【帯ギュ!】河合克敏【モンキーターン】

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1名無しさん@ピンキー
沈んだようなので立てました。
河合克敏氏の作品のエロパロをおながいします。
2名無しさん@ピンキー:03/10/18 02:52 ID:Kmy3o0pn
防・即死
3名無しさん@ピンキー:03/10/18 02:53 ID:Kmy3o0pn
4名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:18 ID:9Q7dhkk8
「胴口君、優出おめでとう。」
たまたま斡旋が同じだったが自分のレースをすでに終えていた青島が迎えに出た。
「青島・・・ちょっときて。」
そういうと胴口はぐいぐいと青島を控え室の奥のごみごみとした通路へ
引っ張っていった。
着いた先は物がおいてあって決して非常時には使えなさそうな非常ドアと
ぼろぼろのロッカーが置いてある廊下の突き当たりだった。
「こんな場所があったんだ。」
青島は興味深げにきょろきょろとしている。
「あぁ、親父が一人になりたい時にくるって聞いててね。」
「お父さん、どうりでこんな誰も来なさそうなところ。」
5名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:24 ID:9Q7dhkk8
胴口は自分の体を盾に青島をロッカーの陰に追いやっていく。
「胴口くん?」
「しようよ。」
「えっ?」
「ランナーズハイっていうのかな?レース中からずっとしたくってさ。」
そういって胴口は青島にキスをする。
すぐに舌を入れて青島の口の中をかき回す。
くすぐるように上あごをなめたかと思うと舌を絡め激しく動かしながら
青島のジャージの中に手を入れる。
6名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:30 ID:9Q7dhkk8
はずすのももどかしいかのようにブラジャーを上にたくし上げ小さいが
形のいい胸をもみしだく。
「いたっ。」
「えっ、ああごめん。」
青島のとっさの叫びも効果なく胴口は乱暴に胸をもみながら首を
口で愛撫する。
「んっくすぐったぁい。」
すぐに青島は甘い声を上げ始める。
両手でもんでいた胸を今度はつまむように乳首を責めた。

7名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:35 ID:9Q7dhkk8
すでに堅くしこっていた乳首を責められ青島の体はくねり始める。
「ん、んん、ふぁ・・・。」
ついにジャージをたくし上げその胸をあらわにする。
軽く舌で舐めてからすぐにその先端に胴口が吸い付く。
ちゅくっ。
胴口の口の中でいたぶられる音がもれる。
「あん、あっ、気持ちいい・・。」
8名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:40 ID:9Q7dhkk8
何度か青島の体がびくっとはねる。
その快感で確実に濡れていく秘部に胴口は指を触れた。
「あぁっ。」
ひときわ甲高い声が廊下に響く。
「もう、結構濡れてるね。」
胴口はその液を伸ばすように何度か割れ目を指でなぞる。
くちゅくちゅ小さな音が漏れてくる。
9名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:49 ID:9Q7dhkk8
「ん、あっ・・・あっ」
そうやってもっと濡れるのを待ってから一気に指を突き立てる
「んぅっ。」
青島は快感に顔をゆがめた。
指をかき回すように動かすと青島の腰ははねる。
「ここが気持ちいいんでしょ。」
そういって青島の中のざらざらとした部分を指でしつこく刺激する。
「あぁ、はぁ、んっ、んっ。」
液体は段々とねっとりとした粘度の高いものに変わっていく。
「だめだ、もう入れる。」
我慢できなくなった胴口は青島のジャージを下着と一緒に下ろした。
「えっこ、ここでする、の?」
すでに息が上がりながら青島は不安そうにつぶやいた。
「青島さんもしたいんでしょ。誰も来ないって。」
10名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:57 ID:9Q7dhkk8
そういいながら青島の中の指を出し入れする。
「あっ、だって、ん。」
青島の必死の言葉を無視して胴口は指と入れ替えに硬くなった自分の
ものを入れ始めた。
立ったままでなかなか奥まで入っていかないがその分青島の中を
色々な角度で刺激結果になった。
「あっ、あっ、す、すご・・・んぅ。」
にゅちにゅちと音を立てながら奥までどんどんとのみこんでいく。
胴口は小刻みにストロークをしながら青島の奥まで到達した。
11名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:58 ID:9Q7dhkk8

×刺激結果
○刺激する結果
12名無しさん@ピンキー:03/10/18 04:06 ID:9Q7dhkk8
そうすると胴口は大きく動き始めた。
「はっあん、あ・・・あん。」
立ったままでどうしてもぎこちなくなってしまう動きが逆に快感を高める。
コンクリートのむき出しの壁に背中を持たせながらいつの間にか自分から
腰を上下させ始める。
自分の体重の分だけいつもより奥にあたる。
「あっだめ、もう、あっ、あっ。」
青島の手に力が入り急に体をびくびくと痙攣させはじめた。
秘部は収縮し始め胴口の快感のゲージもあげていく。
13名無しさん@ピンキー:03/10/18 04:08 ID:9Q7dhkk8
「あ・・・・・っ。」
青島が反り返るようにしていった直後、追いかけるように胴口も青島の
中へ精液を放出した。
「んっど、うぐちくぅんのっびくびくして、るぅっ。」
まだまだ快感の余韻に浸る青島が甘い声を出した。
14名無しさん@ピンキー:03/10/18 04:09 ID:9Q7dhkk8
〜おしまい〜
ってもうこのスレ誰もみとらんか?
15名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:28 ID:LMtAG2j+
いや、みてますよ。青島タソ萌えますた!

しかし人いないのかね?
雑談でもいいから最初のうちは書き込んどかないと落ちる・・・。
16名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:35 ID:LMtAG2j+
ageとこう。
17名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:37 ID:9Q7dhkk8
一体何時までおきてるんでつか?
18名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:42 ID:LMtAG2j+
ん?今起きたところだよ。自分も何か書こうかな。帯ギュで。
19名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:47 ID:9Q7dhkk8
あれまそうだったんですか。
たった時間が時間だけにずっと起きてたのかと思いました。
どんどんかいていきましょ〜
SS多ければ人も来て落ちることもなさそう
201:03/10/18 14:41 ID:ZHp8pVAJ
立てたかいがあった…(;´Д`)ハァハァ
漏れも需要の無い仲安x麻理とか時間あれば書きたい。
21名無しさん@ピンキー:03/10/18 18:38 ID:cX25buD3
ある!需要はあるぞ!
22名無しさん@ピンキー:03/10/18 19:46 ID:/6h0qIKX
>>20
ある!あるってばよ!
23名無しさん@ピンキー:03/10/18 19:50 ID:EBTF99q8
即死防止に。
杉×桜子、薩川×松原wキボン
24名無しさん@ピンキー:03/10/19 00:14 ID:VgiaCsDV
文庫の13〜14巻を買ってきたら斉藤と別所さんがくっついてた、懐かしかった。
斉藤の名前で呼ぶのは橘との試合だっけ?

結構負けん気の強い愛子ちゃん萌え(w
25名無しさん@ピンキー:03/10/19 15:27 ID:EC+vk4jR
喧嘩するほど仲がいいという典型的なカプール、
杉×桜子の純愛エロSSきぼんぬな香具師手ぇ挙げろ

26名無しさん@ピンキー:03/10/19 18:38 ID:n/PQKjOB
27名無しさん@ピンキー:03/10/19 19:19 ID:cEoF2IXa

前に書いてて放置してたものだけど続き書いてみようと思う。
なるべく早く載せられるようがんがります。
でも人の杉×桜子も見たい!
28名無しさん@ピンキー:03/10/19 19:40 ID:yt0t3zAQ

帯ギュのファンサイトってかなり少ないけどなぜか杉×桜子はがんばって
探せばちらほらあるんだよな。当時人気だったのか?
29名無しさん@ピンキー:03/10/19 19:54 ID:wCcFPKnt
ノシ
激しくキボンヌ
30名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:54 ID:EFGAR6Fu
あげ
31名無しさん@ピンキー:03/10/20 20:55 ID:pdxK99nI
>>25
ノシ

32名無しさん@ピンキー:03/10/20 21:56 ID:sCmJowdC
こら!>>20からパンツ脱いで待ってるのに!!


習慣性年サンデーにあった女王様保奈美もいいなぁ。
「うふふふ・・・そんなにカタくならなくてもいいのよ。」
「じゃあ、まず何をして欲しい?」
33名無しさん@ピンキー:03/10/20 23:29 ID:KpewwGlH
むしろ勉強ネタでおながいします。
これができたら何でもしてあげるの話の。

巧「えーっと、じゃあ…んと…(ry」
保奈美「…ん」
34名無しさん@ピンキー:03/10/21 19:17 ID:3Ue+d61e
今こそ薫に光を当てて頂きたい。

兄といm(ry
35名無しさん@ピンキー:03/10/22 00:48 ID:SEdk6Xm5
えー、保奈美との絡みがいいよー。
36名無しさん@ピンキー:03/10/22 23:56 ID:iYSIvhB5
>>27
期待age
37名無しさん@ピンキー:03/10/23 00:21 ID:EbaQDIK+
龍子×宮崎・・・
38名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:17 ID:e7APILj1
誰もいない道場にて

仲安「ま、麻理…俺…ッ!」
  ↓
仲安、麻理を押し倒す
  ↓
麻理「えーーいっ!」
  ↓
巴投げ
  ↓
⊂(。Д。⊂~⌒⊃ ←仲安



書けねぇぇっ!!!w
39名無しさん@ピンキー:03/10/24 02:17 ID:csdFOyVY
>>38
「どーしたの?」と寄ってきたところを引き寄せて四方固め、耳元で
「俺は…お前が…」
「仲安くん…」
というのはどうか。
40名無しさん@ピンキー:03/10/24 11:10 ID:fDOrNT6l
>>38
絵筆にそれっぽいネタあったよね(w
41名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:43 ID:FLjtnU28
寝技では「きゃっ・・・」と女の子な麻里ちゃん。

仲安と組んだ後はちょっと赤くなってギクシャクしちゃう麻里ちゃん。

照れ隠しのため本気でブン投げられる海老塚。

「昨夜はあんなに可愛かったのに・・・」といらんことを言ってボコボコに飛ばされる仲安。
42名無しさん@ピンキー:03/10/24 14:19 ID:6XoJ7V6L
杉と桜子がくっつくとしたら、27、8になってようやくって気がする。
なんとなくだらだら友達続けてそうだ。
20代後半まで処女なえび。
43名無しさん@ピンキー:03/10/25 03:03 ID:MdcyLB5S
西久保x竜子先生…(;´Д`)ハァハァ
44名無しさん@ピンキー:03/10/25 11:45 ID:mZuJtvmm
>>43
自分も(;´Д`)ハァハァ
45名無しさん@ピンキー:03/10/26 19:11 ID:oAX06bGv
マリリンを集団でかかって輪姦す夢を見た。
柔道は所詮1対1だから、1人に大勢でかかれば

        イ ケ ル ! ! !
46名無しさん@ピンキー:03/10/26 19:49 ID:b/fUIhqa
海老塚と巧ってのもちいとばかし興味があるんですよ。
こう、二人で居残りで乱取り、寝技になってなしくずしにとか。
47名無しさん@ピンキー:03/10/26 22:33 ID:CSgLWgfc
海老と巧(・∀・)イイ!!
でも男子と女子の乱捕りってあったっけ…?
(でもそこは脳内保管で(ry
48名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:44 ID:qmt0GH+a
>47
初期のころは海老塚は男子と乱取りしてたような
だから身体能力の高さとあいまって大会でそこそこいけたんじゃなかったっけ?
SS書きたいんだが、帯ギュはコミック持ってないからキャラがなかなか動かないんだよなぁ
49名無しさん@ピンキー:03/10/28 20:45 ID:69if5mWD
>>48
確かに男子キャラは言葉使い似てるから難しいかも…
でもSS期待agew(・∀・)
50名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:55 ID:9zYXTaNI
age
51名無しさん@ピンキー:03/10/29 23:30 ID:LBZWSn8M
柔道着ブルマプレイきぼん
52名無しさん@ピンキー:03/11/02 04:02 ID:Ug+z3rP8
そういや藤田も桜子に興味持ってたんだっけ?<最終回の1話前

単行本の表紙裏では豊は桜子にふられたことになっていたが。
公式的には巧×保奈美、石塚×袴田、後は麻理×仲安くらいかな?
別所は斉藤とくっついたのかなぁ。

単行本のイラストでは藤田×薩川ってのも多かったな。そういや。
53名無しさん@ピンキー:03/11/02 12:39 ID:myxSEhOO
別所斉藤は公式なんじゃないの?最終回では触れられてなかったけど
どうみてもできてると思うが。
54名無しさん@ピンキー:03/11/02 19:06 ID:PVA1Nec8
藤田×薩川って多いのか?
薩川が憧れてたとかだったっけ…?
55名無しさん@ピンキー:03/11/02 19:29 ID:o5I5RVNw
付き合ってみたもののキス以上踏み入れない浩司を差し置いて
美人の別所の処女は思春期真っ盛りの弟に食われるのがファクト
56名無しさん@ピンキー:03/11/03 01:04 ID:Vq4ZvKwU
弟って斉藤弟?
そりゃねーだろ。
57名無しさん@ピンキー:03/11/03 04:11 ID:DreKDqlP
>杉×桜子の純愛エロSSきぼんぬな香具師手ぇ挙げろ

ノ 今更だけど

ついでに西久保x竜子先生エロSSも

58名無しさん@ピンキー:03/11/03 16:34 ID:6WJbSrjk
age
59名無しさん@ピンキー:03/11/03 18:18 ID:yL2hHo2Y
>54
「かっこいいですよね、藤田さん」
60名無しさん@ピンキー:03/11/03 19:05 ID:C7W25UHT
>>55
偽の呼び出しで騙されて1人っきりのところをケダモノ杉とケダモノ宮崎と
ケダモノみったんに輪姦される別所さんキボン
61名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:16 ID:quG6HhcI
>>57
はーいはーーいっ(^ω^)ノ
桜子と杉の純愛エロSSみたーい!!!!
62名無しさん@ピンキー:03/11/04 02:43 ID:v97CH0W+
>>60
なんかこの3人じゃ、別所さんが泣いちゃったらオロオロしそうだなぁ。
むしろ、開き直った別所さんが淫乱モード突入しちゃって3人を手玉に取って欲しい(w
63名無しさん@ピンキー:03/11/04 20:07 ID:x/v4/gAG
>>55
2人の深い繋がりを示すが如く、張りのある肉同士が激しくぶつかる音が部屋に響く。
バンッ、バンッ、バンッ!!
「ああぁっ!!」
「すごいよ別所さんっ! その顔すごくエロいよっ!」
柔道に携わっていた者とは思えないほどのか細い腰に男の無骨な指が食い込んだ。
色白の肌は身体を蹂躙し続ける快楽に紅く染まり始めており、
愛子は否応なしに送り込まれてくる刺激にぐっと奥歯を噛み締めた。
「お願い貞夫クンっ……あぅっ、こ、浩司さんが帰ってきちゃう……!」
「いいじゃん、はぁ、はぁ、兄貴に見せつけてやろうぜ、俺達のコト……ほらっ!」
「ああッ!!!」
狭い膣道を自らの肉棒で掻き回すように腰をグラインドさせ、
兄の可憐な恋人が見せる苦悶の表情に貞夫は愉悦する。
実直な兄が目の前で喘ぐこの雌の顔を見たなら、どのような表情をするだろう。
「いいよ、別所さんっ、今日も中に出すから……出すからっ!」
「ダ、ダメッ……そんなっ」
「そんなに俺のモノきつく咥えこんで何がダメなんだよっ!」
ドクッ!
綺麗な丸みを帯びた愛子の白桃のような尻を思いきり掴み、
貞夫は欲望の証を兄の彼女の最奥へ注ぎ込んだ。
「あぁ……貞夫クン、ま、また……」
愛しい人と似て非なる白濁液をその身中に感じ、
愛子は悲しみを堪えるようにくっと細い顎を下げた。
64名無しさん@ピンキー:03/11/04 21:31 ID:i5khrIgd
+.(・∀・)゚+.゚イイ!
65名無しさん@ピンキー:03/11/09 04:08 ID:LolHEoSN
ほしゅ
66名無しさん@ピンキー:03/11/09 21:33 ID:LolHEoSN
「生徒はみんな帰りましたか?」
「あ、西久保さん」
辺りは既に日が落ち、暗くなっている。
部活は終わり部員は帰宅している中、道場の入り口で会話しているのは西久保と龍子だ。
「今日は遅かったんですね」
「あ、いえ…片付けないといけない仕事が急に入ってしまいましてね」
西久保の本職は県警の機動隊員であるが、倉田の頼みで浜名湖高校柔道部の指導をかけもちしている。
顧問は龍子となっているが、龍子は柔道については素人なので指導面ではほとんど西久保にまかせている。








だ、駄目ぽ…SS書くのむずけぇぇ(Д` ;)
67名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:12 ID:tlJ7FwqH
久しぶりに来たら別所さんのSSがキテル━━━(゚∀゚)━━━!!

>>63
乙でした。
しかも斉藤弟×愛子の陵辱がクル*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!

28巻の別所さんが斉藤弟・妹を構ってる扉絵を思い出した〜
68名無しさん@ピンキー:03/11/12 16:04 ID:3r8gmPHJ
>>66
頑張れ。続きキボンヌ
69名無しさん@ピンキー:03/11/15 20:56 ID:FAzKg3WD
>>20-21
「えーっ、こんな格好でするのイヤ!」
仰向けになったままの仲安にそう言い放ったのは麻里だ。
「バカ、お前知らないのかよ? みんなやってんだぞ?」
「ウソだぁ!」
「ウソなもんか、こうやって舐めっこすれば両方気持ち良くなれんだろ?」
全裸で寝そべったまま麻里を説得する仲安の姿は滑稽以外の何者でもなかったが、
彼にしてみればこんな格好までした体裁を繕いたかったのかも知れない。
「ほら、来いって! 1度やってみて嫌ならやめりゃいいだろ!」
必死の誘いに麻里も頷くしかなく、羞恥を懸命に押さえながら下着を脱いで仲安の顔を跨いだ。
「よし、そのままゆっくり腰おろせ。余裕がありゃお前の俺のモン可愛がってくれよ」
「うん………ん、あっ!」
まだ情欲の雫も見えない麻里の秘部に仲安の舌が触れた瞬間、麻里が驚きの声を上げた。
彼女の小さな身体から想像できるようにそこもまだ幼さを残しており、
性の経験もあるのかどうかと疑問を抱かせるほど秘口は固く閉じられたままだ。
仲安はゆっくりとその秘裂の縁を解きほぐすように舌で丹念になぞっていく。
「あぅ……恥ずかしいよぅ……仲安クン…」
「69って言うんだぜ、これ。お前、まだ入れると痛そうだから
 これならお互い気持ち良くなれるだろ?」
麻里の太腿を抱えながら、仲安は目の前の秘部との密着度を高める。
ピクピクと小さな反応をくり返す彼女の身体を探りながら性感帯を
確かめていくその様は、彼の容姿からは想像し難い優しいものだった。
「んっ………あっ、んっん……」
「ほら、お前も目の前にあるソレ、舐めてくれよ」
そう言って、仲安は腰を浮かしていきり立った自分のモノを麻里の顔に近づける。
麻里の目の前では苦しそうに膨れ上がった肉棒がふるふると奮えていた。
「無理だよぅ……麻里のアソコ舐めるのやめて仲安クン、くすぐったい…」
「え? 気持ち良くないか……?」
「んー………わかんないけど……恥ずかしいの」
お互いの秘部を愛撫するというこの行為を楽しむには、麻里の知識と経験はまだまだ足りないようだ。
70名無しさん@ピンキー:03/11/15 20:57 ID:FAzKg3WD
間違った
>>21-22だ(´Д`)ゴメンネ
71名無しさん@ピンキー:03/11/15 21:14 ID:MmGqpGNc
・・・ちょっとトイレ行ってくる。
72需要ある人:03/11/15 21:42 ID:RCLl7OC7
>>69
…ありがたう。

えーと、ティッシュどこだったかな
73名無しさん@ピンキー:03/11/16 01:00 ID:tK37P+Pz
>>69
勃った。
74名無しさん@ピンキー:03/11/16 01:29 ID:ZoZVcFxF
勃ったっつーかシチュとカプに鼻血が…
ティッシュティッシュ…
75名無しさん@ピンキー:03/11/16 12:36 ID:rTR79SKH
>69
キター!
コーフンしますた。
76名無しさん@ピンキー:03/11/16 19:22 ID:Qb5Vp9Zg
いいねぇ♪
77名無しさん@ピンキー:03/11/16 22:58 ID:ZoZVcFxF
|∀・)SS初心者ですがコソーリ投下してみるテスト。


「道場内にて」(仲安x麻理)


「ったく、部室にノートなんか忘れやがって」
「だってこの前保奈美先輩にヤマ聞いてたんだもん〜…」
いつものように軽く言い合いしながらも、仲安と麻理は道場に向かっていた。

既に放課後になっていたが、期末考査に入ったため校内にはほとんど生徒は残っていない。
ここ数日間はテストで部活動休止中のため、道場内は誰もいない……はずだったが……。
二人は薄暗くなりつつある道場に入った。

「あれ…?」
柔道場の中には誰もいないと思っていたが、人の話し声がかすかに聞こえる。
道場の窓は全て閉め切ってあるので姿は見えないが、どうやら裏手の方に誰かいるようだ。
「?、誰かいるのか」
不思議に思う仲安をよそに、麻理は部室で入り目的のノートを探し始めた。
「……、……」
麻理がノートを探してる間、まだ外からボソボソと会話が聞えてくる。気になった仲安は端の扉をゆっくりと少しだけ開け、外を覗いてみた。
辺りは暗くなりつつあったが、目が慣れてくると徐々に姿も見えてきた。
仲安が目にしたのは会話をしている巧と保奈美だった。ここには人気もないし、逢引するにはもってこいの場所なのだろう。
(巧さんと近藤先輩か…なるほど…)
そう納得した仲安は、邪魔をしないように身を戻そうとしたが、予想もしてなかった光景に釘付けになってしまった。
辺りに人はいないと思ったのだろう、巧と保奈美はキスを始めた。
「どうしたの、仲安ク…あっ!」
麻理もノートを手にし、戻ってきた。その場景を目にし驚きながらも、共に覗きはじめた。
さっと触れるだけや深く舌を入れるキス、普段の二人からは想像もできないほど濃厚なキスを続ける。
78名無しさん@ピンキー:03/11/16 22:59 ID:ZoZVcFxF
「……うわ〜…」
長いキスをしている二人を目の当たりにして、仲安と麻理は動揺していた。
巧と保奈美は公然のカップルだからキスのひとつやふたつしていてもおかしくはないのだが、唐突に目撃してしまった二人には刺激が強すぎた。
「ん…はぁっ……」
「…………」
お互い気まずい雰囲気が漂っている。マ、マズイ…。そう思った仲安は麻理にここから出るように視線で示す。
巧と保奈美に気づかれないように、こっそりとこの場から離れようと思ったその瞬間……バサバサッ!
麻理が足元にあった雑誌に気づかず蹴躓いてしまった。雑誌には「月間格闘」の文字。
(……宮崎先輩のかーっ!私物出しっぱにしてんじゃねぇ!!)
慌てた二人は急いで縁側近くの小さな部屋に入った。物置となっているそこには使われてない道具などが積んであり、二人で入るには窮屈なものがあったがこの際文句は言えない。
「……あ、あぶねぇな、見つかったんじゃねぇか?」
「うぅっ、狭いよ、仲安クン」
無理矢理に麻理を押し込め、仲安も入り、じっと息を潜める。
「巧君?どうしたの…?」
「あ、いや、気のせいか…」
二人の会話がかすかに聞こえてくる。どうやら二人にはバレなくて済んだようだった。
79名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:00 ID:ZoZVcFxF
「ふーっ…二人とも気づいてないみてぇだな」
とりあえず一安心したものの、仲安は今自分の置かれてる状況について悟った。
焦って入った窮屈な部屋の中、仲安が壁際に麻理を押し付けている姿勢となっている。
周りには様々なトレーニング機器なども置かれていて、狭く身動きができない状態だ。
(…この体勢…やべぇかも……)
巧と保奈美のキスシーンを見たためか、麻理の華奢な体に触れているためか、どちらにせよ仲安は自身の異変に気づき焦った。
下半身の膨らみに気づかれないように、仲安は麻理から体を少しでも離そうとゆっくりと体をずらす。
「きゃっ!動かないでよ、仲安クン」「わっ、ちょっ…」
いきなり肩をつかまれ、麻理はバランスを大きく崩した。
「ひゃあっ!」とっさのことで麻理は仲安の身体にもたれかかってしまった。
仲安は麻理を抱きしめる形となり、女の子独特の甘い香りに本能をくすぐられた。
「な、仲安クン!?」
麻理の柔らかい体に、髪に触れて、すでに我慢は限界に達していた。
仲安はゆっくりと顔を麻理に近づけ、麻理の柔らかい唇に軽く唇を付けた。
「んっ……!」
いきなり仲安にキスをされ、麻理は一瞬呆然としてしまった。そして状況に気づくとみるみる顔を赤らめていく。
「な、仲安クン…!?」
やっと口から出かけた言葉は、再度攻めてきたキスで塞がれてしまった。
仲安は麻理の舌を求めて、舌を深く深く絡ませる。
麻理はどうしていいか分からず、されるがままになっていた。
(やっ…恥ずかしいよう…っ)
抵抗しよう試みても、髪を撫でられ抱きしめられて、思うように力が入らずない。
「……んっ…ぅ…っ…」
長いキスの後やっとのことで唇を解放すると麻理の口からは甘い息が漏れた。
「…はぁっ……な…仲安クン…」
それにはかまわず仲安は徐々に首筋に舌を這わせる。
恥ずかしさでたまらないはずなのに、自然と甘い声が出てしまう。
麻理は息を荒げながら、顔を真っ赤にして小さく呻いた。
80名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:01 ID:ZoZVcFxF

今まで受けたことのない快感で、麻理の身体は全身熱くなっていた。
耳から首筋にかけて仲安の唇が吸い付きながら下降する。
「んむっ……ん〜…っ」
麻理は仲安の指を噛んで必死で声を殺そうとする。
そんな麻理がかわいくて仕方ない仲安は、どんどん愛撫を激しくエスカレートしていく。
まだ成長途中の小さく柔らかいその胸を吸い立て、舌で転がし、甘噛みして、
「んん…っ…はぁ…っ…」
固くなった乳首に刺激を与えるたびに、麻理の身体はピクンと反応し、声を漏らした。
「あっ…!やぁん…っ…」
そして仲安は指先を徐々に下半身に動かしていった。
太腿から下着まで撫でるように指を這わせ、そして麻理の秘部に直接触れた。
柔らかく、あたたかく、ぬるっとした感触がその指に伝わる。
「こんなに濡れてんじゃねーか」
「…ふぁっ! ……あはぁ……やだぁっ……」
麻理はいっそう顔を赤らめ、身をくねらせる。
くちゅくちゅと指を内部でかき回すと秘部から愛液が漏れてくる。
「んんっ…、仲安クンっ…だめ…だよぅ………あん…っ」
じゅぷっ…くちゅっ…ちゅぷっ…
仲安は麻理の胸を舌を這わせると同時に、麻理の膣を弄んでいた指先を激しく奥まで突き入れる。
「ひゃッ…!……やぁ…っ…」
電流が走ったように体をビクッと震わせ、力の抜けた麻理の身体は仲安に身をゆだねるがままだった。
(やぁっ…おかしく、なっちゃう……ッ)
今までに味わったことのない感覚がずっと麻理を襲い続け、愛液が太腿に伝わるほど感じている。
81名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:04 ID:ZoZVcFxF
しばらく麻理の反応を楽しんでいた仲安だが、既に彼自身も限界に近づいている。
麻理の身体が熱くなってきたのを知ると、内部で弄んでいた指をゆっくりとさし抜く。
その指先から愛液が溢れて糸をひいた。
「…麻理、いいか…?」
「…ん……」
仲安は、はぁはぁと荒い息も治まらないままの麻理を抱き寄せ、再度深いキスをする。
熱くなった自分の性器を入り口にあて、ゆっくりと腰を沈めていった
「っ…あぁっ……はぁ…」
仲安は麻理を抱き締め、ゆっくりと長い時間をかけて挿入していった。
痛覚と快楽とが入り交じった不思議な感覚に、麻理は徐々に慣れていった。
「んっ、くうぅ……あっ、あぁんッ!」
麻理の身体がビクビクと反応して、口からは吐息と一緒に甘い声が漏れる。
「大丈夫か?」
「ん…なんか、変な…感じ…」
麻理の身を案じていた仲安はゆっくりと腰を動かすスピードを上げていった。
「っ…あ…、あんっ…」
仲安の動きに同調するかのように、息も絶えだえに麻理も喘ぎはじめた。
もう何も考えられずに、互いの熱い身体を求め合い、必死にすがりつく。
「あっ!だ、だめっ、…やっ……仲安くぅん……」
仲安が腰を突くその度に、麻理はその刺激に耐えるように喘ぐ。
「あぁっ…私…変になっちゃうよう……」
麻理の息が荒くなり声が高くなる。その反応にますます仲安の動きが激しくなる。
理性を失った二人の呼吸は乱れ、快感は絶頂に向かいはじめる。
「麻理…っ……俺…!」
「…ひゃぁっ……あっ!ああぁんっ……!!」
最後に大きく腰を打ち込むと同時に自らの麻理の中に放ち、共に麻理も絶頂を迎えた…

82名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:05 ID:ZoZVcFxF


その翌日、麻理は廊下で保奈美と偶然すれ違った。
「あ、保奈美せんぱ…」
麻理が挨拶しようとした瞬間、保奈美はダッと駆け出した。
「あれー?」

「麻理ちゃんってば…、フケツ…!」


83名無しさん@ピンキー:03/11/16 23:35 ID:lLc2W1MT
途中であの二人はどうなったんだと思ってたらやっぱ覗いてたのか・・・w
8461:03/11/16 23:47 ID:abq7nR0A
オツデス!
最後のオチに笑ってしまいましたよ(^。^)b
85名無しさん@ピンキー:03/11/17 01:37 ID:H02kGD1e
何やら熱いものが込み上げてきました。
86名無しさん@ピンキー:03/11/17 11:07 ID:XhKwBqTM
いよいよ盛り上って参りました
87名無しさん@ピンキー:03/11/17 14:28 ID:3MhI+Wrv
仲安麻理のSSがキテル━━━(゚∀゚)━━━!!
88名無しさん@ピンキー:03/11/22 18:36 ID:4+I6Fr2f
あげ
89名無しさん@ピンキー:03/11/23 00:33 ID:e/nhNmrV
ii!
杉と海老でだれかおながいします..
90名無しさん@ピンキー:03/11/23 01:05 ID:DVIDDi8P
杉と海老塚って最後付き合うようになるのかね。
高校生活の残滓を告白しとこうってだけじゃないのかな。
91名無しさん@ピンキー:03/11/23 19:37 ID:+PZdyc1V
漏れも杉海老きぼん

>高校生活の残滓を告白しとこうってだけじゃないのかな。
そうかも…(TдT)
92名無しさん@ピンキー:03/11/23 19:52 ID:2s2h6nbe
ずっとおまえが好きだったやつが「いる」んだけどな、と言ってるんであって「いた」じゃないから進行形だ!と無理矢理主張してみる。
93名無しさん@ピンキー:03/11/23 22:35 ID:RGSsRFJy
ずっとおまえが好き「だった」と言っているので過去形、などと止めを刺してみる。
94名無しさん@ピンキー:03/11/24 03:44 ID:rh/LY/FX
少なくともこの時点じゃ進行形だと思うけど。最後の4年後の場面では過去のことかもしれんが。
95名無しさん@ピンキー:03/11/24 15:21 ID:xB5ATPGP
>>89-94
「ううぅ……っ、ふううっ……ッ!!」
両手足を縛られた桜子の苦しげな吐息が床へ落ちる。
彼女の足は膝をついたまま拘束されているため、丸みを帯びた臀部は
後ろの秘部までもが晒されていた。
「何考えてんのよバカ杉ッ! 早くっ……ぅぅ、早く解きなさいってばぁ!!」
グルルル……。
地鳴りにも似た音が桜子の腹を揺らし、その度に彼女の小さなピンク色のすぼみは
ヒクヒクと欲求を吐き出したいと言わんばかりに蠢くのだ。
「お前が最近マンネリだっていうからちょっと趣向を変えてみたんじゃないかよ。
 刺激的だろーが?」
手に持ったイチジク型の浣腸器を弄りながら、杉は眼下にひれ伏すように
身体を折り曲げている桜子を見下ろした。
「だからって自分の彼女にこんなカッコウさせる彼氏がいるかっ!
 ああぁ……っ!! う、くぅぅ………ッ!!」
「いやー、なんと言うか…1度やってみたかったんだよ。
 苦痛と快楽の狭間に立った人間がどういう顔するのかな、と。
 純然たる好奇心って言うの?」
歯を食いしばりながら必死で欲求を塞き止める桜子とは対象に、
杉は楽観的に話し続けている。
「そんなに興味あるんなら自分でやれバカ―――――ッッッ!!!」
声を張り上げたせいか、桜子の中で必死に塞き止めていた波が入り口に流れ込む。
眉を寄せ、意識的に締められる筋肉全てを思いきり閉じる桜子。
「うああっ……あ、あ、ちょっと、もうマジで無理! トイレ、トイレ行かせてよ、杉クンっ!!!」
「心配するな海老塚、ちゃんと後の処理はしてやるからな。
 お望みならスッキリした後にそのまま挿れてやるぞ?」
「き、鬼畜――!! 外道―――!! 人でなしぃぃぃ!!」
「いつも言ってることじゃんか」
96名無しさん@ピンキー:03/11/24 15:23 ID:xB5ATPGP

期待を込めた目で桜子を見つめながら、杉は彼女の形の良い尻を撫でさすり始める。
蕾が震える度に尻肉がブルブルと揺れるのを楽しみながら、
スベスベした桜子のヒップの感触を堪能している。
「あ、あっ、こらぁ、バカ、触らないでよ、何考えてんのよ!
 ううぅ〜〜〜っ、……もうダメ、限界ぃぃ……!!」
「見せてくれ海老塚、俺にお前が誰にも見せたことない姿をよ。
 あ、でも誤解すんなよ? お前が好きだからこんなカッコウさせてんだぞ?
 何とも思ってない女のクソする姿なんか見たいとも思ってないからな」
そう言ってから杉は今にも異物を吐き出しそうな蕾に指を当てた。
そのままグリグリと刺激を送ってやると、彼女の名前通りの桜色をしたそこは我慢の限界を
示すかのようにヒクヒクと大きな痙攣を起こす。
「ウソつけ………ケダモノぉぉ……」
語尾が弱くなったのは、言葉を紡ぐことに力をまわせなかったからか。
額に脂汗をいくつも浮かべながら、桜子は精一杯の抵抗を試みている。
が、杉の考えが変わらない限り、結末は変わらないのだ。
彼女の股間の下に広がるのは、代々受け継がれてきた由緒ある杉家の畳の群。
「死なす……絶対死なす……!!」
「薫にも見てもらうか?」
「そ、そんなことしたら絶対別れるから! せめて杉クンだけにしてよ! こんなトコ見るのはぁッ!!」
初めて泣きの表情を混じらせた桜子の懇願に、杉の中にこれ以上ない優越感が生まれる。
「じゃ、俺には見せてくれるんだな? 嬉しいぞ、海老塚」
「うぅぅ〜〜〜〜………覚えてなさいよ、絶対仕返ししてやるぅ………」
その時をいつまでも先送りしても得することはない。
桜子は今まで必死に引いていたものを押し出した。
大きな開放感に包まれながら彼女の脳裏に浮かんだのは、
口にすることすら恐ろしい杉への報復の数々だった。
97名無しさん@ピンキー:03/11/24 15:23 ID:xB5ATPGP
                        .   , . . ∧_∧
                   '   .∴ '     (     )
                   ` .  ・,‘  r⌒>  _/ /  
  桜子                , .   ’ | y'⌒  ⌒i ←杉
   ↓             ,,- ''フ   '   |  /  ノ |
    ∧ ∧       ,,/ ,/       , ー'  /´ヾ_ノ
   (´Д /⌒)   ,,/  ,/       / ,  ノ
  (⌒__/  ノ_,/  ,/        / / /
   `(__/   ,/        / / ,'
    ('' )'  ,/´つ        /  /|  |
      |  ノ /        !、_//   〉
      {  } /             |_/
      \_/
98名無しさん@ピンキー:03/11/24 15:53 ID:xB5ATPGP
                    ,,-ー、
                  (    く;;;f´.⌒ヽ
                   \   ⌒ヽ:; ミトー、
                  . / ,ゝ   :\ !;;;;;;)
                  (  イ;;;ヾ     ;)Y
/ヽ                 ヽ/   ;    ;ノ ;|
|;;;;ゝ.                /     .   j  ;|
|;;;;;;;\___   _,,,,ー⌒〜r-、  |  ::桜子  /  〉、
Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/' ̄|匸|二ニ二ノ ノヘく  .     /__,,.ノ;;;;;;ヾ、
L;;;;;;;;;;;;;;;;(___ |匚j二ニフ>シ   ヽヽ,,_   ノ 杉 ;;;;;/⌒.i
         ̄ ̄ γ'"|`く     |;;;;;;;;;;;Y|`ヽ;;;;;;|   ;)
          ,/|;;;;;;;L,_ \   ノ;;;;;;;;シ |  `"|    ヾ /;;^;;
      「ゝ,,,,ィヘ、 >/  `'''`'''-<;;:::シ  |   |;    ;|ィヽ;;ヘ;;ヽ
       \;;;;;;;..y'´             ゝ   ;|、   ;ノ;;i /  ∨
        "''イ                |,,,,.イ')ヽ ノ;;;;レ
                          ゝ;;;ノ   '''''''
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99名無しさん@ピンキー:03/11/24 22:53 ID:rh/LY/FX
アブノーマルですな。杉海老うれしいけど次は普通に純愛系もみたいです。
100名無しさん@ピンキー:03/11/24 23:43 ID:MqBli95/
杉海老キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 職人さんグッジョブです!!
そして>97-98のAAにワロタw
>口にすることすら恐ろしい杉への報復の数々だった。
ってこれかとww
101名無しさん@ピンキー:03/11/25 14:21 ID:EsH8XZqs
>>100
まあプロレス女だしな


桜子が首4の字(体反転させて)で杉を締め上げてやれば、ダメージと(杉の)幸せ度は跳ね上がる。
窒息じゃなくて首を反らし折る形だからな。
102名無しさん@ピンキー:03/11/27 00:21 ID:UOJRobxH
103名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:28 ID:c+HzHUZl
>>95-98
スゲー!!
しかもAAオチというグッジョブの中のグッジョブ!
またお待ちしとります。(できれば普通のエチー編も(w
104名無しさん@ピンキー:03/11/29 17:52 ID:wbko00dO
保守

杉桜子イイ!グッジョブです!
漏れもなんか書きたいけどいかんせんスキルがないという罠。
105名無しさん@ピンキー:03/11/29 19:04 ID:z/zqyoiS
>>104
本能の赴くままに書くよろし。
要は自分の読みたいエロを書けばオケーかと。
106名無しさん@ピンキー:03/11/30 00:24 ID:1J79VaJM
本能の赴くままか……。


自分に跨って快楽を得ようと身体を躍らせる彼女の肢体は、
女性にしてはしっかりした筋肉を纏っているように見える。
だが、肩から脇にかけては男性と身間違えるには難しいほどのなだらかで悩ましいラインを
保っていたし、彼女が動くたびにぷるぷると揺れる両の乳房は憲二の官能をさらに昂ぶらせる。
「もっと下から突いて、波多野クンっ……!」
「む、無理ッスよ萩原さん、これ以上激しくしたら出ちまう……あぁっ」
騎乗位の体勢で快楽を貪る真琴の腰は、2人の結合部からグチュグチュと聞こえてくる
水音の大きさからもその激しさが伝わってくる。
真琴が動くたびにその膣内に飲みこまれた憲二のモノは彼女の淫靡な肉襞で揉み扱かれ、
絶頂の淵へ追い詰められていくのだ。
実質、真琴の肉体が憲二を支配するのにものの数分もかからなかった。
今の憲二の性力をかろうじて持続させられているのは彼の男としての『プライド』だけだった。
「もうっ、我慢しなさい、男の子でしょ!」
「そ、そんなコト言ったって……」
臀部をぐりぐりと押し付け結合をより深めようとする真琴の動きに、
憲二の喉から喘ぎが捻り出される。
「ああぁぁぁ」
「んっ……何、その情けない声は…?
  もしかして波多野クン、澄ちゃんとシてる時もそんな声出してるの?」
真琴は上半身を倒して憲二の顔を覗きこんだ。
彼女の熱い息遣いとふっくらと柔かい胸が憲二に新たな刺激を送りこむ。
107名無しさん@ピンキー:03/11/30 00:25 ID:1J79VaJM

「す、澄はそんなイヤらしい腰使いしませんよ!」
「失礼ね。人を色情魔みたいに言って……もっと激しくするわよ?」
「かっ……、カンベンしてくださいよぉ! もう我慢なんてできないッスよ!?」
汗の浮かぶ首筋に紅い舌を這わせると、真琴は大きくゆっくりと腰をグラインドさせ始めた。
ゆったりとした大きな快楽の波が憲二の身体に浸透していく。
「それなりにいいモノ持ってても、持久力がない男は嫌われちゃうわよ?
 あ、んっ……大きくなった……ぁぁ、っ……」
「で、出るっ! 出ちまいますってば! そんな、あ、あ、あ」
「ふふっ、しょうがないなぁ……じゃあ、今日はこれで許してあげる……出して……」
「うっ……!!」
しっかりと抱きつかれたまま耳許で優しく呟かれ、
憲二は真琴の膣へ思いきり欲望を叩きつけた。
白く濁った体液が自分の中を満たしたのを確認してから肉棒が引き抜かれる。
繋ぎとめられていた深い快楽の底からようやく解放された憲二のペニスは、
夥しい量の真琴の愛液を浴びてテラテラと淫靡な光沢を放っていた…。
108名無しさん@ピンキー:03/11/30 00:27 ID:1J79VaJM
/■\
∩ ´∀`)<姐さん ワショーイ セクースフレンド ワショーイ
109名無しさん@ピンキー:03/12/01 11:59 ID:UTuXfPJD
あ、萩原の姉御だ!
黒くてちっちゃい人のもキボヌ
110名無しさん@ピンキー:03/12/03 11:33 ID:Ffmj2kA0
波多野×青島キボン…
マイナー?
111名無しさん@ピンキー:03/12/04 22:23 ID:YtC0K0VF
>>106-107
姉御攻めキタ━━━(゚∀゚)━━━!! 激しく萌えさせてもらいますた!!!

>>110
波多野×青島(・∀・)イイ!!
当初こっちになると思ってたんだが…w
112名無しさん@ピンキー:03/12/13 00:32 ID:80Ij0v4w
age
113名無しさん@ピンキー:03/12/15 21:29 ID:3WjPyhr8
暴走たっくんキボン
114エロさを求めるなら:03/12/15 21:31 ID:s3Hczoef
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115名無しさん@ピンキー:03/12/22 00:08 ID:uXVIMpPW
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116名無しさん@ピンキー:03/12/28 05:35 ID:OAbY3w9P
当時はあまり意識していなかったが、
今こうしてみると・・・仲安×麻里ってすごいな。
117名無しさん@ピンキー:03/12/28 06:52 ID:UIRzY3Hl
>>116
なんで?当時普通に萌えてたがw
118名無しさん@ピンキー:03/12/30 06:38 ID:H3e+I3Uw
杉兄×妹きぼん。薫あんまり人気ないみたいだけど(;´Д`)ハァハァ
119杉海老:03/12/30 13:36 ID:8ggujJSv
まだ人いるかな?
いつぞやあがってた杉×桜子の純愛wエロを昼間から投稿w


「あははははっ」

先ほどから間断なく聞こえてくる脳天気な笑い声に、俺は思わず両耳を覆った。
ここは勝手知ったる自分の部屋。
どこよりも落ち着ける場所であってしかるべき空間に異質なモノ…いや人間がひとり。
そいつは人様のベッドに寝転がり、あげく人の買い置きのポテトチップスを勝手に食いながら、
くだらないバラエティー番組に夢中になっていた。

―おばちゃんかお前は!!

心の中でひとりツッコムと、俺は相変わらずやかましい笑い声をあげるそいつを思い切り睨んでやった。
もっとも、見られていないのがわかるからこそ、できることではあったのだけれど。
目を逸らしてため息を尽くと、急速に情けなさが込み上げてくる。
デートの帰りに俺の家に寄るのはもはや珍しいことではないが、そのたびにいつもこの調子だった。

―コイツは俺の彼女で、俺はコイツの彼氏なんだよなあ?

疑わしくなる事実を、自分自身に確認した。答えは確かにYESである。そのはずだ。
俺が一浪した後、東京に出てきたのが一年と半前。
そしてコイツ―海老塚といわゆる男女の付き合いをはじめたのは3ヵ月前のことだった。
足掛け五年以上でようやく自分の思いを告白した俺に、開口一番「嘘ぉ」と言った海老塚の顔を俺はきっと一生忘れない。
散々アピールしたつもりが微塵も伝わっていなかった。思い切り脱力したのは言うまでもない。
もし言わなければずっと平行線のままだったのだろう。
120杉海老2:03/12/30 13:37 ID:8ggujJSv
あきれる反面、これ以上青春を無駄に浪費する前に言ってしまってよかったとも思ったものだ。
それはともかくとして、その日から俺と海老塚の関係は一変するはずだった。
今日のように寒い日は、ひとつのマフラーを二人で…というのは古いにしても街中を腕を組んで歩くだとか、
別れ際にキス、ぐらいは当然考えていた。
だがコイツと来たら、デートをすれば遅いだのなんだの言ってさっさと俺を置いて行くわ、
飲みに行けば酔って絡んでくるわ、以前と変わらず、まったくもって色気のかけらもない有様だ。
キスひとつするのにも色々と理由をつけてはぐらかす。
照れているのだと思えばかわいいと言えなくもないが、時折、いや、かなりの割合で
「コイツは本当に俺のことが好きなのか?」と疑いたくなった。
女というものは普通、好きな男の前では少しでもかわいくありたいと思うものではないのだろうか。
もう一度海老塚のほうを見た。見飽きたのか、テレビから目を離すとしきりに何かを探している。
多分テレビのリモコンだろう。見ると海老塚の目的のものだろうそれは俺の足元にあった。

「おい」

横柄に呼びかけると海老塚は頭をあげて俺を見た。のん気そうな表情に、俺の苛立ちもさらに募る。
いったいこの状況をわかっているのだろうか。独り暮らしの男の部屋に入ると言う事の意味を。

「あ、それそれ。さっすが杉クン」

俺の手の中にあるものを見てとった海老塚は、にこにこ笑いながら手を伸ばしてくる。
その様子にますます腹立たしくなった俺は、海老塚がリモコンに手を触れようとした瞬間に、さっとそれを引いてやった。
海老塚はむっとした顔をしてみせたが、かまわずとぼけてみせた。
加えて無防備に露出された額に、無言で軽くデコピンをお見舞いする。
121杉海老3:03/12/30 13:38 ID:8ggujJSv
「痛っ…ちょっと!何すんのよっ!」

案の定眉をゆがめて、海老塚が抗議の声をあげた。
少しだけ赤くなった額を押さえながら、俺を睨みつけている。

「…お前が悪い!」

それだけ言うと俺はむっつりと押し黙って海老塚に背を向けた。
コイツが何を考えているのかさっぱりわからない。
ここまでくると鈍いとかそういう段階を通り越している気がする。
俺の頭の中に、幾度となく浮かんだ例の疑問が、またしても姿を見せた。

コイツは本当に俺のことが好きなのか?

そのことを思うとき、いつも嫌でも巧のことを思い出した。
もしかしたら、まだ忘れられずにいるんじゃないか。
俺と付き合っているのも、変わらない想いを誤魔化すためなんじゃないのか。
数年経った今でも鮮やかに思い出せるあの日の涙が、脳裏にさっと浮かんで消えた。
122杉海老4:03/12/30 13:40 ID:8ggujJSv

「杉くん?」

俺の態度を不審に思ったのか、おずおずと遠慮がちな声が背後からかかる。
何も反応せずにいた俺に業を煮やしたらしく、海老塚はベッドから降りて俺の方へ近づいてきた。
背中に気配を感じてもなお動かずにいると、今度は回りこんで顔を覗きこんで来る。

「ねえ、どうしたの?」

少し動けば鼻先が触れそうな距離でそう問いかける。
たったそれだけのことで、心臓が早鐘を打ちはじめる。でも海老塚はそんなことに気づきもしない。
目の前にいるのが男だということを完全に失念しているのだろう。

「…男心のわからんやつだな」

「はぁ?何それ」

小馬鹿にしたように笑ってみせる。
それでも俺が口を開いたことに安心したのか、海老塚は丁寧に正座していた脚を解き、再び座りなおそうと動かした。
その動作の合間に、たくしあがった短めのスカートから白い肌と下着が覗く。

(げっ)

目を逸らそうにも逸らせず、思わず一点を凝視してしまう。
やばいものを見てしまったと思った時にはすでに遅かった。年相応に元気な息子が反応し始めているのだ。
こんな色気のかけらもない女でも、情けないことにやりたい盛りの俺は「女」を感じてしまう。
いや、たしかに色気はないけれど、海老塚はかなりかわいい部類に入るし、
何より俺は悔しいことに嫌というほどコイツに惚れているのだからそれも自然なことなのか。
123杉海老5:03/12/30 13:44 ID:8ggujJSv
「じゃ、これ借りるからね?聞いてる?」

そろそろ思考にまとまりがなくなりかけてきたところで、海老塚の声が助け舟を出した。
いつの間に奪ったのか、手にしっかりリモコンを持って、俺のほうに向かって示すように振っている。
やがて返事も待たずに照準を合わせ、海老塚は忙しくチャンネルを変え始めた。
人が必死にナニを鎮めようと勤めていることなどおかまいなしだ。
おかげでいったん忘れかけていた怒りがまた蘇ってきた。
このまま、馬鹿にされたままでは収まりがつかなかった。
楽しそうに肩を揺らす海老塚をみつめながら、俺は少しばかり脅かしてやろうと決意する。
手始めに背後から海老塚の手中にあるリモコンを取り上げた。
身長差があるためにいたって楽な作業だ。

「え?」

そしてそのまま、文句を言われるよりも前に、テレビの電源を切ってやった。
騒がしい音が消え、とたんに部屋は静かになる。
リモコンをテーブルの上にわざと音を立てて置いた
。コトンという無愛想な音に、振り返った海老塚の肩が小さく跳ねた。
纏った空気で、さすがに少し緊張しているのがわかった。
ビビらせるつもりではなかったけれど今までの不当な扱いを思えばやはりいい気味だと思わざるを得ない。
124杉海老6:03/12/30 13:47 ID:8ggujJSv

―ほんの少し、脅かすだけだ。

笑ってしまわないように気をつけながら意識して難しい顔を作って見せると、
海老塚は面白いように引っかかってくれた。

「な、何よ、怒ってんの?」

俺は何も答えない。代わりにたっぷり無言の圧力を与えてやる。

「ねぇってば…」

小さくなるその声に作戦成功を喜びながら、俺は突然振り返ると海老塚の手を取って
少し乱暴に自分のほうに引き寄せた。もちろん、まだこれで終わりにするつもりはない。
俺は目を丸くする海老塚に覆いかぶさるようにしてキスをした。

「んんっ!?」

退こうとする体を抱き寄せ、もう一度深く唇を重ねる。
硬直したように動かない体に海老塚の動揺を感じて俺はほくそ笑んだ。

―ザマーミロ。

悪乗りしてついでに舌まで入れてやる。逃げようとする舌を無理矢理絡めとり、海老塚の口内を存分に犯した。
柔らかな舌を散々弄び、わざと水音を響かせてやると、海老塚は顔を真っ赤にして抵抗する。
その様子に気をよくしたが、さすがにこれ以上はやりすぎだと思いなおし、俺はゆっくりと唇を離した。
何より、これ以上は俺のほうが理性を保っていられる自信がない。
ようやく開放された海老塚は俺の体を突き飛ばすようにして離れた。

「…最っっ低!」
125杉海老6:03/12/30 13:49 ID:8ggujJSv
とりあえずここまでで…。
126名無しさん@ピンキー:03/12/30 23:13 ID:DjcZQzn0
続き期待あげ
127名無しさん@ピンキー:03/12/31 01:27 ID:lizXTeED
つーづーきーみーたーいぃ!
128名無しさん@ピンキー:04/01/01 03:38 ID:7H4UkT7L
続きが気になるーっ。
129名無しさん@ピンキー:04/01/01 20:09 ID:3rd+IceV
杉海老塚キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
激しくグッジョブです!!!!!!!!!そして続き期待w
130名無しさん@ピンキー:04/01/03 01:04 ID:bzb5/9NB
age
131名無しさん@ピンキー:04/01/03 02:27 ID:62SZ+8Py
激しく素晴らしいであります!!!!!
続きを!
132あけおめ杉海老7:04/01/03 09:02 ID:7w14h/VP
「最」と「低」の間を十分にあけて、大声で俺を責める。
けれど耳まで真っ赤になった顔と、乱れた髪の毛は、反省よりもむしろ加虐心を煽った。

―かわいいじゃねーか。

怯えるように睨むうるんだ瞳はやけに扇情的で、ついさっきまでの「脅かすだけ」
という考えはあっさりと思考のかなたに消えていった。

「あたし、帰る!」

そう言って立ち上がった姿になけなしの理性が頭をもたげたが、
逃げようとする海老塚の手を取った瞬間、俺はそれすらかなぐり捨てた。
そのまま手を引っ張って、尻餅をついた海老塚を押さえ込み、強引に床に組み敷いた。

「えぇっ!?ちょっ!…んむっ…」

何度もキスを繰り返しながら、動いたせいで崩れかけたポニーテールを解いてやる。
開放された長い髪を手で梳くと、甘い香りが鼻腔をくすぐった。
ついさっきまで海老塚の髪を束ねていたゴムを指先でいじりながら、耳元でつぶやいてやる。

「最低で結構」

「んなっ…」

海老塚はまた何事か言いかけたが、俺は有無を言わさずその口を塞いだ。
そのまま体をなぞるように下がっていき、白い首筋に噛み付くようにして舌を這わせると、
海老塚の体が小さく動き、喉のわずかに突出した部分は飲み込んだ唾でコクリと音を立てた。
わざと散らすように赤い跡を残しつつ、ゆっくり喉から肩、肩から胸元へと唇を移動させていく。
133あけおめ杉海老8:04/01/03 09:03 ID:7w14h/VP

「バッ、バカッ!やめろケダモノぉっ」

「そのケダモノの部屋でのんびりくつろぐほうがどうかしてるぜ」

海老塚は上から圧迫する俺の体を押し戻そうと、必死にがんばっているようだったが、たいして気にはならなかった。
たしかにコイツの運動能力は抜群で、女にしては力もあるほうではあったが、さすがに男の力に敵うわけはない。
いつも自分から殴られてやっていたし、手加減もしていた。
俺はそんな海老塚の抵抗を軽くいなすと、続いてスカートから覗く二本の脚に手を這わせた。

「ひゃっ」

冷たい手に突然触れられたためか、海老塚が小さく声をあげる。
やや汗ばんだ太腿からゆっくりと手をすべらせると、やがて形のいいヒップに行き当たった。

「ねぇっ、や…っ…」

指先が柔らかな尻肉に触れると同時に、海老塚の体はピクリとはずんだ。
何度も撫でさすりながら、適度に引き締まったその感触を楽しむ傍ら、
俺は勢いに任せて海老塚のシャツのボタンに手をかけた。
134あけおめ杉海老9:04/01/03 09:05 ID:7w14h/VP
「…やだぁっ!……」

ひとつ、ふたつとボタンを外すのももどかしく、俺はわずかにのぞいた両の胸の間に顔を埋めた。
そのときだった。
ついさっきまでやりたいほうだいだった俺の動きは、まるでポーズボタンでもかけたように止まってしまっていた。

「やめっ…うっ…うっく…」

嗚咽を押し殺したような声が聞こえたのだ。
それはやっとのことで聞き取れるような小さなもので。
海老塚は両手を目の上で交差させていたが、泣いているのは明らかだった。

「…海老塚…」

乾いた口から搾り出すようにして言うと、先走って熱くなっていた感情が一気に冷えて行った。
同時にとんでもないことをしてしまったと、後悔がどっと押し寄せる。
俺の勝手な暴走で泣かせてしまった。
あの時、もう二度とコイツの涙は見たくないと、泣かせはしないと誓ったはずなのに。
結局のところ俺はいつだって中途半端なのだ。無理矢理事を進めるなら、泣いたくらいでやめなければいい。
気持ちを大切にするならば、初めからこんなことをしなければよかった。
135あけおめ杉海老10:04/01/03 09:05 ID:7w14h/VP

「…ごめん」

「…許すかバカ…」

いつものように憎まれ口をたたきながらも、やはりどこか覇気がない。
ころころと笑い、怒り、どついてくるいつもの海老塚とは大違いだった。
俺は組み敷いていた体をそっとずらし、固まったまま微動だにしない海老塚を戒めから開放した。
だけど海老塚は起き上がろうとすらしなかった。たださっきと同じ姿勢で天を仰いでいるだけだ。
気まずい空気が漂う中、沈黙に耐えかねた俺が遠慮がちに口を開いた。

「…でもよ、言っとくけど俺は何もいじわるでこんなことやってんじゃないんだぜ?」

しゃくりあげるだけで何も言おうとしない海老塚に対して、取り繕うように俺は言った。
はじめは「いじわる」でやっていたことは、この際棚に上げておく。
我ながらいいわけじみた発言だとは思ったが、いまさら後には引けなかった。

「…お前が好きだからだ。だから抱きたい」

顔から火が出そうなのを我慢して、こっぱずかしいセリフを口にした。
言ってからどうよ、と思ったが一度口にしてしまったものはどうにもならない。
背を向けた形になるため、顔を見られないですむのがせめてもの救いだった。
果たしてどんな反応が返ってくるか、一瞬身構えたが意外にも海老塚は黙って聞いていた。
136あけおめ杉海老11:04/01/03 09:06 ID:7w14h/VP

「…あたしだって…」

「あ?」

「あたしだってこれでも一応女なんだからねっ!」

突然張り上げられた声に驚いて、俺は背後を振り返った。
今泣いたカラスがもう笑…う代わりに怒っている。それもすごい剣幕で。
俺はなだめることも思いつかないまま、呆然と怒る海老塚をみつめていた。

「そりゃ高級ホテルのスウィートで夜景を眺めながら、なんて贅沢は言わないけど!
 あたしだってその…初めて…くらい、人並みの願望はあるんだからね!それを何?
 こんな無理矢理…まるでゴーカンじゃんか!好きならなおのこと順序ってもんがあるでしょーが!
 前々からケダモノだとは思ってたけど、ホント、最っっっっ低!!」

海老塚はそう一気に捲くし立てると、とどめとばかりに、さっきより心なしか間が長い「最低」を声高に叫んだ。
俺は何も言わず、というよりも言えないまま、乱れた呼吸を整える海老塚を呆然と眺めた。
反論のしようがないせいもあったが、それよりも海老塚が一応、俺と「そういうこと」になる可能性を考えていたことに驚いていた。

「…悪かったよ」

ややあって、俺はようやくそれだけを口にする。
興奮のためか、黙っている海老塚の息は、まだ荒かった。
気まずい。とにかく気まずい。お互い何も口に出さないまま、居住まいを正すでもなく、ただ時だけが茫洋と過ぎる。
ベッドの脇にある置時計の針がいやに大きな音を出しているような気がした。
137あけおめ杉海老11:04/01/03 09:08 ID:7w14h/VP
次は突入できると思います。
他の人もぜひ書いてください!
138名無しさん@ピンキー:04/01/03 18:20 ID:Fw32Kxqr
続き期待あげ
139名無しさん@ピンキー:04/01/04 21:38 ID:G0KAj8BG
神降臨(;´Д`)ハァハァ/lア/lア/ヽァ/ヽァ!!
そして乙女な海老ちゃんに萌えました。ハァハァ
続きまたもや期待してます!!!!

漏れも仲安麻理でも書こうかな(ry
140名無しさん@ピンキー:04/01/05 18:30 ID:1Y09d0nt
>139
禿げしくきぼん!!
141名無しさん@ピンキー:04/01/06 22:00 ID:EMW7MeZI
( ´Д`)y━~~ < アニメ始まったらモンキーネタ増えそうだな…
142名無しさん@ピンキー:04/01/07 02:31 ID:yb/QeUEs
あけおめ杉海老が連載されてるなんて!
続き楽しみだよ!
143名無しさん@ピンキー:04/01/09 00:06 ID:XAEmBNEv
a
144名無しさん@ピンキー:04/01/15 00:06 ID:gcBs4q3S
g
145名無しさん@ピンキー:04/01/16 13:59 ID:beqz+fZy
o
146名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:19 ID:lf6YqlqV
顎!?
147名無しさん@ピンキー:04/01/17 02:23 ID:/QD+eA+s
>143-146
ワロタw
148名無しさん@ピンキー:04/01/18 07:02 ID:JufDLv+v
age!
杉海老の続きを激しく希望。
149杉海老12:04/01/19 22:22 ID:R36qouBM
遅くなってスマソ。ローペースで悪いけど気が向いたら読んでください。




「…いいよ」

針の筵にいるような、嫌な時間が流れる中、ごくごく小さな声で海老塚が何事かもらした。

「いいよ、しても」

一度目は聞き漏らしたが、今度ははっきり聞こえる。


 いいよ、しても


引きかけていた汗が一気に噴出してくるような気分だ。
頭が混乱して考えようとしてもさっぱり要領を得ない。
聞き間違いかとも思ったが、確かめるだけのゆとりもなかった。

―してもいい?つまりは…そういうことなのか?

俺はたまらず海老塚のほうを振り向いた。
一瞬目が合ったが即座に逸らされ、表情から真意は伺えない。
俺は体中から冷や汗が噴き出る思いでひたすらその場に固まっていた。
150杉海老13:04/01/19 22:23 ID:R36qouBM
やがて油の足りないブリキ人形のようにギクシャクとしたしぐさで立ち上がり、

「のっ、のど渇かねーか?」

と、場違いなことを口にした。
とっさのことで声が裏返った上、調節を誤って妙に大声になってしまった。
だがこれ以上何か言うと、かえってドツボにはまりそうで何も言えない。
ついさっきまでやりたい放題やっていた自分が嘘のように俺は切羽詰っていた。

「…バッカじゃないの?」

まぬけに立ち尽くす俺を冷ややかにねめつけ、海老塚がぼそりとつぶやいた。

「バカ!サイテー!信じらんない!」

言うだけ言うと落ちていたクッションを投げつけてそっぽを向く。
遠慮なく投げかけられた言葉の数々にムカッときた俺は、何か言い返そうと口を開いた。
が、背を向けて座る海老塚の、赤く染まった耳を見て、俺はふっと思いとどまる。
やはり聞き間違いなんかじゃなかった。あれだけ口にするのに随分恥ずかしい思いをしたんだろう。
無理やり手篭めにしようとしたあげく、いらぬ恥までかかせるなんて我ながら本当に最低だ。

「…落ち着けって。謝るからさ」

俺は海老塚の後ろにまわり、背中からそっと腕をまわして抱きしめた。
海老塚は何も言わない。それを肯定と受け取った俺は、顎をつかんでこちらに向かせ唇を重ねる。
ギュッと固く目を閉じて、ぎこちなく応じる海老塚を、俺は本気で愛しいと思った。
151杉海老15:04/01/19 22:24 ID:R36qouBM
「ん…ふぅ…」

啄ばむような軽いものから、徐々に深くくちづける。
その合間を縫うように、海老塚の口から甘い声と吐息が漏れた。
歯列を割り、舌をねじ込むと、おずおずと求めに応えてくる。
絡まりあうお互いの舌が、いやに粘着質な水音を響かせていた。
俺は下腹部に熱が集まるのを感じながら、海老塚のシャツを脱がしていった。
が、とたんにその手を抑えられ、俺はすっと顔を上げる。

「ねぇ、ちょ、ちょっと待ってよ!」

「なんで?」

「なんでって…」

言いよどむのをいいことに、俺はそのまま完全にシャツを脱がしにかかる。
用済みとばかりにその辺に放り投げると、それはパサっと音を立てて床に落ちた。

「わっ!」

ブラジャー一枚になった上半身を隠すように、海老塚はあわてて両胸の前に手を寄せる。
苦笑しつつもそっと手を退かし、ホックを外しにかかったところでまたしてもまったの声がかかった。

「ちょっとタンマ!ね、シャ、シャワー!シャワー貸して!」

「今故障中」

「う、嘘つきぃ!」

自分から許可しておきながら往生際の悪いやつだ。だけど初めての女ってのはこんなものかもしれない。
それにまったく抵抗されないというのも、それはそれで面白くないものだ。
152杉海老16:04/01/19 22:25 ID:R36qouBM
―どっちかっつーとサドっ気あるほうかもな。

などとくだらないことを考えながら、俺は自分のベルトに手をかけた。

「ねぇ!」

「…今度は何だよ!」

「…こんなとこじゃやなんだけど」

「…ああ、そっか」

よくよく考えると床の上だ。いくらマットを敷いているとはいえ、これではあまりに配慮がない。
さっき反省したばかりだというのに。がっついているようで情けなかったが余裕がないのは事実らしい。

「よっと」

「うわっ」

掛け声ひとつで海老塚の体を抱き上げる。
筋力増加で体重が増えただのとからかったこともあったが、それでも軽いものだった。
そのまますぐ脇にあるベッドの上に降ろしてやると、ベッドのスプリングが小さく鳴いた。
俺もすぐにその上に覆い被さる。これでもう問題はないはずだ。

「…いいだろ?」
153杉海老17:04/01/19 22:28 ID:2vlPZ6SY

「んっ…」

頬を紅潮させ、海老塚がうめく。
悩ましげに体をくねらせる様に、俺は自分自身がいきり立つのを感じた。

「海老塚…」

やわやわと揉みしだき、先端を指先で転がすと、押し殺したような声が耳に届く。
海老塚は身体を強張らせ、緊張に震えているようだった。
ふと、思い立ち、俺は目をつぶる海老塚の耳元に顔を寄せた。
そして、その白い耳たぶを舌の先で軽くつついてみる。

「っ!?ひゃあっ…」

「なんだよ、ここ弱いのか?」

半ば予想した通りの反応に満足しながら、俺はさらに甘噛みを加える。

「もうっ!何すんのよ!」

怒って腕を振り上げる海老塚から身をかばいつつ、俺は小さく笑った。
どうやら多少緊張をほぐすことには成功したらしい。

「大丈夫だって。な?」

「…うん」

自分でも驚くような優しい声がでた。こっちが照れそうになりながら、ふたたび乳房に愛撫を加える。
そして先ほどから主張を繰返す蕾をそっと口に含んだ。
154杉海老16・5:04/01/19 22:29 ID:2vlPZ6SY
スマソ16と17の間コレ抜けてた。



念のため、口に出して聞いてやる。
海老塚は今度こそ観念したのか、何も言わず小さく首を縦に振った。
それを合図に、俺は海老塚の背に手を回した。片手でホックを探り当て、外す。
意外に難しかったが、それでもなんとか事なきを得た。
邪魔なものをすべて取り去り、俺は初めて目にする海老塚の両の乳房に釘付けになっていた。
決して豊かではないものの、形の整った膨らみにそっと触れると、すでに固く尖った桜色の先端が
存在を主張する。



155名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:30 ID:QN2+3Yo3
キタ━━━━━━(゚∀゚*三*゚∀゚)━━━━━━ !!!!
まってたよー!!!
素晴らしいです。素晴らしいです。萌え死にしそうです。
156名無しさん@ピンキー:04/01/20 00:22 ID:eFdI5Gvd
絶品です。
私的にサディスティックな杉がかなりツボなんだけど・・・
つーか文才あるね。
キャラも原作に沿ってるし
かなり萌えたわ。
157名無しさん@ピンキー:04/01/20 00:26 ID:r+waBlNX
やっとお目見えですね!

マジで萌えーーーーっvv!!!!!
158名無しさん@ピンキー:04/01/20 01:57 ID:DW+Tfq8J
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!
Sな杉萌え。桜子可愛い。
マジ素晴らしいであります。
159名無しさん@ピンキー:04/01/21 14:00 ID:CZrFcUi6
キタ━━━( ∀ )━━━!!    ゚ ゚
恥らう桜子がたまりません。
160名無しさん@ピンキー:04/01/23 22:49 ID:+ah5stcN
桜子タン(*´Д`)ハァハァハァハァ/ヽア/ヽア
161名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:20 ID:QYT0IsEp
ho
162名無し:04/01/26 00:06 ID:tQDpYwL3
モンキーターンの小林さんを所望したい
163名無しさん@ピンキー:04/01/26 00:13 ID:QWKFn7Ke
個人的には、純×光瀬くんのらぶらぶマッシュルームカップルなんかイイと思うんですが。
太めの眉毛とぷにぷに萌え。同志は少ないかな?
164名無しさん@ピンキー:04/01/26 16:45 ID:zn3zQmfR
みんな桜子派かコンニャロウ
保奈美派の漏れの想いを代弁してくれるSS切にキボンヌ
165名無しさん@ピンキー:04/01/26 20:38 ID:HdeQqARZ
age
166名無しさん@ピンキー:04/01/27 21:09 ID:i7Wb0txP
まだ稼ぐ術を知らないチンタオが親父の借金の利息代わりに
金貸しに姦られるシチュはどうでしょう。
167名無しさん@ピンキー:04/01/27 21:45 ID:ii1ipSty
age
168名無しさん@ピンキー:04/01/28 01:10 ID:9DFguXQ1
>>164
>>166
それイイな。どなたかネ申が降臨したくださらないかなぁ。
169名無しさん@ピンキー:04/01/28 16:59 ID:dlyMXZb3
>>166
チンタオ=青島か。今やっと気づいた。
単行本派なもんで、最近そーゆー外人選手が出たのかと思ったよ。
170名無しさん@ピンキー:04/01/28 18:57 ID:6BUNokBo
>>164
保奈美も(・∀・)イイ!!
っつか帯ギュのおなごは皆好きなんだが。
171名無しさん@ピンキー:04/01/29 00:10 ID:Y8e82RXf
じゃあテクニッカー斉藤に翻弄される別所を希望
172名無しさん@ピンキー:04/01/29 14:07 ID:wRjtL1AD
>>23

「先輩、どれがいいでしょう?」
「わ、私に聞くな。お前がつけるんだから自分で決めろ」
目の前に燦然と並ぶ下着の群れに、渚は視線を反らした。
それはあたかも自分は望んでこの場所に居ないということを
周りに示すかのような態度だ。
「先輩も買うんですよね? 参考にさせてもらってもいいですか?」
何が嬉しいのか、ニコニコとしきりに微笑みかけてくる薩川に
渚はばつが悪そうに眉を寄せている。
「さ、参考にならんだろう……私なんかじゃ」
「そんなことないです! 私、松原先輩に少しでも近づきたいのでぜひご教授下さい!」
いきなり手をとって握り締めた薩川を松原が慌てて諌める。
「ま、待て、薩川……そんなに力むな。周りが見てるだろうが」
「あっ……」
そこで初めて気づいたのか、薩川は下着売場の客の視線にうつむいてしまった。
渚に部活でほぼマンツーマンの指導を受けている薩川にとって、
どうも先輩の彼女は自分に気合を注入してしまう存在のようだ。
「ふう……全くお前は」
173名無しさん@ピンキー:04/01/29 14:08 ID:wRjtL1AD

「す、すみません」
すっかり落ちこんでしまった薩川を公共の場で怒るにしのびず、
渚は目の前の下着を物色し始めた。
気落ちしたままの薩川に適当に見繕った品を差し出し、声をかける。
「薩川。これなんかどうだ?なかなか落ちついていてお前に合うと思うが」
「えっ、は、はい!」
顔を上げた薩川の前には、柄はシンプルながらもデパートの照明を吸いこんで
しっとりと光る布地でつくられた下着があった。
「まぁ少し地味かも知れんがどうだ? あ、値段は…………うっ!」
渚は下着につけられた値札を見て息を呑んだ。
(……ゼロが随分多いな……)
およそ学生である自分達では手が出ないほどのそれに、
松原は物を棚に戻そうとしたその時、薩川がそれを拒んだ。
「いいですねこれ……先輩が選んでくれたものですし、1つ買います、私」
「ま、待て薩川。値段を見ろ。ちょっと高…」
「値段……? あ、大丈夫ですこれぐらいなら。私の他の下着も大体これぐらいですから」
「なっ……!?」
平然と言ってのけた薩川に絶句していると、彼女は嬉しそうにその下着を確保しつつ
他のものを物色し始めた。
「松原先輩、他にどんなのがオススメですか?」
(くっ……そう言えばコイツ、金持ちだったな……)
楽しそうな薩川に何も言えず、渚は突きつけられた価値観の違いに頭を抱えるばかりだった。
174名無しさん@ピンキー:04/01/29 15:43 ID:0XnHArGI
薩松萌え〜。(;´Д`)ハァハァ。
なんかここ最近にぎわってるね。嬉しいよ。
175名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:17 ID:v3vyEjfw
せっかく人増えた?んだし神再臨まで雑談でも。
もまいら桜子の相手には誰が一番似合うと思いますか?

自分は「杉にでもいれとけ」で杉に一票。
・・・でも巧・海老も好きなんだよなー誰か書いてくれないかな。
176名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:26 ID:Z7z/Cttu
もちろん海老×別所さんだろ?大学で二人部屋ときたらもう!
177名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:31 ID:v3vyEjfw
いんや、海老は受(ネコ?)だ。別所に襲われるのキボン。
178名無しさん@ピンキー:04/01/29 21:15 ID:5X3AlQS6
巧×海老は見てみたい。
後ろめたそう。
179名無しさん@ピンキー:04/01/29 21:32 ID:wRjtL1AD
斉藤をくっつけて愛子たんとの修羅場を……

>>33
「えーっと、じゃあ…んと……お、おっぱい」
「は?」
巧は自分の告げた言葉の意味を理解されなかった恥ずかしさからか、
いかにもわざとらしく1つ咳払いをして見せた。
「ゴホン。……保奈美の胸、見せてくれよ」
「え、えぇぇっ!?」
家中に響き渡る保奈美の声を聞いても、巧の目は真剣そのものだ。
恥ずかしい胸中をさらした羞恥が顔を覆っているように見える。
「な、何でもするって約束じゃんか」
「……」
「俺、保奈美の問題ちゃんと解いたぞ」
「うっ……」
巧の無言の圧力が保奈美に襲いかかる。
ちらと彼の顔を見ると、巧はやや拗ねたような表情を浮かべていた。
その『お願い』を頼りに巧がやる気を出したのならば、
見返りを与えなければ彼はますます不機嫌になってしまうかも知れない。
「……み、見るだけだからね」
「よっしゃあぁっ!!」
バンッと自分の膝を叩いて喜ぶ巧に戸惑いの眼差しを向けながら、
保奈美はしぶしぶセーターに手をかけた。
彼女の真っ白の肌が眼前に晒され始め、
白いブラジャーが顔を覗かせた刹那、巧の喉が1つ鳴る。
「うおっ…」
ばさっと脱ぎ捨てられたセーターの中から現れたのは、
純白のブラジャーで包まれた控えめな乳房。
180名無しさん@ピンキー:04/01/29 21:33 ID:wRjtL1AD
「も、もっと近くで見ていい?」
鼻息荒く問う巧からわずかに身を引きながらも、保奈美は答えた。
「み、見るだけだからね……約束して、巧クン」
その問いに答えはないまま、
穴が開いてしまうのではないかと心配になるほどじっと自分の胸を見つめる巧に
保奈美の身体の底から羞恥がじわじわと涌き上がってくる。
そんな彼女の気持ちなど余所に、盛り上がってくる興奮に従うように巧の手が
視線で捉えていたその先に伸びた。
「あっ……!? た、巧クンっ!?」
「(柔かいな……)」
形を確かめるように、巧の掌が保奈美の慎ましい膨らみを包みこんだ。
ピクッと身体を竦ませて、保奈美が抗議の声を上げる。
「み、見るだけって言ったのに!」
「保奈美、じっとしたままじゃ寒いんじゃないかと思って」
「そ、そんなことないからっ……ん、んん、手、手を離して……」
保奈美の言葉に吐息が混じったのは、添えられていた彼の手が
ゆっくりと揉み動き始めたからだった。
下着の上からではあったが、慣れていない行為と想い人に触られているという現実が
保奈美の身体を火照らせる。
「やだっ……たっ…巧クン……、もう止めて……おわりっ……」
「もうちょっと見せてよ」
「あっ」
そう言うと巧はブラジャーを上へたくし上げた。
スレンダーな保奈美に似つかわしい美乳がプルンッと弾け出る。
「だ、ダメっ…」
「保奈美の胸、スッゲー綺麗だな……」
181SS保管人:04/01/30 21:05 ID:XpTfUldW
職人の皆様、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?

2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
18277:04/01/31 12:21 ID:QwsIZeou
職人さん増えてる!グッジョブです(;´Д`)ハァハァ

>175
ちなみに自分は杉かな。女同士ならあえて受けだが。

>181
自分の分はかまいません。ちなみに>77-82書かせてもらいますた。
183名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:35 ID:bbAyU02D
119さんが書いてくださっている「杉海老」の海老sideを書いてみました。
119さんの再降臨までの暇つぶしにででも読んでいただければ幸いです。

>119さん、勝手に作品をいじくりまわして申し訳ありません。
 「こんなの俺の桜子じゃねぇ!」と思う所も多いかと思いますが、
 どうかお許し下さい。





「ぷっ。あっはっは・・・」

やっぱりデートの後、杉くんの部屋に寄って良かった。
私の部屋まで帰ってたら間に合わなかったもの。
お気に入りのテレビ番組を見ながら私はしみじみそう思っていた。
それにしても、どうして杉くんの部屋はこんなに居心地が良いんだろう。
最近では自分の部屋よりも落ち着く気がする。
その上、杉くんの部屋には必ずと言って良いほどお菓子の買い置きがあるのだ。
別所さんに、

「気に障ったらごめんなさい…。海老塚さん、最近少し太ったんじゃないですか?」

と控えめに言われて以来、部屋に一切お菓子を置かないよう心に決めている私。
ま、こうやって杉くんの部屋で食べてれば同じなんだけどね…。
いいもん、明日から少しトレーニングのメニューを増やすから。
184名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:36 ID:bbAyU02D
183の続きです。

TV画面がCMに切り替わった。ベッドに寝ころんだままの体勢で少し辺りを見回す。
リモコン、リモコン…。身体を起こして探索範囲を広める。

「おい」

背後から声を掛けられる。
振り返ると部屋の主である杉くんがリモコンを手に私を見ていた。

「あ、それそれ。さっすが杉くん」

しかし、手を差し出した私に与えられたのはリモコンではなく、デコピンだった。

「痛っ…ちょっと!何すんのよっ!」

赤くなっているであろう額をさすりながら私は杉くんを睨み付ける。

「お前が悪い」

杉くんはそう言うとまた、ぷいっと背中を向けてしまった。
リモコンを持ったまま。
その背中にははっきりと「不機嫌」と書いてあり、さすがの私も少し不安になった。

(あれ?私、なにかしたっけ…?)

約束の時間に現れない杉くんを置いて1人で映画を観に行っちゃったのは先月だし、
飲みに行った時、逆隣のおじさんと意気投合して2軒目にも一緒に行こうとしたのは
そのさらに前の月だ。
その時は確かにちょっと喧嘩になったけどまさかそんな前のことをまだ怒ってるわけじゃないよ、ねぇ…?
185名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:37 ID:bbAyU02D
184の続きです。

「杉くん?」

返事なし。

「ねえ、杉くんってば」

これまた反応なし。
私は仕方なくベッドから下りると杉くんの背中ににじり寄った。

「ねぇ、どうしたの?」

身を乗り出してムスッとした顔を覗き込んでみる。

「うわっ!」

と大袈裟に声を上げられた。
「うわ」とは何よ。可憐な乙女に向かって。
少しムッとした私の気持ちに気付いているのかいないのか、
杉くんはすぐにまた「俺は不機嫌だ」光線を発しながら私を睨み付けてくる。
負けじと私は杉くんの目を睨み返した。

(…こうして間近で見ると杉くんってやっぱり結構格好良いよね。)

好みの差はあれど、造作は整っている方だと思う。
本来の趣旨を忘れて私はまじまじと杉くんの顔を観察してしまった。
186名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:40 ID:bbAyU02D
185の続きです。

これだけの至近距離で見つめ合うのも初めてだな、と思った途端、何故か少しドキドキしてきてしまった
うーん、どうやって目を逸らそう。でも逸らしたら「負け」って気がして少し悔しい。
私がそう思い始めた頃、フッと杉くんの視線が緩んだ。彼が呆れたような口調で

「…男心のわからんやつだな」

と呟く。私は反射的に

「はぁ?何それ」

と言い返していた。
確かに私は少し鈍い方かもしれないけど、杉くんだってそれほど「女心」を理解しているとは思えない。
いや、「女心」って何だよ、と聞かれちゃったら私も何て答えて良いか分からないけど…。

まぁ、何はともあれ、とりあえず口を利いてくれたから良し、としよう。
無視されるのが一番困るもんね。
時々杉くんはこんな風にいきなり不機嫌になる。
気にならないわけじゃ勿論ないけど、原因が分からないので私もどうすればよいのか分からない。
言いたいことがあるなら言ってくれれば良いのにな。
まぁ、今日もいつものように少しそっとしておくのが良いだろう。
私はそう結論づけて杉くんの手からリモコンを取り上げる。
拍子抜けするほどあっさりと奪うことが出来た。
見ると、さっきまでの「不機嫌」光線が弱まり心ここにあらず、な状態になっている。

(変なの…)
「じゃ、これ借りるからね?聞いてる?」

呆けている杉くんに向けてリモコンをかざして軽く振ってみる。
反応がない杉くんを置いてけぼりにして私はベッドの上に戻った。
187名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:41 ID:bbAyU02D
186の続きです。

(え〜と、この時間は確か…)

お目当ての番組を探してチャンネルを次々と変えていく。
見つけた!と思った瞬間、リモコンが私の手から消えた。

「え?」

驚いた私が上を見上げるのと、部屋の中から音が消えるのが同時だった。
私からリモコンを奪った杉くんがテレビの電源を切ったのだ、と気付いたときには
リモコンはテーブルの上に置かれていた。
コトン、という無機質な音が静かな部屋に妙に響いた。
振り返った私に降り注がれたのは杉くんの冷たい視線だった。
そのまま背中を向けられた。

(え?嘘…。本気で怒ってる?)

「な、何よ。怒ってんの?」

間抜けな質問をしてしまう。誰が見たって杉くんが怒っているのは明らかなのに。
私は慌ててベッドから飛び下りた。

「ねぇってば…」

突然振り返った杉くんに強い力で引き寄せられ、あっという間に抱きすくめられた。

「杉くんっ…!?」

最後まで言うことは出来なかった。
強引に上を向かされ、私の唇は杉くんの唇に塞がれた。
188名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:43 ID:bbAyU02D
187の続きです。

「んんっ!?」

慌てて杉くんの胸を押し返そうとしたが杉くんの身体はビクともしなかった。
さらに強く引き寄せられ、唇に唇を割り込ませるように乱暴にキスされた。
頭の中が真っ白になる。何が何だか分からなくて私はただただ呆然とした。
息苦しくなってわずかに開いた隙間から杉くんの舌がねじ込まれた。
我に返った私はなんとか逃げようともがいた。
そんな私をあざ笑うかのように杉くんの舌が私の口の中で泳いだ。
強引に舌先を絡め取られ卑猥な水音が耳の奥で響いた。
身体がカーッと熱くなるのが分かった。
やっと唇が解放された。
お互いの唇から糸が一筋伸び、ポタリと落ちた。
杉くんの腕がわずかに緩んだ隙に私は杉くんの身体を思い切り突き飛ばした。

「…最っっ低!」

私はありったけの大声でそう叫んだ。
さっきまでの激しいキスで息が上がっている。
体中の血が頭に集まったような気がして頭がくらくらした。
そのまま腰が抜けたように私は床にへたり込んだ。
肩で息をする私を杉くんは黙って見下ろしていた。
今すぐ、ごめん、と謝ってくれれば許してあげる。
そんな祈りにも似た気持ちで私は彼を睨み付けた。
が、杉くんは黙ったままだった。
189名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:43 ID:bbAyU02D
188の続きです

先に根を上げたのは私の方だった。
こんな杉くん、私は知らない…。
私が知っている杉くんは、バカやったり、笑い転げたり、たまにくだらないことで
喧嘩したり、でもいつも一緒にいてくれた、「高校生」の杉くん。
そして、今目の前にいて私を見下ろしている杉くんは紛れもなく「男の人」だった。
私はその時になってやっと、自分が「女」で彼が「男」だという本当の意味を理解した。
その瞬間、抱きしめられたときの腕や、押しつけられた広い胸、かすかに感じた香水の匂い、
痛いくらいに熱く感じた唇なんかがまざまざと思い出され、身体が再び熱くなった。

「あたし、帰る!」

一刻も早くここから逃げ出したかった。杉くんが、途端に怖くなった。
玄関に向かおうとする私の手を杉くんが掴んだ。そのまま強く引っ張られる。
ただでさえ足下のおぼつかなかった私はあっさりと尻餅を付いた。
そのまま床に組み敷かれる。

「えぇっ!?ちょっ!…んむっ…」

私の抗議の言葉を飲みこむように再び深く口付けられた。
何とか逃れようと身体をよじるがすべての抵抗が無駄だった。
元々杉くんと私では体格差がありすぎるのだ。
フワッと何かが緩められる感覚がした。
杉くんの指に絡んだゴムを見て、私はポニーテールを解かれたのだ、と分かった。
唇を開放した杉くんが耳元で

「最低で結構」

と囁いた。熱い吐息が耳に触れ、私は思わず身震いした。
190名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:44 ID:bbAyU02D
189の続きです。

杉くんの熱い唇が耳元から首筋を伝い動いた。

「ん…!」

首筋にチリっとした痛みを感じた。
すぐに熱く濡れた舌が慰めるようにその部分を撫でた。
ぞくぞくとした感覚が背中を伝う。
ツーっとそのまま舌が動く。動きは胸元で止まった。

「バッ、バカッ!やめろケダモノぉっ」

「そのケダモノの部屋でのんびりくつろぐほうがどうかしてるぜ」

動きを止めることなく杉くんが答える。
何とかして動きを止めようと私は無駄な抵抗をし続けた。
しかし、私の力では杉くんを退かせるどころか、腕一本押さえることが出来なかった。
やがて、杉くんの手がスカートの中に入り込み、太股に触れた。
唇や舌に比べるとその手はとても冷たくて私は思わず声を上げる。
そのままゆっくりと上に上がっていく手の動きが私の恐怖心を煽った。

「ねぇっ、や…っ…」

私の訴えを無視した杉くんは空いた方の手でシャツのボタンを外しにかかった。
1つ、2つ、とボタンが外されていくのがまるでスローモーションのように感じられた。
杉くんの腕を掴んでいた両手をのろのろと外し、私はゆっくりと顔を覆った。
すっかり視界が隠れてしまうと、涙がどっとあふれ出た。
こんなのはイヤ。こんなのはイヤだよ、杉くん…。
杉くんの動きが止まった。
名前を呼ばれたが私の声は喉に絡まり音にならなかった。
191名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:46 ID:bbAyU02D
190の続きです。

「ごめん…」

かすれた声がした。

「…許すかバカ…」

やっとの思いで声を絞り出した。身体の上から杉くんの重みが消えた。
私は顔を覆った姿勢のまま、動けずにいた。
何だかひどく疲れてしまっていた。
ただ、涙だけが飽きもせずに流れつづけた。
重い沈黙がどれくらい続いただろう。

「…でもよ、言っとくけど俺は何もいじわるでこんなことやってんじゃないんだぜ?」

低い低い声で杉くんがそう呟く。

(じゃぁ、どんなつもりだっていうのよ!)

普段の私だったらそう言い返していたかもしれない。
でも、その時の私にはそんな気力が残っていなかった。
顔を覆ったままの姿勢で黙っていると、杉くんが言葉を続けた。

「…お前が好きだからだ。だから抱きたい」

(…え!?)

私は思わず顔を覆っている両手を離して目を開けた。
杉くんは私に背を向ける形でうなだれていた。
耳だけが、真っ赤に染まっているのが見て取れた。
192名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:46 ID:bbAyU02D
191の続きです。

(今、好き、って言ったよね…?)

杉くんの口から初めて聞いた「好きだ」という言葉が頭の中をぐるぐる回った。

そりゃ、私たちがいわゆる「お付き合い」をするようになったのは杉くんが『告白』をしてくれたからだ。
でもその『告白』はとても曖昧で要領の得ないものだった。
「えーと…」とか「あ〜、くそっ!」とか、意味のない言葉を散々繰り返し、しまいには
「お前は何でそんなに鈍いんだ!」と逆ギレされた。
最後の最後に蚊の鳴くような声で
「昔から俺はお前が気になってたんだよ…」
と言われた。私は思わず「嘘!」と叫んだ。

(え?どういうこと?それってつまり…。杉くんが私のこと好きってこと?!)

そう思った瞬間、私はそのままの台詞を声に出して叫んでいた。

「バカタレ!でかい声で言うんじゃねぇ!!」

そして私は真っ赤な顔の杉くんに強烈なデコピンをくらわされた。
その後も言葉の端々や態度で何となく気持ちは分かったつもりでいたけれけど、
こう、誤解のしようのないストレートな言葉を言われたのは本当に初めてだった。
193名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:48 ID:bbAyU02D
192の続きです。

(そっか…。ちゃんと杉くん、私のこと好きでいてくれてるんだ…)

強ばっていた身体からゆるゆると緊張が解けてくるのが分かった。
それと引換えにふつふつと怒りがこみ上げてきた。

「…あたしだって…。
 あたしだってこれでも一応女なんだからねっ!」

気付けば私は怒鳴っていた。

「そりゃ高級ホテルのスウィートで夜景を眺めながら、なんて贅沢は言わないけど!
 あたしだってその…初めて…くらい、人並みの願望はあるんだからね!
 それを何?こんな無理矢理…まるでゴーカンじゃんか!
 好きならなおのこと順序ってもんがあるでしょーが!
 前々からケダモノだとは思ってたけど、ホント、最っっっっ低!!」

一気にまくし立てたので軽い酸欠状態になった。
私は肩でゼーハー息をして何とか呼吸を整えようとした。
大声に驚いたのか内容に驚いたのか、杉くんが唖然とした顔で私を見ていた。

「…悪かったよ」

私はプイッと顔をそむけた。
再び長い、長〜い沈黙が訪れた。
194名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:48 ID:bbAyU02D
193の続きです。

「…いいよ、しても」

私はいつのまにかそう呟いていた。
沈黙に負けたわけじゃない。断じてそうじゃない、と思う。
ものすごく恥ずかしいのを我慢してやっとの思いでそう言った。
なのに、なのに!!
そんな乙女の一大決心はこの大バカ者には伝わらなかった。

「のっ、のど渇かねーか?」」

杉のバカはそんな調子外れのことをチューニングの外れた音程で言った。

「…バッカじゃないの?」

女の子がこんなに恥ずかしい思いをしているっていうのに!

「バカ!サイテー!信じらんない!」

私は手当たり次第にその辺にあったもの(主にクッションだけど)を杉のバカに
投げつけた。
リモコンを投げつけようと腕を振り上げたところを杉くんの手に押さえられた。
パッと振り払って(今度はあっさりと手を離してくれた)そっぽを向く。
不用意に触らないで。
あんたは無意識かもしれないけど、私はそれだけで心臓が飛び出しそうになるんだから。
(バカバカ、サイテー、鈍チン、ケダモノ、無神経…)
思いつく限りの罵声を心の中で彼に浴びせる。
195名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:49 ID:bbAyU02D
194の続きです。

「落ち着けって。謝るからさ…」

フワッと後ろから抱きしめられた。
杉くんは耳元でそう囁くと優しく髪を撫でた。
指がそっと顎に触れて、導かれるままに上を向いた。
柔らかくて温かいものに唇を塞がれた。

「ん…ふぅ…」

啄むように軽く何度も何度もキスを繰り返した。
触れるだけのものから徐々に深くなっていくそれを受けとめた。
唇を重ねたまま体の向きを変えられ杉くんの腕が背中に回された。
さっきと違い、逃げようと思えばいくらでも振り払えるくらいの力。
私は逃げる代わりに行き場の無くなった自分の腕を杉くんの背中に回した。
杉くんの舌先が唇に触れた。私はおそるおそる彼の舌を受け入れた。
思わず身体がピクンと跳ねた。
そんな私を宥めるように杉くんの手が優しく私の背中をさする。
私は何となく安心して行為に溺れて行った。
気付くと杉くんの指がシャツのボタンに触れていた。

「ねぇ、ちょ、ちょっと待ってよ!」

慌てて杉くんの手を押さえる。

「なんで?」

「なんでって…」

上手く言葉が出てこない。もじもじしている内に残っていたボタンを外された。
196名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:50 ID:bbAyU02D
195の続きです。

「や、杉く…!」

唇を塞がれ、その間にシャツも剥ぎ取られた。
杉くんの手が背中に回り、ブラジャーのホックを探る。
さっきはあんなに冷たかったのに、今の杉くんの手はとても温かかった。

(不思議。さっきのも、今も同じ杉くんなのに…)

そんなことを言えば重ねられた唇だって抱きしめてくる腕だって押し当てられた
広い胸だって、さっきとは全然違って感じられる。
変わらないのは、より強くなった香水の香りだけだ。

(杉くん、なに付けてるんだろ…?いい匂い…)

「ちょっとタンマ!ね、シャ、シャワー!シャワー貸して!」

私の必死の訴えを彼は

「今故障中」

の一言であっさりと切り捨てた。

「う、嘘つきぃ!」

家を出てくる前にシャワーは浴びてきたけど、あれから少し汗かいちゃってるのに…。
197名無しさん@ピンキー:04/01/31 22:51 ID:bbAyU02D
196の続きです。

「ねぇ!」

「…今度は何だよ!」

少し呆れた声で杉くんが聞き返す。

「…こんなとこじゃやなんだけど」

ベッドがあるのに、なんで床の上に押し倒してるのよ。このケダモノ!

「…ああ、そっか」

杉くんは苦笑を浮かべて私の額に軽くキスした。
あっという間に抱き上げられてすぐ横のベッドに下ろされた。

「…いいだろ?」

そう言うと杉くんは私に向かってにっこりと笑ってみせた。
ずるい…。そんな風に笑われたら、抵抗できなくなるじゃん…。
杉くんはメガネを外してテーブルの上に置き、Tシャツを脱ぎ捨てた。
現役を離れて久しいとはいえ、適度に引き締まった上半身が顕わになる。
見慣れていたはずなのに恥ずかしくって直視できない。
ゆっくりと私の上に覆い被さる。
素肌同士触れあうことがこんなに気持ちよいなんて、初めて知った。
198名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:33 ID:fhNlgXCG
エビsideキタ━━━━━━p(゚∀゚)q━━━━━━ !!!!
GJっす!マジ萌えますた!! エビらしさが随所に現れててサイコーでつ。
199名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:35 ID:DUI4rF+M
海老視点、大興奮であります!ムハァー(;゚∀゚)=3
200名無しさん@ピンキー:04/02/02 02:21 ID:QaOT/QAO
200
201名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:09 ID:fJReC/sJ
はなぢでそーだ。
うはうはしちゃいますw
202名無しさん@ピンキー:04/02/03 23:06 ID:cgkQ/lYO
u
203名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:38 ID:5P51Af7l
速攻で全作品読んだ。どれもいいが杉桜子両サイドと仲安麻里が好きだな。
折れも書いてみるかな…
個人的に猿回しだと波多野×チンタオ、キノコ組で帯だと斉藤×別所、
仲安×麻里かな…
時間は掛かるだろうし、エロ書いた事無いので自分でも期待薄なんだが…
204名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:39 ID:OBvxySDJ
>>203
エロく無くてもいいから萌えさせてくれよ
205名無しさん@ピンキー:04/02/04 22:56 ID:hiMm6593
>203
波多野チンタオきぼんぬ。あんまりエロくなくてもいいよー。
206名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:27 ID:1x4wwMOr
>>203
斉藤別所キボン
エロじゃなくてもいいんでマターリ待ってます。
207名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:52 ID:J1BIZZbS
斉藤×別所が読みてー
エロくなくても充分に萌えられるヤシがここにノ
208名無しさん@ピンキー:04/02/05 00:00 ID:YLzfjk+y
俺も波多野チンタオきぼん。
できればチンタオが積極的に陵辱するパターンで。
209名無しさん@ピンキー:04/02/05 00:14 ID:LhzrvQzS
イシヅカxハカマダはなぜにきぼんがでないのかw


なーんて言いつつも
スギxエビが好きだ――――――!
210名無しさん@ピンキー:04/02/05 00:30 ID:EMDHhKj2
同じく杉×エビ好きだーっ!!
エビにはやっぱり杉が似合う。

とかいいつつ巧×エビも希望。
211名無しさん@ピンキー:04/02/05 01:39 ID:t4yootWz
ここで仲安マリをキボン
212名無しさん@ピンキー:04/02/05 06:20 ID:nQIZJ6Kz
おお、起きたらキノコ組以外全てキボンヌが!!(藁)
とりあえず平日はダークタックソよろしく上司との戦いの連続なんで早く
ても土曜日の夜になります。一応キボンヌ順で最初は波多野×チンタオだ
な…多分純愛物になろうかと。
213203:04/02/05 06:21 ID:nQIZJ6Kz
↑折れ(爆)
214203:04/02/06 11:15 ID:7fgrDuNY
とりあえず書き始めた<波多野×チンタオ 何か前フリが長くなりそうなヨカン。 とりあえずそこのところご了承の上でヨロ。
215203:04/02/06 11:16 ID:7fgrDuNY
とりあえず書き始めた<波多野×チンタオ
何か前フリが長くなりそうなヨカン。
とりあえずそこのところご了承の上でヨロ。
216名無しさん@ピンキー:04/02/06 13:49 ID:nFx7HfVh
>>181
折れのは単に書きなぐっただけなので
倉庫への格納は遠慮したいのだがどうでそう>SS保管人氏
ちなみに
>63
>69
>95-98
>106-107
>172-173
>179-180
は折れの暇つぶしの妄想ですた
217名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:55 ID:5m8GDsr6
ぐぐってもなかなかモンキーターンのいい18禁SSが見つからないぽ(´・ω・`)
218名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:16 ID:gaH8S31O
遅まきながらキノコ組もキボソ!!(;゚∀゚)=3
219名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:33 ID:ILLfgER+
>203
嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
よーしパパまた時間あったら仲安麻理書いちゃうぞー。
もまいも書いてください。
220名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:58 ID:Pquk0P84
おー。盛り上がってきたな(*´∀`*
期待してるよパパン!
221203:04/02/07 10:30 ID:RuvmVu/k
>218
起きたら全部リクになった!!(藁)
一応全部書くつもりだが、とりあえずは波多野×チンタオに集中するんで
その他のリクはちょっと松べし。当方、かなり筆遅なので。

>219
頑張るんで、そちらも仲安麻里ヨロ。
222203:04/02/07 16:39 ID:RuvmVu/k
ヤバ、予想以上に前フリ長くなってる(苦笑)
今日の深夜くらいに投下する為にもう少し頑張ってかいてみまつ。
223203:04/02/07 21:44 ID:RuvmVu/k
とりあえず完成段階の所まで投下。
あらかじめ書くが、今日投下する所の時点では本当に普通の話です。
エロくもなんともないです。折れの場合、どうもこういう書き方なん
で許してくれ。んでは、投下。
224203:04/02/07 21:45 ID:RuvmVu/k
「さぁ、4号艇波多野、3周2Mを慎重にターンして…今ゴールイン!!今節を制したのは東京の波多野憲二です!
これで波多野は今期4勝目、賞金王を目指す艇界の若武者の視界は良好です!!」

「…はぁ〜…」
レースが行われた水面の隅にあるピット裏にあるテレビに映る同期の勇士を思わず溜め息をついて見つめているショ
ートカットにまんべんなく焼けた褐色の肌をした一人の女性がいた。彼女の名前は青島優子。テレビで勝利の喜びか
らガッツポーズをしている波多野憲二の同期である。彼女も先ほどまで選手としてこの節を戦っていた。選手は最終日
の自分のレースが終わってしまえば例えレース最中でも帰宅する事が許されている。しかし、青島は仮に自分の最終日
のレースが最初の第1レースであったとしても必ず最終レースまで場内に留まっている。それは他人のレースを見る事
で何か自分なりに新たな事を感じる機会を得たいという気持ちからであるが、時々は同じ節に斡旋を受けた同じ支部の
関係者や同期の応援が主になる事もある。そして今日の場合は後者の場合…すなわち同期の中でも洞口雄大と共に艇界
のトップを走る波多野の応援の為に残っていた。その波多野が優勝戦を勝ったのだからさぞや喜んでいるだろうと思う
のだが、肝心の青島の反応は前述の通り感嘆の方が大きかった。今や若くして艇王榎木裕介に一目置かれる存在である
波多野の実力には最早それ以外の反応ができなかったのである。
225203:04/02/07 21:46 ID:RuvmVu/k
 そうこうしているうちに波多野が優勝した後の諸行事を終えピットに戻ってきた。行き交う選手に祝福され、会釈を
しながら青島の方へ歩いてくる。青島は笑顔で、
「波多野君、優勝おめでとう。」
と、波多野に声を掛ける。
「ああ、青島か。ありがとうな。すまなかったな、昨日は。」
 優勝の喜びよりも先に青島に詫びる波多野の返事に青島は軽く首を横に振った。
「ううん、気にしないで。」
「…そっか、分かった。それじゃ、これから帰る準備するからちょっと待っててくれ。」
「うん、私も準備してくる。」
 波多野は青島と短く言葉を交わすと背を向けて歩いていった。青島はその去り行く背中をじっと見詰めていた。そこ
からは何か自分が持っていない様な雰囲気を出している事を青島は本能的に感じていた。同時に別の気持ちにも…
226203:04/02/07 21:46 ID:RuvmVu/k
「…あ、そうだ。私も帰る準備をしなくちゃ。」
 ふと我に帰ると青島は女性選手の控え室へと歩を進めた。部屋に入るとほとんどの選手は引き払っていたのか先ほど
よりも雰囲気が寂しく感じられた。ちなみに今節はG(グレード)の冠が付いていない一般戦である。従って男女・等
級に関係無く斡旋を受けている。もっとも、結局は競艇は実力の世界なので優勝戦を戦うのはもっぱらA1級の選手達
だ。青島はA1級であったのだが、前日の準優勝戦の最終レースの4号艇(つまり今節の予選順位12位)で出走し、
そのレースの2着であった1号艇(予選順位1位)の波多野と途中まで激しい2着争いを争った。結果的にその争いに
敗れ、最終的に4着。優勝戦に進む事はできなかった。先ほどの波多野の『すまなかったな、昨日は。』というのはこ
の事を指していた。
『もっと私に力があれば…』
 内心そう思うのだが気ばかり焦っても仕方が無いというのは当の青島が一番良く分かっていた。そうやって青島はA
1級にまで時間を掛けて昇級してきたのだから。それに今日は戦いが終わった日だ。ゆっくりと目先の事をこなして行
けばいいと青島は思っている。今日は前検日に波多野と約束していた解散後の食事を楽しむ。それが青島の今の楽しみ
であった。今節は青島と同じグループの選手はおらず(同じ支部は数人いた。)、また同期も斡旋を受けていなかった
為に、必然的に波多野と話す事が多かった。その会話の中での約束だった。
227203:04/02/07 21:47 ID:RuvmVu/k
 青島は以前同期の洞口にプロポーズされていた事がある。結果的にそれを断った。それは洞口が嫌いだったからとい
う単純な理由では決して無く、洞口と自分とのレースの考え方に大きな隔たりがあると感じたからだ。勝利の為に他の
全てを犠牲にしても良いという洞口の姿勢には青島はどうしても同調する事ができなかった。もっとも断った理由はそ
れだけではなく、波多野への想いが日に日に大きくなっていた事も起因している。幼い子供には優しく接し、そして慕
われるレースをする波多野には一種の憧れがあったのかもしれない。その憧れが波多野に惹かれている気持ちの一部で
あったと自覚したのは青島自身初めて出場したSGレースであった。女性選手代表として何が何でも勝たなければなら
ないとある意味意固地になっていた自分を気持ちをほぐしてくれた波多野からのアドバイスによって青島は1レースだ
けだが、1着を勝ち取った。そのお礼をしようとした時の波多野の笑顔に青島は自分の本当の気持ちに気付かざるを得
なかった。
228203:04/02/07 21:50 ID:RuvmVu/k
「お待たせ。」
 競艇場の外で出待ちしているファンの攻勢からようやく逃れた波多野が青島の所にやってきた。最初は場内で待とう
としていた波多野だったが、
「ファンの人達が外で待ってると思うけど、どうするの?」
と言う青島に波多野は、うっと息を詰まらせてしまった。若手の有望株に最終日のレース後の出待ちのファンはつきも
のである。特に波多野の様にSGを取る様な選手の場合その数はハンパでは無い。正直それを何事も無く通り過ぎるの
は難しいと波多野が思案している所で、
「私が先に出て待ってるからちゃんと応対してあげて。ファンあっての選手でしょ?」
という言葉に波多野は救われたのだった。
229203:04/02/07 21:51 ID:RuvmVu/k
「お待たせ。」
 競艇場の外で出待ちしているファンの攻勢からようやく逃れた波多野が青島の所にやってきた。最初は場内で待とう
としていた波多野だったが、
「ファンの人達が外で待ってると思うけど、どうするの?」
と言う青島に波多野は、うっと息を詰まらせてしまった。若手の有望株に最終日のレース後の出待ちのファンはつきも
のである。特に波多野の様にSGを取る様な選手の場合その数はハンパでは無い。正直それを何事も無く通り過ぎるの
は難しいと波多野が思案している所で、
「私が先に出て待ってるからちゃんと応対してあげて。ファンあっての選手でしょ?」
という言葉に波多野は救われたのだった。
230203:04/02/07 21:52 ID:RuvmVu/k
「うん、お疲れ様。それじゃあ、どこ行こうか?」
「う〜ん、ここは地元じゃねぇし、正直あんまり斡旋受けた所じゃないからよくわからないな。青島は?」
「え、あ、私も良くはわからないんだ。でも鮎川さんがいい店があるって教えてくれたの。」
 青島は持っていたバッグから鮎川が書いてくれたメモを取り出しながら答えた。そこには鮎川が如何にも鮎川らしい
力が感じられない文字と地図が書いてあった。実は青島がレースに出発する前夜に、
『波多野君と同じ斡旋なんだろ?レース後に行ける良いデートスポットを教えてあげよう。』
 などと言うものだから必死に青島は、
『いや、行きませんから!!』
と、否定するも、
『いいから、いいから、照れない。照れない。』
『そんなんじゃ無いんですって!!』
『またまた〜』
 というやりとりから生まれた産物であった。実は紹介してくれた店の他にそのメモには鮎川が無理矢理デートスポッ
トも書き入れていたのだが、その部分は出発した後に青島自ら切り取り自分の財布に入れてしまっていた。流石に先輩
の書いた物だったから無碍に捨てる事が青島にはできなかった。そんな事情も知らず波多野は上からそのメモを覗き込
んだ。
「鮎川さんが?そっか、じゃあ任せるよ。きっとご当地の店の情報だろうし。俺らだとどうしても全国どこにでもある
店に行きそうだしな。」
「ふふ、そうね。それじゃあ、行こう!」
 少し笑いながら青島は右手を挙げてタクシーを呼び寄せた。
231203:04/02/07 21:54 ID:RuvmVu/k
一回二重カキコしてしまった…鬱…
とりあえず今日はここまで。もう少し頑張るわ。では。
232名無しさん@ピンキー:04/02/07 22:21 ID:LO54RfdC
>203
乙!普通に小説として楽しんでしまいますた。
続きもがんがれ〜
233名無しさん@ピンキー:04/02/08 00:06 ID:UP1Bjkn/
キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 乙です!!
競艇の細かいとこまで書き込んでてすげぇ…
続きもがんがって下さい!
234名無しさん@ピンキー:04/02/09 20:42 ID:sGSjM2fQ
ワクワク・・・
まだかなぁ〜。
235203:04/02/10 21:57 ID:/XZ8x1B5
ども。今日は明日が休みなんで少し遅くまで起きていられるので頑張って
書こうと思っています。まだ前フリが続くと思われますのでご了承を。

では、今から書いてきまつ。
236名無しさん@ピンキー:04/02/11 02:04 ID:y1L3xQIV
age
237名無しさん@ピンキー:04/02/11 18:43 ID:5WBb2Nob
続きまだかな〜
238203:04/02/12 03:13 ID:0ZyitWeq
相当遅れましたが、ここで一応投下。今日はフラグ立てまでです。今週号の
サンデー見たら少し手直しをせねばと思って書き直しました。文の推敲して
ないのでツッコミは不可。直す時はまた臨機応変にやっていこうと思います
のでヨロ。
239203:04/02/12 03:14 ID:0ZyitWeq
「あ〜美味かった〜!流石に鮎川さんご推薦の店だな、満足、満足♪」
 鮎川が教えてくれたのは郊外にある小さな料理屋であった。適当に料理を見繕ってもらったのだが、一品一品味が良
くついつい食べ過ぎた波多野はお腹に手を当てながら天井を仰いだ。体重にも気を使わなければいけない競艇選手であ
るが、彼らも人間であるから時々はハメを外さなくてはやっていられない。
「良かったね、波多野君。」
 そんな波多野を見ながら青島も箸を置いた。
「改めて今節優勝おめでとう。」
 少し姿勢を正して青島は言った。
「ああ、ありがとう。あんまり走った事の無いレース場だったからどうなるかな?と思ったけど、何とかなって良かっ
たよ。エンジンもそこそこのを引いたからな。」
「準優勝戦では見事に私を差してくれたしね〜」
 少しふざけながら青島は笑った。
「いや、だってあん時はマジでヤバかったんだぜ?青島ってホラ、直線の伸びがいいだろ?それに加えて俺よりも良い
エンジンだったからさ。もう必死必死。」
 右手を振りながら波多野も応戦する。
240203:04/02/12 03:14 ID:0ZyitWeq
「それでも勝てるんだから、波多野君の整備力も随分上がったんじゃないの?」
 青島の言葉通り、波多野はデビューして左手の大怪我をするまでの間、本栖研修所で配布されていた整備に関する教
科書を全く読んでいない程、整備に関してはプロペラ中心に行なっていた。それが今では一通りの整備をするまでに至っ
ている。それは波多野の力が伸びる余地はまだある事を意味している。
「う〜ん、確かに前よりはマシになったかな?でもそれ以上に大きい事がある。」
「え?」
 きょとんとした表情を浮かべる青島。
「新しい目標が出来た事。やっぱり目標がでかいと気持ちが違う。」
「新しい目標って…?」
 目を瞬かせながら尋ねる。
「ああ、賞金王に出場してそして榎木さんに勝つ事!!」
 迷いも無く断言する波多野。
「賞金王に勝つ事じゃなくて榎木さんに勝つ事が目標なの?優勝する事じゃなくて?」
「ん?そうだよ。なんで?」
「何でって…やっぱり一番大きなSGに優勝する事が競艇選手にとって一番だし…」
「あのさ、本栖での卒業レースで俺が言った事覚えてるだろ?」
 唐突に青島の言葉を遮って波多野が身を乗り出す。その勢いに少し後ろに気圧される青島。
「え、ああ、確か『3年以内に日本一のレーサーになります!!』だったよね?」
 少し上を仰いで青島はその時を思いながら言った。
「そう!!考えてみたらそれって究極の目標なんだよな。」
241203:04/02/12 03:15 ID:0ZyitWeq
「うん。」
「で、今考えてみるとその目標ってのは何も賞金王に勝つ事じゃないんだよな。」
「え?どうして?」
「仮に賞金王で榎木さんに勝ったとして…そのまま俺が榎木さんみたく艇王って呼ばれるのかな?」
『波多野君が艇王…』
 青島は思わず波多野が『艇王』と書いてある王冠を被ってわははははと笑っている姿を思い浮かべてしまい、頭を横
にブンブンと振り回してその想像を遮った。あまりにも現実離れしすぎた考えだと青島は内心で苦笑いする。
「どうした、頭なんか振って?」
「え、いい、何でもない。余り波多野君が艇王だなんて想像できなかったものだから。」
 青島は波多野の追及に少し素直に返事をした。波多野はそれを深く考え込まず、
「そうなんだよ、それじゃあ艇王、つまり日本一じゃないんだよ。まず年間を通じて榎木さんを超えられる成績を残さ
ないといけない。例え1ランクでもいい、榎木さんの上に行かないと日本一のレーサーとは呼ばれる資格はないんだよ
な。結局『1レースの結果だけじゃまだまだわからない』とか他の人に言われそうじゃん。それは俺の気持ち的に何か
違うんだよな〜」
と、青島が考えた事とは少しずれた事を言った。更に波多野は続ける。
「だから厳密に言えば俺の目標ってのは『榎木さんよりもランキングが上の状態で賞金王に出て、更に本番のレースに
も榎木さんに勝つ』という事になるんだよな。勿論、優勝できるに越した事はねぇけどな。」
242203:04/02/12 03:16 ID:0ZyitWeq
 一人うんうんと頷きながら納得する波多野。青島はというと、波多野が夢中になって自分の目標を話している時の輝
いた眼に無意識に見つめていた。いや正確には見とれていたと言った方が正しいだろう。
『波多野君ってやっぱり洞口君とは違う方向から競艇を見ているんだな。私も…』
「…おい、青島。聞いてるのか?」
「あ、うんうん!!聞いてる、聞いてる!!」
 波多野は青島がボ〜っとしているのを単純に心配して声を掛けたのだが、青島には自分が波多野に投げ掛けていた視
線を咎められたのかと思い、必死に頷く。
「ま、7日間缶詰め(前検日と大会6日間)だったから仕方無いけどな。」
 そう言いながら波多野は何気に店内にあった掛け時計に目をやると、
「お、もう9時か…青島、あんまり遅くなりすぎるといけないからそろそろ出るか。」
 心の体勢をまだ整え切れていない青島に声を掛ける。
「ああ、うん。そうだね。」
「さてと…」
243203:04/02/12 03:17 ID:0ZyitWeq
 青島の返事と同時に波多野は立ち上がり、
「親父さん、ご馳走様でした!」
と言いながら自分の財布を取り出す。それを見た青島は慌てて自分の財布も出そうとする。そんな青島に波多野は、
「ああ、青島は今日はいいよ。色々聞いてもらったから今日は俺が出すよ。」
と、笑顔で言う。
「でも、そういう訳には…」
 そう言いながら青島は慌てて財布の中にあるお金を取り出そうとする。
「いいって、いいって!!」
 波多野も少し躍起になって青島の行動を止めようとする。
「ダメだよ、それじゃあ私の気持ちも治まらないし…」
 そして青島が財布からお金を出したその時に小さな紙片がテーブルの上に落ちた。青島はそれに気付かない。
「おい、青島、何か落ちたぞ。」
 言うが早いか波多野はその紙片を取って広げる。
「え、あ!それは!!」
 青島が慌てて波多野の手から紙片を奪おうとしたが、少し気付くのが遅かった。
「『波多野君とデートするならここ!!』?どういう事???」
 思わず声を上げてしまう。波多野の目が点に、青島の目は見開いた。そしてすぐに恥ずかしさの余りに顔を伏せ、自
分の表情を波多野に見られまいとした。
『何でここで鮎川さんのメモが出てくるの!!』
 青島は福岡にいるであろう鮎川を少しだけ恨んだ。
244203:04/02/12 03:20 ID:0ZyitWeq
一応今日はここまで。もうちっと続くな。やはり前フリ長い折れ…
ちょっとだけでも反応くれると参考になるんでヨロ。次は…土曜日
くらいか?マターリとしといて。んでは。
245名無しさん@ピンキー:04/02/12 22:41 ID:ot8gwvCc
>>244
いえいえ、前フリ長くても原作の雰囲気バッチリなので、良い感じですよ。
波多野が熱く夢を語る姿に、青島が改めて好意を自覚していくのが自然な流れだなぁと。
マターリと続きをお待ちしています。
246名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:50 ID:/YOWUes3
前フリを大事にするのはいいことだ!
247名無しさん@ピンキー:04/02/13 00:22 ID:Am7Nidr/
期待が高まるな〜。
二人がどんなHをするのか楽しみ楽しみ。
248203:04/02/14 11:05 ID:cc1Hx1LF
今から続き書きます〜今日の夜には投下できるものかと。多分っていう
か絶対まだ前フリで今日も終わるものと思われ。ところでまだ先だけど
エロの場面どうしようかと思ってる。前にも書いたが、折れってエロ書
いた事ないんだよな。こっちでは読者の方だったから(藁)まあ、実際
にエロ書く時に悩めばいいんだろうけど。

ところでここって住人どれくらいいるんだろ?かなりマターリ進行はわ
かるんだけど?
249名無しさん@ピンキー:04/02/14 13:30 ID:sQX3CqkC
>248
地の文が上手いのに無理に書いて雰囲気壊れたらもったいないな。
心理描写を頑張ってくれたら臭わせる程度で個人的には満足。
…でもこっち読者なら結構イケる口じゃないかと(w
何にしろ貴重な職人さん。がんがってくらはい。
250名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:32 ID:BGPGQY5q
期待して待つためage

251203:04/02/15 00:22 ID:PvDakRVi
例の如くまたも完成段階までを投下。亀の如く進む前フリですが、まだ
続きます。明日から旅行に行くので続きは火曜日か水曜日です。

>249
いま少しそれ考えてる。これはこれで完結して、それを補完する形の物
を書こうかな〜と。やっぱり折れは書き方が器用でない。

では、投下。
252203:04/02/15 00:23 ID:PvDakRVi
「毎度ありがとうございました!!」
 店の戸を後ろ手で閉めるその背に店主の明るい声が掛かる。が、青島は正直それに答える程の心の余裕は持ち合わせ
ていなかった。結局ワリカンで代金は支払ったのだが、それ以上に鮎川のメモを波多野に見られた恥ずかしさからそん
な事は最早どうでもよくなっていた。視線の先には波多野の姿。波多野も心無しか顔が俯き加減だ。声が掛けづらい…
「…青島。」
 口を開いたのは波多野だった。いつもの快活な声では無く、神妙な面持ちの声である事はすぐにわかった。怒ってい
るのだろうか?青島は少し声を震わせ、
「…なに?」
と、短く答える。
「あのさ…せっかくだから行ってみるか?」
 予想だにしなかった波多野の発言に青島は一瞬波多野の言葉の意味を理解できなかった。
「いや、これ書いたの青島じゃなくて鮎川さんだろ?デートはともかくここって1人で行っても面白くない場所だから
こそ教えてくれたんだろ?せっかく教えてくれた場所に行かないというのも…あ、別にデートとかそんなんじゃなくて…
その…青島が嫌だったらいいけど…」
253203:04/02/15 00:44 ID:PvDakRVi
 しどろもどろに青島に話す波多野の姿に青島はとりあえず怒っているのではないとわかり、
「うん、波多野君さえよければ。」
と、静かに答える。同時に、
『デートとかそんなんじゃなくて…か…』
 という少し落胆した気持ちも生まれた。それでも波多野ともう少し一緒にいられる…少し嬉しい気持ちもあった。
「行こうか。」
と、青島は笑顔で言った。その時、少し風が吹いて青島の前髪が揺れ、その笑顔が神秘的な様な物に見えた。
『!』
 波多野はその笑顔を見た瞬間に以前青島の笑顔を見た時に感じた感情を無意識に思い出してしまっていた。波多野の
先輩である和久井に軽い気持ちで青島の事も好きという事を言ってしまった事があったが、明らかに今の気持ちはそん
な軽い物ではない事に波多野も自覚した。
「よ、よし!行くか!!」
 それを悟られまいと波多野は敢えて大きな声で青島の返事を受け返した。
254203:04/02/15 00:44 ID:PvDakRVi
 波多野と青島はそれからタクシーを拾い、その地図が書かれている場所へと向かった。それはこの街で一番高い所に
ある場所だった。
「よっと、ちょっと時間掛かったけど着いたな。」
 タクシーから波多野が降りたと同時に反対側のドアから降りてきた青島に声を掛けた。
「そうね。私もそう思った。」
 そう言いながら波多野の横に立ち、そして少し視線を上げて波多野の顔を見る。2人の身長の差はそれほど違った物
では無い。競艇選手にとっては逆に身長が高すぎては体重面で不利になる場合が多いからだ。
「少し歩けば着くみたいだ。行こう。」
「うん。」
 少しギクシャクした雰囲気の中で2人は歩き出した。目的地はそれ程遠い所では無く、ほとんど時間が掛かる事無く
到着した。あまりに距離が短かったので会話を必要としなかったくらいだ。
「「わぁ〜」」
 思わず2人とも同じ感嘆の声を挙げた。そこには街の全部が見渡せる景色が広がっていた。時間は22時少し前で、
光の絵図がそこにはあった。大都市とも小都市ともつかないこの街の夜景は適度な密度の光の集団を作りだしていた。
普段週末の夜になれば他にもここへ訪れる者がいるだろうが、今日は普通の平日の為に波多野と青島の2人しか訪問者
はいなかった。
255203:04/02/15 00:45 ID:PvDakRVi
「綺麗な夜景…」
 青島の口から自然に出た言葉がその全てを物語っていた。2人はしばらく無言で眼下にある風景に見とれていた。ふ
と、波多野は左にいた青島の方をチラリと見やった。青島はその視線に気付かずにまだ視線は下げたままだ。
「………」
 無言で青島を見る波多野。そこにある感情はこれまでの経験してきた恋愛経験にいずれも無かった感情だった。
『何だろうな…鮎川さんのメモのせいじゃねぇけど…』
 そこで青島が波多野の視線にようやく気付く。
「どうしたの、波多野君?」
 波多野の顔をマジマジと不思議そうに見ながら言う。
「あ、い、いや何でもねぇ!!(とにかく早く誤魔化さないと!!)と、ところで!!」
「え?」
 余りに必死の波多野の顔に少したじろぐ青島。
「鮎川さんがここを知っている事自体が何か面白くないか?」
「え?…あはは、それを言ったら鮎川先輩に悪いわよ。」
 まんまと波多野の誤魔化しに引っかかる青島。波多野の切り返しの上手さが奏を効した格好だ。
256203:04/02/15 00:47 ID:PvDakRVi
終了〜続きはまた次回という事で。いや〜ベタな展開だな〜(藁)
そんでは、また。
257名無しさん@ピンキー:04/02/15 12:22 ID:GUv3y+KQ
隊長、ベッタベタです……しかしオッケーです!
これだけの腕があるなら、エロも書いてみれば良い出来になると思います。
無理にとは言いませんが、出来たらチャレンジして欲しい……。
続き待ってます。串しゅうまい食べながら。
258名無しさん@ピンキー:04/02/17 13:07 ID:oclCfUT4
河合作品のSSスレがあるとは驚いた。
ぐぐってもなかなか出てこないので需要が少ないのかな。
個人的には結構好きなんですけどね。キャラクターの成長具合いとか。
259203:04/02/18 18:51 ID:fnOw+q7h
ヤベ、先に書いてたヤツと今週号がかなりカブってるわ(藁)
いや〜あそこまで川合先生が描くとは思わなんだ。
本当にほとんどカブってるんで投下はちょっと見合わせ
しようと折れは思ってるが皆、どうしたらよいと思う?
260名無しさん@ピンキー:04/02/18 20:30 ID:JY0iGvm4
>>259
問題ない。気にするな。
261名無しさん@ピンキー:04/02/18 21:27 ID:oit3kW4K
>>259
文章と漫画はまた違った味があるので無問題。
個人的には、せっかく書かれたのですから投下してもらいたいです。
262名無しさん@ピンキー:04/02/19 20:16 ID:EaT0Ffij
職人さんスゴイ
263203:04/02/21 00:14 ID:fqwfC90l
カブってもOKって事なんで投下。とりあえず折れ自身が書いててハズいので直前まで(爆)
多分後で挿し入れる形で書けたら書く。あと住人少ないのは分かるが、何か反応くれると少し
嬉しい。んでは、投下。
264203:04/02/21 00:16 ID:fqwfC90l
「いや、だってさ、鮎川さんがどうやってこの場所を知っているのかが凄く気にならないか?偶然見つけたってのも何
だかおかしいし…」
 まだ少し笑っている青島に付け加える波多野。
「そうね、でも鮎川さんって結構こういう所見つけるのうまいのよ。」
 少し落ち着いて青島は鮎川のフォローに回る。
「そうなんだ?」
「うん、何て言うのかな〜ほら、私が言うのもあれだけど鮎川さんって観察力が凄いの。いつもはボ〜っとしてる所が
あるけど、人が気付かない事にも気付く事が多いの。」
「ふ〜ん…」
『あの鮎川さんがねぇ〜』と思いながらも相槌を打つ。
「私もそれで何度も助けてもらったの。色々と相談も乗って貰ったりしてるし…」
「そっか…いい先輩なんだな。鮎川さんって。」
 気持ち視線を上に上げながら答える波多野。あの青島が手放しで褒める言葉を述べるのだから鮎川は青島の言葉通り
素晴らしい人間なのだろう。
265203:04/02/21 00:17 ID:fqwfC90l
「うん…私って恵まれていると思うの。」
「…恵まれてる?」
 そんなはずは無いと波多野は即座に思った。本栖にいた頃、青島は父をガンで亡くしている。人づてにその父が残し
た借金、そして母親を含めた一家の生活全てを当時18歳の青島が一手に引き受けているのを知っている。両親健在で
今も家族と同居している波多野にとっては現実に打ちのめされた事を覚えている。その青島が恵まれているとは?
「うん、良い先輩がいて、良い仲間がいて…。どれも競艇選手にならなかったら手に入らなかったもの。私って恵まれ
てるなって…」
「…青島…」
 常に前向きに芯の強い青島の言葉に返す言葉が出てこない波多野。
「でもやっぱり恵まれてるのは82期の皆と知り合えた事。」
「…。」
「みっちゃん、三船君、岸本君、勝木君、河野さん…洞口君に…それから…」
 心持ち洞口の名前を出すのを躊躇いながらも続ける。
「波多野君とも知り合えてよかった…」
 青島は胸の前で自分の手を組みながら静かに呟いた。
266203:04/02/21 00:18 ID:fqwfC90l
「そ、そんな事ねぇよ!!」
 その様子を見てすっかり真っ赤になってしまった波多野は左手をブンブンと振る。その時、波多野の左手に普通の人
の手には無いであろう傷跡が青島の目に入った。波多野が長期離脱となり、そこからの脱出と共に刻まれた傷だ。青島
自身はある程度落ち着いた時に見舞いに行っていたが、聞いた所によると手術直後は温厚な波多野がその痛みから気が
狂わんばかりに取り乱していたという。常人では想像できない地獄を体験した人が今、目の前にいる…そう考えると思
わずその手を青島は両手で包んだ。
「あ、青島?」
「波多野君の左手…」
「あ、ああ。ひどい傷跡だろ?」
 少しだけ顔を緩めて努めて笑う波多野。青島はその言葉に頭を横にフルフルと振った。
「ううん、凄いと思う。傷跡がじゃなくて、ここまで来れた波多野君が。」
「俺が?」
 そんな事を言われるとは思わなかった波多野は少し面をくらう。
267203:04/02/21 00:19 ID:fqwfC90l
「うん、ほら、前に波多野君が私に言ったよね?『お前が頑張るヤツだから…』って。」
「ああ。」
 以前、波多野と青島は偶然にも碧南訓練所で再会し(青島は純然に訓練しに来たのだが、波多野の方は当時テレビの
前で全裸水神祭を決行。見事に1ヶ月の出場停止をくらっている最中だった)、自身の弱点を波多野の指摘してもらい、
そして波多野から『自分には合わないから。』というプロペラを提供して貰った事がある。波多野はその事を思い出し
ながら相槌を打った。
「でも波多野君の方が私なんかよりもずっとずっと頑張ってるんだよ。波多野君自身は気付かないかもしれないけど波
多野君の頑張りって他の誰よりも凄いと思うの。この傷はその証だと思うの。だから…尊敬する。」
 傷跡を優しくさすりながら諭す様に言った。
「…青島。」
「私…波多野君にお礼を言いたいの。」
「お礼?」
 波多野は急に『お礼』という言葉を持ち出されて目を点にした。
「うん。ほら、さっきも言ったけど、『お前が頑張るヤツだから…』、って言いながら波多野君からプロペラを譲って
もらったでしょ?」
 波多野の手をゆっくりと離しながら青島は尋ねた。
268203:04/02/21 00:21 ID:fqwfC90l
「あ…ああ、あったな。」
 左手から青島の手の温もりが少しずつ消えていくのを自覚しながら波多野は答えた。
「あれね、今の私のエースペラのままなんだ。」
「え?だってあれって結構前だろ?」
 意外な青島の発言に本当に驚く波多野。プロペラというのは常に進化し続ける物で、早いと約2ヶ月で最新のプロペ
ラが時代遅れになる事はままある話なのだ。それなのに青島はまだ当時のプロペラをエースペラだと言った。波多野で
無くても驚くのは無理無かった。
「それからこの間、私SG出場する前に女子王座を獲った時も波多野君がくれたプロペラなんだよ。」
「え、そ、そうなんだ?」
 正直立て続けの驚く告白に波多野の目はすっかり開き切っていた。
「うん、それだけ私にとっては今は変え難い程合っているペラなの。ダメだよね、本当は自分が一番自分にあったプロ
ペラを作れないといけないのに、私は今も波多野君の好意に甘えさせてもらってるのって…」
 やや自嘲気味に話す青島に焦る波多野。
「そ、そんな事ねぇよ。俺がそれだけ青島の力になれてるんだったら嬉しいし…」
「うん…だからそのお礼を言いたいの。遅すぎると思うけど、言わないと私の中で整理付かないから…波多野君、本当
にありがとう。」
「ああ。気にしないでくれ。気持ちは十分に受け取っておくよ。」
「…うん。」
269203:04/02/21 00:22 ID:fqwfC90l
 そしてしばらく2人は言葉を出さなかった。妙な沈黙が2人を包む。上へと吹き上げる夜風が身体に心地良い…少し
心が落ち着いたな…そう波多野が思っていると視界の隅で青島が自分の方を見ているのに気付く。その青島の目は真剣
な気持ちが満ちていた。そこから逃れてはいけない、そう直感した波多野も身体を横に向け青島を見る。何時の間にか
落ち着いていたはずの心臓が世話しなく脈動していた。
「あのね、波多野君。」
 少し頭を下げて青島が沈黙を静かに破った。
「ん?」
 波多野からは青島の目は前髪に隠れて見えていない。
「私、父さんが死んじゃって、借金があった事知ってるよね?」
「あ、ああ。」
「この間…その借金は全部返済できたんだ。」
 その言葉を聞いて波多野の顔がぱっと明るくなる。
「そ、そうか!よかったな!」
「うん、今までは家族の為に私は頑張ってきたの。でもようやく家族も苦労させないで済む様になったから今度は私自
身の為に頑張るの。」
 確実に1つ1つを噛み締める様に青島は言った。これまでの苦労を思い出すかの様に…
270203:04/02/21 00:23 ID:fqwfC90l
「うん、青島だったらできるさ。」
「それで、そういう状況になって初めて私自身の幸せって何なのかなって考える様になっちゃって…」
「自分の幸せ…」
 そういや俺ってそんな事考えた事無かったな、レースの事ばかり考えてしまって…と少し自分の無計画さに少しだけ
心の中で笑っていると、
「あ、一度考えた事があった。」
「え、何?」
 突如、青島は顔を上げた。しかしその顔は決して明るい物では無いという事はすぐに分かった。その証拠に、
「………」
 少し話しにくそうな顔をしていた。
「あ…話したくなければ話さなくてもいいよ。無理にとは…」
 波多野が青島の事を察し、話を切り替えようとしたが、その気遣いを振り払うかの様に青島は首を横に振り、
「ううん、聞いて、波多野君、私ね、実は前に洞口君にプロポーズされた事があるの。」
271203:04/02/21 00:23 ID:fqwfC90l
「ええ!!」
 波多野は驚きの余りに絶句した。それも当然である。まさか自分のライバルである洞口がその様な事を、ましてや青
島に好意を持っていたという事自体が波多野にとって信じられない事だったのである。混乱の余り、
「そ、それで!?」
と、思わず聞いていた。しかし青島は『前に』と言った。もし青島がそれを受けていれば今頃波多野達同期の下にそう
いった知らせが届くはずなのだからその答えは冷静に考えればおのずと、
「断ったの。『ごめんなさい。』って。」
 という答えが導き出せたはずだった。
「ど、どうして?」
 身を乗り出しすぎて青島の顔を真正面から、そして今までで一番近づきながら波多野は尋ねる。
「簡単に言えばレースの考え方かな…どうしても洞口君の考え方のに馴染めなかったの。勝つ為になら何でも許される
というのは私にとっては受け入れがたかったの。」
 そんな波多野の追求に青島は真っ直ぐに、目も背けようともせずに答える。
「そ、そうか。…あ、すまねぇ…」
 ここで安堵の気持ちから青島との距離を急に意識した波多野は少し顔の位置を後ろへ下げる。その最中に、
「それに…」
272203:04/02/21 00:24 ID:fqwfC90l
「ん?」
 青島は言葉を続けようとする。それに波多野は再び青島との距離を気持ち近づける。
「洞口君の申し出を受けてから、考えて、迷って…そして自分の正直な心に気付いたの。」
「え?」
 それはどういう事だ?そんな波多野の気持ちが顔に出る。しかし、その答えを考える時間など無く、すぐにその解答
を青島の口から飛び出た。その時の青島の顔は傍から見ても真っ赤である事は明らかだった。
「…私の心の中には…」
 青島の口が戸惑いから一瞬止まる。しかし…意を決した。自分の気持ちに嘘は付けない……!!
「は、波多野君がいるの!!」
「え?え?青島、それって…」
 青島の言葉に目を丸くする波多野。
「私は…波多野君の事が好きなの!!ずっと、ずっと前から…!!」
「!!」
273203:04/02/21 00:25 ID:fqwfC90l
 青島の告白が波多野の身体を衝撃と共に突き抜ける。まさか青島が自分にそんな感情を持ち合わせていたとは!以前、
少し自分の中で『もしかしたら…』と思いながらも打ち消していた考えがまさか…波多野はこれまでの人生の中で最も
心が揺り動かされた瞬間だった。
「研修所に向かう途中で初めて会ってから、ずっと、ずっと…気になってて…今もそうだけど、波多野君の笑顔に何度
も勇気付けられていて…今もそれが変わらないの。これが私の本当の気持ち。…ごめん、迷惑だったよね。だって、波
多野君には…」
 青島は顔を伏せながら、少し自分の興奮を無理矢理押さえつけようとする様に言葉を終えようとする。そう、波多野
には彼女がいる。自分は自分に正直な事を波多野にぶつければ満足………そう思っていた。しかし波多野はその時、青
島の勇気ある言葉に自分の気持ちも正直に青島に伝えなければという義務感に襲われていた。
「いや…」
「え?」
274203:04/02/21 00:26 ID:fqwfC90l
 自分の言葉を否定する波多野の言葉。その言葉に青島は息を飲んだ。同時に再び視線を波多野の両眼に向ける。その
眼もまた自分の事を真っ直ぐ見つめている。それを自覚した瞬間、
「俺もお前の事が好きだ。青島…」
 静かに波多野もまた青島に告白した。
「波多野君…」
 今度は青島の目が大きく見開く。
「俺は今気付いた。本当に遅いかもしれないけど、自分の気持ちがようやく分かった。俺は青島の事が好きだ。これだ
けははっきりと分かった。」
「波多野君!!」
 青島の大きな瞳から一筋の涙が零れ出る。これまで流していた悲しみの涙では決して無い歓喜の涙だった。
「青島、こんな俺でもいいのか?こんな甲斐性も無くて、フラフラばかりしている俺でも?」
 首を少し傾けながら波多野は尋ねる。青島は言葉を出せない。
「いいんだな?」
 そんな青島の答えを強引に引き出すかの様な波多野の再確認。
「波多野君…波多野君!!」
 青島はその再確認の答えを波多野の胸に飛び込むという行動で示した。波多野はそれをしっかりと受け止めた。
275203:04/02/21 00:27 ID:fqwfC90l
「「………」」
 そのまま二人は互いの背中に手を回す。波多野の左胸の所に丁度青島の耳が当たっている。波多野の心臓が鼓動して
いる音を聞いていると青島には得体の知れない安堵感に包まれた感覚が生まれていた。それは今は無き父の温かみを思
い出させてくれ、波多野も波多野でしっかりと先程まで左手にしか感じなかった青島の体温を感じ取っていた。しばら
くすると、青島の頭が自分の身体を離れ、それと同時に青島の澄んだ表情が波多野の眼に映る。その青島の眼が何を語っ
ているか、如何に波多野が鈍感な男であっても気付いた。ゆっくりと波多野は身を屈め、逆に青島は身を伸ばした。お
互いに眼を閉じ、余計な感覚を絶った。
「「………」」
 それは2人にとってもっとも永く感じた時間の共有であった。

 そして、どちらかともなく少しだけ身体を離して再びお互いの眼を見詰め合い、波多野は青島の身体を抱き寄せ、青
島はまた波多野の胸に身体をうずめたのだった。
 
276203:04/02/21 00:30 ID:fqwfC90l
終了〜ちなみにまだ続きあります。本当に長すぎる前フリというか何と言うか…(苦笑)
また週末書きますわ。んでは。他の職人さんの再来を待ちつつ、今日はこれで〜
277名無しさん@ピンキー:04/02/21 02:56 ID:MKwc4OrJ
よ〜し!
うんうん、よ〜し。

純情チンタオたんイイ!
278名無しさん@ピンキー:04/02/22 00:40 ID:/FUDy8iu
うん、何と言うか、普通にお話として完成度が高いですね。
単行本派なので本編とどこまで重なっているのか判りませんが、続きが楽しみです。
203さんぐっじょぶ〜♪
279名無しさん@ピンキー:04/02/23 15:55 ID:OvUE79XF
SS(゚∀゚)つ〃∩ キタ━━ キタ━━ キタ━━
人多杉で来れてませんでしたが、楽しみにしてました!
青島が萌えすぎです…!203氏乙です!!
280名無しさん@ピンキー:04/02/28 04:06 ID:5Tg/cJE4
203さん、そろそろ続きキボン
281名無しさん@ピンキー:04/03/02 17:56 ID:xyUeKogf
age
282203:04/03/05 20:19 ID:5EWDtWJ/
リアルで色々あってカキコできんかった。スマソ。
で、色々考えたが、やはり折れはエロが書けん。
でもここはエロパロだからそれじゃあ、マズイ。
スレが伸びてないのもその証明だと思うしな。
そこで代替案。エロ書ける友がおるのでそいつに
エロ部分は書かして、それ以外は折れが書くって
感じはどうだろ?ちなみに友の了解は取ってある。
もしいらんかったらこのままのスタンスで残りの
作品も作るが、どうだろうか?返答求む。
283名無しさん@ピンキー:04/03/05 20:59 ID:6FXai4mu
良いと思う
284名無しさん@ピンキー:04/03/06 00:33 ID:VO7/PvG8
エロを書くのが苦手な人が無理に書こうとすると違和感を感じる作品になるだろうから、エロかける人が書くのはよいと思う。
203さんは原作の雰囲気を上手く表現しているのでこの雰囲気を大切にしてほしい。

注意点としてはエロ部分と非エロ部分との整合がちゃんと取れるかというところでしょうか。
いずれにしても続きキボン。
285203:04/03/07 11:48 ID:Cpb2jkoO
一応、友が書き始めた。文章繋ぎとか仕上げは折れがやるから
一応不自然な点はできないと思う。そこの所は安心してくれ。
で、一つ聞きたいがここには何人住人がおるか知りたい。
感想貰えるのが一番だが点呼だけでも書き込みしてほしい。
折れにとってそれが作品書く活力になるんで、我が侭かもしれないが教えてくれ。よろ。
286名無しさん@ピンキー:04/03/07 13:27 ID:OopgNPaW
1!
287名無しさん@ピンキー:04/03/07 13:44 ID:/b0qNS3F
2


2!
288名無し@ピンキー:04/03/07 14:46 ID:8R0jhb7U
3!
289名無しさん@ピンキー:04/03/07 16:38 ID:LixOAlX7
4!
290名無しさん@ピンキー:04/03/07 17:19 ID:Cgmj+23C
5!!!!
291名無しさん@ピンキー:04/03/07 19:03 ID:0p9gOuNL
6
292名無しさん@ピンキー:04/03/07 20:32 ID:8MoQ3OxI
7〜。
293名無しさん@ピンキー:04/03/07 20:49 ID:XC4XVjGu
8でつ。
294名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:06 ID:RoykJnaX
9か?
295名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:18 ID:W/p1TLQe
10
296名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:19 ID:W/p1TLQe
あげちまった!申し訳ない…
297名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:32 ID:+xE6+4br
11〜。

203さん、楽しみに待ってます!
298名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:45 ID:4M+JyR7V
12っす。
299名無しさん@ピンキー:04/03/07 23:14 ID:T4SSCesn
13
300名無しさん@ピンキー:04/03/07 23:37 ID:94Us9709
14、だな
301名無しさん@ピンキー:04/03/08 00:11 ID:JPFG/+Pc
点呼だけっていうのは怒られる事もあるようですが、一応15っと。
アニメの青島さんもかわええ……。ちょっとムラッと来た。
302名無しさん@ピンキー:04/03/08 02:02 ID:l8b7cWkw
感想なかなか書けないが16です
職人さんがんがれ
303名無しさん@ピンキー:04/03/08 14:19 ID:QvUwYCCN
17
304209:04/03/08 20:38 ID:SYnmg5pT
18
自分も感想書けなくて申し訳ない…SSも書こうと思いつつ時間ないしw
305名無しさん@ピンキー:04/03/08 23:57 ID:ALUBiPLp
19!

帯ギュお願いしたいっす。
306284:04/03/09 00:54 ID:zUJz5wSX
漏れは時々書き込みしてる。
というわけで15。
203さんがんがってくだちい。
307名無しさん@ピンキー:04/03/10 01:29 ID:Hl1rD2dM
21。杉海老書いてたものです。
dでもなく間あけたけどがんばって書くんでできたらまた投下しにきます。
あと海老視点かいてくださったかたありがとう。海老に激しく萌えましたw
また続きの海老視点も書いてくださると嬉しいです。
308名無しさん@ピンキー:04/03/10 02:26 ID:xsPu8YqO
22!
杉エビ書いてくださった方!最高でした、続きお願いします。
309名無しさん@ピンキー:04/03/10 14:44 ID:1CEMzqqa
23?

巧×海老とか書いていいっすか?H無しになるかもしれんけど。
310名無しさん@ピンキー:04/03/10 15:50 ID:CTpFUGEU
全然おけ。むしろみたい!
巧海老萌〜。
311名無しさん@ピンキー:04/03/10 16:29 ID:9PDqSVWT
>>309
本番無くともBまでとか、エロが無くても萌えがあるとかならおっけぇ。
保奈美さん、入れてなければ浮気じゃ……痛、痛っ!(定規チョップ連打)
312名無しさん@ピンキー:04/03/10 22:40 ID:jyG4fsuh
>>307
海老側を書いたものです。なんて勿体ないお言葉!
是非続きの海老視点も書かせて頂きます!
313203:04/03/10 22:58 ID:5jwEo7Ed
何だか予想以上に点呼が進んでてビックリです。できるだけ早めに書きたい
と思います(友の筆の進み具合が肝心だが)

それから杉側、海老側を執筆された方も書き込みされていますね。本当にお
2人とも素晴らしい筆力です!!見習う点が非常に多いので続編を期待して
います!!

309さんの作品、巧海老楽しみにしています!!

とりあえず折れも頑張ります。
314名無しさん@ピンキー:04/03/12 15:58 ID:K0k3NsdQ
24!
職人さんいつもありがとうございます。
帯ギュもモンキーターンもたまらん。
青島タン(;´Д`)ハァハァ
315203:04/03/13 03:30 ID:PCsn0aMA
あのさ、やっぱり前フリが長いわw

よう考えたら友も同じタイプ(前フリ長い)だったわ。類は友を呼ぶとは良く
言ったもんだw途中まで読んだがそう思った。
よって直球をご希望の方を相当じらす展開になるが良い?良ければ今日
くらいに投下できると思う。ただ、友の文が完成してからそれを折れが見て
少し編集してからだから明日になるかもしれんのでそこの所はご了承を。
316名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:36 ID:OwXIvib/
投下しないというのが一番のじらしかと。
漏れは長くても構わないけど。
317名無しさん@ピンキー:04/03/13 04:09 ID:Pm+9WYMN
203さんのは、描写が細かく丁寧なので、長くても良いというより長い方がイイ!
点呼に参加した他の人も、続きが読みたいと思ったからこそ書き込んだのでしょうし。
艇を後ろに引いてじっと待ってます。
318名無し@ピンキー:04/03/13 17:02 ID:h7HqeiN1
203氏の作品、期待しています。
つかみがしっかりしているほうが個人的に好きなので・・・。
319名無しさん@ピンキー:04/03/14 02:02 ID:KpRU/T6T
前フリであっても丁寧な描写で読んでいて楽しめるのだから無問題。
320203:04/03/14 05:27 ID:heK1uJkc
深夜明けにできました。一応チェックしたので友の文と折れの文の境目は多分
分からないと思います。長く掛かってすみませんでした。毎度書いてますが、
何かしらの反応書いてもらえると次の作品への活力になるんで、ヨロ。では、投下。
321203with友:04/03/14 05:29 ID:heK1uJkc
「…で…俺はどうしてここにいるんだぁ?」
 波多野はふと我に返った。自分の状況を簡単に説明すると、何故かベッドの真ん中で正座をしているのだ。
それは分かる。でもどうしてこうなった?波多野はこれまであった事を一つ一つ整理する。
「まず俺は…」
 青島とお互いの意志を確かめ合った。今もはっきりと残るその時の青島の感触。無意識に自分の手が己の
唇に当ててしまっていた。
「………ああ、いかん、いかん。」
 頭を振って再び思い返す。その後、下の街まで帰ろうとした。しかし上る時に使っていたタクシーはとっくに
姿を消してしまっていて、そこでやっとタクシーを引き止めておかなかった自分達の迂闊さに気付いてを笑い
あった。
「まあ、お互いに舞い上がっていたという事で…そんでもって…」
 それでも下りる為にはタクシーを呼ばないと手段が無い。しかしここに最大の迂闊があった。タクシーを呼ぼ
うにも番号を全く控えていなかったのだ。それはつまり、歩く以外に下へ下りる手段が無いという事を意味して
いた。1週間ずっと張り詰めていた緊張がその時になってどっと2人の身体を襲ってきた。
「それで結局歩くしか無いでしょ!って青島に言われたんだっけ。」
 時間を掛けてようやく街の灯りが見え始めた頃になった頃には日付が変わろうかという時間帯になろうとして
いた。これでは最早帰る事はできない。何とか泊まる場所を…と思っていた時にタイミング良くビジネスホテルが
2人の目に飛び込んできたのだ。特に話しあう事も無く2人はそのホテルへと入っていった。平日だから泊まる
部屋はいくらでもあるだろう。そう思っていた矢先、とんでも無い事を従業員に聞かされたのだ。
322203with友:04/03/14 05:30 ID:heK1uJkc
「何でこういう時にシングルとツインの部屋が全部、何だかわからねぇ学会の為に予約が埋まってんだよ!!」
 それを聞かされた時は2人は目を丸くしてしまった。別の宿を探そうにも今日はどこも同じ状況らしい。何でも
相当権威のある学会とか…しかしそんな事は2人にとってどうでもよく、泊まれない事に焦りを憶えた。すると、
従業員からダブルのお部屋ならあるのですが…と告げられたのだ。何でもこのホテルは10階建てだが、9階
と10階はダブル専用階で今日は全部屋空いているというのだ。流石に同じ学会の人間同士でダブルで寝よう
という者はいなかった様だ。しかしそういう事情を聞かされても、当の2人には全く関係が無い。流石の波多野
もダブルの部屋を取る事に尻込みしていると、青島がツカツカとカウンターに近付き宿泊者カードの記入を始め
たのだ。さっさと自分の名前を書いてしまうとそれを波多野にも『書け』と言わんばかりにカードを波多野に突き
出した。それでも波多野は少し躊躇っていたが、青島の顔を見た瞬間にその戸惑いが飛んでいってしまっていた。
「何しろ伏目がちに俺を見るんだもんな〜しかも顔真っ赤で…多分青島自身かなり勇気出したんだろうな…」
 通された部屋はとりたてて特筆すべきの無い…つまりは普通の部屋だった。テレビにテーブルに椅子2脚、
冷蔵庫に…一回り大きいベッドが1つ。2人の間に気まずい雰囲気が流れる。何しろ恋人同士になったのはつい
2時間ほど前だ。いくら何でも展開は急すぎる状況ではこの雰囲気が生まれるのは仕方が無いと言えば仕方が
無い。少し息を付いた後に青島は波多野にさっきまで歩いていたから汗を流すだけでもと、シャワーを勧めたの
だ。波多野はそれならお前も同じだと青島に先を譲ろうとしたが、頑として青島は譲らなかった。
「九州男児は頑固だと聞くけど、九州女児もだな…」
 青島の迫力に負け、波多野は仕方なくシャワーを浴びる事にした。しかし隣には何をしているかはわからない
が青島が確実にいると思うと、いつもは騒々しい入浴も静かにシャワーを浴びるに終始せざるを得なかった。そ
れでもこれから同じベッドに横たわるからちゃんと身体だけは洗ったのだった。そして浴室から出ると青島が今度
は入れ替わりに無言で浴室に入っていった。それが今の状況に繋がっているのだ。
323203with友:04/03/14 05:31 ID:heK1uJkc
規則正しいシャワーの流れる音が時々青島が身体を位置を変えているせいか、不規則なリズムを刻んでい
た。それが波多野を余計に混乱させていた。素直に横たわっておけばいいものを、一応青島に一声掛けてか
ら寝た方がいいだろうと自己解釈して波多野は青島が出てくるのを待っていた。しばらくすると、シャワーの音
が消え、遠慮がちにノブを回す音が聞こえて青島が出てきた。青島は自分を見る波多野の視線に気付くと顔
を伏せてそそくさと自分が手に持っていた物を自分のバッグの中にしまい込んだ。そして波多野の方を見た。
「あの…」
 遠慮がちに波多野に声を掛ける。心なしか声が堅い。
「え?」
「…もう寝よ?時間も遅いし…」
「あ、ああ。そうだな…」
 青島の提案に波多野も頷くと部屋の明かりを薄暗くした。そしてベッドの端の方に自分の身体を寝かせた。
波多野が布団の中に入った事を確認すると、青島は静かに波多野のいる反対側から布団に入っていった。
そして背中合わせになる様に青島も波多野と同じ体勢で横たわった。そこから部屋の中では時計が時を刻む
音以外、一切の音が消えた。2人の息遣いも静寂を手伝っているかの様に全く聞こえなかった。
324203with友:04/03/14 05:32 ID:heK1uJkc
 それからどれくらい時間が経っただろうか?波多野は緊張から一切寝むる事ができなかった。隣に青島が
寝ている…そう思うだけで自分に睡魔が一切襲ってこないのだ。このまま朝まで過ごすかと覚悟した時、波多
野の背中ごしに少し「ミシッ」と音が聞えた様な気がした。それが気になって波多野は恐る恐る肩越しに青島が
いる方を見た。
「あ…波多野君…」
 そこには波多野が動いたのが相当驚いた様子の青島がいた。青島の身体は反転していて波多野の方へ向
いていた。先程の音は青島の寝返りの音だと波多野はそこで気付いた。波多野は背中を向けたままで、
「…寝れないのか?」
と、尋ねる。青島は頷きながら、
「…うん…波多野君も…」
「ん…ああ、ちょっとね…」
 波多野は少し言いにくそうに苦笑すると、
「私のせい?」
 きゅっ、と青島は両手を握りながら尋ねる。
「うん?」
 急な青島の問いに対応できない波多野。
「私のせいで寝れないのかな…って。」
 今にも消え入りそうな声で原因を探ろうとする青島。
325203with友:04/03/14 05:33 ID:heK1uJkc
「お前が気にする事じゃないよ。」
 波多野は本心からそう言った。確かに青島の推測は当たっている。だからといってそれを青島のせいにするの
は間違っていると言う思いがあったからだ。誰のせいかといえば青島の存在を思い切り意識している自分にある
のだから。
「だって…」
 それでもまだ話を続けようとする青島を、
「じゃあ、もしそうだとしたら?」
と、少し強めの言葉で制した。
「え?」
 今度は青島の方が波多野の問いに対応できなくなっていた。
「俺がお前のせいで寝れなかったら…どうする?」
 少しずつ声の調子を落としながら波多野が尋ねる。
「………」
もしそうだったら…青島の頭の中がグルグルと回る。そして、
「…嬉しい…かな?」
「え?」
 青島の返答は余りにも小さすぎてすぐ傍にいる波多野にも聞き取れなかった。しかしそれ程悪くは思っていな
いだろうと、波多野は解釈し更に続ける。
「で、お前はどうなんだ?」
「え?」
 薄開きになっていた目を見開く青島。
326203with友:04/03/14 05:34 ID:heK1uJkc
「お前は何でまだ起きてるんだ?」
「………」
 それって…私が波多野君にさっき聞いた事じゃない…と、少し波多野の意地悪に言葉を失う青島。
「俺のせいか?」
「………」
 青島は答えない。答えは火を見るより明らかだ。もし原因がそれでなければ寝れない説明が付か
ない。それと同時に波多野も自分と同じ思いを抱いている事にも気付いた。普段であればすぐ気付
いたであろうが、状況が状況だけに青島の頭の回転が鈍っていたのだ。
「…青島!」
「あ!」
 気付くと波多野の身体は青島の方へ向き、その勢いのままで青島の小さな身体を抱いた。それは
余りに無言を突き通した青島に波多野が不安に駆られた事から生まれた行動だった。青島は青島で
急に波多野の背中が見えなくなったと同時に視界が波多野に抱かれた事により真っ暗になった事に
驚いた。しかし、しばらくすると山の頂上で聞いた波多野の心臓の音が耳に届いた事で自分の今の
状況を嫌でも気付いた。青島はゆっくりと目を閉じて波多野に身を委ねた。波多野も青島の身体から
強張りが消えた事が分かり安堵した。2人はしばらくそのままの姿勢を保っていたが、青島が身体を
上の方へずらす事でそのバランスが崩れた。波多野は自分の目と青島の目があったと自覚した途端、
反射的に青島の唇に口付けした。
327203with友:04/03/14 05:35 ID:heK1uJkc
「ん…」
 波多野の行動に少し驚いた青島だったがすぐにそれに応える。くぐもった声を出しながら青島は波多野を受け
入れた。お互いの息遣いが届き、それと同時に2人の心臓の動きも段々とその速度を増していった。そして波多
野の方からその状態を解くと青島の顔をまじまじと見る。青島の顔はもうすっかりと真っ赤、そして青島独特の大
きな目も潤んでいて、それは波多野にとってとても扇情的に思えた。
「…青島。」
「!!」
 今までに無く真面目な顔で目の前の人物の名を呼ぶ。呼ばれた青島の方はそれに弾かれたかの様に反応した。
そして波多野の目が何を語っているのかを理解すると、無言で頷いた。青島は少し波多野との距離を広げると、自
分の身体を軽く開いた。波多野はそれを見届けて両手を青島の身体へ挿し入れる。そして青島が着ている服に手
を掛ける。時間にしてみれば1分も掛かってはいなかったが、2人はとてもそんな短い時間と感じる事はできなかっ
た。それでも青島の身体から上着が取られ、その下にある青島の褐色の肌と見事に対比する白のブラが現れた時
には、最早2人にそれすら考える余裕すら奪ってしまっていた。そこから2人は衝動的に行動を起こしていた。お互
いの服に手を掛け合い、そして気付いた時にはお互いに下着だけの状態になっていた。波多野は上半身を起こして
青島の全身を眺めた。そこには想像以上に魅力ある姿があった。その視線に青島は恥ずかしそうに顔を背ける。し
かし、それは逆に波多野の興奮を高めるにすぎなかった。
328203with友:04/03/14 05:36 ID:heK1uJkc
「青島!!」
「きゃっ!!」
 耐えられなくなった波多野は自分の思うままに青島を抱き寄せた。唐突に抱き寄せられた青島は驚きを示す
言葉しか発する事ができなかった。波多野はそれに構わず再び青島の唇を塞ぐ。
「んんっ!!」
 苦しそうに息を漏らす青島。しかし波多野はそれに気付かない。青島は何とか波多野の身体をどかそうとする
が、鍛え上げられている波多野の身体はなかなか思う様にどかす事ができない。それでも少し波多野の力が抜
けた時、タイミング良く両手で波多野を押しのける。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
 青島は身体を起こして両手を自分の胸の前で組んで息を荒げる。波多野は一瞬青島の反応の意図がわから
なかったが、余りに自分勝手な行動が青島をそうさせてしまったのだと悟ると顔を赤くしてしまった。
「あ、青島…ごめん…」
 波多野は素直に青島に謝罪した。青島はそれを聞いて大きく息を吐き、呼吸をゆっくりとした物に正していった。
「…ううん、ちょっと…びっくりしただけ…」
これで波多野が更に自分任せな行動を取っていれば青島も怒ったであろうが、自分に非があればそれを潔く認
める波多野の性格が功を奏して青島は平静を保つ事ができた。そしてすまなそうにしている波多野の胸に自分
の頭を付けた。
「あ、青島?」
329203:04/03/14 05:40 ID:0NApJQct
連続投稿阻止の処置です。ID違うけど203です。
330203with友:04/03/14 05:40 ID:heK1uJkc
 波多野の言葉に青島は微かに首を横に振るだけで言葉を返さなかった。今の波多野は青島が何かしらの行
動を取らないと金縛りにあった様な状態に陥っていた。そして、ようやく青島の頭が波多野の胸から離れる。
「今度は…」
「…え?」
 か細い青島の言葉に波多野は戸惑った。しかし、波多野の困惑に反して青島は微かな笑顔を浮かべ、
「…今度は優しくしてね、波多野君…」
 そう言うと再び青島は顔を伏せた。
「あ、ああ。」
 波多野はまだ少し戸惑っていたが、今度は青島の言葉にしっかりと応えなければいけないと理解し、優しく青
島の顔を両手で包んで少しだけ口付けた。そして背中の方へ手を回した。
「…あれ?…っと…」
 しかしなかなか波多野の意図通りに青島のブラを取る事ができない。青島はそれに気付くと少し身体をずらし
て波多野の思いを遂げやすい様にした。その甲斐もあり、波多野は背中のホックを外す事ができた。そしてゆっ
くりとブラを外した。そこには小ぶりながらも確実にその存在を主張する膨らみがあり、波多野は息を飲んだ。
今度は先程の様に襲い掛かる様なマネはしなかった。ゆっくりと優しくその膨らみに手を這わせる。
331203with友:04/03/14 05:41 ID:heK1uJkc
「ん…」
 波多野の手の触感を感じ、青島は少し声を漏らした。波多野は拒絶されない事を確認すると、ゆっくりとその
スピードを上げる。その度に青島の口から声が漏れてくる。時が流れるに従って青島の呼吸が先程の様に乱
れてきた。波多野はゆっくりと左手はそのまま青島の右胸に這わせながら、左の胸に口を付けた。
 …ちゅ…
「うっ!!」
 湿った感触を受けて青島は目を見開く。先程まで這っていた手が今度は口になり、先端を中心に動き回る。
「あ、あ…」
 その動きに合わせて身体をびくつかせる。波多野は一度青島の胸から口を離すと、その胸の中心にある淡い
赤の先端を少しだけ眺めた。そして更にゆっくりと先端を舐めあげた。
「ああっ!」
 敏感な所を吸われた事に青島は思わず声を上げてしまった。青島の声に一瞬波多野も動きを止めるがすぐに
その動きを再開した。
「んん…あ、はぁ…」
332203with友:04/03/14 05:42 ID:heK1uJkc
 波多野の口の感触の全てを胸に感じ、青島の声が途切れなくなっていた。それは波多野の口が右胸に移っ
ても同じ事だった。自分の中で今まで生まれる事無く眠っていた何かが目覚めた感じを何となく青島は感じた。
そうしているうちに波多野の手はゆっくりと下へと移っていく。しかし青島はまだそれに気付かない。波多野の
手が下着に掛かるまでは。自分の下半身を覆っていた最後の物が少し引っ張られた感触を感じた青島は、
「あ…!!」
 波多野の手を無意識に制しようとして手が浮いた。しかし、その手は波多野の手に届く寸前で動きを止めて
ベッドに沈み込んだ。何を今更…青島は覚悟を決めた。波多野はゆっくりと青島を最後に包んでいる下着を下
へずらす。それは少しの抵抗を受けながらも青島の足を通っていき、そして離れた。もう青島を包む物は無い。
目には届かないが、波多野の手が今度は自分の中心に向かっているのを感じた。
333203with友:04/03/14 05:43 ID:heK1uJkc
「ああっ!!」
 遂に想像通りに波多野の手がそこへ届いた。覚悟はしていたが、それ以上の感覚が襲ってきた事に驚きを
覚えた。自分がまだ感じた事の無い感覚がある事が信じられなかった。波多野の方は青島の中心を優しく扱っ
ていた。そこには潤いが感じられ、波多野は段々と自分が正気で無くなっていく感覚に襲われた。しかし、青島
を優しくするという信念だけはその感覚に打ち勝っていた。波多野は変わらず口で青島の胸を這いながらも、
手の速度をゆっくりと少しずつ上げていった。
「んっ!!あ、ああ、くっ…」
 波多野の優しい愛撫に青島の身体はすっかり素直になってきた。軽く握った右手を唇の間に当てて自分の
声を少し留める。それでも漏れる声は青島にはもうどうする事もできなかった。それは自分の中心が悩ましげ
にくちゅくちゅと、音を立てているのも同様だった。しかし青島はこの時まだ分かっていなかった。これ以上の官
能がある事に。そしてその時は訪れた。波多野の頭がゆっくりと下へ下がっていったのだ。
334203with友:04/03/14 05:43 ID:heK1uJkc
「あ、そこは…ああ!!」
 気付いた時にはもう遅かった。先程まで胸にあった感触が今度は自分の中心に届いた瞬間、青島はたまら
ず声を上げた。波多野は潤いがあるその場所に更なる潤いを与えるかの様に吸い、そして舐め挙げた。
 くちゅ…ちゅ…
青島は波多野によって自分の身体の中から生まれる音に激しく首を横に振った。
「やぁ…くうぅ!!」
 波多野の攻勢にすっかり青島の息はこれ以上は無いと言う位に高まっていた。既に青島の中心も洪水を起
こしているかの様な状態になっていた。波多野はそこまでを見届けると、急に青島の顔を見たいという欲求に
駆られて口を離し、青島の顔の正面に戻ってきた。頬を赤らめ息を荒げている姿に波多野自身もこれ以上無
いほど反り返っていた。それは波多野の下着越しからでも十分に分かる程であった。青島は夢見心地から少
し回復すると、
「…波多野君、…私も…」
「…うん…」
335203with友:04/03/14 05:44 ID:heK1uJkc
 短く言葉を交わした。そして今度は青島の手が波多野の下着に掛かった。ギュッと目を閉じながら青島はそ
れを取り去った。波多野も腰を浮かせていたのでそれは容易にする事ができた。恐る恐る青島は目を開ける
と、そこには一歩間違えれば恐怖を覚えかねない波多野自身があった。一瞬、身を引いた青島だったが意を
決すると手をそこへゆっくりと添えた。
「うっ…」
 短い波多野の唸りは青島が波多野自身に触れたと同時に発せられた。青島はその暑さに少し驚きを覚えた
が、一度決めた覚悟からすれば十分に耐えられる物であり、またそれが自分が最も愛する者であれば余計に
そう思えた。青島はゆっくりとその物を慣れない手つきで擦りだした。すると、
 …しゅ…
「くっ!!」
 波多野は思わず襲ってきた官能に声を上げた。少しでも油断すると弾けてしまうのではないかと思う程にそ
れは波多野にとって強烈すぎた。波多野の先端から少し潤いが生まれると、青島の手が抵抗無く滑り始めた。
「あ、ちょ、ちょっと…青島!!」
「え?」
336203with友:04/03/14 05:45 ID:heK1uJkc
 すっかり自分の行動に酔ってしまっていた青島を必死で波多野は制した。これ以上の官能はもっと別に感じた
かったから波多野は青島を止めたのだった。しかし青島は止められた事によって自分がしていた事を急に恥じた。
何故こんな事を…自責の念に駆られたが、それは愛する人を喜ばせたいという人間の本能から生まれた物であ
るから恥ずべき事では無かった。
「…青島。」
 気付くと自分を覆い被さるかの様に波多野は両手で身体を起こしていた。真っ直ぐに自分を見ている波多野の
目を見た。波多野の瞳には自分の顔が映っている。直感的に最後の時を迎えた事を青島は知った。
「…うん。」
 青島は頷くと両手を広げた。
「青島、凄く綺麗だ…」
 波多野はそう呟いた事に青島は微笑みを浮かべ広げていた両手を波多野の首へと回した。波多野が青島の身
体に割って入っていく。そして熱くたぎった自身をやはり熱くなっている青島の中心に当てる。
337203with友:04/03/14 05:46 ID:heK1uJkc
「…んっ」
 その感触に青島は少し身体を強張らせる。波多野はそんな青島を優しく包みながらゆっくりと腰を押し進め
た。そして遂に…
 …くちっ…
「あ、あ…ああ!!」
 波多野が青島の中へと入り込んできた。しかしまだそれは僅かな距離でしか無い。しかし2人にとってはそ
れは十分すぎる物だった。特に青島にとっては…
「………!!」
 唇を噛み、声を押し殺す青島。波多野はそんな青島を見て一つの結論を導いたが、既にそれは聞くに値しな
い愚問だった。波多野は青島を気遣いながら更に進む。波多野自身が半分程度青島の身体に入っていった
時、波多野は軽い引っ掛かりを感じた。少し動きを止め、青島の顔を見る。軽く目を瞑っていたが、波多野の
視線に気付くと目をうっすらと開け、明らかに無理な笑顔を作ろうとする。波多野はそんな青島が堪らなく愛し
く感じ口付けをしながら、腰に力を込めた。
 …ずっ!!
「う…あああああ!!」
 青島の深奥に波多野がたどり着くと青島は堪らず手に力を込め、叫び声に近い声を上げた。その間、波多
野は青島の顔を両手で抱えて青島を気遣った。
「ふっ…ん…はぁ…やぁぁ…」
 言葉にならない声を上げる青島を波多野の手が力強く支える。序々に青島の息が整い出した。それと同時
にきつく瞑っていた目も開きつつあった。
「はぁ、はぁ、はぁ…あ、は、波多野君…」
338203with友:04/03/14 05:46 ID:heK1uJkc
 うっすらと微笑を浮かべて青島は声を絞り出す。波多野は素早く首を振ると、無理をするな、と言わんばか
りに青島の唇を塞いだ。
 …ちゅっ、ちゅ…
「んん…」
 青島は波多野を求める事で少しずつ苦痛から本当に抜け出しつつあった。それでも波多野の唇の感触から
逃れたくなかった思いから波多野の首に回していた手に力を込めて波多野との交感を続けた。波多野も青島
の手に力がこもった事で自分もそれに倣って青島を求めた。そしてようやく2人の唇が離れた。少し銀色に光
る糸が2人を繋いでいたが、それもすぐに消えた。
「…青島…」
 波多野は再び青島の名を呼んだ。
「…うん、もう大丈夫。私は身体丈夫だもん。だから波多野君、来て…」
 青島から了解を得て、波多野は腰に力を再び込めた。ゆっくりと戻し、そして再び青島の身体に差し入れる。
 くちゅ…ぐっ…くちゃ…
「くっ…ああ、あ、ああ…ああ!!」
339203:04/03/14 05:47 ID:0NApJQct
連続投稿阻止の処置です。ID違うけど203です。
340203:04/03/14 05:49 ID:0NApJQct
連続投稿阻止の処置です。ID違うけど203です。
341203with友:04/03/14 05:50 ID:heK1uJkc
 時々顔をしかめるが、青島は波多野をすっかりと受け入れた。顔をしかめる頻度も段々と少なくなっていき、
逆に顔を紅潮させて喘ぐ頻度の方が増えてきた。青島が言った身体の丈夫さがここに来て生きてきたのだ。
波多野も青島から与えられる官能にすっかり酔ってしまっていた。もう腰を引いて押す速度はこれ以上無い
程に増していた。
「青島、青島!!」
「は、波多野君!!」
 もう2人にはお互いの名前を呼び合いながらお互いの顔しか見る事ができない。いや、見る余裕などとっくに
無かったのだ。
 くちゃ、くちゃ、くちゅ…!!
 そして2人同時に頂点へと駆け上がっていく。交わる時に生まれる音が余計にその速度を高める。
「あ、そろそろ…くっ!」
 波多野が限界を告げる。腰を引こうとするが、青島が手に力を込めて波多野の顔を引き寄せる。波多野は
その時、青島を見た。その時の顔はまるで波多野の全てを受け入れると言わんばかりにじっとまっすぐ見つ
めていた。波多野は青島の無言のメッセージを受け取ると、再び腰を押し進めた。
342203with友:04/03/14 05:50 ID:heK1uJkc
「あ、ああ…!!あ!は、は、はたの、く…」
 青島の感極まった声の中に自分の名が入っていると理解した瞬間だった。
「あ、青島!!……くっ!!」
 青島の奥深くで波多野自身は大きく膨らんだかと思うと一気に爆ぜた!!
 …どくっ!!
「ひ、あ、ああ!!」
 青島は波多野が自分の中で全てを放出している感覚を鋭敏に感じ取った瞬間に一気に駆け上がった。身体
は震えて止まらない。ただただ波多野を全て受け止めていた。波多野は全てを青島の中へ吸い込まれる錯覚
を覚えながら永遠とも思えるその感覚との戦いの末、波多野はゆっくりと身体を崩し青島の身体を覆い被さった。
それでも全体重が掛からない様に若干力を上に込めて。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「ふ、ふ、はあっ…」
 お互いに息を荒げながら感じあった時をまるで反芻するかの様に見詰め合った。そしてどちらからともなく口
付けを交わした。汗で湿り、顔の中心に陣取っている波多野の前髪を青島がゆっくりと波多野の視界の邪魔に
ならない様にかきあげた。
「…青島。」
「…波多野君。」
343203with友:04/03/14 05:51 ID:heK1uJkc
 翌日、2人は間もなくチェックアウトであると告げる電話で目が覚めた。慌ててチェックアウトの準備をしたが、
結局正規のチェックアウト時間から1時間ほど経った後にホテルを後にした。そこからタクシーを呼び、最寄の
駅へと向かった。朝のラッシュ時間を過ぎた道は何の障害にもならずに2人を乗せたタクシーはあっさりと駅に
到着した。ここで波多野は東へ、青島は西へ別れる事になった。先に着いたのは青島が乗る予定の電車だった。
波多野が乗る電車はまだホームに現れていないため、波多野は青島をホームまで見送る事にした。
「また連絡するからな…」
「うん、待ってる。」
 波多野の言葉に青島は力強く答える。どちらかといえば波多野の方が名残惜しそうな感じを受けるが、青島も
青島でその別れを最大限に惜しんでいた。青島は電車に乗り込み、そしてすぐに回れ右をして波多野と向き合う。
そのまま見詰め合っていたが、すぐに出発を告げるベルが構内に鳴り響いた。波多野は首を振って左右を確か
める、どうやら青島以外にこの駅で乗り降りする者はいない様だ。
344203with友:04/03/14 05:52 ID:heK1uJkc
「波多野君?…ん…」
 怪訝な顔をしていた青島に波多野は上半身だけ電車の中に乗り入れて、青島に少し触れるだけの口付けを
した。そして波多野が身体を戻した後にドアが閉まった。窓越しに青島は顔を真っ赤にして何かを文句言って
いる様だったが、波多野は笑うばかりで全くに意に介し無かった。電車が動き出す。青島は肩を竦めて、顔を
微笑みに戻して右手を振った。波多野は離れていく青島に手を振って送り出した。そして、駅には波多野が残
された。最後に味わった青島の唇の感触を思い出しながら、波多野は荷物を持って反対側のホームへと歩い
ていった。今度会う時も…
「また良いライバルでいようぜ、青島…」

 そして競艇界におけるビッグカップル誕生のニュースが流れたのはその3年後の事だった。
345203:04/03/14 05:54 ID:heK1uJkc
終了〜あ〜長かった…前フリ長かったくせにエロの場面が淡白すぎてすんません〜
というわけで今回はこれで〜

最後にアニメ放送期間延長記念age!!
346名無しさん@ピンキー:04/03/14 10:55 ID:mte/PlMw
うおおぉぉぉん!
初々しい二人が萌え死ぬほどに良い!
個人的嗜好に0.00タッチスタートぉ!
203さん最高です、ご友人にもグッジョブと伝えてください。
347名無しさん@ピンキー:04/03/14 12:32 ID:Oxx6woYK
GJ!
昼間っからこんなに萌えさせてどうしてくれるんですか!
淡白というよりとても愛のあるエチーで良かったです。
波多野優しい〜。
348名無し@ピンキー:04/03/14 17:00 ID:uCKPrwRw
遂にキター!!乙です、そしてサイコーです!!
友人さんにもよろしくお伝えください。

しかし、競艇界で青島さんほどの美人な選手っているんですか?
当方はアニメがきっかけでまだ初心者なもので・・・。
349名無しさん@ピンキー:04/03/14 22:13 ID:/SWSahA+
GJ!ですよ!!
350名無しさん@ピンキー:04/03/15 01:45 ID:fxLEhkUC
キタ━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
ついに神が降臨した!!
萌え過ぎて死にそう
351名無しさん@ピンキー:04/03/15 06:35 ID:oe0QAYpn
キタ━━━!キタ━━━!キタ━━━!
乙でつ。GJでつ!
ラブラブな波多野チンタオ(・∀・)イイ!

できればこれからもどんどん投下きぼん。
352名無しさん@ピンキー:04/03/15 22:06 ID:nCNLcEen
波多野×青島があると聞いて初めてこのスレにきましたけど、
いいものを読ませていただきました。

連載のほうで、青島にとって悲しい恋の結末が近づいている
悪寒がしているので、タイミング的にもベストでした。

いやホント青島激萌えです…でも、寝る時はブラ外しておこうね。
(隣に男がいるのだからなおさら)
353203:04/03/22 21:21 ID:uhaAk3KI
>346-352
感想サンクス。友も喜んでました。さて、次は帯ギュッですな。斉藤×別所になると思う
けども、友が波多野チンタオに折れ以上に目覚めたらしく、書きたいと言ってるwどうも
折れの話を繋げたから綺麗な文章にしすぎたとか。まあ、いずれにしろどちらも遅筆極
まり無いのでマターリしておいて。その間に他の職人さんの波多野チンタオ作品が見た
いです。降臨よろしく!!

>352
ブラについては友が「状況的におかしくても、どうしても褐色の肌に映える白ブラは外せ
ない!」とか熱弁してました。変な所にこだわりを持つ友ですw
354名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:27 ID:bPceUhLQ
>>353
良い友は一生の財産だな、おいw
355名無しさん@ピンキー:04/03/22 23:59 ID:bjSLNJnT
>>353
「褐色の肌に映える白ブラは外せない!」
「外せない」というのは2つの意味にかけてますね。(偶然かもしれないけれど。)
さすが職人さん。(・∀・)イイ!

綺麗な文章にしすぎたってことは、次回作は鬼畜orドロドロ系?
それはそれで面白い波多野チンタオになりそうで期待増!
356名無しさん@ピンキー:04/03/23 09:32 ID:TnB16Wby
>354
肯定的な書き方にも否定的な書き方にも見えるな。
357名無しさん@ピンキー:04/03/26 08:21 ID:cmTGoZos
>>353
次は斎藤×別所さんですか!
作中ではこちらもほとんど語られてなかったので嬉しいです。
358杉海老18:04/03/27 04:28 ID:IZ9oUQQH
>>149-154の続きです。あいかわらずのろいですが、よかったら読んでください。



「んっ…」

舌先を転がすように動かすと、そのたびに海老塚の唇から小さく吐息がこぼれた。
腕の中で緊張に身を硬くする海老塚は、いつもよりやけに小さく見える。
俺は海老塚の胸のあたたかさと柔らかさに若干の感動を覚えながら、
頑丈で男勝りなこいつもやっぱり「女の子」なんだな、といまさらのように感じていた。
ふと顔を上げると、固く目を閉じた海老塚の顔が目に入る。名前と同じ、桜色の唇がやけに印象的だった。
それにしてもこの段階でこうまで構えられると、後がなかなか大変かもしれない。
この新鮮な反応と、はじめて触れる海老塚の胸をもう少し堪能していたい気もしたが、どうにも気分が急いている。
とりあえず下半身のほうは早いところ事を進めたがっているらしかった。

「そんじゃ失礼して…」

言うが早いか、俺はすばやく手をスカートの中に差し入れ、ふとももをまさぐる。
そして下着の中心部へと指を移動させようとした時だった。

「だっ、だめっ!」

「へ?」

それ以上手が進まない。
海老塚が全力で脚を閉じているからだ。

「開いてくれなきゃどうにもならんのだけどな…」

「だって…開いたら…その、触るでしょ?」

顔を真っ赤にして当然のことを言う。
359杉海老19:04/03/27 04:35 ID:Jw63LwJg
「触らずにどうやってやれっつーんだよ」

「そんなこといったって…」

海老塚は、顔を通り越して耳まで赤い。そんな様子を見ていると、なぜかこっちまで妙に恥ずかしさがこみ上げてきた。
つきあいはじめてからも、三ヶ月もの間おあずけ状態で、指の一本も触れさせてもらえなかったのだ。
一筋縄でいけるとはハナから思っていなかったけれど、それでもこういうとき、どう対処していいものか悩む。

「…じゃやめるか?」

悩んだあげくがこれだった。やめると言われたらどうするつもりなのだろう。
俺のほうは当然おさまりがつくはずもなし、言ったことを即座に後悔したが、すでに遅い。
海老塚はシーツをたくし上げて上半身を隠し、うつむいて思案していた。
気分はまるで判決を待つ罪人だ。ちくしょう、俺が何をしたって言うんだ。…いろいろしたが。

「なぁ…」

「やめない!」

「え?」

「やめないって言ってるじゃん!」

たまりかねて発した俺の声を遮るように、海老塚が半ば叫ぶようにして言う。
なぜか眉を吊り上げて、俺を睨んでいる。
こいつの負けず嫌いな性格がこんなところで役に立つとは思いもよらなかった。
そうすると俺の選択も、あながち間違ってはいなかったことになる。
それに気をよくした俺は、顔がにやつこうとするのをなんとか押さえながら、

「よし!よく言った!…じゃ、まずスカート脱げよ」

さらりとそう言ってのけた。
360杉海老20:04/03/27 04:38 ID:Jw63LwJg
案の定、ついさっきの威勢のよさとはうらはらに、海老塚はあからさまにたじろいでいる。
目を落ち着きなく動かし、少し迷った様子を見せたが、やがて観念したのかベッドから身を起こし、おずおずとファスナーに手をかけた。
そしていらいらするほどに緩慢な動きでファスナーを下におろしはじめた。

「…あんまり見ないでよね」

「いいじゃねーかどうせ全部見るんだから」

「そういう問題じゃないっ!」

瞬間パンチが飛んでくる。
状況が状況だけにいつもより勢いがないそれは、俺の手のひらでピシャッと小さな音を立てた。
悔しそうに海老塚が俺を睨む。けれど潤んだ目で睨まれても、少しも怖くはない。
俺が視線で促すと、海老塚はしぶしぶスカートを脱ぎ去った。

「これでいいの?」

「おう」

答えながらも目はあらわになった下着に釘付けだった。
先ほど脱がせたブラジャーとはちぐはぐのそれに、本当にその気がなかったんだなと苦笑する。
同時になんだか勝ったような気持ちになって、俺はこっそりほくそえんだ。

「…何?」

「いや、別に」
361杉海老21:04/03/27 04:38 ID:Jw63LwJg

「…っ!」

声にならない声をあげ、海老塚が体をこわばらせるのが伝わってくる。
軽くニ、三度なぞってみるとそれだけで、すでに湿り気を帯びたそこが、
布一枚へだてた俺の指にもじんわりとあたたかいものを感じさせた。

「なんだ、しっかり濡れてるぞ?」

「バ、バカッ!ヘンなこと…!」

言わないで、と続けたかったらしいが、その先は言葉にならなかったようだ。
俺の指が双丘の間に割り込んだせいだろう。
下着越しではあるが、すでにそこからはくちゅくちゅと淫猥な水音が響き、いやがおうにも興奮は高まる。

「…ねぇ」

「どうした?」

「これじゃ下着、汚れちゃうって…」

苦しそうに息をつぎながら、海老塚がもらした。
軽く擦る段階から、かなり中に分け入っていたせいで、なるほど、すでに下着はびしょぬれだ。
362杉海老22:04/03/27 04:42 ID:Jw63LwJg

「…それは脱がしてくれってことだよな?」

「うっ…」

ここぞとばかりに俺が言うと、海老塚は言葉に詰まった。
にっこりと微笑みかける俺の意地悪に抗議するように眉を寄せる。
けれどもうなすすべがないことを悟ったのか、恥ずかしそうに首を小さく縦に振った。
こいつに憎まれ口を叩いたり、わざと意地悪な態度をとるのは昔からだったけれど、
何も素直になれないという一点のみではなかったのだと改めて思う。
何より反応が面白いのだ。こんな場面ではことさらそうだと、俺はまるでいじめっ子のような気分だった。




とりあえずここまでです。区切りが読みづらいですね。すみません。続きができたらまたきます。
波多野×青島の方の斉藤×別所楽しみにしてます。
それから桜子サイドの方も期待してますのでまたある程度たまったら書いてほしいです。
363名無しさん@ピンキー:04/03/27 18:50 ID:VYITrTyl
うーん、杉海老良い!
要所で手が出る割には純情な桜子がカワエエなぁ。
続き待ってますよ、ぐっじょぶ!
364名無しさん@ピンキー:04/03/30 12:30 ID:wtJ1YPkO
杉海老良いですなぁ。
色気のない組み合わせなのに、作品の雰囲気を壊すことなく作ってあるのが凄い。
のんびり納得のいくようにお書きください。
365名無し@ピンキー:04/04/03 18:52 ID:VKpwQVLS
保守
366名無しさん@ピンキー:04/04/06 04:34 ID:s/XGYhcf
367名無しさん@ピンキー:04/04/06 05:36 ID:NSI4R155





368名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:03 ID:A1PWff4j
作家の皆さん期待してます!
早く書いてください!
369名無しさん@ピンキー:04/04/07 16:38 ID:MdYnOviC
>>203さん もう駄目です。悶えました。萌えました。腹痛い。
はぁ〜〜〜〜、GJ! ご友人共々乙であります。
370名無しさん@ピンキー:04/04/09 01:49 ID:PoqGa7H/
借金のカタで陵辱されるチンタオというのはどなたかおながいできませんかね?
371名無しさん@ピンキー:04/04/10 19:54 ID:gZtcYyHL
強引に迫る杉妹もチョット見たい

しかも誰か別のメンバーの部屋に誤爆とか
372203:04/04/10 21:47 ID:pZfWLvP0
引越し等ゴタゴタがあり久々に来ました。

>355
>「褐色の肌に映える白ブラは外せない!」
>「外せない」というのは2つの意味にかけてますね。(偶然かもしれないけれど。)
偶然ですw
ちなみに友の言う綺麗な文章というのはストレートな表現ができなかった事
らしいです。まあ、友が今作ってるみたいなんでマターリとしておいて下さい。

>357
すんません、上記の事からまだ書けてません。4月中には何とかと思ってま
すのでこちらもマターリとしておいて下さい。

>杉海老執筆の方
相変わらずキャラの雰囲気を壊さない素晴らしい作品ですね。本当に見習
いたいです。続きを楽しみにしております。

>369
ありがとうございます。友にも伝えておきます。やっぱり感想頂けると嬉しい
ので頑張ります。

原作でチンタオがタックソにかましてくれたので狂喜しております。原作でも
波多野チンタオの可能性が僅かに(本当に僅か)出てきたので期待したいで
す。もしそうなったら折れが生きてる間は永久保存ですw
373名無しさん@ピンキー:04/04/11 04:35 ID:pkxPqXxO
波多野が澄とチンタオと3Pしてしまう話

…なんてものは不可能だろうな。
374名無し@ピンキー:04/04/12 15:40 ID:9F4jUWpD
>>373
そのネタで一本かけそうです。
ただし・・・忙しい&SS初挑戦なんで
需要があれば少しずつ書いていこうと思いますが・・・

みなさんいかがでしょうか??
375374:04/04/12 15:41 ID:9F4jUWpD
連投でスマソ
203さんがお書きになるなら
その方がいいのですが・・・

なにぶん自信がなくて
376203:04/04/12 18:45 ID:axhgX/0A
>>374
是非是非チャレンジしてみてください!!折れはエロの部分は友に任せて
しまったヘタレなんで3P話なんて良いネタですけど書けませんw自信が無
くても書いてみるのが良いと思います。というか折れもそうでしたし。とにか
く頑張って下さい。皆さんもそう思ってると思いますし。
377374:04/04/12 22:32 ID:42c1tqE9
わかりました、筆は遅くなるだろうけど
トライしてみます

378373:04/04/13 01:16 ID:IjbwUDNo
おおっ、>>374さん、是非がんがってくだちい。
しかし言ってみるものだな。
379374:04/04/13 19:34 ID:dcC3TVaR
>>373
しかし多忙なものでなかなかうpできないかも・・・
只今資料集め中です、気長に待っていてください

>>203
厚かましくてスイマセンが
地の文の書き方のコツとか教えていただけませんか??
セリフ回しはわりと書きやすいんですが
地の文はどうもうまく書けなくて・・・
380名無しさん@ピンキー:04/04/14 12:05 ID:7p7aphjt
>>379 頑張ってくだされ。気長に待ってます。
381374:04/04/15 00:08 ID:r5t4hj5m
とりあえず勢いで導入部分を書ききりました
ので、投下します。

初SSなので叩かれることは覚悟の上です。
でも腐らずにやっていきたいと思うので
感想やアドバイスをお願いします。
382374:04/04/15 00:09 ID:r5t4hj5m
「というわけで、今季3度目の優勝を飾りました波多野選手でした!」
インタビューに笑顔で答えるこの男は波多野憲二、新人ながらも
SG級に出場経験もある競艇界のスター選手である。
「おめでとう、波多野君」
「おぅ、青島。惜しかったなぁ、準優戦」
「うぅん、そんなことないよ、私なんてまだ今季優出すらないのに・・・」
「んな顔すんなって!お前ならいずれ女子リーグのトップに立てるさ!!」
「そう・・・かな・・・」
彼女の名前は青島優子、波多野の同期でこちらもなかなかの実力者、
苦しい家計を支えるために競艇選手になった努力人である。
容姿もなかなか端麗で男性ファンも多い。
実は密かに波多野のことを想っているがまだその気持ちを伝えたことはない。
383374:04/04/15 00:16 ID:r5t4hj5m
「あのね、波多野君・・・」
「ん?どうした、青島」
「これから波多野君の家に・・・行ってもいいかな・・・?」
「えっ?どうして?」
「あの・・・そんなんじゃなくて・・・あっ、ホラ、波多野君のお父さんの作る豆腐って
とってもおいしいんでしょ?一回食べてみたくて・・・」
「そんなことも言ってたっけ?クソ親父だけど」
「うぅんいいの、お祝いもかねて・・・ね?」
「そういうことならいいかな、じゃあ三十分後に入り口で」
「あ、あぁ・・・ありがと」
青島はややはにかみながらも嬉しそうに答えた。
384374:04/04/15 00:17 ID:r5t4hj5m
「「「「「「「乾パ〜イ!!」」」」」」」
「しかし憲二が女の子連れてくるなんてねぇ」
「なかなか美人な子じゃないかい、名前は」
「青島優子です、波多野君とは同期で」
波多野の家は波多野家は憲二を中心に父・母・姉・妹・ババの7人家族、
だから食事のときなどは自ずと賑やかになるのである。
『こういうのっていいなぁ』
青島の家庭は先ほども触れたが決して恵まれたものではなかった。
「どうしたの、優子ちゃん?暗い顔して」
「はい・・・私の家って、その・・結構大変家庭環境だったもので
だからこんな大勢で食卓囲むの初めてなんです」
「そっか〜大変なんだねぇ、優子ちゃんは」
「しかしまたどうしてこんな憲二にくっついて来たの?すきものね〜」
「そんなんじゃねぇよ!青島が親父の豆腐食べたいっていうからさ、お祝いもかねて・・な」
「うん」
385374:04/04/15 00:18 ID:r5t4hj5m
「そういやありさちゃんや澄ちゃんは来ないのかい」
「ありさちゃんはどっかで知り合った男の人とデート、澄ちゃんはお店の手伝いがあるから
今日は来れないんだって」
「へぇ〜あのありさが・・・」
「その言い方はありさちゃんに失礼でしょ?そんなことより今残念な顔したでしょ、もしかして
澄ちゃんが来られないから」
「んなことねー!ってか今そんな話するか、普通」
「あらら、図星みたいね」
青島は暗い顔をした
『そうだ、波多野君には彼女がいたんだっけ・・』
澄ちゃんとは生方澄、波多野の幼馴染みで”一応”恋人である。
ありさちゃんとは城ヶ崎ありさ、お菓子作りの名人(?)であり謎の生物である。
青島は澄を見たことがあった。平和島で斡旋が一緒になったとき
波多野ととても楽しそうに話している女性を見たことがあったのである。
『あの人とっても美人だったなぁ、色白だったしスタイルも良かったし』
今まで青島が波多野に思いを告げられなかったのは澄の存在が大きかったからだ。
386374:04/04/15 00:19 ID:r5t4hj5m
「えっ!?うぅん。何でもない」
「じゃなくて、どうして豆腐食べないんだよ。食いたかったんだろ?箸が進んでないけど」
「あっ・・・うん、大丈夫、とってもおいしいですね、お父さん」
「でしょー?おとうさんのの豆腐は世界一だからねー」
「おぉ、かんなはよくわかってるな、どうだ?将来豆腐屋継がないか」
「えぇー!私はカッコいいお婿さんと結婚するからダメー」
「じゃあ広一、お前は?」
「オレはパス、こういうのははずきの方が向いてるだろ?」
「ちょっとバカ言わないでよ。大体きょうび豆腐屋なんて流行らないわよ」
「・・・流行らない豆腐屋で悪かったな」
「まぁまぁお父さん、お父さんの豆腐はおいしいですよ」
「まぁそうだがな、ガッハッハ!!優子ちゃん、おかわり沢山あるからな」
「・・・自分で言うのはどうかと思うけど」
「なんだと!?お前」
「やめてよお父さん、お客さんがいるんだから」
387374:04/04/15 00:20 ID:r5t4hj5m
「うぅ・・・ひっく」
「あれ、青島?」
「ほらー、お父さんが乱暴するから」
「あぁ、いつもの調子でつい・・・すまない、優子ちゃん」
「そんなんじゃ・・・いっ、ないんです、ただっ・・波多野君達が羨ましくて
私っ、こんなのに・・憧れてたから・・・」
「そっか・・・ゴメンね。まぁせっかく来たんだからさ、もっと楽しもうよ。お酒注ごうか」
「あ・・ありがとうございます」
「じゃぁもう一回乾杯しなおそっか」
「そうね」
「それでは改めまして」
「「「「「「「乾パーイ!!」」」」」」」
こうして夜が更けていったのでありました。
388374:04/04/15 00:22 ID:r5t4hj5m
以上です。
ホントに勢いだけで書きました。
次からはエチシーンも入ってくるかと・・・

期待は・・・しないでくださいね?
ではでは
ノシ
389名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:57 ID:07BfFLA3
エチーなくて江戸っ子下町人情噺だけでもよさげだぞ?

東京支部の
萩原せんしゅや浜岡せんしゅが顔だすのもアリかも
390名無しさん@ピンキー:04/04/15 05:06 ID:NBYZTprl
あんまり登場人物増やしてもよくないと思うぞ。出すなら役割をはっきりさせないと
筋が見えにくくなる原因になる。あと大人数の会話が連続すると読みにくくなると思う。
まあ今回は展開上仕方ないかもしれないけど。

以上私見でした。続き期待してます。
391名無しさん@ピンキー:04/04/15 08:14 ID:5IL72id/
乙です。次回以降も期待します。

でもって、一点だけツッコミ、

× 「しかしまたどうしてこんな憲二にくっついて来たの?すきものね〜」

○ 「しかしまたどうしてこんな憲二にくっついて来たの?ものずきね〜」

……意外と本文のまんまの失礼な意味で言ってたりして(汗
392203:04/04/15 10:43 ID:MAJNBaQg
>374
読ませて頂きました。他の方が書く作品は凄くド
キドキしますね。特に好きなカップリングだと。


さて感想ですが折れも会話が続くと場面状況が掴みにくいかな?と
思いました。折れの場合、会話が2、3続いた時点で状況描写を付
け加える様にしてます。基本的にそのキャラがやりそうな行動だと
わかりやすくなると思います。で、地の文章のアドバイスですが折
れがそんな大それた事は書けません。折れもまだ下手だしwただ自
分が一番納得する文章にするのが良いと思います。人がどう思うか
な?とか気にしてたら自分らしい文章から離れてしまって、結果的
に話が壊れると思います(そういう経験あるので)

と、凄く抽象的ですが、要は期待してます!という事です。本当に
応援してますので、頑張って下さい!
393374:04/04/15 18:47 ID:r5t4hj5m
皆さんありがとうございます。
やはり感想を書き込んでいただけると励みになりますね、精進します。

>>389
3pの企画なのでそちらにはお答えできませんが・・・
一段落したらそういうのにもチャレンジしてみたいですね
>>390,391
ご指摘ありがとうございます。誤字や誤った表現、今後気をつけます
やはり初SSでこれだけの大人数を一度にさばききれませんでした、お見苦しくてスイマセン。
しかし次からは波*青+澄の三人になる予定なのでなんとかなるかと・・・
>>203
ありがとうございます!いい参考になりました。
自分らしい文章ですね、頑張ってみます。
もう一つ厚かましいですがこの間の友人さんに
エチシーンのコツというか書くに当たっての心構え見たいのものを
聞いてみたいのですが・・・

とりあえず出来たものをすべて吐き出したので
次の投下はしばらく先になるかと・・・
他の職人方にも期待してますぞー!!
394名無しさん@ピンキー:04/04/16 01:29 ID:g0HLZJyZ
374さん、初SS,なかなか雰囲気がよさげですね。
次回投下されるであろうエチシーンに激しく期待でつ。
395203:04/04/16 07:07 ID:Xf4scGDJ
>374
是非頑張って下さい!!
ちなみに友に聞いてみました。

「恥ずかしがらずに自分の欲望のままに一気に書け」

だそうです。折れも参考になりましたw
396374:04/04/17 02:24 ID:L4Og8OVN
ちなみに・・・
皆さんはどういった3pが見たいですか(特に373さん)?


しかしどうも難しいですね、エチは・・・。
397373:04/04/17 02:56 ID:+FC1+AKL
ご指名にあずかりました373でございます。(w
そーですねぇ、漏れが波多野、澄、チンタオの3Pで思いつくのは

チンタオがおずおずと(でも確実に)波多野に迫る

流されて波多野、チンタオに手を出す

その現場を澄に見られる

負けじと(普段の姿からは想像できない位)積極的に波多野に迫る澄

私だって負けない!と攻めるチンタオ

美女二人に攻められタジタジながらもウマーな波多野

って流れぐらいでつかね。

できればチンタオ、澄両方ともあられもなく乱れさせてあげてくだちぃ

参考にならん意見ですんまそん。
つか、まず>>374さんの思うままに描いてみては如何でしょうか?
398374:04/04/17 09:08 ID:j1FZ+3E7
>>373
いえいえ、自分もほぼ同じ内容を思ってました(w
ので、このまま書いていきたいと思います。


今日の昼間はリアル友と遊びに行くので、本格的な執筆は今晩or明日になりそうです。
まぁマターリしといてくださいね。
399名無しさん@ピンキー:04/04/17 13:31 ID:NHKgo5UQ
>>398
お待ちしております。
どうぞ、納得のいくようにお書き下さい。
400名無しさん@ピンキー:04/04/18 02:48 ID:TrUy5TVN
>>398
楽しみにしています。
よいSSに仕上がることを願っています。
401374:04/04/18 18:08 ID:ouhGuQfX
途中まで出来たので投下します。
402374:04/04/18 18:09 ID:ouhGuQfX
そして午前三時、波多野家の居間は静かだった。
みんな酔いつぶれてしまったのだ、ただ一人を除いて・・・。
青島は起きていた、いや、正確には起きたのだった。
『えーっと、ここは・・・』
記憶をたどってみる。
『確かあの後すぐ、波多野君と飲み比べして・・・』
そこまでしかわからない。
それもそのはず、青島はすぐにダウンしてしまったのだ。
『そのまま寝ちゃったんだ・・・って、違う違う!!今日来た目的を果たさないと』
今日来た目的、確かに波多野のお祝いもあったが、本当は波多野に素直な気持ちを打ち明けるつもりだったのだ。
チラッと波多野を見る。これからの事を考えるとついつい顔が赤らむ。
『とりあえず起こさなきゃ』
青島は波多野を揺すって声をかける。
「あのね、波多野君・・・ちょっと起きて?」
「ムニャムニャ・・・もう飲めねぇって」
寝ぼけているようだ。青島は考え込む、と一つ名案(?)が浮かんだ。
『そういえばキスをするとお姫様って目覚めるんだっけ・・・それって王子様も一緒かな・・・?
でも波多野君は無防備だし・・・』
403374:04/04/18 18:10 ID:ouhGuQfX
青島の中で様々な思いが交錯する。しかし欲望には勝てなかった。
『寝てるし、バレない・・・よね』
そっと口づけをしようと顔を近づける、がちょうどその時波多野が寝返りをうったのだ。
あっと思った瞬間にはもう遅かった。バランスを崩した青島は波多野に被さるように倒れた。
「イタタタ・・あ、おはよーって何してんの?青島」
「えっ!?これは、その・・・」
イロイロ考えたが混乱していていい言い訳が浮かばない、ならばと青島はこう切り出した。
「あ、あのね・・・その、波多野君に聞いてもらいたいことがあるんだけど・・・ここじゃ少しマズイから
波多野君の部屋に案内してくれる」
「ん?別にいいけど、顔洗ってくるから少し待って」
「わかった」
波多野が洗面所に立つ。一人になった青島は急にドキドキしはじめた。
『どーしよ!?私・・・でもこのまま言わないよりはハッキリ言わなきゃダメだよね、よ、よーし・・・』
すると波多野が戻って来た。
「おまたせ、オレの部屋散らかってるけどイイ?」
「うぅん、大丈夫」
会話などはほとんど上の空。適当に相槌をうつ。
そうこうしてる間に部屋についた。
404374:04/04/18 18:14 ID:ouhGuQfX
スンマセン、結局これだけしか書けませんでした。
状況描写を結構入れてみたのですがいかがでしょうか?
今晩ジックリ書こうと思ったんですが、急な予定が入りまして・・・
またチョクチョク書いていきます。
ので、待たせるかもしれませんがそこのところはよろしくです。

405名無しさん@ピンキー:04/04/18 18:40 ID:hBHaoGs2
お疲れです。まったりと待つのでいつでもどうぞ
406203:04/04/19 06:58 ID:Xg0D8KoP
乙です。

状況が非常に良くわかりました。折れが偉そうには言えません
が、短い文章でも色々と感じる事ができたので良かったと思い
ます。続きが非常に楽しみです。マターリとしておきます。折れ
も書かないとな…
407名無しさん@ピンキー:04/04/19 07:08 ID:gGNO1qXw
乙です。
状況描写に力を入れただけあって、ナカナカ雰囲気が出ていると思います。
エチシーン突入前の静けさというか、嵐の前の静けさみたいで続きが楽しみです。
408名無しさん@ピンキー:04/04/21 02:07 ID:6cATQpKW
SSマダー?(AA略)
409名無しさん@ピンキー:04/04/21 09:02 ID:GdvlR/FE
とにかく作者さんの納得の行くように書いてほしい。
急がせて中途半端なままでいられるのは申し訳ない。
410374:04/04/21 19:43 ID:/NJCmKm2
またチビっと書けたので投下します。
411374:04/04/21 19:44 ID:/NJCmKm2
「それで?オレに聞いてもらいたいことって何?」
波多野は椅子に腰掛けながら聞いた。
「うぅん、あのね・・・」
やはり決心したとは言うものの、いざとなると言葉に詰まってしまう。
「どうしたんだよ?青島、顔赤いけどまだ酔いが抜けてないのか?」
「大丈夫・・・酔ってはないの、心配しないで」
三十秒ほど沈黙が続いた、しかし青島は意を決して遂に思いを告げた。
「あのね、波多野君・・・わたし、波多野君のことが・・・その・・・好・・き・・・なの」
「!?」
「波多野君にね・・・彼女がいることも・・・モチロン知ってる・・よ?
でもね、それじゃ私・・・納得いかないの」
青島は恥ずかしそうにしながらも力強く淡々と話していく。
412374:04/04/21 19:45 ID:/NJCmKm2
月夜に照らされた青島はとても神秘的だった。
「波多野・・・君・・・私じゃ・・・ダメ?」
言いたいことを全部言い切った青島の頬を涙が伝った。
そんな切ない上目遣いで迫られると波多野はどうしようもない。
「オレでいいのか?」
澄に申し訳ないという思いはもちろんあった。
しかし波多野にこの無邪気な目をした青島を傷つけることは出来なかった。
「いいも悪いも・・・波多野君じゃなきゃダメなの・・・」
そのまま二人は唇を重ねあった。もはや二人に言葉はいらなかった。
413374:04/04/21 19:48 ID:/NJCmKm2
なかなか投下できなくて申し訳ないです。
しかしさすがに平日は・・・自分も一応社会生活を営んでおりますので(w

皆さんにはご迷惑ばかり掛けてますね、スイマセン。
ですが毎日少しずつではありますが書いていきたいと思います。
次の投下は週末になるかと・・・まぁマターリしてて下さいね。
414374:04/04/21 19:57 ID:MeAquvKE
連投スマソ、ID違うけど374です。

ところで皆さんは澄の登場のタイミングはどの辺が良いですか?
この後の青*波で少しエチしてからの方がいいんでしょうか・・・
後、次の投下の時こそエチが入ってきます、お待たせしてスイマセン。
415名無しさん@ピンキー:04/04/22 01:10 ID:M5h5+w7R
誤魔化しようのない状態まで進んでからの方が良い気がします。
ちょっと修羅場りかけてから、売り言葉に買い言葉で勝負ハメ(下品)になだれ込むとか。
続き、楽しみにしてます。
416373:04/04/22 01:41 ID:0dwIPmNY
374さん、乙!
焦って書いて物語が破綻してしまっては元も子もないのでそこは十分推敲して納得のいく作品に仕上げてください。

澄の登場タイミングは俺も>>415さんが言うように誤魔化し様の無い状態まで逝ってからの方が良いと思います。
最初は青島が積極的に攻め(フェラや全身リップ)、波多野が辛抱たまらんようになって積極的に逝こうとしたところ…
なんかいいかもしれない。
澄は最初波多野をなじるが、波多野を庇う青島にカチンとなって口論→ハメ勝負とか。(w
「私なら波多野君を満足させてあげられるわ!」
「憲ちゃんの気持ちは私の方が良く知ってるんだから!」
ナドナド…。

いずれにしても、374さんがんがって下さい!
ますます期待が膨らんで来ました。
417374:04/04/24 12:50 ID:AGT57z4J
近況報告。
本日中(もしかしたら明日)までに
澄乱入までは投下できそうです。

もうしばらくお待ちくださいね。
418名無しさん@ピンキー:04/04/24 18:30 ID:Qa0CtlWq
楽しみ楽しみ!
419374:04/04/24 20:51 ID:UaT+AnOl
それではいよいよ投下いたします。
420374:04/04/24 20:52 ID:UaT+AnOl
二人は抱き合いながら濃厚なキスを楽しんでいた。
興奮した二人はいつの間にか下着姿になって抱き合っていた。
この時の青島はいつもの姿から想像できないほど積極的だった。
自ら不器用ながらも何度も舌を出し入れし、終始波多野をリードした。
しかし、波多野は腹の中が煮え切らなかった。
青島は確かに美人だし告白されたことも嬉しかった。
が、やはりどうしても澄のことが頭をよぎる。
気持ちいいのに素直になれない、何とも不思議な気分だった。
そんな波多野に気がついたのか青島が
「もしかして・・・彼女さんの事気にしてるの?」
「!?」
女の勘はやはり凄い。
「そんなこと、今は考えないで・・・私だけを見て」
「けど、やっぱり」
「でも、ここは私で感じてくれてるんでしょ?」
そう言って波多野の股間に手を触れた。既に大きくなったモノがそこにあった。
波多野はさすがに驚いた。青島がこんなことをするような女性だとは夢にも思わなかったからだ。
「苦しいんでしょ・・・?今すぐ楽に・・・」
「ちょっと待てよ!」
遂に波多野は大声を上げた。
「オレ・・・確かにお前に告白されたの嬉しいし、お前のこと美人だとも思ってる。
けど、こんなのは・・・何か間違ってる!」
421374:04/04/24 20:52 ID:UaT+AnOl
一瞬の静寂が訪れた。ただ時計の音と波多野が肩で呼吸する音が聞こえるだけだった。
その後、青島は目に涙を浮かべながら
「・・・どうして?」
と呟いた。波多野は少しギクッとした。
「どうして・・・私じゃダメなの?やっぱり、彼女さんの方が大切なの・・・かな?」
「それはその・・・そんなんじゃなくてな」
「じゃぁどんなのだって言うのよ!!」
今度は青島が大声をあげた。
「私は波多野君が好きだから!!・・・好きだからこうやって必死に自分の気持ちを表しているのに・・・
どうして!?・・・どうして・・・波多野君はそうやって・・・」
そこまで言って青島は泣き崩れた。
「ゴメン、悪かったよ・・・」
波多野は青島を抱き寄せてそういうことしか出来なかった。
しばらくして口を開いたのは青島だった。
「ねぇ・・・さっきの続き・・・しよ?」
青島に先程あぁは言われたものの、波多野の心の中では二つの心が戦っていた。
しかしその決着はあっさりと付いてしまう。
青島が実力行使に出たのだ。波多野のパンツを脱がしたのだ。
そこまでされても理性を保てるほど波多野の心は強くなかった。
なるようになると思い、青島にすべてを委ねることに決めた。
422374:04/04/24 20:53 ID:UaT+AnOl
一方の青島は困惑していた。
実力行使に踏み切ったものの、やはり羞恥心のほうが先行してしまう。
『大きい・・・』
波多野のモノは既に硬く大きくなっていた。
『えっと・・・確か・・・』
青島はありったけの性知識をフル回転させていた。
『コレを手や口でしごいて・・・でもやっぱり恥ずかしい・・・』
しかし今さら引くに引けない。意を決してその剛直に手を触れた。
「うっ・・・」
波多野が情けない声をあげた。慌てて青島は手を離した。
「ゴ、ゴメン!その・・・痛かった?」
「そんなんじゃなくてさ、メチャメチャ気持ちよかったんだ」
気持ちいい、その言葉を聞いて青島はホッとした。同時にとても嬉しくなった。
『私、波多野君に感じてもらってるんだ・・・』
青島は再び手を触れた。先程までの恥ずかしさは少々解消された。
『熱い・・・』
握った手を上下に動かしてみる。
しばらくしてチラッと波多野の顔を見ると何かにひたすら耐えているようだった。
423374:04/04/24 20:54 ID:UaT+AnOl
「波多野君・・・その、舐めるよ?」
「えっ?お・・・おぅ」
青島は波多野のモノに顔を近づける。すると独特の香りが鼻につく。
一瞬ひるんだが、先端部をチロっと舐めた。
「あぁ・・・」
と波多野の情けない声が漏れた。
『変な味・・・でも嫌いじゃない、かな・・・』
青島は一心不乱に舐め続けた。すると先端から透明な汁が出てきた。
『これが我慢汁ってやつよね・・・』
すると上から声が聞こえてきた。
「あのさ、青島。その・・・咥えてしごいてくれないか?」
「う・・・うん」
言われたとおり青島は波多野のモノを咥えこんで頭を上下に動かした。
唇のほどよい締め付け感が波多野を襲う。
『ダメだ!気持ち良すぎる・・・!!』
波多野は射精が近いことを感じると青島に声を掛けた。
「青島・・・もう出そうだ・・・」
「んむ・・・くひに・・・だひて・・・ひひよ・・・んっ・・・」
だんだんストロークが早くなる。
そして遂にそのときは来た。
波多野の「ウッ!」という低い呻き声とともに、青島の口内に濃く熱い白濁液が流し込まれた。
何の前触れもなく突然来たので青島は驚いたが、
少しは苦労しつつも波多野から吐き出された分身を一滴残らず飲み干した。
二人は肩で息をしながら余韻に浸っていた。
424374:04/04/24 20:54 ID:UaT+AnOl
「気持ちよかった?」
青島が口を開いた。
「あぁ、とてもな」
波多野が相槌を打つ。
「今度は・・・その、波多野君がして?」
そう言って青島は自分の下着を脱いだ。
青島の全てがあらわになる。
月夜に照らされた青島の裸体は芸術品の感じすらした。
波多野は布団の上に青島を優しく、しかし力強く押し倒した。
「あんまり・・痛く・・・しないでね?」
伏し目がちに青島が呟く。
この時波多野の中で何かが音を立てて崩れ去った。
青島がフェラチオをしてくれていたときには、まだ澄に対する背徳感が若干あった。
しかしこのような状況でそこまで頭が回りきらなくなってしまった。
そしていよいよという時に、突然波多野の部屋の窓があいた。
「ちょっと憲ちゃん!信じられない!!」
女性の悲鳴とも取れる叫び声が部屋の中に響き渡る。
そこには波多野の彼女である、生方澄が立っていたのだった。
425374:04/04/24 20:56 ID:UaT+AnOl
以上です。初エチ非常に難しかったです。
まだまだ至らない所だらけだと思うので
感想&ご指導の程、お願いいたします。
今日はテレビでモンキーターンっと。

ではまた
ノシ
426名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:06 ID:KiJvrgDP
積極的な青島さん、イイ!
けっこう耳年増な彼女(我慢汁とか知ってるし)の活躍に期待です。
対比として、澄はあんまり知識が無くて、わたわたモジモジしてしまうのもいいかも。
アニメの前に良い物見せて頂きました。GJ!
427374:04/04/25 23:13 ID:YjbkMKRg
ところで・・・
青島→澄と澄→青島
何と呼ばせるべきでしょうか?
手元に資料がないもんで・・・
情報おながいしまつ。
428203:04/04/26 21:38 ID:qsVBLujx
>374
乙です。続きが楽しみです。
私見だけど、412の所で青島が迫っている
時に無邪気なという表現はどうかなと。
真剣な、という方がしっくりくるかも。
あくまでも私見なんですけどね。

呼び名ですが、俺も良くわからんけど、生
方さん・青島さんじゃないかと。

とにかく期待してます。頑張って下さい!
429374:04/04/27 01:56 ID:M2ydgq2l
感想ありがとうございます。
読み手がいるって言うのは書き手側にとって非常に良い刺激になりますね。
続きも一丁ガンガリたいのですが・・・
今週から来週にかけてリアルでマジに忙しいんです。
29日やら土日の内に一回は投下したいと思っているのですが
正直どうなるかわかりません、こればっかりは。

というわけでマターリしといて下さいね。
430名無しさん@ピンキー:04/04/28 09:50 ID:RGEGRRwx
>>429
お待ちしています。
どうぞごゆっくり書き上げて下さい。
431名無しさん@ピンキー:04/05/01 15:20 ID:s8Aq7jDV
ここはじっと374さんが激しくエチーなSSを投下してくださるであろう事を期待してまっていまつ。
432374:04/05/02 16:45 ID:6ZHV06H0
なんとか途中まで書けました!
てなわけで投下します。
433374:04/05/02 16:45 ID:6ZHV06H0
時間は数分前にさかのぼる。
「あーぁ、結局憲ちゃんの祝賀会行けなかったなぁ」
彼女は波多野の彼女である澄ちゃんこと生方澄である。
澄の家は定食屋兼居酒屋のため、夜は結構忙しいのだ。
澄はたまたまトイレに起きたのだった。
『せめておめでとうぐらいは言いたいな・・・』
ふと窓の外を見る。
波多野の家と隣同士なので屋根伝いに波多野の部屋に入ることが出来る。
『顔見るくらいいいよね・・・彼女なんだし』
カラカラと窓を開けて波多野の部屋を見る。
すると中で人影が動いていた。
『憲ちゃん、起きてるのかな?』
そう思いもう少し近づいてみる。よく見ると人影は二つのようだった。
『誰だろう?』
月明かりに照らされた波多野の部屋の中が見えた瞬間、澄は屋根から落ちそうになった。
褐色の肌の女性と波多野がイヤらしいことをしていたのだ。
『ウソ・・・』
呆然とした。なぜ?誰?様々な疑問が頭の中でグルグル回る。
完全にパニックになった澄はそこからしばらく記憶がなくなった。
気が付いたときには波多野の家の窓に手をかけていた。
434374:04/05/02 16:46 ID:6ZHV06H0
「憲ちゃん、この人誰!?何してたの!?」
澄が凄い剣幕でまくし立てる。
「ちょ・・ま、まぁとりあえず落ち着けよ、な?」
「こんなもん見せられて落ち着けですって!?ふざけないで頂戴!!」
澄は激しく肩で息をしながら喋り続ける。
「私、憲ちゃんのこと信じてた・・・なのにどうして!?」
波多野はただ下を向いて黙るしかなかった。
「だいたいあなたも誰なの!?憲ちゃんの何なの!?」
「私は・・・波多野君の同期の青島優子です・・・」
「へぇ〜競艇の世界の人って付き合ってもない同期の人とこんなことするんだ」
皮肉たっぷりに青島をなじる澄。
しかし青島も言われっぱなしというわけでもなかった。
「わ、私だって・・・波多野君のことが好きなんだから!」
「何よそれ、私は憲ちゃんの彼女なのよ?」
「じゃ、じゃあ聞きますけど、波多野君とはどこまでいかれたんですか!?」
このひとことで今度は青島が優位にたった。
ドモりながらも青島の口から出た言葉は澄をひるませるのに十分だった。
「それは・・・」
波多野と澄は付き合ってるとは言え、二人ともその辺についてはオクテで
エッチなどしたはずがないのであった。
「それに波多野君、私のフェラ気持ちよかったよね?」
435374:04/05/02 16:47 ID:6ZHV06H0
「うっ・・・それは・・・」
答えは当然気持ちよかったになるだろう。
しかしそれを波多野の口から言えるはずがない。
「それに私のこと・・・押し倒してくれたし・・・」
これが決定打になった。
『そうだった・・・』
パニクってた時の記憶がよみがえる。
澄の頭の中を窓を開ける前の光景がよぎった。
『憲ちゃんは・・・私のこと・・・もぅ好きじゃなくなったのかな・・・』
落ち込んでいる澄をさらに追い込む出来事が目の前で起きた。
なんと青島が波多野にまたがったのだった。
「いいよね・・・波多野君?」
「・・・」
何も言わない、いや何も言えない。
それを了解のサインと取ったのか青島が一気に自分の腰を落とした。
「あぁ・・・あぁっ・・・」
悩ましげな声をあげる青島。
それを見た澄が黙ってるわけがなかった。
『私のほうが憲ちゃんのこと、よく知ってるんだから!!』
こう思った瞬間、澄は一線を超えた。
澄はある決意をした、私も波多野に迫ろうと。
436374:04/05/02 16:51 ID:6ZHV06H0
こんな感じです、ハイ。
かなりやっつけ仕事になった&ほぼ推敲無しなので文章がクチャクチャ・・ですな、お許しください。
次回の投下分では多分本格的な3pに入ります。
自信はこれっぽっちもないですががんばりたいと思いますので、
暖かく見守ってやってください。
ではご意見、ご感想待ってます。

ではでは・・・!!
ノシ
437名無しさん@ピンキー:04/05/02 20:56 ID:5kaHkVcm
>「あんまり・・痛く・・・しないでね?」
>伏し目がちに青島が呟く。
        ↓
>青島が一気に自分の腰を落とした。
>「あぁ・・・あぁっ・・・」
>悩ましげな声をあげる青島。

あんまり痛くなくって良かったね!
438名無しさん@ピンキー:04/05/03 13:56 ID:OQZQXBCN
これからの展開期待です
439名無しさん@ピンキー:04/05/03 16:40 ID:b9uThi3B
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
憲ちゃん、筆おろしおめでとー!(w

次回からの本格的3Pも期待大です。
エロエロでお願いします。
440名無しさん@ピンキー:04/05/03 18:20 ID:5WJFUbHl
えーと、澄ってこんなにまくし立てるようにしゃべるキャラでしたっけ?

イメージ的には、怒りのオーラを全身から放出させながら言葉少なに
ひしひしと迫ってくるようなブチキレ寸前の姿が思い浮かぶのですが、
やっぱり文章じゃそうした表現は難しいのかな…
441374:04/05/03 23:29 ID:Pb8Uq5Ji
>>440
実は一度はその路線も考えたのですが、
話が続かなくて・・・
ちょっとイメージとはズレるけどこういう澄もいいかなって(w

でもご指摘ありがとうございます。これからもガンガッテ書いていきますので
ヨロシクです。
442名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:01 ID:lHJBjJwt
GWも終わりだが374さんは続きできたのだろうか?
投下は今週末あたりかな???
443374:04/05/06 20:12 ID:2Qk8tT/d
>>442
そうですね、週末を目標に書いてます。
しかし今年のGWは忙しかった・・・
ということで実はまだ続き一つも書いてません、ハイ。
一応土曜日にまとまった時間が取れそうなのでそこで追い込むつもりです。
ご迷惑をお掛けしますが、今しばらくお待ちください。
444名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:22 ID:iWDSrtJa
>>443
>ご迷惑をお掛けしますが、今しばらくお待ちください。
何をおっしゃいますやら。
なんか急かしたみたいで逆にこちらが申し訳ない位だ。
焦らずに、激しくエロエロな作品を作り上げてください。
445374:04/05/10 01:34 ID:QxKtq+Sz
皆様に不幸な知らせがあります。
土曜に取れるはずだったまとまった時間がこれまた急な都合で結局少ししか取れませんでした。
よって筆がほとんど進んでおりません(少しは書きましたが)。
これでも投下したほうがいいのかな?
皆さんの意見を聞いた上で判断しようと思います。

ところで他の職人さんたちは何処に行かれたのだろうか・・・
446203:04/05/10 11:20 ID:SfF8SHva
>374
ども、職人もどきですw
折れもなかなか時間取れませんで書けてません。
折れ的には投下キボンなんですが、それはあくまで374氏が納得した
上で投下した場合です。もしもう少し書き貯めてから投下した方が良い
と思われたらそれまで待ちます。頑張って下さい!
447374:04/05/10 20:36 ID:EnNWXue4
おぉ!203氏!!
久しぶりに拝見しました(w
イロイロ考えたのですがやっぱりある程度まで書いてから投下することにします。
次回投下予定は・・・やはり週末になってしまう気がします OTL
なのでマターリしててくださいね。
448名無しさん@ピンキー:04/05/11 02:03 ID:e3plBNB3
妄想してマターリと待ってるよ。
449名無しさん@ピンキー:04/05/12 11:51 ID:SsoQFpq9
>>443
あまり気にしないでください。
あまり気負いすぎるのも良くないですから。
少しずつ、着実に仕上げてください。
450374:04/05/16 23:10 ID:w+Aiij8K
えーっと全然書けていませんがお約束なので投下します。
451374:04/05/16 23:10 ID:w+Aiij8K
まず澄は波多野の息子を独占している青島を退かす事からはじめようとした。
「あぁ・・・あン、気持ち・・・いい、あっ」
波多野の上で気持ちよさそうに腰を振っている青島の胸を後ろから鷲掴みにする。
「ちょっと、いつまでそうしてるの?変わりなさいよ」
そう言って澄は既にはちきれんばかりに勃起した青島の乳首を摘み上げる。
「あぁ!む・・・胸は・・・だ、ダメ・・・」
どうやら青島は乳首が性感帯らしい、それがわかると澄は容赦しなかった。
澄はいきなり青島の胸にしゃぶり付いた。
「ダメ!あ・・・あぁっ!」
青島は膣を波多野に、胸を澄に攻められて
これまでに感じたことがない快感に襲われたのだった。
452374:04/05/16 23:11 ID:w+Aiij8K
澄は青島の胸にむしゃぶりつきながら、不思議な感覚を覚えていた。
『私・・・気持ちいい・・・』
自分は青島を攻めているだけのはずなのに、なぜか自分も秘所が濡れてきていたのである。
たまらなくなって自分の手をほんのり湿っている花園へ手を伸ばす。
知識こそあれ自慰などした事のない澄の体を、今まで知りえなかった快感が駆け巡る。
しばらく触っていると自分でも驚くぐらい愛液が溢れ出てきた。
そしてさらなる快感を求めるために澄は言った。
「憲ちゃん・・・私の・・・その、私を・・・舐めて」
そう言うと澄は波多野の顔の上にまたがって腰を落とした。
波多野は澄の言うままに澄の秘所に舌を当てた。
「ひゃう!!」
澄は突然の生暖かい感触に驚き思わず声をあげ、口から青島の胸が離れた。
「ダメ!憲ちゃ、あぁン・・・」
しかし二人の美女に囲まれて理性をほとんど失っている波多野は容赦しない。
躊躇なく澄の秘所を舐めまわす。
453374:04/05/16 23:12 ID:w+Aiij8K
その様子を波多野の息子を受け入れながら見ていた青島は、悔しさを覚えていた。
『んッ・・・たとえ彼女とはいえ・・・アッ、後から分際で・・・』
自分の気持ちをぶつけんとばかりに青島は腰を振る速度を速める。
更なる刺激を加えた波多野のモノは更に膨張する。
「は、波多野君のが・・・ま、た・・・私の中で・・・ンっ・・・大きく」
だいぶ長い時間焦らされるような愛撫を受け続けていた青島は限界が近かった。
「波多野・・・君っ・・・わ、たしイ・・・イキそう・・・!!」
そう言った次の瞬間、波多野が青島を突き上げ始めたのである。
『!?』
それは青島を最終段階に達するのに十分だった。
「あ、あぁ・・・ダメ・・・あぁっあぁ・・・!!!」
今までで一番大きな青島の声は絶頂を迎えたことを示した。
454374:04/05/16 23:18 ID:w+Aiij8K
とりあえずここまでです。
思いのほか筆が進みませんでした orz
もう一つ、いつものこと(?)ですが次回投下がまたしばらく先になりそうです。
少なくとも来週は厳しいかと・・・
ので、読者の皆さんには迷惑をかけますが気長に待っていただけると幸いです。
今日は疲れたのでもう寝ます。
ではでは 
ノシ
455名無しさん@ピンキー:04/05/17 11:59 ID:fXIaijsY
374さん、おつかれ〜
いいものみさせてもらいました。
ありがたや〜ありがたや〜
456名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:07 ID:chuJQDfA
保守
457374:04/05/21 22:54 ID:rknRKGpB
実に過疎ですな・・・
読者さんの中でどなたかSS書こうという方はいないでしょうか?
自分も投下がもう少し先になりそうなんで・・・
一時みたいに点呼とって見ますか?
458203:04/05/22 01:53 ID:8pC8IGxm
忘れた頃やってくる203です。4月から環境が変わっててなかなか訪問できねえっす。
本当に374氏には申し訳ない。もう少し踏ん張って下さい。とりあえず1で。
459名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:54 ID:4jLBdBKm
ノシ 青島が大好きな2!!
460名無しさん@ピンキー:04/05/22 08:17 ID:mLCy7Sic
こっそりと3
461名無しさん@ピンキー:04/05/22 10:44 ID:jk8xu1zu
4です。桜子とか青島とか好きです。
462374:04/05/22 19:47 ID:mThG+zUE
思ったより人がいた!!(w
筆のほうが用事のため進みませんが保守がてらカキコします。
もうしばらくお待ちくださいね。
>>203
頑張って下さい。いつか203氏や友人さんのSSが投下されるのを心待ちにしています。

今週のアニメは青島さん大活躍のヨカーンですね、楽しみにしながら・・・
点呼のほう引き続きヨロシクおながいしまつ。
463名無しさん@ピンキー:04/05/23 03:45 ID:6Mh2P4bV
え〜、お久しぶりです。杉・海老の海老sideの続きを持ってきましたです。



杉くんの唇が頬から耳、首筋へと滑っていく。
くすぐったいような、それでいて何故か安心するような奇妙な感覚に気を取られている内に、
大きな少しごつごつした手が私の胸を包んだ。

「んっ…」

手の平に触れた先端が動きに合わせて硬さを増して行くのが分かる。
あっさり反応してしまう自分がひどくいやらしい女のような気がして恥ずかしい。

「海老塚…」

私の身体の反応に杉くんも気付いたのだろう。
優しく、でも確実に彼の指先が私の先端を捉えた。
これ以上淫らな女だと思われないよう、必死で声を殺した。
正面から顔を見られるのが恥ずかしくて顔をそむけ目を堅く瞑った。
ふ、と彼の舌先が私の剥き出しの耳たぶに触れた。
464杉・海老 海老side続き:04/05/23 03:47 ID:6Mh2P4bV
「っ!?ひゃあっ…」

「なんだよ、ここ弱いのか?」

間抜けな声を上げてしまい、思わず私は目を開いた。
イタズラが成功したことを喜んでいるような顔をした杉くんとばっちり目が合う。
そのいかにも「面白がっている」感じが悔しくて私は手を振り上げた。
振り上げた手をやすやすと受け止めて、杉くんの唇が耳たぶを捕らえる。
からかうように唇で耳たぶを弄りながら、杉くんは忍び笑いを漏らした。
完全に遊ばれてる。
悔しい。
杉くんだってそんなに慣れてないはずなのにどうしてこんなに余裕あるのよ?
は!?もしかして初めてなのって私の方だけ?
そんな考えに行きついて少なからず動揺していたら杉くんが顔を覗きこんできた。

「大丈夫だって。な?」

その普段あまり聞いたことのないような優しい声とこれまた滅多に見せてくれないような優しい表情に、私はとても素直に

「…うん」

と答えることが出来た。
465続き:04/05/23 03:48 ID:6Mh2P4bV
杉くんは少し照れくさそうに微笑むと唇でついばむような軽いキスをしてきた。
再び大きな手の平が胸の膨らみを包むように動いた。
触れ合っただけの唇から吐息が漏れる。
杉くんが唇をずらした時には私の吐息には確実に甘いものが混じるようになっていた。

「んっ…」

舌先で敏感な部分を転がされ、私は身をよじった。
イヤなわけじゃない。それは間違いないんだけど、どうしても身体が逃げてしまうのだ。
そんな私の抵抗は杉くんの頑丈な腕によって無駄なものにされてしまうのだけど。

杉くんの手がスカートの中へ滑りこんで来たのを察知して私は反射的に太股に力をこめた。

「だっ、だめっ!」

そ、その先に何をしようとしているのかくらい、私だって知ってるんだからね!

納得いかない、といった表情で私を見下ろす杉くんに私はありったけの力で抵抗した。

「あのなぁ、触らずにどうやってやれっつーんだよ」

呆れ顔の杉くんの言っていることには重々承知だけど、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
466続き:04/05/23 03:49 ID:6Mh2P4bV
しばらく押し問答が続いたが、先に根を上げたのは杉くんの方だった。

「…じゃ、やめるか?」

身体を起こし、ベッドの上であぐらをかくと杉くんは低い声で呟いた。
いざ、「中止」という選択肢が出ると途端に「え?待ってよ」という気持ちになるのは何故だろう。
そりゃぁ最初は杉くんの暴走だったけど、最後の方は私だってちょっとはその気だった訳だし…、
かといって、やっぱり恥ずかしいのも確かだし、でも…。

堂堂巡りだが、要するに、土壇場で私が怖気づいた、そういうことだ。
実にシンプルだが、その結論はなかなか私にとって受け入れがたいものだった。
敵(いつの間にか杉くんは「敵」になっている)を前に逃げ出すなんて…!
そんなどこかずれた思考の結果、負けず嫌いの私は、つい、

「やめない!」

と口走っていた。
勿論私は後になって自分のこの性格を深く呪うことになるんだけど。
467続き:04/05/23 03:50 ID:6Mh2P4bV
杉くんから、「自分でスカートを脱げ」と言われたときにはさすがに我が耳を疑った。
しかし、ついさっき「止めない!」と宣言してしまった手前、拒絶できない。
出来るだけ杉くんの視線から逃げるようにしてスカートを脱いだ。
身体中のあちこちが熱を持っているみたいだった。

杉くんの指が薄い布ごしに中心に押し当てられた。
ダイレクトに指から伝わってくる熱で下着がもうなんの役にも立っていないことを悟る。
軽く前後になで上げられ、私は思わず声を上げた。
杉くんの肩にしがみ付いて波が過ぎるのをやり過ごす。
荒い息をしている私の耳元で杉くんが

「なんだ、しっかり濡れてるぞ?」

と、囁きかける。意地悪な響きに身体が震えるのを感じた。

吐息が嬌声にすりかわるのにさほど時間はかからなかった。
杉くんの指の動きに合わせて卑猥な水音が響く。
そのかすかな音を過敏になった私の耳が拾い、興奮を押し上げて行った。
たったこれだけの薄い布がたまらなくもどかしい。
468名無しさん@ピンキー:04/05/23 03:54 ID:6Mh2P4bV
はぁはぁ…。何とかここまでこじつけました。

女側の描写って難しい〜!
お目汚し失礼しました〜。
469374:04/05/23 13:41 ID:Vhn/uphC
杉海老乙です。
いや〜待たされましたねぇ(w
自分も負けてられませんな・・・

いや、GJ!!
470名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:45 ID:OyrPQS3Q
負けず嫌いな桜子ハァハァ。
割と強引な杉にも心からのエールを。
いけいけ清修! かっせかっせ清修! S・E・I・S・H・U 清修!
続きお待ちしてます。
471名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:16 ID:PbP+kyxc
久しぶりに来てみたら374さんの続きと杉・海老(海老side)の続きが!
う〜ん、どちらも(・∀・)イイ!

点呼、皆が忘れた頃に5
472名無しさん@ピンキー:04/05/24 00:02 ID:uvBhHFzh
6です。
杉x海老・・・・スバラシイY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
473名無しさん@ピンキー:04/05/24 02:46 ID:3s67ToWv
7。
杉海老(杉視点)書いてるものです。なかなか進まなくてすみません。
でも海老サイドさんの続き読んで触発されました。がんばります。
なんとか今週中には・・・
474203:04/05/24 21:46 ID:ETT2mcfN
海老サイド堪能させて頂きました〜いや〜自分も頑張らないと!
しかし本当に別々の方が書かれているとは思えないほどのコラボ
ぶり。折れと友では吹き飛ばされますな。本当に乙です!!
475374:04/05/25 14:53 ID:Zx8bwAWj
久々に来てみたらこんなにレスが!!
スレ活性化につながると良いですね、自分もがんばらなきゃ・・・

>>203
いやいや、何をおっしゃいますやら。203&友氏の作品もかなりの完成度だと思いますよ。
いつかまたお二人の息のあった作品を読んでみたいものです。ガンガレ〜!
476名無しさん@ピンキー:04/05/30 01:07 ID:4qNbXG2j
アニメで青島と澄の鉢合わせシーンが出たのでカキコしてみる。

…ところで、波多野の妹を見るとYU-NOを思い出してしまうのは俺だけ?
477374:04/05/30 23:00 ID:np+GbvxK
ダレモイナイ・・・投下スルナライマノウチ・・

というわけで久しぶりに続きを投下します。
478374:04/05/30 23:01 ID:np+GbvxK
青島はガクガクッと痙攣を起こすとグッタリと倒れた。
青島がイッた事を確認すると波多野は自分の横に青島を寝かした。
気持ちよすぎたようでピクリとも動く気配はなかったが
満足した顔で余韻に浸っているようにも見えた。
波多野は今度は本格的に澄のほうを攻めだした。
今まで単に舐めていただけだったが、口全体を使った愛撫に切り替える。
既に波多野の顔は澄の愛液でぐっしょりだった。
波多野は何の前触れもなく澄に舌を入れた。
「ふぁあ・・・くぅ・・・!!」
まだ何も受け入れたことのない澄の膣内はかなりの締め付けだった。
479374:04/05/30 23:03 ID:np+GbvxK
澄は正直不安だった。
『気持ち・・・んっいいけど、あんなのが・・・あッ、入るの・・・?』
突然波多野の舌が止まった。
どうしたのだろうと体をずらして波多野のほうを見ようとする。
すると波多野が声を掛けてきた。
「なぁ澄、その・・・そろそろいいか?澄もオレも準備いいみたいだし」
うん、と素直に言えなかった。
やはり先程窓の外から見た光景が頭に残っているからだろう。
「でも!・・・憲ちゃん、この人とさっき、その・・・ヤッたん・・・じゃない・・・?」
最後のほうはまったく聞こえなかった。
「ま。まぁそうだけど・・・やっぱり怒ってる?」
「当たり前じゃない!・・・あんな・・・あんなもの・・・見せられたら・・・」
思い出したのか、頬が真っ赤に染まる。
その姿は切ないほど可愛かった。
『やっぱりオレ・・・澄のこと・・・』
いつの間にか波多野は澄に抱きついていた。
480374:04/05/30 23:04 ID:np+GbvxK
「ちょ、ちょっと!憲ちゃん!?」
「ゴメン・・・ゴメンな、オレが軽率すぎた・・・ほんとに、ゴメン・・・」
突然抱きつかれたと思ったら今度は謝ってきた。
こんな波多野だから澄は何だかんだいいながらも付き合ってこれたのだろう。
ある程度気持ちの整理のついた澄はこんなことを言った。
「別に・・・いいよ・・・?」
「あぁ、ありがとうな、でも・・・オレは・・・」
「うぅん、してほしい・・・の」
澄がこんなことをいうなんて思っても見なかった。
「ほんとにか?こんな甲斐性なしの女たらしのオレでも・・・」
「そうじゃなかったら・・・とっくに別れてるって・・・」
「それも・・・そっか」
二人は笑った。
481374:04/05/30 23:05 ID:np+GbvxK
以上っス

しかし二人の対面があんな感じだったとはorz
かなりショクーですわ
482名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:59 ID:xnFR+VsB
>>481
何、374氏はどういうものを想像していたの?
483名無しさん@ピンキー:04/05/31 04:48 ID:DPp9yWCe
そりゃ見ててこっ恥ずかしい物を想像したんじゃないか?
484名無しさん@ピンキー:04/05/31 07:34 ID:HUh2ZkRF
>476
同じハタノカンナでも、ずいぶんあっちとはイメージが違うような…
485名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:58 ID:hvGpagrh
>>374
結構よかったんだけどね。
最後はいただけないね。
ありえないだろ。話が強引すぎ。
486203:04/05/31 23:45 ID:IWYDuYBx
374氏、乙でした。

さて感想ですが…正直最後展開が乱暴になっちゃったかな?と思いました。
導入部が良かっただけにもう少し丁寧にしてほしかったな…と。まあ、エロ書
いて無い俺(ヘタレ)が言うべき事では無いかもしれませんが。ともあれ本当
にお疲れでした。また是非374氏の作品を拝見できるのを楽しみにしています。
487374:04/06/01 01:00 ID:LEtRxtj0
えっと・・・誤解があったみたいです。
いつも心がけている投下後の後書きみたいなのを今回は少し手を抜いてしまったため
『以上っス』を完結ととらえた方が数人いらっしゃったみたいで・・・
スイマセン、これは『今回の投下分は以上です』って意味で書きました、ハイ。
さすがにこんな中途半端では終われませんしね。
かといって書き始めから分量も時間も相当なものになっているので
そろそろ閉めに入ろうかなとは思ってます。
誤解された方、本当に申し訳ない。今後は気をつけて書いていきたいと思います。

ちなみに私が望んでいた対面とは・・・シュラーバ的なものでした(w

もうしばらくかかりますが最後までお付き合い願います。
ではまた
ノシ
488名無しさん@ピンキー:04/06/01 02:21 ID:+rp2sE6e
杉海老杉サイド書きです。
先週今週中にと言っておきながら事情でまだ先になりそうです。
もし待ってくれてるかたがいたらごめんなさい。
最後までかくつもりはありますので…。
他力本願ですが誰か帯ギュで書いてくれる人はいないですかね?
もちろんモンキーも好きですが。
489203:04/06/01 14:17 ID:82sZYt1+
誤解人物1ですwまだ続きがあるとの事。楽しみにしています!
少し状況描写を加えて頂けると嬉しいです。
490374:04/06/08 01:00 ID:jj9ZthLc
えーっと、スイマセン。
先週末は私生活のほうが少しゴタゴタしてたので筆を進めることが出来ませんでした。
杉海老ご両人さん、203さん&その友人さん、その他の皆様、お互いに頑張りませう(w

このマターリとした雰囲気、好きですよ(笑
491名無しさん@ピンキー:04/06/10 11:12 ID:UOqnUgFa
hosyu
492374:04/06/11 23:23 ID:7dzmW4uQ
今週末は落ち着いて執筆が出来そうです。

・・・そこで皆さんに相談があるんですが、
とりあえず澄*波の絡みを入れるつもりですが
その後の展開としてもう一度チンタオに登場してもらうべきでしょうか?
皆さんのご意見をお聞かせください。
出来れば>>373氏のご意見が聞きたいです、ハイ。
493名無しさん@ピンキー:04/06/12 23:28 ID:AtsKSwMW
373ではないですが。



チンタオ登場激しくキボン
494名無しさん@ピンキー:04/06/13 01:22 ID:vT3EC20y
相談せずとも書きたいように書けばいいと思う。自分の作品なんだし。
495203:04/06/13 02:24 ID:hzirNYdA
ていうか俺はチンタオ派なんで493氏と同じく再登場キボン。
でも494氏の言う通りでもある…う〜むジレンマw

ちなみに昨日は競艇場に久々訪問(と言っても2回目)。4打
数1安打でトータルでは勝ち。当たったのがその日一番の高
配当だったのが原因。というか前回もこのパターンだった。で
も移動費とか食費を入れると200円しか儲けて無い(プゲラ)
まあメシとドライブと競艇がタダで楽しめたからヨシとするか!


…こんな事してるなら早く作品書け自分orz
496374:04/06/13 13:41 ID:XYN+1Rxy
いや〜競艇場、漏れも行きたいなぁ・・・
割かし近所にあるけど競馬場しか行ったことないっす(これで住んでるとこバレるか?w)

え〜と確かに>>494氏の言う通りですね。
わたくしもチンタオ好きなもので、もう一度登場していただきたかったのですが
そうすっと話がもう少し長くなっちゃうじゃないですか。
あんまり一人で長々と書いてるのもどうかな〜と思いまして・・・ね。

でもチンタオ派結構(?)いるみたいなんで再登場してもらいます。
んじゃま、ガンガッテ書いてきます。
ノシ
497名無しさん@ピンキー:04/06/14 21:47 ID:dC63BUS0
そういいながら青島の中の指を出し入れする。
「あっ、だって、ん。」
青島の必死の言葉を無視して胴口は指と入れ替えに硬くなった自分の
ものを入れ始めた。
立ったままでなかなか奥まで入っていかないがその分青島の中を
色々な角度で刺激結果になった。
「あっ、あっ、す、すご・・・んぅ。」
にゅちにゅちと音を立てながら奥までどんどんとのみこんでいく。
胴口は小刻みにストロークをしながら青島の奥まで到達した。
498名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:39 ID:6x05Z1HV
洞口。。。
499374:04/06/17 21:23 ID:ME9GTDYa
スイマセン、忙しくてSSがなかなかageられない374です。
先週末は執筆できる予定だったんですが・・・睡魔に突然襲われて
496のカキコの後寝てしまいました。
とりあえず少しは書けてるんですが
やっぱちゃんと一回分書いてからageた方がいいんですかね?
というかその方向で行きたいんですがイイっすか?
筆が遅くてスイマセン、今後はもう少しガンガリます。

それはそうと>>497氏乙です!
500名無しさん@ピンキー:04/06/22 20:49 ID:RB5Q68nx
500ゲトーズザー
保守age
501名無しさん@ピンキー:04/06/23 04:52 ID:4dmsLYNB
告白キタ−!OKキタ−!エラい事になってキタ−!
502名無しさん@ピンキー:04/06/23 11:28 ID:VjLIdCRu
203氏のSSみたいになってきた
503名無しさん@ピンキー:04/06/23 18:26 ID:JVU95h+4
すきなの、波多野くんのことが・・・

オレもオマエが、好きだ!
504203:04/06/23 20:32 ID:UCQxeeKQ
ども。502氏のカキコを見て図に乗って登場した203ですw
嘘です。原作の方が破壊力あります。何しろ本物な訳です
からwちなみに俺は今週号見てもまだ安心してないです。
全ては来週号ですな。

にしても本スレがやさぐれタックソ以上の祭りになってま
すな。俺も2回程参加しましたので人事ではないですが。
505名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:58 ID:mX14MdwA
今週は凄いな。二次創作職人もさすがにオフィシャルにするのは気が引けるだろう、
そう思えるくらい、なんつ〜か、ヘヴィな展開だ。
506名無しさん@ピンキー:04/06/24 00:39 ID:1Df+3QZd
>504
俺もチンタオ支持派だけど、さすがに澄がヒトコマ頭に浮かんだだけで
振り捨てられるというのはなさそうな気がする。

むしろ、一月ほど前の 「まだ結婚決まっていないの?」 みたいな話が
前振りで、帰った波多野に 「憲ちゃんのお嫁さんにして!」 攻撃炸裂
して、泥沼三角関係編突入とかがありそうで怖い。
(個人的には、波多野チンタオがカップルになったのを知った洞口Jrの
反応と、その反応を見た洞口父の対応を見てみたいけど)
507名無しさん@ピンキー:04/06/25 03:57 ID:HA6+s0qF
しかし、本当にすごい事になってきたな
508374:04/06/27 21:17 ID:p5AZ43DT
ダレモイナイ、投下スルナライマノウチ・・・

というわけで久々に投下いたします。
509374:04/06/27 21:19 ID:p5AZ43DT
「じゃぁ、いくぞ」
うんと頷いた澄を確認すると分身を澄の秘所にあてがう。
あぁと澄の声が漏れる。
静かに、しかし確実に挿入する。
しっかり潤いを湛えているとは言えやはり初めての膣内はキツイ。
「肩の力・・・抜けよ」
「わ・・・たしは、大丈夫だから・・・ね?ンクッ!!」
結合部から鮮血がにじみ出る。
純潔が失われた瞬間だった。
「痛くないか?」
「この、くらいは・・・平気・・・だから・・・」
澄の引きつった笑顔が目に映る。
波多野はさすがに罪悪感を感じずにいられなかった。
510374:04/06/27 21:19 ID:p5AZ43DT
「ほんとに大丈夫・・・なんだな?」
再度確認を取ろうとする。
「痛いのは・・・痛いよ?でも、憲ちゃんと・・・やっと一つになれた・・・んだよね?」
「あぁ、そうだな」
相槌をうった瞬間、澄の頬を涙が伝った。
「うれ・・しい・・・」
『俺がこいつを守ってやらなきゃ』
そんな思いが波多野の中を駆け巡った。
すると澄が声を掛けてきた。
「ねぇ、このままじゃ・・・物足りないんでしょ?その、動いても・・・いいんだよ・・・?」
「あぁ、けど澄は大丈夫なのか?」
「私のことは心配しないで・・・ね?」
511374:04/06/27 21:20 ID:p5AZ43DT
「じゃぁ、動くぞ」
波多野はゆっくり腰をスライドさせていく。
澄はギュッと目をつぶり、声も出さず痛みに耐えている。
「もう少し、ピッチ上げるぞ?」
澄はコクッと頷く。
ヌチャヌチャとやらしい音が部屋の中に響き渡る。
澄の締め付けはかなり強く、少し動かしただけなのに波多野は射精感に襲われた。
「そろそろ・・・ヤバいんだけど・・・」
「今日は・・・あ、安全日だ・・・と思う・・・から、中に出しても・・・イイっん!・・・よ」
「じゃあスパートかけるぞ」
波多野はそう言うと腰の速度を二倍ほどに速めた。
「あっあっ・・・!!」
一番奥にあたるタイミングと同時に澄は声をあげる。
その喘ぎ声が絶叫に変わったと同時に、波多野は白濁液を澄の膣内に放出した。
512374:04/06/27 21:21 ID:p5AZ43DT
「澄、気持ちよかったか?」
「うん」
ウットリとした表情で答える澄。
顔を見合わせてフフッと笑う二人。
どうやら彼女の初体験は忘れがたい経験になったようだ。
「そういえばこの人、大丈夫なの?えーっと・・・青島さんだったっけ?」
「そうだな、このままだと風邪引くな・・・起こすか」
波多野は「おーい、青島」、澄は「青島さん??」と声を掛ける。
ウゥンとうなって青島は目をこすりながら上体を起こした。
「あれ?私・・・」
「おはようさん、青島」
「あ、おはよう・・・って波多野君!?」
どうやら少し混乱しているらしい。
記憶を整理するのに数秒かかった。
513374:04/06/27 21:22 ID:p5AZ43DT
「思い出した、で、波多野君は澄さんと"遂に"やったんだ?」
「まぁ間違ってはないけど・・・そんな言い方はないだろ?」
青島は冷やかしながらもやはり澄のことが気になっているのだろう。
しきりにチラチラと澄に目をやる。
澄は頬を染めながら目線を落としている。
「・・・ところでこれからどうするの?まだこんな時間だし」
時計は午前四時半を指していた。
「あ、私・・・遅くなったから帰るね」
澄が立ち上がる。
「おおぅ、おやすみ、うーん!っと・・・青島、オレシャワー浴びてくる」
波多野も続いて背伸びをして立ち上がる。
「ちょっと波多野君も澄さんもストップ!」
「「何?」」
「あのさ・・・少し提案があるんだけど」
514374:04/06/27 21:23 ID:p5AZ43DT
「何?青島さん??」
「もったいぶらずに早く言えよ、どうしたんだ?」
澄と波多野の頭の上には明らかにはてなマークが浮かんでいる。
青島は躊躇っていたが意を決してこういった。
「あのさ・・・二人とも、3pって知ってる・・・よね?」
澄と波多野の頭の上のはてなマークがびっくりマークに変わった。
「そ、そりゃ知ってるが・・・まさか・・・」
「そのまさか・・・だと思うんだけど・・・ダメ、だよね?」
「・・・オレは、青島が望むなら・・・その・・・でも、澄が・・・」
さすがに動揺を隠せない波多野。しかし・・・
「いいわよ」
澄は一言こういった。
「おい、澄」
「そのかわり、どっちが憲ちゃんの女としてふさわしいか選んでもらうからね」
澄の瞳の奥にはメラメラと燃える女の闘志があった。
「・・・その勝負、私ものった、いいよね波多野君?」
青島も澄の一言に燃えているようだった。
波多野はただただそんな二人を眺めることしか出来なかった。
515374:04/06/27 21:30 ID:HU+s7CkD
えっと、お久しぶりです。374です。
本編のほうはえらい事になってきましたね。アニメも来週から新シリーズということで楽しみです。

今回の一番最後の部分でもう少し”女の戦い”みたいなのを出したかったんですが
現段階の自分のスキルではこれが限界です・・・。
出来ればその辺のアドバイスなんかも含めて感想をいただけるとありがたいと思っております。

最後に・・・投下が遅くなって申し訳ございませんでした!
しかし最近私生活が忙しくてなかなか執筆する暇が取れなくて・・・。
読者の皆様にはご迷惑をかけていますが、最後まで書く気はありますので
長い目で見ていただけたら幸いです。

ではでは
ノシ
516名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:49 ID:mSD03ysJ
来週のオープニングはどんな展開から始まるのかなあ。
「終わった後」か「その前」からか。

少年誌だし、前からというのはムリだろうが、そのシーンから
始まって土壇場でのそれナシってのはやだなあ。

当然そのシーンは無しでもいいが、せめて終わった後の
青島の満足げな顔が見てみたい・・・。
ついでに入浴以外での裸も。
517名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:56 ID:H6hgsxm9
じゃじゃ馬ではけっこうきわどい描写までやったしセーフライン
ぎりぎりに迫っていただきたい
518名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:47 ID:6WQEOKfJ
ぜひとも行為はしていただきたい。

しかし河合先生って主人公=幼馴染というパターンを
変えたかったのか。それとも青島をとても気に入ってるのか。
それとも身上に何かあったのか。

波多野=青島
和久井=亜紀
浜岡=澄

にしてくれ。…しかし現役なら本作ってたな(笑)
519名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:58 ID:9ZsVLR1W
>518
萩原シェンパイやクピーサンがあぶれるじゃないかぁー!?
520名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:16 ID:NwiwD7Jc
澄の時計が割れたのは、そういう暗示だったのか…と。

それはそうと、蒲生さんが女性陣を落としまくるネタが見たいかも。
521名無しさん@ピンキー:04/06/29 02:11 ID:AW9FwItG
さげ
522名無しさん@ピンキー:04/06/29 09:07 ID:9T0OBaPs
>>519
んじゃ萩原×櫛田っつーコトで。
「櫛田先輩、肌キレイですね……」
「ちょっ、萩原、冗談はっ……あ、やんっ!」
523203:04/06/29 11:28 ID:YMWmANkt
>374氏
乙です。話の展開上仕方ないとは思いま
すが少し性格ぶっ飛んでる様な…特に青
島が。とはいえ3Pどころかエロさえ書
けない、ましてや最近投下すらして無い
俺が指摘してどうすんだ?とも思ってま
す。が、一応書かせて頂きました。続き
楽しみにしておきます。

明日の本編が気になって仕方ないです。
ああ…何とか波多野青島でいってくれん
かな〜?無理だろうけど。
524名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:16 ID:Y19Ess8+
地方在住なのでまだ今週読んでないけど・・・

一応、洞口と青島はしてたんだよな。
トップレーサーで暇ないとは一回もなしに結婚しようとは
思わんだろうし。

波多野と澄は…いつしたんでしょ?
髪染めた前くらいから?性格変わったのもそれからのような。

どうでもいいことかもしれんが妄想ふくらむのが楽しくて(笑)。

そういや性格というか性能変わったのは小林だが。
彼女は今は男よりエンジンなのだろうか
525名無しさん@ピンキー:04/07/02 00:47 ID:Z9LqgKAO
>>522
友よ…。
526名無しさん@ピンキー:04/07/03 02:00 ID:skHnB6eu
久しぶりにマンガをみて腹がたった…。

いくらなんでもあのオチはないだろ。
道理で先週に比べて、ぜんぜん書き込みない訳だ…。
527名無しさん@ピンキー:04/07/03 14:20 ID:OwlXptIx
>526
久しぶりに少年サンデーを買った程度の読者が
腹を立てるのもどうかと思うが…
(久々の少年誌で過大な期待をしたのかな?)
528名無しさん@ピンキー:04/07/03 15:10 ID:CAVIcmzJ
「マンガをみて」久しぶりにだろ?

お前、も少し読解力身につけてこい
529名無しさん@ピンキー:04/07/03 17:31 ID:9SiBnwBz
>>528 まぁまぁ餅ついて・・・

しかし少しがっかりしましたな
もう少し過激な展開を期待してたんですが割とフツーでしたね
ここは職人さんの登場を待ちましょうや、ネ
530名無しさん@ピンキー:04/07/04 16:14 ID:jQD1kwvi
ここは原作の内容についてとやかく言うスレじゃないしね。
とやかく言いたいなら本スレへ行こう。
531名無しさん@ピンキー:04/07/04 23:41 ID:uNCsRxL9
原作での物足りなさは作品で発散すべし。
というわけで投下きぼん。
532374:04/07/05 21:45 ID:DrwTqHRJ
どうも、職人面してる374です。
>>531氏の言うとおり作品を投下しなければならない立場ですが・・・
どうも再来週ぐらいまで暇があきそうにありません。
というわけでもう少しお待ちいただきたいのですが・・・。

>>203
ご無沙汰しています。確かに203氏の仰るとおりです。
読み直して自分で恥ずかしくなってしまいました、あまりにも強引過ぎますよね。
しかしこれが今の自分の限界です。これからもっと勉強していきたいと思います!!
それまではこういったことが度々あるかもしれませんが、ご指導のほどお願いします。

ではもう一仕事がんばってきます。暑いですがみなさんがんばりましょう!!
ではではっ
ノシ
533名無しさん@ピンキー:04/07/09 13:03 ID:pjSrSdcl
534杉海老書き:04/07/12 05:21 ID:m1V9aBVk
杉海老、杉側書きです。
まだ途中なんですが、ちょっと気分転換に新しいのを
書いてみたのでよかったら読んでください。また杉海老ですが…
535杉海老書き:04/07/12 05:22 ID:m1V9aBVk
「あたし、そろそろ帰るね」

散乱するノートやルーズリーフ、そしてプリント類を一まとめにしながら、桜子は立ち上がった。
小さなテーブルの向かい側に座った杉が、ぽかんと口を開けたまま、その姿を見上げて言う。

「泊まってかねーの?」

「いい。明日朝から授業だもん。それに朝練あるし」

かき集めた勉強道具をしまい込み、脇にあったスポーツバッグを持ち上げる。
どうやら柔道着が入っているらしい。
部活の後、そのままここ、杉のアパートに来たので、ずいぶんと大荷物だった。

「じゃ、ありがと」

「おいおい、ちょっと待てよ」

「何よ」

追いかける杉に、桜子は玄関の前で振り返った。
すぐには口を開こうとしない杉の言葉を黙って待つつもりはないらしく、
その場にしゃがみ込んで、いそいそと靴を履きはじめた。

「何よってなあ。まさかこのまま帰る気か?さんざん人に手伝わせておいて?
 こっちだって試験期間中なのに、お前がやばいっていうから手伝ってやったのにだぞ?」
536杉海老書き:04/07/12 05:23 ID:m1V9aBVk
一気にまくし立てる杉を尻目に、桜子は立ち上がり、スニーカーを履いた足のつま先を、
トントンと床に叩きつける。それからやにわに口を開いたかと思うと、

「スケベ!教えてる間中そのことばっかり考えてたわけ!?」

ぴしゃりと言い放った。

「そりゃあ…」

杉は言葉に詰まる。
はっきり言ってしまえばその通りだったからだ。
同じ東京都内とはいえ、毎日柔道で忙しい桜子とは、そう頻繁に会えはしない。
そして会うだけならまだしも行為に及ぶとなると、数えるのも嫌になるくらいのご無沙汰ぶりだった。
当然、杉の欲求不満は限界に達していた。
だから、試験勉強のサポートを、という今回の桜子の申し出は杉にとっては願ってもないチャンスだったのだ。
相変わらず試験の直前になって慌て、とうとう泣きついてきた桜子の頼みを、
1も2もなく引き受けたのは、当然下心もあってのことだ。
黙ったまま腕組みしてむすくれる桜子に、どう返そうか悩んだ末、杉はいっそ開き直ってみることにした。

「おう、その通りだ、何が悪い」

「え?」

その判断は案外と間違っていなかったらしく、桜子は虚を衝かれてたじろぐ。
こうなると俄然、状況は杉にとって有利になった。
すかさず、しめたとばかりに畳み掛ける。
537杉海老書き:04/07/12 05:23 ID:m1V9aBVk
「つきあってんだから別におかしかないだろ?それでなくとも会うの自体久々だってのに。
 それとも何か、そんなに俺とやるのが嫌か」

「やっ、やるとか言わないでよっ!」

「じゃあどう言えば満足なんだよ!」

声を荒げる桜子に倣って、つい大きな声をだしてしまったことに、杉は即座にはっとなる。
狭い玄関先で口論をしていても埒は明かない。
かといって、いまさら下手に出る気はさらさらなかった。
何せ今日はただ単に事に及ぶだけではなく、更なる目的が杉にはあったのだ。
こんなところで諦めるわけにはいかなかった。

「…わかった」

そのとき、桜子が小さくぽつりと言った。
うつむいたまま、蚊の鳴くような声だったが、杉の耳にはたしかに「わかった」と聞こえた。
心の中でガッツポーズをとりつつ平静を装っていると、

「そのかわり、一回だけだからね!!」

桜子は真っ赤な顔で杉を睨みつけ、荷物を降ろし、履いていた靴を脱いで、再び室内に引き返す。
その後を追いながら、杉は次なる作戦の展開を頭の中で整理していた。
桜子はというと、ベッドの上にちょこんと座り、指をせわしなく動かしている。
杉が隣に腰を下ろすと、隣の肩が少し緊張したのが見て取れた。
今の状態でさえ構えられているのに、どうしたものかと気を揉んだが、
杉はいたって穏やかに、世間話でもするように切り出すことにした。
538杉海老書き:04/07/12 05:24 ID:m1V9aBVk
「なあ、今日はちょっとばかり趣向を変えてみようと思うんだが」

顔を見ずとも、桜子が訝っていることは杉にとって想像にたやすい。
だからあえて目の前の壁を凝視したまま、淡々と言葉をつないだ。
桜子はただ、黙って聞いていた。

「まあ、たいしたことじゃあないんだが…お前柔道着持ってきてるよな?」

「…はっ?」

「ああ、玄関に置きっぱなしだな」

杉はベッドから立ち上がると、悠然と玄関に向かい、やがて桜子のスポーツバッグを手に戻って来る。
それを下ろし、また元のように桜子の隣に腰掛けた。
その一連の動作を逐一追っていた桜子の視線が、目の前に投げ出された自分のスポーツバッグの前で止まる。
しばらくじっと見つめた後、次に視線を止めたのは杉の顔だった。

「…何なのよ、いったい」

「さて、ちょうどここにこんなものがある」

すっかり我が意を得たりといった様子で桜子の疑問を無視し、杉はごそごそとベッドの下に手を伸ばすと、
ちょっとした物入れになっているアルミ製のバスケットの中から何かを取り出した。
「それ」が室内灯の下にさらされるにつれ、桜子の表情がだんだんぎこちなく固まっていく。
539杉海老書き:04/07/12 05:25 ID:m1V9aBVk

「いやー、あんときから一回やってみたかったんだよなー」

「柔道に関わるものの夢だな」

色を失ってすっかり押し黙ってしまった桜子に構わず、杉はひとり能天気にしゃべり続けた。
ここまで来てしまえば開き直りの境地だ。いくらでも大胆になれる。
ちらりと視線を横にやった杉は、心ここにあらずな桜子を目の端に捕らえた。
片手を顔の前で振ってみるが、表情どころか体全体が固まったまま動かない。

「おーい、海老塚?」

「さよなら!」

杉が声を掛けた瞬間、弾かれたように桜子は立ち上がり、ものすごいスピードで玄関口に向かった。
荷物は当然放り出したまま、靴を履くのもそこそこに、ドアの鍵を外しにかかる。

「おい、ちょっと待てよ!」

「離してよ!イッペン死ね!!このヘンタイ!!」

穏やかならぬ単語が桜子の口から弾丸のように飛び出した。
慌てて取り押さえる杉の片手を、必死にもがいて振り払おうと試みる。
結構な力で抵抗されたため、杉は急いで両手で応戦した。
540杉海老書き:04/07/12 05:26 ID:m1V9aBVk

「落ち着けって」

「ぎゃあ、そんなもん目の前に見せ付けるなっ!!帰るっ帰るーっ!!」

もう片方の手にもったままになっていた「それ」を見た桜子が、ますます激しく暴れまわる。
そのとき手が当たったせいで、パサリと乾いた音を立てて、「それ」は床の上に落ちた。
もはやこうなっては最終手段に訴えるしかあるまいとみて、
杉はもがく桜子を後から羽交い絞めにしたまま、ボソッと一言つぶやいた。

「あっそ。じゃあ俺が書いてやったレポート返してもらおうか」

とたんに桜子の動きが止まる。
杉は先刻、一度も受けたことのない講義のレポートを、わずかな資料だけであっさりと纏め上げてやっていた。
目を輝かせて喜んでいた桜子の姿が杉の脳裏にさっと浮かぶ。
予想通り、効果は絶大らしかった。

「お前が一ヶ月かかっても到底書けない内容なのにな。
 あれさえあれば優、間違いなしだっていうのに…残念だ」

ゆるゆると桜子から力が抜けていくのが、杉の両腕に伝わった。

「ま、俺と一緒にもう一回三年やれよ。これで卒業も同時だ。万々歳だな」

「ううっ・・・」

とどめとばかりに杉が言うと、桜子は力なくうなだれる。
どうやら完全に抵抗をあきらめたようだった。
そのまま床にずり落ちそうになる体を、片手で引っ張って立たせると、
真っ赤な顔で悔しそうに睨みつけてくる桜子に向かって、杉は満面の笑みと共にこう言った。

「やってくれるよな、柔道着ブルマ」
541杉海老書き:04/07/12 05:26 ID:m1V9aBVk
こっちのほうはなるべく早く終わらせようと思います。
またどっちか書けたら来ますね。他の方の作品も楽しみにしてます。
542名無しさん@ピンキー:04/07/13 01:12 ID:kF93g8Zb
初めてこのスレ来たがみなさんすごすぎー!
ネ申がこんなにたくさんいるなんて・・・
みんなに読んでほしいからageときまつ
543名無しさん@ピンキー:04/07/14 00:17 ID:kAGcpB14
杉海老書きさんの新作キター!
「持ってきてるよな?」の時点で、即座に同じシチュが浮かんだ自分は人としてどうかと思い悩んだり。
どっちも続きを期待一杯でお待ちしてます。
544名無しさん@ピンキー:04/07/14 19:59 ID:iohqq+ao
いまだに>179-180の続きを待ち続けております……
545名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:37 ID:kPE06dZV
「は、袴田さん……土曜日、空いてるかな?」
練習の後、袴田さんに声をかける。
「うん、空いてるよ。」
袴田さんは可愛い笑顔を向けながら返事をする。
付き合いだしてから4年目。
2年目の冬に初めてのキスをして以来、それ以上の進展は…無い。
ゆっくりで良い、彼女の気持ちを大事にしよう。
そう思ってたけど…
「どこか行く?石塚クンは行きたい場所とかある?…石塚クン?」
546名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:38 ID:kPE06dZV
袴田さんが俯いてる僕を見て不思議そうに下から覗き込んでくる。
彼女は昔から可愛かったけど、最近ますます可愛く…と言うより綺麗になってきてる。
彼女が綺麗になっていくに連れて僕の自制心も揺らいでしまう。
袴田さんに触れたい、抱きしめたい、と言うか…抱きたい。
最近袴田さんを見るたびこんな事ばかり考えてしまう。
もうこれ以上自分の気持ちを押さえつけていられる自信が無い。
これじゃ袴田さんに失礼だ。正直に言わないと。
「石塚君、どうs...」
「そ、それで!!」
うわ、思った以上に大きな声がでてしまった。
落ち着け、僕。
547名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:42 ID:kPE06dZV
「それで、あの、僕の家さ、土.日と誰もいないんだけど…良かったら、と、泊まりに来ないかな?」
つ、ついに誘ってしまった。
顔に血が上ってるのが自分でもわかる。
…袴田さん、嫌がってるのかな。返事してくれないけど…
そっと顔をあげて袴田さんを見ると、真っ赤な顔をして頷いてくれた。
548名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:46 ID:kPE06dZV
「う、ウン………じゃ、じゃあ、土曜日に!!」
いつもなら石塚クンと一緒に帰るんだけど、今日はとてもこれ以上一緒に居られそうになかった。
石塚クンからの突然のお誘い。
こ、これはアレよね、合宿なんかで一緒に泊まるのとは…違うのよね?
実を言うと、最近の私は、いやらしい事ばかり考えていて少し自己嫌悪に陥っていた。
以前はそんな事無かったのに、柔道着を脱いだ石塚クンにドキドキしてしまったり、
隣の席で講義を受けてる石塚クンの髪に触りたいって思ったり。
……石塚クンとキスするたびに、もっともっと一緒になりたいと考えたり。
石塚クンはこんな事、考えたりしないのかな?
やっぱり、柔道ばかりの私には、女としての魅力が足りないのかな?
なんて、ずっと悩んでた。でも今日のお誘いってやっぱり、そういう事…よね?
あぁー、ど、どうしよう土曜日!?
ハッ!!ダメよ、こんな赤い顔して家に帰ったら絶対豊に勘付かれちゃう。
あの子、こういう事に関する勘が働くからなぁ。
自然に振舞わなくちゃ。
549名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:26 ID:bZQ+Bfg3
心理描写が丁寧ですね。すばらしい
550名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:30 ID:UzBeBQzX
うわ、唐突に石塚×袴田の原作公認カポーとは、嬉しい驚き。
こんなにお互いモンモンしていたら、いざ本番となればアクセル全開しそうな予感。
優等生のエロって萌えるわ……。続き期待。
551名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:08 ID:XwtDj9o8
もうすぐ袴田さんがこの家に来る。
いや、何度か来てるけど、今日は泊まりに来る。
うっ、夢にまで見た事だけど、いざ現実になると凄いプレッシャーだ…。
試合の時より緊張してるな、僕。
部屋は隅から隅まで掃除したし、シーツは新品。
シャワーは朝浴びたし念のためにさっきも浴びた。
…引き出しの中にはちゃんとコンドームも入れてある。
ふぅ、自分でやっといて何だけどやる気満々だなぁ。
袴田さん次第なのに。ひょっとしたら何も無いかもしれないのに。
あぁ、そう考えると少し緊張が解けてきたかもしれな…
『ピンポーン こ、コンニチワー』
き、来た!!袴田さんだっ!!
心臓が飛び出しそうだ足元がフワフワする。
早く降りていかないと!!
552名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:09 ID:XwtDj9o8
ふぅー、落ち着かなくちゃ。
インターホンを押すだけで緊張しちゃってどうするの、私!!
…カバンを持つ手が震えちゃう。
「う、うわぁぁあー!!」
えっ!?ドアの向こうで凄い物音がしたけど。
まるで階段から転げ落ちたみたいな…。
ハラハラしながら待ってると石塚クンが笑顔でドアを開けてくれた。
「いらっしゃい、あがってよ。」
あっ、石塚クン腰押さえてる。
「石塚クン、大丈夫?」
…転げ落ちちゃったんだろうな。
石塚クンってたまにドジだから。…そこが可愛いんだけど。
「え!?いや、ははっ、平気平気!!」
石塚クンの照れ笑いを見てたら肩の力が抜けてきた。
「ふふ、おじゃまします。」
553名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:11 ID:XwtDj9o8
はぁ、カッコワルイなぁ…。
女の子の袴田さんの方が落ち着いてるじゃないか。
…ひょっとして袴田さんは泊まりに来るって事の意味がわかって無いのかな?
「先に僕の部屋行っててよ。何か飲みもの持って行くからさ。」
「おかまいなく。」
楽しそうに答えながら袴田さんは階段をのぼって行く。
…やっぱり、わかってないのかも…。
ジュースを持って部屋に入ると袴田さんはお行儀良く座っていた。
「楽にしててよ。はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
袴田さんは笑顔でジュースを受け取る。
駄目だ、手が触れただけでジュースを落としそうになるくらい動揺してる。
いつもなら沢山話したい事があるのに、今は何を話せば良いのかわからない。
何だか空回りしてる気がする…。
554名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:12 ID:XwtDj9o8
……どうしよう。いざ二人きりになるとまた緊張しちゃう…!!
石塚クン、黙っちゃったし…。……何だか、凄く静かだな…。
…こんなに静かだと自分の心臓の音が大きく聞こえる。
……この音、石塚クンに聞こえてないよね?
「…袴田さん!!」
「は、はいっ!?」
は、はずかしい…突然の石塚クンの声に妙な声で返事しちゃった…!!
「あ、あのさ、正直に言うよ。今日、袴田さんを呼んだのは…その、下心があって…。
実は前から…その…はっきり言うと、君を抱きたいと思ってたんだ…。…ゴメン。」
そんな、改めて言われると顔が熱くなる…。
...私ってそこまでニブイと思われてたのかしら。
いくらなんでも『お泊まり』の意味くらい、理解してるわよ…。
こんなストレートに言われちゃうと何て言ったら良いのかわからない。
「…石塚クンは、いつも素直だね…。」
うぅ、違うでしょ、ちゃんと言わなきゃ…。
「…ご、ゴメン…。でも、もし袴田さんが嫌だったら絶対に何もしないよ、約束す…!!」
何て言えば良いのかわからない私は話途中の石塚クンにキスをした。
途端に自分の取った大胆な行動に恥ずかしさが込み上げてくる。
「あ、あの、お風呂、借りるね!!」
555名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:13 ID:XwtDj9o8
立ち上がる袴田さんを抱きしめて引きとめようとしたけど、
流石は元高校チャンプ。素早かった...。僕の腕はむなしく空を切る。
タイミングを外してしまい、ちょっとガックリしながら袴田さんをお風呂に案内する。
「…お借りします。…すぐに、出るから…。」
「う、うん。僕、部屋にいるから。」
恥ずかしそうに脱衣所に消える袴田さんを見てさっきの事を思い出した。
…心臓がドキドキしてくる。
こ、これからどうしよう?
僕が不安になってどうする、袴田さんの方が不安なはず。
しっかりしなくては!!
部屋に戻った僕は深呼吸をして気を落ち着けようとする。
…微かに袴田さんの香水の残り香がする。良い匂いだな。
トントンと階段を上ってくる音がした。
落ち着け、僕。袴田さんを不安にさせちゃ駄目だ!!
556名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:14 ID:XwtDj9o8
…いつも石塚クンって良い匂いすると思ってたけど、石鹸の匂いだったんだ。
凄く良い匂い。
…今は私も同じ匂いなのか…。
階段を上りながらこんな事を考えてる自分に照れてしまう。
ふぅー。よし、ドアを…開けるわよ。
「おかえり。」
ベットに座ってる石塚クンは笑顔で迎えてくれた。ちょっと頬が赤いけど。
や、やっぱり隣に座るべきなのかな?
迷っていると石塚クンが立ち上がって私を抱きしめてきた。
顎に手がかけられ、石塚クンの顔が近づく。
「…ホントに良いの?…これ以上は、止められないよ…?」
唇が重なる直前に石塚クンが聞く。
私は黙って頷いてキスを待った。
…今までのキスとは全く違うものだった。
石塚クンの舌が口に入ってきて、私の舌と絡み合った。
全身がゾクゾクして頭がぼぅっとなる。足の力が抜けていく…
そのままベットに倒された私に重なるようにしてベットに上がった石塚クンが、私の服のボタンに手をかけた。
ボタンがゆっくり一つ二つとはずされていくのに従って恥ずかしさが込み上げてきた。
…は、恥ずかしい…もっと早くはずしてくれないかな…
恥ずかしさに耐え切れなくてボタンをはずしてる石塚クンの手に触れる。
...石塚クンの手は少し震えていた。
石塚クンは真っ赤な顔をして一生懸命ボタンをはずそうとしてる。
私は石塚クンが堪らなく愛しくなって手を伸ばして彼の髪を撫でた。
557名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:15 ID:XwtDj9o8
袴田さんが僕の髪を撫でながら微笑んでる。…凄く綺麗だ。
僕はもう一度袴田さんにキスをした。
柔道をしてる時の凛とした彼女。デートの時の優しい彼女。
真っ赤な顔で頷いてくれたさっきの彼女。今、僕に微笑みかけてる彼女。
全部僕のものにしたい。
乱暴にならないように注意しながら上着を脱がせ、ブラシャーを取る。
白くてやわらかそうなおっぱい。ピンク色の乳首がつんと上を向いている。
袴田さんの綺麗な胸を見て僕は言いようの無い興奮に襲われた。
手を当てると袴田さんの鼓動が伝わってきそうな気がした。
その手を動かすと柔らかな感触が伝わってくる。
凄く気持ちが良い感触で、僕は夢中で揉みあげた。
「んっ…ふぅぅ...ん!!」
袴田さんの息があがってきてる。
今まで聞いたことの無い彼女の声にますます興奮してしまう。
「ぃ、ィタッ…」
袴田さんの声にビクッとして手を離した。
「ご、ごめんっ!!」
僕は馬鹿だ、興奮して力を入れすぎた…。
「うぅん、大丈夫。」
袴田さんの潤んだ目を見て心底後悔した。
袴田さんが落ち込む僕の背中にそっと腕を回してきた。
「本当に、大丈夫だから。ね?」
そう言って僕の首に優しくキスをしてくれた。
558名無しさん@ピンキー:04/07/15 17:16 ID:XwtDj9o8
…何だか石塚クンの行動一つ一つが凄く可愛く思えてくる。
私を見つめる優しい目も触れる無骨な手も全部愛しい。
石塚クンの背中に回した手に力を入れてギュッと抱きしめた。
「袴田さん…」
石塚クンが呟いて私の胸に顔を押し付けてきた。
石塚クンが動くたび髪の毛が胸に触れる。
「あは、ちょっとくすぐったい。」
思わず少し笑うと石塚クンも顔を上げて少し笑った。
石塚クンの手が私のズボンを脱がそうとしてる。
その手を止めて、思い切って言ってみる。
「ねえ、石塚クン。私ばっかり脱いでてズルイよ。……石塚クンも服、脱いで?」
言ってみてから恥ずかしさが込み上げる。言わなきゃ良かったかも。
「そうだね、わかった。」
石塚クンはちょっと笑ってシャツを脱ぎ始めた。
石塚クンの半裸は初めて見る訳じゃないのに、ドキドキする。
やっぱり鍛えてるだけあって引き締まっている。
鎖骨のラインも割れてる腹筋もたくましい腕も凄くセクシーに思える。
「……あまり見られるとちょっと恥ずかしいな。」
石塚クンが少し照れたように言う。
「お互い様だよ。」
私たちはまた少し笑った。
559名無しさん@ピンキー:04/07/15 20:15 ID:fEgV1Qwo
わくわく
560名無しさん@ピンキー:04/07/15 22:57 ID:QAdX+tma
イイヨ、イイヨー。
お初の二人のドキドキ感がたまりませんなぁ。
続き、お待ちしております。
561名無しさん@ピンキー:04/07/18 20:08 ID:7XBEQrMr
いきなり書き込み減ったなorz

あげとくよ
562名無しさん@ピンキー:04/07/19 06:55 ID:ka2fJNvr
石塚袴田スキー!
話もカワ!イイ!
神には頑張ってホスィ
563名無しさん@ピンキー:04/07/24 21:56 ID:fZIpUT60
あげ

神はまだか?
564名無しさん@ピンキー:04/07/24 22:10 ID:L2SbUZbI
石塚と袴田のを書いてた者ですが
アク禁をくらいまだ解除されません。
携帯から続きを書くのは辛いので解除されてから書きます。
感想ありがとうございます。
読んでいただけて嬉しいです。
565203:04/07/24 23:11 ID:GrQx1bcn
お久しぶりです。仕事がしんどく続き書けてません。本当にすみません。
本スレに短いけど波多野青島のエロ話が書いてありましたな。あの話の
続き読みたい。ここに移籍してくれないものだろうか?

>石塚&袴田書き様
凄く楽しみにしている創作です。非常に2人らしいお話で今後も期待して
おります。アク禁の解除が早くなるのを願っています。
566名無しさん@ピンキー:04/07/27 08:47 ID:Dc+rewZ/
>>564
アク禁の早い解除を願ってやみません・・・
携帯からでこんなに長い文章うpしてくれるなんてすごいでつね。

>>565
無理しなくていいでつよ。でも暇ができたら是非!
567名無しさん@ピンキー:04/07/28 19:47 ID:fuyEbqmY
原作がすごいことになってるのに反応なしか・・・
568名無しさん@ピンキー:04/07/28 21:28 ID:ssdHs024
いや、このスレに合うような展開になる期待が持てないからでしょ
569Macabre:04/07/30 06:49 ID:fx8YRCXb
澄・洞はだれかやらんのかね。
570名無しさん@ピンキー:04/07/30 10:06 ID:GvoRwXtB
青島を寝取られ(たと思い込み)逆上したダークタッくんに
一方的に犯されてしまう澄。その事実が波多野の知るところとなって
ドロ沼の四角関係が・・・。ダメだ。もう少年誌で扱えるレベルじゃねぇよ。w
571374:04/08/01 01:23 ID:9k6YlvQe
お久しぶりです、374です。
最近忙しくてなかなかカキコ出来てなかったす
だいぶ間があいたので正直続きを上げるべきかどうか考えています。
需要があるなら上げるつもりですがなにぶん忙しいものなので・・・
一応少しは書けてます。みなさんの反応を見て決めたい思います。

>>石塚×袴田さん
キャラをすごくよくつけていると思います。期待して待っています!!
572名無しさん@ピンキー:04/08/01 12:40 ID:WxRrM1N0
ども、川口の神っぷりに感動した203ですwでも2本外した時に思
わずテレビの前から去っていった俺は負け犬以下ですorz

374氏、お互いお疲れ様です。俺の方が思い切り時間空けて投下
してないので全然気になされる事は無いかと。続き、是非見たい
ですのでよろしくお願いします。
573203:04/08/01 19:37 ID:WxRrM1N0
あ、名前欄に203付けるの忘れてたw
一応本物です。

時間空いたら頑張ります。
574名無しさん@ピンキー:04/08/05 21:36 ID:Vh3yftI/
>>571
期待してます!
今は住民の人数が確実に減ってる希ガス
575374:04/08/06 03:28 ID:obm9fzqs
>>203,574
ありがとうございます。投下はも少し先になると思いますが書かせていただきます。

他の職人さんもがんばってください!
576太郎:04/08/08 01:43 ID:pZ7ahnLI
いま見てます。
かんさいはしんどうい
577名無しさん@ピンキー:04/08/08 02:05 ID:a4RQDoAt
アニメ見て青島に惚れ直した。
可愛いぞ畜生!
578名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:46 ID:dMv3TGCY
あげ
579名無しさん@ピンキー:04/08/15 12:35 ID:Bfe3BrYF
職人さんが諦めずに来てくれているので我々も諦めずに応援しましょう。
580名無しさん@ピンキー:04/08/20 00:06 ID:fHpub2aJ
青島あげ
581名無しさん@ピンキー:04/08/20 06:54 ID:PFqZ8vaf
杉海老の職人さん、続編気長に待っております。
都合つかれましたら、また読ませてください。楽しみにしてます!
582名無しさん@ピンキー:04/08/23 13:07 ID:oHZoF0OA
チンタオ
583名無しさん@ピンキー:04/08/25 19:11 ID:I2wjNGxf
杉海老職人さん、漏れも続編気長に待っております。
また(;´д`)ハアハアできる日を夢見て……。
584名無しさん@ピンキー:04/08/27 00:00 ID:ZGpHn8ZB
自分以外に需要あるかわからないけど誰か和久井×亜紀さんを…。
エロなしほのぼのでも。
585名無しさん@ピンキー:04/08/27 00:41 ID:BBBFoL6b
チャリ麻里ホスィ…

あの世界ではまた金メダルでしょうか
586名無しさん@ピンキー:04/08/27 18:42 ID:d/bj021c
三大会連続金メダルとか・・・野村並みのまりっぺ
587名無しさん@ピンキー:04/08/27 22:35 ID:Qm//vyqe
青島と波多野はてっきりホテルにとまるかと思ったのに。
588名無しさん@ピンキー:04/08/28 03:10 ID:rrlP4i9W
>>587
あれ?泊まったんじゃないの?
589名無しさん@ピンキー:04/08/28 10:42 ID:8UQlonn0
波多野が青島を家まで送って、そのあと一人でホテルに泊まった。
590その後憲二は一人…:04/08/28 11:13 ID:QfVWiJz6
んんあああ゛あ゛あ゛っ……!!
青島っ!!あおしみゃッ!!セックスッ!!セックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
ペチャパイ素敵ッ!! 焼けた肌健康的ィィィィィィッッッ!!!
あ゛あ゛ッ、チンポッ、チンポミルク出るッ!!すっごいチンポミルク出ちゃううゥゥゥ!!
もっとコスッてっ、マッハでコスッてッ!!あおしまァ!ゆうこォォ!!!
お口でコスッてッ!!!はみゃッ、おおぅ、おおーーっっほーーーっ!!
んう゛う゛う゛、ごめん、ごみぇぇんッ、澄ッ、しゅみごみぇぇぇぇん!!
オレ浮気っ、うわきしてるゥゥゥゥゥッッッ!!!
イヤッ、そんな目で見ないでッ、しょんな目で見ないでぇぇぇぇッッッ!!!
尻穴ッ、尻穴に指突っ込まれてイクッ!! しゅみに尻穴ゴリゴリ突っ込まれてオレイクッ!!
ん゛ん゛あ゛あ゛お゛ぁ゛ぁ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーーーーッッッッッ!!!!!!


と自分を慰めていた訳か…
591名無しさん@ピンキー:04/08/28 13:51 ID:nSuB2HP/
みさくら…。
晒しage。
592名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:20 ID:hBeJwTTv
すげー!すげー!
かなり久々に着てみたら神降臨しまくりかよ!
漏れも暇できたら仲安麻理をまた(ry
593名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:42 ID:FScHr7no
うを、アニメの青島めっちゃかわええ。
594名無しさん@ピンキー:04/09/05 15:02 ID:nFc2q3A5
確かに今回のイヤンイヤンしてるチンタオたん可愛かったなぁ。
でも亜紀さんと和久井さんのフラグ立てもホノボノしてて良い。
この二人の絡み読んで見たいな……。
595名無しさん@ピンキー:04/09/06 00:12 ID:ky6zgHcF
>亜紀さんと和久井さん

原作全部読んでないんだが、この二人はどのへんまでなんでしょうね?
つきあってもいない?西久保さんと龍子先生みたいに最終回で
いきなり結婚してましたじゃ寂しいから、
・旅行に行って波多野とはちあわせする
・和久井さんちに行って、料理作ってる亜紀さんと波多野がはちあわせする
・古池さんに挨拶する
ぐらいのエピほしい。
596名無しさん@ピンキー:04/09/12 03:42:54 ID:9gC2EH/v
hosyu age
597名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:09:21 ID:7oB39hO+
あげまん
598名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:11:00 ID:/JCHwqi3
『女子リーグ優勝戦、最終周第二ターンマークを回って三挺身差をつけて
トップに立っているのは一年半ぶりに福岡に帰ってきた青島優子。
もう間違えない、待ち望むファンの前で今ゴーーーールイン!青島優勝です!!』

結婚して所属を変わってた自分に1年前と変わらぬ、いやそれ以上の声援を
送ってくれたスタンドのファンに向け、優子は感謝を込めて手を振って応え、
(結婚しても登録名を青島優子のまま変えずにいてよかった)と思いながら
選手控え室へと戻った。

「あーあ、もう青島にはすっかり敵わなくなったわね。新婚パワーで一時の
ことだと自分に言い聞かせていたけど、もう1年以上もたっているのになぜ
そんなに強いのよ?」と、声をかけてくるのは優勝戦2着だった萩原真琴。
「いえ、そんな…。私なんかまだまだです。それに結婚してるといっても
お互いレースの斡旋があれば開催中は離れて暮らすわけですし。」
「それって、まだまだ新鮮な生活だから新婚パワーが続くって事?
もう、それじゃ対抗するために私も独身にピリオドを打たなきゃ…って、
その前に相手探さなきゃいけないか(笑)。
で、どうなの。それだけ新鮮な生活ってことは今でも二人一緒の時には彼と
毎晩Hしてるとか言うの?」
「そ、毎晩なんてそんなことありません! 私が生理の時だってありますし。」
「そ・れ・を『毎晩』って言うのよ。…もう、自分で聞いておいてなんだけど
当てられちゃってたまらないわ。こうなったら罰として、この後おいしい店を
紹介してもらって飲みながら小一時間じっくり問い詰めさせてもらうわよ!」
「あの…。せっかくお誘いいただいたのにすみませんけど彼の両親と同居なので、
遠くのレースが終わったらばなるべく早くに戻らないと…。萩原先輩と飲むのは
今度地元開催で一緒になった時にしてください。お願いします(ペコリ)。」
「そうか、青島もたいへんなんだね…。よし、じゃ地元の時にはたっぷりとって
ことで、約束だよ。じゃ、早く愛しのダーリンのところにお帰りなさいっ!」
ポン、と笑顔の萩原に背中をたたかれて、優子はほほえみかえして帰途に着いた。
599名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:12:36 ID:/JCHwqi3
帰宅してレースの報告と家事を終えた優子は、結婚に合わせて改装された夫婦の
寝室で物思いにふけっていた。
(確かに、結婚してレースの成績はぐんと上がっているし、彼はとても優しい。
お姑さんとの間の波風とかもないのだから、はた目には幸福そのものなんだろう
けど…。私の結婚は本当に成功だったのかしら?)
そして、優子の思いはいままでに数え切れないほど繰り返してきた「あの日の」
情景へと立ち戻っていくのだった。
波多野との結婚を決めていた優子は、その日、空港で憲二と落ち合って一週間ぶりの
デートを心身ともに楽しんだ後、情事の後のけだるい満足感とほてりを体に残した
ままで、新居のための改築の間取りの相談のために波多野家に向かった。

波多野の両親は、息子の嫁となる優子に対しても初めて訪ねてきた時とまったく
変わらない態度で接してくれて、妙な気遣いをしようとなどしないそんな態度が
優子には好ましかった。
…興味津々の目で優子を見つめる憲二の姉妹たちの態度も相変わらずだったけど。
そんな話し合いがちょうど終わろうとしているとき、外出していた末妹のかんなが
飛び込んできた時に優子の運命が変わった。

「大変大変、今、2丁目のスーパーのそばの交差点で澄ちゃんが交通事故にあって、
救急車で総合病院に運ばれていったの!!!……あ、優子さん来てたんだ(大汗)」
いろんな意味で、その場が凍りついた。
600名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:13:11 ID:/JCHwqi3
その時の優子には永遠にも感じられるほど長い時間に思えたけれど、実際には数秒の
ことでしかなかったのだろう。するとその場の空気を何とかしようとした憲二の姉が
「ま、まあ。ほらその、ここのところの澄ちゃんってばい何かつも上の空って感じで
ボーっとして街を歩いていたから、そ、そんなに不思議なことじゃないわよ。かんな。」
「お姉ちゃん、それ全然フォローになっていない。っていうか、かえって…」
と応じるかんなの声を途中でさえぎるようにして憲二が席を立った。

「優子、ごめん。俺、ちょっと病院に行ってくる。」
皆が反応できずにいるうちに、憲二は風をまいて玄関から出て行った。

「優子さん、すまん。こんな時に憲二が…」いつも物静かな憲二の父が謝ろうとする
のを優子は微笑んで押しとどめた。
「いいんです、お父さん。身の回りのに人たちの不幸をほうっておけないような
憲二さんだからこそ私は好きになったんです。
むしろ、憲二さんがこの場を何事もなくおさめて話を続けようとなんかしたらば、
私がはっぱをかけて病院に行かせたかもしれません。」
「ゆ、優子さん。ありがとうございます…」憲二の母はうっすら涙さえ浮かべて
感謝の言葉を向けてきた。

(そう、そんな憲二くんを私は大好きだった。でも…)と、さらに回想を続けようと
してその時、いつのまにか扉を開けて夫婦の寝室に入ってきていた夫が声をかけてきた。

「優子、どうしたんだい?ぼんやりしているけどレースの疲れが出たのかな?」
「ううん、ちょっと考え事してただけだから大丈夫よ。雄大さん。」
601名無しさん@ピンキー:04/09/18 14:22:31 ID:/JCHwqi3
初のSS投稿です。最後の一行で意表を衝かれてくれましたでしょうか?
(萩原が「波多野」と言わずに「彼」と言っていたあたりが伏線になって
いますので、勘の鋭い方ならば気づかれたでしょう。)

さて、先々週のアニメを見ていて思い立った青島×洞口モノですが、
需要はあるのでしょうか?

全編ほとんど回想シーンでつづられる予定なので、ちょっと読みづらいで
しょうし、「洞口に抱かれる青島なんて見たくない」 という寝取られ嫌いな
方もいるかもしれないので、とりあえずHシーンに入る前までにしました。
回想シーンで波多野×青島なHも書くつもりですが、洞口家サイドでは
かなり濃い目の描写も出てくる予定なのでちょっとこのスレの流れには
合わないかもしれません。

とりあえず、ご意見よろしく。
602203:04/09/18 19:22:56 ID:4ROHVUB9
久々に来たら創作が!


う〜ん、洞口×青島ですか…複雑というのが正直な所です。いや、書き方とか話の
進め方が非常にお上手というのはわかるんですけど。すいません…(波多野×青島
派の戯言だと思って流して下さい)でも続きが非常に気になります。需要は十分に
あると思いますので頑張って下さい!


…って自分が一番頑張れよorz
603名無しさん@ピンキー:04/09/18 20:19:29 ID:sdYOM/46
こんな洞口×青島を実は待っていたんだー!
なにはともあれ俺には需要あるんで、続ききぼん(*´д`*)ハァハァ

604名無しさん@ピンキー:04/09/18 20:47:46 ID:nifDv8d/
俺も読みたい!!
洞口×青島も波多野×青島もキボンヌ!!
濃いの大丈夫だから。

>>602様も頑張ってください。保守し続けますから
605名無しさん@ピンキー:04/09/20 18:04:45 ID:evdjzVxm
ほっす
606洞口優子書き:04/09/20 18:31:28 ID:5wf78kih
バスローブを羽織った洞口は鏡台の前で寝化粧を整えながら考え事をしていた優子の
背中から近寄り、そっと肩に手を置き鏡の中の姿を見つめてささやいた。
「今夜もきれいだね、優子。」
「ありがとう、雄大さん。」はにかみながらほほえんで答える優子。
雄大は肩に置いた手を前に回して優子を軽く抱きしめ、ほほにキスをした。
「アン、まだお化粧終わっていないのに。」
「きれいだって言っただろ?僕には充分以上に魅力的だよ。」
雄大はそう言いながら両手を優子のわきの下を通して立ち上がらせ、向き直らせて
今度は唇に軽くキスをした。
「もぅ、雄大さんたら…」唇が離れて甘く抗議する優子。しかし、雄大は
「いいだろ?」とさえぎって優子を抱き上げ、セミダブルの自分のベッドに横たえた。

「ン…」
今度は本格的なキス。新婚当初から変わらぬ丁寧なキス。
優子の口の中にもぐりこんだ雄大の舌先は、優子の上あごを何度か軽くなぞったかと
思うと次には舌を絡める。
「ム…ン…」
しばらくその感触を楽しんだ後は優子の舌の裏側の付け根のあたりを刺激してくる。
雄大のキス自体はずっと同じ手順なのだけれど、洞口家でのこの一年ほどの生活で
ぐんと豊かになった優子の官能は新婚当初よりはるかに大きな快感を湧き上がらせて、
女陰の奥が濡れはじめているのがはっきりわかる。
長いキスで息苦しさが気になってくるタイミングを計ったかのように唇が離れる。
「ア、ハン」こらえきれずに漏れ出す優子の快感のあえぎ、そして
「愛してるよ、優子。」いつも変わらぬ雄大の心のこもった愛の言葉だ。
607洞口優子書き:04/09/20 18:32:05 ID:5wf78kih
ささやきを合図にしたかのように、雄大の唇は優子の耳から首筋、鎖骨、乳房へと順を
追って下がっていく。
「あ、そこ。 いぃ、いぃの。」
次々と襲ってくる快感の波に、優子の声もだんだんと大きくなってくる。
唇が動いていく間、雄大の手のひらや両手の指も休んではいない。優子のふとももや
腰に触れるか触れないかという、若さに似合わないソフトなタッチで責めていくのだ。
「あぁ、ふん、はぁ。 あぁん。」
優子が発する声は意味を成さないあえぎが多くなっていく。

そして雄大の唇が乳輪に、指先が秘部に近づいてきたその時に優子が言葉をかけた。。
「あぁ。ね、ねぇ。雄大さん、お願い。お願い。」
「なんだい? 優子。」
しらじらしく答える雄大に、紅潮した顔をさらに赤らめた優子が

「もう、雄大さんのいじわるぅ。い、いつものように私の口を……縛ってください。」
608洞口優子書き:04/09/20 18:44:00 ID:5wf78kih
…と、お試し版第二段って感じで今日はここまで。
(前回同様推敲少なめでごめんなさい。
 本格的に書くようになったらちゃんとします。)

>602
実は、私も波多野×青島派だったのですが、本編が
そっちにいくとSSはパラレルワールドで書きたくなったり
しませんか? …そうですか。しませんか。orz

>話の進め方が非常にお上手
主人公が勝つレースの実況で始まるSSというのは、どこかで
見たような…って、203さん自身が(略

>603
前回はたった2行でしたけど、ホントにこんな洞口×青島で
イィのでしょうか?

>604
もっともっと濃くして欲しいとお思いでしょうか?
(その予定なんですが…)
609203:04/09/20 23:28:44 ID:jA+nGa84
>608
実は最初に書き出し見てそう思いましたw
レース描写無しでいけますから書きやすいですよねw


で、私的に波多野×澄、波多野×青島、洞口×澄は有り得ても洞口×青島が思い浮
かべられないんですよ。あんな別れ方しましたしね。とにかく他の方が書かれた創
作読むのが好きですので頑張って下さい!特に波多野×青島を読みt(ry
610名無しさん@ピンキー:04/09/21 04:19:19 ID:F+yXJGt8
ちょっと前に書いてそのまま放り投げてあったものをコソーリ投下。
基本は杉海老ですが内部で海老→巧です。巧は名前しか出てきませんが。
暗くてエロも少ない上に海老がもうどーしょうもない女になってしまいました。
明るくて前向きな海老が好き!と言う人はどうぞスルーの方向で・・・。



それまでしていたシャワーの音が止んで、ユニットバスの扉が開く音がした。
私は覚醒しきっていないぼんやりとした頭でここが何処なのかを考えていた。

「まだそんな格好でいんのか。風邪引くぞ」

そう言って投げつけられた毛布を私は蹴飛ばす。

「やだー。暑い〜!」
「まだ暑いってか? お前、自律神経に問題あるんじゃねぇの?」
「誰かさんがあんなに頑張ってくれたせいでしょ? 女の子はねぇ、男と違って
 波が引くのに時間がかかるんです」
「が、頑張ったって・・・! 甘ったれた声で『もっとぉ〜』ってねだってきたのは
 何処の誰だよ!!」
「だからってあんなに頑張ることないでしょ? おかげでこっちはクタクタよ」
「あぁ、そうかい! おかげでこっちはこれから徹夜決定だよ!
 ・・・ったく。だから今日は来るなって言ったんだ・・・」

杉くんはそうブツブツ呟きながらも、押入れから薄手のタオルケットを出して
私に投げて寄越してくれた。
なんだかんだ言って、彼はやはり優しい人なのだ。
611610-続き2:04/09/21 04:20:53 ID:F+yXJGt8
私はさっき投げつけられた毛布よりずっと薄手で肌触りの良いタオルケットを
ぐるぐると巻きつけてベットから身体を起こした。

「レポート、明日まで?」
「そ。多分朝までかかるから先に寝てていいぞ」
「ん」

スタンドの明かりが目に突き刺さり何度か瞬きをする。
(今、何時頃なんだろう・・・?)
コンタクトを外しているので薄暗い部屋の壁掛時計は良く見えなかった。

「ねぇ、今何時?」
「んー? 1時を回った頃だな」
「ふ〜ん・・・。結構長い間ヤッてたね」
「お前は!本当にさっさと寝ろ!!」

顔を真っ赤にした杉くんに怒鳴りつけられて私は慌ててベッドに戻る。
そして、枕に顔を押し付けてクスクスと忍び笑いを漏らした。
そして、今日も心の中でそっと安堵する。
(良かった。イク時に巧くんの名前を呼ばなくて・・・)


話はいたって簡単なのだ。 親友の彼氏を好きになってしまった。 ただ、それだけだ。
彼が私のことを何とも思っていない上に、親友を捨てる勇気もなかった私は
何も行動できず、勿論気持ちを伝えることもなく、そのまま卒業を迎えた。
青臭い、独り善がりな恋愛は行き場をなくし、心の奥に沈めるしかなかった。
612610-続き3:04/09/21 04:22:42 ID:F+yXJGt8
テレビや新聞でのニュース、月に一度は会っているという保奈美、
大きい大会で一緒だったという麻里ちゃん。
それが、私にとって巧くんについて知ることの出来る全てだった。
大きい大会に出れば会えるかもしれない、そう思って練習に励んだ時もあったけど、
世の中と言うのはそういう邪な努力は報われないようになっているらしかった。

ある日、保奈美からついに巧くんと結ばれた、という告白を受けた。
私は自分の限界を悟った。
これ以上こんなことを続けていては自分が壊れてしまうと思った。
もう止めよう。 世の中には他にもっとイイ男が山ほどいるのだ。
いつまでも高校生の頃の青臭い恋にしがみ付いてどうするんだ、と。

そんなとき、不意に杉くんから告白された。
どうしてこのタイミングなんだろう、と間の悪い彼を少し恨んだ。
せめてもう少し後、私がもう少し巧くんのことを吹っ切った後なら良かったのに。
そう思いながらも、私は首を縦に振っていた。
私と同じように高校生の頃の青臭い恋を引きずり、
それでも一歩を踏み出してくれた杉くんが私にはとてもまぶしく感じられた。

付き合い始めてしばらくしてから、杉くんとそういう関係になった。
自分が好きな人とじゃなくてもそういうことが出来る女なのだということを知った。

当然のように4人で会う機会が増えた。
親友同士が恋人、と言う出来すぎた状態を私以外の全員が違和感もなく受け入れた。
おめでたい人達、と心の中で毒づいても私の気は晴れなかった。
彼らは善良なだけなのだ。 私だけが歪んでいる。
何度も杉くんと別れようと思ったが、杉くんの彼女というポジションを失えば
もう巧くんとは会えなくなるんじゃないか、と思うと踏ん切りがつかなかった。
613610-続き4:04/09/21 04:24:12 ID:F+yXJGt8
保奈美の留学が決まったとき、自分の中で何かが弾ける音がした。
飛行機を見送った次の日、私は半ば衝動的に東京へと向かっていた。
保奈美のいなくなった今、巧くんに会ってどうしようというのか。
答えのまとまらないまま、私は新幹線に飛び乗っていた。
東京に着き、私はバッグから携帯電話を取り出した。
不在着信に気付き、それが杉くんからのものだと分かった時、
私は思わず苦笑いを漏らしていた。 この人はどこまでも間が悪い。


突然部屋を訪れた私に杉くんは驚きを隠せないようだった。

「なんか、急に会いたくなっちゃったんだよね」

そう言った私を杉くんは黙って抱きしめてきた。
抱きしめる直前の杉くんの顔がちょっと辛そうに見えて、思わず泣きそうになった。
唇をかみ締めていると顎を掴まれて少し強引に上を向かせられた。
背の高い杉くんと立ったままでするキスはすぐに息が上がってしまう。
強い力で引き寄せられている身体を無理やり引き離して荒い呼吸を整えた。
膝の裏に腕を差し入れられ、あっという間に抱き上げられた。
杉くんは足でベッドの上の布団を荒々しくめくりあげたかと思うと
打って変わった優しいしぐさで私の身体をベットに下ろした。
少し目線をずらし、細いフレームのメガネを外した。
さっきよりもさらに深いキスを受け止める。
苦しくて少し開いた唇の隙間から舌がねじ込まれる。
熱くて濡れた舌が生き物のように私の口内をまさぐった。
大きな右手が髪を撫で上げ、耳の後ろを滑り肩へ流れた。
二の腕を何度かさすり、指先が胸の先端に触れた。
身体が軽く跳ね上がり、私はいつになく自分の身体が敏感になっていることを悟った。
614610-続き5:04/09/21 04:25:05 ID:F+yXJGt8
シャツをたくし上げ、裾から少しごつごつとした手の平が素肌に直接触れる。
背中を軽く浮かせると慣れた手つきでブラジャーのホックを外した。
膨らみを何度も包み込むように揉みしだかれ、手の平に触れる先端は硬度を増した。
痛いくらいに堅く尖った先端を指先で強く摘まれて私は思わず声を上げた。

「・・・ん。あ、ふぅ・・・」

私の口内を犯していた唇と舌がねっとりと絡みつくように胸の頂きに纏わり付いた。
先ほど与えられた少し強すぎる刺激とは違う、優しく甘い愛撫に下半身が疼くの感じた。
無意識の内にすり合わせた膝の間を押し割るように杉くんは自分の片足を入れる。
太股を膝の方から何度もさすり上げて肝心なところにはなかなか触れてくれない。

「ん・・・」

彼の指先がかすかに湿った下着をかすめるたびに羞恥とじれったさに身もだえする。
やっと指が下着ごしに敏感な箇所に押し当てられたとき、奥の方から何かが溢れた。
じっとりと湿り、肌にぴったりと張り付いた下着をさらに押しつけるように
何度も何度もこすり上げる。
下着をめくり上げ隙間から指が差し入れられた。
クチュリ、という湿った水音がはっきりと耳に届いた。
杉くんは指先で愛液を掬い上げると、すぐ上の肉芽にこすりつけた。
ぬるぬると滑りの良くなった指でぷっくりと膨らんだ肉芽を執拗にすりあげた。
615610-続き6:04/09/21 04:26:31 ID:F+yXJGt8
その晩の杉くんはいつもの彼じゃないみたいだった。
こんなに執拗な愛撫をされたことは今までになかった。
私は意識が飛びそうになるのを必死でこらえた。
彼と繋がりながら思わず巧くんのことを考えた。
もし、杉くんからの着信に気付かず、巧くんと会っていたら。
そしたら、今こうしている相手は杉くんじゃなかったかもしれない。
そう思った瞬間、いつもと違う衝撃が自分の身体を駈け抜けていくのを感じた。
いけない、と思ったときには遅く、私はキツク目を閉じることしか出来なかった。
その日、私は初めて絶頂を迎えた。

私の行為は杉くんに対して明らかな裏切り行為だった。
オナニーの方が人を巻き込んでいないだけずっと健全だ。
そう思いながらも夜になると押さえが利かなかった。
幸い、杉くんは最中の口数が多い方ではない。
私は目を閉じることによって簡単に快楽を手に入れた。
それは後で襲ってくる激しい自己嫌悪と引き換えだったが。
絶頂を迎える瞬間がいつも恐怖だった。
巧くんの名前を口走るのが怖くて、自然と声を押し殺す癖がついた。
逃げ場を失った快感はよりいっそう自分を高みへと押し上げて行った。

行為が終わってまだ定まらない視界に杉くんを認識する。
そこにいるのが杉くんだという安堵と巧くんではないという軽い失望感に
思わず泣きそうになる。
杉くんの広い胸に顔を押し当てると逞しい腕が背中に回り、優しく髪を撫でる。
どれだけきつく目を閉じてもこの時に巧くんを思うのは無理だった。
巧くんは、こんなに優しく私の髪を撫でてはくれないだろうと思えるから。
616610-続き7:04/09/21 04:29:21 ID:F+yXJGt8
「腹、減った・・・」
そう杉くんが呟くのを合図に、
「な〜に? 性欲が満たされたら今度は食欲? 本当にケダモノなんだから」
と私は憎まれ口を叩く。 そして、いつもの自分に戻ることが出来る。
「うっせーよ」
そう言って杉くんは私の額に軽くキスをして起き上がり、台所へ向かう。
今日のようにすぐシャワーに向かうこともあった。
私はよく見えない目で机に向かった杉くんの背中を見つめた。
そして考える。 自分のこと、巧くんのこと、保奈美のこと、そして杉くんのこと。
高校生の頃は自分がこんなにどうしようもない女になっているなんて思わなかった。
卑怯なことか大嫌いだった。 いつでも自分の気持ちに正直でありたいと思っていた。
それが今はどうだ。
好きな人に自分の気持ちを告げることも、信じてくれる親友に真実を告げることも出来ず、
優しくしてくれる人に逃げ込み、結局は裏でその人のことを傷付けている。

(何とかしなきゃ・・・)
優しすぎるこの人をこれ以上傷付けないために。
杉くんの背中を見つめながら私は睡魔におそわれつつあった。
眠りこける直前、杉くんがこちらを振り返ったような気がした。
617610:04/09/21 04:34:17 ID:F+yXJGt8
以上です。
基本的には「桜子には杉」派なのですが、思いついたら書きたくなってつい書き散らしてしまいました。
駄文失礼致しました。

他の書き手さんの作品も心待ちにしています。
特に最近は帯ギュが少ないので寂しい・・・。
あ、勿論モンキーターンも好きですよ!
618洞口優子書き:04/09/21 08:15:01 ID:NgaKIhk6
>609
言い訳しておきますと、真似しようとしたつもりじゃなくて
普通に展開を考えたらばああなっていて、レスをつけて
いただいた後に203さんの発言を検索したらば一致して
いたのに気づいた次第です。

ま、ここのSSは性格上レースや柔道の試合以外の部分が
メインですので、はしょるのに便利な実況アナウンスを使う
くらいはありがちな衝突ということでお許しを。

あと、私の個人的な意見としてはたとえ本編がそっちに
進むとしても 洞口×澄 っていうのはちょっと安易過ぎて
いやな組み合わせに思えて仕方ありません。
たとえが古いですが「みゆき」みたいに、最終回直前で
主人公カップルが成立してはじき出された男女各一名を
幸せにするために無理やりくっつけに行くというのならば
ともかく、モンキーターンはまだまだ続くのでしょうから
きちんと身近な新キャラとでも結び付けてあげれば別に
問題はないかと。
…で、このお話は内心で青島に未練たっぷりな洞口が
波多野と破局した青島を口説き落とす世界なのです。

でもって、
>頑張って下さい!特に波多野×青島を読みt(ry
こう書かれると、W不倫Hのフラグが立ってしまいそうです…

あーあ、朝から何を書いてるんだろ < 俺
619名無しさん@ピンキー:04/09/21 08:55:31 ID:QNg/eDcD
>>610
乙です! ハッピーエンドも好きだけど、こういう切ないのもイイ!
杉はわかっているんじゃないかなと読んでて思いました。
また書いてくださいー。帯ギュも大好物です。お待ちしてます。
620名無しさん@ピンキー:04/09/21 08:56:12 ID:QNg/eDcD
ageてしまった……ゴメソ。
621杉海老書き:04/09/21 10:05:12 ID:KOTWO59J

久々に来たら移転しているやら色々増えてるやらで驚きました。
いろんな作品が読めて嬉しいです。
610さんのものに感銘を受け、即興で杉の心情を書いてしまいました。勝手をしてすみません。
おまけにHシーンないです_| ̄|○ごめんなさい。

規則正しい、寝息が聞こえていた。
振り返ると見慣れた海老塚の寝顔が、ベッドの上に見受けられる。
ガキのように、無防備なその顔に、一瞬ほほえましい気持ちになった。
しばらく眺めてから、今度は手元の置時計に視線をやると、時間はすでに2時半を回っていた。

「…あと少しだな」

一夜漬けのレポートとはいえ、なかなかいい出来だった。
このぶんならあと30分もかからずに、纏め上げることができるだろう。

「…くん…」

寝返りの音と共に、背後で上がった小さなうめき声に、俺の肩は震えた。
シャーペンを持つ、手の動きを止めて、思わず固まった。
耳を塞ぎたかったが、そんなことをしても現実は変わらない。
だから今夜もまた、俺はその名を、愛する女の口から聞く。

「…巧くん…」

椅子に座ったまま、体を反転させると、海老塚はこちらに背を向けていた。
肩が上下に揺れるその間隔が、いまだ眠りから覚めていないことを知らせている。

「…ん」

また、寝返りをうち、こちらを向いた海老塚の頬に、いく筋か光る跡があった。
どんな夢を見ているのか、眉は苦悶の形に歪んでいる。
622杉海老書き:04/09/21 10:05:42 ID:KOTWO59J
涙が枯れる、というのは嘘かもしれない。
海老塚は、あの夜―高校の卒業式の夜、見せたものと同じ涙を、もう幾度流してきたのだろう。
そして俺には、その涙を拭い去ることはできなかった。
できることといえば、ただ、こうしてもどかしく見ていることだけだ。

俺と海老塚が付き合うようになったのは、もうだいぶ前のことだった。
ずっと、思い続けていながら何も言えず過ごした日々に、終止符を打ったのは、あるきっかけからだ。
巧から電話があった。
幸せいっぱいの声で、近藤とついに結ばれたと、そう言った。
壊れ物でも扱うみたいに優しく、巧の口が近藤を語る。
海老塚には決して見せない一面だと、俺はあいつの代わりに心を痛めた。
いつまでもひきずっていていいことはない。
まるであいつのためだとでも言うような、そんな建前でもって、俺は海老塚に告白をした。
要はタイミングを、最悪の形で利用したのだ。
そう、だから。今のこの状況を、「利用されている」だなんて思う資格は、俺にはない。

実際、それからの俺は、海老塚を傷つけるようなことばかりしてきた。
何も知らない巧と近藤が、4人で会いたがるのに、何の意も唱えなかった。
それどころか、積極的に場を設けさえしていた。
仲のいい、巧と近藤を見て、諦めてくれることをどこかで期待していた。
でも、心の奥ではそんなことは無理な話だと、とうに悟っている自分がいて、
本当は、もっと苦しめばいいと、そう思っていたのかもしれない。
巧を想って嘆き、近藤と俺に対する罪悪感に苦しむその姿を、心のどこかで欲していたのかもしれない。
俺がこんなに苦しんでいるのだから、それなりの代償を支払えと、思っていなかったと言えるだろうか。
海老塚の傷つく顔を見て、俺は怒り、悲しみ、そしてほんの少しの安らぎを得ていた。

俺が初めて海老塚を抱いたのは、雨の降る夜のことだった。
ずっと想い続けた女を抱いても、湧き上がってくるのは喜びではなかった。
本当に欲しいものは、永遠に手に入らないことが、わかっていたから。
623杉海老書き:04/09/21 10:06:14 ID:KOTWO59J
巧はいつでも、俺の欲しいものを持っていた。
中学一年のとき、同じクラスになって、いつの間にか仲良くなった。
根本の部分では正反対の俺たちだったが、それがうまく作用したのか、なぜかやけに馬が合った。
巧を柔道の世界に引っ張り込んだのも、実は俺だった。
小学校から少しかじっていて、中学でも続けようと思っていた俺の誘いに、巧は応じ入部を決めた。
はじめは当然、俺のほうが上だった。
でもどんどん、巧は常人とは違う才能を覗かせていき、あっという間にその実力は俺を凌いだ。
高校に入ってからの巧は、さらに大きな成長をみせ、いつの間にか俺などは手の届かないところまで行ってしまった。
三年、最後のインターハイ個人戦。県予選にとどまった俺は決定的に事実を突きつけられた。
俺は、巧には敵わない。
わかりきっていたことでも、それは深く胸に突き刺さった。
巧はある種の天才だ。柔道でもそう、勉強にしたってできないのでなく、やらないだけのことだった。
俺が必死の努力で補っているものも、あいつならちょっとのことで難なく越えてしまうに違いない。
巧のそばでへらへらと笑ってみせながら、その一方でいつも、俺は空虚な心を抱え続けてきた。
巧は俺の欲しいものを、すべてその手に持っていた。
柔道の才能にしても、前向きなその姿勢にしても、俺が憧れてやまないものを、あいつは持っていた。
そして、好きでしかたない、女の心も。
624杉海老書き:04/09/21 10:08:05 ID:KOTWO59J
カタンと音がして、シャーペンが床に落ちた。その音にハッとなり、我に返る。
何気なく時計を見ると、2時35分だった。5分間も、ぼんやりと考え事をしていたらしい。
海老塚の頬はまだ濡れていた。あれからまた、新しい涙が、頬を伝ったのだろうか。
俺は椅子から立ち上がり、ベッドの横に膝をつく。
眠る海老塚の頭をそっと撫で、冷たい頬を指で拭った。
こんなことをしても意味はない。どうせまた、枯れぬ涙が彼女の頬を濡らすのだから。
それでも何かしていたかった。必要とされているのだと、そう思いたかった。

いつだったか、冗談交じりに海老塚がこう言った。
「杉くんって優しいね」
どこか寂しそうにぽつりとつぶやいたその言葉に、いたたまれなくなった。
見抜いて馬鹿にしていただけかもしれない。それでも。違うのだと叫びたかった。
俺は、こんなにも卑怯だ。
625杉海老書き:04/09/21 10:08:47 ID:KOTWO59J

「優しくなんかないんだ」

苦笑を浮かべ、眠っている海老塚に口づけた。
かさついた唇からは何も伝わってこなかった。
そろそろ潮時なのだろう。
偽り続ける関係に、俺も海老塚も、きっと疲れているのだから。
海老塚の巧への想い。それは未来のない、恋だと思う。
でも俺には、強引に奪い去ることも、待ち続けることもできそうにない。
だったらせめて、こんなことは、早く終わらせなければいけない。
悪者になればいい。浮気をして、わざと見つかるなんていうのも、ありきたりだがいいかもしれない。
そんな安っぽいヒロイズムに酔うことくらいしか、このやるせなさから逃げ出す手段はなかった。

――神様、もしも誰かになれるなら、俺は迷わず巧を選びます

これで最後になるかもしれない寝顔を、愛しくてたまらないその寝顔を、俺はいつまでもみつめていた。


区切りが読みにくくなってしまいました。すみません。
私も「桜子には杉」派です。書いててちょっと欝になりましたw
自分の2作もがんばりますね。また書けたら投稿しにきます。
626波多野青島書き:04/09/21 16:21:51 ID:C/k3R92z
何か皆さん名前書いているので私も不肖ながら一回だけ名前を書いてみますw

>洞口青島書き様
いえいえ真似されたなんて微塵も思って無いですよ!
仰る通りレース展開端折っていくにはあれが便利なので、そういうカブりは
全く問題ないかと。むしろ今後も私は使う可能性が大なんですがどうしまSY(ry

で洞口×澄ですが私も本編ではできれば避けて欲しいんですよ。出会いも唐
突でしたからね。とにかく行く末が気になります。

でW不倫ですか(汗)私的にはやっぱり単独カップルマンセー人間なんで(だ
から私の創作には当該キャラ以外は出しません)書けませんが読みたいとい
うのも本音でもあり(コラ)とにかくまたこのスレが活発になってきたので
私もその波に乗りたいと思います。



他の方にも後ほど感想書かせて頂きます!ではでは…
627波多野優子書き(203がコテハン):04/09/21 16:23:59 ID:C/k3R92z
あ、洞口優子書き様でした。申し訳ありません!
628名無しさん@ピンキー:04/09/22 05:02:33 ID:LJVO5Bls
チンタオがギャグ欲しがるのは、ヤってる最中に叫んでしまったからか。
629洞口優子書き:04/09/22 20:48:24 ID:CNULwguG
優子の口を縛るために、雄大はバスローブを脱いでからそのベルトを引き抜き、
その間に優子はベッドサイドテーブルにあるスイッチで寝室の明かりを落とした。

「さあ、王女様の、大きな声をあげる口をふさいであげるよ。」
雄大はタオル地のベルトを、ベッドサイドに向けて身を起こして背を向けた
優子の口に二重に巻いて首の後ろで結び、前ボタンの上ふたつを外した
ネグリジェを頭から引き抜いて優子をスキャンティ1枚の姿にした。
新婚当時に比べてぐっと女らしい色香を身にまとうようになった後姿を見て、
雄大は優子を妻にできた幸せをかみしめながら再びその裸身をベッドの上に
横たえていった。
(それにしても、はじめて口を縛ってほしいとせがまれた時には驚いたよな。)
雄大はいつもの手順で愛撫を進めながら、その夜のことを思い出していった…

今日と同じようにキスから愛撫の手順を進めていき、とみに大きくなってきた
優子のあえぎ声を聞きながら、左手で右の乳房を揉み、唇は左の乳首に近づき、
右手が秘所を探ろうとしているときだった。
「ま、待って。雄大さん。…あ、あの。」言いかけて口ごもる優子。
「どうしたんだい、もしかしてどこか痛くした?」
「あ、それは大丈夫。大丈夫なんだけど…。あの、変なことを言う女だと軽蔑
しないでくれる?」
「軽蔑なんてするわけないじゃないか。むしろ僕は優子のことを尊敬しているよ。」
「じゃ、言うね。その、ここのところ私ってばしている時に大きな声が出ちゃう
ことがあるでしょう? …でね、もしも万一にもお義父さまやお義母さまにそんな
声が聞こえたらば、恥ずかしくてこの家で暮らしていけなくるってとても心配なの。」
「そんな、一階の父さんや、母さんの部屋に聞こえるほど大きくないから大丈夫だよ。」
「それは、私があれでも『大きな声を出しちゃいけない』と思って一所懸命に我慢して
いるからなの。…で、だからね、心配をしないですむように私の…口を…縛って欲しいの」
630洞口優子書き:04/09/22 20:52:35 ID:CNULwguG
あまりに意外な妻の願いに雄大は驚き、戸惑った。
優子を何よりも大切にしている彼にとって、ふだんであればそれは
たとえ彼女自身の希望であっても聞き入れないものであっただろう。
しかし、その時の雄大は違っていた。

(来週の斡旋は、優子はこの蒲郡開催の記念レース、そして波多野の
やつも同じレースに参加するんだ…)
優子の処女を散らして、結婚の約束までしていた波多野の影が雄大を
不安にさせ、いつもの彼らしい思いやりを捨てさせた。
そして、脱いでいたガウンのベルトで初めて優子を縛ったのだ。

驚いたことに、その夜の優子は猿轡の下で激しくうめき、普段と違う
妻の姿に興奮していつになく激しく突き入れる雄大の下でついには
顎を上げ身体をのけぞらせ打ち震わせて絶頂を迎えた。
…それは、雄大が初めて目にした妻のエクスタシーの姿だった。

雄大自身も、初めて経験するエクスタシーの絞めつけの中で果て、しばし
感激にわれを失っていたが、息苦しそうに見える妻の姿に気づいて猿轡を
ほどき、「とてもよかったよ、優子」とくちづけてから早くも回復しかけて
いるペニスを引き抜きコンドームを外して後始末をした。
再びキスしようとした夫に、優子は「ありがとう、雄大さん。」と言って
自ら唇をぶつけてくるのだった…。

その夜を境に、高まってきた優子への猿轡は夫婦のセックスに欠かせない
小道具になった。もっとも、初めての翌日に絶頂に達しなかった妻にあせった
雄大がそのまた次の晩に勘違いして
(優子を確実に自分だけのものにしたい…波多野に渡さない!)
と意気込み、口を縛った後に優子の体まで縛ろうとした時には激しく抵抗され、
猿轡も外されて
「私はあなたに勝ちたいと思っているA1レーサーなの!
 あなたに服従して支配されたくなんかないのっ!!」
と叱りつけられ、その夜は触れさせてもらえなかったりもしたが。
631洞口優子書き:04/09/22 21:03:05 ID:CNULwguG
疑問が呈されたので予定外ですがチョコっと投稿しました。
(前回、服を脱がす描写を忘れていたことに気づいたときは
 焦りました…)

>627
洞口サイドの回想を書いた直後では説得力に欠けるでしょうが、
私が書こうとしているのは結婚した「洞口優子」であって雄大と
優子のカップルではないのでこのハンドルにしました。

ちなみに、コテハンにしたのは読みたくない人にがあぼーん
しやすいようにという配慮のつもりだったりします。

>628
とりあえずのところはこれでいかがでしょう?

ちなみに、専用の嵌口具を使わずに布ベルトで縛っているのは
嵌口具なんかが姑に見つかったらば恥ずかしいからです。
また、そのベルトの色は、優子の寝化粧の口紅の色にあわせて
あったりするつもりです。
632洞口優子書き:04/09/22 21:43:33 ID:CNULwguG
追記。

女性が猿轡しているセックスの描写って、あえぎ声に
バリエーションをつけるとか考えないですむ分だけ楽か
と思っていたのですが、実際書き始めてみるとフガムゴ
書いても盛り上がらないような気がしてきて結局はすっ
飛ばしてしまいました。

風間九郎の小説でも読んで勉強しないと…orz
633名無しさん@ピンキー:04/09/22 23:35:25 ID:kGXxGtlS
キモイな・・・・
634洞口優子書き:04/09/22 23:49:27 ID:CNULwguG
サンデー最新号を読んで、かなり著作意欲
減退しました。
真剣に惚れた女をあんな安っぽい挑発の
ネタに使うのは男として駄目だぞ > たっくん

>633
どの辺りがキモいのかを書いてくれないと
今後の参考にしようもないのだが…
635名無しさん@ピンキー:04/09/22 23:59:27 ID:kGXxGtlS
お前、青島に愛があっても
洞口にはないだろ
キモイよマジ
636洞口優子書き:04/09/23 00:56:54 ID:THPfwYlL
>635
それは俺なんかより前に河合センセに言ってくれたほうが…

ま、上にも書いたけどキモいと思うならハンドルをNGワード指定して
あぼーんしてくれや。
637名無しさん@ピンキー:04/09/23 01:54:07 ID:ioXZfcKR
>>636
煽り荒らしはスルー
638名無しさん@ピンキー:04/09/23 02:42:19 ID:jhCvDrvl
珍しくちょっと荒れてる?
職人あってのスレ。読者あっての職人。
仲良くしましょうよ。
639名無しさん@ピンキー:04/09/24 04:37:17 ID:on3kNH6T
610さんの杉×桜子→巧よかったです。
杉の描写から桜子を大事に思ってるのが伝わってきて切ない。
こういうのもいいですが普通にラブラブなのも読んでみたいです。
640名無しさん@ピンキー:04/09/24 21:29:24 ID:on3kNH6T
「巧くんの柔道バカ…」がベッドの中だったら「しょうがねーな」どころの話じゃないなw
641名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:15:03 ID:v02K3Lv4
私的には洞口×澄はアリだな。
ぜひその組合せで神に降臨していただきたい。

波多野は青島ちゃんと付き合っても、澄のことも忘れられずにふらふらして、結局青島ちゃんにも捨てられるがいい。

二兎を追う者は一兎も得られぬのだ。
642名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:34:10 ID:KYZOaJU7
いやぁ、青島は澄のこと知ってて「いいよ」と言っちゃえる程健気な娘♪ だから
そう簡単には波多野のこと捨ててくれないぞw
643名無しさん@ピンキー:04/09/25 01:59:50 ID:v02K3Lv4
手に入れるまでは、まぶしいものも、
手に入れてしまうと霞むもの。

まず、「自分が浮気相手」なのと「浮気される」では大分ちがうよー。

前者は昇ってるけど、後者は下ってる感じ。
644名無しさん@ピンキー:04/09/25 02:25:09 ID:JLKFdTCg
そういわれると最終的に青島にふられるヘタレ波多野がみたくなってきたw
645杉海老書き:04/09/27 05:45:02 ID:FZVOLIvD
かなり久しぶりですが初Hもののほうの続きです。
最初からだと>>119-124 >>132-136 >>149-154 >>358-362です。

濡れてほとんど用をなさなくなった下着と、肌の間に指を差し入れてずり下げた。
汗のせいでなかなか思うように進まなかったが、海老塚が自分から足を動かしたことで、ようやく片足を外すことができた。
もう片方の足首に、かろうじて引っかかっているそれを蹴飛ばすと、ついに海老塚は、俺の腕の中で一糸纏わぬ姿になる。

「み、見ないでってば!」

「まだ言うか。本当に往生際悪いな、おまえは」

「そんなこと言ったって…電気消してよ…」

言われて布団をまくりあげ、頭上を見た。なるほど、蛍光灯が赤々と灯っている。

「消したら見えなくなるだろうが」

「だから消してって言ってるんじゃない!」

不毛な会話に一瞬沈黙が降りたった。押し通そうとしたところで、向こうも意見を変える気はないだろう。
それに、そのくらいは気を使ってやるべきなのかもしれないと納得した。細部まで見たいという気持ちはあったが。
俺は海老塚を組み敷いたまま、サイドテーブルに手を伸ばし、照明のリモコンを手に取った。
ボタンを押してライトダウンすると、部屋は頼りない薄明かりだけになる。
646杉海老書き:04/09/27 05:46:36 ID:FZVOLIvD

「これでいいだろ」

「いーや、まだある!」

そういうと海老塚は手を上に伸ばして俺のメガネのフレームに手をかけた。
引き抜いて畳むと、俺のほうに突きつけながら睨みつける。

「なんであたしだけ脱いでるのよ!」

なるほどこれも言われてから気が付いた。
そういえば中途半端にベルトとシャツのボタンを外したきり、脱がせる一方で自分のほうは手付かずだ。
暗に脱げと要求したことが恥ずかしかったのか、海老塚は見下ろす形になっている俺から目をそらしている。
また悪い癖が心をくすぐった。攻めれば攻めるほどにぼろが出る。こいつがこんなに押しに弱い女だとは知らなかった。

「わかった、じゃあお前も手伝えよ?」

「えっ…」

「二人のほうが早いからな」

理屈が通っているんだかいないんだか、我ながらよくわからない自論をかざして、
俺は反論しようとする海老塚の唇を塞いだ。
半端に開いた隙間から舌をねじ込み絡ませる。
ついでに海老塚の手から、メガネを奪い取ってテーブルの上に乱雑に置いた。
647杉海老書き:04/09/27 05:47:42 ID:FZVOLIvD
「んっ…むぅ…」

眉を歪ませながらも、海老塚は積極的に応えてくれた。
ぎこちないながらも、お互いの舌は口内で濃密に絡み合っている。唾液が、音を響かせた。
やがて背中に回った二本の腕が、解けてゆっくり手前に回る。震える指が俺のシャツのボタンをひとつひとつ外していった。
一方俺は、海老塚の唇を解放して、今度は首筋にむしゃぶりついた。それに驚いて逃げようとする手を、強引につかみ引き戻す。
片方の手で艶やかな髪をすくいながら、今度は唇を鎖骨に落とした。
そうしているうち、ようやくボタンが全部外された。俺は体を器用にずらし、邪魔なシャツを脱ぎ捨てる。
高校時代から見慣れているはずの上半身から、目をそむける海老塚の姿が妙に可愛らしかった。
半端にぶら下がったベルトを自分で引き抜き、体を起こした。さすがにズボンはこのままの体勢では脱げない。
突き上げてくる衝動には敵わず、俺はズボンと同時にトランクスまで脱いでやった。
そのまま、ベッドの外に勢いよく放り投げる。

「ぎゃあ!」

床のどこかにズボンが落ちる、その音を聞きながら、
また元のように覆いかぶさろうとした俺の動きは、素っ頓狂な声に遮られた。
海老塚は目をむいて一点を凝視している。そのまま固まって動かない。
何事かとその視線を追って納得した。

「しょーがねーだろ、こういう仕組みになってるんだよ!」

「知るかそんなのっ!!」
648杉海老書き:04/09/27 05:48:07 ID:FZVOLIvD
思い切り臨戦態勢の「それ」から目をそむけ、海老塚は枕に顔を埋めた。

「怖くなったか?」

「そうじゃ…ないけど」

「けど?」

「…ちょっとだけね」

小さな声でつぶやいて、海老塚は目を閉じた。長い睫が震えている。
強がっていても、初めての体験を前に緊張しているのが見て取れた。

――まあ、当然だよな。

本当は俺も不安だった。だけど、不安は伝染する。少しでも海老塚の気を和らげたかったし、
もうひとつ、いい格好をしたいという不純な理由もあった。

「大丈夫だ、ゆっくりやるから。痛かったら言えよ?」

「…うん」

めずらしく素直に頷くと、海老塚は俺にされるままに軽く膝を立てた。
脚を十分に広げさせると、俺は潤った場所に指を差し入れる。

「あっ…」

じわじわと肉壁を押し分けて、できるだけゆっくりと内部に差し入れていく。
見た感じ十分に濡れていても、初めて異物を受け入れるそこは、ほんの指先の進入さえも、強い力で押し戻した。
ようやく入ったのはまだ頭の部分だけだったが、小さく前後左右に動かして様子を見る。
649杉海老書き:04/09/27 05:49:10 ID:FZVOLIvD

「んんっ…あっ…ふぅ…」

時々あがる嬌声と、荒い呼吸が快感を伝える。
少し調子に乗って動かす幅を大きくした。海老塚の中は絡みつくように、俺の指を離さなかった。
さらに奥に進入すると、圧迫する力が少し強まった。

「はっ…ん…っくぅ…」

「大丈夫か?」

「…うん…ちょっとだけ痛いけど平気」

薄っすらと目を開けて海老塚が答えた。
指に伝わってくる感じからも、それほどの無理はなさそうだった。
ゆっくりと押し進めると、指は第二関節を過ぎ、とうとう全部見えなくなる。
控えめに、焦らすような出し入れを繰り返すたび、いっそう増した愛液は淫猥な水音を響かせた。
羞恥か快楽か、おそらくはその両方を、目を瞑って必死に耐える海老塚の息は、ますます荒くなっていく。

「ね…ぇ、杉く…」

「どうした?」

「なんか…ヘンだよ…ぼーっとする…」

「気持ちいい、か?」

「うん…でも…あっ…なんかっ…ヘン…自分じゃ…ないみたい」
650杉海老書き:04/09/27 05:49:53 ID:FZVOLIvD
まどろみの中で時折快楽に引き戻される、そんなことを繰り返すように、海老塚は行為に溺れている。
一本の指は、完全に自由に動かせるほどになり、もはや二本目を受け入れるのにもたいした抵抗はなくなっていた。
緩急をつけながら、次第にスピードを速めていく。ひくひくと生き物のように蠢く肉壁が指を貪欲に求めていた。
苦しそうに喘ぐ海老塚の顔と声に、俺は自身が限界まで張り詰めるのを感じていた。
奥まで挿しいれた二本の指を、ゆっくりと引いていく。ねっとりとした内壁が、引きとめようとでもするように吸い付いてきた。
それを振り切り、すべてを外に出してしまうと、透明な糸が、名残惜しげに指に絡んだ。
突然自分を支配していた快楽から解放された海老塚は、戸惑うように俺を見る。

「…え…何?どうしたの?」

「あーっ、その、ちょっと待ってろ」

「…待つって?」

「…つけずにヤるわけにいかんだろ。おまえがいいなら話は別だけどな」

「ダッ、ダメに決まってんでしょ!ちゃんとして!」

何のことか悟った海老塚が、怒ってクッションを押し付けてくる。それをどけると、俺は体を少し起こした。
暗い中、布団から片手だけを出し、サイドテーブルを探る。引き出しの取っ手がなかなか見つからず、気持ちが焦った。
ようやく手が触れ、がむしゃらに掴んで引き出したが、乱雑にちらかったその中から目的のものを見つけ出すのは苦労する。
しかも頼りになるのは触れた感覚、それだけだ。
651杉海老書き:04/09/27 05:52:30 ID:FZVOLIvD

――クソッ、電気つければよかったか

ヘタに格好をつけたせいで、墓穴を掘るはめになるかもしれないと思うと情けなかった。
だけど経験豊富なわけでもないのだから、そう手際よくはいかない。
それでも、ニ、三度引き出しの中をかき回すと取り出すことに成功した。
手早く装着して、顔を上げると、海老塚と目が合った。
なんとなく、この間は気まずい。

「えーっと、…いいか?」

「…おう」

勇ましい言い回しとは裏腹に、小さなか細い声だった。
ギュッときつく目を閉じて、海老塚は俺の首に手を回してきた。
そんな仕草に、思わずどきりとさせられる。海老塚のすべてが、優しく扱わなくてはという気にさせた。


もう一個のほうは後にしてこっちをなんとか先に終わらせますね。
それから書いて気付きましたが海老サイド書きさんの内容と齟齬がでている部分があります・・・
そのへんはあんまり気にしないでください。
海老書きさんももし続きを書いてくださるのであれば細かいところは気にしないでいってくださいw
652名無しさん@ピンキー:04/09/29 02:02:34 ID:FLi28weQ
初めてであたふたする感じがいいですねぇ。
内容の違いについてはそんなに気にする事もないかと。
続きお待ちしています。
653名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:04:46 ID:vOHPoQ1d
ツヅキщ(゚Д゚щ) カモーン!
654名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:22:07 ID:FhfVGe80
しかし、モンキーターンはもしかしてアニメ終了と同時に連載完結のパターンで逝ってしまうのだろうか?
655名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:24:40 ID:CSJFAqdI
アニメ秋クールのエンディングは、おもいっきり 波多野×澄 ですね。
これって本編の今後を暗示しているのだろうか?
656名無しさん@ピンキー:04/10/06 18:40:28 ID:qrk4C3Kq
杉海老の続きが…読みてェ!!!
職人様、御光臨お待ち申し上げておりまする…(≧Д≦)ゝ
657名無しさん@ピンキー:04/10/15 01:37:36 ID:Bolbx+1t
モンキーターン、本編の次週の展開しだいで
波多野の相手が決まりそうなので、澄と青島
どちらか片方のSSは書きづらくなると思うけど、
駆け込みSSを持ってくる職人さんはいないのか?
658名無しさん@ピンキー:04/10/17 06:11:38 ID:a1ZRAt/W
青タンがフラレルのかなぁ?
659洞口優子書き:04/10/17 08:51:33 ID:IuxuDLQm
まる一日あれだけ楽しくデートした後で、

「俺、澄を選んだから、これからは選手同士としてお互いがんばろう!」
てなことを言うのはあんまりに鬼なので、それはあんまり心配していない。

…まあ、憲二と別れる話を書いている俺がこう言うのも変だし、そんな
ことより続きを書いたほうがいいのかな?
660名無しさん@ピンキー:04/10/17 09:04:18 ID:rBQYFuZn
澄には洞口くっつけとけ、という気も。
661名無しさん@ピンキー:04/10/17 23:34:09 ID:oBqZyjXR
数ヶ月ぶりに見に来て驚いた。

みんなすげぇ!ネ申が沢山!
今後も職人さんの頑張りに期待です。

個人的には青島は(結果的に)波多野とも洞口ともやっちまうってのが見てみたい。
つまり、淫乱というか、エロエロなチンタオが見たいわけです。
662名無しさん@ピンキー:04/10/20 13:59:25 ID:iXbA09qO
結局どうなったんだ?
台風で外出られんからサンデーが読めん。
663203:04/10/20 15:44:29 ID:CW/1O8xZ
元鞘。別に澄になってもよかったが、あまりの陳腐さにキレた。
いつかはわからんができるだけ早めに青島バージョン作る事を
ここに宣言させてもらう。河合先生には悪いが今回の話には何
一つ共感できなかったのでな。



というか最初から描いて欲しくなかったorz
664名無しさん@ピンキー:04/10/20 20:18:16 ID:mgjjLop1
マジでただの浮気
665名無しさん@ピンキー:04/10/20 22:52:11 ID:/tRo1rtE
>>664
しかもなんか紳士ぶったな。
666名無しさん@ピンキー:04/10/21 04:14:30 ID:efYhzXOx
まぁ、一応少年誌なわけで・・・
同人誌とは違いますから
667名無しさん@ピンキー:04/10/21 14:04:15 ID:p93drkbl
来週からクライマックスつうてるし、どうやら本気でアニメ終了と連載終了を合わせるつもりのようだ。
なので青島に紙数食うわけにはいかんかったのだろう。強引にケリつけたと見える。
作者本人はもっと描きたかったんじゃないかと思う。それ次第では波青の線もあったろうに。
まあ後半年くらいでモンキーターンともお別れか・・・
668名無しさん@ピンキー:04/10/25 15:27:44 ID:T97wbREL
>666
少年誌でもあまりに頂けない展開と思うが。今週も適当な展開で死人がたくさん出ると予想。
669名無しさん@ピンキー:04/10/25 17:45:36 ID:jDOiYL5Q
>>668
すでにネタバレスレでは何人か自殺してたよ
670名無しさん@ピンキー:04/10/27 03:28:43 ID:RvaJ3SX1
最終回直前記念age
671名無しさん@ピンキー:04/10/27 05:25:18 ID:E6e98CT5
なんかモンキーの話ばっかだな。帯ギュ目的のやついないの?
672名無しさん@ピンキー:04/10/27 11:02:00 ID:rw1+SUj4
最終回っていつ?
673名無しさん@ピンキー:04/10/27 12:01:19 ID:+Pr+iPeW
>>672
アニメの終了と歩調をあわせるはずだから、3月のアニメ終了前後1ヶ月というところだろう。
674名無しさん@ピンキー:04/10/31 13:43:45 ID:ZH0Q2I0K
ホントに30巻終了だったら年内には終わる。
31巻まで続くのなら3月の終わりまでは伸びるのかもしれない。
675名無しさん@ピンキー:04/11/01 09:31:10 ID:TE1f2p4O
いやもう河合がやっつけに入ってるからもう終わるんでない?
676名無しさん@ピンキー:04/11/01 11:58:45 ID:V/pwMl0c
ああ、もう今週号から賞金王で波多野最後の戦いか。
いよいよモンキー終了全30巻確定だな。
恋愛編がもうちょっとマシな結論出してくれてりゃ終わったあとも
余韻だけで萌えSSが見れただろうに。

今じゃ心にしこりが残って波多野が澄とやろうが青島とやろうが萌えん。
677名無しさん@ピンキー:04/11/01 14:46:33 ID:xrdJ/VVo
>>676
最新刊29巻が39号分まで掲載済。
今週で49号だからすでにコミックス1冊分以上確保済なのだが?
最短でも全31巻になるのは現時点ですでに確定しているよ。

ただまあ、恋愛編は編集会議かなんかで早期収拾が決定されたあおりを食らった感があるよなあ。
河合さんはきっと、もっと、じっくり、ねっとりやりたかったに違いない。
後1年、せめて半年与えられていたなら結論さえ変わって青島とくっついた可能性も多分にあったと思う。
678名無しさん@ピンキー:04/11/01 15:36:19 ID:TE1f2p4O
>677
モンキーは一話につき13ページしかないので一巻で13話くらい入るんだなこれが。
だからあと数話で終わるよ。もう驚き展開は期待できないので神のSSしか無いよ。
679名無しさん@ピンキー:04/11/04 01:17:35 ID:JSg9G6+d
>671
かなり前に連載の終わった作品と最終回を目前とした(?)のとでは
勢いに差があるのも仕方無いよ。

自分もモンキーは読んでないので帯の神待ち。
気長に待ちましょうや。
680名無しさん@ピンキー:04/11/05 11:36:04 ID:zWWVRFlk
モンキーターンのキャラ人気投票

http://homepage1.nifty.com/maname/monkey_turn/

納得がいかないのは自分だけ?
681名無しさん@ピンキー:04/11/06 05:08:44 ID:b/BPuQkb
澄が高すぎな気もするけど、大体こんなもんじゃね?
682名無しさん@ピンキー:04/11/08 04:30:45 ID:cG6kIULJ
ちょいと気になって覗いてみたらとんでもないですね、ここ。
どいつもこいつも素敵SS投下してくれやがります。好きだ。

長々と書くのもアレなんでちょとだけ。杉海老書きサマの「…おう」
この一言で昇天しやした。間違いなく海老が言うセリフですわ。
683名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:26:42 ID:c5VjhAMp
そろそろ次の投下がきてほしいのぉ。
684名無しさん@ピンキー:04/11/20 20:57:54 ID:kOGCGFS5
杉海老投下は無いかねェ…
期待age
685名無しさん@ピンキー:04/11/23 16:13:07 ID:aYuuT+Ub
誰か巧海老のSSつくってくれんかね?
686名無しさん@ピンキー:04/11/25 12:48:02 ID:FWITh+Mr
後3週で終わりか・・・
687名無しさん@ピンキー:04/12/01 22:34:45 ID:qUlQKiEp
後2週で終わりか・・・
688名無しさん@ピンキー:04/12/05 03:05:56 ID:zoLxlQcK
それにしても閑散としてるなあ。
せめて雑談でもやらないか?
689名無しさん@ピンキー:04/12/06 06:43:36 ID:m8E3tKMY
>>688
すれ違いな上になにも話すことがないよ・・・
ああもう少しで最終回・・・
690名無しさん@ピンキー:04/12/06 17:20:47 ID:5/JScCDR
>>688
エロパロならではの雑談を・・・

ここきてるのも帯ギュ目当てだからよくわからんが
モンキー組はえらいショック受けてるみたいだね。
まああれじゃわからんでもないか。

というかまだここ人はいるのだろうか。職人だけでなく住人すらいない?
691名無しさん@ピンキー:04/12/06 17:21:47 ID:5/JScCDR
>>688
エロパロならではの雑談を・・・

ここきてるのも帯ギュ目当てだからよくわからんが
モンキー組はえらいショック受けてるみたいだね。
まああれじゃわからんでもないか。

というかまだここ人はいるのだろうか。職人だけでなく住人すらいない?
692名無しさん@ピンキー:04/12/06 17:24:34 ID:5/JScCDR
>>688
エロパロならではの雑談を・・・

ここきてるのも帯ギュ目当てだからよくわからんが
モンキー組はえらいショック受けてるみたいだね。
まああれじゃわからんでもないか。

というかまだここ人はいるのだろうか。職人だけでなく住人すらいない?
693名無しさん@ピンキー:04/12/06 17:25:15 ID:5/JScCDR
スマンカッタ_| ̄|○ 多重しまくり。
694洞口優子書き:04/12/06 19:03:11 ID:fSTi2EgP
>693
新手の荒らしかと重いマスタ。

ちなみに自分は、結末に応じてストーリー展開を変えて続きを書くつもりでいます。
(ま、関係ない範囲だけでもかなりかけるのだけれど、心構えの問題と言うことで)

…ただ、時期が未定(汗)
695名無しさん@ピンキー:04/12/08 14:46:34 ID:W5ER1UeY
原作でも洞口×澄になって欲しかったなー…
波多野には澄モッタイナイ!!
696名無しさん@ピンキー:04/12/09 23:02:51 ID:b/mFBIcv
>>693
まあその時間帯は重くなってたみたいだからね。ドンマイ

えろならではの話題も思いつかないよ・・・
697名無しさん@ピンキー:04/12/10 00:41:29 ID:3IeNoY18
俺も洞口×澄がいいとおもった。
波多野×青島とともに。
698名無しさん@ピンキー:04/12/10 15:44:39 ID:h3rgYZRP
浜岡×萩原と和久井×亜紀は原作じゃ決着つかないで終わっちゃうのかな…
699名無しさん@ピンキー:04/12/10 16:37:19 ID:kN5QUP0r
そうであればこそ、ここでたっぷり補完するですよ。
700名無しさん@ピンキー:04/12/10 20:37:27 ID:0PtjKbYy
河合の場合主役もさることながらサブキャラの恋愛はさらにいいかげんだからなあ。
帯ギュでもそうだったし。放置&成立したカップルもいつの間になのばかり。
701名無しさん@ピンキー:04/12/11 20:13:59 ID:q8ph7uK+
来週最終回なんで全くのパラレルで書くか…

とりあえず河合、もう幼なじみ彼女はやめれ。
702名無しさん@ピンキー:04/12/12 02:31:42 ID:oVKLhTAP
チャーリーはいったいどうなったんじゃろうかのう
703名無しさん@ピンキー:04/12/15 15:20:54 ID:+4uUjuy+
全くのパラレルに激しく期待!!!
704名無しさん@ピンキー:04/12/15 18:07:27 ID:b6JQrz5B
>>702
どういうこと?
705名無しさん@ピンキー:04/12/15 21:08:58 ID:j+mg4GPW
>704
チャーリー = 仲安 でしょ?
マリちゃんとどーなったのか? ってことか?
706名無しさん@ピンキー:04/12/18 01:14:43 ID:+sgzNCZ4
>>704
>>705のとおり。

付き合ってる発言が斎藤の援護射撃なのか真実なのか
707名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:30:56 ID:B+FWvpbm
いやぁ〜、恋愛に関して斉藤の援護射撃は期待出来なさそうだぞw
あの二人はなんだかんだと腐れ縁のままくっついちゃうんじゃない?
708名無しさん@ピンキー:04/12/18 07:31:25 ID:5UZFzLmR
チャリマリはほっといてもくっつきそうだけど桜子の行方のほうが気になる。
709名無しさん@ピンキー:04/12/21 00:44:07 ID:zGN6spVG
>>707
最終回で飛嶋に「久留間は仲安と付き合ってるんだからな」って牽制かけてなかったっけ?
710名無しさん@ピンキー:04/12/21 23:11:06 ID:vsNeL7Pk
牽制というより事実を言っただけじゃね?
711名無しさん@ピンキー:04/12/22 00:43:18 ID:ruZUeC9Q
事実だとしたら斉藤が知ってたって事は
高校時代からそういう事になったわけか

…茶化され(邪魔され)まくりそうだね
712名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:19:45 ID:QwF0nBeE
斉藤たちの卒業後につき合いだして(その前は邪魔されまくりで
告白できなかった)、斉藤たちがOBとして遊びに来たときに
それが発覚したって事もあるかも。
713名無しさん@ピンキー:04/12/30 00:47:41 ID:9uiDnOAB
>>119の杉海老からついに一年。

もう完結は無理ですかねぇ・・・神よもう一度〜
714名無しさん@ピンキー:04/12/30 05:57:40 ID:mxJoGCOW
お久し振りです。杉海老の海老side書きです。
あまりにも久し振り過ぎてちょこっと恥ずかしいw


ほとんど用を足さないただの布切れに成り下がったものに杉くんが指を引っ掛け
ゆっくりと私から引き離して行く。
私はほとんど無意識に身体をずらし杉くんの動きを補助していた。
そのことに気付いた瞬間、ものすごい羞恥心が私を襲った。
こんな、自分から積極的に裸になろうとしているなんて、私ってもしかして
自分で思っているよりずっとHなんだろうか…。

「み、見ないでってば!」

ついに一糸纏わぬ姿にされ、思わず私は杉くんの胸を押しのけた。

「まだ言うか。本当に往生際悪いな、おまえは。」

呆れた声で杉くんが呟く。自分でも往生際が悪いとは思う。
でも恥ずかしいものはやっぱり恥ずかしいんだってば!
715名無しさん@ピンキー:04/12/30 05:59:17 ID:mxJoGCOW
「そんなこと言ったって…電気消してよ…」

今の明るさではとてもじゃないが耐えられそうにない。
杉くんはかなり不満そうだったが、私が頑として譲らない空気を察したのか
結局は折れてくれた。
かすかな電子音と共に部屋の明るさが絞られる。
少しだけホッとして至近距離の杉くんを改めて見上げる。
薄明かりに照らされた杉くんはいつもと少し違って見えた。
どうしても視線が杉くんの口元に行ってしまう。
この唇が私のそれに重ねられ、私の胸に触れたのだ。
そして、これからもっと色々なところに触れるのかもしれないのだ。
それまでは恥ずかしさで一杯だったのに、急に違う種類のドキドキが溢れた。
怖いのか、不安なのか、それとも何かを期待しているのか。

「これでいいだろ」

と、得意げに言う杉くんが恨めしくて私は反射的に言い返していた。

「なんであたしだけ脱いでいるのよ!」

言った途端に「しまった!」と思った。
これでは暗に「脱げ」と言っているようなものではないか。
あっという間に意地悪な笑みが杉くんの顔に浮かんだ。
もう!私って女はどうしてこんなに迂闊なんだろう。
716名無しさん@ピンキー:04/12/30 06:00:05 ID:mxJoGCOW
「わかった、じゃあお前も手伝えよ?」

さっきの「自分で脱げ」と言われたときよりも信じられない言葉が浴びせられた。
聞き返そうと口を開いた私よりも杉くんの唇の方が早かった。
舌を絡め取られ、私はゆるゆると自分が落ちていくのを感じた。
さっきよりも少しは上手く応えることが出来ているのだろうか。
かすかな水音を耳に感じながら私は杉くんの言葉を思い返していた。
手伝え、ってことは、そういうことよね…。
私はそっと杉くんの背中に回した腕を動かした。
察した杉くんがお互いの間にわずかな隙間を作り、私はそこに手を滑り込ませた。
指が震えているのが自分でも分かる。
手探りでボタンの位置を見付けだし、1つづつ外していく。
自分のでは容易いその行為がとてつもなく難しく感じた。
1つ外れるごとに指先が裸の杉くんの胸に触れる。
それがたまらなくドキドキした。

ふ、と唇が開放され濡れた気配が首筋に押し当てられた。
驚いて思わず手を引こうとしたが、杉くんに阻まれた。
私の手に自分の手を重ねて胸に押し当てる。
それまでは触れていただけの杉くんの胸を直に手の平に感じた。
杉くんの体温とかすかに早い鼓動が伝わってきた。
ドキドキしてるのは私だけじゃないんだ、と思うと少しホッとした。
私がこれだけドキドキしてるのに杉くんが冷静だったら、不公平じゃない。
717名無しさん@ピンキー:04/12/30 06:00:54 ID:mxJoGCOW
ようやく全部のボタンを外し終わった。
杉くんが私にさせたのはそこまでだった。
私の首筋や鎖骨に舌を這わせながら杉くんは器用に身体をずらしシャツを脱いだ。
直に触れる杉くんの体温と見なれたはずだった裸の胸に鼓動がいっそう早まる気がした。
少し強めに私の首筋を吸うと、杉くんは身を起こしズボンに手をかけた。
その動きにつられて杉くんの手元を見やる。
杉くんは一気にズボンと同時に下着まで取り去った。
その瞬間、露にされた「それ」は私を驚愕させるに十分だった。

「しょーがねーだろ、こういう仕組みになってるんだよ!」

そりゃ、「知識」としては分かってたけど、「実物」を見るのは初めてなのだ。
これで驚くな、ってそれは無理な相談というものじゃない?

「怖くなったか?」
「そうじゃ…ないけど」

嘘だった。怖くないわけない。あんなものが自分の中に入るなんて…!
「初めて」が痛い、という理由が分かった気がした。
718名無しさん@ピンキー:04/12/30 06:03:12 ID:mxJoGCOW
私の嘘に気付いたのだろう、杉くんは私の目を覗きこむようにして

「けど?」

と、続きを促してきた。私は観念した。
私が怖がっていることが杉くんを傷付けるんじゃないか。
そんな考えがチラッと頭をよぎった。
でも、私を見る杉くんがさっきまでの少し意地悪な表情とは違ってとても優しかったから。
私は素直に

「…ちょっとだけね」

と答えることが出来た。


「大丈夫だ、ゆっくりやるから。痛かったら言えよ?」

「…うん」

どうしてこの人はこんなときだけ泣きたくなるくらい優しい声を出すのだろう。
719名無しさん@ピンキー:04/12/30 06:04:15 ID:mxJoGCOW
軽く唇が押し当てられ、杉くんの指が太股に触れる。
その動きの先は分かっていたけど、もう抵抗する気は起きなかった。
請われるがままに恥ずかしい体勢を取る。
そこに杉くんの指先が触れたとき、はっきりとくちゅ、という音がした。
入り口の辺りで少しじらすような動きを経た後で、杉くんの指先が侵入してきた。
ゆっくりと少しずつ、私の中から溢れてきたもので馴染ませながら
杉くんの指先が奥へと奥へと差し入れられる。
最初は少しきつくて正直痛みも感じていた。
しかし次第に初めての感覚にどんどん包まれていく。
痛いようなくすぐったいような、背中の辺りが痺れているような、変な感じ。
自然と息遣いが荒くなる。

「んんっ…あっ…ふぅ…」

まるで自分の声じゃないみたいな甘えたような声が漏れてしまう。
差し入れられた杉くんの指がゆっくりと動くたびに身体が軽く跳ねる。
どうしよう…。恥ずかしくて仕方ないのに、どんどん声が押さえられなくなってしまう。
ほとんどうわ言のように杉くんの名を呼ぶ。
それに優しく答えてくれるけれど、杉くんの動きは止まらない。
何度か呟いてしまった「やめて」という言葉が逆に誘っているようだった、
なんてことに気付いたのはもっとずっと後になってからだ。
720名無しさん@ピンキー:04/12/30 06:06:00 ID:mxJoGCOW
え〜と、とりあえずここまでです。
こんな明け方に何やってるんだ、自分…。

721203:04/12/30 15:51:52 ID:HD6FBpN5
素晴らしい!やっぱり上手いですね。参考になります。明け方の投下も乙でした。

投げ掛けのモンキーも帯ギュッも書かないと…すんません。
722名無しさん@ピンキー:04/12/31 00:35:27 ID:Hk4sLjPn
>>719

ありがとう〜、ありがとう〜、ありがとう〜。

グッジョブです。やっぱ杉海老はよいな〜
723名無しさん@ピンキー:04/12/31 20:36:12 ID:6oHtJSIP
>>714-720
乙です!GJ!

杉海老よいね。
普段どおりのやりとりの中にもそこはかとないラブラブっぷりがw
来年は職人さん戻ってくる&増えてくれるといいなあ。
724名無しさん@ピンキー:05/01/02 23:15:49 ID:x4VGJ8tV
あけおめこ(ry
725プロローグ:05/01/04 13:47:52 ID:86R7LAIe
「あれっ、波多野くん?」

久し振りのSG参加となった青島は、そこで、見知った筈の顔と出会う。

「おぅ・・・青島か・・・」

しかしその表情は、今まで見た事が無い程にギラついた物であった。
何かに憔悴したような、それでいて何かに飢えたような表情をしていた。

「ど、どうしたのよ一体。・・・何かあったの?」
「いや、俺、去年入籍しただろ?それでその・・・子供が出来てさ。」
「そ、そうなの?!・・・おめでとう。」

完全に吹っ切れた筈なのに・・・青島の心の奥には、素直に祝福出来ない自分がいた。

「出来たら出来たで・・・もっと頑張らなきゃとか思う反面、その・・・」
「?・・・反面、どうしたの?」
「その・・・」

歯切れの悪い波多野。もどかしいような空気が流れる。
何かがあると察知した青島。その空気を振り払うように優しく声をかける。

「じゃ、後で見付からないように女子控え室においでよ。今回・・・私だけだから。」

その甘い声、見下ろす格好になる引き締まった華奢な身体。過去のいきさつ。
青島は、自分が一種の地雷を踏んだ事に気付いていなかった。
726名無しさん@ピンキー:05/01/04 13:49:26 ID:86R7LAIe
下手ですんません。
先が完全に読めそうなこんな展開ですが、いかがですか?
727名無しさん@ピンキー:05/01/04 14:35:22 ID:uFK0NI/E
少し状況描写がいるかなとは思いますがいいと思います。
ありがたきお年玉!続き楽しみにしてますよ!
728名無しさん@ピンキー:05/01/05 00:11:58 ID:Y2aq09ll
久々に来たら神降臨〜☆
杉海老最高!!職人様GJ!!!
続き待ってます
729名無しさん@ピンキー:05/01/07 06:55:36 ID:7lpr0G7W
はう〜んっ!!杉海老職人サマGJですぅーー(><)
信じて待ってて良かった!!またヨロシクお願いしまっす♪
730名無しさん@ピンキー:05/01/09 20:18:48 ID:ZyHbv1jU
今だに>>179-180の続きを待っているわけだが。
731名無しさん@ピンキー:05/01/13 23:29:41 ID:XahYkMAi
>>725
女房の妊娠中に間男する屑野郎ハケーン。
澄も何でこんなアフォと。
732名無しさん@ピンキー:05/01/14 10:09:09 ID:Cwya0t29
それ以上言うな。続き見れなくなるだろうが。
見たくなけりゃ自分の中でスルーしな。
733名無しさん@ピンキー:05/01/14 11:57:11 ID:sNOm2LdG
エロパロでそういうとこ文句つけてもなあ。
レイープものとかだっていっぱいあるのに。
734洞口優子書き:05/01/14 17:50:30 ID:oAwVzxHU
>731
優子が結婚していなければ 「間男」 じゃないし…
なんて枝葉末節はともかくとして、本編を引き継いで
なおかつ 波多野 × 青島 を書こうとするなら事実上
「澄の妊娠中」 パターン以外は難しいので仕方ない。
(…こんなに波多野がギラギラしてはいないけど、
 俺も書こうかと思っていたしw)
735名無しさん@ピンキー:05/01/15 00:02:53 ID:tuLYX+oO
エロパロなんだから、
あり得ない程度じゃなければギラついてた方が先行き期待出来るだろ。(w
736名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:24:44 ID:cPKaHFYK
保守アゲ!
737名無しさん@ピンキー:05/01/19 22:16:28 ID:Gb61VMco
終わってからいうのあれなんだけどやっぱ蒲生さんのスケコマシがみたいよ
もうやりやりってかんじのやつwww
738名無しさん@ピンキー:05/01/28 12:47:28 ID:KxN9O2Ec
ほしゅしてあげる
739名無しさん@ピンキー:05/01/29 01:07:50 ID:85tAgqxq
和久井×亜紀さんが読みたい。ほのぼのでも。
740名無しさん@ピンキー:05/02/06 22:33:59 ID:C+yKutiU
ほしゅ
741名無しさん@ピンキー:05/02/15 18:57:08 ID:WSVFF3vx
そろそろ保守?
742名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:37:11 ID:YrIZrzAd
誰か来ないかな
743名無しさん@ピンキー:05/03/03 17:30:27 ID:zOPm/ioL
744名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:43:37 ID:sGc8RKen
745名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:44:16 ID:LE6mmKwC
746203:05/03/07 21:30:53 ID:dUWt+0/D
何の前触れなく投下。
747203(斉藤×別所):05/03/07 21:32:00 ID:dUWt+0/D
「時間!そこまで!」
「……あ…」
 私の呼吸が一瞬止まった。視線の先には応援している人がいる。
けれどもその人は…浩二さんは心なしか心のどこかを削げ落とされ
た様な表情に見えた。それはそうだろう。負けて喜ぶ人は誰もいない。
…ましてやあと一歩で粉川さんが待っている舞台…オリンピックの舞
台に立てたのだから…

 浩二さんの大学時代最後の試合、全日本体重別選手権…決勝で
浩二さんは優勢負けをしてしまった。決勝戦を前に私は声を掛けよう
とした。頑張って、と…でも浩二さんの気迫溢れる雰囲気に気圧され
て結局声を掛けられなかった。いや声を掛けてはいけないと感じた。
特に頑張ってなんて他人事な安っぽい言葉でなんて…
748203:05/03/07 21:32:43 ID:dUWt+0/D
「…ん!…所さん!!……別所さん!!ねぇてばっ!!」
「…え?え?」
「やっと気が付いた…」
 やれやれと言った感じで私の横にいる海老塚さんが首を
横に振った。かなり大きな声で何回も声を掛けられたのか
その隣にいる近藤さんは恥ずかしそうに周りを見回し、久留
間さんは面白そうに目を輝かせていた。
「ごめんなさい…」
 少し顔を俯かせながら海老塚さんに謝る。
「もう〜どうして謝るの?少し声を大きくしただけじゃない!」
『いや…だからその大きな声を出させてしまった事を謝って
るんですけど…』
749203:05/03/07 21:33:38 ID:dUWt+0/D
 海老塚さんの続け様の大声に私は今度は心の中で言
い訳する。そんな私に業を煮やしたのか、
「まあ、仕方無いよね。斉藤くん負けちゃったんだから…」
 少し私に同調する様に呟く様に言った。その言葉に更に
顔を下に向けようとした。その途端、
「でもね、別所さん、斉藤くんをそんな顔をして迎えたらダ
メよ。」
「え?」
 私の行動が分かっていたのだろう、すぐに海老塚さんは
釘を刺してきた。思わず顔を上げる。再び私の視線に3人
が映った。
750203:05/03/07 21:34:14 ID:dUWt+0/D
「斉藤くんは…負けた本人だから今日はガッカリ
するかもしれない。でもそこから早く立ち直らせる
為には別所さん、あなたは常に上を向いていない
とダメ。一緒に下向いてたらそれこそ底無しに立
ち直るきっかけを無くしちゃうから斉藤くんの為に
もしっかりして!!」
 海老塚さんは両肩を掴んで私の身体を揺らしな
がら力説する。
「え、え、え、海老塚さん…」
 またも困惑しながら何とか次の返事を掛けようと
必死になってしまった…結局浩二さんの迎えは私
だけが行く事になった。
「いい?ちゃんと元気に迎えに行ってね!」
と、海老塚さんに念を押されながら3人と別れた。
751名無しさん@ピンキー:05/03/07 21:35:07 ID:+NnurUpX
リアルタイム遭遇!がんがれ!
752203:05/03/07 21:38:44 ID:dUWt+0/D
とりあえず様子見です。何か感想を頂ければ意欲湧きます。
ご指摘でもいいので…むしろ安易なGJ!よりありがたいので
よろしくです。では一時地下へ潜ります。

注・一応自分の中で柔道の世界を勉強していますが、多分違
  う所があれば教えて下さい。ちなみに推敲してないのでこの
  作品が完成できれば修正版をまとめサイト様へ送るつもり
  です。
753203(注の部分の訂正orz):05/03/07 21:41:12 ID:dUWt+0/D
注・一応自分の中で柔道の世界を勉強していますが、多分違
  う所がありますのでご存知の方は教えて下さい。ちなみに
  推敲してないのでこの作品が完成できれば修正版をまとめ
  サイト様へ送るつもりです。
754名無しさん@ピンキー:05/03/07 21:46:32 ID:68vEDfsH
レスごとに幅が違うのは何故。。?

今のところ、こちらも様子見みたいになっちゃうけど投下が久々でうれしいな。
つづきщ(゚Д゚щ)
755名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:28:12 ID:7e+d34Sh
おびおびpび!
帯ギュキタ―――――Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
756洞口優子書き:05/03/08 13:09:46 ID:orVofJjH
感想を…と言われても、斎藤が未登場の状態ではなんとも(汗)

それでもあえて言うのなら 「波多野×チンタオじゃなかったの?」

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

663 名前:203 投稿日:04/10/20 15:44:29 CW/1O8xZ
元鞘。別に澄になってもよかったが、あまりの陳腐さにキレた。
いつかはわからんができるだけ早めに青島バージョン作る事を
ここに宣言させてもらう。河合先生には悪いが今回の話には何
一つ共感できなかったのでな。
757203:05/03/08 14:31:15 ID:OqzdWvqJ
一応この作品と平行してやってます<波多野青島話
確かにまだ感想出しづらいですね。斎藤はもう少し
したら出すのでもう少し待ってくださいな。ちなみ
に過去の発言を引用せんでください。追い込まれる
のはプライベートだけで十分なんで。
758名無しさん@ピンキー:05/03/08 18:33:56 ID:fUxiJTHE
薫が誰かを襲う話が読みたい。
といってみる。
759203:05/03/08 21:14:02 ID:P7kef09E
投下。エロ無し。
760203:05/03/08 21:14:41 ID:P7kef09E
「もう〜桜子ったら、あんなに別所さんを焚き付けて…」
 丁寧に礼をしてその場を辞した愛子の背中が3人の視線から消えた後、保奈美はやや呆
れながら桜子に声を掛けた。
「いいじゃない。私、間違った事言って無いでしょ?」
「それはそうだけど…」
 桜子は中学時代からの付き合いからか保奈美の抗議もさらりとかわす。
「でも桜子先輩、斉藤先輩のお迎えだけだったら私達も付いていってよかったんじゃないで
すか?」
 桜子の横にいる麻里が少し目線を上げながら尋ねた。そんな麻里の質問に桜子は妙に楽
しそうに、
「お迎えだけだった・ら・ね〜♪」
と答える。その言葉の数秒後に保奈美の顔が少し赤らんだ事に麻里は気付かない。
761203:05/03/08 21:15:49 ID:P7kef09E
「え?え?お迎え以外に何があるんですか?ねぇ、桜子先輩!」
「おほほほ〜そんなに知りたかったらチャーリーにでも聞いてみなさ〜い♪」
 麻里の追及を物凄く楽しそうにかわす桜子。
「なんでそこで仲安くんが出てくるんですかぁ〜!!保奈美せんぱ〜い、教えて下さい
〜!!」
「し、知らない!!」
 麻里は両手をブンブン振り回しながら抗議をし、そんな麻里に話を振られた保奈美は
更に顔を赤らめてそっぽを向いてしまう。そしてそんな保奈美を笑う桜子。こうして元浜
高柔道部3人娘は相変わらずの仲の良さを誇っていた。

762203:05/03/08 21:16:46 ID:P7kef09E
「…………」
 天井を見つめる。決してそれで解決できる訳じゃない。それは分かっている。しかしそ
れをしないとどうにかなってしまいそうな錯覚に俺は襲われていた。試合からまださほ
ど時間は経っていない。その証拠に身体からは発汗から来る湯気が噴き出している。
「………!!」
『ドンッ!!』
 身体が勝手に俺がいる控え室の座っているベンチを両方の拳で叩いてしまう。これで
何度目だろうか。既に両手には痛みを超えた痺れが住み着いていた。そして汗がようや
く引いてきた頃、俺はヨロヨロと柔道着を脱ぐために立ち上がった。自業自得だが両手
が痺れている状態での着替えはこれまで経験した覚えの無いくらい時間が掛かってし
まった。
 そして荷物を全てバッグに詰め込み、肩に担ぐ。ずっしりと重かった。思わず溜息をつ
く。しかしずっとこうしている訳にはいかない。俺はゆっくりと控え室から出るべくドアのノ
ブに手を掛けた。

『ガチャリ…』
「…浩二さん…」
「…べ、別所さん…」

 ドアの開く音と浩二と愛子の視線がぶつかったのはほぼ同時であった。
763203:05/03/08 21:18:40 ID:P7kef09E
斉藤が出て、そしてベタ展開で本日分の投下終了w

>>754
幅が違うのには何の意味も無いです。投下時に適当に改行したためです。

それでは。
764名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:11:59 ID:OK+PJ0zP
このスレ死兆星が見えちょるw
765名無しさん@ピンキー:05/03/14 23:48:08 ID:k5/+Os6r
先々週末に一本書きかけたが強烈に風邪ひいて頓挫した。
ミケスペ終わったら再開するんで一ヶ月待ックションべらぼめこのやろ・・・
766名無しさん@ピンキー:05/03/15 21:00:25 ID:dRfD3bIN
>>765
何で書いてるの?それだけでもおしえてけれ
767765:05/03/15 23:27:32 ID:NOOf8u9v
超ベタ。波多野×チンタオ。
768名無しさん@ピンキー:05/03/16 13:54:00 ID:CnUtFsdu
ベタでもいい。待っております。
769名無しさん@ピンキー:05/03/18 15:24:18 ID:EvvA74Of
待ってるよー
770名無しさん@ピンキー:05/03/19 03:08:01 ID:9k8tyKUs
青島は真ヒロイン(作者認定)でありながら結局むすばれない
というとてもSS向けのキャラだなぁ
771名無しさん@ピンキー:05/03/19 15:20:39 ID:pzDAtu4+
じゃあ桜子はあれだけ人気で誰とでも絡ませられるss向きのキャラだな。
だから誰か桜子書いて…
772名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:43:00 ID:aqhCrsYr
つか ずっと素で桜子と巧がくっつくんだと思ってたよ。出会いがインパクトあったし・・・
だから誰か桜子×巧描いて・・・
773名無しさん@ピンキー:05/03/20 08:11:42 ID:WbqNyKw/
一番最初は巧と桜子かと思ってたがあの通り保奈美一筋だったから
その線はないとわかった。
そんで途中からは清修とくっつくんだろうなーと思ってたら
最終的にあれだからな…_| ̄|○ なんて中途半端な。
774名無しさん@ピンキー:05/03/20 12:21:48 ID:JleCwOMA
巧と桜子は保奈美の存在があるからなあ。
親友のために自分の気持ちを押さえるような健気なところも桜子の魅力だからなー。
775名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 07:22:00 ID:78K4UYw+
背負いnage
776名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 13:05:18 ID:8KsH2P2x
ほしゅー
777名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 23:21:41 ID:DYSXjnNS
久々に懐漫板行ったら帯ギュスレ無くなってるよ…orz
何があったんだあの老舗に?
778名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 00:06:05 ID:wN/yphCh
連載終了したモンキーと合併するしないで色々ありましてな。
現在ナツマン板には「河合克敏総合スレ」が、
避難する形でキャラ板に帯ギュスレが立っているのです。
どっちでも好きなほうへどうぞ。

ここも人減ったなあ。寂しいかぎり。
779名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 07:43:21 ID:HNphT39x
いちおう保守
780名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 01:10:44 ID:jHb7Do3o
新作出るか、せめて文庫版でも出ないことには活性化は難しいかね。
781名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 00:09:31 ID:/6vCU/6b
萩原キボン 
782名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 21:38:30 ID:kWm2oCD3
エビちゃんと 恵のラブ話は誰か書かないのでしょうか??
あったら面白そうなんですが…
ネ申 ご光臨希望〜♪
783名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 23:12:07 ID:UM/rWBPC
藤田×薩川が読んでみたい。
784名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 19:43:27 ID:mAF4y7JL
>>610-616の話うまいんだけどなんか精神的にキッツイな。
杉って当て馬がはまりそうなあたりなお更キツイ。
785名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 22:36:37 ID:nfZElBy+
>784
ども、610書いていたものです。
正直自分でも書いていて鬱入りましたよ。
最初の方の杉と桜子のじゃれあいの方が書いててずっと楽しかった。
今度はあのふいんき(ry)のまま明るいエロが書けるよう精進します。

超亀ですが、杉視点ありがとうございます。
実は自分、桜子side書きだったりしますw
なのでかなり驚きつつ非常に嬉しかったですよ。
786名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 18:38:03 ID:mSGVVlBx
>>785
期待age。
最初の部分のじゃれあってるやりとり杉と桜子らしくて好きなんで
あんな感じのが読めると嬉しいです。
787785:2005/05/27(金) 20:56:57 ID:eAGEq53m
>786
ありがとうございます。精進します。杉桜子は一番好きな組み合わせなんで。
と、言いながら今書いてるのは「桜子&藤田」の初めてものだったりしますw
782さん以外に需要あるのか分からんのですが
まとまったら投下したいと思います。
788名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 18:20:26 ID:giV2XCdN
神を期待してage
789名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 19:58:31 ID:tYD7ftuP
保守。時が止まってるなあ。
790名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 12:58:58 ID:vuqQo1qE
波多野と青島話書きたいが、二人が結婚していた場合にお互いどう呼ぶと思うか
聞かせてくれ。ちなみに当たり前かもしれんが青島は結婚後は波多野優子になっ
ているんで名字で呼ぶのはあり得ないと思うのでそれ以外でよろしく。
791名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 13:49:04 ID:uGuAf5UD
バカだなあ。それをあえて波多野くんで通すのが萌えるんじゃないかw
792名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:24:56 ID:byjLrqPG
「憲二くん」と「優子」でどないだ?
苗字の呼び方を名前にスイッチ。
793名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 14:52:38 ID:6UHvUISV
付き合って5年で結婚、結婚して10年ですが
未だに苗字+くん、です。
幼馴染なら尚更変えられんと思うぞ。
794名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 15:12:28 ID:6UHvUISV
スマソ青島は幼馴染じゃなかったw
しかし青島の性格だったら、やっぱり変えられないと思うな。
795790:2005/07/11(月) 22:27:19 ID:hiBqNNSv
意外に名字意見があるw

もうちょっと意見あると助かるのでよかったら意見くれ。
796名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:38:04 ID:ME1PcsEW
普段は苗字でベッドでは名前だろ。
797793:2005/07/12(火) 00:33:13 ID:DVKnBfgj
スマン、ベッドでも・・・・・・・・
名前で呼ぶのは、義理の両親の前だけだ(当人はいない場で・・・)

じーさんばーさんになってもこうかも。当人はかなり昔にあきらめてる。
798名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:34:02 ID:8ZUcNhT3
ネットで知り合ったからいまだにHNでつい呼んでしまう自分がイル
799名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 13:47:35 ID:/q/yqdJZ
あるんだそんな美味しんぼパターン…
800名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:17:07 ID:SlkE1iiU
800フネちゃん
801名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 01:13:54 ID:uCAB+uEy
誰か・・・誰かプロポプレイを書いてくれ。大丈夫。来週までまだ間がある。
802名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 05:44:51 ID:QF7pqqyv
コソーリ投下。
需要少ないと思うけど桜子&藤田で。
まだ本番まで到達していない上にキャラクター捏造しまくっているかも…。
原作キャラのイメージを大事にされる方はスルーの方向でよろしくです。
803桜子・藤田1:2005/07/18(月) 05:48:04 ID:QF7pqqyv
それは、久々に女の子だけで袴田さんのアパートに集まった時のことだ。
トイレに立った別所さんが戻ってくるなり顔を覆って床にへたり込んでしまったので
私は慌てて駆け寄った。

「どうしたの!? 大丈夫、別所さん?」
「違うんです。ホッとしたら何だか力が抜けちゃって…。
 ずっと遅れていたのがやっと来たから…」

私は意味が一瞬理解できず、目をパチクリとさせた。
呆然としている私の代わりに袴田さんが別所さんの肩を抱き立ち上がらせた。
反対側に保奈美が付き添い、二人で別所さんをベッドの端に腰掛けさせる。
まだしゃくりあげている別所さんの背中を袴田さんが優しげにさすった。

「すみません。私取り乱してしまって…」

涙をぬぐいながら恥ずかしそうに別所さんが笑う。
804桜子・藤田2:2005/07/18(月) 05:48:33 ID:QF7pqqyv
「良かったわね。妊娠してたんじゃなくて」
「本当に良かったですね! でも斉藤センパイさいてー!
 女の子にこんな不安思いさせるなんて! ちゃんと怒っておいた方がいいですよ」
「そうね、別所さんは現役の選手なんだからそういうことは気を付けないと」
「違うんです。
 浩司さん、いつもはちゃんと付けてくれるんですけど、その時はたまたま失敗しちゃって」
「基礎体温付けてみたらいいわよ。体調管理にも役立つし。で、危険な日はさせない」
「でも、仲安くん、麻理が基礎体温付けるようになったら安全な日を狙って迫ってきますよ。
 で、絶対付けてくれないんです。も、さいてー!」
「麻理ちゃん、生理周期ものすごく正確だもんね」
「私は不順な方だから安全な日でも付けないのは不安だったなぁ」
「近藤さんは? 粉川さん、ちゃんと気を付けてくれます?」
「え? ううん。『出来ちゃったら結婚すればいいじゃん』って言ってくれてるから…」

うっとりとした目でそう言う保奈美に呆れたように私達は笑った。
私はみんなと笑いながら心の中で冷や汗をぬぐった。
婚約中の袴田さん、本人から聞いていた保奈美、最近外泊が増えた別所さんはいいとして、
まさか麻理ちゃんにまで先を越されているとは…!

(これで、処女は私だけ、ってことね…)

私はみんなに気付かれないようそっとため息をついた。
805桜子・藤田3:2005/07/18(月) 05:50:55 ID:QF7pqqyv
「ん、どうした? 俺の顔になにか付いてるか?」
「…。別に」
「変なヤツだな」

そう言って、彼、藤田恵は腹筋を再開した。
こんな時間に女の子の部屋で黙々と腹筋してる君の方こそ何なのよ。

私の部屋にこうして藤田くんが来るようになって半年近くになる。
このことは親友の保奈美にすら言えないでいた。
なにせ、藤田くんと保奈美の恋人である巧くんは犬猿の仲だ。
微妙な時期に変な横槍が入るのが嫌でついつい言いそびれてしまった。
だって、私達はまだキスしかしてない。
いまだに『微妙な』関係のままなのだ。

(私達ってこれで付き合っているって言えるのかなぁ…)
806桜子・藤田4:2005/07/18(月) 05:51:46 ID:QF7pqqyv
私はテレビを見ているフリをしながら横目で藤田くんの様子を伺う。
腹筋が終了し、次のメニューである腕立て伏せが始まっていた。
軽く息を弾ませて腕立て伏せをする様子を見ながら、そう言えばあの時の
男の子の動きは腕立て伏せに似ているって聞いたことがあるなぁ、
なんてことを思い出してしまい、私は1人で赤くなってしまった。
急に恥ずかしくなって私はわざと大きな声を出した。

「なんかお腹空いたからコンビニ行って来るね!」

腕立て伏せの中途半端な体勢のまま藤田くんが私を見る。

「こんな時間にか。太るぞ」
「うっさいなぁ、藤田くんは黙って腕立てしてればいいでしょ」
「分かった、俺も行こう」
「え、いいよ。1人で大丈夫」
「また前みたいなことがないとも限らないからな」

彼は身体を起こすといたずらっぽい笑みを浮かべて私の頭にポン、と手を置いた。
運動した直後のせいかその手はいつもより少し熱かった。
807桜子・藤田5:2005/07/18(月) 05:52:52 ID:QF7pqqyv
元々同じ県で縁浅からぬ彼と久々に再会したのは地元の繁華街だった。
私はその時、3人組の男の子からしつこくナンパされている最中で、
そこにたまたま藤田くんが通りかかったのだ。

彼は3人組を追い払ってくれた後、私を睨み付けた。

「君は馬鹿か。いくら身体能力に自信があるとはいえ、女性1人で男3人に
 勝てるとでも思ったのか。浅はかにもほどがある」

ムッとした私は「ありがとう」というのを忘れて言い返してしまった。

「浅はかなら藤田くんもでしょ。
 暴力沙汰で大会に出場辞退なんてことになったらどうするつもりだったのよ」

言いながら可愛げのない自分にうんざりした。
助けてくれた相手になんでこんな憎まれ口を叩かなきゃいけないんだろう。
藤田くんもさぞや呆れているだろう、と思い恐る恐る彼を見上げた。
意外なことに彼は怒ってはいなかった。

「そうか。確かに俺も少し軽率だったな。今後気を付けることにしよう」

素直に反省されて、私は却って慌ててしまった。

「で、でもさぁ、彼らが藤田くんのこと知らなくて良かったよね。
 まぁ、知ってたら元学生チャンピオンに喧嘩なんか売ってこないと思うけど」
「柔道なんてマイナーなスポーツ、オリンピックで金メダルでも取らない限り、
 一般への知名度なんてないようなものだからな。
 まぁ、次のオリンピックの時には全国に藤田恵の名前を知らしめてやるつもりだが」

そう言って彼は唇の端を少し上げて笑った。
その自信に満ちた表情に私の視線は彼に釘付けになってしまった。
私の視線に気付いた彼と目が合ってしまい、私は慌てて目をそらした。
808桜子・藤田6:2005/07/18(月) 05:54:00 ID:QF7pqqyv
「海老塚さん、だったな。もう遅い。家まで送ろう。どっちの方向だ?」
「あの…!」
「何だ?」
「助けてくれてありがとう…」

藤田くんは驚いたように目を見開くと、すぐに少し照れたような表情を浮かべた。
そんな表情をする彼を私はそのとき初めて見た。

私の家まで送ってもらう間、ほとんど会話らしい会話はなかった。
ただ、今はお互い東京に住んでいて、比較的住所が近い、ということが分かった。
今日のお礼にご馳走させてほしい、と私が提案し、携帯とアドレスの交換をした。
藤田くんのような人でもメールとかするんだ、と思うと少しおかしかった。

ちょくちょくメールしたりご飯を食べに行ったりしている内に
なんとなくアパートまで送ってもらうようになって、なんとなく部屋に入れた。
特に何事もなく時間を過ごし、彼が帰るとき玄関でキスをした。

それだけ、だ。
今でも会えばキスくらいはするけどその先にはちっとも進まない。
そもそもキス自体がものすごくあっさりしている。
本当に唇を合わせるだけの軽いキスしかしたことがないのだ。
だから私はキスだけで感じるという女の子の気持ちが理解できない。
勿論ドキドキはするし幸せな気分にもなるけど。
809桜子・藤田7:2005/07/18(月) 05:54:45 ID:QF7pqqyv
コンビニのレジに並んでいると目の前の大学生風のカップルのカゴに四角い箱が見えた。
いくら経験がなくてもそれがなにか私だって知っている。
チラッと隣りに立っている藤田くんの表情を盗み見てみたがなにも読み取ることは出来なかった。

プリンやお菓子やアイスなんかを入れたビニール袋を下げて夜道を並んで歩く。
元々藤田くんはあまり口数の多い方ではないので自然と私も無口になる。
話さない分変な考え事ばかりが頭に浮かぶ。
例えば、私は経験ないけど藤田くんにはあるんだよなぁ、とか。
あまり詳しくは聞いたことないけど、学生時代に彼女がいたらしいのだ。
彼くらいの選手になれば練習の忙しさは半端じゃなかっただろうに
よくそんな時間あったよなぁ、とちょっと変に感心してしまう。
保奈美と巧くんもデートの時間を捻り出すのにずいぶん苦労していたし。

藤田くんはその彼女にどんな風に触れたんだろう、と思うと胸が苦しくなる。
少し不器用に抱き寄せて、大きな手で頬に触れて、優しくキスしたんだろうか。
いつも私にしているように。
心臓が握り締められたように痛んだ。涙が浮かばないように強く唇をかみ締める。
強くかみ締めすぎたせいか口の中にかすかに鉄の味がした。
昔の彼女に嫉妬するなんて馬鹿みたい。
810桜子・藤田8:2005/07/18(月) 05:57:47 ID:QF7pqqyv
部屋に着くと早速私はアイスの包み紙を破いた。ちょっとだけ唇にしみた。

「食べる?」

と藤田くんに差し出すと苦笑して首を横に振った。
柔道を止めた私と違い、現役選手である彼がこんな時間に間食するわけがない。

「甘くて美味しいよ。一口だけでも食べなよ」

分かっているのになんとなくムキになって勧める。
彼は少し困ったような表情を浮かべた。ハッとして私は視線を反らす。

「何かあったのか? 今日のお前何か変だぞ」
「何もないよ…」

子供じみた自分が恥ずかしくなって黙ってアイスを食べた。
最後の一口を口に入れたとき、藤田くんが

「じゃ、一口だけもらう」

と、言って唇を押し当ててきた。
びっくりして思わず開いた唇の隙間から彼の舌が入りこんできた。
口内を舌がまさぐる感覚に背中に電流のようなものが走った。

「ん…。ふぅ…」

息苦しくなってきて私は藤田くんの背中を叩いた。
開放された唇から溢れた唾液の跡を藤田くんが舌で拭う。
その感覚にまた電流が走った。
811桜子・藤田9:2005/07/18(月) 05:59:02 ID:QF7pqqyv
「ホントだ。甘いな」

そう言って藤田くんが笑う。
私は微笑み返すどころじゃなくて彼の顔をじっと見つめた。
顔が熱いのが自分でもわかる。
風邪を引いて熱があるときみたいに視界がぼんやりとしていた。

「そんな目で見るなよ。誘われてるみたいな気分になるだろ」
「藤田くんの、意地悪…」
「否定しないのか?」

私はそれには答えずただ黙って藤田くんを見つめた。
彼の顔から笑いが消え、少し戸惑ったような表情になる。

「参ったな…」

そう呟くと藤田くんはぐいと私を引き寄せた。

「いったん手を出しちまうと止められなくなりそうだから我慢してたんだが…」
「どういう意味?」
「そのまんまの意味。お前が思ってるほど俺は自分の理性を信用してないんでな。
 トレーニングに使う体力を全部こっちに取られるとまずいだろ、さすがに」

まぁ、次の大会までにはまだ時間もあるし、と藤田くんがぶつぶつ呟く。
私が腕の中から見上げるとばつが悪そうな顔で目を反らした。
812桜子・藤田10:2005/07/18(月) 06:00:01 ID:QF7pqqyv
「我慢してたの?」
「…少し黙ってろ」

そう言って私のおでこを指で軽く弾くと藤田くんは唇を重ねてきた。
いつもと違うキスに私は戸惑っていた。
藤田くんの舌が生き物のように口内で蠢く。

「ちょ、ちょっと待って!」

私は思わず彼の胸を押し返した。

「あのね、私。あの、引くかもしれないけど…」
「初めて、だってことか?」
「知ってたの?」
「まぁ、なんとなくそうだろうな、ってくらいには」
「あの、だから…」

真っ赤な顔でくちごもる私に彼は柔らかく微笑んだ。

「大丈夫だ。ゆっくりやるから。
 俺はあんまり上手くないかもしれないけどちゃんと優しくしてやるから安心しろ」

この土壇場でそんな優しい顔するなんてずるい…。
813桜子・藤田11:2005/07/18(月) 06:00:55 ID:QF7pqqyv
優しく引き寄せられて私は目を閉じた。
藤田くんの熱い舌が私の口の中で蠢く感触に身を任せる。
恐る恐る彼の舌の動きに自分の舌を合わせる。
よしよし、とでも言うように彼の大きな手が私の後頭部を撫ぜる。
身体中が過敏になっているようでそんな些細な動きだけで身体が震えた。
息苦しくなって少し顔を横にずらすと藤田くんの唇が頬、顎と伝い首筋へ触れた。
熱く濡れた感触が首筋を下から上へと動く。耳たぶを甘噛みされて思わず声が漏れた。

「ん…!」
「ここ、弱いのか?」

背中に回されていた手がゆっくりと動き、胸に触れた。
優しく包み込むように彼の手が動く。
Tシャツの裾から手を差し入れてブラジャーのホックが外される。
そのままブラジャーごとTシャツも取り払われた。
大きな彼の手の平にすっぽり納まってしまう自分のささやかな胸が少し申し訳なかった。
814桜子・藤田12:2005/07/18(月) 06:01:40 ID:QF7pqqyv
「男がみんな巨乳好きだとでも思ってるのか?」
「違うの…?」
「少なくても俺は少し小ぶりな方が好きだがな。反応も良いし」

そう言って固くなりかけていた頂きを軽く摘む。

「や…! ん、馬鹿ぁ…」
「な?」

私は軽く彼を睨み付けた。
いっぱいいっぱいの私の反応が楽しくて仕方ない、というのがありありの彼が憎たらしい。
少し困らせてやろう、と思って私は胸を押さえて背中を向けた。

「こっち向けよ」
「知らない!」

背中ごしに彼が少し笑ったのが分かった。
裸の背中に濡れた感触がして身体が思わず弾んだ。
藤田くんの舌が背骨を下から上に伝う。
後ろから回された手が胸を押さえていた私の手に重ねられる。
ゆっくりと引き離され私の手と藤田くんの手が入れ替わる。
私の胸を包む藤田くんの大きな手の平に自分の手を重ねた。
胸と手の両方で藤田くんの手の動きを感じる。
それはひどくいやらしい動きで、私は藤田くんに背中を向けたことを少し後悔した。
815桜子・藤田13:2005/07/18(月) 06:02:32 ID:QF7pqqyv
藤田くんの手の平の下で乳首がどんどん固さを増して立ち上がっていく。
それに気付いているのかゆっくり、わざと手の平で擦り合わせるように藤田くんの手が動く。
時々わざと手の平をずらして私に自分の胸の状態を見下ろさせた。
固くつんと上を向いた乳首を私に見えるように指先で摘まむ。
電気が走ったように身体が弾んだ。

「ん…! あぁ、いやぁ…」

どれぐらいの間、胸への愛撫を受けていたのか麻痺してきた頃、
身体の向きを変えられ、押し倒された。
私は抵抗することも出来ずそのままベッドに倒れこんだ。
藤田くんは自分の着ていたTシャツを脱ぎ、私の上に身体を重ねた。
少し汗の匂いの混じった、でも決して嫌いじゃない彼の匂いがより近く感じられた。
彼の手がポニーテールのゴムを解く。
ふわっとした開放感と共に髪がシーツに広がった。
816桜子・藤田14:2005/07/18(月) 06:03:16 ID:QF7pqqyv
「普段のもいいが、下ろしているのもイイな」

私はたまらず彼の首に回していた自分の腕に力をこめて彼を引き寄せた。
そして、自分から彼の唇に自分のそれを押し当てる。

「ちょ、待てって!」
「待たない!」
「待てってば。あのなぁ、これでも暴走しないよう必死で耐えてるんだぞ。
 お前初めてだから、怖い思いさせたくないしな。
 だからあんまり俺の理性を揺さぶるようなことしないでくれよ。
 慣れてきたら、それはそれで嬉しいけどな」

藤田くんはそう言って少し笑うと身体をずらし、乳首をそっと口に含んだ。

「あぁ…!」

唇で軽く挟まれたり、舌先で転がされたり時々強く吸われたりして、
私は押さえきれずに絶え間なく甘い声を上げた。

「いい声だな」

含み笑いをして藤田くんは痛いくらいに固くなった乳首に軽く歯を立てた。

「あぁぁぁ…!!」

身体中が痺れるように緊張し、次の瞬間、放り出されたように力が抜けた。
荒い息をしている私の耳元で

「イッたのか? お前は、感じやすいんだな」

と藤田くんが囁いた。そこに含まれた意地悪な響きがますます私の身体を熱くした。
817名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 06:06:23 ID:QF7pqqyv
とりあえずここまで。
なんか藤田がニセモノ臭いな・・・。
おとなしく杉にしとけばよかったorz
相手は誰でも良いんだ、ただ海老が書きたかっただけなんだよ・・・。
818名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 10:25:05 ID:DuWqT5Op
>>藤田×桜子
乙です。ちゃんと藤田に見えますよ。
続き待ってます。

このスレではじめてみる組み合わせが投下されてたので、
思い切ってこんな組み合わせを…

※『薫×杉の近親モノ』なので苦手なかたはスルーでお願いします。
819薫×杉:2005/07/18(月) 10:26:06 ID:DuWqT5Op

風呂上り。ベッドに寝転び本を読んでいると、二三度ノックの音がした。
本を置き、顔を上げた瞬間に、目の前のドアが無遠慮に開く。

「兄さん、入るわよ?」

言葉とともに現れたのは薫だった。

――入るわよ、ってもう入ってんじゃねーか……

あくまで形の上だけで、許可をしようがするまいが、関係ないということらしい。
さも、あたりまえといった様子でドアを閉める薫は、缶ビールを二本、小脇に抱えていた。
こういうことはもう慣れっこになっていて、怒る気にもなれなかった。

「どうした、なんか用か?」
「あら、用がなくちゃ来ちゃいけないの?」
「……そうは言ってないけどな」
「飲むでしょ?」
「ああ」

しれっとした顔ではぐらかす薫にあきれながら、缶を一本ひったくる。
タブを起こす傍ら、ちらりと顔をうかがったが、その魂胆は読めなかった。
久々の帰省だから、兄妹仲良く話でもしようというのだろうか。
一瞬考えて否定した。コイツはそんなしおらしいタマじゃない。
820薫×杉:2005/07/18(月) 10:26:45 ID:DuWqT5Op
「今日、何でひとりで帰ってきたの?」

あれこれ考えをめぐらしていると、薫がそんなことを聞いてくる。
一瞬、理解が追いつかず言葉に詰まる。

「あー……あれだ、なんか都合が悪くなったらしくて」
「ふーん、大変ね、桜子さんも」

自分で訊いておいて、たいして興味なさげな返事をすると、薫も自分の缶を開けた。
ベッドの俺と向き合うように、脚を崩して床に座る。それを見て俺も起き上がり、ベットのふちに腰掛けた。

夏休みに入って間もない時期、一週間ほど浜松の実家に戻ることにしていた。
いつもは忙しい海老塚も、今年はなんとか都合がつきそうだと言っていたから、一緒に帰ってくるつもりだった。
だけどいよいよ明日というときに、急にキャンセルの電話が入り……しかたなくひとりで帰路につくはめになった。
ちなみに俺と海老塚は今年の春からつきあっていて、実を言うと今回、ついでに我が家に連れてくるつもりにしていた。
家族にも一応話してあったから、薫もそのことを言っているのだろう。

「ま、東都女子の柔道部じゃエース扱いだからな。しょうがないだろ」
「ふーん。……でもホントに部活なのかしら」

ぼそっと呟くような薫の一言に、思わず顔を上げる。

「案外他の人と会ってたりして」
「……まさか。あいつがそんな器用なヤツじゃないのは知ってんだろ」

さらりと飛び出す問題発言に、平静を装いつつも内心どきりとしていた。
そんなこと、本気で疑ってるわけじゃけっしてないが、実のところ不安になる要素なら十分にある。
なにせ付き合いはじめて5ヶ月近く経つのに、俺たちの間には確かなものがない。
友達が長すぎたせいもあるが、せいぜいキス止まりがいいとこの、清らか過ぎる関係だった。
821薫×杉:2005/07/18(月) 10:27:27 ID:DuWqT5Op

「……心配?」
「……別に」

薫の目がいたずらに俺を見る。心のうちを悟られぬよう、ビールの缶を傾け誤魔化した。
視線だけはまだ感じていたが、それ以上続けようとはしないから、追求は免れたのだとほっとする。
……が、しかし。

「それはそうと兄さん……もう桜子さんとエッチした?」
「ブファッ、ゲホッゲホッ」

突拍子もないその言葉に、「噴出」という単語が相応しい勢いでビールを撒き散らした。
気管に入ったせいで苦しくなり、何度も咳をしてしまう。それどころか半ば涙目だ。
なのにこんな状況に陥れた本人はというと、「汚いわねえ」と眉を顰め、まるで他人事ののん気さだった。

「お、おまえな……なんつーことを……」
「はいはい、その様子じゃまだなのね。まったく情けないったら」
「や、だから……」
「何年もかけてようやく付き合いだしたかと思えば、今度は何ヶ月もおあずけくらってるわけ?
 そんな甲斐性なしだとホントにいつか浮気されるんじゃない?」

人が戸惑っているのをいいことに、薫は好き放題まくしたてる。
止めようにもまるで聴く耳を持たない。
言ってることも図星だけに、なおのこと腹立たしかった。

「ふぅ、それにしても我が兄ながらほんっとに……」
「あーっ、もういい!!いいから黙れ!」
822薫×杉:2005/07/18(月) 10:28:03 ID:DuWqT5Op
放っておくと朝まで続きかねない薫の小言を、かなり強引なやり方で断ち切る。
それでも効果はあったのか、しばらくは静かになってくれた。
よっぽど夢中だったらしく、自分が立ち上がっていたことに、いまさらのように気付く。
なんとなく漂う気まずさを隠すように咳払いをひとつ。俺は再びベッドに座ろうと体をかがめた。
そのとき。一瞬、ほんの一瞬だけ、薫の胸の谷間に目が行く。
白い、控えめな両胸の間に射す、黒い影。そのコントラストがやけに印象的だった。

――うげっ

見てはいけないものを見てしまったようで、慌てて首をひねり目をそらす。
そういえば薫のヤツは上はキャミソール一枚で下はショートパンツという挑発的ないでたちだ。
これは別に今日に限った話でなく、俺が家にいたころから夏はいつもこの調子だった。
やめろと再三言っても聞く耳なしで、諦めてしまってからはさして気にしていなかったのに。
さっき見た光景がちらついて、次の言葉を探し出すのに必要以上に手間取る。
一緒に風呂にも入った妹相手に、何をバカなと思ったが、
状況が状況なだけに、なんとも気まずい心持だった。
そんな俺の葛藤を笑うように、薫が視線を向けてくる。

「あーあ、ヤダヤダ。いくらたまってるからって妹に欲情するなんて」
「んなっ、だ、誰がっ……」
「……さっき見たでしょ?」

できるだけ目を合わさないでおこうと思ったのに。
次の瞬間にはもう、薫の顔が目の前にあった。

「ななな、何を」
「素直になればいいのに」
823薫×杉:2005/07/18(月) 10:28:24 ID:DuWqT5Op
いつの間にこんな表情(かお)をするようになったのか。妖艶な目が俺を捕らえる。
囁くように呟いて、薫が俺の隣に座った。わざとなのかはわからないが、ひじに胸が当たっている。
全身から汗が噴き出るのを感じながら、ただただ黙って硬直する。
少し伸びた黒い髪が、さらりと顔を撫でた。
不思議なことに、ガキだと思っていたはずの薫からは、ちゃんと女の香りがした。

――おかしい。これは絶対におかしい。

必死に落ち着こうと努力する。
どうせまた、いつもの冗談に違いない。ただいつもよりかなりタチが悪いだけだ。
いまならまだ、ゲンコツ一発程度で許してやろう。
そんな俺の思いむなしく、薫はあろうことか俺の首に腕を回し、
一瞬思案するように宙を見たかと思うと、

「そうだ、私と練習しない?」

そんなことを言ってのけた。






初回短くてすみませんがまた続きかきます。
824名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:43:04 ID:uwMhFqv3
おふたりともイイヨー

楽しみに待ってます♪
825名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:43:54 ID:tWybbvFC
さ、さくらこイカス。

ΩΩΩ<ぐっじょ―――ぶ!!!!
826名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 03:26:03 ID:gXIDBuSU
帯ぎゅのエロ小説がこんなに!
藤田×桜子がくっついて欲しかったなー。
杉×桜子も好きだけど。
827名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:40:51 ID:tTCdqy2M
>817
いや、藤田っぽいですよ。
藤田ファンなので嬉しかったよー。エロ読めるとは思ってなかった。
続き楽しみにしてます。
828名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:32:39 ID:aJ66dA2U
帯ギュ書きの皆様ありがとうございました☆
堪能させていただきました〜!!
続き、楽しみにしています!
( ̄人 ̄)ご馳走様でした♪
829名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:24:30 ID:B2US6QJC
藤田×桜子もイイッ!!
職人様ご馳走様です。続き楽しみにしており間する
830名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 14:51:07 ID:mvH+8h2d
別所さんのレイープもの希望。
杉宮三トリオあたりに…
831名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 22:04:38 ID:ML+r/S7S
杉×海老も良いけど、藤田×海老もエエですね〜!!!
職人様続き心待ちにしておりまする!!!
832桜子・藤田15:2005/08/14(日) 04:19:25 ID:0JR0gcrH
こんばんは。桜子&藤田の続きです。


瞼に触れるだけのキスをしながら藤田くんの右手がスウェットの布地ごしに太股を撫ぜた。
徐々に手を下にずり下げて行き、スウェットを脱がせる。
少し汗ばんでいた肌が外気に晒されて私は軽く身震いする。
藤田くんの手がゆっくりと伸びてきて薄っぺらな布越しに秘所に触れる。
指先から彼の体温が直接伝わってきた。
私の下着はすでに用を為さないただの濡れた布切れに成り下がっていた。

「…すごいな」

そう藤田くんが呟き、私は恥ずかしさのあまり彼から顔を背けた。

「こっち向けよ」
「…藤田くんって、いじわるだね。おまけにむっつり助平!」
「お前に俺が責められるのか? 助平なのはお互い様だ」

藤田くんの指先が強く亀裂をこすり上げた。

「はぅ…! いや…だめぇ…」
「だめじゃ、ないだろ」
833桜子・藤田16:2005/08/14(日) 04:20:15 ID:0JR0gcrH
藤田くんは私の額に軽く口付け、瞼、頬、顎、首筋、鎖骨、と徐々に唇を移動させた。
その間もゆっくりと亀裂をなぞる指の動きは止まらない。
張り付いた布地ごと指先を奥に沈められ、背中がしなる。
その衝撃のせいで気付くのが一瞬遅れた。
我に返ったときには、藤田くんの身体は私の両足の間に入り込んでいた。
慌てて足を閉じようと思ってももう遅い。
身を捩って逃れようとする私の太股をやんわりと押さえ込み、彼は身を屈めた。
指よりも熱く柔らかいものが押し当てられる。

「ん…!」

薄っぺらな布地では吸収し切れないほど奥から溢れて来るものと
藤田くんから与えられる唾液で形状があからさまに見て取れそうなくらいに
ぴったりと密着した下着の脇をめくり、熱い舌先が直接触れる。
その強すぎる刺激に私は押さえきれず高い声を上げた。

「ひゃぁ…! ちょ、ちょっと待って! だめ!」
「しつこい。いい加減観念しろ」
834桜子・藤田17:2005/08/14(日) 04:22:34 ID:0JR0gcrH
刺激の強さに腰が浮いた一瞬を見逃さず、藤田くんが私の下着を剥ぎ取る。
勢いのまま身体を反転させられ、うつぶせにされた。
藤田くんの手がお腹の下に差し入れられて私は軽く腰を浮かせる。
四つんばいになったその姿勢がものすごくいやらしいものだということに気付いたのと、
彼の舌先がむき出しの秘所を撫で上げるのはほとんど同時だった。

「やぁぁぁ!」

逃げようとしても彼にがっちり腰を掴まれているので思うように動けない。
ぴちゃぴちゃという子猫がミルクを飲むような音がはっきりと耳に届いた。
私は顔を枕に押し当てて声を必死で押さえ込んだ。
気がおかしくなりそうだった。

亀裂を舌で撫で上げながら、片手で膨らみきった肉芽をつままれる。
腰を捕まえていた片手が離された今が逃げるチャンスだ、と頭では分かっているのに、
私の身体は新しく与えられた刺激を甘受することを選んだ。
835桜子・藤田18:2005/08/14(日) 04:24:00 ID:0JR0gcrH
仰向けの体勢に戻り、藤田くんの指が少しずつ奥へと埋め込まれる。
痛さは感じなかった。ただ圧迫感に思わず呼吸をするのを忘れた。
眉をひそめた私に藤田くんが声をかけた。

「痛いか?」
「…痛くないよ」
「じゃ、気持ちいい?」
「…ばか」

くすっと笑った気配の後、藤田くんの舌が肉芽を捕らえた。

「ひゃぁぁぁん!」

そこは自分で慰めたことがないわけじゃなかった。
でも指で与えられるものとは違う刺激は強烈過ぎて一瞬我を忘れて叫んでいた。

指と舌による愛撫は私が根を上げるまで続けられた。
いつのまにか指は3本に増えていた。
猛々しく上向いた藤田くんの分身が押し当てられる。
何度か先をすり合わせるようにして私が溢れさせたものを馴染ませる。

「多分、痛いと思う。
ゆっくり進めるよう努力はするが、俺も男だからここで引き返すのは無理だと思ってくれ」

私は無言で頷いた。
836桜子・藤田19:2005/08/14(日) 04:26:03 ID:0JR0gcrH
「うっ…!」

想像以上に圧迫感のあるものが狭いところを押し入ってきた。
藤田くんは宣言どおり私の反応を見ながらゆっくりと腰を進めてくれる。
それは彼にとってもかなり辛い行為だったようだ。
ようやくすべてを受け入れられたとき、私達は思わず同時にため息を漏らした。

「平気か? 痛くないか?」

私は頷く代わりに手を伸ばして彼の頬に触れ、引き寄せて唇を押し当てた。
痛くないといえば嘘。でも、平気。
今、彼とひとつになっているのだと思うと少しくらいの痛さは耐えられると思った。

ゆっくりと唇を離すと驚いた顔の藤田くんと目が合った。
私が微笑むと、つられたように表情を緩めた。

「動いても、大丈夫だろうか?」
「…うん」

ゆっくりと彼が動き出す。
最初は圧迫感と違和感、それに痛みしか感じられなかった下半身から
甘い疼きのようなものが確実に沸きあがって来ていた。

「ん…。ふぅ…」

鼻にかかった甘ったるい声を漏らしながら私は藤田くんに身を任せる。
徐々に早くなる動き。彼が動くたびに汗が私の胸元に落ちた。
揺さぶられながら薄く目を開けると、キュッと眉間にしわを寄せ、
今まで見たことのないほど切羽詰った表情を浮かべた藤田くんが見えた。
私の視線に気付いたのか藤田くんが微かに笑う。
837桜子・藤田20:2005/08/14(日) 04:27:02 ID:0JR0gcrH
「悪い…。正直、あまりもたなさそうだ」

そう言うと藤田くんはさらに激しく動き出した。
強く突き上げられ、痛みを凌駕する快感が溢れた。

「んぁぁぁ…!!」

一瞬の緊張の後、ゆっくりと藤田くんの動きが止まった。
ドサッと私の上に覆い被さったまま、荒い息を吐く。
私は手を伸ばして彼の頭を抱いた。
少しして呼吸が整うと藤田くんは身を起こした。

「すまない。普段はもう少しもつんだが」
「…普段って?」
「…!別に他の女性と、って意味じゃなくてだな。…いや、何でもない」

くすくす笑う私とは対照的に藤田くんは少し憮然とした表情を浮かべる。
あまりにも私がずっと笑っているので根負けしたのか彼も表情を緩めた。

「ねぇ」
「なんだ?」
「明日も朝練あるんだよね?」
「…。ここを6時半に出れば間に合うだろう」

そう言って藤田くんは私を引き寄せる。
私は彼の腕に抱かれながら、保奈美にいつこのことを話そうか考えていた。
やっぱりもう少し後、大会が終わってからの方が、良いかもしれないなぁ…。


−おしまい。−
838832:2005/08/14(日) 04:31:27 ID:0JR0gcrH
自分どうやら前戯の方が好きらしい、と思い知りました。
ヘタレな本番でゴメンナサイ、ゴメンナサイ…。
終わり方も尻すぼみでゴメンナサイ。
個人的にはとりあえず海老が書けたので気が済みました。
レス下さった方々ありがトン!
839名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 23:23:58 ID:LYSQ140b
もえもえ―――――――――――。

GJでした!
840名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 08:51:04 ID:PXonrL2N
ごちそうさまでしたっ!!ありがとうございます♪

また、何か書きあがりましたらご馳走してくださいm(__)m
841名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 17:02:34 ID:0RNOLLku
角煮にはスレないんだな。
けどあっても弾がないか。
同人誌とかもほとんどなかったろうし。
842名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 11:17:52 ID:ndkOXPCO
漏れは今回モンキの新刊一つ買えた。
確かに少ないが逆に探し易くはある。
843名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 12:30:06 ID:O2FiOD5E
どんな内容の本だった?
844名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 12:48:26 ID:/8uQ7Gk6
モンキーはまだしも帯ギュは絶望的だな。
昔の性年サンデーくらい?
845名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 12:51:20 ID:ndkOXPCO
退/屈/ハ/ニ/ーってとこのオフセ新刊。
板違いで申し訳ないが、ギャグ本。
「頑張る奴だからだ」ネタとか女子SGネタとか面白かった。
846名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 13:19:18 ID:O2FiOD5E
サンキュ。ギャグでも良い。色々見たいからな。
とりあえず探して見るわ。
847名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 01:28:49 ID:AmzS0fPv
保守
848名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 17:24:05 ID:mZddP5LB
たまにあげてみる
849名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 11:54:16 ID:ZntQUL5X
和久/井×亜/紀で妄想中。
まとまったら投下予定。
850名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:12:44 ID:iiZTojmI
おお、期待してます。そういやこの二人の微妙な関係は決着ついてなかったなぁ。
851名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 23:25:52 ID:42iXfLVY
和久井亜紀楽しみに待ってるよノシ

杉桜子はないんかね。
藤田もいいがやはりこのカプーがみたい。
852名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 18:56:00 ID:L8vy4BDK
保守。誰もいない?
853名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 21:09:22 ID:S8RgISbA
ノシ
一応、定期的に覗いてるよ。
854名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 23:49:42 ID:fzYZAsAx
覗いてはいるのですよ?


神よ・・・・。
855名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 16:14:56 ID:counfVyT
覗きに来るたび、桜子×藤田を読み返して萌えてる自分…
856名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 13:54:18 ID:Ftz8l2Tp
あげとこう。
857名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:58:58 ID:W7aT3Hcv
>>855さん!
わかりますよ?!
わかりますともさっ!!!
858名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:19:36 ID:veCNnS/e
>855&857
そしてそんなレスに喜んでいる自分。
ありがとうありがとう…。
杉&薫作者さまの降臨はまだかのう…。
859名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:35:08 ID:hhN+hPKq
和久井亜紀もまだかなあ…。
あの二人、意外とできちゃった婚したりして。「和久井君なら」と思っていた古池
さんも激怒。
860名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 10:12:50 ID:4LGnsLxy
>>859
それいいな。笑える。
861名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:12:25 ID:GbEiFojr

保奈美日記

【06:00】目覚ましで起床。昨日は夜遅くまで勉強していたからまだ少し眠い。
     でもそろそろ起きないと早朝練習に間に合わない……。
【07:10】髪を整えるのに思ったより時間がかかってしまった。
     こういう時長い髪が恨めしい。袴田さんみたいに短くしてみようかな。
【07:25】道場へ到着。先に来ていた杉クンと麻里ちゃんに挨拶してから更衣室へ。
     ジャージに着替えているといきなり杉クンが入ってきた。
     後ろから抱きつかれ、まだ着けたままだったスカートを脱がされる。
     「近藤、皆が来る前に一発頼む」
     もう時間だというのに、杉クンは後ろから私の髪に顔をうずめてきた。
     私を羽交い絞める姿勢で、杉クンの指が無遠慮に私のアソコを揉みほぐす。
     「や、やめて杉クン、練習が始まっちゃう」
     抵抗する私の太股に、熱くなった肉塊が差し込まれた。
     下を見ると真っ赤な亀頭が顔を覗かせている。
     「素股ですませるから、な?」
     私の応えも聞かずに、杉クンは腰を打ち付けてきた。
     荒い息が私の首筋にかかる。興奮してる…男の人がこうなったら歯止めが効かないと
     いうのは学習してきた。私はコトが早く終わるようにと、太股をきつく合わせる。
     「おっ……、近藤っ……!」
     声を上げて、杉クンの動きがさらに激しくなる。
     私に覆い被さるように、杉クンがきつく抱きついてきた。
     ブラウスの上から胸を触られる。
     「近藤、出るっ!!」
     あっ…。
862名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:14:09 ID:GbEiFojr

【07:38】杉クンが出て行ってから少し時間を置いて更衣室から出ると、
     麻里ちゃんに何か聞かれて慌てて応答している杉クンが見えた。
     まさか私とあんなことしていたなんて言えないだろうけど、
杉クンはどう誤魔化したんだろう…。
     そんなことを考えていると、ゾロゾロとみんなが道場へやってきた。
     先生とコーチも入ってきて、道場の空気が気持ち引き締まる。
     みんなが着替えている間、私はさっきの行為がバレないかとハラハラしていた。
【08:15】朝の練習が終わる。
     みんなの汗の匂いに少し変な気持ちになってくる。
     さっきの杉クンとのことが頭から離れない――身体が火照ってるのに気づく。
【08:40】一限目担当の先生が教室に入ってきて、授業が始まる。 
     が、私は悶々とした気分が続いたまま、なかなか授業に集中できない。
【09:32】「近藤さん。ちょっと…」
     一限目が終わり、その声に顔を上げると三溝クンが教室の扉の前に立っていた。
     飛び抜けて背が高いからよく目立つ。
     「どうしたの? 三溝クン」「今日、英語の授業ある?」
     英語は確か、5限目だったはず。
     「もしよかったら、辞書貸してもらえない?時間割間違えちゃって…」「えっ、大変」
     珍しい…几帳面な三溝クンにしては極めて稀なことだ。私はすぐに自分の辞書を手渡した。
     私の辞書を持って、三溝クンは自分の教室に帰るでもなくその場で立ったままだ。
     「何か他に要るものある?」
     「こ、近藤さん……じ…時間あったらで構わないんだけど……」
     「え?」
863名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:14:46 ID:GbEiFojr

【09:36】非常階段に人がいないのを確認してから、私はスカートの前を持ち上げた。
     三溝クンの視線がそこへ向く。
     「悪いね、今親が旅行行ってて家じゃずっと姉どもの世話に追われてて…
     部屋で一人でホッとする暇もないんだ…」
     彼には3人のお姉さんがいる。
     親の代わりにその世話をしなければいけないとなると重労働だろう。    
     「そ、そうなの…」
     「ごめんね、すぐ済ませるからちょっとそのままで…」
     三溝クンは私の前に座って、おもむろにズボンのチャックを下ろした。
     体躯の大きさに相応しいアレがあらわになる。
     「……っ」
     私は反射的にきゅっと身をすくめてしまう。
     「あっ、自分で何とかするから。そのまま立ってくれてれば…」
     私を気遣って、三溝クンが声をかけてくれた。
     大きな手が股間のアレを握って、激しく上下に動き始める。
     私の下着を凝視したまま、三溝クンは自分を追い込むように大事な部分を摩擦し続ける。
     息が荒くなるに連れて、三溝クンの身体が前屈みになっていく。
     私との距離が縮まり、彼の頭が私の股間に今にも触れてしまいそう…。 
     「み、三溝クン!?」
     「…近藤サン、すごい嫌らしいニオイがする」
     三溝クンの鼻が鳴る。
     「やだっ…!」
     後ずさる私に三溝クンは首を伸ばしてついてくる。
     背中に壁を感じた時、彼との距離は全く変わっていなかった。
     今にも口がついてしまいそうなほどの距離――三溝クンの息がはっきりと感じ取れる。
     「ハァ、ハァ、ハァ、近藤さん…!」
     「三溝クン、早く済ませて…」
     一刻も早く、この恥ずかしさから解放されたい……私は身を硬くしてただそれだけを望んでいた。
     「あ、あ、あ―――」
     三溝クンが目を強くつぶる。
     放出された液体が制服にかかるのを、私はスカートの裾をきゅっと握ったまま甘んじて受けた。
864名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:15:22 ID:GbEiFojr

【09:53】古文の授業中、制服についた三溝クンのシミを気にしながらノートを取っていると、
     机の上に小さな紙切れが置かれているのに気づいた。
     折り畳まれたそれを開いてみると、
     『今日の放課後、聞きたいことがあるので談話室まできてほしい』
     と、達筆で書かれていた。
     「先生…」
     私は誰に聞かせるともなく呟いた。
     この間プリント運びを手伝った際、先生はしきりに私に密着してきてとても困ったのを
     覚えている。前はお手伝いを早く終わらせて何とか逃げられたけれど、
     もしかして今日も同じようなことをされるのかしら……どうしよう……。
【12:30】先生の手紙が気になってろくに集中できないまま午前の授業を修了した。
     机を片していると、桜子がパンと牛乳を持って私の席の前に座ってきた。
     「何のんびりしてんの保奈美、早くゴハン食べようよ。
      もう4限目なんてお腹がならないように必死だったさ、あたしゃ」
     パンの袋を勢いよく破り、思い切りかぶりつく桜子に思わず頬がゆるむ。
     「桜子ったら…」
     美味しそうに食べる彼女を見てると、私も食欲がわいてくる。
     お弁当の蓋を開けておかずを一つ口に運ぶと、じっと私とお弁当箱を交互に
     見つめる桜粉の視線を感じた。
     「何? 桜子…」
     「え? い、いやぁー、別に何だって訳でもないんだけどね」
     桜子の言いたいことは解ってるのに、敢えて聞く私。
     彼女の困る様はいつみても愛らしい。
     「ふふ。何か食べたいものある?」
     瞬間に、いつも明るい桜子の表情が一段と輝く。
     「えっ!? やー、なんか催促したみたいで悪いねぇ。それじゃそのから揚げを…」
     はい、と桜子のご所望のものを差し出す。
     ひょい、とつまんで彼女は豪快に口に投げ入れた。
     「ん、んまいねー。保奈美は幸せ者だよ、いつもこんなの食べられてさ。
     そしてそんな親友を持つ私も幸せ者だね。ん、幸せ」
     満悦顔の桜子に苦笑いしながら、彼女の言葉を反芻する。
     親友――彼女は私の悩みを聞いたらどんな顔をするだろう。  
     情に厚い桜子だから、きっと憤慨して私を守ろうとする。
     でも桜子も女の子――いくら柔道をやっていると言っても、男の人には勝てない。
     しかも私と同じようなことを強いられるようなことになったら……。
     絶対に言えない。
     桜子にはいつも笑っていてほしい。
     桜子を守るためなら、私はこの現状を受け入れることも厭わない――
865名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:15:59 ID:GbEiFojr

【13:10】「あれ? 宮崎クンじゃない?」
      桜子が教室の入り口を指して言うのを聞いて、私も顔を向ける。
      見ると、確かに宮崎クンがドアの淵に身体を寄せて、教室の中をちらちら覗いていた。
     「何やってんのかなアイツ」
     席を立って、桜子が入り口へ向かう。
     でも、私には宮崎クンの目的は薄々判っていた。
     私が気づいてからと言うもの、何度も宮崎クンと目が合っていたからだ。 
     いくつか言葉を交わしてから、桜子が戻ってくる。
     聞かずとも解っている――私は、伝言を聞く前に席を立った。
     「何か保奈美に用事があるって。何? 約束でもしてたの?」
     「……うん、わかった」
     悟られないように、はっきりと返事をする。
     桜子は腑に落ちない表情だったけど、ふっと息を吐いて私を見送ってくれた。
     「やるねぇ、宮崎クンも。巧クンを泣かせんな、保奈美!」
     ポンと私の肩を叩いて笑う桜子に私も微笑み返す。
     大丈夫よ、桜子。
     巧クンは知らないもの……本当の私を…。
866名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:16:26 ID:GbEiFojr

【13:15】「うっ……おおお……!」
     浮き上がった血管をなぞるように舌を走らせると、
     宮崎クンのアレが私の口内でビクリと跳ねた。
     粘ついた液体はすでに私の口内の粘膜を覆うほど大量に吐き出されていて、
     それを潤滑油代わりにせんとばかりに宮崎クンはさらに激しい前後運動を要求する。
     「んぐっ……んんんっ…………ん」
     「もっと吸ってくれ、近藤っ」
     私の呻きを聞いてか聞かずか、宮崎クンはヌルヌルの先端を私の舌先に押し当ててくる。
     異物を押し込まれた私の口内はすでに唾液と粘液で支配されていた。
     先端を舌の上に乗せるようにして、頬をすぼませて喉で吸引する。
     宮崎クンが私に口淫を迫る度に要求する行為だ。
     「おっ、それそれ………くっ、すげぇ…」
     私の吸い上げに従うように、宮崎クンの腰が動く。
     「ふぐんっ……!」
     まるで性交しているかのように、宮崎クンは腰を私の口へ打ち付ける。
     どんどん激しさを増す行為に、私は酸素を確保するのを最優先して
     宮崎クンが果てるのを待った。
     律動に合わせてアレの先端を小さく吸い上げるだけで、
     宮崎クンは腰を震わせている。
     「出るっ、近藤出るっ! 顔に出すか!? 口に出すか!?」
     その時思ったのは、ただ後始末に時間がかからないようにということだった。
     私は宮崎クンに答えるように、両手で彼のアレの根元を押さえた。
     我慢してそのまま口内一番奥まで迎え入れる。
     「よしっ、中だな……おおおっ!!!」
     大量に吐き出された粘液を、私は何も考えずに飲み込んだ。
     何度経験しても、この味は好きにはなれない――そのまま流し込んで全てを忘れたかった。
     「ふう……近藤、後始末も頼むな」
     欲望を吐き終えた口内のアレを舐めながら、
     私はお昼休みの終わりを告げるチャイムに目を伏せた。
867名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:17:46 ID:GbEiFojr

【13:45】授業を受けていると、トントンと机を叩かれた。
     顔を上げると、隣の席に座るテニス部の麻礼葉さんが手紙を渡してきた。
     文面を見た瞬間、私は顔が茹で上がるように赤面するのを感じた。
     『なんだかイカ臭いんだけど。もしかしてアナタ?』
     一瞬、息が止まったかのようだった。
     私は慌てて頭を横に振って否定する。
     麻礼葉さんは望んでいた答えではなかったようで、顔をしかめていた。
     宮崎クンと別れてから授業の開始まで時間がなかったため
     口を濯ぐこともできなかったから、もしかしたらニオイが…。
     そう考えたら顔から火が出てしまうほど恥ずかしくなった。
     私は俯いて顔を上げることも出来なくなった。
     横から度々視線を感じたけれど、その授業中私は決して顔を上げられなかった。
【15:22】ようやく授業が終わり、放課後になる。
     乗り気ではなかったけれど、古文の先生の名指しの呼び出しに応じない訳にはいかない。
     話というのを早く終わらせて部活へ行こうと、私は談話室へ向かった。
     「あの、近藤です…」
     控え目にドアをノックしてから教室内を覗くと、先生は椅子に座って書き物をしていた。
     が、私が教室に入るとすぐに手を止めて椅子に深く座り直す。
     「おう、来たか近藤。まぁ座ってくれ」
     先生の向かいのソファに私が座ると、先生は一つ咳払いをしてから口を開いた。
     「こういうことは生活指導の先生に管轄だと思うんだが、内容が内容だけにな」
     腕組みをして先生は私を見つめてくる。
     その前置きから、話がよくないことだとは察しがついた。
     「聞きたいことって言うのはな。
     まぁ…優等生の近藤に限って何かの間違いだと思うんだがな」
     私の身体が無意識に硬くなるのが解かる……沈黙の間がとても長く感じられた。
     「男女の生徒が放課後の教室でその…如何わしい行為をしていたのを
      見たという報告を聞いてな」
     鼓動が早くなる。何度か教室で迫られたことはあったのは事実だった。
     でもそれを誰かに見られた――柔道部の外には絶対洩らしたくないことを。
     「女生徒の方が、髪が長くて、ちょうどお前ぐらいの背丈だったそうだ」
     「……っ」
     表情に出てしまったのか、深く座っていた先生が身体を浮かして聞いてきた。
     「心当たりがあるのか?」
     言わなきゃ……違うって、私じゃありませんって……。
     そう思っていても、なかなか言葉が出てこない。
     例えその時その場所ではなかったともしても、私は確かに教室でそういう行為を――
     その後ろめたさが私の口を開かせなかった。
868名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:18:50 ID:GbEiFojr

     「どうなんだ、近藤」
     俯いた私の横に先生は座り、顔を覗きこむように様子を窺ってくる。
     服に染み付いたタバコの匂いがやけに息苦しく感じた。
     「……ち、違います…」
     搾り出すように、一言を吐き出す。
     先生は私に聞こえるように大きく息を吐き出して、質問を重ねてきた。
     「本当か?」
     下唇の震えを気づかれないように、私は首を縦に振る。
     もう、先生が信じてくれることを祈ることしかできなかった。
     「そうか……先生の見間違いだったのか」
     「えっ…」
     私は先生の言ったことをすぐに理解できなかった。
     だって、誰かからの報告だって――
     「他の生徒ならともかく、近藤を見間違うってことはないと思うんだけどなぁ」
     先生の手が私の肩にかかるのを感じて、私はビクリと身体を竦ませた。
     「放課後の教室で男子にこうやって触られてなかったか?」
     「……! せ、先生……!」
     肩に置かれていた手が降りてきて、腰を抱くように私の脚に触れてくる。
     ねっとりとしたその触り方がすごく嫌らしく感じた。
     やっぱりこの先生は…。
     「や、やめてください…」
     「あの時は言ってなかったよな。先生見てたんだぞ」
     先生の掌が私の太股を何度も往復する。
     指先が内側を弄り、頑なに閉じた私の脚を開かせようとしてきた。
     「先生! な、なにを…」
     「近藤みたいなヤツがあんなことしてるなんてなぁ。
      ストレスが溜まってるなら先生が手伝って…」
     「い、いやっ!!」
     ヤニ臭い先生の息から逃げるように、私は力を振り絞って立ち上がった。
     まとわりつく先生がすごく気持ち悪く感じて、とにかく離れたかった。
     乱れた制服を直しながら出口へ急ぐ。
     怖くて先生の方を振り返ることはできなかった。
【15:48】道場へ向かう途中、斉藤君と一緒になった。
     「あれ、近藤? 今日は遅いんだな」
     資料室からずっと不安だったけど、見知った顔を見ていくらか落ち着くことができた。
     「斉藤クンこそ…」
     「俺、掃除当番だったんだよ」
     斉藤クンと並んで道場へ向かう。
     さっきの先生とのことは本当にショックだった……あの生暖かい手の感触が、
     いつまで経っても消えない。
     「どうした?」
     私の様子がいつもと違って見えたのか、斉藤クンが気をかけてきてくれた。
     「う、ううん。何もないけど」
     こんな悩み、話せるはずない……私は勤めていつも通りに振舞うよう心がけて、
     斉藤クンの後に続いて道場へ急いだ。
869名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:19:20 ID:GbEiFojr

【15:55】道場へ着くと、すでに私達二人を除いた部員全員が集まっていた。
     「あれ保奈美、どこ行ってたの? 一緒に来ようと思って探したんだから」
     ぺたりと床に座ったまま、桜子が声をかけてくる。
     「ちょっと先生に呼び出されて……ゴメンね、桜子」
     もちろん内容は言えない。それを悟らせないようにと私は笑顔でそう返した。
     「え、何かやったのか? 保奈美」
     すぐ後ろから声――振り返ると、道着に着替えた巧クンが立っていた。
     朝会って以来の見慣れた顔に、何故かホッとしている自分に気づく。
     巧クンを身近に感じられてすごく安心してる、私。
     「保奈美が悪い方で呼び出されるワケないでしょ、アンタじゃないんだから」
     すぐに桜子が巧クンに言い返す。
     そんなやりとりが嬉しかった。
【16:25】打ち込みを終えて、乱取りが始まった。
     私の仕事はストップウォッチを持って、時間を計ること。
     「よし、始めー!」
     コーチの西久保さんの声に合わせてスタート。
     皆の声が道場に響き、表情も厳しくなっていく。 
     私はストップウォッチと皆を見比べながら――与えられる羞恥に耐えていた。
     「……っ……」
     隣の西久保さんが私のお尻を執拗に撫で回す。
     コーチのゴツゴツした手を感じるたびに、自分でも驚くjほど身体が反応してしまう…。
     今日は色々あったからか……私の身体はとても敏感になってしまっていた。
     「どうした近藤……えらく反応するじゃないか」
     「うっ…」
     西久保さんの指が、ジャージの皴に紛れるように私の脚の内側へ入り込んでくる。
     「やめてくださいっ……みんなが…」
     「心配ない。そんなは余裕ないぞ、アイツら」
     皆は乱取りに集中していて、まるでこっちを見ている気配はない。
     私の脚の間に滑り込んだにコーチの指が、次第に大胆になっていく…。
     「あっ……ぁっ……」
     「声を出すと聞こえるぞ」
     そう言いながら、西久保さんは動きを止めようとはしない。
     私が困るのを明らかに楽しんでいる。
     今日のように龍子先生が来れない日、私はいつもコーチに遊ばれる。
     それも皆に判らないように、実に巧妙に――。
     「うっ……んん……」
     乱取りの一本目が終わるまであと3分。
     私は時間が早く過ぎることだけを考えて、コーチの責めに耐え続けた。
870名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 23:21:05 ID:GbEiFojr

【17:30】練習が終わる。
     私が”ダミー山下”クンを片付け終わる頃には、皆はもう着替え終わっていた。
     待っていてくれた巧クンと一緒に道場を出る。
     あんなに激しい練習をしたのに、巧クンは大した疲れも見せない。
     しばらく無言で歩いていると、巧クンが話しかけてきた。
     「保奈美、今日さ…」
     静かな時が続いたからか、その声はやけに鮮明に私の耳に届いた。
     黙って言葉の続きを待っていると、少し間を置いてから、
     言いにくそうに巧クンが言葉を繋いだ。
     「ちょっと家に寄ってかないか?」
     「えっ…」
     巧クンがこうして誘ってくれるのはいつ以来だろう?
     最近は特に柔道に打ち込んでいたから……。
     二人でゆっくりお話したのも随分前に遡らないといけないほどだ。
     「いやぁ、な、なんかもうちょっと話たいって言うか、一緒にいたいって言うか…」
     照れ屋サンの巧クンが誘ってくれるその様は、思わず微笑んでしまいそうなほど
     可愛かった。そして嬉しかった。
     でも、今日に限っては――
     「ゴメンね、今日はお母さんに用事を頼まれてるから…」
     断らなければいけなかった。
     私達の関係を守るために、巧クンの知っている『近藤保奈美』であるために…。
     「そっか、間が悪かったなぁ。残念」
     「うん…」
     もちろんウソだった。お母さんには何も用事を頼まれてたりなんてしない。
     ただ、今の身体のまま巧クンと二人で過ごすのはできなかった。
     だって、2人の大人に身体を弄られて、3人もの男の人の欲望を処理した日に、
     一番大切な人と楽しく過ごす自信なんてないよ……ゴメンね、巧クン。
871名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 01:09:17 ID:lsv9SYQK
斉藤だけはまともなのかよw
途中のくだりがホナミ×桜子に見えて萌えました。
872名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 00:10:12 ID:geC9//2I
GJ。できたら桜子バージョンもきぼん。
873名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 01:23:52 ID:l6CMen8u
保奈美日記、素晴らしい作品です!
巧が彼の母親か、龍子先生と出来ていると面白いと思うのですが、
どうでしょうか?
874名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 01:45:36 ID:E0jZpDOS
杉×龍子ちゃんとかは?
初期はわりと絡んでたし。
875名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 18:38:02 ID:K/A9YW/j
巧が自分の母親から麻里・桜子・龍子・三溝の姉たちまで独占して
いるので、他の柔道部員は保奈美に性欲の全部をぶつけていく。
巧に自分の正体を知られて堕ちていく保奈美を日記で読みたいです。
ボロボロになったところで巧の正体を知る。
876名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 19:59:22 ID:Q3/tFvHf
巧は桜子とやりまくりで(同意の上で)一番守りたかった桜子と、
一番知られたくなかった巧に同時に裏切られてるっていうのがいい。
877名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 22:51:00 ID:DvicskCp
>巧は桜子とやりまくり

非常に魅力的な設定だが
キャラを崩さずにこれを文章で表すのは自分には超難題


エビ「ちょ、ちょっと! 女子相手に横四方固めって非常識だろっ!」
タクミ「う…うるせー! 同じ畳の上に立ったら男も女もあるかっ!」
ホナミ「………ムスッ」
スギ「おやおや近藤のオクサマ、随分ご機嫌ナナメじゃありませんこと?」
ミッタ「仕方ありませんことよ杉のオクサマ。あんな仲良いところを見せられたら
   私だって妬いてしまいますもの」
シゲ「でも押さえ込みにしてはオマタの方の手が遠慮しすぎじゃありません?
   寝技のスペシャリストの斉藤のオクサマはどう思われます?」
斉藤「お前ら、真面目にやれよ!」


こんな感じのネタなら常に脳内に分泌されまくりなんだが
878名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 11:26:14 ID:c9MxyzJA
俺も女相手に立て四方やりてEEEEEEEEEEEE
879名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 23:41:58 ID:o1UHWrsZ
つ無差別級柔道女
880名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 01:26:34 ID:mpUbt32W
つマチ子さん
881名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 06:35:56 ID:TLxGIYiW
寂しい状態だな…だいぶ人も減ったんだろうか。
882名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 18:51:22 ID:qn2f6MPR
大分下がっているのでageてみた。

883名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 21:09:00 ID:OMuPW0/c
いっそエロじゃなくてもいいから読みたい。
884芸州 ◆23/uzLvV9w :2005/12/20(火) 00:51:29 ID:Ch2m9X3R

『もんきい・たあん』

ここは九州・唐津競艇場。
1日のレースが終わった祭のあとの寂しさの中、たたずむ人影は一組の男と女……。

びゅううううううううううん
ああ……秋風が身にしみる。

「負けてしまった……。すべてを賭けたSG予選で、私、負けてしまった」
「気を落とすなよ、青島。勝敗は時の運って言うじゃないか」

女は、ここ唐津競艇場を地元とする若手女性競艇選手・青島優子。
そして男は、やはり新進気鋭の競艇選手・波多野憲二。
二人は、本栖研修所の同期生。固い友情で結ばれた82期の仲間同士。
実はこの日、SG予選の第××レースに出場した青島優子は、
いいところなく着外に敗れていた。
いつもの、強気で元気な女の子はどこへ?

うちひしがれた青島は、
「波多野君! 女子選手はSGレースでは通用しない! 悲しいけどそれって現実なのよ」
「ばかっ! 弱気になってどうするんだ」

波多野憲二は思わず青島優子の肩をつかんで、激しく揺さぶった、ガクガクガクガク――。
「やややや…めめめ…ててて…ははは波多野君」

「本栖研修所での、地獄の特訓の日々を思い出せ!
 競艇選手養成ギブスをつけての千本ノック! 涙に暮れる日もあったよな?!」
「ないない」
思い出話はいい。しかし、青島の揺らいでしまった自信をどうすればいいのか?
そうだ! 波多野ははたと手を打って、
「モンキーターンだ! 必勝のコーナリングを完全にマスターすることだ!」

885芸州 ◆23/uzLvV9w :2005/12/20(火) 00:53:05 ID:Ch2m9X3R

「でも、一夜漬けの練習でマスターできるわけないわ!」
「何を弱気な! そうだ! 今から特訓だ!」
「とっくん?!」
「この艇に、俺と、君で乗り込むんだ、青島!」
「でも波多野くん、二人乗りの練習艇ならともかく、普通の艇に二人で乗り込むには、
  少しきゅうくつすぎるわ!」

「それだよ、青島! そこがこの特訓のポイントなんだ!
  二人の身体を密着させることによって、俺の身体の動きをじかにおまえに伝えてやろう!」
「み……みっちゃく?!」
「ただの方法では特訓にはならん……。そ、そうだ! お互い裸になって艇に乗り込むんだ!」
「は、裸に?!」
「そうさ! 君は前に乗れ、俺は後から君をサポートする!
  そうして、お互いの筋肉の動きを肌で感じ取るんだよ! 青島!
  モンキーターンをマスターするにはマウス・トゥ・マウス……じゃない、
  ボディ・ランゲージ……だったかな?
  とにかく俺達は二人で一人、三位一体というものだ! わ――っはっはっはっ!」

――相変わらず生き方が前向きね、波多野くん。
でも、何だかただのスケベのような気もするし
それに波多野君には澄さんがいる、こんなふしだらなことが許されるはずが……って、ダメダメ! 優子! ここで弱気になってどうするの!
これはもしかして、澄さんを出し抜いて波多野くんゲットするチャンスだわ!
優子、あなたSGで勝ちたくないの?!(←関係ない)

886芸州 ◆23/uzLvV9w :2005/12/20(火) 00:55:07 ID:Ch2m9X3R

「やるわ! 私! やるわ!」
なんかスゴイ、根性モノのノリだわ!

なんだかんだ言ってるうちに、波多野くんもしっかりマッパになってるし、
おち……股間のモノが必要以上に大きくなってる気がするし、
とかなんとか言いつつヌギヌギ……。

「どうした、青島! 前を隠すんじゃない!」
「私は女よ! 波多野くんと一緒にしないでほしいわ! 恥じらいだって……」
でも何だか波多野君は怒っているし……
「女を捨てろ! 青島! SG に勝ちたかったんじゃないのか?!」
SG……SG ……SG ……!
「はッ! そううだったわ! 私がまちがっていたわ! 波多野くん、私を見て!」

惜しげもなく波多野の眼前にさらされる青島優子の裸体。
褐色の肌、形のいいバスト、くびれたウェスト、長く伸びた脚!

「セイ!セイ!セイ! そうだ、そのまま乗艇するんだ!」
剥き出しのヒップが、波多野くんに向いて……
ああ、なんて無防備なかっこう……。
「うしろから密着するのね?! 密着するのね?!」
「のるぞ、青島」

「ひやっ!」
「どうした、青島?!」
「か、固いモノが……あたって」
「きにするな! モーター始動するんだ!」
ドルルルルルルルル……

887芸州 ◆23/uzLvV9w :2005/12/20(火) 00:56:35 ID:Ch2m9X3R

むにゅう……。
「きゃっ!」

「青島、この柔らかいモノは何だ?!」
「乳よ! 乳よ!」
「バカ! 青島! いまは女性を捨てるんだ! 男は乳など出なああああい!
  こうしてやる! もみもみもみもみもみ!」
「あひゃあッ……! うふッ! あふぅん……!」

「どうした青島! ハンドルから手を放すと落水するぞ」
「む、胸は感じるのよう……!」
「そうだ! 感じるんだ! 考えるんじゃない!」

ドドドドドド!
スロットルを握ったまま、全速でターンマークに突入し、カーブを切るところで、
ボートの上で腰を浮かせて立あああつ! これがモンキーターンだああああ!
バシャアアアアア!!

勃ったあ!

「ああンっ……!!」
艇が大きくアウトに膨らんでいく!
スピードにのったところで全速で突っ込む!
「そうだ! 股間を締め付けるようにして、腰をひねりこむように」
「ああっ……!」

888芸州 ◆23/uzLvV9w :2005/12/20(火) 00:58:22 ID:Ch2m9X3R

艇は大きな水しぶきをたてて旋回していく。
それと同時に波多野のおっきいやつが、思わずぬるりんと……
「入っちゃった! 入っちゃった……!」
ヌブッ、ズププププ!
ババババババ!!

「大外から攻めるんだ! 青島!」
「あっ、やめないで! そこっ!」
ウオオオオオン!
「腹(サイド)を水にかけていくんだあ!」
「お腹が熱いのぉ!」
「目をあけろ! 第2ターンマークが来るぞ!」
「いやあ――-―っ!!」

「よし、全速ターンだ! バランスをとるために腰をふるぞおお!」
「腰を……? あっ、動いちゃダメえ……!!」
「腰をこう振るんだあああ!」
ヌプ、ヌプ! ズニュッ、クチュッ!
「こ、こう?! でも、なんてイヤらしい動き」
「そうだ! 激しく、ダイナミックに……!」

し、締め付ける……!
締め付けてくるぞ、青島あ!
「か、感じてるう! 波多野くんを! スゴイ! スゴイぃ!」

「前を見ろ、青島! 行くぞお! フィニッシュだあああああ!!」
「イクの?! イクの?!」
「イケええええええ!!」

本能のおもむくままに、若さみなぎる男と女の青春の情動……
この、サル並みな! ケダモノのような姿こそ、本当のモンキーターン(先祖がえり)

(おしまい)

889名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 13:36:16 ID:UBSnPrC7
大馬鹿野郎ww
890名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 11:53:39 ID:JqhStEeF
うはぁ、やられました。
見事なまでに。
891名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 12:09:31 ID:R3sCkziA
あけおめ保守。
別所さんの姫初めがみたいw
892名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 21:50:24 ID:hp2iZOvt
保守。
893名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 23:20:50 ID:mToS408+
保守!!何か帯ギュでリクありますか?要望があれば拙い文ではありますが書いてみようかと・・・。
894名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 23:54:31 ID:K47fk3aP
本当ですか!?
杉と桜子希望しますm(__)m
895893:2006/01/15(日) 00:19:14 ID:zAHFs+8X
>894さん
希望のシチュとかはありますか??
896名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:46:59 ID:5CnOEwqp
シチュですか?…二人が楽しそうに仲良くしてるのがいいです!
お願いします
897名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:53:03 ID:SeSMJtCL
同じく杉×桜子キボンノシ。
二人がケンカしつつイチャついてればなんでもうれしいw
898名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:57:00 ID:5CnOEwqp
>>897さん、同志ですね!
899名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 16:19:34 ID:WHdwdou5
仲マリが…って出遅れてるしw
900名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 16:22:15 ID:SeSMJtCL
>>898
杉の告白にはしびれましたw
901名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:23:47 ID:zAHFs+8X
>>893です。
リクがあった杉×桜子を書こうと思ったのですが、予想以上に難しく…書けませんでした。
せっかくリクしてもらったのにすみません。
代わりと言っては何ですが、私が個人的に好きな仲安×麻理を置いていきます。
短い上に駄文ですが、よかったら読んで下さい。

902仲安×麻理:2006/01/15(日) 20:25:46 ID:zAHFs+8X

どうしてアイツはこんなにも鈍いのだろうか?
俺がこんなに部活頑張ってんのも、中学の時から変わった俺を見せたいからなのに。
…って単純だな…俺…。

「はぁー…」
部活が終わると、俺は大きくため息を吐いた。
あー、もう…なんか俺ばっかり悩んでてバカみてぇじゃん。

「仲安くーん!」
「うわぁぁあ!?」
後ろには俺の柔道着を引っ張る麻理がいた。
「今日一緒に帰ろう?」
驚く俺を尻目に麻理はマイペースに話を続ける。
「お…おう」
そういや麻理と一緒に帰んの久しぶりだな。
アイツ、全国レベルの合宿行ったりしてて忙しかったしな…。

903仲安×麻理:2006/01/15(日) 20:28:52 ID:zAHFs+8X

もうすっかり日が暮れて、電灯がぽつぽつとあるだけの道を二人で歩く。
麻理はその間にも試合とか合宿の話を一人で喋り続ける。
…なんかその話を聞いてたら、余計麻理が遠い世界に行ってしまうような気がした。

「あのさ、麻理…」
俺は覚悟を決めた。
何も言わないまま後悔したくない。

「んっ?何?」
麻理は立ち止まって俺を見上げる。

「俺さ…麻理の事好きだ」
うわ…今の俺の顔、絶対真っ赤になってる…!

「うんっ!私も仲安くんの事好きだよ!」
…告白成功!?

「中学の時からずっと友達だもんね!」
…はぁ!?コイツはどんだけ鈍感なんだ?

「そうじゃなくてよぉ…」
俺は頭を抱えた。どうすりゃ良いんだよ…。
俺が悩んでいる時にも、麻理はあっけらかんとした表情で俺を見る。
こうなったら最終手段。
俺は少し屈んで麻理の頬に軽く口付けた。

「…だから…好きっていうのはこういう事!!」
なんだか恥ずかしくなって口許をおさえる。麻理は目を見開きながら顔を真っ赤にした。
これが俺なりに伝えた気持ち。
麻理の返事が聞けるのはもうすぐ…

-終わり-
904名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:30:33 ID:zAHFs+8X

…いかがでしたでしょうか?
感想や誤字脱字、直した方が良い点ありましたら是非お願いします。
905名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 23:54:51 ID:5CnOEwqp
>>900さん
自分もです!悶えまくりました(笑)


>>901さん
仲麻里かわいいです!ごちそうさまでしたm(__)m
906名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 19:20:59 ID:cVoJE4bt
保守。
斉藤×別所とかどうっすか?誰か萌えをー。
907名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:27:55 ID:Snr91pqB
こっそり投下します。杉海老です。
斉藤&別所じゃなくてスマソ。
携帯からなので改行等読み辛かったらごめん。
908杉&海老 1:2006/01/19(木) 23:30:24 ID:Snr91pqB
コトが終わった後の少し気怠い空気が好き。
私は髪に触れる彼の手の熱さを感じながら荒い呼吸が整うのを待った。
呼吸が穏やかになるにつれ、彼の心臓の音が伝わって来る。
もっと近くに感じたくて私は彼の胸に鼻先を押し当てる。

「くすぐってーよ」
「感じちゃった?」
「アホか・・・」

フッと息を吐いて杉くんが私を抱き寄せる。

「…暑いよ」
「我慢しろ」
「横暴ね」

わざと不満気な声で言ってみる。
胸の振動で彼が笑ったことが伝わってきた。
少し弛められた腕の中で私は指先を彼の胸を滑らせるように動かした。
そのまま下に移動させすっかりと緊張の解けた彼の分身に触れる。

「変なトコ触るなよ」
「だって可愛いんだもん」
「・・・複雑な気分だな。小さいって言いたい訳?」
「他知らないから分かんないよ」

私は忍び笑いを漏らしながら指先でそれを弄んだ。

「でも不思議よね。今はこんなに柔らかくて可愛いのにあんなに大きく固くなっちゃうんだから」
「・・・あのなぁ、お前には羞恥心っつーモンがないのか?」

杉くんが呆れたように言う。
909杉&海老 2:2006/01/19(木) 23:33:35 ID:Snr91pqB
「だって本当に不思議なんだもん。知らないことに興味が沸くのは自然なことでしょ?
知的好奇心ってヤツよ」
「チテキコーキシン、ねぇ・・・」

杉くんの指が私の背中をなぞる。かすかな刺激がくすぐったかった。

「ま、分からんでもないかな」

そう呟くと杉くんは身体を起こした。私の両手を掴むとそのまま反転させ拘束された。

「ちょっ!何?あれだけやったのにまだヤル気なの?」

最後まで言えずに唇を塞がれた。

「ん・・・。ふぅ・・・」

杉くんの舌の動きに私の冷えかけた身体が反応する。
唇が解放された時には整えたはずの呼吸がすっかり乱れてすぐには言葉が出せなくなっていた。
杉くんは濡れた口元を手の甲でぐいと拭うと意地の悪い笑みを浮かべた。

「いつもギャーギャーうるさいお前がキスひとつで急におとなしくなるのは何故だろう、ってな」

私の耳たぶを舌先で嬲りながら杉くんが囁いた。
耳たぶから首筋、鎖骨を通り舌先が胸の頂点を弾く。

「んっ・・・!」
「口よりも手が先に出るような暴力女がここを弄られると途端に力が抜けるちまうってのも
不思議っちゃ不思議かもな」
910杉&海老 3:2006/01/19(木) 23:35:40 ID:Snr91pqB
彼の言う通りちっとも力の入らない腕で抵抗を試みる。
そんな私をからかうように彼の舌が私からさらに力を奪う。
気力をふり絞って思いきり睨み付けてみても彼が悪戯を止めてくれる気配はなかった。

「チテキコーキシンが旺盛な海老塚サンにイイこと教えてやるよ」
「・・・何?」
「その気になってる男をそんな目で見上げるのは逆効果だってこと。
却って嗜虐性を刺激されちまう、ってな」
「・・・それはあんたがドSだからでしょっ!」
「俺がドSならお前は間違いなくドMだな」

そう言って含み笑いをすると杉くんはすっかり固くなってしまった胸の頂点に歯を立てた。

「いゃぁぁん・・・!」

軽く達してしまい荒い呼吸をしている私の耳元で彼が囁く。
911杉&海老 4:2006/01/19(木) 23:37:58 ID:Snr91pqB
「さて。意地っ張りなお前が素直になるには次はどこを触ればイイ?」
「・・・バカ!スケベ!ドS!!」

私の怒声を無視して彼の指先が脇腹をかすめ太股に触れる。ゆっくりとした動きに逆に煽られる。
たまらず両膝を擦り合わせるように身をよじる。
彼の指先がそこに辿り着いた時私の唇から零れたのは甘さを含んだ溜め息だった。

「・・・すげぇ濡れてる。さっき散々したのにな」

くっと短く笑う杉くんの視線から逃れるように顔を背ける。

「杉くんの意地悪・・・」
「どーする?・・・も一回する?」

心の中で『このドスケベ!』と罵倒しつつ、私はそっと首を縦に振った。
夜明けはまだずっと先だ・・・。
912名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:42:08 ID:Snr91pqB
以上です。
短くてすみません。
913名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:18:26 ID:6hE/ij23
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!

つづきを下さい!
914名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:05:38 ID:u6lCombh
二人ともええのう…
勝手にやってやがれ。バキャップルどもめ☆

素朴なギモン。
巧んとこは除くとして、限界何回戦繰り広げられるのだろうか
(保奈美は持久力なんてありゃしないからな…)
915名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:06:18 ID:u6lCombh
すまそ。
sageそこねた…
916名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:42:46 ID:JJOdP0bM
杉海老キタコレ!!
バカップルな二人もありかもw

>>914
一種のスポーツだと思えば桜子もかなり体力あるからな。
頑張れ杉。
917名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 03:12:02 ID:2DUR5JFN
杉海老ご馳走様でしたm(__)m
海老になりたい(笑)
918名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 20:36:26 ID:bOQHSLQU
杉海老ー!!
919名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 21:28:10 ID:A3aLX5Xg
杉海老イイヨー(;´Д`)じゃれ合いサイコー
てか杉エビストは結構いたんだなw
920名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 14:47:43 ID:KoPktUNk
>>901
GJです。

この二人は色々すれ違ってるところがイイ!のかもしれません
921名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 13:58:38 ID:ZwC8h63A
900越えると落ちやすいんだっけ?保守。
922名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 16:42:14 ID:Pv+2H+k6
杉海老いいですねー!自分の中では一番好きな組み合わせです。

もう900越えたんですね、次スレ立つのかな?
923名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 22:44:14 ID:ZwC8h63A
杉海老って言い方定着してるのか。
杉×桜子とかより言いやすくていいな。

次スレはほしい。最初気を付けないと落ちそうだけど。
924名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 22:34:50 ID:+EL57dZ8
保守。

鳶嶋(弟)が好きでしょうがないのに誰とも絡められない・・・orz
925名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:50:04 ID:GfX/XR8y
モンキーの某キャラのイラスト見つけて、
幸せに寝ます。サーフィンしてみるものだ…
926名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 14:29:01 ID:SBcyJJJD
帯ギュやモンキーの二次創作って少ないよな。
927名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 16:32:07 ID:DDsXUhSy
保守していい?
928名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 17:26:33 ID:zRgA9UbY
>927
支援。
この様子だと新スレ立ってもすぐ落ちそうだね。
929名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 16:52:55 ID:+Hk1jTD3
次スレ欲しいって書いてる人、保守しようよー。
こんなんじゃほんとに新スレ立っても即落ちだ…。
930名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 03:30:35 ID:b9qJkWwJ
ほしゅ
931名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:08:05 ID:P/vjTYLL
hosu
932名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 02:47:10 ID:oPoSIs14
たまにはage
933名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 16:37:38 ID:gB7gwMSm
誰もいないねー
934名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 14:21:11 ID:YpzDKi/m
帯ギュ懐かしいな。
私的に西久保×龍子だな。結婚してるし
935名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:43:44 ID:IvKF29Hw
い〜ね。西久保さん渋いし龍子タンは色っぺー。
この2人でなんか書きたいけどシチュがちっとも思い付かないorz
936杉海老:2006/03/04(土) 08:54:43 ID:k2ebbV1a
杉海老で投下します。


杉くんちに遊びに来て、適当にくつろいでときのこと。
あたしはすっかり暇を持て余していた。
杉くんは部屋に入るなり、読みかけの本を広げてるし、あたしはあたしで特にすることもない。
いつでもこんなもんだし、特に気にしてもいなかったけど、なんとなく面白くなかった。
そんなとき、ふいにつきっぱなしのテレビに巧くんの姿が映ったもんだから。
あたしは都合よく出現した話題に嬉々として声をかけた。

「ねえねえ、巧くんテレビに出てるよ!」
「ん?……ああ、そうだな」

派手なリアクションを期待していたわけじゃないけど、いくらなんでもあんまりな反応だ。
一瞬だけ視線を向け、めんどくさそうに一言言うと、また元のように本を読み始める。
よっぽどおもしろいのか、それきり顔も上げない。

「何よ、それだけなの?友達がテレビに出てるってのに」
「もうめずらしくもねーだろ。おまえだって見飽きたとか言ってたじゃんか」
「うっ……」

そう言われて言葉につまる。
たしかに、巧くんをテレビでみかけることは今やめずらしくもなんともない。
オリンピック出場以来、巧くんはどこの番組でも引っ張りダコ状態で、麻理ちゃんともどもお茶の間スターと化していたからだ。
事実だけに言い返せず、かといってこのまま引き下がるには悔しくて、つい余計なことを思いたった。
ちょっとした、いたずら心のつもりだった。

「でもさ、すごいよねー巧くんは」

杉くんの耳が、少し動いたのを横目で確認して、しめたとばかりに続ける。

「こんな有名になっちゃって。実力のある人は違うね〜」

相変わらず俯いたままでその表情は読めないけど、確実に聞いてるのがわかるから。
あたしはますます調子に乗って、

「いいよなぁ保奈美は。うらやましいな」

と駄目押しのように付け加えた。
さてどうでるか。どきどきしながら待ってみても、なかなか反応は返ってこない。
無言のまま、ページを繰る音だけが響く。
数分立ったところで突然、びっくりするような音を立てて杉くんが本を閉じた。
937杉海老:2006/03/04(土) 08:55:17 ID:k2ebbV1a

「な、何…」

無言でずんずん近づくと、あっという間に眼前に迫る。外したメガネをテーブルに放り出すと、
疑問を口にするより早くベッドに座るあたしの手を掴み、そのまま押し倒した。

「え?ちょ、ちょっと、待ってってば……」

冷たい手がセーターの中に差し込まれ、おなかをなぞった。その感触に肌が粟立つ。
そのままばんざいの姿勢にされて、あっさりセーターが脱がされた。

「ね、ねえ、杉くん……」

熱い息とともに吐き出した言葉を、遮るようにキスされる。
言葉を封じるように、舌は口内を這い回り、閉じようとするのにも構わず、無理矢理奥に押し入ってくる。

「んっ……ふ……」

大きな手が乱雑にブラジャーを押し上げると、色づいた先端がツンと上を向いた。
突然のことなのに、体はもうしっかりと反応している。
まるでこれから与えられる愛撫を待ち構えているようだった。
恥ずかしくて思わず顔を背けると、杉くんの頭が下がってきた。
唇は首筋を辿り、鎖骨に触れ、やがて胸元まで下りてくる。ちゅっと軽い音を立て、先端が口に含まれた。
ぬらぬらした熱い舌の感触に、あたしは思わず身をすくませる。

「はぁっ……」

片方で胸をまさぐりながら、もう片方の手がスカートの中に伸びた。
太ももを伝い、指先が大事な部分に触れる。下着越しに割れ目をなぞり上げると、
すでに十分湿り気を帯びているそこからは、くちゅりと卑猥な音がした。
薄布を挿しこむにようにして、窪みに指が押し当てられる。
同時に下腹部からじわりと、あたたかいものが溢れ出す感覚があった。

「あっ……んっ……」

喘ぎとも、ため息ともつかない声が自然に漏れる。
あたしの首筋に吸い付きながら、杉くんはあっというまに自分の服を脱ぎ捨てた。
すぐに手は背中に回り、中途半端に引っかかっていたブラジャーを外す。
あまりの手際のよさ……というか強引さが、口を挟む余裕を与えてくれない。
相変わらず下着の上を這っていた指が、ついに中まで進入してきた。
茂みを掻き分けて入り口まで辿りつき、浅く指先が挿し込まれる。
親指で軽く芽を擦られ、体が跳ねた。身をよじって逃げようとすると、押し戻すように肩を抱かれる。
浅い位置で遊んでいた中指が、さらに奥へと分け入ってきた。
938杉海老:2006/03/04(土) 08:55:55 ID:k2ebbV1a

「痛っ……ね、……もうちょっと…優しくしてよ」
「……別に乱暴にしてるつもりはねーけど」
「嘘、だって……んんっ……」

あたしの言葉を無視して、指は膣壁を探りはじめる。浅く深くかき回しながら、
壁を押し分けて進んでく冷たい指が、得体の知れない生き物のようで少し怖かった。
ときおり、膨らんだ芽を転がすようにして別の刺激が加えられる。
長い指を根本まで咥えて、体の奥が喜んでるみたいに痙攣した。
指が出し入れされるそのたびに、熱くなったそこからは正直な反応が溢れ出る。
ひたすら与えられる快感に軽く達しそうになったとき、膣内を弄んでいた指が突然引き抜かれた。
こぼれる蜜を掬い取って、出し抜けに目の前に持ってくる。

「ほれ、いつもどおりだろ?」

言いながらも目が笑ってない。気付けばあたしはほとんど裸の状態まで剥かれていた。
別に、無理矢理犯されてるわけじゃない。一応手順は踏んでいる。
ただ……いつもはもっとあったかい。
触れる指先も、憎まれ口の応酬も、ベッドの中ではくすぐったかった。
確かに今日は安全日だけど、ゴムだってつける気配がないし。
こんな余裕がないのは何かが違う。
……そうさせたのは、たぶんあたしなんだろうけど。

「脚開けよ」
「……うん」

言われるままに体をずらし、開け渡した。
腰が押し当てられると、密着した部分から杉くんの熱い昂ぶりを感じる。
やがて潤んだ部分に先端があてがわれ、焦らすように入り口を擦った。
微かな電気が体の芯を突き抜ける。

「……ねえ……」

無意識に漏れたその言葉は、拒んでいるのか促しているのか。自分でも区別がつかなかった。
杉くんはちらりとこっちを見て、それから一気に腰を沈めた。

「んあっ……」

すっかり潤った膣壁は易々と異物の浸入を許し、それどころか自ら迎え入れるように収縮する。
耐え切れず、あたしは思わずシーツの端を握り締めた。
薄目を開けて見上げると、覆いかぶさる杉くんの体が大きくグラインドした。
深くに潜っていたものが、瞬時に浅い位置まで引き戻される。
そして間をおかず、今度はもっと勢いをつけて、さらに奥へと送り込まれる。
引いては押し進む、その動きが繰り返されるたび、肉と肉のぶつかる音が静かな部屋に生々しく響く。
何度も荒く打ち付けられ、あたしはすぐにも達してしまいそうだった。
こんなに激しくされたのは、もしかしたら初めてかもしれない。
杉くんの熱い息づかいが耳元で聞こえる。
確実に速さを増すストロークに、噛み殺した奥歯から声が漏れた。
939杉海老:2006/03/04(土) 08:57:07 ID:k2ebbV1a
「やっ……あっ……」

手を口元にやろうとしたら、手首を掴まれ枕に押し付けられた。

「……声出すななんて言ってないぞ?」
「だって……」

杉くんがずっと黙ってるから。あたしも出しちゃいけないような気分になる。
毎回そんなに口数が多いわけじゃないけど、今日はすごく気になった。
やっぱり何も答えずに、杉くんはまた大きく腰を動かした。
喋らせないようにするためなのか、強引に唇を塞がれる。
なんとか応えようと、絡めてくる舌をたどたどしく受けた。
そのまま上体を起こして、抱きかかえられるような姿勢になる。太い両腕が背中に回った。
あたしはというと、ただ必死で杉くんの首にしがみついていた。
何度も何度も奥を突かれ、それだけで精一杯だった。……もう限界だ。

「好きか?」
「…んっ……えっ?」

意識が揺らぎ始めたそのとき、初めて杉くんが自分から口を開いた。
何のことかわからず問い返すあたしに、苛立った様子で続ける。

「……俺が好きかって訊いてんだよ!」
「な、何、急……にっ……」
「いいから、どうなんだよ」

答えを急かすようにいちだんと深く打ちつけられ、あたしは背中を仰け反らせた。
逃がすまいと、一層強い力で抱きしめられる。

「あ、あたしは……っはぁっ……」

一呼吸置いてうなだれる。頭がぼんやりしてきて、うまく舌が回らない。
それでも、渾身の力を込めて叫んだ。

「んっ……好きぃっ……好きだよ、杉くんっ!」

言うだけ言ってしまうと楽になった。あとは快感に身をゆだねるだけだ。
杉くんは何も言わない。代わりに一瞬動きを止めたかと思うと、これまでで一番強く、深く、突き上げられた。
体の奥が痺れて熱い。もうほとんど感覚がなくなっていた。
やがて小さな呻き声が聞こえ、あたしの中の杉くんがビクリと震えた。
繋がった部分から、どくどくと熱いものが注ぎ込まれる。
まだ息の荒い杉くんが、あたしの肩に頭を乗せた。
耳元で何か囁かれた気がしたけど、聞き取れなかった。
目を閉じて呼吸を整えながら、あたしはそっと杉くんを抱きしめた。
940杉海老:2006/03/04(土) 08:57:52 ID:k2ebbV1a




「……悪りぃ」

事が終わりシャワーに向かおうとしたあたしを、小さな声が呼び止める。
振り向くと気まずそうに目を逸らし、

「やっぱりちょっと乱暴だった……かもな」

そんなことをつぶやく杉くんがいた。
俯く顔が普段通りだったから。つい、怒るよりも先にほっとしてしまう。

「ふーん、わかってんじゃん」
「だけどおまえもなぁ……」

歯切れの悪い返事は中途半端なところで区切られた。
この際だから言い分を聞こうと、あたしは引き返してベッドに向かう。
そのまま端に腰掛ける杉くんの隣に座った。

「ないものねだりされたってどうしようもねーし」
「……それで?」
「そりゃ確かに巧はすごいけどな」
「うんうん」
「つまりだなぁ……巧のほうがよくたって、俺は巧にゃなれねーってこと!」

拗ねたように言い捨てて、また俯いてしまった。
一瞬唖然としたが、すぐ納得した。
らしくない今日の彼は、やっぱりあたしの発言のせいだったんだと、これではっきりしたわけだ。
深い意味なんてなかったのに、思いのほか刺激してしまったらしい。
自分だってナンパ三昧だったくせに、ずいぶん勝手なデリケートさだ。
笑い出しそうになるのを堪えて、黙り込んでる横顔をしばし見つめた。
ふと思い立ち、隙をついて手を伸ばす。
両手で無防備な頬をぐっと掴み、思い切り横にひっぱった。

「ひでででっ!にゃにひゅんらよっ!!」

慌てふためいた杉くんが意味不明な言葉を叫ぶ。
しばらく痛めつけたところで伸びきった頬を開放すると、ぐっと睨みつけてやった。
941杉海老:2006/03/04(土) 08:59:26 ID:a7S/CDWM
「あのね、勘違いしないでくれる?」
「何が!」
「好きでもない人とつきあったりしないっつーの!」

タンカを切って、ぽかんとしている杉くんから目を逸らす。
ホントにバカだ。何でそんな簡単なことがわからないんだろう。
そりゃあ確かに私も悪かったけど。

「残念ながらあたしが好きなのはあんたなの!」
「……」
「……さっきも言ったじゃん」
「わかってるよ。……でも……」

まだ言うか!
そう思ったとき、杉くんがあたしのおでこに頭をぶつけた。
引き寄せられ、少し痛いくらいの強さで抱きしめられる。

「ヤなもんはヤだ」

そして子供のようなセリフを置き去りに、それきり黙りこんだ。
あたしは動くこともできず、硬直したまま赤面した。
なんだか変な気分だった。あたしをすっぽり包むくらい大きな杉くんが、まるで小さな子供みたいだ。

「バカじゃないの……」

ポツリとそうつぶやいて、広い背中に手を回す。
ほんの少しかわいいと思えてしまう自分を、何より馬鹿馬鹿しく思いながら。

ふと、ついたままになっていたテレビに、巧くんの姿が映りこんだ。
痴話喧嘩?の原因になってることも知らず、のん気そうな顔で笑ってる。

――あんたらをバカップル、なんて呼べないかもね。

ため息をつきながら、伝わるはずもない言葉を心の中で投げかけた。
杉くんの体がゆっくりと傾いてくる。
逆らうことなく、あたしはベッドに身を埋めた。


942杉海老:2006/03/04(土) 09:00:49 ID:a7S/CDWM
以上です。途中でID変わってますが気にしないでください。

>>935
練習が終わった後、放課後の柔道場・・・なんてどうでしょう?
943名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 11:25:22 ID:qRpPX3YR
一番乗り!!!
GJ!です!
杉海老はお互いちょっとだけ素直になりきれない所が萌えポインツ。
944名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 12:02:30 ID:iLm0N1an
久々の投下があって嬉しい!海老がかわい過ぎる…
いいですね〜堪能しました。自分も書かねば…何とか
次スレを作ってもらえるように…

>>935
龍子先生が振りかざした竹刀が誤って西久保に。で、
謝りながら介抱しているうちに…というのを即思いつい
た俺は終わってるのでしょうか?
945名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 00:33:10 ID:cg87nrHd
GJ!お疲れ様です
やっぱり杉海老は萌えるなあ
946名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 00:56:10 ID:OdgjQI4e
うはー。
ごちそうさまでした!
947名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 22:59:59 ID:2QrwbFK8
hosyu
948名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 15:31:36 ID:CuaVlfqJ
>>944
 俺がいる
 龍子タンイイッ!!
949名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 13:29:40 ID:RbY3Gj/e
帯ギュ懐かしい。
なんでアニメ化しなかったんだろう
950名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 11:51:16 ID:wAZPYzIz
萌え。
951名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 01:18:20 ID:5r4l2Dq+
>>949
今からでもアニメ化すればいいのに
ところで次スレはいつごろ?
952名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 23:56:17 ID:14nhK5ox
今の状態では新スレ立ってもあっという間に落ちるヨカーン、っつうか確信。
誰か新スレ祝いに投下してくんないかねぇ。
続きが気になるのたくさんあるんだが。

思い出したようにage。
953名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 01:00:22 ID:SlfkkCaW
立て込んでて書けんかった。
新スレをいつ立てるか決めてくれると(5月くらい希望)
スレ保存くらいの作品は書くよ。
猿の波青でよければな。
954名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 01:47:06 ID:A34zeAsp
ほっしゅ。
誰か投下してくれないかな。
955名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:16:35 ID:7amoexdy
>>949
やっぱり柔道が一般で盛り上がるのはオリンピックだからな。
北京に合わせてそろそろ頃合いではなかろうかと俺も思う。
956名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 03:09:31 ID:H6it1j9p
桜子は雪野五月がいいな
957名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:43:42 ID:5bK6Yevk
保守
958あ☆:2006/05/30(火) 02:51:20 ID:fuuR03EM
959あ○:2006/05/30(火) 02:51:50 ID:fuuR03EM
960名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 21:19:44 ID:Nh//U28s
ホシュ
961深く静かに潜行中:2006/06/29(木) 03:51:57 ID:Us/c/zhD
深度740・・・圧壊限界深度まで後47・・・か。
962名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 23:11:10 ID:UWFwZtPY
このまま次スレが立つ事もなく圧壊してしまうのだろうか。
963名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 23:44:21 ID:cD4IGC8V
>>962
まだ2人はいるみたいだな。
書いてるんだけどなかなか進まない…
ここが残ってるか次スレが立ったら投下します。
964名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 04:56:46 ID:35ah8b+m
ageないと保守にならないんだっけ?

といいつつ、浮上は行わずに様子を見る漏れ。
下に10スレもないよハァハァ
965名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 23:17:14 ID:QT0eyj/N
ageずとも書き込みさえあれば保守になりますよ。
つか圧縮来たお陰であと3スレ分沈めば最深部到達か。
966名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 22:16:26 ID:yLkzgQ3E
hoshu
967名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:41:27 ID:rpzXItFr
>>963
頑張れ。俺も本当に書いているぞ。ちなみに何書いている?
俺猿回しの方ね。無駄に長くなりそうorz
968名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 00:29:30 ID:O15OwnXw
仲麻理と斉藤別所ストックあり。
長いので(特に仲麻理)次スレ投下します。
969名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 02:28:32 ID:f5VQzkTj
このペースじゃ次スレに行くまでに夏が終わるw
970名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 05:07:02 ID:5InaPg8X
>>968
1作はこのスレで投下してもらったほうがいいような。
そのまま次スレに移行すればいいんじゃ?
971967:2006/07/16(日) 11:01:31 ID:5tpPUrok
>>968
おっしゃ、それ聞いて俺も頑張れる。俺は青波で書いてる。
頑張ろう。
972名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 22:48:20 ID:X2JHyzDf
よーしパパ埋めがんばっちゃうぞー
973名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 05:50:50 ID:5r/++qUb
>>972
何か書けたの?
974かなり:2006/07/23(日) 15:06:40 ID:PFzNGi5r
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975名無しさん@ピンキー
保守