女の子が魔界へ拉致・迷い込む その2

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1名無しさん@ピンキー
そんなシチュエーションのエロパロ

前スレ
女の子が魔界へ拉致・迷い込む
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143023929/
2名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 15:11:52 ID:j6QfU8vq
2get ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
3堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:25:48 ID:zfGR5wR+
前スレの堕ちた姫君です。
投下中にうっかり容量オーバーしてしまいました。次スレへの案内も貼れなくて
申し訳ありません。
投下が終わったら半年ロムりますので、どうかお許しくださいませ。
みなさん、このスレを見つけて来てくださるでしょうか・・・
まだ前スレ616からの続きが書きためてあるのですが、続き投下しても
大丈夫かな。
4名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 15:28:58 ID:0BMOyevi
あそこで止まって、ずっと生殺しにされるのはカンベンしてくらはい。

投下おながいします。
5堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:38:29 ID:zfGR5wR+
>4
おお、まるでジサクジエンのようなレスがさっそく。有り難うございます。
投下開始致します。
6堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:42:54 ID:zfGR5wR+
前スレ616の続きです。

 重ねた唇から男の舌が割って入ってきて、まるで別の生き物のように口腔内を探る。 
 息苦しくなるほど舌を吸い立てられ、軽く、しかし痛みを感じる程に下唇を噛まれて
アニエスの喉の奥から幽かな悲鳴がもれた。やがて口の中を犯し尽くした男が唇を
離すと、男性に無体に扱われたショックで、半分意識を失いかけたアニエスは
ぐったりと男にもたれかかった。
 そのまま男はいいようにアニエスを弄びはじめた。まだ快楽などおぼえないアニエスが、
唯一反応するのは痛みであった。面白がって、男は白い肌のあちこちを強く吸い立て
たり噛んだりして、小さな悲鳴を引き出した。食欲をそそりそうな、愛らしい胸の蕾は
アニエスが泣き出すまで強くつねり、涙がひと雫湯舟におちるごとに離し、また強く
捻るのを何度も何度もも繰り替えした。
「やめ・・て・・・い・・・やぁ・・・」
ここまできて、やっとアニエスの口をついて出たのは、神への祈りではなく悪魔への許しを乞う言葉であった。
 アニエスはポロポロと涙を流した。喉のおくがヒッヒッと勝手にひくつく。
だけど体は力が抜けたままだ。男が痛みを与える時のみ、ビクっと動くだけである。
 アニエスを後ろから抱きかかえるように羽交い締めにした男は、満足そうにその顔を
覗き込み、涙を舌の先でやさしくなめとった。
「痛いか。可哀想に。」
 そう言って、うすら笑いながら、両手をアニエスの胸に手をまわし、なおも乳首を
強くつねり上げ、悲鳴を上げさせた。
 アニエスは、これが男女のいわゆる姦淫であるとは思いもしなかった。男は悪魔で
あるがゆえに、自分を責め苛んでいるのだと思った。最終的には切り刻んで殺されるか、
喰われてしまうのだろう、と。
 だからやがて、男の指が下へ降りて、湯の中の自分の下半身に触れはじめた時に、
初めて彼の意図がどういうものかを悟ったのだ。
7堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:46:30 ID:zfGR5wR+
 アニエスは、神に正式に貞節の誓いを立てたわけではないが、修道女でなくとも、
神に祝福を受けて結婚した相手意外と男女の関係になることは戒められている。
ましてや、見ず知らずの初めて会った男に身を任せる等、その場で神の雷が落ちても
おかしくはないと、アニエスは思っていた。
 いっそ、その方がどれ程楽だったか。
 神の救いも、天罰もアニエスには下らず、従って、男は薄い金髪の和毛を指で
かきわけ、蜜の場所の始まりにある、快楽の真珠を手中におさめてしまった。
「ひゃ・・・・いやっあっ・・おっ・・・お許し・・・さい」
 乱暴に真珠を嬲られると、アニエスはひりつくような痛みと、今迄味わった事の
ない得体のしれない感覚が、背筋をはいのぼってくるのをおぼえた。軽く指で嬲られる
だけで、体が勝手に小魚のようにビクン、ビクンと跳ねてしまう。
 と、同時に、何か自分の体の奥から、じわり、と暖かいものがわき上がり、男が
今嬲っているその場所からしみ出してきたのが分った。
 生理的な反応であると分らないアニエスは、激しくショックを受けた。
 自分が下等な野の獣に成り下がった気がした。
 もはや神に仕える清らかな身では無いのだと。
 激しく込み上げる嗚咽を堪え切れず、呻いた声も、自分の声とは思えず、獣の
鳴き声に聞こえた。
 もはや抵抗を諦め、身を任せているアニエスを、男は降参したと見て取った。
「そうだ、大人しくしていれば、お前も楽しませてやろう。こちらが楽しいばかりでは
気がひける。」
8堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:49:46 ID:zfGR5wR+
 男はうってかわって、巧みな手付きで乳房を揉みはじめた。優しく耳朶を甘噛み
されると、ビリビリと肌が粟立つ感覚がアニエスの全身をはしり、そのうえで胸の
蕾をやさしく指でなぞられると訳も分らず声がでた。そして再び、男は下半身に手
伸すと、真珠を被う包皮を指で剥き上げて、柔らかい湯ごしに、敏感な生身をゆっくり
となぶった
 先程の痛みとは違う、まぶたの裏に白い光がとぶような強烈な感覚に、アニエスは
再び体をピクン、と跳ねさせながら、声を上げた。
 しらず知らずのうちに、湯のなかで足のつまさきがピンと伸びていた。
「感じやすい体だ・・・気に入った。しばらく側においてやるぞ」
 男は勝手なことをいいつつ、アニエスの腰をひきよせて自分の性器の上に導いた。
そしてそのまま己の欲望で、蜜の沸き場所をさぐりあて、後背からゆっくりと
侵略しはじめたのだった。
 その瞬間まで、姦淫とはいったいどういうことなのか、実の所アニエスには良く
分っていなかった
 鋭い痛みを感じて、我にかえり、アニエスは今さらながら抵抗を試みたが、がっちり
と腰を抑えられていて、全く動けない。上半身をひねり手で相手の胸を押し返そうと
したが、両手を背中の上で組んだ形で片手で掴まれてしまい、余計に身動きがとれない
状況になってしまった。
 男はゆっくり、じらすように体を進めて行く。
 相手が遊び女だと思っているのだろう。肉の一番太い箇所を、処女膜のあった
狭隘な部分にとどめて、ゆっくりじわじわと犯し、結果的に一気に貫くよりも、
より一層苦痛が長引くこととなった。
9堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:53:42 ID:zfGR5wR+
「う・・・ァ・・・」
 アニエスには、じりじりと増す痛みとともに、そこ、から何かが自分の内奥に
入り込んでくるのが分った。徐々に内臓が押し上げられて口までせりあがって
くるような錯角をおぼえた。
 やがて根元迄ずっぷりと肉の楔を埋め込むと、男は、強くアニエスの腕を引いて
体の奥を突き上げた。アニエスは高い悲鳴をあげた。男も、ねっとりと絡み付く粘膜を
味わって、軽いうめき声をもらした。
 アニエスはやはり自分は切り刻まれ、殺されてしまうのだろう、と思った。
これが男女の行為だとは思え無かった。
 ゆっくりと抽送をくり返す男の動きに合わせて、人形のように、アニエスの体が
がくがくと震える---------------------------

「アニエスさまあー?大丈夫ですか?もしやお湯に浸かり過ぎて、ゆだって
しまったのではありません?ニナが今浴室にはいっても大事ないでしょうか?」

 突然入り口のドアの向こうからニナが声をかけた。
 痛みに気を取られて、ニナが近付いてきていたことに全く気付かなかったのだ。
 男は面白そうに、アニエスの耳もとで囁いた。
「ほぉ、おまえ、アニエスと言うのか。誰だニナとやらは。知らない名前だな。
で、この有り様を見られて良いのか?」
 その間も、意地悪く、ゆっくりと腰を使うのを止めない。
 痛みで少し我にかえったアニエスは、さすがに自らのこの状況をニナに見られる
訳には行かないと思い、震える喉で返事を絞り出した。
「ま、まって・・・・ニナ。今体を・・・・ヒっ」
10堕ちた姫君:2006/09/15(金) 15:57:54 ID:zfGR5wR+
 突然、男が円を描くような腰使いで、体の奥をかきまわした。
処女にはきつい腰使いだ。
「アニエス様、大丈夫ですか?」
「だいじょ・・ぶ、来ないで。体を、洗っているの。」
「お声がおかしいですよ。本当に大丈夫でいらっしゃいますか・・・?」
「お願いが有るのよ・・・鞄の中に修道院で、作った、石鹸が・・・・ッッ」
 突然、アニエスは結合部分とは違う箇所から、痛みと痺れるような強烈な違和感が
伝わって来て、激しく息をのみこんだ。
 最初は一体何が起こったのか分らなかったが、徐々にその違和感が大きくなるに
つれ、自分のアヌスに差し込まれた男の指が原因だと気付いた。快感というには
きつすぎるその感覚に、全身の力がぬける。アニエスは、処女粘膜だけでなく、
自らの排泄器官まで、そのように弄ばれて、また気が遠くなりそうだった。
 男は、さらにアニエスの耳もとで囁き、いかにも楽しそうに笑った。
「ほら、ちゃんと返事をせねば、入ってくるぞ」
 男はアニエスの体の力が抜けたのを確認すると、掴んでいた腕を離し、浴槽の壁と
自分の体でアニエスを挟み込む形で逃げられぬようにした上で、後ろから腰を使い、
指でなおもアヌスを嬲った。アニエスは浴槽の縁にしがみつき、やっとの思いで
言葉を続けた。
「石鹸が、はいっているから、取って来て・・・ほしいの」
「承知しました。急いで行って参りますからね。湯に浸かり過ぎは良く無いんですのよ!」
渋々、と言った様子でニナはアニエスの用事を足しに、バタバタと駆けて行ったの
だった。
11堕ちた姫君:2006/09/15(金) 16:13:01 ID:zfGR5wR+
 ニナが去り、男は今度は遠慮なく腰を使いはじめた。肉の棒が、アニエスの肉体の
内奥をかきまわし激しく蹂躙する。ずるずる、と不快な感覚が何度も何度も、
アニエスの中を行き来して、脳の中迄めちゃくちゃにかき回す。
「お前・・・なかなか悪く無い、ぞ!」
「やめて、やめて、いや、いや、ああああああああ、あ・・・ああ!」
 自分のモノとはおもえない淫らな声がアニエスの喉からほとばしった。
 痛みだけではない、先程感じたのと同じ、得体の知れない快感に、恐怖さえおぼえた。
 湯のぬくもりと激しい感情の揺れで、アニエスは全身を桜色に上気させていった。
 
 やがて男の動きが性急さを増す。傷付いて痛む粘膜に激しく突き立てるように、
何度も拷問道具を叩き付け、男は、アニエスの膣奥にどっぷりと欲望のエキスを
吐き出した。先程から息も絶え絶えだったアニエスは、痛みとショックで、とうとう
意識を失ってしまった。
 男が身を離すと、浴槽の湯の中に赤いものが散った。彼は意外そうにアニエスに目をやった。
 小さな白い顔を苦痛に歪め、浴槽の縁にしがみつくように気を失っている彼女を
みて、彼は胸に小さい痛みを感じたが、それが何かは分らなかった。
 そっとアニエスを抱き上げると、湯殿の外の寝椅子に横たえる。
 パタパタ、という足音、おそらく先ほどの侍女のものであろうか。それが聞こえた
ので、男は自分の絹のバスローブを羽織り、その場から立ち去った。
 灯りは全く無いと言うのに、迷いのない足取りであった。

12堕ちた姫君:2006/09/15(金) 16:20:31 ID:zfGR5wR+
昨日投下しようと思った分は終わりますた。
前スレの神マビマビさんのssに触発されて書きはじめたのですが、
(シチュエーションも良くにてるとおもう。エロパロのエロパロデス。)
うまく短く書けなくて。エチシーンまで長くてすいません。
ていうか、おなのこまだ魔界に着いてません。それはこの後ということで
ご了承ください。
一応特に〜のパロ、というモトネタはありませんが、色々混じってる気はします。
yesの宗教の事とか詳しく無いので、全くの架空世界ってことにしてみました。
13名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:25:33 ID:qeQM+r/A
baka
14名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 20:36:16 ID:449nj4r2
           __
        , ‐' ´   ``‐、             / ̄:三}
.     /,. -─‐- 、.   ヽ        /   ,.=j
 _,.:_'______ヽ、 .!       ./   _,ノ
  `‐、{ へ  '゙⌒ `!~ヽ. !     /{.  /
    `! し゚  ( ゚j `v‐冫   , '::::::::ヽ、/   そんな事より野球しようぜ!
.    {.l   '⌒      ゙ 6',!   / :::::::::::::::/ __
.     〈  < ´ ̄,フ  .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
.      ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠.   ヽ_}  ゙ヽ
        ,.r` "´  /:::::::::::::::::::ィ´  `ゝ  !、  /
     /       / :::::::::::::::: ; '´   /´\ /   r'\
.     i      ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
     {      {:::::::::::;:イ /   ‖i:::::::/:::::::::::::/  \
15名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 00:32:23 ID:sODaJLNi
スゴイのキターーーー!
>>12
全裸で続きを待ってます。
16名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 04:07:04 ID:Xl9XmsdA
これまたGJ

前スレ油断していたら500超えてたか・・・
1712:2006/09/16(土) 04:40:23 ID:Vc4GggGP
>15さん
全裸で・・・?貴殿はそれでよろしいのですか。

>16さん
すみません、前スレの中ほどでマビマビさんが、容量警告だしてたのに
調子にノってぽんぽん投下してたら埋まってしまいまいた。
投下途中のお話もあったので、みんな探して来てくれると良いのですが。

では続きを・・・
18堕ちた姫君:2006/09/16(土) 04:43:46 ID:Vc4GggGP
「ニャーハハハ!そいでそのままそのオヒメさまやっちゃったのニャア!
王子、悪魔ァ〜!」
 愉快そうに笑ったのは、サファイアのような青い目をした、シルバーグレーの
ふさふさした被毛の猫だった。
 ローデルセラムの王宮に程近い、こじんまりとした城に滞在中の
隣国の第2王子エアハルドは、ベッドに身を投げ出して目をつむったまま、
けだる気に答えた。
「俺の話し相手とやらをつとめるという、王族の姫君だそうだ。
そんな話きいては居なかったのでな。てっきり・・・」
「どーすんの、王子ぃ、結婚すんの? ショジョだったんでしょ?
そのオヒメサマ。」
 出窓の所で日の光を浴びて丸くなっていた猫が、音も立てずに床に降り立ち、
ベッドの上の王子にすりよっていった。
「・・・知った事では無い。どうせ俺は悪魔だ。国元へ帰るときに捨て置いて行くさ。」
 それまでは・・・楽しめそうだがな。
 ひとりごちて、王子は脇の下に潜り込んでこようとする猫をつまみ上げ、
床の上に乱暴にほおった。
「フニャッ!」
 猫は空中でくるりと一回転し、豪奢な織り物を張った椅子の上に人間の女性の姿で
着地した。だが、シルバーグレーの短い毛が体一面に生えており、同色の猫の耳まで
頭に生えている。頭髪のみ、猫の額にあった模様の色と同じ濃いブラウンで、
ふさふさと背中のまん中迄伸びていた。身に付けているのは、踵の異常に高い、
黒いピンヒールのみという出で立ちである。
19堕ちた姫君:2006/09/16(土) 04:47:39 ID:Vc4GggGP
「何かと言えば神様神様と、全くこの国にはうんざりだ。
まるで汚いものを見るかのように俺を見るものもいるしな。
学ぶ事など何もない・・・第一ゴテゴテと飾り立てた坊主が何をいっても
頭が痛いだけで全く理解できん。」
「ミミも、王子の愚痴はうんざりニャー。・・・今日はしないニャん?」
 そういって猫娘ミミは、布張りの椅子の上で、M字に大きく開脚してみせた。
空中に投げ出された、黒いヒールを履いた足先がピン、と伸びている。下腹の、
一段と密集した銀毛がうずをまいているあたりから、強い獣の匂いが漏れ出してきた。
銀の毛にふちどられた、濃い桃色の果肉は、くぱっと割れて、既に潤いをたたえて濡れ光っている有り様だ。
「朝からか・・・?・・・ったくこれくらいしか楽しみがないな。この国では。」
 王子は、ニャァ〜ンと甘え声をだすミミに近寄ると、いきなり指を2本、
果肉にめりこませた。長い指を、くるくる、と膣をかきまわすようにひねると、
透明な露が止めどもなく滴って、王子の手のひらに溜まるほどだった。指が敏感な
スポットをこすり当てる度に、ミミの足がぷるぷる震えた。
「くふ、くふうんっ。あぁぁああん・・・」
「おいおい、これじゃ前戯なんて全く必要無いだろ。うわ、お前、椅子にまで
滴って・・・この染み落ちるのか?。」
「くふうん、王子がお国に帰っちゃったら、侍女頭にしかられちゃうかもぉ。
ねえ、王子、お願い。ミミなんでもするから置いて行かないでぇ。ミミはお国に
連れてかえって・・・ね?」
 甘え声でミミがねだる。
20堕ちた姫君:2006/09/16(土) 04:54:55 ID:Vc4GggGP
 王子は指を抜き取ると、ミミの腰をひいて椅子にかなり浅く腰掛けさせ、姿勢を
低くさせた。そうしておいて、ひじ掛けの上に膝をついて、頭をもたげはじめた肉蛇を、
ミミの口に上から差し込むようにくわえさせる。
「くふん、くふん・・・・・」
 ミミは猫というよりは子犬のような鳴き声を上げながら、素直に口に差し込まれたモノ
を受け止めた。ミミはそれが口の中を出入りする度に、粘膜がこそげとられそうな感覚を
覚えるた。大きさも固さも普通のモノとは全く異なっており、さらに、ごつごつとした
節が付いているのだ。
 王子の腰の動きに合わせて、ミミは一生懸命唇で幹を扱いた。同時に舌で肉の筋を
刺激することも忘れない。
「・・・・ああ、お前は俺が魔の印を与え、眷属にしてしまったのだからな。
安心しろ、連れて帰って猟犬小屋に繋いで飼ってやる。・・・やつらが、毎日
3つまたの肉蛇でお前を可愛がってくれるだろうよ。嬉しいだろう?」
「うぐうううう・・・・うっうっ」
 王子がまるで膣性交しているときのように、遠慮なく腰を使うので、必死にソレを
唇でうけとめるミミは、ときどき喉の奥にモノを迎え入れてしまい、激しくむせて
苦しんだ。ミミの宝石のような青い目が涙で潤んでいる。
「不満なのか? じゃあ置いて行くから田舎にでも帰るんだな。
物好きが誰か拾ってくれるかもしれんぞ。或いははした金で毎日春をひさいで暮らすか。
・・・は、淫乱なお前にはお似合いだが。」
 言うなり王子は、片手でひじ掛けを掴んで体をささえつつ、もう片手でミミの顎を
とらえて、動けないように固定した。その上でミミの喉の奥深い粘膜に己をこすりつけ、
突いた。
 床に投げ出されたミミの足がバタバタともがく。
「ムんんんーーーーんんんー!」
 ミミの口の端からだらしなく涎が流れたが、どうしようも止めようが無かった。
既に涙と鼻水でミミの顔はグチャグチャだ。
 それでも健気に舌の御奉仕を続けるミミ。浅く腰掛けているせいで徐々に腰が椅子から
はみだしはじめ、とうとう、ミミの股間が王子の太ももにピッタリと押し付けられる形に
なった。
 王子は、押し付けられた箇所が熱くなっているのを感じた。そして、尋常でないほど
濡れそぼっているのも。
 このように苦しい口腔奉仕でも、快感を感じてしまう、ミミはマゾなのだ。
21堕ちた姫君:2006/09/16(土) 04:58:20 ID:Vc4GggGP
 ミミは元々、ローデルセラム王宮の侍女であり、王子の世話係としてこの城にやって
きた。当然の権利のようにその侍女に手をつけた王子だったが、そのマゾっぷりが
気に入って、ただの慰みモノでは無く自分の眷属とするため、魔の印を与えたのだ。
 魔の印とは、既に悪魔となっている者が、未だ魔に目覚めぬ者の体に契約の印を刻み、
自分と同じ魔族とするものである。これによって、普通の人間でも魔物と同等の寿命、
力を持つ眷属にになることができる。このような魔の連鎖で、どんどん世の魔界化が
進んでいったのだ。また、既に魔界化した国でも、何の魔力も持たぬ者が生まれる事が
あり、そういった折にもこの契約がなされた。魔界で人として生きるのは裸で街を歩く
のに等しい無防備な事なのだ。


 ミミは苦しみながらも、涙に濡れた目で訴えるように王子を見つめた。
 王子は獣じみた情慾を感じてゾクリとした。ミミの熱い口の中で己が一段と固さを
増したのを感じる。王子はさらに激しく、喉奥の粘膜で自分の肉を扱きたてた。
「ん!うううう、ぐうう・・・・・」
 ミミがラッシュに耐えかねて大きく呻く。
 本格的に泣き出したミミにお構いなく、その唇を犯しながら、彼は言った。
「このまま口の中にだしてやろう。お前のような淫らな獣に褒美はやれぬ。
今日は一日、自分で慰めておけ。」
 そして己の欲望のままに肉棒を突き立て、ミミの喉の奥に精液を流し込んだ。


「昼から、例の姫君を歓迎する昼餐会とやらだそうだ。
何か適当に着替えを用意してくれ。」
 椅子から崩れ落ちて床でだらしなく横たわるミミのほうを見もせずに、王子は言った。
22名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 00:32:16 ID:qZ3oFa1H
GJです。
今後どうなって本格的に姫君が堕ちていくのかwktkして待ってます。
ただお願いなのですが投下の際にそのSSの終わりをきちんと書いていただいた
方が感想も書きやすいのでそこだけお願いしたいです。我侭がいってすみません。
23名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:50:40 ID:fTjffaL4
姫もいいが、マゾネコもいいな・・・
エロくてイイヨイイヨー
24堕ちた姫君:2006/09/18(月) 00:47:32 ID:NW2+CPSL
>22さん
次からそうしますね。前回投下全部終わった後に気付きはしたんですが、
1レス無駄遣いしたら、勿体無いって怒られそうで。

>23さん
ありがとうございます!マゾぬこたん、また登場しますので、よろしくです。

では続きを投稿させていただきます。
今回は貧乏人の家のカルピスみたいにうすエロです。
25堕ちた姫君:2006/09/18(月) 00:51:38 ID:NW2+CPSL
 アニエスは人の話し声で目ざめた。
 目をあけると、窓から明るい光が差し込んでいる。しまった・・・朝の礼拝の時間を
過ぎてしまった・・・!焦って飛び起きると、そこは山の上の修道院の質素な部屋では
なく、綺麗に磨かれた銀の調度品があちこちに飾られた、お城の一室なのだった。
 アニエスはほっとしたが、同時に昨日の夜の事が思い出され、一気に目が覚めた。
 ・・・だが、いま考えると本当の事とは到底思えない。神の御手の守りの中から
旅立った私を、堕落させるために魔物が見せた悪夢なのではないか、とさえ感じられた。
 とにかく、朝の礼拝をさぼっていいわけではない。もし城の中か近くに礼拝堂が
あるならば、神に祈りを捧げたい。悪夢が浄められるように。
 アニエスは起き上がり、床に足をついた。とたんに、疼くような痛みが足の間を
つきぬけて、バランスを崩して倒れてしまった。
「あっ・・・」
 小さく声をあげると、昨日泣き叫んだせいか喉が、痛い。
 アニエスの物音に気付いて、ニナがひかえの間から飛んで入って来た。
26堕ちた姫君:2006/09/18(月) 00:53:45 ID:NW2+CPSL
「アニエスさま!」
 床に手をついてしゃがみこんでいるアニエスの顔は真っ青だった。足の間の
痛みが、昨日有った事が現実のものであったのだと、アニエスに告げている。
「アニエスさま、昨日は湯あみの後に気を失っておられたのですよ。だから、あれ程長湯は良く無いと申したのです。」
 ニナが泣きそうな顔でアニエスを抱き起こした。
「先程まで、ひかえの間に、女官長さまがきておられました。
 今日姫様と王子殿下の顔合わせのために、昼餐会をひらくとか。でもお体の
調子が悪いのですもの、無理はなさらないほうが・・・」
 ニナは白い寝間着姿のアニエスに、赤い絹の刺し子のガウンを羽織らせ、
ベッドの上に座らせた。
 アニエスは頭に半分紗がかかったようにぼんやりと、それを聞いていた。
先程から何度も、ふとした思考の隙間に昨日の出来事が蘇り、絶望が彼女を襲う。
 この分では、具合が悪いとベッドで過ごせば、一日じゅう煩悶することに
なるだろう。いろいろと忙しくしたほうが気がまぎれるかもしれない。
 もともとアニエスは、生真面目で、軽い体調不良くらいで修道院での勤めを
欠かした事は無かった。
「いいの、少し休めば平気よ。私の都合で予定を変更してもらうのは申し訳ないわ。
国王陛下の御命令でこのお城に来たのですもの。」
 既に自分は神に見放された身であるからには、せめて与えられた仕事だけでも、
と健気にアニエスは考えた。足の間の痛みも、じっとしていればそれほどではない。
何か挟まっているような違和感があるだけだ。
「参ります、とお返事しておいてちょうだい。ニナ。あと、熱い薄荷茶をいれて。」
27堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:03:27 ID:NW2+CPSL
 その日はよく晴れており、暑くも寒くも無い過ごしやすい良い気候だった。
 高く昇った日が、木漏れ陽をクリーム色の石を敷き詰めたテラスにおとしている。
その緑の庭園をのぞむテラスのテーブルは、既に城主の伯爵未亡人、王宮女官長、
王子、そしてアニエスの4人分の銀の食器が並べられ、秋咲きの薔薇で飾られて、
客の到着をまつばかりとなっていた。
 
 ニナとともにドレスの着付けを手伝いながら、王宮の女官長フローリアは隣国や
王子自身についての予備知識等を、軽く話してくれた。
「あちらはもう、全く同じ地続きとは思えない程、お国が変わってしまっている
そうでございます。そのために、王子殿下やおつきの方がたは、少々見た目が
普通の方と違いますが、決して不作法にびっくりしたりなさいませぬよう。」
「また、王子殿下は、ローデルセラムの風習や文化にも余りお馴染みでは無い
ご様子ですから、何か驚くようなことをなさっても、ご寛大に。」
 等々、口を動かしながらも手はてきぱきと動かしながら、ドレスを着せ、髪を
結い、軽く化粧もした。
「まァ、アニエス姫さま、本当にお綺麗ですわ。失礼ですが、あの修道院で初めて
御会いしたとき、お召しになっていた修道女の装いよりもずっとお似合いです。
こんなに若くてお美しい方が。髪を切って、尼僧になりたいだなんて、それは
かえって罪なことですわ。
さぁ、できました。」
 アニエスが目の前の鏡を見ると、小さい人形のような顔がうつっていた。潤んだ
瞳が、訴えかけるようにこちらを見返している。昨日の余韻を残して、紅を刷いた
ように目尻がほんのり色付いていた。自分の顔だとは思えなかった。アニエスは
そっと、自分の瞳から目をそらした。


28堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:09:14 ID:NW2+CPSL
 アニエスたちは、昨晩の侍女頭に、テラスに用意された昼餐の席まで案内された。
一度、中庭にでて、美しく手入れのなされた庭園へと抜ける。
 そこはカミツレが一面に植えられ、人の通る小道のみ砕いたレンガで鋪装されて
いた。歩みをすすめる度に裳裾がカミツレに触れて、優しい香りが立ち上る。
アニエスは思わず足元に目をやったが、次の瞬間我が目を疑った。なんと侍女の
スカートの裾から、牛の尾に酷似したものが覗いているのだ。明らかに血の通った
体の一部のようで、足の動きに合わせてプルプルと揺れていた。アニエスは相当
驚いたが、ニナもフローリアも全くそんなそぶりを見せないので、これくらいは
普通なのだろうか、と努めて平静を装った・・・。
 食堂に隣接したテラスは、庭園に繋がるスイカズラの絡んだアーチと、
まんねんろうの生け垣に囲まれていて、程よく周りから目隠しがなされている。
 既にテラスのテーブルの席には、ホステスである伯爵未亡人と王子が着席して
いるようだ。
 アニエスは伏し目がちにテーブルの側まで進み、ドレスの裾をつまんで、膝を
折り優雅におじぎをした。
「お招き有り難うございます。アニエスです。」
 女主人と王子が椅子から立ち上がった。
「まぁ、アニエス姫、ようこそいらっしゃいました。
 私は城主のルジャン伯爵未亡人。こちらは、エアハルド殿下。
 私のいとこが隣国に嫁いでいる縁で、今回お世話させていただいておりますの。
ここは王宮のような堅苦しい所ではありません、どうぞお気楽になさって」
 アニエスがそっと顔をあげた。
 白髪まじりの髪を上品に結い上げた柔和な顔だちの貴婦人の横には、まぎれもなく
昨日、彼女の処女を奪った悪魔が居たのだった・・・・
29堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:13:13 ID:NW2+CPSL
 あまりに予想外の事に、アニエスは一瞬、張り付いた表情のまま動けなくなった。
その理由は別の物と解したのか、女官長が、軽くせき払いをし、後ろからそっと
アニエスの脇腹をつねった。
 はっと我に返ったアニエスは、なんとか声を絞り出す。
「お初にお目にかかります。アニエスと申します・・・」
 声が恥ずかしいほど掠れる。
 アニエスは震える右手を王子のほうに差し伸べた。
 まるで自らを生け贄に捧げるように。
 目の前の悪魔は余裕のある笑みを浮かべながら、その手をとって儀礼的に口付け、
浅黒い肌の中で際立って冴えて見える、冷たい泉のように淡い青色の瞳で、アニエス
をまっすぐ見つめた。
 たったそれだけの事で、アニエスは心臓がわしづかみにされたかのように感じた。
触れられた箇所から冷気がたちのぼってくるようだ。
 同時に昨日肌に刻まれた傷跡と、未だ熱をもって痛む足の間が、じん、と疼いた。


 席についたアニエス達の前に次々と、料理が運ばれて来た。しかしアニエスは全く
食欲が沸かず、申し訳程度に果物のサラダに手をつけたのみだった。
「灯り用の油が不足していて、こんな風に、お客さまをおもてなしできるのは、
今はお昼の時間だけですの。この時期から晩餐の時間にはもう真っ暗になって
しまいますから。」
 少し眉を顰めて女主人が言った。
「まだ主人が生きていた頃は、沢山の人を招いて、華やかな晩餐会をよく開いた
ものですけど。今はもう、静かなものですわ。
 ですが、この気楽なのがおきに召して、王子殿下にご滞在いただけるのですから、
有り難い事ですわね。」
 食事中、王子は自分から会話を振ることは無かったが、礼儀正しく女主人の問いに
答え、女官長ともふた言み言、言葉を交わしていた。
30堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:15:54 ID:NW2+CPSL
 アニエスは彼のほうをまともに見る事ができず、うつむき加減に、ええ、とか、
はいとか適当に女主人の話にあいづちをうつくらいで、ほとんど口をきくことも
できなかった。そのお陰で、王子のほうは遠慮なくアニエスを観察することができた。
 昨夜月明かりの下では銀色に輝いて見えた髪が、明るい日射しのもとで見ると
透き通った蜂蜜色であるのが分った。頭の脇だけ三つ編みに編み込んであり、
後れ毛がふわふわと風になびいて、光っていた。顔は少し青白いようだったが、
昼間の明るい光の中で見ても、しみ一つなく、肌理の細かい白絹のような肌だった。
もちろん王子はその手触りも絹のごとく滑らかなのを知っている。だが、昨夜の事が
嘘のように、清らかな、いかにも汚れを知らぬ少女のように見えた。だがそれは
王子の征服欲を刺激する燃料にしかならなかった。
 王子がこちらを凝視しているのは、目を合わせぬように下を向いているアニエスにも
感じられた。鋭いあの氷のような目と、視線をあわせる事など、とてもできそうに
ない。こうして同じテーブルに着いているだけで、王子の声が嫌でも耳にはいり、
昨日の悪夢を思い起こしてしまう。アニエスは、先程庭園を少し歩いたせいか、
下腹の熱をもった痛みが増したような気がしていた。まるで、何かまだ足の間に・・・体の奥ふかくに、埋め込まれているかのようだ。
31堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:17:45 ID:NW2+CPSL
 あらかた食事を終えて、食後の薄荷茶と粗糖が出されるころ、突然王子が
アニエスに話し掛けた。
「アニエス姫、昨日は・・・」
 ここで王子は思わせぶりに言葉を切った。
 アニエスは何を言い出されるのかと、びくっとして、顔を上げた。
「・・・随分到着が遅かったとか。今日はお疲れなのではないか?」
 王子は茶をすすりながら、ゆっくりとアニエスと視線を合わせる。
 そのアイスブルーの瞳に射すくめられ、アニエスは視線をはずせなくなった。
見つめられているだけで、先程手の甲に口付けされた時のように、体中の傷が
ゾクリと疼いた。いやがおうでも、その傷の一つ一つに意識が行ってしまう。
 昨日、手酷くなぶられた胸の蕾が、動く度に下着にこすれ、先程から熱っぽく
甘い痛みをアニエスの脳に訴えている。それが今、何故かドレスの下で固く勃ち
あがり、自ら痛みを求めて絹の下着を突き上げている。大人しく椅子に座っている
と言うのに、足の間の異物感も大きくなるばかりで、体の内奥にくわえこまされた、
肉の楔の熱さまで蘇って来た。ずきん、ずきん、と脈打つようにその痛みが増して
行く。まるで、今この場で、乳房を責めさいなまれ、悪魔の性器でさし貫かれている
かのようだ。
 みるみる、アニエスの白い肌が上気していき、耳朶が赤く透き通るほどになる。
32堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:24:00 ID:NW2+CPSL
(昨日は・・・楽しませてもらった・・・)
 アニエスの頭に直接、王子の声が響き、彼の目を通して見た、自分自身の
預かり知らぬ、陵辱される自らの姿が目の前に見えた。
 アニエスには、もう、そのような怪異自体に驚く余裕も無かった。
 涙を流して喘ぐ歪んだ小さな顔、腰を打ち付けられる度にうねる白い背中と
細い腰、グロテスクな肉塊をくわえこまされ、張り裂けそうなほど押し広げられた
淡いピンク色の肉。黒い指が深々と犯している自らの排泄器官までも。
 白い裸体が次々と、アニエスの目蓋の裏に浮かんでは消える。
 二の腕の、脇腹の、乳房の・・・体の至る所を傷をつけられた時、その一ケ所
ごとに、自分がどんなに悲し気に泣いて、許しを乞うたのかを、まざまざと見せ
つけられたのだった。
 今度は血の気が、一気にさっと引いて、手足が冷たくなるのをアニエスは感じた。  
 これではまるで、この昼餐のテーブルにつきながら犯されているようなものである。
(・・・悪魔!)
「私の侍女が簡単な癒しの術を心得ているので、夕食前にでも、部屋に来ると良い。
足でも揉ませれば、少しは疲れも取れるだろう。」
 そしらぬ素振りで王子が話を続ける。彼は余裕のある表情で幽かに微笑んで
いたが、アニエスにはそれが、悪魔が自分をあざ笑っているかのように思えた。
 アニエスただでさえ食欲が無いのに、胃がせりがってきたような錯角を覚え、
水さえ喉を通らないように感じた。だが、気持ちを落ち着けようとほんの少し茶を
口に含む。しかし、磁器のなめらかな肌や茶のぬくみが、唇や口の中の粘膜に
触れただけで、肉体の接触のような官能が呼びおこされて、慌ててティーカップを
置いた。
33堕ちた姫君:2006/09/18(月) 01:31:11 ID:NW2+CPSL
 アニエスが返事をできないでいるのを、緊張しているのだと思ったのか、
女主人が言った。
「アニエス姫は昨日、修道院を出たばかりで、男の方とお話するのはまだ慣れない
わね。とても内気やさんなのね。愛らしいわ。
こう見えても、王子殿下はとてもお優しいお方なのよ。」
 そしていたずらっぽく微笑んで、王子の方を見た。
「それから、お夕食なのですけど、日のあるうちに用意しないといけませんので、
作り置きのできる、本当に簡単なものになってしまいますの。お部屋迄運ばせます
ので、あまり暗くなりすぎない内に、お召し上がりくださいませね?
 ああ、そうそう、今日は女官長殿は、お泊まりですの?それとも王宮にお戻り? 
夕食はどうなされます?」
「私は王宮で用事がございまして。日のあるうちに戻る予定です。
 今日は王子殿下と姫君の御機嫌伺いのみで。」
 また、後日参りますわ、そういってフローリアは、飲み終わったティーカップを
テーブルに戻した。
王子は再び口を開いた。
「何でも姫君は、私に聖典について教えに、わざわざからここへ呼ばれたのだとか。
大儀なことだ。
 まだお疲れの様子、しばらくは気侭に過ごされると良い。だが、もし良ければ
それまで、お持ちの聖典でも見せてもらおうかな。」
「あら、先生がこんなに可憐な方だから、御興味をもたれまして?良かったです
こと。女官長殿が、高名な神学者や位の高い僧侶を何度も御紹介されましたけど、
頭が痛いとかお腹が痛いとか、その都度仰られて。不便ですわね、悪魔も。羽が
生えたら、歩くのに便利かとおもいましたけど、私は当分結構ですわ。教会にある
主人のお墓に行けなくなりますもの。」
 気安く女主人が軽口を言う。
「望んで腹を痛くしたい訳では無い。」
 ちょっと拗ねたように王子が答えた。
「でもお勉強については、お国元からの、強いご要望ですからね。
アニエス姫、是非そうなさいませ。なんでしたら、夕食も二人分、王子殿下の
お部屋に届けさせましょう。」
 伯爵未亡人は全く人を疑う様子のない、朗らかな調子でそう話を締めくくった。
アニエスは曖昧に微笑むことしかできなかった。
「それでは・・・夕食前に。侍女を呼びにやらせよう。」
 王子は席を去り際に軽く微笑むと、アニエスの耳もとで低く囁いた。耳朶に、
わずかに王子の息がかかっただけで、全身の肌が粟立った。王子が背を向けて
歩き出すと、ようやくアニエスは緊張の糸が切れ、その場に倒れこみそうになった。
 ドレスの下を冷えた汗が流れるのを感じた。


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今日はここまでです。


 
34名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 05:14:20 ID:VblaEBYd
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
35 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:29:57 ID:O1gg1Wi/
せっかくの連載の腰を折ってしまうかもしれませんが、初めてこのスレに投下します。

一応事前注意ですが、異界に迷い込んだヒロインが植物に絡まれる感じの話なので
責め役が人型でないと、という方はNG登録してください。
36 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:30:52 ID:O1gg1Wi/
家の近くにある、それなりの広さを持った公園の一角。
テーブルと椅子がいくつか設置された小さな休憩所で、私は1人途方にくれていた。
晴れた休日なら家族連れで賑わうこの公園も、今は見渡す限り人影一つなくて静寂に包まれている……わけではなかった。
私以外の人が皆無なのは本当だけど、今この周囲は静寂とは正反対の状態なわけですよ。
「あとちょっとだったのになぁ……」
自然と漏れ出た私のつぶやきは、周囲を包む暴力的なまでの雨音によって、一瞬でかき消されてしまう。
学校を出た時点でいつ崩れてきてもおかしくないほど重苦しい雰囲気を醸し出していた曇り空は、案の定私が家に着くまでもってはくれなかったのだ。
「へっぷし!」
季節は夏。
だけど屋根はあっても壁はないこの休憩所では風が一片の容赦もなく吹き抜けていくから、頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れのこの状態では結構辛い。
ここから家までの距離は、走れば5分をきるくらい。
ここまで濡れているなら、諦めて強行突破も悪くない。
「悪くはない、けど……。
 ただ服はもう手遅れとしても、鞄の中まで濡れるとなぁ……」
入っているのが教科書だけなら気にしないけど――いや本当なら気にしないといけないのかもだけど今はとりあえずおいといて――、携帯が壊れでもしたらシャレになんない(by 鈴木○理奈)。
そんなことを考えた瞬間、私の頭に天啓が閃いた。
それはそう、今この瞬間も屋根の上、空の高みで轟いている雷鳴の如く――ッ!
「携帯で迎え呼べばいいじゃん! ナイス文明の利器!」
いや、まあ思いついてしまうと、どうして今まで思いつかなかったんだろうと己の迂闊さを呪いたくなるようなストレートな手段だけどもさ。
ともあれ古人の言うところ、正道こそが本道なのだ。
テーブルの上に放り出してあった鞄を開けると、私は急いで一番奥にしまってあった携帯を取り出してその液晶を――、
「んげっ!」
そこには、な、何も映っていなかったりして。
ボタンを押しても――、
「返事がない。ただの屍のようだ……」
終わっていた。
何もかもが。
こんなことならお昼のおにぎりを巻いていたラップを捨てるんじゃなかった。
あれで包んでおけば川底に沈めたって大丈夫なのに。
でも――。
「あはは」
次に私の口から飛び出してきたのは絶望のため息ではなく、むしろ正反対のそんな声。
「あははははははははははははははははははは!」
雨音にも雷鳴にも負けないくらいの笑い声を上げながら、私は休憩所を飛び出していた。
そんな私を祝福するように、もしくは罰するように打ち付けてくるのは痛いぐらいの大粒の雨。
それでも私は、まっすぐ空を見上げて無人の公園を走っていく。
手を大きく広げ、あまつさえ時折フィギュアスケーターさながらにくるくると回転まで交えながら開けた空間を突っ切っていくのは、ぶっちゃけ言ってこれ以上ないほど爽快な気分だった。
全ての悩みから解き放たれたような、そんな感覚。
世界の全てが私のものになったような、そんな感覚。
雨粒程度で今の私は止められない。
「――!?」
私の思考を読み取ったように、灰色だった空が一面眩い光に包まれる。
その光はすぐさま一点に収束し、次の瞬間には真っ直ぐこちらへ降りてきて――。
それが落雷だとわずかに残った理性では理解していて、それでも私に恐怖はなかった。
「ぬるいわっ!」
足を止め、左右に大きく広げていた両手を体のそばまで引き戻す。
逃げはしない。
逃げる必要なんてどこにもない――ッ!
大きく右手を引いて一呼吸。
「今の私のこの拳、神の槍すら弾いて返す――ッ!」
迎え撃つように固めた拳を射出する。
その一撃は、狙い違わず稲妻の穂先を打ち抜いた。
37 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:31:49 ID:O1gg1Wi/
というのが、我ながらこっ恥ずかしいあの公園でのできごと。
あれから何がどうなったのか、私は今、一度は完全に縁が切れたと思っていたはずの葛藤に、再びとらえられてれていたりしますです。
しかも結構切実な問題で。
そりゃあもう、豪雨の中、家まで傘もささずに走り抜けるかどうかなんてレベルじゃなかったりするんだな、これが。
目の前にあるのはでっかいホオズキ。
これが目下の所、私の悩みの種だったりする。
果実だけにね――なんちて。
ともかく、目の前にあるのはでっかいホオズキ。
それ以外の表現は、悪いけれども今の私にゃ思いつかないその外見。
橙色のがくが袋状になっていて、そこにうっすら中の赤い実が透けているんだ。
実だけでも直径1メートルはあるかもしれないお化けサイズなのが異常といったら異常なんだけど、やっぱりこれはホオズキというしかないんだと主張したいところ。
「食べられるかな……?」
つまるところ、問題はそこだった。
しばらく前からひっきりなしにぐうぐう鳴ってるお腹は食えといっている。
小さい頃、私の家よりずっと田舎にあるおばあちゃんの家に遊びに行った時、ホオズキの実を口に入れて遊んだような記憶はある。
めっちゃおぼろげだけど。
遊んだ後に飲み込んだ覚えはないけれど、本当にヤバイ位の毒とかあるならそもそもそんな遊びは成立しない……はず。
ただ、それはやっぱり普通のホオズキの話なわけで、こんな馬鹿でかい(たぶん)ホオズキにまで適用できるか自信はなかった。
だけど他に食べられそうなものなんて、周囲には見当たらない。
38 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:32:46 ID:O1gg1Wi/
そこは深い深い森の中。
あたりに生えている木は見たこともないようなおどろおどろしいものばかり。
そんな中、サイズを無視すれば知識にあるだけ、このホオズキもどきはましな部類に入るはずだった。
「なんで一介の女子高生がこんなサバイバルな状況に……」
愚痴ってみても何一つ好転したりはしないのだけど。
これが一瞬とはいえおごりたかぶり神に逆らった報いなんだろうか。
バベルの塔を造った人達もこんな気持ちだったのかな。
普通に考えれば、あの瞬間私は死んでここは地獄かどこかというのが相場なのかもしれないけれど。
だけどこの世界で目を覚ましたとき、肌に纏わりつく生乾きのセーラー服の感触は、これ以上ないってくらいにリアルだったし、今私を苦しめている空腹感もまた、死後の世界という感覚からは程遠かった。
「つまりこれは落雷の膨大なエネルギーによって時空が歪み、私が元いた世界とは別の世界に迷い込んでしまったとするのが妥当ではなかろうか」
なんて考察してみる。
これまた、そんな仮説を立ててみたって、状況は何一つ好転したりはしないのだけど。
「まあ、毒だったら毒だったで、そん時ゃそん時考えよっか」
世界についてもお化けホオズキの安全性についても、いくら悩んでいたって正解はでない。
目を覚ましてからさまよい続け、いい加減お腹も限界を超えそうだった私がそんな結論にたどり着くまでそれほどの時間は必要じゃなかった。
私ぐらいなら中にすっぽり収まりそうなサイズのがくをべりべり裂いて、鮮やか過ぎるほど鮮やかな真っ赤なその実を露出させる。
「ふわぁ……」
がくを裂いた瞬間、得も言われないあまずっぱい香りが溢れ出してきて思わず陶然となった。
胃がきりきり収縮して、口の中では唾液が溢れるほどに滲み出す。
その芳香の前に、それでもわずかに残っていた不安は一瞬にして押し切られていた。
もはやこれっぽっちのためらいもなく、年頃の女の子としてははしたないくらい大口を開けて真っ赤なそれにかぶりつく。
弾力のある表面を歯が突き破ると、その隙間から汁が溢れ出す。
口いっぱいに舌が蕩けそうなほどの甘味とわずかな酸味が広がって、がくの中に充満していたものを何十倍にも濃縮したような香りが鼻から抜けていった。
「やべ、ゲロウマじゃん!?」
その汁は美味しくて美味しくて、私は一滴もこぼすまいとじゅるじゅると音を立てて夢中でそれを啜り立てていたから気づけなかった。
気づいたのは全てが手遅れになってから。
周囲のがくがいきなり閉じて、上半身を実とがくに挟まれるようにして動けなくなったとき、私は自らの迂闊さを思い知ったのだった。
39 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:33:34 ID:O1gg1Wi/
「むげぇ!?」
肺から空気が搾り出されて潰れたカエルみたいな声が出る。
今度がくが開いたら、どっかの根性のあるカエルみたいに私が実の表面に貼り付いているんじゃないかと思わせる、それぐらいの圧迫感。
「じ、じんじゃうぅ……」
息を吸おうにも、この状態じゃそれすらも――。
「――かはっ! はぁ……はぁ……、た、助かったぁ……」
本気で意識がブラックアウトしそうになった頃、わずかに締め付けが緩んで辛うじて呼吸くらいは確保できるようになった。
だけど上半身は依然実とがくに挟まれてほとんど動かせないままなわけで――、
「うわぁ!?」
足の裏から地面の感覚が消え失せる。
どうやら吊り上げられているらしいというのはわかっても、今の私にはどうすることもできない。
せいぜいがせいぜい、足をばたつかせて空しい抵抗の意を示してみせるぐらいだ。
というか次々に色んなことが起こってるせいで、落ち着いて対策を考えるどころじゃないというのが正確なところだった。
「な、ななななな!?」
今度は私の体の中で、新たな異変が湧き起こる。
口の中から喉、そして胃にかけてのあたりが燃えるように熱くなる。
それはまるでお父さん秘蔵の高いお酒を隠れて飲んだ時のようで。
できることなら喉に手を突っ込んで掻き毟りたい。
そんな衝動に駆られても、それは当然叶わぬ願い。
どんなにがんばったって胃の中までは手は届かないし、そもそも今は上半身が完全に拘束された状態なのだ。
だというのに、その熱は体の内側だけでなく口のまわり、あご、喉の外側と、どんどん範囲を広げていって――。
「こ、この汁が――」
ホオズキの汁が触れた場所から、この熱というか疼きというかかゆみは生まれている。
それを理解したところで私の胸にとめどない焦燥感がこみ上げてきた。
汁は未だに溢れ出している。
というか実のサイズがサイズなだけに、その中に蓄えられた汁の量は私の全身を満遍なく覆う程度ならば十分すぎるほどだろう。
これが全身に広がったら……。
「や、やばっ……」
考えただけで気が狂いそうだった。
慌てて啜り始めるけど、すでに喉を伝い落ちた分が襟元から服にまで染み込んでいくのが見ないでもわかる。
わかってしまう。
それはあの雨のように下着にまで染み込んできて、それに包まれた女の子の大切な場所、母性の象徴その中心にまで魔の手を――。
40 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:34:25 ID:O1gg1Wi/
とうとう両胸までその液体に侵されて、一気に噴出したかゆみに急き立てられるよう不自由な上半身をよじった瞬間だった。
「んむうううぅ!?」
左右の胸、その先端から電流を流し込まれたような衝撃が全身を駆け抜けていった私はくぐもった悲鳴をあげていた。
頭の中が真っ白になって、口元から飲み込みかけていた汁がばちゃりと溢れ出す。
「んあぁ、ふ――くあっ!」
どんどんかゆみが広がっていって、少しでもそれを解消するためにもぞもぞ身をよじると、その度に実の表面に押し付けられた胸が甘い刺激を脳に伝えてくる。
いつからか、身をよじるのがかゆみから逃れるためなのか、それとも胸から生まれるその感覚を得るためなのかわからなくなってきていた。
汁に侵された範囲の拡大は、がくの先端で締め付けられているお腹の辺りで一旦止まってくれる。
だけどそれに安堵する暇すらなく、胸からの甘美な電流に反応してビクビクと下半身を痙攣させてしまう。
両足の付け根、大事な場所を覆っている下着がホオズキの汁ではなく私自身の分泌した液体で湿っていくのを感じていた。
そのことに、自分が感じているのが性感だと改めて教えられて恥ずかしくなる。
恥ずかしくなる、けど。
だけど――。
「と、とめられないよぉ!」
硬くなった乳首をこりこりと押し潰すと頭の芯が痺れるくらいの快感をこみ上げてきて、しかもそれだけじゃなくそんなに大きくはない乳房が捏ねられることでもまた別の快感があふれてくる。
自分の部屋で、ささいな好奇心からいわゆるオナニーをしたことはあった。
だけど、今感じているのはその時は比べ物にならない圧倒的な感覚で、我慢しようにもどうすれば耐えられるのか全く見当もつかない激感。
バタつかせていた足が無意識のうちに内股をこすり付けるよう動きに変化して、私の心を塗り替えていく。
このホオズキの汁を、股間にまで染み込ませたらどれくらいすごいのか。
ついさっきそれを想像したとき、私は確かに恐怖を感じたはずなのに、今ではもう――。
「んっ……んん……」
お腹回りを締め付けるがくの先端に少しでも隙間を作れないかと頑張ってみるけど無駄だった。
ぴったりと閉じたそこからは一滴たりともその魅惑の液体は零れたりせず、文字通り官能に溺れている上半身とは裏腹に、下半身は完全に放置されている。
それがもどかしくてもどかしくて、それでも私には何もできない。
だから、不意に足首に何かが触れた瞬間、私は心の中で諸手を挙げてその何かを歓迎していた。
41 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:35:14 ID:O1gg1Wi/
両方の足首に巻きついたつるのようなものに引っ張られ、大きく股を開かされる。
制服のスカートが大きく広がって、汗ばんだ内股に触れる外気がひんやりしていて気持ちよかった。
そう思ったのもつかの間――。
「ひぃん!?」
大きく開いた股間を鞭で打たれたような衝撃が頭の先まで突き抜けていく。
足首に巻きついているのとたぶん同じ、太さ10センチくらいのつるが、股間にぴたりと張り付いてきたのだ。
ピンと張られた綱の上にまたがったような、直接は見れないから頭の中だけでそんな姿が描き出される。
すっかり理性を溶かされていた私は、胸と同様に意地汚くもそのつるに自分から恥ずかしいところを擦りつけようとする。
だけど、次の瞬間にはその必要がないことを思い知らされる羽目になった。
「んあああああ!」
勢いよくつるが引かれ、今までずっと焦らされていた私の大事な場所を、下着の上からとはいえ一気に擦り上げられたのだ。
私自身が分泌した粘液を潤滑油にしたその一撃に、上半身への刺激ですぐそこまで近づいていた絶頂へとあっという間に押し上げられる。
我慢なんてできるはずもなかった。
がくによる圧迫感が消えて、ちょうどあの公園で感じたような解放感に包まれる。
全身がふわふわとして、何も考えられなくなって――、
「ひぃい、いいい」
そんな私を現実に引き戻したのは、皮肉にも私のその忘我の境地に追いやった張本人である股間のつるだった。
私がイッたことなんてお構いなしで引かれ続けるそのつるの動きが、そこから生み出される荒々しい快感が、私を再び肉体に縛り付けていく。
ざらついた表面に後ろから前へ、秘部全体、それどころお尻のあたりまでもがまとめて一緒に摩擦された。
その感覚が止まらない。
もう数メートル分は終わったはずなのに、一向に止まる気配がない。
後どれくらい残っているのか確認しようにも上半身はあいも変わらずがくに包まれたまま。
一度イッて敏感になった股間をさらに摩擦されて為す術もなく2度目の絶頂に追いやられていく。
それでも、つるの動きはとまらなかった。
「ひっ……あぐっ……も、もう……と、め」
3度、4度とつるの動きと同じようにひたすらに連続する絶頂感の中、呼吸すらままならなくなった私の意識は粉々に砕けるように薄れていった。
42 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:35:56 ID:O1gg1Wi/
「と、とま……た……の?」
わずかに意識を取り戻すまでにどれくらいイッてしまったんだろう。
永遠にも思われたつるの動きがようやく止まったころ、私はもう精も根も尽き果てていた。
もう下半身なんてどろどろに溶けてしまって、私には上半身しか残っていないと言われても信じてしまいそうなほどつるによる股間摩擦は続いていた。
だけど、まだちゃんとそれが残っていることを教えてくれたのは、股間から溢れ出した熱い液体だ。
下着を穿いたまま、つるに跨ったままで始まった失禁は愛液にまみれた股間や足を洗い流すように伝い落ちていく。
わずかに生まれた羞恥心から止めようにも、もう股間に力を入れる方法なんてすっかり頭から失われていた。
「ひっ……」
それが終わる頃、見計らったようにつるが再び動き出す。
今度は私からしたら前から後ろへ。
さっきまでとは逆の方向へ。
またさっきのと同じ、いや、もしかしたらもっと長いかもしれない責めが始まることを知った私の全身が意思とは無関係に震え上がる。
けれどそれと同時に、これもまた意思とは無関係に股間からぬめりのある液体を分泌し始めたのも自覚していた。
鞄から取り出した携帯が既に壊れていたのを知ったときのように、心から何かが抜け落ちていく。
「あ、ああ、ああああ……」
そして私にとって最後の体の異変が始まった。
股間からとめどなく溢れ出す快感が胸の辺りにたまっていくような感覚。
乳房の中に熱い何かがわだかまり、渦を巻き、出口を求めて暴れ始める。
それが何を意味するのか、薄々私は感づいていた。
どうしてそうなるのかはわからないけれど、これから何が起ころうとしているのかはわかってしまう。
そして半ば予想通りに私の両胸から白く濁った液体が噴き出していく。
予想できなかったのは、それが実際に起こった時に私を貫く衝撃だ。
ホオズキの放つ甘酸っぱい芳香が、ひたすらに甘い私の母乳の匂いに上書きされていく中、敏感すぎる乳首を裏側からヤスリがけされるような、そんなあまりにも常軌を逸したその感覚。
またしても連続する絶頂に我を忘れてよがり続けることだけが、今の私に許された行為。
がくが蠕動し、白濁液をホオズキが吸い上げていく。
その光景に、私の方がこの植物にとっては食事だったんだと理解して、私は完全に意識を失ったのだった。
43 ◆6IU72bS/2. :2006/09/19(火) 19:36:55 ID:O1gg1Wi/
以上です。
44名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:42:35 ID:O+igGxS6
前スレ602-604の悪魔はどこまで取りに行ったんだろうか。。。
45名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:25:49 ID:6xQVeYTE
>44
もう取れたんだけど、新スレまでまだたどり着けてないんだよ。
4644:2006/09/19(火) 22:34:24 ID:O+igGxS6
他の悪魔が嗅ぎ付けないかとか
食べ物とかが心配だよ!

まさか、どこかに迷い込んでるの?
4745:2006/09/19(火) 22:49:00 ID:6xQVeYTE
>43
今読み終わりました。ギャグっぽいかき出しだったので軽めのお話かと思いましたが、
H描写はねちこくて良かったです。

>44
ここは良いスレがいっぱいあるからねー。悪魔も帰る家(スレ)を探してるうちに、
違う女の子に例の物をプレゼントしたくなったのかもねー。
48前602:2006/09/20(水) 20:46:33 ID:TiqHqiMa
大丈夫です
こっちにたどり着けました。
心配してくださってすみません
というわけで投下します
49奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:47:19 ID:TiqHqiMa
気を失っていたサシャには当然のことだが自分のおかれている状況を把握することは難しかった。
吊るされているのは逃亡防止のためだということは分かる。
しかしどうして彼女をここに連れてきたはずの彼の気配がないのかが分からずサシャは混乱した。
周りは何の光も見えずに真っ暗。そこに動けないまま一人で過ごすことを好ましいと感じる人間は少ないはずだ。
聞こえるのは自分の息づかい。
壁に跳ね返ってその音が耳に入ってくるたびにサシャは心細さでどうにかなりそうだった。
(うらぎりもの)
心を奮い立たせるために先程からその頭の中に浮かんでばかりいる名前の持ち主を罵ってみる。
泣いている場合なんかじゃない。
不安がっていちゃいけない。
だから自分を今このような状況においた張本人を、
ともだちだと思っていた自分をあらゆる意味で裏切った男に対する怒りを燃やすのだ。
「うそつきっ。」
鋭い声が部屋にこだました。
「うらぎりものの大うそつき。大好きだったのに。
 とおさまかあさまよりも大好きだったのに。
 たった一人のともだちだって思っていたのに。
 何でこんな怖いところにつれてきたのよ。
 何であんな痛い目にあわせたのよ。
 何で私を一人にしているのよ。」
彼女がそこまで言い終えて口を閉ざせば再び室内は静まり返った。
応える声など当然ないのだ。
その静けさにサシャは打ちのめされそうだった。
気弱になってしまい、助けを求めて叫びそうになる。
それでもそうしてしまわないのは叫ぶ直前になって我に帰ってしまうからだ。
なぜなら彼女が叫ぼうとする名前は自分をこのような目に合わせたその者の名前だからだ。
どれだけ自分が彼に依存していたかを思い知らされるようだった。
サシャの心の中にはまだ彼を好きだった気持ちは消えてはいない。
だからこそ余計に彼を憎く思う。
「どこに行ったの?」
心の中にわきあがる混沌としたその感情をぶつけたくてしょうがなかった。
しかしその相手がいない。
そして不安や恐れが溜まっていくばかり。
もし仮に彼がここに戻ってきたとして何をされるか分かったものではないが、彼女は願わずにはいられなかった。
お願い、早く戻ってきて。
その願いに答えるように部屋の中に彼女以外の気配が現われた。
ずるっ。
引きずるようなその物音を聞いたとき彼女は一瞬微笑みかけて慌ててけわしい顔を作った。
駄目だ、彼はまた酷いことをするつもりなんだから、喜んではいけない。
胸のうちに浮かぶ歓喜の声はごまかしようもないほど強いものだったのだけれども。
それでも駄目だと言い聞かせながら近づいてくる気配に体を強張らせながら対峙した。
そして彼女はその次に体中の血の気が引くような思いをした。
そこにいるのは彼ではなかった。
暗くてよく見えないが彼でない他の何かがそこにいて、動けない彼女のもとへとやって来ようとしているのだ。
闇の中で影が動く。
その形はいつもサシャの前に現われた少年の姿でも自分をここにさらった魔物のものでもなかった。
そして、ぬるりとした何かが彼女の足に触れた。
50奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:48:01 ID:TiqHqiMa
それには知性などなかった。
魔界を己の生息場所とするそれは人間の住む世界の認識に当てはめるとすれば昆虫のようなものだった。
本能で生きているその生き物はある日自分の巣にするのに最適な場所を見つけた。
そこには実は元から住んでいた魔物がいたのだが。
しかし彼が長いこと不在だったためそれがそこに住み着いても駆除する者はいなかった。
そして本来の主が帰ってきたときはちょうどそれにとっては体を休める時間であり魔物に見つかりにくい間所で休んでいた。
戻ってきた魔物は色々と必死だったため自分の家に害虫が住み着いていることに気がつけなかった。
魔物は再び出かけることとなり、残された大事なもののために家に結界を張ることを怠ることはしなかった。
しかし中に何かがいるかもしれない可能性を見過ごしていたのだ。
それは睡眠から目を覚ますと徘徊し始めた。
そして、自分以外の生き物の気配を見つけた。
それは他の生き物を摂取することはないが、別の大事なことで必要としていた。
都合の言いことにその生き物は弱っているらしいことがそれには分かった。
またとない機会だ。
それはその生き物へと襲い掛かった。
51奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:49:58 ID:TiqHqiMa
「やだ、はなれて。」
サシャにまとわりつく何かは全体的にぬるぬるとしていた。
また表面には小さい吸盤のようなものがいくつもあるらしく、それを使い彼女の体に張り付いていた。
大きさは10歳前後の子供くらいだろうか
形状は手の自由が利かないのでよく分からない。
彼女の足元から背中へ、背中から胸へと張り付きながら移動している。
そのたびにぬるぬるした得体の知れないその何かの体液が体にしみこんでいくような気がして彼女はぞっとする。
それに吸盤のすれる感触も気持ち悪い。
またどうも謎の生き物の体液が触れた箇所に痒みがあるのだ。
手が使えないこの状態ではかくこともできない。
そのもどかしさでだんだんとサシャは切なくなってきた。
「離れて、離れてってば。」
体を振り回し落とそうとするが吸盤の吸い付きは相当強いらしくびくともしない。
「いったいあなたなんなの?」
たずねても返事はない。
その生き物はひたすらにサシャの体を探るように動き回る。
それが不気味でただでさえ不安で恐ろしいこの光景の中で彼女は気が狂いそうだと思う。
手が自由に動かせたら。
もしくは自分に張り付いているもが何か確認できたら。
そうすれば少しは安心できるのにと思う。
やがて体を這い回る何かが移動するのをやめた。
股間を中心とした場所を包み込むように彼女の体に張り付き動かなくなったのだ。
相変わらずそれが触れていると不気味で気持ち悪い。
それに排泄をする場所が覆われているのは怖くて恥ずかしい。
しかし今の状況では動きを止めてくれただけでもありがたかった。
少しだけ、ほっとしたのもつかの間。
くちゃっ…
「ひうんっ。」
サシャは股間に感じた妙な感触に思わず悲鳴を上げた。
何かがまるで撫で上げるように彼女のそこに触れたのだ。
「なに?」
彼女に張り付いているものはもう移動はしていない。
その代わり彼女に張り付いている側の皮膚からざらついて湿り気を帯びた生き物の舌のような触手を出して彼女の股間を弄んでいるのだ。
「やだっ、そんなところいじらないで。」
触手の触れる感触は先ほどの体液とは違い肌に心地よい冷たさでむしろ心地いい。
そこをいじられていると今まで味わったこともない妙な気持ちになってくるのだ。
サシャはそれが快楽であることが分からなかった。
気持ちいいのは分かったが、その気持ちよさはなぜか恥ずかしさと後ろめたさを感じさせる。
その気持ちよさに身をゆだねてはいけないようなそんな気がした。
しかし。
「やっ…あっ…、何よ、これ、何なのよ。」
自由の利かない彼女に抗うすべなどなく程なくして彼女の声に甘い響きが混じり始めた。
「いや、だめ、だめなの…、このままじゃおかしくなるの……だめ、だめっ、ああっ」
そうして彼女が快楽に流されて思考すら放棄しようとしていた。
だが彼女にまとわりつく生き物の真の目的は彼女にそういった快楽を与えることではなかった。
52奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:50:42 ID:TiqHqiMa
それは単に彼女の体を探っているに過ぎなかったのだ。
にゅるり。
触手が突如肥大した。
さらにもうひとつ。
ぬるり。
同じくらいの大きさの触手がその生き物の体から生え出した。
「?!」
その変化に正気を失いかけていたサシャははっと我にかえった。
いやな予感がした。
だが何が起こることをあらかじめ知っていたとしても彼女は避けることができない。
「ひぐっ。」
痛みで声が声にならなかった。
触手は彼女の前後の穴に同時に入り始めたのだ。
先ほどの触手の動きのせいで多少濡れていたとはいえそれは十分なものではなかった。
まだ一度しか侵入を許されていなかった前の穴は先ほど受けた蹂躙と同じように踏み荒らされサシャに苦痛を与えた。
それを増長したのが後ろからの痛みである。
こちらは何もされていない。
そこにこじ開けるように侵入された。
痛いとかそういった次元の話ではない。
よく自分は気を失っていないものだとサシャは思った。
気を失ってしまえたらとも思う。
同時にそれは危険だとも歩もう。
今受けているのは今まで体験したこともないほどひどい痛みだ。
だが自分は彼のさらわれたときにもそう思ったじゃないか。
これ以上悪いことは起こらないで欲しい。
しかしそういったことが起こらない可能性のほうが今は低い。
気絶してしまったらこの身に何が起こるかわからない。
たとえ起きていても止められはしないのだがそれが自分の知らない間に行われることのほうがサシャは怖かった。
そして案の定その触手はサシャの中に侵入するだけで済ます気はなかった。
ごぼっ。
二つの触手が中でさらに大きく膨らんだ。
「ひっ。」
おなかが破裂するのではないかとサシャは思ってしまう。
ごぼっ、ぐぼっ。
何か球状のものをサシャの中へ送るように触手の形が変わる。
そして
ずるり。
彼女の中で触手の先端から何かが次々へと這い出て送り込まれていく。
見えはしないが何かを植えつけられているのを察し彼女は青ざめた。
(何?私の中に何か入れている?)
害のないものだといいが、ここは魔界で相手は得体の知れない生き物である。
そんな都合のいいことなど起こるはずないに決まっている。
今まで痛みは散々与えられてきたが、それは死ぬようなものとはかろうじて違った。
しかし今度はどうだろう。
(やだよ、死にたくないよ。)
動けないこの状況がずっとずっと恨めしい。
(痛くて気が遠くなりそうだし、これから私はどうなってしまうんだろう。)
絶望に染まった心はただ純粋に助けを求めた。
「どこにいったのよ、助けに来てよ、ジゼル。」
自分が今このような目にあう羽目になった元凶。
それでもやはりすがりつきたくなる一番の存在へと。
答える声は諦めていたのだけどそれでも彼の名前を呼び続けた。
「ねえジゼル、どこへ居るの?」
53奪われた花嫁:2006/09/20(水) 20:55:41 ID:TiqHqiMa

返事が聞こえたときは痛みから逃れるために自分に都合のいい幻聴が聞こえているのだと思った。
「遅くなってごめん。」
聞きなじんだその声と共に部屋の中へ明かりがともった。






今日はここまでです。
続きは月末ごろに書きあがるかと
54名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:33:59 ID:NXS7ocGc
投下きてるがな!支援age
55名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:06:58 ID:4kkLCqqF
GJ、待ってました。

植え付けられたものが孵らない程度でお待ちしております。
56名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:43:56 ID:YEHr8O1y
私 結構ホオズキの話 好き
57堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 15:57:13 ID:vNhPMvu+
前スレの奪われた花嫁さんの悪魔、無事新スレに辿りつかれたようで
良かったです。御迷惑おかけしました。
続き楽しみにお待ちしております。

さて、間が空きましたが少し投下させていただきます。
推敲しているとキリがないですね。なんだか長くなりそうなので、
とりあえず早くスレタイ通りになるように進めたいと思い、エチがあっさり
めです。
でも、よろしくおつき合いくださいませ。
58堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:00:02 ID:vNhPMvu+
部屋に入るなり服を脱ぐように命じられて、アニエスは胸に抱えていた大事な
聖典を落としそうになった。


西日が廊下の窓からさすころ、ミミにつれられて、アニエスは城の最上階に
ある王子の室までやってきた。そこは通常の来客用の寝室ではなく、この城の
部屋の中でも一番上等な、亡くなった伯爵が使用していた部屋だという。白と
クリーム色を基調とした落ち着いた内装がなされていて、賓客を迎えるのに
相応しい贅沢な部屋だった。
王子は、金糸の縫い込まれた、乳色の織り物が張られた長椅子にアニエスを
誘った。ドレスを脱いで、そして腰掛けるようにと。
「わ・・・わたくし頼まれた、ほ、本を持って参っただけですので。」
アニエスは、しどろもどろになりながら、言い訳になるようなならないような
事を言った。
王子の部屋に行ったら、また何をされるか分らない・・・だが、私が端女でない
ことが分ってもらえたなら・・・そう無体な事ももうされないのではないか。
女官長や伯爵夫人の手前、無下に王子の申し出を断る事もできず、流されるままに
やってきたアニエスだった。
だがいきなりこんな事を言われるとは想定外だ。
立ち尽くすアニエスに、王子は長々とため息をついた。
「面倒な。おい、ミミ。」
呼ばれた猫娘は、予め用意してあったのか、茶器が乗ったワゴンを押してこちらへ
向かっているところだった。
大きな猫が無理矢理人間のドレスを着込み、エプロンをかけたようなその姿が、
ころころと銀のワゴンを押す様は、まるでおとぎ話の絵本の挿し絵のように
冗談じみていた。
59堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:02:01 ID:vNhPMvu+
「ンニャー。オヒメサマ、また痛くされちゃうにゃよー?? 素直に言う事を
聞いたほうがいいんにゃー。」
そう言いながら、一客分だけテーブルにカップを置き、ミミは香り高い花茶を
注いだ。それから、アニエスの後ろに回って、うなじから腰まで一直線にいくつも
並んだボタンを器用な手付きではずしていく。
「ま!まって!」
あわてて振り向き、ミミから後ずさるアニエス。手に分厚くて重い聖典を持った
ままでは抵抗できないが、まさかそれを床に投げるわけにはいかない。どこにも
本を置けぬまま、ボタンを外させまいと、かろうじて片手を背中に手をまわし、
逃げまどうアニエス。楽しそうに追い掛けるミミ。ミミは遊び半分だが、
アニエスは本気で怯えている。彼女は部屋から出ようとして、ドアにかけよったが、
「その格好で外でるの!?」
とミミが嬉しそうに声をあげたので、さすがに思いとどまった。
結局、笑いながら見ていた王子が、なおも逃げるアニエスに足をひっかけ、倒れ
込んだところを膝の上に抱き取ったのだった。
両手を掴み、王子はじっとアニエスの目を覗き込む。
「姫君。ドレスを破られ、結い髪もほどけたしどけない格好で、あの栗毛の侍女の
待つ部屋に帰りたいかね?」
口元は幽かに微笑んでいるが、目はいら立ちを帯びて険しい。
本気だ。
アニエスは急に体から力が抜けてしまった。
60堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:04:09 ID:vNhPMvu+
両手をつなぎ止められたまま、床にへたりこんだアニエスのドレスを、ミミは
鼻歌を歌いながら脱がせて行った。濃い青紫の絹地をアニエスの体から剥がし、
白い下着の紐をゆるめて、胸元まで一気にはだけさせる。
真っ白な肌には、肩と言わず胸といわず、血の滲む傷跡と、強く吸われた為に
できたバラ色の痣が、花びらのように彼方此方に散っていた。
夜の湯殿は暗いのが幸いしてニナにはばれなかったようだが、昼間にドレスを
着つけられる時には、アニエスは彼女らの目からそれを隠すのに随分苦心した。
「んニャー。随分可愛がられちゃったんニャー。・・・可哀想、痛そうニャー。」
「うらやましいのだろう、ミミ。」
「んふふ、んニャーん。」
王子の揶揄に曖昧に返事をして、ミミはそーっとアニエスについた傷の一つに
舌を這わせた。傷をザラザラした猫舌でこれいじょう痛めないように、たっぷりと
唾液を滴らせて、上下に舌を使う。子猫がミルクを嘗めるような、ピチャピチャ、
という音が部屋の中に響きはじめた。
苦痛に耐えるような、小さなため息がアニエスの口からもれた。
熱を持って疼く傷跡の上を、ぬるぬるした感触が這い回る。少しピリっとひきつる
ような痛みがあったが、舐められているうちに、やがて、熱と痛みがひいていく
のが分った。
固く目をつむっていたアニエスは、そっと自分の胸元を見下ろした。
ミミの嘗めた傷の赤みが消えている。
「あ・・・」
61堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:06:35 ID:vNhPMvu+
「ミミがヒーリングの技を心得ているのは本当の事だ。
うるさがたの女官長や可愛い侍女に見つかる前に、ミミに全部消してもらうと
良い。」
アニエスの顔が真っ赤になった。少し変わった方法ではあるが、どうやら王子の
好意らしい。アニエスは、おかしな想像をして、必死に抵抗した自分を少し恥じた。
「大人しくするか?アニエス?」
アニエスはおずおず、とうなずいた。
そのまま、アニエスは暖炉の前に敷かれた、白い大きな毛皮の敷物の上に
横たえられ、ミミの唇の癒しを受けた。
ミミは、アニエスの肌着の紐をそっと解いて、徐々に肌を露にしていった。
濡れた唇と舌とで、ゆっくりと、アニエスの肌に癒しを施して行く。母親が
わが子の額に祝福を与えるように、やさしく、丁寧に。時々、柔らかい猫の毛が
素肌にこすれて、うっとりとする快さをアニエスは覚えた。
だが、王子の気配が側から無くならないので、漏れそうになる声を必死に
我慢しなければならない。恥ずかしさと快感に、アニエスの肌がうす桃色に
染まって行った。
だが、ミミが、傷付いてひときわ濃いバラ色になった胸の先にくちづけた時、
とうとう堪え切れずに声が漏れ出てしまった。
「・・・うぅ」
「うにゃーん?」
62堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:10:50 ID:vNhPMvu+
ここがイイのんにゃー?そう言わんばかりに、ミミが喉の奥で鳴いた。
てろてろと、唾液をたっぷりと絡めた舌先で、腫れ上がった乳首の先端を
ミミが円を描くようになめまわす。すると、火照った傷跡がすっと楽になり、
アニエスは、どうしても甘い疼きを感じてしまうのだ。
そうやって丹念に乳首を舌で愛撫しながら、ミミは手の甲をつかって、乳腺の
流れに逆らうようにアニエスの乳房をなであげた。ミミの手の甲に生えた銀色の
柔毛が、敏感な皮膚に与えた刺激は思いがけぬ快感であった。
「ふあっ」
唾液に濡れたアニエスのバラ色の蕾が、ツン、と立ち上がって震えた。さらに
ミミは優しく手のひらで、乳房ごと、蕾をこねまわして追い討ちをかける。
アニエスは息が乱れぬ様必死に抑えていたが、先程声をもらした後は、諦めて啜り泣くような、切ない吐息を途切れ途切れに漏らしていた。明らかにもう、ミミの
それはヒーリングの域を出ている。
既に、アニエスは全身がしっとりと汗ばむほど、体が火照っていた。まだ癒えぬ
両足の間の傷も、じくじくと滲み出す己の蜜で、甘く、痛んだ。そんなアニエスの、
絹の靴下を履いた足の指がきゅっ、と伸びているのを、王子は長椅子にゆったりと
腰かけながら満足げに見下ろしていた。
63堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:13:38 ID:vNhPMvu+
「これで上のほうは全部オワタにゃー。」
といってミミが体を起こした時には、アニエスは上半身を完全に露にされて、
肩で息をしながら、頬をバラ色に染めて横たわっていた。
せめて、王子に表情をみられまいと顔を背け、固く目を閉じている。
「御苦労。」
と、短く王子が答えた。
「後は・・・とぉ」
とミミは再びアニエスの体に被いかぶさると、唯一まだ身につけているフリルの
たっぷりとついたペチコートの中に手をいれようとする。
「や、めて、ミミ、そこは大丈夫よ・・・そんなところ、・・・ニナにだって
見せないわ」
焦って、身を起こし、ペチコートを押さえようとするアニエス。
ここまできて、抵抗されたことに、キョトンと目を丸くするミミ。
「オヒメサマ、ちゃんと治しておかないと、このあと王子とスルとき痛いにゃよー?」


今度はアニエスが目を丸くする番だった。
ちょっと形は変わっているが、王子の好意だと思って・・・いや思い込もうと
していたアニエスは、縋るように彼を見上げた。
「んー? 別に俺はかまわんが。アニエスが、傷がなおりきらぬまま、俺に
抱かれたいのであれば。」
「そんな・・・」
アニエスは急に寒気を感じて慌てて、はだけた下着で胸を被う。
「痛いのは 俺ではない」
「王子はホントに・・・」
ミミの好みにゃ・・・ 小さく呟いてミミはアニエスを同情の目でみた。
64堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:16:44 ID:vNhPMvu+
少しでもエアハルドの善意を信じた自分が愚かだったのだ。アニエスは下唇を
噛んだ。
(王子は本当に悪魔なのだわ。良心のかけらもない)
「今さら何を。男の目の前で肌も露に、ミミの愛撫をうけいれていたのは、ほか
ならぬアニエス自身ではないか?
あのように淫らに体を開いておいて、男に抱かれるのとどう違うと言うのだ。」
王子の指摘に、アニエスは真っ赤に頬を染めた。
だが、昨日迄処女だった世間知らずの娘を手玉にとることなど、エアハルドや
ミミには至極容易いことではあったのだが。だが王子は、まるでアニエス自身が
望んで体を開いたかのように彼女を責めた。
「まぁ、選ぶが良い。俺は余り気が長くないゆえ、早くな。
傷ついたまま俺に抱かれるのか
ミミに傷を治させてから抱かれるか、だ。」
アニエスは途方にくれた幼子のような表情で、床の上でポロポロと涙を
流し始めた。
そんな同性の泣き顔にうっとりと見愡れながら、ミミがアニエスの側に
しゃがみこみ、そっと頬を伝う涙を嘗め取って、慰めるように目蓋にキスをした。
「オヒメサマ、そんなに泣いちゃだめにゃー。目が痛くなっちゃう。
ミミがキスしてもキスしても、おっつかないにゃー。
それに・・・泣いてると王子が・・・余計喜ぶんにゃん・・・」
65堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:18:01 ID:vNhPMvu+
「泣いて嫌がるのを無理矢理犯して、新たに傷を上書きするのもまた一興。」
さも嬉しそうに、長椅子から二人を見下ろす王子の顔は、ミミが見てもぞっと
するほど邪悪な笑みを浮かべていた。
「もぉ!・・・王子、あんまり泣かせちゃだめニャン・・・ほん
とに目が赤くなりすぎたら、ミミがいくら頑張ってもすぐになおらないよ」
「ねえ、オヒメサマ、こっちおいで?」
ミミはそっと、アニエスの肩を抱くと寝室のほうへいざなった。
アニエスはなんだか良く分らないまま、王子から遠ざかれるのと、優しく
扱われたのが嬉しくて、こくん、とうなずく。
「お前、何を勝手に・・・」
「王子は本当にオニャノコの事が分らんのんニャー・・・しばらく来ちゃ駄目!」
びしっと言いおいて、ミミはさっさと寝室に入ってしまった。
「面倒な・・・本当に面倒だ。」
ぶつぶつとエアハルドが独りごちていると、部屋のドアが控えめにノックされた。
「お夕食をお持ちしました。」
若い給仕の声が聞こえた。
66堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:20:07 ID:vNhPMvu+
続きの間の寝室も、先ほどの部屋と同じ色調の調度品が並べられ、大きな
天蓋つきのベッドにはクリーム色のカーテンがかかっている。
ミミはアニエスをベッドの上に座らせると、もう一度涙で潤んだ目にキスをした。
「オヒメサマ、何もこわくないよ。目を、つぶって。」
アニエスは素直に目をつぶる。
(あきれた、本当に素直なお姫様なんだわ)
悪魔になったとはいえ、多少残る良心にチクリとした痛みを覚えながら、
ミミはそっとアニエスの唇を啄むように優しくくちづけた。
ピクっと一瞬体を震わせたアニエスだったが、じっとそのキスを受け入れている。
ミミはそのままアニエスをベッドに、そっと押し倒して、またもう一度全身に
微かに残る傷跡にキスを始めた。
「さっきの、続き・・・ニャン」
ミミは今度は小鳥のようなキスをアニエスの胸乳全に降らせながら、ゆっくり、
ゆっくりと腰紐をゆるめていく。抵抗されれば、それ以上は押さない。
またキスからやり直し。
相手が根負けするまで、弱点を徹底的に責めるのだ。
昔、ミミが処女を捧げたとある貴族の息子は、名うてのプレイボーイだったのだ。
この手のテクニックは良く知っている。
結局アニエスの秘所が、ミミの目の前に晒されるまで、そう時間はかからなかった。
「本当に可哀想、ここも、真っ赤にゃん、ミミが治してあげる。」
するり、と細いアニエスの脚からペチコートを抜き取ると、ミミは顔を彼女の
足の間にうめた。
67堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:25:52 ID:vNhPMvu+
昨夜踏みにじられた花園はルビーのように充血し、先程からの愛撫で蜜を
沸せてふるふると潤んでいた。見るからに敏感そうなその傷跡を、先程と
同じように、優しい舌使いで、ミミは癒しはじめた。
最初はスリットの始まりにある小さな真珠に。それから、つつましく閉じた
スリットにそって、舌を動かし、唾液でたっぷりと潤す。ミミが少しずつ舌を
進めていくと、内側はすこし血の味のする粘膜だった。
「ちょっとだけ、我慢してニャ?」
ミミは中指にたっぷり自分の唾液をまぶすと、そっと傷付いた粘膜に
差し込んでいく。
「いや・・・いた・・・」
「大丈夫、すぐ痛くなくなるニャ。」
ミミはゆっくり中指をアニエスの中に納めると、ルビー色の顔をのぞかせ始めた
小さな真珠を舌先で一心に転がしはじめた。舌を尖らせて、下から上へと何度も
嘗め上げる。
「あ、は・・・・あぁ・・・」
しばらくすると確かに痛みは消えたが、痛みのように強烈な快感が襲いはじめ、
アニエスは喘いだ。
「ん、んふぅ・・・ん、ん、ん、ん!」
リズミカルなミミの舌の動きに、アニエスは体が勝手に跳ねてしまうのを
止められなかった。ゆっくりと出し入れされるミミの指にも、昨日王子のモノを
迎え入れた時には激しく痛んだ粘膜が、くちゅくちゅと嫌らしい音を立てて
悦んでいる。ミミの指と舌の間で、一番敏感な部分が容赦なく責め立てられて、
アニエスは、頭が一瞬真っ白になった。足の筋肉がピクン、と小さく痙攣した。
68堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:32:38 ID:vNhPMvu+
「きゃうん!」
だが鳴き声をあげたのはミミだった。
二人がレズプレイに耽っている間に、音も無く寝室にはいってきた王子が、
アニエスの足の間に身をかがめて尻をもたげているミミの秘所を、スカート越しに
なであげたのだ。
「イったのか?」
王子が、顎でアニエスを示しながら尋ねる。
びっくりしてベッドから転げ落ちそうになったミミは、スカートの裾をなおし
ながら王子を軽く睨んだ。
「んーニャ。軽くいったかも。でもチャンとはイってないと思うニャー。 
今王子がシたら、イっちゃうかもぉ・・・」
「や・・・」
さっきまで、うっとりとした表情だったアニエスが、また泣きそうな顔になる。
だが、ベッドに力無く横たわったまま、抵抗するそぶりは無かった。
「だいじょぶ、ミミがついてるにゃ」
「お前は邪魔だ、あっちいってろ」
王子はそう言いながら脱いだシャツを、ミミに投げ渡す。
無下に扱われて、半分嬉しそうに、半分恨めしそうにミミは鳴いた。
「うにゃーん・・・」
69堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/03(火) 16:34:46 ID:vNhPMvu+
とりあえずここまで。
続きはまた明日くらいに。

70名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 17:39:47 ID:itJTrCYA
・・・久しぶりに散策してみればこんな良スレがあったとは・・・

久しぶりすぎてageそうになったのは国家機密だ。
71堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:17:15 ID:hWcyDqZJ
また明日!とかいってちょっと遅くなりました。もし待っていた奇特な方が
いたらごめんなさい。では、続き投下させて頂きます
↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓


 王子が寝台を軋ませて、近くによってくるのを感じ、アニエスは目を固く
閉じた。
 今のいままで、ミミの技巧によって開かれ火照らされていた、アニエスの体が
寝台のシーツの上で小さく震えて居た。うす暗い部屋の中で花びらのようにごく
淡いピンクの肌が浮かび上がり、王子の目のまえに余す所無くさらけだされている。
手足も首も細いが、体全体にほんのりまろみを帯びており、けして痩せ過ぎという
訳では無い。ウエストも無駄な肉がほとんどなく、男なら誰でも両手でつかめそうな程
薄いが、蓮のような、女性の円熟したくびれにはまだまだ程遠い。だが、小さな胸の
頂きと下腹の儚い翳りの下の花の蕾は、淫らに色付き、濡れ光っている。
 王子は暫し己に供せられた生け贄を検分していたが、やがて、身をかがめ、その
小さな唇に口付けた。アニエスはぴくりと身を竦ませたが、素直に王子の舌を素直に
受け入れる。王子は遠慮なくその瑞々しい舌を吸い、甘い唾液を味わった。
 ミミのそれとは違う、息苦しいような口付けに、アニエスのきつく瞑った目の端に、
早くも涙が滲み始める――――
 その眉間に深く皺をよせた、苦悶の表情は、王子の嗜虐心に昏い火を点す。
(だが、せっかく開いた扉を閉じることは、あるまい。少なくとも今日は。)
 彼は、アニエスにゆっくりと被いかぶさった。肌を合わせ、獣の毛の生えた手を、
耳朶、うなじ、胸、そして下腹へとすべらせていき、白い肌の滑らかさを楽しんだ。
しっとりと汗ばんだからだが、王子の浅黒い肌と指先に吸い付くようだ。どこを触れても、
アニエスは泣き声を飲み込むように、息を吸い、ピクリと身を震わせた。
「ふぅ……ん!」
 王子の冷たい指が、アニエスの熱い肉の合わせ目に潜り込む。
 指で確認するまでもなく、アニエスの蜜の場所は蕩けきって、男の欲望を待つだけになっている。それを理解できないでいるのはアニエスのみだ。王子はアニエスの足を膝で割ると、己の肉をゆっくりと埋め込んでいった。
72堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:20:47 ID:hWcyDqZJ
「……うくぅ」
 アニエスの喉からもれる悲鳴を、吸い取るように口付けたまま、王子は腰を進めた。
流石にまだ二度めとあって、狭隘な道が異物を押し出そうと、王子をきつく締め付た。
ミミの愛撫で十分に潤ってはいたが、熱さを感じるほどの圧力に、思わず思うさま腰をうちつけて、快感を貪りたくなるほどだ。
 意外と早く高ぶった己に、苦笑しながら、彼は膣奥まで深く挿入した欲望を引きだし、
ゆるゆると、また埋めて行く。肉の抽送が激しくなるにつれ、クチャクチャという
濡れた肉が擦れる浅ましい音が大きくなって行く。
 結局アニエスはまた涙を流し始めた。啜り泣くように苦し気に息をするアニエスから、
王子が唇を離すと、悲し気な嗚咽が漏れ始めた。
「俺としては……最大限に優しくしているつもりなのだが」
 王子の問いかけに、アニエスは目を開いた。だが、視線を王子と合わす事はせず、
どこか遠くへ焦点を合わせているようにぼんやりしている。
 枕の上で乱れた金髪に縁取られた、青白い小さな顔。
 その中で目だけが大きく、ブルーグレイの瞳は涙にぬれて黒ずんで見える。
 ふと昨日覚えた違和感を、王子は思い出した。

「気に入らないかね」
 陵辱者が被害者にするには滑稽なその問いかけに、アニエスは生真面目にも
何か答えようとした。
(酷い、やめて、痛くしないで、もう帰して……)
(でも、帰るってどこへ……?)
(修道院にはもう帰れない。よりによって悪魔に汚されたこの体では。自分をここに
送り込んだ父や継母のいる故郷へも。)
 問いかけは優しいが、王子の責めは苛烈だ。深く、肉奥を悪魔の器官に穿たれたまま
では、痛みで考えがよくまとまらない。いや、痛みだけではなく……重ねられた王子の
体が秘肉の敏感な部分にこすれて、ピリピリとした鋭い感覚が這い昇ってくる。先程
ミミに手ほどきされた時から、その部分にずっとわだかまっていた熱が、解放を求めて
自己主張しているのだ。絶頂一歩手前の苦痛と、心と肉の裂かれる痛みに、半ば混乱
してアニエスは言った。
「……殺して……いっそ、殺して、ください」
 アニエスは再び目をきつく瞑った。
73堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:22:53 ID:hWcyDqZJ
 淫蕩な女が吐く殺し文句のようなその台詞に、一瞬王子は虚をつかれて動きをとめた。
が、ニヤリ、と唇を歪めて笑うと、やにわにアニエスの足首を掴んで大きく開き激しく
肉を突き入れはじめた。
「ヒイァッ、アッ……アぁあ!」
 クチュクチュと、肉が蜜をかき出す音と、アニエスのかん高い悲鳴が部屋に響く。
「お望み通り、殺してさしあげよう、アニエス」
「ただし、肉体ではなく魂を。」
「いずれ俺の前にひざまづき、俺に肉の快楽を乞うように。姫が神とやらに祈るようにな」
 王子の声が聞こえているのか聞こえていないのか、激しい突き上げに合わせて、
アニエスは切れ切れに声をあげるのみだ。
「や、あ、あ……」
 王子はアニエスの右足を肩に背負い、腰を押し付けながら右手を肉の合わせ目に
 伸した。その指先がアニエスの敏感な真珠を捕らえた時、始めて抵抗の素振りを
 彼女は見せた
「や、いや!い……あ!」
 親指の腹でこねるように真珠を愛撫すると、秘肉がヒクヒクとひくつき、粘膜が
ニュクリニュクリと王子の欲望を刺激する。さらに腰使いに合わせて、何度も親指の
腹を押し付けると、抱え上げられたアニエスの足先がピクン、ピクンとその度に
痙攣した。
「も、も、やめて……」
「これは姫が望んだ事だ」
 さすがに息を弾ませながら、王子は答え、なおも右手の悪戯をエスカレートさせていく。
 軽く肉芽をつままれ、二本の指でやわやわと押しつぶすように揉まれて、アニエスは
恥ずかしさと快感で、頭がおかしくなりそうだった。だが、足の間の肉を貫くそれが、
段々と質量をましてくると、ついに、何も考えられなくなってしまった……。
「…………ぁあ!」
 アニエスが全身を硬直させる。王子が一瞬呼吸が止まったアニエスを更に突き上げると、ひゅう、と彼女の喉が笛のように鳴った。
 アニエスが堕ちたのを確認した王子は、自分の欲望も解放すべく、ヒクヒクと震える
肉体をなおも突き上げた。人形のように揺れるアニエスに腰を激しく打ち付け、最後の
一滴迄、その体内に白濁した液を注ぎ込んだのだった。
74堕ちた姫君 ◆TwQqqusRXM :2006/10/06(金) 14:29:35 ID:hWcyDqZJ
 アニエスが気を失っていたのは、ごく短い時間だった。
 むしろ微睡んで居たといったほうがいいかもしれない。
 アニエスは半ば混濁した意識のまま、何か柔らかい物が唇に押し付けられているのを感じた。
 (だれ?)
 と問おうとしてアニエス口をわずかに開くと、何か甘い液体が口の中に流し込まれる。
 蜂蜜と水で割った野葡萄酒だ。
 素直に受け入れてこくん、と飲み干す。
 アルコールが喉を滑り降りていき、ポッと火がともったように熱くなった。
「ニナ……?ミミ?」
「どちらでも無くて 悪かったな」
「あ……」
 目を開けると、そこには氷のような冷たいエアハルドの瞳が有った。
 彼は自分の口の端についたぶどう酒のしずくを、ペロリ、と舌を出して嘗め取ると、
アニエスの上にかがめて居た身を起こした。
「今日はもう戻るがいい」
「…………」
「それとも、もっと何かお望みか」
「いえ!」
 アニエスは弾かれたようにベッドから降りた。
 途端に、足の間からどろりと何かが流れるのを感じた。
「ひ………」
 バランスを崩して、床の上に座り込んだアニエスを、冷ややかな視線で見下ろすと、王子は隣の部屋のミミを呼んだ。
 「はいはーい、おまちくださいですニャーん!」
 ミミが開け放った寝室のドア越しに、隣の部屋の隅に放りだされた聖典が、呆然としゃがみこんだアニエスの目にうつった……


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

本日はここ迄です。
75名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 18:39:03 ID:0SViiqCC
イイヨーイイヨー。
いつも楽しみにしてる。
続きもよろしく!!
76名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:51:18 ID:Tp8zEXG7
良スレハケーソ!
続き楽しみにしています(;´Д`)ハァハァ
77奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:15:35 ID:HSf0Sh5W
遅くなりました。
今日は最後まで投下。



体中の血全てが湧き上がるほどの怒りをジゼルは感じた。
少しだけ家を開けていただけだというのに、愛しい少女が帰ってみれば害虫に蹂躙されているのだ。
なんという迂闊。
しばらく使っていなかったこの家を隅々まで確認しておかなかった自分の責任だ。
長い間留守にしていた家だ。
張ってあって結界が弱まって何かが入り込んでいてもおかしくはなかったというのに。
「遅くなって、ごめん。」
彼女がこのような目に会う前に戻って来られなかったことを彼は悔やんだ。
部屋に明かりが灯る。
そして彼の目に痛々しい少女の姿が映った。
巨大なスライム状の虫が体に張り付き、触手を伸ばして彼女の膣穴と肛門へ、入り込んでいた。
魔界ではよく見かける暗がりを好む害虫だった。
普段は他の生き物の前には姿をあらわすことはない。
特定の場合――
つまり産卵期をのぞいては。
それは他の生き物の中に子種を仕込む生き物だった。
仕込まれた子種は宿主の細胞と融合して成長する。
そして完全な成長体となったときには宿主の体は全てその生き物の体へと取って代わられるのだ。
(触手を伸ばしているということはもう子種を植えた後か)
厄介だと彼は思った。
せめて中で孵化が始まってなければいいのだが。
とにかく今すぐこの害虫を彼女から引き剥がさねば。
ジゼルは少女の傍に駆け寄った。
「じぜる・・・・・」
弱々しく少女が呟いた。
「じぜる、来てくれたんだ。」
彼は息を飲んだ
弱々しかったが、彼女が彼に微笑みかけてくれたのだ。
次に彼女が自分を見たときには憎しみにあふれた目で見られる覚悟さえしていたのに。
「サシャ。」
感極まって彼は彼女を抱きしめた。
「遅いよ。何処行ってたの?私を一人にしないでよ。」
「うん。」
「体、毛深いのね。ちくちくする。これが本当のジゼルなんだね。」
「黙っていて、ごめん。」
「そうだよ、酷い。嘘をついて、私をこんなところに連れてきて、痛い目にあわせて。」
少女の声が彼を責め立てた。
「そうだね。」
「だけど私はやっぱりジゼルが一番好き。裏切られたのに、
とおさまでもかあさまでもなくて貴方の名前ばかり呼んでしまうの。
酷いよ。こんなに大好きなのに何で裏切ったのよ。」
その言葉は彼を二つの感情で震わせた。
大好きだといわれた歓喜と、彼女の心を苦しませたことによる苦悶。
思えば今回のことは感情に流されすぎた。
もっと慎重に、そして行動だけでなく言葉を多く使っていれば彼女がこんなに傷つくことは避けられたのかもしれない。
「本当に、ごめん。」
もっと伝えたいことがあるのに今の彼の口からは謝罪の言葉しか出なかった。
なんともどかしい。
言葉のかわりにより強く彼女を抱きしめた。
78奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:19:40 ID:HSf0Sh5W
「いたい。」
その言葉が耳に入り、彼は慌てて腕を緩めた。
「あ、ごめ・・・・・・・。」
「ひぁっ、あ゛、あぐっ」
少女の体が痙攣した。
「サシャ!」
下を見れば彼女に張り付いていた害虫が触手を引き抜こうとしているのが見えた。
(そうだった。)
自分は一つの感情に流されると周りまで見えなくなってしまう。
そんな自らの性質を呪いながら彼は害虫に手を延ばした。
「この虫けらが。」
まず触手を虫の体から引きちぎる。
そして体を爪で八つ裂きにした。
「じぜっ・・・・。」
サシャが叫ぶ。
見れば触手は体から離されてなお動き続けていた。
「ちっ。」
彼は彼女に刺さったままの二本を忌々しげに見た。
「こんなもののために使う気はなかったのに。」
そう呟きながら彼はその手に何かを持っていた。
「ジゼル?」
サシャの目に映ったのは虹色の花びらの美しい花だった。
「何、すごく綺麗。」
ジゼルは少女の鼻へ花を近づけた。
「嗅いで。」
少女が息を吸い込む。
かぐわしく甘い香だった。
同時に体が暖かくなり、宙に浮かんでいるようにふわふわな気分になる。
(きもちいい。)
サシャはうっとりとした顔つきになった。
(それに、痛いのが消えた。)
今少女が感じているのは暖かな気持ちよさ、それだけだった。
「抜くよ。」
ささやかれた彼の言葉に、夢見心地に彼女はうなずいた。
「ひ、ひゃっ、あ。」
ずるりと自分の中から引き出されるのを感じ、彼女は声をあげた。
それは痛みではなく快楽だった。
(さっきは壊れるかと思うほど痛かったのに)
今度はそれが気持ちよくてたまらない。
ずっ。
サシャの中から触手を引き出し終えた彼は膣穴を指で広げて中をのぞいた。
「んあっ。」
新たに感じた快楽に彼女は思わず体をよじらせた。
「ジゼル、何をしてるの?」
彼が自分の股の間をまじまじと見ているのを知り、少女は顔を赤くした。
「へ、変なところ見ないでよ。」
「変じゃないさ。それに、中に植えられたものがどうなっているか確認しないと。」
ジゼルの瞳は猫のように爛々と光っていた。
その目にかかれば自分の中にあるものが全て見えていそうで、彼女は恥ずかしかった。
「孵化はしていない。だけど子種を消さないと。」
彼は部屋の隅にいくと、何かを探し始めた。
「あった。少し古いが十分だ。」
彼が持ち出したものは酒瓶だった。
「そうそう、いいかげんこれははずした方がいいね。」
天井から吊るしてあった少女の鎖を解き、彼は彼女を両手で抱き上げた。

79奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:20:36 ID:HSf0Sh5W
「んっ。」
鎖のあった箇所に空気が触れるだけで感じてしまい、少女は身悶えた。
彼が彼女を下ろしたのは、柔らかいシーツの上。
今まで立っていた疲労を吸い込みそうなほどの柔らかさで、この中にうずまって眠ってしまいたいとサシャは考えた。
しかしジゼルは腰を上に突き出した、休みにくい体勢を彼女にとらせた。
「我慢して。早くしないと君の体が危ないんだから。」
そう言われれば仕方がない。
辛い体勢だし、恥ずかしいところを全て晒すようで嫌だったが彼女はその通りにした。
ジゼルは酒瓶の栓を抜くとサシャの二つの穴に口を突っ込んだ。
体の二箇所に冷たい液体が流れ込む。
「あっ、んあっ。ひっ。」
冷たくて、しかしその冷たささえも心地よさに変わってしまう。
二つの穴には酒瓶の口がねじりこまれているのに、先程の触手が入ってきたときのようには痛くない。
むしろ気持ちいい。
「ジゼル、私おかしいよ。痛いはずなのに気持ちいいよ。」
自分の体がおかしくなってしまったのではないのかと思い、彼女は涙目で訴えた。
「大丈夫、おかしくない。」
毛深いごつごつとした手でジゼルがサシャを優しくなでた。
「これのせいだよ。」
ジゼルは先程サシャに匂いを嗅がせた花を取り出す。
「その綺麗で珍しい花が?」
「そう。酷いことをしたからおわびにとって来たんだ。」
「おわび・・・。」
サシャの目がますます潤んだ。
「あなたが私を裏切ったその償い?」
「違う。君を泣かしたことへのおわび。これだけは信じて欲しい。僕は君を泣かしたくはなかったんだ。」
「だったらなんであんなこと!」
一番いいたかった言葉をサシャが叫んだ。
「何でこんなことしたの。」
「今はまだ分からないでいい。」
ジゼルは首を振った。
「時間をかけてゆっくり教えるから。」
サシャは当然不満げだった。
80奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:21:09 ID:HSf0Sh5W
「さあ、そろそろいいだろう。」
はぐらかすようにジゼルは少女の体から酒瓶を抜いた。
「んっ。」
サシャの気が快楽へと流れる。
ジゼルは彼女の体を起こし、後ろから抱きしめるような体勢で座った。
「じぜっ、ごまかさない・・・・」
気を取り直して不満を口ずさもうとした少女に再び強い快感が襲ってきた。
「いやっ。」
羞恥の混じった顔で彼女は自分の腹部より下を見つめた。
そこからはまるでお漏らしのように液体が流れ出ていたのだ。
「うそ、恥ずかしいよ。や、ん、あっ。」
恥ずかしながらも感じてしまう快感で、少女は顔を覆いたくなった。
自分のはしたなさが情けなくて仕方がない。
「大丈夫。これはさっき僕が君の中に入れたお酒。気味の中にあった悪いものを溶かしてくれたんだ。」
「だけどこんなの汚いよ。」
「汚くないさ。」
恥ずかしがって目をそらすサシャのあごを手にとって、彼は自分の顔に引き寄せた。
「恥ずかしいなら忘れさせてあげよう。」
唇が重なる。
そしてサシャの口内に舌が割りいれられた。
「ん、ふ。」
息が苦しかった。
しかし自分の舌と彼の舌が絡み合うととても気持ちがいい。
サシャはすぐにそれに夢中になった。
81奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:23:00 ID:HSf0Sh5W
「あぅ、ジゼル、早く起きてよ。」
数日後。
一糸まとわぬ姿のサシャがぐっすりと眠る半獣の魔物を揺り動かしていた。
「ばか、もう意地悪しないって、言ったのに。」
口をとがらせてサシャは眠るジゼルを眺め回した。
その目がいたずらを思いついた子供のように光る。
「そうだ、あはは、起きないジゼルが悪いんだよ。」
そう言ってジゼルを揺り動かすことをやめた彼女の手は、彼の下腹部に伸びた。
そのまま彼の股間にあるいち物を手にとり、口にほおばり始めた。
「ん、ふっ・・・・。」
拙い舌さばきで彼女が舐めはじめると、それまでびくともしなかったジゼルの体がピクリと動いた。
「・・・・、あれ?」
寝ぼけ眼で間族の目が開く。
そして違和感を感じた彼は自分のものを懸命に咥えているサシャの姿を見つけた。
「サシャ、いったい何を・・・っ」
起き上がったジゼルを見てサシャは顔を輝かせた。
「やっと起きてくれたのね。もう、何やっても起きないんだから、私退屈でどうにかなりそうよ。」
「だからってこんな・・・。」
数日前までは処女だったとは思えないその大胆な彼女の行動にジゼルは頬を赤く染めた。
「ねえ、ジゼル、早く一緒に遊ぼうよ。今日は海に連れて行ってくれるって約束したよね。私、海を見るの初めて。」
期待に満ちた目で彼を見るサシャの顔。
攫ってしまった直後ではもう二度と自分に見せてくれないかもしれないと思っていたその顔を見て、
ジゼルは本当にこれが自分の見ている夢ではないのかと疑いたくなった。
あれから、ジゼルは彼女を傷つけたくないこと、泣かせたくないこと、それだけは彼女に理解してもらった。
何故彼女を攫ってしまったのか、それは時間をかけてゆっくり教えてゆこうと思っている。
ただ、ジゼルは彼女に結婚して欲しくなかったのだと伝えた。
そんなことを彼女がしてしまったらジゼルは彼女と会えなくなるのだと。
そう伝えた途端に彼女は泣き始めた。
それは嫌だと。
父や母に会えないこともそれなりに辛いが、ジゼルに会えないのはもっと嫌だと。
だからここで共に暮らしてくれと彼が申し出ると彼女は少しためらいながらも受け入れてくれた。
ためらった理由は恐らく両親のことだろう。
彼女の育った環境は多少人間にしては特殊でもともと彼らにも彼女はめったに会えていなかったのだが、
それでも別れは辛いようだった。
そのうちこっそり様子を見せてやれないかとジゼルは考えている。

82奪われた花嫁:2006/10/14(土) 22:23:45 ID:HSf0Sh5W
「ところでサシャ、起こすのはいいけど、こんな起こし方をされら僕が辛いんだ。」
ジゼルは完全に起き上がっている自分のものをサシャの目の前に差し出した。
「海には連れて行くけど、その前に鎮めてもらうからね。」
「うん。」
サシャはジゼルの胸元に抱きついた。
「ジゼルが遊んでくれるなら何だってするよ。」
その少し幼い体獣のような腕がまわされた。
白い肌にいくつもの口付けが落とされた。
少女のあどけない喘ぎと半獣の魔物の荒い息づかいが重なった。
獣の手が少女の砂丘に伸びる。
その手が踏み荒らすようにそこを蹂躙すれば、少女は切ない声をあげた。
「あっ、はあ、んんぅ。じぜるぅ。」
うっとりとした表情のサシャはジゼルの頭を手にとって自分に引き寄せると貪るように口づけた。
「んちゅっ、んん、っあ・・・・・」
この数日で性の快楽さえしなかった少女は眼を見張る速さでその心地よさに溺れていた。
今日に至っては彼女からこんなに積極的になっている。
そういう風に変化させたのはジゼル自身だ。
彼はそして彼女のそういった変化が嬉しかった。
「入れるよ。」
彼がささやくとサシャは潤んだ目でジゼルを見上げ、肩に手を回した。
ジゼルは彼女の腰を掴み、秘所に自身のものをあてがうと一息に挿入した。
「ふああっ・・・んああっ。」
ジゼルの動きにあわせてサシャが夢中で腰を振っていた。
貪欲な動きだった。
これは一回や二回ではすまないな、とジゼルは考えた。
果たして今日中に彼女を海にまで連れて行けるのやら。
しかしそれでもいい。
自分たちにはまだ時間がたくさんある。
彼らの行動を邪魔するものはここにはいないのだから。




この蜜月はきっと、死が二人を分かつまで。




おわりです。
83名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:42:35 ID:nLxV9pIf
(;´Д`)ハァハァ
激しくGJであります!!
84名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:13:33 ID:vrz3qiEN
萌えました…… (;´Д`)ハァハァ
85名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 19:00:10 ID:qSCDfmpW


     :::::::::::::::::::::::::ヽ
  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 / ::::::::: /| ||:::::::::::::::::::::::ヽ    恋も二度目なら  すこしは器用に
(((((((  | ||(((::::::::::::::::::::i    甘いささやきに  こたえたい...
 )::/  ̄ 、  ̄` \:::::::::::::::l      前髪をすこし  なおすフリをして
 |::|´ ゚̄./   ゚̄` |::::::::::::::|      うつむくだけなんてぇ...  歩道にのびた
 |::l ´´ ( _ .、``  .|:::::::::::::::\      貴方の影を  動かぬように止めたい
.丿:ヽ  :─-    丿::::::::::::::::::|     
彡:::::::\ ` _ 彡:::::::::::::::::::::/   抱きあげてぇ  時間ごと  からだごと
 ヽ::::::::::: ̄ i__l彡:::::::::::::ノ      わたしを  さらって欲しぃ....  ♪
     ̄ /|/!ヽ/ |\ ̄           切なさが  クロスするさよならに....
     />.| /。| ̄    \         追いかけられるの.....   イヤょ...
    /| \|//.__ l⌒i
    | |   |  | | |  |  メグミ


86名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 01:22:17 ID:vzHPvDUD
ほしゅ
87名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:27:28 ID:vYBEkayf
ほっしゅ
88名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 01:31:15 ID:ki1INkSB
前スレ、どっかで見れないん?
89名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 12:07:32 ID:Q6iLZpYC
にくちゃんねるでも見れないみたいですね。
ログアップしときました。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000165746.htm
DLパスは「makai」
90名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:30:04 ID:ki1INkSB
>>89
神!!!!
ありがとう、wktkしながら読んで来ます。
91名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 03:53:09 ID:CGaZGSE9
ちょ、今頃前スレが落ちてたのに気付いたよ…
誰も書き込まないしもうだめかと思ってた
92名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 15:50:03 ID:uXFXymWC
ほすほす
続きマダー?wktk
93名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:00:24 ID:RF9WGLm0
チックタック(ネイブル)って、このスレタイまんまじやない?
94名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 18:17:14 ID:OJe01vKL
 
95名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:11:26 ID:7r+lzJ57
続き読みたさにage
96名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 18:17:56 ID:XDennJOZ
ほす
97名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:43:25 ID:CGeQBYAK
続きこいー
98名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 15:34:27 ID:YKASdjEm
前スレのログどなたかあげて貰えませんか?
99名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 08:14:45 ID:t+e/n9mO
保守
100名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:37:38 ID:/hiJUyFD
萌えるシチュエーションだなあ。
101名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:06:55 ID:2Xbs3GPa
102名無しさん@ピンキー
hosyu