1 :
名無しさん@ピンキー:
コマチたんハァハァ
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 19:41:33 ID:hCrFab2o
キュウキラよろしく
前にBSでやってた頃にたったけど20もいかないで落ちた記憶が
シチロージ×ユキノはどうですかね。
投下しようと思うのですが…
>>5 遠慮なくどうぞ。
自分もカンキラでちょっと書こうと思っているけど
エロとしては実用性が乏しいもんでw
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 14:53:31 ID:QNMKUo37
期待 超期待
かなりマイナーたが
誰かヘイシノ頼む
「娘さん。私はね、貴方を犯したくて仕方ありませんよ!」
みたいな感じの黒ヘイで。
もちろんシチユキも期待!
シチユキとキクコマを希望。
保守
本当に伸びねぇな
読みたい気持ちはまんまんマンなんだけどな
二人ともおっかなびっくりなカツキラとか。
書いてみようかなぁ
でもそれまでにこのスレがもつかどうかw
>>12が書いてくれるというなら、このスレを保守しまくるよ
ヘイシノが読みたいです!先生!
ただいまシチユキで書いてるんだけどユキノってシチの事名前で呼んでるシーンあったっけ?アニメだとずっと「おまえさん」だったんだけど
小説は知らないけど、アニメじゃ記憶に無いな
期待してます!
たまには保守age
>>1の大好きなコマチネタで2つ制作中
>>16 シノさんってどちらさまでしたっけ
19 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 15:56:12 ID:gcnEkwvB
>>18 16じゃないけど。
12話で野伏りに通じてヘイハチに切られそうになってたマンゾウの娘。
>>18 コマチネタ2つは、豪華ですね。
更に期待してます!
21 :
シチユキ1:2006/09/16(土) 09:28:25 ID:RSOdc1B3
シチユキ投下します。
SS一番槍いただきます
太陽が沈み、辺りが暗くなる頃此処“癒しの里”に明かりが灯り始める。ある者は酒を呑み、ある者は女を抱き、時間や地位、身分全てを忘れ浮き世の憂さを晴らす場所。此処はそんな夜の街だ。風に舞い漂うのはお白粉の香り。
此処ではどの女も皆競って美しく飾り立てているのだ。
そんななか一人の男が煌びやかな街の中をゆっくりと歩いていた。
時折、足を止めてはまるでこの匂いを懐かしんでいるかのように瞳を閉じて、顔を上げている。
男の名はシチロージ。
野伏せりに苦しめられていたカンナ村を救うべくカンベエ達と共に、戦場へと赴いていた侍だ。
それまではずっと、この癒しの里で太鼓持ちをして暮らしていた。
夜に輝く灯り、酒に酔う男、髪を結い紅を指して客を引く女達、どんちゃん騒ぎをする笑い声。
相変わらず此処は変わらない。
まるでこの間まで戦をしていた自分達が夢でも見ていたかのような感覚に一瞬、襲われた。
全てが懐かしい。
彼は帰ってきたのだ。
長い長い戦を終え、自分を待つ者の元へと。
見事な金の髪に空色をした青い瞳の美形な顔のシチロージが通る度に女達がちらちらと振り返っては秋波を送っている。
22 :
シチユキ2:2006/09/16(土) 09:39:29 ID:RSOdc1B3
だが当の本人は全く気にもせず自分の目指す先へと足を進める。
シチロージが目指す場所、料亭“蛍屋”へと…
その頃、料亭蛍屋は相変わらず忙しい日々を送っていた。
旨い料理を出す店として有名な蛍屋では連日客が多数押し寄せる。
それも皆ほとんどが裕福な商人の為、平気で高い酒や料理を何度も注文する。
それ故に従業員は休む間もなく働いていた。
ユキノもまた同じように座敷で客相手にに精を出していた。
にこにこと笑い、酌をする。それがユキノの仕事だ。
もう数時間の間に何人相手に笑い続けたかわからない。
流石にそれが毎晩続くと疲れるもので息抜きがてらゴミを捨てようと外に出た瞬間に、懐かしい顔にユキノは出くわした。紫の羽織に三本の髷、一目見ただけでわかる特徴的な風貌。
何十日かぶりに目にする愛しい恋人、シチロージの姿だった。
たまらずユキノはゴミの入ったカゴを放り出すと脇目もくれず駆け寄っていた。
「お帰りなさい…桃太郎さん」
嬉しそうに言葉を発するユキノの表情は、客相手に向ける愛想笑いとはあきらかに違う心からの眩しい笑顔だった。
23 :
シチユキ3:2006/09/16(土) 09:41:33 ID:RSOdc1B3
「ただいま」
シチロージも首を少し傾け優しく微笑みかけた。久しく会っていなかった二人には短い言葉を交わす、たったそれだけでも、たまらなく喜びが胸を締め付けた。
そして人気のない静かな座敷に二人は座っていた。
店の者の計らいにより、今夜一晩ユキノは仕事を休む事となったのだ。
「おまえさん…どう、美味しい?」
「ああ…やっぱりお前の作る鰤大根はこの世で一番旨いなァ。殿様だってこんな旨い料理は食べた事ないだろうよ」
ユキノが腕によりをかけて作った料理の数々をシチロージはゆっくりと味わっていた。
時間をかけて煮込んだこの鰤大根は、いつか帰ってくるシチロージのためにユキノが毎日のように作っていた代物だ。
「いやだ、大袈裟だね」ふふと照れくさそうに頬を染めてユキノは笑った。
シチロージはユキノに今まであった事を話した。道中に起きた様々な事件、カンナ村での戦い、色恋沙汰、そして…命を散らしていった仲間達の事を。
ユキノは時折相槌を打つがそれ以外は黙って話を聞いていた。
ユキノにはわかっているのだ。
24 :
シチユキ4:2006/09/16(土) 09:43:21 ID:RSOdc1B3
ユキノにはわかっているのだ。
明るくシチロージは話しているが、仲間を無くしたのだから悲しみは大きい筈だ。
それなのに彼は気丈に振る舞っている。それがどういう事なのか、数年付き添い、心を通わせた相手故にユキノにはわかっていた。
侍、いやシチロージはそんな人なのだ。
そして女である自分が出来ることは一つ。
ユキノはそっと肩に寄り添った。
「おまえさん…お疲れさま。今まで、よく頑張ったのね」
「ああ」
ユキノの言葉にシチロージは短い返事をする。
シチロージもまたわかっていた。
何も言わずともユキノがうるさく騒ぎ立てる女で無い事を。
こんな風に黙って話を聞いてくれる、ただそれだけで充分なのだ。
二人の間に静かな時間が流れる。
こんな風にゆっくりとした時間を過ごすのが遠い昔のように感じられた。
「あぁ…そうだ」
突如、シチロージが何かを思い出したかのように声を上げ、懐から何かを取り出した。
手のひらに収まるくらいのそれは、黒い漆塗りに美しい細工が施してある見事な櫛であった。
帰ってくる前に立ち寄った小間物屋でユキノの為に真剣に選び抜いた物だ。
「そんなに良いもんじゃないけどよ…お土産」
25 :
シチユキ5:2006/09/16(土) 09:44:45 ID:RSOdc1B3
はにかんだ表情で指で頬を掻きながらシチロージはユキノへと差し出した。
それを見るなりユキノは泣き出してしまいそうな顔になる。
「忘れたかと思ってた…ありがとう…」
「つけて、みてくれるか?」
シチロージはユキノの髪に留めてあった櫛を取り、自分の土産の櫛を差してやった。
つやつやと光るその櫛はユキノにとても似合っていた。
まるで元々ユキノの為に誂えたものであるかのようだ。
「おまえさん…好きよ…大好き」
ユキノはシチロージの義手の方の手を自分の顔に当てた。
冷たい感触が心地よい。「…ユキノ」
シチロージの顔がユキノに近づく。ユキノは静かに瞳を閉じた。
月の光に照らされた二人の影が一つに重なる。
やがて初めは触れるだけだった口付けも徐々に激しさを増す。
互いに下を絡め合い、唇を貪るように深く深く口付ける。
シチロージがユキノを歯列の裏を舌でなぞればくぐもった声が洩れる。
「んんっ…ふ…っ」
息をつぐためようやく口を離せば、名残惜しげに透明な液が一本の線を引く。
シチロージはユキノの頭の下に右手を敷き、床にぶつけないようそっと押し倒した。
26 :
シチユキ6:2006/09/16(土) 09:46:11 ID:RSOdc1B3
「おまえさん…」
シチロージを見るユキノの表情は何とも言えない艶っぽさがある。
シチロージは着物から露出した白くきめ細やかなユキノの肌に軽く口付けを落としてゆく。
そうする事により口付けをした箇所が赤く色付き、まるで雪の上に点々と花びらを散らしたように見える。
「ん…っ」
いつの間にか帯を解かれ、露わになった胸の敏感な突起を口に含めばたまらず声を上げてしまう。「ユキノ…ユキノ…っ」ユキノの名を呼ぶシチロージの声も甘く掠れ始める。
彼もまた同じように欲情しているのだ。
ユキノから香るお白粉の匂いに、欲情した女の匂いが混じり理性を飛ばしてゆく。
舌で転がすように愛撫し、もう一方の空いた胸を指先でなぞったり摘まんだりとを繰り返せば甘い声で答える。
「んん…っ、は…ぁっ…」
反射的に頭を退かそうとシチロージの髪を掴むと、三つな纏めてあった髪が崩れ金色の髪がさらりと流れた。
顔をシチロージが動かす度に突起にまでかかった髪が滑り、よりいっそう感じてしまう。
「あ…っ!ん、ふ…ぁ…っ…」
そんなユキノに気付いたシチロージはわざと楽しそうに至る所に髪でくすぐる。
「あっ…や…っおまえさ…!やめ…ふふっ!くすぐっ…あははは」
27 :
シチユキ7:2006/09/16(土) 09:47:16 ID:RSOdc1B3
こそばゆさからとうとう笑い声を上げてしまうユキノ。折角のしっとりとした雰囲気もこれでは台無しだ。
やれやれ、遣りすぎたなとシチロージは少し後悔した。
「うふふ…っくすぐった…っ、ん!」
まだ笑い続けるユキノに対しシチロージは最も敏感なユキノの秘部に指を一本差し込んだ。
先程の愛撫でじわりと液の滲んでいたそこはすんなりと指を受け入れた。「あぁ、っやぁ…!」
ゆっくり掻き回し、深く長い指を差し込む。
そうすると徐々に熱い液が溢れて敷いていた着物に染みを作る。
そのうち一本では足りなくなり二本、三本とシチロージは指を増やした。バラバラに動く指にユキノはついに絶頂を迎えようとしていた。
あと少しで――
その時だった。シチロージは今まで攻めていた秘部から指を抜いてしまった。
当然、絶頂を迎える事の出来なかったそこはひくひくと物欲しそうに動いている。
「おまえさん…何…で?」
苦しげにユキノは問う。中途半端に止められた事により体の疼きが酷く強い。
髪の毛で隠れてしまい表情のわからないシチロージに起き上がり手を伸ばそうとした。
だがそれはシチロージにより阻止される。
28 :
シチユキ8:2006/09/16(土) 09:48:27 ID:RSOdc1B3
髪をかきあげ見せた表情は色気を含んだ大人の男の笑顔だった。
「物足りない…でげしょ?」
そう、彼なりのささやかないじわるだった。
折角の雰囲気を台無しに…とまではいかないが、少し壊してしまったユキノにお仕置きとも言えるだろう。
両肩を押され再び床に倒されるユキノ。
ユキノの表情はどこか腑に落ちない、といった様子だった。
シチロージはふっと笑うとユキノの耳元で小さく囁いた。
「そろそろ…いいか?」それが何を意味しているのかみなまで言わなくともわかる。
ユキノは小さく頷いた。足を開き膝を折り曲げ、迎えやすい体制をとる。そこにシチロージがゆっくりと腰を進めていった。
(あ…熱い)
すっかり熱くなったシチロージ自身が触れるとユキノまるで熱い焼き鏝を当てられているような感覚に陥り、体が大きく跳ねた。
「…っ」
予想以上に強い締め付けにシチロージはすぐに放ってしまいそうになる。それでも懸命に腰を最奥へと進めた。
根本までぴったりと埋まると次にシチロージは動きを開始する。
初めは遅く、しかし段々早くなる動き。
「あん…っは…あぁぁっ…ふぁ…!」
ユキノの喘ぐ声と共にやらしい水音が部屋に響き渡る。
29 :
シチユキ9:2006/09/16(土) 09:53:45 ID:RSOdc1B3
こんな風に肌を重ねるのがこれほど心地いい事なのだということを二人は改めて感じていた。
背中に回されたユキノの手が爪を立てる痛みさえ今は快楽の一環でしかなかった。
「あ…っん、あぁぁぁっ!!」
とうとう上り詰めたユキノが一際高い声を上げ絶頂を迎えた。
その時の強い締め付けにシチロージもまた熱い飛沫を放っていた。
****
「まったく…こうゆう時は普通、女がされる側じゃないの?」
ため息混じりにユキノが呟く。
情事が終わった後、壁にもたれ掛かったユキノの膝の上にシチロージがすやすやと寝息を立てていた。
髪を整え着物をちゃんと着たユキノに対し、髪はまだ乱れたままの上、下の服しか履いていない状態だった。
呆れたユキノが指で鼻を押すとくすぐったそうに頭を左右に揺らした。
「ん…ユキノ………愛してる」
突然の言葉にユキノは驚きを隠せなかった。顔が真っ赤になりまるで娘のような反応を見せる。
「な…っ!何言って…っそんな事…!」
だがその後何の反応も見せないシチロージに、それが寝言だということに気づかされた。
30 :
シチユキ10:2006/09/16(土) 09:57:04 ID:RSOdc1B3
「もう…!びっくりさせないでよ…私も、愛してる…」
そう言って微笑んだユキノは風を引かぬようシチロージの羽織を掛けてやると、土産の櫛で乱れた髪を優しく梳いてやる。まるで母が子にするように。
そんな二人をただ月だけが見ていた…。
<完>
終わりです。
シチロージとユキノの口調難しい…(´・ω・`)
シチユキえろ可愛いでげすよシチユキ(*д`*)アアン
モモタロウ、ユキノさん、乙です!
シチユキktkr
ヘイシノ俺もよみたいなぁ
(;´Д`)ハァハァ
>>6さんじゃないけど、カンベエ×キララで失礼しますよ
カンベエに抱きすくめられて、キララは息を飲んだ。
「あ……あぁ……」
カンベエに、抱かれる。
心に秘めて、しかしずっとこうなることを夢見ていた。浅ましいほど渇望していた。
唐突に今、その願いが叶う。
キララは熱い呼気を漏らした。
「水分りの巫女を穢すことになるが、構わぬのか」
低音の淡々とした声がキララの胸に直接響く。
この男はいつもこうなのだと分かってはいても、声の裏のその心を知りたいとキララに
強く思わせる声。しかし今は少し違っていた。
「聞いているのか?」
打ちふるえるほどの喜びと興奮をもたらす声だった。キララは、カンベエの着物の端を
握り締めて言った。
「はい。……構いません。私はカンベエ様の隣を歩く、ただの女になりたいのです」
全身を駆け抜けて眩暈を催させる奇妙な感覚が、カンベエへの強烈な思慕の念と、
巫女である己を捨てるという背徳感との混合物がなす甘い疼きであるらしいことに
キララが気づいたのは、人間の、男の唇がこんなに柔らかいものだったと知ってしばらく
経ってのことだった。
「……んっ」
合わせた唇の向こうから舌が伸びて、口中に潜り込んでくる。
驚いて後ろに引いた頭にカンベエの手が添えられ、そのまま倒れ込んだ。
女を押し倒す動作さえ、刀を振るうときのように隙がない。
歯や上顎、舌の裏を優しく擦りまわす間も、カンベエはキララの着物を手早く剥いでいく。
恥ずかしいと感じる心の襞すらあますことなく舌に舐めとられて、キララは戸惑うよりも
やさしい衣擦れの音とカンベエの息遣いとに心酔した。
暗がりの中、見えるものは恋い慕う男だけなのだ。この世界にふたり以外の者は存在しない。
――今だけは。
キララは喘いだ。
カンベエの舌が首筋をなぞって、ときどき耳元に熱い息を吹きかけた。ぬらぬらとした舌の
感触が、怖いほどの快楽を連れてくる。
「はぁ……ふ、ぅうん!」
ゾクゾクする感覚が背筋から尻まで一気に駆けぬけて、腰を熱く燃やした。キララは
ふるえる指でカンベエの長い髪にそっと触れた。
「カンベエ様……あぁ」
無骨な手がキララの乳房をすっぽりと覆い、揉みしだいた。
柔軟に、従順にカンベエの手の中でかたちを変える自分の乳に、キララは見入る。
色づいたつぼみのような乳首が何かを訴えるように尖り、そこをカンベエの指がかすった
だけで、唇から甘い声が漏れた。
喉の奥で笑う、低いカンベエの声が聞こえる。
見上げると、カンベエが口の端を少し上げてこちらを見ていた。
「カンベエ様?」
「いや、なに……別にお主を笑ったわけではない」
思案するときのくせなのかカンベエは空いた方の手で顎を撫でながらしばらく黙り込み、
やがて、しゃべるのは億劫だとでも言うように再び接吻した。
「んんぅ……!」
胸の頂を軽く弾かれ、キララの体はびくんと強張った。
快感が腰へ直接伝達されて、そこが物欲しげに濡れていくのが自分でよく分かる。
「んふぅ……ふ、ううん、ふぁ……はぁ、はぁ」
糸を引きながら開放された唇で、キララは息を吸い込んだ。
いつの間に呼吸することを忘れていたのか、胸がひどく苦しい。
何度か深呼吸を繰り返してやっと呼吸を落ち着け、キララはカンベエを見た。
「……?」
当然、自分を見つめ返してくれているものだと思っていたが、意に反して
カンベエはキララの手首をじっと見ている。
手首。そこには、水分りの巫女の証とでもいうべきもの、水晶の振り子があった。
「いやっ!」
キララは、ほとんど発作的にそれを掴んで投げ捨てていた。しゃん、と小さく鳴って、
振り子はどこか見えないところへ落ちる。
「これは! これはもう、必要のないものなのです」
カンベエが何かを言う前に、キララははっきりと告げた。
――もう、いらない。何もいらない。カンベエ様しか、いらない。
心の中に、駄々っ子のように騒ぎ立てる自分がいる。
妹のコマチよりも泣き虫で、わがままで、誰よりも自分勝手な、もうひとりのキララ。
さまざまな重圧によって、心の深層に押し込められた幼子――キララは彼女を表層に
すくい上げながら、カンベエに擦り寄った。
「…………」
カンベエは何も言わずに、もう一度キララの首に顔をうずめた。
乳首を弄っていた指が、徐々に下半身へと移動する。爪を当てながら腰の辺りを気まぐれに
撫ぜまわし、太ももの肉を掴むように揉む。
「ああん……」
くすぐったさとむず痒くなるような痺れがキララを酔わせた。
手が内股へと伸びていき、キララは体をふるわせた。体の芯がざわめく。
茂みをかき分けて、指が秘所に触れた。
「やっ……! んん、う」
嫌悪感からではなく激しい快感への戸惑いから、キララは思わず脚を閉じようとした。
カンベエの髪が、キララの顔にかかった。
「あ、あん、カンベエ様……」
咎めるような顔を向けられ、どうしていいのか分からなくなる。いやいやをするように
ゆっくり首を振って、キララは脚の力を緩めた。
カンベエの指が巧みに動いた。
陰核を擦り上げ、秘裂を何度も撫でる。
淫らなぬかるみをこねるごとに、ぴちゃぴちゃという水音が響いた。
大した抵抗もなく指が潜り込み、内部のぬめりをこそげ落とすように動きまわった。
「んんっ……くぅ!」
自然と腰が浮いて、キララの口から声が漏れた。
慕い続けていた男の指が、体内で蠢いている。膣内を押し広げるように出入りを繰り返して、
粘っこい音を立てている。
指が一本、二本と増えて、さらにかき回した。
それでも、
「カンベエ様、カンベエ様ぁ……」
まだ足りない。もっと強烈な一体感が欲しいのだ。
キララは半身を起こして、カンベエにしがみついた。カンベエの髪を唇で食み、首に腕を
まわして強く力を込める。
喉の奥で笑う低い声が再び頭上から降ってき、同時に指が抜き取られた。
顔を上げる間もなくカンベエの体が脚を割り裂いて、秘所に指とは違うものが
押し付けられた。
「あ……あぁ……」
声がふるえる。
「いくぞ」
「あ、あの……」
予告されて、いっそう緊張する。
全神経が下腹部に集中しているような高ぶりを前に、水晶の振り子のことが頭をよぎった。
投げ捨てて見失ったつもりだった振り子は、少し目線を動かすだけで目に入る場所に
転がっていた。
透き通った水晶の水色が目に痛い。キララはまぶたを閉じて小さく首を振った。
――水分りの巫女。水神に仕える女。水の流れを感じる力。
キララは再度、首を振った。
――水は清くなければ豊穣をもたらせない。
それでも、穢れた水に価値がないわけはないはずだ。
この世のすべての事象は、河を流れて海へと至り、そこで交わる水と同じ。すべてが
何らかの意味を持って流れていくものだと信じたい。
キララはカンベエの髪に鼻先を擦りつけながら、言った。
「私は、望んで穢れを受けます。慕っている男の人に愛されることを穢れと呼ぶのなら、
穢れたこの身を私は誇って生きていけます、カンベエ様」
「苦い水に当たっても儂は知らぬぞ」
キララは笑った。
「必ず助けて下さると信じております。だから、私を……」
抱いて、と言おうとしたがその言葉は、沈み込んできた肉茎とキララの内部とが擦れ合って
生じる痛みと痺れにかき消された。
「ひぁ、ああうっ!」
柔肉を裂くようにじりじりと入り込んでくるそれの圧迫感が、不思議と気持ちいい。
破瓜の痛みは確かにあるが、それよりもカンベエに貫かれたという事実がキララの体に
快感をもたらした。
淫らな汁を吐き出しながらときどき甘噛みをする欲の坩堝は、キララの想いに従って
男の陰茎をがっちりとくわえて飲み込むように蠕動している。
カンベエはゆっくりと奥まで押し込み、少し腰を引いてから強く腰をぶつけた。後退と
前進、緩急をつけてキララの膣内を攻め立てる。
「……っあう!」
腰の律動は徐々に速くなり、擦れて粘る音がひどく生々しい。はらわたを抉り出されるような
衝撃にキララは息を詰まらせた。
目の端から、勝手に涙がにじんで零れていた。
「あっあ、ぁ」
この痛みと官能をキララは焦がれていたのだ。
ずん、と突き上げる快楽の波に身を浸して、溺れ死のうとも構わないとキララは思った。
「あぁ、ん、カンベエ、さま……はぁあ、ん!」
前後の動きに加えて、角度を変えながら違った箇所を突く動作が混じり始め、キララは
考えることを放棄した。
自ら腰を動かして、よりよい快楽を求めた。カンベエの首にまわしていた腕を緩めて
男の肌を撫でながら、恍惚とした声を耳に囁きかける。
唇と膣の両方で粘膜を摩擦し合い、熱っぽい湿り気で脳を満たした。
「あふっ……はぁ、あ、っああァア……」
自分が不定形の生物になってしまったようだった。
骨まで溶けてしまって、生きている心地がしない。意識が融解して、ただ欲望だけが体を
突き動かす動力になっていた。
間隙のない摩擦が生み出す狂おしい烈火が、目の前でちかちかと爆ぜる。
「あ、だめ………っ! あ、あアア、しん、じゃうぅっ」
キララはのけぞって、その拍子にカンベエと視線を合わせた。
――……!?
瞬間、冷や水を浴びせられたように意識が冴える。
冷たい視線がキララを見下ろしていた。
「カンベエ、様……?」
嘲りと侮蔑を含んだカンベエの冷めた目が、キララを刺し貫いている。
「あ……」
そもそもこの男はカンベエなのか、キララは疑わしくなってゾッと身震いした。
「あ、あなたは誰なのですか?」
男は答える代わりにキララの頭を掴んでぐいと押さえつけ、腰を抱え込むと
ぐちゃぐちゃと音を立てながら荒々しい往復運動を始めた。
「い、いや! やめ、やめて……っあぁ!」
男は低い笑いを漏らしながら、キララを攻める。
律動は激しくなる一方で、キララは膣内に差し込まれた男の楔がさらに怒張して
大きく膨らむのを感じていた。
「いや……」
打ちつけられて、腰が勝手に動いている。
「いやぁ……たすけ、て、カンベエ様……カンベエ様! ああアァッ!」
キララは悲鳴を上げた。
ずぼっと音を立てて抜けたテラテラと赤黒く光る蛇のような男根が、キララの顔面に
白い毒を吐きかけた。
「いやぁあああ――っ!!」
キララはハッと目を開けた。
顔に手を当てて拭うが、ふるえる手のひらには何も付着していない。
「……え?」
「んんー、ねえさま……うるさいです」
ぎょっとして脇を見ると、そこにはコマチがいた。
寝ぼけた顔で、目をごしごしと擦っている。不満そうにぐずぐず言って、コマチはまた
眠りに落ちていった。
キララはあたりを見渡した。
「ここは……」
土間を見ると、建て付けの悪い戸がカタカタと音を立てている。冷たい風が隙間から
入り込み、夜明け前の冴えた空気と稲穂の香り――秋の匂いをキララの鼻に届けた。
現実感が押し寄せて、キララを戸惑わせる。
ここは神無村のキララたちの家だった。
「カンベエ様?」
第一、カンベエがここにいるはずもなかった。野伏せりと戦い、勝って、そのすぐ後で
村を去って行ってしまったのだ。
――夢……。
夢だった、と頭が理解した瞬間、キララの目からはらはらと涙が溢れてくる。
「カンベエ様……」
あんな夢を見てしまうほど、浅ましい女になってしまった。それとも、水神が怒って
キララに警告を与えたのだろうか。
手首に光る水晶の振り子が、澄んだ色でキララの涙をはじいた。
『私はカンベエ様の隣を歩く、ただの女になりたいのです』
夢の中でそう言った自分が眩しい。
キララは固く瞳を閉じて、自分の心を見つめた。
――今すぐカンベエ様を追いかけたい。
もうひとりのキララが、そう叫んでいた。
夢落ち!
夢落ちかよ!!
しかしGJ!!!!!
カンベエ×キララって妙にエロいな!
GJ!!!!
乙&GJ!
夢の中でもあんなリアルなセックスができてよかったね。
コマチネタがひとつできあがったので明日までにうpします。
>>16 ようつべで見直してきた。あの娘がシノさんか・・・。
ヘイシノいいね!
(;´Д`)ハァハァ
夢落ちでもいい・・・エロイなぁ・・・GJです。
>>42 コマチネタ、期待してます。
みくまり様ぁ、なんて夢見てんだ。GJ!
>>42 ふふふ。そうでしょう。ヘイシノいいでしょう?
コマチネタお待ちしております!
45 :
5−1:2006/09/18(月) 07:58:27 ID:01ijjXlR
でけた・・・!気が引けるけど勇気振り絞ってうp
コマチVSキクチヨ
______________
ぐおおおおぉぉぉぉお・・・・・・ぶしゅるううぅううう
息を吸う度に巨大な機体が大きくふくらみ、吐く度に熱気を帯びた煙が部屋中にたち
こめる。すっかり深い眠り落ちたキクチヨは決闘の夢でも見ているのだろうか、ときお
り楽しそうに腕をブンブンと振り回していた。
「んがぁぁぁああ・・・・ぶずぅぅぅっ・・ソったれがぁ〜ふがふが・・・」
さきほどから何故か下半身がむず痒く、指でゴリゴリとひっかく。
爆睡中のキクチヨは全く気が付いてないようだ。毛布の下で何かがうごめいている。
『おきちまったか?』『いんや大丈夫みたいだぁ』
小さく人の形に盛り上がった毛布の下で村の少年2人は声をひそめた。
その時、毛布にできたコブのひとつがもぞもぞと体の上の方へと移動していく。
『おっさま寝相が悪すぎるです。コマチが押さえとくですからその間に確かめるです。』
毛布から一人の少女が這い出て、キクチヨの大きな体を押さえつけようとした。
『おい!そんな近寄ったらあぶねーぞ、コマチ!』
『へいきですっ!おっさまは鈍いから絶対に起きな・・・・』
「だぁれが鈍いだとぉお?」
ドスの聞いた声がコマチの耳元に響いた・・・かと思うと、突然地震のような大きな縦
揺れが起こり、一瞬にして毛布が翻った。コマチの小さな体はひっくり返り、他の二人
も布団から転げり落ちる。キクチヨが目を覚ましたのだ。
「オメェラア!!!ナニしていやがらぁぁああああ!!!!!」
「「ひゃあっっ!!やっべぇ、逃げろ〜!!」」
少年二人は大慌てでそのまま転がるように部屋から退散していった。
畳に投げ出されたコマチも、なんとか体勢をととのえ、逃げようと立ち上がる。
「まっ、まつです〜!女の子を置いてくなんて酷いですよぉー!」
「―きゃっ!」
急いでその場から離れようとしたコマチだが、あっという間にキクチヨに右足をつかま
れ勢いよく畳の上にすっ転んでしまった。
「ガッハッハー!!捕まえたぜぃチビガキがあ〜!!!」
そう叫ぶと、キクチヨはそのまま一気にコマチを布団の中へと引きずりこんでいった。
46 :
5−2:2006/09/18(月) 08:05:07 ID:01ijjXlR
「はなすです!はなすですぅ!・・・は〜な〜せぇ〜!!」
薄暗い中で手足をジタバタさせる。布団の中には生暖かい空気が漂い、しかも狭い
のでとても息苦しい。オマケにキクの字臭い。
ちょうどコマチの真ん前にズイっとキクチヨがもぐりこんできた。
「おいコラッ!人が気持ちよく寝とるっちゅー時に何してやがんだオメーラはよ!?」
両肩をふるわせながら物凄い剣幕でまくしたてる。相当お怒りのようだがコマチは全く
怖がる素振りを見せず、「うるさいなぁ」というような顔で耳を塞いだ。
「キクの字はどうなってるだかって話になって、そんでオラ達確かめに来たですよ。」
「・・ハア?どうなってるって・・・・・、何がだ?」
話が見えてこないキクチヨ。コマチは少し言葉を詰まらせたが、コホンと咳払いをして
「だからぁ。おっさまに【おチンポ】がついてるかどうかです!!」
おっおっおち・おちん・・・!?!
やっぱし【おチンポ】も機械でできているですか?
「おまえな・・・。」
「・・・・。」本当は怒鳴りたいところだが、その声すらでない。多分怒鳴ったら畳がぬけ、
障子が田んぼまでふっとんでいくだろう。そう思ってキクチヨはぐっとこらえた。しかし
そんなキクチヨの内心などお構いなしにコマチは問いを続ける。
「ねーねー、はばかり行くときは〜?おしっことかはするですか〜?」
「・・・・あのな。女の子がそんなこと言うもんじゃないぞ。」
キクチヨは努めて優しい声でコマチを諭そうとした。が・・・、
「オラは気にしねぇです。」
相変わらず聞く耳もたずである。(もうナニ言ってもダメだなこりゃ・・・。
こんなことをしている間にも、コマチは真相を確かめるべく、キクチヨの着物をひっぺ
はがそうと奮闘している。キクチヨはあわてて体をゆすった。
「オゥっ!さ、さわんじゃねぇ・こ・・・・ぬふうっ!さわんなこらっオイイ!!!・・・・
ちょ、ごは・・・ちょっ・・・。――タンマ!!タンマだコマチ!!!話を聞け〜!!!!」
キクチヨの機体がやけどをしそうに熱くなってきたので、しぶしぶコマチは両手を離し、
ちぇっと舌打ちをした。
「くそ〜〜、もう少しだったのにぃ・・・」
47 :
5−3:2006/09/18(月) 08:11:24 ID:01ijjXlR
なんとか熱くなった体を正常に戻すと、今度はコマチの肩に手をおいて諭した。
「ハアハア・・・・・・ゴホッ、いいか?オレ様の話をようく聞けよ。こういうことってな、相手に
ものスゴーく失礼なことなんだぞ。例えお互い許しあえる仲でもだな。・・・・ほら、よく言う
だろ?『したきりスズメも礼儀あり』って。」
「したきりスズメ??ふぅん、聞いたこと無いです。どういう意味ですか?」
「あ!?意味・・・は、つまりその意味はなんだ?・・・ウム。つまりだな、したきりスズメ
だってこんな失礼なことはしないって意味だ!相手が嫌だと思うことは、やっちゃいけ
ねぇんだ!おめえだってこういうことされたら嫌だろ!?相手に名前を聞くよりもまえ
に、まず自分から名乗れってこった。」
「ほえ〜・・・・。」
珍しいキクチヨの真面目な言動に感心したようで、コマチの目は輝いている。
「とにかく!昔からそういう教訓があるのでゴザル。」
ここでしめくくると「決まった」とばかりにもう一度大きく咳払いをした。さすがのコマチも
こう言われたら引き下がるを得ないだろう。
しばらく両者の間に沈黙が続いたが、ようやくコマチが口を開いた。
「じゃあ・・・、オラが脱いだらおっさまも見せてくれるです・・・?」
「まあな!・・・・・・・・・・って、へい?」
予想外の言葉にあっけにとられるキクチヨを尻目に、コマチは着々と身につけている
ものを脱ぎ始める。そしてあっという間に一糸纏わぬ姿となった。
「にひひーw」
「にひひーじゃねえだろ・・・」
見ろと言わんばかりに胸をはってみせる。もちろんこどもなので乳房とはとうてい呼べ
ない真っ平らな胸だ。わずかに桜色の差した乳首も乳頭が突起しておらず、くびれの
少ない腹にかけて緩やかな曲線を描いている。そして閉じた両足の間からのぞく、ふ
くらみに陰裂がはいっただけの性器も、女性としての役割を果たすにはまだまだ未熟
である。わざとらしくコマチは鼻にかかった声を出した。
「おっさまどう〜?興奮したですぅ〜?」
キクチヨはため息をついて頭を抱える。呆れて果てていた。
「・・・・・・するわけねぇだろ。この・・、おバカ!」
せっかく自ら裸をさらしたというのにこの言われよう。コマチはムッと顔をしかめた。
「バカとはなんですかぁ!キクの字が言ったから脱いだんじゃないですかぁ!!」
「言ってねえーよ!!ガキの○んこになんか興奮できっかボケ!!!」
「くうーっ、オラは女の子だからチンコなんてついてないです〜!!!」
怒りが頂点に達し、次の瞬間、コマチの左足がキクチヨの股間に炸裂した・・・。
48 :
5−4:2006/09/18(月) 08:16:08 ID:01ijjXlR
ゴィーーーン!!!
狭い中、派手な金属音が鳴り響く。「あぎゃkjfんglfhdm@@dsjzgぁ〜!!!!」
意味不明なおたけびをあげながら、両手で股間を押さえうずくまるキクチヨ。
「おぉー・・・、すっごく痛そうです・・・。」
コマチがのんきなことを言いながら、激痛にうなっているキクチヨを覗き込んだ。
「コマチィ!!!!」
すると、いきなりキクチヨが怒鳴ったかと思うと、コマチの体をわしづかみ、引き寄せ、
そして凄い勢いでコマチの体をくすぐりはじめた。
「きゃあああ!やぁっ、やめるです!くっ、くすぐったいで・・・きゃはははははは!!」
10本もの堅く太い指がコマチの全身をまさぐる。しかも素肌が直に触れるので、服を
着ているよりもずっとくすぐったい。くすぐっていくうちに『ツボ』がわかってきたようで、
下腹部やろっ骨のあたりなどを特に攻めたてた。
「今までのお返しじゃーーー!!コチョコチョコチョコチョ〜!!!おらおらおら!どーだ、くす
ぐったいだろ〜〜!!!」
「あはははは・・・・い、いやああぁぁ!くふっ・・ゆっ、許して・・・許してですぅ・・・ひいっ
ひ・・・くすぐったひぃっ・・・・ふはははっ・・・。」
体をねじらせても縮こませても、耐えられず、すぐに体がほぐれてしまう。
キクチヨ執行のくすぐりの刑はコマチの声が枯れるまで続いた。
「キクの字ぃ・・・ううっ・・・ひっく・・・くる・・・くるしい〜・・・ひぃっく・・・」
声に嗚咽が混じるようになり、やっとキクチヨはコマチをくすぐり刑から解放した。
コマチの頬は赤く染まり、汗びっしょりの体は、時間が経ってもひくひく痙攣していた。
「フフン、まいったか!オレ様を怒らせたのが運のつきだったなぁ!」
勝ち誇った顔で豪語するキクチヨを見て、コマチは悔しそうに唇を噛んだ。
49 :
5−5:2006/09/18(月) 08:21:02 ID:01ijjXlR
この後、互いに息を乱した二人は、ここが布団の中だと言うことを思い出し、ひとまず
この息苦しい空間から脱出することにした。
「ぷはっ。」
同時に布団から顔を出すと、ひんやりと張りつめた空気がコマチ達の頬にふれる。
部屋の中は物音ひとつ無く静寂につつまれている。まるで今までの出来事が、ずっと
遠い昔のことのように感じた。ふたりは新鮮な空気を夢中で身体の中へ取り入れた。
「はあ・・・ふう・・・。ハア〜・・・・。」
一息ついてから、なんとなしにお互いの顔を見つめあう。
「おっさま。」
「何だ?」
「・・・・・・・・・おちんぽ痛いのなおったです?」
「ン!・・・おっ、おお。ダイジョウブでござる・・・。なんだって拙者は天下のサムライ!
サムライでござるからな!!こんな痛みなぞ屁でもねーぜ。だははは!!」
それを聞いて安心したのか、コマチは少し微笑んで、それから眠たそうに目をこすっ
た。
(大人気ねぇなぁ・・・。オレ・・・。)思いがけないコマチの気遣いに、キクチヨは自分が
恥ずかしくなり、ぷしゅーっと肩を落とした。
ふと目をやると、いつの間にかにコマチがぴったり横にくっついている。
「おっさま・・・。」
「何だ?」
「眠いたです・・・。」
「早くもどって寝てろ」
「おっさま・・。オラおっさまと寝たいです。」
「潰されるぞ。寝相わりぃもん、オレ。」
「大丈夫です。おっさまの上で寝るですから・・・。」
そう言ってキクチヨの体をよじ登り、そのまま腹の上で寝入ってしまった。
「あっ、コイツ!――ったく素っ裸で寝やがって・・・。」
・・・本当によく眠っていやがるぜ。
「今日だけだぞ。」
ぼそりと呟いたキクチヨの一言は、もうコマチの耳には届いていない。
キクチヨはコマチが落ちないようにとコマチの体を手でしっかり支えた。
コマチが起きないようにとなるべく静かに呼吸をした。
キクチヨは、外からの虫の音と、すやすやと眠るコマチの寝息を、夜が明けるまで聞
いていた。
________
終わり
グググググGJ!!!!!!!
乙。
ほのぼのキクコマに癒されたよ。
しかしキクのじは「おっさま」でなくて「おっちゃま」だ…
ところで此処って男×男ってご法度?
やっぱり嫌悪感抱く人多いのかな?
801に行った方が良いと思う。
>>51 あちゃーおっちゃまか。しつれい...orz
>>55 (・∀・)イイ!!かわいいよコマチ!!!ほのぼの〜〜
小さい間違いは、気にしなくてもいいと思う。
あら?みんなどうしちゃったんだ?
最近たったから知られてなさそうだな、このスレ
キャラ×オリキャラっておk?
地上波でゴロさんとヘイさんが女買いに行くってネタがあがってて、
二人の具体的な行動が簡単に書かれたレスがあったからそれを元にして。
あと、結構前にアニメ2スレであがってたヘイハチの過去のウソバレネタ。
相手の女の名前とか勝手に付けたりしても平気なら書きたいと思うのですが。
>>59 ああ、陰間茶屋の話かな?
小説本でゴロさんが「ゴロネエ」と誤植されてたんだってねw
♂×♀であれば、おkでは?
よいんじゃねー?
漏れ的にヘイシノも読みたいんだが。
あんまりドリ臭キツイのはいやだな。さらっとしてるならいいけど。
既存キャラのほうが無難だとは思うけどな。
>>59 それは質問者が頭が擦り切れるまで土下座したのに実はでっちあげだったという
ヘイハチの工兵時代の話で?
>>63 ご名答。
自分小説読んでないから前々スレかな?で上がってたの見て素で信じたもんで
今ヘイシノ書いてるけど全然エロに持ち込めねぇだよ!
助けてくろ!おサムライ様ぁ!
>>64 皆ヘイシノって言うけど、マンゾウ騒ぎ以外に接点無いんだよね〜。
ヘイハチ×マンゾウの方が絡みが多くてチャンスが有りそうだw
カンベエがマンゾウを許したのが実はぶっちゃけ気にくわなかったからシノを…みたいな?
とりあえずサディスティックなヘイハチキボン
抜刀シーンを見てた縁でシノ×キュウも気になる…
シノは「侍の嫁になる」発言するような娘なので、女から夜這いも有りな気がする。
原作では確かカツシノなんだよね。
ミズキタンのエロキボン
カンベエのオヤジテクに悶えるのも良し
天主様の触手に狂うのも良し
カンベエ×ミズキがいいな。
島田カンベエって呼び捨てなのがかわいい。
おっさまを無邪気に襲うミズキタンがみたい。
おサムライ×農民娘っていいよね。
ミズキ×カンベエ
ホノカ×ゴロベエ
コマチ×キクチヨ
カツシロウ×キララ
オカラ×シチロージ
ヘイハチ×シノ
シノ×キュウゾウ
そういうわけでキュウゾウを思いながら
ヘイハチに調教、洗脳されてしまうシノ。
或いはカンベエを思いながら
水分りの血を絶やさぬ為にカツシロウの子供を
生まなければならなくなったキララキボン
73 :
なゃ:2006/09/24(日) 14:46:14 ID:SZUZDzvq
ウキョウ×キララ…
というか、ウキョウ攻あんまないね。アヤマロとヤッているイメージがあるからか。
正式にはウキョウの御側女集×キララのレズリンカンきぼん。
ウキョウに捕まったキララが女達に調教されちゃうんだよ〜
保守
>>59 そのレス書いたの自分です。
書いていただけるならとても嬉しい。
>60
遅レスだけど陰間茶屋じゃないよ。普通に女の店でしょ。
キャラ×オリキャラ…
実はオフでは書いていたりする(勿論♂×♀)。
しかもゴロさんだったりする。
いやー特殊な性癖の持ち主相手は苦労したした。
結局サムライの仲間になれそうな位強い女性キャラ作って
ゴロさんが「斬られてみたい」なんて気を起こすようにしました。
そういうのはダメ?
オリキャラ妄想をここでやられてもなあ・・・
オリキャラやドリもどきはは自分のサイトでやったら?
77 :
も:2006/09/25(月) 23:07:41 ID:ri0f6zPJ
俺もそう思う。オリキャラってのはとどのつまり夢。相手が女性だろうが女性向け臭くなってしまう。
とりあえずは男性向けなんで。
ヘイシノをエロに持ち込もうとするとヘイさんが少年か
真っ黒かの極端になってしまう〜!
なんとか可愛いおっさんのままでシノを押し倒したいのだが…
少年と真っ黒とおっさんのトリプルフェイスでいけばいいじゃない
先生!オナーニネタは駄目ですか!?
81 :
64(59):2006/09/27(水) 00:19:50 ID:5t9XQw2o
>>80 私はいいと思います。
ヘイシノ、思いの他長くなってしまったので区切りのいいところまで投下します。
>>66、67氏の意見を参考に。
シノのキャラが掴めていない上に最後まで行ってないので中途半端感が否めませんが…
82 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:21:01 ID:5t9XQw2o
「許してけれ…おサムライ様っ」
瞳に涙を浮かべて、シノは自分に覆いかぶさる男に懇願する。
「許すも何も、私はまだ貴女に何もしていませんよ。
それとも貴女は何か私に対して悪い事でもしましたっけ?」
そう言い放った男はしかし、片手はシノの両手首を掴み、両膝で腰を固定し、
空いたもう片方の手は刀に添えられ、片目だけ見開いている。
傍から見れば十分に何かをしているように見えるのだが。
しかしヘイハチ自身『まだ』と発言している為、何かをする気で満々なのだろう。
斬られるか、
喰われるか、
どちらにしてもシノにとっては喜ばしくない状況である。
「だからっおらがおサムライ様に何か悪い事したのなら謝……
おっとうの、事だか?!」
その通り、とヘイハチは恵比須顔を深めて言う。
右手は刀から離され、シノの首筋に添えられた。
83 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:23:43 ID:5t9XQw2o
「いやぁ、ぶっちゃけますとね。私、マンゾウ殿のことやっぱり許せません。
一つの裏切りは九十九の、もっと大きな裏切りを生みます。
マンゾウ殿は、貴女の事をとても大事に思っていますよね…」
「だがら、おっとうを誘き寄するために、おらを…?」
正解です。いやぁ、賢い娘さんだ。と、ヘイハチが実に楽しそうに語り始める。
そんな目の前の男とは対照的に、シノは絶望のどん底に叩き落された。
「うーん、しかし、正確に言えば少し間違っているかもしれませんね。
正直なところ猫の手も借りたいほどの忙しさですから、
貴女の父親といえども必要な人材なんですよ。
ですから、ご安心を。殺したりするつもりはありません。ただ。
もう二度と我々を裏切る事が無いように、無駄な気を起こさせないようにするんです」
ただ、以降まるで別人のように声が低まった。
最後の方で開眼し、欲望に瞳を輝かせた。
シノはヘイハチの瞳に写る自分の顔を見て、心臓の動きが早まるのを感じた。
秋の夜だというのに、額から汗が滲む。
特に、ヘイハチの体が触れている部分が熱くて仕方がなかった。
逃げたくて、仕方がなかった。
ヘイハチの頭が、顔が、近づく。
84 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:25:27 ID:5t9XQw2o
シノは身を強張らせる。
額から汗が流れ、きつく閉じた瞼を通り、頬を伝い、首筋に当てられたヘイハチの手袋に小さな染みをつくった。
ふつ、と予想に反して優しく軽い口付けが落とされた。
しかし、それもつかの間。
ヘイハチは右手に力を込め、シノの顎を掴み上げると汗のつたった後に沿って舌を這わせたのだ。
シノが驚いて小さく声を上げると、口を閉ざす暇も無くヘイハチの舌が乱入してくる。
ヘイハチの舌がシノの口内を撫ぜ回す。
シノはその動きを追いかけて何とかヘイハチの舌を噛み切ろうと勤めたが、素早く動く舌には文字通り歯が立たない。
ちゅくり、じゅくり、二人の唾液が混ざる音がする。唇の端からつぅ、と涎が垂れる。
シノは、意地でも唾液を飲み込む気は無いらしい。
ヘイハチは漸くシノの顔から頭を離した。
自分が口付けしやすいようにあげられた顎は、どちらのものともつかない唾液で汚れ、
興奮や怒りによって顔は赤く染まり、短い横髪は頬や耳などに張り付いている。
その表情には若干の怯えが見られるものの、自分を睨みつけるその目の奥には、
絶対にヘイハチの好きにはさせないという意志が見られて、
その健気さが好ましく、赤毛で恵比須顔のサムライはますます目の前の娘を欲した。
「…頭の良い貴女なら、察しはついているでしょう?」
ヘイハチはベストの前のボタンを外すと手袋を器用に口で外し、腰に吊り下げた輪っかをグイと引く。
シノのむき出しの腹の上に、どさりと重たい工兵用のチョッキと腰掛け鞄、スカートが落とされた。
身軽になったヘイハチは上着類を払い除けるため片手はシノを取り押さえたまま腰を上げ、立膝をつく。
その隙にとシノがヘイハチの股間に蹴りを入れようと足を上げるも、
今度は逆にヘイハチがシノの内股に手を伸ばし腰布を強引に剥ぎ取った。
「ひあっ…!!」
シノが上体を起こし、声を上げる。
口内に溜まっていた唾液を吐き出し、上着やヘイハチのスカートを濡らした。
「何するだ!おサムライ様!返してくろ!!」
「あーあ、上着、よごしちゃいましたね?」
脱がないとべたべたして気持ち悪いでしょ?と、慌てるシノに対しヘイハチはそれはそれは嬉しそうな笑顔で
ぬらつくシノの服を剥がし始めた。
85 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:26:22 ID:5t9XQw2o
「……お願いですだ。服、返してくだせえ」
この場所から橋向こうの自分の家まで、かなりの距離がある。
夜中だとは言え今は戦前で、村のものは交代で夜道を警邏している。
殆ど服を剥がされたシノは、ヘイハチに懇願した。
「これを貴女の家の玄関に吊り下げたりしたら、マンゾウ殿はどんな顔をするんでしょうねぇ?」
ひらひらと赤い腰布を見せ付けながらヘイハチはにこにこと笑って言いはなった。
「それだけは勘弁してくだせぇ!おサムライ様!」
「さっきから『おサムライ様、おサムライ様』って言ってますけど、
ひょっとして私の名前分らないんですか?」
『救いの主』の名前が分らないようではねぇ、と、ヘイハチはへらへら笑う。
「そうですね、それでは私の名前が思い出せたらこの服は返して差し上げましょう」
どうしよう、シノは真っ青になった。
侍を雇ったのは自分たちだ。しかし、この目の前の細目の男の名前が分らない。
耳にしたことはあるのだろうが、思い出せない。
父親にあんな事しようとしたり、自分にこんな事をしたりする前は、
いっつも笑ってるし、結構いい人だな、なんて思ったりしていた相手であるのに。
これは、とんでもなく失礼な事だ。
…しかし、考えてみればこの男だって自分を名前で呼んでないではないか。
シノはおそるおそる尋ねてみた。
「それを言うなら、おらの名前は分るだか?」
「シノさん、でしょう?」
あっさり返されて、シノは目の前が真っ暗になった。
「しかし、やはりカンナの米で育ったというだけあって、綺麗な体してますよね」
ヘイハチはシノの両手首を拘束していた左手を外すと、品定めでもするようにシノの白い肌を眺めまわした。
「いやはや、実に旨そうです」
ヘイハチは弾性のある大きな胸を鷲掴みにすると、満面の笑みを浮かべて言った。
「いただきます」
86 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:26:55 ID:5t9XQw2o
カプリ、とシノの胸にかぶりつくヘイハチ。
背筋がぞくりとする。
手を、舌を、歯を使ってシノの胸を玩ぶ。
ヘイハチの指のささくれや髪の毛があたってチクチク痛む。
そんな些細な胸の痛みにいちいち声を上げてしまうのはどうしてだろうと、シノは男の顔を見ようとした。
赤毛で細目の侍の顔は、帽子やらゴーグルやらが邪魔してこちらからは伺えなかった。
シノは頭を上げ、ヘイハチの攻めに苦しそうに息を上げ、天井を見上げた。
「はあっ…やっ、あっ…いぃ」
シノの漏らす小さな嬌声を耳にしながら、ヘイハチはさらにシノを攻め立てた。
「気持ちいいならそういって下さいよ。そっちの方が私もヤリ甲斐がありますから」
頭を上げたヘイハチに、シノが睨みつける。
そんなシノに向かってヘイハチはにっこりと笑いかけたかと思うと、徐に本日三度目の口付けをした。
ヘイハチの舌が進入するたびにシノは肩をビクつかせる。
ちゅっ、と音をたて、ヘイハチはシノの唇を開放する。
シノの頭の中は先ほどヘイハチが言った言葉でいっぱいで、男の舌を噛み切ろう、などと考える余裕が無かった。
『気持ちいいならそういって下さいよ』……自分は、そんな事思っていない。
否定の意を込めて硬く目を閉じると、ギュッと抱きしめられた。
87 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:27:40 ID:5t9XQw2o
膝立ち状態のヘイハチは、シノの上半身を起こすと、シノの口の中に指を入れ、己の愚息を取り出した。
驚いたシノがヘイハチの顔を見上げると、ヘイハチはやはりいつものように笑っていて。
ヘイハチは笑った顔のまま、ぐいとシノの頭を引き寄せる。
「んんーっ、ふん……んっ!」
自然と(強引にではあるが)男根を咥えさせたてたシノは、何とかして離れようともがく。
熱い怒張は脈打っていて、歯を立てるのが躊躇われた。
一方のヘイハチは何とか離れようと必死にもがく若い娘の舌の感触を堪能していた。
「シノさん、射精しますよ」
幾分か熱っぽく吐かれたヘイハチの言葉はしかし、シノに更なる混乱を与えた。
ビクッとヘイハチの怒張が動いたと思うと、どくどくと大量の精液が流し込まれる。
苦い、粘ついた体液を反射的に飲み込んでしまって、シノは両手で力いっぱいヘイハチの体を押し遣った。
「うぐっ…えっ…げほっ」
口の中いっぱいに出されたヘイハチの子種を吐き出しながら、シノは苦しさと不甲斐無さから目に涙を浮かべた。
そして再びヘイハチを睨みつけようと顔を上げるも、衰えを知らないヘイハチの愚息は容赦なくシノの顔面に白い欲望を吐き出していた。
88 :
ヘイハチ×シノ:2006/09/27(水) 00:29:25 ID:5t9XQw2o
「あー…いや、すいません。まさかこんなに大量に射精るとは思っておらず…」
女の人を抱くのは物凄く久しぶりで、しかもこんな若くてかわいい娘さんにしゃぶって貰って
ちょっと興奮しすぎたようです。と、申し訳なさそうに眉毛をハの字に曲げ、かしかしと頬を掻く。
さっきまでの鬼畜っぷりは何処へやら、ヘイハチは本当にすまなさそうにシノに侘びを入れる。
それからヘイハチは手元にあった赤い布を拾い上げ、シノの顔や胸にかかった精液を拭き取っていく。
シノは目の前の赤毛の侍が優しいのかそうでないのかイマイチつかみきれずにヘイハチにされるがままになっていた。しかし。
「おサムライ様、それ…おらの腰布でねぇか!」
シノの叫び声が狭い家の中に響きわたった。
とえいあえずはここまでです。
お粗末!
>88
乙!
いただきます→かぷりの流れに思わず笑た(て言うと失礼か?)
>>81ー88
GJエロス!!!!!!
個人的にその後、微妙な関係になっていくヘイシノが読みたくなるくらい、良かった。
>>81 エロいだよ米ざむれぇさま〜!
頭が、顔が、近づく でヘイハチの顔想像したら噴いてしまった(´・ω・`)ゴメヌ
hosyu
カツシロウ×キララのエロキボンヌ!
・・・自分にSSを書く才能があったら喜んで書くのにorz
>>88 亀で申し訳ないが、GJ!!!
その後の二人が読みたいね。
>>96 >>96 自分で書いてみたら、案外いいのが出来るかも・・・
カツキラ期待してるお
>>80のオナヌーネタにも期待。主演は誰ですか?
誰がいいかねえ。
102 :
80で99:2006/10/04(水) 12:49:24 ID:oo/AtAgw
スマソ、勢いで書いたはいいが、考えてたら何故か
キク以外のおサムライがオナってた所を
何も知らないコマチが見てしまい、コマチを巻き込んでしまうなんて図が
浮かんでしまって困ってるんだが。
いや勿論コマチを泣かせるような事はしないつもりだが…どうしよう。
若い頃のギサク×セツってどーかな?
(当時)巫女であるセツの一夜の過ちみたいな。
ちょっくら触手プレイで書いてくるよ
>>102 優しいなあ
本番行為まではさすがにいかないでしょ?
105 :
80で99:2006/10/04(水) 22:00:55 ID:dNE2YHs2
>104
流石に本番は無理っすね。
コマチは最後まで分からないままで終わりそうですが。
自分的にはおじさん×幼子って萌え所なんだけど
キクチヨ以外が相手でもいいかな?なんて。
流れ豚切ってオカラ×シチキボンと言ってみる。
>>106 下半身が元気になる薬草を騙してシチさんに食べさせたオカラが
怒ったシチさんにオシオキされるって話でもいい?
初めて書くので大した事にはならないと思いますが…
っていうかエロにならない予感…w
108 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 17:49:32 ID:KSrlTk1G
hosyu
コマチたんハアハア
…人こないなぁ
お侍が集まるまで待つのだ…
お侍さま、新しい話にwktkしてまってるだ・・・
お侍はまだか…
保守
カンベエxキララ 超遅レスですが ありがとう。
いいもの読ませてもらったよ。
カンベエの声が脳内変換されました。満足っす。
ヘイハチ×シノの続編が出来たので投下します。
前回にレスしてくれた皆さん、トンクス!
前回は擬音にこだわって書いたのでそれに反応いただけたのが嬉しかったです
>>90氏の意見を参考に…出来たかどうかは微妙ですが;
>>88の続きです
「おや、そうでした!すみません。洗って明日には返しますから」
明日って…それまでどうしろというのだろうか。
シノは怪訝な目でヘイハチを見る。
確かに、これから帰るにしても唾液や精液で汚れた服を身に着けるのも躊躇われるし、
父親は今日は夜の当番で家に帰ってこないからといって心配するものもいない。
しかし、そうなると…
「ですから、今日はここに泊まって下さい」
恵比須顔の侍は、事も無げにさらりと言った。
「大丈夫です。今日はこの小屋に誰も入らないように言っておきましたから」
それまで不眠不休で働き続けていたヘイハチだ。
村の人々や他の侍達もそんなヘイハチに『休みたいから一人にして欲しい』と頼まれれば快く寝場所を提供するだろう。
シノは、ちらとヘイハチの背中に目を配る。
水瓶から桶に水を酌みだし、本当にシノの服を洗濯する気でいるらしい。
イマイチ信用生らない男だが、先ほどの事はとりあえず反省しているようだし、
家に帰れないとなると此処で一晩過ごすことは必至だ。
「おサムライ様、よしてけろ。自分の服さ男の人に洗うてもらうんは恥ずかしいし、気の毒だ」
シノは手近にあったヘイハチのスカートを体に巻きつけると、ヘイハチの傍に寄って言った。
シノは躊躇いがちにヘイハチから桶を取り上げると、先ほどまで自分が身に着けていた服を洗い始めた。
女性にしては背の高い部類に入るシノの体に巻きついた軍服のスカートはシノの体を覆いきれておらず、
むしろ反対にこの若い農民の娘の均整のとれた、モデルのような体型を引き立てていた。
ヘイハチは、先ほどまで自分が装着していたスカートから覗く、剥き出しの白い太ももに、
きつく結びとめたがために変形している大きな胸に自然と目が行ってしまっているのに気づき、
なるべく自然に(少なくともシノにはそう思われるように)隣に立つ若い娘の横顔に視線を移した。
切れ長の目は思いの他穏やかな気色をしていて、ヘイハチは何故だか安心した。
「おサムライ様…あんまり顔、ジロジロ見らねでくだせぇ」
恥ずかしい。しゃがんで桶の水を捨てながら、シノは立ったままのヘイハチに、上目遣いでそう言った。
「シノさん」
いつもより少し低い声で、侍が農民の娘の名を呼ぶ。
へえ、と農民の娘は少し神妙な顔つきで赤毛の侍の表情を伺いつつ立ち上がる。
自分が…あるいは父親が、何かしでかしてしまったのだろうか。
ヘイハチに迫られて、抵抗したのがいけなかったのだろうか。
今ここで起きた事の為に、やはりこの目の前の侍が父を切り捨てようと考え直したとするならば…
「おサムライ様……っ!」
シノが許しを請おうと男の胸に縋りつくと、意外にもヘイハチはシノの体を強く抱きしめた。
「おサムライ―」
「ヘイハチです」
放してくれ、そう言われると予想した男は、農民の娘の言葉を遮って早口に自分の名を告げた。
「私の名です。名前で呼んでください……職業ではなく」
ヘイハチはさらに腕に力を込め、シノの体をきつく抱きしめる。
シノが間近に見上げた男の顔は、いつもの恵比須顔ではなく、自分の顔を見つめる細い目は
心なしか伏し目がちで、どこか寂しそうだった。
「ヘイハチ様……」
シノが男の名を呼ぶと、赤毛の侍はにっこりと笑いながら、そうです、と言い、シノの体を解放する。が。
「シノさん…」
どこか不安そうな表情のシノを見下ろして、ヘイハチが真顔で声をかける。
「…そんなに私から離れたく無いんですか?」
服に、自分の胸にしがみ付き顔を見上げる若い娘は顔を赤く染め、慌てて手を離そうとした。
すかさずヘイハチはシノの腕を掴み取り、手の甲に口付けを施す。
「若くて積極的な女性は、非常に好みですよ。貴女のように賢くてかわいい方なら尚更」
そうと為れば話は早い。先ほどの続きと参りましょう!と、ハイハチはにこにこ笑い、いやに明るい声で続けた。
ヘイハチはシノを抱え上げ、パチパチと音を立てて燃える囲炉裏の傍で下ろし、体に巻きつかれた軍服のスカートを剥ぐ。
それから自分と目の前の娘の帽子を取り、シノの腰から太ももまでを数回撫でて実に嬉しそうに微笑んだ。
憎たらしくてしょうがない笑顔なのだが、その時シノには何故だか憎めない気がした。
ヘイハチはシノの首筋に食らい付くように口付ける。
諦めてしまったのか抗う様子の無い若い農民の娘は、ヘイハチが娘の体に歯を立てる度に
びくりと身体を震わせて小さく声を上げる以外に反応らしい反応は見られなかったが、
それでも瞳の色だけは先ほどと変わらずにどこか反抗的でヘイハチにはそれがとても嬉しかった。
「そんなに怖い顔をしないでください。なぁに、すぐに気持ちよくさせてあげますから」
そう、ゆっくりとでいい。
その反抗的な瞳に自分しか映らなく成る様に。
この腕の中でその様子をじっくりと観察しよう。
ヘイハチはシノの鎖骨から胸、そして臍に舌を這わせた。
臍を舐めるとシノは、あっと声を上げ、何事かと上半身を起こし驚いたような、少し訝しげな表情でヘイハチを見下ろした。
…確かに女を構うのは久しぶりだ。この村に来るまでにカツシロウやゴロベエと共に女を買おうとしたこともあったが
結局カツシロウに五月蝿く言われて諦めた。しかし、それにしても今の自分の興奮状態は異常としか言えない…。
ヘイハチは頭の隅でそんな事を思いながら、シノが上半身を起こした際に曲げられた膝をゆっくりと掴みあげた。
膝をしっかりと掴み、ハイハチはシノの股を広げる。
何するだ、シノが声を荒げる。足を閉じようと力をもめるも、ヘイハチはそれを許さない。
恐らくは分っているのだろうが、声に出さずには、否定せずにはいられないのでしょう。
あるいは、初物か…ヘイハチの脳裏に一瞬不安が浮かぶ。
「おサムライ様……」
考え事をしていたヘイハチの脳に戸惑いと不安がごっちゃになった声が降って来た。
ヘイハチは考えるのを中断し、開いた股の間に顔を近づけ、既に湿り気を帯びている秘部に口付けをした。
「ひあっ!」
シノが声を上げるとヘイハチは少し顔を上げてシノに向かって微笑みかける。
「本当に、貴女はとても可愛らしい」
シノに語りかけるというよりは、呟くようにヘイハチはそう漏らすと、薄紅色の襞に舌を這わせた。
「おサムライ様っ…」
身体の芯が疼き、ヘイハチの舌が、唇が当たる部分が熱い。なんだか頭もぼうっとしてきて、シノは無意識に呟いた。
『おサムライ様』か。
ヘイハチは若い娘が無意識に漏らした言葉を聞き逃さなかった。
私という人物なり人柄より、やはりサムライという職業が先行するものですか。
ヘイハチは溢れる愛液をわざと音を立てて啜ると両手は農民の娘の膝を固定したまま、上体をあげた。
「…分りました。貴女に覚えていただけないのなら、この身体に私の名を刻みこみましょう」
ヘイハチは再びシノに覆いかぶさると、それまでがっしりと掴んで離さなかった右手を秘部に沿わせると、強引に指二本をねじ込んだ。
「いっ…あああああっ」
シノは下半身を貫くような痛みに意識を取り戻し、後ずさろうと身を捩るも、ヘイハチに圧し掛かられて身動きが取れない。
ヘイハチの身体の下の指が僅かに動く程度で、木製の床に虚しく爪あとを残す事しか出来ない。
「先ほどまではなるべく貴女の身体を傷つけまいと色々気遣っていたのですが、もうその必要は有りませんね」
口付けも軽く、跡が残っても数日で消えるように。
ささくれ、爪にはひびが入った節くれ立つ指が白い肌や秘部を傷つけないように。
「貴女は気付いていなかったのでしょう?」
ヘイハチはわざと肘裏や腹など、普段から露出しているところにきつく口付けを落とす。
同時に右手の人差し指、中指を出し入れし、溢れ、零れそうなほど溜まった愛液をかき回す。
そして親指の腹で陰核をいじる。
「あああああぁっ!!」
シノは仰け反って言葉にならない声を上げる。
ただ、ヘイハチの与える攻撃的な快楽に。恐らく言葉に表せない感情もそこにはあるのだろう。
ヘイハチは右手はシノの秘部に添えたまま起き上がり、シノの顔を覗き込んだ。
シノは自由になった手でヘイハチの頭に手を回し、上気した顔で、どこか虚ろな瞳でヘイハチを捕らえた。
「はっ…ああっ……ヘイハチ、様……」
覇気の無い目であったが、ヘイハチの細い目を捉えて離さず、赤毛の侍は若い農民の娘に釘付けになる。
ヘイハチはシノから目を逸らさず、再び指で陰核を探り、摘みあげる。
「ああぁっ!!はっ…はあっ……っ、ヘイ…ハチ、さまっ……」
『ヘイハチ様』。
目の前であえぐ娘は、今度は確かにそう呼んだ。
ヘイハチがシノの手を優しく払い、改めて向き合うと静かに、やさしくシノの額に口づけをした。
シノは不思議そうな顔をしたが、ヘイハチが微笑みかけると上気した顔に微笑を浮かべた。
それからヘイハチは再びシノの股を広げ少し腰を浮かせ、再び己の愚息を取り出すと、
未だにひくひくと痙攣しているシノの秘部に当てた。
「あ…!」
「大丈夫。今のような乱暴はしませんよ。ただ、私の方もかなり興奮してますので……」
ヘイハチは語尾をにごらせシノの顔から目を逸らすと、一気にシノの中に自身を入れ込んだ。
「は……ああああああぁっ!!!」
今まで感じたことの無い、体内からの圧迫感とそれに伴う痛みにシノは思わず身体を起こすと、
ヘイハチの肩に手を回し、思い切り服を掴んで引っ張った。
ヘイハチはきつい位のシノの締め付けに思わず射精しそうになるのを堪え、服を掴んできたシノの身体を抱き上げた。
そのままヘイハチはシノを抱きしめる。シノが起き上がった為に結合は更に深まる。
「シノさん、動いても平気ですか?」
米の匂いのする熱い息を吐いて、ヘイハチはシノに問いかける。
ヘイハチは我慢の限界が近いのに気付き、思わずシノを抱く腕の力を強めた。
腕の中のシノは自分自身も必死で頷くのが精一杯だった。
ヘイハチはシノの腰に手を回し、出来るだけゆっくり、なるべくシノが苦しまないように腰を動かし始めた。
シノは身体の下から突きあがってくる律動にただ突き動かされるだけで、激しい快楽の波に飲まれていた。
はっきりとした意識の無いまま、シノは男の首に手を回し、ハイハチ様、と名を呼んだ。
「ヘイハチ…様っ!はあ、あっ!!」
ヘイハチの攻めが激しく、速くなるに連れてシノはヘイハチの名を連呼していた。
くっ、とヘイハチが小さく呻くと同時にシノの体内に精を放出した。
ビュクビュクと膣内に熱い体液が注ぎ込まれるのを感じながら、
シノは不思議と自分の中にある不快感よりも新しく芽生えた達成感や幸福感の大きさを感じていた。
「はっ…はあああっ……ああ、ヘイハチ、様……」
シノが自分の名を呼んでくれる。無意識に自分を求めている。
身体だけでなく心も満たされたように思い、ヘイハチは漸く射精の止んだ自身をシノの身体から引き抜き、服に仕舞うと
物置から毛布を取り出し、シノの身体に掛けてやる。
それからシノが寝付いたのを確認すると、立ち上がって大きく伸びをし、
「さて、洗濯物を風通しの良いところまで干しに行きますか」
と、いつもの恵比須顔でシノの服を抱えて小屋を出て行った。
おまけ?です。エロくは無いです。
明くる朝。
シノが目を覚ましたとき、囲炉裏には何故か飯盒が掛かっており、ご飯の炊けるいいにおいがしていた。
当然の如く自分は裸で、身体には毛布が掛かっていた。
「ヘイハチ様…?」
恐らく毛布を掛けたであろう赤毛で細目の侍の姿を探すも姿がない。
起き上がろうとしたが、酷い立ちくらみと下半身に鈍痛を感じまたその場に座り込んだ。丁度その時。
「あ、シノさん。お目覚めでしたか」
おはようございます、と細目の侍が声をかける。手にはシノの服が抱えられていた。
夜中に外に干して、一晩でちゃんと乾いたのだろうか。
シノが不思議そうに服を見つめるのでヘイハチが説明をする。
「私の作業場はこの村にしては比較的乾燥してる上に風通しが良いので、其処に干していたんですよ」
ヘイハチの作業場……巨大兵器の製作場所。
ノブセリにその製作現場を見つかってはまずく、早く仕上げねばならない為、昼夜を通して村人が大勢集まる場所。
「そげな!そげな人が大勢おる処に……おら、本当に嫁に行けねぐなっちまう…」
座ったままヘイハチから服を受け取ると、シノは落ち込んだ。
そんなシノの様子を見て、ヘイハチはにっこり笑って言い放った。
「私でよければ喜んで嫁に貰って差し上げますよ」
完
125 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 11:47:34 ID:i75gWFA/
GJ!!!!!!!!
天然と黒いのごた混ぜで外堀埋めていく米侍イイ!
シノもけなげで可愛い!
しかし、ヘイさんにお義父さんと呼ばれたら、
マンゾウは生きた心地がしないんじゃないかw
続きキター
ヘイシノGJ!!!!
>>125 確かにw
全然気持ちよくならない。tu-ka才能ないな。
グッジョーーーブ!!!
ヘイシノ良いね〜
>>127 だったら来んなよ空気嫁
本当のことも言えないこんな世の中な(r
サナエと天主の触手レイプとか読みたい。
132 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 20:42:43 ID:nlRw9Mgt
キュウキラ読みたい。
>>115 グググググッジョブ!!!!!!
おまけまで美味しいヘイシノ(*´Д`)ハァハァ
>>90に気楽に書き込んだ者ですが、予想以上を遥かに越える素敵話でした。
134 :
133:2006/10/20(金) 11:13:36 ID:GsmOotQW
>>予想以上を遥かに越える素敵話でした。
一日経って気が付きました。
正しくは【予想を遥かに越える素敵話でした】です。
お粗末…
俺もキュウキラか、キュウシノ読みタス
キュウシノの接点は弓の稽古?
137 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 02:15:11 ID:ZYsGe74m
あとはヘイさんがマンゾウシめたとき広場で見てたキュウゾウ・・?
シノはオサムライと結婚するって言ってたからソレつながりでもいいな。
マンゾウを脅したとき、シノが木陰から見てた?のが俺的に恋したように見えた。
キュウゾウに惚れたのか…物好きだな、シノ
って思ってたのに!!
原作ではカツシロウとくっついてたっけ、シノ。
……最後はカツの方がすげなくフられてたが。
侍じゃネェ!って振ったんじゃね?
侍だから離れたんでしょ。
所詮は身分違いだって事はシノの方が分かってたって事で。
にも関わらず未練がましくしてたカツの方が駄目な奴。
勝が駄目ってか、むしろ原作は志乃がいいかげんな感じがする
侍と結婚したがってたくせに…
>>143 それはアニメの方だけ。
原作は野武士との戦いを前に興奮して発情しちゃったっぽい。
戦いになったら勝が死ぬかもしれないから、じゃないのか?
もちろんそれが発端、
勝が死ぬかもというより「みんな死ぬんだべ?」なので
非常事態を前に、ほのかな恋心から一気に本能が発動してしまったと思われ。
七郎次も万蔵に「こういう時は変になるから」と言ってたし。
で、戦いが終わって平和な日常が戻ったら
憑き物が落ちたように発情も収まって明るく田植えをするシノ。
そんな事情を飲み込めない勝はオロオロして未練がましく眺めるだけ。
教訓;非常時に始まった恋愛は長続きしない。
シノは勝を諦めて農民の生き方を選んだという解釈も有るけど
自分にはこう思えてならない。
女って怖い(((゚Д゚;))))
キュウシノ・キュウキラまだぁ〜
こまちの未成熟なアソコにキクチヨのぶっとい指を突き刺す話か?
>>131 天主との触手ネタ面白そうだね
あとサナエ繋がりで、サナエ×リキチってのも読んでみたい
リキチがサナエを都から連れ帰った後の
夫婦の夜の生活という感じで
156 :
125:2006/10/29(日) 23:06:36 ID:yzHxaBtU
152と125を間違えたんだね
>>154ドンマイ
自分も時々ありますw
24話は、こまちのプロポーズに泣いた!
よつべの超捏造キュウキラmad消えちゃったんだね。結構萌えだったのに
159 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:09:04 ID:aW595QhB
>152
うわー純粋に泣けました。上手いねこれ。
あたしゃ何か呪われてるんでしょうか?w
>>159 泣けるでしょ。
同じ作者のキュウゾウのも泣けるよ。
161 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:42:28 ID:aW595QhB
>160
キュウゾウのもみた。
泣ける〜そして上手いな・・
曲がWINDなのも・・また・・
キュウゾウ助けて…
断る
ようつべか。
ヘイハチのNumbも結構好きだな。
あとカツキラキュウキラを匂わせるリッキーマルティンのとか。
ところでおサムライ様、新作のSSはまだでしょうか…?
気長にまってるぜ!(`・ω・´)
>>164 ヘイハチのNumbは自分も好き。
あとはキュウゾウのKyuzo killz all...YAY!も。
カンナ村の女性の着物は激しく短いのだが
その下はどうなっているのだろう?
腰巻きだけだと農作業の時見えてしまいそうなので
何か対策しているの思うのだが…。
腰巻きの下に湯文字(短い腰巻き)でも付けているのか
それとももっこ褌(紐パンみたいなの)系のを履いているのか…
書いてるうちに変な所で詰まってしまったw
>>167 執筆中とな!?
大体女の人は着物の下に腰巻だけど
どうなんだろうね、ヒモパンみたいなもっこでも何でもあなたの想像にまかせますw
楽しみにまってます(`・ω・´)
12話を良く見たらおシノが腰巻の下にパンツ(らしきもの)
穿いててちょっとショックだったのを覚えてる。
今日は鬱…
激しく詰まったorz
>>173 ガンガレ!
自分も詰まってる......orz
>>155 これ以上鬱にさせないでくれ…>天主×サナエ
保守
ほしゅ
最終回保守
おっちゃま生きて帰ってコマチの嫁になるんだぞ!
┏━━━┓
┃〇 〇┃
┃〇 〇┃
┃〇 〇┃
┃ △ ┃
┃ た ┃
┗━━━┛
お侍様お疲れさまでした。
次の活躍はこのスレで…
┏━━━┓
┃〇 〇┃
┃〇 ●┃
┃● ●┃
┃ ▲ ┃
┃ た ┃
┗━━━┛
お侍様お疲れさまでした。
メガネ物AVはメガネに、巨乳物は乳に放出するのだから
キララに出す時は水晶に出さないとな
コマチ坊にあげちゃったじゃん
キララがコマチに水晶をあげる時に
汚れてしまったみたいな事を言っていたけど
カンベエ様とヤったのかとオモタ
カツキラ&キュウシノが読みたいです。
あとリキチとサナエの新婚生活とか。
オラがみんな忘れさせてあげるよ…と
優しくサナエを抱くリキチ。
いいな。
>>186 そのSSで俺の鬱になり切った心を癒してくれ…
hosyu
誰もいないところを見計らって
シチとオカラちゃんの話が読みたいと呟いてみる
エロパロ板にあるまじき発言だがエロはあっても無くても構わない
オカラちゃんのツン部分を崩せるのはシチしかいない!
「言いたいことがあったのではなかったのか」
長い口づけのあとカンベエはキララの目をじっと見つめて問いかけた。
キララはぼうっとしながらうるんだ瞳でカンベエをじっと見つめた。
生きて帰ってきてくださった、それだけで十分だったのに、
もう何も望まないと思ったのに…
「私はカンベエさまが…」
咽が渇きかすれたような声でやっとキララは声を出した。
「儂が好きか」
カンベエは大きな手で再びキララを抱きしめてその口を吸った。
キララは体仲の力が抜けていくのがわかった。
ふいに
いつの間にか手袋を取っていたカンベエの素手がキララの前垂れをかき分け下履きの中に進入した。
「ひっ!」
キララは思わず悲鳴をあげた。
「塗れておるな」
カンベエはふっと口元をゆるめた。
○濡れて
×塗れて
>>191 GJ!
カンベエ様も男ね、そしてキララも淫乱すぎるぜ
続きが気になるわぁ〜
カンベエさま なんか 涸れてるっていっても女の扱い余裕っすね。
惚れス。
「儂の事を想って自分で慰めていたこともあったのだろうな」
キララの目に涙があふれた。
彼女は耳元まで赤くなり、カンベエから顔をそむけただ震えていた。
さげすむような言葉とは裏腹にカンベエの手つきは優しかった。
必死で閉じようとするキララの太ももをこじあけ、その付け根を優しくなで、
しとどに塗れた割れ目にそうっと指をはわせる。
「ひっ」
思わずキララはカンベエにしがみついた。
カンベエはそっと抱き留めると腰に左手をまわし、ゆっくりと冷たい床にキララを横たえた。
その間も絶え間なく右手はキララの密壺をかき回していた。
「はあっ、ああ…はあ」
キララは涙をぽろぽろこぼしながら白いのどをのけぞらせた。
愛しいと想った人に抱かれているという喜びより、恐ろしさの方が増しているのは何故なのだろう。
憧れたこの人は、ただ生々しい大人の男だった。
キモデヴのババアが書いてると思うとゾッとするなw
>>195 続きGJ!
癒しの里で磨いたテクニックでキララを攻めるカンベエ様か
夢落ちはイヤっす。
最後まで やさしーく頼むよカンベエ先生!!
HOSYU
>>160 > あたしゃ何か呪われてるんでしょうか?w
>
>
>>159 > 泣けるでしょ。
> 同じ作者のキュウゾウのも泣けるよ。
>>200 なんでアタシの書き込みがコピーされてるんでげしょ?
202 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 12:32:49 ID:Pe90cY0y
ほしゅでげす
>>160 > あたしゃ何か呪われてるんでしょうか?w
>
>
>>159 > 泣けるでしょ。
> 同じ作者のキュウゾウのも泣けるよ。
204 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 19:25:02 ID:oQdo6GyR
ヘイキラてどうかなあ?
供給より需要が多いというのが難点
207 :
204:2006/11/27(月) 06:34:37 ID:4Gn8zjH9
>205
わーい同志を見つけたので頑張って書きます!
キララ×キュウ激しく希望
物語のどの時点で、なんてことはどーでもいいわ♪
けっこうお似合いだと思うんだぁ
保守してみますか久々に
保守
スミマセン質問です。
シチ×オカラの途中なのですが
オカラちゃんはシチさんのことを何と呼んでましたっけ?
シチさんはオカラちゃんの事をカワイコちゃんとかお嬢ちゃんと呼んでいたけど
オカラちゃんがシチさんに呼びかけるシーンが思い出せない…
アニメではシチを呼んだことはなかったかと…
ただそのまま名前で呼ぶタマでもないと思うあの子はw
小説は未読なのでそっちは分からず
分かる人がいたら頼む
小説では4巻で「あんた」5巻で「お兄さん」と呼んでました。
215 :
212:2006/12/03(日) 15:33:02 ID:3qRf13Ag
>>213,214
助かりました、ありがとうございます。
「あんた」と「お兄さん」ですか。
自分の父親と変わらなさそうな大人をアンタ呼ばわりとは
さすがに凄タマですねオカラちゃんはw
上の方でヘイ×キララというので
「勘兵衛殿をいくら慕っても無駄ですよ」
えびす顔のまま平八はキララに言い放った。
「あの人は誰でも許す、しかしご自分の本心には誰も触れさせない。
だからこそ勝四郎君も出て行ったのでしょう?」
「そんな事はありません、勘兵衛様は… 勘兵衛様は…」
キララは言葉を失った、確かに平八の言う通りだからだ。
「まあそんな事はどうでもよろしい」
よっこらしょと立ち上がると平八はえびす顔のままキララの方へ迫ってきた、
細い目の奥の瞳が冷たく光る。
その視線に気圧されて壁まで追いつめたられたキララを
平八は両の手で囲み逃げる自由を奪った。
そして耳元へささやく。
「叶わぬ恋は苦しいだけです、吐き出して楽におなりなさい。私がお手伝いしますよ」
そう言うとキララの耳をべろりと舐めあげた。
という黒米が浮かんだのですがヘイさんスキーな自分はこれ以上書けないので
誰か書いてくれませんか?w
いやです
(´・ω・`)
>>186187 リキチ×サナエでちょっと頭に浮かんだイメージ
「リキチさんやめてっ!」
無理やり押し倒して唇を求めてくるリキチにサナエは困惑した
「オラ、もう我慢できねぇだ。サナエ、許してけれ!!」
リキチのその瞳には、普段の優しい色は無く欲望に飢えた獣のようだった
そしてリキチは、サナエの乱れた胸元に手を滑り込ませた
「イヤーッ!」
219 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 20:01:39 ID:cbfdOPzq
保守
>>215 ヘイハチにSなイメージを持ってる人って多いのかね?
普段はニコニコしてるのが逆にそう思わせるのか??
>>220 笑いながら「なぁに、この人の事は悪いようにはしませんよ」て言ってるし
自分は割りとSなイメージあるな。
>>220 なんか観た目通りじゃないイメージがあるんよね。。。
>>220 215です。
アレなヘイさんを書いておいてなんですが、自分のヘイハチ像はどちらかと言えばMです。
215でSなヘイさんを書いたのは、勘兵衛様しか目に入らないおぼこ娘を
エチーに持ち込むには強引な方法しか思い浮かばん!
そこで一番毒舌吐きの黒米に登場願おうか、という思いつきですが
自分の中のヘイさんはナイーブでMなお人なのでそれ以上は書けません.......orz
以下自分のヘイハチ像。
大戦時に犯してしまった裏切り(実際は上官に騙された)で出来た心の傷を
騙されたという事で誤摩化そうとせず、また当時の軍服を着続ける事によって
忘却と言う心の傷に一番良く効く時間薬も拒絶していた様に思えます。
つまり裏切りと言う行為で出来た傷を自責の念で掻きむしりながら
戦後10年間もえびす顔に隠して大事にとっておいた…と。
この行為をMと言わずして何をMと言わんや、でございますw
で、過去の交際相手からテルテル坊主で諌められるほど沸点の低かった人が
傷を抱えていっぱいいっぱいになっている所へ「裏切り」というキーワードが
加わると自分も相手も許せなくなってSな黒米侍発動になるのではないかと思います。
ホノカの時も彼女の事情を思いやる余裕が無く、一人だけ斬る気満万だったのもその現れかと。
>>223 いいな。まさか野郎に萌えるとは思わなかったぞ!
普段のヘイさんを同性だと思えない…
ケツ穴にキリタンポ突っ込まれて恍惚としているヘイさんキボン
荒らし多いし支援すくねーし書く気しねー
荒らしっつーか腐女子しかいねえ
>>227 いっそホノカ×ヘイハチもしくはシノ×ヘイハチで
酷い目に遭ったんでちょっとした仕返しシチュとかならまぁおk
>>228,229
暗いと不平を言うよりも進んで灯を点けやしょう
と言う事で途中までですが、とりあえず投下しやす。
野伏せりとの戦もひとまず終わり、村の復興作業の進行を見回る昼下がり、
シチロージは村の外れの細道で大きなカゴを背負って歩く小さな人影を見かけた。
おや、あれはオカラ殿でげすね、ちょっと声をかけてみましょうか。
「お〜いカワイコちゃん、今日はお一人で?」
こっち向きましたよ、聞こえたようで。
ほっぺた赤くしてぽてぽてかけてきますね、ほらほら転ばないように気をつけなさいな。
まったくもって、この年頃の女の子は口が少々生意気でも本当に可愛いでげすねぇ。
汚れ無き年頃ってぇやつでしょうか? こちとら歳を重ねて色々汚れてますがね。
シチロージは口の端を少し上げて微笑みながら、こちらへ駈けて来る少女を見ていた。
オカラは息を切らしながら前まで来るとチロンと上目遣いでシチロージの顔を見つめ、
片方のつま先で“の”の字を書きながら質問に答え始める。
「コマチは今日一日水分様のお勤めだ、
キララ達が侍探しに村を出てからずっと代わりにババ様がお勤めしてたでな、
戦も刈り入れも終わって一段落したから今日は念入りにお勤めするんだとよ。
アタイは薬草摘みだよ、戦でケガ人が沢山出たでいくら摘んでも足りなくなからな。
集落の近くの薬草は皆摘んじまったで今日は森の方まで行っただよ、シシシ」
一人前に秋波を送りながらも最後は“シシシ”で〆るオカラにシチロージは気圧されつつも
「そ、それはそれは大儀な事でげすなぁ。
しかし感心しませんよ、まだ野伏りの残党がいるやも知れぬゆえ
一人での遠出は慎むようにと言っておいたはずでげすよ」と注意を与えるが
「そんな固い事言わなくてもオラァ大丈夫だ。カツの字と違って隙はねえだよ、シシシ」
とオカラはどこ吹く風だ。
やれやれ、ああ言えばこう言う困ったお嬢ちゃんだ。
コマチ殿の友達ということもあって少々甘やかしてきましたが、大人の言う事は素直に聞くように
一度きちんと言って聞かせた方がオカラ殿の為にもいいでしょうね。
シチロージは道の脇の草地に腰を下ろすと、
表情を愛想の良いいつもの幇間顔から眉間に軽く皺を寄せた侍の顔に変え、
「オカラ殿、お話が有ります。ちょっと此処にお座りなさい」
自分の前を指差しながら渋くオカラに言った。
「アイヨ」と答えたオカラは怯える様子も無く背中のカゴを降ろすとちょこんと指示された場所に座り、
シチロージの顔を見上げてニィっと笑う。
だめだ…完全に舐められている…カンベエ様の副官として戦場を駆け抜けてきたこのワタシが…
これは一筋縄では行きませんね…
さて、これはどう料理したものかと更に眉間の皺を深くして思案していると
目の前に竹筒がにゅっと付き出された。
「飲むか?さっき汲んだ森の泉の水だで美味いぞ。
昼飯まだだろ?景色がいいからここで食って行けばいい、シシシ」
あた〜参りました、シチさんともあろう者が出端を挫かれやした。
せっかく渋く決めたのにいつものシチさんに逆戻りです。
ええ確かに腰の風呂敷の中は昼用のニギリメシですよ、ヘイさん並に鼻が利くでげすな。
シチロージは額を掌でペシッと叩くとこう言った。
「しょうがない、お昼にしましょう。カワイコちゃんも一緒にどうでげす?」
前の日のこと、大人達が忙しく働いている中でも相変わらず遊ぶのに忙しい子供達は
子供らしくもアホらしい会話を繰り広げていた。
ほとんど村の外の世界を知らない子供達の前に、突然村人と髪や目や肌の色が違う侍が姿を現し
野伏せり様を撃退したのだからそれはもう興味津々である。
「なあ、お侍様達のアレはどうなってんだべ?」
「村の男衆(おとこし)と同じようなチン○が付いてんのか?
髪や目の色が違うから、やっぱ色が違うんだべか?」
「そんなの見てんとわからねえべ?」
「機械のキクチヨさまはチン○付いてるんか?」
「オラが股ぐら打った時は押さえて痛がってたぞ」
「じゃあ付いてんだ、やっぱり機械のチン○だべか?なんか凄そうだべ」
「キクチヨ様はコマチの子分だからコマチが見てくればええだろ」
「んじゃオラも行く。機械のチン○見てみてぇ」
子供達は木の枝を振って侍のまねをしたり、お互いを肘でつつき合ったりして話を続ける。
「そっだら他のおさむれぇさまの大きさはどうだべさ?」
「カツシロウさまは?」
「三人娘が狙ってるから、その内分かるんでねべか?」
「カツシロウさまは水分の巫女さま一筋だからなぁ、あの三人では無理だべ」
「鼻がちっちぇとチン○も小さいとウチのバサマが言ってたぞ」
「じゃぁヘイハチさまはきっと小さいべ、背もちっこいし」
「一緒に水浴びした男衆のウワサでは、シチロージさまはデカイらしいべ」
「んだんだ、後家さん連中もそげなこと言ってはしゃいでたぞ」
子供達の一点集中下ネタ談義を背中の縫いぐるみをあやしながら
「アイツらいつまでたっても子供だねぇ」と冷ややかに聞いていたオカラだったが、
シチロージの話になると突然瞳がキラリと光りシシシ…と一人笑い始めた。
握り飯を食べ終わったシチロージは指についた飯粒を舐め取りながら立ち上がると
オカラが背負っていたカゴの中を覗き込んだ。
「色々入ってるもんでげすなぁ、お嬢ちゃんはこんなに沢山の薬草が判るんでげすか?
まだ小さいのに大したモンだ、シチさん感服でげすよ」と冗談めかしながらも正直な感想を述べた。
オカラはニヒルな表情を保ちながらもシチロージに褒められた事がよほど嬉しいらしく薬草の説明を始める。
「これはオトギリ草だ、汁をしぼって傷に塗ると直りが早いだ。
こっちはドクダミ、生のまま使うと化膿止めになるだよ。干してから煎じて飲めば熱冷ましにもなるし…」
頬を染め目を輝かせながらカゴの中の薬草を一つ一つ手に取り説明する様はいかにも少女らしく可愛らしい。
シチロージは目を細めながら午後の日差しの中で薬草の説明を続ける少女を眺めていた。
と、またしてもシチロージの目の前ににゅっと突き出される物があった。
「アンタ戦の疲れがまだ残ってるんだろ? これ食え」
見れば細いタケノコのような代物である。
「何でげすこれは?」
「疲労回復に良く効くだよ。オマケに若いのは生で食うと甘くて美味いだ」
それはそれはとシチロージはオカラからありがたく頂戴し、言われた通りにそれの皮を剥いた。
中には桃色で半透明の瑞々しい芯が有り、それを食べるのだとオカラは言う。
口にすると覚えの有るような独特の香りが鼻に抜けるが、確かに甘酸っぱく食べやすい味だ。
シチロージは子供の頃に食べたイタドリに少し似ていると思いながら一本を食べきった。
やがてオカラの説明も終わり、では一緒に村へ帰りましょうかと立ち上がった所で
シチロージは股間に違和感を覚え下を見てギョっとした。
いつの間にか愚息が立派に成長している・・・何故に?!!
混乱しつつもオカラの目も有るのであわてて座り直し羽織の裾を合わせ股間を覆う。
そうしている間にもどんどん成長して来て痛いほどになってくる。
(確かに虹雅渓を出てからこっちご無沙汰でしたよ、カンベエ様の命を守って村の女子衆にも手を出しておりません。
しかし何だって真っ昼間のこんな所で大きくなるんでげすか? 目の前には年端もいかない子供しか居りませんのに!)
ティンコネタ キター---(゚∀゚)----!!!
才能ないねw
続きを希望します。
ここならどんなヘタでも糞でも褒められるから自己愛を満たすにはもってこいだねw
――かたん。
ふいに障子が開き、片腕がゆらりと手招いた。
キュウゾウの居る場所からは障子の隙間から覗く手しか見えない。
顔を上げて抱えていた刀に頭を乗せる。そしてその手を見詰めていると、掠れた声が響いてきた。
「――おいでに、なるんでしょう?」
「――……ッ」
「今なら、カンベエ様はいらっしゃいませんよ」
障子から覗くのは、白い手だった。
そして中からゆらゆらと紫煙がもれ出てくる。
指先が、ことん、と縁側に乗せられて、手のひらが上に向いていた。
その手が先ほどまでカンベエの背にしがみ付いていたのかと思うと、観ていられないような気がした。
「ふふ……いつもと逆ですね」
「いつも……」
まるで自嘲するかのような、投げやりな声だった。
いつもの温和なシチロージとは打って変わったような印象を抱かせるくらいに、乾ききっていた。
「いつもは、あたしが控えているじゃありませんか」
「――……ッ」
そう云われて顔を上げた。
いつもキュウゾウとカンベエが交わしている間、彼は何処ともなく控えている。
そして絶妙なタイミングで現れるものだった。
↓続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください
ごはんごはん
遅レスだが、オカラ観察記で「シチどん、ヘイどん」って言ってたなぁ
職人様方へ
ワッフルワッフル!!
シチキュウキラ希望
野伏りキラもいい
捕手
保守
>231です
稚拙な文章に暖かいGJ 本当にありがとうございます。
235さんの言われる通り本当に下手糞なのですが、本物の職人さんが
作品を投下されるまで「保守代わり」って事で投下をお許し下さい。
>>231-233 の続きです
困惑しながら目を閉じ、この状態をどうやってやり過ごそうかと思案していたその時、
シチロージ頭の中に突然『子供』の文字が浮かんだ。
目を開けるとその年端も行かない子供が嬉しそうな顔でしゃがみ込んでシチロージの股間を凝視している。
「カワイコちゃんアタシに何を食べさせました? さっきのアレは何でげす?」
シチロージは唸るようにオカラに聞く。
「倍胡座って名前で疲労回復精力増強の妙薬だ、普通は熟したやつを干して薄切にして湯を注いで飲むだよ。
村の隠れた名産品だ。野伏せりに米取られてもコレのおかげで何とか村は食っていけただよ、シシシ」
「ば、ばいあぐら〜?!!!」
道理で嗅いだ覚えの有る匂いだ、蛍屋で客に出してた精力剤じゃねえか!
薄切りを1、2片湯に入れて飲めばたちどころに男が元気になるってえ代物だ、
それを一本まるまる食わせやがった! 冗談じゃねえ何を考えてるんだ?!
「何でそんな事を…」
「一番デカイ竿持ってる侍がアンタだって噂になってるんで確かめてみたくなったのさ。
どうせ確かめるなら一番デカクなった所を見たいと思ってね、観察記のいいネタさね、シシシシ。
でも兄さん大したもんだ、オラもアンタのが一番デカイと思うよ、シシシシシシシシ」
前言撤回しやす! 何が汚れない年頃だ!可愛らしいだ! 生意気で性悪な小悪魔じゃねえか!!!
もうシチロージの股間の物は限界にきていた、心の臓の動きに合わせ早く早くと解放を訴えて来る。
こめかみの血管も股間に連動して疼き、目眩までしてきた。
「おおぅ苦しそうだねぇ、熟してねえ倍胡座でも結構な効き目があるだねえ。
一発いたせばだいぶ楽になるそうだよ、でもまたすぐに元気になるけどな。
アンタなら相手に不自由はしねえだろ、色目使ってくる女子(おなご)が村にいっぺえいるものな。シシシ」
カンベエから村の女子衆に手を出すのを固く禁じられているのを承知の上で、
相変わらずオカラは大人を舐めた口調で嬉しそうに話している。
いつもは可愛らしいとさえ思えるその生意気さが今は欲望を抑えかねているシチロージの逆鱗に触れた。
「ほほう、一発いたせば楽になるんでげすな。オカラ殿…」
シチロージは顔を上げオカラの目を見据えながらゆっくりと言った。
青い瞳にオカラが今まで見た事が無い凄みの光がゆらいでいる、戦場の侍の目だ。
オカラはシチロージの視線に大人の男の得体の知れない恐ろしさを覚え、自分の悪戯が冗談では済まなくなった事を悟った。
生意気な表情が消え怯えた童女の顔に代わり、その背筋をぞくりと冷たい感触が這い上がる。
思わず立ち上がりそのまま逃げようをするが足がすくみ動けない。
シチロージはオカラの目を見据えたまま言い放つ。
「ではお相手願おうか!」
「ひっ!」
その声に弾かれたようにオカラは走りだした。
足がもつれて上手く走れないが少しでもシチロージから離れようともがく様に走る。
しかし刹那、オカラの体にシチロージの左手から発射されたワイヤーが絡み付く、
小さな体は引っ張られてひうと宙を舞うと胡座をかいたシチロージの中に納められた。
シチロージはオカラの上半身を左手で抱え込み、その小さな頭の上へ形のいい顎を乗せ、
オカラの力ではどうもがいても逃げられない形を作る。
オカラはシチロージの籠の鳥になった…
254 :
231:2006/12/14(木) 20:20:09 ID:/1sbSuS1
コピペしたら改行が変になってしまいました
重ね重ね本当に申し訳有りません m(_ _)m
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!待ってました!
倍胡座ワロタww
256 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:52:29 ID:oT1Hv2Oh
気持ち悪いんだよお前の文章
シチロージが未成年者略取!!!
タイーホ ktkr
つ…続きが読めるなんて、幸せだ。
GJ!
倍胡座wwww
すっかり女性専用スレだな…
まあ過疎るよりはマシなのかもしれないけど
>>256 動かすのは口じゃなく手!!
文句があるなら自分で書く!!!
前からやたらここで文句言っていく人いるよね。えっちなのはお嫌いかい?
それはともかく、シチオカラGJです!続き待ってますノシ
シチオカラGJ…!
続き楽しみにしてます!
シチオカラGJ!
早く続きを読ませてくだされ!!!
早くあげろよ、どへたwwwwこきおろしてやっからよwwwwww
>>231-233 >>252-253 の続きです
「年端も行かぬうちから男の体を玩ぶとは、いい度胸でげすなカワイコちゃん」
オカラの頭の後ろで喉仏が動き厚い胸板を通して低く押し殺した声が怯えた小さな体に伝わる。
腰にはシチロージの固くなったモノが袴を通して熱と脈を伝える。
恐怖で固まったオカラの背中から全身にぞわぞわと甘く痺れる様な感覚が広がり、細い首がこくりと動き唾を飲む。
その動きに気が付いたシチロージはニヤリと笑うとオカラの耳元に口を近づけゆったりと囁く。
「怖いでげすか? でも後戻りは出来ませんよ、オカラ殿にはこうなった責任を取っていただかないといけません。
なに、ちょっと辛抱すれば済む事でげす」
シチロージはオカラの体を軽々と持ち上げ胡座の上にそっと横たえる、そして右手を背筋に沿ってつうと這わせる。
緊張の為にオカラが「はぁ…」と小さな溜息をつくのを横目で見ながら無言で半袴と下着を一緒に下ろす。
オカラの可愛いい尻が目の前に現れた、産毛まで瑞々しい桃の様だ。
シチロージはこれから行う行為を思うとチクリと胸が痛む、しかしもう後へは引けない。
オカラの尻が高くなるように胡座をかいた膝の位置を動かし、軽く手を添え狙いを確認する。
目を閉じて軽く深呼吸し、覚悟を決めた。そして……
シチロージが威勢良くオカラの尻っぺたを叩く音が青い空に高々と響いた。
オカラのお尻にでっかい紅葉が散りやした、ああ秋でげすねえ。
おやおや泣き出してしまいました、少々お灸が過ぎたようでげす。
しっかりお説教もするつもりでしたがこれ以上は野暮というもの、お嬢ちゃんもこれで十分懲りたでげしょう。
シチロージはオカラを抱きしめると頭や背中をさすりながらよしよしと慰めてやる。
オカラもシチロージの肩や胸を涙と鼻水で濡らしながらゴメンナサイをくり返す。
シチロージは抱きついてしゃくり上げる子供の暖かさに、いつしか懐かしい遠い日を思い出していた。
泣き疲れ落ち着いてきたオカラの前にシチロージがにゅっと手ぬぐいを差し出す。
「顔をお拭きなさい、 せっかくのカワイコちゃんが台無しでげすよ」
オカラは涙目で照れくさそうに受け取ると小さくシシシと笑った。
シチロージもシシシと笑って返し「もうあんなオイタはいけませんよ」と念を押すと、オカラはこくんと頷いた。
よろしい、子供は素直が一番でさあ!
野伏せりとの戦もひとまず終わり、村の復興作業の進行を見回る?夕暮れ時
村の外れの細道に大きなカゴを前に抱いてへっぴり腰で歩く三本髷の侍とお尻を押さえながら歩く少女の姿がありましたとさ。
どっとはらい。
稚拙な作品に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。 お粗末!
流石に未遂でしたね、でも逆に良かったかも。ドキドキが止まらないっす。
GJ!
個人的には”お説教”されるオカラちゃんが見てみたかったが
これはこれでほのぼのしてていい!
オチにワロタwしかしGJ!
泣き出すオカラに不覚にも萌えた。
GJ!
シチロージが犯罪者にならなくてよかった。
シチが性犯罪者になってしまったら、カンベエの
「おじさんみたいになってもいいのか」を「シチロージみたいになってもいいのか」に
変更しなければいけなくなるな。
272 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 17:35:33 ID:sKxioHk6
キュウキラの絵ならできるかも
絵の職人さんも大歓迎!
職人さんたち頑張って〜
275 :
231:2006/12/18(月) 22:29:13 ID:ifjpKfQY
初めて書いたエロパロに暖かいGJのお言葉本当にありがとうございました。
今までSSも書いた事が無かったので投下して読み直しては、あまりの下手さに...orz となってました。
もし次の機会がありましたらもっと修行を積んで読みやすい物を目指します。
>>268 本当は、がっつりお説教をするつもりで落語ネタを準備していました。ご慧眼おそれいりますw
予定の予定は、大きくなったままのシチさんはヘイさんに見つかってからかわれないようにと考えを巡らせ、
がっつりお説教されてもへこたれないオカラちゃんは次の犠牲者への策を思いついて目をキラリと輝かせる…。
という結末だったのですが、いざ入力してみたら自然にオカラちゃんが泣き出してなだめるシチさんに
「説教は野暮」と却下されてしまいました。
自分が思っていたよりもシチさんは優しくてオカラちゃんは素直で可愛い女の子だったようです。
276 :
231:2006/12/18(月) 22:32:33 ID:ifjpKfQY
×予定の予定は→○当初の予定 です。 最後までお粗末様でございました。
お粗末!
シチとオカラすごく和んだ…!
お説教ストーリーも気になりましたが
この展開もスバラシス
お見事でした!
鬼畜シチロージも見てみたかった( ´・ω・`)
職人さん、また書いてね
280 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:35:19 ID:Bmchbnxr
職人さん待ちage
まだかな〜職人さん
>>279 オ、オカラちゃん相手に鬼畜シチさんですか…
なんか「もりしげ」さんみたいなのが頭に浮かんで…自分には無理です....orzゴメンナサイ
本物の職人さんお願いします。
代わりに、蛍屋に拾われたシチロージが左手失う&カンベエの消息は分からない&侍の世は終わってるetcで
テンパってユキノさんに「俺の気持ちがわかるかぁ〜!!」と襲いかかって帯クルクルキャーになるが
ユキノさんは憐憫の情と元花魁のキャリアでがっつりお相手する。
というシチさんを鬼畜にする為に身も蓋もない案が睡眠不足の頭に浮かんだのですが需要有りますか?
>>282 _ ∩
( ゚∀゚)彡鬼畜!
( ⊂彡 鬼畜!
`| |
、し ⌒J
なんでそんなに反応早いんですかw
自分は書くの遅いので申し訳有りませんが年明け位になりますがいいですか?
すいません自分の方が反応早かったです、頑張って書いてきます。
で、質問ばかりで申し訳ないですが、女性の書き込みを嫌う方も居られるようなので
そういう方が見なくても済むように最初にNGワードとか入れた方がいいでしょうか?
>>285 NGワードとかどうでもよいと思うよ。
女性である事を公表せずに名無し投下が一番良いとかと。
あと、雑談は控えめにした方がいいよ。
揚げ足取りの暇な人が多いからね。
ここはまだ荒れてないからいいけど、しつこい人に粘着されるとたまらんからw
次も期待してます。がんばってね。
ありがとうございます。以後は名無しで沈みます。
年明けか〜
お待ち致しましょう
意外と無いカツの字×キララ、キュウゾウ×キララを自給自足するしかないと悟った午後。
俺がやらねば誰がやる。…台詞だけかっこよくキメてみた。
キララの足はエロいが、手もエロい。
リキチ×サナエも読みたいわ
途中までですがキュウキラ投下します。
苦手な人はスルーでよろ。
293 :
キュウキラ1:2006/12/27(水) 00:35:26 ID:uzyR848r
キララが目を醒ましたのは夜半のことだった。
特に何かあったわけでもなかったが、眠りの中からふと意識が這い上がり
瞼の下りた暗闇から夜の暗闇の中へと戻ってきた。
じっと聞き耳を立てずとも、外気が渦巻く音が聞こえる。
風が強い。
風の音と一緒に木々のざわめきもあちこちから響いているのが分かった。
隣では妹がすやすやと寝息を立てている。
何刻なのだろう。
そうは思っても、まだ早朝の気配すら遠いこんな刻限では時を知る術もない。
仕方なしに一度起き上がりかけた身体を再び布団の中へ戻して目を閉じる。
だが一度起きてしまうとなかなか思うように寝付けなかった。
特にこんな風の強い日は殊更に。
時の過ぎる感覚も曖昧だ。目を閉じて、再び開いてから。
一体それまでにどれだけ時が流れているのか。
外は相変わらずで、気流の生み出す音がひたすらに耳に入るだけである。
しかしその中にひとつ、今までと異なる音が混じっていた。
―――水の跳ねる音。
水場が近くにあるわけでもないが、それだけは不思議とはっきりと聞き取れた。
―――もう一度。
今度は先ほどより更に鮮明に。
294 :
キュウキラ2:2006/12/27(水) 00:36:02 ID:uzyR848r
顔を上げ、戸口の方を見やり初めて理解した。
小刻みに聞こえるぱしゃ、ぱしゃ、というあの音は、人が水溜りを踏んでいるのだ、と。
夕刻まで降っていた雨痕の残る道を誰かが歩いているのだ。
それが誰なのか、というのもキララは知っている。
やがて足音はこの家の前で止まるだろうということも。
足音の主が戸に手をかける前に、キララは薄い夜着の上に上掛けを羽織る。
微かに衣擦れの音がするが、それも風音にかき消され妹の目を醒ますには至らなかった。
だがきっと外の人物にはきっとこれでキララの目醒めが伝わっただろう。
その証拠に家のすぐ前まで来ても自分から戸を開けることはしなかった。
キララは暗闇の中にぼんやりと見える戸の影をじっと見つめ、迷いながらも何度目かの自問が終わると
音を立てないように静に戸を引いた。
295 :
キュウキラ3:2006/12/27(水) 00:36:47 ID:uzyR848r
びゅう、と一陣の風が吹き抜ける。
反射的に目を閉じたが、すぐに中にいる妹に気を使い素早く外から戸を閉めた。
バタバタと上掛けがはためくが、すぐに背後に人の気配がして僅かに風が遮られる。
「キュウゾウ様…」
「……」
振り返れば赤い外套を纏った侍がじっとキララを見ていた。
こんな遅い時間に一体何を、と聞くことなどできるはずもない。
キュウゾウがそこに立っている目的も彼女にとっては既知のことである。
それに昼間、昼食を届けにいった時にもキュウゾウはこうして何度かキララに視線を合わせていた。
まるで合図のように。言葉には出さずともそれは無意識のうちに伝わってしまう。
だから予感はあった。もしかしたら来るのかもしれない、と。
キュウゾウはしばらく黙っていたが、相手が何か言葉をかけようかと迷っているのを見ると
低い声で行くぞ、とだけ呟き踵を返す。
ゆっくりと歩き出したキュウゾウに付き従うようにしてキララもまた家を後にした。
296 :
キュウキラ4:2006/12/27(水) 00:37:29 ID:uzyR848r
鎮守の森と呼ばれる深い木立の中に水分りの社はある。
その社を過ぎ、更に奥へと進んだ場所が二人の目的地だった。
そこは古びた物置小屋で、かつてはそこが水分りの社であったが、建物の老朽化と
水神を祭る水源からやや離れていることもあって社が今現在の場所へと移されてから
ほとんど訪れる者はいなくなった。
中には祭具などの古びた道具が置かれていて、月に一度くらいは埃を落としているので
それほど汚れているわけでもない。
キュウゾウは立て付けの悪い戸を見事にするすると開けると、三歩ほど離れた位置にいたキララを
先に中へ通し、続いて自分も足を踏み入れる。
風に揺すられ、カタカタと音を立てる入り口にかんぬきをかけると、今度は板の間へと上がり
据え付けられていた蝋燭台に火を灯し、ようやく十分に視界の利くようになった室内に腰を下ろした。
キララはまだ入り口付近に立って、背後から差し込んでくる夜風に震えるように上掛けをキュッと握り締めていた。
「寒いか」
「…いえ、さほどには…」
「そこは風が届く。……来い」
297 :
キュウキラ5:2006/12/27(水) 00:37:58 ID:uzyR848r
キュウゾウに促され、一呼吸置いてからキララはゆっくりと履物を脱いで板の間に上がる。
キュウゾウがそうした時は音一つ立てなかった床板がギシ、と小さく音を立てた。
その音が五回ほど鳴り、胡坐をかいて座っている男の元へ少女は辿り着く。
お互いを見上げ、見下ろす。二人の視線が絡むが、相変わらず口数の少ないキュウゾウとの間に
会話らしい会話が生まれるはずもなく、キララは観念したように息を吐いてから彼の元へ身を寄せた。
少々猫背気味で座る男の目の前に立て膝になるが、それでようやく二人の目線は同等程度になる。
そうまでしてもキュウゾウは言葉一つ、指先一つ動かすことなくキララの所作を見続けるだけであった。
こうも至近距離で見つめられることなど、ましてや男の目の前でそのようなことになった経験の無いキララである。
恥じらいのせいで頬は赤く染まり、これから起こる事への不安に細い肩が小さく震え、俯いた顔に陰りが宿る。
やがて意を決したように顔を上げると、もう一度、はっきりと互いの目線が絡んだ。
「キュウゾウ様の…お好きなように…」
「……」
その言葉が発せられ、ようやくキュウゾウはキララの肩から上掛けを落とした。
とりあえずここまでです。
ってハンドル保存になってなくてsage忘れてるし…_| ̄|○スマンカッタデゴザル
仕事があるんで半端なとこで切りますがご容赦を。
あと村の設定については半分捏造です。
水分りの社は一個しかありません。たぶん。
続きでき次第また投下します。御免。
GJ!!! 白い夜着でキュウゾウの前に立つ儚げなキララが目に浮かびます。
続き楽しみにしてます。
駄文でも受け入れられる板だからっていい気になるなよ。
ほんと糞つまんねえ。小手先だけの稚拙な文章、行間からナルの香りがプンプンする。
別にキララじゃなくてもいい話じゃん。
ドリサイトでも作って引きこもってろよ。
あ、それとも反応なくて(r
お前の書く文はさもしいんだよ。
キュウキラktkr!!
続き楽しみにしています。仕事頑張って下さい。
>>300 動かすのは口じゃなく手!!
文句があるなら自分で書く!!!
続きが楽しみです。
感想くらい自由に言わせろよ。
色気も技術もないSSを褒める気にならねえ(w慰め合いならよそでやれよ。このジャンルはレベル低いな
気持ち悪いなお前。
エロパロくらい好きに書かせろよ
俺を見習って、嘘でもいいから「続きが楽しみです」くらい言え。
じゃないとエサが足りねえじゃねーかw
>>308 楽しみじゃないんなら嘘吐かなくてもいいじゃん。
アンタの言う「エサ」が欲しいんなら他のスレにも転がってる。
わざわざこのスレで言うのに、何か意図的なものを感じるね。
折角作品を投下してくれる職人にそんな口叩くんなら、
この板全体の職人に喧嘩売っていることになるぞ。
アンチレスはスルーの方向で
神がいればこんな展開にはならなかった
>>311 動かすのは口じゃなく手!!
神がいないなら自分で書く!!!
咬まない犬ほど、よく吠える。
素人の書いた稚拙な文章が嫌いなのにエロパロ板にいるって…w
感想強要されてるわけでも金取られてるわけでもなかろうに。
ここはエロい人の集まるインターネッツだ。
冬休みの宿題分からなくてイライラをぶつけるところじゃないぞ。
「キュウゾウ?」
ぐり、と顔を固定させてたじろげば、キュウゾウの顔が迫ってきていた。
そしてぬるりと口に滑る感触が振る。
「ぅん……――」
鼻先から微かに甘えたな声を出して、キュウゾウが伸び上がってくる。
するとカンベエが仰ぐような格好になるが、それと同時に口に熱い液体が注がれてきた。
ごく、と咽喉を鳴らして見上げると、キュウゾウがぺろりと濡れた口唇を舐め上げた。
手首に流れ落ちた酒さえ、べろりと舐めていく仕草に、カンベエの背中が戦慄を覚えた。
――火を点けおって。
カンベエが自分の口元を拭うと、キュウゾウは満足そうに首をかくんと傾けてみせた。
「どうだ?旨かろう?」
「確かに。だが、もっと甘い…甘露を味わいたくは無いか」
「いいな…寄越せ」
再びキュウゾウが唇を寄せてくる。
それを抱きとめて、細い腰に腕を回すと一気に沈み込んでいく。
「お、おい…ッ?」
くたり、と身体の力を抜ききったキュウゾウが、カンベエに寄りかかっていた。
見てみると寸前まで話していた相手とは思えない、あどけない寝顔が其処にあった。
「――――…」
つづく
あらあらw
――聞きたくない。
耳を塞いでも聞こえてくる音に、シチロージは瞼をぎゅっと引き絞った。
扉を目の前にして立ち止まり、其処から身体を動かせない。
ノックする寸前に聞こえた中からの音に、シチロージの手は止まったままだった。
抱え持っていた書類を胸に押し付け、戦慄いてくる唇をどうにかして収めていくのに必死になった。
――ガリ…。
「――――ッ」
不意に目の前の扉の先から、表面を引っかくような音が聞こえた。
シチロージは思わず肩を揺らして半歩後ろに下がってしまう。こつん、とヒールが音を立ててしまった。
すると中から、がたがたと物音がし、人の話す声が大きくなる
――まるでシチロージに聞かせているかのように思えた。
――厭だ…ッ!
拒むのにこの場から離れられない。
シチロージは崩れ落ちそうになる膝に手を当てて、扉に背をかけた。
そしてそのまま、ずるずると座り込んでいく。立てた膝を絡め、両耳を掌で塞ぐ。
「あ…――ッ、――…は、あぁ……」
間近で大ききなる喘ぎ声が、シチロージの鼓膜に突き刺さってくる。
冬ですなあw
うほ
良いね良いね〜
もっと続きカモン。
>>305 中傷目的で叩くのと感想としての批判を述べる事の
違いがわからない厨房はよそへ行って下さいね。
ここは21禁板ですよ。
って、やおいかよw
まあいいやwwこの際何でも雑食するわwwwww
よりによってパクラーの文か。まあここレベルのSSだからいいんじゃね?
粘着されるにもそれなりの理由がありそうだし。ぶっちゃけ萌えないけど
何でパクラーだと分かるんですか?
えらく守備範囲が広いっすねw
エロパロは18禁に変わったんだよ。
みょーな人のSSが増えたのは、それが原因?
知らんかった!
まあ801板の方はSS投下お断りの雰囲気だから
こっちに流れて来るのは仕方ないのかな。
元から過疎スレだから一般と801に分けるより
タイトルに801と入れて投下してもらうようにする?
>>305 お前何なんだ?みんなが楽しんでるんだから水さすなよ
>>317 扉の中の奴らが、カンベエとユキノだとすっげえ燃えるんですけど…
801板に小説投下専用のスレあるんだからそっちでヤれ。
>>327 おまいは ネ申 か
燃えたじゃねえかチキショ!!ありがとう!!
でもパクリかそうじゃないのかわからない時点でこのコメントはいかんね…
不謹慎でごめん(´・ω・`)
>>327 なにその泥沼な昼メロ世界
当て付けにシチロージはキララを襲えばいいよ
キララ襲ってもカンベエには当てつけにならないのでは?
カツの字にはダメージMAXだろうけどw
そうやって更に被害者が増えていく昼メロw
復讐鬼と化したカツがシチロージを闇討ちしたりするとイイね。
カンベエ、ユキノを脅して強姦。
↓
シチロージ、カンベエへの宛て付けに女を寝取ろうとするが適当な女がおらず
とりあえずキララを強姦。
↓
キララ、とばっちりを受けるがカンベエにはあまり効果なし。
↓
カツシロウ、切れてシチロージを闇討ちしようとするが
間違えてシチロージと背丈の似ていたキュウゾウに切りかかる。
↓
キュウゾウ、火の粉を振り払うようにカツシロウをしばく。
↓
カツシロウに憧れていた村娘たちがキュウゾウを村八分にする。
↓
雰囲気の悪さにキクチヨが耐えかねて村を飛び出す。
↓
コマチ、キクチヨを追う。
↓
心配したヘイハチとゴロさんが二人を追う。
↓
村に残った面子、気まず過ぎてグダグダ。
↓
キララ、世の無常を感じて水分りの振り子をなぜかカンベエに投げつけて村を後にする。
↓
カツシロウ、キララを追う。
↓
カンベエとシチロージ、決定的にお互いを嫌い村を後にする。
↓
キュウゾウ、友達がいない。
↓
カンナ村、滅亡。
カツシロウの闇討ちまでログを参考に考えてみた。
昼メロ、牡丹と薔薇をちらっと見ただけなんだが、昼メロってのは実際だともっとヤヴァイ展開なのか?
最近の昼メロって百合も混じってるよね。
牡丹と薔薇は見てないけど真珠婦人はもっと奇想天外にヤヴァかったw
>キュウゾウ、友達がいない。
で茶を拭いたのだが、キュウちゃんは後先考えないでヒョーゴ斬っちゃったからねぇw
>真珠婦人はもっと奇想天外にヤヴァかったw
kwsk
>>338 実況で毎日数千レスを消費したあの神ドラマを詳しく書いてたらこのスレが終わってしまうw
まあ一度レンタルでもして見てみれ。
キーワードは【たわしコロッケ】だ!
>>339 すげぇなw
今あらすじの見れるサイト回ってるがドロドロww
>最近の昼メロって百合も混じってるよね。
ってことで村から出たキララはユキノとお互いの傷を舐め合うってことで。
カツの字はそれ見て新しい世界に目覚める、と。
>>335 腹抱えて笑ったw
カツは新しい世界に目覚めてどうなるのか。
同人誌でも出しちゃったりするのか
なかなかエロに持ち込めない自分にカツを入れる為に深夜にこっそり投入しやす。
今の所エロ無しなのでスルー推奨.......orz
---------------------------------
艦内は耳障りな警報が鳴り響き爆発音が鼓膜を叩く。
暗闇は非常灯と炎に炙られ目に映る物全てが紅い。
熱と煙は呼吸する者の喉を焼き目を乾かし視界を奪う。
全てが紅く熱い中で止血の為に縛った左腕だけが冷たく重い。
降り堕ちる瓦礫を避けながら声を限りに上官の名を呼ぶが応える声は聞こえず。
やがて一際大きな爆発音が轟き天井部が崩れ始めた、退路はとうに失われている。
最早これまでかと覚悟を決めたその時、脱出用の救命艇がシチロージの視界に入った……
浅い春の日差しが障子を通し柔らかく入る午後、新しい畳の香りがする部屋でシチロージは目覚めた。
瞼を開け焦点の定まらない青い瞳を泳がせていると、目尻に紅を差した美しい女の顔が目に映る。
(ああ、軍病院も色っぽい看護婦を雇うようになったじゃないか。無骨な衛生兵よりずっといい)
と思いながら目を細めた途端、間違いに気付き目を見開いた。
「ここは?」
口の中で乾き貼付いていた舌をなんとか動かし、かすれた声を絞り出すとその美しい女が微笑んで答える。
「やっと目を覚ましなさったね、お侍様。ここは虹雅渓の癒しの里でございますよ。
お侍様が裏の堀を冬眠装置に入って流れて来なすったときは本当に驚いちまった。
あっちは蛍屋という料亭の女将をしておりますユキノと申します」
そう言いながらユキノはシチロージの唇にそっと吸い飲みを含ませる。
口から喉にひんやりと水が流れる。美味い、甘露のようだ。生き返る心地がする。
シチロージはユキノが心配するのをよそに、ごくごくと一気に水を飲み干した。
そうして一息つくと滑らかに動くようになった口で礼を言う。
「私の名はシチロージという。女将に助けてもらったおかげで命を長らえることができたようだ、かたじけない」
「嫌ですよ女将だなんてしゃっちょこばって、どうぞユキノと呼んで下さいまし」
手ぬぐいでシチロージの口元を拭きながらころころと花のように笑ってユキノは答えた。
だがまだ女の笑顔に安心することは出来ない。
虹雅渓…ここが北軍に属する地ならよいが南軍が制している土地なら厄介だ。
そうなればこの女とて信用出来まい。
自分の所属が知れれば、すぐに敵軍の兵士が居ると通報するかも知れないのだ。
(目端の効く聡い女だ、しかし料亭の女将にしては若い。この風体と物言いは花魁上がりか)
シチロージは職業軍人の目でユキノを観察し、そして探りを入れる。
「この地の名は虹雅渓と申されたが私の記憶に無い地名で…、どちらの陣に属す地だろうか?」
ユキノは最初きょとんとした顔をしていたが、ああという表情に代わり気の毒そうに告げる。
「ずっと眠ってたから存知なかったんですねえ、大戦はもう5年も前に終わっちまいましたよ」
シチロージは我が耳を疑った。
ユキノの話はシチロージには信じ難い事ばかりだった。
5年前に自分が属していた北軍が負け大戦が終結したこと。
勝ったはずの南軍も理由は分らないが組織が弱体化し、いつしか崩壊してしまったこと。
それに伴い侍の力が衰退し、今は侍に代わり商人が権勢を振るっていること。
何より信じられなかったのは、その5年の時を自分が何も知らずに救命艇で眠り続けていたことだ。
(何と言うことだ、 5年もの歳月を無駄にしてしまった。
今となってはあの崩れ行く敵艦の中で、あの方がどうなったのか知る術も無いではないか……)
無力感に襲われシチロージは両手で顔を覆おうとした……が、
その動作はもう一つの信じ難い現実を彼に突きつけた。
シチロージは今度は我が目を疑う。
まなじりが裂けるほどに目を見開き、有るべき物が有るはずだった一点を見つめ息を飲む。
左腕が、 仲間達と…あの方と…共に六花の誓いを刻んだ己の左手が…… 無い!
GJだす。ガンガッて書いてください。
思わずググりましたよ「しゃっちょこばった」を。
方言なんですかね。
GJ!!
ユキノとシチロージの馴れ初めktkr!!
花魁言葉(?)色っぽいよ(;´Д`)ハァハァ
またパクリか。恥知らずにもほどがある……。
続きを希望します
348 :
342:2006/12/31(日) 23:16:19 ID:tO1ISegb
エロに行き着かないへたれ者にGJを下さり本当にありがとうございます。
この正月はエロ脳全開で頑張ります!w
>>344 「しゃっちょこばる」は「鯱張る(しゃちほこばる)」の変化した言葉で
「お城の上にある鯱みたいに緊張して固くなってる」という意味です。
全国区の言葉ですがちょっと古い表現なので方言だと思ってる人もいるみたいです。
時代劇を見てると時々出てきますよ。
>>346 ご冗談を!w
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
`| |
、し ⌒J
今年も職人さんを応援します
あけましておめでとうございます。
侍も農民も商人もサムライスキーなここの皆様にも幸あれ。
あけましておめでとうございます。
SAMURAI7を愛する皆さんに幸多い一年をお祈りします。
そして大吉だったら地上波再放送だ!
あけまして保守
hosyu
シチユキがなかなか進まないのでリサイクル米侍を投入。続きは近日中に必ず。
ヘイさんが少々黒いのでお嫌いな方はスルーを。
----------------------------------------------------
キララがリキチとサナエ夫婦の事で胸を痛めながら蛍屋の廊下を歩いていると
廊下の向こうの方からえびす顔の米侍が手招きをしている。
何かご用かしらと招かれるままに向かうとヘイハチは
「カツシロウ君のことで少々キララ殿にお話を伺いたい。
彼が出て行った時の事を詳しくお聞かせ願えませんか?」と丁寧に頼んできた。
「ここで立ち話も何ですから、そこの座敷で話しましょう」
ヘイハチは蛍屋の外れの座敷にキララを案内し、
先に部屋へ通すとさりげなく辺りの様子を伺ってから障子を閉める。
よろしい、ここに入るのは誰にも見られていない……
「なるほど、そういう訳だったのですか。カツシロウ君も随分思い切ったものですねえ」
話を聞き終えたヘイハチは大仰にうなずく。それにつられるようにキララは目を伏せ
「あの方を追いつめたのは私の責任ですから……」とつぶやいた。
キララの言葉が耳に入るとヘイハチは片目をひょいと見開きまたかという表情でキララを見た。そして
「いつもなにもかもがご自分の責任と言って抱え込んで満足し悦に入っておられるが、
それでは貴女が疲れませんか? 」と怒りを抑えた低い声で言う。
いつもの人当たりのいい口調と違う怒気を含んだ言葉に耳を疑い、キララは思わずヘイハチの顔を見つめた。
ヘイハチはいつものえびす顔だ、しかしその三日月のように細い目の奥にはいつもと違う冷たい光があった。
「貴女はいつも上からの目線で物事を見て正論のみで判断する。水分の巫女という立場は分かりますが、
カツシロウ君に対してまでもそうだ。
彼の気持ちは知っていたのでしょう? そんな目で惚れた女から見られたら男は惨めで哀れです、
たまったものじゃない。
そうして正論で自分を縛って、何も言えずカンベエ殿を目で追いかけるだけの貴女も哀れだ」
ヘイハチはよっこらしょと立ち上がると座っているキララを冷たい瞳で見おろした。
キララの胸の谷間に冷たい汗が流れ指先が震えてくる。
自分の恋心を知られていた恥ずかしさと今のヘイハチの気迫はキララがここから逃げることを選ばせる。
だが立ち上がり逃げようとしても座敷の出口はヘイハチの背の側だ。
侍の動きを振り切って逃げる事などキララには出来ない。
じりじりと近づいて来るヘイハチに、ほどなく奥の壁まで追いつめられてしまった。
助けを呼ぼうとするがヘイハチの気に押され体が震えて声が出せない、
野伏せりに捕らえられたときでもこれほど恐ろしくはなかったとキララは思う。
ヘイハチは両の手を壁について怯えるキララを囲い込むとえびす顔のままでそっと囁く。
「ご存知ですか? 人の心って奴は狡くてね、自分が楽になる為に体を利用するんですよ。
反対に体って奴は馬鹿正直で自分が気持ちのいいことは我慢が出来ない、それはもうあきれるほど貪欲です。
そうして体が快楽をしゃぶり尽くした時に心はとても楽になれるんです。口では嫌だ嫌だと言っておきながらね」
さらに耳元に口を近づけねっとりと言う。
「楽におなりなさい。お手伝いしますよ」
言い終わるとヘイハチはそのままキララの耳の後ろにべろりと舌を這わせた。
「いっ… やぁっ…」
慣れない感触に思わず小さな拒絶の声を上げたキララの中で、密かに貪欲な獣が生まれた…
ヘイハチはそのままキララの耳の凹凸に合わせゆっくりと何度も舌を這わせる、
そして耳の穴の中を舌先でぐるりと撫で耳たぶを口に含み玩ぶ。
「やっ… はぁ… もう… いっ… やぁ… あっ… ああっ… 」
キララの口から漏れる拒絶の言葉はいつしか消えて、目を閉じ息を弾ませる。
膝の力が抜けてゆくのが自分でも分る。
それに気がついたヘイハチは耳から顎そして首すじへと唾液の跡を光らせながらゆっくりと舌を這わせる。
と、突然キララの喉元に歯を立てて噛みついた。
突然喉に当たる歯とその間で這い回る舌の感触にキララは声にならない声を上げ、ヘイハチにこう言われた気がした。
『オマエヲ イツデモ 食イ殺セル』
キララの中に生まれた獣はヘイハチの支配下に置かれた。
ヘイハチの息がかかるだけでキララの中の獣の毛が逆立ってゆく。
もうキララの膝は体を支えきれない、全身の力が抜けずるずると壁を伝って体が堕ちてゆく。
ヘイハチはおやおやと嬉しそうに言いながら崩れ落ちたキララの両手を手早く手ぬぐいで縛ると
自分が後ろから抱えこむ形で畳の上に座らせた。
そしてキララを後ろから抱きしめ肩の上に顎を乗せてまた耳元で囁く。
「これで誰がどこから見ても私が悪者です、貴女はいつでも助けを呼べばいい。
なに、心配には及びません。カンベエ殿はこの程度の事では私を斬らないでしょう。
都攻めの戦からは外されるでしょうがむしろ好都合というものです。
負けの決まった戦で命を落とす事も無いですからねえ」
キララは耳を疑った。この米侍はそんな事を考えていたのか?!
寝食を忘れ村人と働いて巨大なボウガンや守りを作り重傷を負ってまで村の為に戦っていたというのに!!
ヘイハチの真意が読めない戸惑いをキララは口にする。
「何故? そんな… 卑怯です!」
「ええ、私は卑怯者で裏切り者ですよ。昔からね…」くっくと喉の奥で笑いを殺しながらヘイハチは答る。
だがその時ヘイハチの表情が悲しげに曇り、押し殺した笑いが自嘲だったのをキララは知る由も無かった。
「さて、そろそろ本題に入りましょうか」
ヘイハチはそう言うと左手でキララを抱いたまま自分の右手の中指を噛んで革手袋を外し、
首を軽く振って放り投げた。
ワッフルワッフル
ヘイハチ黒っ
そしてカツシロウの言われようがテラカワイソスww
がんばれ。超がんばれ。
360 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 00:53:31 ID:3RdwqvxV
職人さん応援age
>>354-356の続きです
傷だらけで節くれ立った工兵の右手がキララの白くなめらかな太腿を
味わうようにゆっくりと這い撫でる。
細い首すじをヘイハチの唇が滑りちろりと見える舌先が濡れた跡を作る。
赤茶色の髪がキララの頬を撫で男の匂いと機械油の匂いを残す。
まだ男を知らないキララの体は小さく震え緊張で強ばり
少しでも工兵の手から逃れようとして膝を合わせ自然に力を込めていく。
だがヘイハチは自分の左足でキララの足を絡めて合わされた膝を割り、
ささやかな抵抗を無にしてしまった。
ゴロベエが命を落としカツシロウも出て行った今、
都との戦を前にこれ以上侍を欠くことはできない。
だが今、キララが助けを呼べばヘイハチはカンベエの怒りを買い
戦線から外されてしまうだろう。
そんなことは村を守る水分の巫女には出来ない、耐えるしかない。
(狡い!)キララは心の中で叫び、悔しさに唇を噛んだ。
やがて工兵の手は着物の裾を割り質素な下着までたどり着いた。
無骨な手に似合わない繊細な動きで肌と下着の境目を探るように指が動く。
唇を噛んで耐えていたキララだが、その感触への嫌悪と恐怖から縛られている両手で
工兵の右手の動きを止めようと思わず体が動く。
だがすぐにその手は革手袋に掴まれ捕らえられた。
その機に乗じて工兵の手は下着の脇からするりと入り、
薄い茂みを抜け目的地を目指して這って行く。
「あぁっ! やっあぁ…… あっ あぁ…… 嫌あぁ…」
キララは思わず声を出しそれ以上の侵入から逃げようと体をよじって抵抗するが
節くれた指は易々とキララの一番柔らかな場所の小さな突起にたどり着く。
ヘイハチが中指で突起をそっと撫で様子を伺うように辺りをゆるゆると彷徨わせる。
(文字通りの処女地だ)ヘイハチは間の抜けたことを考えキララの様子を伺う。
羞恥の為だろうか、キララはヘイハチに掴まれた自分の両手に顔を当て身じろぎもしない。
だがその口から漏れる息は荒く熱く、その息の先で水晶の振り子が揺れている。
「これからですよ、お楽しみは」とヘイハチはキララに囁き心の中で続けた
(巫女様は大切に扱わなくては……)
ヘイハチは中指を突起に戻すとゆっくりと指の腹で撫で始めた。
キララから少しずつ耐える様な小さな声が漏れ出し、
自由な方の足が青い畳の上を少しずつ動き出す。
キララの中の貪欲な獣もヘイハチの指を餌にして育ち始める……
やがてキララの中からとろりと熱い蜜が流れ出しヘイハチの指先にたどり着いた。
ヘイハチはそれに気が付くと「お!」という顔をしてからえびす顔を作り
蜜をすくい取るように指の動きを早めていく。
まだ客を入れる時刻には早い蛍屋の外れは障子に遅い午後の日差しが照り
ひっそりと静まり返っている。
だが座敷の中では押し殺した声で喘ぎ身悶えする少女と
彼女を後ろから抱きしめ愛撫を続ける工兵服の男の姿が畳の上に長い影を落としていた。
>巫女様は大切に扱わなくては……
大切というワード入りなのにブラック工兵GJ!
耐える水分り様に萌えです。
職人さんがんがってください!
hosyu
自爆しました......orz
キニスンナ!
お侍はまだか…
369 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 01:51:17 ID:DIdGtrDB
おっさまキララの告白はさくっと拒絶したけど
もしミズキに迫られたら手を出しそうな気がする。
ミズキちゃん可愛いかったよねー
カンベエ×ミズキよいねー
あれよあれよと言う間にカンベエがミズキの服を脱がしたりして、
ミズキが「いゃん☆カンベエさん」とか言ったらハゲ萌えだねー。
いやん☆カンベエさん
もうこんなに大きくなってるゾッv
372 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 20:55:35 ID:3aM7DbuW
ミズキ×カンベエ萌えるなぁ。
お願い☆誰かかいてよ、職人さんっ♪
職人さん応援保守
ミズキって何歳だろう? 15歳くらい?
キララよりは年下だと思う14か15?
カンベエが手出したら犯罪だなw
なんて裏山(ry
カンベエをフルネームで呼び捨てにしてるのは
ミズキとキュウゾウだけだものなぁ。
ウキョウでさえ君つけてるのに。
ミズキちゃん最強だw
ミズキ>>>>(超えられない壁)>>>>>>>>>>>キララ だな
キララは思い込みが激しいからなぁ。
思い込みの激しい若者同士で
カツシロウ×キララが読んでみたいですねぇ
381 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:17:40 ID:wi8TXmEn
むしろキララと他のサムライ(誰でもいい)がヤってる所に偶然出くわして
ジェラシー全開で出歯亀するカツの字がみたい。
わざとカツが覗いてるのに気付いてて見せつけるとかw
このスレ職人さんがいなくなったから、読み手の妄想スレになってしまったな。
誰か書いてくれる人はいないものかね。
ここはまだ職人さん多いほうだよ。
他所見てみ。一ヶ月近く投下が無い所はよく見かけるよ。
マターリ職人さんお待ちしてます。
ほしゅするなり
ミズキがパッと脱いで、カンベエの上に跨ってギシアンする話が読んでみたい。
カンベエさん 相当溜まってるみたい☆
ミズキ×手枷で動けないカンベエ
ちょっwおっさまマグロかいww>手枷
いや、腰を小刻みに動かせる自由はあるはずだ!
あのエロテロリストのおっさまが小刻みだけで済むのか?w
震度7くらい揺れますかね。
阪神アワビ大震災
かっ、カンベエさんッ!
だッ、大洪水だよぉ〜!!!
いっぱい中に出してねっ
シマダカンベエ(はぁと)
カンベエとミズキでチョコレート☆プレイ
カンベエさんあたしの甘いの舐めて☆
場所は牢の中?
村はずれの雑木林とか
>>398 ミズキは村に行ってないよ、都からホノカの所(式杜人の洞窟)までだよ。
洞窟でこっそりいたすといつのまにか天井に式杜人がびっしりと……w
燃えるな。公開プレイは
そんなに見ないでッ!
403 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 16:55:32 ID:iJHWrg6O
hosyu
リキチとサナエのエロマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
天主とサナエの触手プレイマダァー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
圧縮回避ほしゅ
キュウゾウ×キララの宇宙人チンコプレイに期待しちつほしゅ
野伏り様×キララのマシーンプレイもよいねー
需要はあるんだよなあ
職人待ち
まだ職人はこねえか…
職人こねえみたいなので保守代わりに投下
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退屈しのぎに髭を玩んでいるカンベエの元に、いつものようにミズキは夕餉の膳を運んできた。
窓一つ無く外部から遮断されたこの牢では、運ばれる食事だけが時を知る手がかりだ。
今日は次代の天主が決まった祝いとやらで囚人の食事も豪華になっている。
とはいえ豪華とは言ってもいつもの握り飯に汁と漬け物がついた程度だ。
その膳を下げるためにカンベエの傍らで食事が終わるのを待っていたミズキは
まるで悪戯を思いついた子供のように話し始めた。
「ねえ島田カンベエ。あのね、アタシ天主よりアンタの方がずっといいよ」
「ほう、儂と天主を比べるのか? まあ良い。
だが若い娘がおじさんをからかうのは褒められる事ではないぞ」
食事を終えてだらりと壁に寄りかかっていたカンベエは、突飛な言葉に眼を丸くした。
しかし可愛らしい娘に「いい」と言われればやはり嬉しいのだろう、
あご髭を撫でながら牢の低い天井を見上げ満更でもない顔をしている。
しかしなぜそんな事を言い出したのかとミズキに目を向けた途端、その表情を硬く変えた。
ミズキの様子がおかしい。
カンベエがやに下がっていたわずかの間に、瞳に涙を溜め、肩を震わせ、
揃えた膝の上に置いた両手を強く握りしめいたのだ。
「いったいどうしたと言うのだ? 儂で良ければ話を聞くぞ」
カンベエの問いかけに始めは首を横に振るばかりのミズキだったが、やがて意を決して
声を震わせながら話しだしたのは思いもよらぬ事だった。
「あのね、今朝天主付きの女官がやって来て、明日の夜はお風呂に入って綺麗にしてから
新しい夜着を着て天主様の所へ行きなさいって言ったの。
前にサナエさんもそう言われて天主の所へ行ったの覚えてる。
これって天主のお種植えだよね? とうとうアタシの番が来ちゃったみたい……」
「今さら何故に、次の天主はウキョウに決まったばかりではないか!」
ミズキの言葉にカンベエも驚きを隠せない。
「でもその次の天主になるのはウキョウの子供じゃないんだって。
次の次も、またその次も今の天主の御複製が天主になるんだって女官が言ってた。
そのために沢山の御複製が必要なんだってさ。
変だよね!これっておかしいよね!」
泣き出すのをこらえながら話していたミズキは最後の言葉を言い終えると
堪えていた糸が切れたようにカンベエの胸に飛び込んで泣き崩れた。
「あんな奴の子供を産む道具にされるなんて……
好きでもない奴のややを生むなんてアタシ嫌だ! 嫌だ嫌だあぁぁ!」
まだ年端も行かぬ少女に何と言う惨い仕打ちをしようとするのか。
自分の胸で泣きじゃくるミズキの肩をそっと抱きながらカンベエは怒りに身を震わせた。
ミズキはカンベエの胸でひとしきり泣くと子供の様に手の甲で涙を拭い、
泣きはらした赤い目で健気に笑顔を作った。
このような時まで気丈に振る舞おうとする姿が返って痛々しい。
「でもね、アタシ達農民の娘は腹の中で御複製を育てるための器みたいなものだから、
丈夫な子供が産めれば生娘かどうかは関係ないんだって。
だからアタシ初めてはカンベエとがいいの」
「いいのと言われても儂はこの通り囚われの身だ。可哀想だがどうする事も出来ぬ」
今動くのは得策ではない、だがミズキをむざむざと天主の前に差し出す訳にもいかぬ。
どうすればよいかと思案しながら冷たく答えるカンベエに、ミズキはまたも思わぬ事を言う。
「嘘。アンタはもう何か企み始めてる。
でもね、アタシだって謀が出来るんだから。もう牢番にはちゃんと手を回しておいたんだよ」
確かに。いつも食事中は扉近くから牢を見張っている牢番の姿が今日は無い。
ミズキはすごいでしょうと言わんばかりの得意げな顔をすると、ふいにその愛らしい唇で
カンベエの唇に触れ耳元で小さく囁いた。
「だから…。アタシを抱いて、島田カンベエ」
そう言い終えると恥ずかしそうにまたカンベエの胸に顔を埋めた。
そこは広く優しくミズキを受け止めてくれる。
ミズキは都に来てから初めて自分が甘えられる場所を見つけ出した。
「カンベエの着物、私の涙で濡れちゃったね。冷たくない? ごめんね」
「気にする事はない。どうせこれから脱ぐことになる」
カンベエはそう言うなりミズキを引き寄せると唇を重ね、その体を抱きしめた。
二人の唇が角度を変えて幾度も貪り合う。
始めは緊張でおずおずとしていたミズキの唇も次第に柔らかくほぐれ、カンベエの舌を
受け入れるとぎこちなく自分の舌を絡ませて応じる。
溜息にも似た息遣いと湿った音が二人の間で交わされ混ざり合うほどに、ミズキの体から
力が抜けていくのをカンベエの腕は感じていた。
抜け目の無い商人達の長であり、今までに数多の女達を孕ませた天主が、ミズキの行動を
予測するのはさほど難しい事ではないはず。
牢番を懐柔したのも既に天主には筒抜けであろう。
それを黙認しているという事は、ミズキの破瓜を何処かより覗き見て明日のお種植えとやらを
盛り上げる余興にでもするつもりか。
カンベエの脳裏に豪奢な水槽に浸かった天主の姿が浮かび、その歪んだ性癖が垣間見た気がした。
面白い、ならばこの余興に乗ってやろう!
唇を合わせながらカンベエはその顔に不敵な笑みを浮かべ、ミズキを抱く手に力を込めた。
--------------------------------------------------
おっさまが変な決心しちゃったんですが、とりあえずここまで。
ワッフルワッフル
>413
GJ!
ミズキとカンベエ初めて読んだ
エロエロよー!
>>413 (*´д`)ハアハア続き書いて。おながいします。
418 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:39:12 ID:mcVmwGK6
職人待ち保守
あと六人
420 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 08:52:07 ID:Z0FE/yCr
HOSYU
ほs
職人待ち保守なり
職人さんお帰りをお待ち保守
ところでここのスレのみなさまは何が読みたいんだろう?
誰と誰で、純愛とか無理やり系…凌辱とか切ないタイプとか
今後の書き手さんの参考にもなってもっと活性化してくれるかもとか思ったり
>>423 リキチ×サナエで純愛系
夫婦が一つ屋根の下でする事といったらアレしかないっしょ
>>423 本編が精神的グロだから純愛希望派だな。
アダルティがよい!!!!1111!!!!
リキチには一歩、漢になってもらいたい
つーか以前からたまに投下してくれる人とかいたが、変なアンチが沸いて
それきり続きを投下してくれなくなっちゃったからな…職人さんカムバック。
キュウキラとかヘイキラ鬼畜とか密かに続きを待ってるが、あの基地外のせいで
職人さんが投下し難い環境なのかもしれんなここは。
>>423 野伏せり様×キララみたいなあ
>>428 それすごく思う。残念だよね…
いっそみなさんハイテンションでいくとかどうだろう。
もう時代考証とかCPとかいろいろ深く考えないでギャグあり妄想ありのエロシーンを短文でもいいから書いていくとか。
文才なんてなくてもいいじゃない、エロでつながってるんだもの!
…そんなんだったら自分ものりたい。
>>429 保守代わりのリレー小説ならのってもいいよ。長文は書けないけど1レスくらいならなんとかなる。
長文は苦手だけど、一行ぐらいなら自分でも書けそうだ
ヘイキラを投下していた者です。
途中で投下を止めてしまいとても申し訳なく思っています。
自分のあまりの下手さと黒ヘイを書くのが苦しくなったのが止めてしまった理由です。
中途半端なことをして本当に申し訳なく思っています。
で実は412の保守代わりでもありますので続きを投下しやす。
あぁぁ
×中途半端なことをして本当に申し訳なく思っています。
○中途半端なことをして本当にごめんなさい。 です重ね重ね申し訳ない。orz
>>412-413 の続き
ミズキは「服を脱がせてもらうなんて小さな子供みたいだ」と思いながらカンベエに身体を預けた。
だがそれは思い違いだとすぐに気付かされることになる。
お后付きの侍女が身にまとう柔らかな絹はカンベエの手で滑らかに肌をすべり落ち、
かすかな香の匂いを漂わせながら殺風景な牢の床に彩りを添える。
一枚一枚と身に着けている絹が剥がれるごとに、それを確かめるかのように大きな手が身体を這い、
その手に導かれるように甘く切ない声がミズキの喉を滑り出る。
男の手で服を脱がされる意味を初めてその身体で知り、ミズキは肌を桜色に染めた。
やがて最後の小さな布も取り去られ、仄暗い牢の灯に少女の無垢な裸体が白く浮かび上がる。
生まれて初めて男の前に裸の自分を晒すのは照れくさく、何にも覆われていない胸の膨らみが肌寒くて心細い。
カンベエの視線を受けて羞恥のために鼓動が早くなっていくのを感じながら、
それを打ち消すかのように強がってミズキは言う。
「カンベエって人の服を脱がせるの上手だよね」
「そのような事で褒められたのは初めてだ」
その言葉にカンベエは顔をほころばせた。全くこの娘はどこまでも彼女らしく素直で愛らしい。
そして、この少女の身も心も踏みにじろうとする天主への嫌悪をさらに募らせる。
カンベエは己の着物を脱ぎ捨て、組んだ足の上にミズキを幼い子供のように乗せると、
その初々しい身体を抱きしめた。
初めて触れる男の肌の感触にミズキは背筋がぞくりと甘く痺れ、思わず艶のある声が唇から漏れる。
慈しむようにカンベエの手が肌を撫で、その指がまだ熟しきらぬ胸の膨らみを柔らかく包み愛撫する。
熱い息で肌を湿らせ、なだらかな稜線を描く首から肩へ、そして胸へと唇と舌が這い濡れた跡を残す。
膝を割り滑らかな肌を伝いながら進んだ指は、呼吸の乱れと甘く喘ぐ声を無垢な身体から巧みに引き出した。
カンベエがミズキの肌に温もりを刻むたびに、ミズキの身体の奥深くから熱い蜜が潤み溢れ出す。
牢の中に艶を帯びた呼吸の音と喘ぎ声が満ち、ミズキの身体が大きく反応するたびに
各所に仕掛けられた監視装置が羽虫が飛ぶのに似たかすかな音を立てて慌ただしく動く。
カンベエの耳はその音を聞き分けると、自分一人のときはろくに焦点も合わさぬくせに覗き見には
熱心な事よと苦笑し、天主へ見せつけるように更にミズキの身体を翻弄して装置の視野を探る。
いつしかミズキはカンベエの猛る太刀の存在に気付いた。
白く柔らかな指でそっと触れると、それは生娘が想像していたよりもずっと大きく熱く息づいている。
その量感に不安を覚えたミズキは思わずカンベエに問うた。
「ねえ、カンベエのって大きいよ。こんなの私に入るかな?」
そのあどけない質問は、これから少女を貫こうとするカンベエの胸に彼女への不憫さと愛しさを覚えさせた。
カンベエは己の身体の上にミズキを座り直させると両の掌で涙の跡のついた柔らかな頬を包み、
その瞳を見つめて答える。
「男と女には試してみねば分らぬ事がある」
ミズキは潤んだ瞳で見つめ返し緊張に喉をこくりと動かすと、カンベエの首へ腕を回して少女の身体を委ねた。
熱い太刀がミズキの中にじわりと進む。耐えられぬ痛さではない。が、初めての痛みは少女を怯えさせた。
カンベエの首に回された腕が震え、小さな唇はカンベエに助けを求めてその唇を探す。
中を進むごとにミズキの腕に力が込められ嗚呼という声とともに痛みに耐える表情を作る。
太刀が最奥に達した時、ミズキはカンベエにしがみつき深い呼吸をくり返していた。
「少しの我慢だ、じきに楽になる」カンベエは優しく声をかけるとミズキの中で動き始めた。
ミズキの声がカンベエの動きに合わせて弾み。二人の間で粘りを帯びた水音が徐々に早く大きくなるにつれ
ミズキの中に少しずつ痛みとは違う感覚が広がり、やがて彼女を飲み込んでいった。
カンベエの胸にしがみついて痛みに耐えていた少女の顔は、いつしか大人の色香を含んだ女のそれへと変わっていく。
牢の中に湿った熱気があふれ、その中心で乱れる息と淫靡な水音が絡み合いミズキの喘ぐ声と競うように響く。
破瓜の痛みはとうに去り快感がミズキを突き動かす。
カンベエに揺り動かされていた身体が自ら悦楽の刺激を求めて動くようになり、
ミズキは絶頂へと駆け上っていった。
結局その夜、原因の解らぬまま天主は急逝しミズキは「お種植え」から逃れることが出来た。
そして新しい天主ウキョウはカンベエを赦免し、先代が集めた女達も一緒に解放した。
一行は蛍屋に宿を定めたがミズキは体調を崩したサナエの世話に忙しく働き、
カンベエとろくに話も出来ぬまま式杜人の洞窟で別れを迎えることとなる。
「姉上と仲良く過ごされよ」カンベエはそう言うと姉妹に背を向け歩き出す。
するとミズキはカンベエを追いかけ、子供が内緒話をするように背伸びをして口元に手を当て
小さな声で話しかけた。
「こんど会ったらまたしようね」
そして真剣な表情になりカンベエを見つめながら言葉を続ける。
「だから都をぶっ潰したらまたここに来て。絶対だよ、約束だよ、島田カンベエ」
言い終えると、彼女らしい笑顔でにこりと笑い姉の所へと駈け戻っていった。
カンベエの傍らに居た古女房は漏れ聞こえた言葉から全てを察すると、ギョッとして辺りを見渡し
幸い他の者に聞かれた様子は無さそうだと確認すると、やれやれ胸を撫で下ろして一人ごちる。
「全く昔から女泣かせのお人だ、しかも10年の間に守備範囲を広げられたようでげす」
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どっとはらい
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
手枷はいろいろ考えたのですが自分の実力ではどうにも出来ませんでした。
稚拙な上にぬるくてスミマセン。
お粗末!
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追記
キュウ×キラの続きを読みたい。
他の本物の職人さんの降臨も熱烈に待つ。
リレー小説も参加したい。
ヘイキラ、シチユキの続きが書けたらこっそり投下させて下さい。
投下途中のも含め色々と本当に申し訳ございません m(_ _)m
これにて消えます。 御免
>>436 GJ!
ミズキの「こんど会ったらまたしようね」に吹いたw
カンベエの守備範囲を広げていったその過程も気になりますなw
>>434-436 GJ!!!!!
あなたも間違いなく本物の職人様です
ヘイキラもとてもよかったですよ!
職人応援保守
税金泥棒に天罰が下りますように
443 :
sage:2007/03/20(火) 00:15:47 ID:D7uKBuKU
>>442 確かにお侍の方々が税金を納めているとは思えませんが
行政の保護を受けているようにも見えませんので
「税金泥棒」は言い過ぎでないかと思います。
で、どこへの誤爆なのだろう?w
>>443 言い回しがくどいね
誤爆ではない。脱税している同人屋がいるからなw
>>444 で、またよりにもよって全く儲からなさそうな
このピコジャンルに書き込みを?
「よせ」
夕闇のせまる薄暗い部屋の中。
焦り交じりの低い声が木造の家に響いた。
――いつ間に薬など飲まされ、こんな廃墟へ。
身動きすることもままならないままカンベエは仰向けに寝そべったまま重い頭で考えていた。
わずかに動く首を起こし自分に跨っている少女を見る。
少女は男の膝の上に乗り、無言のままカンベエを見下ろしている。
……着物の前をはだけさせた少女…キララ。
そんな彼女を前にカンベエは目をつむりわずかに顔を背けた。
「…儂の心はとうに枯れている」
「存じております」
柔らかな声が頭上から降りてくる。
と、共に彼女の白い手がカンベエの男をゆっくりとなでた。
その甘い感覚にカンベエは僅かに眉間に皺を寄せる。
キララは、クス、と笑うと今度は覆いかぶさるようにしてカンベエの唇をつっ…と指先でなぞる。
「存じてはいるのです。…それでも私は」
キララの髪がカンベエの頬を撫でた。
農民の土臭い匂いが彼を包む。
そのなかに混じる女性特有の匂いも感じていた。
わずかな距離から感じる彼女の吐息が唇にかかる。
目を開けるとキララの熱く潤んだ瞳があった。
「私は…保守がしたいのです…」
>>446 保守にするにはもったえなさすぎ!
続きを激しく希望します
同意!
続きを激しく読みたい。
なんてストーリー性のある保守なんだw保守だけでは勿体無い
直接エロと言う訳ではないがキクチヨがリキチに言った
「人肌で女房抱けないのはよぉ」が気になる。
何か辛い経験が有ったのだろうか?>十三歳
それ以前に
女房居たのか!?
漫画では居たぜ!
漫画版は妻帯者なんだ!? ちょっと驚いた。
>451
アニメと小説には女房の存在を匂わせる表記は無かったと思う。
リキチがキクチヨに機械の身体になりたいと訴えたとき、
上記の台詞をさらっと口にしたから気になったのさ。
昔の女と再会したけど抱けなかったとか、
機械になってから好きになった女と上手い事いかなかったとか、
機械の身体になってから「人肌で女を抱けない」事に
後悔した事が有ったのかなあ、と。
もしそんな経験が有ったらコマチのプロポーズを受けたときも
表には出さなかったけど、嬉しい反面、複雑な思いだったろうね。
454 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 02:35:25 ID:+fq7Stzg
キクチヨage
皮膚触素16自乗を導入する事により
普通の人の10倍近い快楽を好きに編集♪
で、キクチヨには付いてるの?
子供に金的打たれて痛がってたけど。
金属製の巨大デイルドが付いているかも
女体化ネタはどこに投下すればいいの。
あと保守。
女体化(゚听)イラネ
>>459 了解。そうする。
カツシロウ最初お姉さんだと思って萌えたのにその萌え返せの気持ちで書く。
>>461 カツの字か。最初は可愛かったよなぁ、自分もてっきり美少女剣士だと思ったよ。
しかも地上波組だったからエンディングのイラスト見てカンベエとのフラグ立ててた。
カンベエ×カツシロウ
カツシロウ×キララ
キュウゾウ×キララ
カツ、キラ、キュウの三角関係
と変遷しながら萌えていたのに結局全部裏切られたw
>>460 スレの空気を読んで投下場所を尋ねた人にその言い方は良くないと思う。
要らないなら460がスルーすれば良いだけの話。
そろそろ保守がてらリレーでもする?
465 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:09:41 ID:OrAsVSWZ
職人さんを待ちつつ上げ
再放送を祈念しつつ保守
467 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:03:51 ID:Y1bm+5j+
小説でノブセリに祈祷服あらためられてたってこと知って以来ノブセリ×キララにモヤモヤ。
自分は24話(だっけ?)の終わりの方で、
焼け崩れた家の前で泥だらけになってるシノを見て
ノブセリ×シノで何かあったの?でモヤモヤ
469 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 21:45:26 ID:2DjWFjjA
カツ以前にも村で魔性振りまいてたであろうキララと村の男衆にモヤモヤ。
470 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 21:39:00 ID:vCPuh7iw
モヤモヤと保守
471 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:42:25 ID:gjurg4/O
用心棒集とお側女集。
実は御勅使軍団の中にロリコンが数人居て、毎日狙われていた
コハルちゃんとチアキちゃん…。
473 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 20:30:28 ID:4JKm4axe
ハレムの姉さんにちょっかい出されるキュウゾのワクワク虹雅峡ライフ。
シノがキュウゾウに惚れて特大お握りを差し入れするので、
そのお握りの大きさに嫉妬するヘイさん。
475 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 20:32:27 ID:8pHprN3/
そしてお仕置きが待っていると。
私はねえ、このお人を責めたくてしょうがないんですよ。
八は大人の玩具を自作して責めそうだ
肥後ずいき
ハチってインポのような気がする。
あ、開眼してる…
インポは可哀想だがホーケーには思える
蛍屋での手慣れた様子から、それなりに遊んでいるとは思う。
ホーケー説は硬く否定したいが仮性のような気はする…
何か前にも、林田氏粗チン説議論が有ったな…
ヘイさんが粗チンそうに見える反面
ゴロさんはかなり巨根そうね
いやそれがしは逆を言ってみる、つまり
ヘイさん巨根(だが包茎)
ゴロさんソチン。
自分の想像では
シチロージ≧ゴロベエ>カンベエ>キュウゾウ(でも細い)>ヘイハチ(仮性)
工業製品なので番外;キクチヨ
未使用品につき論外;カツシロウ
お前ら!!そんなに林田氏を包茎にしたいのかw
あちこちのスレで人気だなw>林田氏の下ネタ
ちんこの大きさだけじゃなく
菊花門の大きさは誰が一番なのよ
>>491 申し訳ないが、ここは一般向けエロのスレなので
そちら方面の話題は数字板(801)でお願いします。
SAMURAI7を漢字に直して検索すれば該当スレが出てきます。
>>493 そうだった、スマン。普段行かない板だから間違えた......orz
と言う訳で>491さん普通に検索して行って下さい。
自分も責任とって菊門に飛び込んで逝ってきます。
キクチヨもパーツを付け替えれば凄い事になりそうだな。
アドレナるわ
皮膚触素16の二乗だっけ?
機械の侍の技術力があるなら攻殻的世界も実現してそうだよな。
まぁそんな中でもおっさまは生身のままっぽいけど。
おっさまの珍砲が機械化してたら嫌だな。
キララは喜ぶかもしれないが。
499 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:49:00 ID:K+C+dutc
キクチヨとかライデンって普通にメカ的巨大全身擬体じゃないの?
でもキクチヨは米食べてるから充電タイプじゃなくて
内燃機関有り(排泄機能付き)じゃないか?
原動力はドラえもんと同じ
機械のサムライはゴーストつきのタチコマみたいなもんか。
全身機械化がほとんどで、シチロージみたいなパーツだけ
ってのはほとんどない世界なんかな。
>>502 小説だとキュウゾウに腕を切り落とされたヒョーゴも
オートメイルの人になってたよ。
最初の頃に出て来たボウガン男とか一つ目のセンサーも
そっち系の人じゃないかな?
504 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 21:13:09 ID:qIkQfCPF
機械化サムライ専門の郭とか想像してみた。
なんかしんどそうだった。
惚れるも地獄
惚れられるも地獄!
サナエはアマヌシの触手で孕まされたのかと思うと夜も眠れません。
>>504 なぜか東京ドームで紅蜘蛛とがっぷり四つに組んでる巨大化ゴロ姐を想像したw
性欲はあるんだろうか?>機械のお侍様
508 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 20:51:12 ID:dJdnqxYO
感覚器官が生身のときと同じもしくはそれ以上の奴らにはあるだろうな。
生殖器官自体はなくなってそうだけど。
でも相手するほうはたまらんなあ。
大変間を空けてしまったヘタレ者ですが投下させて下さい。
>>354-356 >>361-362 の続きです。
黒米を漂白したら今度は話が灰色になってしまったので、暗い展開がお嫌いな方と、
そんな昔話はもう要らねーよという方は、恐れ入りますがスルーでお願いいたします。
----------------------------------------
工兵の手がじりじりとキララを焦らし続ける。
手ぬぐいで縛られた両手は自分の腰に回された革手袋の腕をすがるように握りしめ、
ヘイハチから解放された足は自ら膝を割り、工兵の指の刺激に耐えきれぬように
時折大きく膝頭が揺れる。
浅く早い呼吸はじっとりと汗ばんだ胸の膨らみを動かし、抑えた喘ぎがその唇を滑り出ていた。
同じ蛍屋の屋根の下にあの方がいるのに、私はヘイハチの腕の中で玩ばれている。
巫女としてカツシロウと共に堕ち、彼の罪科を清めると誓っておきながら、
彼から求められたその手を振りほどいてしまった。
彼の想いを知りながらカンベエ様と彼との狭間で迷い、堕ちる事を拒んで自分を守ってしまった。
私は今、その罪を購っているのかもしれない。
ヘイハチが伝える熱に浮かされながら、霞のかかった頭でぼんやりとキララは考えていた。
その様子に気付いたヘイハチは唇を耳に寄せて舐めるように囁く。
「考え事はやめましょう。もっと集中して楽しんで下さい。
ほら、貴女の身体の方が正直ですよ。気持ちがいいと歓んでいやらしい音をたてています」
我に返ったキララの耳に、柔らかな粘膜と蜜が工兵の指で絡められる粘ついた水音が届いた。
それは常に水分の巫女であろうと自分を戒め、心の奥に抑えていたキララの“女”を
ヘイハチの手で露にされた音だった。
「嫌あぁぁ!」
聞きたくないというようにキララは腕の中で大きく身をよじり仰け反らせた。
「あっ? あぁっ いやっ やっ いっ な…に… やぁっ あっ やっ あっ あーーーーっ !」
その動きに弾かれ、突然キララの奥深くから今まで感じた事の無い感覚がふつふつと沸き上がる。
ヘイハチの指先から身体の奥底への道を、熱い流れがびくびくと収縮をくり返して伝わり、
その熱を食らった貪欲な獣が奥底から指先までの道を掻きむしりながら頂きへと駆け抜けた。
悦楽の矢がキララを貫き、閉じた瞼の裏に光がはじける。
全身が歓びの弦に引かれて弓なりに反ろうと動き、白い腿がヘイハチの手をきつく挟み込むと
ざりざりと畳を掻いてつま先が伸びる。
早鐘のように鼓動を打つ心臓は、両手を縛られた少女の身体をひくひくと震わせ、
初めて頂を越えた巫女の身体からあふれる熱い蜜は、工兵の手を手をしどどに濡らしていった。
キララは荒い呼吸をくり返し、ぐったりとヘイハチに寄りかかったまま動けないでいた。
汗ばんだ額に栗色の髪と房飾りの紅い糸が貼付き、生娘の色香を生々しく彩っている。
「このようになったのは初めてですか? キララ殿」
えびす顔が問いかけるが、全身の力が抜けて鉛のように身体が重い。
頭も朦朧として何も答える気にならない。
だが、ヘイハチはキララの答えなど最初から期待していない風だ。
「ほら、私の手がこんなに濡れてしまいました。さすがは水分の巫女様」
ヘイハチは嬉しそうに少女の蜜に濡れてきらきらと光る掌を広げて見せつけると、
キララの腹へその手をべたりと擦り付けた。
汗ばんだ肌に生暖かい感触を残しながら男の手が滑り、てらてらと光る淫らな跡が延ばされる……
まだ呼吸を乱して動けないキララの目には、それはまるで自分の罪科の証のように映り、
巫女であり続けようとした自分が、ただの女でしかない現実を突きつけていた。
「休んでる暇はありませんよ。まだまだ、これからです」
ヘイハチはまるで作業現場で指揮を執るような口ぶりで言うと、「よっ」と声を出して
キララの身体を抱き直した。
そして蜜に濡れて重さを増した下着を脱がせ、湿った掌を白い肌の上に這わせながら
柔らかな入り口へ帰り着く。
節くれた中指は濡れた入口の周りを彷徨い、人差し指と薬指を友にして小さな襞の扉を開けると、
じわじわとその身を中へ納め始めた。
「ひぃっ! やぁ…っ…」
初めての侵入者にキララは小さな悲鳴を上げ腿を摺り合わせて抗うが、先ほどの愛撫で十分に潤った内壁は
工兵の指の前進を簡単に許してしまった。
無骨な指は一本でも生娘に計り知れない怯えを与え、緊張でキララは身を強ばらせる。
「そう硬くならないで下さい。気持ち良くして差し上げますから」
中指を付け根まで納めたヘイハチはにやりと笑うとキララの柔壁を確かめるようにゆっくりと指を廻した。
「もう嫌あぁ… やめ…て… お願い… あぁ… いや… あぁ あっ や…っぁ」
初めての内からの刺激にキララは戸惑いながら身をよじらせ、泣き声にも似た切ない拒絶の声が喉を通る。
ヘイハチはその反応に満足そうに頷くと、柔らかい壁に包まれた指をそろりぞろりと動かし始める。
指の動きに操られキララが喘ぎ悶える様子を観察し、工兵の本領発揮とでもいうような巧みさで
汚れのない巫女の身体から悦楽をまさぐり出した。
やがてキララの身体はキララの意志に反し、ヘイハチの指を求めて腰を揺すり始める。
その動きに導かれて溢れる蜜は畳を湿らせ、新しい藺草の匂いを絡めた淫気を醸して座敷に漂わせた。
ヘイハチは腕の中で喘ぐ少女の温もりに「懐かしい人」を思い出していた。
怒ってばかりの自分にテルテル坊主を渡して諌めてくれた、あの笑顔。
大切に大切に思い過ぎて「彼女の将来のため」と自分の心に蓋をして別れを告げた時の震える肩。
もっと自分に自信があれば、大切なあの人をむざむざと手放しはしなかった。
その後悔がなければ、功を焦ってあんな奴の甘言に乗ることも無かったろう。
自分の心に素直に従えなかった弱さが、仲間の命を奪い己の人生の歯車を狂わせたのだ。
ヘイハチは心の中で己の愚かさを呪った。
同時に沸き立つ怒りと後悔が喉を絞り、思わず声が漏れそうになるのを唇を噛んで堪えると、
キララのうなじに顔を埋め深い吐息をついた。
キララは自分の首筋にかかるヘイハチの息が熱を増しているのを感じた。
腰にもヘイハチの欲望が熱く猛り、形を作っているのが厚い工兵服を通しても分かる。
このまま自分がもう一度快楽の頂点に達したら、きっと次はヘイハチに貫かれるのだろう。
あの方と同じ屋根の下でこんな事になるなんて……
私は、一度でいいから想いを伝えてあの方に抱かれたかった。
私を玩ぶこの指があの方の指なら。
私の身体にまわされたこの腕があの方の腕なら。
私を貫くのがあの方の躯なら。
ヘイハチの指に翻弄されながら、いつしかキララの心は現実を離れてカンベエの逞しい腕に抱かれていた。
縛られた両手で白い衣の襟元にすがり、頬をその厚い胸に擦り寄せて想い人に乞う。
「もっともっと カンベエ様。もっと もっと私を…そして次を… カンベエ様… カンベエ様…」
六花の印を刻んだ掌の温もりを感じ、その指の動きに合わせながらキララは悦楽の波に呑みこまれていった。
キララの奥底からあの感覚が前にも増して大きく沸き上がる。
呼吸は浅く速くなり、汗ばむ身体は甘い女の匂いを立ち昇らせる。
濡れた柔壁は絶頂への期待で熱く蠢き、その内部に含んだ指をさらに奥へ呑みこもうと締めつける。
まさにその時、工兵の白くふやけた中指が光る糸を引いてキララから引き抜かれた。
「あぁ…っ?」
頂への道を途中で放り出されたキララは焦点の定まらぬ潤んだ瞳で呆然とヘイハチの顔を見上げる。
その表情は堪らなく淫らで煽情的な“女”の顔になっていた。
ヘイハチはその顔に見とれ、下腹に血が集まるのを感じて一瞬息を呑んだ。
だが、すぐにいつものにこやかな米侍に戻り、もう一度顔を覗き込み
「ね、気持ちよかったでしょう?」と声をかけ、返答を待たずに続ける。
「残念ですがここまでです。これより先は私の領分ではありませんから“もっと”も“次”もございません。
後は直接カンベエ殿におねだりして下さい」
我に返ったキララは自分の痴態を思い返して息を飲んだ。
快楽に火照っていた身体は、恥ずかしい懇願をヘイハチに聞かれた羞恥で爪先まで一層紅く染まり、
顔をうつむけ身じろぎも出来ずにいた。
押し黙ったキララから手首の手ぬぐいを解きながら、ヘイハチは飄々と話しかける。
「切なくて物欲しげで正直な良いお顔でしたよ、キララ殿。
そのような顔で見つめられたら、お固いカンベエ殿でも流石に堪らんでしょう。きっとイチコロですよ」
「そんな……、カンベエ様はそんな方では有りません。失礼です!」
カンベエを貶める棘のある言葉に、キララは思わず声を大きくする。
しかしヘイハチは全く意に介さず、片目をひょいと開けるとさらに言葉を重ねた。
「そんな方でないと困るのは貴女ですよ。枯れたままのお人では貴女の思いは通じませんからね」
そしてキララの両肩を掴み、それまでとは違う重く抑えた口調で語りかけてきた。
「ご自身があれほど辱められても耐えていたのに、カンベエ殿の事となると簡単に声を大きくされる。
健気なのは結構なことですが、それではあまりに貴女が不憫だ」
ヘイハチは両眼をゆっくりと見開いた。
「それほどにあの人が好きなのでしょう? 大切なのでしょう? 欲しくて欲しくて堪らないのでしょう?
だったら下らない我慢なんか止めて、もっと自分に正直になりなさい。
ご自分の気持ちを全部カンベエ殿に伝えなさい!」
ひたとキララを見据えるその瞳には、今までの行為とかけ離れた悲しく見えるほど真摯な色が覗き、
肩を掴む手は力強く温かかった。
ヘイハチを見つめていたキララの瞳に涙があふれ、ちいさな一粒がこぼれ落ちた。
もう、淫らな色はその顔のどこにも残っておらず、清らかな面立ちに戻っている。
涙はその頬を一粒、また一粒と伝い落ち、青い着物の上に次々と小さな染みを作る。
やがて巫女は両手で顔を覆い、その白い指の隙間からか細い嗚咽が流れ出した。
手首に巻かれた水晶は巫女の心を映すように細やかに震えながら輝きを増し、
その光で淫気に淀んだ座敷を清めていった。
ヘイハチは黙ってその様子を見守っていたが、やがてキララの膝の上に手ぬぐいをそっと置き、
落ちていた革手袋を拾いあげると静かに座敷を後にした。
後ろ手に障子を閉めたヘイハチは天を仰いで大きく溜息をつき、自分の股ぐらに視線を落として
やれやれと首を振る。
(工兵服で良かった、普通の着物なら愚息が天幕を張ったみっともない姿がばればれだ)
そして両手を腰に当てると「う〜ん」と背筋を伸ばしてひとりごちた。
「後はあのお嬢さんが決める事です。相手があの人では少々手強いですが健闘を祈るとしましょう。
なに、自分に正直になれれば結果などもうどちらでも良いのですから。
しかし生娘の色香は侮れませんなあ、もう少しで私の方があやうく業を深めてしまう所でした。
でも、そう感じるのは私はまだまだ枯れていない証拠ですかね……」
へへへと頬を掻きながら、もう一度下の方へ目を向けると
「さて、こちらの方も納まりをつけないといけません。
シチロージ殿にお勧めの遊郭でも教えていただくとしましょうか……」
そう呟きながらえびす顔で帳場の方へと歩き出した。
鼻歌を歌いながらぺたぺたと足音を立てて廊下を遠ざかる米侍の背後を晩秋の夕日が照らし、
その背で揺れるテルテル坊主を赤く染め上げていた。
----------------------------------------
どっとはらい
ヘイハチ流「がんばれ女の子」の巻でございました。
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
また、途中で挫折していたSSを気にかけて下さった方々に心よりのお礼と、
黒米のまま続けられなかった不甲斐無さをお詫びいたします。
このスレの皆様に感謝しながら…… お粗末!
>>512 お疲れ様でした。
(つ・∀・)つ且~~
~~且⊂ 忝い、いただきます。
>515
お待たせした上に途中で主旨返しまでしてしまい、申し訳有りませんでした。
GJはへたれの自分には過ぎた言葉ですが、有り難く頂戴して次への励みにいたします。
本当にありがとうございました。これにて消えます。
>>516 (・∀・)ノシまたね。
コハルちゃんチアキちゃんを初めて描いたら百合になってしまったorz
GJ!!!!!
可愛いっす!!!
しかし、あの世界では女性陣の下着はどうなってるんでしょうかね?
男性陣の下着談義は該当スレで活発に行われているようですがw
腰巻又はノーパン
522 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:23:34 ID:3Y47MVma
カンナ村の女子はヒモパン又はノーパン。
523 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 21:55:48 ID:4yWMO1I4
上は?
524 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:42:20 ID:uogiO/6Z
ノーブラ?
昔の女性なら当たり前です
遥か未来の話だったような……w
しかし、若い娘がノーブラにノーパンor紐パン、スリット入りミニスカ、
おまけにヘソ出しで農作業。
カツシロウは村で鼻血出しっ放しだったんじゃないだろうか。
527 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 07:41:29 ID:UJ3ie/7j
よく見るとキララとかおシノは上着の下に一枚着てるから
それがブラジャーっていうかティーブラかワイヤーレスブラの役目はたしてるんでない?
キララはいいかもしれないがオシノちゃんがノーブラって。
サラシを硬っく巻くのじゃ
まんこガード
サラシって、巨乳の人が巻くとより大きくなるらしいよ。
>>530 巻き方による。
上手に押しつぶしながら巻けばすっきりとした姿になるよ。
(着付け教室で習ったw)
>>531 巨乳の人によると、潰す→巻く→外すの繰り返しによって、胸が更に
成長するらしいよ。
533 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:53:41 ID:b9E/ut3W
腹まる見え腿モロチラなのに
上半身はしっかりガードなんて。
サラシ巻いてるわりには胸でかいよシノちゃん。
サラシとったらどんだけ〜〜〜〜〜〜〜
侍の嫁になる!って言ってたけどターゲットは誰だったんだ?>巨乳のシノちゃん
これから661に期待
538 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 18:37:47 ID:lhgYFFce
晒し巻いてたとしても
晒し巻く⇒本来の大きさより縮む
ノースリの上に上着⇒全部脱いだら服の上からの大きさより小さくなる
だからあんまり変わらない気がするよ。
晒し・・・蒸れるだろうなあ
ワキガー!
いや、晒しは脇の下には巻かんよw
でも胸の谷間に汗疹が出来そうだ。
晒は帯より長いから、クルクルアーレーが堪能出来るなw
村の女の子…短パン
年頃の娘…ヘソ出しミニスカ
若い母親…ミニスカ
それ以降…長ズボン
かと思ったけど、三人娘を見てるとそれほど決まりはないのかな。
もう直ぐ衣替えの季節だな。…薄着
545 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 22:21:12 ID:FmuFhUIm
キララは夏でも冬でも薄着。
米どころ=寒い=寒さに強いって設定なのかな。
でもそれなら腰マントいらないし上半身は意外としっかりガードしてるなあ。
ばっか
あれは長老の趣味だよ
長老「カンナ村の女子の制服は今年からこれにするわい」
女「え〜!?」
子供「寒いです・・・」
長老「文句言うでねえ!」
村の男A「ええだ、ええだ!これにするだ!」
村の男B「長老には逆らえねえだよ」
村の男C「んだんだ」
このようにして村人会議で決定されました
547 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 16:21:43 ID:QWPF9g3Y
いい村だ。
>>546 決定早っ!
侍を雇うべ会議とえらい違いだw
マンゾウ「今日から村の女はこの服を着ることに決まっただ。さっさと着替えるだ」
シノ「んでも、こっただ服着るのおらぁ恥ずかしいだよ」
マンゾウ「長老が決めたことだから仕方ねえべさ、はよう着替えるだ」
シノ「んでもなあ…」
マンゾウ「つべこべ言うでねえ!」
シノ「お、おっとう、何するだー!?」
マンゾウ「おめが着替えねーならオラが着替えさしてやるべさ!」
シノ「おっとう、やめてけれ!おっとうー!!」
マンゾウ「シ、シノ、おめえ、いつのまにこっただええ体になっただ…」
シノ「お、おっとう、離してけれ!」
マンゾウ「おめえのおっかあもええ体しとったけどな、おめえのおっぱいさ、
おめえのおっかあより大きいだ…」
シノ「おっとう、何するだ!おっぱい揉むでねえ!!」
マンゾウ「さてはおめえ、村の男に揉んでもらったからこんなに大きくなっただな!?」
シノ「おら、そんなことしてねえ!!」
マンゾウ「いんや、隠してもおらにはわかるだ!何もしてないでこんなにおっぱいが大きくなるわけねえだ!!」
シノ「ほんとにおらそんなことしてねえ!信じてくれろ、おっとう!」
マンゾウ「他の男に揉まれるぐらいならオラが揉んでやるだ!!」
シノ「おっとう、やめてけれー!おっとうー!」
とんでもない内容なのに噴いたw
>>549 よくよく考えると
マンゾウならやりかねない
キララ 「シノさん、マンゾウさん、騒がしいですけど何かあったのですか?」
シノ 「ミ、ミクマリさまー!!おとうが、おとうがー!!」
(半裸で飛び出してくるシノ)
キララ 「きゃっ、シノさん・・・、そ、その姿は一体どうしたのです」
マンゾウ「シノ、逃げるでね・・・!ミ、ミクマリ様!?」
キララ 「シノさん、マンゾウさん、一体何があったのです。ちゃんと話して下さい」
シノ 「ミクマリ様、おとうが、おとうが・・・おらのおっぱい揉むだー!」
キララ 「おっ、おっぱいを?そ、それは本当ですか?マンゾウさん」
マンゾウ「ば、馬鹿こくでねえ、おらはただ・・・村で決まった服をシノが着たがらねえがら
着替えを手伝ってただけだ」
シノ 「でもおとう、おらのおっぱい揉んだでねえかー!!」
キララ 「マンゾウさん、シノさんのおっぱいを揉んだというのは本当ですか?
いくら父親だからといって、娘のおっぱいを揉むなんて許されることではありません!」
(きっとマンゾウをにらむキララ)
マンゾウ「そ、そりゃちょっとは触ったがもしんね。でも、でも、シノは村の男どもに
おっぱい揉ませてただよ!おとうのおらも揉んでねえのに・・・」
キララ 「シノさん、村の男の方におっぱいを揉ませていたというのは本当ですか?」
シノ 「おら、そんなことしてねえって言ってんのにおとうが信じてくれねえだ!」
キララ 「シノさん、本当におっぱいは誰にも揉ませていないのですね?」
シノ 「本当だ、ミクマリ様、信じてけろ!」
キララ 「わかりました、信じます、シノさん。マンゾウさんもシノさんがおっぱいを
揉まれていないということを信じてあげて下さい。親子なのですから」
マンゾウ「ミ、ミクマリ様がそう言うなら信じてもええだよ・・・」
(マンゾウ、あらためてキララをまじまじと見る)
マンゾウ「ミクマリ様、村の新しい制服着ただな・・・。よ、よく似合ってるだ(ごくり)」
キララ 「ああ、これですか?ありがとうございますマンゾウさ・・・きゃっ!」
マンゾウ「ミクマリ様ー!ちょっとだけでええだ!ひと揉みでええだ!」
キララ 「何をするのです!私はミクマリの巫女!巫女のおっぱいを揉むなど許しません!」
シノ 「おとう、ミクマリ様になにするだ!おとう、やめてけろー!!」
大変だ、おとうが逮捕されるw
マンゾウご乱心w
巫女に手を出し村八分に
J=^ー^)<私はお二人のおっぱいを揉んだマンゾウを斬りたくて仕方ありませんよ
いっそ村中でリンカーン
(キララのおっぱいを揉もうとしているところを村人Aに発見され、村の広場に引きずり出されるマンゾウ)
長老「これはなんごつか」
村人A「マンゾウはミクマリ様のおっぱい揉もうとしただ!」
リキチ「どうしたことだ、なしてこげなことしただ!マンゾウ!」
村人B「ミクマリ様に手え出すなんて許されることじゃねえだ!」
マンゾウ「だって、ミクマリ様のおっぱい揉みたかっただよ・・・」
リキチ「なんつうことを!」
村人C「おめえ、今なんて言った!」
マンゾウ「だってあげな服着られたら、オラたまんねえだ!」
リキチ「あげな服見れるだけでも幸せでねえか!触るなんてとんでもねえだ!」
マンゾウ「だげどオラのおっかあもう死んじまったし、オラ、寂しかっただー!」
(ざわめく村人)
マンゾウ「あんな服見せられて触っちゃなんねえなんておらには死ねって
言われてんのとおんなじだー!!じさまー!!」
(鼻水を垂らしながら泣き叫ぶマンゾウ)
村人D「悪いけんども、おれも、マンゾウの言うことはわかるんだ」
村人E「んだんだ」
リキチ「おめえら!!」
村人D「俺たちゃ、やっちゃなんねえことをやってまったんでねえのか?
あんな服見せられちゃ、我慢できないのも当たり前だべ!」
村人E「んだんだ」
村人D「リキチ、おめだばわかるべ、独り身で寂しい、俺たちのきもちがよ」
(うつむいて反論できないリキチ)
長老「仕方ねえ、ミクマリ様、マンゾウにひと揉みさせてやってけろ」
キララ「じ、じさままで何をいうのですか!ちょ、やめて下さいマンゾウさ・・・、
らめええええええええええぇぇぇぇ!!」
エロいと言うより茶を噴く勢いwじさまが1番の悪だ。
さすが長老。村人の性格を全て把握しての所業と見たw
マンゴープリンふいたw
(2話でウキョウにさらわれて車の中に運び込まれたキララ)
ウキョウ「よい。よいねー。気を失っている姿もかわゆいねー」
(ウキョウ、ちょっとキララのスカートをめくってみる)
テッサイ「若、こんなところでおやめくだされ」
ウキョウ「いいじゃないか。ちょっとだけなら」
テッサイ「若!」
ウキョウ「ちょっと匂いを嗅いでみるだけだって。クンクン・・・」
(キララのスカートをめくってパンツの匂いを嗅ぐウキョウ)
キララ「うーん・・・はっ!」
ウキョウ「よい匂いがするねー。クンクン」
キララ「な、何をしているのですか!ちょ、やめてくださ・・・あんっ!」
ウキョウ「土の匂いがするねー。農民っぽくてよいね」
キララ「つ、土?そ、そこからはおしっこの匂いしかしません!・・・ひんっ!」
ウキョウ「あはは!面白いこと言うねー。じゃあこっちはウンコの匂いかな?」
キララ「そ、その通りです。ですがそのような場所に・・・ああんっ!」
テッサイ「若、スカトロはおやめくだされ」
ウキョウ「匂い嗅いでるだけだよ。でもやっぱり土の匂いもするんだよなー。クンクン」
キララ「む、村では人糞を肥料として使っていますから、土の匂いと感じるのは
そのせいではないでしょうか・・・ひゃうんっ!」
ヘイハチ「なるほど!そういう訳でカンナのお米はあのように美味しいのですね!
どれ、ひとつ私もご相伴に預かるとしましょう」
キララ「ちょ、何ですかあなたは、や、やめてくださ・・・あああんっ!」
ウキョウ「こら!ぼくのキララくんに何をするんだ!」
ヘイハチ「みんなで仲良くこの素晴らしい風味を味わおうではありませんか」
テッサイ「若、それなら私めも参戦致しますぞ」
キララ「ちょ、みなさん、そんな、ら、らめええええええええええ!!!」
>>565 杏仁豆腐ふいたw
いきなり乱入するヘイハチワロス
ヘイさん、セコム作動してるだろうにどうやって入ったよw
どさくさに紛れてるw
569 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 20:47:03 ID:Al2k6qkx
百姓言葉って何気にエロいことに気づいてしまったvv
>>569 一昔前のエロ雑誌とかでも、農民の娘さん特集はあったそうだよ。
>>570 それって、農民の娘さんの素朴さとか逞しさが売りなのかな?
>>571 そうみたい。タモさんが、タモリ倶楽部でゲストと一緒にカメラが
回ってるのに堂々と読んでいた。
アヤマロ「あれは農民の娘じゃ!」
ウキョウ「今農民の娘ががブームなんだよ。父上知らないのぉ?」
アヤマロ「なに?テッサイ、それは本当か」
テッサイ「は。このエロ雑誌の今月号の特集は農民の娘にござりまする」
月刊・エロス
『農村で見つけた素朴な娘たち・いつもアオカンもやってますう☆』
大昔(ノーパン喫茶が流行ってた頃)いがらしきみおの4コマで
「ノーパン百姓」というネタがあったのを思い出したw
575 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:25:38 ID:XlPJS6VS
水分り様も気が抜けたとき百姓言葉になったなら巫女萌えと百姓萌えで二度ウマなのにな。
そういやキララとコマチだけ百姓言葉じゃないよな
セツ婆さんもだよ。
あの訛の強い村で水分の一族だけ訛らないでいるのは
やはり水分様を神聖化させるためだろうか?
圧縮が近いので保守代わりに
15話あたりの話です。Q太郎さんは斥候中。
----------------------------
侍と認められて迎えた初めての戦で、野伏り本殿は黒煙を噴き上げながら谷底へと
堕ちていった。
青空に黒々と昇る煙を見上げるキクチヨの胸の中は、いつにない清々しさと満足感に
満ちていた。
先の大戦で傭兵として幾度か参戦したことはある。
だがそれはいつも頭数合わせの半端者の寄せ集めで、足軽からも馬鹿にされる存在で
しかなかった。
闇雲に刀を振り回して戦い、いくら敵を倒しても仕官どころか何の評価も得られずに
腹の底に悔しさが苦く積もる戦。
機械の躯になったことに後悔はしていない。だがこの躯になって良かったと心底思えた
ことも無い。
だから「侍になって良い目を見たか」とカンベエに問われた時は、いくら強がっても
満たされない自分の心を見透かされたようで、悔しくて上手く答える事が出来なかった。
それがどうだ、絶壁を登って村に帰り着くと、待っていたのは農民達の感謝と賞賛の
目、目、目だ。
子供の頃から乱暴者で村の鼻つまみだったキクチヨは、こんな視線に囲まれた経験は
無かった。
「なんとも気持ちがいいじゃねえか。この躯も悪くねえ」
キクチヨはこの村に来て良かったと腹の底から思い、自分が侍としてひとまわり大きく
なった気がしていた。
農民の中からコマチが泣きながら飛び出し、キララに飛びついて大粒の涙をぽろぽろと
こぼしている。野伏りに連れ去られた姉を心配して小さな胸を痛めていたのだろう。
無理もない、両親を早くに亡くした二人きりの姉妹だ。
大きな心でキクチヨは泣きじゃくるコマチをなだめる。
「おめえの姉ちゃん大したタマよ、紅蜘蛛相手に一歩も引かねえ。
並の男共よりよっぽど肝っタマが座ってらあ」
「ほ〜お、タマですか…… 」
泣き止んだコマチは思い当たる節があるのか、キクチヨの言葉をくり返した。
その含む口ぶりは童女に不似合いで何やら怪しい。
しかし細かい事に無頓着なキクチヨはそんな事には全く気付かず、今度は更に大きな心で
キララをねぎらう。
「今日はとっとと風呂入って戦場の垢を落として寝ろ」
微笑んで「はい、そうします」と応えるキララを前にして、キクチヨは侍としての自信に
満ち、大きな心の持ち主である自分に酔っていった。
(そうそう、こうでなくっちゃ。強きを挫き弱きをいたわる俺様は本物の侍だぜ)
だが和やかな雰囲気もここまでだった。
野伏り本殿を落とした歓びに沸く農民達へ、カンベエから野伏りの再襲来が告げられたのだ。
「城を失った手負いが成す事は只一つ、受けた屈辱を晴らすこと。
奴らは押して来る。死にもの狂いでな…… 」
シチロージの言葉に骨の髄まで野伏りの恐ろしさが身に染みている農民達は言葉を失い、
村は重い空気に包まれていった。
「私は村の人と大事なお話があります。コマチは先に帰っていなさい」
コマチは姉の言葉にこくんとうなずき、そして水分の社へ向かう道を眺め急に良い事を
思いついた顔になるとキクチヨを見上げた。
「おっちゃまもお家に来るです。
おっちゃまもお疲れだから、コマチと一緒にうちの風呂に入るといいです」
「へ? はあっ?! おおおめえ、なななに言ってんだ?
よ、嫁入り前の娘が、おお、男を風呂に誘うなんてよぉぉ!」
キクチヨは動揺して排気パイプから盛大に蒸気を噴出した。
衆人環視の中で突然の可愛いお誘いを受けて照れているのだ。さすが十三歳、純情である。
コマチはキクチヨの焦った様子を見て取ると、ニヤリと笑い人差し指をぴたりとキクチヨに
向けて台詞を決めた。
「おっちゃま。子分は親分の言うこと聞くです!」
野伏り本殿を落として英雄気分に浸っていたのに、これでキクチヨの立場はコマチの子分に
逆戻りだ。
これには新たな戦いに向けて緊張していた農民達も吹き出した。
カンベエまで笑いをこらえた顔をしている。
「キクチヨ、今日はもうよい。行ってやれ」
「そうですよ。ご婦人の誘いは断っちゃいけません、恥をかかせることになります」
ヘイハチも片目を開けて大真面目な口調で言うがその顔は今にも吹き出しそうだ。
遠慮のないシチロージとゴロベエはすでに腹を抱えて笑っている。
一方まだ「今日から大人」の機会に恵まれないカツシロウは、目を宙に泳がせ妙に
赤い顔をしてぼうっと突っ立っていた。
大方耳に飛び込んだ“風呂・一緒・嫁入り前の娘・男・誘う”の言葉の連鎖で、キララの
入浴の様子やもっと凄い事でも想像して惚けているのだろう。
言語変換妄想増幅機能付きの便利な耳を持つお年頃だ、至極正しい反応といえる。
(すぐに人のことを馬鹿にしやがる。うるせえおっさん共だ)
キクチヨはコマチに袴を引かれ連行されながら、照れ臭さとからかわれた悔しさで毒づいた。
「おめえら面白がりやがって。後で覚えていろよ〜」
遠吠えをする機械の侍を見送るヘイハチは、あっと気付いてキクチヨの背に声をかける。
それが聞き取れたのかどうか、キクチヨは挨拶のようにおうっと片手を上げ遠ざかっていった。
「分かってるんですかね? まあ、長風呂をしなければ大丈夫でしょうが……」
ヘイハチはぽりぽりと尻を掻きながらつぶやくと、自分の持ち場へと歩き出した。
また野伏りが襲って来る前に、急いで滝の守りを固めなければならない。
子供と遊んでいる暇は無いのだ。
そして通り過ぎざま、若い侍に向け声をかける。
「鼻血が出ていますよ、カツシロウ君」
未だ燃え盛っている野伏り本殿から遠く離れたこの場所にまで、時折爆発音が重く響いて
聞こえて来る。
その音が動物達をを怯えさせているのか、鎮守の森を背にして建つ水分の社はいつも
聞こえる小鳥達の鳴き声も無く、しんと静まり返っていた。
コマチとキクチヨの二人が水分の社に着くと、中からセツが転がらんばかりの勢いで現れた。
常より小柄な老女が思い詰めた顔をして、一層小さく縮んで見える。
こちらも可愛い孫娘を心配して、一人この社で気を揉んでいたのだろう。
「コマチ……、キララは? キララは一緒じゃないのかい?」
「婆さま、姉さまは無事です!
村の人と大事なお話をしてからお家に帰って来るそうです」
セツは朗報に安堵の表情を浮かべると、着物の袖を目頭に当てて涙を拭った。
「そうですか無事ですか……。
もしあの子に何か有ったら、亡くなったあの子の両親に何と詫びればよいかと……。
良かった……、本当に無事で良かった……」
涙を拭いながらセツはキクチヨの方に向き直ると、今度は深々と頭を下げた。
「お侍様のおかげで孫娘が無事に戻ってくる事が出来ました。ありがとうございます」
「おいおい婆さん止してくれ、照れるじゃねえか。
拙者は侍として当たり前のことをしたまでよ」
えへんと蒸気を吹きながら大きな心で応じるが、生来の人の良さで腰の曲がった
年寄りの頭の下げ幅に合わせ、ついキクチヨもいやいやどうもと頭を下げる。
するとセツはお侍様が頭を下げるなど勿体ないことと更に頭を下げ、キクチヨも
いやいや当然のことでござる、どうか頭を上げてくれと腰を曲げる。
こうなると双方コメツキバッタのようになりいつまでも終わらない。
さてこの状況をどうするかと困り果てたところへ、社の裏手からコマチの呼ぶ声がした。
「おっちゃま〜。お風呂沸かすの手伝って下さいです」
これは渡りに船とセツを残して声のする方へ向かうと、そこにはコマチが火吹き竹を
握って風呂釜の炊き口の前にちょこんとしゃがむ姿があった。
転んだ時にでもつけたのか、半袴から覗く擦り傷のある小さな膝小僧が愛らしい。
「おお、まかしとけ。それくらい軽い軽いでござるよ」
「思いっきり吹いちゃダメですよ。おっちゃまが勢い良く吹いたら、火が熱くなり過ぎて
風呂釜が壊れちゃいますから」
「はいはい。加減して吹きゃいいんだろ。
まったく、風呂に入りに来たんだか、手伝いに来たんだか分からんでござる」
「子分! 文句が多いですよ」
憎まれ口を言い合いながら仲良く二人で風呂を沸かし、ちょうど良い湯加減となった
頃合いにキララが話し合いから帰って来た。
「まあ、キクチヨ様にこんな事までしていただいて。申し訳ありません」
「いいってことよ。丁度いい湯加減だ、とっとと入って来な」
「いえ、キクチヨ様が先にお入り下さい」
「拙者は野伏りを斬って来たばかりの不浄の身だ。巫女さんの前に入る訳にはいかねえ」
遠慮をするキララに、これまた大きな心で渋く一番風呂を譲り、キクチヨは益々
いい気分となる。
半時も待たずにキクチヨは、キララから先に湯を使った挨拶を受けた。
湯上がりの火照った頬と濡れた髪が、この年頃の娘特有の清楚な色気を一層色濃く
見せている。
キクチヨは甘酸っぱい懐かしい思いでキララを眺め、足元のコマチを見下ろして思った。
(花も恥じらうお年頃か。このちび助も何年か経つと、こんな娘っ子に育つのかね……)
キクチヨと一緒に風呂に入れるのが嬉しくてしょうがないコマチは、視線を感じて
キクチヨを見上げると無邪気に「にっ」と笑い返した。
----------------------------------------
とりあえずここまで
イイヨイイヨー
職人キタage
584 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:29:52 ID:0q/KPBDM
上げてなかった......orz
>>579-581の続きです
-------------------------------------
「後からコマチを行かせますのでどうぞお先に」と言われたキクチヨは風呂場にむかい、
着物を脱ぐとかけ湯をしてどぶんと風呂桶に足を入れる。
「?hぉーぅぅぅぅ」
盛大に湯を溢れさせながら身を沈めていくと、気持ちの良さに思わず声が漏れた。
キクチヨにはかなり手狭な風呂桶だが、カンナ村の水で沸かした湯は上等だ。
(そういやあ、米侍が何か言ってたな……。まあ大したこっちゃねえだろう、
後でまた聞けばいいさ)
何かといえば人をからかおうとする小憎たらしいおっさんのえびす顔を思い浮かべながら
両手で湯をすくい、ざぶりと顔を覆った途端キクチヨの頭の芯がぐらりと大きく揺らいだ。
「な、なんだ。地震か? でかいぞ!」
驚き慌てて立ち上がるが、社の誰も騒いでいる声は聞こえず、建物が揺れた気配も無い。
裏の鎮守の森も相変わらずしんと静まり返っている。
「おかしいな、確かに揺れたと思ったんだが。気のせいか……。
俺もコマチが言うようにお疲れかもしれねえな」
腑に落ちないままもう一度湯に浸かり直したキクチヨは、風呂場の天井を見上げると
ぼうっと大きな蒸気を一つ吐いた。
しばらくすると風呂場の戸が開く音が聞こえ、同時に裸のコマチが風呂場に飛び込んできた。
「じゃーん」
嬉しそうにキクチヨの目の前でくるりと回り格好を付ける。
「どうです。姉さまより色っぽいですか?」
無邪気な顔をしていてもキララへ向けた先程の視線に感づいていたようだ。
小さくてもさすがに女の子である。
だがその躯はどう見ても胸より腹が前に出ている子供体型の裸んぼだ。
花も恥じらうどころか、当人にまだ色気のいの字も恥じらいも無い。
キクチヨもコマチの姉へ向けた幼い対抗心が微笑ましくて、ついからかい心がわいてきた。
「お前みたいなつるぺたのちびっ子が何寝ぼけた事言ってるでござるか。
そういうことはもっと大きくなって、おっぱいが大きくなってからから言うでござるよ」
こんなふうにと両手で胸の上に大きな二つの山を作る仕草をする。
その言葉と仕草に、みるみるコマチは唇を尖らせて怒りの表情を作った。
ぷうとふくらんだほっぺたはコマチを幼く見せるが、その赤みを帯びた頬は産毛を
光らせて白桃のよう瑞々しい。
「なんでそんな意地悪言うですか。さっきは照れて煙吹いてたくせに」
可愛い顔で痛いところを突かれて、キクチヨの旗色が悪くなる。
「あ、あれは、急にみんなの前で言われたから驚いただけでござる」
小さくても女の子のコマチに十三歳と認定されているせいか、どうも口では敵わない。
こうなったら実力行使だ。
------------------------------------
小出しで申し訳ありません、今日はここまでです。
保守代わりなのでスルーして下さい。
応援保守
587 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:40:49 ID:rgDuHA4/
微笑ましい中にも妙なエロスがありますな。
キララは水粥生活にしてはなかなかのスタイルって回もあるものの
公式サイトのイラストとか見るに発育不良感が否めないけど、
コマチは腹いっぱい米食える世代ってのもあってナイスバディになりそうな予感。
おっちゃま惜しいことしたなあ。
588 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 05:17:39 ID:GWDffhLu
おさむれぇ様
保管庫つくろうかと思うんだが、必要あるだか?
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:11:34 ID:r4aE2sGv
抱いたら折れそうなのに魔性な姉。
自分のボディに無頓着なナイスバディの妹。
一番成長後に興味あるのはオカラだがな。
>>579-581 >>585 の続きです
-------------------------------------
「うおりゃあ」
キクチヨは湯桶を片手に勢いよく風呂桶の中で立ち上がり、コマチを捕まえると
頭から湯をざぶりとかけた。
「ひゃあ、なにするですか」
嬉しい響きで抗議の声を上げ、驚いて頭を振るコマチの髪から水滴が飛び散り、肌の上を
コロコロと転がっていく。
濡れた前髪の下から、今にも笑い出しそうな上目遣いでキクチヨを睨む顔はまだあどけない。
その無垢な姿は、機械の侍がほんの数時前まで身を置いていた戦場の匂いを洗い流すには
充分だった。
キクチヨは大きな手でコマチの頭をクシャクシャと撫でると小さな尻をぽんと軽く叩き、
その躯を軽々と抱き上げ一緒に湯船に沈んだ。
両親を早くに亡くしたコマチは、婆さま以外の大人と一緒に風呂に入る機会もあまり
なかったのだろう。
キクチヨでいっぱいの湯船の隙間にうまく入り込んで、大切な友達のことや村の遊び歌を
あれやこれやと楽しそうに聞かせてくれる。
その話に相槌を打ちながら、キクチヨは幼い頃を思い出していた。
キクチヨが育った貧しい村では風呂に入るのも贅沢なことだった。
風呂桶いっぱいに水を汲み入れ、薪を割り湯を沸かすのは労力も時間もかかる面倒な仕事だ。
耕しては戦に荒らされ、実れば収穫を落ち武者に狙われる田畑で、大人達は夜明けから
日暮れまで働き詰めに働いていていた。
その泥のように疲れた身体で、毎日風呂をわかすのは難儀なことだ。
だから風呂をわかす家があると、隣近所で声を掛け合い風呂を借りて入る。
いわゆる貰い湯という風習だ。
働き手の大人達が先に入り、幼い子供達は男も女もまとめて最後に風呂場に放り込まれ、
小芋のように次々と女達の手で手際よく洗われる。
たとえ垢の浮いた終い湯でも、湯を使える嬉しさに子供達は皆ではしゃいでそれはもう
大騒ぎだった。
(そういやあ、いっこ年上の奴にいきなりちんちん掴まれて泣いたこともあったっけ。
アイツもどうしているのか。めっぽう気の強い奴だったが……)
いつしかキクチヨは、故郷を捨てて旅立つ背にいつまでも手を振って見送ってくれた
幼なじみの姿を思い浮かべていた。
そのとき、キクチヨの頭がまた揺れを感じた。
「な、なんだ。また揺れてるぞ」
今度は一度でおさまらず、ぐらぐらと揺れ続けている。
キクチヨは慌ててコマチを抱き上げると風呂桶から飛び出した。
だが抱き上げた腕の中で、コマチがきょとんと見上げている。
「おっちゃま。どうしたですか?」
「どうしたもこうしたもあるか! 地震だ。まだ揺れてやがる」
「なーんにも揺れてないですよ」
コマチは不思議そうに言うが、そんなはずはない。キクチヨは語気を強める。
「馬鹿言え。ほらこんなに……」言いかけて気づいた。
(揺れているのは俺様の方だ!?)
キクチヨはコマチを腕から降ろし、そのままどっかりとあぐらを組んで座りこんだ。
頭の芯がふらふらして靄がかかったように現実感がない。
コマチが心配して声をかけるが、その声もどこか遠くで響いて聞こえる。
(俺様はどうなってるんだ。まさかこの躯で湯当たりか? そんな話、聞いたことねえぞ)
だが、しばらく休んでいるうちに頭の揺れも治まり、キクチヨはもう大丈夫だと
軽く手を上げコマチに伝えた。
まだ半分呆けた頭に、コマチの声が夢の中のように響く。
「おおーっ! おっちゃまオチンチンついてたですか。でも機械の身体なのにどうして
ついてるです? 野伏り様はついてなかったですよ」
キクチヨは朦朧としたままコマチの質問に答える。
「それはおめー、漢の印ってやつよ。躯の中心に大切な物が付いてないとオトコは様に
ならないからでござる」
「でも、おっちゃま大きいのに、このオチンチン何だかちっちゃいですよぉ?」
恐ろしいことを言われている気がするが、キクチヨの口は勝手に動く。
「闇医者が人の足元見て吹っかけやがって、これ以上デカイのは高くて買えなくてよぉ……。
でもその分拙者の心は大きいし、超振動も使えるから問題無しでござるよ」
「ほへー! ちっちゃくても超振動でびびびですか。 なんだか分らないけど凄そうです」
「ちびっ子にはまだ分らなくていいでござる。十年は早いでござるよ」
「でもおっちゃまだって十三歳ですよ。オラと年そんなに違わないです」
「うるせえなあ。そんじょそこらの十三歳と拙者は格が違うでござる」
新鮮な空気を求めて明り取りの窓へと、キクチヨは風呂桶の縁に手をかけゆらりと立ち上がる。
するとコマチの目前に新たな標的がぶらりと現れる。
これにコマチの眼が釘付けになった。
「おっちゃま大変です! タマタマの高さ並んでないですよ、ずれてます。
何で高さが違うです? 不良品で安かったですか?」
「ばっかだなー。高さが同じだと袋の中でカッツンカッツンとタマ同士がぶつかっちまって
痛てぇだろうがよ。ずれてりゃその心配がないってもんよおぉぉっ???
さっきから何を見てんだコマチ坊!!!」
やっと頭がはっきりしたのと同時に、自分の股ぐらとコマチの小さい頭が間近で向かい合う
大変な事態に気がついた。
キクチヨは両手で慌てて股間を隠すと、そのままどぼんと風呂桶に避難する。
残されたコマチは名残惜しそうに湯船を覗き込んだ。
「もう隠しちゃうですか? もっと見せて欲しいです」
「何でこんなモンが見たいんだよぉ?!」
「オカラちゃんの観察日記のためです。オカラちゃんはモモタロさんのを調べるから後で
教えっこしようって約束してたです」
「お馬鹿! おめえら何考えてんだよ、男の躯は見せモンじゃねえぞ!」
すると、それまで見せて見せてと甘えた声を出していたコマチが、突然妙な表情を作り
言い放った。
「へっへっへ、よいではないですかキクチヨさま。減るのでもないでしょう」
この大きなお友達向け定番の台詞回しに、キクチヨはさらに焦る。
「お、おめえ、そんな妙な台詞どこで覚えた?!」
「姉さまの本棚の奥にあったご本に書いてありました。仏蘭西何とかって書いてある
小さいご本です。オカラちゃんが見つけてコマチも一緒に読んだです」
キクチヨの頭がまたふらふらとしてきた。今度は前にも増して揺れが大きい。
頭もガンガンと痛んで目の前がグルグルと廻る。
(あの姉ちゃん、巫女さんのくせに何てぇ本を読んでるんだ?!
そんな怪しい物はもっとちゃんと隠しておけよ。
女ってえのは大きいのも小さいのも可愛い顔しててても裏で何考えてるか分かんねえなあ。
分かららん分野伏りより恐えぇカモカモももくぁqwせdrftgyふじこlp;;p’’’’’’’)
突然キクチヨの排気パイプから大量の蒸気が噴き出した。
蒸気はパイプだけに収まらず首の接合部からも噴き出し、カンベエに斬られてはめ込んだ
だけの首を浮き上がらせると、さながら恐怖映画のようにカタカタ音を立てて廻り出した。
キクチヨの異常に驚いたコマチは、裸のまま風呂場を飛び出すと姉の元へと駈けていった。
「大変です! おっちゃまが変になったです!」
キクチヨの異変を農民から知らされたヘイハチが押っ取り刀で駆けつけると、キクチヨは
風呂桶にすっぽりとはまったまま、躯のあちこちから盛大に蒸気を吹き上げている。
おかげで風呂場はまるで蒸し風呂だ。
ヘイハチは農民に手伝ってもらいキクチヨを井戸の脇まで運ぶと、その身体に井戸水を
かけて冷やすように指示した。
そして、喉元の蓋を開けると中から波板状の部品を取り出して、陽にかざしながらぼやく。
「あーあ、言わんこっちゃ無い。だから先に空気濾過器を掃除してから入りなさいと
言ったでしょう。米俵に隠れていた時に吸い込んだ米の粉が、長風呂でふやけて濾過器を
塞いだから動力部が加熱したんですよ。
しかも砂粒が大量に混ざっている。
虹雅渓を出てからずっと、全く手入れをしていませんでしたね。キ ク チ ヨ 殿」
ヘイハチがキクチヨに対して慇懃な口をきくのは怒っているか含みのある時だ。
「ヘイの字……、すまねえ……」
ズキズキと痛む頭でキクチヨは米侍に礼をいう。
「まったくです。私は忙しいのですからご自分の面倒は自分で見ていただかないと困ります。
それが侍というものです」
(なら古女房に頼りっきりのカンベエのおっさんは何なんだ? 古女房がおっさんの褌まで
干してるぞ)
喉元まで出かかったが、言えばまたヘイハチに怒られそうでキクチヨは言葉を呑んだ。
「まあ、これに懲りたら次からはきちんと手入れして下さい。
今回は子供達へ話題も提供出来たことですし、これで良しとしましょう」
意味の分からない言葉とともに、ヘイハチが腹に一物ありそうなえびす顔でキクチヨの
足先に目配せをする。
嫌な気配を感じたキクチヨも痛む頭をようやっと持ち上げてその方向に目を向けた。
何と、そこには騒ぎを聞きつけた村の子供達の頭が鈴なりに集まり、その好奇に満ちた
視線は裸のまま大の字になっているキクチヨの股間に集中していた。
子供達は口々に「ちっちぇ」「うん、なんか小さい」「でも、びびびだってよ」
「びびびって何だべ?」「なんか飛ぶのか?」「回すとキクチヨさまが飛ぶんでねか?」
「ちっちぇからそれは無理だべ」などとずれながらも微妙に核心を突く感想を言い合い、
中には棒切れで大事な物をつつこうとしている不届き者までいる。
無理もない、マッパで村にやって来る巨大な野伏り様の股間には何も付いていないのに、
この赤い機械の侍には、自分たちと同じような(もとい小振りな)チンチンとキンタマが
付いていたのだ。
子供は残酷な正直者だ、これに興味を持つなと言う方が無理である。
この羞恥プレイにはさすがのキクチヨも恥ずかしさと怒りで頭の中が真っ白になった。
頭が痛いのも忘れてがばと跳ね起き、わなわなと拳を握り締め、その拳を振り上げると同時に
「お前ら、見せもんじゃねえぞ!」と一喝すると、子供達は驚いて蜘蛛の子を散らすように
わらわらと逃げていった。
だがこの一件で、キクチヨの立場は「村を守って下さるお侍様」どころか「コマチの子分」
からも降格して「大きい躯に小さいち○このお侍様」へと勢いよく滑り落ちた。
その結果、お侍様ごっこの時は悪ガキ共に集中的に金的を狙われる始末となる。
また子供達の一部で密かに浮上していた林田ヘイハチさま粗チン疑惑も、この一件で
「きっと人間のヘイハチさまは小さくないべ」という人間バンサイ派と「小さいから
キクチヨ様の股間を隠さずに晒して隠れ蓑にしたんだべ」の感情洞察派に別れ、議論は
紛糾したが最終的に「ヘイハチさまは黒いお人だべや」という結論に収まった。
何が黒いのかは当方が知った事ではない。
一方、頭の中でキララをあんな事やそんな事して流血したカツシロウは、神聖な巫女を
行き過ぎた妄想で汚し、人前で鼻血まで出してしまった己の未熟さと醜態を恥じた。
そして保健体育の教科書通りに煩悩を昇華すべく、より一層剣術の修行に励んだのはいいが
その勢いでただでさえ緊張している農民達に余計な激を飛ばして無駄に萎縮させてしまい、
ヘイハチにたしなめられる次第となった。
だがカツシロウはまだ知らない。
水分の巫女の本棚の奥の、人を欺く為に分かりやすく隠された仏蘭西何とかのご本の
そのまた奥に、用心深く隠された乙女の秘密がある事を……
-------------------------
どっとはらい
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
キクチヨディルド説を参考にさせていただきました。
(ディルドという単語をこのスレで初めて知りました....orz)
水分の社は高床式なのに、どこに風呂の焚き口があるの? なんて(・∀・)キニシナイ!
伏せ字にするのも面倒だ。
細切れ投下&エロ無しの上に下品で御免。
お粗末!
>>596 お疲れ様でした。
つ且~~
面白かったですよ。
惜しむらむべきは、内容では無くコマチちゃんの年齢が公式で後5歳程
上だったなら…です。
598 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 17:48:26 ID:bXcZldJe
エロ微笑ましい作品有難うございます!
599 :
596:2007/06/18(月) 00:23:22 ID:S929hu3X
お茶とレスありがとうございます。
キクコマは自分の中で聖域なので、微笑ましいと言っていただけて本望です。
今日久しぶりに原作のお侍様を見たのですが、三船菊千代&コマチを想像して
激しく萌えてしまいましたw
職人様の降臨を待ちつつ、へたれの保守代わりはこれにて消えます。 多謝!
600 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 07:30:17 ID:RtY+9dLA
三船キクチヨも何気に子ども好きそうなイメージだ。
子供にお握り配るシーンでいい顔をしていたよね>三船菊千代
アニメの方で、ゴロさんの導きでカツシロウが村に戻ると
焼け落ちた家の前でシノがカツシロウを見つめるシーンがあったけど、
あれは原作の「みんな死ぬんだべ」の名残なんだろうか?
あの消し炭に汚れたシノちゃんは妙にセクシーでハアハアしてしまうんだが…
602 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 15:48:58 ID:dUugkUnF
壊れた家の様子見に来たんじゃないかアレは。
原作どおりカツ×シノ事件あったらよかったのにね。
もちろん最終的にはカツシロウ捨てられる方向で。
カツシロウはシノとヤって
それがマンゾウにバレてしまうのか
604 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 12:21:40 ID:XKhardea
そこまでやったら逆にここまで叩かれずに済んだかもカツシロウ君。
しかし、やっちゃたのがマンゾウにバレてシノが責められるのを
原作通りに放ったらかしにしていたら、女性視聴者にボコ殴りだと思われ。
キララにフラれてシノに手を出して、挙げ句ヤリ逃げ。
そこまで堕ちたら救いが無さすぎるw
ところで、水分りを見まくりと言い間違えるのは私だけかな?
>>606 >ところで、水分りを見まくりと言い間違えるのは私だけかな?
それは巫女さんのヘソ出し部分やスリット入りミニスカを暗に指しているので?
>キララにフラれてシノに手を出して、挙げ句ヤリ逃げ。
そのカツの字の話、激しく読んでみたくなったよw
職人様おねげえしますだ、どなたか書いて下せえ。
天主って何歳くらいのイメージ? 見かけは小さいけどおっさまより上かな
>>608 あの体自体が人形で、実際には四肢を失っているそうだ。
だからもしかしたら年上かもね。
>>609 ウキョウが22〜25歳くらいだとしたら、やっぱりおっさまと同世代か年上だよねえ。
そんなオヤジがサナエを孕ませて、ミズキ達をキープしていたのか…ウラヤマシス
>>610 いやいや、天主は財力と権力に物を言わせて女性侍らせてただけだし、
そんな奴を羨ましがらないのw
612 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:03:57 ID:I+elg8Dw
どっかでも話題になってたけどなんで天主様はミズキみたいな年齢の女を多く囲ってたのか。
コピー作るんなら支配者クラスの医療技術とかふまえても少々トウのたったのでも十分なわけだし
天主は自分がなるべく悪者に見えないように事を進めようとしてるんだから
観賞用や年端の行かない娘浚うのってどうなんだろう。
観賞用ならウキョウ見たく金で買えばいいわけだし。(浚うより買うほうがなんぼかましに見えるはず)
最初は野伏りが天主に気を使って、米と一緒に女を
献上していたのが習慣になっちゃった。とか?
贈り物なら若くて可愛いのを選ぶと思う。
野伏り側にも生身の元侍は沢山いたようだから(鋼筒乗りとか)
都に連れて行かずに、原作通り頂いちゃったのも有ったんだろうかね。
614 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:51:27 ID:sAyjfrao
まさかミズキもチアキちゃんもチハルちゃんもその他同じくらいの年の女の子達も
極度の発育不良なだけでオシノやキララと同い年なんてオチはなかろうな。
(だからまともな発育を遂げたサナエが第1夫人?になった)
>>614 チハルちゃんじゃ無くて、コハルちゃんだからね。松山氏が浮かんだ。
キララちゃんとシノちゃんの年齢は高校生位らしいから、あの子達は
小中学校位じゃない?…なおさら犯罪だ!!
>>615 キララ16歳、シノが2歳上の18歳(小説より)
ミズキ15歳位?(資料無し)
コハル&チアキ13歳位?(ミズキより若くて背も少々低い by豪華ファンブック)
若い時に都へ連れてきた方が順応しやすいとかも有ったのだろうか?
天主に愛情なり忠誠心なりを植え付けておかないと、妊娠or出産させてから
野に降ろしても、忌まわしいものとして御複製を捨てられちゃったりしたら
元も子もないからね。
617 :
616 :2007/06/28(木) 13:47:29 ID:/OD967SH
× 天主に愛情なり忠誠心なり
○ 天主に対して愛情なり忠誠心なり
するとサナエもさらわれたときはまだ幼女だったのか。
リキチは…。。。
サナエはみんなの為に自分から進み出たから、幼女刈りの対象年齢より上だと思う
しかし十代で結婚も有り得ないわけではないから、サナエ18〜19歳リキチ22歳程度も
無い訳ではないね
ミズキがサナエを「ちゃん」付けで呼んでたからそれほど歳は違わないのでは?と思ったけど、
彼女はおっさまも「島田カンベエ」呼ばわりだから参考になりませんねw
で、「幼女狩り」だと若過ぎませんか、コマチやオカラ世代が幼女だと思うんですが…
天主様はとんだロリコンだな
静まれ、静まれ静まれ静まれ!!此方等に居わす方をどなたと心得る、
ロリの犯罪者、御天主様に有らせられるぞ!!頭が高い、控え居ろう!!
天主「ロリは予であり、予はロリである」
なるほど
趣味(ロリ=ミズキたち)と
実益(子作り=サナエ)を
使い分けていたということか
ウキョウとキララのやつ良かったなー個人的に。
金持ちだから媚薬とか入手してきてキララを淫乱にさせる話よみてー。
おっとウキョウじゃなくてもいいよ。
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 20:32:22 ID:p3n5g1sl
8歳背定のコマチがあんなチンチクリンなこと考えるとコハチア姉妹が小学生年零いうのはピンとこないにょ。
でももしそうだったら都でちっちゃい女の子たちに性教育講習開かなきゃいけなくなるね。
>>626 >コハチア姉妹
おお〜い、似てるけど姉妹じゃないよw
>>626 >都でちっちゃい女の子たちに性教育講習開かなきゃいけなくなるね。
酒見賢一の「後宮小説」を思い出した。
629 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:37:39 ID:rR4Snhu0
キララの無駄にエロい腰つきに魅入ってててふと思ったんだが
公式サイトのイラストにも描かれてるへその脇の筋)\‘/(って腹筋なの?腰骨なの?
微妙な位置だねえ。
でも腰骨だともう少し下のような気がする。
キララはユキノに自分のことを「土まみれ」と言っていたから
巫女の仕事以外に農作業もやって腹筋も鍛えられているのではないだろうか。
(豪華ファンブックを買ったらキララの下着の設定が出ていて驚いた。
但し、上半身のみで下半身は謎のままw)
631 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 21:01:15 ID:y+iF9JgY
正座した時青帯が太股の上に来るからリアルな人体で考えると腰骨の上に帯が巻いてあることになるんだが
ウエストの括れとへその位置からすると腰骨に見えるんだよね。
腰骨があれほど見える状態のヘソ出しだとすると、ほとんどブラジル娘状態ですねw
そんな娘さんに「一緒に堕ちます」と言われて誤解するなというのが無理というもの…
巫女殿と二人っきりの時のカツの字は、平常心を保つのがさぞや大変だったと思われ。
633 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 23:53:18 ID:2VsGmksd
コマチやオカラもそのうちブラジル娘になる日が来るのかと思うと……
2人が成長する頃には、村の装束が露出が大変少なくなっている者に
変更されている可能性は考えないのか…。
635 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:05:27 ID:Y4NQfO4w
じさまも死んでるだろうからな。
次の長老がどう出るかだなw
って、候補者はいるのか?
次に歳取ってるのはセツ?
637 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:26:41 ID:LRRO/Gyl
次の村娘ファッションはピチピチショートパンツでお願いしたい。
娘さん方の服限定かよw
娘さん限定だと、いままでヘソ出しだった若いお母ちゃん達はどうするべ?
男が短パンにしたらポロリで村大混乱の流れ
だがしかしゴロベエ様は大喜び
642 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:47:57 ID:omy1RLf6
米腹いっぱい食って育った世代の太股・・・
>642
太ももピチピチはいいが腹肉ダルダルだったりして。。。
644 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:47:40 ID:vpisxvhb
やめて。いわないで。
セルライトは天敵!
646 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 21:07:51 ID:gNCEe4Ie
もともと栄養足りてなかったか怪しいしな。カンナ村の住民。
まあ、主食が足りないのは切なかろう。
米は貨幣の代わりにもなる物だから、
生活必需品の入手にも事欠いただろうし。
648 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 23:04:55 ID:QFWR2FM4
ノベルでは草履だか草鞋だかを別の村に売りに行ってたな。
芋の茎なんかも沢山有っただろうから、肥後ずいきとか玩具なんかも
売ってたんじゃ無いのかね。寧ろネットでアレコレ調べてたが農村では
玩具製作販売が冬の貴重な収入源になるらしいし。
初めて知ったわ20ヘェ
張型とか肥後ずいきとかを何の恥ずかし気も無く
シノやコマチ達がせっせと作っている様子を想像して吹いたわw
寧ろ何も知らずに作らされていた少女達…だったら、俄然萌える。
芋の茎は貴重な食糧でもあるのに。。。
一連の流れを読んでオカズに芋がらを煮てしまった…
>>651オカラちゃんに限ってそれは無いw
654 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:52:33 ID:ieCH8Vs7
オカラちゃんは知ってそうだな使い道。
オカラちゃんのシチロージへの誘い受け乙!
657 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:39:33 ID:1LPA7jCI
オカラちゃんは大きくなったらモモタロウ探しに町に行くのかな。
リアリスト(なイメージ)だからそれはないか。
モモタロとお別れするときに、ニヒルに振る舞いながら
涙をこらえてるオカラちゃんに萌え
そこでオカラちゃんが一言
モモタロなんて野伏りにやられちまえばいいべ
うほっ
ゴロさん乙!
キクチヨはロリコン
コマチは8歳、キクチヨは永遠の13歳だから無問題
おっちゃまの実年齢はいくつだったんだろうかね?
ボツになったキクチヨからのプロポーズも見てみたかった。
665 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:50:52 ID:SdZKME4x
あのプロポシーンてほんとはキクチヨからだったらしいね。
んでもキクチヨは自分のこと戦以外じゃ役に立たないって思ってるから
百姓のコマチにプロポーズしないと思うんだけどなあ。
プロポーションておま…
orz
>>666 オーメン乙!
“プロポーション”じゃなくて“プロポシーン”て書いてあるよw
(プロポでラジコン操作のキクチヨが浮かんだ…)
キクチヨは虹雅渓で力仕事で食べてたらしいから、木こりとか畦作りとか
灌漑工事なんかを請負でやれば食べて行けそうな気がする。
久しぶりに12話を見たら、刀を振り回して菊千代が乱入するときに
風圧で着物の裾が乱れるシノちゃんが妙に色っぽかったw
シチさんが浮気したらオカラちゃんは激怒するでしょうか?
670 :
669:2007/07/28(土) 02:57:55 ID:vMfK5pxE
申し訳ありません↑は誤爆です。スルー願います......orz ゴメンナサイ
圧縮回避ほしゅ
672 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:20:27 ID:hzE8YdpC
裾パタパタの色気は侍7の見所の一つだからね。
うん、女性陣の裾パタパタもお侍様達のコートや帽子のパタパタも、どっちも萌える。
「器用で便利なヘイさんを村に引き止めたい」というギサクの命を受けて、
体を張って頑張るシノちゃん…、というのが浮かんだ。
お侍様のどなたかが書いてくださらんかのう。
鵜京×綺羅が無償に読みたい。
シチュなしでエチシーンのみも良いので誰か投下よろ。
本命は克×綺羅だけど男の欲望には反応くれなさげ。
キララく〜ん、よいよねー。
カツキラも読みたい。
アチコチさ迷ってもノーマルカプが少ないよね。
676 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:24:31 ID:7Lmi/ka3
あんまり細かくシュチュ考えると書けなくなるもんねえ。
サムライセブンて最後と稲刈りのひと時以外常に臨戦状態なアニメだから
どこでイチャコラさせていいのか分からん。
内容は何でもいいとおも
菊コマも好きだけどロリより10代のアヘアへがイイ!
ていうかねノマカプ少ねえのよ何でだろう
ネット上の腐オニャゴ衆はキララ好きじゃないみたいなんでガックシしてやんよ!
男はシモネタ杉で下品と叩かれても平気だからモ願いします
圧縮回避保守
シチさんのノマカプ話を書いてたらHDDがぶっ飛んだ。
オカラちゃんの怒り恐るべし.....orz
オカラちゃん… 恐ろしい子w
私なんて、閲覧スレが迷宮みたいにゴチャゴチャになってたw
本スレが荒れてるのてこちらで質問。スレ違い御免。
あの世界は天動説と地動説のどちらだろう?
成層圏まで上がっていれば地球が丸いのには気が付きそうだけど…
どうなのかな、そこら辺はあやふやしてるよね
>682
ゴムゾはそこまで突き詰めて設定していないと思う。
ゴムゾの別アニメでも宇宙空間で宇宙戦艦の艦上で白兵戦してる。
要するに何でもあり。全てイマジネーションで乗り越えるんだ。
それより厠が気になる…オニャコは何で拭いてるんだろテッシュ?
>>685 蓮の葉っぱとかトウモロコシの皮とからしいよ
>>686 教えてくれてアリマト、ゴワゴワしたの使ってるんだね
>>683,684
レスありがとうございます。
宇宙空間の白兵戦ですか…、おっさまの成層圏戦艦斬りより
ある意味凄いw
こちらも自分の想像に任せてみます。
オカラちゃんの呪いの修理が終わるまで手書きですが....orz
ゴロベエ×ホノカを読みたいけど、ゴロさんが妖精さんになってからでないと無理か?
キュウゾウは性欲が有るのだろうか?
九蔵、性欲を持て余す
キュウゾウならMAD GEAR SAMURAI出来そうだなw
あのボイスで「性欲をもてあます」って聞いてみたい
CQCの基本より日本刀派だな
なんでキララタンは腐女子の方々に嫌われてるの?
>>694 ・自己投影するには浮き世離れで世間知らずで綺麗過ぎる
・理想論ばかりで他人を責める
・誰とでもフラグ立てる
・カツとおっさま結局どっち付かず
・自己犠牲の精神は立派だが実行はしない
の、辺りが気に入らないっぽいよ?
キララは最初からおっさま一筋だったじゃねえか
それを見抜けなかったカツファンが暴れてんじゃね?
>>696 振り子も最初からおっさまにしか反応してなかったしな。
>>697 カツと歩いているシーンで村の外に出てきて良かった事について
「カンベエ様に…」(←即答)
カツの視線が気になり
「…皆様に会えましたもの」(←付け足しくさい)
の部分とか
村の娘たちに侍についてどう思うか聞かれて
「特にカンベエ様は…」(←即答)
村娘たちにおっさんじゃなくて若い方の侍の事だと言われ
「…カツシロウ様は、良い方です」(←付け足しくさい)
の部分とかでも何となく分かるよな
キララちゃん、まさか本棚にはおっさまと自分の官能小説書いて
仕舞ってないだろうな。
キララ腐女子説
カツキラ投稿してくれる子いないの?
サイトも少ししか無いし飢えてるよ。
王道シチユキと純愛ヘイシノはよく見るけど
カツキラって少ないよね。
この際カンキラでもいいよ。
俺もカンキラ読んで見たい
ファンサイトにカンキラあるじゃん。管理人のオナニーSSw
お侍さまを待ちつつ保守
カツシロウは童貞?
うん
保守するです
キララクン可愛いと思うんだけど、本スレ見てると本当に人気無いですね。
最初は堅苦しい感じがしたけど、よく見れば最初からおっさま一筋だし、
お侍様の邪魔にならないように分をわきまえて行動してるし。
後先考えずに行動する鬱陶しい萌え系キャラよりずっと好きだ。
自分を追い詰めるために前半投下します。へたれ故ご容赦願います。
リクエストのないカプで御免
シチさんはおっさまにに対し少々批判的、お嫌な方はスルーを。
――――――――――――――――――――――――
都との戦が終わり、平穏を取り戻した村に新しい季節が訪れた。
厚い雪に覆われ野良に出られぬこの時季に、農民達は機を織り藁を綯い、音の無い
長い夜に睦み合って家族を増やす。
高台の四つの墓にも雪化粧が施され、傷ついた三人の侍は静かに躰を癒している。
水分の巫女は幼い妹にその証の振り子を譲り、ひとりの娘に戻ろうとしていた。
女所帯の水分の社に、いくら療養のためとはいえ男三人が厄介になれば気詰まりな
ことも出てくる。
都へ向かうまで間借りをしていたリキチの家にも、今は女房のサナエがいる。
そこで傷の治りが早かったシチロージは、村人達の好意で建てられた小屋に一足早く
移り住んでいた。
慣れぬ男の独り暮らしとはいえ、食事や身の回りのことは村人達が何くれとなく
面倒を見てくれるので至って気楽。
厄介事といえば、些細な理由をつけては小屋を訪れ、触れなば落ちん風情で居座る
後家さんを毎度体よく追い返す手間と、虹雅渓に残したユキノを想いつつ、
手酌で過ごす夜の長さを持て余す程度のことだ。
だがこの安寧な生活にも心掛かりが一つある。
キララだ。
戦が終わってからというもの、ずっと彼女が塞ぎ込んでいる。
もとより巫女という立場のためか落ち着いた所作の娘だったが、今ではほとんど
笑顔も見せず言葉も少なになっていた。
無理もない。
自分の想いに決して応えぬ男と、自分が想いを拒んだ男が一つ屋根の下で暮らしている。
これで明るく振る舞えと言う方が、どだい無理な注文だ。
気の毒に。あの娘、花の盛りを無駄にしている。
今夜も村は吹雪に閉ざされ、外では雪風の渦巻く音がする。
赤々と燃える囲炉裏の前で、寝酒の茶碗を舐めながらシチロージは独りごちていた。
「結局お前の後押しも、水の泡になっちまった……」
周囲の期待に応え、常に巫女であろうと振る舞い、それ故に自分を枷にはめてしまう
キララの質をユキノは見抜き、心を砕いて励ましていた。
しかし、あの決戦の朝。彼女が全てを捨てる覚悟で打ち明けようとした時、
カンベエ様は聞く耳を持たなかった。
長い付き合いだ。それがあの方のお優しさだと十分承知はしている。
だが覚悟を決めた娘にそいつは酷な話だ。
カンベエ様が優しい言葉の一つもかけて抱きしめてやれば、それだけであの娘も
ずいぶんと救われただろうに。
「事の顛末を知ったら、お前。今度はカンベエ様に意見しそうでげすねえ」
目尻を赤くした侍は、ユキノに説教を受けかしこまっている上官を想像して、
くくっと小さく笑った。
大戦当時、こんな想像をあの方に働かせることはなかった。
戦後の日々を、男と女の虚と実が淀む色街の水に浸って過ごした所為だろうか。
――アタシも随分と女性(にょしょう)に優しくなりやしたようで……。
いつしか囲炉裏の火も小さくなり、ぞくりと寒さが忍び寄る。
シチロージは茶碗に残った酒をぐいと煽り、そそくさと布団にもぐり込んだ。
新雪と朝日で描かれた景色が目にまぶしい。
静寂の中に雪を踏む己の足音だけが耳に届く。
白い息を吐きながら目的地へたどり着くと、もう先客が小さな手を合わせていた。
「おはようござーい、可愛娘ちゃん」
寒さに頬を赤くした少女達はその声に振り向いた。
「あ、モモタロ。おはようです」
「シシシ、お早う。今日はちいっといつもより遅いんでねえか」
「いや、お恥ずかしい。
今朝はあんまり寒いんで布団から出るのに時間がかかっちまいやした」
額をぴしゃりと叩きながら謝るシチロージを、上目遣いでちろりと見上げたオカラは
頬をより赤く染めた。
「なあ、あの小屋で独り寝は寒いだろう。なんならオラが……」
――うは、今日はまた一段と積極的な。
怪しい雲行きを案じたシチロージは、オカラの言葉を遮った。
「おおっと、これは実に見事でげすな」
視線を移した先は、共に戦い散っていった侍の墓。
そこには毎朝コマチ達が供える山盛りの飯と共に、降ったばかりの雪を握った純白の
握り飯が供えてあった。
ゴロベエとキュウゾウには普通の大きさの握り飯、米好きだったヘイハチの前には
それがうずたかく積み上がっている。
そしてキクチヨの前には、彼の体躯に合わせたらしい特大の握り飯がどっかりと
鎮座していた。
「お供えのお米はすぐに下げちゃうから、おっちゃま達お腹が空くと思って作ったです」
ほら、と得意げに広げてみせたコマチの手はかじかんで真っ赤になっていた。
――キクチヨ。お前さんの許嫁は本当に優しい、いい子だ。
冷え切った小さなこの手は、仲間達が命を懸けて守り抜いた天守閣。
シチロージは青い目を細めて少女達を見つめると
「それはそれはご苦労様でございました」と生身の右手で二人の手を温めた。
先刻話の腰を折られて唇を尖らせたオカラも、大きな手の温もりに機嫌を直したようだ。
墓前に手を合わせたシチロージは、顔を上げると少女達へ笑いかけた。
「今日はお待たせして寒かったでげしょう。お詫びに飴湯でもごちそうしますよ」
自在鉤に掛けた鉄瓶から、しゅんしゅんと湯気が上がる。
囲炉裏を囲んだ三人は、凍えた手を湯飲みで温めながら飴湯を楽しんでいた。
「ああ美味え。さすがお侍様だ、気前がええ。村のもんが作るのはもっと薄いだよ。
やっぱり濃い方が甘くて美味えなあ」
「美味しいです。オラ甘いの大好きです」
「遠慮しなさんな」とシチロージはそれぞれ空になった湯飲みを受け取り、
小さな壺から水飴を移すと左手で鉄瓶を持ち上げ湯を注いだ。
この水飴は農民からのお裾分け。
侍達が都を堕とし、今年の収穫がすべて農民のものとなったからこそ、米を使い
水飴を作る余裕も生まれた。
あのお人なら、ここぞとばかりに米の講釈を始めるいい機会でげすね。
「米は農民の八十八の労苦の賜」と――。
特徴のある口上を思い浮かべていると、それが伝わったのかコマチが口を開いた。
「オラ、虹雅渓でヘイさんにおみやげもらったです。きれいなおっきい飴玉で、
とっても美味しかったです。あのときはゴロさんもいて、おっちゃまが……。
おっちゃまがお侍をいっぱい連れてきて……」
シチロージはうつむいてしまったコマチの前にことりと湯飲みを置いた。
戦に関わり、傷つかぬ者、失わぬ者など誰もいない。
この少女も大切な人を失い傷付き、懸命に立ち直ろうとしている。
――だが姉の方は……。
飴湯を口にしながら、さてどうしたものかとシチロージは思案顔になった。
「ねえ、モモタロ。『体ごと伝えたくなる』ってなんですか?」
「ぶはっ」
唐突な言葉にむせたシチロージは激しく咳き込み、涙目で返した。
「や、薮から棒に…ぐほっ…。どうしな…けほっ…さったんで……」
オカラも最初は目を丸くしていたが、すぐに含みのある表情に変わり親友と
シチロージを交互に見ている。どうやらこちらは意味が分かったようだ。
それはそれで問題だが、今はコマチだ。
シチロージは次の言葉を待った。
コマチは手首に巻いた振り子を見せながら話し始めた。
「このごろ振り子から伝わるうずうずが増えてきたです。
最初は修行が進んだせいかなって思ったですが、なんか違うです。変なうずうずです。
このうずうずが姉さまから来てる気がするです」
新米巫女は「はあ」と、ため息をついて肩を落とした。
「姉さま元気がないです。ずっと塞ぎ込んでます。なにか我慢してるみたいです。
おっさまもカツの字も、いっつも不機嫌な顔してるし……。
家の中の空気が重くて暗くて、オラもうこんなの嫌です」
「シシシ、そりゃそうさ。こじれてるのを誰も解く気がねえもんな。
誰かが事を起こさない限りずっとこのままだね」
シチロージは舌を巻いた。流石はオカラ殿、慧眼恐れ入ります。
が、その歳でその洞察力は、やはり問題のような――。
だがしかし、今はコマチだ。
「それで、先ほどの問いを」
「戦のとき、姉さま大八車の上で言ってたです。
言葉にしたらもう止められない。次は体ごと伝えたくなるって……。
それが姉さまの我慢ですか? どうしたら姉さま元気になりますか?」
これにはシチロージも頭を抱えた。
乙女の切ない願いに聞く耳持たず、時間薬に任せようというカンベエ様のお考えは
分かります。
巷に転がる好いた晴れたの色恋ならば、それで問題ございません。
しかしてこれは、水分りの巫女として自分を抑え続けたキララが、戦場で募らせた恋心。
しかも相手はカンベエ様。貴方だ。これは一筋縄では参りません。
失礼ながら貴方は、ご自身の大きさをもうひとつお分かりでない。
おまけに女心にも少々疎くておられる。
いい歳して「刀で斬れぬものがあった」と感心してる場合じゃあございません。
キララが生娘故の一途な思慕から抜け出るのを時間薬に任せておけば、下手をすれば
一生ものでございます。
現にこんな小さい妹まで、心を痛めているじゃあ有りませんか。
全く昔から罪なお方だ。
額に右の掌を当て古女房は考え込んだ。
長い指を顔をなでるように動かし、徐々に下へと降ろしていく。
やがて掌が口元を隠すあたりで動きを止めると、隠された唇の端をわずかに上げた。
――ようがす。アタシが事を起こしやしょう。
三本髷の副官は何食わぬ顔で策を練り始めた。
墓参りの帰り道。水分りの社へコマチを送り、カンベエに挨拶をしてから
オカラを送り届けるのがいつもの道筋。
遠回りになるが、この順だけはオカラは頑として譲らない。
「アイツも大変だな。自分だってまだ辛いのに、キララの心配までして……」
水分りの社を後にしたオカラはぽつりと口にし、あぜ道に立ち止まると足下の
雪を蹴った。
――そうやって友達の心配をしているオカラ殿も、優しくていい子でげすよ。
シチロージが右手をぽんと頭の上に置くと、嬉しそうにオカラはその手を取った。
そしてそのまま手をつなぎ、二人は歩き出す。
此処を曲がればオカラの家という辻で、急にオカラは歩みを止めた。
二人きりになると妙にしおらしくなるオカラだか、今日は一際もじもじと照れている。
さっきの大人顔負けの発言とは大違いの純情さだ。
「あのな。実はオラ、シチどんに渡したい物があるんだ」
そう言いながらオカラは背中に手を回し、背負っていた人形の陰から何かを
引っ張り出すとシチロージに押し付けた。
「練習で編んだだが、シチどんのこと思いながら編んでたらでっかくなっちまっただ。
オラの初めてだから……、やる!」
真っ赤な顔でそう言い残すと、脱兎のごとくオカラは走り去った。
残されたのはあっけにとられたシチロージと、その手に握られた芋がらで編んだ男性器。
癒しの里でもお馴染みの大人の玩具『肥後ずいき』だ。
シチロージは手にしたモノをしげしげと眺めた。
「冬仕事で玩具を作ると聞いてましたが、大人の玩具たあ驚いた……。
しかもこれは大き過ぎて、まるでヘチマじゃあございませんか。
こんな立派なモノを期待されてもご希望には添えませんよ。無い竿は振れません。
大体アタシは男なのに、独りでこれをどう使えと?
件の後家さんに『アタシの代わりにこれどうぞ』と熨斗付けてお渡しする訳にも
まいりませんよ……」
凍ったあぜ道の辻に、ぽつりと立ったシチロージは大きく息を吐いた。
「はああ、全く。分かってるんだか、分かっていないんだか……。
今日はお嬢ちゃん達に驚かされっぱなしの日でげすねえ」
―――――――――――――――――――――――――――――
とりあえずここまで。
保守代わりですので、他の書き手の方、遠慮無くご投下願います。
シチキラGJ
wktkして後半を待ってます
職人応援保守
719 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 16:03:40 ID:l/J7Rpqb
705>>
オナショってわざわざ言うことない。
たいていの同人カプ小説は女キャラに自己投影のオナショの匂いがする。
二次のSSを書く行為自体がオナヌみたいなものだものな。
それがエロパロなら尚更だ。
書き手スレ見てるとよく分かる。
お侍様はまだか……
ホシュ
保守派
「何時(いつ)までそこに居なさるおつもりで。直に日暮れだ、凍えちまいますよ」
赤い柄の獲物を持つ侍の声に、キララは我に返った。
ここに眠るのは知行も恩賞も望まずに村のために戦い、尊い命を落とされた方達。
その前に立つたびに、自分の浅ましさを思い知らされ立ちすくんでしまう。
――いつから見ていたのだろう。ここに来てから随分と経つのに……
訝しげな顔を見せるキララへ、獲物を肩にシチロージは頓着しない風で近づいてきた。
「こんな時刻に墓参りたあ酔狂だ」
「ええ、でもゴロベエ様達の声を聞きたくて……」
「聞こえましたか」
キララは目を伏せ、力無く首を横に振った。
その表情には自らを贄として野伏せりに差し出したときの、凛とした覇気は見えない。
――この村に向かう道程で、あのキュウゾウ相手にツンケン尖っていたお嬢さんとは
とても思えねえ。
キララの変わり様に胸を痛めながらシチロージは明るい声を出した。
「そいつあ良かった」
意外な言葉に驚くキララをよそに、今度はからからと笑い出す。
「今時分にゴロさんが出てきたら、宵から明けまでずっと付き合わされちまう。
あの旦那は武士の嗜みで酔うまで飲まぬと言いながら、実はとんだウワバミだ。
最後まで付き合ったらこっちの体が持ちませんよ」
呆気にとられるキララの前に、更にずいと踏み込み畳み掛けた。
「飲む話のついでと言っちゃあなんだが、キララ殿。一杯おつきあい願えませんか。
いやね、甘酒を沢山貰ったんだが、アタシは本物の酒の方がいいんで、
なかなか減らなくて困ってるんでげすよ。手伝ってもらえるとありがてえ」
シチロージの勢いに押されたキララは、夕刻を理由に断ることも出来ずに頷くしか
なかった。
「さあどうぞ。散らかってますが遠慮は無用だ」
そう言いながらシチロージはキララを小屋へ招き入れ、板戸を閉めると手になじんだ
赤い獲物を密かに桟に立てかけた。
――これで外から開けられまい。
留守にしていた小屋はしんと冷え込み、それまで忘れていた体の凍えをぞくりと
呼び起こす。キララは肌が粟立つのを覚えて小さく体を震わせた。
「ちょっと待っててください。すぐに火を熾しますから」
明かりのない薄暗い中で、シチロージはキララに円座を勧めながら火箸を取ると、
埋めていた種火を灰の中から掘り起こして細い割木をくべ、その上に薪を組んだ。
ほどなく埋み火から割木へ、割木から薪へと火が移り、小さく爆ぜる音が始まった。
いつしかキララは、炎の育つ様子を見つめながら自分の想いををなぞらえていた。
――私の体に点いた火は伝わらないまま埋められて、灰の中で消えるのを待っている。
火に掛けられた鍋から、甘酒が沸々と香りを振りまいている。
口に含むごとに、冷え切った体へ甘い温もりが染みていく。
「美味しい……」
囲炉裏の揺らめく灯りの中で、両掌で愛おしそうに湯飲を包み暖を取るキララの姿が、
シチロージの目に儚く映った。
二杯目の湯飲みを渡しながら、さりげなくシチロージは切り出した。
「コマチ坊が心配してましたよ。『姉さま何か我慢して塞ぎこんでる』と」
「何かを我慢……」キララは声を呑んだ。
我慢していることは、一つしかない。
カンベエ様のお世話をする度に、眠りにつきながら想う度に、あの指が、あの唇でと
体の奥から疼き出る恥ずかしい私の望み。
それを幼い妹に悟られていた。
しかもシチロージ様に話すほど心を痛めていたなんて……。
キララは湯飲みを置くと、羞恥に顔を伏せ動けなくなった。
「ゴロベエ殿はよく『辛い時こそ笑ってしまえ』と言っておられたが――」
身じろぎもしないキララにシチロージは膝でにじり寄り、眉を寄せ顔を覗きこんだ。
真摯な目が、ひたとキララを捉える。
「笑えないほど辛いですかい?」
「私が無知だったのです」キララは目を逸らし声を震わせた。
「村を守る使命を胸に勇んで街に向かい、お侍様を集めた私は何も分かっていません
でした。
それはお侍様を死地に向かわせ、人を斬れと願うこと。
そのために四人もの方が命を落とし、カツシロウ様は修羅の道に向かわれたのです。
無知ほど……、罪なものはありません……」
何もない手首にキララはそっと視線を落とす。
もう私の手では清らかに光らない振り子。それは私の罪の濁り。
なのにあの方を諦められない。
それどころか以前にも増して、心も体もカンベエ様が恋しくて欲しくて堪らない。
巫女として、巫女であろうと生きてきたのに、私はなんと愚かしく欲深い女なのか。
か細い嗚咽と共に俯いた頬に涙が伝い、着物の上に小さな染みを作り始めた。
シチロージは遣り切れない思いでキララを見つめ、軽く溜息をついた。
確かに、自分が集めた侍の骸を探し出して弔い役まで勤めたのは、この娘にとって
辛い経験だったろう。
だが誰もが難しい戦と承知していた。侍ならば死も覚悟しての参戦だった。
カツシロウも侍として望んだ道を進むだけのこと、誰の指図も受けてやしない。
この娘には何の責も無いのだ。
カンベエ様のことだってそうだ。
何もかも捨てようとした本気の恋だ、一朝一夕で簡単に諦め切れる訳がねえ。
なのに自分の罪科と責め続け、一切合切背負い込んじまって身動きがとれなくなって
いる。
俯いたキララの頬に暖かい指がそっと触れた。
その指は頬を伝い涙の跡をたどり、それが途切れたところまでまで降りると、
ついと顎を持ち上げる。
次の瞬間、シチロージはキララを抱きしめ、唇を重ねた。
――何故こんなことを!?
キララは混乱した。
シチロージは形(なり)と物言いこそ幇間だが、今まで邪欲な素振を露ほども見せた
ことは無かった。
第一、美しいユキノが蛍屋で彼の帰りを待っている。
なのにどうしてこんな垢抜けない、泥まみれの農民の娘に手を出そうというのか。
いくら体を離そうと藻掻いても、厚い胸と背に廻された冷たい鋼の腕はびくとも
動かない。
後頭部を生身の手に抑えられ、唇から逃れることも叶わない。
キララは固く唇を引いて目を瞑り、不意打ちの接吻に耐えるしかなかった。
長いとも短いとも分からない時が経った。
抱きしめられ唇を奪われたままそっと瞼を上げたキララの前に、青い慈しみの色をした
瞳が待っていた。
思い掛けない眼差しに戸惑ったキララは思わず唇を緩め、「なぜ?」と尋ねようとした
が、その隙にシチロージの舌がぬるりと割り込みキララの舌を絡め取った。
男の舌が自分の舌と絡み合って口腔を蠢き、二人の唾液と呼吸が混ざり合う。
息をするごとに肺の中に男の匂いが広がる
厚い胸板から鼓動と体温が伝わり、少しずつ体が熱を持ち汗ばんでいく。
感情の昂ぶりをそのまま伝えてきたカツシロウの唇とは全く違う、柔らかく包まれる
感触に、キララは身も心も溶けていくのを感じていた。
頭の中も白く霞み、次第に考えることが億劫になっていく中で、ひとつの言葉が浮かんだ。
――大人の男の人なんだ……。
シチロージを押しのけようとしていた手は、力が抜けて崩れそうになる我が身を
支えるために、いつの間にか薄紫の羽織の襟を縋るように握っていた。
キララの体がぐったりと預けられたのを機に、ようやくシチロージは唾液に濡れた
唇を離し、その耳元で低く囁いた。
「キララ。お前さん我慢が過ぎている。そう何もかも抱えこんじまったら重くて
仕方ないだろう。少し手放した方がいい」
そう言うなり、キララに答える間を与えずにもう一度その唇を重ねた。
727 :
へたれ:2007/09/13(木) 01:12:17 ID:YZCTbZcg
とりあえずここまで。
細切れ投下で申し訳ありません。
次の投下で終わりです。
他の書き手の方の投下、雑談等ご遠慮なく。
リアルタイムキター
キララの葛藤イイネー
文の雰囲気がシチロージっぽい気がする
って微妙な感想済まん
乙!次回投下も期待
729 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 14:08:59 ID:EvKHTQMY
乙!
続きのためにも保守。
ほしゅ
お侍さま応援保守
圧縮回避保守ついでに
「都をぶっ潰して」とシチロージに言ったその口で「元気でね島田カンベエ」と
笑顔で言ったミズキが、恐ろしい天然娘と気がついた昨日の午後。
都との戦を舐め過ぎとりますがな……
hosyu
アクセスできないから落ちたのかと思った……
お侍様おねげえしますだ
>>736 目付き恐い。
マジでカンベエ様コスを見てみたいw
カンベエ様のコスしたら絶対似合うだろうなw
>>740 その泣けるシリーズ作者さんの、カツキラも好きだ。
>>712-716、
>>724-726 の続きです
--------------------------------
二度目の接吻をキララは素直に受け入れた。
まだ羽織の襟を掴んで崩れまいとしている。
だが、舌を絡める唇の隙間から微かに甘い音が漏れ始めていた。
――この様子なら大丈夫でげすね。
キララが厭がらないのを見て取ると、シチロージは生身の指で後ろ髪を乱し、
巫女の名残の髪飾りを最初に取り去った。
髪飾りが床に落ちる音とともにシチロージの唇が離れ、首筋に移った舌先がゆっくりと
唾液の跡を伸ばす。熱い息遣いが滑らかな喉を這う。
「あぁっ… やぁ…ん。ん… ん…… ん」
初めての感触に痺れが熱くじわりと広がり、思わず嬌声が口に挙がった。
だが、それをキララは羞恥心で呑み込んだ。
――可哀想に、堪え性が身に付いちまってる。
唇を結んで耐える様子に気付いたシチロージは薄い肩を胸に抱き直し、幼子を
なだめるように語りかけた。
「いけない子だ。我慢が過ぎているとさっき言ったばかりでげしょう。
アタシが可愛がってあげますから存分に甘えてくださいな」
流行病で早くに両親を亡くし、幼くして巫女となってからはずっと村人に頼られ続け、
自らを戒めるばかりだったキララの心へ、シチロージの心地好い声の響きが乾いた土に
注がれた水のように広がり、染みていった。
――私も甘えていいんだ……。
心の中に最後まで残っていた強ばりが溶けていくのを感じながら、キララは羽織の手を
離しシチロージの腕の中に崩れ堕ちた。
鋼の腕に抱き留められ、もう片方の手だけで器用に着ている物が脱がされていく。
初めて男の前に体を晒す恥ずかしさに、羽織の懐にこっそりと顔を埋める。
頬に触れる広い胸が暖かい。なのに体が小刻みに動く。
この震えが諦めていた埋め火を熾される怯えなのか、それとも期待なのか――。
自分でも分からないまま、一糸まとわぬ姿になったキララは囲炉裏の端にゆっくりと
横たえられた。
みしりと音を立ててキララの傍らに身を置いたシチロージの顔が近づき、頬にかかる
髪が指でそっと払われる。その動きに引かれ、まだ着たままの淡紫の羽織がふわりと
胸の膨らみを掠って白い肌を粟立たせた。
静かに降りてきた唇が重なり、やんわりと舌を絡める。
温かい大きな手が吸い付くような肌を滑り、慣れた様子でキララの柔らかさを確かめた。
「ひあっ… あぁん」
耳朶を甘噛みされ、熱い息と冷たい鼻先がうなじに触れる。と同時にキララ自身が
驚くような甘い嬌声が咽喉を突いた。
恥ずかしさに顔を赤らめ、思わずシチロージを見上げると「それでいい」というように
青い瞳は微笑んで頷き、耳の後ろをぺろりと舐めて新たな甘え声をキララから
引き出した。
そのまま悪戯な舌と唇は首筋を伝い、鎖骨の窪みを彷徨い、まだ固さの残る胸の
膨らみを鼻先で押し上げてキララを散々身悶えさせた後、ようやく頂にたどり着いた。
よく動く舌が淡い色の乳輪を唾液で光らせ、唇がまだはにかんで埋もれている乳首を
ちゅっとついばんで「可愛いでげすよ」と囁いた。
――どちらにしても、酷なことだ。
ぎこちない喘ぎ声を聞きながら愛らしい乳首を含み、舌で転がして吸い上げ、
もう一つの膨らみを生身の手で味わいながらシチロージは思う。
恋心の行き場を失い、想わぬ男と破瓜を迎える少女に、本当なら優しい愛の言葉の
ひとつも掛けてやりたい。
だが、聡い娘だ。その場限りの実のない言葉は彼女を傷つけるだけ。
ならば、辛い想いを忘れるほどに可愛がってやろう。
右の掌が爪先からくるぶし、くるぶしから脹ら脛、そして太腿へと伸びやかな脚を
じわじわと遡る。
青い乳房を堪能した唇は、なだらかな曲線を描く腹を産毛を感じるほどに、じりじりと
伝い下りる。
喘ぐ息の下で双方の目的を悟ったキララは、下肢を緊張させて固く膝頭を合わせた。
――男が固くなるのは結構だが、女の固いのはいけねえや。
生娘の緊張を察した悪戯な舌は先を尖らせ、浅く愛らしい臍の窪みをくるりくるりと
なぞった。
そのくすぐったさに耐えきれず、キララは体をくねらせて思わず膝を割る。
刹那、シチロージの手が膝裏に入り、そのまま持ち上げて押し広げ、するりと両脚の
間に体を割込ませた。
「あっ、だめっ。シチロージ様。そこはっ……。やっ だめ……。 お願い……」
恥ずかしい部分を見られまいとする乙女の必死の懇願と、押し戻そうと伸ばす健気な
腕を気にせず、頼りなく淡い繁みにふうっと息を吹きかける。
「いやぁぁ……っ」
下生えが吹き分けられ小さな肉芽が露わになるのと反対に、キララは両手で顔を覆い
その身を震わせた。
「睦み言の“嫌”は聞こえないのがお約束でげすよ」
さらりとキララの願いを撥ね付け、脚の間に顔を埋ると初々しい女性器をねろりと
大きく舌で舐る。
「やあぁ、あぁ……っ!」
助けを乞う喘ぎと共に、華奢な肢体が跳ねて細い首を仰け反らせた。
――いい反応だ。これなら濡れるのも早い。
そのままシチロージは、冷たい金属の左手が柔肌に触れぬよう気をつけながら、
キララを潤わせる作業に没頭していった。
今までの愛撫で綻びかけていた秘裂に舌先を割り入れて開き、慎ましやかに隠れていた
柔襞を唇で弄ぶ。可憐な肉芽を唾液を絡ませながら舐り、尖らせた舌先で膣口を
つついて愛液が滲むのを促した。
舌の動きに翻弄され、瑞々しい太腿が恥じらって閉じようとしてはシチロージの頭を
挟み込み、余計にややこしくなることに気付いて膝頭が戸惑い動くのが可愛らしい。
飽きずに唾液と愛液を混ぜながら舌の動きを繰り返していけば、キララの懇願が
甘い艶を持つようになり、呼吸が浅く早い喘ぎの音へと色を変えていく。
程なく蕾のような秘裂は熱く綻び、誘うかのごとく蜜を溢れさせて滴るまでになった。
そろそろ頃合いか――。
濡れた唇をそのままに、シチロージは身を起こしてキララに顔を寄せた。
「まったく恥ずかしがり屋さんでげすねえ。可愛いお顔を見せてくださいな」
声を掛けながら顔を覆っていた掌を外すと、小さく開いた唇が艶めかしく震え、
羞恥と熱に潤んで焦点の暈けた瞳がゆっくりとシチロージを捉えた。
一瞬見とれたシチロージの、腹の底からぞくりと欲が湧いた。
――いけねえ、随分とご無沙汰なもんで逆にこっちが呑まれそうだ。
気を戻して、まだ息の整わないキララの唇に濡れたままの唇を合わせた。
愛液にふやけた己の唇は頼りなく柔らかい。
女同士ってえのはこんな感触なのかねえ――。シチロージは思いながら、わざと音を
立てて唇を離すと、キララがとろんと不思議そうな眼差しでシチロージを見つめた。
「アタシの唇、さっきより柔らかいでしょう?」
問われてキララが微かに頷く。
「濡れてますからね。此処と同じでげすよ」
「此処――」と言いながらしどけなく置かれた脚の間に手を差し入れた。中指の腹で
蜜壷の入り口をぬるりと廻して伺い、長い指をくちゅりと中心に納め始める。
「――!」
声も出せずにキララがシチロージに縋り、胸に顔を埋めてきた。まるで恐い夢を見て
親に甘える子供のようだ。
――これまた随分と素直になっちまって……。
感心しつつ、そのままずいっと付け根まで中指を進める。
キララの体がびくりと動き、ひっと息を詰まらせた。
「さすがに、まだ中は狭いでげすねえ」
濡れた膣壁の中を、探るように動かし始めた指にキララの怯えが絡みつく。
初めてのことだ、無理もない。
「怖がることはありませんぜ、アタシにまかせてくださいな」
シチロージはキララの耳朶を舐めるように唇を近づけて宥め、浅く埋めた中指を軽く
曲げると、愛液を絡めながらざらついた膣の天井をぐるりと擦った。
「ひや……っ あぁん」
よほど感じたのか、胸に顔を埋めたままキララが激しく身をよじり、腿をすりあわせた。
シチロージの着物を通して伝わるキララの吐息がやけに熱い。
「ね、ここ感じるでげしょ。覚えておくといい」
キララはそれに答えず、胸に顔を埋めたまま熱い息を吐いている。
まるで譫言を呟いているようだ――。
様子に気付いたシチロージは、無言で本格的に指を動かし始めた。
--------------------------------------
すみません。あと1回 m(_ _)m
間が開いて本当に申し訳ないので、スルーでお願いします。
スルーってどういうことかよく分からんがどうしても乙が言いたかったからレス付けさせてもらう
こんな夜中に思わず初めからじっくり読み返してしまった
GJ!
GJ!!頑張って、応援してるよ。
>>736 一体誰なんだろう(笑)ファンになってしまった
748 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 22:24:06 ID:XZLPt+4c
職人応援保守
保守りませう
保守代わりに小ネタ投下
夜更けのカンナ村。
普段の人気のなさとはうって変わって、ここ数日の水車小屋は、
夜毎一人の女と六人の男達のまぐわる熱気で充満していた。
「ふむ…やはり某の一物では後ろはちと無理があったかな」
褐色の肌をした大柄な男、ゴロベエが、
女――女というよりは娘と言った方がしっくりくる年齢である――の白い尻を掴んで、
娘の後ろから己の大きな一物を双丘の間に捻じ込もうとしている。
「いやいや、きちんと慣らせば大丈夫なはずですよ、辛いのはひととき、少しの我慢です」
そう答えたのはゴロベエとは対照的なに小柄な身体のヘイハチである。
娘の手の上から自分の手を添え、胡坐をかいた己の股間を扱かせている彼は、
空いた掌でぶるぶる震える胸を掴み、先端を指先でこりこり弄っている。
「その通りだ。それにゴロベエが挿れたお陰でわしの方も良い塩梅となった」
普段の精気のなさとは似つかないようなカンベエの充血した肉塊は、
娘の蜜壷を下から突き上げ娘を揺さぶっている。
止め処なく溢れ出る愛液にぐじゅぐじゅと音を立て揺らぐそこは、
ゴロベエの侵入によってカンベエをよりぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「二穴責めの醍醐味という訳ですね」
その男の古女房シチロージは、日々地面を踏み慣らしている農民らしい娘の固い足裏を、じっとりと舐めている。
体中を貪り尽くされていても自分の舌になおびくびく反応する娘の体がいじらしい。
そうしている間にもゴロベエの一物は娘の尻穴に沈んでいく。
「はぁッ、はぁッ、もう、私は…ッ」
息も絶え絶えに喘ぐように声を上げるのは、この中でも一番の若侍、カツシロウだ。
娘に触らずともその嬌態を見るだけでカツシロウの股間はみるみる昂ぶり、
我慢できずに前を寛げて己の一物を扱いている。
「まだまだ青いですねえカツシロウ君は」
「そのような有様ではいつまで立っても女を知ることすら出来まいぞ」
「なに、実戦を積めば嫌でも変わろう。なんなら次はわしと代わるか」
「いやいや、ここはマニアックに足裏プレイといくのは如何でゲショ」
男たちの笑いは自然と下卑たものになって、小屋内の爛れた空気に響く。
「…………」
そんな中キュウゾウは平素のように黙々と娘の口に咥えさせている。
咥内を満たすキュウゾウの肉棒の為に、娘は自分の意思を何一つ言葉にすることが出来ない。
いや、娘の意思など既にないに等しかった。
全身を屈強な男達に責められて、娘の感覚はとっくに許容範囲を超えている。
ひぃひぃとはしたなく喘ぐ娘の面に、神聖な水分りの巫女の面影はない。
「コマチ坊、安心しな!オレ様はおめー一筋だからよ!」
「?おっちゃまなんの話してるですか?」
おおゴ○ゾよ、折角色街が2回出たのにエロネタも出来ぬとは情けない。
若い娘がヘソ出しで一人歩きしても、無事で済んじゃう健全な色街だからねえ>癒しの里
実際、吉原は政府管轄で安全だったらしいけどね。
753 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:13:57 ID:UOb7uRbk
カツキラ好き達に便乗して催促し続けてはや1年近く・・・、
職人はカツ嫌いなのに今更気付いたww
自分って本気でアフォだな、そうとも知らず毎日覗いてたんだぜ?
>>753 頑張れ、こうなったら己の妄想力をフル稼働させて自家発電だ。
>>753 カツの字嫌いじゃないんだ(むしろ大好き)
ただ、あの一途さが痛々しくて自分の貧困な想像力ではエロ方面に繋がらない。
753さんが書いてくれるなら大歓迎!!
(呼ばれてないけど誤解されるのも悲しいので出てきました。ご免なさい。
他の職人さんのことなら、間違えていてご免なさい。
更に書くのも遅くてご免なさい........orz byへたれ)
↑
()内の独白がめっちゃキモイ><
757 :
カツエロ1:2007/11/05(月) 19:13:01 ID:bHGj3Pon
仕方ねえなあカツシロウのエロ投下すんよ
(神無村についた一行、見回り中のカツシロウは一人で花をちぎっている)
カツシロウ「はあ・・・キララ殿・・・」
>カツシロウは花をちぎって匂いを嗅いでいる。
カツシロウ「いかん、こんなことでは!戦も近いというのにしっかりしなければ」
>カツシロウは見回りに戻った!
村娘ABC「カツスロウさま〜」
カツシロウ「ん?」
>村娘ABCはカツシロウのまわりをとりかこんだ!
村娘ABC「カツスロウさま、こっただところでなにしてるだ?」
カツシロウ「ああ、野伏せりの摂行が来るかも知れないので見回りをしているのだ。
お前たちはあぶないからあまり出歩かないように」
村娘ABC「キャー!おまえだってぇ〜!」
>カツシロウはたじろいだ!
カツシロウ「こ、これそのように騒ぐでない。いいか、わかったなら早く村に戻るのだ」
村娘ABC「んでもカツスロウさま、おらたちいくさにそなえて薬草摘みにきただよ」
カツシロウ「薬草を・・・、そうか。戦では怪我が人が出るのは必定だからな。その心がけ有り難い」
村娘A「そんなあ、お礼なんてこっちがいいたいくらいだべさ」
村娘B「んだんだ。おさむれえさまが頑張ってるんだからおらたちも何かお手伝いできたらいいと思ってるだよ」
村娘C「他にも何かあったら遠慮なく言ってけろ」
カツシロウ「わかった。だが今はいいぞ」
村娘A「ところでカツスロウさま、カツスロウさまは女はしってるだか?」
カツシロウ「女・・・?」
>カツシロウは真っ赤になってあわてだした!
カツシロウ「そ、そのようなことお前たちには関係ない。私はもう行くぞ!」
村娘ABC「はぁ〜い」
>村娘たちはクスクス笑いながら去っていった。
758 :
カツエロ2:2007/11/05(月) 19:14:12 ID:bHGj3Pon
>数時間後
>カツシロウが見回りを続けていると道にさっきの村娘たちがしゃがみこんでいる。
カツシロウ「どうしたのだ、お前たち」
村娘AB「あ、カツスロウさま〜、この子が薬草を採ろうとして足をくじいただよ」
村娘C「痛くて歩けねえだ」
カツシロウ「なに、足を?見せて見なさい。ふむ。腫れてはいないようだが、立てるか?」
村娘C「痛くて立てねえだよ〜」
カツシロウ「仕方ない、私がおぶって村まで連れていってやろう」
村娘C「すまねえだカツスロウさま・・・」
>道を歩いていると先頭を歩いている村娘たちが急に脇道に入った!
カツシロウ「どこへ行くのだお前たち。村はあちらではないのか?」
村娘AB「カツスロウさま、こっちの方が近道だでよ」
カツシロウ「そうか。案内を頼むぞ」
>しかし心なしか村はずれに向かっているようなきがするがカツシロウはきづかない!
>道の途中に粗末な山小屋をはっけんした!
村娘A「カツスロウさま、山道をCをおぶったままで疲れたんじゃねえべか?ちょっとここで休んでいくだ」
カツシロウ「いや、私はまだ大丈夫だが・・・」
村娘B「なにいってるだ。つよがり言っちゃなんねえ。そんなに息が切れてるでねえだか。水桶もあるで、
ちょっと休んでいくとええだよ」
>カツシロウは息切れしている自分のふがいなさにちょっと恥ずかしくなって赤くなっている。
カツシロウ「そうだな。では、少しだけ休んでいくことにしよう」
>村娘ABはカツシロウを小屋の中へ案内した。
>村娘Cを小屋の中に下ろすカツシロウ。
カツシロウ「足は大丈夫か?」
村娘C「もうしわけねえだ〜」
カツシロウ「なに、これぐらい気にするな窮民を救うのも侍の勤め・・・」
>そのとき、後ろで戸が閉まる音がした!
>カツシロウが振り向くと、村娘ABは意味深な笑いを浮かべながら立っている。
カツシロウ「どうしたのだ?おまえたち・・・」
759 :
カツエロ3:2007/11/05(月) 19:14:55 ID:bHGj3Pon
>カツシロウが言いかけると、後ろからひっぱられてカツシロウは転倒した!
カツシロウ「なっ・・・!」
>カツシロウが見上げると、村娘Cが仁王立ちになっている!
カツシロウ「お前、もう足は大丈夫なのか?」
村娘C「足なんかさいしょっから平気だべさ」
>カツシロウはなにがおこっているのかわからない!
村娘A「カツスロウさま、女を知らないんだろ?」
村娘B「だからおらたち話し合って、カツスロウさまにみんなで女を教えてやることにしただよ!」
村娘C「カツスロウさま、おとなしくするだ」
カツシロウ「え・・・?ちょ・・・・待っ・・・・らめぇぇええええぇぇぇぇぇ!!!」
>カツシロウはたちまち裸にむかれてしまった!村娘たちも全裸になった!
村娘A「おら、おさむれえのチンポってはじめて見るだ〜」
村娘B「おらもはじめてだ、農民のチンポと何かちがうべか?」
村娘C「おめたち、何バカなこと言ってんだ。チンポはチンポだべ」
村娘AB「それもそうだな〜!」
>村娘たちはうれしそうにカツシロウのチンポにしゃぶりついた!
カツシロウ「あああああああああああああああ」
村娘A「ちょっと皮をかぶってるとこがかわいいだ」
村娘B「村のゴンゾウとおんなじだなや」
村娘C「おめ、ゴンゾウともやったべか?」
村娘B「やってねえべさ!ただちょっといじくってやっただけだ、こんなふうに」
カツシロウ「いいいいいいいいい・・・・・・うっ!」
村娘A「あれ、もうイっちまっただよ」
村娘B「おさむれえさまのくせにゴンゾウより早ええでねえか」
村娘C「こんれ、おめたち。カツスロウさまは女ははじめてだから仕方ねえべさ。かわいそうなこと言うでねえ」
村娘AB「それもそうだな〜」
>カツシロウはちょっと泣きそうだ!
村娘A「でもまだまだカツスロウさまのおチンポはぜんぜん元気だべさ」
村娘B「ほんとだ」
村娘C「さすがおさむれえさまだ」
>それはちがう!
村娘C「カツスロウさま、きにすることないべ」
>村娘Cはカツシロウの上に馬乗りになるとカツシロウのチンポをつかんで自分のマンマンにあてた!
カツシロウ「な、なにをするのだ」
村娘C「おらがカツスロウさまのこと男にしてやるべさ」
>村娘Cはカツシロウのチンポを自分の中にいれた!
カツシロウ「うっ!」
>村娘Cはものすごい勢いで腰を降り始めた!
カツシロウ「はあうああああああ」
村娘C「カツスロウさまのおチンポいいだ!おチンポいい〜!」
村娘A「おめえだけずるいだよ!カツスロウさま、おらのおまんこ舐めてけろ」
>村娘Aはカツシロウの顔の上にまたがった!
カツシロウ「うぐっ」
>カツシロウは必死でおまんこをなめはじめた!
村娘B「おめえたちばっかりずるいだよ。じゃあカツスロウさまおらのおっぱいもんでけろ!」
>村娘Bはカツシロウの手を自分のおっぱいにみちびいた!
>響宴は何時間もつづいた!
>カツシロウは大人になった!
〜エピローグ〜
それからヨレヨレになって村に帰ってきたカツシロウを見たカンベエが、カツシロウの股間を眺めた後
「手入れを怠るな」と言ったそうな。めでたしめでたし
>>760 き…君はカッシロに何か怨みでも有るのかねw
ドラ○エ?
763 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:57:09 ID:1jpspSJL
見ようによってCかぷ以上あるように見えたり小町とそんな変わんないんじゃねなキララお嬢様のオムネについて。
>>764 DVDジャケットの画伯イラストで、キララ嬢は分厚そうな野良着着用なのに
ティクビが出ている件について。
>>764 オムネは「豊乳」設定のシノ担当なのであろ。
湯気で見えなかったユキノさんの大きさが、如何ほどだろうか気になるところだ。
カツキラか…。
数年後、別人のごとく逞しくなった(ゴロさんくらい)カツシロウが村に帰ってきて、未だにカンベエラブなキララと……ならいけそうな。
770 :
どんぺりマニア:2007/11/14(水) 03:06:47 ID:ShhsDQgG
カツエロわろたw
2階も読みかえした
>
>>712-716、
>>724-726、
>>742-744の続きです。
---------------------------------------------
深く浅く早く遅く――。
粘りのある水音に合わせ、子犬の甘えに似た可愛い喘ぎが調子を変える。
あれほど焦がれていたんだ――しょうがねえやね。
シチロージは心の中で呟いた。
喘ぐ息の下で聞き取れないほど微かに、だが確かにキララはカンベエの名を口にした。
自分の腕の中で別の名を呼ばれるのは悔しいが、今回ばかりは仕方がない。
いじらしさと別の感情が、チクリとシチロージの胸を突いた。
――酔客を持ち上げて御大尽にするのが幇間の仕事なら、乙女の成らぬ想いを成った
気にさせるのも、アタシに似合いじゃございませんか。
一瞬青い瞳が翳り、キララの中で長い指が動きを早める。
淫らな水音が一段と高くなり、囲炉裏の炎に浮かぶ裸体が激しく身を捻った。
もうキララの喘ぎは、すすり泣きに聞こえる。
男を受け入れるために柔らかくほぐれた膣道が、シチロージの指を奥へ奥へと誘いながら
収縮を繰り返し、さらなる刺激を待ちかねて熱い襞壁をうねうねと絡みつかせる。
汗ばんだ肌が甘い牝の匂いを醸して、男の本能を急かせている。
このまま行けば、間もなくキララは初めての悦びをシチロージの指で迎えるだろう。
だがそれは本意ではない。初めての極みには男の躰で送ってやりたい。
シチロージは手の動きを止め、ぬるりと愛液に光る中指を抜き出した。
その刺激に、キララの躰がひくりと震える。
「ちょいとお待ちを。お嬢さん」
シチロージは汗ばんだ額に唇を落として微笑むと、おもむろに立ち上がって着物を
脱ぎ始めた。
目の前に、初々しい肢体が男に手折られるのを待っている。
若い頃なら欲が先走り、後先何も考えずにむしゃぶりついていただろう。
それが今では、上官に恋い焦がれて焦げついた娘心を、慰めるために抱こうとしている。
――アタシも歳を取りやしたようで。
これじゃあキクチヨに「おっさん」呼ばわりされても仕方ないでげすなあ。
シチロージは場違いにしみじみとした。
だが、それだけに責任は重大だ。こっちが先にいっちまってはお話にならねえ。
今更ながら、新造の水揚げをする旦那の気苦労に思いを馳せる。
そういやあちらさんも、嬉しさ半分大変半分の顔をしていましたっけ。
もっとも向こうは花魁、こっちは巫女様。一緒にしたら罰が当たるか……。
衣擦れが聞こえる。もうすぐその時が来る。
――あの方と違う人に、こんな気持ちになるなんて……。
初めての快楽に朦朧として瞳を閉じたまま、キララはまだ生娘の迷いの中にいた。
カンベエと違う男に抱かれる躊躇と不安が、心の底に残っている。
もし今からでも拒めば、この侍は気持ちを汲んで潔く引いてくれるだろう。
――でもシチロージ様に熾された火で、蕩かされたように躰の疼きが止まらない。
キララは自身の変化に戸惑いながら、破瓜の時を待っていた。
ふと瞼を上げると、袴に手を掛けながら自分を見下ろしている目と視線が絡んだ。
青い瞳に囲炉裏の炎が映り、暖かな色をしている。
その色に心の迷いを見透かされた気がしたキララは、半裸の侍を正視出来ず、
顔を逸らして囲炉裏の側へ向けた。と、無意識に目が止まった。
隅の暗がりに妙な物が転がっている――あの玩具だ。
何故こんなところに肥後ずいきが。こんな時なのに生来の好奇心が先に立った。
「あれは……」
「大きいでしょう、ちょいとした貰いもので」
シチロージは下帯を解きながら苦笑いをする。
「あれほど立派じゃございませんが、アタシのも中々でげす。
きっといい目をお見せしますから、大船に乗ったつもりでいてくださいな」
キララを和ませるために軽口を叩く。が、想わぬ男と肌を合わせる少女への憐憫と
責任感が先に立ってしまい、己にもう一つ勢いが欲しいのも事実だ。
つい悪戯心が湧いて口が滑った。
「触ってみますか?」
恥じらって、そっぽを向いてくれればそれでよかった。そのつもりだった――。
だが、目論見は外れた。
暫しの沈黙の後、長い髪の揺れる音がシチロージの耳に届く。
囲炉裏を背に影絵のような少女の姿が、緩々と上半身を起こした。
影絵からシチロージの露わになった股間へ、たおやかな腕がためらいがちに伸ばされ、
いつも土に触れている農民の、だがまだ少女らしい柔らかさの残る指先が、
窺いながらそうっと触れてきた。
「熱い……」
呟きと共に乙女の掌が陰茎の裏側に滑り、その存在と重さを確かめるように支え上げた。
まるで神具を扱うように恭しく両掌を添わせたそれに、キララはゆっくりと唇を落とし、
シチロージに湿りを帯びた柔らかな感触を残す。
陰茎が熱い吐息に包まれ、濡れ事には慣れているはずの躰が思わず胴震いをした。
――こいつは…… 堪らねえ。
狼狽を見せるシチロージの喉がごくりと動き、半起ちの陰茎が急に固さを増していく
-------------------------------------
ぶつ切り投下申し訳ありません。
圧縮が近いので、保守代わりと見逃してください.........orz ツギハ ソウニュウ シマス
>>768 ら、らめぇぇぇぇ!まだ、カンベエ様が忘れられないの…、あふん、あん、らめぇぇっぇ!
GJGJGJ!!!カンキラもシチロージも好きな自分としては
まさに御褒美のようなSSだ…!続き楽しみにしてます!
hosyu
念のため圧縮回避保守
ほしゅするなり
絡ませる相手が少ないのが悲しいよな
登場する女性が少ない上に、お侍様との絡みも少ないよね。
侍はまだか…
どなたかゴロベエ×ホノカを書いてくだせえ。
ひたすらマイナス思考のホノカに「そんなときは笑ってしまえ」と言いながら
迫るゴロさんを読みたいです。
その発想はなかったww
ゴロさんではホモネタしか思い浮かばないわw
ホモネタは他所逝け。
784 :
781:2007/12/08(土) 19:24:01 ID:olOeIRwI
「どうしたホノカ、浮かぬ顔をして。いかん、いかんぞ。そんな時は笑ってしまえ」
「……」
「悩み事か、某でよければ話を聞こう。何でも言うてみい」
「実は……、ペコポン星の侵略が進まなくて……」
みたいなのでもいいから、お侍様のどなたか書いてくださらんかのう。
>>782 逆に自分にはお侍様同士というのが浮かびませぬ。
801フィルターのバリエーションには感服つかまつりますw
米が食いたい……
コマチのアワビが食いたい
ロリも他所池
公式カプは夫婦者だけで、年頃の娘さんが少ない上にキララ以外は侍との接点も少ない。
何と色気の少ないアニメだろうか。
ここはひとつ、原作通り豊乳シノ殿に頑張って欲しい……
>
>>712-716、
>>724-726、
>>742-744、
>>771-772の続きです。
--------------------------------------------------------
そのまま巫女の唇はおずおずと陰茎に接吻を繰り返しながら進み、先端へとたどり着いた。
が、そこまでだった。
愛らしい唇を開け口内に含もうとしたが、躊躇って進めない。
だがもう一度、意を決したように目を閉じて口を開け、健気に無垢な舌を伸ばして亀頭を
呑み込もうとする。
その不慣れないじらしさに堪らなくなったシチロージは、キララの肩を掴んで自分から
引き離した。
「もういい、もういい。アタシが悪かった。お前さんがアタシを悦ばせる必要はない」
詫びながら膝を折り、か細い躰を掻き抱く。
その腕の中の儚さに、改めてこの少女が身を削るようにカンベエを慕い続けてきたことを
思い、胸を詰まらせ声を絞り出した。
「今のお前さんはお姫様だ。無理することはない。好きなようにすればいいんだ」
そして優しく声を改め、一番肝心なことを囁いた。
「だからアタシに遠慮せず、誰の名前を呼んでもいいんでげすよ」
キララの肩が動揺に動き、虚を衝かれた瞳がシチロージを見上げた。
何かを伝えようと唇が震えている。しかし、言葉にならない。
代わりに見開かれた瞳が見る間に潤み、溢れ落ちた涙がぽとりとシチロージの肌に伝った。
シチロージはそれに応え、壊れ物を包むように生身の腕でキララを抱きかかえると、
鋼の腕で二人の躰を支えながら静かにキララを横たえる。
そして長い指で「閉じていなさい」というように軽く瞼を押さえ、目尻に残る涙を吸い、
唇を重ねた。
キララの涙の味と共に、シチロージの胸中にしょぱい思いがこみあげる。
――やっぱりカンベエ様には敵わねえや。
だがそんなお方だからこそ、私は此処まで付き従い、この娘は想いを断ち切れずに身を
焦がしてきた。
せいぜいアタシに出来るのは、この腕の中で切ない夢を見る生娘に、ささやかな手助けを
するぐらいでげすよ。
そう心の中で呟きながら、シチロージは己の切っ先をとば口へ愛液を絡めるように何度か
擦りつけ、狙いを定めるとじわりとキララの中へ納め始めた。
「あっ、ああっ… いっ……つぅ…… あぁっ」
男に初めて穿たれ膣壁を押し広げられる痛みに、少女は眉間を寄せ躰を強張らせていく。
いくら充分に慣らしたとはいえ、偉丈夫なシチロージが、村娘の中でも小柄なキララを
貫いているのだ。可哀想だがこればかりはどうしようもない。
シチロージは少しでも楽になればと苦しい息を吐く唇を吸って宥めながら、キララの中に
陰茎を進めていく。
――ああ、あったけえ。
シチロージを全て受け入れた苦悶の表情とは裏腹に、少女の膣は襞壁を蠢かせて陰茎を
包み込み、狭いながらも心地好く締め付けてくる。
久しぶりの女の柔らかさに欲がぞくぞくと躰の中を迫り上がり、まだ睦事に慣れない
裸体を本能のまま揺さぶりたい衝動に駆られていく。
だが、そいつはあまりに性急だ。
思わず喉の奥から愉悦の声が上るのをぐっと呑み込むと、シチロージはキララの頬を
撫でながら躰の強ばりが緩むのを待った。
暫く待つと、躰が慣れてきたのだろう。
険しかったキララの表情が幾分和らぎ、痛みに喘いでいた胸の上下も収まってきた。
試しにと、シチロージが己の竿を少し動かすと、可愛らしい唇から「あっ」と色好い声が
漏れ、柔壁がひくりと締まる。
シチロージはそれを合図に、ゆっくりと陰茎を動かし始めた。
入り口近くまで戻した陰茎で、ざらついた天井を擦りながら幾度か浅く、そして奥まで
突き入れる。
背中に回されたキララの手にまた力が込められ、痛みに耐える喘ぎがあがる。
だが、もう宥めはしない。己の声と鋼の腕は、キララの夢見の邪魔をする。
――もうしばらくの辛抱だ。直に楽になりやすよ。
シチロージは無言のまま、徐々に躰の動きを早めていった。
囲炉裏の端で交わる裸体が、息を弾ませ淫靡な水音を立てている。
すべすべと二人の間で滑っていた肌が、今は汗ばんで貼り付き、揉みしだく青い乳房の
芯も溶けてその柔らかさに指が吸い付く。
新鉢(あらばち)の狭い膣道に扱かれ続けた陰茎が、早く楽にしてくれと持ち主を
せっついて、下腹で暴れる欲に今度はシチロージが辛抱をする番になっていた。
生娘が男の躰で達するのは至難の業と承知の上だが、キララが極みに届くまで、
何が何でも持ちこたえなければならない。
――幇間が客より先に潰れちまったら、とんだお笑い種だ。冗談じゃねえ。
シチロージは己を叱咤しながらキララを突き上げ、極みへと悶えさせていた。
と、シチロージの動きが一瞬、止まった。
小屋の外に人の気配がする。
こんな時にと内心で舌打ちをしながら、キララに悟られぬように相手の様子を窺う。
その瞳は侍の目になっていた。
足音が軽い――女だ。
こんな時分に来るのは、またいつもの後家さんだろう。
だが、村人にこの睦事を知られては都合が悪い。
なにせ躰の下で喘いでいるのは、元がついてもこの村の大切な巫女様だ。
それが余所者の侍に傷物にされたと知れたら、彼女の将来に関わる一大事になる。
瞬時の思案の後に、シチロージは己の唇でキララの唇を塞いでその嬌声を呑み込むと、
抽送を再開した。
熱い淫らな気配が小屋の中に満ちていく。この分なら外にも伝わっているだろう。
――アタシが誰かとまぐわっている。それだけで十分だ。これに懲りてあの後家さんが
アタシを諦めてくれるのなら、気の毒だが丁度いいやね。
やがて見込みどおりに、外の気配はしばらく迷いを見せた後、足早に走り去っていった。
予期せぬ訪問者のおかげで欲が落ち着いたのを幸いに、シチロージはまたキララを極みへと
追い詰めていく。
荒い呼吸が遣り取りされる中で、少女の躰が覚えたての動きでシチロージをより深く求めて
腰を浮かせ始めた。目の前の乳房もその動きに弾んでいる。
初めての極みを前に戸惑い、喘ぎ声の中に救いを求める言の端が混じる。
それを聞いたシチロージは生身の手でキララの左手を握り、安心させようと指を絡め、
更に腰の動きを早めていく。
――もうすぐだ。アタシもそろそろ限界だ。もう……行ってくれ!
シチロージの激しい腰の動きに揺れながら、キララは思わぬ動きを見せた。
夢見の邪魔をしないようにと、躰を支えるだけにしていた鋼の腕に、キララの手が
伸ばされる。
シチロージは慌てて義手を遠ざけようとした。だが白い指は鈍色の指を求め、縋るように
絡めてきた。
――ここまで来て、何故?
訳が分からずにキララの顔を見ると、そこには涙で潤んだ切ない瞳がシチロージを
見上げていた。
そのまま互いの指を絡め合いながらキララは激しく身を震わせ、シチロージは短い呻き声
と共に躰を離し、滑らかな腹の上に熱い飛沫を放った。
絶頂の余韻で動けない小柄な少女の上に、汗に濡れた大きな躰が覆い被さり、まだ荒い
呼吸の音と、どくどくと心臓が脈打つ響きを素肌に伝えてくる。
腹の上を、シチロージの残滓がとろりと温もりを曳いて流れていく。
その感触は、破瓜の痛みや初めて迎えた極みよりも「男と交わった」ことをキララに
実感させていた。
キララの上で息を整えていたシチロージは、やおら起き上がった。
「アタシとしたことが、とんだ粗相をしちまいやした。すぐ綺麗にしますから」
そう言い残して立ち上がり、固く絞った手ぬぐいを手に戻ると「冷たいですがご辛抱を」と
言い置いてキララの躰を清めていく。
まだ動けないキララを拭き清めながら、古い戯れ歌が頭に浮かぶ。
――『新鉢のときは男が拭いてやり』か……。結局この娘は誰の名も口にしなかった。
アタシは余計なお節介を焼いちまったのかもしれませんねえ……。
シチロージは軽い後悔の中で、手ぬぐいに滲む紅の色を畳み込んだ。
瞼を閉じたまま清められた肌が、ふわりと柔らかい感触に覆われる。
シチロージの匂いで、いつも身につけている羽織だと知れる。
キララは瞼を開けて青い瞳を見上げた。
「疲れたでげしょう。布団を敷くから少し休んでいくといい。今から社へひとっ走りして
上手く言い繕ってきますから、遅くなる心配は要りませんよ」
手早く下帯を巻きながらシチロージが微笑みかける。
「いえ、大丈夫です。帰れます」
キララは羽織で胸を隠しながら上半身を起こそうとした。だがまだ痺れが残っているのか、
肘からかくんと力が抜けて崩れそうになる。
「ほら、言わんこっちゃない」
とシチロージはキララの躰を脇から支え、羽織を肩から掛け直した。
シチロージの羽織に包まれ、広い胸にもたれかかりながら、自分に言い聞かせるように
キララは呟いた。
「私……、これで巫女の資格を全て失ったのですね」
「ああ、本当にただの娘さんさ。もう何にもお前さんを縛るものはない、好きなようにして
いいんだ」
少女の肩を抱いてシチロージは応える。
そして幇間のおどけた仕草で人差し指を自分へ向けた。
「まずは手始めに、アタシに惚れてみませんか?」
「遠慮します」きっぱりとキララは言い放った。
「シチロージ様にはユキノさんがいますもの。浮気する人はお断りです」
その言葉には凛とした響きが戻っていた。
三本髷の幇間は嬉しくなって威勢良く額を叩く。
「アイタタタタァ〜。これは一本取られやした、アタシの完敗でげす」
大げさな素振りでおどけるシチロージを見て、キララはにっこりと微笑んだ。
水分りの社にキララを送り届け、帰りが遅くなった事を面白可笑しく煙に巻きながら
セツに詫びるシチロージに「何をした」と、カンベエの鋭い目が問いかけてきた。
阿吽の呼吸の副官は「お見通しのくせに人が悪い」と思いつつ、涼しい顔で上官に
「火消しをしたまででございます」とさらりと嘯く。
もとより彼女のことに口を出せる筈もないカンベエは、その言葉には応ぜず、一瞬不快な
表情を見せただけで、後は感情を読まれるのを拒むように押し黙っていた。
副官の方も心得たもので、上官の沈黙に全く動ぜず飄々と暇を乞うて社を後にする。
だが二人とも、もう一人の気にはあえて気が付かない振りをしていた。
そこには己の獲物を手に、震える指で鯉口を切ろうとしたまま、目を伏せ静かに座している
カツシロウの姿があった。
翌朝。
いつもより深い眠りからさっぱりと目覚め、さわやかに小屋の戸を開けたシチロージの
目に、朝日に照らされた怪しい光景が飛び込んできた。
神無村の隠れた名産、大人の玩具『肥後ずいき』だ。
小屋の真ん前に積もった雪から、オカラから渡された特大よりご立派な、超特大の男性器が
これ見よがしにそそり勃っている。
しかも横一文字に矢がぐさりと貫いて、見ているだけでこっちの股ぐらを押さえたくなる
ような痛々しい代物だ。
思わず内股になったシチロージは頭を抱えた。
「アイタタタタタ。昨日の気配はカワイコちゃんでしたか。取り込み中だったもんで、
気配を読み誤っちまった」
困ったことになったと思いながら玩具を手に取り、侍の性分でつい念入りに調べ上げて
しまう。
「まあ随分とカチンコチンに編み上げちまって。こりゃあカツシロウの剣術の稽古にも
巻藁代わりに使えそうだ。もっとも彼奴が斬りたいのは別物でしょうがね。
しかしこいつを射貫くたあオカラ殿、キュウゾウの言いつけを守って今でも精進していたん
だねえ。感心感心……」
だが元巫女の心を溶かすより、更に大きな難題を解かねばならなくなったのは確かだ。
「悠長に感心している場合じゃねえですよ。この分じゃカワイコちゃんは相当お怒りの
ご様子だ。こりゃあ顔を合わせたら、絶対只では済まないでげすねえ……」
「はああ」と溜息をつきながら、シチロージはがっくりと撫で肩を落とした。
墓参りの時刻は近い、三本髷の運命や如何に。
―――――――――――――――――――――――
どっとはらい
全てはキララにシチさんの羽織を羽織らせたかった下心。絵心のある人が羨ましい。
上の方で話題に出ていた、肥後ずいき一連の話を利用させていただきました。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
マナー違反の細切れ投下にもかかわらず、暖かい応援をいただき、
とても有り難かったです。
お粗末!
794 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 12:28:14 ID:apug6d62
GJ!!!!!!! 待ってました!
796 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:12:30 ID:M+useQKk
hssh
>>795 且⊂(・ω・⊂) ありがとごぜえやす。お目汚し申し訳ねえです。
カツエロ2弾が読みたい
799 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 10:53:29 ID:czSnFgwc
あけおめ保守
今年はカツの字が不遇な立場から脱却出来ますように(-人-)
ホモじゃないゴロさんのSSが読めますように(-人-)
今年中に再放送がありますように(-人-)
リキチがゴロさんに掘られますように(-人-)
リキチ×サナエを書いてくださるお侍様はおらんかのう。
サナエが野伏せりに差し出される前の切ない話でも
村に戻ってからのラブラブHでも、どっちでもいいからお願いしますだ。
野伏せりにシノちゃん襲わせてもよかですか?
805 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 20:15:15 ID:McghuwlJ
豊乳ノブセリにはモタナイ。
(´・ω・`) サキッポ マデデモ ダメデスカ?
豊乳シノのお相手はやっぱりヘイさん?
でも何でヘイさんで定着したんだろう。
808 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 22:23:59 ID:+ba8zC5/
「かつてひと悶着あったもしくは敵対してた男女キャラ」に対するカプ萌え心理?
キュウキラなんかもそうなんだろうな。
実際にはひと悶着あったのはヘイさんとマンゾウで、キララが一方的に目の敵にしてただけなんだが
キュウキラはキュウゾウがキララを庇ってケガしたり、
キララが破れた服を繕ったりでフラグが立ってたから、
密かにカツキラキュウの三角関係になると期待しながら見てたよ。
(ようつべのカツキラキュウのMADも見ちゃったので)
シノちゃんはヘイさんとは開眼の一件以来、全く接点が無くて
むしろ弓矢を指導していたキュウゾウとの方が接点がありそう。
と、書いてたらキュウシノが読みたくなってきた……w
hosu
すまぬ 誤爆したらしい orz
シチさんの中の人の結婚が決まったので保守
813 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 21:26:49 ID:HT+1qg4u
キュウキラカツは期待してた人も多かったみたいだね。
ノマカプでも公式(一方通行のみだけど)のカツキラやカンキラより多いしね。
でもそれって実際何にもなかったからこそなんだろうなあ。
芸事一筋系キャラでも恋させたほうがギャップが微笑ましくて人気出るのもいるけど
9はそういうのじゃないぽだし。
>>813 >9はそういうのじゃないぽだし。
うん。刀で欲望の大半を昇華している気がする。
で、昇華しきれなかった残りは自慰か女郎屋でさっさと処理しているイメージだw
マンゾウの裏切りに気付いてもその場で斬り捨てなかったり、
アヤマロを助けたりと人の情や機微は分かっているから、
自称枯れた人のカンベエより「恋愛が出来る人」だと思うけど、
彼の中の優先順位は
侍&刀>>>>出世、安定>>(越える気のない壁)>>>>>恋
なんだろうね。
もう侍も野伏せりもいないのかい? 寂しいねえ。
寂しいから保守
旅ゲイ人ゴロベエ
どうしてもゴロさんはゲイになるのか……w
ちょっと変態は入っているが包容力のあるおっさんだから
おなごとの絡みも読んでみたいのだが、ファンサイト回ってもみつからねえ。
ウホッならよく見かけるのに
820 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 21:08:45 ID:/Wkrww4j
ホモの話はやめてくだせえ保守
ではユキノ×キララ@蛍屋で、それを覗いてハアハアしてるおっさまならオケ?
カンベエ様のマスかき
>>822 いきなりそっちかい!?
ユキノさんがキララに
「ね、貴女に似合う着物があるから着せてあげるわ」
「お化粧もしましょうね」
「うふっ、可愛いくちびる」
「カンベエ様に気持ちを伝えたいんでしょ。少し練習しましょうか……」
で、元花魁のテクニックをご伝授〜→頑張れ女の子
を想像してたんだがw
>>824 実は自分はいつもの人なので、出来ましたら他の方にお願いしたい……
お願い、誰か書いて。
いきなり本番がいい
シチュとか気にならないしギャグ寄りが好きだ個人的にだけど
827 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:37:01 ID:NPYLFLsY
今日ももう終わりですがライスチョコ置いていきますね
つ■■■■■■■■■■
829 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 21:36:12 ID:R/XtGLSj
ユキノ×キララか。美しいかも。
いいですね、ユキノ×キララ。
ごきげんよう
832 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:41:47 ID:79D2dI3x
スール
833 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:00:09 ID:I2u4mgPU
お姉さま
こまちとキララで姉妹百合
それ書いたらキクチヨに斬られそうだw
836 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 12:30:32 ID:oy0/wgzt
むしろシノキララ。小説では幼馴染でつよ。
>>835 なぜかコマチとキララでハーレムされるキクチヨを想像した
838 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 19:36:59 ID:9xA6ks+/
3pか。んじゃ珍道中にて九七×☆。
「姉さまもあれでお年頃ですから」とさらっと言ってのけた
コマチにびびったのを思い出したw
コマチはもう経験済みですか
841 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 21:14:15 ID:2YBtyALm
8歳か。微妙だな。
なんと言っても親友があのオカラちゃんだから、お堅い&箱入りのキララ・シノ組より
耳年増なのは確実だろう。
とんだアダルトチルドレンだなw
844 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 21:29:18 ID:+8QykmaZ
泥まみれの志乃にエロスを感じるの自分はインフルエンザ?
いいえ、ケフィアです。
じゃあ「ええお侍さま」を思い出して頬を染めてたセツ婆ちゃんに
萌え萌えとした自分はノロに当たった?
セツ婆が若い時お侍様とナニがあったのか気になるな
848 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:04:06 ID:5eIwqiwQ
泥にまみれてこそ百姓娘。
耕したての田んぼの中でお侍様と泥プレイ
851 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 19:37:32 ID:iaiZB/oG
コミックス版のキララの肉付きが・・・
853 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 21:28:07 ID:ESP3WSvB
コミックス版のキララはカツシロウより背が高くてムチムチなのですよ。
本家キララも貧乏百姓一族の娘にしては良い腰してるけど
もう何処が困ってんだといいたくなるような巨乳巨尻フトモーモ。
コマチもメタボリック寸前幼児。チラッと出てきたサナエさんも巨乳だった。
女性陣だけでなく全体的に登場人物の肉付きがアニメよりいいんだけどね。
メタボ侍は嫌だな・・・
855 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 16:26:31 ID:MCi33Agt
ヘイさんはメタボですよ。コミ版。
856 :
852:2008/03/21(金) 01:51:25 ID:kc9UrGxP
買うべきか買わざるべきか>コミック版
本スレ見たら恐いもの読みたさでレディコミ版も欲しくなるから困るw
シノちゃんかユキノ姐さんの豊乳抱き枕の商品化を夢見つつ保守
860 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 22:15:47 ID:6ToXJ0b9
ふかふかしてそ豊乳抱き枕
でも下半身はシノチャンよりもキララの方がモチモチしてそう
身長のせいかシノチャンは豊乳の割りに下半身すらりのサトエリ体型に見える
久しぶりに11話を見たらキクチヨに担がれているときのシノちゃん
ものすごく気が強いんだね。
あの性格とスタイルで原作通りにヒロインだったら、カツシロウは簡単に
籠絡されて童貞のまま村を去ることはなかったろうなw
おっさまもシノに告白されたらおちてたかも。
キララ嬢はいい娘だけど真面目すぎて、添い遂げる気のない中年が
手を出すには重いと思う。
10月にオンリーがあるそうだが、やっぱり女性向けばかりだろうなあ…
863 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 11:28:33 ID:qWsWdn0f
エロな仲に発展するにはいい感じの軽さがなければな。
特に小説のキララはいかにも葛藤まみれの10代女子って感じで
こりゃ美少女でも誰も手ぇ出さんわってオモタ。
>>863 >エロな仲に発展するにはいい感じの軽さがなければな。
ミズキちゃんがビンゴだと思うのだが、いかんせん
絡んでるのがおっさまだけではなあ……
最近、七人の侍のアメリカ版つーか翻案の西部劇を見たんだが、
あっちのカツシロウ(+キクチヨ)、フられずくっつくのね。最後村に残ったりして。
>>865 しかし(カツシロウ+キクチヨ)は“続”で……
>>865 一瞬カツシロウとキクチヨがくっつくのかとおもた
>866
ゲゲェー、続編あるのか。
しかもググってみたらキャスト殆ど総入れ替えとか、スペインと合作とか、
すげぇ黒歴史臭がするんですけど。
映画の●●●2って大抵水準以下だよな、そーいえば……
869 :
866:2008/04/24(木) 14:35:21 ID:8bnSwOUs
>>868 しかしまだ宇宙の7人に比べれば……w
(7ソードという中華作品もありまっせ)
リメイク作品ではSAMURAI7が一番荒唐無稽に見えても
実は一番忠実で、一番キャラが立っていて好きだ。
お侍さまはまだか……
>>869 自分は原作映画→アニメを見ただけど、このアニメ本当に上手い具合にアレンジしてくれてると思うよ
村を立ってからのオリジナルストーリーの部分がまた良い。
ラストは原作より感動したかもしれない。
って完全スレチだな。消えます
こっちのほうが本スレっぽい話になってるw
狂おしいほどに過疎でござる
で、誰が豊乳シノちゃんにパフパフして貰うんでげすか?
キララちゃん
同性に甘えるキララちゃんいい
キララちゃんを待ちつつ保守
新しいガイドブク?見たお
噂には聞いてたけど志乃ちゃんほんとに豊乳デスとか書かれててワラタw
そのシノ殿の豊乳が本篇で活躍していないのが残念でござる
揺れればいいのに
だがしかし揺れるのはゴロベエ様のおいなりであったω
殺生な!
しかしお志乃ちゃんには色仕掛けやって欲しかったなあ
オサムライ様におとう許してもらうためとか
自分達が犠牲になるようなことを考えてないか情報聞き出す為とかで
お志乃ちゃんがハニートラップ仕掛けるとしたら誰?
身内だけのためなら落としやすそうなカツシロウ
村の発言権向上のためならのゴロベエ
決死の覚悟でキュウゾウ
オトして何か得るものがあるというよりは
どんな人間か分からないと対策が練れないので
探りいれてやろうみたいな感じで
おシノちゃんの豊乳を寄せて上げつつ保守。
キュウゾウ×シノだとQが突然無言で襲いかかりそうで恐いな
新、本スレ誕生記念ほしゅ
おさむれえさまはもう来ないのかのう……
hosyu
homo
gojodanwo!
goro
舞台化されたらカツキラの扱いはどうなるんだろ?
アニメ通りだとカツの字が悲惨すぎるが……
ほしゅ
今日このスレを知った…
シチロージ×キララ GJGJでした
激しくモえた!
お侍様待ってます保守
圧縮回避保守
ほしゅ
898 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 11:49:17 ID:xeOFWXKK
>>898 DVDを買えとまではいわねえだが、このアニメは絵が綺麗だで、水分り様の太腿やシノちゃんの豊乳も、せめてレンタルで楽しんで欲しいだよ。
ほしゅ
侍七のおにゃのこの絵は全然萌え絵っぽくないんだけど見てるうちに可愛くエロくみえてくるから不思議
外見だけの漫画やアニメに見習って欲しいくらい
>>902 >可愛くエロくみえてくるから不思議
凛としてるけど、本心を内に秘めて堪えているキャラが多いからかな?
ユキノさんが代表格だけど、時代劇のいじらしい女性像だよね。
ほしゅ
保守代わりに前半部分(エロ無し)を投下……
12話と13話のあいだくらいのお話です。
ほのぼの系、ヘイハチはおっさん、ゴロベエは非情です。
性交未経験な方に対して失礼な表現があります。先に謝っときます、御免なさい。
上記が気にならない方はどうぞ。
---------------------------------------------------
ここは米どころのカンナ村。戦の準備で大わらわです。
森の中で作業をしていたヘイハチにシチロージからの伝言をつたえ、つぎの場所へと走り出そうとした
カツシロウの背中に、飄々とした声がかかりました。
「つかぬことを聞きますが、カツシロウ君。きみはまだ童貞ですか?」
「ええっ!?」
思いがけない質問にカツシロウの顔は真っ赤になりました。図星だからです。
侍になるため剣術一筋だったので、十八になるのにまだ女性と何かをしたことはありません。
道場仲間には女の子とよろしくしている者もいましたが、カツシロウは真面目すぎて
その機会がなかったのです。
でもそのまま正直に答えるのは、恥ずかしくてかっこ悪かったので
「それが戦と何か関係あるのですか?」と生意気に睨み返してしまいました。
真っ赤になって睨み返すのは、焦っているのがばればれでもっと恥ずかしいことなのですが、
頭の中に「まだ童貞」の文字がぐるぐるしているカツシロウにはわかりません。若さですね。
ヘイハチは質問にうろたえるカツシロウが可愛くて、ついくすくす笑ってしまいました。
「何が可笑しいのです!?」
カツシロウは馬鹿にされたと思って激昂しました。鯉口を切りそうな勢いです。
「いや〜、失敬失敬。そんなに般若顔で怒らないでください」
ヘイハチはにこにこしながらカツシロウの怒りを受け流しました。さすが、大戦経験者のおっさんです。
おっさん……、もといヘイハチはそのまま大仰な身振りと口ぶりで話し始めました。
「君は童貞と戦に、何か関係があるかと言いましたね? 大ありです。
そもそも戦場というのは侍と侍、一人前の男と男の戦いの場です。
わかりますか? 心身ともに一人前の男です。童貞じゃいけません。童貞は半人前です。
おなごを抱いて髪の甘い匂いを吸い。心から愛しいと思い。肌の温もり、柔らかさ、たおやかさを味わい。
明日は散るかもしれぬ我が身でも、今この時は生きているんだと実感してこそ、一人前の男です」
――この人が熱く語るのは米だけじゃないんだ。
カツシロウは唖然としてヘイハチを見つめました。
あきれ顔のカツシロウを余所に、ヘイハチの熱弁はあらぬ方向を向いて続きます。
「かつては元服の後、年長者が若者を遊郭へ筆下ろしに連れて行くうるわしい風習もあったのですが、
大戦後に廃れてしまいました。今や侍の懐も厳しいですからね。
いや〜残念です。実に嘆かわしいことです。誠にあれは良い習慣でした……」
何を思い出しているのか己の弁舌にひとしきり酔った後、ヘイハチはくるりとカツシロウに向き直り、
ポンと肩を叩きました。
「というわけでカツシロウ君、戦の前に童貞を捨ててきてください」
「ええっ――!?」
まさかの展開にカツシロウはびっくりしました。突然そんなことをいわれても困ります。
ここに遊郭はありません。年頃の女性は村の娘さんや女房衆だけです。おいそれと手は出せません。
「癒しの里でカツシロウ君を誘おうとしたのですが、いろいろ邪魔が入りましたからね。
私も今は忙しくて手が離せないので、自力で何とかしてください」
カツシロウが途方に暮れているのに、言い出しっぺのヘイハチはまるで他人事です。たしかに他人ですが。
「じ、自力で何とかって……、どうすればいいんですか?」
「それを何とかするのが一人前の男ですよ」
ヘイハチは片眼をぱちりとつぶりました。
「自分は遊郭に連れて行って貰ったくせに、何が『自力で何とかしてください』ですか……」
カツシロウはブツブツ文句を言いながら歩いています。ちょうど森を抜けて目の前が開けました。
でもカツシロウの未来は前途多難です。ヘイハチの口ぶりでは、童貞を卒業しないと戦場に立てないようです。
それは困ります。野伏せりと戦えなければ、何のためにカンナ村まで来たのかわかりません。
――初めて人を斬ったばかりなのに、また別の『初めて』を切らねばならぬとは……。
カツシロウは立ち止まって大きなため息をつきました。
とたんに大きな手で背中をどおぉんと叩かれました。思わずおっとっとと転びそうになります。
「どうした、カツシロウ。若い者がため息などつきおって。暗い。暗いぞぉ」
不意打ちの主はゴロベエでした。
「お主がため息をつくなど十年早いわ。そんな時は笑ってしまえ」
そんな時がどんな事かも聞かず、浅黒い顔に白い歯を見せてからからと笑っています。
その豪放磊落な笑顔を見てカツシロウは閃きました。
――そうだ、この人なら相談に乗ってくれる。
カツシロウは人選を誤りました。
秋草が風にさわさわと揺れる昼下がりの野原で、カツシロウはきちんと膝を揃えて、かくかくしかじかと
ゴロベエに事情を話しました。
ゴロベエはあぐらをかいて、黙って頷きながら聞いています。
カツシロウが話しを終えると、おもむろに煙草入れを取り出し煙管に火を付けました。
美味しそうにゆったりと吸い、ふうぅーとながい煙を吐きます。格好いいおとなの仕草です。
「話は分かった。確かにヘイハチの言うとおり、半人前は戦場に立てぬ」
カツシロウは衝撃を受けました。半分冗談だと思っていたのに、本当のことだったのです。
本気で「自力でなんとか」しなくてはなりません。
「それでお主、当てはあるのか?」
「あて?」
「お馬鹿。同衾する相手のことだ。いくら奥手でも、気になるおなごの一人や二人いるだろう」
カツシロウはドキッとして、思わず立ち上がってしまいました。
気になる女の子はいます。大好きです。女の子も自分のことを憎からず思ってくれているみたいです。
でも確かめたことはありません。同衾なんて、まだまだまだまだです。
また赤くなってしまったカツシロウを見るゴロベエの目は、お見通しだぞと言わんばかりに笑っています。
「なんだ、好いたおなごに何も言っておらんのか。それではいかん」
ゴロベエは吸い終わった煙管の灰をとんと落としました。これもおとなの動作です。
煙管を仕舞いながらゆっくりと腰を上げ、カツシロウの背後に回ると、大きな手でまだ薄い両肩を
がっしりと掴みました。
厚い唇が髪を上げた耳元に近づき、覆い被さるようにねっとりと囁きます。
「某が、女心を蕩かすとっておきの台詞を教えて進ぜよう」
熱い息が耳の後ろから首筋を伝います。
カツシロウの背筋がぞくりと蠢いて、本能が危険を知らせました。
逃げ出したい衝動に駆られます。
が、掴まれた肩から伝わる圧倒的な力の差で、足がすくんで動きません。
「な、なななな何と言えば……」舌も緊張でもつれます。
「こう言うのだ」ゴロベエは冷静です。
「よいな……」凄みを帯びた低音が体に伝わりました。ごくりとカツシロウの喉仏が動きます。
ゴロベエが耳元ですぅーと息を吸いました。
また背筋がぞくぞくとします。肌が粟立って、本能が激しく警鐘を鳴らします。
刹那、大声が鼓膜をつんざきました。
「娘さん、私は貴女に惚れましたー!」
――それですか!?
がくっと膝の力が抜けました。
いくら侍でも単刀直入過ぎます、何ですかその恥ずかしい台詞は!? とカツシロウは思いました。
当然、話は困った方向へ進みます。
「惚れたと言われて悪い気のするおなごはおらぬ。ほれ、お主も言うてみい」
「私に言えと!? 無理です! 絶対に無理です!」
恥ずかしさに首をブンブン横に振って嫌がるカツシロウをあっさりと無視して、
ゴロベエは笑顔のまま畳み掛けます。
「ここには誰もおらん、恥ずかしいことは何もないぞ」
――誰もいなくたって恥ずかしいものは恥ずかしいです!
カツシロウは心の中で叫びました。
でも自分からゴロベエに教えを請うた手前、むげには断れません。そんなことをしたら礼を欠いてしまいます。
ここで断れば角が立つ。言ってしまえば義理が立つ。
逡巡の末に、カツシロウは思い切って声を張り上げました。
「娘さん、私は貴女に惚れましたぁ〜!」
しかしゴロベエは無情でした。
「いかんなあ。声が小さい、心もこもっておらん、そんなことでは女心は動かんぞ」
ダメ出しです。相変わらず体も拘束されたままです。カツシロウは恥を忍んでもう一度叫びました。
「娘さあぁぁぁん、私はあぁ、あなたにぃぃ、惚れましたあぁぁーっ!」
先よりずっと大きい声でした。勢いもあります。なのにゴロベエは首を縦に振ってくれません。
不満げな鼻息が「ぬふぅ」と首筋に当たります。
恥ずかしくて情けなくて、カツシロウは「もう勘弁してください」と心の底から願いました。
でもゴロベエにその気はありません。それどころか、さらに恥ずかしいことを言い出しました。
「まだ甘いのう。そうだ、こう付け加えるとしよう。『どうか、私を男にしてください』とな」
――ちょっと露骨過ぎませんか!?
いくら半人前のカツシロウでも、女の子には雰囲気が大切なことくらい知っています。
あからさまな台詞は逆に嫌われそうです、そんなことになったら困ります。
それに侍としての矜持もあります、女の子の前で情けない台詞は言いたくありません。
また首をブンブン横に振りました。
「侍がそこまで懇願するのだ、情にほだされないおなごはおらん。照れずに言うてみい」
その裏付けの無さそうな確信がどこから来ているのか分かりませんが、ゴロベエはまた呵々と
笑っています。
「ほうれ、早く言わんか。女心は変わりやすいぞ」
完全にからかわれています。
カツシロウがお相手を願いたい女の子はここにはいません。だから急ぐいわれはありません。
でも、カツシロウは一刻も早くこの茶番を終わらせたくてたまりませんでした。
それにはゴロベエが納得する大声を出すしか道はなさそうです。
幸い辺りには誰もいません。
こうなったらやけくそです。青春の咆哮です。カツシロウは力一杯に叫びました。
「娘さあぁん、私はあぁ、あなたにぃ、惚れましたあぁーっ。どうか男にしてくださいぃーっ!」
どうにか及第点がもらえそうだと思ったそのとき、森の中からひょっこりと初老の農民が現れました。
ニヤニヤしながら近づいてくる様子で、今の恥ずかしい童貞の雄叫びを聞かれたのが一目で分かります。
もう恥ずかしくて恥ずかしくてカツシロウは居たたまれません。
そんな気持ちを見透かしたように、肩を掴む力がぐいっと強くなりました。
「どうあっても逃がさんぞ」というゴロベエの無言の握力、もとい圧力です。
農民は二人の元までやってくると、笑いを堪えきれない顔でカツシロウを上から下までつらつらと眺めながら
尋ねてきました。
「ゴロベエ様、カツシロウ様はさっきから何なさってるだ?」
――分かっているのにわざわざ聞かないでください。
カツシロウは恥ずかしさに居たたまれない思いで顔を背けました。
大道芸で見物人とのやりとりに慣れているゴロベエは、憎らしいほどのしたり顔で答えます。
「なに、羞恥心を取る訓練だ。いらぬ気取りがあっては、戦の邪魔になるのでな。
こ奴にとって一番恥ずかしい台詞を言わせておる」
「へえ、おさむれえさまは色んな練習なさるだなあ。本当にたいへんだなあ」
農民は、ゴロベエに合わせて感に堪えないというように、芝居がかってうなづきます。
ずいぶんと乗りのいいひとです。そしてちょっと意地悪です。
そしてもういちど吹き出しそうな顔でカツシロウの顔を覗きこむと
「カツシロウ様、いろいろ頑張ってくだせえよ」と白髪交じりの頭を下げました。
そして、そのまま肩を震わせながら去っていきます。が、すぐに大爆笑が聞こえてきました。
とたんにカツシロウの顔が羞恥で火を噴きました。
いつの世も、年長者にからかわれる若者は大変です。
また人がやってきました。今度は村娘です、しかも4人も。
カツシロウを「役者みてえだ」と追いかけ回している娘達です。
「これはまずい」とカツシロウは思いました。
この状態であの台詞を叫べば、恐ろしいことになるのは目に見えています。
カツシロウは思いっきり首を後ろにひねってゴロベエに請いました。
「ゴロベエ殿、人も出てまいりました。もう止めにしましょう」
「何を言うておる、見物人は多い方が張り合いが出るというものだ。ほれ、背筋を伸ばして腹の底から
声を出さんか!」
ゴロベエは非情な男でした。晒し者決定です。
うなだれるカツシロウに追い打ちをかけるように、肩を掴んだ手がしゃんとしろと促します。
仕方ありません、渋々覚悟を決めました。
――こうなったら矢でも鉄砲でも持ってこい! カツシロウは開き直って叫びました。
「娘さあぁん、私わあぁー、あなたにぃー、惚れましたあぁーっ。
どうか私をぉー、男にしてくださいぃーっ!」
彼女たち憧れのカツシロウが、突然求愛を叫んだのです。
びくんと娘達の動きが止まりました。何事かとこちらを見ます。
と、次の瞬間、村娘達は色めき立って嬌声を上げながら、ずどどどっといっせいにカツシロウに向かって
走ってきました。
それはもうたいへんです。勢いに髪が乱れ、興奮で鼻の穴を広げた形相は鬼気迫るものがあります。
もう矢や鉄砲どころの騒ぎじゃありません。
カツシロウもさっきの勢いはどこへやら、思わず怯んで腰が引けてしまいました。
一番に着いた髪の短い娘が、ぜいぜいと息を切らしながら聞いてきます。
「カ、カカカ、カツシロウさまぁ。今のはなんだべ? オ、オラのことだべか?」
――いいえ違います! 全くもって違います!! 貴女の勘違いです!!!
カツシロウは娘の気迫に気圧されながらも、力いっぱい否定しようとしました。
が、ゴロベエのたくましい腕ががっしりとカツシロウの頭を抱え込み、自由を奪われてしまいました。
口元まで腕に覆われ、息をするのもやっとです。いにしえより伝わる、へっどろっくという技です。
もがもがと藻掻くカツシロウを抱えたまま、ゴロベエはにこやかに村娘達に語りかけました。
「これは失礼をした。今カツシロウは精神修養中でな、一番苦手なことを言って心を鍛えておったのだ」
「でもカツシロウさまは『あんたに惚れた』言うとったべ。それが苦手なことなのか?」
「そのとおり。知っての通りカツシロウは少々奥手での、おなごと付き合うのが苦手なのだ」
いつもカツシロウにすげなくされている村娘達は、すっかりゴロベエの口車に乗せられて
「確かに!」とうなずき合っています。
「妙な納得をしないでください」と声の出せないカツシロウは、心の中で抗議しました。
――おなごと付き合うのが苦手なんじゃありません。あなたたちに騒がれるのが苦手なんです!
そんなカツシロウの心中をあっさり無視して、ゴロベエは村娘達に愛想を振りまいています。
「それでだなお嬢さん達、よかったらカツシロウの修行の相手をしてくれぬか。いや、難しいことはない。
そこに座って聞いていればよいのだ。もちろん声援は大歓迎だぞ」
とんでもないことを言い出しました。
笑って人が殺せる男、それがゴロベエです。
表情こそにこやかですが、カツシロウの首根っこを抱え込む腕からはじりじりと殺気が伝わってきます。
もし逃げ出す素振りを見せたら、そのままくびり殺されそうです。
カツシロウは観念しました。今日は決心したり覚悟したり開き直ったり忙しい日ですが、
こんどは観念しました。
すると、その心情を察したかのようにゴロベエの腕が緩み、大きな手が一分の隙もなく、
またカツシロウの肩を掴み直しました。
それからが大変でした。
カツシロウが一声叫ぶ度に、まるで自分に向けられたかのように、村娘達はきゃあきゃあと黄色い声を上げて
喜びます。恥じらいも何もあったものじゃありません。
そのままカツシロウにむしゃぶりつきそうな勢いです。いや、実際に抱きつかれて引きはがすのが大変でした。
甲高い歓声で鼓膜が破れそうになりました。
その黄色い声に負けないように大声を出せとゴロベエは要求は続きます。
羞恥と声の出し過ぎで、頭がもうふらふらです。
カツシロウはどこかへ消えてしまいたいと思いました。
ヘイハチ殿は遊郭で楽しく一人前になれたのに、なぜ私はこんな目に遭わねばならないのか。
ゴロベエ殿はなぜこんな仕打ちをなさるのか。本意がまるで分かりません。
穴があったら入りたい。いや入れるためにこんなことをしているんだっけ……。
早く一人前になりたい。侍って何だ? もう考えもまとまりません。
でもひとつだけずっと気にかかっていることがあります。
とてもとても大切なことです。
――私はキララ殿に何と言えば良いのだろう……。
ゴロベエが村娘達に聞かれないように、また恐ろしいことを耳打ちしました。
「どうだ、このへんで手を打たぬか。話が早いぞ」
カツシロウの体に戦慄が走りました。
――それは御免こうむります、私にも好みってものがあります。たとえ童貞でも選ぶ権利があります!
村娘達に聞かれると戦の支度に障りがあるので、カツシロウは一生懸命「否!」と首を振り目で訴えました。
それはもう、戦場で命乞いをするような必死の形相です。
その顔を覗きこんだゴロベエは、ニタリと頬の傷跡をゆがめました。
「ならば最後の仕上げといこうか」
嫌な予感がします。もう予感じゃなくて確信です。その確信はやっぱり当たりました。
「皆の前で宣言して外堀を埋めるのだ『私はキララ殿に惚れています。早く一人前になりたい』とな」
――それだけは本当に勘弁してください。
精も根も尽き果てたカツシロウは、がっくりと膝をついて崩れ落ちました。
それを機にゴロベエはカツシロウから手を離し、パンパンといい響きをさせて手を叩きます。
「さあ、今日の演目は仕舞いだ。皆、仕事に戻ってよいぞ」
「ひどい目に遭った……」
カツシロウはふらつく足で森の外れの泉にたどり着きました。
叫びすぎて咽がカラカラです。まるで熱があるみたいに顔がほてって、頭もぼうっとしています。
――とりあえず頭を冷やそう。
泉の端に膝をついて、ばしゃばしゃと顔を洗い始めました。
冷たい水がほてった肌に気持ちよくて、なんどもなんども顔を濡らします。
手に掬った水をごくごくと飲み干し、やっと人心地ついたところに、ふいに後ろから声がしました。
「カツシロウさま?」
驚いて振り向くと、心配そうな顔をしたキララが立っていました。
「どうなさいました、お顔が真っ赤です。具合でも悪いのですか?」
水分りの神に供えるのでしょうか、束ねた野の花を胸に抱いています。
さっきまで慎みのない村娘達の姿を見てげんなりしていたカツシロウの目に、小さく可憐な花々に飾られた
たおやかな巫女の姿は、まるで慈愛に満ちた天女のように映りました。
――美しい……。
ほんとうに綺麗な人だと思いました。
そして優しくて強い意志を持った人です。その心に引かれてカツシロウはカンナ村まで来たのです。
この人しかいない。と改めてカツシロウは思いました。
さっきまでやけくそに叫んでいた言葉が本心へと変わり、口からぽろりとこぼれました。
「キララ殿、どうか私を男にしてください……」
------------------------------------------------------------
とりあえず、ここまで
GJ!やっぱカツキラっていいな
後半はエロありかな?楽しみだー
保守するでござる
917 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 03:24:24 ID:8iI1yl0y
918 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 05:50:04 ID:MJtSIaJf
ほす!
ほも!
ほー
けー
922 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 12:04:42 ID:aLPyOBvU
は
不
滅
で
あ
る
包茎はカツシロウだろw
意外とリキチも包茎かも
だからサナエは野伏せり様に…
連れていったのは野伏せりだけど、種付けたのは天主だよな。
あれって、単に医者みたいな奴が人工授精したのか?
それとも天主による触手プレイか?
>>931 触手も良いが、四肢を失った天主と心の均衡を失ったサナエの
芋虫by乱歩のような状態もそそる。
933 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:02:48 ID:3hFv5Bj6
人工受精じゃなかったか?@小説版
しかしおさむれぇ様達の世界に避妊具はあるんだべか…
カツキラで純愛もの書きました。
3回に分けて投下します。
着物に関しては公式サイト見てもいまいち分からなかったので、
ちょっと見逃していただけると幸いです。
1回目8レスお借りします。
都との戦が終わった後もカツシロウはひたすら刀を振り続けていた。
ここにはもう戦はないと分かっていたけれど、それでも刀を振らずにはいられなかった。
鍛錬のためではなく、己が侍であることを、侍となってしまったことをその身に刻み込むためだけに
カツシロウは刀を振り続けていた。
身を切り刻むように吹きつけていた風が身体の火照りを癒す心地よい冷たさに変わってきたある日、
明日は田植えが行われるという話が、戦以降も神無村に滞在していたカツシロウたちの元に届けられた。
「これがらはもう野伏せりのために米つぐるんじゃね。
オラたち自身のための米がつぐれる。
みぃんなおさむれぇ様たちのおがげだ。
ほんっとにありがとうごぜぇましただ」
田植えの知らせを届けに来たリキチは、もう何度目になるか分からない礼を言って深々と頭を下げた。
礼を返すカンベエに倣って頭を下げながら、カツシロウはこの村と別れを告げる時が来たのだと感じていた。
この村を離れるとは言っても、持って行くものはこの身と刀だけだ。
準備の必要など何もない。
だから、この日の夜もカツシロウはいつもと同じように月の下で刀を振っていた。
いつもであれば、誰の邪魔が入ることもなく自分が納得するまで刀を振って
――もっとも、納得することなどないのだが――床につくのだが、この夜は刀を振っていると、
「カツシロウ様」
と声をかけられた。
月明かりで声の主を確かめるまでもない。
カツシロウは刀を下ろすと、
「キララ殿、いかがした」
と声のした方を向いた。
「カツシロウ様に……お願いがあってまいりました」
いつも人の目をまっすぐに見てものを言う彼女にしては珍しく、キララはやや視線を落としてそう告げた。
「お願い?……私に出来ることであれば」
カツシロウはそう答えたが、キララはすぐには返事をせず、ためらいを見せてからようやくカツシロウの目を見て、
「カツシロウ様も明日、この神無村を出られるのですか?」
と尋ねてきた。
「そうするつもりだ。
田植えを見届ければ、この村がもう私たち侍の力を必要としていないことを確信できるだろう。
それが出来たら、私はもうこの村に居るつもりはない」
野伏せりたちとの戦いが終わった後、カンベエは自分たちをこの村に残し、一人で都に向かってしまった。
その時はなぜ自分を置いていくのか、自分はそれほどまでに未熟で信頼すらされていないのかとカンベエを責めた。
だが、都との戦を経て、その時のカンベエの行動が少しだが分かった気がしてきた。
分かってきたからこそ、戦の後は武器を捨て、冬を越し、無事に田植えの時期を迎えたこの村に
これ以上居る必要はないと思ったのだ。
キララは『カツシロウ様も』と言った。
おそらくカンベエやシチロージからこの村を去ると告げられたからだろう。
申し合わせた訳でもないのにカンベエ達と同じ時に村を出発しようと思えたことを、
カツシロウは少しだけ嬉しく思えた。
そんなことを思いながらキララの言葉を待ってみたが、彼女は落ち着きなく目を泳がせるだけで一向に口を開かない。
痺れを切らして、
「キララ殿?いかがした」
と尋ねると、キララはぎゅっと目を瞑り両手を握りしめて、
「わ、私を抱いて下さいっ」
と今にも消えてしまいそうな声でそう告げた。
「っ!?……キ、キララ殿っ?」
以前のように些細なことで動揺するようなことはなくなってきていたカツシロウであったが、
キララのこの言葉にはさすがに慌てた。
「……っ、私のような農民が、お侍様であるカツシロウ様にこのようなことを言うのは
間違っていると分かっております。
ですが、それでも……カツシロウ様に」
「キララ殿」
カツシロウは手のひらを大きく広げて前に突き出し、彼女の言葉を遮った。
「キララ殿……。そなた、相手を間違えてはおらぬか」
そうだ。
キララの想い人は自分ではない。
カンベエだ。
キララに想いを寄せていた頃、彼女に汚れを落とすと手に口づけられ、
彼女の想いは自分と同じかと浅はかな勘違いをしていたこともあった。
しかし、彼女を見続けるうちに、その視線の先に居るのは自分ではなく、
自分が師とあがめたあの人であることに気がついた。
それがカンベエへの反感にも繋がったことは否めない。
幼稚過ぎた自分を思い出してため息をつきながら、足元に置いておいた鞘を拾い上げるカツシロウに、
キララは小声ながらもはっきりとした口調で、
「いいえ、間違ってはおりません」
と言った。
「私は先生では……カンベエ様ではない」
「そんなことは分かっております!
ご迷惑であることも十分承知した上での」
「キララ殿。
私をこれ以上みじめにさせないでくれ」
カツシロウは久しぶりに目頭が熱くなっているのを感じながら刀を鞘に納め、キララの方を向いて力なく笑った。
「みじめ……農民を抱くのはやはりみじめなことでしょうか?」
キララが唇を噛む。
「そうではない。
だが、この戦で生き残ってしまった上に先生の代わりにそなたを抱くなど」
「ですから!
ですから代わりではありません!」
震えた声ではあったけれど、キララはきっぱりとそう言った。
そうは言われても、簡単に信じられるものではない。
仮に彼女がそう思っているのだとしても、自分が納得できない。
どう言ったら彼女に分かってもらえるかを思案しながら手拭いで汗を拭い、着物を正していると、
彼女が再び口を開いた。
「確かに、私は水分りの巫女であることを捨ててもいいと思えるほど、カンベエ様をお慕いしていました」
嫌だ、聞きたくない。
しかし、聞きたくないと思ってしまうということは、まだ自分がキララに惹かれているということだ。
カツシロウは黙ったまま手拭いを懐にしまった。
「今でもカンベエ様はお侍様というだけでなく、一人の人として尊敬しています。
ですが、そのお慕いしているという気持ちは憧れだったと感じるようになったのです。
手の届かない、触れることが出来ないと分かっていながら月に触れたいと思ってしまう……
そのような気持ちに似ているのではないかと」
「それで触れられそうな距離にいた私に、ということか」
どうしても言い方が卑屈になってしまう。
これでは幼稚な自分に逆戻りだ。
今でも十分に子供だと思うのに、本当にみじめな気持ちになってくる。
「そうかもしれません。
ですが、触れられる距離にあったとしても、触れたいと思わなければ私は手を……伸ばしません」
カツシロウはようやく顔をキララに向けた。
「あの時……カツシロウ様に口づけられた時、私はカンベエ様に思いを寄せていながら、
カツシロウ様にも心を奪われました。
私はそういう女です」
あの時は頭に血が上っていて、何が何だか分からなかった。
ただ、キララの唇に触れた瞬間、自分の中で荒れ狂っていた波が静かに引いて行き、
自分のしたことを激しく後悔したことだけは覚えている。
今は自分の中にある情熱を傾ける先を見つけ、激しく揺らぐ思いがあっても少しは押し殺す術を身につけた。
キララを抱いても感情を彼女にぶつけてしまうようなことはないだろうか?
カツシロウはキララに顔を向けた。
「……本当に私でいいのか?」
「はい」
「私は……人を殺め、武士でありながら銃を手にし……敵ばかりでなく、味方であるキュウゾウ殿まで殺めた
これ以上堕ちる先がないほど堕ちた人間だ。
……それでもいいのか?」
出てくる言葉を押し戻そうとしているかのように、喉の奥を何かが閉ざして酷く息苦しい。
カツシロウがどうにか息を吸い込むと、キララが歩み寄ってきた。
「キララ殿……」
「カツシロウ様……」
キララはカツシロウの右手を両手でそっと包み込み、小さな口元へと引き寄せた。
「あなたが堕ちる時は私も共に、と以前申しました。
巫女の立場はコマチに譲ります。
清めることはもうできません。
ですから、共に堕ちることをお許しください」
カツシロウの指にそっと唇を落としてから、カツシロウへと視線を上げたキララの表情は儚げだったけれど、
瞳には彼女らしい意志の強さが現れていた。
キララの手をそっと握り返してカツシロウは彼女の細い指に口づけを返した。
「もう一度だけ聞く。
本当に私でよいのだな?」
「カツシロウ様が、良いのです」
カツシロウは右手を彼女の肩に置き、ゆっくりと顔を近づけていった。
ゆっくりとキララの瞼が下りていく。
あの時、彼女の同意を得ずに唇を奪った時とは違い、彼女も触れ合う事を望んでくれている。
キララの唇と自分の唇が重なると、胸の中にあった彼女への疑念がようやく薄れ、
カツシロウもゆっくりと目を閉じた。
軽くめまいを感じる。
不快なものではないが、ふわふわとして少し落ち着かず、カツシロウは僅かに顎を引いた。
薄く目を開くと、月明かりに照らされたキララの顔が間近に見えた。
彼女に対する恋情など捨てたつもりになっていたのに、その整った顔立ちにはやはり見惚れてしまう。
「は……」
小さな吐息がカツシロウに唇に触れ、耳に届いた。
それに引き寄せられるように再び目を閉じ、唇を重ねる。
今度は彼女の唇の柔らかさを感じられた。
鼓動が早くなる。
唇から顎を伝わり、顎から首へ、首から背筋へ全身へと、今まで感じたことのない刺激が身体を巡っていく。
「んっ……ふ…んんっ」
時折息を継ぎはするものの、この危うい快感を逃したくなくてカツシロウは口づけを繰り返した。
キララも拒絶するような素振りは見せず、カツシロウの手と着物の襟を握り締め、
カツシロウが僅かに唇を離すと自分から顔を寄せてくる。
二人は触れるだけの、けれど互いの唇を求め合う口づけをしばらくの間繰り返した。
だが、唇から伝わる刺激が身体中に伝われば口づけだけでは物足りなくなってくる。
彼女を強く抱き寄せたいという衝動をどうにか抑えてカツシロウがゆっくりと顔を離すと、
キララもゆっくりと顎を引いた。
「カツシロウ様……」
そう言ったキララの顔は月明かりの下でもほんのりと赤く染まっていることが見て取れた。
それまでは優しさとか意志の強さとかいったものしか見せなかった彼女の顔に艶が現れ、
カツシロウの身の内に湧き上がってきていた熱を煽った。
「…………」
カツシロウは手を握ったまま、くるりと向きを変え無言で歩き出した。
キララも黙ってついてくる。
初めて敵と対峙して刀を握った時のように、手のひらがじっとりと汗ばんでいる。
そう言えばあの時、手を離すなと言っておきながら自分は彼女の手を離した。
その後も二度と離さないと誓いながら、幾度この手を離したことだろう。
本当に情けない。
自分は侍だ、と言い張っていた頃の自分を思い出し、カツシロウは自嘲の笑みを漏らした。
明日になればまたこの手を離すことになるだろう。
せめて今夜だけは離さずにいよう。
そんな事を思いながらキララの手を強く握り直して、カツシロウは大きな木の下で足を止めた。
木の足元にはまだ若く背の低い草が茂っている。
「ここで……よいか?」
村の中になら空いた小屋はあるけれど、周囲が気にならないと言ったら嘘になる。
この時分、この場所になら誰も来ないだろうというカツシロウなりの配慮だった。
「……はい」
キララは顔を隠すように小さく頷いた。
カツシロウが着物の上を脱ぎ、地面に広げると、キララが慌てた声を出した。
「カツシロウ様!いけません!
お着物が」
「温かくなってきたとはいえ、まだ地面は冷たい。
それに汚れは洗えば落ちる」
「ですが」
「キララ殿」
地面に置いた着物が出来るだけ広がるように、裾の折れ目を直してからカツシロウは顔を上げた。
「は、はい」
「少しは私に格好をつけさせてもらえるとありがたい」
カツシロウは緊張に強張る頬で無理矢理笑顔を作って見せた。
硬い笑顔ではあったかもしれないけれど、キララは少し驚いたような表情になってから、
はい、と笑顔になってくれた。
手を差し伸べると、キララはその手に自分の手を重ねてきた。
招くようにその手を引く。
キララは一瞬ためらってから着物の上に腰を下ろした。
彼女の手が微かに震えている。
自分から抱いてくれと言い出しはしたけれど、男は初めての筈だ。
やはり怖いのだろう。
自分がしっかりと彼女を導かなくてはと思うものの、カツシロウ自身、女を抱くのが初めてである。
緊張に指が震えているのが分かるが、どうやっても止まってくれない。
格好をつけさせてくれといいはしたが、これでは格好がつかないどころかキララを不安にさせてしまう。
カツシロウは一度手を離そうとした。
けれど、それでは今までと何も変わらない。
今宵はこの手を離さないと決めたばかりではないか。
カツシロウは心の内で自分を叱咤し、キララの手を強く握り締めて隣に腰を下ろした。
(続)
GGGGGGGGGJ!!早く続きを(*´д`)
カツキラ続きです。
9レスお借りします。
恋人同士であればこのまま星を見上げ、他愛のないことを語り合い、
共に時を過ごせることに喜びを感じるのだろう。
けれど、今の自分たちの関係はそんな甘い時を共有するようなものではない。
共に幼い魂が戦の中に立ち、戦の匂いを己に染み付かせた結果生まれた形容しがたい関係である。
甘い言葉など不要だ。
カツシロウは手を握ったまま、もう片方の腕でキララを抱き寄せ、再び唇を重ねた。
先ほどより深く強く口付ける。
柔らかい唇を食み、彼女が漏らす息を呑み込む。
「っ…うっ……んッ……」
寄せられた柔らかい身体と、耳に届く今まで聞いたことのないキララの声に、劣情が首をもたげてくる。
握り締めていた手をゆっくりと離し、カツシロウはキララの腹に触れた。
びくりと身体が強張ったが、抵抗する訳ではなく、むしろキララはカツシロウの首に腕を絡めてきた。
カツシロウは手を登らせ、着物の裾から手を滑り込ませた。
柔らかい肌が指先に触れる。
ふっくらとした丸みを帯びたそれを指で辿ると、キララは僅かに身を捩った。
「カツ……シロウ、さまっ」
謝りそうになったけれど、謝るような事をしているつもりはない。
すまぬ、という言葉をぐっと飲み込み、カツシロウはキララを見下ろした。
「やめるか?」
キララは二、三度首を強く横に振ってから、
「その……少しくすぐったかったのです」
と口を尖らせた。
「そ、そうか。
ならばどうしたらいいか教えてくれ。
……言いにくい事だが、私は女人に触れるのはこれが初めてで勝手が分からない」
キララが見せた表情に動揺したことを悟られないように、カツシロウは平静を装ってそう告げた。
その甲斐あってか、キララはカツシロウの動揺には気づかなかったようで、
「ど、どうしたらいいか……って」
と酷く顔を赤らめた。
なんと可愛らしい顔をするのだ、とカツシロウは思った。
以前から可愛い顔立ちの人だとは思っていたけれど、こんな恥ずかしそうでいながら、
どこか拗ねた表情は見たことがない。
「キララ殿がしてほしいと思う事を教えてくれればよい」
カツシロウは言葉を変えてみたが、彼女はますます困ったような表情になるばかりで、
一向に教えてくれる様子がない。
それならそれでいい、とカツシロウは胸に触れていた指を動かし始め、額に口づけた。
「あっ……」
「教えてもらえぬのなら仕方がない。
……が、嫌なことがあれば言ってくれ。
しばらくは口を塞がずにおく」
「え……」
キララがこちらを向いたようだったけれど、カツシロウはそれを無視して、乳房をまさぐり始めた。
少し力を強めればくすぐったくはないだろう。
始めはそう思っていたけれど、触れているうちに指先だけでは物足りなくなり、
手のひら全体で肌を味わい始めた。
「んッ……あ、うっ!」
指に触れた質感の異なる突起を指先で弄ぶたびにキララが小さく声を上げる。
けれど、嫌だとは言わないし、腕から逃げるようなこともない。
「……っ!…あっ………ふ、ぅ…んッ!」
カツシロウはその声に促されるまま、瞼や鼻梁、頬や眉、とキララの顔中に口づけを繰り返し、
手の中で形を変える柔らかい乳房と、指で嬲るたびに硬さを増していく乳首を堪能した。
「かっ、カツシロウ様っ!」
不意に名前を呼ばれ、はっと彼女を見ると、彼女は少し潤んだ瞳でこちらを見上げて、
「少し……痛いです」
と言った。
言われて気がついたが、ずいぶんときつく彼女を抱き寄せていた。
「うぁっ!す、すまぬ……」
慌てて、手の力を抜く。
指が食い込みそうになるほど強く抱いていた腕を撫でると、キララは首を横に振ってそっと頬を胸に寄せてきた。
そうされてから、自分がすでにかなり昂ぶっている事に気がついた。
それすらも忘れるほど、キララに触れる事に夢中になっていた自分が情けない。
情けないし、乳房に触れただけでこれほどに我を忘れてしまうのだ。
この先へ進んだら、キララを壊してしまうのではないかとカツシロウは不安になってきた。
だからと言って、ここで止めるのは最低の行動である。
彼女も不安な筈だ。
男を受け入れる分、彼女の方が決意を必要としただろう。
それでも気持ちを固めて自分のところに来てくれたのだ。
カツシロウは出来るだけ大きく息を吸い込んでゆっくりと吐き出すと、彼女の着物に手をかけた。
「あっ……」
キララがとっさにその手を抑えた。
「駄目か?」
「いえ、その……」
「キララ殿の……全てを見たい」
キララに焦がれていた頃の気持ちをカツシロウは思い出していた。
あの頃は彼女に近づきたくて仕方がなかった。
話をしていても、手を握っていても、カツシロウはいつも彼女をどこか遠くに感じていて、
その距離を簡単に縮めてしまう他の侍たちをうらやみ、距離を縮められない自分に苛立っていた。
けれど、今は違う。
やっと彼女と同じ高さの場所に立てているように思える。
それでも、もっと近づきたい。
彼女の全てを見て、知りたい。
男の本能というよりは、そんな気持ちから出た言葉だった。
身体を見たところで、彼女の全てが分かる訳ではないだろう。
だが、彼女を隠すものは一つでも多く取り除きたかった。
カツシロウがキララの着物を引っ張ると、彼女は、
「あまりじっとは見ないでください」
とまるで独り言のように呟いて、着物から腕を抜いた。
乳房があらわになると、キララはすぐに両腕で胸を隠してしまった。
カツシロウはまた彼女の額に口づけると、そのまま彼女をゆっくりと横たわらせた。
「背は、痛くないか?」
そう問うと、俯いたままだった彼女は顔を上げ、ふわりと柔らかく微笑んで、
「はい」
と頷いた。
釣られて僅かに笑みを見せてから、今度は下半身を覆う着物に手をかけた。
一瞬、脚が強張ったようだったけれど、腰に手をかけるとキララはまた少し俯いて、
自分から腰を上げてくれた。
着物を一気に取り去ると、彼女の白い腹と秘部、そしてそこを覆う薄い茂みがあらわになった。
しかし、彼女は脚が着物から抜けると膝を折り、身体を捩ってそこを隠してしまった。
彼女の身体はカツシロウを欲情させた。
思わずじっとそんな彼女を見つめていると、
キララは困ったように眉根を寄せて、
「カツシロウ様……、あまり、見ないで下さい……恥ずかしい……」
と消え入りそうな声で告げた。
その表情とか細いくせに艶めいた吐息の混ざる声がまたカツシロウの情欲を煽る。
腕も脚も押さえつけて全て見たいと思う反面、胸や秘部を隠すために捩られた身体のなまめかしさが
触れてもいないのに、カツシロウの身体中に言い知れぬ高揚感をもたらした。
「すまぬ。キララ殿があまりに美しいゆえ、見惚れていた」
慣れぬ口説き文句が本心と混ざり合い、勝手に口をついて出る。
キララはカツシロウの顔を伺うように目を上げると、もう、とふくれっ面を作った。
カツシロウは片肘を突いて彼女の隣に横になると、その頬に口づけて、
「触れるぞ」
と低く言った。
キララがぎゅっと目を瞑って頷いたのを確認してから腰に手を伸ばす。
早く触れたい、早く繋がりたい。
繋がって、この身体の内に渦巻く猛りをキララの身体にぶつけたい。
思うままに彼女を蹂躪したいと叫ぶ身体中の熱を、理性が弾け飛ぶ寸前のところで押し留めながら、
カツシロウはキララの肌に触れた。
キララが身を硬くして、胸に額を押し付けてくる。
乳房とはまた違う滑らかな尻の感触にごくりと生唾を飲み込んで、カツシロウは手を滑らせた。
張りがあるのに柔らかいそこを撫でたり、揉みしだいたりしながら、手を脚の間へと下ろしていく。
考えてそうしているというよりは、半ば本能で手を動かしながら、カツシロウの指は卑裂にたどり着いた。
薄い茂みは僅かに湿り気を帯びている。
柔らかい肉に指先が触れると、キララの身体がまたびくりと強張った。
落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせるが、鼓動は早くなるばかりだ。
身体の芯は心とは裏腹に、急げ急げとカツシロウの理性を剥ぎ取ろうとする。
「はあっ、はあっ……っ」
走った訳でもないのに息が切れ、喉がカラカラに干上がっている。
理性と本能の間を行き来しながら、カツシロウは指を進めて行くと指がぬるい粘液に触れた。
「あっ、……っ!……ん、んぅっ」
その粘液の間を縫うように指を動かすたびにキララが小さく甘い声を上げ、その声を聞くたびに
身体の芯がキリキリと張り裂けそうに痛む。
以前、ゴロベエに指南された女体の扱い方を必死で思い出そうとすることで、
かろうじて理性を保ちながら、カツシロウは指をキララの身体の中に侵入させた。
「んうっ!」
中はぬるぬるとした粘液で満たされ、指を動かすとくちゅりぷちゅりと音がして、
熱い肉が指に絡みついてくる。
「ふ……ん、くっ……カツシロウ、さま……」
キララに目を向けると、彼女の潤んだ瞳と目が合った。
のぼせた顔で乞うような眼差しを向けられ、カツシロウは彼女から手を離すと肩を押さえつけた。
「カツシロウ様……」
キララが不安げにこちらを見上げてくる。
それは理解できるが、それに対応する術を見つけられない。
いや、見つけようとすらせず、カツシロウは彼女の唇に食らいついた。
「んう!」
抗議の声のようにも聞こえたけれど、それに耳を貸すこともせず、
カツシロウは袴の帯を解きながら、口づけと呼ぶにはあまりに荒い愛撫をキララの唇に繰り返した。
唇を舐め、味わい、時折歯を立てる。
「カツ…シロっ……さま……っ!」
互いの荒い呼吸の間々にキララの声が自分を呼ぶが、それに応じる余裕などない。
袴が腰から滑り落ちると、カツシロウは片手を突いたまま、今度はキララの膝に手を伸ばした。
彼女はしっかりと脚を閉じていたが、それに構わず膝を割る。
「ふ……ッ!」
キララが唇を噛み締めた。
それでも構わず、顔中に口づけを繰り返していると、彼女の身体から僅かに力が抜けた。
カツシロウはキララの脚の間に己の身体を割り込ませると、猛った屹立を彼女の腹に押し付けた。
また、キララの身体に力が入る。
「キララ殿、キララ殿……」
肌の上に置くだけでたまらない快感が走り、うわごとのように彼女の名前を呼びながら、
カツシロウは身体を揺らした。
彼女は一瞬だけカツシロウを見たが、すぐに目を伏せ、ためらいがちに両腕を差し出して
カツシロウの首に抱きついた。
カツシロウは彼女の甘い香りに吸い寄せられるまま首筋に鼻先をすり寄せると、
先ほどのようにそこに口づけを繰り返しながら、自分自身を掴みその先で自分が求める場所を探った。
「あっ…うぅっ……」
押し殺すような掠れ声も今のカツシロウには自分を誘う甘美な声でしかない。
探るうちに先ほど指に感じたのと同じ感触が己の先端に吸い付いてきた。
首に巻かれた腕に力が入る。
それを了承の合図と断じて、カツシロウはキララを貫いた。
「ああッッ!」
カツシロウの身体の下でキララが大きく跳ねた。
しかし、それに構うことなく、カツシロウは身を覆う今までに得たことのない快感に身を任せ、
腰を引くと再び彼女の身体に自分を打ち込んだ。
「つ…あっ!……くッ!」
「キララ殿!キララ殿ッ!キララ殿ッッ!!」
カツシロウはひたすら彼女の名前を繰り返しながら、本能に身を任せた。
が、それもほんの少しの間で、カツシロウは迎えた絶頂に抗えないまま、キララの中に精を放った。
「くっ……ぅうっ……」
強い脱力感に身を任せ、キララの上に崩れ落ち、カツシロウが荒く喘いでいると、下から胸を押された。
「カツシロウ様……お、おもい……潰れてしまいます……」
その声でカツシロウはようやく我に帰り、飛び起きると、袴を腰まで引っ張り上げた。
彼女の肩に手をかけ、彼女を起こすと、カツシロウは思い切り頭を下げた。
「す、すまぬっ!すまぬ、キララ殿っ!」
先ほどまでのことがぐるぐると頭の中を駆け巡る。
我を忘れ、キララのことなど考えもせず彼女を蹂躪した。
彼女のこぼしていた声が苦痛を堪えるものだったことに今更気づく。
悔恨と羞恥に顔が熱くなる。
相手を見ず、行為に溺れて、思うままに身体を動かす。
これでは人を斬った時と変わらない。
「すまぬことをした……」
せめてこの後は少しでも思いやりを持ちたいと、彼女の着物に手を伸ばすと、
その手に彼女の手が伸びてきた。
「カツシロウ様。謝らないで下さい」
手を止めて彼女の顔を伺うと、彼女は微笑んでいた。
「だが、あれでは無理矢理に犯したのと変わらぬではないか。
キララ殿のことなど見えていなかった。
私はただ……」
「そんな事は……ないと思います。
カツシロウ様は何度も口づけを下さり、私の名前を呼び続けて下さいました。
だから、私は……犯されたなどというふうには思っていません」
「キララ殿……」
この人にどれだけ失態を晒したら自分は気が済むのだろう?
カツシロウは情けなさのあまりに目頭が熱くなるのを感じ、唇を噛み締めた。
彼女と目を合わせられずに膝の上で拳を震わせていると、両手が頬に伸びてきた。
思わず身体を引いたが、頬はしっかりとキララに捉えられ、視線を彼女の顔に向けた瞬間、唇を奪われた。
「んむっ!?」
彼女からの突然の口づけに困惑し、カツシロウはしばらく身動き一つ出来ずにいた。
それなりの時間が経ったけれど、キララも動く様子はない。
ようやくカツシロウが拳を解いて彼女の腕に触れると、キララはゆっくりと顔を離した。
「カツシロウ様……。
本当に嫌だと思えば、私はちゃんと抵抗することが出来ました。
力でカツシロウ様に敵わなかったとしても、それでも抗うことはした筈です。
でも、私はそうはしませんでした。
それを分かって下さいませんか?」
「キララ殿……」
カツシロウがためらいながら彼女に腕を伸ばし、肩に触れると、キララの肩は冷たくなっていた。
落ち込んでいた気持ちをどうにか封じ込めて、カツシロウは口を開いた。
「すまぬ」
「ですから」
「いや、夜風に晒してしまった。
……私でキララ殿を暖められるだろうか?」
掴んだ肩を自分の方に引き寄せると、キララは、
「お願いいたします」
と、はにかんでカツシロウに身体を寄せてきた。
膝の上にキララを乗せ、出来るだけ風が彼女に触れないように両腕で包み込み、
カツシロウは心の中でもう一度だけ、すまなかった、と詫びてから額に口づけた。
「暖かい……」
彼女の額に頬を寄せ、冷たくなった肩を撫でてやる。
キララから漂う甘く優しい香りと、柔らかい身体の感触がカツシロウの意志とは無関係に彼の身体を熱くしていく。
それでも先ほどまでとは違って、頭の中は随分と冷静でいられる。
先ほどの感情が荒れ狂う波であるとすれば、今は静まり返った湖畔のようだ。
もう一度キララを抱きたいと思った。
今なら先ほどのようなことにはならないだろう。
だが、それは許されることなのだろうか。
彼女は酷い事をされたとは思っていないと言ったが、苦痛を感じていたのは間違いない。
破瓜の痛みは男には想像できないものだと聞いたことがある。
そんな苦痛をもう一度与えることになりはしないか。
抱きたいと思っているのはおそらく自分だけだろう。
ならばもう、こうして身を寄せている必要もないのではないだろうか。
これ以上こうしていると堪えきれなくなりそうで、カツシロウはもう村に戻ろうと思い、
キララからゆっくりと顔を離した。
彼女がこちらを見上げる。
「もう戻ろう」
そう告げるつもりで彼女に目を向けたのに、目が合った瞬間、その言葉はどこかに消え、
二人は無言のまま見つめあった。
ここで離れ、明日別れを告げたら、もう肌を重ねることは二度とない。
それどころか、会う事ももうないだろう。
だからと言って、今夜一晩、彼女を求め、自分の要求に答えてもらったところで満たされる筈もない。
彼女を満たすことなど到底出来る筈がない。
頭ではそれを理解できた。
けれど、その理解を拒絶する心に逆らえず、カツシロウは再びキララに顔を寄せていった。
救いは彼女も自ら唇を寄せてくれたことだった。
(続)
954 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 15:17:57 ID:GJFkOTY6
ご馳走様でした。乙!!
乙!!チェリーカップル萌えす
カツキラ最後です。
読んで下さった方ありがとうございました。
10レスお借りします。
二人はまた求め合う口づけを繰り返し交わした。
互いに相手の髪に指を絡め、唇を吸う。
甘い吐息とその音が、重なった唇の間から漏れ聞こえる。
「はふっ……」
少し唇を離した瞬間、二人は同時に同じため息をついた。
「…………」
「…………」
思わず顔を見合わせ、二人は笑った。
カツシロウは笑いながらキララを抱き上げ、再び彼女を着物の上に横たえた。
よいか、とは聞かず、カツシロウはキララの手を握って額に口づけながら、
「先ほどの雪辱戦だ」
と言った。
「そんな、雪辱だなんて……」
キララが口づけを受けながらくすぐったそうに首を竦める。
「キララ殿が気にすることではない。男の見栄だ」
少しでも彼女の緊張を解きほぐそうと、カツシロウは顔への口づけを繰り返した。
夢中になって口づけを繰り返した先ほどとは違い、触れるたびに彼女の反応を感じられる。
頬に口づければ嬉しそうに笑い、瞼に口づければ驚いたように肩を竦める。
そして、唇を吸うとほう、と甘いため息をつく。
そのどの仕草に対しても、カツシロウは愛おしさを感じていた。
明日になれば離れてしまう。
だからこそ、自分が見ることの出来る全ての彼女を感じたいと思った。
先ほどは触れることをしなかった耳を噛むと、きゃ、と声が上がった。
耳を押さえて、月明かりの下でも分かる真っ赤な顔で、キララがこちらを睨んできた。
「カツシロウ様!そんな、いきなり噛むなんてびっくりします」
本人は少し怒って抗議しているようなのだが、そんなふうには全く見えない。
「……すまぬ。……では、耳に触れるぞ」
「え……?……あ…ふああっ!」
カツシロウが耳を咥え輪郭に沿って舌を這わすと、キララはこれまで聞かせてくれなかった嬌声を上げた。
もう一度、先ほどより強く、耳を形作る渦に沿って舐めてみる。
「ん――ッ!……くっ…や、アッ!」
堪えようとして、堪えきれずに上がった高い声に、カツシロウは身体に熱が舞い戻ってくるのを感じた。
「か、カツシロウ…さま……」
その声を求めて舌先を耳朶に触れさせたところで、キララのか細い声がカツシロウを制止した。
顔を上げると、真っ赤になった泣きそうな顔でふるふると首を横に振る。
本当はもう少し堪能したかったけれど了解して、また頬に口付け、彼女が安心したように微笑んだところで、
今度は顎に口づけ、首筋へと唇を下ろしていった。
「…ふっ……」
耳に触れた時のような声は上がらないが、熱いため息が耳に届く。
そのまま胸元へと進んでいき、白い乳房を緩く吸うと淡い痕が残った。
左手はキララの右手を握ったまま、右手と唇で彼女の乳房を味わい、
カツシロウは、今はおまえは自分のものだと主張するかのように、彼女の柔肌にいくつもの痕を残した。
「あ……カツシロウ様……カツシロウ様…っ……」
キララもそれに応じるようにカツシロウが微かな痛みを与えるたびに、うっとりと彼の名前を呼ぶ。
その行為にようやく満足したところで、カツシロウは今度は胸の頂を摘み上げた。
「ひ、ぅんっ!」
痛みを与えたかと顔を上げると、キララは左手で口を押さえ、こちらに目を向けていた。
「痛かったか?」
顔が横に振られる。
「続けても……?」
繋いだ手を握り直し、胸の先端に軽く口づけながら問うと、彼女は少しためらってから僅かに頷いた。
「キララ殿……」
彼女の胸元に再度目を落とすと、カツシロウは吸い寄せられるようにキララの乳房を口に含んだ。
カツシロウは赤子のするように唇で右の乳首をはさみ吸いながら、
右手では左の乳房を柔らかく揉みしだいてその先を指で捏ねた。
「うっ……くっ………ン、ふぅ」
キララのため息と柔らかく甘い香りを漂わせる彼女の身体がカツシロウの熱を誘い、
下腹部に血液が集まってくるのをカツシロウは感じていた。
カツシロウは今度こそゴロベエの言葉を思い出していた。
『女人は愛してしかるべし。
どんな女を抱く時であっても手を抜いてはいかん』
はあ、と顔を熱くしながら応じたカツシロウの肩を組んで、ゴロベエは真顔で人差し指をピンと立て、
講釈を続けた。
『よいか?おなごは男と違い、快楽を得にくいように出来ておる』
その手の話しに疎かったせいで、耳が熱くてたまらなかったのを良く覚えている。
『しかし、だ!おなごというのは、男と違い身体全てで感じるように出来ておる。
快楽を得にくい分、快楽を得る面積が広いということだ』
俯いてしまった自分に構うことなくゴロベエは続けた。
『だから、身体全てを撫でてやればよい。口づけでもよい。
いや、むしろ口づけの方が効果的だ』
逃げようとするカツシロウの唇をつついて、彼は更に続けた。
『優しく、優しく吸ってやるのだ』
ゴロベエの突き出た唇が頬に寄せられて顔を背けるカツシロウを見て、シチロージとヘイハチは
ゴロベエ殿はためになることを言っているから聞いておくといい、と笑っていた。
『よいな。愛しみながら、だぞ?
そうすれば、こちらには倍になって帰ってくる』
そ、そういうものですか……。
なんと答えてよいか分からず、そう返すと、ゴロベエは更に具体的に話を続け、
カツシロウは未知の世界の色事にくらくらとめまいを感じながらその話を聞いたのだった。
そんな事を思い出しながら、ただ少しでも快楽に近いものを感じてほしくて、
カツシロウはキララの身体に愛撫を繰り返していた。
舌を絡めたせいで乳房に纏わりついた唾液を吸い、胸元から腹へと唇を滑らせ、
右手では柔らかな曲線を描く腰を撫でた。
キララの上げる声が掠れている。
時折様子を伺う限りでは嫌がっている素振りは全く見せない。
ただ、困ったように眉を顰めて、赤く潤んだ瞳がこちらを見つめ返すだけだ。
もっと色々聞いておけば良かったかもしれない。
キララが今どう感じているのかよく分からない。
臍に舌を差し込み、ちろちろと舐めると、
「はぅッ!」
と、呻くような声がして、強く手を握り締められた。
本当に女性というのはありとあらゆるところで感じられるものらしい。
自分がこんなことをされても、くすぐったいと身を捩って笑うだけだろう。
脚の付け根に手を移し、顔を更に下に移そうとすると、キララが慌てて身体を起こし、肩に手をかけてきた。
「カ、カツシロウ様っ!そ、それ以上はもう……」
赤くなった顔は今にも泣き出しそうだ。
やはり二度目をする気にはなってもらえなかったらしい。
カツシロウは、ああ、と呟いて、
「すまぬ、調子に乗った」
と、笑おうとした。
「い、いえっ!そうではないのです……」
そんな笑いを遮るように言ったキララの言葉の意味が全く解せず、どうすればいいのかと彼女の顔を見ていると、
彼女は繋いでいた手を握り締め、反対の手で顔を覆いながら、
「そこから先は……汚い、ので……」
と言葉を濁した。
何を言われるのだろうと思っていたカツシロウはほっとして、キララに笑いかけた。
「汚くなどない。続けさせてくれ」
「でも、そこはっ……」
脚をしっかりと閉じてカツシロウの肩を押し、顔を離させようとするキララに構うことなく、
カツシロウはゆっくりと繋いでいた手を解くと、両手を彼女の膝に置いた。
「もし汚いのだとしたら、私が汚しただけだ。
ならば、拭うのは私の役目だ」
「カツシロウ様っ!」
少し抵抗はあったけれど、カツシロウが力を入れると彼女の脚は簡単に開いた。
「やっ!」
キララが両手で顔を覆う。
一瞬、拒絶されたかとびくりとしたが、キララがそれ以上抗う様子を見せないので、
カツシロウは片手を膝に添えたまま彼女の背に手を廻し、再び彼女を横たわらせた。
膝に一度口づけて、もう一度両手で両足を開く。
膝は震えているけれど、閉じられる気配はまるでない。
初めて目にするその部位にカツシロウはごくりと唾を飲み、顔を寄せていった。
なんともいえない蒸れた香りに、覚えのある臭いが混じっている。
自分が彼女の中に吐き出したものか。
カツシロウは詫びるように腿に口づけながら、更に顔を近づけていった。
柔らかい茂みの中に筋があり、柔らかそうな肌がその奥をかろうじて隠している。
そこを開こうとして、カツシロウは尻の方へと跡を残す幾本かの赤い線に気づいた。
ずきりと胸が痛んだ。
破瓜の時は痛みと共に血を伴うとは聞いていたが、目の前にその跡がある。
自分の乱暴な振る舞いを改めて見せつけられ、カツシロウは再び自分のした事を悔やんだ。
だが、今は言葉で詫びる時ではない。
カツシロウは舌を差し出すと、その血の跡を拭い始めた。
「ふぁうっ!」
跳ねた腰を抑え、舌先に鉄の味を感じながら丁寧にそれを拭っていく。
「ん、あッ!……んっ!」
舌を這わすたびに、キララの声が高くなり、鼻先の蒸れた匂いが強くなり、
カツシロウは耳と鼻と目からの与えられる刺激に、硬さを増す己を無視できなくなってきていた。
血を拭い去ると、カツシロウは両手の指を媚肉に添えた。
両肩に乗せてあるキララの脚に力が入る。
だが、相変わらず拒む様子は一向に見せない。
酷く動悸がしてきた。
先ほど触れはしたが、見るのは初めてだ。
女の身体に対する興味と期待、それに罪悪感が混ざって首を流れる血液がどうどうと音を立て、頭を熱くする。
カツシロウは一度大きく深呼吸すると、壊れ物を扱うかのようにゆっくりとそこを開いた。
「ひぅっ……」
赤く充血し、粘液に塗れて光る肉の襞の間からどろりと白い塊が流れ落ち、つんと鼻をつく異臭を放つ。
また後悔の念を感じたが、それ以上に自分の精を含んだその場所に激しい興奮を覚える。
指を差し入れると、腰が浮いた。
しかし、それに構うことなく指で中を探る。
「ア……んッ!ゃ…ぅんッ!ああッ!」
始めは自分の放ったものを掻き出すつもりの行為だったが、
キララの嬌声を聞くうちにカツシロウはそんな事も忘れ、ただただその中をかき乱した。
白濁と交じり合った愛液がじゅぶじゅぶと音を立てて溢れてくる。
半ば無意識に口を寄せ、カツシロウはその中を指で乱しながら周囲に舌を這わせた。
「きゃ……ふッ!ん、くっ……ぅ、…あッ!ふ、う……んんッ!」
キララの声が高くなり、ぬるぬると滑る肉が指に絡みつく。
その声がもっと聞きたくて、溢れ出す蜜をもっと味わいたくて、
カツシロウは反応の強い場所に指を擦り付け、襞の間にあるまだ鉄の味を僅かに含む雫を丹念に舌で掬った。
もう一度この中に自分を挿れたい。
身体が強くそれを要求してくる。
けれど、それをしたらまたキララをぞんざいに扱うことは目に見えている。
カツシロウが彼女を求めてやまない本能にどうにか歯止めをかけ、
彼女に気づかれないように袴に手を入れようとしたところで、
「カツ、…シロ、………さま……」
とキララに名前を呼ばれた。
自分の行動が見透かされたかと思い顔を上げると、キララは両手をこちらに差し伸べていた。
「キララ殿……?」
「カツシロウさま……っ……切ない、です……」
その腕に誘われるまま彼女の身体の上をよじ登っていくと、彼女は微笑んできゅっと首に抱きついてきた。
柔らかい乳房が胸に触れ、脚が袴越しにこちらの脚に寄り添ってくる。
誤魔化そうとしていた屹立は彼女の腹に触れている。
「キララ…どの……」
暴挙を起こしそうになるのを必死で堪えながら顔を上げて彼女を見ると、キララは、
「カツシロウ様……もう一度、……カツシロウ様を……」
と、泣きそうな顔でそれだけ告げた。
「キララ殿っ……」
カツシロウはキララを強く抱きしめると、そのまま袴を引き摺り下ろした。
遠慮がちではあったけれど、今度はキララが自ら脚を開いてくれる。
そこに身体を入れると、カツシロウは自分と彼女の身体の中心を合わせ、彼女を見た。
よいか、と問うた訳ではなかったけれど、キララは微かに頷き、カツシロウはそれを見て、
自分の猛った熱を彼女の中に推し進めて入った。
「んッ!んンッ!!」
まだ苦しいのか、彼女の形の良い眉が歪む。
「キララ殿ッ!」
愛おしさに思わず名を呼び、抱きしめると、幾度かの浅い呼吸の後、キララは、
「カツシロウ様……」
と答えて、抱きしめ返してくれた。
身体の隙間はぴったりと埋まったが、カツシロウはすぐには動かずにいた。
いや、動けなかった。
ひとたび動いてしまえば、また先ほどのように我を忘れそうで怖かった。
もっとも、こうしているだけでもカツシロウの理性が消えるには十分な快感がそこにはあったけれど、
カツシロウはそれを堪えてキララの体温を自分の身に刻みつけようとしていた。
「カツシロウ様……」
再び呼ばれて顔を上げると、少し落ち着いた様子のキララの顔がそこにあった。
「キララ殿……」
うっすらと汗を浮かべて微笑む彼女に、笑みを返すと、彼女の小さな手がするりと頬を包み込んだ。
彼女の意図を汲んでカツシロウが彼女に口づけると、彼女も唇を吸い返してくれた。
身体だけでなく、ようやく気持ちもキララと繋がったような気がしていると、不意に唇を舐められた。
「キララ殿っ!?」
「ふふっ……先ほどの、お返しです」
キララは猫のように目を細めると、また唇を舐め始めた。
ただ唇を重ねた時には感じられなかった刺激が背筋を這う。
「きらっ……らっ」
カツシロウに構うことなく、キララは唇を割り、口内に舌を侵入させてきた。
舌と舌が触れ合い、身体全体を強い痺れが走りぬけた。
せっかく押さえ込んでいた本能が、理性を押し退けようとしている。
「キララ殿……っ!」
思わず顔を離すと、キララは、
「あ、あの……お嫌でしたか……?」
と困惑した表情を見せた。
慌てて首を左右に振る。
「嫌だったのではない。ただ、少々驚いて」
目の前の顔がほっと緩む。
「それに……そのような事をされると、また」
「強く……求めて下さいますか?」
カツシロウの言葉を遮ったキララの目は今まで見たことのあるどの表情とも違っていたが、
彼女も自分を求めていることは伝わってきた。
「おそらく、……容赦、できぬが……よいか?」
「はい」
キララが赤い顔でそう頷いたのを確認して、カツシロウはキララの口に唇を重ねた。
先ほどされたように彼女の唇を舌で嬲りながら口内へ侵入していくと、彼女の舌が絡み付いてきた。
今までに感じたどんな感触よりも強く、そして心が満たされていく気がした。
身体は自然と動くに任せる。
やはり、理性が侵食されていく。
理性がほとんど姿を消しても、カツシロウはキララを求めた。
口が塞がっているせいで名を呼ぶことは出来なかったが、代わりに片腕で彼女を強く抱き、
片手をしっかりと握り締め、思うままに口内を乱した。
「んーっ!ふ……う、ふぅうッ!んむぅっ……んっ!ンンぅッ!!」
口の中から彼女の声が脳に響き、細い腕が自分をかき抱き、キララも自分を求めているという事が
強く感じられる。
彼女と溶け合っているような錯覚に陥った瞬間、カツシロウの熱がキララの中で爆ぜた。
再びキララの上に崩れ落ちたカツシロウは身体の下の体温を感じながらけだるさに身を任せていたが、
しばらくすると胸を押された。
「カツシロウ様……お、おもい……潰れてしまいます……」
「うあっ!す、すまぬっ!」
はっとして起き上がろうとすると、身体を浮かせたところで肩を掴まれた。
「離れてしまわないで下さい……」
キララは少し俯き加減だ。
「キララ殿……」
彼女の上からは滑り降りたが、身体を密着させて彼女を抱きしめると、彼女は嬉しそうに
頬を胸に摺り寄せてきた。
「カツシロウ様……」
「キララ殿……」
汗で額に張り付いた髪をよけ、そこに口づけると、キララが顔を上げて何か言いたそうな顔でこちらを見た。
「キララ殿?」
しばらく見つめ返していたが、何も言わずにいるキララにカツシロウが問いかけると、
キララは頬を赤くして、視線を逸らし、
「お願いしてもよろしいでしょうか?」
と聞いてきた。
この期に及んでまだ何かあるのだろうか、とカツシロウは僅かに不安を感じながら、
「私に出来ることなら」
と、答えた。
「……カツシロウ様にしかお願いできません」
「ならば、もちろん」
「もう一度……口づけて、いただけますか?」
思わず顔がほころぶ。
「喜んで」
カツシロウがキララの瞼に唇を落とすと、物欲しげに唇がこちらに寄ってきた。
ちゅ、と音を立ててそれを吸うと、キララは嬉しそうに目を細めてくれた。
その顔が可愛らしくて、今度は頬に口づける。
そんな事を繰り返すうちに二人は抱き合ったまま、また唇を塞ぎ合い、舌を求め合った。
息が詰まるほどの深い口づけを続けた後、ゆっくりと顔を引いて見つめ合う。
空はまだ暗く、月は高い。
口には出さなかったけれど、この夜を二人で明かすことを相互に了承し、二人は再び抱きしめ合い、唇を重ねた。
(了)
GJ!ご馳走さまでした。カツキラいいよな
お疲れ様でした!
保守
キュウキラ投下してくれるお侍様はいねぇべか…
今年中に1000はムリか…
おらは頑張るだ
おら東京さ行くだ
974 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 11:28:51 ID:GWGhArRH
おらこんな村嫌だ
エロじゃなくてもキュウゾウは話作りにくいからなあ
そもそもあの宇宙人に性欲はあるのか?
もしあったとしてヤりたくなる→適当に目に付いた女をレイープ→バッサリとか普通にやりそうだ。
それでは野伏せり様より悪質な連続強姦殺人鬼ぢゃないかw
性欲はあるだろうけど“メンドクサ”と思いながら、
さっさと排泄行為の一環として自分で処理するか
癒しの里にでも行って適当に済ませている気がする。
年末ほしゅだべ
年始ほしゅだべ
あけおめ
キュウキラ考えたいんだけどさ、この二人をエロにもって行くまでを
早急さが無い様に書こうとするとすごく長くなりそうなのよ
>>981 長くても構わんだで、是非投下してくだされおさむれぇ様!
んだんだ。
でもこのスレも残り少ないだで、状況によっては
新スレ立てて投下した方がええかもしれんなあ。
まずは、お侍さまに書いて貰わねば話になんねえ
がんばって書いてくだせえ、おさむれぇ様!