い・・・イチ乙だ!!こんなイチ乙は生まれて初めてだ!
>>1ィ・・・!!!
いいssが書けない・・・・どうすればいいんだ!!!
これじゃあ投稿しても叩かれるだけかもしれない
>>7 テンプレを読め、そして投下するんだ
>「自分下手だけど書いたら叩かれないかな?」
>「こんなSS書こうと思うんだが需要あります?」
>といったの誘い受けレスはただウザいだけでなく流れも切るのでムード×。
でも、前スレが埋まるまで待った方がいいかもしれん
うわ、すまねぇ、前スレが埋まるまでとか言いながら俺自身が前スレの最後埋めちまった
このスレのアドレス張り損なっちまった、住人の皆、スマン
1つ聞きたいのだがこのスレの住人はどうゆうのを嫌うんだ?
このスレの住人はもう、何かすごくて理解ができなくなってきた
稚拙な作品やグロとかじゃない限り文句は言わないと思うが
・たかだか数レス前にあるテンプレすらまともに読まず、
見苦しい誘い受けレスをする作家のSS
・SSを書くのは義務ではないので、自分で納得できるモノが書けなければ
投下する必要など全くないことがわかっておらず、
とにかく投下したいとか見てもらいたいという動機が先行している作家のSS
・2行の質問レスすらまともにかけない人間のSS
こんな作家の書くSSは嫌いだな。
みずきたんの為だけに13買ってきた
これで聖たんネタについていける!
前スレ、前前スレのSS保管して頂きたい。
捕手
 ̄ `丶.
\
,人,ノヽ
人ノ ,. !
,ノ' / | (|
,/,/l ! ム|
/,/ / | (_,|
/゚ / / /|
´三:"/ フ|
 ̄ ̄ <, |
へ(⌒ヽ厂 |
/
:::. /| どうも、蛇島です。
::::: / |
.// |
_/ / |\
職人の道へと踏み出そうている者たちへ
差し出がましい上に図々しいが、一応個人的見解としての職人の卵用テンプレ(未満)
1.文章の上手い下手で悩むな
文章自体に上下はない、あるのは個々の違いだけだ
2.書こうかどうしようか悩んだら書け、投下しようか悩んだら投下しろ(でもテンプレは読んどいてくれ)
でなきゃこのスレの意味がない
ただし投下前には一度しっかりと読み直すことをお勧めする
3.ジャンルにこだわるな
エロだろうが萌えだろうがギャグだろうがなんでもOK
逆に言えば、必ずエロを入れる必要性はない
4.スレ住民は基本的に作品を待っている
つまり、書けば確実に読んでもらえるぞ
パワプロへの滾る愛と萌えとエロスを形にするんだ!
スレ住民はお前の作品を待ってるぜ!
勝手にこんな真似してスマン
あくまで個人的な見解なんで補足修正あればよろしくor目障りならスルーで
スレ自体が投稿しにくい空気になって新職人が産まれない状況にはしたくなかったんだ、スマン
そうはいっても、やっぱ職人さんと自分を比べたらあまりにも稚拙でレベル低いなあと思って
投下しにくいってのはある。喘ぎ声とかどうやって考えてんのかなあと思うよ。
ちなみに俺は前スレの最後のを書いたものだがほかの人のと見比べると恥ずかしくて
回線切って首吊って死にたくなる。ミスもあったし。何事も中途半端な覚悟ではダメなんだよ。
ただ、何もしないうちから諦めるのは良くない。10行ぐらい書いて「ああ、無理だわ」
って思ってから諦めろ。職人さんのを読んでたら「こんなシチュとかマジ萌えね?」って
考え付く事とかあるだろ。ノってきたらそのまま終わりまでいっちまえ。
それで出来たものを投下すればいい。誰も文句を言いやしないさ。
21 :
squeeze:2006/08/24(木) 02:51:14 ID:M3xPVig6
しばらく郎と生徒会メンバーとのいざこざが続いたが、みずきの一喝で何とか収まり、
今はチームはまとまっている。
しかし、あの一件以来、一度も部活に来ていない人物がいた。
それはマネージャーの麗菜だ。
キーンコーンカーンコーン
今日も放課のチャイムが鳴り響き、生徒達は解放的な気分になる。
部活動に向かう者、帰路に着くもの、ただ友人とだらだら過ごすものなど、数通りの人種がいる。
帰路に着くものの中に、麗菜の姿があった。
もともとは、彼女が野球部のマネージャーになったのは、みずきに勝つため、郎を手に入れるためであった。
しかし、郎が手に入れる価値のない人間だとわかった今、野球部に在籍している意味はなかった。
家に着き、麗菜は勉強を開始した。
これもみずきに勝利するための努力だ。
夕方近くなり、一休みしていると、携帯電話の着信音がなった。
「あ、麗菜?なにしてんのさ、部活にこないで。」
「…みずき…何の用ですの?」
「あんたがいないと部員の皆でマネージャーの仕事しないといけなくなるから大変なのよ。」
遠まわしに部活に来いとほのめかしている。
「…今あなたに勝つために勉強してるんですから、邪魔しないでくださる?」
「ふーん、部に来ないんならあんた負け確定しちゃうよ?」
「何ですって!?」
「もともとさ、あんた私から郎君取るために部に入ったんじゃん。でもさ、結局郎君はどっちのものにもならなかった。」
「そうですけど、それがどうしましたの?」
「…今野球部に新しい恋人がいるんだけど、放っておいていいのかな〜。」
挑発的な口調に、麗菜のみずきに対するライバル心がふつふつと煮えてくる。
「…放っておくわけにはいきませんわね…。」
「じゃあ、紹介してあげるから今から部室に来なよ。」
「…わかりましたわ…。」
22 :
squeeze:2006/08/24(木) 02:52:04 ID:M3xPVig6
みずきの新しい恋人、それは六道聖だった。
「ふーん、この子ですの。」
麗菜は冷静な口調で返した。
みずきとは中学からの腐れ縁なので、大体の行動は読めていた。
「で、この子とは何処までしましたの?」
「エッチまでしちゃってるよ、もう聖の身体は全部味わってる。」
聖が赤面する。
「もう聖は私の虜。」
みずきは聖にキスする。
まさに見せ付けるといったキスだ。
「なぁ…」
「ふふ、聖♪感じちゃってる?」
コクリ。
「でもこの先は麗菜にやってもらうからね♪」
そう言って、みずきは聖の手を握り、麗菜の傍に腰掛ける。
「…どういうことですの?」
「聖はあんただと感じないって証明するため。そしたら私の勝ち」
「…いいですわよ。もし、この子を気持よくさせることができたらどうするつもり?」
「あんたの勝ちでいいよ。いいよね、聖?」
コクリ。
先程のキスのせいで、すっかり目が虚ろになっている聖。
キスだけでこれほどになるということだけでも、聖がいかにみずきに夢中になっているかわかる。
「じゃあ、はじめちゃってよ。」
「ええ、…いきますわよ、聖ちゃん。」
麗菜は聖にキスする。
「…」
舌と舌を絡ませる。
「…」
制服の上から胸を愛撫する
「…」
服を脱がし、直接愛撫。
「…」
聖は喘ぎ声一つ上げなかった。
「やっぱりあんたのマケ〜?」
癇に障るみずきの声。
麗菜は乱暴に聖の制服のスカートを脱がし、秘所に舌を入れる。
しかし、やはり何の反応もない。
「ダメダメじゃん、あんた。」
そう言って、みずき二人の間に割り込んでは聖の胸を愛撫した。
「なぁぁぁぁん!」
聖は激しい反応を見せた。
麗菜は完全な敗北感に打ちのめされた。
「…私の負けですわ…橘みずき…。」
「まぁ、当然の結果だけどね♪…そうだ、中学のときの約束、覚えてるよね?」
「…覚えてますわ…敗北宣言したほうが勝った方の言うことを聞く…」
「そうそう、よく覚えてたじゃん。」
「もう煮るなり焼くなり好きにするがいいですわ…」
「うん!潔い!じゃ、言うよん。」
一呼吸の間。
「実はさ、あんたを手篭めにしてみたかったんだよね。」
23 :
squeeze:2006/08/24(木) 02:54:33 ID:M3xPVig6
久しぶりの投下なのにここで一旦区切ります
焦らしてみるw
そぉい!!!
焦らさないで投下!投下!
キャッチャーミット嵌めて全裸で待ってる。
25 :
squeeze:2006/08/24(木) 06:17:21 ID:M3xPVig6
野球部の部室には、色々なものがある。
バットやボールはもちろん、内捻筋を鍛えるゴムチューブやシャドウ用の鏡、
聖タチバナの野球部には、精神練習用アロマテラピーセットやフォームチェック用ビデオカメラ等もある。
これらは野球の練習をするために集められたものである。
しかし、それ以外にも用途はあるのだ。
まず、みずきは麗菜に全裸になるよう命令した。
麗菜は、屈辱に溢れた顔をしながらも、その命令を聞いた。
「…次は…何をさせる気ですの?」
おずおずと聞く麗菜。
「先輩を…これで縛る。」
質問に答えたのは聖だった。手にゴムチューブを持っている。
「えっ…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
聖は麗菜に覆いかぶさり、後ろ手に縛った。
もちろんゴムチューブは縛って安全に出来ている訳は無く、むしろトレーニング効果を得るために
元に戻ろうという力がある。
「いっ…痛い…。」
つまり、人を縛ったら、深く肉に食い込むのだ。
「いい顔してるじゃん、麗菜♪」
「ほ、ほどいて…。」
「自分でも見てみなよ。」
みずきは聖に壁に立てかけてあったシャドウピッチ用の鏡を麗菜の前に置くよう言った。
「い、いやぁ…。」
自分の痴態を直視できるはずも無く、麗菜は目をそらした。
「ふっふっふっ。まさに手篭め!ってかんじになってきたぁ〜。」
みずきは笑みを浮かべる。
「そろそろその気になってもらおうかなぁ。」
みずきは棚から十数種の瓶を取り出した。
「これ精神練習用アロマテラピーなんだけどね、凄いこと発見しちゃったんだ。」
またニヤリと笑う。
「これとこれとこれを…こう混ぜるとね、媚薬効果が出るんだよね。」
「えっ…。いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
その薬品を麗菜の身体に垂らした。
たちまち目はトロンとなり、息は荒く、身体は紅潮した麗菜。
「ゴムチューブ、ほどいてほしい?」
「いや…ほどかないで…気持いいから…。」
痛みすら快感に変えてしまう効果もある。
「み…みずき…。」
と、聖が口を挟む。
26 :
squeeze:2006/08/24(木) 06:20:07 ID:M3xPVig6
「何、聖?」
「私にも…それ、かけて欲しい…。」
「ふふ、正直ね、聖は。じゃあ寝転んで。」
聖は先程麗菜に脱がされて既に全裸だった。
「なぁぁぁぁ…はぁん。」
「じゃあいきなりだけど舐めちゃうよん♪」
聖の秘所に口をあてがうみずき。
「なぁぁん!」
たちまち洪水になる。
「あらら、凄い効果。」
「…みずき…私も…。」
消え入りそうな、懇願する麗菜の声。
「ん〜、なんかまだ焦らしたいな〜。…そうだ!」
みずきは棚から、今度は野球のボールより一回り小さく、イボがついたボールを取り出した。
「これ守備練習用ランダムバウンドボールなんだけど…これ入れてみよ。」
麗菜はそれを体内に受け入れ、ビクッと大きく身体を振るわせた。
「ハァ…ハァ…ハァ…。」
大きく腰を降りはじめた麗菜。
「出る…出ちゃう…。」
言い終わる前に、黄色い液体が放出された。
「うわ、漏らした。」
「ハァ…ハァ…ハァ…ごめんなさぁい…。」
「あ、言い忘れてたけどビデオとってるから。」
「なっ!」
「えっ!」
麗菜と聖から驚きの声が上がる。
「今度3人で一緒に見ようね♪」
―三人は気付く由もないが、部室にはある人物が近づいてきていた―
マジですか?これは?
新しい世界を見た気がする。GJ!!
みずき性格悪すぎじゃね?
ちょとつらい…
これはひどい聖SSは何故保管されてないのだ?
作者さんが保管してないから。
他の人が保管するのもあり。
お尻ハンター久遠・・・
>>32 あれってなんかタイトルで損してる気がする、メチャクチャ面白いのに
かつてlevel9999で投稿されていた名作の数々・・・。
誰か保管しているやつ・・・いるわきゃねぇわな。
せめて概要やあらすじだけでもkwsk
俺もいぜんからlevel9999については書き込もうと思ってたんだけどなかなかね。
なんで閉鎖しちゃったのかな〜。あ〜オケオさんだっけ?
あのひとのまじおもしろかったっけ。
オケオ自演乙
もしかして「これはひどい〜〜」や「パワプロ男」の作者さん、このスレに来れてないのか?
パワプロQが全然更新されないなぁ
ちょっと楽しみにしてたのにな
まあ、気長に待ちましょうや
43 :
sola:2006/08/27(日) 11:15:46 ID:ITwGTlif
数週間前にパソコンが弾けた時以来からパワプロssスレには来れなかったのだが、
今全部読んで一言、職人さんたちGJ!!!
がまば そこべ ごれだ わびれ ねぢづ びぐな
ずすえ ばせべ くずだ ろもわ すさる ずぢよ
らぢご てむば つちぐ ぞろゆ ぢぜつ さまむ
すやり わびれ らきづ ぶぢわ むじら おすせ
にそげ たずめ づほり あむた そ
勢いでつくった。今は反省している。
なんのパスワードなんだ?
風呂男かwグッジョブ!!w
一瞬誤爆かとオモタw
GJ!w
決定版待ちだったのにパス入れたくなったじゃないか。どうしてくれる・・・。
何パターンかネタが浮かんだ。
主人公の設定によって変わるんだが、ここの住人的にはどんなのがいいんだ?
@ 単純に軽い男
A 性別が女
B @とは対象的に真面目な男
さすがに全部は書けそうにないし
Aであおみずきの百合キボン
Aが面白そう、これまでにないパターンだ
Bかな。
Aは斬新過ぎて想像しにくい
AもいいがBもなかなかどうして
Bで、あおいみずき他ハーレムキボン
アンケート集計っていつまでかな?
終わり次第投下しておk?
57 :
50:2006/08/27(日) 23:04:10 ID:cMZ7MgjL
どうやらBが多いみたいなのでBで書いてみます。
>
58 :
50:2006/08/27(日) 23:05:24 ID:cMZ7MgjL
どうやらBが多いみたいなのでBで書いてみます。
>>55の希望のハーレムもできたら挑戦してみますね。
>>56 どうぞ。お構いなく投下してください
59 :
50:2006/08/27(日) 23:08:16 ID:cMZ7MgjL
うわ。ミスった…orz
>>50 了解した、そちらも製作よろしく、wktkして待ってる
書いてみたらやたらと長くなってしまったので、いわゆる続き物です
あと、エロではなくストーリーと萌えを重視した作りを目指したのでエロを期待した人はスマン(´・ω・)
・あおいの引退が原作より遅いです
・聖の能力が一部このSS仕様になってます
・帝王と聖タチバナが同じ県内にあります。というか、夏だろが秋だろが決勝は常に帝王戦です
・特殊能力を一部拡大解釈してます
・性格がちょっとパワプロ君っぽくないので、主人公の名前は「小波」にはしてません
パシフィックリーグ、開幕戦。
『キャットハンズ、選手の紹介をいたします』
「実況は私小原、そして解説は大西さんでお送りいたします」
「よろしくお願いします」
キャットハンズベンチ。
飛び出していくスタメン選手を二人の女性選手が見送っていた。
「あおい先輩」
「どうしたの? みずき」
「今年こそ、優勝しましょうね」
「うん、これまでに比べてキャンプでもみんなすごく充実してたしね」
『一番センター・矢部ぇ明雄ぉぉぉ!!!!』
「世渡監督、今期開幕は一番に矢部選手を起用してきましたね」
「ええ、チャンスでの弱さも克服してきましたし足の速さに選球眼の良さ、一番打者の
条件は揃っていると思いますよ」
「ついに開幕スタメンでやんす! 派手に暴れるでやんすよぉ!!」
「あのメガネもやっと成長しましたし、いまだにバカは治ってませんけど」
「み、みずき、その言い方は……」
あおいが少し苦笑する。
「6年も一緒のチームにいれば嫌でも目に付きますよ、昔から足と守備はいいくせにチャンスで
やたらとカッコつけようとして凡退するんです」
「でも、今はカッコつけようと思ってカッコつけられるくらいに成長したんだよね」
「まぁ……そうですね」
ちょっと素直ではないが、みずきはこれでも矢部の実力を認めている。
「でも、優勝が本気で期待できるのはボクも一緒かな、いい選手も入ったし」
「もちろん、これでキャッチャーは安泰です」
『六番キャッチャー・六道ぉ聖ぃぃぃ!!!!』
「でました、今年の目玉ルーキーとも言われる3人目の女性プロ野球選手。そして初の
女性野手、六道聖選手です」
「まさか本当に女性選手を、しかもルーキーに開幕マスクを任せるとは……」
「ここ数年、キャットハンズは捕手が悩みどころでしたからね」
「もしかすると世渡監督はこの六道に正捕手の期待をかけているのかもしれません
しかし、とんでもない博打ですよ、これは」
「聖ぃ! 遠慮なく見せつけてやんなさい、聖の実力を!」
投球練習を受け始めた聖が、軽く手を上げてみずきの声に応えた。
そして、みずきの目がマウンドに登った選手を見つめる。
「うちのエースもいよいよベールを脱ぐ時がきましたよ」
「え? どいうこと?」
「聖が捕手の時の西園寺くんは、普段とは別人なんですよ」
『ピッチャー・西園寺ぃ悟ぃぃぃ!!!!』
「今シーズンの開幕投手はプロ6年目の右腕・西園寺悟、23歳。
捕手でドラフト指名されたにも関わらずプロに入ってから投手転向した異色のエース
昨年の成績は12勝8敗で防御率3.44。ランディ=ジョンソンに似た豪快なフォームでも
話題となりました。今年はその数字を確実に上回るとまで言われています。
「もう完全にキャットハンズのエースになりましたね」
投球練習後、マウンドとホームベースのちょうど中間あたり。
バッテリーによるプレイボール前の話しあいが行なわれていた。
「まったく、随分この時を待ったんだぞ」
「すまないな先輩、待たせた分しっかりと期待には応えよう」
「つまり、修行の方はバッチリってわけか」
「ああ、仏教学部はなかなか面白かったぞ」
「……いや、そっちじゃなくてだな」
「安心しろ、妻としても弟子としてもしっかりやらせてもらう」
その言葉で思わず小波がニヤリと笑い、それを見た六道の口元にも微かな笑みが浮かんだ。
「コースも球種も全部任せたぞ、聖」
「了解だ先輩。私の要求は厳しいぞ」
お互いに嬉しそうな、本当に嬉しそうな微笑を浮かべてポジションに戻る。
すでに左打席にはいっていた相手の一番打者が、なぜか口をパクパクさせていた。
「ええと、君あいつと結婚してるの?」
(聞こえていたのか…開幕の歓声でかき消されないのであれば、あそこで話すときはもっと
静かに喋る必要ありだな)
「捕手は女房役と言うだろう?」
「え、あ〜、そうかそうか、そういう意味か」
「もっとも、私にはそれは当てはまらないが……」
「?」
「私は悟先輩以外の女房であるつもりはないからな、他は言うなれば花嫁修業だ」
(うわー、てんぱってるなぁ、ささやき戦術は今も健在ってわけか)
マウンドからでもあのバッターが明らかに動揺しているのがわかる。
開幕初打席でアレでは、今後も聖の餌食になり続けそうだ。
「プレイボール!」
試合がはじまった。
聖からサインが出る、一球目は……
(それか)
開幕の第一球目、全身のバネを使って身体全体を巻き込むように腕をしならせる。
投じたボールは左打者の内角――そこから急激に変化して外角いっぱいに決まった。
「ストライィィク!」
聖がその球を難なくキャッチし、すぐに投げ返す。
(お見事、捕れないって泣いてたころがウソみたいだな、聖)
頭の中で「な、泣いてなどいないぞ」と抗議する聖の姿がやけにリアルに再生された。
(ホントに、頼もしい限りだ……)
この日、後にキャットハンズを支える黄金バッテリー、通称「おしどりバッテリー」がプロ野球界に華々しくデビューした。
〜〜パワプロ13 聖タチバナSS 『捕手の絶対条件』〜〜
65 :
捕手の絶対条件:2006/08/27(日) 23:33:14 ID:idTKqpo9
1話は短いけど以上です、ちょっと間おいて日付変わった頃くらいに2話目を投下させてもらいます
アンケートはポンポン返答があったのにSS投下後はストップする
この現象は一体何…?
>>65 面白くなりそう。期待してます。
>>65 聖はやはりキャットハンズですか。
おもしろくなりそうですね。
期待してますよ。
>>66 >>67 感想ありがとう&ごめんなさい
この1話、エピローグなんです。つまりストーリーの最後を最初に持ってきてみたってやつです
表現不足で誤解させちまってスマソ
夏の大会。聖タチバナ学園野球部の挑戦は、地方大会の決勝戦で終わった。
今年になって新たに加わった二年生部員の活躍もあり、タチバナは一躍県内でマークされる
立場へとのし上がった。
去年まで部員すら満足に揃っていなかったことを考えれば大変な躍進だ。
そして、そんなチームの中で誰よりも際立ったのは、チームの中心として全員を纏め上げた
2年生捕手の存在だった。
強肩好守、チャンスを確実にものにする打撃。凄まじいの一言に尽きるブロック。
投手のみならず野手全体をも配慮する視野の広さ。
帝王実業を見に決勝戦へ来ていたスカウトが、彼――西園寺悟をドラフト候補として
ピックアップしたという噂も流れている。
「じゃあ、新キャプテンは西園寺くんね」
「西園寺しかいねぇよな」
「よろしく頼むぜ、キャプテン」
そんな西園寺であるからこそ、当然の抜擢だった。
「太鼓先輩、お疲れ様でした」
「ええ、これからのタチバナ野球部を頼みましたよ」
「たまになら見に来てね、せ・ん・ぱ・い」
最後の挨拶を交わして部室を出て行く、旧キャプテンの太鼓。
それを見送る新キャプテンの西園寺と、なぜか一緒に最後まで残っていたみずき。
「みずきちゃん、別に最後まで残ってなくても良かったのに」
「西園寺くんだけにするのもなんだか可哀相かなって思って、それともなに? こんな美少女と
一緒にいるのが嫌なの?」
「そうは言ってないだろ、残ってくれてありがとう」
一応、礼を言っておく。もっとも、みずきの目的は太鼓の見送りよりもこの後にある。
「ねぇ西園寺くん、夏の大会も終わったし、そろそろ聖に教えてあげてもいいんじゃない?」
「ようやく下準備ができたばかりなんだ、もう少し待ってほしい、それに教えるといってもどの部分なんだ?」
質問の内容を予測していたようなすばやさで、西園寺が答えた。
「全部! 西園寺くんが何を考えて聖に辛くあたってるか!
なんでノーサインなのにクレッセントムーンが捕球できたか!
聖は一度考え込んだらズブズブはまっていっちゃうタイプなんだから」
「そんなに辛く当たってるつもりはないんだがな……せめて来年の春くらいまで待ってくれ」
「西園寺くん、まさか聖を潰すつもりじゃ……ないでしょうね」
「ちょっと待て、そんなこと疑ってるのか?」
「いまの聖を見ればそう思いたくもなるよ、マイナス思考スパイラルになってんだから」
「まぁ、投手心理に関しては俺の方に一日の長があるからな」
「だからって、あそこまで聖を否定しなくてもいいじゃない」
「否定じゃない意見を言っただけだ」
「屁理屈男!」
「わがまま女。大体最初にそっちも同意したことだろ」
「うっ、それは、そうだけど」
「みずきちゃん、元々聖ちゃんは『クレッセントムーンを捕れる捕手』として招いたんだよね」
「………」
「でも、あの球は俺も捕れる。だから既にみずきちゃんの思惑は達成されてる、聖ちゃんに関係ない部分でね」
「だから、聖はそれとは別方向の育て方をするってこと?」
「ああ、単純な捕球技術だけではない、少なくとも俺の理想に近い捕手にね」
「西園寺くん、それは……最後には聖を笑顔にできる方法なの?」
「――できる、してみせる」
「……わかった、信じるよ、信じてみる。仮とはいえフィアンセの言葉だしね」
「ああ、信じてくれてありがと」
その言葉を最後に、この日の会話は終了した。
だから、ここからは独り言。聞こえてもいい、むしろ聞こえるように言った独り言。
「うーん、フィアンセって部分実は結構勇気だして言ったんだけどね」
全然反応がなかった。西園寺がひたすら熱心に答えたのは聖に関する問いだけだ。
「まったく、なんて不器用でバカなの!」
好きな相手とはまともに会話すらできない男と、そんな男に惹かれてしまっている自分。
両方に対しての独り言だった。
それは5月の上旬、聖が入学したばかりで、みずき達がようやく野球部に入部した頃。
「アウトォォォ!!」
「ムキーッ! また西園寺くんに刺されたでやんす! このままじゃまた奢る羽目になるでやんす!」
バッテリーの盗塁阻止とランナーの走塁練習。
二塁上で審判役の部員がジャッジを告げ、ランナー役の矢部が気合を入れなおしつつ一塁方向へ戻る。
ここまで西園寺はまだ一度も盗塁を許していなかった。
「おーい、みずきちゃん! クイックがうまいのはいいことだけど
さっきは直球のサインだったろ? 次は間違えないでよ」
マウンド上のみずきに向かって、新しいボールを投げて渡す。
「……っ!」
ランナー役として待機していた聖にとって、その一連の動作からの衝撃は大きかった。
今の球はみずき嫌がらせだったはずだ。
みずきは祖父である理事長に嘘をつくため、西園寺を無理やり婚約者役にしてしまった。
そのことに多少の負い目は感じているだろう。
しかし、だからと言って文句を言われて受け流すほど、みずきは素直な性格をしていない。
結果、このバッテリーは口論になることが多く、今日も練習直前まで言い合いをしていた。
そんな、投手(みずき)の気持ちを少しも理解してくれないキャッチャーに対して、捕れない球を投げるという
ささやかな嫌がらせのはずだった。
「………クレッセントムーンを、ノーサインで、捕球した?」
しかも、そんな変化球があるということ自体、西園寺は知らなかったはずだ。
その状態で完璧に捕球し、あまつさえ二塁への盗塁を阻止した。
元々、男女の体格差などによって、走力や長打力には特に差が出やすい。
したがって、女性が野球をやるには変化球やコントロールなどの技術で勝負できる投手が
もっとも適している。
だが、野手であっても守備とミートの技術においては差はない。
故に、聖が一番信頼している、自分のアイデンティティとも呼べるものがキャッチングの技術だった。
その自信が、とんでもない自惚れのような気がしてきた。
「どうしたでやんすか? 聖ちゃん」
「いや……ありのままを言えば、年齢差とか男女差とかそんな軽いものではない決定的な実力差
というものの片鱗を味わった気がしてな」
「聖ちゃん、JOJO読んだことがあるでやんす?」
「……確か、矢部先輩は西園寺先輩と同じクラスだったな、何組だ?」
矢部の言うことは無視された。
それからの聖は捕手としての練習のほかに、一塁手としての練習もはじめた。
また、捕手として練習するときは必ず西園寺と行動をともにし、少しでもその技術を盗もうと努めた。
練習以外でも、時間があれば話を聞いた。
教わるだけでは悪いので、昼休みには授業料としての弁当を持参して二年生の教室へお邪魔した。
リードについて、投手のクセについて、好きな球種について、好きなお菓子について、なぜかアクセサリーについて、
意味のあることないこと、色々なことを話した。
なぜか、二年生からは「通い妻」というあだ名で呼ばれるようになっていた。
意味が理解できなかったのであまり気にしないことにした。
夏の大会ではファーストでレギュラーになった。
同じグラウンドで戦える。その時は西園寺に一歩近づいた気がした。
そして、同じ視点に立ったからこそわかった。西園寺の存在感は聖の比ではない。
西園寺は中学時代はほとんど無名の選手だったらしい。
わずか一年で、ここまでの成長をとげる選手も珍しいだろう。
自分がそんな急成長が可能なのか、聖は頭のどこかで悩み続けた。
夏休みを経て二学期がはじまり、やがて秋になっても、聖はクレッセントムーンの捕球がおぼつかなかった。
確実に成長を遂げているチームメート。
決め球を全力で投げることができるようになり、さらに投球の幅がでてきたみずき。
そして、留まることなく進化していく西園寺をみていると、どこか取り残された気になってくる。
新キャプテン新体制になって数ヶ月後。秋季大会のスタメンが発表された。
1.矢部 中
2.原 二
3.西園寺 捕
4.大京 左
5.三島 三
6.遊佐 遊
7.六道 一
8.右木 右
9.橘 投
予想通りのメンバー。
『捕手は西園寺』
これが今のタチバナ野球部での、いや、他校からですら当然と認識されている。
……そこに、六道という名が割り込む隙など微塵も存在していなかった。
「聖、まだ帰らないの?」
「ああ、みずき、すまない……少しボーっとしていた」
部室に張られた秋季大会のスタメン表。それだけを見つめ続けていた。
気がつくと、残っているのは聖とみずきだけ。もうすっかり日が暮れてしまっている。
「……聖、ええと、レギュラーおめでと♪」
「え? ああ、そうだな、ありがとう」
「一年の夏から連続スタメン、もうすっかり定着だね」
「ああ……」
「あとは、西園寺くんとのキャッチャー争奪戦かな」
「………」
「聖?」
「みずき、私は……先輩に勝てるのだろうか」
「ちょ、ちょっと、なに弱気になってんの!?」
「もちろんポジションを奪うつもりではいる。ただ、勝てる自分が想像できないんだ」
「聖……」
「だが、みずきはこれで心置きなく全力がだせるのだから、問題ないだろう。
それどころか、先輩は捕手として私より優れているぞ。ここからは私の問題。
私の頑張り次第だ、次の夏の大会……先輩が引退するまでに……」
レギュラーを奪って見せる、と言い掛けて止めた。
捕手としても、打者としても、西園寺ほどの選手はそうはいないはずだ。
「聖! 聖だってすごいキャッチャーだよ、アタシが保障してあげる」
「……変化球が来るとわかっているのに捕れない捕手など、意味があるのか?」
聖ではみずきの決め球・クレッセントムーンを捕球しきれない。
それどころかミットに当てることすらできないこともある。
「すまない、今は考えれば考えるほど悪い方向へとばかり向かっていく」
今日はもう帰ろう、と足元のかばんを持ってトボトボと出口へと向かう。
「うん………、じゃあ迎えの車を呼んでくるね」
慌てた様子のみずきが聖を追い抜いて走って行き、あっという間に見えなくなった。
「………みずき」
その背中は、聖では決して手が届かないほど、聖が届く必要がないほどに遠くへ行ってしまったように感じた。
75 :
捕手の絶対条件:2006/08/28(月) 00:14:35 ID:3olY1MEK
2話ここまで
1話のとこで少し間をあけてしまって勘違いさせてしまい申し訳ない(・ω・;)
エロパロ板なのにエロが薄い話だが感想くれた人ありがとう
GJ、続きも楽しみだよ
別にエロだけを期待してここに来てるわけじゃないから心配するなw
乙!
なかなか面白い切り口ですね
うむ、サクサク読めて今後の展開も気になるし良作だ
乙であります
GJ!主人公ってとことん羨ましいよ。
ハーレムで思い出したけど、虜さんどした?
真面目な話かと思ったらJOJOネタでやられたw
なにやら心配させてしまったようで申し訳ないです。一応生きてる作者です。
では遅ればせながら……
44氏GJ! 本当に感動しましたよ私ゃ!
まさか、こんな無茶なキャラクターを作ってくださる神がいるとわ!
他の神様方もGJです。いやー、いい仕事してますねー。
それで、違った意味で〜の続きが出来上がりましたので、上げてもよろしい
でしょうか?
「た、たまが、たまにたまが……」
啖呵で運ばれていく矢部を黙祷して見送り、風呂男は静かに嘆息する。
正直、同情の余地は一切ないのだが、あたった場所が場所だけに他人事ではない。男な
ら誰でも分かる激痛に、一瞬だろうと耐えたその姿は十分尊敬に値するはずだ。それでな
くとも、うつろな目でつぶやく姿は哀愁を誘われるものがあるのだが。
「代走、羽田!」
監督の声が響き、ベンチ内から元二軍の男が走り出す。それを確認すると、風呂男は矢
部の存在やその哀れみ等の全ての感情を、産業廃棄物よろしく心の窓から投げ捨てた。
薄情な話? 違う。
『余計なもの』を排除しただけだ。
バッターボックスに左足から入り、靴の中の親指に力をこめる。この瞬間、波和風呂男
の脳に存在するのは、プライドのみ。
それは、打率9割の天才アベレージヒッターとしてのプライドであり、闘志だった。
ただでさえきつい目つきをいっそう細く引き絞り、マウンドに立つみずきをにらみすえ
る……殺人鬼と称される自分を前に全くひるまないみずきを見て、さらに笑みを深めた。
風呂男は、自分の目つきを欠点だとは思っていない。子供の頃はそれで多少落ち込んだ
りしていたが、今では立派な武器だと認識している。少なくとも、目を細めてにらみすえ
れば大概のピッチャーはリズムを崩せるのだから。にらまれた程度でびくつくピッチャー
など、高が知れている。
一流と二流の分別という役割で、風呂男は自分のとことん悪い目つきを最大限に利用し
ていた。
「……前に対戦したときは、右打席だったと思ったが」
ぼそりとささやいてくる聖に、風呂男は左打席から笑った。殺人鬼のような笑みで。
「矢部の奴に両打ち指導したのは俺だぜ? 元から俺はどっちもいけるタイプなんだよ」
「そうか……」
左打席にクロスファイヤーは通じない。彼が今たっている場所は、みずきが持つ強力な
カードを封じる事が出来るのだ。
「それよりも、早く始めようぜ。俺ぁ、恋人と始めて寝る童貞の心境で待ち望んでたんだ」
これは一筋縄ではいかない……僅かなミスも許されない。
聖は身長にみずきを見返し、ついで内野手を見回して……
「どっちもいける……りょ、両刀!? ま、まさか……風呂男の奴聖ちゃんだけじゃ飽き
足らず、ベンチにいるあの子も……」
そこに、変態がいた。
「風呂男が彼の後ろを犯して彼が聖ちゃんを犯すサンドイッチプレイ!? そ、そんなう
らやましい……も、もとい! アブノーマルな……(´д`*)ハァハァ」
ありとあらゆる変態行為に通じ、ショタも余裕でいけちゃう変態キャプテン寺津 京そ
の人である。
彼の視線はベンチに座る久遠に縫い付けられ、口からはなにやら不穏な言葉が漏れ出し
ていた。サードやセカンドはその呟きが聞こえるらしく、顔色がディープブルーだ。
「はっ!? け、けど、風呂男のマグナムで掘られたら括約筋が……! そんな事になっ
たら彼がオムツを常備するのは当然の理! 勿論オムツを取り外すのは風呂男で、彼は糞
尿垂れ流しの自分に羞恥の余り興奮し……(*´Д`*)スカトロハァハァ」
「と、友沢さぁん……(TДT)」
『……(´Д`;)』
無論のこと、ターゲットにされた久遠はそれどころじゃあない。半泣きで友沢に鳴きつ
く久遠を、友沢はもちろん普段甘えや妥協を許さない監督ですらも許容した。
寺津の口走るその内容は、作者も理解できない領域にあった。
「風呂男がそっちの趣味があるという事は聖ちゃんの括約筋も危ない!
ふ、二人とも逃げてー! 超逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!(*´Д`*)」
「ああ逃げるべきだろうなてめーの腐れた妄想から(゚Д゚#)」
叫ぶ寺津に、風呂男の突込みが冴え渡る。風呂男もいい加減変態くさいが、この男の前
では霞む霞む。何せ作者も理解できないような妄想である。
慣れてるなーと、聖がぼんやりとした感想を抱いたのは、ひとつに現実逃避の賜物で。キ
ャプテンの赤裸々な妄想の垂れ流しは、聖タチバナの全員にある意味で羞恥プレイであっ
た。
彼女自身寺津の妄想にはあんまり傷ついてなかったりする。そこら辺は慣れだ。そのた
めやたらと耳年増だが。
「いったいどういう思考回路してるんだ? あの男(´д`;)」
ベンチでその会話を聞いていた友沢がつぶやいた言葉が、帝王実業全体の感想を如実に
表していた。
「馬鹿ほっといて始めるぞ」
「そ、そうだな」
風呂男のあんまりな言葉に同意し、聖は身構えた。自軍のキャプテンなのにえらく扱い
が悪いが、あれじゃあ仕方がなかろうて。常日頃からあんななので、一々相手にしていら
れない、というのもあるが。
気を取り直したのはみずきも同じだった。
表情を引き締め、振りかぶって、第一球を投げる。
コースは……インハイストレート!
(っ!)
クロスファイヤーの角度を利用し、外角を攻めてくると予想していた風呂男は、完全に
不意を突かれた。
浅いとはいえやはり角度のある球、それも不意を突かれていては、まともにヒッティン
グで着ないと判断し、見送る。
「ストライクっ!」
主審の声と、聖の返球とを流し、風呂男は再び足の指に力をこめる。ちらりと視線をベ
ンチに向ける。
サインは無し。好きにやれという意味だ。
そこから内野を見回し、彼らの位置を確認する。全員が、一塁のランナーを念頭におい
ているが……一人だけ、目つきが違う男がいた。
(寺津)
先程までの変態ぶりはどこへやら、その表情からは全ての欲望が消えて、氷のようであ
った。その視線はひたすらにバッターに注がれ、打球を必ず受け止めるという気迫に満ち
溢れている。
(間違ってもショート方向にゴロは打てねえな)
寺津の半端じゃない守りの技能は、同じ中学でプレイした風呂男が一番よく知っている。
相手のスイングと投球の予測から、並外れた守備範囲を持つ男だ。
それに比べて、セカンドの原はバッティング技術こそ高いものの守備技能はそこそこで
しかない。対照的な内野コンビだ。
(転がすなら一二塁間か二塁より二遊間だが、相手も承知だろうな)
おそらく、今の厳しいインハイは布石だろう。この後、2、3球厳しいコースを突き、
失投のフリをして外角低めにシンカーを投げ、引っ掛けさせる腹積もりなのだ。
続いて投げられた第二球は……同じくインハイのストレートだったが、少し高かった。
ボールカウントを聞き流し、風呂男は返球する聖を見た。
あいも変わらず無表情。先程まで羞恥で赤くなっていた少女と同一人物とは思えない姿
だ。
――やっぱかわいいわ。
無愛想な彼女の横顔に、そう思ってしまう辺り、自分は重症なのだろう。誰にもばれな
いように苦笑を浮かべ、風呂男は聖に話しかけた。
「……なあ六道よ」
「なんだ?」
「賭けしねえか?」
「賭け?」
「ああ」
返した風呂男の言葉に続く動作は、あまりにも自然極まりなく。
一瞬、グラウンドにいる全員が見逃しそうになった。
構えをとき、バットをショート……寺津に向けてかざしてのける。
それは、予告ホームランならぬ、予告ヒット。
「今日の試合、全打席三二塁間方向にヒット打たせてもらう。
失敗したら飯おごってやる。成功したら……デートでもしてくれや」
吐かれた言葉は、明らかな挑戦状。
意図的に声を大きくし、周りにも聞こえる宣言に、グラウンド……特に観客がざわめい
た。
今このグラウンドに来ている観客は、半分が聖タチバナの応援団だが、もう半分はスカ
ウトだ。
彼らは唯のスカウトではない。以前の公式戦での聖タチバナの行為を『実力外の行為』
と見抜いた、スカウト達である。
こんな言い方をするのには理由がある。先日の、聖タチバナを公開させたあの試合、試
合の結果こそ注目され高校野球界に広まったが、その経過は対照的にあまり知られていな
かった。
一般の人間や普通のスカウト達にとっては結果こそが最優先。卑怯だろうが悪辣だろう
が、勝ったほうが強いのである。たとえ選手達に実力がなかろうと関係なしに彼らの実力
を裁かれているのが実状だ。
無論のこと、ここにカテゴリされるスカウト達はお話にもならない三流共で、ホームラ
ンの数や球速などにしか注目しない素人に毛が生えた程度の連中だ。当然、三振王の寺津
に対する評価は低い。
一流のスカウトならば、あの試合を見てみずき達を強いとは思わないだろう。実力外ど
ころか、女である事を卑劣な武器にする下卑た行為。一部のスカウトなどは、先日の試合
でみずきや寺津を見限ってしまったという話だ。
ここにいるスカウト達は、そんな彼らとは一味も二味も違う、実力の足りないものがプ
ロで通用しない事を知っている名スカウト達。本当に野球というものを知っている者達だ
った。
今日の練習試合には、以前見れなかった聖タチバナの真の実力を見ようと集まったのだ。
みずきや寺津といった注目の選手の実力を再確認するために。
そんな注目株の寺津と、天才アベレージヒッターの一騎打ち……前代未聞の状況と、取
り合わせに、騒がない筈がなかった。
「……で、どうよ」
聖はその不真面目とも言える言葉に、不快感を覚えたりはしなかった
ちらりとショートを見れば、寺津の双眸がスッと細められ、普段なら変な妄想垂れ流し
な口元も引き締められいている。身にまとった空気はさらに細く研ぎ澄まされて、刃の如
く風呂男に突きつけられていた。
みずきもその言葉を聴き、表情が消えている。矢部の色々なものを砕いたあのシンカー
を投げる直前と同じ、嵐の前の静けさをもって。
自分と同じ方向を見ている風呂男に状況が分からないはずがない。にも関わらず、彼は
笑っていた。愉しくて愉しくてしょうがないという、殺人鬼の笑みで。
おそらく、デートの約束など二の次三の次。彼にとって重要なのは、『寺津とみずきを正
面からぶち砕く』その一点のみ。
(野球馬鹿は馬鹿な真似してなんぼよ)
後姿から聞こえもしない幻聴が聞こえるほどだ。
彼女は嘆息すらせずに、淡々と返した。
「サード方面抜きなら考えてもいい」
「フォルダースチョイスは?」
「かまわない」
「了解」
べろりと上唇を舐める姿はまさに凶悪。
すくなくともファンが喜ぶような顔つきではないだろうし、そういう意味ではこの男ほ
どプロに不向きな奴はいないだろう。
構えるみずきは無表情。内心では矢部に対して抱いたのと同じ種類の怒りが燃え盛って
いるのだろう、下手をすれば、ビーンボールのひとつも投げられるかもしれない。
(どんとこいや)
風呂男が一塁名ランナーに投げた視線は頷きで返され。
寺津が深めの場所に着いたのを確認し、聖が合図を送ると無表情のままのみずきが構え
て……投げた。
だっ!
同時に聞こえる土を蹴る音。
(走ってきた!)
音に最も近かった一塁の芝は、想定外の展開にたじろいた。
この場面で代走として起用するからには、足には相当の自信があるはずだ。盗塁は戦術
的にも十分想定できる戦法である。
聖タチバナのひとつの欠点が、ここに露呈する。部員の大半はよその部からやってきた
言わば素人であり、試合の展開予測というものが出来ない連中が多い。
その連中が全員よその部では高い成績を残している連中であり、能力だけなら他の部員
以上だというから、性質が悪い。芝のように対応に取り残される人間が少なくないのだ。
予告ヒットの後の単独スチール……得点圏にランナーが進むかという展開の中、それを
予測していた人間が聖タチバナには三人いた。
みずきの投げたボールは……外角高めのストレート!
ショートの寺津はバッターに向かって突っ込み、セカンドの原は二塁ベースをカバー。
ショート方向への打球をゲッツーにする準備はすでに出来ていた。
全ては、ショートの寺津からのハンドサインによる賜物だった。彼は風呂男の『FC』と
いう発言から、彼がまさにそれを狙っている事に気づき、罠を張ったのである。
フォルダースチョイスとはそもそも、野手の判断でアウトに出来るはずの打球を、セーフ
にしてしまう判断ミスのことを差す。ランナーが多い場合によく発生するのだが、風呂男
のバッティング技術なら、人為的に起こす事が余裕で可能だろう。
ならば話は早い。コースは厳しく、下手に打てばフライの球をボール球で風呂男をけん
制し、ランナーを確実にアウトにする。
寺津は風呂男のことをよく知っている。中学時代のチームメイトだし、野球馬鹿的な考
え方において彼ら二人は強く共感していたため、その考えはある程度読めるのだ。
もし寺津の予想通りなら、彼はFCか、『ある事』を狙っている。後者は確率的に危険な
かけになってしまうから除外。残るはフォルダースチョイスのみ。まさか、自分に対して
馬鹿正直に普通のヒットを打つなどありえないだろう。突っ込みすぎて穴を広げるような
マヌケをやらかすつもりもない。
問題は、風呂男が帝王実業でどれほど実力を上げたかだが……
今風呂男が投じられた球は、どう上手く二塁側に寄せてもセンターゴロが関の山。これ
を打つかどうかで、彼が何を狙っているかが分かる。
そんな相手の思惑に対し、風呂男は……
ざっ!
観客席にまで聞こえそうな力強い踏み込みで打球に対応した!
(まともに打つ気か!? まさか……!)
FC狙いなら見逃す球を、明らかに無理なフォームでヒットにしようとしている風呂男の
姿に、寺津は自分の読み間違いを悟った。自分が不可能だと放棄した方の作戦を使うつも
りなのだ!
(くっ! 間に合え!)
急いで足を止めて進行方向をホームではなくピッチャー側に変える。猛ダッシュで移動
する寺津に、外野がどよめいたが……選手達には関係なかった。
若干内角寄り高めギリギリのストレート。ボール球だが、風呂男には関係ない。
彼は、ボール球だろうと何だろうとヒットに出来る技術がある。
「うらぁっ!!」
きぃんっ!!!!
高目をダウナースイングで打つという荒業に、至近距離の目撃者である聖は目を見開い
た。明らかにフォームを崩して放たれたヒットは……ピッチャーを強襲するライナーだっ
たのである。
「うわわわっ!?」
自分の場所にヒットがくるはずがないと思っていたみずきは、その打球に対応できなか
った。元々打球反応がいいとはいえないので、よけるのがやっとだ。
予告ヒット失敗。討ち取り失敗。この勝負引き分けか……球状内の誰もがそう思った。ネクストバッターサークルの友沢と、寺津を除いて。
「くおおおおおっ!」
ダッシュの勢いを殺さず、そのまま飛びつく寺津。バッターに突っ込み、方向転換して
からの守備だというのに打球に追いつけるその守備技術は、プロにすらいないクラスであ
ったが……
届かなかった。グラブにかすらせる事すらなく、打球は無常にもセカンドベースへ……
センターは急いでダッシュを始め、その打球を早急に捕球しようと試みている。
(センターライナー!?)
球状の誰もがそう思った。そして、引き分けに終わってしまったが、ボール球をヒット
にするその技術を流石だと思った。
友沢と寺津以外は。
みずきの足元と寺津のグローブの先を抜けた打球は、そのまま二塁ベースを強襲し……
どごんっ!!
セカンドベースを、直撃した。バウンドしたボールは角度を変え、突っ込んでいったセ
ンターの真横を通過し、そのまま転がっていく。
「……え?」
聖タチバナセンター、サッカー部の瀬戸は、自分の後ろをぽんぽんと抜けていくボール
を、唖然と見送った。
幸い、バウンドで打球の勢いが死んだのと、レフトの大京が深い守備を敷いていた事。
この二つの要素が重なった為にすぐさま捕球したが、ランナーは一三塁。アウトに出来る
場所はもうどこにもない。
何が起きたのかと聞かれても、グラウンド内の誰も答えられないだろう。
……しつこい表現だが何度も使う。『友沢と寺津以外には』
「い、いったいナニが……」
「ビリヤードの要領さ」
呆然とつぶやく五番バッターに、友沢は滑り止めをかけながら淡々と答えた。
「センターゴロをセカンドベースにぶち当てて、無理やり三二塁間のヒットにしたんだ」
「……はい??」
信じがたい内容の説明だった。一瞬、相手が何を言っているか分からず、その五番は首
を傾げたが、理解した者達の反応は顕著だった。監督は目を閉じて沈黙し、猛田は開いた
口がふさがらず、久遠は信じられないとばかりに目を瞬かせている。そんな三人とチーム
メイトを放置して、友沢はバッターボックスに入る。
早い話が、風呂男のやった事は『実戦で投げられたボール球を寸分違わず狙った場所に
打ち込んだ』という事になる。しかも、センチ、下手をすればミリ単位の正確さで。
「な、なんでそんな曲芸みたいな事」
「馬鹿か貴様」
ようやく脳内に状況がいきわたり、呆然とつぶやいた控え選手に、監督は吐き捨てる。
「打球の角度が変わってボールはセンターの真横を通り過ぎただろうが。ベースでバウン
ドした球の捕球ほど難しいものはない。それが、『狙われたもの』ならなお更だ。
あれは奴自信の意地もあるだろうが、この状況で最良の方法だと判断したからこそ、奴
はあそこに打ったんだ。実際、レフトの守備が浅ければ先取点三塁打になってもおかしく
なかった」
「だからってあんな……失敗したらどうするつもりだったんですか」
なおも口答えする選手を見て、監督は二軍に落とそうかと思い立ったが、ふと思い直し
た。目の前の選手は不幸にも風呂男と入れ替わりに2軍1軍を行き来していたため、あの
男のバッティング練習を見た事がなかったのである。
「貴様は、外野にある的に打球を当てる事が出来るか?」
「……は?」
「ピッチャーのコントロール練習で使うアレだ」
「……出来るわけないですよ」
言われて、その選手は即答した。100%自分自身で行うピッティングならともかく、
バッティングは投手との駆け引きが大前提だ。打撃練習すら実戦形式で行う帝王実業にお
いて、そんな事が出来るはずがない。
それが常識だったのだが。
「奴は出来るぞ」
「……は?」
「奴は外野に置かれた的のど真ん中に打球を直撃させる事が出来る。実戦形式で……相手
は控えだがな」
きぃんっ!!
信じられない、という顔をするその男を置いてけぼりにして試合は進む。
甘く入ったシンカーを友沢が左中間のライナーに仕立て、一塁ランナーまでが帰還して
いた。
一方の聖タチバナは……友沢に打たれた直後に、マウンドに集まって円陣を組んでいた。
「ドンマイみずきちゃん」
早くも2点を失い、心なしか荒れているみずきに対し、寺津はニコニコ笑って、
「球種、コース共に完璧だった。あれは、完全な実力負けさ」
「……あんなすっぽ抜けが?」
「違う違う。風呂男の奴の時さ」
ジト目で睨むみずきに、寺津は肩をすくめて見せた。こういったおおらか過ぎるほどに
マイペースな点こそが、寺津をキャプテンたらしめている長所だ。
「君の責任じゃなく、あれは完璧俺の読み間違い。俺のミス、エラー。
スコア上は自責点になるけど、そう深く考えなくてもいい。OK?」
「……まあ、そうよね」
みずきはその言い分に納得し、深呼吸する。というのも、あの時のコース、配球、守備
位置……それ全てが寺津の指示によるものなのだ。ショートが配球にまで口出しするなど
前代未聞なのだが、聖タチバナではそれがまかり通っていた。
それほど、寺津 京という男に対する信頼は深く根強いものだった。そうでなければ、こんなはた迷惑な変態がキャプテンになれるはずがない。以前キャッチャーも兼任してい
た事もあり、配球にも口出しできるのだ。
「そういうわけだからみずきちゃん。俺を思う存分罵ってくれ! 鞭打ったり電気あんま
も可! あ、けどカマ堀だけは簡便ね!(*´Д`*)」
(簡便て顔してない……(´Д`;))
(ホモもSMもOKなんかい……(´Д`;))
(……僕らも後ろの貞操気をつけたほうが良いのかな(´Д`;))
(いや、単に女性になら何やられてもいいだけだと思います(´Д`;))
いったいこのキャプテンはどこまで変態なのか。マリアナ海峡よりも深い深遠を覗いた
ような気がして、聖タチバナ一同は身震いした。
みずきは今度のボケには無反応だった……許容したわけではない。下手に殴って『もっ
と♪』なんていわれた日には死にたくなるし。
「それで、次の配球はどうする?」
「基本的には同じで行こう」
一人動じなかった聖が(意味が分からなかったとも言う)話を進め、寺津は今までの変
態発言がなかったかのように答える。
「二三塁間を打たせるように、それでいて単調にならないように。で、不自然じゃないよ
うに追い込んでから抜け球に見せかけて打たせる。そこだけ抑えてれば何とかなる」
「……けど、2点差はきついですね」
「なに、345の打順で点を取れば何とかなるさ。うちは今までそうやって勝ってきた。
それに」
ばんっ! と寺津は自分の右手をグローブにたたきつけた。いきなりの騒音に驚くチー
ムメイトを完全に無視し、つぶやく。
「このまま風呂男に負けっぱなしってのも癪だしね。こっちだって、負けないくらいの努
力はしているつもりだ」
闘志に満ち溢れたその雰囲気に、先程とは違う意味で身震いする一同。そんな中、聖は
全く関係のない事を考える。
似ている。風呂男と、寺津は。
変態とかそういう点ではなく、根本的な野球馬鹿としての本能がだ。
例えば、セルフイメージの高さ。
キャプテンという立場がそうさせているのか、それとも守備の天才としての自負なのか
……彼は自分の思ったとおりの守備が出来た時のみを『成功』だと考えている。
常にランナーの数だけアウトを狙い、トリプルプレーを成立させる事すらあるが……彼
にとってはトリプルダブルこそが理想であって、それ以外は失敗なのである。
この点、セルフスコアを持っている風呂男とは瓜二つだ。
風呂男と寺津。対極の位置に立ち、聖が求める才能『バッティング』と『守備』をそれ
ぞれ極めた二人の野球馬鹿。
性癖云々を抜きにしても、二人は聖にとって目標であり、憧れの象徴であった。
さて、その風呂男はといえば。
帰還したベンチ内で、自分の荷物から取り出したセルフスコアに、今のバッティングを
記していた。鉛筆でこめかみをたたきながら、相手の配球を反芻し、自分の脳裏に刻み込
む。
(投球を散らしてからの外角高目か。完全に裏かかれたな。かなり不器用なバッティング
になっちまったし、これは三振だな)
「波和、さっきの打球が三振なのか」
「ええ!?」
後ろからそのスコアを覗き込んだ監督と隣のチームメイトが驚きの声を上げた。覗き込
まれたことには何も言わず、隣から飛び散ったつばに顔をしかめながら、風呂男は振り向
きもせずに返事をする。
「思い通りのとこに飛んだんじゃないのか??」
「たりめーだろ。俺は今の三塁打にするつもりで打ったんだ。それが安打どまりだぞ」
「へ??」
「ほう?」
「レフトがもうちっと前に出てりゃ、捕球できずに横をすり抜けてったはずなんだよ」
以前の風呂男なら説明すら省いたのだろうが、以前の雪辱以来少々考えが変わった事も
あり、苛立ちを隠そうともしないながらも説明を開始する。
「あの変態、俺がベースに当てるかも、ってある程度予想してたみたいだな。あらかじめ
レフとライト下がらせといて、抜けた打球に対応できるようにしやがった」
会話のさなかも試合は進むものだ。
友沢に続いてイケイケで打席に入った5番バッターは、厳しいコースを付いてくるみず
きに食らいつき、カットカットの嵐。既に5球を相手に投げさせていた。
風呂男はスコアブックを閉じて、荷物にしまう。しまいながら、五番バッターがどんな
末路をたどるか予想が出来てしまった。
サインはヒットエンドラン。一番からカウントして既に15球を投げているみずきの、
次の投球……
ひゅっ!
それは……間の抜けた、すっぽ抜けだった。
(来た!)
五番は舌なめずりをしつつもスイングに入り、その球をバックスクリーンに運ぶつもり
でバットにぶち当てる。ヒットエンドランだろうが関係ない! 弾道が低くても最悪左中
間ライナーはいけるはず! そう考えたのだが。
バットに当たったボールの行方を見守ろうと視線を動かした五番の視界に映ったのは……
ばぁんっ!
ホームラン性の打球をダイビングキャッチする、寺津の姿だった。
(へ?????)
いつの間に来ていたのやら。
超至近距離まで距離を詰めていた寺津は、キャッチしたボールの勢いに回転しつつも、
その勢いで立ち上がり、急いで塁に戻る友沢を嘲笑うかのように二塁へ送球。
無情に響き渡るアウトのコール……あっという間の、ゲッツー劇だった。
「……素直に打つなよあんな誘い球」
呆然とベンチに帰還した五番に、風呂男は聞こえないようにつぶやく。抜け球に見せか
けた球を打たせるのは聖タチバナのリードの基本中の基本だ。相手に『可能だ』と錯覚で
きるように仕込んでからやるのが又嫌らしい。
まあ、今の打席の事を攻めるのは酷というものだろう。誰もあそこまでショートが接近
してくるなんて思わないだろうし、ライナー性の当たりを取れるなんて連想できるはずも
なく。
グローブをはめて拳を叩きつけながら、風呂男は考える。
自分にあんな事は出来ない。どころか人並みの守備技術もなく、向こうもそれを知って
いる……十中八九、自分の守備位置を狙い打つように指示してくるだろう。
情けない話だが、そうなったらヒットの山を与えてしまう可能性が高い。しかも、聖タ
チバナはアベレージヒッターである原、聖。パワーヒッターの大京を主軸につながりのあ
る野球をしてくる。一度崩れたら大量失点は確実だ。
(ピッチャーが友沢じゃないのが痛いな)
今日の試合、友沢は『選択肢を広げるため』との監督の指示でショートを守っている。
ピッチャーは……久遠。討ち取るタイプで一発に弱い彼では、不安が残る。監督もそれを
考えたのか、ベンチから出る久遠を呼び止め、なにやら話しかけていた。
マウンドへ走っていく久遠の後姿を見て、風呂男は嘆息した。
果たして、彼に聖タチバナの打線が封じられるのだろうか。
それに。
(なんか忘れてる気がすんだよなぁ)
奥歯に何かが挟まったような微妙なむず痒い感覚に、風呂男は首をかしげた。
試合に関することでなければいいのだが。
投球練習を終え、構える久遠。
風呂男達守備連中は、イツ打たれてもいいようにと身構えて……
「うんずぶりゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!(´Д`#)」
ずぱぁぁぁぁぁぁんっ!!
けつろん。
いらんお世話だった。
三人連続三球三振で聖タチバナを斬って捨て、悠々とベンチに帰っていく久遠。威風堂々
とした彼に反して、守備連中は意気消沈していた。
なんというか、いつもの久遠ではなかったのである。いつもはおどおどして慎重すぎる
ほどの彼が、人が変わったようなピッチングをした。
先程の叫びに始まり、『どっせぇぇぇぇぇぇいっ!』だの『くたばりゃぁぁぁぁぁっ!』だのやたらと漢チックな雄叫びを上げ、ぐいぐいと押していく姿は最早恐怖の対象だ。無
論、青筋は常に全開だ。
「く、久遠……お前、何があった?(´Д`;)」
恐る恐る猛田が話しかけるも、彼はにっこりと笑って答えた。
「ん? なんでもないよ。ただ、ちょっと気合が入ってるだけさ(´Д`*)ハァハァ」
(絶対違う(´Д`;))
少し気合入れただけで麻薬極めたような変貌をするピッチャーなんぞ嫌だ。しかもなん
かハァハァ言ってるし視線は友沢に釘付けだし。当の本人が気付かないのが唯一の幸運で
あろうか。
風呂男は久遠をおいてベンチに入ると、監督の前に進み、
「……監督、久遠に何吹き込みましたか?」
「なぜ我輩の仕業だと思う?」
「……いや、監督が話しかけてから変貌したでしょ。明らかに」
「完封したら褒美をやると話したのだ」
監督は風呂男の追及に目線をそらし、空を見上げた。
秋の空に秋刀魚雲が流れ、さわやかな季節を演出している。
「何、たいしたことは言っていない」
目線は泳ぎ頬には冷や汗。明らかにたいしたことではない人間のリアクションではない
のだが、今突っ込む事ではないだろう。全てを聞き出してからでも遅くはない。
「ただ、
次の遠征の時、友沢と同室にしてやると言っただけだ(´Д`;)」
「鬼だろあんた(゚Д゚;)」
帝王の貞操を餌にする残虐行為に思わず返す風呂男君。監督も自分がエライ事を言って
しまったという自覚があるらしく、目線そらしまくりだ。
周りの部員達はそんな彼らのやり取りに気付かず。
「友沢さんと同室(´Д`*)ハァハァ」
奥で一人ハァハァしている久遠にドン引きした。
(と、友沢逃げてー! 超逃げてーーーーーーーー!!(゚Д゚;))
風呂男の心の叫びは世の中に解き放たれる事なく消えていった。
その脳裏に、忘却による痛痒は存在していなかった。
完全に忘れ去ったとも言う。
久遠が原因で完全に忘れ去られた男がいる。
「た、球が、球が玉にタマタマ……(´Д`;)」
……時々でいいから、睾丸破裂してるかもしれないメガネ君の事も思い出してあげて
ください。(泣)
とりあえず今回はこれで終わりです。矢部の右打ちを左うちに変えたのは、
作中にあったとおり波和が伝授したんです。
ええ。伝授したったらしたんです。言い訳じゃないです。
……野球部分の駆け引きで必要以上に悩んだのは秘密だ(汗)
スイッチヒッターなら普通右対左か左対右になるようにするもんでは?
アッー!
102 :
sola:2006/08/28(月) 12:45:23 ID:lV02Y50b
まぁその事はもういいじゃないか
矢部は足を活かすためにスイッチではなく左打ちになったということで
相変わらずグッジョブ、久遠ワロタw友沢生きろよww
矢部は最後には漢字喋れるようになってるから回復はしてるのかww
久遠が最高すぎるw
超GJです。
エロじゃないとこもちゃんと面白いなあ。GJ。
でも、「フォルダースチョイス」じゃなくて「フィルダースチョイス」だよ。
野手(フィルダー)が送球先の選択(チョイス)をミスるんだから。
惜しむらくは寺津がドリームスやらかした事だな
ちっとだけ萎えた、面白いのに変わりはないが
ドリームス読んでるのに気がつかなかった俺がイル
ドリームスkwsk
主人公久里武がホームラン性の打球を打たれるも投げた直後にダッシュしており(どこに打つかは分かっていたらしい(笑))
ジャンプしてキャッチ、久里はボールの勢いで空中で回転するもボール離さずアウアウ
まんま寺津www
超絶守備の描写としてはよくあるパターンだな、王道というかお約束というか
俺は蛇神先輩を思い出した
112 :
sola:2006/08/29(火) 15:35:52 ID:Bbgu7ylO
懐かしっ!!ヘビーさん
風呂男への感想多いなぁ、ちょっとウラヤマシス
____
'´ `':,
,‐ / ':,
( / ':,
ヽ、.|_ / ':
.|ミミ | 、
/|| ̄ | | i
(,,,/ | | 人∧ ヽ ヘ /| ノ 丿i | |
//.| γi | l \|ヽ|ヽ / レ レイ / ル
((. ヽ. ( l .| ○ \/ ○ / ノレ
丶i レv |ヽ | """ """ レ あんまりエッチに
| |ヽ. ノ | 書かないでほしいぞ・・・
\ | ` ー------- ''" ヽ .|
ヽ| 丶 |
115 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 22:44:08 ID:eJhpp4qV
原が二塁ベースをカバーしたはずなのに
打球が二塁ベースに当たって跳ね上がるって一体どういうカラクr(ry
いくら原がエラー率Fだからってうわ何をするやmeqあwせdrftgyふじこlp
まあまあ、とりあえず落ち着いてsageなさい。
109のはH2でもあったよな
厨にはわからないだろうが
ミスフルは野球舐めてるとしか(ry
次のパワプロの高校生編には世界大会でるかな
>>117 優勝するか決勝で活躍したら選ばれる、みたいな感じかな
もしくは、以前あった世界大会編みたいな感じか、各チームの主力が集まって1チームに
ついに神高が仲間に?
そういえばSSでのキャラで1チームつくれるかな?なんとなくオートペナントでまわしてみたい気もする
現状、風呂男だけだし圧倒的に外野手とか足りなそうだけど
120 :
50:2006/08/30(水) 01:18:39 ID:P5/SBxD1
予定していたものの始まりが書きあがったので投下しますね。
まだ最初なのでエロよりもストーリーとかを重視してますが。
買ったばかりの五月蝿い目覚まし時計が、延々と部屋に響き渡る。
何とも言えない朝。起きるのが辛いというのが彼の本音だった。
「ん……今、何時だ」
それが示す時刻、8時20分。何か大事な用があった気がする。
ただ、そんなことを考えていられるほど頭が働いていない。
「確か、今日は……」
彼は回らない頭でふと思い出した。今日が何の日かを。
「やっべぇ、時間間違えてた!」
同時刻。駅の前に、不機嫌そうな面持ちで立ち尽くす少女がいた。透き通るような水色
の髪の少女。橘みずき。
「もう、大和くんは何してんのよ!」
携帯電話のディスプレイに目を移し、時刻を確認する。完全に今日のスケジュールは狂
わされていた。
よりによって彼が携帯を持っていないというのが、一番の問題だ。
周りを見渡してみるものの、彼が来る気配は一向にない。
「せっかく……お気に入りの、大和くんのために着てきたのにな」
みずきは今日が楽しみで、自らが気に入っていた勝負服を着てきたのだ。
しかし、一番見せたい人が現れないという事実が彼女を不安な気持ちにさせた。
「大和くん、私のこと嫌いなのかな」
冷たいコンクリートに座り込んで、俯いていたそのとき。
「よっ、彼女! 今からオレと楽しいとこいかない?」
頭の上から、聞き覚えのない青年の声が聞こえた。
ふと見上げると、髪を金色に染めた男が、白い歯を見せて微笑んでいた。
「……烏丸 雅」
みずきはその男を知っていた。
前に雑誌でみた今大会注目選手、烏丸雅だった。
烏丸は、帝王実業の友沢にも劣らないという評判の、西京高校の抑え投手だ。
「お、オレのこと知ってくれてんだ? 嬉しいね」
「…………今、待ち合わせしてるの」
みずきは、大和の存在を伝えて、何とかその場を凌ごうとした。が、烏丸は折れなかった。
「いいじゃん。そんな男より、オレのがキミを楽しませるからさぁ」
「おいおい。何やってんだ、雅」
みずきは、温かみのある聞き慣れた声に顔を上げた。
そこにいたのは、自分を散々に待たせた張本人だった。
「大和くん……」
「んだよ。大和の彼女なの? お前も隅に置けねぇな」
「ち、ちげぇよ! 彼女は友達で…」
親しげに話す2人に、みずきはキョトンとしていた。
イマイチ状況が把握できなかったからだ。
「あ、オレら中学でバッテリー組んでたからさ」
烏丸は中学時代から高い評価を得ていた投手だった。それに対し、捕れるのが大和だけ
だった。烏丸の球を、大和のリードが活かすいいバッテリーだ。
案の定、烏丸は西京からスカウトされて今や立派なエースとなった。
なるほど。
みずきは、納得といった表情で2人を見回した。
いかにもチャラチャラした烏丸と、対照的にしっかりした感じの大和。
なんともアンバランスな組み合わせ。いや、逆にこんな2人だからバランスがとれてい
るのかもしれない。
「ま、いいや。オレは片っ端から女の子に連絡してみるわ」
「そうしろそうしろ」
大和は呆れたとばかりに流すように吐き捨てた。
そんな皮肉めいた口調にも堪えることなく、妄想を広げる顔がニヤけていた。
「へへ、こないだ帝王と試合したときに可愛い女の子みっけちゃったんだ。ベンチに座
っててさ、『ヒカルちゃん』って言うんだけどさ……んで携帯番号聞き出したんだ」
烏丸はウキウキと楽しそうに笑いながら、携帯を片手に去っていった。
「えっと、帝王って…」
「男子校じゃなかったっけ?」
思わず、みずきと大和は顔を見合わせて、走り去る烏丸の背中を見つめていた。
「で、なんで遅れたの?」
「うっ、ちょっと…急にそれ振る?」
並んで通りを歩いていた最中。大和は突然の質問に苦笑して誤魔化そうとした。
寝坊したなんて言えば、確実に機嫌を損ねるだろうという予想のもとからだ。
(話題、変えなきゃ……だな)
大和はみずきを見回して、何か誉めるポイントを探した。ふと気付くと、今日の彼女は
あまり見慣れない私服を着ていた。胸元が開き、明らかにそこを強調するようなファッ
ション。大和は思わずそこに目を移してしまった。
「えっと、その服……可愛いね」
「って……胸見てるじゃん。エッチぃ」
「ゴ、ゴメン」
「もう…でも、これお気に入りなんだ。気づいてくれて良かったぁ」
うまくいい方向に反らせたみたいだ。
しかし、お気に入りの服をこんな日に着てくるなんて、自分の為なのかな。と、思わず
笑みがこぼれた。
「な、何よ。どうかしたの?」
「いや、オレのために着てきてくれたのかなぁってさ」
「……バカ。大和くんなんかのために着てきたんじゃないわよっ」
頬をほんのり赤く染めつつ、舌を出してからかうようにみずきは言った。
それを聞いた大和はほんの少し、ガッカリした表情で溜め息を吐いた。
「それより。モヤモヤしてたものはそろそろ晴れたの?」
そうだった。大和が今日こうしてみずきと2人でいるのには理由があった。
大和が落ち込んでいたのを、みずきが励ましたことから、こうなった。
『ね。今度、一緒に出かけない?』
みずきが彼を少しでも元気づけようと、デートに誘ったのだった。
「っても、落ち込んでたのは夏の地区予選からだもんね」
夏の予選といえば、大和が捕手でなくなった試合。
あの日以来、大和はずっと様子がおかしかった。
「もう……聖に正捕手を奪われたのが、そんな悔しい?」
「当たり前……だろ。オレはキャッチャーってポジションが好きなんだから」
六道聖。彼女が入部したその日。大和は監督に告げられた。
『キャッチャーは六道だな。お前は他のポジションにコンバートしてもらう』
バッティング、キャッチング共にセンスある聖が、正捕手。しかし大和は守備が上手く
、肩やフットワークも抜群だったため、外すには惜しいとしてコンバートを勧めたのだ
。外野手というポジションを飲み込むのには、さほど時間はかからなかった。
だが、コンバートして以降、大和には捕手だったときのような笑顔は見られなかった。
「もう、いつまで暗い顔してんの?」
会話の途中で俯いてしまった大和の腕に、突然に力が加わった。引き寄せられるような
錯覚にも感じた。
みずきが大和の腕にギュッとしがみついたのだ。
「ちょっと、みずきちゃん?」
「いいじゃん。婚約者なんだし」
「それは……嘘なんじゃ」
頬を擦り寄せて、自分に密着するみずき。大和はどこか嬉しいものの、公衆の面前での
行為としては恥ずかしさを感じていた。
それだけじゃない。もう一つ大和が気にしていることがあった。
(当たってる……胸がっ)
大和はチラチラとみずきの胸元を横目で見てしまう。
女の子の胸って柔らかくて気持ちいいな。なんて考えていたとき。
「…もぉ。大和くんってエッチだよね」
「うっ、バレてた?」
「そんなに気になるんなら、おっぱい触ってみるぅ?」
「……え」
いいのかな。なんて大和は考えた。
彼が真剣に悩んでいたそのとき。
「本気にした? 冗談冗談♪」
「……なんだ…」
「あー、やっぱり触りたかったんだぁ」
「だっ、誰が!」
赤くなる大和を楽しそうにからかうみずき。こんな何でもない日々がいつまでも続いた
らいいのにな、と大和は思った。
127 :
夢に舞う羽 :2006/08/30(水) 01:31:11 ID:P5/SBxD1
以上です。
まだ第1話の中の一部ですが。
主人公の性格がゲームとは全然違いますが、ご了承ください。
GJ!
金髪の男と聞いて座子川を想定してしまったのは内緒だ
GJ!
聖SSは良作多いけどみずきSSは13では手薄だったし、応援しますぜ
作品の壁を越えて完全なネタキャラになってる久遠www
GJです、期待してます
ヒカルちゃんwww
そのうち久遠がアッー!とか叫びだすような気がしてもう・・・。
133 :
sola:2006/08/30(水) 13:55:30 ID:uhS7EYvo
ある意味見たいかもww
134 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:02:35 ID:0IokWXck
純粋にSSとして面白いのが多いなwいいことだ
続き物が多いんで、とりあえず現在連載中のものをまとめてみた
全般に長いだけあって、エロに行くまでの過程をしっかり重視したものや純粋にSSとしてが多い
他の完結作品などは
>>1にあるwikiや前スレ見てくれ
書いてある感想は個人的感情も含まれるので気に入らなければスルーしてくれ
抜けや訂正があったら作者さんゴメンナサイ
☆Moon Night Lullaby <主人公×みずき>
甘酸っぱい高校生な感じがイイ作品。
恋に戸惑う二人と、手助けする兄貴とあおいちゃんといった感じ。
ただ、前スレの最初の方で1話が投稿されて以降続きがない
面白そうだし、打ち切りにはしないでほしいな。
現在までのオリジナル登場人物
オリジナル
田上 修二(たがみしゅうじ) ?投げ?打・投手・聖タチバナ学園
主人公。聖タチバナのエース(二年生)140キロ後半のストレートとキレのいい高速スライダーが武器
田上 一樹(たがみかずき)
主人公の兄でパワフルズの外野手、普段は寮暮らし。
あおいと仲が良い、恋々高校出身。高校時代はショート。
☆パワプロ男対聖 <主人公×聖> おまけ<久遠→友沢>
帝王実業野球部に所属している波和風呂男が主人公。
常に安定した面白さを提供してくれる作品。ファンが結構いると思われる。
キャラ描写や状況描写も上手く読みやすい。完全にひとつの世界を創ってます。
なかでもギャグ部分が極めて秀逸。私ごときの説明ではその面白さを伝えきれない。
全キャラに作者の愛が感じられる(いろんな意味で)
パワプロ13で帝王編をやってた時、このSSを思い出して噴出したことあり。
また、エロ部分もその描写の丁寧さでなかなかにエロい。聖の健気さもプラスされてさらにエロい。
個人的には久遠のより一層の活躍を期待したいw
現在までのオリジナル登場人物
波和 風呂男(なみわふろお) 右投げ両打・三塁手・帝王実業
主人公。打撃の鬼。守備はザル。詳しい説明から選手データまであるのでwiki見れ。
http://www11.atwiki.jp/pawaparo573/pages/56.html 上の方で風呂男のパスワードも公開されてた。
変人かと思いきや割りとまともなように思えて、でもやっぱり変人。
寺津 京 右投げ?打・遊撃手・聖タチバナ学園
守備の鬼。打撃は三振王。変態。作者の理解すら超える変態。風呂男と中学が一緒。
脳みその中身総ピンク。(個人的にはとんでもなく濃い虹色な気もしますw)
すまねぇ、あげちまった
☆これはひどい聖SS <主人公×聖>
聖がプロ入りした後を書いた珍しいSS。しかも入団したのはなんとやんきーず。
これだけ見ればエロパロスレだけにリンカーン来たかと思いきや、話はしっかりしてて面白い。
やんきーずの練習風景や選手の特徴もしっかり掴んでいて、投下された時は「半田ナツカシスwwww」などのレスも見られた。
うん、懐かしかった。半田や鷹野の描写も実に上手い。
世界観は13ではなく10がメイン。13好きだけでなく10好きも楽しめる作品。
「亀田に似てる矢倍」などニヤッとできるネタも仕込まれている。
現在までのオリジナル登場人物
小波主斗 右投げ?打・遊撃手・極悪久やんきーず
主人公?。聖とダブル主人公なのかもしれない。
極悪久高校で現やんきーずの番長。打撃には結構ムラがあるように思われる。
聖に片思い中も、現状まったく相手にされていない。
☆未来への翼
続き物の中では珍しいエロメインの作品。
でもストーリーもしっかり作られてます。
究極のハーレム状態SS、エロさ満載です。いきなりのみずきと聖の同棲。
主人公がエロ野郎ではなくまともな好青年なのも面白さのひとつ。
ちなみに、SSで原がまともにしゃべってるのは初めて見たw
でも、最新話ではエロさだけでなくシリアスさも……ダイジョーブ博士がシリアスで登場するSSも珍しいような
現在までのオリジナル登場人物
月野 右投げ?打・投手 聖タチバナ学園
天性(?)のジャイロボーラー。すさまじくモテまくる男。
過去に大きな事故にあったことがあり・・・・・
☆squeeze
こちらもどちらかといえばエロメインの作品。恋愛メインと言っても間違いではないけど。
比較的弱気な男が主人公というのも珍しいかも?
作者はすでに数作を書き終えた、いわばベテラン。心情描写の細かさがいい。詳しくはwiki参照。
二人の女性に恋をし、さらにレズまでと守備範囲の広い作品。
このスレの上に方に最新話があるが……作者さんの表現方法の豊富さに敬礼。
現在までのオリジナル登場人物
粉箕 郎(こなみ ろう) 右投げ?打・捕手・聖タチバナ学園
寂しがりやでしかも誰かに指示されないと行動できないタイプ
☆捕手の絶対条件 <主人公×聖>
13SSの中でもかなりの割合を占める聖SS。その中にあってかなりの異色SSではないかと思われる。
聖の能力の高さを書くSSが多い中で、主人公が聖を直接上回る描写をした珍しい作品。
弱気になってマイナス思考スパイラルな聖は結構萌える気がする。そのあたりの描写もなかなかイイ。
また、1話にプロ入り後のエピローグを持ってきたことでも面白い意欲作。
続きがどうなるかという期待と、どうやってその結末にもっていくか、という二重に楽しめる。
余計なお世話だが、終わりを提示してる分途中での修正とかが難しい気がする、逆にそこも見所となるか。
現在までのオリジナル登場人物
西園寺 悟 右投げ?打・捕手(投手?)・聖タチバナ学園(後にキャットハンズ)
主人公。聖タチバナ正捕手。理詰めな性格?
クレッセントムーンをノーサインで捕球した(?)。
☆夢に舞う羽 <主人公×みずき>
続き物では特に聖SSが多かった中登場したみずきSS。事前アンケートで主人公の方向性が決定された。
個人的にだが、あのアンケートはゲームブックのような感じで、少しだけ参加した感覚が味わえて面白かった。
主人公、大和は捕手のポジションを聖に奪われた外野にコンバートした状況。
大和とみずきのカップル、というかみずきが可愛い。
現在までのオリジナル登場人物
大和 ?投げ?打・外野手(元捕手)・聖タチバナ学園
主人公。聖にポジションを奪われ外野にコンバート。
だが、捕手のポジションに未練は大きい。
烏丸 雅 ?投げ?打・投手・西京高校
中学時代、大和とバッテリーを組んでいた投手。性格は大和とは対照的に軽い感じ。
以上。
勢いにのって勝手にあらすじみたいな作品紹介書いちまった、職人さん達に先に謝っとく、ゴメンナサイ
ぱわQ忘れてね?
139 :
sola:2006/08/30(水) 17:09:26 ID:uhS7EYvo
確かに
すいません。
一応あれで終わりのつもりだったんですが。
最初に1st〜って付け加えちゃったこちらの責任ですが。
それと、前スレが見れないうえに文章が残ってないので
よろしければMoon Night Lullabyを誰か保管していただけると助かります。
ちなみに、『夢に舞う羽』も私が書いてるんですが…希望があれば同時連載という形でも…
カモーン
☆ぱわふろQ(仮 <?×?>
パワプロ9の恋々高校を舞台にした作品。
今のところ、主人公が高校入学してから野球部設立のお願いをしにいくまで
丁寧に書かれていて読みやすい作品。そして矢部が面白い(トミノ様w)
恐らく早川あおいと思われる女子生徒は登場したものの、まだあおいとしての登場はない。
女子選手のパイオニアを含めてどう書いていくか期待です。
現在までのオリジナル登場人物
小波 ?投げ?打・?・恋々高校
主人公。背が高い。
まだ野球部分の描写はないので実力は未知数。
職人さんスマン、wikiの連載中作品の枠からちょっとズレてたので見逃してた
指摘してくれてありがと
>>140 どうせ途中で投げ出すんだから最初から一本に絞ってください
最後まで書き切る根性のない奴に限って移り気だから困る
そういう言い方は無いだろ。
まぁ間違ってはいないが。
145 :
140:2006/08/30(水) 21:02:13 ID:P5/SBxD1
>>143 そうですね。
とにかく、あの作品は終わったんでこっちに絞ってるつもりですよ。
自分のせいでスレの空気悪くしてすいませんでした。
∧_∧
(´Θ`) 最近エロ分が足りないと嘆く若人達よ
/⌒ `ヽ-:,, 楽天の英雄の力でその流れを変えてみせよう
/ /sp★ ノ \; ∩
|( /ヽ |\___E) ジャマハハハ
「なあ小春、今度の休み、暇? あのさ、オールスターMVP記念に車貰ってさ。
それでドライブなんてどうかな〜って思ってね」
……それは、一通のメールから始まりました。
わたしの名は小春。地元で40年の歴史をもつ居酒屋『タチバナ』の看板娘です。
タチバナの常連さんは、大きく分けて2種類います。ひとつは言うまでもなく年配の方々、
もうひとつは、プロ野球チーム『ACC・ガンドーズ』の選手の皆さんです。
お父さんはいつも「小春は野球選手の所に嫁がせたい」が口癖で、
その度にわたしはすたこらさっさなんですけど…。
チームの新人さんは顔見せの意味もあって必ずベテランの人に連れてこられます。
そこで私は始めて、期待の若手筆頭と注目されている『刈野』選手に出会ったんです。
初対面の時の印象は、チャラチャラした若者風であまり好きになれなかったんだけど……、
「小春ちゃん、このオリジナル定食。開発費1万円ってなに?」
「あ、それはですね、1万円投資していただいて本人のアイディアでセットメニューを作るんです」
「へぇ〜……面白そうだな。俺、やるよ。はい、1万円」
そうして作られたのが……、山菜炊き込み玄米ご飯、冷奴、野菜炒め、
納豆大根おろし添え、ホット青汁という『タチバナ健康定食』だった。
とても22歳が考えたとは思えない年寄りくさい代物だったが、
テレビで紹介されるなど思いのほか評判で、その月、タチバナは数ヶ月ぶりの黒字に転じた。
(掴みどころがないけど、思ったより好青年かも……)
以来、わたしは数回デートに誘われている。あくまでデートだ。ベッドじゃない。
けど自分の想いに嘘はつけない。少しずつ…少しずつだけどわたしは刈野さんを好きになり始めている。
常連さん達は「可愛い、可愛い」ともてはやすけど、わたしは自分のことは「地味な女」だと思っている。
デートの時でも変わり映えのしない服装が殆どだ。でも刈野さんは、
「な〜んか、自分は綺麗な服なんて似合わないと思ってる節があるんだよな〜。
でもいいや。自惚れただけの着飾り女より、小春ちゃんみたいのが俺は好きだな」
そう言ってくれた日の夜、わたしは嬉しくて布団の中で一人泣いた。
そんな刈野さんがドライブに誘ってくれたのは、すっごく嬉しかった。
でも、まさかあんな車に乗せられるなんて思わなかったなぁ……。
「……何ですか、これ?」
「そういう第一印象が一番困るんだよな〜。返答のしようがないから」
駐車場に置かれていたのはMVP記念の由緒ある(?)ミニバン。
ただし、カラーはピンク、ドアを開けたら内装もピンクという、
曇りガラスじゃなかったら公開レイプもいいとこの、こっ恥ずかしい車だった。
「ついにねんがんのくるまをてにいれたぞ! そう思ってた時期が俺にもあったんだけど…」
「嫌がらせじゃないんですか?」
「だな!」
不安をよそに、二人のドライブデートは開始された。流石に乗り心地は抜群で、小春も満足だった。
海を見て、峠を攻めて、何故か昼間なのに月が出てたりしたが、楽しい時間は瞬く間に過ぎていく。
「…楽しんでいただけたかな〜?」
(むぅ、このまま楽しかったバイバイはないよな……。だが、ここからが問題だ。
精子が噴出してくるほど性欲を持て余してる俺だが、無理矢理はいかん。
和姦だ。あくまで和姦にもっていかなければ…)
「はい、とっても……」
(どうしよう……大人のデートは夜からっていうし……わたしもまだ離れたくないよ…。
でも、えっちなのは…えっちなのは……いやかなぁ。キス…キスならいいかな)
刈野は刈野で、小春は小春で、ピンクとダークが入り混じった青写真を描こうとあれこれ妄想する。
しかし二人の願望は、一通のTELで中断を余儀なくされる。
『しばくぞー! なんかしゃしゃり出てきてるよー! 抗議する! 引越……(ピッ)』
「はい、もしもし」
『小春ちゃんかい? 良かった、繋がったか!』
「その声は靖男おじさん。一体どうしたんですか?」
『えらいことになったぜ! 権三の野郎がぶっ倒れやがってな!』
「え……えええっ!?」
『久しぶりにからかいに顔出して見たら姿が見えなくてよ、そしたら厨房でうんうん唸ってやんの!』
「…………」
『とりあえず救急車呼んだからよ、小春ちゃんも病院まで来てくれや! じゃな!』
「……刈野さん!」
「皆まで言うな。行くぞ、小春!」
「ああ……俺は駄目だ。もう駄目だ」
「……おやっさん、盲腸じゃ死なないって」
急性盲腸炎と診断され、幸いにも命に別状はない小春の父・権三はベッドの上で暴れていた。
心配して来て見れば、患者は案外元気。よくあることだ。
「何言ってやがる。俺っちはもう71歳だぞ。還暦過ぎてんだぞ。
元気なのは見た目だけでオレノガラダハ ボロボロダ!」
確かに……遅寝早起き、仕入れに仕込み、権三は40年近くそれを一人でやっていた。
照る日も、曇る日も、客が少ない日も、閑古鳥が鳴く日も、赤字が続く日も……。
そんな全米を泣かせるドキュメントを一身に背負い、駆けぬけてきた漢道。
病気とともに緊張の糸が切れてもおかしくはないが。
「だからよぉ、小春……俺の一生の……一生のお願いだ」
「お父さん……」
「俺っちがくたばる前によぉ……ぽっくりいっちまう前によぉ…」
「そんな、お父さん、縁起でもないこと言わないでよ」
「孫の顔を見せてくれ!」
「…………………………………………」
ぎゅうううううううぅぅぅぅううぅっっ!
「アッー! アッー! アッー!」
「待て待て待て、小春、おやっさんの首絞めるな! 絞めすぎは命に関わるぞ!」
照れ隠しか、はたまた世迷い事をぬかす親父を天に滅するためか、小春は実の父を絞め上げた。
「けどよ、おやっさん、今日仕込んだとしても一年はかかるぞ」
「構うもんかい! 一年くらいなら意地と根性で持ちこたえてみせらぁ!」
「じゃあさ……小春貰っていい?」
「おう、おまえさんにくれてやらぁ! 大事にすんだぞ!」
「…っしゃあ!」
「ちょっ……、刈野さんどさくさにまぎれて何言ってるの!?
お父さんも、わたしの目の前で何約束してるのよぉ!」
こうして、越前……いや、刈野康介は小春を手に入れた(親父様のお墨付き)。
しかし今、必死の抵抗を見せる小春が、刈野に襲い掛かる……。
「というわけで…小春、今犯るぞ! すぐ犯るぞ!」
「やるって……何をですか!?」
「何って…………ナニ」
「言葉を選んでくださいよ!」
病院から出た刈野は、一息つく間も置かず小春に迫った。そのオーラは性欲を持て余した某蛇の如し。
「オマエ、オレサマ、アイシテル。
オレサマ、オマエ、マルカジリ。おk?」
「意味分かりませんよぉ!」
「だって、子作りするんだから、孕むしかない」
「だったら好きなように……って、違います! 危なかったぁ…」
(滅茶苦茶だ。お父さんも、刈野さんも、みんなおかしいよ! わたしがしっかりしないと…)
先程からツッコミ女モードだった小春だが、ここはなし崩しにされるわけにはいかないと気を引き締める。
「心配するな、小春。優しくす……って、睨まなくてもいいじゃん。ほら、舞台も整ってるし」
「舞台って、何のことですか?」
「えと……(ニヤリ)」刈野はピンクバンの後ろを開ける。
秘密の扉の先には、開いた口が塞がらなくなるような破廉恥ユカイな世界が築かれていた……。
全面鏡張りの内装、あからさまな防音・防水加工、
当たり前のように置かれたマットに備え付けの避妊具、
どう見ても、視点を変えても、簡易ラブホです。本当に(ry
「………………あ、あの、刈野さん…これって」
「いや〜俺もおかしいとは思ってたんだよ。カラーはどピンクだし、内装もおピンクだし、
挙げ句後ろ開けてみたらこれだろ。このフラグメントから導き出される真実はただ一つ!
この車、元デリヘル嬢の護送車だ。間違いない」
(……絶望した! こんな破廉恥極まりない車でのドライブを楽しんでいた自分に絶望した!)
「で、やらないか?」
「やりません!」
「まあまあそう言わずに、さ」
「え……んっ…………!?」
刈野は不意打ちで小春を抱きしめ、身動き取れなくした上で唇を奪う。
ムードもくそもないが、刈野の抱きしめはとても優しく、心地よく、
動転していた小春の頭を瞬時に冷やす…。
(え……キ…キスしてる。わたし、刈野さんにキスされてる……!?
何だろう。とっても気持ちいい……体は震えてるのに。頭の中はとても静かで…)
「ん…………ちゅっ……」
「んん……ぅん……」
舌を絡ませない、無個性で淡白なキスだが、二人はとろけるようなひと時を味わう…。
「怒った?」
「…………」
「……ずるいです。刈野さんってば」
小春の目がトロンと焦点を失い、まつ毛はふるふると小さく揺れる。
「あんなに暴れてたのに、急にキスしてきて……」
頬が淡く、赤く染まり、唇が色気づいたように桃色に変わる。
「……こんな優しいキスされたら、……こんな優しく抱きしめられたら」
小春はがばっと刈野を抱きしめ返す。大きな胸板に顔をうずめ、すりすりと頬を寄せる。
「……断れないじゃないですか」
「んっ……ちゅぷ……んん……ちゅ……はぁ……じゅ…んんん…あっ…」
「じゅる…ちゅ…ちゅ……ん〜……ずずっ……ちゅっ」
「はぁむっ………ちゅ…じゅぷ……んっ……はぁ……んん」
「ずる……ずずずず……ちゅぷ…ちゅ……ずず……ふぅ…ちゅ…」
始めてがカーSEX……。その一足飛びのシュチュエーションに二人の興奮度は嫌でも高まる。
互いに服を脱ぎ、今はシックスナインの真っ最中だ。
小春は刈野の男性器を舐め上げ、刈野は小春の淫唇を指と口で愛撫する。
……正直、小春のテクは拙い。一応知識では知っていたものの、想像と実践では大違いで、
男性を感じさせるにはいささか物足りない。
だが想い人が自分のモノを舐めてくれるというその現実の前では拙さも無関係だ。
「んん…ああああっ! か、刈…野…さぁん、気持ちいい…気持ちいいです…。
わたし、もう、刈野…さんのを…咥え…て…あああっ! 駄目ぇ…駄目ぇ…」
刈野の男根を口から離し、小春は全身を震わせながら声高に喘ぐ。
もはや小春はペニスを咥える気力もなく、襲い掛かる情欲と快楽に身を委ねながら秘部を淫らに濡らす。
(ん〜、本当はごっくんしてほしかったけど、まあ無駄撃ちはいけないか)
刈野は鏡越しに小春を見やる。その仕草のひとつひとつが実に可愛かった。
紅く染まった頬といい、震える目元といい、喘ぎのメロディを奏でる口といい、全てが愛しく感じる。
(あの小さな口で必死に俺のを咥えてたんだよな〜。くそ、可愛い過ぎるぜ小春!)
抱きしめた彼女の喘ぐ姿がもっと見たくて、刈野は本格的に小春をイカせにかかる。
止め処なく愛液を垂れ流す淫唇に口を付け、音を立てて吸い上げる。
「ん…あああっ! いやぁ、す、吸われ…激しくて…何も……考えられよぉ…んぁ…ああっ!」
小春は全身を震わせながら、親指を噛む。襲い掛かる絶頂の時を少しでも遅らせようと粘る。
しかしかつてない快感の前に、小春の情欲のダムはあっさりと決壊を迎える……。
「ああっ! 駄目ぇ……イくぅ……イッちゃう……イッちゃう…! ぁ…あああああん!!」
刹那、小春の膣内が指を折らんと急激に締まる。
大量に吹き出た蜜が潤滑油となっていなければ『おてもと』のように折れていたかもしれない。
「さて…小春、どうする? また口でイく? それとも、指でイく?」
これだけ濡らせば大丈夫だろ、と内心思いながらも、刈野はわざと焦らす。
先程からの異常な快感反応と、小春の尽くしたがりの性格を読めば、
ここで焦らせば必ず満足のいく返事が返ってくると読んだからだ。
案の定、小春は刈野の男根を握り締めながら、切なそうな顔を刈野に向ける。
「……くだ…さい?」
「ん? 何か言ったかな〜?」
「うぅ……(いじわる)……く、くださぁい。刈野さんの…刈野さんの太くて固いおちんぽを、
小春の中に挿れ…挿れてください! こ、これで、いいですか……?」
「はい、百点満点よく言えました。それじゃ、力抜いて。今から、そっちに行くから…」
刈野は狙いを定め、自分自身を小春の柔肉に突き入れた。
心の中で「ガッダイ!」と言ったのは内緒だ。
「んっ…ああああっ!」破瓜の痛みに小春は体を弓なりにしならせ、震える。
だが痛いのは小春だけではなかった。刈野も小春の膣のキツさと締め付けに眉をしかめる。
(くっ…、ヒダヒダが絡み付いてきて…締め付けも凄くて…、
想像通り…いや、想像以上の名器だ。こりゃ動かないほうが辛いぞ)
「小春、動くぞ!」
「あ、ちょっと待……あああっ! あんっ! ああ! ああ! いぃ……いやぁ!
刈野……さぁん止まっ…あぁっ! 壊れちゃう…おかしくなっちゃうぅぅ……あああん!!」
止まってと言いつつ、小春は機を一つに自ら腰を動かす。
心と体は別モノ、体が言うことを利かない、そういう状態に近いのだろう。
互いが繋がった状態で、ただひたすらに、突いては退き、突いては退きを繰り返す。
「くうぅっ! こ、小春……子作りだから、膣に出していいんだよな…?」
「は、はい! はいぃぃ! 刈…野、さぁん! わたしの中に、中に…いっぱい出してぇ!」
「うぁっ……!」
「だめぇ、イッちゃう…イッちゃう…イッちゃうぅぅ……イッちゃいますぅ!!」
瞬間、小春の膣がねじ切るほどに刈野の男根を絞め、刈野もまた、感謝の時を迎えた。
推定1リットル(誇張し過ぎ)ほど吐き出した精液は、繋がった二人の間からごぼごぼと溢れる。
「はぁ…はぁ…はぁ…エッチって、こんなに激しいものだったか…?」
「……違うと思います。わたしが…えっちすぎるんです…はぁ…はぁ…」
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……わ、わたし…あんなに激しくされて……うぅ」
小春は流石に体力がきついか、まだ息が思うように続かない。
あんなにえっちなのはいけないと思いますみたいに振るまっておきながら、
スイッチが入ったらこの乱れっぷり……。小春は自分の無意識の領域を垣間見て少し怖くなった。
「小春、大丈夫か? もう少し休んだらまたしたいんだけど」
「う〜ん……もう少し待って…………って、えええええっ!?」
「いや、だってさ、全弾中出しOKなんて夢の許可証貰ってるわけだしさ、一回で終わるのはな〜」
「ほ、本気ですか!? いや、本気…なんですね。えーと、その……あー」
断りきれない。小春はそう悟った。あれほど乱れておきながら却下したら最後、
「ふふ、口ではそう言っても体は正直だな」みたいになるのは大体想像がつく。だから小春は、
「……その、場所…替えません? 柔らかい布団の上がいいんですけど」
ごしごし…。ごしごし…。
「刈野さん、気持ちいいですか?」
「ん〜、さっきあれほど気持ちいいことしてるから物足りないかな」
「……もう! 少し我慢してください。度が過ぎた快感は体に毒ですよ」
場所変わって、ここは刈野が住む賃貸マンション……のバスルーム。
第2ラウンドを熱望する刈野は、汗を流したいという小春の要望に答えるべく、自室に招き入れた。
今は愛用の固めのタオルで背中を流してもらってる最中だ。
……もっとも、刈野の男根は先程から破裂寸前なほどそそり勃っているのだが。
「……小春、したい。やりたい」
「駄ぁ〜目、です。わたしまだ洗ってもらってませんから」
しかし半ば強引に迫る刈野を、小春が断り続けられるわけもなく……、
「あ、手が滑った。あ、また滑った(棒読み)」
「あん! いや…ああぁ…刈野さん、わざとらし過ぎ…ああぁん!」
「おお、小春の股間から溢れてるこれは何かな〜? ぬるぬるしてるが石鹸じゃないな〜」
「……んん…もう、刈野さんがいっぱい触るから…あっ、わわ! だめ、刈野さん、挿れちゃ…」
ずぷっ!!
「あああああっ! 刈…野さん、待ってぇ…わたし、まだ……ああ!」
「ああっ! あん! いやぁ! だ…だめぇ…駄目です…刈野さん…」
「うっ……くぅぅ…! まだ絞まるのか? 永久機関だな、小春のオ○ンコちゃんは」
辛抱しきれず風呂場で2発ほど射精した刈野は、小春を抱きかかえてベッドへ。
「んっ……だ、だめぇ…だめぇ……イク…またイきそう…!」
既に第3ラウンド開始から2回ほどイカせたが、小春の膣は少しも衰えることなく、
逆に心地よい締め付けを刈野に与えてくる。
「ん…あああああっ! いや…だ…め…こんなかっこ……犬みたいで…恥ずかし……!
刈……野さん、止まって……止まってぇ……う、うそ…またイク…イッちゃうぅううっ!!」
刈野、後に語る。
いやあ、そりゃ半端じゃなかったよ。
小春は「死んじゃう」を連発するほどイキまくったし。
俺も腹上死するんじゃないかってくらい射精したからな。
小春とは初体験以降、シーズン中なのにキャンプ並みってくらいせっせと励んだけどね。
腰が抜けそうになるのも一度じゃなかったよ。もう種馬状態だったね、俺。ぶひひ〜んってね。
おやっさんが下衆な気を利かせて送ってくるマムシドリンクがなかったらとうに腎虚になってたな〜。
しかも小春ときたら「刈野さんが相手なら、子供には困らなそうですね」なんて言うものだから、
もう理性が吹っ飛んだり戻ってきたりで
(省略されました。すっぽん粉末すっぽん粉末と書き込んでもノロケ話の続きは見れません)
それから数ヵ月後……、小春はご懐妊を刈野に報告する。
「今日病院行って来て、間違いないって。でも妊娠したのは初体験のあの日だったみたいですよ」
「……マジ? 俺達あの日以降もハツカネズミ状態だったけど、よく流産しなかったな」
「……ですね。と、とにかく、できちゃった結婚になるわけですけどいいですか?」
「当たり前だろ。責任取って人生の墓場へ…………いや、まて冗談だ。ごめん。ほんとごめん」
「はぁぁぁぁ……。結婚してもわたし、ツッコミ女になりそうですね……(遠い目)」
口では愚痴っぽいが、小春はもう刈野にデレデレだ。
処女を捧げた挙げ句、開発、調教(刈野談)されたのだから、もう離れられない。
自分が名器の持ち主だなんて想像も付かなかったし、乱れまくる淫乱娘だと考えもしなかった。
でも、それを知るのがこの世で一番愛した人(ベッドヤクザなのが玉にキズ)なら、
「いいかなって思っちゃうんですよね」
その夜、権三が小春のために赤飯を炊いたのは余談である。
「いらっしゃいませ〜」
夜の横ちょの角の店を訪ねれば、今日も小春が出迎える……。
刈野と小春が挙式を行った後、権三氏は40数年続いた「タチバナ」の暖簾を降ろした。
地元の人々の中にはそれを惜しむ声も多かったが、その声もすぐに消えた。
刈野が年棒の半分を投資して、新たに『居酒屋 小春亭』をオープンさせたからだ。
昼はランチ中心の喫茶店、夜は大人の社交場に相応しい居酒屋という二面性スタイルや、
脱ニートしたい若者や球団をクビになった野球選手を従業員として採用すること等が話題を呼び、
客の入りは上々だ。権三とっつぁんが悔し泣きするほどに…。
刈野は今もチームの看板選手として活躍している。ヘルメットには店のステッカーを貼り、
打つ守る走るの広告塔プレーヤーとして、店を、そして最愛の妻を支えている。
「ただいま〜!」
わざわざ店の入り口のほうから刈野が帰ってきた。今日も3安打猛打賞の活躍だ。
「あ、お帰りなさい。あなた。今日も大活躍だったみたいね」
「そりゃあね〜、こんな可愛い妻が応援してくれてるからね〜」
と客の前で小春を抱きしめる。周囲が茶化し、小春が困り、刈野が笑う。
夜の小春亭ではよくある風景だ。
「小春、今日はこんなものを用意したぞ!」
閉店後の家の2階にて、刈野は得体の知れない包みを開ける。
出てきたのは魅惑の脚線美と鋭い切れ込みがセクシーな特注のバニーガールの衣装だった。
「…………あなた、本当に好きですね。今だってチャイナドレス着せられて接客させられてるのに」
「何勘違いしてるのかな小春は、こんなもの客の前で着せるわけないだろ」
「えっ、だとしたら、その衣装は……」
「ご察しの通り、夜のお供に使うんだ。さあ着て見せてくれ今見せてくれ!」
「…………はぁ」
最近夫の性癖がどんどんアブノーマルな方向に流れていくのを、小春は溜息で返すしかなかった。
どうせ今夜もわたしは最初は恥らって、でもどんどん感じてきて、自分で腰振って……、
でも終わると「あなた、愛してます」とか言って寄り添うんだ…とあれこれ妄想しながら自分を納得させる。
「さあ今日は小春がウサギ役で俺がオオカミ役だー! ガルルルル!」
「あーん、たまには普通に愛してくださいよぉ!」
今宵の二人の熱い夜は、また長くなりそうだ……。
おわりおわり。
ジャーマン先生、何やってるんですかw
とりあえず人称くらい学んでから小説書こうや
ジャマ様のことが好きになりましたw
面白いぞ、エロいし。かなり好き
これはひどいwww
GJ!
邪魔崎、なにやってるんだよw
miyocoの着信に糞ワロタwww
ジャーマンこんなことしてないで早く寝ろw
165 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 02:34:04 ID:oxKdc4qe
不覚にもGUN道ネタにワロタ
だな!
167 :
sola:2006/08/31(木) 12:18:24 ID:Vd0KPqru
ジャマさん、世間が夏休み終わりって時に何やってんですかww
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ジャーマン!ジャーマン!
⊂彡
エロくて笑える文章GJでした。
橘みずきの立ちションは萌える?
女性はしゃがまにゃ垂れるから
立ったままは無理とマジレスしてみる
171 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 19:07:12 ID:Ehcu7SPs
>>170 それなら、橘みずきがパンツの股の部分ずらしておしっこしたら萌える?
誰か残っているのか、それとも最後の奴が消し忘れたのか部室の明かりがついているので、
確認するために郎は部室に向かった。
「……え」
そこには、筆舌にしがたい光景が広がっていた。
かつて、自分を好きだと言ってくれた女の子と、
かつて、思っていた女の子が、全裸になっていて。
かつて、付き合っていた女の子に犯されていた。
「…郎君、見たね。」
みずきが彼に気付く。
郎は答えることが出来ないまま、ぼうっと突っ立っていた。
「これは…。」
「私と聖と麗菜でエッチしてるの♪」
「まあ…そうだろうね…。」
「郎君もする?」
みずきが誘惑する。思わず頷く郎。
大人しい郎でも、この状況でこんなことを言われては、劣情が先行してしまうのは当然だった。
「じゃあ、こっちに来て…。」
悩ましげな目をして、手招きをするみずき。
そして、手を伸ばせばお互いに触れられるという距離に来たとき、
みずきは精神注入棒を取り出し、郎に一発見舞った。
「!?」
なにが起こったのかわからないまま、郎は倒れた。
郎が目を覚ますと、自分が全裸であることに気付いた。
その上、手首が妙に痛い。
「!?」
ゴムチューブで後ろ手に縛られていた。
「あ、起きたね郎君。」
目の前には笑顔のみずきと、制服姿の聖。
そして、傍らには自分と同じような状態の麗菜。
「これは…。」
郎が口を開く。
「生徒会長による裁判を始めます。被告、粉箕 郎。」
みずきがおどけた口調で言った。
「あなたは、私との交際を一方的に切り、その直後に麗菜に告白。」
演技がかった口調で続ける。
「私的にこんなの許せないんだよね〜。判決、このまま放置。」
「え、…!?」
「っていうのは流石に酷過ぎるから、もう一つとどっちがいいか選ばせてあげる。」
郎に安堵の表情が浮かぶ。
「お爺様の前では、前みたいにラブラブ。」
大きく頷く郎。
「あ、まだ条件あるから。全部飲まないとこのまま放置。」
「え…。」
「でも、関係はフィアンセじゃなくてご主人様と下僕。」
「…え」
「ご主人様は私だけじゃなくて、聖も。」
「!?」
郎は驚きの表情を作る。
「いやなの?…ならこのまま。」
「そういうわけじゃない。」
むしろ、嬉しかった。
もともと、みずきを振った理由が、聖に対しても恋情を抱いてしまったからなのだ。
みずきと聖。両方とも自分のものにしたい…
しかし、それが出来ないから、二人を付き合わせるために自らは身を引いたのだ。
それが、今、みずきと聖両方を手に入れる、…いや、この場合は…
みずきと聖、両方に手に入れられるといったほうが正しいか。
そんなのどっちだっていい。
…では、自分の貞操観念は?
かつて、みずきと付き合っていたころ、性的なアプローチをされていたにも関わらず、見逃してきた。
それは、恋愛=性欲ではないという、彼自身の哲学から、そうしてきたのだ。
「ねえ…みずきちゃん…。」
「なに?」
「猫を拾った日のこと…覚えてる?」
「突然だね。…覚えてるよ。」
「あの日…みずきちゃん僕の家でシャワー浴びて、ノーブラで僕のパジャマ着たよね?」
「うん。」
「あれって…誘ってたの?」
「あれで誘うつもりじゃない子がいると思った?」
「結局何もしなかったけど…どう思った?」
「少し寂しかった。」
「そう…。」
そうか。
高潔すぎる貞操観念は、時として人を傷つける。
なら、そんなものいらない。
郎は吹っ切れた。
「わかりました、僕はみずきちゃんと聖ちゃんの下僕です…。」
「あ、敬語は別にいいよ。タメ口で。」
「そう…あ、まだ条件ある?」
「じゃあ…そうだ。」
みずきは部室の奥から卓球のボールを取りだした。
ミート力強化ティーバッティングの際、これを使うことがある。
「郎君…うつ伏せになって。」
言われたとおりにする。
「!!??」
体内に異物を入れられる感覚。
「…もしかして…。」
「うん、卓球の玉入れたよ。」
こともなげに言う。
「そ、そんな…。」
便意に似た感覚が郎を襲う。
しかし、それには悪意がなく、むしろ体内から身体中に駆け抜ける快感に近い感覚だった。
「よし、仰向けになって。」
郎は仰向けになる。もちろん卓球の玉は体内に残ったままである。
みずきは麗菜の束縛を解く。
「よし、麗菜。郎君好きにしていいよ。」
「は、はい…。」
麗菜は先程のアロマテラピーの催淫効果が続いている。
麗菜は郎の一物にむしゃぶりつく。
「れ、麗菜ちゃん…どうしたの…。」
「麗菜も郎君と同じ下僕だから。」
みずきが説明する。
「郎様…美味しいですわ…。」
「麗菜ちゃん…」
前は麗菜に舐められ、後ろには卓球のボール。
今まで感じたことのない二つ同時の刺激に、郎も快感を覚えていた。
「ああ…はぁ…。」
思わず喘ぎ声をあげる郎。
「気持ちのいいですか…郎様…。」
「うん…。」
「!…そろそろ出そう。」
「はい…口の中に出してくださいな…」
言われたとおり、精を麗菜の口内に放出する。
ゴクッ。
微かながら、そのまま飲んだ音が郎の耳に届いた。
「ん…おいしいですわ…。」
「僕も…気持ち良かった…。」
余韻に浸る二人。
しばらくして、みずきが口を開いた。
「オッケー。とりあえず放置刑はやめてあげる。」
みずきは郎の縛めを解いた。
郎は卓球のボールを自身の中から取り出し、服を着た。麗菜も制服になる。
「皆で一緒に帰ろうか♪私の下僕ちゃん達♪今何時?」
「えーと、9時だ。」
聖が答える。
「あ、まだパワ堂やってんじゃん。久しぶりに行こ♪もちろん郎君のおごりで♪」
「え?…まあいいよ。」
「あれ?嫌がるかなって思ったのに?」
「ん…だって撲、下僕だから。」
…下僕であることで、僕は、みずきちゃんの物であり、聖ちゃんの物であることが出来る。
その立場を、どうして否定することが出来ようか…。
パワ堂の帰り
「ねえ、郎君。」
「何?」
「ご主人様の命令♪今日はウチに泊まりなさい♪」
「え!?」
「あ、あと聖も。」
「ん、何かするのか?まさか、また…。」
みずきは答えず、ただうふふと笑った。
176 :
sola:2006/08/31(木) 20:55:03 ID:Vd0KPqru
みずき怖えぇえええ!!!!!実際にありそうですごい!!!GJです
完結かな?
とりあえずGJ
どこで道を間違えたんだろうなぁこいつらw
「ねぇ、大和くん! ほらアイス!」
みずきが商店街で目を付けたのは、若い女性に人気のアイスクリーム屋だった。
淡いピンク色の看板は、この辺りじゃ少ないので、意外と目立った。
「じゃあ、買おうか」
「うん♪」
ニコニコと楽しそうにしているみずきは、まだ大和の腕にしがみついたままだ。とはい
え、流石に大和も慣れてきたのか、必要以上に辺りを見るようなこともなくなった。
「あ、じゃあ……バニラふた…」
「イヤ。バニラのデラックスを1つ!」
「……え」
みずきは店主から手渡されたデラックス(通常の三倍サイズ)を手に取ると、大和に代
金を払わせて嬉しそうに彼を見つめていたた。
「あの……オレの分は?」
「ふふん♪」
「聞いてない……か」
みずきはウキウキしたように鼻歌を奏でながら、店の手前にあるベンチに腰をかける。
「んー。何か言った?」
「え、だから。オレのアイスは?」
「……あ。んっと…」
みずきは困ったように悩んだ後、渋々その手のアイスを差し出した。
「はい。あーん♪」
「………」
「ど……どうしたのよ?」
(いや……恥ずかしいんだけどな)
「ほら、あーん♪」
「えっと……ありがとう」
下手に考えているよりも、素直になったほうがいい。
そう考えて、大和は彼女が差し出すアイスに口を付けた。
「はい、おしまい」
「えっ?」
「ひとくちだけだからねっ♪」
みずきは大和の頬をつん、と指でつつくと、今まで以上に嬉しそうに、笑顔を見せた。
「あぁーもっと食べたくなっちゃったよ。自分の買って来るね」
「うん♪ 行ってらっしゃい」
みずきは大和が店へ駆けていくのを見計らって、手元のアイスに目をやった。
そして、頬を淡い桃色に染めて、それを口元に運んでいった。
「ひとくち……ここだよね」
みずきは小声でつぶやくと、大和が口を付けたその場所を目掛け、唇を優しく重ねた。
「……私、何やってんだろ」
「ん。みずきちゃん、どうかした?」
普通サイズのバニラアイス片手に、大和がみずきの顔を覗き込んでいた。
「な、何でもないっ!」
「ふーん。ならいいけど……」
その後、みずきはどこか落ち着かない様子で、デートは進んだ。
最後には近くの公園でキャッチボールをして時間を潰すという彼ららしい終わりで。
気づけば、もう日も沈み始め、夜が近付いていた。
「じゃあ、今日はありがとう」
「うん。またねー。ふてくされてないで、ちゃんと外野も練習すんだよっ」
「うん。わかってるよ」
「今日は楽しかったよ。またデートしようねっ、大和くん」
「はは、機会があれば……ね」
そんなやりとりを交わし、2人は別れた。各々の帰る場所へ足を進めて。
次の日。
予定されていた練習試合の日。
同地区の灰凶高校を相手に、選手たちはアップを始めていた。
「今日のスタメンを発表する」
大仙監督が腕を組んで、辺りの部員に語り出した。
とはいえ、誰もがわかっているようなオーダーだ。聞くまでもなかった。
1 矢部 右
2 原 二
3 矢吹 遊
4 大京 一
5 大和 中
6 六道 補
7 木津 三
8 樋口 左
9 橘 投
「見ての通り、前回の大会のときとほとんど変わっていない」
監督は苦笑しながら、選手たちのもとを去っていった。
しかし、大和は5番。彼の打力を高く評価しているということだ。
「5番か。ポジションも奪われ、4番まで穫られちゃった。はは…」
「こーら! 気にしない気にしない」
弱気になっている大和を見つけると、みずきが頭を叩いた。
「まったくぅ。あれは何のためのデートだったのよ」
「大丈夫、気にしてないからさ」
大和はスパイクの踵を地面に打ち付け、ゆっくりと立ち上がった。
「なら、いいんだけど」
みずきはそう言って、肩慣らしに向かった。もちろん、その相手は六道聖。
女の子バッテリーとして話題性はあり、雑誌でもよく取り上げられている。
「さて、と。対戦相手が到着か」
青い帽子に赤い鍔、それに灰色のユニフォーム。
「アップは済ませてあります。すぐにでも試合を」
監督にしては若い、リーダー格の不気味な男が言い放った。
「そうですか。おい、お前らー!」
監督が部員たちを呼び寄せ、試合の準備を整えた。
聖タチバナは後攻。灰凶の攻撃から始まる。
「お手柔らかに」
相手の一番打者は、聖に一礼すると、左のボックスに足を踏み入れた。
「こちらこそ」
そう答えると、聖はマスクを被り、ミットの感触を確かめて、しゃがんだ。
「プレイボール!」
審判として呼ばれた生徒会長・座子田が、試合開始を伝える掛け声をあげた。
184 :
夢に舞う羽:2006/09/01(金) 01:09:17 ID:3mTcoC7x
第2話の二つ目は2ですね。1が2つになってました。
早くエロに持ってく展開を作っていければと思います。
試合で灰凶が出てくるのは初めてかな…
エロもいいけど野球の描写も期待してます。
squeezeは完結っすか?
>>186 まだですよ。
この後、家で何させるかまで決まってます…
ふふふ…
188 :
sola:2006/09/01(金) 13:46:20 ID:78z3xqxC
さ・・・3P・・?
>>188 作品書いてる人はともかく
関係ない人間はコテ名乗るの止めた方がいいぞ・・・
190 :
sola:2006/09/01(金) 14:05:18 ID:78z3xqxC
そうですね。すみません
191 :
名無しさん@.jp:2006/09/01(金) 15:44:13 ID:8gLf9iGo
みずきがMの話しが多いなかで squeeze はみずきがSの話になっているので先が読めないからイイ!
期待・・・特大だぁぁぁぁ
Tite Squeeze
おお、なんか急に活気付いてきたな
しばらく覗いてなかったからチェックするのが大変だぜ。善き哉善き哉
郎たちがみずきの部屋に着いたとき、先に聖名子が待っていた。
彼女とみずきは同居していないから、恐らくみずきが事前に呼んだのだろう。
「お姉ちゃん、お待たせ。」
四人で部屋の真ん中にあるテーブルを囲む。
「みずき…と、六道さんと、粉箕君。」
郎の姿を認めると、先生は気まずそうな顔をした。
郎に平手打ちをしたときのことを思い出したのだろうか。
「あの…粉箕君…この前のことだけど…ごめんね。」
「いえ、当然のことをされただけだと思いますよ。」
笑顔で返す。
「それに、みずきちゃんとも仲直りしましたし…。」
聖名子は少し複雑な顔をした後、笑顔になる。
「そう…よかった。」
「そのことなんだけどね、お姉ちゃん。」
みずきが口を挟む。
「郎君は私の下僕になったんだよ。」
「え…どういうこと?」
「じゃあ…郎君、聖にキスしなさい。5秒以上。」
「な…。」
「え…。」
聖と郎がそれぞれ声を漏らす。
「ちょ、ちょっと待ってよ!流石にそれは…。」
「あの…郎先輩。」
聖はわずかに紅潮した顔で郎に向き直る。
「私なら…いい。」
「…聖ちゃん…。」
「だって…。」
先輩のこと、好きだから。
そう言おうとした。
しかし、言葉にならなかった。
「だって…何?」
郎が問う。
「…私も、みずきの下僕だから…。」
咄嗟に言い訳がましい理由が出てしまう。伝えられなかった。
聖は、郎に確認もせず、そのまま郎の唇に自分の唇を重ねた。
聖は自分の思いを口で伝えられなかった分、舌で伝えようとした。
自ら舌を動かし、郎の舌をなぞる行為を何度も繰り返した。
濃厚な時間だった。
放したとき、みずきは「10秒もしてたよ」と言ったが、聖には意外なほど実際時は進んでいなかった。
「聖ちゃん…凄かったよ…。」
「郎先輩…。」
「でも…いきなりだったから息が苦しかったな。」
「…すまない…。」
「いや…誤らなくてもいいよ。」
二人は舌交行為の余韻か、そのまま放心した。
聖名子は性に関する知識に疎い。
それは、奥床しいからではなく、異様なまでにエロスに反応してしまう体をしているからだった。
(神童裕次郎は、全く性的な意味を持った発言や行為を仕掛けないので、そのことを知っているのは本人と…みずきだけだ)
何時だったか、みずきが新しい恋人と言って、聖を連れてきて、
そのまま行為を見せられたことがある。
そのとき、彼女の身体は激しく欲情し、挙句、妹とその恋人と、女三人で愛し合ってしまったことがある。
今、聖名子は舌が疼いていた。
ハァ…ハァ…
嫌らしい息遣いをする聖名子。それは自分でも気付いていた。
「お・ね・え・ちゃん♪」
それをみずきが見逃すはずはない。
「お姉ちゃんもキスしたいの?」
「そ…そんなこと…!」
顔と手を大げさに横に振る聖名子。これでは肯定しているような物だ。
「残念だな〜私はしたかったんだけどな〜。」
みずきも解っていながら、あえてそう言っている。
「じゃあ聖としちゃおうかな〜。」
そういって、郎とのキスを終えたばかりの聖にキスする。
再び見せ付けられ、聖名子の舌は我慢の限界を超えた。
「…粉箕君…。」
「なんですか。先生。」
聖を眺めていた郎が向き直る。
「…ごめんね。」
「どういうことですか……んぐぅ!?」
今度は聖名子に唇を奪われた。
「んぅ…。」
そして、舌を犯された。
(何か…『奪われる』って表現が似合うキスばっかだな…。)
郎はそんなことを考えつつ、聖名子の舌を受け入れたのだった。
「お姉ちゃん、聖としてみる?」
二組のキスが終わったとき、みずきは尋ねた。
「な…お姉さまと私が?」
聖が尋ね返す。
「でも…マネージャーの先輩としたとき、全然感じなかったのだが…。」
聖にはみずき以外の女性では感じる自信がなかった。
「大丈夫大丈夫、私とお姉ちゃんは姉妹だから、多分相性いいって。」
「そ、そういうものなのか?」
「お姉ちゃんはどうする?」
唇は離れていても、聖名子は郎の身体に腕を絡ませている。
「あ、郎君の方がいい?どっちでもいいよ。」
「…六道さんにする。」
聖名子はそう答え、郎から腕を放す。
「そう。じゃあ郎君、見学してようか。」
「あ、ああ…。」
みずきと郎は部屋の奥のベットに腰を下ろす。
「じゃあ六道さん、いいかな?」
「え、ええ…。」
聖と聖名子はソファーへ…
―まだ、夜は終わらない―
今日はここまで
アブノーマルは止まりません…ふふふ
GJ!!次回に期待!
みずきが主人公に乳房を掴まれたら殴ると思う?
捕手
やあゆ そばも いよば もきは もけろ ゆがが
とぶも るべい えもら たがて うへら ぜだち
ひえん よずん ねさく がぢて かやひ てむり
けよだ おげし らこけ でおわ めづあ ぼたぞ
しがび すわお ででお やだざ らおぎ れず
開始時にモテモテがついてたのはナイショ
マジでSSキャラオールスターできるのかww
ところで、スレ住民に質問なんだが、聖の母親って故人なのかな?(もしくは、SS内で故人設定にしてもOK?)
初球から、聖は巧みにリードをし、追い込んだ。
外角低めのギリギリをついた後に、内角高めへのストレートを振らせる。
みずきの正確なコントロールがあるからこそできる技だ。
(みずき……スクリューだ)
(おっけー)
みずきの放った球はキレのあるスクリュー。平凡な打者なら、振る。
金属音が、空に響き渡った。
大和も、みずきも、何が起こったのか、全く理解できなかった。
「ホ……ホームラン」
グラウンドのフェンスの向こう側に、打球はあった。
女性であるがために、みずきには球威がなかった。だから、変化とキレで打ち取るのが
彼女のやり方だったのだ。しかし、スクリューを読まれていたのか、完全にミートされた。
「たまたまよっ! たまたまっ!」
みずきは気合いを入れ直し、左肩をぐるぐると回した。
聖から出されたサインを確認し、リードに集中する。
(甘い球!)
相手の二番打者は、今しかないとばかりに、その球に手を出した。
低めの直球を当てさせ、セカンドゴロにしとめた。
とはいえ、安心はできなかった。
三番打者への高めの抜けたストレートが打たれ、二塁打。
続く4番ゴウ、5番御宝に連打を浴びて、4ー0。
その後、なんとか抑えたものの、初回での4失点は、みずきを酷く締め付けた。
「大丈夫! 4点なんかオレらが取り返してやるよ!」
気合いを入れた野手陣が、みずきを励ました。矢部はいつになく真面目な表情でバッターボックスに向かう。
「行くでやんす」
しかし、そう甘くはなかった。
ズバァン!
見たところ150km/hを超えると思われるストレートが、矢部のバットに当たることなく
、そのミットに収まった。
「速い……でやんす」
矢部は愕然とした。ゴウとかいった男は今までみたどんな球よりも速いストレートを投
げ込んできたのだ。
「打てねぇ。あんなの打てねぇよ」
サッカー、陸上、バレーにバスケ。野球経験のない部員たちは、ただ嘆いた。
そうなると、期待できるのは矢部と原、大京に大和くらいだ。
しかし、肝心の矢部は手も足も出ずに三振に終わった。
試合終了。聖タチバナのスコアボードには『0』の文字が延々と刻まれていた。
絶対的な力の差を見せつけられた。
考えが甘かった。野球を始めて、数ヶ月もしない、他の部の選手をかき集めたチームで
しっかりと土台のできている野球部に勝てるわけがなかったのだ。
「完封負け……か」
8ー0。
みずきのスクリューも通用しない。矢部や大和たち、野球経験者ですら、あの豪速球に
食らいつくのがやっとだった。
「ゴメンね。私のせいで」
「いや……私の、配球のせいだ」
「誰も悪くないよ、相手が……強かっただけだよ」
大和の言葉も耳に入れることなく、みずきは一言、こう言った。
「そんな気休めなんか……いらないよ」
そう言って、みずきは去って行った。
「ま……待って、みずきちゃん!」
逃げるように部室へ戻ったみずきを、大和は心配そうに追いかけた。
「どうして、こんな強いチームが今まで大会に勝ち上がって来なかったでやんすか?」
矢部は、荷物を片付けてバスへ戻ろうとする灰凶野球部の男に訊ねた。
「ん? あぁ、大会に出てたのは西の奴らだからな」
「西、でやんすか?」
「オレらの学校には、西と東で2つチームがあってさ」
「た、大変そうでやんすね……」
「勝負で勝ったチームが大会に出るって決まりなんだけどさ……」
「こんな強いのに、その西に勝てないでやんすか!?」
それが一番の疑問だった。これだけ強打者が揃っていて、何故、東が出ていないのか。
それなのに、東に勝ったという西が大会で実績を残していないこと。
「西にはすげぇ奴がいるんだよ。オレらが全然打てない楽垣さんの球を……スタンドま
で運んだんだ。それも……軽々と」
「軽々、ホームランでやんすか……試合では当たりたくないでやんすね。でも、なんで
そんな人がいて、大会では一回戦止まりなんでやんす?」
矢部は気になったことを訊ねると、部員は一言。
「他が使えないんだよ。そんでまともに勝ててないんだ」
「なるほど、でやんす」
「じゃ、そろそろ行くな」
「サヨナラでやんす」
矢部との会話を終えると、灰凶の部員はみんなの待つバスへ駆けていった。
「灰凶……侮れない相手でやんす」
矢部はただ、呟くしかなかった。
「なぁ……みずきちゃん、落ち込まない……で!?」
大和が部室の扉を開けた、向こうにはうずくまって、泣いているみずきがいた。
「泣いてるの?」
「見れば……わかるでしょ」
大和の言葉に、涙声でみずきは返した。
「えっと、大丈夫…?」
「大丈夫なわけ……ない、じゃん」
「そう……だよね」
「ねぇ……大和くん」
「……何?」
みずきの突然の呼びかけに、大和は聞き返した。それに対し、みずきは聞き取るのがや
っとというくらいの、ほんの小さな声で、囁いた。
「お願い……今日、大和くん家……泊めて欲しいの」
211 :
HARU:2006/09/04(月) 01:29:59 ID:MefKdQYr
以上です。
SSの選手を作るのが流行っているみたいですね。
私もSSキャラの能力値を考えてみましょうかね。
>205
注意書きしたらどうでしょうか?
「こういう設定で書いてます」って。
保守
投下された次に保守は無いだろ・・・
214 :
sola:2006/09/04(月) 15:38:48 ID:gLGw6HOL
投下の後に投下ってムード×ですか?
読み手の評価が下がった。
他の書き手の評価が下がった。
ムード×になった。
チームプレイ×になった。
人気×になった。
センス×になった。
不眠症になった。
弱気になった。
むしろ、すぐ前に投下されたSSの感想書かないで
自分のこと聞いてるのが
>>215だな
>>211 パワプロSSの盲点突いてる感じで面白いですね
三兄弟だけじゃなくてみずきとかも普通に炎上はするわけですけど
裏では色々あるんでしょうねぇ。GJです
217 :
sola:2006/09/04(月) 17:14:28 ID:gLGw6HOL
確かに感想書かなかった僕も悪かったですスイマセン
>>211 この後の展開が楽しみです、頑張って書いてください。
みずきや宇津は炎上はしないけどクオリティスタート的な投球すること多いね
8回で操作できるようになった時点でいつもバテバテだけど
というかむしろ太鼓先輩が異常なのか
>>211 まだクレッセントムーンを投げてないところにwktk
ボロボロに打ち込まれた投球に三日月球がどう活かされるのか!?
主人公の名前って何でもいいの?
一本書きたいんだけど…
どこかに「○○××」って名前で書いてください。って書き込みでも見たのか?
>>219 他の作者さんを見れば分かると思うけど自分の好きな名前でいいかと。
ただ実在だとちとまずいと思うから架空がよろしいかと。
>>219 基本名は「小波」
ただ、みんながみんな主人公名を小波にすると、どれがどれやらわからなくなる可能性もあるので
名前はオリジナルの方がいいと思われる
みんな「コナミ」系が名前にあるからじゃん?
あんまり凝った名前は好きじゃないな
225 :
sola:2006/09/04(月) 20:40:30 ID:gLGw6HOL
227 :
sola:2006/09/04(月) 21:19:08 ID:gLGw6HOL
ものの見事に終わりました
もう相手すんなw
この時期に夏休み終わりってことは大学生ですらないよな
・・・うん、ここに子供は来ちゃ駄目だぞ
230 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:46:36 ID:PNBRMDxZ
ここの住民にはシリアスはうけるのかい?
書こうと思ったんだが心配でな。エロは期待しないでほしいが……
本気でsage忘れる5秒前
グロ、ホモ以外は多分
面白ければ何でもいいかと
あとsageてね
被ったスマソ
自分はグロ以外ならなんでもおk
俺はホモでもいけるわ
グロは・・・作品的に合わないね
ホモはできれば801板でお願いしたいところだが
と思ったが落ちてたんだなパワプロスレ
いちいち下らないこと尋ねる奴に限ってろくなもの書かないんだよな
ま、これはSSに限った話じゃないかもしれないけど
238 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 23:07:33 ID:PKy5oSxn
とりあえず、新規登録でもらえる60ポイント内で、メル友は2人できた。
携帯のアド普通に交換できたし、今のところ業者やサクラはいないかな…
残りの40ポイントと定期的にもらえる20ポイントでやっていくつもりです。
今までやった出会い系では一番オススメ♪
これまでやってきたのが最悪だったのかもしれないけどね
http://550909.com/?f7648653
ここらで虜氏の復活を願ってみる
801でもショタでもいいが、読みたくない人が読まずに済むように最初に断りは入れろよな。
>>239 そういえば何してるんだろう…
最近全く見ないな
絶頂!パワフルエロ野球
定番のサクセクスモードは高校野球!
一人の女の子と愛を育むもよし。
ファンの女の子達に片っ端から手を出すもよし。
チームメイトと、男同士で若さゆえの劣情に身を任せるもよし。
多感な青春時代を舞台に、君だけの選手を作ろう!
マイワイフモードでは、野球選手の夜の生活をリアルに再現!
色々な道具を使って、奥さんを喜ばして、子供を作って幸せな家庭を築こう!
子供に野球を教えるか、それともお父さんの喜ばせ方を教えるかは自由だ!
…連載中の最終話がなかなかかけなくてこんなの書いちまったよ。
ここに書いてあることはフィクションです。本気にしないでください。
>>243 テラホシスwww
ところで10の猫手あおいって寮生活?アパートかどっかで一人暮らし?
最近あおいちゃん影薄いなあ…
あおいちゃん贔屓の自分としては是非ともあおいちゃんネタをお願いしたい
保守
聖タチバナ学園を三者三振で仕留めた後。
二回の表帝王実業の攻撃は、先頭打者の猛田が、初球をいきなりとらえて始まった。
常日頃から風呂男を尊敬してやまない猛田だ。師匠の活躍に奮起し、同じようにショー
ト方面を狙い打つというある意味無謀な行動に出てしまったのである。
しかし、しっかりとした手ごたえがあった。コースが読めていれば内野の間を抜けるな
ど訳はない。
(先頭打者出塁だぜぃ!)
確実な手ごたえと高さ。安打を確信し、猛田は内心勝どきの声を上げ、
ぱぁんっ!!
脳裏に浮かんだ歓喜をかき消したのは、乾いた皮とボールの接触音。
慌てて見れば、音の発生源には尻餅をついてグローブを掲げる寺津の姿があった。場所
はショート定位置より若干二塁より。深く守っていたはずの男が、その場所にいる事に奇
妙さを感じるも、掲げられたグローブの中身を見るとそれも吹っ飛んだ。
グローブの中には白球がすっぽりと納まっており、彼がすぐさま一塁に向けて投じた送
球が、アウトカウントが増えた事を示していた。
どう考えても二遊間貫くヒットだった。打球の速度も申し分ない、普通ならば余裕で抜
けている打球である。
それを……信じがたい事に、彼は猛田がスイングに入った瞬間に弾道を予測し、弾道に
割り込んだのだ。みずきのコントロールと猛田のスイングを完璧に、一瞬で見切り判断し
ての行動。
帝王実業ベンチは言葉もない。
理屈はわかる。彼がやった予測は言ってみればビリヤードのようなもの。バットと投球、その角度を見切る事が可能ならば予測は完璧になる。
理論上が可能ならば現実でも可能かと問われれば、否だ。スイングの角度や狙いどころ
の判断はバッターにゆだねられたもので、一様に同じスイングばかりではない。それらの
判断を全て一瞬で行うという条件がつけば、なおさら。
「……どんまい」
とぼとぼと帰ってきた猛田に、流石の久遠も一言フォローした。鬼してと有名な監督も
今回ばかりは叱責の言葉が出ない。
当たり前だ。猛田が打ったのはこれでもかというくらい綺麗なライナーであり、普通な
ら捕球など出来るはずがないのだから。
「あの当たりなら無理やりにでも右中間かライト前狙ったほうがよかったな」
「う」
一人辛い評価を下したのは、アベレージヒッター波和風呂男その人である。
猛田が打ったのはショート方向のベース角をえぐるようなクロスファイヤーだ。いかに
読みが当たってもセオリー通りにしか生きた打球は打てないだろう。三塁よりの球は三塁
側へ。一塁よりの球は一塁側へ打つのがセオリーというものだ。
あるいは、守備の間くらい抜けると考えたのかもしれないが……
「いい事教えてやる。あの変態の守備範囲は蛇島先輩よりも広いし打球予測なんて序の口
だ。
その上、橘みずきの正確無比なコントロールに、六道聖のリード技術……これだけそろ
ったら、ショート方向以外に打つのは難しいだろうな。特に下位打線」
にべもない言い草だが、事実だった。
帝王実業の強さは、教科書に載っているようなセオリーを完全無比に守り通す堅実性に
ある。それゆえに特色の強いチームに負ける事が多々あるものの、それ以上の勝率を持ち
強豪の名を冠しているのだ。それだけに、上位打線はともかく下位打線の技術は特色のな
い、のっぺりとした野球を繰り返す事になる。
厄介なのは、みずきがそれに加えて高さまで微妙にコントロールしていることだ。無理
に打ち上げればフライになり、普通に打てばショートが捕球できる絶妙な高さ。針の穴を
通すとはこの事か。
バッターボックスでは、7番バッターがその精密性に悪戦苦闘していた。必死で粘って
いた。
目的なしの粘りではない。おそらく、みずきのスタミナを奪うためにやっている事なの
だろうが……
ちっ!
「うあっ!?」
五球目、外角高めのストレートを引っ掛けて、セカンドゴロに終わる。
「やれやれ、スイング完全に見切られてるな」
「久遠。覚悟しとけ。多分、一点もやれない展開になるぞ」
「は、はい」
友沢のぼやきに継いだ風呂男の言葉に、久遠は慄きつつも従った。緊張が垣間見えたそ
の横顔に、風呂男は一抹の不安を覚えた。
久遠が精神的に弱いピッチャーであるのには代わりがなく、一点もやれない状況という
のはかなりきついだろう。
続いてバッターボックスに入った8番が凡フライで討ち取られたのを見て、その緊張は
より一層強いものとなった。監督が鼻先にぶら下げたご褒美が逆効果になっているのだ。
失敗すれば、友沢と同室になれないというプレッシャー。
風呂男は彼なりの活を入れてやった。ボソッと一言。
それは、久遠の魂を悪魔に売り渡させる行為だった。
「……ノーヒットノーランに出来たら、友沢の下着をやるからガンガレ」
「キタ――――――― (゚∀゚) ―――――――ッ!!!!」
ズバァァァァァンッ!! クイッズバァァァンッ!! ズッバァァァァァァンッ!!
「す、ストラーイク! バッターアウト!」
はっきり言おう。
効果は抜群だった。久遠の魂は実にあっさり悪魔に大安売りされ、彼はその欲望をボー
ルに乗せて、続く聖タチバナを三者凡退に押さえ込んだのだった。しかも、聖以外は三球
三振という大盤振る舞い。
(お、鬼が! うちには鬼が二人いる!(´д`;))
帝王の貞操を売り渡す監督と、友人の据え置き下着を売り渡す風呂男。
ウッカリ監督と風呂男双方の発現を聞いてしまった猛田は、その余りの人でなしさ加減
に恐れおののく事となった。
そして、聖タチバナベンチでも久遠を見つめてつぶやく男が一人。
「…………同類?」
「キャプテン……相手ピッチャーで妄想するのやめてくださいよ」
「いやハァハァしてるわけじゃなく。彼からは俺と同じにおいがしたからさ」
「はぁ?」
久遠、いろんな意味で危うし!
しかし、結果から言えばこの風呂男のささやきは実に正しい判断だったといえる。形は
どうアレ、帝王実業が苦しい立場に立たされていることには変わりないのだ。
全員一軍であれば話は違うのだろうが、このグラウンドにいるのは元二軍の連中である。
その彼らにみずきのコントロールを打ち崩せというのは難解にすぎる。
対する聖タチバナも、聖がショート前に凡打を放った以外はバットにかすらせる事すら
出来ない。久遠の絶好調すぎる投球は、聖クラスのアベレージヒッターでなければ当てる
事も難しかったし、言っちゃ悪いが彼女以外の面々は久遠の滅茶苦茶な闘志あふれる投球
にビビッてしまい対応が出来ない。
たかが二点。されど二点。追う側にとっても追われる側にとっても落ち着く事の出来な
い点差である。
みずき、久遠両者共に打たれ強いとはいえないピッチャーだったが、前者は執念で、後
者は欲望交じりの気合で乗り切り、三回では相手打者を三人で斬って捨てる。
二回以降、試合は投手戦の如き様相を呈し始めていた……
四回の表。先頭バッターとして風呂男がバッターボックスに立ったのは、そんな局面で
ある。
バッターボックスに入り、足の指を動かしながら風呂男は今までの展開を振り返り、嘆
息する。
久遠から始まった三回の表、三者凡退……相手が悪いというのもあるが、それにしても
と思う。
相手の長所や作戦が読めているのに、何の対策も立てないのはどういう事か。ピッチャ
ーの久遠にそれをしろとは言わないが……
立つバッターボックスは今度も左だ。左対右、逆利きの有利性を無視してそこに立つの
には理由があった。それはみずきのクロスファイヤーの存在である。
ぶっちゃけてしまうと、みずきの武器は二段シンカーとコントロール、クロスファイヤ
ー『だけ』だったりする。変化球はシンカー以外投げられないし球威もない。三つそれぞ
れの性能が高いからこそみずきは一目置かれるのだ。
その武器の一つを奪えるのなら、打席の優位性くらいは安いと風呂男は考えていた。特
に、みずきのクロスファイヤーを右打席で打とうと思ったらかなり難しい。
「賭けは生きてるよな?」
「ああ」
「それなら話は早ぇ。今回もショート方面にいいの打たせてもらうぜ」
風呂男はバットを、聖はミットを、それぞれ構えながら会話する二人。その様子が実に
愉しそうで、寺津は思わず……
「ま、まさか聖ちゃんは既に調教済みで夜になると風呂男のビッグマグナムを咥えてご奉
仕させられ、あごが外れそうになりつつも火照る身体を押さえきれず『ご主人様ぁ』と…
…しかも服装はメイド服! あるいはブルマー!
お、オノレ風呂男!! 嫁入り前のお嬢さんにうらや……もとい! 羨ましい!!(*´Д`*)ハァハァ」
「黙れや変態(゚Д゚#)」
「せ、せめて本音は隠してほしいぞ(゚- ゚;)」
妄想爆発突っ込み炸裂。他の面子が突っ込む気力すらない中で突っ込めたあたり、大し
たものだ。風呂男の場合は昔とった杵柄、聖の場合は常日頃から集中砲火食らってるが故
の慣れか。
ブルマーじゃなくてスク水じゃ、とは口に出さない。いい加減自分の趣味思考が非常識
だという自覚くらいはある。
いつもならば引き下がる寺津が、この日ばかりは違った。彼は突っ込む風呂男を見据え、
声色や感情をがらりと変えて、
「いいや黙らん。
聖ちゃんは俺とみずきちゃんにとっちゃ妹みたいなもんだからな。
貴様のような輩とデートなど死んでもさせん」
「……はぁ、さいで」
予想以上に気負った寺津の様子に、風呂男は言葉がなかった。気分は恋人の父親に疎ま
れた野郎である。
妹に妄想ぶちまけるのはいいのか、という突っ込みはしなかったし出来なかった。そこ
で『妹ハァハァ(*´Д`*)』とか言われた日にゃ聖の精神衛生上よろしくないので。
掛け合いが終わり、主審のコールが響き渡る。そうして投じられた大一球は……内角高
めのストレート。厳しくコースを突いた……否、ストライクゾーンを描く四角形の角を貫
く投球だ。
下手に手を出せば凡打になると、見送る……そう確信して構えていた聖だったが、次の
瞬間!
「っらぁっ!!」
「!?」
きぃんっ!!
甲高い音共に振りぬかれたバットは、ストレートを真芯で捉え、サード側ファールグラ
ウンドへボールを叩きつける。叩きつけられたボールは高くバウンドし、たっぷり時間を
かけて捕球係のグローブに納まった。
「ちっ」
悔しげに舌打ちする風呂男。その極端なダウナースイングに、聖は目を白黒させて、シ
ョートを見た。そして、今の打球がそこに飛んだらどうなるかをシミュレートする。
……考えるまでもない。
いかに叩きつけたバッティングとはいえ、寺津なら苦もなくアウトに出来る。彼が優れ
ているのは捕球技術だけではない。キャッチャー時代に猛威を奮った強肩と一直線にミッ
トに刺さるレーザービーム送球、打球に追いつく脚力など……守備という分野で使用され
る全ての才能において一流の男なのだ。その分、走塁や盗塁、バッティングのセンスは絶
望してしまうほどにアレだが。
叩きつけた打球でも、余裕とまではいかないがギリギリアウトに出来るだろう。
そう判断を下した聖だったが、それが安心感につながる事はなかった。
自分でさえ気がついていることに、風呂男が気が付いていないのはおかしいと考えたの
だ。相手は打撃のプロフェッショナルだ、その程度の事に気付けぬわけがない。先程の舌
打ちは演技で、何か別の狙いがあるのではないか。
同じことを寺津も考えているらしく、表情を緩めることなく風呂男を注視している。
(何を考えてる?)
また、セカンドベースへぶち当てるつもりなのか。そうは問屋がおろさない。
ちらりとセカンド方向へ視線をやれば、原がいつもよりベースよりの場所を守っている
のが見えた。
聖タチバナの内野陣は意識してショートとの間に距離をとりがちだ。これは、寺津の守
備範囲を信頼しているかこその歪な布陣であり、ショートのフォローよりも他の隙間を埋
めたほうが効率がいいと寺津自信が考案したものだ。
この場合はそうも言っていられない。相手がショートを狙い打つ以上、その方向の守り
を固めるのは至極当然の流れであった。
ぱんっ! と皮と拳の衝突する音が当たりに響き渡る。それは『いつでも来い』という
気合であり、『大丈夫だ』というチームメイトたちに対するメッセージであり、自分自身に
活を入れる行為だ。
風呂男は、そんな寺津からのプレッシャーを受けて嗤う。殺人鬼の笑みはよりいっそう
深まって、バットを構えた。
振りかぶって投げた、みずきの第二球は外角高めのボール球。ただし、クロスファイヤ
ーの角度があるので極端に見切りにくいコースであった。うかつに打てばサード正面ライ
ナーが関の山。
そのボールをボール球だと判断し、風呂男はスイングせずに見逃した……が、ココで思
わぬアクシデントが発生した。
「ストライクッ!!」
「――っ!?」
主審の上げた声に、思わずそちらを見やる風呂男。余りにも厳しいコース故に、審判も
正確な判断がつかず、ストライクカウントを選んだのである。
風呂男も帝王実業の一員であり野球というスポーツに精通した男である。ここで審判に
食って掛かるつもりはない。審判も人間なのだから間違いもあるし、実際、こういう厳し
いコースの判定が予想と違った事は結構あるのだ。
しかし、この場面でこれは痛い。なにせ、相手の武器は正確無比なコントロール……こ
うなったら、グイグイきついコースを貫いてくるだろう。
案の定、マウンドに立つみずきの表情は、鬼の首を獲ったとばかりに歪んでいた。いや、
一般的に見るなら可憐な微笑なのだが、風呂男からすれば悪魔の微笑みにしか見えない。
(厳しいコースは徹底カット、といきたい所だが)
相手は打者をだまして打たせるプロフェッショナルのような小娘である。そう簡単にカ
ットさせてくれるとは思えない。
ならば……
「タイム」
片手を上げて、審判に告げる風呂男。聖は何事かとその動きを目で追っていたが……そ
の動きは実にあっさりとしたものだった。
ホームベースをまたいで、反対側のボックスへ。構えたその姿はどう見ても右打ちで。
そして主審に声をかける。
「OKです」
「……プレイ!」
一瞬、本当に一瞬だったが主審の顔に戸惑いが浮かんだ。何ゆえ今まで通してきたスタ
ンスを崩すのかが、理解できなかったのだろう。
聖もそれは同じで、目の前の男の真意が理解できず、目を瞬かせる。
(上手く言ったらお慰み、ってな)
バットを構え、不適に嗤う風呂男の姿に、寺津は聖にハンドサインを出した。
(好都合。外角布石後、クロスファイヤー)
(OK)
なんか軍隊の電報みたいな意思疎通だが、こればかりは仕方がない。
言われたとおりに聖は外角に構え、みずきも首肯して振りかぶる。投げる球は外角高め
すれすれと見せかけて落とすシンカーだ。
投じられた一球は、計算どおりのコースを走り……と、そこで風呂男が動いた。外角の
ストレートだと読んだのだろう。
(よしっ!)
スイングに入った風呂男の動きを見て、思わず心の中でガッツポーズをとるみずき。球
の回転は完璧であり、風呂男の位置からスイングしたとしても空振りに終わるのは目に見
えていた。たとえ止めたとしても……
シンカーに変化した球筋を見て、あわててバットを止める風呂男。ボールがミットに吸
い込まれ、主審はボールカウントを取る。
風呂男は無言でバットを戻したが、その表情からは内心が読み取れない……殺人鬼めい
た笑みすら消え、無表情になっていた。
返されてきたボールを受け取って、みずきはにっこにっこ笑っていた。風呂男の笑みと
は対照的な朗らかな笑みだが、双方の笑みがよく見える位置にいる聖からすれば、みずき
の方が余程凶悪である。
バッティング、ピッチング……双方に大事なのはリズムである。ピッチングとはすなわ
ち相手のリズムを崩す事だし、バッティングは相手とのリズムを合わせる行為だ。
今、みずきは力の限り風呂男のリズムを崩した。普段の彼なら慎重に見逃す球を打ちに
行き、途中でスイングを止めたのだ。
「残念だけど、デートはお流れね♪」
言いながら振りかぶるみずき。彼女は風呂男を見据えると、力の限り腕を振った。渾身
のストレートは、狙い通り内角高目を抉る様に突き刺さる筈だ。外角で揺らしてからの内
角、それもクロスファイヤー……打っても凡打が関の山。
だが。
風呂男は……嗤っていた。
(え!?)
みずきが彼の表情に気付いたのは、ボールが手のひらを離れてから。そこからボールが
ミットに到達するまでが、スローモーションのように感じられる。
みずきはその時、ようやく気が付いた。外角を振らされかけた時の無表情、あれは演技
だったのだと。そして、彼の狙いはクロスファイヤーだったのだと。
なんと言うことはない。右打席に入る事で、みずきにクロスファイヤーを投げさせよう
という腹だったのだ!
(ま、まずっ!)
そして、風呂男クラスのアベレージヒッターにとって、相手の球種がわかるという前提
が、結果にどう影響するか。考えるまでもなかった。
きぃんっ!
グラウンドに響き渡る、甲高い金属音。
打球を完璧に捕らえた証。ダウナーのフルスイングで放たれた打球が強襲したのは……
みずきの足元だった。
(!?)
また、セカンドベースを狙うつもりなのか。
相手の狙いを悟ったとき、みずきの心に到来したのは避けなければという危機感と……
風呂男を斬って捨てれたという安堵感だった。
確かに打球の速度は一打席目よりも速いが、セカンドベースにはしっかり原がフォロー
に入っているはずだし、寺津も二度同じ手を成功させるほど馬鹿ではない。不意を撃ってベースにバウンドさせ、原が反応できなかった前回とは違うのだ。
勝ったと、彼女は思ったのだが……風呂男もそんな事は重々承知していたのだ。
承知した上で、裏を書く。それが、彼の狙いだったのである。
どごぉっ!
(――!?)
ボールと硬いものが接触する異音は、彼女が思ったよりずっと早く聞こえてきた。それ
も、予想よりもずっと近い場所で。
セカンドに走りこんでいた寺津の足が、思わず止まる。
(ま、まさか……)
音の発生源はセカンドベースではなく……
(ピ ッ チ ャ ー プ レ ー ト !?)
そう。
風呂男が狙ったのはセカンドベースではなく、ピッチャープレートの角だったのだ。あ
わててよけたみずきの足元を通り過ぎたボールは、絶妙な角度でプレートを直撃し、いつ
もより高くバウンドしていた。
セカンドに当てる……通常なら不可能である芸当を可能にする風呂男自信の技術を見て、
セカンドベースにカバーに走った相手の裏をかく。自分自身の技術をおとりにした見事な
バッティング技術だった。
「くあっ!?」
ベースにバウンドなら時々あるが、ピッチャープレートにバウンドするなど聞いた事も
ない。そのとんでもない打球に反応で汚い野手は、寺津だけだった。
あわてて方向を転換し、ボールを確保するためにダイビングする。
ずさぁぁぁぁっ!!
プレートに当たり、高く跳ねたボールはショート定位置にむかってポテンヒットとして
落ちようとしていたが、彼はなんと、その打球を見事にダイビングキャッチしてのけた。風呂男の動きを怪しんで、心持定位置よりに待機していたおかげだった。
胴体から受身も取れずまともに着地してしまったが、寺津は痛みに耐えて立ち上がり、
サイドスローでファーストへ送球する。
……送球してから、しまったと思った。受身を取りそこなったせいで、捕球から送球に
至るまでのタイムラグが多い!
(間に合うか!?)
タイミング的にはギリギリだった。バッターの足が速ければバッターが勝つ、遅ければ
守備がかつという、単純な勝負だ。
そして軍配は、風呂男に上がった。
ぱぁんっ!
「セーフ!」
全力で走りきり、塁審のカウントがグラウンドに響く。ギャラリーがどよめいた。本当
にギリギリだったのだ。肉眼しかないこの状況では、アウトとセーフどちらに転んでも不
思議ではない、施設があっても判定が難しいようなプレーだ。
絶妙な打球技術を見せた風呂男も、それを捕球してギリギリのプレーに持ち込んだ寺津
も尋常ではない。
スカウト達が大慌てで今のプレーを反芻しているのをよそに、風呂男の表情は……
「…………」
芸術的なヒットを打ったというのに、浮かない顔であった。
当たり前だ。彼は今のヒットで楽々セーフになるつもりで放ったのであり、捕球された
挙句相手のミスでセーフになったのでは、セルフスコアは三振も同然。周りがどう思おう
が、今のセーフは彼にとってショートのエラーでしかない。
100%自分の実力でもぎ取ったものではないのだ。とてもじゃあないが喜ぶ気には慣
れなかった。
「チッ」
それは相手も同じ事だろう。
鋭い、物質化すればかみそりのように切れそうな舌打ちをした風呂男の視線の先では、
聖タチバナの面々が円陣を作っていた。
表情や聞こえてくる声は、交わされている会話は一回の表と大して変わらない。大体察
しも着いた。
はたして、風呂男の予想通り、交わされている会話は一回の表となんら変わりはなかっ
た。
「さあみずきちゃん! 大ポカやらかした俺を罵ってくれ! 踏んでくれ! そしてカマ
掘ってくれ! ついでに浣腸もオケ!(*´Д`*)」
変態具合には拍車がかかっていたが。
「と、とうとうカミングアウトしよった!(´Д`;)」
「こ、これは本格的にバックアタック警戒したほうがいいのか!?(´Д`;)」
「わ、私に聞かないでください!(´Д`;)」
恐れおののく原達三人組に、寺津は簡潔にフォローを入れる。
「いやいや。俺ショタの道には鰤タンから入ったクチだから、君らみたいな筋肉もちはア
ウトオブガンチュー♪ 久遠タンのようなショタっ子キボンヌ(*´Д`*)」
(((鰤タンって何??(´Д`;))))
しかし、他人から見ればいつもどおりの寺津の様子に、チームメイトたちは異様なヒビ
を見つけた。実に簡単な、教えれば安易にわかるヒビ。
ハァハァしていない。彼がこういった時必ず漏らしているあの不気味な吐息がないのだ。
無理やり表情繕ってフォロー入れているのがモロバレであった。
会話の流れ自体は、風呂男が察したとおり似たようなものだった。
寺津がみずきをいさめ、チームメイトたちを和ませ、どうすればいいのか指示を出す。
チームメイトたちは出された指示を反芻し、次のプレーに生かす。特に聖はほいほい従う
だけではなく自分の判断も加えてリードしなければならないから大変だ。
「うい! それじゃあ、気を引き締めていこう!」
にっこり笑って締めくくる寺津に対して、チームメイトたちは声をかけなかった。正確
にはかけようがなかったのである。彼の守備に欠ける情熱やプライドの高さを考えると、
かける言葉がとてもではないが連想できない。
ただ、彼の胸のうちに滾っているであろう、灼熱の溶岩のような悔しさだけが理解でき
てしまう。
その通りだった。彼の脳内は悔しさと苛立ちで真っ赤に燃え盛っており、それを隠すの
に必死であった。同じように野球に真剣に取り組んでいるみずき達はにはよりリアルにそ
の心情が理解できた。
結論から言おう。
彼自身はその悔しさで、みずき達は彼に対する気遣いで、それぞれ痛恨のミスを犯すこ
ととなる。
彼らがそれに気が付いたのは、みずきが投球モーションに入ってから。
打順というのは野球にとってこの上なく重要なものだ。個人個人の特性や効率というの
が大きな理由だが、今回のミスに作用したのはそれではない。
それは、集中力。
強打者、巧打者を連続して配置する事で、抑える側の集中力を削るという効果もあるの
だ。風呂男ほどの巧打者の後に、友沢という強打者を相手にすればどうなるか……?
彼らのミスは、みずきに注意を促さなかったこと。風呂男を打ち取ろうとした事とその
失敗は、彼女の集中力を麻痺させていたのに。
ひゅっ!
集中力を欠いた投球は、ものの見事にど真ん中への失投となった。
(……っ!? しまっ)
(もらった!)
みずきが目を見開き、友沢は確信してバットを振る。失投したフリでないことは、みず
きの表情を見ればわかる。
かきぃんっ!!
ものの見事にジャストミート。振るスイングで捕らえた打球は勢いよくショートの頭を
超えて、レフトの頭を超え……
どごんっ!!
フェンスを直撃し鈍いを音をグラウンド船体に響かせる!
(ホームランに出来なかったか!)
走り出す風呂男を見送りつつ、友沢も走り出す。寺津は己のうかつさに舌打ちしつつも、
レフトとキャッチャーの間に入り込み、いつでも中継できるように体制を整えた。
風呂男が二塁を蹴り、送れて友沢が一塁を蹴った。それを見た寺津は、乱れる守備陣を
一喝する。
「ノーアウト二三塁はもう仕方がない! バックホームだけは絶対にさせるな!」
幸い、とんだ場所はレフト方向であり、中継するのは寺津である。肩が強いとはいえな
い大京をカバーする事が出来る。うまくすれば相手のバックホームだけは防ぐ事が出来る。
そして、大京は自分に出来る最良の仕事を行った。跳ね返ったボールを捕球し、綺麗に
中継に向かって投げる。絶好の位置に投げられたボールを、寺津が中継しようと捕球体勢
に入った……
だんっ!!
サード方向から、力強くベースを蹴る音が聞こえたのは、その時だった。
風呂男の明らかなオーバーランに、グラウンドのあちこちから絶句する気配が発生する。
「ちょ、波和サン!?」
(バックホーム狙いか!)
あわてる猛田の声とは対照的に、当の寺津は冷静だった。
音を立ててグラブに入ったボールを、振り向きながら最小限の動作で利き腕でつかむ。
そして振り返る勢いを利用して、あわてず騒がずバックホーム。基本を全て守った、野球
の教科書に掲載できそうな美しい中継であった。
彼の守備技術を考えれば当然というレベルの返球なのだが……彼の技術、風呂男も重々
承知のはずである。にも関わらず暴走に近いプレーを行ったのは何故か。
風呂男の狙いは恐らく、クロスプレーだろうと寺津は読んでいた。聖の小さな体格とパ
ワーの無さを考えれば、そう確率の低い賭けではない。
殺人鬼の如き笑みで突っ込む風呂男の勢いは、確かに力強いものがあるが……
低いレーザービームがキャッチャーミットに突き刺さり、聖はすばやくタッチアウトの
体制をとる。
それでも風呂男は止まらない。
(させない!)
(一点もらうぜ!)
聖のひたむきな瞳と、風呂男の凶悪な瞳が交差したのは一瞬の事。
風呂男は一切減速せず、そのまま聖に突っ込み……
どがぁっ!!
鈍い衝突音が、グラウンドに重く響いた。
閑話休題
「た、たまがたまにまたままた〜……」
「先生、こちらです……睾丸が完全に破裂しています」
「少年、お困りのようデスネ〜」
「や、やんすっ!?」
誰の脳裏からも忘れ去られ、ドイツ出身のマッドサイエンティストと接触してしまった
メガネ君のことも、時々でいいから思い出してあげてください。
>>134 乙! というか、褒めすぎじゃあございませんかね(汗)
とりあえず、今日はココまでという事で。
いつも以上にネタが少ないですが、ご勘弁を。
原がセカンドベースにいたのに……との突っ込みですが、完全に忘ryもとい、
ベースに跳ね返ったのに反応できなかったのを描写し忘れました。
そういうことにしといて下さい(汗)
寺津のデータがようやく完成したのですが、なんか風呂男よりも作りにくい
キャラになってしまった(汗汗) とりあえず、月曜日くらいにはUPしときますので。
正座で待ってますw
これは面白い
友沢貞操の危機か・・・
アナザーストーリー?w
相変わらずgjだけど…
みずきの球ってスクリューじゃなかったっけ?
つかみずきって左投げだよねw
でも面白いのでセフセフ
バックホームって本塁に送球することだよな
毎回つつけばつつくだけボロが出て来るなw
ちょっとは精進しておくれよ、作者さんw
面白いから細かいところは気にならないけど
やっぱり正しいほうが良いには良い
ちなみに、シンカーとスクリューは別の変化球なのだが、投げ方も違うし(抜くボールと捻るボール)
シンカーは投げ方があまりに多すぎて(一人一人全員違うくらいらしい)変化の仕方でまとめて「シンカー」というらしい
スクリューは左投手に投げるのが多いからそれで左投手専用という誤った認識が広がった
たぶん、右でもスクリューのような球投げてるのはいるとは思うが、まとめて「シンカー」と呼ばれてるんだと思う
というわけでコナミ、いい加減シンカーとスクリューの区別をつけろ
以上、チラシの裏
解説兄貴、オッスオッス!!
良作だからツッコミが入るんよな
どうでもよければスルーするし
期待されてるってことで・・・
何が言いたいかというと久遠かわいいよ久遠
まぁ、あれだ。801板のパワプロスレは落ちたぞ、うん。
つまりここでアッー!
それは断る
ツーストライク後の打席変更も確かダメなんじゃなかったっけか……
いやまぁ、楽しく読ませては頂いてるのだが。
>>277 俺もそこが気になってググってみたんだがそんなルールはないらしい。
なぜか広まっている勘違いだそうだ。
それよりマウンドに野手が二人以上集まるタイムの回数のほうが後で響きそうだ。
>>278 公式戦じゃなくて練習試合だから、そこはお互いの了承しだいで大目に見てもらえるとか
>>275 どうでもいいが801とアッーは似て非なるもの、と言ってみる
281 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 12:11:30 ID:2jfEdv1T
寺津の能力がWikiにうpされたけど
これ作成ムリじゃね?
PARでも無理っぽいな
木乃葉姐さん… ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
今更だけど、作者が公式な能力を設定しちゃうのは不味いと思うんだ。
話の流れの中で一つ一つ作っていく方が、読者も各々で妄想できると思うし、
能力を設定することによって、その後の展開を縛られる事にも成りかねん。
第三者が一方的に設定を押し付けて混乱させるよりは
作者が設定を公表する方が馴染みやすくていいと思うけどな。
ここは選手作成依頼スレじゃないわけだし、風呂男にしろ月野君にしろ
あくまで善意の提供で作られたものであって、誰も強制はしていない。
ぶっちゃけあってもなくても別にいいものの筈。
ただ野球漫画のキャラをサクセスで再現し、使って楽しむという人も多いから
需要はあるし、作者の励みになるなどマイナス要因ばかりでもないと思う。
風呂男氏の作品は登場人物の成長をテーマにした作品でもないしな。
厨二次創作にありがちな
「俺のオリキャラ見てくれー!」的雰囲気を感じてしまう人もいるから
ほどほどにした方がいい気もするけど。
キャラ紹介が本編を補足するための裏設定集になると本末転倒だと思うし。
あと、オリキャラマンセーで本編中のキャラが
引き立て役&噛ませ&ギャグ担当っぽくなってるのは
あんまり良い兆候じゃないかも…
細かいことにこだわるなあ
そういうことは他人がケチをつけることじゃないぞ
萌えたりエロかったり面白ければそれでいいのよ
最近厨臭くなってきたなぁとは思うぞ。
主人公が濃い性格してるのは悪くないけど、ライバルまでオリキャラになって
周りの既存キャラが脇役になってるし…それこそ聖までw
萌えでもエロでもなくなってきてるし。
なんだか過去に職人さんを追い出してきた流れみたいだぞ…止めとけよ
批評してる奴は>1を100回読んどけ
過去ログ保存してる所ってないのかねぇ
最近来たから昔の作品とか見れんし
おおぉ
感謝します
御礼はできないが
批判のようなこと書いてるのもいるけど………
みんなしっかり読んでるんだなw
読んでなきゃ細かいツッコミなんかできないしw
あと、現時点での能力ってことでの能力公開はOKだと思うと個人意見
風呂男のデータは既にパスワードも公開されてるし
ここ最近エロ不足だからきっと皆イライラしてるんだよ
(((寺))
( ;´∀`) 説明しよう!
森野木乃葉は俺とのSEXによって快感エネルギーを高めることで
野球界を守る忍者戦士 エクセリーファー に変身するのだ!
こうすりゃ燃えも萌えもエロもギャグも自在に書けるんじゃね?
などと勝手に妄想した。
木の葉「573くん!ホームランで逆転サヨナラのチャンスだ、私としてくれ!」
573「え、でもここベンチ裏だよ!」
木の葉「見せつけてやればいいさ!」
そういって木の葉は573の半勃起しているそれをおもむろに口に運び
(中略)
そしてその日の試合は木の葉の逆転サヨナラホームランが出たのであった
こうですか!?わかりません(><)
作者のさじ加減の問題だわな
オリキャラの能力公開は、そこらのパワプロの厨SSにありがちなので
それを連想して痛いイメージ持つ人がいるかも。
パワプロに限らず、設定資料集みたいなのが異常に凝ってるのも厨SSに多いし…
一応、『パワプロ』の『エロSS』か『萌えSS』を書くスレなわけで、
そこから隣り合った要素を投入するならともかく、
パワプロ本編のキャラがないがしろにされた上でエロSSでも萌えSSでもなくなるのは
ちょっとやりすぎな気はする。
要するにあおいちゃんはエロカワイイというこでおk?
いやいや、久遠の方がエロカワイイとい(ry
ちゃんとしたもの書ければオリキャラがどんなでも主人公は主人公じゃね?
読み手が感情移入できるかできないかでモヤモヤするんだろうけど。
設定に凝ってるのはいいことだぞ、それがスカスカだともうとんでもないことになりかねん
ただ、それを『設定』として表に出すか『設定資料集』として表に出すかが大きな違いなわけだが
そういう意味では風呂男も寺尾もSS内で設定としてしっかり登場してるのでアリだと思う
スマン、寺津だ
痛いかどうかはともかく、エロも萌えも無視して
主人公(事実上オリキャラ)対オリキャラの展開が延々続いてるのはスレ違いに近づいてると思う。
二次創作で既存キャラを引き立て役にしてオリキャラをでしゃばらせること自体を
痛いと感じるか否かで評価は分かれるだろうが…
二次創作自体痛いのでノーマンタイw
けどエロは欲しいな
非常にどうでも良いことですが、モーマンタイ(無問題)です・・・
>297
それなんてエスカレイヤー?
面白ければ、それでいい。
ってか、エロは久遠と寺津の妄想があるじゃないか!
まぁオリキャラ要素が強い時は注意書きをしておくってのが無難じゃないかな。
そうすれば書き手も読み手も余計な揉め事にならずに済むだろうし。
で、また職人様が消えていく流れですか。うんざりだ。
気に入らないならスルーでいいじゃねーか('A`)
こんなマイナーなジャンルの小説なんて数少ないんだから頼むから続きを読めなくしてくれるなよ。マジで。
そう思うなら喧嘩腰は止めた方が良いって
パワプロ男対聖は最近の楽しみの1つなんだ
万が一無くなったりしたら悲しいし困る
今の路線が嫌な奴はグダグダ批評しないでスルーしとけ…お願いだ
まー批評してるってことはちゃんと読んでるってことでもあって
痛いとか脱線してるとかスレ違い=つまらんということではない。
むしろ読みでがあるからツッコミも入るということか。
熱心な読者がいるということで参考にしても悪くはないんじゃない?
話は変わるが、12のマイライフで愛と結婚したら、観戦の度にマムシドリンク買ってきやがる。
カプセル狙いだと想像はつくが、
諦めて元気な赤ちゃん産んでもらえ
>>315 いや、でも言い方っていうか雰囲気っていうかさ・・・。
批評自体は悪いことじゃないと思うけど、前に職人さんがいなくなった時の流れと
そっくりだよ・・・今。
お金に困ったTMZWがホ○ビデオに出演して
ドラフトお流れにっていう話が思い浮かんだ俺アッー
320 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 06:15:18 ID:PHCWoQrc
まあ、とにかく続き世みたい
友沢はプライド高いから金に困ってもそこまでしないだろ。
久遠の影響でソッチ方向に目覚めて無ければの話だけどな。
322 :
クオ:2006/09/14(木) 20:58:56 ID:3qMo+23m
「良い子だから、お父さんが帰ってくるまで待ってられるね?」
「聖は良い子だから、大丈夫だよな?」
「子供じゃないんだから、きちんと留守してろよ?」
「それじゃぁ、行ってくる」
―――どんな始まりでも、結局結びはいつも同じ言葉。
そして、私は何時もそれにこう応える。
「解った。行ってらっしゃい。」
そう応え、親父殿が後ろ手に戸を閉めるのを見、部屋に戻る。
何時から続けているのかすら解らない、滑稽なルーチンワーク。
表情には感情など出はしない。
もう慣れた。何時ものこと。そう思い、また何時ものように白球を握る。
物音のしない家が嫌で、テレビの音量を最大にしたこともあったが、何の効果も無かった。
無神経な笑い声は耳に障るだけだし、少し離れれば遠くで私とは無関係に進んでいく声は、 むしろ孤独を強める役割しかしてくれなかった。
結局、貰ったボールの出す音だけが、私の世界だった。
323 :
クオ:2006/09/14(木) 21:00:45 ID:3qMo+23m
瞼が、重い。
また何時もの夢だ。
何一つ出来なかった、何一つ無かったあの頃の。
『彼』が居なくなって、それから始まった。いや、再開してしまったあの一人の世界。
「何時ものこと」
ぼそりと口に出してみる。
瞼を殆ど開けずに見た世界はぼんやりと輪郭を失っていた。
何時ものこと。自嘲する。
何時ものことだから大丈夫。そう思えば思うほどに、自分の『何時も』がどれだけ空虚な物かを再確認してしまう。
もう一度、目を閉じようとする。
どうせ、また何も変わらない、何も無い、あの空しさに耐えるだけの時間しか無いと思った。
けど、
「何が、だ?」
たった一つの声で、灰色に染まっていた世界が砕けた気がした。
「え、あ、うぁぁっっっ!!!」
とりあえず、声の発生源――横向きに眠っている私の頭上――から離れようと力を入れるが、動かない。
二回三回と動こうとして、やっと先輩の腕が私の体を包んでいると気付く。
そこでまた赤面。
「せ、っ!先輩!何で私の布団に!」
状況を確認。
先輩の両腕、私はその中に居る。
因みに場所は布団の中。つまり、同じ布団で一夜を明かしたわけだ。
鼻腔がいきなり活動を開始。先輩の臭いだ。
確認完了。
ソレと同時に、私の脳は思考を投げ出した。
ここまで、0,02秒。
とどめはその後に来た。
無言の抱擁、回された腕に力がこもる。
活動を再開した鼻腔に、先輩の臭いが強く飛び込んできた。
もう駄目だ。
「キレーに昨日の夜のこと忘れたのか?」
昨日、夜。
鈍い思考の中、何とか先輩の言葉から今の状況に関係のありそうな言葉を抜き出す。
瞬間、音を立てて答えが組みあがった。
私は昨日、この人に――ー
―――――抱かれたのだ。
そのときを思い出し、赤かった顔が更に朱に染まる。
恥ずかしさに身を縮めると、体の前面と背中に感じたぬくもりが頭にも来た。
撫でられている。
動悸が激しい。けど、焦りは無くなった。
今度は自分で先輩の背に手を回してみる。
胸にくっ付けた顔と回した手、両方から先輩の音が聞こえてきて、とても安心する。
布団の中でお互いに更にくっつく。
狭く狭く世界が閉じていく。
先輩の臭いが、鼓動が、息遣いが、温もりが、全てが私の物に思えるほどに満たされている。
324 :
クオ:2006/09/14(木) 21:01:49 ID:3qMo+23m
「聖。」
私の名が先輩に呼ばれる。
頭を撫でられていた手が離れる。
少し惜しく思う、けど、そんなことを思う間もなく、先輩が私の髪に顔をうずめてきた。
頭皮に直接息が当たる。
あぁ、達してしまいそうだ。
「良い臭いだ。」
何もしたくない。
このままでいたい。
幸せすぎて、自分が堕落しそうになる。
既に一度破られた秘所が疼く。
顔を上げる。
大好きな人。愛する人。世界で一番私を愛してくれる顔。
駄目だ。顔を見た瞬間に何もかもがどうでも良くなった。
離れようと思ったことも、起きて話をしようと思ったことも、どうでもよくなってしまう。
先輩の背に回していた腕を、首に回す。
何も考えなどなかった。ただ自動的に、ソレが当たり前であるように、私は先輩の唇に自分のそれを重ねた。
目をつぶり、舌先に神経を集中させる。
私の舌と先輩の舌が絡み合う。
触れるごとに脊髄を甘い衝撃が通り抜けた。
息をするのを忘れたかのように、私は先輩の口の中で更に先輩を求めた。
歯茎をなめ、歯の裏に舌を這わせ、たっぷりと先輩の口に唾液を送り込み、そして自分の舌に先輩の唾液を刷り込む。
官能的な水の音が聞こえてくる。それだけで私の女が疼く。
「ぷ…ぁ。」
「ふぇんぱい…もっと。」
息を吸うために離れる先輩の頭を、無理矢理抱きよせ、もう一度口付ける。
融けてしまうほどに一つになってしまうほどに、私は先輩を求めた。
お互いの口内の味を堪能し、舌が疲れはじめ、やっと私たちはお互いの唇を開放した。
唇に指を当て、自分の口の中を舌でなぞる。
先輩の味がまだ残っていた。
325 :
クオ:2006/09/14(木) 21:02:21 ID:3qMo+23m
「聖ちゃん。」
「はい。」
「起きるぞ。」
「……。」
「起きるぞ?」
「………はい。」
優しく回されていた手が解かれる。
先輩の体温が離れた気がして、少し寂しくなった。
少し勢いをつけ、先輩は布団から抜け出て行く。
反対に私は中々布団から出られないでいた。
先輩との行為の余韻が、体の中心に甘い疼きとして残っていたからだ。
先輩の寝ていた場所に移る。臭いがまだ残っている。まるで麻薬だ。
胸いっぱいに残り香を吸い、まどろみ、その数十秒後、実に嫌々ながら体を起こした。
「うん、今日は…今日からは、良い天気だ。」
呟き、背筋を伸ばす。
もう私の世界は、一人じゃない。
あの夢に、あの私に、さよならだ。
「先輩!」
「ん?」
食卓に食事を並べる先輩に大きな声をかける。
これからずっと言える言葉、言いたい言葉。
「おはようございます!」
先輩は私ににっこりと微笑み、同じ言葉を返してくれた。
今日はいい天気だ。
326 :
クオ:2006/09/14(木) 21:03:48 ID:3qMo+23m
聖ちゃんに萌えたんで書いてみました。
いやー、職人さんは凄いですね。
綺麗に書けやしない…
GJ。これも十分綺麗にまとまっている
欲を言うなら昨夜の様子を詳しく。
しかし、久遠も犬猫も蛇先輩も奥居も場合によっちゃ彼女候補なんかも、「禿の手術」を理由にすれば堂々と性別変えられそうなものだが。
ウホらせる位ならこっちのが良い気がする。
</TDN>チラ裏
久遠とか、ウホに萌える奴いるんだな
そんなの腐女子だけかと思ってた。俺には考えられん
>>329 結構居るぞそういう奴。腐兄って呼ぶんだったかな。
大抵の奴は最初は見向きもしなかったんだけど目覚めたら戻れなくなっていたらしい。
俺の場合は犬河が女だったら猫神とにゃんにゃんしてるんだろうなと妄想してたら目覚めてしまった……('A`)
不思議だぜ。全くもって不思議だぜ。
でもやっぱ女体可しないとダメな辺り軽症だと思っている。
つーか何でこんな時間に起きたんだ。
投下直後に雑談とは何やら悪意を感じますね(・∀・)
>>330 _
, '" ヽ.
;"从V∧ )
W. ´_ゝ`ノ 呼んだ?
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ 兄上 /___
\/____/
_
< ヽ
∠从W∨〉
W. ´∀`ノ 腐兄と聞いて(ry
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/__
\/___/
帰れ。
>>330 バカも休み休み言え。犬だからにゃんにゃんじゃなくてわんわんだろ。まったく。
>>337 君こそ落ち着いて良く見たまへ
わ ん に ゃ ん ですよ
∧_∧ 久々にジャーマン
(´Θ`) こういうエロ面白いSSがたくさん読めたのが昔のパワプロSSスレなんだよな
/⌒ `ヽ-:,, 今のパワプロSSスレはホモネタで盛り上がるだけだから困る。
/ /sp★ ノ \; ∩
|( /ヽ |\___E) ジャマハハハ
「ふぅ……」
酒と女で賑わう都会の喧騒も、この地下にまでは届かない。
私、加納瞳がこの店に通うようになってから3ヶ月が過ぎた。
数軒歩き回って見つけた理想のカクテルバー。
「夜のアーバンリラックスなダンディ空間があなたの瞳を濡らします」という
マスターの言い回しは意味不明だったけど……。
市内の何処にでもいるごく普通のOL……なんだけど、騒がしいのが苦手だから、
飲むときはいつも一人。それも通好みの(悪い意味で客が少ない)店しか行かない。
普通を装う社会生活のガス抜きに相方はいらないから。何故なら私は……、
上場済みの一流企業、それも「取引の時に有利になるから」という理由だけで
プロ野球球団を買収した勝ち組社長の一人娘として生を受けた私は、
何の疑いもなく『おかねもちのとこのおじょうさま』として育てられた。
そんな私に、父は何度も結婚を薦めてきた。出会った事のない何処ぞのおぼっちゃんを並べて。
あからさまな政略結婚…。愛も恋もない道…。娘を思うなら絶対出来ない真似……。
でも父は現実の世界でシビアに生き過ぎた。誰にも手を抜くことが出来ない人になった。
唯一の理解者であった私の母に先だたれてから、その生き様はより鋭くなった。
世の中が金とパイプと裏だと思い知らされてきたから、実の娘も利用しようとする。本音を偽って。
それはエゴでもあるし、寂しさでもある。だから私も反対はするが家庭を潰すような反抗はしなかった。
深夜の晩酌時、誰にも見せない筈の父の哀愁を漂わせた背中を何度も見てきたから……。
「あの、すいません。もう一杯いただけますか?」
酒のおかわりを頼んで、私はつまみのチーズを口に運ぶ。
悩んでいてもしょうがない。これを飲み終えたら帰ろ……、
どすん!
喧騒とは無縁の店内に、一瞬の地震が起きた。
目の前に置かれたのは頼んだ酒。ただし視界を完全に塞がれるほどの巨大な『酒樽』。
「え……え……」予想の範囲外の出来事に、私は次の言葉を出せず、ただ絶句した。
「あちらの方からです」
「(*^ー゚)b」
え、そんな、ま、マスター、困りますよ。これ。
いや、あなたもそんな勝ち誇ったような顔しないでください!
どうしよう……これ本当に飲むの? ご丁寧にカットライムとストローが付いてるけど。
「こ、これ……………………キープはきくんですか?」
「壬嶋義樹だ。よろしく、お嬢さん」
「えと、瞳と申します」
店を出た私とナンパ男Aさんは、互いに自己紹介をせざるを得なかった。
「俺流のサプライズだったんだけど、どうだったかな?」
「はあ……インパクトはありましたけど、コント…かな?」
「おや、こりゃ手厳しい。俺としては会心の掴みだったんだけどな」
そう言って、屈託なく笑う。身振り手振り言い回しに役者じみた『癖』がある人だ。
自分に否があってもジョークと言い張るタイプ、正直苦手だ。悪人ではないだろうけど…。
「ところで、これから時間はあるかい? もしよろしければ、もう一軒付き合ってほしいんだけど」
きた! と、私は思った。酔わせて終電過ぎまで付きあわせて死のコースまで目論んでいるのだろう。
こんな人になし崩しに操を捧げるわけにはいかない。私は断固として断ろうとしたのだが……、
選択肢がバグで一つしかなかったのか、それとも妖精さんでも頭に舞い降りていたのか、
私は誘われるままホイホイと付いていっちゃったのだ。
連れられて来たのは『小粋』という名の、あからさまに狙って外した感のあるJAZZバーだった。
薄暗い店内の住民は、黒人とアジア系が混同した多国籍人種ばかりで構成され、日本人は客だけのようだ。
「……ジャズ、お好きなんですか?」
奢りで出された辛口のお酒と、香辛料と青唐辛子を利かせたサラダを口に運びながら私は尋ねる。
関係ないけど実は私は極度の辛党だ。マヨ一気飲みは無理だが、タバスコなら飲める。マスタードも大好物だ。
「まあね。こう見えて音楽は詳しいよ。学生の頃は演劇部と社交ダンス部とマーチングバンド部と野球部に所属してたし」
「最後だけ、ジャンルが違うんですけど……」
「別に間違い探しじゃないさ。こう見えても、本業は球児でね。甲子園に出たこともあるよ。ハハハ…」
「多芸なんですね。飽きっぽい……というわけでもなさそうですけど」
「俺は楽しいのが好きなのさ。退屈な時間を埋めるためには努力を惜しまない。羽休めは寝る時で充分さ…」
そう言って、また笑う。自分の事をとても楽しげに語る人だなと私は思った。なんというか、見てて和む。
父だって、社長の椅子に腰掛ける前は夢と情熱に溢れた好青年だったと母も言ってたし。
「さてさて、俺の事ばかり喋ってもな……。瞳嬢ちゃんのことも聞かせてくれないか?」
「お断りします。詮索されるのは好きじゃありませんから。尾を引かず、後腐れのない別れをお願いしたいですね」
「それは残念…。女の股を……いや、女の口を魅力で割らせる男を目指せって、
今は亡きじっちゃんに言われてきたんだけどな。俺も修行が足りん。仙人も雲から落ちる…」
この人の言い回しって、金曜ロードショーの恋愛コメディみたいだな、と私は思った。
なんというか……吹き替えたら妙に味のある訳し方になったというか。
「うーん…………ここらで二人を結ぶ赤い糸でもあれば盛り上がるんだけどな……、
あいにく懐の種は、今夜は切れてるんだ。仕方ないから…………これをあげるよ」
そう言って、取り出したのは野球の観戦チケット。それにこれは……、
(お父さんの球団だ……)
……自分でも分からない。夜のひと時を過ごすならいつものように一人で酒でも飲んでいればいい筈なのに。
私は導かれるようにスタジアムにやって来た。きっと見えない電波に引き寄せられたんだと強引に自分を納得させて。
『鮮血の買収劇』と罵られた数年前の企業買収から数年……、
悪趣味にも『血の紅』と名付けられた球団は、非難批判をバネに優勝を狙えるチームに成長したという。
素人目にも今夜の勝負は盛り上がりの連続だと実感する。点の取り合いで迎えた9回裏、7対8、1点ビハインド。
逃げ切りを狙う敵チームの抑えに執拗に喰らい付くバッター達。塁を埋めながらもあと一人となったところで…、
『ブラッディレッズ、選手の交代をお知らせします』
アナウンスが流れた瞬間、ドームの全照明が落ちた。
「え? ええ?」私は何事かと暗闇の中で辺りを見回す。
あれほど騒いでいた観客が、場違いなほど不気味に口と動きを止めている。これも演出なの?
『必殺仕事人』のBGMが流れ、ネクストサークルにスポットライトが照らされる。
球場の全ての人々の視線が、そこに集まっているのだと瞬時に理解する。
『バッター、相木に替わりまして、壬嶋義樹。背番号、99』
竜虎の着流しに、般若の面、腰には真紅の特注バットを挿した男が闇の向こうからゆっくりと現れる。
光の中央で、くるりと一回転、衣装を脱ぎ捨て、バットを高々と天に掲げる。
再び照明が球場の全てを照らし、その刹那、スタンドから耳をつんざくような大歓声が上がる。
「な、何!? なにー!?」一人の選手に観客総出の歓声。ありえない、絶対ありえないと私は思った。
でもバッターボックスに向かおうとしている人は、間違いなく昨夜出会ったナンパ男Aさんだった。
「おう壬嶋、今日も格好いいとこ見せてくれよ」
「監督よぉ、期待しすぎると落差も激しいぜ。ピエロは泣く時も笑顔って分かってる?」
どんな名打者も監督に見放されては活躍の場すらない。野村政権時の今岡しかり、原政権時の仁志しかり。
実際、前任の監督は壬嶋のショーマンアップを不真面目としか評せず、延々と2軍で干し続けた。
そんな爪弾き者に転機が訪れたのは、一年前……、
『勝ち負けを見せることしか出来ないプロ野球界には、漫画みたいな魅せる男が必要だ、その大役、おまえに任せるぜ』
そう言って壬嶋をプロデュースしたのが現役時代から『道楽男』と言われ続けた現監督だった。
「ま、俺をエンターティナーと評してくれるのは監督だけだからな。それじゃご期待に答えるとしますか」
打撃一流、弱肩、守備ザル、代打か指名打者しか活用方法がない男がチームの名物になる。
これもある種のシンデレラストーリーと言えよう。
敵も味方も、打席に立つ壬嶋に声援を送る。投手はこんなピエロに打たれまいと本気で挑む。
あらゆる試合、あらゆる場面を最高の舞台へ昇華させる。これぞ壬嶋ゾーンの真骨頂だ。
「楽に幕が引けると思うなよ、来な!」
その日、チームは壬嶋のサヨナラ打で見事勝利を収めた。
……あれから、数ヶ月が経過した。
私と壬嶋さんは今もプライベートでたまたま会っている。私ともあろう人が、毒気に当てられたらしい。
「見てくれたかい? 今日の俺のタイムリーヒット!」
打ったら試合後デート、という約束をすると、壬嶋さんは大抵目標達成する。
万人の観客の応援よりも、私が観戦したほうが力になるらしい。調子いい人だなとつくづく思う。
「はったりも度が過ぎると、墓穴を掘りますよ」
「はったりじゃないさ。有言実行っていうの。あれは」
「私は不言実行する人の方がタイプですけどね」
なんだかんだと憎まれ口を叩き合いながらも、私達はそれなりに仲の良い間柄にまでランクアップしていた。
素性と事情のために、男性相手だと必要以上に壁を作る私だが、壬嶋さん相手には肩筋張らずに話せている。
その後も私達二人は順調にデートを重ねていった。
ランチの先は行きつけの激辛ラーメン店、ヒイヒイ言う壬嶋さんを尻目に、私は三杯完食。
暇つぶしにゴルフの打ちっぱなしへ。ブレずに真っ直ぐ打てる私を素直に称える壬嶋さん。
でも「ゴルフが出来るってことは、瞳っていいとこのお嬢さん?」という質問はされず終い。
秋葉原の本格派メイド喫茶に突撃。生オタクから「空気嫁」みたいな視線を浴びせられながらも、
紅茶の美味しさに満足。瞳に着せてみたいなという壬嶋さんの呟きは華麗にスルー。
この調子でいけば友情が愛情に変わり、恋愛へ発展していくだろう。
でも問題がないわけじゃない。いや、むしろ山積みだ。
自分の素性をどう話す? 父親をどう説得する? 壬嶋さんの本心は?
全てに答えを出すため、ある日の夜…私は意を決して壬嶋さんに尋ねることにした。
デートの延長戦で、わざわざ茂みを探せば濡れ場が見れそうな公園にやって来て……。
「壬嶋さん、私……ずっと内緒にしてきたことがあるんです」
「な、何だってー!? AA(ry」
「まだ何も言ってませんけど……と、とにかくです。私、人にはいい難い素性の女なんです」
「ん〜……」
「分かります? 私の正体?」
どう考えても謎かけにすらなってない質問の仕方だけど、この際しょうがないと内心割り切る。
「瞳の正体は……、
『1.NEVADA、2.くまぇり、3.河原美代子』…………3番?」
「抗議しますよ」
聞き方をミスったんだろうけど、もうボケに付き合ってる場合じゃない。私は自ら素性を明かすことにした。
「そうじゃなくて、私は……私は……、
私は……あなたの所属している球団の、オーナーの一人娘なんです!」
顔真っ赤にして、私はとうとう告白した。下手をすれば二人の仲を破壊する爆弾になりかねない告白を。
「ソースは?」
「……………………」
絶対わざとだと思うけど、付き合ってられないので私は懐から家族の写真を取り出し、壬嶋さんに見せる。
「……おかげさまで納得しました」
「どういたしまして」
「けど、だから何だって言うんだ? 仮に知ってたとしても、俺はコネ欲しさに近づくような真似はしないぜ」
「でも、もし知ったら……って思うじゃないですか」
「……瞳。俺、あの夜…何故君に声をかけたか分かるか? …ああ、答えないでくれ、自分で言う……」
「一目惚れ……だったのさ」
「え……?」
聞き間違いでなければ、壬嶋さんは確かに一目惚れと言った。この自称千両役者が本気(ガチ)惚れ…?
「同期の奴とあの店に飲みに行ってさ、言われたんだ。素敵な女性が来るって。
興味があって、通うようになった。そこで、瞳に会った。一目でハートにズキューンときてさ…。
これ以上の女性はいないと思った。何としてでも、拝み倒してでも、自分の物にしたいと思って声をかけた」
「…………」
「俺は瞳がどんな人だって気にしないよ。なんたって、本気で惚れこんだ相手だからな。
何だって受け入れるし、問題があったら協力する。瞳とは、裏表なしでいたいんだ」
「…………」
「俺も言うよ。……初めて会った時から決めていました。俺と付き合ってください」
……まさか、口八丁で役者気取りの壬嶋さんから、こんな王道の告白をされるとは思ってもみなかった。
だけど、想いは通じた。嬉し涙が出るほどに……。
「嬉しい……。私も、壬嶋さんが好きです」
私達は抱き合った。壬嶋さんは、二度と離さないとばかりに強めに。私は寄り添うように。
「これから、どうする?」
「……想いが通じ合った男女がすることといったら……やっぱりあれですよね?」
「あらま、瞳ってば大胆……」
「こういうふうに……なってるんですね」
初めてのいけないホテルの一室は、えっちぃですけべぇでピンクなムードが空間に充満している所だった。
ここで何人のカップルが激しいひと時を過ごしたんだろう……そう思うだけで、濡れそうになる。
熱めのシャワーを全身に浴び、身を清める私…。改めて自分の体を見る。
ぽっちゃり体系の私は、スタイルには全然自信がない。こんなことならダイエットしておくんだったな…。
「……おまたせしました」
壬嶋さんは既に準備万端でベッドに腰掛けていた。しかし私が話しかけると、態度を豹変させる。
「……眼鏡は?」
「えっ……?」
「眼鏡はどうした!?」
「え……そ、その、これからするって時に邪魔になるかな、って……」
「駄目だ駄目だ! そんな横暴許さん! 孫氏曰く、『眼鏡を取った眼鏡っ子は死罪』だ!」
孫氏は絶対そんな事言ってないと思った。でも壬嶋さんには壬嶋さんなりの譲れないこだわりがあるんだろう。
私は眼鏡を掛け直す。すると壬嶋さんは、途端にニヤケ顔になった。なんて分かりやすい人だ。
壬嶋さんは立ち上がり、私の身を纏っていたタオルをそっと剥ぐ。
「私……スタイルとかは全然駄目で……ちょっと太めなんですけど」
「逆に考えるんだ。抱き心地がいい肉付きと考えるんだ」
「あの、私…どうすれば……」
さすがにこの状況で憎まれ口はたたけず、私はベッドの上でマグロと化す。
「心配するな。何もしなくていいから、俺に任せろ」
私は目を閉じた状態で首を縦に振り、全て任せますと合図を送る。
そして、壬嶋さんの愛撫が始まった。
まずは胸から……。両手で胸を捏ねるように、優しく、優しく、ちょっと激しく……、
胸を揉みしだきながら、歯と舌で乳首に刺激を与えてくる。
さらに胸を搾る様に掴み、愛撫でぷくっと膨らんだ先端をついばむようにキスしてくる…。
「んっ……んん…はぁ……あぁ…ぁん…」
恥ずかしさで目を開けられない私は、快感に耐えられず声を洩らす。
私が声を上げるたび、壬嶋さんの愛撫はどんどん激しく、情熱的になっていく……。
「大きくて、感じやすい胸だな」
「別に……ただ大きいだけの胸です」
「ふぅん……じゃあ、新たな使い道を開発しよう」
「えっ……?」
「んっ……ちゅ……ぴちゃ……ぴちゃ……ぅう…ん…」
壬嶋さんは今、私の胸の中で腰を振っている。ようするにパイズリだ。
私は両手で胸を固定してずれないようにしながら、壬嶋さんの肉棒の先を舌でチロチロと舐めっている。
でもこの『パイズリ』、想像以上に刺激的だ。
自分の胸の隙間から、男の人の滾ったものが出たり入ったりしている。それも目と鼻の先で。
私の唾液と、壬嶋さんの先端から流れ出る我慢汁で、胸の間はぬるぬるでいっぱいになっていく……。
「くっ……瞳の胸、気持ちよすぎて……俺、そろそろ」
「んん…ゅっ…え、出そうなんですか?」
見れば、壬嶋さんの肉棒がかすかに震えている。射精を告げる限界の合図だ。
「ん、い、いいですよ。このまま……私の前で出しちゃってください」
「……いいんだな? じゃあ、遠慮しないぜ」
壬嶋さんは動きを止めるどころか、摩擦で肉が焦げるくらいの速さで自分のモノを胸の中でしごく。
もう私の胸はどろどろのぐちゃぐちゃだ。
「瞳……! イクぞ……出すぞ……!」
「は、はいっ…壬嶋さ…………んああああっ!」
限界を迎えた壬嶋さんの肉棒は先端から盛大に精液をぶちまけ、私の顔面を眼鏡ごと白く汚す。
ゼロ距離で熱いものをかけられ、私は暑さと興奮で気絶しそうになった。それほど激しい行為だった。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
セックスがこんなに激しいものだとは思ってもみなかった。
けど壬嶋さんの肉棒は出したばかりだというのに少しも衰えることなく滾っていた。絶倫も程々にしてほしい。
一息ついたら、次はいよいよ処女喪失だ。分かってはいるけど、正直怖い。
でも壬嶋さんの肉棒を舐め続けていたせいか、私の秘部は指や舌を使う必要もないほど濡れていた。
「いくぞ、瞳……」
「はい……」
「うぅっ! く……ぅ…!」
濡れているとはいえ、私の淫唇は大きすぎる異物の侵入に悲鳴を上げる。
力を抜いた方がいいと頭では分かっているのだが、力を抜く余裕はない…。
慣らしながら数十分、ようやく私は鮮血を垂らしながらも破瓜を終えた。
「少し、間を置いてから責めるか……」
「すいません……」
男の人の心理なら思うがままに責めたてたいところだが、壬嶋さんはあえて気を配りながら律動を開始する。
女は処女じゃなきゃ嫌という男は多いらしいが、こんなに面倒くさいと知ったら気が変わると思う……。
「んっ……あは……はぁ………あ……んあっ…」
私の背中に回り込み、両乳首後ろから同時こねくりしながら5秒間隔でゆっくり出し入れしてくる。
挿入しているのに胸中心に責めてくれるから、私も少しずつ体が馴染み始めてきた。
淫肉の締りと愛液の量を肉棒を通して感じる壬嶋さん。その動きは4秒……3秒と少しずつ早くなっていく……。
「あっ…あああ…くふぅ…!」
次第に激しくなる突き引きに私は全身を震わせながら声高に喘ぐ。
この態勢だと壬嶋さんの大きいのが一直線に体奥を突いてくるから快感が半端じゃない。
「ああっ! …駄目…駄目ぇ! おかしくな…ああ! イク…イッちゃう!」
「瞳……、最後に景気よく締めてくれ…!」
「は、はい! あ…イク…イク…イッ……ちゃうううううっ!!」
瞬間、頭の中が真っ白になった。
意識が飛び、思考もおかしくなり、だけど膣の中に吐き出された精液の感触だけは確かで…。
「……嘘ぉ」
全然衰えない肉棒の固さも感じ取れて……。
「瞳、もう一回いいかな……?」
これが萎えるまで私は休めそうにない…。ヘルニアになったらどうしよう……。
「んっ…いいです…よ、私のあそこ…壬嶋さんのサイズ通りに開発しちゃっても…いい…ですから」
「あっ……ああっ! ああ、駄目、激しくて……どんどん気持ちよくされて…んっ!」
体を出来るかぎり密着させた折り曲げ正常位で壬嶋さんは私のあそこをガンガン犯す。
「いや…いや! こんな……けだものっぽく……でも、いいぃぃ……あああっ!」
尻を高々と持ち上げられてのバック責めは私の羞恥と劣情を刺激し愛液を止め処なく放出させる。
「んっ…ふぅ……あん…あっ…うぅ…壬嶋…さん…ああっ」
私はおっぱいを壬嶋さんの顔に埋め対面座位で淫らに腰を振り続ける。
「ああああっ!! 凄…凄い……こんな格好なのに…あああ……ああああっ! いぃいっ!」
体を持ち上げられ、駅弁ファックで不安定な私をこれでもかと突き上げてくる。
「ああっ! 凄い……! 私、何度も…あん! 壬嶋さんに…うっ……イカされて…こんな…ぁ!
駄目…駄目……またイク! イカされちゃう…! 壬嶋さぁ…………いや……イッく…イクうぅぅ!!」
……このまま眠ったらさぞいい夢が見れそうだけど、私はあえて起きていた。
男の人の情熱の証を5発も膣内で受け止めた私は今、壬嶋さんの胸の上で頬をすり寄せて甘えていた。
そんな私の頭を、壬嶋さんはあやすように撫でてくれている。
「……これからどうしましょうか?」
「ん……」
「お父さんを、説得しなきゃ……」
「そうだな。相手は所属球団のオーナーか。ハードルは高いが……越えなきゃならない高みとしては上等だな」
「そんな事言って、簡単な問題じゃありませんよ」
「……言ったろ。問題があったら協力するって」
「二人でお父さんを説得するんですか? 娘さんをわたしにくださいって」
「いや、俺が言うよ。一人で。娘の恋人としてではなく、一介の野球選手としてオーナーと話してみる。
そういう切り口もあるはずだから……」
そして迎えた12月の契約更改。選手とオーナーが唯一対面できるその日……。
「お父さん、娘さんを私にください!」
「だが断る」
「何ぁ〜故だぁ〜!?」
「黙れ。貴様如きに父親呼ばわりされる覚えはないわ! 貴様なんぞトレードに出してくれる!」
「ふん、愚かな……距離が遠ざけられた程度では、我ら二人の仲は引き裂けん!」
「ええいこの娘を傷物にした鬼畜者よ、生かしては帰さん! じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」
「そこまで言うか……もはや説得しようとは思わん! 殺してでも奪い取ってやる!」
「…………………………………………」
「最強のオーナーを屠る者の名は壬嶋! この壬嶋によって、真の恋物語は始まるのだ!」
「良かろう! ならば息の根を止めてくれよう。この拳に我が全身全霊の力を込めて!」
「…………………………………………」
「奈落に墜ちよ! 壬嶋義樹!!!!」
「天に滅せい! オーナー!!!!」
「…………………………………………」
その日……、一人蚊帳の外に置かれ固まったまま一部始終を見ていた査定担当は後にこう語ったという。
「これなんて世紀末救世主VS世紀末覇者?」
「壬嶋さん!」
球団本社から生還した壬嶋は上半身がYOUはSHOCKになりながらも激闘を制し、愛する者の元へ帰ってきた。
「どうでしたか? お父さんは……」
「ああ……『我が生涯に一片の悔いなし』と叫びながら天に帰っていったよ……」
「…………」
言葉の意味はよくわからないがとにかく問題は解決したようだ。瞳は安堵する。
「それでさ、瞳、この後なんだが……ちょっと付き合ってくれないか?」
「ここって、教会……?」
「親父さんのあの調子じゃ、盛大な結婚式は見込めないんでね、ここでひっそり挙げようかと思ってさ」
住宅街のど真ん中にあった、古ぼけた小さな教会。壬嶋が前から目を付けていたという場所へ、二人は来ていた。
手を繋ぎ、ドアを開け、中へ……。ゆっくりと足を進め、キリストが待つ壇上へ……。
「ドラマの最終回っぽくいこうぜ。もっとも、二人の愛はプロローグだけどね」
「またそんな事言って……」
「舞台は誰もいない教会。そして、取り出しましたのは婚約指輪。ステージは二人の貸切だ。
……ああ、心配ないよ。種(脚本)も仕掛け(カメラ)も作為(やらせ)もないから。
ここは俺達二人が誰の目に触れることなく想いを確かめ合う場所さ」
「でも牧師さんもいませんよ」
「大丈夫だ、演技せずに、地でやってくれれば俺は合わせるから」
「加納瞳、あなたは一万年と二千年前から愛していた夫を、見捨てずに慕い続けると誓いますか?」
「……誓います」
「壬嶋義樹、あなたは生涯をかけて、本気で愛した女性と苦楽を共にすると誓いますか?」
「勿論。瞳を手に入れることによって世界中の男を敵に回すことになろうとも……」
「もういいです」
「それでは、契約の指輪を指にインサートし……」
「誓いの……ちゅーを!」
こうして、壬嶋さんと私は晴れて夫婦の契りを交わした。
ファーストキスよりファーストフェラの方が先だなんていささか想定外だったし、
とても精神的に疲れそうな旦那様だけど……、
前途多難だけど、仲むつまじくやっていこうと思う。この人が千両役者の地位を築く日まで。
「これからもよろしくお願いしますね。あ ・ な ・ た」
――――終幕。
神崎先生キター!
相変わらずGJです。12のマイライフでは一番好きだったよ。
351 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 21:25:27 ID:slqd0dUO
ジャーマン、仕事しろw
なにはともあれ、乙です
いつもの通り、GJ!!
同じく瞳に一目惚れした者としてGJ。
願わくばキャラを崩さずにハァハァさせて欲しかった。
どうでもいいけど、瞳って9のはるかに似てるよな。
>>339 ジャーマン乙。
それにしてもあんたよく小ネタはさむなw
エロSSなんか投下してないでとっとと20号打たんかいw
今回も堪能したよ先生。
起承転結が何だかんだできっちりしてるから、各所に混じった小ネタが上手く生きてくるんだよな。
更改の席とかマジでこんなんやってて欲しいしw。
ただね、瞳の名字は「加納」じゃない、「加神」だよジャーマンチャンスで2ゴロは止めてよジャーマン…
ジャーマンこんなことしてる場合じゃねぇだろwwww
楽天が最下位から脱出できるか瀬戸際だぞwwwwww
でもGJ
ジャーマンGJwww
はじめまして。
つい、書いてしまったので投下します。
それは突然の出来事だった。
「私、天乃さんが好きです。」
そう言って早矢は走り去っていった。
オリックスに入団して、2年目の出来事だった。
(告白?!)
おかしいな?
食事にしか連れて行った事ないのに…。
「で、返事も聞かずに帰るのかよ?」
まぁ、良いけど。
明日は久しぶりに地元での先発だし、帰って寝るか。
翌日。
「今日の先発は頼んだぞ。」
今日の相手は昨年、優勝したロッテだ。
「わかってますよ。何たって相手は尊敬する渡辺さんですからね。」
気合入れるなって方が無理ですよ。
試合前に中村勝カレーも食べて来たし。
「天乃、相手ベンチ見てみ。」
後ろから声をかけてきたのは、個人的には一番頼れる遊撃手、阿部真宏さんだ。
「この間、お前がノーヒットノーランなんかやるから、雪辱に燃えとる。」
「プレッシャー与えないで下さいよ。」
そうじゃなくてもこちとら『二年目のジンクス』を背負ってるのに。
まっ、ここまでの成績は悪くない。
対ロッテ戦に限っては自責点2こそあるものの、未だ負けはない。
落ち着いて、いつも通り投げればいい。
コールとともにマウンドまで走って行き、投球練習を開始する。
フォームは左のサブマリン。
入団当時は、それだけで勝ち星を上げた様な物だった。
でも今年は違う。
抑えられた投手、目立った投手は研究し、攻略する。
それがプロの世界だ。
160キロ台の直球も落差のあるスクリューも研究済みだろう。
審判の手が上がる。
「プレイボール!」
第一球、左打席に立った一番打者から逃げていく外角低めギリギリに対角線を描
くストレート。
第一球目でこのコースを頭から離せなくしてやる。
カッーンッ!
ただ純粋に音として聞けば、心地の良い音がした。
「打ったー!伸びるまだ伸びる!白球は無情にもレフトスタンドに吸い込まれて
いったー!」
先頭打者…ホームラン?
「初球を完璧に捉えました!」
その後も散々だった。
先頭打者ホームランに動揺して制球が甘くなり、初回だけで4失点。
それから1回に付き1点づつ取られ、3回には降板させられた。
「調子の悪い時もあるよな。」
奥居はそう言うが、調子は悪くはなかった。
普通って所だ。
寮に帰って、飯も食わずに眠りについた。
次の登板は5日後。
次の日もひたすら寝ていた。
時々、あのホームランがちらついて目が覚めるが、反省と分析をするのには丁度
良かった。
コース、球のノビ、リリースポイントは悪くなかった。
何だ…原因は?
コンコン。
ドアをノックする音がした。
「どうぞー。」
「あの…。」
やって来たのは早矢だった。
何を聞きに来たんだろうか?
この間の返事なんて今は考えられないけど…。
「何か手伝える事は無いですか?」
軽く気が抜けた。
早矢はいつも通りに振る舞おうとしている。
一瞬でも邪険にした自分が情けなくなる。
そう思ってから早矢を見ると、凄く愛おしく見えた。
ふと、俺の中で悪魔がささやいた。
「そうだな、昨日、球場から帰ってそのまま寝ちゃったからさ、背中流してくれ
るかな?」
これがきっかけで嫌われるかな?
でも駄目だったら冗談って事にしよ。
多分、駄目だろうな。
早矢は少しの間、顔を赤らめて黙っていたが。
コクンッ。
決心が固まったのか頷いた。
いいのかよ!?
言ってみるもんだな。
「あの…、用意…して来ます…から、お風呂…入れて待っていて下さい。」
そう言って早矢は部屋から出ていった。
風呂は5分もしないうちに沸いた。
コンコンッ。
ノックの音がした。
「空いてるよ。」
間違いなく早矢だと確信して応える。
ドアが開いて、早矢が入って来た。
服装は変わってないが手にはお風呂セットが持たれていた。
「じゃあ、入って背中流して貰おうか。」
「…はい。」
俺が服を脱いで浴室に入ると、ガラス戸の向こうで服を脱ぐ音がした。
ガラガラッ。
入って来た早矢を横目で伺うと、紺色の何かが見えた。
「…早矢…ちゃん?」
そこに居たのは紛れもなくスクール水着に身を包んだ早矢。
「…水着…これしか…持って…ないですから。」
早矢は更に続ける。
「もっと…布が…少ない方が…いい…と…思ったん…です…けど。」
「そんな事ないよ、早矢ちゃん!凄く可愛いよ!」
スクール水着こそ最強の水着、水着オブ水着だ。
そんな事まで口走ってしまった。
「…良かった。」
安心したのか淡く微笑む。
「早矢ちゃん。」
「…何…ですか?」
「こっちおいで。」
早矢はてくてくと2、3歩の距離を歩いて来た。近づいて来た所で頭を優しく撫
で、綺麗に揃えられた前髪を上げる。
チュッ。
おでこに口づけた。
「…えっ?」
早矢が戸惑いの目で見上げてくる。
「そろそろ、始めようか。」
「……?!」
早矢が驚いた顔で口をパクパクさせている。
「背中流してって言ったじゃん。何をすると思ったの?」
「……そう…です……ね。」
早矢は少し、寂しさと安堵の混ざった表情でそう言った。
「あの……後ろ…向いて……下さい。」
言われた通り、後ろに向いて椅子に座る。
「えっと……頭から……洗います。」
早矢は言ってすぐにシャンプーで頭を洗い、リンスして洗い流す所までやった。
「……背中……流します。」
そう言って、ボディソープを自分の体で泡立て始めた。
「……満足……して……もらえ…るか……分かり…ませんけど。」
充分に泡立った体を背中に擦り付けて来る。
スクール水着特有の感触と早矢の小さな2つの山による柔らかな感触が相まって
心地良い。
ハァ…ハァ…ンッ。
擦れて感じてるのか、早矢の荒い吐息が聞こえる。
そして、背中、腕と行った後に。
「…ハァ……次は……前の…方を……ハァ…流し……ます。」
フラフラと前に回って寄りかかって来た。
むぎゅ。
俺の首にしがみつき、体全体を擦り付けて来る。
「どこで覚えたの、こんな事?」
早矢は動きを止めてまっすぐ見つめてきた。
上気した頬と潤んだ瞳で。
「…嫌、…ですか?」
「嫌なもんか、凄く気持ちいいよ。」
早矢の頭を撫でながら答える。
「ただ、どこで覚えたのか気になっただけ。」
また、おでこにキスをする。
「…おじさまの……部屋にあった…本では……こうやって…背中…流してました
から……。」
まぁ、寮長も男だからな。
「す……好きな…人……に…する……やり方だって…。」
早矢の顔がどんどん赤くなっていく。
話題を変えた方がいいかな。
「そろそろ、湯船浸かろっか。早矢ちゃんも一緒に。」
早矢が驚いた顔でこっちを見上げる。
「嫌?」
首を勢いよく横に振った。
それから早矢を立たせて、お互いに付いた泡を洗い流した。
それから、先に俺が湯船に入る。
個室の浴槽だけあって人一人が足を伸ばして入れるのに少しゆとりをもたせた程
のスペースしかない。
「おいで。」
早矢は困った顔で浴槽を見ていた。
「仕方ないな。」
そう言って立ち上がり、早矢を後ろに向かせて、腰から抱えて膝の上に乗せた。
「……抱っこ……ですね。」
そう言って早矢は体重を預けて来た。
しばらくそうしていたが、気がつけば抱きしめたまま、右手で左の、左手で右の
肩にある布を二の腕の位置まで下げた。
そこから少し下げると小さな山が露わになる。
「やっぱり、ちっちゃいんだね。」
それを両手でほぐしながら耳元でささやく。
「!!……天乃…さん…あっ……えっちです…。」
「早矢ちゃんだって、ほらっ。」
そっと小さな突起に触れる。
「あっ…んっ…。」
「こんなに固くなってるのはえっちだからじゃないの?」
「はぁ…はぁ……は…い。」
「もっと気持ちいい事したい?」
胸を揉みながら早矢の横顔を覗き込む。
コクッ。
早矢の首が縦に動いた。
「じゃあ、えっちしてくださいって言って。」
「えっ?……。」
「言わないとずっとこっちだよ?」
一定のストロークで揉み続ける。
「………え……えっち……して……くだ…さい。」
それは蚊の鳴くような声だった。
だが、引っ込み思案な早矢だ。
それだけを言うのにどれだけ勇気が要っただろう?
「よく言えました。」
布を下へ下へと捲りとる。
そして早矢を覆っていたものはすべて剥がされた。
「綺麗だね。」
うっすらと産毛しか生えていない早矢の下の口を撫でながら言う。
「……恥ずか…しい…です。」
「早矢。」
下の口に指を差し込みながら呼ぶ。
「あっ…ぁんっ…何…あっ…です…いっ…か?」
早矢の中は十分に濡れていて、指をするするとくわえ込んでいく。
「可愛い。」
「…はぅん…嬉しぃ…ぁん…で…す。」
指を2本、3本に増やしても痛がる様子すらない。
不意に早矢の中から指を抜いた。
「ハァ……やめ…ちゃうん…ハァ…です…か?」
「いや、早矢ちゃん体こっち向けて。」
早矢は要求に素直に従う。
向き直った所で早矢の体を抱き締めて密着させる。
そして今度はちゃんとした口と口のキスをした。
少しの間、重ねていたら、早矢の方から舌を絡めてきた。
すぐさまそれに答え、互いの口を犯して行く。
その間に早矢の下の口に俺の隆起した物をあてがい、徐々に侵入させる。
指の時とは違う、キツいくらいの締め付けがあったが、スムーズに入って行った
。
早矢もそれに気付いたのか激しく舌を絡めてくる。
プチッ。
何かが破れるような音がした。
「んっー!」
早矢が舌を絡めたまま呻く。
やがて俺の隆起した物は早矢の最深部にたどり着いた。
そこでやっと口を離す。
「暖かい…。早矢ちゃん、まだ動かない方がいい?」
「……痛いのは……一瞬だけだったから…大丈夫…です。」
そんな泣きそうな顔で言われてもな。
気遣ってくれたのかもしれないな。
そう思いながらもピストン運動を開始する。
「あっ……んっ……気持…ち……いい……です。」
早矢の慣れに合わせて徐々にスピードを上げて行く。
「あん…あっ…あっ…。」
「早矢。」
「あっ!…あまっ!…の!…さん!」
普段小さな早矢の声が大きくなる。
「あっ!あぅん!もっと!もっとください!」
「早矢!」
それを受けて自然とピストン運動も早くなる。
「気持ちいっ!気持っ!よすっ!てっ!壊っ!ちゃっ!ますっ!」
「早矢ちゃん!俺も、もう!」
「はぁーーんっ!」
狭い膣壁が収縮し、俺は早矢の中に欲望をぶちまけた。
絶頂を迎えもたれかかって来る早矢を抱き締める。
「ハァ…ハァ………えっち……しちゃい…ましたね。」
「気持ち良かった?」
「……はい。」
「まだ、やりたい?」
その質問に頷いた早矢に苦笑しつつ。
前髪を上げておでこにキスをした。
「……そこ……ばっかり…です……ね。」
「普段、隠れてるからね。」
そう答えた俺に早矢は首を傾げていた。
その数週間後、再びのロッテ戦。
この前の敗戦は油断と慢心だ、そう思い、ルーキー初先発の気持ちで投げた。
初めての完全試合達成!
となれば、かっこ良かったんだけど。
現実は甘くない。
6安打完封勝利。
リベンジできたと言えばできたかな。
fin.
快楽の虜さんの作品で一番好きなのは「長すぎるオフシーズンの退屈しのぎ」かな・・・
きみたちは?
はやタンいいよはやタン
GJ!
は・・・はやたん・・・。
258 名前: 名無しさん@ピンキー 2006/07/29(土) 20:40:03 ID:jBX6Y7kx
風呂男とひどい聖が居れば我々はあと10年は戦える!
虜さんいつになったら復活してくれるんだ・・・;
たかだか1月ちょっと来ないぐらいでガタガタ言うなよ
人それぞれいろいろ都合があるだろう
>>359 GJ 萌えた。あとタイトルがエロ可愛くていいなw
>>367 なぜ虜氏限定? 最近はジャマ崎のSSが面白いと思ふ
何で信者衝突を煽る発言するかなこのボケは
煽り屋だからさ
まあSSが連載中で急に全く顔出さなくなったからなぁ・・・
続きが気になっている身には少し酷ではある
保管庫は更新しないの?
前スレ、前々スレの。聖フィーバーの頃の。
>>377 まとめwikiに大体収録してあるはず。
邪魔さん来たw
えーと林間で
アブノーマルでw
「規格外Love」とか。
しかし、今作は本当に聖かマイライフ絡みのネタしか投下されないのな。
それだけ出来が(ryだったってことなのね。
それだけ聖ちゃんの出来が良かったという訳だな
聖は是非とも楽天に入団して性捕手になって頂きたい。
他にもけっこういい子がいるのにね
パワ校のマネとか
パワ高の女子マネは9の方が好きだったかな〜。
まぁOPであんだけヒイキされれば当然ファンも増えるわけで…
今回の娘も悪くないと思うけどね
最近影の薄いあおいタンカワイソス(´・ω・)
どなたか薄幸の美少女あおいタンに愛の触手を…
でも男の影があるからなぁ(12とか)
聖も結局あいつとくっ付きそうだし
今度こそはと期待するも裏切られてはや5年近く
いいかげん彼女兼チームメイトができるようにして欲しい
バカかお前ら。
今回のみずきのデレっぷりを考えれば13が最高傑作なのは間違いないんだよ!
じゃあ俺はあえて・・・
パワプロ2001のなぎさで。
先生GJです。
今日もホムーラン期待してます。
ウハwwwww
ジャマさんタイトルもGJww
ちょっとだけ怖い想像をしてしまった
怖さを和らげるために少しだけ書き込ませてくれ
はるか「どういうことなの?これ」
あおい「え?何のこと?」
はるか「とぼけないで!あの記事のことよ!そんなにあの人を貶めたいの?」
あおい「違うよ」
はるか「じゃあ、どうして…」
あおい「はるか、いつから彼の事好きだったの?」
はるか「え?ええっと…2年の終わりごろね
あおい「ボクの方が先だよ」
はるか「え?」
あおい「ボクは…彼のことが好きだった…1年の頃からずっとずっと好きだったんだ!」
はるか「あおい…」
あおい「でもボクがこの気持ちに気づいたのは高3の夏だったけどね…
ボクは甲子園が終ったら君に告白しようって思ってた、でも…
はるか、君がいた!泥棒猫に奪われた!ボクはそれがとても口惜しかったよ」
はるか「だからって…」
あおい「だからって?こんな手を使わなくてもいいじゃないって言いたいんでしょ?
でもね、はるか…ボクはあの人を手に入れるためならどんな手でも使うよ
彼がボクに許しを求めたとき、彼はボクのものになる…」
はるか「あおい…」
あおい「さよなら、七瀬さん」
はるか「まって!あおい!!」
話の流れが見えんのですが
とりあえず、ジャマさんGJってことで
ジャマ先生GJw
>>395 話の流れを想像してみた。
あおいと『あの人』は共にプロ野球選手で『あの人』とはるかは交際中。
なのにあおいと『あの人』で熱愛発覚!?な記事が出た、とか…
じゃあ俺があおいちゃんと心中してきますね
じゃあ俺はあおいちゃんを虎視眈々と狙っていた矢部君もらっていきますね
それにしても聖は偉大だな
彼女が居なかったら今のこのスレの栄えぶりはなかっただろうな・・・
14にも出るのかなやっぱり
個人的にはパワポケで弾けて貰いたいが
予想してみようか
14で出るときは微妙に性格が違ってて
新キャラのイケメンとフラグが立ったりする
7〜9が猪狩・あおいメイン、10が移行期間で、
11〜13は友沢・みずきメインってとこか
となると、14で新ライバルが登場して、
15以降は新ライバル・聖の世代になるかもしれない
猪狩・あおい世代の人間には寂しい限りですな…
いずれ時間軸がフルリセットされるからそれまで待とう
このままじゃ収拾つかないのは明らかだし
>>405 アバタさんをちょこっとでいいので加えてほしい
みずきが後輩設定だったのは10だけ
たぶん聖も次からは同級生…
またザコプロにお熱なのか、
それとも主人公が13のザコプロという設定なのか。
百合で来る予感 >聖
昔は妄想の範疇だったのに、今のパワプロでは狙ってるから困る
あおい
テクニック E7
バスト E78
感度 A14
締まり B13
婬乱 D8
特殊能力 初球○、慎重打法
みずき
テクニック B12
バスト D82
感度 D8
締まり D8
婬乱 B12
特殊能力 回復○、テンポ○、積極打法
聖
テクニック D9
バスト G19
感度 B13
締まり A14
婬乱 D9
特殊能力 初球○、ささやき戦術
カレン
テクニック A15
バスト A203
感度 A15
締まり G1
婬乱 A15
特殊能力 AF、初球○、連打○、低め○、ガソリンタンク、安定感、
床職人、威圧感、ジャイロフェラ、一発病、エラー、積極打法
3番目のバストに異議あり
それと一番上と下にローボールヒッター追加で
聖よりカレンの方が感度がいいとは信じたくないなぁ…
感度など、覚醒…もとい開発すれば良いのですよ。
こんな感じ?
「ん、むず痒いぞ。できればてっとり早く頼む。」
↓
「っ…くすぐったいな。 …それだけでもない…何だか妙な感じがする…続けてくれ……。」
↓
「っ……ぁ…んっ…暖かいな、先輩の手……凄く心地良い……もっと…して欲しい……」
↓
「ぁ……ゃぁ……声…我慢できないから……そこは駄目……ぅ、うぅ…先輩は意地悪だぁ……
もっと…もっと気持ち良いことしてぇ……先輩が聖をこんな風にしちゃったんだから……もっと…聖を、先輩の好きなオンナノコにして欲しいの…お願い…。」
↓
↓
↓
「殺すぞ!ムカつくんじゃ!」
みずきに力配分が無いぞ
>>411 AFとかジャイロフェラとかも気になるが一発病とエラーはヤバすぎだろw
さゆりがショタを犯すのをNT張りに閃いた
文章に出来なくて諦めた
聖には寝取られ5がついてる
そして誰も投下しなくなった
そして考えるのを止めた
苦しまなくても済むように
あれだけ沢山いた書き手たちはいずこへ…
一過性のブームとわかってはいてもこれではあまりに寂しい
お前ら2〜3日投下が無い位で嘆くなよ。
マジでジャーマン先生なんかは最終戦の20号に備えて入念な準備をしているのかもしれないし。
でも、未完作品が多いのは悲しい。
まあじっくり待つけどな。フゥハァハー
スレが停滞してんじゃ、しゃあねえな。
今から俺のネタ帳のなかから文章になおすから好きなのを選んでくれ。
1 キャットハンズに入団した主人公、そんなある日試合後監督に声をかけられて……
2 試合でエラーを連発した主人公はみずきに部室に呼び出されて……
3 ドラフト後みずきが気になる主人公は……
4 試合でみずきと聖にコケにされた蛇島先輩。屈辱を受けた彼が取った行動とは……
まあ、わかると思うが1から3まで全部みずきネタだwwww
一寸待て・・・1は監督×主人公のウホッに見えるんだが
429 :
427:2006/09/30(土) 00:22:09 ID:8f55l/q7
>>428 ああ。確かにウホッに見えるな。すまん。
なんかリクエストとるのも厨くさいんで、適当に選んでかきはじめることにするわ。
完成したら見てやってくれ。じゃあな!ノシ
>>428 監督に『みずきのクレッシェンドムーンを捕れるのは君しか居ない。よってみずき専用の捕手として当分働いてもらう』
とか言われて
みずきに『君のこと知りたいからデートしよ?』
とか言われて
みずきがデートの終わりに差し掛かって
『夜のキャッチボールでもしよ♪』
とか言うのかも知れんじゃないか。
後はあおい兼任監督(とかの設定作って)がみずきと一緒になって(ry
個人的には2と3を見たいのだが…
>>430 クレッシェンドムーン×
クレッセントムーン○
みずきにひーひー言わされるあおい監督キボン
2or3希望
2で。
2バン
二番に3000点
俺、1番を読むことができたら、結婚するんだ・・・
逆に考えるんだ
「一度に全部やってしまえばいい」と考えるんだ
みずきが気になる主人公はキャットハンズに指名されてウハウハになっている。
そんな中監督に呼び出され突然明日の試合に出すと言われ、テンパる主人公。
でもって試合に出てエラー連発の主人公にみずきがロッカールームに呼び出しおしおき。
時は流れ、1年後か2年後の試合で聖とみずきのバッテリーにコケにされた蛇が夜道で一人ずつレイプ
…みたいな感じ?
あんまり混ぜると駄目になるぞ
ってか本人がリクエスト下げてるんだしこれ以上言うことじゃないでしょ
442 :
427:2006/09/30(土) 20:25:28 ID:8f55l/q7
ようお前ら待たせたな。
もう覚えてるやつはいないかもしれないが、オレは以前みずきのオナニー話を投下した奴だ。
実は3はその続きだったんだが、今回はお前らの意見を聞いて2を選んでみたぜ。
んじゃ投下するんで見てやってくれ。
「み、みずきちゃ……ん」
「ん? どうしたの? そんな声をあげて」
今日の練習でエラーをしまくったオレは、練習後、みずきちゃんに部室に呼び出されていた。
「だ、だってこんな」
オレは両手両足を四方向に伸ばされ、各部分を紐で椅子に固定されていた。
まったく身動きが取れない状態のオレを、制服に着替えたみずきちゃんが見下ろしてくる。
不意にみずきちゃんの頬が緩んだかとおもうと、下腹部に柔い衝撃がくわえられてきた。
「あ、ああっ!」
ニーソックスをはいたみずきちゃんの足が、オレのバットをズボンの上から押さえつけてくる。
数度振動を加えたあとに、みずきちゃんは足の親指と人差し指を広げオレのバットをはさむようにして上下に躍動させてきた。
「み、みずきちゃん……その」
「なーに?」
「やめてよ……オレが悪かったから、こんなことしないで」
「キミのここはそんなこといってないみたいだけど?」
みずきちゃんはそういうと足の動きをはやめてくる。
「う……うう」
オレのバットはキッチリと押さえつけられ、みずきちゃんになぶられる。
情けないがみずきちゃんが与えてくる刺激に惑わされ、オレのバットはその存在を主張していた。
みずきちゃんが足を動かすたびにチラチラと見えてくるシマパンがさらに興奮を掻き立てる。
「さっきからジロジロ見てるね。私のア・レ・」
「う」
「恥ずかしくないのかなぁ〜、キミは。女の子にこういうことされながら感じちゃう変態のうえにスケベだなんて」
(よく言うよ。わざわざ制服に着替えたくせに)
そう思いながらも口には出せない。みずきちゃんに口でかなうわけがないからだ。
みずきちゃんはニヤニヤ笑いながら、顔を紅潮させていく。こうしてオレを弄びながら自分でも昂ぶっているのだろう。
「ほんとにダメだなあキミは……これじゃ罰なのに罰にならないじゃない」
みずきちゃんの足の動きが急に止まり、オレのバットから離れる。
「あ……」
「ん? やめてほしかったんじゃなかったの?」
特有の小悪魔的な笑みを浮かべながら、オレを見下ろすみずきちゃん。
「そ、その……はやくほどいてよ!」
危うく続けて欲しいといいそうになったが、なんとか寸前のところで踏みとどまる。
「そうだねえ。それじゃ開放してあげようかな」
そういうとみずきちゃんはオレのズボンに手をかけて、それをトランクスごとずりおろした。当然のようにオレのバットがそびえたつ。
「ちょ」
「わぁ……こんな状況なのにずいぶん元気だねえ。まったくエロイんだからキミは」
激しくそりたったオレのバットを見つめながら、みずきちゃんがそっと手を伸ばす。そしてその指先が先端に触れた。
「う……うぅ」
思わず声が出る。みずきちゃんはオレの反応を確認したあとに、ゆっくりと手を動かし始めた。しなやかな指先がバットの先端で躍動する。
みずきちゃんの指先は何度も先端を往復し、刺激をくわえ続けてくる。そうしているうちにみずきちゃんの愛撫はバットの全体に及び、
オレにこのうえない快感を与えてくる。気がつくとオレのバットはガマン汁を大量にはきだしていた。
「キミのはずかしい汁で私の手がビチョビチョだよ」
「ご、ごめん」
羞恥心で身体が熱くなる。みずきちゃんは微笑みオレのバットをつかむと、いきなり舌先を押しつけてきた。
「ちゅ……」
唇を開く音がかすかに響き、濡れた舌が、オレのバットの裏側に接触する。
「く……」
オレはとっさに声を飲み込むが、みずきちゃんは気にせず舌を上下左右に動かしてくる。
「じゅる……ちゅぱ……れろ……んっ」
みずきちゃんの舌が絡みつく感触に、息が荒くなっていく。オレは押し寄せてくる快感に必死に耐えていた。
「ふふふ……キミのそういう顔大好きだよ」
みずきちゃんがオレを見上げながら、嬉しそうに笑みをうかべる。そして、両手をオレのバットの根元に固定し、深くくわえこむ。
みずきちゃんはそのまま顔を上下に動かし、先端を唇で吸いあげてきた。
「ああ……みずきちゃん……オレ、もう」
腰を動かしたい衝動を抑えつつ、オレはすがりつくようにみずきちゃんに声をかける。
「じゅぶ……ぢゅるる……じゅうううううう!」
さらにバットを強く吸いあげられ、オレはこらえきれなくなってくる。
みずきちゃんは、仕上げとばかりに舌を押し付けて、激しくこすりつけてくる。
「ああダメ……あああああ」
限界に達したオレはみずきちゃんの口内に精液をほとばしらせる。
「んっ……」
みずきちゃんは静かに、両手でオレのバットの根元を押さえ、オレの精液を口の中に受けとめる。
「みずきちゃん……みずきちゃん」
オレはみずきちゃんの名前を連呼し、何度もその口の中に射精する。
オレのバットをくわえたまま、みずきちゃんは視線を快感にゆがむ俺の顔に向ける。
白濁の液体はみずきちゃんの口にはおさまりきらず、口の端から溢れて垂れていた。
「ん……ごくっ」
みずきちゃんは喉を鳴らして俺の精液を飲みくだし、それから口を開け、オレのバットを開放した。
「ぷはっ……飲んじゃった」
口の周りを精液で汚しながら、みずきちゃんはオレを見上げた。
「ごめん」
なんだか悪いことをしたような気がしてオレはみずきちゃんに謝る。
「ふふ……いっぱいだしちゃったね」
あの特有の小悪魔的な笑みを浮かべるみずきちゃん。オレは恥ずかしくなって顔を真っ赤にする。
「ねえ、これが罰だってこと忘れてないよね?」
「え?」
急にみずきちゃんの口調が変わり戸惑うオレ。
「このままキミをおいてっちゃおうかなーって思ってるんだけどどう?」
みずきちゃんは恐ろしいことを言いだす。オレは恐怖で顔を強張らせた。
「ああ、いいなあキミのその顔……ほんとにおいていきたくなっちゃう」
うっとりした顔でオレを見つめるみずきちゃん。オレは思わず叫ぶ。
「み、みずきちゃん!」
「ふふ……冗談よ。ほんとにおいていったりはしないって。でも、罰は与えないとね。どうしよっかな」
腕組みをしながら部室をウロウロしはじめるみずきちゃん。一体なにを考えてるんだろう? オレは気が気じゃなかった。
「そうだ!」
突然、みずきちゃんが立ち止まる。何かをひらめいたらしい。みずきちゃんはオレのほうへゆっくり振り返った。その顔には満面の笑みが広がっていた。
「キミへの罰はね……」
みずきちゃんが罰の内容を明らかにする。それはオレの想像をはるかに超えたものだった
446 :
427:2006/09/30(土) 20:31:59 ID:8f55l/q7
今回は以上だ。
ところでお前ら。罰ゲームのいいネタが思い浮かんだらかいてくれるとありがたい。
一応考えてはいるがネタがよければそっちにシフトするかもしれんからな。
そんじゃまたな。ノシ
ドSみずきキタ!
続きに期待…
内容はいいが作者はウザいので黙って投下して頂きたい
_ _
/_☆ヽ_
彡 ´ー`)<今頃リアルとこのスレの先生どうしてるかなー。保守
と( 6 )っ
ノ ノ
( (
)ノ
彡 ゚ー゚)
>>448 (;^ω^)まーなんでこいつは空気読めんのかな
やったーまた書き手が減るぞー\(^o^)/
ハイハイ、保守保守
>'"  ̄ ヽ
, '"  ̄ ヽ. 〈从V∧ <
;"从V∧ ) 人´<_` W0< ハイハイ、保守保守
W. ´_ゝ`ノ / ⌒i
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/__i |_
\/___/ ヽ⊃
∧_∧ 楽天の英雄が君達に20号をお届けしよう
(´Θ`) 今回はシリアス&ネタ少なめで書いてみたが
/⌒ `ヽ-:,, 楽しんで読んでくれたら幸いだ
/ /sp★ ノ \; ∩
|( /ヽ |\___E) それでは来シーズンまたお会いしよう
| |\ /━━| ''ミ... ジャマハハハ
| | ( _ノ | "-:,,.....
ここは仙台市内の某病院の一室……。所属するチームをテレビで視聴する一人の若者がいた。
「ヒャッハー!!」 どぐぉっ!
「びぃらめぇっ!」
『おーっと、刈野選手、これで3者連続のデッドボールだ!』
仙台ジェンキンス名物、刈野成駿の死球劇場が今日も対戦相手に血の雨を降らせていた。
「……相変わらずだな刈野さん。それに比べて俺ときたら……くそっ」
自分の右足を見る。ギプスで固定され、動かすことすら出来ない自慢の足…。
伊波豊一郎。プロ2年目の19歳。守備と走塁が売りの将来の1番候補……になる筈だった。
……あの時に試みた盗塁の判断が間違っていたとは思わない。だが、あの日はあいにくの雨。
土はぬかるみ、変な滑り方をしてもおかしくない日に、自分はおかしな滑り方をしてしまった…。
右足靭帯断裂、及び複雑骨折。全治6ヶ月。今季絶望、復帰日はまったくの未定……。
突き付けられた現実は、将来のある若手とはいえあまりに残酷だった。
日に日に痩せ衰えていく自分を奮い立たせる術も分からず、時間だけが過ぎていった…。
そんなある日、チームが久々の休日を迎えた時の事だった……。
「よ〜う、チームを代表して見舞いにきてやったぜ〜」
「…………」
方や人好きのする性格で、誰とでも信頼を築ける男。奥居。
方や人嫌いが激しく、誰にでもぶっきらぼうな男。血河。
そんな凸凹コンビがわざわざ見舞いとは……、伊波は悪いと思いながらも苦笑するしかなかった。
「ほれ、差し入れだぜ〜」
「あ、申し訳ないです。気を使わせちゃって……」
「…………」
「申し訳ないと思うなら、早く復帰を考えるんだな」
和やかな場を一転、血河は鋭い目つきをもって病室を凍りつかせる。
「病院の人に聞いたよ。ショックで安定剤を処方されてるそうだな。骨と一緒に心も折れたか?」
「え……それは、その…」
「ここで一人延々と醜態を晒すのがおまえの役目か? それがプロを名乗る者のやる事か?」
「あ……うぅ…」
「復帰の目処は医師じゃなく自分が決めるものだ。それが出来ないなら、今すぐ荷物を畳め…!」
「おいおいそのへんにしとけよ血河、言い過ぎだぜ〜!」
「……鬱の人間に「頑張れ」は禁句だろ? だから厳しく言ったまでだ」
「だけどよ、そこまで歯に衣着せないと逆効果だろ。ったく、口下手は相変わらずだな〜」
自分にも他人にも厳しい男と、それをフォローする男。よくできたコンビだと伊波は関心する。
もっとも、血河の突っ込みはギザギザハートにグサグサハートでブロークンハートだが…。
「けどよ、伊波、おまえはまだ幾らでもやり直せるんだぜ〜。血河の口下手は不治の病だから
見込みないけどよ、おまえの怪我は治る余地があるんだ。腐っちゃお終いだぜ」
「…………」
横で血河がムスっとしていたが、奥居は華麗にスルーした。
ようやく場が落ち着いたところで、リンゴの皮を剥いていた血河がふと尋ねた。
「…………伊波よ、おまえさん…一日でも早く復帰する気はあるか? 本気で治す気はあるか?」
「そ、そりゃもう! でも、焦っても怪我が治るわけでもないし……」
「……そうか。なら今すぐ退院手続きをとれ。東京のもっといい病院を紹介してやる。
本来なら一流クラスの選手しか診ない所だが……俺の根回しがあれば診てもらえるだろう」
「え……」
「俺は厳しくすることしか出来ん人間だが……、復帰してほしいというのは本音だ」
「あ、ありがとう…ご、ございます」
「……勘違いするなよ。おまえが戦力として当てにしているからやったまでだ。
別にお前を救いたいわけじゃない……」
奥「…………(ニヤニヤ)」
伊「…………(ニヤニヤ)」
「……ちょっと待て、何が可笑しい? 俺が何か笑うようなことをしたか?」
…血河零。球界一のマスコミ嫌いでありながら女子アナと結婚し、一児を設けた男。
人は彼を皮肉とからかいを交えてこう呼ぶ。「ツンデレ男」と……。
それから数日後の東京某所……、球団に許可をとった伊波は、松葉杖を鳴らしながら無事に目的地へ到達した。
意を決して歩を進める。ドアを開け、病院の中へ。
「……あら?」
白を基調とした待合室には、観葉植物に水をやる女医が一人……。
「あなたが……伊波選手ですね。時間に正確で助かります。ようこそ、我がクリニックへ」
それが、デコメガネ女医・紫子との最初の出会いだった。
「それでは、こちらの書類に必要事項を記入してください。その後簡単な説明に入ります」
淡々と、粛々と、紫子の手続きは行われる。教本通りとはいえ、その動きや話し方には無駄がない。
白衣よりビジネススーツの方が似合いそうだな、と伊波は思った。
「伊波さんのリハビリテーションは、筋肉と骨質の回復から始まり、実践を踏まえた運動を経て、
完治へ到達する形となります。アメリカやドイツから取り寄せた最新鋭の医療設備と
私の指導をもって、伊波さんのリハビリを全面的にバックアップしますわ」
「あ、あの……いきなりこんな質問は失礼かと思いますが、治療費は幾らほどなんですか……?」
「そうですね。アバウトに見積もっても月額30万プラスその他で50万程度ですか」
「さ、さんじゅうまんから……!?」
「ああ、問題ありませんよ。なんならローンや出世払いも可能ですから」
今になって伊波は青ざめる。暴利? いや違う。重要なのは金ではない。覚悟の問題だ。
足の負傷によって守備や走塁に欠かせない『第一歩』、すなわちスタートダッシュを失う者は多い。
例え完治しても、怪我が脳裏に焼き付き、走るのを躊躇する……そうなっては使い物にならない。
それを含めての『治療』なのだ。なら、返答はひとつしかない。
「やります!」
「では、こちらにサインをお願いします」
「はい、これで書類上の手続きは完了です。よろしくお願いしますね、伊波さん」
紫子が始めて見せた元気付けの笑みは、忘れられないほどの満面の笑みだった。
「ふむ……骨折の方はさほどでもないですが、筋肉の損傷が激しいですね」
「そうなんですか? 複雑骨折だと聞いてたんですけど……」
局部型のカメラから写し出されるレントゲン映像をモニターに写しながら、紫子は
前の病院から持ってきたレントゲンと見比べつつ独自の見解を述べる。
「骨にしろ筋肉にしろ、放置していてもそれなりに良くはなります。
ただ、治療の過程より結果を重視するとなると、この脚部の筋肉は厳しいですね。
ショック吸収剤並みの、柔らかく弾力性に富んだ筋肉をつける必要があるでしょう」
「では、この大豆タンパク注射を打ちましょう。植物性蛋白質は肉や魚といった動物性蛋白質より、
量で劣りますが質で優ります。しばらくはプロテインも控えてください」
「この電極は筋肉を刺激し、発育を促す効果があります。少しビリッときますが我慢してくださいね」
「伊波さんは右膝に可動域を超えた負荷をかける癖がありますね。この際フォームの矯正もしましょう。
こちらをご覧ください。上が伊波さんの現在の盗塁フォーム、下が改良後のフォームです」
紫子の熱心な指導もあり、リハビリはとんとん拍子に事が運み、2ヶ月後には遂にギプスを外す段階までこぎつけた。
「驚異的な回復力ですね。…若いって素晴らしいことですわね」
「そんな……紫子さんが親身になってくれてるおかげっスよ」
「あらあら……私、まだ親呼ばわりされるほど年をとってませんよ」
無事にギプスが取れた日、紫子は記念にとしばしの談笑の場を設けた。
コーヒーとケーキを口にしながら、何でもない話に華を咲かせる。
「へえ……流星高校は男子校だったんですか」
「はい。だから周りは毎日盛りっ放しでね。まあ俺は残念ながら縁はなかったんですが」
「あら、それはご愁傷様で……」
「はは…そういう紫子さんはどうなんですか? 結構モテてたりするんですか」
「…………」
「そうでもないですよ。私、年齢=彼氏いない歴の女ですから」
「えっ……?」
「医大を卒業して、アメリカに2年、ヨーロッパに3年、その後帰国。
宣伝費をケチって単独で営業を経て、スポーツ選手専門の医療クリニックを開業して早2年。
浮いた話もなく、猥談に巻き込まれることもなく、現在に至る…そんなところですか」
「…ぇ…ぁ」
どうしてそんな話を……? と尋ねかけた伊波は、その質問を飲み込んだ。
言っちゃ悪いが伊波は異性に関しては、???(はてな3つ)のヘタレ君だ。
女性の話題になると途端にどもるアレだ。あと少々マザコン気味でもある。
従って、理想の女性は年上だ。と言ってもあくまで理想。あんなこといいなできたらいいなのレベルでしかない。
(自分の身の上話をするってことは、少しは信頼されてるってことかな…?)
こういう場合は自分勝手な解釈をするしかないと、伊波はこの話は置いといて話題を変えようと試みて……、
「で、でも、紫子さんならきっといい人が見つかりますよ」が、思いっきり裏目るのはお約束だったりする。
「なら、私を女にしてみます?」
「え……え、えええっ!?」
「私、こう見えても処女ですよ。蜘蛛の巣が張った膜で良ければどうぞ」
「そんな……か、からかわないでくださいよ」
その後、顔真っ赤にしたまま伊波は話を勝手に切り上げて脱皮の如くその場を後にした。
「……あの人が帰ると、急に寂しく感じますね」
先程の言葉……、ほんの気まぐれでしかない…筈だった。
「不細工な捨て猫も拾って面倒を見れば情もわく……そんな気分かしら」
言葉とは裏腹に、想像の猫はどんどん可愛くなっていく。
「いや、違うわね。これは……ひょっとして…………ひょっとすると……」
自分の無意識の領域に侵入し、ロジカルを排除して自問自答を繰り返してみると、
「……困りましたわ。私としたことが……いや、でも…うーん」
疑問が確信に変わる。信じられないが、信じるしかない。
隣人が側にいたら、年を考えろと言われそうな淡い想いが彼女の中で膨らんでいく。
「伊波さんに恋をしてしまうとは……」
静かになった病室の片隅で、紫子は一人頬を赤らめた…。
その日の夜、部屋で一人「俺のバカ! バカバカ!」と自分を責める伊波の姿があったのは余談である。
それからさらに数ヵ月後……、
伊波への想いをひた隠しにする紫子と、紫子が気になり始めている伊波の二人は市内の陸上競技場へ。
完全ではないとはいえ、伊波の走りが少しずつ精彩を取り戻しつつあるのが、ストップウォッチの数字で分かる。
「お疲れ様です。今日はこれぐらいにしておきましょう」
労いの言葉をかけ、洗ったばかりのタオルを渡す。
「ところで伊波さん、ちょっとお時間よろしいでしょうか?
……少々言い難いことなのですが」と前置きし、
「わたし、3日後に誕生日を迎えるんです。とうとう三十路で彼氏いない歴突入ですわ」
「……!?」
「そこで、ご迷惑でなければ、一緒に祝いの席を過ごしていただけませんか?」
「…………!?」
伊波は沸騰寸前の脳内をもって紫子の誘いを解釈する。そのままにとれば……これは、デートの誘い……!
「勿論です! 断る理由もないです! セッティングも俺がします!」
「え……」
「任せてください! 必ず思い出に残る場所を選びます!」
「は、はあ……」
「……というわけなんです。奥居先輩、力を貸してください!」
「おまえよぉ〜、リハビリの最中なのにデートの約束とはいい度胸してんな〜」
「え……いや……ま、まあ…ハハ」
「しょうがない奴だな〜。ここは偉大なる奥居先輩が貸しにしといてやるぜ」
「あ、ありがとうございます!」
「それじゃ、手続きとるから夜まで待っててくれ」
『I Wanna be a VIPSTAR 君がずっと 夢中なそれなんてエロ(ピッ』
「よ〜う、伊波か? 夜景が綺麗な『女殺し』のレストラン予約しといたぜ〜」
「本とd素か!?」
「日本語でおkだぜ〜。それで住所と場所は……」
「はい……はい……うん、大体分かりました」
「そうか、楽しんでこいよ〜。おいらが命をかけてとった予約だからな」
「はい……? それってどういう…」
「ん、あそこ予約率が激しくて中々取れないからよ〜、血河の名義で予約とったんだよ。
あいつプライベートでもあそこしょっちゅう使ってるからな〜。ま、なんとかごまかせたぜ」
「それってまずいんじゃ…」
「ああ。すっごくまずい。ばれたらやばい。これがおまえとの最後の会話になるかもしれないな〜」
「…………」
「だから伊波……俺の屍を越えて大人になってこい!」
こうして、一人の尊い犠牲によって、伊波は最高の舞台を手に入れた。そして迎えた当日……、
紫子は真紅のノースリーブドレスで現れた。肌を晒す事を嫌う彼女の、精一杯のおめかしだ。
「…どうです? ちょっと恥ずかしいのですが…似合いますか?」
「…………(コクコク)」
「言葉も出ないほど感動したんですか……」
見下ろす夜景、豪華な食事、おいしい酒……、
「って、さすがに未成年に飲酒を強要できませんよね」
「す、少しぐらいなら……」
「そうですね。酔っていた方が子供が出来やすいと言いますし」
「クァzrgfvbtyhjぬみ4ふじkp@:;!?」
そして、程よく酔いが回り始めた二人は、最上階の一室へ…、
「素敵な部屋ですわね……」
「ここは、血河先輩が嫁さんと初めて結ばれた場所らしいですよ」
「成る程……。確かに、ここなら女にされるには相応しい所ですね」
「お、女……!?」
お互い顔真っ赤ながら、冷静を装う紫子と舞い上がりっぱなしの伊波……。
これでは男性側のリードなど望めるはずもない。
「もう、落ち着いてください、伊波さん」
紫子がそっと、伊波の腰に手を回す。つられて伊波も抱きしめ返す。
服越しながら、二人の体温は驚くほど熱くなっていた。
「わたしも、本当は恥ずかしいのですよ。伊波さんが優しくしてくれないと、私……」
「……はい」
血の気がすっと引くように、伊波の体温が奪われ、頭の中もクリアになっていく。
「んくっ……ふぅ…んん」
伊波の方から、そっと唇を重ねる。最初はそっと……、一拍置いて、舌を潜り込ませると、
紫子がぎこちなくそれに応える。その反応を確かめてから、積極的に舌を絡めていく。
「んっ……ふあぁ……。上手じゃないですか……」
紫子にキスを褒められて気を良くした伊波は、ドレスを剥ぎにかかる。
そっと真紅のドレスを外すと、そこからガーターベルトと黒のTバックが露わになった。
「よ、紫子さん……! こんな過激な下着……うわ、鼻血吹きそう…!」
「……ゆ、勇気を出して、始めての…勝負下着です……。さすがに恥ずかしいですね」
理性が銀河地平の彼方まで飛びそうになった伊波は、辛抱しきれず紫子をベッドに押し倒す。
野獣の如く暴れたい衝動を必死に抑えながら、腫れ物に触るように愛撫を開始する。
「んっ……! ふぅ……ぅう……あっ、ああ……ん…」
紫子は全身を震わせながら、伊波の愛撫に身を委ねる。
乳房を丹念に揉みしだき、乳首を指先で転がし、更に舌をもって吸い上げる。
全身にキスの雨を降らせ、紫子の体の一部一部を愛するかのように刺激する。
糸が引くほど濡れてきた秘部に手を沿え、指で豆を埋没させる感じで押し込む。
「あくっ…ふぁ…あっ、いや、だめぇ…ん…、体の奥が痺れるみたいで…ああっ!」
その責めに、紫子の口から漏れる声が、次第に高く、淫靡なものへと変わっていく…。
「紫子さん、俺、もう……」
「はい。私も……」
30の年月の中一度も開かれなかった聖域は、朽ちるどころか一層の艶をもって、
溢れるほどの愛液を湛え伊波の肉棒を迎え入れようと美しく華開いていた。
「……伊波さんの手で、わたしを……女にしてください」
伊波は頷き、淫門に自分をあてがうと、ゆっくりと侵入していった……。
「うっ……あ、……くぅぅ…!」
痛いと言わずとも、その苦悶の表情が破瓜の痛みを物語る。
そんな紫子に伊波は唇を差し出すことで応える。貪るように舌を絡めあい、気が紛れたところで更に奥へ…、
挿れてはキス、挿れてはキス、それを繰り返しながらいよいよ膜を貫こうとした瞬間……、
どぴゅ!!
「…………え?」
きつすぎる紫子の肉壷の締め付けを長時間味わいすぎたためか、伊波は貫く前に暴発させてしまった……。
「うわっっっっっっっっ情けなっっっっっっっっ!!」
伊波挿れたまま頭を抱えて落胆する。実は耐えていたのは紫子だけではなかったのだ。
「ん…………そんなに気持ちよかったんですか…?」
「え、ええ……。すいません」
「謝らないでください。むしろ嬉しいです。あれほど私を労わりながらするなんて……」
落ち込もうとする伊波を、満面の笑みで返す。
「さて、これで潤滑油が増えたとして、続きをお願いします」
伊波は改めて挿入を試みる。硬質化した愚息は順調に侵入し、抵抗もないままあっさり奥まで到達する。
紫子の膣内が異物の挿入に慣れ始めている証拠だ。
「いきます……!」
伊波は力を込め、一気に腰を進める。ぷちん、という音がした…気がした。
「んん! ぅ…あああっ!」
瞬間、紫子の体が弓なりにしなる。強烈な痛みとそれを補って余りある感動が彼女を包み込む。
「紫子さん、大丈夫ですか!?」
「え、ええ……。ちょっとびっくりしただけです。さあ、続きを……」
男のモノを搾り取ろうと収縮を続ける紫子の膣内に耐え切れず、伊波はゆっくりと律動を開始する。
深く、浅く、慣らすようにゆったりとしたペースで……、その合間に、首に手を回している紫子の唇を貪る。
「んっ…ちゅ…ぷは……はぁ…。あっ……あああ…っぅ…んん……」
丹念に狭い肉壁の中を動くうちに、強張っていた紫子の体から少しずつ力が抜け、伊波の動きを滑らかにしていく。
「ああっ! 伊波さん、わたしのことなら大丈夫です。そろそろ好きに動いてください……」
「は、はいっ…!」
言うなり、伊波は紫子の腰を浮かせた状態で、ずんずんとピストンを開始する。
先程出した精液と、紫子の純潔の証と、追加の愛液に包まれ、二人の下半身はぐちゃぐちゃの洪水状態だ。
「ああ…痛いですが……いい。気持ち…いい」
恍惚の喘ぎを洩らしながら、紫子は伊波の腰に両脚を絡めてくる。その反動で、伊波の男根は更に深部へ到達する。
「あんっ! こんな、奥まで…ぅぅ…あああ……いい…いい…気持ちい…ああんっ!」
紫子の喘ぎに含まれる甘い響きが、伊波の聴覚を刺激し、さらに加速をかける。
「っく……紫子さん、い、いく…!」
「ああっ! あ…きっ…きてください…わたしも…もう、くぅ…ぅああ」
「うぁっ…あっあっ…んん…ああ! いっ…イクぅ…んんっ…イクぅぅぅっ!
ひぅっ……伊波…さん……ああ…あああ…あああっ……、っあああああ……ああああああ!!」
「ふう……素敵でしたわ、伊波さん。こんなに感じたの初めてですよ」
「俺もです。紫子さんに骨抜きにされましたよ」
「ふふ……、痛いのは辛かったですが、やはりセックスというのは良いものですね。
気持ちよくて……胸がいっぱいになって……」
「……紫子さんがよろしければ、また」
「ええ、勿論ですよ。わたしも、遊びで終わらせる気はありませんし、それに……」
「それに…?」
「……骨を抜かれ、虜にされたのは、伊波さんだけじゃありませんよ」
そう言うと、紫子は伊波の唇を奪う。
今宵の私は伊波さんの奴隷ですよ、という誘惑に、今度こそ伊波の理性は刻の彼方へ吹っ飛んでいった…。
『セーフ! セーフ!』
球場を大歓声が包む中、今日2つ目の盗塁を決めた男は帽子を取ってファンの声援に答える。
『伊波選手、盗塁成功! これで今シーズン既に20個目到達ですよ』
『いやはや素晴らしい。走るタイミング、トップスピード、滑り込み、完璧ですね』
『開幕からまだ20試合で20個、一試合1個の割合とは脅威ですねー』
『これはひょっとすると福本豊のシーズン記録を抜くかもしれませんよ』
実況も4月で既に盗塁王当確と言われる男に最大の賛辞を送る。
伊波は帰って来た。一二塁間を最速で走り抜ける力を身に付けて。
「凄いな〜、あいつ。ほんとに100盗塁いくんじゃないのか?」
「……何にせよ、若手の活躍は喜ばしいことだな。さて……あいつを返してくるか……」
「頑張れよ血河。おいらをしっかり援護してくれよ〜」
チームメイトも『仙台最速の男』に最高の信頼をおくようになった。
「…………」
その光景を中継で見ていた女性がいた。紫子だ。
愛用のマグカップに注いだコーヒーを口に含みながら、愛した男に熱い視線を送っていた。
「羽を千切られた鳥が再び大空に羽ばたく……そんな感じかしら」
……もっとも、紫子が懸念していたのは彼の活躍よりむしろ、
サイドテーブルに積まれた、伊波名義の請求書の束。金額は…ざっと700万円。
「でも……」
テレビから視線を外し、自分の指先を見つめる。
「これのおかげで借金が1千万円ぐらいに膨らんじゃったのよね…」
そこには、伊波から送られた婚約指輪が輝いていた。
あの時の事は今でも鮮明に思い出せる。
顔を真っ赤にして「う、受け取ってほ、ほじいんで」と声をどもらせながら、
目の前に突き出された輝くリング……。
若者の純情と、想い人の不器用な誠実さと、形になった愛をいっぺんに味わったおかげで、
年甲斐もなくその場で嬉し泣きしてしまったことはいい思い出だ。
「仕事も恋愛も、30になってからが華ってことね」
行き遅れを気にしたこともあったが、待てば海路の日和あり。
「この分なら、オフには結婚式が開けそうね」
憧れていた純白のウェディングドレス。着れる立場になれる日は、そう遠くはなさそうだ…。
「ふふ…頑張ってくださいね。未来の旦那様……」
おわる。
ジャーマン相変わらずのクオリティの高さGJ!!
しかもそれぞれの話がリンクしてるんだな……ツンデレ男もGJ!!
あれ?でも…20号って確か……
GJ!
重箱の隅つつくようで悪いが、複雑骨折とは開放骨折のことで、
かいつまんで言えば折れた骨が皮膚の外に飛び出す怪我なんですな。
骨がバラバラになるののは、実は複雑骨折ではなく粉砕骨折だったりしまする。
先生GJ!ああ、来年三月まで次回作が無いとはあまりに悲しい。
・・・でも20号って・・・。
ジャマさんGJ!ゆっくり休養してまた頑張ってください。
イイジャマイカ。俺の心の中では20号に到達してるw
お疲れ様です先生!
VIPSTERといいモデルはあの選手でしょうか
先生も怪我しない様に気を付けて頑張ってくだピキッ
まさか本当に最終戦に合わせて投下してくれるとは!
ここの先生は住民の期待に応えてくれる先生ですね。GJでした。
しかしPart8だけで3作品か。凄いな。
>443とちょっと被っちゃって増すけど、書いたんで投下します。
主人公が女って設定で書いてみたんですが、主人公は只の脇役に成り下がりました。
それは練習も終わり部員のほとんどが帰った後の聖タチバナ学園野球部部室。
男子生徒4名、女子生徒1名、計5名による、とある計画が画策されつつあった。
「では、御幸さん、次のご要望会議、楽しみにしてますよ。」
集まったメンバーの一人、大京が普段の礼儀正しい姿からは想像もできない程のいやらしい笑みを、この中で唯一の女子生徒、御幸桜に向ける。
「とりあえず、要望は出すけど、通るかどうかはわかんないよ…。」
普段と違う大京のそれに怯えながら応える。
「せやな、僕らの時と違って賄賂は送れへんしな。」
大京の横に座っていた3人目のメンバー、原が天井を見上げながら呟く。
「矢部君、こういう時こそ君の出番じゃないのかな?」
4人目のメンバー、宇津が、最後のメンバー、矢部に目配せをする。
「あれしか無いでやんすね。」
「あれ?」
「なんや、あれって?」
「気になりますね。」
「で、何なんだい?」
全員の視線が矢部に集中する。
「ガンダープラモデル、略してガンプラでやんす。」
「……それは、矢部君の趣味だよね?」
「そうでやんす、生徒会長とて男でやんす!ガンプラで落ちない男の方が少ないでやんす!」
矢部は右の拳を握りしめ、天を仰ぎながら熱弁した。
「ボクは反対やな。」
「僕も反対だね。」
「ワタシも賛成しかねます。」
原、宇津、大京がすかさず反対する。
「酷いでやんす!せっかく既にウイングガンダーテロカスタムパーフェクトグレード(一万円弱)を用意してあったのに!」
「せやかて、会長がアンチガンダーかもしれへんやん。」
矢部君が取り出した大きな箱に半ばビビりながら原が正論を帰す。
「…言い出しっぺの矢部君がこれじゃ…、やっぱり駄目かも…。」
桜がため息を吐いた。
それもそうだろう、ガンプラに対する矢部君の演説で気合いは下がりっぱなしなのだから。
「そんな弱気でどうするでやんすか!取りあえず次のご要望会議にこれとこれを持って行くでやんす。」
そう言って、なんとかテロカスタムとシャナ専用サクなるものを矢部に渡された。
翌日…。
生徒会室で生徒会長と対峙した桜の横にはでっかい荷物が置かれていた。
次もまだ序章です。
「…会長、これ…、うちの部員からの差し入れです。」
そう言ってウイングなんとかを差し出した。
「うわっ、これ高いんだよね、最近バイトも出来ないから欲しくても買えなかったんだよねー。」
(あれっ?!もしかして効果覿面?)
「あの…合宿の件…。」
ここぞとばかりにしかしキャラクターの問題か、やっぱりおどおどと切り出した。
「…………………。」
返事が返って来ない。
「……任務了解。」
(それは許可なのかな?)
そうして、矢部君の活躍もあり、2週間の合宿が決定した。
合宿3日目の練習中、精神練習中の桜に背後から忍び寄る人影があった。
目を閉じ瞑想中の桜には気付かれないと思ったのだろう、人影は忍び足ながらも歩調を速めた。
「するするするーでやんす。」
台無しだ。
小声のつもりだろうが、バレバレである。
「…何?矢部君?」
無防備な女性に背後から迫ろうとした事に、軽い軽蔑を抱きながら振り返る。
「今日がチャンスでやんすよ。」
矢部はあくまで冷静に小声で話しかける。
「みずきちゃんの機嫌が超最高だったでやんす。」
そして、ユニフォームの中から何か取り出した。「で、これが例のアレでやんす。」
小さな、マッチ箱くらいの物を手渡す。
「頼んだでやんすよ。」
そして、矢部は来たときと同様、忍び足でさって行った。
ーそして、その夜。
「あらかじめスイッチはオンになってるでやんす。」
そう言われて矢部に渡された物を部屋の中に隠して、準備は播但である。
一方、男性陣。
都合よく同室になった、矢部と原の部屋に宇津と大京が集まり、何かを囲んでいた。
「矢部、この機械ちゃんと動くんやろうな?」
「ばっちりでやんす、音もクリアに聞こえるでやんす。」
そう、矢部が渡した物は盗聴器だったのだ。
そんな物で何をしようと言うのか?
「みずきちゃんは本当は誰が好きなんだろう?」
その疑問を解決させる為だけに女子生徒の協力まで得て、女子の寝室に盗聴器を設置したのだ。
「ねぇ、みずき。」
「何、さくら?」
「始まったでやんす!」矢部の声に全員がラジオに集中した。
「みずきって本当に矢部君が好きなの?」
「んー、全然。」
「ぐはっ!でやんす。」
みずきの悪気なんて一切感じられず、さらにためらいの無い一言で一名脱落。
「婚約者なのに?」
「仕方ないじゃない、正規の部員がさくらとアレしか居なかったんだから。」
「他の部員でも良かったんだけど、プロ入り出来そうな男はアレだけだったし…。」
「矢部…、哀れやな。」
「褒められた時に限って気絶中とはね…。」
原と宇津から憐れみの言葉が投げかけられた。
「じゃあ、大京?筋肉付いたらカッコ良くなるって言ったのみずきでしょ?」
「大京ねー、大京とは気まずくなったりせずに良い友達で居たいから、そういう事は考えた事ないわね。」
「みずきさん…。」
戦力外通告を喰らったにも関わらず、大京は感動に瞳を潤ましていた。
「じゃあ、宇津?ルックスだけなら聖タチバナでもトップクラスじゃない?」
「宇津ねー、宇津は夢を追ってる人だから、邪魔したくないし、されたくもない。よってパス。」
「高め合う方向にはならないの?」
「お互いに独占欲強そうだもん。よそ見しか出来ない様じゃ駄目になるのよ。」
「みずきさん…、そこまで考えて…。」
宇津も大京同様、みずきの戦力外通告に心打たれていた。
あの…2人とも戦力外通告ですよあれは。
「じゃあ、原?」
「原は…結構いいかも。」
「よっしゃー!!」
原が、関○一か檜山○之並みのテンションでガッツポーズを決める。
「原はいいの?」
「同じ服着せて散歩したり、公園でボールとかフリスピーで遊んだり、出来るでしょ?」
「原、ガッツポーズを決めてる所悪いでやんすが…、これ、犬扱いでやんすよ。」
撃沈されてやっと復活した矢部が原の肩を叩きながら言った。
「そんなん些細な事や、みずきさんが望むなら!」
原は自分のカバンからある物を取り出し叫んだ。
「犬にだってなれる!」
「いっ犬耳…、プライドは無いんでやんすか?」
「ない!みずきさん、今、あなたの下へあなたの犬が参ります!」
そう言って原は飛び出して行った。
そしてタイミング悪く、盗聴器がとんでもない音を拾った。
「でも、やっぱりさくらが好きだったらどーする。」
「あっ、やめて、脱がさないで。」
「いーじゃん、私も脱ぐし、聖も脱ぐわよ。」
「えっ!?私もか?」
「原、この中に飛び込むんでやんすか?」
「彼、死ぬかもしれないね。」
「惜しい人を亡くしました。」
三人に未来を心配されつつも原は、走る。
みずきの下へ!
「みっずきさーんっ!!あっ……。」
残り3人の危惧通り、原は見事に3人の霰もない姿を目撃した。
「…原。ちょっとこっち来て。」
手早く隠すべき場所を隠したみずきが原を呼んだ。
「し、失礼しました。」
ガシッ。
急いで踵を返そうとする原の首根っこをみずきが捕まえた。
「犬は首輪つけて外に繋がないとね。」
言うが早いか原の首には首輪が付けられ、その首輪には鎖が付いていた。
犬の散歩よろしくで原が引っ立てられた先は合宿所から死角になった岩陰。
「犬が服着てちゃ駄目よね。」
そう言って桜と聖に押さえさせて衣類を剥ぐ。
「そうそう、尻尾も付けないとね。」
「あの…みずきさん?そのヴィーンて音は何ですか?」
「尻尾付けるって言ったらお尻に決まってるでしょ?」
原の顔がどんどん青くなる。
「大丈夫よ、ローションもリッター単位であるから。」
「そういう意味やなくてですね…。」
「お黙り、はい挿入ー♪」
ずぷ、ぬぷ、ずぷ。
大量にローションを塗りたくられたそれは原の菊門にあっさり入って行った。
「じゃあ、戻りましょ♪」
犬耳、首輪、犬尻尾を装備した原を残して、誰一人残らす返って行った。
かと思いきや、1人、浴衣姿の女子生徒が残っていた。
「…六…道?」
「すまないな、原先輩に見られたのは事故だったのに。私には、ああなったみずきは止めれそうにない。」
(いや、でも見たことは見たんやし…、六道が気にするこどやないんちゃうかな?)
原がそんな風に聖を眺めていると、聖が小刻みに震えて居るのが見えた。
「浴衣一枚やと寒いやろ?中入ってええよ。」
「…、原先輩の方が寒いんじゃないのか?」
「裸は流石にな。でも大丈夫やから、六道が風邪でもひいたらみずきさんにボクが殺されるやん。」
「いい方法がある。」
「何や?って、えっ!あかんて!」
誰だって年頃の、しかも可愛い女の子が素肌を合わすように抱きついて来たら狼狽するだろう。
よほどの変態ならともかく、原はまだこの時点では普通の人間だった。
まぁ、全裸で犬パーツを付けて普通と言っても説得力のかけらもないが…。
「知ってるか?寒冷地などでは人肌の方が温度が高いから、こうやって暖めるそうだ。」
(それでもマズいやろ?それに、もっとマズい事がボクのバスターライフルがビンビンや…。)
好きな女の子に全裸にされアナルバイブまで突っ込まれた原のイチモツは完全に勃起していた。
「原先輩、暖かいな。」
よほど寒かったのか聖は、より力強く抱きついてくる。
「そっ、そうか?良かったな。」
その行為が原の牡としての本能をさらに膨れ上がらせる。
「先輩、頭、撫でてくれないか?」
原は本能を理性で押さえつけながら、まぁそのくらいならと聖の頭を撫でた。
「ふにゃー。」
聖の出した、猫の鳴き声のような声に原の理性があっさり弾け飛んだ。
「六道、もっと暖かくなる方法があるぞ。」
「ふにゅ?なんだ?」
「こうするんや。」
そう言って原は、聖を砂浜に押し倒した。
「…背中が地面にくっついてて寒いぞ?」
「すぐ、暖かなるって。」
訝しがる聖の肩、二の腕、わき腹、胸、太もも、ありとあらゆる所を原の手が揉みまくる。
「せっ、先輩、くすぐったい…。」
本当にくすぐったいのだろう、聖は涙目になってい蠢いてた。
「六道はえっちな子やなー。」
「!?」
原の一言で聖は硬直した。
「どこ触っても気持ちよさそうな顔や。」
「そっ、そんなことない!くすぐったいだけだ!」
精一杯否定する聖の秘所を原の指がそっと撫でた。
「ひゃん!」
聖の体がビクッと跳ねる。
「そんなことない訳無いわな、そしたらコレは何や、六道?」
原は聖の愛液の付いた指を聖の鼻先に持って行った。
「………?私、漏らしてしまったのか?」
予想外の反応に原は一瞬キョトンとするものの、すぐに支障なしと割り切った。
「コレはな六道、女の子が気持ちいいと出てくるんや。」
「そうか、漏らした訳じゃ無いんだな。」
聖はまるでそれだけが問題だったかのように胸をなでおろした。
「でも、直接触っても無かったのにこんなに濡れるなんて、六道はやっぱりえっちやなっと。」
そう言って聖の中に指を差し込んでいく。
「むーっ。」
「膨れなや、あっー、でも膨れた六道も可愛くてボクは好きやなー。」
「んっ!!」
「なんや六道、急に締め付けてきて。好きって言ったからか?」
「ふぁ…あっ…。」
「またや、そうか六道は誰かに好きって言って貰いたいんやな?」
「うっ…くぅん。」
聖の目が原を見つめていた。
先程とは違った意味のうるうるした瞳で。
「いくらでも言ったるで。ボクは六道が好きや。」
「先…輩…。」
聖が目を瞑り、先程まで瞳の中に溜まっていた涙が一筋、聖の頬に零れた。
その唇に原はそっと唇を重ねる。
「六道。」
原は自分のイチモツを聖の秘所にあてがった。
「先輩…、好きって言ってくれ。」
聖の腕が原の首に巻き付いて聖は真っ直ぐ原の目を見ていた。
「何度でも言ったる、好きや。」
「…嬉しい。」
聖が本当に嬉しそうに笑った。
「六道、ボクもうそろそろ限界や。」
「わかった。」
原は徐々に自分を聖の中へ進めて行った。
聖が小柄なだけあって中は流石に狭かったが、塗れやすい体質なのか、原のモノはスルスルと沈んで行った。
「先輩、そんなに尻尾振って、本当に犬みたいだな。」
「仕方ないやろ、そんだけ六道が好きなんや。」
「いや、スイッチ入ったままなだけだから……。」
誰もいない砂浜なのでその辺にいたカニに代弁していただきました。
原は何か進路を阻むものに当たった所で動きを止めた。
「行くぞ、六道。」
コクンッ。
聖はこれから訪れるであろう痛みに耐えるため、歯を食いしばった。
何かが破れる音がした。
「……?あれ?」
「六道?」
「思ったより、痛く……ないんだな。」
「運動してるとそういう事もあるらしいで。」
原は聖が痛みを訴えて来ないので何も言わず腰を動かし始めた。
「せっ…先…輩…?」
原は聖の戸惑いを聞こえない振りをして、徐々に速度を上げて行く。
「あっ…うっ…ふにゃっ…にゃっ…。」
「にゃって六道…。」
原は聞き慣れない喘ぎ声に一旦、動きを止めた。
「ふにゃーん。」
聖が脚を腰に巻き付けてきた。
「もっと欲しいん?」
聖が首を縦に振る。
それを確認して原は先程より激しく腰を動かした。
「はっ…あっ…にゃ…きも…ち…いっ…。」
唐突に上げたスピードと聖の中の狭さで原は早くも限界を向かえようとしていた。
「六道…このまま中に出すで。」
「せっ、先っ…輩…のっ…で…いっ…ぱ…いにっ…して…くっ…れ。」
「六道…好きや。」
「にゃーーーーー!!」
聖の膣壁が原のモノを締め付け、原はそのまま、白い液体を中に出した。
「…交代の時間だ……、先輩…私は先に戻るけどみずきが来る事になってるから安心してくれ。」
聖は何事も無かったかのように服を正して帰って行った。
つづきます。
聖が戻ってすぐにみずきがやって来た。
「ふーん、なかなか似合ってるじゃない。」
みずきは原の犬耳を撫でた。
「ん?なんか生臭いわね。」
「…海のそばやからやないですか?」
原が視線を逸らしながら言うと、その頬に平手打ちが飛んだ。
「みずきさん?!」
「何、しらばっくれようとしてんのよ。聖から全部聞いてるんだからね!」
みずきが一歩詰め寄った。
すかさず原は一歩後退する。
それから、みずきが一歩詰め寄れば原は一歩後退するという作業が続いた。
しかし、残念な事に原には限界が設定されていた。
繋がれた鎖の長さ以上には下がれないのだ。
「ふふーん、この私から逃げられるとでも思った?」
「はい?いや、ちゃいますから!鎖のせいですて!」
原の頬に再び平手打ちが飛ぶ。
今度は復路の裏ビンタ付き。
「今は私が御主人様なのよ?で、あんたは犬よ、わかってるの?」
「み、みずきさん…?」
普段のみずきとノリはさして変わらないが、微妙な語気の変化に原は目をぱちくりさせた。
「あら?原、これは何?」
みずきは原を仰向けにして、そこで激しく自己主張するものを踏みつけた。
「はうっ…。」
踏みつけられた事によってさらにそれが硬さを増した。
「聖とヤったんでしょ?なのにこんなに硬くなるんだ。」
「みっ…みずきさん。」
みずきはおもむろに踏んだ足ともう片方の足で挟んで上下させ始めた。
「なっ、ちょっ、みずきさん?!」
みずきは原を無視して作業を続ける。
「みずきっ…さんっ、もっ…だめっ…。」
そこでみずきは足を止めた。
「イきたい?」
みずきは楽しそうに聞いてきた。
「……はい。」
「イかせて下さい御主人様って言えたらイかせてあげる。」
みずきがにこにこと原のモノを挟んだまま言う。
「……か…て……さい……じ……ま。」
原が蚊の鳴くような声で顔を真っ赤にしながら言葉を絞り出した。
「声がちっちゃい、やり直し。」
「イかせて下さい、御主人様!」
原はもうヤケになって叫んだ。
するとみずきは原のモノから足を放した。
「はい、ほらっ、イきなさいよ。イきたかったんでしょ?」
「あの…みずきさん?」
原が恐る恐る尋ねると。
「まさか、私にしてもらえると思った?嫌よ、自分でやりなさい。」
ふと、みずきが服を脱ぎ捨てて近づいて来た。
「特別に舐めさせてあげるから私のを舐めながらやりなさい。」
そう言って原の顔先に股間を持って行く。
原は、目の前に広がった光景になんの躊躇もなく舌を出した。
そして舐めるだけでは飽きたらず、吸い付く、啄む、舌を入れるなどさまざまな事をした。
「なっ…に、がっついてるのよ。」
みずきはまさかの攻撃に体勢を崩しかけたが、自尊心で持ちこたえた。
「原、手が速くなってるよ?私に見られて、私のを舐めながらやってるのに感じてるんだ…。もう完全に変態ね。」
みずきが言い終わると同時に原は絶頂を迎えた。
「あれ?今出したのにまだおっきい…。」
みずきは原から体を話して向かい合って座り込んだ。
「みずきさんっ…がっ?!」
飛びつこうとした原の顔面をみずきは足で押さえた。
「だめ、ちゃんと何をどうさせて欲しいか言わないとさせてあげない。」
そう言ってみずきは自らの指で大陰唇を左右に広げる。
「ボ…ボクの汚らわしいお○ンチンを御主人様のおま○こに入れさせて下さい…。」
「良くできました。」
そして原を再び押し倒し、天を指すそれを自ら受け入れていく。
「やっぱり、おっきい…。私に攻められてこんなになるなんて…。この変態。」
「そ…そんな。」
また平手打ちが飛ぶ。
「あれ、私がビンタしたら脈打ったよ?やっぱり変態以外の何者でもないじゃない。」
みずきは入りきったのを確認して、腰を前後左右に動かした。
「はっ…、気持ち良くなんか…ないん…だから。」
次は上下に。
「原がっ…、入れたいっ…て…言う…からっ、入れっ…させて…あげてる…んっ…だけっ…なん…だから…ね。」
次第にみずきの息が荒くなり、腰の運動も直線運動やら円運動を交えて速くなっていった。
「みずきさんっ…、そんなにしたら…もうっ…!」
原が訴えかけるとみずきの動きが止まった。
そして動かせないように締め付ける。
「どこに出させて欲しいか言いなさい。そしたら出させてあげる。」
「み…みずきさんの中に出させて下さい。」
原の頬を四たび、みずきの手のひらが打った。
「御主人様…でしょ?」
「…御主人…様の中に出させて下さい!」
みずきはニタっと笑って腰を再び動かし始めた。
「みずきさんっ!!みずきさんっ!!」
原は本日3度目の射精をみずきの中で迎えた。
「あっつっ…!」
原の上で散々動き回ったみずきはぐったりと横になった。
「まだ、交代まで少しあるわね。」
「次はさくらが来るから、よろしくね。」
何をよろしくなのか、少し休憩して回復したみずきは衣服を整え戻って行った。
みずきが去った逆の方向からそいつは姿を表した。
「ふぅ、よかった。いい絵が撮れて。」
「!!」
原が驚きと共に振り向いた先にはビデオカメラを持った桜が居た。
「…何やってるんや?」
「ん〜、部費の為に商品作り。」
「そういう事、言ってるんとちゃうわ!」
原は犬耳、全裸、激しく振られる尻尾と全く迫力の無い姿で凄んだ。
「みずきとはやると思ってたけど、聖までとはねぇ。」
全く聞かずに続けて、軽蔑の目を向ける。
「…変態。」
「なっ、それをビデオに収める奴に言われたないわ!」
「私も、変態って言われてまた勃起するようなド変態には言われたくないな。」
桜が原の変化に目ざとく気付いた。
「あれだけ出したクセに、いっちょまえに勃起させちゃって…、犬じゃなくて猿?」
「………、これは……しゃあないやん…。」
「ふぅ、言葉責めは逆効果にしかならないね…。」
桜は原に近づいて座った。
「このビデオ…、10万で買わない?」
「…10万て…、足下見過ぎちゃうか?」
原は寒空の下に全裸で冷や汗を大量に流していた。
「何言ってるの?女子高生2人で初物とSで無修正よ?20位は固いのに…10万は破格。」
「そんな…10万もあるわけないやん…。」
「わかった、買わないのね。そろそろ夜も明けるし戻るね。」
「ボクはどうするんや?」
「…矢部君に場所教えといたから迎えにくると思う。」
「思うて、そんななげやりな…。」
原のセリフを無視して桜は戻って行った。
数日後
みずきに大量の妊娠検査薬とピルが届けられ、原にこれまた膨大な量の不幸の手紙とカミソリレターが届いた。
郵便物の差出人には、はっきりと友沢亮と書かれていた。
終わり。
オチが…、落ちてない気がする…。
乙カレン
とりあえずお疲れ
まずは御拝読ありがとうございます。
読み返したら主人公のキャラが変わってましたね…。
やっぱり、職人さんたちみたいに上手くは書けませんね。
みずきも聖も早矢より動かしにくかったです…。
≫373しちゃいましょうのタイトルは某アニメのエンディングタイトルから取りました。
パワプロらしく配慮した点はどこですか?
≫486
一応、タチバナだとご要望会議通さないと合宿に行けないとかですかね(だけ?!)、後主人公が女性だとみずきの婚約者が矢部になったり、合宿でみずきと同室になったりするのかなぁと…。
ぶっちゃけた話ifの世界になってしまった事は否めません。
まあ、頑張れ。
18歳以上になったらまた来てくれ。
pinkちゃんねるは来月から18禁に変わるそうだ
勝手に私的萌えランキング
1あおい
2はるか(9)
3瞳(12)
4聖
5京子さん
6エミー(10)
7愛(12)
8みずき
9猪狩ママ(10)
10進きゅん
進きゅんっておま
494 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 23:40:36 ID:c1VlATD7
ヒカルちゃんが入って無いじゃないか
この臭い流れに乗って
彼女にしたい男性キャラランキング
1初野歩
2六本木先輩
3猪狩進
4久遠ヒカル
5犬河和音
最近のパワプロって・・・
よし、女体化だ。
それはやめれ
女体化はおちんちんがなくなるから困る
ここは一つフタナリで手を打たないか
でも最近SS書かれる女の子て決まってきてるな。
偶には加藤姉妹とかも見たいな…
パワプロは話が進むに従いカレンがいいキャラになっていく
最初はほぼお邪魔キャラだったのに
>>500 それは全てのキャラに言えるよな
昔に比べれば矢部のウザさも守のヤバさもあおいのツンデレも
ずいぶんましになったものさ
矢部は昔の方がウザくなかった。ガチで。
矢部は5が一番いいやつだったような気がする俺
出番が少なかっただけな気もするが
>>503 俺も5、6とかそのくらいの矢部好きだった
最近うざい
後6の委員長だな。
微妙なツンデレ最高
なんか6が一番高校生って感じした。
勉強があったからかもしれないけど
6は大学編じゃね?
金髪委員長は5だよ
12はキレ○をくれるので許す
矢部は8ではレギュラーでセンターを守ってくれる重要な戦力だった
………矢部がチャンス2になってヘッドスライディングがついた時ぐらいからだな
あの頃からパワプロは狂いはじめ、12、13で本格的にそれが表に出始めた
分かったからそういう話題はよそでやれ
過疎ってるなあ。
まぁ発売されてけっこうたったしな。
それでもこの短期間でこんなに作品がでたことはなかったな。
書き手は満足して完全燃焼したんだろう
高校編と言われると、9のエロさを思い出す
9はあおい、舞、はるか、茜、澄香、進キュンの6人か。
純情ボーイッシュ、定番ヒロイン、深窓お嬢様、快活関西弁、
冷静メガネ、生真面目ショタと寄り取り見取りですな。
恋々高校の2人とカレンを入れないお前を俺は許さない
パワプロが手をつけていないのは
幼女と未亡人とアンドロイドぐらいだな
いや、男装少女がまだだ!!
いや、そこは初野なり犬河なりで存分に補給できるから。
>>514 幼女:ゆかり
未亡人:みゆき先生
アンドロイド:ひなこ・ミキ
男装少女:7裏のタマコ
以上パワポケ
みゆき先生は交際相手に刺し殺されてるから
未亡人というより幽霊だな
それでもパワポケにはまだ2人ほど未亡人がいるわけだが
のりかのことかー
その名前は思い出したくない・・・
ところで初野はもうでてこないのかな?
学年的には猛田とか聖と同じようだから次あたりに期待しているが
日本はイラネ
日本仁は邪魔っけだ!死ね死ね死ね 死ね死ね死(ry
六本木先輩の再登場を望む
二宮と一之瀬しか以後は登場してないし(四条と五十嵐はちょこっとだけ登場したが)
300万円を渡さないと手術ができずに死んでしまうんだろ?
>>524 ゆかりの事だな。まあハイリスクハイリターンだが。
こういう事はパワポケスレに書こう
保守
捕手
7プロ
8ドラフト?
9高校
10プロ
11大学
12社会人?
13高校
14はやっぱりプロ編だろうか?
あかつきナインのメンバーまた出てこないかな〜?
特に六本木先輩が好きだった。
パワプロのショタキャラって男女に兼用できる名前が多いな。優希、和音、歩、優・・・。
ヒカルはどうしたヒカルはww
あいつはどっちかというとガチホモ
ガチホモといえばみわちゃん
と鬼鮫コーチ
ショタとかホモとかキモいからやめれ
マンマンがあるんだからマンマンを使いなさい
しょたは知らんが、ホモはネタなんだから落ち着きたまえ
そこで女体k(ry
ショタがお姉さんに犯されるのは素敵だと思います
初野があおい監督に睡眠薬飲まされて部屋に連れ込んで逆レイプするのがあったな過去に。
猫神はショタか?
あれはあおいタンじゃない。一人称もキャラも違うまったくの別人。
どうでも良いけど進キュンはガチSのブラックストマックなんだぜ
「くっ・・あっ・・痛いです・・友沢さん・・」
「大丈夫か久遠?」
「はい、まだ・・大丈夫です・・・」
「なら、もう少し強くするぞ」
「はい・・・いっ・・・っああああああ!!!」
以上、体の硬い久遠君は友沢ストレッチで悶え死にました。チャンチャン♪
身体が堅いのが原因じゃないだろそりゃw
あおいやみずきとストレッチする主人公の心情なんだろうなwww
唐突にどすこい酒造の連中は
きっと股関節が柔らかいだろうな
と思った
初野とか六本木とか犬河とか久遠とか…
801のパワプロスレからこっちに流れ込んできたのか?気持ち悪い
801とは違って野郎にもそういう嗜好の奴はいるみたい
パワプロサイトめぐりしても感じる
まあ最近の流れは半分ネタだろうからマジに取らんでいい
俺は100パーセントネタのつもりでやってたんだが・・・。
っていうかマジな奴いるのか?
スイッチヒッターですが何か?
パワプロヒロインズにえっちな本を見せた時の反応
あおいちゃんの場合
「え、何? ……やだ、こんなのわざわざ見せにこないでよっ!
ぼ、ボクがこんなのに興味あるわけないでしょ!? ぐーでぶつよっ!?」
みずきちゃんの場合
「んー? ふふ、えっちぃ本なんかで喜んじゃってまったく子供ねぇ。
何だったら私が見せてあげてもいいわよ? ただし一人五万ね♪」
聖ちゃんの場合
「む……こ、こういう本を読むのは不潔だと思うぞ。
……一つ聞きたいんだが、男の子はやはり胸の大きな女性の方が好きなのか?」
ヒカルちゃんの場合
「やめて下さいよ。そういうの、あまり好きじゃないんです。
こんなの読んでる暇があったら練習した方が……と、友沢さんっ!?///」
みずきはそんなキャラじゃない
ちょっと待て、久遠に何見せたんだ。
_
< ヽ
∠从W∨〉
W.#´∀`ノ
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ 貧乏 /___
\/____/
俺はホモじゃない俺はホモじゃない俺はホモじゃない
ホモじゃないってことは女だったの?
ここで流れをブッタ切り。
やっぱり聖かわいいよ聖ww
日の出までレスがつかなければ智美は俺の嫁
はいはいわろっしゅわろっしゅ
まるっきり過疎ってるように見えてしっかりいるんだな……俺もだが
次はいつ混雑するんだろうか・・・・
何か投下されるたびにケチつける奴がいるから作者がやる気なくなるんだろ
パワ男対聖のやつ好きだったのに、あれ以来投下されないし…
大体、こういうのは趣味で書いてるんだし
そりゃ仕事ならケチつけるのも分かるけど
いちいちここが気にくわないとか、ああしろこうしろなんて言われたらやる気無くすよ
まぁ理由は何であれ、悲しい事だが予定調和だな…
当時のふいんき(何故かry)からすれば長く持った方ジャマイカ?
バブルが弾けたからって何も悲観することはないよ。
あんなお祭り騒ぎがいつまでも続くわけないんだから。
今まで通りマターリモコーリやってけばいいのさ。
まぁ悲しいけどパワ系スレの宿命だな
もう慣れたのぜ。
決定版が出たらまた賑わうさ
一時だけ
決定版に期待
決定版の追加イベントに期待
>>561 行き過ぎた批判は駄目だろうが、少々の批判は覚悟してもらわないと困るな
投下したら批判は受け付けません。マンセーしろよな
じゃ職人も成長しないよ
別に書き手を成長させる場でもないしな。
読めるものだけ読んで後は放っておけばいい。
面白ければ感想&GJ、くだらないor気にくわないならスルー
頼むからこれを徹底してくれ、批評なんてされると非常に迷惑だ
余計なおせっかい焼きたい気持ちも分からんでもないが
いったいそれでどれだけの職人さんがいなくなったと
もちろんそのだけが原因ではないだろうけど
エロパロでは批評が流行ってるのか?
とりあえず基本に忠実にいこうや
日尻オワタ\(^o^)/
いや、まだまだこれからだ!!!!!!
「頼む…好きにしていいから…」
思いもよらない。
よりによってこいつからこんな言葉が出てくるなんて…。
きっかけは数日前だった。
部室に手入れ用のグラブオイルを忘れ、高校に引き返していた途中だった。
「おい、東條!」
ん…あれは…。
校門前に二人の学生が向かい合っている。
片方は帝王のユニフォームに…、もう片方の眼鏡はたしか東條って名前だったっけ?
何かピリピリした雰囲気だが…。
「テメエ、野球やってないんだってな…」
「またその話か、猛田。言っただろう、“三人で”野球をやると…」
猛田って言うのか、あの帝王生。にしても、三人ってどういうことだ?
しかも野球…?
「そうか、お前は逃げるのか」
「…好きに言え」
「ああ…好きにさせてもらうぜ。お前には敵わねえと思ってたが、俺の勘違いだったみてえだ」
猛田が東條に背中を向けて去っていく。
ああ…、かなり険しい雰囲気だ…つうか、つい盗み聞きしちゃったけど、いいのか俺…。
東條は顔を伏せていて、表情を読み取ることは出来ない。
猛田は振り返りもせずにどんどん歩き去っていく―。
と思った次の瞬間、何かを思い出したように立ち止まり信じられない言葉を言った。
「所詮、女にゃ野球は無理ってことだな!」
…東條が野球部に入部してきたのはそれから1週間後。
入部した直後はその生意気とも言える言動から陰口を叩くチームメイトも居たが、その実力が明らかになっていくにつれ
今では誰も文句を言わなくなった。むしろ、言えなくなったという方が正しいかもしれない。
打撃練習でサク越えなど当たり前。三塁の守備でも洗練された動きを見せ、ついには1年夏からスタメンを奪い取る。
「いやー、すごいでやんすね!さすが、オイラが目をつけてただけはあるでやんす」
「…ああ、そうだね…」
矢部君の相変わらずの言葉はどうでもいいとして、俺はあの言葉が気になってしょうがない。
“女に野球は無理”
既に早川あおい選手がプロ野球で活躍している以上、女性に野球は無理だとは思わない。
でも、東條が仮に女だとしてもここまでの動きが果たして出来るだろうか。
特に打球の力強さは、チーム1のパワーヒッター・握里先輩を上回るほどだ。
しかし、あの時の猛田の目は間違いなく本気の目だった。でまかせを言える状況でもない。
(…まさかな)
自分ひとりで考えていたって、何も解決しやしない。
他人を心配する余裕があるなら、練習に集中していたほうがいい。
(それに東條が東條であることに変わりないんだしな)
「ううー、もうダメでやんす〜…」
「…まだ60キロもいっていないぞ…」
「オイラには足があるからいいんでやんすよ!」
今日は俺と矢部君、東條の三人でウェイト練習をやっている。
東條は得意としているだけあって、楽々とこなしている。
矢部君は既にバテバテ。…正直、俺も辛い。
「なあ、東條、今日はどれくらいやるんだ?」
「そうだな、昨日はオーバーワーク気味だったからな。100キロくらいにしておくか…」
「はっ、オ、オイラ、今日は急用があるでやんす!もう帰るでやんす〜!」
どちらが言い終わるが早いか、矢部君は一目散に走り去っていった。
「…ふん。確かに足は速いな…」
「…はは…」
本当なら俺も逃げ出したいが。
「アンタはどうする?」
「あー、んじゃ、俺も出来る限り頑張ってみるかな」
「無理するな。虚勢を張るのはみっともないぞ」
ぐ、このやろっ…。
なら、気合全開でいくしかないな!
「もうダメ…」
無理。120キロ50回なんて、高校レベルでやるもんじゃないって…。
「は…はは…アンタもなかなかやるじゃないか…」
東條もさすがにきつかったらしく、肩で息をしている。
というか、冷や汗を掻いてるように見えるんだが大丈夫か?
「俺についてきたのはアンタがはじめてだ…」
そう言うと東條の体が崩れ落ちていく。
「お、おいっ」
まずいっ!
俺は力を振り絞って、なんとか床に落ちる前に体を支える。
にしても、どうすりゃいいんだ…。
「うー」
とりあえず、トレーニング室から部室に戻ってきたはいいんだが。
なんで、よりにもよって加藤先生いないんだよ…。
頭を抱え込み、使ってない脳細胞をフル回転させるがいい案は浮かばない。
せめて、なつきちゃんでも居てくれれば。
聞こえてくるのは東條の息遣いだけ。
(あー…とにかく、服を脱がさないと風邪ひいちまうな)
ユニフォームのボタンをはずし、アンダーシャツを引き上げると―。
「うわああああああああああああ!」
一瞬、何がなんだかわからなくなる。
さっき、程よく溶けていた脳細胞が一気にスパークした。
「ん…?」
東條が目を開ける。
…。
東條の視線は自ずと下へ。
そりゃそうだろう、小さいとはいえ、確かに膨らみのある胸が全開なんだから。
「あー…そのー…」
目が泳いでいるのが自分でもわかる。
ああ、父さん母さん、今まで育ててくれてありがとうございました。
「…見たんだな?」
「いや、不可抗力というか…」
「見たんだな?」
「す、すまん、東條!本当に知らなかったんだ!」
…疑惑はあったんだが…。
「そうか…」
東條は案外、冷静だ。
しかし、普段からこんな態度なだけに次にはどんなことがあるかわかったもんじゃない…。
「えーと、とう…」
「頼む!」
…へ?
あっけにとられている俺を尻目に東條は続ける。
全く予想だにしないセリフだった。
「頼む……このことはどうか秘密に…」
“何でもしていいから…”
「ん…んちゅ…はぷ…ん…んん」
腹の下で緑の髪が動く。
まさかあの東條が俺に奉仕しているなんて…。
上手いとか下手だとかよくわからない。
でも、「あの」東條がというだけで快感が倍増する。
「くっ…と、とうじょう…」
「あはっ…ん…うんっ…」
やっている内にコツを掴んできたのか。
舌で全体を舐めまわしたり、手を使って擦ってくる。
「うっ…はっ…とう…おまえっ…」
「ん…ふぅ…いつでもっ…んんっ…だ…して…いいぞ…」
上目遣い。それと同時に唇をすぼめて全体を扱いてきた。
…もう限界だっ…。
「うあっ…!」
「ん…!」
熱いものが立て続けに駆け抜ける。
「ん!んんっー!」
東條は顔を顰めながらも、決して口を離さない。
「んう…。うん、むぅ…」
コク、コクと咽を鳴らしながら、ゆっくり俺の精を飲み込んでいった。
「…苦い」
「と、とうじょう…」
…綺麗だ。普段の態度から想像できない。
確かに東條は“オンナノコ”だった。それもとびきりの。
「はあ…まだ、満足できないだろ?」
そう言うと、東條は仰向けに―。
「次はこっちだぞ…?」
以上。
エロ少なくてごめんなさい。
久しぶりに書くと疲れるね、エロって。
東条女体化GJ!
GJ!!
女体化もいいもんだな。
全キャラ女体化計画
GJ!
東条女体化は以外だったなぁ
586 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 08:13:55 ID:GsBFDxCl
ついでに握里と怒拳もな
ちょっと前に投下してたジャーマン先生って山崎武となんか関係があんの?
関係もなにも
14であおいちゃんが人妻になっていたらどうしてくれよう
もう二度とやらねー・・・
>>588 ばっ、おまっ、不用意なこと言うと消されるぞ!!
保守
捕手age
捕手カツノリ
捕手サネ
捕手ヤノ
頼む、一つだけ教えてくれないか。
主人公は灰凶の監督をどんな風に呼んでたっけ?
というか監督のフルネームって何だったっけ?
いま、手元に13がなくて調べられないんだ…誰か頼む、教えてくれないか。
教えてくれたら速攻で手直ししてSSを貼る。
>>599 ちょっと待ってて!いますぐ調べてやるから!
監督の名前:角 直一(すみ なおかず)
主人公は「角監督」って呼んでる。
ごめん。普通に「監督」とも呼んでた。
場面場面で使い分けるでいいと思う。
>>601 ありがとう。本当にありがとう。
投下する。
一度に読むには凄く長くなってしまったので暇潰しのつもりで読んでくれ。
604 :
1/22:2006/11/03(金) 23:58:17 ID:jSBcjnFm
「外野、行ったグズ!」
「オーライ、オラーイ、……あっ」
「崖に落ちたでやんす!」
「またかよ! またなのかよ! 誰か大至急御宝連れて来い!」
「…普通に引っ張ればいいのではないかとワタシは思うのですが…」
グラウンドに男達の掛け声やら、怒号やら泣き声やらが響く。
去年までは男達と表現するにも若干問題があるような気がしたが、今年は気兼ねなく言う事が出来る。
俺の名前は山野 谷尾。
灰凶高校西野球部に所属する三年生だ。ポジションはセカンド。ついでにキャプテン。
休養を返上して練習し、骨折を起こしたこともある自称も他称も野球バカ。
ただ、俺だって元々これほどまでに野球バカであったわけではなかった。
好きではあったが、バカになる経緯の原因くらいはある。
俺と矢部くんと呼ばれるピッカピカの一年生は要するに、灰凶高校野球部に救世主と間違えられて入部したのだ。
灰凶では東と西で野球部が分かれ、大会前の代表一騎打ちでどちらが出場するかを決める。
長い間東野球部がその権利を牛耳っていたが、それを救うべく入学させられたのが救世主だと。
もっとも、実際に入学したのはうっかり者の校長が顔を間違えて選んでしまった極平凡な俺たち二人だったのだが。
最初は流されるままだった俺と矢部くんだったが、期待され、それに応えるうちに本当に救世主気分になった。
後にその事実が発覚して部員達からしばらく白い目で見られる事もあったのだが…。
角監督のみんなが救世主だという一喝で、さらに西野球部は結束することになった。
「さぁ、オレのアゴにつかまれ!」
「た、助かった……」
「それにしても相変わらず御宝のアゴは便利でやんすねぇ」
605 :
2/22:2006/11/03(金) 23:58:58 ID:jSBcjnFm
「まったく、ひやひやさせるなよ。何度も注意してるじゃないか」
学校を少し離れた、この別の練習場所は外野側が崖になっている。
「ホントすみません、谷尾さん…」
「まあ、俺からは以上」
そう言ってぽん、と肩を叩いて俺は距離を取った。
叱るのはこの辺でいい。何より厳しい心労がこの後待っているのだから。
「…怪我しないように気をつけてって、…言ったのに…」
心底心配そうな声で、崖から危うく落ちるところだった彼の前に立っているのは須神 絵久。
角監督曰くお前等には勿体無いほどの可愛いマネージャー。俺もそう思う。
常にチームのみんなを心配し、誰かが怪我すると半分涙目にすらなりながら手当てをする。
ぶっちゃけ、俺が下手に説教なんかするより格段にキツイ。
さらにチームメイトからしばらく白い目で見られるという特大おまけつき。
常人には堪えられない。
堪える奴は仕方ないから角監督にまっすぐにしてもらうことにしている。
「ご、ごめん…以後気をつけるから…」
「……」
「……」
「テッメエラ、練習サボってんじゃねえ!」
羨ましそうに見ていた外野の一人に楽垣が蹴りをいれると、慌てて練習を再開していく。
さて、俺も練習を再開するとしよう。
三年最後の大会が始まるまではあと一ヶ月以上あるが、のんびりとはしていられない。
なぜなら俺は、野球バカだから!
「おらおら、どけどけぇ! ゴウ様のお通りだ!」
…頼むから練習させろ。
俺の願いは悲しく霧散した。
606 :
3/22:2006/11/03(金) 23:59:28 ID:jSBcjnFm
「どんどどどどどん」
「ぶぃーん、ぶぃーん!」
小学生が殴る時のようにわざわざ口で効果音を出しながらやってくる自転車軍団を見て、嘆息した。
他の部員達も一団を見つけると思わず練習をやめる。
自転車の中の――丁度先頭の自転車に二人乗りしている後ろの一人が高々と声をあげた。
「よーし、おまえら止まれ! グラウンドに自転車は進入禁止だからな」
「分かりました!」
「ちゃんと鍵は掛けておけよ! 最近は盗難も多いからな」
「ハッ!」
そうしてその男はグラウンドを横切って俺の前に立ちはだかった。
コイツこそ『ゴウ』。
突然東野球部を支配し、ゴウ軍団というワケのわからないものを創り上げた人間である。
野球少年にあるまじき長く伸びた銀色の髪に、外套をはためかせて今日も世紀末救世主のつもりかコイツは。
強いのか強くないのかパッと見はわからないが、野球は上手い。…多分。
「今日は何の用だ」
「フフフ…なに、重要な事を告知しに来てやったのだ」
「さっさと言えよ。この三年間負けっぱなしでついに東も降伏する気になったか?」
「へらず口がきけるのも今日までだ。最後の三年に相応しく、東西対抗戦を行う!」
「ま、まさかそれは幻の東西対抗戦…?」
「し、知っているのか! 直一!」
「呼び捨てで監督を呼ぶんじゃない! …いいか、東西対抗戦というのはだな…」
要するに、はるか昔に行われた血みどろの抗争という事らしい。
尤も、今回の対抗戦は要するに東西野球部による直接対決という事なのだが。
「上等だ、返り討ちにしてやる。終わったらお前らまとめて監督に更正してもらうからな!」
「それでこそオレ様が認めた男だ。来るべき日には決着をつけてくれよう!」
607 :
4/22:2006/11/04(土) 00:00:07 ID:jSBcjnFm
「ゴウ……」
「ゴウよぉ…」
ふと後ろを見ると、四人がゴウの方を見ていた。
哀樹、楽垣、怒拳、御宝。
元々西野球部に所属していた彼らは四天王と呼ばれ、1、2年生の際に俺との一騎打ちに敗れ角監督に更正してもらい…今に至る。
子供の頃からつるんでいたらしい五人だ。お互いに正面から戦うとなれば複雑だろう。
しかし――
「遠慮はいらんぞ、お前達」
「……ゴウ」
「正々堂々と掛かって来い! お前達もオレ様がまとめて打ち倒し、東野球部に吸収合併してやろう!」
ずどーん、ばりばり、まいむまいむ。
何か言葉の使い方が間違っている気がしないでもないが、四人もその言葉で決意をしたようだった。
誰もが圧倒されている。圧倒されているのだ。
――だから、後ろでイカズチマークの看板持った取り巻きがふらついて倒れそうになっていたりとか、
複数のラジカセから不気味なほど種類がバラバラな効果音がかけられたりとか、
何故か桜をまいていたりするヤツがいても誰も気にならない。
「おい、貴様! ここに桜はないだろう、桜は!」
「すいませんゴウ様、余ってるって演劇部に押し付けられたもんで…」
――気にならないったら。
「ゴウよ、…どうしてもやるつもりか? 根に持つタイプの子だったんだな」
「そうらしいな。だが、角…お前との因縁もこれで全て決着をつけてくれる!」
「いいだろう。好きにやるといい…だが、一つだけ言っておく。…うちの子達は、強いぞ?」
608 :
5/22:2006/11/04(土) 00:00:43 ID:jSBcjnFm
そんなやりとりが終わると、ゴウは最後に存分に高笑いをあげて存分にむせかえってから帰っていった。
どうやら今度は自転車のタイヤ穴開け魔が発生したらしく帰りは徒歩だ。可哀想に。
「しかし、対抗戦か…この雰囲気で甲子園どころか公式大会にも出られねぇなんてあってたまるか。絶対に、勝つ!」
「因縁の決着もあるでやんすしねぇ。 早速練習でやんす!」
「…いつになく燃えてんなぁ、矢部も。よし、俺も負けちゃ…」
いられん、とその後を追おうとして、くいくいと袖を引っ張る感触に俺は気付いた。
後ろを振り向くと、俯き加減に現マネージャーがこちらを見上げている。
やばいやばい。危うく歩き出して色んな意味で大事なこの子を雑巾代わりにするところだった。
「どうした、須神?」
「…その…」
「怪我してほしくないの……谷尾くんに。…でも、その…」
もじもじと、離した両手を体の前でこする。
思わず抱きしめたくなるような保護欲を誘う須神 絵久は、金髪を揺らしながらゆっくりと口を開いた。
「勝って……!」
――負けるわけがない。負ける要素なんてカケラも見当たらない。
俺にはこんな可愛い女神がついてるんだから。
「おう、任せろ」
「怪我もしないで、ゴウにも勝って、東野球部にも勝って、まとめて全部――ケリをつけるさ」
さんざ吹いて帰っていった西強高校の二人組にも、まだ何もしていないのだ。
俺は、負けない!
待ってろ、ゴウ!
609 :
6/22:2006/11/04(土) 00:01:20 ID:jSBcjnFm
ゴウが宣戦布告に来てから一ヶ月。
あっという間に三年最後の練習時間は過ぎていき、六月月末――東西対抗戦の日がやってきた。
場所は公式の地方大会で使う有名な球場。
何故か学校内のイベントである筈なのに、実況までいてテレビまで来ていたりする。
…時々、本当にうちの学校がわからない。
「礼ッ!」
「よろしくお願いします!」
「ついにこの日が来たな、救世主よ! 今日こそ決着をつけてくれる。フハ、フハハ…痛っ」
「礼せんかぁ、このクソガキが!」
「ごめんなさい。…よろしくお願いします」
「審判の言う事は守って、フェアに行こうぜ? ゴウ」
「言われずともそのつもりだ。真正面から粉砕してくれる!」
お決まりのやり取りもそこそこにベンチに引き上げていく。
試合はこちらの後攻だ。
「…やっぱり出るのか」
スターディングメンバーに刻まれた9番ゴウの名をみながら、俺は自分の表情が引き締まるのを感じた。
ゴウの実力は果たしてどれぐらいなのか。
こちらの先発は楽垣。
持ち前の七色変化球(本人曰く)であっさりと凡退に打ち取ると、こちらの攻撃が始まった。
「審判よ、オレ様に投球練習はいらん! 合図を!」
「肩も暖めずに投げる気かよ、あいつは…」
ゴウが先程から投げる姿は一球も目撃していない。肩を壊す気か?
しかし、常識で測れないのがゴウという男だ。
「プレイボール!」
610 :
7/22:2006/11/04(土) 00:01:56 ID:jSBcjnFm
「ストラックバッターアウト!」
むなしくバットが空を切る。
「ムキーーーッ! っでやんす!」
こうして西野球部トップバッター、矢部明雄は見事に三球三振に終わった。
続く二番バッターもツーストライクを取られ、すぐさま追い込まれた。
どうやらボール球を混ぜて組み立てようという考えはないらしい。不細工な変化球投手が怒るぞ。
「……」
「しかし、ゴウは相変わらずやな。タマがはしっとるわ」
「…正直、これほどとは思わなかったぞ」
哀樹以上にノビのあるストレート。
楽垣以上のキレ味抜群の変化球はまだ全ての球種すら把握できない。
はっきり言って、贔屓目を計算に入れても高校生のレベルを遥かに超えている。
…そんな事を言っているうちに二番バッターもあっけなく三振し、怒拳がボックスへ向かった。
「じゃ、俺も行ってるわ」
「…ああ」
御宝がベンチから歩いていくのを、俺は他人事のように聞いていた。
俺の打順は5番。
――しかしあれだけ凄いタマを目の前にしても、俺は少しも負ける気がしなかった。
考えるべきは『どう打つか』。それ以上の事は考える必要がないからだ。
611 :
8/22:2006/11/04(土) 00:03:54 ID:jSBcjnFm
――カスッ
「ちっ、掠っただけかよ!」
「フハハハハハハハ! そんな事でオレ様の球が前に飛ぶか! 出直して来い!」
「……次は打つ!」
そう息巻くも、打線は全く線になるところを見せない。
無安打に抑える好投のゴウは打撃の方も絶好調だった。
四天王がいないとはいえ東野球部もさすがに伊達じゃない。
五回を終わって0−4。しかし、突然のアクシデントが発生した。
六回表に俺が根性とありったけの気合と運に任せて初ヒットを達成すると、何を勘違いしたのか六回裏――
「バッター交代!」
まるでケンタッキー人形よろしく座っていた、東の監督が声を掛けた。つーか、いたのか。
どっかの適当な顧問だろうに。
「何故俺が交代だ?! ちょっと待て! うわっちょっとまt」
指を弾くと両脇から昔の黒服みたいな奴等が出てきてゴウは締め出されてしまった。
そう、悲しいが監督命令はこの世界では絶対なのだ。例えどれだけアホでもな!
こうして東野球部は絶大な力を持つエースとチーム1のバッターを失った。
「……」
「……何でやんすか?」
「…まあ、いいだろ」
向こうの問題は向こうが解決するだろう。
それよりも、今はこのチャンスを逃さないことだった。
612 :
9/22:2006/11/04(土) 00:04:30 ID:jSBcjnFm
エースを失った東野球部はそれなりに頑張った。
守備の不調が打撃にも響いたかそれ以上の得点は許されることなく、着実に安打を重ねる。
九回裏になって2−4。
アガった矢部と二番は凡退に倒れたが怒拳が右中間を抜くツーベースヒット。
続けて御宝もツーベースを打ち――ついに最後の最後に追いつきかける。
3−4。ツーアウトランナー二塁という最高のお膳立て。一打同点、一発逆転。
俺はバッターボックスにあがり――
「待ていッ!!」
「…ああ、待ってたぜ?」
聞こえたのか聞こえてないのか、その男はずかずかとベンチを踏み越え――フィールドに姿を現した。
「お前なら、必ず舞台さえ用意すりゃ必ず登ってくると思ってたよ」
「この舞台こそ最後の決着に相応しい! さあ、決着をつけようではないか!」
「…ところで、監督は?」
「実力で排除した! …さあ、ピッチャー交代だ審判!」
「ん、いいよ〜」
やけに性格が変わった気がする審判が、交代を告げる。
もはや野球ルールもへったくれもない。
そこは二人の男が決着をつけるためだけの場所だった。
「…ところで審判、名前はなんて?」
「座子田だ、座子田」
「…成る程」
俺は納得した。
613 :
10/22:2006/11/04(土) 00:07:19 ID:pueZYmmY
「さあ来い、救世主…いや、谷尾! 今こそ決着を! …オレ様はこれだけだ!」
そう言うと、高々と球を握った手を掲げ――こちらに向けて見せた。
――予告投球。直球一本勝負というワケか。
「…なら俺は、これさ」
それなら、俺も全力を以って応えるしかない。
丁度バックスクリーンに向けて右手でバットを持ち上げた。
「…おいらも救世主のはずなのに、さっぱり置いてけぼりでやんす!
けど、今だけはギャラリーでもいいと思ったでやんす! 山野くん、ファイトでやんす!」
ゴウが振りかぶる。
一動作がいちいちスローモーションのビデオのように焼きついて離れない。
躍動する全身の力、そして――投げられた。
――はっきり言って、打つ方法などこれっぽっちも思いついてはいない。
だが、俺は負けない。
矢部くんのためにも、西野球部のためにも、須神のためにも――そして、俺のためにも!
「気合だ――ッ!!」
――グワラカッキーン!
「――な、なに――ッ……?!」
614 :
11/22:2006/11/04(土) 00:08:03 ID:pueZYmmY
「……やられた、か」
「……」
「ゴウ様…」
「ゴウ様が負けた…」
いまだに振り切ったままの手は、確実にさきほどまでの手ごたえを残していた。
何かの霊が乗り移ったかのような会心の一撃は、150mを遥かに越える逆転弾だった。
いや、霊などではない。俺は確かに、自分の力でこいつを打ち破ったのだ。
「さすがだな…。この勝負に、一片の悔い、なし……! うっ」
暫く天を仰いで突っ立っていたゴウは、そう言って――うつ伏せにばったりと倒れ伏した。
「おい、ゴウ?!」
「ゴウ様?!」
「ぐーぐー」
「寝てんのかよ! 最後までそれかよ! 少しは締まりを入れろよ!」
やれやれ。
俺は思い出したように湧き上がる大歓声の中、ダイヤモンドをゆっくりと回っていった。
スコアボードに刻まれる、2×の字を眺めながら。
615 :
12/22:2006/11/04(土) 00:08:42 ID:pueZYmmY
――
「やれやれ、暑ぃ」
まだ夏本番には遠いにしろ、六月末は十分にじめじめした暑い季節だ。
運動後となれば、なおさら。
学校備え付けのシャワーを浴びて制服姿に着替えなおし、多少はさっぱりしていたのだが。
結局あの後、ゴウは角監督によって『更正』させられた。
生粋の問題であるのか、相変わらずあの性格も変わってはいないのだが。
ただ、どこか――そう、憑き物が落ちたようにさっぱりとして、何だか優しくなったようだった。
負けた東野球部だが、結局主犯格のゴウも負けた事でほとんど抵抗の意思もなくなっていた。
ゴウは初め渋々といった感じだったが、角監督と俺でどうにか説得してこの夏だけでも東は西に併合する事を取り付けた。
ゴウ自身も試合に必ず出ると言った事だし、今年の夏がなおさら楽しみになった。
その時、予定された音が聞こえた。扉を開ける音。
半身だけ扉のほうに向けると、予想通りゴウが入ってきた。
「む…もういたのか」
ここは西ではなく、東野球部の部室だった。
完全な和解には至らないものの、とりあえずという事で部員の名簿を預からなければならない。
大会まで時間がないので、西野球部の部員も含めた名簿をすぐに作らなければならない。
尤もこっちの方は須神がやってくれる事になっていて、今も帰りを待っているはずだ。
出来た彼女の事だ、多分無理するなと言っても明日には作ってくるんだろう。
「お前が早めに来いって言ったんだろうが。着替えてからこっち速攻だよ」
「それは悪いな」
長机に腰掛ける俺の前を通り過ぎて、ゴウは窓の方を向いた。つられて俺も見る。
煤けた窓枠に夕焼けが映える。
何だろうか、色々紆余曲折あって、それでも最後にこうしているというのは感慨深い。
616 :
13/22:2006/11/04(土) 00:09:32 ID:pueZYmmY
「…何ていうか、疲れたけど良かったな。この三年間」
「まだ終わりではないぞ」
「…分かってんよ。救世主としての夢は果たした。次は灰凶としての、高校生としての夢もだ」
「西と東が手を組むのだ。負けるわけがないがな」
「だな。…さんきゅ、ゴウ」
「何がだ」
「ちょっと変則的だったけど、いいライバルだったよお前は。ライバルがいると成長するってのは本当だった」
「そんな事か。オレ様はやりたいようにやっただけだ」
「ま、そうだけどさ」
「だが――」
俺の言葉を遮るようにしてゴウが振り向く。
相変わらず目障りなほど伸びた銀髪だが、もういっそ清清しい。
薄暗い室内の中でゴウが右手をゆっくりと伸ばした。
「そう呼ばれるのも悪くない」
…これって男の友情か? とか一瞬考えて、俺達は握手し合い、続いてがっしりと抱擁した。
何とも感動的なシーンだ。劇に置いたらこれだけで金を取っても問題ない。
そんな無茶苦茶な事を考えるくらい、俺はちょっと涙腺が緩んでいた――否、緩みそうだった。
最後の最後。抱擁した瞬間に訪れた違和感さえ――
ふにゅ
――違和感さえ、なければ。
617 :
14/22:2006/11/04(土) 00:10:14 ID:pueZYmmY
「……え゛」
何故。何故? 何か俺は今とてつもない、何かとんでもないものを感じた気がする。
気のせい?
いいや気のせいなんかじゃないね、この柔らかい押し付けられるものは一体なn
「うおお゛あ゛あああっ?!」
「ぐわっ?!」
思わず俺は抱擁していた腕を離してゴウから離れてしまう。
よく考えたら損をした気がしないでもないが今はそういう問題ではない!
待て。待て待て待て待て有得ない。こんな展開は予想してない。
ゴウ関連でいって予想しえたような出来事はそもそもないのだが、これは反則だろう。
「ゴウッ、…おま、おま、お前ぇ…! まさか…!」
「何だ」
「女ッ……?!」
「いかにも。オレ様は女だ」
「お、お前ぇ……! い、いったい…いつから」
女である事にいつからも何もないのだがそれすら気が回らない。
確かに、確かによく見れば、よく観察すれば、よく思い返せば――
綺麗そうな銀髪とか、ちょっとだけ柔和になった顔つきとか、握った手の感触とか、胸とか
「今日からだ」
「今日からって何だよ! 何だよそれ?!」
意味わかんねえ。
618 :
15/22:2006/11/04(土) 00:10:57 ID:pueZYmmY
「…実のところ、オレ様もよくわからん。オレ様自身、今まで男だと思い込んでいた」
「いや、んな事言われても」
「角にアレを喰らった時…オレ様は自分の本質に気付いたのだ」
「…女だ、と?」
「そういう事だ」
そういう事だじゃねーよ。カケラも理解できねーよ。
しかし『ゴウだから』の一言で何でも許されてしまうのが世界というものだ。
…しかし、そうすると俺が優しくなったように『見えた』のは…。
女に目覚めた、という事だったのか?
以前の姿をなんとか思い出そうと努めてみるが、体の細部がまるで思い出せない。
…表面的なインパクトが強すぎたからなあ。
実は今朝のうちにどっかの怪しい博士に無断で改造手術とかされてないだろうなコイツ。
「なんて無茶苦茶な…」
「どちらでも変わらん。オレ様は天上天下唯我独尊だからな!」
「…いや、お前ならそうだろうけどよ」
俺はどうするんだ、俺は。
あまりの急展開に反応しきれないとか思いながらもさっきからじろじろ眺めてしまってる俺は。
今まで男だと思ってた奴が女で、ライバルが女で…ああやばい、変なメイクも取れたせいで…。
相変わらず豪快だし、一人称が変わらないのだが…いかん、自然と視線が。
「だが、責任は取ってもらわなくてはならん」
「は?」
619 :
16/22:2006/11/04(土) 00:11:30 ID:pueZYmmY
「オレ様が恐らくこうなってしまったのは、負けを認めたせいなのだろう」
「…つまり?」
「お前のせいだ。お前がオレ様に敗北を味合わせ、そして女にした!」
「そんなこの上なく男らしく言われても困る!」
「というわけで――」
「聞けよ」
「好きにしてくれ」
………。
いや、好きにしろと言われても。
「……」
「……」
「……」
なるほど、今まで変なメイクとか演出効果とか喋り方に惑わされて大して気にも留めなかった。
今こうしてすっぴん状態になって、初めて分かった。こいつは綺麗だ。
一旦女だと意識してしまうと現金なもので、今まで目もくれなかった場所が気になってくる。
だが――だが、好きにしてくれと言われても。なあ。
…しかし、どうやら相手は俺の気持ちを全く汲む気がないようだった。
「…飽きたな」
「え」
「お前が来ないのならこちらから行くぞ!」
「ちょ、ちょっと待ッ……んむっ?!」
会話だけ聞いてればまるで格闘マンガみたいだな――
そんな事を思いながら、俺は灰凶東の王者に恥じない強い力で押し倒されていた。
620 :
17/22:2006/11/04(土) 00:13:04 ID:pueZYmmY
体重を直に感じる。
胸と胸の間で押し潰されるようになっている双丘を感じて、間違いじゃないんだなあ、とか思う。
「ん……ちゅ、ふ…んん…」
押し倒した力とは裏腹に、唇は柔らかく、口付けは優しく。
どこか遠慮しているところさえ感じられる。
舌を入れたりなどはしない、唇をそっと啄ばむだけの優しいキスが繰り返される。
(…あー、何か、やばいかも)
それが却って余計に昂奮する。
間近にある体のニオイと、さっきから頬を掠めるさらさらの髪と、優しいキス。
全部が脳味噌をいい感じに溶かしていく感じがして、何かどうでもよくなって、俺はそのまま抱き返す。
そして、控えめがちに啄ばんで一旦離れようとする唇を追撃した。
「っ?! ん、じゅ……むっ……っ」
「じゅる、ん…ふ、じゅ……んく……」
驚いたように一瞬離れかけた頭を左手でやんわりと抑え込み、強く唇をあてる。
舌で歯をなぞりあげるとほとんど間髪入れずに口が開き、中に迎え入れられた。
顔だけ横に少し向けるような体勢でたっぷりと口内を味わい――唇を離す。
ほんの少しだけ桜色に染まった顔で、ゴウは僅かに唇を尖らせているように見えた。
仕掛けたのは自分の筈なのに、蹂躙されてしまっている。
それに対する小さな抗議のようにも見えて、俺はそれがおかしくて、思わず顔がにやけた。
「……む」
どうやらそれが気に入らなかったらしい。
膝で立ち上がると、制服のズボンのベルトに手をかけて――と思ったら、あっという間に脱がされた。
宴会でもそうは見れない早業だ。
あっという間に残りの一枚の布までひっぺがされて、いつの間にやら立派になったのが立ち上がる。
621 :
18/22:2006/11/04(土) 00:13:36 ID:pueZYmmY
しかし、いくらなんでも不公平だ。
俺も脱がせろ。……そう言おうとして、止めた。
「……これが、お前のものか」
そう言ってごくりと唾を飲み込むゴウが、不意を突かれるほど可愛かったから。
…まだいいか、と俺はそんな結論に至った。
「してくれるのか?」
「無論だ。お前は寝ていろ」
右手をモノに翳すのを見てから、俺はじゃあお言葉に甘えて、とばたりと後ろに倒れこんだ。
ああ、今からされるのか…。
指だろうか。細い何かが僅かに、いきり立ったモノの半分あたりのところに触れる。
…と、そこで俺は初めて気付いた。
そういえばゴウは『女に気付いた』そんな事を言っていた。
それはつまりイコール、当り前だが男子のものを触ったことが無いという事だ。
いや、それはさっきの反応を見れば当り前なのだが。
あまりにも鮮やかな脱がせ方に思わず考えるのを忘れていたが。
俺はひょっとしてとんでもない間違いをしてしまったのではないか?
…慌てて起き上がり、とりあえず何か声を掛けようとしたところで――遅かった。
「とう!」
ぎゅ ぶ
「痛ェェェェェェェェェェェええええええッ?!」
622 :
19/22:2006/11/04(土) 00:14:13 ID:pueZYmmY
「…む、どうした」
「どうした、じゃ、ね……どう……ぐお、ふぅああぁぁ……」
流石に絶叫に手を離して覗き込んでくるゴウを見ながら、俺は何とか平静を取り戻していた。
…一瞬本気で潰れるかと錯覚した痛みに堪え、深呼吸を繰り返す。
1、2、1、2…。よーしOK。だが今のは本当に危なかった。
つい状況に昂奮してゴウ相手だという事を忘れてしまった。
「軟弱な奴め…」
「軟弱じゃない。軟弱とかそういう問題じゃない。頼む。頼むから優しくしてくれ。大事な部分だから」
「…注文が多いな、お前は」
そう言いながらも今度は柔らかく、確かめるように握ってきた感触に安堵を憶えた。
指を絡めて、竿の部分をなぞってみたり、軽く握って上下させたり、傘の表面に触れてみたり。
さっきの後という事もあって、優しくもどかしいその動きは俺の快感を加速させる。
すぐに扱いている感触の中に、粘液のような違う官職が混じり始めた。
「…何だ、これは」
「…あ、くっ…はぁ、気持ちいい時に出るもんだよ、要するに」
「そうか、お前は気持ちいいのか…」
「ふ、ぅっ……ゴウ、もうちょっと強くして触ってもいいぞ…もどかしい……」
我慢し切れずにそう言ってしまうと、律儀に答えてより動きを大胆にしてくる。
片手だけではなく両手も使って、裏筋を軽く引っ掻くようになぞる。
指で輪を作り、傘に引っ掛けるようにして竿の上下に移動する。
稚拙かもしれないが、確かに情熱のようなものが感じられる奉仕に、俺はもう限界だった。
とどめとばかりに亀頭に親指を押し付けられると、前頭葉にばちばちとスパークが奔る。
「うぁ、やばっ……射精る……っ!」
「……な、なっ……?!」
飛び出した白い粘液は、真上から覗き込むようにしていたゴウをあっという間に汚した。
623 :
20/22:2006/11/04(土) 00:14:59 ID:pueZYmmY
「…おい。…何かこれは、…こう、恥ずかしいだろう…」
「…お前にそんな感情があった事に今、猛烈な感動を覚えてんよ俺は」
一回出せば頭も冷える、なんて事もどうやら無いらしく…。
ますます燃えてきた俺は精液まみれで戸惑っているゴウをロッカーに押し付けて無理矢理脱がさせてもらった。
今はロッカーに背中を預けるようにして惜しげもなく裸体を晒している。
シャツを脱ぎ終わってようやく俺も全裸になると、広げている足の間に割り込む。
しかしまあ、改めてみると綺麗なものだ。今はもう全くその違和感に抵抗がない。
その全身は筋肉がありながらも女らしさを少しも損なってはいない。足とか擦りつきたい。
が、とりあえず今はその先にある――間だ。
「濡れてんぞ、おい」
女の証であるそれは、今も現在進行形でとろとろと蜜を流し続けている。
脱がした時からそうだったので、優しい俺は懇切丁寧に女の秘所の説明を終わらせている。
「…ふん、気のせいだろう」
「強がりも程々にしとけよ。今更だろ、いまさら」
ゴウの右肩に体重をかけて、俺は右の指をゆっくりと蜜だらけのナカへと侵入させる。
いや、埋没というべきか。
ノータッチとは思えないほどじゅぷじゅぷと淫らな音を立てて、飲み込まれていく。
「く…ぁ、ふっ」
強気な口調が、いつもの声が崩れて甘ったるい吐息が出始める。
脱力して崩れてしまいそうな体を半ば強引にロッカーに押し付けて留めて強く愛撫する。
右手は相変わらず休めないまま、首筋に吸い付き左手で全身を貪った。
「うぁ…あ、ぁっ! くぁ…ちょっと、待……あ、あぁっ、ちょっと、待てッ!」
「何だよ?」
ぴたりと愛撫を中断して、俺はその顔を覗き込む。
端整な顔はほんのり赤く染まって、威厳を保とうとしてもゆるゆるだ。
我慢できずに漏れたんだろう涎が顎の辺りまで落ちて、濡れた光を放っていた。
「いつ…まで、やっているつもりだ、お前は」
624 :
21/22:2006/11/04(土) 00:15:54 ID:pueZYmmY
「…さっさと挿れろ。だらだらと長ったらしいのは男らしくないぞ」
「じゃ、お望み道理に。…お前も少しは我慢しろよ、ゴウ。そう気遣ってはやれないぞ」
どうせだから本当はもう少し味わっていたかったのだが、まぁ、もういいだろう。
上半身を抱えて床に全身を横たえてやると、俺は正面から手をついて向き合った。
「…遠慮なくいくからな」
「……」
とはいえもちろん遠慮はするつもりだが。
さっきから睨むような視線を向けられていると思わず間違いを起こしたくなってしまう。
もうこれ以上ない程に硬くなったモノを、俺は淫口に押し付けてゆっくりと侵入させる。
「……っ」
そりゃあ、今まで知らなかったんだから処女なんだろう。キツい。
痛みがあるんだろうに、しかしゴウは呻き声すら出さずに唇を引き締めただけだった。
何とまあ。
ただ、十分に溢れ出る蜜と先走り液のせいで幾分かスムーズに進んでいた。
確かにナカで、何かに突き当たったのを感じた。
さて、どうする?
進むべきか、待つべきか。愛撫して気を紛らわしてやるべきか。
腰が今にも勝手に振り出しそうな快楽を感じながらも、案外残ってる理性を動員して考える。
「どう、した」
止まった事に不審を覚えたのだろうか。
僅かに掠れた声で、ゴウが声をかけてくる。
「…臆、したか。さっさと来い。オ…私は――さっきから待っているんだ、ぞ…?」
…無理に慣れない一人称なんて使わなくても。
そう思いながら、俺の最後の理性が劣化した輪ゴムのようにぷちんと切れてどっかに放り投げられたのを感じた。
625 :
22/22:2006/11/04(土) 00:16:41 ID:pueZYmmY
「あぁ、ぐっ! くっ、はぁ……う、あぁぁぁあっ!」
「く…うっ……!」
一気に突き破った後、ほとんどインターバルを置かずに再開する。
無理だ。遠慮するとか心の中で思っていたがたった今無理になった。
僅かに引くと溢れ出る血と粘液の混ざったモノを気にも留めず、新たな潤滑油を得て再度突入する。
「う、あ、んむぅ、あ…ひ、いぃ、うぁあっ……」
根気を入れて出し入れを繰り返していると、苦痛しか感じられなかったところに悦楽が混じりはじめる。
ほとんどゴウは喋れていない。つーか正気でいるかどうかすら怪しい。
正直に言えば俺も正気でいるとは言い難い。これは――
気持ち良くは、なかった。
いや、このナカの具合を気持ち良いとか良くないとかそんな言葉で表すのは冒涜である!
そのぐらいのものだった。
「っく、はぁ……あ、あたま、頭がぁ…真っ白だ、真っ白にぃ…!」
「いいよ、はぁ……っイケよ、俺も、もう限界……っ!」
互いが互いの本能的な部分をさらに加速させていく。
「はぁっ、うぁ…もう無理だ、射精すぞ、中に……っ!」
「あぁ、あっ…ん、ん…ああ! 出せ…出して! たくさん、中に! 頭の中に出して…ぇぇっ!」
「出せねーよ!どういう頭蓋骨の構造して……う、くっ、あぁぁあああああっ!」
最後に色々な意味で深く突っ込みながら、俺の頭は真っ白に溶けていった。
626 :
23/22?:2006/11/04(土) 00:17:25 ID:pueZYmmY
「…やっちまった」
不覚。いや不覚では別にないのだが。
結局行為の後は何か気まずかった。ただ、何処となくゴウが嬉しそうだったので良しとしよう。
そうしておこう。
後片付けは手伝うと言ったのだが、東の部室の事は東でケリをつけると言って追い出されてしまった。
しかし本当に手伝わずに良かったんだろうか?
(…それよりも、何かを忘れているような気が)
日がもう暮れてしまった校舎の外を歩きながら、俺は頭を捻らせ――そして、見つけた。
忘れていたこと。
「――谷尾くん…」
「……あ」
随分と間抜けな声をあげてしまった。
きっと律儀な彼女はずっと校門の前で待っていたんだろうに、微笑は少しもかげるところがなかった。
「お疲れ様…」
「…っ須神?! うわ、悪い、本当に悪い…!」
「いいの、色々忙しいだろうから…。私は何もない、し」
「悪い! 本当に悪い…悪いついでにもう一つ。名簿忘れた…」
「……」
「面目ない。言い訳もない。悪い、須神…俺に出来ることなら何でもするから」
全くもって言い訳のしようがない。忙しいの内容を知ったら彼女はどう思うことか。
というか行為に気を取られて目的の名簿を持ってくるのも忘れてしまうとは…!
俺は両手を合わせて頭を下げた。
すると、彼女は左側に回って――
「…じゃあ、今日はこれで…帰って、くれませんか?」
――両腕をするっと絡めてきた。
「…駄目?」
「…え? いや、いい。全然良い。寧ろ歓迎、なんだけど…」
「じゃあ、行こう?」
やたらご機嫌になった気がする彼女に半ば引っ張られるようにしながら、俺は思った。
…これって、二股じゃないよな? な? 違うよな? な?
以上。初めてSS書いたが、短くまとめるのって本当に大変なんだな。長すぎた。
東條女体化に刺激されて書いた。後悔はしてないし謝らない。
でもそれにしても無駄な贅肉が多すぎたとは思う。
GJ!まさかゴウ様を女体化するとは思わなかったw
しっかりエロを書いてるのに灰凶らしいノリを出してるところにクオリティの高さを感じた。
同じくGJ。ゴウ様は13で終わっていいキャラじゃないな。
あと御宝のアゴに掴まったシーンで「あれアゴじゃなくて胸だったらなぁ」と思った俺女体化ジャンキー。
乙
女体化なら先に断りいれれ
初野女体化キボン。
>>631 保管庫に一つくらいあったような気がする
聖フィーバーの頃から保管庫の更新がない。
誰かやって下さい。
俺はやり方がわからない。
はつらつ
やんちゃ
かれん
わいわい
あかるい
おさげ
いんらん
保守
しかし酷いな・・・
あおいちゃんがひんぬーなのと矢部が短小包茎なのは結構事項でOK?
>>636 それは確定事項。
後、みずきは普段Sを装っているが、好きな人に対してはドM。
俺の高校野球は甲子園優勝という形で幕を閉じた。
高校球児としては最高の終わり方だった。
でもさ、引退して、夏休みが終わって、
授業が始まっても何か今ひとつ気合が入らなかったんだよな。
今から受験勉強…って感じでもないし、俺はいつも席でぼーっとしてた。
その日も何となく学校に来て、ぼけっとして、
気付いたら放課後で、帰ろうとしてたところに、
みずきちゃんが俺に話しかけてきた。
「ねえ、浪(なみ)君。」
「ん?」
「ちょっと最近だらけてんじゃない?」
「…ああ。自分でも気付いてる。」
みずきちゃんは何となく不機嫌そうな顔を作る。
「浪君さあ…野球部引退してもまだ高校生なんだから
もうちょっと気合入れようよ。」
「ん、そうだね。」
俺は適当に答えを返し、みずきちゃんに背を向けた。
すると、背中に痛みを伴わない衝撃が走った。
振り返ると、お気に入りの精神注入棒を片手に持ったみずきちゃんが
ニヤニヤ笑っている。
「な、何すんだよみずきちゃん!」
流石にちょっとカチンと来たので、声が大きくなってしまった。
「どう?気合入った?」
相変わらずしゃあしゃあとした態度で答えるみずきちゃん。
出方によってはもっと怒ってやろうと思ってはいたが、
こんな受け答えされると、怒るのがバカらしくなる。
「…ああ、おかげさまで気合入ったよ!」
演技がかった声で答えた。
「んー、なんか不自然だけどまあいいか。気合入ったんなら。」
みずきちゃんは精神注入棒を仕舞い、改めて俺に笑顔を向けた。
「気合入ったところで、文化祭の準備手伝ってよ。」
そういえば、みずきちゃん文化祭実行委員になったんだよな。
「で、手伝いってのは何すればいいの?」
「クラスの出し物に必要な物買わなくちゃいけないから、私と一緒に買出し。」
「わかった、手伝うよ。」
…そういえば、クラスの出し物って何だったっけと思いながら、
それを口には出さずに俺はみずきちゃんの後についていった。
「ねえ…みずきちゃん?」
「何?」
「ウチのクラスの出し物って…何だったっけ?」
先ほどから考えていたことを、店に着いてやっと聞いてみる。
つれてこられた店は、某野球ギャルゲーだと「マニアショップ」と
表現されそうな店。
「コスプレ喫茶。」
「コスプレ喫茶ぁ?」
俺はみずきちゃんが言ったことをそのまま繰り返した。
「あれ、こんな大事なことを聞いてなかったくらいだらけてたの?」
みずきちゃんはきっと俺をにらんだ。
「こないだの学級会のとき凄い盛り上がってたんだけどな〜。」
「…ところで、誰が立案したの?」
「私だけど?」
「…そうなんだ。」
俺は瞬間的に矢部が出したんだと思ってしまってた…
「前からこういうのしてみたかったんだよね〜。
原がメイドで、宇津がゴスロリ。大京は裏方」
(メイド原…ゴスロリ宇津…)
あんま違和感がない…。
「でも、まだ私だけ決まってないから。今日ここで決める。」
「…俺は?」
「浪君は制服。もちろん男子のね。」
俺は安堵を感じる。
「でも、なんで俺だけ制服でいいの?」
「浪君の制服姿、見たことないから。」
そういえば、俺いつもユニフォームで制服着たこと無かったな。
「と、いうことで、私に似合いそうなの探しに行くよ!」
みずきちゃんは俺の手を引っ張って、コスチュームコーナーへと向かった。
―ナース…なんか違うな…
―巫女…これも似合わない…
―袴…これは聖ちゃんの方が似合いそうだな…
―メイド…悪くないけど原とかぶる…
―チャイナ…うーん…違うな…
―ポケブラック…これはあの子以外にありえん!!
―ほるひす着ぐるみ…ほーむらんもひっとも打てない。
―シスター服…みずきちゃんは神より悪魔のほうが似合いそうな…
(悪魔!…そうだ、悪魔なんて似合いそうだな…)
俺は悪魔コスチュームを探し、すぐに見つけた。手にとって眺めてみる。
羽と尻尾と触角、ドクロの髪止めと、ご丁寧に三叉の矛までついてる。
「何か見つかったの?」
みずきちゃんが後ろから尋ねてきた。
「ふーん…悪魔かぁ…。」
みずきちゃんは俺が持ってる物をまじまじと眺めた。
「よし、これに決まり!」
みずきちゃんは、俺の腕ごと掴んで、会計に向かった。
会計には先客がいた。
恐らく俺らと同じくらいの歳のカップルで、男の方はやけに俺に似てる。
「こんな可愛い服買ってもらって…本当にありがとう!ポケ四郎さん!」
「いいっていいって。…で、もちろん着てくれるよね?葉月さん?」
「うん!私もポケ四郎さんに見てもらいたいな!」
レジ係が色々やってる間、その二人はこんな感じでいちゃいちゃしてた。
どうみてもバカップルだ。
ついでに、この二人が買ったのはメキメキRというギャルゲーの制服だった。
前言撤回、この男は俺に似てない。こんな鼻の下が長くはない。
…しかし、女の子の方、可愛いな…
俺はこの女の子がメキメキRの制服を着てる姿をふと、想像してしまっていた。
「浪君…。何ニヤケてんのよ…」
隣から、怒気が含まれたみずきちゃんの声が聞こえてきた。
もしかして、俺も鼻の下が伸びてたか!?
その後、俺達もお会計を済ませて店を出たが、
みずきちゃんは機嫌が悪そうに黙ったままだ。
しかし、しばらく沈黙が続いたあと、みずきちゃんは口を開いた。
「あのさ、私の悪魔姿、見たい?」
「…え?」
「ついてきたら見せてあげるけど、どうする?」
みずきちゃんは悪戯っ子のような笑いを浮かべている。
俺は、反射的に頷いていたようだった。
イイ!ポケやってないと分からないネタのオンパレードでw
山口さんや幸子再登場ににんまりした奴は俺だけじゃあるまい
旧彼女候補も復活すればいいのにな
9のはるか再登場希望
再登場キャラが出るならば9の舞をつよく推奨
あの彼女候補はメリットは少なかったが出てきたら絶対彼女にしてた
プロなんだから170前後あると考えるのは自然かも知れない。
しかし俺の中のあおいちゃんは158cm52kgの16歳、胸は控え目お尻は立派、
えっちなことには消極的だけど身体は人一倍敏感なむっつり純情っ子なんだ!
∧_∧
( ´Θ`) ここで突然の馬鹿夫婦アナザーだよ!
「ん……」
朝の日差しと宙を舞うホコリのきらめきの中、男はゆっくりと瞼を開く。
名を「血河」。仙台ジェンキンス所属のプロ野球選手である。
本来ならここでストレッチを行い、眠気が残る体を起こしにかかるところだが……、
「……どうしたもんかな」
目の前にあるのは、仰向けになった自分に覆い被さる重石。
「んに…………血河さぁ…ん…………」
細い両腕を血河の背中まで回して抱きつき、頬を胸板に摺り寄せながら寝言を呟くこの女性……、名を「愛」。
現役スポーツキャスターにして、球界一結婚には縁のない男と言われた血河を墜としたかしまし女である。
現在は本人の意向もあって、埼玉に在住したまま仕事を続け、時間が空いた日だけこうして二人の時を過ごしている。
別に喧嘩したわけではない。繰り返し言うが、愛の別居は意向である。
結婚以降、愛は周囲がげっぷが出るほど血河にベタベタ付いていた。デレデレというより、メロメロに近い。
彼女曰く、この世で1番好きなものは血河さん、2番めが仕事だそうだ。
しかし、ここまで『あなたがいれば他に何もいらない』という精神状態では仕事に支障をきたしかねない。
底抜けに明るく人なつっこい性格とは裏腹に、愛は『プロ』の肩書きに誇りをもっている。
それを結婚したからといって安易に手放すのは嫌だった。血河もまた「専業主婦をなめるな」と喝破した。
だから愛は断腸の思いで血河から離れ、子作りも一時的に拒否し、アナウンサーの仕事を頑張っている。
『でも、一年までにさせてください。それ以上は寂しいのが耐えられそうにないんで』
『分かった……。存分に暴れてこい……』
『一年経ったら子作り解禁ですから! いっぱいえっちしましょうね!』
『……………』
それだけに、一緒の時は彼女にとって存分に甘えられる至福の時なのだ。とはいえ、
「……………………」
毎晩ではないにしろ、来る度このように抱き枕状態では、試合の疲れも抜けにくい。
それでもベッドを二つに増やさないのは、血河がなんだかんだと言いつつこの雰囲気を受け入れているからに他ならない。
「よっと……」
起こさないようにそっと態勢を変え、未だ夢見心地の愛から身を離し、代わりに枕を抱かせてやる。
「…………行ってくる」
生涯をかけて愛すると誓った女性の頬にそっとキスをして、血河は部屋を後にした。
熱めのシャワーを浴び、冷蔵庫から飲み物を取り出す。
朝食は一切とらず、正午まで水分補給のみで過ごすのが血河流の調整方法だ。
乾いた体に水を馴染ませたら、続いて着替えに入る。
緋色のトレーニングウェア、頭にはタオル、
典型的なランニングスタイルだが、これに更に肺を鍛えるためマスクを着用する。
「さて……」
マンションの片隅で、入念なストレッチで体をつくると、血河はゆっくりと走り始めた。
血河の一日は、まず球場までの片道30km前後のマラソンから始まる。
照る日も、曇る日も。雨と遠征の日を抜かしても、彼は毎日のように走り続ける。
「シーズン中でもキャンプ並み。やりすぎ」と揶揄される血河の練習量はチーム一……否、球界一と言われる。
その練習量の多さは、体内に核エンジンを積んだ男と言われる同期の奥居ですら敵わない。
入団当時、高校レベルの走攻守三拍子(オールF程度)の実力に過ぎず、自らを才能には縁のない人間と評してきた血河は、
常人の域を超える練習量でAランク選手の座に登り詰めた。
しかし、修行を通り越して苦行と言われるほどの量をこなせる者は、結局血河本人だけである。
血河は野球選手としては痩せている。見た目の線も細く、体重は70キロにも満たない。
それでも怪我らしい怪我をしないのは、その膨大な練習量によって培われた肉体があるからだ。
能力以上のスピードを出す為に体を軽くし、弾力と柔軟性に富んだ筋肉をもってクロスプレーでは逆に相手を突き飛ばす。
球界でもっとも自分に厳しい男、それが血河という選手なのだ。
そんな血河だが、最近大きく変わったことがある。マスコミとファンの対応だ。
「あの、すいません。仙台ジェンキンスの血河選手ですよね!?」
赤信号でしばし立ち往生していた血河を呼ぶ声は、地元の女子学生のものだった。
手には紙とペン。誰が見てもサインの希望と分かる。
「………………」
「あ、あの……お願い……しても、いいですか?」
「…………貸してくれ」
言うなり、ペンを受け取り、不器用ながらサインをこなす。
女生徒の制服や顔に見惚れる気配を微塵も見せず、『血河零』と殴り書きし、何も言わずに渡す。
「ありがとうございます! 今日試合見に行きますから、頑張ってください!」
「…………ああ」
信号が青になったところで、血河は学生に別れを告げ、再び走り出す。
かつて、血河は球界一のツンツン男と言われた。
カメラは無視、マイクも無視、フラッシュを焚けば怒り、インタビューを求めても適当に棒読み。
サインをねだる子供がいれば睨みつけて泣かす。声援を受けてもブーイングを受けても眉一つ動かさない。
ヒーローになってもお立ち台には上がらず、とっとと帰り支度を済ませてバスに乗り込む。
その傾向は監督が注意してもバッシング記事を書かれても変わらなかった。手の施しようがないと皆さじを投げた。
それが変わったのだ。結婚して間もなく。
残念ながら素行や性格までは変わらなかったが一匹狼の性分は解消されたらしい。
ファンの声援に答え、若手に指導し、周囲と切磋琢磨する術を身に付けた。
そんな血河を、監督、コーチ、チーム一同はやたらニヤニヤと破顔しながら見つめている。
あの冷血漢が女で変わったというのがポイントだ。苦笑するしかない。
球場に到着。関係者に挨拶を済ませ、着替えてグラウンドへ。
ダッシュ多めの調整で汗を流し、休む間もなくシート打撃と近距離ノックをこなす。
こうして全ての調整を終え、血河は虎視眈々と試合開始の時を待つ……。
試合は先発奥居が初回から捕まる。1番が出塁、2番が送り、4番が返すという理想的な展開で2失点。
さらに3回にソロを浴び、5回までに0対3とリードを許す。
しかし7回、好投していた相手ピッチャーをフォアボールで出塁した伊波が盗塁で揺さぶる。
制球を乱したピッチャーはさらに四球を出し、1・3塁。さらに3番が繋いで満塁。
バッターは血河。得点圏打率4割の男を前に、ピッチャー、逃げ場なし。
あっさり走者一掃の一撃を浴び、ジェンキンス同点。
8回、奥居降板、刈野成駿がマウンドへ。しかし刈野、いきなり2連続デッドボール。
さらに相手の外国人バーンズにも死球。逆上し、マウンドへ突撃するバーンズ。
対して刈野、相手を逆に押し倒し、逆レイプ。2万人の観衆の前で「OhYeah!OhYeah!」と悶えさせる。
アナルを喰ってパワー全快になった刈野、3者連続三振でピンチを脱する。後に「締りはいまいちだった」とコメント。
……以上、ここまでのハイライト。試合は3対3のまま9回、仙台ジェンキンスの攻撃へ。
しかし相手陣営もみすみす舞台をつくる気はない。高卒2年目にしてMAX155kmの大物・海藤をマウンドへ。
ズバァン!! ストライーク!!
『伊波選手、あっさりと追い込まれました!』
「くそっ……! まだまだぁ!」
吼える伊波、ツーナッシングと追い込まれながら起死回生のセーフティバントを成功させる。場内、一気にヒートアップ。
「けっ! 走るなら走りやがれ! どうせ戻って来れないだろうけどな」
その言葉通り、2番、3番をストレートだけで三振に斬ってとる。この間、伊波はフリーパスで3塁へ。
『4番、センター、血河』
球場が沸きあがる。ここでのサヨナラは確定事項だと言わんばかりに叫ぶ。
「けっ! 面白くねえ! 俺があんな鉄仮面野郎に負けるかよ!」
「…………」
「すまないな、血河。あいつ負けん気はいいんだがどうにも口が悪すぎてなぁ……」
「……気にするな、佳さん。俺がいい薬をくれてやる」
「おいおい、もう勝った気になってんのかよ。俺がそんな甘いリードをすると思うか?」
「……質問に質問で返して悪いが、速いだけで回転の少ない、制球力もない棒球で、俺を抑えられるとでも……?」
『さあ、海藤選手、血河選手に向けて第1球……投げた!』
「血河、覚悟!!」
「そんな柔な球では、俺を討ち取ることなど出来ん……」
ヒュッ…………カキ―――――――ン!
『いったぁぁぁぁぁっ! 文句なし! サヨナラ! サヨナラ! サヨナラホームランだー!』
血河の一撃は、球質の軽さゆえ失速することなく簡単に柵を越えた。
(フェンス直撃の当たりだった筈だが……こんな軽い球、俺に投げる球ではないな)
「う、嘘だろ……俺の、俺の剛球がピンポン玉みたいに……バカな…」
呆然と球が飛んでいった先を見つめる海藤。
彼はこの後、即座に二軍落ちを言い渡され、シーズンの大半を一発病改善の練習に捧げることとなる……。
ホームベースにナインが集まってきても、中継カメラが自分に向けられても、血河は表情を変えない。
サヨナラホームランといっても投げさせる相手を見誤った相手の失態だ。何の感慨もない。
適当に喋って帰ろう、そう思いながらお立ち台へ向かう血河を待ち受けていた者は……、
「どうもこんばんわ!本日の血河さ……もとい!血河選手のヒーローインタビューは、
現パワフルスポーツの看板娘、佐倉愛がお届けしまっす!!」
「…………」
まだ関東の方に帰ってなかったのか!? と聞こうとしたが、周囲の空気がそれを拒んだ。
「血河選手、今日は全打点をたたき出す素晴らしい活躍でしたね!」
「ああ……7回のあれは腕を畳んでうまく打てた。それまでやられていたがようやく捕らえられたという感じだ。
逆に9回のは蛇足だな。お客は喜んでくれたが、サイの目が都合よく転がっただけだ」
「ええ!? サヨナラより3点タイムリーの方が価値あるってことですか!?」
「別に…自分の価値を高めるために野球やってるわけじゃないしな」
「ツンケンしつつも本音と建前が見え隠れしちゃってますね! 素直に喜んでくださいよ!」
「…………。失投打って、喜べるはずがないだろう」
「もう謙遜しちゃって、それじゃ帰ったらわたしが存分にサービスしちゃいますからね!」
「何をする気だ……?」
「決まってるじゃないですか! 血河さん血河さん! えっちしましょう!えっち!」
「……この前やったばかりだろう」
「……(にょろ〜ん)」
仙台ベンチ「………………………………」
相手ベンチ「………………………………」
観客の皆様「………………………………」
その日、2ちゃんねるの垣根を越え日本中に「馬鹿夫婦キタ――――――― (゚∀゚) ―――――――ッ!!!!」の
声が響き渡ったのは言うまでもない。
血「…………俺、何であんな事言っちゃったんだろうな……」
愛「まあノリツッコミってやつですよ! 気にしない方がいいですよ!」
血「………………………はぁ」
ちゃんちゃん。
お帰りジャーマン!
お前はヘンタ…もとい、天才だ!
リアルでやったらシャレにならんなw
毎度毎度笑わさせてもらいました
乙です
マラソンランナーでも毎日30キロは走らないと思ったがGJ
刈野へのツッコミは無いのかおまえらアッー!
本名TD(ry
∧_∧ 貫禄のショートストーリー、楽しんでいただけたかな?
( ´Θ`) オフはシンオウ地方をドサ周りしていた楽天の英雄が帰ってきたぞ!
(⌒` ⌒ヽ
ヽ ~~⌒γ⌒)
│ ヽー―'^ー-'
│ 〉 |│>654-655 刈野君はTDNというよりクラウザー様のイメージです。
│ /───| | 「俺は野球に感謝している。野球がなかったら猟奇殺人者になっていたから」
| irー-、 ー ,} | みたいな
| / `X´ ヽ|
にょろ〜ん?
スモーク(ry
9決定版で恋恋に追加イベントがあるって聞いたんだけど本当?
具体的にどんな内容か教えてもらえたらうれしいっす
>>658 野球してた主人公らがヤクザの車に追突
↓
「よt(ry
660 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:46:43 ID:KFD0mvQB
アッー!
9の雑魚プロ×女体化守というを思いついた
だが賛同者がいないと思うので封印
>>663 女体化守ってつまりツンデレ…いやなんか違う気がする…
女体化すれば801が許されると思ったら大間違い
でもはるか×あおいかみずき×あおいを書いてくれたらキスしちゃう
「ふぉるさぁ!?」て何?
塾、もしくはナデナデを好む生き物
教室の机で角マンしてるとこを見られて
真っ赤なほっぺで青ざめちゃうあおいタン希望
最近は自分が女体化して円谷とヤる妄想してる
円谷くんのおちんぽ欲しいのぉぉぉ!!!
level9999ってしってる?パワプロ小説がいっぱいあったんだけどね。
その小説どっかで見れないかな〜?
上手い人のだけ保存してるけど、これ出しちゃマズいんじゃない?
そりゃそうだ
いつ復活するんだろうな〜、level9999は。
それとももう作り直さないのかな。ハイレベルな小説多かったのに
知ってる人多いな〜
まぁパワプロの小説がすきなやつには
最高だったからな〜。
675 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 16:48:22 ID:EkVpbQ8H
なんか女体化で盛り上がってるなー。
というわけで考えてみた。友沢×女体化久遠ってのはどう?
それか、眼鏡とマスクを外したら実は可愛かった女体化丸太とか。
別に盛り上げなくていいから
801好きは巣にお帰りいただきたい
多分801とは別ジャンルじゃないの?ふたなりと百合ぐらいの差はあると思うし
まあ、男でも女体化も好きな自分みたいなのがいるし
嫌いな人が読み飛ばせるように、最初に警告さえつけてくれれば大歓迎だぞ
他に女がいるのになんで男同士を絡ませるのか意味わからん
頼むから普通のにしてくれよ
で、またひちょり職人が去ってゆく、と。
ちょっと思ったのだが、
女体化話を投下するための場所を作ったらどうだろう。
もっとも、そうしてでも読みたい、
あるいは書きたい、という人がいないなら
それまでなんだけれど。
過疎ってるのに贅沢言える神経に驚きw
保管庫見る限り過去にも女体化はあったみたいだが、
当時はどういう結論に落ち着いたのかは興味あるな。
…議論にすらならなかった可能性も当然あるがw
当時どころか少し上に女体化SSがある訳だが
注意書きさえしとけば嫌な人でも避けられるし全く問題ないさ
ぐだぐだケチ付けてるのは過去にスレを潰した自治厨と同じような輩でしょ
ほおっておけば良いよ
うん、遠慮なく投下してくれ。
つか投下する気があるならとっくに投下してるでしょ
単純に過疎の問題
女体化有りなのは初野、犬河、六本木、おまけで久遠。俺の個人的な意見。木にするな。
元生徒会の会計である原と、友情タッグを深めた僕は、
裏ルートを駆使して生徒会の金をかき集め、ついに¥120000に到達した。
「ついに……あのアイテムが僕の手に……」
お店で根霧さんが奥から探してくる間を待つのももどかしい。
しかし、僕はついに手に入れたのだ。
伝説のアイテム「すけすけゴーグル」を。
これを使えは、どういう仕組み化は知らないが、相手の投げてくる球種がバッチリわかってしまう。
これで、僕は甲子園出場はおろか、甲子園での大活躍も間違いない。
僕は、早速ゴーグルを身に着けて練習に向かった。
この視界にも早く慣れなければ……
「む?先輩、変わったメガネだな」
やあ、聖ちゃん、今日は縞々パンツなんだね。
「なー!何故わかったのだ!」
え…………
な!こ、これは!!
そんなバカな!球種どころか、聖ちゃんの服まで透けて見えるではないか!!
「聖ちゃん……左の胸のところにホクロがあるよね?」
「なー!!」
当たったのか!
これは、間違いない。
しかし、それにしても上半身は全て透けているくせに、下半身はパンツと靴下だけ透けないとはどういうことだ?
このゴーグル、持ち主の趣味に合わせるのか?なんとマニアックな。
そう言えば、向こうの方に見える男子連中はまったく透けていないな。ある意味都合はいいか……
「み……見たのか?」
ああ、ゴメン、聖ちゃん。
見たと言うか、現時点でもバッチリ見えているというか……心なしか、縞々パンツも段々と薄くなってきたような……
「ま、待って!」
聖ちゃんは慌てて自分の股間を手で覆い隠した。
「み……見られたからには仕方がない……責任をとってもらう」
え?それはどういう……
その夜
僕は、聖ちゃんに言われるまま、彼女の家(寺)に来ていた。
「安心しろ……父は出かけている……」
そう言いながら、現れた普段着の聖ちゃん。
しかし、僕にはその普段着は透けて見えない。
もちろんゴーグルは着けたままだ。
「…………」
僕がじっと見つめてやると、聖ちゃんはうつむいたまま手をもじもじと動かしていた。
「……初めてだが……覚悟はできている」
688 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:41:19 ID:xSe48LIT
過疎化の流れを変えてくれ
続きキボン
GJ!
続きキボン
続き希望のついでにほしゅ
パワプロ(ポケット)の絵では萌えられない……
そんな風に考えてた時期が俺にもありました
決定版も出たし・・・
これで師さん達が戻ってきてくれるか
パワメジャキャラもでてくるらしいから作品の幅がひろがるな
「み、みずきちゃん、聖ちゃん…俺、もう無理……」
「何言ってんの、まだまだこれからじゃない!」
「なんだ、もう限界か?だらしないぞ先輩」
「…っそりゃ女の子はいくらでもいけるかもしれないけど、男には……」
「…男には、1.5リットルもあるプリンは食べられないよ……」
こうですかわかりません><
このパワの流れにポケを投入する勇気がない俺チキン男爵
パワは11までやった記憶があるが12からありませんがな
アメリカ最後の夜に、俺と猛田と日々野くんとで、聖ちゃんを集団で犯すというのはどうだろう?
むしろ神高をレイープ
>>699 神高と言えば全日の神高との最後の夜は随分と強引にハッピーエンドに持っててなw
あの母親がそう簡単に改心するとは思えんが
アメリカ最後の夜に、久遠と日々野と友沢とで、俺を集団で犯すというのはどうだろう?
日々野→多田野とすればおk
「あぁ…、みずき様ハァハァ」
「ふふ…。ポチ、3回回って「ワン!」と言いなさい」
(17回回って)「ワン!!!!!」
「喜んでやるなんて、ホントあんたってダメねぇ…。
次はみずき様のアソコを気持ちよくしなさい」
ペロペロチュパチュパ
「あっ…そこいい…。くぅ…!」
もうめんどくせ 糸冬
誰が前スレの過去ログ持ってる人いないか?
705 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:03:33 ID:nNxSXdfA
帝王の丸太の素顔が気になる・・・
もしや、素顔は美形だったり!?(*´Д`)ハァハァ
ひょっとして女だったり!!?(*´Д`*)ハァア・・・ハァア・・・
丸太は女らしい。
参照は攻略本にて
全日で威圧感付いたが14-13で負けという壮絶な馬鹿試合…まさか初めての威圧感が負け試合で付くとは
条件はイマイチ解からんかったな、出たのは八回14−13のランナー無しで4打数3安打の友沢で条件はヒットを打てだった
悪い、誤爆した…
保守
710 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:34:19 ID:gB2mAf+k
>>706 マジで!?Σ(゜Д ゜)
だ、誰かSS書いてくれんかなァ。
おれ文才ないから書けねェよ。(;´Д`)
どうでもいいが二次のパワプロスレ初めて見たんだが…
2ちゃんとは思えないな
どういう意味で?
>>712 著作権とかモラルを考えろとかなんかそんなのあったから
普通2ちゃん、それも半角とか著作権(笑)モラル(笑)とかいう世界だし
2chといえども、スレごとにいろいろ背景というものがあるのよ
特に超マイナージャンルといえる、パワプロ創作を狭めるような行動はそりゃあ叩かれる
だからそんなこと言われてもねぇ・・・・
てかここはヲチスレじゃない、そういう会話は慎もうか
超決定買う価値あるか?
聖たそ目当てで
もまいの聖ちゃんへの愛と、懐具合しだいだな
既出かもしれないが
12だか11だったか忘れたけど
お食事券イベントあったじゃん。
あれを元にみずき攻めで友沢みたいなネタはどうだろう?
すみません吊ってきます
718 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 11:42:14 ID:iroAx0Rn
アッー!アッー!アッー!
この流れで女と組ませてもいいから
打たれ弱い久遠タソネタを
ウホッ
はるかちゃんにセクハラされるあおいちゃん希望
久遠って1コしただろ
萌え要素たっぷりじゃないか。
>>717 橘:あれあれ友沢くん、イキたくないの?
可愛い女の子たくさん作れるのに?
精子もいっぱい出せるのに?
友:・・・くそ!
はい!
主:あ、あの友沢が・・・
チンコを立てた!!
立派だぞ、友沢・・・!
橘:やっぱりルール変更−。
最後の一人は射精の際に「イカせてください、みずき様」
と付け加えてください〜♪
友:・・・橘!!!
矢:みずきちゃん完全に遊んでるでやんす。
主:まるで小悪魔だね・・・
友:イ・・・イカ・・・
イカせ・・・
主:頑張れ友沢!!
出したら負けだけど、それは決して恥ずかしいことじゃないぞ!
矢:な、なんて壮絶なオナニーでやんすか・・・!
結局みずきちゃんは全員イカせてくれたんだけど、友沢は今日大事なモノを失ったようだった・・・
友沢は大きな精神的ダメージを負った。
疲れが取れた。
体力の最大値が増えた。
弾道が上がった。
友沢の弾道が下がった。
724 :
717:2006/12/31(日) 20:31:08 ID:WHtd/RR2
>>723 Good Job
ワラッタ
年明け前にイイモノ見せてくれてありがとう。
矢部の弾道は変化ないのかwww
あ、元から4か
パワプロの弾道って球の高さって言うよりも
ちn(ry
つまらんもなにも事実だからしょうがない
729 :
726:2007/01/04(木) 21:53:07 ID:VqsjrIoG
というか常識だったすまん。
コンビニでグラビアとか見たら上がるとかもうね
俺弾道6なんだけど
もう反り返ってるじゃんw
>>730 ファウルフライばっかりで
どうするんだ御前ww
それ以上弾道上がったら、
身体に刺さるぞ
>>730 なんか、映画「メジャーリーグ」のウィリーを思い出した
あおいと聖の関係ってどんな感じなんだろ
絡みがないから妄想するしかないんだよな
聖と絵久にメッチャ萌えた。
主×みずき&聖、主×絵久が読みたくなった。
全日高校選抜編の聖との信頼イベントの「みずき、そんなにいじめないでくれ」の台詞をきいたらもう・・・ね・・・。
なんでそんなに聖が人気なんだ・・・。
なつき萌え
>>736 なつきは空気
例えるならポケ7のまゆみ
あおいちゃんは俺のものね
はるかちゃんは俺のものね
お前らのものは俺のもの、俺のものは俺のものね
741 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 15:14:15 ID:AnVOdcbz
ああ、うほっの方ですか
聖ちゃんは俺の嫁ね
じゃあみずきちゃんと麗菜ちゃんは俺のもの
なら加藤姉妹は俺のものということで
じゃあ澄香と空のツンデレ二人と、ハーフのエミーはオレのものね。
じゃあヒカルちゃんは俺のものね
…
747 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:24:20 ID:Lxay6+1S
じゃあ木乃葉たんは俺の嫁
そー言えば木乃葉たんのイベントってパワリン持ってたら
いいんだっけ。一回もしたことない
じゃあ絵久はオレのものね。
角煮とまったく同じ流れになってる件についてw
ああー!みずき様ぁー!(*´Д`)ハァハァ
あおいは神
誰か実は聖ちゃんが超テニクニシャンで
主人公を攻めるのを書いてくれ
「ふふ…先輩、もういっちゃうのか?」とか言ってるやつで
756 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:55:49 ID:Pngu3mMk
13のマイライフを高卒ではじめた場合、
智恵は年下になるんでしたっけ?
ごめんなさいsage忘れました
ナイスみずき
死守
過疎
14がでるまでの辛抱だ
ぼちぼち13決定版買ってみようかね
そろそろ中古も出回って安くなる頃合だろうし
13決定版おもろいよ
13決定版でたからってなかなかかけるもんじゃないんだな〜
最近投下されないな。
少し悲しい気がする
『ストライクバッターアウト! キャットハンズ、今季も最下位に沈みました!!』
九月下旬。未だ蒸し暑さが残る気候。
またたびスタジアムでは、パシフィックリーグ最終戦が行われていた。
正確にはまだプレーオフが残っているが、三位以下のチームは公式戦としては、最終戦だ。
キャットハンズは、極久悪やんき〜ズと同レベルの最下位争い。
投手陣は崩壊し、打線は打てない。 まるで暗黒時代を彷徨っている様。
この最終戦。 キャットハンズのラストバッターが打ち取られ、三年連続の最下位に決まった。
「あー、惜しいなー! もうちょっとで最下位脱出だったんだけどなー」
「んー、でもお前中々良い成績じゃないか? だって八勝もしているじゃないか」
「そう言うお前こそ、今季三割近く打っているじゃないかー。すげぇーな!」
「そうだろー! 頑張った方だよなー!」
「………」
試合終了後、監督からファンへの挨拶も終わり、ベンチに戻る選手達。
表情は明るい。 何故なら、これからオフに入る。 合コンOK、羽目外し放題、何でも出来る。
成績が良い選手は、年俸が上がる。 これでまた高級な物が帰る。 夢、妄想は膨らむ。
選手達、帰路に着く。 数名は少しの間残り、今後の予定を話していた。
飲みに行く? カラオケに行く? と言った様な台詞がベンチから。
「決定、行こうぜー、今日は飲もう!」
「おうっ! ……あっ、あおいちゃん!」
「・……なに?」
残っている選手の中で、一人ベンチに座っている、橙色のユニフォームを着ている女の子。
ファンの女の子ではない。 彼女は立派なプロ野球選手だ。
早川あおい。 女性プロ野球選手第一号である。
当初は話題のみ、客寄せパンダの扱いで入団された噂があった。 しかし今では、自らの実力でその名を拭い去った。
今ではキャットハンズ一、二位を争う人気選手だ。彼女を目指して野球を始める女の子も多いのだ。
今季は守護神として起用され、一つ一つの勝利を確実な物にしていた。
「どう? あおいちゃんも飲みに行かない?」
「……ゴメンね 今ちょっと体調悪いんだ」
「そうかー、残念だな」
「ゴメンね」
「いや、気にしていないよ。 じゃあ皆、行こうぜ〜」
選手達は和気藹々としながら、ベンチを去った。
「………」
-skinship World-
01
ひんやりとした場内、またたびスタジアムのブルペン。
比較的新しいブルペンに、影が一つ伸びている。
緑色の髪の毛に三つ編み。 ゆっくりと誰もいないブルペンから投げる。
アンダースローから投げたボールは、キュっと曲がり、地面に落ちた。
早川あおいは、息を切らしながらボールを拾った。
「………」
先ほど行われた、今季最終戦。 勝てば七位浮上。 三点差の状況で、あおいは三番手で登板した。
あおいは相手打線を二イニングを奪三振二つ、無失点で切り抜けた。
負けている中での早川あおいの登板に打線も奮起。 何とか一点差まで追いついていたのだ。
しかし結局、粘りも空しく敗北。 最下位に転落してしまったのだった。
「………ッ」
悔しかった。抑えたのに、負けた。
まだ……シーズン途中までなら良い。 最終戦で負けた。 七位に上がれたチャンスも、潰えた。
そして……チームメイトの表情。
負けたのにも拘らず。
最下位に転落したにも拘らず。
笑っていた。
悔しさの微塵も無いように。
悔しい表情をしていたのは、あおいだけだった。
「……センパイ?」
「……えっ」
キャットハンズには、セットアッパーがいた。
アオイイロの髪をして、少し釣り目ながらクリンとした大きな瞳。 可愛らしい仕種がファンを魅了する。
柔らかい身体を利用した、サイドトルネード。 制球力は天下一品。
入団当初は、早川あおいを避けていたが、矢部と言う眼鏡君に助けられた。
「……みずき?」
「なにやっているんですか、センパイ♪」
「ううん。 ちょっと投げ込みをね」
「捕手も居ないのに?」
「うっ……」
「分かりました、私が捕手してあげますよ」
キャットハンズのもう一人の看板選手、橘みずきがウィンクした。
「はぁ〜、なるほど〜。 確かにうちの男共、やる気無いもんですよね〜」
「そうなの。 ボク、悔しくてね」
「確かにあおいセンパイ、甲子園優勝投手でしたもんね」
「うん。 あの熱く緊張したした頃を忘れちゃいそうだよ」
恋々高校の背番号1、エース投手として優勝し、マリーンズに二位指名。
キャットハンズに移って二年目。 守護神として緊張ある場面で登板はしているが……
「甲子園……あの頃は良かったなぁ」
あおいはあの頃を思い出すように耽っていた。
緊張する場面、大漁水産、帝王、アンドロメダ……。 並み居る強豪を抑えていたあの頃を。
その時だった。
グゥ〜。
あおいのお腹が鳴った。
瞬時に顔が赤色に染まった。一気に恥ずかしさがあおいを包んだ。
みずきは苦笑した。とてつもなく可笑しかったのか、腹を抱えていた。
「も〜、みずきぃ〜!」
「す、すみません……、お腹が減っていたんですね。 じゃあ今日はこれくらいにしてご飯にしましょう」
「うん……」
二人はキャッチボールを切り上げ、帰路に着いた。
「ご馳走様、美味しかったよ」
「お粗末さまです〜♪」
みずきは嬉しそうに皿をお盆に乗せていた。
料理は得意なのか、苦手なのか分からないが、彼女の得意料理だったわけで、あおいは美味しく頂けた様だ。
空腹だった腹が充たされた御蔭なのか、あおいは軽い眠気に襲われた。
疲れも+。 悔しさに任せた試合と、その後の投球の為。 一気に疲労が彼女の身体に駆け巡った。
「ふぁ……。 みずき、ゴメンね。 ボク、眠いよ……」
「あ、そうですねー。 夜も遅いし、もう終電もないし……どうしましょう」
ここはみずきのアパートである。
プロ野球に入る際、基本的に一年目の選手は寮に住むものだが、みずきは女性選手である。
男が囲まれる中に女一人。 限りなく危なっかしい。
そこで球団側は、アパートを用意。 橘家の財力もみずきを支援し、この地に住んでいる。
ちなみに高級アパートである。 かなり広く一人暮らしには広すぎるのである。
「では今日はここに泊まって行って下さい〜」
「……良いの?」
「良いですよ〜。 私とセンパイの仲じゃないですか〜♪」
みずきはご機嫌である。 よっぽどあおいが美味しく食べたのが、嬉しかったのだろうか。
「じゃあ……ありがと。 今日はお世話になるね」
その一言を残し、あおいは眠気に身を委ねた。
睡魔が一気に襲う。 明日は一応休み。 もう一度みずきに礼を言わなくちゃ。
横になって目を瞑る。 意識が直ぐに途切れた。
―――
―――
「ん……」
少し意識が戻った。やはり枕が違うと寝られない。
もう一度寝ようとするけど、自棄に胸がくすぐったい。
何か……上手く表現できないけど、ころころして、ふわふわする。
何か……温かいの物に触られているような感触。
「って、みずき……?」
視界が良好になる。その瞬間、一気に眠気が覚めた。
目の前には橘みずき。 後輩が……みずきが……
あおいの顔が一気にヒートアップ。 真っ赤に燃え上がった。
このふわふわした正体は、目の前のこの娘。
自分の胸が、彼女の目の前に顕となっていた。
「あはっ、起きちゃいましたか」
「何やってんの、みずき!?」
「うーん、と。 あおいセンパイの寝顔が可愛くて、つい」
「……ついって……みずき、アンタねぇ。 ……って、離してよぉ!」
「……ごめんなさい。 でもセンパイ、可愛い♪」
ゆっくり胸を揉んでいた手の動きが早くなる。
それに比例し、あおいは少しずつ息が荒くなっていった。
そしてみずきは、あおいのピンク色の乳首をころころ指で転がす。
「センパイのここ、ピンク色で綺麗ですね……」
「いやっ、…言わないで……あっ…!」
「感じてくれているんですね、嬉しいです♪」
みずきは嬉しそうに、そして感触を確かめるように、今度は彼女の舌で触った。
ビクッとあおいの身体が飛び跳ねた。
「あぅ…! はぁ………あ……あっ…」
「感度良いんですね。 女の子の私が触ってこれなんですから」
「や…、やめっ………て……んんっ!!」
あおいの言葉は、みずきの行為によってふさがれた。
唇。 あおいの唇を奪ったのだ。
みずきの舌があおいの中に侵食。ちゅぱちゅぱといやらしい音を立てる。
最初は嫌がっていたあおいの瞳がとろけてきた。
「んっ…ちゅ…ぷは……。はぁ…はぁ…みずきぃ……」
「センパイ……」
みずきは再び胸を揉み始める。その度にあおいは喘ぐ。
「んっ……! い…いや……いやっ……ああっ…やめ……てぇ……!」
「嫌なら止めますよ…、最も、私はやめませんけど……」
「あっ…う…ああ……!」
ちゅ…くちゅ、れろっ…
「美味しいですよ……先輩のここ」
乳頭を何度も舐め回し、身体をゆっくりと舐める。
あおいのユニフォームは外され、ズボンだけになっていた。
耳、胸、脇……色んなところを嘗め回す。 執拗以上に全身を舐め回された。
あおいは既に足をもじもじさせていた。 彼女のあそこは、もう限界だ。
「……ぷはっ……あはっ、もう限界みたいですね」
「みずきぃ……」
「その眼……私、ゾクゾクしちゃいますよ。 分かりました」
求めている瞳を見せられたみずきは、ゆっくりとあおいのズボンを脱がしていく。
そこから現れたスパッツ。 そのスパッツから、トロトロに溶けた熱いものが迸っている。
みずきはスパッツも脱がす。 可愛らしいピンク色のパンティーがあらわになり、既にぐしょぐしょに濡らしていた。
「……センパイ、こんなに濡れていたんですね」
「……いや…見ないで……」
「そんなセンパイが大好きです♪」
ゆっくりと愛撫され、ビクッと身体を跳ね上がらせる。
先ほど、全身、胸を舐められ、快楽しか今は受け取れない。
「……あっ…気持ち……イイよぉ……」
くちゅくちゅ、と嫌らしい音を立てながら、みずきはあおいの秘部を舐める。
あおいは真っ赤に顔を染めて、喘ぐ。ちろちろと舌で刺激する。
今度はパンティーを外す。すると彼女の秘部があらわになる。
「……綺麗ですね、先輩のここ」
「いや……みずきぃ………」
みずきは彼女のクリトリスに爪がかすめる程度に引っかけ、股間に指を入れる。そのままゆっくりとピストン運動を開始。
「うぁっ…あっあっ…んん……ああ! イイよぉ……!!」
目を潤ませながら、あおいは甲高い声をあげる。
膣内に指を入れながらみずきは気付いた。
彼女の秘所に、処女膜があることを。
「……センパイ、センパイって処女だったんですね」
「……う…うん」
「じゃあ私がセンパイの初体験の人になるんですね。 超嬉しいです♪」
「…バカ。 ……みずきはどうなの……?」
「私も処女ですよ! センパイと同じっ♪」
あまりにも堂々としたみずきの宣告。
あおいは快楽の中で、一瞬呆れてしまった。…が、燃え滾る熱気の中、考えは一瞬で中断された。
「でもこれだけ感度良いって事は……、センパイ、オナニーの回数は?」
「……知らないわよ!」
知らないという事は、多いか限りなく少ないかどちらの事。
勿論限りなく少ない方が可能盛大。みずきは微笑んだ。
何より、あおいを最初にイかせること。 それがみずきにとって一番嬉しかった事だ。
憧れの先輩を苛めている。凄く自らを快感を覚えていた。
最初は、ただお遊びで胸を揉んでいたものの、自らが燃え上がってしまい……
みずきは指のピストン運動を高速にする。あおいから愛液が迸る。
ねっとりとしたあおいの愛液は、彼女を更に興奮させた。
くちゅ、くちゅ…ちゅ……くちゅくちゅ……
「…はぁ…はぁ…んんっ……いいっ………気持ち……いい!!」
「ちなみに、このマンションは防音壁でコーティニングされていますので、大声でイっちゃって下さい」
「…そ、そんなっ激しいの……!…あっ…だめぇ……だめぇっ…、イクぅ……イっちゃうぅ…!!」
「見せてください、イクところのセンパイを」
そろそろ限界と悟ったみずきはニコリと笑った。
フィニッシュを決めるためにみずきは、指を小刻みに動かし今までで一番高速で、集中的にクリトリスを擦り付けた。
あおいに一度に快楽の波が押し寄せる。もう限界だ
「ダメェ…! イクぅ、イクぅ……イっちゃう!!……っああぁぁああああっ――――――!!!」
ビクンッ…!……ビクッ…ビクッ…
快楽に身を委ねる。 もう自分ではコントロールできない。
あおいがイってしまった瞬間だった。
「……凄かったです、センパイ」
「……はぁ……はぁ……みずきぃ……」
「今日はもう休みましょう。 明日に響きますしね♪」
みずきは何時もの後輩の顔に戻っていた。
(「何で……こうなっちゃったんだろうなぁ………」)
津波のように押し寄せた眠気によって、あおいは今度こそ眠りに付いた。
初めまして、始めてエロ小説を書かせていただきました……が、難しいですね。……短いし
……御気に召されたでしょうか。百合が嫌いな人はすみません
一応続きが書ければ投下しますので、宜しくお願いします
召した召しました召したがな!!北石照代!
10の彼女候補の絵里ちゃんが好きだったな。あんな良い子はいないって。
ひっさびさの神降臨!
かなりのナイスです!
あおいちゃんの口調はもうちょっと柔らかい方がそれっぽいかも
ともあれGJ。続き期待します
(・∀・)イイ!
是非続きキボン!
10は空
11は加奈
12はカレンさん
13は絵久
9はあおいちゃん
10はあおい選手
11はあおい監督
12はあおい先生
あおい監督、略して・・・?
なんでもない
7〜13 カレン
9 はるか、あおい↓
10エミー、空、みずき↓
11加奈
12佳織さん
13絵久
海ちゃんカワイイよ
空と海の双子丼とか読みたいな。
「よぉ空、久しぶりだな」
「そうね。 ……だってお互い仕事で忙しかったもんねっ」
「そうだな…」
冬の寒さが厳しくなるこの季節、俺達は今オフ、最初の再開をした。
俺はプロ野球選手。 本名…緒形児波(おがたこなみ)。 ……名前から『なみ』で慕われている。ちなみに投手をやっている。
昨年シーズン中盤から一軍で大ブレイク。 俺が登板するたびにチームが活気付く。 何故かは知らないけど。
今季は安定した成績を収め十九勝の勝ち星を、御蔭でチームは優勝を決め、俺はリーグMVPを受賞した。
前々から顔立ちは良い評判の御蔭か知らないが、声援は大きい。 同じチームで友人である矢部君に嫌味を喰らっている。
来期はエースとして期待されている。 勿論やる気十分、昨年の成績を超える自信もある。
その反面、プレッシャーも大きい。
メディアから、首脳陣から、毎回登板する試合からなどなど……昨年以上に並々ならぬプレッシャー。
これに耐えられないとやっていけない。 ストレス溜まりまくりだ。
だから俺は、こうやって彼女との一時を大切にする。
俺の彼女、藍沢空。 彼女もフライトアテンダントの仕事上の都合で忙しく、中々休みが取れないのだ。
結果、俺達が会う事が可能なのは、俺がシーズン終了し彼女の仕事が一段落ついた時だ。
僅かな時間しかない、この時間を過ごすのが俺達のオフなのだ。
「今日…何するかな」
「そうね…、何時ものようにあなたが決めてよ」
「そうだな……」
俺が日程を決めて、共に過ごすのが毎回の出来事なんだが。
何時もは簡単に空が好きそうなショッピング
たまには空が決めてほしい。 だから俺はこう言った。
「今回は空が決めてくれよ。 俺は空の言うとおり付き合うからさ」
「私!? …そうね〜」
空が考える間、俺は軽く煙草を吸っていた。
少し前までは吸うのを辞めていたが、昨年の一軍昇格とブレイクと共に再び吸い始めた。
理由は何となく分かると思うが、プレッシャーだと俺は思う。
何もしないとイライラするのだ。 吸わないと落ち着かないのだ。
俺は決してヘビースモーカーではないが、煙草の一日一本は日課になっていた。
「じゃあカラオケ行かない? 大声でストレス発散すると良いんじゃない?」
俺の煙草を吸う姿を気にしたのか、空は微笑みながら言ってきた。
携帯灰皿に煙草をねじ込んだ。
「OK、じゃあ行こうか」
「うんっ!」
俺は彼女の手を掴んで歩みだした。
空は少し顔を赤くして驚いていたが、直ぐに笑顔に戻り俺に寄り添った。
空が笑顔になるのは、俺も嬉しい。 俺の顔に自然と笑みが漏れた。
「あれ、姉さんとなみさん?」
「海っ?」
「えっ、海ちゃん?」
丁度カラオケ店に入店する直前、ある少女に見つかった。
藍沢海。 名字から空の妹と分かる。 空とは違い、大人しそうな子である。
海ちゃんはニコリと笑いながら、言い放った。
「成程〜、姉さんがこそこそしていたのはデートのためだったんですね」
「バカ! 海、なみの前で何てこと言うのよ!」
空が顔を真っ赤にしながら海をポカポカと殴っていた。
勿論本気ではなく、本当に軽く。 微笑ましい光景に俺は苦笑した。
そんな俺に気付いた空は、今度は俺を殴ってきた。 ただ、海ちゃんとは違い本気で。
俺はその場で蹲った。 何処にも投げる事が出来ない痛みを堪えながら。
「……どうする? 海ちゃんも一緒に来る?」
「えっ、良いですよ〜、姉さんと一緒に楽しんでください」
「………」
海ちゃんの少し曇った表情を感じ取った俺は、片目で空に向かってウィンクする。
空はコクリと頷いた。 そして俺より一歩前に出た。
「海、あなたも一緒に来なさい」
「えっ、姉さん、何で? 今日はなみさんとデートでしょ?」
「何でも良いでしょ。 海もストレス解消しなさいっ」
「なみさんは……良いんですかっ?」
「俺は元々、空が誘っているんだから良いんじゃないか?」
「……では、お言葉に甘えて、歌っちゃいますよ〜っ」
海ちゃんはふわりと笑って、俺達の仲間に加わった。
「(ありがとう、助かったよ空。 俺は海ちゃんの哀しそうな顔を見たくないんだ)」
「(はいはい、あんたらしいわよっ)」
空は片目で笑いながら、俺の額を突いた。
ここは若者に屈指の人気店と言わしめているカラオケ店だ。
防音壁で、ドアを開けない限り外部に音が漏れない仕組みになっている。
曲もD○M並に揃っており、プロモーションビデオも付いている。 カラオケファンに満足できる作りになっている。
ここで俺たち三人は、最新のカラオケチャートの曲を中心に歌った。
俺はチームメイト(特に若手)に付いて行ける様にヒット曲を必死に覚えた。
御蔭で某事務所の若手人気アイドルの曲や、某オリコン一位常連有名バンドの曲などを歌えるようになった。
少し前までは、矢部君の影響でガンダーロボの曲やオタク系の曲、そして世間的に有名な曲しか歌えなかったが。
ちなみに空は流行の女性歌手の曲、海はゆったりとしたバラード中心に歌っていた。
昼間だが、テンションは上がっていき、酒も豪快に進む。
海ちゃんは遠慮がちにしていたが、空は俺と共に美味しく酒を頂いていた。
室内の盛り上がりは、最高潮だ。
「あっ、次はなみさんですよっ」
俺は意気揚々にマイクを握り、立ち上がった。
ここで少し曲をチョイス。 タイトルを見ただけでは分からない。
盛り上がりには欠かせない、エロを含む曲。 この前若手共とカラオケに行き歌ったが、大好評だった。
ただ、こいつらには女性。 通用するかは不明。 だが、大丈夫だろう。
曲が流れ始める。 俺は軽く酸素を吸い込み歌い始めた。
「………」
「………」
「…何だ二人とも、そんな鬼畜なやつを見る眼は。 と言うか、そんな眼で俺を見ないでくれー!!」
……結果、ドン引き。
彼女達の眼は変な人を見る眼、顔はヒクヒクと引きつっていた。
やはり女性には受けが悪いのか。 抵抗と言うか、違いと言うか。
性に関しては影響の受け方が違う。
この曲、歌詞だけ聴くと変態紛いされてしまうに違いない。
「ゴメン……変な雰囲気にさせてしまってな」
「…あんたって、そんな事何時もしたかったのね……」
「ち、違う! 俺は毎日汗流して野球の事考えて……」
「……もう良いわよ。 海…、ちょっと」
「……姉さん? どうしたの?」
「…なみ、少し時間貰うわよ」
空と海ちゃんと室内から出て行った。
パタンとドアが閉じた瞬間、俺は後悔した。
頭を抱え、オフシーズン最初の絶望を味わってしまった。
(何で、あんな歌歌ってしまったんだろう……)
幾ら付き合っている空、交遊のある海ちゃんとは言え、この歌はきつかったに違いない。
これからの事を考えると、気まずい。 これ以降の時間、どうしようか……。
ぶつぶつと考えていた瞬間、二人が入ってきた。 俺は二人の方向へ向いた。
「……如何したんだ二人とも、急に出て行ったりしてさ」
「………」
「………」
俺が発言している間、二人が顔を赤くしていたことが気付いた。
如何したんだろうか。 何かあったのだろうか。
「………」
その刹那――、空が俺の方に倒れてきた。
そして、俺の唇に彼女の唇が――。
「…!!」
「んっ……」
突然の出来事に、俺は身動きが出来なかった。
空は俺の口の中に舌を入れる。 俺を味わうかのようにゆっくりと。
一分ほどのキスを終え、空は俺の口から離れた。
「……空、一体なんで?」
「…あんたが『やりたい』って言ったんでしょ? やってあげるわよ、海と一緒にね」
そう言えば、歌詞にそんな事が書いて有った様な気がする。
もう一度空がキスを交わす。 その間、海ちゃんは俺のベルトを外していた。
言葉を出そうとするが、空に遮られる。 嫌らしい音をたてながら、キスは続いていた。
「ぷはっ…、苦いわよ」
「…仕方ないじゃないか、煙草吸ってたんだから」
「それもそうね……、海、そっちは?」
俺は視線を下半身にやると、既にズボンは無くなっていた。
「姉さん凄いです、カチカチ……」
「うっ…」
海ちゃんが触ると、どうしても反応してしまう。 どうやら俺の身体は正直なようだ。
パンツ越しだが、ゆっくり擦られると気持ち良い。
空は俺の股間についているものをなぞる。その度に少しずつ硬くなっていく。
「それはそうよ。 だって私のアソコがいっぱいになって気持ち良く……って何言わすのよ!」
「……いや、それはお前が自分で言っただろうが……」
「姉さん、自爆」
「うっ……、でも本当だからね……」
真っ赤に顔を染めながら空は俺のパンツを脱がした。
そこであらわになったのは、俺のモノ。 通常は小学生並に小さいが、興奮するとかなりの巨根に変化する俺のモノ。
そして今のは、後者の状態。 角度九十度にピンと立っていた。
「半年振りに見たけど…やっぱり大きい…」
「姉さん…如何するの」
「海は玉を責めなさい、私はこっちを…」
髪を掻き揚げ、空は口の中に俺の巨根を含んだ。
少し中に入れるのに苦労しながらも、空は完全に俺のものを口に入れた。
空は口の中で下を上手く使い、ちろちろと先っぽを舐めた。
「うっ…うあっ……」
半年振りなので、気持ち良い。
空のフェラチオのテクニックは凄まじい。 時に優しく、時に激しく。 ペース配分を考えながら続ける。
多分、フライトアテンダントの仕事上、色んな男の奴としていたに違いない。
「気持ち良い? これからもっと気持ちよくなるからね……海、そっちもお願い」
「…うん、なみさん……」
すっかり忘れていたが、海ちゃんも居たのだ。
彼女は慣れない行動に戸惑っていたが、俺の玉をゆっくり舐める。
ちゅぱちゅぱと吸い付くような慣れない口先だったが、俺を責めるには十分だった。
ちゅ…んぁ…ちゅぱ、…ちゅ……
「どう? 久しぶりの……」
「ああ…気持ち…良い…海ちゃんも、空も…」
「うふっ、嬉しいよ…、このまま出しちゃって良いからね」
調子に乗ったのか手を使いながら、俺のものを扱く。
上下に擦る空の手付きに、俺のものは限界に近付いた。
シーズン中、全く自慰などしなかった為か、興奮の度合いも高いまま。
海ちゃんは海ちゃんで、優しく玉を触ったり、舐めたり、吸ったりしていた。
「くっ……、空……海ちゃん……!」
「…出しちゃって下さい、なみさん……」
「……良いよ、私が全部受け止めてあげるから」
再び口の中に含む空。 そして一気に吸い込む。
俺の精液を全て吸い込むかのように強烈なバキュームフェラ。
一気に絶頂を迎える。 我慢していたが、もう限界だ。
ビクビクと俺のものがイキそうな事に気付いたのか、空は勢い良く扱き続けた。
「空ぁ……空ぁ…出る……っ!!」
遂に耐え切れず、一気に俺の中のものを空の口の中弾き出した。
自分でもドクドク脈打っているのが分かる。
「むっ…! ん……んぐ…ぐっ……」
空は外に精液を出さないために、肉棒を銜え続けその場で全て飲み干した。
飲み干し、肉棒を口から放した空はニコッと笑った。
「お、おい…大丈夫か?」
「ええ…温かくて、あなたを感じられて良かったわ……」
「姉さん良いなぁ……私も欲しかったなぁ」
「次ね、次」
「おい………」
幾ら俺でも何度もイかされると思うとげっそりした。
「…さて、今度は俺が二人を気持ち良くさせてあげるよ……」
「うんっ…お願い、なみ」
「なみさん……私も…お願いします……」
俺はゆっくりと立ち上がり、二人の服を脱がした。
二人のブラジャーを外し、乳首を優しく捏ね回した。
興奮しきっているのか、既に二人ともの乳首は勃起していた。
「二人とも…ここ、硬くなっているよ」
「だってぇ…あなたのあそこ……、舐めちゃっている間に……あっ!」
「なみさんと姉さんを見ていて……身体全体が熱くなっちゃって……ひゃっ!」
少しずつ感じている二人を見て、俺は嬉しくなった。
どうやら感度は良さそうだ。 二人とも顔がとろんとしていた。
交互に俺は二人の胸をゆっくりと舐め回した。
二人とも、下半身をくねくねさせながら俺を求めている。
空の切ない眼が、俺の事を求めていた。
俺は頷き、二人のスカートをするすると脱がした。
「…もう、濡れているね、二人とも」
「だから……、あなたのアソコを舐めていたら……」
「ううっ…、なみさんの意地悪ぅ……」
パンティー越しに二本の指で愛撫する。 少し触っただけなのに、二人の股間はしっとりと愛液で濡れていた。
くねくねと身体を動かす仕種に俺は再び興奮する。
一度海ちゃんを愛撫していた手を放す。 その途端、海ちゃんの目は潤み始めた。
「ど…どうしたんですかぁ……なみさん……」
「いや、先に空をイかしてから君をイかせようと思うからね」
「…いやですよぉ。姉さんと一緒にイきたいですよぉ」
「………」
そんな目をされると、俺は弱いんだけどなぁ。
仕方ないな。 二人同時にイかせるしかないな。
まず二人のパンティーを脱がす。 二人の秘部から愛液が漏れ出していた。
これを見るだけで俺の肉棒の体力が回復する。 一度二人の股間を舐めてやった。
二人ともビクッと反応し、感じてくれている事を確かめた。
「じゃあ海ちゃん、空の上になって」
「……こうですか?」
海ちゃんは空の上に跨った。
今の彼女達は、俺に股間を見せ付ける状態になっていた。
そこで俺はあるものを握った。 それは……
「なみ…!それって」
「なみさぁん…」
「…二人のエッチな音、聴かせて?」
それはマイク。 ひんやりと冷たいマイクを、空と海ちゃんの足に交互にピトッと付ける。
二人ともピクッと反応した。 これだけでも感じちゃうのかな。
俺はマイクの音量を最大にして、二人の股間の間に入れた。
そしてゆっくりとマイクを回していく。
「うあッ……アッ…あうっ、んんんッ!!」
「あっ…いやぁ……ああっ、…はぁ、はぁ」
カラオケから、二人のエッチな音が聴こえてくる。
二人の間のマイクに触ると、ねっとりとした液体が糸を引いていた。
そうとう気持ち良さそうだ。 俺は更に気持ち良くさせようと、マイクの回転を素早くした。
「あっ! は、激しい…っ! ンンッ! …ぁ、うぅん…、あ、あっ…!!」
「あぁ……、なみさ…んんっ! 気持ち…良いよ……おぉ!」
くちゅ、くちゅ、くちゅ……
二人の嫌らしい水は、マイクを通じて混ざり合う。
室内は二人のエッチな音で包まれていた。
残ったもう一本の手で、空の尻の穴に指を突っ込んだ。
「あうっ…! なみぃ…そこはぁ……」
「ねぇさん……アナルぅ…良いなぁ……」
「心配しないでも、海ちゃんにもあげるよ」
マイクの回転と共に、空のアナルに指を出し入れする。
その度に二人は喘ぐ。 特に空は
その二人を見て、俺の下半身のものは巨根に復活していた。
じゅぷ……ぷ……ぐちゅ、ぐちゅ……
「あっん…ううっ…うぁあ!! なみぃ…、私…気持ち良くなっているよぉ!!」
「はっ…、あぁ…ぃぃよぉ…なみさぁん……気持ち…良い……」
「二人とも……可愛いよ」
「うんっ! ずるいよぉ…、なみぃ…そんな言葉言うなんてぇ……」
「なみさぁん…私にも指ぃ…挿れてくださいよぉ……」
今度は海ちゃんの方に指を挿れる。
既に愛液が尻の方まで零れ落ちている。 それがとても嫌らしい。
キラキラとエロチックに輝く愛液。 ぼんやりとした蛍光灯が、更に嫌らしく照らしていた。
海ちゃんの腕が震えてきた。 そろそろ限界だろう。
十分二人のエッチな姿を堪能した俺は、マイクを捨てて指を彼女達の股間に潜らせた。
「いやぁ…! なみぃ…良い…良いっ……! 良いよぉ…このままだと……イっちゃうよぉ!!」
「なみさぁん……あっ、あ……良いです……イキそうですぉ…!」
「イって良いよ。 二人とも、二人とも愛してあげるから……」
両腕の動きを激しくさせ、ピストン運動を高速化。
愛液がぐちゅぐちゅと音を響かせながら、彼女達の秘部で溢れていた。
既にソファーのくぼみで水溜りが出来ている。 後で拭かないとな…そんな今の状況と180%違う事を思いながら、俺は二人を思いっきりイかせようとフィニッシュを決める。
「あっ、ダメェ、ダメェ、ダメェ……イクっ、イクっ、イクッぅううううううっ!!」
「ああっ! イっちゃう、イっちゃう!! あああああああ―――っ!!」
二人の股間から、大事な二人のものから温かい水が弾けた。
海ちゃんの腕がガクガクと崩れ落ち、空の上に被さった。
「はぁ…、はぁ…は、ぁ…はぁ……、イっちゃったよぉ……」
「なみさん…気持ち……良かった」
二人は見つめあい、お互い唇を重ねあう。
ちゅぱちゅぱと、ゆっくり、優しくキスをした。
空は俺の股間をまじまじ見つめると、巨根をゆっくりと擦りながらニヤニヤと笑った。
「…なみ…、本当はもう一回したいんでしょ」
「……ああ。 すまないが、もう一度したい」
「うわっ…こう正直に言われると、…もう……しょうがないなぁ、あんたは…。 良いよ、私の中でして……」
巨根を触っていた手を外すと、空は挑発的に股間を見せてきた。
見ているだけで頭の中が白くなる。 イッた直後の彼女の秘部は、愛液で濡れて綺麗だった。
空が良いなら、俺はお構いなくやらさせてもらうよ…。
俺はゆっくりと亀頭を少しずつ、優しく押し付けて行く。少し焦らしながら、挿れた瞬間、彼女を沢山感じる為に。
「なみぃ…はやくぅ……挿れて?優しくしてよぉ……」
「ああ…」
空は目を瞑ると、俺はもう我慢できなくなり、少しずつ入れていく。
彼女を感じるため、奥深く、更に奥深く、彼女の中に侵食。
根元まで入りきる。 空は目を開けて、微笑んだ。
「…入っちゃった……ね」
「…ああ。 動いて良いか?」
「……うん」
空の合図が始まりだった。
俺はゆっくり腰を動かし始める。 快感を得るために、始めはゆっくりと。
だが俺の肉棒は、空を求め暴れ始める。 腰の動きは徐々に速くなっていく。
じゅぷ…じゅぷ…じゅぷ…
「ああっ…! さっきイッたばかりなのにぃ…! イッたばかりなのにぃ…、気持ち良いよぉ!!」
「うあっ……、空の中…最高だよ……」
俺達の中を駆け巡る快楽は、更に求め、愛し合う。
どんどん腰を回数が速くなる。 まだイクことは無いが、快感を間違い無く得ている。
このまま気を抜くとすぐイキそうだ。 俺は気を引き締め空の中を味わった。
空の喘ぎ声が大きくなる。 その声が興奮しきった俺を更に引き立てる。
「…はぁ…はぁ……」
その横で海ちゃんが自慰をしていた。
切なそうで訴えかける海ちゃん。 ……だからそんな目に俺は弱いっての。
俺は腰の動きを止めた。 今度は空が切なそうな目をした。
「…にゃ…、なみぃ……どうしたの……? 早く動いてよぉ」
「海ちゃん、こっち来て。……一緒に気持ち良くなろう」
「良いんですか……? 夫婦水入らずって言うじゃないですか」
「そんな単語、辞書には無いよ……。 良いよ俺達は家族じゃないか」
「…もうっ、バカ。 まだ婚約発表していないくせに」
俺は空を起き上がらせ、海ちゃんの股間を俺の口に寄せた。つまり空は騎乗状態と言う訳だ。
「これなら…三人一緒に気持ち良くなれるよな……」
「バカ……じゃあ動くわよ…」
「ではなみさん……宜しくお願いします…」
空が動かした瞬間、俺は海ちゃんの股間を舐め始めた。
既にオナニーで濡れてきていた彼女の股間は、空と同じくらいに綺麗だった。
ちゅぱちゅぱと舐めると、どんどん海ちゃんの膣内から愛液が出てくる。
「美味しいよ……海ちゃん」
「いやぁ……言わないでくださいぃ……」
「なみ…こっちも感じてよ……」
交互に俺の巨根を動かす空。
俺も空に突き動かされ腰をガンガン動かす。 その度に空は喘ぎ声をあげた。
一度中断された反動か、一気に性欲を呼び起こす。
海ちゃんも、自らの手から俺の舌に動きが変わったため、一気に喘ぐ声質が変わった。
身体をくねらせながら、何とか二本の足で立っている状態になっていた。
じゅぷ、じゅぷ…じゅぷ……じゅ
くちゅ…、くちゅくちゅ…
「アアッ…あっ! なみぃ…良いよぉ! うぁ…私の……私の中で…動いて…ああっ!!」
「良いです…なみさん…良いです…んんっ……いいっ!」
「二人ともエッチだなぁ……声がこの部屋中に響いているよ」
「そ、そんなこと言わないでぇ……あ、…はっ、ンンッ!」
「私…、私…もう来ちゃいます…もう……イッちゃいます!」
二人とも動きが激しくなるにつれて、俺も舌の動き、腰の動きを激させる。
俺は嬉しい。 二人ともこんな風に感じてくれるなんて。
もし喜んでくれるのなら、俺は毎日、毎晩でもしてあげたい。
……まぁ、プロ野球辞めてからかな。
パンパンに膨れ上がった俺の肉棒は、はち切れんばかりに空の中で擦れ合っていた。
海ちゃんの乳首を触る。 それだけで感じてしまう海ちゃんに俺は微笑んだ。
「アアっ!! 気持ちよすぎる……! はうううっ!! んんッ…イキそうだよ!!」
「イクっ! イッちゃいます、私…! あっ、ンンっ!!」
「俺も……出る……空…中に出すぞ……!」
「良いわよ…アッ、……ドクドク出して!! あなたの精液……頂戴!」
「ああっ…イっちゃうよ! なみさぁん!!」
空も激しく俺の中で動かす。 俺もそれに答えようと、腰を動かした。
もう限界だ。 俺はラストスパートをかける。
「ああっ…イクっ、くぅ……イっちゃうーッ!」
「出ちゃう…出ちゃう、あああああっ、イっちゃう…ああぁぁああああ――!!」
「くっ…、空ぁ!!」
「来てぇ、来て! …イクッ、イっちゃう! イクううぅぅうう―――!!」
ドクッ、ドクッ、ドクッ……
ビクッ、ビクッ、ビクッ……
三人とも、二度目の絶頂を向かえた。
―――
―――
何でカラオケからこんな雰囲気になってしまったんだろう。
俺はぐったりと横たわる二人の真ん中で、ぼんやりと考えていた。
どうも、-skinship World-の作者です
今回は話題になっていた空ちゃんと海ちゃんの3Pものを書いてみましたが、どうでしょうか
多分かなりボロボロな文章になってしまっていますが、軽く目を通す程度でお読みなってください
では、次回は本編で……。 多分前回より百合度が増していると思いますが……
……で、どこがパワプロらしいの?
>>799 乙です&GJ
百合好きなんでハアハアですよw
本編も期待してますね〜
最高だ・・・。
百合好きなので問題ナッシングです。
>>800 すみません…エロ中心で書いていたら、パワプロらしい出来事を書けませんでした
パワプロらしさ…ですよね。 ……次回以降、出来るだけ注意して書いてみます
書けなかったら……すみませんでした……orz
今度から名前とコテハン付けたら?
あと双子丼きぼんしたのは僕です。
謝るぐらいなら最初から書かなきゃいい。
もっと自分の作品に自信をもて。
>>806 …何かガチガチに硬くなりすぎてました。ありがとうございます
これからは自信を持って公開していきます
一応これからは「RIK」と名乗ることにします。皆さん、宜しくお願いします
ジャーマンの知恵が読みたいなぁ。
みずきちゃんにひぃひぃいわされるあおいちゃんマーダ?
>>807 次も期待してるぞ
飛ばしすぎて息切れ打ち切り、ってのだけは簡便なw
あおいかわいいよあおい
みずき可愛いよみずき
skinship worldまだ〜?
百合見たい。
やっぱり責められてこそのあおいちゃん
ジャーマンカモーン
キャンプ中じゃね
11のエンディングで料理中のあおいちゃんが激しくツボなんだが
あおいちゃんにツボマッサージして声出させてやりたい
>>819 そんなネタ出されたら書き出すやつらがいるぜ?
・・・・・・いたらいいなあ
俺の中で、あおい、みずき、聖の三人はM。
あおい→ドM。成長するにつれてややSっぽさも出て来たがやっぱりM。
みずき→基本SだがMも可。でもそれを見せるのはダーリンだけ。
聖→知識のなさから受け身になりがちだが潜在的なSっぽさは一番。
某所のナマハメをプレイした御仁はいないのか?
>>823 ノ
個人的には野球オタで下ネタ5のあおいちゃんは斬新で好き
でももっと恥じらって欲しかったな
あれじゃただの頭の緩い子だし…
>>823 4日で発売中止になったからなぁ・・・
少なくて当然だろう。
プレミアがかかりそうだな
>>825 斬新でなかなかエロかったけど
>>826の言うとうりだな
聖が出てなかったのが悔やまれる
え?販売中止?
小波から苦情来たのか?
はるかに調教されるあおいネタか
みずきに調教される聖ネタ希望
初代スレでの同人誌を作る話は結局どうなったのか誰か知りませんか?
初代スレっていつの話だよ
もし現実にあおいやみずきがいたらすごいんだろうな
多分イチローや松井より特集されると思う
アンダーで130キロオーバー投げるあおいは化け物だよな
と思った
俺の脳内では105kmしかなげられませんよあおいちゃんは
02
秋風。 徐々に寒くなっていく秋の風。
爽やかに感じる人もいれば、肌寒く感じる人もいる。
沖縄で行うキャットハンズ秋季キャンプ。 キャットハンズの選手達は、大半参加していた。
最下位だったチームに強化が必要となる。
ドラフト会議も直前となり、(この作品では11月中旬がドラフト会議……ただし希望枠は撤廃。 高卒、大卒、社会人合同ドラフト完全ウェーバー順と現実と異なる。ただし、一巡目のみ競合するとくじ引き)各チームの補強が着々と進んでいる。
そんな中、キャットハンズでは、監督の意向で昨年獲得した育成選手を含む現有戦力のレベルアップを目指している。
恐らく猫の手がドラフト会議で獲得する選手は、高校生であろう。 ――そんな噂をあおいは耳ににしていた。
投手なら自分の知識を教える。 捕手なら自分が引っ張りながらスキンシップを交わさないといけない。
様々な噂。 昨年はみずきが加入。 即戦力セットアッパーとして大ブレイクを果たした。
加えて、二人目の女性選手としてメディアが喰い付き、一気に人気選手にのし上がった。
猫の手の戦力は悪くは無い。 昨年オフ、ファイターズからトレードでやってきた矢部が一軍定着。
投手も十勝投手が一人、八勝投手が二人、みずきあおいの黄金リレーで勝利をもぎ取る。打者も三割前後の打者が三人もいる。
最下位はと言っても、ここ五年の中で最も良い成績を残していた。
「………」
だがあおいは悔しかった。
最後のファンへの挨拶の後、笑っていた選手がいた。
奇しくも、その選手は秋季キャンプに参加していない。
あの笑みを思いだすと、激しい怒りと何処にもやれない悔しさがこみ上げてくる。
自分は怠けない。 この秋季キャンプでレベルアップして、来年を迎える。
意気込むそんなあおいに、一つの声。
「セーンパイ♪」
「みっ、みずき……」
そして一つ、パシフィックリーグ最終戦の終了後、みずきの家にお邪魔した。
その際、あおいはみずきと人には言えない事を行った。 今でも思い出すと頬が真っ赤に染まる。
二ヶ月経った今でも、みずきを見ると下半身が熱くなってしまう。
もじもじと足を動かすが、その疼きが簡単に消える事はない。
更に、たまにみずきの顔が直視できなくなる。 あの出来事はあおいにとって衝撃的な出来事になった。
ただ、あの出来事以来、みずきは普通の後輩になっているが……。
いつあの顔になるか分からない。 あの意地悪になってエッチになるみずきを。
「見てくださいよー、今日のクレッセントムーンの切れ凄すぎて捕手が捕れないんですよー」
頬をポリポリ掻くみずき。 完全に今の彼女の姿は後輩そのものだ。
「そうなんだー。 後で見せてねっ、みずきっ」
「はいっ♪」
ふわっと、みずきは笑みを見せた。 笑顔を見せられると、少し小恥ずかしくなる。
変な感じ。 今までに無い感じ。 恐らく野球だけ関わってきていたからだ。 あんな事をされた衝撃が大きいだけ。
その内慣れる。 慣れて今まで通りの「早川あおい」に戻る。
そう信じていた。
「あおいちゃーん、バッティングピッチャーやってくれない?」
「うん? 分かったよー、今行くね〜。 じゃあみずき、後でね」
「はいっ」
緑色の三つ編みが特徴的な女の子がマウンドに登っている。 只者ではない。 これでもチームのクローザー。
通称「マリンボール」。 あおいの代名詞と言っても良いシンカー。
唯でさえ、アンダースローはあおいとマリーンズの渡辺しか居ない。 稀有な存在なのだ。
その上にこのマリンボール。 女性特有の柔らかい身体から放たれる、切れのあるシンカー。
このマリンボールで並み居るチームを抑えてきた。
バッティングピッチャーと言っても手加減はしない。 キャットハンズのクローザーはそう思いながら投げていた。
続く相手打者には矢部明雄。 今季キャットハンズ一番打者に定着し、三割近く打ち活躍した眼鏡が特徴的な男である。
パワフル高校をベスト4に進出させた力を買ったのか、ファイターズが五順目指名をした。
昨年オフ、トレードでキャットハンズに移籍し、持ち味の足を活かし活躍した。
所謂あおい、猪狩と同じ世代……猪狩世代と呼ばれている。 勿論来期も首脳陣から期待されている。
矢部はバットをぶんぶん回して、最後にバットをあおいに向けた。 矢部は気合十分だ。
「あおいちゃんのマリンボールは、このオイラが打ち砕くでやんす!」
「やれるものならやってみなさいよ、この眼鏡!」
「眼鏡って言わないでくれでやんす!」
秋季キャンプが始まってから、あおいはみずきと首脳陣以外の選手に短気になっていた。
元から優しい中で、愛敬のある短気な性格だったが、それは高校時代から。
だが今のあおいの短気具合は、高校時代のそれ以上だ。
恐らく来期にかける思いが比例して、あおいに気合を入れかけているからだ。
そしてあのシーズン終了後に笑った選手の姿を、みずきを除く選手に照らし合わせているのだろうか。
あおいは来期から選手会長だ。 自覚はある。 その自覚があるから、年始からやる気の無い選手を出さないため。
今の内、各選手達に気合を入れさせるために短気になっているのか。 真相は彼女しか分からない。
……最も
「あおいセンパイが投げているんだから、手を抜いたら許さないですよ、眼鏡センパイ」
「眼鏡眼鏡五月蠅いでやんす!」
「へぇ……私に口答えすんですか? 精神注入棒の餌食になりたいんですか?」
「ひ、ヒイイィィ!!」
このみずきの気合注入(脅し?)により気合を入れる選手が多々。
……勿論、あの精神注入棒による被害も少なくは無い。
「いくよっ」
ゆっくりとあおいがマウンドで動き出す。
球種は浮き上がるようなストレート。 130キロ前後の球に、矢部は空振りする。
アンダースロー。 浮き上がるような感覚を覚える直球。 今季も、この直球とマリンボールとのコンビネーションで抑えてきたのも当然だ。
女性ゆえか、球に球威は無い。 スピードも無い。
だが、相手のバットに当たらなければ良い。 正しくこの事を実行していた。
マリンボールを完成させてから、投球内容は一気に良くなった。 まさにマリンボール様様である。
「……あおいちゃん! マリンボールを投げて来いでやんす!」
「良い度胸だねっ、矢部君。 良いよ……お望みどおり投げてあげるよっ!」
何か決意したのかは分からないが、矢部はマリンボールを要求。
ならば投げ惜しみする必要は無い。 あおいは頷き、二球目を投げる。
地を這う白球。 アンダースロー特有の軌道ゆえ、矢部に向かうにつれ少しずつ上昇。
そして沈んでいく。 ――だが
「マリンボール対策のため、オイラはこの打法を試しているでやんす!」
「えっ……?」
「必殺!! 振り子打法と見せかけ、ガンダー打法!!」
見た目そのものは、ただの振り子打法。 ただ矢部がカッコつけて命名しただけ。
マリンボールにあわせて、矢部のガンダー打法が火を噴く………
ボールが音をたてて、ミットに収まった。
「ストライクツー」
「……矢部君」
「…矢部センパイ、格好悪っ……」
「た、タイミングが合わなかっただけでやんすッ! タイミング!!」
「………」
慌てて弁解する矢部。 あおいとみずきはジト眼で矢部を見た。
矢部は、「痛々しい視線を投げないでやんすー!」とほざいていた。
……が、あおいは良く考える。 先ほどのマリンボールの変化とガンダー打法のスイング位置を思い出す。
確かに、コースに関しては、真芯だった。
(一球でコースに合わせるなんて……)
ガンダー打法。 来期シーズン、意外と脅威になりそう……かも。
「次来いでやんす!マリンボールでかかって来いでやんす!」
「分かったよっ、行くよ矢部君!」
三球目、再びマリンボール。 今度は球速を少し速めて投げた。
しかし、今度は矢部の勝ち。 タイミングピッタリ。 木のバットの真芯。
「――ッ!」
「もらったでやんす!」
あおいの低目のマリンボールは、矢部の木のバットの真芯により弾き返された。
「……えっ」
何か、嫌な音がした。
自分の身体に、変な痛みが起きた。
力が入らない。 ……どうして?
矢部君、みずき、皆がこっちに向かってきている。 何で?
ボクに……ボクに……何が起きたの?
どさりと音を立てて、あおいはマウンドに倒れた。
ぼんやりとした瞳。 ゆっくりと開ける。
蛍光灯が眩しい。 少し目を細めた。
数秒後、少し眼が慣れて目を確りと開けた。
あれ? 確かボクはマウンドで投げていた筈。
「あおいちゃん! よかったでやんすぅ!」
「あおいセンパイ……良かった、目を覚ましてくれたんですね……ひっく…」
「…みずき……矢部君?」
あおいの目に飛び込んできたのは、ボコボコに殴られた傷跡が目立つ矢部と、泣きじゃくっていたみずきの姿があった。
「ボクは……どうしたの?」
「この眼鏡があおいセンパイに打球を当てたんですよぉ……。この糞眼鏡!早く引退して!!」
「スマンでやんす……オイラ、詫びても詫びても詫びきれないでやんす………」
怒るみずきと落ち込む矢部。 それぞれの表情があおいの瞳の中で動く。
話によると、あおいの身体に打球が命中した。
場は騒然としたが、チームドクターである加藤先生が颯爽と現れ、ここに運んでくれたらしい。
その際、何か飲まされたらしい。 加藤先生曰く、痛み止めらしい。
「……痛み止めの御蔭かな。 痛みは無いよ」
「診察の結果、奇跡的に異常無しって言ってました……本当に良かったです」
「……そう。 ……看病してくれて、ありがとう」
「ハイ……。 ほら!あんたは謝るの!!」
「……本当に御免なさいでやんす」
「良いよ。 この通り、ボクは無事だし、許してあげるよ」
矢部が多少明るくなった。 罪悪感から、ほんの少しだけ解放された気分だろうか。
みずきは不服そうだったが、あおいが言っているのでそれ以上何も言わなかった。
あおいはみずきと話をしたいと言う理由で、先に矢部を帰らせた。
時刻はもう午後11時になる。漆黒の夜に外は包まれていた。
ベットから起き上がったあおいは、窓の外から空を眺めていた。
「静かだね。 あっ、誰も居ないからかっ」
「……そう…ですね」
「………」
「………」
無言が続く。 今日の出来事に、お互い疲れているのか。
特にみずきは、今日一日中泣きっ放しに違いない。 あおいはみずきの頭を撫でた。
「…センパァイ……」
「……本当に、ボクは大丈夫だから」
「はいっ……」
「うん……みずき……」
みずきの表情が、安堵に変わった。
間違いなく、彼女に甘えたいという表情。
「センパイ……、一つ、良いですか……?」
「えっ……? うんっ、みずきなら良いよっ」
「では……キス、して良いですか?」
「………!」
841 :
RIK:2007/02/12(月) 12:39:29 ID:akj123yJ
今回はここまで
続きは後ほど書きます
続きが気になる
いい焦らし具合だ
いいですね。続き気になります!
次回がwktk
待ってました!(´Д`;)
続きに期待。
パワプロ君の出番あるよね?
女の子同士のスキンシップだからこそいいと思う
でっていう
あおみず聖に足コキされたい
じゃあ俺はフェラティオで
じゃあ俺はクンニで
なら俺はすまたね
では俺は本番を…い、いや冗談ですよ!そんなに睨まないで
あおい「うぅ…はるかぁ…」
はるか「あ、あおい、それどうしたの!?」
あおい「ボクにもわからないよ。朝起きたら急にこんなのが生えてて…」
はるか「タってる…ごくり」
あおい「ねぇどうしたらいいのかな?こんなの恥ずかしすぎるよぉ」
はるか「うーん、こういうのはやっぱり、その…ヌいちゃった方が…」
あおい「ヌく?それって痛くない?」
はるか「上手くやれば大丈夫だと思うけど」
あおい「でもどうやって?よくわかんないよ」
はるか「…安心してあおい、私がして何とかしてあげる」
あおい「ちょ、はるか!?いいよ、こんなこと人に…あんっ」
はるか「いいの、リラックスして。すぐに楽になるから」
あおい「や、ダメぇ…そんなに強く掴んだら…んぅ!」
はるか「すごく太い…こんなに元気になるなんて…」
あおい「やっ!はるか、それ以上したら…!」
はるか「もう少しの辛抱だから頑張って。ほらあと少し」
あおい「ダメダメ…あ、いや…んん――っ!!」
はるか「はい、抜けたよ」
あおい「も〜、無駄に元気だからやだよね、白髪って」
痛みは無いものの、打球を受けた後にも拘らず無茶なみずきの要求。
不覚にもあおいは瞬間的にあの時の出来事を思い出した。 顔が染まる。 心臓がドキドキする。 下半身が熱くなる。
だが、みずきの表情は辛そう。 眼は泣き疲れて充血している。
一晩中、看護を続けてくれたに違いない、後輩の姿。
ならば……キスは心配をかけた、後輩へのプレゼント。
ボクを看病してくれた、キミへのプレゼント。
あおいはベットに座り、彼女へ顔を向かせ、目を瞑った。 彼女を受け入れる覚悟は既に出来ていた。
「きて……みずき」
「……はい」
みずきはあおいの顔に迫る。 ゆっくりと、ゆっくりと――
あおいの唇を奪った。
「んっ……ちゅ……んっ、…ちゅ……ちゅぱ……んふぅ……」
「ちゅ……ちゅぱ……ん、ん…、……ぅん…」
ゆっくりと、そして確実にあおいの中に侵食。 舌を絡めさせながら、みずきは今までの思いを全てぶつけた。
背筋がゾクゾクとする。 あの時、みずきに身体を奪われた感触が、だんだん蘇って来た。
快感と羞恥心が同時に同時に襲う。 あおいの性感帯が一気に呼び起こされた瞬間だった。
既に身体全体が熱くなって来たあおいは、早くも足をもじもじさせた。
少しおかしい。幾らなんでも早すぎる。
でも、気にしなかった。……今は。
「……ぷはっ」
長いディープキスを交わし、みずきは微笑んだ。
「…センパイ…私、あおいセンパイの事……大好きです」
再び長いディープキス。 みずきはあおいの感触を確かめるようにキスを味わっていた。
艶めいた唇が重なり合う。 キスを終えたみずきの顔は満足と共に、物足りない顔を醸し出していた。
みずきはあおいのユニフォームのボタンを一つ一つ外していく。
彼女の胸があらわになった次の瞬間、みずきは胸を鷲掴みにされあおいは艶めいた声を漏らした。
「あっ……ンンッ…!」
あおいのビクンと反応する姿を眺める彼女は、にんまりと笑った。
彼女は胸を激しく揉み続ける。 あおいは自分の心臓がドクドク鳴っているのが聴こえた。
「……ん…ぁ……ぅん…、んぁ……ふぅ……ぁ…」
「気持ち良さそうです…センパイ。 …私も興奮して来ました……」
「…はぁ……はぁ…、みずきも……脱いで」
恥ずかしそうに、彼女は縦に頷いた。
本来なら選手の傷を治す場所。 加藤先生が傷を治すために待っている場所。
白い壁。 室内は病院と同じような鼻を刺激する匂いがする。
変な容器も置かれており、触るな危険のラベル。 加藤先生が実験しているのが分かる。
今の時間は既に午後の11時。 選手達も、流石の加藤先生もここには存在しない。
しかし、怪我をしたこの二人だけはこの場所に居る。 勿論この二人以外には誰も居ない。
みずきは自ら着用しているユニフォームを脱ぎ捨てた。
もう一度キスを交わし、みずきは自らのブラジャーと共にあおいのブラジャーを外した。
既に息が絶え絶えなあおいの表情に、みずきはあの頃以上の興奮を覚えた。
みずきは自らの胸をあおいの胸に当てる。 身体ごと、気持ちごとあおいの熱が伝わる。
決して大きくない彼女の小さな胸の感触は、とても柔らかく、気持ち良い。
みずきはゆっくり胸を擦り合わせる。 お互いの乳頭が刺激しあうように。 お互い気持ち良くなり合うために。
「…んんっ! ……あっ、あっ…んん……っ!」
「あっ……う…、ぁ…ぅん…っ! センパイ…良いよぉ! センパイのおっぱい……柔らかくて……気持ち良い…!!」
既に彼女の身体には力が入っていない。 起き上がろうとしても、全く力が入らない。
主導権はみずきにあり。 胸を擦られるたびに興奮が増して、下半身は濡れていく。
「みずきぃ……! あっ、うぅん…凄い…、よぉ……。 …なんで……胸擦るだけで…凄く、…気持ち良いっ……よぉ…!」
「…あ、ぅ…! センパイ……ッ!」
「良い……、良いよぉ…みずっ……あっ、う、うんんっ!!」
「……そろそろ良いみたいですね……、…ここ、脱がしますね」
みずきは、あおいが頷いたのを確認し、ゆっくりとズボンを脱がした。
何時もなら、前回やったときと同じようなスパッツが現れる筈だったのだが……
「……あれ?」
「はぁ…は、ぁ…はぁ……。 みずきぃ…、如何したの?」
「何で……何でブルマ穿いているんですか?」
そう。 何時もならズボンの下にはスパッツが穿かれているのである。
別にブルマでも良いのだが、シーズン中は常にスパッツを穿いている事をみずきは知っている。
あおいは口をもごもごする。 …が直ぐに口を開いた。
「……昨日、……やっちゃった」
「何をですか。 ちゃんと言ってください」
「……オナニーを」
みずきに乳首を触られながら、あおいは続けた。
「ぁ、あっ……昨日の夜中、…寝れなくて……みずきを思い浮かべて…うぅん! …やっちゃった」
「………」
「……うん、…んっ……気持ち良すぎて、いっぱい出しちゃって……スパッツ…汚しちゃった」
「代えの、無かったんですか?」
「……忘れてきちゃった」
洗濯しても、時既に遅し。 練習までに乾かなかったわけだ。
そして代わりに、何故か持って来てたブルマを穿いたわけ……と言う事。
「……うわぁ……」
「みずき……?」
みずきはあおいのブルマ姿に笑みを見せた。
あおいのブルマ……本来なら高校時代にしか見れない代物。
元々顔が整っている彼女に、体操着の下半身に穿く物。 それは美しいに違いない。
思わずみずきは、貴重すぎるその姿にデジタルカメラを取り出し、撮った。
「こらぁ…みずきぃ……返しなさいよぉ……」
「可愛いです〜……。 焼きましたら、あおいセンパイにも渡してあげますね♪」
「バカっ……」
起ころうとしたが、力が全く入らないあおいは降参した。
みずきは小悪魔モード。 あの時の顔と全く同じ。
あの時と同じ――。 想像しただけであおいの下半身は反応してしまった。
前回より感じてしまう。 何でだろう……。
(…何で……ボクは、淫乱じゃないのに……)
みずきはスポーツバッグを漁る。 何かを探しているようだ。
取り出したもの、それは――
「それ……」
「これであおいセンパイを気持ち良くさせてあげますよ」
男性選手が恐れられているもの。みずきのみ操る事が可能な棒。
かなりの精神力が必要で、精神力がないと耐え切れない。
史上最凶のアイテム。
精神注入棒。
「これ、アソコに入れるには大きすぎですので、擦る事だけしかできませんが……、これでセンパイを、ぐりぐりさせてあげますっ♪」
「み…みずきっ…、それだけはやめっ……!」
あおいが言い終える前に、みずきは精神注入棒であおいのブルマをちょんと触った。
「……ッ!! ああぁぁああ!!!」
「…凄い、センパイが……。 これがここまで効果があったとは知りませんでしたよ」
精神棒で触った瞬間、みずきはブルマがしっとりと濡れたことを確認した。
激しく蜜が溢れ出る、彼女の股間。 感じてくれているのが嬉しくなったみずきは、精神棒でゆっくりあおいのクリトリスをなぞった。
ブルマ越しながら、それだけでイキそうになったがあおいは必死に耐える。
「ンッ……アアッ! ……ふあああぁぁああ!!」
「どんどん感じさせてあげますよ……」
みずきは精神棒で徐々に強く、彼女の股間をグリグリと回す。
既にあおいの大事なところから湧き出るように溢れる蜜。 みずきには、彼女がお漏らししているみたいに見えた。
興奮が増す。 増していく。 擦り続ける。
ぐちゅ、ぐちゅ…ちゅ……ぐちゅぐちゅ……
「それっ、ぐりぐり〜♪」
「ああっ! アアっ!! 激しすぎる……! ダメェッ、…イクっ……イっちゃぅうよぉ…ッ!」
「沢山……出しちゃってください……! センパイ…!!」
「ダメぇ…イクぅ……イっちゃう……!!」
気持ち悪い。
でも、気持ち良い。
ブルマがねちょねちょになって気持ち悪い。
でも、ボクの大事な所から溢れ出るもの瞬間が、気持ち良い。
「イクっ、くぅ……イっちゃうーッ! …………あぁぁあああ―――!!」
ベットはあおいの蜜で濡れている。 当の本人は息を切らしながら、ぐったりと横たわっている。
みずきは精神棒をその場に置き、あおいのブルマをするすると脱がした。
あおいの秘部が現れ、それは彼女の蜜でしっとりと濡れ、キラキラと輝いていた。
思わずみずきはそのあおいの可憐な姿に見とれていた。
「…センパイ、綺麗です」
「……いやっ……みずき……っ、あんまり…見ないで……」
「………」
みずきはあおいの秘部に近付いて、指で触った。
未だ興奮が続いている。 下半身が疼き、身体は燃え上がるように熱い。 思わずあおいは身体を震わせた。
何でだろう。 快楽の中で、あおいは一瞬だけ興奮が続いている事を考えた。
が、快楽の波はあおいにすぐに押し寄せる。 みずきは今一度、彼女の中に指を挿れた。
「…あっ…みず……きぃっ!」
みずきの指から生まれるのは快楽。 イッたにも関わらず、クチュクチュと音をたてながらあおいの股間から愛液が溢れ出る。
更に指を動かすと溢れ出ていた愛液が掻き混ざる。 自分の意思では止められないほど溢れ出る。
彼女は股間の中から指を出す。 そんなみずきの指は、彼女の蜜でべっとりと濡れていた。
「ふふっ……センパイ……また濡れちゃってますよぉ……」
「やっ……やだぁ……」
「…ほらぁ、こんなにっ」
みずきの指にはネチネチとした糸を引く白い物。 彼女の愛液だ。
それをあおいにゆっくりと見せ付ける。 あおいは羞恥心を今更覚え、彼女から視線を外した。
それを見た彼女は、小悪魔のような笑みを見せた。
「センパイ、淫乱ですねっ♪」
「いやっ……ボクは…淫乱じゃない…よぉ…」
「ふふっ、大丈夫ですよ……、今センパイが感じている本当の事を教えますね。 ……実は加藤先生の薬の影響なんですよ」
「薬……?」
「そうなんです。 怪我の痛みを一瞬にして消す代わりに、下半身の疼きが生まれて、快楽に敏感になるんですよ」
「………」
「だから、今のあおいセンパイの身体は一回イッただけでは満足できない身体になっているんですっ」
ほぼ、媚薬に近い。 あおいは表情を強張らせた。
痛みを止めてくれるのはありがたいが、この下半身の疼きが継続するのは……。
「大丈夫ですよ…。 下半身の疼きは私が弄って無くしてあげますよ」
「いやっ……みずきぃ…」
「……今は、いっぱい気持ちよくなりましょ♪」
再びみずきがバッグを漁る。 今度は何を探しているのか。
取り出したのは、先ほどと同じ精神注入棒。
しかし、先ほどの太く長いのとは違う。丁度あおいの秘所のサイズに合わせた、長さ15センチほどの精神棒。
「これを私のここにつけて……完了です!」
「……みずき……っ! それっ」
みずきの股間には、男性の性器を想像させる。 そう、装着した物は通称ペニスバンドと言われる物。
ピンと立った、精神棒が嫌に生々しい。 そういった作りなのか。 みずきの想像力が凄まじい。
あおいは想像してしまう。 あのペニスバンドで膣内の中を掻き混ぜられる事を。
興奮はヒートアップし燃え上がる。 あおいは自ら自分の股間を大きく開いた。
「あっ……センパイ……これ…私……キツイです。 …はぁ、あっ…早く……センパイが欲しいです」
装着しているみずきにも影響が出ているのか。
恐らく、精神棒に取り付かれているのだ。 並みの精神では操る事ができない精神棒。
今のみずきでは、逆に吸い込まれるような感触を覚えてしまう。
みずきは乱暴にあおいに抱きつき、秘部口を探り当て一気に挿入。
既に愛液で柔らかくなった物は、意図も簡単に精神棒を受け入れた。 ずぶずぶと、あおいの下半身に侵食。
だが、あおいは懸命に痛みを感じた。 忘れていたが、あおいは処女だったのだ。
指で二回イかされたと言うものの、こんな太くて硬いものは、始めて挿れられた。 今は激痛しか無かった。
「……センパイ…挿いりましたよ……」
あおいの中に、みずきが入り込んだ瞬間だった。
その瞬間、彼女はプチッと音が鳴ったのが分かった。 何の事か一瞬分からなかったが、直ぐに理解した。
処女膜が破られたのだ。
「ひぎぃ…! み……みずきぃ……痛いよぉ……怖いよぉ……」
「う、あっ……大丈夫……です。 多分…最初だけだと思います……」
ゆっくり腰を動かし始めるみずき。 あおいの精神状態を配慮させたのか、激しくは動かさない。
流石に処女なだけに、最初の痛みはかなり激しいらしい。
彼女の秘部から愛液と共に、赤いものが紛れ出てきた。
「うぁ……痛いぃ……痛いよぉ…みずきぃ…」
「…センパイ……センパイ……」
精神棒の影響か、数回腰を動かしただけでイキそうになるのはみずき。 あおいは激痛しか感じない。
だが必死に快楽に耐え、お互いが気持ちよくなる瞬間を待つ。
その耐える時間だけで、永遠を感じるように頭の中が真っ白になる。
両者の喘ぎ声だけ。 あおいに関しては悲痛も聴こえていたが――
数分後、あおいの快楽は痛みを超えた。
「…あぁ! あっん…ううっ…うぁあ!!!」
「センパイ、センパイ、……気持ち…良いです!」
あおいの表情で、感じていると悟ったみずきは、一気に高速にピストン運動を早めた。
もう止まらない。 今のみずきは暴走機関車だ。 一度狂い始めた者、暴走は簡単には止まらない。
今の精神では、流石のみずきも耐えられない。 もはや二人の頭の中は何も考えられない状態へ。
お互い快楽と言う欲望を求め合い、そして溺れていく。
「激しい! 激しいよぉみずきぃ!」
「だって……止まらない…止まらないんだもん、センパイ!!」
クチュクチュ……グチュっ…
「あん! あぁぁあん!! …イクっ、また……またイっちゃうよぉ!!」
「私も…私も…イキそうです…、センパイ……!!」
「やだ…みずき……激しすぎ…あんっ、ん! んんッ!! 良いっ…! 気持ち……いいっ!!」
「センパイ、イク時は一緒ですよ!」
生まれて一番。 最高の快楽が、二人を襲う。
この快楽には、もう耐え切れない。
「みずきぃ……イクぅ! …イっちゃうよぉーッ!……あぁぁあああああ―――!!」
「私も、私も……イクぅ…イクぅぅ―――!!」
二人同時。 力が抜けた瞬間。 お互いの大事な物を全て放出した。
「イッちゃった…、また…みずきで……」
「センパイ……可愛かったです。…大好きです」
お互い、一つ唇にキス。 もう一度求め合おうとした瞬間、精神注入棒の威力のせいか、二人の記憶は途切れた。
薬による影響で二度イかされたあおいも、始めて二人でイッたみずきもすやすやと寝息を立てていた。
脱力感の影響も有るが、午前中の練習も今になって大きく響く。
こんなけ快楽を味わったのも、生まれて初めてだろう。 無理も無い。 幸せそうな顔を作る二人だった。
そんな二人に一枚の毛布がかかった。
「……全く、明日ベッドのシーツ、変えないといけないじゃない。 こんなに濡らしちゃって……」
加藤先生が顔を苦笑しながら室内に入ってきた。
憂鬱。 表情は笑っているが、気持ちは曇っていた。
勿論二人は全く気付かない。 すでに意識は夢の中。
「しかしこの薬は大した物ね。 痛みを快楽に変えちゃうなんてさ」
加藤先生の右手には、赤いカプセル錠のもの。
…実は、実験して偶々作り上げたものを、偶々あおいに飲ませたものだった。
「さて、盗撮した二人のレズでも見てみようかな。 ちゃんと映っているかどうか確かめなきゃ」
加藤先生は♪マークを浮かべながら、その場を去った。
おまけ
「うおぉ、うおおおっ……、あおいちゃんとみずきちゃんがレズプレイ……。 これはオカズになるでやんすぅ……」
二人のドア越しに、矢部が悶えていた。
あおいの事が気になって戻ってきたのだが、次の瞬間、聴こえて来たのが彼女達の甘い声。
すぐさま矢部の股間は元気になり、弾道は4を超え10ほどまでに上がった。
プロスピも弾道は7まで。 矢部は世界最強アーティストの仲間入りを果たしたのである。
「……待てでやんす……。 この事実をフ○イデーで暴露すると迫る……、二人の口止め料に、オイラのウハウハハーレムが完成するでやんす!」
ようし、と意気込みを入れ矢部は携帯電話のカメラを起動した、次の瞬間。
「……!!??」
後ろからの衝撃で、彼は倒れてしまった。
その背後に現れたのは、オレンジ色の髪をした保険医が現れていた。 皆様おなじみ、加藤先生である。
その隣には紫色の物体……失礼、皆様のアイドル(?)ゲドー君。
「まったく……、矢部君は少しばかりか、かなり危ないわね」
「ギョ」
「早速博士に記憶を削除してくれなきゃ。 京子、運んで!」
「ギョー!」
その後、矢部君は記憶を弄られ、宿所に戻されたとさ。
863 :
RIK:2007/02/19(月) 00:05:04 ID:zP9bQVW3
待たせてすみません、エロ本編です(笑)
本編でも触れたけど、みずきちゃんがペニバンでイッたのは精神棒の力、と言う事にしておいてください(汗)
試合が無いからパワプロっぽく無いと思いますが、オフシーズンなんで勘弁してください
追伸
どなたかこの作品をまとめwikiに保存しておいてくれませんか?
テラモエロス、GJです!
精神注入棒大活躍ですなw
野球ネタは無くともダイジョーブ関係者のネタがあるんで十分ぽいですよ
誰もやらなそうならwikiやっておきますね
シチュエーションは好きだ
人称とか勉強してくれたらもっと好きだ
RIKさんGJ d(´∀`;)
以前の空海の続編なんか書いてくれると嬉しいです。
おお、いつの間にか続編が、GJ!
百合スキーとしてはもうたまりませんよw
RIKさんのSSの空気というか嗜好と言うか、自分の波長と合うのですごく萌えます
age
最近、青春のさがしものを聞いた
何故だかよく分からんが「恋恋5」というのを思い浮かんだ
矢部君が好きそうなアイドルの服を着て歌う!
しかし、エロくならないので却下だ
恋恋5のメンバー
舞ちゃん、はるかちゃん、あおいちゃん、澄香ちゃん、あかねちゃん
倉橋綾乃と高木幸子もいれて恋恋7にするか…あれ?
純粋な恋恋5なら
・あおい
・はるか
・幸子
・彩乃
・理香
協調性のなさそうな面子だ
871 :
ナナミ ◆a7SNlAUmxc :2007/02/22(木) 20:06:18 ID:i6WKFLtR
主人公・矢部・あおいちゃんがメインです。
ここは、私立パワフル学園。過去何度か甲子園に出たことはあるがここ数年はからっきしという古豪チームである。
そのパワフル学園でエースで4番を任せれてるのが、俺小波だ。
「お〜い 小波くーん。なにボーっとしてるでやんすか〜」
この変なしゃべり方をする少年は矢部君だ。
幼馴染でおれの一番の親友。
そしてこのチームにはなんとも珍しい女性選手がいるのである。
彼女の名は早川あおい。
なぜ女の子なのに野球をやろうと思ったのかは、わからんがいまやチームの中心選手。おまけにカワイイ+性格もいい
ときたら
世の男共がほおっておくわけがない。
かくいうおれもその一人なのだがまあいかんせんおれの気が弱いのか、
彼女の気が強すぎるのか残念なことに全く恋愛モードにはいたってはいない。
前置きはこれぐらいにして、甲子園大会の予選も近く練習も本格化してきたある日のこと。
872 :
ナナミ ◆a7SNlAUmxc :2007/02/22(木) 20:08:20 ID:i6WKFLtR
バンっ!!!
部室のドアが勢いよく開かれて、いつもより慌てた表情で丸ぶちメガネが駆け込んできた。
「大変でやんす!!!!ちょっとこの紙見てほしいでやんす!!」
矢部君が見せてきた紙には、今年の高野連からの公式試合の概要等が書いてあった。
その紙の真ん中付近に、毒々しい文字で、
「今年度より女性選手の公式試合出場を禁止する。」とそうはっきりと書かれていた。
「なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「どうするでやんすか・・・・」
「どうするったって・・・あおいちゃんに言わないわけにはいかんだろ」
「そのことなんでやんすが、監督が小波君からあおいちゃんにそのことを伝えてほしいって言ってたでやんす」
「なっなんでおれが・・・?」
「キャプテンが伝えたほうがいいって監督が言ってたでやんす」
「あの禿・・・・自分が伝えるのが気まずいからって・・・・」
「それにしてもあおいちゃんが気の毒すぎるでやんす。ここまで必死で練習してきたのが無意味になるでやんす。
高野連に殴りこみに行くでやんす!!!!」
「それよりまずあおいちゃんにどうやって伝えたらいいかを考えてくれよ」
「それは小波君にまかせるでやんす!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
幸いなことのなのか、不幸なのか今部室にはあおいちゃんはいない。
だが、こんなことをどうやってあおいちゃんに伝えればいいんだ・・・
足取りも重く、俺たち二人はグランドに出て行った。
「あっ。小波君たち!遅かったじゃない! なにしてたのよ!!」
「HAHAHAHA!!!!いやたいしたことじゃないんだよ。ちょっとトイレが混んでてね。あっはっはっはっはっ」
「どうしたのよ。早く練習しないと試合近いんだから!!!」
やっぱりあおいちゃんは、まだ知らないらしい・・・・・
どうしたもんか・・・
帰れ
874 :
ナナミ ◆a7SNlAUmxc :2007/02/22(木) 20:14:20 ID:i6WKFLtR
3時間後
「お〜い。小波く〜ん。早く帰ろうでやんす。」
「あれ・・・あおいちゃんは?」
「なんか家でやらなきゃならない用事があるからって言って、練習が終わった後すぐ帰っちゃったでやんす。」
「んじゃ今からあおいちゃんの家に行くからついてきてくれよ」
「おいらも用事があるでやんす!!!!!!」
「・・・・・・・・・・・」
・
・
・
・
・
・
・
・
はあ・・・結局一人で来てしまった。
あおいちゃんの家は、学校から自転車で20分ぐらいのところにあるごく普通の家である。
「はあ〜。憂鬱だなあ・・・こんなこと言ったらあおいちゃんどんな顔するんだろ・・・。
いつもみたいに怒っておれをぼこぼこにするのならまだいい。もし泣いちゃったりしたらどうしよう・・・。
はあ〜・・・・・・」
アホみたいにため息を10回ぐらいつきながら、10分ぐらいあおいちゃんの家の周りをぐるぐる回っていた。
他人から見たら危ない奴に見えるだろうきっと。
おれは意を決して、あおいちゃんの家のインターホンを小指で押した。いや別に意味はないんだが。
・
・
・
875 :
ナナミ ◆a7SNlAUmxc :2007/02/22(木) 20:24:13 ID:i6WKFLtR
・
・
「・・・・・はい・・・。」
「あっ。パワフル学園3年の小波と申します。あおいさんはいらっしゃいますか?」
「私があおいですけど・・・・」
「!? あっそうかそうか。小波だけどちょっといいかな?」
「ちょっと待ってて・・・」
・・・??????
いつもよりテンションがだいぶ低かったので、最初あおいちゃんだとわからなかったな。
そういえばあおいちゃん、家でなんか用があるって言ってたけどなんだったのかな?
・
・
ガチャっ。
あおいちゃんが、当たり前だが私服姿で出てきた。
「どうしたの?」
「いやちょっと話があってね・・・。」
「へ〜。んじゃちょっとあがってってよ。」
ん?なんか声がかすれてるのは気のせいか・・・・?
・
・
・
・
なんか変な緊張するな・・・女の子の家に入るの初めてだな・・・
いろいろ考えてるうちに、あおいちゃんの部屋へ案内された。
「うちの人は?」
「今日は私しかいないよ。」
「へ〜・・・・!」
あおいちゃんと二人っきりか・・・えへへへへへへ。
いろいろ無粋なことを考えてると、
「それで僕になんの用?」
一瞬で我に返って、何の用事で来たか思い出したときに胃が痛くなった。
「あ・・・あのさ・・・・・今年の公式戦のことなんだけどさ・・・」
「知ってる。女の子は出れないんでしょ?」
「え?」
876 :
ナナミ ◆a7SNlAUmxc :2007/02/22(木) 20:25:49 ID:i6WKFLtR
「一週間前に猪狩って人が僕の所に知らせに来たよ・・・。」
今気づいたが、あおいちゃんはさっきまで泣いてたらしい・・・
目のまわりに、涙の跡があるのを今更になって気づいた。
この一週間、あおいちゃんは普通に練習もこなし普通に笑っていた。
家では、毎日泣きはらしてたってのに俺はなんにも気づいてなかった。
「あおいちゃん・・・・。」
なんて声をかけてやればいいのかわからない。
「・・・・・・・」
「小波くん・・・?
ぼくさ・・もう普通の女の子に戻りたいんだ・・・疲れたよ・・・」
そう言ってあおいちゃんは、俺にもたれかかってきた。
・・・これはどうすればいいんだ。というかなんだこの状況は。
「僕を女の子にしてよ。小波君・・・・。」
ぷちっ。
・・・・・・だああああああああああああああああああああああああああああ
「きゃっ・・・・」
俺は、そのままあおいちゃんを押し倒した。
ありゃ、ここまでですか?
GJです、まだ途中なんで感想は後程
出来ればsageての投稿をお願いしますね
あと873みたいなのは気にしちゃダメですよ?
あおいちゃんの一人称は「ボク」だから
まだ途中かな、一応乙
アドバイスですらない罵倒には耳を貸す必要は無いぞ
>>878 7では僕だからあながち間違えでもない
キレるの早っ!
SSを投下したいが、13をプレイしたことなくてキャラに困ったので質問。
1
聖の性格と実家について
2
帝王と聖タチバナの野球部について
教えてください
それ知らずにどうやってSS書こうというんだおまいさんは?
886 :
片手に:2007/02/23(金) 20:11:28 ID:mNqRouxT
>>884-885 やはり無理があるのかorz
仕方ない。
別のSSを用意するよ。
聖ネタは13をゆっくりやってからじっくり投下するよ。
スレ汚しスマソ
>>886 焦らなくていいよ
ゆっくり待ってるから
なんか賑わってきましたな〜
『早川ー!』
『どこでやんすかーっ!』
とある地方の海岸沿い。
夕方の五時を回り夕陽が沈み始めた頃、俺達は海岸を走り回っていた。
俺の名前は、須童。
一応恋恋高校の野球部部長を努めているキャッチャーだ。
となりにいるのは矢部くん。恋恋高校野球部を作るときに半ば無理矢理部員にした。今じゃいい友達だ。
合宿にやって来た俺達恋恋高校野球部。
この夏、俺達は高野連から出場停止処分を受けた。
理由は本来参加不可能の女性選手を参加させたこと。
その女性選手、早川あおい。
野球部創設時からのチームメイトで今はマネージャーをやってもらってる。
出場停止処分を受けたとき、一番ショックを受けたのは早川だろう。
だが早川はそんな素振りはみせず、いつも明るく厳しくマネージャーとして野球部を引っ張っていってくれた。
この合宿でもそうだ。一番野球をやりたいのは早川のはず。それでも明るく振る舞っていた早川。
そして突然いなくなった。
当然部員みんなで探し回った。宿舎、グラウンド、商店街、今は山の中と海岸沿いを探し回っている。
『やっぱりいないでやんす。このままじゃ日がくれるでやんすよ須童くん』
『……俺は向こうの岩場を探してくる
いなかったら戻るから矢部くんは先にみんなのとこへ帰っててくれ』
『わかったでやんす。気を付けるでやんすよ』
『あぁ』
暗くなってどれくらいたった?
時計はアナログなので照らさなければ見えない。ペンライトを向けて時間を確認、19時57分。そろそろ戻らなければ矢部くんも心配するだろう。
後は警察にまかせるしかない、……いや、もう戻ってるかもな。
俺はもと来た道を戻る。ふと横をみると洞窟がある。行きには気付かなかった。
洞窟の中にペンライトを向ける。
『早川、いないか〜…………』
いるわけないか。俺は戻ろうとした。だが、中からなにか聞こえる。
『誰……誰かいるの………?』
早川の声。ペンライトで隅々まで照らすと、そこにはマネージャー時のジャージ姿の早川が座っていた。
『早川!こんなとこに………帰ろう、みんな待ってるから』
『…………』
返事が無い。俺は早川に歩み寄る。
『どうしたんだよ早川………』
早川の隣に座る。よくみると早川の服は所々破れていた。
岩場に引っ掛かったか何かで破れたのだろう。
『ねぇ……須童くん……』
早川は泣いていたのか、かれた声で話しかけてきた。
『私……わからないよ……』
早川は今にも泣きそうな声になりながら続けた。
『ボク……今まで野球やってきて楽しかった……でも…………女の子なんだよね、ボク』
『どういうことだ?』
『女の子のボクが試合に出たからみんな大会にでられなくなったんだよね…?………やっぱり……女の子が野球……やっちゃいけないのかなって……』
洞窟の隙間から僅かに入ってくる月光が早川を照らした。
泣いている、今まで見たことがない表情で。
『ボク……みんなと野球やりたいのに………ダメなんだね…女の子だから…………ダメなんだよね……』
早川がすがりついてくる。その手は震えていた。
『もう………わかんないよ……ボクは………なに………』
俺はそっと手を握る。
『お前は早川あおい、恋恋高校野球部のエースピッチャー……それでいいだろ?』
『え………?』
『野球やるのに男も女も関係ない、お前はお前だ。お前の投げた球は俺が受ける、違うか?』
『須童…くん………』
無意識に早川を抱き締めていた。手が震える。
『俺達はチームメイトだ。少しは頼ってくれよ……弱音を吐いても構わない。だから………』
抱き締めていた手を離し、真正面から顔を見据える。
『お前はお前のままでいてくれ………』
『須童くん………』
早川がもたれかかる。
『ボク……野球やってもいいんだよね……?』
『ああ………』
『じゃあ…今だけ女の子になってもいいかな…?』
言葉の意味がわからなかった。気付いたら唇が塞がれていて、それで…
『…っ…早川………何を…』
『……ボク……ずっと須童くんが気になってた。周りのみんなは女の子の選手が珍しいって騒ぎ立てたのに…須童くんだけ違った。ピッチャーとしてボクをずっとリードしてくれて、分け隔てなく接してくれて……嬉しかった』
ああ、そうだ……今になって思い出す。
ずっとバッテリー組んでて忘れてた、早川。
お前は……野球選手で、チームメイトで、俺のパートナーで……
『ボク……須童くんが好き……』
女の子……だったんだよな。
入学して野球部作った時から気になってた。
女の子のピッチャー、最初は珍しくてドキドキしてた。
けどいつのまにかそんなことを気にしなくなって………バッテリーとしてしか感じてなかった。
でも、胸の奥にいつもなにかモヤモヤしたものが詰まってて……とれなくて。
『俺は……』
今スッキリした。
『俺は早川が好きだ……』
『ん……ちゅ……っ』
唇と唇を重ね合わせ、洞窟中に水音が響き渡る。
手を早川の胸にのばす。服の上からでもわかる柔らかな物体を優しく揉みしだく。
『ふぁ……須童……くん……』
『嫌か?』
『うぅん、続けて……』
相当敏感なのか、服の上から撫でるだけで体がピクッと反応する。
上着を手をかける。桃色の女の子らしいブラが姿を表す。
『意外に普通の……』
『今野球してないから…変かな?』
『いや、似合ってる……でも退場してもらうよ』
ブラを上にずらす。柔らかな肌が表に出る。
早川は顔を赤くしながら胸を隠す。
『なぜ隠す、見えないじゃないか』
『だ、だって……ボク小さいし…はるかの方がおっきいし……』
『ダーメ、全部見せなさい。そういうトコも好きなんだからな』
うぅ……と、うめきながら渋々手を退かす早川。
両方の胸を優しく揉む。
やはり敏感なのかさっきより激しく反応する。
『は……んぅっ!』
乳首に吸い付くと、ビクッと体を退けぞらせる。
『背中、痛くないか?』
『痛い……』
洞窟内の岩肌に触れるのはさすがに痛い。
俺が下になり愛撫を続ける。
『ねぇ…』
『なに?』
『ボクばっかり気持ちいいんじゃズルイよ』
おもむろにズボンを下げる早川。
俺のモノは弾道4を越えるくらい反り返っていた。
『おっきい……こうするんだよね』
俺のムスコを上下に擦りだす早川。時々舌先で先端を舐めあげる。
ムスコを絶妙に刺激されて俺は早くも限界に。
『ま、待て……出る…』
『出していいよ……んっ……』
ムスコをくわえられた瞬間、俺は絶頂を迎えた。
ビクビクと脈打つムスコをくわえたままの早川の喉がなる。
『ん……ぐ……っはぁ………』
『飲んだのか…?』
『うん………美味しくなかった』
なら飲むな、そう言いながら俺は早川を上着の上に寝かせる。
『次は俺の番だな』
早川のズボンを下げるとブラと同じ柄の桃色のショーツが顔を出した。
少し濡れている。
『濡れているな』
『や……言わないで』
ショーツを下にずらす。あまり濃くない陰毛に覆われたそこはすでに糸を引くまでに濡れていた。
『早川、俺のくわえてるときにこんなに濡らしてたのか?』
『うぅ………恥ずかしいよ…』
俺はそこに舌を這わせる。水音が響き渡るなか早川は顔を退けぞらせながら
『んぁ……ふっ……ひゃん』
とあえぎ声をあげていた。そんな早川をいじめたくなって、俺は突起物を甘噛した。
『きゃうっ!』
一際大きな声で鳴いた早川のアソコから液体が吹き上げた。
『すご……止まんね…』
『ふぁぁ……力入んないよ……』
愛撫をするたび、ぷしゅっぷしゅっと潮を吹く早川のアソコ。いつのまにか俺のムスコも反り返っていた。
『早川……俺』
『うん…………』
早川のアソコにムスコを当てがう。
『初めてか?』
『指……先っちょだけ入れたことある……』
『……痛くならないように努力する』
ゆっくりと、ゆっくりと確実に中へ侵入する。
『んぅっ!』
『痛いか?』
『大丈夫……続けて…』
時間をかけ、ようやく根本まで入った。
早川の息は荒く、目に涙も浮かべている。正直俺も少し痛い。
『ゆっくり動くからな…………!』
『う…ん………っ』
今度はゆっくりとムスコを引き抜く。
しかし動くたびに締め付けられ思うように抜けない。
『締め付け……すげ』
『はぁ…ん……なんか変……』
ようやくスムーズに動くようになったころ、早川に変化が現れた。
『う……すげぇ締まる』
『もっと激しくして……大丈夫だから』
急に早川のアソコが締まるようになった。
多少激しくしないと抜けない状態だ。
早川のアソコは名器なのだろうか?
『遠慮はいらないな…激しくいくぞ!』
『うん……あっ!』
そこからは凄かった。
速いピストン運動と深く抜き刺しする緩急つけた動きで早川をよがらせる。
ピッチングも緩急が大切だ。
『あっ!あっ!須童っ!くん!なにか……なにかクルッ!』
『くっ、俺もそろそろ………イクぞ!』
『あ、あっ!うん!一緒に……一緒にイクっ!』
『くぅぅっ!』
『あぁぁぁぁぁっ!』
さすがに中はまずかっただろうか。
俺の腕の中で息をあらくしている早川が言った。
『赤ちゃん……できちゃうかも……』
『そこまで……考えてなかった…………』
あぁ、後々問題が起こるのは承知だ。
行為を始めた時から覚悟はしていたさ。
『お嫁にもらってくれる?』
『責任はもつ』
今はただ、早川を抱き締めたかった。
俺達が岩場の洞窟から出たのは夜の10時を回っていた時だった。
『いたぞ、二人とも無事だ!』
『須童くん、あおいちゃん!大丈夫だったでやんすか!』
俺達は警察に保護され、宿舎まで戻ることが出来た。
警察の人に、『ミイラ取りがミイラになったな』とぼやかれた。
全くもってその通りです。
加藤先生から簡単な手当てを受け、一言。
『洞窟で何があったかは詮索しないけど、その様子じゃふっ切れたみたいね』
俺と早川は照れながら笑った。
一方矢部くんは
『ついに結ばれたでやんすか。悲しいような嬉しいような複雑な気分でやんす……』
と肩を落としていた。
無論部内はおろか校内で俺達は公認カップルと認められた。
その後、加藤先生の協力で妊娠の検査をしたがどうやら妊娠はしていないようだ。
早川はホッとしていた。
俺は最後まで焦っていたが。
その後、女性選手の出場が認められた年の甲子園。
『よし、ここを押さえれば勝てるぞ!』
『あおいちゃん、頑張るでやんす!』
『まかせてよ!行くよ、須童くん!』
『ああ、もう俺達をとめらると思うな!』
俺達は今、甲子園のグラウンドに立っている。
リアルタイム投稿すいませんでした。
パワプロ9、恋恋、二年目合宿中の出来事として書き上げました。
ほとんど即興です。
一部、あおいの一人称が私になっていたりしますが気にしないで下さい。
ちなみに須童とは実際に作った選手からマトモなのを取りました。
他はバルバトスとかアナゴとか……
また機会とアイデアがあれば投下致しますのでよろしくお願いします。
乙&GJです
次回作も期待しますよ
細かい調整はwiki投稿時にすればいいさ
しかし、リアルタイムより同じ時間でテキスト書き溜め投稿のほうが良かったような・・・
マナー的な問題でも、書きやすさの問題でも
900 :
片手に:2007/02/24(土) 02:45:23 ID:Bc9BmFny
>>899 すいません、幾分携帯なもので。
次回からその辺りもメモ機能とか活用しながら頑張ってみます。
へ、携帯!?
ずいぶんと無茶をw
しかしその根性にGJをば
携帯で投下か…
世の中凄い奴もいるもんだな
ま、何はともあれGJ
ただ最初の方にビジュアル系?ぽい雰囲気が出てたような気がする
でもえっちの描写は普通に上手いと思う
一般に
・携帯投下
・推敲不足
・リアルタイム投下
・一人称の不統一
・言い訳、弁解
なんかは嫌われる傾向にある。要精進。
久しぶりのあおいSSGJ!
美味しくなかった吹いたw
あおいちゃんがはるかちゃんに調教される話キボン
_,,..,,,,_ ∩
/ ,' 3 `| |ーっ
l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''
ナマハメっぽく書いてみたよ(ふくもる)
「うぅ…ふひ…ふひひ」
今、契約更改のために訪れ、オーナー室から出てきた男は六尺キャットハンズのプロ5年生・仁村義経。
強いて普通の選手と違うところをあげるとすれば、芽が出ないまま今期も1軍とは縁がなかったとこかナ(泣)。
そんな彼は、尻を押さえながら、腐った魚のような目で本社ビルから出てきた。
「どうしたの義経くん? なんかゾンビみたいなんだけど…」
そんな義経に声を掛けたのは、同じく契約更改の為に訪れた、緑おさげが眩しい美少女…、
早川あおい。日本初の女性プロ野球選手第1号である。
アンダースローから繰り出される抜群のキレを誇るシンカーは、その存在も相まって球界の至宝とまで言われる。
しかし夏にピッチャー返しを左太腿に直撃して以来フォームを崩し、結局オフまで2軍で過ごしてきた。
仁村とはそこで知り合い、あれこれと会話するようになったのだが……、
「ひょっとして、解雇されちゃったの?」
「いや…クビにされそうになったというか、踏みとどまったというか…話せば長くなるけど……」
「……じゃあ三行で」
「四つんばいになれ。
なれば来期も契約していただけるんですね。
アッー!」
「把握…………って、ほ、ほ、掘られちゃったの!?」
キャットハンズの現オーナーはいい男を掘る為にオーナーになったと言われるほどの男好きで有名だった。
美形も勿論だが、大好物なのが逞しいスポーツ選手、特にSG(スーパーガッチリ)が好みだ。
ちなみに情事の際の決め台詞は、「嫌なら解雇(やめ)てもいいんだぜ」
「あは…あhhhh……空が…紫色だなぁ…」
「…………」
後ろの貞操を奪われた義経は、フラフラしながらその場を去っていった…。
「…大丈夫かなぁ」
所替わってここはキャットハンズの室内練習場。
カオスな脳内モヤモヤを払拭しようと、義経は一心不乱にマスコットバットを振り回していた。
「はぁ…はぁ……はぁ…ぜぇ……」
高校時代の義経は、総合的な運動能力に優れた万能選手だった。
しかし、何でも無難にこなすが逆を言えば何をやらせても中途半端、
先発としても中継ぎとしても抑えとしても、代打の切り札としても守備固めとしても代走要員としても、
特筆すべきところがない、悪く言えば凡百の無個性選手。それが指導する側の印象だった。
故に結果に恵まれず、扱いに困る代物として、評価も上がらないまま5年の月日だけが流れた。
操まで捧げて踏みとどまったのはこのままでは終われないという『覚悟』の表れでもあるのだが……、
(どうすれば、自分の殻を破れるんだ…? どうすれば…!)
「頑張ってるね」
「え……」
汗でぐしょ濡れになった頭に、洗濯したての香りのするタオルが掛けられる。
「何となく気になっちゃってね、ひょっとしたらここかなってね」
振り向いた先には、練習用の軽装仕様のユニフォームに身を包んだあおいちゃんがいた。
ちなみに下半身はどう見ても野球選手じゃなくてサッカー選手です。本当にありがとうございました。
「けど……あんまりレベルアップしてるようには見えないね」
「う……うん」
「投手としては芽が出ないから打者に転向ってことも考えたんだけどさ、どのみち中途半端だし…」
「う〜ん…………そうかなぁ、交流戦も開催されるわけだし、打撃に秀でた投手は需要あると思うよ。
ほら、高校野球ではエースで4番ってよくあるでしょ? どうせなら万能の頂点を目指すのはどうかな?」
確かに……、今のバランスの良さを全てもう1段階上げられたら、実用性はあるかもしれない。
いや、ある筈だ。ピッチャーなのに打撃がいいのは、アピールとしては上等だ。
「やってみる価値はあるかも……うん、やってみるよ」
「そうこなくっちゃね! ボクも協力するから頑張ろ! それじゃ、まずは打撃から…だね!」
成り行きか、はたまた同情か、それにしてもこのあおいちゃん、ノリノリである。
「でも……俺の打撃って、矯正するってレベルじゃないと思うけど?」
「大丈夫! ボクにいい考えがあるんだ!」
そう言うと、あおいちゃんはどこからともなく『発刊:民明書房』と書かれた本を取り出した。
あおいちゃんの打撃特訓を三行でまとめると、
「フルチンで素振りする。
玉袋が太腿に当たって綺麗な音がするのがいい。
おちんちんの軌道とスイングの軌道が一致すれば完成」…だそうだ。
さすが男の園で揉まれてきたあおいちゃんだ。シモ耐性が高くて何ともないぜ。
かくして……、
「……脱ぎますた」
男は裸がユニフォーム、というアパッチのしきたりに基づき、義経は生まれたままの姿になった。
「う、うん…。それじゃ、始め…て」
言い出しっぺとはいえ、目の前に豪快なイチモツを見せられてはあおいちゃんもやはり女の子なのだろう。
顔を赤くしながら気付かれない程度に視線だけ横を向いた。
ブン! ブン! ブン!
いざ、股間のブツをぷらぷらさせながら素振りを開始した義経だったが、どうにも上手くいかない。
「何が…何がいけないんだ…ろっ!?」 ブン!
「う〜ん…、もう少し下半身に溜めをきかせる感じで振ってみて。
この練習方法は上半身と下半身のバランスが重要になるから、多分上背に力が入りすぎてるんだと思うんだ」
ブン! ブゥン!
「あ、少し良くなったかも」
「うん。でもおちんちんの軌道があらぬ方向にぷらぷらしてるから、スイングの軌道は一定してないね」
今の発言はあおいちゃんが股間のバットだけを凝視していることに他ならないのだが、義経は気付いていなかった。
それから数時間後…、あおいちゃんの熱心な指導の甲斐もあってか、
軸足、踏み込み、構えといった要点を矯正していくうちに、義経のスイングはどんどん洗練されていった。
しかし、エロとは関係のないシーンなので細かい描写は割愛させていただく。そして……、
ブゥゥン! パッチ―――――ン!!
玉袋のギィモヂィイ程の快音が、上下のバットの軌道が完全に一致したことを物語っていた。
振った側も、指導していた側も、最高のスイングが完成したと確信する。
義経は見事『チンチンブラブラブライアント打法』を完成させた。
「出来た……完璧だ!」
「凄い凄い! このスイングなら、ボクのマリンボールなんか一瞬で柵越えだよ!」
マリンボールどころか百八式波動球も簡単に打ち返せそうだが、ともかく義経の打撃は開眼した。
「おめでと義経君!…………あ」
「ありがとあおいちゃ………え」
つい勢いというかノリというか、あおいちゃんは義経に抱きついてぎゅっとしてしまった。
言うまでもなく、義経は未だまっ裸である。
「…………」
「…………」
それから二人は、言葉も交わさず、顔も合わさず、……10秒……30秒……たっぷり1分抱きしめあった。
そして時は動き出す。
「…………」
「…………」
義経の体から名残惜しそうに身を離したあおいちゃんだが、様子がおかしい…。
頬は紅潮し、目はトロンとしている。一言でいうと、発情……?
「つ…次は……変化球の……れ…練習……だね」
「へっ…?」
そう言うと、あおいちゃんはたどたどしい手つきで、
ズボンを下ろし、パンツを下ろし、タオルを敷いた人工芝の上にそっと腰掛けた…。
(え、え、え、え、ちょwwwwwwおまwwwwwwこ、これなんてエロゲ!? いきなりフラグ成立ktkr!?
お、落ち着くんだ…! 素数を数えて落ち着くんだ…!
まず、あおいちゃんを落ち着かせることが第一だと考えました、た、た)
しかし想いとは裏腹に義経のチンポは硬質化していくではないか! これにはあおいちゃんも苦笑い。
「……大きくなってきてるよ」
「そうだね。プロテインだね」
「……それじゃあ、義経君のプロテインを……」
「…………」
「ボクの中に注いでほしいな…なんて…」
…ちゅぷ…
「んっ……!」
体を小刻みに震わせながら、あおいちゃんは義経の指を受け入れる。秘部は既に湿っていた…。
(うぅ……おちんちん凝視してるうちに興奮してきちゃったなんて言えないよぉ……)
義経もまた、あおいちゃんの反応を確かめながら指を沈めていく…。
「そう……指をきっちりボールにかけて…ぅん…そう…そんな感じで…。
はるかが私をこねくり姦したように……」
「えっ…?」
「ぅぅん…気にしないで…続けて…ぁ……」
義経はスライダーの握り、フォークの握りと指を巧みに動かしながら、あおいちゃんの膣をかき回す。
「こんなに濡れてたら、変化球も良く曲がりそうだね…」
「ぅん……もう、ばかぁ……それは、ルールいは……ひゃぁん…!」
ぷくっと膨らんだ豆をツーシームで握り、指の先で転がす。
そうかと思えば、今中ばりのスローカーブで翻弄する。
人を食ったような緩急をつけた揺さぶりに、あおいちゃんは堪える気力を奪われ、程なく限界を迎える……。
「ご、ごめん…義経くん……ボク…もう……もぅっ!」
「耐えられない…? うん、いいよ。イっちゃえ!」
義経の渾身のカットファストボールが、あおいちゃんの限界を軽く打ち破る…!
「ぅぅぅっ……らっ…らめぇぇぇっ!」
全身をしならせ、潮を盛大に噴出しながらあおいは達した。
「んにぃ……はぁ…はぁ…ぁぁ……」
「あおいちゃん、俺……」
「ん…………制球練習…したいの…? それとも…、球…速?」
「どっちも、したい…」
「……。……う…ん。いい、よ。来て…」
義経は股間の矢野さんをあおいのトロトロなおまんこにあてがう。
でかくて黒くて弾道7な矢野さんは、涎のように我慢汁を垂らしながら狙い玉を絞っていた。
(にゃぁ……挿れられちゃうよぉ…)
「あっ…! ふあっ…あぁ……ひああぁぁっ!!」
一撃で腹の奥がはじけそうになるほど貫かれたあおいちゃんは、痙攣しながら軽くイッた。
「は…ぁあ! にゃ…あっ! あうっ…はぁ…んん! あぅ…あぁ…ん!」
「くぅっ…締まる!」
快感に支配された義経は、特訓も忘れ、あおいの膣を乱暴に矢野さんで挿れ回す。
「駄目、だよ…義経君…! そんな勢い任せの棒玉じゃ…打たれちゃう…ぁっ!
投げるにしろ打つにしろ、んぅ…重心には気を使わないと…ただ力を入れるだけじゃ駄目…!
踏み込んだ時に体が流れるようなフォームじゃ……安定しな…んにゃ…ぁ…」
ピストンを喰らいながらも熱い指導を続けようとするあおいちゃん。
その仕草は大変微笑ましく、それでいてエロかった。
「こ、こう!? こうだね!?」
「んんっ……! そ、そう…ぁ…真っ直ぐ、貫くように、ギリギリまで引き付けて…ぁっ…!」
ただの乱暴な前後運動が、正確に一点を突くような動きへと変わり、あおいの子宮の奥を丁寧に突き上げる。
「ああっ……いいよ! 凄く…いいよ! 速くて重い球で……凄いよぉ…ぁぁ…ひゃぁ…ん…」
押す時は力を込めて丁寧に、引く時は力を抜いて慎重に、あおいの膣内から溢れ出る愛液に翻弄されず、
義経はあおいの中を行き来する。どこが感じるのか、どう責めればいいのか、それが今や手に取るように分かる。
(外へ逃げるスライダー…! 打ち気をあおるインハイ…! 手を出したくなる外角低め…!)
「んんっ!! あ、ああっ! あぁん! っく…い…ぃい…凄い攻…にぃあ…ボク…ぉかしく…なる、よぉ…!」
いつまでもこうして動いていたい、誰もがそう考えるだろう。しかし我を忘れて腰を振った義経の限界は早かった…。
「あっ…うっ…や、やば……あおいちゃん…おれ…い、イきそ…!」
「ぅ…ん、きて…義経くん…! ボクの中に…君の最高のストレートで、打ち取ってぇぇえええっ!!」
「くっ…うぁああっ!」
「んっ……ふああっ!」
「あ……ぁああ…ぁ…」
膣内に盛大にぶちまけられたプロテインを味わいながら、あおいは快楽の頂点に達した。
「んぁあ…出てる…出てるよぉ…にゃ…ボクのおまんこ…義経くんのでいっぱい…いっぱいだよぉ…」
恍惚とした表情を浮かべ、あおいちゃんはいつまでも余韻に浸っていた…。
「何か、す、凄い特訓に、なっちゃったね」
「う、うん…ボク、まだドキドキしてる…膣にまだ、義経君のが…残ってるからかな」
義経も顔真っ赤ならあおいちゃんも顔真っ赤。恥ずかしがる順番が逆なのは間違いない。
「でも…最後の速球はホント凄かったよ…。あれは藤川球児の剛球なみだったね」
「う、うん…」
「あ、あのさ……」
「…ん?」
「やることやっておきながら……言うのも、何だけどさ…、俺で……良かったの?」
「ボクは、気にし…てない…よ。怒ってないし…後悔もしてないから…。
成り行きだったけど…そ、その……純粋に抱かれたいって思ったから…」
何という恥じらい……仕草を見た瞬間ドキドキしてしまった。このセクロスは間違いなく和姦…。
「とりあえず第一段階は成功ってところだね。明日は別メニューに挑戦だよ!」
「…え…やっぱり、まだやるの?」
「当然でしょ! 君は打てて投げて走って守れる究極の万能選手を目指すんだから! それに……」
「君が頑張ってくれないと……抱かれたボクの立場が…ない、じゃない…。
上手にできたら……ご、ごほうび、あげるから、さ…」
そう……、
オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしなく遠いパワエロ坂をよ…
――――未完。
ちょ、またもや楽天メンバーがw
GJです!
ナマハメもネタまみれだったけど
それに負けず劣らずなノリですなw
GJ
ネタありすぎて吹いたw
股間の矢野さんってなんだwwwwww
あまりにナマハメエロ野球な展開でわろす
ネタが豊富で、最後まで飽きずに読めました!
しかも3回も抜けるエロさ!GJ!
オチが男坂で糞ワロタわ
ナマハメやってない俺\(^o^)/オワタ
本編もこんなノリなのか?
ところで次スレどうするよ?
>>920 うん、本編もこんなノリ。
次スレはまだ早いのでは?
980でも十分だな
>>920 主人公が解雇の危機
あおいちゃんに特訓を手伝ってもらう
初日にやったことがフリチン打撃
その後抱きついたところで興奮してきて次の特訓を兼ねてセクロス
明日からも特訓をする
思いっきりナマハメと同じ展開
ここに野球ネタを仕込みまくってるのがナマハメ
色々なところからネタ仕込みまくってるのが
>>907
ナマハメ、やりたかったなぁ・・・。
926 :
924:2007/03/04(日) 16:21:56 ID:PQuA9hOH
あおいと聖の絡みが見たい
931 :
RIK:2007/03/05(月) 08:41:34 ID:zkcOcAC6
私が投稿していない間に三作品も。折角なので感想を
>>871 台詞の間の改行の多さがありましたが、それ以外はすんなりと読めました
途中なのでこれくらいしか言えませんが、続き期待しています。
>>889 携帯からの投稿、お疲れ様。GJです
描写が非常に上手いので、後は微調整とかすればもっと良くなると思います
次回作も期待しています
>>907 ナマハメ風、吹いたw
いやいや、十分内容が濃かったのでGJです
この調子なら1000行く前に容量オーバーだな
スレ容量も心もとないから次スレ立ててくるよ
空はようやく明るみを増してくる時間帯、一つの携帯電話に可愛らしい着信音が部屋中に鳴り響いた。
持ち主の彼女は、まだ眠気が抜け切れていないのか、布団の中でもぞもぞとした。
一度着信が途切れるが、続け様に着信音が鳴った。
流石にやかましくなった彼女は、携帯を取った。 そして眠たい目蓋を擦りながらボタンを押した。
『あおい、おはよう……』
着信の正体は、早川あおいの親友、七瀬はるかからだった。
それがあおいの一日の始まりだった。
……訂正、あおいの恥辱的な一日の始まりだった。
あおいちゃんのとある一日
――六時
「あ……はるかぁ、おはよう……」
あおいはいかにも眠そうな声ではるかに返答した。
朝の部屋は、ひんやりとした冷気を保っており体全体が寒かった。
「どうしたの……? はるかから電話するなんて……」
『ううん、ただのおはようの電話』
「そうなんだ……ボクまだ寝ていたんだけどなぁ」
『ごめん。 ちょっと私、早く起きちゃって……何もないからあおいに電話掛けてみたんだけど』
「ううん、分かった。それぐらいなら良いよっ」
二人の間に会話の花が咲いた。
友人の二人だからこそ、和気藹々と話せるのだろう。
数分の間、彼女達は笑いながら話していた。
「じゃあボク、早く起きたついでにゴハン食べに行くからっ」
『うん、じゃまた後でね』
はるかの御蔭ですっかり眼が冴えたあおいだった。
あおいは朝食を摂る為に、部屋を出て行った。
――七時
制服に着替えようと、パジャマのボタンを一つ一つ外していく。
今日はあるかの御蔭で早起きが出来た。 更に数分の間だが楽しい会話が出来た。
(今日は何か良い事が起きそうな気がするなぁ)
そんな風に思いながら、あおいは気分良く制服に着替え始めた、
――その時だった。
けたたましく、携帯電話が鳴り響いた。
あおいは携帯電話のボタンを押す。 すると再びはるかの声が聴こえてきた。
『あおい、ちょっと言いたい事が有るんだけど、良いかな?』
「はるか。 一体如何したの?」
『……この前、言い忘れていたの。 あおい、この前の試合結構失点したでしょ?』
「うっ……」
はるかが言うとおり、あおいはこの前のパワフル高校との練習試合で、かなり打ち込まれたのだ。
短気の性格が災いしたのか、制球を乱し、球が大きくコースから外れたのだ。
決め球のシンカーも切れが悪く、相手打者に簡単に弾き返された。
ベンチから見ていたはるかでも分かるほど、あの試合のあおいはマウンドでの輝きを失っていたのだった……。
「大丈夫よ、あの試合から小波くんと沢山特訓しているんだからっ!」
『でもあおい、昨日も矢部君に怒ってグーパンチを入れたじゃない』
「み、見てたの!?」
『うん。 やっぱりあおいは怒りやすいね』
「あはは……」
『そこで私、今日はあおいの精神力……と言うか、我慢強さを鍛える為に練習メニューを入れるよ』
「な、なに……」
笑い事ですまない。 あおいは少しビクビクとした口調ではるかに聴いた。
するとはるかから、驚くような返答が返って来た。
『あおい、今日……学校にノーブラノーパンで来て』
「え……」
あおいは携帯電話を片手に凍りついた。
――数十分後
(た、確かに怒りたくなるけど、怒れないよぉ……)
幾ら友達の練習メニューとは言え、驚いた。 いや、驚いて普通。
勿論反論したが、「じゃないと、もっと酷い練習をさせるから」とはるかは、半分脅してきた。
「もっと酷い練習って何……?」、と言いたかったが、おぞましい練習メニューが組まれそうだったので辞めた。
現在、駅のベンチで座っているあおいは、スカートを抑え、顔を真っ赤に染めながら俯いていた。
(……うう、ベンチが冷たいよぉ……スカートの中がスースーするよぉ……)
見事なまでにノーブラノーパンで登校したのである。
勿論こんな事は初めてだ。 しかも少しでも風が靡いたらばれてしまう。
効果は絶大だろうけど、誰かにばれたら笑いものどころじゃない、世間の恥曝しだ。
今ばかりは恋々高校のスカートを恨む。 いや、どの制服もスカートを穿くのだろうが。
(ま、まぁこの時間帯だし、電車の中は空いているだろうし……)
この駅から恋々高校までの道則が、近い事だけは良い事。 更に満員電車を避けて、時間帯を早めて登校したのだ。
あおいは早く高校に着きたいと言う一心だけで、電車を待っていた。
駅のプラットホームにはぞろぞろと人が集まってきた。 ふぅ、と彼女が溜息が空気に溶けた時、ようやく電車がやってきた。
この段階さえ抜ければ、とある意味で意気込んでいたあおいが目の当たりにしたのは……
「えっ……」
電車の中に、人! 人! 人!
しかもぎゅうぎゅう詰めになるほどの電車を利用している通行人があの箱の中に。
あおいは絶句した。 目の前に現れたのは、正しく満員電車その物だった。
『ドアが閉まります、ご注意ください』
座れない。 更にぎゅうぎゅう詰めで動けない。
何にも考えられない。 非常にまずい事態。
(………)
電車がゴトンゴトンと動き出す。 彼女にとっては地獄行きの電車が発進した。
頭の中が真っ白。 とりあえず彼女は落ち着こうとする。
あおいは、はるかが言っていた事を思い出す。 これは一つの特訓なんだ。 練習なんだ。
そう思い込むが、一つだけ、練習でも特訓でもないけど、と言う考え。
(どっちだよっ!)
自分の考えている事に突っ込んでしまった。
とにかく、落ち着く事が大事なのは分かった。 まずは息苦しい中、ゆっくり深呼吸した。
あんまり暑苦しい空気の中、ほんの少しだけ落ち着いた。
(よしっ……後は何とかばれない様に……)
その一瞬安堵した、瞬間だった。
「――ッ!」
あおいの尻の方から、他人の手の感触が伝わった。
スカート越しだが、ノーパンなので。
思わず背筋がゾクッとしたが、ここで落ち着けと言われたのだ。 あおいはこの瞬間で考えた。
(満員電車なんだし、絶対偶然他の人の手が当たったんだよ……っ)
そう思いこみ、再び落ち着こうとするが。
再び尻の方へ触られている感触。 今度は先程より強く。
(……んっ!)
もう少しで声を出しそうな所を口を塞いで我慢する。
そして彼女の耳に悪魔のような囁きが聴こえてきた。
(……お嬢ちゃん、良い尻しているね)
(――!!)
男の声。 どす黒い濁った声があおいの聴覚は感じ取った。
この時点で気付く。 これは完全に故意でやられている事を。
痴漢。 彼女の脳内がその二文字で埋め尽くされた。
早く何とかしないと、と満員電車の中で動く片方の手を伸ばし、痴漢を捕まえようとするが……。
逆に片方の手で完璧に動きを封じられ、ゆっくりと尻を揉まれる。 その度に彼女は背筋がざわめくのを感じた。
(イイこと、してあげるからさ……)
再び悪魔の囁きがあおいの耳に入ってきた。
痴漢は手慣れているのか、あおいの後ろへ回り込み制服の中に手を入れた。
大きな声を出したらばれてしまう。 しかも満員電車の中、身動きが出来ない、抵抗が出来ない。
痴漢の手がゆっくりと胸へ動いてくる。 その動きをあおいは硬直しているだけだった。
(……アッ)」
(おっと、あまり声出さないほうが良いよ……、周りにばれちゃうからさ」
(………)
(それにしても、ノーブラノーパンだったとはねぇ……ククッ、本当は痴漢されたかったんだろう?)
(ちっ……違う……っ!)
(でも、ここは硬くなっているぜ)
(ンッ……!)
痴漢はあおいの乳首の部分をゆっくりと触る。 あおいが一瞬感じた事に笑んだ痴漢。
その表情は、「体は正直だぜ」と言わんばかりにニヤリとした笑みだった。
今度は胸を優しくもみ始める。 小振りの胸だったが、その分感度は良いのか、あおいは先程より筋肉が弛緩した心地になった。
(感じたの……?)
(かっ……感じてなんか……っ)
(でも小振りの胸って感度良いからね……もう少し楽しませてあげるよ)
他人に気付かれないように、ゆっくりと胸を揉みしだく。
あおいは声が漏れそうなのを必死に我慢した。
だが痴漢の手は容赦なく、あおいの表情を楽しむかのように攻撃的に胸を責めていた。
(……声…っ、声…漏れちゃうよぉ……っ)
喘ぎ声が我慢出来ない。 彼女はもう寸前まで声が漏れそうな所までやってきていた。
幾ら口で感じてないと言っても仕方がない。 口が開きそうになる所を必死で塞いでいる。
だが性感で充たされそうな体は、その思いを砕きそうになる。
(ンッ、…アッ……、……声漏れちゃう……もう……
「駄目」とを言おうとした瞬間、痴漢の唇があおいの唇に命中した。
あおいは、今、何が起きたか分からなかった。
今まで彼女はキスの経験なんてこれっぽっちもない。 つまり、この痴漢魔にファーストキスを奪われたのだ。
それどころか、痴漢は彼女の口の中に侵食してきた。
痴漢は無理やり舌を絡ませ、あおいの唇の感触を、楽しむかのように貪っていた。
(…んっ…じゅぷっ……ちゅぱ……うぅ…」
最後は思わず声が漏れてしまったが、もう痴漢は止まらない。
ニヤニヤとした表情は変わらず、今度は下半身に手が伸びてきた。
痴漢が触った股間の周りの蜜を掬い、あおいに見せ付けた。
そこには間違いなく、彼女の下半身から漏れた物だった。
(もうグチョグチョじゃねーか。 ククッ……可愛がってやるよ)
(…も、もうやめて……)
痴漢魔の手は気持ち悪いのに、その「気持ち悪い」は性感に代わってしまっていた。
再び唇を奪い、喘ぎ声を塞ぎながら彼女の下半身を弄り始めた。
痴漢はゆっくりと膣内の周りを責め始めた。
(んあっ……! アッ……!)
今までの感度の中で比べ物にならないほどの感覚が彼女を襲った。
痴漢は膣内の周りだけを責める。 だがその指は彼女の敏感の所ばかりを責める。
唇から離れ、今度は耳をしゃぶり始める。 ここも彼女の敏感なところ。
擦り続ければ続けるほど、彼女の秘所からの蜜は溢れるように垂らして来る。
クチュ……クチュ……
(ンンッ…うっ! ……いやっ……!)
今更抵抗しても遅い。 彼女は完全に痴漢に操られている。
痴漢の息に、痴漢の舌に、痴漢の指に如何しても反応してしまう。
彼女は今や痴漢の操り人形と化してしまったのだ。
あおいの涙腺から涙が溢れていた。「早く終わらして」、と涙目で訴える。
勿論、痴漢はそんな事お構いなし。 むしろ、興奮したのか、指の動かすスピードを早めた。
むしろ彼には、早く「イカせてくれ」、と映ったのかもしれない……。
(……ッ! もうっ……! 駄目ッ……!!)
再び痴漢に唇を奪われ、あおいは言葉を発することを封じられた。
痴漢は己の欲望を達成するためだけに、あおいをターゲットにして――責め続けた。
(……ッ! あああぁぁぁっ……!!)
ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ……
容赦なく続いた痴漢行為に、あおいは遂に絶頂を迎えた。
スカートの中から、大量の蜜が溢れ出る。
男にスーツにしがみ付き、秘所から溢れ出るのが止まるのを待った。
(はぁ……はぁ……)
(イッちゃったけど、まだ終わるのは早いぜ、お嬢ちゃん)
(へっ……?)
男は此方を向きながら、ニヤニヤと笑っていた。
そう言えば、自分の手に何か握られている、温かい長い感触。
視線を送るまでもない。 一瞬で分かった。 彼の下半身……を握っている。
……誰が? と一回だけ考えている。 が、答えは一瞬で弾き出た。
男の……下半身。 それが痴漢のズボンのチャックが開いて、それが自分の手に。
生々しい、彼のムスコが顔を出していた。
(やぁ……いやぁ……)
その瞬間だった。 プシュウ、と音が発しドアが開く。 一斉に乗客がドアに向かった。
そして女の人の悲鳴。 お決まりの掛け声。
「こっ……この人痴漢よぉ―――――っ!!!」
男は逃げようとするが、一斉に他の乗客者達に取り押さえられた。
あおいは自分が被害者だという事をばれない様に、顔を背けながら電車を降りて行った。
ばれたら、それこそ学校中の笑いものだ。 幸いにも、この駅が降りる目的地だった。
思いっきり走って息が切れた。 立ち止まって息を整える。
野球をやっていた中で、こんな事は始めてだ。
「………」
精神的ショックも大きい。
ファーストキスをあんな男に奪われ、オマケに絶頂までイカされたのだから。
だが、そんな事を学校にまで持ち込んではいけない。
チームメイトに心配されるし、何より、はるかに心配される。 こんな特訓を持ち込んだのも、全て彼女が心配してくれているから。
荒治療と言った所か。 荒治療過ぎだが。
「よし!」
両手で拳を作り、気合を入れる。
あおいは恋々高校へ向かって歩き始めた。
941 :
RIK:2007/03/07(水) 03:20:08 ID:Php1s3zY
今回の作品は角二スレからタイトルからネタをパク……拝借したものです
絵も投稿されていないし、どうせならSSにしてみる。 と言う試みなんですが(笑)
百合(-skinship World-)書いていると、如何しても男の絡みが少なくなるわけでw
では、また次の機会にでも。 ――恐らくこれ、続きます。
黒はるかちゃんキタコレ
やはりあおいちゃんには痴漢が似合う
GJ!!
ごまかしもせず素直に従うあおいちゃんに萌えますた
はるかちゃんもいい感じに黒くてエロスですし
こんな二人が学校で合ったら次は何しちゃうのかwktk
良く考えつくよなー
職人様乙でふ
>>934 GJです
なんか最近愛に飢えてる…
主人公×あおいorみずきの萌〜微エロが読みたい
>>941 GJです!
健気なあおいちゃんイイワァ
拝借元のスケジュール見たらこの先さらにハードでwktkが止まらないw
RIKさんGJ(・∀・)b
もう次スレ立てたほうがいいような予感。
あおいちゃんってわざと短気を演じてる節があるよね
女の子な部分を隠すために虚勢をはってると言うか
あおいかわいいよあおい(;´Д`)ハァハァ
7のあおいはガチで怖いけどね
「黙れ!」
とか
もうすぐスレ埋まるから、まとめwikiにSS保管した方がいいんじゃない?
結構あるよね、保管してないの
じゃ、次回作の期待も楽しみだから
自分はRIKさんの補完しておく
うわ、日本語がおかしいな…
気にしないでね
954 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:50:31 ID:XrjAJbaL
953
うわぁ・・・・・
一時聖ブームが到来してたが
ブームが過ぎるとやっぱりあおい中心に落ち着くんだな
やっぱりあおいちゃんは偉大だな
かわいいもんな。
この一言に尽きる。
あおいちゃんと痴漢プレイしたい
またパワプロにあおいちゃん出てこないかなぁ
今度は彼女候補で
そろそろプロ編来る頃だろうし、引退したあおいちゃんと付き合わせてくれ
もうそろ彼女候補で出てきてもおかしくないよな
引退したの26歳だっけか
まだ若いから全然おk
7〜10の間ずっと夢だったからなぁ>あおいちゃん彼女
サクセスが無理ならせめてマイライフだけでも…
毎日すっぽんドリンク飲んじゃるぜ
なんで昔から女性選手は彼女候補に入ってないんだろうな
こんなに良い素材なのに勿体ねえ
いや、そりゃあおいちゃんには俺がいるから。
そうそう。みずきちゃんにも俺がいるし
だよな。聖ちゃんは俺の妻なわけだし
(´−`)。o 〇(しねばいいのに)
あおいちゃんって性欲強そうだよな
何となく
ナマハメくらいの性欲がちょうど良い
あれは強すぎだろw
意外にオナニストなあおいちゃん
でも、ガバガバのユルユルになってたら泣ける。
あおいちゃんはクリオナとシャワオナと角オナとサドルオナと
電動歯ブラシオナとマッサージ器オナと布団に擦り付けオナしかしません
そんなにオナニーばっかしてたら、
セクロスん時には挿れる前に愛撫で満足されて仕舞いそうだ。
あおいちゃんを満足させられるだけのテクがあればな
相手がオナニストならばテクは要らんよ。
自分のテクで駄目ならば、ITEMを使えばダイジョーブ!
実際、ITEMの力は偉大です。
駆使する能力は「ささやき戦術」で十分だからな。