2ゲットならなんか書く
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 00:35:54 ID:EQfEAg9v
保管庫ないかなぁ
旧まとめって鯖が工事してんのか管理人さんが工事してんのかどっち?
11 :
揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編3:2006/10/18(水) 00:58:26 ID:pa3KOd5n
前スレ
>>942の続き 一応此方にも投稿
「知ってんだな。 なら、話は早い」
ハセヲはそう言うと、組んでいた腕を下ろして小さく笑った。
ハセヲは何か、あの黒い点について知っているのだろうか。
「なぁ、ハセヲ………あんたとエンデュランスとの試合の時も、昨日天狼に会った時も、その『黒い斑点』が見えたんだ。
あれは一体、何なの………?」
『黒い斑点』。 ハセヲが言うに、『この世界のどこにも存在していない、しかし確実にここに在るもの』。
気になる。 存在していないけど確実に在るものって、一体どういうことだろ?
まあでも、何となくは分かる。
アレは、普通の『The World』には存在し得ないものだって事は………。
「………あの黒い斑点は、『AIDA』と称されるモノだ。
お前も察してる通り、この世界には存在し得ない、仕様外の存在。
アレは、プレイヤーに様々な影響を与える謎の現象なんだ」
淡々と話す、ハセヲ。
どうやらあの黒点―――"AIDA"は、プレイヤーに様々な影響を与えるらしい。
………様々な、影響? もしかして、天狼の異変とか、アタシが『The World』の中に意識を引き込まれたことも、やっぱりアレが原因………?
「あの黒点………"AIDA"は、今凄まじい勢いでPCからPCへと感染して行っているらしい。
ほら、この前サーバー閉じ込め事件があっただろ? あの時以来、『感染者』は増え続けてる。
そして、"AIDA"本体や『感染者』にPKされたプレイヤーは、未帰還者………リアルで意識不明に陥る可能性がある」
「何だって!?」
BBSや巷で噂に噂を呼んでいる『未帰還者』。
まさかそれを生み出す原因が、その"AIDA"だったとは。
だとしたら、それに取り憑かれたような風だった天狼が危ない。
確かに昨日、アタシは見た。 アタシを陵辱している天狼の背後に揺らめいていた、黒い斑点を………
「………ハセヲ、実は天狼が、その"AIDA"に取り憑かれているかもしれないんだ!
こうしちゃ居られない………早く天狼を助けなきゃ………!!」
ハセヲの言う事が真実だとしたら、あれだけ沢山の黒点に憑かれていた天狼は、かなり危険な感じだった。
何とかして天狼から"AIDA"を分離しなければならない。
………どうやればいいのか、分からないけど。
でも分かる分からない以前に、まずは天狼と面と向かって話し合うしかない。
ちゃんと天狼についてる"AIDA"の事を説明して、その上で………CC社にメールしよう。
管理者ならば、こういった事情に対してもきちんと対処してくれるはずだ。
でもハセヲが発した答えは、予想だにして居なかった一言だった。
「………"AIDA"の能力ってのは、PCをキルして未帰還者にするだけじゃないんだぜ。
分かりやすく"AIDA"の『力』に関して説明してやるよ………」
"身を持って、な"
「―――――!?」
瞬間。
ハセヲの右肩から、無数の黒い"手"が伸びる。
凄まじいスピード。 避けるどころか、視認することすら出来なかった。
一瞬にして、アタシはその黒い手によって両手の自由を奪われてしまった。
何が何だか分からない。 恐る恐る、ハセヲの顔を見る。
表情は良く分からなかった。 だって、ハセヲのPCを、画面を埋めつくすほどの"AIDA"が、覆い隠していたから。
次回は明日………次から、ちょっと展開を変えてみよう(´・ω・`)
コレの次くらいにリアル編かな………
前スレで朔を陵辱したから、次はドッペルゲンガー×望(陵辱)で行こうかと…なんか見たいって人がいたし。
さて、どうするかな。とりあえず考えときます。
>>11 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!GJ
ハセヲがAIDAに感染してるってのも面白いな
おまいら乙
前スレの亮×千草中編投下
「ホントに大丈夫なのかよ」
「ちょっと掠っただけだし……絆創膏で十分です」
「ならいいけど……」
ソファーに座り、ようやく千草が落ち着いた。
念のために傷薬をドラッグストアで買って来ようか、と提案したものの
千草はこういう時のために救急セットを荷物に入れておいたらしく、結局……絆創膏1枚で済んだ。
「この傷、まだ痛いのか」
「痛くはないです……でも見てて気持ちのいいものでも、ありません……」
千草の左手をとってリスカ痕を視る。
包帯が外された真っ白な左腕に、明らかにコントラストの違った異なる数本の傷痕があるのが分かる。
本当なら俺に一番見せたくないだろうに、少し戸惑いながらも千草は何の抵抗もなく見せてくれた。
この傷1つを刻む度コイツは何を思ったのだろう。傷が完全に消えることはあるのか?
ならコイツは後何年、この傷と向き合って生きていくことになるんだろうか。
「……ありがとな」
「……え?」
「見せたくなかったんだろ」
「……」
今まで、別に見せてくれと頼んだワケじゃない。
でも気になってはいたんだ、千草の左手首の包帯は……コイツは笑いながらリスカ痕がある、と平然としていたけど。
「やっぱり……こんな傷のある女の子、嫌ですよね……」
「……」
「私怖いんです。今が幸せ過ぎて怖い!
亮クンと一緒に居られて、すごく嬉しくて、でもいつも『嫌われたらどうしよう』とか考えてる!」
「……」
「不安で押し潰されそうになる……亮クンが優しくしてくれる度に、怖くなるんです!」
コイツは……腹の底から他人を信じるコトができねぇんだ。
もしかしたら裏切られるかも、とか嫌われるかも、って強迫観念がいつも付きまとって。
だから誰かに優しくすることで、そういうの全部を紛らわそうとしてた。
でもやっぱりそんな器用なコトができるワケもなく、憑神の暴走まで招いちまった。
千草は……誰かが愛して、繋ぎとめてやらないとダメなのかもしれない。
でないとまたすぐに自分の世界に閉じこもっちまいそうで。
「優しさ」
「えっ……」
「イ(にんべん)に憂うって書くだろ?
辛かったり悲しい思いをしてる奴の傍に居てやるのが、優しさって言うんじゃねぇのか」
「……私には、ハセヲさんの傍に居る資格……ありません」
「資格とかそんなの関係ねぇだろうが!
俺がどんなに酷ぇコト言っても、お前はそれでも傍に居てくれたじゃねぇか!
俺は……それが本当は嬉しかった! 嬉しかったんだ!」
いつも、いつも、能天気な声で「ハセヲさん!」って。
お前の声が聞こえると「あぁ、またコイツか」って思ったりもしたけど。
だけど、いつの間にかお前の声を聞かない日がないのが当たり前になってて。
アトリと……千草と一緒に居る時間がいつの間にか好きになってた。
それに伴って、アトリも……好きになって行く自分に気づいた。……気づくの、遅かったけどな。
「お前の心が視えた時、誰かがコイツを守ってやらなくちゃダメだって気づいた!」
「……!」
「千草の傍に居てやりたい」
「でっ、でもっ、私、私は……!」
「ゲームじゃなくて、直接会ってお前に触れてみたかった。
お前が家に通いたい、って言ってくれた時だって……ホントは俺……」
嫌な気分じゃなかった。コイツとの距離がグッと縮まった気がして嬉しくて。
内心、俺に気があるんじゃないかとかも考えたりした。でも俺もコイツと同じで、それを聞くのが怖かった。
聞いてしまったら今まで築いたものが壊れてしまうのが嫌で、知らないうちに臆病になって……。
けどな、もう逃げねぇよ。
「千草」
「はっ、はい……!」
「俺は、お前の傍に居たい。本心からだ」
「えっ……えっ?」
「好きになってくれ、とまでは言わねぇよ。
ただ傍に居れるだけでいい……嫌になったら、それはそれで構わない。
お前の迷惑にならない範囲でよければ……ずっと居てやりたい。それじゃ、ダメか……?」
今までアトリは俺の傍に居てくれた。
なら今度は……俺が傍に居てやる番だ。
「……嫌か?」
「いいえ……いいえ! わっ、私、誰かにそんなコト言われたの、は、初めてで……!」
そりゃそうだ、俺だって初めてだっての。
クソ、自分でもかなり恥ずいな、今のは。
「ほ、本当に……私で、いいんですか……?」
「お前じゃなきゃ嫌だ。千草じゃなきゃ……ダメなんだ」
「えっと、それじゃあ……傍に、居てください……い、いえっ! ……居て、くれますか?」
「あぁ。ずっと、千草の傍にいる」
「あ……」
アリーナで初めてのバトルに勝った時、お前は俺に抱きついて来たよな。
今度は逆。俺がお前を抱くよ。お前がどっかに行っちまわないように。
もう傷つかなくていいように。
「千草……」
「あっ……!」
千草の左腕を口元まで持って来て、俺はリスカ痕を舐めた。
コイツに汚い所なんてない、それを証明したかったから。
だから血の匂いとか包帯の匂いとか全く気にはならなくて、ただ千草の味しか舌には残らない。
「んっ……はっ……やぁ……っ!」
俺に手首を舐められたり吸われたりする度に千草が身悶える。
身をよじって身体を密着させて来るのは故意なのか本意なのかは分からない。
まだキスもしていないと言うのに何やってんだ俺、とも思うがもう止められる自信はなかった。
「触っていいか?」
「は、はい」
リスカ痕を舐め終わった後、今まで触れるのを躊躇っていた千草の身体に触れてみる。
後ろから抱きしめてたから千草がどんな表情をするのか、
それが見れないのが少し残念と言えば残念だが、横顔を見る限り真っ赤になってるのは間違いねぇ。
これからどんな反応をするのか、色んな意味で楽しみだった。
「やっぱ細いな」
「りょ、亮クン……くすぐったいです……」
背中から腰あたりを撫でてみた。
間近で見るとやっぱり千草の身体は細く、ウエストは予想通り俺が腕を回して抱いても余裕がある。
腰のあたりの横腹を手でプニプニと掴むと、千草が少し困った様な笑い声を出すのが面白い。
「そ、そこは……くすぐった……ひゃんっ!」
自分以外の人間が触ると、どうしてもくすぐったい場所ってあるんだな、やっぱ。
とまぁ腰はこれくらいでいいだろ、次は……胸か。
「あ、あの、ハセ……亮クン」
「どした?」
「その……私、小さいから……」
「揉めば大きくなるんじゃね?」
「も、揉むって……きゃっ!?」
千草が言い終わる前に素早く服の上から両胸を掴む。
俺の手にすっぽり収まる、いわゆる手の平サイズというか月並みの大きさだ。
こりゃ下着のサイズもAAとかその辺だろうな……。
「ん、けど結構コレはコレで……」
「あぅ……んっ……!」
「痛いのか?」
「だ、だって、亮クンの手、すごい、いやらしくて……!」
「なら止める?」
「あ、そうじゃなくて……つ、続けても、いいです……」
いやらしい手とは失敬な奴め。
それでもここまで甘えた声を出す千草の姿は貴重かもしれない。
揉む速さや指の圧力の強弱を変えたりすると、よりその反応が顕著になってくる。
しかし困ったことに、千草が切なげな声を絞り出す毎に俺自身も硬度を増してくるっつーか何つーか……。
「……! 亮クン、わ、私のお尻に、何か……」
「わーってる、それ以上言うな」
胸への愛撫を続ける間、どんどん硬度を増していく。
つまりは俺にも千草に「いやらしいことをしている」という自覚があるってこった。
少し余裕が出てくると、今度は片一方の腕を太ももに伸ばしてみる。
千草はいつもミニスカートを好んで穿くので、好都合だった。
「すべすべしてんだな」
「はっ……うぅ……!」
太ももの肉を掴んで揉むと、案の定千草が甘い声を漏らす。
上半身と違って、下半身も感じやすいらしい。そのままずっと太ももの感触を味わうのも良かった。
でもそれだけじゃ俺も千草もつまんないだろ?
そっと腿から指先を徐々にスカートの内側へと動かして触れてみると、指の先端で湿り気を感じる。
思わず手を引いてみると、指先からつぅっと糸が引くのが見えた……えーっと、これは……。
「千草……濡れてる」
「……!」
「すげ……糸引いてるし。触られただけでこんなになるのか?」
「恥ずかしいです……」
下着を外すと、それがよく分かる。
千草の気持ちも考えて直接局部は見ないようにしてみたけど、
いざ直接指で触ってみると熱い淫水が指先にトロトロ流れて汁まみれになるくらいに。
スカートは穿いたままだが、もうそれも飛散した愛液に彩られていた。
「い、いつもこんなに出る、のか? 多くね?」
「違いますっ! 亮クンが触ったから……た、多分……」
これで益々千草は正面を向いてくれなくなった。
俺が引き抜いた指に付いてた自分の愛液を見て、それなりにショックだったらしい。
千草的には、自分がやらしいとかそー言う自覚はねぇんだろうな……初めてっぽいし。
「なぁ千草。週何回くらい自分でヤってたんだ?」
「ヤ、ヤってませんっ! そ、その……たまに、程度……です」
「……」
「そんなコトよりっ! 亮クンはいつからこんなエッチなコトを覚えたんですかっ!
女の子の身体に興味があるのは仕方ないですけど、こ、こんなコトやってたら……ば、馬鹿になっちゃいますよ!」
「なりゃいいじゃん。一緒に馬鹿に」
実際、千草の身体を触ることで俺もかなり昂ぶってる。
コイツの中で思いっきり出したいとか普通に考えちまう辺り、まさしく馬鹿だ。
10代でセックスを覚えると馬鹿になるって誰かが言ってたよな、そーいや。
「俺が傍に居ると、たまにこういうコトしたくなるから注意しとけ」
「う〜……ハセヲさんって、エッチだったんですね……私も、ちょっと……ですけど……」
「他の女にゃ興味ねぇよ」
「あ……」
濡れて無い方の手で頭を撫でてやった。千草は何故か頭を撫でて褒めてやると機嫌が良くなる。
誰かに認められたい、褒められたいって意識の現われなんだろうけどな。
「俺は、お前のもんだ」
「……はい」
機嫌が治ったらしい。
拗ねて横顔ばかり見せていたのに、やっと千草が正面を向いて身体を預けてくれた。
前髪が揺れて、千草の顔が近づいてくる。目をぱちくりさせながら、やがて瞳を閉じるこの一連の動作。
……今考えると、キスより先に色んなコトしちまったという罪悪感がないワケでもない。
「……んっ」
「ん……ぅ……んっ……!」
意外にも千草の方が積極的だった。唇を重ねるだけじゃ飽き足らず、貪欲に吸ったり舌を絡めてきたり。
決して上手いとは言えないと思うが、今までの俺達の関係じゃ有り得ない程に情熱的なキスだったと思う。
「……はふぅ」
「……本当に初めてか?」
「は、初めてですよぅ! 私の初めては……全部、亮クンにあげるって……決めてましたし……」
新スレ乙? キミキス? 何のことです?
おやすみおまいら
>>19 GJとしか言いようがないな…
てか最初のほうのやり取りが、熱いというか亮かっこよすぎて堪らんかったグッジョォオオブ!!!
前フリがナイスでした。
本文も興奮した!まさにGJ!
注:この作品の作品に登場するドッペルゲンガーは、作品の都合上、朔では無くハセヲになっていますがご了承下さい。
なお、望陵辱ものですので、かなり注意してください。
「お姉ちゃん?」
その日、朔は珍しく寝落ちをしてしまっていた。
「しょうがないなあ」
望は、朔をベッドに寝かせると付けたままになっているH2Dを取り外した。
自室に戻った望は、H2Dを装着した。
「そういえば、お姉ちゃんは今日はハセヲ兄ちゃんとパーティー組んでたみたいだけど、まだいるかな」
朔から望へ。ログインをした。
このとき、望は予想だにしてはいなかっただろう。朔がかつて経験した様な悪夢を体験することになろうとは。
ログインした望は、ハセヲを探していた。
「いないなあ…フィールドに行ったのかな?」
望はショップで装備を整えると、ハセヲを探しにフィールドへ向かった。
とりあえず冒頭だけでも。続きはまた後で。
>>19 GJGJGJ
最近キョッキョッアトリしか見てないから新鮮だw
>>19 超GJ!!
本当にGJとしか言いようがないな
亮格好良すぎ
>>22 ドッペルハセヲ×望ってことか?wktkwktk
27 :
揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編4:2006/10/18(水) 17:01:13 ID:pa3KOd5n
>>11の続き
「な、何なんだよこれ、ハセヲ!」
アタシの両手を拘束する、謎の黒点。 目の前のハセヲを覆いつくす、夥しい"AIDA"。
もはやハセヲの存在すら視認出来なくなった黒い霧から、第二波が飛び出してくる。
今度は、二・三本の黒い手。
でも、アタシの細い両足を拘束するには、十分だった。
がっちりと固定された両足。 アタシはバランスを崩して、草原フィールドの地面に倒れこんだ。
―――――そして、気づいた。
(………またアタシ、直接『このせかい』を見てる………!!)
昨日の天狼の時と同じ。 意識が、『The World』の中に取り込まれている。
感覚が、PCとシンクロする。 視界も、思考も。
倒れこんだ草の臭いすら感じる。 ―――ゲームだと言うのに。
「………『この世界』に居る、気分はどうだ?」
"AIDA"に覆いつくされ、黒い霧がかかった向こうから、ハセヲの声が聞こえた。
恐ろしく冷たく、悪意に満ちた声。
その声を聞いて、アタシは恐怖した。 この世のものとは思えない、深い憎悪に満ちた声―――
「……弱いってのは、罪なモンだな」
「……弱、い?」
今度は、嘲笑うかのような声。 怖い。 感情の起伏に富んだ言葉の中に潜む、ハセヲの確かな悪意が。
「揺光、てめぇは弱ぇからそんなザマになんだよ。 トーナメントの時もそうだ。 俺に手も足も出無かったよなぁ」
姿の見えないハセヲは、執拗にアタシを言葉で攻め立てる。
「おまけに、俺の前にエンデュランスにも負けやがった。 そして今日も、こんな"AIDA"相手にコレだ。 弱ぇお前じゃ、天狼を―――てめぇが大切に思う奴を救う事なんざ、出来ねぇんだよ!」
「………アタシは、弱い?」
弱い。 弱い。 弱い。 アタシは、弱い。
エンデュランスにもハセヲにもAIDAにも、いつもこんなざま。
そんなアタシが天狼を救おうだなんて、そもそも、夢物語、だったの?
頬を、涙が伝う。
もはや、拘束された両手両足を動かそうとする精神力も無い。
ただ、自分の無力感に打ちひしがれながら、涙を流すことしか出来なかった。
「ち、違う、アタシは………ひっく、アタシなりに精一杯、天狼を………」
泣きながら、ハセヲに訴えかけるアタシ。 でもハセヲはそんなアタシの言葉を、
「泣きながら何ふいてやがる。 自分がいかに無力な存在かって事、ようやく分かったか? お前みたいなヤツは何も言わず、人形のようにただ男の言う事に従ってりゃいいんだよ」
「……人、形」
一蹴した。 それに、アタシの事を人形、だって。
でも、確かにそうかもしれない。 これまで、そう感じた事は無かったけれど。
昨日の天狼の時も、この状況も、無力なアタシは只の人形だ。 抵抗も何も、手足すら動かせない、只の糸の切れた操り人形。
「気持ちだけじゃ人は救えねぇ。 そして、自分じゃ人を救えねぇって分かった奴は、救う力のある強ぇヤツに尻尾振るしかねぇんだよ。 それこそ、人形みてぇにな」
淡々とアタシを責め続けるハセヲ。 でも、全て正論すぎて反論出来ない。
――天狼を助ける方法なんて何も分からないし、この状況から逃れることも出来ないのだから。
「分かったか? ……お前は、こうしてるのが一番なんだよ。 黙って俺に従って、奉仕してりゃ、天狼なんざすぐ助けてやるよ」
"AIDA"で包まれた空間から出てくる、ハセヲ。
目は赤黒く、体全身を無数の黒点で覆っている。 まるで、死神。
でもアタシはもう、それを直視することも、顔を上げることも出来なかった。
人形だから。 不思議な魔力を持ったハセヲの言葉には、逆らえない。
手足を拘束され、草原に転がっているアタシを見下ろし、彼はアタシのすぐ側まで来た。
「……大分、"イッ"たようだなぁ? ほら、さっさと上体起こせよ」
薄く笑い、仁王立ちするハセヲ。
彼の言葉を受けて、アタシは塞がれた両手をうまく地面に付きながら上体を起こす。
「……はい、はせをさま」
……何も考えられなくて、無意識にそう、返事をしながら。
それに気を良くしたのか、ハセヲは更に唇の右端を吊り上げる。
「………良く言えたな、揺光。 ご褒美に、コレをやるよ」
そう言って、アタシの頭に『何か』を装着させる。
カチューシャだか何だか分からない、妙な感覚。
「やっぱ、まず基本はこいつだな」
ハセヲがアタシの頭に装着したのは、そう言う方面では標準装備なのかは知らないが、いわゆる―――『ネコミミ』と言う奴だった。
続きは夜or明日………
(゚д゚;)…
>>19 ずっと待ってたぜ・・・ホントGJだ(´;ω;`)ブワッ
>>27 ハセヲこえぇwwwwGJ!
ほんとにハセヲがこええ。
何が怖いって真顔でネコミミを取り出すところが。
さすが真顔でスリーサイズを聞く男。
ゴメン、ハセヲ黒いのにお茶目すぎて笑っちまったwwwww
えっと……ギャグもの?
なぜにネコミミを普通に取り出すかな。
Xthフォームハセヲが女の子にしか見えないんだが、女の子ハセヲはこのスレ的にどう?
前は女の子カイトがあったけど。
>>19 次スレになるのを首を長くして待ってました
すごく・・・GJです
このカプが一番好きだ−
>>34 おにゃのこハセヲキボンキボン
ハセヲスレがお祭り騒ぎです
>>34 もしハセヲ女体化をやるなら出来れば別スレを立てて
そっちでやって欲しいんだが…
ここの住民は女子が多いようだが
女体化やウホが苦手な奴もいるんだよ
望の続き行きま〜す。
注:ドッペルハセヲは2ndフォームです。
フィールドにやってきた望は早速ハセヲを探し始めた。
「さっきまでお姉ちゃん、このフィールドにいたんだよね。だとしたら多分、まだハセヲ兄ちゃんもいるはず」
一人ごちながら、望はフィールドをあちこち歩き回っていた。
「いないなぁ…帰っちゃったのかな。ハセヲ兄ちゃん…」
もういないのなら捜すのを止めて、ルートタウンに引き返せそうかと考えていた望の前に、人影が現れた。
「あ」
その影はハセヲの姿をしていた。
「ハセヲ兄ちゃん!」
望は、そのハセヲがドッペルゲンガーとは知らずに近づいて行った。
「ハセヲ兄ちゃん、やっと見つけた。僕、捜してたんだ」
だが、ドッペルゲンガーだとは知らない望はハセヲだと思い込んでいた。
「? ハセヲ兄ちゃん、どうしたの?」
望は何の反応も示さないハセヲ(ドッペルゲンガー)を不思議に思った。
が、次の瞬間、ハセヲ(ドッペルゲンガー)は望の首をガッ!とつかんだ。
「ハ、ハセヲ兄ちゃん!?」
いきなりハセヲに首をつかまれ、望はかなりびっくりしていた。
「ど、どうしたのハセヲ兄ちゃん。僕が何かした?」
首を掴まれる理由がまったく思いつかない望は、必死にハセヲの腕を振り払おうとした。
ドッペルハセヲは、首を掴んだままの腕を振り、望を投げ飛ばした。投げ飛ばされた望はそのままフィールドの崖に叩き付けられた。
「っ…あ」
思いっきり背中を打ちつけ、望は声にならない呻き声を上げた。
ふと、影が差し、望が顔を上げると、ドッペルハセヲが立っていた。
「ハセヲ兄ちゃん…なんか変だよ」
この時、まだ望の中では完全にハセヲだと思い込んでいた為、なぜこんな事をするのか理解が出来なかった。
ドッペルハセヲは無言で望を見下ろしていた。
「ハセヲ兄ちゃん?」
望は恐る恐る声をかけてみた。ドッペルハセヲは望の声に反応示した様にも見えた。ただ、双剣を手にしている点を除けば…
今日はこれで勘弁してください…続きは明日。
まだ、この先を書く勇気がない。
そういえば、望って中身は男だけどPCは女型だから身体、どうなるんですかねえ?
40 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 01:58:06 ID:3V9uDJZj
>>27 ハセヲwwww
とにかくGJ! いつもながら良い! 更新早いし!
てかこれホントにハセヲなのかwww ハセヲ?編て書いてあるしw
水を差すようで悪いが望は漢字を使わんぞ。
>>37 嫌なら読み飛ばせば良いじゃない。何ならNG登録だって出来る。
ただでさえ過密状態のエロパロ板、その程度のことでスレを立てるのはどうかと思う。
年齢差萌えな俺は錦涛×智香を期待
望の続きを投下。
「何で、双剣を…?」
望は何故ドッペルハセヲが双剣を手にしているのか理解できなかった。
(ひょっとして、お姉ちゃんと勘違いしてるんじゃ…)
望はそう考えた。
「違う。ハセヲにいちゃん。僕、お姉ちゃんじゃない。朔じゃなくて望だよ!」
望は勘違いしているなら気づかせようとした。しかし、ドッペルハセヲはただ双剣を薙いだ。
「!」
望の服はバラバラになっていた。
「わあ!」
望は両手で上半身を隠した。
「ハセヲにいちゃん、どうして!」
望はいきなりのことで頭が混乱していた。ハセヲに限ってこんな事をするとは思えない。そう思いたいが、今のこの状況はどうだ。ハセヲは双剣を持ち、望に襲い掛かっていた。
(まだお姉ちゃん勘違いしてるんじゃ…)
そう思っていた矢先。
「んぐ!?」
ドッペルハセヲは望の口に屹立した自らの分身を捻じ込んだ。
「ん、ふむ…げほ…んぷ!」
(何? 何が起こったの!?)
突然のことで望の頭はパニックになった。
「ふぐ、んむ…ふぐ…んん!」
ドッペルハセヲは望の頭を掴み、腰を動かし続けた。
「ふ…んむ、ぷは、ふむ…!」
望は口の中にある異物に戸惑いながらも、無意識のうちに舌を使っていた。
(舌が…)
望はドッペルハセヲを上目で見上げた。ドッペルハセヲは、ただ無表情に、快楽を貪っているだけだった。
「んん、ぷは! うぐ…んむ!」
ドペッルハセヲは、腰を動かすのを止めようとはしなかった。それどころか、望の表情を見て楽しんでいるようだった。
「んん!」
ドッペルハセヲは望の口に白濁液を放出した。
「んんぐ! んん! ぷは!」
望は口の中に放出された未知の液体に驚いて、口をはなした。と同時に、望の顔に勢いよく放出途中の白濁液が振りかかった。
「んぐ!」
ドッペルハセヲは、望の頭をつかむと肉棒を望の口に再び捻じ込んだ。
「んん! ふぐ…」
望の口の中に、先ほどの残滓を搾り出すかのように再び腰を動かした。数分後、ドッペルハセヲは再び望の口の中に精を放出した。
「んん! んぶ!」
望はどうしたらいいか分からず、口の中に放出された精を嚥下するしかなかった。それを見てか、ドッペルハセヲは望の口から肉棒を引き抜いた。
「んん…」
望は顔をしかめ、口の端からハセヲの肉棒へと糸になって繋がっている白濁液を眺めていた。
「ハセヲにいちゃん…いきなりなんでこんな事を…?」
望は信じられないという表情でドッペルハセヲを見た。
…書いてやった。
続きはまた夜にでも
>>36 志乃が大好きで、女の子にモテまくるおにゃのこハセヲ
なら大歓迎ww
冗談さておき、男キャラとベタベタは抵抗ある人いるかもだろうから
NGワードはしっかりね
>>45 んじゃボルドーにズタズタに愛される女ハセヲならOK?
ボルドーネタなら今書いてる…w
ハセヲ受けじゃなくて揺光受けだけど
シチュはいいんだよな…書き手の腕が問題だ…誰か代わってくれorz
君には資質がある
望のつづき逝きます。
ドッペルハセヲは無表情に、ただ冷たく望を見下ろしていた。
「ハセヲにいちゃん、僕は、ハセヲにいちゃんがこんな事するなんて信じられない。もしお姉ちゃんと間違えているなら、気づいて!」
望はハセヲに抗議した。だが、相手がハセヲではなくドッペルゲンガーだと言う事に、望はまだ気づいていない。
ドッペルハセヲは少々思案していたが、望を押し倒した。
「ハ、ハセヲにいちゃん! 何するの!」
いきなり押し倒され、望は抵抗をしようと足をばたつかせた。しかし、ドッペルハセヲに両腕を押さえられ、思うように動けなかった。
「放して! 放してよ!」
望はそれでも抵抗を続けていたが、結局は、ドッペルハセヲの力の前に成す術はなかった。
ドッペルハセヲは望のスカート、つまり朔の時はスカート上になっているが、望の時は丸まり、半ズボンのようになっている。を捲りあげた。
「〜〜〜〜!」
望は声にならない悲鳴を上げた。
「ハ、ハセヲにいちゃん! 見ないでよお!」
望は必死に露になった下半身を隠そうとしたが、無駄だった。ドッペルハセヲはすばやく、望の、まだ小さい肉棒に手をかけると、まだ皮をかぶったままのそれを無理やり剥こうとした。
「痛! 痛いよハセヲにいちゃん、やめて!」
望の抵抗もむなしく、完全に剥かれてしまった。ドッペルハセヲは、まだ自慰も知らない望の小さなそれを容赦なくしごき出した。
「ハ、ハセヲにいちゃん、止めて! 止めてよぉ」
望は必死になって抵抗したが、何だかよく分からない押し寄せてくる刺激に襲われていた。
「ハ、ハセヲにいちゃん…僕、何か…変な気分だよぉ…」
望の息は荒くなっていた。また、羞恥のせいであろう。顔は少し赤くなっていた。
ドッペルハセヲはしごく速度を速めた。望はもはや、限界だった。自慰もしたことがない上に、無理やり皮を剥かれ尚且つしごかれているのだから。
「ふあ、ふあああああ!」
望の肉棒からは勢いよく白濁液が飛び出した。ドッペルハセヲがすばやく手を放すと、ストッパーの無いそれは望の身体や顔に降りかかった。
「はう…」
それはリアルの望にも、影響を与えていた。H2D越しに感じた妙な感覚が、今、望を襲っていた。
望は椅子から滑り落ちた。初めての絶頂を迎え、身体が痙攣しているためだ。
(な、何だろう…今の…)
望は自分を襲った妙な刺激に悶え、息も荒かった。それと同時に、今の感覚は不思議な感じがしたの感じていた。
(望…)
朔はドアの隙間から、その光景を見ていた。気づいた時にはベッドに寝かされていたが、望の声に気がついて目を覚ましたのだ。
っしゃあ! とりあえずここまでええええ! これ朔×望もあるんだよね、実は。
やっぱ女ですか…いっそのこと両性にしたほうが早いか。
好きにして良いんじゃないか?
帽子やスカートの形状まで変わるんだし望の時は
男の体になるって設定でも何の問題もあるまい
おまいら乙
亮×千草のラスト投下
「あ、あのぅ……」
「あん?」
「えと、亮クンは……私に挿れたい、んですよね……?」
「まぁ……そりゃ、な……」
ここまで来たらもう最後までヤるのが定石だろ。
自分で言うのも何だが、千草の身体を触ってる最中からどんどん硬くなってきてて困ってた。
最悪の場合、カウパー漏れてるかもな……。
「千草は嫌か?」
「い、嫌じゃないです! 嫌じゃないんですけど……その……」
「ハッキリ言ってもらわねぇと、俺困るんだけど」
「あの、ですね……膣出しじゃなくて……できれば外に……」
膣出しはNGか。
そりゃそうだ、俺はコンドームなんて洒落たモン持ってねーし。
近所の100均ショップに行けば売ってるっちゃ売ってるんだが、千草が嫌なら強行はしねぇ。
てか最初から生で行くつもりだったし。
「わーった。じゃ、今日は外な」
「……亮クンの赤ちゃんが欲しくない、とか、そういう意味じゃ……ないですからね?」
「それもわーってる」
「……もしも、ですよ?
もしそれでも出来ちゃったら……私、学校辞めて働きます!
そして絶対産むんです、中絶なんてしませんからっ!
あ、亮クンに責任とってください、とか、そう言うのは無いですから安心してくださいね」
オイオイ。
まだ挿れてもねーのに話がやけ壮大になってんな……。
つか、そこまで言われちゃ俺にだってプライドがあるんだが。
……久々にテンション高い千草を見れただけでも儲けもんか。
「じゃあさ」
「は、はい」
「外に出す時、千草にかけていい?」
「えっ!? そ、それは……亮クンが、したいなら……私は構わないと言いますか……」
ん、じゃ今日はその段取りで行こうか。
最終的に千草の服を汚すことになるのは間違いないだろうけど。
……精液の匂いってやっぱ服に染み付くんだろうか?
ブチ撒けちまったら早めに洗濯した方がいいとか? あれ、放っておくと匂いキツイしな……。
「千草、ちょい腰浮かせ」
「こう、ですか……?」
「俺のがぴったりハマりゃいんだけど……」
いわゆる座位の体勢ってやつだ。
千草はそんなに体重ないだろうから、俺が多めに動いた方がいいかもしれない。
ズボンを下ろして例のブツを取り出してみると、案の定血管が浮き出るくらいに硬くなってて
千草に見られて恥ずいやら情けないやら、何とも微妙な気分になったけどな……。
「亮クン……あの、コレ……」
「何も言うな、頼む」
「こ、こんなのを、私の中に挿れちゃうつもりなんですか……?」
「こんなの言うな、へこむから」
ガキの頃に父親と一緒に風呂に入った経験のある女ってのは結構いるだろ?
その時、その女達は父親の股にぶら下がったモノを見て幼心にどー思ったんだろうな。
千草の目つきを見る限り、ありゃ天然記念物か珍獣でも見るかのような感じだったぞ……。
「やっぱり、痛いんでしょうか……?」
「濡れてない状態で挿れると痛い、ってのは聞くけどな。液が潤滑の役割してるらしいし」
「……えと、それなら大丈夫です……多分」
お前の脚から垂れてる雫を見りゃ嫌でも分かるよ、そりゃ。
さっき前戯で散々いじっておいたのも無駄じゃなかったっぽい。
千草は結構感じやすいみたいだけど、実際に挿れちまったらどういう反応をするのか。
それが内心、ちょい期待してたりする。
「腰、落とせ……挿れるから」
「じゃあ……」
千草は初めてっぽいし、上手くできりゃいいんだが……。。
「あっ……ぅ……ぅぅ!」
「ち、千草、あんま力いれんなって」
「は、はいっ……」
ギュッと千草に肩を掴まれる。
千草は何かもう、見てられないくらいに痛そうな顔して歯ァ食いしばってるような顔してた。
俺のがミリ単位で進む度に目尻に涙が溜まっていくのがスローで見えるくらいに。
でも俺は千草の膣内の何かをブチブチと貫通していくのがメチャクチャに気持ちよくて、
何か言葉をかけてやる余裕なんて無かった。やばい、これすごいイイ。
「亮クン、はっ……はーっ……んぅ……!」
「く……」
「気持ちいい、ですかっ? 私は、ぁぅ……まだ、ちょっと……んっ……痛い、です……」
「う、うん。すげぇ気持ちいい……」
……「あぁ」と応えるつもりが「う、うん」だってよ。何だそりゃ。
我ながら間抜けな応対しちまったと少し後悔。いやだって、俺も初めてだし。
千草の膣がこんなに気持ちいいとか知らなかったんだよ……。
「亮クンの……ハセヲさんの……熱い……」
「は、恥ずいからそういうのは言うなって」
「びくんっ、って動く度に……身体がビリビリって……あぅ……私、どうにかなっちゃい、そうです……」
だいぶ慣れてきたらしく、千草は繋がったまま喋れるくらいになっていた。
……コイツ、やっぱ日頃から自分でヤってる気があるな。
いつか問いただしてやろう。
「千草、大丈夫か」
「はっ……い……。落ち着いて……来たと、思います」
「……しばらく、このままでいていいか?」
「どうぞ……私も、亮クンと……もうちょっとこのままで、いたいです……」
「……」
「……」
「……あっ」
「ど、どした?」
繋がったまま目を閉じて抱き合うこと数十秒。
千草が唐突に口を開いた。
「今、お腹の中で……亮クンのが……その、大きくなったような……」
「……」
「……エッチなコトを考えてたんじゃないですか?」
「エッチの最中にエッチなこと考えて何が悪い」
「まぁ、それくらいはいいですけど……。
私としてる時に他の女の人のコトを考えるのだけは、ダメですからね?」
「あ、当たり前だろうが!」
俺ってそんなに信用ないか?
俺は自分の意思でお前の傍に居たいって志願したんだぞ。
他の女のコトなんて考えるかよ、しかも最中に。
「……どんなコト、考えてたんです?」
「その……次にヤるなら、どんな体勢がいいか、とか……いつ出そうか……とか?」
「……エッチ」
軽蔑するような目で見るなよな……それくらいいだろ、ケチ千草。
そろそろ活動再開してもいい頃合だな。
「きゃっ!? りょ、亮クン……? はぅっ!」
「突かれるの、そんなに気持ちいいのか?」
「はっ、ぅっ……ぁ……ぁっ!」
千草は軽いし、腰回りも細いせいかダイレクトに俺の振動が伝わるらしい。
今、腹の辺りを触れば皮膚の上から俺のが何処にあるのか分かるかも、ってくらいに。
腰に回していた手を下に移動させ、千草の尻を掴むと更に声が激しさを増して行く。
「ダ、メッ! お尻、触っちゃ、ダメですっ……!」
「今更、だな」
空いてるもう片方の手で千草の背中を押さえ、その胸に顔を埋めてみたりもした。
……まぁ、千草はあんま胸おっきくないから埋める、ってのは表現的におかしいんだが。
服のボタンは外してないから胸はまだ拝んでないが、ぷにぷにの肌の心地が服の布地越しに伝わってきてすげぇイイ。
「もうっ、ハセヲさんったら……子供じゃ、ないん、ですから……!」
「心は少年だっての」
俺にも憎まれ口で反抗するくらいの余裕が出来てきた。
もう千草の膣内を何十往復くらいしたっけか? 結構限界に近い気がするしな……。
千草の方も絶頂が近いのか息苦しそうだった。
何より俺達の繋がる部分から聞こえる、何とも言いがたい音のせいでメチャ興奮する。
こう、ネチャネチャと言うか、クチュクチュと言うか……ともかくそういう系統の音だった。
「ち、千草……そろ、そろ……いいか……?」
「な、中はダメですよ? 外、外に……お願いします……」
結合部分から垂れ落ちた愛液やらが床中に飛び散ってた。
後の掃除が面倒くせーとか、そんなの考えるのも億劫なくらいに夢中になってヤってる俺達。
盛りがついたんじゃないか、って程に。
「はっ……くぁ……千草ッ!」
「イ、イキそうなんです、ね……?」
傍から見りゃケダモノ同然だった気がしないでもない。
狂ったみてぇに千草の腰を突き上げて、自身を叩きつけて、何か意味分かんねぇコト言ってた。
それくらい、千草とヤるのが気持ちよかったんだ。
「出す、からなっ!」
「は、はいっ!」
千草の膣内に射精するコンマ何秒かの差で、俺は自身を引き抜く。
……抜いた後のコトまでは考えてなかったけど。
「くっ……あっ……!」
「きゃっ!?」
……やっちまった。
ティッシュとかそんなのがあっても多分無駄だったんだろうけどな。
勢いよく引き抜いたせいで……暴発?みたいな?
すごい勢いで射精してく、それも千草の服やら顔めがけて。
普段なら7〜8発くらい出りゃ十分なのに、今日はどう見ても15回以上は脈打ってるぞ……我ながらすげぇ。
『外に出す時、千草にかけていい?』
『えっ!? そ、それは……亮クンが、したいなら……私は構わないと言いますか……』
やばい、アレ冗談のつもりだったんだけどな……。
「ち、千草、大丈夫か? ご、ごめんな、俺、そんなつもりじゃ……」
「……」
「千草?」
「あの、私、すごい気持ちよかったんです……気持ちよかったけど……頭の整理が追いつかないみたいで……」
……ごもっともだ。
千草は髪の毛から太ももまで全身、俺のブチ撒けた精液まみれになってる。
最初のセックスがこれじゃ、そりゃ放心もするぜ……。
「ん……あむ」
「千草! んなもん舐めんなって!」
「でも……ハセヲさんが……亮クンが、私のために出してくれたものですし……」
「だからって、んなもん舐めなくてもいーんだよ!」
……こりゃ一旦、風呂に入らせた方がいいな。
精液まみれの千草もソソるっちゃソソるんだが、衛生上よろしくない。
服も脱がして洗濯させよう、今のうちなら精液の匂いもとれるだろ。
「千草、風呂入るぞ」
「お風呂、ですか? あ、そう言えば亮クンが沸かしてくれてたんですよね……」
「包丁で切ったとこはビニール袋をゴムで巻いて、濡れねぇようにしとけ。染みると痛いぞ」
「え……あの、どうして亮クンもお風呂場に向かってるんですか……?」
「? 決まってんだろ、一緒に入んだよ」
「えっ? えええぇぇぇ―――――――――――――――っ!?」
んで後日。
「俺達のアイドルだったアイドルだったアトリちゃん……」
「とうとうハセヲのものになるか^^」
「うらやましいぞぉ、ハセヲ〜!」
「のび太の結婚前夜の読みすぎだ、お前ら」
上から順にクーン、シラバス、ガスパーな。
今から何が始まるって? ま、見てりゃ分かるさ。
『花嫁のご入場でーす』
進行役のNPCのアナウンスが響くと、お付き2人を伴ってアトリが入場してくる。
みんな拍手やら歓声やらで盛り上がってるみてぇだが、あのお付き……パイと揺光じゃねぇか。
アトリの奴、あいつらをあんな役にしちまって大丈夫なのか? 確か普通にゲストで呼んだはずなんだけどな……。
「ハセヲさーん!」
「叫ばなくても聞こえてるっての」
てか、アトリ……千草、俺の横で一緒にプレイしてるし。
他の連中にゃ言ってねーけど。
「私、一度やってみたかったんです、結婚式イベント!」
「俺はまさか花婿役で参加するなんて夢にも思わなかったけどな」
「ね、私のドレスどうですか? レア装備らしいんですけど……」
「レアかどうかは知らねーけど……何だ、アレだ、キレイつーか可愛いつーか……」
「はい♪ ハセヲさんのタキシードもカッコイイですよ」
「どーも」
隣りに千草がいるのに、アトリに話しかけてるってのも妙な気分だ。
その千草は俺に褒められたのに機嫌を良くしたのか、肩に身体を預けてくる。
千草の代わりに、画面の中のアトリが舌を出して笑っていた……コイツめ、確信犯かよ。
「(あの……この後のコトなんですけど……お夕飯食べ終わったら……その、しませんか……?)」
「(アトリはホント、エッチ好きになったなw)」
「(ハッ、ハセヲさんがいけないんです! ハセヲさんが私をエッチな子にしたんです、そーに決まってます!)」
後はまぁ、それなりに面白い挙式だったと思う。
神父役のNPCが『永遠の愛を誓いますか?』って聞いてきたんでアトリと一緒に「誓います」ってテキトーに。
俺らが誓いのキスをした時にはパイと揺光とエンデュランスの視線が痛かった気もするけど。
月の樹の連中も招待してたせいか、何かもうお祭騒ぎみたくなってたな、最後の辺りは……。
特にアトリがブーケを投げた時の争奪戦はすごかった。
いくらレアアイテムだからってパイと揺光がマジになって争ってたのがすげぇ笑えたな。
何でアイツらあんなにムキになってたんだろ……分かんねぇ。婚期逃さないためか?
「ハセヲさん」
「どした、アトリ」
「私、いつか……本物のウェディングドレスを着て、ハセヲさんの……亮クンの隣りに、立ちたいです……」
「立ちゃいいじゃん。ずっと傍に居る……約束したろ?」
「……はいっ!」
今はまだ、旅の途中。 【 True End 】
健やかなる時も病める時も永遠の愛を誓いますか? 次回はハセヲ×カール×揺光を予定? 何のことです?
おやすみおまいら
超GJ!
でも、王子様的なハセヲはかっこいいけど、つい志乃の事を考えてしまう不実な性格の
ほうがハセヲらしくて良い気がします
某葱クロスで、ハセヲの性格がやたらおかしかったりしたヤツ見た人いる?
俺としてはハセヲはちょっと笑うときは表情は柔らかいけど、口より鼻で笑うとか
大声のときは「クッハハハハハハハハッ」チックなのが合わないかね?(クッはちょっと溜めてるだけよ
これから長編が出るかは分からんけど、ニコポな厨より"微妙(ここ重要)"にやさしいハセヲがよくないか
>>60 同じくw
どんな時でもつい志乃の事考えるハセヲ萌え
>>49 GJ! そしてついに来たぜ、朔×望!
>>59 ついにハッピーエンド、GJ!
でも100均でゴム買うのはどうよ…
>>59 エロいわ萌えるわギャグがナイスだわですばらしくGJ!
66 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 15:06:37 ID:5Yt9cf6w
素晴らしすぎて鼻血吹いたGJ!!
>>60>>62 もはやハセヲを形作るには欠かせない要素だなw
相変わらずここはいつも素晴らしいネ申ばっかで最高だよ
>>59 超グッジョオオブ!!!
前のハセヲとパイのも凄いよかったが、今回のも凄くいいな!
正直なところ、二人で風呂ってのにwktkしまくって、後日 でそこが片付けられたのが少し残念だったかな
でもそこの話をあえて言わないのが、ハセヲらしくてたまらなく可愛いかった訳だがw
> 俺らが誓いのキスをした時にはパイと揺光と エ ン デ ュ ラ ン ス の視線が痛かった気もするけど。
ココフイタwwwwwwwwwww
ぐっじょぶ。
犬×揺光×ヘタヲ
とかどうだろ?ダメかな。
だな
まず行動しなきゃ
犬がやたら長いのはアレが小さい事に対するコンプレックスから。
そう一瞬でも思った俺は差別主義者ですか?
>>49の続き
ドッペルハセヲは望抱えあげ、後ろ向きすると、自らは大地に腰を降ろした。
「な、何?」
望は何とか呼吸を整えると、ドッペルハセヲを見た。ドッペルハセヲは望の足を開くと、衰えていない肉棒を望のアナルに押し当てた。
「ちょっ…待って! ハセヲにいちゃん!」
ドッペルハセヲは構う事無く、肉棒を押し込んだ。
「か…は…!」
望は苦しそうに息を吐いた。
「ハ、ハセヲにいちゃん…痛いよ…」
ドッペルハセヲは構う事無く腰を動かし始めた。
「あぐ…かふ…ふあ…!」
ドッペルハセヲが腰を動かすたび、望は苦しそうな息を吐いた。もちろん、そんなことはドッペルハセヲには関係ない。ドッペルハセヲは腰を動かすことを止めなかった。
「かは、はふ…うあ…んん!」
徐々にだが、望の声からは苦痛の色が消え始めた。
「うあ、あふ…はう…んん、はうん」
もはや完全に望の声からは苦痛の色が消えた。口の端から涎を垂れ流し、ぼんやりした瞳がそれを物語っていた。
「は、ハセヲにいちゃん…僕、何か変だよぉ…」
完全にドッペルハセヲを本物ハセヲと信じて疑わない望は、もはや正常な判断ができなくなっていた。
「はうん、んん!」
ドッペルハセヲは腰の動きを早めた。もはや望の口からは快楽を貪る声しか漏れていない。
「ふあ、ハ、ハセヲにいちゃん…なんか僕、頭の中が真っ白になりそうだよぉ…」
もはや望は限界が近かった。ドッペルハセヲは腰の動きを早め、そして…
「んああああああああぁぁぁぁ!」
望は絶頂に達した。それと同時に、ドッペルハセヲは望の中に精をぶちまけた。
「あふ……は…が…」
びくびくと、望の身体は痙攣していた。ドッペルハセヲが望から肉棒を引き抜くと、望はぐったりと倒れこんだ
ドッペルハセヲは、ぐったりとしている望を仰向けにすると、その足を開いた。
淫猥な音が廊下に響き渡る。
(んん…! 望…!)
ドアの隙間から悶えている望の姿を見ながら、朔は必死に声を押し殺しながら秘部をいじっていた。
(あかん…止まらへん!)
双子の弟を、今目の前で悶えている弟をおかずにするなんて馬鹿な事だとは分かっていても、朔は指の動きを止める事は出来なかった。
(んん…! どないしよ…ウチ、望をおかずにしとる…)
頭の中でそう考えていても、朔は再びドッペルハセヲに陵辱される望の姿を見て、興奮している自分がいることに気づいていた。
今日はここまで〜。 そろそろ朔×望かなあ
駄目だ・・・・・
どうも最近こんなのばっかりで申し訳ないですが、今回もお休みです。
次回は・・・・・・未定で。
望続き投下します。
(はう…んん! ふあ…)
漏れそうになる声を、朔は服を銜えることで何とか防いでいた。
(はあ…んん! んは!)
朔必死に声を押し殺しながら、もはやびしょびしょになった秘部をいじり続けた。
もはや朔は自分で指を止めることなど出来なかった。恐らくは、貪欲に快楽を貪り絶頂に達するまで、その指は止まらないであろうと思われた。
(んん! 望、ウチあかんねん…あんたを見て興奮しとる…)
朔はそう考えながら、近づいてくる絶頂感に思考を持っていかれそうになっていた。
(んん! んんんんんんん!)
程なく、朔は絶頂に達した。必死に声を押し殺しながら、朔は絶頂感に身を任せていた。
(……ふ、う…ぷは)
朔は銜えていた服を口から放した。朔の足元には小さな水溜りが出来ていた。
「はぁ…はぁ…」
朔はドアの隙間から部屋の中の様子を伺った。
「望…」
望は床に倒れ、悶えている望の姿をそこに見た。
「かは…あふ…」
望の口の端からは涎が垂れ流され、その身体は小さく痙攣を起こしていた。
「どないしよ…ウチ、抑えられへん…」
朔の頬は上気し、息も若干荒くなっていた。
「望……」
朔は快楽を貪りたいという欲求が押し寄せてくるのを感じていた。
「んっ…!」
自然と朔の指は秘部をいじり始めていた。
(ウチ…もう我慢できへん!)
朔は望の部屋へと踏み込んだ。
「お、お姉…ちゃん?」
望はいきなり部屋に踏み込んできた朔を見上げた。
「望…」
朔は望を跨ぐとキスをした。舌を絡めて、唾液を流し込んだ。
「!?」
突然のことで望は何が起こったのか理解できなかった。
「っぷは!」
「お、お姉ちゃん…いきなり何を…」
「望…ウチ、こんなんなってしもた…」
朔は下着を脱ぐと、スカートを捲りあげた。そこには、すでに自慰で濡れている秘部がそこにあった。
「いけない事やと分かってたけど、ウチ、さっきドアの隙間から悶えとるあんたを見ながら、自分でいじってたんや…」
朔の頬は上気していた。
「望…ウチ、もう我慢できへんねん…ウチ、変やろ?」
「お姉ちゃん…えっと…」
朔は望の足元へ移動すると、チャックを下ろし始めた。
「お姉ちゃん? 何を…?」
「いいから、ウチに任せてあんたはそこでじっとしとき…」
朔はズボンから望の肉棒を取り出すと、両手でそれを持って、慣れない手つきでしごき始めた。
「うぁ…はあ…お、お姉ちゃん…」
「望…もっと、気持ち良くしたる…あむ」
朔は望の肉棒を咥えこんだ。
「うわ!」
ビクン、と望の身体が反り返った。朔はいったん望の肉棒から口を放した。
「あ、痛かったんか?」
「う、ううん…そうじゃないけど…」
「なら、よかったわ」
朔は再び棒の肉棒を咥えこんだ。
「あむ、じゅる…レロ、んん!」
朔はこまめに望の様子を気遣いながら、望の肉棒に舌を這わせた。望は感じたことの無い感覚に襲われていた。
「あふ…はあ、うぁ…くあ、お、お姉ちゃん…僕、何か…頭が真っ白になりそうだよぉ…」
望の限界が近いことを感じ取った朔は、深く望の肉棒を咥えこんだ。
「うあ!」
「んく、我慢せんで、いつでもイッてええにゃで。望…はむ…」
「お、お姉ちゃん…僕…う、あああああああぁぁぁぁぁあ!」
望は絶頂へ達した。朔の口の中に精を放出した。
「んく? んん…」
朔は口の中に放出された精を時間をかけてゆっくり嚥下した。初めて射精を迎えた望は、ただ頭がボーっとするのを感じていた。
「んん、じゅる…っぷは」
口の中の最後の一滴と、口の端から漏れた分を飲み干した朔は望に肉棒から口を放した。
「望…うち、もう我慢できへん…あんたの、それが…欲しい…」
朔は望にまたがると、まだ元気を失っていない肉棒を、自分の秘部に押し当てた。
「んん…」
「お、お姉ちゃん…?」
呼吸を整えながら、望は朔を見た。
「んん…全部ウチに任せとき…っはあ…」
朔はゆっくりと腰を下ろし、完全に棒の肉棒を飲み込んだ。
とりあえずここまで〜
エン揺を書くことになってしまった
書きかけ2本を含めて全揺光関連なカオス
>>79これで本当に一つになって朔望になったをだねw
お前ら………!!
ホントにここの最近の盛り上がりようは凄いわ。
今月はネ神光臨月間か?
志村、ネが多いw
まあ、一時期本当に過疎ってたからな。
3度目の正直ってわけだね、あれは
ゴバーク
>>88それはないと想フ声。なぜなら、今月は神無月(神が無い月)だからw
__
,'´/ニニヽ
| l lノlメル))
| l |*゚ ー゚ノ!|
|l(Ni_月)ノ) キョッキョッ
| し/永トJ!
从lく/j|l_〉リ
お前ら待たせた!
>>79の続きいくぜい!
「全部、入ったで…」
朔は大きく息を吸い込むと、それをゆっくりと吐き、呼吸を整えた。そしてゆっくりと、腰を動かし始めた。
「ん、はあ……あん……はう…」
朔は敏感になっていたのか、腰を動かすたびに小さくだが痙攣を起こしかけていた。声が廊下に漏れないよう、何とか声を小さく留めていた。
「んん、くう……はあん……あふ…」
「はぁ…お、お姉ちゃん…」
朔も望も、快楽を貪りたい欲求に駆られていた。望は無意識のうちに、腰を突き上げた。
「ん…! 望!」
「ごめん…お姉ちゃん…何か、僕……止められないんだ…自分で…」
「ちょ、待って望…そんなんしたら、ウチ、声が…あん!」
望は朔を下から強く突き上げた。朔は敏感になってしまっているために、ちょっと動いただけでもすぐ声が出てしまう状態だ。朔は声が漏れないように服の裾を噛んで、声を押し殺した。
「んん! …はん…んんんん!」
もはや望は自分で腰の動きを止めることは出来ない。ただただ今そこにある快楽を貪ることで必死だった。
「お、お姉ちゃん…すごく、気持ちいいよ…」
「ん! んん! んんん!」
漏れそうになる声を必死にこらえながら、朔は望と同様、快楽を貪っていた。ただ、朔の頭の中は望に犯されているという思考でいっぱいだった。
(ウチ、望に犯されて感じとる…こんなはずや、無かったのにな……)
ただ望をおかずにした罪悪感から、望に奉仕してやろうと思っただけだった。いや、自分の欲求を満たすための道具として使おうとしたのかもしれない。朔はそうとも考えた。
(あかん…気持ちよすぎて、もう、自分で自分が制御できへん)
「んん! んんんんん!」
もはや朔も絶頂に近かった。それを感じ取った望は無意識のうちに腰の動きを早めた。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「んん!」
「うあ、うああああぁぁぁぁぁあ!」
「んん、んんんんんんんんんんんん!」
望は腰を深く打ち付けると、膣内に精を放出した。
「っぷは、望…」
朔は裾を口から放すと、望の上に倒れこんだ。
「お…ねえ…ちゃん…」
二人とも息が荒かった。しばらくそのままでいたが、朔はふと我に返った。
「こら、望! 何勝手に動いとんねん! ウチ任せえ言うたやないか!」
「ご、ごめんなさい、だけど、止められなかったんだよ…自分で」
朔は望が悪い訳じゃないのは分かっていた。そう悪いのは全部ハセヲだ。そう勝手に決め付けた。
「でも…」
「何や…?」
「お姉ちゃん…あんな一面もあるんだなあって思って。ちょっと可愛かった」
「〜〜〜〜〜〜! 何言うてんねんボケェ!」
朔はベッドにおいてあった枕を掴むと、それで望を殴りつけた。何度も。
「い、いた! お姉ちゃん痛い!」
(あかん、姉の面目丸つぶれや…)
朔は殴りながらそう思った。
「お、お姉ちゃん」
「…何や?」
「えっと、その…もう1回…いい?」
言うや否や、望は朔を押し倒していた。
「ちょ、待ってぇ。もう1回って…んん!」
「ごめん、でも…無理みたい」
「そんな…んあ!」
朔はイッたばかりで少し休みたかったが、望はそれを許してくれなかった。もはや完全に立場が逆転し、狩る者と狩られる者になっていた。
「はん、あん……んあ…ひぐ」
「お姉ちゃん…僕が、お姉ちゃんを、気持ちよくさせてあげる……」
「望…はあん!」
朔は快楽に身を任せるしかなかった。いつも望を甘く見てたバチが当たったと、そう思った。
「あかん…望、ウチ…」
「うん…僕も…もう、限界…」
望は朔の絶頂が近いことを確かめると、激しく腰を動かした。
「んあ! そんな動かしたらあかん!」
「一緒に…お姉ちゃん…」
「あん、はあ…くう…ひゃう…んん!」
「お姉ちゃん、僕もう限界!」
「望、ウチも、もう限界や…!」
「お姉ちゃん……!」
朔は咄嗟に服の裾を噛んで、声を押し殺した。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
望は朔の膣内に精をぶちまけた。
「望」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ(以下略)」
望はひたすら朔に謝り続けた。
「はあ……もうええわ。元はと言えばウチが悪いんやし」
「許してくれるの?」
「許したるけど、その代わり…」
「その代わり?」
「2週間、ウチの子分や!」
「ええええええ!」
朔×望終了!
さあて、次はどうするかな。
ここでは、キャラスレとかでは不評なカップリングも人気なんだな(天狼×揺光とか)
他にどんなんが人気なんだろう?
描き易さと好き嫌いはまた違うし住人層のズレもある
基本的にここの住人はあまりにキワモノでなければ色々イケる奴が多い感じじゃね
>>94-95 乙!望立場ヨワスw
ハセヲ凌辱モノの続きをwktkしている俺ガイル
いつも神々の小説読んでて思うんだが……
碑文使いが絶頂に達したら憑神発現しねぇ?w
おまいら乙
ハセヲ×カール×揺光投下
「あの、すみません。仁村先輩はいらっしゃいますか?」
3年の教室に来るのは相変わらず緊張する。
同じ校舎のはずなのに、階が違うだけで何となく空気まで違って思えるからだ。
2年に進級して少しはこの空気に慣れたと思っていたはずなのに、やはりいつも緊張を禁じえない。
「仁村っちー、後輩ちゃんがご指名ー!」
「仁村っち言うな」
クラスメイトを軽く小突きながら長身の少女が近づいてくる。
3年の仁村潤香だ。2年の倉本智香と同じ図書委員、つまりは先輩に当たる存在。
背のあまり高くない智香からすれば、まさに潤香は大女だった。
あの坂本竜馬の姉の乙女姉さんが五尺八寸、174cmだっと言われているが彼女は更にでかい。
「どした、智香」
「えと……折り入って、相談したいコトあるんだけど……ダメ?」
「いいよ。放課後、図書館に……ってあんた今日、当番だったか」
「うん」
「なら準備室で待ってな。あ、あたしのカールには触るんじゃないよ」
「分かってるって」
カールと言うのは文字通り、あのカール。
某明治製菓が1968年に製造開始した、あのカールである。
今年2018年にめでたく50周年を突破、潤香の大好物であり非常食でもある。
偏食家の潤香は弁当の類を嫌い、いつも図書準備室に篭ってカールばかり食べているのだ。
無論、図書委員の仕事はほったらかしで……。
****************************
「私のオススメはコレだな、新潟限定のかに味カール。
名古屋限定の手羽先味カールもイケる。おっと、やらないからな」
「お菓子の自慢はいいからさぁ、アタシの話も聞いてよ……」
「聞いてるさ」
放課後――――――。
約束通り潤香は知香の相談に乗るべく図書準備室の戸を叩いた。
いや、ただしは買い置きしていたお菓子を摂取するためだが、今はそんなことはどうでもいい。
「死の恐怖のハセヲなら、あたしも聞いたことある」
「ホント?」
「あたしのクラスにも《The World》やってる奴は何人もいるし。有名っぽいね、そのPKK」
「元PKK。今はイイ奴だよ、すごく」
「それも知ってる。あんた、ハセヲとパーティ組んでるんだろ?」
「うん、まぁ……ね」
「あんたゲームやっててブッ倒れて、そのまま意識不明のまま入院しちゃったもんな。
昔のあたしと同じで、あの時はさすがに驚いた」
「ん……その辺のことはちょい曖昧なんだけど」
「ゲームに取り込まれてたんだろ? あたしも未帰還者だったし、大体のことは分かってる」
揺光のリアル、倉本智香が未帰還者になったように。
この仁村潤香もまた未帰還者の1人だった。ただし、それはもう8年も前のこと。
まだ《The World》がR:1と呼ばれていた頃の話だが。
「んで? 今日の相談内容ってソレ? CC社相手に告訴でもしようって?」
「違う違う! そーじゃなくてさ、何て言うか……」
「……男だろ?」
「うっ」
「相手はそのハセヲって子?」
「よ、よく分かったね……」
「てか、最初っからバレバレ」
智香と潤香は学年は違うものの既に1年以上の交友関係にある。
高校の入学式の日、図書館を見学に来た新入生の智香を案内したのが
その日委員会の仕事を担当していた潤香だった。が、それ以前に交友はあった。
《The World》で知香は初心者PCの揺光、潤香は碧星宮の宮皇兼PKKのカールとして。
「智香が恋愛ねぇ……こりゃ今年は猛吹雪が吹くね。いや、札幌にレギオンが降ってくるかも」
「そ、そんなに変かな? 似合わないかな?」
「そゆんじゃないよ。あんたが気に入ったんならいい奴なんでしょ、その子」
「うん……」
親友以上の潤香だから、包み隠さずに話すことができる。
もう揺光とカールとしての友情はないかもしれないけど、今は智香と潤香としての友情がある。
そう思えるから、智香は潤香に何でもいいから助言をしてもらいたかった。
「その子にはもう、好きって言った?」
「あ……それは、まだ。メールでフラワーギフト貰って……告白されたんだけど……」
「ほーう。……で、あんた。まさか返事しなかったとか?」
「『アンタの気持ちは受け取ったよ。胸にしまっておくね』って返事はした。
あと、『アタシ、裏切ると怖いから!』って……最後に書いちゃった、みたいな……?」
「……最後でやっちゃったねぇ。そりゃ引くわ」
いくら好きの裏返しでも、これはキツイとさすがの潤香も思った。
智香は外見はそれなりに遊んでいる様な感じはするが根は真面目な子だ。
普段から委員会の仕事をロクにしない潤香から見れば、よほどの優等生だったのだ
(それでも潤香自身、やる気の無ささえなければ優等生の部類に属してはいるが)。
それはゲームの中でも同じで、少なくとも潤香がカールとしてプレイしていた頃の智香、つまりは揺光も悪い子ではない。
打ち解ければ人懐っこい子犬のようにじゃれて来る姿は今も鮮明に覚えているし。
「おばあちゃんが言っていた……。頭は鍛えなくていい、ただし男を見る目だけは鍛えておけ。って……」
「勉強苦手なアタシに対する嫌味にしか聞こえないんだけど……」
潤香の言う「おばあちゃん」とは彼女の母方の祖母の仁村タキ江のことだ。
智香が潤香の家に遊びに行った時に何度か会ったことがある。
つい数年前まで美大入試のための塾で講師をしていたこともあるらしい。
遊びに行った時「潤ちゃんがこんな可愛いお友達を連れて来るなんて!」と感激されたものだ。
更に言及すると、潤香の母は離婚経験がある。孫の潤香にそんなことを教えるのも、無理もない気はするが……。
「智香としてはどうしたい? ハセヲって子と付き合いたいの?」
「まぁ……そりゃ……」
「なら付き合えばいいじゃん」
「付き合いたいけど……」
「おんやぁ、まだ他に問題あり?」
「ハセヲの周り……アタシの他にも色んなPCがいてさ……ハードル高い、って言うか……」
聞けばそのハセヲと言うPCの周囲には
電波系呪療士娘、ツンデレ系年増拳術士、ロリショタ系小学生魔導士、ネカマ撃剣士、電波系美青年斬刀士
などが存在していると言う。後半の2人についてはよく分からなかったが、とにかくそーいうコトらしい。
「くっくっく……何ソレ。面白いね、そのハセヲって子」
「笑い事じゃないって! ホント毎日大変なんだぞ!」
「智香、口調が揺光になってる」
「うわっ、ゴメン……ともかく、アタシとしてはもうちょっと……ハセヲと親密になりたいなぁ……って」
「んー。事情は分かった」
智香の話を聞いてる間もカールを口に運び続けていた潤香の動作が止まる。
と思いきや、指についたお菓子のカスを舌で数回舐め取り、ティッシュで拭いて丸めてゴミ箱へポイ。
食べている間に何か名案が浮かんだらしく、珍しく気だるそうな顔が明るく見えたのは智香の錯覚ではない。
「最近面白いことなくて暇だったし。協力したげる」
「え、潤香が……? で、でも、アンタ、もう《The World》引退したんじゃ?」
「再手続きすりゃいいさ。
あんた達が頑張ったおかげで、もうAIDAだか山田だかってのはいなくなったんでしょ?」
「う、うん」
「決まり。まだカールのPCデータ廃棄してないし、再ログインするよ」
カールのPCデータ――――――あの“喪服の魔女”の異名を持つ鎌闘士(フリッカー)のことだ。
銀色の髪と群青色のドレスが映える、PKに襲われていた初心者時代の揺光の窮地を救った戦乙女。
天狼以前の碧星宮の宮皇でもあり、揺光が宮皇を目指すきっかけとなった女性PC。それがカール。
「潤香、いいの? もうゲームやらないって言ってたのに」
「気が変わった。それに約束したろ? “いつか、また一緒に遊ぼう”って」
「あ……」
“あんたは強くなる。自分に馬鹿正直な奴ほど強くなるって天狗のオッサンも言ってたし”
“だ、誰が馬鹿だっ!?”
“揺光”
“いつか、また一緒に遊ぼう”
“……絶対だからな!”
「……覚えてて、くれたんだ?」
「忘れないよ」
「そっか……えへへ、ちょっと感動―――」
「それにそのハセヲって子にも興味あるし」
「そ、それだけは絶対ダメ―――――――――――――ッ!!!」
「そうだな。図書館内は静かにしなきゃダメだな」
「あぅ……」
《智香が潤香に相談を持ちかけてから約3週間後――――――――》
「でな、俺はその子に言ったんだよ。
何かあればすぐに呼んでください、貴女のクーンが何処にでも駆けつけます、ってな。
いやー我ながら決まったね、アレは!」
「クーンも飽きねぇな……」
ハセヲだ。
今日はついてねぇ日だぜ……見りゃ分かると思うがクーンに絡まれてる。
噴水広場で待ち合わせしてた矢先にコレだ……テンション下がるな、まったく。
「お前さぁ……今更だけどこのゲームに何求めてんの?」
「強いて言うなら出会い、だな。
現実に疲れた女性達が新たな出会いを求めて《Thw World》にやって来る。
俺はそんな彼女達のココロのスキマを埋めるためにログインしているのかもしれない……一個のクーンとして!」
「やってることは喪黒福造よりタチ悪ぃーぞ」
結局はナンパ目的だしな、コイツの場合。
AIDA事件以降もクーンのナンパ癖は治りきってないらしく、未だに色んなPC連れてるのよく見るし。
何つーか……コイツだけは見習っちゃいけない気がする、男として。
「ハセヲの方はどうなんだ」
「何が」
「今年で高3だろ? そろそろ彼女の1人や2人出来たんじゃないか?」
「1人はともかく、2人もいらねーっつの。フタコイじゃあるまいし」
……だからコイツには絡まれたくないんだ。
話題がどーにも一方的過ぎて敵わねぇ。早く終わらねーかな……。
「ハセヲ」
「あ」
「お待たせ」
やれやれ……やっと来た。
「おぉ……おぉぉぉ!!! ハセヲ、お前いつの間にこんな美人とお近づきになったんだ、おい!?
水臭いなぁ〜、俺にも紹介してくれれば良かったのに!」
「あのな……俺は出会い系サイトの回しモンか?」
クーンが鼻息を荒くするのは無理もない。
俺が待ち合わせていた相手――――――――――カールは、確かに美人だった。
知り合ってまだ日は浅いけど、俺は最近よくカールとパーティを組んでんだ……揺光も一緒にな。
「初めまして、美しいお嬢さん。俺は――――」
「“鋼の貴公子ジーク”も今はただのナンパ野郎とは……年月って残酷」
「え……なッ……?」
「今のあんたの姿見たらアルフが泣くよ」
「ジ、ジークって……キミは……!?」
「ハセヲ、行こ。揺光が待ってる」
「ん、そだな」
懲りずにナンパしてきたクーンを一蹴、カールがゲートの方へ背を向けた。さすがだ。
俺もカールを追う形でゲートに向かう。てか……クーンの奴は固まって何してんだ? ジーク?
まぁいいか、さっさと行こう。揺光を待たせるのも悪いしな。
「時間通りだな」
「おっす、揺光」
「う、うん。おっす」
何かここんところ、いつもこのメンバーのような気がする。
俺とカールと揺光の、この3人な。揺光達とパーティ組むのも嫌いじゃねぇし、これはこれで気に入ってるけど。
「で、今日は何すんだ?」
「ハセヲとイチャイチャできる場所ならどこでもいい」
「カッ、カールッ!」
「冗談だって。早とちりはイックナ〜イ」
「冗談でもそういうのは禁止!」
「お前ら、仲いいのなw」
確か……今週で3週間だな、カールと知り合って。
揺光の紹介で一緒にパーティ組むようになったけど、どーにも掴み所が無いって言うか……強ぇけど。
それに調べて分かったことがある。カールと言や、俺がPKKになる前に名を馳せていたPKKの名だった。
PKK兼ハンター。どーりでカールと一緒に居るといつもの倍近くPKに襲われるはずだぜ……全部返り討ちだけどな。
「カールと揺光って姉妹みたいだよな。こうして見ると」
「あたしはこんなちっさい妹、持った覚えはないけど」
「ア、アタシもこんなでっかいお姉ちゃんはパス!」
「ほら、やっぱな」
息が合ってんじゃん、絶対。あーでも身長差は確かにあるな。カールがでかすぎるってのもあるけど。
それとも揺光がちっさいのか? ゲームで身長低めに設定してるってコトは、揺光のリアル、何センチなんだろ……。
「リアルの揺光はあたしよりちっさいよ。17歳女子の平均身長以下だね」
「うわーうわーっ! 何言ってんだよ!」
「? お前らリアルでも知り合いなワケ?」
「そだよ、学校同じだもん。な、揺光」
「う、うん」
そーいうコトか。この2人、何かやけに親しげだとは思ってけどな。
でもいいのか? そんな簡単にリアルのことバラしちまって。ネトゲ初心者じゃあるまいし。
まぁこの際、もうちょっと探り入れてみるか……。
「カールも北海道なんだな。一緒のクラスなのか?」
「いや、あたしが3年で揺光が2年。でも委員会は同じ、図書委員」
「へぇ。でも学年違うけど、お前らリアルでも仲良さそうじゃん」
「良いよ。今年のエトワール選に一緒に出るくらいだし?」
「いつからアタシ達、アストラエアの乙女になったんだよ……」
やべ、やっぱコイツら面白ぇ。
あの揺光がここまで気ぃ許すってことは、実際リアルでも相当仲良いんだろ。
揺光が振り回されっぱなしってのも、意外な一面を垣間見た感じだ。
「ハセヲはあたし達のリアルに興味ある?」
「いや、そーいうワケじゃねーけど……」
「揺光はね、あるって。きみのリアルに興味しんし〜ん、もっと仲良くなりたいんだってさ」
「……そうなのか?」
「……うん」
俺のリアルねぇ……メールでほとんど教えたはずだけど。
メール……メールと言や……俺、揺光に告ったんだったな……すっかり忘れてた……。
2人一緒じゃダメですか? .hack//ZERO 第2巻の発売マダー? 何のことです?
おやすみおまいら
>>106 っっっっっっGGGJJJ!!!これはいい・・・!
つか仕事早ぇぇぇ
続き超wktk
GJ!というか、フラワーギフト送ったらそういう返事が返ってくるのか〜。こいつはやり直すしかないな。
>>札幌にレギオンが降ってくるかも
ガメラwwww
GJ!
>>ネカマ撃剣士
これってアスタ?サブロー?どっちだろ
>>106 GJ!正直終始wktkしまくりw
そういや志乃も戻ってるハズだよな。
揺光は知らないがタビーという伏兵も。
>>110 どっちでもいい!
どっちも好きだから!!
>>106 毎回話し作るの上手すぎ!超GJ!!
次もwktkして待ってるよ
>>106 毎度GJ!
所で誰か、カールについて3行でまとめてくれ
>>115 前作(ゲームより前だけど)で
未帰還者になった(たぶんスケィスにやられた)
重斧使い
>>115 小説.hack//ZEROの主人公
徳岡の娘で未帰還者
アウラの育ての親
揺光の知り合いってのは創作だよな!?
>「おばあちゃんが言っていた……。頭は鍛えなくていい、ただし男を見る目だけは鍛えておけ。って……」
(天上天下唯我独尊なヒーロー)きたかw
>>106 二巻は・・・もう・・・・(つд`;)
天道だよな?だよな?>おばあちゃんが言っていた
やっぱりアイツであってたのかww>おばあちゃん
見た瞬間噴きかけてたんだ…
ライダーチョップのセリフから考えると、
.hack的にはひいおばあちゃんの方が良くないか?
あいつカブト世代か、それとも再放送かな。
PKから助けると毎回「君にはヒーローの素質があるのかもしれない!」と熱く語るのはいいんだがまず自分がPKに狙われないように気をつけろと小一時間
126 :
揺光モノ「光の中に咲き誇る花」 ハセヲ?編5:2006/10/23(月) 00:30:15 ID:PLedxmlh
>>27の続き
「さて。 じゃ、まずはしゃぶってもらおうか」
そう言ってハセヲは、ひざまづくアタシの前に仁王立ちして、そして―――はちきれんばかりに直立したソレを、アタシの顔に押し付けてきた。
鼻をつく独特の匂い。
ハセヲのそれが、アタシのほっぺに当たる。
「ゆっくりと、飴を舐めるようにしゃぶるんだ」
「………はい」
言われるままに、アタシはハセヲのモノに口をつけた。
先端に優しく口付けをする。
そのまま、舌をチロチロと這わせ亀頭を唾液で綺麗にしていく。
「ん、んふ、んは」
一度肉棒から口を離し、今度はすべるように裏筋を攻めて行く。
時折ピクピクと動く、ハセヲのソレ。
ただ無心に、しゃぶり続けた。
「………っ、中々うまいじゃないか。 じゃ、そろそろ咥えてくれよ」
ハセヲに命じられ、アタシはソレから口を離す。
亀頭とアタシの口が、白い透明な糸で繋がる。
そしてそれを手繰り寄せ、今度は―――お口全体で、ハセヲのモノを飲みこんだ。
「んふ、ふぐう、ん」
予想以上に大きいハセヲのモノは、尚もアタシの口内でピクピクと痙攣を起こしている。
その鼓動を感じながら、アタシはただひたすらに口を前後に動かし、ハセヲの肉棒を刺激した。
「うはっ、揺光ちゃん、その調子! ………じゃなくて、その調子だ、揺光」
………? 何だか今のハセヲの言動がおかしかった気もするけど、そんな事は今のアタシには気にならない。
ただ無心にハセヲのモノを刺激し続けた。
「んちゅ、んく」
「うぉ………揺光………! で、射精る………!!」
瞬間、アタシの口内でハセヲのモノが膨張した。
そしてハセヲは一気にアタシの口から肉棒を抜き取ると、欲望のままに白い精を放出した。
アタシの顔やネコミミに大量の白濁液が飛び掛る。
呆然とするアタシをよそに、ハセヲは満足げな顔だった。
「………ふう、やっぱりネコミミ装備の女の子に顔射するってのは最高の気分だな。
さて、揺光………本番は、ここからだぜ………」
ハセヲの顔が歪む。
彼の体を包む"AIDA"は、さらに活発に揺らめいていた。
――――――――――――――――――――
「………遅ぇな。 何してやがんだ、揺光のヤツ」
学校から帰ってきてすぐPCを起動した俺は、揺光からのメールが送られている事に気づいた。
どうやらアリーナ戦に向けてレベル上げに行きたいらしい。
それはまぁそれで都合が良かったのだが。 揺光にもう一人のアリーナメンバー、アトリの事紹介しねぇといけねぇし………
「ログインはしてるんですか? 揺光さん」
と、不意にアトリが話しかけてきた。
俺がログインした時には既にアトリがカオスゲートで待っていたのだ。 アトリも揺光と同じく俺とレベル上げに行こうとしていたらしい。
揺光の誘いもあるし、アトリの方はエリアワードが決まっていなかったため、メンバーの顔合わせも兼ねて揺光が来るのを待っていたのだった。
しかし、揺光からのメールが来てからかれこれ20分。
「………ログインはしてるみたいだけどな。 仕方ねぇ、先にエリア行ってるか」
ショートメールを送っても返事がねぇ。 単に離席してるだけなのか、それとも………
俺の脳裏に、この時一瞬、黒い斑点の光景が蘇ってきた。 クソ、何でこんな事に頭が回らなかったんだ………!
杞憂だとは思いたいが、可能性はけしてゼロではない。 急がなければ。
俺はアトリと共に、揺光のメールに書かれていたエリアワードを打ち込んだ。
忙しくて執筆遅れ気味
犬と小豆娘の話を考えてるけど
どうみても悲恋です本当にありがとうございました
>>126 GJ
ていうかAIDAハセヲ、お前の正体まさかwwwwww
乙
揺光ちゃんてw
まさか正体は増殖の人?
合ってても間違っててもスルーでいいけど
ていうか、旧保管庫消えちゃってるね
きついなあ
朔×望書いたし、次は…ハセヲ×朔望にするか
今日はちょっと疲れたから、明日書くことにする。
132 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 01:40:55 ID:YMNlDKAG
>>126 GJ!
こんなことするのはもはや奴しかいないwwwww
さすが増殖、天晴れじゃ!!wwwww
ついにやりやがったあの野郎おおおおお
個人的にはあくまで強気の揺光が好きだけど
こういうのも悪くないね。うん
久しぶりにきたら神が増殖wwwwwwwww
とりあえず神全員GJ!!!!!!
そして増殖の人には国民栄誉賞を(`∀)ノシポイッ
規制だチクショウ
ハセヲ×朔望いきます。
8月。世間ではもう夏休み。そして小学生であるあの二人もしかり。そんな8月のある日。あの二人は東京にいた。
何故二人が東京にいるのか。それは望がハセヲ。つまり亮に会いに東京に行くと言い出したからである。
8月某日。和歌山県某所。
「僕、ハセヲにいちゃんに会いに行く」
「何やて?」
「今度のお盆の時期に、ハセヲにいちゃんに会いに行くんだ。何でも、東京で大きなイベントがあるらしくてさ。3日間だけ地方からたくさんの人が来るから、東京に来るならその時期が良いって」
「ちょい待ち! いつそんな連絡の取り合いしとったんや」
「えっと…おととい…お父さん達にはもう言ってあるんだけど…」
「………ウチも行く」
「え?」
「ウチも行く言うたんや。望一人だけ行かせるのも危なっかしいし、ハセヲが何かせんように見張るためにウチも行ったる!」
「一緒に行きたいなら、素直に行きたいって言えば良いのに…」
「何や?」
「何でもありません…」
とまあ、そんなやり取りがあり、二人は今東京にいるのだ。しかし、東京は広い。そう簡単に亮の家に行き着けるわけでもない。おまけに今二人がいる場所は以上に人が多い。
「なんなんやこの人の数は。東京はほんまにメッチャ人が多いな」
「うん…」
二人は今、亮が指定した待ち合わせ場所、新橋駅のSL前にいた。
「ったく、人を呼び出しといて自分は遅刻かいな。何考えとるんやハセヲは」
「もうすぐ来ると思うんだけど…」
朔と望は目の前を流れていく人の流れを見ていた。リュックを背負った者やどこかに二人で出かけるのであろう老夫婦、カップル、様々な人々が二人の前を通り過ぎた。
「あ、来た」
亮の姿を見ると、望の目は輝いた。
「わりぃ、待たせたな」
「ほんまやで、呼び出したんなら先にきとくのが男ってもんやろ!」
「………朔も来てたのか」
「なんや、ウチがおったら不満か」
「別に。てっきり望一人で来るもんだと思ってたからな」
「始めはそのつもりだったんだけど、お姉ちゃんが一緒に来たいって言うから」
「そうか…」
亮はちらりと腕時計を見た。
「時間的にはちょうどいいな。行くぞ」
「行くって、どこに?」
「国際展示場」
亮は駅へ向かう人の流れへ向かって歩き出した。朔と望もそれについて行った。
国際展示場へ向かう電車の中はかなり込んでいた。
「なんでこんなに人がおるんや」
「今日はイベントのある日だからな。この電車に乗ってる客のほとんどがイベント目当ての奴らだよ」
「なんか、鉢巻きした人とかアニメの話とかしてる人がいっぱいいる」
「そういう連中の集まりだからな。もうすぐ着くぞ」
電車は国際展示場に到着した。亮は帰りの切符を3人分買うと、某建物へ向かう人の列に加わった。
「離れんなよ、迷子になんぞ。しっかしすげえ人だな。よくもまあ、日本中からこんだけ集まったもんだ」
亮と朔、望は数十分をかけてようやく建物に入ることが出来た。本来こういうイベントにはまったく興味を示さない亮だが、今日だけはしぶしぶやって来たのだ。その理由は、誘われたからである。
以上。今日はここまで。
8月のイベントって言ったらあれしかないですよねえ。
夏コミktkr
誘ったって誰だwwwwwww
140 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 01:01:53 ID:vy7fazOl
>>138 GJ!
誘ったのってまさか同人誌書いてるあの子かwwww
てか朔も確か夏&冬コミ参加してるんじゃなかったかw
あ、委託参加か
おまいら乙
ハセヲ×カール×揺光投下
「旋風!」
「滅双刃!」
俺と揺光の双剣技がほぼ同時にモンスターに炸裂する。
斬るタイミングもフッ飛ばすタイミングもほぼ同時、ありえねぇくらいに。
ちなみに今倒した奴が最後だったからこれで戦闘終了。無様なモンだぜ……。
「息ぴったりじゃん、きみ達」
「は?」
「おんなじ技で同時にトドメって滅多に決まんないよ」
「偶然だろ」
そりゃ飽くまで確率論じゃね?
たまたま俺が双剣をメインウエポンに設定してて、揺光と同じ技出して、同じ敵倒した、ってだけだろ?
なぁ、そうだろ揺光……って聞こうとしたら、揺光は揺光で何かダンマリ決め込んでるし。
「ところでさ」
「あん?」
「前から聞こうと思ってたんだけどハセヲの装備してるその双剣、見かけないタイプだね」
「旋式・鈷風鉈のことか?」
まぁ、一応レア度5だしな。
珍しいっちゃ珍しいかもしれねぇけど。
「そのタイプの武器って確かアリーナタイトルマッチの優勝商品だっけか。
でもハセヲが紅魔宮で優勝したのって2017年だろ? 旋式・鈷風鉈って2016年の優勝商品じゃなかったっけ」
「つか、これ元々俺のじゃないし」
「どゆこと?」
「揺光と交換したんだよ。な、揺光」
「う、うん……」
結構前になるんだが……揺光が
「アタシの旋式・鈷風鉈とハセヲの回式・卦針を交換して欲しい」って言ってきたことがある。
断る理由もなかったし、もう卦針よりも攻撃力のある武器も持ってたから
「別にトレードじゃなくてもただでプレゼントしてやるよ」って言ったら
「トレードじゃなきゃヤダ!」と言って譲らなかった。
まぁ、最後は揺光の言う通りトレードで互いに交換、ってコトになっちまったワケだが。
「ってコトがあった。随分前だけど」
「へぇ。揺光も隅に置けないな」
「な、何がさ」
「ハセヲが使ってた武器が欲しかったんじゃないの?」
「そっ、そんなんじゃないって! きょ、今日のカール、何か変だぞ!」
「あたしはいつでも変だよ」
……そうだったのか?
てか何で俺の使ってた武器を揺光が欲しがるんだ? 分かんねぇ。
「それで? ハセヲと交換した回式・卦針の使い心地はどうなのかな? かな?」
「べ、別にそんなのどーだっていいだろ……」
「……ふーん。ね、ハセヲ。あたしもハセヲが装備してたアイテム、何か欲しいな。プレゼントしてよ」
「カール! 何言ってんのさ!?」
「だって揺光ばっかハセヲにプレゼントしてもらってズルイじゃん」
「アタシ達のはプレゼントじゃなくてトレードだよ!」
「どっちでもいいよ。あたしもハセヲの使ってたモノ、欲しいし」
「ハ、ハセヲ、本気にしちゃダメだぞ!」
「(何ケンカ始めてんだろ、コイツら……)」
……別にプレゼントくらいよくね?
俺が装備してたアイテムってのが何か引っ掛かるけど。
カールにプレゼントすんなら、やっぱ鎌系の武器かアクセサリ類だろうか。
てか今はそーいう雰囲気じゃねぇな、どう見ても。さすがに俺でも空気くらい読めるぜ……。
「プレゼントがダメならデートでもいい。今度一緒にマク・アヌでゴンドラ遊覧イベント出よっか?」
「そ、そんなのダメなんだからな! 絶対許さないんだからな!?」
「何でそこでお前がキレてんだ、揺光」
「そだよ。決定権はハセヲにあるんだし」
「とにかくっ! ダメなものはダメっ!」
妙な雰囲気になってきたな……。
つーかカールは揺光をわざとからかってる様にしか見えねぇんだが。
揺光は揺光はまんまと乗せられてるし……何なんだ、一体。
「デートくらいいいじゃん」
「よくないよ! ア、アタシだって……まだハセヲと……したコトないのに……」
「ハセヲ、そなの?」
「や、俺に言われても」
いきなり俺に方向転換かよ。
「きみ達付き合ってるんじゃないの? 有名だよ、ハセヲと揺光の宮皇カップル」
「ハセヲ……な、何とか言い返してよぉ……」
「何とかって言われてもな……」
何つー目で人の顔見てんだ揺光の奴……。
普段は勝気なんだが、智香モードになったら急にしおらしくなるから困る。
結構中身は女の子してるからな……下手に傷つけるワケにゃいかねーし。
「ならしちゃえば、デート」
「は?」
「どうせならゲームじゃなくてリアルですればいい。
もうすぐ夏休みだし、揺光がハセヲの居る東京まで遊びに行けばいいんだ」
「東京にねぇ……まぁ、揺光が来たいってんなら俺は別に構わねぇけど」
「え……ホントに……?」
「ただ遊びに行くだけじゃ芸がないな。ハセヲ、2〜3日泊めてあげなよ」
「と、泊めるって……」
泊める泊めないは別にして、だ。智香とは一度リアルで会ってみたかったし。
今までそーいう話なかったから機会なかったけど。
「この子、夜のレインボーブリッジ見に行きたいんだって」
「あー。そーいやそんなコト言ってたっけ」
「ハセヲもその気になってくれてよかったな、揺光。あんたが裏切ると怖いってトコ、見せなくて済みそうだ」
「カッ、カッ、カールッ!」
「……そんなコトも言われた気がする」
“一途でしつこいぞ”とか“裏切ると怖いから!”って……何か、怖い気がするの俺だけか?。
数日後。
「約束が違うよ、潤香!」
「だって。あんたとハセヲ、全然進展しないんだもん」
「うぅ〜〜。絶対ダメだって……ヤバイって……」
「あんただってハセヲに会いたいでしょ? ならいいじゃん。
東京に2〜3日行くくらいさ。一夏の冒険みたいでカッコイ〜」
いつもの放課後。
図書準備室でのお茶会。
「それに……ハ、ハセヲの家に泊まるんだし……何か間違いがあっちゃ……ダメだと思うし……」
「間違い? 間違いって何?」
「ふ、不順異性交遊……とか……」
「おんやぁ? 智香ちゃんはそーいうのに興味あるんだ?」
「な、ないよっ!」
こういう時の潤香は本当に意地が悪いと智香は思った。
潤香自身もかつては自虐的な時期があったのだが、最近は智香という恰好の玩具が見つかったせいもあって
現在は自虐性はなりを潜め、後輩いぢめが専らの趣味のようになっている。
これも一種の親愛の念なのだろうが、智香にとっては堪ったものではない。
「不順か、そーでないかはともかくだ。
お年玉くらい貯めてるだろ? 新千歳から羽田まで往復でも3万かからないよ、今時」
「出せるけど……あ、会うのはやっぱり恥ずかしいよ……」
「ゲームで散々会ってるくせに」
「それとこれとは話が違〜〜〜うっ!!!」
智香にとって拷問とほぼ差し支えの無い事態だった。
とんとん拍子で話が進み、本当に夏休みにハセヲの……三崎亮の家に
ホームステイ(?)しに行くことになってしまったせいで、ここ数日夜も眠れない日々が続く。
「だって……アタシ、ハセヲと初対面の時にさ、すごい嫌な奴だったもん……」
「それ聞いた。彼の首絞め上げて
『ライバルゥ〜? コイツがぁ〜? ……弱そうだよ?』って言ったんだろ?」
「お、思い出させないでよ……あれはアタシの黒歴史……」
「マウンテンサイクルに封印しなきゃな」
正直言ってどの面下げて会えばいいのか分からない。
ハセヲが何のために戦っていたのか理解できなかった当時の智香。
出会う度に衝突を繰り返して、彼のことを全く理解しようとしなかったあの頃。
彼は何も言わずに受け入れてくれたけれど、智香はまだ内心、脅えていた。
本当に自分は許されたのか、と。
「あんたも色々悩み多いな。いいね、青春って感じ」
「全部潤香のせいだよ……」
「あの子の気持ちに応えたいんだろ? 根性見せな」
「う、うん」
「2人で回る場所はあたしがチョイスしとくよ。あたしは東京観光においても頂点に立つ女だ」
「……え、遠慮しとく」
*********************
「(か……買っちゃった……)」
とうとう智香は新千歳発成田行きの往復チケットをネット予約してしまった。
バイト経験のない智香にとって航空チケット購入は痛い出費だが
2018年の正月は特に多めにお年玉を貰っておいたのが幸いしたようだ
(2017年に意識不明になったため、親戚一同の見舞金に近い意味での寄付、とも言えるが)。
「(買っちゃった……買っちゃった……買っちゃったぁ!)」
カール……潤香にそそのかされた感も拭えないものの、智香は後悔はしていない。
自分でも妙な感覚だとは感じる。
彼に、ハセヲに会えると考えただけで胸の奥がドキンと高鳴るのだ。
それに伴って、どんどん頭の中がハセヲの姿や声で埋め尽くされてゆく。
場所は選ばない。
授業中でも掃除中でも委員会の仕事中でも下校中でも家の中でも風呂の中でもベッドの中でも。
心地が良い、考えるだけで心地がよかったから。
「(はは……アタシのキャラじゃないって……)」
自分はもっと違う人を好きになると考えていたのに。
けど、そういう理屈は考えるだけ無駄と最近分かるようになった。
恋愛は本能でするものだと。
自然界の動物の雌は、より強い子孫を産むために強い雄を伴侶に選ぶ。
そして同時に、恋愛は肉でするものだとも悟る。
「(こうしちゃいられない、東京行くまでにダイエットしとかなきゃ!)」
何しろ最近はカップ麺の食べ比べブームが再発して体重が増加傾向にある。
意識不明になった時、全国ネットのニュースで智香の顔写真が公開されてしまったワケだが
2016年の高校入学時に撮影した写真だったのが唯一の救いだった。
どう見ても1年前に比べて体重増えています。本当にありがとうございました。
「(そのためにカップ麺は……断つ!)」
脱ダム宣言ならぬ、脱カップ麺宣言がここになされたのだった。
「(どんな服持ってけば良いかな……やっぱ新しく買った方がいいのかな?)」
東京なら北海道と違って日中の暑さも変わってくるだろう。
その辺も考慮しておいた方がいいかもしれない。
「(ハセヲは……亮は、どんなのが気に入ってくれるかな……)」
今度の初対面は失敗をしないように。
一期一会の心を忘れずに。
「(早く……会いたい)」
心地よい胸の高鳴りを感じながら、智香の鏡との睨めっこは続く―――――――――。
ラ・メーン……フランス料理か? 真心がこもったカップ麺? 何のことです?
おやすみおまいら
うはwww最高wwww
電車の中で読んじまったよ!!
ニヤニヤしながら読んでたから絶対変な人だと思われた…
>>138の続き
「東エリアC45って何処だよ」
建物の中を、亮は朔と望と一緒に歩き回っていた。初めて来たのだから、迷うのも無理は無い。
ちなみに今亮達は反対側の西塔にいた。
「あほ、ここは西側やないか。ちゃんと掲示板見いや」
「あ? あ、マジだ。ってことはあっちかよ」
亮はブツブツ文句を言いながら反対側へ移動した。
「C45…」
亮達は番号を確かめながら一つずつ調べていった。そして。
「おーい、亮〜」
手を振っている智香を見つけた。その顔はどこか嬉しそうだった。
「やっと見つけたぞ…ったく、もうちょっとちゃんと見取り図とか書いとけっての」
亮は智香のもとへ行った。
「あれ? その二人は?」
「あ? ああ、この二人は」
「ひょっとして…朔と望?」
「よく分かったな」
「髪型が似てるから」
智香は驚いたような顔をしていた。
「そう言えばなんでこの二人が一緒にいるの?」
「東京に来たいって言うから、今日来いって言ったんだよ」
「ふ〜ん」
智香は朔と望をまじまじと見つめた。と、ここで何かふと思いついたかのように手を叩いた。
「そうだ。二人ともいっそのことコスプレしてみたらいいんじゃない? 二人に丁度良さそうな衣装もあるし」
「え?」
智香は紙袋に手を入れると、ごそごそと漁りだした。そして、何かの衣装を2つ取り出した。
「じゃ〜ん」
「……おい、これは…」
「ザ・ワールドの衣装やないか!」
「なんでそんなもん、お前が持ってるんだよ」
「ここで知り合った、作家仲間の人がくれたの」
「これ、見た感じサイズがぴったりだよぉ」
「なんでいい具合に2つあるんだよ。お前の仲間はエスパーか?」
亮達はその衣装を見てちょっと引いていた。
「細かいことは気にしない! ほら、これあげるからこれでも着てコミケを楽しみな」
智香は朔と望に無理やり衣装を押し付けた。
「……どうしよう…? ハセヲにいちゃん」
「俺に聞くな」
「あ、そうそう。着るんなら西塔のコスプレブースがあるからそこの更衣室で着替えな。後はその格好でウロウロしてようが構わないからさ」
「誰も着る言うて無いやないか!」
亮は頭を掻くしかなかった。
西塔・コスプレブース。
当然のことながら、亮達は注目を集めていた。
「目立ってるね…お姉ちゃん…」
「言うな。わかっとる」
目立つのも無理はない。何せ、双子がザ・ワールドの衣装を着て立っているのだ。
「…すげえ、あれ本物の双子か?」
「みたいだぞ」
「あの右の子男のかな? なんか可愛い…」
男子はもちろん、女子も当然突如現れた二人組みに興味津々だった。
「……」
亮はなんともいえない顔をしていた。
とりあえずはここまで。続きは夜にでも
>>148 アプカルルでハセヲとカールのコンビで絵描かれてそうだな。
ちょっと不機嫌になる智香に何故か悪い気がしない潤香とかね!
>>152 会場の片隅に、愛猫の追悼写真集売ってるお兄さんがいたりして。
外に出てきているということは一応社会復帰はできたんだ。
ありそうだなw夢が膨らむww
>>152の続き
周りはすっかり好奇の目で3人を見ていた。というより、一部の人間の心を見事に掴んだようだ。
「見てみて、あの右の男の子。可愛くない?」
「うん。隣のお姉ちゃんかな?」
「じゃあ、その隣で半分諦めが入ってる男の人は?」
「うーん、なんだろう。あの二人の知り合いかなんかじゃない?」
とか、
「きた、きた、きたあああああああ!」
と叫ぶ者がいたり。
「あの左の女の子、げき萌えだね」
「うむ」
「実にかわゆい…片割れが男なのは残念だが、あの子だけでもお持ち帰りをしたいものだ」
とか言う者が続出だった。
その一方で、コスプレブースの入り口が少々騒がしかった。
「ああ?」
「なんや?」
亮と朔はその方向を見つめた。そこにいたのは。二人の良く知っているあいつだった。
「お客さん、困りますよ。ナンパは規則で禁止されているでしょ。ちょっと事務所まで来てください」
「な、何すんだ放せ! 俺はただあの子にデートを申し込んだだけじゃねえか!」
「だからそれがナンパなんですよ! おとなしく事務所に来なさい!」
「くそ、放せ! ん?」
「「!!」」
亮と朔は騒ぎの元凶と目が合った。
「おお、ハセヲに朔じゃないか。ちょっと助けてくれ」
「ひ、人違いだ」
「そうやそうや」
二人はあえて他人のふりをした。関わってはいけない。直感的にそう感じたからだ。
「無視か? 無視なのか? てか、何で朔といっしょにいるんだよ。お前そっちの趣味が」
(無視だ、無視…)
二人は徹底して無視をした。
「ハセヲ、助けてくれよ。なあ」
朔は咄嗟に亮の腕を取るとその場から逃れるために演技をした。
「お、お兄ちゃん。ウチいきたい所があるねん! はよ行こう!」
「あ? ああ、そうだな…ほら、お前も行くぞ、望」
「え? あ、待って」
「ちょ、待ってくれ! ハセヲ!」
3人はなんとかその場から逃げ出した。
しまった。続きは明日って書き忘れた。
おまいら乙
ハセヲ×カール投下
「ちゃお。ハセヲ」
「話って何だ?」
ハセヲだ。
揺光達と一緒にエリアで遊んでから何日かたったある日。
今日は珍しくカールから呼び出された。
呼び出された場所は《Δ 隠されし 禁断の 聖域》。
普段は揺光も一緒に行動することが多いだけに、何となく新鮮味があるっちゃあるが……何の用だ?
ここには……あんまいい思い出ねぇんだけどな……。
「んー。揺光のコトについて」
「カールも心配性だな。ちゃんと2〜3日くらい世話できるっての」
「そゆんじゃないよ。そゆんじゃなくてだね、ハセヲ」
「?」
少し芝居がかった動きを見せながらカールが笑う。
ステンドグラス越しに降り注ぐ光の中で俺を見つめるカールの姿は、何だかいつもと違って見えた。。
と言うより、このカールと言うPCとは初めて会った気がしない。
姿形さえ違うけれど、銀色の髪と黒衣、俺の……ハセヲのPCとよく似ている。
揺光の友達っつーコトでパーティを組んだりして遊んじゃいるが、
不思議な既視感を感じることも多々ある。
「きみは揺光をどう思ってる?」
「どうって……好きか嫌いか、ってコトか」
「びみょーに違う。あたしがきみに聞いてるのは“Like”or“Love”のどっち、ってコト」
Likeは好き、Loveは愛してる……って、オイ。
何つーコト聞いてくるんだ、コイツは。
「いや、いきなり言われても……」
「それじゃきみは、揺光を好きでもないのにメールで告白しちゃったワケ?」
「そーじゃねぇよ……好きだけど……愛してる、ってのはまだ分かんねぇ……」
「ふーん。それとも昔の女のコト、まだ忘れられないとか?」
「……!」
何となく分かってきたぜ……。
どうしてカールがわざわざこのグリーマ・レーヴ大聖堂に俺を呼び出したのかがな……。
この場所は、俺が始めて三爪痕(トライエッジ)と戦った場所。
そして、志乃がオーヴァンにPKされて意識不明にされた場所。
コイツは確かめたいんだ、俺のココロを。
「怒ってんじゃないよ。むしろ、それ結構フツー」
「……」
「あたしもねぇ。好きな子くらいいたよ」
「……カールにか?」
「ひど。あたしだって人を好きになることくらいあるって。
あれはあたしが……小学5年の頃か。その子とはここで会ったの」
「この大聖堂でか……?」
「そそ。R:1時代だけどねー」
この大聖堂はロストグラウンドだ。発見されたのは2016年初期。
R:1時代から色々と曰くのあった場所らしいけど、詳しいことは俺も知らない。
ただ、三爪痕絡みの噂は結構初期から耳にしていたとは思う。
同時に、白いドレスの少女の噂も。
「ばみょん!」
「……は?」
「いいから、ハセヲも言ってみてよ」
「ヤダ」
「言えって」
「……ば、ばみょん」
何だ、何だ、何をやらせたいんだ、この女。
人を寄せ付けない様な態度とったり、たまに子供みたいにはしゃいだり……変な奴だと思った。
揺光の話だと、1年くらい前のカールは“喪服の魔女”なんて呼ばれてたPKK兼ハンターだったはずなんだが。
何つーか……俺の前だと妙に子供っぽい、つーか……。
「くっくっく……やば、おかしいw」
「あのなぁ……お前が言えっつったんだろうが」
「や、すまんね。ハセヲが何となーく昔好きだった子に雰囲気似てたから、もしかしてー?って」
「あん?」
「ソラって子だったの。字は楚良。
最初に会った時は松尾芭蕉の弟子の曽良が由来って言ってたのに、実際は違う字だった。
あの時は『やられた〜』って思ったね」
「……」
「んで、ハセヲ。芭蕉って俳号は芭蕉(はせを)とも読めるっしょ?
だからね、きみの噂を聞いた時にもしかしたらアイツが戻ってきたのかな?って思ったの」
……偶然だろ。
別にハセヲの名前に、そこまでの意味はねーよ……ありゃしねぇんだ、んなもん。
「でもやっぱ人違い。アイツはもっと軽い奴だったし、ハセヲとは性格全然違うし?」
「……おい。んなコト言うために呼んだのか? 揺光の話じゃなかったのか?」
「慌てなさんなって」
それまでの態度が嘘のように、次の瞬間にはもうカールの顔から笑みは消えていた。
「あたしはね、ハセヲ。
揺光の保護者気取るつもりはこれっぽっちもない。
でも、あの子がきみとリアルで会う前に確かめなきゃいけないコトがある」
カールの手中に顕現する大鎌。
ブゥンと風を凪ぐ音が大聖堂の中に木魂した。
……そーいうコトかよ!
「きみがあの子を守れるだけの強さがあるかどうか……見極めさせてもらうよ」
「いーのか? 揺光はPKとかPKK、嫌ってんだぞ」
「勘違いはイクナーイ。これはPKじゃなくて……んー決闘? 揺光争奪戦みたいな?」
「争奪戦って……何、お前、そーいう趣味?w」
「さぁ。どうでしょう」
どうやら避けられねぇみたいだな。真顔で殺気放ってやがる。
……面白ぇ。元碧星宮の宮皇だったか、この女。太白以来だぜ、宮皇相手は。
揺光争奪ぅ? いいぜ、お前を倒して証明してやる。
「Xthフォームとやらにならなくていーの?」
「抜かせ。ありゃとっておきだ」
「見たいなぁ。揺光はXthフォームのハセヲもお気に入りらしいし」
「前置きはいい……行くぜ!」
「ふふん」
………。
……。
…。
「どした? もう息切れ?」
「うっせ。まだ準備運動だっての」
この女……メチャクチャ強ぇ!
鎌闘士(フリッカー)だと思ってナメてたぜ、
接近戦に持ちこめば何とかなるって発想は甘かったっぽいな……!
「あたしがどーして“死神”じゃなくて“魔女”って呼ばれてるか知ってる?」
「さぁな。水銀燈みてぇな格好だからじゃねぇの?」
「ぶー、ハズレ。読んで字の如し……ってね!」
「がっ!?」
にゃろう……こんな距離から攻撃呪紋ブチ込みやがった!
「呪紋もイケるクチなんだよ、あたしは」
「……だからPKどもに魔女って呼ばれてんのか」
寸でのところで大剣にメインウエポンをチェンジ、
カールの放った火球つぶてを何とか全て叩き落すことが出来た。
鎌闘士の魔力値じゃここまでの威力は出せねぇ……パラメーター上げるアイテムで
ドーピングしたってところか。手が込んでやがる。
「今のを避けたか……逃げてばかりじゃあたしには勝てないぞ、ハセヲ」
「隙窺ってんだ。気にすんな」
「そうそう、がんばれ、がんばれ。揺光のためにもね」
「へっ……」
「んじゃ、そろそろ本気でやらせてもらおうかな」
「(本気だぁ……!?)」
今まで手ェ抜いてたってコトかよ!?
「魔女には使い魔が付き物だろ? 見せてあげる、あたしの使い魔」
「使い魔? ゼロの使い魔ってか?」
「残念、あたしが呼び出すのはゼロじゃない……第一相だ」
「……ッ!?」
何だ……何を始める気だ、カールの奴!?
「おいで……おいで……あたしを……追いかけてこいっ!!!」
「んだと……この感じは……まさか……!?」
憑神(アバター)!?
『■■■■■■――――――――――――――――!!!!!』
ソイツは、大聖堂の張り詰めた空気をまさしく叩き割って現れやがった。
ひび割れた空間からヌゥッと覗くのは、血か泥に塗れたような渋柿色の布切れを纏う巨人。
全身を覆うそれは防具と言うよりは寧ろ拘束具。右手にでけぇ大鎌を掲げながら、3つの目がギランと輝く。
オイオイ……冗談じゃねぇぞ! コイツは、この憑神はッ!!!
「マジかよ……!」
「スケィスとの付き合いは……実はあたしの方が長いんだな、コレが」
瞳震え頬濡らす朝は やさしいウソをついて?
キミ求め彷徨っている どうか見失わないように?
何のことです?
おやすみおまいら
超展開キタコレ
乙
凄い展開キタ━━━(゚∀゚)━━━!?
GJ!
ヤベェ、ハセヲほっぽいてカールにハマりそうだ!!
とにかくGJ!!!
AIバスタのソラ仕様のスケィスか
>>157のつづき
コスプレブースから逃れた3人は、東塔に戻ってきていた。
「ったく、何であいつがいるんだよ」
「ウチが知るか」
ブツブツ言いながら、3人は智香の元へ戻ってきた。その途中、やはり注目を集めていたが。
「なんや! 人の事じろじろ見て! 言いたい事あるんならはっきり言いや!」
朔は噛み付いた。周りの者はあわてて目を背け、何事もなかったかのように歩き出した。
「ふん」
「あ、おかえり〜」
「お帰りじゃねえよ。めっちゃ注目集めてたじゃねえか」
「いいじゃない。可愛いんだから」
「可愛いねえ…」
亮は改めて朔と望を見た。
「…たしかに、まあ、可愛いんじゃね?」
「〜〜〜! べ、別にあんたの為に着とる訳やない! 望が着とるからウチも仕方なく着とるだけや!」
何故か朔は顔を真っ赤にして亮に噛み付いた。
(うれしいんだ…)
望はそう思った。
「本当はこんなん着たくないけど、望が着とるからきとるんや! そこんとこ勘違いしたらあかん! ええか、もう一回言うけど、別にあんたのために着とる訳やない!」
何故か超必死になって朔は言い訳をしていた。
「別に俺は着ろとは言ってねえだろ。それに何赤くなってんだよ」
(朔ってこんなキャラだったっけ?)
智香は二人のやり取りを見ながら不思議に思った。
「お姉ちゃんどうしたの? 顔真っ赤だよ?」
「やかまし!」
「痛い」
朔は望の頭をはたいた。
「まあ、あんたが言うならもう少しこの格好でいたるわ」
「別にいやなら着替えていいんだぞ。無理してきている必要なんてないんだからな」
亮は朔が何を言おうとしているのか全く理解していなかった。
「ったく、はじめからそうして欲しいなら素直に言えばいいんや。仕方ないから、今日はこの格好でいたる。ほんまに、しゃあないなあハセヲは」
「いや、言ってねえだろ」
(……なんだろう。この気持ち。なんか亮と朔を見ていると心の中に何かこう、もやもやと…)
智香の心に少しだが、嫉妬の心が芽生えた。だが、智香はそれに気づかなかった。
つづきは夜〜。
>>168 確かにツンデレ(自爆型)です。ごちそうさまでした。GUUUUUUUUJOOOOOOOB!!!
GJ!!そして今は夜…wktk!!
よっしゃ待たせた!
>>168の続きいくぜい!
「亮」
「あん?」
「あたしのど乾いた。ジュースとおにぎり買ってきて!」
「んなもん自分で行けよ。何で俺が」
「いいから! 早く!」
智香の気迫に負け、亮は渋々だが内部にあるコンビニにジュースとおにぎりを買いに行くことにした。
「ちょい待ち、ハセヲ。ウチも行く! ウチも丁度飲み物買いたかったんや」
朔は亮を追いかけた。それを見た智香の心にやはり嫉妬の炎が燃え上がった。
「望、ちょっと店番お願い! ジュース買ってきてあげるから!」
それだけ言うと、二人の後を追いかけた。
「ええ!? ちょっと! 揺光ねえちゃん!」
望はいきなり店番を頼まれ、揺光を止めようとしたが、すでにその姿はなかった。望は仕方なく、揺光達が帰ってくるまで店番をする事にした。
コンビニ。
朔は何故か嬉しそうに亮と店に入ろうとした。その時である。亮の腕を掴んで智香が引きとめた。
「どうした、智香」
「なんや? (っち、邪魔しいが…)」
「待って、やっぱりあたしも一緒に行く(亮と二人っきりで買い物なんて、そうはさせないよ)」
「一緒に行くって、お前店番は?」
「望に頼んできた。さ、行こう亮」
智香は亮の腕に自分の腕を絡めた。
「あ? ああ…」
「〜〜〜!」
朔も負けじと反対側の腕に自分の腕を絡めた。
「ハセヲ、何しとるんや。はよ行くで」
「え? ああ…」
亮は何か背中を滑り落ちる冷たいものを感じた。この時、朔と智香の間で火花が飛び散っていたのを、遠巻きから見ていたギャラリーは見逃さなかった。
「ハセヲ(亮)、行くで。(行くよ!)」
「あ? おい、どうしたんだ二人とも。イテ、擦れてる! 擦れてるから!」
二人に引きずられるようにして、亮はコンビニに入っていった。そんな亮の様子を見て、ギャラリー達は無事を祈ったとか祈らなかったとか。
朔と智香がコンビニでバトルを繰り広げていたころ、望が店番を始めたせいなのか、女子の客が足を止めていく割合が上がっていた。
「あの〜」
「あ、はい」
「これ、下さい」
「あ、はい。えっと…値段は分からないんですけど、たぶんここに書いてある値段じゃないかと」
「はい、代金」
「ありがとうございました〜」
望から同人誌を受け取った女子は何故か満足した表情で帰っていった。
(ハセヲにいちゃん達早く帰ってこないかなぁ…)
さっきから何やら周りの女子(大人含む)達にじろじろ見られ、望は少し縮こまっていた。
(なんだろう…なんか物凄く見られてる)
見られている原因は望の格好にあるのだが、そんなこと、望は知る由もない。最も、格好云々ではなく、望が狙われているのだが。
一方コンビニでは、二人の戦いが始まっていた。
「ウチはこっちを見たいんや。手え放しい」
「あら、あたしだってこっちを見たいんだよ」
「だったら、ハセヲはいらんやろ」
「あら、だったら朔だって亮はいらないでしょ」
「ウチが先にハセヲと買い物にきたんや。それにハセヲもうちと一緒が良いにきまっとる!」
「何言ってんのさ。あたしとの方が言いに決まってるよ」
「ウチや!」
「あたし!」
この時、亮は確かに二人の間ですさまじい火花が散っているの見た。亮はちらりと周りを見た。みんな店内で繰り広げられている女の戦いにびっくりしていたが、亮と目が合うと咄嗟にそむけた。店員に至っては、「あんたも大変だねえ」と言わんばかりの表情で見ていた。
(なんなんだよ、畜生…)
亮心の中でそう思った。
以上、今日はここまで!
>>174 GJ!!
浦山氏すぎるぜ…ハセヲ…
望の運命にガクブルしつつwktk!
可哀相なエン様…だが乙
何故だ…何故ここまで神が増えたのにハセ志乃が来ないんだ…
ハセ志乃は公式から燃料たっぷりだからな…だが読みたいのは事実
でも過去に長いの投下されてるぞ?過去ログ漁れ
>>177 志乃DDされたから出番ないが一応継続中だぞ
今月のアルコル読んで本気で揺光×七星に目覚めた
誰かキボン
過去ログを探しても見れない件
望がお持ち帰りされそうな予感……GJ。
>>182 一番初めにハセヲ×朔望っていってるんだから信じてます、信じてます
・・・・
オーヴァンとパイが互いの秘部を覗きあう話をお願いします
そういや過去ログって1〜3、9,10しか見れないよね
>>184 パイがオーヴァンのちくわの先から覗き込む話を想像したが、違うな。
互いの眼鏡を取る話と見た。またマニアックな…
色んな神々方の作品に毎日ハァハァもんで最高だが
自分もハセ志乃読んでみたいぜよ!
書いてみたいけど志乃のキャラがまだ掴めん
揺光やアトリなら書きやすいんだが
くっそお!みんなご免!
>>174の続きが思いつかなかった。ホントご免!明日まで待って
>>189 つづきもにすごくたのしみにまってるけど、いそがなくていいから、ね?
ぜんらでまってる。
おまいら乙
ハセヲ×カール投下
「カール……お前……碑文使い……ッ!?」
「モルガナ因子を持つ者を須らく、そう呼ぶのであれば……うん、あたしも碑文使いだな」
紅い巨人を脇に携えながらカールが威圧する。
外見の違いはあるっちゃあるが、見間違えるはずがない……あれは、スケィスだ!
「ただし、このコはこの世界の住人じゃない。前のバージョンだ」
「前……!?」
「強いて言うなら、そう……スケィスR:1(リヴィジョン:ワン)ってとこかね」
R:1……だと? R:2じゃなくてか?
あの妙な紅い布といい、確かに俺の知っているスケィスとはどこか異質な感じがする。
でも本当にカールの言っていることが本当だとして、カールはいつ碑文使いに目覚めた?
どうして俺と同じようにスケィスを憑神として喚べる? 分からねぇ、分からねぇぞ……!
「あたしは本気を見せたぞ。次はきみの本気を見せてよ」
「くっ……!」
「もったいぶってると」
『■■■―――――――――――――――――――!!!』
「やばいかもよ?」
カールの攻撃意思を感じ取ったらしく紅いスケィスが突進して来る。
大聖堂に轟音が響き、大振りに振られた鎌が木椅子を紙屑のようになぎ払う様は圧巻。
怪獣映画を見てるみてぇな気分だった……ここまで冷静な俺自身にもびっくりだが。
『■■――――――――!!』
「うおっ!?」
大剣で受け止めようとしても、とんでもない馬鹿力で軽くフッ飛ばされちまう!
機動性なら俺の方が上っぽいが、攻撃力だけならカールのスケィスの方が……やべぇかもな。
こりゃあいつの言う通り、本気になるしかなさそうだ!
「悪い魔女からお姫様を救うのは、王子様の宿命だぞっ!」
『■■■■―――――――――――――――――――!!!!』
電子音みてぇな雄叫びを上げながらスケィスの豪腕が迫る。
並みのPCなら一撃死だろう。今の俺だって例外じゃない。てか何が王子様だ。テニスか?
とにかく……3rdフォームじゃ、ここまでが限界だ。三爪痕との最初の闘いがそうだったみてぇに。
異形には異形を、規格外には規格外を……ってな。
カールは俺の強さを見極めるためにこの戦いを仕掛けてきた。
その意図が揺光のためかどうかはこの際関係ねぇ……俺も応えてやるよ、お前のココロに!
「ハセヲ! スケィスを通して、あたしの想いが伝わってるかな!?」
『■■■■■―――――――――――――――――――!!!!!』
「伝わってるよねぇっ!?」
へっ……一撃一撃に想いを込めろ、ってか?
伝わってるさ、リアルで痛ぇくらいに伝わりまっくてる!
『■■、■■■……■―――――――――!?』
「……どうしたっ、スケィス!」
急にスケィスが動き止めたんで焦ってんのか?
でもまだ慌てる時間じゃねぇぞ。お前、見たがってたよな……俺の本気を。
大サービスだ、見せてやるぜ……限界のその先ってやつを!
ソレはどす黒い混沌から生じた。
黒の中にありながら無二の白を纏う者。
死を背負いながら同時に生をも背負う不確定な存在。
ただ分かっているのは、ソレに常識と言った概念が一切通用しない、その事実のみ。
「待たせたな」
スケィスの拳がゆっくりと押し戻される。
その声を聞いた時、カールは全身の産毛が逆立つ感覚を覚えた。
似ている。
かつてこの大聖堂で彼と出合った時の様に、ゾクゾクと全身を巡る快感にも似た感覚。
『■■……■■■―――――――――!!!!!』
「吼えるな」
次の瞬間にはもうスケィスの姿はその場から消え失せ、影も形も無い。
アッと言う間に吹き飛ばされて大聖堂の壁にめり込み、ぴくりとも動かないのだ。
白煙の先に、彼が居る。カールは胸の高鳴りが押さえられない。
かつて大好きな彼と邂逅した時でさえこんなに高鳴らなかったのに。
心音を刻むことを忘れていたカールの心臓が、今になってやっと脈打ちはじめる。
「それが……きみの……!」
「Xthフォームだ」
気高き白。その両の腕に握られた双銃(トゥーガン)。
本来ならば3rdフォームまでしか成長しないはずの錬装士の、更に限界を超えた姿。
ゲームの仕様にない、異端者がそこに立っていた。
「ふ……ふふっ……すごっw」
間髪入れず、カールの手中から幾本もの光の矢が飛び出してハセヲを襲う。
だがハセヲは微動だにしない。全て視えている。
修練を積んだプロボクサーが素人のパンチの軌道を読む際にスローモーションの様に見えるように。
ゆっくりと双銃でロックをしながら。
ごく自然に、目の前を舞う塵をはたく様な動作で。全ての攻撃を、迎撃する!
「馬鹿な……相殺っ!?」
「ふん」
カールから余裕が消えた。ハセヲも双銃を消し、身構える。
カールは再び大鎌を構えて単身、宙を舞いハセヲに踊りかかる。
が、鎌が振り下ろされた時、既にハセヲはカールの手首を掴み動きを封じていた後。
身体の自由が全く効かない。恐怖や畏怖と言うよりは、寧ろ絶対的な実力差を感じて感動すら覚える程に。
「言った筈だぜ……とっておきだってな」
「はは……驚いたな……まるで次元が違うじゃん……」
壁に追い詰められカール。
ハセヲの手はカールの両腕を締め上げ、自由を奪っている。
蹴りを入れてもいいが十中八九避けられるだろう
スケィスを呼ぼうにもあの様子では再起不能。戦闘続行は無理だ。
「ったく……手間かけさせやがって」
「ちぇー。これまでか」
ハセヲがXthフォームとなった瞬間から、カールの敗北は既に決まっていたのだ。
「スケィスのこととか聞いても無駄なんだろ?」
「謎は女を女にするからね」
「何だそりゃ」
戦いが終わった後いつの間にか紅いスケィスは消えていた。
カールが戦う意志を無くした以上、俺がXthフォームになっている必要もない。
終わった。1時間くらい戦っているような気がしたが、実際には10分と満たなかったのは意外だったけどな。
「でも本当強いよ、ハセヲ。びっくりした」
「久々に本気で戦ったぜ。お前も十分強いじゃねぇか」
「揺光が好きになっちゃうのも分かるな、何となく」
「へいへい」
AIDA事件以来……本当に久々にXthフォームになった。
もう俺の中のモルガナ因子は枯渇したと思ってたんだが……まだ残ってたんだな……。
スケィスも呼べなくなってた、ってのに。
「あーでも、ちょい残念」
「何が」
「早くハセヲに会えてたら……きみの隣りに居たのはあたしだったかもね」
「……」
まぁ……悪い気はしねぇけど。
「あたしとハセヲ、何となくPCの雰囲気が似てるし」
「そーだな」
「ま。それはスルーして、だ」
「スルーかい」
前言撤回。やっぱこの女、変。
「揺光のコト……智香のコト、よろしく」
「……あぁ」
「あの子、結構夢見がちってか空想好きなとこあるのね。
図書委員の仕事してる時も何か考えながらボーッとしてる時あるし」
「へぇ」
「揺光のキャラはロールだと思った方がいい。本当のあの子はすごい繊細なんだ、うん」
会えば分かるさ。
約束した以上、責任は果たすつもりだ。
でなきゃ、わざわざカールが俺と戦った意味がねぇもんな。
「俺はもうタウンに戻るぞ。カールはどうすんだ」
「もうちょいここにいるよ」
「そっか。じゃな」
「ばいばい」
喪服の魔女は伊達じゃなかった。
Xthフォームにならなきゃ、まず勝てなかったはずだ。
揺光がカールに憧れて宮皇になろうとした、ってのも頷ける。
何があいつをあそこまで強くさせたのかは分からねぇけど……俺と同じ様な何かは感じる。
揺ぎ無い決意、あいつも何かを成す為にこの世界にログインしてるんだろうか。
「いいなぁ、揺光」
大聖堂の扉を開けて出て行く時、そんなカールの声がかすかに聞こえた気がした。
「ふー。派手に散らかした」
そう言ってカールは紅いスケィスが暴れた痕跡を見てため息をつく。
思い出の多い場所だけに、あまりこの大聖堂を破壊したくはなかった。
だが、スケィスを召喚するにはどうしてもR:1に縁のあるエリアでないといけないという鉄則がある。
他のロストグラウンドでも良かったが……どうせなら《隠されし 禁断の 聖域》で戦ってみたかったのだ、カールは。
「あそこまで強ければ……ま、大丈夫」
揺光からハセヲの強さは聞いていた。
だがそれは飽くまで常識の範囲内でのこと。
実際のハセヲの強さは、もはや常識外れのものであり、カールの敵うものではない。
何故なら想いの強さが違う。
スケィスを通してカールはハセヲに自分の想いをぶつけたが、それすらも一蹴する程の力。
かつてのカールも、あんな強大な力を欲していた。悪意をばら撒けるだけの力を。
「でも……本当にいなくなってたんだな」
もうこの大聖堂にアウラの像はない。
かつては……R:1時代の大聖堂には、確かに鎖で雁字搦めにされた少女の像があったのに。
今ではもう、存在しない。
本当に、この世界に愛想を尽かしてしまったのだろうか?
「キー・オブ・ザ・トワイライト……きみの探し物だ、ハセヲ」
一時期、アウラはカールと共に行動していた。
つまりカールはキー・オブ・ザ・トワイライトの所有者の1人だったことになる。
ただしドットハッカーズと呼ばれる勇者のパーティに名を連ねることはなく、隠された歴史の編纂者として。
三爪痕とカールがこの場所で戦ってから既に2年……随分と経つ。
あの時、カールは自分の持てる全ての悪意を彼にぶつけた。
つまらない現実に入るより、いっそのこと、ずっと楚良と追いかけっこを続けていた方が楽しかったのだ。
それを終わらせてしまった、勇者カイトが憎くて憎くて。
「さて。戻るか。ゲームは一日一時間と」
どうせ壊れた椅子などはCC社のデバッカー達がすぐにも修正するだろう。
カール自身が修正してやることも出来たが、ここ最近チート行為とはご無沙汰なので自信がない。
思えば、随分とカールは変わった。もう自虐的な8年前の彼女ではない。
『おかえりなさい。母さん』
「……?」
ふと、カールの立ち去る間際にそんな声が聞こえた。
だが振り向いても誰もいるはずもなく、相変わらず大聖堂はしんと静まり返るのみ。
幻聴? いや、少なくともカールはそうは思わなかった。そこにあると思えば、必ずあると。
「……ただいま。アウラ」
今度は振り向くことはなく。けれど、いつかまた会えると信じて―――――――――――――――。
カールルートのフラグ回収終了? 揺光ルート攻略開始? 何のことです?
おやすみおまいら
リアルタイム遭遇北ー!!
GJです!!
カールカッコイイよカール(*´Д`)ハァハァ
リアルタイム更新キター!
オルバグドーンGJ!!
スケィス懐かしいよスケィス
>謎は女を女にする
バーローかよwwwwww
乙乙
もうvol.3にカール出せよ
もし本当にvol3にカール出たら3本買うよ
店舗特典のテレカ目当てなら3本もありかなw
メッセ、祖父、メディアランドで
203 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:41:04 ID:2CnHrLLm
揺光×ボルドーのレイプ物を投稿しようと思うんですがどうでしょう?
頼む
>>203 いいぜぇ…来い!来いよ!
俺はここにいる!
カプの順序はそれでいいのか?
遥光攻めのレイプ物?
逆希望
>>174の続き出来た!
「はう〜この子可愛い〜! お持ち帰りした〜い!」
一人の婦女子が望に抱きついた。
「うわあ!」
いきなり抱きつかれ、望はびっくりした。
「こら、明美! 何やってるの! 駄目でしょ!」
望に抱きついた明美を叱ったのは彼女の親友、奈緒である。
「お持ち帰りにはちゃんと順序があるんだから、ちゃんと順序を踏まないと」
「ええ!?」
てっきり明美を叱るのだとばかり思っていた望は意表を突かれた。
「あ、そうだよね〜。では、改めて… お持ち帰りさせてください」
明美はまじめな顔で言った。
「えっと、ごめんなさい」
望は謝った。
「何故!?」
明美は素でびっくりしていた。ちなみに明美は17歳。奈緒も同様である。
「まあ、普通に考えればそうよね。こんな可愛い子、じゃない、こんな可愛い男の子、じゃなくて、普通はお持ち帰りさせてくださいって言っても、断られるわよね」
「え〜、じゃあ、お菓子あげるから、お姉ちゃん達とちょっと一緒に遊ばない?」
「だから、そうじゃないでしょ。口説き落とすにも順序があるんだって。見てなさい」
奈緒は咳払いをすると、望に向き直った。そして、言おうとしたその時である。
「あの、僕、知り合いのお姉ちゃんに店番頼まれてて、それで、帰ってくるまでここから動けないんです。だから、お姉ちゃん達と遊ぶことは出来ません。ごめんなさい!」
望は深々と頭を下げ、侘びた。
「…お姉ちゃん。…いい響きだわ…もう1回言ってもらえない?」
奈緒はちょっと興奮気味だった。
「え…いいですけど…えっと……お姉ちゃん」
それを聞いた奈緒は何故かプルプルと震えていた。そして。
「来たあああああああああああああ!」
叫んだ。それはもう思いっきり。
「最高…お姉ちゃんって呼ばれるの最高…これはもう、男子が妹に「お兄ちゃん」って呼ばれるのと同じくらい最高よ!」
「私も来たああああああ! 私一人っ子だから、なんか良い!」
二人のいきなりの暴走に、望はちょっとびっくりした。と同時に、
(この人たち、大丈夫かな…)
と、思った。
「はあ…はあ…最高…良すぎ…私なんだか鼻血が出てきそうだわ…」
「私も…」
いや、二人とももう出ている。周りの者はそう思ったが何も言わないことにした。
「私の弟になってください!」
奈緒は望の肩を掴むとそう言った。
「え!? えっと…それは出来ません」
「何故に!?」
「僕、双子のお姉ちゃんがいるし、それにハセヲにいちゃんって言う、お兄ちゃんみたいな人がいますから」
「くううう〜! 私があなたの双子のお姉ちゃんになりたかった!」
「ハセヲって男子が憎い!」
明美と奈緒はたいそう悔しがった。
(本当に大丈夫かなこの人たち…)
望は更に心配していた。
以上。今日はここまで。
変態が たくさんで うれしい!
実にうれしい
腐女子達に萌えた
しのぉぉぉぉぉぉぉ!
212 :
悲しみの揺光:2006/10/28(土) 20:30:28 ID:qcYj5JDI
揺光に匿名のメールが入った。
内容は、天楼(漢字不明)が変になった、原因を教えてくれるというものだった。
「天楼が変になった理由が解る・・・」
揺光は、何も疑わず、指定された、エリアへと行った
エリアに着き、奥へ進むと
「ようこそ」
完全にアイダ感染者となっていたボルドーに背後をとられた
アイダを知らない揺光でも、こいつが天楼と同じようになっていることが、一目でわかった
そこで
「誰だ!」
揺光が少し距離をとって双剣を出そうとしたが・・・
黒い斑点が腕に絡み付いて拘束されてしまい、身動きがとれない
ボルドーは、ゆっくりと揺光に歩み寄り頬を撫でた。
「何をする気だ!」
揺光は、必死にボルドーを睨み付けた
しかし、ボルドーはその声を無視した
ボルドーの手が揺光の胸に触れた
「ひゃん!」
揺光は、ビクッとなった。
「やめろ!」
しかしボルドーに触るのをやめない
「あんたが・・・」
ボルドーは呟いた
「え?」
「あんたが、この胸で、私のハセヲを誑かしたんだね〜!」
と揺光に服を破りとった
今日は疲れているのでここまでです。
残酷な天使達の続き書こうかな〜・・・と思う今日この頃
最初の明美のセリフが笑えた
不覚にもボルドーに萌えた
216 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:40:27 ID:yaRqZggb
ハセヲのXthフォームいいww
>>212 GJ!期待大!
天楼って中華料理屋さんみたいだね。
つまり、北京ダックがある。
>>212 残酷な天使達の続きも楽しみにしているものがここに
>>208の続き〜
明美と奈緒は何故か立ち去ろうとはしなかった。それどころか、色々質問攻めにしていた。
「ねえ、君のお姉ちゃんってどんな人?」
「優しい…のかな。ゲームの中で僕が貯めたお金を勝手に使ったりはするけど、でも、僕の事をちゃんと心配してくれたりしてくれるよ」
「ふむふむ」
「で、ハセヲにいちゃんって人はどんな人?」
「いい人だよ。死の恐怖って恐れられてるけど、僕はそうは思わないな。だって優しいし。なんだかんだ言ってお姉ちゃんを助けてくれたりするし。あ、あの人だよ」
ちょうど、ぐったりとした亮が智香と帰ってきた。心なしか智香は嬉しそうだ。
「あのぐったりしてる人?」
「うん」
「望、ただいま」
「おかえり、揺光姉ちゃん。あれから結構売れたよ」
その言葉のとおり、用意していた同人詩は結構売れていた。
「おお〜、ほんとだ。ありがとう望。はい、これ、約束していたジュース」
「ありがとう」
「結構様になってるじゃないか、望」
明美と奈緒はじーーーーーーーーーっと、亮を見た。
「な、何だよ……」
亮は思わず後ずさった。
「「じい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」
明美と奈緒はそれはもう、穴が開くくらい亮を見つめた。
「だから、何だよ……」
「どうしたのあの二人?」
智香は何故明美と奈緒が亮を見つめているのか分からず望に聞いた。
「さあ…あれ? お姉ちゃんは?」
「トイレに行ってからくるって」
「そうなんだ…僕も、トイレに行ってこようかな」
「行って来なよ。店番はもういいからさ」
「うん、ありがとう」
望は用を足すべくトイレに向かった。
「あ、私他のサークルも回るんだった。それじゃ」
「そういえば私も。それじゃ」
望がトイレに向かった姿を見た明美と奈緒はわざとらしくその場を去った。後には訳の分からないでいる亮と智香が残った。
さあ、果たしてこれからどうなるか… 続きは今度〜
どうなるんだ…気になるじゃないか…
ともあれGJ!
激しく遅レスですが、感想くださった方、待つと言ってくださった方本当にありがとうございます。
ただ、申し訳ありませんが今書いてる話ではBセットのエロはなしです。
要望があれば会社の同僚に口説かれてそのまま・・・・・・みたいな小話なら出来ますけど。
あと誤字脱字の指摘、ありがとうございます。今度があったら修正しときます。
>>178 最近の新作ラッシュの中、言及していただきありがとうございます。
せっかく志乃PTインも確定したことだし例のやつ編集して上げたいんですが、
パソコン吹っ飛んだおかげでファイルが残ってないんですよね。
自分の話が自分で読めないというこのジレンマ・・・・・
>>179 えーと、勘違いだったら恥ずかしいんですが俺の話のことですよね?
俺の場合ハセヲは完全に志乃ありきのキャラクターとして書いてるんで、
そういってもらえると嬉しいです。
さて、ずいぶん久しぶりな気もしますが今回の分行きます。
「くそっ……」
M2Dを乱暴な手つきで外して、三崎リョウは握り締めた拳を机に叩きつけた。
低い音とともに拳が鈍く痛み、それが過敏になった神経を逆撫でする。
大聖堂を訪れたあの日以来、リョウはひたすらディスプレイに向かい続けていた。
目的はただ一つ、三爪痕の追跡である。
追跡といっても、検索エンジンに語句を打ち込んで掲示板の過去ログを総ざらいする程度ではない。
リョウが行使した手段は、より積極的なもの――The WorldでのPKKだった。
PKを専門に狙うPK、PKK。
一見調査とは程遠い、ともすれば単なる八つ当たりにも見える行為だったが、リョウは聡明な少年である。
少なくとも、学校の成績は良い。だからこの選択にも、ちゃんとした理由があった。
三爪痕がロストグラウンドに出没するPKである以上、それに近い存在から探っていくのが適当な追跡線である。
必然的に情報収集の主な対象はPKとなるが、
彼らは特に必要がないにもかかわらず他のプレイヤーを攻撃して楽しむ悪趣味な好事家、
現実でいえば職業犯罪者のような存在である。
「教えてください」と聞いても素直に答えることはないだろうし、運良く情報を得られてもそれが真実とは限らない。
従って彼らから嘘偽りのない情報を聞き出すには、
力の差を誇示し彼らが本音を吐かざるを得ない状況に追い詰めなければならない。
リョウにとってPKKは、必要に迫られた結果だったのである。
しかし、Δ・ΘサーバのめぼしいPKをほぼ全員狩り出したにもかかわらず得られた情報は皆無だった。
レベル差が大きかったおかげで経験値を稼ぐことも出来ず、結局成果といえば
BBSに「おかしなプレイヤーがいる」という話題を提供したぐらいである。
淡い眠りを、甲高い電子音が破る。
曖昧な意識のまま手を動かし、リョウは電子音を鳴らし続ける携帯電話を掴んだ。
反射的に通話ボタンを押し、耳に当てる。
「もしもし」
「ちーっす、ハッセヲー!……って、もしかして寝てた?」
「何だ萌か……」
「何だって何よー!なんか全然連絡ないから、心配して電話したのにさー!」
「ああ……」
そういえば、彼女の声を久しぶりに聞いた気がした。
ここ一週間殆ど外に出ず、携帯にも触れていなかったのだから当然と言えば当然だが。
「忙しかったんだよ、色々。それよりお前はどうなんだよ、宿題終わったか?」
後ろめたさから、リョウは話題をそらす。
正直言えば、彼女のことは完全に忘れていた。
The Worldで想うのは黄昏の旅団とオーヴァン、そして志乃の事ばかりだった。
「まーそこそこかな。あーあ、ハセヲは良いよねー、なんでも器用に出来て」
「別に……これぐらい普通だろ。で、何の用事なんだ?」
「だから、心配になったんだよ。ハセヲって意外と体力ないし、夏バテしてないかなと思って」
「平気だって、これでも病気はほとんどしてないんだから。それより自分のこと心配しろよ、
新学期まで十日もないんだぜ」
いつも通りの、軽口の応酬。
ただそれだけなのに、リョウは心が安らぐのを感じた。
単に気分転換と言うだけではない。
萌の明るい声は、まるで麻酔か何かのようにリョウの痛みを消してくれる。
思えば、付き合いだしたきっかけもそうだった。
一ヶ月前、志乃を失って腑抜けになっていた自分が萌の快活な声にどれだけ救われたか。
それなのに……
「未帰還者が出た」という噂からクエスト「痛みの森」に参加してもみたが、それも特に進展はなく徒労に終わった。
狂った難易度のダンジョンはいい修行になったし、
クリアリザルトでジョブエクステンドできたのはよかったが、その程度は通常のプレイの延長に過ぎない。
クエスト自体も連動の伏線なのか何なのか知らないが消化不良気味な内容だったし、
途中で三郎とか名乗る変なPCには付きまとわれたし……
思い返したことで沈んでいく気分を振り払うように、リョウは目を閉じて伸びをした。
瞬間、目眩が走り体を椅子ごと倒しそうになる。
何とか体勢を立て直しながら、リョウは最後に休憩したのを思い出そうとした。
今が夜中の一時、起きて朝飯食ったのが十時だったから……
気がつくと、半日以上ほぼ不休でPCに向かっていた計算になる。
一応細かい休憩はしているはずだが、食事は食べていない。
というか、時間の経過を認識していなかった。
「ははは……」
思わず声に出して笑って、リョウは机に倒れこんだ。
心身ともに磨耗しているのが、自分でもわかる。
「やべーな、こりゃ寝ないと」
ぼさぼさの髪を掻きながら、リョウは椅子から立ち上がった。
両親は不在だから別に規則正しい生活を演出する必要はなかったが、無理して徹夜する必要もない。
それに、後十日もして夏休みが明ければ学校が始まる。
三爪痕の追跡がいつ終わるかはわからないが、それに引きずられてリアルの生活が破綻しては本末転倒だ。
自分の行動を鈍い頭で吟味しながら、リョウは農業用トラクターのような足取りでベッドへ歩く。
倒れこんで目を閉じると、すぐに睡魔がやって来た。
志乃の顔を思い浮かべながら、リョウは眠りに落ちていった。
送信順をミスしました。
タイトル横のナンバリングに従って読んでください。
「ちょっとハセヲー、聞いてる!?」
「ああ、わりぃ。ちょっとぼうっとしてた。なんだ?」
自己嫌悪に沈みかけたリョウの意識を、萌の声が現実に引き戻す。
「まったく、ほんとに重症みたいだね。ご飯作りに行ってあげようか、って聞いたの」
「あ、それは……」
萌のこういう申し出は、ここ一ヶ月では珍しくない。
場合によっては用事が勉強会やら新メニューの味見だったりするし、場所は萌の家だったりすることもあが、それは結局どうでもいい。
二人が会うときの符丁のようなものである。
両親は仕事で家を空けており、しばらくは帰ってこない。
普段だったら茶化しながらも頷く所だ。
だが――
「あれ?もしかして、親御さんいるの?」
「いや、そういうわけじゃないんだが……」
「どっか出てるの?」
「家にいるけど……」
躊躇いがちだったのでごまかす事が出来ず、馬鹿正直に答える。
それでも、頷くことは出来ない。
「だったら別にいいじゃん。決まりねー!それじゃ、すぐ行くから!」
「おい!ちょっと待て!」
リョウが慌てて叫んだときには、既に通話は終わっていた。
携帯からは抑揚のない電子音しか聞こえない。
「くそっ」
小さく吐き捨てて、リョウは携帯をベッドに投げ捨てた。
まったく、あいつは所々でどうしてこうも強引なんだ?
「ちゃーっす、ハセヲー!」
萌はそれから三十分ほどでやってきた。
玄関を開けた瞬間その満面の笑顔が目に入って、寝起きのリョウは思わずげっそりしてしまった。
黒いタンクトップの上に白いキャミソールワンピという服装は彼女の華奢な体つきを魅力的に見せていたが、
ショルダーバッグから覗く長ネギが全てを台無しにしている。
「あれ?なんかテンション低くない?」
「起きたばっかなんだよ。つーか、前から思ってたんだけどお前どうしてそんなに元気なんだ」
「いやー、それだけが取り柄だからね。それじゃ、あたしの料理で元気にしてあげる。キッチン借りるね」
笑顔のままそういうと、萌は勝手知ったる他人の家と言わんばかりに上がりこむ。
暑気当たりではない頭痛を感じながら、リョウはとりあえず食堂で待つことにした。
椅子に座って待っていると、隣接したキッチンからは作業の音が聞こえてくる。
この間、リョウはすることがない。
そんなに料理がしたければ自分の家でやらば良いんじゃないかと思うのだが、
彼女に言わせるとリョウの家のほうが設備が整っているからやりやすいらしい。
単に家に招きたがらないリョウを説き伏せるための口実のような気もするが、真偽はいまだわからない。
退屈を紛らわそうと、滅多に見ないテレビをつける。
たまたま映ったチャンネルでは、昼下がりという時間らしくソープオペラを流していた。
念のため追記するが、
ソープオペラとは石鹸会社がメインスポンサーを務める事から付けられた主婦向け昼ドラのことである。
決していかがわしい意味ではない。
やることもないので、しばらくの間リョウはドラマに見入った。
「夏生、僕には君が必要なんだ!」
「やめて、英明さん!私の心を乱さないで!」
どうやら昔別れた女のところに、未練を持った男が押しかけてきているという状況らしい。
見苦しいものだと思った瞬間、リョウは苦笑した。
人のことは言えない、自分の志乃に対する想いの方がよほど見苦しい。
気持ちを認められず、好きだとわかったら嫉妬と自己嫌悪から当り散らして。
休まず待ってくれていた彼女の心遣いでやっと仲直りできたと思ったら、衝動的に告白して逃げた。
自分が志乃に惹かれた理由は数え切れないほど挙げる事が出来るが、志乃は自分の何処に惹かれたのだろうか。
付き合いだしてから何度か聞いてみたが、彼女ははぐらかすばかりで教えてくれなかった。
そして今、自分は見舞いにも行かず他の女に手料理など振舞われている。
本当に、北岡秀一でも弁護のしようがなく、最低だ。
「どうしても帰らないというのなら……私にも考えがあるわ!!」
感想に浸っていたリョウの耳を、テレビのスピーカーから響く甲高い女の叫び声がついた。
思わず画面を見ると、女がマンションに備え付けられていた消火器を手に持っていた。
そのまま栓を引き抜き、二酸化炭素の白粉を男に向かって噴射する。
リョウは思わず口を開けたままドラマに見入ってしまった。
いくらストーカーを撃退するためとはいえ、そこまでするか?
「うわー、壮絶だね」
料理を手に抱えてきた萌が、リョウの心を代弁する。
振り返ると、その左手には大柄なナイフが握られていた。
「な、何だよそれ!」
「何って、ナイフだけど」
「何に使うんだよ!怖ぇぇよ!」
「ああ……ローストビーフ焼いたから。いやー、ハセヲの家はすばらしいね。うちとはオーブンの格が違うよ」
「キッチンで切って来ればいいだろ!」
「いや、食べる直前に切り分けたほうが美味しいから」
「いいから!頼むから仕舞ってくれ!!!」
「むー、しょうがないなー。じゃあ向こうで切って来るよ。
ちなみにその場合味・香り・見た目その他一切に関するクレームは受け付けないから、そのつもりでね!」
不満そうに唇を尖らせながら、萌は再びキッチンへ消えた。
(心臓に悪い……)
まだリズムが戻らない胸を押さえながら、リョウは視線をテレビに移した。
既にドラマ本編は終わったらしく、やけに大仰な音楽とともに真っ赤なタイトルバックだけが映っている。
「はいはいー、ハッセヲー、ご飯だよ」
テレビの映像が洗剤のコマーシャルに切り替わると同時に、
萌がにこにこと笑いながら切り分けられた肉が乗った大皿を持ってきた。
起伏の薄い胸には、ブチネコがプリントされたエプロンがかかっている。
「まだまだあるよー、夏バテしないように色々作ったから!」
皿を置いた萌が踵を返し、キッチンへとんぼ返りする。
今度は先ほどよりは少し小さい皿を両手に抱えている。
それを何度か繰り返し、最後に透明のグラスを置いて萌はリョウの向かいに腰をおろした。
テーブルには先ほどのローストビーフのみならず茄子のお浸し中華風、ゴーヤチャンプルー、
韓国風ニンニクスープなど無国籍で多彩な料理が並んでいる。
「よく作ったな、こんなに」
「えへへー、ハセヲに元気になって欲しくて」
頬を僅かに赤らめながら、萌がはにかむ。
付き合いだしてから見せるようになった、心底愛らしい表情。
ともすれば媚びているようにも見えるが、
大輪のひまわりのような彼女の明るさはそんな嫌らしさを微塵も感じさせない。
「……まあ、どうせ食いきれないけどな。どう見ても作り過ぎだ」
「もー!どうしてそういう事言うのー!?」
リョウはそんな本心を素直に出せず、いつものように減らず口を叩く。
萌はそれが気に入らず、小さい拳を丸めて抗議する。
そんなやり取りは、この夏休みの間数え切れないぐらい繰り返されたものだった。
今度はナンバリングミス。
さっきのは31です。何度も申し訳ありません。
三十分後。
「ふぅ……意外と食えるもんだな」
椅子にもたれたままテーブルを見て、リョウはぽつりと呟いた。
萌が運んできた料理は明らかに二人分を超えていたが、結局全部平らげてしまった。
母親や志乃程ではないにしても、やはり萌は料理が上手い。
「でしょー!これもやっぱり料理人の腕がいいからかな」
リョウの独り言を、食器を片付けるためにキッチンと食堂を行き来していた萌が耳ざとく聞きつける。
「腹減ってたからな。何食ったってこういうときは何食っても上手く感じるもんだ」
「どうして素直に褒めてくれないのかなぁ……まあ、そういうところも好きだけど」
好きと言う言葉に、リョウの背筋が一瞬凍る。
「お前、そういうこと口に出すなよ」
「別にいいじゃない、本当のことだし」
「本当のことでも口に出さないほうがいいこともあるだろ」
「それじゃ、口より態度で示した方がいい?」
そう言った瞬間、萌は素早くリョウに体を近づけ唇を重ねた。
華奢な右手が肩に触れ、唇を割って舌が侵入してくる。
リョウは何とか離れようとするが、唇で伝わる快感が感覚を麻痺させ、結局足を痙攣させることしか出来ない。
「ふふ、どう?こっちも料理ぐらい上手くなったでしょ」
唇を離した萌が、猛禽のように目を細めてリョウを見つめる。
言葉を紡ぐ度に唇から唾液が滴り落ち、それがリョウの欲望を刺激した。
「お前、真昼間から……」
「ふっふー、いつぞや朝からあたしに襲い掛かってきたのは誰だったかな?それに……」
肩を抑えたまま、萌が左手をリョウの体に滑らせていく。
滑らかな掌の感触が薄いTシャツ越しに素肌を撫で、情動が疼き始める。
萌は顔を少しずつ近づけながら腕を少しずつ降ろし――
「ここはしっかり反応しているみたいだけど?」
硬く熱を帯び始めた下腹部で、動きを止めた。
それは記憶の中でダイヤモンドのように輝く、今は遠い蜃気楼。
「おはよう、ハセヲ」
天から響くような、ウィスパーボイス。
見上げれば、初夏の明るい日差しが彼女を照らしていた。
真昼の光に照らされたその微笑みは、余りに眩しくて―――
「どうしたんだよ、その服」
「……一種の決意表明かな。それに……」
「?」
「ハセヲとおそろいでしょ?ペアルック、ふふ、リアルじゃ恥ずかしくて出来ないからね」
「な、なんだよそれ!」
架空の世界で刻まれる、真実の日々。
「スイカズラの花言葉……知ってる?」
「愛の絆……」
恋は心を溶かす、砂糖の甘さ。
「なあ、その……俺のこと、どうして好きになったんだ?」
「それはね……ふふっ、やっぱり内緒」
蜜月は夏至の夜のように過ぎ――
「ごめん、私、行かなきゃ……」
終わりは突然に訪れる。
「泣いちゃ駄目だよ、男の子でしょ」
どんなに遠く、儚くても。
一度その夢に魅せられた少年は、追い続けるしかない。
永遠の輝き、人はそれをフローレンスと名づけた。
Addition Track:Slightly Mirage Comming sonn.
以上。
途中時間が空いてIDが変わってるのは連投規制に引っかかったせいです。
次回は11/1、水曜日(予定)。
>>235 乙です!
いつもいつも素晴らしい小説を本当にありがとうございます!
パックさんの小説が大好きです!
次回も楽しみに待ってます。
あと質問なんですが、出来たらパックさんの今までの作品を
まとめてゆっくり読み返したいのですが、個人サイトとか作成される予定はありますか?
ここで聞くのがまずかったらすみません
>>パックさん
GJGJGJ
タビー・・・いい娘だなー(´;ω;`)
239 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:23:43 ID:5FCF34pF
ハセヲ×揺光がよみたい・・
>>235 読んだの途中からだけど、毎度神!
ハセヲと志乃大好きな人間なんで、美味しい所が
ちらほらみられて最高だったよ。
勿論タビーも良い味だしててGJ!
おまけも楽しめましたお腹一杯。
続きもwktkしてます。
>>236 同じく、このスレに来たのが今の10スレ目で初めてなんだけど
過去の作品もぜひ見たいね。
保管庫があるっぽいし、そこに保存とかじゃ駄目なんだろうか?
今は更新止まっちゃってるようだけど・・・
過去スレならにくちゃんねるで最近のは全部見られるんじゃね?
>>220のつづき〜
友達に聞いて確認した。望のしゃべり方はばっちりだ。たぶん…
「あ、おねえちゃん」
「なんや、望もトイレかいな」
「うん」
「そうか、ウチは先に戻っとるで」
「うん、分かった」
数分後、用を足し終わり、揺光達の元へ戻ろうとする望の腕を掴む者がいた。望が振り向こうとすると、人気のない入り組んだスペースへと連れ込まれた。
「え? あ、あの…」
何が起こったか分からない望の前にいたのは、明美と奈緒の二人だった。
「えっと、何か…?」
「ちょっとお姉ちゃん達と一緒に遊ぼう。いい事してあげるから」
「え?」
明美はそれだけ言うと、望を思いっきり抱きしめた。
「!? な、なんですか!?」
いきなり抱きしめられ、望は驚いた。
「ん〜、やっぱり可愛い〜。男にしておくのは勿体無いくらい」
「ちょっと、いつまで抱きついてんの明美」
「もうちょっとだけ〜」
明美は望を放そうとはしなかった。望は何か喋りたいが、明美の胸の間に顔があるため思うように喋ることが出来なかった。
「ったく、仕方ないわねえ…あんた、当初の目的忘れてるでしょ?」
「覚えてるって」
当初の目的。どうやら明美達の目的は自分にあるようだと望は思った。しかし、彼女達が自分に何の目的があるのかと言うことは流石に分からなかった。
明美は望の耳に息を吹きかけると、そのまま片手を下半身へ移動させた。
「な、なにしてるんですか!?」
「何って…ナニだよねえ?」
明美は奈緒に確認を取った。
「うん、ナニだね」
奈緒はうなずいた。望は二人が言っていることをすぐには理解できなかった。そんな知識もないからだ。
「大丈夫だよ、優しくしてあげるから」
「そうそう。お姉さん達に任せてれば全部大丈夫だよ」
「だから、なにがですか!」
「だから、ナニ」
望は明美の片腕に抱かれながらも、抵抗しようと少し暴れた。
「もう、仕方ないなあ」
しかし、相手は女子と言えども自分より年上で背も高い。あっという間に明美に羽交い絞めにされてしまった。
「奈緒」
「オッケ〜」
明美は望のズボン状丸めているスカートの裾を掴むと、そのまま裾を引っ張り出し、スカートの形状に戻した。
「ふふふ〜、君のここはどんな大きさかなあ」
「は、はなしてください!」
望は何とか抵抗を試みようとはしたものの、羽交い絞めにされていたため、それは出来なかった。
奈緒は望のスカートに手をかけると、そのままめくりあげた。
>>241 初期、2、3、9辺りしか見つからなかった
望が明美達に襲われていたころ、智香はご機嫌だった。理由は簡単。亮が隣にいるからである。では何故亮が隣にいるのか。それは、智香の手伝いをするためである。
「なあ」
「何? 亮」
「俺、手伝いに来たんだよな」
「そうだよ」
「じゃあ、何で腕組んでんだよ」
「せっかく亮と二人っきりなんだ。良いだろこれくらい」
智香は亮の肩に自分の頭をもたれさせた。が、それもそう長くは続かない。
「あーーーーーー! 人がおらん隙に何しとんねん!」
トイレから帰ってきた朔に現場を見られた。
「っち…」
智香はばつが悪そうに舌打ちした。
「今、舌打ちしなかったか?」
「してないよ」
「……そうか」
亮は舌打ちのことを智香に尋ねたが、智香の何故か恐怖を感じさせるような笑顔に何も言えなくなってしまった。
「お帰り朔、早かったじゃねえか」
「ウチがトイレに行っとる間にハセヲいちゃいちゃするたぁええ度胸や!」
「いちゃいちゃ? してたか?」
「ウチに聞くな!」
何故かハセヲに思いっきり当たった。
「…何怒ってんだよ」
「別に、ウチはハセヲが誰といちゃいちゃしようがかまへん。けど、時と場所を考ええや」
「お前、さっきと言ってる事違うぞ」
「なんや?」
「何でもありません」
亮は朔の今にも「お前の首根っこ引っ掻いてやろうか」的な目に何もいえなかった。
とりあえずはここまで。つづきは今度〜
乙!望大丈夫か?www
それと割り込みスマソ
246 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:40:12 ID:HZtlyVzA
>>242 書くこと字体は否定しないのでせめて書き始める前にオリキャラ×望がある、位いってくださいorz
おまいら乙
ハセヲ×揺光+カール投下
「で、どうだったんだ。100位以内には入れた?」
「何とかね……」
「くっくっく。どした、もっと喜びなよ」
「この2週間ばっかし徹夜で勉強してたから、喜ぶ気力も残ってませーん……」
「ほほう」
2018年・1学期末の定期試験。
智香は何とか両親との約束通り100位以内に入ることができた。
100位以内に入れば夏休みに東京に行ってもよいと約束し、死に物狂いで勉強した結果である。
特に苦手な英語を重点的に復習、分からないとことろは恥を忍んで1学年上の潤香に見てもらった。
《The World》もログインをしばらくしていない。夜食のカップ麺も食べていない。
それだけ自身を追い詰め、ついに勝ち取ったのだ。自由を。
「親も驚いてたなぁ……」
「当然。あたしが勉強見てやったんだ」
「その点については感謝してるよ……んで、潤香はどうだったのさ」
「いつも通り。学年10位以内にゃ入ってた」
「その余裕ぶりがムカツク……ぬぬぬ……アタシの遥か上じゃん……」
涼しい顔でそう言ってのける潤香の余裕は、やはりさすが。
世の中は不公平だ。
智香ではどう頑張っても100位以内に入るのがやっとなのに潤香は普通に20位以内。
この差は何なのか。できることなら少しそのIQを分けてほしい。ついでに背も。
「元気がない時はアレだ。カラオケにでも行くか?」
「珍しー。潤香から誘うなんて」
「行くの? 行かないの?」
「……行く」
**********************
「もう言わないで 呪文めいたその言葉 愛なんて鎖のように重い
囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならばー!」
歌っているのは智香。誘ったはずの潤香はすでに2時間以上マイクも持たず静観。
スイッチの入ってしまった智香は放っておくのが一番だと潤香はよく分かっている。
しばらく歌わせてやれば、そのうちいつものテンションに戻るはずだろうし。
「さあ誓ってよ その震える唇で 蜜を摘む狩人のトキメキ
触っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならばー!
貴方捕まえたら 決して逃がさないようにしてー! …………ふぅ〜」
「おつ。あんたもローゼン……ってかアリプロ好きだな」
「まだまだ、こんなもんじゃないからね……次は亡國覚醒カタルシスいくよ!」
熱唱を続ける智香を傍らで見つつ室内電話を手に取り、
延長を願い出る潤香の顔は―――――何故か1曲も歌っていないにも関わらず満足気だった。
「うぉ〜す……」
「よ、揺光? どした、何か声が変だぞ」
「カラオケで歌い過ぎちゃって……はは」
ハセヲだ。
定期試験も終わって久々にログインしてみると、揺光の声が随分としゃがれててビビった。
俺らの他にもアトリやガスパーももう定期試験が終わった頃だろう。
シラバスの奴は8月上旬まで大学の試験が長引くってよ。ご苦労なことで。
「何か……久しぶりだよね。こうやって会うの」
「2週間ぶりってとこか」
「試験勉強してたからさ、全然ログインする暇なかったもん」
「お前んとこも試験終わったのか」
コイツの口から試験勉強なんて単語が出るとはな。
揺光も今年で高2だし受験のこととかも考えてんだろうけど。
でも塾とか行ってる気配はないな、独学か?
「あ、それでね。東京行き、親の許可もらえたよ」
「そか」
「そか、で済ますなよなぁ〜。大変だったんだぞ、学年100位以内に入るのが条件でさ……」
「てコトはお前、今まで100位以内に入ったことなかったんだw」
「うっ」
こりゃマジでなかったっぽいな。
メールでも勉強の話すると機嫌悪くなるし。
……別に頭悪くても俺は構わねぇけど。
「な、何だよー! ハセヲのために頑張ったんだぞー!」
「あん? 俺のため?」
「あ、ち、違う! もう飛行機のチケット予約してあるし!
その……行けなかったら勿体無いし……キャンセル代とられるのもシャクだし……!」
「へいへい。そーいうコトにしといてやる」
揺光なりの照れ隠しなんだろうけど……バレバレ。
まぁでも、これで正式に東京行きが決まったワケだ。
補習のこととかも考えると7月下旬か8月初旬ってとこか?
「とにかく! ……ちゃんと迎えに来てくれよ。
アタシ、東京行くの初めてで右も左も分かんないし……」
「成田に着いたら携帯でゲートの場所教えろ。俺もお前がこっちに着く頃に迎えに行ってやっから」
「荷物、一旦ハセヲの家に置いていい?」
「あぁ」
「じゃ、そのあと遊びに連れてってくれる?」
「いーぜ」
「あは。やったw」
揺光の……智香の顔も知ってるし、大丈夫だろ。
その日の服装とか聞いてりゃすぐ見つかるだろうし。……空港が混んでなけりゃの話だが。
でもこれって……オフだよな? いや、宿泊オフ?
家に女の子泊めるってもの初めてだしな……やっぱ掃除くらいはしといた方がいーんだろうか。
晩飯は……やっぱラーメンか?
「どーする? 久々にクスエトでもやるか」
「ん……そだね……どうしよっか」
こういう時って会話に困る。
リアルで会った時もこういう感じの流れになっちゃマズイな。
何か会話しねぇと間が持たねぇっつーかさ。
「あーやっぱ……ハセヲと一緒なら……どこでもいいや」
「……」
「……アタシ、何か変なこと言った?」
「いや……」
こいつはたまにドキリとさせるセリフを平気で言う。
今のは聞いてた俺の方が恥ずいんだが……。
最初に会った頃に比べるとだいぶ親しみやすくなった気はするっちゃするが、何かこう……
上手く言葉にできねぇ……。
「ね。ハセヲ」
「ん」
「アタシと一緒に遊んでてさ、楽しい?」
「……」
「アタシはさ、アンタと一緒に遊んでる時が一番楽しいよ」
「……」
「ハセヲは……どう?」
どうって……答えは一つだろ、そりゃ。
「……楽しい」
「ホント?」
「ホントだ」
「ホントにホントにホント?」
「嘘ついてどーする」
子供みてぇな奴。
いつもと態度違うと何か調子狂うな。
……俺の前でだけオープンなだけか?
「そっか、楽しいか……エへへ、良かった」
「何だ、それが聞きたかったのか?」
「会う前に聞いておきたかっただけ」
「あんまリアルに期待すんな。何処にでもいそうな奴だし、俺」
「そだっけ?」
「前に写メで写真送ったろ」
「あ、ゴメン。見てない」
コイツは……。
自分から写メ交換しようって言ってきたクセに……しょうがねぇなぁ。
俺は智香を知ってるけど、智香は三崎亮を知らないってか。
「どうせならさ、初対面の方が感動するじゃん」
「感動求めてどーすんだ」
「分かってないなぁ……男と女の感性の違いかな?」
「感性……なぁ」
そんなもんか?
たまにオフ会とかのレポ見たりするけど、結構普通だって聞くけどな。
や、俺と揺光の場合はまたケースが違うんだが……感動するか?
「やっと進展したと思ったのに……相変わらずだな」
「カール!」
「よぉ」
「ちゃお。ハセヲ、揺光」
カール……そう言や、この女も揺光と同じ学校だったっけな。
てかセリフから察するに、隠れて一部始終見てやがったなコイツ……。
「喉の具合はどうだ?」
「おかげさまで。のど飴なめてる」
「4時間もぶっ続けで歌うからだよ、お馬鹿」
「カールも一緒にカラオケ行ってたのか?」
「そゆこと。この子が始終歌ってるだけだったケド」
揺光……マイク持ったら離さないタイプと見た。
でもカールはカラオケってイメージじゃないな。
この黒服見てると……カラオケってよりは鎮魂歌の方が合ってる、絶対。
「揺光。手ぶらで東京行こうなんて考えんじゃないよ」
「わ、分かってるさ」
「かと言って手ぶらで帰って来るのも許さない。東京限定のお菓子各種をみやげとして買ってきな」
「えぇ〜〜〜」
「カラオケの延長料金とジュース代は誰が出してやったんだ? あと期末の助っ人」
「……カールお姉様です」
やっぱコイツら面白っ。揺光も姉御肌って感じだけどカールはその上行ってんな。
もう姉御ってか女王様気質って感じになっちまってるが。大したロールだぜ。
「ハセヲ。こんな子だけど世話よろしく」
「ん。分かってる(この前の決闘でも言われたけどな)」
「あとね。この子ゲームじゃこんなに乳デカイけど、リアルでもキャストオフすると結構――――――」
「わーわーわー!!!」
……脱ぐとスゴイってことか? ……ま、それは置いといて、だ。
「……カールは夏休み、どうすんだ?」
「大学受験あるし適当に勉強して過ごすよ。ハセヲも受験生だろ」
「あぁ」
「なるべくなら偏差値低い大学受けてくんない? あんまエリート校だと揺光が入れないよ」
「は?」
「2年後、この子をハセヲと同じ大学に入れて同棲させる……それがあたしの計画だから」
……やっぱこの女、変。
************************
「こんなもんかなぁ」
夏休みに入り、7月も終わりに差し掛かったある日。
キャリーバッグに荷物を詰め終え、智香は他に入れ忘れたものがないか再チェックしていた。
こんな大掛かりの準備をするのは中学の修学旅行以来のことで、何だかワクワクする。
ワクワクはするのだが……。。
「他には……」
念のため風邪薬や酔い止め、腹痛止めの医薬品なども。
旅先では何が起こるか分からない、万全の準備をしておくに越したことはない。
「これは……どうしよっかな……」
潤香も扱いに困る餞別をくれたものだ、と智香が憤る。
彼女が智香にくれたのはピル……いわゆる経口避妊薬だった。
親切なカールお姉様は可愛い智香がハセヲと不順異性交遊をしてしまった際の
アフターケアを考えてくれているらしいが、こんなものを服用したことのない智香はどうにも躊躇してしまう。
と言うか、副作用とか大丈夫なのだろうか?
「性交渉後……72時間以内に1回目の2錠を服用……12時間後に残りの2錠を……服用してください……」
読んでるだけで顔が熱くなってくる。
空想好きな読書少女の智香にはやや刺激が強いのかもしれない。
あるいは潤香は智香がこういう反応をするだろうと予想して、あえてこんな物をプレゼントしてくれたのか……。
ちなみに何でピルなんてくれたのか、と潤香に聞いてみると
『生でヤった方が気持ちいいんじゃない? あたしヤったことないから知らないけど』
と何とも無責任な答えが返ってきた。
要するにあの後輩いぢめが趣味の先輩は面白ければ何でもいいのである。
どこぞのハルヒなんて比じゃないくらいに仁村潤香は自己中なのだと思い知る。
「(と、とりあえず……持っててみよっかな……)」
イコール、ハセヲとの……つまりは三崎亮とのロマンスを
期待している自分が何となく情けなく思えてくる。何をしに東京まで行くのか分かりゃしない。
確かに智香も17歳、別に異性に興味を持つのはちっともおかしくないことだが……
北海道というやや閉鎖的な土地感覚も手伝って、意外と奥手なのかもしれない。
カールの言う通り、ゲームでの揺光はロールで、やはりリアルの智香こそが地なのだ。
ハセヲとのメールのやりとりでも最近はほぼ地が出てしまっているし、年頃の女の子であることが否応なしに窺える。
「(き、期待なんかしてない……うん、してない……)」
自分とハセヲは飽くまで清い交際をするのだ、と自分に言い聞かせる。
会って間もなく異性と性交するなんてそんなの映画やドラマじゃあるまいし。
……でも好きな人と一緒に居たら、我慢とかできなくなっちゃうんじゃないの?
いつも以上に思考をクロックアップさせながら、智香は出発の準備を進めてゆく――――――――――――。
聖少女領域? 禁じられた遊び? 何のことです?
おやすみおまいら
リアルタイムでキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!!
うおおおおおお東京編無茶苦茶楽しみだ
アリプロヲタな智香バロスwwwwww
ローゼンバロスwwwww
東京編全裸待機致しますwwwwww
あの世界では亡國は何のテーマ曲だったんだw
低容量じゃなくて緊急避妊の方渡すってのは…(;´Д`)
257 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 05:58:58 ID:0apZz216
最高すぐるwwっw
朝っぱらからニヤけつしまったぜww
「いいぜ、来いよ、俺はここに居る! 揺光ーぅっ!」
な、展開キターっ! GJ!
>>253 GJ
俺もハセヲ×カールが読みたくなったぜw
262 :
悲しみの揺光:2006/10/30(月) 15:53:27 ID:mGrT3F4f
服を破り取られた、揺光はその場に蹲った。
しかしアイダによって、揺光は無理矢理立ち上がらせられた
揺光の二つの膨らみが、プルンと揺れる。
「許さないよ〜・・・私からハセヲを奪ったことを!」
ボルドーは、怒鳴りながら力のかぎり揺光の胸を掴んだ。
「うぐぅ!」
胸を掴まれて形が変わるたびに、揺光は嘆いた。
・・・
・・
・
しばらくして、ボルドーの腕が揺光の下半身に動いていった。
今日は筋肉痛がひどいのでここまでです。
|||||(ー.ー)|||
昨日よりはましですが、全身が痛いっす。
すげぇGJ
メモ帳に書き溜めてから投下すればいい。
あとsageて
俺もボルドー×揺光を書いていたのに
266 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 20:08:16 ID:2wHeWoyK
>>262 短いけどGJ!ボルドー×揺光とかかなり好みな組み合わせ
>>265 かぶってても構わないから俺は読みたい!
sage忘れごめんなし
ニヤケがとマンねwwwww
>>253 今更ですがGJ!!ネ申と呼んで良い??最高!あと、
>キャリーバック
ここでクソワロタwwwwww
>>262 練習するんだ!!期待してる!!
>>265 かまわん!!期待してる!!
>>244のつづき〜
明美と奈緒に捕まった望は、輪されていた。
「我慢しなくていいんだよ? 我慢は身体に悪いし」
「そうそう」
奈緒は望の肉棒からいったん口を放すと言った。
「あう…」
望は身動きもとれず、奈緒と明美にされるがままになるしかなかった。誰かに助けを求めたいが、この賑わいだ。叫んでも聞こえる事はないだろう。おまけにここはちょっと入り組んだスペースだ。人が通りかかることも滅多にない。つまり、望は逃げ出すことが出来ないのである。
「あむ、んん、れろ、んく」
「うあ…はあ…」
限界が近いのだろう。望の息は荒くなっていた。
「んん〜、我慢してる顔も可愛い〜」
明美は羽交い絞めにしたたまま望に頬ずりした。
「んん、んぷ」
奈緒は望の様子を確認すると、顔の動きを早めた。そして
「う、うあああ!」
望は奈緒の口の中に精を放出した。
「んん? んく…ごく」
奈緒は口の中に放出された精を嚥下した。それを見ていた明美はちょっとむっとした。
「ああ〜、奈緒ずる〜い!」
明美は望の拘束を解いた。望は壁に寄りかかるように倒れた。
「あんたも、望君に出してもらえばいいじゃない。あたしより胸あるんだからさあ」
奈緒は明美の胸を指差していった。事実、明美は奈緒より2.5センチばかり胸がでかい。おそらく揺光やパイと互角に勝負出来るぐらいに。
「あ、そっか。胸でしてあげればいいんだ」
「そうだよ」
何故か奈緒はちょっと泣きそうだった。
(羨ましくなんかないぞう…)
そう思ったが口にはしなかった。
「よし」
意気込むと、明美は上着を捲りあげた。それを見た奈緒が自分の胸と比べてやはり悔し涙をちょっと流したのは言うまでもない。
明美はまだ呼吸が整っていない望の足元に跪くと、まだ萎えていない望の肉棒を挟み込んだ。
一方そのころ、朔は嫉妬の炎をメラメラと滾らせていた。
「ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
「? どうした朔。どこか具合でも悪いのか?」
亮は朔に熱でもあるんじゃないかと思い、額に手を当てた。
「!」
「熱は…無いみたいだな」
「い、いつまで人の額に触っとんねん!」
朔は真っ赤になって亮の手を振り払った。
「顔が真っ赤だぞ。お前、やっぱり熱でもあるんじゃないのか?」
「熱なんかあらへん! ただ単に暑いだけや!」
照れ隠しなのだろうか、朔は必死になって何でも無い事をアピールしていた。
「確かに暑いが…そんな真っ赤になるほどでもないぞ?」
「ウチが暑いって言ったら厚いんや! ハセヲ、だからウチを仰いでや」
「何で俺が…自分でやれよ。ってか、そんなに暑いんなら、それ脱げばいいだろ、そ」
亮はその帽子を脱げと言おうとしていたのだが、朔は勘違いを起こしますます真っ赤になった。
「こ、こんな所で素っ裸になれっちゅうんかい!」
「誰も服を全部脱げと入ってねえだろ。帽子を脱げって言おうとしたんだよ。何勘違いしてんだ」
「え? そうなん? ウチはてっきりこの服を全部脱いで裸を見せろと言うてんのとばかり」
「何をどこでどう勘違いしたらそうなるんだよ。そんな事させたら、俺が警察に捕まっちまうだろうが」
「そうだよ朔! 亮はつるぺたなんかより、あたしみたいなナイスバディーの方が見たいに決まってるさ!」
「待て、何でそうなるんだ智香リン」
亮は話が可笑しな方向に行きかかってる事に気づき、二人を止めようとした。この時、さりげなく智香リンと言った事に二人は気づいていない。
「誰がつるぺたや! ウチはこれからまだまだ大きくなるんや! いずれはあんたを追いぬくで!」
「おい、話が可笑しな方向に行ってないか? おーい」
火花を飛ばしあい、激しく女の戦いを繰り広げる二人の間で板ばさみになりながらも、亮は何とか事態を収拾しようとしていた。
「頼むから落ち着いてくれ二人とも」
「ハセヲ! あんたはどっちがいいんや! 大きいのか小さいのか」
「ええ!? 俺ぇ!? 俺に振るの!?」
まさか自分に話が振られるとは思っていなかった亮はいきなりの事で戸惑った。
「亮、あたしがいいよね? あたしみたいに大きな胸の方がいいよね?」
「何言うとるんや。胸が大きいからってええ気になるな! 小さい方にも小さいなりの良さがるんや! ハセヲ! ウチの方がええやろ?」
亮はどう答えようか迷った。大きい方がいいと答えれば朔に思いっきり殴られるかも知れないし、逆に小さい方が言いと言えば智香に殴られロリコン呼ばわりされるかもしれない。そんな考えが亮の頭をよぎった。
(どうする…どう答えるべきか…)
亮は物凄く悩んだ。頭の中に4つの選択肢カードが現れたりした。@大きい方 A小さい方 B両方 C望
(よし…こうなったら…)
悩みに悩んだ結果、亮は一つの答えを導き出した。それは…
と、ここまで書いて今日は終了。ハセヲが選んだ答えのカードは果たしてどれになるんでしょうか。
GJ
どれを選んでもとんでもないことになりそう
つーか望ってwww
>明美と奈緒
えと・・・誰?
>>274 オリキャラ
大きい方→朔に泣きながら殴られる
小さい方→クーン乙
両方→はっきりしろ!で左右から殴られる
望→クー(ry
・・・どれ選んでもいい結果にはならないなw
オリキャラと絡ませる位なら事前にそう書いとけって話だよな(^ω^♯)
上の方に書いてなかったか
278 :
悲しみの揺光:2006/10/31(火) 20:38:24 ID:fJjW6HdH
パソコンがあぼーんしてしまった・・・。
と言う訳で、しばらくの間携帯から、投稿しまっす!
ボルドーの手が、揺光の秘部に触れた。
「ダメ!そこだけはダメ!」
揺光は必死に抵抗しようとするが、ボルドーの手が、揺光の割れ目を撫で上げた
「ひゃん!」
ボルドーは、揺光の反応を楽しむように、撫で続けた
パソコンがあぼーんして超バッドな気分なのでここまでです
毎回その旨書けって事じゃねーの?>オリと〜
280 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:26:26 ID:TxdlBc7a
281 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:41:46 ID:ECQhuH2I
>>271のつづき〜
オリキャラとの絡みあり。
「4番、望でファイナルアンサー!」
「亮の馬鹿ああああ!」
「ハセヲのアホンだらああああああああああああ!」
「ぐえ!」
ハセヲが言い終わると同時に、左右から鉄拳が飛んできた。それは腹と顔にクリーンヒットした。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿、亮の馬鹿ああああああ!」
「何でや! 何で望なんや! 冗談や無いでホンマ! 何で望を選ぶんや!」
智香と朔は何度も何度も亮を殴った。これでもかと言うぐらいに。
「イテ! イテテ! 止めろって! マジ痛いから。ちょ、止めろ。止めて。止めてください。ほんとマジで止めてください」
「何でよ! 何であたしって言わないんだよ!あたしの何が不満なんだよ〜!」
「何で小さい方って言わないんや! 何でよりによって望なんや!」
二人の怒りは何で自分を選ばなかったんだと言うより、望に負けた悔しさをただハセヲにぶつけていた。
「イテ! いたい! ちょ、マジ痛いんですけど。ねえ、ちょっと、マジ痛いから! ホント止めて、マジ止めて。ホントもう勘弁してください」
憐れ。周りの者はそう思った。本来会場での暴力行為等は禁止されているが、この状況ではとめようにも止められなかった。止めようとすれば自分達が巻き込まれてしまう。そんな危険を冒してまで亮を助けようとする者などいなかった。
「わ、分かった。ちゃんと言うから。どっちが良いかちゃんと言うから許して!」
ハセヲがそういうと、二人は攻撃?するのを止めた。
「で、どっちがいいの? 亮」
「そやそや」
「俺は……巨乳派だ」
「やりい!」
「てえええええええええええええええええええええええええええええい!」
「ぐあ!」
言い終わるや否や、朔のローリングソバットが亮にクリーンヒットした。
「そんなに巨乳がええんか! 男なんて所詮は皆巨乳が好きなんか! ええやないか、つるぺたでも! 巨乳なんて鍛えんと年を取れば垂れてくるだけや! それなんに巨乳がええんか!
冗談や無い! 胸が小さいもんの気持ち考えた事があるんか! 胸の小さいもんは日々努力しとるんや! 胸が大きい女の子は可愛いとか、胸が大きい女の子はそそられるとか、胸が大きいとあんたらに何の得があるんや! ごっつう色目つこうてからに!」
朔は巨乳に対する恨みを言いながら、これでもかと亮にストンピングをしまくった。
「これでもか! これでもか!」
「ちょ、朔! 痛い! 痛い! マジで痛いって!」
「踏んづけてるんやから当たり前やろ、くぬ! くぬ!」
亮が朔に踏んづけられている横で、智香は心なしか嬉しそうだった。
はい、本日はここまで〜 続きが思いつかない…
GJ
ハセヲさん4番選んじゃったよwww
望可愛いよ望
揺光って誰かわからない自分がいる
↑/(^o^)\
>>286 つ[.hack//G.U. Vol.1・2]
つーか公式ページのキャラ紹介くらい見ろwwwwww
ちょww ほんとうに望選んだよww
ネ申GJぅ!!
お前こそ本物の漢だwwwwww
291 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 22:07:11 ID:ECQhuH2I
ハセヲ×揺光の続きまだ〜?
期待!
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:41:27 ID:bCHMfIVQ
望選んだ時点で、漢じゃねーだろ
>>293 _____
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 ̄\
(:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ \
Г^^^^^^^^^^ヽ::::::::::::) |
|――◎――^ ):::::ノ |
{ ノ \ /イ |、ノ | お前は…何も解っちゃいない!
|l ● ● | jノ |
:ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j . │
//⌒l,、 __, イl.ハ |
. / /ヽ|V|ノ::{ \|. ノ
あれ? クーンはどうなったんだ?
ハセヲとシラ…いやなんでもない
シラバスがおにゃのこだったらって事か?
>>283の続き。 オリキャラとの絡みあり〜 実はさっさと朔望お泊りを書きたくてたまらなかったり。
「あれ? そういえば望遅くない?」
智香はふと、望がまだ戻ってきてない事に気づいた。
「そういえば、そやな」
朔はさんざん亮を踏んづけていた足を止めた。
「トイレ、混んでるのかな?」
「ウチが知るわけ無いやろ。ハセヲ、ちょっと見てきてんか」
「何で俺が行かなきゃいけねえんだよ」
頭をさすりながら亮は起き上がった。
「ウチの乙女心を踏みにじった罰や!」
「意味わかんねえよ…ったく。行きゃあいいんだろ」
亮は不服そうな顔をしながら、しぶしぶと望を探しに向かった。頭がまだ痛いと思ったが、その事を言えば「自業自得や!」と言われるに決まってると思ったので、黙っておいた。
「ったく。どこに行っちまったんだ。望のやつ…」
ブツブツと、一人ごちながら亮は男子トイレに向かった。しかし、ふと立ち止まった。これだけ人がいるとはいえ、自分達のいる場所まで戻ってくるのにそんなに迷ったりはするはずが無い。だとしたら…
「まさかとは思うが、さっき売り場にいた女子達に捕まったりしてねえだろうな…望を見る目が何か怪しかったが…」
そんな思いが亮の頭をよぎった。
「念のためだ…一応人が滅多に来なさそうな所も探してみるか…」
亮はそう一人ごちると、とりあえずは今自分がいるトイレの付近を捜す事にした。
「おい。お前ら、何してる…」
「え」
突然の亮の声に驚いた二人は、振り向いた。そこには、二人を見下ろす形で亮が立っていた。
「俺の知り合いの弟に何をしてんのかって、聞いてんだよ。答えろ」
静かにそして怒りをこめた声で亮は二人に問いかけた。
「えっと、これはその…」
亮の怒りに気圧され、明美と奈緒は何と言おうかと答えを詰まらせてしまった。
「まあいい…お前達がやっている事が何であれ、俺はお前達をどうこうしようと言う気はない。ただ…」
亮は二人をしっかりと見据え、そして言った。
「失せろ」
「「はいい!」」
静かだが、確かに二人に対する怒りのこもった亮の声に、明美も奈緒もただ言うとおりにするしかなかった。だから、二人は急いでその場から逃げ出した。
「大丈夫か、望」
亮はしゃがみ込むと、望を抱き起こした。
「ハセヲにいちゃん…」
亮の姿を見た望は、安心したのか、亮に抱きついた。
「ハセヲにいちゃああああん! こわかったよおお!」
「よしよし、もう大丈夫だ…」
亮は望を慰めるためにその頭をなでてやった。
「よし、売り場に戻るぞ。朔達も心配してるしな」
「うん」
亮は立ち上がると、望が立ち上がるのを手伝った。衣服の乱れが目立ったため、それを直してから売り場に戻った。
「あ、帰ってきた」
「ただいまおねえちゃん」
「いったい今までどこにいたんや。心配したんやで」
「うん…ちょっとトイレが混んでて」
「そっか」
亮も望もあえて何があったのかは語ろうとはしなかった。語ればきっと「何やて! そんなやつ等、ウチがぶっ飛ばしたる!」と言うに違いないと思ったからだ。
それから数時間後。終了時間も近くなり、だいぶ人が減ってきただした。智香はちらりと腕時計を見るといった。
「亮、もうすぐ終了時間なんだけど、片付け手伝ってくれない?」
「手伝いに呼んだってことは、初めからそのことも計算のうちだったんだろ?」
「実は…そうだったり」
「ったく、しょうがねえなあ」
亮は渋々と、手伝うことに了承した。やがて、終了時間が来た。
「おつかれ〜」
「ああ」
「お疲れ様」
「おつかれさん」
口々にそういうと、亮と智香は片づけを始めた。
「智香。お前、今日泊まってくんだろ?」
「うん。よろしく」
「ああ」
そんな二人の会話を、朔は聞き逃さなかった。
よし、今日はここまでっと。
GJ
続きに期待!
キタキター(゚∀゚)
出てくるキャラのやり取りが面白い。GJ!
>>236 身に余るお言葉、ありがとうございます。
今後も期待と応援に答えられるよう精進いたします。
>>240 SSと呼ぶのもおこがましいような長編連続もの、それも揺光も朔望も出て来ないクラシックな作品を途中から・・・・・
本当にありがとうございます。
お礼というわけではありませんが、おまけは近いうちにちゃんとした形にまとめます。
自分を含む志乃萌えが楽しめる内容に仕上げるつもりですので、ご期待ください。
ご要望いただいたまとめの件ですが、
前述した理由で手元にログもファイルも残ってなくて作れないんですよ。
それさえ解決できれば何とかできるんですが・・・・・・
あつかましいお願いで申し訳ありませんが、
どなたかvol8のログをお持ちの方がいらっしゃたらupローダあたりで頂けないでしょうか。
それでは、今回の分いきます。
「あ、あのな……」
萌に指摘されたように、明るいうちに事に及ぶ事がまずいと思っているわけではない。
若干不調だった体調も、萌が作ってくれた料理のおかげでだいぶ良くなっている。
問題になるのは、リョウ自身の萌に対する気持ちだった。
志乃の事を強く想いながらも萌にだらだらともたれかかっている、
そんな有様で彼女と体を重ねるという事がどういう意味を持つか。
決して女性経験が豊かとは言えないリョウにも、容易に想像は出来た。
「……悪いけど、やめるつもりはないから」
一方萌は、そんな葛藤など知る由もなく生地越しに硬いジーンズの股間を撫で続ける。
リョウはその腕を振り払おうとしたが、体は既に快楽で痺れてまともに動かなくなっていた。
痺れは徐々に疼きに変わり、リョウの心を蝕みはじめていた。
「ふっ、はぁっ、はっ……」
やがてリョウが疼きに耐えられなくなり、されるがままに声を上げ始めた。
判断力や理性が薄れていくのにあわせて、胸の底で土砂崩れのような衝動が沸きあがるのがわかる。
このまま自分の方から萌に襲い掛かるのも時間の問題か。
リョウがぼんやりとそう考えた時―――唐突に、萌が手の動きを止めた。
彼女はそのままリョウに体を近づけたまま黙り込む。
先程まで少年の体を這い回っていた手は所在無げに宙に投げ出され、伏せられた目元は潤んでいる。
「ね、ハセヲ……もしかして、あたしのこと嫌いになった?」
「なんだよ、いきなり」
「だって……何だか、心ここにあらず……ってかんじ、だから」
一週間以上戻ってこない猫を気遣う時のような萌の声に、リョウの心が翳る。
自分の心が彼女から離れて始めていたのは、本当だった。
その気持ちを押し隠すように、リョウは萌のガラス細工のような顎に触れた。
「あっ……」
驚いた萌が、小さく声を上げた。
鈴が鳴るような、良く通る可愛い声。
しかしその表情は溢れた感情で歪み、普段の明るい面影はない。
それが、どうしようもなく悲しくて。
リョウは、目の前の事しか考えられなくなった。
「……考えすぎだって。ちょっとまだ疲れててな。でも、まぁ……」
衝動に従い、指を伸ばして僅かに零れた涙を拭う。そして。
「これぐらいの元気は、あるみたいだぜ?」
萌がこれ以上悲しいことを言わないように、今度は自分からキスをした。
「ハ、ハセヲ……」
「何だ?」
唇を離した瞬間、萌が口を開いた。
薄いワンピースを肩から外しながら、リョウが目を開いて彼女を優しく見つめる。
目元の涙はコンクリートの上の夕立のように既に乾いていたが、どうしたわけかその口調は弱々しい。
「その、何をなさってるのかなーってお聞きしてもよろしいですますでしょうか」
おまけに酷く混乱しているらしく、口調が滅茶苦茶になっている。
安心させるように首筋を撫でながら、片手で背中のエプロンの結び目を緩める。
肩から抜けていたワンピースが、するりと床に落ちた。
「服、脱がしてるんだけど」
「そ、それはわかるんだけど……ひゃっ」
太ももを押さえつけながら、リョウは背中の指先をタイツだけになった下半身に移した。
先程のお返しとばかりに足の間を撫でると、萌は僅かに喘いだ。
「じゃあ、何が問題なんだ?」
「その、どうして、エプロンはそのままなの?」
愛撫も早々にタイツに手をかけ脱がそうとするリョウに、萌は息を切らせながら問いかけた。
リョウは無言のままにやりと笑いながら、タイツを一気にずり下ろした。
そのまま手を再び上半身に移し、乳房に触れながらタンクトップを脱がそうとする、
「あ、あの、ハセヲ?」
「こういうのも、たまには面白くね?」
タンクトップを腕から外しながら、リョウはおもむろに口を開いた。
萌は下着の上はエプロンだけという、ある意味‘面白い’格好になってしまっている。
自分の全身を胸から足元まで眺めて、萌はようやくリョウの思惑を悟った。
「は、裸エプロン……って、やつ?」
「嫌か?」
「い、嫌じゃないけど……」
萌はそう言うと、両手を肩に回して視線をそらした。
「そんなに恥ずかしいか?前プールに行った時に着てた水着のほうが、よっぽど肌が出てると思うけど」
「も、もう!勝手にして!」
からかうような言葉に反応して、萌がぷいと横を向く。
唇を尖らせたその表情が可愛くて、リョウの口元が自然と綻んだ。
以上。次回、11月4日(土)。
> 「その、どうして、エプロンはそのままなの?」
さっきまでキョドってたのに、男ってヤツァ……w
パックさん今回も乙です!
パックさんの書かれるハセヲがほんっとうに好きです!
309 :
がらす玉:2006/11/02(木) 20:35:30 ID:wcP62j/C
朔×ハセヲモノを投下するよ。
とりあえず言っとくけどエロに行き着くまですっごく時間がかかると思う。
その辺ふまえてよんでくれな。
次レスに投下する。
310 :
がらす玉:2006/11/02(木) 20:54:28 ID:wcP62j/C
最近このパターンが定例化しつつある。
朔からメール⇒参加しないと何言われるかわからないから承諾⇒ストレスのたまる(?)冒険。
ハセヲは、アイテム入手をレベル上げも兼ねて行えるためかなりの頻度で参加している。
しかし問題点がない訳ではない。
そう、朔だ。
毎回毎回それはもう羨ましそうで憎らしげにハセヲを睨む。当然悪態の類も飛んでくる。
アイテム&経験値がゲットできることと朔の悪態や行動を我慢することがとてつもなくぎりぎりのバランスで両立されていた。
やはりハセヲも一プレイヤーなので楽しい冒険もしたいのである。
311 :
がらす玉:2006/11/02(木) 21:05:29 ID:wcP62j/C
だが、今日の冒険は普段と趣を異としていた。
エンデュランスがいなかったのである。
朔と二人で草原フィールドを歩く。
「今日は何でエンデュランスがいないんだ?」
ハセヲの二歩先をさっさと歩く朔に向かって聞いた。
「風邪なんやて…はぁ、ツイてへんなぁ…」
普段なら『何でそないなことハセヲに教えなあかんねん』などと言って睨みをプレゼントするはずの朔が、妙に素直になっている。
ハセヲは、
(エンデュランスが来ないからか? それなら中止にすればいいだろうに)
と思ったが、敢えて口には出さなかった。
312 :
がらす玉:2006/11/02(木) 21:19:31 ID:wcP62j/C
戦闘を繰り返すこと数十分。特に話をするでもなく(エンデュランスがいた場合、話というより悪態が先につく)苦戦しながらもモンスターを狩っていく。
宝箱を幾つか開けアイテムを回収すると今回のミッションであるボス討伐に取り掛かった。
通常のバトルとは違い、かなりてこずる。何故か朔ばかりに攻撃が行くためそれをフォローする。
何とか勝利をおさめた二人。
「無茶しすぎだ朔」
武器を仕舞いつつ言う。
ハセヲやエンデュランスは朔より若干レベルが高い。それに(主にエンデュランス)レベルを合わせる為、当然朔は苦労することになる。
313 :
がらす玉:2006/11/02(木) 21:22:41 ID:wcP62j/C
今日はこれにて終了。
駄文スマソ。
>>306 今回もGJ!
続きどうなるかドキドキしっぱなしだよ。
つーかktkr!!
おまけを新しい形で見られるとは…
そっちも首長くして待ってます。
まとめのやつは、ログ持ってるヤシが現れるのを待つしかないか。
316 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:43:39 ID:ZbqbeE8J
>126
先が気になってしょうがない、奴はホントにクーンなのかww
おまいら乙
亮×智香+潤香投下
「あれだけ成田成田言ってたのに羽田かよ」
「はは……ごめんごめん」
ハセヲだ。
揺光の奴、成田って言ってたのに実際は羽田に着くってギリギリで教えてきやがった。
まぁ……考えてみりゃ、どっちかつぅと羽田の方が東京に近いから楽だけど。
「本州はやっぱ暑いねー」
「そうか?」
「ハセヲも北海道に来たら分かるって」
あっちも夏のはずなんだが……そんなに気温差あんのか、同じ日本なのに。
そういやさっきまで厚着だったのに今は薄着になってるしな、コイツ。
地球温暖化とかも関係してんだろうか。
「でさ。どれくらいでハセヲの家に着くの?」
「なぁ……そのハセヲってのやめね?」
「何で? いいじゃん」
「……」
いや、よくねぇだろ。
プライバシーってか個人情報保護とか……。
「じゃあ聞くけど……お前、俺に街中で“揺光”って呼ばれても平気か?」
「え? えーっと……それはちょっと困る、かなぁ」
「だろ」
ハセヲと揺光なんて互いに呼び合ってる2人組が街なんて歩いてみろ。
コアな《The World》のプレイヤーならすぐ感づくぞ……。
俺にPKKされたことのある奴とかにバッタリ会っちまったりしたら厄介だろ?
もしくはアリーナバトルでお前に負けた奴とか……。
「じゃあ亮でいいよね。あ、アタシより1コ年上か」
「好きなように呼べって」
「それじゃ亮で決定!」
「ん」
さすがにリアルでハセヲハセヲって連呼されるってのはな。
揺光からすりゃ俺=ハセヲなんだろうが、俺にとっちゃ俺=三崎亮だし……。
俺だってリアルとゲームの区別は付けたいワケで。
「だからさ」
「何だ?」
「アタシのコトも揺光じゃなくて……智香って呼んで」
「……」
くそ、可愛い。
すっかり忘れてた……そういや俺、こいつにメールで告ったんだった……。
んでコイツ、一応OKくれたんだけど……その後に意識不明になったから有耶無耶になってたんだよな……。
「……」
「ほら、早く」
「……智香」
「うん!」
「でもさ、亮すごいね。一発でアタシ見つけちゃうし」
「まーな」
「さては……アタシが送った写メを食い入るように見て覚えたとか?」
「アホか。お前が意識不明になった時、ネットニュースで顔晒したろ。
あれ覚えてただけだっての」
今思うとあれも問題ありだな。
ただでさえ未成年なんだから……せめて顔にモザイクくらいかけろっての。
ネット配信のニュースってのはどーにもそういう配慮に欠けてる気がするぜ。
「じ、実物見てどう?」
「どうって」
「だからさ、写真より実物を見た感想」
「……リス顔ってかタヌキ顔って感じだな」
「うわ、何それー!」
いや、だって……お前が感想言えって言ったんじゃねぇか。
「もっとさぁ、気の利いたこと言おうよ。可愛いねとか、写真よりも綺麗だよ、とかさ」
「……ぜってぇ無理」
「何でさー」
「どう考えても俺のキャラじゃねぇだろ……無理なもんは無理だっつの」
可愛いとは思うけどな……何か浮いてるだろ、んなコト言う奴って。
恥ずいし。女にそんなセリフ言ったコトもねぇし。
一応、リアルじゃ初対面だし……んな歯の浮くセリフ言えるのはクーンぐれぇだろうし。
*********************
「お邪魔しまーす」
「荷物は居間に置いとけ」
「ん、そうする」
この家に同年代の女連れ込むのって初めてだよな。
……連れ込むってか泊めるんだけど。
寝る場所は……客間に寝かせりゃいいか。客用の布団あるしな。
「冷蔵庫に飲みもん入ってるから適当に飲んでいいぞ」
「はーい」
まずは一段落だな。にしてもコイツの荷物、何だ?
3日だけだってのにこんなに荷物が必要なのか?
どこぞのメーテルみたくコンパクトに纏めりゃいいのに……。
「亮の家ってでかいなー。アタシんちがウサギ小屋みたい」
「おい。俺の部屋、2階」
「あ、待ってよ!」
***********************
「まだ昼前だな。智香はどっか行きたいとことかないのか?」
「あのね、レインボーブリッジ見たい! ライトアップされたやつ」
「レインボーブリッジ……そーいや前にメールで見たいって言ってたっけな」
「うん!」
ロマンスギフトを興味本位で送ったら、確かに智香からそういう返事を貰った気がする。
レインボーブリッジか……どーせ親も帰って来ねぇし、遅くなっても平気っちゃ平気なんだが。
終電に間に合えばいいワケだし。
「でもその前に行きたいとこあるんだよね」
「あん? 何処だよ」
「お台場! デートしたい!」
「……げぇっ」
よりにもよってあそこかよ! そりゃレインボーブリッジとは目と鼻の先だけどよ……。
週末はカップルばっかで居心地悪そうなんだよな……何が日本一のデートスポットだ。
じゃあ日本二は何処なんだよ。ネズミーランドか?
「嫌なの?」
「嫌じゃねぇけど……わざわざ混んでるとこに行く必要あるか?」
「亮と一緒なら混んでてもへーき」
「……」
笑顔でそう言うこと言われるとすげぇ困るんだが。
「亮、いいでしょ?」
「……仕方ねぇなぁ」
「あは。やった」
往復分の電車賃とか各施設の入場料とか考えると……頭痛ぇ。
親からは一応毎月金貰っちゃいるけど、ほとんど貯金に回してるからな……引き出しておいて良かったぜ。
この3日ですっかからかんにならねぇことを祈るか……。
「それじゃ目的地も決まったし、ちょっと休憩〜」
「お、おい、それ……俺のベッド……」
「えへへ。亮の匂いがする」
「あのなぁ……ったく」
俺のベッドに智香が寝てる。見慣れた部屋に女が居るってだけで別世界みたいだ。
この部屋に女入れたのも初めてだが、ベッドに女寝かせたのも初めてだし……。
シーツと枕カバー、事前に洗濯しといて良かったぜ。
「あ、でも変なコト考えちゃダメだからな。
いくらアタシのコト好きでも……えと……寝てる間に襲い掛かるとかってのはダメなんだぞ!」
「ケダモノか俺は」
「だってさ、実際のアタシは《The World》のアタシみたく、強くないしさ……オトコノコの亮には敵わないよ」
「襲わねーっての。朝早く起きてるから眠いんだろ? ちょい寝ろ」
「ん……おみやげの白い恋人、冷蔵庫に入れてあるから……すぅ」
「律儀だな、オイ」
こんなのが今日と明日、俺の家に泊まるのかよ……本当に大丈夫か?
何が大丈夫ってそりゃアレだ。理性とかイロイロ。
『襲えば? あの子の『襲わないで』は十中八九『襲って!』って意味だし』
「お前は俺の決意を砕く天才だな」
『くっくっく、今のは冗談。寝込みを襲うのはフェアじゃないしね』
カール……やっぱコイツの性格、分かんねぇ。
真面目な時はとことんクールだけどふざけてる時はとことんふざけてるし。
携帯の番号交換しようって言われた時は少し驚いたけどな。
『とりあえず、あの子が居る間は一緒に居てやってよ。きみに会いたがってたんだし』
「お台場でデートしたいんだと」
『マイナーな。あの子らしいと言えばらしいけど』
「妙な入れ知恵してねぇだろうな、カール」
『にょう? あたしには何のことだかさっぱり分かんなぁーい』
「(図星か……)」
最近のカールは策士だ。それもかなり狡猾な。
揺光の話じゃ昔のカールはもっと悪キャラをロールしてたらしいが
今のコイツを見る限りじゃそんな印象は薄く、寧ろ進んで道化を演じてるようにも思える。
どーやら、カールはカールなりに俺達の関係を楽しんでるっぽいし……。
『それじゃ。みやげ忘れないように言っといて』
「って、おい!」
『ツーツーツー……』
「切りやがった……」
面白い奴ではあるけど同時に変な奴だとも思う。
智香は初心者の頃にカールと知り合ったって言ってたな……今度、詳しく聞いてみるか。
個人的に俺もアイツに興味あるしな。……あの紅いスケィスのこととか。
「んぅ……ハセヲ……じゃないや、りょ〜」
「智香、起きたのか」
「今……何時ぃ?」
「2時過ぎ。3時に家出ても十分間に合うぞ」
「そだね……ふぁ〜〜〜ぁ」
周りがカップルばっかなのだけは覚悟しとけ。海にゴミが浮かんでてても幻滅すんなよ。
あといくらお前がラーメン好きだからってラーメン国技館には行かねぇぞ。
あそこのラーメンどれも値段高ぇし……もっと安くて美味いところ、いっぱいあら。
「ん〜〜〜っ! 亮のベッド、寝心地いいね」
「気のせいだっつの」
「……ホントに襲わなかったんだ」
「襲ってほしかったのか?」
「そ、そんなワケないじゃん! 寝込みを襲うのは卑怯者のすること!
あの張飛だって、寝込みを襲われなきゃ張達と范彊なんかには負けなかったね、うん」
「ジャーン ジャーン ジャーン」
「げぇっ、関羽!」
……起きたばっかの割にはノリいいな、コイツ。
「もぅ、つい反応しちゃったじゃん!」
「とっさに反応できるお前が素直にすげぇ」
三国志好きもここまで来るとアレだ……。
「広いねー!」
「北海道はもっと広いだろ」
「分かってないなぁ、そういう意味じゃなくてさ」
新宿から直通で東京テレレポート駅まで。
そうすりゃお台場にはすぐ着く。……着く前から嫌な予感はしてた。
電車の中はカップルばっか……お台場についてもカップルばっか……頭痛ぇ。
「亮はお台場にはよく来るの?」
「彼女もいねーのに来てどうすんだ」
「いるじゃん、アタシが」
「……まぁ、そりゃそうかもしれねぇけど」
レインボーブリッジ見せるだけだってのに、ここまで気疲れするとは思わなかったぜ。
智香は楽しそうにしてるっちゃしてるが、俺はこれ以上テンション上げるの無理。
とりあえずライトアップまで待つか……とりあえず海浜公園とかブラついて……
って、あそこ昼夜関係なくカップルばっかで尚更気まずいじゃねぇか。
「はい」
「? 何だ、手がどうかしたのか」
「繋ぐの」
「……誰と誰が?」
「アタシと亮が」
おいおいおいおいおい。
「……どうしてもか?」
「どーしても! 不自然じゃん、みんな繋いでるのに」
みんな繋いでるからって、俺達まで繋ぐ必要はないんだぞ。
「アタシ、ちゃんと亮にOKしたつもりなのにさ。
亮、何か素っ気無いんだもん。アタシの特別になりたいんじゃなかったの?
かんちがいしちゃえ、って言われたから……アタシ、東京まで来たんだよ……?」
「(……なんちゅう内容のメール送ってんだ、俺は)」
コイツは一途でしつこいらしい。更に、裏切ると怖いとも言っていた。
なら俺がここで取るべき行動は? 決まってる。責任くらいは取ってやるさ。刺されちゃ堪らん。
さもなきゃ事情を知ったカールに半殺しにされかねない。あの女もあの女で怖ぇーし。
「……お前も俺のどこがいーんだが」
「あ……」
「ほら。ちゃんと歩かねぇと転ぶぞ」
「……うん!」
女の手なんてもう何年も触ってねぇ。
智香の手は俺の手より一回りくらい小さくて少し体温は低め。
それでも俺が指と指の間に手を絡めてやると、何かこう……恥ずかしそうに笑うんだ。
熱かった。暑い、じゃなくて熱い。夏の日差しのせいじゃねーな……。
「亮の手っておっきい」
「そうか?」
「てか、アタシの手がちっちゃいのかな」
「さーな。誰かと手ェ繋ぐなんて……久しぶりだから分かんね」
これで俺も周りのカップルの仲間入りか……絶対ガラじゃねぇ。
しかも悔しいことに俺と智香が手ェ繋いでも全然違和感ない。
何か他の連中も俺らのこと見てるし……いや、気のせいだ。
こー言うのを自意識過剰ってんだ。
「どしたの?」
「いや……何でもねーよ」
「夕方の景色もいいよね。あーでももっと早めに来てれば他にも遊べたかも」
「寝てたもんな、お前」
「……だって、ドキドキして眠れなかったんだもん」
修学旅行前夜の学生かよ。
飛行機の中で寝るって手もあったんじゃないか?
人によっちゃキーンって耳鳴りのせいで眠れねぇって奴もいるらしいけど。
「そーいや」
「ん。何?」
「その服、何つーか……可愛いな。や、お前も……可愛いけど」
「な……」
すげぇ。今自分でも知らないうちに口走ってたぞ。
可愛い? 誰が? そりゃ智香だろ。俺の周りにゃ明らかにいないタイプ。
服も服で故意か他意かは知らねぇけど、アレだ、何かやけに胸元開いてる服だな、オイ。
揺光の時のコスよりやや控えめな感じもするけど胸もカールの言った通り……おっと、それどころじゃねぇよ。
「すまん、今のは忘れろ。いや、忘れてください」
「……亮ってさ」
「な、何?」
「アタシのコト、ドキドキさせるの……上手いよね」
お前の笑顔は俺の心臓に悪い。
ゲームとリアルじゃやっぱ全然違うんだよな……いつもの調子が出ねぇ。
智香は揺光の時と違って、何かこう……女の子っぽい、みたいな?
いや、何か俺の言ってること変だな。初めからコイツは女の子だろ。
でも……実際に揺光が――――――智香が隣りに居るってだけで、心のどっかで嬉しがってんだ……俺。
「そ、それよりさ、レインボーブリッジってこんなに長いんだ!
アレだね、コレ見てるとさ、事件は会議室じゃなくて現場で起きてるって感じするよね!」
「今にもレインボーブリッジ封鎖しそうな勢いだな」
智香……レインボーブリッジを封鎖するのは1じゃねぇ、2だ。
コイツも相当混乱してるな……でも2より1の方が断然面白いと思うの俺だけか?
「あー早く夜にならないかなー」
「その間に飯でも食っとくか?」
「それは大丈夫。ちゃんと亮の家にもう用意してあるから」
「……カップ麺か?」
「すごい。何で分かったの?」
いや……すごいって……お前……。
****************************
レインボーブリッジには444個のイルミネーションがあるんだと。
季節や曜日でライトアップの色も変化するんだそうだ……来る前にちょっと検索しただけだから
詳しくは知らねぇけど。
「ほら、亮も見なって! すっごいキレー!」
「(ま……本人は満足してるっぽいからいいか)」
つーワケで、夕日が沈みかけたあたりでライトアップが始まった。
夏だから日が沈むのは大体夕方6時以降……このペースならあともうちょいで全部沈むか。
でもあんま海浜公園に長居はしたくねぇんだよな……蚊に刺されたくねぇし、
何より他のカップルどもがイチャつき始めると目も当てられねぇ。
俺はそーいうのに免疫が全然ねーんだ、見てられっか。
「ね、写メ撮ろうよ」
「暗くなってからの方がよくね?」
「そっか。その方がキレイだもんね」
女と写メ撮ったことなんかねぇー。てかどんな顔すりゃいいかも分からん。
クーンにでもアドバイスもらっときゃ……いや、やっぱパス。アイツのは参考にもならねぇ。
《薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて 今宵もひとり果てる あなたが憎らしいー》
な、何だ?
「あ、アタシの携帯」
「(ローゼン一期……アリプロ……着うた……)」
「ちょっとごめんね。……はい。もしもーし……って、潤香か」
潤香……カールか。
にゃろう、タイミング見計らったみたいに電話かけてきたな、オイ。
ホントはどっかで俺らのコト見てるんじゃないか? あの女ならやりかねねぇぞ。
「うん……うん……わ、分かってるよ……」
「(ナニ話してんだか)」
「し、しないよっ、そんなコト! も、もう切るからな!」
途中までは普通に(と言うよりゃ恐る恐るって感じだが)話してた智香が慌てた様子で携帯を切る。
「ほんとにもー」とか「アタシがそんなコトするワケないじゃん」とか愚痴こぼしながら。
「カール、何か用だったのか」
「しょーもない用事。亮が気にするコトじゃないって」
じゃあ何で電話かけながらお前の顔が見るからに赤くなって行ったのか小一時間。
「ほら、もう真っ暗だよ。レインボーブリッジ見ながら歩こ!」
「ん」
やれやれだ、もうちょいで帰れそうだな。……無事に帰れりゃいいんだが。
事件は会議室で起きてるんじゃない? 現場で起きてるんだ? 何のことです?
おやすみおまいら
GJ
>「ジャーン ジャーン ジャーン」
>「げぇっ、関羽!」
ここで吹いたwww
>>325 GJ!!おやすみ!!
寝る前に最高の作品をありがとう(*´д`*)
ききききき来たぁぁぁぁっぁぁぁ!
GJ!!
俺も1の方が面白いと思う|д゚)ノ
んじゃ、週末お台場行ってきます。タイムリーで吹きそうになった。
乙!!!藻前の書く亮が大好きだぜ
このスレに文豪がいた…
なんかキタ━(゚∀゚≡゚∀゚)━!!
(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!
神キテタ━(゚∀゚)━!!!
もはや文聖
早く続き読みてぇ・・・
いや〜、ごめん昨日299の続き書けなくて。まだ思いつかないからもうちょい待ってね。
337 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 14:59:12 ID:TCu/lnvq
神だ!!
七星のリアルの名前をどうするべきか…
揺光視点だから呼ばせ方に困るな
>>325 GJ!続き楽しみにしてる
しかし、このスレ神ばっかで目が離せないから困るw
ジャーン ジャーン ジャーン
げぇっ関羽!
344 :
がらす玉:2006/11/03(金) 19:21:26 ID:YFnKRJGi
ちょっち問題発生。
実は朔のリアルがわからずにハセヲ×朔の小説を書いてたりする。
誰かおせーて。
つかウィキペディアでもおk。
11歳の小学生
本名不明
母子家庭
346 :
がらす玉:2006/11/03(金) 19:35:41 ID:YFnKRJGi
うはぁ、リアルで合わせるの難しい…
パロだから多少公式と設定違うのもありだよな?
このスレって案外人いるよな
一時、恐ろしく過疎ってたけどな
これも職人様たちのおかげさ
350 :
がらす玉:2006/11/03(金) 21:16:30 ID:YFnKRJGi
310-312の続き
しかも今回は二人だけだ。
エンデュランスとともに前衛が二人いたならば朔のダメージはもっと減っていただろう。
ふと見ると、やけに朔がふらついていることに気付いた。
「おい、大丈夫か朔?」
「何がや?」
「お前…調子悪いんじゃねぇのか?」
声をかけられハセヲを睨んでいた目が、一瞬泳ぐ。
(やっぱり、か…)
腕を組み、小さな溜息を漏らすハセヲ。
「カンケーないやん、ウチの調子がよかろうと悪かろうと…」
朔は悪態を吐くが、どうも覇気に欠ける。
351 :
がらす玉:2006/11/03(金) 21:26:15 ID:YFnKRJGi
安価ミスった(^_^;)
>>310-312 因みに今日は一つだけ。
始まったばっかだけど…感想、もらえると嬉しい。
つかみはOKだと思うぞ!朔がちゃんと朔らしいしな
他の職人さんもそうしてるしリアルを多少捏造するのはアリかと
うん、ほんとの朔っぽくていい
とりあえずGJ!続き楽しみにしてるYO
354 :
がらす玉:2006/11/03(金) 21:49:52 ID:YFnKRJGi
感想ありがとう
やっぱり感想もらえるとやる気出るね
明日また続きを投下するよ
というわけで今日は早めにおやすみ
>>126の続き
「なっ………!!」
目を、疑った。
揺光のメールに書かれていたエリアに来た瞬間、俺の視界の先に―――
夥しい程のAIDAに包まれた「俺」の姿と、その「俺」に今にもイチモツをぶち込まれそうになっている、視線のおぼつかない、狼狽しきった風の揺光の姿があったからだ。
「さぁて、揺光。 お前の欲しがってるコレを………お前の中にブチ込んでやるぜ!」
考えるまもなく、俺の隣で口を抑えてハラハラしているアトリに目もくれず、俺は走り出した。
許さねぇ。 もう二度と、俺の目の前で誰も失いたくはねぇんだ………!!
「!? ハ、ハセ―――!?」
「遅ぇよ」
AIDAを使役していた俺の偽者が、走り寄る俺に視線を移した瞬間。
俺は手にした双剣で、すばやく奴の首を掻き切った。
………ドッペルでも何でもねえ、本当に自分と同じ姿をした奴の首を刎ねるってのは、変な気分がするもんだぜ。
「○△Μ$■●οー――――!!」
言葉にならない叫び声をあげながら、崩れ落ちる偽者。
AIDAに包まれながら、そしてまるで蜃気楼に包まれるように、ソレは消えていった。
そんなモノに目もくれず、俺は倒れている揺光を抱き起こす。
………ひでぇ。 揺光の視線は焦点が合っておらず虚ろで、顔は大量の白濁液で汚されている。 おまけに耳にはネコミミがついてるなんて始末だ。
「揺光、揺光っ!! しっかりしろ、揺光!!」
必死に、名を呼び続ける。
「揺光、揺光!!」
何度も、何度も。
「いやだ……もう失いたくないんだ……二度と……もう二度と、仲間を……」
返事は、無い。
アトリはいつの間にか俺の背後に近寄ってきていたが、かける言葉も見つからないのが困惑している。
「……くー……」
「……え?」
間の抜けた声がエリア内に響いた。
揺光の、寝息。
どうやら無事だったようだ。
AIDAに襲われていたとは言え、この調子ならおそらくリアルでも無事であると考えていいだろう。
そして次の瞬間には、揺光の体が淡い青で包まれ、その光が消えた頃には、彼女の服はすっかりと元通りになっていた。
無論、白濁液やネコミミもきちんと消滅している。
(大方八咫あたりのシステム管理者が治してくれたんだろうな……この後、揺光の事をレイヴンに報告しに行かねぇと)
安堵の念が心に広がる。 アトリもほっとしているようだ。
とにかく、良かった。 もう二度と、仲間を失いたくは無かったから。
俺の腕の中で、揺光はまだ静かに寝息を立てていた。
通常のプレイヤーでは入れない、幾重にも張り巡らされたセキュリティを持つ場所。
"知識の蛇"。
The Worldの『すべて』を見通せる機能を持ったこの異様な空間の中に、二人の男が、居た。
「くぅ〜、ハセヲのヤツ、いい所で着やがって! もう少しで揺光ちゃんに射れられたのにィ!」
その内の一人―――青い長髪を束ね、黄色い民族衣装のような服を着こなした男・クーンは、心底悔しそうに立ち上がる。
「ご苦労だった、クーン。 良いデータが取れた」
そしてそれに答えたのは、褐色の肌をし、丸いサングラスを掛けたミステリアスな男・八咫。
彼は、今まで知識の蛇に映し出されていた揺光の映像を消しながら、静かに笑った。
それにつられ、クーンも静かに笑う。
「しっかし、これでG.U.としてのバイト料貰えるんだから、世の中捨てたもんじゃないよなぁ。
お金も貰えて、女の子も犯せて、こんな一石二鳥な仕事他には無いぜ。
しっかし八咫、あんたもえげつない性格だよな………
俺たちがデータドレインしたAIDAのゲノムデータからAIDA本体を抽出して、それがプレイヤーに与える影響を"観察"する為に俺の『増殖』を利用して女性プレイヤーを襲わせるなんて、な」
「私は様々なデータが取れる、君は気持ちの良い思いが出来る。
これはお互いの利害が一致した正当な職務契約だと考えるが?」
異様な雰囲気の漂う空間に、二人。
彼らは彼らで、裏で色々とやっていたのだった。
「だが、私の目的はAIDAに関するデータを集めるだけではない………」
「?」
不意に、八咫の声質が変わる。 笑いを無理矢理押し殺している様な、妙な声に。 クーンはそれに僅かに首を傾げる。
そして突如、八咫がダンスマカブルのスキルを使用し、自らの武器である扇子を振り回しながら踊り始めたのだった。
「YATTA! YATTA! ねんがんの『揺光が無理矢理犯されているSS(スクリーンショット)』をてにいれたぞ!
YATTA! YATTA!」
心底嬉しそうに踊っている八咫。
その姿は、普段クーンが接しているときの彼からは想像出来ない。
やがて、クーンから妙な視線で見られていることに気がついた八咫は踵を返し、普段の真面目な表情に戻る。
「……コホン、これは冗談として、だ。
実はCC社上層部にも元紅魔宮アリーナチャンピオンである彼女の熱烈なファンが多くてね。
AIDAの実験がてら、揺光プロマイドを取ってこいと依頼されていたのだよ。
無論、私も彼女の痴態には随分と興味があったのだが………クク」
「八咫……キャラ変わってないか……?
そんな事より………八咫! 俺にも揺光ちゃんの痴態を収めたSSくれェェ!!
『The World』で犯した女の子は数知れず!
その全ての痴態をSSに収め、保存してきた数約90人!
だが今回ばかりは、ハセヲの邪魔が入ってSSを撮影出来なかったんだ!
精液で汚された揺光ちゃんの画像キボン!!」
もはや原型を留めて居ない二人の性格。
実はハセヲ達の前で見せている性格の方がロールで、二人ともこちらが素の顔なのであった。
男特有の厭らしい笑い声を上げる二人。
ソレを、
「はぁ………まったく」
眼鏡の縁を上げながら、溜息を付きながら、そして壁に寄りかがりながら、顔を赤らめて呟く女性PCが、一人。
世界の、『The World』の一日は、こうして、更けていった。
次回から東京編! だが亮×智香は先客が居るし、何か工夫が必要だな………
一応リクエストを(ぇ
>>358 GJ
YATTA自重しろwwwwwwwwwwwwww
>>358先客ってそんなに居たかな。俺はハセヲ×朔望だけど、智香はいるよ?
>>360 オリキャラでも何でも構わないけどメモ張に書き溜めてから投下した方がいいんでないのかね、あーたの場合。
362 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:06:31 ID:fVnM1qYN
あーたの亮×智香も読みたい!
亮×智香を頼む!
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:08:31 ID:svCgYR9s
>>358 GJ!!!
YATTAマジで吹いたwwwwwwwwwww
東京編は亮×智香でもいいんじゃない? かぶってても全然OKだと思うよ
>>325 …GJ GJ! GJ!! グッジョォォォブ!!!
366 :
がらす玉:2006/11/04(土) 06:48:38 ID:jQb9OuPJ
「二人揃って風邪引きさんかよw」
などと鼻で笑いながら言ったが、
「チッ…さっさとゲームやめて寝ろよ」
一応病人の為、気にかけてしまう。アトリパワー恐るべし、である。
が、
「いやや。ハセヲの言うことなんかきかん…」
朔はそれをはねのける。
「ふざけてねぇでさっさと寝ろ! お前の大好きなエン様と会えなくなってもいいのかよ!」
多少語気を荒げる様に言うハセヲ。しかし朔はふるふると頭を左右に振るだけである。
「いやや、エン様に渡したいもんがあんねん…手に入れるまで帰らへん!」
振りながら言う。
367 :
がらす玉:2006/11/04(土) 06:51:26 ID:jQb9OuPJ
(エン様好きもここまで来ると尊敬に値するな…)
自分のことよりまずエンデュランスのこと。
たかがゲームで。
そう、たかがゲームで、である。
(…俺も人のことは言えねぇか…)
脳裏に志乃の面影が過ぎったが、頭を振ってそれを払う。
「……で、何探してんだ?」
「…え?」
「ここには無かったんだろ?」
頷く朔。
ハセヲは朔の手を掴むと、プラットフォームまで急いだ。
「はやいとこ見つけて休め。俺も手伝ってやる」
本調子でない朔が、多少素直になった朔が可愛かったから一緒に居たい訳じゃない、と自分に言い聞かせるハセヲ。
368 :
がらす玉:2006/11/04(土) 07:58:53 ID:jQb9OuPJ
いったん終わり
とりあえず夜か明日には投下するよ
続きが読みたければ
読みたい
是非読みたい
風邪ひいてるから全裸では待てないけど半裸で待ってる
370 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 15:24:41 ID:bJSFWmv8
こんな奴じゃねえ
372 :
がらす玉:2006/11/04(土) 19:53:49 ID:jQb9OuPJ
約束通り投下
朔は手を振りほどくでもなくついて来ている。
その普段とのギャップが妙に可愛くて、アイテムを見つけるまでずっと、手を繋ぎ続けていた。
「やっと見つかった…」
タウンに戻ったハセヲは小さく溜息を吐きながら呟いた。
「…………」
マク・アヌの橋に寄り掛かるハセヲの隣にじっと自分の手を見つめる朔が座っている。
「…アイテムも見つかったんだ、さっさとログアウトして休め」
いつまでも動かない朔に、さらに調子が悪くなったのかと心配してログアウトをすすめた。
しかし動こうとしない。
373 :
がらす玉:2006/11/04(土) 20:34:03 ID:jQb9OuPJ
どうしたものかとハセヲが思案していると、
「…初めてや…望以外の男に手ぇ握られたん…」
ぽつりと朔がもらした。
「悪かったな…どうせ初めてはエンデュランスが、とか思ってたんだろ?」
ハセヲはどこかばつが悪くなり、腰に手を当て明後日の方向に目線をそらす。
「ちゃうわ阿呆…」
ぐっと両膝を抱え込み、呟く朔。
「…そんなんとちゃう…せやけど…初めてでようわからん…」
ハセヲが視線を降ろして見ると、少し頬を朱に染めている朔と目があった。
途端、ばっと反対方向に顔を反らす二人。非常に気まずい状況である。
374 :
がらす玉:2006/11/04(土) 20:47:45 ID:jQb9OuPJ
唐突にハセヲ×揺光投下。
まあ揺光こんな事しないと思うがあの場所でこういうのしてほしいなってのと
まあどうせパラレルでしょって事で一つ。
「(……ん? なんだこれ?)」
彼は久しぶりに覗く揺光のステータス画面を見て唖然とした。
彼女との関係を示す好感度ゲージの様子が明らかにおかしい。
「(こんな設定あったっか……?)」
vol.2ではピンク色の丸一つまでしか上がらないはずのゲージに、今では真っ白な球が浮かび始めている。
自分が知る限りそんな内容があるとは聞いていなかった。
確かに揺光はすぐ抜け出しちまうから、今の今まで二人でいけるクエストは極力あいつと二人で行って
ロマンスギフトもフラワーギフトも全部あいつに送って全部メールコンボ成功させて……。
……まあその、なんだ。俺の気持ちも伝えたはずだけどよ。
リアルで頭を振りつつ、もう一度揺光から来たメールを読み返してみる。
『件名:ハセヲへ
本文:お、おまえと少し話がしたい……!
できれば、二人で!
絶対、絶対来いよな!
場所は、『 隠されし 禁断の 黄泉国 』
あの変な三角模様からしか行けない、アタシとお前、 二人しか知らない場所だ!』
……。
あの「月の樹」のおっさんに呼ばれていった、三爪痕から行けたエリアか。
やっぱり二人だけで行ってた。
レベル上げとは思えないし、そもそもあのエリアにモンスターが出た覚えも無い。
「(確かにあそこなら、他のプレイヤーが来る可能性はかなり低いけど……)」
「……まあ仕方ない、行ってみるか」
乗せられておこうと判断し、ハセヲはカードの対戦を忘れずに登録してから『The World』にログインした。
揺光に言われるがまま、ハセヲはログイン早々、『 隠されし 禁断の 黄泉国 』へとエリア転送した。
自分では平然としていたつもりだろうが、一瞬だけ街に写った彼を見た人々からは、相当焦っているように見えただろう。
視界が一瞬真っ白に輝き、数秒の間を置いてから、月明かりに照らされた古城の様子が浮かび上がっていく。
ハセヲが一呼吸置いてから首を回してみると案の定、彼女はハセヲがログインしたすぐ近くで待ち構えていた。
「は、ハセヲ!」
「おお。……待ったか?」
「まってなんかいないよ! ハセヲ、メールを送ってからすぐに来てくれたからね」
「まあな。んなことより、なんだよ。話って」
ハセヲが”表面では”面倒そうに話を切り出すと、揺光は何かを思い出したかのように顔を真っ赤に染め上げて声を荒げる。
早く話というものを聞きたかった。
「ば、馬鹿! そういう話は、もっと前置きをもってだなぁ」
「そういう話って、お前が話をしたいって呼び出したんじゃねぇか」
「そ、そうだけど……! ……ぅ〜……」
そこまで言って、首を下に下げてしまってからクルリと体を回転させて、ゆっくりと崩れかけた足場へ向かって歩き出した。
仕方なくハセヲも、彼女のペースに合わせながらその後ろを歩いていく。
ぎこちない時間。
やがてエリアの端――もしこれが現実世界なら、今にでも飛び降りてしまいそうなところ――に辿り着いて、再び口を開いた。
「なぁ、アンタの……」
「あ?」
「もう一度聞く事になるけど、あのフラワーギフト……信じて、いいんだよ、な?」
ドキリ。
ハセヲは触れられてはいけないところを触られたかのようにたじろぎ、顔を林檎の色に染め上げる。
彼自身、どちらかといえば感情を表に出さない彼女なら、『The World』で会っている最中ならこの話をしてくる事は無いと思っていた。
だというのに、こいつはこんなところで……。
「……」
「こ、答えてくれよ! あれからアタシ、ずっと悩んでるんだぞ……」
「……俺は、勘違いしてろって、言ったろ?」
「ほ、本当、か? 信じても、思い込んでも良いんだな!?」
「……」
振り向いた揺光に対し、チラリとだけ見て顔を背けながらも顔を縦に振ってみせた。
揺光の顔が月光の下でパァッと光り輝くように笑顔を作る。その瞳には、うっすら涙さえ見せるほど。
しかし、走り出そうとする自分を抑えるように揺光はゆっくりと、顔を背けたままのハセオの元へ近づいていった。
「ハ……セヲ」
「なんだよ……、って、お、おいお前! ちょっとま、て……!」
彼女は止まることなく彼へと近づいていく。
平行線だったお互いの視線が、二人が近づいていくに連れてその身長差に合わせて上下へと傾いていく。
ハセヲは一歩だけ後ろに引いたものの、彼女の姿に圧倒されてか、それ以上動く事は無かった。
二人の横へ延びるシルエットが徐々に重なり、やがてリアルでならぐぅっと揺光の胸がハセオの腹に抑え付けられるぐらいにまでなった頃。
仕様なのかどうなのか、『接触』と判断したらしいPCは、ハセヲを下に引く形で転げ落ちるモーションへと移った。
転んだ時に出る小さなエフェクトと同時に、ハセヲの上に揺光が重なる。
「い、いい加減にしろ揺! ……光?」
反論の一つでも言いたかったハセヲであったが、目の前に広がった彼女の表情に唖然とした。
ぼぉっと火照る様に髪色と同じように染まった顔の中で、うっとりとした瞳が自分を見入っている。
予期していなかった、けれどどこかで期待していたような表情。
そして、小さな口元から少しだけ粗く息が出ているのを知る。
「揺光……?」
「アタシ、限界なの……こ、こんなのアタシは絶対にしないって決めてたんだけど、でも、でもハセヲの事思ってると、もう……」
「何のことだよ!?」
「だ、だからあれだ……そ、そのテレフォン……セ……とか、と、似たような……」
そこまで話すと、ようやくハセヲにも彼女が何をしたいのかが理解できた。
仮にも高2だ。既にそれ相応の知識はある。
テレフォン、セックス?。の事だよな。電話越しでお互いに自慰するやつ。
実際にネトゲで似たような事をするやつがいるって聞いたことはあったけど・・・・・・よ。まさか、お前から言ってくるなんて。
「だって、お前は東京なんだろ? 会いたくてもそんなお金私に無いし、でも、アンタと……、ハセオともっと一緒にいたくて切なくて……」
「……あ、ああ」
「部屋の鍵かけたし今日はお母さん遅いからここで待っている時からも、ずっと、ずっと……ずっと……・…」
そういって揺光は彼に顔を見れないようハセヲの胸に顔を沈める(振りをする)。
すると突然彼女の声代わりに、「クチュ、ピチュッ」と淫乱な音色が鳴り響いた。
どうやら、今の今まで彼女は片手にコントローラーを持ち、もう片方で自分のアレをいじっていた……らしい。
きっと今だけ、頭にかけてるFMDを取り外し、マイク部分を自分のそれに近づけたようだ…・・・が。
「お、おぃわかった、わかった揺光!!」
急なタイミングは彼に刺激がありすぎた。ハセヲは裏声になりつつもなんとかその音を止めさせようと泣き叫ぶ。
倒れた状態で上に誰かが乗ってしまうと、上のPCが動かない限り身動きが取れない。
FMDをつけてる限りは、彼女の音が耳に鳴り響いてしまう。聴きたくない……わけではないが、恥じらいを止められない。
「……ハセヲ。ハセヲ、ぉ」
音が彼女の声に戻ると、揺光のPCは瞳を閉じて、恥じらいも無さそうに無理やりにその顔をハセヲのPCへと埋める。
本当なら、ここでキス……をしているはず、なんだろうけれど。
彼女の顔で今度こそハセヲの目の前が一杯に染まるが、FMD越しにはリアルのハセヲ――亮にはなんの感覚も伝わるはずが無い。
「ん……んん……ぁ」
だというのに、揺光はいかにもキスをしていると言う風に”ロール”を続けていて、その光景と空白の音色が、痛々しく古城へと響く。
ここら辺で保留。
381 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:22:21 ID:iP/leF7Q
キタコレ
保留っていうか一旦終わり。続くかは未定で^^;
続きをものすごく期待
勃起した
なんて寸止めだ…ちくしょう!
なんかキター!GJすぎる!!
おまいら乙
亮×智香×潤香投下
「AIDA反応?」
「ええ」
祖母のタキ江と共に夕飯を済ませた潤香……いや、カールを待っていた女。
G.U.とか言うCC社側の人間だ、何度かカールに接触して来たことがあるから覚えている。
人を見透かした様な態度が目に付く眼鏡の拳術士。確かパイと言うPC。
「もうそいつらって……あんた達とハセヲが全部やっつけたんじゃないの?」
「貴女も知らないワケではないでしょう? 碑文は――――――」
「AIDAを呼ぶ……あたしのスケィスに惹かれたお馬鹿びんってとこか」
「理解が早くて助かるわ。ハセヲに連絡したけどインしてないみたいなの。だから」
「代理であたしがAIDA退治ねぇ……」
ハセヲ達にはモルガナ因子が残っていない。
故にもう憑神を喚ぶことはできない、それは知っている。
カールの様に以前の《The World》、即ちR:1で未帰還者になった経験のある者しか
もうモルガナ因子をPCに内包してはいないのだから。
AIDAとやらと対等に戦えるのはXthフォームのハセヲくらいのものだろう。
「ハセヲと親しいんでしょう、貴女」
「何、オネーサンってば妬いてるの?」
「冗談キツイわね」
しかし返って好都合だとカールは心の中で哂う。
今ハセヲは……亮は智香とお台場でデート中、そんな時に無粋な邪魔が入るのは許さない。
せっかくお膳立てした計画を狂わされるのは潤香の美学に反する。
それだけは許さない。智香のためにも
「正直なところ、憑神を使役できる貴女を野放しにはしておきたくない。
でも不本意だけど、今は貴女以外に頼れる人間がいないの」
「ホントに残念そうw やっぱオネーサン的にはハセヲと一緒に駆除したいんだ?」
「……本気で怒るわよ」
薮蛇だったらしい。
CC社の人間に協力するのは面白くないが、恩を売っておいて損はない。
彼女の機嫌を取るためにもここは大人しく協力してやるのが無難な選択か。
カールとて同じ女であるし、パイのハセヲへの恋慕は分からなくもない。
「おっけ、引き受けよう。そんかわし」
「何かしら」
「ここ2〜3日だけハセヲのこと、放っておいて欲しいんだ」
「……どうして」
「ギブアンドテ〜ク。あたしが譲歩できるのはここまで」
無駄なことは嫌いな主義のカールだが今回ばかりは仕方ないと割り切った様子。
とりあえずハセヲ不在の間は裏方に回った方が良さそうだ。元々、こういう仕事には慣れている。
あとは智香が上手くハセヲと懇ろになれば言うことはない。そっちの方が本命なのだから。
「けど勘違いするな。あんたのためじゃない、ハセヲのために代理を引き受けるんだ」
「ハセヲのため? ……妬いてるのって私じゃなくて、貴女なんじゃないの?」
「ふふん。どーかな」
けれどカールは飽くまでその姿勢を崩すことはない。
パイからさっさとAIDA反応のあったエリアコードを聞き出すと、ばみょん!と軽快に駆け出して行ってしまう。
ハセヲはあんな女の何処が良いのかしら? パイの心情は複雑の極み……。
*************************
「星を見るのもいいけどさ。こういうのもいいよね」
「そーだな」
智香曰く、イルミネーションは見てて飽きないらしい。俺にゃ無理だが。
女は男よりも好奇心が強いって言うし、それこそ感性の違いかもな。
それとも何か他に理由でもあるのか……。
「ハセヲは星とか見たりするの好き?」
「たまに夜空を見上げたりする程度」
「んー。そういう心の余裕は人生には必要だよな」
「心の余裕なぁ……」
「見上げてーごらんー♪ってね」
坂本九の歌か。あの歌……2番のサビ部分の歌詞とか
【手を繋ごう僕と 追いかけよう夢を 二人なら苦しくなんかないさ】
だもんな。大した詩人だぜ。
「でもね。アタシとしては」
「あん?」
「リアルでさ。ハセヲと……亮と一緒に、こうやって歩いてみたかったし」
「……」
……何で立ち止まってんだ俺は。
歩けよ。
「へ、変なこと言った?」
「いや、何つーか……」
「う、うん?」
「……意外と女の子してんのな」
「アッ、アタシは最初から女の子っ!」
大人じゃない、乙女です。恋するのが仕事です、ってか。
女の子が魔法で作られたんなら、男の子は何で作られたんだろうな。
錬金術とか武道の達人達の細胞からか?
「だってよ、普段とのギャップがあるだろ。いつも冒険だのプレシャスだの言ってるのに」
「冒険だけがアタシの全てじゃないって。亮だってそうだろ?」
「まぁ……そりゃな」
そりゃそうだ。
ハセヲと三崎亮はイコールであってイコールじゃない。
現実にまでゲームの設定とか持ちこむ必要とか全然ねぇし。
むしろカールの言ってた
『揺光のキャラはロールだと思った方がいい。本当のあの子はすごい繊細なんだ』
って言葉が実証されたってワケだ。意外だったけど。
「んで、歩くだけでいいのか?」
「えっ」
「一緒に歩くだけで、お前はそれで満足なのか?」
わざわざ一緒に歩くためだけに北海道から来たんじゃねーんだろ?
いくら俺でもそれくらいは感づく。
一応……アレだ、か、彼氏……だしな……。
「他にもやってみたいコト、あるんじゃないのか」
「……あるけど……いいの?」
「借金の保証人になってくれ、とか以外ならな」
俺はハッキリ言ってこういう雰囲気が苦手だ。
ゲームの時ならアトリやパイ、カールとかと2人きりで
エリア行ったりクエストやったりAIDAの駆除やったりしたこともあるにはあるが、今はゲームじゃない。
どうにも……調子が出なくて引き気味になると言うか……。
「じゃあさ」
「おぅ」
「キスしよ」
「……」
……誰と誰が?
って、手ェ繋ぐ時にもあったぞ、このやり取り。
「な、何でそこで黙っちゃうのかなぁ……?」
「……ここでか?」
「うん……ここがいい」
……えっと、他にもいっぱい人居るんだけどな。
気がつくと俺らと歳もそう変わんねぇカップルどもがよ、周りでチュッチュチュッチュやってんの。
なに、俺達もその仲間入りしろってのか? おいおいおいおいおい、そりゃねーだろ。
「ここでしたい」
「(うわ……)」
不意打ちで智香に抱きつかれた。
コイツ、あんま背が高くねぇから頭は俺の胸あたりにあってさ。
ハセヲの時だったら抱きついてくる奴なんか有無を言わさずに、ひっぺ剥がしてるのに。
でも今は全然そんな気力が沸かねぇの。真夏に抱きつく奴があるか、とかツッコむ気力も。
智香の身体、すげぇ軟らかくて(胸とか)、いい匂いして、ガラにもなく俺の心臓ドキドキ言ってんだ。
「……会ってから、まだ24時間も経ってねぇだろ」
「ア、アタシだって……我慢したかったけど……げ、限界突破……みたいな?」
宇宙一の戦闘民族みたいな言い訳しやがって……。
ならアレじゃん、お前が寝てる時に煩悩と戦ってた俺の努力無駄じゃん。
カールの言ってた通りにやっときゃよかったのか? 選択肢間違えて別ルートにでも入ったのか?
「……あとで『乙女の純情をもてあそぶな! 地獄に落ちろ!』とか、言わないか」
「な、何ソレ。言わないよ、言うわけないだろ!」
「失礼しちゃうなー」とか顔膨らませて怒ってやがんの。
その仕草がすごい可愛いのな。前の俺なら志乃とどうしても比較してたんだろうけど……
さすがに今はそんなコト、もうしねぇよ。する意味がない。この可愛さはベクトル違う。
「亮、メールで言ってたじゃん、かんちがいしちゃえ……って。
していいよ……かんちがい。アタシもね、かんちがい……してるから」
俺はキスをしたことがない。
そりゃ日本じゃなくて英語圏とかに住んでりゃ、日常的に家族や女友達とするんだろうよ。
でもここは日本なワケで。しかも日本人ってのは昔から礼儀とかを重んじる奥ゆかしい人種なワケで。
人付き合いの苦手な俺なら尚更なワケで。つか、もうワケ分からん……。ワケワケうるせぇぞ、俺。
「かんちがい……していいのか」
「……アタシがいいって言ってるの。いいに決まってる」
ちょっとだけ揺光入ったな、今の。
まぁ……じゃあ、本人の許可下りてるし……かんちがい、してみる……か?
ここで逃げたら、また昔のヘタレだった頃のハセヲみたいになっちまう。
それに智香を否定することにもなる。俺はそんなに酷い奴だっけか? 違うだろうよ。
「……目、瞑れ。俺も一応、恥ずいから」
「うん……」
俺の腰に回してた智香の腕が、一瞬だけビクッと強張った。
やっぱ俺だけじゃなく、コイツも緊張してんだな……慣れてないだろうか。
てか智香は誰かとこういう経験あんのか?
そりゃ結構可愛いし、昔付き合ってた男がいた、とか言われても全然違和感ねぇけどさ……。
「おでことか、無しだから……」
「わ、わーってる」
ここまで来て、唇じゃなくて額にする奴はさすがにいねぇだろ……多分。
暗くなかったらもっと智香の顔を堪能できたんだろうが、待たせるのも悪い。
もうちょっとだけ明るいとこでヤれば良かったかな、なんて考えてる余裕もない。
俺も、かんちがいしちまったみたいだったから。
「智香……」
「ん……」
何だろ、何なんだ。
人間の(てか女の子の)唇ってこんなにやーらかかったのか。
とりあえず息が続くまでこのままで居ればいいかな、とかそんなことだけ考えて。
でも、何か様子が変っぽい。息苦しいとかそういうのじゃなくてだ。
俺の腰の辺りにあった智香の手が、いつの間にか首に回されてる(でも目は明けない)。
さっきよりも強く智香の身体が密着してきて、腹の辺りに普通にコイツの胸が当たってる(でもまだ目は明けない)。
俺の歯に何かが触れた。智香の歯じゃない、もっと柔らかいものが(それでも目は明けない)。
んで、それが強引に俺の口の中に入ってくるのな。舌に絡んできて口の中が大変……って、おいおい。
「っは……はっ……ち、智香!」
「どっ、どしたの?」
「どしたのって……お前……今、舌……」
「い、嫌だった?」
「そういうんじゃねぇけど……い、いきなりだったから、ちょっと驚いたっつーか……」
「潤香が……舌入れた方が喜ぶ、って……」
カールの奴……やっぱ妙なこと吹き込んでやがったのか……。
「ダ、ダメかな?」
ダメダヨ。ってぱにぽにだっしゅ!な展開は期待しない方がいい。
智香とキスしたせいか、何かもう俺も色々フッ切れちまってるから。
「……いいんじゃねぇの、智香の……したいようにすりゃさ」
それから仕切り直しっつーことで、俺達は何度もキスを繰り返した。
唇を重ねては離し、重ねては離し……単純作業なのに、何故だか楽しい。
俺もだいぶ骨(コツ)が掴めてきたらしく、互いの歯がぶつかり合うみたいなこともなく
スムーズに行くように……って、んなコトの骨掴んでどうするよ。変態か。
「ん……亮、上手……」
「上手いも下手もあって堪るかっての……」
「謙遜するなって、事実だし」
「(褒められてもこればっかりは嬉しくねぇぞ……)」
智香のこの余裕っぷりは何なんだ?
俺を抱きしめる時の仕草といい、最初のキスの時といい、初めてって感じじゃねーな。
これは……もしかするともしかするんじゃないか?
「……なぁ」
「ん。なぁに」
「俺から言わせると……むしろ智香の方が上手いってか、手馴れてるって感じなんだが」
「え……そ、そうかな?」
「お前が昔誰と付き合ってようが、そんなのは気にゃしねぇけど……まぁ、一応」
「あー……うん。それは……」
やっぱ脈ありか。
可愛いもんな、そりゃ男の方が放っとかないだろうよ。
「じゅ、潤香と予行練習を……ちょっと」
「は?」
「その、な……何て言うか……ノリでやっちゃった……みたいな?」
「……」
あの女……揺光争奪とか本気を見せろとか言っておきながら、
ちゃっかり自分も良い思いしてんじゃねーか! 後輩の唇を奪う変態お姉様って何処のエトワール様だ!
にゃろう、まんまとしてやられた……!
「す、寸止めって決めてたんだ! でもさ、潤香に真顔で『いい?』って聞かれて……」
「……OKしちまったワケだ」
「何て言うか……潤香ってさ、黙ってれば本当に綺麗で……あぁ、いいかな、ってカンジになっちゃって……」
……魔性の女と書いて魔女と読む、か。やっぱあの女、ただもんじゃねぇ。
つまりアレか、俺も智香も最初からカールの掌の上で踊らされてたってか。
どっか芝居がかったロールする奴だとは思ってたけど、そういうコトかよ……とんでもねぇ女だ。
「でも、オトコノコとは亮が初めてだから」
「そ、そうか……ってフォローになってねぇだろ、ソレ」
「べ、別に、そういう趣味は全然ないんだからな! あ、飽くまで、潤香とは友達同士だって!」
「わーった、わーったから。夜の公園で騒ぐの禁止」
とりあえず智香が男と付き合ったことがないのは嬉しい誤算だった。
嬉しくない誤算は、カールの野郎(女郎か?)が智香からレッスン料を摂ってたこと。
だから昼間に電話かかって来た時、随分と余裕だったのか。味見済みとは……侮ねぇ。
そりゃ「襲えば?」とか軽く言えるよな、お前はもう第一段階終了してるんだから。
「カール……やっぱ、アイツの性格だけは分かんねぇ」
「それには……アタシも同意、かなぁ」
>>379FMD(フェイス・マウント・ディスプレイ)ではなくM2D(マイクロ・モノクロ・ディスプレイ)じゃね?R:2時代は
少女迷路でつかまえて? くちびる白昼夢? 何のことです?
おやすみおまいら
395 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:50:16 ID:fVnM1qYN
おみそれしますた
>>393 来た来た来た来たー!!GJ!!!
なんかすげードキドキしたw
>>355 ありがとうございます!
これで色々出来ます、本当に助かりました。
報いる事が出来なくて申し訳ありませんが、今日は連載はお休みです。
本当に申し訳ありません。
もはや信頼に値しないと思うので予告はなしですが、来週中には何とか都合つけて話を一区切りさせます。
それに合わせておまけ本編も開始します。
まとめは作るとすればもっと後で12月中旬以降になると思いますが、
編集自体は既に行っていますのでハセ志乃orタビー前編が読みたいという方がいらっしゃれば
txtファイルでどこかのupローダに上げます。
全ては俺の無能さ故、なんかもうどうしようもない落ち武者となっていますが
よろしければこれからもご一読ください。
>>299の続き投下! 2日ぶりじゃあああ!
「ちょい待ち!」
「何だよ」
「泊まるって、いったいどういう事や!」
「どういうって…智香はわざわざ今日の為に北海道から来てるんだぞ? それに、智香ともう約束してるし」
亮の言うとおりである。智香はわざわざ今日のために、遠路はるばる北海道から東京までやってきたのである。
「約束かなんか知らんけど、何か納得いかへん!」
朔は何だか分からないが、無性にモヤモヤしていた。何とかして二人がくっつくのを阻止せねば。そんな思いに駆られていた。
「納得いかねえって言われてもなぁ」
亮は頭を掻きながらいった。
「こうなったら、ウチも泊まる!」
「はあ?」
「ハセヲと揺光を二人っきりにしておくのは何かと危険や! ハセヲが揺光に襲いかからんともかぎらへん! せやから、ハセヲが揺光に手え出さん様に見張るためにウチもハセヲの家に泊まる!」
「………素直に泊まりたいっていえねえのかお前は」
亮は朔の突然の申し出を驚く事も無く受け流した。そして、言葉を続けた。
「てか、望から聞いてないのか? 2泊3日でこっちに来るって」
亮の言ったことが、朔には初耳のようだった。
「ウチそんな事聞いてへんで!」
「あ、いうのわすれてた」
「望!」
「ごめんねおねえちゃん。でも、おねえちゃんうれしそうににもつのじゅんびとかしてたから、
ハセヲにいちゃんにあえるのがそんなにたのしみだなあっておもって、じゃましちゃわるいかなあとおもったから、あとでいおうとおもってたんだ。そしたらすっかりいうのわすれちゃって…」
「う、ウチハセヲに合うのが楽しみになんかしてへん! 何へんなこと言うとんねん!」
顔を真赤にし、朔は思いっきり望をゆすった。
「ああああああ、あたまがゆれるよ〜〜」
「だいたい、何でうちがハセヲと合うのを楽しみにせなあかんねん! もしかしたらハセヲの家に行けるかも知れへんとか、
チンピラに絡まれてハセヲに助けてもらうドサクサに紛れて抱きついたり出来たらええなとか、ハセヲの両親と会って挨拶することになったらどないしようとか、そんな事ぜんぜん思ってへんからな!!」
そんな朔の姿を見た智香は思った。(素直じゃないな)と。
「全部自分で喋ってるぞ」
「!!」
亮に言われ、朔は初めて自分がうっかり口を滑らせていることに気付いた。
「ちゃう! ちゃうねんで! そんな事全然思っとらんで!」
朔は必死になっていま自分が言った事を否定しようとした。しかし、時すでに遅し。
「ふ〜〜ん。って事は、勝負パンツとか穿いてきてたりして」
「!! んなもん穿いてきたりなんかしてへんで! もしかしたら何かの役に立つかもしれんと思ったりしなかった訳や無いけど、穿いてきたりしてへん!」
どうやら図星のようだった。智香に指摘されさらに真っ赤になった朔の顔がそれを物語っていた。
(く、やるじゃないか朔…でも、こっちだってそう簡単に負けなやしないよ)
と、智香の中で静かに朔に対する対抗心が芽生えたりいている事に誰も気付いてはいなかった。
よっしゃ、今日はここまで。
自分で書いてなんだけど、望の台詞は読みにくいなあ。平仮名ばっかだから仕方ないのかもしれないけど。
401 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 01:05:40 ID:WrP2boEP
アトリのSS誰かかいてくれ〜
>>400 キタァアアアアア!!GJ!1
> 自分で書いてなんだけど、望の台詞は読みにくいなあ。平仮名ばっかだから仕方ないのかもしれないけど。
だがそれがイイ!!(゚∀゚)
>>401 惚れっぽい設定を利用して
ついついアトリに惚れちゃう揺光
それから(ry
みたいな?
女にもてるのはハセヲだけじゃなくてアトリもかw
>>399 >「ハセヲと揺光を二人っきりにしておくのは何かと危険や! ハセヲが揺光に襲いかからんともかぎらへん!
>せやから、ハセヲが揺光に手え出さん様に見張るためにウチもハセヲの家に泊まる!」
朔は揺光のことを揺姉って呼ぶんだが・・・
ちゃんと漫画読んだりゲーム本編プレイしてる?
>>406 アルコルは多めに見てやれよ…読んでても忘れてる俺みたいな奴が居るからorz
ちなみに揺姐、な。
ゲームしかやってない人だって大勢居るのだよ
>>406 ご指摘ありがとうございます。そうかあ揺姉かあ。以後気をつけます。
ちなみに、ゲームはまだやってません。たしか朔陵辱編を書き始めたころにそう書いておいたと思いますが…
>>408 アルコル2話だと「さっすが揺姉 向かう所敵ナシやっ!!」ってなってる
揺姉、揺姐・・・どっちなんだ・・・(((( ;゚Д゚)))
>>410 ああ、ごめん俺が間違えた
でもあれ原作が浜崎じゃないんだよね
>>411 とりあえず、ご指摘いただいたところは修正して行きたいと思います。これからもよろしくおねがいします。
その後を考えると、エン様に負けたあとは見向きもしなくなるって展開だってありうるわけで。
「現在」朔が揺光をどう呼ぶかは未知数じゃない?
アルコルのあの場面での台詞をもって「公式と違う!」ってのは言いすぎだと思うな。
>>398 幾らでも待ちますよ、全裸で。
・・・本篇よりおまけの方が楽しみだ、
なんて言えない・・・(´・ω・`)
連レススマソ
>>398 ハセ志乃読みたくなったので
どっかにUPしてもらっていいでしょうか?
(´・ω・`)ワガママデゴメンネ
>>413 本人がゲーム未プレイって時点で・・・まあいいや。配慮が足りんで悪かったよ。
>>412 たのむからゲームしてくださいおねがします。
たしか朔はVol1で「揺光」と呼び捨てしてたシーンがあったと思う
本人との会話ではないが
>>418 アプカルルでも揺光のことけなしてる書き込みしてたよな
その時も「揺光」だったしエン様に熱が完全に移って変わったってことでいいんでね?
ゲームやってなくても愛があって世界観やキャラをある程度掴んでるなら
いいと思うけどな。読み手がやれと強制するなんて傲慢すぎないか?
>>417はかなり感じ悪いと思った。人にはゲームできない事情もあるだろ
>>417 文句言うくらいなら読まなきゃいいんじゃないか?
別にキャラの性格とか口調が
ぜんぜん違うわけでも無いんだから・・・
以下荒れるからこの話題終了
SSも読んでないし討論も読んでないけど
スレタイ以前に板名見ろ。話はそれからだ
423 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 03:23:07 ID:/h7fRWMG
なんで勝手に「リアルの朔望は双子」って設定にしてんの?
公式に無いでしょ?
せめてゲームだけにして
妄想しすぎwww
>>423 それ言ったらここのSSほとんど書き手さんの
自分設定入ってるだろ…それでも面白い物を
書いてくれてるんだから全然良いと思うんだが
wiki見て書いてるからじゃないの?
俺wiki見てきたけど、あれ一応双子ってことになってるしさ
別にいいんじゃないの?
それでも
スルー推奨
427 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 06:49:50 ID:tRoU0yMT
18以上にしてはガキばっかだなw
好き放題言いやがって…
>>399-400の職人様が書くのやめちまったら、俺はお前らを喰い殺すz(ry
絵師とかSS職人とか
こうやっていなくなっていくんだね…
設定なんて飾りです偉い人にはそれがわからんのですよ
公式の設定でも今のところ、朔望は双子だよ。
いくら指摘が正しくても最低限の態度がなってないやつは荒らしと同じです、本当にありがとうございました。
433 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 12:13:27 ID:1SDtLdaW
続きを・・・・・・・はやくっ
434 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 12:17:04 ID:1SDtLdaW
433 と言っておきながら自分で書くよ
なんかリクあったら書いてくれ
sageもできない人なんて
なんか需要あったっぽいので
>>379 の続き投下。FMDだとかどうとかは気にしない。
(ただ、俺的には小さなM2Dつけてるより、中古のFMDつけながら
こういうプレイしてるってのが好みだと思うんだが気のせいだろうか……?)
なんだ……ってんだよお前……)
こいつ……揺光――違う。智香の事を思って、亮は口の中で呟いてみた。
今でこそハセオのPCは何事も無いように倒れた様子を演じているわけだが、リアルの自分の下半身はもはや限界に近い。
格好つけるためだけに家でも履いていたジーンズを押しのけるように、欲望の塊がビクンと反応を繰り返す。
「ハセヲぉ……ん」
――チュッ。ネチャ。
「(……ああ、くそ)」
揺光から智香の口元に鳴り響くゾクリとするような音が立つ度に、亮の息子もドクンと唸った。
この状況で、こいつにこんな事をされて、『死の恐怖』の中身までは、何もしないままではいられないようだった。
一度だけ揺光のPCと向き合うと、仕方なく、亮は自分の欲望がなすままに、コントローラーから左手だけを離し、
口元にそっと自分の指を添わせる。
「揺光……口、開けろ」
「! う、うん……」
一瞬見開いた瞳に心を奪われながら、亮も揺光に合わせて口を開き、人差し指と中指の間に舌を絡めてみる。
「んゃあ……んむぅ……」
口元で舌に纏わりついた唾液と指同士で変な音を流すたびに、揺光は律儀に反応を示し、それが亮の脳髄を刺激していく。
「(だ、出す……、だけ、な)」
コントローラーを机に置いて、空いた右手でゆっくりとジーンズのボタンを外し、ジーンズを下げ、狭い空間から自分のモノを解放してやった。
どうにもこうにも、これで苦しさからは開放される。
今更ではあるが、この位置からだと揺光のゆったりとした谷間がまん前までに迫っていて、早速左手が息子へと向かいそうになる。
この体制でも垂れていないのは、リアルではないゲームだからこその特権だろうか。
そんな事をぼんやりと考えだすと、揺光は突然顔を引いて、ハセヲの股間を見下ろすように見入った。
「……んぁ、ハセヲの、大きい……」
「は、はっ!? お前なんで今、俺が出したのをわかって!」
「だって、今、チャックの音がした後、『はぁ』って溜め息ついてるんだもん。 ……可愛いw」
「か、かわっ……!?」
「なぁ、こうする……んだろ?」
出す言葉が思いつかないでたじろぐハセヲを無視し、揺光の左手がハセヲの股間へと延びる。
「よ、よう、こっ……!」
ポリゴンによって構成された3D同士が少しだけめり込みながらも、左手は引っかくように股間をいじった。
「っ……!」
息が荒くなりだし、亮の左手も揺光の手つきにあわせるように、無意識に自身のモノへ触れていく。
そんな頻繁ではないとはいえ、何度も経験した事のある感触。
だというのに、揺光がハセヲのを服越しにでも触れるようにしている様を見せられるだけで、脳に行き届く感覚は絶叫ものだった。
「か、感じる?」
「……ば、ばかやろ! そんな事いちいち聞くなっ!」
「ん……、ならこれ、は?」
そういうと、揺光はするすると全身をハセヲの下半身へと降ろしていく。
揺光の胸がハセヲの股間へと接触すると、それだけで鼻の鼓膜が破れんばかりの快感が視覚から送られてきたと思ったが、
揺光はさらに下降を続け、やがてその顔をハセヲの股間へと埋めてしまった。
3rdフォームの、アレが見えそうなぐらいまでえぐられた腰部分のパーツが揺光の顔で埋まり、腹筋から続く裸体部分の
デザインと合わせ、さながら、本当にハセヲのモノをくわえているのではないかと錯覚を起こしそうな光景だった。
「ねぇ、アタシで、感じて……、んむっ……はん……」
「……っ……!」
揺光の言葉責めをなんとか叫び声で消そうとしても、ヘッドホンから送られる揺光の壮絶なフェラという”ロール”
の音色に合わせ、亮の左手は規則正しく、その音に合わせてピストン運動を始めてしまった。
――ピチュ。ング。んむ。チュ――
明らかにわざとらしく大きな音を出されるたびに、亮は今までに感じたことのない快感に襲われていく。
だんだんと全身の力が抜け、けれども肉棒とそれを握る左手の握力だけが徐々に増していった。
そして揺光が舐め取るように大きく舌を出して、ペロッとハセヲの股間を舐め上げると、思わず、空いていた右手で
コントローラーを操作し、ぎこちなくでも、揺光の頭の上に両手を置いた。
もっと、感じたい。
錯覚でも、そう思いたいと願った亮の気持ちが届いたのか、揺光は見上げる形で一度ハセヲを覗き込んでから、
頭の上下運動をより小刻みに始めた。
「うっ……、よ、揺光……!」
「あふ・・・・・・い、いいほ、くひ、に、はひへ(い、いいよ、口、に、出して)……」
「くっ……!」
やはり何かをほお張っているという風に”ロール”しながら揺光は微笑む。
その動きに、頭が上下するスピードにあわせるように、ギュッと息子を握り締めた亮の左手もしごきを早める。
既に亀頭からはじんわりと愛液が滲み出てきて、それが揺光の唾液交じりの演技と相まって、臨場感を増した。
「るろっ、ふむっ、んる、んぅ、んんんっ……!」
向こうも感じてきているのだろうか。揺光はその表情を苦痛にしてみせたり、快楽にしてみせたりするだけだが、唯一
”智香”の部分である声だけは、亮の高鳴りに合わせるように徐々に興奮してきたような焦りに似た口調へと変化していく。
そして 揺光のPCが、許される限りにハセヲの股間に向かって頭部をめりこませるのと、亮の左手が先端から根元に向かって一気に振り下ろす動きが重なった時。
「揺光! で……るっ……!」
「んんんん……」
亮は乱暴に座っていた椅子から立ち上がり、視覚では揺光の口内に向かって、自身の全てを吐き出した。
その脈打つ度に漏れる亮の喘ぎ声に合わせ、揺光は一間隔置いて「ごくっ」と呑みこむ音をわざとらしく鳴らした。
それがまた亮の脳髄を刺激し、何回もその行為が繰り返されると、やがて全てを出し尽くしたと思った亮は、
ガタンと荒々しく元の席に座り込んだ。
「よ、よう……こう……」
「ん……ハセヲの、おいしい、よ」
ハセヲの腰元で、前に「私は一途だ」とかなんとかと軽く告られた時のような悪戯めいた笑顔で、揺光は指を舐め取るフリをする。
指についた精液……を、舐めているつもりなのか、それが絶頂を迎えたばかりの亮の胸を、グッと圧迫した。
一度開花した欲情は止まる事を知らない。
左手に握られた自身の肉棒は、今まで溜めていたものを吐き出したいと、いまだ固いままである。
ってわけで今回はここまで。
ネトゲ経由の自慰行為→やってる事は誰でも同じ
→対象の女性PCさえ表現できれば誰でもハセヲ気分(`・ω・´)ピキーン
……ってな気分になれると思うんですがドウデショ?
うむ、新路線開拓GJ!
( ・∀・)<エロイな
これはいいwwGJ
444 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 17:32:16 ID:1SDtLdaW
GJ(・∀・)b
446 :
がらす玉:2006/11/05(日) 17:55:47 ID:jfK/pJNw
「………」
「………」
しばし無言の二人。
「…あ〜、くそッ! こんなの俺の柄じゃねぇ!」
この沈黙に痺れを切らしたハセヲが吠える。
「さっさとログアウトしろ!」
朔の手を無理矢理掴み、立たせると、
「ほら、早くしろ」
急かせるようにログアウトさせた。
うっすらと輝く蒼のリングが幾つも朔を包み、球体に収束し、消えた。
少しホッとしたように表情を緩めるハセヲ。
死の恐怖とまで呼ばれた男が見せる嘲りのない微笑。
「…ったく…手間かけさせんじゃねぇよ…」
マク・アヌの黄昏れを眺めながらハセヲはぽつりと呟いた。
447 :
がらす玉:2006/11/05(日) 18:01:22 ID:jfK/pJNw
とりあえず導入部分は終わった感じだね
これから少しずつリアルに世界を移していくよ
あ、それと…感想とかアドバイスを貰えると凄い嬉しいな
励みや参考になるからさ
>>393 ちょ、この程度でdkdkしてる俺って一体…
本番になったら卒倒するよ
旅行に行ってる間にこんなに神がwwww
まじにGJGJGJGJ!!!!
いつのまにこんなにログが…。
本当に神だらけだな。皆GJ!
>>398 楽しみにしてるぜ
レベルが違い過ぎるよ・・・
>>400の続き投下。 とりあえず呼び方修正。
「ねえ、ハセヲにいちゃん」
「何だ?」
「しょうぶぱんつってなに?」
「あー…。勝負パンツってのは、女子がデートとかでここぞという時に穿いてくるとっての下着らしい。クーンがそう言ってた」
「へえ〜」
どうやら望は納得したようだった。
「ところで、お前達その格好のまま帰るのか?」
「「え?」」
亮に指摘され、初めて朔と望はまだコスプレ衣装のままだということに気がついた。
「あ、わすれてた」
「このまま帰るわけないやろ!」
「だったら、早く着替えて来いよ」
「言われんでもそうするわ! いくで望」
朔は望の腕をつかむと、そのまま出て行った。
数分後、無事に着替えを終えた朔と望と合流した亮達は、帰宅の途についた。
「なんや、まだごっつ人がおるやないか」
「仕方ねえよ。我慢しろ」
超満員状態の電車に揺られ、一路三崎家を目指した。
「あれ? そういやあ、クーンはどうなったんだ?」
「ウチが知るわけないやろ。大方、懲りずにナンパ繰り返して事務のおっちゃん達に連行されとるにきまっとる」
「ありえるな…飢えてるからなあいつ」
朔と亮の頭に、注意をされては懲りずにナンパを繰り返し、挙句の果てには係員に強制退場させられるクーンの姿が浮かんでいた。
「何? クーン来てたの?」
「うん。こすぷれぞーんにいたよ。おんなのひとくどいてた」
「相変わらずだねえ」
「?」
ふと、亮は朔が自分の服を引っ張っている事に気がついた。
「どうした? 朔」
「チョイ、耳貸し」
「あ?」
朔に言われ、亮は耳を傾けた。
「誰かが、ウチの身体に触っとんねん…」
朔は亮の耳元でそうつぶやいた。亮は周りを見渡してみた。満員電車だ。見知らぬ人と身体がくっつくのは無理がない。だがそれと同時に痴漢をする者もいるかもしれない。そう思った亮は目を凝らしてもう一度車内を見回してみた。
「うう、あんたや望ならともかく、見知らぬおっさんとかに触られとるかも知れんと思うと、なんか気持ち悪う…」
いつもの朔なら、恐らく回し蹴りの一つや二つを痴漢にお見舞いしているところだが、見知らぬ土地で満員電車の中にいるという状況が、朔にそれをさせづらくしているのだろう。朔は今にも蹴り飛ばしたいといわんばかりのオーラをかもし出していた。
「あいつか」
亮の目に痴漢の姿が飛び込んできた。どうやら相手は亮に気づいてはいない。
「いたんか?」
「ああ。今助けてやるから待ってろ。智香、望、次の駅で降りるぞ」
亮はそう二人に耳打ちすると、痴漢の腕をつかみ上げた。
「大人しくしろ、この痴漢野郎!」
「いてえ!」
痴漢の正体。それは40を少し過ぎたぐらいであろう思われる男だった。
丁度その時、電車は亮達が降りる3つ前の駅へ到着した。
「降りろ」
亮に引きづられ、男は電車を降りた。その後に智香、朔、望が続いた。
「放せ! このガキ!」
男は逃れようと暴れたが、そこに飛んできた朔の強烈な蹴りが顔面にヒットした。
「ぐあ!」
「人の身体を触りまくっといてよう言うわこの変態!」
と、そこに騒ぎを聞きつけた駅員が現れた。
「どうしました? お客さん」
「こいつ、痴漢です」
「詳しく事情を聞かせいただけますか?」
亮は事情を説明しながら、男を駅員に引き渡した。
「ご協力感謝します」
「いえ」
とりあえず、今日はこれぐらいにしておきます。
よかった…戻ってきてくれた…GJ!
俺はアンタの文好きだからな…
GJ!本当にここはネ申だらけだ…
みなに倣って書いてはいるが投下するか迷い中。
榊*アトリって需要あるか?
あれば頑張って書き終えるよ、ひたすらエロいだけだけど
榊が言葉攻めしてるけど
俺もだ。
エロなしでも普通の会話が面白いから好きだ
続きまってます
えー、超絶お久しぶりです。いきなり居なくなって申し訳ありませんでした。
一身上の都合で投下が全く出来てませんでしたが、再開の目途が立ちましたのでお知らせだけしておきます。
vol2も買ったのにまだクリアしていな(r
あと何処まで投下したのか覚えてな(r
ログ漁ってきます。
そしてログ漁り終了したので出来てたトコまで投下です。
−Δ悠久の古都 マク・アヌ−
「なんでまた、俺にメールを?」
メールを送った相手は全身を黄色の服で固めたPC、クーン。
この手の相談には一番適していると思ったのだが。
「ははあん、君はこの俺の魅力にようやく気付いたと」
「冗談は自分の顔を見てから言ったら?」
「うわ、きっつー。君パイといい勝負だよ(^^;)」
そうでもなかったかもしれない、と呆れながら額に手を置いた。
「話すのにうってつけの場所があるから、そこ行こうぜ」
クーンに連れられて、マク・アヌの港地区への途中の道にある橋の上に来る。
そこで揺光は本物と聞き違えそうな程綺麗な河の音を耳にしていた。
もしかしたら、これもAIDAを取り込んだ影響なのかもしれない。
冷ややかな風を身体に感じる。他PCの喧騒がやけに大きく聴こえる。
足音も実際に近くに人が居るんじゃないかってくらいにリアルだし、少しだけ潮の匂いすら感じることすら出来る。
リアルとゲームの境目など無いんじゃないかと思えるほどだ。
「お気に入りの場所なんだけどな、気に入ってくれたかい?」
「だから、別にお前に惚れたわけじゃないって」
「なるほどねえ。それじゃあ、別の誰かに惚れたのか?」
こういう色恋沙汰には勘が働くのか、鼻が利くと言うべきか。
あっさりとこちらの悩みを見破ってきた。全く、恐れ入る。
「隠してもしょうがないから言うけど……ハセヲにな」
「なるほど……それでどうしたらハセヲを落とせるか聞きにきたというわけだな?」
「いや、そうじゃない」
正直な話それも相談してみたい気はするが、そうじゃなくて。
むしろ原点というか、大前提というか。
「ハセヲの役に立ちたい。具体的にどうすればいいのか教えてくれない?」
明らかに拍子抜けしたような顔をされた。
まあ確かに、この状況とロケーションに合わない相談事だとは思う。
ただ、私にしてみればこれは最重要且つ最優先すべき事項なのだ。
「んー……役に立つっつってもさ、色々じゃないか?
パイみたいに主人にひたすら付き従って主人の為なら、何をするにも手段選ばないような奴も居るし、
アトリみたいに相手が望んだ事を全て自分を犠牲にしても何とかしようとする奴も居る。
けど『ただ傍に居て何もしない』のだって、男からすりゃ嬉しかったりもするしさ」
理解が出来ない。何もしないのなら居る意味もない気がする。
ただ近くに居て拠りかかっていろとでも言うのか。
「傍に居るのに何もしないのが、どうしてハセヲの役に立つことに繋がるんだ?」
「精神的な支え、ってことさ。ハセヲはほら、君も知ってる通り怒りに任せた行動が多いだろ?
それを落ち着かせてやるってのも、立派に役に立つ事だと思うけどな」
落ち着かせるとは言われたが、あたしはそういう柄じゃない。
世間一般的に言えば『不器用』以外の何でもない。
チム球を集めすぎて、毎回チムアサシンに襲われるくらい不器用だ。
PKに襲われているPCを助けて、お礼を言われるのが恥ずかしくて即タウンへ戻ったなんて事もある。
そういった『癒し』のような行動は、自分には取れないと思う。それこそ、アトリや……志乃の領分だろう。
「あたしには……そういうのは無理だよ。誰かを傷付けたりすることしか出来ない」
「その辺はハセヲが判断することだと思うんだけどなー?
そ・れ・に、無理って最初っから決め付ける事はないだろ? もしかしたら、もあるじゃない」
あっけらかんと言ってのける。気持ちが少なからず沈んでいる自分としては、とてもありがたかった。
「……覚えとく」
「うんうん。自分のいいとこ全部見せてやれば、頼りたいって思う所をハセヲが見つけてくれるさ」
ハセヲレベルとはいかないが、この男も案外いい奴だ。友人に丁度いいかもしれない。
「今日は有り難う。今度、何かお礼させてもらうよ」
「いいっていいって。でもどうしてもってんなら、僕とデートに」
「調子に乗るな」
言葉は厳しくとも、あたしの顔は笑っていた。
ほんとに、この頃は感謝しかさせてもらえないな。
「取り敢えず、一旦落ちるよ。メール送らないといけないしさ」
買い物だけしてログアウトしようと背を向けて、クーンから離れて行く。
「また何かあったら言ってくれ。力になれるかもしれないからな」
ひらひらと振り向かぬまま手を振り、ギルドショップが立ち並ぶ中央区へと向かった。
クーンと別れ、中央区の噴水の前でショップを物色している時、後ろから声をかけられる。
「お、揺光ではないか」
聞き覚えのある声。非常に特徴のある和風のキャラメイク。
かつて自分より上に居た男――大火だった。
「……何の用だ?」
「いやな、お前がこの頃あの坊主と一緒に居ると聞いてな。伝言を頼みたいのだ」
あの坊主――思い当たる相手と言えば、一人しかいない。
「ハセヲに……? 直接言えばいいじゃないか」
「まあそう言うな。これは、お前から言うから意味がある」
「どういう意味だ?」
怪訝な顔を隠さず見せると、その疑問ももっともだと返答を用意してたらしかった。
「言ったままを伝えてくれ。力を求めるのは悪いことではない。責任を感じておくのも必要なことだ。
だが、自分一人で全てを何とかしようというのは傲慢ともいえる。
頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ。それだけで随分楽になる、とな」
何故だろう。大火は、ハセヲだけでなく自分にも説教しているように思えた。
……頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ、か。
「伝えとくよ。……ありがと」
「かっかっか、ではな」
買いたいものも買ったので、一旦ログアウトする。
視界がブラックアウトする直前の大火の顔は、自分の子の成長を見たかのように満足げだった。
−メールを送信しました
何を求められているのか。何を求めてくれるのか。
それを知る為にはまずお互いを知って、というのがクーンとの会話で得た教訓だ。
騒々しく馴れ馴れしく、それでも頼もしく思える友人を持った揺光はお陰でかなりテンションが上がっていた。
何でもいい。望まれることなら応えてやりたい。
『出来る』か『出来ない』かは、あくまでハセヲが判断すること。
なら、あたしは精一杯やるだけだ。自分の事をやるだけだ。
コントローラを持つ手は、何時もより力が込められていた。
それが今のやる気によるものなのか、緊張からきたものなのかは定かではない。
取り敢えず、やる事はやった。学校に行こう。
今日は雲一つ無い快晴だ。夜も晴れてたなら、気分も良くなるんだけど。
もし許されるなら、もし叶うなら。ワガママだとは思うけれど。
ネオンや街灯に邪魔されない場所で、この空をゆったり眺めていたい。
隣には――。
−メールを受信しました
学校から帰宅し、メールボックスを開くと揺光からメールが着ていた。
件名:伝言だ。
えらく短い件名。しかも伝言、というのに疑問符を浮かべながらも、メールを開く。
『力を求めるのは悪いことではない。責任を感じておくのも必要なことだ。
だが、自分一人で全てを何とかしようというのは傲慢ともいえる。
頼れる者が居るなら頼れ。吐き出せる物は吐き尽くせ。それだけで随分楽になる。
……って、ハセヲに伝えてくれってさ。誰かはまあ、書かなくても分かるだろうけど。
あたしもこの言葉に習う事にした。ハセヲ、頼れる時は頼ってくれ。愚痴でも何でもいい。掃け口になるからさ。
でも、たまにはあたしのワガママも聞いてくれると嬉しいけどね。
関係ない話になるけど、私は天体観測が趣味なんだ。
色んな星を見てきたけど、中でも北斗七星が気に入っててね、その一番端の星の呼び名が『揺光』なんだよ。
もしそっちも晴れてたら、夜空を見てみるといいよ。北斗七星は見えないかもしれないけど、綺麗だからさ』
どっちかっていうと、後半の話の方がリキ入れて書いたんじゃないかなどと想像すると可笑しかった。
しかし、何時振りだろう。この頃こうして、ただ可笑しくて笑う事はなかったように思う。
志乃が居た時は、まだ笑っていた記憶があるが。
−Δ守られし 運命の 狂戦士−
情報収集と、報酬獲得も兼ねて揺光・クーンの二人とPKがよく出没するという噂のエリアへと出向く。
本当なら一人で行きたいところだったが、あんなメールを送られた後だ。
もし一人でそんなことをしようものなら、『頼れる時くらい頼ってくれって言ったろ』なんて、恨み言を言われても仕方がない。
そして噂では、いわゆるブラックリスト入りしている相手も来るらしい。
それだけ有名な奴ならば、何かしら情報を持っていても不思議ではない。
……希望的観測ではあるが、エンデュランスのようにAIDAを操る奴が他に居てもおかしくはないのだ。
桁外れに強いと評されているのならば……薄くはあるが可能性は否定できない。
エリアに転送されて早速、蒼い円形のフィールドが目に入る。
すかさず乱入し、戦闘態勢に入る。
そこに居たのは、PKなどという生易しいものではなかった。
「たっ、助けてくれッ!! 助け――」
懇願を最後まで聞く事もなく、その特殊なカラーリングのレーザーを撃ち込む男。
「三爪痕……ッ」
「あいつが……志乃をやったのか……!」
初めて見るソイツの姿は、正に異形というに相応しかった。
身体の所々がかけている。目がどこか虚ろで、何を見ているのか分からない。
常に呻き声を上げている。何もしてこないものの、それでも殺気は止め処なく溢れてくるのが分かる。
コントローラを持つ手が汗で濡れていく。落とさないように気をつけなければ。
それともう一つ言うべきこと。
「……二人共」
武器を取り出し、
「死ぬンじゃ、ねえぞっ!!」
その言葉を境に一斉に未知の化け物へと飛び掛る。
ハセヲと揺光の斬撃、更にクーンの銃撃が当たったにも関わらず――
仰け反るわけでもなく。声を上げるわけでもなく。反撃すらも、してこない。
ひたすら攻撃は加えるが、そもそも効いている気配がない。
実際は効いているのかもしれないが、あまりに人間的でなさすぎる事がダメージを露にしないのだ。
しかしその膠着状態にも転機が訪れる。
揺光が一人で攻撃しているタイミングで、化け物は初めてその禍々しい双剣を振るった。
「ぐうっ!?」
今まで何をされても全く攻撃を仕掛けてこなかった事もあり、それは完全に予想外の一撃だった。
ハセヲとクーンからも見て分かる通り、確実に揺光に大きなダメージを与えていた。
「揺光! ……大丈夫か!?」
すかさず近くに寄って回復アイテムを使う。見た目は回復しているのだが、揺光はしばらく動かなかった。
「だ、大丈夫……」
「大丈夫そうに聞こえねえぞ! くそっ……」
何とか発せられたその声は、もしかしたらという恐怖をハセヲに抱かせるのに十分過ぎた。
――リアルへのダメージ。それを如実に物語る震えた声。
「クーン!! 一旦退くぞ!!」
口惜しいが、このまま揺光が未帰還者になるのは絶対に避けたい。逃煙球を使う。――が、しかし。
発動しない。
「な、んだと……!!」
攻撃しなかったのは、何時でも倒せるからってことか。
やらせねえ。
これ以上――絶対、好き勝手にやらせねえ!!
――来い。
どくん。
――来いよ。
どくん。
――俺は、此処に居るッ!!!
「スケェェェェエエエエエイスッ!!!」
取り敢えずここまでですよ。
あんまり時間置きすぎて話分からなくなってそーだなーとか、反省。
久々に続きキタ━━(゚∀゚)━━!!GJ
>>358の続き
あの日。 揺光がAIDAに襲われたあの日から、早3日。
揺光は、無事だった。 それに、どうやらあの時の記憶がブッ飛んでいるらしい。
それはそれで好都合だと思った。 プライドの高いアイツの事だ、偽者とは言え、俺―――ハセヲの姿をした奴に犯されてた何て事を知ったらどうなるか分かんねえ。
「お〜い、ハセヲ!」
「すみませんハセヲさん、遅れました〜!」
と、物思いに耽りながらカオスゲートに寄りかかっていた俺の元に、揺光とアトリが駆け寄ってきた。
そう、今日は碧聖宮トーナメント出場に向けて三人でレベル上げに行こうとしていたのだった。
曲がりなりにも、碧聖宮は紅魔宮よりも一段階上のレベルだ。 出場してくる敵も、今まで以上に手強いに違いねぇ。
それにしても揺光とアトリ、何だかフレンドリーになってやがるよな……ま、そうなってくれなきゃ困るんだが。 同じチームだし。
「よっし。 じゃ、エリア行くぞ」
俺は二人をパーティーに誘い、事前に決めておいたエリアワードを打ち込んだ。
――――――――――――――――――――
「「無双隼落とし!!」」
アタシとハセヲのアーツが、同時に決まる。 それと同時に、轟音を響かせながら崩れ落ちてゆくモンスター。
戦闘終了のBGMが流れる。 そしてまた敵と遭遇し、倒し、終了する。 それの繰り返し。
でもアタシは、この何でも無い事が、心底楽しかった。 以前のアタシはただチャンピオンの座に返り咲こうとする事しか頭に無くて、レベル上げと言う行為をただの作業としか見て居なかった。
楽しくも何とも無かった。 でも、コレはゲームだ。 楽しくなかったら、プレイする意味なんて無いのだろう。
そんな当たり前の事に気づけたのは、―――ハセヲや、アトリに出会ってからだった。
「? ……揺光、どうした?」
ボーッとしていたアタシの顔を、ハセヲが覗き込んできた。
FMDに映し出される、ハセヲのドアップの顔。
それに不意を付かれて、アタシの返答の声が裏返る。
「! い、いや、ちょっと考え事をだな……」
……それにしても、ハセヲと居ると本当に調子が狂う。
何だろう、この気持ち。
彼を見てると―――そして、彼が他の女と話しているのを見ているだけでも、何だか胸が締め付けられる感覚がする。
ひょっとして、これは……
「ハセヲさん、揺光さ〜ん! 見てください、獣神像はすぐそこですよ〜!」
と、少し前を歩いていたアトリの陽気な声で、アタシは現実に引き戻された。
……色々考え込むのは、アタシの柄じゃないか。
頭に駆け巡る雑念を振り払い、アタシはアトリの指差す獣神像へと駆けて行った。
――――――――――――――――――――
(なぁ、ハセヲ)
(あん?)
獣神像でアイテムを取ったアタシ達は、タウンへ戻ろうとプラットホームに向けて歩く。
その間に、アタシはウィスパーモードでアトリに聞こえないようにしながら、ハセヲに話しかけてみた。
(つかぬ事を聞くけどさ、ハセヲって……どこに住んでるの?)
(…突然どうしたんだ? 俺は一応、都内在住だけどよ…)
都内……東京か。 アタシが住んでるのは北海道……やっぱり、そう簡単に会える距離じゃないかな……
(そういう揺光こそ、どこに住んでんだよ?)
(え? あ、アタシは……北海道……)
今度はハセヲに同じ質問を返された。 あまりハセヲは人のリアルに関心が無いものだと思っていたけど、そうでもないようだ。
(北海道か。 ま、東京に来る様な事があったら言えよな。 案内くらいはしてやら)
(! ホントか!? アタシ、夜のレインボーブリッジに行きたい!)
案外、ハセヲはノリのいい奴らしい。 何だか不器用な彼の優しさが、身に染みる。
と。 アタシ達の後ろを歩いていたアトリが、不意に大声を上げた。
「お二人で何見つめ合ってるんですか〜!!」
「「おわ!?」」
アタシとハセヲは同時に飛びのいた。 どうやらアトリには、アタシとハセヲの内緒話をただ見つめ合ってるのだと勘違いしたらしい。
アトリは何だか息を切らしながら、真っ赤な顔で此方を睨み付けていた。
「い、いや何でもねぇよ……さ、取るモン取ったし、タウンに戻ろうぜ」
此方も真っ赤になりながら、うまくごまかそうとしているハセヲ。 ……何だか、かわいい。
微笑ましい、光景。 いつまでも、ハセヲとアトリとアタシ、三人で、仲良くやっていけると、思ってたんだ。
―――この時は、まだ。
「たく……んじゃ、タウン戻ろうぜ」
プラットホームに着く。 ここで一エリアの冒険は終了だ。
唯のレベル上げだったけど、本当に楽しかった。 The Worldの本当の楽しみ方は、こうやって、気のおけない友人とまったりエリアを攻略する事にこそあるんだと思う。
そうこうしている間に、青い光に包まれながら消えてゆくハセヲとアトリ。
誰も居なくなったエリアでアタシはぽつりと呟いた。
「はぁ、東京かぁ……会いたい、なぁ」
北海道と東京。 飛行機なら行けるんだろうけど、生憎そんなお金ある訳無いし。 バイトして無い女子高生って中々苦学生なんだよ……
そして、タウンに戻るため、プラットホームに手を伸ばす。 が。
伸ばしたアタシの手は、青い球体に触れる前に、止まった。
低い、男の声によって。
「……誰に、会いたいのかな? 揺光」
「………!?」
とっさに、後ろを振り向く。
誰も居ないと思っていた。 いや、確かに、一瞬前までは誰も居なかったはずだ。
彼は、唐突に現れた。
「オーヴァン………!?」
「久しぶりだね、揺光」
オーヴァン。 以前、アタシに助言を暮れた変な銃剣士。
その左腕は謎の筒状のモノに包まれている。 このゲームの仕様では絶対にエディット出来ない姿。
それが、彼のミステリアスな雰囲気に更に磨きを掛けていた。
「……はぁ。 突然びっくりしたけど……あんたに言わなきゃならない事があったんだ。
……ありがとな、オーヴァン。 あんたが助言してくれたお陰で、ハセヲと共に碧聖宮に出場出来そうだよ」
「礼には及ばないよ。 それより……
君は、リアルのハセヲに会いたいのだろう?」
「―――――!!」
オーヴァンの言葉に、アタシは顔が真っ赤になる。
………まだ会って二回目だけど、オーヴァンは全てを見透かすかの如く達観した雰囲気を持っている。
そのグラサン越しに見える柔らかい眼差しは、アタシの心まで覗いているようでくすぐったい。
「真っ赤になるなんて、分かりやすいね、揺光。
………そんな君の為に、ささやかながらプレゼントを用意したよ」
「え? ……プレゼント?」
オーヴァンは何を言ってるのだろうか。 プレゼント?
もしかしてハセヲへのプレゼントにぴったりな双剣とか大剣でもくれるのだろうか?
「それが何なのか………自分の目で確かめると良い。
もうすぐ、君の元に届くはずだ」
「? 届く……?」
届くって……何の事だろう? 前に会った時にも感じたが、オーヴァンの言葉は抽象的すぎて良く分からない。
そして次の瞬間、リアルの階下から母親の呼ぶ声がした。
「智香〜! あなた宛に荷物が届いてるわよ〜! 住所不定、『オーヴァン』って言う人から!」
「〜〜〜!?」
不意を突かれた。 まさかリアルで送ってくるとは。 と言うか何でオーヴァンがアタシの家の住所知ってるんだろうか?
「おい、オーヴァ……?」
再びPCの前に向き直る。 そこに、オーヴァンの姿は、無かった。
「お母さん? …それ、アタシ宛の荷物?」
ハセヲ達に断ってから、一旦ログアウトしたアタシは階下に居る母に話しかけた。
母は両手に厚底なべが入っているかのような大きい箱を抱えていた。
アタシはそれを受け取って部屋に引き返す。
部屋のど真ん中に箱を置いたアタシは、まじまじと箱に貼ってあった伝票を見た。
「宛て先、北海道札幌市○○、倉本 智香様へ オーヴァンより、か……
配達業者も良くオーヴァンなんて名前不審がら無かったよなぁ……
てか何でオーヴァンがアタシの本名まで知ってるんだよ……頭痛い」
そこまで考えて、やめた。 もはやオーヴァンの事を考えるのはやめよう。 ホントに頭痛い。
と。 アタシの部屋に、ずかずかと両親が入ってきた。
「お〜い智香、一体何の荷物だったんだ?」
「私達にも見せて頂戴、もしかしてネット友達からの贈り物?」
そんな事アタシが知る訳も無い。 オーヴァンからの荷物なんて、アタシの想像力じゃ予想出来ないって………
「んじゃ、空けるよ」
両親の見守る中で、アタシはゆっくりと箱のガムテープをはがしてゆく。
ダンボールの一部分も一緒に外れて行く、独特の音が響く。
そして、ガムテープを剥がし終わって、中身があらわになる。
アタシと両親はその中を覗きこんだ。
しかし、中身は何も無いように思える。 ―――いや、底に何かあるぞ………
「………何だろ、これ?」
手探りで、ソレを掴む。
紙? ……そんな感じの、何だか薄っぺらなモノが、三枚ほど。
ソレを取り出して、見る。
三枚の、紙。
でも、唯の紙じゃない。
色々文字が書かれている。 『三日後、ドームに冬の嵐が訪れる!』だって?
ん? これって、もしかして………
「「「ド………ドサンコデ札幌の、『日本シリーズ戦in東京ドーム』のチケットだって〜〜〜〜〜!!??」」」
アタシの家に、三人の悲鳴がこだました。
と言う訳で東京へ向かうことになりました智香ちゃんでしたとさ(^ω^)
割り込みごめんorz
続きを待つ(^ω^)
ちょwwwオーヴァンいい人www
期待w
ここまでされるといい人通り越して怖いわw
しかし、家族全員面白いなww
GJ!
オーヴァンすげぇ良い人になったwww
GJ
大判めちゃ良い人で噴いたwwwwwwwww
GJ!!
オーヴァンお前www良い奴だなwwww
素直に家族共通の趣味を知ってるってのが凄ぇww
流石オーヴァンだねww
何と言うかいい人www
GJ(^^)
>>465 GJ!続きを待ってただけに投下されて嬉しい。
けど、大火ってべらんめぇ口調じゃなかったっけ?
>>470 オーヴァンがめっちゃ笑えるw
さらにもしかしてハセヲへの〜ってところで、すでに自分よりハセヲ優先になってる揺光に萌えたw
いきなりだがハセヲ×志乃を書きたいのだが
ジャンルを指定してくれ(純愛とか
触手
じゃあ
> 純愛とか
で
>>480 ひたすらとんがるハセヲを志乃が大人な余裕で軽やかに受け流し優しく包み込む純愛物で。
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 21:26:53 ID:V8iI9Rvf
意外性をついて
ハセヲS×志乃MのSMプレイをw
>>479 ありゃ、口調違和感ありますか……ううむ。
ちっと大火のイベント確認してイメージ修正します。
わざわざ教えてくれて有り難うございます。
かっかっかっ
同じく純愛で
あえてアトリとどっちがいいのか選ばせるとか
490 :
GORRE:2006/11/07(火) 00:43:13 ID:tI9NBD4i
↑名前付けました。
>>452の続き投下
都内某所。三崎家、リビング。そこに亮達はいた。
「ばいばいオバちゃん、俺、裏切るね」
テレビ画面に映っている緑髪の双剣士がそう告げた。双剣士は消えようとしたが、どうやら失敗に終わったようだった。
「おいたが過ぎましたね…」
画面から聞こえてくる声が双剣士の名前を告げると、赤いケルト十字が発生した。双剣士はその十字架にまるで貼り付けにでもされたかのように文字列と共に宙に浮いた。
「いやだ、よせ、やめてくれ、うわああああああああああ!」
双剣士は絶叫と共に、消えた。そして、どうやら小学生らしい少年が倒れるシーンが写った。
「…を追いなさい」
画面にモンスターは、声の指示通りに何かを追跡し始めた。
物語は進み、画面には二人の少女が映し出され、そしてエンディングを迎えていた。
「え、これで終わり?」
「うん」
「なんつー、中途半端な終わり方だ…最終回なのに、仲間一人消えてんじゃねえか」
「あの二人女同士やろ? デキとるんかい」
と、チャイムが鳴ったので、亮は玄関へと向かった。
「おい、出前来たぞ」
「じゃあ、冷めないうちに食べなきゃね」
亮達はデリバリーで注文したピザを食べながら、帰りに借りてきたレンタルDVDをもう一本見た。
PM8:35
「望、一緒に風呂はいるか?」
「え?」
「キショ!」
「何勘違いしてんだよ。男女二人づつだから一緒に入ったほうが効率がいいだろ」
「あ、なるほど」
「何や、そういう事か」
「確かにその方が効率いいかも」
「ぼく、着替え持ってくる」
「ああ。俺も取りに言ってくる」
着替えを持った亮は望と合流し、風呂場に向かった。
結構広めの浴室は二人同時に入っても十分な広さがあった。湯船も同様であった。
亮は望の髪を洗いながら、聞いた。
「なあ、望」
「なに?
「東京はどうだ?」
「うーん、なんかおもってたよりヒトがおおくてびっくりしちゃった」
「あんなもん序の口だ。あの会場だけを見てそんなことは言っちゃ駄目だ。渋谷とか新宿の方に出ればもっとたくさん人がいる」
「へえ〜」
「お前もテレビで見たことあるだろ? 朝の通勤時とか通学時、夜のラッシュ時なんて今日の比じゃねえ。はっきり言って何処にこれだけの人間がいるんだって感じだ。
何回か体験したが、はっきり言って地方から出てきた連中にしたら地獄にしかすぎねえ」
そんな他愛もない話をしながら、亮と望は笑った。
491 :
GORRE:2006/11/07(火) 01:08:16 ID:tI9NBD4i
亮と望が風呂から出ると、入れ違いで智香と朔が風呂に入った。
「……」
智香は自分の胸を見つめている視線を感じた。
「どうした? 朔」
「揺姐…どうやったらそんなに胸がでかくなるん?」
「え?」
智香は朔の質問にどう答えようかと迷ったが、無難な答えを言うことにした。
「そうだなあ…あたしだって昔は大きかったわけじゃないし、悩んだこともあったけど、成長すると共に大きくなってたね、あたしの場合。朔だってこれから成長期を迎えて成長するんだから、心配することないって」
「でも、胸の大きさは人それぞれやん。背が伸びても大きくならん奴とかおるし」
「あー…、大丈夫だって。ちゃんと大きくなるよ」
「やっぱ揉んでもろたほうがええんかな」
「え?」
「揉んでもろたら大きくなるって聞いたんやけど」
「誰に?」
「近所のおっさん」
「え」
おいおい、小学生に何を教えてんだ近所のおっさん。智香はそう思った。
「何かされなかった?」
「される前に蹴飛ばしてやった」
さすがは朔だ。智香は心の中でそう思ったが、口にはしなかった。
「あかん、のぼせて来た…」
「じゃあ、上がろう」
リビングに戻った朔と智香は、亮が出した一気に麦茶を飲み干した。
「ぷはーー」
「風呂上りはこれやな」
「親父くさ…」
言い終わると同時に朔の蹴りが亮に飛んできたのは言うまでもない。
「ねえ、とらんぷやろうよ」
「お、いいねえ。やろうやろう」
「で、何をやるんだ?」
「大富豪」
「4人でやってもつまらへんやろ。他のにしい」
「じゃあ、ポーカー」
特に誰も異議を唱えるものはいなかった。
「じゃあ、決まりだな」
亮はトランプを望から受け取ると、それを切り、配った。
数分後。あっという間に決着はついた。
「ロイヤルストレートフラッシュ! あたしの勝ちだね」
「何い!?」
「え〜〜〜〜〜!」
「ありえへん!」
智香の一人勝ちだった。
「くそ…俺2ペアなのに…他のにするぞ」
「うん。でもそのまえに、ボクのどがかわいちゃった」
「あたしも。他には?」
「ウチもや」
「3人か…亮、麦茶もらっていい?」
「ああ。冷蔵庫に入ってるから好きに飲んでくれ」
「じゃあ、あたしがみんなの分も入れてきてあげるよ」
そう言いながら、智香は席を立った。
492 :
GORRE:2006/11/07(火) 01:22:28 ID:tI9NBD4i
「次は7並べでもやるか」
「うん」
「受けてたつで」
「あたしはかまわないよ」
「よし」
カードを配り終え、7並べもある程度進んだ時である。
「ふわ…ボク、なんだか眠くなってきた」
「ウチもや」
朔と望は眠そうに目をこすった。
「どうした二人とも」
「ハセヲにいちゃん、ボク眠い…」
「あー…もうあかん限界や」
すでに二人は半分舟をこいでいた。それを見た亮は、
「おい、こんなところで寝たら風邪引くぞ。部屋で寝ろ」
「うん…そうする」
駄目だこりゃ。部屋に行き着くまでに廊下で力尽きる。そう感じた亮は二人を客間まで連れて行くことにした。
「すまん智香、ちょっと手伝ってくれ。こいつらを部屋まで運ぶ」
「おっけー」
亮は望を。智香は朔をそれぞれ支えると、途中で寝そうになる二人をなんとか客間まで連れて行った。
二人をベッドに寝かせ、部屋を後にすると、智香は小さくガッツポーズをとった。
「ねえ、亮」
「あ?」
「朔と望は寝ちゃったし、起きてるのはあたし達だけ。あんたの部屋に行こう」
智香はつつつと、亮のそばに寄った。
「…お前、もしかして盛ったのか?」
「こうでもしないと、二人きりになれそうになかったからね。ちょっとさっきの麦茶に盛らせてもらった」
「……お前な…」
「亮。ここからは、大人の時間だよ…」
瞳を潤ませながら、智香はハセヲの首に手を回した……
次回へ続く!
GJ!!!
智香オソロシスw魔性の女w
ふ、風呂場で望となにもなかったのか(;´Д`)ハァハァ
おまいら乙
亮×智香+カール投下
「お馬鹿びん駆除、一丁上がりっと」
G.U.の正式メンバーではないとは言えカールもスケィスを従える碑文使い。
生半可な戦闘力のAIDAでは話にもならなかった。今倒した奴で最後だったのか、AIDA反応は完全に消失した。
「これがデータシードか……ウイルスコアに似てるな」
AIDAから抽出したデータシードの結晶を見て、ふとカールがそんなことを漏らす。
以前のバージョンであるR:1時代にもこんな不可思議なアイテムが確かに存在していた記憶がある。
チートに慣れ親しんでいた当時のカールも、ウイルスコアだけはどうしても解析することができなかった。
まぁ、今となっては興味もないが。
「やー、お見事」
「……何だ。あんたか」
「酷っ。せっかく応援に駆けつけてやったのにさ」
「高見の見物してて何が応援なんだか」
物思いに耽っていたカールの背後に木魂する拍手。振り返ると、撃剣士の少女が笑顔でそこに立っている。
薄い緑色の髪と人懐っこい可愛らしい笑顔、どこか遠い異国の給仕か女中を思わせるコスチューム。
カールもよく見知っている相手だった。
「ハセヲなら今日は来ないよ」
「うん、知ってる。さっきの会話聞いてたから」
「ならどうしてあたしの前に現れる? いつも遠くから見てるだけだったろ」
「あはは。一度サシで話がしたかったんだよ、アンタと」
前述でカールもよく見知っている相手と記述したが、正確なところ両者に面識はない。
いつもこの撃剣士の少女が、街やエリアで遠くからハセヲを見ていることがあるのを
カールも気づいて遠目に監視していたから、というのが的確な説明だろうか。
「昔のハセヲを知ってる私としてはさ、今のハセヲの変わり様に驚いてんだよね。
久しぶりに地元に戻ってみたら、ご近所でも評判の不良が更正して公園の掃除してました、みたいな?」
「何ソレ」
「的は得てると思うんだけどな。2年前のハセヲはとにかくケンカ買うの上手くてさ、特にハセヲ祭のPK100人斬りとか」
「昔はどうだろうとあたしは今のハセヲが気に入ってるよ」
「ありゃま、たいした信頼」
以前のカールもPKやチート行為をしていたので人のことはとやかく言える立場ではない。
今のハセヲに問題がなければ、それでいい。揺光もそこが気に入っているんだろうし。
「ハセヲと揺光がくっ付くとして、アンタはどうするつもり?」
「あたしはあたし自身が面白ければそれでいい」
「よし、なら私と付き合ってみよっか」
「ありえないから」
カールも揺光から聞いている。この撃剣士はネカマだと。
「ネカマと付き合う程、あたしは落ちぶれちゃいないよ」
「何さー。ネカマにだって恋愛する権利はあるんだぞー! 命短し恋せよ乙女、って言うでしょ」
「あんたは乙女ですらない」
どことなくカールと似た性格をしているが、ネカマとは到底付き合う気になれない。
だがこのテの馬鹿は嫌いじゃないのも確かだ。だから十分に引き離して、別れ際に一言だけ
「メンバーアドレスならいつか教えてやるよ、三郎」
と。
**************************
「夕飯がカップ麺だけってのも……」
「真心がこもってるから問題ないって」
「や、あるだろ」
お台場からやっと帰って来れた。
案の定、夕飯は智香が北海道みやげとして持って来たカップ麺。
まずくはねぇけど……真心だけじゃ腹いっぱいにならない時もあるんだぞ……。
「なぁ、冷蔵庫の白い恋人も食っていいか」
「夜にお菓子食べると太るぞ、亮」
「カップ麺食うのも太るんじゃねぇのか……」
もう夜の10時過ぎてるし。
でもやたら智香が美味そうにカップ麺を啜ってたんで強く言うのも酷な気がした。
ここ最近はカップ麺を食うのを控えてたんだそーだ。……ダイエットか?
別にそんなのする必要はねぇように思うけどな。
「まーとにかく疲れたろ。今日はもうシャワー浴びてさっさと寝た方がいい」
「どこで寝ればいい?」
「客間に布団敷いてやっから、そこで寝ろ」
「アタシとしては……ハセヲの部屋で寝てみたいんだけどな」
「ん。じゃあ俺が客間で寝るか」
「そ、そうじゃなくてさぁ……はぁ」
そんなに俺のベッドの寝心地が気に入ったのか。
確か外国製だったよな、あれ。
「ゆっくりでいいぞ。俺は戸締りとかした後で入るから」
「……覗いちゃダメだからね?」
「つまんねー心配すんなっての」
「シャンプーとかボディソープ、使っていい?」
「好きに使えって」
やっぱその辺は女の子だよな、智香も。
一応、俺が使ってるやつ以外にも風呂場に置いといたけど……。
家族以外の人間が風呂場に入るのって、何か変な気分だな。
おっと、変な気分と言っても覗きたいとかそんな意味じゃねーぞ。
気分的な違和感って意味だからな。
「そ、それじゃ……入ってくるから……」
「ああ」
「洗面所に着替えとか置いとくけど、さ、触ったりしちゃダメだぞ!」
「触らねーよ」
カールの言ってたことが本当なら「覗け」とか「触れ」ってことか?
や、いくら何でもそれは絶対ありえねぇって。
『だらしない猿どもめ……』
『粘土細工が喋った!?』
『粘土細工では無い! 我こそはギガゾンビ様の下僕、ツチダマだ!』
智香がシャワーを浴びてる間、俺は居間でテレビを見ていた。
夜とは言えまだまだ暑いし、微風だがクーラーも点けてる。
こんなことなら俺の部屋のクーラーも点けておけばよかったかもな。
シャワーから出た後、智香も涼しいだろうに。さすがに寝る時には消した方がいいとは思うが。
「俺も疲れたな……さすがに」
朝早くに起きて智香を羽田まで迎えに行って、一旦家に帰って、今度はお台場……。
体力的に疲れたんじゃない、精神的に疲れた。
特に海浜公園で智香と何度もキスしたのが相当応えたっぽい。
しばらくはガムとか噛みたくねぇ、そんな気分だ。
「今日は……ログインしなくてもいいよな……」
アトリやパイが何か文句を言ってくるかもしれない。
が、俺だってたまにはゲームから離れて現実の休日を満喫したい時だってある。
こういう疲れた日なら尚更だ。
『来い、粘土の化け物!』
『いい度胸だ、タヌキの化け物』
『タヌキじゃないこの! ひらりマ――――――――――プツン』
テレビの電源を切って俺はソファーに寝転ぶ。
やたら瞼が重くて、気ィ抜いたらすぐにも眠ってしまいそうなくらいだった。
10時間ぶっ通しでゲームしても疲れないはずなんだがな……こーいうのを気疲れってんだろう。
智香がシャワーを浴び終わったら、さっさと交代して俺も浴びてぇ。
今日は自分の部屋じゃなく、客間で寝るんだったな……布団、出さねーと。
「亮……で、出たよ……」
「ん。随分長かったな」
「そ、そうかな?」
「んじゃ、入ってくっか……俺の部屋、好きに使っていいからな」
「わ、分かった」
目覚ましは朝8時くらいにセットしときゃいいか……夏休みだし。
朝飯はご飯と味噌汁でいいよな……やべ、眠ぃ。
「おやすみ」
「う、うん……おやすみ」
シャワー浴びる前に布団敷くか。
いつもベッドで寝てたから布団とか何かピンと来ねぇなぁ……くぁ〜ぁ……。
「亮」
「ん」
「……おやすみ」
「? あぁ」
何で2回言うんだ? ……まぁいいか。
シャワー浴びてすっきりして眠りてぇ……今日はホントそんな気分だ。
やっぱお台場なんか滅多に行くもんじゃねぇ、ただでさえ俺は人ごみが苦手だってのに。
まぁ……智香が喜んでたから……嫌な気分じゃなかったけどな。
*************************
シャワーもそこそこに浴びて俺は布団に寝転ぶ。
寝苦しくならない様、羽織るのはタオルケット1枚だけ。夏だから風邪は引かねぇだろ。
いつも寝る前に、その日あったことを思い出したりして眠る奴っているよな。
俺も例に倣って今日一日の出来事思い出してみようとしたんだが、どうにも疲れてその気になれねぇ。
智香に会って、手ェ繋いで、キスまでしたってのに……。
やっぱ、人間って……寝る時が……一番安心……するの……かもな……。
…………。
………。
……。
…ゴトッ。
眠ってから随分経ったか。時間は夜中の2時か3時くらい。
居間の方から何か聞こえた気がする。泥棒? んなワケねぇ、戸締りはしてある。
じゃあ智香か? 冷蔵庫の飲み物でも飲みに降りに来たかな。……まぁ、いいや。
気にせずに寝よう。と思ったんだが……。
「(……何だ?)」
足音が聞こえる。それもすぐ近くで。
どうやら俺の寝てる客間のドアの前で止まったらしく、気配をすぐそこに感じた。
何だ、どうした? こんな時間に何か用でもあんのか?
俺は眠いのも手伝って意識がハッキリしてない……起きてるのか眠ってるのか、ちょい微妙。
でも確かにドアの前に気配は感じる。
「(……)」
ガチャって音と一緒に客間のドアが開く。
部屋の中は天井の電灯が薄暗いサブライトで照らしてるのみ、目を凝らさないとよく見えやしない。
客間だけは畳を敷いてあるせいか、さっきまでの様に足音はもう聞こえない。
目を閉じたままだったから分からねぇけど、布団のすぐ横に智香の気配があるのは分かる。
俺の寝顔でも見に来たのか? ずっと寝たフリってのもアレだし、眠いのを我慢して俺はやっと口を開くことにした。
「……どした?」
「!」
「眠れねぇのか?」
「……」
「智香……?」
ぼやけた視界を元に戻すために眠い目を擦る。
智香は寝間着代わりの夜着の格好で膝をついて俺を覗き込んでいた。
心なしか、少し息が荒い気がする。
「あ、あの……ね」
「?」
「よ、夜這いに……来ちゃった……み、みたいな……?」
……普通、逆じゃね?
「……今何てった?」
「だから……夜這いに……」
夜這い? そりゃ、やばい。……シャレじゃなくてだな。
混濁してた意識が途端に澄み切った青空みたくクリアになったぞ、オイ。
てか智香にそんな度胸があったのが驚きなんだが。何このエロゲみたいなシチュ。
「だって亮、昼間アタシが寝てても襲ってくれなかったし……」
「いや、アレは……」
「潤香に『なら夜中に襲えばいい』って言われて……」
「(アイツは……)」
意識に次いで目も薄暗さに慣れてきた。
シャワー浴びる前にも智香の寝間着姿は見てるはずなんだが
胸元のボタンが何個か外されて胸の谷間が露になってて、目のやり場に困る。
普段から図書館に閉じこもってると豪語してるだけあって、お台場の時もそうだったけど
智香の肌はどちらかと言うと白い。それとも北陸に住んでる人間だからだろうか。
「は、はしたない……かなぁ?」
「ど、どうだろ……分かんねぇけど」
「それとも夜這いじゃなくて、夜伽の方が合ってる?」
「俺に聞かれても困るんだが」
そりゃメイドの仕事だろ、多分。
とにかく……だ。状況を打破しなきゃいけないと思うんだが。
あまりに非現実的すぎて俺の思考もちょっと回転率が悪ぃ……何か良い案はねぇもんかな……。。
「誰にでもこんなことするワケじゃ、ないからな……」
「俺だから……とか?」
「……うん」
揺光の時は強気なクセに、智香の時は恥らったりしてて可愛いなコイツ。
やけにシャワー浴びるのが長かったのもこのためかよ。
まだシャンプーとかボディソープの匂いも消えちゃいない、すぐ近くだから否応なしに香ってくる。
それでいて緊張してるのか、少しだけ震えてる感もある。そーいや年下だった……忘れてた。
「亮は……アタシと、したい?」
「……したい」
即答しちまったワケだが。これは……断るの無理。
つか夜這いに来てくれるくらいコイツ、俺のコト好きだったのか。
何かもうやばいくらいに下半身に血液集まってて、どうにかなりそうなんだが。
「ホント……?」
「ホント」
「……下手だったら、ごめんね」
智香の顔がゆっくり近づいてくる。シャツ越しに感じる智香の体温は俺よりも高い。
最初は手の感触を感じて、次に胸の感触。
昼間に比べて服の生地が薄いのか、より生々しくその軟らかさが伝わってくる。
付け加えるなら、コイツ下着つけてねぇっぽい。
少し焦らすように唇を俺の唇の前まで持ってくると、目を閉じるのと同時にキス開始。
お台場で散々したせいもあって、俺も智香も互いの舌を絡ませるのに何の躊躇も無かった。
「んっ、んぅ……ぁ……ん……!」
時折、智香の喉が鳴る。
俺の舌から流れた唾液を飲んでる音だ。
智香が俺の背中に手を回して抱きしめている様に、俺も智香の腰に手ェ回して抱きしめてやる。
腰の辺りに触ると、くすぐったそうに身体をよじるのが面白い。
腰周りの肉をちょっと掴むと
「ちょっ!? ど、どこ触ってるのさ〜!」
って驚いてキスを中断するくらいに。
何か言いたげにジッと睨まれるものの、すぐにまたキス再開。
繰り返すうち、徐々に唇からどんどん下の方へと智香のキスは移動していく。
頬とか顎に何回かされた後、首にそれは集中し始めた。
何度か首筋にキスをされて、今度は智香の指が喉仏の辺りをゆっくりと撫でてくる。
すげぇゾクゾクして、しばらく言葉を発するのを俺は忘れていた。
「……イコロで初めて会った時、さ」
「ん?」
「首絞めちゃって……ごめんね」
「あー……そんなこともあったっけな」
大火のオッサンに連れられて初めてイコロの@ホームに行った日。
俺と揺光が初めて出会った日でもあるんだが、ハッキリ言ってお互いの第一印象は最悪だった。
『ライバルゥ〜? コイツがぁ〜? ……弱そうだよ?』
なんて暴言も吐かれた挙句、ギリギリと首まで絞められたワケだが。
あの時の俺はジョブエクステンドもしてなかったし、レベルも20ちょっと……そりゃ揺光から見りゃ弱いわな。
「もう気にしてねーって」
「でもさ……」
「済まないって思ってんなら……アレだ……もっと、して欲しい、つぅか……」
「……うん。したげる」
首絞めのことを思い出してややトーンダウンしていた智香の声に活気が戻る。
さっき以上に身体を密着させて、俺の首周りを執拗に舐めたりキスしたりを繰り返して……結構、順々だな。
最初は舌で触れる程度だったのに、どんどんそれが強くなってくる。
次第に舌どころが唇で俺の首を吸うようになってきて、智香の口からチュッチュッって音が毀れた。
吸われる度にますますゾクソクしてきて、智香を押し倒しそうになるのを必死で我慢。
顔は見えねぇけど、どんな顔しながら吸ってるのか……すげぇ興味あるんだが。
「智香……顔、見たい」
「えっ……」
吸い付く智香を一旦離して、薄暗い電灯に照らして顔を見る。
思った通り、口の周りは涎に塗れていた。……ついでに俺の首の周りも。
それだけ一生懸命に吸ってたってことだろーけど……何だ、エロいな、コイツも。
「痕になっちゃう、かも」
「?」
「首の周りの……吸っちゃったところ」
朝、鏡を見るのが怖ぇ……しばらくは首の周り隠せる服着るしかねーな。
「ね。次はさ……亮から……アタシにして?」
……何ですと?
我こそは精霊大王ドラゾンビ様なるぞ? ちゅうちゅうタコかいな? 何のことです?
おやすみおまいら
うおおおおリアルタイムktkr!!!!!1111
くそっ、寸止めっ…続き楽しみに待ってます。全裸で。
GJ!
ドラゾンビ懐かしいなw
旧ドラえもんの『日本誕生』かよwww
GJGJ!
ギガゾンビ懐かしいwww
タヌキの化け物ワロスwww
懐かしいwww
508 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 14:25:11 ID:TrovI21j
GJです!続きが楽しみっす!
亮の見ていたビデオに、思わず吹き出しましたっ!
時間無いので冒頭だけ。
AIDAとの戦いからどれくらいたっただろう。
あの戦い以来スケィスは呼べなくなった。
志乃たち、『未帰還者』も助けることができた。
あれから、俺は・・・・・・。
「・・・・・くそっ。わけわかんねえ。」
受験勉強中。
あの事件の間勉強なんてろくにしてなかったからな。
わかんなくて当然だ。
(ピンポーン)
人が勉強してるときに限って来客が来る。
何?俺呪われてんの?
「・・・・・・ちっ。」
ぼさぼさの頭をかきながら玄関に向かう。
いらいらしながらドアを
開けた
「こんにちわ、ハセヲ。」
閉めた
「え・・・・今のって。」
何度も見舞いに行ってたんだ、見間違えるはずがない
玄関にいるのは、あの世界で救い出した女性。
志乃だった。
510 :
ハセヲ×志乃:2006/11/07(火) 17:51:45 ID:hwi3H9kh
とりあえずこんだけ。
続きは日曜にでも
「……ああ、くそっ!」
「やっ!?」
もう、ここまでされて理性を保てと言われるのが無理な話だった。
コントローラーのボタンを押して、無理やりに上に被さっていた揺光を”蹴飛ばす”。
攻撃で吹き飛ばされた後、転倒時から即攻撃へと移る際の、アレだ。
さすがにこの状況でやるのもどうかと思ったが、こうやって受身のままにされたままってのもどうか。
倒れ掛かった揺光が起き上がる前に、早速覆いかぶさってやろう……と。
「(……ん?)」
思ったのだが。
予想に反して揺光は起き上がる様子は無く、倒れたモーションのままでその場に寝ている。
「(コントローラーは置きっぱなしか……?)」
仕方なく、抵抗しながらもこちらに抑えられると言う、ちょっと期待していたシチュレーションを忘れ、するするとハセヲを
揺光の上に被せる。
彼女の顔は火照りきっていて、瞳も閉じて息が荒げている様子は、一目間違えれば熱にでもうなされているようだった。
女って、いつも一人でするとこうしてるのか?
「お、おい……」
亮はさすがに不安になって、小さく肩を揺すってみた。
2回、3回。繰り返すと、揺光はゆったりと目を細めながら、こちらを見入った。
「……ん……う?」
「(うわ……)」
自分でも頬が赤らめていくのがわかるほどに、亮はその表情に釘付けとなる。
リアルで操作するプレイヤーの筋肉の動きに合わせてPC上に現在のプレイヤーの表情を擬似表現するこのシステムは、顔で
物事を訴えると言うリアルに直結したロールができる事で客側からも大変好評で、オンラインゲームが増え続ける中で『The
world』が人気を独占し続ける一因ともなっているが。
「(こんなとこまで表現するのかよ……)」
揺光の小さく開いた口から漏れる単語は、一つ一つが熱い熱を持っているように聞こえた。
亮の背筋をさするように何かがゾクゾクっと寒さを突き通して、柔らかく凍りついた表情をハセヲに演じさせる。
そしてその事に亮が気づいた時、驚きに満ちていたハセヲの顔は、一気に憤怒の表情へと豹変した。
「っ、こいつ……!」
「あ、やぁ、んっ……ひゃ、あ!?」
憎くなるほどに可愛すぎる。とは、言葉に出来てないけれど。
エリアの月光にまみれた瞳。赤く映える髪。見下ろすようで、こちらを誘うように迎える体制。
揺光のパーツ一つ一つが、今までの『死の恐怖』とは全く対極に位置する感情で、ハセヲの逆鱗を逆撫でしてしまう。
どうせなら、このままどうにかしてしまいたい。
亮は片手だけで操作していたコントローラーを両手で握り返し、彼女の頬をハセヲの手の平で包み、ゆっくりと首元へ辿らせていく。
「あっ……んぁ……」
彼女が喉を鳴らすように高い悲鳴を出すたびに、ハセヲの口元はニッと上向きに進んだ。
「(コイツ……今、自分の指で俺の動きを真似してんのかな……)」
残り僅かに残った理性で揺光を演じる”智香”の現状を想像すると、頭が今にも沸騰しそうになった。
そのまま、喉元でゆっくりと周回をしたハセヲの指が鎖骨まで辿ると、揺光の悲鳴はよりいびつなものへと変化していく。
「ひゃ!? あ、や、そこは駄、目ぇ……!」
「……へぇ、お前ここ弱いのか?w」
弱点を見つけられたというささやかな喜びが、ハセヲの顔までをも怪しく笑わせた。
その指の伝いをさらに早め、彼女の叫びを、特撮番組の悪役のように笑い返してやる。
今、リアルの亮の、下半身を露にしながら、一人コントローラを両手で握りおかしなゴーグルをつけてるよだれを垂れ流して
いる様は、さしずめ段三社から見ればエロゲーをやっているオタクにしか見えないだろう。
だが、それは智香も同じ事。
揺光の顔しかわからないが……、仮にPCの顔に似ている、として、彼女がM2DかFMDを頭につけながら……。
……亮のアレを舐めているフリをしたり、自分の指で首元辿らせたり、女性のアソコをあんな音が鳴るまでにぐちゃぐちゃに
してると思うと……。
「(……うわ、エロ……)」
自分で考えておきながら、幼い頃にAVを見せられたときのような興奮を亮は感じ、そして欲が高まる。
肩の周辺を充分に楽しんだ指は、またゆっくりと下降を再開させる。
鎖骨を抜けたすぐ先には、ふくよかな真っ白の山が待っている。
せめて”ロール”してやろうと思っていた亮の予想に反し、逆さまにした茶碗を辿るぐらいにしかならないと思っていた指の
軌道は、実感が伝わる事の無い柔らかな弾力によってゆがめられた。
「あ、やぁっ……!」
「(っ! すげ……!!)」
貫通するのではなく、包まれながら食い込んでいくハセヲの指に、亮は素直に感動した。
当然と言えば当然だが、女性PCの胸なんて触れた事なんて無いから、きっと固いんだろうと思い込んでいたのに。
そのまま進めていく指の先に、オレンジ色のライン。揺光のPCが着込んでいる衣服だ。
もう、ここまできて期待できていない男なんて皆無ではないのか。
「(いや、……で、でも、まさかな)」
そう思いつつ、ハセヲの指を引っ掛けるようにくいと曲げると、揺光の衣服がそれに絡み、今まで見えていなかった肌のラインがうっすらと覗けた。
「(――!!)」
もはや、言葉にならない絶叫。揺光に対してなのか、それともこの『The World』に対してなのかは定かではない。
かつて伝説の勇者のキャラクターを受け継いだ少年が心底叫んだ言葉を頭の中で叫びつつ、その衣服を強引に剥がし取る。
「うわw」
「う、うわって、あまりじろじろ見るな……!」
「でもよ、普通ゲームのキャラがここまで作りこんでるとおもうか?」
「そ、そん……やぁ!?」
露になった揺光の乳房の先に対して、軽く指で突っついた。
あくまでも”ロール”のはずなのだが、智香が出す喘ぎ声は、本当に揺光が感じているようなタイミングで発せられて。
それが余計に、亮の心をくすぐりまわす。
「お前は知ってたのかよ、自分のPCがここまで作りこまれてるって」
「し、知るわけないだろ!! アタシも今知って、びっくりして……あ、んやぁ!」
リアルでも見たこと無いあの、胸の全貌を、目前で……しかも揺光の……を見せられて、収まらないはずは無い。
亮は揺光の言葉をとめる意味も含め、ハセヲの顔を彼女の胸に静めた。
実際、揺光のPCは胸のすぐ下で縛られた縄までは着脱不能になっているようだ(チッ)。
だが、そうなると問題なのは、何故この部分だけご丁寧に作りこんであるのだろうと。しかもこんなむにむにとして。
「(……まあ、わかるでもないが……)」
あの金色鎧に身を包んだような奴がグラフィっカーにいるんだ。
キャラクターを担当するやつってのも、相当、こう、いってるんだろうというか……。まあ、どうでもいい。
「……チュ…」
「ひゃ、ひゃあぁん! ハ、セヲぉ……」
一回わざとらしく口元を鳴らすだけで、揺光は軽くいってるんじゃないかと思うような声を出した。
手の平全体でしごくように揉んでみる度に、彼女の顔が苦しそうな表情をしてくる。本当に、揉んでいるかってぐらいに。
「(……でも、本当に胸がなきゃあ、ここまで感じられないんだろうな……)」
また疑問の一つが浮かんだが、ここまで発情していた今のハセヲの脳裏に、それを抑える理性も残っていなくて。
思わず興味本位で尋ねてみたくなって、顔を引いて、目を合わせた。
「なぁ、揺光……お前リアルでもこれぐらい胸あるのか?」
「は、……え? あ、え、えぇ?」
「……だから、智香、も、こんなにあるのか、って」
「え……あ、今ハセヲ、智香って」
「ん? だってオマエ、本名メールで教えてくれただろ」
「そ、そうだけど……ん、んんんぁ……!」
ハセヲの言葉で、明らかに揺光の声が一変した。
「(……な、なんかこいつさっきよりも感じて……ね?)」
悲鳴じみていた言葉が、まさに快楽へと溺れていくような、でも苦痛に満ちるような音色へと変わる。
試しに、首筋へと顔を埋めると、それだけでクゥンと喉が鳴って。
「……んむっ」
「や、やぁ、ハセヲ、だ、だんっ……め! ひゃ、あ、ハセ、ヲ……!」
自分の左手の甲を土台に音を鳴らしてやるだけで、揺光の声は裏返り。
そして彼女の口から『ハセヲ』の記号が甘いリズムで出るたびに、亮のモノがトクンと跳ねた。
「(……反則だろこれ……)」
亮はコントローラーを離しながら、頭の中で言葉を再生する。
これじゃあどっちが責められてるのかわかったもんじゃない。
今まで責める事だけに頭が一杯で、たってはいたものの、反応を示さなかった亮の息子が再び悲鳴を嘆き始めた。
苦し紛れに、左手の指先ですっと自分の裏筋を辿ると、それだけで、他人に触れられたような絶頂に襲われる。
「……ハ、セ、オ?」
コントローラーを離した――つまり、硬直状態になったハセヲを疑問に思ったのか。
揺光は快楽のひと時が中断させてしまった事を拒むように、切なそうな表情でこちらを見つめてきた。
「(……やっぱ、反則……だって)」
「……な、入れる、ぞ」
「え?」
「ロ、ロールでだからな! お、俺もも、限界で……」
「……そか」
「(そか……って、なんでこういう時だけそんな小さく笑うんだよ……)」
ハセヲの胸の痛さに歪む表情を見たのかどうか、くすっと笑いながら、揺光はそっとハセヲの首に手を回して、微笑んだ。
「……来て」
――その頃 同エリア内の一角で。
ハセヲと揺光が重なり合わさっているシルエットが延びる中、その影から隠れるように潜むPCの姿があった。
「……ふむ、"AIDA"によって性欲が高められたか。……シュッシュッシュ………」
老人姿のPCの外見からは想像もできない低音の声で呟きながらも、そのPCは硬直したまま動かない。
彼らは忘れていた。
このエリアを知っている人物はもう一人だけいた事を。
彼らをここに呼び出した張本人、月の樹の楢。して中身はあ(ry
「うぉ……そこで来てとは、揺光タン……くっ」
あくまでも一歩も動かず動じず、だが、彼の声は確実に荒くなっていく。
「……YATTA……」
あ、どうやら二人より先に逝った様で。
なんかハセヲが形成逆転しちゃった。てかハセヲの攻めって珍しいかな。
次回に続く。
げ、メモ帳でまとめてたら変なところで改行しちゃってる;
以後気をつけます。
>>517 ぐっじょぶ、だよ
流石だね…俺もこれぐらい書ければいいんだけど
レベルの違いを痛感したよ
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:24:19 ID:ndqm95Ou
ここは神だらけだ・・
521 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:28:17 ID:yaShDJrv
522 :
ハセヲ×志乃:2006/11/07(火) 23:33:22 ID:hwi3H9kh
509の続き
(ハァ・・・・。何でこんなことになってんだろ。)
ハセヲ・・・・・・・三崎亮の家のリビングでは亮のほかに3人。
志乃・アトリ・揺光である。
(正確には七尾志乃・日下千草・倉本知香だが・・・・。)
そう、いつの間にかハセヲの家は
『志乃先生の大勉強会』になっていた。
ことの発端は数時間前にさかのぼる。
・・・・・・・・何で志乃がここに?
とりあえずその疑問が俺の頭に浮かんだ。
ってか何で俺の家知ってんだよ!!
とりあえずいつまでも外においとくのもあれだ。
改めて玄関を開ける。
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
やっぱりいる。
「・・・・・・・・入れよ。」
「それじゃあ、おじゃましまーす。あ、勉強してたんだ。」
手荷物を玄関においてリビングにおいてあった俺の課題を見る。
そういえば志乃っていくつだっけ?
大学生くらいか?
「なあ。」
「なに?」
とりあえずさっきからの疑問を投げかける。
「何で俺んち知ってんだよ。」
「オーヴァンに聞いたの。」
あの変態ストーカーメガネめ!!俺の現住所まで把握済みかよ!!
今度あったら問いたださねえとな。
「で、何しに来たんだよ。」
あくまでゲームのキャラを演じる
少なくとも俺の敬語なんて想像できねえw
「ん?まだお礼言ってなかったな。っておもって。」
「 ? 」
「助けてくれてありがとう。」
自分でもわかるくらいに顔が真っ赤になる。
「べ、別に礼を言われるような事じゃ・・・・・。」
「だからね。」
一歩一歩俺に近づいてくる。
志乃が一歩近づくたびに俺は一歩下がる。
しかし、もうそこは壁。
それでも志乃は近づいてくる。
え?この展開って・・・・・。
ちょ 俺、心の準備が。
「勉強教えてあげる。」
「・・・・は?」
「だから勉強。やってたんでしょ?」
・・・・・・・・とりあえず俺の馬鹿
まずあんな期待をする時点でアレだ。
・・・・・・・・・AVの見過ぎか?
この前捨ててよかった。
「ほら、ハセヲ。こっち来て。」
「ん。」
志乃に呼ばれて俺はやりかけの課題を始める。
しかし、このとき俺はまだ予想してなかった。
これが悪夢の始まりとは・・・・・・・・・・。
523 :
ハセヲ×志乃:2006/11/07(火) 23:35:24 ID:hwi3H9kh
文才のない自分を呪う
志乃先生の大勉強会?ハセヲのAV?
なんのことです?おまいらおやすみ
そうして夜は更けていく・・・
AIDAに感染したハセヲのPCが女の子になる、
というのが読みたい俺って、変かな?
528 :
GORRE:2006/11/08(水) 01:13:26 ID:jJQGWFsY
>>492の続き投下。揺光との絡みあり。ちょっとだけね。
ふと、朔は目を覚ました。トイレに行きたくなったからだ。トイレの場所は亮から聞いていたので迷うことなく行けた。
その帰り、朔は妙な物音を聞いた。
「なんや? テレビか?」
音の出所を見つけようと、朔は音を頼りに、その音のする方へ近づいていった。
「あん、あふ! んあ! 亮、あたし飛んじゃう!」
(この声は…揺姐?)
朔は声する方向、つまりは亮の部屋にたどり着いた。そして、恐る恐る部屋の中をのぞいた。
「く…! 智香、俺そろそろ…」
「いいよ、あたしも…一緒に…」
亮と智香がヤッていた。その光景を見た朔は、心の中に生まれた嫉妬を感じた。次の瞬間、朔は部屋に踏み込んだ。
「二人とも、人が寝取る間に何しとんねーん!」
「げ! 朔!」
「ええ!?」
イク寸前だった亮と智香は、完全にタイミングを逃してしまった。特に智香は、寝ているはずの朔がそこにいるのに驚いていた。
「さ、朔…なんでここに?」
「トイレに行きとうなって、そんでトイレに行って帰ってくる途中に妙な物音が聞こえたから、なんかと思うて音を頼りに来てみたら…」
朔は少しばかり興奮していたようだ。無理もない。嫉妬に任せて部屋に踏み込んだのはいいが、それと同時に湧き起こる怒りを抑え切れていないからだ。
「…えーっと…」
「何でや」
「あ?」
「何でウチやないんや! 何で揺姐なんや! ウチじゃ不満か!」
「はあ? お前、何言って」
「ハセヲはいつもそうや! ウチがさりげなくアピールしとんのに全然気づかへん! いつもいつも揺姐やアトリや望ばかり構ってウチは全然やないか!」
もはやもう止まらない。朔の口からは、次々と亮に対する不満や思いが溢れ出した。
「ウチかてハセヲの事好きなのに、何であんたは揺姐やアトリになびくんや!」
「いや、何でって言われてもな」
「ウチじゃ不満なんか! ウチ何でもするで。ハセヲが望むなら何でも」
「……本当…だな…」
亮は『死の恐怖』の時を浮かべた―――
今日はここまで。
参考にしたいので、感想を聞かせてもらえたらうれしいです。
……死の恐怖の時をってなんだw
えろーんなのはGJだ。
最後の文くらいはぴしっと決めようぜ!笑っちまったじゃねえか!
530 :
GORRE:2006/11/08(水) 01:19:35 ID:jJQGWFsY
>>528のラスト修正ときます。
亮は『死の恐怖』の時の笑いを浮かべた――― です。ごめんなさい。
榊 童貞説
初めてですが朔×望書きましたのでのせます。
一気にかいたので一応終わりまで書きましたが、あまり期待なさらずm(__)m
「や…やめてよ朔ぅ…」
泣きそうなしとる、うちの弟。あぁ、そんな顔されたらまたいじめたなる
「ふふ。いやがっとるわりには…」
「あう!」
ぎんぎんにそそりたった望のチンポを握ったら甲高く短い声を出した。
ここは風呂。望はうちにいじめられるくせに一緒に入りたがるようわからん奴
「やらしいなぁ望は♪」
「ん〜…っ」
さくら色でまだ小さい乳首を指の爪でコリコリし、舌でれろっと舐める
「やだっ、やだよぉっ、やめてよ朔ぅう」
両手首を手ぬぐいで後ろに縛ってあるから望はもうされるがままのおもちゃや
さぁ〜…て…と、今夜はどうやっていじめたろうかなぁ?
「しんどいやろ?こない勃起させてぇ」
「ん…っ!」
さっきもつかんでやったけど今にぎったチンポをぎゅっとつかみ、シコシコしてやる
そう、シコシコな
「きゃは♪ちーちゃいくせにちゃんとたったらムケるんやなぁ」
変なところで弟の成長を確かめつついじめてやる
「だっ、だめぇえっ、あ、あぁ、あぅうぅっ」
ん〜…ええなぁ…
この声きいてると、もうメチャメチャにしてやりたくなる。
うちと似とる声やとみんなによう言われるのに、うちはこんな声ようださんわ
「あぁあっ!!」
急に望がおっきな声を出したと思ったら…
「あ…あぁ…う…っ」
にぎってるチンポがびくんびくんと一定のリズムで動いて
顔を真っ赤にしてよだれを垂らしとる
「ふぅ〜ん…もぉイッてもーたんかぁ?」
意地悪っぽく上目遣いでにやにや笑うと、うちの顔から目をそらし
「だ…だって朔のて……はやいんだもん…」
くぅ〜!たまらんなぁ、こういう顔見るのは
…ハセヲがちょっかいだしとるわけが少しわかるわ
「それよりこれほどいてよぉ」
「はいはい♪ソーローくん♪」
オナニーしても射精する年やないし意味はまだわからんと思う
でも顔が真っ赤で涙目やから、悪口やってことはわかっとるんやと思う
「…………」
「さ。望、うちが背中流したるわ」
「………」
「…望?」
急に黙った望
ん〜、ちょっとやりすぎたか?
「ぼくがながすよ」
でも望は笑ってうちのうしろに来た。
「ええんか?気が利くな」
「えへへ…」
やられたのにわらっとるなんてわけわからん奴やな
「ん〜、気持ちええ〜」
「……」
望はまた黙ってしまい、うちの背中を洗っている
「どうしたん?もしかして怒っとる?」
「……」
あ〜、またや。また黙って…
「ちょっと望…」
声をかけようとしたら、急にうちの胸に変な感覚が走った。
「……え…?」
よく見ると
望の指が…う、うちの…っ…
「…へぇ…朔のもぼくとおなじてざわりなんだね」
「ちょ、ちょっとぉ!」
今何がおこったのか最初はわからんかった。
望がうちのち、乳首…さわっとるって、考えもした事なかったから
「こら!ふざけとらんではよ背中流せ!」
強く言えば、またいつもの望に戻ると思ってた
「…ながせ?いみ、わからない」
「はぁ…?!」
ふりむくと
望の目がおかしかった
「朔、朔、きもちいい?いいでしょ?」
「や、やめ…っ!」
石けんでぬるぬるした指が、よけいうちを変な気持ちにさせる
「きもちよくないの?ねぇ…」
耳元できくなや…
は、反則やってぇ
「だってぼく…いつもきもちいいんだよ。朔だってきもちいいよね?」
「ぼ…望…っ」
胸から指が下に動いて、こんどはおへそに…
「きゃっ!」
「えへ。朔、おへそよわいんだよね?しってるんだよぼく」
うちはだんだん怖くなってきた。
なんかしらんが急に望がおかしくなって、うちを思うがままに…っ
「…このしたは…」
「ひぎぃいぃっ?!」
うちの縦スジに、望の指が入った。
そのとたん信じられんくらいの激痛が下半身に電流みたいに広がり、うちは思わず声を出してしまう
「…もう、だめだよ。ぼく…がまんできない…」
「え…?!」
そしたら
望が、うちを押し倒して
「いたぁっ!」
「………」
「ちょ、ちょ!望!」
うちを仰向けにして…あ、足を…っ
「ハセヲにいちゃんがおしえてくれたんだ。おんなのこはこうしたらよろこぶよって」
は…ハセヲ〜〜〜
あのむっつり!興味ないふりしてちゃっかり何教えとんのや!!
「ほら、あしひらいて」
そんな事いっとる場合やない…
このままやとうち、望に……!
「かんねんしなよぉ…朔ってばぁ…」
う…!
怖…、い、今のあんな目はじめてみた…っ
「みて、ぼくのおちんちん……」
ちっちゃいくせに
もう回復してちゃんとムケとる。つ…つまり…もう準備は万端…?
「いくよ朔…っ」
「や!!やめ!!」
もう…あかん…!
あ、は…は、はいって…くる…!!
「きつぅう…これ、はいるの?」
「うちにきくなや!わからんかったらやめい!」
「…やだ。やめない」
「ちょ、ちょ、タンマ!痛い!ほんま痛い!!」
あ、あかん…うち…泣きそうやぁあ…
「あ…はいったよ、やったぁ」
「うう…っ!」
歯ぁくいしばってなんとかたえとるけど
こんなんもたんわ!マジ…だめぇえ!!
「うごいちゃダメだよぉ」
「う?!」
そしたら望が両足をおさえつけやがった。
ハセヲやな…?あのアホがこんな事まで吹き込んだんやな?
「う〜…っ」
腰をぎこちなく動かすたびに
うちの中に激痛と、なんかようわからん感覚がまじったのが…
「あ…い、いく…いっちゃうよ…ぼくっ!」
「え?!…あ!!」
入れられてから一分もしとらんのに
いきなり望のチンポがうちの中でびくんびくん震えた。
つまり…その…
「…あぁ…きもちよかったよぉ…」
「…………」
「朔…」
「…なんや…」
望はにこっと笑った。
「今、あっ!!てしたときのかお、かわいかったよ…?」
「うっさい…!それよかはよ抜けや!痛いんやってゆうとるやろが!!」
コイツ…ころす…
「……」
「………」
無言のまま
浴槽に背中をあわせているうちと望。
「なぁ」
沈黙を先にやぶったのはうちやった
「なに?」
「……なんでもない」
「…?」
いおうと思ったけどやっぱやめた。
…あんたが、まだ射精できる年じゃなくてよかったなんて
正直、それは安心しとる
でも言うのはさすがに失礼やからやめとく
「望」
「え、なに?」
「……学校の女とは今のやるなよ、わかった?」
「……うん」
「そのかわり」
「…?」
「……うちが、寂しかったら相手したるからな」
望は
無邪気に笑った。
「うん、ありがと」
この日
望はうちにとって
ただの弟じゃなくなった−
終わりですm(__)m
スレ汚しスマソ
とりあえず要望があったようなのでハセ志乃を上げときました。
キャラクターブック発売前なのでリアルの設定が違う上に
無駄に長い(原稿用紙換算100枚超)ので注意してください。
ttp://ehoba.mydns.jp/phpuploader/img/pup902.zip おまけに関してはリアルが予想以上に忙しくなりそうなので保留します。
ハセ志乃は他にも書き手いるようなので、俺がわざわざ書く必要もないでしょう。
俺が書いても無駄に長くなるだけで面白くもないでしょうし。
さて、今夜の分いきます。
「……心配して、損した」
横を向いたまま、萌がふてくされて呟く。
そう言われても仕方がないのだが、リョウは照れ隠しに言葉を返す。
「誘ったのはお前の方だろ。元気になったんだよ、萌のおかげで」
「やだなぁ、エッチで元気になるなんて……」
「男なんてそんなもんだ。一応聞くけど、嫌じゃないよな?」
慣れた手つきでブラジャーを外しながら、萌をまっすぐ見つめる。
その体つきは布一枚になっても相変わらず起伏に乏しいものだったが、
初めて抱いたときに比べると丸みを帯びてきたような気がした。
「嫌って言っても続けるくせに……いいよ、ハセヲの好きにして」
半ば投げやりにそういって、萌はリョウの額にキスをした。
椅子から見上げるその顔はふくれたままだったが、泣いているよりはよほどいい。
妙に穏やかな気持ちでそう思いながら、腕を伸ばして首筋を撫でる。
「ぁぁん!そこ、弱いの……」
「知ってる」
そのまま背中の紐を結びなおし、エプロン越しに胸を揉む。
何度も味わった感触だったが、ごわごわした生地越しに触れるとまた違った味わいがあった。
「やだ、恥ずかしいよ、こんなの……」
きつく目を閉じながら、萌がいやいやするように首を振る。
「好きにしていいんじゃなかったのか?」
「も、もう!知らない!」
揚げ足を取って悪戯っぽく囁いてやると、萌は再び頬を膨らませた。
彼女はこういう仕草が一々可愛くて仕方がない。
「拗ねんなって……可愛い顔が台無しだぞ」
我慢できなくて、頬にキスをしてやる。
それだけで、目の前の少女は真っ赤になって黙り込んだ。
「それじゃ、そろそろいいか?」
「え?……うん」
一拍置いて言葉の意味を理解した萌が、俯くように首を縦に振る。
それを見てリョウは椅子に座ったままファスナーを降ろし、性器を露出させた。
そのまま萌の体を抱えあげ、腰を浮かせるようにする。
「あ、下着……」
「いいさ、そのままで」
「えっ……あ、やぁぁん!」
リョウは萌を抱えなおすと、エプロンの下で履いたままになっていた下着を撫でた。
そこは既に汗とは違う、粘つく液体で湿っている。
指で引っ掛けるようにそこを覆う薄布をずらすと、狭間から蜜を滴らせる肉の花が覗く。
リョウはそのまま抱えた体を下ろし、硬く勃ち上がった肉棒を萌の秘所へ侵入させていった。
「ぁぁあ、あぁっ、あっ、いい、よぉ、ハセヲぉ……」
挿入の快楽に、萌が体を震わせる。
その声を聞きながら、リョウも小さく呻いた。
下着がこすれる感触に思わず射精してしまいそうな程の快感が走り、歯を食いしばってそれをやり過ごす。
「はぁ、はぁ、はぁっ……ね、ハセヲ、動いて……」
秘唇にペニスを根元まで咥え込んだ萌が、ねだるようにリョウを見下ろす。
その瞳は欲情で潤み、先ほどまでの羞恥の影はない。
「ああ」
その淫らな視線に、ハセヲは短い言葉で頷いた。
肉襞が絡みつき、下着が擦れる二重の快感はこれまでにないほど強烈で、もはや声を出すのも辛かった。
「あっ、あぁっ、んんっ、んっ、んっはぁっ、ああっ、ああっ!」
パンティの上はエプロンだけと言う特異なシチュエーションに萌もかなりの興奮を覚えていたらしく、
腰を軽く突き上げてやるだけで甘い喘ぎを挙げる。
耳元に響くその声が、エプロン越しに感じる肌の感触と共にリョウの欲情を煽る。
「あっぁ、あっ、いいよぉ、きもちいい、はせ、を……あっぁっ、あぁぁん!」
萌が不意に一際高い声を上げ、リョウの背中に爪を立てる。
それと同時に、肉棒を包んでいた肉襞が強く収縮する。
男の精を搾り取るようなその刺激に、リョウは今度こそ堪える事が出来なかった。
文字通り子宮を突くように腰を押し出し、亀頭から精子を吐き出す。
「んぁぁ、おなかの中、あったかぁい……」
女の悦楽に震える萌の声をどこか遠い気分で聞きながら、リョウはその胸にもたれかかった。
まだ薄い胸板は呼吸を整える為に小さく上下し、不規則に伝わるその振動が妙に心地よい。
「……下着、汚れちゃった」
呼吸が収まった頃、萌がおもむろに口を開いた。
その口調には、少し恨みがましい響きがある。
確かに体液で汚れた下着を履いたまま、と言うのは気持ちが悪いだろう。
脱ごうにもそこはまだリョウのペニスが差し込まれたままでそれも出来ない。
「どうせ泊まってくつもりなんだろ?もうちょっと、我慢してくれ」
そういってリョウは、萌を抱く手に力を込めた。
このまま、もう一度。
しかし、萌はリョウの無言の要求に気づかず何故か目を丸くした。
「あたし……泊まってっていいの?」
「何言ってんだよ……何時もそうだろう?」
「え、そ、そうだけど……今日は何だかハセヲ、その……あたしと会うの、嫌そうだったから……」
萌の目元が、僅かに俯く。
確かに、今日は後ろめたさから萌によそよそしく接してしまっていた。
それは、彼女からすれば酷く悲しい事だろう。
不意に、自分が志乃と付き合ってい始めた頃の事が思い出される。
自分が志乃に本当に好かれているのか、不安で仕方がなかった。
萌もきっと、それと同じような感じなのだろう。
こんな形で志乃の事を思い出すと言うのは皮肉だったが……
「ごめんな、ちょっと色々あって。でも、それはお前とは関係ない。俺の個人的な問題だ」
少しだけ嘘を混ぜて、リョウは萌に語りかけた。彼女の気持ちが安らぐように、背中を撫でながら。
「だから、今日萌がきてくれて嬉しい。最近ずっと気持ちが荒んでたんだけど……それが楽になった」
「じゃあ、あたしはハセヲのそばにいて……いいの?」
「当たり前だろ」
リョウの答えに、萌が言葉を失った。
その様子を見上げながら、リョウは翳りを帯びた気持ちを抱いていた。
それを振り払うように、心の中で小さく呟く。
―――これでいいんだ、と。
そう。これが最善、これが自分の正しい在り方。
自分がどんなに志乃を想っても、それは現実に何の影響も及ぼさないのだ。
三爪痕など、所詮ただの都市伝説に過ぎない。
それに踊らされていた自分の、何と滑稽で無様なことか。
志乃がもし目覚めたら――それは嬉しいことだし、他の女と関係を持った自分をどう思うかは
それこそ志乃自身が決めるしかないことだ。
今は、目の前のことだけ考えていればいい。
「それじゃ、もうこのままもう一回――いいか?」
「あっ……もう、ハセヲのエッチ……いいよ、もう……でも、今度返してもらうからね」
湧き上がる情動に従って腰を軽く突き上げると、萌もまだ快感の余韻が残っているらしく体を小さく震わせた。
口では何か言っているが、単なる照れ隠しなのは明白だった。
「ああ、今度ハーゲンダッツ奢ってやるよ。それじゃ、動くぞ」
華奢な体を再び抱え込むと、リョウは腰の抽挿を再開した。
「はぁぁぁ!はせ、を、はせをぉ……すき、だいすき……」
腰を突き上げる度に、萌が甘い嬌声を上げる。
どこか遠い気分でそれを聞きながら、リョウは全てを忘れようと肉欲の中へ溺れていった。
.hack//Apocrypha EPISODE2:Halfboiled Devil B part is END.
と言うわけで、やや唐突ですが長きに渡った黒歴史もこれでおしまいです。
ギャルゲー風に言えばタビーノーマルエンドと言う感じですか。
なら、志乃ハッピーやタビートゥルーは?って言うかアトリルートは?
あるかもしれませんし、ないかもしれません。
何はともあれ、スレを跨いで読んで下さっていた方、途中から読んで下さった方、ありがとうございました。
それでは、縁があったらいずれ。
GJ!!!!
本当長い間お疲れさまでした!!
そしてまた会う時にはまた新しい物語を
期待しております
>パック氏
長い間お疲れさまでした!次回作も気が向かれましたら是非
>>540 望攻ktkr!グッジョブ
>>541 ハセ志乃すっごいよかったっす!
読んでるうちに感動して涙が…(´;ω;`)ブワッ
神達よ…超GJ!!
みんな好きだー!!1!
551 :
がらす玉:2006/11/08(水) 11:01:56 ID:ZFO4Vsf4
数日後。
「疾風双刃!」
「…夜叉車…」
「オルバクドーン!!」
今日も相変わらずこの三人でモンスターを狩っていた。エンデュランスは無事全快したようでいつも以上に活躍している。
その様子を恍惚の表情で見つめる朔。
特に変わった様子は見られない。朔の方も問題無いようだ。
「はぁ〜…エン様ホンマにカッコええわぁ…」
全体的にSPが心許なくなってきたので、一旦後衛に下がって気魂香を使おうとした。するとこの呟きである。
因みに、前回の反省をふまえ、今回は朔にレベルを合わせている。
552 :
GORRE:2006/11/08(水) 11:18:41 ID:jJQGWFsY
>>528の続き〜。
「え…」
「……本当に、何でもするんだな…?」
ハセヲの声に、朔は思わず後ずさった。
「たまには、ガキってのも悪くはないよな……」
どんどん近づいてくる亮に、朔は壁に追い詰められてしまった。亮は壁に手を突くと、言った。
「……お前、あれだろ? 誘ってんだろ? 俺の事……」
「ウチ、そんなつもりは…」
亮の迫力に、朔は恐怖を覚えた。こんな亮の目は見たことがなかった。無理もない、PKK時代のハセヲの目になっているのだ。
「そんなつもり…? お前、今、自分で言ってたよな。何でもするって……」
「い、言うたけど…」
朔は何だかわからないが、逆らう事が出来ない様なプレッシャーを感じた。亮に見つめられると、体が竦んでしまうと言った方がいいだろう。
「じゃあ、問題ねえな」
亮は朔の腕をつかむと、そのままベッドまで突き飛ばした。
「ったあ〜…何すんねん!」
「黙れ」
亮は朔の上に覆いかぶさった。
「ちょ、ハセヲ。退いてえなあ!」
朔は暴れて抵抗を試みた。が、小学生の女子と高校生の男子の力の差は歴然だ。亮は朔の両腕を押さえつけた。
「ちょ、放してえな、ハセヲ!」
「黙れって言ってんだろ……!」
「っ……!」
亮の声に、朔は何も言えなかった。
亮は朔の服に手をかけると、一気にスカートを脱がせた。
「やあああああああ! な、何しとんねん! ハセヲ!」
亮は朔の抗議を聞き入れず、下着に手をかけた。
「やあああああああああ!」
「……?」
望は物音で目を覚ました。
「あれ…おねえちゃん?」
部屋を見回し、望は朔がいない事に気づいた。隣を見ると、布団が捲れていた。
「? どこいったんだろう…」
望は朔を探しに部屋を出た。
「あ、そうだ。トイレに行っておこう」
朔同様、トイレの場所は亮から聞いていたので迷うことなく辿り着いた。その帰り、望は亮の部屋から物音がする事に気がついた。
「?」
望は何だろうと思い、亮の部屋を覗いて見る事にした。そこには、信じられないような光景が広がっていた。
とりあえずここまで〜。続きは夜にでも〜。
553 :
がらす玉:2006/11/08(水) 11:38:44 ID:ZFO4Vsf4
>>551続き
よってハセヲとエンデュランスにとっては楽に勝てる敵しか出てこない。
「サボってんじゃねぇよ、朔。これ終わったら次はボス戦だぜ」
「…そないなことわかっとるわ! 一々うっさい男やなぁ!」
声をかければ速攻で噛み付いてくる。
(大丈夫そうだな…)
いつもと変わらないその対応に安堵すると、
「ったく、可愛くねぇな! 調子悪かった時はあんなに可愛かったのによ」
悪態に冗談めいたニュアンスを混ぜて言い返す。
「なッ!? かわいい………?」
554 :
がらす玉:2006/11/08(水) 11:45:31 ID:ZFO4Vsf4
>>553続き
普段なら『うわッ、キショいわ!』等悪態が返ってくるのだが、今日に限って妙に反応が違う。
頬なんかうっすらと赤く染めて俯いている。
(…チッ…最近朔といるとすげー調子狂う…)
印象が徐々に変わってきているのだ。
朔は、いつも文句や悪態を言い合える同性の友達に近い存在だったのだが、今は朔の行動の端々に異性が顔を出し始めていて、微妙なやりづらさをハセヲは感じていた。
(あ〜…クソ)
心の中で一言吐き捨てると、
「エンデュランス、朔! ボス戦だ、気合い入れていけよ!」
気持ちを切り替えるように言った。
555 :
がらす玉:2006/11/08(水) 12:10:42 ID:ZFO4Vsf4
終わりだよ
数日ぶりだねぇ、じゃあ今日はこの辺で
また来るかもしれないけど
後かぶってごめんね
>>545 ハセタビGJ&ハセ志乃UPありがとうございます
・・・別ルート期待しちゃっていいですか?(´・ω・`)
>パックネ申様、お疲れさまでした!全部読んでました!次回作、期待します!
ハセ志乃どうやって見ればいいの?
パックさんオツカレです。
思えばパックさんが最初に書いたハセ志乃のお陰でここに通いつめてる俺がいるんだよ
だから、俺がわざわざ書く必要もないでしょう なんて・・・言わない
それをどうしたらいいか解らんのだorz
>>561 ググったら解凍ソフトとか出てくるよ
あとは勉強しろ
zipだぞ?ギャグでいってんのか?
頭にh入れるの忘れた
ちょっと逝ってくる
>>564 なんだ解凍できねぇのかと思ったよ
よく考えればそんな初心者が2ちゃんなんか見てないよな
マジで皆すまんかったorz
榊くんに優しく手ほどきしてあげる松じゃなかったアトリ希望
>>570 でも、担任の先生に童貞斬られてますからっ、残念!
…鬱妄想だ、ちょっと腹切ってくるわ。
573 :
GORRE:2006/11/09(木) 01:26:36 ID:SGePTAie
>>552のつづき〜。
黒ハセヲ発動中〜
「これだけ濡れれば、もう大丈夫だろ」
亮は朔の秘部から指を引き抜いた。
「ガキの癖に、こんないに濡れんだな、お前…」
「ちゃうもん、絶対ちゃうもん…」
朔はそんな事無いとでも言うかのように、首を振った。
「まあ、いいけどな…濡れてたほうがやりやすいんでな」
「へ?」
亮はギンギンに勃起した肉棒を朔の秘部に押し当てた。
「! ちょっ! 待ってえなぁハセヲ! ウチ初めてなんや!」
しかし、亮はそんな朔の言葉になんぞに耳を貸さず、そのまま肉棒を押し進めた。
「――っ! いた! 痛い! ちょ、痛いねんハセヲ!」
朔は激痛に襲われた。連結部分からは破瓜の証である血が滴っていた。
「きっつ…って、小学生だから仕方ねえか…」
朔の目には涙が浮かんでいた。恐らく破瓜の痛みによるものだろう。
「動くぞ」
「へ? ちょ、待ってぇ…今動かんといてぇ!」
亮は構わず腰を動かし始めた。
「んあ、ちょぉ待ってえ! まだ動かんといてぇ! 痛いんやあ!」
しかしそんな事、亮にはまったく持って関係ない。亮は構わず腰を動かし続けた。
「んあっ、んっ、ひあ…」
朔の顔は時々苦痛に歪んだが、口から漏れる声はそれをあまり感じさせなかった。
「んっ、くうっ…抜いてぇ…ひあ! んん!」
「抜いていいのか? お前、感じてんだろ? ぬるぬるだぜ」
「ふあ…ちゃう! 絶対ちゃう! んあ!」
朔は否定しようとした。が、そんなことを言ったところで、聞くような亮ではない。亮は腰を一度深く突き刺した。
「んあああ!」
ビクンと、朔の体が一度大きく仰け反った。
「やっ、はん、あっ…くう! ふあ」
朔の口から漏れているのは、もはや痛みを含んだ声ではなく、快楽を求める女のそれだった。
「生意気な口を利く割には、結構いい声で鳴くじゃないか、朔」
亮は少し腰の動きを早めた。
「くあああ! ちょ、そんな早くせんといてぇ! はんっ」
「お前みたいな生意気なガキは、一度きつくお灸を据えておかねえとな…」
亮は朔の膣内に出そうと決めた。
「そろそろ……イクぜ…」
「! ちょ、待ってぇ! 膣内は…膣内は駄目ええ!」
「いくぜ」
亮は腰の動きを早めると、深々と腰を打ちつけた。
「んあああああああああ!」
朔の願いもむなしく、亮は朔の膣内に大量の精を放出した。
「あっ…ふあ…そんな、膣内は駄目って言うたのに…ハセヲの馬鹿ぁ」
朔は荒い呼吸を何とか整えながら、亮に非難の目を向けた。
「ちっ、いちいちうるせえな。少し、黙れ」
亮はいったん肉棒を引き抜くと、朔の口にそれをねじ込んだ。
「んく!?」
「歯、立てんなよ」
そういうと、亮は腰を動かしはじめた。
よし、今日はここまで。
>>571 「榊さん………こうするんですよ。ホラ」
「アトリ!くっ!」
みたいな?
(アトリ+タビー+揺光)×ハセヲの地獄絵図をお願いします
神々様GJです。これからも、頑張ってください。
>>355 クレクレな「かずき」で本当に申し訳ありませんが、もう一度、8と9のログをzipでうpしてもらえないでしょうか。
rarはあまり使ってなくて、少し不安で……。
どうかお願いします。
>>576 『ククレな(えなり)かずき』と読んだ俺は、もう正月気分
578 :
がらす玉:2006/11/09(木) 19:27:57 ID:ozok8S7w
>>551.
>>553-554の続き
「せや…ハセヲにも伝えといたる」
タウンに戻り、エンデュランスと別れた後朔が思い出したように呟いた。
「ウチ近いうちに引っ越しすんねん」
「引っ越し?」
「親の都合。ようある理由やろ」
「ああ」
「しばらく『TheWorld』にはログインせぇへんからな」
一応言うといたるわ、と最後に付け足した朔。
エンデュランスにはもう抜かりなく通達してあるのだろう。
「落ち着いたらメールよこせよ、朔」
「しゃあないなぁ」
二言三言言葉を交わすと朔とも別れる。
579 :
がらす玉:2006/11/09(木) 19:35:02 ID:ozok8S7w
一応、オリジナルの設定がちょっと入ってくるからそれの通達をするね
朔と望は母親の都合で都心に引っ越すことになる。
朔と望は双子の姉妹。朔はそのまま、望は『ノゾミ』と言う読みに変わる。
ハセヲもとい、亮はマンション暮し。
お隣りに朔と望が引っ越してくる。
と、このくらいかな
保管庫欲しいな
>>580 同意
ドラム漢さんの保管庫消えちゃったからな・・・・
>がらす玉氏
乙乙!望がおにゃのこ設定か
パイオニアめ……
584 :
ハセヲ×志乃:2006/11/09(木) 23:04:09 ID:6NURWbHR
522の続きいきまーす
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「どうしたの?またわかんなくなった?」
ハァ。
もうかれこれ3時間この調子だよ。
そろそろ休憩したいんだけどな。
「・・・・・・・・・なあ。」
「なに?」
「そろそろ休憩しねぇ?」
志乃が時計を見ると
8:29
「・・・・・・・・・晩飯まだだし。」
「・・・・・・・・・・・・そだね。」
と、いうわけで
「さあ!!ハセヲこの中から一枚選んで!!」
「・・・・・・・・・これだっ!!」
晩飯をくじできめることにした。
選択肢
1俺が作る
2志乃が作る
3外食する
俺が選んだのは
2番
「あーあ。私が作るのか。」
「よっしゃ!!」
これで俺はしばらくのんびりできる。
にしても志乃の手料理か。
・・・・・・・少し楽しみ。
「あ、そういえばメールチェックしてねえ。」
ってなかんじでパソコンをつける。
アイコンの中からmail stationを選ぶ。
「特に重要メールは来てないな・・・・。」
そして目に浮かぶのが
the worldのアイコン
・・・・・・・・・久しぶりに言ってみるか。
俺はM2Dをかぶってログインした。
585 :
GORRE:2006/11/10(金) 01:19:39 ID:UPBsTMCh
>>573の続き。
(ハセヲにいちゃん…なにを?)
ドアの隙間から部屋の中で行われている行為を見た望は、一体何が起こっているのか、それを理解するのに戸惑った。自分の目の前で、自分の知らないハセヲが朔に酷い事をしている。望はその事が信じられなかった。
(なんで、ハセヲにいちゃんがおねえちゃんにあんなことを…)
訳がわからない。ハセヲに懐いている望にとっては、亮、つまりハセヲがそんな事をするとは思えない。これは何かの間違いだ。そう思いたかった。だが、今、自分の目の前で繰り広げられている状況を見れば、そんな考えなど間違いであったと思えてしまう。
(ちがう、ハセヲにいちゃんはあんなことをするようなひとじゃない!)
望は自分の考えを打ち消すかのように、首をふった。
(ハセヲにいちゃん…)
望はハセヲを完全に信じきっていた。
「くっ…!」
「んぐ、ふああああ!」
亮は絶頂に達すると同時に、朔の口から肉棒を引き抜いた。その瞬間、朔の顔に勢いよく精が振りかかった。
ガタッ!
亮は廊下での物音に気づいた。
(いけない!)
思わず立ててしまった音に、望はしまったと思った。どうしようかと思っていたその時である。部屋のドアが開いた。
望は恐る恐る見上げてみた。そこには、亮が立っていた。
「ハセヲにいちゃん?」
亮は何も言わずに望の腕をつかむと、そのまま部屋に望を部屋に無理やり引き込んだ。
「望!」
驚いたような智香の声が聞こえた。
「揺光姉ちゃん」
望はそのとき初めて、智香の存在に気づいた。
「おい望、そこで見てろよ。お前の姉貴が犯されるのを」
それだけ言うと、亮はベッドに戻った。
「朔、望に見てもらおうぜ。お前が俺に犯される姿をよ」
亮は望に見えるようにベッドに腰掛けると、朔を持ち上げた。
「ちょ、いやや! 放してぇ!」
亮は耳を貸さず、朔の足を望に見えるように広げた。
「―――っ!」
自らの秘部を晒され、朔は羞恥の心でいっぱいだった。
「ほら、望、よく見えるだろ?」
「ちょお! ハセヲの馬鹿ぁ! 何しとんねんワレ!」
「何だよ、まだ元気じゃねえか。じゃあ、ちょっと黙らせるか」
亮は朔の秘部に肉棒を押し込んだ。
「いややあ! 望もおんねんで! 何考えとるんや〜〜〜!」
「だから、見てもらうんだよ。お前の犯される姿をな」
「なっ!」
亮はとりあえず朔に分からせる為に、その腰を動かし始めた。
「んはっ、くう、ひあん!」
「おねえちゃん…」
「望ぉ、いややあ、見んといてぇ…ふあ」
「望、よく見とけよ。これが犯されているお前の姉貴の姿だ」
亮は少し腰を強く動かした。
「はっ、ふあ、んっ、あふ…んあ!」
何だかわからないが、望の心の中に、何かへんな気持ちが生まれた。それは犯されている朔の姿を見ると、徐々に大きくなっていった。
「ひう、んはっ、はっ、くう、はく、んん」
朔の口からは快楽を求める女の声が漏れ、唾液は舌の先から垂れ流しになっていた。
「望、お前も朔にして貰えよ」
亮は望を手招きした。望はベッドのもとにやってきた。亮は後ろに下がり、望にスペースを空けてやった。
586 :
GORRE:2006/11/10(金) 01:23:38 ID:UPBsTMCh
とりあえず、ここまでで。以下、次回。
まあ、ハセヲ×朔望ですから…ね。智香もいるし。
588 :
がらす玉:2006/11/10(金) 19:07:03 ID:VBwbaslL
ちょっと聞きたいんだけどさ、朔と望で3Pとか需要あるかな?
望は前述したとおり女の子だよ
是非頼む
590 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 21:49:49 ID:fbpWeveo
是非、是非頼みます!
591 :
がらす玉:2006/11/10(金) 23:15:35 ID:VBwbaslL
わかったよ
需要があるみたいだからそれにするね
稚拙な文章構成だけは勘弁してもらわなきゃならないけど
592 :
GORRE:2006/11/11(土) 01:12:17 ID:M/ZuVMzc
>>585の続き。
「朔、望にもしてやれよ」
亮は朔を四つん這いにした。朔は亮に言われるがままに、望のズボンに手をかけ、チャックを下ろした。
「! お、おねえちゃん!?」
いきなりチャックを下ろされ、望は何事かと思った。
「ほお、立派に勃起してんじゃねえか。その年にしてはまあまあだな」
亮の言ったとおり、亮の物とは差があるものの、勃起した男根がそこにはあった。
「朔、咥えてやれよ。やり方、知ってんだろ」
「え?」
望が呆気に取られている間に、朔は亮に言われたとおり、望の肉棒を咥え込んだ。
「お、おねえちゃん!?」
「ん、んぷ、んん」
望は訳が分からず頭が混乱した。朔がいま自分に何をしてるのか、理解できなかった。
「んじゃ、こっちも続きをするか」
亮は再び腰を動かし始めた。
「んん――っ、んん! んぷ、んく、んむ!」
亮が腰を動かすたび、朔はガクガクと震える体を何とか支えながら、望の肉棒を咥えていた。
「どうだ? 望。気持ちいいだろ?」
亮の問いは望には聞こえていないようだった。望は押し寄せてくる快楽に、息が荒くなっていた。
「んっ、んう、うぷ、んん!」
「お、おねえちゃん…ボク、なんか…変だよぉ…」
望は何だか訳がわからないが、押し寄せてくる快感に耐えようとしていた。その様子を見た亮は、そろそろ望が絶頂に近づいている事を確信した。
「望が苦しそうだから、楽にしてやろうぜ、朔…」
亮はそういうと、腰を動かすのを早くした。
「ん――っ、んん! んむ――っ、んく、んぷ、んう!」
「はあ…はあ…おねえちゃん…」
もはや朔も絶頂が近かった。その証拠に、先ほどから朔は小さい痙攣を繰り返している。
「そろそろ、出すぜ。朔」
亮は朔に深く腰を打ちつけ、精を朔の膣内に放出した。
「お、おねえちゃん。ボク…あああああ!」
「んん! んん――――――――っ!」
亮とほぼ同時に、望は朔の口の中に精を放った。
「あふ…はあぁぁぁ…」
望は朔の口から、肉棒を抜き取った。初めての射精を体験した望は、しばらくその余韻に浸っていた。
「はあ…あふ…はあ…」
度重なる絶頂で、朔の体は痙攣が止まらなかった。それを見た亮は朔をしばらく休ませる事にした。
「朔はしばらく駄目だな…となると次は…」
亮は次の標的をどちらにしようか、望と智香を交互に見比べた。そして、決めた。
それは―――…
と、あえてここで終わらせてみたりする。
皆ならどっちにするんだろう…
ここは望にお手本を見せてあげてだな…
その後3Pということか・・・
取りあえず智香もいぢってほしい!
596 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 02:12:03 ID:hgqK0iSc
榊×アトリマダー?
ごめ…あげてもたorz
>>592 GJ!イヤー鬼畜ですねー。
けどなぜに望と智香で迷うw
男なら迷っちゃ駄目だろ。
……もちろん望で。もしくは3P。
>>592 この方の文章を見てて常々思う事は
エン様は?
ってことなんだが、それはもう既に流れ去った話題ですかそうですか
>>599 いやあくまでエロパロなんだからそこまで公式の設定に拘られても
嫌なら読むな・NG登録しろが暗黙の了解だろ
各作者さんの設定をいちいち論議して流れ止めろと?
601 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 04:15:32 ID:AFxyf6id
Vol3でハセヲに対する心境の変化(デレ)があったと俺は脳内補完してるから無問題
>>600 何故そんなに喧嘩腰なのかと小(ry
別に設定無視が駄目とはいってないだろ、ハセヲ×朔望はvol.3で期待してるくらい好きだし
603 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 05:01:19 ID:V6F5RCtm
智香に初穂を刈らせるとか…。
倉本さんは淫乱なのがデフォなのですか(><;)
>>602 お前さんは少し前設定関係の話で荒れかけたのを見てなかったのかい
またああなんないように火種になりそうな発言は止めておきなよ
同じ奴に突っ掛かるなんて…おまえ417だろ
連レススマソ
ここの住人は本当に21歳以上ですか。
煽りも煽りに反応もするんじゃありません。
朔望ハァハァな俺はロリコン
榊*アトリ需要あったんかい?
スマン…ないもんだと思って通り過ぎてたよ。
じゃあ投下する。うん。
注意
榊はリアルとPCがAIDAで繋がっている(AIDA鯖の時の状態みたいな)
んで、ものすごく頭がいいのはご承知の通り。でも10歳としてそこら辺の経験はどうよ?
ということだが知識は豊富。テクニシャン。というか担任に!でもいいや。
あんまりパロってはいない気がする。
そんなところかな?気づいたところは脳内で補足してくれ…orz
それではいく。
― 私はいつでもひとりだった。頑張っても、だめだった。
「怖いだろう?独りは。人は他人の温もりを求めるもの。真に独りで生きていける者などいないものなぁ?」
― 私には誰もいなかった。ただ、ただ、追っていた人は…受け入れてくれた、人は…。
「いいんだよ、アトリ。私はお前のすべてを赦してあげる。」
― 榊さん、だけだった…。
「榊さん…私…」
心が、張り裂けてしまいそうだった。体が、震えている。声が途切れてしまう。
「アトリ…私が怖いか?」
あくまで、榊の声は優しかった。小さな子供を優しく撫でるような、そんな声で。
「…わたし、を…独りにしないで、ください…ひとりは、いやです…」
ぼろぼろと、大粒の涙が零れる。心も、身体も泣いて、居場所を求めるように、縋る。震えるアトリの体を、榊は抱きとめ、支える。背を撫でながら、アトリを酔わせる言葉をかける。
「…大丈夫だ。私だけはお前のそばに居よう。アトリ…。」
「…さかき…さん…榊さん…!」
アトリは、その広い胸に、目の前に広がるただひとつの温もりに縋りついた。しっかりと求めるように摑んで。榊もまた、そんなアトリを抱きしめてやった。アトリからは、榊の表情は見えなかった。
「アトリ、何も怖くない。顔を上げてみなさい?」
榊はそっと腕を離すが、アトリは顔を上げない。肩に触れ、『いつものように』頭を撫でる動作で、安心させる。アトリは、親が子を褒めるときのように榊に頭を撫でられるのが好きだった。安心して顔を上げたアトリの顔を覘くと、その頬を伝う涙を掬った。
「AIDAを恐れるな。あれは、お前の敵じゃない。私と同じ、お前の味方だ。」
「…はい、榊さん…。」
少し不安げな表情を浮かべるが、その身を榊へと委ねる。
「…いい子だ、アトリ。そのまま 楽にしていい…」
アトリが目を瞑ると、榊は深く唇を重ねた。
「!…っふ…、…んんぅ…」
アトリは思いもよらない接吻けに目を見開いたが、榊の舌に翻弄され、顔を赤らめることしか出来なかった。
「…ん!…んくっ……ぅんっ!」
重なり合った唇は何度も角度を変え、溢れる唾液を懸命に飲み込もうとするが追いつかず、端から伝い垂れる。
「……っはぁ、あ…!榊、さん…!」
長い接吻けが終わって二人の唇を繋ぐ様に零れたものは、唾液の銀糸ではなく、黒い斑点だった。
「っあ!あああぁっ…!!」
アトリの体が反れる。身体の中では榊が接吻けによって注いだAIDAが暴れているのだろう。
「…ふ、どうした、アトリ…?」
「榊さ…わたしっ!…からだ…へん…っああ!!」
榊がアトリの肩に手を置くと、びくん、と大きな反応が返ってくる。
「わたし…また、『The world』にいる…。『アトリ』になってる…!」
どうやら、AIDAを注がれたせいでリアルとPCがリンクしてしまったらしい。
それだけ、リアルに経験の無い榊のような男性に触れられるという行為は、アトリの身体を敏感にした。
「榊さん…私、なんだか、身体…熱い…」
「『力』を分け与えたようなものだからな、興奮しているのだろう?」
「ちが…それだけじゃ、なくて…」
「…違う?なんだ、アトリ。はっきり言わないと…解らないな?」
「榊さんが…わたし…」
「アトリ、私に…『どうして』欲しい…?」
焦らすようにアトリに言う。もうアトリの身体は熱を帯びて、疼く身体を抑えている。そして、鳴くような声でねだった。
「もっと、キス…して下さい…!」
榊が笑み、いいだろう、と返事をする前にアトリは榊の襟元を抱き寄せ、自分から接吻けた。ぎこちなく舌を動かすアトリを宥め、先導するように、咥内を弄ぶ榊。
くちゅ、ちゅ…と唾液が絡んでは跳ね、吸い寄せる水音が響く。ひたすらに榊を求め、アトリは身体さえも悩ましげに摺り寄せる。
「…っふ…、ぁっ…。はぁ、…」
くぐもる声が重なり合う唇から漏れ、離れる。アトリの唇からは乱れた吐息が途切れない。榊はそのまま、唇を柔らかな頬や首筋へとなぞらせる。
「ひぁあんっ!」
ぞく、と身体が震うと同時にいっそう高い嬌声を上げた。
「どうした、アトリ。私が顔を撫でるのはそう珍しくもない事だろう?」
「だ、だって…息が…かかって、…!んやぁ!!」
「ああ…そうか、唇だから…。『感じている』んだろう?アトリ…」
「やめ…!ふあぁんっ…!」
ふぅ…、と露わな首筋を吹くとその度にぞく、と反応を示す。空いていた手をその身体に這わせ、薄い布の上からアトリの身体を確かめる。
細く締まった腰の括れから腹部をなぞり、上へとのぼる。綺麗な形をした胸を避けながら愛撫し、その動きにつれて身体は反り返ってゆく。
「アトリ…解るか?お前の身体が、今…どんなことになっているか」
「榊さん…わ、私―…っ」
「お前は、先程からずっとその身体で…その総てで私を誘っているんだろう?」
「…やっ、そんな…!榊さん…」
「否定、できるのか?そんなに息を乱れさせて…。『キスしてくれ』などという言葉は幻聴じゃないだろう?
まぁ、そんな言葉より身体のほうが正直に誘っているなぁ…アトリ?」
言葉の通りを示すように、布越しにもはっきりと見てとれる程硬く勃ち上がった頂を抓んだ。
「っああぁん!!!」
悲鳴にも似た悦びの声を上げ、アトリは榊へと倒れこんだ。榊は自分の身体に摑まるようアトリに促し、右手で背を支え、左手で突起を弄る。
「…ぁ、あん…や、ぁ!」
「ふ、何が厭なんだ、アトリ?こんなに悦んでいるくせになぁ…?」
「あん!はっ、やぁ…だって、こんな…ぁ、はぅ…!」
「言えないのか…?」
「榊さん…の、いじわる…!ぅんっ!」
何を言っている、この瓢箪娘は。優しいからこんなにしてやっているのに、少し焦らした位で意地悪。
低脳にも程がある…と、いつもなら思っていた所だが、このような行為のとき、女は思っていることと反対の事を言う、と解っていたので行為を続けた。
「はっきり、…『何処』を苛めて欲しいんだ…?」
「っ榊さ…!もぉ、…はんぅ…!」
突起をぴん、と弾くと身体を撥ね上げて悦ぶ。
布の上からの間接的な愛撫、それに焦らされつつ感じて、秘部が疼くのを抑えられない。辱めの言葉にも感じてしまう。
「あぅ、…はぁっ…!」
「言えないのか…?アトリは悪い子だな…」
「…榊、さ…」
アトリは、ついに快感に飲まれた。
「…わたしの、おっぱい…苛めて下さい…!榊さんの手で、指で…、触って…ほしいんです…。」
瞳に涙を溜めながら、恥ずかしい哀願の言葉を口にした。榊はアトリの身体を壁に凭れさせ、優しく笑んだ。
「…あぁ、いい子だ。」
…と、ここまで。続きが描き終わったらまた。
語彙力が無いのはあやまるしかない。うん。
さよーならーぁぁぁ
アトリキタコレ
GJ!!!
618 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 17:20:44 ID:22BqzfU2
のりにのってageちまえ!
619 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 17:24:23 ID:CrbY5t81
>>618 いやいや、どんなのりだよ
(^。^;)
620 :
sage:2006/11/11(土) 17:26:14 ID:CrbY5t81
スマン、俺もageちまった
ねんがんの さかきとあとり を みることが できたぞ!
GJ!
アトリは俺だけのモノだ!
誰にも渡さねぇ!!
手ぇ出したら[未帰還者]にするぞ!!!
(ハセヲ:談)
榊×アトリキタwwwwwwwwwww
お願いしてみるもんだぜ
ちょwwwwww
榊アトktkrwwwww
最高
625 :
ハセヲ×志乃:2006/11/11(土) 19:32:03 ID:zb+ILV2T
このままでいいのか!!アトリィィィィィィ!!
相手は小学生だぞォォォォォォォォォ!!
榊小学生かよwww
それって一応犯罪じゃね?
それでいいのか!!アトリィィィィィィ!!
なんか、むしょうに謝りたくなりました。
ごめんなさい
>>627 リアルは小学生だってばwww
by『サルバトール愛原のOn line jack!』
630 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 22:39:14 ID:lqDWAwg2
>>15の前スレにあったという亮×千草の前編が見たいんだが、だれかupしてくれないだろうか?
誰かうpしてくれってやつ多いねー
他力本願なお子様が増えてきたな
633 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 23:48:57 ID:NdFATTIt
>622
本末転倒だな
634 :
名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 23:55:44 ID:lqDWAwg2
>>631 見方がよく分からなかったから・・・・不快感を与えたのならスマンOTL
おまいら乙
亮×智香投下
「して、って言われてもな」
「だから、亮のやりたいように……やればいいから。あ、あんまり乱暴なのはダメだけどさ……」
乱暴って……レイプ魔か俺は。
どうする? とりあえず俺も上半身剥かれてるし、智香も剥くか?
でもあんま最初からやりすぎると印象悪くするかもだしな……。
じっくり行くか。
「んじゃ……胸から」
「……亮、お台場でも見てたよね?」
「オトコノコ、胸大好き。これ世界のジョーシキ。覚えとけ」
何か文句が言いたそうな智香をスルーして、俺は智香の寝間着のボタンに手をかける。
最初から上2つが外れてたから胸の谷間は見えてたんだが、全部外すとコレがすげぇエロいの。
そりゃ巨乳を売りにしてるグラビアアイドルとかにゃ負けるだろうけど……とにかくエロい。
てか、こいつ下着は?
風呂上り、胸のポッチリが鮮明に見えてたのは気のせいじゃなかったってことか。
「……」
「……」
「……」
「な、何か喋ってよ」
いや、喋れと言われても。
「カールの言った通り、おっきいな……結構。着痩せするタイプか?」
「体育の着替えの時に……友達からも言われる」
「アレか? カールの奴も触ったりしてんのか?」
「た、たまに『何だコレは、けしからん。あたしに少しよこせ』って……」
……セクハラ親父みたいなことやってんだな、カールの奴は。
「触っても……いいんだよな」
「う、うん」
どう触ればいいものか。
いきなり鷲掴みにするのって、何かがっつくみたいでアレだ。
やべ、俺も触るの初めてだからどーすりゃいいか分かんねぇ。
あんま力入れすぎると智香が痛がるかもしれねぇし……そっと触りゃいいのか?
「あ……ぅ……!」
「(軟いんだな)」
布団の上に座るのは正直、あんま薦められねぇ。
俺と智香、2人ぶんの体重がかかるからだ。ぺしゃんこにならねぇことを祈ろう。
つか、もうそれどころじゃない。智香の胸触るので頭いっぱい手いっぱいなワケだが。
「やっぱ何か感じるのか?」
「くすぐったくて……すごい、ゾクゾクする……」
「じゃあ、吸ったらどーなるんだろうな」
「吸ったらって……亮、す、吸いたいの?」
「……すげー吸いたい」
触るだけじゃ芸がねぇし……。
やっぱ吸いたくなるのが本能だろう。
子供が出来た時の予行演習みたいなもんだろ、割り切ってほしいもんだ。
「こんなに硬くなってんじゃん」
「だって、それは亮がいっぱい触るから……」
「触られるだけじゃ、智香だってつまんないだろ?」
「し、知らない!」
部屋が明かるけりゃ、顔真っ赤にした智香が見れたかもしれない。
もうどっちの胸も俺が触りまくったせいで、先端がツンと立ってるのが分かるくらいに硬くなってる。
本人が肯定とも否定とも取れる対応してるんで、とりあえず肯定ととって作業開始。
先端を口の中に入れて歯で少し甘噛みしてやると、智香の身体がブルッと震えるのが分かった。
「やっ……りょ……ぅ……!」
味は……何だろ。
妊娠してりゃ母乳が出るんだろうが、智香は当然妊娠なんかしてないから出ない。
それでも何となく、俺の舌が何かの味を感じ取ってる。分かんねぇけど……。
吸いながら舌で突付くと、それだけで智香の身体が強張るのが面白い。
俺は智香の胸に顔を埋めてて、智香は俺の背中に手ェ回してる。
だから俺がちょっと舌で遊ぶと、俺の肩に置かれた智香の手が震えて俺にも伝わってくんのな
「もうぅ……すっごい、恥ずかしぃ……」
俺がわざとらしく音を立てて吸うのが智香は気になるらしい。
少し上を向いてみると、智香の目尻に涙が溜まってるのが見えた。
恥ずかしいから泣きたいのか? 何か、心の中で色んな葛藤してそうだな。
「智香」
「な、なに……んっ……!?」
油断したのか、智香はすぐに引っ掛かる。
胸から一旦口を離して、反応した智香の唇に不意打ちでキス。
両手で身体押さえて、そのまま口の中に唾液全部を流し込んでやった。
嫌がられるか? とも思ったんだが、意外と智香は抵抗せずに受け入れてくれたっぽい。
「自分の胸の味、したか?」
「……うん」
「嫌じゃなかった?」
「……アタシね、変」
「変? 何が変なんだ?」
「もっと、亮に……エッチなコト、して欲しいって……思ってる……」
もっと……ねぇ。
「こ、こっちに来るまではね、キスで十分だったんだ……。
でも実際会っちゃうと、やっぱ押さえらんないって……どうにかなりそう!」
「……」
「アタシってエッチな子、なのかな……」
「性欲が無い奴なんていないだろ? お前の周りの友達とかどーよ」
「そりゃ……彼氏とヤってる子、いっぱいいるけど……」
「だろ? カマトトぶっても、そんなもんだ」
こういう時はビシッと現実を分からせた方がいい。
何も智香だけってワケじゃなし。今時の高校生とか皆そんなもんじゃねーのか?
「智香の場合、揺光の時のロールが尾を引いてるのかもしれねーし」
「そ、そうかな……?」
「現実で揺光でいる必要はないだろ? 俺の前では……智香でいて欲しい、つぅか……」
「……エッチなアタシでもいい?」
「むしろ大歓迎なんだが」
これ何てエロゲ?って自分で突っ込みたい気分だ。
まさか俺も泊めることはあっても、会って初日から
いきなりこんなことになるとか思ってなかったし……嬉しい誤算ってやつか?
こんなことってあんだな、マジで……。
「じゃあさ……もっとエッチなこと、しようよ」
「えーっと、それはつまり、だ……」
さっきから智香がちらちらと俺の下半身を凝視してるんで、言わなくても分かる。
俺が智香の胸を吸ってる時だって、智香の腹の辺りに俺のが当たってただろう。
だってよ、生理現象だし。こんなシチュで立たない方がおかしいだろ。
ダチにAV見せられた時だってこんなにならなかったぞ、俺だってビックリだっての。
「お、お腹にね、当たってた時から……すごい熱かったから……」
「……」
「亮もアタシみたく、なってるんだって思うとね……嬉しいんだ」
「……好意的に考えてくれたことには感謝しておく」
悪ぃ、俺なんか勘違いしてたわ。
北海道って閉鎖的なとこっぽいから、娯楽はギャンブルかセックスくらいしかねーんじゃないの?
みたいなコト考えてたワケだ、智香が来るまで。でも考えを改めなきゃダメだな。
つーか智香みたいなのは今時珍しいんじゃないだろうか。
「亮も、アタシにエッチなこと……したい?」
「……したい」
「アタシも……されたい、って考えてた」
「……相思相愛?」
「うん。そーしそーあい、だね」
やっと智香が笑った。
ずっと恥ずかしがってたり、胸吸われてたりして全然笑わなかっただけに今の笑顔は貴重だ。
普段は済ましてる女が本心から笑うと可愛い、ってよく言うだろ。あれマジだな、信じてなかったのに。
てかこれって智香がエロいんじゃなくて、俺がエロいんじゃなかろうか。
自分じゃ気づかないことを誰かに指摘されることって結構あるしな……。
「コンドームとか……持ってる?」
「……持ってねぇ」
「し、仕方ないなぁ。今日は、特別に……生でいいよ」
「いいのか?」
「じゅ、潤香に……ピル、貰ってるから」
避妊薬? あの女……何処まで手が込んでんだ?
てかソレって、俺と智香がヤるってコトを見越してたからだろ?
何か、カールに良い様にされてる気がしなくもねぇぞ……。
「えと、ね。挿れる前にしてみたいコト、あるんだけど……」
「?」
「亮のコレ……舐めてもいい?」
「……どれを?」
「挿れる前に1回抜いておけば、ハセヲもきっと気持ち良い、って潤香が……」
「(……つくづく恐ろしい女だな)」
********************
「オトコノコのって……こんなになるんだ……」
「部屋が暗くて良かったな……明るきゃ、グロくて目ェ背けたくなってるぞ」
「さ、先から何か出てる……これが我慢汁、ってやつ……?」
「……せめてカウパーって言ってくれ」
布団に寝転んだ智香が、珍しそうにしながら俺のを触ってる。
俺としちゃそれよりも布団に押しつぶされた智香の胸に目が行ってたんだが、
智香はそんなことお構いなしに俺のを色んな角度で観察してみたいらしい。
時々、血管の部分に触れてみたり、亀頭から出てるカウパーを指で摺り合せたり……そんなに面白いか?
「何でこんなにおっきくなるの?」
「知らねぇけど……海綿体が充血して膨らむとか、何とか」
「ふぅん」
やばい、また硬くなりそうな気がする。
智香の奴、すげぇ興味深そうに見てるし……。
「ん……じゃ、は、始めるね?」
「わ、分かった……」
舐めるってのはアレだ、つまりフェラだ。
勿論、俺はされたことなんかない。智香もこれが初めてだって言ってる。
大丈夫か? 口内炎とかになったりしねぇのかな……やったことないからどうにも分かんねぇぞ……。
「はむ……んっ……」
「(くっ……!)」
俺が見てられなくなった。
智香が俺の咥えて、舌で舐めてるとかエロすぎ。
たまに舌使いが上手いだの下手だの言う奴いるけど、そーいうのって関係なくね?
ある意味で俺にとっちゃ一番重要で敏感な場所だけに、舐められただけで頭おかしくなりそうだって。
「んっ……ん……ね……舐めてる間……撫でて」
「あ、頭か?」
「うん…………んっ……」
言われるままに智香の頭を撫でてやる。
風呂上りからまだ時間が経ってないせいか、髪は柔らかかった。
智香は俺が頭を撫でてやってる間も、盛んに俺のを舐め続けてる……が。
そのうち、俺がどうすれば悦ぶのか骨が掴めてきたらしく、舌の動きとか手の動きが変わってきたっぽい。
早く射精させたいのか段々動きが緩やかな感じから、急な動きに変わって……うわ。
「こうやって、上下に擦れば……射精、するんだよね……?」
「そうだけど……」
「亮、すっごい気持ち良さそうな顔してる……やっぱ射精の時って、気持ちいいんだ?」
「そ、だな……」
……あんま余裕なくなってきた。
智香が舐めまくったせいで、唾液だか俺のカウパーだか区別が付きやしねぇ。
出すなら何処だ? 布団を汚すと後が面倒だ、かと言ってティッシュに出すのも興が削げる。
……智香にぶっかけるか? マテマテ、そりゃダメだろ。エロゲとかならアリだろうけど、これ現実だし。
じゃあどうする? 飲んでもらうか? 初フェラで飲ますのって、何か気がすげぇ罪悪感あるんだけど……。
「智香、あ、あのな……」
「んむ……なぁに?」
「そろそろ……だな……」
「出したいの?」
こうやって問答してる間も智香は俺のを擦るのを止めない。
おかげでギンギンに漲って、今にも暴発しそうなくらいだっての。
自分の手で触るのと、他人の手に触られるのってこんなに違うんだな、なんて今更ながら思い知った。
何より、智香の動作が何から何までエロいのが問題だ。
「アタシに、かけたい……?」
「っ……かけたい」
「……どーせなら、さ。飲んであげよっか?」
マジで? いいの?
「潤香がね、『精液は滋養強壮に良い』って……亮のなら、飲んでもいいかな、って……」
「(なに嘘っぱち教えてんだ、あの女は……!)」
でも今夜だけは感謝したい気分だぜ……。
「亮、いっぱい我慢したもんね……気持ちよくなりたい?」
「あ、あぁ……!」
智香は嬉しそうに笑いながら、また俺のを口の中に入れる。
その前に見せた笑顔がゾッとするくらいに可愛くて、思わず背筋に寒気が来た。
つーか、さっきまで喘いでたのは智香なのに、今は俺が喘がされてるってどうよ。
……この際、どーでもいいか。
「く……あ……ぁ……ッ!」
「んっ……!? ん……あむ……んぅ……!」
普段なら射精する時に声なんて出さねぇ。けど、今のは思わず声が出るくらいに気持ちよかった。
俺のが脈打つ度に智香がゴクゴク喉鳴らしてる姿が、滅茶苦茶にエロい。
普通なら苦くて吐き出すか、喉に勢いよく当たったせいで咽るってのに……よく飲めるな、智香。
初めてのフェラにしちゃ上出来だって、絶対。
「はぁ……はっ……ち、智香?」
「ん……ん……ふはぁ……ケホッ、ケホッ……亮、出しすぎ……」
やっと智香が顔を上げる。やっぱり飲み込むのに躊躇したのか、全部飲むのに時間がかかったぽい。
飲み切れなかった精液が唇の端から漏れて、それを手の甲で拭って、もう一度舐めるその仕草。
それ見ると、精液ってどんな味なんだ?とか聞く気にもなれねぇ。
しかもその仕草がエロくて、今出したばっかなのにまた硬くなりそうな気がした。
「ケホッ……まだちょっと、まだ喉の辺り……ネバネバしてる……」
「……飲みたくなかったら、他のとこに出しても良かったんだぞ」
「アタシの身体に……ぶっかけてみたかった、とか?」
「それも一応は考えた」
「……亮の節操なし」
節操なしと来たか。身体にぶっかけたら、拭くの面倒だもんな。
そのままシャワー浴びるって手もあるだろうけど。
「でも、亮がイク時の顔見れたから……許したげる」
「……そりゃどーも」
震えるぞハート? 燃え尽きるほどヒート? 何のことです?
おやすみおまいら
リアルタイム投下ktkr
最高すぎるぜwwGJ!!!!!!!!11
643 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:17:50 ID:fZyH+r4S
ピルはする前に飲まないと
>>641 GJ
待ってました!(*´Д`)ハァハァ
645 :
GORRE:2006/11/12(日) 00:53:14 ID:1O6BcvZG
>>592のつづき〜
「望、次はお前だ」
「え…」
亮は望の腕をつかむと、そのままベッドに引き倒した。
「わあ!」
「ちょ、亮!」
智香はあわてて止めようとしたが、亮に流されてしまった。
「お前は後で相手してやる、智香。それまで、そこで一人でやってるこったな」
亮は望の体を押さえつけながら言った。
「ちょ、ハセヲにいちゃん! 放してよぉ!」
望は亮に押さえつけられながらも、ばたばたと抵抗を試みたが、呆気なく押さえ付けられてしまった。
「暴れんなよ、望。お前も朔みたいに、ちゃんと相手してやるから」
「あいてって、ボク、男の子だよぉ!」
亮が何を言っているのか、この惨状を見ればあまり知識の無い望でも理解できる。望は必死に抵抗を試みていた。
「だから何だってんだ。男同士でもやれない事はねえんだよ」
「ハセヲにいちゃん、なんかヘンだよぉ…!」
「俺は変なんかじゃないぞ。普通だよ」
「ぜんぜんふつうじゃないよ! ボクのしってるハセヲにいちゃんは、こんなことをしないやさしいひとだよ!」
「それはお前が勝手に、お前の中で作り上げた偶像だ」
そう言いながら、亮はあっという間に望のズボンを剥ぎ取っていた。
「わああああああ!」
「さて、望。始めるとするか」
「はじめるって…」
亮はベッドに腰を下ろすと、望の体を軽々と持ち上げ、ひざの上に乗せた。
「ヤダ、やめてハセヲにいちゃん!」
「お前は大人しくしてればいい」
そう言いながら、亮は望の両足を開いた。
「やだあ! やめてってばあ!」
「大丈夫だ。最初は苦しいかも知れねえが、慣れて来ればどうって事はなくなる」
亮は元気を取り戻した肉棒を望のアヌスに押し当てた。
「あが、かっは…!」
肉棒を押し込めて行くたび、望は苦しそうな声を出した。
「かは…くあ、痛いよ、ハセヲにい…ちゃん…」
望が抗議の声を上げる中、亮は肉棒を動かし始めた。幸い、朔の愛液のおかげでそれがローションの役割を果たしていたので、動くことに支障は無かった。
「くは、あふ…んん、く、苦しいよハセヲにいちゃん…」
「すぐに気持ちよくなる。我慢しろ」
亮は構うことなく腰を動かした。望が苦しかろうが関係ない。ただ亮は快楽を貪っているだけなのだから。
>>641 GJ!!!!!!
続きが早く読みたい
(^ω^)
647 :
GORRE:2006/11/12(日) 00:59:07 ID:1O6BcvZG
今日はここまで〜。
何この神達
653 :
めそ:2006/11/12(日) 06:44:41 ID:W5HrAhGO
久しぶりに.hackをやって突発的に思い付いたので初投下。このクオリティが高すぎる流れに乗るのは気は引けますが…(´・ω・`)
一応ハセヲ×揺光。今は途中まででエロ無し。
――――――――――――
この前、揺光からメールが来た。
またレベル上げの誘いだろうと思ったんだが……今回は意表、突かれちまったワケで。
『バイクに乗りたい。一度だけで良いから、乗らせてくれよ!』
……まぁ、断る理由は無ぇけどな。面倒な部分も有ったが……そういや欲しいって……呟いてたっけ。
…って事で俺は適当なエリアにアイツを誘った。流石に街中で乗るのもアレだしな…。……アレってのは…要するに、…アレだよ。アレアレ。その……何となく一緒に乗ってる構図を周りの奴らに見られたくねぇ。
取り敢えず伝えたエリアに、俺は先に着いた。既にバイクも傍らに用意してある。
到着果たした程無く間に、歪みの音に伴いアイツがやって来た。
ハセヲ、ありがとな!オマエが乗ってるトコ見てたら無性に乗りたくなっちまってさ…。」
「…そうか。」
揺光は目を輝かせながらバイクの傍に寄った。
それと共に俺も其方へと近寄る………が。
「ハセヲ、ちゃんと見てろよ?か、勝手にほっつき回ったら駄目だからな!」
言葉と共に揺光は座席に跨った。……いや、マジか。俺はてっきり2ケツかと思ってたんだが……コイツ、運転出来んのか……?
654 :
めそ:2006/11/12(日) 06:46:37 ID:W5HrAhGO
「お、おい…一人で乗り回す気かよ。」
俺に合わせて作り上げたバイクだ。そりゃ構図はもう……揺光には不相応なワケで。
爪先立ちしか出来てねぇしハンドルに手を伸ばすにも前屈みになり過ぎだ。
「んー…と、コレ……かな?」
言うや早々に視線を下降させ、視界に捉えたパーツを適当に蹴る。
ま……待て待て。そんなんで動くか。……つーか、俺のだ。
「お前な……壊すなよ?つーか、乗り方も知らねぇクセにいきなりすんなって。」
「乗っても良いって返事くれたのはオマエだろ?こんなの適当に蹴ったらすぐ……」
ヤヴァイ。駄目だ、黙って見てるのも何だし、しかも一人で乗せたら勝手に暴走して手の付け様がなくなりそうな予感が。
っつーか、止まりかた分かんねぇでいつかひっくり返りそうな気がする。…いや、絶対になる。
…仕方なく俺は険しく作り上げた表情に併せ黙った侭に近寄った。
…それで、後方に移動し……揺光の後ろに跨った。
「!…っな、ハセヲ?!な、なに……」
「後ろで補助してやるよ。壊れちまったら最悪だしな。」
後ろに居る俺に驚いて揺光は軽く頬を染めた。…悟られまいとすぐに前を向いたけど。
「じゃ、じゃぁ……出陣しようぜ。どうやって……走るんだ?」
「お、おう。アクセルだ、アクセル。」
出陣って。為す術も無い揺光を助けるべく、エンジンが掛けハンドルに置いた揺光の手の上に俺の掌を各々乗せた。
655 :
めそ:2006/11/12(日) 06:47:57 ID:W5HrAhGO
構図的に言うと……後ろから見たらきっと、俺の身体でコイツの身体が見えねぇってヤツ。
どうでも良いだろうが……コイツ、近くで見ると格段に小さい。直ぐ傍にある揺光の髪が僅か俺の頬を掠った。
……なんだ、女って良い匂いがすんだな。…って、違う。出陣だ、出陣。
取り敢えず確認も兼ねて見下ろし加減に揺光を見た。……正確には、見ようとした……だな。
……。待て、このアングル。すげ……。
変態だと思われるかも知んねぇが……む、胸の谷間が近い。
自分の身体より少し前に往く俺の顔が醜い。自然と覗き込む自分が醜い。
とっさ、肩に力が入っちまって……揺光の手の上に重ねた掌にも力が入った。
「ハ、ハセヲ……?」
動こうとしねぇ俺を不思議に思ったか、怪訝と此方を振り向き見上げてくる。
その表情は未だ赤らんでて……近くで見ると、………何か……可愛いかった。
キタ━(゚∀゚)━!!!
657 :
がらす玉:2006/11/12(日) 15:00:09 ID:8GO/+HHF
>>578の続き
ハセヲも、もはや長居する理由も無くなったためメールのチェックをしようとログアウトしていった。
ふぅ、と一息吐くとM2Dを外す朔。
「おねえちゃん、おわった?」
様子を見に来た望がゲームをプレイし終わったらしい朔にそう聞いた。
「ん…終わった」
朔は望を見て短く答えを返す。
「おかあさんが『はやくおへやのおかたづけしちゃいなさい』って」
どうやら片付けの催促らしい。
明後日にはもう新住居に着いていなければならないのである。この催促はある意味妥当なのだが、
「もうとっくに終わっとるゆーに…」
658 :
がらす玉:2006/11/12(日) 15:08:42 ID:8GO/+HHF
溜息混じりの文句を返した。
「…ふふふ」
望はそれを聞いて小さく笑う。
元々その辺りをしっかりしている朔はもう既に荷物を段ボールに詰め、あとはその身一つで赴くだけだ。
「次は望の番やろ? はようやっとき…また文句言われるで」
朔は冗談混じりに望に言うと自分の部屋に戻っていった。
「今日で一週間か…」
朔に引っ越しをすると告げられてからもう一週間も経つ。突っ掛かってくる存在がないと妙に落ち着かなくなっていた。
「そういやぁ、引越先聞いてなかったな」
ふと、そんなことを思ったが朔が言うとも思えない。
と、
659 :
がらす玉:2006/11/12(日) 15:13:50 ID:8GO/+HHF
久しぶりかな?
もう少しでエロシーンに突入すると思うよ
初めて書くからいろいろ粗が出てくると思うから、そのつどアドバイスなり文句なり言ってほしいと思うだけど…
嫌ならスルーしてくれて構わないよ
660 :
sage:2006/11/12(日) 15:25:52 ID:12H1KWD5
グッジョブ!もっと頼む
661 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 16:03:46 ID:wxvP7fqy
ここは神がいっぱいいますね
662 :
ハセヲ×志乃:2006/11/12(日) 16:18:23 ID:tfsrUKsg
おまいら乙
ハセ×志乃投下
663 :
ハセヲ×志乃:2006/11/12(日) 16:36:35 ID:tfsrUKsg
久しぶりだな・・・・・・この景色
ハセヲはθサーバードル・ドナに現れた。
この瞬間から三崎亮はハセヲに変わる。
純白のPC
一般のPCではできないはずの4回目のエクステンド
これが世界を救った勇者の姿だった。
(久しぶりにエリアにでもでるか。)
と、思ってカオスゲートに向かうと
「あ!!ハセヲさん!!」
・・・・・この脳天気な響きはっ・・・・・・・!!
「・・・・・・・・アトリ。」
相変わらずこいつの頭はお花畑だな。
「どうしたんですか!?おひさしぶりです!!」
「・・・・・久しぶり。」
やっぱりこいつ苦手だ。
こいつのお気楽オーラについていけねえ。
「あ!そうそう、今シラバスさんたちと@HOMEで話してたんですよ!!
まだいると思うので一緒に行きましょ!!ね?」
ここは言うこと聞いといた方がよさげだな。
@HOMEか。
今じゃカナードもケストレルや月の樹と同じくらいでかいギルドになってる。
一時期は俺のメールボックス100通位加入メールたまってたしな。
「それじゃあ行きましょう!!」
ずるずると引きずられて俺はカナード専用の特設エリアに向かった。。
「シラバスさーん!!」
「あ!!アトリちゃんに・・・・・・ハセヲ!?」
「・・・・・・よう。」
エリアの内部は人がごった返してる。
今のカナードは確か1200人くらいいたっけか?
初心者サポートと中級者サポートで分かれてるようだ。
「うわー。ハセヲ久しぶりだなー!!」
「そうだな、ところでガスパーは?」
さっきから辺りを見回しているがガスパーの姿が見えない
何やってんだ?あいつ。
「ガスパーなら悪徳PK集団を壊滅させに行ってるよw」
・・・・・・確かにあいつ俺とくんでただけあってレベル150だしな。
・・・・・・・・・・・時間は人を変えるもんだな。
攻めは誰でもいいから、
受けにガスパーのSSを読んでみたい
遠回しなリクエスト
リアルタイムに神が書かれているとは
思わなかったんです。
割り込み失礼しました
666 :
ハセヲ×志乃:2006/11/12(日) 16:54:54 ID:tfsrUKsg
「お!ハセヲじゃん!!」
「揺光!!」
エリアの奥から来たのは揺光
そういえばこいつも加入してたっけ
「どうしたんだ?受験勉強はしなくていいのか?w」
「休憩中だ。」
俺は高3になったときメンバー全員に受験のことを話した
いきなりいなくなって騒がれると困るからな。
「そういえば受験生だったね。僕が教えてあげようか?w」
シラバス・・・・・・お前っていくつだっけ?
「いい、今志乃がうちに来てるから。」
「!!」
「!!」
ん?何かアトリと揺光の顔色が悪くなったような・・・。
「はははははははははせをさん!!しのさんがいまいるんですか!?りあるで!?」
「ほ、本当なのか!!ハセヲ!!」
「アトリ、変換できてないぞ。後、本当だ。」
なにあせってんだ?こいつら。
「そそそそそそそjmg:えjtめらふじこbhにえhんr」
「kbhにえtびskhjtふじkhんぎおあえrhn」
「お、おちついて!!二人とも!!」
?なんなんだ?こいつら。
!!まさか・・・・・・・AIDAか!?
「お、おい。」
「わたしもいきます!!はせをさん」
「あ、あたしも!!」
はぁ?アトリ・・・・また変換できてない。
「くるって・・・・・うちにか?」
「はい!!」
「ああ!!」
・・・・・・・・・・・どうすんだよ。
ここで断ったら後が怖いような・・・・
「・・・・・・わかった。」
「「本当ですか!!(本当か!!)」」
「・・・・・後で住所メールしとく。」
・・・・・・・・・・・・俺は何でこのときOKしちまったんだろう。
667 :
ハセヲ×志乃:2006/11/12(日) 17:06:22 ID:tfsrUKsg
次回くらいにエロもどきを入れる予定
669 :
ボル子話・0:2006/11/12(日) 21:34:12 ID:uwnPc21p
前注釈:
・作者はG.U.しかやっておらず、その他は基本未プレイ&未読。
・キャラ構成その他設定はなるべく本編準拠したいと思ってはいる。
・異常で異様で電波で遅筆で誤字脱字上等でエロなし(未定)であっても気にしない。
夜の街を歩く。季節は冬。クリスマスも近づきイルミネーションで彩られた街路を一人往く。
息を吐き、吸うたびに身体の中がクールダウンしていく。
マフラーに顔を埋める様にしながら人並みに飲まれ、流されていく。
ゲーム中ではカリスマプレイヤー、志乃恐怖、PK100人斬りなんて騒がれても
現実では雑多の中の一人、特にこんな街中では。
嗚呼、自分はなんと矮小な存在なのであろうか。
とか考えてる自分マジカッコいい。クール。
とりとめもない思考は歩いては消え歩いては浮かぶ。
用事は済んだ。家に帰れば母親が夕食を用意してくれていることだろう。
心なし足の回転が速くなる。
帰ろう。流石にカイロ連続並列使用は財布に優しくない。
ふ、と裏路地に目が付いた。
気にすることはない、と思いつつどうも興味が向いてしまう。
いうなればスケィスさんが「おいでー、おいでー」と手招きしてるイメージ。
別にその道を通っても家までの所要時間にあまり代わりはしないだろう。
少し速く帰れるかもしれない、そう考えふら、っと足を向ける。
スケィス、モルガナ因子、第一相『死の恐怖』。
裏路地に入ると、すぐに三崎亮は自分が死に直面している事に気付いた。
「おじょぅちゃ〜ん、いいじゃねぇか、おに〜ちゃんとあっそぼぅぜぇ〜」
と長ランでリーゼントな横に幅広い男。
「おにぃちゃんたちちょ〜っと寂しくてサァ、い・や・し・て夜露死苦ぅッ!!」
そりこみで白い短ランをきた長身痩躯の男が一人の少女の手を握って、否、掴んでいる。
「ちょっと、ホント嫌です!離して下さい、てか触らないでください!!」
といって抵抗するまだ幼い少女。その見慣れない蒼い瞳には涙が溜まっている。
やばい、これは笑い死ぬ
お前らいつの不良だよ!とかロリコンかよ!とかいろいろ突っ込みたい。
ていうか主に男達の台詞全般があり得ない。若本ヴォイスなら許せる気がするが。
女の子の方は身体は震え、今にも涙をこぼさんばかりなのに気丈に振舞ってる。健気だ。
これは男、いやさ漢として助けないわけにはいくまい。
さて、なんて言って入り込めば一番『美味しい』だろうか。
口の両端を吊り上げ凄惨な笑いを浮かべ、足を踏み出した。
>>つづく
電波GJ!!ニナタソktkr!!
期待してるぜへなお!
若本声ワロタwwww
GJ!
ボルドー始まったな
おっ、リョウ×ニナ?
どんな展開になるんだろう、楽しみだ。
ところで志乃恐怖は誤字なのかそれともわざとなのかw
あれ、ニナって誰だっけ……?
【ボルドー】
REALNAME:ニナ・キルヒアイス JOB:中学生(14歳/♀)
父がドイツ人、母が日本人だが10歳で両親は離婚、富山に移り住む。
気高い性格で環境になじめず、ストレスに蝕まれる日々。中学1年で「The World」を知り、うちに溜まる凶暴なモノをゲーム内で吐き出していく。
残虐なボルドーを自分の本章だと思い恥じている。ハセヲに付きまとうのは自分と同じ気配を感じたから。
だが、彼に仲間ができ、変化を目の当たりにして嫉妬。さらにしつこく絡むようになる。
wiki見てきたらボルドーってハーフだったのかw初めて知った。
正直ヨハンの双子の妹を思い出した。
>>676 詳しい説明dクス
成程、これは確かに新しいな。
神がこんなに!
680 :
GORRE:2006/11/13(月) 01:07:52 ID:Qa2Ufgm2
>>645の続き投下〜。
「はっ、ひあ、かはっ…んん、はあっ…うあ!」
「さすがは双子だな。鳴く声も似てんじゃねえか」
「ち、が…う…ハセヲにいちゃ…ひんっ、くは、はうん」
亮は望を攻める事を止めようとはしなかった。快楽を貪っている今の亮にとって、望を攻めることが一種の快感になっているからだ。
「否定しても、声がそれを証明してるぜ? さっきから、朔と同じ声で鳴いてんじゃねえか」
「ちがう…ちがうよぉ…ひぐっ」
望は涙目になっていた。
朔と双子なのだから同じ声なのは仕方が無い。中の人同じだし。だが、朔は女の子で自分は男の子である。そんな自分が、ハセヲに犯されて朔と同じ声で鳴くいているなんて事は認めたくない。ある意味、望の男としての意地だった。
「認めたくねえならいいさ。ただ、お前も朔も、俺に好意を持ってるって事は分かってんだよ」
「!」
望は確かに亮に好意を持っている。だが、それは恋愛感情などではなく、自分に無い物を持っている亮に対しての一種の憧れや尊敬などである。
「図星だろ?」
「くはっ、ちがうよ…」
「…まあ、いいさ。俺にとっちゃ、やれりゃあそんな事関係ねえからな」
亮は腰をグイッと深く突き上げた。
「くはっ」
「もっと鳴けよ望。いい声で」
亮は腰を動かし続けた。
「あっ、はっ、かは、んん、ひあ、あ…ふ…んあ、はふ…」
望の口から漏れる声はもはや、快楽を求めるそれになっていた。
「ハ…セヲ、にいちゃ…ん…ボク…」
どうやら望は絶頂が近いらしい。それを感じ取った亮は腰の動きを早めた。そろそろ亮も絶頂が近い。一気にフィニッシュまで持っていった。
「出るっ!」
「あっああ、ああああああああ!」
亮は肉棒を根元まで押し込むと、望の腸内に精を放出した。
「あっ…は……」
望の体は小さく痙攣を起こしていた。
亮は肉棒を引き抜くと、まだ元気を失っていない精液まみれのそれを望の顔の前に差し出した。
「おい、望。やり方、分かるよな? さっきの朔の見てたろ?」
「…う……ん…」
朦朧としている意識の中で、望は亮の肉棒を咥え込んだ。
「ん、ちゅ…んむ…んう」
「そうだ…。初めてにしちゃ、中々上手いぞ。歯を立てないあたりが、偉いぞ、望」
飴と鞭。あえて望は褒めてやる。こうする事で、望の中の亮に対する感情を上手くコントロールするのだ。
「んむ、んんっ、ぷは、はむ…んう、んっ」
「望…出すぞ…全部、飲め」
亮は望の頭をつかむと、自分で腰を動かした。そして、亮は精を望の口の中に吐き出した。
「んう? んっ……く…んぐ…っく…ぷは」
望はゆっくりと、口の中に吐き出された精を嚥下した。亮が望の口から肉棒を引き抜くと、望は口の端から漏れていた精液を指ですくい取り、嚥下した。
「偉いぞ、望。よく出来たな」
亮は望の頭を撫でてやった。さっきと同じようにあえて望は褒めてやる。
「くすぐったいよ、ハセヲにいちゃん…」
「望、お前は少し休んでていいぞ」
亮は望の頭から手を離した。
「あふ…」
望は朔と同じ様にベッドに倒れこんだ。
今日はここまでい!
飴と鞭か・・・・さすがハセヲGJ
調教されてる望ハァハァ…AA(ry
>中の人同じだし。
噴いたwwwwww
684 :
ハセヲ×志乃:2006/11/13(月) 16:02:26 ID:0F1L77w4
おまいら乙
ハセ×志乃投下
685 :
ハセヲ×志乃:2006/11/13(月) 16:24:15 ID:0F1L77w4
はあ・・・・・・・・・
リアルでは数分しかログインしていないのに何でこんなに疲れるんだ?
これがどっと疲れたってやつだ。
ん?何だこの臭い。
「・・・・・・・・・・焦げ臭い。」
今うちにいるのは俺と志乃・・・・・・・・。
まさか!!
とりあえずOSの電源を切って階段を下る。
一階についた
そこには炎が立ちこめているフライパンと格闘する志乃の姿があった。
「お、おい志乃!?」
「あ、ハセヲ!助けて!!」
そりゃ助ける・・・・・・・つかこのままじゃ家が燃える!!
とりあえず近くにあった鍋に水を一杯くんでフライパンにぶっかける
「きゃあ!!」
「あ・・・。」
とりあえず火は消えた
それと同時に志乃が水浸しだ・・・・・。
「ふ、ふふふふふふふふふふふふ。」
「あのー。志乃さん?」
おそるおそる近づいてみた。
「ハセヲくーーーーーん?」
「はい・・・・・・。」
やべぇ、かなり怒ってる。
「とりあえずタオルを持ってきてくれるかなぁ。」
「はいぃ!!」
こ、こえー!!これぞまさに志乃恐怖。
とりあえず風呂場においてあるバスタオルを2,3枚持っていく。
「志乃とりあえずこれ・・・・・・!!」
「え?・・・・・・・きゃあ!!」
すごいもん見ちまった
志乃の服装は白のブラウス(っぽいもの)
白い服に水をかける
↓
透ける
↓
下着丸見え
「ハセヲのばかぁぁぁぁぁ!!」
「ぐはぁ!!」
思いっきりアッパーカットくらっちまった。
ちなみにその後しばらくの記憶がない。
「・・・・・・・・・ハセヲ君、何か言うことは?」
「・・・・・・・・・ごめんなさい。」
ちなみに志乃の下着が白だったせいで乳首まで丸見えだった。
・・・・・・・・・ちょっとラッキーかも。
「ハセヲ君、なんかやらしいこと考えてない?」
・・・・・鋭いな、おい。
「んなわけねーだろ!!」
「ふーん、それならいいけど。」
あぶねー、ばれたらえらいことになってたぜ。
「ハックション!!」
「寒いのか?風邪引かないうちにシャワーでも浴びて来いよ。」
「そうする、ズビーッ。」
しょうがねえ、晩飯は何か注文するか。
「あ、これからシャワー浴びるけど。」
「?」
「のぞいちゃだめだからね?」
「あ、あたりまえだろ!!」
そこまで信用ないか?おれ。
686 :
ハセヲ×志乃:2006/11/13(月) 16:25:48 ID:0F1L77w4
続きはまた今度
ワクワク(゚∀゚)
>>685 志乃ってなんだか何でもできるイメージあるから
ドジったり普通の女性らしい反応にすごく萌えたw
GJ!
689 :
ハセヲ×志乃:2006/11/13(月) 20:51:55 ID:0F1L77w4
「これでよし・・・っと。」
とりあえずさっきの火事(?)の後片づけをする
床は水浸しで壁には焦げ目が。
とりあえず床を拭いて落とせる焦げ目は落としたけど・・・・。
親が帰ってきたらどう説明すりゃいいんだ?
「そろそろ飯食うか。」
時計を見ればもう午後九時、さすがに腹が減って仕方がない。
「・・・・・・・カップ麺でもいいか。」
出前を頼むつもりだったけどどこもこの時間は注文を受けてくれなかった
・・・・・・・とにかくため息つくしかねえよ
「にしても志乃遅ぇな。」
かれこれ30分は経ってる。
のぼせちまったか?
と、考えていた矢先。
「キャーーーーーーー!!。」
「!!」
志乃の悲鳴だ!
のぞきか!?変質者か!?
とりあえず風呂場に・・・・。
「大丈夫か、志乃!!」
「いやーーーーー!!ゴキブリーーーー!!」
すっころんだ
そんくらいで騒ぐなよ
えーと、洗剤洗剤。
「ハセヲ!!早くーーー!!」
「あーもーわかってるって!!」
ゴキちゃんに向かって洗剤を打ちまくる
双銃つかってた頃を思い出す。
「ふう、もういいぜ。」
ん?俺なんか大事なこと忘れてないか?
「あ、ありがとうハセヲ・・・・・キャーーーーーーー!!!」
「!!」
・・・・・・・・俺が何を見たって?
志乃の全裸
胸はあんまりないけどその中にピンク色の乳首が二つ。
大事なところも丸見えだ。
ってちょっとマテ、落ち着いてる場合じゃねえぞ!!
「・・・・・・・・・(ゴゴゴゴゴゴゴ)」
「お、落ち着け!志乃!!」
「ハセヲのばかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
志乃が石鹸やら桶やらを投げてくる
俺は女風呂をのぞいた変質者か!!
いや、実際のぞいてんだけど。
「お、おちつけ・・・・・・・ぐはぁ!!」
桶が顔面に直撃した
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
志乃は涙を浮かべながらこっちをにらんでる
・・・・・・・・どうすればいい?かなり気まずいぞ。
「ピンポーン」
!! よかった!!これこそ天の助け!
決して今のをボボボーボ・ボー○ボのところてんの名前のように読まないように。
「ハセヲさーん!!アトリですー!!」
アトリか、にしても早いな。
あいつも東京だっけ。
「え、えーと・・・・・いらっしゃい。」
「はい、いらっしゃいました。」
・・・・・・・・・この先どうなるんだ?
アトリ千葉だが、これは浦安に住んでるって事でいいんだよな
もしくは東京寄りの千葉だから西船橋とか土浦らへんか?
まぁ問題なく来れる距離だと思う
とりあえずハセヲ×志乃GJ!
問題は揺光だが、それでも朝には着くんだよね。びばニッポン
なんかアトリと
ハセ×志乃GJ!!
とりあえずすごく期待してるので頑張ってくれ
志乃恐怖・・・何気に名言じゃないか?w
目から鱗が落ちる思いだ。
浦安のお隣りの市にすんでいる俺
━╋━
┗┓
━┛
・・
┃━╋
┃┏╋
┗┗┛
アトリ「県民やめたいです><」
俺も県民やめたいです><
GJGJ
ハセ志乃GJ!!!
次もwktkしてます
亮「志乃の上着…ボタンが穴から外れてるよな? なのに上着の前が閉じてるように
見えるのはなぜだろう…?」
704 :
GORRE:2006/11/14(火) 00:52:42 ID:1M/kgl9m
>>680の続き〜。 黒ハセヲは底なしです。
「じゃあ、次はお前だ。智香」
亮は智香を見据えて言った。さっきまで亮としていたのに、目を覚ました朔が乱入してきて、亮に犯されるわ、望も乱入というより、亮に無理やり部屋に連れ込まれ、無理やり犯されたりで、智香後回しになっていたのだ。
(これって、ある種の放置プレイ? ひょっとして亮、あたしを試してるの? それとも、亮はあたしを放置することで楽しんでるの?)
なんて思ったり思わなかったりもした。
「智香、続きをしようぜ…」
亮は智香の腕をつかむと、そのままベッドに押し倒した。どんだけベッドでかいんだよとか、突っ込みがあるかもしれないが。
「さて、お前はどう犯してやろうか…朔も望も無理矢理だったからな。お前は…そうだな…やっぱ無理矢理決定」
「え? リクエスト聞かないの?」
「んなもん聞く必要ねえ」
亮はそう言い放つと、智香の胸を鷲掴みにした。
「いたっ! ちょ、痛いよ亮」
「痛くしてるし」
亮は智香の胸から手を離すと、その手を秘部へと移動させた。
「さっきまでのを見てて濡れたのか?」
亮は智香の秘部に指を這わせた。
「ひゃん!」
「なるほど、よく濡れている上に感度は良好。問題ねえな」
亮は智香の秘部がびしょ濡れなのを確認すると、肉棒を秘部にあてがった。
「あいつ等みたいに、たっぷり犯してやるよ…」
亮は智香を見下ろしながら言った。
(あれ? ひょっとしてあたしピンチ?)
やっと自分が置かれている状況に気がついた。
「ねえ、ちょっと待って亮!」
智香が言い終わるか言い終わらないかのうちに、肉棒を押し込んだ。
ごめんなさい。今日はこれだけしか思い浮かびませんでした。
乙
なんか焦って書いてないか?
ゆっくりでいいんだぜ
>>704 ここで[R1]を押して『 反 撃 』ですよ、GJ!
システムを超越したモノだぞ!!!
713 :
GORRE:2006/11/15(水) 00:48:01 ID:ZwEVmhr8
>>704の続き〜
「んああ!」
亮は肉棒を根元まで押し込むと、腰を動かし始めた。
「ちょ、待って、亮! んっ、そんないきなり…はうん」
亮はまったく持って聞く気なし。ただ目の前の獲物を狩る事に専念していた。
「あんっ、待ってったらあ。くあ、あっ、ふあ」
「待てって言われて、待つ奴がいるかよ。何年か前にやってた電話会社のCMだって、警官が待てって言ったって、強盗が待たなかっただろ。追いかけながら拳銃撃つべきか撃たざるべきか悩んだ挙句撃たなかったじゃねえか」
覚えてる人がいる事を願おう。
「それは、意味合いがちが…きゃんっ」
亮は乱暴に智香を攻め続けた。
「はっ、あっ、んん、くっ、あん、はあっ」
「いいぜ…智香…もっと悶えろ!」
亮は深く腰を沈めた。
「んあああ! 駄目え!」
智香は体を大きく反らせ、悶えた。もはや智香は快楽に溺れるだけの存在になっていた。
「んはっ、あふっ、あんっ、ひうっ、ああっ」
智香の体が小刻みに痙攣しているのに亮は気づいた。
(そろそろか…)
亮は腰の動きを早くした。
「んああ! 駄目え! そんなに早くしないでぇ! あたしイッちゃう! イッちゃうううう!」
「イッちまえよ…」
亮はほくそ笑むと、腰を深く打ちつけ、精を智香の中に放った。
「くあ、ああ、ああああああああああああああ!」
智香の体が大きくのけ反り、ピクピクと痙攣を起こしていた。
「あっ…はあ…はふう…」
亮は智香の秘部から肉棒を引き抜いた。
「まだ、やり足りねえな…」
亮はぐったりとしている朔達を見ながら言った。ふと、亮は朔と望が同人誌即売会で着ていたコスプレ衣装のことを思い出した。
(そうだよ…これがあるじゃねえか…)
亮はこれは使えるとばかりに一人で頷くと、朔と望に言った。
「おい、朔、望。お前ら、あれ持ってんだろ。智香からもらった衣装」
「あるけど…どないすんねんな、あんなもん…」
呼吸を整え、何とか喋れるようになった朔は亮に問うた。
「着て来いよ。せっかく貰ったんだから、使わねえとな…」
「…着てくれば、ええんやな」
「そうだ」
「ん。ほら、いくで、望」
「んにい〜…」
朔はまだ完全に回復しきってない望を何とか支えながら、ふらふらした足取りで客間に向かった。
714 :
GORRE:2006/11/15(水) 00:53:37 ID:ZwEVmhr8
とりあえずここまでぇ!
次は姉弟丼かなあ…ひょっとしたら朔だけになるかもしれないけど…
>姉弟丼
YATTA!YATTA!
全裸で待ってる
GJ!
おまいら乙
亮×智香×潤香の完結投下
「なぁ。窓、開けた方が良くね?」
「え、開けるの……?」
だって開けなきゃ暑いし。
夜でも30度近い暑さなんだぞ、しかも今居る客間にゃエアコンがねぇんだから。
今まで夢中になって気が付かなかったけど、俺も智香もそれなりに汗を垂れ流してる。
こりゃまた風呂入らなきゃな……。
「何か都合悪いのか」
「ないけど……は、恥ずかしいよ」
「?」
「こ、声……外に、聞こえちゃったらさ……」
……そういうもんか?
「だったら声出さなきゃいいだろ」
「か、簡単に言っちゃって!」
「……簡単だろ?」
「絶対無理。声、出ちゃうよ。さ、さっきだって結構我慢してたのに……!」
おいおい。
AV女優じゃあるまいし無理して声出さなくてもいいんだぞ。
どうしても声出るなら心の中で呟くとかあるだろうが。
「亮だって……出す時、声おっきかったじゃん……」
「ありゃ不可抗力だって」
「ふ、不可抗力って……」
「……智香が、可愛いのが悪ぃんだよ」
「なっ……!」
いや、ホントだって。
言い訳に聞こえるかもしれねーけど、さっきイったのは
俺が早漏とかそーいうのじゃなくて……何つーか、智香が可愛くて、
見てたら自然と膨張してたつぅか……とにかくそーいうコトなんだよ。
「アタシ、可愛いかな……」
「……おぅ」
俺はひねくれてっけど、嘘は言わねーよ。
お前は可愛い、それも滅茶苦茶。意外と積極的なとことかも含めて全部。
……会ってまだ初日だってのに、こんなコト言う俺も随分とキテるとは思うが。
「……」
「どした?」
「ん……今までね、色んなオトコノコからそう言われたことあるからさ。
先輩とか後輩の子とか……でもね、亮から言って貰った今のが……一番、効いたかな……」
……やばい。
俺も今の智香の言葉が効いたっぽい……なんか、また膨張してきた……。
普段なら1回抜いときゃ静かになるはずなのに……本番効果ってやつか?
「りょ、亮? またおっきく……なってるんだけど……」
「……」
「さっき出したばっかなのに……げ、元気なんだね……?」
「も、もっかいしたいなら、いいよ。アタシもまだ……大丈夫だから」
「(そーいや、まだ俺しかイってなかったもんな……)」
不覚にも智香より先にフェラでイカされちまったしな。
アレだ、智香的にもやっぱ……なのか? こーいう場合、最後までヤるべきなんだろうか?
ムード的にはそういう感じっぽいけど……大丈夫なんだろうか。
「……いいのか?」
「うん……ハセヲに胸、吸われてたあたりから――――」
そう言って智香は俺の手を取った。最初は胸に触れさせて、次に腹、更に下腹部……。
暗くてよく見ぇねぇけど、確かに指先に智香の茂みのジャリって感触を感じる。
……ついでに何かネチャネチャしたもんの感触も。
「アタシも、我慢できなくなってたし……?」
「そ、そっか」
何か今俺すげー安心したのな。
こんなコトこの歳になるまでやったことないから、正直ちょい心配してたし。
智香のココがこんなになってるってことは……そういうことでいいんだよな?
感じなきゃ、こんなのが出るわきゃねぇんだし……。
「んじゃ、えと……いいんだな」
本人がいいって言ってんなら大丈夫だろ、多分。
や、俺も初めてだからコンディションとかよく分かんねーけど。
「枕に頭、置け」
「こう……?」
改めて見ると智香の身体のラインはホントに綺麗だ。
出るとこは出てて、へっこむとこはへっこんでる感じでバランスが良いっつぅか。
ネットじゃ強気なクセに実際は結構女の子してるってことも可愛い。
ほぼ冗談のつもりで送ったフラワーギフトでここまで関係が発展するとか、
あの時は全然考えてなかったからな……世の中、何がどうなるか分かんねぇ。
「ね、亮」
「ん」
「挿れる前にさ……もっかいキスしよ」
「……」
一瞬、迷った。
智香はさっきまで俺のを舐めたり咥えてたりしてたワケで
(別に俺のが汚いとかそういうの考えると、自己嫌悪になるからあえて考えたくないが)。
まぁでも……どうでも良かったんだ、んなコトは。
「んっ……」
「ぅ……あむ……はっ……!」
この際だからもっと刺激的にキスしてやった。
舌入れて、空いた手で胸掴んで、口を離した後も首の周りにいっぱいキスしてやる。
明日起きたら俺と同じ様に鏡見て、顔真っ赤にしやがれ。
「っは、はっ、はっ……亮、なんかキスの仕方、段々エッチになってるよ……!」
「智香がエロいから俺もエロくなってんの。分かれ」
「これだけ濡れてりゃ大丈夫だよな……」
脚を開かせてもう一度確認してみる。
腿を掴んだ時、智香の身体がブルッと震えたのが俺の腕にも伝わった。
智香の脚、細いっちゃ細いが腿とか尻は肉付きがいいんだよな……。
どっかで聞いた話なんだが、どこぞの人食い人種は人間を食う時には
尻の肉と腿の肉を優先的に食うんだそうだ……軟そうだもんな。
「智香」
「いいよ……来ても……」
念のために智香が暴れないよう、片一方の手を布団に押さえつけてある。
もう片っぽも挿れ終わったら押さえる予定。
拒否されるかもとは思いはしたけど、智香は文句も言わずに俺に従ってる。
……俺、別にこういう趣味はねぇんだけどな。
シャロン・ストーンの「氷の微笑」って映画知ってるか?
女流小説家と刑事のベッドシーンで、女が刑事をベッドにスカーフで縛り付けるシーンがあんだ。
今、何となくそれ思い出した。相手を押さえつけるのって、征服欲みたいな感じで興奮すんだな……知らなかった。
「くぁ……」
「あっ……痛っ……! すご……熱……!」
部屋の窓は結局締め切ったまんまだ。
俺も智香も汗だくになりながらこんなコトやってる。
俺の顎の辺りから滴った汗が、智香の腹に落ちて雫になってゆっくり引力に引かれて落ちてゆく。
智香はしきりに「痛い」とか「熱い」みたいな聞き取れるかどうかも分からない小さな声で叫ぶ。
進もうとする毎に肉壁みたいなのが邪魔すんだけど、それが堪らなく気持ち良い。
これってアレか。締まりがいい、とかそういうことなのか?
「やべ……すげぇ、イイ……」
「はぁ……んっ……あっ、ぁ……!」
智香の中も十分に熱かった。
でも俺はともかく智香本人はそうでもないらしい。
暴れるって程でもないんだが、それでも痛さで我を忘れてる……そんな感じ。
目から涙さえ流してた……やっぱ相当痛いのか。
「智香、痛いのか?」
「ぁ……ふ……んぅ……痛ぃ……!」
「……抜くか?」
「だ、大丈夫……もうちょっと待って……そしたら……落ち着くから……」
うっすらと智香の額には脂汗が浮かんでいる。
やや引きつった笑いを見せながら智香は大丈夫と俺に言った。
……ホントに大丈夫なんだな?
ここまで来たら俺も……最後までやっちまうんだからな。
「アタシも……根性見せなきゃ……ね?」
「……分かった」
とりあえず、押さえてた手は離してみる。
どうせなら俺だって、コイツの自由にさせてやりたい。
「背中に手、廻したい……」
「ん……これで廻せるか?」
「アリガト……ちょっとずつ、落ち着いてきたかな……」
「今さ」
「あん?」
「こうやって……今のアタシ達みたいに……エッチしてる人、何人くらい……いるんだろうね」
「さーな。日本だけでも相当な数なんじゃないか」
しかも今は夏休みだし。
「愛があるからセックスする?」
「する奴もいるだろうし、しない奴もいるだろ」
「亮は……どっち?」
「……愛は注いでる、つもり……だけど」
自分でもちょい意味不明だな。
俺の場合は……親の愛情ってのがよく分かんねぇ。
両親は俺よりも仕事の方が大事なんじゃねぇのか、って気もしてたしな、小さい頃は。
俺もある意味、愛に飢えてるとか? キャラじゃねぇよ、ソレ。
俺ってそんなに女々しい奴だったか? 違うだろ、何か違ーよ。
「じゃあ……アタシが痛いのも、亮の愛?」
「お、おぅ(多分……)」
「ん……なら……もうちょっと、我慢してみよっかな……」
心なしか智香の身体の強張りが緩くなった様だった。
試しにゆっくり前後に俺のを引いてみるとさっきまで程、智香は痛がる素振りを見せない。
俺達の繋がった部分がぶつかる度に智香が出した愛液が反動で飛び散って行く。
糸を引く時もあるし、そのまま俺や智香の腹に飛んでくる時もあった。
これだけしても、もう智香から搾り出す様な呻き声は聞こえて来ない。
少し時間はかかったぽいが、何とか慣れてくれたみたいだな……良かった。
「ち、智香……平気か」
「うん……まだちょっとお腹、痛いけど……へーき」
「……初めてだったのか?」
「う、うん……」
突き上げた時、俺の先端が何かをこじ開ける様な……そんな感覚があった。
これだけ可愛けりゃ中学くらいから誰かと付き合っててもおかしくないだろうに。
「なかなかね、いないんだ」
「何が?」
「アタシの理想に叶うオトコ」
そりゃお前の理想って“強い男”だろ?
てか智香の場合、男も女も骨太であるべきつぅ精神からして時代錯誤な気がするぞ。
今のネット社会じゃそんな連中、居るかどうかも怪しい。
「……俺は理想に叶ったってことか」
「でなきゃ、こんな恥ずかしいこと……させてあげないよ」
背中に廻された智香の手に力がギュッと篭る。
何か……そんなに信頼されてたのか、俺。自分でも驚きなんだが。
「それにね」
「?」
「亮が……ハセヲの声がね、聞こえたから……アタシは今、ここに居る」
「……?」
「聞こえたよ、ハセヲの声。だからアタシも『あぁ、還らなきゃなぁ……』って……」
……そうだった。
未帰還者になった志乃や揺光を取り戻すために、俺は……俺達は……。
死に物狂いで、真実を追いかけ続けたあの日々が……もう遠い昔の残照の様に感じる。
まだ1年しか経ってねぇってのに……。
「届かない声なんて、きっとない」
「それ……」
「誰かさんの受け売り」
「……仲間失くすのは、もう嫌だっただけだって」
ただ、志乃を失った時と違うのは―――――俺を支えてくれた人達の心が視えたこと。
がむしゃらに突っ走るだけじゃダメだってことを、大勢の人が俺に教えてくれた。
……コイツも含めて。
「アタシ、亮のこと大事にしたいし、されたい」
「俺も……そう思ってる」
「なら、さ……最後まで、しよ?」
「……あぁ」
布団に何が飛び散ろうが、染み付こうが、もう関係なかった。
客間の中に俺と智香の押し殺した様な、呻きだか喘ぎだかも分かんねぇ声が響く。
智香の膣内で擦れる感覚は堪らなく俺の高揚感を煽り、射精を促すには十分過ぎた。
一度挿れてからかなり経つのに、俺はまだ射精せずに踏みとどまっている。
ずっとこの感覚に浸ってたい、そう思わせるくらい、智香の中が気持ちよすぎるから。
「ぅく……!」
「りょ……ん……また、イキそ……っ?」
「あ……ぁ……!」
「い、よ……っ、アタシも……は、ぁ……イ……そ……!」
つーか、もう真っ白なのな。
何も考えられないって、こういうことなんだとしみじみ思う。
とにかく出したい、出したい、智香の中で出したい、思い切りブチ撒けたい、って本能だけで動いてる感じ。
智香もそれは同じっぽくて、最初は俺しか腰動かしてなかったのに今は一緒に動いてんの。
どんどん速くなって、熱病にかかったみたいにどっちの身体も熱い。
「智香っ、智香……ぁ……!」
「さ、さっきより、深っ……りょ、すご……!」
「く……ぁ……っ、あぁっ!!!」
「! あっ、あっ、あぁ、っあぁああぁっぁあああぁ!!!」
ついに決壊した。
どっちも口から出るのは「あーあー」って言葉だけ、ホントそれ以外出ねぇの。
俺が射精して智香の膣内に出す度に、智香も身体震わせて身悶えてるし。
つか、これ気持ちよすぎ。こんな気分のいい射精マジ初めてだっての……すげぇ疲れたけど。
「亮……す、すご……さっきも出したのに……またいっぱい……」
「はぁっ……はぁっ……射精して、息切れしたの……これが最初、かもな……」
「アタシも……なんか、飛んじゃうみたいだった……はぁ……でも、すごい良かったな……」
「……そだな」
「布団……汚しちゃったね……今日は、どうしよっか……?」
「……何処にも出掛けたくねぇ、かも」
「えっ……?」
「智香と……もっと、いっぱいしたい」
********************
夏休みが明けて、2学期が始まったある日の午後。
「ふぅん。まぁ何にせよ、ハセヲとは上手く行ってんだな」
「うん。おかげさまで」
「ま、遠距離でも大丈夫だろ。あたしは応援してるから」
「潤香……」
いつもの倉本智香と仁村潤香の放課後。
こうやって図書館の控え室で紅茶を飲みながらお菓子を食べる日々。
もっとも潤香は3年なので来年にはもういなくなってしまう、こんな光景が続くのも後数ヶ月。
「あんたが東京から買ってきたおみやげも、もう食べつくしちゃったなぁ」
「食べすぎだっての……」
さっき食べたもんじゃ煎餅が最後の東京みやげだった。
相変わらず潤香の行儀は悪く、お菓子のカスが付いた指を舐め、しゃぶって油を落とすのを好む。
だが毎日お菓子ばかり食べているにも関わらず、彼女にはニキビやシミの類は相変わらず見られない。
黙っていれば綺麗で知的でクールな仁村先輩は健在である。
「しかしアレだね。あんなに不順異性交遊を否定してた割には、まさか初日から……」
「う、うるさい! 仕方ないじゃん!」
「ピル渡しといて良かっただろ?」
「……そ、それは……まぁ……うん」
潤香の先見の明はさすがだった。
ハセヲと智香をくっ付けるため、あれやこれやと裏で色々とした甲斐があると言うもの。
やや遠回りになったものの、まさに計画通り。
「それは置いといて、だ。智香、こっち来なよ」
「え、な、何で?」
「いいから」
「? んっ……んーっ!?」
「ん……ちゅ……はむ……」
何が起きたのか?
あっという間に智香は潤香に羽交い絞めにされ、壁に押し付けられたまま唇を奪われてしまっていた。
さすがにこんな展開は予想できなかったのか、智香は目を見開いたまま唖然とするばかり。
それでも潤香のキスは止まることなく智香の唇を吸い続けて……数十秒後にやっと開放されるのだった。
「はぁっ、はぁ……なななな何すんのさっ!?」
「んー。間接キス」
「どっ、どーいうことかって聞いてるんだけど!」
「あんた、ハセヲといっぱいキスしたんでしょ?
だったらあんたとキスすれば、あたしもハセヲとキスしたことになるじゃん」
「なっ……!?」
勝ち誇った様な潤香の笑み。
彼女にキスをされたのは、東京に行く前を含めるとこれで2度目。
「言っただろ、智香。あたしの助っ人代は高く付くってね」
そして智香は思う。あぁアタシはやっぱり、この先輩には敵いそうにないなぁと……。
後日談―――――――――――。
『さあ! いよいよ竜賢宮タイトルマッチも、残るは宮皇戦のみとなりました!
宮皇戦のゲスト解説にはギルド【プロジェクトG・U】の長、ぴろし3にお越しいただいております!』
『うむ! 諸君、私がぴろし3だ!』
『さて、ぴろし3。宮皇のハセヲチームですが、
試合中に謎の怪光線を発したり変身したりと何かと話題ですよね。しかし一般プレイヤーより
「チートではないのか?」と指摘が寄せられています! それらについてどうお考えになりますか!?』
『トリック、全てトリックである! 一般プレイヤーの目は欺けても、この私の目は誤魔化せないのである!』
「チッ……馬鹿の世界宮皇め」
「ほっとけ、天狼。どうせ一般PCには理解できっこねーんだ……だろ、太白」
「然り。我々は我々の戦いを身を投じる、それだけのこと」
竜賢宮タイトルマッチ戦、メンバーは俺、天狼、太白の3人だ。
正直、イコロに所属するのは宮皇の肩書きとかが面倒で嫌だったんだが……
智香に説得されてしょうがなく所属してる(ただし、ギルマスは俺じゃねぇけど)。
『で、では気を取り直しまして……激戦を勝ち抜き、宮皇に挑戦するのは揺光チーム!
双剣士の揺光選手、鎌闘士のカール選手、撃剣士の三郎選手! いずれも劣らぬ美少女揃い!
リーダーの揺光選手、サブリーダーのカール選手はそれぞれ紅魔宮・碧星宮の元宮皇でもあります!』
「天狼と太白はあたしが引き付ける。思い切りハセヲと戦いな、揺光」
「酷っ。カールゥ、私達でしょ」
「ネカマは黙ってろ」
「何だかんだでアンタ達って仲良いよね……」
俺達の対戦相手は揺光達だ。
よくよく考えると紅魔宮で戦って以来、揺光と戦ったことなかったんだよな。
しかもあの時は憑神が発動したせいで、実力で勝ったとは言えねぇ戦いだったし……。
「ハセヲ、手加減したら承知しないぞ」
「すると後が怖いからなw」
離れていても《The World》でならいつでも会える。
俺は別に遠距離恋愛でも良いって言ったんだが、智香の奴はどうしても東京の大学に行きたいらしい。
来年の受験に備えてカールから勉強見てもらったりしてるそうだ。
「ハセヲと揺光の戦いの邪魔はさせない。あんたの相手は、あたし」
「碧星宮・元宮皇のカール……相手にとって不足は無い」
「あたしは強いよ、電柱狼」
「やっほ、太白。私のこと覚えてる?」
「何処かでお会いしたことが会ったかね、お嬢さん」
「ほら。痛みの森のイベントであんたに“寄生”呼ばわりされた美少女ー!」
「……こいつは失礼した。では君が、私のウォーミングアップを手伝ってくれるのかな?」
『それでは竜賢宮タイトルマッチ宮皇戦、試合開始ィ――――――――――――――――ッ!!!!!』
将来どうなるかなんて分かんねぇ。
でも、俺はやっぱ智香と一緒に遊んでる時が一番楽しい。
何つーか、上手く言えねーけど……楽しいんだ、ホントに。
だから俺も智香の気持ちに応えてやらなくちゃいけねぇと思う。
どんなカタチであれ、それが“好き”ってことだろ、なぁ?
今はまだ、旅の途中。 【 揺光ルート:True End カールルート:Bad End 】
セルゲーム? どこでカールの選択肢間違えたんだ? 何のことです?
おやすみおまいら
神SSキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
超Good Job!!(^ω^)b
カールルートの方も是非見たいのでよろしくお願いします
まじで最高すぎる!後日談もすげーいい!
終わってしまうのは残念だけど、今までGJでした!!!!次も期待!!
GJ
ってか、マジでGJ
カールルートも読みたいけど、
ハーレムルートも読みたいな(*´Д`)
最後のバトル
vol.3で実現させたいと思ったのは俺だけじゃないはず
先人の腕は流石だね
GJだよw
730 :
GORRE:2006/11/15(水) 10:19:34 ID:ZwEVmhr8
ぴろし3の台詞はどこかで聞いたような…あ! あいつか!
最後のハセヲチーム想像して燃えた
その三人、画が渋すぎるw
732 :
がらす玉:2006/11/15(水) 17:54:09 ID:RbA2+q6q
ピンポーン…。
小さく呼び鈴が鳴った。
ログアウトとしてM2Dを外した時、それが何回か鳴らされていることに気がついた。
慌てて玄関のドアを開け正面を見た。
「…………?」
だが、目の前には誰も居ない。左右を見回してみるが同じ結果に終わる。
不思議に思い眉をしかめた瞬間、ふと目線が下を向いた。
「あの〜…」
どこかで見たことのあるシチュエーションである。
小学校高学年くらいだろう女の子(微妙に判断に困った)が亮を見つめていたのだ。
「…となりにひっこしてきました…よろしくおねがいします…」
733 :
がらす玉:2006/11/15(水) 18:05:05 ID:RbA2+q6q
「…………」
一生懸命に亮を見上げる少女。
その時亮は健気な可愛さに一瞬心奪われ、無言のまま立ち尽くしてしまった。
「……あの……」
眉を八の字に曲げて見つめる亮を見た少女は、もしかして怒っているのだろうか、等と考えていた。
「……あ〜もう!」
すると突然、少女の隣から少々の怒気をはらんだ声が亮の耳に届いた。
「望(ノゾミ)がやりたいゆーから任せたっちゅうに…もっとしゃきっとせんかい! しゃきっと!」
見ると目の前の少女と全く同じ顔をした別の少女が亮の視界に入ってきた。
対照的な二人。
妙な既視感を覚えた。
734 :
がらす玉:2006/11/15(水) 18:30:17 ID:RbA2+q6q
お久しぶり&今日はここまで
エロまでもう少しとか言ってたけど時間かかりそうだよ
ツッコミ所があったらツッコんでほしいな
今後の参考になるから
俺的には全然OK!
これからも頑張ってください!
>>724 このネタをCC社に見せたらどんな顔されるかな、と真面目に考えた。
神様ぐっじょぶ。ご苦労さまでした。
>>724 エロパロ系で初めて燃えたかもしれなぃ、神様ありがとおw
カールがバットか・・・・笑っちまった(笑)
GJ!
Wikiみてたら衝撃が走った。
ガスパー「牧 孝太」男性。13歳。北海道在住の中学生。
揺光 「倉本 智香」女性。16歳。北海道在住の高校生。
ぽっちゃり少年と強気なお姉さんのカラミキボン
>>732 コテだけでなく、カプとオリジナル設定を投下の度に2〜3行で入れとくと親切かも
>>740 実は従姉。なにこれ完璧じゃね?
大柄な少年と小柄なお姉さんか
ktkr
おまいら乙
亮×令子投下
「なぁ」
「なに?」
「……ここ何処だよ」
「箱根」
「……神奈川じゃねぇか!」
よぉ、俺だ。
まず何がどーなってるのか状況を整理しなきゃな。
ことの始まりは……今朝、俺の携帯に令子から電話があった。
令子については知ってるよな? パイの中身のオバ……オネーサン。
有給とったからどっかにドライブ行かないか、って。
最近会ってなかったし、明日は日曜でガッコもねーし……特に疑うこともなくOKしちまって……。
「築地の海も良いけど、箱根の海の眺めもなかなかのものね」
「海道沿いずっと走ってて見飽きたぞ、俺は!」
この女、滅茶苦茶な速さで車飛ばすのな。
途中カーブで何度死にそうな目にあったか分かりゃしねぇっての。
いくらマセラティがスポーツカーでも限度ってもんがあるだろ限度が。
どう考えても時速88マイルは出してたぞ……。
「じゃ、行くわよ」
「なんだよ。海を見に来たんじゃないのか」
「……ついてくれば分かるわ」
目の前は海、そしてこのは駐車場。
駐車場ってことは何かの施設にでも行くってことか?
もう夕方近いし、とっとと東京に帰りてぇんだけど。
************************
「予約していた佐伯ですが」
「(予約……?)」
……ここ、旅館だろ?
飯でも食いに来たってワケか。
イタリアンもフレンチも中華も和食も好きだって言ってたけど、
シーフードが特に好きとも言ってたよな……確かに目の前に海があるくらいだ、魚料理くらい出すだろう。
でもわざわざ神奈川まで魚食いに来る必要もないだろ?
「お布団はいかがしましょう?」
「自分達で敷けますので」
「(……布団?)」
「な、なぁ。どーいうことだよ」
「言ってなかった? 今日はここに泊まるから」
「誰と誰が……?」
「私と貴方が」
……は? 何ソレ。
「たまには静かな所でゆっくりしたいもの」
「だ、だからって神奈川まで来ることねぇだろ……」
「どうせ泊まるならいい宿がいいでしょう?
ここの旅館は魚市場から直で魚介類を卸してるから、味が良くて気に入ってるの。
海を眺めながら露天風呂にだって入れるしね」
「……」
コイツは……旅行会社の回しモンじゃないのか?
令子からしてみれば軽くドライブのつもりなんだろうが、
俺にとっちゃ神奈川は未知の領域なんでいまいちピンと来ねぇ。
つか、お前はいいとして俺まだ未成年なんですけど。夜間外泊……になるのか、やっぱ。
「仲居さんが部屋まで案内してくれるわ。ついてらっしゃい」
「……」
唖然として言葉も出ないってのは……こういう状況のコト、言うんだろーな。
*******************
「納得いかない、って顔してるわね」
「まぁ……令子のやり方にゃいつも納得してねーけどな」
「そう? でも確かに、1年前の貴方なら反発してでしょうね。丸くなったものだわ」
「……ここ、いつも来てんのか」
「1人でゆっくりしたい時に、たまに来るの。東京の喧騒はここまで届かないもの」
オフの日は海見に行ったりするって言ってたもんな、令子。
海が好きで魚料理も好きだと旅館に泊まって美味いもん食いたくなるってか。
やっぱこの女、高給取りだ。
「亮って魚介類は大丈夫だったかしら」
「俺も日本人だ、大抵の魚は食えるっての」
「スーパーで売ってるような安い刺身なんかで満足してると、味覚が落ちるわよ」
「……魚捌くの面倒なんだよ」
今日び、魚捌ける奴も減ってきてるって話だし。
冷凍もんとかファーストフードで済ませる奴らがそれだけ多いってことなんだろうけどな。
自分の食生活くらいは自分で管理したいもんだ。
んで、そうこうしてる間に部屋に夕食が運ばれてきたワケで……。
「もっと美味しそうに食べなさいよ。私のおごりなんだから」
「サザエとかアワビ、食ったことねぇし」
「都会っ子はこれだから……貸してみなさい」
俺が断る間もなく令子は皿を取り上げ、慣れた手つきでサザエの中身を取り出してゆく。
……そーいや、コイツ漁師町の出身だっけか。だろうな。
「ほら」
「……あんがと」
「これくらいのことは自分で出来ないと、社会に出た時に困るわよ。
会社の接待なんかでこういう料理が出た時は特にね」
「……」
まぁ、一理あるとは思う。
「なぁ、令子って魚の匂いとか気にしてたよな。スーパーで売ってる魚は臭くて食えない、とか」
「そうね。獲れたばかりの方が鮮度が良いでしょう?
スーパーなんかで売っているのは、どれも獲れてから時間が経ちすぎたものばかりで
食欲が全く沸かないわね。貴方も私と一緒に居たいなら、味の分別が付くようにしなさい」
「(カロリー接種できりゃ、それでいいような気もするけどな……)」
大体、そりゃお前が金持ってるからできる贅沢だろうに。
親がいくら金持ちでも俺は所詮庶民だからな、無理なもんは無理だっつの。
大体、サザエとかアワビ食うなんて今日がマジ初めてだし。
……味的には美味いとは思うけどな。
***********************
「私、お風呂入ってくるから」
「ん」
「長風呂にはならないと思うけど……この部屋のキーのスペア、ここに置いとくわ」
「わーった。テレビでも見て暇潰しとく」
夕食を食い終わった後、そう言いながら令子は着替えの浴衣を持って風呂に行っちまった。
もう布団は敷いてあるし(念のために言っておくが、ちゃんと2人分敷いてあるからな)、
俺は寝転んで枕の方に置いていたリモコンに手を伸ばす。
土曜なら暇潰しになる映画かサスペンスでもやってるだろう。
確かに俺もここ最近、大学受験のこととかで疲れてたかもしれない。
令子の言う通り、こういうところでのんびりするのもいいだろう。
それに……令子と付き合い始めて、初めての外泊だからな……。
……別に何を期待してるってワケでもねぇけど。
「何か面白ぇ番組、やってっかな……」
誰に言うでもなく、そんなことを呟きながら俺はテレビの電源を入れる――――――――。
時間的には夜10時ちょっと前。見たところで、どの番組も途中からだろう。
『生きてんだよ、ドクは生きてるんだ! 大昔の西部にいるけど、生きてる!』
『おい君、大丈夫か!? 力になろう!』
「頼れるのは1人しかいないよ!』
「れーこ……長ぇな……」
長風呂にはならないとか言ってたくせにもう1時間近く立つ。
確かここの旅館にゃ露天風呂あるって言ってたか……女ってのはミーハーだ。
でも露天風呂があるかないかで集客が全然違うのも事実なんだぜ。
どうせ風呂入るなら、やっぱ眺めの良い風呂の方が気分的にも楽しいだろうしな。
『ドク! ドック! ドク!』
『んー? あぁ―――――――――――ッ!!!!!』
『落ち着いてよ、ドク! 僕だよ、マーティだよ!』
『そんな馬鹿な! 今、未来へ送ったところだぞ!』
『そう! あーいや、送り出してもらっただけ、また来たんだよ! 未来から戻って来たの!』
『……どうして、こんな――――――――――プツン』
「くあぁ……眠ぃ」
映画が終わったっぽいのでテレビの電源を消して目を閉じる。
時間は11時ちょい過ぎってところか。
令子のマセラティに乗ってた時はあまりにスピードが速すぎて
眠ることもできなかった反動が今頃になって来やがった。
……あの状況で眠れる奴はさすがにいねぇと思いたいが。
「……」
…………。
………。
……。
…。
「ん……」
「起きたのね」
「れーこ……?」
「お風呂、入ってきなさい」
「あぁ……そだな」
いつの間にか、ほんのちょい眠ってたっぽいな……。
令子が声かけなきゃ気づかなかったぜ……。
「つか令子、長風呂にならないとか言った割に……」
「なに?」
……枕にしちゃ妙にやわいと思った。
「寝顔だけは可愛いのね、亮って」
「……んだよ」
「おかげでお風呂上りだってのに膝が痺れちゃったわ」
気づくのが遅かったが……俺は令子に……膝枕されてたっぽい。
風呂上りのせいか体温が高くて、それでいて浴衣姿の令子。
いつもと違って髪はアップだし、何か普段の令子とは違う匂いもする。
……って、何で固まってんだ俺は。風呂、風呂入らなきゃいけねぇだろうがよ。
「令子の奴……」
湯船に浸かりながら、俺はあの場でつけなかった悪態をついてみた。
そりゃな、自分の彼女が普段とは違う姿見せりゃ男ってのは大抵動揺するもんなんだよ。
れーこみたいな美人なら尚更だしな。つか何、あの浴衣姿。反則だろ。
身体のライン、結構……って、風呂に入りながら考えることじゃねぇだろうが。
「にしてもまぁ……眺めは良いっちゃ良いな」
夜の海と箱根の町が見渡せる、これが朝や昼、夕方なら別の景色が楽しめるんだろう。
令子が長風呂だったのも分からなくもない。
それに風呂入ってりゃ、誰でも考え事の1つや2つあるだろうしよ。
俺もこんな景色見ながら風呂入ったことねぇし……ゆっくりするか。
「……一応、よく洗っとくか」
***********************
「出たぞ」
「長風呂だったじゃない」
「うっせ」
着替えは当然の様に持って着てないから、俺も令子と同じように旅館の浴衣を着込む。
この季節なら多少着崩しても風邪は引かねぇだろ。
令子は俺が風呂から戻ってくるまで、窓を開けて海を見ながら涼んでいたらしい。
冷房をつけりゃ早い、とも思ったが令子はこっちの方がいい、そんな感じだった。
「これだけ海が近いと、潮の香りがここまで届くわね」
「……そーか?」
「亮にはまだちょっと分からないかしら」
「れーこって漁師町で育ったんだろ? そーいう環境にいる奴といない奴の違いだっての」
でもまぁ……改めて見ると浴衣姿の令子も良い。
普段はスーツ姿ばっかだしな……本人はブランドもんとか嫌いらしいけど。
何にせよ、こういうところに俺を誘って2人で泊まるってことは
それなりに俺のこと……アレだ、彼氏として認めてる、ってことか?
最後に令子と一緒に過ごしたの、いつだっけか……。
「こっちいらっしゃい」
「あん?」
「耳掃除してあげる」
「……」
……また膝枕か。
箱根十七湯? この車に道なんて必要ない? 何のことです?
おやすみおまいら
新作キタ━(゚∀゚)━ッ!!
GJ!!!
マセラティか
イタリアンな車だなwww
てか令子がパイだっていうのをSS見るまで気付かなかった件
最初オリキャラかとオモタ
>>751 れいこさんマジでマセラティ乗ってるよたしか
(゚д゚)
どこの情報だそれ
どのグリカか忘れたけどメールコンボにある
GJ!!超GJ!!
無粋なつっこみだけど
ハセヲは松とのメールコンボ(グルメ)で
好物は選択でサザエの壺焼きと言っている
サザエの壺焼きいったれい!
アワビを生で
GJ!!GJ!!
浴衣玲子ハァハァ(´Д`*)
「フラックス・キャパシター!(三宅裕二の声で)」
>>749 超GJ!
何故バック・トゥ・ザ・フューチャー?
しかも2ですか?吹いた。
>>749 超Good Job!!
バック・トゥ・ザ・フューチャー懐カシスwwwww
>>756 きっと、このハセヲは「やっぱり肉だな」と答えたVerのハセヲなんだよ(エ
763 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:16:44 ID:QVQmIC2I
いいじゃない、バック・トゥ・ザ・フューチャー
オレは好きだよ。
しまったΣ( ̄□ ̄)!
sage忘れてた!スマン!!
>>749 ちょwww続編ktkr!?
これが終わったらもしや千草編の続きがあs;kjh;あsh」wef
766 :
GORRE:2006/11/18(土) 01:14:50 ID:1A5X18sW
>>713の続き投下。 3日待たせて申し訳ない。
「き、着てきたで…」
数分後、コスプレ衣装に着替えた朔と望が戻ってきた。
「よし、お前達こっちへ来い」
二人の姿を確認した亮は、二人をベッドのもとへ来るように手招きをした。
「こんなもんうちらに着せて、どないすんねん」
ベッドのもとへ来た朔は開口一番そんなことを言った。
「決まってるだろ。続きだよ」
「つづきって…これ、きたまま?」
今まで黙っていた望が口を開いた。
「ああ。その方が萌えるからな」
亮は真顔で言った。
「ま、何はともあれやるのが一番だ」
亮は二人の腕をつかむと、そのままベッドに引きずり倒した。
「きゃん」
「わあ!」
ベッドに引き倒された朔と望は、倒れた拍子に亮の股間部分に触ってしまった。
「ったあ〜」
「いたた…」
朔と望は起き上がりざま、自分の手に何か触れていることに気づいた。
「あ…」
「うわぁ…」
二人の目の前にあったのは、あれだけ出してもまだ元気を失っていない肉棒だった。
「あれだけ出したんに、まだこんなに…」
「すごい…ハセヲにいちゃん……」
朔も望も、亮の肉棒にただ驚くしかなかった。
亮はフッと、ほくそ笑むと言った。
「朔、望、何をすべきか…分かるよな…?」
「分かったとるけど…」
「うん…」
朔も望も、どちらからとも言わず亮の肉棒へと手を伸ばすと、そのまま舌を這わせた。
「れろ、んん、ぷは」
「んちゅ、はむ、んむ、ぷは」
二人の小さな舌が亮の肉棒を刺激した。
「いいぞ、二人とも上手くなったな…」
お前が仕込んだよ亮君。と、そんな突っ込みは誰も入れない。
「んん、れろ、んむ、ぷは、んぷ」
「んちゅ、んむ、ちゅぱ、はむ」
さすがは双子というべきか、息もぴったりあっている。朔と望は舌を這わせるたびに、亮はえも言えぬ快感が襲ってきていた。
とりあえずここで終了。続きは明日の昼にでも書きまする。
ちなみに、上が朔でしたの台詞が望です。
GJ!
そろそろ朔&望&智香チームのゲージが貯まったんじゃないか?
口ボタンで神威覚醒!
いや、ここは淫獣覚醒するべきだ
769 :
GORRE:2006/11/18(土) 14:02:53 ID:1A5X18sW
>>765の続き投下〜。
「来い…来いよ…俺は、ここにいる!」
スケエエエエエエエエエエエエエイス!なんて事は叫ばない。ただたんに快楽に身を任せていて口から出ただけである。
「んむ、亮、どないしたん?」
「いや、なんでもない。続けろ」
いかんいかん、ついアバターを発動させてしまうところだった。発動させてしまったそれこそ偉いことになる。亮は思わず口走ってしまった事を反省した。
「んむ、ちゅむ」
「いいぞ…そろそろか……」
「む? んむ、ぷは、れろ、んん」
「れろ、ぷはっ、んん、んむ、んう」
「いくぜ、二人とも…」
亮は二人の顔めがけ、精を吐き出した。
「んああああ!」
「ふああぁぁぁ…」
勢いよく飛び出した精は、朔と望の顔や帽子、服へと飛び散った。
「んむ…」
「ふあぁぁ……」
「よく出来たな、二人とも」
褒められて嬉しかったのか、望はにこりと笑った。
「む〜〜……!」
そんな望と亮の様子を見て、朔はやきもちを焼いた。
「なんで望ばっかりひいきするんや! ハセヲのボケナス!」
朔は亮の肉棒に少し噛み付いた。
「いってえ!」
「へへん!」
「朔……お前…噛んだな…?」
「望ばっかり贔屓するからや!」
「上等だ、やってくれんじゃねえか…」
亮は朔をいじめてやろうと思った。どうしてやろうか……
朔と望も呼んじゃえwww
アバター3P それなんて新ジャンルwww
いや、残念ながら、
朔と望は二人で一体のアバターだ。
忘れてないかい?
残念ながら、朔と望は二人で一体のアバターだ。
うわぁ
連スレ スマソ(^_^;)
776 :
REAL:2006/11/19(日) 00:26:41 ID:YDM0fBZb
>>775 連スレwwwwww
ふと思ったが、憑神での絡みってどうなんだろうな。性的な意味で。
個人的に激しくスケィス×ゴレを希望しておく( ゚Д゚ )
昔パロスレで微妙に投下してそのまま放置プレイだったハセタビを、微妙にエロパロ路線にアレンジして投下しようと思う。
エロまで行くのに歩くような速さを要するが、よろしく(^ω^)
「さて、と…。」
学校から帰って来て、まずする事はPCの前に座ってのメールチェック。
「お、…志乃からだ」
一件の未読メールが目についた
それは待ちに待った差出人からのメールだった
「何だろう…」
期待に胸が弾み、しかしそれを誰にでも無く悟られない為に、ワザと冷静にマウスをクリックした
カチカチッ
『件名:ハセヲへ
本文:ごめんね、今日はちょっと仕事が忙しくてTheWorldに行けないや…
明日は大丈夫だから。
また明日、遊ぼうね。
本当に、ごめんね。』
「………」
途端に襲い来る脱力感
「そうか…志乃、今日はインしないのか……。」
チラリ、と横目でTheWorldのコントローラーを見つめる
「…俺も今日インすんの、辞めようかな…」
不意に壁に掛ったカレンダーが目に入る
明日は日曜日。
まさしく今日こそゲーム・ディ。
「……レベル上げでもするか」
そう呟いた瞬間、コントローラーを片手でたぐり寄せ、もう片方の手でマウスをクリックさせた。
カーソルはもちろん
【The World】
MoratoriuM
━━悠久の古都 マク・アヌ━━
青い輪に包まれてこの黄昏の街に降り立つ『俺』の分身、『ハセヲ』
「さて、……何処か適当なエリアでも行って……」
今日は何処へ行こうか?
ダンジョンに潜って武器を手に入れるか
それとも草原にボスを討伐しに行くか
クエストに挑戦してみるのも良い
色々と今日のプランを練っていると、すぐ隣に青い光の輪が現れた
「あ!」
その瞬間、聞き覚えの在る高い声がドームに響いた
「…」
ゆっくり顔を上げると、其処に居たのは
「タビー…」
「ハセヲ〜!偶然だねっ\('∇')/ 今インしたの?アタシはね、今インしたんだよ〜!!」
息も吐かずに其処まで言うと、目の前の猫耳少女…タビーは瞳をキラキラと輝かせながらハセヲを見つめた
「あぁ…今インした所…」
「ナィスタイミング★何か、嬉しいね〜。同じ時間にインって!」
(……何が嬉しいんだか……。)
本当、この煩い女は志乃とは大違いだ。
…嫌いじゃないけど、時々ウザい。
志乃。
そういえば、今日は志乃はインしないんだった…。
779 :
REAL:2006/11/19(日) 00:34:02 ID:YDM0fBZb
今更だけど職人さん皆GJ!!
毎日此処に来ては癒されまくって(*´Д`)ハァッハァッしてる!
そしてタビー3出演おめでとう。
タビー大好きな自分にもおめでとう。
諸君、私はタビーが大好きd(ry
ノシ
>>779ならよかったじゃん。vol.3にタビー出て仲間になるよ。これって既出?
アバター同士のセックル・・・タルヴォスの杭でスケィスがやられちゃうのか
今週のファミ通
誰か、ガスパー×ボルドーで純愛モノを書いてやるぜ、という冒険者はおらんのか?
だめだ!純愛オンリーだ!たとえば、
いつものようにPKをしにエリアを歩いていたら、
偶然アイテム収集に来ていたガスパーに出会う。
PKしようとするが、なぜか胸が高鳴る。初めてのことに戸惑い攻撃できないボルドー。
その出来事から数週間、なんどかタウンなどで会ううちに、それが「恋」だと気づく。
そしてある日、告白を決心する。
これが俺の考えた大まかなあらすじた。
これで限界なんで 、使いたい人がいたら自由に使ってください。
あと、文才なくてスマソ(^_^;)
唐突にこんなのが浮かんだ
だってほら、ボルドー10歳だし……
「あら、ガスパーじゃん」
「うわぁぁ、ボルドーさんだぞぉ」
逃げようとするガスパーを腕で抱きかかえると耳元で囁いた
(や〜〜ん、ふかふかで柔らかい〜〜)
「…ねぇガスパーぁ、すっごく顔とか体型とか好みじゃないんだけどぉ」
「あわわわわ」
「おねーさんとエッチしない?」
「へ?」
すっとぼけた顔で見上げるガスパー
(か…かわいい)
「い…いや、顔は獣だし、眉毛とか論外だし、髪型変だし、デブだし全部最悪なんだけどねー」
「あぅぅぅ」
ボルドーの言葉に落ち込むガスパー
「そ〜、それ。虐めたくなるのよねぇ」
そう言いつつルンルンで装備を変える
まがまがしく黒く光りしなるそれは、鞭
「ひっ…ななな何で鞭なんか」
「そんなことよりぃ〜、するの?しないの?」
「……断ったら?」
「ぶち消すわよ」
「うわ〜〜ん、ハ〜セ〜ヲ〜( TДT)」
ボルドーは14歳
今更ながらいっこ違いだったんだな、この二人。
ならさ、転校して同じ中学(?)で
青春でムフフな学園ストーリーでいってみたらどう?
14歳の娘か
性格悪いな
ゲーム内の登場人物だと
ぴろし3(39)
大火(35)
楓(28)
天狼(26)
パイ、クーン(24)
柊(22)
志乃、エンデュランス(20)
シラバス(19)
ネギ丸(18)
ハセヲ、揺光、グリン、松、(エンジュ?)(17)
アトリ、清作(16)
ボルドー(14)
ガスパー(13)
英世(12)
朔望(11)
榊(10w)
かな。確か
>>793 ああスマン、学年みたいなもので分けてるから
揺光はハセヲや松とかと同年代ってこと
>>791 ボルドーのリアルはおとなしくて
気弱な少女なんだがな。
リアルでのストレスをThe Worldではらしてるんだとさ。
The Worldのボルドーが自分の本性だと思って
恥ずかしいそうだ。
気弱?
気高い、じゃなかったか?
うん、気高いだね
プライド高い子なんだろう
>朔望(11)
>榊(10w)
この辺分かってても噴くわwww
プライド高いからクラスから孤立してそうだな。
ただでさえ金髪のハーフってことで目立ってそうなのに。
なーんか根本はかなり脆そうだな。
vol3で仲間にならないかねぇ。
>>800 俺なんかそれを知ってグリカの使い方を決めたからな
802 :
GORRE:2006/11/20(月) 01:01:37 ID:TB+bUOd3
>>769の続き〜
「よし、決めた…朔、目をつむれ」
「何でや」
「いいからつむれ」
朔は首をかしげながらも言われたとおりに目を閉じた。それを確認した亮は、望に手招きをした。
「?」
望はなんだろうと思い、亮のもとへ行った。
「ハセヲ、人に目を瞑らせといて何しとんのや」
「うるさい、少し黙ってろ」
そう言いながら、亮は望にあることを耳打ちした。
「出来るな?」
「え? でも…」
「俺がやる事と同じことをやればいい。簡単だ」
「でも、ボクやったことないし…」
「大丈夫、お前なら出来る」
亮は望の頭を撫でながらそう言った。
「うん、わかった。やってみるよ、ハセヲにいちゃん」
「よし、いい子だ」
亮はそれだけ言うと、自分の隣でぐったりしている智香の秘部に肉棒を押し当てた。
望は亮のをまねて、朔の秘部に肉棒を押し込んだ。
「いいか、望。今から俺と同じ事をやるんだぞ」
「うん」
そういうと、亮は智香の秘部に肉棒を押し込んだ。
「? ハセヲのにしては、何か小さいな…」
違和感を覚えた朔は目を開いた。
「! な、何してるんや望!」
望がやろうとしている事に気がついた朔は抵抗しようと暴れだした。
「うわ、ちょっとおねえちゃんあばれないで!」
「これが暴れないでいられるかい! 早く抜かんかい!」
「む、むりだよぉ。だって、もうぜんぶはいってるし…」
「う〜〜〜〜。それでも、早く抜くんやあ!」
「いた、いたいよおねえちゃん。ぶたないで」
朔は自由になる手足をばたつかせ、望を殴った。望はなんとか朔を鎮めようと、その両手をベッドにねじ伏せた。
「!」
朔は思わずびっくりした。何せ、望が自分を押さえつけてるのだから。
「よし、望。今からやるからよく見てろ」
二人の様子を見ていた亮は、騒ぎが治まったのを確認すると、腰を動かし始めた。
「! ちょ、待って亮。私まだ回復してな…あんっ」
「えっと…こうかな…?」
見よう見まねで、望は朔の両足を少し押し広げると、自分の腰をゆっくりと動かし始めた。
803 :
GORRE:2006/11/20(月) 01:02:53 ID:TB+bUOd3
よし、今日はここで終了っと。
読み易さという点では
何レスかまとめて投稿してくれるとありがたい
見直しとか推敲とかしてる?
>>804 その言い方はちょっとキツ過ぎるだろ。
何か最近このスレ流れがおかしいぞ。職人さん達に敬意を示してGJも言えないのか?
>>779、
>>803 お二方ともGJ!!!
悪い意味で言ったんじゃないんだけれど
長い作品なのだから、一レス一レス置いていくより
まとめ読みできたほうがいいな、と思っただけ。
保管庫作ろうかと思ってるけど、その編纂の都合とかもね
なにはともあれ、望×朔キタ−! GJ!
>>792 ぴろし3の年齢リアル杉www
>>806 良い方云々は別問題だが…俺は
>>804の意見に賛成だな。
一レス一レス分けて投下するならまとめて投下した方が何かと楽だぞ?
職人さんGJ
>>809 同意
まとめて投下される方が読みやすい
ここで書いてるわけではないが
とりあえず一区切りついたら投稿して反応がほしい
モチベーションあがるし
職人さんたち毎度GJ!
作品自体wktkなんだができれば小出しでなくって、ある程度書き溜めてから
一気に投下してくれると俺もうれしい。作品自体はものすごくwktkしてるからなおさらお願いしたい。
>>802 望の中の獣性も目覚めそうだな(*´Д`)ハァハァ
個人的には小出しのがいいと思うけどな、毎日読めるし。
でも、実際にはどっちでもいいかな。
作品の仕様や職人さんの嗜好の違いがあって1レス毎か一気投下か変わってくるだろうし。
>>795 ゲームが終わるたびに小さく溜め息をついてうつむいてしまうリアルボルドーを妄想した。
815 :
GORRE:2006/11/21(火) 01:09:38 ID:J8/M4s7n
>>802の続き〜
「んっ、望…あかんて、動いたら、あんっ、動いたらあかんてぇ」
「ごめん、おねえちゃん…もう、じぶんでとめられないんだ…こしが、かってにうごいて」
「はんっ、駄目ぇ、動いちゃ駄目ぇ! んんっ」
もはや望に、自分の腰の動きを止める事など出来様もなかった。
「あんっ、はあっ、ひくっ…望、ふあっ、あかんてばあ…」
口ではそういいながらも、朔は快楽を求めている自分がそこにいることに気づいていた。
「んんっ、あっ、ひうっ、くうう!」
「はあ、はあ…おねえちゃ…ん…」
望は何とか、ぎこちないながらも腰を動かし続けた。もはや自分で自分の腰を制御出来ない状態だった。ただ、快楽を貪るだけしか出来ていない。
「うう、はんっ、望、あふっ、んんっ」
「お、おねえちゃん…ボク、もう…」
「望…んっ、はっ、あかんて、膣内はあかん…!」
望は絶頂に達しつつあった。
「おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん!」
「はうん、望、あかん!そんなにはよ動かんでえ!」
望は腰を出来る限り早く動かし、腰を深く打ち付けると、精を朔の膣内に放った。
一方……。
「あんっ、あっ、はあっ、亮、もう少しゆっくりい動いてぇ」
完全に回復しきっていない智香の頼みなどに耳を貸さず、亮は快楽を貪る為に腰を動かし続けていた。
「あっ、いやっ、んあっ、はっ、んああっ! お願い、亮、そんなに、早く動かないでぇ…」
口の端から涎を垂れ流しながら、智香は亮に懇願した。しかし…
「そんな事言ってるが、ホントはもっと突いて欲しいんだろ?」
「ち…がう…はあんっ、あっ…くうっ!」
亮は構う事無く腰を振り続けた。自分は快楽さえ得られればそれでいい。
「んんっ、あっ…はあっ、ふあっ、はっ、んああ!」
亮が腰を動かす度に、敏感になっている智香は体を仰け反らせて悶えていた。
「あふっ、ああ! んん! はあっ、あっ」
「いくぜ、智香…」
「んんっ、亮!」
亮は腰の振りを早めた。そして、智香の膣内に大量の精をぶちまけた。
「んああああああああああああ!」
亮が精を放出するのと同時に、智香は体を大きく仰け反らせた。その体は小さく痙攣していた。
「あっ…はっ…はあっ…」
「……」
亮はいったん肉棒を引き抜くと、智香を四つん這いにした。
816 :
GORRE:2006/11/21(火) 01:33:25 ID:J8/M4s7n
亮は、まだ元気を失っていない肉棒をつかむと、そのまま智香の秘部に押し当て、腰を沈めていった。
「へ!? ちょ、ちょっと待って、亮。私まだイッタばっかりだから、んああっ!」
そんな事俺の知った事か。とでも言うように、亮は智香の腰をつかむと、腰を振りはじめた。
「ちょ、やっ、そん…な、ちょっと、休ませて、あっ」
イッタばかりで敏感になっている智香は、亮が少しでも動く度に、崩れそうになる体を必死で支えていた。もちろん、そんなこと亮にはお構いなしだが。
「あっ、はっ、はひっ、ああっ、んんっ、あうっ」
亮は少し苛めてやろうと、智香の胸に手を伸ばした。
「やああっ! 胸、掴まないでぇ、今触られたら、あたし、おかしくなっちゃうからぁ」
「そうか、そいつはいい事を聞いた」
亮は智香の胸を揉みしだいた。
「ああんっ、いやっ、あっ、お願い、亮。今は胸に触らないでぇ…!」
「誰がやめるかよ。せっかくなんだから堪能しねえとな」
「そ、そんな…んあっ」
亮は腰を振るのを忘れず、両手で智香の胸を揉みしだく事も忘れなかった。
「あっ、はっ、はあっ、ふあっ、んっ、くあっ、いやあっ、んんっ」
智香はガクガクと震える手足で必死に踏ん張り、今にも崩れ落ちそうな体を支えていた。しかし、もはやそれも限界に近かった。亮はそれに気づいたのか、いったん腰を動かすのをやめ、肉棒を引き抜いた。
「智香、今度は自分で入れろ」
亮はベッドに寝転がると、智香を自分の上に跨がせた。智香は亮に言われたとおり、亮の肉棒を掴むと、自分の腰をゆっくりと下ろしていった。
「ふっ…んんっ…!」
亮は、完全に自分の肉棒が飲み込まれたのを確認すると、再び腰を動かし、智香を突き上げた。
「んああ! あっ、はうっ」
亮はそのまま、智香の胸に手を伸ばした。
「この方がいいだろ? 動きに合わせて胸が揺れるしな」
「り、亮の…あっ…馬鹿ぁ…はううっ、ふあっ…」
亮はさっさと楽にしてやるかとお思い、一気にスパートをかけた。
「いやっ、あっ、そ、そんなに早く動かないでぇ、んっ、はあっああっ!」
「いくぜ、智香…」
亮は腰を打ち付けると、再び智香の膣内に精を放出した。
「はあ、ああああああああああああ!」
智香は再び体を大きく仰け反らせた。
「あふ、はあ…、あっ……」
智香をベッドに押し倒すと、肉棒を引き抜いた。
「はあ…はあ…」
智香はぐったりとしていた。
今日はなんだか快調だったので二つ投下。以上! 今日はここまで
そろそろ千草の出番をお願いします
>>816 乙!あんたのSSの喘ぎ声がエロくて好きだw
無知な人のために
PC名、本名、年齢を提示してはどうだろう?
一応、需要がありそうな奴だけ
・ハセヲ
三崎亮(みさき りょう) 高校2年生(17)
都内在住、家は割とお金持ち。
・アトリ
日下千草(くさか ちぐさ) 高校1年生(16)
千葉在住。家は庶民。飼育委員。
・クーン
名前不明(香住智成?) フリーター(24)
石川在住。リアルのパイと面識あり。
・朔望
名前不明(二人とも) 小学5年生(11)
和歌山在住。母子家庭。
・エンデュランス
一之瀬薫(いちのせ かおる) ニート(20)
神奈川在住。眉目秀麗な美男子はリアルでも。
・パイ
佐伯令子(さえきれいこ) CC社システムエンジニア(24)
都内在住。番匠屋淳の異母妹。車は赤のマセラティ。
・シラバス
森野優一(もりの ゆういち) 大学生(19)
宮城在住。ボランティア活動とかしてる。
・ガスパー
牧孝太(まき こうた) 中学1年生(13)
北海道在住。いい体格してる。成績は優秀。
・揺光
倉本智香(くらもと ちか) 高校2年生(16〜17)
北海道札幌市在住。図書委員。同人小説書き。
・天狼
民錦寿(みん じんたお) 商社マン(26)
埼玉在住。在日韓国人?テコンドーの達人
・大火
緒方幹久(おがた みきひさ) 雑誌編集者(35)
都内在住。昭和プロレス好き。既婚者で子供が二人。
・ボルドー
ニナ・キルヒアイス 中学2年生(14)
富山在住。日独ハーフ。気高い性格。
・ネギ丸
大山和重(おおやま かずしげ) 高校3年生(18)
受験控えてるのにゲームしてるダメ男。
・グリン
小宮山宗司(こみやま そうじ) 高校2年生(17)
穏やかな性格。ボルドーの苦しみを理解している。
・楓
加賀京子(かが きょうこ) 介護福祉士(28)
バツイチ。過去に子供を亡くしている。欅に依存?
・松
九藤真吾(くどう しんご) 高校2年生(17)
愛知在住。バイク好き。それなりにモテるっぽい。
・榊
鵜池トオル(ういけ とおる) 小学4年生wwwww(10)
都内在住。天才。
・柊
由紀文彦(ゆき ふみひこ) ファッションデザイナー(22)
京都在住。独立を目指すデザイナー。潜在フォモ。
・志乃
七尾志乃(ななお しの) 大学生(20)
埼玉在住。医療系の大学生。オーヴァンとリアルで面識あり。
・匂坂
逆巻信之助(さかまき しんのすけ) フリーター(19)
パチンコ屋勤務。それなりに稼いでる。
・タビー
久保萌(くぼ もえ) 高校2年生(16〜17)
看護士を目指す高校生。家庭事情複雑。
・Bセット
三浦静香(みうら しずか) OL(24)
IT関係の企業に勤務。美人。オーヴァンFC会員その1
・ゴード
堀真由美(ほり まゆみ) 中学3年生(15)
ネナベ。詐欺グループだったが自首。オーヴァンFC会員その2
・俵屋(籐汰)
村上純也(むらかみ じゅんや) 大学生(22)
留学していった商業系の大学生。かなり聡明な男。
・三郎
永井康夫(ながい やすお) トレーダー(24)
ネカマ。株でその日暮らし。達観した価値観。
>>823 乙。次からテンプレにするか。
次と言えばそろそろ容量が危なくなってきたな、もう20KB無いぞ。
>>825 投下もままならないならROM用にこちらは保守しつつ新スレ立てるべき?
おまいら乙
次スレでお会いしましょう? 何のことです?
おやすみおまいら
職人さんが帰っちゃったぞ!?
ああああああああああああああああああああああああらめえ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああ
>>824 エッ!
志乃って医療系の 大学生だったの?
ファンブックに書いてあったっけ
>>832 志乃がオーヴァンにキルされた時、
家の本棚が一瞬映って、それ系の本が並んでた希ガス
835 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:34:31 ID:fMqaiU/O
マジで!
>>836乙!
では以下、容量に配慮して保守進行ということで
あ
い
は
ら
震
843 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 07:22:12 ID:wg/xkQC5
なんとなく、ハセオに放置プレイされている千草がいいとかふと思う。
844 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:21:41 ID:ta/zUo+z
ハセ志乃(というより亮志乃)SS投下しまっす
亮「ふう、やっと終わったか・・・」
あの事件AIDAとの戦いが終わり
ようやく志乃を含む未帰還者達を取り戻せた
・・・取り戻せたのはいいのだが
亮「だからってこれはないだろう・・・」
そうあの戦いのおかげで課題などをやる暇が
なくなってしまいせっかくの夏休みだというのに
夏休み課題を通常の4倍近く出されてしまったのだ
亮「ああ、肩こったくそっ!」
まあとりあえずちょうど昼だ
何か食べるかと思った矢先に・・・
ピンポーン
亮「ん?誰だよ一体・・・」
せっかく昼飯食おうとしてたのに
ピンポーン
亮「ハイハイ今でますよっと」
俺は、ドアを開けた
そこには予想外の人物が立っていた
志乃「こんにちわ」
亮「・・・・・・へっ?」
そこには俺の初恋の人
七尾志乃がいた
とりあえずここまで初めてなんで変なとこあっても
スルーしてください・・・
GJ!!
志乃好きにはたまらん作品になるようにがんばってくれ。応援してるぞー
>>844 GJ!!
(・∀・)イイ!
亮志乃が見れるなんて夢のようだ。続きも待ってます。
>>843-846 このスレは容量が限界に来ています。
(限界を超えると問答無用で落ちます)
SSの投下は次スレ
>>836にお願いします。
以下、保守進行で。
埋める、ついでに聞きたい。楽器やってる人いる?
やってます。一応ベース。だがそれが何に関係してるんだ?
特に意味はないぜ。俺の回りには一人もいなくてな。
釣り乙
そういうつもりじゃなかったんだがすまん。
ピアノやってる、と釣られてみる
楽器やってる人ぐらいどこでも普通にいるだろ
特殊な交友関係しか持ってないのか?
スレタイ嫁
856 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:29:40 ID:KxBqLlEc
埋めるだけなんだからいいんじゃない?
短い文章なら
このスレは埋まる前に落ちる。あと12KBしかない…
i': : : :/ .,,、-V-V / / \
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|::::|. i.庁 ゝ ゙.,,、、、-彳 ) |;;;;;;;;;;;゙゙!lllllllllllllllllllllllllllii;;,,, ゙゙゙゙゙゙!!llllllllllllllllllllllll!
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. |::::| i,  ̄ ....:::::::|〃;;;;;,.r''´'i,:::i,゙゙!llllllllllllllllllllllllllli;;,, !lll゙llllllllllllllllll; うめ
. i,::::| ヽ .....::::::::::::::::|i'|/|::::::::::::::| 'i,::'i,:::::゙゙!lllllllllllllllllllllllllii;,, !l;illlllllllllllll;
'i,::|'i,'i|丶:...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,|,,,,,:::::::::ヽ:,.r''´i, ゙゙!llllllllllllllllllllllllli ;illllllllllllllllli;,
'i,| i,'i ゝ-、_::::::::::::::::::::::::,;;;iiiilllllliiii;;;,,,''´'i,,、-i, ゙゙!llllllllllllllllllllliiillllllllllllllllllli;,
'i,:::::::i,::::::::::::::::::::,、lllllllllllllllllllllllliiii;;,,, \ ゙゙!lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllii;
ヽ:::::i,::::::::.,、-'" ゙゙゙!lllllllllllllllllllllllllllliii;;,,, ゙!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
859 :
851:2006/11/29(水) 00:00:23 ID:2i3jMQMs
特別な関係ってわけじゃないんだがマジで一人もいないんだよな。
860 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:55:47 ID:eyIJMcs6
もしも、オーヴァンに座右の銘を聞いたら。
Re:座右の銘
「志乃たんハァハァ」
(●ー+●) フッ
勢いに余って書いただけです。
スイマセンでした。
ゲーム本編に忠実に従うならそこは志乃じゃなくハセオだ
アーッ
楽器は吹くだけじゃないんだぜ?
それどんなプレイ?
楽器で思い出したが
ハ長調ラ音って表現的におかしいらしいな
ラ音はハ長調でなくともラ音なんだそうだ
/ / / ヽ ヽ
-=彳 / / / ! ヘ \
「 / | i / | l | | ハ `トゝ
| / / .| | /!| | |! | lヘ. | ! ! ! ヽ!
// | l | l ! l| ヾハ ハ/ | l | | | 、 |
./イ/ !/ ! !|‐z==、 '. /-z≦、ハ ! !ハ |ヾ、
/ 〃! ! !〃 ヽ ∨〃ィtぅゞ|/ / !ヘ!
| / ∧ | |{ }}⌒{{: : : : : :}}|/ヘ l |
!イ,ィ { ヘ/!ヘ|ヾ、__,ノ' |: ヾ、_:_:_ノ'l〉〉ハソ うめ
ヽヽ.、|  ̄ ´ |::  ̄´ !_/
Y `ヘ 、 |: //
--―一_二二!イ |ヘ.,____,. --、 / |_
/ ヽ..._/二二二` ̄´ュ ,イ,ハ|  ̄``ヽ、
/ r┴┴‐┼──‐弋三三マヽ --一 ¨ ̄´ 〉
j  ̄>──┴─ 、:.:.:.|─‐9|<7|l. /
f' 7´ ´¨`ヽ`ヽヽ:::::::__ヽ|}}─ j|^:|Yl. /、__
j 、l::;′ Y:::::l:::l::::{ ヾ!|!ュ:.:.:l|:::V / j ト、_
l l:::| ||:::::|:::|::ハ \_:.:.:ト、::ト -‐ ' ´ / ! /`ヽ、___
l `ヽヽ __ノ/.::/::/:::::/ヽ  ̄ヽヽ: : : : : : /: : : : : |::::l:/
' / マ=∠∠∠∠ -'" ∨__/. : : : : : : j::::l:′
' ハ::::「 -r 、 ∨}} }: : : : : : : : :|::::l !
} ハ::::∨ ヽ ヽV: : : : : : : : : |::::l |
/ ヽ:::ヽ ヽ \: : : : : : : : :|::::l:ハ
梅
>>867 それは違うぞ。
ハ長調ラ音とは、イ音のことだ。
ドレミは調によって変わるぞ。
と、元合唱部の私がマジレス。
ハ長調で"ラ"と表記していても
実際に鍵盤ではラではなくドを鳴らす
まだ埋まらぬかーっ
あと、7KBくらいある。
締め切りの様に引張るな〜
うめ&保守
umeumeumeumeumeume
/// \
/// ヽ
/// _,. -‐、 i
〃/ __,r‐-'´ ヽ.__ |
/' / / \ /
! / ,.イ / l ! ヘ .′
l/ / / / /l | | ! ハ
| ___,. '´ | ムA/-|/| /__! ! !| ./ }
| \ ヘ| !/ ,r==z ! /_|/lメ /リ /_,.イ
i _≧- rヽ. | 代刈 ∨ ヒ}ヽ|/ / (_)
', `7 { f {` l \´ ハ
`、 !,.イ/ ヾニ l〉 / 、ニ=- i !
\ 〃| /! _」\ t‐ァ .イ |ヽ| | |
丶、_ V イ/| \ ,.イヽ!ヽ| | i
`  ̄ ̄ ̄ |ー‐---` ー'´ l |
jー‐-----| | !
/ー------! / /
/⌒\_ _L_ /__/
/,. -―‐- 、 ̄ rヽ.
/ / `丶、 \ヽ
/ /./ \ ヽ',
/ //i \.∧
/ // .|∧ \ / /\
/イ「\| ヘ /| / / / ヽ
// ヘ. ! ヽ/ !lィ l/ / ',
// ヽ/⌒ヽ. / j / / }
〃 l/ \ \// / /
/' | \ !´ / \ /
/ l `!'´ _} 産め
. / .| | |
まだあと4KBくらい。
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(/【◎】 (/【◎】 (/【◎】 【◎】ヘ) 【◎】ヘ) 【◎】ヘ)
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ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
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/ リハ ヽ ´‐-v-‐、ヽ
W●‐●W H>@<H) .|
_,;ーノ、 ●〒●-∂ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(⌒` ⌒ヽ / ,、,.- ,ノ <やあ、みんなのYATTAと大判が埋めだよ!
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パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
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`゚''ヽ /ii ,ヾ ;;| ´.__,,\::::::丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::丶 僕が華麗に梅…
丶tii- '´ ,/;;;| ∧ゞ`--'´ヽ\:::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::ヽ
`''ゝ'´ヾゞソ|ヘ 丶 | :::\、、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|、:::::::::ヽ
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ヽ / /::;;/  ̄──''''' :| :::::::::::::::::/,,,,,,,_;==-'''' 丶-::,,,,\,,,
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| / / / /\`ヽ //,.-_! | ヘ /ィ
l、 、 ヽ、 / / / / ̄```` '"´ ̄ l l ! ヘ /-‐一ァ
| \\ ソ ! | .′ | ,ハ ! ハ /
'、 `/ | | |__ l/__|,ハ ハ. /
ヽ/// ヽ、 N__`ヽ、 / __/:〉 i | ハ /
/イ/ / .へ|´rォ、\` ‐'´/rォ、`ヽ| !ヾVァ=-
./´ ̄/ / | ヽ._弋ソ_ / _弋ソ_ノ | l .i / 終わり!かな
、 / /| | | 「`:::丁 丁_::::7! ,′ ! `丶、__
. \__! .! | | l ! |::::「` |:. |::/// !| /
-=l ! | | |ハ.ヽ::! l:: l//イ l !‐'´
ヽ|∧'、 ! ム ヽ _ ′/| ハ|
l/ ヾ、 |/_ム ,.、-‐ ' ´ ̄ rヽ /ハ! | /
ヽ. !´::::::ト、 ヾニ二二二二ン ,.イ:``| 〃
f、:\ |:::::::::ト、\ / l:::::::l /::)!