄は気が付いているだろうか。
気づいていたとしても、それに対して答えてくれることはないだろう。
私の思いを明かしても、相手にしてくれることはないはずだ。
血の繋がりがある以上、兄は私を妹としか見てくれない。
素直に口に出すだけでは、私をはぐらかすに決まってる。
――恋したいと思ってると、身近な人にそういう感情持っちゃうもんだよ――
兄の性格を思うと、こんな台詞でかたづけられてしまうことだろう。
そして一回失えば、私は二度と言い出せないと思う。
最初のチャンスでどうやったら本気なのかが伝わるだろうか。

その方法を思いついたのは、偶然の重なりからだった。



友人との何気ない会話。
「ねぇ聞いた?あの選手、女子アナとデキちゃった婚だって〜」
「なに、それ?」
「知らないの?赤ちゃんが出来て、それで結婚するってこと。」
「ふーん。」
「男の人はね、デキちゃうと責任をとるんだ!とか言ってプロポーズしてくるんだって〜」
「・・・そうなんだ。」
「いいな〜私が結婚したかったよ、あんなアナウンサーとなんかより―――」
「・・・・・」
私がそのとき考えていたこと。
赤ちゃんさえ出来れば、男の人は首を横に振れない。
その子を育てる義務があるから。
もちろん、普通なら絶対に愛してくれない人も。
847フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 01:59:14 ID:tApmMGfI
さっき時計を見たときは11時だったから、今は半くらいだろうか。
仮病をし、両親が出かける隙をねらっての行動。
ドアをゆっくり開ける。
「ふぅ・・・」
息を大きく吸いこむ。かすかに汗の匂いがした。
昨日の深夜、私は聞いてしまったのだった。
隣から聞こえてくる兄の激しい息の音。何かが軋む音。それが唐突に終わった後の紙の擦れる音・・・。
布団の中で何気なく聞き耳を立てていた私は、それが何を意味するのか分かってしまったのだった。

その確信を裏付ける証拠が、目の前のゴミ箱に入っているはずだ。
まずは、レシート。それから新聞のスクラップ。ノートの切れ端。ティッシュが何枚か。
一瞬ドキリとしたが、何かを拭ったか、鼻をかんだだけのようだった。
もうちょっと底の方を探る。すると、他とは明らかに違う大きめのティッシュのかたまりが見えた。
指でつまみながら慎重に持ち上げる。
丸めてあるそれは、手のひらに載せると妙な重みがあった。
「これ・・だよね・・・」
鼻を近づける。
通学路に咲く、栗の花の匂いが。
その匂いは精液の匂いとよく似ていると聞いていた。
兄は自慰をしていた。これで間違いない。
「・・・・・・。」
知識として知っていても、実際に分かってしまうと少しショックだった。
ただ嫌悪感は全くなかった。逆に兄も男であることを強く感じたほどだ。


ぱたん、と後ろ手にドアを閉める。息が荒くなっている。
触らずとも秘部が湿ってきていることが分かる。
いつもならこの辺りの高ぶりで自慰をためらっていた。
こんな事しちゃいけない、こんな事しても何にもならない・・・
けど、今日は違う。今日のこの行動には目的がある。
私は慎重に部屋を横切り、兄のベッドに仰向けに寝そべった。
その間も体は熱を増し、明らかに普段と興奮が違うことを感じ取る。
自分でも気が付かないうちに、指が下着越しの割れ目をなぞっていた。
「はぁっ・・・・っ!」
割れ目の中心部辺りを左手で押さえ、右手で陰核を弄る。
徐々に粘液が染み出してくるのを感じ、指先も湿ってくる。
「んっ」
その湿りを確かめるように指を強く押し付ける。
下着の中心部分が蒸すような熱気を帯び始めた。
「ふぁっ」
すぐに、布越しでは刺激が足らなくなる。
我慢できなくなった私は、秘部を覆う布を横にずらして粘膜に直接触れた。
「ああぅっ」
そこは想像以上に火照り、充血して敏感になっていた。
私の頭の中では、わずかな理性が本能を抑制しようと声を上げていた。
――「そんなことしたら、あなたの人生はどうなるの?」――
だが、それを多い尽くすように兄の顔が浮かんでくる。
「はぁっ、お、お兄ちゃんっ・・・・・んぅっ」
勢いで軽く達する。
「んんっ!ふぅっ、うっ、はぁっ、」
今の衝撃で、最後の理性が吹き飛んだように感じた。
848フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 02:00:29 ID:tApmMGfI
もう準備はこれでいい。
ティッシュのかたまりを手に取り、紙を開いていく。
先ほどの匂いがあたりに広がる。
「はぁっ、はっ、これが・・・」
ティッシュの質が悪かったのか、それはまだ液状を保っていた。
白濁した半透明の粘液。
「お兄ちゃんの・・・精液・・・・。」
恐る恐る指で触れてみる。一晩経った粘液はひやりとした感覚を私に与えた。
少し指を持ち上げると、わずかに糸を引いた。
「このなかに・・・・」
出来るだけ多くすくって指同士をこすり合わせる。
手のひら全体が粘液に覆われた。
半透明の液体が蛍光灯に反射して光る。
「お兄ちゃんの精子が・・・・」
その生々しい感触は、私の決心をますます強いものにした。
私は今日、妊娠する。

実兄の子を身ごもる。
それが社会に認められないことは分かっている。
しかしそれは、兄に愛されたいという願望も同じことだ。
ただ、あの人にだけに認めてもらうことが出来るなら・・・・。
覚悟はできた。

指を少しずつ膣口へと近づけていく。
心臓が張り裂けそうに鳴っている。
「はぁっ、あああっ・・お兄ちゃん・・・」
精液にまみれた手で大事な部分に触れる。
「んあっ!」
鼓動がさらに高まった。
陰核を触っていると、精液は指を伝ってどんどん付着する。
冷たかったそれは私の体温で徐々に暖められ、息を吹き返したかのように透明度を増していった。
「んふぅっ・・・」
今までにない興奮に眩暈がしながらも、膣口に塗りつけていく。
滲み出した膣液と混ざり始めたのか、精液は濃淡の差ができている。
もう、そろそろだ。
849フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 02:01:08 ID:tApmMGfI
私は小さく呟いた。
「お兄ちゃんの精子、貰うからね・・・」
中指と薬指を押し当て、ゆっくりと膣内へ押し込みはじめる。
「あっくっ・・・!」
初めて異性の粘液が侵入する瞬間。
意識が飛びそうになる。
「精液が・・・あぁぁ・・・」
指が根元まではまり込んだ。
一瞬指の隙間からぷじゅっ、という卑猥な音がする。
「ふっ、あぁっ」
奥に精液を塗りこむように、膣内で指先をこすりつける。
「ううっ、あぁあぁっ、あっ」
精液の混じった膣液が隙間からあふれ出す。
「あっ、だめっ、」
指をいったん引き出し、奥へと押し込むように再び挿入する。
「いっ、んんっ、ふうぅぅぅんっ」
なんどか繰り返すうちに、指の動きは抽送動作になっている。
くちゃ、くちゃっと言う音が部屋に響き、次第にテンポが速まっていく。
「はぁっ、あっ・・あんっ」
兄の精液が、私の中に入っている。
それだけで達してしまいそうなほど、私は興奮していた。
「もっと、欲しい・・」
膣口から垂れていた精液をかき集め、次々に膣内に押し込んでいく。
「もっと、奥に入れなきゃ・・・」
うつ伏せから四つんばいになり、腰を高く上げた状態で行為を続ける。
動きはより激しく、音はより大きくなる。
背徳感はまったく無かった。むしろ、兄を受け入れることに歓喜を感じていた。
この快感が何よりの証拠だ。
「んっ、んんっ、ああっ、ふあぁぁっ」
精液を膣壁にすり込むように指を動かす。
こうすれば膣が精子を吸収できると思った。
「ぜんぶ、入れなきゃっ・・・」
私はもう片方の手でティッシュを膣口に押し付けた。
「私、受精するのっ・・・!!」
腰を持ち上げる。
自慰で熱を帯びた膣壁に、冷めた精液が流し込まれた。
「んっぁあぁぁぁあああああああ!」
その瞬間、私は達した。
「あぁっ・・お兄ちゃん・・・・」
おなかの奥の、ひやりとした感覚を覚えながら私は意識を失っていった・・・。
850フユンカヤ ◆.V8.zQPrfg :2007/02/11(日) 02:05:10 ID:tApmMGfI
はい終了。修正を八割で終わらせたので見苦しい部分があったら申し訳ない。
受胎シーンにもっとパンチ入れたかったが精根尽きた。
あと妹さんの性格づけがなんかバラバラだ・・・・

さて今後の方向性どうしよかな
→この後もどうにかして妹さんが妊娠しようとがんばるシリーズ
→全然関係ないショタ人妻もの
851名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:09:47 ID:yTPwgs1q
GJ!シリーズシリーズ!
852名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 03:09:26 ID:vx95mZrF
シリーズ化でお願いします

最終的には兄によって体内に直接注がれて妊娠してほしい
853名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 03:25:09 ID:amhUT1fc
NTR系は勘弁なので出来ればシリーズで
854名無しさん@ピンキー
言い訳だけしたはずなのにいつの間に>>852を書き込んだんだろう?