じゃあ俺はクロノクルセイドの(ry
ほしゅ。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´・ω・) < ♪ まだかな、まだかな〜 花の名前の人まだかな〜
( つと ) \_______________
と_)_)
「あなたも、ですか?」
憂いを灯した瞳で見つめられ、僕は焦った。
このシスターが小百合さん本人にしろ、面影が似てるだけの別人にしろ、突然呼び掛けたのだ。
何らかの不信感を抱かれたに違い無い。ストーカーとか。
「えっ、あのっ、すみません。つまり、僕は栗津で…その、あなたと似た人を」
咄嗟に思い浮かぶには訳のわからぬ言葉ばかり。
彼女は「栗津」と僕の言葉を復唱する。その表情は変わらない。
「生駒小百合さんですよね?」
僕は恐る恐る彼女のフルネームを口にする。
ほんの少し、彼女の口角がゆるむ。
「ええ」
人違いじゃなかった!僕はほっとする。
だが、相手が僕のことを恐らく知らぬ以上は怪しくない程度に釈明せねば。
「よかった、やっぱり小百合さんだったんだ。僕は実は」
「言われなくてもわかってますから」
へ?
僕の思考はぴたっと止まった。わかってる?なんでだ?
「こんな格好をしてても許してもらえるわけじゃないってことも」
胸に置かれた手の下に隠れる銀の十字架。
「ここに移ったのは別に逃げてきたわけじゃないけど、やっぱりわかるんですね」
十字架を握りしめる手の甲にはうっすらと筋が浮き立つ。
この目の前のシスターは僕の憧れだった小百合さんその人に間違いない。
なのになんだかおかしな方向に話が進んでるようだ。
仮にも聖職者を前にしているのに、諭されるどころか逆に非行少女を補導している気分だ。
さっさと軌道修正しなければ感動の再会どころではなくなってしまう。
状況を打開しうるであろう天の声は背後から降ってきた。
「あら、リリーさん。まだこんなところにいたの?」
声の主を捕らえるやいなや、青ざめていた小百合さんの顔にぱっと灯が灯る。
振り返った先にいたのは小百合さん同様、黒の衣装に身を包んだシスターだった。
「マザー!」
小百合さんはそのシスターの元へと駆け寄る。
小百合さんより大分小柄で、恐らくかなり高齢と見えるそのシスターは、小百合さんと何か言葉をかわした後、ゆっくりとした歩みで僕の元へとやってきた。
小百合さんもそれに付き従う。
「あなた、栗津からいらしたそうね。初めまして、私はこの子の、そうね、後見人と言ったらいいのかしら。私はヘレンというのよ。マザーヘレンと呼ぶ人もいるわ。あなたのお名前を伺ってもいいかしら?」
年老いたシスターはにっこりと僕に微笑みかける。
間近で見て気付いたのだが、白い眉毛のしわしわのおばあちゃんながらその瞳は日本人にはありえない色、ビー玉のような碧だった。
元々どこの国の人かなんてわからないけど、この流暢な日本語から察するにかなりの年数日本にいるんだろう。
「えっと、僕は柳瀬と」
「そう、柳瀬さんというのね。この子にお話が会ってはるばるいらしたんでしょうけど、今日は私達大事な用があるの。だからできればこんな場所じゃ無くて、そうね…」
がさごそと鞄をあさり、何かのパンフレットと思しき紙を取り出した。
紙面を見た小百合さんが一瞬顔をしかめたように見えた。
『夕凪の家 ふれあいマーケット』
ボランティア団体主催のバザーや金魚掬い大会。
僕に参加を促しているんだろうか?
「これは?」
「ふふ。楽しそうでしょう?あなたもよかったら是非いらして。子供達も頑張ってるんです。」
「はあ」
僕が興味があるのはバザーやらお祭りやらではなく、久しぶりに会った小百合さんなのだが。
その小百合さんはマザーヘレンの登場以来ほとんど口を開いていない。
マザーはにこやかに話を続ける。
「裏に電話が載ってるでしょう?住所も。」
マザーに言われ、紙の下の方を見れば夕凪の家の地図やら何やらが載っていた。
「私達は天咲ではそちらにお世話になってるのよ。悪いけどお電話下さるかしら?それからお話の続きをする日にちを決めましょう。私達は逃げも隠れもしませんよ」
「はあ」
「それじゃあ今日はもうよろしいかしら?リリーさん行きましょうか」
なんだか良くわからないままだが、話は切り上げられてしまった。
丁寧なお辞儀をしてすたすたと立ち去る二人のシスターを見送りながら、僕はポケットで振動する携帯を引っ張り出した。
画面に写し出された番号は面接予定だった店のもの。
面接をすっぽかした僕に確認の電話を入れてくれたのだろう。
でも僕はボタンを押さず、携帯をたたむとポケットに突っ込んだ。
言い訳をしてこれから改めて面接を受ける気分になれそうにない。詫びを入れる気力も無い。
小百合さんの後ろ姿がどんどん小さくなっていく。
そういえば、どうして小百合さんはシスターの格好なんかしてたんだろう?
なんで天咲にいるんだろう?
僕はサドルについたままだった土ぼこりを払った。
あのわけのわからない再会から一夜。
昨日は迷いに迷った挙げ句、結局夕凪の家に電話はしなかった。
あのマザーヘレンも、小百合さんも僕に何か誤解を持ってるっぽいようだ。
逃げも隠れもって。僕は刑事か?
すっきりしない気持ちで講義室に向かう僕に、朝から無駄に元気な遠藤の声が飛んできた。
「柳瀬〜、おまえ社会学A受けてたっけ?」
「受けてないけど。抽選もれたし。なんで?」
「俺先週さぼったんだけどさ、なんか特別講議でレポート出てるんだよ」
僕が取り損ねた社会学Aはテストは持ち込み可、出席は代返でOKという大人気の授業で、毎年希望者の中から抽選で受講者を選んでいた。
「なんか今年からレポート必須にするんだってさ。詐欺だよな」
「菊っちゃんも確か受けてたよ。あとは岸?」
「だめだめ、あいつらもさぼり。加藤さんとか真面目にノートとってそうなんだけどな、言いづらいんだよ」
加藤さん。僕の脳裏に黒髪三つ編み黒ぶち眼鏡の小柄な女性の姿が浮かぶ。
学部共通の授業では大体最前列に座ってる優等生タイプだ。
確かに彼女にさぼった授業のノート見せてとは言いにくい。
「まあ、頑張れ」
遠藤はやけがさしてきたのか教壇に立って大声で呼び掛ける。
「すいませーん。社会学Aの野田弁護士の特別講議ノートある人いませんか〜?」
「僕も欲しいで〜す」
菊池が答えると教室中笑いに包まれる。他にも何人か便乗して俺も、私も、と声が上がった。
「私持ってるよ」
意外なことに救世主の名乗りをあげたのはあの加藤さんだった。
あっという間に彼女の周りを社会学A選択の駄目学生達が取り囲む。
小柄な加藤さんはすっぽり隠れてしまった。
「ノートはあるけどそれだけどと結構厳しいよ。なんか課題がいくつかあって…」
「げ、知らねえ。SKR詐欺事件て何?QQ貨物事件とか俺幼稚園だろ」
「こっちの方がまだ知ってるよな、栗洲事件、あれ栗川だっけ?」
「三つとも有名じゃない、ニュース見て無いの?」
ノートはあれども課題はなかなか難しいもののようだ。まあ僕には無関係だが。
そうこうしてるうちに授業は始まり、僕はすっきりしないまま一日を過ごした。
綺麗な思い出は綺麗なままでとっておいた方がいいのかもしれない。
深追いしない方がいいのかもしれない。
でも、興味があった、知りたかった。
恐らく僕への誤解への原因につながっているであろう、彼女の事情を。
緊張しながらボタンを押す。何回かのコール音の後、電話に出たのは女性の声。
「夕凪の家事務局です」
「あの、柳瀬といいますがそちらに小百合さん、じゃなくて、シスター、ええと」
「ああ、シスターリリーですね。ちょっとお待ち下さい」
がん、と音が響く。
保留にするのではなく、受話器をどこかに置いて呼びに言ったようだ。
がちゃがちゃという音に混じって遠くで「リリー、電話よ。永瀬って男の人」と、声が聞こえる。
永瀬じゃなくて柳瀬なんだけどな。心の中で呟く。
そういえば小百合さんはリリーと呼ばれてた。
ひょっとして百合だからLILYか?なんか単純だな。
そんなことを考えてるうちに受話器がまた動き出す。
「もしもし、お電話かわりました」
受話器の向こうから聞こえてくる彼女の声はかたい。
「あの、先日お会いした柳瀬と申しますが」
「栗津からいらっしゃってる方ですね」
「はあ、この前は急に話しかけて驚かせてしまってすみません」
「いえ、こちらこそ。それで、話の続きなんですがお会いすることはできませんか?」
「えっ、そりゃもう構いませんけど」
「そう、よかった。マザーにはあまり迷惑をかけれないので。じゃあ……」
暇な大学生でバイトもしてない僕は彼女の指定した日時に体した用事もなく、すんなりと待ち合わせは決まる。
電話を切るまで彼女は年下の僕に対してずっと敬語のままだった。
会って話を、と言われたのは少々意外だった。怪しまれてると思ってたから。
恋になればいいなんて期待は微塵もなかった。彼女は今はシスターなんだから。
でも、故郷から離れた遠い地で偶然会ったんだから、栗津の話でもしながらお茶でもできればいい。
僕の憧れの人は手の届かない領域に入ってしまったけど、やっぱり素敵な人だった。
そう言って終われればいい。そう思ってた。
そんな僕の小さな希望は無惨にも打ち砕かれる。
指定された店は、商店街からはずれた路地裏の流行ってなさそうな喫茶店。
店員なのか客なのかもわからないような中途半端な格好のおばさんが僕を小百合さんの元へ案内する。
僕を見て彼女は小さく会釈をする。
格好は、やはりあのシスターの黒衣姿だった。
あえて違いをあげるなら、あの時つけていた銀の十字架がないくらいか。
僕が椅子に座ると、彼女の方から口を開いた。
「コーヒーでいいかしら?」
「えっ、ああ、はい」
彼女はさっきのおばさん店員にオーダーを伝える。
あっという間に二つのカップが運ばれてきた。あたかも用意してあったかのように。
「どうぞ」
「はあ、頂きます」
こういう店が意外とこだわりのコーヒーとか出してるのかな、とちょっぴり期待したが、香りも味も普通の一言だった。
「今日は急いでるの?」
「いいえ、特に予定は」
「そう、なら丁度いいわね」
コーヒーの湯気のせいか、目の前の小百合さんがぼやけて見えた。
あれ、目眩かな。
小百合さんだけじゃない、店が揺れてる。いや、揺れてるのは僕か?
何か聞こえる。
「それにしてもリリー、あんたも大変だね。こんな若い子にまで恨まれて追い掛けられて」
「野田弁護士のせいね。去年がひどかったの。天咲に移ってからははじめてだけど」
けれど僕は会話の意味を考える余裕なんてとうになく、ただ深く深く沈んでいった。
何故だろう。妙に眩しい。
ごく自然に肩に置かれた手。
耳もとに吹きかけられる湿気まじりの呼気。
「ねえ、あなたほんとは私のこと好きなんでしょ?」
僕は返事もできずうぶな少年のようにかたまってしまう。
隣に座っていた彼女が更に距離を縮め、ぴたりと密着する様にすり寄る。
なんだこのおいしいシチュエーションは。
「あんな風に白々しく声をかけてきて、呼び出して、私と何がしたかったの?」
もう片方の手が僕の膝にのる。驚きと緊張のせいか、僕はみじろぎ一つとれない。
「こんなこと?」
膝の上を撫で回してた手がすすすーっと腿を伝い、僕の股間に置かれる。
ほんの数回撫でられてだけで、僕の馬鹿正直なムスコは素直に反応を示しはじめる。
生地を持ち上げ、それでも足りずジーンズの中で行き場を失いはじめたそれを解放しようと彼女の手がボタンにのびる。ファスナーをおろす。
「小百合さん、僕らまだ知り合ったばかりなのに」
本心とはうらはらに僕は彼女を制する。
でも彼女はやめない。
解放された途端ひょこんと頭を出したそれを柔らかな手で包み、しごき出す。
「私があなたのことを知らなくても、あなたは私の事をずっと前から知ってたんでしょ?」
「それは、そうだけど…」
彼女の手の中でどんどん熱を持ち、大きくなっていくペニス。
理性よりも欲求の方が高まっていく。
彼女の手に導かれ、僕の両手は彼女の双丘の上にのせられる。
僕はおそるおそる指を沈ませ、その柔らかな乳房の感覚を確かめる。
「いいのよ。もっと好きなようにして」
布越しでも、手のひらに触れる尖った乳首。
さっきよりも力をいれて自由に形を変える乳房を揉みしだきながら、乳首を指の腹でそっと摘んでみる。
彼女の口から切ない吐息がもれた。
十分な程に岐立し、次の刺激を待ち望んでいるペニスから彼女の指が離れる。
おもむろに立ち上がると僕の目の前で彼女が長いスカートの裾を持ち上げはじめる。
ずっと隠れていた、白い足が、柔らかなふくらはぎが、むちっとしたふとももが僕の目の前に……あれ?
見えない。
見たくてたまらないのに眩しすぎて見えない。
いいところなのにどうしてこんなに眩しいんだ?
理性も感性も急にひっくり返されたように世界が一気に切り替わる。
カシャッカシャッ―なんだこの耳ざわりなシャッター音は。
真正面に視界に飛び込んできたのは僕に向かってカメラを構える女性の姿。
僕の視線に気付いたのか、シャッターを押す指が止まる。
カメラをおろし、現れたのはいたずらっぽく微笑む女の人。
シスター服を着てるが小百合さんじゃないのはすぐにわかる。
フードから出してる前髪は金髪だし、目には翠のカラコンが入ってる。スカートだって膝丈だ。
はっきりいって嘘っぽい。それこそそういう店にいそうな。
でも、もっと気にすべき事体は僕自身に起きていた。
この感覚は嫌と言う程知っていた。
僕の血液が脳とか胃とか手足とか何もかもすっとばして下半身の一点めがけて集中してる。
置かれた状況はつかめない。でも見なくてもわかる。
僕は今勃起してる。
視線をほんの少し下げるだけよかった。
視界を遮る黒い塊。
違う、それは黒いフードをかぶった人の頭。
僕の意思とは無関係に与えられる快楽を享受しようといきりたつ僕のペニス。
ぬるりとした唇が伝う。ざらついた温かな肉が鬼頭を包む。先端をつつく。吸い付かれる。
唾液まみれになったペニスと唇が、時折くちゅっと卑猥な音をたてていた。
顎をほんの少しひくだけでよかった。
僕のペニスをフェラチオしてるのは頭だけでなく、真っ黒なワンピースを着た女の人。
頭から血の気がひいていく感覚が妙にゆっくり伝わった。
それでもペニスだけは赤く充血したまま。
僕のペニスに奉仕し続ける人の顔は見えない。
「……ゆ…さ…?」
一番そうであってほしくない人の名を呼んだ。
でも、それは渇いた喉を通る際にかきけされ、声にはならなかった。
「リリィ、もう終わりだよ!」
カメラの女性が声をかけると、僕の股間に顔を埋めていた女性がびくっと震える。
口一杯に咥えていた僕のペニスからゆっくりと唇を解放する。
透明な唾液が糸となり、僕のペニスと彼女の唇をつないでいたが、やがて切れた。
「もう起きてる」
カメラの女性が落ち着いた声で告げた。
僕の両膝の間にしゃがんでいた女性が唇をぬぐい、カメラの女性の方に振り向くと「そう」と呟く。
そして僕の方にゆっくりと振り返る。
「もう起きたのね。薬の量が半端だったかしら」
立ち上がりながら黒尽くめの女性は、いや、『小百合さん』はそう言った。
頭の中は真っ白だった。
どこまで夢で、どこから現実かもつかめなかった。
ただ、僕がみじろぎ一つとれないのはどうやら椅子に縛り付けられてるからだってことだけはわかっていた。
腕に食い込むロープの圧迫する嫌な痛みがこれが現実だと証明していた。
「小百合さん?」
今度は声になった。
さっきまで僕のペニスを咥えていた赤い唇が歪む。
「その名は気軽に呼ばないで欲しいのよ。柳瀬さん」
僕の憧れの人は手の届かない領域に入ってしまったけど、やっぱり素敵な人だった。
そう言って終われればいい。そう思ってた。
そんな僕の小さな希望は無惨にも打ち砕かれた。
花の名前―僕の奇跡2、3、4、ここまでです。
エロパートまで含めてきりの良いところまで書けたらと思ってたら随分時間がかかってしまいました。
ではまた続きが書けましたらお邪魔させて頂きます。
面白かったです
あせらず、作者さんのペースでがんばってください
楽しみにしてますので
おおう、いつの間にやら投下が。
しかもこれは急展開な。毎度毎度ながらいい仕事です。
GJ!!
小百合さんがこういう人だとは、思わなかったなあ
そして相変わらず、綺麗な文章なのにエロい!!
これからの展開が楽しみです!!
みんなはどれが一番萌えるというか興奮する?
いっぱい宗教はあるけど
キリスト教のシスターみたいのより
どちらかというとイスラムとかの顔隠した奴とか
尼さんとかのほうが好きなんだよな
後は日本人っぽく巫女さんとかは好き、これは某少女アニメの好きキャラの延長だが
袴に妙に背徳感があるんだが
尼さんは頭つるっぱげのイメージが強くて苦手…
イスラムは神官に女はいるのか?とかいらん事考えてしまう。
いっそ、ファンタジーっぽい世界のオリジナル宗教の女神官の方が受け入れやすい。
そんなもんですか
いまらへんはそこまで厳格な人は少ないと思いますけどね
大体の施設が町沿いに隣接してるのも多いですし
イスラム教徒とかだってアクセサリーや髪を染める人もいるんで
尼さんもハゲにしてる人は、それこそ若い人ではほとんどいないのでは
職人さんが新しい宗教SS作ってくれると嬉しいのは同意
563 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:50:25 ID:ANjM5/cK
ほしゅ。
>>561 宗派によっては剃髪しない所もあるし、
当時女性はロングヘアだったが、セミロングにする事で剃髪の代わりにする下げ尼という制度というか、
抜け道もあった。
つまり今の女性の多くは髪型だけ見れば尼さんなんだよ!w
565 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 02:42:42 ID:gp8dam2t
続きを期待してほしゅあげ
鎖で繋がれたクローディスたんの続きはいつ投下されるんだろう…
「すべての始まり」 「扉の中」 「晩餐」 「聖堂」 のアレか!
あれは自分も続きが気になっていた。
「灰色の塔」は別格としても、あの話も好きだったんだよなぁ・・・
保守
ほしゅー
保守
そろそろ続きが投下されないかな
―久しぶりに会えた僕の憧れの人は黒衣に身を包んだシスターだった。
彼女の口の中で暴発寸前だったペニスは熱を失い、弱々しく頭をおろしていく。
萎えたそれを隠すことすら今の僕にはままならない。
何故僕はこんな目にあっている?
「ばっちり撮れてるよ」
小百合さんは金髪のシスターからカメラを受け取ると画面をチェックする。
「僕に、何をしたんですか?」
恐らく四畳もない狭い部屋。窓は無く、僕の座らされている椅子以外は何も無い。
「コーヒーにほんの少し薬をまぜただけ。ここへ運んできて、服を脱がせて、写真をとった。事細かに聞きたい?」
小百合さんの視線がちろっと僕の股間にそれる。
「どうしてこんなことをするんだ?あなたたちシスターなんでしょう?」
僕の声はかすかに震えていた。けれど小百合さんも、金髪の女性の方も動じる様子はない。
「リリーを探すからいけないんだよ。」
それは当たり前の事ができない駄目な大人を詰るような冷たい声だった。
「えっ…探す?だって僕らはたまたま」
「とぼけないで!」
憎悪に満ちた視線が僕の次の言葉を制する。
「栗津を出て、母に捨てられて、シスターになって、それでも後ろ指さされるのがどんなことかあなたは知らない。何年たっても追いかけられる。詰られる。それがどんなに辛いか」
僕が口を挟む間もなく、小百合さんはヒステリックに言葉を続ける。
「いくら私を追っても父の消息なんて知らないし、他の人たちも」
「ちょっと待って、僕の話を!」
「父も私も悪者のままでいいから、これ以上生駒小百合を探さないで。他の人に私のことを話さないで。でないと……」
カメラを軽く振った。
「わかるわね?柳瀬さん」
小百合さんが僕から目をはなし、くるりと背を向ける。
「マリー、先に戻るから」
「待って、違うんだ!」
けど、小百合さんは僕の声に振り返る事なくパタンと扉を閉めた。
安っぽいビニール製のロープがゆっりとほどかれていく。
あいかわらず露にされたままの下半身。
だが既に羞恥心は麻痺していた。
「どうして小百合さんはこんな…犯罪みたいなことを?」
ロープを持つ手が一瞬止まる。
「この方法がね、一番効果的なんだってさ。男限定だけどね」
解き終わったロープが床に落ちる。
立ち上がろうと足に力を入れるも、半分身を起こしたところでふらついて床に尻餅をついてしまった。
「まだ薬が残ってるんだ。暫く休んでた方がいいよ」
言われてみれば頭腕も肩も腰も、というか全身がけだるく重たい。
達者なのは口だけで、からだは本調子とは程遠い。
―月日の流れは残酷なもの。僕の憧れの人は薬を飲ませて寝込みを襲う悪女になっていた。
「立てる?」
僕は差し出された手をはね除け、翠の瞳を睨み付ける。
「あなたたち最低だ。ろくに知りもしない人間をこんな罠にはめて、シスターだなんて思えない!」
「好きに言えば?さっきまでカチカチにしてリリーにしゃぶられてたくせに」
「それは……」
うっすら覚えてる。夢でみたこと。
夢の中、僕は小百合さんに誘惑されて悦んでた。
話すだけでいいなんて綺麗事を言いながら、実際の僕は与えられた肉欲を拒めない単純な生き物。
「オジサンも、しつこい記者も、探偵も、大抵はこれで大人しくなるんだって」
「あなた達は、小百合さんはいつも誰かをこんな目に?」
「そうだよ」
あっさりとした肯定の返事は、僕の心に重りをのせた。
「悲しい?」
シスターが僕の目を覗き込むようにしゃがみこむ。
「それとも、」
偽りの緑の瞳に僕の顔がうつりこむ。
「したい?」
僕は本日ニ度目のピンチを迎えていた。
「ちょっ、何するんですか?やめっやめて下さいよ」
おかしな薬を飲まされた後とはいえ、自分よりも小柄な女性に押し倒されてしまうとは。
のけようと力をいれたつもりが軽く押し返すのが精一杯だった。
幼子を寝かし付けるかのようにやんわりとだが確実に、押さえ込まれてしまう。
「君みたいな若い子は珍しいからね。ちょっとおすそわけ頂いちゃおうかな〜」
温かだった小百合さんの口の中とは違い、体温の低いひんやりした指が股間に伝い、ゆっくりと僕のペニスをしごきはじめる。
「シスターってのは男を襲うんで…っう」
唇があわさる。艶めくグロスがぬるりと滑る。伸びた舌が僕の唇を割って口腔内に侵入する。
僕の舌を絡めとり、二人の唾液がごっちゃになる。
リズミカルに動き続ける手からはもう冷たさを感じない。
さっきが不発だったせいか、手の中で僕のペニスはみるみるうちに硬度を取り戻していく。
意識の無い時に襲って来た小百合さん相手ならともかく、こんな素性もろくに知らない恥女みたいなシスターに愛撫されてもたやすく勃起してしまう自分が情けない。
「そういえば私の名前言ってなかったね、永瀬君」
「やなせです!」
「あれ、違ってた?ごめんね。私はシスターマリ。こう見えてもリリーより先輩よ」
先走りで指の腹を滑らせながら鬼頭をぐりぐり押さえられる。
ふいに僕に馬乗りになっていたマリが立ち上がり、僕の頭をまたぐように立った。
一瞬の暗闇。でも目が慣れてくると否応無しに僕はマリの黒いスカートの中を見せられてしまう。
足首から太腿へかけて肉付きをましていく白い足、その先にあるもの。
白、と思った途端、僕の顔に温かい布がおちて来る。
少し酸っぱい女特有の匂いが鼻孔をくすぐる。
鼻にひっかかっていたパンツは顔を軽く振ると床に落ち、次に視界に飛び込んできたのは羽を広げた鮮やかな翠の蝶だった。
それが無毛の秘部に彫られたタトゥだと気付くのに僕は数秒を有する。
なんで無毛なのかはさておき、あそこに入れ墨彫るのって丸見えだよな、なんて馬鹿なことを考えてしまった。
蝶を捕らえるように蜘蛛が、いや、白い指が蝶に伸びていき羽を、秘唇を割って赤い恥肉に侵入していく。
指の動きにあわせてくちゅりと粘液が絡む音がする。
溢れた愛液は指を伝い、腿を伝う。
いつの日か窓越しに見た自慰行為、あれよりももっと近くで、まさに目前で見せつけられているのだ。
外気に曝されたままのペニスが不思議と熱く感じた。
ふいに黒いスカートがなくなり、再びマリのの顔が僕を覗き込む。
「こっちも準備おっけー。そろそろ頂いちゃいますか」
「ちょっ、本気ですか?」
「ここまできたらするしかないでしょ?」
スカートをたくしあげたシスターマリは自分の指で陰唇を広げ、僕のペニスの上にゆっくりと腰をおろしていく。
蜜を垂らした花弁が僕を包み、翠の蝶を赤黒い塊が穢していく。
温かな肉が僕のペニスを全周包み込んでいく。
「ふふっ、全部入っちゃった」
マリは手を床につき、接合部はスカートで隠れてしまう。
ズッ、ズッ―
マリの腰の動きにあわせて粘液が、粘膜が擦れあう。
「はあ、あん」
切なそうに漏れる吐息。
僕は女性上位で与えられる快感を享受するしかなく、下半身の血液も、熱も全てペニスに集中していった。
「あんっ……君の、気持ちいいよ」
マリは腰を上下させつつ、うっとりとした表情で僕の頬を撫でる。
ズッ、ズッ、ジュブッ―
ペニスとヴァギナが愛液にまみれながらぶつかりあう。こすれあう。
「あっ、あん」
頬を紅潮させながら、マリは僕の上で腰を振るう。
僕はなされるままだ。マリの胎内で僕のペニスは更に大きさを、硬度を、熱を増していく。
そして下からマリのからだを貫く。
だが一方で騎乗位で腰を振っていたマリの動きには疲れが見えてきた。
いや、繋がりあう快感に腰がくだけてきたのかもしれない。
これだけじゃ僕は物足りない。
もっと感じたい、突きたい、喘がせたい、めちゃめちゃにかき混ぜたい。
このままじゃ僕は物足りない。
腕をのばし、マリの腕をぐいとつかむ。押し倒された時と違い、力が入った感覚があった。
そのまま僕は身を起こし、今度はマリを押し倒す。
「いつまでもそっちのペースだって思わないで欲しいですね」
形勢逆転。
僕らは繋がったまま、シスターマリのからだは下に、僕が上に来る。
「あれえ、今度こそ薬切れちゃったの?」
「そうみたいですよ」
彼女の太腿を高く掲げ、腹に向かって膝を折り曲げる。そして僕は腰をより奥にすすめる。
スカートは腹までめくれ、接合部が露になった。
僕のものと接合したままの秘唇は充血し、溢れる愛液のせいで形を歪めた翠の蝶が濡れている。
今まで女性に支配されてた鬱憤をはらすように僕は乱暴に腰を打ち付ける。
相手が気持ちいいかなんて考えもしない。求めるのは自分の快感だけ。
根元から先端まで全てが恥肉に擦られ、拡げた恥肉は押し返すように僕を締め付ける。
服ごしにマリの胸を揉む。ブラジャーのかたい感触があったが、気にしなかった。
接合部の上にはぷっくりと膨らんだピンク色の突起。
指でつつけばマリは苦しそうに顔を歪め、ぐりぐりとこねると顔は赤みを増し、膣の締め付けが強くなる。
勢いに任せてしまったせいか、限界が近い。
なのにマリは僕の顔を見て、両足を僕の腰の後ろでロックする。
「いいよ、中で出して。私、ピル飲んでるから」
「シスターのくせに避妊薬なんて、あなたどんだけ淫乱なんだ!」
僕は今にも発射寸前で余裕なんてないくせに、軽口をたたいてしまう。
「ふふっ」
マリは笑う。
異物を押し込まれ形を歪めていた翠の蝶が一瞬羽ばたいた、ように見えた。と同時に僕も限界を迎える。
ペニスを引き抜く機会を奪われ、僕は繋がったままマリの最奥、子宮めがけて白濁を放出する。
ビュッ、ビュッ―
全てを彼女の中に出し切る。
射精による快感、でも同時にうしろめたさが脳裏をよぎった。
避妊しなかったことにではない。
何故だろう。
マリがそうだったように、きっと小百合さんも処女じゃないのだろう。
弱味を握るためとはいえ、あって間も無い男に躊躇いなくフェラチオできる人だ。
僕が目を覚ましてなかったら、僕が射精をしてたのは小百合さんの中だったかもしれない。
でも現実として僕は途中で目を覚まし、小百合さんも既にここにはいない。
ああ、そうか。
なんだかんだ言って僕は小百合さんを抱きたかったんだ。
たとえ互いの純潔は既に散らしていたとしても。
マリの足は僕から離され、僕は興奮を失い小さくなった自身を抜く。
不自然に離れたままの翠の二枚の羽。そのまん中にぱっくりと開いたままの膣口。
透明な愛液で光る羽の上に、とろりと白い精液が流れた。
この狭い部屋のどこにあったのか、マリはティッシュで僕のものを丁寧に拭ってくれた。
「どうせこれもどこかでビデオにでも撮ってるんでしょ?」
「まっさかー。事後処理は私の個人的趣味だから。はい、これ」
手渡されたジーンズはきちんとたたまれていた。
トランクスに足をくぐらせながら僕はいまだ解けぬ謎を問う。
「なんで僕が栗津の人間てだけで小百合さんはあんなことを?」
「栗津からじゃなくてもリリーを調べる奴は来るよ。記者とか、探偵とか」
「……小百合さんも言ってたけど、探すとか逃げるってどういうことですか?僕は偶然会っただけなのに」
「へ?だって君って例の事件の絡みででリリーを追っかけて天咲に来たんでしょう?」
「例の事件ってなんですか?僕は只の学生ですよ。天咲大の」
「えっ、大、学生。天咲大?じゃ……ええ〜!!」
シスターマリはカラコンが飛び出るんじゃないかと思うくらい大きく目を見開いた。
薄暗い電球の灯りを頼りに階段をおりる。
人一人を監禁するような場所だ。廃工場とか、海辺の倉庫とか、どんなあやしい場所に出るんだろうと思いきや、下は昼間呼び出された喫茶店だった。
店内は暗く、既に閉店してるようだった。というかほんとに普段営業してるのか?
とにかく、シスターマリ同様、この店の店員もグルだったんだろう。
シスターリリーを、いや生駒小百合を探してはいけない。追跡者に身をもって教えるために。
マザーと呼ばれていたあの時の老いたシスターはこのことを知っているんだろうか?
チカチカ点滅する携帯のライト。
画面に表示される数件の不在着信と留守録。主に遠藤からだった。
どうせ飲みかマージャンか、よくて合コンか、他愛のない誘いなんだろう。
とんでもない目にあった自分と比較して気楽なイメージの強い彼に対し、意味も無くいらつきながらもメッセージ再生のボタンを押す。
『お〜い、柳瀬何やってんだ?出ろよ。ちょい頼みがあるから電話くれ、急ぎでな!』
知るかよ。遠慮なく消去のボタンを押す。
だが、画面の点灯が消えた途端、今度は着信の表示が光る。菊池だ。そういえばこいつからも着信があった。
「もしもし」
「おー!!柳瀬、やっと出てくれたか。今まで何してたんだよ?」
「何って…、まあ色々と」
さすがに綺麗なお姉さんとナニしてましたとは言えない。
「それよりさ、おまえ地元栗津だろ?社会学Aのレポート手伝ってくれよ〜」
栗津、さっきまで嫌と言う程ネックになってた単語。何故こいつにまで言われるんだ?
「栗津だけどさ、それなんか関係あんの?」
「大アリだよ。レポートの課題俺等の分担が栗津事件なんだよ。おまえ地元だし詳しいだろ?」
「栗津…事件」
それはついさっきシスターマリから聞いたばかりの言葉。
〜「栗津事件?なんですかそれ」
「君ほんとに地元栗津?普通知ってると思うんだけどな、テレビでやってたでしょ?」
「全然記憶にないですよ」
「うーん、私馬鹿だから……細かい話は自信ないな」
「簡単でいいんです。後は自分で調べますから」
「ほんとかいつまんでだけど、詐欺、横領、失踪ってとこかな」
「はあ、それと小百合さんがどう関係あるんですか?」
「事件には犯人がつきものでしょ?栗津事件の場合、容疑者の名前は生駒英夫。つまりはリリーの父親」〜
小百合さんの解けない呪縛、栗津事件。僕を混乱の渦に落としいれた元凶。
それが今紐解かれようとされようとしていた。
お久しぶりになります。あいかわらずのスローペースですみません。
花の名前、今回はここまでです。
次回は小百合さんの過去編の予定です。
そろそろ忘年会シーズンですが、なんとか年内に続きをあげられるよう頑張ります。
>>578 「花の名前」の続きキタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
作者様 相変わらずハイクオリティでGJです。
年末どころか、年が明けても気長に待ってますんで
これからも素敵なお話をヨロシクです。
いや、いい仕事です。
丁寧な描写、いつものことながら素晴らしいです。
その筆力が羨ましい……。
保守
書いてるのが一人だけなら、GJしてるのも同じ人だけか
純愛ネタは別スレなのかな
584 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:27:32 ID:qhhH1/Yk
支援age
585 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:45:41 ID:i9HRPOdT
保守
ホシュ
解除ktkr!
悪魔に犯されるシスターのSSでも書いてみっかな。
age
590 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 04:24:53 ID:fRqqSguZ
あがってなかった…。orz
反応なかったから別スレで書いちゃった。
不気味なモノに寄生されて虜になる娘 でググれ。
593 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 12:39:22 ID:mdpvgNiC
コーヒーギフトはage〜
594 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:48:39 ID:Gx3awo5S
灰色の塔、一気に全部読んでしまった。
本当に面白かった。エロの部分も勿論良かったんだが、エロ抜きで小説として考えても素晴らしい出来だと思います。
595 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 11:51:39 ID:iwieU+yX
黒木メイサのシスター姿は萌です
ホシュ