【帯ギュ!】河合克敏作品でエロパロ2【モンキーターン】

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1名無しさん@ピンキー
帯ギュでもモンキーでもエランでも。

前スレ↓
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1066412791/
2名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:51:31 ID:CxWXP6s9
おおおおおおおおおおお 乙です。
3名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:55:48 ID:mK5GlK2U
マイナーなところで松ちゃんか杉薫で誰か頼む。
4名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 22:07:14 ID:M6H9TWOD
1乙
またまったりといこう。
新連載まだかいな。
5名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 21:48:50 ID:Rji6ALnI
即死防止
6名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:17:40 ID:Dnpc78/0
また落ちちゃかなわん
7名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 20:54:54 ID:SdY2+Y65
あのさ、作品上から澄は最初からいませんでした〜ってのはあり?
8名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 21:17:05 ID:jf61mhZs
>>7
いいんじゃないの。
ドロドロした三角関係を省くのも。
9名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 21:24:13 ID:Fk4bpNXP
へたにだしてひどい扱いするより角が立たなくていいんじゃないの
10名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 15:51:00 ID:BNW8X4CW
投下待ちに雑談でも…と思ったがネタがない
11名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 20:42:26 ID:cXSvn2TU
前スレの薩川×松原に萌えた。エロじゃなかったけど。
この二人はいい。
12名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:47:46 ID:cTabvAbO
週頭の連休と夕べから今朝にかけてモンキーターン全巻再読、
やっぱ面白いや。最終3巻のドロドロ恋愛話も俺的には大好きだw

RCの前後篇読み切りから1年以上経った?
ぼちぼち新連載が読みたいぞ! サンデー本誌が低年齢向け路線で
モンキーのようなのが載せられないならヤンサンでいいからさあ。

いま始めて来たので前スレがどんなだったか判らないけど
保奈美(澄でも可)が寝取られて「巧くんよりいいの〜〜っっ!!」とか
あんあん喘ぐ寝取られエロエロSSが読みたいっすw
13名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:35:10 ID:3JbnGijg
保奈美は前スレでいろんなキャラに蹂躙される日記形式のがあったよ。
保管庫で読める。

最後の読み切りからあと2ヵ月ほどで1年。
いつになったら戻ってくるやら。
14名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:17:36 ID:qtzHOieV
藤田x桜子が帰ってきてくれることを
ひっそりと待っている者がここにおります。
15名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:38:31 ID:Q7dYtG/w
じゃあ杉×桜子を期待しとこう
16名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 04:15:03 ID:edvpPudt
俺は斎藤×別所を楽しみにしてる
17名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 04:09:06 ID:FNDqpB1F
ほしゅ
前スレでストックあるって言ってた人どうなったんだろうな
18名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:30:05 ID:4abjjQBK
洞口×澄って少数派?

私は好きだけどなぁ
19名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 00:27:31 ID:ODSdXBPn
というかそれがしっくりくる。
20名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 02:54:00 ID:oWleyxje
俺は青島の方が好きだけど

斎藤別所が一番好き
21名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 01:53:36 ID:OI/WZTX1
自分はやっぱり杉海老だな。
前スレで藤田×桜子もアリだと思ったけど。
海老絡みでまだないのは袴田弟?

どうでも良いけど、連載初期は海老は斉藤とくっつくのかと思ってたよ。
22名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 12:34:04 ID:yC0+iPpL
>>21
SSのことなら豊は最初のスレの最初の投下であった。
俺も杉海老が一番好き。あと茂と松原さん。
23名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:23:33 ID:1d+m+xOw
仲安×麻理は既出?
24名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 08:28:01 ID:Thh5aE0H
前スレにあったはず。
25名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:12:18 ID:FppsW9rg
ほしゅ
26名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:52:28 ID:qK9Ovwvl
人がいない内にひっそりと投下。

杉海老で。
設定は2人とも大学を卒業して1,2年くらい。
お互いの気持ちには気付いているけどイマイチ踏み込めていない状態。
27名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:53:39 ID:qK9Ovwvl
「はぁ〜、いい結婚式だったねぇ」

そう呟きながら海老塚はまだ赤い目をこすった。
式場で近藤に抱きついて散々大泣きしていたくせに
まだ泣き足りないんだろうか。
親友の晴れの日を祝う気持ちの中には昔好きだった男への
感傷も多少は混じっているのかもしれない。
そんなことを考えながら俺はネクタイに指を引っかけた。
仕事柄スーツには慣れているが、
だからこそ休みの日にまでネクタイはご免だった。

「ほら、もう分かったからさっさと着替えて来いよ」

上着をハンガーに掛けながら言うと海老塚は不満そうに唇をとがらせた。

「ぶ〜、なによ。もう少し余韻に浸ってたって良いでしょう?」
「お前が隣の部屋に行ってくれないと俺まで着替えられないの」
「高校生の時は平気でパンツ1枚になってたじゃない」
「何年前の話してんだ、お前は」

ぐずぐずと文句を言う海老塚を寝室に押し込んで扉を閉める。
ぶつぶつ言いながらも着替え始めた気配を確認してから俺もシャツを脱ぐ。
ソファに引っかけてあったジーンズとTシャツに手早く着替え、
脱いだばかりのスーツの形を整えてハンガーに吊す。
シャツは明日出勤前にクリーニング屋に寄って出していこう。
身軽な服装になってやっと落ち着いた気分になる。
俺は冷蔵庫から水を取り出して一息に飲み干すとソファに体を投げ出した。

少し飲み過ぎたかもしれない。
まぁ、それも仕方がないか。今日は親友の結婚式だ。
海老塚の言うとおり、良い結婚式だった。
近藤はキレイだったし、あがっている巧を見るのは面白かった。
就職してから何かと忙しく盆も正月も帰りそびれていた俺にとっては
今日の式はちょっとした同窓会だった。
龍子先生の所のチビはびっくりするくらい大きくなっていた。
久留間がでかいお腹を抱えて現れたのにもビックリした。
みんなあの頃と変わっていないようで確実に変わって行っている。
少しだけ切ないように感じるのは、俺が酔っているからなんだろう。
俺自身は、何も変わっていないような気がする。
あいつとも、腐れ縁の「元チームメイト」から抜け出せないままだ。
28名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:57:08 ID:qK9Ovwvl
結婚式の会場が俺のアパートから近いということを知った海老塚に
しつこく食い下がられ、俺は自分の部屋を「更衣室兼荷物置き場」
として提供するはめになった。

「だって、この格好で地下鉄乗るのはちょっとね…」
「タクシー使えばいいだろ」
「そんなの高く付くじゃない!杉くんと違って私は薄給なのよ?」

その時のやりとりを思い出して俺はため息をつく。
いくら古い付き合いとはいえ、若い男の一人暮らしの部屋に
「着替え」を目的に上がり込むってのはどういう了見なんだろう。
着替える、ってことは一度脱ぐ、ってことなんだぞ?
その気になれば鍵のかかっていないドアを開けて押し入ることなんて造作もない
ことなんだ、ということをあいつはどこまで分かっているんだろうか。

俺は、ゆっくり立ち上がって寝室に向かった。
寝室の前で1つ深呼吸をしてノブに手をかける。
、とその時、部屋の中から「杉くん…?」と俺を呼ぶ声がした。
「ほえ?」
心臓が止まるかと思うくらいビックリしてつい間抜けな声が出た。

「ねぇ、杉くん、いないの?」
「お、おぉ。いるぞ。どうした?」
「あのね、ちょっと入ってきてくれる?」

何を言い出すんだ、こいつは?

「早く!」
「お、おぉ…」

恐る恐るドアを開けて部屋の中をのぞき込む。
先ほど見たドレス姿のままの海老塚が背中を向けてベッドに座っていた。

「ど、どうしたんだよ…?」

思わず声がうわずりそうになるのを必死で押さえ込む。
くるりとこっちを向いた海老塚の口から出た言葉に俺は愕然とした。

「背中のファスナー下ろして!」

はぁぁぁぁ???

「ファスナーに布地が咬んじゃったみたいなの」
「はぁ?!」
「どうやっても動かないのよ。無理に引っ張ったら破いちゃいそうだし」
「お前なぁ…」

俺は深い深いため息を付いた。
29杉海老3:2006/11/14(火) 01:01:12 ID:qK9Ovwvl
すいません。番号付けるの忘れてました。


「もういいだろ、着たまま帰れよ」
「だめよ、部屋に帰っても誰も下ろしてくれる人いないもん。
 明日もこの格好で仕事に行けって言うの?」

どこまでこいつはデリカシーがなくて自分勝手なんだろう。

「早くしてよ!」
「はいはい…」

俺はベッドに上がり海老塚の背後に近寄った。

「ほれ、髪上げろ」
「ん。お願い〜」

そう言うと海老塚は下ろしていた髪を片手で束ねて持ち上げた。
白くてほっそりしたうなじがほのかなシャンプーの香りと共に露わになる。
俺は海老塚に気付かれないように息を飲んだ。
落ち着け、と自分に言い聞かせる。
深呼吸を1つしてから海老塚の首の辺りを覗き込んだ。

「…どうやったらこんなひどい状態になるんだよ」
「んー、着るとき少し慌ててたからかなぁ」
「ちょっと時間かかるぞ。じっとしてろよ」
「ん」

俺は変に意識をしないよう目の前の作業に集中した。
指先が肌に触れないよう細心の注意を払って作業を進める。
集中すればするだけ滑らかな首筋に吸い寄せられそうで目眩がした。

「あ…」

シュッという音と共にファスナーが動いた。

「ほれ、直ったぞ」

俺は少し乱暴に海老塚の背中を突いた。
そのままベッドから下りる。
とてもじゃないが正気を保っていられる自信がない。
30杉海老4:2006/11/14(火) 01:01:57 ID:qK9Ovwvl
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


私は心の中で自分の迂闊さを責めていた。
すぐ近く、息がかかるほど近くに杉くんを感じる。
吐息が首筋に触れる度に背筋がぞくりとする。
何か杉くんが呟くたびに耳元で囁かれているような気持ちになる。
こんな馬鹿なこと頼むんじゃなかった。

「あ…」

シュッという音と共にファスナーの動く気配がした。

「ほれ、直ったぞ」

すぐ近くにあった杉くんの気配が遠ざかる。
同時に軽く背中を突かれて思わず振り返った。

「痛いよ…」

杉くんはもうベッドから下りてドアに向かっていた。

「早く着替えろ」

そう言って私の方を見ずに部屋を出て行ってしまった。
いつの間にか息を止めていたようで私はふぅ、と息を吐いた。
何度深呼吸をしても心臓の鼓動は治まってくれなかった。
どうしちゃったんだろう、私…。

背中に手を回し、ファスナーに手をかけた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
31杉海老5:2006/11/14(火) 01:04:37 ID:qK9Ovwvl
「……杉くん、ちょっといい?」

隣の部屋から遠慮がちな海老塚の声がする。
さっきよりもずいぶん弱々しくてあいつらしくない声だった

「今度は何だよ?」

俺はドアの向こうに声をかけた。

「入ってきて」

正直、勘弁してくれ、という気分だった。

「何だよ、そこで言えよ」
「いいから、お願い…」

俺は軽く目を瞑って天井を見上げた。
軽く深呼吸をしてノブに手をかける。
大丈夫だ、落ち着け。

「あのね、やっぱり自分でやるとうまく下ろせないの。
 だから、その、最後まで下ろしてくれないかな?」

恥ずかしそうに上目遣いで俺を見上げて海老塚が言う。
気が遠くなる。これはどんな罰ゲームだ。

「ふざけんな!手前で脱げ!」

そう言って部屋から出ようとする俺のシャツの裾を掴む。

「お願い…」

その声からなにかせっぱ詰まったものを感じて心臓が跳ねる。
海老塚はうつむいて俺の方を見ようとはしない。
だが、指先はしっかりとシャツを掴んで離そうとしない。
もう、知らねぇ、ぞ…。
32杉海老6:2006/11/14(火) 01:05:32 ID:qK9Ovwvl
「分かった。向こう向け」

かすかに頷いて海老塚が背を向ける。
さっきと同じように髪を束ねて持ち上げる。
思った通りだった。
ドレスのファスナーはどこにもひっかかる気配がなくすんなり下りる。
背中の真ん中あたり、ちょうど下着が見えるか見えないかのところでわざと止める。
軽く身じろぎする海老塚のむき出しの首筋にそっと唇を寄せた。

「ん…」

漏れた吐息の想像以上の甘さになけなしの理性が吹き飛ぶ。
右手を前に回し、海老塚を抱きしめる。

「杉、く…ん」
「何だよ、これ。罠、か…?」
「ちが…。ん…!」

強引に前を向かせ唇をふさぐ。
反応は堅いが嫌がっている気配は見えない。
堅さをほぐすようについばむようなキスを繰り返す。

「ん…。ふぅ…」

かすかに開いた隙間から舌先をねじ込む。
おびえて逃げる海老塚の舌を強引に絡め取り吸う。
存分に口内を楽しんでから顎、耳のラインを辿り首筋に戻る。
左手で邪魔な髪を押さえ耳たぶを甘噛みする。

「いや、杉くん…」
「うるさい。お前が悪い…」

逃げようと身をよじる海老塚を無視して甘い匂いのする首筋に強く口づける。
白い肌に赤い跡をいくつも刻む。

「お前、しばらくポニーテール出来ないな…」

耳元でそう囁いてやると少しだけキッとした目で俺を見上げる。
そんな表情がますます俺を煽ると分かっててやってるんだろうか?

「ちょ、ドレスしわになっちゃう…」
「それ、脱がせて、って言ってる?」
「馬鹿。助平!」
「今頃気付いたのかよ。もう手遅れだ…」

中途半端な位置で止まっていたファスナーを一気に下まで下ろす。
むき出しになった肩にキスをするとそれまでと違う反応が返ってきた。

「ここ、弱いのか?」
「あふ…。ばかぁ…」

肩から首筋、耳と舌を這わせる。
ドレスをすっかり脱がせてしまうと心細げな表情になる。
それがたまらなく可愛くて俺は正面から海老塚を抱きしめた。
33杉海老7:2006/11/14(火) 01:08:08 ID:qK9Ovwvl
「海老塚…。悪ぃ。俺もう止められねぇ」
「…ケダモノ」
「イヤだったら、殴って止めろよ」

海老塚が何か言おうとするのを制して唇を重ねる。
背中に回した手を動かしてブラジャーのホックを外す。
ピクッと海老塚の体が動いたけど、俺を殴る気配はなかった。

ゆっくりとベッドに押し倒し、自分のシャツを脱ぎ捨てる。
メガネを外し、手を伸ばしてベッドの下に置く。

「メガネ外した杉くん、久しぶりに見た…」
「そっか…?」
「ん。部活の時は外してたけど。それ以来かな?」
「…かもな」

素肌が直接触れる感触が心地よい。
何度もキスを繰り返しながら体を撫でる。
そっと膨らみを包み込むと体が跳ねた。
柔らかい。
それほど大きくはないが、柔らかくて俺の手の中で自在に形を変える。
手のひらの下で中心が立ち上がってくるのを感じる。
軽く指先でつまみ上げると

「ひゃん…!」

と可愛らしい声を上げた。
指の腹で中心をこね上げ、押しつぶし、転がす。

「あぁ…。いやぁ…」
34杉海老8:2006/11/14(火) 01:09:16 ID:qK9Ovwvl
ツンと立ち上がった中心の突起をそっと口に含む。
もう片方の膨らみを揉みしだきながら舌先で転がす。
時々軽く弾いてやると面白いように反応する。

「ちょっと…。面白がってる、でしょ…?」

少し怒ったような顔で俺を睨み付ける。
俺は海老塚の目を見たまま突起に軽く歯を立てた。

「あぁ…!」

背をのけぞらせ甘い悲鳴を上げる。
確かに俺は面白がっているのかもしれない。
こんなに素直に可愛らしく反応を示すこいつが悪い。
もっともっと啼かせたくて俺は夢中になっていた。

海老塚が膝を摺り合わせるようにして何かに耐えているのにはとっくに気付いていた。
胸から脇腹と滑り、ほどよく張りのある太股を撫でる。
海老塚が切なげなため息を漏らす。
俺はわざと「そこ」を避けて手を滑らせる。

「いやぁ、意地悪…」
「どっちが。俺がどんだけお預けくらってたか分かってるのか?」
「お預けなんて、した覚えないよ…?」
「よく言うよ…」

多分海老塚の言うとおりなんだろう。
こいつはお預けなんてしてる意識はなかったはずだ。
度胸のない俺が、一線を越えるのにビビっていただけだ。
35杉海老:2006/11/14(火) 01:11:17 ID:qK9Ovwvl
とりあえずここまで。
生殺しな中断の仕方ですまん。

続きが書けたらまた来ます。
36名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:47:28 ID:IG0GeTpr
お座りしてまってますわん。
37名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 02:02:03 ID:LvdpE1PL
杉海老キタコレ!
自分から誘う桜子エロス。
杉の職業なんだろうとか余計なことも気になった。
続き激しく待ってます。
38名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 22:14:09 ID:slfOVqlX
>37
生臭
39名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 00:12:44 ID:ywUtMtMP
東大出て坊主専業するかなぁ?
兼業なんじゃないか?
40名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 00:24:07 ID:JJfa4oTQ
杉海老wwヘ√レvv~(>ω<)─wwヘ√レvv~キター─ !!
41名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:05:39 ID:ZkF1LrVr
じいちゃんも父ちゃんも健在だしとりあえず何年かは普通に社会人するんじゃない?
杉は上背あるし肩幅もありそうなのでスーツ似合いそう。
坊主のスーツ姿なんて一歩間違うと「や」のつく人っぽいけどw
42名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:02:48 ID:XcO92Oa8
期待保守

一般企業なら髪も生やしてたりするんだろうか…
43名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 01:21:01 ID:l1EmgtCc
そこは是非とも坊主頭のままでいて頂きたいw
髪のある杉が想像出来ない。
44名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:28:17 ID:ZXZq2ww1
でも髪があったほうが美形度は増すぞ。
実は一回トレスして描いてみたことあるw
45名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 15:13:53 ID:isa3UYJV
ほす
46名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 18:04:25 ID:71V2/9Mv
誰もいない…
47名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 18:30:40 ID:NLuJODW+
大内から体落としにつなげるならイマノウチ
48名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 21:28:20 ID:VYPxgVlJ
メリクリ保守
49名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 12:30:15 ID:ukPn7Lii
麻里日記、龍子日記なんて読みたいな。
50名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 14:34:26 ID:rlOx3HrE
保守!
51名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:06:46 ID:KfTZu3K5
麻里日記

【7:12】 仲安の笑い声で起床。まだ眠い。顔を洗う。昨日のテレビ出演のせいで力が出ない。
【7:22】 朝稽古のために立体大柔道部に行く。頭が重い。イヤになる。
     「お前はまた、こんな問題起こして!」柴田の言葉だ。
     うるさいんだよ。私は一般選手じゃない柔道界のアイドルなんだよ。
     「くっ、まあいい」うるせぇんだよこの単純野郎が。
【7:35】 ダルいランニング出発。北の丸公園ではうるせぇ粉川先輩が腕立てしている殺すぞ。

こんな感じですか?
52名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 19:54:43 ID:haqsstZi
マリリン、大人になったNE!!( ^ω^)
53名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:41:38 ID:+bbL4YmD
あけおめ!
54名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:26:00 ID:0EQhBRwp
杉海老〜っっ!!
ありがとございます!
うはー!


続きもうはうは待ってます!
55名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 15:21:58 ID:Au6+8nw+
56名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 05:05:48 ID:aAhuBiCj
そろそろ毛筆プレイなどこんか…
57名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 06:46:56 ID:w47ZeyTA
それにしてもあの男の目はガチャピンに見える
58名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 22:45:41 ID:ZOaj+Xui
永田×桜子もいける気がする

二重人格をうまくつかって飴と鞭なエロ
読みたい
59保守小話:2007/02/11(日) 23:54:19 ID:aTR/ZG/y
藤田恵と桜子

東京から送られてきていたビデオや情報の細かく書かれた資料を見ながら、他校の藤田を
交え、浜高柔道部員たちが真剣な表情で話し合いをしている。藤田は今日行われた個人戦
決勝で千駄ヶ谷の橘と対決し敗れてしまったのだが、その戦いで橘の弱点に気付いたらし
く、明日の団体戦で千駄ヶ谷と戦うであろう浜高にその橘対抗策を話したいと申し出た。
いまさらの自己紹介などを経て、桜子は藤田を皆のいる部屋まで案内し連れて来たのだが、
自分は話に参加できるわけもなく、かといってさっさと帰るのも悪いような気がして、邪
魔にならないように壁に背を預けて彼らの後ろ姿を眺めていた。犬猿の仲である三方ヶ原
工業の藤田恵と、いつもなら罵り合いや取っ組み合いが始まってもおかしくない浜高柔道
部の面々。目の前で真面目に語り合っている、むしろ信じあっている様な彼らが不思議に
思えて仕方がないが、柔道バカ同士なんらかの絆があるのかしら、と桜子はぼんやりと考
えたりしていた。
「おれは、戻るが」
桜子がぎゅっと目を瞑っておおきな欠伸をひとつするあいだに、先ほどまでソファーの向
こう側で皆と会話をしていたはずの藤田が目の前に来ていた。声をかけられ桜子が顔をあ
げると、彼は武道のたしなみの様な小さい会釈をして扉へと歩き出す。今日の試合で傷め
た足を引き摺っているから、その足取りに大きな身体が少し揺れていた。
「あ、まって、わたしも」
ここに居ても今は邪魔なだけだろうし、と桜子はあわてて壁に凭れていた背筋を伸ばし
藤田に続くように歩いた。藤田は扉を開くと身体でそれを大きく開いて抑える。
桜子に対して、どうぞお先に、という大雑把な日本男児的レディーファーストを表したの
であろう。桜子はその心遣いにすぐに気付き、どうも、と彼の身体を横切って外へ出た。
藤田は彼女が出るとすぐに身体を立て直しドアのノブを引き扉を閉める動作に移る。
すると「ちょいと失礼」と、桜子が藤田の扉へとのばしている腕の下から、ドアと彼の間
に入り込み、まるで藤田が後ろから桜子を抱きしめているような状態になる。藤田が何事
かと動きを止めると、彼の様子など気にする事もなく桜子はまだ閉まりきらないドアの隙
間から中の柔道バカ共へきこえるように大きな声で呼びかけた。
「あんたたち、はやく寝なさいよ〜オヤスミ!」
そう言い終えると返事など待たずにすっきりとした気持ちで桜子は振り返る。
と、間隔など無いに等しかったものだから桜子は藤田の胸におもいきり顔面を打ちつけた。
すぐに桜子がごめん、と頭を引いたために今度はドアに勢いよく頭をぶつけて派手な音をたて、
言葉にならない色気の無いうめき声をあげた。
一連の桜子のコント的な挙動に藤田が呆れつつも、いつも元気だな、となんとなく穏やか
な心持ちになり、橘との試合で敗れ落ち込んでいた心が少しだけ癒された様な心地になっ
た。さて、この感覚は何と言う名前であろう。頬が緩むのを藤田はてのひらで隠していた。
60保守小話2:2007/02/11(日) 23:56:39 ID:aTR/ZG/y
宮崎茂と桜子

日本武道館はその日、数々の様々なドラマを生んで大きな歓声に包まれた。
日本高校柔道全国大会で優勝候補筆頭の千駄ヶ谷学園を降し優勝を手にした浜名湖高校。
表彰と閉会式を終えても未だその興奮の余韻がのこる日本武道館館内。選手たちが帰りの
支度をしているその控え室の前には、応援に来た仲間たちや家族の面々が彼らを出迎える
ために待ち構えておりちょっとした賑わいがある。桜子はその人々の笑顔の渦を眺め、優
勝の感動を噛み締めていた。似た父親と喧嘩の様なコミュニケーションをとっている騒が
しい宮崎一家が目に付いたのでよく見ると、宮崎は父親の乱暴な祝福をにこにこと満面の
笑みで受けており余程嬉しいのであろうことが否応にも伝わってきた。普段は目つきが悪
い宮崎くんも笑うとやはり可愛いもんだ、と桜子が思いながらその光景を見ていると宮崎
がこちらを振り返り手をふる。
「海老塚!有難く思え、メダル触らせてやろう!」
と嬉々として笑いながら手に金色を掲げ歩いてくる姿は、ホント可愛いやつである。
「宮崎くん、頭、おかしくなってなあい?」
油断している彼の隙をついて桜子は同じ背丈の彼の髪にちょんと指で触れた。
桜子の言葉に、どういう意味だ?とわかりやすくて笑ってしまいそうになるほどに、
宮崎の表情が見る見るうちに不機嫌なものになっていく。
「頭打って、気絶してたでしょ?」
心配したよ、と桜子は彼の素直な反応を可愛いなあと愉しみながらその額を指で弾いた。
「お、お前なぁ」
揶揄されて宮崎は呆れたように息を吐き、小突かれた額を押さえる。千駄ヶ谷との戦いで
二戦目の試合に頭を強打して宮崎はしばらく意識を失っていたのだ。
「……ただの脳震盪だから大丈夫だよ。つうか優勝したのにおれ、そんなこと言われたら
かっこ悪いじゃねえか……」
拗ねるように壁に寄りかかって溜め息をつく。桜子も隣に並び背を壁に預けて笑う。
「いや、正直、かっこよかった」
「そ、そうか?」
「うん、かっこよかったよ、みんな」
「あ、みんな」
宮崎と桜子は並び、互いを見ることなく賑やかな人の流れを眺めながら他愛ない話をする。
「ちょっと、好きになっちゃた」
「は?」
「柔道さぁ、ちょっと好きになったよ」
「あ、柔道」
心地よい会話にくすぐったいような気がして宮崎はもういちど額をおさえて笑った。
61保守小話3:2007/02/11(日) 23:58:13 ID:aTR/ZG/y
永田賢と桜子

エ〜ビちゃん、と男声にしてはいやに艶かしい声と背後からのぬくもりに桜子はぎゃあと
奇声をあげた。困った事に恒例になりつつある永田の挨拶の抱擁に桜子は未だ慣れない。
「な、永田くん、どうも」
今日は暁泉学園の柔道部が合同練習のために浜名湖高校に遠征に来る日である。桜子が遅
れて練習に合流し、胴着に着替えて道場に出るやいなや背後から抱きつかれたのが今、
先に準備体操をしていた麻理が羨ましそうにこちらを見てせんぱいずるい、と叫んでいる。
「海老塚ちゃんがいないと、どーも物足りなかったのよぉ」
耳元でからかうように妙な色気を放ちながら永田が笑い桜子は心情を苦笑いに込め応える。
その毎度の事なやりとりに、道場にいる皆さんの視線と叱咤が飛び交う。
「うちの海老塚も一応女なんだから」「永田、あんまりはしゃぐな」「セクハラだぞ」「おま
えオカマなんじゃねえの?」「あーら、どっちにやきもちかしら、あたし?エビちゃん?」「ひー、永田くん息がかかってくすぐったい」「せんぱい、交代しましょうよう」
いやいや、仲良しで賑やかなのは良いのだけれど。

密度の濃い合同練習を終えて、マネージャーが用意したドリンクを保奈美と桜子で手分け
して皆に配る。桜子が暁泉の選手一人一人にお疲れ様です、と手渡していくと
「海老塚ちゃんアタシにもちょーだい」
少し離れた所で永田が胴着の上を脱いで、暑い暑いと手で自分を扇ぎながら桜子を呼んだ。
恋愛というカテゴリーに当てはまるかどうかわからないが誰がどう見ても永田が桜子をお
気に入りに思っているのは明らかである。が鈍い桜子本人には全く伝わっていない。
「どうぞ、永田くん」「はーい、ありがとね」
桜子が差し出したドリンクに手を伸ばして永田は受け取った。指先が触れて手の大きさ、
指の硬さが全然違うな、ああ、自分は男なんだ、とあたりまえの事に感慨を抱きつつ、
隣に腰をおろした桜子を、流れてくる柔らかい風に目を細めながら眺めた。
「永田くんとわたしってさ」
前触れも無く一本に結んである長い永田の髪に桜子が手を伸ばして二人の身体が近づく。
桜子の方から接近されるという珍しい彼女の行動に永田は多少戸惑いつつもそのまま言葉
の続きを待った。
「兄弟というか、姉妹というか、そう、見えそうだよねぇ」
桜子はそう言いながら何故か今までに見たことがないくらいに顔を赤らめて恥らいながら
笑い、己の結ってある髪を持ち上げてみせた。恥ずかしがるベクトルが一般とズレている
様な気がしつつも永田は抱きしめてやりたいようなほっぺたを噛んでやりたいような結構
抑えがたい強烈な衝動に駆られた。簡潔に言うと、彼も微妙に一般とはズレた次元で彼女
の言動に激しく心がときめいた、ということだ。
62名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:03:50 ID:r2rEtTKb
保守

桜子受けのエロパロが好きで
書いてみようとおもったがエロに至るまでに文がつまる

職人さん誰か
63名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:33:43 ID:zA17ja2Y
>>59->>61
桜子って確かに無意識に思わせぶりな態度取りそうだもんなー。
茂×桜子は自分の中で新しいカプだった。
64名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 06:16:46 ID:UbQYBMMB
ほのぼのしたよ(*´Д`)
65名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 22:36:55 ID:UBCL7pae
保守小話、ありがとうございました!!
66名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:23:01 ID:z5WyiL1C
GJ!
67名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 17:03:40 ID:1Dd2IXuu
エロ無いですごめんなさい

バレンタインネタです



「あ、杉君おかえり〜今日の収穫は?」
チョコがいくつも入った紙袋を、こたつに居る海老塚に渡し
「収穫ってお前ね〜つか、お前からは?」
コート、上着を脱ぎ、ネクタイを緩めながらこたつに入る
「無いよ」
紙袋から出したチョコの包みを開けながら、海老塚はさらっと言う
「だって、毎年いっぱい貰ってくるし、もういっかなーって思ったんだよ…あ!これ超高いヤツじゃん!本命かな」
ニヤリと笑いながらこちらを見
「モテモテじゃん」
と言うので
68名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 17:05:49 ID:1Dd2IXuu
「お前から貰えなきゃ意味無ぇよ」
と、拗ねた口ぶりで言ってみる
海老塚は
「今更チョコとかいらないでしょーが、はい、あーん」
と超高いチョコを一粒口元に差し出して来たが、それを食べないでいると
「何よいらないの〜?」
と、そのチョコをポイッと自分の口にほうり込んだ
「美味しいの…にっ!?」
俺はグイッと海老塚を引き寄せ、唇を重ねてチョコを奪いとった
「ん…っ、チョコならまだあるでしょー!」
赤い顔で睨まれた


おしまい
69名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 10:57:43 ID:uV4XOIEm
>>68
可愛らしくていいね、読んでるこっちが照れたよ

赤い顔で睨まれた、の後

「そうだな、チョコならまだ……」
口の中の温度に柔らかくなったチョコレートを舌先にのせながら
俺は海老塚の首筋に噛み付いた。
「ぎゃあ!けだもの!」
突然のことに海老塚が押し返そうと強張らせた抵抗する腕を抑えて
チョコレートを押し付けるようにして舌で肌をなぞる。
と、カカオバターの香りが彼女の白い首筋に色をつけた。
「ほんと、美味しそうだな、このチョコ」
と意地悪く笑ってみせれば、海老塚は耳まで真っ赤に染めて
「坊主のくせに煩悩まみれ」
と悔し紛れに悪態をつく。それがまた、可愛い。
その唇をもう一度重ねて塞いでやれば、言葉とは裏腹に
絡めとるように海老塚の熱い舌に歯列をわられ口内をなぞられて
俺は急に照れてしまいそうになる。
こんなに海老塚が頑張ってくれる事なんてはじめてなのだ。
お互いの味がもう濃厚なチョコレート。
まごうことなきバレンタイン。

あそこにチョコを塗ってチョコバナナ、なんてバカな考えがよぎったが
絶対に嫌われてしまうだろうから想像の中だけにして
それでも、口でお願いしますと言ってみよう、と
キスをしながら煩悩を確実にふやしつつ俺は思っていた。

てな感じで勝手に微エロを妄想
70名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 03:41:18 ID:lJuuPnMy
>>69
続きと感想をありがとうございました!

続きの続きが読みたいです(*´д`)
71名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:53:39 ID:fivRKoVn
72宮崎・松原 1/2:2007/03/04(日) 06:32:00 ID:cZUXR2w8
保守代わりに1つ。
宮崎と松原さんで。エロなしでも良ければ読んでやって下さい。

「そうか。海老塚は相変わらずお気楽だな。
 私の怪我なんかよりもっと気にすることがあるだろうに」
私は今は痛みもほとんど消えた膝を撫でながら言った。
寝ころんで雑誌をめくっていた宮崎くんが顔も上げずに言う。
「あいつの戦績とかか?」
「そう。彼女は詰めが甘いんだ。だからなかなかベスト8から上に行けない」
「そら言えてるな。…って海老塚の話はいいからさ。俺にはなんか言うことないの?」
そう言っておもむろに起きあがり私の方ににじり寄ってきた。
「…例えば?」
私は動揺を悟られないように敢えて素っ気なく聞き返す。
「だー!さっき言ったろ。軽量級で準優勝したんだよ。褒めてくれよ」
「あんたも肝心の所でツメが甘い。だからあんな格下に足下すくわれるのよ」
頭を抱えて大袈裟にショックを受けた振りをする彼からそっと視線を外す。
体育会系の男子はすぐ上半身裸になるから困る。
海老塚や久留間は慣れているのかもしれないが、私は生粋の女子校育ち。
腹の弛んだ父親以外の裸にはあまり慣れていないのだ。
それなのに宮崎くんは私の部屋に入るなり「暑い!」と言ってTシャツを脱ぎ捨ててしまった。
放っておいたらズボンまで脱ぎかねない状況だったので殴って止めた。
本当にこの男はデリカシーというモノに欠けている。
「きついなー。それが彼氏に言う台詞かよ?」
「なっ!誰が彼氏だ!妙なこと言うな!」
「お前なぁ、いい加減観念しろよ。あんなことやこんなことまでした仲じゃん」
「あ、あんなことくらい、恋人じゃなくてもするだろ」
「ふーん。松原さんは彼氏じゃない男とあんなことが出来る人なんだ。
 薩川ちゃんが聞いたら泣いちゃうよ。『先輩!ふしだらです…!』って」
「あ、あんたみたいなケダモノと一緒にしないでよね。それより薩川に言ったら殺す!」
慌てて掴みかかる私の腕を易々と押さえて妙に真剣な目で宮崎くんが私を見つめる。
「言わねーよ。それよりさっき『あんたと一緒にしないで』って言ったけど、
 俺は惚れた女としかああいうことはしねー」
心臓が握りしめられたようにキュウッと痛んだ。
腕をふりほどこうとしてもがいたけど彼は離してくれない。
まっすぐこちらを見つめて、私の「答え」を待っている。
73宮崎・松原 2/2:2007/03/04(日) 06:32:30 ID:cZUXR2w8
「好きな人としかしない、というのは男より女の方がそういう傾向が強いと思う…」
「俺のこと好き、って言ってくれてると思っていいのか?」
「い、一般論だ!」
まったく、素直じゃねーヤツ、と呟くと彼は掴んだ腕をぐい、と引いた。
あっけなく私の身体は宮崎くんの裸の胸に転がり込む。
慌てて身を起こそうとするがそれより早く彼の腕が私を押さえ込む。
「全国2位の敏捷性を舐めてもらっちゃ困るぜ」
「他のとこに役立てなさいよ」
彼の胸に顔を埋めながら悪態をつくと彼はやれやれといった風にため息をついた。
片手で私を拘束したまま空いた方の手で頭をポンポンと軽く叩く。
あやすような手つきが子供扱いされているようで少し気に障る。
私とそんなに身長も変わらないくせに。
普段友達と馬鹿な話をしているときなんかはまるでガキのくせに。
それなのに手の動きが優しく髪を梳く動作に変わると
私は何となく安心した気持ちになって目を閉じた。
あんなにがさつでデリカシーが無くて、繊細さの欠片もないような人なのに。
私に触れるときの彼は驚くほど優しいのだ。だから、ついホッとしてしまう。
私を拘束していた彼の腕の力がフッと弛んで、それが合図のように私は顔を上げる。
すぐに彼の顔が近付いてきて唇を奪われる。
でも、イヤじゃない。どちらかといえば、…嬉しい。
どんどん深くなる口づけを受け止める。
少し息苦しくなって彼の背中を軽く叩くと彼は解放した唇を移動させて耳元に寄せる。
「渚…」
耳元で名前を囁かれて身体の奥から何かが溢れた。
こんな時にしか名前を呼ばないこの人はずるい、と心底思う。
熱い吐息と私の名前を囁く掠れた声、私を溶けさせるのには十分すぎる。
「っ…!見えるとこに、跡付けたら、承知、しないから…」
「…了解」
そう呟くと彼はゆっくりと私の身体を横たわらせる。
目が合うと照れ臭そうに、それでもとても嬉しそうに微笑んでくれた。
私も釣られて微笑む。
「渚はさ、可愛いんだからもうちょっと普段から笑えよな…」
「余計なお世話よ…」
「お前な、『ツンデレ』にも程があるぞ」
ま、いっか、と彼は意地悪く笑う。
すぐに、本音しか言えないようにしてやるよ。
そう囁いた彼を私が慌てて引き離そうともがいても、もう後の祭り…。


おしまい。松原さんがちょっと言葉使い悪すぎかも。
74名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 10:38:35 ID:ybdA1zMv
GJ!!
朝からいい物読ませてもらったぜ!!
75名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 12:38:43 ID:1ZWN8D4l
おおおGJ!
まさか宮松が読めるとは…マイナーだがかなり好きだ
76名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:37:03 ID:d3xjsGu0
はーなーぢーふーくー。
77名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 15:20:35 ID:SJ7q2oOG
久々に来たら宮松が〜!!
松原さんって完全にツンデレだなw
78名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 20:53:04 ID:cQWYPerl
保守
79名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 17:57:37 ID:e4MGVi0o
保守
80名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 20:44:12 ID:HDP1l3sL
ついでにage
81名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 18:35:42 ID:1XT2VcUk
ところで青年サンデーでやってる新連載どう思うんだぜ?
82名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 18:55:16 ID:rI+sIKO3
女の子がかわいいと思うんだぜ!
主人公パッとしないけどバイクとか乗ってくれたらギャップが良いな
83名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 22:04:00 ID:rI+sIKO3
モンキーターンの単行本嫁ぐとき手放しちゃったので、
洞口の名前って雄大だっけ?一人称は俺?
澄を呼ぶときは生方さんでよかった?
澄は洞口さんって呼ぶ?
確認できないので質問ばかりですみません
84名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 00:25:49 ID:LWToE2yd
>>83
洞口は確か「僕」と言っている。
あとはYES。
8583:2007/03/29(木) 11:59:29 ID:XnOYA6vI
>>84
アリガトウ!
86名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 12:44:29 ID:9MtqF1X4
自分以外にも人いたんだなw
87名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 18:32:55 ID:XnOYA6vI
ドライもーん!
88名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 18:48:41 ID:mIYL2LLL
とめはねっ!話題にならないな…
なぜあの主人公にいきなりツン柔道美女のフラグが立ってるが疑問だが

個人的に下がパンツのまま主人公に詰め寄る副部長がお気に入り
89名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 19:30:32 ID:mJdJrqpl
だって題材的に微妙だもの。
90洞口×澄:2007/03/30(金) 11:52:36 ID:vrx99Ueg
だいぶ読んでいないから、しゃべり方とか性格もうろ覚えです
いろいろ読みにくいと思われますが、何とか汲み取ってください
それで構わない人はドウゾ
91洞口×澄:2007/03/30(金) 11:53:46 ID:vrx99Ueg
洞口はこのところ成績が振るわず、解散後珍しく酒をあおっていた
帰りの新幹線に乗ろうと駅に向かう途中、
人気のない場所で二人組の酔っぱらいに絡まれ、
成績不振の苛立ちから、つい相手にしてしまった

暴力沙汰になるとまずいと悟ったがもう遅かった
威勢良く啖呵をきったものの手が出せず防戦一方
いくら鍛えているとはいえ先ほどまで飲んでいたし、二人組にはかなわず二、三発喰らったところで女性の声がして二人組は去っていった

いつもならこんな不毛な事になる前にあしらって帰る筈だった
背もたれ足を投げ出したまま、うなだれていると
「競艇の方ですよね?」
先ほどの女性だろうか、声のする方に目をやると、長い栗毛色の女性が心配そうにこちらを見ている
「洞口…さん?」
アルコールと痛みで朦朧としていたが名前を呼ばれ、その人が誰なのかハッキリわかった
最近会ったことも(ありさと三人で)彼女から電話がかかってきたこともあった
92洞口×澄:2007/03/30(金) 11:55:07 ID:vrx99Ueg
「生方さん…ありがとうございます
恥ずかしいところを見せてしまいまして」
少しバツの悪そうに立ち上がり汚れをはたく
「競艇のスーツを着た人が見えたんで」
そう言って澄は洞口の袖についたゴミをとると、袖の大きな綻びが目に付いて彼に教えた
「まいったな…」洞口は上着を脱ぎ、半分あきらめていると
「あの…よかったら直しましょうか?それに怪我もしているようですし」

さっきの騒動で新幹線も逃したので澄の申し出をありがたく受けることにした
「すみませんお言葉に甘えさせてもらいます
しかし、生方さんこそどうしたんですか?こんなところに」
彼女がこんな時間になぜ歩いているのか気になった
「仕事の帰りだったんです
今日はちょっと遅くなってしまって
今、外に出て働いているんですよ」
前にファミレスで三人で会った時聞いたのは、実家を手伝っているという話だったが
今は、一人暮らしで外働きをしているようだ
あれこれ聞くのも失礼だからその話は切り上げた
93洞口×澄:2007/03/30(金) 11:56:22 ID:vrx99Ueg
家がこの近くともあり、ぽつりぽつりと会話しながら歩いていった
澄の住んでいるアパートはまあまあの年式と、都内にしては安い家賃で、実家の小料理屋に来るお得意さまの伝で借りたとの事
洞口は一人暮らしの女性の家に上がるというのはあまりない事だったが、
正直言えば彼女のことを知りたいという気持ちが大きかった


「どうぞあがってください」
澄は鍵を開けると、洞口を招いた
中は1Rで広くはない物がきちんと整理されていて、生活感が漂っている
「お邪魔します」
洞口が靴を揃えて上がると、澄は傷口を処置をし
お茶を沸かしている間にスーツの袖を縫う
その間なんとなくまわりを見ると競艇雑誌が置かれていた
中には自分が表紙の号もあり、なんとなく嬉しかった
94洞口×澄:2007/03/30(金) 11:57:33 ID:vrx99Ueg
澄は手慣れているのだろうか、手早く縫いつけた
「縫い物とか普段するんですか?」
縫製の出来に洞口が感心しながら聞くと、
「母親が働いているから、ある程度のことは自分でやらないとダメだったんです」
母親の話をしながら少し元気がない

「元気がないようですが大丈夫です?」
その理由は何となく予想ができてしまった
自分も少し関わったし、澄から電話をよこした時点でどんな状況かわかってしまったからだ
だが、二人きりでいるのに、このまま話が途切れて黙るよりはいいと思って洞口は訪ねた
「私が、暫く物事に手がつかなくて、手伝いとはいえしっかり仕事しないから
お母さんにどんな事があっても世の中、皆ちゃんと働いているんだから一度外に出て勉強してこいって言われて」
話せば、楽になるだろうと洞口は黙って聞いていた
「外で働きだしてから仕事している時はいいんですけど一人でいると…」
澄は話すだけ話して少し気が収まったのか
「あ、ごめんなさい!こんな話してしまって」
席を立ち、既に煮えたったやかんを止めると、急須を手に戻ってきた
話の後、無理に笑顔を作る彼女にいたたまれなくなった洞口は口を開いた
95洞口×澄:2007/03/30(金) 11:58:47 ID:vrx99Ueg
「波多野の…事ですか?」
澄は驚いて熱いお湯の入った急須を取り落としてしまい、指にかかってしまう
洞口から言われた事で、押さえていた物が急に溢れだしてしまい
堰を切ったようにその場でポロポロと涙をこぼす
「変な事を聞いてしまってすみません生方さん
手を冷やしましょう」
洞口はあわてて彼女の火傷した手を掴み水道で手を冷やした
彼女の白く細い指を冷えるまで握りしめていた
泣きながらぽつりぽつりと話し出す
「もう、憲ちゃんには…待つだけの私なんか必要ないみたい」
その言葉で洞口の押さえていた気持ちが一気に吹き出した
冷えた手を手繰り澄を抱きよせ、細い肩を抱きしめる
「こんな時にいうのは卑怯かもしれないけど、僕は君の事が好きだ
前に僕のレースを見たと言ってくれた時からずっと」
顔をあげる澄を洞口はじっと見つめた
「君にずっと見ていてほしいんだ」
洞口は泣きながら頷く澄に深い口づけをした
96洞口澄:2007/03/30(金) 11:59:54 ID:vrx99Ueg
エロ書く自信がないけどいる?いらない?退場?
97名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:52:37 ID:jyEZ4OQP
洞口澄キター!!!! 続きも是非投下してください!
98名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 13:17:26 ID:vrx99Ueg
続きは夜あたり投下します
読んでくれてアリガトウございます

当方、洞口と澄がくっついてほしくて心待ちにしていたら波多野に戻ってガッカリ派です
洞口と澄のデートとか、本誌で読みたかった
99名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 02:53:44 ID:4xtQO5c5
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!
是非続きをば…感想は完結後書きますですよ。
100洞口澄:2007/03/31(土) 06:05:11 ID:wcmy813Q
夜書く言って時間無くて書けなかったです
かならず完結させるんですみません
101洞口×澄:2007/03/31(土) 10:58:29 ID:wcmy813Q
澄の薄紅色した柔らかい唇の感触が心地よい
洞口の舌が澄の舌に触れ、澄は怖ず怖ずとそれに答えると彼の舌が絡まる
「ぅんっ」
澄から艶めかしい声があがると、洞口は高ぶり熱くなる
ドサッと澄をすぐ後ろにあったベッドに押し倒す
澄の長い髪がベッドに広がり不安げな眼差しを投げかけている
「優しくしますから」
洞口はベッドに座り優しく彼女の髪を撫で、口づけた
耳に舌を這わすとぴくりと反応する
耳から細い首筋、鎖骨までじっくりとキスを降らせ、胸元のボタンを一つ一つはずすと、眩しいほどの白い肌が露わになり、急くようにプチンとブラを外す
綺麗な形の胸、触れると程良い弾力と、柔らかさに息を飲む
突起に触れると、恥じらうように身じろぐ彼女
彼女の何もかもがたまらなく愛おしい
吸うように転がすように突起を刺激すると、色を帯びた吐息がもれた
洞口の手がスカートにかかり、下ろすとしなやかに伸びた脚が目に飛び込む
その吸い付くような手触りを楽しみ、下着の上から脚の中心に触れるとほんのり湿っていた
洞口は自分の着衣を脱ぎ捨て、澄の下着を取り去り膝を割り込むと指を差し入れた
「痛っ」
痛みに眉根をひそめる澄
102洞口×澄:2007/03/31(土) 11:00:42 ID:wcmy813Q
「洞口さん…私初めてなんです」
真っ赤になりながらも消え入りそうな声で澄は言う
洞口は表情には出さなかったけど内心驚いていた
彼女は本栖時代から波多野と一緒だったはずなのに、何も無かったなんて
大事にしていたならなんで…と思う反面、自分がこんなに可愛らしい女性の初めての相手になるという事は素直に嬉しかった答えるように洞口は優しくキスをすると、ゆっくりと中の指を動かした
徐々にほぐしていくとクチュリと水音がしてきた
「っは…ぁ」
澄の方も感じているのかだんだんと息が荒くなっていく
指をニ本に増やしに動きを徐々に大きくする
合間に少し上にある小さな突起に触れると
「ぁあっ」
強い刺激に澄は身悶える洞口は脚の間に顔を埋めて突起を吸いながら舌で擦るようにしつつ、中の指も動きを増した
「ぃや… ぁあん…」
声を殺していた澄だったが沸き上がる快楽に声が出てしまう
澄は中の指をしめつけ、びくんびくんと背筋が跳ね達してしまった
洞口は彼女が収まるまで、頭を撫でる
落ち着いたのか、洞口を見つめる澄
103洞口×澄:2007/03/31(土) 11:02:16 ID:wcmy813Q
「痛いと思うけど…」
洞口の言葉に静かに頷く澄
大きくなった洞口自身をゆっくり挿入すると、痛みで顔をしかめるが、徐々に奥まで進んでいく
結合部からは少し血が出ている
ゆっくり腰を動かしていくと、だんだんと滑りが増していく
最初は痛みをこらえていた澄も突きあがる快感に縋るように洞口に抱きつく
「あ…んっ洞口さ…んああぁっ」
彼女の限界が見え、ペースをあげ襲いくる射精感に彼女の中から引き抜きお腹の上に放った

洞口は放出物を拭うと優しく澄にキスをした

「あ、新幹線の時間が!」
澄は慌てて時計を確認するがもう最終の新幹線も行ってしまった
でも洞口にはどうでも良かった
「朝まで君とこうしていたい」
穏やかな笑みを浮かべながら洞口はいった


終わり
104洞口×澄:2007/03/31(土) 11:10:53 ID:wcmy813Q
完了ですお粗末様でした
やはり、pinkビビエス他スレで自分が書いたエロシーンと似てしまいました
違う風に書きたいけど対処女だと特に…
他スレで見つけても、気にしないでくださったら幸いです
というか、エロシーン含めて文章勉強します

では!(全速で逃亡)
105西久保×龍子@:2007/04/03(火) 15:14:33 ID:H6tGwCCG
西久保×龍子先生を書いてみました。
自己満足で書いたものなので。

ん…飲みすぎたかな…。
夜遅く西久保は目を覚ました。
昨日は倉田宅で飲んで、そのまま寝てしまったようだ。
まさか、酔って変なことしてねえよな。
西久保がふと辺りを見渡すと、倉田とその娘の龍子が静かに吐
息をたてながら、寝ているようだ。
二人とも、こんなところで寝てたら風引くよなあ。
布団はここだったよな。
何度も倉田宅に来ているのでだいたいの位置はわかるようだ。
いつもなら、龍子が後片付けをしているが、今日は寝てしまって
いるようなので、西久保がすることにした。
と、まあ慣れた手つきで手際よく終わらせて、もう帰ろうと思った
とき、どうやら龍子が起きてきたようだ。
「西久保さん、帰っちゃうんですか?」
寝ぼけているのか、酔いがまだ残っているのか、眠たそうな目
でゆらゆらと後片付けをしようとしている。
危なっかしい足取りだ。何か起こりそうな…。
しかし、他人の家に長居もできないので、帰ることにした。
「ええ。今日はありがとうございました。それじゃ。」
「いえ、こちらこ……きゃっ。」
思ったとおりに倒れる。
咄嗟に倒れそうな龍子を助けるように、後ろから抱きかかえるよ
うな形になる。
「あぁ。どうも。」
「いや。まだ酔ってるんじゃないですか?」
咄嗟のことなので、西久保自身も何も考えていなかった。
考えてみると、すぐ近くに龍子の体があるのだ。
男として興奮しないはずがない。西久保の下半身は少し熱くな
っていた。
「あ、あの…」
西久保が急に黙り込んだので、少し心配しているようだ。
106西久保×龍子A:2007/04/03(火) 15:15:28 ID:H6tGwCCG
「……。」
酔いがまださめていないのか。西久保は龍子を強く抱きしめる。
「西久保さんこそ、酔ってるんじゃないですか?」
いきなりの事だが、龍子は本気にとらえてないようだ。
だが、一番戸惑っているのは西久保自身のようだ。
確かにこのごろ、ろくにオナニーもしてねえけど、龍子先生に手
を出すのはさすがにまずいんじゃないか?俺。
彼の本心とは裏腹に、下半身は熱を帯びて少し大きくなってきた。
「西久保さん?さっきから硬いものが、お尻に当たってるんですけ
ど……ポケットに何か入ってるんですか?」
少しズレてる龍子には、それが何かわからないらしい。
「い……いえ、これは…。」
嘘をつく気にもなれないので、本当のことを話すことにした。
「はっ…もしかして?」
龍子もやっと気づいたようだ。
「は、はい。その…」
「そういうデザインなんですか?私ったら失礼なことを。」
本気でいっているのか、疑うようなセリフだが本人は至って本気
らしい。
急に龍子の首筋に妙な感触が走る
「ひゃんっ。」
「口で言ってもわからいないでしょう?」
「だからって、いきなり…なんだか西久保さんじゃないみたい。」
「でも、感じてるじゃないですか?」
普段は真面目な、西久保であったがこういう事態が起こると、さすがに
限界であった。頭の中はヤりたいという気持ちでいっぱいだ。
相当溜まってたんだな…。我慢できねえっ
「後片付けも…」
こんなときに何を考えてるんだ?襲われんてんのわかってんのか。
この人は。
「あ、後片付けならやっときまし…たよ。」
少し声が震えているようだ。無理もない、こんなことをして普通の関
係に戻れないのはわかっていたからだ。
「西久保さん、……ダメですよ。」
やっと事態を把握したのか。龍子の顔は熱を帯びている。
「……は、はい。」
「お父さんが…。」
「へ?……静かにすれば…起きてきませんよ。」
静かにできる自信はないが、もういい。俺はやりたいんだ。理性が
圧迫されて思考回路が回らない。すまねえ、倉田さん。
龍子のやわらかい肌の感触に理性はもうほとんどないものになって
いる。
西久保は龍子のボタンに手をかける。
「きゃっ…んふぅ……あん」
今度は龍子の胸を揉みだす。
「先生っ!はぁ、はぁ。好きです。」
何の抵抗もできない龍子を押し倒し自分のものにしようとする。
不器用に舌を絡め、唾液が漏れ出る。
何だろう?こんなことをしているのに真面目に告白なんてして、俺は
相当イッてるのか?
「私もです。ん…はあ……ひゃあん。」
龍子の答えにも驚くが…
ふたりは荒い息を発しながらも確かに愛し合っている。
服のボタンを全部はずすと、その膨らんだ豊満な乳房をなめたり、揉
んだりする。
「はあ…やあん……んんぅ。」
107西久保×龍子B:2007/04/03(火) 15:16:10 ID:H6tGwCCG
今度は乳首を吸ってやる。
西久保もズボンを脱ぎだし、自分のソレを処理する。
「はあ……んふふう…気持ちいい。」
欲望のままに…
「ずるいです…よぉ。」
そういうと龍子は西久保の上に乗り、西久保のソレを口に含む。
「あああっ!先生そんなことしたらっ……あん…先生ぃ…いい。」
西久保は龍子の口の中に欲望をすべて吐き出す。
どぴゅっと一気に液が漏れる。
「腹ぁこわしますよ。」
「はあ……んはぁ」
龍子はめがねを取り、感覚だけでたのしむ。
西久保のソレを舌で遊びながら、荒い息を発する。
西久保は龍子のスカートを脱がしてやり、そしてパンツも脱がす。
普段は教師という固い職業上なかなか性欲を発散できず、龍子も実
は溜まっていたのだ。
パンツは、汁にまみれている。
西久保は龍子の秘部を舐めまわす。
「こんなに濡れちゃってぇますよ…はあ」
「やんっ……そんなに見ないで、ください。」
「いきます。」
ズボッと西久保の太い指が龍子を突き刺す。
「はああんっ!だめえ、イッちゃうう。」
中から龍子の汁がたくさん出てくる。
眼の見えない龍子は指ではなく陰茎が入ったと思っているようだ。
あまりの痛みに、西久保を強く抱く。
「大丈夫ですよ。」
「んふう。っひや西久保さんっ!にし…。」
「先生っ!!先生。」
何度も西久保の名前を呼ぶ。西久保もそれに答えるように龍子の名
を呼ぶ。
時間が刻々とたって二人は指を絡めあい、何度も何度も深く深く愛し
合った。
少し夜が明けたころだろうか。
西久保は、やさしく龍子に接吻をすると
「疲れたでしょう?もう寝ましょう。」
立ち上がれそうもない龍子を抱きかかえ、布団に運ぶ。
「愛してますよ。」
「ええ。」
布団の中で愛を確かめ合い眠る。
ふと、辺りに目を向けると、倉田が寝ている。
寝てる、この人は寝てるんだと自分に言い聞かせ、酔いがまだ残っ
てるのか西久保は眠ってしまった。
108名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 15:20:47 ID:H6tGwCCG
この後倉田のおっさんにばれたりしないかな。
まだまだですが…
それでは
109名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 20:04:37 ID:aD1LTwvP
おっさんはハンカチを噛んで涙を流しながら娘の門出を祝います
110名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 06:26:10 ID:V7uCgY7g
グッジョブ
111名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:07:14 ID:xpc1YXAh


この間の大会の時だったよ。
自分の試合が始まるまで、
偵察がてら他の試合を見ておこうと思ったんだ。
辺りを見ると奥の方の試合会場で石塚サンと姉さんがを見つけたから、
俺もそっちの方へ向かったんだ。
2人が俺に気づいたかどうかはわからないよ。
試合に集中してたみたいだし、俺が近づいても
振り向くことはなかったからね。
それで、試合を見てたらさ。
試合の途中辺りから2人が
何か落ち着きなくなってきて……
姉さんは試合中だってのにしきりに石塚サンの方を気にしていて、
石塚サンも姉さんの方は見ないけど何かおかしかった。
それでちょっと下に目線を落としたら、石塚サンの手が
隣にいる姉さんのお尻に当たってたんだよ。
いや、当たってるというよりは触っていた。
時折掌が小さく回るんだ。お尻を撫で回すカンジに…。
もうそこからは試合の内容なんてまるで覚えていない。
試合の応援や歓声で会場はかなりうるさかったんだけど、
俺の耳は2人の発する音だけに集中してしまっていたんだ。
姉さんが「ちょっと石塚クン」って言ったのは聞きとれた。
困ったような恥ずかしそうな声だった。
そうしたら石塚サン「だ、だめかな」って。
ダメに決まってるでしょうが石塚サン!試合中ですよ!
姉さんの後に続いて俺もそう言おうと思ったさ。
その時点で俺、姉さんは絶対拒絶すると確信してたんだよ。
普段から悪ふざけとかあまり寛容な方じゃないし、
さらに今俺達がいるのは試合会場だ。
柔道に関してはことさらシビアな姉さんだからね。
112名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:08:10 ID:xpc1YXAh

でも姉さん、「もう…」って言ったきり黙ってしまったんだ。
一瞬耳を疑ったよ。
姉さんは石塚サンの行動を許容したんだ…。
そこからはもう2人から目が離れなかったよ。
石塚サンの手がお尻を弄る度に、
姉さんが硬直したり肩をちょっと上げたりと
小刻みにリアクションするのがイヤらしかった…。
石塚サンの指がちょうど姉さんのお尻の谷間に
入り込みそうなところに当たっていて、
今にもその奥へ入ってしまいそうな、だけどその先には
中々進まず、それをとてももどかしく感じてしまっている自分がいた。
その奥に侵入した時、姉さんはどんな反応を見せるんだろう――
そんなことを思ってしまっていたんだ…。
試合時間も終わりそうな頃には、石塚サンの手に弄られ続けた
姉さんのお尻は、汗か何かで柔道着がピタリと吸い付き
丸いラインを浮かび上がらせていた。
俺にとっては『女性』ではなく『姉』だった
袴田今日子という存在が、
石塚サンによって『女』にされてしまっていた。
俺にはわからないやり取りが2人の間があったのか、
試合をしてる訳でもないのに姉さん達の息は荒くなっていた。
俺は見てはいけないものを見てしまったような後ろめたさを感じて
気づかれないうちにその場から去ることにしたんだ…。


113名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:08:49 ID:xpc1YXAh


あの日から俺の中で姉さんの存在が以前と変化してしまった。
2人でいると何か気恥ずかしくて顔を見れず、
いざ顔を合わすとあの情景が脳裏に甦ってきてしまうんだ。
耳を真っ赤にして石塚サンにいいようにされるのを
じっと受け入れる姉さんの姿が――
あの綺麗なヒップラインが忘れられない。
あの恥ずかしそうに身をよじる姉さんを…


と、今ちょうど姉さんが帰宅したみたいだ。
顔をあわせるとまた妙な雰囲気になりそうだから出かけようか…。
今日も暖かかったし、汗を流しにすぐに浴室へ行くはず。


浴室のドアが閉まる音がした。
さぁ今のうちに出かけよう……どこかで時間を潰していれば、
いやちょっと待ってくれ、その考えはおかしい、相手は姉さんだ
小さい頃から一緒に住んでる姉だ、何も感じる訳がない
姉相手にそんなことを考える弟なんてありえない
でも足が止ま
114名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 09:05:13 ID:uVaBpudc
豊、どうしたーーーーっ!!
115名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:40:36 ID:XNol91SM
文が止ま




ってしまったよーーーっ!!
116名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 15:39:05 ID:nwsMXuOj
豊クン!!気絶しちゃった!?
117名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 10:56:03 ID:nsFpG6Pg
巧の道着を洗濯しようと手に取った保奈美が
いけないと思いつつ1人で始めちゃって
それを石野に見つかって石野は黙っておきますって言ってるのに
口止めしなくちゃとアレやらコレやらしてくる保奈美を考えてたら
ちんちんおっきおっきしたお( ^ω^)
118名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:27:33 ID:iZPlSJRr
想像力豊かで羨ましいわ。
119名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 08:01:14 ID:UAvOdd/w
根性座ってる方を次の大会の選手に登録すると言われ
仲安が石野に差をつけようと女子更衣室に潜入し
「麻里の下着を…いやいやあいつはダメだ。
 あんなぽやーっとしたヤツの下着なんか持っていったって
 センパイ達は認めてくれない…ここはやっぱり…」
ともう桜子のロッカーに手を伸ばした瞬間
「これは面白い展開ですね」
とジャーマネ杉妹に捕獲され
『…私の言うことを聞いてくれたら黙っててあげないこともないです』
と性に日常に仲安を奴隷扱いする杉妹を考えてたら
ちんちんおっきおっきしてきたお( ^ω^)
120名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:43:47 ID:SxCzQnfX
単行本派の私はようやく「とめはねっ!」を読んだのですが。
大江くんに繊細な筆遣いを教えるためと称して、自分の身体に書き初めをさせる加茂先輩とかどうだろうか。
……二重の意味でマニアック?
121名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 03:17:15 ID:ndoa+BVJ
想像してみた!
イイネー乳が美点の加茂先輩
122名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:23:42 ID:uIJGHK9f
誰かエンジェル日野ちゃんで頼みます
123名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:10:58 ID:b3ePv5sY
ジャージマンレディで誰かお願い。
124名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 01:32:19 ID:5xuj/MLU
keep
125名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:07:17 ID:X0UOc/RM
keep
126名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 22:21:37 ID:uBI67UOK
別所タソ・・・
127名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 21:39:55 ID:5ucf9OoK
保守
128名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 03:09:31 ID:O7GSsPBs
愛子たん手が早いんだもの
129名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 09:28:27 ID:sjPlW+Po
愛子タソの速い手コキで逝かされたい
130名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:01:51 ID:ymMS3E6H
小内で背負い!!
131名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:21:15 ID:sjPlW+Po
無いものは自分で の精神で描いてみたが、河合絵は難しいな・・・
ちなみにラフです http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/834.jpg
132名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:06:39 ID:njNkk/U8
>>131
おお、姫かわいいよ姫。
充分雰囲気出てますよ、ぐっじょぶ!
133名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:41:42 ID:hIKF76xY
前スレにあったという仲安麻里すごく読みたいんだけど
保管庫とかある?
134名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:34:43 ID:cyXdnEds
>>132
ありがとうー また調子に乗って描いてみた

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/835.jpg
135名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 05:12:07 ID:E2zs+S5f
>>133
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
136名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 08:49:19 ID:NfRCne//
>>134
GJ!!
むっちりした太ももかわいいよ桜子。
137名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:02:51 ID:HZntrB5O
>>134
あのう、杉と桜子一緒に描いていただけませんか?
お願いします
138名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:09:13 ID:UOmG/VPu
>>104
サイコーーー!!
次回作を求む
139名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:49:58 ID:0ahL21O/
>>135
ありがとう!
別作品でそこ覗いた事もあったのに
サンデー部屋もあったことをうっかり忘れてたよ。
140名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 22:53:42 ID:8m9zmrur
>>134
いいよいいよ! もっと調子に乗ってください。
141名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:05:09 ID:UGfL1m5x
>>137
いつになるかわかりませんがそれでも良かったら・・・
どんなシチュでもいいんかな?
>>140
うれしい事言ってくれるじゃないの
他スレ用に描いたんだけど同じ河合だしこっちにも貼らせてもらいます

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/838.jpg
142名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 03:01:01 ID:NTpQs29d
>>141
ありがとうございます〜
制服で仲よさ気な感じなのが嬉しいです
143名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:32:18 ID:9IdMEnDH
ボンテージ風のエンゼル日野ちゃんイイですね!
出来たら15禁ぐらいでもいいのでサービスカット的なイラストを熱望。
144名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:16:02 ID:gjBq8aSj
波多野くん、言われた通り女子高生っぽくしてきたよ(嘘
中途半端に色塗らなければよかった・・・

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/839.jpg

>>142
了解ですー気長に待っててもらえたら幸いです
>>143
そうっすね、エロパロスレなのに全然エロじゃなくて申し訳ない 善処します
145名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 19:25:46 ID:baZIxpWp
青島キターーーー!!
146名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:32:53 ID:ya0Vdx4r
絵師さんのお陰でこのスレ活性化してきたなぁ。
私も書きかけのSS仕上がるように頑張ろう。
147名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:11:37 ID:3pH907E1
>>144
はい!

>>146
楽しみにしています☆
148名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 16:03:57 ID:OA4Y7C6i
知らない間に絵師さんが…雰囲気出てて良いね。
俺も途中で投げてた波青SS書こうかな。

>>144
絵師さん、波青イラストいけますか?
できればそれに合わせたSS書いてみたいです。
絵心0人間なんで、コラボった感じをしてみたいです。
149名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:38:12 ID:sRPV7kIy
>>148
OKです が、何描いていいのか全くわかりませんw
エロってどの程度なんだろう・・・
明日からちょっと忙しくなるんでいつUPできるかわかりませんがそれでも良かったら・・・
150名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:19:14 ID:OA4Y7C6i
>>149
OKですね。
では一応甘々な感じで澄は最初からいない設定で文書きます(ドロドロは昼ドラで充分)。
エロパロなんで、まあそれなりに…
イラストはいつでもどんな物でもOKです。
そこから文起こします。
この間のイラストみたいに簡単な設定でも入れてもらえれば書きます。
よろしくお願いします。
151名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:47:01 ID:jpnaa7aZ
汚れてもいいメイド服で御奉仕するにゃん! なブラック日野ちゃん希望ほしゅ。
152名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 15:05:25 ID:GibB3vDd
全くエロでは無いのですが、保守がわりに小ネタ。

「ところでユカリ。お前、何か芸はないのか?」
「芸、ですか?」
「ほれ、あるだろう。電気が無くてもご飯が炊けるとか、高速道路を自転車で突破できるとか」
「いいえ、そういうのはちょっと出来ませんけど」
「ばっかもーん! 眠そうな目の詰襟転校生が、そんな事ぐらい出来んでどーする!」
「あの、僕は転校生ではなくて帰国子女なんですが」
「うるさい! お前なんか転校生だ!」
「駄目よ加茂ちゃん! あ〜るネタはそもそも年齢的に通じないわ!」
153名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 06:47:47 ID:err1spJh
ワロタw
154名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:42:56 ID:eLOU6hmD
グッジョブ!わらった
155名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 20:21:45 ID:1dOxUuu6
年齢的も糞も、一つ違いなんだが・・
156名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:04:10 ID:GZ7h2WSj
ワケわからんようになった
塗る前はもうちょっとだけ似てたんだ・・・と言い訳した
http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/854.jpg

>>142
何度かチャレンジしたんだけどダメでした('A`)
シチュエーションが思い浮かばなくて・・・
>>148
もうちょっとお待ちください
157名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:57:38 ID:GZ7h2WSj
>>148
できた 小説の挿絵みたいな感じでいいのかな こういうのでいいなら何枚か描きます
シチュは考えてません たぶん波多野に見せてるw

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/855.jpg
158名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:47:54 ID:VkwR2vUW
ふおおおお! おっぱい! おっぱい!
これだけでおそらく3回はイける。非常にぐっじょぶ!
159名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:24:37 ID:5roPR0L9
>>156さん!ありがとうございます!!鼻血ぶー!!です!
本当にありがとう!

>>142より
160名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:23:37 ID:YVksbSoe
>>158
サンキュートランクス!
>>159
違う!違うのぉぉ!
ホントはこういうのhttp://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/857.jpg
考えてたんだけど、ここエロパロだしエロじゃなきゃまずいかな、とか
あれこれ考えて結局描けませんでした できればこうこうこういうシチュで・・・とか細かく言ってもらえれば
も一度描かせてもらいます なんか不本意なんでw
161148:2007/06/24(日) 12:12:58 ID:RrdzrDZn
絵師様
おおお…素晴らしい!
少しプロット作ります。
ちなみに私はエロオンリーじゃなく前後もしっかり書く派なんで>>160みたいなのも大丈夫です。
大変かもしれませんが、それに応えられる話作りますのでよろしくお願いします。
ちなみに絵師様のリクシチュあれば書きます。
162名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 16:11:03 ID:YVksbSoe
ちょっとおかしな所が目立ったので修正 >>157は削除します
http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/858.jpg
>>161
俺は絵が描きたいだけなんで、特にリクはないです
どんなお話が出来るのか期待してますよー
163名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:16:01 ID:YVksbSoe
>>151の「汚れてもいい」に反応して描いてみた
我ながらベタ過ぎてがっかりですよ

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/859.jpg
164名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:38:12 ID:3HtJuyNG
ベタであることは必ずしも悪い事ではないと学びました。
あなた本当に良い人だ! ありがとう!
165名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:39:36 ID:PGye+Vjr
絵師さまGJ!
166名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:13:30 ID:nOExZLqw
ありがとーございます
最近ペンタブ購入したばかりなんで、楽しくて描きまくっておりやす
連投気味で申し訳ない・・・一枚一枚に時間かけて描けばいいんだけどね 飽きっぽくて・・・
みなさんの作品も楽しみにしてますよ〜

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/861.jpg
167名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:02:21 ID:r33QPND5
このクオリティなら連投でも問題ないというかむしろ大歓迎ですだよ。
SS書きの皆さんも超がんばれ。
168161:2007/07/03(火) 12:43:13 ID:Krilh+h9
急に転勤となりバタバタしてます。
落ち着いたら書きますのでしばらくお待ち下さいませm(_ _)m
169名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 17:17:37 ID:2oqojhDj
ヒト イナイネ
170名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:21:22 ID:pDIzod+5
燃料がなければこんなもんかと。
161氏も引越しひと段落したら投下よろしく。
171名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:49:10 ID:PRJ/nNU3
>>160さんへ
ホントはこういうの、なラフ画が激萌えです!!
ごちそうさまです

また、何か思い立ったらお願いします
172名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:58:35 ID:k6v8ET9h
ゆかりんの体に写経する耳無し法一SSをキボン!
173161:2007/07/14(土) 12:19:38 ID:HBXxJPju
引越しびみょーに終了。
まだ引継ぎ残ってるしorz
もう少しお待ち下さいませ。
174名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:09:01 ID:ZYcu8V81
今北
161タソ待ちのため上げとく。結構ピンチだし
175名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:52:58 ID:0KRMBYmT

176名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 20:16:00 ID:ReG3RCsT
ありゃりゃ
177名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:39:07 ID:McXou9ea
こりゃりゃ
178名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:40:06 ID:cn58oWeC
うわ、開いた途端に書き込みがw
書き込みはなくともみんなチェックしてるんだね
179名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:58:28 ID:NksB5a2J
圧縮落ち防止に保守書き込みをしているというのもあるのではないかと。
つか今日は巡回先のスレで良く>>177を見かけるんだがw
各スレの保守作業、お疲れ様です。
180名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:44:13 ID:xGSUW3F0
>>171
また何か思い立ちました やっつけですけど・・・
今ときかけに夢中

http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/881.jpg
181名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 05:12:34 ID:wHjI/EY3
>>180さん
ありがとう!ありがとう!笑いました!切ない!好きです!


ときかけって何ですか?
182名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 17:15:35 ID:8G2tktEX
時をかける少女?
ラオウの弟×?
183名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:31:49 ID:SbbaOh8G
>>181
>>182が言ってる通り、時をかける少女です
ラストシーンの感動的な場面をパロってみました 
184名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 03:58:09 ID:mYL7x80B
なるほどー
今度見てみます!
185名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:17:47 ID:tdQC26Vj
字書きさんはいなくなってしまったんだろうか
186名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:05:17 ID:EhADVa2z
まぁ じっくり
187名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:06:05 ID:EhADVa2z
待とうや
188名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 03:52:11 ID:TCIwlwvr
あげ
189名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 07:21:12 ID:8DmDfl6k
保守
190名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 06:46:52 ID:GH3KMCUw
保守?
191名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 10:23:44 ID:QMzsY0LU
今週はユカリの筆ートか
192名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 03:18:21 ID:1B+K+IlB
誰もいない\(^o^)/
193名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 22:58:35 ID:W0l+JITz
ほしゅ
194名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 23:45:12 ID:+XDsUpTZ
もうすぐとめはね二巻発売だな
195名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:18:53 ID:EvN6Stnq
やっぱり波多野の妹が一番かわいいよ。それと桜子。

なぜか本命のヒロインは影が薄い。。。。

\(^o^)/
196名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:34:29 ID:WH+fRcX1
いや、青島さんだな
197名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 07:17:13 ID:3IT/nCGv
坊主臼井をみたら杉海老を読みたくなった
198名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:33:13 ID:yth1yZKB
杉海老!杉海老!
199名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:28:01 ID:Za7qgHSD
ああああ昨日とめはね二巻読んで杉見てここ思い出して書き込もうとしたら規制されてて歯がゆかった
200名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:13:59 ID:E4VuUCMD
いつか杉と桜子が夫婦としてモブ出演したら記念にSS書く
201名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 02:05:42 ID:2fZpvR9Y
hosyu
202名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 07:40:53 ID:oF7/omgy
保守
203無題 1/2:2007/11/05(月) 00:49:55 ID:5Z02Eacj
「食べただろ」

ぎくりと反応する背中。

「た、食べてないよ?」

こちらを見ようとしないので、右手で顎をクイと持ち上げ覗き込む。

「海老、この口の端の粉は何だ?」

言いながら、親指でソレを拭う。

「な、何だろう、ね〜?」

目を合わせずえへーと笑う

「お前なぁ、あの雪見は俺ンだから食うなってあれほど言ったのに!!」

「だ、だってコタツでアイスが食べたくなってそれで!!出来心なんだって!今から買ってくるから許して!」

ギュッと目をつむり両手を合わせて謝る海老塚

「…たく」
204無題 2/2:2007/11/05(月) 00:51:22 ID:5Z02Eacj
俺が呆れて溜息をつくと、片目を開けて

「ごめんね?杉くん」

と上目使いで言われ、仕方なく

「もういいよ、これで」

「え?…んっ!?」

唇を重ねて舌を滑り込ませ、口内を存分に味わう。

「…は、美味かった」

海老塚を見ながらニヤリと笑う。

「…変態!!」

真っ赤な顔で涙目で言われても可愛いだけなんですが。

また、アイス買って冷凍庫に置いておこう。


おしまい
205名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 05:51:25 ID:cx0E1+nb
杉海老キター
ありがとう!!
206名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:23:16 ID:4B/kMTnj
ほしゅ
207細目&姫1:2007/11/20(火) 14:39:36 ID:VzB3MJa8
保守代わりに…
くだらない話ですが、暇つぶしがてら読んでください。

  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『それでは明日の6時に伺いますね』
絵文字も何も無い素っ気無いメール。
だが内容どうのよりも、誰から来たのかが大事だ。
別所さん。一応俺の…好きな人? まぁ、ちょっと気になる存在だ。
大学生にもなって、既成事実は一切無いのだが。
208細目&姫2:2007/11/20(火) 14:40:14 ID:VzB3MJa8
近所の商店街の福引で、母さんが特賞の温泉旅行を当てた。
いっつも一生懸命に働いてる母に「せっかくだから、店を休んで入ってきたら」と後押し。
久し振りの旅行に嬉しそうにいそいそと出かける母と、群がるように着いていった弟妹達。

俺の夕飯位、適当に自炊したり弁当買っても良かったのだが。
丁度用事、大学同士の合同練習で会った時に、何気なくその話をしたら、「じゃあ、私が作ってあげますよ」と言ってくれたのだ。

いよいよ、明日彼女がウチに、誰も居ない我が家に来る。俺の部屋にも招いて、もしかしたらそのまま…
俺は掃除に精を出した。


朝から何度も空気を入れ替えて掃除機をかける。整理整頓もした。さりげなく流すBGMも用意。
話の種に卒業アルバムも手の届く場所に置く。万が一を考えて、枕元に“物体x”を隠す。
時間が経つのが早いな。ささっとシャワーを浴びる。念入りに身体を磨き上げる。

ふむ、完璧。と思った6時ジャスト、ピンポーンとインタホンが来客を告げた。
209細目&姫3:2007/11/20(火) 14:42:00 ID:VzB3MJa8
「肉じゃが、好きですか?」
白いレースがヒラヒラ揺れたエプロン姿の彼女が、手際良く料理を作っている。
白いレース。別所さんはこの女の子チックな恰好が、良く似合う。
まるでこの世に舞い降りた純白の天使みたいだ。
更に。男と言うものは、エプロンを見たら、
裸エプロンもすぐに思いつくのだろうか? 
それを脱がして、あんな事もこんな事も。今夜は長いんだから。
あらぬ妄想を思い浮かべる自分が空しくなる斉藤だった…

「お口に合えば宜しいのですが…」
小首をかしげて、別所さんが俺の口元をじっと見ている。
小さなテーブルには、肉じゃが、肉巻きやお吸い物、
沢山の小鉢料理が沢山並んでる。
「うん、すっごい美味しい」
お世辞抜きで感嘆の声を上げると、彼女は良かった…と小さく笑い、
自分も料理に箸を伸ばした。

夕飯を終え、彼女が手際良く食器を洗ってくれた。
俺もいそいそと拭いて食器を棚に戻す。
(普段はこんな事、した事が無いのに!)
お茶を飲んで一息ついた頃に、彼女がチラリと時計を見た。

ここで、一言「帰る」と言われては元も子もない!
先手を打たないと!
「お、俺の部屋でビデオでも見ない? 
先日の試合のテレビ放送録画していたんだ。
俺達って、重度の柔道馬鹿で…」
我ながらくだらない台詞… 
柔道の試合ではテクニシャンの異名を取る俺だが、
今回のギャグは思い切り滑ったらしい…
別所さんは、ちょっと目を見開いたが、
すぐに「あ、ハイ。ウフフ…」と小さく微笑んだ。
210細目&姫4:2007/11/20(火) 14:43:19 ID:VzB3MJa8
「荷物、持つよ」
「あ、いいです!」
階段を上がる時に、半ば強引に彼女の茶色いボストンバッグを持った。
(人質…もとい鞄質)
重い… その鞄はずしっとした重さがあり。
? 一体何を持ってきたのか? 
食材だって結構な重さだった筈だが、更に大事な何か。
まさかお泊り道具? 彼女も実はその気なのかな。

部屋に入る時、さりげなくベッドに腰掛けた俺。
別所さんにも「横に座りな」と指示をしようとした矢先に、
床にぺたんと座られてしまった。
しまった。あんなとこにクッションを置いておかなければ。

ちょっと投げやりにバッグをベッドに放り投げる。

ガチャッ★ 

不可思議な金属音。別所さんが、はっとした顔で鞄を見る。
「あ、ごめん… ?なんだコレ?」
鞄のファスナーの隙間から、黒い紐の様な物が出ていた。
鞄の持ち手でも取れてきたか?と思い、思わず引っ張ってしまった。
211細目&姫5:2007/11/20(火) 14:44:11 ID:VzB3MJa8
「イヤッ! 駄目ぇ!」
思いがけない悲鳴と動き。
別所さんが慌てて立ち上がり、鞄をひったくったのだ。
同時に鞄が開いてしまい、紐を握り締めていた俺の前に
ズルズルとそれが出てきてしまった。

(…? 革の… ボンテージ衣装? え?)
にしおかすみこが着てるような
真っ黒い衣装が、ズサッと落ちてきた。
呆然とする俺。別所さんが、音も無く立ち上がり、
窓を背にしてカーテンを慣れた手つきで閉めた。

「見〜た〜わ〜ね〜」
地獄の底からの様な暗い声で、彼女は呟いた。
俺は、何が起こったか解らず、え?え?と細い目を精一杯広げて、
この黒い衣装と別所さんを見比べていた。
212細目&姫6:2007/11/20(火) 14:45:33 ID:VzB3MJa8
「イヤッ! 駄目ぇ!」
思いがけない悲鳴と動き。
別所さんが慌てて立ち上がり、鞄をひったくったのだ。
同時に鞄が開いてしまい、紐を握り締めていた俺の前に
ズルズルとそれが出てきてしまった。

(…? 革の… ボンテージ衣装? え?)
にしおかすみこが着てるような
真っ黒い衣装が、ズサッと落ちてきた。
呆然とする俺。別所さんが、音も無く立ち上がり、
窓を背にしてカーテンを慣れた手つきで閉めた。

「見〜た〜わ〜ね〜」
地獄の底からの様な暗い声で、彼女は呟いた。
俺は、何が起こったか解らず、え?え?と細い目を精一杯広げて、
この黒い衣装と別所さんを見比べていた。
●●●
「もうちょっと様子を見ながら、
じっくりといたぶる予定だったのに…
まあ、予定が早まったけどいいわ。」
鞄からムチ(!)を取り出した彼女の…いや、暗黒の女王様の目が、
暗くなった室内でも解るように大きく見開いた。

「手加減しないよ。覚悟をおしっ! この針鼠野郎!」
ピシッ★

しなったムチが俺の太ももに突き刺さった。
今夜は長い夜になりそうだ…

Fin♪


初投稿なので、なんだか良く解らんものに…
エロも無いし、イメージ壊しでゴメンナサイっ。
213細目&姫☆:2007/11/20(火) 14:47:56 ID:VzB3MJa8
最後、重複しちゃったし… 
文が長すぎて、文章省略になっちゃいましたね…
今度は気をつけます…

改行も沢山しないと
読み辛いですね…
反省だらけです
214名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 04:11:52 ID:LR+CY5Wo
ほしゅ
215名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:08:05 ID:/4tBKESx
保守
216名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:57:03 ID:0ICkx4mT
遅レスだけど>>207-212 結構好きなノリだった
ここから先が大事なんじゃ…
217名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 08:16:42 ID:kd3Np2qv
誰もいないみたいなんで支援してみます
http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/935.jpg

先日久々にモンキーターン読んでみたら、やっぱり青島可愛い
波多野×青島本描きたい
仲安×真理で甘エロ本描きたい
巧×桜子で浮気本描きたい
218名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 08:49:30 ID:J2T+uML/
保奈美って何で人気無いん?
219名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 10:36:41 ID:DYPDjFza
うめえええええええええええええええええええ
220名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:17:43 ID:/JwOGmI1
内股と照れた表情がとても良いです。>>217さんぐっじょぶ!
ぜひこの格好で寝技の稽古をしていただきたい。
221名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 03:43:25 ID:L/pjKQkc
>>217
GJ!

個人的には仲安×真理見たいです
222217:2007/12/24(月) 18:39:57 ID:vHJ8WVlt
http://doku2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/img/937.jpg
やっぱり青島が可愛いんで落書きしてみました
ちゃんとした漫画描きたいなぁ

つかクリスマスイブに何してんろう俺・・・
223名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:01:33 ID:ubBrBa+e
うおおおお、これはなんとも良いワレメー!
素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとうございます。
漫画描いたらぜひまたうpしてくだせえ。
224名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:50:19 ID:EgEtqTz6
保守age
225名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 13:47:44 ID:U+09Omxn
>>222
うお、青島ちゃんカワエロすぎ!!
胸隠して下隠さずってのが、また…w ここがポイントか!?w
青島、なぜかエロっぽく感じてしまうのは アニメの声がアレだから?

もっと描いてくれーー
今年もヨロシク
226名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 01:43:07 ID:VV/mVXUQ
age
227名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 18:11:42 ID:emm2xKs5
またすげぇ過疎っぷり
sage
228名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 13:25:46 ID:VcHITFAt
オラウーターン
229名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:53:22 ID:f0tNMmMn
ーが一本多い
230名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:07:25 ID:i7pJkXo1
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
231名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 22:38:10 ID:RVZBNJ9f
>>217
遅まきながら堪能。
本当にいいね!
波青好きなんで漫画ができて本にでもなれば確実に買う。
今持ってるの1冊だけだし。
気長に待ってますので頑張って下さい!
多少なら文も付けられると思うので…(手助けになれば)
232名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 11:01:35 ID:Zq8JEeHk
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html
233名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 01:59:41 ID:xrU/CMJn
234名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 14:44:20 ID:snylf57B
>>233
見れません…(涙
235名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:15:08 ID:pkPl2wOB
ttp://bbs03.gazoubbs.com/2ji2nd/img/1171930328/234.png
せっかくだから
これで見えるかな
236名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 23:20:17 ID:BxPEPJ2Q
どんなシチュだよwと思うけど三輪ちゃんが可愛いのでGJ!
237名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 04:08:17 ID:/LsTnorw
保守
サンデーで久しぶりに描かれたのに帯ギュスレ以外全然話題になってないのね
238名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 17:11:33 ID:eyMr4v+q
総合スレになって復活。

【モンキーターン】河合克敏作品で801【帯ギュ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1210390400/
239名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:56:15 ID:QvCH5k0I
★<ヤングサンデー>小学館「休刊を検討」 Dr.コトー、クロサギが人気

・小学館は19日、青年マンガ誌「週刊ヤングサンデー」について、「休刊も視野に入れて
 いる」ことを明らかにした。 

 同誌は、87年4月に創刊の隔週刊の青年誌で、95年11月から週刊化された。
 「1ポンドの福音」(高橋留美子)や「海猿」(佐藤秀峰)などで人気を集めた。
 現在は、離島の医療問題を描きテレビドラマ化もされた「Dr.コトー診療所」(山田貴敏)や
 詐欺師同士の戦いを描く「クロサギ」(黒丸)などの人気作が連載されている。

 同社広報室は「将来を見据えた経営判断に基づき、今後のあり方を検討している。
 休刊も視野に入れているが、最終的な決定には至っていない」とコメントしている。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080519-00000017-maiall-ent


とめはねはどうなる?
240名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 02:15:16 ID:qxJHG5FB
サンデーに戻ってくればいいのに
241名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 18:26:56 ID:L44Ek4wi
サンデーに戻るとエロが控え目になっちゃいます!!><
242名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 10:01:47 ID://hde7Dn
今YS連載中の漫画のネタは無いのか
243名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 00:00:37 ID:7R8f4Du8
保守
244名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 16:53:52 ID:eI1K76P4
>>238
もう落ちてたな 早すぎだろ
245名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:07:47 ID:nBY3Ax6q
反省すべきか後悔すべきか…?
今、俺は…そんな事が脳裏をかすめたのだが、はっきし言って…それどころじゃなかった。
「…ん…」短めの髪が僅かにゆれた。
(ヤバい…よな?)俺は確かに酔っていた。それは確かだ。
…今は酔ってない。それも確かだ。
ならば、今、俺の横に寝ているのは… …小林さんだ。
…デスヨネ? 軽く現実逃避下後したから、頭はスッキリした。
うん。確かに小林さんだ。
…記念が終わり、今期ともに走ったヤマト同期(アニメver)の小林瑞木。ようやく記念常連になりつつある苦労人の女性だ。
ヤマト時代に班を共有した事もあり、自分にとっては大事な仲間… いや、そんな回想は置いといて、久方ぶりにあった彼女と打ち上げに誘ったのは事実だ。
…で? あれ〜? 酔ったまでは記憶にあるが、どうも…一夜を共にしてしまったようだ。

…ヤバいヤバいよ俺! やっちゃった。浮気ですよコレ!?
…裸の俺。…少なくとも裸の彼女。
煩悶しても仕方ない。俺は恐る恐る小林さんをお越した。
(五分経過…)「う〜ん。ねぇ、私は気にしないよ? 私にも隙はあったんだしさ」と屈託のない小林さん。「…くん。ね、聞いてる?」
うわっ! ちょっと飛んでいた。
小林さんが俺を覗きこんでい…(うおぉっ!)
目の前には全裸の小林さんがいた。余り大きくもないが、綺麗としか言い様のない小林瑞木の胸が目に入った。
「波多野くん聞いてる?」
「え? ああハイ。な ナニ?」落ち着け俺。よっぽど挙動不審なのか、彼女はクスクス笑っていた。
「あのさ、恋人同士じゃないけど、…やっちゃった事は事実なんだし、深ーく考えても仕方ないよね?」
「ああ うん。まぁ…ね。…その、ゴメン!」俺はベッドの上で土下座におよんだ。
謝ってもどうにかなる訳じゃないが、俺は謝るしかなかった。だが…
…俺の背中に何かが覆い被った。
「波多野くんさ。…謝るのも君らしいけど、どうせなら…その…も少し、楽しもうよ?」
「へ?」
背中に感じるのは小林さんだった。相変わらず落ち着いた優しい声。
…背中の感触? …裸の?
不覚ながら自分の中のオスの器官が反応してしまった。
「私は…良いよ?」
「こ小林…さん。あのさ」
俺は…
(…俺は…)ゴメンと言う単語は出なかった。目の前の小林さん。…俺は彼女を抱きしめた。…今は…

途中だけど終了っす。
246名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 08:20:42 ID:aVewcgnn
いいよいいよw
247名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 14:45:21 ID:t3L2RGZq
>>245
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
久々のモンキーターン投下にマジで俺歓喜w
よろしかったら是非続きを…
248名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 14:01:57 ID:i+piL3LE
「お前の胸は相変わらず小さいな」

「文句あんなら触んな!」

「いやいやいや、それはそれでなかなか。それにお前感度良いしな」

「んっ…こ、のエロ坊主!…ぅぁ…っ」




おしまい。
249名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 21:43:57 ID:0Oq/pm6s
おしまうなよw
250名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 15:45:45 ID:6oHJVW7F
>>248
杉海老かな?
もっと前後をkwskよろ〜
251名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 04:40:39 ID:1ESYW1uy
これだけの文章量で杉海老と特定できるのがいいな。
252名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 05:00:27 ID:5R4FN4Bd
「このバカ!クソ坊主!何回言ったらわかんのよ!!」

「いてっいてっ!すまんかった!ホントにすまん!ぐぇっ…で、も仕方ないん、だっ!」

「何が!!」

「バックは男のロマンなんだ!!」

「なっ何がロマンだそんなのしるか!!」

「わーまてまてまてまて!もうしないもうしません!…でも、何でそんなに嫌なんだよ」


「…だって…顔が見えないと、不安になるんだもん…」

「え…」



「ナニコレ」

「あ?…アハハ、お前が可愛い事言うからまた元気になっちゃった」

「ばっ!バカじゃないの!?」

「もう後ろからしないから、もっかいいい?」

「ケダモノ!変態スケベクソエロ坊主〜〜!!」






おしまい



>>249>>251
またなんか思い付いたら書きます
今回もよくわからん物でごめんなさい
253250:2008/07/03(木) 22:41:38 ID:Dx2nbli5
>>252
ニヤニヤが止まらないw
また毎日来だしてるよ。
ゆっくりでいいのでまた投下をお願い致します。
254名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 09:32:13 ID:Ive+Pl0L
非常に・・・ヨイ

この二人はよいなぁ

255名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:49:40 ID:mx2CtSzo
臭いですすみません…






「杉くん起きなよ〜、こんなトコで寝たら風邪ひくよ〜」

言いながらぺちぺちと俺のデコを叩く

「杉くーん、杉ータコ杉ー」

べちべちべちべち

(なんか腹立つから狸寝入りしてやろ)

「エロ杉スケベクソ坊主の煩悩まみれ〜」

びたんびたんびたんびたん

(こいつ、調子に乗りやがって…)
256名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:50:55 ID:mx2CtSzo
押し倒してお仕置きしてやろうと思ったその時



「……清修」



小さい声でぽつりと囁いた


俺はカッと目を見開き、海老塚の手を取り強引に引き寄せた

「う、わっ」

バランスを崩し、覆いかぶさってくる

少し動けば唇が触れる距離

逃げようとする海老塚の後頭部を、空いた手で押さえる

「な、によ、起きてたの?」

目を泳がせむくれる

「今呼んだな、俺の名前」

「っ……」

途端に顔が赤くなる

「なんでいつも呼んでくれねぇの?」

「……」

耳まで赤くしながら、やはり目を合わせようとしない
257名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:52:56 ID:mx2CtSzo
「なぁ…」

「は、」

やっと俺の目を見て

「恥ずかしい…から!」

と言いまた目を反らす

俺はふ、と笑い

「桜子」

と呼んでみる

「なっ、によ…」

いつもは「桜子って呼ぶな!」て殴られるが、今日は大人しい

軽く押し付ける様にキスをして

「せめて二人の時は名前呼んでくれよ」

「ぅ…ん」

真っ赤になって頷いた桜子を、ギュッと抱きしめた







何か色々すみません…
258名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 16:12:59 ID:QEKRHW0k

続き続き
259名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 16:16:05 ID:mT9zA6uf
にやにや
260名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:14:38 ID:3UWmFKeR
(・∀・)ニヤニヤ

海老はツンデレ

ゆっくり続きを待ってます
261名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 09:00:06 ID:BcpBjjZj
>>258>>260続きです



「な、もっかい呼んで?」

耳元で、小さく掠れた声で

「…清修」

きっとまっかっかなんだろうと思い、ニヤニヤ笑ってしまう

抱きしめている腕を解いて

「ちゅーして」

と言ってみる

桜子は「なっ…」と声を出したが、ゆっくり赤い顔を近付けて、ちょん、と唇を落とした

俺は

「もう一回!」

と、目をつむり唇を突き出した




「〜〜!!調子に乗んな!!」


デコに強烈なゲンコツを喰らった



おしまい
262名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 13:47:29 ID:19ScU8RS
(・∀・)ニヤニヤ


いいっすね〜
海老の素直で様で素直で無い行動が実にいい!
短いけどキャラの性格掴んでるから良作。
また気が向いたら投下を切に願います。
263名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 22:54:34 ID:pTTxEbAj
おかわり希望。
264名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 11:27:47 ID:7OHAs6zg
>>262ありがとうございます、嬉しいです
>>263おかわりになりますでしょうか



「…くしゅんっ」

隣の小さなくしゃみで目が覚める

(冷房効き過ぎてんな)

リモコンに手を延ばすと

背中に温もりが纏わり付く

(ん?)

見ると、自分の背中をぴったりと併せ暖を取っている

(……)

ピピピ

温度を3度下げ、タオルケットを被り直す

強引に転がして抱き寄せると

「ぅ…ん」

と少し呻き、薄目を開けた

「まだ寒いか?」

海老塚はへらっと笑い

「ん〜ん、へーき…」

と俺の胸に頬を寄せ目を閉じ、すぐに規則正しい寝息を立て始めた

(寝ぼけてる時は素直なんだよなぁ)

緩む口元で海老塚の頭に軽く触れ、ギュッと抱きしめて目を閉じた




おしまい
265名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 14:20:11 ID:SpTYxjKV
(・∀・)ニヤニヤ

更にくっついて欲しいから温度を下げる杉策士。
いや、本当に状況がわかりやすくていいです。
状況で台詞もどういう感じで言ったか分かるから状況描写は本当に大事だと思う作品でした。
またネタがあって余裕あれば投下をお願いします。






…俺も久々に書きたくなってきたな。
ちょっと考えてみる。
猿回しの方だけどね。
266名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 22:20:12 ID:N+mowqTP
「仲安くん! 仲安くん!」

「っせぇな、聞こえてるよ! 何だよ、ったく…」

「あのねあのね! 巧センパイに寝技教えてもらおうとしたらね、
 『麻里ちゃんは仲安から教わった方がいい』って!」

「ぁあ!?」

「あれ? でも仲安くん寝技得意だっけ?」

「…んなことねぇよ」

「だよねぇ。 …やっぱり巧センパイに教わろうっと」

「あああ、いや、待て! やっぱり襲…教わるならオレがっ…」




                         Fin
267名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 15:50:55 ID:FzS313U5
仲安麻里キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!(マリの字違ってるかも)


マリリン、男は狼っすよw
あるいは分かってて言っている可能性も捨てきれないw
でも本編で巧に押さえ込まれてるマリリンがいるんだが…うわよせなにをs(ry

今回も良かったですよ(同じ方ですよね?)。
相変わらず短文でもキャラの性格掴んでますね。
また楽しみにしております。
268266:2008/07/14(月) 20:57:09 ID:gwTbGnjy
うおおごめんなさい!!
「麻理」でしたね。orz

ちなみにいつもの人ではないです。
似た作風になってしまってサーセン
269267:2008/07/15(火) 10:38:42 ID:Wz/oHRsS
>>268
字が違ってるかもというのは自分に宛てた物でした。
自分も昨日家で麻理と確認してましたw
いつもの方では無いという事は書き手さんが増えたという事ですね。
スレが緩やかに動いてきたので良いですね。
また楽しみにしております。
270名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 13:24:54 ID:QXuuBoHN
わっふるわっふる!
271名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 22:07:02 ID:eOJ1vp57
>>265いつも嬉しいお言葉ありがとうございます!
また何かしら浮かんだら書きます

>>266焦る仲安くんがカワイイですね!また読みたいです!
272名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 13:20:31 ID:zSgTIu6Q
「ほら、座れ」

酔っ払ってご機嫌な海老塚をソファに降ろし、水を取りに行く

「えっへっへ〜おんぶごくろうであった〜よきにはからえ〜」

冷えたボトルを渡してやるが

「開〜け〜て〜」

とニコニコ笑顔で付き返しされた

「たく」

ドッカと隣に腰を下ろし、蓋を外して

「ほら」

ありがとうと受け取り、美味そうに喉を鳴らして飲む

口の端から少し零し、舌を出してぺろりと舐めた

やけに生々しい赤い舌から目を外せずにいると

「飲む?」

とボトルを差し出して来たので手を延ばすが

「やっぱダァメ」

と言いながらボトルを引き寄せ、水を口に含む

「何なんだよ」

と言いながらもう一本冷蔵庫に有るのを思い出し腰を上げると

「んーんー!」

グイッとシャツを引っ張られまた腰を落とす

「だから何なんだよ〜」

少し苛々しながら海老塚を見る

口に水を含んだまま、膝に跨がって来た
273名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 13:24:56 ID:zSgTIu6Q
「お、い」

向こうから甘えてくるなんて初めての展開に動けずにいると

「んー」

と唇を押し付けてきた

角度を変え少し開くと、生温い水が流れ込んで来た

「んーふふー」

首に腕を回し、ギュッとしがみついてくる

「おい酔っ払いどうしたんだ」

「どーしたんでしょうねー」

言いながら、肩に顔を寄せてくる

腰の辺りに腕を回し抱きしめる

「すーぎくーん」

「……」

「あ、そうか」

海老塚はクスクス笑い

「清修ー」

「…なんだよ桜子」

「んふふふふー」

肩に顔を猫の様に擦り付け
274名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 13:25:52 ID:zSgTIu6Q





「眠い」

言ってくれると期待した言葉に、似ても似つかない単語に呆気にとられた

「ちょっ!?おまえそこはあれだろ!?」

「ん〜…?」

海老塚を引きはがし顔を見るが

「ん〜…」

「……はぁ」

諦めてまた抱きしめる

スウスウと、規則正しい寝息が聞こえ始めた

「こんな幸せそうな顔されたら、なぁ」

ふにゃらと笑う様に眠る海老塚を見て、自分の頬も緩む


幸せだなぁ、と目を伏せた


おしまい色々すみません
275名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 00:41:51 ID:OfxZIZCX
何故か2ちゃんにアクセス出来なかったorz

今回も無意識では可愛い海老でしたね。
普段がアレなんで余計にそのギャップが杉にはたまらんでしょうね。
まあ次の朝は多分地獄でしょうけど(・∀・)ニヤニヤ

いつもお疲れ様です!
またゆっくりと新作お待ちしてます!
276名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 12:21:25 ID:wSR95+C3
また手が空きましたら
みなさんよろしくです。

ごちそうさまでした。
277名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:15:40 ID:HWKBta1K
ラブ米成分の増えてきたとめはねで誰か
278名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:17:15 ID:OvpRRoPo
保守がてら投下。
杉×海老。大学で付き合い始め、しばらく経ったバージョンです。
279杉海老「Girl meets…」 1:2008/08/08(金) 01:18:33 ID:OvpRRoPo
どうやら気付かないうちに、うとうとしていたらしい。
けだるさの中で目を開けると、隣に杉くんの顔があった。
「おう、起きたか。」
「ん。ちょっとシャワー借りていい?」
「いいぞー。お、後で覗きに行こうか?」
ふざけたように聞いてくる彼の顔を枕で殴る。
「痛ってーな、この暴力女!」
「うるさい!絶対覗かないでよね、ケダモノ!」
悪態をつくとあたしは、彼のアパートの浴室へと向かった。

あたしこと海老塚桜子が、高校時代からの腐れ縁・杉清修と付き合い始めてしばらく経つ。
あの頃はこんなふうになるなんて考えもしなかったのだけれど、慣れって本当に恐ろしいものだ。
いつの間にか週末に出かけるようになり、あたしは彼の部屋の合鍵を持つようになり、
別所さんにアリバイ工作を頼んでたまに泊まりに来たりする。
自他共に認める立派な坊主頭の杉くん家のお風呂場には、なぜかあたしの女物のシャンプーがあるし、
簡単な着替えとか、コンタクトの洗浄液とかも常備してあるという馴染みっぷりなのだ。

(しっかし、キャラじゃないよな―――)
洗面所でタオルを用意しながら、ぼんやりとため息をついた。
彼とこうなってから、あたしの中の何かは確実に変化している。
なんというか―――あたしの中身はずいぶん「女」だったらしくて、それに少し違和感があるのだ。
280杉海老「Girl meets…」 2:2008/08/08(金) 01:19:24 ID:OvpRRoPo
少なくともあたしは、保奈美みたいな「お嫁さんにしたいタイプ」じゃない。
別所さんみたいにおしとやかで可憐…というのでもない。
麻理ちゃんのような小動物的愛らしさもなければ、薫ちゃんみたいな小悪魔っぽい魅力もない。
いわば「可愛い」とは無縁のがさつな女が、どの集団においてもあたしのポジションだった。

杉くんと付き合ってもそれは、きっと変わらないと思っていたのに。
今日も久しぶりに会って、冗談でも言い合って軽く食事にでも出かけて…と考えていたけれど、
いざ彼の部屋へ来て、何かの拍子に手が触れ合ったらもう止まらなくなっていた。
自分の心の一角が溶けてしまったような気持ちになって、そのまま身体を貪りあって、
バカみたいに甘い声をあげては果てるまで色々ねだってしまったのだ。

冷静でいたいのに、いつの間にか肌が甘えてそのうちすっかり溺れてしまう。
(バカみたいだよなあ…)
そんな気持ちを打ち消すように浴室のドアを開けた瞬間。あたりが突然真っ暗になった。

「え、何!?」
どうやら停電らしい。
(嘘…もうヤダ!)
ただでさえ滑りやすいお風呂場で電気が突然消えるなんて、冗談じゃない。
暗い中で心細いのに、今のあたしときたら素っ裸で…なんだろう、すごく怖い。
動けずにいると、洗面所の外から「大丈夫かー!」という杉くんの大きな声が聞こえた。
「う、うん。」
「入るぞ!」
懐中電灯の灯りを頼りに、あたしは思わず入ってきた杉くんにしがみつく。
「おいっ!」
「うー、怖かったー」
「…停電してから1分も経ってないぞ。」
「でも。」
彼の腕はあったかくて、あたしはそれだけで安心してしまう。
つい目を閉じてぎゅっと背中に手を回した瞬間、ぱちりと音がして電気がついた。
281杉海老「Girl meets…」 3:2008/08/08(金) 01:20:25 ID:OvpRRoPo
目の前にある洗面所の鏡には、裸で抱き合うあたしと杉くんの姿。
「…っ!」
照れくさくなったあたしは、思わず杉くんを突き飛ばした。
女子とはいえ、現役柔道部員の火事場の馬鹿力を侮ってはいけない。
不意をつかれた杉くんは、洗面所の壁に頭をしたたかに打ち付けた。

「痛ー…お前なあ…」
「…ごめん。」
彼がため息をついて、ふいっと目線を逸らす。
高校時代から変わらない、何かネガティブなことを考えたときのクセ。
「何も突き飛ばすことねーだろ。」
「だから、悪かったって…」
「いいって。シャワー浴びるんだろ?」
洗面所から出て行こうとする彼の背中は、あんまりにも拗ねモードすぎた。
いくらあたしだって、彼氏にこんなを顔させたくない。
「す…清修。」
めったに呼ばない名前で呼んでみる。
「あのー、突き飛ばしたのはですね。別に嫌とかじゃなくて。
こんなところで抱きつくなんて、なんかあたしのキャラじゃないっていうか。
ほら、だって保奈美とか麻理ちゃんなら可愛いだろうけどあたしだよ!?」
冗談めかしてへらへら笑いながら、杉くんの背中におでこをひっつけた。
「あたしみたいのが女の子っぽいことをやっちゃうのが恥ずかしかったわけ。ごめんね。」

「お前なあ…」
杉くんが呆れた声をあげると、くるりと向き直ってあたしを腕の中にしまいこんだ。
「何?そんなこと気にしてたの?」
「だって。」
「オレはなあ、嬉しいんだぞ?そういうお前も。」
「…そーなの?」
なんだかちょっと意外だなあ…と思いながら、杉くんのキスを受け止める。
彼はあたしの髪の毛をくしゃくしゃなでると、目を細めて笑った。
「オレだって他の女の子には、こんなところ見せないし。」
「絶対見せるな!」
「そーゆーことも含めて『深い付き合い』だと思うんだけど。」
282杉海老「Girl meets…」 4:2008/08/08(金) 01:21:38 ID:OvpRRoPo
ああ、そっか。

そりゃあたしも、杉くんがこんな顔で笑うってことは知らなかった。
彼の腕の心地よさとか、意外とやきもち焼きなところとか。
でも、それだって全部"悪くないこと"。
胸の中にわだかまってたもやもやが、すうっと溶けたような気がした。

「あのー海老塚さん。」
「ん?」
「こんな格好でこういうことをしていると、襲いたくなるんですが。」
「…ドスケベエロ坊主。」
「しょーがねーだろ!わかったらシャワー浴びてこい!」
「何その上から目線。」
むっとしたあたしは、ふいにいいことを思いついてほくそ笑んだ。

「杉くんさえよければ、一緒に入ってもいいかと思ってたんだけどなー♪」
そう言って背中にぎゅっと手を回してやる。
あたしの提案にぐっとなってる杉くんがたまらなく可愛い。
「…よろしくお願いします。」
折れたような彼の声を聞いて、あたしはなんだか勝ったような気分になった。

それもつかの間。
「んあっ…だから、どーしてそこぉっ…」
杉くんの長い指が、あたしの乳房を這い回る。
「嫌なら止めるが?」
彼はあたしの耳朶を甘噛みしながら囁いた。
勝ったような気分なんて、つかの間の夢もいいところだ―――。
「意地悪っ…!んあぁっ…」
先っぽをつん、と指ではじかれると全身にぴりりと快感が走った。
気持ちいいけど、胸なんかじゃ全然たりない。
現にあたしのそこは、お湯以外の液体でぐしょぐしょに濡れている。
触れられただけで喜んで熱くなってしまう、いやらしいあたしの身体。
「すげー濡れてる…」
「やぁ、見んな!このエロ坊主…」
嘘。もっとちゃんと見てほしい。気持ちよくしてほしい。
その証拠なのだろうか。彼の指にかき回されてすぐ、あたしはイってしまった。
283杉海老「Girl meets…」 5:2008/08/08(金) 01:23:04 ID:OvpRRoPo
「桜子…お前どうしちゃったの?」
すぐに良くなってしまう自分の身体が恨めしいけれど、
余裕のない顔でそこを大きくしている杉くんに言われても、何の説得力もない。
「杉くんだって、すごいよ。」
そう言ってキスをねだると、彼があたしの目を覗き込んだ。
「名前呼んで。」
「…清修。」
「よくできました。」
そのまま唇を貪りあう。
キスを交わしている間にも、彼はあたしの胸やそこに触ってくるので、
さっきイったばかりのくせに、すぐに臨戦態勢に突入してしまう。
とにかくこうなると、もう我慢ができないのがあたしの悪いくせ。
もう杉くんだけをケダモノ呼ばわりできないのかもしれない。

「ここでしよう。」
どうやら我慢できないのは、杉くんも一緒らしくて。
あたしが頷くと、彼は洗面所の引き出しから避妊具を取り出した。
手早くそれを付けると、浴室の壁にもたれて座りなおす。
あたしはすっかり溶けてしまったかのように、彼の上にまたがった。
284杉海老「Girl meets…」 6:2008/08/08(金) 01:23:51 ID:OvpRRoPo
充分すぎるくらい濡れたあたし自身は、彼のそれをやすやすと飲み込んでしまう。
つながったまま向き合う体勢になって、またキスをした。
そのまま揺すられると、つながった部分がぐちゃぐちゃと水音をたてる。
水音のする部分はとにかく熱くて、どこが境界線なのかもわからない。
「お前ん中、熱い…」
「んあっ…清修のが熱いからっ…」
「馬鹿言え。」
「うるさっ…あん、溶けちゃうっ…!」
何度も気が遠くなりそうになるあたしを抱きしめて、彼はがんがん下から突き上げてきた。
杉くんに直接言ったことはないけど、実はこの体位があたしは一番好きだ。
すごく奥まで入ってるのがわかるし、何より抱きしめあいやすい。
「ああっ、もっとぉ…」
「もっと何?」
こういうときの杉くんの表情は、やたら色っぽくてぞくぞくする。
「気持ちよくして…」
そう言って腰を擦り付けると、彼はさっきまでより激しく突いてきた。
「あっ、あっ…」
大きな波が何度も押し寄せるみたいな、ものすごい快感に攫われそうになる。
「飛んじゃう…何これっ、すごっ…んあぁぁ!」
自分の声が遠くから聞こえるみたいで、どうしようもなくなって。
無我夢中で彼の身体にしがみついて、彼の腕があたしに巻きついて。
気持ちよすぎて喘ぐのもキツいけど、声がどうしても止められない。
―――そのうちに一番大きな波が体中をつらぬいて、
あたしは高い声をあげてがくがく身を引きつらせ――そして目の前が真っ白になった。
285杉海老「Girl meets…」 7:2008/08/08(金) 01:24:47 ID:OvpRRoPo
目が覚めると、あたしはベッドの上に寝ていた。
隣には心配そうな杉くんの顔がある。
「あれー?」
「…悪い海老塚。ちょっとやりすぎ…」
とたんにさっきの痴態を思い出して、あたしの頬はかっと熱くなる。
「バカ!ケダモノ!エロ坊主!」
「なんだよーお前だって乗ってたじゃん!」
「うるさい!バカバカバカ!」
そこに関しては否定できないのが余計に悔しくって。
でも喉が異様に渇いていたから、差し出されたペットボトルの水は一気飲みしてやった。
そこで、ふと気付いたことがある。

「もしかして、ここまで運んでくれた?」
「オレが運ばないで誰が運ぶ!」
「…それっていわゆるお姫様抱っこ?」
「まあ、それが一番楽だし。」
そりゃそうだ、と思ったところで、ひとついいことを思いついて提案してみる。
「…今度おきてる時にお姫様抱っこしてくれたら、許す。」
「え、それだけでいいのか?じゃあ早速…」
「今は駄目!」
「いつならいいんだよ!」
「なんかこう、忘れた頃にさりげなくとか。」
「だー、うっとおしい!」

そういうけどさ。さすがにさっきの今は照れくさいじゃない?
ふてくされて背中を向け、寝転がった彼にひっつきながら、
この人の前限定で「可愛い女の子」ぶってみるのも悪くないかも、と思ったのだった。
―――まあ、ごくたまには、ね。
286名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 01:25:32 ID:OvpRRoPo
以上お目汚し失礼しましたノシ
会話もの好きなんで、またお待ちしております。
287名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 02:32:49 ID:/CLEYLJ3
可愛い可愛い可愛いぞ、桜子!
杉もこんなたまに甘えてくるのがめっちゃ幸せなんだろうなぁ。
めっちゃ堪能させていただきました。ありがとうございます!
288名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 04:27:25 ID:/C+BDxir
Yes!Yes!Yes! グッジョグッジョ
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョーブ!!
     /    /

なんかスゲーキタ。
杉も桜子もすげー会話が”らしくて”よいです。
289名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:49:22 ID:HfiSNp5P
GJ!
290名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:24:50 ID:6ZnFvdcv
海老可愛い!!素敵です!また読みたいです!
ご馳走様でした〜(*´д`*)
291名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 22:25:13 ID:06c8+psS
GJGJGJ!!
桜子かわいい!!
292名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 18:12:35 ID:mzIURu+M
仲安×麻里を書いてみようかと画策中

麻里ってスリーサイズ出てたっけ?ひんぬ−であろうことは明らかだが
293名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 20:06:33 ID:uaH9jQ0S
麻里は非公開だった気がする
294名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:06:56 ID:pa2s6ej/
杉海老モノができたので再び投下。杉目線でつ。
295杉海老「かわいいひと」1:2008/08/17(日) 23:08:30 ID:pa2s6ej/
これは何かの罰ゲームなんだろうか―――。
俺は1週間ぶりに帰宅した自分の安アパートで、途方に暮れて立ちすくんでいた。
目の前には、俺のベッドを占領して眠りこける女がひとり。
「おい、海老塚。」
声をかけたが起きる気配もない。
月の光が窓から差し込んで、海老塚の肌を淡く照らす。
「参ったな…」
据え膳、とでっかく書いてあるかのような彼女の姿を眺めながら、俺はとりあえずその場に座り込んだ。

グループワークのため、俺がゼミの合宿に出かけたのがちょうど一週間前。
2泊3日で無事終了するつもりが、厳しくていらっしゃる担当教授にレポートを付き返された。
笑顔で「全然ダメ。」なんて言われてしまうものだから、まったく口答えもできず、
結局グループワークのメンバーの家に泊まりこみ、合宿のやり直しをする破目になってしまった。
酒でも飲みながらまったりと…なんてできるはずもなく、ひたすら調査と分析に明け暮れる日々を超え、
俺は今ものすごく疲れ果てて帰ってきたというのに。

(予定が延びたこと、言っておくべきだったかな―――)
海老塚には合宿前「帰ってきて落ち着いたら連絡する」と伝えていたし、
特に出かける約束もなかったから事後報告でもいいかと思っていたのだけれど、
押しかけて来たということはつまり、こいつなりに俺を心配していたのだろう。
296杉海老「かわいいひと」2:2008/08/17(日) 23:09:57 ID:pa2s6ej/
(まあしかし、ずいぶん勝手だよなぁ海老塚も。)
以前、こいつが俺に伝え忘れて合宿に赴いたことがあり、
焦って心配した俺が近藤に連絡して事情を聞きだす、といった事件があったのだ。
それがきっかけで、俺と海老塚が付き合っているのが浜高柔道部OB連中にバレてしまい、
同窓会ではかなり気まずい思いをすることになった。
特に俺が高校時代からかい続けた斉藤と巧には、半端ないやり込められ方をしたことは記憶に新しい。

海老塚はまだ、俺の枕を抱きしめるようにして眠っている。
月明かりに照らされたなめらかな肌とつややかな唇が、なんとも色っぽい。
―――触りたいな。
それくらいなら起こさずにすむだろう、と思って頬に指を伸ばす。
すると、眠っているはずの海老塚が何かを呟いた。

「…バカ。」
「え?」
思わぬ台詞に昔を思い出して、どきっとする。
高校生活最後の日、俺が海老塚の本心をふいに聞いてしまった月夜のこと。
「バカってお前…」
疲れて帰ってきた日に、一体何であんなこと思い出さなきゃならないんだ。
そう思ってため息をつくと、海老塚は涙ぐみながらまたも続ける。
「杉清修の大バカ野郎…もー本当にバカ…」
そのままこいつは俺の枕をぎゅーっと抱きしめた。
297杉海老「かわいいひと」3:2008/08/17(日) 23:10:49 ID:pa2s6ej/
「ぶっ…」
思わず噴き出しながら、俺は自分の顔が真っ赤になっていくのを感じていた。
悪いことしたな、という気持ちが半分。
もう半分の気持ちは、勿論言うまでもない。
このまま寝かせて明日の朝謝ろう、なんていう気持ちはすでに吹っ飛んでいて。
俺は海老塚の隣にダイブすると、寝転がったまま後ろからぎゅーっと抱きしめた。

ふにゃ、と間抜けな声をあげて海老塚が目を覚ます。
「ぎゃっ!杉くんっ!」
「ぎゃっ!じゃねーよ。」
「もう、何する…」
「桜子さん。申し訳ございませんでした。」
先手必勝で謝ると、海老塚はぐーっとなって黙り込んだ。
「教授が鬼でさ…ゼミの合宿が長引いた。連絡しなくて本当にごめん。」
目を閉じてうなじに唇を落とすと、ややあって海老塚は口を開いた。
「…そんなことだろうと思ってた。」
「ああ。」
「あたしだって、伝えないで合宿行ったことあるし?」
「うん。」
「でもさ…。」
涙声で口ごもる海老塚を、さらにきつく後ろから抱きしめた。
「これからはできるだけ、ちゃんと伝えます。」
そう言うと、彼女は今日始めてこっちに向き直ってくれた。
「バーカ。」
涙目でつぶやいて、それから小さなキス。
「本当にバカよね。杉くんは。」
すねたような口ぶりでそう言うと、俺にぎゅっと抱きつく。
俺は海老塚の背中に腕を回しながら、かろうじて残っていた理性にサヨナラを告げた…。
298杉海老「かわいいひと」4:2008/08/17(日) 23:11:42 ID:pa2s6ej/
かみつくように唇を奪うと、海老塚がぎこちないながらも応えてくるのがわかった。
そのまま顎に手を添えて舌を絡め、角度をかえてくちづける。
目じりに残っていた涙をぺろりと舐め取って目を合わせると、彼女は口をとがらせた。
「この女泣かせ。」
「バカ言え。」
「バカはあんたでしょ?」
そんな口答えまで可愛く感じるなんて、俺はこいつに関して完全にどうかしてるに違いない。
「いくらでも言っていいぞ。」
俺の答えが予想外だったのか、海老塚は頬を染めると小さな声で「ばーか」と囁いた。

ノースリーブの白いブラウスのボタンに手をかけ、わざとゆっくり脱がせていく。
うなじや鎖骨に唇を付けるたびに、ぴくんと身体が跳ねるのがいじらしい。
上はブラだけの状態にして肩甲骨に舌を這わせると、海老塚は手で口元を押さえた。
「どうかしたか?」
わざとそう言って手をほどかせ、背中への愛撫を続ける。
「やっ…だって、声出ちゃうっ…。」
「いいじゃん。」
「だって恥ずかしいじゃな…ひゃんっ!」
可愛い声で啼く海老塚が、やたらと愛おしくて。
「お前、背中弱いよなー。」
「うるさっ…ああんっ」
真っ赤に上気した顔で言われても、こっちは煽られるだけなのに。
わかってねえなと口の中で呟いて、右手で俺の眼鏡を、左手で彼女のブラを外した。
299杉海老「かわいいひと」5:2008/08/17(日) 23:12:30 ID:pa2s6ej/
柔道のせいで女らしくなくなったと嘆く身体は、それでも男の俺に比べればはるかに柔らかい。
それに、かなり感度がいい方なんじゃないかと思う。
胸をやわやわと弄び先端を転がすと、彼女の声はいっそう高くなった。
しばらく柔らかい感触を楽しんだ後、そのまま臍をたどって秘所に手を伸ばす。
そこはもうしっとりと濡れ始めていた。
「すご。」
思わずそう漏らすと、海老塚は赤い顔できゅっとこっちを睨みつける。
「このエロ坊主。」
そんな可愛い顔で言われても、まったく逆効果なんですが。
「何を今更。」
冗談めかしてまぜっかえして、反論を聞く前に俺は濡れたそこに舌を伸ばした。
突起を中心になぞると、あっという間に抗議めいた声は嬌声に変わる。
「もうっ…やっ…だめだって…」
ちっともダメじゃない反応なのに、どこまでも素直じゃない奴。
「聞こえない。」
「んっ…嘘吐き…」
「どっちが。」
きゅっと突起に吸い付くと、海老塚は高い声をあげて身体をしならせた。
しばらく呆然としたまま、そこをひくつかせている。
「素直に言ってくれた方が嬉しいんですけどね。桜子さん。」
わざと怒らせるように名前で呼ぶと、力の入っていないパンチが飛んできた。
「言えないってば…そんな恥ずかしっ…!」
「お前は本当になあ…」
こんなに感じやすい身体をしているくせに、言葉はいつも素直じゃない。
でも、そこにどうしようもなく煽られているのが俺自身で。
だから結局、海老塚だけをどうこう言うことなんてできないんだと思う。

俺は海老塚の髪をくしゃっと撫でて、自分の準備にとりかかる。
服を脱ぎ捨て避妊具を付けると、改めて覆いかぶさってキスを交わした。
こういうとき、こいつはすごく柔らかい目をする。
上手く言えないけれど、色っぽいのにどこか母性を感じさせるような眼差し。
胸に愛しさがつまって、うまく言葉も出せなくなって、
俺は早々に海老塚のそこに自分自身を押し進めた。
300杉海老「かわいいひと」6:2008/08/17(日) 23:13:08 ID:pa2s6ej/
「んあっ…」
少しきつそうに眉根を寄せた表情が、何とも色っぽい。
全てをおさめて抱きしめると、両腕を伸ばしてキスをねだってくる。
「あ…あの、ね…清修…」
名前を呼ぶだけで照れてしまうのに、そこはぎゅっと俺自身を締め付けてきていて。
「会いたかった…」
反則だろう、と叫びたくなるような顔でそう告げて、海老塚は俺の背中に腕を回した。
「俺も。」
そう言って性急に海老塚のそこを突きまくる。
熱いそこからは絶えず水音が聞こえていて、気が遠くなりそうだ。
「んあっ…はあっ…」
彼女の嬌声がだんだん早く、大きくなる。
「気持ちいいか?」
そう尋ねるとこくこくと頷く海老塚が可愛くて、大事なのにめちゃめちゃにしてしまいたくて。
あまりの良さにこっちも声が出てしまいそうなのを必死で堪えた。
「あんっ…清修っ…あたしもう…」
イきそうな顔で締め付けてくるから、俺自身の限界もすぐそこまで来ていて。
キスを繰り返しながら激しく揺すると、海老塚の背中がひときわ大きくしなった。
掠れかかった高い声で啼いて、ひくひく動くそこが俺自身を刺激する。
もう我慢ができなくて一番奥を突くと、ゴム越しにすべてを吐き出した。
301杉海老「かわいいひと」7:2008/08/17(日) 23:14:37 ID:pa2s6ej/
背中を走る快感が、だんだん鎮まってくる。
あーともうーとも付かない低い声をあげて海老塚から離れ後始末をすると、
まだ波が引いていないらしい彼女を抱きしめた。
吐息を漏らしてぴとっとひっついてくる海老塚がすごく可愛くて、つい口元が緩む。
くつくつと声を殺して笑うと、少し落ち着いてきたらしい彼女がぷんとむくれた。
「何よー、バカ。あたし結構怒ってたんだからね。」
「だから悪かったって。もうしないから。」
「謝ればすむと思ってるんじゃないの?このバカ杉!」
バカ、ねえ…。
「バカって言われるの、俺はそんなに嫌じゃないぞ。」
そう漏らすと海老塚は怪訝な顔をした。
「何?杉くんって隠れマゾ?」
「バカいえ。」
「じゃあ何なのよ。」
「んー、まあ、こっちの話?」
「…変な奴!」
そう言って向こうをむいた海老塚を、再び腕の中に収めた。
彼女は一瞬びっくりしたように身を引いたが、すぐに力を抜いて甘えてくる。
「明日どっか行くか?」
「んー、いいけど…明日雨降るって天気予報が。」
そう言って俺の胸に頬をくっつける海老塚はやたらと可愛くて。
「それは一日中いちゃついていてもいいって意思表示?」
「だからどうしてそーゆー話になっ…!」
すかさず唇を奪って額をくっつけた。
「…バカ。」
かわいいひとが赤い顔で拗ねるもんだから、やっぱりバカって言われるのは悪くないなと思った。
302名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:15:53 ID:pa2s6ej/
以上ですノシ
お目汚し失礼しました。
>>292さんの仲安×麻里も楽しみにしています。
303名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 00:36:04 ID:rt6VqVLA
GJ!
304名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:59:04 ID:c3o74DMW
ひゃー(*´艸`*)ご馳走様です!!
305名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 23:55:05 ID:sOD0roqw
あーもう。やっぱりラブラブな杉海老最高!ってことで!
海老が反則的に可愛すぎるだろ。
306名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:08:23 ID:QGvtHW2n
「会いたかった」がかわいすぎる
付き合うまでの過程とか初Hの時も気になるなw
307杉海老・保守小ネタ:2008/08/24(日) 01:05:03 ID:UDEXy1NW
ぴりっとした痛みが内腿を走る。
「痛…。」
「聞こえない。」
低音でしれっと呟くと、杉くんは再びそこに唇を押し当てた。
――見えないところなら痕をつけてもいいとは言ったけれど、
だからってこんな、内腿の付け根近くを選ばなくてもいいじゃない。

「…ぁ。」
強く吸われて思わず声が出た。
あたしは慌てて自分の人差し指をきゅっと噛む。
彼は上目遣いであたしを見ると、もう一度そこを強く吸って頭を上げた。
吸い付いていた場所には、くっきりとしたキスマーク。
「当分取れないな。」
そう言って微笑む彼は、なんだかすごく嬉しそうで。
「こんなにくっきり付けて、バレたらどうするの…。」
「こんな所、誰かと一緒に風呂に入ったって見えねーよ。」
確かに、その通りだから許したのだけれど。
「なんかやらしいよな、こういうの。」
彼が痕を指でなぞるものだから、また声が出そうになって指を噛む。
「なんだよ。」
気付かれ、指を外されると彼が唇をなぞってきた。
「…もしかして、感じてた?」
わかってるくせに、なんて意地悪なのだろう。
答える代わりにあたしは、杉くんの指をぱくりと咥えた。
「お、い…」
戸惑う彼にはおかまいなしに、指を舌で弄ぶ。
ぺろぺろと舐めたり、吸ったり、舌でくるんでみたり。
―――まるでさっき、彼のあれにしてあげたみたいなことを。
308杉海老・保守小ネタ:2008/08/24(日) 01:06:28 ID:UDEXy1NW
しゃぶっていた指を解放すると、杉くんが上気した顔であたしを睨む。
「オレを煽ってどうしたい?」
「別に。」
癪だから、さっきのお返しとは言わなかったけれど。
でもすっかり発情してしまったあたしは、彼の肩口に顔をうずめた。
そのまま耳元で「しよっか」と囁くと、彼はあたしをぎゅうっと抱きしめて笑う。
「体力ありますねー海老塚さん。」
「嫌なら…」
やめるけど、という言葉はキスで奪われた。
「残念ながら、こう見えてオレ全国優勝した柔道部の元主将なもんで。」
「肩書き長っ!」
「うるせー。」
バカみたいな会話を繰り返して、あたしたちはベッドの上でもつれ合う。

あたしは明後日から、柔道部の強化合宿の予定。
杉くんもけっこう多忙だから、下手すると1ヶ月近く会えなくなる。
だから今日は少しでも、彼とたくさん触れ合っておきたいのだ。

あたしの太腿、付け根から10センチくらいの所に付けられたキスマーク。
何かの拍子に目に入るたびに、あたしは彼のことを考えてしまうだろう。
それってすごくやらしいなと思うと、あたしの中はまたとろりと溢れてしまった。

おしまい
309名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 17:39:31 ID:sBnL4CVr
ども、>>292で仲安×麻里で書くと言った者です。
有限実行ってことで投下させてもらいます。
310ヒヨコ頭 1/12:2008/08/25(月) 17:40:38 ID:sBnL4CVr

 「正面に、礼!」
 「ありがとうございました!」
 号令と共に、道場どころかグラウンドにまで響き渡るような大声。
 今日も、辛く、厳しく…そして楽しい練習が終わった。
 先輩達が最後のインターハイを終えて引退していってから、約2ヶ月。
 秋も深まり始めた頃に、浜名湖高校柔道部を引っ張っていく役割を俺達二年生が引き継ぐことになった。
 「仲安先輩、お先に失礼します!」
 「キャプテン、お疲れ様でした!」
 一年生の後輩達が、例を終えるなりそそくさと着替えを終え、更衣室を続々と出ていく。
 主将。髪を染めるし授業は真面目に受けないしで、決して生活態度のいいとは言えない俺が、主将。
 俺には酷く不似合いな肩書きに思えるが、石野や麻里がやるよりは、と半ば自動的に決まったのだ。
 それでも、練習の開始や終了、号令の一切は俺がかけるし、連絡網の起点になるのも俺だ。
 任された以上放り出すこともできないと考える辺り、昔に比べて随分まともになったものだと思う。
 責任感という言葉を最近よく意識するようになったのも、これが原因なんじゃないだろうか。
 先輩達が抜けていった今、誰かが仕切っていかなければならないし、仕切るのはいつだって上の者だ。
 そんなことを頭の中でぐちゃぐちゃ喋りながら制服に着替え、胴着も袋にしまい終わった。
 明日は練習も休みだし、休もうと思えばゆっくり休める。
 「鍵、大丈夫?」
 更衣室の鍵を閉め、電灯のスイッチを切って外に出ると、頭一つ低い位置から無駄に大きな声が聞こえてきた。
 ライオンのたてがみを短くしたようなショートカット、ぱっちりした真ん丸の大きな瞳に、閉まっていることの方が少ない口。
 一見すると中学生にも見えてしまうような外見だが、これでも女子柔道48kg級では敵う者のいない、れっきとした女王。
 世界チャンピオンにまでなってしまったスーパー柔道少女が、ウチの柔道部にはいるのだ。
 中学校の頃から男に混じって稽古をし、自分より大きな相手をバンバン投げ飛ばしていたが、まさかここまで強くなるとは。
 マスメディアの間では『マリリン』などと呼ばれているようだし、やたらめったらあちこちで注目されている。
 「悪い、待たせちゃったか?」
 コアラみたいに呑気な顔が俺を見上げる。
 「ううん、私もついさっき着替え終わったばっかりだし」
 「そっか。じゃ、帰るとしようぜ。石野も上がっちゃったしさ」
 うん、とオーバーアクション気味に頭を縦に振ると、歩き出す俺の学生服の裾をつまんで麻里も後に続いた。
 日の落ちるのもすっかり早くなり、薄着でいたら肌寒くなりそうな秋の夕方。
 薄暗い空の下、俺は麻里がああだこうだと好き勝手に喋るのをBGMにして、商店街を歩いていく。
 以前はたまにでしかなかったが、今ではこうして毎日帰り道は麻里と並んで歩くのが当たり前になっていた。
 俺の家に帰る途中に麻里の家があり、何かと有名になってしまった彼女を危険から守りたいと思ってのことだった。
 「そいでさ、化学の授業の時、さくらちゃんがね……」
 そんな俺の考えなどよそに、麻里はニコニコして実に楽しそうに授業中の話をしている。
 こいつの感情にはきっと、喜と怒と楽の3つしか無いのだろうと考えるのは、俺だけではあるまい。
 商店街を通り過ぎて住宅がぽつぽつと見え始めてくる辺りに、麻里の家がある。
 月極駐車場の赤い看板を目印にして、麻里が俺の制服から手を離す。
 「じゃあまた来週、かな。明日は練習無かったよね?」
 「あ……待った」
 ぶんぶんと手を振って踵を返そうとする麻里を呼び止める。
 「えっと、明日……その」
 麻里が瞳を少し細めて、張り付いたままの笑顔から少し口角を上げた。
 彼女はもう知っているのだ。俺がこうやって口ごもる時に、次にどんなことを言われるのかを。
 「うん…なぁに?」
 知っているだろうに、自分からはリアクションをせずに、俺が最後まで言うのを待っている。
 「ヒマだったらでいいんだけど……あ、遊びに行かないか?」
 ああ、くそっ。もう片手で数えられる以上に繰り返したやり取りなのに、どうしてこうも緊張してしまうんだ。
 既にこの時点で、俺が思い描く理想的な展開とは程遠いものになっている。
 こんなカッコ悪いザマに気づいていないのか、気づいてて見逃しているのか、麻里は大きく頷いて二つ返事でOKをくれた。
 よしっ、と軽くガッツポーズを取ってしまい、あぁまた麻里の前でダサい所を…と、ちょっぴり自己嫌悪。
311ヒヨコ頭 2/12:2008/08/25(月) 17:41:13 ID:sBnL4CVr

 次の日、俺は駅前で待ち合わせ…しようと思った所、駅まで行く途中の道でバッタリ麻里に会ってしまった。
 どんな格好をして来るのかとワクワクしていたのに、残念な気もする。
 「おはよ、仲安くん」
 オレンジ地に黄色、見ているだけで暖かくなりそうなジップアップのパーカーと、下は7分丈のカーゴパンツ。
 足元まで視線を下してみると、くるぶしまでのソックスにスニーカー…と、今にも猛然とダッシュができそうだ。
 (どう見てもデートって格好じゃないよな……似合ってるけど…)
 予想通りで、期待外れ。ボーイッシュなのも可愛いが、たまにはミニスカートを履いている所とかも見てみたい。
 「ねぇねぇ、今日はどこ行く?」
 「そんな大声出すなって。ほら前の人ビックリして振り向いたじゃないか」
 いつも通りのやり取り。歩いている道も通学路の商店街だ。そんな栄えた場所じゃないからしょうがないけど。
 「今日はどこに連れてってくれるの?」とでも言ってほしいのだが、こいつにそれを期待するだけ無駄な気がする。
 そもそも、異性と一対一で出かけるという状況自体、麻里にとってデートと認識されていないのかもしれない。
 手ぐらい繋いで歩きたいものだが、麻里は相変わらず俺の袖につかまっている。
 いや、これはこれで嬉しい。嬉しいけど、彼女と俺の身長差を考えると、子供を連れているような気分になってしまう。


 数時間後、空がオレンジ色になりかけた頃、俺は疲労感と敗北感に打ちのめされていた。
 バッティングセンターでホームランをかっ飛ばして大盛り上がりの麻里を横目に、俺はぶんぶん素振りをしていた。
 球が速すぎてまるで当たらなかったのだ。
 その前はラブコメ映画を見て雰囲気を…と思っていた所、やっていたのはアクション映画だけだった。
 デートスポットらしい所にも行ってはみたが、あまりいい雰囲気になることも無かった。
 プランの練り方が足りなかったかもしれない。でも、いくら綿密に計画を立てても、かえって窮屈になりそうだ。
 それに、麻里が相手ではラブラブなデートを計画してみた所でいいムードにはなりそうも無かった。
 (はぁ、また今日も失敗か……進展ねぇなぁ)
 以前に勢いで告白してみたこともあったのだが、
 「私も好きだよ。仲安くんも石野くんも、みんな大好きっ」
 と、ニュアンスの違いは分かってもらえなかった。石野と同列に扱われたのが更にショックだった。
 そろそろキスの一つでもして、麻里に分からせてやりたい……。それはいつの日になるだろうか。
 せめて今年中にはどうにかしないと、言い寄ってくる男も多そうだし───
 「あ、電話だ。もしもし」
 ポケットの中で携帯電話が震え、ごめんなと麻里に手だけで伝えて通話ボタンを押した。
 「えっ、今日は帰らない? 言ってたっけそんなこと?」
 母親からの電話だった。父親と一泊旅行に行って来るとかそんなことを言っていたらしいが、聞いていなかったか、忘れたかだ。
 とにかくそれで分かったのは、明日の昼まで両親が帰ってこなくて、その間の食事をどうにかしなければいけない、ということだ。
 「参ったな、メシ代足りるぐらい金残ってたっけ……」
 高校生の懐に、今日の出費は中々大きかった。財布の中身は、残り僅かだ。
 「どうしたの?」
 麻里が怪訝そうな目で俺に問いかけた。
 「いや、両親が今日帰ってこないらしくってさ、明日の昼までのメシをどうにかしなきゃいけないんだが……」
 「作ったげよっか?」
 麻里の口からひょっこり出てきたのは、意外も意外、思いもよらない申し出だった。
 「え、そりゃぁ中学生の頃に麻里が家に来たことはあったけど……」
 中一の、まだまだ子供だった頃の話だし、雨宿りのほんの僅かの時間でしか無い。
 それ以前に、男の家に女一人で上がりこんでくるっていうのが、どういう意味だか分かってるのか?
 「お前、料理できるのか?」
 「できるよ。いつも仲安くんにおごってもらってばっかりだし、たまにはお礼するよ」
 と、麻里は二つ返事。心なしかワクワクしているように見えるが、いつも笑っているので真意は不明だ。
 それにしても、ついつい食事に行くとおごってばかりだが、そうしてもらって当然って考えを持ってるわけではなかったんだな。
312ヒヨコ頭 3/12:2008/08/25(月) 17:41:47 ID:sBnL4CVr

 「おじゃましまーす」
 連れて来てしまった。麻里を、俺のウチに。好きな女の子が、俺のウチに。
 しかも、何の偶然か分からないが、両親不在。いったいどんな急展開なんだ。
 (いいのか!? 俺、ゴムちゃんと持ってたっけ?)
 と、飛躍した考えが浮かんで、気付く。そういえば、麻里って寝技も俺より上手いんだよな。
 もし強引に押し倒そうとした所で逆に押さえ込まれるか、それ以前に背負いでぶっ飛ばされるか。
 それ以前に、まだそこまでできるほど関係が進んでないじゃないか、キスすらしてないのに。
 昂っていた気持ちが一気に冷めて溜め息をつくと、麻里が冷蔵庫の前に立って俺の方に視線を送っていた。
 ねぇねぇ、まだ『待て』なの?と言わんばかりの、犬みたいな目。動物みたいな娘だよな、と改めて思う。
 「あ、開けていいぞ」
 「はーい……あ、結構野菜いっぱい入ってるね……使いかけのもあるみたい」
 俺には無造作にしか見えないが、冷蔵庫を開けるなり、時々背伸びしつつキャベツや玉葱やじゃがいもをぽいぽい取り出している。
 いったい何を作るつもりなんだろう。美味しそうな料理と、とんでもない異次元料理、そのどちらもが頭に浮かんだ。
 どちらかといえば後者が当てはまりそうで怖い。
 「よーし、決めたっと」
 「お、おう」
 思わず息を飲んで麻里の言葉をじっと待つ。なぜか、握り締めた拳に力が入った。
 「オムライスと野菜スープにするね。卵、割っといてもらっていい?あと、エプロン借りるね、それから……」
 「待て待て、いっぺんに喋ろうとするな」
 矢継ぎ早に喋る麻里に思考がついていけず、卵の前は何を言ったのかよく分からなかった。
 とにかく、マトモな料理の名前であるらしいことだけは分かった。
 麻里に言われた通りに冷蔵庫から卵を四つ取り出し、二つの器に分けて箸でシャカシャカ掻き混ぜる。
 ちらりと麻里の後ろ姿を窺ってみると、小気味良いテンポで人参を切っている所だった。
 刻まれた人参は、そのまま火あぶりにされている鍋へ放り込まれていく。
 やけに大雑把な気がするけどいいのか、と、いつの間にか皮を剥かれていたじゃがいもが、ボウルの中へ、レンジの中へ。
 「なんでレンジに?」
 「この方が時間短縮になるんだよ。お腹空いてるでしょ?」
 なんだか、いつもの麻里とは全然違う。さっきまでバットを振り回していたのに。
 中学生の頃からずっと一緒だったのに、こんな家庭的な一面があったなんて。
 エプロン姿も似合ってないようで結構可愛いな……などと考えていたら、箸が虚空を掻き回していた。
 麻里が向こう側を向いていてくれてよかった。見られてたらきっと怒られてた。
 あれよあれよと言う間に一通りの材料を鍋に入れ終わったようで、後は待つだけとばかりに蓋が被せられた。
 薄い金属越しに、ポコポコと煮立つ音が聞こえて、台所の空気が暖かくなってきた。
 時々台所で見ていた光景だが、麻里がその光景の中にいると意識したら、心拍数が上がった。
 「さ、そんじゃオムライスだね。仲安くん、バターとケチャップ、冷蔵庫から出して」
 「お、おう」
 体の小さな生物は心拍が速く、時間の流れも早いというか、こいつの時間の流れも俺とは少し違うのだろうか。
 てきぱきしている、というより早送りみたいだ。
 刻んだ玉葱と挽肉がフライパンの中でじゅうじゅうと音を立てている。
 その音を聞きながら肉の焼ける匂いをかいでいたら、お腹が締め付けられて情けない鳴き声をあげた。
 麻里の動きに迷いは見られない。まだ味わってもいないのに、こいつは料理が上手いのだと確実に頭に刷り込まれつつあった。
 実際、躊躇していないということは包丁を握って火のすぐ傍にいることに慣れているのだろう。
 俺がもしフライパンで炒め物を作ろうとしたら、焦がすのを恐れてタイミングを逃がし、生焼けのものができそうだ。
 宮崎先輩なら、確実に焦がしてしまうことだろう、と、真っ黒になった料理の前で激昂する姿が目に浮かんだ。
 「できたよー」
 俺が変な妄想にふけっている間にどうやらオムライスもできていたらしく、皿に黄金色のラグビーボールがデンと構えていた。
 二つ並んだオムライスの片方にはM、もう片方にはCと赤い文字で書いてあった。
 「Mは麻里のMだと思うけど……Cって何?」
 「チャーリー」
 そう言って、麻里はケタケタ笑いながら、オムライスの皿とスープの器をリビングへ持って行く。
 「おっ、お前な、チャーリーは黒歴史だっ!こら、思い出してるんじゃねぇっ!」
 「あはは……いいから食べよ、チャーリー」
 「この野郎……!」
313ヒヨコ頭 4/12:2008/08/25(月) 17:42:21 ID:sBnL4CVr
 顔から火を吹きそうだったが、掘り炬燵になっているテーブルに置かれた皿と器が気分を落ち着かせてくれた。
 オムライスの皿からはバターの芳しい香りが、スープの器からはコンソメらしい匂いが鼻腔をくすぐる。
 卵の黄、ケチャップの赤、スープの中に見え隠れするキャベツの緑、それぞれの色がお互いを引き立てあっているようだった。
 「……美味そう」
 唾液がどっと湧き出てきた。テーブルに麻里と向かい合わせになって、冬待ちのスカスカな空間に足を放り出す。
 両親以外の人、何度かデートに誘った女の子が食卓の目の前にいるという光景が新鮮で、ドキドキした。
 
 「ごちそうさまでした」
 麻里が作ってくれたから、という隠し味を抜きにしても、期待していた以上に美味しかった。
 「簡単なことしかやってないよ」
 と麻里は言っていたが、オムライスの卵が適度にとろけていたりと、絶妙な加減がされている感じがした。
 スープの野菜も、おかわりをもらってしまうぐらいに食べてしまった。普段、あんまり野菜は食べないのに。
 「お前、料理上手いんだな……意外だった」
 「意外? 意外って言った?」
 怒らせたかと一瞬身を硬くしてしまったが、どうやら怒っているわけではないようだ。
 気のせいかもしれないが、ほんのりと頬が赤いように見える。
 「ともかく、美味しかった。それは確かだ」
 「ちなみにね、兄さんはお菓子作りが得意なんだよ」
 面識はちょこっとしか無いけど、麻里のお兄さんって、あの顔がそっくりで横に広い人だよな。またえらいミスマッチな。
 あの大柄な体と甘いお菓子はどうしても結びつかなかった。

 食べ終わった食器を持って台所へ。皿洗いなんて自発的にすることは無かったんだけどな。
 後片付けが終わってリビングに戻ると、麻里がテレビをザッピングしていた。
 バラエティ、クイズ、歌番組、プロ野球中継、どれも彼女の興味を引くものは無いようだ。
 「あ、仲安くん、あのビデオテープ、何?」
 と、テレビの脇に置いてある、まだ埃をかぶっていないビデオテープを指差した。
 「ああ、確かあれ、こないだの大会の時の……見るか?」
 「うん、見る見る!」
 リモコンを持っていた麻里に再生ボタンを押してもらうと、丁度畳の上で誰かが試合をしているところだった。
 『キャプテン、ファイト!』
 『あと半です!リード守って守って!』
 後輩達が応援する声をカメラは拾っていた。畳の上にいるのは、俺だ。そうだ、これは個人戦の準決勝。
 公式戦だから髪を黒に染めていることもあって、自分の柔道している姿を見るのは不思議な気分だった。
 見始めてからすぐ、俺が一本背負いを仕掛け、綺麗に決まって一本勝ち。
 『勝った!決勝進出!』
 男女入り混じった歓声がテレビのスピーカーから響いてくる。
 『仲安くん、かっこいいなぁ』
 今のは麻里の声だったような気がしたけれど、聞き間違いだろうか。
 「ななな、なんで私の声が入っちゃってるのよぅ!」
 麻里が慌ててリモコンを操作しようとするが、すっぽ抜けて俺の方にリモコンが飛んできた。
 『あ、麻里先輩がキャプテンのこと、カッコいいって』
 『やっぱり好きなんじゃないですかー』
 『えぇっ! ち、違うよっ!仲安くんはそんなんじゃないもん!』
 「あわわ、早く消さなくちゃ……!」
 狼狽したようなビデオの中の麻里と、現実にリモコンを拾い上げて停止ボタンを見つけられずにいる麻里が重なる。
 画面が真っ暗になる頃には、俺はもうビデオの中から聞こえてきた言葉を何度も反芻してしまっていた。
 (やっぱり好きなんじゃないですか。やっぱり……やっぱりって?)
 「な、仲安くん、これは違うのっ、これは……!」
 大慌てで麻里が手をぶんぶん振っている。
 本当はどう思っているのだろう。やっぱり、以前の時と同じように友達としか思っていないのだろうか。
 あれこれ悩んできたけれど、ここでケリをつけてしまった方がいいかもしれない。
 マジで無理だって言うんなら、いっそのこと諦めて──
314ヒヨコ頭 5/12:2008/08/25(月) 17:42:56 ID:sBnL4CVr
 「なぁ麻里。やっぱりダメなのか? 俺、本気なんだぜ……お前に」
 「……………」
 気まずい沈黙が流れる。どっちでもいいから麻里からの答えがはっきりとこの場で欲しい。
 「……分かってるよ。ごめんね、ちゃんとした答えを返してなくって」
 「ちゃんとした答え?」
 「うん。心の準備ができてなくって、ついはぐらかしちゃったから」
 どうやら、俺が勢い余って告白した時はしっかりした答えではなかったようだ。
 となると、石野と同列に扱われたショックは杞憂に終わってくれるということなのだろうか。
 「でも、半分はホントだったよ。中三で背が伸びてからの仲安くん、なんか見栄っ張りでカッコつけてて好きじゃなかった。
  髪赤くしてからは目つきも怖かったし、無理に自分を強くみせようとしてて……ひねくれてる感じがした」
 麻里の言葉が突き刺さる。ああ、確かにそう言われればその通りかもしれない。
 ナメられたくなかったという思いが強かった時期だし、部活で麻里に投げ飛ばされてばかりでふてくされていたんだろう。
 男なのに、女に勝てない。試合でそこそこ勝っていても、好きな女の子より弱い。その現実を認めたくなかったのだと思う。
 でも、そういう思いは高校に入って先輩方や県警の人達に揉まれる内に無くなり、初めて昔の自分を客観視できた。
 「斉藤先輩が怪我して一年生が試合に出るってなった時からさ、背負い投げをまた使い始めたよね。その時からかな。
  あ、昔の仲安くんが戻ってきた。私の大好きな、気が強くて真っ直ぐな仲安くんが戻ってきたって」
 「麻里……」
 飛び上がりたいような、というのとは少し違う、心の底から沸々と沸き立ってくるような嬉しさ。
 「今の仲安くん、すっごくステキだよ。大好き」
 少しの躊躇も無く麻里は言い切った。真夏の爽やかな太陽を一身に浴びる向日葵のような、眩しい笑顔だった。
 目の前を塞いでいた氷の塊がみるみる内に解けていく。試合に勝った時とはまた別の喜びが指先まで行き渡る。
 「麻里っ!!」
 「うひゃっ!?」
 たまらなくなって正面から抱き締めようとしたら、勢い余って麻里をソファーの上に突き倒してしまった。
 上になったまま俺はなぜかぼんやりと麻里を見下ろしていて、麻里もポカーンと口を開けっ放しにして俺を見上げた。
 俺が麻里を押し倒している。この構図の意味を理解するまでに数秒かかった。
 「……………」
 麻里はただ身を硬くしていた。寝技も俺より上手いんだから抵抗だってできるのに、何もしない。
 開いたままの唇に視線が集中して、半ば無意識にそこを目掛けて唇を重ねていた。
 少ししっとりした感触。ぬるま湯から出したばかりの水餃子みたいな柔らかさだった。
 鼻で呼吸してみると、いつもよりも濃い麻里の匂いがして、一気に血流が速くなったような気がした。
 柔道の練習で密着状態になることは中学時代からのことだったが、その時はこんな気持ちになんてならない。
 唇を離して麻里の顔を覗いてみると、眉を下げて、トマトみたいな顔で明後日の方向に視線を向けていた。
 中学生からの付き合いなのに、麻里が恥ずかしがっている顔なんて初めて見る。
 いつも笑顔を顔に貼り付けていて、怒った顔や困った顔をたまに見たぐらい。胸が熱くなった。
 「んっ……ん」
 突き動かされるようにして、再び唇を奪う。
 ただついばむようなキスなのに妙に気持ちよくて、腰の奥がジンジン疼き、ズボンの中が窮屈になってきた。
 「仲安くんっ……!」
 「ハッ──」
 聞き慣れた声で名前を呼ばれて、のぼせ上がった頭が一気にクリアになった。
 「ごめん、俺……」
 麻里を押し倒した挙句、強引に唇を奪ってしまった。
 自分がとてつもなく悪いことをしてしまったような気がして、先ほどの嬉しさが消し飛びそうだった。
 「ううん……びっくりしたけど、仲安くんだって男の子だもんね」
 「…………」
 麻里にそういう欲望を抱いていなかったと言えば、勿論嘘になる。
 寝技の練習で麻里と当たった時なんかは、その瞬間は柔道に集中していても、後から思い出すと猛烈に疼いた。
 胴着越しに女性らしい肌の感触が当たった時や、汗に混じった女の子の匂いが頭から離れなかったこともある。
 稽古に打ち込んでいる間は無心でいられたが、それが終われば余韻が込み上げてくるのだ。
 性的なイメージと結びつきづらいはずの麻里を想って自慰にふけったことなんて一度や二度じゃ到底数え切れない。
315ヒヨコ頭 6/12:2008/08/25(月) 17:43:40 ID:sBnL4CVr
 「や……優しくしてくれる?」
 「えっ?」
 「そういうの、よく分かんなくてちょっと怖いけど……でも」
 小さな手が縋りつくように俺の服を掴んだ。投げ飛ばそうという気は感じられない。
 「い……いいのか?」
 俺が尋ねると、麻里はゆっくりと頷いた。
 夢なんじゃないかと思って、思わず自分の頬を指でつまんで捻ってみた。
 ……痛い。やっぱり現実なんだ。本当に、麻里は俺のことを受け入れてくれるのか。
 (それなら続きを……って、待てよ)
 いくら親が帰ってこないとはいえ、ここは家の中で一番広いリビングルームのソファーの上。
 こんな開けた場所でしてしまうのはどうかと思う。
 「俺の部屋、行こう。二階だから」
 ひょいと麻里の体を横抱きにして抱えた。やっぱり軽い。
 「あ、お姫様抱っこ」
 なんて嬉しそうに言いながら、どうやってあんなにホイホイ人間を投げ飛ばすのか分からない細さの腕を首に絡めてきた。
 そのまま階段を上がって部屋を開けて、俺の部屋へ。この間掃除しておいてよかった。
 肘で電気のスイッチを入れて、ベッドサイドに麻里を座らせた。
 「電気、もっと暗い方がいいよな」
 さすがに裸を見られるのは恥ずかしいだろうと思って、ベッドサイドのランプだけ付けて、蛍光灯の電気は落とした。
 同時に、上に羽織っていたシャツを脱いで、上半身をTシャツ一枚にしてから麻里の隣に腰掛ける。
 「さっきついしちゃったけど……キスしたことあったか?」
 肩を抱き寄せながら尋ねると、麻里はふるふると首を横に振った。
 「仲安くんが初めてだよ。仲安くんは?」
 「俺だって初めてさ。麻里一筋だからな」
 「えへへ……ありがと」
 さらっと言ってみたつもりだったが、頬がカッと熱くなった。
 柔道世界一と言っていいほどの強さを持っているのにここまでさせてくれる意味を考えると、感激した。
 「キスしていい?」
 「うん……ん」
 右手で後頭部を撫で、指先を柔らかい髪に絡ませながら、キス。
 今度は唇だけでついばむようなものでは無い。舌を突き入れて、麻里の口内へ割り込む。拒絶はされなかった。
 そのまま更に奥へ進んでいくと、ぬめりを帯びた塊があった。舌だと確信して絡み付いていくと、反応があった。
 「っぁ……ん……む」
 舌から送られてくる信号が、後頭部の辺りをじいんと痺れさせた。ますますズボンの中が窮屈になる。
 鼻で呼吸するのが苦しくなって一旦離れると、お互いの唇にアーチがかかっていた。
 息を整えてからもう一度唇を塞ぎ、そのまま肩を掴んで後ろに軽く押すと、流れに逆らわず小さな体が倒れこんだ。
 上に覆いかぶさりながら、麻里の口内を舌で弄ぶ。唾液の絡む音が凄くいやらしかった。
 「さて……」
 これから、するんだ──セックス。できるんだろうか、俺に。
 経験は無い。あるものといえばエロ本やらで仕入れた知識だ。心もとないと言わざるを得ない。
 (迷ってるんじゃない、仲安昌邦。しっかり麻里をリードしなくちゃならないだろっ)
 頬を軽く叩いて気合を入れると、試合中じゃないんだからと麻里に笑われてしまった。
 下から手が伸びてきて、俺の頭をクシャクシャ撫でた。
 「な、なんだよ」
 「ひよこ頭」
 そんな間の抜けたことを言う麻里の表情はいつも通りに見えた。
 恥ずかしがっているように見えなくもないが、緊張しているんだろうか。
 ……そういえばこいつ、国際大会の決勝ですら笑顔だったんだよな。緊張なんて知らないのかもしれないな。
 「よく見るとさ……仲安くんってイケメンだよね。前は目つきが怖かったけど」
 「っ……いきなり何言ってやがる」
 「照れてる顔も可愛い」
316ヒヨコ頭 7/12:2008/08/25(月) 17:44:18 ID:sBnL4CVr
 くそっ、麻里の方こそ可愛い。頬を染めながらそんなことを言うなんて、反則だ。
 オレンジ色のパーカー、そのファスナーに指を掛けて引き下ろすと、中に着ていたのは白いTシャツだった。
 うっすらとその下からブラらしきものが透けて見えている。ブラウスから透けているのとはまた違う眺め。
 「うぅ……は、恥ずかしいよ……」
 ベルトを腰から抜いてカーゴパンツも下ろし、ベッドの端に脱がせた服を重ねていく。
 Tシャツ一枚になった麻里は、裾を押さえてただでさえ小さな体を縮こまらせていた。
 腰から真っ直ぐに伸びた白い太腿が眩しい。体は細いけど意外と肉付きはいいように思う。
 「……見たいんだ、麻里のハダカ」
 「わ…………分かったよ……」
 裾に手をかけると、そこを抑えていた麻里の手から力が抜けた。
 改めてその顔を見ると、首筋まで赤くなっていた。麻里の恥じらう顔、もっと見たい。
 Tシャツを引き上げて脱がしてしまうと、上下お揃い、白と淡い緑の横縞の下着が現れた。
 前々から思っていたけど、やっぱりというかあまり大きくは無いが、言ったら傷つくだろうと思って黙っておく。
 「あれ……これどうやって外すんだ?」
 ベッドと体の間に手を差し込んでホックのあると思われる場所を探ってみるが、外し方が分からない。
 「えっと……」
 教えてくれるのかと思いきや、麻里が自ら両手を背中に回して、ぷちんという音がした。
 「い……いいよ……」
 「……ああ」
 肩紐をつまんで手前に引っ張ってみるとあっさりとブラが外れた。
 ──綺麗な肌
 大きいとか小さいとか、そういうのよりも先に頭に浮かんだ感想だった。
 色白な方だとは思っていたけど、まるで雪みたいに真っ白で染みや傷の一つも無い。
 その頂点には、左右対称な位置にぽちっと桃色が佇んでいる。思わず喉が鳴った。
 「柔らかい……」
 手を伸ばして触れてみると、掌に収まるサイズのそれは温かい水風船のような弾力を押し返してきた。
 未知の感触。一も二も無く掴みそうになって、先ほどの麻里の言葉を思い出す。
 そうだ、優しくしなきゃ。優しく優しく、ソフトにソフトに。
 「……仲安くん」
 「ん、なんだ?」
 「もっと大きい方が好き?」
 「うーん、どっちでもいいかな、好きな女の子のだったら」
 「もう、バカ」
 胸をさするように触っている俺の手を、麻里の手がぺちっと叩いた。痛くは無い。
 見た目では小さいように見えるが、触ってみるとちゃんと女性特有の膨らみがあるのが分かる。
 「痛かったら言えよ」
 指先にほんの少し力を込めて、膨らみの感触を感じながら寄せ上げるようにして揉んでいく。
 「……んっ……ぁ」
 鼻から小さな声が漏れてきた。同時に、小さな溜め息。
 顔を見られるのが恥ずかしいのか、麻里は目を背けている。
 「あっ!……や……ん」
 薄いピンク色の頂点に狙いを定めて指先でくりくり弄ってみると、はっきりと声が聞こえて体がビクッと跳ねた。
 いつもの麻里から想像しろと言っても想像なんてできないような、甘みの混じったような声。
 気持ちいいのだろうか、と思って、そのまま手を止めずに続けてみる。
 「うぅっ……あ、んっ……な、なんかヘン……」
 「ヘンってどういう風に?」
 「くすぐったいんだけど……胸がジンジンする」
 どうやら痛くは無いらしいと知って安心した。刺激する内に頂点が弾力を増してきたのか、少し硬くなってきている。
 舐めてみたらどんな反応をするんだろう。考えるより先に体が動いていた。
317ヒヨコ頭 8/12:2008/08/25(月) 17:44:50 ID:sBnL4CVr
 「ひゃっ!? やぁぁんっ!」
 ああもう、なんて声を出すんだ。
 右の乳首にしゃぶりついて舌先で転がしていると面白いように反応が返ってきた。
 「あ、やだ……そ、そんな所舐めたってなんにも出ないよぅ……はぁ…」
 口から吐き出されてくる息が深いものになったのが分かる。夢中になっていたら頭を抱え込まれた。
 右だけでなく、左も。手と口とを交代させて、空いた左手は背中に回してすべすべした肌を撫で回した。
 ぴんと硬くなった先端をひとしきり楽しんで体を起こすと、焦点のどこかぼやけたような瞳で麻里が俺を見ていた。
 「はぁ……はぁ……力が入らない…」
 「気持ちいい……のか?」
 「分からないけど、頭がボーッとして、体中が熱い…」
 半開きになった唇。俺を誘っているように見えて、覆いかぶさるようにしてキスをした。
 「……ねぇ、仲安くん。私だけハダカじゃ……その……」
 そういえば、さっき上に着ていたシャツを脱いだっきりだ。
 麻里に言われて思い出して、俺も下に着ていたシャツを脱いで、ベルトを緩めた。
 カチャカチャと金属のぶつかる音がする中、女の子の目の前で脱ぐのは恥ずかしいな、などと考えていた。
 ズボンの中でガチガチに勃起しているイチモツはトランクスを派手に押し上げている。
 これを見せたら怖がられてしまうのではないだろうか、と思ったが、どっちみち見られるんだから一緒だ。
 「わ、な、仲安くん……それ」
 麻里と対等になるまで脱いだところでベッドの上に戻ると、やはり麻里がトランクスを押し上げる存在に気付いた。
 片手で口元を覆って視線を横にズラしているが、もう片方の手はそこを指差している。
 注目しているのか見るのが恥ずかしいのか、どっちなんだ。
 「ああ。麻里としたくて、コーフンしてこんなになってるんだ」
 変に隠すこともないだろう。正直に『麻里とヤりたい』気持ちを打ち明けた。
 ついでにトランクスも目の前で脱ぎ捨てると、麻里はそれを視界の端に捉えていたのか、大きな目を更に上下に見開いた。
 「え……」
 若干うろたえの色を顔に浮かべている。やっぱり見せない方が良かったのだろうか?
 「そんなになっちゃうんだ……保体の教科書で見たのと、全然違う……」
 「こんなの、教科書には載ってないからな」
 実際にその教科書を開いてみたことも無いくせに、俺は妙に自信満々だった。
 「……触っていい?」
 「……あ、ああ」
 赤黒い肉の塊に麻里の視線が注がれていた。引かないのが意外だ。
 小さい手がゆっくりと近付いてきて、温かい肌の感触が伝わってきた。
 「熱くて、硬い……」
 全体の輪郭を確かめるように、指が絡みついてくる。自分でするのとは全く別次元の刺激が背筋を上ってくる。
 「うっ」
 敏感な裏筋に指が触れて、呻き声が漏れてしまい、びくっと肉棒が跳ねた。
 緩やかにくすぐるような触られ方なので、そこに神経が集中して小さな刺激も目いっぱい感じ取ろうとしてしまう。
 自分の手意外を触れさせたことが無い上に、ずっと好きだった女の子の手だ。ひとたまりもない。
 「うぁっ……!」
 いきなりギュッと握り締められて思わず腰が動いてしまった。ズン、と体の奥で快楽が膨らみ、射精感が込み上げてくる。
 「なんか、凄いね……これ。ゴツゴツしてて」
 どうやら俺が気持いいのを感じ取ったらしく、探るようだった手つきが、刺激する手つきに変わった。
 指先だけしか触れていなかったのを、掌までぴたっと密着させて、ゆっくりと上下させだした。
 微妙にツボを外していて焦らすような、ぎこちないと言えばぎこちないといえる動き。
 しかし、高まりきった興奮が快楽を何倍にも増幅させていて、あっという間に俺は絶頂を意識し始めていた。
 「麻里……もういいよ」
 先走りでぬるぬるになった先端を見下ろしながら、麻里の頭を撫でて止めてもらった。
 この先までするんだから、『射精してしまって頑張れませんでした』では申し訳が立たない。
 「気持ち良さそうな顔してたね」
 麻里が笑う。無邪気というのがふさわしい笑顔。
318ヒヨコ頭 9/12:2008/08/25(月) 17:45:22 ID:sBnL4CVr
 いいんだろうか、こんなことをしてしまって。そんな気分にさせられた。
 「今度は麻里が気持ちよくなる番だ」
 細い肩を軽く押してベッドに寝かせる。標的は下半身だが、さっきの柔らかさにもう一度触れたくて胸に手を伸ばす。
 ぷにぷにしていて、飽きるまでずっと触っていたいような不思議な感触だった。
 だが、そこばかり触っていても先に進めないので、名残惜しい気持ちを振り切って手をお腹の方へ下げていく。
 お腹はなだらかだったが、日頃の筋トレの成果がよく分かる腹筋の起伏が指先を伝わってきた。
 そういえば何かの拍子に見た海老塚先輩のお腹は腹筋が割れているのが見えたな、と思い出す。
 柔らかくて滑らか、と言えば確かにそうだが、それ以上に指を押し返してくる弾力の印象が強い。
 「ふ……うっ……」
 掌ですりすりを撫で回していると、麻里の呼吸が荒くなった。こんな所でも気持ちいいのだろうか。
 下腹部へとそのまま手を滑らせていくが、まだショーツに手をかけるのは早い気がして、そこは通り過ぎる。
 よく引き締まった太腿をさすると、恥ずかしそうにもじもじと麻里が体をよじった。
 「や……仲安くんの触り方エッチ……」
 「当たり前だろ、男はみんなエッチなんだよ」
 恐らく筋肉なんだろうな、と思うが、ここは他の場所に比べて一層弾力が強い。
 ぐっ、と押さえつけるぐらいにしないと跳ね返されてしまいそうだ。
 内側を撫でながらお尻の方へ移動させていく内に、なんだか押さえ込みをかけているような気分になってしまう。
 こんな時でも柔道のことが頭に浮かぶ自分に、思わず呆れ混じりの笑みがこぼれた。
 胸同様に肉付きの薄めなお尻をぐにぐに揉みながら、ショーツに指を引っ掛けてずり下げていく。
 「いいか?」目で尋ねると、麻里は視線で肯定の意を示してくれた。
 ゆっくり下げていき、足首からショーツを抜くと、文字通り麻里は全裸。生まれたままの姿になった。
 子どもっぽい印象はどうしても拭いきれなかったが、両脚の付け根にうっすらと茂みがあるのを見て少し安心した。
 「んうぅ……」
 勇気を出してそこへ手を滑り込ませてみると、ぬめりを帯びていて、粘っこかった。
 ──濡れてる。
 「やだ……あんまり見ないでよ……」
 「そうは言うがな麻里。見ないで変な所触っちゃったらそっちの方がマズいだろ」
 足をギュッと閉じようとする麻里に諭すように言って、優しく太腿をさすっていると、少しだけ脚を開いてくれた。
 薄い陰毛の下には、縦の割れ目に沿ってピンク色の粘膜が見え隠れしていた。
 ベッドサイドの明かりだけではよく見えないが、さっきの感触からして、濡れていると見て間違いなさそうだ。
 (女もここは急所なのかな。優しくしてあげないと……)
 恐る恐る指を触れさせていき、粘液の一層濃い場所へ辿り着くと、奥に穴の存在を感じた。
 二本の指で陰唇を開いて中へ指を入れようとしてみたら、ぬるぬるしていてもはっきり分かるぐらいギチギチだった。
 「緊張してるのか?」
 そこだけではなくて、心なしか全身が硬くなっている。
 尋ねてみると、麻里は首を縦に振った。こういう知識があるとは思えないし、やっぱり怖いんだろう。
 「最大限の努力はするからさ、力抜いて楽にしてろよ」
 濡れていない方の手で麻里の頭をあやすように撫でて、軽く口付けする。
 少しは安心してくれたのか、ふっと力を抜いてベッドに体を預けたのが見て取れた。
 今がチャンスとばかりに、粘液に表面を覆われたクレバスを指で縦になぞる。
 「ふぇ……」
 と、上端に突起のようなものが指に当たるのを感じた。
 これがクリトリスって奴だっけか。
 思ってたより小さい……触って大丈夫かな。
 「うひゃぅっ!」
 麻里が素っ頓狂な声をあげた。
 「ど、どうした。痛かったか?」
 「痛くは……ないんだけど……電気がビリッて」
 「よし、それなら……」
 痛くないらしいことが分かったらそこを刺激しない手はない。
319ヒヨコ頭 10/12:2008/08/25(月) 17:45:57 ID:sBnL4CVr
 愛液を指で掬い取って、塗りつけるようにちょんちょんと押したり、皮の上からそっと捏ねてみると、
 「ひっ!? あぁっ、や……んあぁんっ!」
 と、大きなリアクションが返ってきた。秘所をいじる俺の腕を麻里の手が掴む。
 首筋どころか胸元まで桜色に染まっていて、体が熱を持って、うっすらと汗をかいている。
 我慢するような表情が余計に俺の欲情を煽った。
 やがて突起から手を離す頃には、ベッドまで愛液が垂れていた。掌はべちょべちょだ。
 (……そろそろ大丈夫かな)
 「麻里」
 「はぁ…はぁ……ん、なに?」
 「いいか?そろそろ……」
 ノーとは言われないだろうとは思いつつも、勇気を出して訊いてみる。
 「……うん」
 大きな瞳が潤んでいた。
 財布からコンドームを取り出して、慣れない手つきでどうにかこうにか頑張っていると、麻里がくすりと笑った。
 「ごめん、雰囲気壊れちゃったか?」
 「ううん、仲安くんも初めてなんだなーって思うと嬉しくなっちゃって」
 何を恥ずかしいことを、と思ったけれど、お互い初めて同士でよかったような気がする。
 だって、麻里が過去に男性経験があったとしたらそれはショックだし、麻里から見ても同じかもしれないから。
 「よし、なんとかなった」
 まさかとは思うけど穴なんて空いてないよな。薄ピンク色のゴムに覆われた自分のモノをまじまじと観察してみた。
 麻里の真上に覆いかぶさるようにして、ここでよかったよな、とずっと硬いままの杭をセットする。
 「ん……」
 下から手が伸びてきて、俺の腕をぺたぺたと撫で回した。
 「手……」
 「えっと、こうか?」
 手を繋ぎたかったのかと思い、空中に差し出された手を握る。
 が、両手とも握ったせいで麻里をベッドに拘束するような格好になってしまった。
 「麻里、いいのか? これじゃなんだか俺が強引に押さえつけてるみたいで……」
 「うん、いいよ。こうしてた方が安心するから」
 にっこりと麻里は笑って見せた。
 「よし、じゃあ行くぞ」
 グッと腰を押し出してみるが、目の前に壁があるようで前に進めない。
 「おい、力抜けって」
 「ぬ、抜いてるよっ」
 よく意識を集中させてみると、壁があるというよりは穴が小さくてつっかえていると考えた方が正しいようだ。
 無理矢理押し通ろうとすれば間違いなく裂けるか千切れるかしてしまいそうだ。
 ああ、だから初めての女の子って血が出るのか。時間がかかってでもゆっくり進めないと。
 「ふーっ、ふーっ……」
 麻里が息を吐くのに合わせて少しずつ少しずつ腰を進めていく。
 恐らくミリ単位でしか進んでいないと思われるが、温かくぬめった感触に先端が包まれ始めた。
 腰がじんと痺れる。
 「麻里、痛いか?」
 「痛いっていうよりは……苦しい、かな。無理矢理体を押し広げられてる感じで……」
 麻里の額には汗が浮き出ていた。見るからに苦しそうで、胸が痛む。
 しかし、一番直径が太いと思われるカリ首が通過するまであと少しだ。もう一息頑張ってくれ。
 「いっ……う……くうぅ」
 どうにか一番太かった部分が入り、亀頭の部分が中に埋まった。
 ギリギリ締め上げてきて、気持ちいいより前にキツすぎて苦しいぐらいだ。
 それでも、もっと奥まで入り込みたいという気持ちの方が強い。そのまま腰を押し込んでいく。
 さっきのように壁が立ちふさがる感じは無く、抵抗は強いもののゆっくり進めば中に入っていけた。
 「ふぅ……麻里、全部入ったよ」
 どれぐらい時間がかかったのだろうか。遂に肉茎を膣内に収めきることができた。
320ヒヨコ頭 11/12:2008/08/25(月) 17:46:30 ID:sBnL4CVr
 「うぅ……は、入ったの? なんか石を体の中に入れられてるみたい……」
 「苦しそうだな……止めた方がいいか?」
 弱々しく、だがはっきりと麻里は首を横に振った。
 「大丈夫だよ……このぐらい。苦しいけど、辛くないもん」
 「……結構健気なんだな、お前って」
 「でも、もう少しだけ、このまんま……」
 「分かった」
 笑い顔なのはいつものことだが、こんな時にまで笑顔を見せてくれる麻里に愛しさが込み上げてくる。
 握った手に力を込めると、同じように向こうからも握り返してきてくれた。
 「ね、仲安くん……動いてもいいよ」
 「なら、動くぞ……ゆっくりな」
 というか、速くなんて動けそうも無い。かなりの圧力で四方八方から締め付けてきて、苦痛すら感じる。
 それでいて、温かく濡れた膣内の襞の感触が凄くて、数ミリ動かすだけでも猛烈な快感が腰にぶつかってくる。
 良くも悪くも、日頃から体を鍛えているのがここにも現れている。そんな気がした。
 さっき手で刺激してもらった分の余韻も残っていて今にも弾けてしまいそうだったが、ここは我慢だ。
 「んっ……ん…あっ」
 まだ苦しそうな声。しかし、微かに甘さが混じっているような気がする。
 次第に侵入者を排除しようという締め付けから敵意のようなものが抜けてきて、膣内が少し楽になった。
 おかげで、グラインドの幅を大きめに取れそうだ。思い切って腰を引き、また押し込む。
 「あぁっ……あっ、んぅ……」
 「麻里っ……」
 気持ちよさと愛しさがゴチャ混ぜになって、思わず彼女の呼び慣れた名前を呼ぶ。
 「……昌邦くん……好き……」
 「ま……麻里」
 下の名前で呼ばれたのは初めてだった。全身が一気に燃え上がる。
 握っていた手を離して麻里の体を抱きしめようとすると、それよりも先に麻里の手が俺の首と背中に回ってきた。
 「麻里、麻里っ!」
 昂ぶりが治まらず、何かに突き動かされるように腰が勝手に動いていた。
 「あっ……ふ、ま…昌邦くんっ……!」
 激しくなる動きに呼応するように、中の潤いが増してきて動きやすくなった。
 その証拠か、腰を打ち付ける度に水っぽい音が聞こえてくるようになった。
 同時に膣内がうねって、ペニスをぎゅうぎゅうと絞り上げる。膣の中が生き物みたいだ。
 頭の奥まで痺れるような快感が背筋を駆け抜けても、腰が止まらない。
 もう射精感は限界を通り越していて、今にも爆発しそうだった。
 「ハァ…ハァ……」
 「あっ、あ……ふあぁ、あぁんっ!」
 「麻里っ! お、俺、もう……!」
 「うん…うんっ……!」
 もう戻ることなんてできやしない。後は駆け上がっていくだけだ。
 しがらみを解き放つかのように、頂上に辿り着いた俺は握っていた手綱を放り出した。
 「うっ……」
 体の奥で煮えたぎっていた欲望が決壊し、どっと噴き上げ、尿道を駆け上がった。
 脳髄がとろけるような痺れに腰がブルブル震えて、圧倒的な解放感にただただ俺は飲み込まれていた。
 視界がホワイトアウトしていき、耳の中がジンとして……麻里の声がやけに遠くに聞こえた。

 「……い」
 「え……?」
 「重いよぅ」
 麻里を下敷きにしてしまっている自分がいた。
 「悪い」
321ヒヨコ頭 12/12:2008/08/25(月) 17:47:24 ID:sBnL4CVr
 体をどかそうとすると、腰の辺りにしなやかな両脚が絡み付いてきて、背中に回されている手に力が込められた。
 「もうちょっとこうしていようよ」
 麻里の体が熱い。耳元に、まだ荒い息遣いが聞こえてくる。
 優しくするって言ったのに、途中から熱に浮かされたように突っ走ってしまっていた。
 辛い思いをさせてしまったんじゃないだろうか。
 「痛くなかったか?」
 「痛かったよ」
 「うっ……」
 やっぱり痛かったのか。好きな女の子に痛い思いをさせてしまったという事実が重い。
 「痛かったけど……なんか嬉しかったよ。一つになれたんだーって感じがして」
 近すぎて表情はよく分からないが、その声の調子は明るい。
 いつものような浮かれてポーッとした調子ではなくて、噛み締めるような落ち着いた声だった。
 「ねぇねぇ、麻里のことスキ?」
 「あぁ、好きだ。大好きだ」
 もう、俺がそう口に出すことに躊躇は無かった。
 壁の時計を見てみると、部屋に入ってきてから二時間近くも経過していた。


 翌日。朝の爽やかな空気の中、商店街を歩いていると、駆け足が音を立てて寄ってきた。
 この時間帯にこの音。とても聞き慣れたものだったが、なんだかいつもとテンポが違う。
 「おはよーっ!」
 ああ麻里だったか、と思っていると、いつも通りに彼女は学生服の袖を掴んできた。
 「オス。体、大丈夫か?」
 「んー、大丈夫なんだけど、なんかこう、ヘンなの」
 「痛くは無いか?」
 昨日の、ベッドのあの赤い血痕が脳裏をよぎる。
 帰りに家まで送っていこうとした所、腰がだるくて立つのが億劫だと言うので麻里をおぶって行ったのだ。
 「んーまぁ、それは平気……あ」
 何かを思い出したように喉の奥から押し出されたような声を出すと、麻里が袖を掴む手を離した。
 「どうした。忘れ物でもしたか?」
 「ううん、そうじゃなくって」
 ポケットに突っ込んでいた俺の手を強引に引きずり出して、一回り以上も小さな掌を押し付けてきた。
 「こうかな、って」
 何気なく、いつも通りを装ってみたつもりだろうが、ほんのり麻里の顔が赤い。
 きっと俺の顔も赤い。さっきは涼しかったのに、今は汗をかきそうなぐらいだから。
 こうなるまで随分長かった気がするが、その分嬉しさは大きい。
 「ねぇねぇ、仲安くん」
 「ん?」
 「寝技の時エッチなことしちゃダメだからね」
 「するかっ、どアホウ!それ以前に寝技でも勝てねーっての!」
 このお化けコアラ相手に畳の上で主導権を握れる日は来るのだろうか。考えるとちょっと気が重くなった。


 終わり
322名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 17:51:08 ID:sBnL4CVr
以上っす。麻里とか巧のあの髪型って字でどうやって表現したらいいのか分かりませんでした。
言ってみたはいいものの、麻里とエロは結びつき辛かった…。
感想とか批評とかいただければ幸いです。ではでは
323名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 19:15:21 ID:/yYvhaq8
これはいいっ!!
初々しい感じがたまらんっす。
二人の会話なども違和感なくてよかったです。
次は麻里側からの視点のも読んでみたいと思いましたよ。
なんにせよ二人ともかわいすぎです。

とてもよかったです。 GJ
324名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 19:21:22 ID:wSQtJpeJ
いいよいいよー
チャーリーすげえ純情だなw
325名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 20:24:40 ID:ebaB5HCe
「久留間家におじゃまして兄貴との間に流れるアレな空気の下で夕食」じゃなかった、ということは
麻里ちゃんも微妙に誘っていたのだろうか

GJですた
326名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:16:54 ID:7uHIu/L7
ひゃほー!かわいいです!ご馳走様でしたー!
327名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:31:31 ID:oic9lnrp
若いもんはええのう初々しくて…GJ!
328名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 04:31:16 ID:UaLFroh1

「シたい」

俺の耳元で一言
小さな声で、ポツリと

ずくん、と心臓の音なのか下半身に血が集まる音なのか、どちらとも判らない音が体内に響いた

「お、まえ…」

ギュッと回された腕に力がこもる

「後でヤメテって言っても止めねぇからな…」

海老塚は少し体を離し、真っ赤な顔で唇を押し当て、ちゅ、という音と共に離れた

俺は海老塚の唇をぺろりと舐める

薄く開かれた唇へ舌を差し入れ、海老塚のそれを絡め取り味わう

「んっ…ふ、ぅ」

海老塚も、ゆっくりではあるが応えてくる

もう幾度も交わした行為なのに、いつまでたってもぎこちない

そんな海老塚を、ギュッと抱きしめた




おしまい
中途半端すみません
329名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 19:24:24 ID:z8+2EyA3
杉海老GJ!!
330名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 00:37:54 ID:7EHBYk23
>>328
続き続き!
331名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:31:43 ID:vbB95P8a
【パラダイス学園のエロパロ】

 設定はコミック3巻の大団円を迎える前。

ちひろ:「校長先生、お呼びですか」

校 長:「ちひろさん、あなたは司馬くんと結婚することに決めたそうですが、」

ちひろ:「はい」

校 長:「円満な結婚生活には、とても大切なものがあるのをご存じですか」

ちひろ:「そ、それはなんですか?」

校 長:「それは、セックスの相性ですよ」

ちひろ:「わ、私、司馬さんとの相性は最高だと思います」

校 長:「それは、あなたがそう思っているだけで、確かめたわけではありませんね?」

ちひろ:「は、はい」

校 長:「司馬くんは、偶然、あなたの一番大事なところを見てしまっただけで、セックスの相性がいいかどうかはわからない。
私は、教育者として、司馬くんより、あなたと相性のいい男性がいないかどうか、確認する必要があると思います」

ちひろ:「そ、それはどういうことですか?」
332名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:32:47 ID:vbB95P8a
(ルール)

 全校生徒が見守る中、ちひろはX字架にビキニ姿ではりつけ。

 最初、司馬が性技を駆使してちひろをイカせ、その時間を基準時間とする。

 次に、予選を勝ち上がった超絶テクを持つ男子生徒代表の挑戦者10名が、一人ずつ順番に、
その基準時間内でちひろをイカせることができるかどうかを競う。

 司馬が最短だったら司馬の勝ち。

 他の男子生徒が勝ったら司馬の負け。
 司馬に勝った者全員でちひろを1日自由にでき、その様子は全校生徒に公開される。
333名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:33:48 ID:vbB95P8a
(あらすじ)

 司馬はちひろの性感帯を刺激しようとするが、性経験がない上に、全校生徒の前でちひろを
イカせることに躊躇してしまい、ちひろは自慰などしたことがないのでイクこつがつかめず、
結局30分もの時間を使ってしまう。

 次に男子生徒代表のターンとなるが、ちひろは、1回イッてしまったことで、性感に非常に敏感に
なってしまっており、超絶テクの責めを受けて最初から息も絶え絶え。

 それでも、司馬への愛を貫くため、かろうじて3人のエロ責めを退ける。

 しかし、4人目の挑戦者が、ルール上、道具の使用が禁じられていないことに気づき、
クリや乳首に同時にローターの直撃を与えるなどして、基準時間ギリギリで、ついにちひろをイカせてしまう。

 2度目の絶頂を味わわされたちひろは、すでに我慢の限界を超えており、その後の6人の挑戦者は、数分で楽々とちひろに絶頂を迎えさせる。

 それから24時間、超絶テクの7人でちひろを輪姦し、その様子は全校生徒に公開された。

 ということで、どなたか執筆をお願いします。
334名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 05:54:24 ID:Zgt+ZHl0
とめはねっ!の加茂・三輪コンビにユカリまたは望月がいぢめられるって妄想を文章化希望。
余談だが三輪は真性のSだが三輪にはMっ気があると思う。
335名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 05:12:53 ID:AgKlilXi
「ねーねー、見て見て!」

やたらはしゃいだ声に振り返ると、そこには高校時代の制服を着た海老塚が

「どうかな〜まだいける?」

と、にやけ顔でから聞いてきた

「なんでそんなもん持ってんだ?」

片思いだったあの頃を懐かしく思いながら

「頭、ポニーテールにしないのか?」

と聞くと

「あ」

両手で髪を掬い上げまとめると、左手で根本を掴み

「ゴムがないからね、これで我慢し、ちょっとっ!何すん、もぉ!」

無防備な左頬とそれから耳たぶに軽く口付けた

「だって制服、誘ってんだろ?」

言いながら、襟元のリボンをするりと外した

「ち、違っ…このケダモノっんぅ…ふ、」

暴れ出す前に、口を塞いでやった



おしまい
336名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 22:11:03 ID:JnvHOCr4
GJあげ
337名無しさん@ピンキー
いいねー。