BLOOD+のエロパロ Episode-3

このエントリーをはてなブックマークに追加
1血+はエロ萌えの宝庫
このスレはTBS系アニメBLOOD+のエロパロスレです

公式サイト
http://www.blood.tv/

前スレ:BLOOD+のエロパロ Episode-2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1151422635

過去スレ:BLOOD+のエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129036653/
2名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:36:23 ID:cl9Eng+Q
このスレの保管庫
http://ballistic.heavy.jp/chevalier/sstop.html

>>1乙。祝3本目!
3名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 02:30:11 ID:HqnLXaJQ
>>1乙!

アニメが終わってもまだやるで!
4名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 17:18:03 ID:nMdHUMDm
>>1乙!
まだまだ見足りん!
5名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 19:54:48 ID:JqDhAUcl
小夜がザコ翼手にやられちゃうのマダ―?
6名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 19:59:34 ID:epiRltiD
私は飴女医を心待ちにしていたりするんですが。
女医がおっぱいで飴のティムポ挟んで、
飴が「はう〜」……っていつか書き込みにあったよな。
それから、前スレにあったハジ小夜カイの3P。
7名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:09:14 ID:QgbsQcau
飴女医いいな
個人的には飴鬼畜攻めでチュッパチャップス女医に突っ込んだり
女医のティクビに梅ペースト塗って「梅味」をやって欲しいかも
8名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:49:11 ID:epiRltiD
>>7マニアックすぎて吹いたwwwおまえさんが書いてくれ
9名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:12:51 ID:gUt+2NZi
じゃあ俺も>>7に激しく期待

>>1
10名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 10:01:11 ID:PFKyAIIt
ハジ×ジュリアのサンプル採取プレイもしくは交配実験は需要あります?
11名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 15:59:17 ID:3dCXnc5/
>>10
wktkでお待ち申し上げます!
12名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 06:11:35 ID:P1AnS9an
>>10
新しいですね。楽しみにしてます。
13名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:58:27 ID:m22Kdtze
国防長官(翼手化後)×飴ジャーノ
お願いします
14名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 22:17:01 ID:wIrRIs2H
黒崎(仮)追悼パロをお願いします
15名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:13:06 ID:zVuLQ4f/
やっぱ飴女医(黒崎参加可能)
お願いします
自分は飴の性癖を上手く妄想できず、うまくまとまりませんでした
16名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:13:16 ID:m22Kdtze
今週は42話同様、アン小夜に萌えますた。
絵になるね、このお二方。
歌姫の歌声をBGMにエロパロお願いします。
17名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:21:17 ID:3FAPWZOp
ちょっ黒崎って誰だ
18名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:31:59 ID:cPe8g3RW
>>17
黒崎(仮名)=飴部下。密かながら人気を博している。
黒崎の元ネタなんだったか忘れたや

>>16
ちょwww最後の行wwwww乙でしたwwwww
19名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 10:21:08 ID:f42u3PXy
来週は盛大に人死にがありそうだな。
デヴィッドもハジもルルゥタソも死ぬかもしれないし、香里も翼手化するかもしれないし
飴も黒崎の後を追いそうでイヤ(´д⊂)
20名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 16:57:57 ID:hONBXtWz
「ディーヴァが解き放たれなければ、彼女は永遠に私だけのものだった」
「そう・・・私だけのディーヴァであって欲しかったのだ」

とか言って本当は独り占めしたかったらしいラスカルですが、このあたりを聞く
限りディーヴァタンの最初のお相手はやっぱラスカルなんでしょーか?
21名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 18:18:45 ID:VnmtP4SX
>>19
飴はサンクフレシュCEOとしてデルタ計画の責任とるまで死なない希ガス。。。
飴が死ぬ前にはぜひとも、【薬害翼手(ライス)×飴】の正義の鉄槌を!
22名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:26:29 ID:2aCxcOuf
>>21
ちょwwwwwwwwwwwwwwwww
お前アメリカ政府に狙われるぞ



ん?こんな時間に宅配便か?
23名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:14:42 ID:ydYb8jiE
ぴんくちゃんねるの鯖はアメリカはカリフォルニア州にあるんだよね?
管理人はJIMさんと言うアメリカ人です。

>>21
暗い夜道には気を付けた方がいいよw
2421:2006/09/13(水) 03:19:05 ID:fDKPUIXR
ひー、ごめんなさい。間違えました。
アヌメに出てたのはライスさんじゃございません。
もちろんライスさんご本人は翼手なんて化け物にはなってません。

しかし飴は大悪党ですね。やっぱりここは
翼手(元ライス似)×飴で飴に正義の鉄槌を!
25名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:54:53 ID:JKFlYQI/
出刃タンだけでは飽きたらず、もうひとりの女王にも興味を持った
若かりしアンシェル×まだ無垢な動物園時代の小夜
てゆうのはどうでしょう
26名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 09:44:37 ID:FV3WHU0N
前スレ先に埋めようよー
27名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:44:16 ID:WH37lZQW
明日は最終決戦だぜ
28名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 22:48:40 ID:qu935bM+
ひろし死んじゃったね
29名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 14:45:32 ID:qkS/TVuz
最終回いやだなー
30名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 19:08:22 ID:dE0VgTtZ
前スレ埋まったね。
31名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 21:30:07 ID:OsVN1Kk6
おそらくはこれも鋼と同じ様な感じになるんだろうな
32名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:46:18 ID:/6OG55XW
あっち程人気は無いと…
33名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:46:03 ID:3tUSm0ma
視聴者層がちょっと違うよな、鋼と血。

っつことで前スレ梅乙でした! (´・ω・`) つ梅味
ところで前スレのSS、全部保管庫入れていいですよね…?
保管庫の中の翼手より。
34名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 02:18:00 ID:9xfE0HcP
寧ろしてもらわんと困る!
小ネタにいたるまでの保管乙
35名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:03:37 ID:PC7FJKCW
>>33 保管庫、また更新お待ちしてますノシ
たくさんいらした職人さんの音沙汰なくて寂しい…。
(あ、保管庫の人も職人さんだったっけ…ごめん(;´Д`)
保管庫さん以外の職人さんも、せめて顔出してくださいな…。
36名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:01:10 ID:YY/L6Tt6
キャラクターが結構死んじゃったからねぇ・・・。
37名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:28:51 ID:usyrJbEa
案外みんな吹っ切れるかもよ色々と
38名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 01:33:19 ID:jLaf6Efv
あの世での話しを書いてみたらどうでしょ?
豪華な顔ぶれよ
39名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:08:29 ID:13BG8r2s
ついに最終回の日だな…寂しくなるなあ。まだ漫画とか小説は続くけどさ。
40名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:32:50 ID:2FBOchyL
結局小夜はハジのものなのか……カイガンガレ
そして自分の新たな一面を垣間見た。俺ペド属性もってたらしい_| ̄|○

というわけで双子幼女によるカイへの逆レイプ希望。
ペドの上にマゾとかもう死んでいいよな俺ww
41名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:59:48 ID:7tSAjagP
ひろし生きてたなー

なんか嬉しかった。
42名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:03:10 ID:mFCMjQWx
メガネの人が生きてたのが地味に嬉しかった
本名言ってたみたいだけど聞き取れたヤツいるか?
43名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:04:37 ID:QcLGk4j+
本スレから

784 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 19:51:31 ID:YmPjHt/d
>>626,701
今エンディングのクレジットでも確認した
皆さんいいですかー
黒崎は〜
「アーチャー調査補佐官」です。長官補佐官じゃないよ。
44名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:34:10 ID:NwPgB0lZ
終わってしまって寂しい…けれど、ここも細々(…?)続けていきましょう。
一応、2本目スレの保管庫収納と、ハジ小夜カイ3P書きかけです。
もう少し時間ください。

>>42
黒崎改めアーチャー調査補佐官のエロ一本よろ
なんか最後の姐さんのインタビューのとき、Sっぽい顔してたよね
45名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:25:57 ID:ZqYirBzs
んで結局、女医の赤ちゃんの親父は誰なんだよw ってかいつの間に!!
46名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:33:13 ID:+vZAckD+
>45
女医のダーリンはアンシェルでいいよ…
いや、アンシェルがいいよ。
47名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:49:27 ID:mFCMjQWx
>>45
選択肢

1、アンシェル
2、アルジャーノ
3、アーチャー
4、ディーバ



5、でびっと
48名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:56:00 ID:ZqYirBzs
前スレのラスカル×女医読んでたから、こりゃ絶対子供は下睫毛だなと
本編見てて吹いたw

ルイスやコリンズ、飴の可能性もあるけどな。
49名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:09:06 ID:nnrtjaZl
女医の腹の子の父親

1.ラスカル
2.アンシェル
3.コリンズ
4.飴
5.アーチャー黒崎
6.ディーヴァ
7.ルイス
8.新聞記者
9.ジョエル

この中に正解があります
50名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:26:05 ID:MhfXPm0B
たぶん…ジョエル
冷凍保存精子使用
51名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:40:13 ID:2tFb/88l
じゃあ長官×女医書かなきゃいかんね!
精子バンクプレイwktk
52名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:01:45 ID:WLIxFywj
誰か、ハジ小夜とカイ小夜の補完をお願いします。
最終回がどっちにも切なかった…゚・(ノД`;)・゚・
53名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:07:32 ID:Gk+q2fcl
岡村×真央補完もきぼん
54名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:33:49 ID:zE7+B2z+
職人さんも最終回を待ってただろうな…
案の定エロパロができる良い最終回だったしw

そういえばここって漫画版や小説版でSS書いたりとかしちゃいけないのか?
漫画版や小説を読んでない人もいるから無理か。
55名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:47:42 ID:ay7tGTOl
>>49
ラスカルとアンシェルがかぶってるつ〜のに、デヴィッドは正解じゃないのかw
まあ、あのオクテぶりでは女医が押し倒さないとダメそうだ。
56名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:06:18 ID:rWu0P3ea
>>55
ラスカルはアンシェルの獣形態
デヴィッドはこれからショックな事実を知らされる予定です
57名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 05:25:57 ID:wyjAyhGU
女医の赤ちゃんはアライグマ希望。小夜の姪の双子と仲良くなる
58名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:57:11 ID:TvvMq1Ak
女医の相手はデヴィッドかルイスw
カイ真央とハジ小夜投下キボン!
59名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 14:47:57 ID:GKAk9t9r
カイ、ハジと同じことを言っていたのに一度も思い出されなかったあの人と
アヒャッたはいいけど以後生死も処遇も伏線も完全スルーのあの人にも救いの手を。
60名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:26:18 ID:waoNMR6X
>>54
前もって出典を明かしとけばいいんじゃない?
内容が「?」でも、漫画か小説かわかれば後で調べて納得できるでしょ。
むしろアニメ出典以外のSSもどんどん来てほしい。
61名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 21:02:35 ID:NCBwBppf
優良有料動画配信サイト比較
http://hp43.0zero.jp/774/yudouga/
62名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:05:22 ID:PkXmdO1c
岡村×真央の中東ラブラブ話が読みたいです。
あとBパートのあまりに切ないカイに救いの手を…(;´Д`)

飴プレイもひっそり待ってますよ〜
63名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 07:25:57 ID:Qal8vvdY
カイ真央で誰か投下してくれ〜
64名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:39:32 ID:2zE/zmYl
いないね人
前スレみたいに小ネタとか見たいぜ
65名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:38:08 ID:XnHSjmpx
ここの住人で昨日開催されたブラプラオンリー行った人いる?
66名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:10:50 ID:fChTWq7r
考察する。
ここは多分腐が多い。ソロとかハジとかカイ小夜で書きたい神ばかり。
前レスで『いい加減戦犯色ボケ3人衆オナカイパーイ』発言<んな事言ってない
神、去る

だとおもう。あの辺りから動かなくなった。
他の原因
・キャラ退場本編で脱落
・出張神事件で苗
・キャラスレで厨がいちいち投下アナウンスで苗
・最終回で覚めた 
さあドッチ!
67名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:12:07 ID:fChTWq7r
覚めてどうする。冷めた、ね。
68名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:13:18 ID:PkXmdO1c
変なこと書くけど、最近BLOOD+ Wikiにここのネタ貼ってる奴いるだろ。
それも、削除されても貼るのを繰り返してる。もう三度は削除されたのを見た。
誰だか知らないが、ルール違反だから今後しないでくれよ。
69名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:40:52 ID:qeuiRHJp
>>66
・キャラスレで厨がいちいち投下アナウンス→厨が押し寄せてスレが荒れるのが怖い
だと思うよ。
70名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:39:49 ID:rtUP4zS6
>>66
そういうつまらないこと書かなくていいよ。煽るならせめて煽りSS投下してくれ。
71名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:43:22 ID:rtUP4zS6
あー、>>66はもしかしていつぞやのリクきゅん厨か?
だったらリクきゅんネタを今こねてるから数週間待ってて
72名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:10:58 ID:o8jnN0RB
>>71
あーいや、前スレのアレは自分だが>>66は違う
あの時のことは猛省してるよ、申し訳ない
73名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:11:39 ID:dJHF9h/N
>>65
行ったよ〜エロ本かなりあったよ
74名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 03:08:22 ID:rtUP4zS6
>>72
ゴメソ(;´Д`)

>>73
まままマジでか!!!寺裏山シフ…イイナイイナ血エロ本ってイイナー
75名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 18:46:52 ID:X+czWhGe
思ったよりSS書くの難しいんだなぁ。
どういう風に話を進ませるのか、
ああでもこうでもないって。
76名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:51:33 ID:rtUP4zS6
一応投下したことある自分は、とにかく先に大まかな展開を妄想する。
そこからは本編眺めたり音楽聴いたりしながら一気に書く。
ノッてると、エロが予想外にエロくなったりw展開が変わったりする。

偉そうにゴメソ。気長に投下待ってるよ。
77名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:05:13 ID:yha/K06t
神はどちらへ行かれたのか…神無月にはまだ早いのですが。

>>73
参戦乙でした。どんなの入手した?やっぱりハジ小夜が多いのかな。
他のカプも好きなので気になります
78名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:21:59 ID:62T5p1T6
そんなイベントがあったことすら知らなかった…
79名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:36:41 ID:FTD1V4gP
えええええ!?恐ろしいくらい閑散としてるよ…
あの頃は神投下が毎日あったのに…なんだかものすごく悲しい。

>>78
俺も知らなかったから今ぐぐった。
東京でBLOODオンリーの同人誌即売会やってたんだな。エロあったのか。
はぁ…いいなあ。
80名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:51:35 ID:7E+f7ykd
せめてここでくらい可愛いディーヴァタンとかを拝みたいが・・・。
ディヴァスキーは本編の結果にまだ打ちひしがれているようなので、しばらくは
無理かもしれんな・・。カワイソス

つ〜ことで生き残り組の投下をきぼん。
81名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:31:49 ID:b3iCj0Px
エロはあったが、こう男性向けのがちゅんエロは
無かった・・全部女性向けあっさり系な。

というかこのブラプラで、男性向けエロを
売り出しても需要ってあるんだろうか・・
82名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:45:44 ID:5Bzh/7CD
男性客も少しいたよ
まあホンは軒並み女性向けだったけどな。
イベントとしては他板みても評判良かった
83名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:56:41 ID:U1XICNUO
てことはやぱし書き手も女性が多いのかな

で健全とエロの比率てどうだった?
84名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:19:51 ID:jKY/H5Tz
半々ぐらいじゃないか?行ったわけじゃないが、オンリー出たとこのHP行ったらエロも結構見た。
主要な男女カプのサイトしか見てないが。

>>81
女医の男性向けエロが増えるんじゃないかと期待していた時期が、俺にもあったわけだが…。
脳内じゃ色々妄想してるんだが、形に出来ないこのもどかしさ。
オンリー開けるほどのジャンルで、
ここまで同人に恵まれないキャラを好きになるのは久々だww
85名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:23:19 ID:WIF5dbjc
>>84
わかるわかるww
時間がとれたら書きたいんだけど全然時間が取れないんだよなぁ・・・
86名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:39:26 ID:soAGIgps
あー女医な、飴女医を書きたくてしょうがないんだけど難しいorz
ごっつエロなのを読みたくて…ハァ
87名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 00:28:06 ID:Tq/W7Bii
神町捕手揚げ
88名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 03:02:17 ID:SJkxuL5u
>>86
頑張ってくれ、超待ってるから ノシ
89名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:19:43 ID:tkG+YLqO
>>85
飴を噛み砕いて乳首と一緒に舐めるとか
90名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:19:28 ID:mlwcpVe+
>>89
チクチクするわけだ
91名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:37:51 ID:20tFGQOL
>>89
聞いただけで下半身鬱血してきた
92名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:58:32 ID:qKg5Ky//
うむ。一緒に乳首を甘噛みするんだな。
神様降りてこーいorz

変態プレイは書けないんだ、俺。大好物なんだが。
93名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 02:01:06 ID:cczOI76L
それでもなお攻めているというよりはママのおっぱい…
みたいなへタレ坊や臭のする飴ジャーノであってほしい
94名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:33:07 ID:Z3ArMyfU
引き揚げ
95名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 03:03:21 ID:4h/U12rZ
飴女医か
飴は確かに甘ったれがいいな、で孕ませたり
女医も求められてる内にそれが心地よくなって情が沸いてとか
キス中に口移しで飴舐めあったりなんて…シチューエーションなら浮かぶが書く能力が無い
96名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 03:10:50 ID:4h/U12rZ
>>95
あぁ、バカをやった…
シチューて…
97名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 05:14:48 ID:AS0Nmx7r
>>95提供のシチュープレイにwktk
98名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 15:35:48 ID:FiABd/4Q
女体盛りでつか?
99名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 18:06:43 ID:ECb+l4oU
不能なジョエルさんが女医にシチューぶっ掛けと聞いて!
100名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 19:06:27 ID:AS0Nmx7r
そうだ忘れてた。女医の子の父親はラスカルか飴かカイじゃね?
101名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 19:38:30 ID:2MfMocIH
やっぱり…ホワイト…シチュー……
102名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:57:30 ID:FiABd/4Q
ちょっとイカ臭いシチューっすね
103名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:40:37 ID:On6opeR7
どっかに血エロ絵投下のスレがあったよね。
あそこ落ちただろうか。
アニメ絵のすごい神がいたんだが。
104名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:18:52 ID:7eMuLvxU
教えてくれ!!!
105名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:30:21 ID:+SeEeLiz
>>104
虹にあったが落ちた。
放送終わったら神が再臨するかも…とおっしゃっていたが残念でならない。
新スレたてるのもあれだしな。
106名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 04:28:25 ID:AE+Z6P69
飴女医…
眼鏡エロか
107名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 21:34:59 ID:n77pANKf
こんな電波受信した。コソーリ投下。

「ねぇカイ…」
「お願いがあるの…」
俺は今まで想像すらしなかった現状に思考が停止しつつある。
なんせ自分の寝室で娘達が生まれたままの姿で待ち構えており、やたら潤んだ瞳で俺を見つめている。
まぁ自分と彼女たちは血も繋がっておらず、それ以前に彼女たちは「別の生き物」ではあるが。
それでも俺の娘であり、父として彼女たちに与えられるだけの愛情を15年間注いできたつもりだ。
しかし、その過去と現在の因果関係がまるで見えてこない。
「なぁお前ら…。一体なんのマネだ?」

「今日、ハジに会ったの。その時に伯母さんとハジの話を聞いたわ。」
「翼手の女王とそれに仕える騎士って関係も。母さんと戦う為にずっと二人で旅をしてきたこともね。」
あの野郎。こいつらにどうやって伝えるべきか、人がさんざん悩んでたことをよくもさらっと言いやがって。

「ねぇカイ…。私たち、何百年も生きていくのにカイはずっと先に死んじゃうんだよね?」
「少しの時間しかカイと一緒に居られないんだよね?」
彼女たちの潤んだ瞳が悲しみに染まっている。ただコレばかりはどうしようもない。
「仕方ないさ…。親ってヤツは大概子供より先に死ぬもんだし。殺し合う運命だったサヤたちと違ってお前ら二人は孤独じゃないさ。」

そう答えた瞬間、二人そろって俺に飛びついてきた。
堪え切れず、押し倒されてしまう。
「ダメだよそんなの…」
「カイも居ないと嫌なのに…」
俺に圧し掛かったままワンワン泣き出している。
こいつら、いつになったら親離れしてくれるのだろうか?

二人の頭を撫でながら宥めてみようと口を開きかけたその時。
「だから私たち、考えたの。」
「カイに私たちのシュバリエになってくれたらずっと一緒にいられるって。」
正直、停止しつつあった思考が完全に停止した。
「ハジの話を聞いて思ったの。好きな人とずっと居られたら幸せだって。」
「だからカイ…。私たちと一緒に生きて欲しい。」
「はぁ?」
すばらしい家族愛だよな? 親思いな娘に育ってくれて父さんは嬉しいよ…等と再起動し始めた頭でぼんやり考える。
「やっぱり判ってない…」
「私たちはカイの事、“父”じゃなくて“男”として好きなの。」
涙に濡れた瞳で迫ってくる二人の魅力に逆らえなかった。


その後の事は曖昧にしか覚えていない。
ただその日を境に、俺はやたらと怪我の治りが早くなったり、夜も眠くならなくなったり、たまに血が飲みたくなったり、娘の片方が妊娠したりといろんな事が起きていた。
108名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 23:55:15 ID:wpK56Yes
グッジョブ!!
109名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 01:09:47 ID:e48TViN7
>>107はあのスレの住人さんか…?GJ!
この後、小夜おばさんが目覚めて双子にぷっつんして争えばいいよw
110名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 10:39:36 ID:6+U58/QB
>>109
どのスレだ?
ぜひ見にいきたいww
111名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 19:11:24 ID:IXD6/gcc
神々はどこ行っちゃったんだろ・・・お忙しいんだろうけど寂しいよお。
アンシェルの神とか、ソロ小夜の神とか色々いらしたのに。
ハジ小夜カイ3Pも来ないなあ・・・
112名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 23:41:45 ID:p5+LIfXx
前のスレは落ちてしまって見られない…。
ソロ小夜が見たかったのに〜。
113名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 23:48:04 ID:OdEvTZcs
>>112
保管庫を待て
114名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 23:55:06 ID:NM9pXIsw
神様ーどこにいらっしゃるんですかーっ補完庫さーんお元気ですかーっ

しくしくしくしく
115名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:10:36 ID:Fc/kv7Yn
●を買えば見れる
116名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 03:07:32 ID:xk/8BXB+
>109
>この後、小夜おばさんが目覚めて双子にぷっつんして争えばいいよw

任務了解 コソーリ投下 ちなみにどのスレの事?教えて下され。


俺が娘達に押し倒され、シュバリエにされてから数日経った。
まぁ腹は減らなくなったが味覚が変ったわけでも無さそうなので、酒場を続けていくことに問題は無さそうだ。
二人の為に4人前ほどの弁当を作って彼女たち学校に送り出し、営業時間までの休みを満喫する。
「平和だ…。」
思わず漏れた独り言。
翼手と戦っていた15年前には感じられなかった充足感。
親父とリク。二人の命は帰ってこないが、その代わりに二人の家族ができた。後はもう一人の「妹」が帰ってきてくれたら…。
ぼんやり考え事をしていると、ドアが開き来客を伝えるベルの音が鳴った。

「悪いが営業は17時半からだ。…って、サヤ?」
「久し振り。カイ。」

15年前、俺の背中で眠りについた姿と全く変らない姿で現れた彼女。
正直、意外だった。ジョエルの日記からサヤの眠りは30年位続くと予想してたんだが…。
頭の方は混乱しまくっていたが、身体の方はまるで考えなしに動いていた。彼女を力一杯抱きしめていると、自分の背中に手が回される感触があった。
欠けていたピースがやっと揃った。

「おかえり。サヤ。」
「うん。ただいま。」
これだけしか言葉が続かない。ただサヤの温もり、息遣いを確かめていた。
と、再びドアが開きベルの音が響く。

「ただいま。カイ…?」
「…誰?その人?」
ちょうど娘たちも帰ってきたようだ。これから始まる幸せな日々に胸を躍らせつつ視線をドアに移す。

…あれ?俺の可愛いお嬢様方、妙に圧倒的な殺気が立ち上っているが…。彼女たちは何を怒ってるんだ?
って、急に間合いを詰めてきてこっちに向かって包丁を振り下ろしてきた。
サヤは跳び退いて距離をとったが、狙いを外した刃は俺の身体を切り裂いたりしている。

刃の4割近くが身体に埋っていて結構痛かったりしたが、「即死」はなかった。
ハジのヤツ、こんなのよく我慢できたな。それとも痛みが快感な性癖でも持っているのだろうか?
失血のせいでぼんやりそんな事を考えてしまう。あ、とりあえずこの状況を止めないと。
「ちょ、ちょっと待て!!サヤもお前らも落ち着け!!」

…なんかオペラハウスの激闘が再現されてる。サヤは例の刀で、娘達は包丁二刀流で殺り合ったりしてる。いや、サヤは防戦に専念してくれてるみたいだが…。

「サヤ?どこかで聞いた名前ね?」
「姉さん。“オバサン”の名前じゃない?」
おいおい。妙に棘のあるイントネーションだが。サヤの眉が5°ほど吊り上ってるぞ。
「でもなんでそんな格好なのかしら?」
「およそ200歳の年増のセーラー服なんてね。」
あ、今度は青筋浮いてる。ってかなんでこんなに地雷踏むんだ!?ワザとか!?

「なんのつもりかは判らないけど…。彼方たちが望むなら本気で相手してあげるわ!!」
ついにサヤまで切れちまった…。完っ璧に修羅場だ…。
オペラハウスの5割り増しで剣戟の音が響き、8割り増しでこの店が破壊されていく。

「上等よ!」
「カイは私たちのものなんだから!!」
…まさか、俺がサヤを抱きしめたことが失敗だったのか?
ちなみにこの時、“流れ矢”ならぬ“流れ包丁”が俺の腹部やら腕を刺し貫き、壁に縫い付けられて串刺し状態になりながらこの激闘を眺めるしかなかった。
なお、この騒ぎは2時間後にハジがこの場に姿を現し、刺さった包丁を抜いてくれるまで続いたことを報告しておく。
117名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 03:16:04 ID:Xc+GaVed
>>107>>116、超GJ!
>>109です。アニキャラスレのカイスレ住人かなと思ったんだ。
違ってたらごめんな。でも戯言を受けて書いてくれてd!マジ興奮した。
これでシュヴァリエになったことがバレて、更に修羅場に…w

こっそりハジの遅刻にワロタ
118名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 03:23:29 ID:pDw9gXxP
>>116
そこからエロに持っていってくだされば5Pにできるじゃんか
wktkwktk
119名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 05:56:59 ID:SxdCDdUS
でもこれって、片方は休眠始まって尚且つカイとは子供を作れない
片方はカイと子供作れて休眠なくてカイと一緒の時間を過ごせる。
これじゃいくら仲がいい双子同士でも険悪になるんじゃないか?
前者は後者に嫉妬して血を盛ろうとするだろう。対する後者は
子供ができて血の毒が抜けてしまっていて劣勢。
120名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 12:02:55 ID:xk/8BXB+
>117
まだ修羅場分が足りないのかw
努力してみるw

>118
エロが無かったことは反省している
正直、スマンカッタ

>119
やっぱり殺し合い展開だと欝っぽくなりそうなんで個人的に避けたいのよ。
で、整合性を無理にでも持たせる為にこんな会話があったと勝手に妄想。

「カイを自分の花婿にしたら子供が作れる上に、休眠なくなるのよね?」
「でもシュバリエにしたら避妊しなくていいから中出しやり放題よね?」
「カイのお嫁さんになるか…」
「カイの永遠の恋人になるかってことよね…」
「どっちがお得なのかしら?」
「一長一短あるわね。正直迷うわ。」
「………」
「………」
「じゃんけんで決めようかしら?」
「勝った方がお嫁さん。負けた方が恋人ね。」

ちなみに彼女らは「ハジの話によって」女王とシュバリエ=恋人同士(もしくはセフレ)と脳内変換してる俺設定。
なんくるないさ。
12140:2006/10/10(火) 00:32:43 ID:Bb/QYfw1
>>120
あんた神だ。俺が求めていたものはここにある…
122名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 10:27:12 ID:B50ZZEKI
>>120サイコーです!この状況からエローい修羅場へ転がしてください是非!
なんかサヤはジョージが理想のタイプぽなので、15年後のカイはいい線かと。
そしてハジとカイが平和的に争えば面白い加茂


包丁二刀流の双子カコヨス。
123名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 22:29:01 ID:lxUaAh3u
捕手
124名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 17:38:10 ID:JffYljze
あれ…?
…口移しでなければシュヴァリエにならないんだっけ?
125名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 18:19:36 ID:GfEGTVZ5
漫画では口移しだけどその他でははっきりとした説明がなかったような
126名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 18:39:30 ID:JffYljze
なるほど…ありがとう
127名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 19:15:42 ID:Xq+smeJn
口移しというのは古来から看病の一部、飲食補助の役割で担ってきていたが…
血の場合液体だし飲ませやすい筈だが、まぁそこは小夜の愛情かな
128名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:06:04 ID:JffYljze
ほんのちょっとでも入りゃなるんだよね
129名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:36:59 ID:TgWrCK57
ソロカルお願いします。
130名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 06:44:13 ID:F+Tz/uPb
「ソロモンっ、なにをするっ」
「同じディーヴァの血を受けた者として仲良くしよう」
「こ、こら服を、脱がすなっ、変なところ触るなっ」
「かわいいよ・・・・」
「アーッ」
カチャリと音をたて、伊達メガネが床に落ちた。
131名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 21:47:56 ID:M/H1L8aT
>>129->>130
801は駄目っすよ。
801ネタ投下したいならここへ行ってくれ。

【オールジャンル】エロパロ板801総合スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139754709
132名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:51:12 ID:ju85fP6f
>>129氏ね
133名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 00:34:30 ID:m/lkKz8n
ソロモン、カール、小夜(もしくはディーヴァ)の三人でレッツダンス誰か書かない?
134名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 02:02:57 ID:CR/MdLNo
>>133
ちょ、禿しく見たいw
135名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 02:39:14 ID:pI18zqXp
飴さんと黒崎さんと女医さんが見たいです
136名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 14:11:07 ID:f/9MG7vn
>>133
で、カールだけ場違いな恰好をしてるんだな?ww
カール可愛いよカール
137名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 15:50:31 ID:9eKWMB0W
デビットとジョエルは?
何でもいい。お話書いて〜〜〜〜!
138名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 17:20:10 ID:1YbmFYHB
>>135
飴+黒崎×女医の3Pイイね。
女医はS、飴と黒崎はMだと直良し。


>>137
男×男は却下。
801板へいけ。
139名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:33:47 ID:u6XdjtcE
男同士きぼんぬするやつらは今すぐに氏ね
140名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 22:44:24 ID:gcW/lblb
もういいだろ
いつまでも蒸し返すなよ
141名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:54:08 ID:+/JpYoeK
じゃあ平等に百合もなしな
142名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:01:08 ID:I7qeGMHF
>>141
抜かせ
そんな決まりはないし、過去にも百合ネタは投下されてる
歓迎こそすれ拒絶する必要があるか
143名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:14:49 ID:+/JpYoeK
>>142
別にどうでもいいがなんか不平等じゃね?
144名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:03:52 ID:mFotfs9U
>>141>>142>>143
このスレの>>42見てこい。
百合と801の投下の是非について説明してくれてる。

【オールジャンル】エロパロ板801総合スレ
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1139754709
145名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:09:17 ID:+/JpYoeK
>>144
見れません><
146名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:30:10 ID:mFotfs9U
>>145
おまいさん携帯?
だったらエロパロ板をタイトルで検索汁。
147名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:44:45 ID:EkyqT8cG
空気読まず投下。文才が無いこと、エロ描写がほぼ無いことに謝罪しますが賠償は(ry


昼間と別の意味で阿鼻叫喚なこの風景…。
食べ散らかされた皿、ビール瓶やら泡盛の甕やら潰れた酔っ払いやらが散乱しているこの現状に、酒が原因ではない頭痛を感じた。
娘二人にサヤにハジ、それに自分しかいない宴なのにどう考えても、酒の量が多かった。
双子はとっくにKOしており、既に彼女達の寝室へ搬送済みである。

サヤが帰ってきた。
コレだけの理由があれば宴会の一つや二つやっても罰はあたらないだろう。

「そういえばハジが寝てるところ、初めて見たな。」
床に転がっている酔っ払いその1。15年前の姿からは想像できない程、全く無防備に寝ている。
サヤや娘たちが調子に乗ってやたら飲ませた事が原因だろうか?
「…お前がいじられキャラとは思わなかったよ。」
額に書かれた「肉」の文字に苦笑いが零れる。油性ペンっぽいから落とすのに苦労しそうだ。

そしてテーブルに沈んでいる酔っ払いその2。
穏やかな寝顔。15年前の張り詰めた気配が全く消えた安らぎの表情。
彼女を自室へ送る為に抱き上げた。
「…ん。」
身じろぎしたものの、目を覚ます事は無かった。
まったく良く寝るものだ。今まで15年間ずっと寝てたのにな。
だが、予定より随分早かった訳だから、実際は全然足りないのかもしれない。
ともかく、慎重に歩を進める。

長年、主人を待っていた彼女の寝室にたどり着き、サヤをベッドに寝かせる。
布団をかけ、少し乱れた黒髪を直してやり額にキスをする。
一点の翳りもない穏やかな寝顔は彼女が眠りにつく前に、この場所で抱いた時にも見られなかった。
「ハジのお陰…、か。」
彼女を抱いた後、サヤはいつも寝言でハジの名前を呼んでいた。

ふと背後に誰かが立っている気配を感じる。
アイツか…。
「カイ…。話があります。」
やれやれ。すぐに終わりそうにないし、場所変えるか。

さすがに酒は十分だろうから、コーヒーを入れてハジに渡す。
「ありがとう。…それにしても、貴方には勝てそうにない。」
「一体、何の話だ?」
「サヤの話です。」
…サヤがどうしたんだ?
ていうかオペラハウスであんな熱いラブシーンを俺に見せ付けてくれて、「勝てそうに無い」ってのは何だ?
148名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:45:24 ID:EkyqT8cG
「ロンドンで貴方たちと再開するまでの1年、サヤは全く笑顔を見せてくれませんでした。」
それは何となく判る。沖縄に居たときのアイツと全く別人みたいで驚いたな。
「彼女の寂しさを紛らわせるために何度か身体を交えましたが、私では彼女の心を満たすことができませんでした。」
コーヒーが気管に入り、思わずむせる。サヤを抱いた時から極力考えないようにしてたが…俺ら穴兄弟かよ。まぁ想定の範囲内…だな、多分。
「ですが、沖縄に帰ってからの彼女は良く笑っていました。貴方と友に囲まれて幸せに過ごしているように見えました。」
「ちょっと待て。お前、沖縄まで来てたのか?」
「ええ。ですが…。私が居なくても彼女は笑顔を取り戻していました。」
…まさか遠慮してたのか?
「ここがサヤの家なのは間違いありません。…ですが、ここに私の居場所は無い。彼女が正常に目覚めた事で、次の覚醒まで私の役割は無くなりました。」」
表情こそいつもと変らないものの、どこか途方に暮れている感じだな。
恋敵を蹴落とすチャンスではあるが、コイツと再会できて取り戻せたサヤの「本当の笑顔」を失う訳にいかない。
「なぁ、ハジ。OMOROは現在従業員募集中だ。」
「カイ?」
「ここにお前の居場所くらい作ってやるって事だ。お前が望むならな。」
「…良いのですか?私が居ても…。」
「サヤを悲しませた場合は遠慮なく追い出すがな。…言っとくが、俺だってまだ諦めたわけじゃねぇ。」
「…よろしくお願いします。オーナー。」

外に目を向けると空が白み始めている。何だか妙に長い一日だった。
そろそろ朝飯と娘たちの弁当の準備をしないと。
早速、新従業員に働いてもらうか。
「ハジ。テーブルの片付けと皿洗い頼むぞ。」
「わかりました。」

やがて食事の支度が整う頃に、サヤと娘達が起きて来た。
「おはよう…ってどうしたんだ?お前ら。」
翼手の女王様方、皆そろって腹を抱えて笑い転げているが…。
「っハジ。貴方、鏡見た?」
「ぷっ。一体誰かしら?こんな酷いことした人。」
「くすくす。サヤおばさまじゃないの?」

思わず固まってるハジ…。すまん。うっかり言いそびれてた。てか深刻な話してたから極力忘れようとしてて、そのまま忘れてた。
「…良かったな、ハジ。サヤのヤツ、これ以上に無いくらい笑ってたぞ。」
「…カイ。こんな時、私はどんな顔をすれば良いのでしょうか?」
「…笑えばいいと思うぞ。ただ、次には顔を洗うべきだろうな。」
額に「肉」の字を記したままアルカイク・スマイルを浮かべつつ、洗面所に姿を消すハジ…。
色んな意味で笑いの絶えない日々が続いてくれそうだ。
まぁ楽しそうだしいいか。なんくるないさ。
149名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:48:32 ID:+/JpYoeK
>>146
携帯じゃないけど、まあ見れました。
決まりが無いならスレの空気に従うしかないですねー
150名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 05:16:15 ID:YbX1MU7V
>>147
いいぞいいぞGJ。酔っ払いハジに萌えてしまった。nnkrnis
お前さんの書くカイや小夜やハジや双子が好きだ。またよければ是非とも続きが読みたい。
151名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 09:32:01 ID:7huDLk+p
笑えばいいと思うよキタwwwwwww
折角、切なくなったのに笑わすなよww でもGJ
152名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 11:19:33 ID:2pl7xNRN
自分は百合も嫌いだが、仕方なく見ない事にしてる。ちょっと気持ち悪い。
できれば百合も百合板に行ってほしいと思う。
153名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 17:59:53 ID:jDVl1Xi6
801もゆりもイヤだ
801は隔離しててゆりおkってソレどんな蛇慰安……
154名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 18:12:47 ID:YbX1MU7V
801は読者がほぼ女性一辺倒。百合エロは男女読む人がいる。
って理屈をこの板の他所で聞いたことはある。とにかく801とか百合とかで荒れるのは嫌だ。
155名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 18:31:38 ID:YHNIKZBd
じゃあさー
801は投下前と投下後に「801投下します」って警告して
名欄に「801(●×●)」って毎投下きっちり明記するのを
条件におkにとかするか?


俺は絶対にイヤだけどな。百合はイヤじゃない、黙ってスルーするし。
156名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:13:20 ID:umAe/UbY
801は止めて欲しい。マジで。
801好き者は空気が読めない。
今まで色んなスレ見てきたけど住人が801好きに止めて欲しいと言っても
投下させろとごねて結局スレが荒れて職人も住人もみんないなくなっていった所を沢山見てきた。
801好きは少しは自分達が特殊な嗜好なんだと普通には受け入れられない人たちが居るんだってことを理解して欲しい。
正直に言うと百合好き者は割と空気を読んでる。
無理して投下しようともしないし住人に認めさせようともしない。
だから住人側も寛容になるんだと思う。
それから百合板には801板のようにSS投下出来る棚スレがないのも容認されてる理由になってるんじゃないかな。
兎に角801好きは少し考えて欲しい。自分達の一言がどれほどスレを荒らすか考えて。

ただ反対するだけじゃなんなので一応エロパロ板内にある特殊シチュ専用スレ置いとく。
投下するならこっちを利用することも考えて。801は棚スレがあるけど嫌だって人がいるから。

【オールジャンル】エロパロ板801総合スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139754709/

百合カプスレ@エロパロ板 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108536012/

ショタ総合スレッド
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145542704/

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】3話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128085762/
157名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:17:08 ID:RdxOcbVc
さて、>>156を以ってBLネタ百合ネタは一旦終了ってことで
BL以外の神様まだでしょうか…。

>>147-148
GJwwwww笑えばいいワロタ
カイはシュヴァリエの決め台詞をハジに言っちゃってるのかwww
158名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:31:13 ID:jDVl1Xi6
血も801スレあったよな?
以前そっちでここのスレにSS投下があって良いなぁ
というレスが有ったのを見た気がする。
他ジャンルと記憶混同してたらスマソ
159名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:53:37 ID:umAe/UbY
>>158
801板に血+スレあるよ。
でもここに801SS投下されたことは無い。
160名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:36:20 ID:QthAewva
>>158
じゃあこれからはそっちで801のSSお願いしよう。
161名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:16:40 ID:iDbGDyuw
折角アフター神が降臨してるのに荒れてて悲しい…。
>>148さんGJです。こんな話を書けるあなたは優しい人なんだろうなと思う。
162名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 09:49:55 ID:MpVJXv+j
>>147
GJ!!ハジ最高にウケたw
163名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 03:59:37 ID:M/K5YNnX
保管庫まだかな…
164名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 16:49:08 ID:LKCUoSY9
>>163
メールで聞いたところ、今月中に前スレを収納してくれるらしいよ
まあ中の人も忙しいんだろう…
165名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 17:35:01 ID:M/K5YNnX
>>164
そうなのか、大変なんだな…
166名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:35:49 ID:vuzOOb5e
前スレはにくちゃんねるかみみずんで探しなよ
167名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:41:22 ID:CYoe3AHZ
>>166
SS以外のレスも見えちゃうから、保管庫のほうが見やすいじゃん
保管庫の人も忙しいんだろうけど、消えてしまわれるよりマシだ…
168名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:00:09 ID:4SuEt/qZ
>>159
判りづらかったようだけど
同じエロ板なのにNCのここはNC投下が頻繁で
数字の方は801投下神がいないからウラヤマシスていみね。
169名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:06:09 ID:DJPusOSx
小ネタ程度の電波受信。コソーリ投下。

ハジの業務日報

○月○日
カイの決定でOMOROの従業員になる事が決まりました。
サヤが大切にしている「家族」に私も近づけたのでしょうか?
…額の文字がなかなか落ちません。

同日夜
今からOMOROにて初仕事です。
クルーは店長のカイにサヤ、双子姉妹。
サヤはワンピースにエプロンを着けた姿で働いています。
飾り気のない姿ですが、やはりサヤは美しい。
何より、この笑顔…。
あの一年、まるで見せてくれなかった笑顔。
ディーヴァを倒した後、「サヤの望み」を叶えていたら二度と見れなかっただろう笑顔。
それが惜しみなく咲き誇っています。
翼手を狩る事がサヤの定めでした。
しかし、彼女が本当に望んだものは自分を受け入れてくれる家族に囲まれた平穏なのでしょう。
…すみません、カイ。至急レジに廻ります。

○月×日
最近、OMOROの売り上げが上向きだそうです。
何でも女性客が増えてくれたとか。
サヤの魅力は女性の方にも判るのでしょうか。

△月○日
カイから提案がありました。
曰く「お前の服装はイマイチ店の雰囲気にそぐわない」と。
そして差し出されたのはアロハシャツ。
なぜか一緒にサングラスとウクレレも。
袖を通してみたところでふと気付きました。
半袖では“この腕”を隠せないのですが…。

△月◇日
こんな日々が幸せというのでしょうか?
死と戦いしか感じられなかった今までの生では感じられなかった安らぎがあります。
働いてお金を稼ぎ、余った分で酒を楽しむ。そして笑いあう。
今も何の理由か忘れてしまいましたが、宴会で盛り上がっています。
例え酔いに任せて眠っても不覚を取ることはありません。
そしてきっと明日もいい日でしょう。なんくるないさ。

翌日
…今回は髪の毛が三つ編みにされていて、額に「中」と書かれていました。
前言撤回。普段はともかく、宴の場は常在戦場の心がけでなければならないようです。
170名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:16:10 ID:cm7Z9Apn
gj!!!!!
最後にテラワロスwww
171名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:37:10 ID:d3B0jzSA
>>169
エロがない、エロがない
でもすごく好きだ。GOD JOB!エロくなくてもなんくるないさー。
お前さんの文が好きなので是非また書いてくれ。もしピンク電波受信したらエロも。
172名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 01:59:26 ID:XxH+0jLD
傑作やぁ〜
173カール×ディーヴァ:2006/10/18(水) 03:48:23 ID:O3v13mLz
「ああ・・・カール・・・・」

  ため息に似た熱っぽい言葉が、ディーヴァのやわらかな唇から洩れた。
「ディーヴァ・・・ッ!・・だれよりも愛しい・・僕の・・ッ!」
  自分の言葉にいっそう激したかのように、カールが激しく動く。
組み伏せるように押さえつけたカールの腕の下で、ディーヴァの汗ばんだ
下腹部が白い蛇のようにゆるやかなうねりを見せた。
シュヴァリエになって以来、夢にさえ見たこのひとときである。
空に輝く今宵の月よりも美しく、巷に沈んだ夜の闇よりも妖しい魅力を
持つこのひとが、いまはこうしてこの僕の腕のなかで甘やかな声をあげて
いる。これに勝るよろこびは何ひとつない。・・・さあ、夜は短い。いまは
心ゆくまでこのうつくしいひとと、つかの間のダンスを楽しもう。
ディーヴァ・・・レッツダンス!

「ああ・・・愛しいディーヴァ。僕はあなただけのものです」
  激しくその体を貫きながら、熱に浮かされたようにカールがつぶやく。
「どうか・・哀れなこの僕に愛の言葉を与えてください。・・愛していると」
  わずかにかすれたカールの言葉に、深く貫かれ官能に眉をひそめたディ
ーヴァはふふ、と悪戯っぽく笑みを洩らした。しかし、答えない。
愛されることに慣れた彼女の様子に、カールは嫉妬に駆られた。
「どうか愛の言葉を。僕が貴女を一番愛していることは、ご存知でしょう?
・・・ぼくのこの至純の愛に比べれば、他の兄弟たちなど・・・ッ!」
  熱い言葉に哀願するようなひびきが混じった。以前ソロモンに他の兄弟
について滅多な言葉は口にするな、特にディーヴァの前ではと釘を刺された
ような気もするが・・ええいかまうものか。愛する人にこの情熱の丈を伝えて
なにが悪いというのだ。ディーヴァッ!!ぼくの愛を!!!

「アンシェルは研究だけが目当てなんです。大体あの人はもう年だし、そも
そも役に立つのか?・・若く輝くばかりに美しい貴女には似つかわしくない。
ソロモンはいまひとつ貴女に対する情熱というものが感じられない。
僕なら息づまるほどの愛で貴女を埋め尽くしててさしあげるのに。
ジェイムズは・・・堅物です。きっとベッドの上でもおそろしくつまらない
のに決まっている。ネイサンにいたっては女性より男の方がいいという変態
で・・・・」

  ディーヴァのしなやかな指が伸び、カールの頬をそっと撫でた。
ぞくりとするような青い瞳のひかりがそのあとに続く言葉を飲み込ませる。
「・・・・ディ、ディーヴァ・・・・ッ」
カールの汗に濡れた首すじに、きゃしゃなディーヴァの白い腕が絡みついた。
かすかにひらかれた桃色の唇の色香が、カールの眼を釘付けにした。
そのままディーヴァが覆い被さるように彼にのしかかる。
「うふふ。・・・カール。いい子にしててね・・・」
「・・・・・・は・・・はい・・・ッ!」

  ―――それから襲いかかる、めくるめく快楽の波に翻弄され尽くした
カールが、おのれの欲望を吐き出すのに長くはかからなかった・・・。
174カール×ディーヴァ2:2006/10/18(水) 03:52:34 ID:O3v13mLz
  カールはひどく満ち足りた気分で眼をひらいた。
ここちよいディーヴァの鈴を鳴らすような声が、先程から彼の耳をくすぐ
っている。何といううつくしい声なのだろう。このままいつまでも聞いて
いたい。この世の果てる時まで。・・・・まどろむようにまた眼を閉じかけて、
カールはぎょっと跳ね起きた。ディーヴァは一体誰にむかって話しかけて
いるのだ?!

「・・・でね、カールたら可愛いの。何度もわたしを愛してるって」
「成る程・・・・それで?」
  起き上がると、ディーヴァを中心に彼女のシュヴァリエが勢ぞろい
していたのだ。あまりの状況に結晶化を起こしたように固まるカールに、
気の毒そうにソロモンが微妙な表情で微笑んだ。
「気がつきましたかカール・・・。まあ、こういうことなんですよ」
「あらン、王子様のお目覚めねェん♪兄弟なんだから隠し事はナシよぉ。
・・・ところでディーヴァ、そっちの方はどう?カールってばそれなりに
健闘したのォ?」
  興味津々、といった風情のネイサンにディーヴァがなにやら唇を寄せて
耳打ちする。あっは、と声をあげたネイサンが軽やかにカールに近寄り、
その肩をぽんぽんと叩いた。
「がんばんなさいねェ〜カール♪」
  そのままVサインを作って満足げに部屋を後にする。気まぐれな彼に
とって、聞きたい内容はすでにあらかたディーヴァから聞き出してしまった
ようであった。壁に背を預けていたジェイムズがいまいましげに体を起こす。

「マ・・ディーヴァが言ったのでなければ、とても聞くに堪えん内容では
あったが・・・。それなりの収穫はあるようだな。自己を律していない者は
たやすく寝室でおのれの本心を露わにする。カール、お前が私をそのように
評価していたとはな。・・・つまらない男なので全く気がつかなかった。」

  そうつぶやくジェイムズの眼が赤光を放った。
175名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 03:53:05 ID:Zbqe0II8
>>173
描かれているのはエロなのに、笑ってしまうのは何故だろうw
GJ!
176カール×ディーヴァ3:2006/10/18(水) 03:53:08 ID:O3v13mLz
「どうしたの?」
立ち昇る殺気に、不思議そうに首をかしげるディーヴァの手を捕らえ
アンシェルがかるくくちづける。

「貴女が楽しまれたのならば、それで充分ですな。我らは一人ひとりが
貴女にかしずく崇拝者にすぎない。どうかお気になさらず。―――さて、
カール。愛しい弟よ・・・」

  アンシェルがゆらりと立ち上がった。ディーヴァに向けられていた
微笑はそのまま、その眼の表情だけがごくやわらかな光から剣呑な科学者
のそれへと切り替わる。
「ア、アンシェル・・・ッ!!」
  思わず後退るカールに、アンシェルがうたうように答えた。

「ディーヴァが子を宿すかどうかは、我らにとっても大きな問題だ。
それゆえにありとあらゆるデータを取っておく必要がある。図らずも今回
最低限の事の次第をディーヴァから聞かせてもらったが・・・愛しい弟よ。
私はお前の閨のなかまで、土足で踏みこむような無粋な真似はせぬよ」

  ほっと息をつくカールにアンシェルが低い声で続ける。
「・・・もっとも、なにせ私もあまりに長く生き過ぎた。歳月は人を変える。
年若いお前には想像もつかぬことであろうが。」
「―――結局ぜんぶ聞いちゃったんですよね。アンシェル兄さんも・・・」

  ソロモンがため息をつくように後を継いだ。
ジェイムズが律動的な靴音を立ててカールに近づく。
窓辺へ寄ったアンシェルがその分厚い生地のカーテンを下ろした。
退屈そうに長椅子に寝そべったディーヴァが子猫のようにあくびをひとつ
して物憂げに瞳を閉じる。続いて放たれたカールの悲鳴は、果たして彼女
に届いていたかどうか。
なかばあきらめたように、ソロモンが黙然とその瞳を閉じてつぶやいた。


「カール・・・・・かわいそうな、カール。」
       
               〈END〉
177名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:19:56 ID:v6BuJjMz
カール………w
178名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:47:40 ID:v6BuJjMz
IDがjじゃなくiだったらジェイムズになったのに……
179名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:48:18 ID:d3B0jzSA
カールたん………(´;ω;`)ブワッ
ぐ、ぐじょ…っ
180名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:19:15 ID:DJPusOSx
>>173
GJ!
カール・・・・・かわいそうな、カールw
181名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 02:19:31 ID:bBUaHCwb
>>173
GJ!
神光臨!!
シュヴァリエ、ディーヴァがものすごく好きなので、見つけて読んだ時は
すごく感動した。GJ!
ディーヴァが可愛いし、なにより仲良さそうで嬉しかったww。
また、ネタがあったらよろしく。
182名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 03:24:50 ID:md94kLqi
>>169
GJ!お前の拾ってる電波は俺の理想形かも試練…
ほんとエロ書いてくれ頼む。お前が書くエロスいのが読みたい

>>173
お前カールのこと好きでしょうがないんだろwwGJ!
183名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 13:51:00 ID:1cjZ4VUJ
173ですが皆様温かいレスを有難うございます。

>>181
私もディーヴァ好きです。彼女をデロデロに甘やかすシュヴァリエズを書き
たくて、はじめディーヴァと5人衆でドレス(メットの衣装)を買いに行く
「お買い物回・ディーヴァ陣営編」を考案したのですが、シュヴァリエ同士が
お互いに牽制しあってちっともエロ展開にならず、あえなくお蔵入りとなり
ました。とはいえ、では皆さんご一緒にとなるとジェイカルソロの保守派が2人きり
でなきゃイヤダとドン引きするので一向に進まず・・・。なにか良い打開策はありま
せんか?
184名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 17:12:29 ID:jKV6hApl
>>169
天然ボケのハジとか、ハジにアロハ着せようとするカイとか最高w

>>173
GJ。今はいい策が浮かばないが、検討を祈る。
185184:2006/10/19(木) 17:43:42 ID:jKV6hApl
あー…↑は>>173=>>183ってことでのレスでした
186名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:30:56 ID:bBUaHCwb
>>183
色々考えたけど、全員集合の買い物でエロ展開は無理www
187名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:55:47 ID:X2hs6AnW
>>183
試着室とかトイレの個室とかで順番にってのはどうかね?
188名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:03:06 ID:KwtHdsqH
順番いいなw でもディーヴァタンの体力持つかしらwww
189名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:05:17 ID:GQUzbss8
ディーヴァなめんなw
190名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:31:51 ID:V5lKgWcl
むしろシュバリエたちがディーヴァに足腰立たなくさせられそうだな
そして初めてちょっと教育間違えたかと思うアンシェル
191名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:42:07 ID:uEmaX5S/
上官殿!メットのディーヴァのお衣裳はオーダーメードだと思います!
192名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:56:13 ID:X2hs6AnW
ではフィッティングルームでエロエロは如何かな?
オートクチュリエが席を外した隙にディーヴァにイタせばよい。
仮縫い合わせの場合はマチ針が付いてるから少々スリリングなセクースが楽しめるであろう。
193183:2006/10/19(木) 22:59:35 ID:zQFxfRPQ
皆様アドバイス有難うございました!
順番・・・なるほど勉強になりましたw 果たして全員書けるのか・・?
すごく長くなるか、もしくは途中で挫折するかもですが挑戦はしてみます。
(挫折したらすみません)しばらくお時間ください。

>>191
むろんアンシェルの財布は魔法の財布ですので、イタリアかどこかの施設を
借りきって、デザイナーやパタンナーの有名どころを一堂に会した上での
「お買い物」になるかと思いますw
194名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:02:46 ID:uEmaX5S/
>>193
楽しみにしてますよ上官殿!

ラスカルの財布は魔法の財布♪
195名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 20:25:46 ID:RohKD89F
ちょっと質問。
最終回Bパートの沖縄って何月頃だろう…。
196名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:19:17 ID:72PZOhhS
>>195
とりあえず夏でいいんじゃね?
デヴィッド、アロハ着てたし
197名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:20:40 ID:p3USANiu
小夜「一緒に寝ようって…エッチな事するつもりでしょ」
リク「うん…」
小夜「じゃあ約束…挿入しようとしたら頭打つからね」
リク「うん…」

あ………は…………………んん………


ドカ!!
リク「ゴメッ!」
198名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:22:23 ID:YwQ8VOOE
>>197
元ネタ知ってるから妙に笑えた
どうせなら全部やっちゃえばいいのさ
199名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:35:24 ID:+f99ZMKs
>>195
メット爆破が9月じゃなかったっけ?
多分、初秋の沖縄じゃなかろうか?
200名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:39:03 ID:+f99ZMKs
>>197
元ネタ知らないから妙に萌えた
どうせなら全部やっちゃえばいいのさ
201名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:44:41 ID:GqdMikT6
蒸し暑い人吹いた
懐かしくなって、思わず全部読み返しちゃったじゃないか
でもあっちと違って、こっちは確実に血繋がってないから問題無いんじゃ。
202名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:03:04 ID:+gH/AqJr
>>196>>199、thx
203名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 00:27:34 ID:0Ecur6B2
204名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 21:42:34 ID:5Axn8/tP
神は何処だ…
205名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 02:41:56 ID:EAhB8Ptt
リ「あ、痛っ…」
小「リク、どうしたの?」
リ「包丁で指切っちゃった、大丈夫少しだけだから」
小「あ…」

ドクン

小「ちゅ…」
リ「え、小夜姉ちゃん?」
小(あれ、血が美味しい…何でだろ…)
リ「あ、あの小夜姉ちゃん…もう大丈夫だから」
小「あ、ごっごめん、何でかな私つい…」
リ「ううん、血も止まったしありがとう」
小「そっか…あ、絆創膏とってくるね」
リ「え、いいよ自分で…」
小「いいからいいから」


ジ「どうしたカイ、カッターなんか持って」
カ「いや…ちょっと…」




(つд`)神様ぁー…
206名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 03:11:50 ID:cgHqt+60
とりあえず投下
>>171
>>182

申し訳ない。あんまエロく書けなかった…orz

赤い盾が壊滅してから数ヶ月…。
あの頃、私とサヤはロンドンで戦っていました。
己の一族の眷属である「翼手」、もとは人間だった「人ならざるモノ」…。
数体居た彼らも最後の一体が断末魔の叫びとともに崩れ落ちました。
彼女は刀に付いた血を振り飛ばし、鞘に収めたところで今日の狩りは終わりのようです。

「…行こう。ハジ。」
「はい。」

ディーヴァの足取りは依然掴めず、出会った翼手を手当たり次第切り捨てるだけの全く効率性の無い抵抗。
人間の…赤い盾たちの支援を受けていた時は敵の所在の探索、サヤの体調管理と多くの恩恵を受けてきました。
休眠期も近いのに身体を休めることもないサヤ。肉体的にはもう限界が近いはずなのですが…。

と、急にサヤの体勢が崩れました。危うく抱き止めましたが、休息が必要なようです。
「…ハジ。」
「休んでいて下さい。」
彼女を抱き上げ、まずはこの場を去ることにしました。
とりあえず、彼女を休ませないと。


割と短時間で廃屋を発見できたこと、さらにあまり痛んでいないベッドを見つけられたのは幸運でした。
ベッドにサヤを横たえ、食料の調達に向かおうとした時、サヤが私の手を掴んでいることに気付きました。
「…ハジ。」
「何でしょう?サヤ。」
「お願い。抱いて…。」

…あの時、リクを失い、カイたちに別れを告げてから彼女と身体を交えることが多くなりました。
家族を失った寂寥感を埋めるためでしょうか。
「貴女が望むのなら…。」

…私は卑怯なのかもしてません。彼女の孤独に付け込んで、己の愛欲を満たしているわけですから。
ですが今の「サヤの望み」は私に抱かれること。
その使命を果たす為に彼女の服を脱がせながら、彼女の身体にキスを降らせる。
首筋に舌を走らせ、双丘を揉みしだく愛撫を続ける。
「…ぁん。」
彼女の声が艶を帯びてくる。秘所に手を忍ばせると、潤っていた。彼女の準備も整ったようです。
自分の服を手早く脱ぎ、サヤの身体を改めて抱きなおす。
「行きますよ。サヤ。」
「…来て。」

暖かい彼女の中。己が分身を出し入れに合わせてサヤが喘ぐ。
初めて彼女と身体を交えたのは何年前の事だったでしょうか?
これ以上に無い至福の時にひたすら酔うだけです。
「…ハジっ!。」
絶頂に達したのでしょう。彼女が私を締め付け、その心地良い刺激に精を放つ。
「…サヤ!」
207名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 03:13:19 ID:cgHqt+60
性向を終えてからわずかな時間でサヤは眠りに落ちました。
やはり、限界が近いのでしょう。深い眠りにある彼女を腕の中に収め、髪をなでる。

「…カイ。ただいま。」
彼女の寝言に心臓を貫かれる思いがしました。
彼女が本心から望んでいるものは沖縄の「家族に包まれた平穏」。
その幸せの中にきっと私は居ない…。
…何より、「サヤの望み」はディーヴァを殺した後に「私に殺されること」。
その時に私はサヤを殺せるのでしょうか…。
…私は彼女に生きて欲しい。ですが、彼女が望む以上…。
そして、彼女を亡くした後の私はどう生きるべきでしょうか。
彼女と違い、たったパン一切れで私は帰る場所をなくしています。
何年も、何十年もこの問題の解が出ません。

・・・・・・・

「懐かしい、夢ですね。」
ここはOMORO。サヤの帰るべきだった家。そして私も受け入れてくれた場所。
あの頃はディーヴァを倒した後に「サヤを殺さずに済む」どころか「自分の家」までできるとは思っていませんでした。
サヤも、カイも双子もまだ布団の中なのか、今はこの場にいません。
ですが、もう数時間もすればこの場に姿を現してくれるは筈です。
私もサヤも、もう孤独ではない。

それはそうと、昨夜も例のごとく「なんとなく宴会モード」に突入してからの記憶がありません。
…何故か嫌な予感がしました。まずは洗面所に向かう事にします。
「…今回はコレですか。」

ええ。今回は「米」でした。
…私は今、この生活にとても満足しています。
ですが、幸せと引き換えに何かを失っている気がするのは気のせいでしょうか?
208名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 03:46:50 ID:X7suusR0
>>205
カッターwwwどうせなら派手に喧嘩して血塗れ帰宅にしなよカイ

>>207
くわーっGJ!切ねえ(つД`)
ハジも幸せにしてくれてる、宴は戦なの!シリーズがすげー好きだわ
209名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 04:25:35 ID:xwOK+DNt
>207
小夜の幸せにはきっとハジだけでもカイだけでも足りない。
エロさにこそ乏しいけれど、心温まるいいお話をありがとう。
あなたのハジの、何ともいえないとぼけた味が好きです。
210名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 15:47:54 ID:qvMxaMA3
小夜の辛さはセクロスしても解消されない。やったとしても、
一時的な慰めであって物事の本質は解消されない。
不憫だなと思う。ディーヴァと同等に。
211名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:06:44 ID:L2n2LCwu
>宴は戦なの!シリーズ

面白いwwwww
212名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:41:17 ID:YJ9Fhz+Z
>>205>>207もGJです!ネ申はまだこのスレにいらっしゃる…。

>>205
最後の泣いてるのがカイかとオモタwww

>>207
ハジ本人乙とすらオモタ。文自体は短いのに深みがあるなあ…。
正直羨ましい。

そして>>208のレスになんか妙に笑ってしまったw
>>205読んで喧嘩して血まみれ勧めるなw しかも宴は戦なの!シリーズってwww
213名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:57:24 ID:+nXuCSuc
>>207
乙です。>>209に同意で、サヤにとってハジもカイも同等の大切な存在だと思う。
いいSSをありがとう。

住人さんが減っちゃった気もするけど、やっぱこのスレ大好きだ!
214名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 01:46:22 ID:yKBrZfNh
投下します。ディーヴァ×ソロモンで。
ソロモンが小夜に会うかなり以前を捏造。
215傷痕 ディーヴァ×ソロモン:2006/10/23(月) 01:53:35 ID:yKBrZfNh
傷痕



 彼女と初めて会ったのは、薄暗い地下。
 義兄の血を舐めながら、自分を見つめて笑った、あの笑顔をよく覚えている。
 遠のく意識の中で、彼女がおいしそうに音を立てて、自分の腹から流れた血を飲んでいるのを見ていた。
 とても怖い生き物だ、と思う反面、
 とてもうつくしい生き物だ、と、思った。
 訳も分からず、最初は義兄の為だったのに、
 目が覚めて、彼女の為に生きる存在になったことが、なぜか嬉しかった。



 静かな室内に、ちゅうっ、と、瑞々しい鳴き声が響く。
 何から何まで最高級のもので固められ、手入れの行き届いた部屋である。
 その中央に据えられた、真っ白なベッドの天蓋が揺れていた。
 ちゅ。ちゅう。
 控えめな鳴き声は、一言も喘ぐことがない。
 と、突如、揺れる白い天蓋の薄布から、にゅっと足が飛び出してきた。
 若い女の足だ。足は鳴き声に合わせ、く、く、と揺れる。
 ディーヴァのものであった。
 ディーヴァは自らのシュバリエをベッドの上に連れ込んで、キスをさせていた。
身じろぎする度、ディーヴァの足が天蓋に触れ、ふわふわと揺れる。この天蓋つきベッドは
ディーヴァのお気に入りで、遊び回る気が起きないときは、一日中このベッドでごろごろしている。
「ん」
 声が漏れる。ディーヴァのものではない。男の声だ。はあ、と、苦しげに息をつくが、睫毛の間
から垣間見るその顔は、そんな声とは裏腹に涼しげだった。
 ディーヴァは舌で口蓋をなぞり上げると、唇を吸ってキスを止めた。混ざり合った唾液が生暖かく
喉を落ちる。
「……」
 押し黙ったまま、目の前の男……ソロモン・ゴールドスミスと呼ばれる、自らのシュバリエを睨み付けた。
 彼はうつむき、ディーヴァにかからないように抑えて息をついている。ディーヴァが何を言うでもなく、
すぐに顔を上げると、またディーヴァを優しく見つめる。完璧な対応だ。肉の薄い唇は吸い上げられて震える
こともなく、ご機嫌を窺うべく、半分開いたままでこちらを待っている。
 なんと美しいこの所有物。
 ディーヴァは、ふん、と鼻を鳴らす。
「……つまんなーい。」
「そうですか。」
 答える声は穏やかで、甘い。
「髪を撫でて。」
 求めにはすぐに応じられ、長い指が髪を撫でる。
 ディーヴァはいくらか気分を直し、満足そうに目を閉じた。
 シュバリエは4人いるが、この男の指が一番好きだった。皮膚と爪の色も、長さも、
込める力も申し分がない。伸ばすときにはガラス細工に向かうように伸び、撫でる時には
水が伝うように撫でる。
 しかし不満なことには、この男が、シュバリエ一従順であるということだった。
216傷痕 ディーヴァ×ソロモン2:2006/10/23(月) 01:58:22 ID:yKBrZfNh
「……」
 薄目を開けてソロモンを見る。彼は寡黙に、こちらを窺っていた。
 その表情で、持ち直しかけたディーヴァの気分は、完全にまた傾いた。
「……つまんなーい。やめなさい。」
「はい、ディーヴァ。」
 一分の余韻も残さず、ぴたりと指が止まる。
 ソロモンというこのシュバリエはとても従順で、おとなしく、まるで機械のようだ。
 喉が渇いたと言えばすぐジュースを用意するし、歩くのがつまらないと言えば車を
呼んでくれ、どんなことも完璧にディーヴァの求めに応じる。
 シュバリエの理想の在り方そのままに、ディーヴァの命令ならば何でもする。恐らく、
どのシュバリエよりも彼が一番シュバリエらしい。
 しかし、それはこと「従順」ということにおいてであって、彼の態度のそのほかは、
ディーヴァの望みのままではなかったのだった。
「……」
 こうしている今も、ソロモンは微動だにせず、いつものほほえみを貼り付けている。
 この男は、命令は全て聞くけれど、命令しなければ、殆ど何もしないのだった。
 こちらが話さなければ何も話さない。
 こちらが呼ばなければ訪ねてこない。
 こちらが腕を伸ばさなければ、指を差し出そうともしない。
 そしてもう一つ、ディーヴァが何度命令しても、ディーヴァと体を重ねることは
しない。
「ねえソロモン。わたしのこと愛している?」
 子猫のような仕草で頬をすり寄せ、上目遣いに見つめれば、すぐにその端正な顔が
微笑みで満ちていく。はい、と優しげな顔が頷いた。
「勿論です。ディーヴァ。」
 戯れの問いと、いつもの答え。その一点の狂いもない100%の呼吸は、ディーヴァを
ますます不機嫌にさせる。
「うそつき。じゃあ何故わたしを愛してくれないの?」
「ディーヴァ……」
 途端に微笑みが崩れる。思いきり芝居がかった仕草で溜息をつき、ディーヴァはいたずらっぽい目を
瞬かせて、スーツを着たままの肩にしなだれかかった。
「なぜ抱いてくれないの?」
「……ディーヴァ、それは」
「ソロモン!」
 ディーヴァの声が甲高く室内に響いた。
 その響きには、先ほどの甘えた少女などどこにもいない。
 たおやかな女王の指が、ソロモンのネクタイをぎりりと掴んだ。
「シュバリエとは?」
「……あなたの夫であり、恋人であり、父親であり、」
 ネクタイを掴む手に力を込める。キリ、と上等な布が音を立てた。
「兄であり、弟であり、あなたを愛し、あなたを守護し、……」
「つまり?」
 僅かに速まった心音を聴きながら、眼孔を開いていく。青く発光する瞳でソロモンの両目を捕らえ、
掴んだネクタイを引く。
「あなたの―――」
 息がかかる程の距離で、緊張したような、ソロモンの息を飲む音が聞こえた。
217傷痕 ディーヴァ×ソロモン3:2006/10/23(月) 02:01:24 ID:yKBrZfNh
「下僕です。」
 揺るぎなく答えは用意され、微笑みさえ浮かべてディーヴァはソロモンを見つめた。
 その眉はひそめられることもなく、いつもと変わらない表情だ。
 ふん、と鼻を鳴らし、ネクタイを掴んだまま胸元に耳を当てる。
 トクトクトクトク、と、本能の恥じ入る音がしていた。
 優秀な心臓は主の機嫌を損ねたことを恥じ、罰の予感を察知している。
「――――可愛い音。」
 いくらか気分が和らいでいく。
 が、ほっ、と息をついたような男の声が聞こえると、ディーヴァは青い眼だけをちろりと動かした。
「ソロモン。」
「――――はい。」
 殆ど首を締め上げるような形でネクタイを引くと、ソロモンの眉が一瞬ぴくりと動いた。
「わたしを愛しなさい。」
 ディーヴァは唇を開き、赤く濡れた舌を出すと、誘うように男の唇をゆるくなぞった。その
跡に熱い吐息を吹きかけ、たっぷりとした舌の肉で、薄い輪郭をなぞり、軽くこじ開けるように唇の合わせ目に挿れる。
蒼穹のような二つの瞳が熱に揺れ、密かに溜息が漏れた。
 舌を出し、キスを誘うように唇に近づけて、ふいに、ディーヴァは身体を離した。
 驚いたような双眸とかち合う。
 ディーヴァはぺろりと舌で唇を舐め、挑戦的に目で問い返した。
 ソロモンが自分から欲情する様を見たいのだ。
 このうつくしい機械が生き物になって発情する様を見て、嬲り、心底自分の許しを
乞うて泣く様を見たい。自分のものにしたい。
 繊細な爪は含めば甘く、首筋の皮膚の薄さと弾力、血の甘さはシュバリエの中でも随一だ。
金色の髪の一本一本の細さ、やわらかに指にからみつく感触など、世界中のどのお人形も敵わない。
 しかしどうにも「おいしくない」。
 彼には、ディーヴァへの欲望が足りないのだった。
 欲望の炎を燃やすのは、欲望だというのに。
(さあ)
 ディーヴァは猫のような目で、自分の誘惑の効果を待った。
 ソロモンはゆっくりと瞬きし、熱に揺れ始めた硝子を瞼の中に閉じこめる。
(はやく)
 そして、右腕がぴくりと動き、ついに指がシーツから離れていく。
(はやく)
 その指が―――――――
(……え?)
 ――――――迷ったようにほんの二ミリ、シーツから浮いた後、またもとの場所へ戻っていた。
 男の指は上品にシーツの上に置かれ、あれほど揺れた青い硝子玉は、冷えてこちらを見ていた。
「………」
 ソロモン。
 返事が返って来るのを待たず、ディーヴァはソロモンの腕を引きほどくと、
クローゼットに向かって思い切り投げ飛ばした。



 ヒュ、と、空を切る音がした。自分の体が投げつけられた音だ。
 ああ、買い換えなくてはならないな、と、状況に不似合いなことを考えながら、
ソロモンは受け身を取ることなくぶつかって行った。もの凄い音がして、予想通りクローゼットの
扉がバラバラに砕け散る。
 苦痛で身をよじると、がらん、という音がした。
 ディーヴァの為に拵えたオートクチュールのドレスが、自分と共に無惨な破壊の中に横たわっていた。
木の粉や取っ手の破片が巻かれた床に、美しい光沢のシルクシフォンや、意匠を凝らした細やかな刺繍が、
破れ、ほつれて、ぐったりとしている。ソロモンは心のどこかでこの遺体たちに同情と、わけの分からない
「羨望」のようなものを覚えた。
218傷痕 ディーヴァ×ソロモン4:2006/10/23(月) 02:08:32 ID:yKBrZfNh
 はらり、と左の視界に一瞬虹が煌めく。クローゼットの切れ端にひっかかった金髪が、頬に降りたのだ。
 その虹の向こう、ディーヴァが壮絶な顔をして自分を見下ろしていた。
 素足に破片が刺さるのも構わず、つかつかと歩みを進める。
「……」
 瞬きと息づかいが聞こえてきそうな程の静寂。
 ソロモンは、主人の命をじっと待った。
「―――――」
 その間、ほんの数十秒だろうか。しかし、ソロモンには何時間もの静寂のように感じられた。
 静かな空気がキィンと耳をつく。
 静寂の中、うつくしいその顔が、暗く歪んだ。
 ハ、と笑ったディーヴァは、ソロモンを殴りつけ馬乗りになると、今度は素手で首を
思い切り絞め上げた。
「ぐっ、……」
 第一声を堪えることは出来なかった。
「…く、……っ……」
 空気を遮断され続け、生理的に体が震えてくる。しかし、呻き声を上げても、ソロモンは腕を動かさなかった。
 主人の仕打ちに対し、何の行動も示してはならない。たとえそれが理不尽でも、自分は命令を聞くだけ。
 霞んでくる主人の青い煌めきが、自分の奥底の赤色を捉え、焼き付け、また青色を撃ち返される。
「お前って、本当に駄目な子。」
 ぐ、ぐ、と、力が込められていく。込められる力に、身体が自然と沿う。
 しかし、動いてはならない。
 気が触れたように、静かに、ディーヴァは力を込めて絞め続ける。
「今すぐここでわたしを犯しなさい。そしたら許すわ。」
「、く………ふ、…………」
 無抵抗の意識は簡単に遠のいていく。ディーヴァは忌々しそうな顔をしながら、愉しげに力を込める。
「ほらぁ。首が折れちゃうわよ?」
「………ぐっ…」
「あ。」
 ごきり。
219傷痕 ディーヴァ×ソロモン5:2006/10/23(月) 02:09:38 ID:yKBrZfNh
 ……
 首の筋肉と骨がゆっくりと戻ってゆく。ディーヴァや自分たち翼種でもかろうじて聞くことの出来る、
小さな音だ。溶けるような、何かが組み立てられるような音を立てて、肉体が元に戻り始める。
 ソロモン、と、名を呼ぶ主人の声がした。朝、まどろみの中で聴く、ぼんやりとした鐘の音の様だ。
 胸元が冷たく、生暖かいもので舐められた。ディーヴァがシャツをはだけさせていた。
 鎖骨を舐めたディーヴァの舌は、そのまま、首筋、顎を唇でなぞり、やがて震えている唇に辿り着き、
キスをされた。
 くちゅ、と、わざと音を立てて舌を絡ませてくる。ソロモンは重い体で、舌だけを動かして応じた。
「んん……」
 ぐちゅ、と、音を立てて口内の唾液を流し入れられる。ソロモンは思わず眉をひそめる。
 自分はこういうとき、音を立てるのをひどく嫌っている。ディーヴァは勿論、それを知っているのだ。
 じゅるりと唾液を塗され、舌を吸われ、唇の肉を弾ませて、歯列をなぞられる。はっきりとしてきた
意識が、ディーヴァに従わねばならない、と告げる。やわらかだった舌を固くさせ、ぴったりとディーヴァの
求めるように動いた。
「ん……、ふぅ………んん……」
 ディーヴァはそのままソロモンを押し倒すと、唇を離した。唾液が細く糸を引いたのか、もう一度口づけされ、
啜られて、体温が遠のいた。
 ディーヴァは身体を起こしたようだった。
 ソロモンは目を開けて、眼球だけでディーヴァを見つめた。
 ディーヴァはとても愉しそうな顔をして、暫くソロモンの顔を見、首すじを見、鎖骨を見、
身体を眺めてから、無言でシャツをはだけ始めた。ズボンの前までも開いてしまうと、今度は自分の
ドレスに手を掛ける。ボタンを外そうとして、やめ、それを裂いた。三日前にアンシェルに買わせた、
白い生地に青いバラの刺繍があるお気に入りのドレスだった。
 繊維がほどけ、まろみを帯びた陶器の胸がこぼれる。ドレスを裂いたその手で、のど元から
乳房までなぞり下ろす。そして、少しだけ爪を立てて、血を滲ませる。くらりとする芳香が漂ってくる。
少量でもそれはくらくらとソロモンを誘った。
 血。
 自分と女王を繋ぐ血。
 その匂い。目を閉じていても察知出来る、皮膚を突き破った瞬間から立ちこめる強烈な芳香。
「ディーヴァ……やめて下さい。」
 自分はどんな顔をして拒絶したのだろう。ディーヴァは気分をよくしたように笑うと、男根を握った。
同時に胸の突起に触れ、ぎゅっとつまみ上げる。粘土遊びのように指で捏ね、もう片方の手にある性器を
なで上げる。胸を愛撫しながら亀頭にキスをすると、すぐに硬く熱を持つのが分かった。
 唇を離して手でしごく。
 しゅ、しゅ、……と、肉を規則的に擦り上げる音が響いた。
 そこが生理的にいやらしく水音を立てるのに、そう時間はかからなかった。
「……ディーヴァっ……!」
「あははっ……きもちい?」
 ディーヴァの嬉しそうな笑い声を受けて、ソロモンの頬が羞恥に染まった。ディーヴァは笑いながら
両手を腹に置くと、蛇のようにそっと這わせ、そそり立つ男性器を撫で上げた。くん、と立つそれは、
どんなに清潔や紳士らしさを心がけていても、結局は欲望に負けてしまうよう出来ているのだ、とでも言い聞かせる
ように、赤黒く、グロテスクに充血していた。白いディーヴァの手はどこまでも無垢に、どこまでも淫らに、
ソロモンのそれをこね回す。裏筋をなぞり上げられ、耐えたのに息が漏れる。
220傷痕 ディーヴァ×ソロモン6:2006/10/23(月) 02:11:00 ID:yKBrZfNh
「ディーヴァ、やめて下さい。……お願いします。」
「嫌よ。」
 ぴしゃり、と言い、ディーヴァは親指と人差し指で輪を作る。
「さ、見て。これは指輪なの。」
 ソロモンの胸に押し当て、充血した肉棒にくぐらせる。ディーヴァの白い指で出来た指輪が性器を進んでゆく。
「プレゼントよ。」
 白い指輪は解かれ、かわりに無垢な両手がソロモンの性器を包む。温かい手のひらの感触は、先ほど胸元から
流れていた血の匂いを彷彿とさせ、触れられてもいない背筋が震えた。
 ディーヴァの手が丹念に性器をしごく。ぞくぞくとした甘い痺れが、精神の手綱を奪っていく。いけない、と
思うのに、体は言うことを聞かない。先からぷくりと液体が滲み出るのを見て、ソロモンは罪悪感に目を伏せた。
 ディーヴァはほくそ笑むと、しごく手を止めて唾液を滑剤代わりにたらし、それをほおばった。
「うっ……、」
 声が漏れる。それに気を良くしたのか、ディーヴァは舌を動かしながら徐々にスピードを上げていく。歌を歌う
唇と喉が、空気と体液の入り交じった淫らな声でがなるのを、ソロモンは悲しい思いで聞いていた。
「やめて下さい、ディーヴァ。もう、これ以上は……」
 舌が細やかに肉の棒を舐め回す。その舌は、もはや男を悦ばせることに手慣れた娼婦のものだった。
 頭がくらくらする。このような行為から縁遠いソロモンには耐性というものは殆ど無く、与えられる熱と痺れは、
相当のものだった。
「……ぐっ……!」
 ディーヴァの顎が動き、喉の奥に深くくわえ込まれる。
「は……ァ……あぁ……」
 抑えようと思っても声が出る。自分の快感とは別のところに、また別の、すさまじい快感がうずくまっている。
これはディーヴァのものだ。
 男の持つ快感のそれとは全く種類の違うそれが、じわじわと導火線の燃えるのを見つめている。
「ディーヴァ……!」
 官能に流されながらも何とかディーヴァの肩を掴み、止めようとしたその時、ディーヴァは音を
立ててソロモンのそれを吸い上げた。
 バチリ、と、大きな何かが頭の中を打った。
 ああ、と、何か声を上げたような気がした。
 ソロモンの性器は、脈打ちながらディーヴァの咥内に射精していた。
221傷痕 ディーヴァ×ソロモン7:2006/10/23(月) 02:18:54 ID:yKBrZfNh
「かわいいソロモン、わたしの可哀想なソロモン。」
 濡れそぼった秘所に、果てたばかりのそれをあてがわれる。射精したばかりのやわらかな性器を
踊らせるように腰をくねらせると、むずがゆいような快感がじわじわとひろがってゆき、
たまらなくなってくる。既に二度目の射精を待つように、性器は硬く張り詰めていた。
 たまらない。とてもたまらない、とてつもない罪悪感だった。
「あいしてあげる。」
「ディー……ヴァ……、やめて、下さ……」
「だぁめ。」
 ぐちゅり。
 ディーヴァは腰を落とした。
「ァ、ああぁぁ」
 電流に似たものが、脳を痺れさせた。
 快楽に濡れた声が、瞼から流れる。
 馬乗りになって、腰を動かした。その後を、粘つく水音が添う。
 肌と肌のぶつかる音、水音がひどく淫らで遠い。
「あぁ、ぁ、ぁ」
「あ……あっ、……あっ、あっ。」
 声の漏れるままに任せ、夢中で腰を打ち付ける。繋がった肉から、ディーヴァの腕が無理矢理に
精神を侵していく。脳まで達したそれは、真っ白く、手招きをしている。
「ソロモンっ……ソロモンっ!」
 結合したところから、空気と混じった愛液が溢れている。
「あんっ、あっ、あぁっ」
 首をのけぞらせて、ディーヴァはよがる。
 ピストンを繰り返すたび、ひどく頭が痛んだ。目線を落とすと、ディーヴァの淫唇がめくれ、
膣が擦り上げられていた。今ディーヴァの白い腹を貫いているのは、紛れもない自分だ。
「あんっ、あっ、あ…ははっ、あ、あはっ。」
 ディーヴァはがくがくと首を揺らしながら、笑っていた。
「ソロモンっ、ソロモンっ!」
 悲鳴のように笑いながら快楽を貪る。ソロモンはたまらず、とうとうディーヴァの
腰を抱き寄せた。しかし、その敗北を何より望んでいたはずのディーヴァは気にもとめない。
そんな些細な感覚はもはや認知されないのだろう。
「ディーヴァっ……。」
 ソロモンは苦しげに呟く。暖かな膣とは違い、抱きしめたディーヴァの体は汗で冷たく
震えていた。まるで別物のような体温が、ひどくいとおしく、痛ましかった。
 腰の痺れは止まらず、ディーヴァはソロモンの背中に腕を回し、深く、深く、
滅茶苦茶に自分を突き上げている。そして、いつしか、それはディーヴァだけではなく、
ソロモン自らもディーヴァの腰を掴み、腰を動かしていた。
 もっと、もっと。
 焼き切れた頭は、注がれても注がれても際限なく快感を求め続ける。
「あはっ、あン、あ、あ」
 ディーヴァの嬌声が、頭の中に響き続ける。
 これをもっと聴きたい。
「あははははぁ」
 笑いながら膣内を締めつけられ、とうとうソロモンは果てた。少し遅れて、精液と絶頂と凄まじい痛覚が
伝わってくる。自分のものではない。
 ディーヴァのものだった。
222傷痕 ディーヴァ×ソロモン8:2006/10/23(月) 02:20:44 ID:yKBrZfNh
 ディーヴァは涙を流しながら、肉棒を銜え込み、狂ったように笑い続けている。
 この主がいとおしかったからこそ、全ての願いを叶えようと思った。
 何でも言うことを聞く人形になろう。自分の願いを主に塗りたくることなく、分相応を弁える、
完璧な人形に。
 この少女を愛していたからこそ、自分の欲望は何一つとして向けたくなかったのに。
 ひとしきり射精が終わると、ディーヴァは繋がったままソロモンを見下ろしていた。
 結合部から流れ出てきた白濁を指ですくい上げ、口に運んで味わう。
 ディーヴァはそれを唾液で溶いた後、呼吸を整えるソロモンの唇の端に垂らした。
薄く開いた唇に、生ぬるい液体が伝う。
「舐めなさい。」
 ソロモンは命令通り、それを弱々しく舐めとった。
 苦く、甘い。
 ディーヴァは汗の浮かんだ肌をさすり、ソロモンの金色の髪を撫でていたが、ふと、
ぽつり、ぽつりと涙の零れた頬をくすぐったそうに撫でた。指先に水がついているのを見、
強くこすろうとした手を、ソロモンが止める。
「……なあに?」
 ディーヴァはくすくすと笑った。
 ソロモンは体を起こし、ディーヴァを抱きしめた。
「ソロモン。」
 名前を呼ばれて返事をしなかったのは初めてだった。
「ソロモン?」
 ディーヴァが表情を見ようと体を離そうとするが、ソロモンは腕の力を弛めず、彼女を抱き続けた。
 ディーヴァは自分の涙など気にもせず、おかしそうにくすくす笑っている。なぜ泣いているのかなど、
考えもしないのだろう。
 やがて、ソロモンに抱かれるまま、うとうととまどろみ始めたようだった。涙を乗せたままの
睫毛が震え、裸の肩を撫でる。
 唾液を飲み込むと、舌の奥にまとわりついていた愛液の名残か、ちりりと苦かった。
 自分はなぜあのとき、あのうつくしい生き物に食べ尽くされてしまえなかったのだろう。
 ソロモンは、今は無い傷痕を押さえた。
 あの痛みと恐れと、とてつもない喜びを感じることは、もうないのだ。


 (end)
223名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 14:29:12 ID:pvE+m+OB
GJ!!
エロいだけじゃなくてソロモンの気持ちがよく描かれていて、こんなことがきっとあったに違いない!と思わせてくれるよ。
とにかくGJ!
224名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 17:19:27 ID:vnZ/qtbJ
>>215-222
ネ申はまだ我等を見捨ててはおらんかった
罪とエロスと哀しみ・・・この奥深さ、苦みばしった味わい
たまらなく濃厚美味です。GJ!
225名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 17:40:59 ID:UMWSzKSh
>>222
ひとつ前の「宴は戦なの!」w同様、>>210の言うような
小夜とディーヴァの持つ本質的な哀しみを描いていらっしゃると感じた。
GJです。
226名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:10:50 ID:Viio2Sea
>>222
エロくて切ないねぇ
GJ!
227名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 04:19:48 ID:/HE9FppB
ハジ小夜もソロディヴァもGJ!
どっちも切なくてきゅんきゅんしました。
そしてナイスな言語センスの>>208、僕のシュヴァリエになってよ!
228名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 22:52:37 ID:Bo1Q0iW7
保守
208氏の人気に嫉妬しつつ、小ネタをコソーリ投下。
やっぱエロはムリポ…。173氏や215氏がウラヤマシス

○月○日
ハジを従業員に雇うことを決めた。まぁアイツが居てくれた方がサヤも喜ぶだろう。
…ハジ、額の「肉」まだ落ちてないぞ。

同日、17時半より開店。
サヤとハジが居るお陰か、妙に客の入りが良い。で、どんどん注文してくれるもので厨房もフロアも修羅場になりつつある。
そんな中でもサヤも双子も接客に廻っている。双子が笑顔なのはいつもどおりだが…。うん。やっぱサヤは笑顔で居るべきだな。
…ハジ。サヤを見つめたい気持ちは心の底から理解できる。
でも今は業務時間で、お前は従業員な訳だ。頼むから会計に向かってくれ。

○月×日
最近、店の売り上げが良い具合に伸びてる。ハジのお陰か女性客も増えてるみたいだ。
娘二人の小遣い上乗せは決定事項として、今後の戦略はどうするべきか…。
ハジのヤツ、料理もそつなくこなしてるし、この先2号店でも出すことになればアイツに任せてみてもおもしろいかもな。

△月○日
デヴィッドが飲みにきた。
…そういえばコイツですらアロハなのに、何でお前は執事服なんだ。
とりあえずアロハシャツ、ついでにサングラス、おまけにノリでウクレレを渡してみる。チェロなんてお高くとまった楽器が弾けるくらいだし、同じ弦楽器だからちょろいもんだろ。
…スマン。その腕のこと、忘れてたわ。次は長袖で明るい柄のヤツでも探しとく。

△月◇日
理由は何だったか忘れたが、宴会モードに突入してる。ハジはいつも通り、サヤと双子に捕まってる。何となく外の空気を吸いにいく。
「良い夜空だ…」
あの頃は夜空を見上げる余裕なんてあった記憶がない。でも今は、もう誰も傷つくこともない。
…この幸せ、いつまで続けられるのだろうか。ま、考えるだけムダか…。なんくるないさ。

テーブルに突っ伏してるハジを脇目に部屋に戻ると双子が居た。何故かわざわざ俺のベッドで寝てる。
「まぁ俺が床で寝ればいいか。」
思わず呟いた時、凄まじい勢いでベッドの中に引きずり込まれた。
「…折角、誘ってるのに!」
「カイの甲斐性なし!」
ちょ、ちょっと待て!まず落ち着け、そして服を着ろ!
あ、待て!チャック下ろすな。ボタン外すな!
お前ら何をくぁwせdrftgyふじこ

翌日
…太陽が黄色い。まぁ別に眠いわけじゃないが、とりあえずしんどい。てか死にそう。まさかあそこまで絞られるなんて…。
あ、ハジ。額の文字に三つ編みと、今回はえらく凝ったことされてるな。
230名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:23:52 ID:t2dwzLRE

小夜ねえちゃん、ボクがお風呂入ってるのに「やだリク、入ってたの!」って
間違えたふりして入ってこないでね。
しっかりぼくのおチン○ン見てるのもわかってるんだよ。


僕もその…女の人って、お尻の下に、もう一つお尻があるんだなって、
いつも見ちゃうんだけど……小夜ねえちゃんが自分で見せてるんだからね!!
231名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 02:08:01 ID:PS4SFLYY
なにやらツンデレ気味なリクが良さげだっ
232名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 03:41:42 ID:gGqqfBVe
    _, ,_
  ( ゚Д゜)オシリノシタニオシリ・・・・
233名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 07:43:59 ID:3x8EqYko
つ(お尻の下の穴)



漫画でリクが襲われたぞ。(未遂に終わってたが)
234名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 11:51:14 ID:WquXE0aY
前から気になってたんだけどここは漫画版でSSやってもいいのかな?
アニメ限定?
シャールと小夜の鬼畜プレイを読みたい人…はいないよな
235名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 13:25:47 ID:/5nChiEC
>>234
こ こ に い る
236名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 15:50:14 ID:gGqqfBVe
>>233
    _, ,_
  ( ゚Д゚) オシリノシタノアナ・・・・・・



・・・・・ア・・ナルッ・・!!!!ww
237名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 16:13:22 ID:BFlNVbyp
>229
GJ!
いつもすてきなSSをありがと。

小悪魔的にエロい双子に萌え。
双子視点だったら、カワユいエロになりそうだ。
238名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:24:56 ID:5bt5bsxE
>>229
208です。…ジョークだったのに…採用ありがとう。そして今回もGJ!
>カイの甲斐性なし ←韻を踏んでるのがナイス
そして、
>…この幸せ、いつまで続けられるのだろうか。
シリアス修羅場フラグか!?宴のみならずOMOROは戦なの到来か!?とgkbrした

>>230
リク…………えろいよおまえ

>>234
カムヒァ!!
239名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:00:41 ID:Y09tFIn1
>>229
グッジョブ。…なんかお前さんのSS、可笑しくていいわ。

放送が終了し、若干とはいえ過疎って来た今日この頃だが、
ここはひとつスレ住人がお題を作り、有志がSSやネタを製造するなんて
どうでしょうかね?
240名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 02:01:39 ID:069YPkwh
すみません、以前ディーヴァ陣営のお買い物話を持ちかけた者ですが・・・。
とりあえず半分、カール編とソロモン編を書いたので投下します。
241お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:03:39 ID:069YPkwh
 ディーヴァと彼女のシュヴァリエが一堂に会するのは久しぶりの
ことであった。パリ有数の、とある服飾メーカーの工房である。
名前を聞けばだれもがああ、とつぶやくほどの老舗であった。その広い
工房にコレクションの時期でもないのに、これほど多くのクチュリエ達が
集うことはまれであろう。ある者は幾種類かの生地見本を抱え、またある
者はマチ針を口に含みメジャーと裁ちバサミ、服地を携えて入れ替わり立
ち代り試着室へと出入りする。その中には本来この場にいるはずもない、
他社専属の者の顔も多くあった。この超一流の人材が今日はただひとりの
女王のためだけに集められたのだ。

その試着室に続く、最重要の賓客のみが通される豪奢な応接室に彼らはいた。
壁際の柱に立ったままもたれて、じっと腕を組んでいるジェイムズ。
ソファに深く腰掛け、ワイングラス片手に扉へ眼を遣っているアンシェル。
そのソファの脇にかるく体を屈めて、彼に何やら耳打ちしているソロモン。
ネイサンとカール、そして彼らのあるじであるディーヴァの姿は見られない。
その三人はちょうど今扉の向こうで、ドレスを見立てているはずであった。
いずれメットで行われるディーヴァの公演で、彼女の身を包む舞台のドレス
を。

「一応ひととおりクチュリエ達に準備はさせておいた。だが無論ディーヴァ
の気に入る物でなければならぬし、プロデュースするネイサンの意向もある
はずだ。彼らの眼にかなう品が即座にあるとは思えんが…。まあ叩き台には
なるだろう。見合う物がなければ、また作らせればよいのだからな。」

  アンシェルがソロモンに対して穏やかに口をひらいた。
「カールも一緒ですよ。…あまりお邪魔していなければいいんですけどね」
  口元に苦笑をにじませながら、ソロモンがつぶやく。
「衣装。…くだらんな。ならば何も我ら全員が揃うまでもない事ではないか」
  彼らの背後で腕を組んだまま、硬い声でジェイムズが言った。

「無論ディーヴァの為ならば護衛の車を準備するなど容易い事だが…。この
私に衣服の良し悪しなど判別できるはずもないし、それは貴様らも同じ事
だろう。無駄な労力だ。――ましてアンシェル、たしか貴様は今日、財界の
要人と会食の予定があったのではなかったのか?」

「―――我らがみな付き随うこと、それこそがディーヴァのお望みだ。」
  アンシェルがグラスを脇に置きながら答えた。

「すべては彼女の意思が優先される。…それにそもそも私はディーヴァの
望みをかなえるために今の地位を築いたのだ。利権に目のくらんだ人間の
相手をするより、彼女の衣装を見立ててその美を讃えることの方がどれほど
望ましいか知れぬよ。」

「―――アンシェル兄さんでも、そのように思われるんですね。」
「無論。」
  どこか嬉しげに微笑むソロモンに、アンシェルもにやりと笑みを返す。
「彼女にかしずく者としてじつに心楽しい職務だ。―――その身を美しく
飾らせることも、ひとつひとつその飾りを剥いでゆくことも。」
「……兄さん本当にまだ枯れていませんね。ある意味尊敬に値します…」
  答えに一瞬困って苦笑するソロモンをさえぎるように、ジェイムズが
むっつりと口をひらいた。

「私はそういった冗談は好かない。ディーヴァの言葉ならば従うのが当然だ。
だがそれで万が一にも計画に支障をきたすような事があってはならない。
――本来ならば今日は、ネイサン一人がつき随えばすむ仕事ではないのか?」

「あぁらノリが悪いのねェジェイムズ。そんなにイヤなのォ?今日のショッ
ピング……。」
242お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:04:44 ID:069YPkwh

  いささか華美すぎるほど華やかな男の声が響き、扉がひらかれた。
応接室の三人の眼が一斉にその声の持ち主に注がれる。ジェイムズのみは
見るなり大げさに眉をひそめた。――言わずと知れたネイサンの登場である。
「なぁにそのカオ。ンもぅ、すぐにでも帰りたくてたまらないような素振り
じゃない。」
  ネイサンの言葉に、嫌でたまらないような調子でジェイムズが答える。
「―――たった今、貴様の顔を見たからな。」
「あぁンもぅ意地悪ゥ!…ジェイムズったらホントにつれないんだからっ」
  芝居っ気たっぷりに声を震わせてネイサンがしなを作った。どこまで
本気でやっているのか見当もつかない。ソロモンがこらえきれずに小さく
吹きだしたそのとき―――――。



「帰る?―――そんなこと言ったのは、だぁれ?」

  くすくすと忍び笑いを含ませながら、美しくあでやかな女の声が
ふいに響いた。即座にアンシェルがソファから立ち上がる。
扉にもたれるように腕を預けたネイサンの脇をすり抜けて、かろやかな
足取りで少女が入ってきた。
彼らシュヴァリエの血を分けた唯一のあるじたる女王・ディーヴァである。
「どう?似合う……?」
  ちいさな子供がするように、ディーヴァがあどけなくくるりと回って
見せた。その動きにあわせて輝くばかりに白いドレスの裾が、まるで花が
咲いたようにうつくしく広がる。
続いて踊る長くしなやかな黒髪が、背に、肩に揺れてかかった。
それを見るアンシェルとソロモンの眼がひどくやわらかくなる。
アンシェルが小さく両腕を広げて彼女を抱き止め、感に堪えぬように一言
賞賛した。
「…素晴らしい!」
「ええ、とてもうつくしい。…本当によくお似合いですよ。ディーヴァ」
  彼女に歩み寄ったソロモンが優しく微笑してその指を取り、かるく唇を
押しあてる。彼らの言葉にちいさく微笑んだディーヴァが、伸びあがるよう
にしてその背後をのぞき見た。
「ジェイムズ。……おまえは?」
「………!」
  ふいに言葉を向けられて、壁のジェイムズがたじろいだ。
登場した瞬間から、彼の視線はこのうつくしい聖母にのみ吸い寄せられて
いたが、いま瞳をまっすぐに見据えられてジェイムズはやや動揺し、やがて
まぶしげに瞼を閉じた。
「おまえはどう?…こういうの、きらい?」
「……いえ…。―――お似合いです。よく…」
軍帽を引き下げ、錆びついた機械が軋りながら動くような声でやっとそれ
だけを絞りだすジェイムズに、ネイサンが即座にまぜっかえす。
「アラそれだけ?アンタの最愛のママが聞いてンのよ?…もっと素直に
なりなさいよォ〜」
  視線で射殺そうとしているかのように、ネイサンをきつく睨んだ
ジェイムズを尻目にディーヴァがうふふ、とちいさく笑みを洩らす。
愛情を貪欲に食い散らかしてなおも足りぬ、甘えを帯びた微笑であった。
243お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:05:26 ID:069YPkwh

「ディーヴァのこのドレス、彼女がすッごく気に入ったみたいだから
仮縫いさせてるんだけど―――あいにく舞台向きじゃないのよねェ…」
  少し途方にくれたようにつぶやくネイサンに、ソロモンが答えた。
「そうなんですか?僕にはとても素敵に見えますけど…。」

「デザインはなかなかイイのよ。少〜し古典の香りもあってね。でも純白
は舞台の照明を浴びたとき、ちょっと黄色がかって見えるのよねェ…。
それにところどころ小さな宝石を縫い取っているでしょォ?スポットライト
に乱反射するんじゃないかしら…。」

「―――ディーヴァが気に入ったのなら、買ってやることだ。」
  彼女に視線をとどめながら、際限なく甘やかすようにアンシェルが
つぶやいた。

「とりあえずそのドレスは今日着てゆく分としてこのまま作らせ、公演の
衣装はそのクチュリエに命じてまた別に作らせてはどうかな?――他にも
ディーヴァの眼に留まったものがあれば、彼女の欲しいだけ買い上げれば
よろしい。……その辺りの選定はお前にまかせよう、ネイサン。」

「そうぉ?―――じゃ、そうさせてもらうわ。あら?ちょっとディーヴァっ
たらどこへ行く気?まだ針がついてるンだから、危ないわよう!・・・んもぉ」
  気まぐれな風のようにまた部屋の外へと駆け出したディーヴァに、
彼女のシュヴァリエたちはそれぞれが微笑をその唇に溜めた。
少し首をかしげて、ソロモンがネイサンに話しかける。

「そういえばカールはどうしました?お二人とご一緒だとばかり思って
いたのですが。」
「カール?―――それがねェ・・・」
  ネイサンが大仰に肩をすくめる。
「彼、すッごく張り切っててねェ・・・。さっき何人か引き連れてドレスの
生地を探しに行ったわ。ディーヴァにふさわしい最高のドレスを作るんだッ
・・・・・・て言ってね・・・」
  そのまま途方に暮れたように両手を掲げ、あいまいな笑みを浮かべた
ネイサンが言葉を続けた。


「う〜ん、その熱意はとっても買いなんだけどォ・・・ただ彼のセンスって、
ちょっとだけワタシと合わないのよねェ・・・・・・。」

            〈カール編へ続く〉
244お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:07:16 ID:069YPkwh

              〈カール編〉

「駄目だ駄目だッ!こんな生地ではぼくの至高の女神のうつくしさが表現
できない!!・・・もういい、君達はぼくが呼ぶまで下がっていてくれたまえ!」

  そう一喝するカールの声が響いた。
続いてありとあらゆる布地を集めた資材倉庫から、数人のクチュリエ達が
叩き出される。扉の外に出された彼らの困惑とは裏腹に、カールは熱心に
棚の色別・素材別に分けられた生地を物色していた。
天上の音楽を思わせるディーヴァの歌声。
破壊と混沌そして流血の美をつかさどる、地上に舞い降りた死の大天使。
そのうつくしき身を包むドレスが、ありふれた物であっていいはずがない。
最高の素材を―――だれあろう、このぼくが選び出すのだ。
なぜならばこのぼくが・・・このぼくこそが、彼女を最も愛しているのだから。

思わず指にこめられた力が高い位置の棚板をずらし、斜めに外してしまった。
そこに収められたさまざまな真紅の布地の束が、垂れ幕のように彼の頭上に
降りそそぐ。
「う・・・うわぁっ!!」
  避けようと思えば避けられたのだったが――驚きのあまり、とっさに
カールは瞳を閉じた。派手な音がしていくつかの布が地に落ち、そのたびに
積もったほこりが宙を舞う。棚から下がった紅い服地の帯の数々が、舞台の
幕のようにカールの体を包みこんだ。
その喧騒が静まったとき、ふいに鈴を鳴らすような笑い声が彼の耳に届く。

「うふふ・・・・・・かくれんぼね?」
「―――ディーヴァッ!?」
  聞き間違えようがないそのつややかな声に、カールの顔が喜びに輝いた。
頭上から幾筋も垂れた真紅の幕をかきわけ、その声の主を求めて姿を探す。
「ディーヴァ!どこです?」
「ふふ。こっちよ・・・鬼さんこちら♪」
  布地の柱をはさんで、カールがディーヴァを追いかけた。
長い髪がカールの指をすり抜け、そのしなやかな体が蝶のようにひらひらと
舞い、すんでのところでいつまでたっても捕らえられない。
くすくすと笑うディーヴァにカールの眼がせつなげに歪んだ。
「待ってください・・・ディーヴァッ!!」
  そう指を伸ばして叫ぶカールの背後から、ふいに白くやわらかな腕が
巻きついた。
「うふふ・・・つかまえた♪」
  子供の遊びのように、背後からカールに頬を寄せて楽しげにディーヴァ
が宣言する。
「・・・ディーヴァッ!!」
  ふいにこらえきれなくなったようにカールが彼女を抱きしめた。
その指にこめられた思いがけない力に、ディーヴァが不思議そうに彼を
見上げる。激情を吐き出すようにカールが熱っぽくささやいた。

「愛しいディーヴァ・・・ぼくは貴女のために、最高のドレスを作らせます。
それ以外にもこのぼくに出来ることがあれば何でも言ってください。」
  その声音が抑えきれぬ思いのために、徐々に激しくなる。
245お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:09:17 ID:069YPkwh
「・・・貴女の愛があれば、たとえ体を切り刻まれようとどんな実験を与え
られようと、いつだってぼくは耐える事ができる!ぼくが貴女に望むことは
ただひとつ・・・ディーヴァ、どうかぼくを見て。ぼくだけを見つめて。
ぼくを包むこの狂おしい無明の闇を、貴女の愛で照らし出してほしい。
貴女を愛していますディーヴァッ!!貴女の愛さえあれば、ぼくの世界は
その日から変わる。このどうしようもなく凍える世界が、そのとき暖かく
光り輝く!・・・どうかディーヴァ・・哀れなこのぼくを救うひとこと、ただ
ひとことを・・・ッ!!!」

  血を吐くようなカールの独白を聞いているのかいないのか、ディーヴァ
は気だるい眼差しで小鳥のように首をかしげた。まるで通じない言葉を
わからぬままに耳を傾ける、別世界の美しい住人のようであった。
その青い眼がふいにカールの首筋へ吸い付く。
夢見るような表情で、ディーヴァがほそく優しい指先をカールの首へと
這わせた。そして彼の頭をおもむろに引寄せると、そのやわらかな桃色の
唇をひらく。その端にちいさな牙が冷えたひかりを放った。
続いてカールの頚動脈の上に、ディーヴァの秀麗な顔が伏せられる。
「ああ・・・ディーヴァ・・・・・・っ!」
  吸い上げられる血の感触に、カールがうめき声を洩らす。
顔を離したディーヴァがちろりと唇を舐めた。続いて牙の痕からしたたる
彼の血を、猫がミルクを舐めとるように舌でぬぐい去る。
ディーヴァの青い瞳が、超高温の炎に似たゆらめきを見せた。

「わたし・・・おなかが空いちゃった。おまえがあんまり美味しそうなんだもの」

  そう歌うようにつぶやいて、ディーヴァがカールにしなだれがかった。
あざやかな真紅の布地の上にカールの体が引き倒される。
カールの長く伸びた黒髪に、彼女の黒髪が妖しくからんだ。
「ディー・・・ッ!!」
  その名を呼ぼうとひらかれた唇が、やわらかな唇でもって塞がれる。
カールの横たわった体に、ディーヴァの体の重みが甘やかにかかった。
彼女の白い指先が黒髪の根元に埋められ―――優しく引き絞られる。
続いて尖らせた舌が唇を割り、口腔を思いのままに蹂躙する。
カールにのしかかって抱きしめたまま、毛並みの良い猫がしばしばそう
するように、ディーヴァが背をゆるやかに伸ばした。
「――――痛ッ!!」
  ディーヴァが身じろぎするたび、そのドレスに刺さったままのマチ針
がカールの体を容赦なく引っ掻く。それに気づかぬまま、ディーヴァが
さらにきつくカールを抱きしめた。うずくような甘さを含んだかすかな
針の傷みに、カールの唇がきつく引き結ばれる。

「食べちゃおうかな・・・・・・?」

  ディーヴァが上体を起こして彼の上に馬乗りになった。
後ろ手にされたしなやかな指先が、アオザイの生地をすり抜け下腹部に
そっと忍び寄る。布地の下でディーヴァの指がなまめかしく動いた。
「―――――・・・っ!!」
  思わず眉を寄せうめいたカールの顔を見て、ディーヴァがあどけなく
首をかしげる。その表情だけを見ているとまったく穢れを知らぬ天使の
ようにしか見えない。だがその指はまるでそれ自体が別種の生き物のよう
に、淫らにカールを責めたててゆく。
「ふふ・・・・・・」
  腰を浮かせたディーヴァがしなる体をわずかに後ろへずらし、また
ゆっくりと沈ませていった。怒張したカールの肉の根元に指を添え、その
先端でおのれをあさく弄うように掻き混ぜる。
ディーヴァがせつなげに眉を寄せ、は・・あっ・・・とちいさく吐息を洩らした。
「くぅッ・・・・・!」
246お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:11:17 ID:069YPkwh
  ひどく緩慢な動きでディーヴァがカールをじらすように責めたてる。
衝動に駆られて身を突き上げようとするが、そのたびにディーヴァが腰を
引いて逃げてしまう。やがてカールの肉が彼女の蜜でしとどに濡れた。
妖しく悪戯っぽく笑うディーヴァに、カールは手を差し伸べる。

「――――愛しいディーヴァ・・・・・ぼくの・・・女神――」

  その眼が哀願するようなせつないひかりを帯びた。
彼の根元に添えられたディーヴァの指に、ふいに力がこめられる。
カールが低いうめきを喉につまらせた。
続く指先のこじるような動きは、あくまで徹底的にじらしぬく意図を持って
いるかのようであった。ディーヴァが微笑んで体をかがめ、カールの唇へ
そっとくちづける。
そのときやわらかな肢体が、すべての縛めを解き放ってふかく沈められた。
「!!!」
「―――は、あぁっ・・・・・・」
  ディーヴァが首をのけぞらせて、吐息まじりの甘やかな声をあげた。
動きにあわせて、彼女の長い髪がしなやかにカールの腹をくすぐる。

「ああ・・・ディーヴァッ・・愛しい女神が舞い降り、今たしかにここ、この
ぼくの元にいる・・・ディーヴァ、答えてください。これは貴女の愛―――
なのでしょう?貴女はぼくを愛し、そしてこのぼくは貴女を熱烈に愛して
いる・・・ッ!無上の喜びがこのぼくの胸をふるわせる。このぼくの心臓は
脈打つたびに高らかに貴女への愛を叫んでいるのですッ!!
愛しいディーヴァ!貴女もぼくを・・・愛してくださっているのでしょう?」

  途切れがちにふるえる声は、どこかすがりつくような響きを帯びた。
ディーヴァは優しく微笑み―――だが、言葉ではなにも答えない。
答えの代わりに、おおきくディーヴァが動いた。
その締めつける肉襞の蠕動に、たまらずカールが激しく下から突き上げる。
「あ、んん・・・・・あぁ・・・っ―――はぁっ・・・」
  ディーヴァが眉をひそめて、鼻にかかった甘い声をあげた。
くうぅっ・・・と官能に耐えるように眉根を寄せ、ちいさくうめく。
おのれを刺しつらぬくカールの肉を、存分に味わっているかのようであった。
「あっ・・・あ、あぁ・・・―――」
  ほそくきゃしゃな喉を反らせて、ディーヴァが達した。
快楽の余波に、ぴく、ぴくッとちいさく彼女の体がさざなみのような震え
を見せる。
「ディー・・・ヴァッ・・・!!」
  カールの忍耐もそこまでが限界であった。彼女の腹腔に熱いしぶきが
あふれて満ちる。痛みに耐えるように固く閉じられたカールのまぶたに、
ディーヴァの唇がひたと押しあてられた。
「ふふ・・・・・・カール・・・かわいい子・・・。」
  ひそやかに声にならない動きを、その唇がまぶた越しに伝えた。
247お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:11:58 ID:069YPkwh

 ややあってカールが眼を見開くと、すでにそこにはディーヴァの姿は
なかった。ただ真紅の布地が寝乱れたかたちのままで残っているばかり
である。
「――――ディーヴァ・・・」
  そうつぶやいて起き上がったカールが、ふいに床に光るものを見つけ
体をかがめた。見ると、それはつい先程までディーヴァのドレスを留めて
いたマチ針の一本である。手に取ると心なしか、まだほんのりと彼女の
体温が残っているようであった。その針をそっと手のひらで包み、ひざ
まずいたままカールが頬を寄せる。

「いとしいディーヴァ・・・貴女を、愛しています・・・・・」

  くるしい片恋を、相手の形見に告白するようにつぶやき――。
そのまましばらくのあいだ、カールは動かなかった。


        *     *     *  

「ディーヴァ。―――いったいどちらにいらしたのですか?」

  試着室でようやく彼女を見つけたソロモンが、ほっとしたように
彼女に声をかけた。その姿をみるなり彼の秀麗な眉がかすかにひそめら
れる。ディーヴァに寄って見ると、せっかく仮縫いした彼女のドレスは
ところどころ着崩れ、あるところなどは針が抜けていた。
「―――困ったかたですね。どこで遊んで来られたのですか?」
  そう優しく微笑むソロモンに、ディーヴァは悪戯を見つけられた子供
のような微笑をその唇にちいさく浮かべた。眼前の男が決して自分を
とがめないと知っている、したたかな甘えを帯びた微笑である。
「ネイサンが貴女を探していましたよ。・・・ドレスを仕立てる多くの人間
たちも。」
  ディーヴァは微笑んだまま答えない。
ただその青い瞳が、獲物を屠ったばかりの獅子のようなきらめきを見せる
のみである。

「すぐに呼び寄せて直させましょう。―――どうぞ、こちらへ」

椅子を引いたソロモンが、ほつれて顔にかかった彼女の黒髪を優しく
指先で整えた。続いてクチュリエ達を呼ぶために、優雅な挙措できびすを
返す。その後姿に――どこか秘密を隠し持った眼で、ディーヴァがにっこり
と笑いかけた。

          〈ソロモン編へ続く〉
248お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:16:15 ID:069YPkwh
          〈ソロモン編〉

 クチュリエ達によってディーヴァのドレスが直された。
仮縫いされたドレスがいったん脱がされ、ディーヴァは柔らかなガウンに
身を包んでいる。
彼女のために用意された、東洋風の衝立に仕切られた試着室の一角である。
ドレスを手にした職人達は、作業を進めるために自分達の工房へつかのま
退室している。古い中国の竜の意匠をほどこした机にひじをつき、ディー
ヴァがカップを抱えるようにして差し出された温かな茶を飲んだ。
やわらかな眼差しでソロモンがその様子を見守る。
ディーヴァが彼に眼をすえたまま、眉を片側だけ上げて挑むように笑い
かけた。普段とはわずかに異なる女主人の微妙な雰囲気に、ソロモンが
やや眉をひそめる。
「―――どうかなさったんですか?」
  ふふ、とディーヴァは微笑むのみである。
脇に立ったソロモンが彼女を覗きこむように半歩、足を進めた。
その眼がふいにぎくりとおのれの足元へと落とされる。
その靴先に、テーブルの下から伸びたディーヴァの白い優しい素足が
乗せられていた。桜貝に似た爪先がそぉっと動き、かたちのよい足の
親指と人差し指がソロモンの白いスーツの裾を巻き上げる。
親指の爪が、触れるか触れぬかのところでつつ・・・ッと彼のくるぶしを
妖しく引っ掻いた。そのままディーヴァの爪先は、かるくくすぐるよう
にちいさく円を描き続けている。
 テーブルの上で、あくまでも彼女はすました微笑を浮かべたままだ。
とまどったようにソロモンが小さく眉をしかめた。その間も彼女の爪先は
スーツの裾を巻き上げながら、少しずつ彼のすねを淫らに登ってゆく。

「ディーヴァ・・・さてはなにか、いけない遊びをしていらしたんですね?」
「・・・・・・・・・」
  ディーヴァの微笑が深くなった。その瞳に優しく眼を合わせながら、
ソロモンが口をひらく。
「本当に困ったかただ。――――相手はカールですか?」
「そう。」
  悪びれなく笑うディーヴァに、ソロモンはため息まじりの苦笑を
浮かべた。甘やかした口調でそのまま言葉を続ける。
「それにしても・・・一体どこでこういった悪い男の誘い方を覚えたんです?
こういういたずらを貴女に教えそうな者は、ネイサンかそれとも・・・」
「アンシェル♪」
「―――やっぱり・・・。」
249お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:16:54 ID:069YPkwh

  あどけなく唇をひらいたディーヴァの言葉に、ソロモンが小さく
笑って肩を落とした。もう苦笑するしかない―――そんな表情である。
「アンシェルが擬態したときにね。それにずっと以前に・・・・・・」
「ああ・・・あの兄さんのしそうな事は大体想像がつきます・・・。説明には
及びませんよ。」
  ちからなく笑ったソロモンが二、三度かるく手を振って断った。
おそらく手駒にする要人を手中にするときの手練手管を、彼女に教えた
のであろう。あまり聞いて楽しい話ではなさそうであった。
くすくすと笑いながらディーヴァが楽しげにソロモンへ腕を伸ばす。
ガウンから伸びた裸の腕がスーツの裾をつかみ、子供がするように幾度か
引っ張る。その動きにソロモンのスーツがよじれ、その肩が落ちた。
衣服の乱れを直すでもなく、ソロモンが無言で彼女の目を覗きこむ。
「――――ね?」
  ニッコリと微笑んだディーヴァの笑顔に、ソロモンがおおきく
ため息をついた。
「やれやれ。―――カールの次は僕、という訳ですか。」
「いけない?」
  まさか駄目とは言わないだろう、とでも言いたげな甘えを秘めて
あどけなく首をかしげるディーヴァにソロモンが苦笑を洩らした。
先刻からおのれのネクタイをひっぱり続ける白い指をそっと押さえ、
彼女の代わりに長い指でその結び目をこじり、解きほぐす。

「いいえ。――――光栄ですよ。ディーヴァ」

  ちいさな子供をあやすように、ソロモンが優しく彼女に向かって
ささやいた。

250お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:17:49 ID:069YPkwh

 白いスーツがかけられた衝立の内側から、ディーヴァの忍び笑いが
ひそやかに洩れている。ほどかれたガウンの合わせ目から、なめらか
にうごめく彼女のきめ細やかな肢体が覗いた。ほそく伸びやかな首、
きゃしゃな鎖骨の影からやわらかな乳にかけてを、ソロモンの唇が滑って
ゆく。手に余るほどゆたかな乳のまるみを繊細な指がつかみ、こねる
ように愛撫するたびディーヴァの唇から悩ましい吐息が洩れた。
「ん、んん・・・・・っ―――はぁっ・・・」
  うすい薔薇色をした乳の先端を、ソロモンのかたちのよい唇が
そっと含む。ごくかるく歯を立てられてディーヴァがせつなげにうめいた。
―――はぁっ・・・はぁ・・・と荒くなった呼気がその桃色の唇から洩れ出でる。
腰を浮かせるように、ディーヴァの肢体がゆるくのけぞった。
その床とからだの間にソロモンが指をすべらせ、弓を引きしぼるように
抱き寄せた。その指先が腰をつたい、眼に痛いほど白い内腿の付け根を
やさしく愛撫する。
「―――ソロモン・・・・・・」
  ディーヴァが彼のやわらかな金髪をそっと指でもてあそんだ。
「とっても綺麗な、わたしのお人形・・・・・・」
  おさない子供がわれ知らず歌を口ずさむような、澄んだ声音。

―――お人形、ね・・・。彼女の腹部に顔をうずめながらソロモンは苦笑した。
彼のあるじは人間に特有のひねこびたずるさ、汚さといったものを一切
持ち合わせていない。奔放で残酷ではあるが、それは人間の歴史が繰り返し
てきた自己顕示欲・憎しみ・騙しなどとは無縁のものだ。
むしろその強靭さは、野生動物の本能が持つそれに近かった。
――――彼女の本質は、無垢な子供のように純粋でためらいがない。
それゆえにこそソロモンは彼女に忠誠を誓い、その血に連なることを誇りと
してきたのであった。彼女にとっては人間を屠る事も、こうしておのれの
従者と体を重ねる事も・・・遊び飽きた玩具をこわしたり、お気に入りの人形を
抱きしめたりするほどの意味しかないのかもしれない。
古来より争いの種となってきた、愛や憎しみといった激しく濁った感情から
このひとの心は完全に解き放たれている。
 その奔放さにときおり面食らうことはあったが、彼は基本的にこのあるじ
を敬愛していた。なによりこのひとの血によって自分は長くおのれを苛んで
きた醜い戦争や理不尽な死、同じ過ちを飽きもせず繰り返す、愚かな人間の
悲劇から永遠に解放されたのだから。

――――だが、この世界にすら争いはある。それは・・・。
251お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:18:46 ID:069YPkwh
「ソロモン?」
「―――ああ。すみません・・・」
  おのれの思いに沈んでいたソロモンを、不思議そうにディーヴァが
見下ろした。上半身を起こしたソロモンがそっとディーヴァの頬を両手で
抱え、そのなかば閉じられたまぶたにそっと口づけする。
羽根がふれるようなごく軽い感触にくすぐったそうにディーヴァが笑いを
洩らした。その表情に微笑みながら、ソロモンがゆっくりと彼女に唇を
重ねた。
「―――ん、ん・・・・・・」
  ゆるやかに舌がからむ。
ディーヴァが彼の首に左腕を廻した。右腕は彼のシャツの襟元に添えられて
いる。ほそく衣を裂く音がして、ソロモンのシャツの合わせが破れた。
ディーヴァの白い美しい指が、彼の胸をつぅっ・・・とつたう。その動きは
止まらなかった。―――――下へ。
キスを続けたまま、ソロモンの表情がわずかに翳った。理由は彼自身にも
わからない。徐々に大胆さを増してゆくあるじの指の動きにちいさく吐息を
吐きつつも、彼の心はどこか静かであった。

――ただこの無垢なひとの力になりたい。おのれに新たな生を授けてくれた
このひとに、自分は一体何ができるのか。争いを止める術はないのか。
もつれた宿命の糸を解きほぐし、和解の橋をかける手立てはないのだろうか。
死や病苦から解放された世界で、それでも幸せになれないとしたら・・・・・・
―――そんなことは哀しすぎる。

  ふいにディーヴァを激しく抱き寄せたソロモンが、彼女の体を床に
倒した。そのまま激情に耐えかねたように彼女を押し開き、おのれを身の
内へと進める。ふだんの彼ならば決して取らないような荒々しい動きで
あった。ふかく貫かれたディーヴァがちいさく息を呑む。ほそい顎の尖り
が反りかえり、長い髪がしなやかに揺れ動いた。
「・・・あ。あ、あぁ・・・・・・っ」
  そのまま二度、三度と彼女の体を容赦なくえぐってゆく。
ディーヴァの声に甘やかな響きが混じった。背中に廻された優しい指先が
ソロモンにつかのま爪跡をつける。そのせつない痛みがどうしようもなく
彼を駆り立てた。汗ばんだ頬にやわらかな金髪がからむ。答えを求める
ようにソロモンは強く彼女の体を抱き寄せた。結合が深まりディーヴァが
高い声を放つ。
「・・・ん・・・は、あぁっ・・・・・・っあッ・・・あっ・・・あぁ・・・」
  ディーヴァの甘い声がソロモンの耳朶をくすぐる。
やわらかな乳が彼の胸の下で押し潰された。
ディーヴァが細い腰をゆるやかに反らせる。
ソロモンが激しく掻きいだく。
呼吸が荒くなる。
咽喉が焼けつく。
意識が途切れる。
視界が翳る。
眼が眩む。
汗が散る。

「――――あ、あ・・・・・・ソロモ、ン・・・」
252お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:21:21 ID:069YPkwh
  つぶやくようなディーヴァの声を、ソロモンは意識のひどく遠い
ところで聞いていた。そしてひとときの、忘我の時間。
ディーヴァの肢体が一瞬電流を帯びたようにわななき―――そしてゆっくり
ゆるめられる。汗に濡れた黒髪をそっと撫でながらソロモンも力を抜いた。
「―――すみません・・・手荒くするつもりは・・なかったのですが――。」
  心底すまなそうにソロモンが詫びた。
荒い吐息をつきながらもディーヴァが艶然と微笑む。
「ディーヴァ・・・・・僕は・・・」
  何かを彼女に告げたくて―――だが、ソロモンは言いよどんだ。
胸の中の想いが言葉にならない。
言葉の代わりに彼は眼を閉じて、あるじの額におのれの額をこつんと
押しあてた。触れたところの肌からわずかずつ彼女の熱が伝わってくる。
その姿勢はどこか―――祈りに似ていた。

―――熱が伝わるように、ひとの気持ちも相手に伝えることができたら。

そう唇を噛むソロモンの腕に、ディーヴァの重みが優しく乗せられた。
そのまましばらくどちらも動かない。
静かな部屋に、時計のきざむ針の音だけが響いた。
それから、どのくらい経ってからのことだろうか―――。



 ふいに、試着室の扉がひらかれた。
―――人間達が戻ってきたのだろうか?
そっとおのれのシャツをディーヴァの裸の上半身に着せかけて、ソロモン
が体を起こした。
「ディーヴァ?どこォ?―――ここにいるの?」
―――ネイサンの声である。
ソロモンが対応するより早く、隣のディーヴァがあどけなく返事をした。
「ネイサン」
(!!――――ディ、ディーヴァッ・・・!)
  その声を耳ざとく聞きつけ、つかつかとネイサンが入ってくる。
253お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:22:08 ID:069YPkwh

「ンもォ!ここにいたのディーヴァ〜!さんざん探したのよォ〜!!先に
見に行ってもらったソロモンはちぃっとも戻ってこないし・・・あら。」
  素晴しい速度で歩み寄ってきたネイサンが衝立の中を勢いよく覗き
こんだ。観念の眼を閉じたソロモンが深いため息をつく。
「・・・・・・どうも。」
  眼が合ったのでちからなく笑った。他にどうしようもない。
「ン―――ワタシったら、野暮なことしちゃったかしらん?ごめんなさい
ねェ〜ソロモン・・・」
  両手を組み合わせてネイサンが詫びた。
「いえ・・・どうせ僕が黙っていてもそのうち露見したことでしょうし・・・」
「服の完成見本が一応届いたものだから・・・それで、済んだの?そっちは」
   ネイサンの表現はこういうとき、いつでも直接的である。
仕方なく苦笑しつつ、ソロモンが答えた。
「――――ええ、まあ。」
「んじゃ、悪いけど応接室までディーヴァを頼んだわよ。その・・・仕度が
すんだらだけど。」

  よろしくゥ〜♪と手を振りつつ部屋を後にするネイサンに、ソロモン
はふいに頭痛を覚えたように眉をしかめた。このあと兄弟たちの前へ顔を
出さなければならない。
「どうしたの?」
「・・・何でもありませんよディーヴァ。なんでも・・・・・」

  きょとんとした顔で彼を覗きこむディーヴァに弱々しく微笑みながら
ソロモンは本日何度目かの重いため息をついた。
254お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:23:18 ID:069YPkwh

         *     *     *

「機に乗じて不埒な行為に及ぶとは、貴様は一体何を考えているのだ!」

  ジェイムズの鋭い怒号が飛んだ。
椅子にかけたソロモンがシャツの乱れも直さぬまま、困ったように
うなだれる。怒りを抑えきれぬ様子のジェイムズにネイサンが声をかけた。
「まァ落ち着きなさいよォ、ジェイムズ。別に彼はなんにも悪い事して
いないじゃないのォ」
  笑いを噛み殺しながら、ネイサンがちらりと背後を眺めた。
「それに――どっちかと言うとどう考えても、原因はソロモンというより
・・・ねェ?」

「―――さっきのとちがう。これ、あんまり可愛くなーい」
  ネイサンの後ろで、ドレスの見本に袖を通しながらディーヴァが
桃色の唇をとがらせた。その様子を眺めながらアンシェルが口元に微笑を
浮かべる。
「先程のものと同じかたちで、舞台用に服地の色と素材だけを換えさせた
のですが・・・やはりお気に召しませんかな?」
  ディーヴァからことさらに眼を逸らせて、ジェイムズが語気を強めた。

「そういう問題ではない!ディーヴァを守護するシュヴァリエとしての
心構えのことを言っているのだ!!」
「・・・・・・すみません。」
  ソロモンが居心地悪そうに小さく詫びた。ネイサンが大げさに空を仰ぐ。
「んもう、ホント・・・カチコチなんだから。ごめんなさいねェソロモン。
ワタシが余計な事を言ったばっかりに。」
「――――ジェイムズはどうして怒っているの?」

  ことの元凶であるディーヴァが、胸元の薔薇を弄りながら不思議そうに
ネイサンを見上げた。ネイサンがかるくしなを作り、わざと秘密めかしく
声をひそめる。
「アナタがお気に入りのソロモンだけ可愛がっちゃったものだから・・・彼、
妬いてンのよ。」
「――――違うッ!!!」
「だってカールを味見したら、おなかが空いちゃったんだもの。」
  悪びれずにディーヴァがにっこりと笑った。

「じゃあみんなであそぶ?・・・ここにいるジェイムズとネイサンと、
アンシェルとソロモンみんなで。」

  強い衝撃を鼻面に浴びせられたように、ジェイムズがのけぞった。
「ディーヴァ・・・それは」
  天を仰いで途方に暮れたようにソロモンがつぶやく。
豪奢な応接室に数瞬、気まずく降りた沈黙を、ひくく押し殺した忍び笑い
が破った。さきほどから無言でやりとりを聞いていたアンシェルである。
「―――――それは興味深い。」
255お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/10/29(日) 02:24:11 ID:069YPkwh
  おかしくてたまらぬように微笑しつつディーヴァの指を取り、すました
顔で唇を押しあてる。首をかしげたディーヴァが無邪気な顔で笑った。
「―――ね?」
「無論。貴女がお望みでしたならば。」
「ちょっとォ・・・・・・んもう、大胆なんだから。アンシェルは」
  首をすくめたネイサンも次の瞬間、面白そうに吹きだした。
「まァいいわ。そういうことならこのアタシも参加するわよん♪・・・ちょっと
ジェイムズ!アナタも混ざりなさいよォ。――アタシと一緒に、ディーヴァ
を愛してあげましょうよォ?ねぇん♪ジェイムズ〜」

「断るッ!!!」
  全身全霊の憤りをこめて、ジェイムズが拒絶した。
「こうした退廃的な空気は好かんッ!俺・・・私は断固退席する!あとは
貴様らの好きにするがいいッ!!」
  絨毯を蹴って大股で歩み始めたジェイムズがふいに眉を寄せて
自分を見上げているディーヴァの視線に気づき、その足を止めた。
「ディーヴァ・・・」
  眼を伏せたジェイムズが軍帽を取ってよわよわしくその手に口づける。
「―――命令違反は覚悟の上です。ですが・・・」
  唇を噛み彼女に一礼したのちに、軍帽を被りなおして低くつぶやく。
「・・・・・・お帰りの際はお呼び下さい。―――私は車で待機している。」
  そのまま足早に退室するジェイムズに、ネイサンが残念そうに
つぶやいた。
「あらん、残念。――――ソロモン、アナタはどうするの?」

「僕は職人達と打ち合わせをしてきますよ。・・・この部屋にはしばらく
誰も寄せつけませんので、お気遣いなく。」

  困ったような微笑を浮かべながら、手を振って早々にソロモンも
立ち上がった。このうえ自分までも誘われては敵わない。
ジェイムズほど潔癖ではないつもりであったし、あるじの気性もよく
飲みこんでいるソロモンではあったが―――。
シュヴァリエ兄弟の中でも独自の立ち位置を保っている長兄と末弟に
対抗するには、彼は少々(比喩的な意味で)胃腸が弱かった。

 重い扉を閉めながら―――ことの次第をわかっているのかいないのか、
椅子にかけたままあどけなく足をぶらつかせているディーヴァの姿に
眼を留めて、ソロモンはまた大きくため息を洩らした。

        〈ネイサン・アンシェル編へ続く〉
256名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 02:26:49 ID:Y09tFIn1
試着室カルソロ編GJ!長文乙です。
257名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 10:51:27 ID:EdzBD+Qn
同じく。GJ!長文乙です。
ネイサン、アンシェル編楽しみです。
258名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:36:16 ID:LhYNzqK+
乙。
お色気部分も素晴らしかったですが、人物描写の見事さに圧倒されました。
みんな素敵だけど、特に無垢でありながら艶かしいディーヴァが、いかにも彼女だと
思わせる魅力にあふれてて好きです。それから故意かどうかわからぬながら、
トラブルメーカーになってしまっているネイサンもいい味出してて(・∀・)イイ!!


259名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 18:12:26 ID:XSd8K0SG
他の神はどこ行っちゃったんだろう…。
260名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 18:28:34 ID:V1aHocrb
カール、ソロ編GJです(*´д`)ハァハァ
マチ針に攻撃されるカールきゃわゆすwハァハァ
お次の3P小躍りしてお待ちしております。全裸で。ハァハァ
261名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:50:17 ID:Vg1fX7//
うん、人物描写の上手さにすごい感心した。
キャラ別の微妙な心理が描かれていて、面白かったよ。
別にエロなくても読んでいて楽しめる。
こういう読み応えのある二次が書ける人って、すごい。
他の二次サイトも回ったりするが、文章力がある人は貴重だね。
GJ!
262名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:11:17 ID:SWMDtlQh
>>229
Gj!!
263名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:22:35 ID:IKZ85+Zx
>>229
GJ。続きのコソーリ投下待ってます

>>240
過去にジェイディヴァ書いた人かね。乙
264名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:51:32 ID:ag/1qsDa
>>255
なに…なんなの…このエロさは…(*´Д`)
まざまざと状況が浮かぶ描写が素晴らしいです、GJ!
犯され上手なカールたん、悩み多きソロがかわゆすぎるww

アン兄&ネイサン、楽しみにお待ちしておりますね。ワクワク…。
265名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 18:32:41 ID:lUDZUxJa
他の神の降臨を切に願う
266名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 22:26:57 ID:jl6rCklH
>>265
気持ちも分かるがそういう物言いはよせ
267名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 22:41:18 ID:yVC8O1Kr
>>265
266に同じく、気持ちはわかるが堪えて黙ろう
268名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 00:39:14 ID:YJjS/Yov
>>255
次はハジサヤでお願いします
269名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:54:15 ID:VwMXJv8h
カルソロ編GJ!圧倒的でした。
これでアンネイ編もあるなんて楽しみすぎて興奮が止まらない。
270名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:55:32 ID:an0ngHsD
>>268
随分わかりやすいアンチハジ小夜だな・・・

何か変なの湧いてるけど、気ぃ悪くしないでね>神様
271名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 02:05:57 ID:YJjS/Yov
アンチじゃありません。ハジサヤお願いします。
272名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 02:14:56 ID:h8f7PDsi
ただ次はハジサヤお願いしますだと、アンネイ編は駄目なんかい?と思うよ。
他のはどうでもいいから、はやくハジサヤやってよと、いちゃもんつけてるとも思える文章だ。
頼むんなら「素敵なSSをありがとう。○○さんの文章力でぜひ次はハジサヤを
お願いします!」とか言いようがあると思うんだが。
273名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 10:34:30 ID:erxFnFL2
>>272
そういう感じするね>いちゃもん
そんな風に人に要求するなら、自分で書いたらどうよ、と思う。
274名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 15:57:35 ID:coY5fOWq
ここってクレクレ厨多いね。
クレクレも程々にしないとウザイだけだよ。
275名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 19:14:13 ID:hv6zbBEt
とりあえず268が書くハジサヤSSに期待。人に頼らず自分で頑張れ。
276名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 19:49:58 ID:FAssg31W
おまえらいい加減スルーしろ。いちゃもん言うヤシとレベル同じだろ
277名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:38:01 ID:EdMAaQP1
今度いつ神様来るかな・・・。
278名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:39:52 ID:EdMAaQP1
やだ上げちゃった・・・
279名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:45:20 ID:FAssg31W
もう来なくていいよ、塚来るな
280名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:00:33 ID:G6zS1zT3
お前が来るなよ、と言って欲しいのか?
281名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:12:38 ID:UrntJwcn
>>276 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/10/31(火) 19:49:58 ID:FAssg31W
おまえらいい加減スルーしろ。いちゃもん言うヤシとレベル同じだろ

で理性的なレスを書き込んでた君が、

>>279 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/10/31(火) 22:45:20 ID:FAssg31W
もう来なくていいよ、塚来るな

自治厨に?


282名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:22:21 ID:FAssg31W
じゃあ訂正してやるよ
スルースキルの持ち合わせのない糞ガキは来るな
283名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:34:55 ID:jVZi5GEh
>241-255さんの本格的な力作のあとで、とんだお目汚しなんですが、
思春期のリクキュンの小品をコッソリ…

★ep.1 ファーストキス

小夜ねえちゃんて、じつはとっても怖がりなんだよ。
台風のときなんか、きまってボクの布団の中にもぐりこんで来るんだもん。
で、僕にしがみついて「今夜はこうしててね」って、
鼻と鼻がくっつくぐらいに、顔を寄せてきてさ。

すぐにスヤスヤ眠っちゃってさ。
ちょっと湿って暖かい小夜ねえちゃんの息、
歯磨き粉のミントのいい匂いがしてさ、
頭は女の子用のリンスの匂いがして、布団のなか、小夜姉ちゃんの、
牛乳っぽいような甘酸っぱいような匂いでいっぱいになって、
ボク、なんだか変な気分になってきちゃうんだ。
「小夜ねえちゃん…」
いけないと思ったんだけど、ある日ちょっとだけ、おっぱい触ってみたんだ。
柔らかくて、あったかくて、でも想像してたよりちょっと固くて……
(これって「張りがある」っていうこと?)。
パジャマの下は裸だから、先っぽの感触もわかったよ。

そのとき、小夜ねえちゃんの寝息が止まって、目が開いたんだ!
ボクはもう心臓が口から飛び出そうになって、
「ご、ごめんなさい。小夜姉ちゃん! ボ、ボク……!」
ちょっと沈黙が続いた。
小夜姉ちゃん、哀しがってるような、すこし笑ってるような、
つまり、すごく大人みたいな顔で、ボクのこと見つめてたんだ。
きれいだな、と思った。

「……あたしこそ、ごめんね。リク」
「えっ……? なんで小夜ねえちゃんが謝るの?」
「リク、もう大人だったんだよね」
「………」
「あたしと、したい?」
「えっ……!」

ししし、したいけどさ。でも、ダメだよそんなこと。血はつながってなくても
いちおう姉弟だし、そそそそれに、い、いまはまだ心の準備が…
「ばか。」
小夜姉ちゃん、ゲラゲラ笑い始めた。
ちぇっ、からかわれたんだボク。ひどいよ!
小夜ねえちゃん、笑いながら、ボクのほっぺた犬みたいにベロベロ舐めたんだ。
「うえ〜っ、や、やめてよ!」
「リクかわいいよ、リク!」
ボクの頭、くしゃくしゃにかき回して、そして唇に
「ブチューッ!」って感じでキスしたんだ。
ミントの味と、すこし小夜姉ちゃんの味がした。

「弟とじゃ、ちっともエッチな気分じゃないね」
そう言ってウィンクすると、「おやすみ」って舌だして、
ふざけてお尻振りながら、自分の部屋に帰ってった。
頭きちゃう。まるで子供あつかいだよね、これって!

……でもね、ボクはファーストキスの相手が小夜姉ちゃんで、
本当にほんとうに嬉しかったんだ。
だって世界でいちばん好きだから。

ボクがいつか、ほかのだれかと恋をしても、結ばれたとしても、
ぜったいぜったい、はじめての人は、小夜ねえちゃんなんだよ。
284名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:57:26 ID:H2ApOLUQ
>>283
GJ!
思春期的甘酸っぱいエロさがイイw
★ep.1ってことは続きモノ?
続編マジ期待w
285名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 01:00:45 ID:zvXnN8qK
いやはやなんともこれは初々しいですなぁ
続きがあれるなら楽しみです
286名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 01:07:58 ID:xFzTD7P1
>>283
GJ! 本当に初々しいw
かわいいわねと微笑を浮かべてしまう初々しさだ。
続き楽しみにしています。
287名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 01:21:15 ID:jVZi5GEh
さっそくレスありがとうございます。
2、3行で終わっちゃうのもあると思うんですけどw、
よろしければ今後ともお付き合いください… m(__)m
288名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 10:54:48 ID:boC3Z+jV
ジョージ話はまだかね?
289名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 19:32:06 ID:BpaS2ne4
死んだ翼手の話より、生き残った翼手のエロパロきぼん
290名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:47:56 ID:szWWeCEe
ネイサンか
291名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:00:41 ID:BpaS2ne4
ネイサンきぼんぬ
292名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:30:21 ID:FbkjgWAV
>>283
リクかわいいよリク、続編キボンヌ。


ネイサンはエロだと誰と絡ませればいいのかわかんなくね?
サヤも歌姫もなんかしっくりこない気がする
ジェームズとか勘弁な
293名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:37:31 ID:ykCNoNIO
ネイサンは真央と絡ませてはどう?
この二人は全然接点ないけど合うと思う。
それか香里とかさ。
294名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:05:52 ID:kWfcq/1a
真央と岡村のその後が読んでみたい
295名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 02:27:25 ID:gPzJ9jTJ
漏れも岡真央読みたいなー。
296名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 04:55:35 ID:1Tkav88E
2ちゃんの血キャラの個スレにネタになりそうなのを見掛けたらそれを下にSSにしたらダメかな?
297名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 06:54:28 ID:ykCNoNIO
>>296
それは止めた方がいい。
ネタ元に無断で拝借するのはネタパクになるし、だからと言ってエロパロスレで借りますって
キャラスレに報告するのは、21禁板のスレは健全板に持ち込んではいけないと言う2chの
ルール違反になるからね。
キャラスレにエロパロスレのこと持ち込むとキャラ厨が押し寄せてスレが荒れるのも
理由だけど。
っつーか、SSのネタくらい自分で考えなよ。
298名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 07:11:35 ID:ICfMpPs9
カイ真央、ネイサン真央、ハジ真央、デヴィッド真央のどれかキボン
299名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 13:56:18 ID:kWfcq/1a
真央大好きだなw
300名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 14:09:58 ID:q+eL2Slp
>>292
確かに、ネイサンはサヤ、ディーヴァと絡んで欲しくないなと思う
(イメージが違う。エロ関係にしてもただのプレイみたいになるんじゃないか?)
そうかといってジェームズやソロモン、カール、アンシェルだとウホッとなるな。
断っておくけど自分はホモ好きではないけど、ネイサンは男色家のイメージが強い。
あくまでも芸術家の彼のイメージなんだが。
301名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 14:16:58 ID:q+eL2Slp
1番ネイサンと関係を結ぶと考えると自分の中ではリクなのかなと思う。
ネイサンは個性が強いのでリクみたいなピュアな男の子が好きなのかなと思う。
自分の色に染めてみたい感じで。
302名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 17:48:56 ID:EioWaSPE
いたいけな男子中学生をウホッが喰うなんて酷過ぎるwwwwww
303名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 18:11:49 ID:rB513qpw
俺が喰いたいくらいだ
304名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:14:33 ID:q+eL2Slp
>>302
確かに酷いけど、一般常識で彼等を括るのは無理なんじゃないか

305名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 02:11:47 ID:9/aoY2xz
久しぶりにここ読んだけど
>>282
凄い遅レスだが、まずおめーがスルースキル持てよ?
てめえは書き込んでるのにバッカじゃね。
306名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 02:24:38 ID:ryafHrG3
>>305
そう思うならそれこそスルーすればいいと

わざわざ久しぶりにとか書き込んである時点で怪しいが
そんなに悔しかったのか?
307名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 04:06:03 ID:oZ98jqRz
ヌルーヌルー


>>304
りっきゅんはまだ一般常識で括ってあげていいかとw
308名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:14:37 ID:IRAZcjIf
>>307
ゴメン。リクはもちろん一般常識で括っていいと思う。

ただ、ネイサンみたいなアクが強くて芸術家の人は一般常識では括れない。
現在の芸能関係にもそっち系の方がいる
309名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:41:54 ID:+p3j5gQY
デザイナーとか多いね。

それ以前に彼らは人間じゃないしね。
女に擬態する事もあるんだから、性別に対する認識が人間とは違うだろうな。
リク相手でもシュヴァリエなら女に擬態すればいいんだよ。
リーザになった兄さんとか。中身を真面目に考えるとアレだけど、
ビジュアル的には問題ない。
310名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:44:10 ID:VQ6EZFp2
いっそ小夜に擬態させれば…
311名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:45:41 ID:fBQcUD6A
それって女体化とどう違うんだろ…?
312名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:36:01 ID:w12zLMRs
>>311
可逆的か否かってところ?
313名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:03:30 ID:u9/gunjB
小夜とソーニャ(グレゴリー)の
百合を読んでみたいとオモフ
ありそうでなかったような気がするなこれ。今の流れなら
314名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:30:14 ID:Vuv3zclU
ジュリア先生のお話が読みたいです

デヴィッドとしっぽりしたり、ルイスにおいしく戴かれたり、コリンズに弄ばれたり、飴に孕まされたり、リクに手を出したりするそんな先生のお話が
315名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:09:19 ID:TEWPmt5k
>>314
アーチャーにコープスコーズの件でこってり搾られてみたり?
アンシェルにセクハラされてみたり?ジョエルと援交してみたり?
316名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:43:31 ID:q29+3K32
>>315
ジョエルと援交wwww
今時の援交している女かよwwwww
317名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:39:42 ID:BBtFf6Py
エロって所で一番突出してるのはジュリアさんだと思います
318名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:32:47 ID:IlQcPKav
ジュリアが研究所でコープスコーズの開発中

全裸で
319名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:34:21 ID:M8PPkPDU
小夜が校庭で走り高跳びの練習中


全裸で
320名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 03:59:08 ID:xaVvPres
真央が車内でタバコの取りあげ中


全裸で
321名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 09:09:58 ID:jXg7REYT
小夜の振りをしたデーヴァにだまされてもてあそばれるハジをお願いします。
322名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 19:03:41 ID:mJFdoDdo
素敵なSSをありがとう。○○さんの文章力でぜひ次はハジサヤを
お願いします!
323名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 19:52:51 ID:HxVxuIM7
ディーヴァの血で結晶化する恥おねがいします
324名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 20:05:59 ID:lFgLtnkI
真央に責められて精力しぼり取られるカイをお願いします
325名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 20:56:45 ID:C7MxtIoi
意外性でカイ×ルルゥ
カイ×女性レギュラー全員で夢のハーレムプレイもイイ!
326名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 21:36:28 ID:Cs5e2wB5
クレクレ厨ばっかで神はいなくなったな
327名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 21:44:40 ID:U2rX0o+E
クレクレ厨が多くなる=スレの終末現象だもんな。
血+のエロパロスレも終りが近付いてるってこった。
328名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 22:18:28 ID:5k/wZxya
これからは過疎スレとして、保守祭だな
329名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 22:35:33 ID:d91MRMLT
「いらっしゃいデヴィッドさん。……うう?」
と挨拶したのに、シカトされてデビッドにねっとり見つめられている小夜。

全裸で
330名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 02:05:13 ID:atpElSyi
全裸で。シリーズは一体なんなんだろう
いや、おもしろいからいいんだけどね
331名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 21:59:43 ID:f8BLmX0G
二年ぐらい前かな。
2chで、レスの最後に「全裸で」をつけるのが流行った。
どんなマジレスしてもこれがあるせいでおかしかったw
332名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:25:14 ID:HWfV36sk
>>283
リクくんのエピソードGJ!
333名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:25:38 ID:1AMl5C2K
神は死んだ
334名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:35:45 ID:Z50+Wmf+
>>333
そうやって悲観するから空気が悪くなるんだよ

>>283
続き待ってます
335名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:51:58 ID:yfl4wWPz
こりゃカイ×真央がクルヨカーン(・∀・)!!

勝手に電波でキャッチした。
336名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:25:06 ID:QmgT575m
保守ageネ申待ち
337名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:57:05 ID:1AMl5C2K
>>335みたいな勝手に電波キャッチした奴が自分で書けばいい
338名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:07:01 ID:rw72k+Iu
>>318
ジュリア×モーゼス
………
……
駄目だ、全然絡めどころがない
339名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:24:09 ID:ooq8gVwY
続きを望んでくださる方がいらっしゃるようなので、調子にのってうpさせて頂きますね。

Ep.2★噛みつきたいの(1/2)

やっぱり小夜ねえちゃんて、ボクのこと愛玩動物かぬいぐるみみたいに
考えてるフシがあると思う。
よく抱きついてくるし、平気で目の前で着替えるし、前にも話したけど、
よく布団にもぐりこんでくるし。

そりゃあボクは、14歳にしては小さいほうだし、声変わりもビミョーなんだけど、
でもいちおう男なんだからね。

じつはね、小夜ねえちゃんて相当な甘えん坊なんだよ。
たとえばボクが床に座って本を読んでいると、いっつも後ろからべたっと抱きついてくるんだ。
何かにくっついてないと(って殆どボクなんだけど)不安な人みたいなんだよね。
(まったく、ボクの背中ほど小夜ねえちゃんの体の形を知ってるやつはいないと思う。) 

こんなとき、本が退屈ならお話しの相手にもなるけれど、熱中してるときは無視しちゃうんだ。
するとね、「カプッ!」って言って、ボクの首をあま噛みしてくるんだよ。

「ん〜もう、小夜ねえちゃんやめてよー。たまには一人で本でも読んだら?」
「だってリクのここ、気持ちいいんだもん。あたしね、何かわからないけど、
こうしてると安心するの」

そう言って、ハムハムしたり、チョロチョロって舌でなめたり。
あんまりしょっちゅうやられるから、くすぐったいのも慣れちゃったけどね。(2/2に続く)
340名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:26:39 ID:ooq8gVwY
Ep.2★噛みつきたいの(2/2)


そのうち、ボクの首ったまに噛みついたまま、すごく平和そうに、寝息をたてはじめるんだ。
ボク、年下だけど、このときの小夜ねえちゃんてすごくかわいい人だなって思っちゃう。

でもいっぺん困ったのはさ、小夜ねえちゃん、お風呂上りにバスタオル一枚だったときが
あったんだ。
そのときも、いつもみたいに噛みついて寝ちゃってさ。

この日は、ねえちゃん自分の女の子用のリンス切らしちゃって、
ボクのエメロンリンスの匂いがしたから
「勝手に使ったな?ヒドイよ!」と思ったんだけど、それはさておき、
問題だったのは、キティちゃんのバスタオルがずり落ちちゃったってことなんだ。

起こすのも気まずいし、どうしようかと思ってボクはもうあたふたしちゃってさ。
でも、ボクもやっぱ男だから、その、最後に腰のところにひっかかってたバスタオル、
そーっと引き抜いちゃったんだ。

まっぱでボクに噛みついて寝てる小夜ねえちゃん。
それが、居間の姿見に映って見えた。全体的にはスマートなんだけど、
でもギスギスじゃなくて、やっぱり女の子らしい丸みがあって、
ドキッとした。

ふつうに考えたら相当にエロい状況だよそれは、
って言われるかもしれないけど、
そのときはそんなふうに思わなくて、
なんだか無防備にそんな姿で寝てる小夜ねえちゃんが、
無性にいとおしいなって思ったんだ。

「好きだよ。小夜ねえちゃん。世界でいちばん好き」

恋心っていうのともちょっと違う、
でも何となく泣きたくなっちゃうような気持ちで、
そうつぶやいたんだ。でもそのときね、

「ふふっ。リクのエッチ」

小夜ねえちゃんが、ちょっと強めにボクの首を噛んだんだ!
「うわわ、さささ小夜ねえちゃんごめんなさい! ぼぼぼボク…!」
「きょうは許さなーい!」
そう言ってボクを引き倒して、お腹の上に馬乗りになられちゃった。

そのときボク、「小夜ねえちゃんのおっぱいって、こういうとき揺れるぐらいの大きさはあるんだ」
とか、「毛が上のほうにしか生えてなくて、大事なとこが見えちゃってる」とか、
変なことに感心してたんだ……。

この続きは、またこんど書くね。
341名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:31:44 ID:oJ4m03hD
>>339
GJ!
次は甘噛みところか本格的に食われちゃうのでしょうか?
また今度の続きマジ期待してますw
342名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:42:28 ID:vvRUootA
>>337
>>335みたいな勝手に電波受信したとかわざわざ書き込むようなヴァカは
どうせ書いたってろくなもの書けない
343名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:52:07 ID:wp3uExhu
>>339-340
いつでも待ってるよGJ
344名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:56:00 ID:TKd8ZH/d
ちょっwwwwwGJGJ!!!!!!
りッキュンщ(゚Д゚щ)カモォォォン!!!!!
345名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:28:19 ID:g85WCe0P
>>342
なんでそんな>>335に噛み付くんだ?
346名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:15:23 ID:8fS0NbcP
>>342>>335の手バリエ
347名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 18:19:10 ID:wp3uExhu
その話はもういいよ
348名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:09:55 ID:9JqQjZlk
もう神は全滅したのかな。>>340はなんかつまんねーし
349名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:09:46 ID:wp3uExhu
どうしたって荒らしたいみたいだな
350名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:10:58 ID:sj8BhDfg
荒らしはスルーでのんびりしようよ
351名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:59:32 ID:k1trGnRK
>>340
リク絡めると本当えろいなぁ、GJ!
352名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 02:28:40 ID:FtgueMX8
ココで言うことでもないんだけど
リクを見てショタエロというのがわかったような気がする
別に男に犯られるのが良いわけではないし、小夜あってこそなんだけど
ただなんとなく
353お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:42:56 ID:zWx/G2p+
         〈ネイサン・アンシェル編〉
「ディーヴァ・・・ワタシの女王・・ううん、とっても素敵!あなたってば
存在そのものが芸術だわ・・・!そしてこのワタシは、全ての美しきもの
への忠実なる下僕・・・・・!」
「うふふ・・・ネイサン、くすぐったいってば・・・」

  ソファに腰掛けたディーヴァを背後から抱きしめ、そのえりあしに
熱っぽくキスと賞賛の嵐を浴びせながらネイサンが大げさに声をふるわせ
た。その感触に首をすくめながらディーヴァがちいさく笑い声を立てる。
どうにもくすぐったくてたまらないらしい。
興が乗ったネイサンがさらに彼女の背筋をくすぐった。ディーヴァの
笑い声がひときわ高くなる。目尻に涙を浮かべて身をよじるディーヴァを
愛しげに眺めたネイサンがちらりと視線を落とした。愛撫(?)のさなかも
気になって仕方がなかったらしい。
しなやかに伸びたディーヴァの脛に、先刻からひざまずいたアンシェルが
唇を這わせていた。笑いを収めたディーヴァが悪戯っぽく足元のアンシェル
の頬に手を伸ばすと、初めてすました顔でかるく二、三度その指を叩き、
うなずくように笑みを浮かべる。
その際もアンシェルは、まったくディーヴァから眼をそらさない。
こちらも傍らにいるネイサンの存在が気にならぬはずがないのだが、意地に
なっているかのように不自然なほど彼の方には目線を向けない。

「ディーヴァ・・・刺激的で自由な、ワタシの・・・・」
  ことさらに声を高めて、肩口へのキスとともにさらに褒め称えようと
したネイサンの唇が急に閉じられた。その眉がいらだたしげにひそめられる。
「――――ちょっとォ・・・・アンシェル!」
  突っかかるような彼の言葉に、アンシェルも眉をひそめた。
「―――なにかね?」
  身を起こした彼にネイサンの人差し指がするどく突きつけられる。
「アナタ・・・・ねちっこいのよッ!!」
  不快気に眉間へしわを寄せるアンシェルをよそに、ディーヴァの肩を
抱きしめるように両腕を廻し、その頬に頬を寄せたネイサンが口火を切った。
オネエ言葉を使うこの種の人々は、おおかた非常に毒舌で歯に衣着せぬ者が
多いが、シュヴァリエといえど彼もその傾向は免れえぬらしい。

「気が散ってしょうがないじゃないッそんな必要以上にねちっこくされると!
―――だいたいねェ、ディーヴァは疲れてンのよ?ただでさえカールとソロ
モンを相手にしてるんだもの。ここはその疲れを癒してあげるのが下僕たる
シュヴァリエの勤めなのじゃァないかしら?長兄であるアナタにいまさら
そんな講釈は不必要でしょうけどォ」

「・・・――――なるほど・・・これは失敬。お疲れでしたかな?ディーヴァ」
  こちらもいらだちを眉宇にみなぎらせたアンシェルが、サイドテーブル
の上のワイングラスを手に取った。ネイサンの言葉なのだが、まるでディー
ヴァ本人に言われたかのような口振りである。ネイサンの存在は徹頭徹尾
見えないことにしているつもりらしい。
中のワインをひとくち含み、そのままグラスを握りつぶす。破片を手にした
アンシェルがおのれの手のひらをかるく一閃した。血のあふれる傷口にしばし
唇をあてる。アンシェルがディーヴァのほそい顎の下に指を入れ、その顔を
引寄せた。唇が重ねられる。やがてディーヴァの喉がちいさく動いた。
血の混じったワインを口移しに飲ませているらしい。
354お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:44:01 ID:zWx/G2p+

「――――美味し・・・・」
  雛鳥のように与えられるがまま嚥下していたディーヴァが、舌でちいさく
唇のはしを舐め取った。
「目覚めの血、と言う訳ではありませんが・・・まあ気付代わりに。」
  ことさらにディーヴァにだけやわらかく眼を落としたアンシェルが
かるく眉を上げて微笑した。「目覚めの血」はファーストシュヴァリエだけ
が持つ女主人への役目にして特権である。じろりとネイサンが睨みつけると
さりげなくそ知らぬ顔でアンシェルが目線を外す。
眉間にしわを寄せ、剣呑な眼をしたネイサンが次の瞬間、ワインをボトル
ごと握りしめた。
「デ・ィー・ヴァ〜〜〜♪」
  カンツォーネを歌うようにあでやかに歩みより、ボトルをラッパ飲みに
したネイサンが両手でいきなり彼女の顔を引寄せてくちづける。
どうやら生のワインを直接ディーヴァの唇に流し込んでいるようであった。
「ん、んん〜〜〜〜〜〜ッ」
  キスの時間は、おそろしく長かった。見えないがどうやら舌まで入れて
いるらしい。その非常に情熱的なくちづけを、酷薄な眼で眺めていたアン
シェルが機を見てディーヴァを引き剥がした。その彼女の肩に添えられて
いない方の手には、いつの間にか新しいワインのボトルとグラスが握られて
いる。こうして―――長い時を生き、地位も名誉も兼ね備えたシュヴァリエ
ふたりの、女主人に対する非常におとなげない酌の競争が、応接室にてしばし
繰り広げられた。


「アンシェル・・・・ちょっと、いい加減にしなさいよ・・・」
「――――何のことだ?ネイサン・・・・」

  いまやお互いの眼を正面から睨みつけて、押し殺した声で二人が会話
する。
「ディーヴァが嫌がってるのがわかんないの?―――もぅ、中年男はイヤ
ねェ、暑苦しくッて」
  自分の年齢のことは棚においてネイサンがズケズケとささやく。
もし彼の本来の年齢を知っている者がこの場にいたとしても、彼は平気な
顔でこう言い返しただろう。
―――ワタシの年齢?イヤぁね、それはヒ・ミ・ツ。・・・感性が若々しいから
いいのよ、ワタシは。
 ネイサンに暑苦しいとバッサリ切られたアンシェルがするどく眼を細めた。

「お前にだけは言われたくないものだ。大体、ディーヴァが嫌がっている?
・・・・彼女について、お前の意見をこの私がいつ聞いた?―――それに無粋な
真似はすまいと思ってこれまで黙っていたが・・・もうすこし静かに彼女を
愛せないものかね?」

「―――――ほぉ・・・・・?」
  ネイサンの声が低くなった。同時に部屋の温度が急激に冷えてゆく。
抑えた、凄みのある声でネイサンが言葉を続ける。
「―――この俺に指図する気か?・・・・・若僧が。」
  その口調があきらかに変化していた。
「!!――――随分と面白い事を言う・・・・」
  眉を引きつらせたアンシェルが見下ろすように顎をあげた。
ネイサンの眼がするどく細められ――唇の端が笑いの形に吊り上げられる。
ふたりの間の空気がびしッと激しく帯電する。
もはや激突は必至と思われた矢先―――――。
355お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:46:27 ID:zWx/G2p+
「きゃははっ・・・あれぇ?アンシェルがたくさんいるぅ・・?ネイサンも。
ヘンなのぉ・・・・・」

  顔を紅く染めたディーヴァがふらふらと割り込んできた。
さきほどの酌合戦により完全に出来上がっている。妙に据わった眼で
ふたりの顔を覗きこみ、指をさして面白そうに1,2,3・・・と数える動作を
する。その足がもつれ、ディーヴァの体がななめに大きくかしいだ。
「ディーヴァッ!」
「・・・ディーヴァ。」
  アンシェルとネイサンが同時に倒れこむその体を支える。
なにが可笑しいのか、くすくすと笑い続けるディーヴァの姿に、対峙していた
二人がどちらからともなく顔をあげた。
「・・・おい、止めだアンシェル。このままじゃ決着がつく前にディーヴァが
潰れる。」
「・・・我らふたりが争えば、この辺り一帯もただではすむまいな・・・」
  口早に低くささやきあい、ディーヴァを支えたまま二人がすばやく
視線を交わす。次の瞬間アンシェルがすばやく水差しからグラスへ水を注ぎ
冷静に彼女の唇に押しあてた。
「ディーヴァ、水を飲みなさい。・・・・できるだけ多く」
  同時にネイサンもディーヴァの背をさすり、声を震わせて嘆きの声を
あげる。
「ああンごめんなさいねディーヴァ〜!・・だいじょうぶ?気持ち悪くない?」

  ・・・呑みこんだそれぞれの内心はともかく、実に呼吸のあったシュヴァリエ
二人の介抱ぶりを、だが、彼らのあるじはまったく歯牙にもかけなかった。
唇に押しつけられた水をはねつけ、瞳を半眼に閉じたディーヴァが呂律の
回らぬ舌で歌うようにつぶやく。
「おみずはいらな〜い!さっきのがいいの。・・・・・もっと。」
「ディーヴァ・・・悪いこと言わないからやめときなさいよォ、ね?」
「いや!!」
  ネイサンの制止を振りほどき、味をしめたディーヴァがアンシェルの
手からなかば中身の残ったボトルを奪い取った。そのまま片手で瓶を傾け、
たちまち中のワインを干してしまう。
「うふふ・・・・これ、美味しい・・・」
  無邪気に2本目に手を伸ばす彼女を羽交い絞めにしながら、ネイサンが
うわずった声をあげる。
「そんなこと言ってもうフラフラなんだから。よし、な、さいって。――
ディーヴァ!・・・ちょっとアンシェル!見てないでアナタも止めなさいよッ」
  ネイサンの言葉も耳に入らぬかのように、ボトルを傾けるディーヴァの
ピッチの速さをなすすべなく呆然と見守りながら、アンシェルが妙に感心
したようにつぶやく。
「―――翼手の女王も悪酔いするとは知らなかった。・・・じつに興味深い。」
「ちょっとぉッ!いま観察してる場合じゃないでしょッ!!」

  アンシェルを睨みつけたネイサンの顔を、ディーヴァが無理やりに
おのれの方へとねじ向けた。ふふ・・・と悪戯っぽくその瞳が青く燃えあがる。
「ディ・・・ディーヴァ?」
「ずる〜い。おまえ・・・いまわたしだけ置いて、アンシェルと楽しくあそんで
いたでしょぉ〜」
「ちょ、ちょっとちょっと・・・ディーヴァ!・・・・あっ」
  ディーヴァがネイサンを押し倒し、元からあまりその身を覆っている
とはいえないシャツをさらに引き剥がした。ディーヴァのふくよかな唇が
ネイサンの首筋から胸へと滑ってゆく。
「あっ・・・ディーヴァ・・・ちょ、っと待っ・・・・・あっ!・・・あぁっ・・・」
  ときに甘く噛み跡をつけ、舌でちろりと舐め取りながらディーヴァの
唇が徐々にネイサンの腹を濡らしてゆく。
356お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:48:02 ID:zWx/G2p+
「あぁ・・・・・気持ちいい・・・・・っ」
  やがて頬をうすく染めたネイサンがほぉっ・・とせつなくため息を洩らした。
ネイサンを翻弄するディーヴァの手口とその技巧を、ボトルに残ったワイン
の滴をグラスに集めながら感心して眺めていたアンシェルが、ふいに前へ
引きずられた。
「?!」
ディーヴァが彼の首へ巻かれたタイを鷲掴み、いきなり引寄せたためだ。
酒に酔って妙に凄みのきいたその瞳が、アンシェルの眼に大写しになる。
「・・・・・あんしぇる。」
  ネイサンを組み伏せたまま呂律の回らぬ舌でつぶやき、ディーヴァが
かるく眉をあげる。その指が逃れられぬよう、ぎりりと彼のタイを絞め
あげた。次の言葉は口に出さずとも、すでにその瞳が雄弁に語っている。
―――アンシェルおまえも、よ。・・・・・わかってるでしょ?

「――――・・・かないませんな。」
  拳銃を突きつけられたときのように、アンシェルが両手を挙げて
苦笑した。降参の意思を示すべくディーヴァの頭をかき抱き、そのほそい
うなじに唇を這わせる。
「ンもう、ウチの女王様と来たら・・・向かうところ敵なし、ね。」
  頭を数回振ってなんとか体を起こしたネイサンもため息混じりに苦笑
する。
「最強の女王様。・・・・・・でもそんなところが、素敵」
  歌うようにつぶやいたネイサンがディーヴァの肩にかけられたケープ
の留め金をそっと外した。布地がすべり落ち、薄い肩としなやかな背が
剥きだしになる。ネイサンの腕がディーヴァの腰を後ろからかき抱いた。
その左手がアンシェルの腕をかいくぐり、ディーヴァのほそい顎をとらえて
そっとおのれの方へと引寄せる。アンシェルがしずかに抱擁を解いた。
ディーヴァの唇にかるくキスをして、ネイサンが芝居っ気たっぷりに片目を
閉じる。
「女王様は退屈がお嫌いですもんね。フツウにしてたんじゃアクビされ
ちゃうわねきっと。ん〜〜・・・ディーヴァあなた、こっちの経験はあるゥ?」
  ネイサンのもう一方の手がドレスの広がった裾の中へと忍びこんだ。
どこをどう触られたものか、ディーヴァがびくッと体をすくませてネイサン
を見やる。その反応を見てネイサンが悪戯っぽく陽気な声をあげた。

「ああ、驚かなくてもだ〜いじょうぶよォ。ほら、ワタシは上手だから♪
痛くなんかせずきっちり気持ち良くしてあ・げ・る♪―――素敵な女王様に
最ッ高の快楽と最高の刺激を。」
357お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:49:24 ID:zWx/G2p+
  どこまで本気で言っているのか、一体どこでどういう経験を積んできて
いるのか、まったく底が窺い知れぬ調子でネイサンがディーヴァの手を
取った。舞台役者がカーテンコールに応えるときのように、ネイサンがその
手をうやうやしく押し戴く。彼女の背に唇を滑らせたネイサンが、悪戯っぽい
表情で再びドレスの中へと指を滑りこませた。
「――――は・・・・」
  ちいさく息を飲みこんで、ふいにとまどったようにディーヴァがびくッ
とからだを跳ねさせた。
―――ん、んっ・・・・と悩ましく睫毛を伏せる。なにかに耐えるように小さく
その眉がひそめられた。
「動かないで頂戴――――いい子ね」
  やがてディーヴァの吐息が熱くなった。
からだから生まれる熱から逃れようとするかのように、その足の爪が冷たい
床をちからなく掻いた。
「――――あ、あぁ・・・っ―――う、あ・・・」
  ひらかれた唇からは、せわしない喘ぎ混じりの吐息が絶え間なく洩れる。
背後から腰をネイサンに抱かれたまま、ディーヴァがゆるくその背をのけ反
らせた。汗にうすく濡れたそのからだが、つかの間電流を浴びたようにこわ
ばる。ネイサンが浅くおのれを彼女の中に潜らせたためであった。
「ディーヴァ・・・いい子ね。―――そのまま、ちからを抜いて」
  ひとりごとのように優しい口調でネイサンが低くつぶやく。
せつなく甘い吐息を洩らしたディーヴァが喉を反らせかすかに数度、身を
ふるわせた。徐々に圧せられてゆく質量にくぅっ・・・とちいさくうめき、
バランスを失って前へ倒れる。崩れ落ちる長い黒髪、汗ばんだ肢体を
アンシェルの腕が抱き止めた。
「あ、んっ!・・・・あ、あ・・・ふぅっ・・・・あっ・・・」
  肩のあいだで甘くやるせない声をあげる女主人を支えたアンシェルの
眼が、ほんの一瞬だけするどく複雑に翳った。だがその色を即座に消し、
アンシェルが腰をかがめてディーヴァの顔をゆっくりと覗きこむ。
「いかがですかなディーヴァ。―――感想は?」
  やわらかいが明らかに調書を取るようなその口調に、ディーヴァが
うっすらと眼をひらく。答える言葉のかわりに、ディーヴァが妖艶な微笑
で返した。その微笑がたちまち官能で熱く溶け崩れてゆく。
ややあって、アンシェルがひどく時間をかけて口の端に微笑を溜めた。
「・・・・・それは何より」
  ディーヴァの頬にかるくくちづけ、アンシェルがその体をネイサンの
腕の中へしずかに押し戻す。ゆだねられたディーヴァがネイサンの首を
抱きしめた。ネイサンが少し肩をすくめて彼女と熱っぽく唇を交わす。
微笑の影を宿したまま視線を逸らし、無言できびすを返そうとしたアンシェル
がふいにおのれの袖口へと眼を落とした。
―――手首をいつの間にかディーヴァに捕らえられている。
358お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:50:16 ID:zWx/G2p+
アンシェル。―――逃げようとしたって、だぁめ。」
  ネイサンに組み伏せられたまま、あどけない表情でディーヴァが笑った。
「・・・・・やれやれ、お見通しですか」
「ちょっとォ・・・ウチの女王様はどこまで貪欲なのよォ。ワタシ、自信なくし
ちゃうじゃないの」
  あきれはてたように笑いながら、ネイサンが大仰にため息をつく。
「あきらめて研究は後回しにするのねアンシェル。ディーヴァの言葉は
絶対、でしょ?」
「・・・・・・・・・・。」
  言葉ではとくに答えず、アンシェルがかすかに微笑する。
彼の眼の下でディーヴァが片眉をあげて、挑むような笑みを浮かべた。
アンシェルが腰をかがめ、頭に手を廻してディーヴァの耳の下にかるく
くちづける。彼女のほそい優しい指は彼のズボンを弛め、その布地の内側に
忍びこんで先刻から悪いいたずらを仕掛けつづけている。
刹那、アンシェルの眼に狂気の影が宿った。
ディーヴァを押さえつけ、アンシェルがおのれをその体に埋めてゆく。
「ひ・・・・・・あッ!――あ、あぁあッ!!」
  二人分の男をその身にくさび打たれて、さすがにディーヴァがするどい
声をあげた。背を反らすディーヴァを押さえつけ、アンシェルがなおも身を
進める。
「ひっ・・・ぅあ・・・・・っくぅ、ぅ・・・・・っ」
  うすい粘膜をへだてて熱く脈打つ肉の感触に、ディーヴァが声もなく
唇をふるわせる。
「あ・・・・あぅっ――――ん・・・・んんっ・・・」
「ディーヴァ・・・」
  背後から彼女を抱きしめたネイサンが、かるく汗ばんだ手でその頬を
包んでおのれの方へとねじ向けた。唇が重なり、舌がゆるくからまる。
「・・・・・ん・・・・っ」
  突きあげるアンシェルとネイサンの動きに、ディーヴァの肢体が
なすすべなく跳ねた。
「あ・・・あぁ・・・・・・・・」
  しなやかなからだは官能のために桜色に染まり、なかばひらかれた
唇からは甘やかなあえぎが途切れることなく洩れつづける。高熱に浮かされた
ようにディーヴァの瞳が遠くなった。波が高まるように快楽が押し寄せて
きている。その頂は、近い。

ふいにおおきく二、三度、ディーヴァがそのからだを痙攣させた。
白い腕がアンシェルの背広の背に巻きつき、その指先が爪立てられる。
喉がのけぞり、汗に濡れたその額がネイサンの首筋にこすりつけるように
押しつけられた。と同時に、彼らを呑みこんだ温かな肉の窄まりがきつく
締めつけられる。その感触に低くうめき、やや遅れて二人が動きを止める。
ぐったりと崩れ落ちるディーヴァの体を支え、アンシェルが彼女の髪を
しずかに撫でた。同じくネイサンも愛おしげに指でその頬をつつく。
やがてからだが離れ――ディーヴァの腿を白濁した液体が二すじ、流れを
作った。いずれもソファに崩れ落ちたまま―――しずかに時間が流れる。
359お買い物・ディーヴァ陣営編:2006/11/12(日) 02:51:06 ID:zWx/G2p+

         *      *      *
  
 ソファの肘掛に体を寄せて、しどけなく腰掛けたままネイサンが眼を
ひらいた。ディーヴァの姿がいつの間にか見えない。
「あら・・・・ディーヴァは?」
「―――今しがた、出て行かれた。・・・おそらくジェイムズのところに
向かったのだろう。」
  背を向けたアンシェルがぽつりと答える。その眼はわずかに開かれた
扉の隙間にじっと向けられていた。彼女が出てゆくところを、同じように
ずっと眼で追っていたのかもしれなかった。
「ええ?―――ちょっとォ、ウソでしょう?ワタシたち二人を相手して
おいて、このうえ?」
  嘆息したネイサンが大仰に肩をすくめた。
「どういう体力してんのよウチの女王様は。―――アンシェル、アナタ
育て方を間違えたんじゃないのォ?・・・・ディーヴァの」
  当てこするように軽口を叩くネイサンに、アンシェルが真面目な顔で
口をひらく。
「・・・・あれは彼女が持つ生来の強さだ。私の教育でどう捻じ曲げられる
ものでもない。」
  どこか寂しげにアンシェルが言葉を続ける。

「どれほど高い塔の上に閉じこめても、結局はこの指の間をすり抜けてゆく。
どれだけ長い時をかけても彼女については新たな謎が湧きあがり、きわめ
尽くすことができぬ。―――だからこそ、この手で調べ尽くし試し続けて
来たのだ。・・・この私の生涯をかけて。――だがそれでも、求めるものは
増え続けてゆく・・・・・」

  おのれの手を見つめるアンシェルの眼につかの間、歪んだ狂気の笑み
がひるがえった。だがその指はまるで指のあいだからこぼれ落ちる砂を、
せめて留めようとするかのようにむなしく空を掴んだ。
痛みを噛みしめるように、アンシェルがしばしその眼を閉じる。
「・・・・・・・・。」
  ネイサンがアンシェルへ眼を向けた。ややあって、珍しく真面目な口調で
口をひらく。

「・・・・あなたはそうやってずっとディーヴァの背を追っているのね。
―――でも彼女が何を感じているのか、何を探しているのかは、彼女を
振り向かせてその顔を覗きこんでやらなきゃ解りはしないわ。・・・永久に」

  考え深げに低く口ごもったネイサンが、振り払うように数度頭を振った。

「ホントは色々と言ってやりたいこともあるんだけど・・・。ま、いいわ今日
のところは。なにせディーヴァに根こそぎ体力と毒気を抜かれちゃったし。
――――どう?一杯。」

  ネイサンがソファの下からまだ未開封のワインボトルを取り出した。
「女王様に取られる前に最後の1本だけ隠しておいたのよ。・・・そのかわり
グラスは欠けた物しかないんだけど・・・・いかが?」
  片目を閉じてみせるネイサンに、アンシェルがわずかに微笑した。
「―――いただこう。」


  ややあって、応接室にワインの芳香が広がる。
欠けたグラスからその芳醇な液体を喉に流しこみながら、二人のシュヴァリエ
は自らのあるじについてそれぞれに無言で思いをはせていた。

          〈ジェイムズ編へ続く〉
360名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 04:16:16 ID:R/+ErXp9
このスレ\(^o^)/オワタ
361名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 11:58:48 ID:xs/yZYiB
>>353-359
GJ!GJ!GJ!
ジェイムズ編、楽しみにしてます!


………なんかここまで読むと、今度は小夜陣営とか読みたくなる…
362名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 12:18:30 ID:cX2W1qG5
>>353-359
GJです!
ラスカルがなんだか切ないね…
363名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 13:45:54 ID:ViqTYvwt
GJ!!
エロは勿論、ラスカルネイサンの関係までも萌えた。
ジェイムズは抜きかと思ってたから、ジェイムズ編もあるのは嬉しいよ。
364名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 18:06:29 ID:nYEJ8uRJ
自分的神は亡くなられたのだろうか…(´;ω;`)ブワッ
365名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 18:38:28 ID:8qqhl4WR
>>364
そう感じたなら君が代わりになればいい
366名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 19:51:03 ID:EGN7IMYU
ソロ小夜スレに神はいるよぉ
367名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 20:53:41 ID:EYNkh2qB
>>364
゚・(ノД`;)人(Д`;)・……ナカーマ…?
368名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:20:44 ID:CMPiJ1rr
>>353-359
GJ!濃密でアダルティーな3P、堪能させていただきましたw
このオジ様方になら、弄ばれてもいいと少し思ってしまった……
(実際、ただ弄ばれるだけでは済みそうにないわけだがw)
ジェイムズ編も(*´Д`)ハァハァしながらお待ちしてます!
369名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:04:21 ID:fsWeAvrO
ネイサンラスカル歌姫たまらん

超GJ
370名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 12:37:51 ID:CFWrZPE7
>>353-359
GJ!!長文乙でした!
前作もそうだったけど、各シュヴァリエの性格が良く出てて
とても面白かったよ。
続き楽しみにしてます!!

他の職人さん方の投下も待ってます〜。
371名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:28:55 ID:gihudbnB
なんだかんだで続いてるな
よかったよかった
372名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 04:50:01 ID:tK8nBO0y
素敵なSSをありがとう。359さんの文章力でぜひ次はハジサヤを
お願いします!
373名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 20:13:32 ID:iimQtwhC
 GJ!
ネイサンがアナルに慣れてるのにワロタ。
 やっぱそういうことですか?
374名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:32:53 ID:ZNc9stx1
ネイサンとハジとジェイムズを密室に閉じ込めたらどうなるんだろう?
375名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:37:37 ID:c+Lwj9VY
>>374
そういうのは他でやろうな
376名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 17:22:57 ID:QujX6cX3
11話ダンスの後のソロ小夜きぼん
377名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 20:37:04 ID:yJlNeSM/
小夜とハジとカイとソロモンと密室に閉じ込められるので
378名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:33:51 ID:lbOyBsem
小夜が保たん
379名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:36:02 ID:u6+IsD9F
小夜。おつゆがいっぱい出ちゃう…
380名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:37:09 ID:uE5dUvYB
そういえば、保管庫の方はどうなってるんだろうか
中の人どうか更新を…
381名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 04:20:32 ID:2UcpHCgb
数日前に保管庫404で見れなかったのは一時的なもん?閉鎖かとオモタ
382名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 14:58:05 ID:EUFMacu8
>>378
小夜を出刃たんと差し替えればおk
383名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:17:55 ID:2ptsCzQb
>>382
氏ね
384名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:28:44 ID:4lS2z6h7
リク小夜の甘酸っぱエロまだ?
385名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:12:39 ID:Rt5UqTT2
>>384
待つ時間もまた楽しむものだ
386名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:18:40 ID:z3OYKwZl
これから暮れにかけて自分のHPやイベント準備で忙しい時期かも
387名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 14:26:57 ID:PwVlqa+9
>>377
仲間外れにしないで全裸のカールも加えてやってくれ
388名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 04:22:30 ID:8/tRqhgM
小夜の穴が3つに
ちんぽが4つ・・・・どうやらカールの入れる余地はないようだw
389名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 05:12:17 ID:orIf4Zon
どんな怪我も治癒するし刺(挿)し傷でも作ってそこに入れればいいんじゃない
でも血でダメか…とも思ったけどカルが斬られたワケじゃないし大丈夫そうか


ただそれ以前にグロいものなぁ…
390名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 07:00:12 ID:uG4m10Ev
>>389
鬼畜の発想・・・
痛いだけに決まってるだろ、そんなの
391名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:12:14 ID:lFm6abcs
口はハジ
膣はソロモン
肛門はカイ



カールは手コキでがまん
392名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 10:48:16 ID:MD+GBGPD
カールはパイズリして貰えばおk!
393名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:33:38 ID:lFm6abcs
小夜のオパーイはパイズリできるほど大きくないおw
394名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:56:43 ID:Q8KJYRPC
エース版の小夜なら!
395名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 12:00:16 ID:a2/7l6XI
閉じ込められた密室内で突然服を脱ぎだすカール。
そして…。
「小夜!レッツ・ダンス!!」

そんな彼に大真面目に対応する者。
「小夜は渡さない。」

彼の一点を見つめ、憐れむ者。
「カール。かわいそうなカール…」
「なんくるないさー。」

そして日本刀に血を垂らしながら呟く者。
「すぐ楽になるから…。」
396名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 17:05:35 ID:HQqV440/
>>395
ネ申
397名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 18:32:32 ID:RXPXRekT
>>395
ネ申
大笑い。GJ!!
398名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:19:02 ID:7uhzA29s
>>395
クソワロタ
399名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 17:31:10 ID:jlZFblwK
保守
400名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:36:40 ID:BRuhT8OX
こんなネタ閃いた。
あり得無いとは思うけど…。
それ以上にエロくないorz


全てを終わらせ、沖縄に帰還した小夜達。
しかし、想像すらしなかった試練が彼女を襲う。

異変に気付くルイスとデヴィッド。
しかし、時既に遅かった…。
「…おい。マズいんじゃないのか?」
「…くっ。小夜、済まない…。」

明らかになった真実を小夜とカイに告げるジョエル。
「…うそ。嘘ですよね!?」
「何とかなんねぇのかよ!?」
「…すまない。僕達の力ではどうしようも無かった。」

驚愕の後に絶望。そして紡がれる魔法の言葉。
「…まぁなんだ。なんくるないさ、だ。」
「…ありがとう。カイ。」

…だが、現実は過酷だった。
「異なるモノ」である小夜に向けられる視線。
「…この人が。」
「…間違いないな。」

そして孤独…。
「…香里。どうして居ないのよ…。」

追い詰められた小夜の絶叫。
「お願い! 私に敬語を使わないで!!」

変っていない学年。
見覚えの無い同級生。

この【留年】という現実を受け入れきる為に、小夜は1週間程の時間を要したと後にカイは語っている。
401名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 03:32:42 ID:cpOE5PIf
>>400
ちょwwwおっきしてたのが笑気のせいで萎えたじゃねぇかwww
402名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:45:21 ID:lhjxWLa6
カイも真央も留年じゃないのか?
退学したのか
403名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:18:00 ID:3yD+dzuu
真央の父ちゃん893だし
カイは魔法の言葉でクリアしたんだよ
404名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:47:31 ID:wc5obhJ3
おいおいすげえ魔法の言葉だな
フリーターの自分にもおくれよ魔法の言葉
クリアしたいから色々
405名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 00:14:10 ID:6Ezuk2jd
>>404ナンクルナイサァ〜
406名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 02:54:37 ID:0VwJDEo4
>>404
魔法の言葉といっても
現実はなんともならないどころか
最悪の方向に突き進みそうなんだが
それでもいいの?
407名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 13:06:37 ID:yvONO5/e
ナンクルナイサアンチスレでも立ててそっちでやってくれ 厭なら何かネタ書け
408名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 13:59:38 ID:n2r6mAv0
>>407
カイ厨乙
409名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 16:15:41 ID:n9qbzktR
>>408
上がってる時点でスルー対象だよ
410名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:58:42 ID:x2+UkkMW
ep.3待ってるヨー
411名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:14:19 ID:BJQ9AdzC
保管庫…どうしちゃったのかな…
412名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 02:52:07 ID:Aed/F8hO
忙しいんだろうか
413名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 11:08:23 ID:Pt5EfbT5
前スレの小夜監禁シリーズの続きが読みたいお(;´д`)ハァハァ
414保管庫の人 ◆ErWllSFZ.A :2006/12/01(金) 21:54:20 ID:c0s/7IOr
本気ですみません忙しいというか1ヶ月島流しされてた。
(パスポートを社内預けさせられるような会社なもんでな…)

それをあなた方が望んでいるので、来週明けには命懸けで前スレ全部うpする
本当にすまん
415保管庫の人 ◆ErWllSFZ.A :2006/12/01(金) 21:56:46 ID:c0s/7IOr
曖昧なことばかり言っててアレなのではっきり予告。
12月5日までにPart2のスレを保管庫にうpします。
416名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:21:09 ID:A6OXFiHv
おぉ中の人
確認とれただけでも良かったよ
しかしパスポートとは、どうでしょうみたいだ
417名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 03:42:30 ID:IlL1la4n
漢らしい態度に惚れた。多少予定が狂ってもウダウダ言い出すガキはこのスレにはきっと居ない。
ご自愛を。
418名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 13:18:43 ID:xqHKAH3Y
保管庫の中の人、島流しからお帰り〜。冬祭典じゃない理由で忙しかったんだねww
更新を楽しみに待ってるけど、くれぐれも体を大事にな。
419名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:22:19 ID:66CLmKq6
待ってるよー
420名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 20:42:27 ID:aQz+5bd3
なんか中の人の事情も考慮せずにまだー?とか言ってごめん。
お待ちしてます、でも無理はしないでくれよ。
421名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:20:42 ID:ExaFH1I6
保管庫さんが消息不明になりいつの間にか保管庫自体消えることも
よくある話なわけだ。
更新宣言してくださるだけで嬉しいよ。
422名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:27:33 ID:tNHGkjWS
保管庫コネー
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
423名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:01:32 ID:UeD3k9Xf
日にち過ぎても気長に待とう!中の人も忙しいみたいだし
てかリクの続きが読みたい(o^o^o)
424名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:47:21 ID:AxKdRKza
>>422
やったことないからわからんけど、結構面倒だと思うよ。
>>421でも言われてるけど、いつの間にか消えてることすらある。
個人がやってくれてるんだから気長に待とうよ。
425お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:42:16 ID:2EPtGppM
          〈ジェイムズ編〉

 日差しの届かないガレージにその車はあった。
運転席のハンドルに肘をつき、組んだ指に顔をうずめるようにして
ジェイムズが座っている。もう随分と長いあいだその姿勢で動かずに
いるようであった。薄暗い車庫の中で申し訳程度につけられた白熱灯が、
ぼんやりと辺りを照らしている。ふと、そのよわい照明がきゃしゃな人影
でさえぎられた。つづいて白い手が伸び助手席側のガラスをごくかるく叩く。
コツコツという硬い音が、車内のジェイムズの耳にちいさく響いた。
顔を上げたジェイムズが眉をひそめてそちらに顔を向ける。
苦しげにゆがんだその視線が、そこにある青く澄んだ瞳とぶつかった。

「ディーヴァ・・・・・。」

  ひどく弱い口調で、ジェイムズがつぶやく。
覗きこむように顔を出したディーヴァがまたガラスを小さく指で叩いた。
「ジェイムズ。ここを開けて?」
  微笑むディーヴァに、どこか痛みをこらえるような表情でジェイムズが
答える。
「後部座席をお開けします。城に帰還されるのならばそちらに・・・」
  と事務的に言いかけたその言葉が口の中で固まる。ディーヴァは
ほぼ何も身にまとっていなかった。薄暗がりの中でもあざやかに白い肌が、
あわてて逸らせた彼の眼の裏に残像として残る。しかも彼女は全身がずぶ濡れ
であった。水気を含んだ黒髪が束となって、辛うじてその豊かな胸のふくらみ
を覆っているにすぎない。
ジェイムズが腕を伸ばし、そそくさと助手席のドアをひらいた。
「ありがとう。・・・ジェイムズ」
  濡れた体で乗りこみながら、ディーヴァがにっこりと笑う。
「―――そのお姿の原因は・・・彼らですか」
  うめくような声でジェイムズがつぶやいた。

「皆、ふざけすぎている!我らシュヴァリエはディーヴァを守護する者。
ママは・・・決して我々が好きに扱ってよい存在ではないのだ!!」

  怒りにまかせて思わずハンドルを叩く。その拳が小刻みにふるえた。
その様子に首をかしげたディーヴァがジェイムズの顔を覗きこむ。
「ドレスのこと?泳いだとき置いて来たの。邪魔だったし―――いけない?」
「・・・・・泳いだ時?」
  予想外の返事に思わず釣り込まれたジェイムズに、こくりとディーヴァ
がちいさくうなずく。
「中庭の泉で。・・・だって、つめたくてとっても気持ちよかったんだもの」
  まだ酒精がいくらか残っている瞳で、ディーヴァがひどくあどけなく笑う。
「・・・・・・とにかくこれを。」
  気勢を削がれたジェイムズが、座席からひざ掛けを取り出して眼を逸らし
つつ彼女の手に渡した。ディーヴァがその布地を頭から被り、濡れた髪や
体を拭きはじめる。
腕を組み窓の外へ顔を向けたまま、ジェイムズが重い口をひらいた。
「―――用件が済んだならば、結構です。帰還するならば今すぐにでも」
「済んでないもの。・・・・ジェイムズ」
426お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:43:18 ID:2EPtGppM
  ひざ掛けを羽織ったディーヴァがふいに隣のジェイムズに忍び寄った。
彼の膝の上へにじり寄り、ほそい指先で硬い頬をなでるように手繰り寄せ
自分の方へと振り向かせる。腕組みを解いたジェイムズの身体がぎくりと
震えた。ディーヴァがかるく首をかしげる。濡れた髪がかかり、肩に水の染み
をにじませる。妖しく燃える青い双眸がひたとジェイムズの眼をとらえた。

「おまえ―――どうしてわたしから逃げたの?何故?」

  猫が鼠をいたぶるように額をすり寄せながら、女王が下僕へ問い質した。
ジェイムズの膝に向かい合わせで腰掛け、白い腕を首に巻きつけておのれから
眼を逸らさせまいとしている。やわらかな乳が軍服の荒い布地に押し潰されて
かたちを変えた。ジェイムズがぎりっと奥歯を噛みしめる。
白い手をその上に重ねられて、彼のつめたく汗ばんだ硬い指が自分の膝を絞る
ようにきつく爪立てられた。噛み締めた歯のあいだから搾り出すようにして、
ジェイムズがようやく口をひらく。

「・・・私は盾です。ママを守り歯向かう敵を排除する、その為にのみ存在する・・」
  かすれた絶え絶えの言葉に、ディーヴァがかるく眉を上げた。

「・・・・・ふうん。そう」

  手にした玩具が、思いがけず気に入らない口を利くのを耳にしたかのよう
にディーヴァがふいに首に廻した腕を解いた。その指先がジェイムズの首筋
から胸をつたい、軍服の、そしてシャツのボタンをなめらかに外してゆく。
胸にかけられたロケットをもてあそびながら、ディーヴァが含み笑いをする。

「――――素直じゃないのね?・・・・おまえは。」

  挑戦的な眼で、ディーヴァが足元へ滑り降りた。
指先もそれにつれて下がった。ジェイムズの腰のベルトをゆるめ、ズボンを
くつろげてゆく。意図を悟ったジェイムズが思わず声を荒らげた。

「・・・・・ディ、ディーヴァ・・・ッ!!!」
「わたしを守る、それだけがお前の望みなのね?・・・・ふぅん、そう。」

  眉をいたずらっぽく上げたディーヴァがつぶやく。
その指先は布地を除け、熱く脈打つ肉柱をさぐりあてている。
眼を半眼に閉じたディーヴァが桃色の唇をちいさくひらいた。
唇のあいだから覗いた舌が、ジェイムズの根元から先端までをなぞるように
淫らに濡らしてゆく。とがらせた舌のさきで敏感な舳先をつつかれて、ジェイ
ムズが悲痛なうめき声を洩らした。
「―――ディー・・ヴァ・・・ッ!からかうのは・・・お止めくだ・・さいッ」
「ふふ。―――頑固なジェイムズ。」
427お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:44:35 ID:2EPtGppM
  小悪魔のように微笑して、ディーヴァが長い黒髪をかきあげた。
舌のさきからとろりとこぼれ落ちた唾液が、屹立した肉柱をぬめるように
伝わってゆく。ディーヴァがジェイムズの男を抱きしめた。
白いゆたかな乳の谷間を埋めるように濡れた肉柱が挟まれる。
その姿勢のまま試すような微笑を浮かべ、ディーヴァがゆるく動いた。
「くぅ・・・・ッ!!」
  やわらかく熱い乳房で擦られ、ジェイムズがたまらず奥歯を噛み締めた。
そのまましゅっ・・・しゅっ・・・としごき立てつつ、ディーヴァがちいさく
口をひらく。桜の花びらのような唇が、凶暴な肉の先端を咥えた。
「ん、うっ・・・んん・・・・・んむ・・っ」
  ディーヴァが眉を切なげにひそめた。動きながら彼女の口には余るほどの
質量をそれでも少しずつ呑みこんでゆく。突きあげる衝動と鉄の自制心の狭間
で、汗に濡れたジェイムズの表情がゆがんだ。
「ん・・・・っ―――ん、ん・・・・・」

  足のあいだに座りこみ乳をおのれの唾液で濡らして、舌と唇を使い続ける
あるじの姿は凄まじく扇情的な眺めであった。
下卑た劣情で彼女を汚すまいと、頭では必死に抑制しつつも身体の方は勝手に
反応し続けてしまう。芸術に疎いジェイムズにも、これだけは美しいと理解
できる天上の歌をうたう同じ唇が、今はこともあろうに自分の欲望の塊を咥え
舌で吸い、しごき立てているのだ。これを神への冒涜と言わずなんというのか。
即刻止めさせねば、と思うが身体が痺れたようにまったく動かない。
それを見透かしたように、ディーヴァが指で肉柱の根元をきつく締めつけた。
「!!!」
「どう?――――これでもやめてほしい?」
  きかん気の子供のように、顔をあげたディーヴァが意地わるく問いかける。
汗ばんだジェイムズのふるえる指が、一瞬つよく抱きしめるように彼女の肩を
つかんだ。
「・・・・・・ッ・・・」
  そのままの姿勢で苦しげにためらい、胸の底から搾り出すような吐息を
洩らしたジェイムズが、やがてそっと彼女の体を自分から引き剥がした。
「――――当然、で す・・・・。」
  なんとかそれだけを口にし、よわよわしく口元だけで微笑を浮かべる。
見上げた忠義心というべきだがそれが彼のあるじには大いに不服であった。
「つまんなぁい。」
  頬をふくらませたディーヴァがジェイムズの上にのしかかる。
ジェイムズが制止するより速く、ディーヴァの指が座席の脇のレバーに
伸びた。がくんと音をたてて、運転席の座席が二人を乗せたまま後ろに大きく
倒される。眼を白黒させたジェイムズが跳ね起きようとするのを、ディーヴァ
の細い指先が制する。
いくらも力を入れたようには見えなかったが、それだけでジェイムズは動きを
封じられた。

「・・・屋敷へ戻るべきです。」
  眼をそらせてちからなくつぶやくジェイムズに、ディーヴァがにこりと
あかるく笑いかける。
「そぅ?―――でもお前、本当にそうしてほしいの?」
青い眼が妖しくきらめいた。顔を落とし、肉柱を締めあげる指をゆるめて
ささやきかけるようにディーヴァがつぶやく。
「――――こんなになっているのに・・・」
「!!――それは・・・ッ」
428お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:45:25 ID:2EPtGppM
  眼元をかっと赤らめて振り向いたジェイムズを押さえつけ、ディーヴァが
再び肉柱を呑みこんでゆく。ちいさな唇を押し破るように凶暴な肉がその口腔
を犯していった。喉の奥まで届いたらしく、さすがに苦しげにディーヴァが
眉をひそめる。だが舌で、頬肉で彼を弄い続けることは止めようとしない。
「んむ・・・ぅ、くぅぅっ・・・・・ん、うっ・・・」
  指の縛めを解き放たれ、さらに刺激を加えられてジェイムズの忍耐にも
限界がきた。それがわかるのか、ディーヴァの唇と舌がさらに淫らに彼を
責めたてる。―――それだけは、とジェイムズが思わず腰を引いた。
「ん、んっ!――――ふ、あっ・・・」

  間に合わなかった。
怒張した肉が桃色の唇から抜けたとたん、白濁した精が勢いよく噴出し
彼女の秀麗な顔を汚した。白い飛沫が飛び、鼻先を、小さな唇を濡らして
したたり落ちる。なおもびくびくッと脈打ちながら吐き出された大量の精は
喉をねっとりと伝い、やがて乳房の谷間に溜まった。
「・・・・・申し訳・・ありません・・・ッ」
  自責の念に打ちのめされて、ジェイムズが唇をかんだ。
あわてて拭き取ろうと伸ばした手を、ディーヴァの指が押さえる。
「ふふ。―――かけられちゃった。気持ちいい?ジェイムズ」
  猫が毛並みを整えるときのように、時間をかけてディーヴァが飛び散った
精を舐めとってゆく。なおも鎮まる様子を見せぬ昂ぶりを舌でぬぐいながら
ディーヴァがいたずらっぽく微笑した。

「今度は私の番。―――そうでしょう?ジェイムズ」
  痛みをこらえるような眼でおのれのあるじを眺め――なにか言いかけて
口をつぐんだジェイムズが、ややあってあきらめるようにうなずいた。


「あっ・・・・ぅあ・・・ふ、うッ・・・あっ、あ、あぁ・・・っ」
  倒された座席に身体をあずけたジェイムズが、下から突き上げるように
してディーヴァを思うさまえぐってゆく。
するどく貫かれるたび、絶え入るような甘い吐息がディーヴァの唇から洩れた。
背をゆるやかに反らせ乳を揺らせて、ディーヴァが動く。
腰のつがいを打ちつけるたび、くちゅ・・・っと湿った淫らな音があたりに響いた。
「ひ・・・あっ!―――あっ!・・・うあ・・・・・っ」
  屈強な軍人であるジェイムズの上で、彼女はちいさな童女のように見えた。
伸びた足のあいだから、凶暴に跳ねる肉をその腹腔にねじ込まれてディーヴァ
が眉を切なげにひそめる。はぁ・・・っと呼気を洩らした彼女の眼元が官能に紅く
染まった。
「・・・んぅ・・・・・ん、―――くぅう・・・・ッ!」
  ジェイムズが動きを速める。
「あ・・・あ、あぁあっ!」
  ふいにびくッとからだをわななかせて、ディーヴァが達した。
倒れこむようにジェイムズにもたれかかり、ちいさく口の中で声を洩らす。
それに合わせるようにジェイムズが数度するどく鞭打つように動いた。
「――――ママ・・・・ッ」
  汗に濡れた手で彼女の頭を抱き寄せ、その体内へしたたかに精を洩らす。
熱い奔流が満ちるのを感じて、ディーヴァの体がちいさくふるえた。
荒い息をつきながら、どちらも一言も口をきかない。
湿った髪を掻きあげてディーヴァがふふ、とかすかに笑った。
複雑な心境で愛しいあるじを眺めながら―――ジェイムズも苦しい微笑を
浮かべた。
429お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:47:34 ID:2EPtGppM
         *     *     *

軍服の上着のみを羽織ったディーヴァが現れても、応接室のアンシェルと
ネイサンは何も言わなかった。
ネイサンが意味ありげに自分に向かって手を振るのを無視し、ジェイムズが
仏頂面で彼女をアンシェルへと引き渡す。すました顔でアンシェルがディー
ヴァをいざない、いつの間にか完成し届いていた白いドレスに彼女を着替え
させたところで入口のドアが再び開かれる。
破れたシャツを新調したソロモンが入ってきた。

ジェイムズが気まずく眼を逸らした。微妙な空気を敏感に察して、ソロモン
がそこにいる四人の顔を見比べる。
「――――どうかしましたか?」
「ううん、なぁんにも。ワタシはただ、ジェイムズにお疲れ様って言って
あげようかしらん?と。・・・・ただそれだけよォん♪」
  からかうようなネイサンの口調に、ソロモンの視線を避けつつジェイムズ
がぎりッとするどく睨みつける。
「ジェイムズに?」
  不思議そうに首をかしげるソロモンに、ジェイムズが忙しく視線を
さまよわせる。微笑を噛み殺したアンシェルがその場の者全てに言いきかせる
ように口をひらいた。
「ディーヴァが少し席を外した時にドレスが届いたのでな。ジェイムズが
彼女を保護し、連れてきてくれたので助かった。―――そうだな?ネイサン」
「そぅそ、そんなとこ・・・だったと思うわよォ?よく覚えていないけどぉ」
「そうなんですか?」
「・・・・ああ・・・まあ、そうだ」
  ちいさく安堵の吐息をついてジェイムズが答えた。
なにやらそれ以上は聞いてはいけないような雰囲気を感じて、ソロモンが
さりげなく話題を変える。
「しかし結局――ディーヴァの舞台衣装は、今日は準備できませんでしたね。
それぞれの仕事もありますし、僕たち全員が集まれる機会は少ないのですが・・」
  そのとき扉が三たび、大きくひらかれた。

「ディーヴァッ!!!」
  息せき駆け込んできたのはカールであった。
頬を紅潮させ、手にはなにやら黒い布地を捧げ持つように抱きしめている。
興奮したカールがディーヴァを見つめ、叫ぶように語りかけた。

「見てごらんこのドレスを!このぼくが、貴女のためだけに作らせたんだ!
これこそ貴女の舞台衣装だ!―――この、暗い闇色の配色!!そしてこの背と、
頭飾りにつけられた翼手の翼の意匠!!そして、胸元を飾る青い薔薇!!!
―――わかるかいディーヴァ?そう、これは翼手になったときのこのぼくだ。
言わば、ペアルックだよディーヴァ!!貴女はぼくになってオペラハウスの
舞台に立ち、そして至高の歌を歌う。そしてこのぼくは、貴女の後ろで
貴女のためだけに羽ばたこう!!さあディーヴァ・・・ぼくとともに舞台で踊ろう。
レッツダンスッ!!」
430お買い物・ディーヴァ陣営編 :2006/12/07(木) 03:48:17 ID:2EPtGppM
「・・・・ペアルック・・・・」
  ふいに頭痛を感じたように、ネイサンがくしゃくしゃと癖の強い
金髪を掻きまわした。
「―――カール・・・・」
「カール・・・・よしなさい」
  口々にいさめるように、アンシェルとソロモンがちいさくつぶやく。
さらに微妙な空気になった応接室の沈黙を、ディーヴァが破った。
カールの手からドレスを受け取り、そのコウモリの翼のような飾りを指で
いじりながらくすくすと声を立てて笑う。

「これ・・・・・かわいい」

  その言葉に、カールを除く全員がぎょっとしたようにディーヴァを
みつめた。思いがけない言葉を聞いたようにネイサンが恐る恐る口をひらく。
「ディーヴァ?・・・・ねぇ、本気で言ってる?」
「ネイサン。―――わたし、これを着て歌いたい」
「えぇえ?ちょっと・・・ウソでしょう??」
「おぉ・・・・!ディーヴァ!!!」
  カールが喜びに眼をうるませる。苦りきるネイサンの説得しようとする
声を、ジェイムズの意地悪な笑い声が制止した。
「あきらめろネイサン。ディーヴァの意思は絶対だ」
「ええ?!―――だってペアルックってちょっと・・・メットなのよォこれ!」
  なおも言い募るネイサンをジェイムズが無表情に遮る。
「芸術のことはまったくわからん。だが、ディーヴァの意思を形にする。
それこそが我らの仕事だ。違うか?」
「これを着たら、いけない?」
  首をかしげるディーヴァにアンシェルが微笑する。
「ディーヴァ。・・・貴女の望むものはすべて貴女の手に。」
「―――だ、そうですよネイサン。素晴しい舞台を期待しています。
演出・・・がんばってくださいね」
  可笑しそうに微笑みながら、ソロモンも口をあわせた。

全員の視線がネイサンに集まり―――やがて仕方なさそうにネイサンが
両手をひろげた。
「ンもぅ。―――他人事だと思って、みんな好き勝手言ってくれちゃって。
後で苦労するのはこのワタシなのよォ!・・・ハイハイ、わかりました。何でも
うかがいますとも。じゃ、ドレスは決定なのね?」
「ありがとう。ネイサン」
  ディーヴァがにっこりと微笑みかけた。
「このドレスに身を包んだ貴女を見たい。着て、歌ってくれませんか
ディーヴァ?」
  喜びに顔を輝かせたカールが急かせるように言った。
「ここでは無理だ。―――私の城ならばともかく」
「わたし、歌いたい」
  低くつぶやくアンシェルに、ディーヴァが言葉を継いだ。
「・・・・すこし長居をしすぎましたね。目的も果たしたことですし、そろそろ
戻りますか?兄さん」
  ソロモンがやわらかく微笑した。アンシェルが首肯する。
ドレスを抱きしめたカールが、駆け出すように部屋を後にした。
そして堅固な護衛艦が先払いをするように姿勢よく前を見据えたジェイムズ
が、そして優しげな表情で後ろのあるじと兄の足元を気遣いながらソロモンが
続く。ちいさく口のなかで歌を口ずさみながらあかるく笑うディーヴァの
すぐ後を、かしずくようにアンシェルが続いた。

「ンもう。―――あとがタイヘンねェ、これは」
  苦笑まじりのため息をひとつついて、外套を羽織ったネイサンが後ろ手に
扉を閉め―――あとには完全な静寂が残った。

          〈END〉
431名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 07:46:10 ID:VgCQ8YuS
ジェイディヴァグッジョブグッジョブグッジョブ!!!(*´Д`)
神乙でした!ジェイムズ編大変美味しゅうございます!
432名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 10:16:22 ID:oXJZn5I3
相変わらずの筆力。感服いたしました。
しかもあのステージ衣装まで言及されていてお見事。

433名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:52:07 ID:aYQ07Q5c
ネ申キターー!!!!!!!
お待ちしておりました(;´д`)ハァハァ
434名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:56:37 ID:0Hi3opdC
カールw
あの衣装にそんな意味が合ったらと思うと可愛らしくさえ思えてきたよ、あの衣装が。
上手すごい・・・!
435名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:56:44 ID:cvxbf3zO
GJ
436名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 00:25:45 ID:bpGQ+ZNZ
ディーヴァの後ろで、メットの舞台をバッサバッサと羽ばたくカールタンが
見たかったですw 途中で死んじゃって実現しなかったのが残念。
437名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 16:41:31 ID:v5lS9HVb
デーバたんの唄の合間にすかさず「レッツダンス」と掛け声を入れるカールたん
我慢できずにデーバたんの手をとって踊りだすカールたん
438名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 20:59:40 ID:OOL/MNII
>>430
遅まきながら、GJ
なにより公約通りの完結、お見事!

>>437
こんなん思いついた。

メットのディーヴァの公演にて、ネイサンにはとてつもなく大きな気がかりがあった。
ディーヴァの歌と、自分の演出は言うまでもなく完璧。
カール考案の衣装はまぁ目を瞑ろう。
小夜の乱入は想定の範囲内だが…。
最大の懸案事項は隣に居るコイツ…。
ディーヴァの歌に興奮して「レッツ・ダンス」など叫び、踊りださなければ良いが…
横に視線を移せば、案の定ソワソワしだしている。
しかもシャウトの準備なのか、深〜く息を吸い込みだしている。
…躊躇する暇はない!!叫びを止める為に、早急に気道を塞ぐ必要がある。
とりあえず喉輪を決めて全身全霊の力を込める。
「あまり騒いじゃいけないわよ。…調子に乗ってると殺すぞ。」
耳元でそういって聞かせる。
不服そうな表情で何やら喋ろうとしていたが、喉輪のせいでひゅーひゅーと息が漏れる音しかしない。
やがて赤かった顔が青くなり、土気色になる頃にはすっかりカールは静かになった。
「そう。判ってくれたのね。嬉しいわぁ。」
ネイサンが手を離した途端、座席に崩れ落ちるカール。
「カール…。可哀相なカール。」
ある意味予想していた展開に、おもわずソロモンは涙ながらに呟かざるを得なかった…。

スマン。俺だってカール好きなんだ。愛してるんだ。…多分。
439名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:18:10 ID:MeSq0iyt
>>438
ちょwおまwwwwヒドスww カールはどこまで報われないんだw
いつも思っていたが、ここの住人はカールに対して相当Sジャマイカ?これも愛ゆえ?

あえて本編でまったく絡みのないアンシェル×イレーヌキボンと言ってみる。
何故かと言うとアンシェルは恐怖に歪むリーザの顔を見てつい血を飲み干しちゃった
り、純情少年・リッキュンをからかったり、何も知らない小夜をジワジワ言葉責め
したりしているあたり、ビクビクビックルとなってる若い子を翻弄するいけない
おぢさんプレイがお好みなのでは…と睨んでいるからだ。

だからシフのイレーヌなど、ストライクゾーンど真ん中なのではあるまいか?
思えば彼女一人だけ遠くからシュヴァリエなどを感知できるのも怪しい。そういう
能力を設定してわざと近づき、ビクッと怯えるのを楽しんでいたんジャマイカ。
440名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 11:12:16 ID:31AXTwmg
公約といえば保管庫はそろそろ脂肪判定して別の人が作った方がいいんじゃね?
441名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:21:24 ID:EK6nU2qy
保管庫の人も俺らと同じ人間だからマターリ待つべきだと思う
442名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 21:28:01 ID:/F6Uo/fl
でもホント、保管庫の中の人が多忙で、もし管理が負担になってるのなら
誰か生活に余裕がある他の住人にバトンタッチしたほうがいいかも新米
443名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:30:00 ID:o0WwRzlv
糞保管庫の代わり、誰か作ってくれよ
444名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:37:36 ID:41gH1laq
たまにはage
445名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 15:41:53 ID:Ys+hrTcI
前スレ、神が大勢舞い降りていたから整理するだけでもたいへんだとオモ。
個人でやってくださってる事でもあるし、叩くのイクナイ。
保管庫の中の人、まだこのスレ去った訳じゃないみたいだし本当にギブうp
ならきっとご本人が「もうダメポ…だれか頼む」て言ってくれるんじゃないかな。

バトンタッチはそんとき考えればいいんじゃない?
446名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 02:50:36 ID:AIIo8o/D
童貞じゃない
ジョージ、リク、コリンズ

おそらく童貞じゃない
ソロモン、ネイサン、岡村、ルイス、アンシェル、ハジ、グレイ

もしかして童貞?
カイ、ジョエル、デヴィッド、ジェイムズ、カール、飴

447名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 02:56:25 ID:j1fr6duu
ハジば1番下のカテゴリでしょうに
448名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 03:19:41 ID:AIIo8o/D
>>447
えっ、ハジって少年の頃に体売っててとっくに童貞喪失してるんじゃないの?
449名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 08:03:54 ID:ZWNupKeK
童貞ジェイムズ(*´Д`)
ソロモンは結構遊びまくってると思う
450名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 09:54:08 ID:8bhizwgc
ディーヴァのシュヴァリエは女王のお相手を勤めてたんじゃないでしょうか。
アンシェルの研究の一環で。
交配実験に使えるシュヴァリエサンプルは全部で7体しかないわけだから、
長い年月の間にそれぞれ何度かは試したと思う。
451名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 16:37:52 ID:AIIo8o/D
飴が一番童貞臭い
452名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 20:07:59 ID:EJzUcZkA
たまにはシフ達のことも思い出してあげて下さい。
453名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 20:11:16 ID:v4hxDhpm
あの赤毛は間違いなく童貞
454名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 20:20:07 ID:LIPYUPoi
>>451
女医さんに筆下ろししてもらいました
455名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 16:33:59 ID:4vUV8raE
女医に種仕込んだ奴は童貞じゃないだろ




それが誰なのか、が問題だが
456名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 16:47:49 ID:k+zrBi1u
犯人は
アンシェル・飴・メガネ・ジョエル・コリンズ
のどれかだな!
457名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 17:11:24 ID:DRMoyBSg
>>456
何故そこにルイスとカイが入ってないんだっ!
ルイスかカイのどっちかだろ?
女医を孕ませたの。
458名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 07:10:04 ID:o2tHH9tG
ギーがもっと後まで生きていたら話が面白くなったかもね。
459名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:27:50 ID:W7U80v3n
薄暗い森の中…

「お願い、やめて!、あっあんっ!」
森の冷えた空気を少女の上擦った声が引き裂いていく。
「くっ、さすがだね…サヤ。見かけによらず、すごい締め付けだ」
もう一人のオカッパ頭の少年は小夜と呼ばれた少女をその丸みを帯びた白い小さな尻を突き出す格好にして樹木に押しつけ、愛液の滴る熱い秘所にその美しい顔立ちには似つかわしくない逞しい怒頂を差し込んでいた。「やだ、助けて…ハジ…ひゃあう!」
「いくよ、サヤ…くっ!!」
震えた声でハジの助けを求める小夜に少年は容赦なく腰を打ち付け怒頂の抽挿を開始した。
「あっ!あああっ!あっ、やだぁ!ダメあっああ!!」
「くっ、はあ…」
ぐちゅぐちゅと愛液と精液が混ざり合い、パンパンと若々しい肉と肉がぶつかり合う音が森に響き渡る。

「ギーのやつ、本当にあれで上手くいくのか?」
「わからない、だが今はギーのあの方法にかけるしかない。」
「それはわかってる…!」
「カルマン、落ち着いて…」
「そうだな、今はギーに任せるしかない」
2人の美しい少女と少年の交わりを少し離れた所から全身を黒いローブに身を包んだ彼らと同い年ほどの少年達が不平を漏らしながら眺めていた。
460名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:54:24 ID:W7U80v3n
彼等は小夜とハジの2人に限りあるもの“シフ“と名乗り目の前に現れ襲いかかってきた。
その目的は「小夜と交わり、呪われた体を清めること」
襲いかかってきたシフにハジは善戦するも、彼等の見事なまでのコンビネーションの前に倒れてしまった。
そして今、この時に至る…
「あっ、あふ、んっんんんんっ!!」
初めは抵抗していた小夜であったが杭のように太い怒頂に快楽を纏いながら秘肉を裂かれる感覚に酔いしれ、今では自ら腰を振ってより深く怒頂を受け入れ淫らな行為を楽しんでいるようにも見える。「あっ……どう、してっ…きゃああああ!?」
腰を引き、怒頂が先端部分を残す程までに抜かれると、小夜は切なげに涙をためてギーを誘うも、すぐに最奥までに叩きつけられ歓喜の声を上げる。
「くっ、もう、来る!あっ、う…」
下半身から伝って来る射精感を感じながらもギーは汗を滴らせ、眉を顰め、行為に没頭する。
「あっああ、ああんっ!ふあっもうだめ、イッちゃ、う!」小夜も既に限界が近づいている様子で目は惚け、体は月明かりに照らされて赤く色づいているのがはっきりとわかり、
はしたなく愛液を撒き散らしながらよがり狂っていた。


「うっ……」
より激しさを増す二人の交わりを眺めていた美しい少女…
イレーヌは自分の胸に言いようの無い感覚が宿るのを覚えて座り込んでしまった。
「イレーヌ、大丈夫か?」
「私、なんだか変な感じ。二人を見ていると、体が熱くて…こんな気持ち、初めて」
「あたいも、なんだか変な気分だよ…血を吸うときの感覚となんか似てるんだけどさ…」
「僕もだ…」
461名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 11:21:16 ID:W7U80v3n
翼主の女王の放つ本能的で独特な匂いに触発され、次々と眠っていた感覚を呼び起こされ、発情していくシフ達。
そして…
「う、あ……」
「うう、うぅああぁぁ!!」
限界を迎えた小夜はギーの怒頂を締め付け、放出される白い精を膣内に受け入れる。
汗が舞い、ぶるぶると痙攣を起こしながら強く交わった後、倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ…っ?」
しばらく、快楽から解き放たれた解放感に浸り、横たわっていたギーだったが己の体に起こる異変に気がつき、同じように寝そべる小夜の事を気遣うわけでもなく萎えた怒頂を露出したまま立ち上がった。
「ど、どうだ?ギー…」
本能に惑わされ、よろめきながらも仲間達はギーの側に駆け寄る。
「…ごらんの通りさ」
自らの手首を夜闇に晒すと、そこあったはずの赤い呪いの印、ソーンの醜いひび割れは消えて失せ雪のように白い肌が仲間達の目に映った。「やったね!ギー!」
「こいつ、心配させやがって!」
「良かった…」
「全くだ、いつの間にこんなの覚えやがったんだ?」
「ありがとう、みんな。申し訳ないんだけど、少し離れてくれないか?」
仲間達に祝福の言葉を浴びせながらも、ギーは露出したままの怒頂をローブに隠した。
「今夜のように月のきれいな夜に、人間の女で試していたんだ。いざ小夜と交わる時になって戸惑っていたのでは逃げられてしまうからね。彼女は翼主の女王だからね」
462名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 11:47:36 ID:W7U80v3n
「なるほど、時々僕たちから離れて何かをしていたのはこのためだったのか」
「さっすがギーだね!時々人間の店を襲って裸の女が書いてある本を盗んでくるカルマンとヤーンとは大違いだね!」
「「うるさい!」」
「いたっ!何すんのさ!」
仲間の生存が確約された喜びからか、緊張が解けたシフ達は年相応な談笑をし始める。
(今なら逃げられるかも…ハジ、待ってて)
シフ達の談笑を尻目に小夜は体液まみれになった体と、ボロボロになったスカートを引きづり、その場を離れる。
絶頂の名残りからか、足は自分の思うように動いてはくれなかった。
それでもなんとかこの場をハジと共に離れ、動物園へと行かねばならなかった。
本当の私を知るために…。
しかし…
「どこに行くの…?」
小夜の目の前にイレーヌが姿を表す。
「あ、ああ…」
「私の中の何かが告げているの…あなたと交わりたいって…」
頬を朱色に染めてじりじりとイレーヌが迫ってくる。
やがて小夜の背中には冷たく、硬い岩ににぶつかった。退路は断たれてしまったのだ。
「僕たちがあなたと交わる事で体を清められるということは、ギーが証明してくれた。
小夜、僕達とも交わってもらうぞ…」
イレーヌの後ろにはいつのまにかギーを含めたシフ達が、僅かな希望すら積むように小夜をとり囲むように追いついてきていた。
「い、いや…いやぁぁぁぁぁ!!!!」
月の美しい夜、愛しい兄弟達は、皆生きる希望を手に入れた…
463名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 11:49:37 ID:W7U80v3n
長い癖にエロは少なめで一発書き。
ショボいなぁ。シフ好きな人はスルーヨロです
464名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 12:35:55 ID:Y6IFZ5aS
>>459-463
おお、GJ!
465名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:16:59 ID:bkjHY8s2
ハァハァハァハァGJGJ
小夜りん輪姦ものが読みたいおッ!!
466名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 15:26:12 ID:JBmjLkOx
変な話だけどさ
もしソロモンに拉致られて服脱がされたのが小夜じゃなくて真央だったら
もっとギャーギャー言ってそうだよな。
真央「ちょっと! あたしの服は?」
ソロ「汚れていたので処分させていただきました。」
真央「・・・。嫌ぁぁぁぁぁぁ! 信じられない! 超変態!」
ソロ「やっぱり、貴女には剣よりもドレ・・・」
真央「ホントやばいよこいつ! 罪の意識とか全くなさそうなのが余計怖いんだけど・・・!
   しかも・・・ドレスだけ用意して下着が無いって趣味悪すぎ!」
ソロ「・・・摩天楼の光でさえ、君の美し・・・」
真央「きもーい! こんなきもいストーカーだったなんて!」
ソロ『・・・会話にならねー』
真央「あたし帰る! あっ、このドレスいただくわよ。 
   あと、近々慰謝料の請求書送るからよろしくね。
   あーきもいきもいきもい!」
ソロ「・・・。 兄さん、どうやら僕はいばらの運命を選んでしまったようですね。」    
   
467名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 15:55:08 ID:s79LYDVX
真央うめぇwwwwww

よく考えたらソロモンも結構アレな方だな
468名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 17:37:41 ID:8Wm4P9/3
ソロモン散々だなw
真央GJ。アパート帰ったら気分直しにカイに食ってもらえw
469名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 19:50:47 ID:JBmjLkOx
密室でデヴィッドを誘惑するジュリアのエロパロ誰か書いてくれませんか
470名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:33:31 ID:DZgCVThY
>>468
むしろカイが喰われ(ry
471名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:57:31 ID:aJDHfc5E
本スレより転載

ディーヴァ「だから・・・僕のシュバリエになったよ」
カイ   「・・・ッ!」
ディーヴァ「アンシェルやネイサンと一緒に君も僕の赤ちゃんを守ってくれないかな?」
カイ   「誰が・・・」
ディーヴァ「シュバリエになれば小夜姉さまと子供が作れるんだよ?」
カイ   「( ゚д゚)」
ディーヴァ「ほら!なりたくなったでしょ?」
カイ   「(*゚д゚*)」
472名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:46:59 ID:4O8mEPo3
リクくんの続きがほしいです
473ディーヴァ×カイ 1:2006/12/21(木) 01:53:00 ID:Tga/Rs3R
42話の空軍基地で、もしも小夜がカイのピンチに駆けつけず
カイがディーヴァに誘拐されてしまったら・・・
というシチュエーションで書いてみた。
もしかしたら過去スレに似たようなのがあったかもしれないので、その場合は
スルーしてくだされ。あと、文才がないのでそういうの駄目な人もスルーしてください。


薄暗い部屋の中でカイは目を覚ました。
見回すと、高級そうな家具や調度品が目に入り、見慣れない部屋のベッドの上に自分がいることに気付いた。
まだ意識がはっきりとせず靄がかかったような思考回路でカイは考えようとした。
「ここは・・・? 思い出すんだ・・・。あの空軍基地で、ディーヴァの所に連れて行かれて・・・
あいつがリクの子供を妊娠したことを聞かされて・・・! ディーヴァの歌が始まって・・・
人が翼手になって・・・! で、あいつがシュヴァリエになってくれって言ってきたんだ。
ここまでは確かだ。それで、俺は断って・・・あれ?」
記憶の曖昧な部分をなんとか探し出そうとするカイ。やがて驚きと共にアンシェルの顔が浮かんだ。
「そうだ! あの野郎に・・・!」
カイは、ディーヴァの申し入れを断った次の瞬間、自分の横にいたアンシェルが一瞬で正面に現れて
手刀で胸を貫いてきたことをはっきりと思い出した。
そして、すぐに新たな疑問が沸いてきた。
「なんで、生きてるんだ?」
カイはおそるおそる着ている服を胸の上まで持ち上げて刺された箇所を確認しようとし、
そして胸を見た瞬間、目を見開いて驚いた。
背中まで貫通するほどの鋭い手刀を受けたはずなのに、なんと胸はかすり傷ひとつ無かった。
記憶を確認しながらどういうことなのだろうと必死で考えようとしたそのとき、ある推測がカイの頭の中に出現した。
カイはベッドから降り、先ほど目に入った調度品の所まで歩みよった。
その中のティーカップを手に取り、それを床に落とした。
激しい音を立ててティーカップは無数の鋭利な欠片に姿を変えた。
カイは大きめの欠片を拾い上げて、少しためらった後ゆっくりだが力を入れて左手の平を斬りつけた。
目を硬く閉じるほど痛かったが、数秒後そんな痛みを消し去ってしまう驚くべき現象が起こった。
左手の平にできた赤い一本線がみるみるふさがっていくのが見えた。
常人では考えられない再生能力を自分の体で目の当たりにしたカイは推測が現実のものに
なっていることを嫌でも痛感せざるを得なかった。
474ディーヴァ×カイ 2:2006/12/21(木) 01:53:50 ID:Tga/Rs3R
「俺は・・・シュヴァリエになったのか? だ・・・誰の・・・!」
震えるカイの脳裏には1人の女が映っていた。本当はカイは気付いているのだ。自分が誰のシュヴァリエになってしまったのか。
だがその者の名を口に出す勇気がなかった。部屋には自分ひとりしかいないというのにカイは必死でとぼけようとした。
そのとき、扉が開きオレンジの光が部屋に細く差し込んだ。
「カイ、大丈夫!? なんか割れる音がしたけど・・・」
部屋に入ってきたのは一人の少年だった。細身で美しい顔立ちの少年。
しかしカイにとっては見るだけで憎悪が沸き起こる悪魔。
「ディーヴァ!」
かつて愛する弟を目の前で手篭めにし、その体と心を弄んだ末に死をもたらした憎むべき敵。
その存在がリクの顔を持って再び自分の前に現れた。
「カイ! 手が真っ赤じゃないか!」
ディーヴァはカイの怒りなどそっちのけでカイの左手をつかんだ。
「離せ!」
カイはディーヴァの手を振りほどこうとした。だが、人間離れした腕力で捉えられた左手は
全く動かせなかった。
「・・・。すごいねカイ。こんなに早くシュヴァリエになったのって君が初めてだよ。
 アンシェルとかジェイムズは1日じゃなれなかったよ。ソロモンなんか一週間寝たきりだったし。カールは・・・
 ま、いいや。 とにかく、僕達相性がいいのかもね♪」
たった一人の大切な弟を奪っておいてこんな一言をサラッと言うなんてどうかしている。などと怒るよりも前に
カイは右手でディーヴァの頬を殴りつけた。
「俺は・・・お前のシュヴァリエにはならねぇ! 例え体は変わっても、心までは・・・」
微笑みの消えたディーヴァは、自分の顔に傷をつけたカイの右手をつかんでベッドの方角にカイを放り投げた。
一瞬の隙に吹き飛ばされベッドの上で仰向けになったカイはすぐに体勢を立て直そうとした。
だが、間髪いれずディーヴァが自分の腹の上に馬乗りになってきた。
「どきやがれ、てめぇ!」
ディーヴァの体の重みで声を封じられそうになったがカイは抵抗の一言を発した。
「ねえ、私のシュヴァリエになったのがそんなに嫌なの?」
ディーヴァはいつの間にかリクの姿ではなく本来の少女の顔になっていた。 
大切な妹である小夜と同じ顔。
だが、なぜかディーヴァには小夜からは感じられない危ないような怪しいような色気があった。
「カイ、あなたは私のものなのよ。」
ディーヴァは馬乗りになったまま服を脱ぎだした。
カイは一瞬あっけにとられて真っ白なディーヴァの裸体を見上げた。
リクの姿のときとは似ても似つかない、丸みを帯び女らしさにあふれた魅惑的な上半身。
カイは自分の中に決して抱いてはいけない何かが芽生えつつあるような気がした。
思わず魅入ってしまいそうになったことに気付き、カイはすぐに顔を横に背けた。
ディーヴァは敵対心しか見せない男を前にムスッとした。
「まぁいいわ。最初はいがみ合ってる男と女が愛しあっていくってのも嫌いじゃないわよ。」
「お前なんか愛せるわけないだろ! 俺の大事なものを奪ったお前なん・・・!」
罵倒するカイの言葉が途中で不自然に途切れた。
ディーヴァの柔らかな唇がカイの口を塞ぎ、更に生暖かく得体の知れない生き物のような舌が
カイの中に入ってきた。

475ディーヴァ×カイ 3:2006/12/21(木) 01:56:13 ID:Tga/Rs3R
その頃、実はカイやディーヴァと同じ館内の違う部屋にいるアンシェルとネイサンは
ワインを飲みながら会話していた。
「ディーヴァ大丈夫かしら? 相手は新米とはいえシュヴァリエなのよ。」
「心配は無用だネイサン。」
「あら? 珍しいわね。アンシェルにしては楽観的じゃなくって?」
「女王の血の力は強大だ。シュヴァリエとなった者は女王への愛と忠誠心に支配される。
 約一名異例な者もいたが、今思えば彼は根本的に淡白で異常だったのだ。」
「あなたの口から異常なんて言葉が出るなんて。」
ネイサンは薄い笑みを浮かべながら言った。
「見ものではないか。カイ・ミヤグスクがどこまで女王の血の呪縛に耐えられるのか。」


一体どれぐらいの時間が経過したのだろう。長い接吻の末、ディーヴァはようやく唇をカイから離した。
カイは心底悔しかった。
この世で一番憎い者の接吻を強引な不意打ちとはいえ受け入れてしまった自分がたまらなく憎くなっていた。
ディーヴァはそんなカイをあざ笑うかのように言った。
「私のこと嫌いなんでしょう? どうして抵抗しなかったのぉ?」
もっとも突かれたくないところを突かれたかのようにカイは凍りついた。
「じゃぁね♪」
ディーヴァは不気味に微笑みながらカイをベッドに残して部屋を去っていった。
カイは、震えだした。
ディーヴァの血がこの体を巡るようになってから既に「侵食」は始まってる。
シュヴァリエになった者にしか分からない、女王が放つ見えない束縛の糸。
小夜に付き従い、小夜のことしか考えていないハジのことを急に思い出した。
このままでは自分がディーヴァの本当の奴隷になる日もそう遠くないのかもしれない。
「そんなことあるわけねぇ!」
口ではいくらでも否定できる。
「あいつはリクを殺したんだ! 殺したんだ!」
言葉によってディーヴァにひざまずく自分のイメージをかき消そうとした。
精神がおかしくなりそうだった。意識を閉ざしてしまいたいとカイは思った。
だが、シュヴァリエになった体は眠ることを許されないし、どうしたら死ねるのかも分からない。
気が遠くなりそうな長いときをディーヴァへの憎悪と湧き上がってきて欲しくない女王への愛情に
翻弄されながら生きなくてはいけない。そう思うとカイの体はますます震えてきた。
いっそのこと女王の血で完全に支配されてしまった方が楽なのではないだろうかという
思いさえ出てきたが、頭を抑えてカイは否定しようとした。



476名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 18:08:22 ID:9K62RVhF
>>472-475
これでおしまい?
GJ!!
なんかカイを応援したくなりますた!
477名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 21:37:32 ID:hkcmSuQR
>>472
乙です。
読みやすいしカイに好感が持てて一気に読んだよ
478名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 23:44:28 ID:4oTdMHE8
>>472
乙です。
続きが読みたいです。
479名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 04:13:04 ID:0pQDCbeo
>>472-475です。

>>476-478
読んでいただいてありがとうございました。
エロパロスレのくせにたいしてエロく作れなかったような気がしており反省しています。
実は続き考えています。
最終決戦の場となるオペラハウスで小夜と再会するまでにカイの「侵食」はかなり進んじゃってるかも?
って感じの内容で。
480名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 05:33:13 ID:NacdZu7t
>>479
wktkして待ってるよ!
481ディーヴァ×カイ 4:2006/12/22(金) 08:43:28 ID:0pQDCbeo
>>472-475の続き

宮城カイがディーヴァのシュヴァリエとなってから一週間がたった。
ネイサンの屋敷のリビングのソファーにカイは寝転がっていた。
ディーヴァとネイサンは今日も公演のリハーサルの為に外出しており
アンシェルも人としての仕事やら外交やらの為にいなかった。
この広い屋敷にカイは1人だった。
カイはなんとも言えない複雑な表情がここ一週間顔に張り付いているままだった。
自分の体内に流れるおぞましい血のことを考え、ソファーを殴りつけたい衝動に駆られた。
だが、拳を握り締めた瞬間、何者かの足音に気付いた。
きっとあの悪女が帰ってきたんだろうと思ったが、すぐに足音が彼女のものではないことに気付いた。
そして、自己嫌悪が起こった。
「はっ! なんであの女の足音じゃないって分かるんだ俺! ちくしょう・・・。」
やがてリビングの扉が開き、足音の主である黒人が姿を見せた。
「カイ・ミヤグスク。おとなしくしているようだな。」
リビングに入ってきたジェイムズ・アイアンサイドがカイを視界に捕らえて言った。
カイはムスッとした表情でジェイムズを睨んだ。
「そう睨むな。別に私はお前に危害を加えるつもりはない。むしろお前に感謝しているぐらいだ。」
カイはしばらく沈黙になった後、ひきつった笑みを浮かべながらジェイムズに応答した。
「なんだよ、気持ちわりぃな。」 
カイのその一言でジェイムズの目が鋭くつり上がり、彼は目の前で座っているカイの頬を突然殴りつけた。
更にカイの胸倉をつかんで怒りの口調で言葉を発した。
「お前が来てからディーヴァの機嫌がいい。それは私にとっても喜ばしいことだ。だがな・・・
 私の心は煮えくり返ってもいる。ディーヴァは・・・私の前ではあんな顔で笑わない。」
カイはしばらくしてジェイムズの嫉妬心に気付いた。
「本来なら殺したいほどお前が憎い。」
憎しみの言葉をカイにぶつけるジェイムズ。カイも負けずに応戦した。
「俺はあいつが笑うたびに腹が立つ。俺が見たいのは絶望と恐怖で歪んだ顔だ。」
カイの二つ目の台詞はどこか力が抜けているような口調だった。
1年前、赤い盾の船の中でディーヴァと対面したリクの怯えた顔を思い出したせいかもしれない。
「ディーヴァの騎士にあるまじき言葉だな。」 
「あたりめぇだ! 俺はあいつを敵だとしか思ってねぇしな。」
「ではなぜこの一週間ほどおとなしくここにいる? 逃げようと思えば逃げられたはずだが。」
カイの目が少し見開いた。
「・・・。そ・・・それは、殺す機会を伺っているんだよ。」
ジェイムズはカイの言葉を聞いた後、フッと笑みを浮かべた。
「なるほど。なら私はお前がディーヴァを殺そうとしたら阻止するまでだ。」
そう言い残すと、ジェイムズはカイの胸倉をつかんでいた両手を離した。
いきなり体が自由になったカイはソファーに叩きつけられるように座った。
ソファーのスプリングによる体の揺れがおさまったときにはジェイムズの姿はなかった。










 
482ディーヴァ×カイ 5:2006/12/22(金) 08:47:01 ID:0pQDCbeo
「そうだよ・・・殺す機会をうかがっていたんだよ・・・」
カイはうつむいて殺意を再び口にした。
だが先ほどジェイムズに言ったそれに比べると随分自信の無さが明らかな感じだった。
ソファーの上で固まっているカイの中ではぐるぐる2つの想いがうごめいていた。
実はこの一週間、カイは元々持っていたディーヴァへの憎しみとそれに相反するかの
ようなディーヴァへの想いの間で板ばさみになっていたのだ。
冷静な暗殺者のようにディーヴァの隙を伺うことなど正直できるような状態ではなかった。
ジェイムズやネイサンといったシュヴァリエ達の挑発に応じているときが実は一番楽なのかもしれない。
彼らに対してディーヴァへの憎悪の言葉を浴びせているときは亡き弟の敵を打とうとする人間でいられるような気がした。
だが、ディーヴァを前にしているときや今のように1人でいるときなどはシュヴァリエであるという事実が蛇のように自分に
絡み付いているような感覚に陥る。いや蛇というよりは振り払おうとしてもまとわりつく煙と例えた方が適切かもしれない。
自分はいつまでこんな状態を味わわなくてはならないのだろうと鬱状態になりかけたそのとき、廊下から再び足音が聞こえてきた。
「ディーヴァ・・・」
考えるよりも先に分かってしまう、足音を鳴らしている者の名をカイはつぶやいた。
「カイ! 良かった〜♪ 今日もいてくれたのね♪」
オペラ公演のリハーサルから帰ってきたディーヴァは、リビングに入ってきてカイの姿を見つけるなり
喜びながら走ってきてカイに抱きついた。
ディーヴァの勢いと体重を受けたカイの体はソファーの上に仰向けになった。
しかも、ディーヴァの華奢な体に似つかわしくない豊満な乳房がカイの胸の上に押し付けられた。
その柔らかな感触は正常な男だったら快感を感じずにはいられないものである。
だが、カイはそんな快感を顔に出すわけにはいかなかった。
「どけよ。」
なんとか毅然と言うカイを見下ろしながらディーヴァはクスクス笑った。
「だ〜め♪ 今日も教育してあげるんだから。」
自分の上に覆いかぶさった妖艶な美少女の口調はなんとも卑猥なものだろうとカイは思った。
自制心を保とうとするカイの気持ちを見透かしたのかディーヴァは彼の片頬を優しくなでた。
カイはしっとりとしたディーヴァの手の感触に全身を雷が走るような衝撃を受けた。
見た目は少女で言動も幼さが残るディーヴァだが、ときどき彼女からは包容力のある母親のような
魅力があふれ出ていることにカイは気付いた。幼い頃に母を失ったカイにとって、それは
乾いたスポンジに侵入してくる水のような物に思えて気分がますます悪くなりそうだった。
「あら? 今日はおとなしいじゃない?」
カイは恐怖心に支配されそうになった。
認めたくないがこの女は自分の乱れつつある心を透視している。
「俺はお前を憎んでいるんだ! お前を殺してやるんだ!」
黙っていてはいけないとカイは必死になって罵倒した。
だが、悲しそうな顔をするディーヴァを見て、すぐにカイは恥ずかしいような
気持ちになった。このディーヴァの表情は自分への暴言を嘆くものではない。
なぜかそのことに気付いてしまった。
「カイ、つらそう・・・。」
やはりディーヴァは自分の心を見透かしているとカイはその一言で実感した。
483ディーヴァ×カイ 6:2006/12/22(金) 08:47:30 ID:0pQDCbeo
同情の一言をカイにささやいたディーヴァは、上半身を起こして身につけているドレスのスカートの裾を握った。
「やめろ! 脱ぐんじゃねぇよ!」
カイの言葉を無視して、ディーヴァはワンピースタイプのドレスのスカートをまくりあげて
そのまま脱ぎあげた。
下着を身につけない主義の彼女は一瞬で全身を裸体に変えた。
カイはディーヴァの裸体を見るのは二度目だった。
だが以前見たときよりもその美しい肢体は格段に扇情的なものに思え、カイは自分の心身が
一週間で随分女王の血に犯されてしまったことを痛感せざるをえなかった。
ディーヴァは更にカイを欲情させるかのように、カイの胸に両手を持ってきて
ビリビリとカイのシャツを破り始めた。
カイはマズイと思い、ディーヴァの手をつかんでやめさせようとしたが
彼の思考は重りをつけられたかのように鈍くなっていて、いつの間にか
シャツは見る影もなくなっていた。
あらわになったカイの胸部に、同じくあらわになっているディーヴァの乳房が
乗っかってきた。先ほどはお互い衣類をまとっていたが今は生身の肌と肌が隙間無くくっついている。
生々しく温かく、生まれてから今まで体験したことのない心地いい感触だった。
崩してはいけない理性が夏場のチョコレートのように醜く溶け始めていることをカイは必死で否定したかった。
だが、ディーヴァの肌の柔らかなぬくもりといつの間にか奪われていた二度目のキスの快楽がそれを許してくれそうもなかった。
カイの両手がディーヴァの腰に巻きついた。その動きは人のそれというよりは知能を持たない何かの触手のようであった。
もうカイには自分の体の馬鹿正直さを責めるようなプライドもなくなりつつあった。
ディーヴァの左手が自分のジーパンを脱がせようとしているのが分かったがそれを防ぐような力も強さも存在しなかった。
おそらくこの後、オスとしての何物にも変えがたい快楽に自分は突き落とされるのだろうとカイは本能で悟った。

ディーヴァとカイの様子など知らないネイサンとジェイムズは、会話をしながらリビングに向かって
廊下を歩いていた。
「いったん帰ったのにまた来たの? ほんとうにママの事となるとあなたは心配性ね。」
「カイ・ミヤグスクがディーヴァに殺意を抱いている以上、監視を怠るわけにはいかない。」
ディーヴァへの忠誠心がシュヴァリエ一高いジェイムズの表情揺ぎ無く使命感を感じさせるりりしいものだった。
だが、リビングの空きっぱなしのドアの前までたどり着いたとき、その表情は一変した。
ジェイムズよりコンマの時間差でリビングの中をのぞいたネイサンは、ジェイムズの心境をすぐに察知した。
ジェイムズはディーヴァに気に入られたカイに嫉妬しているのだ。
だが、シュヴァリエの鑑とも呼べる彼はディーヴァに幸福をもたらす存在であるカイを
自分にとってもっとも憎む存在だからといって排除することなどできない。
ならばせめて、カイがディーヴァに危害を加えようとしたら全霊をかけて彼女をを守る騎士であろうとジェイムズは自分に言い聞かせた。
しかし・・・
ジェイムズが抱いていたナイト願望は今目の前で繰り広げられている女王と新米シュヴァリエの儀式によってひびが入ってしまった。
ネイサンは凍りついたジェイムズとその視線の先で恍惚な表情を浮かべているカイを
交互に見ながら、改めて女王の血の支配力に身震いし薄ら笑いを浮かべた。

484名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 14:49:19 ID:Jegwnnfh
>>483
乙!

カイがんばれー。ソロモンは血を超えたぞー。カールなんてディーヴァも大事だったけど
「小夜一筋」(本人談)という両方好き状態だったぞー。
とエールを贈りたくなるw
485名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:09:24 ID:GSeY/jHN
>>483
乙です。
ジェームズが気になるwwww(カイも気になるが)
ジェームズのディーヴァに対する愛情が好きだ。
この後の展開がものすごく気になるwwww
486名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 03:06:04 ID:z1Ouq4qu
>>484-485
読んでいただきありがとうございました。
いや〜表現力や文章力が稚拙でお恥ずかしい限りです。

今後はペントハウス昼メロ事件で傷心状態になったソロモンもカイに関わってきます。
(実際に本編でやってたソロモン対ディーヴァとのリンクあり)
487ディーヴァ×カイ 7:2006/12/24(日) 00:39:36 ID:ukJjHHN5
「えーっ! 一緒に寝ちゃ駄目なの!?」
静かな夜の森の中にたたずむ豪華な邸宅。その中にある広いリビングの中で
少年の姿をしたディーヴァはアンシェル、ジェイムズ、ネイサンを前にして叫んだ。
ネイサンとジェイムズは言葉が出なかったが、アンシェルは落ち着いた口調で
ディーヴァの文句に答えはじめた。
「常にカイを側においておきたいというあなたの想いは痛いほど察しておりますし
 あなたの望みとあらば私はどんなことでもしてさしあげたいと思っております。
 しかし・・・あなたも気付いておられるでしょうが彼はあなたに殺意を抱いています。
 しかも彼はまだ力を見せていませんがシュヴァリエであることは事実です。
 そんな彼の側であなたが眠るのは危険だと思います。もちろん眠っているあなたの隙をついて
 カイが危害を及ぼすようなことがあれば私は全力で阻止しに参ります。ですが・・・」
流麗な語り口調でディーヴァを説得しようとするアンシェルだが、納得がいかないといった表情の
ディーヴァはアンシェルの声をさえぎるように言葉をはさんだ。
「カイはもう僕を殺そうとなんて思ってないよ。だって・・・。」
険悪な表情だったディーヴァの顔と声が、突然薄ら笑いを浮かべたいやらしそうなものに変わった。
「カイは僕を受け入れてくれたんだよ。」
嬉しそうに話すディーヴァのその一言にジェイムズの表情が少しこわばった。
横にいたネイサンは視線こそディーヴァのほうに向けたままだったが、ジェイムズの嫉妬心による複雑な心境
を体の側面で感じることができた。ネイサンは夕方見てしまったディーヴァとカイの動物的な交わりを思い出した。
そして、ジェイムズの脳裏ではその光景がもっと鮮明に再生されているのだろうと少しいたたまれない気持ちになった。
「・・・。それは良かったですね。ですが、寝床を共にするのはまだ早すぎると思います。
 失礼ですが彼が何かの偶然でたまたま魔が差してしまっただけという推測もできます。
 それに、彼の力がまだ分からない以上、とてつもない素質を秘めている可能性も捨てきれません。
 場合によっては私ではあなたの危機を阻止できないかもしれません。万が一あなたを失うようなことがあったら私は・・・。」
滑らかな演説のように淡々と説得するアンシェルだが、最後の一言は声が震え気味だった。
「分かったよ、アンシェル。カイとはまだ一緒に寝ないようにするよ。」
アンシェルの子供を気遣う親のような心境を悟ったのかディーヴァは忠告を受け入れた。
「聡明なあなたのことです。私の心配を察してくださると信じていました。」
柔らかい口調でアンシェルは安堵の思いを口にした。
ジェイムズも悩みが吹っ切れたような表情でディーヴァのほうを見ていた。
そんなジェイムズの様子が手に取るように分かってしまうネイサンは笑いたい衝動を抑えるのに必死だった。

488ディーヴァ×カイ 8:2006/12/24(日) 02:12:34 ID:ukJjHHN5
ディーヴァと三人のシュヴァリエがリビングで口論していた頃、二階のある部屋の中でカイは
人形のようにうつむいてベッドに座っていた。
その部屋はオレンジの光で満たされているリビングとは対照的に陰鬱な空気に支配されており
その雰囲気はカイの気持ちをそのまま表現しているようだった。
カイは自己嫌悪に陥っていた。
ディーヴァのシュヴァリエになってからというもの、カイの生きる日々は自己嫌悪の連続である。
だが、今抱いている嫌悪感は今までのものとは明らかに異質なものである。
あれだけ憎悪を抱いていた対象、いや今も憎しみの元凶である女と結合してしまったという事実。
あれは夢だったに違いないと否定したかったが、衣類を剥ぎ取られた肉体を通して伝わってきた
ディーヴァの裸体のぬくもりや柔らかさ、そして彼女の中に入っていったときの卑猥な快楽は
少しも色あせることのない記憶としてカイの心身にまとわりつくようになった。
眠らず食事も必要としないシュヴァリエは主である女王のみが心のよりどころに
なってしまうという現実にカイは苦しめられ続けてきた。
以前小夜のシュヴァリエとなった弟も、人間の三大欲求のうちの二つを占める寝食を
不要のものとし、逆にその埋め合わせのように小夜への渇望を強くあらわにするようになった。
そんな弟の姿とディーヴァのシュヴァリエになった自分が日に日に重なっていく残酷な変化と
その度合いに比例して成長していく焦燥感にカイは心を破壊されてしまいそうだった。
「・・・逃げよう・・・!」
数時間全く動かず言葉も発しなかったカイはようやく沈黙を破った。
このままここにいてディーヴァの姿を瞳に映しながら時間を過ごしていったら
取り返しのつかないことになる。
体はディーヴァと結ばれてしまったが、心はまだ亡き弟の無念を晴らそうとする
宮城カイの人間としての想いが残っている。
その想いを消すわけにはいかない。
カイは立ち上がり、窓の方に向かって歩き出した。
そして、窓を開けて右足を窓の下枠にのせ、夜の闇でそまった紺色の地面を見下ろした。
右足に体重をかけながら体を前に出したとき、ディーヴァへの切望とも呼べる想いがちらついたが
カイはそれを振り払うように更に前に体重をかけ、外の冷たい空気の中に飛び込んだ。
489ディーヴァ×カイ 9:2006/12/24(日) 03:43:05 ID:ukJjHHN5
ネイサンの館から抜け出したカイは森の中を走り続けた。
人ではない体が可能とする驚異的な脚力はカイを目にも留まらぬ速さで疾走させ
それによって生じる大きな空気抵抗と摩擦はカイの全身の皮膚を浅く斬りつけ続けた。
だが、シュヴァリエの再生能力と人間離れした身体能力にまだなじめないカイの思考が
それを気付かせなかった。
カイは、風のように駆け抜けながらこれからの身の振り方を考えた。
小夜達のもとに戻りたいがディーヴァと長いときを過ごしたうえに男と女の交わり
までもってしまった自分には帰る資格はないと思った。
それに、今の自分は自分であると同時に未知なる部分が多い異形でもあり、
そんな存在が小夜達の側に身を置くことは彼女達の危険につながりかねないという危惧もあった。
もう自分はひとりでいるべきだとカイが悟ったとき、広い森の木々達が徐々にその間隔を広げつつあった。
カイが森を抜け出ようとするそのときであった。
突然物凄い風圧がカイの全身にぶつかり、彼の体はある一本の木に叩きつけられた。
背骨が折れたような痛みを感じたが、カイは起き上がって風圧を生み出した者を視界に捕らえた。
「一瞬だが風が動いたような気配を感じたのでな。まさかと思ったが・・・。
ディーヴァが眠りについたときで幸いだった。」
長身で恰幅の良い男が淡々とした口調でカイに語りかけた。
「アンシェル・・・。俺をどうする気だ?」
「もちろん連れて帰るつもりだ。」
ゆっくりと歩み寄ってくるアンシェルの静かだが重い気迫にカイは恐怖を感じた。
アンシェルの恐ろしい戦闘力は既にこの目で見てきている。
空軍基地で初めてあったこの男は小夜を一瞬で行動不能にし、人間だった頃の自分の
唯一の武器であった銃弾も眉1つ動かさずに素手でつかむという芸当を披露した。
あのハジに散々大打撃を与えているシュヴァリエ達の中でアンシェルが一番強いということは
自分でもなんとなく分かる。しゃくだが、ここは相手にせず逃げた方がいいとカイは判断した。
「ふ・・・無駄だ。」
隙をうかがっていたカイだったが、目にも留まらぬスピードで接近してきたアンシェルは
無駄の無い動きでカイの首をとらえそのまま持ち上げた。
首を圧迫するアンシェルの手をカイは離そうとしたが、腕力がまるで敵わなかった。
「ディーヴァの所有物を傷つけるのは心苦しいが・・・仕方ない。」
そう言うとアンシェルはカイを制圧している手と反対の手を翼手のものに変え
カイの腹を貫いた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
不死の肉体によってそう簡単に気絶もできなくなったカイはそのあまりの痛みに叫んだ。
肥大化した紫の腕によって大穴をあけられた腹部はいまにもカイの体を二つに分裂させそうだった。
アンシェルはカイの腹部から腕を引き抜き、首を捕らえていた腕も離してカイを地面に落とした。
地面は痛みにもだえるカイを中心に強烈な血の臭いを発散させた。
「これだけ血が抜けたらしばらくは動けまい。」
カイは意識が徐々に遠のき、その視界は景色もアンシェルの姿も逃して闇になりやがて無になった。


490ディーヴァ×カイ 10:2006/12/24(日) 05:37:33 ID:ukJjHHN5
カイは意識が徐々に戻りつつあった。
一体どれぐらいの間、何かを感じることも夢を見ることもない状態が続いて
いたのか全く見当がつかなかったが、逆にそれがかなりの長い時間自分の意識は
閉ざされていたことの証拠のような気がした。
ゆっくり目を開けると焦点の定まらない光景の中心に紫とピンクのなにやら下品な
配色があることが分かった。
「おはよう〜♪ よく寝てたわねー。 ま、あれだけ大きな穴があいたら当然だけどね。」
そのインパクトのあるネチネチした口調と声にカイの視界ははっきりした。
男色の気があるネイサンにこの無様な姿を見られていたことをカイは理解し、そしてむず痒いような感覚になった。
「ジェイムズもいい体してるけどカイも負けず劣らずよね〜♪ あたし好みの筋肉のつき方だわ。 あなたがディーヴァのものじゃ
なかったらあたしがいろいろしたいぐらいだわ〜。」
いろいろって何だよとカイは少し気になったが、突っ込まない方がいいに違いないと思い
無言で眉をひそめた。そして、自分が両手に鎖をつけられ宙に浮いていることにようやく気付いた。
「実はね、お祝い事があるのよ。だから、あなた今日で釈放よ。」
そう言うと、ネイサンは瞳を鮮やかな赤色に光らせ、次の瞬間天井からカイの両手首へと伸びていた2本の
鎖がちぎれてカイは自由の身になった。
「いらっしゃい。今日はパーティーなんだからあたしがスタイリングしてあげるわ。」
ネイサンの言っていることがよく分からなかったが、ここにいても仕方ないと思い
カイはよろよろとネイサンの後についていった。

491ディーヴァ×カイ 11:2006/12/24(日) 05:39:18 ID:ukJjHHN5
数時間後
リビング内にて、ケーキやらご馳走やら大量の食物を並べたテーブルの周りで少年の姿をした
ディーヴァはくるくる踊っていた。
その様子を見ているアンシェルとジェイムズは穏やかな表情で微笑んでいた。
「ディーヴァ、はやる気持ちは分かりますが。もう少し落ち着いてはどうですかな?」
愛娘を溺愛する父親のような口調でアンシェルはディーヴァに話しかけた。
だが、ディーヴァのテンションは一向に変わらなかった。
しばらくすると、廊下からドアをノックする音が聞こえた。
「お待たせー♪」
軽快に言いながらネイサンがリビングに入ってきた。横にはホストのように
洗練された身なりのカイもいた。
「カイ〜♪ 会いたかったわ〜♪」
一瞬で少年から少女へ姿を変えたディーヴァは艶のある声で歓喜を表しながら
カイに走りよって抱きついた。
大量の血を失ったままで気力の乏しいカイは拒絶する素振りも見せず抱きしめられるまま突っ立っていた。
その様子を見ていたジェイムズはムスッとし、間髪いれずにネイサンは彼をからかった。
「あら〜ジェイムズ〜♪ ママをとられてヤキモチ? 目の前でママが女の子に戻ってくれるのは
自分の専売特許だったはずなのに〜って感じよね〜♪」
自分の心境をいつもの軽いネイサン口調でズバリと言い当てられたジェイムズは顔を真っ赤にしてネイサン
を睨みつけた。
「だ・・・黙れ! でたらめを言うな!」
「はいはい。ごめんなさい、一言多くて。」
明らかに謝っていないネイサンの態度にジェイムズはますます腹が立ったが、対抗すればするほど
彼におちょくられる悪循環に陥ると察知し口を閉ざして首を横へ振った。
「もう! こんな日ぐらい喧嘩するのやめたらー?」
ディーヴァはカイの首に手をまわしたままネイサンとジェイムズに注意した。
「そうよね。さ、みんな席について。」
ネイサンは手を叩いて皆をご馳走の並んだテーブルの周りに座らせた。
「ほら、カイも座りましょう。」
ディーヴァはいすを引き、そこにカイを座らせた。
わがままで自己中心的な性格でシュヴァリエ達に手を焼かせているディーヴァが
他の者の為に動いている様子を見て、ネイサンとアンシェルは驚きをジェイムズは不満を隠せずにいた。
「じゃぁ皆、乾杯しましょう。」
ネイサンのその一言でカイ以外の4人は各自自分の前にある赤ワインの入ったグラスを持ち乾杯した。
「も〜! カイ〜!」
覇気の無いカイを見てすねた表情のディーヴァはワインを少し口に含みそのままカイにキスをした。
ワインの正体であるディーヴァの血を口移しによって体内に取り込んだカイは全身に少し力がみなぎった。
「・・・なんだよこれは・・・。」
微妙に険しく変化した態度でカイは言葉を発した。
ディーヴァはそんなカイの様子など気付かないかのように明るく話しかけた。
「うふふ♪ 実はね、実はね♪」
もったいぶったディーヴァの話し方にカイはイラッときた。
「こういうことよ♪」
ディーヴァを睨むカイの視野の端で、ネイサンは大きなかごのようなものを持ってカイに言った。
かごの中には2つの大きな繭が入っていた。
カイはそれが何なのか分からなかったが、すぐに以前読んだジョエルの日記の内容を思い出し
答えを得ることができた。
「産まれたのか・・・!」


492名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 05:51:58 ID:JyVoPTfY
ソフトバンクのCMからなんとなく思いついた

小夜「じゃぁ、帰ったら電話するね」
ハジ「分かりました。」
リク「うん」
小夜「カイにも電話するね」
カイ「いいよ、俺は・・」
リク「そっか、兄ちゃんはシュバリエじゃないんだね」
カイ「わりぃ・・・」
小夜「いいよ、カイが悪いわけじゃないんだし」
ハジ「そうですね」


(ロゴ)
本  当  に  家  族  で  す  か  ?
493ディーヴァ×カイ 12:2006/12/24(日) 06:33:36 ID:ukJjHHN5
ディーヴァはネイサンのほうに両手を差し出して2つの繭の入ったかごを受け取った。
そして、そのかごをカイに近づけた。
「触ってみて。赤ちゃんの鼓動よ。」
カイはおそるおそるディーヴァに言われるまま繭に手をくっつけた。
彼女の言うとおり、繭の表面からは中にいる生命の活動の振動を感じることができた。
しかもそれは以前空軍基地でディーヴァのお腹を触ったときに分かったものよりも
いっそう力強くなっているように感じられた。
「私の宝物・・・」
繭を眺めてそうつぶやくディーヴァの顔は慈愛にあふれた聖母のように美しく
1年前自分の弟を亡き者にした残酷な悪魔と同一人物とは思えなかった。
「ねぇ、カイ。あなたもこの子達を守って。」
カイはその頼みを承知することも断ることもできず、どっちつかずな態度をとることしか
できなかった。だが、目の前にある2つの生命が小夜の刀によって殺められ、ディーヴァが
泣く姿を想像すると胸が苦しくなった。
カイは先ほど思い返したジョエルの日記の内容をさらに思い出した。
日記には、繭から生まれたばかりの小夜とディーヴァが同じ姉妹でありながら正反対な
育てられ方をしたことが書いてあった。動物園内の寒く暗い塔に隔離されたディーヴァは
誰にも愛情を与えられず孤独な時を過ごし、アンシェルや初代ジョエルには動物としてしか見られなかった。
そんな境遇で育った者がまともな道徳観や他者を思いやる心を持っていないのは仕方が無いことなのかもしれない。
しかし、今ディーヴァは愛情を与える対象を得られたことで変わりつつあるような気がした。
ディーヴァに対して少し同情の気持ちが沸いてきたカイは、今までの自分だったら絶対に言わない一言を言った。
「・・・。リクの子供だもんな・・・。守る・・・よ・・・。」
カイの言葉を聞きディーヴァ、そしてシュヴァリエ3人は目を見開いて絶句した。
しばらく沈黙が続いたが、それを破るようにディーヴァが感謝を言葉にした。
「ありがとう。カイ大好き・・・。」
カイはあわてたように反論した。
「お・・・お前のことは大っ嫌いだぞ! でも、生まれてくるガキに罪はねぇしな・・・。」
相変わらずディーヴァには険悪な応対だが、誰一人そんなカイを悪く思うものはいなかった。
カイの言動を見るたびに腸が煮えくり返っていたジェイムズですら今は悪くない気分だった。



494ディーヴァ×カイ 13 :2006/12/24(日) 07:31:07 ID:ukJjHHN5
カイはネイサンの家から出て、外の森の中を歩いていた。
人としての生を終えてから日々は気分が晴れることがない。
外の空気を吸ったぐらいで晴れ晴れするような心境ではないことはよく分かっていたが
家の中に閉じこもっているよりは幾分かマシなような気がした。
自分は一体何をしているのだろう。自分の大切なものを奪ったディーヴァに裁きを与えるべく
この1年間過ごしてきたというのに、今ではディーヴァの大切なものを守りたいと思っている。
そして小夜のことも思った。彼女はどうしているのだろう。やはりディーヴァを殺すという選択肢
しか相変わらず持ち合わせていないのだろうか。以前イレーヌと出会ったことがきっかけで翼手は本当に
殺すべきなのかと言い争ったときも小夜は滅ぼさなくてはならないと一点張りだった。
あのとき抱いた小夜の考え方に対する違和感を思い出した。
だが、もう一度小夜と話し合いたいなどとは思えなかった。
彼女は皆を守りたいという想いと過去の自分に対する自責の念で繊細な心を張り詰めて生きてきたのだ。
彼女は口には出さないが本当は妹を殺すことをためらっているのだと思う。だが他者を思うあまり
自分を犠牲にして目的を遂げようとしている。小夜は強い女だ。俺がどうこう言っていい女ではない。
カイは小夜の思いを精一杯肯定しようとした。しかし、小夜の目的はディーヴァの娘達の幸福とは絶対に
結びつかないことも分かっていた。
悶々とした気分のままカイは木漏れ日の中で足を進めた。
だが、前方から人の話し声が聞こえ、カイは足を止めた。
カイの遠く向こう側には三人のシルエットが見えた。
1人は細身の美しい少年。もう1人は紫の服にピンクのパンツという信じられない格好をした青年。
三人のうち二人がディーヴァとネイサンであることはすぐ分かった。
だが、もう1人の青年が誰なのかが今いる距離では分からなかった。
カイは木々を隠れみのにしながら少しづつ三人のところへ近づいた。
「次世代の女王たちですね。」
正体不明の青年が発した物腰の柔らかそうな声を聞いて、カイは彼が誰なのかが分かった。
「ソロモン・ゴールドスミス・・・」
ディーヴァのシュヴァリエでありながら二度も小夜の危機を救っている不思議な青年。
以前クリスチーナ島でその姿を見たとき華麗な美貌と貴公子のような言動で存在感を感じさせる男だと
内心思ってたことを思い返した。しかし今の彼は生気が感じられず身なりも別人のようにみすぼらしく見えた。
ソロモンの変貌について考えるカイに気付いていない3人は引き続き会話を続けた。
「ねえ、ソロモン。こうして次の世代が生まれた以上、もうあなたが戦う理由は無いと思うんだけど。」
「僕の心は小夜に捧げたままです。」
「振られちゃったのに?」
ネイサンとソロモンの言葉のやり取りを聞いたカイは、自分がディーヴァのもとにいる間に
ソロモンが小夜に何らかの接近をして、小夜がそれを拒絶したのだろうかと推測した。
ネイサンはソロモンの体に後ろから手を回して追い討ちをかけるように言った。
「なぁ、ソロモン。大人になれよ。」
いつものオカマ口調とは正反対の男らしい声と調子でネイサンはソロモンを説得しようとした。
だが、ソロモンはそんなネイサンの意見をまるで聞き入れず、一瞬でネイサンの腕からすり抜け
ディーヴァに接近した。
「死んでください。ディーヴァ。」
ソロモンは右腕を鋭利な刃に変え、ディーヴァの細い首筋の前で構えていた。
ソロモンの刃が動きかけたとき、カイは無意識にディーヴァの名を叫んだ。
そして、一瞬でディーヴァのもとまで接近し、彼女の首の前にある刃をつかんだ。
予想外の男の登場と予想外な彼の行動に驚いたソロモンはカイの方を凝視した。
「君は小夜の・・・」
あっけにとられるソロモンだが、すぐに彼は今目の前で起こった一瞬の出来事からカイの身に起こったことに
気付いた。
「シュヴァリエになったのですね。それも、ディーヴァの・・・。」

495ディーヴァ×カイ 14:2006/12/24(日) 08:23:19 ID:ukJjHHN5
カイはソロモンに真実を言い当てられ、眉をひそめた。
宿敵のシュヴァリエになり、しかもその宿敵を助ける行為を考えるよりも先に
してしまったことによってひどく不快な気分になった。しかもディーヴァを殺そう
としている男はカイと同じ血を受けた兄弟のような関係にあたる。そのことが
余計にカイの心をかき回した。その気持ちが現れたのか刃をつかんでいるカイの手は
他のシュヴァリエ達のように醜い異形に姿を変えた。
「ディーヴァを殺すのか・・・?あの子達も?」
カイは木の根元にある双子の入ったかごの方を向いてソロモンに問いかけた。
ソロモンは少しの間を置いた後、応えた。
「小夜なら、殺すべきだと考えるでしょうね。」
カイは、以前からソロモンが小夜を愛していることを知っていたが、
今の一言で彼が狂信的なまでに小夜に心を捧げていることに気付いた。
ディーヴァのシュヴァリエでありながら敵対するはずの小夜になぜこれほどまで
一途になれるのか。同じ血が流れる者なのに迷う自分と迷いのないソロモンの落差を
理解できない苛立ちにかられた。
「なぁ、小夜とディーヴァは本当に戦わないといけないのか? 二人は歩み寄れないのか?」
カイは翼手の女王である姉妹のどちらかだけに味方するということができない今の宙ぶらりんな
心境を吐露するかのようにソロモンに問いかけた。
「・・・。僕も以前は同じことを考えていました。動物園で小夜に、同族の争いなんて
なにも生み出さないと説得しようとしました。 しかし、小夜は戦うことを選びました。」
カイは1年前の小夜との言い合いを再び思い出した。
「僕は・・・小夜の願いを叶えたい。」
カイは改めてソロモンが自分の意思よりも小夜の意志に基づいて考え、行動していることを実感した。
「君の気持ちは分かります。以前の僕にそっくりですから。でも、ディーヴァとその娘達の前に
立ちふさがるというなら・・・僕は君を殺します。」
ソロモンはディーヴァとカイから離れ、先ほどまでディーヴァに向けていた刃をカイに向けた。
「・・・お前とはかみ合わないようだな。」
カイは諦めにも似たような気持ちを言葉に乗せた。
「そのようですね。」
ソロモンはカイと敵とみなし、冷ややかな返事を返した。
496ディーヴァ×カイ 15:2006/12/24(日) 09:07:10 ID:ukJjHHN5
カイとソロモンは争いを止めようとするネイサンを無視して戦闘を開始した。
二人のシュヴァリエは高速でぶつかり合い、周りの木々は次々と裂け目が入った。
シュヴァリエとしての実戦は初めてのカイだがその戦いぶりは意外と様になっており
ネイサンは思わず感心した。
「やるじゃない。あたしますますカイに惚れちゃいそうだわ。それにしても・・・」
ネイサンは微笑を浮かべながらディーヴァの方を向いた。
「まさか彼が本当にあなたの騎士になるなんてね。」
思い描いていた小夜との未来を打ち砕かれたソロモンは心身のダメージが原因か
カイに致命傷を与えられないでいた。ネイサンはカイに声援を送り始めた。
しかし、カイの一瞬の隙をついたソロモンがカイを地面に叩きつけてその胸に
刃を突き刺したことにより、ネイサンは沈黙してしまった。
「カイ!」
ディーヴァが二人の男の近くに走り寄った。そして、ソロモンを睨みつけて
憎悪の念を吐き出した。
「お前、許さないよ。僕の大事なものを傷つけるなんて。」

497ディーヴァ×カイ 16:2006/12/24(日) 09:08:45 ID:ukJjHHN5
ディーヴァとソロモンの勝負はあっという間についた。
ネイサンはいつの間にか2人が自分の邸宅の自慢の庭まで移動してきていた
ことに気付き、その荒らされ具合にため息が出た。
「全く。この庭の修繕も大変なのよ。分かってる?」
「ごめんよネイサン。でもソロモンが悪いんだ。」
怒るネイサンに投げやりな謝罪の言葉を返したディーヴァは足元に倒れているソロモンの
頭を足で踏みつけた。その乱暴な行為をネイサンになだめられたディーヴァはカイと共に
屋敷内に歩いていった。ネイサンも大量の血を失って気絶しているソロモンを抱えながら 
2人の後に続いた。
「カイ。この子達を守ってくれてありがとう。」
少女の姿になったディーヴァはカイに礼を言った。カイは無言だった。
「ご褒美をあげるわね。」
にっこり微笑むディーヴァ。カイは相変わらず無言だった。
「ちょっとあんた達、今度はジェイムズに見られないようにやりなさいよ。最近の彼痛々しいんだから。」
ディーヴァの言うご褒美の意味が分かったネイサンは彼女に忠告した。
だが、ディーヴァはネイサンの言っていることがよく分からず不思議そうな顔をした。
498ディーヴァ×カイ 17:2006/12/24(日) 11:51:35 ID:ukJjHHN5
先日カイが宙吊りになっていたネイサンの屋敷の地下にある監禁部屋。
今は別の男が身動きを封じられていた。ネイサンとカイはその男の前に立っていた。
「ソロモン素敵〜♪ 芸術品みたいにきれいだわ〜♪ あなたって軟弱そうに見えるけど
意外に筋肉質よね〜♪ あたしそういうギャップに弱いわ〜♪」
鎖でつながれている美青年のシャツは前開きになっていた。その下からのぞく
意外に分厚い胸板や割れた腹筋を眺めながら、ネイサンはうっとりしていた。
「他の男に見とれてたらジェイムズが嫉妬するんじゃねぇの?」
カイはネイサンの男色家発言にあきれながらも突っ込みの役を担った。
「あら〜♪ あなた会話がスムーズになってきたわね♪ 心配はご無用よ。
あたし黒い肌がタイプだし。ジェイムズとか、あなたとかね♪」
カイは自分が先日まで目の前の男のような状態になっていたことを思い出し、
その間ネイサンにもてあそばれていたのではないかと不安になった。
だが、そこの事実は闇に葬っておいたままの方がいいと思い、無表情のままでいた。
ソロモンはカイとネイサンの会話が聞こえていたが、言葉を挟む気が全く起こらず気絶している振りをし続けた。
2人が監禁部屋から出ると、入れ違いでその部屋に入ろうとしているジェイムズと会った。
「あら、あなたも芸術鑑賞?」
「ふん、そんなところだ。」
ジョークを交えたネイサンの質問に対し、ジェイムズは機嫌のよさそうな笑みを浮かべて答え、
監禁部屋に入っていった。
「あーあ、修羅場になりそう。あの2人って火と油だし。」
ネイサンの言葉にカイは、クリスチーナ島でソロモンがジェイムズの腕を斬り彼を奈落に落とした
ことを思い出し、確かにとうなづいた。
後ろの監禁部屋からバシッという激しい音が聞こえた。
「やっぱりね。」
ネイサンの予想は的中した。
ディーヴァを裏切った男やディーヴァに気に入られている新米シュヴァリエに
翻弄されたジェイムズはその大きなストレスをソロモンにぶつけているのであった。





499ディーヴァ×カイ 18:2006/12/24(日) 11:52:30 ID:ukJjHHN5
階段をのぼりもはや皆の交流の場であるリビングについたネイサンとカイ。
2人は姿見の前でビキニ姿になっているディーヴァが目に入り驚いた。
「どうしたのよ? ディーヴァ?」
あっけにとられているネイサンの質問にディーヴァは笑いながら答えた。
「公演が終わったらカイとオキナワに行こうと思って♪ で、一緒に海で遊ぶの♪」
「あら、オキナワってカイの故郷じゃない♪ カイ、ディーヴァって海に行ったことないしよろしくね♪」
浮かれているディーヴァとネイサンの様子にカイは全身の力が抜けそうになりながらも反論した。
「勝手に決めるな。」
ディーヴァはカイの言葉を却下するかのように話し続けた。
「オキナワの海ってとてもきれいなんでしょ。子供達にも見せてあげたいし。」
この憎い女はなぜこう子供想いな台詞なんて言うのだろう。そしてなぜ自分はそれに胸を打たれてしまうのだろう。
カイはディーヴァの母性に揺さぶられてしまう自分を責めたくなった。
「楽しみ〜♪」
嬉しそうにそう言いながら、ディーヴァは回りだした。
水着の伸縮性のある生地に押さえつけられている豊満な乳房がプリンのように揺れ、
性欲を掻き立てられたカイは急いで部屋から出ようとした。
だがネイサンが意地悪な笑みを浮かべながらドアの前に立ち、更に廊下に出て扉を閉めてしまった。
「じゃぁね〜♪ ジェイムズは上手く食い止めておくわ〜♪」
ドアをはさんで聞こえてきたその台詞を最後にネイサンの気配は消えた。
「ジェイムズ? なんだか最近ネイサンの言ってることが分からないことが多いわ。」
「全部分かるようになったら終わりだろ。」
カイはディーヴァのボケに突っ込んだあと、最近彼女やシュヴァリエ達と会話がかみ合うように
なってきたことに恐怖を感じた。そんなカイにかまわずディーヴァは彼を床に押し倒した。
「えいっ!」
「うわっ!」
飛び込んでくるディーヴァを避けられず、カイは後ろに転んだ。
「痛ぇよ! 後頭部打ったじゃねぇか!」
「大丈夫よ♪ シュヴァリエだしすぐ治るわよ〜♪」
「いや、痛いんですけど!」
「男の子でしょ♪ 平気平気♪」
「・・・! なんだこの変な会話! 気持ち悪りぃ!」
「じゃぁ気持ち良くなることしましょう♪」
ディーヴァはそう言うと押し倒しているカイの上から濃厚なキス攻撃をした。
あっという間にその気持ちよさの虜になったカイはもはや以前とは別人のような
手慣れた手つきでディーヴァの水着と乳房の間に手をいれ、その脂肪の感触をまさぐりだした。

「愛って素敵♪」
地下の監禁部屋のドアの前でネイサンはつぶやいた。
彼の手には黒い男性用スーツ一式があった。

500名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 16:00:26 ID:ys5P+bJO
姫カイGJ!
本編でもこうだったら自分カイ好きだった カイ好きスマソ
501名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:54:08 ID:CJoFXPPj
おや、なにやら長編がきてるね
502ディーヴァ×カイ お詫び:2006/12/25(月) 00:42:25 ID:fRKX0+KB
申しわけありません。ものすごい矛盾があったのでお詫びします。

>>489 「ディーヴァ×カイ 9」
>アンシェルの恐ろしい戦闘力は既にこの目で見てきている。
 空軍基地で初めてあったこの男は小夜を一瞬で行動不能にし、人間だった頃の自分の
 唯一の武器であった銃弾も眉1つ動かさずに素手でつかむという芸当を披露した。

とあるのですが、この話は空軍基地でカイの危機に小夜が駆けつけなかったらという仮定のもとに
作っているということをすっかり忘れてしまっていました。
お恥ずかしいです。すみませんでした。
503ディーヴァ×カイ 19:2006/12/25(月) 03:14:11 ID:fRKX0+KB
寝室にて、ベッドの上で風呂あがりの長い髪を乾かし終えたディーヴァがいつものおねだりをしてきた。
「カイ、子供達ばかりかまってないでディーヴァの相手もしてよ。」
ディーヴァから少し離れたソファーに座り、カイはかごに入った2つの繭に触れていた。
ディーヴァの娘達の脈動が日に日に力強くなっていくことを確認するのがここに来てからの彼の安らぎとなりつつあった。
「うるせーな。明日いよいよ本番なんだろ。さっさと寝ろよ。」
小さな生命に対する慎重な手とは対照的なつっけんどんな言い方でカイは言った。
「緊張して眠れないのよ。でもカイが添い寝してくれたら安心して眠れると思うの。」
眉を八の字にして甘えた口調でディーヴァは言った。
「じゃあ徹夜したら? あばよ。」
カイは立ち上がって部屋から出て行こうとした。
だが、ドアノブに手をかけようとしたときディーヴァが少し寂しそうな声でつぶやいた。
「明日、小夜姉さまも来るわよね・・・。」
カイは立ち止まった。
そうだ、小夜は必ず来る。人が翼手に脅かされる世界を救うためにディーヴァを殺しにくる。
カイは更に考えた。ディーヴァが死んだら娘達はどうなるのか。自分やリクと同じように母親のいない状態。
いや、娘達も翼手である以上、小夜が見逃すとは思えない。
小夜、世界、ディーヴァの娘達、そしてディーヴァ、多くのものを天秤にかけながらカイは迷い続けている。
そんな彼の様子を察したのか察していないのか、ディーヴァはいつもの無邪気な声で再び言葉を発した。
「ま、いいわ〜♪ 私には新しい家族ができたし、カイもいるし。もういらな〜い♪」
先ほどはなんともはかない口調だったディーヴァ。カイは彼女が強がっていることにすぐ気付いた。
小夜はディーヴァを殺そうとする。ディーヴァも迎え撃とうとする。
もうこれは決定的な事実だ。だが、それは悲劇しか生み出さないのではないのか。
命をかけた勝負に負けて死ぬ方も不幸だが、生き残った勝者も姉妹を殺したという罪悪感がつきまとうのでは
ないのだろうか。その重圧に耐えられない小夜、ディーヴァをそれぞれ想像すると胸が痛くなってきた。
1つの明確な答えがどうしても出せないカイは震える声でディーヴァにつぶやいた。
「なぁ、俺おかしいのかな。小夜を幸せにしたい、リクの仇を討ちたいって思いで生きてきたのに、
いや今でも思っているのに・・・いつの間にか・・・この子達が死んでしまうのもすげぇ嫌だと思うようになってる。
あと・・・お前も・・・。」
ディーヴァは泣きそうな声で自分の迷いを吐き出すカイを見て深刻な表情になった。
「自分がわかんねぇよ。俺は一体何がしたいんだ・・・!」
口調が振るえ続けているカイは両手で顔面を覆った。
そんな彼を見ていたたまれない気持ちになったディーヴァはベッドから降りてカイの側まで歩みよった。
そして、カイを包み込むように抱きしめた。
504ディーヴァ×カイ 20:2006/12/25(月) 03:17:14 ID:fRKX0+KB
「カイは優しい子ね。そんなところに惹かれたのかしら。」
カイはディーヴァを拒まなかった。
「世界中の人間が皆カイみたいになったらいいのにな。」
カイは両手を顔からはなしてすぐ目の前にあるディーヴァの顔を見つめた。
「私は、大切なものを守るために姉さまと戦う。だって・・・もう小夜姉さまは私を
受け入れることはないと思うから・・・。」
決意を口にしたディーヴァの顔は強さと寂しさの両方をかもし出しているように見えた。
「やっぱり、お前達は戦っちゃいけねぇよ。」
カイの言葉にディーヴァは少しきつい口調で反論した。
「じゃぁ、どうしろというのよ!」
カイは少しの沈黙の後、言葉を返した。
「俺が小夜を説得する。」
ディーヴァは言葉を失った。
アンシェルやジェイムズやカールは小夜を殺すことしか考えていない者達だし
ソロモンは小夜への一途な愛を貫いたし、ネイサンは本心が分からない。
小夜のシュヴァリエであるハジは小夜の望みを叶えることしか考えていないように見える。
小夜とディーヴァ2人のことを思い、ここまで悩むシュヴァリエはカイが初めてであった。
ディーヴァは他者への愛情があふれている故に自分が苦悩に陥ってしまう彼を改めて愛しいと思った。
そしてその想いを表すかのように、カイに唇を近づけた。
カイはディーヴァの接吻を抵抗する様子もなく受け入れた。
2人は舌と舌を絡めあいながら互いのぬくもりを感じあい、今この世界には自分達しかいないような
感覚にさえ陥った。
お互いが唇を離し、長く濃厚なくちづけを終えると、カイはディーヴァを抱き上げ彼女の体をそっとベッドに置いた。
ディーヴァを眠らせて部屋から出ようとするカイだが、ディーヴァは彼のシャツの裾を引っ張ってベッドに入ってくるよう
目で訴えかけた。カイはしばらく抵抗したがその誘いを拒むことは結局できなかった。

一階のリビングではややそわそわしたネイサンがワインを飲んでいた。
美しく気高いディーヴァを最高の舞台で歌わせ全世界の人間達を魅了したいというプロデューサーとしての魂のたかぶり
が全身に漂っているようであった。
だが、天井からかすかに聞こえてきたきしむような音にネイサンの眉が少し動いた。
「も〜! こんな時間なのに、ディーヴァったら分かってるのかしら! カイもカイだわ!」
ディーヴァがまだ眠りに入っておらず、愛しい者と2人だけの世界でお互いを求め合ってる光景を思い浮かべた
ネイサンはムスッとした顔で立ち上がった。
505名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 14:45:42 ID:xl5kpgWk
いい話だなぁ
カイむちゃくちゃイイやつじゃねーか
エロも入ってるしこんな筋書きだったら
神アニメ ケテーイだったな
506名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:58:52 ID:nf56a5c0
('A` )
さすがに出刃陣営厨UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
507名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 02:39:39 ID:1HKbWDPT
GJGJ!
毎日wktkしながら読んでるよ
最後が楽しみだー
508名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 18:51:33 ID:tACpSzDC
長文、乙です。
楽しく読ませてもらいました。
ただ、アニメ版のディーヴァが好きだったせいか少しキャラが変わっていて
驚いた。人間に例えれば池沼なのかも知れませんが、人の道徳観、倫理観など
人間社会に属さない彼女が好きだったせいか違和感があった。
本当に申し訳ないけど、正直な感想を書いた。
気を悪くしたらスマソ
509名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 19:50:21 ID:C/3nxsOn
>>508
お〜、正直な意見感謝です。
うん、私も読み返してみるとディーヴァの性格変わっちゃってるなと
違和感を感じました。カイの気持ちの変化ももうちょっと自然に表現できたら
よかったと思っていますし。書いているうちに私がだんだんディーヴァのほうに思いいれが
強くなってきてカイの中での小夜の扱いの描写に困ってきたのも事実・・・。
自分の力量不足を感じて恥ずかしい限りです。すまぬ・・・。
510ディーヴァ×カイ 21:2006/12/26(火) 20:40:16 ID:C/3nxsOn
荘厳なオペラハウスは色々な人種の華やかな男女で満たされていた。
その中には、外見は人となんら変わらない三人の異形の者達の姿もあった。
正装しいつもより落ち着いた雰囲気を漂わせているカイ。
正装が板についておりますます紳士の気品を醸し出しているアンシェル。
そして、紫のフリルのジャケットから男らしい胸板と腹筋を覗かせているいつもと変わらないネイサン。
「全く! こんな大事な日なのにディーヴァったら化粧のノリが悪くて大変だったのよ!」
ネイサンはカイを睨みながらそう言った。カイはなぜ自分が怒られているのか分からず、不思議そうな顔でネイサンを凝視した。
「寝不足は美容の大敵なのよ! ディーヴァと遊んでくれるのは構わないけど、もうちょっと考えて頂戴!」
ネイサンは更に言った。カイは、昨晩狭いベッドの中でディーヴァと一つになっていたことを思い返し、
しかもそれがネイサンに知られていることに気付いた。
「あぁ、悪ぃ・・・。」
カイは罰の悪そうな声でそう言うと、ネイサンとアンシェルのもとから離れて観客席の裏の静かな通路へと歩き出した。
カイがいなくなるとネイサンは険しかった表情をいつもの軽いものに変えた。
「でも・・・今日のディーヴァはいつにも増して色っぽいのよね〜♪ 彼がよっぽどおいしいみたいね〜♪」
ネイサンは前方の上のほうを見ながらうっとりしたような表情でつぶやいた。
「・・・。それは結構なことだ・・・。」
アンシェルは笑みを浮かべながらネイサンの言うことを肯定した。だが、その口調はどこか寂しそうで
まるで愛娘をよその男に取られた父親のようだとネイサンは感じた。
ネイサンは少し意外だった。アンシェルはディーヴァのことを実験動物としてしか見ておらず、これまでの
彼女に対する忠誠や崇拝を感じさせる言動は狂科学者としての本質をカモフラージュするためのものだとばかり思っていた。
だが、今横にいるアンシェルを見ているとあながちそうとも言い切れないのかもしれないとネイサンは思わずにいられなかった。

ディーヴァが歌いだすまであと15分をきった。
カイやディーヴァの予想通りオペラハウスに侵入していた音無小夜は、シンプルなパーティードレスを身につけ
舞台の袖につながる道を走っていた。
その手には今まで何匹もの翼手やシュヴァリエ達を葬ってきた日本刀が握り締められており、全身からは気迫が漂っていた。
舞台の袖にたどり着いた小夜は、足を止めた。
ついに標的である少年を見つけたのである。
小夜の鋭い視線に気付いた少年は微笑みながら彼女の方を向いた。
「ディーヴァ!」
小夜は標的の名を殺意のこもった声で呼び、刀の先端を正面に向けて突進しだした。
だが、休眠期が近づいている彼女の体は言うことを聞かず、小夜はその場に眠り落ちそうになった。
そのとき小夜の後ろからハジが風のように現れ、人にあらざる翼手の右腕でディーヴァに攻撃を仕掛けだした。
しかし、一瞬で距離をつめてきたハジの猛攻をディーヴァは涼しい顔で避け、更に片手で彼を吹き飛ばした。
ディーヴァの張り手を胸に受けて舞い上がったハジは、着地するよりも前に体勢を立て直し、空中から三本の短等を投げつけた。
短等は三角形を描くように位置を保ったまま、ディーヴァめがけて飛んでいった。
だが、それらが彼女の体に刺さることはなかった。
なんと、それまでそこにいなかった青年が突如ディーヴァの前に現れ、片手で三本の刃を受け止めたのである。
小夜とハジはその青年の姿を見て驚きを隠せなかった。
小夜の義兄として小夜や赤い盾と共に翼手との戦いに身を投げ出していた男。
空軍基地でのディーヴァの公演の日を境に小夜達の前から姿を消してしまった宮城カイ。
生死の分からなかったカイに再会し、小夜は喜びの声をあげそうになった。
だが、いま見た明らかに常人では考えられないカイの動きと、それがディーヴァを守るためのものに
見えたことが小夜の声を封じた。
カイは右手に持っている短刀達を横に投げ捨てながら小夜のもとに歩み寄ってきた。
511名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 01:46:26 ID:I8aD27Cs
>>510
おk、やっとアク禁とけた。
ディバカイGJ!!
512ディーヴァ×カイ 最終話 前編:2007/01/01(月) 06:41:32 ID:vcULPJGP
アクセス規制やっと解けました。
すみません。誠に勝手ですが、エロ描写のある最終話に一気に飛ぼうと思います。



オペラハウスの決戦はディーヴァと小夜が和解し、ディーヴァの子供を次の研究対象として選んだ狂気のアンシェルが
ネイサンとハジに葬り去られることで幕を閉じた。

その激闘から一ヶ月がすぎ、小夜は沖縄にて長い眠りについた。
カイはディーヴァ、次世代の女王たちと共に沖縄にいた・・・。

真夜中、OMOROの閉店作業を終えたカイは椅子に座り、赤い液体の入ったパックを口に運んだ。
食事を必要としなくなった体だが、その液体を取り込むときだけは空腹を満たされるような感覚に陥った。
その中身を飲みきると、彼は立ち上がり二階への階段をのぼって寝室に入った。
寝室のベッドの上には、娘達を寝かし終えたディーヴァが月明かりを背に裸で座っていた。
「カイ、お腹すいた。」
ディーヴァは甘えるような声でドアの前に立っているカイに言った。
カイは歩みより、ディーヴァの隣に座って彼女を抱きしめ自分の首筋をその口元に差し出した。
ディーヴァは嬉しそうな表情で目前に迫ってきたカイの首筋に噛み付き血を吸い始めた。
自分の血が女王の血と一つに混ざり合っていくことを快楽とするシュヴァリエ特有の感覚。
カイはそれを全身に感じながらディーヴァに血を捧げ続けた。
だが、その行為をしているときの彼は快楽だけではなくそれとは別の感情にも支配されていた。
彼女を実験動物として扱い、それゆえに彼女を孤独と狂気を持ち合わせた悪魔にしたてあげてしまった人間達。
彼らが生み出した血なまぐさい悲劇に巻き込まれ、翻弄されてしまった多くの者達。
ハジ、赤い盾の面々、シフ、小夜、ディーヴァ、ジョージ、リク・・・。
もう彼らのような思いを誰にも味わわせたくない。
そして、ディーヴァがこれまで得られなかった愛を与え、彼女の心の隙間を埋めてあげたいとカイは本気で思っていた。
人間のことが分からないゆえに人間や実の姉と歩み寄れなかったディーヴァの手をとり、彼女を争いのない世界へ導く
ことが彼女の平穏であり今の自分の生きがいでもあるとカイは信じていた。
あんなに裁きを下したいと思っていた存在だったのに・・・という驚きももちろんある。
その憎しみから愛情への変化がシュヴァリエの血によるものなのか人としての情によるものなのかはいまだに分からない。
だが、カイはそんなことはもうどちらでもよかった。
「おいしかった。」
ディーヴァは飢えを満たしたらしく、カイの首筋から口を離して微笑みながらささやいた。
沖縄に来た初日の彼女は、長年の習慣となっている吸血行為がなくなるわけもなく、たまたま顔を合わせたカイの悪友たち
に飛びかかり、慌てて止めに入ったカイを冷や冷やさせた。
だがカイは怒らず、毎日自分の血を与えるから他の人間の血は吸わないようディーヴァに頼んだ。
カイや小夜に嫌われたくないという想いが以前にも増して強いのか、彼女は割と素直にその申し入れを受け入れた。
それ以降、彼女の体内に入っていくのはカイの血だけとなった。
血を吸われ続けて理不尽だとは思わなかった。むしろ、優しい笑みを浮かべるディーヴァを見ると「奪い取る」こと
しか知らなかった彼女に「与えてもらう」ということを教えていけるのではないかと思い、カイは嬉しいような
気持ちになるのであった。
513ディーヴァ×カイ 最終話 後編:2007/01/01(月) 06:42:33 ID:vcULPJGP
ディーヴァはカイの背中に手を回して、そのまま彼の体を引き込むようにシーツに倒れた。
彼女は自分に重なる男の重みと体温を感じ、しばらくその心地よさに浸った。
「ごめんな・・・!」
ずっと黙っていたカイの口から声が出てきた。ディーヴァは表情を一変させた。
「カイ?」
「もっと早く、お前を救うべきだった。」
「・・・!」
「寂しかったな・・・。」
カイは、不幸に巻き込まれた色々な者たち、そしてディーヴァの境遇を思い浮かべながら言葉を吐き出した。
ディーヴァは、彼の苦しそうで泣きそうな声を何度も心の中で反芻させ、そしてつぶやいた。
「・・・。カイってホント不思議な人・・・。人間は私のことなんて分かろうとしないし殺そうとしているとばかり思って
いたのに・・・。あっ、もう人間じゃないわね。」
ディーヴァの最後の一言は少し笑っているようだった。彼女は更に言い続けた。
「でも、シュヴァリエっぽくもないし。」
そう言いながら、ディーヴァはかつて一緒に生きてきた七人のシュヴァリエ達を思い浮かべた。
カイのイメージがその中の誰とも重ならないことがおかしかったのか嬉しかったのか彼女はクスクス笑い出した。
「もう、お前に寂しい思いをさせたくない。お前の娘達もお前や小夜のような目にはあわせない。俺がお前らを守るよ。」
カイの思いの叫び。ディーヴァはしばらく言葉が出なかったが、笑いながら声を上げた。
「やっぱりカイはシュヴァリエじゃな〜い♪」
ディーヴァの笑い声にカイは不安そうに目を閉じた。
「ありがとう・・・。」
ディーヴァは先ほどの軽やかな口調を一変させ穏やかな声で礼を言った。
自分を動物のように扱った人間達への憎悪はこの肉体に受けた屈辱の記憶と共に今も残っている。
人間のことはいまだに分からないし、正直自分と彼らが歩み寄るイメージも湧き上がらない。
しかし、今目の前にいる1人の男なら今はまだ見えないそのイメージをいつか現実のものにしてくれるのではないか。
そんな希望が沸き上がりつつあった。そして、不本意で得てしまった永遠の生命を彼は自分の未来の為に使おうとして
くれていると感じられた。それも奴隷のように尽くすわけではなく自分を導くような形で。
やっぱり自分には彼が必要だとディーヴァは改めて強く思った。
「カイ・・・。」
ディーヴァはカイを抱きしめている両手に力を込め、彼の名を愛おしそうに呼んだ。
その一声で、カイはディーヴァが自分の思いを信じてくれ、自分に幸せな未来を託そうとしているのだと確信を持つことが
できた。
「俺と、一緒に生きよう。」
「・・・!」
ディーヴァは満面の笑みを浮かべ、目をゆっくり閉じた。
カイは顔を下ろして唇をディーヴァの唇に近づけた。






514名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 18:02:47 ID:Ykcyq4Mh
なんだつまらん展開だな
515名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 20:00:50 ID:HPX0cSbt
>>512>>513
新年早々GJですた!
間のお話をいつまでも待ってますよ!
516名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 22:06:27 ID:mvx5P2RP
和解はいいな・・・。何で本編もこっちこなかったかなー。
517名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 04:15:08 ID:cLgVLQ2O
>>516
ご都合ENDになるからだろ
518名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 09:33:03 ID:WUjzVvBI
>>517
そうだよな。
大体リク死んでるのに、ご都合ENDなんざイラネw
519名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:10:22 ID:+1y5B9fR
>>512-513
GJ!!ご都合主義の本編を見ているせいかこういう和解ENDでもいいなと思いました
49話は悲しかったけど、ディーヴァという存在は小夜にとって倒すべき敵だったのかもしれない
人間云々ではなく、憐れな境遇でおしはかるのではなく、対になっている存在として
サントラ聴いた時、嬉しかった。対に感じていたし、やっぱり似ている。
(キャラの性格ではなく、本質の部分。人間ではない二人がもっと見たかった。
ファイナルバトルももっと力を入れてくれたら・・orz)

話が反れてスマソ。見たかった和解END書いてくれてありがd!


520名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 21:10:28 ID:ohn4tVaq
新年早々悪いんだがそろそろ保管庫は他の人がやったほうが良くない?

ここに住人がまだいる内にやっといた方がいいかも…
521名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 23:01:27 ID:1hMOk7DG
本編も十分ご都合主義だと思うけどな・・・。
522名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 08:48:21 ID:kLDDkcoq
>>521
本編以上にご都合主義だと萎えるおw
523名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:23:06 ID:CeaEOQbC
まだ妄想の域を出ないんだが
ジョエル×ジュリアって需要あるんだろうか。

ガラ艦見ててつい…
524名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 23:55:07 ID:e947EAjq
>>523
ソレいってみようか(*´д`*)ハァハァ
525名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 02:48:32 ID:IH2qNl9p
>>523
需要アリ ノシノシ!
…まだ出たこと無いカプなんで見たい!
526名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 09:38:41 ID:gRqxAx6K
おk把握
仕事の合間にちょこちょこ書いてみるわ
期待しないで待っててくれノシ
527名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 18:54:52 ID:/e1c2GRv
ノンビリ待つよー
528名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 19:46:48 ID:1SHMe8f1
コリンズ(嫉妬)
飴(嫉妬と興味)
アンシェル(趣味)
ついでに黒崎(飴の付き添い)
に4人がかりで犯されるジュリアとかどうよ?

あとは双子が外見年齢16歳ぐらいになって沖縄で高校生やってたときに
実は生きてた(←無理があるなぁ)アンシェルに2人まとめて食われるとか。
ディーヴァが死んだから彼女そっくりな娘達を次の対象に・・・って感じで。
529名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:32:53 ID:U1uTAgJ1
飴は童貞くさいから興味だけの方が個人的には良い
530名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:54:23 ID:kA749qzb
やっぱり飴って童貞くさいよなww
基本ビジネス一筋で女にはあんまり興味ないんだけど
完璧な容姿で知性もある女なら萌えるってタイプな気がする
あと飴はマザコン臭もする
マザコンは巨乳好きの傾向が強いらしい(そういえばジェイムズはディーヴァ命だったな)
小夜や真央なんかは眼中になさそうだけどジュリアは飴のストライクゾーンに入ると思う

美人でナイスバディで優秀でけっこう気も強そうなジュリア先生を
腕力で組み敷く飴とか面白そうだ
531名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:56:25 ID:087CDoZ2
そしてジュリアに腕力で敵わない飴
532名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 23:56:36 ID:LVHF5H/Q
むしろMで
533名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 00:52:16 ID:FazRKXmu
ジュリアの美脚に蹴られる飴
534名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 00:57:49 ID:IZKGVeS4
おまいらのおかげで飴女医の強姦モノ思い浮かんでも笑ってしまうジャマイカwwww

しかし、飴女医で強姦ものなら、デヴィッドを連れ込んだのがバレて折檻だな。
535名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 01:17:14 ID:I0M83SHk
いっそ媚薬を盛られたジュリアが飴を騎乗位で犯してしまえ…!
犯られるのはデヴィでもジョエルでもカイでもモーゼスでもおk

でもルイスとコリンズだけは勘弁な(´・ω・`)
536名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:42:36 ID:4yhMp5uc
>>535
女に騎乗位で乗られることの意味が分からなさそうだな、モーゼスはww
知識欲ありそうで純粋だし変に興味持ってジュリアも萎えそうだ
で、後日カイあたりにサラッと聞いて困らせそうだ。

個人的にはジュリア×アンシェルとか好きかも。
セックスしながら翼手の話で淡々と盛り上がる科学者2人。
あとデヴィッドと違ってラスカルはジュリアのお色気攻撃にもすぐ気付いて
上品に反応してくれそうだ。空気読める男だし。
話題は合いそうだしお互い知性や気品もあるしもともとの陣営が一緒だったら
案外この2人いけるんじゃないのか。
あ、でもラスカルの本命はディーヴァだから難しいかな。
537名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:59:57 ID:kfreGkDV
保管庫中の人はまた島流しかなぁ…
538名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:03:35 ID:x6B92txa
ノロウィルスで成仏なさったとか>保管庫中の人
539名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 19:01:38 ID:MSBmg2ps
死亡率は低いんじゃなかったか
ていうか不謹慎な
540名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 19:06:55 ID:uDhdSLcx
不謹慎だし、勝手に頃すのイクナイ!




じゃあ可能性としては翼手化しちゃったとか…。
541名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:34:41 ID:8I7aOp4e
寒いから調子崩したかPCアボンの可能性もあるよなぁ
542名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:46:31 ID:xeOdPL33
糞保管庫の話で盛り上がるな。気分悪い
543名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:04:32 ID:i7FibH0W
>>542
なら藻前が作ればいいじゃない
544名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 23:59:36 ID:Zbxlml7w
何かしら反応ください中の人
携帯でもいいから
545名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:17:28 ID:BYsZYkvv
反応できるところにいるかどうかだな。
しかし保管庫の心配で流れがここまで続くとは…。
546ほかんこ ◆ErWllSFZ.A :2007/01/14(日) 04:14:13 ID:cOLAg8yI
あけましておめでとうございました。すみませんすみません。
当方の事情もとい言い訳は伏せます。生きてます残念ながら。

ただ、前スレ収納も今月中にできるか微妙な、怠慢な状況です。
住人皆さんの便宜を考えると、読めない保管庫では意味がないんですよね。
ちょっと自身でも、他の方にお願いすべきな気がしてきてます…。

とりあえず取り急ぎのご挨拶とお詫びまで。長々と失礼しました。
あと出刃カイの神、激しくGJです!
547名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 21:39:48 ID:YmKWQHsA
>>546氏ね
548名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 21:58:47 ID:+Ch3yEeU
今頃気がついたよ・・・
保管庫の中の人、ErWllSFZ.Aってことはどこでも同じ鳥なんだね。
それさ、他ジャンルんとこでも言われてたけど
もう少し気を遣ったほうがいいんじゃないかな。
自分も向こうも見てる身だけどさ、こっちも好きだから、
あれとあれの人で、そしてこちらはこうか・・・とか
分かっちゃうとちょっと切ないな。
ご自分でも言っている通り、こっちの保全にまでもう手が回らないなら
誰か他の人に任せたほうがいいんじゃない。
549名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:37:16 ID:5cSfnv9n
>>548
他ジャンルの話を持ち込むなよ屑
とりあえず保管庫はお前がやれ
550名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 22:50:16 ID:aTLZ9j/v
>>546
乙です。じゃあ他の香具師が保管庫引き継ぐ形で考えていいですかね?

>>548
似たような経験が他所であるから気持ちはわかるけど、
今まで保管庫してくれてた人にその言い方は感じ悪いよ。
あくまでボランティアだし、向こうとやら見てない香具師多いし。
鳥がどうとか、そういうことは自分の胸にしまっておいて
最後2行だけ書き込んだ方がよかったんジャマイカ
551名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:01:52 ID:LmbzPpSt
いるんだよねえ、職人がスレ離れて他のスレに来てるの見つけて
元いたスレに脊椎反射でそれ報告して荒らす奴ってさ
ただでもこのスレ住人減ってるのにいやだなあ〜
あと>他ジャンルの話を持ち込むなよ屑 ←禿同
552名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:05:59 ID:CRAx5uTc
>>546>>548も氏ね、これでおk

>>548はBLOOD+アンチだろ
553名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:34:10 ID:5EyOCv0g
他ジャンルで何してたか知らないし聞きたくもない。
ただ、保管庫の中の人にも生活とか仕事とかで優先順位つけるでしょ。
それをここに書かないでほしかった、心からそう思う。

保管庫の中の人も、鳥を変えるくらいの自衛しときゃよかったものを。
とりあえずこの流れの後じゃ今後もう更新は見込めんな(´・ω・`)
554名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 23:42:03 ID:aA+e0/vI
保管庫消滅かな
555名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 00:20:11 ID:RFQ+aQyk
ちくりとは陰湿だな・・・魚血と同じノリで書き込むなよ
556名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:05:42 ID:tNWpXBC6
俺には何が起こってるかよくわからんが
兎に角>>546の中の人
やっぱり無理は良くないから更新は別の人に任せた方がいいと思うが、できれば前スレの分を収納してからタッチしてほしい
557名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:51:43 ID:NKDMjgIH
前スレ分収納後に交代するにしても保管庫の鯖ごと譲渡は出来ないよ。
有料無料関係なくどこの鯖屋の規約でも禁止してるからね。
他の誰かが保管庫を引き継ぐならば鯖は自分で用意しないといけない。
鯖を用意したところで前任者からデータを譲り受けると言うやり方になるよ。
558名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 17:57:36 ID:ryamUSTO
>>556に同感。
>>546さん、無理は良くないと思います。

>>557
当たり前のことだけど、知らない人もいるのかな
559名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:39:17 ID:NKDMjgIH
>>558
名義変更すればおkと思ってる人はいるよ。
鯖の契約者以外が管理人としてサイト運営出来ると思ってる人もいる。
なので一応注意書きしてみたんだ。
560名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:48:30 ID:YYX1BNw2
保管庫の管理って面倒なの?
簡単ならやってもいいかなと思うんだけど・・・
私はホームページ初心者だけどね。
無料のホームページもあるからできるかなあ?
小説を丸写しすればいいんですよね?
561名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 21:39:18 ID:vaxeCs7A
>>560
どの程度webサイト作成出来る?
全然作ったことないなら少し勉強してからのほうがいいかも。
作り方もだけど特にサイト運営について、ね。
でもサイト作成自体は難しくないよ。
ただそれを維持していくのが大変だけど。
あとは無料鯖でもいいけどエロ有りの作品公開するならアダルト可の鯖探さないと駄目だよ。
562名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:07:46 ID:3fme2E+B
>>560
私は他のスレの保管庫を運営してる。
>>561の言うとおり、サイト作成自体より運営が大変かも。
どちらかと言うとみんなやりたがらないかもしれない。

あと、環境によっては小説にタグ入れる必要が出る。
これが少し手間なんだよね。
563名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 02:14:46 ID:q4gPKTZ6
ちょっと信じ難いな…。他のジャンルの話持ち込むなんて。
そちらを見てる人も見てない人も気分を害するだろうが。
564名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 13:03:10 ID:w8h6++Mk
前からしつこい管理人アンチだろ
私生活の都合で更新できなかったり別ジャンルに興味が移るのは良くあること

続けるならこれからもよろしくお願いします、辞めるなら今までありがとうございました
いい歳した人間がなんでこういうことすらわからないんだ?
565名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 16:47:57 ID:Us2aA8dU
>>564
同意。保管庫の人は好意で引き受けてくれてたんだから、お礼と労い以外言う気はない。
566名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 00:42:05 ID:PjDJicIB
カイと娘達のドロドロな日々期待保守
567名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:09:10 ID:tjZwl7zC
>>548
あっちでもこっちでもせっせと荒らしご苦労様。
568名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 10:27:55 ID:9bq3p0Eg
>>536
亀でスマンが、自分もアンシェルと女医は放映時に怪しいと思ったw

アンシェルの受胎実験云々のセリフを聞いた翌週に「彼らは純粋よ!」と
言い切るあたりアヤシイ。あの発言を聞いてあの感想は出ないだろフツ〜。
「彼ら」…女医が直接知ってる敵シュヴァリエってアンシェルだけだよな?
アンシェルの真意はわからないが、アレ聞いて「あら〜何があったか知らんが…
なんか女医の目に少々春霞がかかっちまっていないか?」などと邪推した。

また長兄も、とりあえず据え膳は拒まないっぽいオヤジな雰囲気を漂わせてる
からなあ。色恋は抜きとしても、あの流れでついヤッちまった可能性はあるw
569名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 10:42:24 ID:cddfzppu
やっぱり女医を妊娠させたのはアンシェル・・・ww
570名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 11:43:20 ID:cddfzppu
連投すまぬ。
ダンスパーティーのときジュリアさんおっぱいドレス来てたけど
パートナーがデヴィじゃなくてアンシェルだったら
「おぉ、美しい。」とか言いながらひざまずいて手にキスしてそうだ。
それもいやらしくなく紳士的な感じで。
ジュリアとアンシェルは絵的に似合う。
アンシェルとディーヴァの父娘みたいな組み合わせも萌えるけど
渋いオッサンと知的でセクシーな美女ってのもまたいい。
そういえばコープスの施設でジュリアが妙にデヴィッドに冷たいことがあったけど
密かに朴念仁デヴィと紳士アンシェルの間で揺れてたとかww
571名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:33:47 ID:vaiguJRp
>>568
シュヴァリエじゃなくて翼手のことなので

彼ら=ディーヴァ、アンシェル

だと思ってた。

572名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 01:33:51 ID:SM1itMO4
アンシェルはずっどディーバにハァハァなもんだと思ってた
573名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 02:00:17 ID:7E78FTqB
設定とキャラはそのままでエロアニメとして売り出せば
血+って神作品だったような気がする。
574名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 07:40:44 ID:qhDMf2bO
>>572
それで合ってるよ
575名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:30:02 ID:5KgklcGY
>>573
でもパンチラ乱舞は遠慮したい。
見えそうなアングルなのに頑なに見えない鉄壁のスカート、そこがいい。
576名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:37:28 ID:Lt0sd9Sb
>>571
568だが言葉足らずでスマソ。自分も彼ら=ディーヴァ+アンシェルだとオモ。
でも「彼女は純粋よ!」じゃなくてわざわざ「彼ら」と複数にするからには…
直接会話した敵シュヴァリエってアンシェルくらいだよな〜、と。

女医はアンシェルのことも純粋だと思ってるのか〜それって本気かよ?とw
577名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:14:26 ID:K1klIklI
でも、実際アンシェルって結構純粋にディーヴァを愛してただけに思える。コミック版見ると尚。
ハジも小夜を愛していただけだし
「シュヴァリエは、主への愛を衝動に生きる純粋な生き物」みたいな認識があってもおかしくないんじゃないか?
女医が接したシュヴァリエってハジやアンシェルだけだしなあ。
しかも女医が直接その目で見たディーヴァって、「純粋に子供の誕生を待ち望む母親」としての側面だけだと思うし。
別にアン×ジュリの可能性を否定してるわけではないし、女医好きな自分は寧ろ萌えだ。神求む

ところで、上でジョエ×ジュリの需要を聞いたヤシなんだが、ジュリアがデヴィッド好きなことに気づいて興味心から抱くジョエルと
ジョエルの脚が不自由になった責任を取って、次期ジョエルを生むことになったジュリア(=父親はジョエル説)
の二つが浮かんでしまった。どっちがいいだろう。
578名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 23:35:12 ID:IltU/sp6
>>577
両方で(*゚∀゚)=3
順番は貴方のお好きな方からお願いします。
579名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 07:56:46 ID:L1KSOpFt
2日間レスなしか…
580名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 18:02:20 ID:ijPrkrYT
アンシェルはディーヴァに擬態したことあったよね?
やっぱりディーヴァの白い首筋にかぶりついて血をいただいたんろうか。
想像するとエロくね?
581名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 20:09:45 ID:SuGvLn42
>>575
3rdOPのラストシーン、YouTubeで見てて
ずっとキュロットみたいなのだと思ってたんだ。


DVD借りて衝撃。
582名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 18:48:04 ID:RzLfXCrI
つべとかDVD「借りた」とかわざわざ言うヴァカは小夜に切り頃されとけよ
583名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:47:43 ID:cKiCZpMM
DVD借りて何がいかんの。
584名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 20:43:03 ID:imdYTC4O
ツタヤなんかはレンタルの回転数で販売元へお金が払われるというし、
人気のないDVDはシリーズの続きが入荷しないこともある。
人気があれば同じ巻でも数本仕入れてもらえたり。
レンタルでの人気のあるなしも少しは成績になるよ。
買わないならせめてレンタルw
友達に借りるのは別だけど。
585名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:44:25 ID:HsNZEtM1
DVD「見た」でいいと思った
ようつべと明記してる辺り池沼だからそんな期待しないけど
586名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:51:04 ID:cKiCZpMM
見たでも借りたでもいいじゃん。
587名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:55:17 ID:SD7TKRc6
盗んだ、は?
588名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 00:11:44 ID:r5O568dj
エッチな話は?
589名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 22:48:07 ID:USpbe0Pg
しかし血+って全体に百合も多いが、近親相姦のイメージ高いような。

沖縄兄妹もむろんそうだが女王と従者=母と子で、シュヴァリエ同士は兄弟だ。
受胎実験を画策したアンシェルはディーヴァにとって、子であると同時に
養父でもある。二重に禁忌…つまりこれは横溝正史か。金田一耕助の世界なのか。
590ネタ:2007/01/31(水) 13:25:02 ID:grfrgtFY
カイ「ん?店のキッチンから声が・・・誰かいるのか?」

リク「このっ・・!!」
小夜「はぁ・・・はぁ・・・」

カイ「え?小夜にリク?」

小夜「駄目だよリク・・・もっと強く・・」
リク「はぁ・・・はぁ・・・こうかな?」
小夜「そう!いい感じよ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

カイ(え・・・二人ともキッチンで俺に内緒で何してるんだ・・・)

リク「はぁ・・・小夜姉ちゃん僕もう限界だよ」
小夜「ダメよリク、もっと強く踏んでくれないとシコシコなんて
   しないよ?」
リク「そ・・そんなぁ」

カイ(リク!!!!!うそだろ・・・!?)

リク「もう入れていいんじゃないかな?」
小夜「う〜ん 初めてだからしょうがないよね・・・うん・・・
   なら、そろそろ入れる準備を・・」

カイ「お前らちょっと待て!!!!!!!!!」
591ネタ:2007/01/31(水) 13:26:04 ID:grfrgtFY
リク&小夜「!!?」

リク「あ、カイ兄ちゃん。カイ兄ちゃんも一緒にやる?」
カイ「なっ・・・!そ、そ、そんな事できるわけねーだろ!」

小夜「そんな事?私たちうどん打ってるだけだよ?」
カイ「へ?」
リク「さっきテレビで岐阜うどんの番組やっててね
   作るときに生地を踏むとシコシコした食感が出るんだって」
小夜「せっかく作るならおいしいほうがいいでしょ?」
カイ「・・・」

リク「あれ、どうしたのカイ兄ちゃん?カイ兄ちゃん?おーい」
592名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 22:54:25 ID:o5rwFLDR
こういう小ネタも
593名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 23:48:39 ID:WvvBle+G
小ネタ……



「あっ……リク…」
「小夜姉ちゃん、これだね?」
「ああんっ、そこは…!」

「なんだ?
二人の声…あいつら何してんだ」

「いや…ダメ…もう…!」
「姉ちゃん、嫌って言っても無理だよ」
「リ…リクのいじわる…」
「ここを捲ったら、どうなるかな?」
「ダメ!
そこは…リクそこだけは…いやぁ!」

「ちょ…マジで何やってんだ…
おい、二人とも!
何をして……んだ…?」

「あ、カイ兄ちゃん」
「カイもやる?
神経衰弱」
594名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 15:32:39 ID:3V3+sDtH
小ネタはカイがいつも報われないね
595名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 17:32:00 ID:Rsr/qVFv
>>594
じゃあ、こんなのは?


「兄ちゃん、違うよ
それをこう…捻って入れるんだ」
「え…っと…こうか?」
「痛っ…痛いよ、カイ!
もっと優しくして!」
「あ…ごめん小夜…」

「ん?
三人、遊んでるな?
どれどれ……」

「兄ちゃん、これを摘んで…そうそう」
「いいよ、カイ凄く上手じゃ…あっ…そこはちが…!」
「今更違うなんて言われても、引っ込められねーよ」
「あ〜あ…兄ちゃんが無理にするから…
姉ちゃんの赤くなっちゃったよ?」

「…………何やってんだ…?」

「ここをこうやって
出し入れしてあげれば」
「ここを……ん…」
「カイ、さっきよりも上手くなってるよ」

「出し入れ……」

「僕が下からすれば…ほらね」
「おお、なるほど」
「これで一人でも出来るよね、カイ?」
「ま…まあ…気が向いたらな…」

「………う〜む…なんだ…?
はっ…まさか!
お前達、兄弟で変な事を…!」

「あ、お父さん」
「お父さんも僕達とあや取り一緒にやる?」
「てか…親父、いま変な事って…」
596名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 17:33:41 ID:Rsr/qVFv
sageるの忘れた……orz
597名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:12:41 ID:NfR0udhf
>>594
だっておもしろいんだもの
598名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:58:59 ID:KG0ZW4NL
>>594
別アプローチ

「カイ兄ちゃん…また変な勘違いしてたなぁ。
兄弟なのにそんな変な事する訳無いのに…ん?声?」

「ねぇ…カイ」
「ん、どうした?」

「(兄ちゃんと姉ちゃん?)」

「これ、早くはずして…(ブィィィン」
「…なんでだ?気に入ってたじゃないか」
「だって…」
「弟に見られながら…感じてたんだろ?ならいいじゃないか」
「もう…わかってるでしょ?」

「(なんの音?マッサージ機?…中で何してるんだろう…)」

「こんなのより…カイの方がいいんだもん…」
「クク…小夜…来いよ」
「あぁ…カイ…っん…好きぃ…」

「兄ちゃん?姉ちゃん?なにして…」

「あぁ!カイ!!来るのぉ!!」
「愛してるよ…小夜」
「あああぁ!!」



「ちょwwwwオチはwwwww」
599名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 01:16:15 ID:DIlZD7ud
「ちょwwwwオチはwwwww」


これがオチかと一瞬おもった私が来ました
600名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 01:22:15 ID:RC4Ksh4m
小夜の顔がモーゼスでしか浮かばな(ry
601名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 01:48:32 ID:zdr4IV3S
>>599
オチがついてない事がオチっていう苦し紛れな回答。

>>600
小夜もカイもおかしいのは重々承知しておりますorz
602名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 02:30:12 ID:w4H7xBr7
やwww600はただの腐だろww
エロパロでそんなん気にすんなー。
壊れすぎは萎えるが、おまいさんぐらいならカイ小夜萌えで宮城家萌えの自分は大丈夫だ
GJ

過疎ってきてるからネタ投下だけでも嬉しい
603名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 02:42:44 ID:Y8fIxf+z
小ネタなんだしヤリ逃げでイインダヨー
604名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 03:37:58 ID:8GP0+WrR
保管庫脂肪ばんじゃーいばんじゃーいばんじゃーい
605名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 04:07:24 ID:+Fdordvk
落ち着け、普通にまだ見られる
606名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:27:45 ID:yaG9zDTo
>>605
そういう意味じゃなくて中の人が死んだって意味なんじゃね?
607名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 15:46:16 ID:udhJAb1t
保管庫引き継ぎを本気でお願いしたいのですが
あの名作をもう一度
608名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 18:58:59 ID:aaOpjGlN
>>606
つまり中の人アンチの荒らしが勝利宣言してるってこと?

>>607
お前、一度挑戦してみてくれまいか
609名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:18:49 ID:udhJAb1t
>>608
申し訳ない 携帯厨なので無理でごわす
前に引き継いでもいいとおっしゃってた方カモーン!
610名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:00:56 ID:906VuL00
>>560はその後どうなったかな。
…その後書き込みがないということは(;^ω^)
611名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 15:01:16 ID:PLg6o80n
>>560は初心者らしいから今勉強中…なんだと思いたい。
612名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:45:45 ID:ACQTq6PS
もしかしたら今、ちまちま作ってくれてる途中とか
613名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:48:09 ID:SYqi0fe1
ここの住人ってもう何人残ってるんだろ
614名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 02:01:50 ID:Xn74rETj
>>613
ROMばっかりだけど居るよ〜 ノシ
615名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 02:07:34 ID:nUGj2NNd
ノシ
たまにくる小ネタを楽しみにしてるよ
616名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:33:38 ID:1z/YEC7l
すまんリクエストとかじゃなくて、あくまで素朴な疑問なんだが・・・。

偽リーザとソーニャの場合は百合になるの?それとも数字板池??
おしえてエロイ人。
617名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:50:49 ID:Q7YN2OzH
自分も気になってた。
アンシェリーザとリクの場合も数字版なのか?
618名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:00:56 ID:7ak6MXbA
難しいな…
前スレでアンシェリーザ×ジュリアはあったが…

精神的にもホモはいやなヤシもいれば
数字板でも肉体的に男女や百合は嫌なヤシもいるだろうし

難しいなこのジャンル(´・ω:;.:... 
619名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:08:06 ID:iplOfhTY
キャラスレでエロやると怒られるからここ来たのに、エロがぜんぜんねーじゃんか。ちぇっ
620名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:38:18 ID:4vYmiDo+
>>618
んじゃリクーヴァ×アンシェリーザならば性別的には問題ないの…か?
心情的にはものスゲー違和感で混乱するんだがw そもそもリクーヴァは女か?
擬態リクだから少年??その場合どっちが食われる方なんだ??
ああッ!もうっディーヴァ陣営はわかんないことばかりだッ!!!

>>619
むしろ君が語れ。いや、語ってくださいw
621名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:02:55 ID:iplOfhTY
>>620
ん? (*´-ω-`) そうなのかな?
……。
(*´Д`)
622名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:35:51 ID:SYqi0fe1
まぁ、苦手ならスルー汁の一言でどんなSS来てもおKなんだけどな
623名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:20:00 ID:9OsoF3ft
>>620
うわぁオマイがそんな事いうから、うっかり偽リーザに
ツッコむリクーバ想像しちゃったジャマイカw

絵面も性別も全くノーマルなのに、なんだこの漂う変態感はw
624名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:18:03 ID:xmJh/0Ew
まぁ、どこからどうみてもモロに♂×♂とかじゃなければ多少ボヤケててもいいんじゃあないの
625名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 03:40:24 ID:8VxXmUfv
血+はそういう倒錯した関係がエロインじゃないか
626名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 06:30:26 ID:lUMUe11X
確か過去にリクーバ×アンシェリーザを書かれた神がいたような・・・・
同小説内に出刃Ver、アンシェルVerも入り乱れて大混戦だったような記憶がw
読んでて混乱したw
627名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 22:50:51 ID:JNX1NUBo
560ですが、今勉強中です。
むずかしいんですね〜!!
ちょっと時間がかかりそうです。
628名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 23:48:54 ID:xmJh/0Ew
取り合えず中の人も忙しいのは分かるが何かしら反応くれ
629名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 02:56:57 ID:Yf7t5uo8
>>625
一瞬、コカインとかヘロインの親戚かと思った
630名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 14:31:47 ID:M8BaCOR5
>>620
リクーヴァは女だって小説には書いてた
631名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 22:52:13 ID:uEr9aMyi
>>630
なるほど
リクの容姿のままヤレると
632名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 01:50:06 ID:bUBopAVw
リクの翼手化研究の為のジュリアが精液摂取ネタとか
リーザ(アンシェル)の風呂乱入ネタとか思いついたが
文才がないから書けないわけだが
633名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 02:17:35 ID:1fFAaUov
目覚め直後のぼんやり小夜が、リクのお風呂に入ってきて、
ちんちんつまんだり自分のあそこに入れてみたりネタは?
634名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 02:38:16 ID:Pn9KuiYS
保管庫の人、見てるんでしょ?
あっちで自作自演で自分を神とか崇めていい気になっちゃって。
そんな暇があるなら真面目に保管庫更新してよ。氏ね
635名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 04:34:51 ID:gFn5iLDa
あっちとかよくわからんからその話やめてくれんか
保管庫の人もなんかやらかして出てきにくいなら静かに更新だけしておくれ
636名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 22:53:19 ID:G2psmmak
書きたくなかったけど一応…
>>634は多分、向こうのスレでスルーされまくって
相手してもらえないからって荒らしすぎて、荒らし報告されかかったから
こっちで活動してるだけの荒らしだよ。
あっちではBLとか保管庫さん作のコピペ改変を投下した。

ちなみに、あっち見てても保管庫中の人は忙しいっぽい。
637名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 08:59:42 ID:6CbRCuo/
ここって前置きに苦手な人はスルー推奨しておけば百合おK?
香里×小夜と
歌姫×小夜×香里のどちらかのネタは出来上がってるんだけど。
超遅筆でいつ書きあがるかわかんないけど。
638名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 23:39:50 ID:xO//iwKI
待つのは慣れてる、さぁ筆を取ろう
639名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 01:55:52 ID:naEzu4S9
もう俺が清く正しい保管庫作ってやるよ。
640名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 17:23:04 ID:Fpkh3cxD
>>639
清く正しくちゃ駄目よw
エロパロスレの保管庫なんだから猥らで艶っぽくて危険で
不純でいかがわしさ爆発じゃないと。
641名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:04:50 ID:22D6GuiF
639に期待。
642名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:33:44 ID:XCPxjFNW
>>639
一応、先に作るって名乗り出てくれてる560さんがいるが…
560さん、639さんにお願いしちゃうことにしますか?
643639:2007/02/26(月) 00:05:14 ID:0gxm0VVu
先約がいたの読んでなかった。ごめん
644名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 14:06:09 ID:ux3Ixgxs
保守アゲ
645エロハジサヤ:2007/03/03(土) 17:27:33 ID:3OvOOpki
ロシアンローズ版のエロいハジは最高!彼も男だもの、好きでたまらない女性を前にして欲情しない方がおかしいよね。あのハジが一番らしいキャラだと個人的には思う。アニメ本編でも観たかったなあ、小夜に迫りまくる積極ハジを。
646名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:13:08 ID:j9KKDEZ7
そんなあからさまに欲情していたハジっていたっけ?

あの後ろからちゅーしているシーンのことかな?
647名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:29:20 ID:aKg+34ZG
>>645はリア厨の池沼
648名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:16:33 ID:8cM9espH
マグマダイバー
(元ネタ エヴァ12話)

「リク、聞こえる?」
湯船に使っていたリクに
柵の向こう側の女湯から小夜の声が響いた。
「うん、聞こえるよ。どうしたの小夜姉ちゃん?」

「ボディーシャンプー投げてくれる?」
「もってきたのなくなっちゃった」
姉の声に続いて、金城さんも声を張り上げる。

立ち上がり、湯船の淵に置いてあったボディーシャンプーを手に取り
男湯と女湯を遮っている柵の前まで足を運んだ。

「行くよ?」
女湯に向かって声をかけると「了解」と小夜の声が聞こえたので
リクは、下から上に救い上げるように腕を振り上げ、ボディーシャンプーから
手を離した。

ボディーシャンプーは宙を舞いながら柵を超え、女湯のほうへと
正確に向かっていった。

「イタッ」
投げたボディーシャンプーを受け取りそびれ、それがどこかに当たったのか
思わずこぼれた小夜の声とほぼ同時にボディーシャンプーが湯船に
落ちる音が聞こえた。
「あ、ごめん・・小夜姉ちゃん大丈夫?」
649名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:21:56 ID:8cM9espH
「あ、うん大丈夫」

「どれどれ〜?」

小夜の短い応答に続き
品定めするかのような里香の声が小夜に向かって投げられる。

「小夜の肌って、すっごく綺麗、プクプクして面白い」
「やだ、くすぐったい」
「じゃ、ここは・・・・」

「キャ!ちょ、ちょっと理香!そんなとこ触らないでよ」
「いいじゃない減るもんじゃないし」

柵の前で立ちつくしたまま呆然と柵の向こうの会話のやりとりを
を聞き入れてるリク。

ガラッ・・・
後方にある脱衣所をつなぐドアからカイが入ってきた。
男湯に入ってきたカイの視線は、自然と柵の前で立ち尽くしている
弟に目が止まり思わず声をかける。

「おいリク!そんなとこで突っ立って何してんだ?」

声をかけられ始めてカイが来ていた事に気づき、あわてて腰を折って体を湯船に沈める。
(・・・膨張してしまった・・・・恥ずかしい・・・・)

耳までを朱に染めながらプクプクと湯に沈む
650名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 10:30:30 ID:ATGEdiH7
本編13話と36話で小夜に吸血されてたハジ、あの時絶対彼のアレはびんびんに反応してたはずだと思うのだが…。だって好きな女性に密着されてる上に首筋に吸い付かれてるんだよ?あのシチュエーションはかなりエロい。特に36話の小夜の噛み付く口元がエロくていい!
651名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 18:48:23 ID:sBY2GuNW
産婦人科の健診台に、全裸開脚で固定されている小夜。
それを見ているジュリアとデヴィッド。

ジュリア「デヴィッド。これが小夜の生殖器よ。人間と変わらないわ」
デヴィッド「ううむ……」
小夜「あの、デヴィッドさん。あまり、見ないで……」
ジュ「小夜、我慢して。これも研究のためなの」
小夜「うう…」
(しかし全裸の必要があるのか? と小夜とジュリアは思っている)

デヴィッド「処女膜があるんだな。小夜、いままでにセックスは?」
小夜「まだ、ありません」
デヴィ「ジュリア、破瓜してみてもらいたいんだが」
ジュ「再生するかどうか、見たいのね?」
小夜「あの、処女をデヴィッドさんに?」
デヴィ「いや、さすがにそれはな。指でやる」
ジュ「ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね?」
小夜「はい…」

デヴィッド、念入りに小夜の性器を愛撫する。
「ん…」と下唇をかむ小夜、次第に息づかいが荒くなり、濡れてくる。

デヴィ「見ろ、ジュリア。この糸引きは水飴みたいだ。お前より粘り気が強い」
ジュ「人間より、でしょ? 私と小夜の個体差を調べてるんじゃないのよ?」
デヴィ「すまん。おお、蜜が溢れてたれている。翼手も人間も同じだ。感じるか? 小夜」
小夜「んくはぁ…わ、わかりません、そんなことっ…くぁぁ」

デヴィッド、「にたり」とする。

デヴィ「やはりクリトリスがいちばん敏感か…」
ジュ「もういいんじゃない? この実験でクリトリスは関係ないでしょ?」
デヴィ「逝かせてやらなくていいのか?」
ジュ「いいの!」

デビ、指二本をゆっくりと小夜の潤った膣に挿入する。
小夜、「ひんうっ…くはぁ…!」っと体をよじる。
652名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:16:27 ID:8n8962WI
↑651の書いてくれたデビッドを、ジョエルに変えたほうが自然に思うのは俺だけか?
これジュリアが平気で見てるのもおかしくないか?
653名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:23:08 ID:sBY2GuNW
デヴィッドの指に、小夜の愛液と破瓜による血が絡み付く。
指遣いが激しく巧妙になり、ずちゅずちゅタプタプと卑猥な音が室内にひびく。
いつのまにか左手は小夜の乳房を刺激している。

ジュリア「人間と翼種目。ともに祖先は食虫目に近縁の生物よ。祖先が同じである証拠に、
  食虫目のモグラ、翼種目のコウモリ、そして人間とサルにだけ、処女膜があるの…」

ジュリアの講釈など聴いちゃいない、デヴィッド、さらに激しく小夜を責め立てる。
小夜が絶頂を迎えると共に、デヴィッドが指を引き抜く。
小夜、全身を脱力させると共に、小刻みな痙攣をくりかえす。
充血して拡張した陰唇。約3センチ大に空いた小夜の膣口に、みるみる処女膜が再生していく。

* * *

アップになった小夜の陰部の画像。処女膜が完全に再生したところでプツン、と消える。
と、明かりがつく。
ここは赤い楯本部会議室。ジョエル以下、メンバーは戦闘員も含めほぼ勢揃い。
カイ、ハジ、リク、岡村、真央もいる。小夜は下を向いて泣いている。
いまの実験をプロジェクターを使ってみんなで見ていたのである。

岡村「ぬぉい、これ、ちょっと過激じゃないかぁ?」
真央「まるで裏ビデオじゃん!」
カイ「デヴィッド! 小夜、泣いてるじゃないか!」
ジョエル「みんな。気持ちはわかるが、これはいやらしいことをしたかったんじゃない。
  われわれは翼手のデータがほしいんだ」
一同「……」
真央「で? 処女膜が再生すること以外何がわかったの」

ジョエル「ふむ…」と一瞬考えたあと、

ジョエル「それ以外は…、小夜は16歳の女の子とまったく変わらないこと。
  それからデヴィッドが意外にテクニシャンだったってことだ、アッハッハッ!!」

一同、下品に笑う。小夜、「ひどい!!」と大泣きする。
654名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:29:11 ID:sBY2GuNW
>>652
ジュリアもデヴィッドも変態の3P好きてことでw
655名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:30:38 ID:KfkqC/8i
ハジよく黙ってられるね。
656名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:37:47 ID:sBY2GuNW
じゃ、いいよもう書かないから。
657名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:48:23 ID:8GL2a9+i
>>651>>653
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJG
658名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:50:02 ID:WlbuO39U
wktk
659名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:50:51 ID:WlbuO39U
>>656
そう言わず続き書いておくれよ
660名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:43:05 ID:l7MV8zXv
過去ログ見てきたがショボいのばっかなんだね・・・。
661名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:43:23 ID:8n8962WI
つづき・・・ハアハアハアハア・・・・。
662名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:25:53 ID:TQ8Y5IQj
>>655
ハジは立てないんですよ…
動くと擦れて痛いでしょう…
663名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:31:58 ID:l7MV8zXv
>>662
???
どこが摩れてるの?
そしてどうして立てないの?
664名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:56:49 ID:TQ8Y5IQj
だって彼は見てしまったんですよ…
小夜の秘められた花園を…
男の指に犯されよがり泣く姿を…
まあ彼も男ですから、ねえ…
665名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:18:03 ID:8n8962WI
ハジの下着がストレッチ素材であっても、
ある一箇所が急に出っぱればそこはとくに引っかかって痛い・・・。
おわかりかな663女子?
666名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:40:10 ID:KfkqC/8i
>>664-665
普段から串刺しに慣れてるのに痛がるかな?
667名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:58:38 ID:MPfewRbT
肉体の再生には慣れてる様でも、痛覚は自己防衛反応の一種だから慣れないんですよ。

「翼手が人間から進化した生き物である以上、翼手にも生殖行為は存在する。」
翼手 = ハジって変換しましょう。
668名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 14:27:13 ID:Rwdml2kD
>>667
理屈は納得。
結論から言えば原作とエロパロは全く無関係、
数字板等と似たようなもんで深く突っ込む必要なし。
この認識でおk?
保管庫行きにならないならアンシェル×姉妹やってみようかな。
669名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:37:54 ID:MzMzQMMv
おおっアンシェル兄さん×小夜×ディーヴァで3P
すげっ見たいみたい。
670名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 18:26:14 ID:BVFyKnWa
>>668
保管庫行きにならないなら
今度書いてみようと思うんだが、大丈夫かな?
671名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 18:28:18 ID:BVFyKnWa
スマソ、誤爆…。
>>669にレスしてみたんだ。
672名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 19:00:59 ID:MzMzQMMv
書いてみれば?
よろこんで!(翼手カールの口調)
673名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 19:03:57 ID:BVFyKnWa
トン!
じゃあ今度時間を見つけて書いてみるお!
674名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 19:19:51 ID:MzMzQMMv
よろぴく!
675名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:15:53 ID:HSXK9h7l
悪い、保管庫行きにならないならってのは一体どういう意味で言ってるんだ?
保管庫には掲載されたくないという事か?
676名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 20:25:58 ID:IhfhbKDz
きっとシャイな人なんだよ。自分も投下ワクテカしてお待ちするよ。
677名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 16:59:53 ID:HfYLGD6t
今更であるが小説版、ディーヴァがリクにしたのがディープキスだった事実に
ビックリ。

ディーヴァにキスを仕込んだシュヴァリエは一体どいつだ。出て来いw
678名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:59:31 ID:QQTxhbZv
少なくともジェイムズとカールではないだろうwネイサンは…どうだろう。

ソロモンが礼儀正しく?教えたか、アンシェルが技巧としてそのオヤジっぷり
を披露したか、はたまたソーニャ(グレゴリー)が悪ノリしたか。
あるいはマルティンがエヴァ・ブラウンに化けさせるため仕込んだか…。
679名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 11:07:02 ID:DDhPeXwz
シュヴァリエの他、人間の男もディーヴァの相手したんだから、
そいつらから学んだのかも。
誰なのか特定できないのが残念だが。
680名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:40:59 ID:rWDnure2 BE:380895528-2BP(0)
それよりも過去ディーウ゛ァと交わったシュウ゛ァリエはどうもマルティンらしいというのが意外。なにゆえマルティン?
写真見る限りじゃただのおっさんじゃん。
しかも実在の人物だし。まだアンシェルの方がましだ。
マルティンとディーウ゛ァじゃあんまりハァハァ出来ん。
681名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:58:12 ID:L0/nH76L
ディーヴァはコリンズにさんざん膣内触診されてるんだよな…
682名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:40:51 ID:JcvimjOG
まんこ丸出しで脚を広げて、コリンズに見られたり触られたりしてるのか。
ちょっとくやしいな
683名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:41:14 ID:VhoPqmLY
だからクビになt(ry
684名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 16:35:02 ID:mYwQH/Sx
やっぱ小夜は受がいいよ。
イメージしやすいおんなのこだし・・・ううっハァハァ・・・くっっ。
685血+:2007/03/12(月) 17:20:15 ID:RNXP7gJ5
>>684
某スレでアンシェル×小夜があったが、ああゆうの?
686名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:49:41 ID:mYwQH/Sx
どのスレ?
ハジ小夜でもソロ小夜でも彼女は受だったと思うけど?
小夜は攻のイメージ湧かないからつい・・・。
687名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:58:43 ID:GTNCkpZY
pinkのなりきりに小夜×ディーヴァと小夜×香里があるよ。
まあ、あれは違う……のかな?
688名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:23:51 ID:671gg0L2
なりきりに小夜×ラスカルもある。

脱ぎたての小夜の生臭いパンツの匂いかぎたい
689名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:42:52 ID:mYwQH/Sx
ディーヴァのブラはDカップだよ。谷間がまぶしい。
690名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:05:40 ID:GBTnZP6R
>>686
たぶんキャラスレの事だと
691名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:51:03 ID:vQu5wJ/B
続き!
692名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:56:04 ID:vQu5wJ/B
そういや質問なんだけど、アニメで最後ネイサンが死なないってことは小夜の血=SAYAの血だよね?でも出刃は何故ネイサンの血が飲めるんだろ?
693名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:00:16 ID:7CeVeDyc
>>692
逆に言えばディーヴァの双子は小夜の血も飲めるんじゃね?
694名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:53:29 ID:Vssxd3Pu BE:214253633-2BP(0)
ハジは小夜が次に目覚めたら絶対毎晩激しく迫るはずだよな。
奴も相当溜まってるはずだからな。
しかも中田氏し放題だし
小夜が起きてる3年の間の期間限定だからな。
695名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:13:47 ID:Uh5EeDJK
香里は乳首も小陰唇も黒そうだな。
696名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:32:57 ID:z9dfqls5
ディーヴァは乳輪も膣口のヒダからGスポットまでピンクだろうな。
697名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 17:00:50 ID:IkkY7vV6
処女膜って再生するのか?
698名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:07:29 ID:4m6tlNa4
>>696
Gスポットは粘膜なんだから誰でもピンク
乳輪とヒダヒダはかなり個人差があるが
699名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 10:54:03 ID:Pl482MP3 BE:1166489677-2BP(0)
>>697
翼手の身体再生能力は尋常じゃないからそれは有りだと思う。
という事は小夜はハジに肉棒を突っ込まれる度痛い思いをするって事だわな。
だがそんな小夜にハジはさらに興奮し、精を中田氏しまくるだろう。
700名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 16:14:04 ID:Yx4E+SXk
翼手に処女膜はないと思う
あんなムダな部位まで擬態する必要はない
701名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 16:43:40 ID:i+jJrBFf
あったとしても痛いのかな。
小夜もディーヴァも痛みは平気じゃなかったっけ。
702名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:50:04 ID:JQmK6tTh
カール死亡時ソロモンが刀ヌいた際小夜はかなり痛がってたよ。
703名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:13:07 ID:V8Urp561
ソロモンがディーヴァの命を狙って、金玉中心に潰されて変な骨折した時も
痛みを感じてるぞ。男だが。翼手でも痛覚はあるだろう。
704名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:39:35 ID:V8Urp561
>>699
お前、小夜スレで出現したやつだな。
705名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:28:11 ID:JksDOiKF
おまえ、これが見たいの?
と言ってマンコ見せてくれるディーヴァたん(*´д`;)
706名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:46:30 ID:JksDOiKF
「おまえ、これが見たいの?」
スカートをまくり、パンツを履いてない下半身をあらわにするディーヴァ。
「あ、え…… いいんすか」
「なんでこんなもの見たいの? よくわからないなぁ人間の男は」
「あ、あの、なめてもいいですか」
「いいけど」
そういって、舐めやすいように指で自らの花弁を押し開くディーヴァ。
「こんなところを舐めて、何がいいの?」
「ふぁい…んぐんぐ、あの、姫のここ、やらしいいい匂いがして、たまんないす」
「信じられなぁい!(くすくす)」
707名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 11:23:41 ID:Zv97RX2q
痛覚が無いとどこまでが自分の身体か解らなくなるんじゃないのか?翼手だって痛覚ぐらいあるだろう。
ただ、あの再生能力では痛みは人間のように長続きしないだろうね。
傷が再生するまでのほんの僅かな時間我慢するだけでいいんだろう。
708四十四話と四十五話の間くらい:2007/03/25(日) 03:02:31 ID:rlv+LmxJ
太陽が西に傾き始めた頃になってようやく小夜がうっすらと瞳を開ける。そのぼんやりとした視界の先に
写るのはいつもの黒衣の青年だった。そして彼はいつもと変わらない、小夜にしかわからない優しく敬愛を湛えた
瞳で、気遣う様にそっと小夜の前髪に触れる。
「小夜…」
「…ハジ、なんだか静かね。みんなは?」
「ディーヴァの公演について、ジョエルの、赤い盾本部で作戦会議だそうです」「そう…」
小夜はベッドから身を起こす。そして立ち上がろうとした瞬間揺らめいた。
「小夜!」
ハジがしっかりと小夜の身体を抱きとめる。
「…ありがとう。大丈夫だから」
はっとして身体を放そうとする小夜を放さず、ハジは抱きしめる腕に力を込める。
「貴女の休眠の時期が近付いていることを皆感づいています。この身体で戦うのは無理です」
小夜はせつなげにハジを見上げ、そしてまた瞳を落とした。
「私は今度こそ終わらせたいの…ディーヴァを倒して…そして貴方に殺してもらうの」
小夜の言葉はハジの怜悧な表情に、戦慄という名のナイフで胸をえぐられるほどの痛みを与えた。
二人だけの秘密の約束…彼女がもしこの約束を眠りの中に忘れてしまっていれば…
「…それが貴女の望みなら…」
「ハジ、ありがとう…ちょっと屋上で風にあたってくるね…」
ワイン色のワンピースを羽織ると小夜は部屋を出て行った。
静寂が部屋を支配した。ハジはさっきまで腕の中にいた小夜の温もりの断片をかき集めるように
まるであたかも彼女がまだそこにいるかのように空を抱いた。

いつまでそうしていただろう。小夜が中々帰って来ない。不安が胸をよぎりシュヴァリエとしての本能か、
それとも…ハジの身体は屋上へと跳んだ。

夕日落ちるニューヨークのビル街一角の屋上に少女は倒れていた。いつも隙を見せない凛とした表情の
戦士たる彼女と見紛うほどその寝顔はただ無垢でかわいらしかった。
ハジはそっと小夜を抱き上げ、昼間に漏れ聞いてしまったジュリアの言葉を反芻した。
『ディーヴァがリクの子供を…一年以上経つわ…胎児の状態は人間でいうと…明日生まれるかもしれない…
後かもしれない…憶測だけれど…』

…休眠期がなくなるかもしれない…
カイやデヴィッドはその言葉にとくに反応はなかったがハジは鋭く反応した。
30年の休眠期…死んでいるわけではない。眠っているだけだ。
ハジは今まで一度も小夜の休眠期に孤独を感じた事はない。
何故なら彼を包む全ての物から小夜を感じることができたから…
しかし…今は…小夜はディーヴァと最後の戦いを望み、そして自らの死を望み…それが小夜の望みなら…
この暑い夏が終わり、秋が来るまで彼女の身体はもつだろうか。
小夜の華奢な身体を抱え、佇んでいるとやがて小夜が気がついた。
709名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:05:28 ID:rlv+LmxJ
「ハジ…私…また」
「小夜、休眠をなくす方法が一つだけあるかもしれません…」
哀しみを押し殺した様に聞こえはしなかっただろうか。
「ソロモン・ゴールドスミス…彼に…抱かれるのです」
最後はハジの心の悲鳴だった。沈黙が流れた。
「あなたは…ハジは…それでいいの?」
夕日に映える紅い潤んだ瞳がハジを見上げる。一途だった。
「貴女がディーヴァを倒すことを望むのならば…」
小夜は俯いてしまい長く伸びた前髪から表情を窺い知ることはできなかった。
ハジはまた彼女の前髪を直す。小夜は涙を湛えた瞳で怒りもせずただハジを見つめていた。
永遠に続くかに思えた沈黙の後、
「私、ソロモンに会う」
固い決意と哀しみを秘めた声で小夜は告げた。ハジは全身の力が抜け出し、小夜の言葉に復讐されている。「ソロモンは…あの夜、ここみたいな屋上で私を愛しているって言ってた…」
小夜は愛しげにそっとハジの頬に触れる。
「そしてハジが来てくれた。私がハジの全てだって言ってくれた…怪我までして…
ハジが来る前あの時の私の心は揺れていた…私、ソロモンに抱かれる。でも…その前に…」
夕日が最後の輝きを残して沈んでいく。小夜の唇がハジの唇に優しく触れた。
「もう一度私を奪って…そしてまた私を見つけて…」
涼しい風が吹き、夜を呼びこむ。漆黒の長躯の影が小夜を包む。重なるくちづけは甘く、
それに涙の味がした。二つの影が一つになる。
ハジが小夜の頬を伝う涙にくちづける。小夜はハジの固い背中に腕を回し絡める。
「小夜…もう後戻りはできません」
ハジは小夜の沈黙を了承として捉え、コンクリートの屋上から小夜をしっかりと抱え部屋へ下りて行った。
その途中また顔を俯かせながらもいじらしく抱き着いてくる小夜が愛しい。

アパートにはまだ誰も帰っていなかった。鍵をかけ暗い室内を横切ってベッドの上に小夜を組み敷く。
服の上から小夜のか細い身体の線を腰から両手でなぞっていき、ワンピースの留め金に手をかける。
未知の経験に小夜の不安と恐怖と秘めた期待を感じながら、両手は服を脱がし唇は白く輝く首筋を這う。
ハジは唇の下にある青白い血管に牙を立てそうになるのを僅かに残る理性で留めながら
熱くなる身体を着衣の乱れた小夜の身体に押し付けるようにする。
小夜はハジのなすがままに身を任せながら今まで知らなかった世界へ導かれ、男の下でたゆとうていた。
ハジも小夜も身に纏うものを捨てた頃、もう一度くちづけを交わした。触れるだけだったものが熱を増し、
ハジは小夜の咥内を味わい尽くすように舌を入れ息もつかせないほど絡め合う。
710名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:09:54 ID:rlv+LmxJ
小夜の熱い吐息を受けながら、ふと、あのディーヴァのシュヴァリエに抱かれ、
喘ぐ小夜の姿が脳裏に浮かび、その悍ましさ、いや、嫉妬かもしれない感情に
支配され愛撫を開始した。今、小夜を抱いているのは自分だ。その痕を遺したくて
また首筋に優しく牙を立て、小夜の柔らかい乳房を翼手化した固い右手で掬い上げるように繊細に揉みしだく。
左手は秘められた場所へと向かい、誰にも愛でられた事のない花の蕾を今散らせようとしていた。
初めての感覚に小夜は悩ましげな表情で応え、声をあげるのを必死で押し殺していた。
その乙女らしい仕草にハジは胸が高鳴り、無言の愛撫で応える。薄桃色の頂を口に含みたっぷりと味わう。
舌で転がし甘噛みすると小夜の息づかいが激しくなった。激しく上下する胸に顔を埋めて
乙女らしからぬ馨しい香りを嗅いだ。汗と交じってなんていい匂いだろう。
小夜は自分の胸に顔を埋めるハジの髪を手で梳く。動物園で、初めて彼が涙を見せたときこうして抱きしめた記憶がある。
「大丈夫だよ…」
ふとあの時の様に呟く。その言葉はこだまして、今は自分に反ってくる。
ハジも何かを思い出したように小夜を抱きしめる腕に力を込める。
いったん止まったハジの愛撫はチェロを奏でるような繊細な指使いで再開された。
指を編んで、小夜の背中は歪み、ハジは小夜へと沈む。
ハジの細く長い指は小夜の秘奥へ侵入しようとする。そこはまだ十分ではないが潤い、指の侵入を助けるが
小夜が初めての恐怖で身を固くした。それに気付き、ハジはまた優しく首筋を甘噛みする。
「大丈夫です…」
そう言うと中でハジの指が動いた。
「んっ!」
と小夜が喘ぐ。彼女のそこはきつかったが、蜜が溢れだし始めた。中指で蜜を掬って小夜に
見せ付けるように舐めとる。小夜は恥ずかしがるそぶりで顔を背ける。
ハジは小夜の頬に手をあてがうと深いくちづけを落とした。互いの唾液を交換し小夜は己の蜜の味とハジの情熱的なくちづけに意識が飛びそうだった。
「小夜、いいですか」
小夜は瞬時にその言葉の意味を理解して初めての男を受け入れる心の準備をした。
自分を見つめる彼の瞳を捉えて小声で「来て…」と言って。
小夜の了承を得てハジは随分前から痛いほど張り詰めていたものを小夜にあてがった。
ゆっくりと貫いていく。もう十分に潤ってはいるが小夜にとっては初めての経験。やはり痛みを感じているようだった。
「小夜、すみません」
罪悪感と共に沸き上がる身体を貫く快感に押さえきれず一気に最奥まで貫く。
「…ああっ!」
痛みに耐え切れず小夜が声をあげる。ハジはそんな小夜を優しく愛でてあげたいと思う反面、
めくるめく快感に抗えず小夜の中で大きく動き始めた。あのシュヴァリエ…これから彼に小夜を一時的にでも
預けると思うと身を引き裂かれるような気がした。せめてもの今、自分の全てである小夜を自分だけのものに…
腰を激しく打ち続ける。小夜は快感とは程遠い苦痛の中にいるのだろう。小夜が背中に腕を廻して爪を立てる。
この痛みはただの苦痛ではなく小夜と一つになっているという証。
最奥をえぐる。小夜の声が徐々に甘い吐息を含んできた。
ハジも小夜も絶頂を迎えつつあった。小夜が白い脚を絡ませてくる。
もう、限界だった。
「小夜っ!」
叫ぶと彼女の中に熱情を放った。小夜は荒い息使いで放心状態だった。


ハジは熱い湯とフランネルで小夜の身体を丁寧に清めた。小夜の白い陶磁のような肌には
いくつもの痕が遺されていた。すぐに消えてしまうだろうがあのシュヴァリエに見せ付けてやりたい。
小夜は気を失っている。器用に服を着せてから抱き寄せ水を一口、口移しで飲ませる。僅かに喉が動いた。
ハジは小夜を抱き上げると窓から星空の代償のニューヨークの摩天楼へと飛び立った。
711名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:38:41 ID:rlv+LmxJ
一人住まいには広すぎる部屋でソロモンは暗い瞳でただ天井を見上げていた。
暗い部屋の中で今はいない愛する花嫁の面影を思い返していた。
ディーヴァの姉。リセでの舞踏会、はにかんでいた彼女。動物園でもう少しで受け取れた白い小さな手。
アンシェルに刃を向けてまで手に入れた彼の花嫁。どこか怪我をしていないか心配で罪の意識を感じながらも
服を脱がせ彼女の裸身を目の前に欲望のままに動きそうになったこと。
彼女の為だけにオーダーメイドしたドレスを彼女が纏い、そしてプロポーズ。
抱きしめた時の彼女の髪の優しい匂い。その全てが忘れられない。彼女の面影が頭から片時も離れない。
その時ベランダに風が舞い上がり漆黒の人影が現れた。気配をすぐに感じとったが、もう戦う気はない…
背後に居る小夜のシュヴァリエにそう告げようとソファーから立ち上がり振り返ると、彼の腕の中に眠る、
求めてやまなかった姿がそこにあった。
「小夜…」
「小夜を三日間預ける。小夜は休眠を望んでいない」その声にはシュヴァリエとしての誇りは微塵もなく絶望と憎悪がこもっていた。「私が欲しいのは彼女の身体だけではありません。共に生きること、それだけです」
「三日後小夜は連れて帰る」鋭い刃の切っ先のような視線で宣言するとハジは小夜をソロモンに託した。
ソロモンは腕の中に託された小夜を抱きしめ、頬に優しくくちづけた。ベランダにもう黒衣の青年はいなかった。涼しい風が残された二人の髪をそっと撫で、摩天楼の光が二人の影をつくった。
ソロモンは複雑な気持ちで小夜の身体の重さと温もりを実感しながら、夜風から小夜を守るようにリビングへのドアを開けた。
712名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:53:09 ID:rlv+LmxJ
ハジ「携帯から失礼しました。私と小夜の時を越えた愛はー」
ルルゥ「おい、ハジ、小夜と何やってたんだい?あたい見ちゃった」
ハジ「…(-_-;)」
ルルゥ「な、何すんのさ!モーゼス!え?野暮だって?あんただってあたい押しのけて鍵穴から見てたろ!」
ハジ「orz」


ソロモン「次回BLOOD+ こころもからだも乱れて」
713名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 04:21:56 ID:TRycFdxd
>>708-712
…なにこれ、シリアスに見せかけたギャグ?
714名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 06:15:51 ID:SeLghjBF
>>713
態度の悪い奴だな


>>712
GJ
次回もあるなら期待したいな
715名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 10:39:40 ID:qn++V6AN
>>712
('A` ) 糞ハジ小夜厨、未だ健在か
716名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 11:16:10 ID:eZH6Pjkw
>>715
ハジ小夜じゃなく小夜出刃厨ですが何か。
717名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 09:13:57 ID:HAaqxb97
>>708-712
超GJ!
自分はすんごく萌えましたが、なんでみんな怒ってるの?

718名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 16:12:42 ID:pjnjkSws
>>708-712
GJ!
萌えたし!楽しかった!
ただのエロだけじゃないのがイィ!
719名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 16:35:34 ID:Qs9m50pn
>>708-712
オチがわかんない。結局これはシリアスに見せかけたハジのエロ妄想話投稿ネタ?
720名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 17:00:50 ID:FElvr6P4
>>708-712
萌えたよ、GJ!
小夜とやってたのは本当だよね?(ルルゥとモーゼスに覗かれてたし)
確かにオチが解りにくいけど…“ハジはねらーだった”でおk?w
721名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 14:53:07 ID:rJSog+r8
>>712にせめて高校生レベルの文才があればねえ…
722Another Ending Saya&Diva:2007/03/29(木) 14:57:18 ID:509Tn+59
 沖縄は相変わらず熱い日が続いている。

戦いが終わり、残された人々は再び日常の生活にへと戻っていく。
だがその勝利のために失った犠牲は計り知れない。
親父、リク・・。
でもそれでもこの尊い犠牲の上に成り立った平和を俺は大事にしたい。
「お父さん!次の注文〜」
「お父さん!お料理マダー?」
 この二人の姉妹を見るたびに俺は思い出す。
サヤのこと、そしてディーヴァのことを。
運命に翻弄された哀れな姉妹。
それは人間の傲慢な好奇心が生んだ悲劇。
人間の身勝手さに俺は呆れたものだ。
だからこそこの二人にはあの二人が歩んでしまった悲しみを繰り返さないためにも俺が責任を持って育てなければいけない。
それがあの二人から託された俺の使命なのだから。
「「お父さん!!」」
「あぁ、わりぃ。すぐにやるから待っててな?」
 俺はフライパンを片手に料理をつくりながら、窓から見える暗い夜の光景を見つめた。
 
あの二人もどこかで俺と同じ空を見ているのだろうか・・・。
そして、あいつらは今、幸せなのだろうか・・・。
723Another Ending Saya&Diva:2007/03/29(木) 14:58:59 ID:509Tn+59
 ロシア

 外を見つめる短い髪の少女。
外は氷点下何度かの冷たい吹雪が吹き荒れている。
とても外には出れないし、出てしまったらそこにあるのは死だけ。
風の音は聞こえるけれども、それでもこの部屋にはあまり聞こえない。
「・・サヤ姉さま。どうなさったんです?」
「なんでもないよ・・ディーヴァ」
 サヤと呼ばれた少女は笑顔で、ディーヴァと呼ばれた少女の長く綺麗な髪の毛を撫でる。
瓜二つの二人の女子は微笑み合いながらベットの上でくつろいでいた。
「くすぐったいわ」
「そう?」
 ディーヴァはそういうサヤに抱きついてくる。
二人は衣服をみにつけていない。
先ほどからもう何度も続いている行為によって衣服はベットの下に落ちてしまっている。
「サヤ姉さまぁ・・」
 触れる唇。柔らかくて・・温かい彼女の唇。
「ディーヴァ・・」
 サヤは求めるディーヴァの唇の隙間に自分の舌をゆっくりと差し入れていく。
ディーヴァの口の中にはいっていくサヤの舌は迎え入れたディーヴァの舌に絡みとられ、クチュクチュという水音と共に互いの存在を確かめ合う。
強く押し詰め合う唇。
息が苦しくなっても、それでもこの時間が惜しい。
 ディーヴァの腕がサヤの背中にまわり、自分を包み込む。
それに応じるかのようにサヤもまた腕をディーヴァの背中に回す。
お互いを求める身体は自然と力を強めていく。
既に固くなっている胸の突起もまた触れ合いながら、重なっていく。
コリコリしたその二つの突起の重なりは身体をジンジンと痺れさせて気持ちを高めていく。
724Another Ending Saya&Diva:2007/03/29(木) 15:00:32 ID:509Tn+59
「っはぁ・・んっ、ちゅっ、ふぅ、ふぅん・・」
「ちゅぅ・・ペロ、ちゅぅ・・ふぅ・・はぁ・・」
 口の中に入ってくる互いの唾液を絡まし合い喉にとおしていく。
味なんかないはずなのに甘く美味しく感じてしまう。
「っはぁあん・・サヤ姉さまのここもいい?」
 ディーヴァの手がサヤの秘所に触れる。
「いいよ。じゃあディーヴァのもいただくわね」
「えぇ。サヤ姉さまになら・・」
「ディーヴァ・・・」
 お互いの秘所に顔を向け。
溢れている愛液を舐め取るように舌を這わす。
ザラザラしたものが触れる感覚に二人の身体は震えるが、負けじとお互いの秘所を舐めあう。
快楽を求める二人はもっと感じたいと秘所をさらに相手にへと押し付けていく。
「くちゅぅ、ちゅっ・・ペロ、はぁ・・ん・・ぅ・・ちゅるぅ」
「はぁ、あぁ・・っちゅ、ちゅる・・くちゅ・・ちゅぅ・・・」
 顔に押し付けられる秘所にむしゃぶりついていく二人。流れ出る愛液で顔を汚しながら。
 顔を上げる二人は頬を染め上気した表情で口付けする。
口の中にいっぱいに詰った互いの愛液をお互いの口にへと唾液と共におしやっていく。
舌を器用につかってお互いの口の中にお互いのものが流れ込んでくる。
いやらしく甘美な水音が部屋いっぱいに響いていく。
 キスしながらディーヴァは秘所をサヤに押し付けていく。
サヤはそれを受け入れ、足を絡めながら秘所同士を強く押し当てる。
「ふぅ!!くぅふっ!」
「はぁっ!ちゅっぱぁ・・」
 キスをしながらもその敏感になっている所同士の触れあいは身体を大きく震わす。
 ゆっくりと腰を擦りつけながら二人はキスを繰り返し続ける。
体中が重なり合い、ベットが軋む音が聞こえる。
そこにいるのはお互いを求め合う雌の姿があった。
725Another Ending Saya&Diva:2007/03/29(木) 15:02:24 ID:509Tn+59
最初はこんなはずじゃなかった。
ただディーヴァと共に誰からも狙われない安息の場所で生活する。
それだけが目的だった。
だから娘達はカイに預け、私はただディーヴァと運命を共にする、そう考えていた。

 でも、ある夜・・ディーヴァが私に言った。
「サヤ姉さま・・抱いて欲しい」
私達は人間より遥かに「性欲」が強い。
私自身も食欲でそれを補ってはいたが、ディーヴァの言葉に拒否は出来なかった。
「いいよ・・おいで」

 それからは毎日こんな感じ。
食べて・・寝て・・食べて・・寝て・・。
ディーヴァは嬉しそうだった。私もディーヴァが笑ってくれて嬉しかった。

 私達は相手のシュヴァリエと身体を交えることで妊娠し、子供を生むことが出来る。
でもそれは本当は私達の子供なのかもしれない。
私とディーヴァの血が交わることは出来ない。
だからシュヴァリエにその役が任されているのかもしれない。
 私とディーヴァの子。

「っはぁ、あぁっ・・で、ディー、ひぃっ・・ディーヴァ・・ぁ・・んっ」
「サヤ・・ぁ・・サヤねぇ・・さぁ・・ぁん・・まぁ・・ふぁん・・」
 指を絡め、激しく舌を絡ませながら私達は絶頂を迎えた。
もう何度目なのだろう。数えもいないけど・・・。
サヤとディーヴァは荒く息をつきながら唇を離し、ベットに倒れる。
「・・・ディーヴァ」
「サヤ姉さま・・・」
 私達はお互いを包み合いぬくもりを感じあう。

 戦いが終わって数ヶ月・・私達は今、はじめて幸せを得た。
726Another Ending Saya&Diva:2007/03/29(木) 15:04:00 ID:509Tn+59
はいサヤ×ディーヴァです

ノーマル重視っぽいんで少しあれかなとは思うけど
よければどうぞ
727名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 19:52:58 ID:WNi1q7ba
>>722-726
乙。姉妹レズものは初めて見たけど上手かったです
(こういう言い方は好きではないけど)

728名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:23:45 ID:ShdEhR5D
GJ
729名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 08:55:36 ID:WkcZRvpJ
>>708-712です。最後のオチは携帯厨な自分がハジに代わって言わせた台詞なだけなんです><;
誤解を招いてみんなごめんぽ。ハジはねらーではありません…もうレスさえ見えない明日へと沈め自分。


『ハジ…』
眠りの中で何度も彼の名を呼んでいた。光の中から差し延べられた届きそうで届かない手を掴むことも出来ずに…

小夜は浅い夢のまどろみから、はっと目覚めた。暗い。警戒は怠らない。
「ここは…」
見覚えのある部屋だった。摩天楼の一角にあるソロモンの部屋…
「そうです。貴女のシュヴァリエがここへ…」
暗闇に溶け込んでいた黒いスーツのソロモンが姿を現し、小夜に近づいてくる。
ベッドから降り後ずさり壁に追い詰められた小夜に彼はなおも歩み寄ってくる。
ハジが小夜をここに連れてきた目的…それを思い出した小夜を恐怖と哀しみが襲う。
気がつくとソロモンが小夜の身体を優しく抱きしめていた。
ソロモンは小夜の髪を撫で香りを嗅ぎくちづけながら背中に片腕を回し二人の間
に隙間もないほど密着させた。
そして小夜の許しを乞うように微笑んでから真摯な眼差しで小夜の唇を求めよう
とした。唇が触れるか触れないかという時。夜のビル街の喧騒が聞こえる。
「嫌っ!」
小夜が顔を横に向けくちづけを拒んだ。ソロモンは小夜の顎を白い女のような指先で
捕らえると唇を奪った。ついばむだけだったくちづけが息もできないほどソロモンは
貪欲に小夜の咥内を犯す。歯列をなぞり舌を絡み合わせる。小夜の喘ぎ声が寝室に響く。
飽く事のないような長い間のくちづけで、小夜が息も絶え絶えになった頃
ようやくソロモンは満足したかのように小夜の唇と身体から離れる。
「貴女のシュヴァリエが貴女をここに連れてきた意味はわかりますね?」
730名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 08:57:34 ID:WkcZRvpJ
小夜の真紅の双眸がソロモンを見据える。
「………」
「僕は今貴女が欲しくてたまらない。愛しています。小夜。心から。しかし貴女は?」
その問いにはこたえず小夜は無言で着ていた服の胸のボタンに手をかけた。それをソロモンが制止する。
「貴女をさらって、そして貴女がいなくなって、その後僕は貴女の幻影に囚われた
ままでした。しかし今貴女はここにいる。本物の貴女が。僕は今すぐにでも貴女
を私の花嫁にしたい。でも貴女の望みはすぐには受け入れられません。貴女の
心次第です。時間はたっぷりあります。だから…僕と共に」
碧の瞳が小夜を見つめる。「ハジは?私達をこのままにしているの?私には大切な守るべき人達がいるのに!」
今度はソロモンが小夜の問いには答えず、クローゼットへ小夜の手を引いて、中
を見せる。あの時とおなじ白いドレスが入っていた。まるで花嫁衣装のように。
「貴女がいなくなってからまたオーダーメイドしたんです。僕は上のリビングに
います。着替えたら来て下さい」
静かにドアを閉め立ち去った金髪のシュヴァリエを見送ってから
小夜は一人部屋に残された。
731名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:00:11 ID:WkcZRvpJ
(三日後、迎えに来たらあのシュヴァリエを殺す)
この決断を秘めながら小夜を待っていると、やがて螺旋階段から白いドレスを着た彼女が現れた。
そんな小夜を満足気に見つめながら近寄り頬にくちづけする。
「あの時のままですね」
「何も言わないで」
と小夜が答えると同時に、ぐぅーと小夜のお腹が鳴った。
恥ずかしさに頬を染める小夜を見てソロモンはくすくす笑う。
「そんな事もあろうかとささやかですが食事を用意しておきました」
パンとオニオンスープ、冷肉にサラダという本当に質素な食事だったが二日間点滴以外何も
摂取していなかった小夜にとってはごちそうだった。サラダについていたゆで卵
を見て、小夜は「お父さん、よくゆで卵お弁当に入れてくれたな…」等と話すのだった。
小夜の義父を奪ったのは自分やアンシェルのデルタ計画だということをソロモンはその時知った。
「私は貴女から大切なものを奪っていたんですね…」
「ううん…私が弱虫だったから、戦わなかったから、お父さんも…リクも…」
「貴女に忘れろとは言いません。むしろ亡くしてしまったものをいつまでも
心の中に生き続けさせてあげてください。僕も側にいますから」
「ソロモン…」
「明日二人でセントラルパークへ行きましょう。夏の陽射しを浴びてピクニックです」
「私にはそんな普通の時間を過ごすことできない…」
「僕からのお願いです。貴女には休息が必要ですし」
「………」
空が白み始めた。食べたら眠くなったらしく小夜は椅子に座ったまま寝息を立てていた。
ソロモンは苦笑しながら小夜を抱き上げるとベッドへ運んでいき、皺がつかないように
丁寧にドレスを脱がせ、小夜を横たえ自分も隣に横になった。シュヴァリエに眠り
はない。しかし小夜の穏やかな寝顔を側で見ているとこれまで感じたことのないような
愛しさが溢れてくるのがわかった。ほぼ全裸の小夜が隣にいるのに沸き上がって
くるのは情欲ではなく本当に愛しさだけだった。このまま時が止まってしまえばいいのに…
ただただ小夜の安らかな寝顔を飽くなく見つめているだけで心が満たされていくのだった。
732名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:03:02 ID:WkcZRvpJ
真昼を少し過ぎた頃、一人小夜は目覚めた。ベッドサイドには丁寧にたたまれた
上質な絹のブラウスと膝丈ほどのピンクのフレアスカートが準備されていた。
自分がまた裸に近い姿をしているのに少し動揺しながら用意してあった服を着て、。
顔を洗い柔らかいタオルで顔を拭くと眠気も吹き飛んでしまった。
リビングへ行くとソロモンはシャツにズボンというラフな格好で、小夜がこっち
に来るタイミングをわかっていたかのように佇んでいた。
「おはようございます、小夜。晴れて良かったですね。準備はできましたか?」
小夜がなんのことだろうと思いあぐねていると、ソロモンが小夜のブラウスの
リボンを結び直しながら「ピクニックの約束をしたでしょう?」と囁く。
「車を用意してあります。行きましょう」
彼は大きなバスケットを持って戸惑う小夜の背中に腕を回し、にこにこと微笑んで部屋を出る。
マンションの玄関には黒塗りのリムジンが停まっていた。律儀そうな運転手は
後部ドアをうやうやしく開け、二人は中に乗り込んだ。小夜は本革の高級感溢れる
座席に戸惑いながらも窓越しに見える風景をもの珍しそうに眺めていた。
忙しいビジネスマン、路肩でアクセサリーを売る若者、店先で何かわめき立てる女、
雑踏の音楽に身を任せながら小夜はハジに抱かれた幸せだった瞬間に想いを馳せた。
「…彼が追ってきているようですね」
今までの彼からは想像できないような冷徹な声音が小夜を驚かせた。
「ハジが?」
「僕が貴女をまたどこかへさらって行かないように見張っているのでしょう」
「ソロモン…」
(私は置いていかれたわけじゃないんだよね…ハジ…ありがとう…)
いつまで自分はソロモンと一緒にいるのだろう…自分にはあまり時間が残されていないのに…
少しビル街を抜けると緑の森が見えてきた。
「小夜、少し歩きますよ」
ソロモンは運転手に法外なチップを渡すと、小夜の小さな手を取り、車から降りた。
手をつないで二人が向かった公園にはベンチの上で新聞を読むサラリーマン、
キャッチボールをする父子やマラソンで汗を流す女性など、皆それぞれの時間を過ごしていた。
この人達と私達は違う…この人達と私達の流れていく時間は違うの…
「小夜、お弁当食べましょう。お腹空いているでしょう?」
感傷じみた思いに囚われていた小夜ははっとして現実に帰ると、ソロモンがバスケット
の中からシートをだし芝生の上に敷いて座って微笑んでいた。その無邪気そうな
笑顔は美しく照り付ける太陽の下で輝いていた。
733名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:05:54 ID:WkcZRvpJ
お弁当は大量のサンドイッチをメインにビタミンたっぷりのフルーツジュース、ベリーパイだった。
小夜は小さな口でサンドイッチを口いっぱい頬張る。彼女の食欲に限界はないらしい。
「美味しい」
「それは良かった。作った甲斐がありました」
「このお弁当、あなたが作ったの?」
「ええ、頑張りました」
芝生の香りと太陽の温もりに包まれて小夜は久しぶりに安らぎを感じていた。
物凄い早さでお弁当を頬張る小夜を見てソロモンも満足そうに笑う。
小夜は半刻ほどでお弁当を全てたいらげた。芝生の上で転がりまわる小さな子供
たちを見て、もし私に子供ができたら…などと思いごちた。休眠を無くす為の
ディーヴァのシュヴァリエとの性交。初めては必ずハジに捧げたくてあの夕刻、
二人は結ばれた。百年を越える想い。ハジは小夜にとって従者以上の存在だった。
でもなんだろう…この不吉な予感は。そんな思いを知ってか知らずかソロモンが
背後から小夜を抱きしめた。そして少し強引に小夜の腕をつかんで芝生へ倒れ込んだ。
暖かい…匂いがする。ソロモンは小夜の手を握り仰向けになり、青空を見上げた。
小夜も手を繋いだまま仰向けになり太陽の匂いを胸いっぱいに嗅いだ。
「小夜、戦いもあのシュヴァリエも忘れて僕といつまでも一緒に生きて下さい。
貴女は長い僕の生の中でたった一輪咲いた花なのです。貴女を守ります。
貴女だけでなく貴女の大切な人達も」
石膏の彫像の様に整った彼の横顔の碧の瞳には何が写っているのだろう。
真紅の瞳と碧の瞳が交差する。沈黙が二人の間を支配した。
734名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:10:52 ID:WkcZRvpJ
何時間こうしていただろう。涼しい風が吹き、全てを暖めていた太陽は沈みつつあった。
「小夜、帰りましょう」
小夜の手を取って立ち上がらせ彼女の服についた草などを払いながら最後の輝きを
放つ夕日に一瞥をくれながらニューヨークの黄色いタクシーを拾って家路に着いた。
ソロモンの作った夕食を食べた後、熱いシャワーを浴び寝室に一人戻りクローゼット
の中にあった白い古めかしいデザインのワンピースのような寝間着に着替えると
見計らったかの様にノックと共にソロモンが入ってきた。
「一緒に横になってもいいでしょう?大丈夫です。貴女の恐れる様な真似はしません」
と言うと小夜を抱き抱え優しくベッドの上に降ろすと小夜のか細い身体に腕を廻し「貴女が眠るまでお話しをしてあげましょう」と小夜に微笑みかけた。
『昔、二人の美しいお姫様がいました。片方の真紅の瞳のお姫様は何不自由なく、
しかしもう一人の青い瞳のお姫様は薄暗い塔に囚われていました。
ある日、真紅のお姫様は塔から聞こえる歌に導かれやがて二人は友達になりました。
しかし真紅のお姫様は運命の扉を開いてしまいました。それ以来真紅のお姫様は
哀しみと怒りの茨に縛られ血をしたたらせながら
戦いの道を生きることになったのです。長い時を経て彼女は笑顔を忘れていきました。
また長い時が経ちそんなお姫様と敵である男が巡り合いました。男はお姫様を一目見て恋に落ちました。
その男も長い時を生きてきましたが彼女の笑顔、その為なら全てを捧げる騎士になりました。そして今…』
735名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:14:24 ID:WkcZRvpJ
ソロモンを見つめる小夜の真紅の瞳から涙が一筋こぼれ落ちた。
ソロモンはその涙に接吻しなめとった。
「僕はここにいるのです」「………」
「おやすみのキスをしてもいいですか?」
と言いソロモンは小夜の頬に優しく接吻する。やがて小夜はソロモンの腕の中で
安らかな寝息を立て始めた。そのビルの明かりに照らされた寝顔はディーヴァと
重なる。無邪気な一面を持ちながら残酷な天使のようなディーヴァ。
目の前にいる小夜は血と哀しみの中を一降りの血濡れ剣を手に、
ヒトに利用され翼手との戦いの狭間で揺れ動く可憐な少女だった。
ソロモンは寝入った彼女の髪を撫で、寝顔を見つめ続けるのだった。
グレートヒェン、美しいグレートヒェン。『時よ止まれ、お前は美しい』
この言葉がメフィストフェレスを裏切った。そしてファウストは死んだ。
しかし今度は自分がメフィストフェレスを…必ず仕留める。その前にもう一人、小夜のシュヴァリエを殺す…
736名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:16:24 ID:WkcZRvpJ
小夜が目を覚ましたのはまた昼過ぎだった。雨が降っているようだ。
ふと隣を見るとソロモンが胸のはだけたシャツとズボンというまたラフな出で立ちで横になって小夜を見つめて微笑んでいた。
「おはようございます、という時間には遅いですね」茶目っ気たっぷりに言うと自分の金色のくせっ毛に指を絡ませ「おはようのキスです」と言って頬にくちづけた。
「眠気覚ましに熱いシャワーでもどうぞ。その後はブランチですからね」
自分の着衣の乱れはない。同じベッドにいながら彼はまた己の欲望のまま小夜を犯す
ような真似はしなかったようだ。ホッとした反面、使命感を達することができなくて複雑な気持ちだった。
熱いシャワーが寝汗だけでなく、ハジはいつ迎えにくるのか、自分はハジに見捨てられた
のではないか、という不安をも洗い流してくれているようだった。
二人が結ばれている時の、『たとえ貴女がどこへ行っても必ず見つけます』
その誓いを信じてみようという気持ちに切り替えて新しい服に着替えてリビングに向かった。
テーブルの上には豪勢な料理が並び、小夜は猛然と食らいつく。
小夜はソロモンがワインを口にしているところしか見たことがなかった。
血を連想させるワインの色。ひょっとしてあれは血なのかな、と思いながらも
フォークとスプーンの勢いは止まらない。
「今日も公園に行きたかったですけどこの雨ではだめですね。それに…」
ソロモンの瞳が赤光した。「決着をつけるときですね…」
いつもの穏やかな口調の彼の表情が一変したように見えた。その時小夜は突然の眠気に意識を手放した。
ソロモンは小夜を抱き上げるといつもの寝室ではなく奥まった場所にある自分の寝室に運んだ。
そこは窓もなく明かりをつけなければ真っ暗だった。外部から見えることはない。
737名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:19:39 ID:WkcZRvpJ
夕闇がニューヨークのビル街を包む頃、彼がやってきた。黒衣の長躯の青年が雨風の中黒髪をたなびかせ現れた。
「ずっと僕らを監視していたんでしょう?残念ですが小夜を返す訳にはいきません」
「小夜はディーヴァを殺すことのみを望んでいる。務めは果たしたか」
冷静な言葉の中に行き場のない憤りと哀しみを秘めていた。
「さあ、どうでしょう?」
余裕の笑みは消えソロモンの瞳は赤く輝いた。右手を翼手化させ音速のスピードで
急所を確実に狙う。しかし鋼鉄のチェロケースで防がれてしまう。
十字のナイフがソロモンの心臓に刺さる。
「今日はシャツ姿でよかった。動物園の時みたいに君にまたお気に入りのスーツ
をボロボロにされては嫌ですからね」
苦痛を全く感じさせない表情でソロモンは胸からナイフを抜き取り、
その血濡れのナイフをハジの顔面に向けて投擲した。ハジは異形の手でそれを受け止めた。
ナイフはハジの掌に深々と突き刺さり赤い血が雨と共に滴る。その隙を見逃さずに
ソロモンの手刀はハジの胸をえぐって中でもう一度捻る。
ハジの口から胸から赤い血が溢れ出す。
「君は小夜を抱いたんでしょう?僕のところへ連れてくる前に。匂いでわかりました」
嫉妬を隠しもしない様子で淡々とハジの掌から抜き取ったナイフと手刀で壁に串刺しにする。
「初めての小夜はどうでした?君はとてもよかったでしょうね?」
返事の代わりにハジは真っ赤な血を吐いた。雨と血が二人のシュヴァリエを濡らしていく。
「僕はまだ小夜と交配していませんよ。小夜はいつも君のことばかり…
しかし僕らには永遠に近い時間があります。いずれ小夜は君を忘れ
僕を欲しいと言うでしょうからね」
少し自嘲気味た台詞を吐いて余裕の微笑みを取り戻す。
その時、警戒していなかったハジの長い脚がソロモンの身体に蹴りを入れ、
ハジはナイフを抜き取り串刺しから解かれた。
「狗が」
ソロモンの瞳が更に赤光した。
738名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:23:00 ID:WkcZRvpJ
小夜は眠りの中で光から差し延べられた手を掴もうと懸命に手を伸ばした。
届きそうで届かない…
『小夜…』
『ハジ…』
『今度こそ、この手を離しはしない…!』
暖かい…ついに掴んだその手は大きく暖かく小夜の全てを包みこんでくれた。
突然の大きな金属音に目が覚めた。ここは…ソロモンの部屋。ドアに鍵をかけられている。
思い切り体当たりしてみる。ダメだ。しかもなぜか身体に力が入らず出られない…
どうしてソロモンは自分をここに閉じ込めたんだろう。それにこの音は?
『…小夜!』
「ハジ!?」
呼ばれた気がして辺りを見渡す。誰もいないのに…誰もいないのに…
小夜の瞳が真紅に光る。渾身の力を振り絞って扉に体当たりする。手応えあり。
ドアノブの部分が折れ曲がって外が少し垣間見えた。もう一度体当たりする。
ドアはもう半分壊れて用をなさなくなっている。小夜は壊れたドアの隙間から抜け出すと
テラスの方へ走っていった。雨の降るテラスの床にはおびただしい血痕が
雨と一緒に流れていた。そしてハジのチェロケースが置き去りにされていた。
「ハジ…来てくれたんだね」
チェロケースから刀を取り出すとテラスのやや低い欄干にあがって
雨の降りしきる摩天楼の中に必死に二人の姿を探した。エンパイアステート。ニューヨークのシンボル。
小夜の目に蝙蝠の羽根を持つ青年と白竜のような翼手が戦っていた。
ハジは異形の右手で翼手の羽根を貫いて、翼手はハジの腹部をえぐった。
「やめて!二人とも!お願いだからっ!もう誰にも傷ついてほしくないからっ!」
声もなく声もなく声もなく…二人のシュヴァリエの闘争は激化していた。

「貴女も罪な女よねぇ」
はっとして小夜が振り返ると雨なのにピンクの日傘をさしたネイサンがいた。
「シュヴァリエ…!」
「あら、争うつもりはないのよ。それより見て御覧なさいな。貴女をめぐっての
騎士たちの熱い闘い。男の嫉妬って全く手がつけられないんだからぁ。
でも情熱的だと思わない?私こういうの好きよぉ。でもこのままじゃ…
せっかくの私の書いたストーリーが完成しないじゃない…馬鹿な人形たち」
と言うと風を残してネイサンが視界から消えた。次の瞬間日傘をくるくる回してネイサンはソロモンの背中の上に飛び乗っていた。
「ネイサン!?」
「小夜が見てるわよぉ。貴方この姿小夜に見られたくないんじゃなくて?
ハジ、小夜をお願いねぇ」
739名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:27:42 ID:WkcZRvpJ
欄干の上から停戦を叫びつづけていた小夜に気がついた二人はテラスの上へ
互いに牽制しながら舞いもどると先にハジが小夜をかき抱いて険しい視線で
ヒトの姿に戻ったソロモン睨みつける。後ろに庇った小夜がハジの前に歩み出て言った。
「ソロモン、ごめんなさい、私は私の限界まで頑張ってディーヴァを倒すわ。
それに貴方が与えてくれた三日間の休日の中で何が大切なのか
よくわかったの。ピクニック、楽しかった」真紅の瞳が美しかった。
「またふられちゃったのね〜、ソロモン。毒の林檎がそんなに魅力的なのかしら。
可哀相。でも貴方はまだまだ諦めないのねぇ」
ネイサンが小夜に駆け寄ろうとしたソロモンの腕に抱き着いて止めた。
「…止めろ」
雨がいつの間にか止んでネイサンはまた日傘をくるくる回して
「小夜!素敵なステージ用意してあるからねぇ♪」とビルから飛び降りていった。
夜景の一部となった残された三人は互いを見つめ合い暗黙の了解を得たように、ハジは小夜を抱き抱えネオン街へ姿を消した。
ソロモンは一人まだ濡れている石畳の上にうなだれた。そしてシャツのポケットから
小夜と自分の婚約指輪になるはずだった小夜の瞳の色をしたルビーのペアリングをそっと胸に抱いた。
740名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 09:31:52 ID:WkcZRvpJ
デヴィッド「三日間断りもなく何処へ行っていた?」
小夜「すみませんすみませんすみません(;_;)」
ハジ「…(小夜が謝る必要など!)」
デヴィッド「まあ無事に戻ってきたのだからいいだろう。今後気をつければいい」
ルルゥ「二人ともびしょ濡れじゃん!小夜は着替えあるよね。
モーゼスとカルマンのローブあるから
ハジどっちかに着替えなよ」
カイ「うげっ、カルマンのローブ熱血メガネ汗くさ!ハジ、モーゼスのにしといた方がいいぜ!」
ハジ「(濡れたままの方がいい…)そのお二人はどうされたのですか?なぜローブだけ…」
全員「シラネ」
741名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:21:30 ID:neAzyjkc
>>722-726
素直に素敵な姉妹愛だと思った。いいねw
しかし考えてみるとそうだよね、小夜とディーヴァの子供になるんだよね。

>>729
ソロモンファンへの印象が悪いものから一転したよ。
原作のイメージを壊してないからだろうね。ヲチも素敵だったよ。
携帯の意味も理解できて何かほのぼのしたw

二人ともGJ!
742自分、連投いいすか?:2007/04/03(火) 21:12:13 ID:FgfADmlx
みんなで奇妙な温泉旅行編

ジョエル「今日ばかりは戦いを忘れて皆で楽しみましょう。
僕のポケットマネーに任せて下さい。宿は貸し切りですよ」
アンシェル「いいや、ここは私に任せてくれたまえ。それにしても
ゴルトシュミットの当主が温泉旅行などとは…」
ジョエル「戦士にも休息は必要ですよ」

モーゼス「ジョエルから十人分の旅行券が送られてきた。ニホンのホテルの。
温泉だけじゃなく温水プールも備えられた施設らしい」
ルルゥ「あたい泳ぎたい!」
ヤーン「ルルゥたんの水着姿ハァハァ」
イレーヌ「あなたの首切り落としてあげましょうか…?
あっ、カイ!貴方もこの旅行に?一緒にいきましょ♪(イチャイチャ)」
ヤーン「イレーヌたん…」カルマン「あのカイって男ぶっ殺してやる!」
743名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:14:25 ID:FgfADmlx
小夜「浴衣かぁ、なんだか恥ずかしいかも」
ディーヴァ「私の浴衣、サヤ姉様とお揃いよ。サヤ姉様…そっち行っていい?」
カール「浴衣…うなじがなんて艶やかなのか!これがニホンの生み出した文化というものか!
ハハハ!今宵共に狂おうじゃないか!小夜、ディーヴァ、レッツダンス!
(自分の浴衣の前をはだける)」
小夜&ディーヴァ「いやあぁぁぁぁ!!」
女将「お客様、そのような真似は…」
カール「止まらない!止まらないんだぁ!!」
(遥か遠くから空を切り裂いて小夜の血濡れのナイフがカールを貫く。結晶化)
小夜「な、何一体…」
ディーヴァ「あーあ、壊れちゃった。サヤ姉様、温泉に一緒に入りましょ♪(イチャイチャ)」

ハジ「(ファントムは仕留めたか…小夜の浴衣姿…!なんてなまめかしい…)」
ソロモン「(ドレスもいいですがこれはこれで…!)」
ハジ「…お前か」
ソロモン「君は小夜のストーカーですか?狗にも劣る!」
744名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:16:18 ID:FgfADmlx
ジュリア「どう?」
デヴィッド「何がだ?それよりハジとディーヴァのシュヴァリエが戦闘を始めた。
貸し切りだが万一の場合もある。言葉で言っても奴らは聞かないだろう。報告s
んっ(ジュリアのキス)」
ジュリア「私たち新婚なのよ。今日はビジネスは放って置いて…」
デヴィッド「ジュリア…すまなかった」

〜露天風呂〜
小夜「わー、海が見えるよ」
ディーヴァ「姉様の肌白くて柔らかい…」
小夜「ちょ…ディーヴァくっつかないで…」
ネイサン「アツアツねぇ二人の女王様」
小夜&ディーヴァ「なぜお前がここにいるの」
ネイサン「あら、ここは混浴なのよ。それに私、女に興味はないわぁ。
ねえジェイムズ、私といいことしない?そんな葉陰に隠れてないで」
ジェイムズ「黙れ。そしてここから、ママの前から立ち去れ」
ネイサン「んもう、カチコチなんだからぁ。しょうがないわねぇ。
もうあがるわよ。さ、ジェイムズ。貴方も来るのよ」
ジェイムズ「私にはディーヴァを守る義務がある。赤い盾の連中は信用できん」
ネイサン「あら、大丈夫よぉ。休戦日なんだから…行きましょ」
ジェイムズ「しかしディーヴァが」
ネイサン「言うことを聞け。…犯すぞ?」
745名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:18:35 ID:FgfADmlx
小夜「なんかアッー!って悲鳴聞こえたね」
ディーヴァ「アーッ!駄目…上手く発音できないわ」
ハジ&ソロモン「(小夜…バスタオルで隠しているとはいえ…だ が そ れ が い い)」
ソロモン「ここ混浴なんですね。絶景を堪能したくて。いいですか?」
ハジ「………(小夜の白いうなじ…)」
ディーヴァ「お前たち何その血と傷は。お湯が血で汚れるから入って来ないで」
小夜「もうあがろうかな、(立ち上がる)って、あっ!バスタオルが!きゃああああ!」
ディーヴァ「姉様の隙を見て脱がせちゃったの。だって姉様の柔らかいところ
直接触れてみたかったんですもの。うふふふふ」
ハジ&ソロモン「(なんという奇跡の絶景…ハァハァ…)」
小夜「あん!そんなとこ触らないでディーヴァ…やめてぇ!きゃあ!はぁっ!」
ディーヴァ「心で拒んでも身体は正直ね、サヤ姉様?
あら、お前たち何故前屈みになってるの?」
ハジ&ソロモン「………夕食の時間です。宴会場へ行きましょう」
746名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:21:18 ID:FgfADmlx
小夜「いっただきまーす。蕗の薹の天麩羅美味しいね
ハジとソロモン何やってるの?早く座ろうよ。
私の右側の席とルイスさんの左側の席とヤーンの両隣空いてるけど」
ハジ「(小夜はもう三日間血を摂取していない。今こそ…それに私にしなだれかかって首筋に
触れるあの柔らかい唇の感触とその奥に隠れた牙…なんて悩ましく恍惚とした快感がry)」
ソロモン「(小夜にあーんさせて食べさせてあげたい!小夜の隣の席は僕の…)」
ヤーン「なんか寂しいから俺小夜の隣もーらい!」
ハジ&ソロモン「(………殺す!)」
ヤーン「食事も終わったし次はカラオケだな!あ?ちょっと何だよ。
小夜のシュヴァリエとディーヴァのシュヴァリエ。
庭でイレーヌが待ってる?(よっしゃー!サクラ咲くよ!)」
ザンッ ドカッ メキッ ボコッ ゴブファー

リク「何?この音。なんか凄い憎悪がこもってる…」
カイ「気にすんじゃねえ」リク「カイ兄ちゃん、聞こえないの?」
カイ「(悪い、ヤーン。俺、お前を助けることができねぇ)」
747名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:23:22 ID:FgfADmlx
カルマン「最高視力の赤フレームエネルギー♪ひび割れ 回避 洗浄 ふきふき メガネ♪」
小夜「…こんな歌よりディーヴァの歌が聞きたいな」ディーヴァ「サヤ姉様がそう言うんなら…」
カルマン「低視力てしりょく跳べ さあ クr ぐっ!何をする貴様!」
ディーヴァ「私はディーヴァ、歌姫よ。サヤ姉様から頂いた名前………あ〜〜〜♪
一万年と二千年前から愛してる〜♪8000年過ぎた頃からもっと恋しくなった♪
一億と二千年後も愛してる〜♪姉様を知ったその日から
僕の地獄に音楽は絶えない〜♪」
小夜「ディーヴァ素敵!」
ルイス「随分ネタっぽい歌も歌うんだな。CIA時代の友人も英語版で歌うんだ」
岡村「誰もつっこまねえのかよ…」
真央「あんたねぇ、そう思うんならあんたがつっこみになりなさいよ」
748名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:26:13 ID:FgfADmlx
ジョエル「部屋割りだけどこうなったよ。小夜ハジ、カイリク真央、ディーヴァシュヴァリエ、
デヴィッドジュリア、ルイス岡村、シフのみんなはこの大部屋、異義はないね」
ソロモン「納得いきませんね。小夜は僕の花嫁になる身なのです。しかもどうし
てよりによってあの男と二人きりなんです!?」
ディーヴァ「ソロモン邪魔!サヤ姉様と私は姉妹なの!
シュヴァリエなんて放って置いて私とサヤ姉様だけにして!!」
ハジ「私は唯一の小夜に従う者。二人で一つなのです。この部屋割りは当然でしょう」
(ジョエルは三人の物凄い気迫に押されながらもひるまずに最終決定を下す)

ディーヴァ「サヤ姉様〜♪はぁ、柔らかくて美味しそう」
小夜「ディーヴァ、くすぐったいったら。それにそんなに胸揉んじゃ嫌〜!」
ディーヴァ「私、姉様のお胸なんて触ってないわぁ?…ソロモン!まさかお前…」
ソロモン「ははっ。つい手がでてしまいました。小夜、お許しを」
ハジ「…ピキッ(今までソロモンの顔があった場所にナイフが突き刺さる)」
749名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:28:27 ID:FgfADmlx
〜シフの部屋〜
ダーズ「布団敷かれても俺達って眠れないよな」
ルルゥ「でもふかふかしてていい気持ちじゃん」
グドリフ「俺グラサン磨いてくる」
ギー「イレーヌ、浴衣とても似合っているよ。白百合のような君の美しさの前には月明かりも恥じらうだろう」
イレーヌ「ギー…(ああ、カイとギーどちらを選べばいいの?)」
カルマン「このナルおかっぱ!俺の妹を口説こうとしやがって!(枕を超高速でぶん投げ)」
イレーヌ「何すんだこの変態馬鹿メガネ!喰らえ!(枕連続投げ)」
モーゼス「静かにしてくれ、今ニホンの歴史を勉強中なんだ。
カイから貰った血液パックだ。これでも飲んでおとなしくしてくれ」
ゲスタス&ディスマス「もうモーゼスでも止められないかも/いつもと変化はない」
ギー「ルルゥの浴衣も可愛いね。カキツバタの模様だね。髪の色とよく合ってるよ」
ルルゥ「えへへ〜、そいえばなんか忘れてる気がする(血液パックチューペット)」
モーゼス「僕もだ。決して忘れてはならないものをどこかに置いてきたような」ガラッ バタン
グドリフ「庭に倒れてたボロボロのリーマン拾ってきた」
カルマン「そんな汚いもの持ってくるな」
???「モーゼス…シュヴァリエ二人が本気で…(ガクッ)」
モーゼス「君は…誰だ?」
750名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:35:32 ID:FgfADmlx
小夜「二人共うるさくて眠れない!」
ハジ「この男は貴女の敵です!(ナイフ投げ)」
ソロモン「(ナイフかわす)君も小夜のシュヴァリエなら主の幸せを願うべきではないですか?」
ハジ「お前のいう幸せと小夜の幸せは同じではない」
ソロモン「度し難い」

小夜「ディーヴァ、カイ達の部屋行こう?」
ディーヴァ「そうしましょう。じゃあ二人共さようなら」
ハジ&ソロモン「(ちょw二人共待って!)」


カイ「おお、お前ら来たのか」
リク「小夜姉ちゃん!今、みんなでトランプしてたんだ。ディーヴァさんもやる?」
真央「で、部屋に男二人置いてきたわけ?きっと凄いことになってるよ」
小夜&ディーヴァ「…私たちでは手がつけられないから…トランプはめて♪」
〜ワイワイガヤガヤ〜
751名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:43:45 ID:IGmIj1H8
>>742-750
GJGJ!マイペースで幸せそうな小夜&出刃と、妄想ハジ&ソロに禿ワロタwww
みんな幸せそうでいいなw
752名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:46:58 ID:FgfADmlx
女将「おはようございます。夕べは随分賑やかでございましたね。朝食の膳おさげいたします」
ジュリア「昨日のあなた可愛いかったわ」
デヴィッド「誰にも言うな…」
ヤーン「か、身体の損傷が激しすぎて、回復が間に合わない…」
ルルゥ「ヤーンしっかりしな!つ[血液パック]」
ソロモン「君との夜を渡っての戦いで部屋を十室ほど破壊してしまいましたね」ハジ「………(弁償代はいくらだ)」
小夜「ふわぁ〜、盛り上がっちゃって徹夜しちゃったね」
ディーヴァ「これが家族というものなのね…何だか暖かい…姉様、離れたくない!(ギュッ)」
ジョエル「みんな楽しかったかい?でも今日からはまた敵同士だ。互いに健闘を」
アンシェル「今度またこのような機会があるといいですな。
人間と翼手は相いれるのか」
小夜&ディーヴァ「私たちは家族よ♪」

(バスの座席決めでまた揉め事)
カイ「なんくるないさ〜」
753名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 01:22:18 ID:8ag3CQqM
こういうオールキャラ系は本当貴重だから大好きです。
作者GJ
754名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 06:49:46 ID:fHAzqgHw
もっと見たいね、こういの
超GJ!
755名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 19:58:32 ID:NnEn6t7b
不思議なアニメだね。
ここもまだ賑わっているし
同人誌も盛況だし
早く映画にしてほしいなぁ。
756自分、四連投いいすか?:2007/04/05(木) 00:51:00 ID:IAaXeeFK
みんなで奇妙な遊園地編


アンシェル「今度はテーマパークか…しかしディーヴァがお望みだ」
ジョエル「また貸し切りです。サンクフレシュ東京もスポンサーの遊園地
でしたので感謝しますよ。アンシェルおじさん」

モーゼス「またジョエルから旅行券…
いやテーマパークのパスポートが十人分送られてきた」
グドリフ「そんな訳でこの噴水前で待ち合わせか?」
ルルゥ「あたい遊園地初めてだよ。楽しみだなあ!」
ギー「ルルゥは来る前からパンフレット見てはしゃいでたからね。
よっぽど楽しみだったんだね」
ヤーン「…シュヴァリエ(ガクブル)」
イレーヌ「あれは空気読めてなかったあなたが悪いのよ、ヤーン」
カルマン「お前もっと空気嫁よ!」
イレーヌ「カルマン兄さんもね」
モーゼス「幸運なことに今日の天気は曇りらしい。
あの太陽に焼かれる恐れはない」
757エロあまりなくてごめんぽ:2007/04/05(木) 00:53:33 ID:IAaXeeFK
小夜「ディーヴァ!」
ディーヴァ「サヤ姉様!会いたかったわ!」
小夜「素敵なドレス着てるね。でもジェットコースターとかで着崩れたり
濡れたりしちゃうかも。大丈夫?」
ディーヴァ「このドレスお気に入りなのよね…もっと動きやすい服着てこればよかった…
そうだ、ブティックで新しいの買って着替えるわ。ソロモン!」
ソロモン「それが貴女のお望みならば…」

ディーヴァ「これなんてどうかしら?丈の短いワンピース。
姉様はピンク、私は水色。お揃いよ♪この髪止めも!」
小夜「わぁ、可愛いなぁ。え?ていうか私のも?いいの?」
ディーヴァ「ソロモン!会計」
店員「すぐお着替えになりますか?四点で395000円でございます」
〜試着室〜
小夜「何も二人で一つの試着室に入らなくても…狭くない?」
ディーヴァ「ふふっ♪姉様の肌すべすべね。それにこの胸からかけてのデコルテ、
誘ってるのね?姉様?」
小夜「ち、ちがっ!あっ!止めてよぉ!きゃっ!」
ソロモン「(小夜可愛いよ小夜!)ふふふ…」
店員「お客さま、その試着室は男性の方は…」
ソロモン「わ、わわ私は彼女たちの護衛です!いつ敵が襲ってくるか!」
ハジ「(その敵というのは私たちの事だろう?ただの覗きの言い訳に過ぎない…!)」
758名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:55:30 ID:IAaXeeFK
デヴィッド「全員揃ったか。今日はこのテーマパークは我々の貸し切りだ。
しかしくだらない戦闘は避けて欲しいものだ。
前回のホテルでは部屋が十二部屋破壊され、ホテル側から多大な弁償要求があった。
誰がやったか見当はついている。肝に銘じておけ(約二名を睨む)
では閉園まで思いきり楽しむといい」
ルイス「ここの遊園地のレストランは巨大パフェが名物だ。5分で食べ切るとただなんだ。
小夜、お前さんならいけそうだな。はっはっは」
小夜「頑張ります!」
岡村「ルイス、お前の脳脂肪でできてんじゃねえのか」
モーゼス「僕たちは僕たちだけで行動するよ」
リク「小夜姉ちゃんとディーヴァさん、ハジ!僕たちと行こうよ!
カイ兄ちゃんと謝花さん待ってるよ」
小夜「うん、じゃ、行こうか」
ディーヴァ「お前たちは着いてこないで」
ジェイムズ「しかし…」
ネイサン「じゃ、ジェイムズ、私と仲良くやりましょうよ」
ソロモン「…小夜、また君とはぐれるなんて…あのシュヴァリエめ!うぅっ」
ジェイムズ「アッー!」
759名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:58:50 ID:IAaXeeFK
ルルゥ「あれなんだろ?」モーゼス「マップによるとあれはジェットコースターというものらしい。
箱に乗り込んで、その箱が猛スピードで走るアトラクションだ」
ルルゥ「面白そう!」
ダーズ「人間はこんなものが楽しいのか?俺は遠慮する」
グドリフ「(ペシッ ダーズの頭を叩く)ルルゥは興味持ってんだ。乗ろうぜ」

カルマン「くそっ、何故ベルトを締めなければならない!キルベド時代を思い出す!
馬鹿にしやがって!(ブチッ ベルト壊す)」
ディスマス「動き出した」ゲスタス「意外とゆっくりだな」
カルマン「なめやがって!たいしたことないなw」
ギー「なんかこれから降りてくみたいだよ」
ガタン
九人「うわあああああああああっ!ちょwカルマン」
カルマン「らめぇぇぇぇぇぇ!!!」
イレーヌ「み、見えるわ!急カーブ!その後一回転!」
カルマン「ふじこっ!」
ルルゥ「カルマンしっかりしな!つ[血液パック] あ、落ちちゃった」
ギー「風が…心地いい(汗臭いのが消えて)」

ルルゥ「カルマンいなくなったけどあたい楽しかったよ!」
ヤーン「スーっとしていい気分だな。もう一回乗ろうぜ!」
八人「…ヤーン…かつらだったの?」
760名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:01:17 ID:IAaXeeFK
カイ「なあ、せっかく遊園地来たんだから食ってばっかいねぇでなんか乗ろうぜ」
リク「小夜姉ちゃんはいつものことだけど…ディーヴァさんも巨大パフェクリアしたね!凄いや!」
真央「あんたたちここへは食事しにじゃなくて遊びに来たんだよ。わかってる?」
小夜「うん、ごめんみんな。つい。どこ行こうか?」
ディーヴァ「吸血鬼のお城…だめ?(本物のこっちが驚かせてやるわ…)」
リク「なんか企んでません?」
〜吸血鬼のお城〜
カイ「なんかいかにもって感じだな」
小夜「きゃあ!」
ハジ「小夜!大丈夫ですか!(抱きしめ)」
ディーヴァ「姉様から離れて!ちょっと肩叩いただけじゃない。ふふふ、可愛い」
真央「音無って刀振り回して化け物と戦ってる女なのにこういうの弱いんだね」
リク「みんなー、先行っちゃうよ。うわー、アイアンメイデンで串刺しで血まみれだよー」
カイ「ホンモンの吸血鬼がついてる俺ら無敵dうわあぁ!!壁から腕がぁ!放せぇ!」
リク「カイ兄ちゃんもヘタレなんだから…」
〜最上階〜
吸血鬼(の中の人)「今宵の満月のもと、我が城へようこそ。甘美な血の香りが
我が欲望を増幅させる!贄の美少女よ、おいで」
ディーヴァ「え?私?あれ食べちゃっていいの?」
ナレーション「選ばれし騎士よ、今こそ聖銀の剣を掲げ、闇を闇へと帰すのだ」
(リクの手にどこからともなく剣が置かれる)
リク「すみませんけどディーヴァさんの為に殺らせていただきますね。えいっ」吸血鬼(ry)「光、光が!ウボアー!」
ディーヴァ「リク素敵!」リク「ディーヴァさん…」
761名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:03:28 ID:IAaXeeFK
イレーヌ「カルマンは…東。複雑な道の中」
モーゼス「東か…マップのこの迷路の中だな」
ダーズ「厄介なところに落ちやがったもんだぜ」
モーゼス「手分けして捜すしかないだろう。迷ったらイレーヌ、頼むよ」
ルルゥ「あたいその前にメリーゴーランドってのに乗りたい」

カイ「結構色々回ったな。次行きたいとこあるか?」真央「地味だけど迷路なんてどう?出口まで競争!」
〜迷路〜
モーゼス「君たちも迷路に?」
カイ「出口まで皆で競争すんだ」
モーゼス「僕たちはカルマンを捜しているんだ。ジェットコースターから落ちてこの中にいるらしい」
カイ「なんというか…よし、俺たちも捜してやるよ!こっち六人もいるからよ!!」
モーゼス「カイ、礼を言う。出口で集まろう。一人ずつ手分けして捜す」

ルルゥ「ねえーカルマーン!どこ行ったんだよぉ。また行き止まり?こんな壁!こいつめ!こいつめ!(バリーン)」
モーゼス「この音、誰かが壁を破った。デヴィッドはああ言っていたが…
形あるものは限りあるもの。僕も…カチャ(ザンッ!)」
(バキッ!シュッ!ドガーン!バン!ドッ!ガシャーン!ポコッ!)
762名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:05:48 ID:IAaXeeFK
ディーヴァ「みんな壁に穴空けちゃって…サヤ姉様ー!どこー!?」
リク「あ!ディーヴァさん。カルマンさんいた?」
ディーヴァ「そんな奴よりサヤ姉様よ。ところでリク、吸血鬼から助けてくれてありがとう♪(ギュッ)」
リク「(///)な、中の人も仕事ですから…!あの、一緒に小夜姉ちゃん捜しませんか?」

小夜「みんな派手にやってるな…デヴィッドさんに怒られるよ…出口どこかな」
ソロモン「見つけましたよ、小夜(ニコッ)」

カイ「ああ真央、カルマン居たか?」
真央「ぜーんぜん見つかんない。他のシフの奴らには会ったけどね」
カイ「イレーヌの『眼』を信じるしかねーな」
シュン!
イレーヌ「カイ、真央」
カイ「イレーヌ、ホントにここにカルマンいるのか?」
イレーヌ「はっきりした場所はわからない。でも気配は確実に感じるの」
ザック!ザック!ザック!ドシャ!
ヤーン「見つかんないな。カルマンを漢字で当て字にすると軽男。
軽男、風で飛ばされちゃったのー、なんちゃってw」
イレーヌ「うるさい、あっち行け」
真央「プッw」
ヤーン「……(トボトボ)」
カイ「あいつ髪イメチェンした?」

ハジ「(…これは…小夜の髪止め…そして天井に穴が…まさか!)小夜!」タンッ!
763名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:08:30 ID:IAaXeeFK
小夜「ソ、ソロモン?観覧車もう5周目だよ?それに観覧車って
隣り合いじゃなくて向かい合って乗るんだよ?私カルマン捜さなきゃ…」
ソロモン「他の者達に捜させればいいでしょう?それより海に沈む夕日を見て下さい。
はかなく美しいでしょう。名残惜し気に最後の光を放っているのです。
そして今度は僕を見てくれませんか?貴女を見つめる僕を。
更に許してくださるならくちづk」
ギキー♪バリバリ♪キキー♪キュオーン♪
ソロモン「なんという狂音波!」
小夜「ハジ!観覧車の上のチェロ弾き」
ハジ「小夜!ご無事ですか?」
小夜「うん!来てくれたんだね!ただここから出られない。今てっぺんだし」
ソロモン「貴女のお付きのチェリストには少々痛いレッスンが必要ですね。ハッ!」
小夜「あ、観覧車壊さないで」
ギュオーン♪キシキシキシキシ♪ギュシッ♪
ハジ「クレッシェンド!」
バリーン………(観覧車の全窓とソロモンのハートを狂音波で粉々に破壊)
764名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:12:00 ID:IAaXeeFK
ハジ「小夜、手を」
小夜「ハジ…やっちゃったね…うわー、高い!」
ソロモン「…あの日僕の心は音も無く崩れ去った…」
デヴィッド「またお前たちか!」
小夜「デ、デヴィッドさん!?(観覧車に乗ってたの!?)」
ジュリア「鼓膜が破れなかったのが奇跡ね」
ハジ「ディーヴァのシュヴァリエが小夜を手にかけようと。小夜を守る為にやったのです」
ソロモン「…壊れて叫んでも消し去れない音色と…」
小夜「カルマン!迷路の屋根の上に!ああっ!迷路の館が崩れてく!
カイ達がまだ中にいるのに!」
ハジ「小夜、飛びますよ」
ソロモン「…狂音波鼓膜を破り流れ込む もう小夜さえ見えない孤独へと沈む…」
デヴィッド「今度は何だ!何が起きている!?」
765名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:14:27 ID:IAaXeeFK
ガシャーンガシャーンガシャーンガシャン
リク「うーん、ディーヴァさん!助けてくれたの!?」
ディーヴァ「だって私たち…(ぽっ)」
カイ&真央「イレーヌ!ありがとう!」
イレーヌ「当たり前のことをしただけよ」
ルルゥ「あたいたちが壁とか壊しまくったから…」
モーゼス「カルマンも見つけた。屋根の上に居たんだ。
道理で見つからなかったはずだ。気を失っている」
グドリフ「小夜とシュヴァリエがいない。瓦礫の下か?」
小夜「みんな大丈夫!?」
ハジ「全員無事なようです」
ギー「なんだかスリルあって斬新なアトラクションだったね」
ネイサン「あら、なんだか凄いことになってるわね。あ、そうそう。
私呼びに来たのよね。もうすぐ素敵なパレードの始まりよぉ!
行くぞジェイムズ」
ジェイムズ「(ママ…助けて)」
766名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:18:51 ID:IAaXeeFK
ヒュー-…パァーン!〜ファンファーレ〜
小夜&ディーヴァ「花火、綺麗…」
ソロモン(復活)「空に星、地に花…今すぐこの手で摘み取りたい。小夜?」
小夜(聞こえていない)「パレードもっと近くで見ましょう!」
ディーヴァ「あ、待ってサヤ姉様!」
ソロモン「…小夜、僕は…」
ハジ「ニィ…(勝利の嘲笑い)」
ジュリア「前回以来ね、こんな休息」
デヴィッド「しかし被害は甚大だ。観覧車に迷路。私の管理ミスだ」
ジュリア「楽しかったからいいじゃない」
岡村「お熱いねお二人さん」
ルイス「パレードもいいが一杯どうだい」

モーゼス「助け合うこと、これが僕らが新たに得ることができたものだ」
カイ「お前らと今日また会って楽しかったぜ」
カルマン「ッ!はあはあ…イレーヌたん…」
イレーヌ「(ゴスッ 顔を踏み付ける)馬鹿兄貴、ずっと気失ってろ」
ルルゥ「風船貰ったよ!」
デヴィッド「ハジ、観覧車破壊の件だが」
ハジ「ナンクル…ナイサ…」
ソロモン「ニヤリ…」

fin
767名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:22:34 ID:+fqv90Sp
>>766
超GJ!!
もうこれのシリーズ化を希望したいくらいツボだよ!
768名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:58:00 ID:k6JZbfBq
ネイサン「あら、なんだか凄いことになってるわね。あ、そうそう。
私呼びに来たのよね。もうすぐ素敵なパレードの始まりよぉ!
行くぞジェイムズ」

遊園地なのにまっさきにゲイパレードが思い浮かんだw
769名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:05:44 ID:oYN8ujuR
>>766
超GJ!www
なんかもう腹痛いwwww
770自分、5連投いいすか?:2007/04/07(土) 09:07:21 ID:lKFewml0
みんなで奇妙な結婚式編


アンシェル「前回のテーマパークでは皆はしゃぎすぎであの有様とは」
ジョエル「ところでアンシェルおじさん。僕達の仲間のデヴィッドとジュリアが
入籍したんですが、任務に忙しく結婚式がまだだったんです。
それで久しぶりに休んであのメンバーで式を開きたいと。招待状を送らせます」

モーゼス「またまたジョエルからデヴィッドとジュリアの
結婚式の招待状が十人分送られてきた」
ルルゥ「デヴィッドとジュリア仲良しだったから『けっこんしき』てのするんだね?
でも『けっこんしき』て何だい?あたいわかんない」
ヤーン「それはな〜、おしべとめしべがくっついグハァッ」
イレーヌ「ルルゥ、そんなゴミみたいな男から離れてこっちでディスマスといましょ」
モーゼス「キャッシュカードも送られてきたよ。僕たちのこのローブ姿では結婚式に
相応しくないからカイ達と共に礼服を揃えて欲しいと婉曲に手紙に書いてあった」
〜OMORO〜夕刻
カランカラーン
カイ「おお来たか!お前たち。皆待ってたぞ」
モーゼス「カイ、また生きて会えて嬉しいよ。
今日の予定は?これから礼服を揃えに行くのか?」
カイ「もう皆行く準備できてるぜ」
真央「うち親父の持ってる物件のいい店知ってるんだ!」
岡村「お嬢、馬子にも衣装、ってか?」
真央「うるさいわね!あんたの方がその言葉お似合いじゃない!」
リク「僕はジョエルさんから貰った服があるからお留守番。テレビでも見てるね」
ルルゥ「あたいもテレビ見る〜!」
グドリフ「ルルゥ…服買って金余ったらテレビ買ってやるから…な?」
ルルゥ「ホントだね!?」
小夜「やっぱり制服じゃ駄目だよね。ハジはどうするの?」
ハジ「私は…このままで」
ディーヴァ「私ドレスいっぱい持ってるけどまたサヤ姉様とお揃いがいいわ!
それに…アレもあるし。だからここに居るのよね。シュヴァリエに秘密で」
ヤーン「ここ暑い!クーラー効いてないのか!」
ギー「ヤーン…イレーヌに破かれたローブ着てるから
夕日で背中燃えているよ…(バーカw)」
ヤーン「やーん!!水!水ぅ!」
(リク、ホースの水でヤーン消火)
真央「車はうちのもんが準備しといたから」
カイ「てめーら早く行くぞー」
772名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:12:59 ID:lKFewml0
〜百貨店〜
真央「ここ!ブランド礼服がたくさん揃ってるよ」
カイ「っていうか金どうすんだよ!忘れてたぜ!」
モーゼス「ジョエルからキャッシュカードを貰った。一千万エンが入っているらしい」
カイ「なんかこえーな…」

イレーヌ「どうかしら?(黒の胸元大開きスレスレスリット)」
男全員「エロエロで!」
ルルゥ「どうかなぁ?(ゴスロリ)」
男全員「ロリロリで!」
ディスマス「どうだ?(お局OL風スーツ)」
男全員「ビジネスで!」

ディーヴァ「この白絹のレースのツーピース。これなんかどう?」
小夜「白は花嫁のジュリアさんだけの色だから駄目だよ。
それにツーピースは結婚式では縁起悪いんだって」
ディーヴァ「うーん。じゃあこの前みたいに姉様はピンク、私は水色のドレスがいいんじゃない?」
小夜「そうだね!そうしよう!」

イレーヌ「やっぱり私これ。エメラルドグリーンの裾ひらひらのマーメイドドレス」
ルルゥ「あたい、このゴスロリっていうの?ヤーンが絶対これがいいって…」
ディスマス「着物にした」
モーゼス「僕たち燕尾服。吸血鬼っぽくね。ユーモアを込めて」
カルマン「俺もひらひらのドレス着たい!燕尾服なんてつまらん!」
ゲスタス「勝手にしろ」
773名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:14:46 ID:lKFewml0
〜赤い盾本部〜
ジョエル「みんな、この船の中には教会もあるんだ。二人はそこで式を挙げるそうだ。
式は明日の夜からだからみんな色々ある施設を満喫してきていいよ」

アンシェル「赤い盾…船とは考えたな…」
ソロモン「敵に自分達の本拠地ばらして招いてどういうつもりでしょう。罠?」
ジェイムズ「うわぁ!近寄るなぁ!」シュン!
ネイサン「あ〜ん!待ってったらァ、ジェイムズ〜」シュン!
アンシェル「………心より恥じる」


〜温水プール〜
真央「いっくよー!えいっ」
ディスマス「…(くっ、水中では動きが鈍る)レシーブ!」
ディーヴァ「姉様!トス♪」
小夜「アタッーク!!」
イレーヌ「させないわ!レシーブ!ルルゥ!?」
ルルゥ「…(ゴボゴボッ あたい泳げない)」
〜プールサイド〜
カルマン「いいな」
ヤーン「いい…いい…」
カイ「いいよなあ…」
岡村「いい画だ…パシャパシャ」
ダーズ「悪くない」
リク「(ディーヴァさん)…!ハジ、なんか言った?」
ハジ「…い、いえ」シュン!ソロモン「素晴らしい…小夜…」
カイ「おまwいつから」
イレーヌ「あのー!ボール取ってくれませんか?そっちいっちゃって…」
男一同「(俺、僕、が!)」
ネイサン「ハーイいくわよぉ!そして私もはめてぇ♪」
女子「ありがとう♪ネイサン、どっちのチームに入る?こっち来てよぉ!キャッキャッ」
男一同「………(゚Д゚)」
774名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:16:43 ID:lKFewml0
〜夜〜
カルマン「(ドスッ)くそっ!あのオカマ野郎!いいとこ奪いやがって!」
モーゼス「何があったカルマン?」
カルマン「な、なんでもない!」
トントン ノックの音
イレーヌ「モーゼス、素敵な星空よ。甲板でみんなで見てて、誘いに来たの」
カルマン「行ってやっかあ!」
イレーヌ「…カルマンは呼んでないから」
モーゼス「イレーヌ!君は…」
イレーヌ「ごめんなさい…二人共行きましょう(海にメガネ投げ捨ててやる!)」

ザーン ザーン ボーボー
リク「あの下の方の明るい十字の星座が南十字星座。赤道付近でないと見えないんだよ」
ディーヴァ「リクって物知りね。私はただの試験管に捕われた自分では
自由なつもりの不自由な実験体。本当のことなんて何にも知らないの…」
リク「ディーヴァさん、ううん、ディーヴァ姉ちゃん、僕、姉ちゃんの歌好きだよ。
哀しいこと、いっぱいあったんだね。姉ちゃんの歌、聞くとわかるんだ」
ディーヴァ「…リク」

ジャーンジャラリラリーラ♪ジャーンタラリラリーラ♪
ハジ「…小夜、どうしました?」
小夜「…ハジ、続けて」
ハジ「…はい」
小夜「…ありがとう」
ハジ「(貴女の為に…)」
775名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:18:55 ID:lKFewml0
ギー「満ちた月、その揺らぐ面影を写す海とあの月は恋人のようだね」
イレーヌ「そうね、静かな空と海との対話…」
モーゼス「満天の星空。初めてキルベドを出て夜になった時、
僕は初めあの星空が怖かった。でも今は何だか…違う」
カイ「変わんねーな、この星空。いつの間にか見上げるの忘れちまったけどよ、
いつも俺の頭の上、あったんだな…」
ザーン ザーン ザーン
カルマン「それより明日結婚式だろー?初夜って何すんだw?」
イレーヌ「………イラッ!(せっかくいい雰囲気だったのによォ…
これだからあの馬鹿兄貴は誘わなかったのよ!)」
カイ「と、ところでよ北斗七星わかるか北斗七星」
ギー「あの明るい七ツ星?」
カルマン「杓子みたいな形の星座だな」
カイ「あの星座の側にもう一つ明るい星見えるか?」イレーヌ「見えないわ」
モーゼス「僕もだ」
ギー「わからない」
カルマン「え?あれだろ!ま、俺のメガネは一級品だからな」
カイ「その星は死兆星っていってな。見えた奴は…死ぬ」
カルマン「………ひっ!!」
イレーヌ「(ニヤリ!隙あり!シュン!)」
カイ「って漫画g」
カルマン「あーっ!俺の本体のメガネが海に!待ってろ!(ザブーン)」
モーゼス「…カル…マン?…カルマーン!!…ただの一つの…メガネの…為に…君はっ!カルマーン!!」
ギー「海の底で物言わぬ貝になりたい」
イレーヌ「なんてこと!兄さん!!(あー、すっきりした!)」
カイ「ホントの話だったんだな…」
776名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:21:03 ID:lKFewml0
〜朝〜
ルイス「ディーヴァ、そしてそのシュヴァリエがこの本部に来ているのは極秘だ。
だからメンバーの数も限られてる。だからお前さんたち今から
今夜の式のごちそう作りするぞ」
カイ、リク、小夜、ハジ「了解!」
ルイス「だが質素にバイキングだ。食わない奴らがほとんどだし、簡単さ!
でも海の上だからな、海鮮料理がメインだ。昨日の朝からかけといた網引き上げて
新鮮なやつを料理する。じゃあ網引き上げにいくよーん」

ジャリジャリジャリジャリ
ルイス「大漁だな。ん?なんだ?子供のイルカか?あの黒くて大きいの」
カイ「……まさか!カルマンか!?夕べこの船から落ちたんだ!赤いメガネ!
間違いねぇ!カルマンだな!よかった!モーゼス達に知らせてくる!」

シュン!シュン!
モーゼス「カルマン!」
ルルゥ「カルマンしっかりおしよ!」
シュン!
イレーヌ「兄さんしっかりして!(馬鹿兄貴死んでて!)」
カルマン「…ゴホッゴホッ」
ルイス「大分水を飲んでるな…誰か、吐かせてやれ」
カイ、リク、小夜、ハジ、ルルゥ、イレーヌ「………」
モーゼス「僕がやろう」
カルマン「…ゴホッ…メガネ…」
モーゼス「カルマン!君のメガネならちゃんと耳にかけてある!さあ水を吐いて!」
カルマン「ゴボッ!ゴボッ!ゴブファーッ………よ、ようモーゼス…」
モーゼス「カルマン!よかった!ああ!カルマン!!」
(陰で)イレーヌ「………チッなんてしぶとい奴…」
ハジ「…(あのシフを敵に回すと恐ろしい事になる)」
777名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:28:46 ID:lKFewml0
ソロモン「…結婚式ですか(小夜…どうして僕たちは一方通行…君は僕の唯一の
花嫁なのに…いつもあのシュヴァリエとばかり。今夜ヴァージンロードの上で
愛を誓うのは僕達ではないのですか!?)」
ネイサン「ソロモンったらまた小夜の事考えてるでしょ。
あなたのアプローチが悪いのよ?あなた意外と女心わからないのね」
ソロモン「ネイサン、前から思ってましたがネイサンって僕たちとは
何か違うような…いや性的な意味じゃなくて…超越しているというか…
教えて下さい!僕がどうすれば小夜と結ばれるのか!!」
ネイサン「凄い剣幕ねぇ…怖いわぁ…いいわよ、教えてあげる。
その前にお願い聞いて頂戴♪ジェイムズ連れて来い…ずっと隠れてるみたいなの♪」
シュン!

イレーヌ「…あの馬鹿兄貴!ゴキブリ以上の生命力…!また隙を見て
今度はメガネ木っ端みじんにs…あの、どうされました?(あの超美形シュヴァリエね♪)」
ソロモン「あ、いえちょっと人探しです。早急に」
イレーヌ「私、いわゆる千里眼を持つシフなんです。人探しなら協力しますわ。
探しているのはどなた?」
ソロモン「え、助かります!探しているのは僕の兄弟のジェイムズという男ですが。わかりますか?」
イレーヌ「えーと、あの海軍服の方ですね?(集中)……この船の一番下…薄暗い…
そこは…倉庫?…黒い重火器のコンテナの中!」
ソロモン「ありがとうございます!貴方のお名前は?」
イレーヌ「イレーヌ…」
ソロモン「良い名ですね(ニコッ)イレーヌさん、今度僕が必要な時はいつでも」シュン!
イレーヌ「…素敵な方」

ソロモン「ジェイムズ見つけましたよ」
ジェイムズ「…よかった…貴様か…」
ソロモン「ディーヴァがお呼びです(ジェイムズすまない…)」
778名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:44:07 ID:lKFewml0
〜結婚式〜in船の中の小さな教会
ディーヴァ「リク、その服似合ってるわ、可愛い」
リク「姉ちゃんもとても綺麗だよ。小夜姉ちゃんとお揃いなんだ」
ギー「イレーヌ、そのドレス、希望の色、エメラルドの瞳と合わせたんだね」
イレーヌ「…(あの方は何処?)」
グドリフ「なんかそわそわする。カルマンとルルゥがいないが」
モーゼス「ルルゥは花嫁のヴェール持ちで花嫁と一緒に入場する。カルマンは…」
カルマン「お待たせ♪着替えに手間取っちゃった♪」カイ、グドリフ、ダーズ、ヤーン「OK……お前…海に落ちてどこか頭打ったか?それ…」
ゲスタス&ディスマス「女性のイヴニングドレス。血のような赤」
カルマン「あの店でメガネに合わせて選んだ。あっ、やべっ!胸元からブラが覗いてやがる」
イレーヌ「……ザワッ!(あの大馬鹿兄貴!あんなのと兄妹だなんてあの方に知られたら…!)」
小夜&ハジ「…カルマン!?」
アンシェル「ジェイムズとネイサンは?」
ソロモン「…さあ?(ゴメンナサイ兄さん。嘘です……小夜は…またあのシュヴァリエと!
しかし争いは厳禁。仕方ないのか…うっ)」
イレーヌ「……あ、あの探してた方見つかりましたか?」
ソロモン「!?あっ、はい。イレーヌさんのおかげで。感謝いたします。
お隣りに座っていただけますか?」
イレーヌ「…よろこんで(馬鹿兄貴何もするな話し掛けるな!)」
カルマン「なんか俺注目の的だな。そんなに似合ってる?ルンルン♪よーし!
ここでファッションショーしよ!ヴァージンロードが俺のステージだぜ!」
ソロモン「…ちょっとアレな人がいますね…イレーヌさん?顔色が」
イレーヌ「…ちょっと私体弱くて…(やめてやめてやめて…)」
779名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:45:47 ID:lKFewml0
ワイワイ ガヤガヤ
ジョエル「みんなとても華やかだね(一人とんでもないのが…赤いの)
花嫁と花婿の準備調ったよ。岡村さんと真央さん、写真撮影お願いします。
じゃあ、あともう少し待ってね。
この式は二人にとって一生の思い出になるはずだよ。みんな来てくれて僕からも礼を言います。
赤い盾メンバー同士の結婚式を司るのは長である僕の役目。
普通の結婚式のいわゆる神父役を僕が務めます。では…」
ギィー(扉が開かれる)
ザワザワ ザワザワ
小夜「…ジュリアさん、綺麗…」
カイ「(デヴィッドの奴、手と足が同時に両片っ方ずつ出てるぜ…)」
ヤーン「ルルゥ…やっぱここはゴスロリだよな」
〜祭壇〜
ジョエル「贖罪と失いしものの為、戦いの中に身を投じた者よ
問おう!赤い血流るる道の中に見つけたものは愛か、それとも逃走か
前者ならばこの残れ!後者ならば去れ!答えは?」
デヴィッド&ジュリア「戦い互いを守り抜くこと!」
ジョエル「では誓いの接吻を」
(デヴィッドとジュリア、重なる唇…流れる沈黙…)
ヤーン「やーん!ときめいちゃうっ!」(バシン!ボカッ!ズクシュ!)
ジョエル「…お前たちはこれからも戦いの道を歩む。しかし常に互いへのいたわりを忘れるな」
〜拍手〜
780名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:47:22 ID:lKFewml0
〜甲板・パーティー会場〜全員「デヴィッドとジュリア結婚おめでとう!!!乾杯!!!」
ジュリア「みんなありがとう」
デヴィッド「………礼を言わねばならんな」
小夜「ジュリアさんとても綺麗ですよ!ウエディングドレスとても似合ってます。
あの、ささやかなプレゼントがあります…ディーヴァ、ハジ、やるよ」
〜This Love〜(ディーヴァがボーカル、ハジと小夜チェロ二重奏)
ディーヴァ「信じるチカラが愛を自由にする〜〜〜♪Ah〜〜〜♪」
ジュリア「…ありがとう。とても素敵だったわ」
小夜「やったね!二人とも」
ディーヴァ「サヤ姉様とハジと一週間練習したのよ」
アンシェル「…それで我々の前から姿を消された訳ですか、ディーヴァ」
ディーヴァ「少しくらいいいでしょう?あ、リクー!」
アンシェル「かないませんな…」
カルマン「これがワインか…血の匂いがするが」
ルイス「お前らとシュヴァリエ専用に輸血用血液をワインで割ってみた。
ちなみにロマネコンティだよーん。ところでカルマンお前さんなんだその恰好」
カルマン「普通のドレスだ。だが通常の三倍になった気がするな!」
ルイス「はっはっは!」
ルルゥ「あたいらもこれ飲めるんだね!」
ルイス「アルコールも入ってるからルルゥはほどほどにな」
ルルゥ「くんくん………美味しい!ん、もう一杯!」
モーゼス「カルマン、着替えてきてくれ!皆の視線が痛くないのか。僕は恥ずかしい」
カルマン「嫌だ!なあ、モーゼス、スカートっていいぜ。あそこが風でスーッとして心地いい!」
781名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:49:03 ID:lKFewml0
リク「姉ちゃん、歌よかったよ!ジュリアさんも喜んでた」
ディーヴァ「…姉様たちと一週間過ごして、私初めて…なんだか暖かい気持ちに…」
リク「…姉ちゃん、僕がもう少し大人になって…そしたら………ううん、何でもない」
ディーヴァ「…リク…あのね…ううん、私も何でもないわ」

イレーヌ「ソロモンさん、私たちシフはいつともしれない死から逃れる為に戦っているの。
でも、貴方に会って私…思い出になれるならいつ死んでもいいって…」
ソロモン「イレーヌさん…生きて。戦って下さい。僕が敵であっても最後まで…
貴女のお気持ちは嬉しいです。しかし僕の心はある人に捧げられたままなのです。
貴女は美しい。本当にそう思いますよ。だから本当に貴女を大事に思っている方と」
イレーヌ「…私、シフの皆(一部を除いて)を大事に思っています。私戦います。ありがとう…(タッタッタ)」

小夜「時々あった動物園でのパーティー思い出すね」ハジ「…はい」
小夜「ジョエルにプレゼントの百合の花束贈る為に一緒にあちこち駆け回ったね。
私ずっと一人だったから…ハジが来てくれて、最初は仲たがいしたけど仲良しになった。
楽しかった。ありがとう。本当にありがとう。そして…ごめんね」
ハジ「いいえ、私こそ…(貴女は私の全てです)」
782名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:55:33 ID:lKFewml0
ソロモン「モワモワ。o 〇 (ソロモン貴方ちゃんと小夜にはっきり愛してるって言った
事ないでしょ。いつも回りくどい飾った表現で。小夜みたいな鈍いタイプには
ストレートで行かないとぉ。きっと小夜は貴方の事、自分の命を狙う敵か
うざいストーカーだと思ってるわぁ。だ・か・らぁ、気持ちを伝えてさらってでも奪え…!
でもハジを傷付けたりしてはだ〜め。小夜はハジの事とても大切にしてるから。
そう、一番の障害がハジなのよねぇ。二人の固い絆を壊さない事には貴方に勝ち目はないわぁ。
じゃあ頑張ってね♪バタン!ソロモンダマシタナ〜!ラメェェェ!アッー!オフッ!ンギモッヂイイ!……)
絆を壊す!絆を壊す!絆を壊す!(そうだ!例えば小夜の下着を盗んで
あのシュヴァリエを犯人に仕立て上げる…一石二鳥ですね…あ、小夜!
欄干に…え…そんな!あのシュヴァリエと抱き合って!見つめ合って………まさかキs
ダメ…ダメ!絶対ダメです!あと10センチ!やめて下さいぃ!………プッツン!
『ネイサンの忠告は銀河の果て!位置的にはアンドロメダ星雲辺りだと思う!』)
ダメだぁーーーーー!!!僕の小夜から離れろーーーーー!この」シュン!
(ハジ、小夜を抱きあげわざとすれすれでかわす)
…ジャブーン!
小夜「なんか声が聞こえて…また誰か海に落ちた?」
ハジ「…ルイスが生ごみを海に捨てているようです」
小夜「え!?環境破壊だよ。それ。自然は大切に」
783名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:57:44 ID:lKFewml0
ルルゥ「…ウィーヒック…あ…モーゼスかい?なんかふらふらしてさ…だっこして…」
ヤーン「(…チャーンス!)ほら、お姫様だっこだよ(ハァハァ…)」
ルルゥ「…モーゼス…あたいね…あたいね…モーゼスの事…」
カルマン「あ!ヤーン!酔いに付け込んで!(大声で)みなさーん!
幼女に悪戯を働こうとしてる変態男がいまーす!!」
ザワザワ ヒソヒソ
ヤーン「ち、ちがっ!誤解d」
(ゴスッ バシンッ ヤーンとカルマン殴られる)
カイ「ヤーン!ルルゥを放せよ!カルマンも悪いけどよ」
真央「あんた、カルマン?そんな恰好してるあんたも変態だよ!?
だから誰も信じないんだからね!それに仲間を陥れる!」
モーゼス「カルマン!だから着替えるように言ったんだ。ヤーン、ルルゥを横にさせてくる」

〜客室〜
ルルゥ「…ベッド?モーゼス運んでくれたんだね…そんな優しいモーゼス…大好きだよ…」
モーゼス「…ルルゥ…ありがとう」

カイ「もう午前2時か…」
真央「楽しい時間ってあっという間なんだね」
岡村「お嬢ー!写真撮影忘れんなよ!」
真央「わかってるよオッサン!今行くから!じゃあね、カイ」

ジュリア「あなた、愛してるわ」
デヴィッド「………ジュリア………綺麗だ」
ジュリア「…相変わらず不器用ね」
784名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 09:59:56 ID:lKFewml0
モーゼス「もうすぐ朝日が昇る。人間にとっては希望の象徴だが
僕らには呪いそのものでもある。でも僕らはひそかに憧れている」
カイ「俺、夜空も好きだぜ。お前らと見た星、忘れねぇ」
カルマン「あ、イレーヌ!どうした?泣いてるのか?」
イレーヌ「…放っておいてよ馬鹿兄貴!」
カルマン「待てよ!おい、これ飲め。ワインで割った血だ。イレーヌの為に
取っておいてもらってたんだ。元気出るぜ!」
イレーヌ「…(ゴクゴクゴク)」
カルマン「いっぱい飲め…樽イッパイあるからよ」
イレーヌ「…ホントに…馬鹿なんだから…」

〜朝〜
ジョエル「式も無事終わりよかった。船の行き先は極秘だが夜には着くよ。
シフのみんなはそれまでここに居てくれるかな?ディーヴァとシュヴァリエはヘリで帰った」
モーゼス「ジョエル、いつも迷惑をかけてすまない。それからありがとう。皆楽しんでいた」
ジョエル「僕は君たちの事を迷惑だなんて思ったことは一度もないよ。僕こそありがとう」

リク「姉ちゃん…いつか」
ディーヴァ「リク…いつか」

小夜「……(スヤスヤ)」
(ハジ、小夜の寝顔をただ見守る)」

カルマン「イレーヌ。これお前に返さなきゃ」
イレーヌ「何か貸したかしら?」
カルマン「お前のブラ」
イレーヌ「…(ビキビキ!パリーン)」
785名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 10:13:49 ID:lKFewml0
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!
イレーヌ「くぉのぉ!糞馬鹿メガネがぁ!死ね!死ね!死ね!」
カルマン「ひぃ〜!モーゼス助けてくれ!モーゼス何処だ!」
ルルゥ「あたいも味方するよ!イレーヌ!あたいも下着物色されたんだ!」
ヤーン「汚名の怨みだぜ!」
ディスマス「ゲスタス、カルマンが何かしたのか」
ゲスタス「イレーヌとルルゥの下着を盗んだ」
ディスマス「これでも同じ女として…(シュン!)イレーヌ、ルルゥ、手伝おう。
カルマン!何故私の下着はスルーした!?」
カルマン「ちょwおまw…って草生やしてる場合じゃねえ!
うふーん!!あーん!!らめっ!いやーん!」

カイ「何とかして止められねえかな、あいつら」
真央「私もイレーヌの立場だったらカルマン許せない!死ねばいいよ!」
カイ「…」
岡村「写真できたぜぇ」
真央「どれどれ…やっぱあんたプロだね。構図がいいもん」
岡村「お嬢からそんな言葉をいただけるとはな」
真央「焼き増ししてみんなに配ろうよ。小夜の妹達にも送ろうっと。いっぱいあるね小夜と妹の
ツーショット。(パラパラ)何これ!昨日私たちがプールで水着姿でいるとこ盗撮したね!」
岡村「げっ!やべっ」
カイ「(小夜とイレーヌの写真売ってくんねえかな?)」



モーゼス「愛って何だろう…この何か暖かいもの…
カイに教えて…もらった魔法の言葉…なんくる…ないさ」

fin
786名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 12:01:45 ID:3BT/o/1w
>>785
アナタ最高!
もうこのエロパロで最高傑作!
超GJ!冗談抜きで惚れた!
787785:2007/04/07(土) 14:30:47 ID:lKFewml0
>>786連れてきた。よかったのか?ホイホイ着いてきて。ネイサンはノンケ
だってかまわないで食っちまうシュヴァリエなんだぜ」
>>786「…こんなこと初めてだけどいいんです…僕、ネイサンみたいな
シュヴァリエ、好きですから…」
ネイサン「嬉しいこと言ってくれるじゃないのォ♪それじゃ、とっことんよろこばせ…
(ナウシカのレクイエムの着メロ)まあディーヴァ。どうしたのよォ。今取り込み中な…
ショタリクきゅん同人誌買ってこいですって?あン、切られちゃった。
ごめんなさいねぇ>>786…(シュン!)」
788名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 14:40:50 ID:3BT/o/1w
>>787
ネイサンって女は対象外じゃ…
どうせならアンシェルにガブッと血を豪快に吸血されたいね
789名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 04:17:37 ID:kETB5ir2
久々にきたけどイイモン見たわw
785グッジョ
790名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 16:44:21 ID:NC3/06b4
最近のこの流れ、最高だよ。
放映終了して半年以上経つけど久々に血+補完できた。
本当に面白かった!GJ!
791自分、6連投いいすか?:2007/04/10(火) 21:59:08 ID:3VNE+2vs
鬱蒼と茂るブナの森の中、木漏れ日が差し込んでいる。
「ねぇハジ、『外』ってどんなところなの?」
サテン地の淡いクリーム色のレースのドレスを着た少女が、
倒木に座り傍らで本を読んでいる少女より少し年下の少年に尋ねる。
「え?別に普通だよ」
「普通って…それだけじゃわからない!だって…私ここから出た事ないんだもん…
本で読んだ事はあるけど…街があって、色んな人がいて、お城では毎晩舞踏会が
ひらかれるんだよね!それから一番は海…どんな感じなのかなぁ…」
ハジは読んでいた本を閉じると、ふぅ、っと溜め息をつき近くの湖を指さして言った。
「あの湖のもっと大きいのが海だと思えばいいよ。ただ海の水は塩っ辛いんだ。
…俺の居たとこではあちこち回って…一ヶ月船に乗って海を渡るんだ。船酔い最悪だった…」
サヤは見飽きた筈の湖を憧れの眼差しで見つめた。
「…ハジはいいね。海、見たいな…」
「…よくねえよ。それに海なんてただの水だよ」
それでもなお、あの湖をおそらくシンドバッドの行く嵐の海くらいに
脳内変換しているであろうサヤを見て、ハジはまた溜め息をついて言った。
「…サヤ、海、連れてってやろうか?」
「本当!?」
サヤが紅みがかった瞳を期待で輝かせてハジに抱き着いた。
「は、離せよ!それから落ち着け!エヘン!それでは計画をご説明しよう」
ハジは頬を赤らめながら偉ぶったような口調で計画を説明し始めた。
『まず第一にご承知の様に我々の行動範囲は制限されている。
第二!私が知るかぎりここから最短への海へは馬車でも一週間はかかる。
第三!馬車の代金。ま、これはサヤのアクセサリーか宝石で何とかなるか…
第四!脱出法!サヤ、俺実は抜け道見つけたんだ。薔薇園の壁のとこ。崩れてた。
決行は今夜12時。サヤ、できるだけ動きやすい地味な服着てこいよな。
薔薇園で待ち合わせだ。サヤ、今のうちに昼寝してろ。お前絶対起きれないから』
「サヤ!30分遅刻!」
おそらく使用人の部屋から盗んできたのだろう、灰色の質素なドレスを纏い
急いで駆けてくるサヤにハジは声を潜めて呼びかけた。
「ごめんハジ!準備に手間取っちゃって…」
「サヤ…お前食料とかアクセサリーとかはいいけど…何で剣なんか持ってんだ?」
彼女の荷物はまたおそらく厨房から盗んできたであろう食料と金の代わりのアクセサリーと
…細い腰に差した剣だった。
「え?だって『外』にはお化けがいるって本に…吸血鬼とか。ハジを守らなくちゃ」
ハジは三度目の溜め息をついてうなだれた。
「わかったわかった…ありがとな。嬉しいよ…じゃ、行くぞ」
二人は芳香な薔薇園の古く高い煉瓦の壁に沿って歩いた。
「サヤ、ここ!」
ハジが指差した先には朽ち果て、子供一人分が通れるくらいの穴が空いていた。
「まず荷物先に出して。ひっかかるから」
ジョエルに断りもなく『外』に出る…ジョエルごめんなさい!必ず帰るから!
「うーん!ダメ!お尻が抜けなくて…ハジ、押してくれない?」
「そ、そんな事できる訳ないだろ!お前いつもあんなに食べてるから太いんだよ!」
「うるさいわね!ちょっと押してくれるだけでいいのに…うーん!この!わぁ!」
サヤの努力が実ったのか身体は穴を抜けてサヤは『外』の世界に転がり落ちた。
月と星が『外』を照らしている。地平線なんて初めて見た…あの向こうに…
「サヤー!大丈夫かー!」
ハジが煉瓦の壁から抜け出て荷物を持ってサヤに声をかけた。
「…ハジ…これが『外』?」
「ああ、俺も久しぶりだな」
「………なんだろう…涙が…あの向こうに海があるんだね」
「サヤ、そしてハジ。夜更かしとは感心しませんな。それも屋敷外で」
冷たい風と共に現れたように二人の背後にアンシェルがいた。

「サヤ、ごめんな。ジョエルに叱られたろ?」
「ハジだって。一週間も会わせてもらえなかったもんね」
「サヤ、これ」
「これ、何?」
「巻き貝だよ。海の浜辺に時々落ちてる。耳にあててみろよ」
「…なんか…音が聞こえる」
「それが海の音だよ。それ、サヤにやる」
「…これが…海…見えるよ………ハジ…ありがとう」
793名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 14:54:17 ID:CC9gjm5H
妖囁ってゆうエロアニメの女キャラが小夜と似てる。
短髪・麿眉・プニプニな唇といい、程よく引き締まったすべすべな肌といい、やや貧乳だが整った形の美乳といい、なんか雰囲気が似てる。
だからやられてる場面を見る時いつも小夜に変換して見ると興奮する。
ちなみにそいつをやっちゃう相手側の教祖は、長髪で狂った感じがなんとなくカールに似てる。
マザコンだけど。
794名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:38:24 ID:1lRZWIWy
>>792
続きまだどすかー?
早く〜!焦らさないで〜!
795名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:29:00 ID:JWG6MUck
一応NGワード (ケプ表記)しちくれよ
796名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 20:32:28 ID:yCDP3gQJ
この文章力…まちがいない、>>792は翼手
797名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 21:45:57 ID:bM0EqXR0
つーか岡真央のハメ撮りプレイ、誰か書いて。あ、内容は鬼畜で可。むしろ鬼畜で!真央と岡村は背徳的で好いよ!
798自分、七連投いいすか?:2007/04/12(木) 23:30:46 ID:6izDi9Uq
みんなで奇妙なお花見編


アンシェル「前回の結婚式は実に素晴らしかった。帰りジェイムズとソロモンが何故か苦い顔をしていたが…
ところでディーヴァがまた君たちと交流したいとお望みだ。お願いできるかね?」
ジョエル「それならいい機会があります。ニホンのキョウトに桜をメインにした
広い庭園を持っていまして。桜、今が見ごろですよ」


モーゼス「またまたまたジョエルからキョウトの庭園への招待状が十人分送られてきた」
イレーヌ「十人分?九人分の間違いじゃないかしら?まさかこの薄汚いサンドバッグも
数に入っているのかしらねっ!?(ドスッ!)」
カルマン「グハッ」
モーゼス「イレーヌ!君の気持ちもわかるが僕らは仲間だろう!?
いい加減カルマンの拘束を解いてやってくれ!」
ルルゥ「でもモーゼス!遊園地といい結婚式といいアレ絶対トラブル起こすよ!?」
モーゼス「今度は僕が常に見張っているから。サクラという
美しい花を鑑賞するだけだそうだ。皆もカイ達にも会いたいだろう?」
ギー「サクラ…どんな姿で僕を待っているのだろう」
イレーヌ「あ、大事な事忘れていたわ。あのサンドバッグがかけてるメガネ。
気配を隠してやがるから気がつかなかったのね。木っ端みじんに…」
カルマン「い、嫌!ダメよぉ…ひっ……いやあああああああ!触らないでぇ!!
『メガネ=カルマンにとって目に入れても痛くないほどの存在(コンタクト?)の
運命は風前の灯!春の夜の夢のごとし!』」
モーゼス「イレーヌ!やめるんだ!船から海に飛び降りる以上の事されるから!」
イレーヌ「チッ…命拾いしたな…」
モーゼス「ジョエルが僕たちに配慮して時間を夜に合わせてくれた」
〜夜in京都のジョエルの庭園〜
カイ「京都か。修学旅行以来だな」
真央「私は何回か来たね」
小夜「私京都初めて。昼間に色々回ったね。お寺とか。ハジは来たことある?」
ハジ「…いいえ(縁結びの神社で小夜とのry…)」
リク「ここがジョエルさんの持ってる庭園なんだ…すごく広いね。桜がいっぱい!
(姉ちゃんにまた会えるんだね!)」
(桜の樹の上から)ネイサン「ハ〜イ!久しぶりねぇ。ライトアップもされて完璧な演出よぉ」
ディーヴァ「サヤ姉様〜!リク〜!」
小夜「ディーヴァ!結婚式の後はちゃんとしたお別れもできなくて。
元気だった?今日もドレス素敵だよ!」
リク「姉ちゃん!一緒にあっちの大きい桜の樹のとこ行こうよ。ね、お願い」
カイ「(リクの奴も成長したな)」

ディーヴァ「何してるの?リク。危ないわ」
リク「もうちょっと!取れた!わあっ(ドサッ)」
ディーヴァ「リク!大丈夫!?」
リク「だ、大丈夫…姉ちゃん、これ。一番綺麗なのを取ったよ。桜の花。
(リク、ディーヴァの髪に飾る)」
ディーヴァ「…こんな事の為に危ない真似をして…でも…こんなドレスより…一番素敵…」
リク「すぐ萎れちゃうかもしれないけど」
ディーヴァ「いいの。リクの気持ちが残るから…」
ジェイムズ「ディーヴァ、これを(あんな子供にママを取られる訳には…!)
どうぞ(桜の樹丸々一本)」
ディーヴァ「…お前最低ね」
ジェイムズ「(何故だぁーーー!!)」
ネイサン「あ〜ら♪ジェイムズ。私に花束?嬉しい!」
ジェイムズ「…ビクン!(やめぇぇぇぇぇぇ!!!)」
800兄貴!どっちなんすか!?:2007/04/12(木) 23:37:43 ID:6izDi9Uq
ジョエル「またみんな集まってくれたね。結婚式では本当にありがとう。
今夜は夜桜を鑑賞しながらみんなで親睦を深めよう。
この大きな桜の樹は樹齢二百年ほどだそうだよ。人の生と翼手の生、そしてこの樹、
みんな違うけどみんな同じ時間を一生懸命駆け抜けてきたんだ。じゃあ宴会はじめ!」
ワイワイ ガヤガヤ
ディーヴァ「…サヤ姉様、あのね、相談があるの」
小夜「どうしたのディーヴァ?深刻な顔してるよ!?あっち行こう。話聞くから」
カイ「小夜ー!二人でどこ行くんだ。ご馳走いっぱいだぞ!」
リク「姉ちゃん!」
小夜「ごめん!ちょっと。すぐ戻るから。ハジもそっちに居て」

ディーヴァ「姉様…どうして私たちには休眠期なんて残酷なものがあるの?…姉様、私…リクの事が…」
小夜「やっぱりそうだったの…リクは優しいからね…私も休眠期って、いやだな…
でも私はハジが必ず待っていてくれるから…」
ディーヴァ「リクは姉様以外で初めて私のした事も哀しみも受け止めて、人として見てくれた…
姉様にはハジみたいなシュヴァリエが居ていいな…いつも見守ってくれる…愛してくれる…」
小夜「あ、愛してなんか…(///)!」
ディーヴァ「私のシュヴァリエなんてダメ。アンシェルは私の事、実験対象としか見てないし、
ソロモンは最近『絆を壊すうざいストーカー愛しています!』って呟きまくる
変人だし、ネイサンとジェイムズはアレだし…リクとずっと一緒に居たい…」
小夜「もしかしてリクを………!?…ねぇディーヴァ、聞いて…」
801名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:40:15 ID:6izDi9Uq
カイ「なあ、お前ら何で男同士で腕組んでんだ?…まさかそういう関係だったとかw!?」
カルマン「違う!これはだな…」
モーゼス「…(カルマンの暴走を止めるためだなんて言えない…)」
真央「あ〜!答えない!やっぱし!」
カルマン「違うと言っているだろう!痛い目にあいたいか!!この!!」
モーゼス「カルマン…(ギュッ)」
カイ「(ますます怪しいな…)」
ネイサン「あら〜、あなたたちも恋人同士なのォ?受けの貴方、中々美少年ねぇ。
賢そうだし。でも私にはジェイムズがいるから♪」
ジェイムズ「違う!!私は断じて…」(シュン!)
(アッー!という間に遠くからアッー!という悲鳴)
モーゼス&カルマン「………」
カイ「これはひどい」
小夜「お待たせ!うわぁ、凄いご馳走!ディーヴァ、食べよ!」
ディーヴァ「ええ…姉様」
リク「姉ちゃん、これ美味しいよ」
ジョエル「シュヴァリエとシフのみんなにはまたワインで割った血があるよ」
ルルゥ「あたいあれ大好き〜!」
モーゼス「ルルゥはまた酔いつぶれない程度にね」
真央「ところでお花見でしょ?歌ったり隠し芸大会とかしようよ!
花見て、食べてるだけじゃつまらないよ!」
岡村「お嬢、それは贅沢ってもんだぜ。こんな絶景とご馳走もついてよ」
ジョエル「いや、言われてみればそうですね。それでは…
じゃあまず僕からやらせて貰おうじゃあないか!!」
全員「(えっ!?あのジョエルが!?)」
802名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:42:55 ID:6izDi9Uq
ジョエル「デヴィッド!ライト、ジャンプだ!あ!翼手にやられたぁ!
しかしミス!デヴィッド!カウンター!翼手に852ダメージ!」
全員「(ジョエルの犬の名前ってデヴィッドだったの!?)」
デヴィッド「………」
ジュリア「………」
リク「凄い!シャドウのインターセプターみたいだ!」
ディーヴァ「なあにそれ?」
リク「FFYをやってないとわからないよ。今度姉ちゃんに貸すね」
カルマン「いいこと思いついた。シフのお前らコンビ組んでもいいから何かネタしろ」
イレーヌ「馬鹿兄貴、あんたの存在自体がネタよ」
グドリフ「あ、でも俺今ネタ思いついた。ダーズ、コンビ組もう」
ダーズ「俺か?」
ルルゥ「イレーヌ!あれやろうよ。ヤーン!」
ヤーン「やーん!またぁ?いいけどぉ」
イレーヌ「…いいわ」
ディスマス「ゲスタス!」
ゲスタス「ディスマス!」
ジョエル「終わり!可愛くて賢いだろう?」
デヴィッド「………」
ジュリア「………」
小夜「可愛いな…私も犬飼いたいな」
ソロモン「貴女には犬ならとっくにいるでしょう?」
小夜「え?」
ソロモン「…貴女のストーカーシュヴァリエ(小夜には聞こえないように…)」
ハジ「ピキッ………………海水浴は…楽しかったか?」(シュン!)
小夜「何!?あっ!ハジやめて!」
803名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:45:35 ID:6izDi9Uq
デヴィッド「また始まったな…」
ジュリア「ええ、そのようね」
ルイス「桜の樹30本くらいはダメになるな、こりゃ」
グドリフ&ダーズ「こんばんはー!」
グドリフ「光るグラサン!」
ダーズ「光るハゲ頭!」
グドリフ&ダーズ「二人揃って脱走野郎!光る風追い越したら!今晩のお題!
中島美嘉の『CRY NO MORE』!」
グドリフ「はぁっ!(剣でダーズを串刺し)」
ダーズ「ぐはっ!何すんだお前いきなり!痛い!」
グドリフ「本当の傷は痛まないよ?」
ダーズ「いや、痛い。それもめちゃくちゃ。マジで」
グドリフ「とぉっ!(また剣でダーズを串刺し)」
ダーズ「もう俺は…声と言葉なくして………ぐふっ(バタン)」
グドリフ「ダ、ダーズ?ダーズ!!ただ涙が溢れてくるだけ…」
ダーズ「暗い…暗い…暗い…ここは…棺の中?」
グドリフ&ダーズ「以上です!あざーす!」
全員「(短い…かなり身体張ってる割にくだらなすぎる…こじつけにも程がある…)」
カルマン「くそっ!あいつらしらけさせやがって!『本当は嫉妬!』
俺がやるぜ!(いきなり立ち上がる)」
モーゼス「うわぁ!」
カルマン「俺、声真似得意なんだぜ!この前テレビで見たアニメから!
おい!鬼太郎!すさまじい妖気を感じるぞ!(めちゃくちゃそっくり)」
モーゼス「わかってます父さん!(巻き込まれた割に…)」
カルマン「妖怪アンテナスタンb」
ドーーーン!!!(桜の樹丸々一本持ったソロモンがハジを追撃したのにカルマン巻き添え)
シュン!シュン!(ハジ、ソロモン戦闘再開!どっか行った)
カルマン「…鬼太郎よ…お前の妖怪アンテナ、役に…たたねーな…ガクッ」
モーゼス「父さん?父さーん!!!」
全員「(まだ腕組んでる!やっぱりあいつら…)」
804名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:48:23 ID:6izDi9Uq
イレーヌ「ほら、足をお舐め!」
ヤーン「は、はひぃ!」
イレーヌ「違う…違うわ!こうするのよ!パシンッ(ヤーンを鞭打つ)」
ヤーン「あっ…はん!」
ルルゥ「馬鹿な下僕にはおしおきが必要だよねー♪(蝋を垂らす)」
ヤーン「あぢっ!あぢっ!」
イレーヌ「次はどこかしら?ここ?」
カイ「イレーヌやめろ!もうやめてくれ!!」
ルルゥ「え?だってヤーンが借りてきたこういうビデオみんなで見て大爆笑でさ」
イレーヌ「人間もこういうのが面白いんじゃないのかしら?」
全員(シフ以外)「(違う…違うわ!)」

ゲスタス&ディスマス「双子ならではのテレパシーやる」
ゲスタス「ディスマスがアルファベットの中から一つ文字を選び、
お前達にだけ教え、そして思い描いて念じる」
ディスマス「ゲスタスが10回連続当てる。それでは…
カンペ[D]」
ゲスタス「…D」(そして10回連続当てる)
全員「…凄い!(一番まともかも…でも地味)」
グドリフ「俺らシフは全員やったな」
ギー「(僕忘れられてるな…)」『←何故!?本当に忘れてた…!』

リク「姉ちゃん!歌ってよ!」
ディーヴァ「リクがそう言うんなら…」
(ディーヴァの「桜色舞うころ」全員静聴)
ディーヴァ「桜色舞うころ〜♪私は一人〜♪あなたへの思いをかみしめたまま〜♪」
(拍手)
805名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:52:11 ID:6izDi9Uq
真央「そういえばあんた達にも結婚式の時の写真送ったよね?よく撮れてたでしょ」
ディーヴァ「姉様と私の写真いっぱいあったわね」
モーゼス「僕たちも十人全員集合写真それぞれ大切に持ってるよ」
カイ「(岡村のオッサンから密売してもらった小夜とイレーヌの水着写真!
大切に持っt…ん?ねえぞ!何処!?)」
ディーヴァ「姉様!私と姉様の写真ロケットにしてもらったの。
金のは姉様の、銀のは私の姉妹の証に」
小夜「…ディーヴァ、ありがとう」
ドーーーン!!!バキーーーン!!!
ジョエル「随分派手にやってますね…桜が可哀相です」
小夜「ハジ!いい加減止めさせてきます!ディーヴァ!一緒に来てくれる?」

ソロモン「君も中々やる。決着がつきませんね。
ネイサンは僕が小夜を得る為には君を傷付けるな、と言っていましたが…
僕は君が小夜の側にいるだけで…無性に殺したくなります…
でも…今夜から小夜は僕の花嫁です。最後に小夜とお別れができなくて残念でしたね。
最期にこの美しい桜の花に埋もれて死ねるのならば何の未練もないでしょう?
ではっ!」
ハジ「………パラッ(一枚の写真を取り出す)」
ソロモン「………!それは!小夜の水着姿の写真…白の清楚系ビキニ…
  :そう かんけいないね
   メ几
→ :木又してでも うばいとる
  :ゆずってくれ たのむ!!
(決定ボタンピコンッ!) 」
806名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:55:04 ID:6izDi9Uq
小夜「あっちから音が聞こえる!被害が拡大する前に!急ごう!
(いつもの事だけど…心配だよ…ハジ…)」
ディーヴァ「馬鹿なシュヴァリエ…(ソロモン、姉様の事好きなんじゃなかったかしら?
でも最近、口癖の様に『絆を壊すうざいストーカー愛しています!』って言っていたわ。
アレ、顔だけはいいから変なのに狙われてうざいと思いながらも、
好きになってるとか…姉様にはハジがいるし諦めたのかしらね。
それ以前にあんな奴に姉様はやらないわ!)」
小夜「ハジ!?ハジ!!」
ハジ「小夜!?………小夜!逃げて下さい!あのストーカーシュヴァリエは
貴女をまたどこかへ連れ去るつもりです!(ハジ、樹に
ま た、ナイフ、木の杭等で串刺しに…『この手法には飽き飽きしている…』)」
ソロモン「小夜、貴女にこの言葉をずっと伝えたくて…」
小夜(また聞こえていない)「ハジ!そんな!ハジを置いてなんていけないよ!」
ソロモン「この風が踊らせる狂い咲く桜の花びらの中、絆など壊れてしまえばいいのに…」
ハジ「…小夜は決して渡さない」
ソロモン「君の方こそうざいストーカーです!…ずっと言いたかった…愛しています!さy」
ディーヴァ(少し遅れて来た)「ソロモン!…お前まさか…お前…
…私やアンシェルとの絆を壊そうとしてまで、お前をうざいくらいストーキング
していたハジを実は愛してしまったんでしょう?うざいと思いながらも…
絆など、どうでもよくなって…」
ソロモン「???『?が二億六千五百二十一個くらいあるから書ききれない!』」
ディーヴァ「ハジもその道に目覚めてしまったのね…サヤ姉様がいるのに…
ソロモンお前…いつも姉様の写真眺めてキスしたりしてるキモい変人だと思ってたけど、
ネイサンやジェイムズと同じでもあったのね。…なあに…それ…姉様の水着姿の写真ね!?
…どこから…変態。お前意味不明よ…姉様とハジを両方欲しいって事なの!?」
ソロモン「???『?が更に五億個くらい増えたよ!』」
小夜「ハジ…まだ傷ふさがってないよ!私の血を飲んで…
(白い首筋をハジに差し出す)」
ハジ「小夜……」
小夜「早く!」
ハジ「(また、わ ざ とソロモンの視界の中で小夜を抱きしめ首筋に牙を立てる)」
小夜「んっ!」
ソロモン「………ピキッ!僕の…僕の小夜を放して下さいーーーーー!!!(シュン!)」
ディーヴァ「(シュン!)お前みたいな奴に姉様たちに手出しさせないわ!
罰よ!(ドーン!)反省なさい!(ビシンッ!グシャ!)」
ソロモン「(昏倒)」

ハジ「…小夜…すみません」
小夜「ううん!そんな事ない!ただもう喧嘩はやめてね」
ディーヴァ「姉様、こんな写真をあいつが持ってたの。姉様に処分任せるわ」
小夜「………」
ディーヴァ「それにハジ…お前…そういう…あんな奴のどこがよかったのかしらね…」
ハジ「(計算通り…誤解はかなりあるが、かなり)」
807名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:58:13 ID:6izDi9Uq
ジョエル「やあ、やっと帰ってきたね。宴も終わってみんな自由に庭を散策しているよ。
この庭園にはお堀もあってね。ボートにも乗れるんだ。
お堀の周りにも桜が咲いて綺麗だよ。あれ、一人置いてきた?
ディーヴァ、貴女のシュヴァリエ」
ディーヴァ「なんだか血よりも馨しい桜の花を見つけたらしいから、一人で花食べてるわ」
小夜&ハジ「………」
ジョエル「そ、そう」
リク「姉ちゃーん!」
ディーヴァ「リクー!今行くわ!」
小夜「ハジ…百年以上ぶりに一緒にボート乗ろうよ」
ハジ「…はい」

カイ「お前らボート乗らねえのか?俺はやめとくけどよ」
真央「え〜!カイ、一緒に乗ろうよ!」
カルマン「おい!鬼太郎!いい加減腕を放すんじゃ!
ボートをこげないではないか!わしは乗りたい!」
モーゼス「ダメです父さん!(ギュッ)」
カイ「(違う。なんか違う。しかもまだ続けてる…どうしたんだこいつら…)」
カルマン「こうなったら力ずくでもいくしかあるまい…鬼太郎!
跳べ!さあ!クラッシャーin the sKy!(シュン!)」
モーゼス「うわぁ!父さん!」
ジャブーン!
モーゼス&カルマン「………浅くてよかった」
カイ「(おいおい…これでもかってくらいにまだ腕組んでるぜ…
モーゼス、お前はそんな奴じゃねぇって思ってたけどよ…お前を信じてえよ!?でもよ…)」
真央「………」
シフ八人「(モーゼス…全てお前に任せてよかったのだろうか…)」

ジェイムズ「………やっと隙を見て逃げてきた…あ!ボートか!
あれに乗って行ってどこか隠れていれば!」
ギコギコ
ジェイムズ「やアッー!と一息つけるなアッー!…ってうわアッー!貴様どうやって!」
ネイサン「野暮なことは聞かないの♪綺麗な景色ねぇ。そして二人のラブボート!貴方がリード?
ジャーマンのロマンチック街道〜♪いや〜ん♪ジェイムズぅ!(ギュッ)」
ジェイムズ「(やあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)」
808名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:01:47 ID:6izDi9Uq
小夜「…懐かしいね」
ハジ「…はい」
小夜「…またあの時が戻ってきたみたい」
ハジ「…はい」
小夜「…時計の針も逆さま回り…そうなればいいのに」
ハジ「…いいえ、明日へ向かいましょう…」
小夜「ハジ…明日も明後日もそのまた次の日も…」
ハジ「…」


ディーヴァ「リク、無理しないで。ボート私が漕ぐわ」
リク「大丈夫だよ!姉ちゃん!姉ちゃんは女の子なんだよ?それに僕ももう子供じゃないんだから!」
ディーヴァ「リク…その手の怪我どうしたの?」
リク「な、なんでもないよ!」
ディーヴァ「まさかまた私のために樹に登ったの?」
リク「…だって姉ちゃんにとった花、萎れちゃったから…新しいのを…」
ディーヴァ「リク、血が…(…美味しそう…え?…ダメ…ダメよ!ダメだったら!
お願い!ダメ!!やめてよ!姉様助けてっ!リク!)
リク!ボート岸につけて!」
リク「え?今、お堀の真ん中あたりだから遠いよ?」
ディーヴァ「じゃあ私泳いでいくから!私の側にいてはだめなのよ!!
私は…翼手なのよ!!今だって私リクの血を…私…」
リク「(ディーヴァの手を取って)…姉ちゃん、僕、姉ちゃんを初めて見た時から…
小夜姉ちゃんとそっくりなのに…違ったんだ。姉ちゃん、僕が本当に大人になるまで…
そして僕はずっと待つよ。死ぬまで………あっ、ごめんね……迷惑だったよね…
それから新しい花取ってこられなくてごめんね…」
ディーヴァ「…リク…全ての花はね、一度輝く季節が過ぎたら必ず枯れるの。
でもね、その輝いてる瞬間を心の中のスクリーンにいつでも写しだすことができるの。
一瞬は永遠なんだって。私、そんな事も知らないで取り返しのつかないことしようとしてた。
リク…ごめんね…もう…花は…いらないわ」
リク「…ディーヴァ…姉ちゃん………あ、風が吹いて…花吹雪だよ。綺麗だね…」
ディーヴァ「ええ…綺麗ね。
(サヤ姉様は、リクがくれた花を見てああおっしゃってくれた…
私リクの事が好き。いつまでも一緒に居たいけれど叶わない夢なの…
でも姉様、リクは私を待っていてくれるって…最後まで…
姉様があの時最後におっしゃった言葉、どういう意味なの?
なんくるないさ…なんくるないさ…なんくるないさ…)」

fin
809名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:11:34 ID:/Kh1InD6
>>808
結婚してクダサイ
810809兄貴…俺のこと…(ぽっ):2007/04/13(金) 01:15:36 ID:WUsGOi5w
アンシェル「>>809、君はネイサンにプロポーズしたとか…フッ」
カール「>>809!何故…何故僕ではなくネイサンを…君への愛が止まらない
というこの僕がいるのに!さあ、共に…レッツダンス!」
ソロモン「…カール…>>809さんはもう選んでしまったんです…薔薇の道へと」
ジェイムズ「>>809。貴様に礼を言わねばならんな…幸せにな。
これからはネイサンに憚らずおもいっきり水銀燈に萌えられる、ってアッー!」
811名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 01:19:09 ID:/Kh1InD6
>>810
ネカマ繋がりでネイサンと一緒に>>810を調教ということでww
アンシェルと小夜の話が見たいおw
ディーヴァとリクに関しての娘を嫁にやるアンシェルと
弟を婿にやる姉の立場での愉快な話w今度是非頼みたいおw
812名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 12:18:34 ID:K6T0AMqW
>>801と小夜とディーヴァは俺のオモチャあ、ちなみにアンシェルとハジは下僕ね。
813名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:51:39 ID:1TEA0VNt
>>798-808
GJGJ!
ソロモンが見る影もないがww
シフが面白い!リクとディーヴァがほのぼのしてて可愛いな。
814名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:55:52 ID:YasDXtX7
カイ真央単独エロキボン。
ひたすらカイ恋な真央愛しいよ真央(*´Д`)
815名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:58:14 ID:/Kh1InD6
>>798-808
もっと見せてー!
お願いだおー!
816名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:13:05 ID:1f7hKnln
たのしそうな流れのなかわるいけど結局保管庫ってどうなったの?
この作品とか収納されないのかと思うと寂しい。

まぁ自分で保存してるけど
817名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:14:58 ID:AkcnlWG4
やっぱ各自保管じゃないか?
この>>798-808のシリーズが今までの中で一番好きだ。
すごい和む上笑えるなんて贅沢三昧じゃないか!
818自分、8連投(だっけ)いいすか?:2007/04/15(日) 01:31:08 ID:u5Tmqd2H
みんなで奇妙なテレビゲーム編


アンシェル「朽ちゆく花の香り…その香りに惑わされることもある。
しかしやはり私は永遠に咲き誇る花を…求めてやまないのだ」
ジョエル「…その花のまたの名は翼手。そう言いたいのでしょう?アンシェルおじさん。
どうです?今度僕の別荘にまた皆で集まりませんか?温室に貴重な蘭や薔薇、百合などが」


モーゼス「またまたまたまた…ジョエルから別荘への招待状が十人分送られてきた」
グドリフ&ダーズ「光る風追い越したらきっと君に会えるね〜♪」
ルルゥ「きゃはははは!このお姉さんの描くスプーってピーマンお化けみたい!」
カルマン「ただ単に下手くそなのか狙ってるのかわからないとこがいいな」
ヤーン「(借りてきたエロビ見たいよぉ!テレビ…)」
ディスマス&ゲスタス「モーゼスが何か言っているようだが」
ギー「PS2でいいから欲しいね」
イレーヌ「DVDも見れるわよね」
モーゼス「み・ん・な!!!ジョエルからまたお誘いがあったよ。行かないのかい?」
九人「行く!!!」
819今回は和みなど…ないっス:2007/04/15(日) 01:33:59 ID:u5Tmqd2H
〜ジョエルの別荘・玄関(と言っても広い)〜
小夜「わぁ、お城みたい!庭もとっても広いし。動物園…思い出すね…」
ハジ「…はい」
カイ「これが別荘って…どんなレベルの金持ちだよ!」
真央「流石にウチとは格が違うね」
リク「中はどうなってるのかな」
ジョエル「あ、みんな!来てくれたね。君たちが最後だよ。これで全員揃ったね」

〜別荘・中〜
ディーヴァ「みんな!会いたかったわ。サヤ姉様、リク、元気だった?」
小夜「元気だったよ!ディーヴァは?」
ディーヴァ「…色々考えたりした事もあったけど…姉様やリク、みんなに今会えたから!」
リク「…姉ちゃん、大丈夫?あの後なんか元気なかったし…」
ディーヴァ「ふふふ、大丈夫よ。リク(…ありがとう)」
ネイサン「ディーヴァったら溜め息ばかりついていたのに…
あらァ?何だか外の天気の雲行きが怪しいわね。ま、やだ、雨降ってきちゃったわぁ」
ジョエル「困りましたね…庭の花園を皆に紹介したかったのに」
ピカッ ガラガラピシャーン!!!
「きゃあ!!!」
小夜「あ、ハジごめん…」
ハジ「…いいえ(ときめきぃ!)」
ディーヴァ「リク!雷怖いわ…私に落ちてくるみたいで…(ギュッ)」
リク「罪人なような事をおっしゃる…(ポーの一族、僕読んだ事あるもんね…ドキドキ)」
シュン!シュン!シュン!
ネイサン「いや〜ん!こわぁい!ジェイムズぅ♪あなた私抱きしめて守ってくれたのね♪」
ジェイムズ「き、貴様がっ!突然私を連れ出してこの体勢にさせたのだろう!」
ネイサン「…またヤられたいのね」
ジェイムズ「だ、だ、だ、だ、大丈夫だぞ…ネイサン…な?ほら(ソッ〜)」
ネイサン「ジェイムズ………世界一ピュアなキス…しましょうか…」
ジェイムズ「(返事がない。ただの…のようだ)」
820名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:35:49 ID:u5Tmqd2H
ルルゥ「あ!小夜ー!あたいたち昨日の夜にここに着いたんだよ」
小夜「ルルゥ!」
モーゼス「カイ、再会を祝おう」
カイ「ああ、お前に会えてうれしいぜ。今日はカルマンと…まさか喧嘩別れでも…」
カルマン「貴様!また誤解しやがったままなのか!!」
リク「あ!やせいのカルマンさんがとびだしてきた!」
カルマン「嫌!嫌!俺をゲットするつもり!?嫌!嫌!にーげよっと!」
イレーヌ「しかしまわりこまれた!馬鹿兄貴…?てめぇよォ、
夜にこの屋敷の衣装部屋からドレス持ち出して着てたよなァ?
そんときの下着どうしたんだオラァ!?ねえんだよなァ…?
カルマン兄さんがやったのかしら♪ねえ?」
カルマン「→はい
いいえ」
イレーヌ「………斬鉄剣」
カルマン「ぎにゃああああああああ」
イレーヌ「どこにあるやら理想の兄さん」

ジョエル「シフのみんなは昨日来てわかると思うけど
この別荘は赤い盾のサポート拠点でもあるんだ。
だから古風なお城みたいに見えてもとても近代的な施設だよ。
レトロから最新機器のゲーム機が揃った部屋もあって、
シフのみんなと昨日そこでゲームしたよね。こんな天気じゃ天体観測もできないし。
庭でのお茶会は明日にして、たまにはみんなでテレビゲームだ!
そしてね…こう見えても僕は…僕はね…アルルが大好きなんだあぁぁぁ!僕っ娘ぉ!」
全員「(どうして!?ジョエル………キャラが違う!違う!!違うよ!!!)」
ジョエル「色んなソフトが揃ってるよ。みんな好きなものを自由にやってね。
では…デヴィッド!!懐かしいあの戦争を始めよう!忘れたとは言わさない…
あの日のぷよぷよ…僕がばよえ〜んな時に…君は…思い出したくもない………
あの黒きお邪魔ぷよの雪崩…恐ろしい…」
デヴィッド「…今度は…本気で…負ける訳には…いかない!」
821名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:37:55 ID:u5Tmqd2H
〜ゲーム部屋〜
ルルゥ「カルマン何やってんの?(復活したんだ…ザオリク?レイズ?)」
カルマン「スペランカーだが。くそっ、こいつ開始五秒で死ぬ!
ゴンドラから足踏み外して死ぬ!蝙蝠のフンに当たっただけで死ぬ!
幽霊に触れたら死ぬ!下り坂でジャンプしてもショックで死ぬ!息して死ぬ!
人間ってこんなに弱い生き物なのか!?弱い…弱すぎる…」
イレーヌ「どいて馬鹿兄貴!あんたのテクニックがダメなのよ!?
私がやってみせてやるわ!チャララン♪行くわよスペランカー!ジャンプ♪
…え………落ちて…死んだ?………ピキッ!」
ルルゥ「イ、イレーヌ?」
イレーヌ「…弱いわ…弱すぎるわ………何だよ…このクソゲーはよォ…
作ったヤツの顔にワンパンいれねぇと気がすまねェ…
いや、ヤツの墓作ってよォ…墓の前にこのクソゲーの無惨な死体を供える位だよなァ…
この屈辱と憎悪はよォ………ボキボキッ!(ソフトは木っ端みじん)」
カルマン「な、だから言ったろ?」
イレーヌ「てめェもメガネもこんソフトみたくなりてェか!?」
カルマン「(メガネはらめええぇぇぇ!!)シュン!」
ルルゥ「イレーヌのせいじゃないと思うけど………キたんだね…」

リク「姉ちゃんケアルして!」
ディーヴァ「ケアルはMPがもったいないわ。ファイアの為にとっておきたいもの。
ポーションでいいわよね」
リク「でもポーションも底つきそうだよ?」
ディーヴァ「じゃあバナンに祈りつづけさせるわ。
効果は控え目だけど。こいつお荷物な上に死んだらゲームオーバーだなんて。
このタコしつこいわね。暗闇になってマッシュの通常攻撃がミスしまくりよ。
やっぱり頼れるのはエドガーのきかいね」
リク「姉ちゃん!ティナが死にそう!」
ディーヴァ「なんてこと!…できるなら使いたくはなかったけど…
ティナの為ならしょうがないわね…ハイポーションを使うわ!」
リク「死んでからフェニックスの尾使ったら?」
ディーヴァ「だめよ!ティナがかわいそうじゃない!使うわ!」
リク「あ…ティナ死んじゃったよ…ハイポーションの命令出したままなのに…」
ディーヴァ「ああ!ハイポーションが!!!」
リク「(ティナじゃないんだ…)」
822名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:40:07 ID:u5Tmqd2H
ヤーン「ときメモ2!ひかりんを何度デートに誘っても断られるぅ…
なんで!?幼なじみじゃん。運命が俺らをまた巡り会わせてくれたんだよ?
名前を読んでもらえるのふられる時だけなんて…予定があるって絶対嘘だよ。
最初にあからさまに水着姿狙いでいきなり海誘ったのもしかしてダメだった?
ひかりんは諦めてかおりたんにしようかな。よし、俺陸上部辞めてバレー部入る。
ひたすら運動系と文科系極めよ。もうすぐクリスマスだし。盛り上げていかないと。
電話してみよっ。かおりたん…え!?何そのそっけない態度…またダメだった…
こうなったらかおりたんは諦めて最終的に美帆ぴーにしよ。ちょっと電波なところが
逆にいいのかも。美帆ぴーどこに誘おうかな。夢見る少女系だから美術館かな。
電話!電話!さっさと電話!あ、美帆ぴー?え!OK!?…や、やったぜ!!いや、
でも難しいのはこれから。アタックするの遅すぎだもん。でも頑張る!!
あ、美帆ぴー!可愛いよ!お洒落してきたんだよね俺の為に♪じゃ、行こうか!
美帆ぴーからの三択質問。やーん、わかんない。どれが当たりな訳?えー!?ホントに
わかんない。どうしよう…俺にはもう美帆ぴーしかいないんだよ!?わかってよ!
しょうがないな…二番!ファイナルアンサー。男はこういう時ビシッとしないと。
………お願い!美帆ぴー!俺の気持ちに応えてよ!ああ…怖い……え!?デート
楽しかったって!?美帆ぴー…美帆ぴー!美帆ぴー!!!美帆ぴぃー!!!!!
うおぁあぉあああぁああ!!!やっt」(ボカッ!ドゴッ!ゴスンッ!メキッ!ガンッ!ボキッ!)
グドリフ「お前うるさくて四人対戦テトリスに集中できないから」
モーゼス「グドリフ!何も殴らなくても!」
ダーズ「お前何…ときメモ!?」
ギー「リセット!(ポチッ)」
ヤーン「…み、美帆ぴー?美帆ぴー!?へ、返事してよぉ…美帆ぴー!君のあの笑顔は!?
どこーーーーーー!!!」
(ドサッ! ヤーンがグドリフに部屋の外へつまみだされる)
ヤーン「み、美帆ぴー…」
823名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:42:38 ID:u5Tmqd2H
小夜「これ怖いよ…」
岡村「バイオハザードくらいでびびってちゃあ翼手には勝てねぇよ小夜ちゃん?」
ハジ「…小夜、日記を読んでみますか?」
小夜「え!どうしよう!?でもこれしか道はないよね…」
カイ「読んでみる、でいいな?」
真央「……かゆ…うまい」
バターン!!ジャララララ!
小夜「きゃあ!」
ハジ「小夜!ロッカーから飼育員のゾンビがでてきただけです!」
ソロモン「コントローラーを!(カイから奪う)はっ!(バンバンバン!)
小夜、倒しましたよ。貴女の為に(ニコッ)」
カイ「また!おまwいつから」
ハジ「…ピキッ!(私がやりたかったのに!)」

ソロモン「…くっ!この狭い空間では僕の技が中々決まりませんね…」
ハジ「………手加減は…しない(この怨み思い知れ!)」
ソロモン「いきますよ!」
ハジ「………ニヤッ(馬鹿が!飛び込んできた!)」
ソロモン「何!?何故!?力は互角なはず…!これは裏技ですか!?」
カイ「ハジがガイルでソロモンがザンギエフか」
真央「因縁の対決だね」
岡村「溜め待ちのガイルに飛び込むってなぁ、お約束だぜ…」
小夜「…二人とも…凄く真剣だね」
ソロモン「小夜…僕が勝ったら…デート…して…くれますか?」
小夜「…ソロモン」
ハジ「………(そんなことはさせない!サマーソルト!何!?かわされた!)」
ソロモン「小夜!君と僕の為なら!これで…終わりです!ハッ!!」
ハジ「………!!!(ぐはっ!!!)」
ソロモン「You Win!やりました…小夜!君への想いが僕を勝たせてくれたのです!」
小夜「…ソロモン」
ソロモン「…デート、いいでしょう?」
小夜「……じゃあ少しだけなら」
ソロモン「…ありがとう(これは仮想現実ではありません!ああ…!小夜!)」
ハジ「(ザンギエフーーーーーー!!!小夜ーーーーー!!!)」

ゲスタス「犯人はヤス」
ディスマス「見え見えだったが。でもレトロゲームはそこがいい」
ゲスタス「PS3もある。光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士」
ディスマス「は、まだ発売されていない」
ゲスタス「なんだか邪気眼ぽいが発売されたらPS3も買ってみんなでやろう」
ディスマス「ああ」
824名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:44:56 ID:u5Tmqd2H
ルイス「デヴィッド、あんたまだファイヤーまでしか出してないが」
デヴィッド「作戦だ。連鎖消しはこれからだ」
ジュリア「デヴィッド…」
ジョエル「アルル、行くよ!えいっ!アイスストーム!」
デヴィッド「なんという事を!これでは連鎖が!急いでお邪魔ぷよを消す!」
ジュリア「もう諦めて!」
デヴィッド「最後まで…諦めない!」
ルイス「もう無理だな」
ジョエル「来た…来た!来た!!アルル!一緒に!ばよえ〜ん!!!」
デヴィッド「ばたんきゅ〜」

ドーーーーーーーーン!!!ガシャ!ガシャ!
ジョエル「ついに勝った…って今の音は!?ま、まさかアレを誰かが!」
ジュリア「アレって…!?もしかして!」
ルイス「対翼手核搭載兵器、メタルギアブラッド+か?」
デヴィッド「…ばたんきゅ〜」
バタン!
ヤーン「美帆ぴー!いや、ネイサンとジェイムズが巨大マシーンに乗って戦ってるー!」
ジョエル「どこで!?」
ヤーン「地下室にいたけど今はどこに行ったかわからない!」
ジョエル「…アレは最高機密クラスで開発された…非常に危険だ…それも二体!やむを得まい…
みんな!核を搭載した非常に危険なマシンが暴走した!通常の武器ではダメだ!無線を渡す!
武器は例によって現地調達だ!見つけ次第破壊してくれ!」
全員「(大佐!なぜそんなものwww俺らスネークか!)」
825名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:46:40 ID:u5Tmqd2H
カイ「こちらスネーk、じゃなくてカイ、というか全員。地下室に潜入した。大佐指示を頼む」
ジョエル『カイ、これは極秘任務だ。くれぐれも敵に見つかるな。
地下室のコンテナの中に水鉄砲、N9からロケットランチャー、パンツァーファーストまで
置いてあるはずだ!手ぶらな皆に分配するんだ!』
ルルゥ「あたいクレイモアとダイナマイト欲しい!」
カルマン「俺、ステルス迷彩ね。あと無限バンダナ
『そんなもの無いよ!ただのかつらとバンダナだよ!』」
ディーヴァ「私これ♪(パンツァーファースト)」
リク「姉ちゃんがそれなら…僕はこの戦車。一緒に乗ろうよ」
小夜「私はえーっと…」
ソロモン「小夜!貴女に戦わせたりなどさせません!僕が貴女を守りますから!」
ハジ「(ドンッ!ソロモンを押しのける)…いいえ、私が貴女を守ります。ただこれを…(ナイフ)」
ソロモン「小夜と僕はこれからスリル溢れるデートをするのです!
二人きりで!敗者の外野は邪魔しないで下さい!」
真央「そこ何揉めてんの!早く武器と防具選ぶ!」

岡村「俺このタバコでいいぜ」
真央「やめな!オッサン!ゲージ減ってくから」
小夜「じゃあ私もディーヴァと同じのにしようかな」
ソロモン「小夜、僕も…」
ハジ「(飛び込んでくる馬鹿なザンギエフの分際で…!)」
モーゼス「外にいるという可能性もある。僕、グドリフ、ダーズ、
ゲスタスとディスマスは外に!(パトリオットミサイル全員装備)」
イレーヌ「やっぱなァ、ここは流行の劣化ウラン弾だよなァ…あのクソゲーよォ…」
ギー「イレーヌ、僕もそれにするよ。一緒に行こうね」
ヤーン「性欲を持て余す」
826名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:48:46 ID:u5Tmqd2H
ガシャン…ガシャン…ドドドドドド…ドーン…
イレーヌ「チッ!動いてやがるからよく見えねェ…でも音は聞こえるわよね。遠いけれど」
ギー「僕たちで仕留めようね」

チャラチャラチャラチャラ
ガガガガガガガガガガガガ!!!(廊下めちゃくちゃ)
リク「戦車の操縦って意外と簡単だね」
ディーヴァ「リク素敵!二人っきりでドライブね♪ゆっくり行きましょう?」
リク「(ぽっ)ぼ、僕も姉ちゃんみたいな綺麗な人とドライブできるなんて嬉しいよ!」
ディーヴァ「リク〜♪(ギュッ)」
リク「ね、姉ちゃん操縦が〜(///)!」

ソロモン「それ重いでしょう?僕が持ちますから」
小夜「ありがとう。でも武器は常に持ってないと…」
ソロモン「やっと…やっと貴女と二人だけになれたんですね…
ザンギエフで頑張ったおかげです…桜舞い散る中、貴女に捧げた言葉は届きましたか?」
小夜「…ハジの事、うざいと思いながらも好きだったんだよね…相談にのるよ?
それにあの写真のことも、もうなんとも思ってないよ。あれはカイが持っていたものだったの」
ソロモン「(鉄壁です…!でも小夜!愛しています!ここは少々強引にでも!)」
小夜「…ソロモン!?(突然抱きしめられる)」
ソロモン「あのシュヴァリエの事など好きな訳ないでしょう!あれは誤解です!
貴女のこの香り、もう離しません!小夜…僕は貴女だけを…愛しています!」
小夜「………!」
827名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:51:11 ID:u5Tmqd2H
ネイサン『ジェイムズぅ♪メタルギアごっこ素敵ね♪』ドンッ!(ミサイル発射)
ジェイムズ『貴様をここで殺す!』ドンッドンッドンッ(ミサイル連射)

カイ「こちらカイ。玄関ホールにて目標を発見!大佐指示を頼む」
ジョエル『全員玄関ホールへ集結し目標を殲滅、沈黙を確認せよ』
全員「了解!」

カイ「撃つぜ!!カチッ………弾が…ない?」
リク「僕、姉ちゃんの援護射撃するね。その前に姉ちゃんそれ使い方わかる?」
ディーヴァ「説明書を読んだのよ!」
リク「わあ!コマンドーだね。じゃあ撃つよ」シュッ ドーン!!ドーン!!
イレーヌ「この劣化ウラン弾の威力試させてもらうわ」
ギー「イレーヌ、一緒に撃とうね。じゃあ、せーの!」BURRN!
モーゼス「不必要に誤爆してはならない!正確に照準を合わせるんだ!」
四人「了解」ドーーーーーーーーン!!!
ソロモン「(トドメは僕が!小夜に憧れの眼差しで見つめてもらいます!)
小夜!危ないので貴女は僕の後ろに!」バーーン!!
小夜「ううん!私も戦う!えい!」ズドーン!!
ソロモン「小夜…凛とした貴女の戦士の横顔…美しい…」ズーン!!
シーーーーン
全員「(目標の殲滅完了かな?)」
ウィーン ギシン ヒュッ ドーン!!ババババババ!!!
モーゼス「まだだ!しかも反撃してくる!」
ピカッ!ドガーーーーン!!小夜「うっ…ハジ!それはN2爆弾ね!!!」
ハジ「小夜、ご無事でしたか」
小夜「うん!ハジがトドメをさしたみたい。屋敷の中めちゃくちゃだけど」
ソロモン「小夜!デートは今が佳境ですよ!何故そんな男と話など!」
小夜「あっ、ごめんソロモン…じゃあ一緒に目標の沈黙を確認しようか」


カイ「こちらカイ。目標の沈黙確認」
ジョエル『被害状況は?』
カイ「部隊の被害はゼロ。…ただよぉ…アレだ。うん、屋敷めちゃくちゃ」
ジョエル『別荘なら他にもあるからいいよ。ただ君達が無事でよかった。
それに君達は世界を救ったんだ。核という脅威から』
リク「任務遂行できてよかったね。姉ちゃんかっこよかったよ」
ディーヴァ「リクもね。敵は倒したし戦車でドライブつづけましょう」
リク「うん。姉ちゃんの夢を夢で終わらせないよ!」
ディーヴァ「リク…」

小夜「ソロモン…もうデートは終わり。貴方の気持ち、とても嬉しい。でも私は…」
ソロモン「やはり貴女の心は…でも貴女の気持ちが変わるまで僕は千年先まで待ちます。
そして時々貴女とこうして話したり、側に居させて下さる事をお許し下さい」
小夜「…ソロモン」
ハジ「小夜…行きましょう」
小夜「どこへ?」
ハジ「クレイモアやダイナマイトが仕掛けられていない安全なところへ…」

ヤーン「凄い音がしてたな…なんだこれ(ポチッ)」ドガーン!!!

ネイサン「ちょっとみんなやり過ぎよォ…ジェイムズ、生きてる?」
ジェイムズ「返事がない。ただn」



カイ「こちらカイ。これまでをセーブしたいんだけど、復活の呪文は?」
ジョエル『…ナンクルナイサ』

fin
828名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:00:10 ID:AkcnlWG4
>>818-827
マジでアンタを嫁にしてぇ!!!
最高!もう潤い!!
また書いてくれー!!!
829自分、9連投いいすか?:2007/04/15(日) 19:49:34 ID:u5Tmqd2H
>>811姉貴に捧げます


「ハジ…少し…一人にしてくれる?」
歪んだ真珠の名を与えられたバロック装飾が厳かに、冷えた空気に包まれている。
「…それがあなたの望みなら」
冷たい空気の振動をかすかに感じてから小夜は一人、十字架に磔刑に処された
男の姿を模した像の前へ進んで行った。響くのは夜を歩く靴音だけ…
食い込む茨の冠は聖なる赤い血を滴らせ、それを蒼穹から時の止まった天使たちが見つめている。
「…私は…本当は生まれてこなければよかったのに…」
「神の子に赦しを乞いたいってわけなの?イヴ?」
気配など全く感じなかったのに…はっとして振り返ると教会の扉の前に一人の少女がいた。
「エデンの園を追放されたイヴの台詞にしては少々遅すぎるようだけど」
長い金の髪を揺らしながら少女は小夜に歩み寄ってくる。小夜は懐の十字のナイフを握りしめた。
「禁断の毒の果実、そんなに美味しそうだった?」
少女が耳元で囁いた。一線、ナイフが空を斬る。
「エデンの森で放し飼いにされてた無垢なあなたには蛇の誘惑はさぞや甘くて」
少女の指先が小夜の鎖骨をなぞる。戦慄の中、ナイフを閃かせた。少女は胸に
刺さったナイフを抜き取り血に濡れたそれを愛しげに舐めまわした。
「狩人さん、もう一度狩りをしましょう?エデンの森で」
少女の見開かれた凍える青い双眸が小夜を凍てつかせる。
「いかが?でも狩人さん、知ってた?あなた自身も弓で射られる甘い毒の果実だってこと」
少女はナイフを飽きた玩具の様に放り投げると小夜の細い身体の線を腰から胸まで
なぞりあげると、首筋に腕を絡ませ狂気と吐息を含んだ声で囁く。
「ああ…一口噛じるその前に…リリスはあなたがとても羨ましいって。愛してるから…
アダムを奪ったあなたを赦さないって…二人の違いなど、ただヤハウェの気まぐれだったの。
残酷だと思わない?指に食い込む茨から狂い咲く血の様に赤い薔薇は美しい…」少女が小夜の首筋に接吻する。逆らえない…青い眼光…
830自分、アリプロファンっす:2007/04/15(日) 19:51:49 ID:u5Tmqd2H
「小夜!」
「…ハジ」
ハジの身体を教会の尖塔を飾っていた十字架のモチーフが貫いていた。
「あなたも…罪深いカイン…あなたの神への捧げ物は無駄なものになっているの。
本当に神が望むものがわからない。…愚かなものだ」
甘い囁きだった少女のアルトは最後は男の声だった。少女の影が揺らめき、ディーヴァの
シュヴァリエ…アンシェルの姿に変貌した。
「…シュヴァリエ!」
「リリスは歌う。失楽園の物語を。あの絢爛豪華な惨劇の日を。是非聴きにきてくれたまえ」
小夜は放り投げられていたナイフを拾い、腕に突き刺し赤い血で染め、
アンシェルを目掛け突進した。その時、目に見えない何かの力で小夜は吹き飛ばされた。
「小夜!」
ハジも十字のナイフを投擲する。
「愚かなカイン、罪深きイヴより生まれし者、ヤハウェはお前を呪うだろう」
冷たい風を残しアンシェルの姿は消えた。小夜はハジの元へと急いで駆け寄る。
小夜のいた場所には冷たく咲き誇る青い薔薇が一輪落ちていた。


アンシェル「ただいまー!ちょっと小夜とハジおどかしてきたよ。
最近調子乗りすぎじゃんあいつら」
カール「アン・ドゥ・トロワ!レッツダンス!」
ネイサン「いいわぁ♪レッツダンス♪」
カール「ちがぁーーーー!小夜と!ネイサンじゃないの!」
ジェイムズ「なんか水銀燈もいいけどツンデレっていったらやっぱ翠星石だよね。
迷うなあ。あ、でも蒼星石も…」
ソロモン「…に、兄さん、お願いが…小夜に擬態して僕の事愛してるって…言って貰えませんか…?」
アンシェル「(無視)こんどはなんかアニキャラにコスプレしておどかしに行くね」
全員「(別の意味で驚くな…)」
831名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 07:05:25 ID:9YGlr3pH
>>829-830
続きマダー!
大人しく待ってたよ?
ってスマソ、楽しみに待ってるからヨロ!
832自分…なんと10連投っすよ…:2007/04/17(火) 22:55:46 ID:amLbwVAZ
みんなで奇妙なサプライズ…編


アンシェル「現実と虚構。傀儡のように自分がなぜ今このような事をしているのか
わからないという点ではこの二つは変わらない」
ジョエル「そうですねアンシェルおじさん。でも僕はまたこうも思うのです。
ありのままその役を懸命に演じきる姿も美しいと。ところでジョエルの日記によると…」


モーゼス「また(いい加減に…)………ジョエルから招待状と手紙。十人分。内容はね………なんだ」
ルルゥ「いいなぁ…あたいたちにはさ…」
イレーヌ「ルルゥ…」
モーゼス「こればかりはどうしようもできないからね…」
カルマン「そうだな…」
ギー「ああ月よ!」
グドリフ「みんなそんなに落ち込むなって」
ダーズ「グドリフ…グラサンの下潤んでないか?」
ディスマス&ゲスタス「心を何にたとえよう」
ヤーン「(やっとテレビ空いたぜ。エロビ見よう)」
モーゼス「ヤーン聞いているのか?何を見てr………イレーヌ、ヤーンを…いいよ…」
ヤーン「ピカァーーーー!!!」
イレーヌ「場外ホムーランきめたわ」
ギー「ホームランね」
モーゼス「(何だろうこの気持ち…)」
833なんか…自分ばかり書き込んでいいんすか…:2007/04/17(火) 23:03:21 ID:amLbwVAZ
〜OMORO〜朝ご飯後〜
リク「姉ちゃん、食器洗いなら僕がするのに」
ディーヴァ「働かざる者食うべからず、ってカイが言っていたんだもの」
リク「それはそうだけど…姉ちゃんお皿もう四つも割ってるよ」
ディーヴァ「だって手が滑っちゃって」
リク「じゃあ姉ちゃんは僕が洗ったのを水で流して。一緒にやろう?」
ディーヴァ「…リクそんなにくっつかないで〜♪」
リク「だ、だって狭いんだもん!」

カイ「小夜ー!ハジー!店の掃除終わったかー!?」
小夜「もうちょっとー。ハジ、あの一番上の電球替えるから背負って。
ハジが椅子に乗っただけじゃ届かなそうだから」
ハジ「…では小夜、どうぞ(やったね♪)」
小夜「うーん、届かない!このままハジも椅子の上に乗って………きゃあ!バランスがぁ!」
ハジ「小夜!」
カイ「お前ら遅い、何やって…って小夜お前!ハジ押し倒して何やってんだ!」
小夜「な!椅子から転げ落ちただけ!それになんでこんなに綺麗に掃除するの?しかも朝から」
カイ「親父の形見みたいなもんだろ?久しぶりに帰ってきてもう埃だらけでよ、
親父も綺麗好きってな訳じゃねぇけど、これくらいはな」
小夜「…そうだよね。お父さんの思い出が詰まってるよね。ここに帰ってくると
何だか…ホッとする。じゃあハジ!もうひとがんばりしよう!」
カイ「よろしく頼むなー!」

リク「姉ちゃん…最高記録だよ…」
カイ「お前ら何いちゃついて…って!おい!ディーヴァ俺のお気に入りの
マグカップ割ったな!?ていうかそれだけじゃなく
お前自分で選んだバカラのグラスも粉々に…残りの食器たちも哀れな姿に…」
リク「カイ兄ちゃん。姉ちゃんはこういうの慣れてないからしょうがないよ。
確かに小夜姉ちゃん以上だけど…」
ディーヴァ「カイ、私…」
カイ「わかったよ、ディーヴァ、お前小夜たち手伝って来い。
それから、もう気にすんな…誰だって最初は失敗すんだ。
俺も小夜もリクもそうなんだ。もちろんお前もな。そんなもんだぜ」
ディーヴァ「……カイ」
834ちょっとうしろめたいっす:2007/04/17(火) 23:05:33 ID:amLbwVAZ
〜バスの中〜
小夜「いきなり買い物頼まれちゃったね。どうしたんだろ。
それに…サトウキビ、畑から盗んで来いって…売ってるのじゃダメなんだって。
あ、もうすぐバス市外に出るよ。サトウキビ畑がいっぱいあるんだ」
ディーヴァ「また姉様やリクと居たくてアンシェル達に秘密でここに来たけど…
私、今とても幸せ…カイってああ見えて優しいのね。ハジもこの前私が色々悩んでた時に、
そっと優しい曲を弾いてくれた…姉様達と私達は何故戦うのかしら…
私なんて生まれてこなければ…」
小夜「…ディーヴァ…私もね、時々そう思うんだ。でもね…私、生まれてきて…よかった!
辛い事悲しい事全部まとめてそれ以上の喜びで私は今生きてる!ディーヴァも…そうでしょ?」
ディーヴァ「…うん、姉様」
小夜「あ、次で降りるよ。ディーヴァ、一緒に降車ボタン押そう!」
ディーヴァ「これとても押したかったのよね!じゃあ姉s」
ピンポーン♪次停まります
小夜&ディーヴァ「(先越された!誰!あのジジイか!)」
〜サトウキビ畑〜
小夜「ディーヴァ、これ、ナイフ。カイは50本ほど盗んで来いって言ってたけど…」
ディーヴァ「見つからない様によね。血が騒ぐわ…これがサトウキビ…甘いのかしら(カリッ)」
小夜「ディーヴァ早く!それに何故ただの木の枝噛んでるの!?」
ディーヴァ「え?あ、そっちがサトウキビね。道理で固くて渋いと思ったわ」
小夜「じゃあやるわよ!」ディーヴァ「ええ!姉様!」
バッサバッサバッサバッサバッサバッサ
ディーヴァ「これくらいかしら」
小夜「凄い量だね…どうやって持って帰れば…」
農家の人「な〜にやってんだ。おめだぢみでぇなちゅらさんがだが
『Excite翻訳 何をしているのかでしょう。美しいあなたたちのようなのに』」
小夜&ディーヴァ「(きゃああああああ!!見つかったぁ!!)」
835名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:09:15 ID:amLbwVAZ
カイ「よし、準備は万端だな!あとはあいつら待つだけだぜ!」
ルイス「カイ、お前さん完璧にやったな」
ジョエル「悪いね、君たちも主役なのに手伝わせて」
ルルゥ「飾り付け楽しかったよ!」
モーゼス「ジョエル…礼を言う」

小夜「親切なおじさんだね。サトウキビ豊作すぎるからあげるって言ってくれて、
さらにはトラックに乗せて送ってもらえるなんて」
ディーヴァ「見つかった時はどうなるかと思ったけど…人間って…色々」
農家の人「ちゅらさんがだ、道どっちだ!?」
小夜「あ、あの学校のある大通りに出てずっと右に何度もいけばOMOROって店が!
すみません、ありがとうございます!」
ディーヴァ「今度こそ間違いなくサトウキビよ(カリッ)」
小夜「…ディーヴァ…何故鉄パイプなんか噛んでるの?」

農家の人「ちゅらさんがだ、まだサトウキビあっかんなー!んではなー!!」
小夜&ディーヴァ「ありがとうおじさん!!」
小夜「ディーヴァ、サトウキビ持って。私こっちの大量の買い物袋持つから」
ディーヴァ「サヤ姉様待って〜!」
カランカラーン パーン♪
「小夜!ディーヴァ!シフのみんな!誕生日おめでとう!!!」
小夜「え?どうしたのみんな集まって…これは?」
ジョエル「ジョエルの日記を知っているよね。あれによると1833年の今日に君達は生まれたんだ」
ジュリア「それで誕生日パーティーって訳よ。シフのみんなはわからないから
まとめて今日って事にしたの。キルベドの資料が手に入るまで」
ディーヴァ「(ポロッ 噛んでたサトウキビを落とす)…誕生日?私と…姉様の?」
小夜「…みんな」
カイ「誕生日といったらまずはケーキだよな。ほら、お前ら蝋燭消せ」
ルイス「特製超巨大ケーキだよーん。デザインはまず表面をシフの色、緑を抹茶チョコで。
小夜は赤い薔薇の砂糖菓子。ディーヴァは青い薔薇の砂糖菓子。蝋燭は百本だ!」
836名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:11:21 ID:amLbwVAZ
ルルゥ「炎綺麗だね。でも消しちゃうの?」
デヴィッド「12人いるから少しずつやってもらう。まずは小夜、ディーヴァ、お前たちだ」
小夜「いくよディーヴァ」
ディーヴァ「…姉様!」
小夜&ディーヴァ「すぅーー………ハッ!!」
全員「(かなり息吸い込んだわりに一本も消えない…)」
カルマン「貴様ら本気でやっているのか!どけ!俺が手本を見せr」
イレーヌ「馬鹿兄貴はサトウキビでも食ってろ。二人とも頑張って!」
小夜&ディーヴァ「ふぅー!消えた!」
カイ「じゃあ後はお前らだな」
モーゼス「みんな一緒に消そう!」
十人「すぅー………ぷ〜♪」
ヤーン「やーん!緊張してガスが出ちゃった♪」
イレーヌ「…ピクン…てめェもサトウキビ食いてェか!!」
ギー「気を取り直して…」十人「ふぅー!!!」
全員「おめでとう!HAPPY BIRTHDAY!!!」

小夜「テーブル片付けてみんな入れるようにしたんだね。
(お父さん…私、またみんなに誕生日祝って貰ったよ)」
ジョエル「僕からみんなへのプレゼントがあるんだ。小夜、ディーヴァ、シフのみんな、
幸運のお守りに…小夜にはルビー、ディーヴァにはサファイア、
シフのみんなにはエメラルド。原石だよ。
みんなもこの原石の様にいつか光り輝けるように」
カイ、リク、真央「俺達からはこれ」
真央「小夜!ディーヴァ!GODIVAのチョコ詰め合わせ!」
カイ「お前らには…ホントわかんなかったけどPS3。プレゼントってレベルじゃねーぞ!」
岡村「俺はまた写真送ってやるからな」
ネイサン「やっぱり花束よねぇ。ほら、これ一晩だけ好きにしていいわァ♪」
ジェイムズ「ネイサン!リボン、いや縄を解け!」
全員「(イラネ)」
ソロモン「ディーヴァ、貴女にはすぐに引きちぎれるぬいぐるみと人形を百個…
小夜、君には指輪を…右手の薬指に…イレーヌさんをはじめシフの皆には香水を…一人一人の個性に合わせて調合させました」
ハジ「…では弾きます」
デヴィッド、ジュリア、ルイス「どんな運命が待っているんだろう♪悔やみたくないよ♪生まれたこと♪」
837名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:13:49 ID:amLbwVAZ
小夜「ありがとう…」
ディーヴァ「…みんな」
モーゼス「誕生日か…生まれた時から呪われた僕たちに祝福が訪れるなんて…」カイ「ケーキとご馳走食うぞ!」
ルイス「シャンパンもどんどん空けてな!!」
ワイワイ ガヤガヤ

カイ「一段落したな。じゃあお前らあそこいくぜ!」小夜「あそこって?」
カイ「着けばわかるさ」

ザーン ザーン ザーン
小夜「この浜辺…」
カイ「花火しようぜ、またよ。メンバー変わっちまったけどな」

ルルゥ「あはははは!ヤーン行くよー」ドーン!(手榴弾)
ヤーン「ぎょええええええ!!!」
カルマン「これが花火か?クレイモアにしか見えないが」ポチッ ドーーーン ジャブーン!
イレーヌ「あいつも海水浴好きね」
リク「姉ちゃんと線香花火どっちが長く保つか競争」
ディーヴァ「負けないわ!」
ジョエル「(武器倉庫から大量の手榴弾とクレイモアがなくなっていたが…)」
イレーヌ「諸君 私は戦争が好きだ 諸君 私は戦争が好きだ 諸君 私は戦争が大好きだ
セラスのハルコンネン行くわよ!祝砲!」
ダーズ「俺か!(シュン!)」ドカーーン
ルルゥ「ここに花火いっぱいあるよ!シュヴァリエのお兄さんたちもやろうよ!」
ネイサン「…ネイサンとよべ!」
ルルゥ「じゃ姉さんいくよ!」バーーーーン!
ジェイムズ「ぐわぁ!」
ネイサン「ま、ジェイムズ…また私の為に…火傷するわよ?
でも貴方がやりたいんなら…えいっ!」ドーーーン
ジェイムズ「オンドゥル!」
イレーヌ「ソロモンさんが相手でも容赦しないわ!喰らえ!失恋破壊光線花火!」チュドーン!
ソロモン「イレーヌさん、火遊びもほどほどに(シュン!)それから、例え報われなくてもあきらめない!
(あのシュヴァリエは何処!?チェロケースにプラスチック爆弾を仕掛けてあげます!)」


小夜「ハジ、あの日から私ずっと自分が生まれた事に罪の意識を感じてた…
ハジの時間を止めたのも、この手を赤く染めた日も、
私が原因で死んでいった人たちも…これは償いきれるものじゃない…でも、それでも
私の周りには私が生まれたことを祝ってくれる人たちがいたんだね…」
ハジ「私もその一人、貴女と巡り逢えた…幸運な一人」
小夜「ハジは自分の誕生日知らないんだよね…」
ハジ「…私は孤独の中に生まれました。その孤独から貴女が…」
小夜「…決めた!ハジの誕生日も今日。明日になる前に弾いて。
ハッピーバースデー。ディーヴァみたく上手くはないけど私が歌うから」
ハジ「…はい」
小夜「HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪ HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪HAPPY BIRTHDAY
DEAR HAGI…HAPPY BIRTHDAY…TO YOU〜♪」
ハジ「…小夜、ありがとう…」
小夜「今の私の声はあなただけのもの…」
ハジ「小夜、これを」
小夜「…ピンクの薔薇…もっと赤いのがいい!」
ハジ「でも動物園のあの時間の中、貴女は毎日この色の薔薇を飾ってくれた」
小夜「えへ、嘘だってばれちゃった?私、この薔薇が大好きだよ。ありがとう…
星の音も波の音もハジのチェロの音も…大好きだよ…」
ザーン ザーン ザーン
838名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:15:34 ID:amLbwVAZ
ドーーーン!パーーン!ドーーーン!
ヤーン「ひぃーーーーーー!!」
イレーヌ「ほっほっほ。ザーボンさん。綺麗な花火ですよ」
ルルゥ「ドドリアさんじゃなかったっけ」
イレーヌ「どっちでもいいわ。姉さんどんどんいくわよ!!」
ネイサン「素敵!…ジェイムズ盾になれ」
ジェイムズ「(ママ…)」
カルマン「喰らえオカマシュヴァリエ!!」(パトリオットミサイル)ドッガーーーン!!
ソロモン「イレーヌさん!いきますよ!」ドーーーン!
ジョエル「ちょwみんな普通の花火しようよ!」

カイ「ここは戦場か!」
モーゼス「カイ、許してやってほしい。あんなに楽しそうな皆を見るのは
君たちとこの前会った時以来なんだ。いや…いつもよりずっと…」
カイ「そうか?お前らいつもあんなテンションじゃないのか?」
モーゼス「…君達と触れ合って色んな経験をしながら僕らは学んでいく。
でもそれだけじゃない…なんだか生きている事を証明できているような…
身体に現れる呪いの茨の恐怖をその時だけは忘れられる気がするんだ。
僕らは戦ってそして使い捨てられる為に造られた。忌まわしい事なのに…
人間の様に生きる目的を探す為生きる事もできないのに…皆、祝ってくれた…」
カイ「…なあ、I was bornっていうだろ?私は生まれた、って意味なんだよな。
俺バカだからよくわかんねぇけど、これって受け身系の文章なんだよな…
自分で望んで生まれてきた訳じゃねえ。この世界にいわば生み落とされたんだ。
それはお前らも俺らもかわんねぇ…だからお前らも最期まで生きた証としてやり遂げろよ。
それぞれやりたい事をさ。まあさっきのは国語の教科書に載ってた詩でよ、
どっかの頭いい奴が作った詩だけどなんか心に残ってな…」
モーゼス「I was born…」
ルルゥ「モーゼスー!!花火行くよー!!」
カイ「わぁ!」
モーゼス「カイ!(シュン!)」
ドーーーン!
カイ「モーゼスさんきゅ…頼むあいつら止めさせてくれ…今のパトリオットミサイルだぜ…
まだメタルギアごっこしたいのか!迫力は確かに数段欠けるけどよ…普通の花火もいいぜ」
839名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:17:52 ID:amLbwVAZ
ルルゥ「綺麗な色…オレンジに白…緑!」
リク「何度やっても姉ちゃんの線香花火の方が長生きするね」
ディーヴァ「うふふ♪」
カルマン「みなさーん!これからこのリーマン風シフ、
ヤーンがロケット花火を尻に差し込んであの月まで飛んで行くそうでーす!!」
ヤーン「本当に月まで行けるのか!?でも名前がロケット花火だしな」
ジョエル・デヴィッド・ジュリア・ルイス「……………」
ネイサン「…ジェイムズお前もやれ」
ジェイムズ「ひぃ!やめえええぇぇぇぇ!!アッー!」
ヤーン「アッー!」
カルマン&ネイサン「発射準備完了!点火♪」
ヒューパーーン!ヒューパーーン!
カルマン「すげえ!マジで飛んでった!50本挿したもんな!」
ネイサン「甘いわぁ。私なんて百本よォ!」
ルルゥ「カイー、真央ー!ねずみ花火そっち行ったよー!」
カイ「さっきのミサイルより格段にまし、ってこれ手榴弾じゃw」
真央「今度はボンバーマンごっこ!?きゃあああ!!」
イレーヌ「カイ、真央!(シュン!シュン!手榴弾をカルマンに向けて蹴り飛ばす)」バーーーーン ジャブーン!
イレーヌ「馬鹿兄貴、本日二度目の海水浴ね」

小夜「天駆ける龍の閃き!」
グドリフ「隠し味・鷹の爪!『隠し剣・鬼の爪!』」カイ「小夜ー!グドリフと何ちゃんばらしてんだ!?サトウキビでよ…」
小夜「グドリフに剣の練習相手してもらってるのー!」
グドリフ「隙あり!連続剣!エンド オブ ハート!!!」
小夜「あっ!………ソロモン!?」
ソロモン「貴女の為ならサトウキビでいくら斬られようとも!
小夜!新しいサトウキビを!」(バシン!)
小夜「ハジ!今のは必殺サトウキビ・斬ね!でもいきなり斬りかからなくても…」
ソロモン「許しません…僕が君に特別にサトウキビの稽古をつけてあげます!
この名刀・正宗で!『ただのサトウキビです><;!』ハッ!」
ハジ「………超究武神覇斬」バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!バシン!
小夜「………。グドリフ、お願いします!はっ!」
グドリフ「やるな…!こいつダメになっちまったぜ…新しいサトウキビ…ってあいつら!」
小夜「ああ!あの親切なおじさんの心がこもってたサトウキビが…もう全部ボロボロに…」
840みんなも…生きよう?:2007/04/17(火) 23:20:35 ID:amLbwVAZ
カイ「今12時過ぎた。さっきまで今日だったのが昨日になっちまったな」

ディーヴァ「私…生まれてきて…よかった!」
リク「姉ちゃん…僕も。だって姉ちゃんに会えたんだから」
ディーヴァ「私は生まれた事自体が罪なのに…みんな祝ってくれて…」
リク「どんな人でも誰も生まれてきて悪い人なんていないよ?もちろん姉ちゃんも…」
ディーヴァ「…私…歌いたい」
あ〜〜〜♪あ〜〜♪う〜〜〜〜♪あ〜〜〜♪あ〜あ〜〜〜♪
ルルゥ「…なんか…哀しそうだけど…綺麗…」
イレーヌ「…何かしら…この胸の高なりは…喜び?」
カイ「ディーヴァ…泣いてるのか…?」
小夜「あれ?なんだろ…私も涙が…」

リク「姉ちゃん…今の歌…いつもと…違う」
ディーヴァ「…私…今、生きてる…姉様…リク………うぅ…」
リク「姉ちゃん…おもいっきり泣いていいんだよ」

小夜「ジョエルさん、ありがとう…」
モーゼス「初めての事だったけれど…とても嬉しかった」
ジョエル「また来年ね。それまでにシフのみんなのデータを手に入れるよ」
モーゼス「…ジョエル、ありがとう。でも…もう僕たちはいいんだ。来年の今日も僕たちの誕生日…」

ヤーン「イレーヌ!俺、月通り越してイスカンダルまで行ったぞ!
放射能除去装置もここに!『それラジカセだよ!』アイム アストロナウント!」
イレーヌ「あ、そう」
カルマン「よく星層圏で燃え尽きなかったな」
カイ「お前…海藻と一緒に浜辺で気失ってたんだけど…」
真央「バカだね」


リク「姉ちゃんは会ったことないけどね、僕たちにはお父さんが居てね。死んじゃったけど…
僕の心の中では生きてて、いつも励ましてくれるんだ」
ディーヴァ「…なんて?」
リク「なんとかなるさ、って意味でね…なんくるないさ」

fin
841名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 03:28:35 ID:yB9g/GUH
>>832-840
相変わらず最高!好きだ!!!
自分だけっつか、他の人はそれぞれ忙しいだけじゃ?
やっていいって人が投稿するようなものだと思うよ?
気にしないでも大丈夫な気がする。

今回も惚れ惚れというかもう、和み尽くしました。
ありがたいっす。
84211連投…!:2007/04/19(木) 18:04:56 ID:/rdADsIs
みんなで奇妙な夢の中編


アンシェル「誕生の瞬間をいつと定義するのか…」
ジョエル「そう考えるとすべての命は繋がっている…そういう事になりませんか?」
アンシェル「フッ、まさか君の様な若者からそんな言葉が聞けるとは」
ジョエル「…生命の神秘…それを追い求めた結果が…アンシェルおじさん、僕の
家に代々伝わる不思議な物が。是非皆にお見せしたい」


モーゼス「またーーー!!!ジョエルから彼の本邸への招待状が十人分送られてきた」
グドリフ「モーゼス隙あり!サトウキビハザード!」
モーゼス「(シュン!)グドリフ!このサトウキビたちは小夜とディーヴァがお土産に
新しく貰ってきてくれた記念の品なんだ…意味不明だけど」
ルルゥ「あのかっこいいシュヴァリエのお兄さんから貰った香水、イレーヌのは
百合みたいな香りだね。あたいのはなんか…これが太陽の香りなのかな…ついてたカードによると」
イレーヌ「ソロモンさん…私の事こんな風に思っていてくださったのね…」
ヤーン「どうせいいんだ俺なんか…バナナの香りで…」
ギー「エメラルド…磨けば光る原石だけどこのままの君の美しさが僕を捕らえる」
カルマン「コントローラーよこせ!お前の操作がダメだからゴールされたんだぞ!」
ダーズ「お前かなり真剣だな…たかがウイイレで」
ディスマス&ゲスタス「貰ったPS3、便利ってレベルじゃねーぞ!」
モーゼス「何やら代々伝わる家宝を見せてくれるらしい」
843841姉貴ありがとう…:2007/04/19(木) 18:07:14 ID:/rdADsIs
〜ジョエルの屋敷〜
カイ「………なあ、俺達こんな普段着で来ちまったけど」
小夜「な、なんか緊張するよね。いいのかな…こんなによくしてもらって」
ハジ「…」
リク「小夜姉ちゃんは頑張ってるもん。そのお返しだよ。それにジョエルさん、
みんなを集めてわー!ってやるのが好きそうだし」
真央「でもさすがの私もこの豪勢な雰囲気には圧倒されるわ…」

〜何やらいかにも怪しい暗い部屋〜
ジョエル「ディナーも終わったし、みんなにアレを見せようと思う」
モーゼス「ゴルトシュミット家の宝?」
ディーヴァ「そんなものより姉様〜!」
ソロモン「(そんなものより小夜〜!)」
ジョエル「…これだ。遠い昔、錬金術の研究の過程で生まれたものらしい」
ルルゥ「…大きな…薬瓶?」
ジョエル「これを飲むとたちどころに夢の中。この魔法陣の結界の中で全員で飲む。
そうすると皆で同じ夢を見られる」
ネイサン「シュヴァリエは不眠症なのよぉ?インソムニア♪」
グドリフ「俺らシフも」
ジョエル「まあ物は試しという事で。一人一粒、行き渡ったかい?」
全員「イエス」
カルマン「これただの正露丸じゃないのか?匂いが怪しい」
真央「まさか毒薬とかじゃないでしょうね!?」
ジョエル「…実は僕、この前試したんだ。
起きたら忘れちゃったけど、とてもいい夢を見たと思うよ」
小夜「どうなるんだろ…」
ジョエル「確か古文書には皆が同じ夢を共有するためには、セフィロトの樹、マルクトの
結界の中で手を繋いで円になるとか…皆、結界の枠からはみ出ないように手を繋いで。
それからこれが最も重要!夢で迷ったら皆、皆自身を思い出して呼びかけて」
ディーヴァ「姉様!リク!」
ハジ・ソロモン「(小夜の右隣りは!)」
真央「そこ!また何揉めてんの!あんたたち二人、一人ぼっちのヤーンと手繋ぎな!」
ジョエル「…じゃあいいかい?飲んで!」
全員「ゴクン…」
シーーーーーーーーン バタン ドサッ バタッ…
844暇な大学生…:2007/04/19(木) 18:09:35 ID:/rdADsIs
小夜「うーん…ここは?さっきの部屋だよね…これは…チェロの音色?
懐かしい…私…呼ばれているの?とりあえずこの部屋から出よう」

ディーヴァ「この牢の扉何度開けても同じところに…嫌よ!リク!何処!?」
リク「…姉ちゃん?姉ちゃんなの?」
ディーヴァ「リク!」キィー
リク「僕たちの家…」

ハジ「サヤ!何処行った!?」
小夜「いたいっ!」
ハジ「サヤ!」
小夜「ハジ!あれ?さっきまで私あの部屋に…それにここは…動物園…
それもあの日々のまま…人も部屋も空気も…」
ハジ「サヤ?何を言って…」
小夜「あ!服もお気に入りだったピンクのタフタ…
私の髪も長いまま…ハジもあの時のまま
………きゃあ!」

モーゼス「ここは…初めてキルベドを出て…初めて見た外の景色…みんな!何処にいる!?」
カルマン「モーゼス!?俺!イレーヌに磔にされて…」
八人「モーゼスー!!」
ディスマス「ゲスタスと卓球していた」
ルルゥ「あたいお菓子の家にいたのに…熱いチョコレート飲ませてもらってたのに…」
グドリフ「サトウキビの雪崩が…」
ヤーン「俺何故か女子トイレに」

真央「カイ!オッサン!何で私たちこんな霧の中にいるわけ?」
岡村「いや、俺に聞かれてもな…」
カイ「あれは…親父!?待ってくれ!親父ー!!」
真央「カイ!何が見えてるの!?行っちゃダメだよ!」
カイ「放せよ!親父ー!!!」
真央「カイ!!待ってったら!!」
岡村「お嬢!!」


ジョエル「…美しい」
デヴィッド「ここは…」
ルイス「海の底だな。魚が泳いでる」
ジュリア「でも…樹が…海の中の森よ…小鳥も鳴いて…幻想的ね…」
ルイス「何故息ができるんだ?」
デヴィッド「…わからん」
ジョエル「少し散策してみよう。美しい…夢だね」

ジェイムズ「はぁはぁ!!まだ追ってくる!なぜ空母の中に奴が!」
ネイサン「ジェイムズ〜♪」
ジェイムズ「何故貴様浮かんでるんだ!え?私も!?景色が!宇宙!?意味不明だ!」
ネイサン「貴方この前ロケット花火でゴーイング・ユニバースしたからじゃなぁい?」
ジェイムズ「そんな事あるわけないだろう!近寄るなーーー!!!」
ネイサン「さ!二人で熱い波動砲をデスラー艦隊にぶち込むのよぉ!」
ジェイムズ「ポォーーーーーーーー!」
845今日は徹カラ…語り継ぐこと歌うっす!:2007/04/19(木) 18:12:18 ID:/rdADsIs
小夜「ハジ!」
ソロモン「小夜、これは夢。シュヴァリエとなった時から僕に夢はなくなりました。
せめて夢の中で貴女と…と願う事すら…!しかしこれはまさしく夢。ひと時の甘い夢…」
小夜「や、やめてよ…」
ソロモン「いいえ!やめません!愛しい僕だけの花嫁になって!!」
小夜「ハジ!いやぁ!!んっ…」

リク「姉ちゃん、晩御飯何にする?」
ディーヴァ「リクが作るんだったら何でもいいわ。なんだか…こんなに安らかな気持ち…
何か思い出さなければいけないのに…なにかしら…

リク「あ、お醤油きれてる。姉ちゃんの好きな不死屋のシュークリームも
ついでに買ってこよう。姉ちゃんも行く?」
ディーヴァ「ええ、リク」リク「わあ、夕日が綺麗だね」
ディーヴァ「今夜は星空ね」
リク「姉ちゃん、戦車でまたドライブだよ。乗って」
ディーヴァ「私たち二人を邪魔する壁は粉々よ♪」

モーゼス「これが自由…?僕たち自身が選んだことなのに…何だろう…この虚しさは…
この選択は間違っていた?本当に希望など…僕らには残されているのか?」
ギー「赤い…月」
ルルゥ「モーゼスどうしたのさ!モーゼスらしくないよ!」
モーゼス「僕らしいって何だ!?………すまないルルゥ、取り乱してしまったね…」
ギー「これは…タロットカード…太陽の正位置…隠された暗示は…死」

カイ「親父!親父なんだろ!?こっち向けよ!……親父……?そんな…親父…翼手に…」
岡村「霧が晴れて…ヤンバルか!?」
真央「カイ!?あんた正気なの!?パーン(カイを平手打ち)」

ジョエル「鯨の鳴き声だよ」
デヴィッド「壮大なスケールの水族館だな」
ルイス「水族館じゃないぜ!本物の夢さ!」
ジュリア「海…生命の源」

ネイサン「波動砲撃ちましょ♪えいっ♪ポチッとな」
ジェイムズ「アッー!冥王星がアッー!矮小惑星がアッー!セーラープルートがアッー!
貴様何てことオフッ!」
846まさに廃人と化した学生:2007/04/19(木) 18:14:46 ID:/rdADsIs
小夜「離して!お願い…やめてよ…!」
ソロモン「髪が乱れて…貴女とずっとこうなることを夢見てきました…お許し下さい…」
ハジ「サヤ!お前は誰だ!?サヤを離せ!!」
ソロモン「邪魔が入りましたね。…僕がわからない?もしかしたら君はこの夢の中では
まだ小夜のシュヴァリエではない?過去の思い出に囚われて…」
ハジ「シュヴァリエ?サヤ!うっ!」
小夜「ハジ!ハジ!!」

リク「姉ちゃん?どうしたの?黙りこんじゃって」
ディーヴァ「何か…大切なもの…忘れているような」
リク「お買い物ならちゃんと全部…あ!今日はスーパーの豚バラ肉100グラム50円の日だ!」
ディーヴァ「それだったかしら…」
リク「売切れちゃうよ!」
ディーヴァ「ライバルはこのカノンでぶっ飛ばすのね♪」
リク「いつも身体中を〜君が駆け巡り〜溢れそう〜♪」
ディーヴァ「チラシを見たらお豆腐も卵も安いわ!」
リク「今夜はゴーヤチャンプルで決定だね!」

モーゼス「流星群…」
ルルゥ「この星くず…手にしてもすぐ砕けて塵になっちゃう…」
ギー「イレーヌ、何か見えた?」
イレーヌ「…私たち、暗い部屋の中で…眠っている…」
カルマン「そういえばなんか変だよな。だってさっき俺イレーヌのドレス着て
イレーヌに磔にされたんだよな?古い教会で」
ギー「この世界に生み落とされて、この星くずたちみたく僕らは砕けて散るのかな」
モーゼス「生み落とされて…I was born…そして魔法の言葉…カイ…カイ・ミヤグスク!!!」
カイ「親父ー!!………ここは……モーゼス!?今、親父が!ってわかんねぇよな…」
モーゼス「皆!これは夢なんだ!…これが夢なんだ!」
九人「これが…夢…眠りの中の…夢」

真央「カイ!?消えちゃったよ!」
岡村「さっきから変だと思ってたんだ!こいつは夢だぜ」
真央「夢!?どういうこと!?…あっ!」

ジョエル「鯨に乗せてもらえたね。久しぶりだな。こんな夢」
ジュリア「流れ星が上の海面に降って…綺麗ね」
ルイス「こんな事現実じゃ有り得ないもんな」
デヴィッド「私はどうもこういうのは苦手だ」

ジェイムズ「波動砲!オッス!オッス!オッス!『ジェイムズは壊れた…でもやってる事は間違ってる』」
ネイサン「ジェイムズ〜♪地球にミルキ流星群よォ!」
847昨日はね…:2007/04/19(木) 18:18:21 ID:/rdADsIs
ハジ「お前は一体…何者…ぐっ…ごほっ…サヤ!」
小夜「ハジ!目を覚まして!」
ソロモン「目覚めれば貴女はなにもかも忘れてしまう…だから今…
夢の通い路、地の果てまで!『宝野アリカ姉貴大好きぃ!』君も見ているといいでしょう…」
小夜「いやだよ…やめてよ…離して!!」
ハジ「サヤ!サヤ!!」

ディーヴァ「リク、私にも料理やらせて」
リク「じゃあ姉ちゃんもエプロンしないと。せっかくのドレスが。はい」
ディーヴァ「リク、ありがとう。何かひっかかって…これは…ロケット?…私と…サヤ姉様!」
リク「小夜姉ちゃん!?」

カイ「なんで俺ら空飛べんだ?」
真央「素敵!素敵!素敵!」
岡村「お嬢…ロマンチストだったんだな…」
真央「なんか文句ある!?そのロマンチストもあんたの姿を見ると現実に戻るわ…」
ルルゥ「星くずが…綺麗…」
カルマン「ドラゴンボールみたいに空中戦しようぜ!」
イレーヌ「あんたヤムチャね」
カルマン「俺とヤムチャってどっち強いの?」
全員「ヤムチャ」
………ジャブーン!
モーゼス「カルマン!」
イレーヌ「あいつ本当に海水浴好きね」
ジョエル「みんなーーー!!!」
全員「ジョエル!!!」

小夜「いやぁ!…もう離して!」
ハジ「…(昏倒)」
ソロモン「始まりはこれからでs」バッシィーン!
ディーヴァ「お前………!」
リク「ハジ!ハジ!!どうしたの!?小夜姉ちゃ………」
ディーヴァ「リク見ちゃダメ!」
ハジ「………小夜?」
リク「ハジ!雰囲気変わった!」
ディーヴァ「リク!絶対こっち見ないで!!耳ふさいで!!!…ハジ!姉様を!
夢の中でまでハジと姉様が欲しかったのね!ハジ…可哀相に…『ハジ「誤解です!!」』
エターナルフォースブリザード!……確か大気中の水分を一瞬にして凍らせる…ソロモンは死ぬ
…あら、夢の中ででも使えないのね…これだから邪気眼は…もう殴る気力もないわ…
ハジ、姉様をありがとう。リク、行きましょう」
リク「…もういいの?小夜姉ちゃん!髪長くてドレス着てお姫様みたい!」
小夜・ハジ・ディーヴァ・リク「みんな!!!」
848名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:21:55 ID:/rdADsIs
ジョエル「やあ、来たんだね」
カイ「小夜!リク!親父がいた!…いや、夢だけどよ」
リク「お父さん…」
小夜「いたんだね…」
ジュリア「皆、レム睡眠に落ちているのね。科学者として信じたくはないけれど。
私たちは皆の集合体無意識の中にいる…という事かしら」
ジョエル「みんな鯨にしっかりつかまって」
ルイス「海の中はなぜか森だったぞ」
ディーヴァ「…流星が綺麗」
リク「海の中なのになんで息できたの?」
デヴィッド「…わからん」岡村「夢だからに決まってんだろ」
ルルゥ「あれ!宇宙戦艦ヤマトだ!」
ジェイムズ「クルルァについてこい」
ネイサン「みんな〜!流れ星見てくれてる〜?」
ルルゥ「姉さんがやったの!?」
ネイサン「ジェイムズよぉ。この人ったらハレー彗星に波動砲打っちゃってぇ」
ソロモン「小夜!逃げても無駄ですよ」
カイ「またまた!おまwいつから」
小夜「きゃあああああ!!!離してぇ!!!」
ハジ「………夢の中なら(殺しても!)シュン!」
デヴィッド「またまた始まったな」
ジュリア「そのようね」
イレーヌ「この世界はみんなが創りあげた夢…」
ギー「僕たちの記憶と無意識が…」
ジョエル「鯨が海の中に潜ってくみたいだよ」
カイ「小夜、その格好…」
小夜「私は…お父さんの娘よ!音無小夜よ!!!」
リク「小夜姉ちゃんもお姫様姿だったのにいつもの姿に戻った!」
モーゼス「赤い月に流星…誰の記憶だろう?」
ジュリア「この中の誰かの記憶とは限らないわ。生きとし生けるモノ全ての記憶と無意識よ」
ディーヴァ「この広い世界はみんなと繋がっているのね…」
全員「(海…いつか帰るところ)」
849名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:23:31 ID:/rdADsIs
ジョエル「鯨さんありがとう!」
ルルゥ「魚は空に〜♪小鳥は水に〜♪」
リク「海の底?森の中?」
ギー「なんて美しいんだろう…」
グドリフ「ジョエル!姿が揺らいでる!」
ジョエル「そろそろみんな薬の効果がきれる頃なんだね…はかないね…」
カイ「親父…言ってたぜ…俺達と家族で…よかったって!」
小夜「…私も…お父さん…」
リク「お父さんは…やっぱり僕たちの中でいつまでも生きてるんだね」
カイ「当たり前だぜ!」
ジュリア「私の姿も揺らいで…目覚めるみたい」
デヴィッド「…私もだ」
ルイス「面白かったな」
ネイサン「ジェイムズぅ、楽しい夢だったわね。最後にあの月に波動砲撃って♪」
ジェイムズ「やれば現実に帰していただけるんすか?」
ネイサン「おぅ、考えてやるよ、ってジェイムズ消えちゃったわぁ。ま、私の姿も揺らいで…」
モーゼス「僕は悪夢というものに捕われていたのか?…しかしそれを気付かせて
この美しい夢へ導いてくれたのは…カイ!」
カイ「俺も…親父の最期の幻に…お前が呼んでくれたからよ!」
真央「カイ…あ、私も目覚めるみたい。オッサンは…もう行ったか」
ルルゥ「もう一度お菓子の家行きたかったな」
イレーヌ「あの馬鹿兄貴よォ…夢の中でまで女装…目ェ覚めたらこれでもかってくれえの
拷問をして痛めつけてやらにゃ…」
ヤーン「何故なっち節?」カルマン「目覚めたら何も覚えてないことを祈らにゃ…」
モーゼス「みんな…朝日だ」
九人「これが太陽の…暖かい…」
ディーヴァ「リク!最後にイルカに乗ってドライブよ♪」
リク「この世界が終わるまでね!」
ソロモン「小夜!最後にもう一度僕の腕の中でくちづけを!」
小夜「いやぁ!やめてっ!」
ソロモン「やめません!」
ハジ「…小夜!あの場所へ!」
小夜「ハジ!あの場所ね!」
ソロモン「消えた…小夜!!あのシュヴァリエとどこに消えたんですか!?」

ハジ「…私は思い出に囚われて貴女を守ることが…」
小夜「ハジが…私をあそこへ呼んでくれたんだね。ここは…あの浜辺…
でも動物園も一緒になっていて…不思議なところ…」
ハジ「…はかない夢の世界です」
小夜「私は貴方から百年以上眠りを奪って…」
ハジ「…百年以上貴女の眠りを見守ってきました」
小夜「ねぇ、お父さんがいたんだって…カイが言ってた…ジョエルもいるかな?」
ハジ「会いに行きましょう。山百合を摘んで」
850名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:26:10 ID:/rdADsIs
ジョエル「どんな夢だったんだろう。全然覚えてないよ。
シフのみんなとシュヴァリエのみんなも眠ったね」
モーゼス「何か…思い出せそうで…ダメだ」
ディーヴァ「姉様が目覚めてないわ」
ヤーン「ハジも!こ、こいつ寝ながら微笑んでる!」
ソロモン「………ピキッ!まさか夢の中で小夜によからぬことを!
僕が起こしてあげましょう…ハッ!」
ハジ「…寸止め」
小夜「ふわぁ…よく寝た」
ジョエル「全員無事に目覚めたね。どんな夢だったかはわからないけど、
みんな確かに夢を見たはずだよ」
ルルゥ「夢かぁ…変なの」
真央「オッサンが見た夢なんて想像できないよ」
岡村「なんだと!」
真央「あ!マジになっちゃってる!あんたって意外とロマンチストだったりする?」
カイ「なんか…心に穴が空いたような…変な感じだぜ…」
ディーヴァ「なんだかよくわからないのだけれどリクの作ったゴーヤチャンプル食べたいわ」
リク「ま、毎日作ってあげるよ!」
ジョエル「今は夜中の2時だね。眠い人ーーー!!
はいないね。
どうしよう。それじゃあもう一度やってみようか?」
カルマン「俺もう一度眠ってみたいぜ!」
ネイサン「私も♪一体何百年ぶりになるのかしら。眠るのって」
ソロモン「小夜、夢の中で君と僕は会えるのでしょうか…エッフェルタワーで
待ち合わせなんてどうでしょう?」
小夜「うん。ハジもいいでしょ?心に念じる!っと」
ソロモン「…二人きりで」
モーゼス「楽しい夢…見られるだろうか」
ジュリア「まさか本当にシフ達やシュヴァリエまで眠らせてしまうなんて…」
デヴィッド「私はこういうのは苦手だ」
ジョエル「はい。またみんなそれぞれ薬は持ったね?じゃあ手を繋いで……飲んで」
シーーーーーーーン バタン ドサッ パタッ

小夜「カイ?リク?」
リク「小夜姉ちゃん!」
カイ「ここは…OMOROか?」
ジョージ「おお、お前たち晩飯だぞ」
リク「…お父さん?」
カイ「親父!親父!!」
ジョージ「どうしたお前たち…」
小夜「お父さん!もうどこにも行かないで!」
ジョージ「出会えばな、誰だって別れる時は必ずくるんだ。どんなに悲しくて辛くてもな。
その時は思い出せ…なんくるないさ…なんくるないさ」

fin
851ネイサンよりお知らせ:2007/04/19(木) 18:35:56 ID:/rdADsIs
ネイサン「ハ〜イ♪血+と私をだぁい好きなスレ住人さま〜
 次回でみんなで奇妙なシリーズは終わっちゃうの
作品ごとに第4クールまでのオープニング曲とエンディング曲が
台詞の中に交じってたの気付いてくれたかしら…
そういう訳でぇ、楽しく読んでくれた方ありがとうねぇ。
最終回頑張るわぁ♪ね、ジェイムズ♪」
852名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:40:36 ID:fi6TgDlY
GJ〜〜!!ラストのジョージに泣けたぜ・・・・。
シリーズ終わるのかよ〜最終回も楽しみにしてる
853名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:04:03 ID:woU6wLu3
保守
854じゃあ自分も12連投保守します:2007/04/23(月) 12:58:12 ID:P6u2btrl
「来ないで…」
広く豪奢な寝室に響くのは月光に照らされて青白い顔をした白いドレスを纏った少女の掠れ声だった。
「…小夜、僕の、僕だけの花嫁…」
静かな、穏やかな声の中に狂気さえも含んでソロモンは部屋の隅に追い込まれた
白く美しい獲物に一歩一歩ゆっくりと迫っていき、やがて狩りは終わりを迎える。
手を差し延べ、小夜の頬を優しく包むこむ。
「…小夜」
小夜は狂おしいまでに自分を求める碧の双眸に囚われて、身体はこわばり、
触れられた頬はまるで氷のような冷たさだった。
突如、夜の廃教会で休んでいた小夜とハジの前に姿を現した彼はハジだけを確実に狙うと
服を真っ赤な反り血で染めた。そして微笑みながら小夜に歩み寄ってきた彼は地獄の天使。
一人になり武器を持たないながらも激しく抵抗する小夜を
軽くあしらい簡単に気絶させると軽々と腕の中に抱きかかえ、夜のしじまの中に姿を消した。
小夜が気がつくと天蓋つきの柔らかいベッドの上に寝かされ、身を白いドレスが包んでいた。
「小夜…美しい君を前にして今渇望することの快楽…」
身体に力が入らない…周りに何か武器になるものは…ない。
彼は微笑んだままで、しかし小夜の身体を強く抱き寄せ、指先は小夜の唇にそっと触れる。
「お許し下さい」
近づいてくる彼の唇が小夜の心を凍てつかせる。
「やめて!」
しかし小夜の拒絶は受け入れられず、長いくちづけが開始された。
触れ合うだけのものだったが、次第に彼は小夜の咥内に舌を挿れ、存分に味わった。
逃げる小夜の舌を捕らえて絡め合う。寝室は小夜とソロモンの吐息で満たされる。
彼の手は小夜の背中に廻され、その手は小夜の身体中を這い廻った。
小夜は屈辱と恐怖にこぶしをぎゅっと握る。
彼女の身体は突然ソロモンに抱き上げられ、二人はベッドの上に倒れ重なり合った。
彼は小夜の身体の曲線をドレス越しから確かめる様に腰から胸までなぞると、ドレスの胸の飾り紐を
器用に解いていった。小夜はこれから始まる事のおぞましさに声にならない悲鳴をあげる。
855みんなで奇妙な最終回は完成したが…:2007/04/23(月) 13:00:33 ID:P6u2btrl
「やっと僕の腕の中に…ああ、小夜…」
なんとか逃げようとする小夜を強く抱きしめて離さない。ドレスは着崩れ、
抵抗する小夜の腰はソロモンの脚に絡めとられ、胸元からのぞく形の良い
乳房は彼の胸に押し付けられていた。
「…いや」
零れ落ちる水晶の涙は舐めとられ、また一方的なくちづけが交わされた。
犯される恐怖に、小夜は自分の咥内に押し入ってきた彼の自分を求める舌の感覚さえない。
ドレスは丁寧に脱がされ一糸纏わぬ姿になった小夜の白い身体は月光に映えた。
柔らかい胸は優しく触れられ、首筋を唇と隠れた牙が這う。
「貴女のこの青白い首筋を一口噛じれば僕は死ぬ。それなのに…」
小夜の首筋にそっと牙が立てられ、熱い吐息を感じる。
「小夜、わかりますか?僕が今どれだけ貴女を欲しいと思っているか」
しなやかなふとももに押し付けられた熱く固いものの感覚に小夜は身を強張らせた。
柔らかい乳房は飽くことのないように揉みしだかれ、淡い色の固くなった頂は
口に含まれ舌で転がされた。小夜がたまらず悲鳴の様な声をあげる。
「…この声も貴女も僕だけのもの」
乙女の香りは男を駆り立て、ソロモンは小夜の乳房をいっそう激しく揉み、
永遠に旬の果実を舐め、口に含み吸う。
小夜の悲鳴も今となっては彼の興奮を高めるだけのものでしかなかった。
乳房を揉みながら、小夜の耳元で囁く。
「リセでの舞踏会を覚えていますか?貴女は飾り気のないドレスを着て、ただ一人、
僕に全く興味を示さず…だから僕は貴女を誘ったのですけれど…僕たちは相性がいい。
それはダンスもこれも同じでは?」
幽かな悲鳴と甘い吐息を吐く小夜を満足そうに見つめ、
ソロモンは自身も素早く裸体となり小夜と身体を密着させた。
「柔らかな肌…恋い焦がれた人の肌…小夜…とても…いいですよ」
彼は舌で小夜の鎖骨の窪みを愛しげになぞる。その時小夜はベッドサイドにあった
水の入ったグラスを割り、脆く輝く切っ先をソロモンに向けた。
沈黙が流れ、彼は悲しそうな面差しで小夜を見つめる。
856納得いかない出来だから…:2007/04/23(月) 13:02:57 ID:P6u2btrl
「…お願い…もうやめて…」
「もしグラスのかけらで怪我でもしたらどうするのです…」
ソロモンは割れたグラスを掴んだ小夜の手を取ると、
グラスを奪い取り遠くへ放り投げた。床に当たったグラスは小さな音を立てて砕けた。
「小夜、僕の花嫁…」
小夜の乱れた髪を指で梳いて、一房にくちづける。
そして身体は小夜へ沈む。抱きしめ、手と脚を小夜の細い身体に絡ませ、唇は首筋を這い
やがて息もつかせないくちづけへと変わる。両手で乳房を執拗に弄びながら絡ませた脚は
まだ逃げようとする小夜の動きを封じた。小夜は渇く甘い吐息も絶え絶えに、
肉体はとろける快楽に溺れ、心は目の前の男と自分を拒絶した。
ソロモンの手が乳房から離れ、臀部をなでる。彼の意図を理解して小夜は必死に
逃れようと暴れる。しかしその動きも脚と片腕で封じられた。
「小夜、よかったみたいですね?」
そこは白いシーツに染みを作るほど蜜で溢れて、小夜は恥ずかしさに顔を背け、
一筋涙を零した。ソロモンは早くその場所へ己を埋め込みたいという欲望を
抑えながら、まだ柔らかい突起を撫であげた。小夜が切なげな悲鳴をあげる。
優しく、しかし執拗にその箇所を愛でる。小夜の甘い声には悲しみも込められていた。
中指を小夜の中に挿れ、温かい彼女の中をまさぐった。小夜の背中がひずむ。
あのシュヴァリエは小夜のこのような姿を見たことがあるのだろうか…
今自分の腕の中にある愛しい小夜を百年以上見守ってきた彼が、小夜とこのような…
嫉妬も憎悪も込めてさっきは彼を自分が彼の反り血で赤く染まる程、必要以上に傷つけた。
小夜の真紅の瞳が彼の血の色を連想させた。自分を拒絶する小夜が憎らしく、
しかしそれ以上に愛おしく、抵抗する彼女の白い脚を開かせ、身を割り入れ
秘所を舐めあげた。悲鳴とともに小夜の脚がしわくちゃのシーツを蹴る。
舌を彼女の中に侵入させようとしたが彼女のそこはきつく叶わなかった。
繊細に指と舌で攻めあげていき、溢れる享楽の蜜を啜る。
上り詰め、小夜は静かに絶頂を迎えた。呆然として、ただ荒い呼吸の中にいた。蜜を口に含んだまま小夜にくちづけ、咥内へ送り込む。小夜の唇から唾液と蜜が垂れた。
達したばかりの激しい呼吸の小夜にとどめをさす。
「小夜、貴女とずっとこうなりたいと…お許し下さい」
彼の言葉に隠された欲望を感じとり、再び底知れぬ恐怖が襲う。
「いや…お願い…!やめて…!」
懇願も虚しく、ソロモンは小夜の細腰を掴むと中へと侵入した。
とてもきつく締めつけられ凄まじい快感が全身を走る。
ゆっくりと進んでいく。何か膜に当たり侵入を阻む。また小夜の細腰に手を当てると、
思いきり突き破る。小夜が未知の痛みにのけ反った。シーツには赤い血が滲む。
857ただの気まぐれでソロ小夜書いてみました:2007/04/23(月) 13:05:48 ID:P6u2btrl
激痛の中、声をあげるのを堪えている小夜を可哀相に思いながらも侵入はやめない。
「小夜!小夜!!」
「…う…ハジ…」
何故あの男の名など…!自分は小夜にとって初めての男だったというのに…
罰する気持ちで小夜を一気に奥まで貫き、本能のまま性急に抜き差しを始める。
小夜は喉元まで貫かんという勢いに耐え切れず、リズムに合わせる様に悲鳴をあげた。
抜き差しの度に揺れる乳房を揉む。小夜は大粒の涙を流し、痛みをこらえる為か自分の腕を噛んだ。
「貴女を哀れむ僕の涙は冷たく凍ってただの情欲へ成り下がるのですか…」
「……ハジ…ハジ!」
「貴女は残酷な人ですね…僕はこんなにも貴女を…貴女への愛に狂い…くっ」
小夜はただ泣くしかなかった。ソロモンは激しく腰を打つ。
小夜はその度に襲う痛みに堪えながら必死に腕を噛んでいた。
まだあのシュヴァリエの名を呼ぶ小夜を許せなくて、思いきり奥をえぐった。
「愛しています…小夜…」
拒まれていたとしても、愛する少女との交わりは彼の心と身体を千々に乱した。
ずっと前から、彼女とこうなる時は優しく愛してあげようと心に決めていたのに…
小夜もまたの絶頂が近いのか膣口がきつく締めつけられて、ソロモンはそれだけで堪らなくなる。
小夜の口から彼女が今まで噛んでいた腕を離させると、
唇に深くくちづけた。塩辛い涙の味のくちづけとともに、
もう一度最奥を貫くと愛する少女への想いを放ち絶頂の感覚を噛み締めた。
果てた後の余韻に浸りながら、まだ名残惜し気に腰を打つ。
小夜はその真紅の瞳に何を写して涙するのだろう。
「…ハジ」
奪われた少女が呟く。と、小夜の身体は乱暴にうつぶせにされ、組み敷かれた。
「まだ言いますか…僕たちはようやく結ばれたというのに…
それでは今度はあのシュヴァリエに犯されているとでも思えばいいでしょう」
背後から胸を鷲づかみにされ、背中を熱い吐息が這った。
ソロモンが着ていたシャツできつく目隠しされ、視界は遮られた。
ただ下腹部に残る痛みとシャツに吸い取られる涙の痕が残った。もう朝は来ない。
ソロモンの血塗れの狂気。彼に傷付けられたハジは…彼は命を取り留める
ことができたのだろうか。そしてごめんなさい…初めてはあなたと…と思っていたのに…
暗い闇とまた凌辱される恐怖の中に小夜は堕ちていった。
858名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 14:03:32 ID:CIHKwlkC
ワロタw
ソロモンの夢オチ?
859名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 17:04:50 ID:P6u2btrl
ワロわないでください><;
今のは一応シリアスですから!
夢の中編と混同なさらないように…
860名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 17:52:58 ID:CIHKwlkC
>>859
その可愛い反応にトキメイてしまたじゃないかw
誤解してスマンかったw
861860兄貴…:2007/04/23(月) 19:05:07 ID:P6u2btrl
トキメキが重要だって某シュヴァリエが言ってました><;
トキメキメキトキス!!
862名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 19:12:47 ID:CIHKwlkC
>>861
マジでスマン
以前書いてもらったアンシェルと小夜の話にも悶えたが
おまいさんの初々しさにトキメイタw
けしてソロモンが嫌いじゃないのだがw
863スキトキメキトキスでした!:2007/04/23(月) 19:42:09 ID:P6u2btrl
現代文が苦手な活字離れなさった方の為の
>>854>>857を読まなくてもわかる>>854>>857の流れ

小夜「…(゚Д゚;)」
ソロモン「(´Д`;)」
小夜「(><;)」
ソロモン「(゚∀゚)=3」
小夜「(><;)」
ソロモン「(`・ω・´)」
小夜「(><;)!」
ソロモン「(゚Д゚)」
小夜「(´ヮ`;)!?」
ソロモン「('A`)」
小夜「('A`)」
です!

アフターケアもサービスの一環と考えています
864名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:14:53 ID:quSP4Wf6
>>863
GJなんだが顔文字の方がわからないww
やばっ
865呪いの13連投…>>854から>>857の続キッス:2007/04/25(水) 00:36:58 ID:PNF+7Urm
ソロモンはそれから小夜を毎夜犯した。彼がいない時は小夜は一人寝室に閉じ込められた。
窓からの脱出も鉄格子に阻まれた。盲目の年老いた使用人が
出入りする際にドアの影で待ち構えて一度逃げ出したことがある。
音も途絶えた広い屋敷の中を出口を求めて走り、やっと見つけた裏口から出て、
広い庭園を抜け、どことも知れない森の中を真夜中までさまよっていたら、
彼がいつの間にか背後にいた。顔を俯かせ歩み寄ってきた彼は泣いていたのかもしれない。
無言でその場で抱きしめられ、そして朝日が昇るまでいつもより激しく犯された。
ドアノブの音がする。彼が来たのだろうか…また…始まる…
ドォーーーンとドアが破られた。
「小夜!」
ああ、この声は…
「…ハジ」
黒衣の青年が駆け寄ってくる。
「…小夜、遅れて申し訳ありません」
「ハジ…ハジ!」
「小夜、血を摂取していませんね。飲んで下さい」
ハジは首筋を小夜に差し出す。
「それよりハジの怪我は!?早くここから逃げないと!」
「私は大丈夫です。小夜、血を」
「私も大丈夫だから…鉄格子嵌まってるけど窓から出られる?」
次の瞬間小夜の身体はハジに抱き上げられ、窓ガラスを粉々に、鉄格子は吹き飛ばされて
二人の身体は夜風の中を舞う。小夜はハジの痩身に腕を廻した。
「…ハジ、よく私がここにいるってわかったね」
「ゴールドスミス所有の物件を調べました。そしてあなたの血の匂いを追ったのです」
「…ありがとう…ごめんね」
小夜はハジの胸に身を預ける。
「小夜!」
彼の身体が高く跳躍した。破られた窓からソロモンがハジを睨みつけつい先程まで
二人が居た場所に立った。
「君は…やはりあの時完全に殺しておくべきでした。小夜は僕の花嫁となったのです。
狗にはもう指一本たりとも触れさせたくはありません。まだ諦めがつきませんか?」
二人のすぐ背後で声がした。ハジは小夜をしっかりと抱きかかえ、跳んだ。
小夜もハジにぎゅっとしがみつく。
二人の身体は庭園の林を抜け門を飛び越える。ソロモンも追ってくる。
「小夜、戦うしかありません」
森の中のひらけた場所で二人とソロモンは対峙した。ハジは小夜に刀を手渡すと
残像を残してソロモンに向かっていき、右手で彼の胸を突いた。
赤い血が大量に零れ落ちる。 ハジもソロモンも互いの胸を刺し貫いていた。
「ハジ!」
小夜は刀に自分の血を行き渡らせると、駆け出した。瞬間、視界が揺らぐ。
「小夜!」
血塗れのハジが倒れた小夜に駆け寄る。
「小夜、やはり血が足りない」
「…ハジだって」
腕の中の小夜にハジは口に血を含み口移しで血を与えようとした。
瞬間、ハジの身体はソロモンに蹴り飛ばされ、小夜は彼の腕の中に抱きとめられていた。
「僕の花嫁にくちづけするつもりでしたね。小夜、あの狗にとどめをさします」
「お願い!やめて!」
「何故庇うのです!今度こそ完全に殺します」
ハジが起きあがり小夜を見つめる。
「殺さないで!お願い…」
866864姉貴やべっ:2007/04/25(水) 00:39:38 ID:PNF+7Urm
「…それなら小夜、彼の命を貴女の愛で買って下さい。これからは僕を愛し共に生きる
と誓うのです。そうしたら僕は彼を一切傷つけません。僕も誓います」
「小夜…いけません!戦って…」
ハジが血を吐きながら小夜に訴える。小夜は涙で潤んだ瞳でハジをただ静かに見つめる。
そしてハジの視線を振り切ってソロモンを見つめると囁いた。
「ソロモン…愛してる…」
初めて名を呼ばれ、小夜からの慈愛のくちづけは最初の夜の時の様に涙の味がした。
「小夜…」
信じられない気持ちでハジは膝をつく。
「それほどまでに…彼を…小夜…貴女は!」
ソロモンは小夜の首を締める。が、はっとして手を離し抱きしめた。
「すみません…小夜。最後にこうさせて下さい」
優しい抱擁だった。やがて腕が解かれる。
「行って下さい…」
小夜はハジの元へ駆け寄ると彼に抱き上げられ去って行った。
最後に彼女がこちらを振り向いた気がしたが確かめることはもうできなかった。
「小夜、血を」
「ううん、ハジが飲んで…ひどい怪我してた」
「しかし…」
「いいから」
長い躊躇いを感じた後、小夜は自分の首筋を食い破る牙を感じた。
自分は明日病院で輸血してもらえばいい…自分の為に傷つく彼へのせめてもの償いだった。
廃屋の割れた鏡に逆さに写るのは飢えた黒い死神の贄となっている白い化粧着を纏った少女。
遠慮がちに血を飲む彼にまたしがみつく。
「…ありがとう」
小夜の声だけが廃屋に響いた。やがてハジが吸血をやめた。
「もっといいのに」
「いいえ。充分です。小夜、おやすみになって下さい」
「うん…」
古いソファーに積もった埃を手近にあった布で払うと横になった。
ハジはすぐ眠り始めた小夜の側で何週間ぶりかに見るその寝顔をそっと見守る。
あの屋敷のあの部屋で小夜が彼に何をされていたのか…考えないようにした。
朝日が昇る。小夜の寝乱れた前髪に触れる。
「いやあぁぁぁ!!」
彼女が突然悲鳴をあげた。目を見開き、荒い呼吸の小夜を抱きしめた。
「離してぇ!」
ハジは身体を離す。
867怒涛の昼メロ展開…痛い:2007/04/25(水) 00:42:11 ID:PNF+7Urm
「小夜」
「…ハジ?」
小夜は目覚めて呆然として辺りを見渡す。そして泣き出し始めた。
「すみません…私が貴女を守りきれず…」
「ハジの…せいじゃ…ない…」
ただ泣きじゃくる小夜を見守ることしかできなかった。己の無力さを呪う。
「私は…あそこで…」
「もう何も言わなくてもいいのです。それに貴女は…
自分を犠牲にしてまで私を守ろうとしてくれた」
「ハジ…私、あなたの事…ううん、こんな事言う資格ないよね…私はもう」
小夜がまた恐怖に駆られるかもしれないと思いながらも、できるだけそっと抱きしめた。
「小夜、貴女を愛しています」
「ハジ…」
小夜の唇がハジの唇にそっと触れる。
「私を貴方のものにして」
「…いいのですか」
「貴方になら、かまわない」
ハジは小夜を埃っぽいソファーの上に横たえると優しいくちづけを落とした。
薄い生地の化粧着の上から柔らかい胸を掴む。小夜が背中に腕を絡めてくる。
血の匂いに興奮し、堪らず小夜の首筋に牙を立て血を飲む。
身体中が彼女で満たされていく。小夜が貧血で朦朧とする中、胸は揉まれ首筋には
ハジがまだ牙を立て血を飲んでいる。彼は、はっと気付いたかのように小夜の首筋から
牙を抜き、口の中の血を小夜に飲ませ、自分の首筋を小夜の唇に押し当てる。
「小夜、飲んで下さい」
小夜は朦朧とした意識のまま本能に導かれハジの首筋に噛み付いた。
徐々に意識が快復し、小夜はすまなそうにハジの髪を撫でる。
血の味のくちづけを交わすと二人の間に隙間がないほど抱きしめあった。
百年以上前からの主従は今結ばれる。
ハジは小夜の化粧着を腰まで捲くり上げ、己を打ち込んだ。
小夜はまた目を見開き悲鳴をこぼす。ハジがそっと耳元で囁く。
「小夜、愛しています。これからもずっと貴女を見守ります…最後まで」
小夜の中でゆっくりと動く。小夜から甘い声が洩れた。
「ハジ…ごめんね…初めては貴方と、って思っていたのに…」
「小夜…その気持ちだけで私は…」
ハジは小夜が本当に苦痛を感じていないか確かめながら彼女の胸に顔をうずめ、
手は髪や頬を撫で、激しく動いた。互いの指を絡ませくちづけしながら
ハジは絶頂が近づき小夜への想いを放った。
「やっと…私は貴方のもの」
「そして私も貴女のもの」
ただ抱きしめあった。幸せだった。
「ずっとこのままがいい…」
「…私もです。貴女のこの匂いを決して忘れません」
太陽が真上に来るまで二人は抱きしめあっていた。二人の静かな鼓動はいつしか重なっていた。
868最終回です:2007/04/25(水) 00:44:30 ID:PNF+7Urm
みんなで奇妙ないつまでも一緒だよ編 最終回


アンシェル「眠りは死の兄弟というが…フッ、まさしくその通り」
ジョエル「シュヴァリエ…ですね。僕たちがあの動物園の
惨劇の日から戦いを始めてもう一世紀以上経ちます。戦いは小夜とディーヴァが
目覚めている間だけではありませんでした。そして今回僕の代で目覚めた彼女たち、そして、僕たちも…
血に彩られる道とは違う道を僕らは歩めるのでは…それに小夜はもうすぐ…」
アンシェル「そんなに簡単に手の内を明かすとは…」
ジョエル「アンシェルおじさんを信じているからです」
アンシェル「それではこちらも手の内を明かそう」


モーゼス「ジョエルから手紙がきた。ここに置いておくから見ておいてくれ」
カルマン「な…まさかまた闇鍋パーティーを…俺、ヤーンのパンツを食わされそうに…」
ヤーン「やーん♪」
ディスマス&ゲスタス「………」
グドリフ「読んでみっか」
ダーズ「敬具。みんな元気?ジョエルだよーん♪あのね実はね…」
イレーヌ「そんな…」
ルルゥ「小夜とディーヴァが…なんとかならないのかい!?」
ギー「今夜は満月…」
ルルゥ「嫌だよ!」
グドリフ「ルルゥ…」
ダーズ「この前の集まりではジュリアにソーンの抗体作ってもらうために血を採取されたよな」
ディスマス&ゲスタス「それも一人一人」
イレーヌ「私たちは世界が終わるまで一緒かもしれない」
ギー「僕らは何故あの人間たちに惹かれるんだろう。小夜、ディーヴァ…」
カルマン「お前あのパンツ何週間穿いてた?」
ヤーン「軽く脱走前から」
カルマン「死ね!お前死ね!」
モーゼス「…これは仕方ない事なんだそうだ」
カルマン「そんなあっさり言うな!死活問題だぞ!」
モーゼス「そうだね、カルマン…」
869カラオケに行くと必ず行われる利きドリンク:2007/04/25(水) 00:46:49 ID:PNF+7Urm
〜ニューヨークのボロアパート〜
カイ「………」
リク「………」
デヴィッド「………」
ルイス「………」
ジュリア「………」
岡村「………」
真央「………何よ!」
カイ「これってよぉ、いや待て…コーヒーはまだ許される気がすんだ。
コーヒーは個性がでるからな。仕方ないんだ」
リク「でも謝花さん…これは…」
デヴィッド「ほわっといずでぃす!?『キレた外国人か!』」
ルイス「ジュリア、成文解析してくれるか?」
ジュリア「^o^<この液体の99パーセントはダークマターでできています。
0,7パーセントは小鳥になりたかった私の夢でできています。
0,2パーセントは水銀燈と真紅の因縁の対決でできています。
0,1パーセントは優しさでできています」
岡村「牛乳…電子レンジでチンしただけだよな?」
真央「その前にさー、小夜がしゃっきり目覚めるようにアクセントに魚醤いれたんだよね…
それからにがりと砂糖とカレー粉入れたかも!なんか間違ってた?」
カイ「お前その間違い二度としないようにこれ飲んでみろ」
真央「ダメだよ!これは音無の!」
小夜「あ、謝花さんおはよう。それ、何です?」
真央「音無!おやつの時間だよ!これ、飲みな!目、覚めるから」
小夜「ありがとうございます。じゃあいただきまs」ハジ「小夜!危ない!私が!ゴクゴクゴク………バターン!」
小夜「ハジ!?ハジ!!」
全員「(代わって飲む以外にも方法あったろ!!!)」

小夜「じゃあ私なんとか解毒剤作るから。ジュリアさん手伝ってくれますか?」
デヴィッド「私たちは長官とアンシェル・ゴールドスミスと対談だ」
小夜「私は本当に行かなくていいんですか?」
カイ「お前はゆっくり休んでろって。晩飯はあっちで食ってくっから」
小夜「カイ…気をつけて」
カイ「じゃあな〜」
ジュリア「まず焼肉のタレを入れてみましょう」
小夜「甘口でいいですよね?」
ジュリア「辛口よ」
小夜「でもこれ賞味期限が」
ジュリア「辛口よ」
870なんという事を!
ディーヴァ「ジェイムズ…お前居たの。アンシェルは?」
ネイサン「眠り姫のお目覚め〜♪アンシェルはねぇ、とっても忙しいから」
ジェイムズ「赤い盾の長官と対談に」
ディーヴァ「じゃあまた姉様達と会えるのかしら!」
ソロモン「…(小夜!)」
ディーヴァ「そうと決まったら新しいドレス欲しいわ。
ねぇ、買い物に連れていってよ」
ネイサン「今日はだ〜め♪アンシェルからきつく言われてるんだもの」
ソロモン「この前のようにヤフオクで取り寄せてはいかがでしょう」
ジェイムズ「それがあなたの望みならアッー!」
ディーヴァ「また始まったわ」
ソロモン「…ジェイムズ可哀相に」
ディーヴァ「お前…また姉様の写真で…!い、いいわ!今回は見逃してあげる。
…その代わり買い物と姉様たちのところまで連れていって頂戴。
昨日きた姉様からのポストカードに新しい住所書いてあったから」

小夜「カイ達帰ってきたのかな?」
リク「暗号はドアのノック3・3・7拍子だよね」
ジュリア「この新しい謎の物質…私はこれを
ミルキィー・エバラ・ゴールデン・ペレストロイカと名付けました」
真央「………」
ハジ「…(そのミルキィー・エバラ・ゴールデン・ペレストロイカを飲まされた私は一体…)」
ドォーーーーーン!!!
リク「わあ!ドアが!」
ディーヴァ「サヤ姉様〜!リク〜!」
小夜「ディーヴァ!」
リク「姉ちゃん!」
ソロモン「再会のキスをいいですか、小夜」
小夜「ディーヴァ久しぶりだね!今日も素敵だよ!」
リク「姉ちゃん久しぶり!姉ちゃんと出会ってもう大体一年も経つんだね。
もう僕姉ちゃんの背を追い越しそうだよ」
ディーヴァ「…カイ達はいないのね」
真央「あんたたちの元締めと話しに行ったよ」
ジュリア「美味しい飲み物はいかが?(このミルキィー・エバラ・ゴールデン・ペレストロイカは
翼手にどう作用するのかしら。科学者の血が騒ぐわ)」
ディーヴァ「頂くわ。ゴクゴクゴク………バターン!」
小夜「ディーヴァ!」
リク「姉ちゃん!」

アンシェル「私の目的は世界を翼手で満たすこと…それだけなのだ」
ジョエル&カイとか付き添い「いや、そこを何とか!」
アンシェル「この世界をディーヴァの舞台とし、一観客としてディーヴァの
歌い舞う姿を眺めたい」
ジョエル&カイとか付き添い「いや、そこを何とか!」
アンシェル「しかしもはや夢は尽きた。ディーヴァは私達から離れ、
君達と生きることを望んでいる。ディーヴァを君達に託そう。是非もなし…」
ジョエル&カイとか付き添い「いや、そこを何とか!………ってOK!?
このやり取り百回は繰り返したからな!やったね♪」
ジョエル「ありがとうございます。祝闇鍋!アンシェルおじさんからどうぞ」
アンシェル「いや、そこを何とか!」