1 :
名無しさん@ピンキー:
大半はロリだけど
とりあえず天上天下しか思いつかん
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:20:35 ID:HlBd8sBT
オリジナルでもいいから読みてぇなぁ
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:45:48 ID:SwiZn87W
ちゃんとしようよ?
夜一×砕蜂 が読みたい。
素直に鰤スレに逝くことにします。
6 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:44:07 ID:0AwdZcoe
幻水のシエラ
カプコンのイングリッド
WA2のマリアベル
ネギまの吸血鬼…は微妙かね?
俺的にはありだな
ナムカプのシャオムゥとか
玄海とかだな
>>10 玄海はバアサン言葉じゃ無かったと思うぞ。
とりあえず俺は、竜吉公主きぼ
姉ちゃんとしようよ、の、雛乃は?
・・ババァことばではないか。
プリンセスうぃっちいずのアスラーナ
アスナルートと呼べるほどの大作を読んでみたいものだ
三只眼
アレは本当にババアじゃろ
狼と香辛料、のホロとかどうよ?
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 00:00:31 ID:+pRG3hD1
age
うる星やつらのサクラさん
淫具タン…
サガ風呂の零姫
保守
まる子ちゃんだろ・・常識的に考えて・・
FF9のフライヤ
アーク精霊の黄昏のカトレア(最初ほんとにババアだったけど)
〜わよ、〜かしら、ってのをババァ言葉っていうんだよ今の子は
ほしゅ
ほしゅ。
桔梗
3.1
hoshu
保守するのぢゃ
保守しますよ、おばあさま。
鋼屋ジンにたのめばいいんじゃね?
ほしゅ
具体的にはどんな言葉遣いなんだ?
36 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:53:37 ID:LcpUGmMc
保守age
こんな感じ?
奈々緒:「あんた綺麗だけど、性格は随分と悪いんだね。正直、呆れたよ」
ここの:「おお、呆れろ呆れろ。わしはそう言われるのにはなれておる。性格が悪くても美人なら、世の中わたっていけるわ。それにわしは脱いでもすごいのじゃ。思い知ったか」
追儺:「……ここの、そのCMネタはもう風化してるぞ」
_. -‐‐一 ー r ⌒ヽ
♪ ,∠,、_-_r。 ⌒丶, `ヽ l ◎ ノ
/_,.ノ⌒〜`====ニl、, ゛、`ア-オ
♪ 〆 ヘ ヘ `ヽN、. yl
 ̄` \ / l l 、 `、\ l ヘVンi l:::l
_ ヽ /,l ノハ l ヾ ハ'⌒ンネ、 `ニォl:::::l
., ' ,,,,ヽ 丶 /' |ソ 人ぃ., l | ノアルベゝl/゛ヌ/!:::::l
i illlllll!l l ノl/ヽ, {rf,、 ソリ ヽマリ ノ r、' ノl::::::l 保守なのじゃ♪
_、 ''''''ノ仆‐- 、 lハv弋l /从ン|::::::::::、
‐、二アカ ノ\;;;;;;;`ヽニ,ヘ ' _ ッ 'r‐ ーl:::::::::::::::>
、 _ヌ_,イ' \;;;;,、;;;; 。⌒ヽ ._ ∠r-f‐‐┤::::::::〆、__
-‐ヽ.__| ン,_'_/ヽ;;;;'ノ`、 ,| / r一'":::::::::'‐-¬、`ヽ
/"´メニ,ぃ7≠ ,-f‐只-ャ ヽ::::::::::::::::::::::::::卜
/,y´ ッリソン、 ,ィ`゙ナノメ、_,> ゙、:::::::::::::::::::::::ヽ /
、 ,/ノぃィ''''"ン". ::/ // l l , 、 _l_. -‐‐- 、::::::::::マ
_`ン´/ r‐ .:. :.. :.:/ ノ/ l l l く_. :. :. :. :. :.` ‐y-\
;;;;;;;;;;く ゝ l_ _,/ ´ ´ソ ヽ. f_. :. :._:._:ノ ̄l
;;;;;;;;;;;;;;`r- イ /;;/ ノ ;l `‐-メ l l
;;;;;;;;;;;;;;;;l ! /;;;;ノ___,-┐ ,ォ' .:;;;l l l トfぇ__ l
;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ /;;;;;;;;;¨;;;;;;;;;;;;;) ノ'-‐'''⌒'ッィ ノ / ` l
婆言葉のヒロインと聞いて真っ先に三只眼が思い浮かんだ俺。
>追儺
元ネタ知らんが、もしかして石とか炒った大豆を投げつけられたりするのか?
41 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 14:06:49 ID:ueqRlvVc
hoshu
一人称「わし」
二人称「ぬし」
語尾は「〜かの」「〜よの」
っていうのはババァ言葉なのか……?
44 :
43:2007/03/25(日) 01:30:15 ID:+H7mC9IJ
オリジナルで
>>43みたいなキャラの出るSS書いてるが需要あるか?
書き始めたばかりだから投下は何時になるかわからんが。
幽白のぼたんみたいな喋り方?
狼と香辛料のホロはどうなんだろう?
どうなんだろう、じゃと?
この愚か者がっっ!人に聞く前に投下をしてから意見を待てば良かろうが!
わ、儂がどれほどにお主の投下を待っておるか知りもせぬクセにっ!
こ、このような過疎スレには誰も来ぬと儂がどれだけ心を痛めておったかお主には分からぬであろうな!
(意訳)
投下を待つだけの身ではありますが応援します。
いつまでも待っています
48 :
43:2007/03/30(金) 02:30:30 ID:fWSAUcrt
お試し版というかなんというか。
超序盤部分だけですがひっそりと投下。当然エロはねえです。
つうか、こういう口調がババァ言葉になるのかという意見を聞きたいだけだったり。
残りは完結したら落とす予定。
49 :
43:2007/03/30(金) 02:31:14 ID:fWSAUcrt
「えーと、実習室、実習室は……」
四月の暖かい陽光の射す校舎の中、一人の少年が辺りを忙しなく見ながら歩いている。
彼の名は、佐伯 晶と言った。
華奢で小柄な体躯、中性的な顔、高めのテノールの声、そしてその名前のせいでしばしば女の子に間違えられたりするが、れっきとした男子の新入生だ。
彼がトイレに行っている間に移動教室で皆が実習室に移動してしまい、おかげで未だ右も左も分らない彼はこのように迷っていた。
「待っててくれないなんてみんな薄情だよなぁ……と、あの人に聞いてみるか」
晶が周りを見渡していると、少し離れた所に一人の女性がいた。
制服のタイの色を見るとおそらく先輩なのだろうが、次の授業に遅刻しかねない今はそんな事を構っている場合でもない。
「あの、すいません」
「む?」
声をかけられた女性が振り向きその拍子にふわり、と腰まで届く長く艶やかな黒髪が舞う。
まるで映画の1シーンのように美しい光景。
だが、それ以上に晶の眼を引いたのは、彼女の容姿だった。
(うわぁ、綺麗な人だ……)
制服の上からでも分る、ファッションモデルのような美しい体型。
陶磁器のように真っ白な肌。
人形のように整った美貌。
そして、強い意志を感じさせる瞳を宿した、切れ長の目。
「美しい女性」という言葉を体現したらこうなるのではないか。
そんな風にさえ思える美しさがそこにはあった。
「…………ッ!」
彼女の美しさに眼を取られていると、晶を見た女性が一瞬驚いたような様子を見せた。
「あの……僕が何か……?」
「あ、あぁ、すまぬの。と、突然声をかけられたので少し驚いただけよ。
ヌシの気にする事ではないから安心するがよい」
晶が声をかけると、女性が一瞬少しうろたえた様子を見せる。
「……それよりワシに何か用があったのではないか?」
しかし、すぐに気を取り直したのかコホン、と小さくわざとらしい咳をしながらそう問い返してきた。
その独特の古めかしい口調に一瞬驚いたものの、晶はすぐに本来の目的を思い出して答える。
「あ、すいません。実は実習室の場所がわからなくて迷っていて……よければ教えてもらえませんか」
「ふむ、左様か。実習室の場所はそこの階段を上がって……」
丁寧でわかりやすいその女性の説明を聞き、晶は目的地を把握すると笑顔で礼を言った。
「ありがとうございました。おかげで助かりました」
「べ、別に礼を言われるほどの事はしておらぬがの」
照れているのか、女性は晶から視線を外して少し顔を紅潮させる。
彼女のそんな反応を一瞬不思議に思ったが、すぐに気を取り直し再び礼を述べて実習室に向かおうとする晶に女性が後から声をかけた。
「あ、その……ヌシ、名はなんと申す?」
隠すような事でもないので、晶は笑みを浮かべて答える。
「佐伯……佐伯 晶です」
「そ、そうか。では晶、達者での。遅刻するでないぞ」
女性の奇妙な反応に小首を傾げつつも、時間に追われている晶は実習室に向かった。
──この出会いが、すぐに大きな波乱を生む事も知らずに。
50 :
43:2007/03/30(金) 02:31:53 ID:fWSAUcrt
その事件が起こったのは、昼休みだった。
「このクラスに佐伯 晶と言う名の学生は居るかの?」
扉が開け放たれるなり、落ち着いたアルトの声が響く。
「えーと……あそこにいるのがそうですけど」
クラスメートの一人が、昼飯を食べ終えまったりと駄弁っていた晶を指差す。
その瞬間にクラス内の視線が一気に集まって妙に恥ずかしい。
(あれ、あの人さっきの……)
指差された晶が思わず声のした方を振り向くと、そこに立っていたのは先ほど彼に実習室の場所を教えてくれた女性だった。
何の用なのだろう、と驚いて彼女を見ていた見ていた晶の目線が彼女の目線とふいに絡み合う。
晶がその照れくささで赤面していると、不意に彼女が微笑を浮かべながら口を開いた。
「ふむ、先ほどと同じこのドキドキする気持ち……本人のようじゃの」
明日の天気の話しでもするような、自然な調子で。
彼女はそんなとんでもない事を口にした。
今、この人、なんて、言った?
クラス中の人間が一様に耳を疑うが、彼らがその言葉を聞きなおす暇はない。
彼女は堂々とクラスの中央に向かって行き教壇の上へと登ると、その場から教室全体を見渡し語りかけ始めた。
「クラスの諸君。今より発表すべき事がある」
突然の出来事に教室全体がざわつく。だが、彼女はそれを意に介した様子もなく、宣言する。
──そう、それはまさに「宣言」であった。
「このワシ、九条院 瑠璃は佐伯 晶を愛する事に決めた。
以後、周りの者達も心に留めておくがよい」
瑠璃の宣言は教室中の全ての人間から言葉を奪う。
そして、その一瞬の沈黙の後。
学校全体を揺らすほどの驚愕の叫び声が響きわたった
51 :
43:2007/03/30(金) 02:41:34 ID:fWSAUcrt
とまぁ、さわりだけと言うか予告編と言うか。
エロはラスト辺りに入る予定。
……これババァ口調じゃねえよとか言われたら作品自体引っ込めますが。
ファッションモデル体型のババァですか〜GJ!!
ババァ口調とか詳しくは知らないけど、しっかり『ババァ口調』になってるし、別段は問題見当たらないんじゃないかな?
むしろ続きが早く読みたいですww
53 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 21:16:34 ID:7laK38qX
読んだ限りでは俺的に問題ないかと。
続き楽しみにしとります。
すまんあげてしまったorz
なんかいきなり皆沸いて出てきたな。嬉しいぜ
>>51 GJ!続きに期待大
56 :
43:2007/04/01(日) 00:04:15 ID:Dz+ieLrV
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『過疎気味のスレだからしばらく反応がないと思ったら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 一日も待たないうちに複数のレスが来ていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何が起こったのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 反応が早いだとかお前らババァ口調が好き過ぎだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしい住人の力を味わったぜ…
そんなわけで、現在ゴリゴリと続きを書いております。
遅筆なんで、本当に次投下できるのが何時になるかわからないのが心苦しいですがorz
ゆっくり、ゆっくりで良いぞ?苦しいなら
楽しみにして待つというだけで、急かせるつもりはまったく無い
ただ…過疎スレではあるんで作者書き逃げじゃないなら作成経過状況だけたまに書き込んでくれると嬉しい
非常にいい作品なだけに、焦って作ってもらいたくはないな(・`ω・´)
まったりとやって下せぃw
じゃが努々忘れるな、待つだけではならぬ。
スレには保守という書き込みが必要だということをの
ババァ口調で言われたら保守するしかないな
保守
隠れた萌え属性に気づかせてくれた>>43氏GJ
よし、保守する
43氏には気持ちよく執筆してもらいたいもんだ
64 :
43:2007/04/07(土) 06:27:46 ID:mx0tLpQt
保守してくれてる事に感謝して、続きを投下。
……今回もエロはありませんが。
次回こそ! 次回こそは!
65 :
43:2007/04/07(土) 06:31:11 ID:mx0tLpQt
「さて、どういうことだか教えてもらおうじゃないか」
その日の授業が終わるなり、クラスメイトの一人がそう言って晶に声をかけてきた。
「な、なんの話……」
「もちろん九条院先輩との事だ」
とぼけて逃げようとする晶に答えながら、その他の男子のクラスメイトも立ち上がった。
そして、声をかけてきたクラスメイトと共に壁を作るようにして晶の退路を塞ぐ。
その異様な雰囲気に思わず一歩後ずさった。
「事と次第によっては……」
クラスメイトの一人はそこまで言うと、拳に親指を立ててその指を下に向ける。
そしてその仕草に合わせるようにして、周りのクラスメイトたちも海外の「帰れコール」よろしく無言の足踏みを始める。
……正直言って、無茶苦茶怖かった。
「さて、佐伯くん。何があったのか教えてくれないか?」
あくまで、頼むような口調でそう聞いてくるクラスメイト。
だが、その眼は雄弁にこう語っていた。
──断った日には生きて明日の朝日を拝めると思うな、と。
「何があったもなにも……移動教室ではぐれた時に道を聞いただけ……」
「嘘をつくな」
晶の弁解はみなまで言う前に即座に断定口調で否定される。
「う、嘘じゃないって! 信じてくれよ!」
「……そうか、そうまで言いはるのならば仕方ない」
理不尽な誤解を受ける謂れはない晶は、半ば悲鳴混じりにそう叫ぶ。
だが、その言葉は決して聞き入れられない。
当然だ。彼等にとってこれは晶の言い分を聞く場ではない。
これは晶を断罪するための「宗教裁判」なのだ。
無言で一歩、また一歩と方位を狭めるクラスメイトたちに、晶は言い知れぬ恐怖を感じた。
だが、救いは思わぬところからもたらされた。
「ふふ、ヌシら、男の嫉妬は見苦しいぞ?」
からかうような声音がクラスメイトたちの後ろから響く。
彼らが声のした方向を向くと、そこには鞄を持った瑠璃が楽しそうな微笑を浮かべて立っていた。
殺気立った雰囲気を全く気にせず晶のいる方向に向かう瑠璃に、クラスメイトたちが呑まれたように道を開けていく。
「あ、九条院先輩……」
「瑠璃と呼んでくれんとは寂しいのう。ワシと晶の仲ではないか」
瑠璃の言葉を聴いて、周りのクラスメイトたちの殺意が質量すら持った気がした。
……わざとやっているのではないか、などと晶は思わず邪推せずにはいられない。
「あ、そ、それで、その、うちの教室に何かご様ですか、先輩」
晶が誤魔化すように焦って問いを発すると、瑠璃は少し拗ねたように答えた。
「ヌシと逢瀬を楽しもうと誘いに来たのよ」
倍増した殺意と、非常に返答に困るその言葉に思わず言葉を詰まらせる晶。
すると、瑠璃はその沈黙をどのように解釈したのか、言葉を続けた。
「まぁ、ヌシが見られる方が好きと言うのならワシも……」
殺意の倍率ドン、さらに倍。
「と、とりあえず出ましょう、先輩!」
晶は瑠璃の言葉を途中で遮ると、片手に自分の鞄、もう片方の手に瑠璃の手を掴む。
そして、道を塞ぐクラスメイトをはねのけて、色々な意味で居づらい展開になってきた教室から逃げ出した。
瑠璃は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに晶の歩調に合わせて走り始める。
逃げ出した教室から、クラスメイトたちの凄まじいまでの怒号が背中に響く。
「ふふ、中々に積極的よの、晶」
そんな状況だというのに、微笑を浮かべてそんな言葉を発する瑠璃を見て。
(この人、絶対分かってやってる!!)
晶は思わずそんな風に思わずにはいられないのだった……
66 :
43:2007/04/07(土) 06:32:15 ID:mx0tLpQt
教室での騒動から少し経って。
晶たちは駅前の小洒落た喫茶店にいた。
「…………」
「晶。いつまでもそうむくれておるものではないぞ?」
テーブルを挟んだ向かいで紅茶とケーキを悠然と楽しむ瑠璃をジト目で見ていた晶がそうたしなめられる。
「ほれ、なんならワシの分も少しやるぞ?」
瑠璃はそんなことを言いながら、ケーキの切れ端をフォークに刺して晶に突きつける。
「ケーキで機嫌とるって小学生かなんかですか、僕は……」
思わず、疲れた溜息を吐く晶。
とはいえ、瑠璃の言うとおりいつまでも怒り続けていたところで事態が好転するわけでもない。
そもそもにおいて、この騒動の「原因」を解き明かさない限りは似たような騒動が続くに決まっているのだ。
だから、晶は一番大きな疑問を彼女にぶつける事にした。
「なんで、僕なんですか?」
「む……?」
質問の意味が掴めなかったのか、紅茶を飲んでいた瑠璃が小首を傾げる。
「先輩が僕を選んだ理由が、分かりません」
しっかりと瑠璃の眼を見据え。晶が瑠璃に問う。
瑠璃の様な美人が出会ったばかりの晶を好きになる理由などな以上、晶の疑問は当然と言える。
更に言えば瑠璃が何がしかのよんどころのない事情であのような行為に及んだのではないか、そうとさえ晶は考えていた。
「ふうむ、正直に言えばの、ワシにも分からん」
だが、瑠璃から返ってきたのはそんな答えだった。
瑠璃は唖然とする晶を尻目に、優雅な仕草で紅茶のカップを置きながら続ける。
「晶の笑顔が美しかった、柔和な雰囲気に癒された、理由を探せばいくらでも出てくるがの、どれも確たる理由ではない。つまるところ──」
瑠璃はそこで言葉を切ると、満面の笑みを浮かべて、言った。
「一目惚れ、と言うやつよ。
或いは、こうも言い変えれるかの。ワシはヌシの全てを選んだ、とな」
「────────ッ!」
無邪気とさえ言える純粋な笑顔を浮かべて放たれた言葉に、晶は思わず顔を火照らせる。
「どうじゃ、晶。ワシと正式につきあう気は、無いかの?」
「あ、いえ、その……」
追い討ちをかけるような瑠璃の問いに、思わずしどろもどろになる晶。
流されるまま、思わず首を縦に振ってしまおうとした瞬間。
唐突に後ろから、低いベースの声が響いた。
「瑠璃お嬢様。お取り込み中のところ申し訳ありません」
晶が声のした方向を向くと、そこには壮年の大男が立っていた。
「……金剛。いかにヌシでも、事の次第ではただでは済まさんぞ」
「私としても、お嬢様を応援したくはあるのですが……お父上がお呼びです。火急の用との事で」
その言葉を聞くなり、先ほどまでのからかうような、それでいて弾んだ声とはうってかわっって、疲れたように瑠璃が大きく一つ溜息をつく。
「ふぅ……『また』か……、あの方も困ったものだの。ヌシもそう思わぬか、金剛」
「私からは何とも申し上げられません。私は一介の従者に過ぎませぬ故」
「意地の悪い質問だったかの。まぁよい。すぐ行くと父上には連絡を入れておくがよい」
金剛と呼ばれた壮年の男性は「了解しました」と一言答えると、颯爽と店の外に消えていく。
晶は、と言うとあまりの展開についていく事ができなかった。
それを知ってか知らずか、瑠璃は心底残念そうな口調で言った。
「まことに残念じゃが、今日はここでお開きという事になりそうだの。
だが、最後の質問の答えは待っておるぞ。
……できればよい答えの方を、の」
一人店に残された晶は、仕方なく残った紅茶を啜る。……完璧に入れられた筈の紅茶なのに、妙に苦く感じられた。
67 :
43:2007/04/07(土) 06:35:44 ID:mx0tLpQt
今回はここまで。
これで予定分量の半分くらいだから、次回で完結する……筈。
少なくとも、次回は必ずエロ入れますorz
GJ!!
ワクテカして待ってます。
いつまでも待ってます。
あー狼と香辛料、貸したら帰ってこない。
もう一度読んで書きたいのに
69 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 20:11:26 ID:LcodWFA/
>>67 GJ!週末の夜を夜勤で過ごす俺に強い味方が投下されて嬉しいぜ
どうせ過疎スレ焦らずマイペースで好きようにやればいいよ
話つくんのは風呂とかトイレで妄想はしらせてる時に楽しくやりゃあいいよ
仕事じゃないんだぜ?
>>67 Gj〜!
次回最終回か…(´・ω・`)
いい話なだけにもっと読みたかったが…
それと随時ホシュしてスレが消えないようにするから
>>69さんの言う通りにゆったりとやってな
保守
保守
ホシュ
74 :
金と黒:2007/04/13(金) 13:55:16 ID:QL9B52zS
導入部だけですが投下します。
エロ無し、ロリです。
こんな早朝に僕を起こそうとするのは誰だろう。
それは幼なじみの水口風香(みなぐちそよか)だ。風香は布団から出ようとしない僕を引き剥がそうとしている。
「風香…、なぜ僕を…起こすのだ…」
「ななちゃんが寝てるから」
「…あと二時間待って……がふっ!?」
眠気を吹き飛ばすパンチが僕の頬に炸裂する。彼女は悪意の欠片もなく、『僕が起きる』という理由だけで僕を殴る。
「起きた〜?」
「……はい」
痛む頬を撫でながら、寝起きの瞳で幼なじみを見た。
いつもと同じ、脳天気な笑顔。いつもと同じ、小柄な体。いつもと同じ、巫女服。
どこから見ても、僕――名取七海(なとりななみ)の幼なじみにして同級生、風香だった。
「じゃあ〜、早く立って」
差し出される小さな手を握り、起き上がった。
時計を見れば六時過ぎ。
「……少し、早いんじゃないか…?」
「朝練があるって言ってたでしょ? 私もあるから一緒に行こう〜」
何が嬉しいのか、風香はへらへらと笑顔を浮かべ退室する。男子や一部の女子から『神秘的』と称される美貌も形無しだ。
神社の娘とはいえ、ただの天然をそこまで良く言えるよな……着替え終わる頃には頭もしっかり働いてきた。
……さあ、急ぐか。
75 :
金と黒:2007/04/13(金) 13:57:33 ID:QL9B52zS
僕は全力で学校への道を走っていた。
ちなみに風香は、僕よりもずっと前を走っている。玄関で、「全力で行くぞ!」と言った僕が悪いのだが…手加減してくれてもいいじゃないか。
「ななちゃ〜ん。ゆっくりしてないで本気で走って〜」
ハア……あのバカ体力め。
喘ぐ僕は両足を引き、やっとの思いで校門に着いた……。そこでは、長い黒髪の少女と金髪の少女が楽しそうに話していた。
「…水口も朝練なのじゃな」
「はい〜。試合も近いですから」
「我が巫女クラブは全国的にも強豪じゃからな。練習は大変じゃろう」
「大変ですけど〜楽しいですから〜」
「頑張るのじゃぞ。……おお、名取〜」
風香よりも小さな金髪の少女が僕に向かって嬉しそうに手を振る。
流れるような金の髪に大きな碧眼、人形のように整った顔と、制服の袖に指が隠れるほど小柄な体には一部男子の熱狂的信者がいると言われる……彼女が料理部部長、エメレンツィア・ゴッテスアンベーテリン先輩だ。
「ななちゃん遅いよ〜」
「名取! 約束の時間は九十秒も前に過ぎておるのじゃが……」
先程と変わって、冷ややかな目で僕を見上げる。部長として、時間に遅れた部員には厳しい態度をとろうというのだろう。
76 :
金と黒:2007/04/13(金) 13:58:49 ID:QL9B52zS
頬を膨らませて怒る部長は可愛いが、笑うわけにはいかない。
「す、すいません…寝坊、しちゃって…」
僕の言い訳に風香が余計な補足をする。
「わたしが起こしにいくまでぐっすりでした〜」
「水口に起こされたじゃと!? お主は……。もういい、嫌ならば帰って眠ればよいじゃろう!」
言い捨てると僕に背を向け、校舎へ歩き始めた。僕は部長を追いかけようとして……。
「アッ―!」
「な、なんじゃあぁぁ」
足がもつれてしまって転んでしまう。それも、部長を巻き込む形で。
「いたた……」
どうやら部長を押し潰すことはなかったようだが、部長の手を押さえつけて後ろからのし掛かった体勢になっていた。
「〜〜〜〜!」
部長も自分の姿に気が付いたようで、僕を振り解こうとするが体格で劣る部長ではびくともしない。むしろ密着して動き回るお尻が、僕の股間に心地よい刺激を……。
「は、早く退くのじゃ!」
そう言われても足に力が入らない。業を煮やし、動きを激しくする部長とますます密着し――、急に体が軽くなった。
「ん〜。お楽しみは次の機会に、ね」
暢気に声を掛ける風香の右手、そこに握られた箒の先に僕は吊されていた。
77 :
金と黒:2007/04/13(金) 14:02:58 ID:QL9B52zS
「いくら部長ちゃんが可愛くても、人前で押し倒すのはダメだよ〜」
軽く言うと、手首の返しだけで僕を校庭に投げ捨てる。
「じゃ、わたしは部活に行くね」
身を起こした部長とまだ立ち上がれない僕を置いて、あの女は鼻歌を歌いながら去っていった。
朝練と言っても、ただ朝食と弁当を作り部長と食べるだけの朝食会だ。
「ふむ。腕を上げたようじゃな」
味噌汁の味を見た部長が僕に笑いかけた。
「一年前は出汁も知らん小僧じゃったのに……」
「部長のおかげですよ」
嘘ではない。焦げた目玉焼きでも美味しいと言う風香や不味いと料理をぶちまけるアイツとは違い、部長は足りない所を指摘してくれる。そのお蔭で何とか食べられるようになったのだ。
「でも…、なんでこんなに教えてくれるんですか?」
エプロンを脱ぎつつ、以前からの疑問を投げかける。入部当初から部長は僕に色々と教えてくれた。朝から料理を教えてくれるし、失敗しても怒ったりはしない。
僕の疑問に部長は、驚いたような悲しいような表情を一瞬だけ浮かべた。
「何故、じゃと? そうじゃな……お主の側にいたかった、というのはどうじゃ?」
軽く目を伏せた部長の、白い頬が少し染まりながらの言葉だった。
今回は終了です。
新たな職人さんGJ
GJ!
やはりババァ言葉キャラは先輩とか支配階級がよく似合うな。
続きをワクテカしながら待ってるぜ
狼と香辛料スレ立ったな
>>78 GJ!
チビなのに背伸びしてる可愛いさがあり、それでいて秘められた陰もどことなく漂わせてて
やっぱチビにババア口調って良いな
火曜と金曜の夜はふたばの文字コラスレでババア言葉コラを楽しむのだ。
保守してくれるわ
保守る
「全てを識るが故に、吾は語る事なく保守をしよう」
86 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 09:47:27 ID:OoLJEiqM
やれやれ。少し眠りすぎたかのぅ。
いや、まだのようじゃ。
保守をしながらもう一眠りするかの。
87 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 22:46:52 ID:GSNwkBaA
敬老パンクあげ
……ほ、保守…
ほっし
90 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 05:41:30 ID:pAoc1909
ほし
時代劇のお姫さんなんてババァ言葉多い気が
92 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:40:58 ID:527k8RsL
ほし
93 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:45:39 ID:oy3aQh6O
おお、まだ生きてたのか。
保守保守。
ババァ言葉と聞いてイングリット思い出したんだが、マイナーか?
幻水はババア言葉の女キャラが多いな
ババア言葉を書こうとしたら単に語尾が「じゃ」なだけの姫になってしまう。
つ[一人称に「わし」]
われ
おぬし
>>96 一人称だと「わらわ」もあるな。
あと、語尾も「じゃ」「〜かの(よの)」「〜でなかろ」とかナチュラルに偉そうな感じだと良い感じだと思う
>>99 それでもババア言葉の範疇でよかったのディスカー。
てっきり別物だと思って別スレにロリババア書いていた……。
>>96 主人公を罵倒する際には「うつけ」「たわけ」。
「バカ」「アホ」を用いる場合、表記は「莫迦」「阿呆」。
ババァ口調なキャラとは“形”ではなく、気高く強くあろうとする“心”が重要なのだと適当な事を言ってみる
ウホッ
>>103 よ、よう。いい体してんな。お、お、俺と爽快なホモセックスでハメ狂わねえか?
<ばばさまのぷれぜんと>
「ばばさまー、ばばさまー!」
学校が終わったのだろう。
ゆう坊がわしの土蔵に駆け込んできた。
狭くて急な階段をどたどたと音を立てて登ってくる。
登りきったところを待ち構えて──脳天に拳骨。
「いたーいっ!」
頭を抱えて泣きべそをかくゆう坊を、わしは睨みすえた。
「ばばさまではない。姉さまと呼べといったはずじゃ!」
「だって、ばばさまはうちのおじいちゃんよりずっとずっと年上なんでしょ?
だったら、やっぱりばばさまだよー」
ええい。
座敷童子のわしに、なんと無礼なことをいうわらすじゃ。
もっとも、本屋敷の奥座敷が空襲で焼け落ち、土蔵に住むようになったわしは、
外見(そとみ)は変わらぬが、中身は少々変わってきたような気がする。
ひょっとしたら、わしはもう座敷童子ではない、別の妖怪なのかも知れぬ。
だいたい「わし」などということばなど、それまで使っていなかったのでのう。
「で、何用じゃ、ゆう坊?」
わしは土蔵の主の一人息子を眺めた。
なんとまあ、父親や祖父やその先祖たちの子供の頃と同じ姿かたちであることよ。
今は髯など蓄え、旧家の当主として威張ったなりをしている男どもの
可愛かった在りし日を思い出して、わしはゆう坊に悟られぬように微笑した。
「えっとね。今日、僕、お誕生日!」
「ほほう」
「お誕生日!」
「それは、今聞いたぞ」
「……お誕生日……」
同じ言葉を繰り返しながら、ゆう坊はだんだんと元気がなくなってくる。
なんじゃ、どうしたのじゃ?
「ゆう坊、どうした?」
「……プレゼント、ないの……?」
「ぷれぜんと……?」
「……バースデイ・プレゼント……」
「……ばあすでい・ぷれぜんと?」
聞いたこともない単語が飛び出てきて、わしは混乱した。
「お誕生日の贈り物!」
ゆう坊は意を決したように言った。
「むむ、年を取ったことの祝いと言うことかえ?」
「うーん、たぶん、そう」
「それなら、お年玉をやったじゃろう」
正月を迎えると、みな数え年で年が増える。
それを祝うのも正月とお年玉の意味のひとつだ。
じゃが──。
「それはそれー! お誕生日はお誕生日―!!」
<しんちゅうぐん>が持ち込んだ風習では、
歳を取るのは正月ではなく、誕生日を迎えた日であるようじゃ。
たしかに、数え年では大晦日に産まれた子は、
産まれて二日で数えの二歳になるから、一月に生まれた子に比べて不公平といえば不公平になるわ。
しかし──。
わしは腕を組んで考えた。
正月のお年玉の時は、わしも前々から準備しておったので問題がなかったが、
今はあいにくと持ち合わせがない。
座敷童子のくせに、と言うでない。
座敷の代わりに土蔵にこもるようになってから、財を成す力はのうなってしまったわい。
ま、代わりに「物を守る」力は上がったようじゃがな。
さて、さてどうしたものか。
わしは、こちらを見上げながら期待に目を輝かせているゆう坊を見た。
ふと、思いついたことがある。
身も心も幼い女であった座敷童子のころには思いつきもしなかった解決法。
「ふむ。……<ぷれぜんと>は、わし自身じゃ。
ぬしに、女子と言うものを教えてつかわす。ゆう坊、こちらの褥に来よ……。」
和服の帯を解きながら、わしは舌なめずりをした。
エロなしですみません。
すごく・・・続きが見たいです
109 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:16:37 ID:dn+0EhWY
やたー!ゲーパロ専用様がキター!
>>107 ここまで書いて続きを書かぬとは罪というものではないかの?
保守
保守
実はババア言葉って…
広島弁じゃね
>>114 んなことないけぇのぉ←これが広島弁
俺としてはかなり違うと思うが。
そうじゃの
>>114 おみゃあ……。
なに、たぁけた事言ってるだ。
方言は惨事、ババァは虹だら……。
常識的に考えて……。
広島はどちらかというとジジイ言葉のショタだな
いたいけなスモック着た男の子の一人称が儂で日常会話なんて日本昔話の世界だぜ
おめぇら、でぇれーかっぺなんなwwwwwww
先に広島の方々には謝っておく。スマン
広島弁の女は田舎者ってイメージしか浮かばない
ババァ言葉の女は上品を斜め方向に突き抜けたイメージだ
広島弁単体ならヤクザ映画しか思い浮かばんわ
つカバチタレ
なに、そのTSドラマ。
俺は広島弁はだしのゲンしか思い浮かばなかった
<ばばさまのぷれぜんと> つづき
「え……と、恥ずかしい」
ゆう坊が、もじもじと躊躇しておる。
「恥ずかしがることはない。大人になれば誰でもすることじゃ」
「えっと、僕、まだ子ども……」
「うるさいわい。さっさと脱がぬか、ほれ!」
業を煮やしてわしは手を伸ばした。
どうもこの家の男どもは、肝心なときに弱腰じゃ。
この子の祖父など、初夜の時に……。
ああ、いやいや。
座敷童子の頃、奥座敷で見聞きした事を思い出してしもうたわい。
あの頃は、わしはわらすの妖怪であったから、
おのことおなごの密かごとは見ても聞いても、
何のことじゃかよう分からぬでおったが、
こうして蔵童子に変わってからは、
それがどういうことか、よっく分かるようになってしもうた。
多分それは、この土蔵が、代々の当主が蓄えてきた
「春画」を収めるための蔵であったせいじゃろう。
わしはそれを守るようになってから、どうにも身が火照ってならぬ。
妖怪は、棲家によって中身まで変わってしまうのじゃ。
じゃとしたら、わしが淫心を抱いてしまうようになってしまったのは、
この子のおやじ殿とか、おじじ殿のせいということになる。
ゆう坊に、たんとその償いをしてもらっても、バチは当たるまいて。
わしは、そうつぶやいて、ゆう坊のような
年端もいかぬ男の子に手を出すことに心の折り合いをつけた。
「ばばさま、だめだって」
「姉さまじゃ、と言うておろうに」
どうにも、この「半ずぼん」というのは脱がしにくい。
着物なら、帯を解いてさるまたを下ろすだけでよいのじゃが、
この「ちゃっく」とやらが曲者じゃ。
わしは大儀な思いをしながら、ようやくゆう坊の下半身を裸にした。
「おお、なかなか立派ではないか」
ゆう坊のまら様は、この歳の男(おのこ)のものとは思えぬ。
「やだ、恥ずかしい」
ゆう坊は手で隠そうとするが、わしはその手を押さえた。
「ふうむ、ふむふむ」
毛が生えておらぬことをのぞけば、大きさと形はまことに大したものじゃ。
わしはすっかり嬉しくなって、それを撫でたり擦ったりした。
「ば、ばばさま、なんかこれ……」
ゆう坊の息が荒くなる。
「どうした?」
「なんか……変な感じ……」
「それはゆう坊が男(おのこ)の証しじゃ。ゆう坊は今に立派な男になるぞ」
「そ、そうなの?」
「そうじゃ。大人になって、嫁取りをして、たくさん子どもを作る男になるのじゃ。
だが、それには、ここから精を放てるようにならねばならぬ」
「精って、おしっこのこと?」
「ちがうわ。もっと白くて、どろどろとして、女(おなご)を狂わせるものじゃ」
「そ、そんなの出したことないよう……」
「大丈夫。こうしてこすっておれば、すぐに出てくるぞ」
「えっ…あっ……、ばばさま、止めて、止めてっ、なん、か……来るっ!?」
ゆう坊が叫んだが、わしは手を止めずに、まら様を嬲り続けた。
身もだえしたゆう坊は、わしの手で、初めての精を噴き出した。
暗い土蔵の中で、鮮やかに白い汁が飛ぶ。
わしの顔にまでかかったそれを、わしは指で救ってなめ取った。
「ふ、ああ……な、何これ……」
「これが、ゆう坊の精じゃ。ゆう坊は、立派に男になれるの」
「そ、そうなの?」
「そうじゃ。――おお、元気なこと。
出したばかりなのに、またまら様が勃ってきおったわ」
ゆう坊は恥ずかしそうに身をすくめたが、股ぐらの間の男根は、
覚えたばかりの快感をもとめてまた鎌首をもちあげてきおった。
「だって、ばばさまの裸を見てたら、なんだか……。
女の子の裸なんか、川遊びでいつも見てるのに……」
ゆう坊、助平の血が目覚めてしもうたの。
「ふふ、ならば、もっとよいことを教えてつかわす」
わしは、ゆう坊に床に寝転ぶように命じ、その上に乗った。
「ばばさま……?」
「よいか、ゆう坊。これが女(おなご)のそそというものじゃ。
この中にな、ゆう坊のまら様を入れると、それはそれは気持ちよいものじゃぞ」
「本当?」
「ふふ、確かめてみよ。それ」
わしは自分の入り口にゆう坊の硬い先っぽをあてがい、腰を沈めた。
土蔵のどこかにある春画に、そっくりのものがあったはずじゃ。
なるほど、これはこういう感じであったのか。
ずぶずぶとゆう坊が身体の奥に入り込む感覚に、
わしは不覚にも声を上げて悶えた。
「うあっ、ば、ばばさま……!」
ゆう坊が甘い悲鳴を上げて身を捩った。
「ふむ。ゆう坊、下から突き上げるのじゃ!」
「は、はいっ、ばばさまっ!」
「おお、よいぞ、よいぞ。ゆう坊!」
「ばばさまっ、僕、またっ……」
「が、がまんせい、ゆう坊、もう少しでわしはっ……」
「ううーんっ……」
ゆう坊は、顔を真っ赤にして堪えている。
わしは腰を振るのを激しくして、昂ぶりを勧める。
ゆう坊のもわしのも、毛のない下腹は、餅のように柔らかく、
互いの肉を直に触れ合わせる。
それは、たわしのような強(こわ)い毛の生えた遊女や男客が描かれた春画にはない、
もっと淫らな肉のふれあいじゃった。
「あ、もう、もうだめぇっ!!」
ゆう坊が甘くかすれた声をあげた。
わしも、それで「いく」ことが出来ると悟って、ひときわ深く腰を沈める。
「よいぞ、わしの中に出すのじゃ」
ゆう坊の声を唇ごとなめ取るようにして、わしは口吸いをした。
「!!!」
声なき声をあげながら、ゆう坊はわしの中にたっぷりと精を放った。
──いとおしや。
「ばばさまー、ばばさまー!!」
どたどたと階段を登ってくる音がする。
待ち構えて、脳天に拳骨──をふたつ。
「いたーい!」
「いたいー!」
あたまを抱えたのは、ゆう坊……と、同い年くらいの女童(めわらべ)。
「誰じゃ、おぬしは」
「ええとね、同じ組のみっちゃん」
「美代です」
「……みっちゃんね、今日、お誕生日なんだって! だから……」
「よ、よろしくおねがいします!!」
ゆう坊にさんざん話を聞かされたのだろう、おとなしそうな顔が
興奮と緊張で紅くなっておる。
やれやれ。
あの日以来、いつのまにやら、わしは、
<お誕生日に気持ちいいぷれぜんとをくれる妖怪>にされてしまったようじゃわい。
「……ま、それもよいがの……」
わしは舌なめずりしながらみっちゃんとやらの服を脱がし始めた。
FIN
オチの子供たちの無邪気さに噴いたwww
てっきり子供相手に大人気なく修羅場にもつれこむかと思った
なんか昔話的なほのぼの(エロ一直線だが)ラスト良かったです
ゲーパロ専用様乙でした!
GJです!!
131 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 05:02:34 ID:WM++/WlL
神が舞い降りた
保守
最近ババァ言葉風のキャラが結構増えてる気がするとか思いつつ保守
ババァ言葉+ロリ+実は高年齢
ってバリューセットみたいなもんだしね
ババァ言葉でロリだとギャップ
見た目ロリだが高年齢でサプライズ
すばらしいセットだよな
だが俺はロリではなく20代後半でいい
フライヤ
三只眼・・は外見が若いか
保守
保守するかの
ほ
保守
142 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:52:43 ID:A6VNviJt
ほ
フライヤ姉さん
シャオムゥ
保守
エクソダスギルティのアクアとか
スペクトラルソウルズのル・フェイ
ひまわりのチャペルできみとのエステリアもそうっぽい
聖剣伝説2のルサ・ルカ様
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:44:31 ID:1KgjAJU6
保守age
ババア結婚してくれ保守
じゃが断る!
圧縮回避です、お婆様。
156 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 22:47:33 ID:H1o/blrY
ニャ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ン!!
保守しようかの
誰ぞ儂を楽しませてくれる者はおらんかえ
皆、儂を措いて何処へ行ってしまったのじゃ……
ずっと側に居続けるために不死の秘法を探しているのですよ
あなたにとっては線香花火のような我々では涙を拭うハンカチを差し出す事すら躊躇われるのですよ
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 18:34:35 ID:P+J7TkJF
書く人がおらんのじゃ
うん、書いてるよ。書いてるんだ。
進まないだけさ…
保守じゃ
保守させていただきます主様
165 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 09:57:54 ID:lZAzlWfn
サッチャんハネ、コウツウジコデハネラレタ・・・ダカラカオガトレテドッカ
トオクヘトンデッチャッタ♪このスレを見た人はさっちゃんが0時に行って
あなたの首をかまで切り取っちゃうよ♪いやならさっちゃんが行くまでに
3ヵ所のスレに書いてね♪
166 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 10:55:03 ID:bfybh+Nn
聖剣2にでてくるな
あとビスケは?
FF9のフレイヤ
ケモナー専用だが
168 :
167:2007/08/27(月) 23:16:08 ID:cPA3nzAF
名前間違え…('A`)ウボァー
戦国無双2猛将伝の店頭デモを見たんだけど
ガラシャって新キャラがそれっぽい喋り方してた
「ババァ言葉」ではなく、
「古風な話し方」もしくは「姫言葉」と言ってほしいものじゃのぅ。
それと、一人称は「わらわ(妾/童)」というのが正道じゃな。
この言葉の意味は「結ってない髪で失礼します」という上品な表現が含まれるそうじゃ。
>童
かむろとも読むな、そのままわらべの事じゃの。
「結ってない髪で失礼します」って言うのは「髪も結えない若輩者が」って事じゃ。
下の毛も生えそろわぬ「ろりぼでぃ」で悪かった喃。
保守代わりに。
エロなしで、オチなし。恋愛要素すらありません。
「んーっ……。いやあ、い〜い日差しですねぇ。こんな日に外で汗をかくのもまた一興、と」
いやあ、本当にいい日ですねえ。
秋の終わりらしく天高く馬肥ゆる、と浅学ながらも慣用句を呟きたくなりますな。
――――なんて、現実逃避にも限界があるんですよね。
……そろそろ収穫の祭事。
僕らの仕事の中でも、とりわけ重要なイベントな訳で。
その準備をする為にもとりのあえずは境内の掃き掃除をしなければならない訳なんですが。
まあ、一番の問題は。
「……まあ、当然の如く人が足りなすぎるわけでしてね」
はあ……。
ああ、先代〜……。
こんな田舎の神社で求人なんて望めるはずもないんですから、せめて季節ごとのマニュアルでもくださいよう〜……。
婿養子取るなりいきなり姿くらますって言うのは少々冗談がキツイですって。
確かに僕は神道研究の学徒だった訳ですけど、逆に言えば経営とか経済についてはこれっぽちも分かりやしないんですよぉ……。
頼みの綱の奥さんは、無理がたたって寝込んでしまいましたし。
あんな気の弱い子にこれ以上の労働はさすがに……ね。
ご両親の豪快さの一部でも受け継いでくれればよかったんですけど。
……そもそも、あんな仕事をあの子一人に押し付けてるのはどうかと思うんですが。
もう一回、溜息が……。
はあ…………。
「……ハアハアハアハア騒々しいわっ! 結納済ませたばかりなのは分かるがの、少しは場所を考えて淫行に及んでもらいたい所なんじゃがな」
……淫行、ねぇ。
せっかくの新婚状態なのに、そういうコトに及べるような状況を作り出せない第一の原因が何を言っているんですかって怒鳴りたい所ですよ。
そのこと分かって……言ってるんでしょうね、間違いなく。
ねえ、
「穂積姫さま……」
「かんらかんらかんらかんら!
まぁったく、お主は枯れとるのう。血気が足りんわ、最近の若者は!」
穂積姫。
僕の目の前にいる人は、院生だった頃の僕の研究対象であり、現信仰対象と言うことになるんでしょうが。
――――全く敬意が湧かないのはどういうことなんでしょうかねえ。
いやまあ、140pにも満たない身長に童顔、ポニーテールのおさげなんて見れば子供にしか見えないのもあるんでしょうが、童神というのは珍しくもないですし、それはさほど。
そもそも宙にぷかぷか浮いたり半透明になれる時点で、見た目の印象はそんなに問題ではなくて。
まあ、何より問題なのは、
「そうそう禰宜よ。
――――今週のジャンプをさっさと買ってきてもらいたいところなのじゃがなあ。
わしは退屈で退屈で、ここら一帯のものを祟り殺したくなる寸前なのじゃぞ」
……この神様がここ数年で思いっきりニート化していることだと思うんですが。
「……えーと、あのですねえ。
実体化できるんですから、ご自分で買いに行かれるという選択肢は……?
あと、あなたは豊穣神であって祟り神じゃないですよね? 出来ないことを口にされても……」
――――我慢、我慢。
一応この地方の土地神様なんですから、押さえて押さえて。
「黙れ。今はちょっと手が離せんのだ。
わし等のパーティに喧嘩を売ってくる阿呆なPK集団がおってな、わしの99レベ最強サモナーのベリアル召喚で叩き潰す為に待ち伏せしておる所なんじゃ。
――――この機を逃すと制裁を加えられん。
ああ、ついでにアイスも買ってきとくれ。もちろんダッツでな」
……ああ、いつから神がネトゲ廃人になる世界になってしまったんでしょうか。
しかもジョブは悪魔召喚師に。
こんなお方のお世話を何年も専属でさせられてた妻の身になると、うう、涙が……!
只でさえ忙しいんですけど、もう穂積姫さまは本殿の中へ。
……仕方ない。買いに行くしかなさそうですね……。
下手に機嫌悪くさせると、冗談抜きに農家の方に迷惑かかりますし。
……あの中に最新ゲーム機や漫画が大量に置いてある事実を知ったら、農家のお爺さんお婆さん方は卒倒するでしょうねえ。
見たいような見たくないような。
……ああ、僕の思い描いていた八百万の神々は、こんなんじゃなかったのに。
以上、これだけです。
今の世に神様がいたらどうなるのかな、という思いつきだけの代物ですねえ……。
続きwktk
179 :
178:2007/08/31(金) 23:26:36 ID:rWbcOh4q
>>177見落としてた
また何か思いついたらSS投下して下さい
いつでも待ってます
保守じゃ
このスレを落としてはならぬぞ
ええい!
此処に居るのは妾だけか!
いるぞーノシ
援護
保守
保守
保守
保守
保守
保守ばかりが続くのう
保守
192 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:26:35 ID:0cLlQb2a
保守
タイトルがわかりづらいからな〜。
保守
保守
保守
禁断少女スレによさげなのがきてるね
読んで来た。
禁色情狂婆少女wwww
そろそろ圧縮の時期じゃのう
というわけで保守じゃ
保守
圧縮回避しておくかのぅ
保守
保守