触手・怪物に犯されるSS 9匹目

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1お魚 ◆5Z5MAAHNQ6
女性が触手や怪物など、モンスターに犯されるSSのスレです。
オリジナル・版権問いません。 和姦・強姦・輪姦なんでもOK。

前スレ
触手・怪物に犯されるSS 8匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145112008/
触手・怪物に犯されるSS 7匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133253489/
触手・怪物に犯されるSS 6匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121207935/
触手・怪物に犯されるSS 5匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110097458/
触手・怪物に犯されるSS 4匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1099847979/
触手・怪物に犯されるSS 3匹目
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096793687/
触手・怪物に犯されるSS 2匹目
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091117313/
触手・怪物に犯されるSS
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067867411/

類似スレ
小さい生き物が女の子によって集るシーン【二匹目】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090661677/l50
異種姦【触手蟲獣妖し機械人外】総合スレ63匹目(半角二次元板)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1154312450/

「漂流女子校」専用控え室(2号室)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1152250437/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/02(水) 23:16:52 ID:IWIDmizP
という訳で、立ててみました。
……すみません、他所で使ってるコテハンのままでした。
それでは住人&職人さん、ガンバです。
3お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/02(水) 23:19:45 ID:IWIDmizP
ごめん、誘導忘れてた。

触手・怪物に犯されるSS 9匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154528090/l50
4名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 23:22:00 ID:FzsG+wwb
>>1乙!
てか、ここでここを誘導してどうする!www
5名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 00:03:15 ID:osQ/4Z8T
>>1
あえて言おう、乙であると!!
6age:2006/08/03(木) 00:56:59 ID:MbTK/3N0
age
7名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 01:17:35 ID:RDxVERxB
さああとは、前スレ最後の職人の降臨を待つばかり、と

ワクテk(AA略
8名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 04:34:17 ID:4Lo56KSK
んー、ネタが完成したので書けそうな気もするが、今は眠い。
明日明後日にでも…
9名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 04:59:54 ID:OSKRpjCi
うい、小津>両者
 
しかし、なんだな。
あの速度にびびってたから、そういう疲れとかの人間らしさが有るとなんか安心する。
10 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:12:15 ID:4ROnDbfH
埋めの残りです。


胸の先についている突起の感触も、実に心地がいい。
下半身に着いている白い布に手を伸ばす。その部分が、この甘い匂いの中心だ。
それに手を掛けた時、娘の体がビクリと震える。
「あ? や、な、なに、なにを……い、いや、やめてぇ!」
何か言っているが、そのままオレは、邪魔なその布を引き裂いた。
「いやあああぁぁぁーーー!!」
隠されていた部分が露わになる。僅かばかりの体毛と、その下に位置する縦の亀裂。
そこを曝されるのが嫌なのか、叫び声を上げながらじたばたと暴れ始める。
非力だ、逃げようとしているのだろうが、何ともか弱い。この生き物は随分と弱い、扱いには
気をつけなければ。

……頭痛が激しさを増す。やめなければいけないと思うのだが、それがなぜなのかが
分からない……

亀裂に触手を押し当てて上下に擦る。
「あうっ! ひっ、あ、や、やあああぁぁぁ!!」
他の部分とはまた違った感触だ。ここが生殖器であるということは知っている。
この生き物の肉体から伝わる甘美な快楽、胸に肉があまりついていないのが残念だが、
それすら補って余りあるほどの快感が、オレの体を高ぶらせていく。
オレは胸の辺りに這わせてい
11 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:14:23 ID:4ROnDbfH
た触手の先端を、イソギンチャクのような形に変形させる。
もうこの体にも馴染んだ、オレの手は色々と変形させたりすることが出来るみたいだ。

触手の先端から、さらに無数に分かれた小さな触手で、胸の突起を小突いたり、引っ張ったり
してみた。
「ひぅっ!」
ビクンと、娘の体が引き攣り、その顔が歪む。痛いらしい。
強ばった筋肉の質感を感じながら、尖ったその突起を弄り続ける。
全身を、それこそ六本の足の先まで伝わってくる快感、今まで感じたことがないほどの、
快楽中枢を直接刺激されているかのような、強烈な刺激。
もっとそれを味わいたいと言う衝動が、オレの体を突き動かす。

……快感のおかげで、頭痛が少し和らぐ。泣き叫ぶ少女を見上げながら、俺はただ、
その衝動に、本能に、この身を委ねていった……

しばらくして、生殖器を擦っていた触手に、若干のぬめりを感じた。
手を離してみると、その部分が少し濡れている。
生理反応と言うやつか。
その透明な粘液から香ってくる牝の匂いは、さっきよりも濃厚な匂いだ。
オレはそこに、長細い蛇のような舌を伸ばした。
12 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:15:23 ID:4ROnDbfH
オレの舌もすっかり変容してしまい、自在に伸び縮みするようになっていた。
「あ、あ、いや、やめて……」
その液体を舐めてみた。
美味しい。まるで甘い蜜を舐めているような気がする。
これはこの人間の体に刺激を与えていけば、たくさん分泌するみたいだ。
オレは舌を離して、再びそこに触手を擦りつける、さっきより強く、速く。

それ以外の触手は、継続して女の体に這わせる。
太股から足の爪先、へその辺りから背中、脇腹から胸、肩から二の腕、首筋や耳、顔、
体中の至る所を撫で回す。
温かい肉の感触、生殖器から分泌される液体の量も増え始めている。
「い、や、も、いやぁ……たすけ、誰か……」
体中に触手を巻き付けて、上に持ち上げる。思ったより軽い、これでさっきよりは
その部分が見やすくなった。

液体を舐めながら、ふと、ある疑問が頭をよぎる。
この裂け目の中はどうなっているのか、疑問に思ったなら確かめればいい。
オレはそこに触手の先端をあてがった。
その途端、女が一際激しく暴れ、喚き出した。
「や、いや、いやあああぁぁぁーーー!! やめ、お願いやめてぇ!
いやあああぁぁぁーーー!!」
よほど中に入れられるのが嫌らしい、だがそんなことは知ったことではない。
オレはその亀裂に、触手をねじ込んだ。
「いぎっ! あ、うあああぁぁぁーーー!!」
つんざくような女の悲鳴、それと共にオレの体に電撃のような快楽が走った。
熱く柔らかな肉が、纏わりつく肉のヒダ、粘膜の感触が、オレの触手を包む。
今まで味わったものの、さらに上をいく快感がオレの全身を駆け巡る。
「あぐ、くっ、い、たい、抜い、てぇ……」
……痛いらしい、何やら生殖器のところから、一筋の赤い液体が流れ出している。

そいつに舌を伸ばして舐めとってみる。
舌先から凄まじい衝撃が走った。何という美味、今まで食べた物がゴミに思える。
舌が溶けてしまいそうだ、脳髄が痺れ、寒気すらする。
あの透明な液体もいいが、この赤い液体の旨味はその比ではない。
もっと味わいたい、この赤い液体を、これはこの生き物の体内に流れているようだ。
柔らかい肉と、赤く甘い体液、考えただけで涎が出てくる。だが……迷う。
それをした場合、この快楽を味わえなくなる。どうしたものか……
しばらく悩んだ結果、オレは今しばらく、この生き物が与える快楽を味わうことにした。
13 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:16:40 ID:4ROnDbfH
喰うことなら、いつでもできる。いつでも……

体内に侵入した異物を拒絶しているのか、内部の肉が収縮して触手を押し出そうとしている。
触手が圧迫されればされるほど、それがより強い快感を生み出す。
出し入れする度に、肉の壁が触手を締め付ける。
快楽による高ぶりが触手をせり上がり、何かが込み上げてくる。
「あう、くひっ、ひぅ、やぅ、くあ、ひぃっ!? あ、ああ……」
高ぶりが触手を突き抜けた時、何かが弾けたような衝撃が全身に走った。
頭を思い切り殴られたような、射精の時のそれとは比べ物にならない、意識を持って
いかれそうになるほどの快感だった。
触手を引き抜くのと同時に、真っ白な液体が溢れ出した。

この液体は精液とは異なる。性的快楽が極限に達した時に放出するという点では同じだが、
時期が来ればここには卵が混ざる。
それがオレの子孫を繁栄させる。
今オレは単体だ。だから仲間を殖やさなければならいのだが、残念なことに、まだ繁殖期には
入っていない。
一つだけそれ以外に殖える方法はあるが、あれは対象を同種に変異させるだけで、子孫を
残すのとは異なる。
種の存続の為の、言わば最終手段だ。
だから現状では殖えることは出来ない、とても口惜しいが、今は我慢しよう。
外界に出れば獲物はたくさんいる、焦ることはない。
もうオレを縛るものは、何もないのだから……

再びオレは、裂け目に触手をあてがう、今度は少し形状を変化させて。
触手の表面に、疣のような突起を無数に隆起させ、太さはさっきより二回りほど太くしてみた。
「……も、ぃや……ゅるし……こぅへ……たす、て……」
女は何だかぐったりしていて、譫言のようにぶつぶつと何かを言っている。
よく聞き取れない、聞こえたとしても、それは無意味なことだ。

触手を体内へと、今度はゆっくりと、感触を楽しみながら侵入させる。
当然、さっきよりは侵入がやや困難だ。
「ぐ、くあっ、は、あぅ、くぅぅぅ……」
異物を押し戻そうと、柔らかい肉の壁が触手を圧迫し、締め付けてくる。
これだ、この感触だ。オレは触手の突起を肉の壁を引っ掻くように動かし、それに加えて、
全体を芋虫のようにうねらせて、女の体奥へと進ませていく。
「ぐがっ! あ、かはっ、ひ、く、あ」
女の背が反り返り、手足がビクビクと痙攣し、オレの触手を締め付けてくる。
14 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:18:08 ID:4ROnDbfH
その姿を見ていると、オレの中にある何か、“欲”とでも言うべきか、それが掻き立てられる。
聞こえてくる呻き声、苦痛に歪む顔、それに曝され震える華奢な肉体、そのすべてが、
オレを高ぶらせていく。
確か……上にもあったな、穴、いや、口か。あっちはどうなっているのだろう?
心地よい呻きを奏でる場所、あの中はどんな感触なのか……

オレはその“欲”に導かれるままに、その場所に触手を向かわせる。
「は、あ、くひっ、あ、かはっ……ぐむっ!? んぶ、んんーーー!!」
触手を口の中に突き入れた瞬間、女の体が強張る、首を振って逃れようとしているようだが、
無駄なことだ。
温かくぬめった中、蠢く舌と固い歯、下の穴とは異なる感触だ。
歯がオレの触手に食い込む。噛み千切ろうとでも言うのか、無駄なことを。
人間ごときの力で、オレの肉体を傷つけるのは不可能だ。

食い込む固い歯の感触が、ぞわぞわとした刺激を伝えてくる。
汗の吹き出る肌、くぐもった呻き、苦しみに歪む表情、締め付けてくる生殖器、温かな口の中、
それらが生み出す快感が、オレの体を満たしていく。
だがまだだ、まだ足りない、まだオレは、満ち足りてはいない。

女の体内に突き入れた触手を、さらに奥へと進ませる。
「んぐっ、ぐ、うぶっ、んぐぅぅぅーーー!」
喉の奥を小突くと、そこが収縮してオレの触手を刺激する。
喉奥の空間、そこの壁に触手を擦りつける。
「ぐぶっ! がっ、ぉご、ごほっ、うぇ……んぐぅっ!!」
生殖器の内部を進ませていた触手の先端が、肉質の壁に当たる。
行き止まり? いや、少し小さいが通り道がある、なるほど、ここが子宮か。
オレは触手の先端を細くして、その入り口に入り込ませた。
「んぶぅっ!! うぶ、ん……ぶふっ、んぐぅぅぅーーー!!」
子宮の壁を撫でる度に、娘の体が仰け反り、触手を包む肉が痙攣するようにひくつく。
快楽が高まってきた、また出そうだ。

オレは触手を膨張させて、上と下、両方の穴を掻き回す。
「んぶぅっ!! ぐごっ、ごぶっ! ぐぇ、げぶっ!」
女の肉体が仰け反り、ビクビクと痙攣する。オレの触手を包む肉が収縮して、さらに
強い刺激を与えてくる。
触手の先から電流のような凄まじい快感が、全身を駆け抜ける。
体を震わせ、オレは再び女の体内に、大量の体液を解き放った。
15 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:19:09 ID:4ROnDbfH
「んぶぅ! ぉご、こほっ、ぐえ、ん、ぐ……ぶぇ、ごほっ! ごほっ! ごほっ!」
口から触手を引き抜くと、喉奥に放った体液を吐きながら、激しく噎せ返っている。
生殖器の方も同様に、放出した白色の粘液を垂れ流している。
無論、こちらは噎せたりはしていないが……

女の肌に擦りつけていた触手にも、そろそろ限界が近づいてきた。
一本、また一本と、いくつかの触手から体液が噴出して、女の肉体の上に降り注ぐ。
頭から爪先まで、白く濁っていく。女の身に着けている白い布も、すぐにベチャベチャに
なってしまった。
目や鼻、口から出ていた透明な体液も、白い粘液と混ざり流されていく。
白く濁り、汚れていく姿。オレはそれを“美しい”と感じていた。

オレは触手を駆使して、女の肉体が与えてくれる快楽を味わい続けた。
亀裂だった穴は、中の肉が捲れ、薄いピンク色だったそこも、少し乱暴にし過ぎたせいか、
赤く腫れ上がり、子宮に注いだ体液のせいで、腹の部分が若干膨らんでいる。
四肢から力が抜け落ち、最初のような反応は返ってこない。
頭はがっくりと垂れ下がり、半開きの口からは弱々しい呻きと、涎が垂れ流されているだけ。
暴れなくなったのはいいが、これでは少しつまらない。
体の内側から外側に向かって、触手で押し込んでみる。
「ぐぎゃう!!」
ビクンと、女の体が跳ね上がる。
なるほど、より強い刺激を与えるとそれに反応するようだ。
子宮の壁を強く引っ掻きながら、内側から腹を押し上げるのを繰り返す。
手足に再び力が籠もり、触手を包む肉が収縮運動を再開する。
女は狂ったように首を振りたくり、再び叫び声をあげ始めた。
オレは無数の触手から伝わってくる、脳髄を痺れさせるような甘美な快楽に酔いしれていた。

ビチャビチャとオレの放った体液を垂れ流している穴の下に、小さなすぼまりを発見した。
ここの穴はどんな感触なのだろうか。
それを確かめるべく、触手の先端を細くして、尻の穴に入り込ませる。
「ぐぎっ!? あ、や、いぁ、あぐっ、くぅぅぅ……」
かなりきついが、侵入できないほどではない。
それに呼応するかのように、前の穴もきつく触手を締め上げてくる。
オレは両方の触手を交互に出し入れして、娘の体内を掻き回す。
ガクガクと痙攣する体に残りの触手を擦りつけ、開きっぱなしの口にも触手を突っ込む。
16 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:19:50 ID:4ROnDbfH
もう何度目か分からない絶頂を味わいながら、ヒトの雌がもたらす、肉の快楽を貪り続けた。

「ぐ、えげ、あ、がは、ひっ、ぐぇ、あ、ひぅ」
尻穴の奥にあった道、腸に従って、オレは触手を挿入していく。
その空間自体が脈打つように動いて、入り込んだ触手全体を刺激してくる。
その場所、排泄器官に当たる部分がもたらす快楽に、オレは身震いした。
前の穴も、上の穴も、心地よい刺激を与えてくれる。
ビクビクと小刻みに震えている肢体、それに這わせた触手から伝わる感触も最高だ。
腹が減ってきたが、空腹感よりも快感の占める割合の方が大きい。
まだ今しばらくは、快楽の方を味わおう。
子宮内、命が宿る小部屋に侵入させた触手の先端を、無数に枝分かれさせて中の壁を
撫で回すと、ピクピクと痙攣してオレを痺れさせる。

きゅうきゅうと締め付ける穴と、ぎちぎちと締め付ける穴、挟み込んでくる穴、柔らかい肌。
それらの感触を堪能しながら、時折、子宮を内側から叩いてさらに刺激を得る。
足りない、まだ足りない、オレはまだ満足していない。
どうしたものかと思案して、オレはあることを思いついた。
もう一本、触手を生殖器に近づける。すでに一本入ってしまっているが、もう一本ぐらいなら
入るかもしれない。
その触手を細くして、広がった亀裂を押し広げるように埋めていく。
「あが、が、かはっ、か……」
下腹部に力が籠もり、二本の触手を締め上げる。
生殖器に突き入れた二本と、排泄器官に入り込ませた一本で、体の中を掻き回す。
「うあっ! あぅ、ひぅ、く、ひぐっ!」
触手を伝い、極上の快楽がオレにもたらされる。
いつまでも、何度でも、味わい続けたいと思うほどの、甘美な快感。
「あう、くっ、ひ、く、うあああぁぁぁーーー!!」
何度目になるのか分からない絶頂を迎えるのと同時に、女は肉体を震わせ、甲高い叫び声を
上げた。

生殖器の近くにある突起、固く充血したそこに触手を近づけ、軽く触れてみる。
「ひぃっ!!」
ビクビクっと、今までより一際強い反応を示した。
そこを包んでいる薄い皮を剥き、直接その部分に触れてみる。
「あっ! ……か………はっ……」
女の体がビクンと仰け反り、手足がガクガクと痙攣する。
それと同時に、触手を包む柔らかな肉も痙攣して、ビリビリした刺激を与えてくる。
17 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:21:50 ID:4ROnDbfH
ここは随分と敏感な場所なようだ。
紐状に細くした触手を突起に巻き付け、引っ張ってみる。
「くあああぁぁぁーーー!!」
ビクンと娘の腰が突き上がり、全身を震わせる。
触手から伝わる、苛烈なまでの刺激がオレを狂わせていく。

性器に挿入した二本の触手を交互に出し入れし、尻穴に入り込ませた触手を膨張させる。
女の体内でそれらを動かす感触が伝わってくる。
触手同士が圧迫しあい、さらなる快感を生み出す。
それに酔いしれながら、オレはもう一つ小さな穴を見つけた。
性器の上部に位置している極小の穴だ。

その穴に入れられるように触手を細くして、そこに侵入させる。
「あっ、あっ、や、やあああぁぁぁーーー!!」
絶叫と共に、そこから黄色い液体が噴き出した。
さっきこの女が出したやつだな、それがオレの上に降り注ぐ。
温かい、気持ちがいい……
触手を引き抜き、何となく、黄色い液体の噴き出した穴に向けて、オレは舌を伸ばした。
「やぁ……ぃやぁぁぁ……」
小刻みに震えながら、首を振っている。
液体を舐めてみたが、赤い液体に比べれば遙かに劣る味だ。
だがこれはこれで、それとは違った味わいがある。
だが少し匂いがきつい、頭がくらくらしてくる。触角を引っ込めて、再び触手を突っ込む。
「ぐぎぃっ!」
少量だがまたあの液体が噴き出した。

すべての触手を活発に動かし、女の体を楽しむ。
腹は盛り上がり、手足はピクピクと痙攣を繰り返している。
短い髪は、吹き出した汗とオレのぶちまけた体液にまみれ、ベタベタになっている。
体の方も同様に、女が動く度、触手を動かす度、にちにちと音をたてる。
生殖器と肛門からは、ぐちゅぐちゅと水音を、口からは心地よい呻きを奏でる。
ヌルヌルの体に、触手を擦りつけ、体内を掻き回す。
そのまま、オレはまた絶頂を迎え、女の体の中と外に高ぶりを解き放った―――

―――それ以後も、オレは娘の肉体が与える快楽を貪り続けた。
生殖器には三本、排泄器官には二本、口にも二本、触手を代わる代わる挿入して、甘美な
肉の感触を堪能していった。
鼻の穴や耳の穴にも触手を侵入させ、その快楽を味わい尽くす。
全身に駆け巡る快感、それに伴う数え切れないほどの絶頂。
飽きることのないそれも、最後の触手が放出を終えたことで、区切りがついた。
正直まだ物足りない、だがいい加減少し疲れた。
それに、空腹が我慢の限界に達してきていた―――

18 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:23:10 ID:4ROnDbfH
―――“性欲”はある程度は満たされた、次は“食欲”だ。
喰わなくては、喰って力をつけなくては……

夜になってしまったのか、辺りはすっかり暗くなっている。
面白いことに、暗くてもオレの眼ははっきりと、周囲を見渡すことができた。
掲げた獲物を地面に下ろし、その肢体を眺める。
白目を剥いたまま、ビクビクと痙攣している以外は、特に何の動きもない。
開ききった下半身の両の穴からは、オレが放った体液がおびただしく溢れ出している。
口からは胃液と体液の混ざったものが、だらだらと垂れ流されている。
ひくついている生殖器に、再び触手を突き入れたくなったが、ここは堪える。

オレの“欲”は底無しだ、快楽を貪るだけなら、獲物が死ぬまで続けられるだろう。
だがそれよりも、コレを喰らって、力をつけた方がいい。
オレにはまだ、やるべき事が残っている……

……頭が痛い、得ていた快感がなくなってしまったからか、頭痛がぶり返してきた……

こういう時はどうすればよかったんだっけ、痛む頭をもぎ取って放り投げたい気分だ。
頭痛と共に喉の渇きまでもが甦り、それが同時に襲ってくる。
なぜ頭痛がする。痛みなど、もう感じないはずなのに……
そうだ、確かこういう時は頭を冷やせばいいんだ、確かそうだったはずだ。
あの池だ、あそこに行けばいいんだ、喉も渇いている、まさに打ってつけだ―――

―――オレは池のところまできて、頭を丸ごと水に浸ける。
冷たい、冷たくて心地がいい、頭の痛みが和らいでいく。
ついでに喉の渇きも潤して、オレは水から顔を上げた。
頭上にあいた穴から、夜空に浮かぶ煌々と輝く月が見える。
聞こえる音は何もなく、ただ静寂のみが支配していた。
月の光が水面に反射して、空洞内を淡く照らしている。

……何かを忘れている、大切な何かを、忘れてはいけない何かを、オレは忘れてしまっている……

そうだ、確かオレは腹が減っていたんだ。
その時、背後で何か動く気配を感じた。
振り返るとそこに、あの人間が立っていた。しかもアレを持って……
『ギ、ギギ、ギ』
寒気がした、その刃、白刃の禍禍しい輝き、例えようのない恐怖が全身を駆け巡る。

19 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:24:26 ID:4ROnDbfH
どうする、逃げるか、闘うか、本能が選択を迫る。
相手は疲弊しているたかが人間、逃げるのも殺すのも容易い、はずた。
だがあの刃、あの武器は危険だ。本能がそう告げる。
ならば……

周囲に広げた触手、それぞれの先端から、槍のように尖った硬い骨のようなものが飛び出した。
戦闘体勢と言う奴だ、他にも色々できるかもしれないが、今はこれくらいしかできない。
眼前の人間は、刃をオレに向けたまま動かない、オレも動かない、先に仕掛けるのも
危険な気がする。
それに、なぜだか躊躇している。ズキズキと、また頭が痛みだした。
一体なぜ? なぜだ……

殺気、敵意、憎悪、それらがオレに向けられる。
恐ろしい刃を手に、オレを殺そうとしてくる眼前の人間。
何だ、この感じは、痛い、頭が割れそうなくらい痛い。
「……さない、ぜった……ない」
譫言のような小さな呟きが聞こえてくる。
「絶対に許さない!」
向けられる視線、透明な液体を流している目が、オレを睨みつけてくる。
ズキリと、頭に痛みが走る。
「よくも、よくも浩平を……」
絞り出しような、震えるか細い声。
また、痛みが走る。
コウヘイ、誰かの名前、それを頭の中で復唱する度に、ズキズキと痛みが走る。
何だ、一体、痛い、痛い、くそっ、何なんだよ一体!?

怒りと哀しみが混ざりあった人間の表情を見て、頭痛はより激しさを増す。
耐え難いほどに……
『ギィィィィィ!! ギギ! ギィィィ……』
手で頭を押さえながら、地面をのた打ち回る。

何だ? ダレだ? コウヘイって誰だ? この人間は誰だっけ?
どうでもいいような、大切なような、分からない疑問がぐるぐると頭を巡る。
助けてくれ、ダレか、助けてくれ、イタイ、痛い、誰か、助けてくれ、ミク、未来? そうだ、
未来だ、オレは、そうだ、俺は……
頭痛が、ピタリと止んだ―――

―――思い出した、思い出せた……なんてことだ、俺はなんてことを……
苦しい、痛い、何で俺は、あんな酷いことを、未来に……
視界に入ってくる未来は、刀を構えたまま俺にじりじりと近づいてくる。
殺される。このままでは、確実に殺される。
逃げようとする体、闘おうとする触手、どちらかの二択を迫られる。

俺は……触手を下ろし、体をその場に踏みとどまらせた。
これでいいんだ、あんなことをしたんだ、殺されたって文句は言えない。
20 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:25:32 ID:4ROnDbfH
それに、俺はもう人間じゃない、化け物だ。
俺はその場に這いつくばり、未来が刀を振り下ろしてくれるのを待つことにした。
今なら分かる。あの頭痛は、おそらくは俺の、人としての理性が発していたものなのだと。
未来が近づいてくる、見たくなくとも、嫌でも視界に入ってくる。

肩で息をしながら、俺に刀を突きつける。
相当辛いのだろう、膝がガクガクと震えている。
『ギィィ……』
謝りたかった、許して貰えるとは思わないが、せめて謝りたかった。
だけどもう、俺の口は言葉を発してくれない。
刀を握りしめていた未来の顔が、怒りの表情から段々と、驚きの表情へと変わっていく。
「浩平?」
『ギィ!』
思わず反応してしまった、いや、それより、分かったのか? 俺が。
「嘘でしょ、そんな……どうして? 何で? いや、そんな、いやだよ、そんな」
上げられていた刀の切っ先が地面に下りる。
未来が俺だと分かったのは、コレのおかげかもしれない。
分かっている、自分がどうすべきか、何をすべきか、分かっている。

俺は刀を触手で掴み、自分の頭に押し当てる。
ゾクリと寒気が走ったが、何とか堪える。
「浩平、何を……?」
俺の意図をすぐに察してくれたのか、頭を振って後ずさる。
「い、いや、できないよ、そんな、そんなことできないよ!」
できなくてもやって貰わなくては困る。
今しかないんだ、今しか、このままいけば、俺は俺でなくなる。
だから今、オレが俺でいられる内に、やって貰わなくては―――

―――この状態がいつまで続くか分からない、今一度、もしそうなったら俺はもう戻れない。
体は元より、心まで化け物になってしまう。
俺だって死にたくはない、見たいドラマや映画、読みたい本やしたいこと、行きたい場所、
告げたい想い、やり残したことは山ほどある。
でも、でももう、ダメなんだ。自分が自分じゃなくなる、多分これは、死ぬより辛いことだと
思う。
そうなったらもっと酷いことをする、それに数だって殖える、それが分かってしまう。
甦ってくる甘い血の味が、快感を求める衝動が、それらを裏付ける。
どうしようもない、これ以上は、もう無理だ。
再び頭痛がし始めた、衝動が大きくなるのを感じる。

「やだ、やだよぉ……できないよぉ……」
泣きながら、俺に拒絶の意を示してくるが、それでも俺は構わず未来に近寄る。
21 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:28:53 ID:4ROnDbfH
約束したはずだ、俺に何かあった時はお前が何とかすると、だから頼む。
あんな酷いことをしたんだ、その仕返しでもいい、嫌なんだ、自分が自分じゃなくなって、
化け物に成り果ててまで生きるなんて、最悪じゃないか。
「ごめ、ごめんなさい、浩平、ごめんなさい、私……」
謝るのは俺の方だ、こんなことまでさせて、最低だ。
己の欲望のままに、乱暴に、強引に、汚してしまった、許されることではない。

刀の切っ先を頭にあてがう。これが限界だ、これ以上は体が動かない。
俺の意志とは無関係に体が動こうとする。限界が近づいているのが分かる。
自我を保てなくなってしまう、そうなったらおしまいだ。
あの祠が健在だったら、俺はここから出られなかっただろう、でもそれもなくなってしまった。
ここで止めて貰わなくては、俺は外の世界に解き放たれてしまう。
そうなったらもう、おしまいだ。
「何で……こんなことに……」
絞り出すような未来の声、それに答えることはもうできない。
「浩平……」
俺の意志を汲み取ってくれたのか、意を決したように、未来は刀を振り上げた―――

―――泣きたい、泣き叫びたい、でも、俺の目は涙すら流さない。
ぽたりと、俺の頭の上に未来の涙だろう、熱い水が滴り落ちてきた。
少女の涙によって、少年の体にかけられた呪いは解け、元の姿に戻る。
そんな、ありがちなお伽話が頭をよぎる。
その後に、温かな涙が顔を伝うのを感じて、これで少しは、俺も泣いているように見えるかな。
と、そんなことを思った。

未来の顔を見るのが辛い。
自分が望んだこととは言え、やはり辛い、怖い。
だが決めたことだ、このままでは俺はきっと、また大切な人を傷つけてしまう。
そんなのは嫌だ、もう嫌だ……

今まであった頭痛が和らぐのに伴って、だんだんと俺の意識が薄れていく。
いよいよ限界だ、時間がない。刀を振り上げる未来の表情、それを見て俺は、改めて自覚する。

やっぱり俺は、こいつの泣いている姿は、見たくない――――


22 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:30:02 ID:4ROnDbfH
――――少し肌寒くなった風が、長くなった私の髪を攫う。
秋の夕暮れ、茜色に染まる空を眺めながら、峠の脇にあるガードレールに腰を下ろし、
私は溜息をついた。

あれからどれくらい経ったかのか、傍らに置いた日本刀を見下ろす。
私は結局、この刀を振り下ろすことができなかった。
例えどんな姿になったとしても、アレは確かにあいつだった。少なくとも、あの時は……

あいつの前に立った時、漠然とだが、それが分かった、分かってしまった。
たぶんこの日本刀のおかげだと思う。
不思議なことだが、これを持っていると、奴らの気配を感じることができる。
この刀とあの化け物、そしてあの地図に、どんな因果関係があるのかは分からない。
調べるつもりもなかったし、知ったところでどうなるわけでもない、何より今となっては
遅すぎるし、そんな暇もない。
私はあいつを捜して各地を回っている。奴らを狩りながら―――

―――刀を振り下ろせず、泣き崩れる私の前から、あいつはけたたましい叫び声と共に、
その姿を消した。
残された私はあいつを捜し回った、声が枯れるまで、何度もあいつの名前を叫びながら、
山の中をさまよい歩いた。
そうして、体力の限界だなと感じ始めた頃に、私は警察の捜索隊によって保護された。
何でも私は、五日間も行方不明だったらしい。
らしい、と言うのは、私自身は一日か二日程度にしか感じていなかったからだ。
時間の感覚も分からなくなるほどに、必死だったんだと、今考えると少し笑える。
保護された時、私は酷い状態だったらしい。
ボロボロで、擦り傷や切り傷が体の至るところにあって、かなり衰弱していたらしい。
そんな中で幸いだったのが、私が着ていた服がある程度無事だったことと、途中、
何度か川に落ちたおかげで、あいつにかけられたモノが洗い流されたこと、くらいかな。
もっとも、その時の記憶はあやふやで、よく覚えていないのだが……

当然その後は、どこに行ってたとか、何をしていたとか、同じように行方が分からない
あいつのことを聞かれた。
私は、あの地図のことも、あの洞窟のことも、あの化け物のことも、話さなかった。
話しても信じて貰えないと思ったし、私自身、信じたくなかった。
ただ「はぐれた」「分からない」とだけ答えた。
大人たちもあまりしつこくは聞いてこなかった。たぶん、私の両親が頼んだんだと思う。
23 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:35:38 ID:4ROnDbfH
それはあいつの両親も同じだった、私を責めるでもなく、息子のことを聞くでもなく。
「そのうちひょっこり戻ってくる」
「うちのバカのせいで、迷惑掛けたね」
そう言って、むしろ私のことを気遣ってくれた。
それがありがたくて、悲しくて、申し訳なくて、何度も、何度も、二人に謝り続けた。
そして私は、後ろめたさを感じながら、日常へと戻っていった。

後悔と自責の念に駆られながら、日々を過ごしていく中で、あるニュースが私の関心を引いた。
私の住んでいた町の近くで、殺人事件が起こった。
いや、この時はまだ、事件としては取り扱われていない。
あまりに残忍な犯行だったため、当初は野犬か何かに襲われたのだろうと、マスコミも警察も、
おそらくほとんどの人間も、その程度にしか認識していなかった。
妙にそれが気になったが、私もその時はそう思っていた。
だがそれからも事件は度々起こり、年が明ける頃には全国各地で起こるようになっていた。
私はそこで確信した、これはあいつの仕業だと……

私は再び、あの洞窟を訪れた。あれ以来、近づくことすらしなかった、嫌な場所。
行きたくなどなかった、行けば否が応でも、あの時のことを思い出してしまう。
それでも、私は行かざるを得なかった、あの場所で手に入れなければならなかった。
あの時できなかったことをする為に……

洞窟を歩いていると、やはり陰鬱な気分になった。
ここで、あの時引き返しておけば、あいつの言う通りにしておけば、そんなことばかり
考えてしまう。
本当は怖かった。だけど、バカな意地を張ってしまって、一人で進んでしまって、心細くて
泣きそうになってたっけ。
でもあいつは来てくれた、私のバカに付き合って、昔からそうだ、文句は言うものの、
結局は最後まで付き合ってくれる。
バカだ、本当にバカ、最低のバカだ、私は……

そして私は、あの場所でこの刀を再び手にする。
あいつの望み、望んだことを叶えるために、今まで果たさなかった、あの時果たせなかった
ことを、果たすために―――

―――私は再び溜息をこぼした。
溜息をつくと“幸せ”が逃げるとはよく言ったものだ。
少なくとも私にとっての“幸せ”は、とうに失せたと言っていい。
着ているコートのポケットから、タバコを取り出して火を着ける。
24 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:36:49 ID:4ROnDbfH
吐き出した煙をぼんやりと見つめながら、傍らに置いてある日本刀を手に取り、瞼を閉じる。
奴らの存在を感じる、それも方々から。
距離が離れていると分からなくなるのか、それとももう分からなくなってしまったのか、
あいつの気配は感じられない。

まだ公にはなっていないが、奴らの気配は今や国中に広がっている。
うまく隠れているのか、それとも隠しているのか、どちらにせよ、私にはどうでもいいことだ。
べつに私は、人々を守るために奴らを狩っているわけではない。
私の目的はあいつを斬ること、それだけだ、奴らを狩っていけばいずれあいつの元に辿り着く。
戦い方はこの刀が教えてくれる。
奴らと対峙した時、自然と体が動き、どう戦えばいいのかを、体に刻み込んでくれる。
怖くないと言えば嘘になる。実際、何度か死にかけたことだってある。
だからといって、逃げ出すわけにはいかない。
人を喰らい、仲間を殖やす、たぶんこれが、あいつが一番望んでいなかったことだから……

短くなったタバコを踏み消し、私は深く息を吸い込んだ。
最大の懸念は、私に斬れるかということだ。
その覚悟ならある、だからこそ私は家出同然で飛び出してきたのだ。
でも実際にあいつと対峙して、それができるのか。
この自問の答えはまだ出ない。おそらくその時が来るまで、分からないんだろうな。

なぜこんなことになってしまったんだろう、あいつは私のせいじゃないと言ってくれた。
でも私があんなもの見つけなければ、あんなバカなこと思いつかなければ、言う通りに
していれば、もっと早くに想いを伝えておけば、こんなことには―――

―――思わす笑みがこぼれた。
「……いまさら」
何を考えているんだろう、過ぎた時は戻らない、起きたことは取り返せない、分かりきって
いることだ。
すべては起こったことなのだ、今さらどうにかできることではない。
なのに私は、いまだにこんなことを考えてしまう、我ながら女々しい限りだ。

刀を竹刀袋に入れ、眼下に見える街を目指して歩き出した。
気配から察して、あの街には二体いる。
奴らの繁殖時期は冬から春に掛けて、だからそれまでに始末しておかなければ、その分
数が殖えてしまう。
25 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:39:40 ID:4ROnDbfH
そうなると障害が増えて面倒になる、だけど私一人ですべて防げる訳ではない。
そこが厄介な点なのだが、こればかりは仕方がない―――

―――ふと、空を見上げる。
終わりは見えない、年が明ければ奴らはまた殖える。
そうなれば、あいつを見つけることが困難になる、私はあいつの元に行き着くことが、
本当にできるのだろうか。
……まあ、なるようになる。なるようにしかならない。
今の私にできることは限られている、だからそれを精一杯やるだけだ。
化け物達と戦い続けるのだって、べつにどうと言うことはない、私の日常はとうに終わりを
告げているのだから。
むしろこれが、今の私の日常なのだ。
そう思う、と言うより、自分に言い聞かせている。
それに、いつまでも私の我が儘に、あいつを付き合わせるわけにもいかない。

あいつを生かせたのは私の我が儘だ。
あの時、化け物になってしまっても、生きていて欲しい、傍にいて欲しい、私はそう思った。
その結果が、あいつが恐れていただろう、この事態を引き起こした。
だから私がやらなければならない。
何よりもう一度あいつに会いたい、会って謝りたい。
大切なことを、伝えられなかった想いを、告げなければ。
それに酷いこともされたんだから、仕返しだってしなくちゃいけない。
乙女の純潔を汚した罪は万死に値するのだ。
……一応あれって、あいつに処女を捧げたことになるのかな?
う〜ん……かなり壮絶な初体験だったなぁ……

頬を何か熱いものが流れるのを感じ、足を止めてそれを指で拭う。
泣いてしまっていたみたいだ、まったく私は……
涙を払って、私は再び歩き出す。

泣くのは後回しだ、今はメソメソと泣いている余裕などない。
果たさなければならないことがある、だから私はあいつに会うまで、この手で終わりにするまで、
立ち止まるわけにはいかない。
あいつとの、浩平との“約束”を果たす、その時まで――――

26 ◆dVDlm.zuM2 :2006/08/03(木) 06:43:03 ID:4ROnDbfH
終わりです。
長いわりにエロが短くてごめんなさい。
もっと精進して出直してきます。


では皆様、またの日に。
27名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 12:10:24 ID:tXEeqEO9
GJ!GJ!GJ!
28名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 14:18:57 ID:vqgHKxjt
GJ!

マイサンがMAXになったりMINになったり忙しかった

せつねぇよぅ・・・
29名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 17:00:45 ID:Zgde29PQ
うはー
俺ダメだわ、こういう低能が低能ゆえに無関係の者にまで災厄を振り撒くような筋立てはorz
30お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:22:58 ID:FVWjW72+
「お山の物語・序」1/9
 深夜。
 公園の中でも一際、人通りの少ない小路。
 ……とはいえ、周囲はあまりに異様な静寂に支配されていた。
「助け……れか……ぃやぁ……っ」
 故に、彼女の悲鳴は一際立っていた。
 塾帰りの女子高生だろうか。草むらに、学生鞄が落ちている。
 鞄と同じように落ちた生徒手帳には『河合鈴菜』と記されていた。
「ひっ……ぁぁっ……んっ……っっ……!」
 写真からは、眼鏡を掛けた知的で清楚さを感じさせるのであろう鈴菜の雰囲
気は、必死に泣き喚くその様子からは微塵も感じられない。
 制服のブラウスのボタンは引きちぎられ、ブラジャーも押し上げられている。
 後ろ手に縛られているのか、腕は前に出すことが出来ずにいるようだ。
 お椀型の胸の先に息づくさくらんぼのような先端を凌辱しているのは、人の
ものではなかった。
「あ……んっ……んあぁっ! や、やめてぇ……!」
 肉色の触手の先が粘液を分泌しながら乳首を撫で上げるたびに、彼女自身の
意思に反して、悲鳴と反応を繰り返してしまう。
 身体は、鈴菜自身の汗と触手の重い体液にまみれ、街灯の光でてらてらと光
沢を放っていた。制服もスカートも、粘液でドロドロだった。
 それでも、鈴菜を後ろから抱きかかえるようにして犯しているのは、一見す
ると人間であった。
31お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:25:19 ID:FVWjW72+
2/9
 三十代後半ぐらいの大きく太った男だ。胡坐をかき、その膝の上に鈴菜をお
しっこでもさせるかのように、大きく股を開かせ貫いている。
 鈴菜はついさっきまでは、まだ処女だった。股間からは粘液と同時に、破瓜
の血が幾筋か流れていた。身体が強制的に上下するたびに、まだ鈍痛が走る。
 問題は。
「……ほら、また出るぜぇ。今度は顔だぁ」
 男のやけにスローな声と共に、ホースのような触手が鈴菜の正面に鎌首をも
たげた。胴体が蠕動し、先端部分は奇妙な花のように開き始める。
「や、やめ……っ」
 どびゅるっ!
「いやあぁぁっ!」
 触手の先から勢いよく放出された黄色っぽい粘液が、鈴菜の美貌を眼鏡ごと
汚した。
 びゅるっ、どぴゅっ、びゅるるっ、びちゃびちゃっ……!
「やぁっ……き、汚いっ……う……あっ……あぁっ!」
 前髪から顔まで、液塗れにされ、鈴菜は懸命に頭を振る。
 鼻の穴も粘液でふさがれ、彼女は口で呼吸するしかない。そして、小さく開
かれた唇を逃す触手ではなかった。
「むぐぅぅぅっ……!?」
 粘液の残滓が、強制的に鈴菜の喉奥にこぼれ落ちていく。
32お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:27:04 ID:FVWjW72+
3/9
 こく……こく……と、自然、鈴菜の喉が、小さく蠢いていた。
 もう、どれほど凌辱が続いているだろう。
 触手を咥えさせられたまま俯いた少女の瞳からは涙の雫がこぼれ、同時にど
ろりとした粘液も糸を引いて草むらへと垂れ落ちる。鼻水も唇からこぼれる唾
液も、ほとんど区別がつかない有様だ。
 細い紐のような触手、やや太いロープのような触手は、休まず鈴菜への愛撫
を続け、時折思い出したように、先端から粘液を吹き出しては過剰に、彼女の
肌を汚していた。もはや、無事なところなどほぼ皆無といってもいい。
 無残としかいいようのない光景だった。
 じゅるりじゅるりと、粘着質な音を立てながら、鈴菜の両太股に巻き付いて
いた触手は、さらに大きく少女の股を広げさせていく。
 彼女の秘唇を押し広げて埋没しているのは、束ねられた触手であった。また、
尻の穴も細い触手が既に犯している。奥へと進もうと蠢くたびに、鈴菜の尻が
ピクンピクンと痙攣を繰り返していた。
 少女を犯している男は異形であった。
 鈴菜の全身を隅々まで愛撫している触手は、彼の両腕から生えていた。二の
腕辺りから、触手の束となっており、それらがばらりと分かれて、彼女を後ろ
手に縛り上げたり、胸の先を弄くったり、太股に巻きついたりしているのだ。
 そして、鈴菜の女の穴を弄んでいるのは、男の股間から生える触手であった。
「んぐっ、んうっ、んっ、ぐうっ……!」
33お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:29:09 ID:FVWjW72+
4/9
 少女の身体の上下が、徐々に激しくなる。ねちねちとした水音が大きさを増
し、股間からは絶えず液が溢れ出していた。彼女の肉穴を犯す触手が、心なし
か太さを増していく。
「……いい具合だぁ……そろそろマ○コにも出すぜぇ……」
 男は少女の声が聞きたくなった。
 鈴菜の口から、ずるりと唾液塗れの触手が吐き出される。
「い、いやぁ……」
 弱々しく、彼女は首を振った。
 この際、涙目での懇願は、男の嗜虐心を刺激するしかない事に、彼女はまる
で気づいていなかった。
「な、中で出さないでぇ…っ…で、出来ちゃう、赤ちゃん、出来ちゃうよぉ……」
「なぁ……人間が犬と交尾した場合ぃ、子供は出来ると思うかぁ……?」
 その言葉に、鈴菜はほんのかすかな希望の光明を見出した。
「ひぐっ、う、ぁっ、で、出来ないの……? 妊娠、しないのぉ…っ…?」
「心配するなぁ……俺の場合、最低三体は生まれるぞぉ。ロープの塊みたいな
化物がなぁ」
 きしし、と男は希望が絶望に転落した鈴菜の表情を眺めて、楽しそうに笑った。
 少女が泣き喚きながら、最後の抵抗を試みる。
「うあぁん……う、あぁん……駄目っ、だめぇ……抜いてよぉ……! そ、そ
んな化物っ、産みたくないよぉ……たすけてぇ……!」
34お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:31:01 ID:FVWjW72+
5/9
「今はそういってるけどなぁ……あいつらを孕むとすごいらしいぞぉ……? 
これまで犯した女ぁ、みんな言ってる……腹の中であいつらが活発に動くんだ
……四六時中子宮を掻き回されて、快楽漬けになるんだとぉ……」
 ゴツゴツと男の腰が、少女の胎を突き上げる。
 少女の膣内では、無数の触手が蠢きまわり、短い触手は膣壁をぬらぬらと掻
き混ぜ、長い触手は子宮口をも突き抜けて直接子宮を刺激していた。
 そのたびに、下腹部が小さく内側からノックされたかのように、凹凸を繰り
返した。
「そ、そんなのなりたくない、い、家に帰してっ、し、しゅーちゃん、助けてぇっ!」
「くくく、彼氏の名前かぁ? 残念だったなぁ、こんなに具合のいいマ○コだ
ってのに……さっさと手をつけないからぁ、俺みたいな化物に種付けられちま
うんだよぉ。――お前、もう戻れねえよぉ」
 抽送がさらに激しさを増し、鈴菜は男が射精の秒読み段階に入ったことを本
能的に悟った。
 自分の身体が、大きく前後を繰り返す。そのたびに下腹部からは、腹立たし
いほどの甘美感が襲ってくる。もし理性が残っていなかったら、自分から腰を
振るっていたかもしれない。
 だが、今はそれどころではなかった。
 このままでは、出される……! 男の汚らわしい、化物のタネを、自分の中
に蒔き散らかされてしまうのだ。
35お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:33:49 ID:FVWjW72+
6/9
「んああぅっ! ひっ、あっ、あ、ああっ、いや、出しちゃいやぁっ、おねがい、
お願いなんでもするからぁっ、中出しだけは、やめてぇっ!」
「中出しは嫌かぁ?」
「あ、あっ、ああっ、い、いやぁっ、いやですぅっ!」
「助かりたいかぁ?」
 鈴菜は、何度も首を縦に振った。
「は、はい、はいっ、誰にも、言いませんから、どうか、許してえぇぇっ……!」
「ははっ……もう、遅ぇよ」
 ずん、と最後に重い男の一撃が、鈴菜の秘処に突き刺さった。
「え……ひいぃぃっ!?」
 鈴菜の胎が、一瞬風船のように膨らんだかと思うと、どぷりと男と繋がりあ
った場所から精液が大量にあふれ出した。触手はその間も、ポンプのように蠕
動を繰り返しながら、鈴菜の胎を自分の子種汁で満たしていく。
「分かるだろ? 今、中に出てるのが……もう、手遅れなんだよ、お前は」
「あっ、ああっ、いや……いやぁ……赤ちゃん、産みたくないぃ……ごめん…
…ごめんね、しゅーちゃん……」
 悔しい、気持ちいい、情けない、恥ずかしい……そんな思考が入り乱れる。
 とくん、と。
「んあ……ぁっ……!?」
 下腹部がほんの一瞬小さく脈動し、鈴菜の現実逃避は中断された。
 身体が総毛立つ。
36お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:35:25 ID:FVWjW72+
7/9
 今の、今のがまさか……。
「妊娠、おめでとぉ……元気な子を、産めよぉ……?」
 ぞわりぞわりぞわりぞわり。
 腹の中で息づく異形の生命体がすでに子宮で芽吹き始めたのか、鈴菜の身体
を疼かせる。お腹の中から何やら伝わる小さな鼓動がむず痒く、熱い……。
「はぁ……あ……あぁ……」
 まだ、少女の膣は男の触手と繋がっている。
「さぁー、続きぃ……いこうかぁ?」
 ぐちゅり、と鈴菜の膣を犯している触手が蠢き、中を掻き混ぜる。
「ひうっ!?」
 あまりの快感に、鈴菜は思わず身体を仰け反らせていた。唇の端から、新た
な唾液が一筋垂れ落ちる。
「さっきまでとはぁ……比べ物にならないだろぉぉー……?」
 背後から囁かれ、思わず頷きそうになる鈴菜。違う、そんな訳がない。犯さ
れて気持ちがいいはずが……。
 ぐちゅ、じゅぷ、ずぷ……と、男が緩やかに触手の抽送を開始する。
「はうっ、あっ、や、やらぁっ……う、動かないれぇ……」
 ……しかし微かな抵抗も、徐々に快楽に飲み込まれ、それにつれて意識の中
の幼馴染の姿もかすれていく。
 不意に、鈴菜のアナルを犯していた触手がゆっくりと回転し始める。
37お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:38:51 ID:FVWjW72+
8/9
「ぁ……ぅぁ……?」
 奇妙な感覚に、快感漬けにされている鈴菜は痴呆のような声を上げた。
「次はこっちにも、子種を注いでやろうなぁ……?」
 ぐるぐるぐると、触手の先端が鈴菜の腸壁を引っ掻き回す。
「んんんんん……っ」
「おお、きついきつい。どうせもぉ戻れねぇんだ……それなら、痛いのより気
持ちいい方が楽だ……そうだろぉ……?」
「…………あ」
「そぉだろぉ……?」
 ズ……と触手が針のように直腸を貫く。
「ひんっ!?」
 しかしそこにあるのは痛みではなく、純粋な快楽。
「どぉする……もっと、欲しくないかぁ……?」
 ぐちゅり、ずちゅり、ぶちゅり。
 粘液質な音を立てながら、前と後ろ、両方の穴を蠢き犯す触手達。しかしそ
の動きはいかにも緩慢で、鈴菜を満足させるには程遠い。
「ん、あ……あぁ……あ……あ……ゃ……あぁ……」
 欲しい。これがもっと欲しい。
 知らず知らずのうちに、鈴菜は腰を揺らしていた。しかし、触手の刺激はあ
と一歩のところで巧みに鈴菜の望みから逃れてしまう。
38お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:41:04 ID:FVWjW72+
9/9
「ゃああぁぁ……ぃやぁ……いやぁ……」
 空しく腰を揺らしながら、鈴菜はボロボロと泣き出した。自分が今、どうい
う状況に陥っているかはもはやなく、ただ股間の疼きを鎮める事だけが、彼女
の望みだった。
「欲しいかぁ……?」
「うっ……あっ……あぁっ……」
 鈴菜は頷きはしない。ただ泣きじゃくるばかりだ。
 その彼女の前に、先端から粘液をたらした触手が突き出される。
「欲しいなら……咥えろぉ……」
「う……あ……ああぁ……」
 異臭が鼻に付く触手に、可憐な唇が徐々に近づいていく。
 これを口にしたら戻れない。
 それは分かっている。
 分かっているのに、唇が開き、舌が突き出てしまう。
 もう、戻れない。
 身体だけではなく、心までもこの触手に支配されてしまうその証。
 瞳から涙を一筋こぼしながら――河合鈴菜は静かに闇へと堕ちた。

 夜の公園に、少女の悲鳴がこだまする。
「んあぅっ、ゃ、あっ、狂う、狂っちゃうっ、おしっ、お尻のなかぁ、あ、あ
っ、ぐりゅぐりゅ、んんっ、引っ掻いてるぅ……!」
 しかしその声はあまりに甘く、触手に巻き付かれながら全身粘液まみれにな
った少女の表情は歓喜に満ちていた……。
39お魚 ◆5Z5MAAHNQ6 :2006/08/03(木) 20:42:51 ID:FVWjW72+
※……孕ませスレから出張のお魚です。
「お山の物語・序」ですが、これの続き(エロなし)が先にあちらに。もう前スレになってますが。
 この作品も元々はあっち用に書いていたものですが、どう読んでもスレ違いです本当に
ありがとうございましたなので、こっちに投稿しました。
 楽しんでもらえれば、幸いです。
 もうちょっとエロ頑張らななと思いつつ、巣に戻ります。
 さて、仕事仕事。
>>26
 ◆dVDlm.zuM2氏、GJ。お疲れ様です。
 エロが短いという事ですが、これはこれでありかと思います。
 その分キャラクターに深みが出ますし。
 では次の作品は、頭からラストまで全編エロを期待しますですよ。
40名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 01:03:50 ID:3Y9dL5+p
お魚さんGJ!
楽しませて頂きました!
41名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:02:35 ID:D4clUIKm
前スレが801で終わってる件
42名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:05:27 ID:lr7FEab4
>>26
エロくないし、登場人物は好きになれないけど、魅力的なお話でした。
雑誌掲載用に短編化した、長編出版用のパイロット版みたい。
>お魚さん
おふくろの味(例えが最悪)なみに馴染んだ作品、ご馳走様でした。
43名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 11:13:23 ID:dL6aTW/a
>41
500KB制限
44名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 17:18:01 ID:X3c8QXz0
>>43
番号にかけたネタでしょう
45名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 18:00:35 ID:GGYMZ7k5
前スレの保管庫行きはどうなったんでしょ?
46名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 22:17:50 ID:5Zlnoyss
そう言えば保管庫の更新って止まってたよな。
47名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 01:21:11 ID:lTlDx4AI
SSって一度書いたら再チャージするのに時間がかかるよな。


歳か・・・
48名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 01:59:44 ID:tm1a+xzl
下半身もじゃね?
49名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 02:14:46 ID:5K9I7hGV
ソレナンテ氏は…


ずっと正座して待ってるんだが(・ω・`)
50名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 02:19:16 ID:dqD/hSQ0
>49
自分も(´・ω・`)

ずっと正座してたから、そろそろ触手がふやけてきた
51名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 14:53:35 ID:8OriaLGB
>>49-50よう、俺
52名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 02:17:48 ID:l3GTd/Hy
亀レスだが
>>26
エロGJ!

素人判断だけど、男の子の自我が崩壊していく過程が上手い。
内容が少々鬱気味で評価は別れるけど俺は大好きだ!!
53名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 20:38:18 ID:ylU3NRWJ
さっきの笑って堪えてのタコエロかったよな?卵も。
54名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 02:18:19 ID:HpAyBkJt
保管庫のぬ〜べ〜スレの作品に触手的なのがあってナカナカよかった。
55ふんどしさん:2006/08/10(木) 02:56:11 ID:joK82x3N
文章がマンネリ化している気がしないでもない近頃ではあるが、
気にせずに投下いきます。
56『大物』:2006/08/10(木) 02:57:05 ID:joK82x3N
[1]
「やんっ! はんっ!?」
あられもない声が響いた。
「あっあっあっ! ああっ!」
グチュグチュと淫らな水音を立て、
女の穴にたくましい肉棒が叩きつけられるたびに若い彼女は顎を跳ね、汗の雫が飛び散る。
「んっ…んっ…んああぁぁ……。…っと…も…突いてぇっ」
整った眉にあらんばかりのしわを寄せ、悩ましくねだる。
四つん這いになった彼女の、その艶かしい腰つきはとても嫌がっていたとは思えない。
急に腰はがっちりと掴まる。
素早かっただけのストロークが急にねっちりとした動きに変わる。
「…あ……はぁぁぁ……ぁぁぁぁぁ――――っ!!?」
新たな形の快感に栗色の細やかな髪を振り乱した。

決め細やかな真っ白な肌をびっしりと細い無数の触手が這い回っていた。
57『大物』:2006/08/10(木) 02:57:41 ID:joK82x3N
[2]
女はグラビアアイドル志望であった。
年は20歳。

が、事務所はまったく仕事をくれなかった。
まだ早いだの、ライバルが多くて時期が悪いだのとはぐらかし続けた。

事務所もやる気がないわけではないのだろう、
針治療、マッサージから運動、毎食の食事まで美容を磨くための様々な行為を無償で提供してくれていた。
この一年はなんだかよくわからない高いサプリメントまで飲んでいた。

そのせいか、今や彼女の体は自身も息を呑むくらいの妖艶さをまとっていた。
整った顔立ち、「ぎりぎり太っていない」肉付きの良い体。
吸い付きそうなきめ細やかな白さの肌。
漫画雑誌のクイーン程度は楽に獲れるであろう肉体だと思った。

でも実際は。
16のときに上京して4年間、ほんの数回雑誌モデルの仕事が入っただけである。
これでは読者モデルと変わらない。
マネージャー以外の業界関係者にすらめったに会えないくらいだ。
さすがの気の強い彼女もあきらめがつきはじめた。

もう田舎に帰ろう。と思った矢先、仕事が入ったのであった。

「なんの仕事ですか?」
緊張しながら聞いてみたが、マネージャーはお楽しみ。
と何も答えてくれなかった。ただ、時期が来た、とだけ言っていた。

とりあえず、渡された服を着替えた。白いひらひらした清楚なワンピースだった。
CMの収録かな? と考え。

それから記憶は終わっていた。
58『大物』:2006/08/10(木) 02:59:11 ID:joK82x3N
[3]
「う…なに?」
体を動かそうとした。だが、両腕が動かない。
縛られて、宙にぶら下げられていることに気がついた。
女は周辺を見渡したが、真っ暗で何も見えない。

どこからか音が聞こえる。水でも流れているのか。
「…神よ………す」
声が聞こえた。
「……っ? なに? なんなの?」
「ちょっと、ここどこなの?」
不安に満ちた声で呼びかける。だが返事はない。
「神よ……」
声は聞こえる。
「ちょっと返事してよ!」
ついに声を荒げたとき、周辺の声が聞き取れた。

「神よ、生贄をお受け取りください」

その瞬間縄が切れ、彼女は落下した。
59『大物』:2006/08/10(木) 03:00:25 ID:joK82x3N
[4]
なすすべもなく彼女は下に落ちてゆく。硬い床の衝撃を想像したが、

グニャリ。

変な感触であった。変に生暖かく、変に濡れている。
そして、薄暗い光に慣れたとき、

壷状の部屋いっぱいに蠢く無数の触手の上にいる自分に気が付いて彼女は絶叫した。

「いやぁぁあああぁぁ!!? なにこれぇぇぇ!?」
まるでミミズであった。あまりの気持ち悪さに鳥肌が立つ。
おぞましいだけではなかった。その触手達は彼女に反応したようである。

小指ほどの細い触手がゆっくりと彼女の体に伸びてきていた。

「ひぃぃぃぃ!?」
狂乱状態に陥る。
立ち上がろうとしたのに腰が抜けてしまっており、動けない。
「いやあああああ!!」
絶叫する。必死でもがく。だがそんな努力もむなしく、

体が触手の中にだんだん沈みはじめていた。

「やぁあああぁぁぁっ!!?」
意味もなく腕を掻く。
やがて振り回す腕にも細い触手が巻きつきはじめた。
「だ、誰かっ……!! たすけてええええぇぇぇ!!」

絶望の声が響いた。
60『大物』:2006/08/10(木) 03:01:03 ID:joK82x3N
[5]
「ひぃぃぃぃぃぃぃいっ!!」
触手に胴体まで飲み込まれ、もがく白い肉体に触手がまとわり付いている。
「きぃひぃぃぃぃっ!?」
一本一本が独自にのたくる異様な感覚に娘は発狂しそうになっていた。

そのうわずった声に一本の触手が頭をもたげた。
先には何か小さな鉤が付いている。
それはわめく彼女の二の腕を伝い、首をスルスルと伸びていき、

彼女の耳にずるりと入り込んだ。

「あうっっ!?」
妙な感覚に彼女はビクンと体を震わせた。
引き抜こうとするが、絡みつく触手のせいで腕が上がらない。
「あぐっ!? ぐううぅっ!?
そのうちに細い管が鼓膜を破り、三半規管を掠め、耳管を通ってゆく。
若い女は激痛にのたうった。
「は……っ! かっ…………!! う……っ!!」
頭をガクガクと揺らし、目の焦点が定まらなくなった。
「……………」
そして悲鳴が消えて数秒。


「………は…ぁぁぁ……ぁぁぁ……ぁっ……」

熱く湿った音がゆっくりと細い喉から絞り出された。

[6]
「あ……? ああ、あ?」

頭に入った触手にどんな効果があったのか。
理性と本能の境が混濁してゆく。
「ぁあ? わたしぃ……こんなもの気持ち悪いはずなのにぃ…?」
気持ち悪いはずの触手が、体中を嘗め回す存在でしかなくなっていることに戸惑っていた。
耳に入った触手も痛いと思わなくなっていた。

そして下着の小さな三角の生地の上を触手が這った瞬間、
「あ!?」
ビクリ。
「あぁ…いまの……なに?」
狼狽する彼女であったが、さらに触手達がうねり、彼女の股間を擦る。
「あぁぁんっ!?」
女は朦朧としながらも意識してしまった。

触手の動きが気持ちよい、ということに。

その途端に全身を覆う触手達の、ただのくすぐったい這いずりが
みるみるうちにたとえようもない甘い刺激に変換されてゆく。
さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ。
「あうぅううぅっ!!」
白い肌があっという間に桜色に染まる。
さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ。
「ふぅぅん!!?」
乳首が立ってゆくのが服の上からでもくっきりとわかる。
さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ。
「うはぁぁぁあああっ!!?」
みずみずしい肉体が細かく震えはじめた。
61『大物』:2006/08/10(木) 03:01:38 ID:joK82x3N
[7]
「んあぁ…ぁぁあ……あはっ!!」
理性の堰なぞは頭の内の触手にとうに打ち砕かれていた。

むっちりとした太ももの間に己が指を差し入れる。
彼女は服にラインが出ないようにTバックを着けていた。
そのわずかな布を人差し指で簡単にずらし、たっぷりとした秘肉をさらけ出す。
そして情欲に駆られるがまま
腰を浮かし、触手の波にその肉の芽を自ら擦り付けてしまったのであった。
「ひゃぅん!?」
一瞬動きが停止する。
グラインドさせた途端。痺れるような感覚が先端から迸ったのだ。
クニュ。
それはいままでの体験したどんな刺激よりも甘かった。
夢中で腰を振りたくりはじめた。
クニュクニュクニュクニュ。
滑らかに動くのは触手の体液か、それとも彼女の体液か。
「あっ、あはぁ…っ! すご……っ!」
だらしなく緩んだ口からあえぎ声がこぼれだす。
おこりにかかったかのように歯がかちかちとなっていた。
そのうちにもみずみずしい肉体を覆う薄い服の上を、下を触手達が這いたくる。
彼女の大きく柔らかい胸。柔らかいそれを触手が服の中から揉みたてる。
相当な数の触手のために、服がミシリと音を立てた。
「あっあっあっああああっ…ダメエエエェェ――――ッン!」
娘は腰を勢いよく前に突き出しながら果てる。
仰け反った途端、ビリリという音と共に、たわわな乳房がブルンと外にこぼれだす。
布と一緒にはじけ飛んでしまった触手だが、
すぐにはちきれんばかりの双丘にたかりはじめる。
「あっふっ!? ……だめぇぇ! 強くしないで………ぁぁああああ――――ぁぁっ!!?」
柔らかな二つの肉が形なく責め立てられ、ビクビクと肢体を揺らす彼女。
意識が飛びかかっていた。
それなのに股をグュチュグチュと触手を前後に動かせ続けている。
そして
「あひゃぅん!?」
彼女は弓なりに仰け反り、腰の動きを止める。
立て続けに腰が跳ねた。
「ああぅ! あぅぅんっ!? はっ!? はぁああぁっ!?」
力なくうつぶせに倒れ付した彼女の股の間に

ひときわ大きな触手が入り込んでいた。
処女にもかかわらず、血は滲んでいなかった。
彼女が飲み続けた薬のせいであった。
そして処女にもかかわらず、蕩けてしまうような悦楽が女に与えられはじめた。
「あああぁぁぁああ―――――――――っ!!!!」
62『大物』:2006/08/10(木) 03:02:12 ID:joK82x3N
[8]
4年もかけて丁寧に成熟させた牝の、
決め細やかな肉体をびっしりと細い無数の触手が這い回っていた。

汗だくになりながらも淫らに育てられた肢体は性の喜びを求め、渇望のままに動く。

いつの間にか再び騎乗位になっていた。
胸を上下に大きく震わせ、くびれた腰を艶かしくくねらせながら彼女は喘いだ。
「はぁぁぁ…ぁ………ぁぁぁ…ああああぁぁぁぁぁ……」
いつしか響くような声は止み、恍惚とした表情で口から声をだらしなくこぼすようになっていた。
ずっと絶頂を迎え続けている状態である。
彼女の目の前ではいくつもの光が弾け続けているであろう。
「……ぁぁぁ……ぁぁ……」
時折ぴくんぴくんと、より大きな絶頂の渦に巻き込まれながら、

そうしてやがて、彼女は触手の中に沈んでいった。

数分後、壷状になった触手部屋の上から男が顔を出した。
マネージャーを自称する男であった。
ふと気がついたようにかがんで壷の淵に手をやる。
摘み上げたものは一本の栗色の女の毛。
再び部屋を見下ろしながら男は大げさにかぶりを振る。
「この度の生贄はいかがでしたでしょうか触手様? なんですと?
 まだ物足りない? わかりました! またすぐに用意いたしましょう!
 5年! 万全を期すために今度は5年お待ちください! 必ずや期待に添えて見せましょう!」

ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ

男の甲高い声が暗闇にこだました。

[終わり]
63名無しさん@ピンキー :2006/08/11(金) 00:13:27 ID:PgZQWuT/
>>56-62
(・∀・)イイヨイイヨー
64名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 07:56:40 ID:lz8JMhN5
GJ
65名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 10:51:26 ID:+XsVaWKF
>>56-62
フォアグラ想像した、GJ
66名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 13:29:18 ID:n6SZhI/R
>>56-62
勃った勃ったー
ついでに射精と孕みもおまけしてくれ。
67名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 08:39:51 ID:ntm8EQBP
 産卵もおまけしてくれ。GJ!
68名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 03:59:01 ID:WAOT8PCk
>>30->>38
>>56->>62

これは良いモノだ。
69名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 04:23:59 ID:WAOT8PCk
ミスった

>>30-38
>>56-62
70名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 12:17:14 ID:A+BjsJ6B
>>56-62
触手溜めは現代にもきっちり残っているようで安心した。
71名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 19:51:51 ID:pYcZ1s1z
たまってきた
72名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 21:38:15 ID:1x8T9suK
SSはショートショートと読むのに
このスレいると触手小説と読めてくるのは漏れだけ?
73名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:44:37 ID:JN7Q7Qd1
>>72に俺がいる
74名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 07:29:58 ID:sO8MZkm0
そのうち、ひらがなが全部のたうつ触手にみえてくるようになるからw
75名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 23:58:25 ID:fJ8gj0tA
舞乙女の触手(*´Д`)ハゥ
76名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 23:51:01 ID:WAZfY8sW
>>70
懐かしいな触手溜めw
77名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 06:09:14 ID:BLQP93D1
>>62
GJ〜!!


コミケ、結構触手ものがあってウハウハでした〜
78708:2006/08/20(日) 19:53:55 ID:qQ6Wq1Vw
すいません。
前に言った巫女×女妖怪ねたも書いているですがフィニッシュが上手くいかなくて・・・・
かなり未熟ですが”[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第6章”の方にレイプねたを投稿しました
闘神都市II が原作になります・・・・
触手とか化け物でなくてすいません
791/4:2006/08/20(日) 21:08:38 ID:UfMmdHvU
城壁の残骸が転がり、雨漏りが水溜りを作る人知れない廃城。
まともに歩くことすら困難な場所の中心部分、
かつては壮麗を誇ったであろう王宮の広間に2つの影が踊っていた。

1つは細身の剣を携え、白いローブに甲冑をまとった騎士。
闇夜にも浮かぶ見事な金髪を結あげ、少女の可憐さと騎士としての苛烈さ
意志の強さを同居させた瞳で相手を見据える美麗の女性だった。
その視線の先にいるもう1つの影。遠目には人間の男に見えなくもないその姿は、
よくよく確かめれば上半身の肉付きに比べて異様に両腕が長く、
前髪の奥の瞳が山猫のような光を放っている。羽織ったマントは
女騎士の剣によって無数に切り刻まれ、傷は全身に及んでいたが一向に弱る気配がなく、
それどころか初めに受けた傷口がふさがり始めている。
802/4:2006/08/20(日) 21:09:13 ID:UfMmdHvU
「手強い、、」
その女騎士 - シルフェール - 最早、力を出し惜しみしている場合ではない事を
悟っていた。相手に蘇生能力がある以上、長期戦で不利になるのは自分の方だ。
ここは、最大の力で一気に勝負をつけるのが最上の策。
わずかに間合いを広げた彼女は、軽く息を吐いて心を鎮めると、
次の瞬間には体の奥深くに秘めた力を一気に解き放った。
「はぅ、、」
高揚感に似た熱い波が背筋を上り脳天を目指して突き抜けていく。
シルフェールの口にわずかな吐息が漏れた瞬間、眩い光が一面に満ちた。
同時に彼女の背からローブを引き裂いて白い翼が姿を現す。
それはシルフェールが神聖理力を得た神官騎士である証拠であった。
光は勢いを増し柱となって彼女を包み込み、
雲をも突き破って闇夜の空すら明るく照らし出していく。
その巨大なエネルギーを剣に集め、彼女は文字通り敵に向かって翔けた。
翼を目一杯開き速度のエネルギーも加えた必殺の斬撃は、
立ちはだかる相手を打ち砕き、跡形も残さず無に帰すだけの威力を持っていた
その強大な力の塊に、異形は真っ向から立ち向かった。
背中に骨だけの翼を伸ばした化け物は、組んだ両腕を体の前に突き出し、
不気味な咆哮とともに彼女に向かって飛び上がったのだ。
崩れかかった広間の中心で巨大な力が衝突する。
813/4:2006/08/20(日) 21:09:43 ID:UfMmdHvU
押しつぶされた空気が波紋となって同心円状に部屋をなぎ払い、
砕け散った調度品が窓の外へ吹き飛ばさた。
激しく揺れるシャンデリアを支えていた鎖が切れ、重厚な照明器具がガラスと
金属の塊となって床へと落下してくる。その真下で対峙する2人の力は互角だった。
互いの力を結集した必殺の一撃はシャンデリアの直撃さえ跳ね返し、
1歩も引かずにせめぎあう。その均衡に綻びが生じたのはシルフェールの側だった。
剣先にわずかにひびがはしったのだ。
「そんな、」
これまで同等の力にさらされたことが無かったため、それは彼女にとって初めて
経験する事態だった。その動揺に付け込まれた。
異形の骨だけの羽が前に伸び、一瞬の隙にシルフェールの純白の翼を絡めとった。
「しまった、、、」
さらに骨の節からは、黒い霧が噴出し魔の瘴気で翼を焼きはじめると、
シルフェールの白い顔に初めて苦痛の色が浮かんだ。
「く、あぁッ!!」
彼女の翼は力の象徴であるとともに、最大の弱点でもあるのだ。
通常、シルフェール達神官騎士は目に見える防具に加え、
守護札の加護や自ら張った防護結界によって幾重にもその身を保護している。
だが、巨大な理力を集め制御する翼は剥き出しで外気に触れている必要があり、
防護を施すことができない。そこを魔の瘴気で焼かれたのだ。
その苦痛は、傷口から抉った内臓に、直接塩を刷り込まれるに等しい。
制御を失ったシルフェールの力が霧散し一気に均衡が崩れた。
異形の拳が剣を打ち砕き、結界を貫いて、鳩尾に叩き込まれる。
「ぐッ、はぁッ!!」
824/4:2006/08/20(日) 21:10:39 ID:UfMmdHvU
物理的な打撃は大したダメージにならなかった。
だが、同時に打ち込まれた黒魔法の一撃が腹を貫き、
彼女の魔力中枢を打ち抜いていた。
その衝撃波が体中に伝播し、魔力や理力を司る神経組織を
末端に至るまで切り裂いていく。
「あ、うぅ、、、」
シルフェールは悲鳴すらまともにあげることが出来ない。
彼女は、水が零れ落ちるようにして全身から力が抜けていくのを、
ただ自覚するしかなかった。
結界を保つ魔法陣が音を立てるようにして崩壊し、
魔法甲冑も理力を失いただの鉄の鎧と化してしまう。
守りを失った素肌が瘴気にあてられると、
ついに手足までが麻痺して立つことすら出来なくなった。
シルフェールは敗北の現実を受け入れる時間さえ与えられず、
異形の前に倒れ落ちていった。



(とりあえず、ここまで)
83名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 16:54:12 ID:en5Yhpx3
エロがないのに期待してしまう
84名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 08:16:26 ID:lrO6Saqf
それが触手クオリティ
85名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:28:13 ID:kKuxbxMU
>>78
おおお708氏が!もう来てくれないのかと思ったよ!
新作をwktkして待ってますので頼みますぞ!
プレッシャーをかける気はないですが、期待してます。
その前にレイプねた読んできます!
86ふんどしさん:2006/08/25(金) 02:17:12 ID:UKecl9uE
前のssの続編を投下するよ〜
87『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:17:47 ID:UKecl9uE
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
部屋の中でビデオテープが流されている。
隠しカメラでとったきたものだ。画質は悪い。

部屋には誰もいない。
もみあいがあったように散乱していた。気のせいか血痕らしきものも見える。
しばらくするとビデオの再生が終わった。

ガチャリ。

巻き戻しが始まった。映像は延々とリピートされていた。

ガチャリ。

最初まで巻き戻り、そして再生が始まった……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[1]

映像は固定されたまま薄暗い部屋を映していた。
部屋の置くにはひび割れた窓がある。
ガラスの向こう側は闇、夜のようだ。激しい雨が降っている様子が見て取れる。

そして中央に人間が3人いた。
女が二人、男が一人。

女の一人は壁を背にして座り込んでいた。
胸元がV字型に大きく開いた半袖のTシャツに
下着が見えそうなくらいの青いマイクロミニという格好である。
肩まで伸びている長い栗色髪がすらりとした顔立ちと良く似合っていた。
今にも布の少ない服からこぼれだしそうな肉感的な体であった。
いかにもタチの悪い連中と遊んでいそうな女である。
20代前半、いや大人びて見えはするが10代後半かもしれない。

その若い娘が、顔を青ざめさせて全身をガクガクと震わせていた。

もう一人の女は若い娘と向き合って、
つまりこちらに背を向けて突っ立っていた。
全裸であった。
やはりそれなりに若い体つきではあるが、異様に青白い肌をしており、
全身が粘度の高い液体で濡れそぼっている。
なにより、

体中から肌を突き破って直径5ミリほどの細い触手が無数に生えていた。

そして男は。体育会系のがっちりした体の男は、
その『化け物』の左手におかしな方向に捻じ曲がった首を掴まれ、引きずられていた。

化け物は男の死体をどさりと床に投げ捨てた。
そしてズルリと一歩踏み出した。そしてまた一歩。
娘は口をパクパクさせているが声が出ていなかった。
そして化け物に両肩を捕まえられ、初めて娘の悲鳴が部屋の中に響き渡った。

「いやああああああ!!」
88『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:18:25 ID:UKecl9uE
[2]

女は化け物の手を振りほどこうとした。
半ば見えてしまっている素晴らしく大きな胸がブルブルと左右に揺れた。
怪物は無言で、たっぷりとしたその震える肉に指を食い込ませる。
「ばけものぉぉぉ――――っっ!?」
女の声には一向に構わず、化け物は体を摺り寄せてゆく。
「ひぃっ!? 冷たいっ!」
女の悲鳴と共にびくりと体を硬直させる。そしてそのまま
どさり。と二人もつれて床に倒れこんだ。

そこで初めて化け物の顔が映像に映し出された。

非常な美人ではあるが、恐ろしいくらいに無表情な顔は痩せこけ、目が白く濁っていた。
「ひぃぃぃぃぃ!!」
娘が悲鳴を上げ続けていたが、その柔らかく震える体はそのような状況にお構いなく
『ぎりぎり太りすぎていない』淫らな女の体を雄弁に語っていた。

それを眺めた化け物の眉が一瞬動いたように見えたのは気のせいだろうか。

化け物は体を絡ませると、若い女の柔肌を楽しむかのように愛撫しはじめた。
「……っ!?」
なにかを察したのか、女はミニスカートから伸びる白い太ももをギュッと締めた。
だがその情欲が形となったような体では逆に妙に艶のある仕草でしかない。
「いやあっ! いやあぁぁぁ――――――っ!!…」
体に触れる氷の肌と触手の薄気味悪さに娘は涙を浮かべていた。

ぴちゃ…ぴちゃ…

化け物の体を覆う液体に彼女の体は濡れてゆく。
ぴちゃ…ぴちゃ…
服と同じようにやはり布の少ないブラジャーが透けて見えはじめていた。
いや、
「服が…っ!? …っいやぁぁぁっ!!?」
服が溶けはじめていた。見る見るうちに穴が開いてゆく。
「いやああああぁ! たすけてぇぇぇ――――っ!!」
ぴちゃ…ぴちゃ…
「気持ち悪い…っ! ひぃぃぃ――――っ!!」
ぴちゃ…ぴちゃ…
彼女はまるで蝋人形のようになってゆく。

そして

………………ハア…ッ。

熱い吐息が小さな口から漏れ出したことに彼女自身が驚いていた。
「…………あ?…あ? …なに…?」
なにが起こったのかわからないようであった。
わからないまま彼女の大きな丸い瞳も

蝋人形のように淀みはじめていた……
89『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:19:19 ID:UKecl9uE
[3]

ぴちゃ…ぴちゃ…

「あ、ああ…いや…いやぁ……」
力が入らないようであった。
「…そんな…あ、私?…ああ…」
つぶやきながら力なく頭を横に振る女。
声にははっきりと甘い調子が混じりはじめていた。
怪物は床にこぼれだした体液を掬い取り、ローションのように彼女の細い胴に塗りつけた。
「はぁう!?」
ビクンとする娘。

化け物を覆う液体は触れるもの全てを溶かしてしまう作用があった。

ぴちゃ…ぴちゃ…
化け物は娘の体からふくよかに突き出た二つの丸い丘をこね回す。
「んくっ!?」
ほんの軽い仰け反りだった。
が、溶けて脆くなったシャツとブラジャーは耐え切れず、
ブツリと布が千切れ飛び、見事な形をした乳房がこぼれ出た。

「ぁうぅ! …はぁ、あぁぁ…」
娘は少しずつ、だが全てを溶かされてはじめていた。
服も、意思も、その艶やかな肌も。

露になった乳房の茶色の円の中心を指で擦りたてられる。
「…っぁっ!?」
そのまま丘の頂の円の中心で指をくねらされると
見る見るうちに小さな頂が現れ、娘はあっという間にあえぎだした。
「…っはぁ…あぁ…? …ぁぁっ!!」

そして液体に溶かされる度に、彼女の肉体にはとてつもない快楽が生み出されていた。

「あぁぁああああ――――っっ!!?」
腰に化け物の舌が這うと彼女は床の上で跳ねた。
ヌルリと氷のような舌でそのくびれを舐めあげると
出したくないはずの嬌声をあげながら彼女は官能に打ち震える。
「ああぁっ! ぁ! ぁああぁっ! そんな! …はぁぁ…わたし…そんなわけ……ああっ!?」
娘は身の毛がよだつ程に感じさせられていた。

耳を噛まれると体を突っ張らせて硬直させた。
「ひっ!?」
女はそれだけでイキそうになっていた。
「あ! あ!? だめ! だめっ!!」
耳の裏をちろちろと舐める。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、ああぁ! そこだめええぇぇ――――!!?」
ブルブルとそのしなやかな体が強張り、女は絶頂を迎えてしまった。
「あ!? あぅ! いや…やめてぇぇぇ…っ ああっ!」
とめどなくこぼれ落ちてしまうあえぎ声。
若い健康的な体は性感が次々と開花してゆくのを止めることはできなかった。
90『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:20:08 ID:UKecl9uE
[4]

化け物は体の細い触手達をも彼女の体に巻きつけはじめていた。

指よりも細い触手についている小さな小さな棘が肌を引っ掻くたびにむず痒く、
たまらない気持ちが注ぎ込まれてゆく。
「あああぁぁあ……っ!? はぁあ!?……いやぁ!…だ!…め…!」
体中を触手が這うだけではない。
片方の手で豊満な胸を揉みしだく。舌で耳を、背を、首筋を、いたぶり続ける。
「ひぃ!? んあぁっ!? 」
体液に濡れたふとももの間をぬるりと通り、化け物の指がいともたやすく奥に入り込んだ。
そして指の先から飛び出た触手を彼女の女芯に絡みつかせた。
経験したことのない奇妙な感覚に娘は悲鳴を上げた。
「あああぁぁっ!!?」

そのままその小さなひっかかりを絞り上げるように巻きしめる。
指の先を軽く震わせると女の敏感な肉芽が細かく上下に擦られ、腰が跳ねた。
「あっ!? いや…っ!? あ…!? はぁぁっ!!?」
どろりと彼女の奥から熱い蜜が溢れ、床に新たな染みを作ってゆく。
その間にも、若い女のかわいらしい悲鳴があっという間にうわずってゆく。
「やだ! んあぁっ!? ぁだめ! だめ! だめぇぇ!! んああぁぁあああ――――っ!!?」
再び体を強張らせ、娘はさらに高い絶頂を迎えてしまった。

身悶えながら娘はどんどん溶かされる。

体に染み入る液体は細胞一つ一つを侵し、そうして本能がむき出しになっていった。
もしかしたら隙を突いて逃げ出せたかもしれなかった。油断している怪物を跳ね除けて。
だが彼女の本性は。
抱いて、と豊満な肉体を男の前に晒し、犯して、としなやかに体をくねらせ誘う、その本性は。

悲しいことに『淫乱』であった。

彼女は否定したかもしれない。
だがその淫らないやらしい肉体は与えられる快感に悲しいほど反応し、歓喜の声と共に受け入れていった。
91『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:21:12 ID:UKecl9uE
[5]

グチュグチュクチュグチュクチュ……
淫靡な音が彼女自身の蜜でドロドロになっている股で鳴り響く。

化け物の指と触手が激しく踊り続けている。
「あ! あひぃぃぃぃ!?」
膣の中に指をもぐらせ、Gスポットを擦り、子宮口を触手でなぶり、
菊座の中を3本もの触手が蠢き、尿道にすら触手が侵入する。
程よく熟した女の肉体に未知の快楽を生み出していた。

怪物の手がわずかでも動くするたびに彼女は顎をそらし、全身をブルブルと震わせる。
「あ…ぁあ…っ…ゆるして…っ……ゆるしてぇぇ…っ」
なにを許して欲しいのだろう。恍惚とした顔で。股を大きく開き、自分で腰を前に突き出しているその狂態で。
「あ! あ! ぁ!…あはあああああぁぁっ!?」
ガクガクと果てる。燃え盛る情欲はとどまることを知らない。
「あ…あ! あ! あっ! あん! あんっ! あはぁぁぁんっっ!?」
何度も何度もイき続ける彼女の足が横に転がっている男の死体を蹴り飛ばした。
だが、まるで気にしてはいない。
いつの間にか、怪物は自分の股と女の股を擦り合わせ、上下に振りはじめていた。
グッチュグッチュ
「あああっ!?」
グッチュグッチュグッチュグッチュ
その牝は、すぐに動きをあわせて腰を振りたくりはじめた。
「……いい…! ああ……ああっ! あぁっ! 気持ちいい! ものすごく気持ちいいっ!!」
「んあぁ…っ! 溶けそう…っ! よすぎて溶けそうぅっ! …ああぁあっ! わたし…っ溶けちゃうううぅぅ――――っ!!」
彼女は汗と体液でびしょ濡れになった体を跳ねさせた。
「き、気持ちいいのっ!! すごい気持ちいの!! なんで!? うそ……うそよ…わたしそんな…ああ…っ!?
 こんな怪物に犯されて…っ!? どうしてこんなに気持ちいいのぉぉぉ――――っ!?」

それは溶けて消えてゆく最後の理性の叫びであった。
92『継ぐ』:2006/08/25(金) 02:22:32 ID:UKecl9uE
[6]

若い女があられもなく悶えていた。
グチュッグチュクチュッ
「ああ! きもちいい! きもちいのぉぉ?!」
グチュッグチュクチュッ
「いや……ぁ! いやいいやいやぁぁぁああ!?…あぅっ!…あぅんっ!!」
卑猥な声をあげながら。
大脳は既に溶けてしまっている。もう彼女はなにも考えられない肉人形。
ただ本能を司る小脳だけが強く刺激され、どこまでも快感を求め果て続ける、若くて健康的な長持ちする肉体。

そして突然化け物が体を震わせ、動かなくなった。
触手達がいっそう激しく蠢き、娘はさらに喜び、あえぐ。

やがて化け物の膣からドクドクと脈打つ器官のような塊が這い出てきた。

そして、それはそのまま女の、
化け物が動かなくなったことに気がつかずに壷合わせで腰を振っている彼女の膣に侵入しはじめた。
娘は違和感にわずかに顔を曇らせたが、次の瞬間、無数の触手が中でのたくる感覚にひときわ甲高い嬌声を上げた。
振り乱れる腰の中にズルリズルリと入っていくその塊を女はさらに大きな甘い声を出し喜びながら迎え入れる。
そして、塊が全て中に入りきったとき、彼女は雷に打たれたように体を震わせ、
その場に崩れ落ちてしまったのである。

しばらくして、彼女は目を覚まし立ち上がった。

表情のない顔。
横に倒れている『怪物であったはずの干からびた死体』を興味なく見つめると
やがて彼女は足を引きずるようにして立ち去っていった。
体中から粘液を滴らせながら。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
部屋の中でビデオテープが流されている。
しばらくするとビデオの再生が終わった。

そして手が伸び、ビデオテープが取り出された。

「ふうー、まさか『継ぎ』の儀式を盗み撮られるとはねえ。
 いやいや! ご安心下さい触手様! 私めがちゃーんと処分しておきました。
 もう大丈夫。そう、全て私に任せていただいて大丈夫でございます!
 無事あなたの子を育て上げて見せましょう!
 ああ、なんと言う喜び!! え? それよりも次の生贄? お任せ下さい、次はとびっきりの日仏ハーフを…
 アヒャヒャヒャヒャヒャ!!」


あるフリーカメラマンの変死体が見つかったのは数日後のことである。
犯人はいまだ捕まっていない……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
[終わり]
93名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:47:19 ID:+SbtY2Bw
いいよいいよGJ!
子供が出来たと言う事で更に続編を期待してます。
94名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 04:02:06 ID:TR8tHbuk
うひー 触手が体内に移り住む描写がエロス!!
95名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 10:08:15 ID:0um4IA6x
次はとびっきりの日仏ハーフを…
96名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 04:11:05 ID:r6cB9jY5
しかしこの手の触手を神みたいに崇める人間の心理ってわかる?
俺は少しだけ想像出来るんだが・・・・・
97名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 09:00:49 ID:jK5TTIJB
多分寂しい人間・・・?
98名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 11:49:55 ID:lmK7EvUl
>>96
つ新興宗教
99名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 12:13:47 ID:BafF3IfL
祭り上げる一族で小さい頃からそういう教育してればいけるんでね

異本的に田舎じゃ結構特殊な神様祀ってるの多いぜ?(ど田舎じゃないとあんまり見つからんがな)
100名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 12:31:40 ID:wp0e17fJ
ど田舎だけど特殊な神様ってあんまないなあ・・・。最近まで土葬してた地域なんだけど。
あったら面白かったな。ちょっと残念だ。
101名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 12:56:31 ID:quy0SzaT
>>100が特殊だとおもってないだけだったりして。
102名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 14:21:59 ID:8+eSuBHg
【顔のない月】では、”特殊な神様”を祀ってたな。
触手じゃなかったけど。
10382の続き 1/5:2006/08/27(日) 23:26:54 ID:UIklm/OU
静寂を取り戻した広間にむせ返る様な瘴気が満ち、
敗北感に打ちのめされる体を激しく咳き込ませる。
シルフェールの両手は、広間に並ぶ柱の一つに括られ、
頭上高くに吊り上げられていた。
その手首に巻かれた鎖は踵が浮く程の長さに調整され、
身をよじることもできない。
自由を奪われ、魔力を失って抵抗力をなくした体に、
麻痺作用を持つ瘴気が染み渡っていく。
「く、早く止めを刺しなさい。」
だが眼前に立つ影にそれに応えるそぶりは見られない。
戦いにおいてシルフェールを圧倒した異形の化け物は、
それ以上戦闘を続けようとはせず、
ただ捕えた彼女の体に繰り返し瘴気を浴びせかけていた。
吐き出された淡いピンクの霧は、剥き出しの肌はもとより、
甲冑の下にまで潜りこんで全身を余すところ無く包み込んでいく。
10482の続き 2/5:2006/08/27(日) 23:27:35 ID:UIklm/OU
「ん、くぅ、、」
体の隅々に至るまで瘴気の毒にさらされて、
シルフェールの白い翼がわなないた。
「あぅ、、はぁ!」
思わず挙げた声は悲鳴になりきらない。瘴気の霧は、肌に触れると液体へと
変質し、粘性を持ってベットリと付着してくる。
そうやって全身くまなく張り付いた粘液が、
肌を焼いて耐え難い疼きとともに神経を敏感にさせていく。
「は、、早く止めを、、んぁっ、」
シルフェールも、もはや異形の目的が自分の打倒では無い事ぐらい察していた。
その懸念に応えるように、
ごつごつした腕が腰にまわされ、鎧の下に秘められた女体の丸みをあぶりだすかのように
撫で回わしてくる。さらに異形の手は上下に別れ、片方の手は尻の丸みへ向かって伸び、
もう一方は背筋に沿いながら這い上がって翼の付け根を鷲づかみにしてくる。
グンと力を込めた腕に抱き寄せられると、生気のない異形の顔が眼前に迫った。
10582の続き 3/5:2006/08/27(日) 23:28:05 ID:UIklm/OU
「そ、その汚らわしい手を離しなさい!」
彼女は相手の不気味な形相に怯むことなく、にらみつけるようにして言い放った。
だが、それがむなしい抵抗に過ぎないことはわかっていた。両腕を鎖の拘束具で封じられ、
腹に打ち込まれた黒魔術のせいで魔力が戻る気配も一向に無い。いかな神聖理力を極めた
神官騎士でも、この状況では成す術があろうはずが無い。
そんな彼女の境遇をあざ笑うかのように異形の指がスカートの止め具にかけられる。
「な、そんな事、、や、やめなさい、、、はぁ、いや!!」
衣服が触れるだけで感じてしまいそうなほど全身が敏感になっているのに、
いざ動かそうとすると手足にまったく力が入らない。
異形は、シルフェールの抵抗を赤子をあやすかの様にやすやすと退け、
腰から甲冑をはずしベルトを抜き、そして止め具にかけた指に力を入れる。
軽い金属音が弾けるとあっけないほど簡単に、支えを失ったロングスカートが
足元に落ちていった。
10682の続き 4/5:2006/08/27(日) 23:28:37 ID:UIklm/OU
「くぅん、、」
あらわになった白い脚線が羞恥に震えている。その付け根には、
逆三角形をした黒光りする金属が張り付いていた。
それは貞操防御の呪文を施した護符で、
シルフェールの女を守るまさに最後の砦であった。
だが、術者である本人が魔力を失った今ではただの貞操帯に等しい。
異形の指は何の苦労も無くその止め具までを外してしまう。
「くっ!」
ここに至って強がっていたシルフェールの瞳にも恐怖の色が浮かぶ。
だが、異形はそれを脱がすのではなく、反対に一段きつい止め穴を使って、
彼女の股間に縛り付けてしまう。
「はあぁ!!、き、きつい、、」
一瞬、シルフェールは何をされたか理解できなかった。
硬い金属がTバック状に尻に食い込み、ハイレグ状態の前面からは
下に着けたシルクの下着がはみ出してくる。しかも、薄手の下着の上には
搾り出された性器の形がはっきりと浮かび上がっていた。
10782の続き 5/5:2006/08/27(日) 23:29:07 ID:UIklm/OU
「やめなさい、、こ、こんな事は、、」
事態を理解するにつれて、考えもしなかった羞恥にさらされ、
強がる声から余裕が消えていく。
もちろんシルフェールにしても、戦いに身をおく者としての最悪の覚悟は
いつも持っていた。
だが、神官騎士などというある意味で純粋培養された者が
想定する事態など、たかが知れていたのだ。
異形によって与えられた変態的な辱めは
彼女の想像をはるかに超えるものであった。
動揺した頬が紅潮し、目の端にはわずかに涙の雫が浮かんでいる。
しかも、より不幸だったのは、
シルフェール自身の精神の奥底にその異常な責めを
望むような性癖が秘められていた事だった。
本来なら本人にすら自覚されることなく一生を終えるはずだったそれが、
今まさに目を覚まし始める。
足元にかがみこんだ異形によって視姦されるシルフェールの股間から、
瘴気の粘液とは別の液体が滴り始めていた。
108名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 03:11:39 ID:vHrtkQ6t
うちの地元じゃ男根かついでまんこのとこまで運ぶ祭があったぜ
109名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 12:05:56 ID:vHrtkQ6t
そしてグッジョブ!
110名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 11:56:41 ID:kOTuKikW
化け物や妖怪に快楽漬けにされたり好きになってしまった女や巫女さんとかもさ
年をとって醜くなったら捨てられるのかな
人間だから仕方ないが少し複雑な気分
111名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 13:03:47 ID:1JzbURQ0
>>110 個人的には、
怪物達が『おもちゃ』で永く楽しめるように
何らかの秘薬を投与したり肉体改造(?)を施したり、
バンパイヤのごとく体液交換によって自分達の仲間に取り込んだりして、
一定以上の加齢をしないようにするんではなかろうか、と思ってみる。

しかし和姦結婚の場合は、老いても変わらずラブラブで、人間側が寿命を全うするまで見届けてほしい。
で、遺体は相方の腹に収まり血肉になって共に生き続ける、とか。

そんな乙女な願望。
112名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:03:10 ID:6xUAyfwq
「はっ!!」

気合と共に手にする炎の神剣 炎雷覇から金色の火球が放たれる。
凄まじい浄化の炎を宿した金の炎は向かい来る影を焼き尽くし突き抜けた。

「ふん! 見なさい軽いものよ」

この世の理を乱す妖魔や悪霊を浄化、滅殺する使命を帯びた精霊術師。
その中でも最強の攻撃力を有する炎術師・・・・それが少女 神凪 綾乃の正体だった。

見た目まだ16,7の少女。
栗色の髪を腰まで伸ばし、すらりとした四肢と女性としてまだ完熟はしていないとは言え充分に整ったプロポーションを学生服で包んでいる。
目鼻立ちも整い、そのやや強すぎる嫌いはあるものの鋭く強い意思を宿した瞳。

なによりその身体から立ち上る曇りも穢れも知らぬ眩いばかりの朱金の霊気が、霊視力など無い一般人にとってさえ、少女の魅力を引き立てていた。

「ふん! 見なさい! 和麻なんていなくたってこのくらいの退魔、私だけで出来るんだから・・・・」
『・・・・・ほう、なかなか大したものだ』

不意に背後から声が沸く。
なんの気配もなかったはずの背後の空間を慌てて睨みすえる。
ソコに立つ黒衣の男

(いつのまに・・・・?)

ココまで接近を許すなど恥以外の何者でもない。

「何者?」

警戒を強めながら私はれきしを青眼に構える。
判っている、アレは人ではない。
あのような強い瘴気を放つ存在が人であるはずがない・・・・

『我が名はダミヤン・・・・』
黒衣の男が血のように赤く光る目を見開き答える。
その口に覗く鋭い犬歯・・・・

「貴方・・・・吸血鬼(ヴァンパイア)ね・・・・」

夜の眷属、不死者・・・様々な異名を持つ妖魔の中でも最も力を持つ者の一つ

(・・・・どういうこと?)

私はココには簡単な雑霊退治の依頼できた。
そこに吸血鬼(ヴァンパイア)の様な大物妖魔が出てくるなんて・・・・

『我がココに汝を招いたのだよ、炎の姫巫女・・・・』
「・・・・なんですって?」

ニイッ・・・・と、男が笑う。
その禍々しい笑みに綾乃の本能が背筋に冷たいものを走らせる。

「・・・・どういう意味よ?」
『ククク・・・・我ら夜の貴族が美しい処女を招く理由など簡単に想像が出来るだろう?』

ゾッとした・・・・

「私の血を飲むつもり・・・・?」

首筋に手を当てる・・・・いや、もしかして・・・・
113名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:05:51 ID:6xUAyfwq
さらにおぞましい想像が私の脳裏に浮かんだ。

『美しき姫巫女よ・・・・汝を我が花嫁に迎えたい・・・・』

吸血鬼(ヴァンパイア)は気に入った異性に特殊な儀式で血を飲み、血を与える事で自分の眷属に迎える・・・・すなわち吸血鬼の花嫁にする・・・・

「な!! ふ、ふざけないで!」

激昂した魔を祓うべき神凪の直系、神宝 炎雷覇の継承者である私が妖魔の花嫁になんて・・・・
猛る感情をそのままに黄金の火球と化して目の前の男に叩きつける。
衝撃と爆光
黄金の火柱が男を包み込んだ。

「ふん、口ほどにも無いわね」

炎雷覇を振り祓う。
だが、途端に金の炎が霧散した。

「なっ!?」
『たいした力だ、さすがは神凪の姫巫女・・・・だが、まだ未熟だな』

そこから黒衣に焼け焦げひとつ見当たらない無傷の男が現れる。

『その程度の炎では我を浄化する事は叶わぬ』
「な、なら」

再び炎雷覇を振りかぶる私の目の前に男が一瞬で間合いを詰めて、炎雷覇を握る私の手を止めた。

『乱暴な巫女だ』
「くっ、は、離しなさい!!」

全身から金の炎を吹き上げる。
並みの妖魔や霊なら一瞬で塵に変える浄化の炎に炙られながら男は薄ら笑いを浮かべる。

『微温(ぬるい)いな・・・・だが正直、気に障る炎なので退散願おうか』

男が指を鳴らすと私の全身を覆う炎が一瞬で掻き消えた。

「え・・・・?」

それどころか、周囲の炎の精霊の気配が一瞬で無くなる。

「こ、これって・・・・」
『邪魔な精霊どもには退散願った・・・・さあ我が花嫁よ』

男の指が私の顎を持ち上げその赤い視線が私の目を見据える。

「だ、誰が貴方の花嫁になんか・・・・っ」

赤い眼光が輝きを増し、その禍々しい光が私の目を貫いた。
全身が震える。か、身体に力が・・・・

「な、なにを・・・」
『フフフ、我が邪眼を受けてなお身体の自由を奪うに留まるか・・・・まあ良い』

男が手を広げ、黒衣のマントがその裏生地である血の様な赤い面を見せ、そのマントで動けない私を包み込む。

『さあ、我が屋敷に案内しよう・・・・炎の姫巫女』

私の視界は暗転した。
114名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:07:50 ID:6xUAyfwq
「・・・・ここは・・・・」

私は天蓋付きの豪奢なベットの上で眼を覚ました。
周りを見回すと部屋の調度品など全て特級品で飾られた一室であることがわかる。

『眼を覚ましたかな?』

部屋の中央のテーブルに黒衣の男が腰掛けている。
そのテーブルの中央に置かれているワイングラスを満たす真紅の液体。

とっさに首筋に手を当てる・・・・ソコには何処にも噛まれた形跡は無かった。

『ククク・・・・心配せずとも眠り姫の血を頂くほど無粋ではない。巫女が眼を覚ますまで待っていただけだ・・・・』

男が席を立ち近づいてくる。

「くっ・・・・」

慌てて立ち上がり、とっさに炎雷覇を構えようとするが・・・・反応が無い?

「そ、そんなっ!?」
『無駄だよ。ココでは君は炎の力もあの忌まわしき神剣を呼び出すことも出来ない』

驚愕に固まる私のすぐ耳元で囁かれる声。

「!!」

一瞬で振り向き気を込めた肘を鳩尾に叩き込み、同時に回し蹴りを延髄に叩き込んだ。

『ふふふ、活きの良い娘だ』

まるで硬いゴムの塊を殴っているかのような反動・・・・

「くっ・・・・」

後ずさる私の前で再びマントが広がる・・・・飛び退こうとするがあっさりと包み込まれ、その胸に掻き抱かれる。

「くっ、は、離しなさい・・・・」

密着されながらも掌を叩き込み、膝で金的を蹴り上げる・・・・まるで効かない。

『ふははは、とんだじゃじゃ馬だ・・・・』

万力の様な力で身体が締め上げられる。

「あっ・・・・くうっ・・・・」

首筋に当たる吐息・・・・ペロリと男の舌がソコを舐めあげる。
ゾワリと奔るおぞましさ。

「や、止め・・・・」
『でわ、姫巫女の血を頂こう』

そして、その牙がもがく私の喉元に突き立てられた。

「あっ!!」

身体が跳ねる。
牙が私の中に潜り込むおぞましい感触、プツッとなにかが噛み切られる感触と共に牙が頚動脈に沈む。
115名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:09:20 ID:6xUAyfwq
「うっ・・・・くっ・・・・や、やめ・・・・」

動脈が破られたというのに、出血量は意外なほどに少ないのか、静かに湧き出る鮮血を男は嬉しそうに喉を鳴らして飲んでいた。

身体の力が血と共に吸い出されていく。
男が喉を鳴らすごとに全身の力が抜けていく・・・・ただの脱力感ではなく、私の力の源泉、霊力の類まで啜られている感触。

「はぁっ・・・・・あぁ・・・・・」

しかも牙を突き立てられている場所からじわじわと不思議な痺れが湧き上がり、全身に広がっていく・・・・

チュルルルル・・・・

「あん・・・・くうっ・・・・だ・・・・め・・・・」

おぞましい魔に血を啜られていると言うのに徐々に身体を支配し始める快美感に血を失っていく事も手伝い、頭がぼうっとなっていく。

『はぁ・・・・・なんと言う甘露・・・・』

男はようやく私の喉から口を離し恍惚とした表情でおぞましい言葉を吐き出す。

「はうっ!」

ペロリと喉の牙の後を舐められ、走った電流に全身が震える。

「このっ・・・・よくも・・・・」
『ほう・・・・さすがにただ一度の吸血では心は支配できぬか・・・・』

おぞましい吸血行為を体験させられ、全身を襲う虚脱感に抵抗も出来ず、吸血鬼に抱きすくめられたまま、ただただ憎い男を睨みつける。

『ふふふ、その血の味そして中に内包される凄まじい力・・・まったく素晴らしいぞ神凪の姫巫女』
「あんたなんかに褒められても嬉しくなんか無い!」
『ふふふ、その気の強さも気に入った・・・・ますますお前が欲しくなったぞ・・・・』

マントに包まれ、男の胸の中で抵抗も出来ないが絶対にこの男はわたしが殺す・・・・

『しかし心は無理でもしかし身体の方はどうかな?』
「・・・・え?」

吸血鬼の赤い魔眼が輝きを放つ。

ズクン・・・・

「あっ!」

鼓動が跳ねた。

「な、なに・・・・?何を・・・した・・・の?」
『時期に判る』

鼓動がどんどん早くなり、全身が火が灯ったかのように熱い。
呼気が荒くなり、さらに全身に力が入らず男の腕に縋りつく、熱い吐息が漏れる。
男の手が私の背骨の上をなぞる様に這い、撫でる。
ゾクゾクと感じたことの無い震えが走る・・・・

「はぁ・・・・はぁ・・・・い、いったい・・・・ああっ・・・・」

たどり着いたお尻を撫でられた。

「あうっ・・・・!」
116名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:09:54 ID:6xUAyfwq
走る電流に全身が震える。

『ふふふ、敏感な事だ・・・・』
「ま、まさか・・・・あんた・・・・はぁ・・・・」

お尻がゆっくりと学生服のスカートの上から撫でられる。
乱暴ではない優しいタッチその度にゾクゾクと背筋を駆け上がる快美感・・・・

「こ、このっ! ひ、卑怯者・・・・あっ、あ、あぁ・・・・」

甘い声が抑えられない、熱い吐息が収まらない。
お尻が優しく撫でられ、揉まれ、空いた手が私の頭を胸に押し付け、髪を撫でる。

『お前を手に入れるためならば卑怯者の汚名もあえて受けよう・・・・さぁ感じるが良い』
「あ・・・・はぁ・・・・や、やめ・・・・ううんっ・・・・」

徐々に高まっていく身体を必死に抑え様と歯を食い縛り、男の衣服をきつく握り締める。
撫でられるお尻、湧き上がる快楽・・・

『フフフ、我慢強いな・・・・・』

男が力の入らない私の身体を横抱き・・・・お姫様抱っこにするとベッドまで運ぶ。

「ま、まさか・・・・」
『何を驚く・・・・今宵はお前と私の結婚式・・・・お前を我が花嫁にする前に少し味見をせねばな』

渾身の力を込めて暴れるが弛緩した身体に力が入らない。
男がベットに腰掛け自分の足の間に私を座らせる。

「は、離せっ・・・・」

ふらつく足で逃れようとするが背後から抱きすくめられ、両足が男の足に絡め取られた。
再び喉につきたてられる牙

「あうっ!・・・・くぅ・・・・」

チュルチュルチュル

啜られる血、抜けていく体力と霊力、失われる抵抗力、萎える気力、その度に走る甘い電流・・・・

「あっ、ああっ・・・・・だ、だめぇ・・・・はあっ・・・・」

切ない吐息が止められない。
男の手が制服の上から胸を優しく揉みしだき始める。

「き、気安くさ、触るな・・・・へ、変態・・・・うっ・・・・」

男の手を押さえるが力が入らない、動きを止められない。
やわやわと揉まれ、撫でられ、決して乱暴にしないその愛撫に怪しい術で高められた身体はあっという間に反応を返し始めた。

おぞましいはずなのに、汚らわしい妖魔に嬲られていると言うのに・・・・湧き上がる快美感を否定できない。

「やめ・・・・なさ・・・・い・・・・あっ、ああっ」
『肉の悦びに素直になればいい、お前の身体を理性のくびきから解放してやればいい』

喉元から口を離し、耳元で囁く男・・・・熱い吐息が耳をくすぐる。

「だ、誰が・・・・ううんっ、そ、そこだめぇ・・・・」

耳が甘噛みされ、耳穴に吐息が吹き込まれる。
117名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:10:39 ID:6xUAyfwq
「ほほう、神凪の姫巫女は耳が弱いのか・・・・可愛い奴だ」

体温を感じさせない舌がチロチロと耳たぶを奥に向かってゆっくりとなぞる。
細く尖った舌が耳の穴の中をゆっくりと入り込み・・・・くすぐりながら出入りする。

走る甘い電流、迸る快美感、耳が・・・・耳が・・・・こんなに・・・・あ、あぁ・・・・

「はぁ、はぁ・・・・」

男の手が制服のリボンをほどき、ブレザーを下げ、Yシャツのボタンが外され、胸元が開かれる。
露になる肌・・・・純白のお気に入りのブラに包まれた胸が男の視線に曝された。

『美しい胸だが・・・・これは邪魔だな』

爪がブラのフロントホックに掛けられ、パチン・・・・外される。
弾ける様にブラを押しのけ私の旨がその下から顔を覗かせ、羞恥に染まった顔を背けた。
両脇に垂れ下がるブラをそのままに、男の手は再び私の胸に重ねられた。

高鳴る鼓動、震える足・・・・い、いや・・・・違うの・・・・わ、私期待してなんか・・・

「ああうっ!!」

頭が仰け反る。
衣服の上からの刺激とは段違いの責めに身体が震える。
肌の上を這う手が、胸の膨らみ上をやんわりと揉む指が、胸の尖りをくすぐる手掌が・・・・あぁ

「はぁ・・・・あっ、ああ・・・・はあっ・・・・」

男に絡み取られた足をいつの間にかモジモジと擦り合わしている。
切ない・・・・切ないよ・・・・はぁ・・・・

『ふふふ、どうした? 炎の姫巫女よ?』

こ、こいつ・・・・わかっている癖に・・・・で、でも・・・

「ああっ!」

そっとスカートの上から男の指がソコを押さえられた。
迸る快美感が背筋を駆けぬけ、脳を直撃する。
男の胸の中で大きく身を仰け反らせた。

『うん? どうした・・・・?』

ニヤニヤと笑う顔、赤い魔眼が私を覗きこむ。

「な、なんでも・・・・あうんっ」

再びスカートの上から押される、反論の言葉が甘い嬌声に変えられてしまう。

「ひ、卑怯・・・・はあっ・・・・だ、だめ・・・・ううん・・・・や、やめてぇ・・・・あ、あああっ!」

侮蔑の言葉も拒絶の言葉もソコを優しく押されるだけで喘ぎ声に変えられる。
背筋を駆け抜ける甘美な電流、足の間から湧き上がる壮絶な快美感、全身を支配する快楽に抗えない。

ドサリ・・・・男が腕を離し、ベットに仰向けに倒れこむ

紺のブレザーは半分以上脱がされ、Yシャツは肌蹴られ、ブラは脇の横に垂れ下がっている。
隠すものの無い胸は汗に濡れ、荒い息に上下し、光を反射して煌く。
男が覆いかぶさってきた・・・・
118名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:11:38 ID:6xUAyfwq
「んっ・・・・!」

胸を吸われた。
胸に走る甘く切ない電流に声が上がる。

チュッパチュッパ・・・・

響く唾音・・・・甘噛みされ、全身が震える。

『さて・・・・』

男の声と共に不意に胸の頂に走る痺れが鋭い痛みに変わる・・・・身体が跳ねた。

「な、なにを!?」

敏感な部分に突き立てられた牙に身体が痛みに爆ぜた・・・・ま、まさか?

チュルルル

「うああああっ!!」

桜色の尖りから走る壮絶な吸引感・・・・

「だ、だめぇーーーーーー!!」

痛みが甘い疼きに変わり、疼きが壮絶な快楽に変わるのに10秒とかからなかった。
男の髪を掴み必死に引き離そうとする・・・・が、迸る快楽・・・・堪らず男の髪を縋るように握る。

「こ、こんなの・・・・こんなの・・・・・ああああーーーーーっ!!」

男の口に、胸を押し付けるかのように身体が反り返り、頭を引き離すはずの両手は、まるで愛しい我が子を掻き抱くかのように頭を抱きしめてしまう。

チュルルルチュルルル・・・・

「す、吸われる・・・・胸、胸が吸われ・・・・ちゃう・・・・はあぁっ!!」

まるで母乳を吸われているかのような錯覚・・・・に脳が痺れる。
女性の象徴、愛する我が子を産み、育てて行く大事な場所、授乳という神聖な行為が穢され、堕とされていくかの様な錯覚に陥った。

鮮烈な快美の火花が眼瞼の上で何度も弾け、胸が喘ぎに波打ち、切ない疼きに腰が揺れる。

「だ、だめっ・・・・だめ・・・・・はあっ」

胸を走る壮絶な快楽・・・・放置される下半身が疼き、両足を閉じ合わせてもじもじと擦り合わせるが、そんなものではこの切ないまでの焦燥感が収まるわけも無くむしろ高まってさえ行った。

「あっ・・・・」

牙が抜かれ離れた・・・・不意に消えうせる吸悦。
声が漏れる・・・・まるで別れを惜しむかのように切なげに牙を見つめる・・・・

『なんだ?・・・・もっと吸って欲しかったのか?』

くくく
男の嘲笑が響く。
血の様に赤い眼が私の心の奥底の欲望を見透かすかのように目を覗き込む。

「くっ・・・・」

羞恥に頬を染め、視線を逸らす。
119名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:12:35 ID:6xUAyfwq
(わ、わたし・・・・何を・・・・・)

どんなに誤魔化しても私がこの男の責めに屈服し、はしたなく悶え、喘ぎ、最後は、あんなまるで自ら求めるかのような真似をして・・・・

もっと、吸って欲しい・・・・

あの時心の中に響いた浅ましい声に魂の底から震えた。

『ふふふ、ならばご要望に沿ってあげようかな?』
「はぁ・・・・はぁ・・・・え?」

そして・・・・

反対の胸も同様に吸われ、私は歓喜の叫びをあげた。




無限とも思える時間が過ぎ・・・・ようやく解放された・・・・男の頭が離れ、ソレを掻き抱いていた手が力なくすり抜けベットの上に落ちる。

「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

涙で霞む眼がベットの天蓋をぼんやりと眺める。
頭は快楽で痺れ何も考えられない、全身は弛緩し、四肢は力なくベットの上に投げ出されていた。
乱れる息に上下する胸の頂は男の唾液に濡れ光り、桜色の尖りは男の牙の跡を残したまま硬くなり、ツンと天を向いている。

『どうだ?人外の快楽の味は?』

血のように赤い眼が私の眼を見据える。

「・・・・悔しい・・・・」

顔を背ける・・・・目の端から涙が零れ落ち純白のベットのシーツを濡らした。

『ふふふ、神凪の炎の御子もこうなれば可愛いものだな・・・・』

男の指がスカートのホックに掛かり外される。
緩んだスカートを脱がさずにそのまま両手がスカートの中に潜り込み・・・・下着がゆっくりと脱がされ降ろされていく・・・・足を必死で閉じて抵抗するが、簡単に膝が割られた

既に私の下着は右足のソックスの上に丸められたまま引っかかっていた。

力の入らない膝を割り、男の顔がスカートの中を覗き込む・・・・くっ・・・・
何をされているか・・・・ソレを解っているのに止める事も今の私には出来ない。

そのままスカートの中に顔を突っ込み、あそこに鼻を押し当てた。
慌てて両手で頭を押しのけようとする。

「な、なにを・・・・」
『良い香りだ。甘く濡れた女(メス)の香り・・・・』
「い、いや・・・・言うな・・・・」

羞恥に顔が赤らむ。
見なくても解る・・・・右足に丸まる下着の冷たく濡れた感触・・・・
快楽に屈した、私の中の女が男を求めた・・・・証

ペロリ・・・
「あっ!!」

あそこを舐められる感触に腰が跳ねる
120名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:13:25 ID:6xUAyfwq
「そ、そんなところ・・・・」
『甘いぞ・・・・とてもな』
「い、いやっ・・・・」

顔を背け、目を閉じる。

ぺちゃぺちゃと響く唾音・・・・そして、それ以外の淫らな水音が暗闇の中、鼓膜を揺さぶり、脳を痺れさせる。

股間から湧き上がる快楽はすぐさま怒涛の様に全身を駆け巡り支配する。

「うっ・・・・くっ・・・・はぁ・・・・」

閉じられた眼瞼と睫が震える。
必死に快楽を否定しようと首を左右に振り、赤みを帯びた栗色の長髪が乱れて純白のシーツの上に広がる。

「・・・・っ、・・・・くぅっ・・・・んっ!」

男の屈辱の言葉を懸命に跳ね返した心も、快楽に毒された身体の暴走に抗えない。
ベットのシーツが両足の爪先に伸ばされて行き、高まる声を必死に抑えようと片手で口を覆う。
逆の手は必死に男の頭を押しのけようと足掻いた。

だ、だめ・・・・こ、声がお、抑えられない・・・・

「あっ・・・・あっ・・・・・はあ・・・・」

人差し指を噛んで必死に声をかみ殺し、時折漏れそうになる甘い吐息と切ない喘ぎ声を呑み込もうとして失敗する。

「あっ・・・はっ、だ、だめ・・・・も、もう・・・だめえぇー」

尖った舌が溝を舐めとり、くすぐり、綻んだソコに突き立てる、淫らな蜜を舐めとり啜る。

『美味い、美味いぞぉ・・・・』
「あっ、あっ、あっ・・・・ああ・・・・はぁ・・・・も、もう・・・・わ、私・・・・私・・・・っ」

快楽に絡め取られた身体、快楽に染め抜かれた意識、快楽に屈していく心。

「あっ!」

敏感な一点を舌で弾かれ、跳ね上がる腰・・・・

「あ、ああっ!!」

包皮を剥かれて上がる嬌声・・・・
剥き出しになったソレを舌でノックされ意識がどんどん真っ白になっていく・・・・・

そして・・・・尖った犬歯の先がそこを突付いた瞬間、特大のスパークが全てを覆い尽くした。

「あっ、ああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーっっっ!!!!!」

ついに私は迸る絶頂感にすべてを委ねた。






『・・・・イッタか』

ぐったりとベットの上に横たわる私を見下ろし、男が哂う。
121名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:14:10 ID:6xUAyfwq
『どうだったかな?』

男の問いかけ。
乱れたベットのシーツの上に力なく投げ出されていた四肢・・・・悔しさにシーツを握り締め・・・・皺を作る。
天蓋を呆然と眺めていた私は男の視線から逃れるように顔を背ける。

『ふふふ、もうお前の身体はほぼ私の眷属に近くなっている・・・・』

紡がれる言葉、驚きとおぞましさに眼を見開く。

『並の人間ならとっくに夜の一員となっていると言うのに・・・・たいしたものだ。神凪の姫君・・・・』
「はぁ・・・・はぁ・・・・だ、黙りな・・・・さい・・・っ」

必死に睨もうとするが快楽に潤んだ瞳がただ切なげに男を見つめただけだった。

『さて、では・・・・そろそろ君の純潔を奪わせてもらおう』

素早く衣服を脱ぐと、力の入らない私の身体を抱き上げ、ベットの中央に向かい合う様に座る。
ゆっくりと、必死に暴れる私の腰が男のそそり立つおぞましいモノの上に降ろされていく。

「い、いやっ・・・・いやぁ・・・・」

純潔を失う恐怖、しかも・・・・こんなおぞましい妖魔によって・・・・

「あっ!」

フワリとスカートが揺れ、ゆっくりと落ちる。
熱く、硬いモノが。いやらしく濡れた私のあそこに押し当てられた・・・・

「あっ・・・・・くっ・・・・・」

怪しげな術と男の責めですっかり準備の整ったソコが男を容易くその入り口に導く。

「ぐっ・・・・っ・・・・痛っ・・・・」

グッ・・・・
初めに感じたのは熱さと太さと硬さだった。

・・・・痛い痛い痛い痛い・・・・・・

私の顔が苦悶に歪むのを男が間近で眺めている。

「くく、いつ見ても美しい乙女が俺の手で女になる瞬間の顔は・・・・いい」

私の屈辱と苦痛に歪む表情が男の情欲を掻きたてている・・・・悦ばせている・・・・くっ
ズブリ・・・・

「あっ!!」

押し入ってくる・・・・私の身体を・・・・・
熱い鉄の棒に串刺しにされるかのような・・・・灼熱感と激痛

「あうっ、くぅっ・・・・・たっ・・・・・!!や、やめ・・・・」

ソレは乱暴に押し入り、突き破り、私の中に道を付けながらゆっくりと私という女を征服して行く・・・・。

ピッ・・・・
そして、何かが裂かれる様な感じとともに・・・・私はは純潔を失った事を知った。
122名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:14:52 ID:6xUAyfwq
「ああああああああっっ〜〜〜〜〜〜・・・・・っっ!!!」

あまりの痛みに絶叫した。
ギッチリと私の中を完全に征服した男の象徴が・・・・身体を中から灼熱と激痛で焦がし打ちのめす。

(こ、こんな奴に・・・・私・・・・・)

犯された・・・・魔を調伏し、妖を滅し、邪を祓うべき・・・・次代の神凪の長である私が・・・・こんな、汚らわしい魔に・・・・身体を奪われ、純潔を穢された。

絶望が私の中を支配し染め上げていく・・・・

男は動きを止め、私を犯した歓喜に緩んだだらしない顔で、深く充足の吐息をはきだす。
でも、私にはそんな事を気にする余裕はほとんど無かった・・・・

「はっ、はっ、はっ・・・・・はぁ・・・・」

苦しさと痛みで呼吸を整える事しか出来ない。
激痛をこらえようと男の身体に無意識にしがみ付く私の耳元に囁いてくる。

『どうかな?女になった気分は?』

シーツを濡らす私の破瓜の証を男が見ている・・・・
怒りが屈辱に萎える心を奮い立たせ男を睨みつけた。

「はぁっ、はっ・・・・さ、最低よっ・・・・」

スッ・・・
男の指が動き、結合部を濡らす血を掬い取り、わざと私に見えるように口に運ぶ。

「フム・・・・さすがは神凪の姫の破瓜の血・・・・格別だな」
「げ、外道!!・・・あ、あうっ!!」

男が腰を動かす・・・・身体を引き裂かれるような激痛に絶叫する。

『時期によくなる・・・・』
「あっ、がっ、い、痛ッ・・・ぐっ、う、動くなぁ・・・・あぐっ・・・・」

男が動くたびに走る身を引き裂くような激痛が心を挫いていく・・・・。

『そろそろいいか・・・・』

苦痛に呻く私を眺めていた男の真紅の双眸が怪しい輝きを放った。

ドクン・・・・

鼓動が跳ね上がる。

「な・・・・にっ!?」

アレだけ全身を貫いていた激痛が嘘のように和らいで行き、変わりに熱いものが全身を満たし・・・・てっ

「な、何・・・・したの?」

激痛を堪えようと整えたばかりの息が乱れる、肌が紅潮する。
知っている・・・・さっき散々私を弄んだコノ感覚の正体は・・・・

『痛みを消し、変わりに快楽にすげ替える術だ。花嫁をただ苛めるのも心が痛む・・・・』

男がわざとらしく笑う。
123名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:15:55 ID:6xUAyfwq
「ご、ご親切な事ね・・・・な、なら最初からしておきなさい・・・・よ・・・・く、くぅっ・・・・!」

な、なにが花嫁よ・・・・はぁっ、だ、だめ・・・・

『そうも思ったがな。そんな事をしては破瓜の痛みに悶えるお前の可愛い顔が見れぬ』
「げ、下衆野郎・・・・あっ・・・・・ああっ!!」

言葉を遮って動き出す男・・・・瞬く間に襲い掛かる膨大なさっきの感覚が・・・・か、快楽が・・・・

「ふふふ、お前の憎まれ口も可愛いものだが、そろそろ快楽によがり狂う可愛い声を存分に聞かせてもらおうか?」

男が笑い動きを激しくしていく・・・・否定の言葉が・・・・拒絶の言葉が・・・・紡げない。

「あ、あ、あっ、ああああ・・・・っ!」

喘ぎ声が止められない、快楽に悶える顔を隠せない・・・・憎い男に聞かれているのに、見られているのに・・・・
動くたびに壮絶な快楽の稲妻が背筋を駆けぬけ、脳を直撃し揺さぶる。

『そうだ、その声だ』
「う、うるさいっ・・・・・あっ、あああぁぁっ」

男が私を抱きすくめ、喉に牙がつきたてられた。
散々に私を乱れ、悶えさせた吸血ショーが再び幕を開ける・・・・

「あっ、ああああっ!!」

髪を振り乱して悶え、何かに縋るように男の肩に顔を埋める。

何度目か判らない・・・・・それはもう私に快楽しかもたらさない。
男の喉が鳴り、啜られていく血、奪われていく力と霊力、溶かされ吸い出されていく理性と拒絶の心・・・・

「あっ、あっ・・・・はあああーーーーっ!!」

吸血鬼に血を奪われるおぞましさが、人で無くなる恐怖が、魔に屈服させられる屈辱感が・・・薄れ・・・消えて行く。

両胸・・・血が吸われた箇所が切なげに疼く・・・・ち、ちがう・・・・
そこが、また吸って欲しいと浅ましくねだってる・・・・だ、だめだ・・・・あ、ああ・・・・そ、そんなの

「わ、わたし・・・・わたし・・・・・も、もう・・・・っっ」

膨大な吸悦が全身を駆け抜け、理性を溶かし、意識を支配する。
心が折れる、溶ける、消えて行く・・・・
背中に爪を立てて足掻く、男の背に赤い筋を残したそれが私の必死の儚い抵抗・・・・

『処女の時の血も絶品だったが、女になったお前の血も、最高だぞ・・・・フハハハハハ』
「だ、だまれぇ・・・・あっ、ああっ!!」

自分を犯した男に血を吸われ、その味を鑑賞される・・・・あまりの屈辱に涙が漏れる。
動きが激しさを増す・・・・腰が下から突き上げられ浮き上がる、重力にしたがって腰が落ち子宮の奥が小突かれて、中が抉られる歓喜の声が溢れた。
124名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:16:52 ID:6xUAyfwq
「くっ、あっ・・・・ああっ!」

怪しげな術によって狂わされた身体、穢された身体、妖魔に女にされてしまった自分・・・・
下半身から吹き上がる感覚に脳が溶かされていく・・・・

「あっ、あっ、ああああっ!!」

チュルルルル・・・・・

「あーーーーーーっ!!」

血が吸われ、身体を穢され、心まで堕とされていく・・・・・
体の中の何かが変わって行く・・・・変えられてしまう・・・・

チュルルルルチュルルルル・・・・・

「あっ、あああっ、はぁっ・・・・だ、だめ・・・・わ、わたし・・・・あっ!!」

部屋の壁に掲げられた鏡に自分の顔が映った。
快楽に耽る浅ましい顔、そして自分の漆黒の瞳が真紅に明滅しているのがわかる・・・・

男の背中に回した手の爪が鋭く伸びて行く。

髪は激しく宙を舞い踊り、はだけられたブレザーとYシャツから覗く肌を覆う汗が灯りを反射する。
男との接合部を隠すスカートは、激しい動きにはためき、その中から淫らな水音を止むことなく響かせた。

「だ、だめっ・・・・ゆ、許して・・・・あっ、あっ、も、もう・・・・許してぇ〜っ!」

チュルルルルチュルルルルチュルルルル・・・・・

「あーーーーーーっ!!」

誇りも尊厳もかなぐり捨てた哀願の叫びに前にも増して激しい吸血と突き上げが応える。

『さあ、行くぞ我が花嫁!!』

男が吼えた。
125名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:17:35 ID:6xUAyfwq
「あっ!!」

私の中で解き放たれる妖魔の精・・・・
最奥に叩きつけられ、腰と身体と意識と魂が跳ね飛んだ。

ドクン・・・・
そして、人としての最後の鼓動が私の中で静かに止んだ。

真紅に輝く眼を見開き、2本の犬歯の生える口を開き私は絶叫した。

「あ、あっ、ああっ、ああああああああああっっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

迸る歓喜の絶叫。
全身が快楽に痙攣し、子宮の奥に叩きつけられる熱い魔の精の奔流に腰が何度も跳ねる。

自分を犯し、人としての生を奪い、身も心も魔に堕とした男の胸に縋りつきむせび泣いた。

『さあ・・・・誓いの口づけを』
「・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・はい・・・・ご主人様・・・・」

憎んでも憎み足りなかったはずの男の囁きに顔を上げる、潤む視界を覆う男の首に愛しげに腕を回す。
重なる唇・・・・人として交わす事のなかった初めての口づけを自分から男に捧げる・・・・2対の犬歯がこつんとぶつかった。

「・・・・う・・・・んっ・・・・」

口の中に流し込まれる唾液が口内に溢れ・・・・コクッ・・・・喉が鳴り飲み下す。
私は、ただ男の求めるままに唇を捧げ・・・・眼瞼をゆっくりと閉じる・・・・

私の唇の端から飲み干せなかった唾液がゆっくりと零れ落ちた。

退魔の使命も、神凪の事も、光の世界の事ももう何もかもどうでも良かった・・・・私はもう戻れない、戻らない。

この日、後に全世界を震撼させる最強の吸血姫が誕生した。
126名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 19:22:01 ID:6xUAyfwq
どうも前のスレッドで神楽シリーズを書いてたものです。
間空けてすいません。
別に狙ったわけではないのですが吸血鬼物投稿です。
ヒロインは風の聖痕の神凪 綾乃・・・・結構嫌われてますがこのキャラ割と好きです
神楽シリーズも書いてるんですがどうにもラストが上手くかけない
レイプスレに浮気してたりしてすいません
127名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:27:27 ID:PjOxRqvQ
GJ!待ってました!途中から雰囲気と文体で何となくあの人かなーと思ってました。

またもや原作を知らないんですが、プライド高い強気っ娘が気丈に抗いながらも
快楽の中自分自身の体がおぞましい魔に堕とされてしまう過程がエロ切ないっす。
特にクライマックスの>>124-125が切ない。「自分の漆黒の瞳が真紅に明滅しているのがわかる」とか
「人として交わす事のなかった初めての口づけ」とか。そこがまた股間に来て興奮するんですけど。

欲を言えば、口づけを交わした後の魔物としての情欲や快楽の認識の心理描写がもう1・2行あると、
それまでの快楽に抗う尊厳の心から、快楽でできた魔の心への転換の落差で興奮できたんじゃないかと。

あ、感想書いてるうちにようやく息子の涙も止まったようです。
できればコテ付けてくれると最初から臨戦態勢で読めて嬉しいと申しております。
親子共々、またのお話投下を楽しみにしております。
お体に気をつけて妄想にお励みくださいませ。
128名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:47:27 ID:LlzO675B
GJ!!
自分もあなたを待っていた!
いやもう、人外ならではの責めと抵抗しつつも魔へ堕ちていく描写が素晴らしい。
レイプスレも今見てきましたがこちらもまた絶妙で本日はあなたの文章で思い切り天国行ってきました。

次回妄想も楽しみに待っていますw
129名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 12:45:06 ID:JnCkApHr
GJ
神光臨キター。墜ち描写がすばらしい。次回作を全裸で待ってますぜ
130名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 13:02:03 ID:wfTvYqEv
ビバ!王道!エロ過ぎますがな
131名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 17:18:01 ID:GJSFcq1L
この>>112の神は、ひょっとして>>111にある『バンパイヤのごとく体液交換で仲間に……』の一節にキュピーンときたのだろうか。
もしそうなら、111を書き込んだ者として so happy.

こーいう、絡め取られつつ快楽に堕とされるパターン大好きだ( ゜∀ ゜)!
132名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 17:44:06 ID:nuSwhLLw
 スレ住人の方々に伺いたいと思います。

 突発的に書きたくなり、一気に一遍書いたのですが、現在、投下先に迷っています。
 一応、ジャンルとしては【触手】なのですが、
【触手】【和姦】【異種姦】【ラブラブ】【ロリ爆乳】【受胎準備】
 などが該当します。

 宜しければ投下先などのアドバイスをお願いします。
133名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 17:58:07 ID:nfR3GnDN
このスレに投下しろ
これは命令だ
134名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 19:25:54 ID:jRfHvQO5
>>132
ご…………ご……ご主人様。
そ、それを…………早く、ください…………。
135名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:27:22 ID:GJSFcq1L
>>132
いやあぁっ!? なんで、なんで焦らすのぉ!?
お願いっ……はやく、はやくちょうだいよおぉ!!
あたしもぅガマンできないよぉ、お願いぃぃ!!

……と、寸止めされてるオニャノコっぽく言ってみる。
136132:2006/08/30(水) 21:08:31 ID:nuSwhLLw
>135
すみません。
萌えました。

前半はエロ無しなので、まとめて投下したいと思います。
なので、明日になると思います。
137名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:23:54 ID:nfR3GnDN
今から全裸で待つ
138名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 01:32:19 ID:YLRw6nxz
夜が明けるとそこには触手に秘所を貫かれた>>137の無残な姿が・・・
139名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 03:55:17 ID:bz4PzfJQ
頑張った>>135をみんなで祝おうぜ!
さあ触手集めるんだ!
140135:2006/08/31(木) 04:43:12 ID:Bj8beejt
>>132=136
萌えて貰えたのなら、染色体XXの存在としては面目躍如だろうか。
それでは本日の投下を、
『顔を涙と涎でぐちゃぐちゃにしながら、濡れそぼった秘部を自らの手で開いておねだりの体勢』
を取りつつお待ちしてます。

>>139 触手集めてプレゼントして貰えるのをwktkで待つ!
141132:2006/08/31(木) 16:15:32 ID:ZTwdV1si
 手が空いたので、こんな時間に。
 まとめて投下させて頂きます。

 前半【1】〜【2】中盤まで、全くエロがありません。
 ガチエロは【3】からです。

 NGワードは【いつどこ】でお願いします。
142【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:16:26 ID:ZTwdV1si
■■「いつまでもどこまでも」〜はじめてのパパとママ〜■■

■■【1】■■
 未宇(みう)にとって、“たーくん”は幼馴染みだ。
 そして、親同士どころか国同士…いや、星同士が決めた許婚相手でもあった。

 “たーくん”は超重力帯の第4惑星ヘカテの生まれで、広域文化圏銀河文明
種交流コロニー――通称『アカデミー』には、種族規模での“生殖能力と出産
後の母体生存率の低下”を研究する両親と共に、8年前にやってきた。
 …と、いつだったか未宇は“たーくん”の両親に聞いた事がある。
 一方、未宇はと言えば、生まれも育ちも『アカデミー』で、しかも原種保護
法によって厳重に保護された絶滅危惧種「ホモ・サピエンス」の、純血の、そ
れも最後の一人だった。
 だから、どこに行っても大事にされ、まるで壊れ物を扱うみたいに育てられ
ていた。だからといって、決してワガママに育った訳ではないのは、少女の現
在の保護者である太陽系地区惑星管理管の妻の大きな自慢のタネでもある。

 未宇が『アカデミー』で生まれたのは14年前だったけど、たーくんはその
時、太陽系標準時で18公転周期だったから、人間で言えば22歳だ。現代の
地球では16歳を越えると成人として認識されるから、未宇にとってはオトナ
であり、そしてずいぶん歳の離れたお兄さんという事になる。
 もっとも、“たーくん”の種族は総じて地球人類より遥かに長命で、彼の星
の公転周期で言えば、実はまだ満2歳にも満たなかったから、それぞれの惑星
単位で単純に比べた場合、そういう意味では未宇の方がずいぶん、かなり、ずっ
と、『お姉さん』という事になるのだから、そこのところ、ちょっとややこしい。
143【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:18:20 ID:ZTwdV1si
「あーあ…午後の授業が休みになるんなら、スーナちゃんにカード借りておけ
ばよかった」
 どこまでも白い色の廊下を“ぺたぺた”と歩きながら、腰までのツヤツヤと
した長い黒髪を揺らし、未宇は唇を尖らせてぷっくりとしたほっぺたを膨らま
せた。良く動く、表情豊かで“くりっ”とした大きい目は、光の加減で黒にも
紺色にも見える。身長は155センチを越えたかどうか。すらりとした手足は
伸びやかで、卵型の顔は人形のように整っていた。
【スーナちゃんって、ホモ・ラビルテの女の子?】
「うん。銀色の毛並みが綺麗な、可愛い子」
 「ホモ・サピエンス」が絶滅危惧種だからといって、地球が滅びたわけでは
なく、人間はちゃんとまだ生きている。けれど、銀河航路が整備され、地球人
類と地球外種族との交易が始まって数百年。未宇ほど変異の少ない遺伝子を残
す者は、本当に少なくなったのだ。
「せっかく最新のビジ・カードを貸してくれるって言ってくれたのに、授業が
あるから断っちゃったんだよぉ?休みだって知ってたら、借りといたのに…」
 だぶだぶの白いワンピースは少女の体の線をすっかり隠していたけれど、緑
色の液体が入った透明な強化樹脂の球体を、大事にお腹に抱えるようにして抱
いているため、胸が下から押し上げられて“むにゅっ”と盛り上がり、それが
少女の年齢の割りに結構大きいのだと、傍から見ていても窺い知る事が出来る。
 ただ、年齢が14歳だということを思えば、純血の「ホモ・サピエンス」と
しては少々大き過ぎるだろう。
【仕方ないよ。先生が急病だっていうんだから】
「でもさぁ…」
 近くに人影は無い。
 それでも、未宇の耳には、幼い頃から慣れ親しんだ心地良い『声』が、ハッ
キリと聞こえている。
「クラムファル先生ってロムナの出身でしょ?どーせズル休みだよ。ホルトの
黒点移動が近いから」
【先生はそんなズルしないよ。未宇じゃないんだから】
144【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:19:41 ID:ZTwdV1si
 『クラムファル先生』というのは、未宇と“たーくん”の物理学の先生で、
背の高さが20センチしかない、直立したムカデのような節足型惑星人のこと
だ。
 怒らせるとものすごく怖いけど、理不尽な事で怒ったりはしない理性の人で
もある。
 そして、ちっちゃな虫のような姿をしていても、彼の種族は、惑星連合の広
域文化圏共通翻訳機を作り出した、由緒ある古参の銀河文明種だった。
 つまり、今こうして未宇と“たーくん”が話せるのも、全て先生の種族のお
かげなのだ。
「…“たーくん”…未宇はそんなズルしないよ?」
【この前の応用物理のテスト】
「あれは…」
【あれは?】
「――うー………“たーくん”ってさ、最近イジワルだよね?」
【愛は時として非情なものだよ】
 わざとらしく厳格な口調で呟かれた言葉に、未宇は両手で持っていた球体状
のモノを、頭より高く持ち上げてポツリと言った。
「…投げていい?」
【…暴力反対…】
「未宇のこと、愛してる?」
【…………………………愛してるよ】
「間があった」
【愛してる愛してる。愛してるってば】
 少女は『ふにゃっ』と、とろけそうな笑みを浮かべるとすぐに顔を引き締め、
目の高さまで球体を下ろす。それは、未宇の両手で一抱えもある大きなものだっ
たけれど、大きさに反して、まるで空気の入ったビーチボールのように軽かった。
「…なーんかぞんざいだなぁ」
【そう?】
「未宇の目を見て」
145【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:21:03 ID:ZTwdV1si
 球体に目を近づけて“じぃ〜〜〜…”と見詰めると、中にたっぷりと詰まっ
た緑のゼリー状の“液体”が“もぞり”と動き、そこに浮いた真っ黒なビーダ
マ状の玉が、まるで未宇の視線から逃げるように移動した。
「よおくわかりました」
【え?な、なに?】
「…やっぱり投げる」
【うわーーーーーーーっ!!】
 少女がフルスウィングで放り投げた球体は、ビジ・ルーム(幻灯室)の浜辺
でビーチボールを投げた時のように、硬化プラスチックで出来た廊下の中を、
とてもとてもよく飛び跳ねた。

■■【2】■■
 未宇は、『アカデミー』内にある住居区の部屋に入ると、すぐに両手に抱え
た球体を“たーくん”専用のベッドの上に乗せてから肩から下げていたバッグ
を勉強机の上に放り投げた。
 この部屋は、アカデミー側から特別に未宇と“たーくん”にあてがわれた共
同住居であり、未宇が言うところの『愛の巣』だ。
 もっとも“たーくん”は、少女がそう呼ぶ事をひどく嫌がったけれど。
【…ひどいなぁ未宇ってば…】
 球体が音も無く『パカリ』と開き、美しい緑色をした透明な物体が“とろり”
とベッドの上に流れ出す。
 “たーくん”専用のベッドは“たーくん”の体みたいなプルプルのゼリーで
満たされていて、いつだったか地球のレストランでパパとママと食べたフルコ
ース・ディナーのデザートのようだった。
 あの時のデザートは、確かクランベリー・ゼリーだった気がする。
【本当に投げること無いじゃないか】
 ぶちぶちと、拗ねたような『声』に未宇は振り返ると、可愛らしい舌で「べぇ」
としてみせた。
「たーくんが悪いんだもん。“妻”に不審を抱かせるのは、全部“夫”が悪い
んだって、ママが言ってた」
146【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:22:33 ID:ZTwdV1si
【ボクと未宇は、まだ夫婦じゃないよ】
 ベッドの上の「ゼリー」が“のたり”と動き、黒真珠みたいな美しい眼が
“きょろっ”と正面に立つ未宇を捉える。
 空気を震わせる「音」としての情報伝達手段を、“たーくん”は持たない。
 だから未宇には、内耳に埋め込まれた広域文化圏共通翻訳機が受け取った思
念波を通してしか、彼の意思を知る事は出来なかった。
「もうすぐなるから一緒じゃない」
【けどさ】
「けど何?……“たーくん”は未宇とケッコンするの、嫌なの?」
【…そうは言ってないじゃないか…】
「やっぱり、同じ種族じゃないと嫌になった?こんな未宇とじゃ、赤ちゃん作
れない?」
【未宇…】
 悲しそうに微笑む未宇に、“たーくん”は“ぷるるっ”とその身を震わせた。

 未宇と“たーくん”は、種族が違う。

 未宇には、頭と体と両手と両脚がある。
 でも“たーくん”はプルプルのゼリーみたいな頭が体で、8本あるキラキラ
と透き通った触手の、いったいどれが手でどれが脚なのかわからない。
 未宇の頭には、目と耳が二つずつと、鼻と口が一つずつある。
 でも“たーくん”にはピンポン玉くらい大きくてビーダマみたいに真っ黒な
眼の他に、紫色のちっちゃな複眼が5つもあって、耳と鼻は無いけどその代わ
りに口が3つもある。
 1つはビーダマみたいな目の下にある短いチクワみたいな口吻がそれ。
 で、あとの二つは触手の中でも比較的他のものより太い触手の先端に、針で
突いたみたいにちっちゃい穴がポツンと開いているのがそうだ。
 “たーくん”の頭…というか体は透き通っていて、内臓らしい内臓が無い。
所々に球体が浮いていて、それが時々、赤とかオレンジとか黄色に光っている
のが綺麗だった。
147【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:23:40 ID:ZTwdV1si
 組織組成も進化系統も全く違う種族の二人だったけれど、互いを想う気持ち
はホンモノだった。
 少なくとも未宇はそう思っているし、“たーくん”もそうだと言ってくれる。
 二人は許婚だけど、未宇はまだ
「結婚するということ」
「子供をつくるということ」
 それらをちゃんと、正確に、本当に理解しているかと問われたら、正直、
「わかんない」と答えるしかない。
 でも、「二人の愛の結晶」という言葉は、まったくもって素敵で可憐で、何
度舌にのせても胸がドキドキした。
 だから、これっぽっちも怖くないし、疑問に思ったりもしていない未宇だった。

 「子供をつくる」ということは、つまり「双方の遺伝形質を受け継いだ後継
者をつくる」ということ。
 今の時代、同じ炭素系生物であれば子供を作るのはさほど難しい事ではなかった。
 生物を構成する肉体の組成は、根本的には似たような構造だったし、その体
内には必ずと言っていいくらい、次の世代に自分の形質を伝える機構を持って
いるため、地球で『遺伝子』と呼ばれてる“マトリクス”さえ発見し解析が出
来れば、基本的にはどんな生物とだろうと、遺伝因子の変換と再構成で両方の
形質を受け継いだ、いわゆる『子供』を作る事は可能なのである。
 実際、宇宙広域文化圏の銀河文明種には、いくつもの種族の形質を取り込ん
だスペシャル・ハイブリットが数多く存在する。
 未宇と“たーくん”のような、進化系統がまるきり違う異種カップルも、
『アカデミー』にはごく普通に存在しているのである。
【ボクは、ケッコンするなら未宇とがいいよ】
「“たーくん”…」
【んと…違うな。未宇だから、ケッコンしたいんだ】
 惑星連合には地球で言われるところの、純粋な意味での「結婚」という制度
は無いけれど、逆にそれをあえて咎める法も無い。
148【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:24:47 ID:ZTwdV1si
 だから未宇は、大好きな“たーくん”との子供が欲しいなと思った時、「結
婚」して「夫婦」になりたいと思ったのだ。
 一生を添い遂げる、かけがえの無い「家族」に。
 大好きな、今はもういないパパとママのように。
「じゃあ……あの…今日も、ちゃんと、愛してくれる?」
 未宇は“たーくん”の前に立つと、顔を真っ赤にしてもじもじとワンピース
の裾を両手で弄った。
【…うん】
 “ぷるっ”と“たーくん”の体が震えると、透明な2本の触手がするすると
未宇に伸びた。
 だぶだぶのワンピースの背中に手を伸ばして、未宇はファスナーを引き下げ
る。そうして身を屈めて短い袖から両手を引き抜くと、“たーくん”の“手”
が胸のおっぱいに触れるのを待った。
 “ゆさっ”と揺れる未宇のおっぱいは、細い体にはひどく不釣合いなほど大
きくて、地球の南半球の島などに自生している椰子の木の実くらいもある。重
力制御されている『アカデミー』だから未宇のような細い体躯の女の子でも普
通に歩く事が出来ているけれど、もし地球と同等の重力下ではバランスを崩し
てしまうに違いない。
 もっとも、未宇も“たーくん”も、ひょっとしたら重力制御されているがた
めに、ここまで成長してしまったのかもしれない…と思わなくもないけれど。
 そんな未宇は普段、ブラをしていない。
 もちろん、0.8Gの元でも、体躯に対して大き過ぎるおっぱいは十分に重
量を感じるし、時に重たくて仕方ないこともある。肩の筋肉は張るし、背筋は
攣ったように痛んだりする。
 でもそれは、“たーくん”に「ジュース」を胎内に注がれるまでの話だった。
 “たーくん”の「ジュース」は、未宇の全身をいつも最高の状態にケアして
くれるから。
「ん…」
 ひんやりとした“たーくん”の緑の触手が、未宇の胸にたっぷりと実った特
大おっぱいに“ぺとり”と張り付く。
149【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:25:55 ID:ZTwdV1si
【…大きくなったね】
「ぅんっ……だって…毎日“たーくん”が可愛がってくれるもん…」
 とろけるような笑顔で、ベッドの上の愛しい彼におっぱいを差し出すように
して前傾した未宇は、白いワンピースを“きゅっ”と握り締めながらうっとり
と言った。
【もうすぐミルクも出るね】
 未宇のおっぱいは、少女の体は細いのに乳肉がたっぷりと実っているため、
相対的にものすごいボリュームに見えた。数ヶ月前は小豆ほどだった乳首は、
乳房の肥大化に伴って、今では未宇自身の小指の先くらいの大きさにまでなっ
ていた。
「未宇の卵細胞もちゃんと熟してるよ。いつでも“たーくん”との赤ちゃん…
産めるよ?」
 そう言いながら、未宇は体を揺すって“ゆさゆさ”とおっぱいを揺らしてみ
せた。“たーくん”の触手はおっぱいが揺れ、乳首が跳ね回っても張り付いた
まま離れない。パンケーキみたいにパンパンに張り詰めた乳暈が、“たーくん”
の触手から滴る粘液でクリームを塗ったみたいにてらてらと光っていた。
【そうだね…未宇のおっぱいが熟したら、そうしたら…】
「そうしたら、未宇に種付けして妊娠させてくれる?」
【…未宇は女の子なのに、どうしてそういう直接的な表現するかなぁ…】
「だって…ハッキリ言わないとすぐに“たーくん”って誤魔化しちゃうんだも
の…」
 拗ねたように未宇が言うと、苦笑したような思念波が“たーくん”から伝わっ
てくる。と同時に、“たーくん”の触手が太く大きく勃起し始めた乳首に“にゅ
るっ”と巻き付き、何度も擦り上げた。
「んぅあっ!…やっ…やんっ…」
 たったそれだけで、未宇の全身を電気のようなものが走り抜ける。
 ブラウスのファスナーを下ろす前から十分に潤っていた未宇の太腿の付け根
の若い亀裂は、今ではたっぷりと濡れて、透けた薄い水色のパンツから“ぷっ
くり”とした可愛らしい姿を浮かび上がらせていた。
150【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:27:20 ID:ZTwdV1si
「ぁ…あ…あ…ぁ…」
 乳首に取りついた“たーくん”の触手から何十本という繊毛が生まれ、それ
がするすると伸びて乳首の“中”へと“入って”くる。乳腺まで入り込んだ繊
毛は根を張るようにして椰子の実のように大きなおっぱい全体に広がり、“た
ーくん”の体内で生成された特別ブレンドのジュースが未宇のおっぱい内部全
体に染み渡る。
 そのジュースは、こうして未宇の乳腺を発達させ、おっぱいを肥大化し、や
がておっぱいを、これから生まれてくる“たーくん”の子供達の「仮住まい」
として過不足無いように整えてきたのだ。
「ここに…未宇と“たーくん”の赤ちゃん達が入るんだよね?…」
 未宇はうっとりとした顔で、自分の手ではとても掴みきれないほど豊満に実っ
た重たいおっぱいを見下ろした。“たーくん”の触手が張り付き、極細の繊毛
が入り込んだ乳首には少しも痛みは無く、それどころかジンジンとした甘った
るい快美感だけがおっぱいから全身へと広がっているのがわかる。
【怖い?】
「ううん…嬉しいの…赤ちゃん達が未宇の子宮(おなか)で産まれて、未宇の
おっぱいで育つのには変わりないもの…」
【そう言ってくれると…ボクも嬉しいな】
「あぁ…早く“たーくん”の赤ちゃんが欲しいよ…でも、いっぱいいっぱい産
まれるんでしょ?…おっぱい…壊れちゃわないかな…?」
【そのためにここまで大きくしたんだよ。…ちょっと予想より大き過ぎる気も
しないでもないけどね】
 “たーくん”の種族の赤ん坊(幼生体)は、母体の卵帯(卵管の変化したも
の)で産まれた際にはたった3ミリ程度しか無い。そして数日間、子宮(育成)
嚢に留まった後、体内にある「乳嚢」と呼ばれる濃密な栄養液の詰まった特別
な臓器へ移り、そこで母体から栄養と酸素と窒素を摂取しながら体長が1セン
チほどになるまで生活するのだ。
 残念ながら地球人には「乳嚢」が無いため、未宇はそれをおっぱいで代用す
ることにしたのである。
151【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:28:22 ID:ZTwdV1si
 ただ、一度に産まれる子供は40〜60体ほどにもなるため、14歳らしい
“ささやかな”未宇のおっぱいを、その体躯には有り得ないほど巨大化する必
要があった。それには性的な刺激と共に、“たーくん”の星のテクノロジーで
おっぱい(乳腺)に直接干渉して「肉体改造」しなくてはならなかったのだ。
 幼生体が中に入り込み、そこで成長して出てくるまで、未宇のおっぱいは今
よりも数カップ大きくなるだろう。
 ただでさえ細い体躯には不釣合いな大きさなのに、今の一回りも二回りも大
きくなったら…。
「未宇…今、おっぱいがFカップもあるんだよ?…赤ちゃん達が大きくなった
ら、未宇、Iカップくらいになっちゃうかもしれないよぅ…」
【ボクのカプセルと同じくらいに膨らんだりしてね】
「やだぁ…」
 二人は“たーくん”のベッドの上に転がる、彼専用の移動用カプセルを見て、
そしてどちらからともなく苦笑いを交わした。

■■【3】■■
 細心の注意でもって行われた未宇の体の“改造”だったけれど、“たーくん”
にも予想出来なかった『誤算』があった。
 その誤算とは…。

「あ…ね…ねぇ…たーくぅん…」
 蜂蜜をまぶしたような甘ったるい声に“たーくん”が見上げると、未宇は涙
のいっぱいに溜まった潤んだ瞳で、熱っぽく見詰めていた。とろんとした目は
熱に浮かされたように充血し、鼻腔は空気を求めて下品にならない程度に広がっ
ている。少女の頭と同じくらいまでに大きいおっぱいは、さっきよりもっと大
きくなったように見える。そしてその頂上にある勃起した赤い乳首は今にもは
ちきれんばかりだ。
【うん。切ないんだね?】
 “たーくん”の言葉に、未宇は“こくん”と頷く。
152【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:29:53 ID:ZTwdV1si
 そうしてブラウスのスカートをたくしあげ、濃厚なオンナの匂いを放つ濡れ
そぼったパンツを“たーくん”に晒した。

 この匂いは「ヤバイ」と、“たーくん”は思う。

 “たーくん”からすると「性的魅力」という意味では非常に乏しい未宇の体
だけれど、この匂いだけは強烈にある欲求を刺激される。
 それは「食欲」だ。
 未宇の体から分泌される液体を「嘗めたい」「啜りたい」「吸い上げたい」
という欲求…。
 膣内に分泌される粘液も、子宮内で分泌される体液も、“たーくん”には特
別な「御馳走」だった。
 愛しい未宇に「食欲」を感じるというのは、ひどく背徳的な感じがする。
 そしてその背徳感が、未宇に対する愛しさへと形を変えているようにも思え
る。
 それはひどく動物的で、理性をもって生きるヘカテ人としてのプライドを少
し傷付けたりもするのだけれど。
「ふあっ…」
 “たーくん”の触手が左右から二本ずつ伸びて、未宇の太腿に“にゅるっ”
と巻き付いた。
 その刺激にさえ、未宇は白い喉を上げて熱い吐息を吐く。

 ―─未宇の体の“改造”の『誤算』。

 それは、未宇の身体が“たーくん”との接触に対して『性的に早熟し、ひど
く感じやすくなってしまった』こと。
 そして…これが最も予測不能だったことなのだけれど、“たーくん”の
「ジュース」によって変質した未宇が“官能に溺れた時”に分泌する体液が、
他ならぬ『“たーくん”自身の理性を少しだけ狂わせてしまう』ということだった。
「…ひゃあんっ…」
153【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:31:20 ID:ZTwdV1si
 彼の触手のうちの2本は、肥大化した、体と比較するとひどく巨大なおっぱいへ。
 残りの細い4本は、揺れる未宇の体を固定するためにすべすべとした白い太腿へ。
 そして…残りの少し太めの2本が、ゆっくりと熱く濡れた未宇の股間へと伸びる。
 その2本は、3つある“たーくん”の口の、小さな小さな2つがある触手だった。
「ひんっ…」
 するっ…とパンツの横から透明な緑の触手が入り込み、細く長く形を変えな
がら未宇の滑らかな肌の上を這い進む。
 まだほとんど生え揃っていない短い茂みは、未宇の胎内から滲み出した『蜜』
によって下腹にぺっとりと張り付いていた。
 “たーくん”の触手は「入り口」を求めて繊細な肉の亀裂の間へと潜り込む
と、更に細く伸びながら未宇の処女膜を傷付ける事無く、膣内を“ちゅるちゅ
る”と昇って行く。
「ああ…入ってくる…入ってくるよう…“たーくん”がぁ…」
 “ぬるぬる”“ずるずる”と、驚くほど長い間、透明な触手が、広がった未
宇の膣口へと呑み込まれてゆく…。
 触手は処女膜を傷つけないように、その部分だけ光ファイバーのように細く
なって、尚も先へ先へと這い登ってきた。
「あっ!…あっ!…あっ!…」
 ぶるぶると震える未宇の白い太腿を、“つうっ”と透明な液体が滑り落ちた。
 それは膣内をたっぷりと濡らし、満ちた、未宇の甘くて熱い愛液だった。
 “たーくん”に毎日のように『愛され』て、毎日のように「ジュース」を注
ぎ込まれた未宇の体は、今では“たーくん”の触手を胎内に感じるだけで、大
量の愛液を分泌してしまうようになっていた。
 彼はそれを、膣内を慎重に這い進む触手の先の「口」から、“ちゅるちゅる”
と吸い上げていた。
【…甘いね…未宇のここ…】
「…やだぁ…そんなこと言っちゃぁ…」
 「甘い」という感覚は「甘露」ということだ。味覚にとって非常に好ましく、
何度でも口にしたいと思わせる組成分だということだ。
 そして“たーくん”にとって未宇の愛液は、まさに「甘露」としか言いよう
の無いものだった。
154【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:32:22 ID:ZTwdV1si
「ふぅうんっ…ひっうっ…んっ…」
 未宇はブラウスの裾を持っていられなくなり、“たーくん”のいるベッドの
縁へと両手を付いた。その拍子に椰子の実おっぱいが“だゆんっ”と揺れ、地
面と平行に前傾した体の下で重力に引かれるままに重たく垂れ下がり“ゆらゆ
ら”と前後した。
【未宇…辛い?】
「う…ううん…ま……まだ…だいじょう…ぶぅ…」
 やがて膣内をさかのぼり細く長く伸びた2本の触手は、狭い子宮口を難無く
くぐって、熱を帯びた子袋内へと入り込む。
【未宇の中…すごく熱いよ】
「もうっ…うそ…ばっかり……」
 “たーくん”の故郷の第4惑星ヘカテは、恒星に対してとんでもなく細長い
楕円形をしていて、最も恒星に近付く高温期には最低気温が摂氏250度を軽
く越える。恒星深部に作られた「始まりの海」も、彼等のテクノロジーをもっ
てしても、水温が70度を下回る事は無かった。
 だから、たかだか36.5度程度しかない未宇の体内が、“たーくん”にとっ
て「熱い」わけがないのだ。
 それでも彼は「熱い」と言う。
 それは、未宇が性的に興奮していることをあからさまにするために、わざと
そう言っているという事だ。
 未宇が性的に興奮すれば、子宮が膨らみ「下りて」くる。と同時に、卵管が
拡張して卵巣への“道筋”が広がるのだ。
 人間の女性体の構造が、普遍的にこうなっているというわけではない。未宇
が初潮を迎えた一年前から、定期的にこうして彼女の肉体を開き、徐々に変え
ていった結果だった。

 二人の子供を作るという事を考えた場合、種族的な形質・形態から、まず最
初に地球人の形態での出産は負担が大き過ぎる…いや、もっと端的に言えば
「無理」と判断された。人間形態の子供を生むには、未宇の子宮も、骨格も、
とても出産に耐えられないだろうと、『アカデミー』のラボが判断したためで
ある。
155【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:33:25 ID:ZTwdV1si
 そして…今の時代、何らかの理由で自然分娩が無理な場合、子宮繭(コクー
ン)と呼ばれる人工子宮を使用する事が一般的だったけれど、未宇が強固に
「自分のお腹で産む」事を主張したのである。
 そのため、まず子宮の負担が少ない、“たーくん”の種族「ヘカテ人」の形
質をベースにした方がいいという判断で、そのために卵巣に直接干渉する方法
を取っていた。

 未宇の卵巣内で“たーくん”の「ジュース」に浸され、ゆっくりと変質した
卵子を、熟した順に取り出して、今度は“たーくん”の体内にある育卵嚢で数
日間保持する。その後、『アカデミー』のラボに卵子を渡して、今度はヘカテ
人の女性体から提供された数十個の卵子に未宇の卵子から取り出された遺伝子
情報を転写(プリント)して培養するのだ。
 その際、拒絶反応や先天的な病気などが事前に取り除かれ、テカテ人の形質
の中に地球人の形質の“どれ”を“どのくらい”含ませるか決定する。
 “たーくん”達の両親は、未宇の…いや、地球人の「環境適応能力」と「繁
殖力の強さ」、そしてウィルスや病原体に対する「免疫システム」などの形質
を、生まれてくる子供「たち」に受け継がせようとしていた。
 彼等には、遺伝子を加工し「デザイン」する事に対しての禁忌は無い。むし
ろ、そうすることで生存確率が伸びるのであれば積極的に行った方が良いと考
えていた。

「あっ…んっ…んっ…」
 “たーくん”の触手は子宮内で何十本、何百本にも分かれて、デリケートな
子宮壁を撫でまわし、微細な卵管に潜り込んで卵巣内で「作業」を続けている。
それと同時に子宮口よりも外―膣内の触手は、緑色に透明な表面を波立たせ細
かいツブツブを浮き上がらせて、未宇の繊細な膣襞を刺激し続けていた。
 “つぷつぷ”“ちぷちぷ”と密やかな水音が響き、何度も“つうっ…”と少
女の白い太ももを粘度の高い液体が滴り落ちてゆく。
「…あっ…あっ…ヴァ…ヴァージン…やぶっちゃ…ダメだよ?…」
【わかってるよ】
156【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:34:35 ID:ZTwdV1si
 処女膜を傷付けないように…というのは、未宇が“たーくん”に頼んでそう
してもらっていることだ。
 それは、『処女膜を“破って”花婿が花嫁を自分のものにする』のは、『新
婚初夜』に決まっている…という、未宇のやや偏った知識によるものだった。
“たーくん”を含むヘカテ人は、元来“卵胎生”だし、女性体には処女膜とい
うものも無いので、膣壁にへばりついた「成長過程で不要となった保護膜」に
どんな意味があるかなんてわからないけれど、きっとそこには想像も出来ない
ような地球人特有の「ファンタジー」があるのだろう…と、彼は曖昧に自分を
納得させている。
 とは言いつつも、“たーくん”は実のところ、“恋人”の体の一部を「破る」
という音の響きには、なにかものすごい重要な意味を感じなくもない。
 傷付ける事で、「自分のものにする」という行為は野蛮極まりないのだけれ
ど、銀河広域文化圏でも名立たる理性派のヘカテ人にはとても似つかわしくな
い行為なのだけれど、どこか本能的な部分でそれをひどく待ち望んでいる自分
がいるのも、彼は感じているのだ。
「んあっ!…あっあっあっあっあっあっあっ…」
 ひときわ高い甘い声に“たーくん”がビーダマのような真っ黒い目で見上げ
ると、ベッドの縁に両手を付き、脚を軽く肩幅に広げた未宇が恥じらいながら
腰を振っていた。
 細くて可愛らしい腰が、自分の触手の動きで“うねうね”とくねる。
 0.8Gの低重力でありながら、椰子の実おっぱいは重力に引かれてこちら
に迫るように垂れ下がり、“ゆらゆら”“たぷたぷ”と揺れ動いていた。その
先端の、はしたないほどに大きく膨れ上がった乳首には、まだ“たーくん”の
触手が潜り込んでいる。今回の「ジュース」の浸透は終えたけれど、こうして
膣内を刺激しながら同時に乳房の中を刺激すると、未宇の子宮はより早く下に
「下りて」くるし、卵管も開きやすくなるのだ。
「“たーくん”…たーくぅん…」
 熱っぽく潤んで赤みを増した白目には涙が盛り上がっていて、彼女が体を揺
するたびにぽろぽろと頬を伝って落ちる。
 空気を求めて鼻腔は広がり、喘ぐように開かれた可愛らしい唇からは透明な
唾液が糸を引いて落ちた。
157【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:35:46 ID:ZTwdV1si
【未宇、ヨダレヨダレ】
「んぅあ…うぅ…ごめん…なさぁぃ…ぃう…うっ…うっ…」
 腰までの長い黒髪が未宇の上半身の両側から垂れ、まるで暗幕のように“たー
くん”に覆いかぶさっている。
 その中で、涙に濡れた未宇の瞳はキラキラと綺麗にきらめき、ベッドの上に
鎮座した、眼下の透明なゼリー体へ「あなたが好き」と懸命に訴えていた。
「んぅあ…ねぇ…たーくぅん…立ってられないよぉ…」
【もう?】
「だって…だってぇ…」
【本当にしょうがないなぁ…未宇は…】
「ごめん…なさぁい…“たーくん”…ごめんなさぁいぃ…」
【いいよ。腰を下ろしても】
 “たーくん”が「許可」すると、未宇はベッドから両手を離して、ふらふらと、
まるで尻餅をつくようにして床に腰を下ろし、両脚を投げ出した。床には未宇
の脚を伝って垂れ落ちた『蜜』が池のように溜まっていて、“たーくん”の嗅
覚をひどく刺激する。
 まるで「麻薬」のようだ、と“たーくん”は思う。

 この香りを嗅ぎたくて、この味覚を味わいたくて、ボクは未宇の「夫婦ごっ
こ」に協力しているのかもしれない。

「ひあんっ!」
 両脚を掴んで未宇を支えていた4本の触手が脚から離れ、2本がぐちゃぐちゃ
に濡れた股間へ、そして残りの2本が“ゆさゆさ”と揺れ動くおっぱいへと伸
びた。股間に伸びた2本は細く長くなって、すっかり濡れそぼり透明度を増し
て用を成さなくなったパンツの端から、既に2本の触手でいっぱいの膣内へと
滑り込んでいった。
「ふうぁんっ…ぁんっ…あんんっ…」
 2本が3本、4本と増える。
 なのに、“たーくん”の粘液には麻酔のような効果があるのか、ちっとも痛
くなかった。
158【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:40:11 ID:ZTwdV1si
 むしろ心地良い。
 ううん。
 気持ち良過ぎて、どうにかなってしまいそうだった。
「“たーくん”…あっ!…“たーくん”“たーくん”“たーくん”!!」
 花も恥らう14歳の乙女が、腰を下ろしたまま膝を立てた両脚をいっぱいま
で開き、後に両手をついて体の全てを晒していた。
『もっと未宇を見て!もっと触って!』
 そんな声が聞こえてきそうなほど、未宇の幼さの残る顔が気持ち良さそうに、
嬉しそうにとろけている。

ちゅっ…ちゅるっ…つぷっ…ぷぷぷっ…ぷりゅっ…ぷっ…

 少女の股間から聞こえる密やかだった水音は、もはや憚り無く部屋いっぱい
に広がっていた。ローティーンらしからぬたっぷりと豊かな胸を剥き出したま
ま下げられたワンピースは、その裾も引き上げられて、まとめて腰の辺りに留
まっているのみだ。
 未宇は、腰が自然とうねるのを、どうしても止められなかった。
 彼の触手は、その表面にツブツブを浮かび上がらせるだけではなく、微細に
振動さえしているのだ。その“たーくん”の触手がお腹の中を撫でるたび、う
ねるたび、むずむずとした波が下半身を走り、お尻に力が入る。お尻の穴を
“きゅっ”とすぼめてしまう。でもそうすると、より一層あそこを押し開いて
膣内に入り込んだ4本の「彼」を強く強く感じてしまい、その恥ずかしさと愛
しさと快美感に腰を動かさずにいられなくなるのだ。
「…おかしくなっちゃう!…未宇…おかしくなっちゃうよぅ…っ…!!…」
 とうとう未宇は愛液をたっぷりと含んで重たくなったパンツを、自分から脱
いでしまった。
 もっとも、パンツの片方からは“たーくん”の触手が入り込んでいるため完
全に脱ぐ事は出来ず、左足を“べちょっ”としたパンツから抜き出すだけにす
る。そうして少しひんやりとした床に背中を預けると、そのまま両脚の膝裏を
両手で持ちながら自分でいっぱいに脚を広げた。
159【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:41:43 ID:ZTwdV1si
 “たーくん”からは、自分の触手を4本も美味しそうに呑み込んでいっぱい
に開いた大陰唇も膣口も、そして時折“きゅうっ”とすぼまるお尻の穴までが
見えてる。
 人間は不便だな…と“たーくん”は思う。
 ヘカテ人は体内のナノプラントで、摂取した食物をほとんど分解してしまい、
必須栄養素以外の不要物は球体のペレットとして定期的に排出する。そこに細
菌類の助けは必要無く、無菌無臭のため衛生的にも問題は発生しない。そのた
め「汚物」という概念ではなく「廃棄物」として認識するため、排出に羞恥を
感じる事も無かった。
 けれど地球人類は非効率的な排泄機構を持つため、その部位に非常な羞恥を
感じている。
 たとえば…
「ひゃっ…あんっ!…だ…だめだよぉ“たーくん”…お尻はだめぇ…」
【恥ずかしい?】
「あたりまえ…だよぉ…」
 おっぱいを弄んでいた一本を試しにお尻の穴に浅く潜り込ませると、それだ
けで未宇は真っ赤な顔を更に紅くして、お尻を揺すって抗議するのだ。
 そのくせ、“くぱぁ”と広がった大陰唇は、紅く充血してぱんぱんに膨らん
でいるし、小陰唇などは悦びに濡れて、軟体動物のように“ひくひく”とひく
ついていた。
 本当は、触って欲しいのではないか?と“たーくん”が思うのはこんな時だ。
 もちろん、未宇の排泄器官を「汚い」と感じた事などなど無い。未宇の体内
菌も皮膚の常在菌も、完全にコントロールされているから、ヘカテ人にとって
害とはならないし、何より、未宇を「可愛い」と感じるため、その未宇を構成
する全てを「許容」するのは当然のことだと思っているのだ。
『“たーくん”…お尻がそんなに気になるのかなぁ…』
 未宇は押し寄せる激しい快美感に翻弄されながらも、そんなことを頭の片隅
で考えたりしていた。
 四つん這いでおっぱいを嬲られ、そして、膣内では処女膜の部分だけ細くなっ
た触手がいっぱいまで“たーくん”が満ちている。
160【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:43:10 ID:ZTwdV1si
「ひっ…ひぃんっ…」

 お腹の中を、触手が蠢く。

 未宇の体が“びくっ”と震える度に、大きく肥大した椰子の実おっぱいが細
い胴の上でもったりと裾野を広げながら重たく揺れた。そのおっぱいには、彼
の触手が4本も取り付いている。2本はいまだに繊毛を乳腺に挿し込んでいた
けれど、2本は滑らかな肌に粘液を塗りつけるようにしておっぱい全体を“にゅ
るにゅる”と弄んでいる。
 楽しいのだろうか?
 面白いのだろうか?
 大きな乳肉を弄ぶ触手の動きは、繊細でありながら大胆だった。
【未宇…イク?もう限界?】
 膣内を蹂躙していた触手の一本が、今まで時々触れるだけで放置していた未
宇の露出したクリトリスを、細く長く変形しながら“にゅるんっ”と肉襞から
掘り起こし、巻き付いて擦り上げた。
「もっ…もうっ…あっ!もうっ!あっ!あっ!あっ…ぃ……くぅ…ぅぅぅう…」
 その瞬間、ひときわ激しく“びくくくっ”と震えた未宇は、いつものように
ほんの数秒間だけ動きを止め、天井に向けた、“たーくん”の触手が入り込ん
だ膣口から“びゅっ!”と透明な液体を噴き出した。
 それは“たーくん”が、自身の体内で合成した特別ブレンドの「ジュース」
を、未宇の子宮内に注ぎ込んだ証だった。

■■【4】■■
「…ぅ…ふぅ…ん…」
 驚くほど長くなっていた“たーくん”の触手が“ぬるるるる…”と肉の亀裂
から引き出されると、未宇は甘ったるい鼻声を上げて“こくんっ”と唾液を飲
み込んだ。
 子宮に、膣内に満ちた“たーくん”の「ジュース」と未宇自身の愛液の入り
混じった粘液が“こぷっ…こぷっ…”と、開かれた膣口から溢れ出して床に水
溜りを作る。
161【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:43:53 ID:ZTwdV1si
「…ふぁ…ぁ…」
 彼の「ジュース」がお腹に満ちる感覚が、ひどく心地良い。
 幸福感と共に、たとえようもないほどの充足感を感じる。
 心が…満たされる…。
『ああ…未宇(あたし)…未宇…』

 14歳の肉体が、すっかり“開発”されてしまった。

 まだ、ヴァージンなのに。

 ケッコンだってしていないのに。

『こういうのって…“婚前交渉”っていうんだよね…』
 けれど、もちろんそれを未宇はイケナイコトだとは思っていない。
 なぜなら、夫婦でなくとも愛し合う恋人同士というのは、睦み合い愛し合う
のが当然なのだと、知っているから。
 でも、処女膜だけ残してはいても、こうして毎日のようにあそこに“たーく
ん”を迎えているのだ。それでも未宇は「ヴァージン」だと言えるのだろうか?
 その答えは、未宇だけが知っている。

 “たーくん”の、口のついた2本の触手が、溢れた『蜜』を嘗め上げ、啜り、
吸い尽くそうと未宇の股間を這い回る。お尻から垂れ落ちて背中まで伝った
『蜜』までも味わおうと、“ぬるぬる”と緑色をした透明な触手が、紅潮して
綺麗なピンク色になった未宇の肌を撫で回す光景は、ひどく淫猥だった。
「ひんっ…」
 固く大きく充血して勃起した乳首から、“ちゅるっ”と“たーくん”の触手
が離れる。おっぱいの内部に「ジュース」を注ぎ込んでいた繊毛は姿を消し、
滑らかに輝く触手はまるでいたわるように未宇の紅い乳首を何度も撫でた。
「…ぁ…やさしい…ね…“たーくん”…」
【さっきはイジワルって言ったのに?】
162【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:44:44 ID:ZTwdV1si
「うー…そういうところが、イジワルなんだよぅ…」
【可愛いよ未宇】
「うぅ…」
 ヘカテ人の美的感覚から言えば、自分など『化け物』と同じだ。
 それに気付かない未宇ではない。
 けれど、未宇から見たら透明なタコかクラゲにしか見えないような“たーく
ん”に、少女はたまらない愛情を感じているのだ。
 もちろんそれは、未宇が生まれた時から多種族混成の『アカデミー』にいて、
自分以外の種族に全く抵抗を感じない事にも起因しているかもしれない…と思
わなくはないのだけれど、姿形に囚われる事無く、知的生命体であれば必ずわ
かりあえるというのは、きっと全種族共通だろうとも思うのである。
 だとしたら、ヘカテ人も種族を超えて相手を「愛しい」と思えると、信じた
かった。
 いや、思っている。
 だからこそ、こんな風に全てを晒して、全てを与えてしまえるのだから…。
【気持ち良かった?】
「うん…スゴかった…まだあそこがジンジンしてる…おっぱいも…パンパンだ
よぅ…」
【良かった。でも未宇?ボクはまだ満足していないんだ】
「えっ!?」
 “たーくん”の「言葉」が終わるかどうか。
 その瞬間に仰向けだった体をひっくり返され、床にうつ伏せにされたと思っ
た途端、お尻を引き上げられて四つん這いにさせられた。その途端、あそこか
ら粘性の高い白濁した液体が“とろとろ”と床に滴る。
 それに気付いた未宇は、“ふらっ”とした視界の中で後を振り返って恥ずか
しそうにいやいやと首を振った。
「や…やだよぅ…なんかこの格好って…すごく恥ずかし……んうぁあっ!?」
 言い終わる前に、今度は後から“にゅるんっ”と膣内に“たーくん”の触手
が入り込んできた。
 四つん這いになり、知的生命体とは言えぬ地球のケモノと同じ格好で、背後
から愛しい人に股間を嬲られる…。
163【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:45:40 ID:ZTwdV1si
 それは本来、ひどく屈辱的なことのはずなのに、未宇のあそこは“とろとろ”
と、新たな歓喜の涙を零す。
「やっ…やあっ…」
 体の下で紡錘状に垂れ下がった重たい椰子の実おっぱいを、再び“たーくん”
の触手が撫で、揺らし、擦り上げた。“にゅるるっ”とおっぱいの付け根に巻
き付くようして絞り上げ、勃起した乳首を何度も先端が引っ叩くようにして
“ぷるぷる”と弾く。
「ひんっ…ひぃん…」
 “たーくん”は決して未宇を乱暴に扱わない。傷付けない。本当に嫌がるこ
とをしない。
 紳士だから。
 銀河広域文化圏でも法務関係に務める人物を多数輩出した理性派種族だから。
 だから、未宇がこうして甘ったるい悲鳴を上げても、それが真実の悲鳴(こ
え)ではない限り、むしろ手を変え品を変え、もっともっと声を上げさせよう
とする。
 そうした方が、未宇が「悦ぶ」ことを知っているから。
「ああっ!…ああっ…」
 “ぽたぽた”と、“とろとろ”と、濡れて拠れて黒く垂れた陰毛から、白濁
した愛液が銀糸を引いて床に落ちる。“たーくん”はそれを触手で掬い取って、
白くてつるりとしてすべすべの未宇のお尻に塗りたくる。
「あっだめっ…だめっ…だめぇ…」
 おっぱいとお尻とあそこを同時に責められて、未宇は頭の中がどうにかなっ
てしまいそうだった。
 一方、“たーくん”も自分の変化に戸惑いを隠せなかった。
 自分が、性的に興奮していると気付いたからだ。
 真っ赤な顔で息を荒げ、動物的な本能のままにお尻を振る未宇が、とてもと
ても愚かで可愛らしいものに見えた。
 口では抵抗していながらも、体はちっとも抵抗などせずに、むしろ“もっと
もっと”と彼の行為をせがんでいる未宇が、ひどく小さくて弱々しく、自分が
守ってあげなければ息も出来ないくらい脆弱な存在に見えた。
164【いつどこ】:2006/08/31(木) 16:46:43 ID:ZTwdV1si
 肉体的な強度で言えば、自分は未宇の足元にも及ばない。移動用のカプセル
が無ければ、ほんのちょっとの接触事故で体が傷付いてしまう。
 なのに、自分の8本の触手によって、こんなにも未宇は弱くなってしまうのだ。
 それに『興奮』する…。
【<興奮>…??ボクが?】
「どうした…の?」
 体の胎内(なか)に潜り込んだ触手が動きを止めたため、未宇はぼんやりと
した顔で彼を振り返った。腫れぼったく赤らんだほっぺたと、うっとりと半分
閉じられた瞳は、彼女が陶然としていることを示している。
【なんでもないよ】
「んぅううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!…」
 膣内の触手の表面を波立たせ、ニガウリのようにたくさんのイボを浮き上が
らせると、“たーくん”はそのイボイボの触手で入り口近くの膣壁を擦り上げた。
【ボクは、もっと未宇を味わいたいんだ】
「ひいいんっ…」
 “たーくん”の責めにガクガクと体を震わせる、細い未宇の体の下で、やが
て二人の可愛い子供達の、安全であたたかな揺り篭になるであろう重たく豊満
なおっぱいが、“たぷたぷ”“ゆさゆさ”と激しく揺れていた。

         −おわり−
165132:2006/08/31(木) 16:47:28 ID:ZTwdV1si
 長々と失礼致しました。

 投下させて頂き、スッキリしました。
 ありがとうございます。

 失礼致します。
166名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 17:02:51 ID:Bj8beejt
>>132氏キター( ゜∀ ゜)!!
なんとまあラブラブな…… M字開脚でお待ちしていた甲斐がありました!!

堕とされるオニャノコもいいけど、こーいう、最初っからお互いを認め合った愛溢れる作品もいいなあ……
なんというか、読みながら『相手を愛する』ということを考えさせられたりもしました。
おごちそうさまでした、合掌。
167名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:09:51 ID:FTpzwwhl
むぅ、俺の息子が収まらん。どうしてくれるこの神めハァハァGJ
168名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:40:05 ID:1L/zHrFt
大作乙!未宇かわいいよ未宇。
なんというか…ほにゃほにゃふにふにとしたエロカワイイ純心さがたまらんです。
そして肉体描写がエロい。膨らんで下りてくる子宮とか、14歳なのに急激に成長した柔乳とか。
もちろんそれを這う触手の群も。ぜひ“たーくん”にはこのまま理性を失なって原初の衝動を味わっていただきたい。
そして羞恥と歓喜に極まった未宇にラブラブニガウリ突貫プラス胎内射精…はしないんでしたっけ?
とにかく、未宇のかわいい卵子に何か熱い体液をびゅーびゅーぶっかけて結ばれて欲しいと思う次第であります。

で、どうすればいいですか?神殿作って全裸で祀ってればまた宇宙から降りてきてくれるますか!?
169名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 19:45:46 ID:eqrlLGpj
【触手】【和姦】【異種姦】【ラブラブ】【ロリ爆乳】【受胎準備】
とはどんなのであろうかとwktkして待っていたが…

なるほどぉぉぉぉ!!これかぁぁぁぁぁぁ!!!!!

当に触手かつ異種姦かつ受胎準備でありながらラブ! エロでラブでラブラブ!! 
未宇と”たーくん”の未来に幸あれ、幸せになるんだよ、と祈りたくなる気持ちになりました。

ええもん見せていただきました。GJ!
170名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 20:59:19 ID:jabcnMkK
映画化決定(実写)
171名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:00:34 ID:40xgrCmm
ターくんと触手でカールビンソン思い出した。グッジョブ。
172名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:23:12 ID:1L/zHrFt
>>171
よう俺。舞台も宇宙だしな。
そういや、あのマンガも触手・怪物率高かったな。
173名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 22:56:18 ID:Bj8beejt
萌えた勢いでこんなの描いてもーた。

http://p.pita.st/?fdaxqvjk

私がこんなものを描いてしまったのは私のせいではない。そう、これはきっと神があまりにGJだから悪いのだ。
神が私にこんなものを描かせてしまったのだ……私は悪くない……!!
174名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:17:43 ID:1L/zHrFt
>>173

  G  J

保存しますた。うおーーーー!たーくんになりてーーー!
聡明な眼差しと艶やかな黒髪がたまんないね!あと幼さを残すおでこと鎖骨と肩とガード固い胸も。
こ、こんな娘を恥ずかしがらせてあんんあことこんなことをやりまくっとったのかーー!

さ、さあ、もっと先の展開を挿絵にするんだ。お前は何も悪くないぞ。
175名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 08:57:59 ID:PF6TDu4n
ちょいウザオタク
176名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 17:28:47 ID:gRdeU++3
>>132氏GJ!
是非続きを書いて頂きたい。
ヴァージンの代わりに後ろを捧げる「アナル調教編」とか、
開通&種付けの「新婚初夜編」とか、
出産&育成嚢(胸)での「子育て編」とか……
これ一本で終わらせるには勿体ない程ネタが満載で妄想が尽きません。
最後は是非胸からニュルニュル子供が出てくる「巣立ち編」で感動のフィナーレを……
177名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:02:06 ID:RiEFexSG
未宇で宇宙モノ
だぁだぁだぁがフラッシュした
178名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:41:20 ID:13/L6yAV
ワンニャー!
179132:2006/09/06(水) 19:12:35 ID:pJhGiI8V
 一週間ぶりです。
 皆様、過分な御言葉、ありがとうございます。

 「触手」で「和姦」というのは興味深い題材なので、現在別のアプローチで
別の作品を書いています。

>Bj8beejtさん
 ありがとうございます。さっそく保存させて頂きました。
 見るのが遅かったので流れてしまっているかと思いましたが、まだ有ってホッ
としました。
 利発そうな瞳が愛らしいです。個人的には、おっぱいはもっと(ry

>1L/zHrFtさん
 未宇を好きになって下さってありがとうございます。
 次は未宇&“たーくん”ではありませんが、同じように好きになって下さる
と嬉しいです。
 書いてから自分の中でのソースを考えたら、どうやら『あおいちゃんパニッ
ク!』があるみたいです。


 未宇と”たーくん”の未来は、たぶん幸せだと思います。
 周囲がどうあろうと、互いが互いを大切に思っていれば。


>gRdeU++3さん
 続編は考えていません。
 書く気が無いというより、同じ登場人物でひたすら描くのは書き手としては
愛着もありますし楽なのですが…。
 読み手の立場としては、同じ登場人物ばかりでは飽きてしまいますし、途中
からではさっぱりわかりませんし、結局、もっと違う物語を読みたいと思うの
です。

 ワンニャー!
180駄文:2006/09/07(木) 00:45:44 ID:353zBpcB

ぴちゃ・・ぴちゃ・・・

ここはどこだろう・・狭いし暗い。細い隙間からの光で辛うじて中の様子がわかる。穴の中・・・かな?
たしか・・・喧嘩して、ご神木のあたりで狩りを・・・


きっかけは些細なことだった。森で3匹の兎を狩った金髪の少女、エナは意気揚々と村へ帰ってきた。
いつもなら大猟自慢で終わるはずの日常。でも、凱旋一番にジェイクと会ったことで話がこじれた。
「よ〜エナ。今日の狩りはどうだった?」
片手で大きなイノシシを持ち、ブロードソードを肩に担いだ黒髪の青年。ジェイクがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「なんだ、それだけか。弓なんか使ってるからいつも小物しか狩れないんだよ。」
エナはフンと鼻をならしながら
「こっちはたま〜にしか獲物を狩れない。どっかのバカと違って、毎日毎日安定して狩ってるのよ。」
「そ〜かそ〜か。言い様によって小物しか狩れないってのは、そうも言えるのか。」
その一言がエナの逆鱗に触れた。
「はん!あたしが去年狩ったでかいリザード以上の大物なんか狩ったこともないくせに生意気言ってんじゃないわよ!」
「ありゃまぐれだろ!それ以来兎しか狩ってないくせに!」
二人が始めた言い争いに、周囲の人間はまたか・・・とため息混じりにその様子を見ていた。
散々お互いを罵り合い。最後にエナが
「そんなに言うなら、リザード以上の獲物を狩ってきてやろうじゃないの!」
と大声で叫んで森へ走ったことで今回の痴話喧嘩は終了した。
181駄文:2006/09/07(木) 00:47:22 ID:353zBpcB
怒気で顔を真っ赤にしながらエナは狩場をどこにするか考えていた。
夕暮れの森をむやみに走ればモンスターの餌食になりかねない。
だからと言って、今引き返せばジェイクに笑われて終わりだ。
「ご神木の辺りなら安全だし、大きな獲物もいるかな。」
ご神木とは森の中心にある20メートルはあろうかという巨木のことを指している。
村が出来る前からそこにあり、不思議とご神木の周囲にはモンスターは近寄らなかった。エナはそこにイノシシの巣があることを知っていた。
大きすぎて手を出していなかったが、ジェイクの鼻を明かすにはちょうどいい。
息をきりながらエナがご神木に着いたときに夕暮れが近づいていた。
「急がないと、完全に日が暮れちゃう。」
夜目が利かないわけではないが、夜の森で一人狩りをするのは危険だ・・・ん?
「なんだろう・・あれ」
エナがふと見上げると、ご神木の枝に赤い実のようなものがなっていた。
「すごい!ご神木に実がなるなんて!」
エナは幼い頃から『ご神木は実をつけない』と聞かされていた。
「そうだ・・・あの実を持って帰ろう。これでジェイクを馬鹿に出来る!」
エナはご神木に近寄り、実を狙って弓を構えた。しかし・・・
「落ちてくる!?」
赤い実はアケビのように口を開いて落ちてきた。エナへ向かって真っ直ぐに・・・
182駄文:2006/09/07(木) 00:50:16 ID:353zBpcB
ここは・・・ご神木の実の中!?
開いていたはずの口は閉じられ、閉じた口の部分からわずかに赤い光が見えてくる。
どうやら日は暮れていないようだ。
力任せに口を開いて取っ掛かりがない上に脱出しようと試みたが、とても開きそうもない。
「誰か〜誰か助けて〜」
叫んではみたが、村からは遠く、助けが来るとは思えない。
それでもエナは叫び続けた。
「だれか〜・・・ジェイク・・・助けて・・・」
何時間経っただろうか・・・いや、外から入ってくる光はまだ赤く、大して時間は経っていない。
不安と疲労からエナは時間をより長く感じていた。
「ジェイク・・ジェイク・・・怖いよ」
そうしているうちに変化が起きた。実が揺れたのだ。助かった・・・
「誰?誰かいるの?お願いここから出して」
しかし、返事はない。モンスターかと思ったが雄たけびさえ聞こえない・・・
「実が・・・動いてる」
エナはようやく気がついて青ざめた。身の中の壁がほぐれて何本もの触手となり、それが動いていたのだ。

「や、やぁぁぁっ。こないでよ!」
触手はエナの体を確かめるようにまさぐるっていた。大きな四本の触手が手足を縛り、自由を奪っているため、身動きが取れない。それでなくても狭い実の中ではエナに逃げ場などなかった。
エナの自由を奪うと残りの触手は器用に服を破き、武器と一緒に吐き出していった。
これから行う行為に必要ないということだろう・・・
「お、お願いだから食べないで!私なんかおいしくないんだから」
ガチガチと震えながらエナは実に懇願していた。
冷静に考えれば滑稽だが、パニック状態のエナは必死に叫び続けた。
しかし、おおよそ服が吐き出され、完全に白い肌を露にしたエナは死を覚悟した。
「ああ・・・液が出てきた・・・あれで溶かされて食べられちゃうんだ」
実の中に溜まっていく透明な液を消化液だと思ったエナは死んだような顔でそうつぶやいた。
183駄文:2006/09/07(木) 00:52:25 ID:353zBpcB
「ぅん・・・何?」
予想外の反応にエナは戸惑っていた。恐怖で青ざめた顔は見る見る紅潮し、体の中から疼きが沸きあがってくる。ホシイホシイホシイホシイ・・・・
気がつけば両手足の枷は外され、エナは両手で狂ったように胸を揉みしだいていた。
大きすぎず、だからと言って決して小さくはない美乳が自らの手でもみくちゃにされていく。
「はぁ・・はぁぁぁ・・・なんでこ・・んぁぁぁ」
胸だけでは飽き足らず、クリトリスを指でこねまわし、秘所からは洪水のように蜜が流れていた。
「だめ・・・ジェイク・・ジェイクたすけて」
自分が周りの触手を求めていることを感じながら・・・しかし愛する男の名をつぶやいてギリギリで理性を保っていた。しかし、『準備が出来た』と判断した実は無慈悲にエナに襲い掛かった。
「だめ・・・だめぇぇぇぇぇ」
絨毯のように敷き詰められた無数の触手がエナを愛撫する。
「んぁ・・・ぁぁぁぁぁぁああああ」
全身を駆け巡る快感を抑えきれず秘所から潮を吹きながらエナは叫んだ。すでに何回イッているか考えられないほどの快感がエナを支配している。
「いやぁ・・ふぐぅんんん」
叫ぶエナの口に太い触手が挿入され、ドロリとした液が喉に注ぎこまれる。
「ふぐぅ・・・・ぐ、げほっ・・・はぁはぁ」
液の注入が終わると太い触手がエナの秘所にあてがわれた・・・
「やだ・・・やぁ・・ジェイク。ジェイク・・・」
184駄文:2006/09/07(木) 00:54:51 ID:353zBpcB
ジェイクはソワソワしていた。といっても、今日に限ったことではない。
エナを怒らせて、エナが走って行っては、心配そうにソワソワしている。
「そんなに心配なら見に行ってやれよ」
「うるせぇ!俺はあいつなんか心配してねぇよ」
これもいつものやり取りである。しかし・・・
「すまない。ご神木というのはあの大きな木のことか。」
そう聞くよそ者だけが今日の例外だった。
背中に青い刃の大鎌を背負い、青い髪をした冒険者風の男はジェイクにそう尋ねた。
「そうだが・・・あんたは?」
「見ての通り、よそ者冒険者だよ。ご神木に用があって来た」
そうか・・・とは言ったが、ジェイクは不信な目でその男を見ていた。
過去、ご神木が金になるなどということは聞いたことがない・・・
「心配しなくても明日の朝ご神木を調べたらさっさと帰るよ」
ああ、研究所の派遣か。そういった話も初めてだが、あれだけの巨木なら研究する奴もいるのかな・・・
「ところで・・・今日ご神木に近づいた奴はいるか?」
ジェイクが納得しかけたところで男はまた不思議な質問をした。
「ああ、多分エナがご神木の辺りにいる。」
エナがご神木のイノシシを狙っているのを知っていたジェイクは今日ご神木の周囲でイノシシを狩っていた。
怒ったエナがすぐ走って行ったところをみると、多分あそこにいるだろう。
「女か?」
「?・・・ああ」
男の顔が強張っていくのがジェイクにはわかった。
「気が変わった。すぐご神木へ行く」

「おいあんた!この辺は安全って言ってもモンスターが出るんだ。無闇に夜中歩き回るなよ」
「・・・遅すぎるとは思わないのか?」
図星をつかれ、ジェイクは言葉に詰まる。確かに、エナにしては遅すぎる。一人で夜の森にいる危険がわからないはずはないのに・・・
「どう思われようが俺は今行く」
そう言って男は歩いていく。
ジェイクは家に置いてきたブロードソードを手に取り男を追いかけていた。
「道案内ならいらん」
「勘違いするな。俺はエナが心配なだけだ」
185駄文:2006/09/07(木) 00:57:35 ID:353zBpcB
「んぁ・・ふぁぁぁ・・」
エナの秘所と菊門には触手が一本ずつ挿入され、エナは腸で蠢く触手にあわせて喘ぎ声をあげていた。秘所に挿入された触手は子宮口で動かなかった。ただ、子宮に何かを注いでいることだけは確実に感じていた。
「あああああ・・・いい・・・いいよぉ」
誰も助けに来ない・・ジェイクは助けに来ない・・なら・・このまま狂ってしまおう・・

・・・・・ナ・・・
・・・・・エナ・・

聞こえるはずのない声。それが聞こえる・・・ジェイク
「エナ−!返事をしてくれ!」
聞こえる!幻聴じゃない。
「たすけて・・・助けてジェイク!」

ご神木の下からエナの声がした
「ご神木の下だ!」
見るとご神木の下に大きな赤茶色の実が落ちていた。
あの中からエナの声がする。
「待ってろ!いま出してやる」
実のすぐ近くから聞こえる声に安堵するエナ・・・
しかし、理性の戻ったエナは自分の状況を思い出した。
こんな姿を見られる・・・最も見られたくない男に・・・
「待って・・・だめ!開けないで」
しかし、エナの願いとは裏腹に実の口はあまりにあっけなく開いてしまう・・・

持ってきた短刀を実の筋に当てると、思いのほか簡単に実が割れた。
中から出てきたのはあられもない姿のエナだった・・・
「見ないで・・・お願い」
「エ・・・ナ・・」
言葉が続かない。何を言うことも出来ない。考えられない。
「・・・とにかく川で汚れを落とそう」
呆然とする俺たちは冷静な男の言葉に従うほか無かった。
近くの川でエナの汚れを落とし、俺の上着をかけてもエナは泣き止まなかった。俺は自分自身が許せず、エナに言葉をかけることすらできない。重い沈黙が流れた・・・
「え・・・痛い」
186駄文:2006/09/07(木) 01:00:36 ID:353zBpcB
痛い・・・なんだろうこの痛み。いままで感じたことの無い痛み・・・
「痛い・・・痛いよ。ジェイク助けて・・・」
「わかった!すぐ病院へ連れて行くからな。我慢しろよ。」
我慢なんか出来ない。今すぐ病院へ走っていかなきゃ・・・
私はふらふらとした足取りで村へと向かっていた。
「無理に立つなよ!おぶってやるから」
「だめだ・・・村へ行ってもあんたは死ぬ」

死ぬ?エナが?
「なにいってんだよ!エナを病院へ・・・」
「『ご神木』の種を植え付けられている。いま村へ行けば村ごと『肥料』になるだけだ」
無慈悲な言葉が浴びせられる。
「今の痛みは『宿り主』を集落へ向かわせる為に種が出しているものだ。
村へ行けば全身から根が出てあんたも村人も死ぬ。
このままいても、肥料が減るだけだ。根は出るだろう」
腕からエナの震えが伝わってくる。
「俺がいま出来るのは・・・これだけだ」
男は大鎌を構え、エナの腹に狙いを定めた。
「どうしようもないのかよ・・・」
「ない」

死ぬ・・・私・・・死ぬの?自分に向けられた大鎌が自分の運命を告げている・・・
「言い残すことはないか?」
死ぬ・・・死んじゃう・・・でも死ぬ前に
「私・・・ジェイクを愛してる。今まで素直になれなくてごめんね」

愛してる・・・一番言って欲しかった相手に言ってもらえた・・・
「俺も・・・お前のことを・・・」
ドス・・・・大鎌の青い刃がエナの腹を正確に刺した。
「なんで・・・」
腹から引き抜かれた鎌の先には黒い大きな塊が刺さっていた。あれが種か・・・
「どうして待ってくれないんだよ・・・」
引き抜かれると同時にエナの体から力が抜けた・・・
「俺も・・・俺もエナに伝えたかったのに・・・」
震える声でなんとかそれだけがしゃべれた
「生きてる奴は墓前で伝えろ。お前を待つ間も彼女は苦しむんだ」
そう言うと男は森のご神木のほうへ向かっていった。
反論できない・・・そう・・伝えてもエナはすぐ死ぬんだ・・・
エナの頬を撫でて、もう開かない口へキスをした。
「ごめん・・・エナ。俺もエナを愛してたよ」
「・・・・・・本当?」
187駄文:2006/09/07(木) 01:03:06 ID:353zBpcB
男が物憂げな表情でご神木を見上げている。
『なんとかしたよ。まあ、あのまま村へ行けば大丈夫だろう』
ご神木から聞こえるはずの無い声が聞こえる
『すまんな。しかし・・・もう少し説明してやってもよかったんじゃないか?』
『あの手の馬鹿は切羽詰らないと本心を出さん。あれでいいんだよ。』
『その言葉、そっくりそのままお前さんにやるよ』
男が薄く笑っている。しかし、すぐに顔を曇らせた
『・・・どうしようもないのか?』
『ああ、1000年はなんとかなったが、本能が抑えられん。
この辺りのモンスターも減ったことだし、潮時だ』
『寂しくなるな・・・』
『不死の兵器の運命だよ・・・こればっかりはしかたない』
『そうだな・・・なにか言い残すことはないか?』
男は悲しそうに大鎌を構えた・・・
『次は・・・花に生まれ変わりたいな』
ドス・・・鎌が刺さった部分から見る見るご神木は枯れていった。
葉は緑から赤へ・・・その葉がいっぺんに散っていく・・・


後日ジェイクとエナの結婚式が行われた。
ブーケには最近見つかった白い小さな花が使われていたらしい・・・
188駄文の主:2006/09/07(木) 01:06:26 ID:353zBpcB
初カキコです。勢いで描きました・・・あの・・その

お手柔らかにお願いします(・ω・;)
189名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 01:12:52 ID:d+o28K3P
そーゆーことか。短い分、無駄が無くてよかったと思うよ。
190名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 01:31:09 ID:GGh6IO25
エロより先に、ご神木カワイソスという気持ちに……
泣いた赤鬼みたい
191名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 01:39:08 ID:+y7MK/1t
乙!もうちょっと丁寧に描写したらもっと膨らませられるかも・・・。
アイデアは良かったと思う。余所者が何者か分からんけど。
192名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 11:09:25 ID:r4vnYAIH
ばんぱいあはんたーDを彷彿とさせる旅人さんでしたな。

個人的には、花に生まれ変わった神木さんは集落の近くに点在して群生していて、
モンスターが嫌がる香気を発したり花粉を振りまきながら、これからも人々のそばに居続けてホシス。
193駄文の主:2006/09/07(木) 12:26:34 ID:353zBpcB
自分の書いた駄文にレス頂いて感謝感激です。

裏設定など少し

ご神木
「不死の兵器」と呼ばれる神話時代に作られた兵器。
本来は無数の実をつけ、媚薬効果の高い霧で「宿り主」をおびき寄せる。
しかし、神話の戦争が終わり、周囲は徐々に平和になっていったことと、
他種の命まで奪って生まれた「子」は2〜3ヶ月で枯れる(拠点制圧のため)という
自分の本能に嫌気がさし、1000年前から「植物」として生きることを誓う。
モンスターが本能的に自分を避けることから、
ご神木と呼ばれていたことがまんざらでもなかった。

よそ者
本名:ジキル。ご神木と同じく「不死の兵器」。
大鎌は金属ではなく自身の持つ水の魔力で作った「具現化兵器」。
いきなり具現化すると驚かれるので人里では常に大鎌を出すようにしている。
戦後ありあまった時間を探し物を兼ねた旅に費やす。
ご神木と知り合ったのは500年ほど前、
その頃から「もしものときは・・・」と頼まれていた。
今回ご神木から「実が出来てしまった」と連絡があり(テレパシー的なもの)
覚悟の上でやって来た。

ジェイク&エナ
あの後、急いで病院へ連れて行ったエナの体に傷ひとつなかったこと
翌日、ご神木が枯れていたこと
ご神木の周りに見たこともない花が咲いていたことから、
多少感づき、なんとなくご神木を恨む気にならないでいる。
194名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 02:22:34 ID:SPvQgney
ミノタウロスの話でも書こうと思って
参考に誕生の話を調べてたら萌えな内容が(;´Д`)
195名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 08:07:05 ID:xDZJvcPN
>>194
それをうpするのが君の役目だ
はやくしちくり〜(*´Д`)
196名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 14:13:36 ID:n8+khdtg
>194のレスから、
ラビュリントスに潜り込んだもののミノタウロスに犯される実はおにゃのこだったテセウス。
実は雌だったミノタウロスを犯す少年テセウス。そのまま乳牛役としてアテナイにお持ち帰り。
とかの電波がピピピと脳に飛来。

後者はスレ違いっぽいけど。
197名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 16:11:19 ID:WjrmqTCa
>>196
寝取られるアンドロメダカワイソス
198名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 22:58:26 ID:+b5+35e4
>>196
>実は雌だったミノタウロス
グランディアのミルダ姐さんを即座に連想した漏れ(w

>>197
アンドロメダじゃないよ、アリアドネだよ。
199名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:39:51 ID:mE6K6W2S
>>196
オレが受け取った電波は、
正妃が気に入らない第二妃は雄牛に正妃を犯させる
雄牛のあれが忘れられなくなった正妃は夜な夜な牛舎へ・・・
そしてミノタウロス誕生
というものだったんだが。

さあどっちだ>>194
200194:2006/09/09(土) 00:33:28 ID:C9BenU1c
>>199
すまん、wikに載ってた

ギリシア神話においてはクレタ島のミノス王の妻パシパエの子である。
ミノス王は、後で返すという約束でポセイドンに願って海から美しい白い雄牛を得る。
しかし、雄牛の美しさに夢中になった王は、ポセイドンとの約束を違え、
白い雄牛を生け贄に捧げず、代わりの雄牛を生け贄として捧げ、白い雄牛を自分の物にしてしまう。
これに激怒したポセイドンはミノス王の妻に呪いをかけ、后は白い雄牛に性的な欲望を抱くようになる。
ダイダロスに命じて雌牛の模型を作らせた彼女は、自ら模型の中へと入り雄牛の身近へと訪れた。
結果、パシパエはミノタウロスを産むこととなった。

この内容に萌えてたというか…なんというか…
ていうか皆知ってるよな、この話
201名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 03:13:30 ID:4xlZIf63
つまり、おうさまはうしにおくさんをNTRれたんだね。
で、そのこをにんちしてそだてた。と

・・・おうさま萌えっ!
202名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:18:55 ID:aWe2Hn1D
ようし野郎ども、補足情報だ!
ミノタウロスはソードワールドの設定では牝がいないので種族を増やすには
人 間 の 女 と ま ぐ わ ら な い と い け な い
203名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 02:23:20 ID:kLJSz8NL
>>202
(;´Д`)ハアハア…ミノタウロス作った神様に感謝しないと…
204名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 04:14:32 ID:cXyHA1ix
>しかし、雄牛の美しさに夢中になった王は

アッー!!
205名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 08:35:38 ID:MrMSedQy
ホモで獣姦かよw
206名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:01:36 ID:DCHs0OjB
ブッシュ大統領の前と後ろの初めては馬らしいしいいんじゃね?
207名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 17:25:08 ID:fx6Pz1T9
ここにその類のネタは持ち込んでくれるな。
208名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 20:11:30 ID:Gxnxj5LL
ミノタウロス×生贄の女の子
いいなぁ、飽きて食用にする頃には次の新しい生贄がくるんだろうな
209名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:52:35 ID:wPttRGMd
>>208
9年毎に7人の少女だったな。
(7人の少年は即座に食い殺すと決め付けておく)
…………別に飽きなくても問題ないよね。
210名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 19:51:15 ID:XH5ONot8
7人の少女は飽きられないよう死に物狂いでミノに尽くす、
というのもいいじゃないか
211名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 20:44:33 ID:IRfrkLKl
>>210
シェヘラザードの少女版みたいだな
212神楽スキー:2006/09/11(月) 21:10:53 ID:2wNvX7l3
えっと、コテハン希望者いたので付けてみました。
神楽シリーズや吸血鬼物書いたものですが、ミノタウロスのお話にビビッときまして書かせていただきました。
ものはFateのセイバー凌辱物・・・・しかし書いててギリシャ神話に北欧神話にアーサ王伝説の混合体
しかもシチュはロードス島伝説のファリスの聖女・・・節操ないです
神話の時間の違いとか無視してくださいw
ちなみにアルトリアやアーサではなく文中セイバーの呼称を使っております。
では
213神楽スキー:2006/09/11(月) 21:11:54 ID:2wNvX7l3
「汝 アルトリア・・・汝は健やかなる時も病める時も変わることなく、死が二人を分かち合うま彼の者を愛し、添い遂げあう事を誓いますか?」

不快な表情を隠すことが出来ず、神父は目の前の純白のウェディングドレスを纏う美しい純金の髪の少女に宣誓の言葉を尋ねる・・・・およそ神父として何組もの結婚式を見護ってきたが、この宣誓を破棄して欲しいと心の底から思ったのは生まれて初めての事だ。

「・・・・誓います」

しかし、純白のヴェールと俯いた表情からこの美しい少女の表情は見えない。
本来なら新郎側の宣誓も無ければなら無いのだが、この結婚式においてそれはあまりにも無意味だ。
なぜならこの穢れなき美しい少女の伴侶は、隣に立つのはおぞましい牛頭の魔人なのだから・・・・



「ミノス王の息子を・・・・?」

王座に座り、配下の者の陳情を聞いていたアーサ王・・・・実は王者の剣に選ばれた少女アルトリアは、その凛々しい眉を顰めた。

「はい、東地中海を支配するミノス王のお子の事は王もご存知と思いますが・・・・」
「無論だ・・・・」

忌々しげに吐き捨てる。
東地中海を席巻する強大な王 ミノス・・・・その息子はいかなる神の呪いかそれとも罰か・・・牛頭の魔人であり、しかもそのおぞましい容姿にたがわず凶暴で、東地中海の孤島クレタ島の迷宮に住まい、毎年生贄の娘を捧げられているという。

「いかなミノス王の御子とは言え、これ以上は見逃す事は出来ず、近隣の王とも話し合った結果、討伐を行うという事で一致したのですが・・・・」

ミノス王の盲目の寵愛を受けた魔人を倒す、それについてはセイバーも異論は無い。

「ならば我が国からも兵を出せば良いのか?」

円卓の騎士団をはじめとし、王自身も王者の剣カリバーンの力により強大な力を誇っている。

「いえ、それでは国同士の戦になってしまいます。狂王の元に集いし騎士たちもわれらと戦う事を望んでおりません。そこで・・・・」




「・・・・では、指輪の交換を・・・・」

神父が震える指でアルトリアの指に金の指輪を通し、人では在りえないサイズの同色の指輪を魔人の指に嵌める。

(茶番だ・・・・)

ウェディングドレスに身を纏ったセイバーが苦々しい思いで神聖なはずのその誓いの儀式を見つめる。
新婦として王宮に潜入し、魔物を討ち果たす・・・・女であり、また王者の剣を振るうアルトリアだからこそ出来る策なのは間違いなく、騎士たちの尊い命が護られるならと、アルトリアも渋々承諾したのだが・・・・




儀式の全てが終わり、豪華な広間に通される・・・・その中央にある豪奢な天蓋付きのベッドが余りにおぞましい・・・・ヴェールを乱暴に跳ね除け、ベットに近づくと、セイバーは風王結界に包まれたカリバーンを握り締め、おぞましい魔人 ミノタウロスを討つときを待った。

ギイ・・・・

やがて扉が開き、すでに上半身裸、そして腰に布を巻いただけの巨躯の魔人が姿を見せる。

(化け物め・・・・)

この魔物により幾人もの罪無き人の命が失われたかと思うとそれだけでセイバーのエメラルドグリーンの瞳が怒りの炎を宿す。
ゆっくりとそのミノタウロスが目の前に立った。
214神楽スキー:2006/09/11(月) 21:13:29 ID:2wNvX7l3
(いまだ!!)

風王結界に包まれたカリバーンを抜きはなち、ミノタウロスに切りかかろうとしたアルトリアはその直前の姿勢で硬直した。

「な・・・・に・・・・?」

動けない・・・・一刀の元にこの呪われた魔物を倒そうとしたはずなのに・・・・

『くくく、無駄じゃよ・・・・イングランドの美しき騎士王・・・・』

不意に部屋に姿無き声が響く。
目の前の魔人ではない・・・・老人とも言うべきん年齢の男の声。

「な、何者だ? わ、わたしに何をした!?」
『何者だとは無礼だな・・・・花嫁よ・・・・お前の義父に対して・・・・』
「ま、まさか・・・・み、ミノス王・・・?」

牛頭の魔人の父親にして狂った王・・・・

『お前たちの企みなど最初から判っておったわ、我が息子をお前に討たせようとしておった事もな・・・・』
「くっ、ならば何故・・・・?」
『くははは、イングランドの麗しき騎士王殿が王者の剣を持って我が息子の嫁に来てくれると言うのだ・・・・拒む道理などあるまい?』

哄笑が部屋に響く。

『お前が嵌めたその指輪はラインの黄金より打たれた魔法の指輪・・・・それを宣誓と共に嵌めたお前は決してその誓いを破れぬよ。騎士王』
「ら、ラインの黄金・・・・ま、まさかニーベルンゲンの指輪か!?」

白い手袋に包まれた自身の指に輝く金の指輪に驚愕に視線を送り、セイバーが自身が狂った王の策に逆に嵌められた事を悟る。

『さあ、お喋りはここまでだ・・・・我が息子も美しい花嫁との初夜を待ちかねておる・・・・準備をするがいい』
「ば、馬鹿な! だ、誰が・・・・っ!」

必死に指輪を外そうとするがまるで吸い付いたかのように外れない。

ズクン・・・・
そして不意に左手に嵌めた黄金の指輪が輝きを放つ。
同時に、セイバーの鼓動がひとつ大きく跳ねた・・・・

「な、なに・・・・?」

鼓動が激しくなり、全身が熱を帯びる。
吐息が荒くなり、手や足に力がはいらない。時折背筋に走る不思議な電流に身体を振るわせた。
ふらつく足・・・・

「あっ・・・・くっ・・・・」

カララン・・・・
カリバーンを床に取り落とし、ふらつく足に身体を支えきれずに背後のベットに仰向けに倒れこむ。
それだけは間違いなく特級品のベットは柔らかく純白のドレス姿のアルトリアを受け止め、その真白のシーツの海に沈み込む少女。

「な、なにを・・・・なにを・・・・し・・・・たっ・・・・っつう・・・・」

身体を焦がす炎、身に憶え無き焦燥感・・・・全身を炙るように熱が全身を支配し、不思議な電流が背筋を駆け巡る。

『その指輪の魔力だ・・・・我が息子の初夜の相手を勤まるようにと思ってな、なにせ我が息子は規格外じゃ・・・・少々濡らしておかねばお主が壊れてしまう』
「な、なんて事・・・・をっ、あっ・・・・うっ・・・・」

シーツを掴んで引き寄せ、全身を襲うおぞましい衝動に必死にあがなう。
傍らに立つミノタウロスの冷たい眼が自分を見下ろしている・・・・あんな魔物に弱みなど見せられない・・・・セイバーは必死に己を奮い立たせた。
215神楽スキー:2006/09/11(月) 21:14:07 ID:2wNvX7l3
「や・・・・めっ・・・・やめろ・・・・こ、こんな事っ・・・・」
『ふふふ、頑張るのう・・・・さすがに北欧にその名を轟かせし騎士王よ』

指輪の魔力によりその穢れ無き肉体に、無理矢理ねじ込まれた壮絶なまでの性的な快楽・・・・
喘ぎに胸が波打ち、シーツを固く握り締める細い腕が震える、膝を閉じ合わせた脚がガクガクと揺れた・・・・。

『気持ちよいか? 我が息子が欲しいか? アーサ王?』
「だ、黙れっ・・・・うっ・・・・くうっ・・・・」

白磁の肌は煽られる熱に僅かに紅潮し、額に汗が滲む、閉じられた眼瞼が小刻みに震える。荒い吐息を抑えられない口を必死に閉じようと婚姻の為にルージュを這わせた唇を血が滲むほどにかみ締める。

「だ、駄目だっ・・・・こ、こんなの・・・・あっ・・・・・だ、駄目・・・・っ・・・・」

腰から吹き上がる疼きを抑えようと必死に手を純白のウエディングドレスのスカートの上から押さえつけた。

「はああっ!!」

無駄だった・・・・それどころかさらに倍化した甘美な電流に背筋と脳裏を撃ち抜かれ、セイバーは背を仰け反らせる。必死に手を引き離そうとして・・・・失敗した・・・・ともすれば指を動かしたくなる衝動に必死に耐えるしかできない。

『ふふふ、指輪の魔力にそこまであがなうとはまったくたいしたものだが・・・・息子よ、そろそろ可愛がってやれ・・・・』

響く声にセイバーは必死に牛頭の魔人ミノタウロスの方を睨みつける。
だが、快楽に濡れる瞳は切ない程に潤み、普段の威厳も気迫も半分もその輝きにこもらなかった。

「あっ!」

背後からセイバーを抱きしめると、ベットに腰掛け、自身の脚の間に美しき花嫁を座らせる。

「は、離せ・・・・こ、この化け物っ!!あっ、ああっ!!」
『ふふふ、無礼な花嫁だ・・・・じゃがその化け物に抱かれ、身も心も捧げてもらうぞアーサ王よ』

2mを確実に越える巨躯、その胸の中にすっぽりと収められたセイバーは必死に抗おうとするが全身を支配する淫らの熱はすでに擦れ合う衣服と肌の感覚さえ、微かな淫撃と変えてセイバーを打ちのめす。

むせ返る獣臭がセイバーを包み込み、焼けるように熱い胸板を背中に感じ、凶暴な固さと質感がセイバーの尻に押し当ててその存在を主張する。

背後から首筋を舐められる、鳥肌が立ち、同時に走る感覚に背中が仰け反った。
少女から女性に変わろうとする段階の胸の膨らみが、白のドレスの上からすっぽりとその巨大な手掌に収められ、魔物の外見に相応しくない緩やかな愛撫が加えられ全身が震えた。

「こ、こんな・・・・こんな・・・・」

粗暴にして凶悪、人肉を喰らい、生娘を犯し殺したと伝え聞くミノタウロスの想像さえしなかった緩やかな愛撫に戸惑い、そこから溢れ出る甘美な感覚に流されそうになり、恐怖に慄く。

『我が息子もお前を気に入ったようだな・・・・騎士王』

純白の手袋に包まれた手で必死にミノタウロスの太く頑強な手首を握り、胸から引き離そうと足掻く。
だが、指輪の魔力に侵され、カリバーンを離したセイバーにこの魔人の圧倒的な力に抗う術は無い。

太い指が胸を挟み込み、形を緩やかに変えられながら揉まれ、こねられ、手掌を指を使って胸全体が切ないほどの快楽の波に翻弄される。

「はっ、あっ・・・・や、やめろ・・・・あっ、ああっ・・・・」

首筋やうなじを舐める牛の舌、紫色のソレは驚くべきほどの質量と長さを誇り、ドレスの隙間から背中に侵入しセイバーの肌を流れる汗を舐めとり、かわりにおぞましい唾液を白磁の肌に塗りこんで行った。
その度に背筋をおぞましい電流が駆け抜け、身を仰け反らせて悶える。

「あっ、ああっ、こ、殺せっ! 殺せぇっ!!」
『おうよ、息子がお前をよがり殺してくれるわい。ふははは』
「くうっ・・・・あっ!」

太くごつごつそして指が、外見からは想像もつかない繊細な動きで、結われ、短く纏められた金の髪が解く、純金の波が背中の半ばまで広がり揺れた。
216神楽スキー:2006/09/11(月) 21:15:24 ID:2wNvX7l3
『ふふふ、美しい髪ではないか王として騎士として振舞わねばならぬとは言え、勿体の無い事だ』
「くっ・・・・だ、黙れ!!」
『威勢の良い事だな・・・・しかし、身体の方はそろそろ限界かの?』

足はガクガクと震え、時折もじもじと閉じ合わせた膝を擦り合わせる動きが混じり、その間隔が短く大きくなって行く。

『息子よ・・・・騎士王はそこがどうにも切ない様じゃ・・・・慰めてやるがよい』
「やっ!そ、そこは・・・・っ!」

蒼白になるセイバーの静止の声と手をあっさりと跳ね除け、ミノタウロスはスカートの上からそこを押さえつけた。

「あああっ!!」

先ほど自分で押さえつけたときとは桁違いの電撃に全身を撃ち抜かれた。
腰が勢いよく跳ねる、その勢いに手がさらに腰に押し付けられて、溢れかえる甘美な快楽はセイバーの聡明な頭脳さえ痺れさせた。

まるで縋り付くかの様に胸の膨らみを嬲り、腰を押さえつける凌辱者の両手首を握り締め、身を仰け反らせたまま全身を硬直させる。


ガクリ・・・・
数秒後、脱力し背後の厚い胸板に背を預けるセイバー。

『くくく、軽くイッた様じゃの・・・・』

荒い息をつき、全身を震わせる少女の顎が指で掴まれ、仰がされたた。

セイバーの視界一杯に広がる牛頭・・・・避ける間も抗う間も無く唇が塞がれた。

「うむぅっ!!」

驚愕に見開かれるセイバーの新緑の瞳。
抗おうとするが強い力で指が少女の顔を固定し、かぶりを振ることさえ出来ない。
 
侵入してこようとする舌に必死に口を閉じて抵抗する。
歯茎が舐め取られ、唇が舐めしゃぶられる・・・・それでも侵入だけは必死に抗った。
だが・・・・

「うううんーーーーーっ!!」

下半身から迸る甘美な感覚の津波にセイバーの抵抗はあっさりと崩された。
見開かれる緑の瞳から流れ落ちる銀の雫、割られる唇、牛の舌に侵入された。

震える身体・・・・先ほどからスカートの上から腰を押さえつけていたミノタウロスの手が動き始めていた。

「うっ、むうっ・・・・ううううんっ!!」

魔人の太い足が、セイバーのすらりと伸びた脚に絡みつき、ゆっくりと拡げる・・・・膝を閉じようと必死に足掻く細い脚は震え、抵抗の甲斐なく広く拡げられた。

遮る物が無くなりスカートの上からゆっくりとアソコがノックを繰り返される。
丈のあるスカートがそこだけ沈み込み、純白の絹の布地が指の動きにあわせて揺れた。

「うっ、うううっ・・・・ううんっ・・・・・」

軽くとは言えイカされ、敏感になったセイバーの身体はその責めをあっさりと享受し、熾烈な快楽へと変換する・・・・スカートの上から抑えられるだけで理性が溶け、脳が痺れる。

舌が引きずり出される、ミノタウロスの口腔内に連れ込まれたセイバーの小ぶりな舌はそこで思う存分蹂躙された・・・舌がおぞましい唾液に濡らされ、長くのたうつ紫の舌が淫らな蛇の様にセイバーの舌を絡めとリ、舐めとり、まぐわう・・・・
舐められ、擦られ、おぞましい粘液をなすりつられる舌が翻弄される。

下半身から吹き上がる快楽と混じりあい、溶け合い・・・・このおぞましい口虐からさえも快楽を引き出そうと、意識を蒸けさせ、理性を突き崩そうと甘美な電流は何度も脳を直撃した。
震える身体、揺らぐ意思、溶け落ちる理性・・・・
217神楽スキー:2006/09/11(月) 21:16:17 ID:2wNvX7l3
「むううっ・・・・くうっ・・・・」

むせ返るほどに獣臭を放つ唾液がセイバーの口内に流し込まれてくる。
その驚くべき量はすぐにセイバー自身の唾液と混じりあい、小さな口内から溢れ、頬を垂れ、喉元を濡らし、ドレスの胸を穢した。

必死に嚥下を拒むセイバーの口内に長いミノタウロスの舌が侵入する。
唾液の海を泳ぎ、ゆっくりと奥まで侵入したソレがセイバーの喉の奥をつつく。

ビクン・・・・
震えるセイバーの身体・・・・口奥内は幾度と無くノックされ、舐められていく・・・・ズルリ・・・・
その異様に長い舌が喉を割り、食道の中にまで侵入した。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」

声にならない悲鳴が、塞がれた口から漏れる、仰け反る身体・・・・口元をまた唾液が流れ落ちる。

隙間から無理やり流し込まれる唾液・・・・喉が鳴り、食道を滑る様に流れしこまるおぞましい唾液の感触を必死にセイバーは耐えた。

「ケホッ! ケホッ!!・・・・」

ようやく解放され、激しく咽せかえるセイバー・・・・

『くくく、婚姻の誓いの口づけが済んでおらんかったからのう・・・・』
「はぁ・・・・くぅ・・・・だ、黙れぇ・・・・はぁ・・・・ああ・・・・」

背後からのミノタウロスの執拗な愛撫を受けながらも涙で濡れる目で虚空を睨む。
胸を覆うドレスはずり下げられ、露になった美しい双丘を魔物の指が這い、様々に形を変えてこねられる。
その桜色の頂は既にツンと固く尖っている。

『そこも可愛いのう』
「ああっ!!」

胸の尖りが太い指に摘まみ出され、仰け反り純金の髪がランプの光を反射して宙を流れる。
両の尖りが左右それぞれの手の親指と人指し指で挟まれて擦られる・・・・桜色の尖りは歓喜の電流をそこから全身に迸らせて、セイバーの強固な意志をも撃ち貫いた。

「あっ・・・・はあっ・・・・や、やめ・・・・ろ・・・・」

下半身を襲ったソレとはまた別種の鋭い淫撃が左右交互に絶妙なタイミングで襲い掛かってくる。
国王の盲愛ぶりから幾人、幾十人もの娘を犯し貫いたこの牛頭の魔人は女を狂わせる責めを熟知していた。

ゾロリ・・・・

不意に背後からミノタウロスの牛の尾が伸びる・・・・細い鞭状の尾の先端に筆の様な黒い毛が生えるソレはまるで蛇の様にゆっくりと下を目指した。
嬲り抜かれる胸を通り過ぎ・・・・腹を通り過ぎ・・・・足元まで延びる。
恐るべき長さだ・・・・1m近いのではないだろうか?

それが丈の長い白のスカートの中にゆっくりと侵入していく。

「はあっ・・・・ま、まさ・・・・あっ、あっ、や、やめ・・・・」

胸から迸る快楽に抵抗の言葉さえ満足に紡げない。
それでもセイバーはその美貌を蒼白にする、牛頭を仰ぎ必死に首を左右に振った。
脚を閉じようにもいまだにミノタウロスの脚はセイバーの美しい足を絡めとったままであり、訪れる破滅の予感に震えるしか出来ない。

ふくらはぎを刷毛の様な何かが触れ・・・・太ももを蛇の様に細いなにかが這い・・・・そして・・・・

「あああああああーーーーーーーーっ!!」

背後から抱きしめられ身動きの取れない身体がそれでも大きく揺れた。
絡め取られたままガクガクと震える両の細脚、青いドレスシューズに覆われた足が爪先立つ。
218神楽スキー:2006/09/11(月) 21:17:22 ID:2wNvX7l3
下着の中にまで侵入したソレはまるでそこだけ独立した生き物であるかのように複雑に蠢く。
尾の先端に筆状の毛がついた尾がアソコをくすぐる。
まるで羽毛か刷毛に撫で摩られるかの様な淫撫はセイバーの下半身を溶かす。

クチュクチュクチュ・・・・・

響くいやらしい水音がスカートに隠された下半身から止め処も無く響く、両胸の頂はいまだ執拗なほどに責め立てており、セイバーのもっとも敏感な3点を休み無く愛撫される。

「あっ、あっ、ああっ・・・・や、やめっ・・・・ろぉ・・・・」

腰は幾度となく跳ね上がり、ミノタウロスの胸板にもたれ掛けた頭は、時折何かを否定しようと左右に力なく振られる、指に挟まれ、擦られ、引っ張られる胸の頂は痛々しいほどに固く充血して尖り、震えていた。

切なげに潤み、揺れるエメラルドグリーンの瞳もすでにその輝きを失いかけている。

『ふふふ、イングランドの英雄王・・・・伝説の騎士王もこうなれば可愛いものだ・・・・』

ドレスの胸元は肌蹴られ、両の胸は露になり汗に濡れて輝いている。
下半身を隠すスカートは、唾液とそして溢れる蜜にその一部を濡らし、染め抜かれていた・・・・

(くっ、こ、こんな・・・・こんなことぉ・・・・)

女性として最も秘めやかな部分をおぞましい魔物の尻尾に撫で責められ、快楽に負けて悶えてしまう。
騎士王と呼ばれ、聖剣に選ばれた騎士であり王である自分が・・・・こんな魔物に・・・・・

「はっ、あっ、あっ・・・・あはうっ!!」

包皮の間から覗いていた隙間を筆先で突付かれた
呼び起こそうとした誇りが、理性が再び溶け・・・・蒸け・・・・砕ける。
しかもセイバーの反応に気を良くしたのか断続的にそこを突付き、撫で、弾く。

「こ、この・・・・あっ・・・・よ、弱いと・・・・はあっ・・・・わ、わかれば・・・・そ、そこばかり・・・・ああっ!!」

執拗な筆先のノック・・・・器用に尾を使ってで包皮が剥かれると、まるで飴玉にでもするかのように突付かれ、撫でられ、弾かれる。

「だ・・・・め・・・・はあぁ・・・・そ、そこぉ・・・・だ・・・・だ・・・・めぇ・・・・」

真っ白に染まって行く意識、溶け崩れ落ちる理性・・・・・




ドサリ・・・・

「はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・」

身を仰け反らせる力さえ失ってベットに俯けに崩れ落ちるセイバーの、荒い息に揺れる背中を見下ろし、牛頭の魔人が尾の先端の毛を濡らすセイバーの愛液を啜る。

『さて、いよいよ結ばれる時じゃ・・・・アーサ王・・・・・』

ミノスの嘲笑を含んだ声にセイバーの背中が震える。
しかし、身体が快楽に痺れて動けない・・・・

『さあっ、力を抜け・・・・』

ウェディングドレスのスカートが捲り上げられる・・・・下着が下ろされ投げ捨てられた。

パサリ・・・・真紅の絨毯の上に丸まって落ちる・・・・濡れ湿った純白の下着
219神楽スキー:2006/09/11(月) 21:18:28 ID:2wNvX7l3
露になる下半身・・・・腰が引き寄せられる・・・・動けない身体。
外気に触れる冷たい感触・・・・悔しげにシーツに顔を隠し、白い手袋で覆われた震える手が握り締めた。
背後から圧し掛かって来る巨大な気配と熱気・・・・

「うっ・・・・ぐぅっ・・・・・」

身体が引き裂かれるような激痛に声が漏れる。
人などより遥かに規格外のサイズと硬度、熱量をもつミノタウロスのソレが・・・・ゆっくりとセイバーの中を裂いて行く。

指輪の魔力で狂わされた身体でさえ抑えきれないその激痛にシーツを必死にかみ締め、握り締め堪えた。

「あっ・・・・・がぁ・・・・ぐううっ」

息さえ満足に出来ない、ミリミリと肉が裂けるような音を立て、背後から侵入してくるおぞましい異物・・・・
そして・・・・

「ああああああああああああああああああっっっっ!!!」

最後の一突きが容赦なく打ち込まれ、何かを引き裂くような感触と共にセイバーは絶叫した・・・・

「うっ・・・・痛っ・・・・あぐうっ・・・・」

激痛と灼熱感が全身を支配する。
傷みと熱さ以外の感覚をまったく感じ取れない。

『いひひひ、どうじゃ? アーサ王・・・・我が息子に女にされた気分は?』

シーツを握り締めて必死に痛みを堪えるセイバーに追い討ちをかけるようにミノス王の姿無き声が響く。

「うっ・・・・ぐうっ・・・・ふぅっ・・・・」

息を吐きながら無言で背後の魔人を睨みすえるセイバーの眦に滲む涙
喜悦に歪んだだらしのない表情、美しい聖女を犯した歓喜の咆哮をあげ、腰を震わせる。

『くくく・・・・痛いか? 苦しいか?・・・・乙女には我が息子の相手はきつかったかものう』

セイバーの太ももを流れ落ち、ミノタウロスの男根を濡らす赤い破瓜の証がセイバーが、この魔物に純潔を奪われたことを物語っていた。

「くっ・・・・!」

セイバーは屈辱にシーツに顔を埋めた、白いシーツが涙で濡れる。
不意に右腕が捕まれ引き寄せられた。

「あぐうっ!!」

激痛に悶えるセイバーの腰を右手を掴んで引き寄せ、頭は逆の手でベットに押し付けられる。
動きを止めていた牛頭の魔人が激しく腰を動かし始めたのだ。

「あっ・・・・がっ・・・・痛っ・・・・ぐうっ・・・・」

処女を失ったばかりのセイバーへの呵責など微塵も無い激しい責め・・・・頭を大きな手で掴まれ、ベットに押し付けらた口から悲痛な声が漏れる。
腰がセイバーのお尻にぶつかって高い音を打ち鳴らし、純白のドレスがはためき、ベッドがその勢いに激しく軋んだ。
気を失うことさえ激しい激痛と振動に意識をたたき起こされ許されない。

『くくく、安心しろ指輪の魔力が時期に痛みを消してくれる・・・・そうなればその痛みが快楽にすげ変わるのじゃ・・・・』
「いっ・・・や・・・・だ・・・・やめ・・・・ろぉ・・・・」

襲い来る凄まじい激痛に身悶える花嫁姿のセイバー・・・・祝福されるべき聖なる衣装に身を包んだ聖女が牛頭の魔物に背後から嬲られる様はあまりに淫卑で蠱惑的だった。

空いていた片方の手も引かれた。浮き上がるセイバーの小柄な身体
220神楽スキー:2006/09/11(月) 21:19:10 ID:2wNvX7l3
「う・・・・・っ・・・・・く・・・・・あぁ」

パンパンパンパン・・・・

背後から両手に吊られて、宙吊りになるセイバーの上半身は、打ち突けられる腰の動きにあわせて大きく揺れる。
反らされた背に汗が光り、突き出された胸が大きく震え、揺れる、重力に従いうな垂れた顔は動きにあわせてただ揺れるだけ、金の髪が宙を舞い光りを反射した。
再び室内に響き渡る雄牛の雄たけびと淫らの肉打つ音と水音・・・・徐々に徐々にセイバーの肉体を支配していた激痛が薄れ和らいで行く・・・・だがソレはセイバーにとっての更なる地獄の始まりだった。

『ふふふふ、どうだ? アーサ王・・・・そろそろ痛みが消えてきた頃じゃろう・・・・?』
「・・・・・・・・・くっ」
『答えられぬか・・・・強情な花嫁だのう・・・・息子よ、そろそろいいじゃろ加減はいらぬ』
「なっ!?」

ミノス王の言葉に驚愕の顔が虚空を仰いだ。
指輪の魔力だろうか?たしかに当初の痛み薄れ始め今は痛みより圧迫感が強い・・・・だがそれでも・・・・

「ああああああああっっっーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ミノタウロスがセイバーを貫いたまま、そのその背に覆い被さってきた。
汗に濡れた背に魔人の胸板が被さり、セイバーの上半身はベットの上に倒れこむ。
四つんばいになり、思わずシーツを掴むセイバーに手の甲にミノタウロスの巨大な手が被さり、上から5本の指を絡めて押さえつけた。
身を仰け反らせるセイバーを背後から休む暇さえ与えず、互い汗や体液が飛沫となって飛び散るほどに激しく突き込む。

『ほれほれ、息子に愛してもらっていいじゃろ? 気持ちいいじゃろ?』
「あっ・・・・かっ・・・・・うっ・・・・くぅ」

それまでとは桁の違う激しい責めにミノス王の侮蔑の言葉にさえ反論できない。
最早それは後背位ではなく獣背位・・・・女としてではなくメスとして貫かれる屈辱・・・・子宮の奥を激しくノックされる。凄まじい勢いに純白スカートがはためき、乱れて舞い踊った。

背後から突き込まれ、獣が歓喜の咆哮をあげる。
背後から響く荒い鼻息と喜悦に染まった吐息がセイバーのうなじをくすぐり、獣に犯される屈辱を煽った。
腰の動きがそれまでの荒々しいだけの前後運動から回転運動を加えはじめる。

痛みが薄れ、圧迫感が消えて行く・・・・変わりに吹き上がる灼熱感とそして快楽・・・・

奥を小突かれるだけで脳が痺れ、中を抉られて腰が溶ける、人外の快楽に流される。
声に甘いものが混じり始め、徐々に繋がった部分が潤み始める。

「やっ、やめ・・・・こ、こんなの・・・・あっ、あっ・・・・」

前の激痛のほうが遥かにマシだった・・・・心が堕とされる、汚される・・・・
人の身では味わえない、否味わうべきではない人外の快楽がセイバーの穢れなき心を突き崩していく。

「あっ、あっ・・・・な、なに?・・・・あっ、ああっ・・・・」

快楽に翻弄され、意識が考えが纏まらない。
恐ろしいほどの危機感も下半身を溶かす快楽の前にあっさりと崩れ去った。

「なっ・・・・なんだ?・・・・あっ、あっ・・・・なんだ・・・・これ・・・・?」

高ぶる身体・・・・知らない感覚・・・・
自分の意識が心が何処か知らない遠くに運び去られ、戻ってこれないような恐怖感
そしてそんなセイバーに止めを刺すかのように響く声

『そうそう指輪の魔力での・・・・息子に抱かれた娘は例外なく妊娠させる事が出来るんじゃよ』
「なっ!?」

驚愕に硬直し、次の瞬間に突き込まれ、絞られ・・・・快楽に溶け蒸かされて脱力し、ミノタウロスの責めの前に屈服し倒れこむ。
221神楽スキー:2006/09/11(月) 21:20:25 ID:2wNvX7l3
「ば、馬鹿な・・・・あっ、くっ・・・・そ、そんな事・・・・ううっ・・・・」

セイバーは必死に首を振り、何とか前に逃れようと足掻くが、ミノタウロスの強靭無比な力と快楽の前に肉体は屈し、そのままの体勢で犯される。
切ない疼きに胸が支配され、激しい責めに腰が溶かされる。

「だ、だめだっ・・・・あぁっ・・・・やめ・・・・ろぉ」

こんな魔物の子を孕まされるいやだ・・・・絶対にそんなの・・・・
だが心とは裏腹に、指輪の魔力に侵された身体はその高貴なる意思を裏切り始めていた。
知らず知らずのうちにセイバーの腰が大きく持ち上がり・・・・快楽を求めるかのように腰の動きに合わせて尻が揺れてしまう。

「はあっ・・・・はぁっ・・・・あ、あ、ああっ・・・・んっ・・・・くうっ」

最初はただミノタウロスの動きのなすがままだったそれは、徐々にセイバーの本能のままに動き始めていた。
必死に自分自身を叱咤しようとするが肉体は快楽を優先させ溶け蒸かせる。
獣の鼻息がどんどんと荒くなり、口の端から零れ落ちる汗と涎がシーツの上に落ち、むせるような獣臭をさらに濃くする。

「んっ・・・・んんっ・・・・やめ、やめろぉ・・・・っ!」

大きくセイバーの中を蹂躙し、激しく突き入れながら、あり得ない快楽を叩き込んでいく。
ミノタウロスが動くたびにセイバーの胎内のいやらしい蜜が飛沫となって溢れ、飛び散り、シーツを濡らした。
押し寄せる快楽の波頭にシーツを破らんばかりに握り締め、ベットに押し付けた顔を必死に振りたぐる・・・・次第に激しくなる1人と1体の動きにベットのスプリングが軋み、悲鳴を上げる。

「あ、あっ、あああああああーーーーーーーーーーーっ!!!」

そして、ついに限界は訪れた。
ビクン、セイバーの背が仰け反ると同時牛頭の魔人の勝利の咆哮が響き渡る。
砲弾のように最奥に叩きつけられたそれに一たまりもなくセイバーは意識を飛ばした。
断続的に叩きつけられるそれが、セイバーの中を濁流のように荒れ狂い、幾度となく熱い粘塊を子宮奥に押しやられる感触にセイバーの身体が幾度となく跳ね、絶頂の痙攣を繰り返す。

「あっ・・・・ああっ・・・・出すな・・・・出すなぁ・・・・」

セイバーは全身を震わせながらも必死に拒絶するが、獣は深々と貫いたまま腰を密着させ、子種を一滴残らず流し込もうと尻を震わせる。
ミノタウロスの逸物はいっこうに硬さを失わずに痙攣を繰り返し、圧倒的な熱と濃さと量を持ってセイバーの中の隅々まで己の精で汚し尽くしていった。

全ての精の放出が終わり、ようやく開放される被虐の花嫁・・・・糸が切れるようにベットの上に倒れこみ、虚ろな視線をさまよわせる。

『くくく、アーサ王おめでとう・・・・元気な子を産むんじゃぞ・・・・』

そう、自分がこの化け物の子を孕まされた事を否応なく悟らされて・・・・
そんな倒れ付したセイバーの背後に萎える事のない逸物を反り返らせ、ミノタウロスが又圧し掛かっていった。

それより千年以上の後・・・・第4次並びに第5次聖杯戦争においてアルトリアと呼ばれたセイバーが召還される事はなかったと追記しておく。
222名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 02:02:54 ID:54Mw51l7
神楽スキー様、今回も素敵な陵辱もの(ハラミ付き)を読ませて頂いてありがとうございました。
おにゃのこが絡めとるようにして犯され&快楽に堕とされるシチュは大好物です。

しかし、しかしながら一つだけ、以前から気になっていた、玉に傷な箇所が…
…寝台は、『ベット』ではなく『ベッド』でございます。
萌えシチュであるがゆえに、惜しさも倍増。
223名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 03:14:34 ID:lGo0TK7s
俺の好みにどんぴしゃじゃないか!!
ありがとう、本当にありがとう
224名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 12:58:15 ID:ull61Sq8
GJ.

だがしかし今回は誤字脱字が多かったな。
地の文が上手いだけにもったいない。

特に、「あらがう」が「あがなう」になっていたあたり。
225名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 15:16:11 ID:1EfE9w18
また神楽ネタも是非!
226名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:03:36 ID:F1+SkjJy
>>224
それは我々のわがままなリクエストに答えるために文を練る時間が少なめなのだから仕方がない。
加えて時間かけて書くとブームが自分の中で過ぎてしまってたなんてときもあるし。

つまりはだな、GOD JOB。
227名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:19:36 ID:C0sPnVVb
ミノネタが投下されたのが8日。
11日に神楽スキー氏が投下した。
短期間でオレたちの要望を入れて書いてくれるなんて、うれしいじゃないか。


これからもよろしくおながいします。
228神楽スキー:2006/09/12(火) 23:31:17 ID:aw25xzcL
皆さん感想どうもありがとうございます。
確かに誤字が多いし微妙に詰めが甘い気はするなあ・・・・
実は半日というか5時間位で書いた
と言うか最初、ミノに犯されたセイバーがその力で搾乳されるという展開だったんだけど
射乳の快感に喘ぐセイバー・・・・とちゅうで断念したんですがorz
229132:2006/09/15(金) 16:03:41 ID:NBOxSMaW
 ひっそりと、近々投下すると思います。
【触手?】【和姦】【異種姦】【乳姉弟】【ラブ?】【爆乳】【ツンデレ】【出産願望】
230名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 19:50:06 ID:ztxmnBuo
>>229
全裸で待っている
期待しているぞ
231名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:35:50 ID:9y2Fp9Sz
乳姉弟?なんじゃそりゃ?

気になるので正座して待ってる
232名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:15:00 ID:/v02cgMT
同じ乳母に育てられた二人、ってことでおk?<乳姉弟
233名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:34:52 ID:bcsgHC93
>>132
ちきしょうw
謎が多すぎて気になるぜ!
そしてキーワードそのものがツボにくるぜ!



正座してwktkしながら待ってます。
234名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 23:03:07 ID:R3pDneuB
>>229
【触手?】【和姦】【異種姦】【乳姉弟】【ラブ?】【爆乳】【ツンデレ】【出産願望】     【看護婦】))
                                                    ∬∫∬∫
235名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 04:22:55 ID:ia++t9ey
縛乳なツンデレ看護婦さんがいとこの触手と和姦するんだな
236名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 07:23:03 ID:XNX7Cj7I
>>235
どんな従姉妹だよwww
237名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 13:51:49 ID:l8WzVxZf
>>235
>縛乳
お前もまた新たなジャンルを開拓したなw
238名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 15:42:27 ID:ctpKXzWa
つまり、触手で乳を縛るプレイだと…
239名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 20:13:40 ID:bAlmITS6
それは普通だな
240名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 23:22:40 ID:a7caOQ3t
じゃあ、乳で触手を縛る?
241名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 06:56:04 ID:wq8gf+ps
どうやってだよw
242名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 12:48:43 ID:0YK2zSbB
乳腺ファックに侵入してきたのをギュッ!・・・と?
243名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 12:52:37 ID:1kONmKfq
意味わからんぞ・・・
244名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 13:27:42 ID:GLpdKpoX
あまりに見事な乳に触手が見とれて動けなくなるとか。
甲賀淫法・縛乳陣!みたいなノリで。
245名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 13:48:23 ID:JsfeQQoj
いっそのこと乳が巨大化して
触手を犯すでいいじゃねえか
246名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 18:27:15 ID:l/MmSDg1
>>244
山田風太郎の忍法帳シリーズならありそうだな

…いや、あのシリーズならもっとエロい忍法にバージョンアップしてるか
247名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 00:46:38 ID:IBQ2JUqY
保守
248名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 06:25:42 ID:muR9Wl3C
パイズリで触手を犯すとか
249名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 07:55:57 ID:ndbMdgND
>>248
触手「オッパイに…触手挟まれて…らめぇえぇぇwwwイッちゃうぅうぅぅwww」
250名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:12:13 ID:5iR6k7vS
笑ってどうするw!
251名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:53:29 ID:uaxeJwST
>>249
・・・・・・縛ってなくね?
252132:2006/09/20(水) 13:51:36 ID:TE5r2XQd
 投下致します。

 冒頭から【8】まで、下準備のためエロがありません。
(【4】に少しだけエロがあります)
 基本NGワードはタイトルで
 【再会】
 です。

 「『エロパロ』なのにエロが無いのは我慢出来ない」という方は、
 NGワードとして
 【再会】N
 を設定して下さい。

 「エロいシーンだけ読みたい」という方は、
 【再会】E
 だけお読み下さい。

 本日はエロシーン無し分を一気に投下させて頂たいと思います。
253【再会】N:2006/09/20(水) 13:52:38 ID:TE5r2XQd
■■「再会」〜にくらしいあなたへ〜■■

■■【1】■■
 彼女が、実は15年前に別れたきりの「乳姉弟」の「義姉」だと、現領主シ
グフィス=フォルモファラスが気付いたのは、彼が“仮母”適正のために彼女
の三代前まで遡る『血統書』を統合府から取り寄せたことによる。

 恥ずかしながら、彼はそれまで彼女が自分の「義姉」だとは、これっぽっち
も気付かなかった。
 そもそも、彼女は『フォルモファラス家』に、既に一年前ほど前から身を置
いていたのに…だ。
 地球統合府の「機関」から送られてきた“仮母”候補に、自分から強く望ん
で入った者がいた…とは聞いていたが、よもやそれが同じ乳で育ち、幼い自分
の面倒を見て可愛がってくれた義姉だとは、たとえ自分と同じ立場の者がいた
としても、普通は考えないに違いない。

 思えば、この『城』に来た時から何か言いたげだった彼女の態度が、目に見
えて硬化した事に気付いたのは、当時6人いた“仮母”候補に、それぞれシグ
フィスが「名前」を聞いてからだと記憶している。
 感情のわかりにくい人類の、しかも女性体ともなれば、『セグネット』族の
彼には、その心の内を窺い知るのは不可能と言っていい。
 ただ、彼女が告げた「ティファ=ローニィ」という名前に引っかかりを感じ
た以外、特に問う事も無かった自分に、全く非が無かった…というわけではな
いのだと、彼だとて今になってみれば思いもする。

 それ以来、彼女からは笑みが消え、彼女の「主人」たるシグフィスには、現
在に至るまで常に刺すような視線だけが向けられているのだ。
 かと思えば彼の死角(…と、彼女は思っているらしいが、哺乳類と違いシグ
フィス達『セグネット』の視界は、複眼の感知範囲を入れれば、ほぼ360度
をカバーするため、そもそも「死角」というものが存在しない)から、何か、
ひどく物言いたげ視線を向けてくるのだから、いくら鈍感なシグフィスとはい
え嫌でも気に留めてしまうというものだ。
 彼女を“仮母”の正式な候補にしたのは、それが原因…というわけでは決し
て無かったが、肉体面でも精神面でも、そして教養面でも思想面でも、さらに
は礼儀作法から『セグネット』の慣習の理解度に至るまで、適正としては全く
問題の無い3人の最終候補者から結果的に彼女を選んだその理由に、「より興
味をそそる存在だったから」という理由がカケラほども心に無かったと言えば、
嘘になるかもしれない。
254【再会】N:2006/09/20(水) 13:53:46 ID:TE5r2XQd
 そして“仮母”として確定し、彼女に意思確認をした後で取り寄せた、あく
まで形式的な血統書に、かつてシグフィスの“仮母”であり乳母だった「セラ
ン=ウィバ=ローニィ」の名が記されていた…というわけだ。

 シグフィスの種族『セグネット』と比べ、非常に“のっぺり”として凹凸の
少ない人類の顔は、彼らには咄嗟に判別しにくいし、逆に昔は凹凸(おうとつ)
が全く無かったのに今ではやたらと凸凹(デコボコ)した体のラインからは、
昔の…まだ幼かった頃の面影を想像するのは難しかった。
 体長が全体的に伸びたのは過ぎた年月を考えれば良しとしても、頭部の毛髪
が長く伸び、胸部の『乳房』(哺乳類型生物特有の、幼生体のための授乳器官
だ)が巨大に膨らんで『臀部』(交尾の際に行う摩擦運動で、互いの体の衝突
を和らげる緩衝材となる、脂肪層が厚く付いた腰の後部)が大きく張り出し、
それを更に顕著にするかのように腹(ウエスト)が絞り込まれていては、その
体型から、かつてとても幼かった義姉を想像しろという方が無理な話だろう。
 たとえ彼女…「ティファニア=リィド=ローニィ」が、地球人の尺度で言え
ば「眩しいくらいに美しい」としか言いようの無い女性だとしても、シグフィ
スには簡単には見分けはつかないのだ。

 『セグネット』族は、現在の地球に住む知的生命体の中でも、寿命が非常に
長い部類に入るだろう。
 だが、成体までの成長は、とても早い。
 人間の約2倍の速さで成長し、地球公転での5周期(5年)に1回の脱皮を
3回経ると、社会的責任を負い、権利を行使する立場としての自由を審議会よ
り与えられ、一族の間で「成人」と認められる。
 15周期(歳)は、人類ではまだまだ“子供”の域を出ないが、『セグネッ
ト』の母星の公転周期は地球の約半分のため、母星年齢では30齢となる。肉
体的にも生殖機能が十分に成熟して、晴れて交尾(子孫を残す権利)が許され
るのだ。

 そして、シグフィスは一年前に3回目の脱皮を終え、交尾可能な30齢となっ
ていた。

■■【2】■■
 『セグネット』が地球を「併合」し、既に600年が経とうとしている。

 知的生命体同士のいつ終えるともしれない「衝突」が終結して500年が過
ぎ、現在の地表は数十メートルを越える大樹で覆われ、緑は地球の陸地のほぼ
全域に広がっていた。
255【再会】N:2006/09/20(水) 13:54:48 ID:TE5r2XQd
 シグフィスが一年前にこの領地の統括を父より任されてから、彼の住む大樹
の『城』はずいぶん賑やかになったと思う。
 祖父の代より、フォルモファラス家は『セグネット』としては人間に寛大で
あり、他の土地では考えられないほどの権利を与え、街(コロニー)ごとの自
治統括さえさせてきた。もっとも、『セグネット』の統治区では、人間は『セ
グネット』に仕え、奉仕する事が最大の喜びとして教育されるため、反乱など
起きようはずも無いのだが。

【あれから一年…か】
 彼は、執務室のデスクの上にあるカップを前肢で持ち上げ、細長い副口吻で
中身を吸い上げて、その芳醇な香りと甘みを楽しみながら呟いてみた。惑星連
合の広域文化圏共通翻訳機は、そんな独り言さえも律儀に拾い上げて、金属を
こすり合わせるような音ではなく、第12銀河公用語に訳してくれる。
 『セグネット』の前肢に「指」と呼べるものは2本しか無い。だが、彼の腕
には執務用として、細かい作業が出来るように人のものと良く似たマニピュレ
ーターが装着されている。4本ある「指」の中に実際に指が入っているのは2
本だけだが、筋肉の動きで全て思い通りに動かす事が出来るため、人間が行え
ることは全く遜色無く行う事が出来た。必要なら、卵を割らずに持つことも、
小さく切ったゼリーを崩さずに摘み上げる…などという繊細(デリケート)な
作業さえ、苦も無く行えるのである。
 背後にある窓からは、母星のものと非常に良く似た恒星「太陽」の光が部屋
いっぱいに差し込んで来ていた。
 この、大樹の内部の空洞を利用して作られた『城』は、『セグネット』にとっ
てはとても快適だった。
 そして、領地の治安も経済状態も、今は申し分無い。
 だが…。
【義姉(ねえ)さん…】
 今、彼を悩ませているたった一つの悩みは、
 一向に彼に馴染まない義姉――ティファニアの存在だった。

 シグフィスが乳母の子宮で生まれ、この世に生を受けた時、義姉は6歳だっ
たと記憶している。
 それから2年間という短い間ではあったけれど、義姉は自分とは似ても似つ
かない『セグネット』のシグフィスを(最初の脱皮を経るまで、『セグネット』
の様態は地球で言う芋虫のような形をしている)、本当の弟のようにとても愛
してくれた。満足に動くことの出来ない「幼体」だった彼を、人間の赤ん坊の
ように扱い、蜜を飲ませ、遊んでくれたのだ。
256【再会】N:2006/09/20(水) 13:55:29 ID:TE5r2XQd
 急速に周囲の情報を取り込み、2ヶ月も経たないうちに翻訳機を介して意思
の疎通を行う事が出来るとはいえ、「人の形をしていないもの」をよくぞ愛し
てくれたものだと、彼は思う。
 そして彼も、義姉が大好きだった。
 種族は違えども、自分を愛してくれる者を憎めるほど、『シグネット』は非
情ではない。
 けれど、ある日突然、乳母のセランはこの『城』をティファニアと伴って出
て行った。
 最後の別れも何もなかった。
 人間の子供であれば、2歳の幼児の記憶などあっというまに風化し、忘れて
しまえただろう。
 だが、シグフィスは『セグネット』なのだ。
 高密度な記憶野には、ティファニアの姿や声が、まるで昨日の事のように記
憶されている。
 忘れられるわけもなかった。

 この屋敷に再び義姉がやってきたのは、シグフィスの3回目の脱皮の直後、
成人を迎え、審議会から「交尾」を許されて、隣の領地から『セグネット』の
雌体を「伴侶」として迎えることを半ば強制的に決定されてすぐのことだった。
 その時、義姉は地球年齢で21歳になっていた。
 あれから、地球時間で1年。
 義姉は今、22歳になっている。
 人間の女性体は美しく成熟して、人生で最も輝く時期だろう。
【おかしなものだな…】
 地球年齢で言えば、自分は義姉の6つ下の「弟」なのだ。
 けれど種族的な差異によって、肉体年齢は8つ年上の「弟」という事になる。

 年上の弟…。

 今更ながら、自分と義姉は全く違う種族なのだと思い知らされる。
「シグフィス様」
【なんだ?】
 ふと音も無く扉が開き、一人の女性が執務室に入ってきた。
 ノックは必要ない。
 この扉は、シグフィスに許された者しか開けられないように出来ているからだ。
 そして、今、この『城』の中でそれを許されているのは、唯一、彼のプライベ
ートの世話を任されている、一人の召使いだけだった。
「約束の御時間です」
【時間?】
 それは、蜂蜜を太陽に透かしたような、上等の樹液を糖蜜でキャンディにし
たような…美しい頭髪の女性だった。
257【再会】N:2006/09/20(水) 13:56:33 ID:TE5r2XQd
 その艶やかな頭髪はとても長く、左右の集音器官…耳の横の所でそれぞれ縛っ
て、はちきれんばかりに前方へと豊かに張り出した胸元に自然に垂らしている。
シグフィスの外羽と同じ色をした、濃い黒檀色の制服は、彼女の豊満な体を禁
欲的に包み込んでいるが、おそらく同族の人間の男が見れば、それすらもたま
らない興奮材料となるのだろう。ただ、服装は膝下20センチの長いフルレン
グススカートの黒いワンピースであり、真っ白なエプロンドレスと相まって、
全体の印象は決して映えるものではない。
 いやむしろ、一言で言えば「地味」だった。
 首元まで覆う襟と、深紅の宝石がはめられた金具で上品に留められたネクタ
イ、そして手首までキッチリと覆う袖は、肌を露出することを良しとしない召
使い(メイド)としては典型的な、昔の地球に存在した「英国」の、ヴィクト
リアンスタイルだ。
 袖は「パフスリーブ(ふくらんだ袖)」ではない。ヴィクトリアンスタイル
としては当時の流行の最先端だったその形状は、召使いには許されていないも
のだからだ。当然、頭にはカチューシャもヘアバンドもしていなかった。
 これらは、人類の民族学的服飾研究を趣味とするシグフィスの曽祖父が、わ
ざわざ100年以上前に再現させたものだったが、彼はそれについて特に何も
感慨は抱いていない。
 ただ彼女は、その地味な服装をしていながら、それを補って余りある美貌と
髪の美しさ、そして際立つスタイルの良さをしていた。
 しかしただ一点。
 一切の表情を消し、無感動、無関心を貼り付けた冷たい顔が、全てを台無し
にしている。
「サレディアナ様がお越しです」
【そうか…もうそんな時間か…】
 サレディアナとは、シグフィスの正式なフィアンセであり、「交尾」相手で
あり、そして“仮母”の子宮に産み付けられる卵の母親となる予定の、遠く隣
の領地から一年前に輿入れしてきた雌体の名前だ。
 内羽が虹色に輝き、胸から腹にかけて走っているオレンジ色の2本のライン
の発色とバランスは、この辺りでは随一の美しさだといえた。
 『セグネット』の雌は、輿入れするまで領地から決して外へと出ることは無
い。だが、輿入れを済ませた今、彼女はここから数キロ離れた大樹の離宮に住
んでいて、こうして定期的に訪れては暗に交尾を要求してくるのである。
 そしてそれは、一向にティファニアを“仮母”として起用しない、シグフィ
スへの牽制でもあった。
「それでは…」
【あ、ね…義姉(ねえ)さん…】
258【再会】N:2006/09/20(水) 13:57:26 ID:TE5r2XQd
 用だけ告げて、一礼し立ち去ろうとする召使いに、シグフィスは咄嗟に声を
かけた。
 そんな彼に抗議するかのように、顔を上げた義姉は、無言で彼を見つめる。

 …氷のような眼差しだった。

【………ファニー…】
「……」
【ティファニア】
「なんでしょう?シグフィス様」
 その声は、何の感情も込められていない、ただの音の震えだった。
 彼女が、「一向に彼に馴染まない」シグフィスの「義姉」だ。
 けれど彼女は、シグフィスが自分を「義姉さん」と呼ぶ事を許さない。
 子供の頃のように、親しく愛称で呼ぶ事も許さない。
 触れる事も許さず、何かの拍子に少し触れただけでも、まるで火傷でもした
かのように離れてしまう。
 そして、まるで汚らわしいものでも見るように見る。
 そのたびに、シグフィスの心は少しずつ傷付いていた。
【……いや、なんでもない。下がっていい】
「………」
 シグフィスは落胆し、義姉に背を向けた。けれど、頭部後方にある3つの小
さな複眼は、彼女の表情を捉えていた。
 だから、彼女の顔が一瞬だけ、何かを堪えるような、今にも泣き出してしま
いそうな顔に歪むのを、全て見ていた。

 全て、見ていた。

■■【3】■■
 ――――彼女は私を憎んでいる。

 それを、この一年間というもの、シグフィスは毎日のように感じていた。
 そしてその理由を、シグフィスはわかり過ぎるくらい良く理解している。

 シグフィスの種族『セグネット』は、人間の体(胎)内で産まれ、人間の体
(胎)内で育つ。
 雌体が産んだ卵を雄体が体内の受精嚢で受精し、人間の女性の胎内(子宮)
に生み付けて着床させるのだ。
 そして、着床した卵膜内である程度成長した「幼体」は、体長が30センチ
程になると子宮内で孵化し、卵が着床した事で形成された「擬似胎盤」を“食
べ”て、膣道を通り外界へと出る。
 「擬似胎盤」には外界で生きるために必要な免疫抗体や、人工的に合成出来
ない必須栄養素がたっぷり含まれていて、だからこそ人工子宮などではなく、
今に至っても人間の子宮を使っているのだ。
259【再会】N:2006/09/20(水) 13:58:16 ID:TE5r2XQd
 また、“仮母”の擬似胎盤を最初の「食事」とするのは、祖先が哺乳類型生
物の体内に卵を産み付け、内部から“食って”育った名残りだとも言われてい
るが、『セグネット』自体は特に肉食というわけではない。
 「出産」により外界に触れた後は、『調整』により分泌を促された“仮母”
の母乳(血液から体内精製される、本来であれば人間の胎児の栄養液となるべ
き白濁した液体)と、卵の母である『セグネット』の雌体が角状管から分泌し
た栄養液の『混合蜜』によって育てられる。
 だから、ティファニアの母、セランの子宮を使って産まれたシグフィスは、
セランの乳と『セグネット』の母の蜜によって育った、ティファニアの「乳姉
弟」ということになるのだ。

 ならば、なぜそんな「乳姉弟」をティファニアが「憎む」のか。

 ――それは、“仮母”の腹から出て来る際に、「幼体」は往々にして母体の
子宮も膣もズタズタに傷付け、その結果、ほとんどの“仮母”は二度と自分の
腹で子供が産めなくなるためであり、そしてそれはセランも例外ではなったか
らだ。
 そして、これはティファニアの「血統書」を取り寄せ、その出自を調べた際
に知った事ではあったが、その時の傷が元で乳母のセランはこの城を出た1年
後に亡くなったと聞いた。
 ならば、ティファニアが自分を憎むのは当然だ。
 そう、シグフィスは思う。
 自分がセランを「殺した」も同然だからだ。

 けれど、だからといって彼女が自分には大切な義姉であり幼馴染だという事
には変わりないのである。
 “仮母”として取り寄せた人間の女性を、“仮母”として使うこともせずに
一番身近に置き、身の回りの世話をさせている「変わり者の領主」。
 たとえそう呼ばれ、他の『セグネット』から陰口を叩かれようとも、シグフィ
スはティファニアを、まるで受光器官を触るように手厚くしていた。最近では、
「ちゃんと同族のフィアンセがいるにも関わらず、人間の女性体に“懸想”し
ている」…という噂まで立つ始末だった。

 昆虫型生命体が、哺乳類型生命体に「懸想」する…。

 恋い慕う…。

【いや、違う…私は義姉さんに恋など…】
 サレディアナの相手に疲れ、ベッドとなる止まり木にうつ伏せに掴まって、
シグフィスは頭の逞しい触覚をゆらゆらと揺らした。
 時刻は夜の8時を過ぎたところだった。
 いつもならまだ執務室で、上告された領地の問題を評議会に提出する前の文
書へとまとめている頃だ。
260名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 16:10:05 ID:TU2ThsxZ
支援
261【再会】N:2006/09/20(水) 16:51:07 ID:TE5r2XQd
 たが、今日はもうそんな気力も無い。
 先ほどのサレディアナの「言葉」が、耳に残っているのだ。

【シグフィス様は、その地球人の「節無し」に恋していらっしゃるのね】

 「節無し」とは、『セグネット』が地球人類を揶揄して使う時の侮蔑用語だっ
た。そんな言葉を「淑女」な婚約者が使う事にも驚いたが、それよりも、そう
面と向かって言われた言葉を、自分が決して不快に思わなかった事に驚いたの
だった。

【恋していらっしゃるのね】

 ――『セグネット』が地球人類に恋をする。

 それは、地球人類がペットの犬や猫を異性として恋い慕うより、もっと遠い
感情だろう。
【そんな…ばかな…】
 だから、彼の理性は否定をしてみせる。
 けれど…。

 本当にそうか?
 本当にオマエは、あの義姉に恋していないと言い切れるのか?

 そう、心の奥底に押し込めた感情の囁く声が聞こえる。
 同じ知的生命体であれば、種族は違えども理解しあう事は出来る。
 今はまだ確立されていない「ゲノム転写」が可能となれば、それぞれの資質
からデザインされた双方の「子供」を作ることだって…。
【こども…???子供だって…!?】
 シグフィスは自分の思考の飛躍に、思わず全身の気門を開いて気管の空気を
全て吐き出した。


 昆虫型知的生命体『セグネット』を、地球上に生息する下等生物の「虫」に
例えたなら、どれに当てはまるだろう?
 そう考えた時、やはり脳裏に浮かぶのは、その生態や肉体組成などは全く違
うものの、外観的には多くの類似点が見受けられる「カミキリムシ」だろうか?
もちろん、『セグネット』は直立して歩き、昆虫のように地面を這ったりはし
ない。ローブ状の衣服も身に着けているし、高度な知性を身に付け、言葉も話
す、立派な銀河広域文化圏に加盟する惑星国家の民だ。
 だが、彼等は地球人類とは明らかに違う『種』であり、美的感覚も180度
違う。
 『セグネット』が「美しい」と思うのは、頭部から張り出した多目的感覚器
官の太さや長さであり、頭部後方や腹部などにある多数の小さな複眼の位置バ
ランスであり、または硬質なキチン質の体表に浮かび上がる虹色の紋様であり、
3対ある肢(人間で言うところの「手」と「足」の他に、腹部には「副肢」と
呼ばれるもう一対の肢がある)の形であったりするのだが、地球人にはそれは
到底理解されないだろうということも、シグフィスは理解している。
262【再会】N:2006/09/20(水) 16:54:02 ID:TE5r2XQd
 その証拠に、シグフィスも地球人の「美しい」と思う外見は理解出来ない。

 ―――だのに、どうしてシグフィスはティファニアをこうも気にかけるのか。

 『城』には、他にも地球人類の召し使いが、何人も住んでいる。だが、シグ
フィスがそばに置くのはティファニアだけだった。ティファニア以外は、全て
同じに見え、全く興味が無い。「どうして気にするのか」という問いには「ティ
ファニアだから」としか言いようが無かった。
 それでも問われたら「わからない」と答えるしかない。
 彼女の、頼りなくやわらかそうで、触れるだけで破れてしまいそうになる白
い皮膚も好きだと思えた。
 太陽に透かした蜂蜜色の頭髪も、突出して前方に大きく張り出した、実に重
たそうな乳房も好きだったし、『セグネット』とは元から発声方法の違う声も、
決して嫌いではなかった。
 シグフィスが纏うマント状の衣服の下に隠された外羽は、深みのある青味が
かった黒だが、その色とそっくりな濃い黒檀色の制服を身に着けたティファニ
アは、人間がサラブレットの競走馬を見る時と同じくらいの「美しい」という
感覚を彼に抱かせた。

 そう。

 彼女は「美しい」。

 『セグネット』とは同列に扱えはしないが、それでも人間という種の中では、
抜きん出て「美しい」のだ。
 だから…だろうか?
 「美しいもの」を見ると気持ちが高揚するのは、人間と『セグネット』とで
あっても変わらないはずだ。そして、その「美しいもの」を手に入れたい…自
分のものにしたいと願うのも。
 シグフィスは思う。
 だとすれば、これは決して「恋」などではない。

 これはただの「独占欲」だ。

 そう。
 自分は、ただティファニアの全てを自分のモノにしたいという、ただそれだ
けの話なのだ。
 シグフィスはそう結論付けると、思考を断ち切って休眠モードへと主脳を切
り替えた。

■■【4】■■
 彼には珍しく、その日は深夜に目が覚めた。
 昼間、サレディアナに付き合って、グラビスの樹液カクテルを何杯も飲んだ
のが原因かもしれない。
 彼は止まり木から身を起こしローブを身に着けると、寝室を出て、入り組ん
だ大樹の廊下を歩き階下へと下りた。昼間と違い、トランスポーターは起動し
ていないため、夜はこうして自分の肢で歩かなければならないのが少々面倒だっ
た。
【…1時過ぎか……義姉さんはもう眠っている頃だろうな…】
263【再会】N:2006/09/20(水) 16:54:57 ID:TE5r2XQd
 そんな事を思いながら調理場で水を飲み、それから何の気なしに召使い達の
居住エリアに足を踏み入れた時、ふと、貯蔵庫の方から声が聞こえ、シグフィ
スは立ち止まった。
「…だ……んな……………ってのに………」
「………て………た……しょ?……」
 一人は男だった。
 そして、もう一人は、滅多に聞けないけれど聞けばすぐにそれとわかる、忘
れようも無い義姉の声だった。
 この城の…というより、『セグネット』の領地に住む人間は、内耳に広域文
化圏共通翻訳機を埋め込む事を義務化されている。そのため、『セグネット』
に対しての「密談」というものも成立しなかった。召使いに対してのプライバ
シーは、この『城』において一応は守られているものの、それも各自の自室に
おいてのみであり、その自室内でさえ、2人以上の人間が同席した場合、侍従
長によってモニターされる事が告知されていた。
 深夜に自室を出る事は基本的に禁じられているが、排便などの生理的欲求ま
では規制の対象になっていない。
 ティファニアと男は、持ち場が完全に異なる。
 そのため、深夜にこうして会っているなどとは誰も気付かなかったのかもし
れない。
「いいかげんにして」
 厳しい姉の声に、シグフィスは思わず足音を潜めて物陰に身を隠した。
『…なにを隠れているんだ私は…』
 そうしておきながら、自分の行動に心の中で自嘲した。
 自分はこの城の主(あるじ)だ。
 召使いが何を話していようが、それを気にする必要など何も無いはずではな
いのか。
 頭の多目的感覚器官を闇の中で伸ばし、彼等の死角から貯蔵庫を覗く。
「…だからよ、いい加減あきらめて、俺の女になれよ」
「……どうしてそこで『だから』となるのか、意味がわからないわ」
 ティファニアはこちらに背を向けて、弱い光に対して逆光気味になっている。
 着ているものは、いつもの黒いメイド服ではなく、自室用の私服であった。
 そして、一見すらりとしてスレンダーに見えるその体躯の、両腕のシルエッ
トから胸部の乳房がわずかに顔を出して見えた。体のラインどころか腕の太さ
さも考慮しても、彼女の乳房がとんでもなく豊満だということがわかる。乳腺
の発達具合も、「機関」から送られた資料では申し分無かったのだ。「幼体」
にとって非常に栄養価の高い乳を、十分に分泌してくれるに違いない。
 そして、やわらかく丸みを帯びながら“キュンッ”と上向く尻は、とても形
が良い。骨盤の張りも申し分無く、膣道を「幼体」が通り抜けるには十分の幅
があるだろう。
264【再会】N:2006/09/20(水) 16:56:53 ID:TE5r2XQd
 “仮母”として望む適正は、全て適えた上で選別したのだから、そのどちら
も当然と言えば当然なのだが。
「いつまでここにいるつもりだよ?未練たらしいったらないぜ」
 彼女に相対している男は、名前は覚えていないが、確か『城』の剪定(せん
てい)係の頭のはずだ。もっとも、ティファニア以外は人間に全く興味の無い
シグフィスにとって、たとえ名前を聞いたとしても覚えておく価値など無いと
判断して消去してしまう可能性の方が高いのだが。
 ただ、シグフィスの副脳にあるメモリーは、人間年齢で34歳だったと記憶
している。
 男として熟成し、脂ののる時期だろう。
 肉体労働を主としているためか、全身の筋肉量は相当なものだ。それでも、
自分の体重の数倍の重量を軽々と扱うことの出来る『セグネット』には、到底
及びはしない。もし彼が手に得物を持ち向かってきても、前肢一本で組み伏せ
る事は可能だった。
「あの蟲野郎はお前を“仮母”にする気なんか最初から無いのさ」
「……自分の主人を『蟲野郎』だなんて、よく言えたものね」
「蟲野郎は蟲野郎だろうが。それともカミキリ野郎って言った方がいいか?」
 近くに『セグネット』がいないと思って、好き勝手言っている。
 もちろん、シグフィスはこの『城』に住む召使い達の思想まで縛ろうとは思っ
ていないし、種族的な差異からなる嫌悪感や敵意というものを充分に理解し、
理性的に感情を処理しているため、こんな言葉を聞いたからといって男を処罰
したり処刑したりするつもりはない。
 これは、昆虫型知的生命体『セグネット』が哺乳類型知的生命体を征服・使
役するにあたって、どうしても避けられない齟齬だと言えた。
「…旦那様を侮蔑することに快感を覚えるなんて、貴方の頭の程度が知れるか
ら他の人の前では控えることね」
「口の利き方に注意した方がいいぜ?蟲野郎のお手付きになったら、二度と人
間社会じゃ生きていけねーのは、お前が母親を見て一番良く知ってるだろうが」
 男の言葉に、ティファニアの背中が“ぴくっ”と震えた。
『母親……セランのことか?』
 この『城』からティファニア共々出て行ってからの消息は、再び彼女の娘が
ここを訪れるまで途絶えていた。『城』を出た1年後に、シグフィスを「産ん
だ」時の傷は元で亡くなるまで、セランは人間社会から受け入れられることな
くティファニアを育てたのだろうか?
 では、義姉は…ティファニアは、8歳から21歳までの13年間、どんな人
生を歩んできたというのか。
265【再会】E:2006/09/20(水) 16:58:14 ID:TE5r2XQd
「蟲野郎に味見された女は、二度と人間の男と一緒にゃなれねぇ」
「……『床見の儀』のこと?」
 『床見の儀』とは、大切な卵を産み付ける前に、“仮母”の膣と子宮内を
『セグネット』の雄体が直接確かめる、いわば“仮母”のための「最終検査」
の事だった。
 通常、1時間から2時間もかけて執拗に胎内をまさぐられる事に加え、痛覚
麻痺の目的で注入される『セグネット』の体内生成物の効果と相まって、『床
見の儀』を受けた人間の女性体は、人間の男性体のペニスでは決して満足出来
ない体にされてしまう…と言われている。
 そのため、人間社会ではそのように“異種生物によって淫らにされた女性体”
を「忌み女」として排除してしまうようになるのだ。
 そこには、同族の女を「化け物」に奪われてしまった男の、歪んだ嫉妬が垣
間見える。
 だから、『セグネット』にとって大切で必要不可欠な儀式である『床見の儀』
を、人間の男は「味見」と言って侮辱するのである。
「一度味見された女は、蟲野郎のそばでしか生きられねぇ体になるっていうぜ?」
「……くだらない男の情婦になるより、はるかにマシだって聞こえるんだけど?」
「へっ…俺の下でひーひー善がってたくせによ」
 男の瞳孔が拡大し、脈拍が早くなり、酸素を求めて鼻腔が広がって全身の汗
腺からの発汗が増している。
 この男性体がティファニアと「交尾」したがっているのは、節操無く放出し
ているフェロモンでシグフィスにはすぐにわかった。
「昔のことをいつまでも引き摺ってるなんて、貴方って本当にしつこいわね」
 “ふう…”と大仰に溜息を付いて、ティファニアは腕を組んだ。巨大な乳房
が寄せて上げられ、男の視線はその盛り上がったふくらみに引き寄せられる。
「たった一年しか経ってねぇだろうが」
 “ぐびっ”と喉を鳴らし、男はティファニアの何倍もありそうな腕で彼女の
細い腰を強引に引き寄せた。
「…ねえ、『気の迷い』って言葉、知ってる?」
 それに対し、彼女はいつものクールな態度を崩す事無く、ニヤついた男の顔
を下からねめ上げた。
「“初めての男”が俺だってのが…そうだっていうのか?」
「私には消したい記憶だわ」
 物陰に隠れて多目的感覚器官で二人の様子を「識(み)て」いたシグフィス
は、ティファニアが男と「交尾」していたという事実に、自分でも驚くほど驚
愕し、落胆し、ぶつけようの無い怒りを感じている事に気付いた。

 それは全く、驚くべき事実だ。

 彼女が誰と「交尾」しようとも、妊娠さえしていなければ“仮母”としての
役目が果たせなくなるわけではない。
 ましてや、彼女は「義姉」であり、その上、種族も違うのだ。
266【再会】E:2006/09/20(水) 16:59:42 ID:TE5r2XQd
 これではまるで、誰よりも早く彼女と「交尾」したかったみたいではないか。
 彼女の「初めての男」になりたかったみたいではないか。
「へっ…なんべんもヤッて、最後にゃ狂ったみたいに善がってたじゃねーか。
もう俺ナシじゃあいられねえんだろ?」
「…おめでたい男ね」
「もうアソコも濡れ濡れなんじゃねーのか?」
「確かめてみる?」
 彼女の言葉を聞いた途端、男は左腕で軽々とティファニアを抱え上げ、右手
を彼女のスカートに潜り込ませた。
「湿ってるぜ?」
「女のアソコは、湿ってない方がおかしいわよ」
「クソッ」
 舌打ちして、男は彼女を背後の貯蔵樽の上に座らせると、今度は両手をスカ
ートに突っ込み、頼りないくらい小さな下着を一気に引き下ろした。シグフィ
スからは、今度は男の背中とティファニアの顔が見えるようになる。ここに至っ
て、ようやく彼女が涼やかな水色のブラウスと膝丈のスカートを身に着けてい
る事に気付いた。
 一瞬、闇にまぎれた感覚器官を彼女に気付かれたかと思ったが、ティファニ
アは全く気の無い様子で天上を見上げた。それは、心底つまらないものを見て
いるような、冷え冷えとした表情だった。
「…ねえ、明日早いんだから、するなら早くしてくれる?」
「クソッ…クソッ…」
 彼女の首元の青い紐タイを解き、白くてやわらかそうな首筋を露出すると、
男はそこにキスを繰り返し、野卑にべろべろと嘗めた。
「……服…汚さないでくれない?」
 男の右手はスカートに潜り込み、彼女の股間の性器を執拗に嬲っていた。
「へっ…へへっ…濡れてきたぜ?」
「女の生理を、もっとよく勉強しなさいよ」
 ティファニアは、観察対象の動きを解説する科学者のように、冷めた目で男
を見た。
 その目には、何の感情も込められていない。

 ――これはただの生理現象だ。
 ――男の無遠慮でデリカシーの無い動きに粘膜が傷付かないよう、
   自然と膣液が潤滑液として分泌されているだけなのだ。

 彼女の目は、雄弁にそう語っていた。
 覗き見ているシグフィスは、それを見て、いつも自分が向けられている刺す
ような視線が、実はまだまだ全然優しいものだと思い知った。
267【再会】E:2006/09/20(水) 17:01:25 ID:TE5r2XQd

 そこにあるのは、男に対する明らかな無関心…。

 好意の反対は嫌悪や敵意ではない。

 完全なる無関心なのだ。

「おい。ふざけるんじゃねーぞ」
 何をやっても冷めた反応しか返さないティファニアに、男は苛立ちを隠そう
ともせずに身を起こした。甲に毛がもさもさと茂った手で彼女のブラウスを強
引に押し開き、下着をずり上げる。
 たっぷりと豊かで真っ白で滑らかな肌の乳肉が“ぶりゅんっ”とまろび出て、
光の下で跳ねるように大きく揺れた。
 彼女はそれにすら動じず、小さく溜息を吐く。
 実に退屈そうだった。
「乱暴にしないでよね」
「うるせぇっ」
「おおこわ…」
 男がティファニアの巨大な右乳を左手で掴み、捏ね回す。男は空いている左
乳に取り付くと、首筋にしたようにべろべろと嘗め回した。
 ティファニアは目を瞑り、ただじっとしている。
 この下らない退屈な時間が、早く過ぎるのを待っているかのように。
「下りろ」
 男はそう言いながら貯蔵樽から彼女を下ろすと、強引に後を向かせた。そう
してスカートを捲くり上げ、たくし上げてウエストに裾を押し込むと、優美な
曲線を描くつるりとした白い尻を剥き出しにして、そのやわらかい尻肉を右手
の指で分ける。
 深い狭間からは、赤く充血して“てらてら”と濡れ光った性器が、ハッキリ
とシグフィスの目に見えた。

 ――ここまでか。

 シグフィスはそう思い、頑強な顎を噛み合わせて、『セグネット』特有の錆
びた鉄をガラスに擦り付ける「警戒音」を鳴らした。
「なっ…」
 そうして、ことさらに時間をかけ、のそりと貯蔵庫へと入り、驚いて硬直し
ている男をじっと見詰める。
 ズボンを下げ、下半身を剥き出しにしたままの男の男根が、たちまちのうち
に萎縮して垂れ下がってゆくのを、ただ見詰めた。
「そ…な…だ、旦那様…」
【邪魔をしたか?】
 “キシキシキシキシ”と間接を鳴らし、シグフィスは人間がユーモアを込め
る際によくやるように、前肢を左右に広げ背をわずかに逸らせてみせた。
「い…いえ…お、俺は…」
【彼女に話がある。席を外してもらえないか?】
「は……も、もちろんでさ…」
 あたふたとズボンを上げながら、男は転ぶようにして貯蔵庫を出てゆく。
 シグフィスは何もせず、ただ脇を通り抜ける男を複眼で追った。
268【再会】E:2006/09/20(水) 17:04:37 ID:TE5r2XQd

 猛烈な「怒り」を感じる。

 焼けるような「怒り」だ。

 左手を振るって男の首を胴から飛ばしてしまいたい衝動に駆られる。
 だが、我慢した。
 こちらに背中を向けたまま、手早く大きく重たげな乳房をブラに押し込んで
仕舞い、服を調え、スカートの裾を正してネクタイを締めるティファニアが、
その間中ずっと背中でこちらを伺っているのが、その雰囲気でわかったから。
 彼女の前で、彼女の同族を殺すわけにはいかないのだ。
 小さく息を吐くと、彼女は床に落ちていたパンツをのろのろと拾い上げ、脚
を通す。
 引き上げて尻を包みながら、それでもこちらを一向に見ようとしない義姉。
 その義姉の耳が、まるで熟れたリンゴのように赤く染まっているのを見なが
ら、シグフィスは男の足音が遠くなってゆくのをじっと聞いていた。

■■【5】■■
 夜の執務室は、月明かりで十分に明るい。
 けれど、彼は最小に絞ったライトを2つほど点ける事にする。
 “キチキチキチキチ”と顎を打ち合わせると、音声認識によってその長さと
音域の高低を判別したライトが1つ…2つ…と点いてゆく。
 そうしてからシグフィスはデスクの前に立ち、
【かけてくれ】
 側にある人間用のソファを指し示すが、これまで無言で彼の後を付いて来た
ティファニアは、先ほどから扉の前に直立したまま身動き一つしなかった。
 その顔が赤く紅潮しているように見えるのは、果たして彼が覗いていた事に
対する怒りか、それとも羞恥か。
「……何かおっしゃりたいのでは?」
 弱り切って、自分からデスクの椅子に座り窓から外を見やったシグフィスは、
彼女の言葉に頭の触覚を揺らめかせた。
 こうしていても、後頭部にある複眼で彼女の姿は目に入っている。美しい義
姉の顔は無表情に見えるが、その実、親に構ってもらえなくて寂しい子供のよ
うな目をしていた。
【……あの男は】
「もう終わったことです。シグフィス様には関係ありません」
 取り付く島も無いというのはこういうことを言うのだろう。「聞きたいこと
があるのだろう?」と問うておきながら、問えばこの答え。まるで彼を拒否す
ることが目的のような仕打ちではないか。
【………………】
 彼の心情を反映して、頭の触覚が力無く垂れる。
【…義姉(ねえ)さん…】
「シグフィス様」
 彼女の顔が、彼の口にした言葉によって、“さっ”と咎めるものへと変わっ
た。
 「私を義姉と呼ばないで」と言っているのだ。
 それを理解出来ないシグフィスではない。
269【再会】N:2006/09/20(水) 17:05:26 ID:TE5r2XQd
【もう、そういうのはやめにしないか?義姉さん】
 それでも彼は、ティファニアを「義姉」と呼ぶことは止めなかった。
「そういうこと…とは、どんなことでしょう?」
【…そういう態度のことだよ】
「何のことか、わかりかねます」
【…ファニー義姉さん…】
 感情を押し殺した義姉の言葉に、椅子から身を乗り出し、シグフィスは正面
から彼女を見た。
「…シグフィス様。御言葉ですが、フォルモファラス家の御当主様に、義姉な
ど」
【いる!そして、義姉さんは義姉さんだ!後にも先にも、私には義姉は貴女し
かいない!】
 理性的な『セグネット』には珍しく、強い口調でそう言うと、シグフィスは
イライラとした様子で椅子に座り直した。

 ――なぜだろう。

 彼は自分でもわからなかった。
 彼女の、他人行儀な言葉遣いが、どうしようもなく腹立たしい。
 なぜ昔のように…。
「…忘れていらっしゃったくせに」
【え?】
 不意に聞こえた声に、シグフィスは顔を上げた。
「私(わたくし)のこと…忘れていらっしゃったくせに」
 ツカツカとこちらに歩み寄り、じっとこちらを見詰める義姉の顔が、彼は急
に恐くなった。
 思わず、無意識に顎を打ち鳴らし「警戒音」を出してしまう。だが義姉はそ
んなことはお構いなしに、たっぷりと重く実った乳房を揺らしながら“ズイッ”
とデスクに身を寄せる。
【忘れてなんか…】
「一年前、私の名前を御聞きになったのは、すっかりキッパリしっかり綺麗に
忘れていらしゃったからではないのですか?」
 眉根を寄せてデスクに両手を付き、“ずいっ”と身を乗り出したティファの
巨大な胸が、ものすごい圧迫感で迫る。
 彼は無意識に身を逸らし、おろおろとしたまま急に態度の変わった義姉を見
上げた。
【いや、その、忘れてたわけじゃないんだ。ただ、『セグネット』と違って人
間は見分けがつきにくくて…】
「ほら。忘れていらっしゃったんだわ。覚えていらしたのなら、顔の特徴ぐら
いすぐに見分けつくはずですもの」
【…ムチャ言わないでよ】
 肉体の構造そのものが異なる種族が、その同族内から特定の個体を正確に判
別するのは非常に困難だ。しかも、幼体から2齢脱皮して以後は、基本的に変
化の無い成体へと肉体形成する『セグネット』とは違い、年月は容易に人間の
外観を変えてしまうのだ。
270【再会】N:2006/09/20(水) 17:06:47 ID:TE5r2XQd
 実際、シグフィスだとて一度も義姉を探さなかったわけではないのだ。『ティ
ファニア』という名前が領地内に登録された使役用人類には該当者がいないと
知ってから、シグフィスは記憶に残る幼い頃の外観から探させていたのである。
 もっとも…だがやはりそれにも限界があり、いつしか彼は義姉と再会するこ
とを諦めていた部分があった事は否定出来なかった。
「…私は…忘れたことなどありませんでしたわ。…ずっと…覚えていました」
【…じゃあ…なぜあの時…一年前にそう言わなかった?】
「覚えていてくださると、信じていましたから」
【義姉さんは…『セグネット』を過大評価してるよ。人間は変わるんだ。私も、
義姉さんがこんなに綺麗になってるなんて思いもしなかったし】
 実感として『綺麗』かどうかはともかくとして、ティファニアは人類の美観
においてはとんでもない美女である事に変わりは無い。だから、この場ではこ
う言っておくのが無難だろうと思いながらシグフィスは言った…のだが…。
「そんなこと、これっぽっちも御思いになっていないくせに」
 “ぴしゃり”と切られて、頭の触覚が再び“へにょ”と下がった。
 それを見てティファニアが初めてその涼やかな口元に笑みを浮かべる。

 ――そして。

「どうして、私を“仮母”に選びながら、『床見の儀』をなさりませんの?」
 おそらく彼女が最も聞きたいと思っていた疑問を、直球で放ってきた。
【それは…】
 言葉を濁すシグフィスを、彼女は今にも泣き出しそうな目で見詰めた。

■■【6】■■
 “仮母”に選ばれた時、嬉しくて泣き出しそうだったと、驚くシグフィスに
構わず彼女は言った。
 けれど、彼がいつまで経っても自分を“仮母”として使おうとはせず、ただ
大切に、まるで腫れ物を触るみたいに扱うようになり、ひどく落胆したとも。
【義姉さんは…私を憎んでいるじゃないのか?】
「…どうして?」
【どうしてって…それは…】
 『私がセランを殺したから』だとは、どうしても言えなかった。
「一つ、教えて差し上げますわ」
 そう言って、彼女がこの『城』にやってきてから“仮母”として使いもせず、
かといって他にやるでもなく一番身近に置き、ただ一人で身の回りの世話をさ
せている変わり者の領主に向かって、優しく微笑んでみせた。

 彼女は最初、義弟が自分の事をすっかり忘れていることに腹を立てた。
 それでも“仮母”にさえ選ばれれば、きっと何らかの動きがあるに違いない
と思い、ずっと耐えた。
271【再会】N:2006/09/20(水) 17:08:05 ID:TE5r2XQd
 自暴自棄になり、強引な男の口車に乗って処女を散らしたのはその頃だった。
ずっと前から捨てたいと思っていたからちょうど良かったけれど、それからし
ばらくは、自分の体を求める男のしつこさにうんざりしたという。
【なぜ…そんなことを…】
「ヴァージンを捨てたこと…ですか?」
 ティファニアは、まるで明日の天気を口にするように軽く告げると、やわら
かく微笑んだ。
【いや、まあ…】
「いつか御学友と話してらしたでしょう?交尾を経験していない地球人の雌の
血は臭いって。処女性器の臭いには臭気細胞が壊死するって」
【あーあれはー…】
 成人して審議会から交尾を許され、“仮母”相手に『床見の儀』を行うとい
う事が現実味を帯びてくる年齢になると、自然と話題はそのことでもちきりに
なる。どんな年齢の女性体がいいか、交尾を経験している方がいいのか、して
いない方がいいのか、太っていた方がいいか痩せていた方がいいか…下世話な
話は、人間のティーンエイジャーとなんら変わりは無かった。
「処女であるか、そうでないか。それに意味などありませんわ。貴方が嫌がる
ものならなおさら」
【私は…嫌がってたわけでは…】
「ですから…“捨てた”の。それ以上でもそれ以下でもありませんわ」
 これ以上そのことについて話すことは無い…と、彼女の笑みが語っていたか
ら、シグフィスは開きかけた口を閉じた。
 あくまで、あの男と交尾…寝たのは、「処女を捨てるためだけ」というスタ
ンスなのだろう。
 では、あの男は「ゴミ箱」代わりにされたということか。
 本人が知ったら、さぞがっかりするに違いない。
【でも、学院(アカデミー)時代の私は、君は知らないだろう?】
「…やはり気付いていませんでしたのね」
【?】
「学院(アカデミー)には、私も通わせて頂いていましたのよ?確かに別のセ
クタでしたし、階層も違いましたけれど…」
【義姉さんが私と同じ頃に学院(アカデミー)へ…?】
「十数年ぶりに見た貴方は、もうすっかり大人になってましたわね。すごく凛
々しくおなりでしたわ」
【そ、それはいつ…】
「その話は、また後で…」

 そうするうちに果たして事態は動き、けれどそれは彼女には予想外なことに、
彼は“仮母”として取り寄せたはずの人間の女性を、“仮母”として使うこと
もせずに一番身近に置き、まるで客人のように大切に遇したのだった。
 シグフィスが、自分を「義姉」だと気付いたのは、彼の発した「ファニー」
という言葉で明白だった。
272【再会】N:2006/09/20(水) 17:09:50 ID:TE5r2XQd
 「ティファニア」と「ファニー」と呼ぶのは、まだ小さかった頃のシグフィ
スの癖みたいなものだったからだ。
 ところが彼は「なぜ自分が“仮母”候補に望んで立ち、この『城』に再びやっ
てきたのか」を考えもせず、“特別な召使い”として身の回りの世話をさせ始
めたのだった。
 彼女は焦った。
 このままでは、悪い噂が立ってしまう。
 案の定、「“仮母”として取り寄せたにも関わらず身の回りの世話をさせて
いる変わり者の領主」という噂が立ち、その上、「ちゃんと同族のフィアンセ
がいるにも関わらず、人間の女性体に“懸想”している」という噂まで立った。
 自分がなんと言われようと構わなかった。
 だが、義弟が悪く言われるのは我慢出来なかった。
 かといって、出て行くことも出来ないのだ。
 なぜなら、“仮母”になることは死んだ母に、そして惨めだったかつての自
分に誓ったことだったから。

 だから、彼に冷たくした。

 早く自分を見限って、早く“仮母”にして欲しくて。
【気付かなかった】
「本当に鈍感ですよね」
【そうならそうと言えば…】
「言えば、“仮母”にして下さいました?」
【……】
「ほら」
 押し黙るシグフィスに、彼女は“くくくっ”と可愛らしく笑った。
「私は“仮母”になるのなら、絶対に貴方の子供のだろうと思ってました。そ
のために健康に気を付け、ふさわしい教養と礼儀作法を身に付けましたのに」
【……乳姉弟だった人を“仮母”には出来ないよ。そんな危険な事はさせられ
ない】
 セレンはそのために死んだ。
 ティファニアも同じように死ぬようなことがあれば、今度こそシグフィスは
自分を許せないだろう。
「―貴方は…本当に優しいんですね。…でもその優しさが、時に人をどうしよ
うもなく傷付ける事もあるのだと、貴方はもっと早く気付くべきだわ」
【痛いんだぞ?すごく】
「承知しています」
【『セグネット』の流儀は、決して優しくない】
「好きになさって構いませんのよ?」
【どうしてそこまで…】
「貴方の奥様の卵を私が孵すの。それはとても誇らしいことですのよ?」
【…それがどんなに危険な事かわかってるのか?もう二度と子供を産めなくな
るかも…下手をすれば君も…】
「ええ。承知しています」
【まだわからないのか!?…私は…セレンのような思いを、君にさせたくはな
いんだ!】
「…やはり…それを気に病んでらしたのね」
 気付けば、ティファニアはデスクを回り椅子に座るシグフィスの前に跪いて
いた。
273【再会】N:2006/09/20(水) 17:11:20 ID:TE5r2XQd
 両脚を床に付け、まるで祈りを捧げるよう両手を彼の後肢に乗せている。
【ファニー義姉さん…】
「もっと教えてあげる。…ううん。聞いてほしいの」
【…何を…?】
「シグ。貴方は、決して自分が産まれた事を気に病む必要はないの。いいえ。
むしろ、誇って欲しいのよ」
 そう言って、彼女は語る。

 この一年、胸の奥に仕舞い込んで決して誰にも語ろうとしなかった物語を。

■■【7】■■
 協会の懺悔室で神父に語るかのような口調で、義姉はとつとつと語った。

 6年前、母セランに連れられて『城』を出た後、母と二人で故郷の集落へと
帰ったこと。
 その出奔は、セランが、当時の領主であるシグフィスの父が、自分を大切に
囲うことで受ける非難に耐えられなかった事が原因だったこと。
 故郷で「忌み女」として蔑まれながらも、母は自分を愛し、そして“仮母”
となったことを決して後悔しなかったこと。
 出奔して一年後、セランが流行病にかかり、十分な治療も受けられないまま
死んでしまったが、それは決してシグフィスを“産んだ”ことが原因ではない
こと。
 シグフィスの父はセランの居場所をすぐに突き止めたが、母の強い意向で決
して姿を見せなかったこと。
 けれど、生活に十分な金は毎月送られてきたこと。
 病に倒れても、母は一度もシグフィスの父には知らせなかったこと。
 そしてそれを知らせようとするティファニアを厳しく叱ったこと。
 死ぬ直前まで、「忌み女」のセランを治療してくれる医者は一人もいなかっ
たこと。
 母が亡くなり、セランはその事を事後に知ったシグフィスの父によって、地
球統合府の「機関」に保護されたこと。
 そこは『セグネット』が“仮母”のための使役用人類を育成し教育する場所
だと、その時初めて知ったこと。
「13年間、私はそこで教養や礼儀作法、あなた方『セグネット』の本能から
慣習に至るまで、全てを学びました。苦しかったことも哀しかったこともあり
ましたが、自分の運命を呪った事は一度もありません。良き友にも良き師にも
巡り会えましたし、何より、シグ…」
 義姉はそこで初めて彼の前肢を取り、両手でやわらかくマニピュレーターを
包み込んだ。
「貴方に再び会えた」
【義姉さん…】
「貴方を愛しています」
 一瞬、彼女が何を言っているのか、シグフィスにはわからなかった。
 自分とティファニアは、『セグネット』と『人類(ホモ・サピエンス)』な
のだ。
 その間に、愛など…。

 いや……そうか。

 違う。
274【再会】N:2006/09/20(水) 17:11:59 ID:TE5r2XQd
 義姉は、家族的な愛情について話しているのだ。
 一瞬高揚しかけた心が、急速に鎮まってゆく。
 けれど、そのせいで気付いてしまった。
 知ってしまった。

【シグフィス様は、その地球人の「節無し」に恋していらっしゃるのね】

 サレディアナの「言葉」が、耳に蘇る。
 ああ、そうだ。
『私は、ファニー義姉さんを愛しているんだ』
 種族的な差異にこだわって、本当の心を…気持ちを知ろうともしなかったの
は、私の方ではないか。
 でも、だからこそ種族を超えて「家族的な愛情」を向けてくれる義姉に、こ
の気持ちを知られるわけにはいかなかった。
【…私も義姉さんが好きだよ】
「…違うの。私は貴方を『愛して』いるのよ。シグ」
【…え?…】
 だが、義姉は彼に思いもよらない言葉を投げかけた。
 そうしてゆっくりと立ち上がり、キチン質に覆われた鎧のように硬いシグフィ
スの頭を、触覚を傷付けないようにしながら優しく抱き締めた。たっぷりとし
た大きくてやわらかくていい匂いのする乳房が、彼の顔を包み込んでくれる。
 そのあまりの気持ち良さに、シグフィスは意識が飛びそうになった。
 匂いと体温と感触が、時に『セグネット』の感覚器官を大きく狂わせるとい
うけれど、まさに今がその時なのだろう。
「私がここに来た最初の理由を、思い出して」
【義姉さん…?】
「私は…シグ…貴方の『子供が産みたい』の」
 そして彼は、今度こそ本当に、頭が真っ白になって何も考えられなくなった
のだった。


「…母さんは本望だったと思うわ。地球人と『セグネット』…決して結ばれぬ
種族………ならばせめて…と思うのは、『女』なら当然のこと…。母は貴方の
御父様の事を、心から愛していました。今なら…わかるの。私も……」
【で…でも…】
「“仮母”に選ばれた時、嬉しくて泣き出しそうだったって…言わなかった?
たとえそれが自分との子供でなくても、愛する御方の子供である事に変わりは
ない。その御子を自分のお腹を痛めて産めるということがどんなに幸せか……
きっと殿方には理解出来ないかもしれないわね」
 当たり前だ。
 自分との子供でもないのに、自分が傷付くことを承知で産むなど、シグフィ
スには…いや、『セグネット』族には想像も出来ない。
275【再会】N:2006/09/20(水) 17:13:00 ID:TE5r2XQd
「母は貴方の御父様を愛し、そして御父様は母を受け入れた。ただの“仮母”
ではなく、一人の『女』として。だからこそ、母は御父様のために身を隠した
の。ただの“仮母”なら、そんな必要無いし、する意味も無い。全ては、貴方
の御父様を心から愛していたからこそ。だから、貴方にもそうして欲しかった。
貴方は貴方。御父様とは違う。私は義姉かもしれないけれど、貴方にとっての
『女』にはなれないわ。私が愛するように私を愛して欲しいと思っても、貴方
は私を家族以上のものとして見られないはずだもの」
【……なぜ?】
「なぜ?それは、貴方が『セグネット』だからよ。そしてそれは『セグネット』
として当然の感情。むしろ、異種族の雌性体を『異性』と感じられる貴方の御
父様が特別なの」
 猛烈に腹が立った。
 どうしようもない怒りだった。
 義姉と交尾していた男に対するよりも、もっと激しい…そしてもっと切ない
怒りだった。
【何もかも勝手に決めないでくれ】
「え?」
【義姉さんは、そういうところ、小さい頃からちっとも変わってないんだな】
「シグ…」
 ティファニアは戸惑ったように彼の固い頭を乳房から解放して、カミキリム
シのような顔を見詰めた。
【さっき、私がどんな気持ちで見てたのか、知りもしないで】
「…貯蔵庫での…こと?」
【…義姉さんが…君がヤツに孕まされるかもしれないと考えた時、私は理性が
吹き飛ぶかと思った。私は、小さい頃は君を孕ませるのは私だと、ずっと本気
で信じていたくらいだからね…。そんなの絶対に無理な事なのに…】
「シグ…」
【君を誰かに盗られるなんて、考えるのも恐かった。義姉さん……私は、君を
私のものにしたい。私だけのものにしたいんだ】
「ああ…シグ…」
【たぶん…いや、私は…義姉さんを愛してるんだ】
 義姉の瞳から透明な水分がきらめきながら零れ落ちる。
 涙だ。
 感情が飽和し、抑えきれない奔流となって彼女の精神を揺さぶっているのだ。
「…最初から有無を言わせず、強引にでも自分のモノにすれば良かったのに。
私はいつも…いつでも待ってたのよ…」
 椅子から立ち上がり、自分を見下ろしてくるシグフィスにしがみつくと、彼
女は全身の力を抜いてゆったりした口調で呟いた。
276【再会】E:2006/09/20(水) 17:15:50 ID:TE5r2XQd
■■【8】■■
 彼女の体は、どこもかしこもがやわらかかった。
 乱暴に扱えばすぐに壊れてしまいそうだ。
 外骨格構造の『セグネット』が、内骨格構造の人間を力いっぱい抱き締める
ことは出来ない。そんな事をすれば本当に潰れてしまうからだ。
 だから、シグフィスは義姉が自分を抱き締めるに任せて、自分は前肢と中肢
を彼女の体に添えるだけにした。
【良い匂いだ…】
 彼女の体から立ち上る芳香は、とても素晴らしかった。
 まるで花のように、蜜のように、熟れた果実のように、シグフィスの集香器
官を刺激し、理性を揺さぶる。
「いや…」
【なぜ?】
「…いや…」
 腕の中で、義姉が子供のようにいやいやと首を振る。
 そのたびに、髪からは優しい香りが、首筋からは芳しい香りが立ち上る。
【どうして?】
「どうしても」
 興奮状態に置かれた彼女の発汗と共に、汗線から微量のヒトフェロモンが滲
んで空中へと漂っているのだ。
 そして首筋や脇、乳房の下や内腿に溜った汗からは、濃厚な甘い体臭が立ち
上り、シグフィスの感覚を狂わせる。赤外線感知による体表面の熱分布では、
耳朶、頬、首筋、胸元、乳房の先端に突出した「乳首」と呼ばれる発乳部位、
下腹、そして内腿に血液が集まっていた。体温も摂氏0.23度程も上昇して
いる。
 髪に隠れた滑らかな額は汗ばみ、頬も耳朶も真っ赤になっている。
 とても、これが先ほど貯蔵庫の中で、冷めた顔のまま男に好きに体をまさぐ
らせていた女性とは見えなかった。
 まるで初めて男に体を開く生娘のようだった。
 シグフィスは人間の女性体の生理は、一応知識として知っているつもりだっ
たが、それが自分に近しい者…それも、自分が好意を寄せる者となると別だっ
た。なぜこうなるのか、どうしてこんな反応をするのか、まったくわからない。
 彼はただ、彼女に抱き付かれ、軽く腕で支えているだけなのだ。
 義姉の、とんでもなく豊満でやわらかな乳房が、自分の胸で“くにゅり”と
歪み、形を変えてその重さとあたたかさを伝えている。
 ふと疑問に思い、彼は体を離して彼女の乳房をじっと見詰めた。
「おっぱいに興味があるの?」
【うん。『セグネット』には無いものだからね】
「…もうちょっと口篭ったり照れたりしたら可愛らしいのに」
【…なぜ?】
「…いいわ。…見る?」
【…いや…その…義姉さんが嫌でなければ】
「………そういうところは、昔から可愛いのに」
【…??…】
277【再会】E:2006/09/20(水) 17:16:51 ID:TE5r2XQd
 きょとんと首を傾げるシグフィスに“くすり”と笑うと、ティファニアは紐
タイを外し、ブラウスのボタンを外していった。
 そうしてそのまま上半身をはだけると、ブラの留め金を外し、ストラップを
肩からずらす。
 “ゆさり”と、南国の果実を思わせる巨大な乳房が、圧倒的な重量をもって
光のもとで揺れる。南国の果実とは言っても、パパイヤやマンゴーなどではな
い。西瓜か椰子の実くらいの豊満さだ。
【重くないか?】
 じっくりと観察するシグフィスの素朴な疑問に、彼女はおかしそうに笑みこ
ぼれた。
「もちろん、重いわよ?…シグは…大きいおっぱいは好き?」
【好きか嫌いかと言われても…その…】
「興奮なさいます?御主人様?」
 ティファニアはわざと召使いの言葉遣いに戻り、シグフィスのローブに重た
い乳房をこすりつける。
【…君は…孔雀の羽が綺麗で立派だからといって、それに性的興奮を覚えるの
かい?】
「なるほど……それは残念。私としてはこの胸…結構自慢だったりするのです
けど」
【……だが…それが美しい形なのかそうでないのかは、わかるつもりだ】
「あ…」
 “ひた…”と彼の前肢が乳房に添えられ、“さわっ”と撫でた。
 前肢に装着されたマニピュレーターは、4本の「指」でとても繊細な動きを
する。ティファニアの滑らかな肌を愛しむようにして指腹で撫で、その重みと
やわらかさを確かめるようにして“ぷにぷに”と押す。
【こんなにやわらかいものなんだな…】
「んっ…」
 『いとしいひと』に乳房を触られ、ティファニアは激しい快美感を感じてい
た。あの男との仮初(かりそめ)の交歓などでは到底味わうことも出来ない、
満ち足りた幸福感だった。惜しむらくは、彼が『セグネット』のため、熱い口
付けも優しい抱擁も期待出来ないことだろうか。それだけが、今の彼女を、ほ
んの少しだけ哀しくさせる。
「……どう…?」
【うん。美しい形だと思うよ】
「嬉しい…」
 シグフィスは義姉の乳房を右前肢で“くにくに”と揉んだ。もちろん、細心
の注意を払って…だ。
 人間の指と遜色無く動くマニピュレーターの「指」は、その先端に微細なセ
ンサーを高密度で備えている。圧力、温度、PH濃度、ナトリウム濃度は言う
に及ばず、電圧、光、弾力、赤外線、測距、果ては磁気、渦電流式近接センサ
まで備えていて、それぞれが多角的に対象物を分析する事が出来る。
278【再会】E:2006/09/20(水) 17:17:28 ID:TE5r2XQd
 今、シグフィスはティファニアの乳房を硬軟(弾力)、大小、汗腺分布、内
部構造にまで至って情報集積し、それから導き出した分析結果において感想を
述べていた。
【それに君の乳房は、とても巨大でやわらかく、それでいて乳腺の発達具合も
申し分無い。きっと牛のように良い乳が出るだろう】
「………」
【………】
「………」
【…どうした?】
「……なんだか誉められてる気がしませんわ」
 拗ねたのか、召使いの言葉遣いに戻っていた。
 どうやら、あまり好評とは言えなかったようだ。
【…では…こういうのはどう?『君の乳房は地球人の大多数の男性体にとって、
非常に好ましい軟度と形状をしている』】
「………もっと、砕けた言い方はできませんの?」
【…では…『君の乳房はやわらかくて男を惹きつける良い形をしている』】
「もっと」
【では…『君の』】
「お前の」
【『お前の乳房は』】
「おっぱいは」
【…『お前のおっぱいは…とても綺麗でやわらかくて美しい形をしている』】
「…もっと」
【…では…『男好きしそうなイヤらしいおっぱいしやがって、この雌豚が』】
「………」
【………】
「…調子に乗るな」
【…ごめん】
 謝りながらも、シグフィスの「指」はティファニアの体温変動と発汗具合、
そして体積変化と乳房の軟度の変化を細大漏らさずモニターしている。それに
よると、血流が活発になり、汗の分泌が増し、乳房のゆるやかな膨張が始まっ
ていることから、彼女が性的に興奮していることは確実だった。
「…ねえ…そういう…の、どこで覚え…る…の?」
 いつしか両手で背後からゆったりと乳を揉まれながら“ふうっ…”と熱い吐
息を吐き、ティファニアは悪戯っぽく微笑んだ。
【そういうの?】
「男好き…とか…んっ…雌豚…とか…ぁ…」
【前に、地球の文献で見たことがある。男性体が性器を使用可能にするための
猥雑な、しかし非常に興味深い性情報が溢れていた】
「…そ…んな情報…ん…捨てちゃっていいの…よ…ぁ…」
279【再会】E:2006/09/20(水) 17:18:17 ID:TE5r2XQd
 それは『愛撫』と呼ぶにはあまりに機械的ではあったが、ティファニアの声
の変化や体の震えなどの情報を蓄積することで、シグフィスの指は彼女の弱い
ポイントを的確に突いた。揉み方、揺らし方、突付き方、摘み方そして撫で方。
乳房への性刺激だけでこんなにもヴァリエーションがあったのか。そう思わせ
るほど、シグフィスはティファニア自身が驚くようなポイントを探り当てる。
 初めても、そしてそれからも彼女の「男」はあの粗野で無神経な男しかいな
かった。
 あの男はいつもティファニアの都合などお構いナシに、自分勝手に掴み、揉
み、嘗め、しゃぶる事しかしなかった。
 それに対してシグフィスは、ティファニアがどうすれば声を上げるか、身を
捩るか、甘えた鼻声でねだるか、それを最も重視し、彼女が気持良くなる事こ
そのみを最優先しているように思えた。

 ――翻弄される。

 ――おっぱいだけで。

 シグフィスの召使いであるという服従心。
 シグフィスの義姉であるという自尊心。
 そしてシグフィスの「女」になれたという充足心が、ティファニアの快楽密
度をどんどん高めてゆく。
「…ぅ…す…好きにして…いいの…よ?…」
【ん?】
「シグが…したいように…すれば…」
 背後から脇を通し、下から掬い上げるようにして乳房の“ずしり”とした重
量感をマニピュレーターでたっぷりと感じていたシグは、血が集まり充血して
硬く勃起した乳首を「指」で摘みあげながら“チッチッチッ”と下顎を噛み合
わせた。
【義姉さんが気持ち良ければ私はそれでいいんだよ】
「そ、それズル…んぁっう〜〜…ぁ…んうっ…うっ…う〜〜……」
 マニピュレーターの「指」は4本しかないのに、どうしてこんな繊細で技巧
的な動きが可能なのか。
 乳を揉み、乳首を“ぴるぴる”と弾きながらその付け根を同時に優しく何度
も擦る。乳房の中に発生した熱い疼きは、そのまま子宮に直結してしまってい
るかのようだ。そうしておきながら時々“きゅきゅきゅ”と乳首を摘んで捻っ
たりするものだから、ティファニアは何度も腰砕けに崩れ落ちそうになってし
まう。
280132:2006/09/20(水) 17:24:46 ID:TE5r2XQd
 ひとまず以上です。
 エロシーン突入直前まで投下しました。
 異種間和姦をするためには、どうしてもSF的な味付けを必要としてしまうようです。
 そのために下準備が長くなってしまいます。
 エロシーンを引き立てるスパイスとしては長過ぎるかもしれません。

 次は推敲が終わり次第、エロシーンから最後までを投下させて頂きます。
 よろしくお願い致します。
 失礼します。
281名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 17:33:27 ID:IqxYsNEQ
リアルタイムキター
続きにwktk

フィアンセがどうなるかちょっと気になる。
いや、自分はntrスキーではないですよ?
282名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:29:43 ID:Oac4nMn4
説明きちんとしてあって読みやすいしわかりやすい!!

続き期待ですw
283名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:23:45 ID:izqD9uRm
>「…調子に乗るな」
>【…ごめん】
warota
284名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:32:23 ID:ajNFnYg5
前フリも大事だ、と思った。
昆虫類に萌えたのは初めてだ。GJ!
285名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:46:41 ID:gGT7LWqJ
いいですね。
GJ!
286名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 22:30:00 ID:gGT7LWqJ
どうやって子宮の中までまさぐられのか?

どうやって受精卵を仕込まれるのか?

そして、どうやって蟲の幼虫を産み落とすのか?

異種姦属性とHR属性持ちの俺にとっては神の降臨だ。
287名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 04:04:43 ID:2iRzfDBA
GJ
真剣に読みいってしまった
続きまってます
288名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 07:45:12 ID:oAPuewfS
うお〜〜〜〜〜っGJ!!!
289名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 09:43:17 ID:WD1JFfY3
これはおもしろい、期待してまつ!
290名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 04:01:50 ID:iskDs8Ec
トイレにしゃがんだ女の子が触手に襲われるシチュを希望。魅力的ですよね。
291名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 06:28:27 ID:W7nO19fv
ってことは、便器が実は…
292名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 06:50:04 ID:oFm07bJz
>>290
魔法少女アイ2にそう言うシーンあったよなあ
スカトロ妖怪でえらいことに・・・・選択間違えるとお持ち帰りまでされてしまう
アレはエロかった
293名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:26:14 ID:wh6EO7dL
その日、それは彼女の家にやってきた。
新開発の、電気も水も必要としないバイオ便座だ。
どうやって、お尻を洗ってくれるのだろう?
興味津々の彼女は、用も足したく無いのに下着を下ろしてその上に座った。
洗浄のスイッチを入れる。

「ひゃああああぁぁっ!」
慌てて停止ボタンを押した。
(な…何?今の…)
一瞬、尻を舌のような物に舐められた。
(きっと、気のせいよ)
もう一度スイッチを入れる。
「あああっ!」
間違いない。何かが尻を舐めている。
気持ち悪い。でも、とても気持ちいい。

(そ、そうだ…ビデ…)
震える指でスイッチを入れる。
腰を動かし、最も感じる部分にあてがった。
生暖かい舌が、陰部をべろべろと舐める。
「あっ!あっ!…あああっ!」

(はあっ、はあっ…い…イっちゃっうところだった…)
彼女は、リモコンの蓋の中に隠されたスイッチを見つけた。
そこには、「全身」と書かれてある。
衣服を全て脱ぎ捨て、モードを最強にし、ドキドキしながらスイッチを入れた。
彼女の身体は舌に包まれた。
全身を、まるで数百の蛇が這うごとく舐め尽される。
「うわああああーーーっ!!」
快感に耐え切れず、リモコンを握り締めた。
バキッ!!
(どうしよう!…壊れちゃった!…止まらない!)
「止めてぇー!誰か止めてぇーーー!!あっ、あっ、あああああっ!!」

彼女は、未だにトイレから出られない。
294名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:58:52 ID:dkKul526
>>293
GJ
295名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:36:40 ID:NR5r65zW
戦隊ものありで、知ってる人いたらお願いいたしたいです。
ダイレンジャーの紐男爵という敵がいて、主人公の知り合いの小学生由美ちゃんがさらわれます。原作では何事もなしに助かるのですが、何か触手による強姦ネタのエロ見たいです
296名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 08:41:31 ID:zG+TGIQh
http://blue.ribbon.to/~aspergillus/
ここの問題解いたのに紹介されたサイトいったら404だった。
たちわるすぎ
297名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:10:44 ID:ron0ftuN
>>293
GJ!

ある日突然送られてきた荷物。一見普通の道具だが、いざ使用すると触手道具に変身して使用者を拘束
という妄想が電波で浮かんできた
298名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:24:43 ID:AdEjtsHm
>>292
両方やったことあるけど、自分としては姫巫女が良かった。
名前も無いサブの女の子が和式トイレで触手に陵辱されるシチュなんだけど、
テキストも台詞・ボイスもエロかった。
誰かそういうのを書いてくれないだろうか?
自分は何度も挑戦したが、無理だった。
299神楽スキー:2006/09/28(木) 21:49:10 ID:xj5MLGyF
需要があるなら書いてみようかな・・・・
ただアイ2はやったことはあるが姫巫女はない
スカトロ、放尿、アナル責めありのなんとも凄まじいのになる気はするがソレですれ違いにならないならw
300名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:41:33 ID:AdEjtsHm
>>299
読みたくない人はスルーすればいいし。
そういう触手シーンもあるから、OKだと思う。
301名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:57:10 ID:V7u53IeH
>>297
>ある日突然送られてきた荷物。一見普通の道具だが、いざ使用すると触手道具に変身して使用者を拘束
という妄想が電波で浮かんできた

機械仕掛けのイヴ、淫具『ミミック』=偽装携帯電話(OHPにサンプル有り)

耳に当てると大量の触手がドバー→あんあん

>>299
このスレで歓迎されないのは「死ぬ、食われる、死体姦」からだったと思う。
というわけで正座で待たせてもらいます。
302名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:30:31 ID:5g/e1kJ0
>>295
特撮版で頼んだ方がいいんじゃないか?
あまりキャラが掴みにくい注文だし
303132:2006/09/29(金) 11:29:20 ID:6m53xH6p
>281
 すみません。私はntrスキーです(´ー`;)ノ

>282 283 284 285 287 288 289
 ありがとうございます。励みになります。

>286
 着床から出産まで行きたいところですが、たぶんまた違うモノを書くと思います。


 では投下致します。
 冒頭から最後まで、全部エロです。エロしかありません。
 そしてすみません。終わりませんでした。

 基本NGワードはタイトルで
 【再会】
 です。
 「スレの私物化は許せない」という方は、是非NGワード設定して、
御覧にならないようにして下さい。
304【再会】:2006/09/29(金) 11:30:23 ID:6m53xH6p
【乳房を……おっぱいをいじられるって、どんな気持ち?】
「…ぅん?…」
 うっとりと陶酔し、乳肉を嬲られるに任せていた彼女は、シグフィスの理性
的な問い掛けに彼を見上げた。
 女性としても決して低いわけではない彼女の、その頭一つ分上に彼の頑強な
顎が見える。クワガタのように両側から挟むような形になっている下顎は、実
際に人間の骨程度なら易々と砕き折る事が出来るくらい挟む力が強い。そんな
恐ろしいモノが頭上にあるというのにちっとも恐くないのは、シグフィスが自
分を傷付ける事など絶対に有り得ないだろうと確信していたからだろう。
 まだ彼が幼体だった頃、戯れに指を挟まれ皮膚が裂けて、ひどく出血した事
がある。その時は驚きと痛みと恐怖で身が竦んでしまって、しばらく彼に近付
けなかった。
 だが、肉体に傷を受けた自分以上に、彼の心が傷付き、自分自身を責めてい
たことを知ると、異種族であり使役用人類である自分に対してさえそんな感情
を抱いてしまえる彼に、言いようの無い愛しさを感じたのだった。
「…きもち…いい……幸せ…よ…」
 “はふん…”と鼻にかかった声が熱い吐息と共に吐き出される。
 かつて自分が“だっこ”して、どこ行くにも一緒に連れて行った彼が、今こ
うして自分を抱いている不思議。
 その不思議が、とてもとても心地良かった。肉体から得られる快感を凌駕し
て余りある快美感を、ティファニアの心が感じていた。
【どうすれば…義姉さんを私だけのモノに出来るんだろう…】
 ふと呟いた彼の言葉に、
『ばかな子…』
 と彼女は心の中でひとりごちた。
『私はもうとっくに…身も心も全部…貴方のモノなのに…』
 つくづく、人の心が…いや、女の心がわからないのだ。
 この「昆虫野郎」の「とーへんぼく」は。
 けれど、それも仕方の無い事だと、彼女は思う。
「“床見の儀”…してくれたら…」
 だからつい、こう言ってしまったのかもしれない。
【…こ…ここで?】
「ここで」
 面白いくらいにうろたえる義弟がおかしくて、愛しくて、彼女はゆっくりと
シグフィスに向き直ると、彼の体をローブの上からゆっくりと抱きしめた。
【だ…だけど…】
 “床見の儀”は、「交尾」の許可を審議会から得た時点で、任意の時期に行
う事が出来るため、特に申請は必要としない。
305【再会】:2006/09/29(金) 11:31:45 ID:6m53xH6p
 交尾によって『セグネット』の雌体が産卵管によって雄体の受精嚢に送り込
み、体内で受精した卵は、送卵菅によって人間の女性の胎内(子宮)に生み付
けて着床する。人類からすれば奇異に思えるかもしれないが、これが『セグネッ
ト』の子孫の残し方だ。卵(こども)は、産みの母と、父と、そして“仮母”
の、3つの体内を経てこの世に生を受けるのである。
 そのため、産母は“仮母”の“床見の儀”に同席し、雄体と共に“仮母”を
共に検分するのが通例だった。それによって3つの命が、種族を超えて信頼関
係で結ばれ、命を分け与えて生まれる「わが子」に祝福を与えるのである。
 ティファニアと、産母であるサレディアナの面通しは、既に済んでいる。血
統書に不備は無く、精神的葛藤を除けば、サレディアナはティファニアの肉体
も教養も礼儀作法も、十分満足していたはずだ。もっとも、シグフィスがティ
ファニアに対して「相応しくない感情」を抱いているのではないか?というこ
とに対しては懸念を抱いていたのだろうが。
「何も、正式なものでなくても、いいのよ?シグは、私を自分だけのモノにし
たいのでしょう?なら、私の膣と子宮の内部(なか)をたっぷりと時間をかけ
て調べて、確かめて、そして私を狂わせてくれるだけでいい…」
【狂わせる…?義姉さんを?…】
「『セグネット』が、肉体的快楽よりも精神的充足感こそ求め、それを至上の
ものとしていることは知っているわ。産卵管や送卵管を相手の体内に挿入する
事には、特に快感らしい快感を感じないということも…」
【ファー義姉さん…】
「たとえ独りよがりでもいいの。貴方に私を気持ち良くさせて欲しいのよ。気
持ち良くてたまらなくなって、もう貴方無しでは生きていられなくなるくらい
…狂いたいの」
 ティファニアは、同族相手では決して口に出来ない卑猥で慎みの無い言葉を、
シグフィス相手なら口にしてしまえる自分に軽い興奮を覚えていた。
 恥ずかしい。
 本当に、恥ずかしい。
 けれど、だからこそ感じる興奮は、まったくもって倒錯的であり、官能的だっ
た。
【…人間の女性が、外陰部と膣で強い快感を得る…という事は、知ってるよ。
だけど、たまに強い痛みを感じることだって…】
「だからこそ、痛覚麻痺のための『シロップ』があるんじゃなくて?」
【そうだけど…】
 痛覚麻痺を目的に注入される『セグネット』の体内生成物は、通常、送卵管
とは別の管を使って“仮母”へと注がれる。
306【再会】:2006/09/29(金) 11:33:06 ID:6m53xH6p
 その管は、祖先が哺乳類を麻痺させるために使用する麻痺毒の注入管が変化
したもので、伸縮するための襞を持っていた。ピンク色をした薄い半透明で、
表面が傷付きやすいため、普段は厚いゴムのような黒い鞘に納まっている。先
端が若干丸みを帯びているために、鞘から少し頭を出した様子など、人類の男
性体の陰茎に良く似ていた。ただ、太さは1センチほどしか無い。
 それでも「シロップ」注入の際には2倍以上に膨らむのだ。
「もう…男の子でしょう?こういう時に女に恥をかかせて平気なの?」
【…いや…男の子って…】
 踏ん切りがつかない義弟に、義姉は幼い頃のように「めっ」と叱り、そうし
て“くすくす”と笑う。
【わかったよ…】
 シグフィスは諦めたようにそう言うと、前肢のマニピュレーターでティファ
ニアの肩を軽く抱いた。そしてローブの前をはだけ、後肢を開き、長く伸びた
下腹を前へと折り曲げる。
 重要な内臓器官が集中している下腹は、こうして人前でローブから外に出す
ことがほとんど無い。『セグネット』が羞恥を感じる事があるとすれば、こう
して普段晒されない部位を光の下に晒す時だろう。実際、シグフィスは今まで
に無いくらいの心の“ざわめき”を感じていた。
「ん…」
 ティファニアは、シグフィスが“そう”しやすいように両脚を少し開き、彼
にしがみついたままお尻を後方に突き出した。そうしてスカートを捲くり上げ、
パンツを“するっ”と引き下ろす。太腿の途中で止めたのは、溢れた『蜜』が
床に落ちるのを少し気にしたからかもしれない。
 彼女の、その豊かでやわらかく、そして“きゅん”と引き締まった臀部は、
十分に脂がのってなめらかに輝いている。美しく金色に輝く産毛の地肌が、少
し鳥肌気味になっているのは、これから彼によってされる事への期待か、それ
とも不安からだろうか?
 後肢の膝まで伸びたシグフィスの腹は弧を描いて下からティファニアの股間
を目指し、まるで得物に毒針を突き刺そうとする蜂の腹部のようだった。その
硬い先端が割れ、内部から黒い鞘が“にゅっ”と顔を出す。少し湿り気を帯び
て光を弾くキチン質の鞘は、太さを考えなければ毒針そのもののように見えた。
 シグフィスは副肢でティファニアの豊かな尻肉を両側から“むにゅっ”と鷲
掴みにすると、持ち上げるようにして左右に分けた。
「ひあっ…んぅっ…」
307【再会】:2006/09/29(金) 11:34:11 ID:6m53xH6p
 肛門が開き、直腸内のガスが放屁となって外へと出てしまいそうになり、彼
女は慌てて括約筋を締める。こんな場所で、義弟の…愛しい人の前で放屁など
したくなかった。たとえ彼が、「そういうこと」をただの生理現象として普通
に処理してくれるとしても。
「あんまり…広げないで…」
 ティファニアは、これからシグフィスが何をしようとしているのか十分熟知
している。
 13年もの間、地球統合府の「機関」で、“仮母”となることだけを目指し
て、教養や礼儀作法のみならず、『セグネット』の本能から慣習に至るまで学
んだのだ。そこでは当然、『床見の儀』についても知識を得ている。
 彼は今から、痛覚麻痺のために体内生成物の「シロップ」を、最も吸収が良
い直腸内へと注入しようとしているのだ。
『…済ませておいて…良かったわ…』
 ティファニアは、寝る前に覚えた便意をきちんとトイレで処理しておいた自
分を、少し褒めてやりたい気分だった。
【…我慢して義姉さん】
「…う…うん…わかってる…」
 尻肉を広げたことで痛みを感じたのだと誤解したシグフィスに、彼女は曖昧
に頷いた。
 まさか、「オナラが出そうで嫌だった」とは言えなかった。
『義姉さんの体は、私達とは違う…』
 それを、忘れないようにしなければならない。
 シグフィスは、傷付けないように細心の注意を払いながら副肢で彼女の柔ら
かい尻肉を分けながら、前肢を細い肩から腰に下ろしてしっかりと固定した。
そうして、腹を“ぐぐっ”とさらに折り曲げ、先端の黒鞘を彼女のデリケート
な形状をした生殖器へと近付けた。
 すぐに、麻痺毒の注入管が変化した管が顔を出し、“ぴちゅ…”と、もうすっ
かり濡れそぼっていた膣口に“キス”をする。そのまま、ぬるぬるとした膣液
を塗り広げるようにして、管の先端の亀頭じみた丸みに纏わり付かせた。
「…ん…ぅふ…ぅ…」
【気持いい?】
「………きかないで…」
 うっとりとして全身の体から力を抜いた義姉(かのじょ)は、本当に気持良
さそうだった。シグフィスは何度も女陰に添って肉筒を前後させ、とろとろと
こぼれる『蜜』で肉筒の先端を濡らした。
 膣口を刺激したからとって、そのままこの肉筒を膣内へと差し込むわけでは
ない。差し込むのは、あくまで送卵菅である。けれど、それを挿し込むのはもっ
と後だ。
「んあっ…ぅあ!…あ!…」
 彼女の股間の肉の亀裂の、その前方の帰結にある、肉の拠れた部分を肉筒で
捏ねると、ティファニアは身を捩って“くねくね”と尻を揺らめかせた。
308【再会】:2006/09/29(金) 11:35:32 ID:6m53xH6p
【…ごめん、痛かった?】
「…ちが……の……やめ…いで…」
 荒い吐息の中で途切れ途切れに紡がれる言葉は、確かに「違う」「やめない
で」とシグフィスに聞こえた。
 この、デリケートで繊細でやわらかい性器の襞に隠された部分には、「陰核
(クリトリス)」という高感度部位があると、シグフィスは知っている。皮膚
が薄く、乾いた状態では痛みを伴うが、粘液で濡れた状態では、愛撫の方法に
よって膣内快感よりももっと激しく深い快美感を感じることも。けれど自分の
不器用な愛撫では、大切な義姉の大事なパーツを傷付けてしまうかもしれない
という恐さが先行して、今ひとつ加減が難しかった。
 でも、義姉は「やめないで」と懇願してくれた。
 ということは、自分の“加減”は間違いないという事になる。
 彼は少し、安心した。
 マニピュレーターのように高感度のセンサーが集合しているならば、そこか
らの情報でなんとなくわかった乳房への愛撫も、生の肉体を使った注入管での
愛撫ともなると、シグフィスはさっぱりなのだ。
「…んぅあっ!…あっ…はっ…はぁっ…あっ!…」
 くにくにと肉筒で女性器を捏ね回し、副肢で掴んだ尻肉を“やわやわ”と揉
み立てる。腰を固定していた前肢は、再び彼女の豊か過ぎるほど豊かな“椰子
の実おっぱい”を、的確な動きで翻弄していた。
『…あぁ…ダメだわこれ…』
 両乳房と、尻と、あそこを一度に、ゆっくりと時間をかけてたっぷり愛撫さ
れる。
 これは“2本の腕”と“自由に曲げることも出来ない男根”しか持たない人
間の男では、到底無理な「方法」だろう。
 だから、「ダメ」だ。
 自分を抑え切れない。
 良すぎて「ダメ」だ。
 意識が熱くとろけて、身も世も無く、淫らに乱れてしまいそうなのだ。
『…これじゃぁ……村の酒場にいる頭の悪い娼婦とまったく一緒じゃないの…』
 出来れば“その時”まで、“仮母”としてシグフィスに「使われる」側であ
りながら、彼に対してのイニシアティヴは義姉らしく保持していたかった。そ
れは、そういう「女としての無意識の賢(さか)しさ」が思わせたことだった。
 けれどティファニアは、とろけ脳で考えながら「それもまた、いいか」と考
えている自分を自覚しているのだった。
「ひんっ…」
 胸部に重たく実ってぶら下がる、脂肪と乳腺のカタマリ。
309【再会】:2006/09/29(金) 11:36:43 ID:6m53xH6p
 たったそれだけのパーツでありながら、先ほど息も切れ切れになるほど散々
翻弄させられた乳房への愛撫に加え、同時に“ぱんっ”と張り詰めた尻肉と最
も熱い「肉」である女陰を同時に責められるのだ。
 たまらなかった。

 早く。

 早く。

 早く、どこでもいから「挿し込んで」欲しい。

 下半身の「穴」ならどこにでも!

 彼女がそう思った途端、たっぷりと『蜜』を纏わり付かせた肉筒が、“ぐぐっ”
とした圧力を伴って後の蕾に潜り込んだ。
 抵抗は、ほんの少しだった。
 自分ではキツく締めているつもりだった括約筋は、彼の愛撫によってすっか
りゆるんでしまっていたようだ。それとも、自分自身の『蜜』が、そんなにも
滑り良くしてしまっていたのか?
「ぅうぉおぁ…ぁあ…」
 彼にしがみついて立ったまま、やわらかくもしなやかで“ぬるり”としたも
のが、後ろから体の中に、お尻の中に「入って」くる。
 思わず上げた声のあまりの獣じみた太さと震えに、彼女は“さっ”と頬に朱
を上らせた。だが、尻の奥に侵入した肉筒に容赦は無く、私室に下がった折り
に便を排泄したばかりなのをいいことに、奥へ奥へと“ずぶずぶ”と身を沈め
てゆく。しかも、直線的ではない。直腸の曲がりを探りながら、自らうねうね
と曲がるのだ。
「ぅあっ…ぅ…ぁ…ぁぁあ…」
 10センチも肛内へと埋め込まれた頃だろうか。
 下半身に力を込めれば、しっかりと太くてやわらかいものが尻の穴に突き刺
さり、奥まで入り込んでいるのがわかる。
『…むずむず…するぅ…』
 アカデミーで習い、既に知識としては知っていた。
 『セグネット』の雄体はこうして“仮母”の体から速やかに痛覚だけを消し
てくれるから、決して『床見の儀』は恐いものではないのだと。
 けれど、知ることと実際に体験する事は大違いだ。
 下腹部に感じる圧迫感はすごかったし、広がった尻穴から走る“むずむず”
が止まらない。
 それに肉筒は、ミミズが這い進む時のように絶えず細かな蠕動運動をしてい
た。
310【再会】:2006/09/29(金) 11:38:09 ID:6m53xH6p
 これでは、性的玩具の「バイヴ」となんら変わらない。
 ティファニアは使ったことは無かったが、召使い仲間の女の子が持っていた
のを、一度だけ見せてもらった事はあった。あの時はバッテリーでうねうねと
動くその動きがおかしくて、使ってみるどころではなかった。だが、今にして
みれば、あの時、手に持ってスイッチを入れた時の振動は、この肉筒の生物的
な動きに比べれば、彼女にはもっと機械的でつまらないものに思えてくる。
「ふあぁぁあああ…」
 自分はきっと今、ひどく馬鹿みたいな顔をしているのだろう…と、彼女は思
う。
 呆けたように空ろな目を上げ、鼻の穴は空気を求めて広がり、半開きの口元
にはまったくもって締まりがない。
 そんな、痴呆のような顔をしているに違いない。
 でも、ダメなのだ。
 お尻が、こんなにもキモチイイだなんて、今の今まで知らなかったのだから。
 やがて、肉筒の中を何かが直腸の中に潜り込んだ先端に向かって“ぐぐぐっ”
と移動したかと思うと、あっと思う間もなく先端から“ジューッ!”“ジューッ!”
と勢い良く腸内に、ぬるめの温水を吹き出した。
『あぁっ!でてるっ…中に出てるぅ…!…でてるよぉぅ……!!…』
 直腸の中に放出され、じわりじわりと内壁に染み渡り、染み込み、細胞の一
つ一つを犯して、毛細血管へ成分が流れ込んでゆくのがわかる。
 これが、シグフィスの体内で生成された「シロップ」だった。
 「シロップ」と呼ばれるのは、その蜂蜜色の粘液には、ほんのりと甘みがあ
るからだとも、水と違ってある程度の粘度があるからだとも言われている。
「機関」ではさすがに実際に体験するまでには至らなかったため、それが本当
かどうか、ティファニアにやわからないが。
「ああっ…ああ〜〜〜……」
 しかし、直腸吸収が最も効率的とはいえ、いささか量が多いのではないだろ
うか。
『お腹がパンパンになりそう…』
 “ぶぴゅっ”“ぴぴっ”と、肛門から溢れて飛び散る「シロップ」の音を耳
にして、ティファニアは羞恥で全身を赤く染めた。
「…ね…ねぇ…床…汚しちゃったけど…」
【だから私は「ここで?」って聞いたんだよ?なのに義姉さんが…】
「私のせいだっていう……んぅあっ!!」
 シグフィスの言葉に、しがみついていた彼の体から身を起こしたティファニ
アは、不意に“ぢゅぼっ”と抜かれた肉筒に体を“びくくっ”と震わせた。
311【再会】:2006/09/29(金) 11:39:54 ID:6m53xH6p
 “ぶぶっ!”“ぶぴっ!”と、とてもとても恥ずかしい音と共に、少量の
「シロップ」が再び飛び散り、太腿を伝って床に垂れた。
「…ぁ…ぁっ……ぁ…」
 信じられなかった。
 尻穴から肉筒を抜かれただけで、たった今の行為だけで、

 ――達し(イッ)てしまったのだ。

 やがて、じわじわと腰から脊髄を通って全身へと、甘い甘い微熱が広がって
ゆく。ぽかぽかとしてあたたかい感覚が肌を内側から嘗めたと思うと、すぐに
“カッ”と熱くなり、その次には“さわさわ”と優しく羽毛で撫でられている
かのようなくすぐったさが襲ってくる。
 全身の産毛が総毛立ち、汗腺から汗が吹き出て珠になって肌の上を滑った。
 達したまま、帰れない。
 高みに昇ったまま、体中の感覚が戻って来なかった。
「…ぁ…いや…ぃやぁ…」
 涙がこぼれていた。
 ティファニアにも自覚する間もなく、滂沱と涙が頬を伝う。
 金色の美しい髪を揺らし、いやいやと首を振りながら義弟にしがみついた。
 “びくっ”“びくっ”“びくっ”と立て続けに達し、フラッシュのように激
しい快美感が脳を焼く。
「…ぁあっ…だめっ…だめっ…だめっだめっだめっ…だめえぇっ…」
 しがみつくキチン質の冷たい『肌』からは、鼓動を感じない。けれどその奥
には、確かに体液を循環させる心臓があるはずだ。
 彼女はその場所に…副肢の間に、夢中でキスをした。
「だめなのっ…もうだめなのっ……ぁあっ…またっ…またぁあぁ…」
 何度も何度も登りつめ、そのたびに“びくっ”“びくっ”と腰が震え背中が
震え、全身が震えた。
 なぜなら、シグフィスの前肢は再びマニピュレーターにも余る“椰子の実”
のような巨大な乳房を、“やわやわ”と時に優しく、時にキツく緩急を付けな
がら揉み立てていたし、副肢に至っては左で尻肉を“きゅっきゅ”と野卑に、
右副肢は前から回してすっかり包皮に潜り込んでしまった敏感な陰核を“ちゅ
…ちゅ…”と驚くべき繊細さで捏ねていたからだ。
【抜いちゃだめだった?】
 冷静な義弟の声が降ってきて、ティファニアは涙で潤んだ瞳を懸命に上げた。
「…ぁ…ちが……んぅひぃっ…」
 だが、全てを口にする前に、再び“ぢゅぼっ”と尻穴に肉筒が、今度はいと
も容易く深くまで埋め込まれ、そして“ぐにぐに”と蠕動まで始める。
 これは何かの拷問だろうか?
 立て続けにイキ過ぎて、胸が、お腹が、苦しいほどだ。
 息が出来ないくらい、全身が快美感で満ちて震え、熱く燃え上がる。
312【再会】:2006/09/29(金) 11:41:03 ID:6m53xH6p
 額から汗が伝って目に入る。
 口にも入り込んで来る。
 けれど、拭う事も出来ない。
 はだけたブラウスは汗を吸って体に張り付き、スカートも汗と『蜜』を「シ
ロップ」を吸ってぐっしょりと濡れていた。
「ぁあっあ〜〜〜〜〜っ…ああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……」
 ひしりあげ、泣きむせぶように、搾り出すように、ティファニアは啼いた。
 「シロップ」の効果は速やかであり、膣口からは白濁した『蜜』が“とろと
ろ”と垂れ落ちる。身を起こそうと腹筋に力を込めれば、押し出された『蜜』
が“びゅっ…”と迸った。
 直腸に「シロップ」を注ぎ込まれ、蠕動する肉筒で肛門を嬲られただけでこ
れだ。
 このまま送卵管で膣内や子宮内を克明に、詳細に、執拗にまさぐられれば、
本当に「狂って」しまうかもしれない。

<蟲野郎に味見された女は、二度と人間の男と一緒にゃなれねぇ>

 あの男の言葉が、ティファニアの呆けた脳裏に蘇る。

<一度味見された女は、蟲野郎のそばでしか生きられねぇ体になるっていうぜ?>

 それは、きっと真実だろう。
 なぜなら今のティファニアならば、それを完全に理解出来るからだ。確かに、
こんな状態で―尻穴を犯されたまま1時間から2時間もかけて執拗に胎内をま
さぐられれば、二度と人間の男に抱かれようなどとは思わないだろう。
 人間の男性体のペニスなど、おもちゃに等しいからだ。
【義姉さん…大丈夫?続ける?】
「…は…はひっ……つづけ…てぇ…」
 今や、ティファニアの口調は完全に甘えたものとなっていた。たっぷりとし
て重たい乳房を愛しい人の硬質な外殻に擦り付け、硬く勃起した乳首を“くに
くに”と嬲った。いつしか、重たくて豊満な乳房から外れた彼の前肢は、崩れ
落ちそうになる彼女の体を支え、尻肉と陰核を嬲っていた副肢は、いつしか彼
女の太腿を持ち上げていた。
「…ぁ…あ…」
 それは、ひどく不恰好な姿だった。
 彼に支えられながらしがみつき、ティファニアは空中で両脚を大きく蟹股の
ように広げさせられていたのだ。
 太腿で留まり、両脚を繋ぎとめていた下着はどこにいったのか?
 それは、いつの間にか左足の足首で、所在無げにぶら下がってゆらゆらと揺
れていた。
【じゃあ、いくよ?】
 涙と鼻水と涎と…ありとあらゆる体液で顔をぐちゃぐちゃにしたティファニ
アは、義姉らしい毅然とした態度もプライドも捨てて、ただ愛しい人から与え
られる快楽を甘受するだけの一人のオンナになって“こくこく”と頷いた。
313【再会】:2006/09/29(金) 11:43:49 ID:6m53xH6p
 シグフィスの腹の先端の、肉筒の黒鞘とは別のピンク色をした管がするする
と伸び、まるでソレそのものが一匹の生物かのように「入り口」を求め、身を
震わせるティファニアの陰部を撫で回す。
 太さは肉筒の半分も無い。
 細く、そして長かった。
 半透明であることが、クラゲやヒドラなどが持つ捕食用の触手を思わせる。
「…ぅ…んっ…んっ…」
 やがて管は、充血した大陰唇の狭間、てらてらと濡れ光る小陰唇を掻き分け
るようにして、隠されながらも“くぱぁ”と広がった膣口を発見すると、“ぐっ
…ぐっ…ぐっ…”と内部へと潜り込み、そしてその後は何の躊躇いも無く“にゅ
るるる…”と胎内へと入り込んでいった。
「…ぅあう…うっ…うっ…うっ…うぁっ…うっ…」
 “するする”と、驚くほど長い筒が、あっという間にティファニアの膣口へ
と消えてゆく。
 膣口から外子宮口まではせいぜい10センチといったところだろう。だのに、
もう30センチくらいは胎内へと送り込まれてしまったように見える。
 ひくひくと収縮する尻穴には、まだ肉筒が入り込み、「シロップ」は出さな
いまま“ぐにぐに”と蠕動運動だけを続けていた。
 その上で、膣内に侵入され、内部からデリケートな部分を嬲られる…。
 もとより耐えられるはずも…なかった。
「あ゛あ〜〜〜…いぐっ…いぐぅの゛っ…いぐぅ…」
 泣きじゃくり、涙と涎を滴らせ、全身をピンクに染めながらまるで痙攣する
かのように震わせる。
 “ずっ…ずっ…ずっ…”と、管が潜り込み、引き出され、そしてまた潜り込
む。粘液にまみれた管は、一定間隔で節めいたわずかな盛り上がりがあった。
例えてみるならば、段差の無い滑らかな竹のようだ。その節が、膣口を刺激し、
こりこりとした膣壁を刺激する。
 逞しい男根の亀頭の傘が、いくつもいくつも連なっているのと同じだった。
 そして管は、その太さを自由に変えられるようだった。
 膣内に入った時よりも、もっとずっと細くなっている。
 子宮の中まで、入り込んでいる。
 痛覚麻痺がされていなければ、ひどい痛みを伴ったかもしれない。
 そう思えるほど、長い長い管が“ずるずる”と膣内に消えていっていた。
 それが、膣壁の摩擦でわかる。
 わかってしまった。
 そしてその知識は、ティファニアの中にあるのだ。
 「機関」で得た『セグネット』の知識では、送卵管はただ単に受精卵を子宮
内に産み付けるためだけのものではない。
314【再会】:2006/09/29(金) 11:46:54 ID:6m53xH6p
 『床見の儀』を行う際、肉体の健康状態から卵巣の活動状態、そして子宮壁
の微細な襞の、その詳細な状態までデータとして蓄積し分析するためのセンサ
ーの役割も担っているのだ。
 そのため子宮や膣などの内部性器が、性的興奮時における子宮収縮の際には
どのように変化するのか、内分泌液の成分はどうか、擬似胎盤の着床適応はど
うか、幼体が胎内で活動した際に母体への影響はどうか、そしてその時に起こ
る幼体へのフィードバックはどうかなど、ありとあらゆるケースを、実際にテ
ストしてみるだけの機能が備わっているのである。
「ぁうぉ…おぅ…ぁ……ひぃっ……」
 管から分泌される粘液が、膣壁に、子宮壁に染み込む。
 脳内麻薬が多量に分泌され、「子宮で感じる」。
 子宮内部をいじくられ、撫でられ、卵巣まで伸びた繊毛のような管の存在を
感じる。
 膣内で幾重にも折り曲がるようにくねった管。その管に膣壁を擦り上げられ
て子宮を揺さぶられ、膣壁の一番感じる場所はゆうにおよばず、それどころか
子宮口までもが嬲られて、ボルチオ性感さえもが体中を走り抜ける。
 膣全体が“ぎゅうううう…”と収縮し、その後で“ふあっ”と緩む。それが
何度も繰り返される。

 その“ふあっ”とした時に感じる「幸福感」「充実感」といったら!!

「あぁっ…!…あっぁぁっ!…あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜…」
 甘い甘い幸福感と、激しいくらいのフラッシュのような快美感が、繰り返し
繰り返し何度も訪れるのだ。

 もう、ダメだと思った。
 今度こそ、もうダメだと。

 意識が熱くとろけてしまった。
 身も世も無く、淫らに乱れてしまった。
 そして彼女が一番ダメだと思うのは「そうなってしまったことがたまらなく
嬉しい」と感じている、自分自身の心だった。
 自分が告げたとおり、自分はもう彼のモノだと思っていた。とっくに彼だけ
のモノだと思っていた。
 でも、違うのだ。
 身も心も完全に彼のモノとなったのは、今この時をおいて他に無かった。
 彼さえいれば、もう他には何もいらない。
 彼が愛してくれるなら、他の人間なんて関係ない。
 どうでもいい。そんなものは、本当に取るに足らないものだ。
 そう思ってしまう、ついに「人でなくなってしまった」自分自身だったのだ。
『愛してるわ、シグ!』
 そう言いたくても言えない自分がもどかしくて、ティファニアは泣いた。
315【再会】:2006/09/29(金) 11:52:11 ID:6m53xH6p
 口を開けば長く長く甘ったるい艶声しか上げられなくて、しゃくりあげるよ
うにしながら口をぱくぱくしても「愛してる」の「愛」さえ紡げなかった。重
たい乳房を“ゆさゆさ”と揺らし、びしょびしょに濡らした股間を、お尻を
“くねくね”とくねらせ、太陽に透かした蜂蜜のような美しい金髪を振り乱し
ても、愛しい人に「愛しいのだ」と、「もう貴方しか欲しくない」と伝えられ
ない!
 それは哀しい。
 とてもとても哀しい。
 だから、涙が溢れて止まらなかった。
 気持ち良くて、幸福で満たされ、愛される充実感に眩暈さえ感じながら、そ
れでも尚、ティファニアは哀しくてたまらなかった。
316132:2006/09/29(金) 11:56:55 ID:6m53xH6p
 ひとまず以上です。
 ラスト直前まで投下しました。
 エロは長過ぎるとしらけたり飽きたりするので書いてからカットするように
していますが、それでもまだ長い気がします。

 次は推敲が終わり次第、最後までを投下させて頂きます。
 願わくば、最後まで御付き合い下さい。
 失礼します。
317名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 12:05:09 ID:ycjvqsEg
リアルタイムktkr!

まだ続くのかー
待ってますよ〜
318名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 12:22:23 ID:aREK5hab
やばいなコレ。弁当食いながら読み耽ったよ。GJ!
319名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 17:14:50 ID:hRBw1EZt
GJ!!
続きが気になる…ワクテカワクテカ
320名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:55:24 ID:jhaAJJ3p
>>299
神楽スキー氏にもワクテカ。
321名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 20:36:23 ID:Tx2OtFoH
今、版権でSS書いてるんだけど、Humanize Sequel分かる人いますか?
一応大船戸クン絡みの和姦になる予定なんだけど。
322名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 20:58:35 ID:8GfULq3p
>>321
ノシ
まさかこのスレでその名を聞くとは思わんかったw
個人的にはぜひ読んでみたい。
323名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:07:33 ID:Tx2OtFoH
おk
寧ろ、大船戸が渚に襲われるっぽい
土日あたりには投下できると思う
324名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:30:47 ID:jhaAJJ3p
>>299
のはどのくらいに投下出来そうですか?愉しみにしてます。
325名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:58:36 ID:G8o2FV7d
出産も書いて欲しいところだ。
326名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 12:07:36 ID:5RQwyfiT
いつも行ってるスレ板で文句言われたので
たいしたことない内容のSSですが投下してもいい?
327名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 12:49:49 ID:aCifErcE
それだけ言われても判断しかねるが、どうぞ。
328名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 14:18:16 ID:A7OkagWd
どう文句を言われたのか、まずはそれからだ
329名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 16:06:38 ID:JzJeSH56
触手や怪物による異種姦SSならいいんじゃない?
330名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 20:41:57 ID:5RQwyfiT
>>327>>329さんサンクスです
ウイングマンという桂作品のスレ板でシャレというかお遊びで
エロ小説?を投下したら評判悪いは、チラシの裏に書けだのと散々叩かれました。
ちなみにその作品のなかに出て来る変身ヒロインを
女嫌いと女好きが合体しているエッチな磁石怪人が嬲り、弄ぶエロパロ小説です。 
ここの住人の趣向にあうかどうかわかりませんが
よかったら隅の方にでもいさせて下さい。
331名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 21:06:30 ID:cis3+iA2
>>330
どう評判悪かったの?
「ヒロイン同士のシーンばっかりで怪人の必要性がない」とか言われるようなのは、少し困る
332名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:16:57 ID:KEdbz18Z
投下投下!怪物なら何でも投下してくれ!
333名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:45:20 ID:5RQwyfiT
大きな鏡の前で桃子はポケットから稲妻型の物体を取り出した。
そうコス姿のあおいが腰に付けているどんな格好にでもなれる、あのスティックだ。
「えい!」
そう言うと桃子はスティックを持つ手を右から左へ動かした。
淡く優しい光と同時に桃子はビキニスタイルのコスチュームへ変身を果した。
「あたし、あおいさんのこのカッコウ、一度してみたいと思ってたのよねぇ〜」
「どう、結構似合っているてるしょ?」
「この姿でリーダーに迫っちゃおかな?!」
アオイのコス姿で鏡の前で一人呟きながら夢中でポーズをとる桃子。
そんな彼女に迫る怪しい影が・・・・・


まあ手始めはこんな感じですがどうですか?
ダメならやめますが・・・
334名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:25:44 ID:aCifErcE
ウジウジしてる奴は一番嫌いだ。
叩かれるの覚悟で自己責任で投下するならまだ許せる。
だがご機嫌窺いにいつまでもかまけてたら怒るぞ。
335名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 04:21:33 ID:X4zS4SXb
( ゚ Д ゚ )
336名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 06:50:23 ID:WSh/OP6u
ケリ出された理由は実は「エロだったから」ではないに500ペリカ。
打診するならエロシーンを挙げないか?ココ、エロスレなんだし。
337名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 07:25:51 ID:L1EF95tl
>ケリ出された理由は実は「エロだったから」ではないに
同意
338名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 08:08:03 ID:Zsl9q9VO
エロシーンはもちろん入れるよ。
あっちはエロに異常なほど拒否反応を起こす
お堅い奴が超ウザかった。
339名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:18:19 ID:3KmZ1Rzo
>>333
ここでも言って貰いたいみたいだから言う
帰 れ ク ズ
一生ヒキッてチラシの裏にでも書いとけ
340名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:57:58 ID:uDtt1pGT
単に思わせぶりに焦らしてニヤニヤしてるように見えるな。
そういうの謙虚というよりむしろ感じ悪いから、ここでは何も言わずに投下したほうがいいよ。
341名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 11:26:00 ID:NSerjFXP
>>333
もう結構です('A`)
342名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 13:26:04 ID:EBEDjejA
荒れてんなー
343名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 13:56:02 ID:xWhoZq1J
このスレからもケリ出されたら
次はどこか別のスレで>>338みたいな陰口を叩くんだろうなw
344名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:11:50 ID:uDtt1pGT
>>342
荒らされてますから ('A`)
345名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 18:22:04 ID:v9V49kbZ
過疎とどっちがいいかな
346名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:16:49 ID:+nWkP1uB
昼寝をしたら触手な夢を見た。
とある地方で10年に一度満月の時に哺乳類のメスに種を埋め込んで遠隔地へ運ばせて繁殖する触手植物がいる。
山奥だったそこは近年開発されて新興住宅地になった。
そしてクラブ帰りで遅くなった女の子が、近道の為にまだ開発されず残ってた雑木林を突っ切ろうとして…。

という夢だった。触手に飢えてるのかなぁ、自分。
347321:2006/10/01(日) 22:33:29 ID:QKs5YANQ
なんとか日曜日には間に合った。
思ったよりも手間取ってウル○ン見ながら書き上げたよ。
まるあげする勇気はないから、ろだにうpしときました。

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi54845.txt.html
348名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:43:52 ID:uDtt1pGT
まるあげすればいいのに・・・
正直保存が面倒だよ・・・
349名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:50:40 ID:QKs5YANQ
ごめんなさい……。
うわ、なんか物凄く申し訳ないです。スンマセン。
いや、微妙にスレに合ってるかどうかが不安な気がして…。
でも蛇足な不安だったようで思いっきり失敗しましたorz
350名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:31:58 ID:PDLbPfaF
>>348
保存が面倒なら読まなければいいと思うよ(^^)
351名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:12:31 ID:H75HTUJq
>>350
そうした。
352名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:45:35 ID:2vOeLRGK
>>347
終わり の前の最後1行……
353神楽スキー:2006/10/02(月) 19:41:21 ID:6lOoalKJ
>>324
とりあえず書き上げたがいまいち弱いので微修正中
ヒロインは神楽シリーズで行ってます。
明日には投稿できると思われ
354名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:27:38 ID:JFNunxHU
>>347
とりあえず、Humanize Sequelでエロが読めたことは奇跡だと思
あと、大船戸が自分から女性を襲うなんて無理だ
汀の性奴隷にされる大船戸なら、まあ想像できるけど
小淵沢なら智とか襲ってそうだと思うけどな
355名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:57:35 ID:sWBvQ0+4
明日降臨予告!!
356名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:04:05 ID:H1jGiVK5
>>353
ワクテカしながら待ってます!
このスレはおにゃのこでも楽しめる
357名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:04:40 ID:eDG6QomN
>>353
全裸で待ってます!!
358名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:19:36 ID:l1G7BJ7p
投下する時は直接スレにお願いします。
359神楽スキー:2006/10/03(火) 20:31:00 ID:rfK2J+Pa
ではいきます。

「ふぅ〜・・・・・」

和式の便器に腰を下ろし、全身の力を抜く。
地方へ退魔への依頼を受け赴いた私は、依頼の妖魔をなんとか倒し、その帰り道・・・・不意にもよおした私は近くにあった小屋の厠を借りたのだった。

都会はおろか田舎ではもはや見ることの少ない汲み取り式の便所・・・・そのすえた独特の刺激臭が鼻を突くが贅沢を言っていられる立場ではない。
仕事着でもある巫女服を汚さないように緋袴を膝まで下ろし、緊張とわずかな焦燥に強張った身体から力が抜ける。

チロチロ・・・・

水音が静かな厠の中に響く・・・・その時だった。

ペロリ

「んっ!」

身体が震えた。
な、何かが私のアソコを舐めた・・・・?

下に目をやるが汲み取り式の暗い穴以外は何もない・・・・?
退魔の仕事を終えてまだ気が立っているのだろう・・・・それでも気味が悪くなった私は立ち上がろうとする。

ビュルリ・・・・

不意に両足首に何かが巻きついた。

「えっ!?」

慌てて目を遣ると赤黒い触手が、私の両の足首に巻きつき、その根元は便器の穴の奥へと伸びている。
さらに2本の触手が両膝と太ももに緋の袴の上から巻きつき、完全に立ち上がる事を封じられた。

「そ、そんな!?」

引き剥がそうとする腕にまで触手は巻きつき、そのまま後ろに強引に引き倒される。
バランスを崩した私は後ろに倒れこみ、慌てて後ろ手に手を突いて身体を支えた。

「うっ・・・・くっ・・・・は、離せ!」

必死でもがくが両手、両足を拘束され便器に腰を押し付けた様なこの姿勢では何も出来ない。

「ククク、まさかここに貴方が来るとはのう・・・・滝峰 七歌殿・・・・」

不意にくぐもった声が穴の中から響いた。

「わ、私を知っているのか?」
「フフフ、あの大妖 九尾の御孫である七歌殿の高名は聞き及んでおるよ」

老人のようにしわがれ濁った声が響く

「貴方がこの地に妖を倒しに来た事は、此の地の妖怪すべてが知っておる・・・・ワシが倒されるかとびくびくしていたが、なんともこう言う事になるとはのう・・・・」

妖怪の巣に無防備な姿を曝してしまった自分の油断に歯噛みする、だけどまさかこんな所に・・・・

ペロリ

「あうっ!」

敏感な部分を生暖かく湿ったモノで撫で・・・いや舐められて思わず声が漏れる。
360神楽スキー:2006/10/03(火) 20:32:30 ID:rfK2J+Pa
「七歌殿のような高名な狐精をワシのような下等妖怪がいただけるとは光栄の至り・・・・」
「き、貴様・・・・はっあっ!!」

ペロリペロリ・・・・

湿った妖怪の舌らしきモノが剥き出しのソコを丹念に舐めあげる。
汲み取り便所に便所に住まうような下等妖怪にアソコを舐められる嫌悪。

ペチャペチャペチャ・・・・

静寂の中、唾音が私の脚の間から響き渡る。
膝まで緋袴を下ろした状態で足を固定され、後ろに手を突かされた状態では抵抗らしい抵抗も出来ず、ひたすら妖怪に下半身を嘗め回される。

「あっ・・・・くっ・・・・よ、よせ・・・・や、やめろ・・・・」

湿った柔らかいものに私の大事な部分を舐めあげられ、悪寒に背筋が震える。
緋の袴から覗いた太ももはブルブルと震え、時折ゾクゾクと背筋を駆け上がってくる未知の感覚に身を仰け反らせた。

「ホホホ・・・・七歌殿のおしっこの味がするわ。どれもっとご馳走してもらおうか?」
「なっ!?」

こ、この妖怪、私のモノを飲んで・・・・?
ううん、そんな事よりも・・・・もっと・・・・って!?

ま、まさか・・・・

「よ、よせ・・・・は・・・・あっ!」

尿道が舌先で突付かれ、首を仰け反らせた。

「そ、そこ・・・・うあぁっ!」

細く窄められたその先端が僅かにソコに侵入し・・・・くすぐる。
生暖かい物にくすぐられ、舐めとられ、ジワジワと重い何かが腰の奥底に溜まっていく様な・・・・う・・・・

「あっ・・・・くうっ・・・・こ、この・・・・や、め・・・・」

声が掠れ、突付かれ度に眼瞼の裏を光が弾け、背筋をゾクゾクと悪寒が駆け上がった。
先ほど出したばかりだと言うのに、突付かれ、くすぐられると、その穴が痺れるような痛みと疼きを断続的に訴えかけてくる。

「い、いやだ・・・・そん・・・・な・・・・」
「ほれほれ我慢するでない・・・・一滴残らずご馳走してもらうからの」
「よ、よせ・・・・ぐうっ」

こんな汚らわしい妖怪に自分のしょ、小水を飲まれるなんて・・・・そんな・・・・そんな屈辱・・・・うっ!

触手に固定された膝を必死に閉じようと足掻くが万力のような力に膝はただ震えるだけ、白足袋を履いた足のかかとが土踏まずが、草履の底を離れ爪先立つ。

「あっ、あっ、あっ・・・・も、もう・・・・」

下半身にジワジワと痛みと苦しさが蓄積して行き、息が荒くなり、汗が額を流れ落ちて行く。そして・・・・

クルリ

尖った舌先が尿道の入り口で回転し、穴の縁を抉られ弾かれる様に背中が仰け反った。

「うっ・・・くうっ・・・・い、い、いやぁぁぁ――――――――っ!!」

迸る絶叫、決壊する堰
361神楽スキー:2006/10/03(火) 20:34:36 ID:rfK2J+Pa
シャアアアア・・・・・
「あ、あ、ああ・・・・・」

仰け反り硬直した私の身体から黄金色の液体が放たれる・・・・とてつもない開放感と倦怠感が全身を覆い、身体がぴくぴくと小刻みに跳ねる。

「おおお、美味美味・・・・良い按配じゃわい・・・・さすがは七歌殿・・・・ホホホ」

尻の下から妖怪の嘲笑とゴクゴクと喉を鳴らす音・・・・自身の放尿を見られている。
そして恥ずかしい液体を飲まれている羞恥と屈辱が沸き上がってくる。

「い・・・・やだ・・・・・止まれ・・・・止まれぇ」

屈辱に涙し、必死に首を振り、銀の髪が揺れる。
身体の内から迸る液体を止めようとするが一度決壊した堰はなかなか収まってはくれない。
私の中から流れ出る液体は、私の中の誇りや矜持さえもじわじわと削り落とし、押し流してゆく・・・・

チョロ・・・・チョロ・・・・チョロ

「はぁ・・・・はぁ・・・・くっ・・・・」

無限とも思える長い恥辱の時間・・・・ようやく放出が収まり、放心した表情で薄汚れた厠の天井を眺め、乱れた息を付いた。

「クカカカ・・・・いやはや大層美味じゃったぞ。ご馳走様じゃ七歌殿・・・・」
「くっ・・・・こ、殺す・・・・絶対殺す」

怒りと羞恥に頬を染め、睨みすえ様とするが、この姿勢では自分の下半身とゆらゆらと蠢く舌しか見えない。

「ほほほ、怖い怖い・・・・じゃが・・・・」
「あうっ!!」

再びぺろぺろと私のアソコをその長大な舌全体使って舐め上げ、舐め降ろす。

「ほれほれ拭き拭きしようかのう・・・・」
「や、やめ・・・・はうっ」

細く尖った舌先が入り口をくすぐる様に上下に沿ってゆっくりと動き、そこを濡らす液体を舐めとった。
丹念に丹念に蠢く舌の動きはやがてゆっくり・・・・ゆっくりと・・・・放尿によって弛緩した私の身体を追い立てていく。

「そ、そんな所・・・・き、汚い・・・・」
「その様な事はないぞ? 七歌殿の汗とおしっことたいそう美味じゃ・・・・お? これは?」
「な、なに・・・・? うっ!」

生暖かく湿った舌でくすぐられると思わず甘い悲鳴が漏れ、背筋を強張らせた。

「ほほほ、これはなんじゃ? おしっこでも汗でもないのう・・・・」
「な、何を言って・・・・くうっ・・・・」
「おかしいのう? 拭っても拭っても濡れて来おるわ・・・・おや? すこし粘ついてきたかの?」
「そ、それは・・・・うっ・・・・」

気持ち悪いだけの筈なのに、おぞましいだけの筈なのに・・・・いつの間にか舌にあそこを舐めら上げれると腰が震える。
舌が敏感な粘膜を削るようにこそぐと背筋を悪寒以外の何かが駆け抜け、脳を痺れさせた。

「おうおう、まさか七歌殿程の巫女様がワシのような下等妖怪の舌で感じてしまっておるのかの?」
「だ、黙れ・・・・うっ、そ、そんな事・・・・あ、あるはずが・・・・はあっ!!」」

気丈を装った否定の言葉さえ、自身の甘い喘ぎ声で中断してしまう。
無理やり行わされた放尿と今も加えられ続ける刺激により、僅かに綻んだ入り口から覗く粘膜を刺激され、腰が揺れるのが止められない。

「ふふふ、そうじゃその顔じゃ、気取った娘の澄ました顔がワシの舌でトロトロに蕩ける・・・・最高じゃわい」
「あ、あっ・・・・こ、この・・・・っ!」
362神楽スキー:2006/10/03(火) 20:35:57 ID:rfK2J+Pa
なじる声に力が宿らない、睨む瞳は潤んで輝きを映さない、わ、私・・・・
触手に絡め取られた膝はガクガクと震え、太ももはヒクヒクと痙攣して止まらない、こ、のままじゃ・・・・このまま・・・・・では

ペチャペチャペチャ・・・・

響く水音が激しさをどんどんと増してゆく、それが妖の唾音なのか、それとも私自身の・・・・恥ずかしいソレなのかもう分からない。

「ほほほ、七歌殿の蜜は甘くて蕩けそうじゃわい。」
「い、いや・・・・あ、あっ・・・・い、言うな・・・・そんな・・・事・・・・はあっ!!」

私が妖怪の舌に感じてしまっっている印。私の身体が快楽に敗北した証。
それを指摘され、あろうことか妖に飲まれて賞賛される惨めさ・・・・舌を噛み切りたくなるような恥辱が押し寄せる。

「こ、こんな・・・・こんな事・・・・あ、あ、ああっ!!」

独特の異臭の立ち込める厠の中で、四肢を拘束され、下等な妖怪に舐め嬲られて私が感じている・・・・なんて・・・・
舐められ、くすぐられ、穿られ・・・・激しくなる舌の動きに背筋を駆け上がる稲妻が鮮烈さを増して行く。
眼瞼の裏を幾度も閃光が走り、背筋を駆け上がる悪寒はいつしか鋭く甘美な稲妻と化して脳裏を撃ち抜き、痺れ蕩けさせた。

「ほれほれ、我慢するのも辛いじゃろ? イッても良いのじゃぞ? 七歌殿」
「よ、よせぇっ・・・・そ、そんな・・・・っ、・・・・は、はげし・・・・あっ、ああっ・・・・!!!」

私の中のもっとも敏感な一点を舌が突いてきた。
喉を反らし溜まらず悶える、背中が激しく仰け反り、腰が跳ねる。

「ほれほれ・・・・ここか? ここがよいのか?」
「あ・・・・!そ、そこは・・・・・あ・・・・あっ、く、くる・・・・、な、なにか・・・・来る・・・」

包皮からわずかに覗くソコが尖った舌先で突かれ、快美の雷光が駆け巡る、瞼の裏をピンクの閃光が幾度も爆ぜた。
包皮の淵をなぞるように舌先が円を描いてゆく、腰ががくがくと震える、堪らない・・・・切ない・・・・

「あう・・・・はぁっ・・・・だ、駄目だ・・・・わ、私・・・・私・・・・は」
「ホホホ、イクのか? ワシの様な下等妖怪に舐められてイクのかの?」
「そんな・・・・あっ・・・・い、言うな・・・・そんな事・・・・い、言わないで・・・・あ、ああっ!!」

妖が紡ぐ侮蔑の言葉も私の快楽に染まった意識を震い立たせない。
そこを包む包皮を舌で器用に剥かれ、剥きだしにされたソコが突かれるだけで全身が痙攣した。
力なく振られる首、眦に滲む涙が零れ落ちて頬を濡らす、必死に握り締められた細い手は血の気を失うほどに力が込められていた。

「ほうれ、トドメじゃ」

キュッ・・・・舌先でもっとも敏感な核を押し潰される。

ビクン!!!

「あっ・・・・・・・・・」

汗ばんだ肌が大きく震え、仰け反る身体・・・・酸素を求めるようにパクパクと口が開閉し、眼が大きく見開かれた。

プシャアアアアッッ!

勢いよく噴出した潮が妖の舌を再び濡らす。

「あ、ああああああああああああああああああああぁぁ〜〜〜〜〜っっっっ!!」

浅ましい絶叫は長く尾を引いて薄汚れた厠に反響する。
体は妖の責めに屈し、頭の中が真っ白に染まっていく、幾度となく腰が跳ね、全身が痙攣した。
363神楽スキー:2006/10/03(火) 20:37:03 ID:rfK2J+Pa
「あ、ああ・・・・」

後ろ手に体を支えていた手から力が抜け背後に倒れこみ、厠の木製の壁に背中が音を立ててぶつかると力なくもたれ掛かった。

「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・」
「お美しいイキ顔じゃのぅ・・・・九尾の姫君の体を慰めて差し上げた甲斐があるというものじゃ・・・・」

足の間から伸び上がった魔舌が蛇が鎌首を掲げるかのようにゆらゆらと揺れながらこちらを伺っている。

「じゃが・・・・これくらいで呆けて貰っては困るの・・・・まだまだこれからじゃぞ?」

反論も出来ず四肢を投げ出し、乱れた息を整えることもできずに、虚ろな目でそれをぼんやりと眺める私の頬を濡らす涙をぺろりと舐めた。

「こ、こんな・・・・こんな事・・・・わ、私・・・・なんで・・・・?」

呆然と呟く、体が異常に熱く疼く、妖の責めは驚くほど巧みだったが・・・・だからと言ってこんな簡単に・・・・

「くくく、この厠に満ちる臭気はただの便所の悪臭ではないわ・・・・ワシの体から発する女体を狂わせる催淫の毒気じゃよ。」
「そ、そんな・・・・」

顔が一気に青ざめる。

「ひ、卑怯者!こ、こんな事で・・・・」
「ほほほ、元気のよい事じゃわい、何とでも喚くがよい。」

グイッ・・・・

脱力する私の四肢を拘束していた触手に力が込められ緩やかに体が浮き上がる。

「な、なに・・・・を?」

浮遊感・・・・体全体が驚くべき触手の力で完全に中に浮かされる、慌てて足掻くがビクともしない。

ゾクリ・・・・

不意に背筋を悪寒が駆け上がった。

「はっ、うっ、んんっ、そ、そっちは・・・・あああああっ・・・・・!?」

妖の唾液に滑る舌が触れた場所のおぞましさに体が大きく震える。

「ど、何処を舐めて・・・・あっ!」
「くくく、もちろん七歌殿のお尻の穴じゃわい・・・・」
「う、嘘だろう?・・・・そんなところを・・・・

ザワ・・・・あまりのおぞましさに肌が泡だった。
他人の手が触れるなど、ましてや舐められるなど想像も出来なかった不浄の場所。

それを生暖かくぬめる舌が私のソコをチロチロと舐めくすぐっていく・・・・
腰が震え、おぞましさに何とか逃れようと足掻くが四肢を完全に固定されひたすらソコを舐められ、くすぐられた。
必死に抗おうとする両手首を固定する触手がぎりぎりと音を立てる。

「あっ・・・・かっ・・・・よ、よせ・・・・そ、そんな汚いとこ・・・・ろぉ・・・・」
「くくく、ここも良いものじゃぞ? 七歌殿にココの悦びを存分に教えて差し上げよう」
「い、いやだ、そんな・・・・よせぇ・・・・・」

皺の一つ一つが丹念にほぐされ、舐められ、くすぐられ・・・・・唾液がそこに練り込められていく。
触手は私の尻を固定し、同時に他の触手が尻を撫で、揉み回す・・・・緩やかなその動きにさえ性感を刺激され、私は堪らず悶え、喘いだ。

尻にくわえられる緩やかな淫撫と尻穴をほじられ解されるおぞましい感覚に怖気が立つ。
364神楽スキー:2006/10/03(火) 20:38:41 ID:rfK2J+Pa
「う、あっ、い、痛っ・・・・あっ、や、痛くないのも駄目だ・・・・そ、それ以上動くな・・・・ああっ!!」

・・・・そして
私のもっとも敏感な肉芽を同時に緩やかにノックされ、宙に浮いた全身が痙攣した。

「そ、そこ・・・・あ、ああ・・・・・はあっ!!」
「サービスじゃよ・・・・散々馳走になったしの、前でも後ろでも存分に狂うがよいぞ」
「そ、そん・・・・な!!」

散々に妖の舌によって責められ、淫らな邪気に侵されたソコは加えられる感覚を容易く快楽として受け入れる。
ノックされるだけで腰が砕けそうになり、ソコを舐め弾かれて意識が幾度なく弾けそうになった。

「あっはあっ!やめ・・・あああっ・・・・よ・・・・せぇ・・・・」

前から吹き上がる鮮烈な快楽が、後ろのおぞましい淫撃と共振し、同調し、溶けて混ざり合う・・・・私の尻の穴さえ狂わせていく。
薄れていく違和感、消えていく異物感、代わりに沸きあがってくるのは・・・・

「や、やめ・・・・やめろぉ・・・・、やっ、お、お尻が・・・・いやだ・・・・こんな所で感じては・・・・・」

人としての尊厳も誇りも根源から突き崩される、魂が堕とされてしまう恐怖に思わず、屈辱を忘れ漏れてしまう懇願の言葉。
自分を徹底的に汚し、貶めようとする妖に請い願うのは・・・・たがそれでも・・・・・

「ほおれっ」
「あぐうっ!!」

腰が弾ける。
プライドをかなぐり捨てた懇願はあっさりと無視され、ぬめる何かが後ろの穴から侵入して・・・・くる・・・・。
ヌメヌメと、まるでナメクジが潜り込んでくるかのような感触に鳥肌が立った。

同時に・・・・包皮を剥かれた淫核を、信じられない程繊細な動きで責め立てられ、摘み出され、触手を器用に使いまるで男性自身にするかにように上下に擦れらた。
前後から迸る膨大な淫悦に何もかもが溶け蕩かされていく・・・・
意に反して背筋を駆け抜けていく甘い・・・・

「お尻でなんて・・・・感じたく・・・・・あああああ〜〜〜〜〜っっ!!」

駆け抜けていく・・・・甘い電流・・・・
菊座をくすぐられ、舐め回され、長い舌は腸壁にさえ楽に届き舐め溶かしていく。
皺の一枚一枚がほぐされ、引き抜かれるたびにくすぐられ、奥の奥を舌先で突付かれ、舐め取られ、唾液が塗りつけられた。
宙に固定され手をきつく握り締め、足の指をきゅっと丸めて必死に湧き上がる淫悦を堪え様と足掻き、その度に深々と抉られてその意思を挫かれる。

「あっ、はぁっ、や、やあっ・・・・・ああぁっ・・・・んん!!」

舌が中で器用に回転すると、悲しいほどに淫らな悲鳴を上げさせられる、首を必死に左右に振って湧き上がる感覚を否定しようともがき、その度に白銀の長髪が宙を舞い乱れた。
捻転しながら入り口付近まで引き抜かれ、蠕動しながら最奥までねじ込まれる、排泄時に僅かに感じられる快感を何倍にも拡大した排便責めを強制的に何度も味合わされる。

「な、あっ・・・・だ、駄目だ、おかしく・・・・なる・・・・・」

お尻が狂っていく・・・・汚らわしい排泄孔が淫らな淫具へと作り変えられていく・・・・私・・・・わたしは・・・・

チュポン

「あはうっ!!」

深々と刺し貫いていた舌が一気に引き抜かれ、迸った肛悦に背中が仰け反る。
背後で妖が蠢く気配・・・・だが今の私にはようやく肛虐から解放された安堵に脱力し、荒い息を吐くしか出来ない。
だけど、それはあまりにも甘かった・・・・・

「・・・・・・・・・・・え?」

宙吊りにされていた私の身体が便器の上に降ろされた。
365神楽スキー:2006/10/03(火) 20:40:27 ID:rfK2J+Pa
ちょうど和式便器の上で用を足す姿勢で座らされ、触手は私を拘束する。

「な、なにを・・・・・」
「ふふふ、厠ですることと言ったらひとつしか無いじゃろ?」
「ま、まさか・・・・また?」

先ほど無理矢理、放尿を強制された忌まわしき記憶が蘇る。

「また・・・・? いえいえとんでもないですぞ九尾の姫君・・・・」

ニヤニヤと笑う妖怪の声・・・・ま、まさか・・・・

ギュルギュルギュル・・・・・

背筋が凍るのと、腹部から異音が響くのは同時だった。

「あっ・・・・くっ・・・・・ま、まさか・・・・・まさかお前は・・・・・」
「ワシの舌が散々七歌殿の腸内に刷り込んだ唾液はの・・・・なかなか強力な浣腸液じゃよ」
「ひっ・・・・よ、よせっ・・・・やめ・・・・・ぐうう」

ギュルュギュルギュルルル・・・・

腸が蠕動し、響く異音、同時に襲い掛かる激しい便意。
こ、こいつ・・・・ま、まさか私の・・・・

「ほおれ、我慢する事は無いぞ? ここは幸い厠じゃしのう・・・・存分にひり出すが良い」
「あっ・・・・くっ・・・・し、正気か・・・・そ、そんなものを・・・・・あぐっ・・・・お、お前・・・・」

想像さえ出来ない、言葉にするの憚れるおぞましい行為・・・・再び響く異音・・・・腹痛と苦しみに歯を喰いしばり耐える。

「無論正気じゃよ・・・・ワシは喜んで食させてもらいます。さあ卑しいワシの口に存分に吐き出しておくれ」
「じょ、冗談じゃ・・・・あ、あっ、よ、よせぇ・・・・っ!!」

舌に催促されるように尻の窄まりを突付かれ眼瞼の裏を閃光が弾けた。
クルリクルリと舌が円を描くようにそこを刺激し、皺の一つ一つを伸ばすように舐め解す。

「よ、よせ・・・・ぐっう・・・・い、今・・・・そ、そこを・・・・・」

必死に締めようとする括約筋が解され、緩む・・・・プピッ・・・・ガスが漏れた。

「ほほほ、可愛いオナラじゃのう・・・・」
「ぐっ・・・・あっ・・・・・へ、変態・・・・・あ、ああっ・・・・」
「おほほ、すこし漏れてきたぞい? おうおう七歌殿の味じゃわい」

緩んだ窄まりから滲み出る茶色の液体が妖怪の舌を濡らし、歓喜の声を上げる・・・・し、信じられない・・・・こ、こいつ本当に・・・・

「よ、よせ・・・・よせえぇ・・・・・あぐうっ!!」

ペチャペチャペチャ・・・・尻の舌で響く唾音・・・・湧き上がる肛悦に脳が溶かされ、押し寄せる便意に地獄の苦しみを味合わされる。

「ほれほれ・・・・楽になってしまえ・・・・ほれほれ・・・・」
「あっ・・・・あっ・・・・ああっ・・・・・」

擽られ、ほぐされ、決壊する寸前のソコが弾き出す肛悦に脳が痺れる。
そうだ・・・・・きっと・・・・きっと・・・・・

いよいよ、我慢の限界・・・・その時だった不意に私の後ろに何かが押し当てられる熱い感触・・・・・?
一瞬、私は理解できなかった。
何故、ソコに・・・・・・?
366神楽スキー:2006/10/03(火) 20:41:54 ID:rfK2J+Pa
ズルリ・・・・・

「ああああああああああああああああああああああっっ!!!!」

天を仰ぎ、喉も裂けよと叫ぶ・・・・・ただひたすらに浅ましく哀れな、負け犬の啼き声・・・・見開かれた虚ろな瞳から涙が零れ落ちた。
堪らず空中で背中が仰け反り、握り締めた手がブルブルと震える。

そ・・・・そんな・・・・・

押し寄せようとしていた排泄物が栓をされ、押し戻されて逆流する。
舌とは桁違いの壮絶なまでの圧迫感と質感、息さえ出来ないような異物感と中を溶かし落とすかの様な灼熱・・・・・堰き止められ数倍に膨れ上がって押し寄せる便意・・・・

「あっ、かっ、ぐうぅっ・・・・・」

必死に息を吐き出しながら、背後の姦虐魔を睨む。
穴の奥にそれだけ輝く赤い魔眼が好色そうに緩み・・・・触手はまるで私のお尻の中を味わうかのように動きを止めていた。

「どうじゃ? 九尾の姫君、排便を止めてやったぞ? くくく、感謝して欲しいのう」
「あっぐっ・・・・かはっ・・・・くっ・・・・だ、誰・・・・が・・・・ぐうっ・・・・苦しい・・・・・」

体を穢された、奪われてしまった・・・・それも初めてがお尻で・・・・なんて・・・・
妖に尻を貫かれた自分が清い体だなどと何故言える・・・・
自分は今純潔を処女性を失った・・・・奪われた・・・・こんな姿も見せない卑怯な妖に・・・・屈辱に涙が溢れ、頬の涙の跡をまた濡らした。

「ほほほ、それは悪かったのう。ではお尻の穴で女になった気分はどうじゃ?・・・・・慣れれば凄く良いものじゃぞ? 今までの価値観など根底から変えてくれるほどにの?」
「や、め・・・・こ、こんな・・・・・あうっ!!」

反論が触手の突き込みで封じられる。
舌で散々にほぐされ、便意に緩んだソコ、それでもあまりに規格外な異物の侵入に傷みと圧迫感が襲い掛かった。

袴の紐で閉める上衣は、それが解かれた事により激しい動きに乱れて胸が肌蹴られ、背中と胸に浮かぶ玉の様な汗が周囲に飛び散る。

「ほほほ、さすがに締め付けが凄いのう、七歌殿に食いちぎられそうじゃわい・・・・どれ」
「あ、ぐうっ・・・・かっはっ・・・・・」

圧迫感と異物感に呼吸すらままならない私の中を触手がゆっくりと蠢きはじめる、腸内を荒れ狂う排泄物を馴染ませようとするかの様に腸内を攪拌され、苦しさに喘ぐ。
太い触手によって抉られた括約筋が液体と触手の動きに緩やかにほぐされてゆく。

・・・・そして、

ドクン・・・・

不意に鼓動が跳ねた。

「あっ・・・・くっ・・・・あぐううっっ・・・・」

漏れそうになる嬌声を唇を必死にかみ締めて堪えた。
それまで私の中を圧倒していた膨大な圧迫感と異物感が不意に消え失せ、代わりに灼ける様な熱が私の腸内を炙り始める。

「くくく、浣腸とは別の効果が効いてきたようじゃの・・・・」
「き、貴様、な、何を・・・・あぐっ・・・・私の身体に何を・・・・した?・・・・くああぁっ」

触手が腸内で激しく動き始め、私の言葉は自分の悲鳴の中に消えた。
触手全体が蠕動して腸全体を揺さぶり、体内を信じられない威力と規模で排泄物と一緒にかき回され、堪らず悶絶する。

「あっがっ・・・・はっ・・・・・ぐうっ・・・・」
「そおれ・・・・そおれ・・・・」

捻転する触手の表面に浮き出る無数の瘤が、腸粘膜と入り口を抉り、擦り、ヤスリ掛けする。
触手の吐き出した液体と私自身の出した腸液が潤滑油となり、驚くほどスムーズにその回転運動は行われ、そしてそのエネルギー、そして便意の全てが私の腸内で爆発した。
367神楽スキー:2006/10/03(火) 20:43:04 ID:rfK2J+Pa
そして・・・・・
ギュルルルルルルルルッ・・・・

「あ、ああああああああああああああああああああああっっっ!!」

淫の気と腸内で注がれた液体に身体を狂わされ、私は浅ましく叫び声をあげる。
女の身体が受け止めきれる量を遥かに超えた量の感覚が全て快楽と便意に変換され、私の意識と脳に焼き付いた。

ギュルルルルルルルルギュルルルッルッ・・・・
「あ、おっ、おおおおおおおおぉぉ、おおおぉぉおおおお・・・・・・!!」

絶叫が止まらない、啼き声が止められない、下等妖怪の触手にお尻を苛められ、苛め抜かれて私は啼いた、泣き叫んだ。
耐えられない、壊れてしまう・・・・滝峰 七歌と言う存在がぐずぐずに溶け堕ち、弾け飛び、崩れ去ってしまう。

ピタリと触手の動きが停止する。

「がっはっ・・・・・ごほっ・・・・・」

ようやく止められていた呼吸が復活し、肺が酸素を求めて大きく喘ぎ、咳き込んだ。

「くかかか、どうじゃ? 素晴らしいじゃろ?」
「は・・・・っ、か・・・・・っ、・・・・・・っ」

哄笑と共に囁かれる・・・・脳内を快楽と便意の苦痛に染め抜かれ、全身が小刻みに痙攣し、返答など出來るわけがなかった。

「ほほほ、返事も出来ぬほど良かったのか?・・・・くくく、まだこれからじゃぞ?」

嘲る様に妖の声が不吉な予感を私に突きつけた。
そして、次の瞬間、その言葉どおり、私は今まで加えられていた淫悦など、まだまだ序の口であったとのだ知った・・・・思い知らされた。

「あぐっ・・・・お、おおぉ、おっ、おおおおぉぉおおおおおおぉぉぉっっ!!」

また叫んだ・・・・いや吼えた・・・・恥も外聞もなく獣の如く吼えさせられた。

ズズッ・・・・ズズズッッ・・・・ズゾゾゾゾッ!!

お尻の中がす、吸われ・・・・

「はあああぁぁぁああああぁぁぁっっ!!」

圧倒的な吸引力が私の中で炸裂した、腸内に溢れかえっていた排泄物と滲み出たいた腸液が凄まじい勢いで吸い出されていく。

なんて解放感・・・・・なんて・・・・なんて・・・・・快感・・・・・

腸を突き破らんばかりに膨れ上がっていた便意が信じられないほどの勢いで収束してゆき、逆に凄まじい勢いで吹き上がる排泄の快楽。

それだけじゃない。
私の力が・・・・霊力が根こそぎ吸い出されて・・・・いく

「おお、なんという甘美な力じゃ・・・・この老いさらばえた体に力がみなぎるようじゃ・・・・」
「や、やめ・・・・」

あまりに屈辱だった、悲しかった・・・・
父と母から受け継ぎ、鍛え磨き続けてきた霊力(ちから)を・・・・こんな下衆に、よりにもよって糞便と一緒に貪り食われるなんて・・・・それなのに・・・・それなのに・・・・

ドヂュルル・・・・ズズズッ・・・・ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾッ!!

「あっ、ああぁぁぁ、あ、あああぁぁ〜〜〜〜〜〜っっ!!」
368神楽スキー:2006/10/03(火) 20:44:06 ID:rfK2J+Pa
私は押し寄せる喜悦に歓喜の咆哮を上げながら、霊力と糞便を吸われ続ける。
一溜まりも無かった・・・・耐えられるはずも無かった

「や、やめ・・・・あうっ・・・・や、やめろぉ・・・・ああうっ!!」

魂まで吸い出されて行くの様な吸悦感に満足に言葉も紡げずに身悶え、吼える
入り口をねじ擦られ、誰の手も触れたことのない場所をありえないほどの強烈な刺激が刷り込まれ・・・・

ヂュゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾッ!!

「ん、んんんんんんん〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

そして最奥まで突きこまれると壮絶な吸引が行われる。
腸液が排泄物がバキューム音を伴って吸い出され、霊力が壊れた蛇口のように吐き出されていく

・・・・す、吸われる・・・・吸われてしまう・・・・わ、私の全部・・・・が・・・・

力いっぱい手を握り締める、手のひらに爪が食い込み、わずかに血が滲んだ。

「あ、あ、あ、ああっ・・・・よ、よせぇ・・・・・あっああ・・・・・だめぇ・・・・・な、流される」

凄絶なまでの肛悦だった・・・・狂わされた私の身体は初めて異物を受け入れた尻の穴さえ性感体にされてしまい。
退魔士として巫女としての誇りを汚された屈辱の絶叫さえ、被虐の歓喜に咽ぶ浅ましいメスの鳴き声に変えられてしまう。

「ああっ・・・・やめろ、そ、それ以上は・・・・身体が、っ・・・・・もたないぃ・・・・・」」

視界を霞ませる涙が屈辱に流されたものなのか快楽により流されたものなのか・・・・もう私にさえわからない。

ズズッ・・・・ズズズッッ

腸液を排泄物を吸い尽くされた私の体内がそれでも繰り広げられる吸淫に悲鳴を上げる。
お尻の下で妖が歓喜の唸りと荒い呼吸音が響き、鼓膜を震わせた。

触手に固定された尻を引き付け、触手を深く突きこまれ、飛沫となって飛び散る汗と涙・・・・そして私自身の体液・・・・

「はぁっ、あっ、ま、またぁ・・・・い、いやだ・・・・も、もう・・・・そ、そこ・・・・そこだけは・・・・ゆ、許して・・・・ぐうっ・・・・許してくだ・・・さい・・・・ああああああっ!!」

声を震わせ懇願する七歌、悟ってしまった、これ以上墜ちる快楽に自分が耐えられないと・・・・これ以上されたら自分は、完全に快楽の底に墜ちる。だが・・・・

「ほほほ、可愛い七歌殿の頼みじゃがそれだけは聞けぬのう・・・・なぁに、すぐにこの快楽の虜になるわい、ほおれ」

ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾッ!!

「い、い、いやああああぁぁぁあああああぁぁぁっ!!!」
「おほほ、締め付けが凄いわい、七歌殿のここは大層な名器じゃのぅ」

妖の侮蔑の言葉に反論も出来ず泣き叫んだ・・・・お尻が溶ける・・・・溶けてしまうぅ・・・・・

涙を流し、歓喜と悔しさに身体を震わせる。

回転運動で突き込まれたソレが、腸粘膜を削り取りながらありえない快感を尻穴に叩き込み、最奥まで到達すると腸液も霊力も糞便も何もかもを吸い上げていった。

「も、モう・・・・もう・・・・ワ、私は・・・・・私ハ・・・・・」

言葉が満足に紡げない、高ぶる身体が言う事を聞かない。

「はっ、あ、ああっ・・・・くっ、ああああぁぁ―――――――――っ!!」

そして、引き抜かれる・・・・・長大なモノは爆発的に増幅された排便感を私の尻に叩き込み、存分に味合わせた。
ただただお尻にだけ加えられる刺激、放置された前は切ないほどに疼き、浅ましい蜜を周囲に飛び散らせる。
369神楽スキー:2006/10/03(火) 20:44:40 ID:rfK2J+Pa
こ、腰が・・・・腰が勝手に・・・・動いて・・・・尻が・・・・お尻が・・・・もう・・・・もう・・・・・お、堕ちる・・・・堕ちてしまう

「ゆくぞ・・・・そおれ、ゆくぞぉ!!」

ドクン!!

妖の咆哮と共に熱い粘塊が腸壁に叩きつけられ、直腸の中を爆発的な濁流が溢れかえった。
触手を覆う瘤にヤスリ掛けされた腸壁に染みこんで行くマグマのような精が、刺激をひたすらに増幅し、莫大な快楽に挿げ替える。

「あ、あっ、ああぁ・・・・あっ、あぁあっ・・・・・・!!!!!!!!」

私は鳴いた・・・・・啼いた・・・・・泣いた・・・・・
焼けるほどに熱いソレが傷ついた腸内をさらに焼き尽くし、溶け堕とし、虐流しながら・・・・私の大事なものを引き剥がして押し流していく。
自分と言う存在がどこまでも堕落していく・・・・人でも半妖でもない・・・・ただのアナル奴隷に・・・・

ドクンドクンドクンドクン・・・・・

尻が引き寄せられ、直腸内に一滴残らず精を注ぎ込もうと触手で深々と貫き、私の不浄の穴はソレを搾り取ろうときつく収縮する。
そして・・・・・

ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾッッッッ!!

「あ、あ、あっ・・・・ああああああああああああああああああああああ―――――――――っッ!!!!」

その全てがかつてない勢いで吸引された・・・・・

白銀の髪を振り乱し、天を仰いで絶叫する。

迸る吸悦にわたしの心は折れ、砕け・・・・完全に・・・・完膚なきまでに屈服した。。
心の中で大事な何かが砕け散り、踏みにじられ、どこかへ流されていく・・・・・もう、2度と取り戻せないところへと・・・・

「ふふふ、すばらしい力と体じゃ・・・・九尾の姫君。そうじゃ、ワシがここでお主を飼ってやろう。」

私と言う餌を手に入れ喜悦に震える妖の嘲笑。

「毎朝、毎晩わしに力と食事を提供するんじゃ。なあに悪いようにはせんぞ?存分に可愛がってやるからの」

響く声・・・・もう、戻れない・・・・
滝峰 七歌という存在はもういない。

ここにいるのはこの薄汚れ悪臭に満ちるトイレでこの最低の妖に、永遠に力と食事と快楽を提供する・・・・淫らな家畜だけ・・・・
370名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 20:46:32 ID:tmA7GHVM
一応特殊気味な神なら普通に居ると思うけどな
俺の一族の墓を代々管理してる寺とか
仏教系だとは思うんだが何故か大百足の神を普通に祀ってたし
ってこんなスレで書くことになるとはおもわなんだが
371神楽スキー:2006/10/03(火) 20:47:04 ID:rfK2J+Pa
とりあえずコレで納得していただけるかですが神楽シリーズの天神楽
滝峰七歌嬢 凌辱

いや〜外道過ぎるぞおれorz
まあかなり特殊性癖SSなので気をつけてください
372名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:05:54 ID:ZI/dAqER
>>371
GJ!

あんたの背後に小池先輩と結城彩雨とおおたたけしが見えるぜ! うひっ。
373名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 05:02:50 ID:1Y9oOZiu
>>神楽氏
GJ!!!
374名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 06:56:21 ID:lB+IpCek
>神楽スキー氏
GJ!
しかし、先日はお空で天狗の寝室奴隷でしたが、一応”妻”でしたな。
今度は名目上の妻の名も奪われて、便器専属の家畜までレベルダウン(w

・・・転落人生歩んでますな>神楽氏の七歌
375名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 14:54:35 ID:YqTaByDj
だが、それがいい
376名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 16:59:25 ID:aufVrnEz
乙!

そういえば鬼ネタのモノはまだでしたね
と、いうことでさっそく次作にも期待!
377名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:31:54 ID:2Fa7HK88
私は中3です。3月10日、卒業式でした。
そして、卒業式が終わっていえに帰って、友達と遊びに行っていました。
そしたら!!彼氏に見つかって(?)彼氏の家に急遽行く事になりました。
そして行き成り彼氏は私の胸を触り始めて、ベッドにたおれました。
そしたら制服のスカートをめくり上げて、パンツの中に手を入れて、
マンコの中に指を入れて・・・「クチュクチュクチュ」って。わざといやらしい音を立てて・・・。
そして彼氏はこういいました。「服脱いで」と。
私はビックリしたので「え?」と聞き返しました。私はもちろんエッチはやったことはあります。その彼氏と。ほかの人ともやった事はありますが・・・(藁
そして、彼氏は「オレ、脱いでる所とか写メとるの好きだから」っていいました。
私は納得して、自分でぬぎはじめました。
そして彼氏は私の体で遊び始めました。マンコに指を入れてクチュクチュいやらしい音を出したり、胸をもみもみしたり、なめたり。
そして彼氏は写メもとりまくってました。私マチンコの穴。胸。全体など。
そして彼氏は我慢できなくなったらしく、こういいました。
「オレのズボン脱がせて」と。私は喜んで脱がしました。
ズボンのチャックを開けて、ズボンを下ろして、ガラパンを下ろして。
そしたら彼氏のもうすでに大きくなっているあそこが出てきました。
そして私は彼氏をベッドに寝かし、私はうえにのぼって彼氏のあそこと私のマンコを押さえつけるようにしながら写メをとりました。
とても気持ちよかったです。
この写メを見たい人はこのスレを8箇所に張ってください。
そしたら[               ]←ここにアドレスが出てきます。
それをクリックすると、彼がとった写メすべてのってます。
私がとった写メも、動画も載せてます。
動画はわかりにくいようにしています。
「☆」をクリックすると動画がみれます。
このスレを1箇所にも張らなかった人は、不幸がおこります。
大好きな人が一年以上学校に来なかったり。
嫌いな人があなたの席の隣になったり。
親戚が亡くなったり。
けど本当に写メ、動画ありますので8ヶ所にはってみてください
378名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:45:53 ID:CyTblVnr
神楽スキー氏GJ。

………この便所妖怪にとり憑かれたら、便秘知らず&宿便除去によるダイエット効果抜群! でいいなあ…
一匹私のもとに派遣してくれないだろうか。
379名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:54:46 ID:lFd+e6zN
GJ!…なんだけど…勝手に触手物を想像してた。スレタイ良く読まないとね。…次は私が投下しようかな。同じトイレ触手になりうるかもしれませんが。
380名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 09:47:04 ID:Kpm3349B
GJ!!
381名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 21:23:29 ID:Zw1A6FGJ
GJ!
あなたの作品は毎回どんな責めがあるか楽しみだ

>>379
期待して待ってます
382名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:10:53 ID:7D7Oipwk
>>379
うひっ
383名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 04:21:43 ID:tV/6Mn4R
神楽さんGJ!!
384名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:44:17 ID:K8W8L4m6
その日起こる不愉快な事態を起こるのを予想していたかのように、
ユキエは朝から機嫌が優れなかった。
彼女の心情を表すかのような曇天の日差しの中でその指令を聞いた時、
ユキエは現場へと飛び出すように駆け出していた。
だが、今彼女の全身には無言の重圧が圧し掛かり指先を動かすことすら困難だった。
人間に仇成す化け物-妖獣-を駆逐する組織の捜査官ともなれば、
こういう任務にあたることもあり得る。
それは理解していたつもりだったが、今は受け入れられそうにない。
雨の中で立ち尽くすユキエの足元には無残に陵辱された半裸の女性たちが横たわっていたのだ。

”以前”、正確には3年前、ユキエは作戦中にうけた妖獣の陵辱により、
女として辱められただけでなく、
子を育むための母としての体までも穢されていた。
植えつけられた妖獣の卵子こそ既に除去されていたが、
発達した胎盤や母乳を生み出す乳腺など、強制受胎により無理やり開発された
人間本来の器官は取り除くわけにもいかず、今も体に残されている。
現状の治療技術では自然治癒を待つ以外に手が無いのだ。
幸いにも彼女の身の上を知った上で受け止めてくれる恋人に出会え、
そのぬくもりによって陵辱の跡も癒されかけていた。
だが、目の前の光景によって古傷を抉られてしまったのだ。
震える唇がかみ締められ、一筋の血が流れ落ちていく。
それでもユキエは感情に流されてばかりもいられなかった。
いま彼女が居るのは打ち捨てられた人工島の空港跡地。
たまたま事務方の仕事で沿岸部に出向いていたため一番乗りはしたものの、
見渡す限りの広大な平地に比べて彼女の存在はあまりに小さい。
普通なら応援を待つのが手はずだが、まさに被害が進行しているのだとしたら
悠々ともしていられない。
おりしも天候は風雨を強め航空機の支援は望みが薄く、
地上部隊がつくにはまだ時間がかかる。それに彼女は知る由も無かったが、
この時はすでに島へ通じる唯一の橋が何者かによって爆破された後だった。
僅かな逡巡のあと決断を下すとユキエは空港ビルへと単身踏み込んだ。
3年前のあの日と同じく戦闘装備ですらない、
黒のジャケットとタイトスカートのスーツ姿のまま、
暗いビルの中へ歩みを進めていったのだ。
385名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:45:05 ID:K8W8L4m6
忘れてた。
もはや忘却の彼方であろう、4スレ目の492の続きを突然閃いたので投下。
前を知らなくても多分大丈夫です。

では続き。
386名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:45:44 ID:K8W8L4m6
事態が動いたのは間もなくだった。ユキエは暗がりに横たわる新たな被害者を見つけたのだ。
救助のためにすぐさま駆け寄るが、何の警戒もせず手をさし出したのがいささか不用意に過ぎた。
伸ばした手を引き寄せれて、ユキエは逆に女の胸の中に抱き寄せられてしまったのだ。
女の妖しい吐息がうなじにかかる。
「あなた相当たまってるようね。
少しうなじを責めただけで肌がひくついてますわよ。」
普通じゃない。そう直感した時には女の体が放つ残り香に捉われていた。
たっぷりと精を与えられ十二分に満たされた女体が放つ歓喜の芳香。
その匂いが同じ極限の悦びを知ってしまった体に媚薬となって染み渡っていく。
腹の奥底に起こった鈍い疼きがユキエの判断を鈍らせた。
そこを逃さず女の腕が背中に回ってユキエを絡めとり、その手からハンドガンを奪い去る。
「わたしにはわかるわ。あなたも妖獣に抱かれる悦びを知ってしまったのでしょう?
だったらもっと素直にならなくては。こんな堅苦しい制服の下に押し込められて、
かわいいいお尻がわなないていますわよ。」
長く伸びた女の爪は使いスカート越しに肛門を捕らえていた。
「な、、なんて破廉恥な。その手を放しなさい、」
「フフ、破廉恥なんて言葉久しぶりに聞きましたわ。真面目なのね。」
言葉とは裏腹になおも女の指先は妖しく蠢き続ける。窄まったアナルを軽く抉られ、
動揺した背中にビクンビクンと痙攣が走る。
「でも、体の方は悦びを忘れられないようね。」
ユキエは言い返す言葉を失っていた。自分の体の異常な感度を自覚し戦慄していたのだ。
(媚薬をかがされた!!)
このままでは、おかしくなってしまう。
だが、それが分かっていても女の腕を払いのけることができない。
女は胸元から媚薬入りの粘液を取り出すと、ユキエの頬にたっぷりと塗りつける。
すると穢された肌が瞬く間に紅潮し、ピリピリとしたむず痒い疼きを発し始める。
艶かしい唇を使って顔全体に塗り広げられると、体に刻まれた陵辱の感触が
鮮明に思い出される。あのおぞましくそして甘美な、、、
「どう?この子にしてもらうセックスは最高よ。
人間の男みたいにがさつくこともなく、ただ女を悦ばせるためだけに動いてくれるの。
あなたならきっと満足していただけると思うのだけれど?」
ユキエの硬く閉じられた内腿から光る雫が落ちて床に弾ける。
それと同時に床から繊毛状の触手が無数に出現し足首に絡み付いてきた。
「は、いやぁぁ!」
387名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:46:19 ID:K8W8L4m6
足首に絡まった触手たちは編みタイツのごとく脚を結び上げながら付け根に向かって伸びていく。
股間に至って付け根を一周すると今度はストッキングを裂いて内側に潜り込む。
そして、汗と愛液でべっとりと張り付いた下着の裏、
濡れそぼった秘裂の上端にうずくまるクリトリスを引きずり出し、
ボンレスハムのように八の字に縛りあげてしまった。
「いやぁ、、はぁ!」
峻烈な快感にさらされ、喉が電撃で射抜かれたかのようにのけぞる。
それでもユキエは体をよじって触手を引き剥がそうとするが、触手と女が前後から巧みに
連携しユキエの抵抗を封じ込めていた。
女の白い指が制服のボタンを外して胸元に潜り込みブラをずらしあげる。
「はんッ」
引きはだかれた胸には、着痩せする外観からは想像できない
たっぷりとした量感の釣鐘型が2つあった。
お嬢様然とした風貌のユキエには不釣合いな圧倒的サイズと、
控えめな彼女らしい初々しいピンク色の乳首。
細身の体の中心からやや上、
そこだけ自己主張しているかのような魅惑の性感が露にされてしまったのだ。
「み、、見ない、で、、」
人間の男ならば衝動で貪り付いてしまいたくなるであろうその部分を、
触手の群が放っておく訳がない。
だが、人間と違いそれらには一切の情動はなく、ただ"冷静"に役割のみを
遂行していく。それが一層ユキエを怯えさせ、陵辱への恐怖感をあおった。
「だ、だめぇ!!」
丸裸の乳房がたちまち根元から絡めとられていく。先端まで達した触手は
乳首を一巻きすると、キュッと全体を締め上げた。
「はぁぅ、、、」
女の言葉どおり、触手たちはユキエの一番敏感な節目を巧みに捜し当て、そこを最適の
力と間隔で絞りたてていく。
彼女はその体に望みうる最高の快楽を与えられているのだ。
「い、いやぁぁぁ!!、、も、もぅ、やめな、さい、、」
だが、触手たちが求めるのはあくまで体の反応のみで、ユキエの意思が
尊重されることは決してない。彼女の叫びが聞き届けられることはないのだ。
魅惑の膨らみが楕円形に搾り出され、のけぞった背中がわなないた。
388名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:47:55 ID:K8W8L4m6
触手の侵攻は両腕の付け根を絡めとり首の付けに達したところで止まっていた。
だが、首から下をくまなく絡めとられてしまったため、
わずかでも体を動かすと敏感になった肌に触手が食い込み、すさまじい快感を受けてしまう。
それを彼女は爪先立ちに吊り上げられた脚に力をいれ、精一杯耐えていた。
だが、触手自体に動かれてしまっては彼女にはどうすることもできない。
厳重に絡まった触手の隙間から、白い肌が艶かしく絞りだされてはまた元に戻っていく。
そのどれもが彼女の急所を的確についていた。恋人とのSEXの常套手段から、
自身で慰める時ですら使ったことのない意外な所まで。
体に刻まれた逃れようのない女の宿命が、化物の無機的な愛撫で次々と炙り出され揉みほぐされて
性感へとかえられていく。
「い、いや、やめて、、そんなところ、、はぁぁぁ。」
そのプロセスはより強力な陵辱感となってユキエの心をさえなんだ。
ただ犯されるだけなら耐える事ができる。だが、今まで知りえなかった悦びを教えられ
よがり狂わされる様は、自分の体が恋人でもなく自分自身でもなくこの醜悪な化物のモノに
なってしまう様な錯覚を覚えさせるのだ。現にこの瞬間にも自分でも知らなかった性感帯が
触手によって探し当てられた。すぐさま愛撫が行われ、初体験の愉悦に鼓動が一気に高まる。
「いぃ、そこがイイッ!、、、、はぁ、だめ、このままじゃ、私、、」
ついに触手の責めを肯定する声を挙げてしまう。実際今が戻れるギリギリのところだった。
これ以上の快楽を教え込まれたら、彼女はもはや普通では満足できない体になってしまうだろう。
頃合を見て取った女が触手の群れへ向かって小瓶を投げ込んだ。
389名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:48:26 ID:K8W8L4m6
ガラスの甲高い響きが反響し、やがてユキエの体に止めを刺すための触手がゆっくりと
そそり立ってくる。
はじめは他の触手に紛れそれと分からない。だが徐々にせりあがるにつれ、太さを増し、
先端の傘を広げて、そのための器官へと姿を変えていく。ユキエの眼前に達するころには、
それは巨根としか表現のしようのない醜悪なペニスへと化していた。
「だめ、、そんなの、入る訳がない、、、」
それは控えめな彼女の経験からしても、人間の物の2倍はあるように見えた。
胴体部分は彼女の手首ほど、先端部分は握りこぶしを一回り小さくした程のサイズがある。
小柄な彼女の体がそれを突き込まれたら、股の部分から裂けてしまうのではないかとさえ思える。
だが、それがユキエに"最適"なサイズだった。
全身に絡みついた触手は、彼女の骨盤を正確に計測し、肉の弾力や膣の裏側の性感の場所まで読み取った上で、
ペニスのサイズと形状を決めていたのだ。これより小さければ子宮への圧力が不足するし、
わずかでも大きすぎれば膣壁が避けてしまうだろう。さらに巨根の胴体にイボが浮き出し、
それらは挿入された時にGスポットに密着する位置に調整されていた。
ユキエの体に最高の愉悦を与え、そして子種を注ぎ込むためにだけ存在する、
まさに彼女のためだけに用意された触手の肉棒が姿を現したのだ。
「ぁ、あぁ、、、」
女の口からそう告げられ言葉を失ったユキエの背後から、アナル用に調整された触手が伸びてくる。
白いうなじに絡みつき首を軽く絞めると、先端を強引に唇の間に割り込ませていった。
ユキエはもちろんアナルSEXの経験など無いが、そんなことは触手たちの興味になかった。
それらが求めるのは彼女のより激しい痴態。ユキエが許されるのは、アナルSEXが彼女にとって
性的絶頂への障壁にしかならないと判断された時だけなのだ。
そして、触手たちが下した判定は"脈あり"。未経験ゆえの未知へのわずかな期待が見透かされ、
ユキエはバックバージンを触手に捧げる事を運命付けられてしまったのだった。
(こんなことなら、恋人に求められた時に許しておけば良かった。)
一瞬頭をよぎった考えも、挨拶代わりにと触手が吐き出した粘液の濁流に押し流された。
生臭い白濁が口をいっぱいに満たし、頭をボゥっと溶かしていく。
恋人にした時とは比べ物にならない熱量の奔流は、恋人の"モノ"の味を忘れさせ、
代わって彼女の所有者となるモノの味と匂いを五感に刻み付ける。
「ふぅんッ、、んんん、、、」
3分足らずの間に、数年間の交際中に恋人がそうしたよりも多くの粘液が
彼女の口には注ぎ込まれていた。
初めは激しく抵抗したユキエもついにはその物量に圧倒され、
触手を抜き取られる頃にはおとなしくただ涙だけを流していた。
口内射精の予想以上の効果を見て取った触手は2本のペニスにより多くの粘液を充填すると、
立ち尽くすユキエの股間へと向けていった。
390名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:48:56 ID:K8W8L4m6
わずかな布の音とともにあっけなく下着が取り去られると、
スカートの中に潜り込んだ2本のペニスがそれぞれ目的の穴へと一気に突き立って行った。
「はぁぁぁ、ぁぁ、、いぁぁぁぁぁ!!」
前後の穴を巨大な異物に引き裂かれ、ユキエの悲痛な悲鳴がこだました。
初めて犯されるアナルはもちろん、限界ギリギリのサイズを挿入された膣も、
すさまじい異物感に満たされキュウキュウと締め付けるようにしびれていた。
「いや、、痛い、、だめ、ぬいてぇ!!」
しとやかな普段の彼女からは想像できない狂乱で泣き叫ぶ。
媚薬によって痛みを感じてはいないはずだが、腹の中のあり得ない程の違和感が
彼女の脳内に架空の激痛を錯覚させているのだ。だが、それらは触手には知覚されない。
むしろ、射精を求めるかのような腸壁の蠕動や、
挿入の潤滑油のごとく分泌される愛液の湧出をユキエの体に見て取ると
すぐさま律動を開始する。
触手を一ひねりしてユキエを後ろ向きにすると、
後背位の姿勢で彼女を犯し始めたのだ。
「はん、いやぁ、、」
細い腰つきからは受け入れることができるのが信じられない程の巨根がスムーズに前後している。
完璧に調整されたサイズのペニスが開ききった肛門を一部の隙も無く埋め尽くし、
先端を一振りして直腸内をこじ回す。
「い、痛い、いやぁぁぁぁぁ!」
現実の痛みではない。触手によって与えられる快楽を彼女は痛いと表現したのだ。
もちろん、この状況で冷静な意図があったわけではない。化物によって呼び起こされた、
あるいは自らの中から湧き上がった拒みきれない情感をそう表現するより無かったのだ。
双乳を縛った触手の先が割れ、イソギンチャクのような口を開いて乳首に吸い付く。
赤子の何倍もの力でチュゥチュゥと吸引し、次には硬くなった乳首に牙を突きたてて媚薬を注入する。
「はぁぁッ」
いま彼女は陥落寸前だった。挿入前ですらギリギリだった体をここまで責め抜かれては
もはや後には戻れないだろう。だが、まだこの化物を拒絶することはできる。
それこそが彼女の最後の拠り所であり、それを支えるのは恋人の腕越しに感じた
温もりの思い出だけだった。だがそれは触手によって与えられる灼熱の愉悦の前では
あまりに小さく無力だった。
391名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:49:50 ID:K8W8L4m6
「ん、はぁぁ、、、」
全身を束縛する触手が解かれ、壁に手を突いたユキエの体ががくんと崩れた。
もちろん彼女が許されたわけではない。化物が、抵抗力を失い束縛しておく必要がなくなった分の力を、
2本のペニスへと集中させたのだ。両腕と腰に絡めた3本はもはや自分では立ち上がれないユキエに
後背位の姿勢をとらせるために残し、その他の触手から抜き取った体液を全て精液に変換して
ペニスへと充填する。膣内深く入り込み子宮を突き上げたペニスの先端がさらに力を蓄え、
口を開いて行くのが分かる。
それが蛇のように頭をくねらせ、子宮口に不気味な口付けをしてきた。
「ひぃッ!!」
頭がクラつくほどの電流が脳裏に弾けた。人間相手には絶対に味わうことのできない愉悦が
体の中に残された最後のぬくもりまで消し去って行く。子宮口から直接吸い出された愛液は
前夜の恋人とのSEXの名残で僅かに白く濁っていた。
代わって彼女の体には、脳髄まで吸いだされてしまうと錯覚するほどの
熱く激しい子宮口へのディープキスが刻まれた。ただ吸い付けるだけでなく、、
「だ、だめ、、舌を入れちゃ、、いやぁ!!」
媚薬で濡れそぼった触手が内側まで入り込み子宮粘膜を嘗め回す。
その瞬間、ユキエは果てていた。だが、熱が冷めることは無い。
女性器の中枢に直接すりこまれる媚薬が極限の興奮状態を維持させるため、
すぐさま次の高揚感が迫ってくるのだ。
「そ、そんな、、いやぁぁ!」
その行為は、化物にとっては対象の生殖器官を活性化し排卵を促すための
本能的活動に過ぎないが、それを受ける女性にとっては絶望的な意味となる。
それは、1つにはこの行為を受けるという事は、慰み者では済まされず
化物の子種を孕む苗床にされる事を示すという事。そしてもう1つは、
もっと直接的で、イキっぱななしといっても良いどんな麻薬よりも強烈な快感を受け続け、
理性が屈服してしまうからである。普通ここまで来た女性はもはや触手を拒絶することすら出来ないのだ。
だがこの時は、久しぶりの上物を得て、化物の方にも焦りがあった。
左腕を拘束していた触手まで解いてペニスへと力を回したのだ。
自由になったユキエの左腕の先には装てんされたままのハンドガンが落ちていた。
少し腕を伸ばせば、引き金を引くだけの力はまだ残されている。
「はぁう、、すご、あんっ、、だめぇ、」
だがユキエも他の女性の例外ではなかった。自ら求める事こそ無かったが、
もはや形だけの拒絶を口にすることしか出来ない。何より、いま触手を抜かれたら、
焦らされた衝撃で逆に一分も正気でいられないことを自覚していたのだ。
ユキエはさけられない終局へ向かってひたすら上り詰めて行った。
「はッ、いやッ、あぁぁ!!」
392名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:50:23 ID:K8W8L4m6
自身では何回目かも覚えていない、20回目の絶頂に彼女が達した瞬間、前後のペニスの先端が
グッと収縮した。子宮口が一段と強く吸い付けられる。
「だ、だめ、そんなに吸われたら、枯れちゃう、、」
(ならば代わりに子種を注ぎ込んでやろう。)
ユキエはそう聞こえた気がした。一瞬瞳に戻った理性の光が、次の瞬間には、
自らの内側に沸き起こった灼熱の奔流に吹き飛ばされ、うつろな色の中に掻き消えていった。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
口でもそうだった様に、数年間の恋人との営みに匹敵する量の射精が一気に
流し込まれた。最初の1撃で前後の穴は白濁に満たされ、
続く2撃、3撃は到底受け入れ切れずに溢れ出し、両脚を伝ってダラダラと床に垂れて行く。
「だ、だめぇ、もういい、もういいの、」
痙攣で硬直する体の前後に四撃目をたたきこむと、流石に根を上げた尻からペニスを引き抜き、
代わりに口に埋め込んでいく。そして5撃目と6撃目を打ち込む。
「ひぃッ、んぐむぅ、、」
大量の白濁で喉を詰まらせたユキエが窒息寸前に陥ると、今度はペニスは唇を離れ7、8撃目を
それぞれ左右の乳房に浴びせかける。そして背中を流れる黒髪に9撃目を浴びせかけると、
再び尻の中に戻って行った。 その間、前に埋め込まれた触手は一度も抜かれず、全ての射精が
既に粘液で一杯のユキエの子宮へと叩き込まれていた。
熱く激しい奔流が打ちこまれる度、行き場をなくした粘液が
巨根に貫かれた膣口の周囲から飛び散りあたりを汚す。
「はぁ、いやぁ、そんなにたくさん、はぁ、いやぁぁぁ!!」
粘液でどろどろになったストッキングを張り付かせ、息も絶え絶えの悲鳴をあげる。
そのユキエの前後の穴に10撃目となる5分以上に及ぶ最後の大射精が注ぎ込まれた。
「はぁ、いやぁ、はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
393名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:50:54 ID:K8W8L4m6
「随分、すごかったわね。横で見ているこっちまでイキそうでしたわよ。」
ユキエが気を取り戻した時、触手の姿は無かった。かわって彼女を見下ろすのは
先ほどの女ともう1人、少女とも大人とも言えない微妙な年頃の女性だった。
「どう、良かったでしょ、お姉さん。」
やや茶色がかった髪のその顔には覚えがあった。かつて妖獣にとらわれた際に、
ユキエとともに陵辱された少女である。
あの時は妖獣の責めによって互いの卵子を孕ませあうという異常な辱めを受けた。
その経験が彼女とは他人と思えない親近感のようなものを抱かせるのだが、
それは相手も同じようだった。
「お姉さんとこうなること、ずっと待ってたんだよ。」
「な、なにをバカな事を、、」
ユキエが言い切る前に可憐な指先が粘液で濡れそぼった乳房をとらえた。
そしてまるで男に奉仕するかのような手つきで絞りたてはじめる。
「隠してもだめ。おっぱいにこんなにミルクをためちゃってるんだから。
それに、引き金ひけなかったでしょ。」
「あ、、、」
絶句した唇をふさがれ、そのまま押し倒された背中に不気味うごめく感触がつたわる。
みわたすと辺りの床は青白く輝くアメーバで埋め尽くされていた。
「化物に犯された後は、これがイイもんね。それで体を冷ましたら今度は私も一緒に抱かれてあげる。」
ユキエの体をアメーバにゆだねると茶髪の女は冷ややかに笑った。
「さて、どれにしようかしら、、、」
彼女が振り向いた先では妖獣の幼態が収められた種々のカプセルが無数に並んでいた。
394名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 21:52:43 ID:K8W8L4m6
以上。長文失礼。
395名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:24:06 ID:BPSpcJat
GJ!
4スレ目見とけばよかった・・・
396名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:41:55 ID:LL+3kFYH
>>395
たぶん保管庫にあるこれの続きと思われ
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original402.html
397名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 06:29:43 ID:+OkdnN49
GJ!!
398名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 08:19:57 ID:/rgSBqRj
GJ!!カプセル妖獣欲しいぜ
399名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 01:38:29 ID:ejkKfOhv
ミクラス、ウインダム、セブンガーだっけ?
400名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 22:13:49 ID:wAeimzPB
よく覚えてるなぁ。
…今その3匹による陵辱モノが一瞬浮かんだのは内緒だ
401名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:48:38 ID:3R5uxP/Z
アギラは仲間はずれですか
そうですか
402名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 06:40:11 ID:CHi6M9Fa
新しいカプセル怪獣
アトス、アラミス、ポルトス
403名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 07:12:06 ID:KbLBp6R+
>>402
それなんてゴッドエンペラー?
404名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 16:13:34 ID:268ChzSV
>>402
三獣士?
405名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 21:54:57 ID:/aipqP1d
>>404
だね、元ネタ。でも君のその「獣」の字に何かこう電波が来そうになった
406名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 00:22:55 ID:5o47taCx
>>405
狼のパワーを持つ毛むくじゃらのナニを持つアトス、
蛇のパワーを持つ二股のアラミス、
熊のパワーを持つ巨根のポルトスが
美少女剣士ダルタニやんを陵辱しまくる話。
407名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 03:37:11 ID:RI+fd2vW
>>406
よろしくお願いします
408名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 04:21:18 ID:9rQscMUf
>>406
>ダルタニやん
わろす
409名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 09:08:19 ID:CmHp9TSp
アラミスの親父はアメリカンな牛タタキを出す蛇文字さんかい?
410名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 20:40:40 ID:4Ul95XVn
>>406
剣の勝負に負けての結果そうなるわけだ。
三獣士に種付けされて三種の特徴を持つ獣を孕んじゃう、と。
むろん彼らは最初からそのつもりなわけだw
411名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:00:12 ID:ais8+Sxk
>>371            今更ながらGJ!神楽シリーズの他キャラでもみてみたいね、トイレ物。河童に尻を撫でられるヒロインとか。
412名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:21:07 ID:9UPAfDjX
>>411
>河童に尻を撫でられるヒロイン

前スレで既出。
撫でられるどころか、処女のまま河童に肛門犯されて、尻穴奴隷妻にされてる。
413名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 22:57:27 ID:ais8+Sxk
>>412            それは保管庫に残ってますか?
414名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 07:18:11 ID:CHtMc+lh
触手ソムリエ
415神楽スキー:2006/10/16(月) 20:51:45 ID:dTpE+M45
>>412
あ〜おいらが書いた河童×桂香ですねw
宣伝さんくすです。

かんなは以前リクにあった女妖怪との絡みになるけどどどめぎではないです。
しかし、いっったん勢い切れるとなかなかorz


416名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:56:33 ID:Nf2Ahz19
>>415            場所はトイレだったり…しないですか?でしたら、我儘とは存じますが、再度投下していただけたら幸いであります。
417名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 21:43:46 ID:Mo/0IPGH
>>416
ふつーは、住人にログのうpをねだるものだが…
418名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:47:46 ID:Nf2Ahz19
>>417            そうした方がいいのでしたら…
419名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 00:12:42 ID:74y3pBUR
411=413=416=418は携帯厨か?
空白じゃなくて改行使ってくれ、あとmakimoにログがあるから普通に読める
420名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 01:42:21 ID:l68ie4LI
>>419
ありがとうございます。
次から書く時は改行使います。どうもすみませんでした
421名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:15:33 ID:xiwXN7O2
保守管理
422名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 17:35:31 ID:7FQyLlSE
紐男爵が由美ちゃんを強姦するSS願えますか?
423名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 23:52:21 ID:4MPdS0zh
佐賀
424名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:13:38 ID:IGtZAPoY
む、なんか過疎ってる?
ネタだしでもしてくか?電波をそこから受ける職人がいるかもしれんし。

とりあえず俺今ちょっと見たいシチュは観衆の前で公開人外レイプ。
無論犠牲者には何をされるか知らされていない。
425名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:47:17 ID:k69CqAlA
では私は河童に便所で恥辱プレイ(しゃがんだ状態で尻や股間をさわさわ)される少女をキボン。
426名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 19:29:37 ID:+BHDpQZ6
だからなぜ便所ネタに執着してるんだこいつ?
427名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 20:58:31 ID:X6qAiIyO
>>424
んじゃ俺は、腸内に卵産み付けられて肛門から蟲出産するおにゃのこが見たい。
苦痛系なら尚良し。
428名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 23:27:41 ID:Wcot+988
「こいつ」っつーか結構ポピュラーなネタじゃない?俺も好きだし
429名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 11:07:27 ID:l0XJprJg
>>424
イイネ、できれば誇り高い女騎士が人質を取られて
嫌々、怪物に身体を捧げ…みたいな話が読みたい。
430名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 15:59:28 ID:BXVmyhkO
>>425
河童系のネタは確かに見たいな。
前スレの河童ネタは良かった
431名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:58:30 ID:aiaDwf/2
便所ネタか…
神楽スキーさんのあの話の妖怪って加牟波理入道ですか?
432名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:22:11 ID:P62yS5Bm
ガンガって書きたいと思うのだが最近忙しくてパワーが充填できないお・・・
433名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:25:06 ID:AtD70C5H
小説サイトで触手で改造されたり壊れちゃったりするのが載ってるとこ知らない?
黒イ都とかドーパミンくらいのヤツ
434名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 06:10:44 ID:nz1TogSs
>>429
淫堕の姫騎士ジャンヌ
435名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 15:48:10 ID:U+gG6mr2
>>428
ポピュラーなネタとかそういう意味で言ってるんじゃないと思うが・・・
436ふんどしさん:2006/10/25(水) 03:26:13 ID://1fHmbR
ようし、お父さん河童ネタをがんばって書いちゃったぞ。
437【河童】:2006/10/25(水) 03:26:55 ID://1fHmbR
[1]
紀子はとある田舎の高校生であった。
来年の大学入試に向けて夏休みも家に篭りきりで
苦手な数学の式を延々と解いていた夏休み。

そんな夏休みの、中でもひときわ暑い晴れた日のことであった。
机に向けていた目をふと上げると遠くに入道雲が見え、
その下には遠く緑に覆われた山々があり、そのふもとには
細いながらも深く、綺麗な水が流れる川がある事を紀子は知っていた。

昔はよく泳ぎに行ったのよね…

そうしばらくボゥとしていたが、突然紀子は決めて立ち上がった。
「そうだ久しぶりに泳ぎに行こう!」
どうせ今のページで朝からずっと詰まっていて、暑さのせいで頭が回らないんだ。
少しは気分転換が必要だ、そう思い立って紀子は大きな入道雲の向こうへ使い慣れた自転車を走らせたのであった。
438【河童】:2006/10/25(水) 03:27:27 ID://1fHmbR
[2]
30分ほど車輪を回し続けて紀子はその川にたどり着いた。
「ああ、昔と同じだ…」
辺りは木々に覆われ、静寂に満ちていた。
邪魔にならないよう、長い髪をポニーテール状に結びながら紀子はキョロキョロと落ち着きなくあたりを見渡した。
人の気配はまるでない。聞こえてくるのは水音と葉が風で擦れる音のみである。
紀子は安心するとゆったりとした黒いTシャツと半ズボンを脱ぎ捨てた。
「まあ…さすがに恥ずかしいからね…」
服の下には既に水着を着ていたのだが、

それはいわゆるビキニなのであった。しかもかなり露出度が高い類である。

今までスクール水着くらいしか着たことない彼女だったのだが、
夏の初めに市内に友達と遊びに行った際に、まあ、いろいろと盛り上がった挙句に
勢いで友達ともどもこれを購入してしまったのであった。
当然忙しい受験生には使う予定もまるで立たないまま、押入れに突っ込んでいたのであるが、
どうせこの川は人がめったにこないのだから、と試しに着てきたのであった。
が。
「それでもちょっと恥ずかしいかな…」

ヘソ出しどころではないくらいおなかが出ているだけでも恥ずかしいのに、
ほとんど紐のような水着で太ももはおろか、おしりも胸も半ば以上丸出しであった。
こんな田舎ではちょっと場違いすぎる、と紀子はそう思った。
実際には長いの手足の紀子の体はその水着によく似合っていたのであるが。
誰も見ていないとはいえ、カーテンもなにもない外でこんなに肌の露出する姿をするのは生まれて初めてだった紀子は
思わず赤くなってしまった。
「なんでこんなの買っちゃったんだろ…」
おまけにサイズが小さい。いや、正確にはやや太ってしまっていた。
「ずっと家に篭ってたせいだ…」
体の細さには自信があったのに、買ったときはぴったりの水着だったのに、
今はほんのちょっとだけ水着の紐が肌に食い込んでしまっていた。
特に成長期のせいか、胸はかなりきつくなっている。
男の目から見れば問題のない、いやむしろ喜ばしいたっぷりとした肉の付き方でも紀子本人にとっては大問題である。
胸を覆うカーキ色の面積の少ない布をくいと引っ張ると数ヶ月前よりも一回り大きくなっている二つの丘がブルンとゆれた。
もう少し痩せよう…ため息をつきながら、彼女は早速運動すべく水の中に足を踏み入れたのであった。
439【河童】:2006/10/25(水) 03:30:24 ID://1fHmbR
[3]
川の色は深い緑青色であった。
夏中ずっと屋内にいた紀子の、まるで日焼けのしていない白い肌がその中で浮かび上がっていた。

そして事が起こったのは数分後のことであった。
紀子が水を軽やかに切りながら川の中央に進み、今年の水量はどのくらいだろうと川の中に目をやったとき。

それと目があった。

それは水の中でじっと紀子を見つめていた。
それの姿は奇妙であった。緑色の肌を持ち、ざんばらの髪に背中には甲羅をしょっていた。
それの名前を紀子も知っている。

河童。

紀子はそこで軽いパニックを起こし硬直した。頭の中でいろんな考えが瞬時に渦巻く。
この地域で河童なんて聞いたことはないいやそれよりもそんな生き物がいるなんてばかげているでも
だって実際に目の前にいるじゃないの溺死体とかじゃないだって目を動かしながらこっちに向かって来てい
そこで紀子は我に返った。

そう、それはこっちに向かってきていた。

それの正体が何であれ、いまやるべきは逃げることである。
距離にして5m。紀子はあわてて体を反転したが、

その瞬間、それに足を掴まれてしまっていた。
それが河童だったら、(すでに紀子は河童だと信じていたが)その速さは当然のことであったし、
振りほどこうとしても足かせのようにがっちりと足首に食いこんだその握力も当然のことであった。
助けを呼ぶしかない、でもこの近くに人なんていない…
紀子はこんな状態に陥りながらもどこか冷めた心でそう考えていた。
その冷めた心で次にこう思った。
河童に水中で足を掴まれたら、次は溺れさせられる。もしくは……
そうして半ばあきらめていた紀子を河童はしばらく眺めた後、唐突にもう片手を伸ばした。そして

紀子の柔らかい尻を覆っていた布を横に寄せた。

そして指を“細いものに差し込むべく”すぼませる。
「(あ、それって…)」
紀子だって知っている。河童は人から『しりこだま』を抜く。そして『しりこだま』を抜かれた人間は死ぬ。

どちらにしても、私は死ぬんだ……

そう思った瞬間、河童の細くごつごつした指が勢いよく紀子の菊座に突き込まれたのであった。
440【河童】:2006/10/25(水) 03:30:58 ID://1fHmbR
[4]

「あああぁぁぁ――――っ!?」
次の瞬間、大きく弓なりに仰け反っている紀子がいた。
河童の指は確かに彼女の肛門を刺し貫いている。
その声に、自分の欲情に染まった“みたいな”声に一番驚いているのは紀子自信であった。
いや、それは確かに染まっていた。
え? どうして?
その質問を考える暇もなく、河童の指は彼女の肛門に沈み込んでゆく。
「あはっ…! あぁあ…っ!? …あぅ…! あ…ぁあっ!!?」
体の中に少しずつ入ってくる硬い指に紀子の口は開き、その隙間から甘い声が次々と発せられる。
不思議と痛みはなかった。それが河童という妖怪なのか、そんなことを考える余裕は既に吹き飛んでおり、
紀子が認識できたことはひとつ、今ものすごい快感が体を突っ走っているということだけであった。

ずぶ…
「あぅん!」
ずずぶ…
「ああぁんっ!」
ずぶずぶずぶ…ずぶずぶずぶずぶ!
「あ…っあっ……あっああっあっあぁあっあああっ! …あぁぅんっ!? ああああっ!!!」

紀子の背を寒気のような刺激が駆け上がり、日ごとに膨らんでゆく育ち盛りの胸の肉の頂点がジンジンとむず痒い熱を発する。
「あぅ…やだ…胸…っ…が…っ…うはぁぁんっ!?」
たまらず掻いた指が乳房の頂を擦り、紀子はさらなる波に打ち震えた。
その甘さに耐え切れずに半ば無意識に紀子の腕は頂に伸び、細くしなやかな指が柔らかく立った芽を激しく揉みしだく。
「あっ!……やっ!…あふ…っ…あっ…あっ…ああっ…ああっ!! ひぅんっ!!」
それは勉強の合間に時々こっそりと行うオナニーの気持ちよさなぞはるかに超えていた。
「ああ…っ! ぁひぃ…っ……んぁ…っ!」
オナニーの時は凄くかっこいい王子様に暖かく抱かれる妄想をしていた。だが今は
「…っ! あ…んっ! …こんなっ…こんなっ! ふぁっ!」
冷たい水の中で、おぞましい妖怪に襲われているのに。
既に河童の指どころか、腕の半ばまでも彼女の肛門にすっぽりと入ってしまっていた。
当然与えられるべき痛みはなく、そんなことよりもどこまでも尽きず全身に気持ちよさが生じていた。
「ああ、いやあぁぁ…熱いっ! あああ……あついいぃぃぃいっ!!」
頭の中が風邪を引いたときのように熱に鈍り、それなのに熱に浮かされた体中は何かに目覚めていくかのように敏感になってゆく。
体を走る水の穏やかな流れすらも性感が開ききった彼女にとっては無数の舌で体中を舐めとられるがごとく感じられた。
441【河童】:2006/10/25(水) 03:31:52 ID://1fHmbR
河童が彼女の肉の奥で何かをまさぐりはじめる動きが紀子が耐え切れる限界であった。
「あ! や…っ…やだ…っ!! やだやだだめ! だめぇぇぇっっ!!」
どうしようもない気持ちよさが彼女の意識をあっさりとさらった。
「……ぁああぁぁぁあああああああ――――――――――――――――――――――っ!!!」
これでもかというくらいに仰け反り、全身を震えさせて紀子は生まれてはじめてのアクメに達したのであった。
「…ぁぁぁあああ――――っ………ああぁ……――――――――…っあっああああああああああぁぁ!!」
絶頂は長くまるで止まらなかった。ガクンガクンと頭を揺らせながら、紀子は果て続ける。

やがて、紀子をまさぐり続けていた河童はなにかを探し当てたようであった。
ブチンという鈍い音が聞こえたともに、紀子の体がさらに反り返った。
「あああ――――!! ああああああああああぁぁぁ―――――――っ!!! 」
処女にも関わらず本能なのか、艶かしくくねらせるその尻から、河童はゆっくりと腕をひきぬきはじめる。
絶頂はまったく終わる気配はなかった。焦点がぶれはじめた瞳を見開きながら紀子は叫ぶ。
「……っああぁっっ……だぁあああぁあめぇぇぇぇ―――――――!!!」
その動きにあわせるように紀子はビクビクと果て続ける。頭の中では真っ白い光が何度も弾けていた。
果てながらもさらに顔は切羽詰まったものになってゆく。
「ひぃぃぃ……っ…あひぃぃぃぃっ―――――――!!」
紀子はありえない女の高みに押し上げられていた。
「ああうぅぅっ! うあああ………っ!! はひぃぃ―――――――!! ぃやぁぁぁぁぁ――――――――――――――!!」
もはや声すらまともに出すことはできなかった。
白泥に溶け落ちた意識の中で自らのクリトリスを摘み、胸を揉みあげながらただただ悶え、泣き叫び続けるしかなかった。
そして、
「だめぇぇぇえぇぇぇ――――っ!! いっちゃう――――っ!! いのちがいっちゃうぅぅぅぅ――――っ!!!」
そう叫んだときと、河童が紀子の体からゴポリ、と腕を引き抜いたときが同時であった。

突如紀子は脱力した。
そして河童の支えのなくなった女の体はゆっくりと水の中に沈んでいく。
ブクブクと。
何かが抜けたような虚ろな顔は、瞬きすらせずに、どこか悲しさをたたえながら水の底奥深くに消えていった。
河童はしばらくそれを眺めていたが、やがて手にした光る玉を眺め、寒気のするような笑い声と共に川の上流へと消えていった。


数日後、ワイドショーには美人高校生水死の怪というネタで溢れかえったが、真実を知るものは誰もいない…
[終わり]
442名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 06:55:18 ID:meQPvIwm
河童素晴らしくGJW
お尻責めにおもいっきり興奮しましたYO

しかし魔法天使ミサキ2やったらエロエナジーが素晴らしく充填できた。
うむ、あれ関連でなんか書いてみようかなあ
ホーリエンジェルとイクシードエンジェルたんハァハァ
443名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 12:35:37 ID:nuY0Tuhr
GJ!どこか古い文体も面白いな。
444名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:18:46 ID:2nCw4iEJ
>>427
それいただく!
445神楽スキー:2006/10/25(水) 22:37:21 ID:N1xpqbkd
>>442での予告どおり
ヒロイン 突撃天使かのん 魔法天使ミサキ2のホーリエンジェル事 久遠
触手、凌辱、屈服、輪姦、搾乳責め、尻責め、足責めetcetc複合型
とんでもなくねちっこいのでそう言うのいやな人は回避の方向で
446神楽スキー:2006/10/25(水) 22:38:02 ID:N1xpqbkd
『か、可愛いエンジェルちゃんつかま〜えた』

場違いなほど陽気な声と共に触手がホーリエンジェルに変身した久遠の右手に巻きつく。

「うっ・・・・くぅっ・・・・は、離して」

ホーリエンジェルの武器であるスタッフを握る手を触手に拘束され、必死にそれを引き剥がそうとするがデスパイアの力に抗う事は出来ず。強引にその細身の身体をデスパイアの元に引き寄せられてしまう。
デスパイアのぶよぶよした腹に背中を預ける姿勢となり、その細い両手首を乳白色の触手に拘束され、胴と両足首、両膝もまた同色の触手が巻きついていた。

『ふひひ、傍で見ると、も、もっと、か、可愛いんだな。ふひ』

濁った白い肉塊の表面に浮かぶかろうじてヒト型の顔を保ているだけの醜い男の顔が哂い、自分の下へと引き寄せた美しいエンジェルの表情を賞賛する。

「あ、貴方に褒められても嬉しくなんかありません。」

そうは言っても女性として自分の容貌を褒められ、僅かに喜色に頬を染め自分を見つめるデスパイアの視線から逃げる様に顔を逸らす久遠。
必死に逃れようと暴れるが、ぶよぶよした見かけによらずその触手は頑強でエンジェルとして強化された久遠の力でも引き剥がす事も引きちぎる事も出来ない。

『ほ、ホーリエンジェルちゃん。も、萌えなんだな。イクシードエンジェルちゃんもいいけど、そ、それはまた今度捕まえるんだな。ふひ』

まるで欲しい玩具を手に入れた子供のように歓喜し、久遠の言葉を無視してデスパイアがその触手を、自分の胸元で足掻くエンジェルに伸ばす。

「あ、ちょ、ちょっと・・・・いやぁ・・・・」

敗北したエンジェルがどういう末路を通るのか久遠はその身を持って経験していた。
その肉体を玩具にされ、人間なら即座に狂気に呑まれてしまう快楽と絶望に染め上げられ、その身の魔力を一滴残らず絞り尽くされるまで凌辱は止む事は無い。

『ふひひ、安心するんだな? ホーリエンジェルちゃん。た、たっぷり可愛がってあげるんだな?』

その形良く、同年代のエンジェルたちが羨むほどに大きな胸の膨らみに白色の淫虐魔が手を伸ばす。

「うっ・・・・くっ・・・・」

根元からゆっくりと蛇がとぐろを巻く様に、紡錘形の久遠の両の胸の膨らみは絞り上げられ、エンジェルはその苦痛に喘いだ。
その触手がゆっくりと蠢き、胸の膨らみはそれにあわせて形を変え、円を描き、先端に向けて絞られる。

(ど、どうして・・・・?)

久遠にとって意外だったのはその責めが緩やかな事だろう。
デスパイアの責めは苛烈だ。超絶的なほどの媚薬の力により苦悶も激痛もすべてを快楽に変換し、獲物の肉体へと送り込み、その肉体を精神を壊すまで止む事は無い。

幾度かデスパイアに穢された久遠も、その度に犯される肉体的、精神的苦痛をすべて快楽で塗りつぶされ、抵抗の甲斐なくデスパイアに魔力を提供してしまっていた。
ミントやかのんたちの助けがなければあの地獄から逃れられなかっただろう。

「ん・・・・く・・・・」

だがそれでもジワジワと胸から這い上がってくる感覚は、緩やかに久遠の脳を刺激する。
久遠は気付いていない。久遠とデスパイアを覆おう空気の色が僅かに乳白色に濁っている事を・・・・それが呼吸や肌を通してゆっくりと久遠の体内への侵入を果たしていた事を・・・・

『や、柔らかくて、き、気持のいい胸なんだな。た、たまらないんだな・・・・』

背後から聞こえるデスパイアの荒い鼻息、喜悦にだらしなく緩んだ声。

「はぁ・・・・はぁ・・・・は、離して・・・・あ・・・・ん・・・・」

次第に頭がぼうっとなり、乱れ漏れる息は驚くほどに熱く甘い。
抵抗しなければならないはずの両腕は触手に絡まれたまま、力を失いむしろ吊り下げられているかの様だ。
両足はと言うと、もじもじと触手の巻きついた両膝を擦り合わせ、ブーツの中で指がピンと張り、時折何かを堪えるようにキュッとまるまる。
447神楽スキー:2006/10/25(水) 22:38:40 ID:N1xpqbkd
「・・・・んっ!」

ちょん・・・・触手の先端がそれまで触れなかった胸の頂をエンジェルの衣装の上から掠めるように弾いた。
迸った淫悦に思わず白い喉を反らし、デスパイアの腕の中で背を仰け反らせる。腰まで伸びたさらさらの長い髪が揺れ、デスパイアのぶよついた腹を擽った。

『ふひ、が、我慢しなくていいんだな? か、可愛い喘ぎ声と悶え顔を見せて欲しいんだな?』
「いや・・・・」

自分が曝してしまった浅ましい反応に思わず頬を赤らめ、か細い声をあげて目を反らす。
幾度となく犯され、穢されているにも関わらず変わらない初々しい態度。それこそが、このデスパイアを興奮させるのだと久遠は気付かない。

『が、頑固なエンジェルちゃんなんだな? ふひ、いいんだな。素直にしてあげるんだな?』

ボコン・・・
久遠の顔のすぐ後ろに浮かんでいた醜い人面疽が不意に乳白色の肉塊の中に沈みこむ。
同時に久遠の下半身、触手に絡みつかれ震える両足の辺りに人面疽が姿を見せた。

『あ、足を開くんだな』
「・・・・え?」

先ほどまで自分の耳元で囁いていた声が、足元から響いた事に慌てて自由の利かない身を起こし足元に目をやる。そこに浮かぶ人面疽、そしてその狙いに気付き久遠の顔が青くなる。

「い、いや・・・・っ」

閉じていた膝、そこに絡んでいる触手に力がこもり震える足がゆっくりと開いていく。

「いや・・・・駄目ぇ・・・・っ!」

恐怖に染まった顔を必死に左右に振る。
デスパイアはわざと触手に込める力を調節し、必死に抗う久遠がなんとか耐えられなくもない力で両膝を左右に開いていく。
僅かに開いた膝が震えながらゆっくりとまた閉じられ、またゆっくりとゆっくりと開いていき・・・・また閉じる。

『ふひひ、が、頑張るんだな? ほらほらなんだな・・・・』

その間も胸を嬲る触手の動きは止まらず、ゆっくりと搾乳するかのように絞り上げ、やわやわと優しく揉み解し、コスチュームの上からも解るほど固く尖った頂点を先端で弾く。
じわじわと胸から押しあがる乳悦が久遠の脳をじんわりと焦がし、痺れさせ・・・・両足に込める力が緩み触手が僅かに脚を開く。そしてハッと我を取り戻した久遠によって慌てて膝は閉じられる。

「はぁ・・・・はぁ・・・・お、お願い・・・・もう許して・・・・」

脚は疲労でもう限界だった。太ももが痙攣し、膝がガクガクと揺れる。
無限の体力を誇るデスパイア相手にエンジェルとは言え少女である久遠の体力では太刀打ちが出来る訳がない。
脚が吊ってしまいそうなほど疲れ、痛い・・・・拷問にも等しい疲労責めと胸への責めに久遠はもう息も絶え絶えだった。

『ふひひ、そうだな。ホーリエンジェルちゃんも辛そうだし、そろそろ勘弁してあげるんだな?』
「え・・・・? ほ、本当に?」

意外なデスパイアの言葉に、久遠の顔が喜色に染まる。
解っていたはずなのに、デスパイアがそんな慈悲を与えるわけがない事を・・・・彼の存在がもたらすのはただただ絶望しかない事を知っていたはずなのに思わず縋ってしまった。

『ふひ、だからもう綱引きはおしまいなんだな』

唐突に強まる触手の力、抵抗など刹那も出来ない。一瞬にして開脚され露になる久遠の下半身とそれを隠す純白の下着。
脚の間へと顔を動かし、じっくりとデスパイアが久遠の秘められた部分を視姦する。

「そんな・・・・・酷い・・・・」

理解させられた。このデスパイアは自分の抵抗など関係なかった。
自分の無力な抵抗を眺め遊んでいただけ、いつでも開くことが出来た脚をわざと・・・・
448神楽スキー:2006/10/25(水) 22:39:17 ID:N1xpqbkd
『うひひ、ホーリエンジェルちゃんのパンティなんだな。真っ白なんだな? 可愛い下着なんだな?』
「いやぁ・・・・っ」

デスパイアの視線にさらされる下着。幾度犯され自身の裸体をデスパイアの前に曝そうとも羞恥は消える事はなかった。
だからこそ久遠はエンジェル足りえるのだが、いまはその反応こそがデスパイアを喜ばせる。

『さすがはエンジェルちゃんは清楚なんだな・・・・おや?ホーリエンジェルちゃん・・・・この染みは何なんだな?』
「・・・・・!?」

思わず身体が震え、頬が真っ赤に染まる。
解っていた・・・・デスパイアの責めに心がともかく身体の方が既に屈していた事を・・・・
これまで幾度となくデスパイアに嬲られ開発された久遠の身体がデスパイアの責めに開き始めていた事を・・・・

『ふひ、も、もしかしてボクに胸を弄られて感じちゃったんだな? 濡れちゃったんだな?』
「いやぁ〜、見ないで・・・・言わないで・・・・」

虫の鳴くような声で呟き、唇み締める。
久遠にとってこれまでのデスパイアの様な怒涛の激悦で責め嬲られた方が何倍もマシだった。
はっきりした意識、揺らぐ事のない理性・・・・だがそれこそがこれまでの、媚薬に霞んだ悦楽の記憶と違い久遠の心を責め苛む。

『ふひふひ・・・・柔らかいんだな・・・・うひひ甘いんだな・・・・』
「あっ・・・・うん・・・・やっ、駄目ぇ・・・・ああっ」

染みになった一点を緩やかに長く伸びた舌の先で押される。
そこを中心に久遠の大事な場所を上下になぞるように舌を動かす。
クチュリクチュリ・・・・エンジェルの秘めやかな箇所から静かに響く粘り気を帯びた水音。

「やっ・・・・ううん・・・・こ、こんな・・・・こんなの初めてぇ・・・・はぁ・・・・」

決して荒々しくない緩やかな動き、下手をすれば自分で慰めた時よりも優しい責めに、例えようもないほど切ない疼きが下半身から湧き上がる。
胸の責めもやんわりと続けられ、胸と下半身から駆け上がる刺激が溶け合い、響き合い心地・・・・良い・・・・

――――わ、私・・・・・レイプされてるのに、デスパイアに凌辱されてるのに―――――

デスパイアに犯される屈辱が嫌悪が怒りが薄れていく・・・

『ふひひ、ホーリエンジェルちゃんの蜜がすごく甘くて美味しいんだな』
「やっ・・・・はっ・・・・そ、そんな事・・・・」

恥辱の賞賛、恥ずかしい雫を舐め啜られ、テイスティングされていると言うのに・・・・痺れた脳が羞恥に反応しても屈辱には沸き立たない。

『も、もっとご馳走して欲しいんだな?』
「い、いやっ・・・・あ、ああっ!!」

言葉だけの力ない抵抗。それどころか舌先で催促されるようにアソコを突付かれると、それに応じるかのようにジュンって恥ずかしく濡れちゃう。溢れちゃう。

『ふひ、頂きますなんだな』
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

下着の上からむしゃぶり付かれる。久遠の下の口とデスパイアとの濃厚な口づけ。
濃密な快楽が気化したかの様に全身へと熱が伝播し、身体の芯が燃え上がった。

『んちゅ・・・・こ、こんな甘い蜜は初めてなんだな。たまらないんだな。ンチュルル・・・・』
「あっ、やっ、いやっ・・・・どうして・・・・わ、わたし・・・・どうしてぇ〜っ!?」

自分が解らない。かつて無理矢理経験させられたことのある激悦とは違う。
あれは、自分の意思も心も無視して爆発的な快楽の大波が、渦が全てを巻き込んで、ねじ伏せて、押し流していった。
なにが、どこが、どういったと言う表現も何もない。ただ存在するだけの快楽・・・・ちがう快苦とも言うべき感覚の爆流。
なのに今は一つ一つが濃密で緻密で文字通り快楽を「味合わされる」
449神楽スキー:2006/10/25(水) 22:39:58 ID:N1xpqbkd
『お前を愛しているからだよ』
「・・・・・え?」

耳元で囁かれる言葉、しかしデスパイアから放たれる事は絶対にない言葉。

『可愛いよ・・・・エンジェル』
「あうん・・・・」

甘い囁きと共に久遠の耳をくすぐる吐息に、思わず切ない声が漏れる。

「な、何を言って・・・・はぁっ・・・・」

ゆっくり久遠の可愛い耳が甘噛みされ、細めた息が耳朶に吹きかけられ非難の声が途切れてしまう。
久遠の顔の後ろに下半身を舐め責めるものとは違う顔が浮き上がっていた。

ボコン・・・
さらに別の顔が浮かび上がりろくろ首さながらに首を伸ばし、芯から身体を焦がす熱に耐えるように目を閉じる久遠の震える眼瞼に口付ける。

『可愛がってあげるわ、子猫ちゃん・・・・』
「やっ・・・・うう・・・・ん・・・・」

女性の声で囁き久遠の唇を自分の唇で塞ぐ。
唇を割って侵入してくる魔舌に抵抗も出来ずに、自分の舌を絡め取られ拒絶の言葉がデスパイアの口の中に溶け消える。

『ん・・・・ちゅ・・・・ふふふ可愛い』
「ううん!・・・・や、やめ・・・・むぅ〜〜〜っ!」

舌が絡み合い、唾液とデスパイアの体液が混ざり合う。口内を歯の裏を軽くくすぐられ、唇を甘噛みされると脳が痺れてしまう。

――――わ、私・・・・で、デスパイアのキスに感じて・・・・・――――

『ママァ・・・・』

次に顔が現れたのは胸を絞る触手の先端だった。
尖っていた先端が風船のように膨れ上がり人の顔を為す。歪み、濁り・・・・しかし一目で赤ん坊とわかる人面疽が胸を隠す布地を摺り下げる。

「うむぅっ!!」

口をデスパイアとのキスで塞がれた久遠が必死に止めようとするが、拒絶の言葉は自分の唇を塞ぐデスパイアに奪われてしまい、届かない。

「――――っ!」

ビクン・・・・
胸の頂に走る感じた事も無い法悦。
母親の胸に甘えるように赤児の人面疽に吸い付かれ、母乳をねだるかのように甘噛みされ、触手がゆるやかに胸の膨らみを絞る。

「ううん・・・・む、無理・・・・わ、私。出ない――――っ」
『ママのおっぱい美味しいよぉ』
「あ〜〜〜〜〜っ!!」

ゆるやかに胸の頂から吸い上げられるエンジェルの魔力・・・・まるで本当に母乳を噴き出しているかのような錯覚を覚える。
胸の先端から響く唾音と吸着音、赤ん坊がするかのような力のないその責めに久遠は堪らず喘ぎ悶えた。
そして最後に顔が現れたのは久遠の脇の下。

『ホッホッホ、ではわしはここを貰うとしようかの?』
「なっ! ど、何処をっ!!――――ん!」

老人の声がスッと久遠の体毛の薄い脇の下にそっと口付ける。
450神楽スキー:2006/10/25(水) 22:40:37 ID:N1xpqbkd
「そ、そんなとこ・・・・やっ・・・・く、くすぐった・・・・あ、ふあぁっ!」
『ふふふ、可愛そうな子猫ちゃん。あの脇の下フェチのジジイに目を付けられるなんてね』
『まったくだな』

頬に、額に、鼻の頭にキスの雨を降らせる女の声と、耳を甘噛みし耳朶に舌を這わせ、時折首筋に舌を這わせる渋い男の声が響く。

『フェチはお互い様じゃろう。なあに、ここも良いとエンジェルのお孃ちゃんもすぐに判るわい』
「あっ・・・・ああっ・・・・ま、待って・・・・・そんなぁ・・・・ううんっ!」

必死の静止の声も再び女に唇を塞がれ途切れさせられる。
脇の下を舌が這い、快楽に染まり流される艶汗を舐め取られる。
敏感な肌に老人の唇で吸い付かれ、くすぐったさに似た。だが明らかに違う感覚がジワジワとそこから這い上がってくる。

『ふ、フヒ・・・・喧嘩は良くないんだな・・・・ん・・・・ホーリエンジェルちゃんの可愛くて美味しい身体を・・・・チュ・・・・たたっぷり味わうんだな?』
『ママぁ・・・・いっぱいいっぱい気持ちよくしてあげるね』

両の胸が交互に赤ん坊に授乳責めで溶け解され、下半身をぐずぐずに溶かされそうなほど熱い舌が下着の隙間から直接粘膜を舐め始める。
胸を責める無邪気な声が女性の心の奥にある母性を揺り起こし、おぞましいデスパイアに母に似た愛情を感じそうになってしまい、久遠は恐怖に震えた。

「だ、駄目・・・・あっ、こ、こんな一度になんて・・・・はっ・・・・狂っ・・・・狂っちゃう・・・・ああ〜〜っ!」

交互に責められる脇の下が溶けてしまいそうになる・・・・舌でくすぐられる度にゆるやかに湧き上がる熱が全身を焦がし、グローブを破らんばかりにきつく握り締めた。
目の端に浮かんだ涙が優しく舐め取られ、眼瞼の上に軽く口付けられる。

『大丈夫よ・・・・んっ・・・・こんな可愛い子猫ちゃんを手放すほど・・・・ちゅ・・・・私たちは馬鹿じゃないわ・・・・』
『ホホホ・・・・そうじゃそうじゃ・・・・ンチュ・・・・たっぷり「愛してやるぞ」・・・・エンジェルのお嬢ちゃん』

言葉どおり、快楽の一つ一つは緩やかで深い。だがそれでも精神も理性も壊れるほどではなかった。
しかも、どういう力が働いているのか、まるで別々の久遠がデスパイアにそれぞれの箇所を責められているかのように個々の快楽をハッキリと認識できる。
時折、快楽同士が溶け合い爆発的に高まる事はあっても決して個の快楽が薄まらない。ぼやけない。

「ど、どうして・・・・こ、こんな事が・・・・はぁっ・・・・私・・・・わたし・・・・」
『ふふふ、快楽に身悶えるお前も美しいぞエンジェル・・・・我らはお前を欲しているのだ。その美しく淫らな身体も、気高く優しい心も全てな・・・・』
「そ、そんな・・・・デスパイアの貴方たちが・・・・な、なぜ?・・・・ぁっ」

耳元で渋い声が甘い愛の囁きを繰り返す、久遠の耳をくすぐる吐息が心地よい。
鼓膜を震わす自分を称え求める言葉に胸の奥が熱く震えてしまう。首筋にキスを打ち込まれ、耳の穴に緩やかに細い触手を差し入れされると思わず喉を反らせた。

――――こ、この人達・・・・い、いったい? で、でも・・・・あ、駄目・・・・な、何も考えられない――――

全てを打ち壊し、押し流す怒涛の激悦に壊れなかったホーリエンジェルの魂さえ、甘く揺さぶる快美感に何もかも忘れ、身を心を委ねてしまいたくなる。
久遠の足首が掲げ上げ、ゆっくりと右足のブーツが脱がされる。
快楽に震えまるまった足の指が露になる。その指の間に細い触手が入り込み、ゆっくりとその一本一本に絡みつき舐めあげた。

「あ、足ぃ・・・・? そ、そんな・・・・とこ・・・・ぁ・・・・」
『ホホ・・・・ここも気持いいもんじゃぞ?』
『ほんと、節操ないジジイねえ。ま、気持はわかるけど・・・・この娘、ホント可愛いわ』

左足のブーツも脱がされ責められる。
足の指の間が、敏感な足の裏が、舐められ擽られていく。
まるで5本の指すべてが口に含まれ、舐めしゃぶられているかの様に・・・・・

『ママァ・・・・ね、気持いい?ね?気持いい?』
「い、いや・・・・き、聞かないで・・・・あっ・・・・お願いだから・・・・ううんっ!」

赤児の甘えた声に必死にかぶりを振り、胸の奥に湧き上がるデスパイアへの母性を否定しようと足掻く。

『ほっほっほ、ママはもっとして欲しいんじゃと、坊主』
『うん、頑張る!』
「そ、そんな・・・・ま、待って・・・・い、いい子だから・・・・それ以上・・・・あああぁ〜!」
451神楽スキー:2006/10/25(水) 22:41:46 ID:N1xpqbkd
久遠の静止を無視して胸への責めがさらに激しくなる。
惨めだった。授乳という女性にとって神聖で不可侵の行為をデスパイアに強要され、それを快楽を生み出す道具にされ、それどころか・・・・

『ママの魔力・・・・美味しい』
「あ、あ、ああああああぁぁぁぁ〜〜〜〜っ!!」

胸の頂から噴き出す魔力を唇で吸われ、デスパイアを育ててしまうホーリエンジェル。
正しくこれはデスパイアへのエンジェルの授乳・・・・いや搾乳行為だ。

『まったく、いい声で鳴く・・・・』

久遠の長い髪をかき上げてうなじに口づけ、背中を大きく開いたエンジェルの衣装の、露出した肌へ舌と触手を這わせながら久遠の背後で渋い声が囁く。

『らしくもないが、俺も我慢が出来ないな・・・・可愛がらせてもらうぞ』
「はぁ・・・・ああっ・・・・・え?」「

久遠が不思議そうな顔で背後を眺める。
そして、触手の先端がゆっくりと虚空をさまよいながら目指すべき場所に向けて泳いでいく。

「えっ!?」

小さな呟きとともに久遠の身体がビクンとすくんだ。
しわの寄った久遠のうしろの蕾は、緊張のあまりぎゅっと縮み上がっている。
ゆっくりとデスパイアの触手の腹が、不浄の穴とも思えない綺麗な桜色に色づく蕾の縁の部分が撫でる。

「あっ! や、やあっ!?」

戸惑いと驚きの入り混じった久遠の悲鳴が立て続けに上がり、腰が勢いよく跳ねあがる。

『どうだ? エンジェル』

触手の先端が柔らかく盛り上がった蕾の淵を引っ掻いた。

「んあぁっ!? そ、そんな!?」

迸る肛悦に久遠の体が海老のように反り上がり、激しく痙攣する。

『まだまだ・・・・これからだぞ?』

そう呟きながら触手の先端を蕾の中心に押し当てゆっくりと揉みこんでいく・・・・
しわを伸ばし、繰り返し撫で、ほぐすような動作を続けた。

「ひっ、んっ! ああぁ―――っ!」

じわじわと湧き上がる未知の刺激に、腰が浮き上がり、怯えを含んだ目が背後のデスパイアに必死に許しを請う様に見つめる。
ソレが無駄だと解っていても縋ってしまい、そして願いは虚しく弾け散った。

『恥ずかしいか? でも心地よいだろう?』
「ち・・・・違っ・・・・あぅぅっ!」

久遠は必死に首を振り、不浄のそして背徳の感覚を否定しようと足掻き、それでも自身のうちから湧き上がる感覚を持て余し、おぞましさに身を震わせる。

『ふふふ・・・・何が違う? エンジェル』

そんな久遠を嘲笑うかのように、触手の先が窄まりの縁をゆっくりと円を描くようにさすり、皺の一つ一つを拡げるかのようにクリクリと繊細な動きで久遠の後ろの蕾を狂わせ、緩ませてゆく。

「だ、駄目・・・・そ、そこ・・・そこはぁ・・・・ううん!」

必死に自分の不浄の穴を嬲るデスパイアをそれでも止めようと後ろを振り返り、静止の言葉さえ紡げずにそのままの表情で唇を奪われた。
452神楽スキー:2006/10/25(水) 22:43:12 ID:N1xpqbkd
「ん・・・・ちゅ・・・・」

激しく唇を吸われ、舌を絡め取られ、その間も休むことなく触手の先端は後ろの穴の縁を丹念にくすぐる。
デスパイアの全身責めを受けすっかり敏感になってしまった腸粘膜と括約筋はそれを容易く快楽に変換し、新たな性の炎を久遠の身体の内に灯した。

「はぁ・・・・」

濃厚な口づけからようやく解放された久遠の唇から甘い吐息が漏れる。
デスパイアの口と久遠の唇を継ぐ銀色の橋が長く伸び・・・・プツリと切れた。

「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ」
『案ずるなエンジェル・・・・快楽に身を委ね。我らに全てを任せればいい』

脳に酸素が足りず、ぼんやりと眺める久遠に顔を近づけ低く渋い声で囁く。
潤んだ瞳が迷うように揺れ、唇を僅かに開いて何かを言おうとして逡巡し・・・・静かに眼瞼を閉じ、久遠は全身の力を抜いた。

『いい娘だ・・・・』

耳に首筋に口づけながら、ゆっくりと後ろの窄まりに触手を這わせ、甘美な囁きを久遠に繰り返す。

『・・・・とんだジゴロデスパイアなんだな・・・・ホーリエンジェルちゃんも、そんな奴の甘い言葉に騙されちゃイケないんだな』
『はん、男の嫉妬はみっともないよ。』
『ま、わしやお前じゃ確かに無理じゃろうな』

久遠の股間から顔を上げた男の文句に、女の声が鼻で哂い、老人がぼやいた。

クイッ・・・

「はっ、あっ・・・・」

そんな騒ぎを余所に久遠の中に触手が侵入してくる・・・。
滑ついた表面を持つ肉塊の触手はそれ自体を潤滑油にしてキツク締め付けようとする久遠の後ろの穴にたやすく侵入した。

「あぁ、やっ、くぅ〜〜〜〜っ!」

痛みは無い、しかしあまりに強い違和感。それさえ瞬く間に溶け消えていく・・・・
久遠の中にまだ僅かに残ったエンジェルとしての自分が必死で己を鼓舞する。負けては駄目だ・・・・こんなところで・・・・でも・・・・でも・・・・

『相変わらずたいしたもんだね。もう子猫ちゃんはお尻がたまらないみたいだよ』
『ママ・・・・気持よさそう』

他の全員が動きを止め、肛悦の虜となっていく久遠を眺めているのが気配と声でわかる。

――――見られてる・・・・お尻で感じてる私を、デスパイアなんかに――――

羞恥に閉じた目を開くことが出来ない。
普段のデスパイアが相手なら羞恥も恥辱も考える事すら出来ずに押し流された。
ひたすらに押し寄せる激悦に呑み込まれる自分、自分でなくなっていく感覚。

――――で、でもいまは――――

甘く切ない誘惑。エンジェルである自分が滅ぼすべきデスパイアに求愛され、身も心も求められ、自分の中にそれに応えようとしている自分が確かに居る。

――――わ、わたし――――

『ホーリエンジェルちゃん・・・・』

そんな懊悩する久遠に、自分を最初に嬲り、それまで股間を舐めていたデスパイアが硬い声を上げる。
453神楽スキー:2006/10/25(水) 22:44:04 ID:N1xpqbkd
『そんなにソイツがいいのかな?』
「あっ、そ、そん・・・・な事・・・・はっあっ!」

暗い感情の入り混じる声に気付く余裕もないまま必死に上げる否定の声さえ、後ろを抉りくすぐる触手に甘く囀ってしまう。

『ふひ・・・・そんな淫乱なエンジェルにはおしおき・・・・なんだな?』

自分が捕らえた美しい獲物(エンジェル)を他のデスパイアに奪われてしまうと言う焦燥となにより激しい嫉妬がデスパイアを突き動かした。
自分が嬲っていた久遠の股間・・・・そこを隠していた純白の下着をずり下げる。冷たく濡れたソレと久遠の秘所を透明な雫が糸を引いて繋ぐ。

「えっ!? やっ!」

冷たい外気に触れる感触に我に返った久遠の悲鳴をよそに膝までずり下げた下着と秘所の間にデスパイアの身体が割り込む。

「はぁぁっ!!」

女性器の中でももっとも敏感な一点。
既に固く勃起し、包皮から艶やかなピンク色の先端を覗かせる可愛らしい突起。久遠にとって最狂にして最強の急所。
ソレが窄められたデスパイアの唇の中に吸い込まれる。

「ああぁぁぁぁ―――ぁっ―――っ!!」

一溜まりもなかった、刹那の抵抗さえ許されなかった。
ソコから迸るエンジェルの魔力と秘所から溢れる雫が勢いよくデスパイアの口の中へと消えてゆき、久遠は背中を激しくデスパイアの腹に打ちつけ身を仰け反らせる。

『そ、それでいいんだな? ホーリエンジェルちゃんはおれのものなんだな?』

甘露なエンジェルの蜜と魔力に舌鼓を打ちながら、久遠を屈服させ、征服した喜色にほくそ笑むデスパイア。

『・・・・・・』

そんな様を無言で見つめていた背後のデスパイアの触手がゆっくりと大きく動きはじめる。久遠の中を触手が擦る度に腰が大きく揺れ、弾かれるように震え・・・・・クルリッ

「っ・・・・」

触手が回転し、後ろの蕾の入り口が擦られ抉られる。腸壁が触手の先端で撫でられ引っ掻かれた。
おぞましい筈なのに前と後ろから同時に奔った電流に、言葉にならない擦れた声が僅かに漏れ出る。

――――う、うそ・・・・――――

「やっ・・・・だ・・・・めっ・・・・こ、壊れ・・・・」

それまでの久遠を壊さないように気を遣った責めとは違う。
明らかに加減を忘れたデスパイア本来の狂気に満ちた激悦責め、久遠の精神を肉体を粉みじんに打ち壊し、魔力の欠片さえ残さすに搾り取る責め。

「ああああうぅっ!!」

触手と口の動きがさらに早くなる・・・根元まで押し込まれ、中で深々と抉った後に引き抜かれる。唇に含まれた秘核から壊れた蛇口のように魔力が垂れ流されてゆく。
恐怖に、嫌悪に、不快に集中できない・・・・存在を支える魔力の喪失感に頭が魂がボウッとなって・・・・く。

『いい加減にしな!』

女のドスの利いた声がソレを遮った。
ピタリと止まる責め苦に、久遠の全身がひとつ大きく跳ねて、そのままぐったりと弛緩する。

『くだらない嫉妬で張り合うんじゃないよ。コレだからは男どもは・・・・この子を壊しちまう気かい?』
『むっ・・・・』
『ぬぅ・・・・』

決まり悪げに唸る2体を尻目に女デスパイアの顔が、ただただ今にも止まりそうな息を吐く久遠の硝子の様に生気を失った瞳を覗き込む。
454神楽スキー:2006/10/25(水) 22:48:46 ID:N1xpqbkd
『やれやれ・・・可愛そうにねぇ』

僅かに開き弱い呼気を吐き出す久遠の唇に、再び重ねられるデスパイアの唇・・・・ソコからゆっくりと魔力が久遠へと流れ込んでいった。

「うっ・・・・げほっ・・・・はあっ・・・・」

瞳に生気が戻り、力の宿った呼吸が戻り、反動で激しく咳き込む。

『大丈夫かい?』
「あっ・・・・うっ・・・・やぁ・・・・」

壊される寸前まで追い込まれた久遠がかけられた優しい声に、それがデスパイアだというのに・・・・安堵し頬ずりしながらすすり泣く。

『あぁ・・・・よしよし・・・・安心しな。そろそろ楽にしてあげるわ可愛い子猫ちゃん』

そんな久遠に優しく口付け、周囲を見渡す。

『最期の仕上げだ・・・・言っとけど壊すんじゃないよ!!』
『わ、わかってるんだな・・・・』

唾液となにより恥ずかしい雫で濡れたアソコが再び口付けられる。
おとがいを触手が持ち上げ封じられる唇、絡め運び去られる舌。

『気持ちよくしてあげるねママ』
『いままでよう頑張ったの。エンジェルのお孃ちゃん。ほれご褒美じゃ』

胸から吸い上げられていく魔力、腋下がくすぐられ汗が舐め取られる。既に両足の裏も指も不気味に蠢く触手の群れに呑み込まれてしまっていた。

「ん、んんっ、も、もうっ・・・・あっ! はうっ・・・・んぅっ!」
『全てを解き放つがいい・・・・そして我らの元へ堕ちるがいい』

耳元で囁かれ、反対側の耳の穴は細い触手にゆっくりと差し入れされる。
お尻の穴はもう溶けるほどに解され、美味しそうに触手をくわえ込んで離さない。

『ウヒヒ・・・・では最後なんだな・・・・ホーリエンジェルちゃん』

ゆっくりとデスパイアの体表面から5本の触手が伸びる。
そしてそれそれの先端に小さい顔が浮かび上がった。
『さあ・・・・堕ちろ』
『堕ちるんだな、フヒ・・・・』
『堕ちなさい』
『堕ちてママ』
『堕ちるんじゃよ』
先端の小さな口からそれぞれ5体のデスパイアの声が異口同音に唱和し、同時に5本の触手は絡み合い、溶け合い・・・・凶悪な一本の肉槍へと変化し、同時に触手の動きが全て停止した。
物足りなさそうに、止まってしまった触手で全身を揺すって擦り付け、緩やかなその刺激に蕩けながら久遠はぼんやりと涙でにじんだ目でソレを眺める。

ソレが何を意味するか解っている。ソレが何をもたらすか解っている。
でも、もうそんな事はどうでも良かった。

――――みんな・・・・さようなら。ごめんね、私もう戻れない――――

最期に脳裏に浮かんだ大切な人たちに別れを告げ・・・・久遠は目を閉じ、小さく頷く。
閉じられた目の端からゆっくりと、涙の跡の残る頬を銀の雫が伝い落ちた。
敏感な肉芽を舐め弾かれ、喉の奥まで舌で刺し貫かれる。
両の胸から全ての魔力が吸い上げられ、両の足の指全てを舐め呑み込まれた。
脇の下は吸われ、耳穴を犯され、そして尻穴を深々と抉られて・・・・・そして

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

喉の奥に触手舌を咥え込んだまま声にならない絶叫を上げ、5体のデスパイアが融合した触手男根に貫き犯され、久遠の意識と魂は闇に堕ちた。
455神楽スキー:2006/10/25(水) 22:50:54 ID:N1xpqbkd
我ながら自分の書くものって偏愛と言うか狂愛というか・・・・外道極まりねえ
時々自分ってデスパイアじゃなかろうかと思う今日この頃orz
かんなのほおって置いて書いちまいました。
作成時間6時間ほど、誤字あったらすいません
456名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 22:56:03 ID:VFq7qiJu
テラGJ!
457名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:06:37 ID:nuY0Tuhr
とんでもなくねちっこいの大好きな人ですが何か?
グッジョブの極み!
458名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:28:02 ID:USol51EP
>>455
GJ
ねちっこくてハァハァしますた。
459名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 02:07:34 ID:r7lI1DA7
神楽スキー氏サイコー!!
毎回オイラのツボつきまくりです
460名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 05:11:46 ID:8hfE4z1x
神楽さんGJっす〜!!
これほどのものを6時間で書けるなんて、すごいや・・・・
461名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 06:09:32 ID:9CGaTt/d
テラGJ
6時間でこんなの書けるとは・・・
462名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 11:14:38 ID:1Marxzkt
朝からktkr!
GJでございます!!
463名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 04:53:22 ID:riGH5A14
しばらくぶりに覗いてみれば、これはまた…

GJっす!!マジに
けっこう、俺なんかの理想もとい妄想そのまま文章化してもらえた感じで

誰かに画をつけて販売して欲しトコロ。。
464名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:54:14 ID:0z28It0j
よくネームバリューとかあるけど、そんなもん抜きにしてこの作品大好きだ!
神楽スキー氏GJ!!
( ゚∀゚)ъ
465名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:44:10 ID:JnAHpEog
GJ!!
神楽スキー氏の作品はいつもポイントついたねちっこさが妄想刺激して興奮します。
次回も楽しみにしてます
466名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 09:57:47 ID:Z3MSE97A
ほしゅ
467名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 10:09:59 ID:WeRZr0Wa
 モノホンのジャックオーランタンがTrick or Treat!
 家の中からお留守番のおにゃのこがこんばんは
 ハロウィン知らないおにゃのこ あげるお菓子がありません
 ジャックの口から触手ワラワラ 隠してるお菓子を探し出そう
 おにゃのこの胸とお股の飴玉を探し出してペロペロ
とかハロウィンネタを思いついたものの、文に出来ないもどかしさ…。
468名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 22:18:46 ID:3rn8LoKw
あ、そうか!昨日はハロウィンか。
怪物どもが人間のコスプレに混じって徘徊し、種付けしてまわってるんだな?!
なんか妄想が色々出そうなシチュだな。
469名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:16:23 ID:PGjwU/vZ
ハロ淫
470名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:52:10 ID:i4TCZgbV
つ パンプキン・ヘッズ
471【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:33:39 ID:1JsukZfT
「あ――――っ!!」
なんて悲鳴が聞こえるがなにが起こっているのか俺にはよくわからぬ。
俺は日本人で哲也という名前である。
その哲也君は単位を順調にとれたために変に時間が空いている大学生3年生なので、
長期休暇を利用してアッメェーリカにホームステイというものをしている。
そしてもう肉類は嫌だの、ゲイシャは呼ぶと高いといっとろうがぁ! だのいろいろと典型的なトラブルを乗り越えて
やってきましたハロウィン祭り。

して。

適当に浴衣と半纏を羽織って仮装した(つもりの)俺の目の前で直径10メートルくらいの
馬鹿でけえハロウィンかぼちゃが転がっているんですけどこれなによ?
さすがアメリカはエンタメにはこだわるなあ、とか思っていたけど
街の人の異常に慌てふためく様子を見るにつけ、このドテカボチャはどうも催し物とかそういう類ではないらしい。
人々が狂騒を伴い走り回る中、どこまでがアメリカの文化なのか判断付かぬ俺が突っ立っていると、

でかいかぼちゃの黒い穴、要するに目と俺の目が合った。

しばらく後、何事もなかったかのようにかぼちゃは向こうに転がっていった。
なんなんだ一体。
なおかつ突っ立っていると、ステイ先のメアリーが気がついて駆け寄ってきた。
「テツヤ! なにしているノ!?」
ちなみに当然ネイティブな英語である。
翻訳する俺の語学力が中途半端なもんだからこういうカタコトになってはいるが許せ。
さらに追記するがメアリは俺と同い年で金髪でそれなりに美人で、
なおかつ米製にふさわしく乳もでかけりゃ尻もでかいわ、の気さくな良い子で
ぶっちゃけ一回くらいよろしくお願いしたいくらいです、はい。
仮にも節度ある日本人としてはとてもそんなこと言えませんが。
彼氏いるしな。
で、今は俺に合わせているのかクノイチの格好をしている。いや『つもり』というか。

なんの知識をどこで仕入れたのか、まんまデッドオアアライブのかすみなんだが。

正確にはクノイチとは程遠い気がするが説明するのがめんどくさいので放置しておいた。
目の保養にもなるしなあ。
で、そのかすみメアリはブルンブルン乳を揺らしながら叫んでいる。
「ノゥ! これはお祭りじゃないのヨ! 謎の怪物が……!?」
472【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:34:22 ID:1JsukZfT
刹那というか、ものすごい勢いでかぼちゃがこっちに転がって来た。

「…ノォォォォォッ!?」
そしてものすごい勢いでメアリをそのぎざぎざの口に咥えて飲み込んでしまった。
そのまま急停止するかぼちゃ。動かねえ…
……これはさすがにやばいかなあ…とか思う矢先に

ぺッ

とメアリが吐き出された。……服装的にメアリだと思う。
なぜか頭にハロウィンのかぼちゃをかぶっているけど。
「お、おい大丈夫?」
一応心配なので声をかけると、メアリはよろよろと起き上がってこっちを振り向いた。
「うふ…うふふ…」

なんだか目がとろんとしてらっしゃいます。

そして俺にしなだれかかると
「テツヤァ…だいてぇ…」

こ れ な ん て エ ロ ゲ ?

いや現実にこういう状態に陥ると欲情とか云々よりも奇怪さが先立つんですが。
どうすりゃいいのか判断付かぬ俺が突っ立っていると、

でかいかぼちゃの目と俺の目が合った。

しばらく後、何事もなかったかのようにかぼちゃは向こうに転がっていった。
な…なんなんだ一体。
なおかつ突っ立っていると、俺の目でかがみこんでいるメアリーが振り仰いで俺を見た。

手に俺のナニを持っているのはなぜですか。
473【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:34:55 ID:1JsukZfT
いつの間にパンツを脱がされた?
「んふふふふ……」
メアリーは俺のナニを躊躇なく握って擦りまくる。
「あふぅん!」

ちなみにこれは俺の声だ。

情けないのかむしろ男らしいのか、こんなときにも俺のアレはあっという間におっきする。
ほどなくしてメアリーは立ち上がると凄いエロイ表情で俺にしがみついてきた。密着。
え、いやちょっと待てその腰の動きはもしかして
答えが出る前にナニが柔らかくて暖かい感触に包まれて
「ぁあ――――……んっ!」
メアリーが満足そうに仰け反った。
…おいおい…入っちゃったというか…入れちゃった…
い、いいのか?
こんな路上でかぼちゃをかぶった女の子相手という外から見れば異様な光景ですが。
ぶっちゃけ『筆おろし』って奴なんですが状況が状況なだけにあんまり気持ちよくないです。
メアリーはそんなことお構いなしに腰を降りはじめる。
俺はどうしていいのかわからずに突っ立ったまま。
しがみついたままよがりまくる、かぼちゃくのいちメアリ。
「あん! あん! あんんっ!!」
で、あっという間に声が大きくなってきたかと思うと
「あ――――――っ!!!?」
と体をぶるぶるさせながら彼女はイってしまいました。つうかやたら早くないか?
そしてその場に崩れ落ちる。

俺は支えることも忘れてナニを立たせたまま硬直しておりましたよ。
だって、

道路の向こうからいわゆるハイレグファンタジーの女戦士がwith頭にかぼちゃが
こっちにやってくるんですもの。

それは向こう隣のジェーンさんでした。
黒人の血がちょっと入っているのですげえしなやかな体の人です。
メアリーよりも一回りスタイルがよい人です。
ちょっと年上でぶっちゃけ一回くらいよろし

以下略する必要もなくよろしくできてしまいました。
474【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:35:33 ID:1JsukZfT
相変わらず硬直している私めをジェーンさんは押し倒し。
騎乗のまま腰を振りまくっていただきました。
つうか鍛えているだけあってやたら締まります。
それはそれは情熱的なダンスでした。
「アウ…! アウゥゥゥゥ――――ン!!」
それでも俺がナニを迎えるよりもはるかに早くジェーンさんはお先に絶頂を迎え、
私の横に崩れ落ちてしまったのです。

私が起き上がったとき、既に目の前には次の女の子がいました。
はす向かいの18歳のクリスティーナちゃんです。
「はぁぅん! あぁあ…ん!」
町一番の、それはそれは大きなアンバランスなくらいの胸を持った中世のお姫様姿が
私のナニに貫かれてあえぎ狂っているあたりで私もようやく状況に慣れてきました。

………
試しに腰をクリッと回してみました。
「あぁぁっぅっ!?」
それだけで簡単に可憐なクリスティーナちゃんが悶えます。
軽いテンポで突きまくってみました。
「あ! あ! あ! あ―――――っ!!!!!」
クリスティーナちゃんは眉を痛いくらいにひそめて、自分の小指を噛みながら
すごい声をあげて気絶してしまいました。

道の向こう側ではゴロゴロといまだかぼちゃが転がっている音が聞こえます。
………………………………
……………………
…………
次は私めが楽しんでもいいですよね?

さすがに私も若い身の上。
こう、なんてエロゲ状態が続いたらもう止まりませんよええ。
ククク…誰をいじめてやろうかなあ…?
確か内気でかわいらしい子がいたよなあ…?
などとそれなりに比良坂ってそこらに点在するかぼちゃを物色しようとしていると

パーン!

と銃声が響きました。
475【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:37:50 ID:1JsukZfT
「ええい、この化け物があああっ!」
目をやると、おお、この地区担当のでっぷり太った警官親父が果敢にも巨大かぼちゃに挑んでいるではないですか。
ぬう、余計なことを。
はっきり言って邪魔です。
だいたいあのやたらと口うるさいデブ親父は、横断歩道はちゃんと左右確認しろだの、
はっきりしない態度をとるな、生意気だ! だの自分のだらしなさを棚に上げていつもいつも嫌がらせをしおります。
今日という今日は文句言ってやろうかとツカツカと近寄りましたが、

文句を言う前にかぼちゃが親父を食べてしまいました。
そしてぺッと吐き出される。で、目の前に

ものすごい美少女の警官withかぼちゃ頭がいたのでした。

…………
服装から判断するに間違いなく

さっきのデブ親父です。

……ちょっとまて。判断付かぬ俺が突っ立っていると、

でかいかぼちゃの目と俺の目が合った。

しばらく後、何事もなかったかのようにかぼちゃは向こうに転がっていった。
ちょっとまてぇぇぇっ!!

そしてその俺の目と美少女デブ警官(混乱中)と目が合ったのです。

やべえ。すげえかわいい上にいろっぺえ…いやまてあれは元あんな感じの…
いやでも大き目のサイズの服がまた…いやいや
で、史上類を見ないほど混乱している俺の耳に入ったとある台詞。
「(思いっきり欲情した声で)な…なによ…こっち…見ないで…よ…………
 (足を擦り合わせながら)あ、あんたなんか…大嫌いなんだから……………………(切なげに)あ…ぁ…っ」
私も若い身の上です。


も う 止 ま り ま せ ん よ え え 。
476【ハロウィン】:2006/11/02(木) 02:38:22 ID:1JsukZfT
「あ! あ…やっ! はん! あんっ!!」
「はぁぅ! ああぅぅ! んくっ! あふっ! ひっ!?」
「ひぃぃ…ぃいいっ! ああ! もっと…ああああああ――――――――――――――――!!!」
目が覚めたときにはシルクのベッドの中で腹の出たむさい男と抱きしめあっておりました。

数日後、脱兎のごとく祖国へ逃げ帰る若い日本人と
恋する瞳でそれに追いすがる中年親父警官がいたとき報告もあるが
俺は知らぬ。聞きたくもない。


ああ、おそろしやアメリカ。
【終わり】

477名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 06:57:19 ID:9ch4aWzy
ハロウィンGJwwww
しかしなんつう愉快な妖怪www
ワロタ
478名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 08:16:02 ID:mo12gyRL
怪物スp(ry
479名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 09:15:05 ID:yahLRB+6
GJ!
でも最後のオチが下手なホラーより怖いよ・・・
480名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 09:59:21 ID:Fx0m6zC8
スゲー無茶苦茶な展開
だがそれがいいw GJ
481名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 18:50:30 ID:kOLjofDA
GJ!
いいなぁ、これw
482神楽スキー:2006/11/02(木) 18:57:49 ID:juOuEiaH
ハロウィンGJです。
妖怪が責めるのではないというところがなんとも凄い発想だwww

こっからチラシの裏

というわけで最近オーガストスレのほうに純愛放り込んで浮気してました。
人間らしさを少し取り戻したのでそろそろ巣に戻ります。

現在執筆中なんですが・・・・なんか純愛書いてからより発想が外道と言うかやばいです。
ここの住人様方が引きそうで怖いよorz
近々投下予定
483名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 19:38:43 ID:kOLjofDA
いやいや、あなたの作品はかもしだすエロが絶妙ですので、引くことはないと思います

全裸でお待ちしておりますので
484名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 05:18:19 ID:MKzffGc2
じゃあ私は半裸でお待ちしてます
485名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:31:42 ID:AE5DdJTw
じゃあ俺は靴下だけ履いて待ってます
486名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:40:04 ID:u2euXv9f
とりあえずオーバーも近い事ですし、普通に期待した方がよいのでは?
487名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 14:54:37 ID:n6I5Ax4s
>>483->>485
全裸だの半裸だの靴下だの、お前らは間違っている。
我々が待つときは 触 手 を く ね ら せ て 。が基本である。
488名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 17:24:44 ID:sSN26hgj
お前ら。
ネクタイを忘れてるぜ
489名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:27:41 ID:gotkDB23
>>487
おお、確かにそうだ。すまん。
では、変身して触手震わせて待つとしよう。
490名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:02:37 ID:hHd6185U
今月の java world の表紙が、幼女の股間にくいこむ触手に見える俺はもうダメだ
ttp://www.javaworld.jp/magazine/-/51270.html
491名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:31:20 ID:YMMcRBsP
じゃあ俺ももうだめだ
492名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 02:06:37 ID:NpZi0xgf
>>490
か・・・角度がやばすぎる          もうだめだ
493名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 03:30:37 ID:aVsclIOF
intellimouseの拡大鏡で見てしまったぽっくんもダメでいいよ
494神楽スキー:2006/11/04(土) 18:23:51 ID:rkD5XX+4
さて、では予告どおり投下を

ヒロイン 赤ずきんチャチャ マジカルプリンセス

例によって例のごとくネタが古い。
495神楽スキー:2006/11/04(土) 18:24:28 ID:rkD5XX+4
「愛と! 勇気と! 希望の名の下に・・・・」

聖なる光の柱が乱舞し、翼を型取った冠(クラウン)、左肩を覆う緑の肩当、腕を覆う純金の腕輪が光輝く。
魔法のアイテムが3つの光に属する感情を受けて発動し、魔法の王国の王女チャチャを伝説の戦姫へと変身させていった。

「マジカルプリンセス・・・・・ホーリアップ!!」

光の力宿す聖なる弓を振りかぶり、高らかに伝説の御名を宣言する。

マジカルプリンセス・・・・

腰まで伸びる美しい黄金の髪を飾るウイング・クラウン。
袖の無い青の胴衣とその下を彩る純白の衣、左肩を覆う緑の肩当から赤いマントが風にたなびく。
胴衣と同色の丈の短いスカートから除く細くすらりと伸びた足に白地に赤い縁のブーツが履かれている。
ウイングクリス・・・不死鳥の剣と呼ばれる聖剣を構えながら戦姫は油断なく敵の方を見つめた。

「ホホホホ・・・・現れたわね。マジカルプリンセス」

その伝説の聖姫と対峙するのは女性型の妖魔。
美しいと言えるだろう。しかし成熟した女性の豊満な肉体と妖艶な色気を振りまくその妖魔の美しさはマジカルプリンセスの健康的な清らかさとは対照的なものだった。

「・・・・・っ!?」

その女妖魔の瞳を見た途端、チャチャの背筋に言いようのない怖気の様なものが奔る。
これまでも魔族の多くが自身では決して持ち得ない光の美しさをもつマジカルプリンセスに見惚れ、なかには求愛までしてきた者までいたがそれとは明らかに異質だった。

「フフフ・・・・」

獲物を見定めるような蛇の様な粘ついた視線がマジカルプリンセスの足先から頭の頂点までを舐めるように眺め、その不気味さに思わず一歩下がる。
それをかばうようにチャチャの前に出るしいねとリーヤに冷たい視線を向け女は宣告した。

「健気な子達だね・・・・だが今はお前たちは邪魔だね・・・・少し眠ってな」
「「な?」」

キラリ・・・・
真紅の魔眼が輝きを放ち、同時に二人の少年の眼が焦点を失うとあっけなく崩れ落ちた。

「リーヤ! しいねちゃん!」
「安心して・・・・その子たちには単に眠ってもらってるだけよ」

慌てるチャチャに女妖魔は笑って声を掛ける。

「優しい娘(こ)・・・・けれど、その子たちの心配をしている場合なのかしら?」
「ど、どういう意味ですか?」

ニヤニヤニヤニヤ・・・・
女妖魔の笑いがプリンセスの不安を増幅する。

―――― 一気に勝負を決めないと ――――

どこか不気味さと嫌な予感が消えず、聖剣 ウイングクリスを握った手を胸の前で逆の手と交差させて構えた。
不死鳥の剣が光を放ち――――そしてマジカルプリンセスは崩れ落ちる。

――――え・・・・?―――――

「な・・・・なにが?」
「ふふふ、残念ね・・・・貴方はもう私の罠に絡め取られているの」

両手と両膝を地面について力の入らない全身を必死に鼓舞するプリンセスに妖魔が笑いながら近づいていく。
496神楽スキー:2006/11/04(土) 18:25:20 ID:rkD5XX+4
「こ、来ないで!・・・・何を・・・・い、一体私に何をしたの?」

ウイングクリスを取り落とし、起き上がることも出来ない。それでもプリンセスは凛としたブラウンの瞳が妖魔を鋭く見据える。

「いい目ね・・・・ゾクゾクするわ。」
「あっ!」

背後に回った妖魔に蒼と白の2重の布地で構成された丈の短いスカートの上から形の良いお尻をなで上げマジカルプリンセスは背中を仰け反らせる。

「な、なにを・・・・・うっ!」
「可愛いお尻。それに細い腰ねぇ・・・・」

スリスリと細い指先がプリンセスの腰をスカートの上から優しくいやらしく撫でさすり、チャチャの背筋を悪寒にも似た奇妙な電流が駆け上がる。

「あっ・・・うんっ・・・・・や、やめて!」
「ふふふ、あらあら随分と感度がいいのね。ほんと目をつけてたとおり・・・・可愛い娘(こ)。」

細腰からお尻に掛けてゆっくりと撫でる手を休めず、妖魔はその可愛い耳朶に吐息を吹きかけ、チャチャは思わずその白い喉を反らせた。
そのままプリンセスの細い身体を抱き寄せ、岩の上に腰掛けた自分の足の間へと座らせる。

「あ、貴方はいったいなにを!?」

妖魔とは言え同性である女の予想外の行為に慌てるチャチャを妖艶な笑みを浮かべたまま、逃がさないように両腕でその細い身体を抱き締め、耳元で囁いた。

「私はね・・・・貴方みたいな綺麗で可愛い娘(こ)が大好きなの」

ゆっくりとその細い指先が頬から首筋にかけてゆっくりと撫で、逆側の手もまた触れるか触れないかのタッチで短いスカートから伸びる健康的なマジカルプリンセスの美脚を撫でさする。

「うっ・・・・くっ・・・・」

女ならではの繊細なタッチで、ゆっくりとチャチャの体の中に未だ目覚めずに眠っていた性感が揺り起こし、感じたことのない奇妙な感覚にチャチャは戸惑った。
マジカルプリンセスとはチャチャの肉体を伝説のアイテムの力でマジカルクィーン ジョアンの力に耐えられるように強化、成長した姿。
本来、2次成長を迎えたばかりで性の目覚めを知らないチャチャの肉体は、聖なる力によって女性としてはまだ途上とは言え、成熟したモノへと変化しており、それが女妖魔のテクニックによって覚醒し始めていた。

「ふふふ・・・・まだまだ女の悦びを知らないのね。いいわ。たっぷり教えてあげる」

女妖魔は白く細い首筋に唇と舌を這わせながら、未知の感覚に震え、戸惑う少女の懊悩する美しい顔を横から覗き見て笑う。
まだ膨らみ始めたばかりのしかし形良い胸を蒼い聖衣の上からそっと手を重ねるとゆっくりとまだ固さの残るそこを愛撫して行った。
太ももをさする逆の手も未だ眠る性感を引き出しながらジワジワとその付け根に向けて這い上がっていく。

「うっ・・・・ふっ・・・・あっ、な、なにこれ・・・・なんなの?」

無邪気・・・・悪く言えば能天気な変身前のチャチャより、聡明で知的な印象の強いマジカルプリンセスだが性への知識や経験は変身前と何ら変わらない。
熱にうなされた様にぼんやりと霞む意識を少しでもハッキリさせようと唯一自由になる首から上を必死に振って足掻く、美しい金の髪がその動きに合わせ大きく揺れた。

「力を抜いて・・・・感覚に身を委ねて・・・・」

あくまで緩やかな淫撫と耳元への囁く甘美な誘惑で少女の警戒と恐怖を徐々に薄れさせ取り去りながら、チロチロとその小さな耳を長い舌でくすぐり、優しく甘噛みする。

「だ・・・・めっ・・・・はぁ・・・・」

いやらしさを感じない優しいタッチ、それにより引き出される甘美な感覚がチャチャの抵抗と理性をゆっくりと崩し去ってゆき、拒絶の言葉にも力が篭らない。

「そろそろ堪らなくなってきた? 少し頂こうかしら?」
「はぁ・・・・はぁ・・・・?」

小さく呟くとそっと細いおとがいに指をかけ自分のほうを向かせる。
血を塗ったような真紅の唇を細い舌が舐め濡らすと、焦点の合わない視線でこちらを見上げるマジカルプリンセスの僅かに開いた薄い桜色の唇に重ねた。
497神楽スキー:2006/11/04(土) 18:26:08 ID:rkD5XX+4
「んっ・・・・」

妖艶な美女に肩を抱き寄せられ唇と声を奪われるキスも知らない少女の口からくぐもった吐息が漏れる。

「ん゛っ!!」

ビクン
不意に口内から自分の中の力が相手へと吸い上げられていくのを感じ取り身体が震える。

――――わ、わたしが・・・・私の力がす、吸われちゃ・・・・う――――

王家の血筋として受け継いできた魔力、マジカルプリンセスとしての強大な聖の力・・・・それが相手に徐々に奪われていく。
それに気付いたチャチャが目を見開き、唇を塞がれたまま小さく首を振って逃れようとするがおとがいに添えられた手は外れず重ねられた唇も吸い付いたように離れない。

「んんっ・・・・やっ・・・・ん・・・・ううん!!」

それどころかチャチャの桜色の唇を割って侵入してきた舌が口腔内を舐めくすぐり、その細い舌先がチャチャの歯の裏まで1枚1枚丹念になぞる。

「ん・・・・ん・・・・ちゅ・・・・」

縮こまった舌が絡め取られ、相手の口内に強引に連れ去られると、そこを舞台に湿った唾音を響かせ淫らなダンスの相手を勤めさせられた。

「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

――――私・・・・女の人にキスされちゃった・・・・――――

「はぁ〜、なんて美味しい唇と魔力・・・・」

長い長い口虐からようやく唇を解放され、足りなくなった酸素を求め乱れた呼吸を行なうマジカルプリンセスを眺め、自らの口の周りを濡らす少女の唾液を恍惚の表情で舐めとる。

「ふふふ・・・・大魔王の命令で貴方を篭絡して捧げる筈だったんだけど、やめたわ・・・・」

女の意外な言葉にぼんやりとした目を向けるチャチャに艶然とした笑みを浮かべ、妖魔は囁く。

「こんな美味しくて可愛い子いないもの・・・・貴方は私のものよ。一生飼ってあげる」
「はぁ・・・・はぁ・・・・だ、誰が・・・・」

自由にならない身体、奪われた力、快楽に蕩ける意識・・・・それでもマジカルプリンセスとしての誇りと使命を胸に取り戻し、チャチャは鋭い視線を宿敵に向けるた。

「ほんと、強くて可愛い子・・・・けど、もう貴方は私からは逃げられないのよ・・・・」

女はニイッと深い笑みを浮かべるとチャチャの肩を抱いたまま、空いた手で蒼い胴衣の上から少女のほっそりしたお腹を円を描くように撫でる。

「さっきから何で貴方の身体が動かないと思う?」
「え・・・・? そ、それは貴方の術で・・・・」

お腹を撫でる手を止めず意味深に尋ねる女に不安を隠せないままチャチャが答える様を眺めると、女は愉快そうに笑った。

「ええ、そうね。でもねマジカルプリンセスの貴方の動きを直接封じてしまうような魔力なんて大魔王でさえ持ってないわよ」

魔族の闇の力とマジカルプリンセスの振るう聖なる力は対極に位置する。
直接打撃や魔力をぶつけ合うならともかく、呪術や麻痺、魅了の様な力はよほど力の差がなければ効かない。

「で、でも現に・・・・」
「それはね・・・・貴方の可愛いお腹の中に私の分身がいるから・・・・」
「え・・・・?」

そっと愛おしそうにチャチャの腹を撫でる女妖魔の言葉と姿に聖女は愕然とする。
498神楽スキー:2006/11/04(土) 18:27:13 ID:rkD5XX+4
「な、何を言って・・・・」
「貴方が朝方食べたご飯の中にね。混入しておいたのよ。ふふふ、変身前の貴方ってほんと簡単に引っかかるんだもの・・・・」

告げられた事実にチャチャの顔が真っ青になった。
ホーリアップ前のチャチャはよく言えば純真、悪く言えば単純。これまで何度も敵の罠や策略にかかってきた。
その度に持ち前の幸運や敵の甘さに救われてきたわけだが・・・・・今度は・・・・

「そ、そんな・・・・」

それが事実なら自分は体の中から魔族に操られている事になる・・・・そんな状態でどうやって抵抗すればいいというのか?

「教えてあげる。わたしの名前はね・・・・パラサイドのイヴ」

ゾッとするような声で女妖魔が笑う。

「パ、パラサイド・・・・?」
「そう・・・・パラサイドってのはね」

女妖魔の口が裂けるほどに開き、中からウネウネと不気味な線虫の様な虫達が蠢き、それが一斉にチャチャのほうを見て笑ったような気がした。

『寄生虫のことよ』
「い・・・・」

大口を開いたまま言葉を紡ぐ女妖魔・・・・違う。女妖魔に寄生した虫たちに背筋をこれまで感じた事も無いような怖気と不気味さが駆け上り・・・・

「いやああああああああぁぁぁぁっ!!!!」

堪らず絶叫した。
ゾッとする・・・・まさか、そんな、嘘だ・・・・アレがあんな物がじ、自分の中に・・・・

ドクン・・・・

おぞましさに自由にならない身体で暴れ、抗おうとした時だった。不意に鼓動が大きく跳ね上がり、身体が一気に熱を帯びる。

「な・・・・・っ?」

性の意味さえほとんど知らない少女の腰の奥深くが熱く重く疼いた。
濡れた桜色の唇から甘く切なく乱れた吐息が止め処も無くあふれ、未だ発展途上の胸の膨らみの頂点が固く尖り蒼い戦衣を押し上げる。

「はぁ・・・・はぁ・・・・な、なに・・・・これ?」

――――身体が・・・・熱い――――

不可解な感覚に脳が痺れ、背筋を駆け上がる鮮烈な刺激に全身がが震える。

「ふふふ・・・・幾ら貴方でも体の中に直接媚液を注がれちゃ堪らないでしょ?」
「び・・・えき?」

鼓動がどんどん早くなり、熱い血流が全身を駆け巡った。
意識が霞み、声が甘く揺らぎ、瞳に宿る強い輝きが潤んでボヤける。

「あらあら・・・・そんなことも知らないなんて・・・・いいわ教えてあげる。」
「は・・・・んっ」

耳元に甘い臭いのする吐息を吹き込まれ、それだけで白い喉を反らせてチャチャは喘いでしまう。

「ここのね・・・・可愛い私の分身が・・・・」
「あうっ!」

そっと指先でおへその下あたりをマジカルプリンセスの蒼の胴衣の上からそっと押し込まれ、それだけで迸った淫悦に身体をくの字に折り曲げ悶える。
499神楽スキー:2006/11/04(土) 18:27:57 ID:rkD5XX+4
「プリンセスの可愛いお腹の中で、貴方をと〜〜ってもエッチにするお薬を吐き出してるのよ」
「そ・・・・そん・・・・な・・・・あっ・・・・」

細く白い首筋に血のように赤い舌と唇をそっと這わせ、白い袖口の隙間から侵入し、指先でゆるやかに脇の下をくすぐった。

「気にしないの・・・・いいのよ気持ちよくなって・・・・」
「あっ・・・・はぁ・・・・でも・・・・ああっ・・・・」

暗示のようにゆっくりと囁かれる甘美な誘惑の言葉、可愛い耳たぶがその唇に甘噛みされる。
媚液に犯された性に対してあまりに無防備な少女の身体はゆっくりと嬲られながら、内に燻る甘美な灯火が静かにその炎を大きく燃え上がらせていく。

「はぁ・・・・やっ・・・・こ、こんな・・・・あ、ああっ・・・・こんなの・・・・うっ・・・・」
「ふふふ、なんて素直に反応するの? 可愛い子・・・・こんなに快楽に毒されてない子なんて今時珍しいわ」

純粋培養といってもいいほどの少女が魔法によって急成長した姿がいまのマジカルプリンセスだ。
何も知らない故に、何色にも染まっていない純白が故に、恐ろしいほどの速度で浸透していく快楽という名の猛毒。
性的快楽の存在さえ知らない無地のキャンバスが妖魔の手によって淫らに塗り替えられていく。

「今ならどんな色にだって染め上げられそう・・・・快楽以外何も考えられなくいHな子にしてあげようかしら? その純粋な心のまま、その一番奥に私を絶対の存在として刻み込んであげようかしら?」
「あっ・・・・あっ・・・・わたし・・・・わたし・・・・」
「真っ白なその心を闇の絶望に染め上げようかしら? 赤児も笑って殺すような残虐な狂戦士にしてあげようかしら?・・・・ふふふ」

湧き上がる何も知らない子を自分の好きな色に染め上げる邪悪な愉悦と欲望、それを感じ取りチャチャの心が恐怖に染まる。

こわい・・・・こわい・・・・こわい・・・・

だけど、今も快楽の炎に焦がされる身体は言う事を聞いてくれない。それどころかその甘美な感覚に期待する自分が居る。

「まぁいいわ。時間はたっぷりあるんだもの・・・・いまは・・・・」

すっとその細い手がマジカルプリンセスの頬に当てられその脅えて揺れる瞳を覗き込む。

「今は楽しみましょう? 安心して壊したりしないわ」

クスクスと笑う美しい顔があまりにも恐ろしい。
なのに逃げられない。真紅に輝く瞳から目を離せない・・・・再び重ねられる唇、先ほどにも増して湧き上がる淫悦・・・・吸われる唇、奪われる魔力、嬲られる口内。
快楽に潤む瞳は静かに閉じられ、絡み合う二つの影がゆっくりと草の絨毯の敷き詰められた草原に倒れこんだ。

「はぁ・・・・はぁ・・・・あ、ああっ・・・・」

女性が心地よいと感じる責めと場所を知り尽くした「女」ならではの繊細な手技に指技。
愛撫と淫撫の間(はざま)を行き交いながら、マジカルプリンセスの恐怖も緊張も戸惑いも何もかも取り去り、解きほぐしただひたすらに快楽に酔わせる。

「どうして・・・・私・・・・こんな・・・・ううん・・・・」

紅潮した頬、僅かに開いた口から漏れる熱く乱れた吐息、潤んで焦点の合わない瞳が蒼空を見上げる。
草と土と太陽の香りに包みこまれ身を焦がす快楽に体を捩る。眠気を誘う微風が頬と金の髪を撫でて行き、小鳥の囀りさえ心地良い。
時間も環境さえも利用し巧みに心の抵抗を取り去っていく。
この老獪な妖魔の前ではマジカルプリンセスさえ、無知な小娘に過ぎない。

「気持ちいいでしょう? 素直にその感覚に身を任せなさい。私がまだまだ貴方の知らない境地(ところ)に連れて行ってあげる」
「はぁ・・・・知らない・・・・ところ・・・・って?」

蒼い戦衣の上から小振りな胸の膨らみが女の手の平に収まりゆっくりと円を描くように愛撫される。
首筋、耳元、頬に額に眼瞼の上に振るキスの雨、ゆっくりと太ももの間がさすられその手が上に・・・・短いスカートに隠された大切な場所を目指し上がっていく。

「そっ!・・・・ん・・・・ちゅ・・・・綺麗な肌・・・・」

妖魔の腕の中でゆっくりと緩められていく真紅のマント・・・・緩んだ衣服と肌の間に細い手と舌が徐々に侵入し、染みひとつ無い白い肌の上に咲く桜色のキス跡、淫魔の征服跡が徐々に面積を増していく。
500神楽スキー:2006/11/04(土) 18:28:55 ID:rkD5XX+4
「やっ・・・・くすぐった・・・・んっ・・・・違・・・・う?・・・・な、なんなの・・・・これ?」

身の内から湧き上がる未知の感覚に翻弄され、戸惑いながらも必死に抗おうと細い首を左右に振る。

「ふふふ・・・・それはね快楽って言うのよ。」
「か・・・・かいら・・・く・・・・?あ、ああっ!!」
「ほんと・・・・何も知らないのね」

媚液によってわずかな刺激を快楽へと増幅され、しかしその未知の感覚の正体さえ知らない姫君に妖魔は囁いた。
胸や太ももを愛撫する手を大きく・・・・小さく・・・・早く・・・・遅く動かしながらその感覚を無垢な体に教え込んでいく。

「んんっ!」

ついに青と白のスカートの奥。誰の目にも、手にも触れた事の無い箇所に到達した指にチャチャの全身が電流に打ち抜かれたかのように震えた。

クチュクチュクチュ・・・・

「ふふふ・・・・濡れてるのね? エッチなプリンセス様・・・・」
「あっ・・・・あぁ・・・・ぬ、ぬれ・・・・て?・・・・・」
「あらあら、そこから教えなきゃ駄目なの? 仕方のないお姫様ね」

嫣然とした笑みを唇の端に貼り付け、するりと白い下着の中に指を滑り込ませる。

クチュリ・・・・

「あうんっ!!」

白い喉を逸らせ甘く濡れた声で鳴く姫君の紅潮した顔を見下ろし、妖魔はわざと高らかに淫らな水音を響かせながら指を下着の中で蠢かせた。

「どう聞こえるでしょ?・・・・この音がね。プリンセス・・・・貴方を気持ちよくしてあげてる証。貴方が私に気持ちよくなってくれた証・・・・」

快楽に霞む意識が女の囁く声に逆らえない。甘美に燃え崩れる身体が女の責めに抗えない。

性に対し無知な身体が開花し狂わされていく・・・・
何も知らなかった清らかな心が闇に染められていく・・・・
何も知らなかった無垢な魂が淫らに堕とされていく・・・・

細く冷たい指が熱く蒸れた下着の中で、ゆっくりと濡れた秘唇を秘芯と一緒にマジカルプリンセスの心と身体も掻き乱す。

「いや・・・・いやぁ・・・・怖い・・・・怖いの」

僅かに残った理性の警鐘に従い力なく否定の言葉を紡ぎ首を振る・・・・黄金色の髪が陽の光を映しながら緩やかに舞った。

クチュクチュクチュ・・・・

下着の中の女の指が傷つけないように、痛めないように、どこまでも優しく繊細な動きで・・・・しかし一片の容赦も慈悲さえそこには無い

「強情な姫様ね・・・・いいわ。もう貴方の体もほぐれて来たし・・・・そろそろ優しくしてあげるだけも飽きたし・・・・いいわね・・・・?」
「はぁ・・・・はぁ・・・・え?」

ゾクッ・・・・
告がれらた言葉の意味を心が魂が悟り、背筋を冷たいものが駆け抜ける。

「やっ・・・・い、いや・・・・いや・・・・」
「怖がらないで・・・・大丈夫よ」

脅え震えながら首を振る少女を見下ろし冷たい眼がニィッと哂う。

「教えてあげるわ・・・・女の私がどうやって貴方を抱くのか・・・・」
501神楽スキー:2006/11/04(土) 18:29:34 ID:rkD5XX+4
チャチャの下着の中に潜り込んでいた指がスッと静かに動き・・・・女性器の中でももっとも敏感な秘芯に触れた。

「ああっ!!」

女の細く冷たい人差し指と親指に優しく摘まみ出された小さな突起がゆっくりと男性器にするように上下に扱かれ、その度に媚液に狂わされた体に凄まじい法悦が迸る。

「あっ! やっ! 駄・・・・目・・・・そ、そこ・・・・駄目ぇっ!!」
「敏感な子・・・・ふふふ、でも本番はこれからよ・・・・さあ起きなさい私の可愛い分身」

ズクン!!
快楽に溺れるマジカルプリンセスの体の中で何かが蠢いた。

「あっ!あっ!な、何・・・・? い、いったい何・・・・なの?」

熱い血流が自身の魔力が緩やかに一点に集中してゆく。
女妖魔に摘み出され今も上下に扱かれている敏感な秘芯へと・・・・

「判るみたいね・・・・そうよ私の魔力と貴方のお腹の中の虫の力でお姫さまは今から・・・・」

ゆっくりと指の動きが大きく早くなり、そこに集中する血流と魔力もどんどん大きくなる。

「男の子になっちゃうのよ・・・・」
「あ、はぁ・・・・やっ・・・・・・・・え?」

押し寄せる感覚と違和感に忘我の域にあったチャチャの意識が紡がれた言葉の意味を理解できずに一瞬空白になった。
そして・・・・

「え? あ? うああああぁぁぁっ!!」

何かが下半身で弾け飛ぶような感覚に溜まらず高い声を上げ女妖魔の腕の中で背中を仰け反らせる。

「あ、はっ・・・・な、に・・・・い、いまの・・・・?」
「うわぁ・・・・可愛い顔に似合わず立派なのね・・・・」
「・・・・え?」

襲い掛かった衝撃に呆然としていたチャチャが妖魔の意味不明な言葉にその視線の先を追って硬直した。

「あっ・・・・う、うそ・・・・こんな事って・・・・」

可憐な顔を蒼白に染めて、怯えた視線を自分の秘唇から生える存在に注ぐ。
本来なら女性である自分にあるはずの無いモノ、しかしたしかに蒼紺のミニスカートを押し上げてテントを張り、自己を主張するのは・・・・知識としてしか知らない男性の象徴。

「私と貴方のお腹の中の分身の魔力を共鳴させれば、貴方の可愛いクリちゃんもこの通り・・・・イヤらしい、いい臭いを出しちゃって・・・・」
「い、いや・・・そ、そんな!あ、あああああっ!!」

だが、そんな事実に悲嘆する暇さえ無慈悲な妖魔は与えない。
キュッと男性器と見紛うばかり大きく反り返った桜色の秘芯を女の手に掴まれ背を仰け反らせる。冷たいその手の感触に敏感なソレがヒクヒクと震えた。

「今までずっと包皮に包まれてたからね・・・・堪らないでしょ? 私はこうやって気に入った女の子を美味しくイタだいちゃうの」
「やっ!あっ!いや・・・・いやぁ・・・・!」

敏感な神経の塊である女性器のソレは男性器等と比べるべくも無い性感の塊だ。
それを握られ扱かれては一溜まりも無い。腰が跳ね上がり、背中を女の胸に打ちつけで全身を仰け反らせる。
今までとは桁の違う淫悦に金に輝く髪を振り乱し、マジカルプリンセスは涙と汗を飛び散らせた悶え叫んだ。

「感じる? 切ない? ふふふ嫌らしい男の子になっちゃったわね。プリンセス・・・・いえプリンスちゃんかしら?」
「そ、そんな・・・こ、こんなの知らない・・・・はぁ・・・・知らないよ。あああ〜〜〜〜っ!!」

男性器と女性器では肉体に与える快感の種類があまりに違う。
女としての快楽にさえ未熟な身体が、男としての快楽も同時に与えられ、魔法王国の姫君は押し寄せる異種の二つの快感に何処までも何処までも翻弄された。
502神楽スキー:2006/11/04(土) 18:31:01 ID:rkD5XX+4
「悔しい? 悲しい? 光の戦士の頂点に立つ貴方が、低級な魔物の私にこんな醜いものを生やされて、男の子と女の子の両方の快楽に翻弄されて・・・・ウフフフ」

美しい存在(もの)をどこまでも堕とし、穢してゆく昏い愉悦に顔を笑みの形に歪める。

「もっともっと貴方を感じさせて、いっぱいいっぱいエッチにしてからいじめてあ・げ・る♪」

囁くとゆっくりとその指先をマジカルプリンセスに生やした男性器に這わし、その先端の敏感な部分を指先でさする。
先ほどの怒涛のような責めから一変して緩やかに背筋をくすぐりながら駆け上がってくる快美の痺れ。

「・・・・ん・・・・くっ・・・ぅん・・・・っ・・・・」

自由に動かない身体で必死に身を捩り、汗の滲む額を苦悶に歪めながら短い間隔で喘ぎ悶えた。。
そんなチャチャの表情を上目遣いに眺め、女は怪しく光る唇から真紅の舌を伸ばすと、さする様にくすぐる様にその先端を舐め始める。

「チュ・・・・素敵、そしてエッチなお姫様・・・・ンチュ・・・・この綺麗なスカートの下から、こんなにいやらしいモノを勃たせて・・・・」
「い、いや・・・・言わないで・・・・そ、そんな・・・・そんな・・・・わたしは・・・・エッチな子じゃ・・・・」
「ンチュ・・・・美味しい。濃くて甘くて・・・・可愛い男の子の味・・・・ン・・・・ふふふお姫様なのにねぇ・・・・」

屈辱の囁きにうわ言のように途切れ途切れに言葉を紡ぎ、小さく首を振ることでしか拒絶の姿勢を示せない。
じわじわと腰の奥が重くなり、太ももと腰が時折痙攣するかの様にに震え、湧き上がる何かを堪えるように閉じられた瞼と長い睫毛が切なげに揺れる。

「ち、違う・・・・違います・・・・私は・・・・わたしは・・・・」
「ふふふ・・・・本当に強情な子・・・・じゃあ貰ってあげるわ・・・・そろそろ・・・・」

女がすっと体を離し、草原にマジカルプリンセスを横たえる。

「はっ・・・・はっ・・・・はっ・・・・」

ようやく快楽から解放され息も絶え絶えに大の字になって虚ろな瞳を青空に向けるチャチャ・・・・そのスカートを押し上げる反り返った秘芯が荒い呼吸にあわせて揺れる。

「それじゃ・・・・頂きま〜す♪」

マジカルプリンセスの腰に跨り、狙いを定めていた女の腰がなんの躊躇いもなく勢いよく落ちた。
ヌプリッ・・・・ぬめった泥地に何かを突き込んだ様な湿った粘着音の様なものが当たりに響く。

ビクン!!

同時にマジカルプリンセスの細い身体が仰け反った。口がパクパクと開閉し、声にならない掠れた声が漏れた。
潤んだ瞳は見開かれ、その端から涙が静かに零れ落ち草地を濡らす。

「うふ、うふふふ・・・・どう? プリンセス様・・・・女の身で、女を抱いてみた気分は?」
「あっ・・・・かっ・・・・」

マジカルプリンセスの上にまたがった女が見下ろして嗤う・・・・言葉にならなかった。
下半身から湧き上がったあまりに異質で異様な感覚に打ちのめされ、自分の何か大切なものが汚されてしまった予感に涙が止まらない。

「悲しいの? そうね貴方くらいよ。処女の癖に童貞を失った淫乱なプリンセス様は・・・・ん・・・・」
「あ、ああっ・・・・だめ・・・・あ、ああ・・・・こ、こんなの違・・・・あ・・・・間違って・・・・る」
「いいわ。貴方みたいな素敵な子が羞恥と快楽に悶える顔って・・・・んん・・・・大好きなの。もっともっと苛めてあげる。見せて貴方のはしたなく悶える姿。聞かせて貴方の・・・・甘くて切ない喘ぎ声」

自分の上でゆっくりと腰を動かし始める女、動かないはずの腰がバネのように跳ね上がった。
下半身から吹き上がる鮮烈な感覚が背筋を駆け上がり、脳を灼き、意識を焦がし、理性を溶かしていく。

「あっ、ああっ、腰が・・・・アソコが・・・・と、溶け・・・・溶けちゃ・・・・あ、あああっ!!」
「いい? 気持ちいい? 貴方はね私に抱かれたの。犯されたの。大魔王を倒した伝説のプリンセス様が、低級な寄生淫虫の、そのまたメス奴隷にされた私にね・・・・」
「そ、そんな・・・・あっ・・・・そん・・・・なぁ・・・・」

悲しみの涙が溢れそれが快楽の涙へと変わる。
悲痛な声が漏れ、すぐに甘美な喘ぎ声に変わった。
堕ちる自分に悲しむ事が出来ない、恥辱に震えることも、怒りに燃える事もなにもかもが鮮烈な快楽に押し流され、呑み込まれ消えていく。
503神楽スキー:2006/11/04(土) 18:31:34 ID:rkD5XX+4
「ふふふ・・・・いい事を教えてあげる。私はね今受胎期なの・・・・そこに貴方の中にいる虫の力で吐き出される貴方の精を受ければ・・・・ふふふ」
「な・・・・に? ど、どういう・・・・事?」

腰の奥から湧き上がる堪えようもない未知の感覚。
マジカルプリンセスもチャチャも女性なら知るはずもない知るべきではない感覚に一瞬怯え・・・・すぐに快楽に蕩けてしまう。

「簡単よ・・・・貴方の赤ちゃんが私の中に宿るの・・・・」
「ん・・・・あ、赤ちゃん・・・・?そ、そん・・・・ああっ!」
「ふふふ素敵。貴方の強大な光の力が宿った私の子・・・・魔族の子・・・・どんな子かしら。貴方みたいな可愛い子だったらその子も可愛がってあげるわ。」

ゾットした信じられない。考えられない。
いやだ・・・・いやだ・・・・いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだあぁ!!

「い、いやあああああああああっ!!!!!!」

絶叫した。自分の心が砕かれるのはまだいい。自分の尊厳が落されるのもある意味自業自得だ。
だけど・・・・だけど・・・・
何も知らずに生を受ける自分の子まで穢される、弄ばれる、たとえそれが自分の意を無視した半魔族の子だとしても・・・・

「いや、いや、いやあああああああああああああああああああ!!」
「ふふふ、優しい子ね。怒りでも屈辱でも正義感でもなくて・・・・・愛情で快楽の呪縛を跳ね除けるなんて・・・・いいわ」

そっと繋がったままプリンセスの涙に濡れた頬に顔を近づけ、そっと涙を舐め取る。

「安心して・・・・愛してあげる。貴方も貴方の子も・・・・未来永劫ね・・・・」

真紅の唇に桜色の唇がふさがれ、マジカルプリンセスの瞳から焦点が霞んで消えた。

『さあ、一緒に堕ちましょう』

ズクン・・・・

注ぎ込まれる淫魔の魔力、体内で淫虫が暴れ騒ぎ、女性同士の腰の打ち合う肉音と淫らな水音が激しくなる。
腰の疼きは暴風雨と化し、奥底から湧き上がる何かが出口を求めて荒れ狂った。
そして・・・・破局はあまりにもあっけなく訪れる

「んんんん〜〜〜〜〜〜ぷはっぁ!」

自分の中から白い濁流と化して迸る聖なる力と精。跳ね上がった身体が唇を振り払う。
爆発的な放出の快楽、射精の悦び、全てを圧するその感覚の前に心も誇りも魂も何もかもが一瞬で砕け散った。

「あ、ああ、ああああああああああああああああぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

一射では終わらない・・・・自分の中からどんどんと大切なものが性の解放とともに流れ消えていく。
自分が堕ちる先に口を開いて待っている無明の闇、退廃と背徳の地獄が垣間見えた。
なのに抗えない逃げられない。マジカルプリンセスの力の源である愛が歪められ、勇気が砕かれ、希望が潰えていく・・・・

『いらっしゃい、マジカルプリンセス・・・・快楽と絶望の世界へ』

その言葉を最後に光の戦姫の意識は闇に堕ちた。
その後彼女の姿を見たものは誰もいない。
504神楽スキー:2006/11/04(土) 18:32:59 ID:rkD5XX+4
ごめんなさい。
なんかこう突っ走ってますねえ
ねたが古くて申し訳ない
505名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 19:41:56 ID:qVphUCIQ
GJ!
ついにチャチャまで・・・
506名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 20:00:33 ID:xWJ60km0
GJ!
待ってたかいがありました。
教え込まれていくチャチャに悶えました。
素晴らしいごちそうありがとう!
507名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 23:14:20 ID:SGC3Ab1y
何故か大仏の書庫ってサイト思い出した
508名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 02:20:51 ID:tUa4t7Lr
……女がエリザべスに見えるのは何でだ。
509名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 08:06:35 ID:1cmEVOCX
え?これで終わり?今回ちょっと拍子抜けです。

せっかく虫がいるんだからもっと体全体をべちょべちょに愛したり、虫を女妖魔の股間に集めてチャチャも一緒に孕ませてしまうとか、いっそ虫が体内を食い破って出てもよかった。

でも元ネタの選択はツボでした。
510名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 08:11:35 ID:A6tUkRjz
そら猟奇だろうw
511509:2006/11/05(日) 08:36:52 ID:1cmEVOCX
>>510

猟奇ダメか…そりゃそうだ。

そうなると結局神楽スキーさんGJとしか言えない俺。
512名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 09:48:17 ID:Lz4CM73q
チャチャが―――――っ!!!
GJ!
513名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:06:02 ID:MRqU7AT1
>>509
猟奇はダメだが、孕ませは好きなんで、そこまでちょっと想像して二次萌えを発生させてしまった
514神楽スキー:2006/11/05(日) 16:59:53 ID:1bszdALj
む〜寄生以上にレズの絡みにわくとられて虫のネタが使えなかったんです反省orz
しかし皆さん思ったよりマジカルプリンセス知ってるんだなと言うのが意外w
このキャラ好きなんで嬉しいです。いつかリトライしたいですね。
あと、すいません堕とすことは好きなんですが壊してしまうのは書けないんです、肉体的にも精神的にも
515名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 15:00:08 ID:f/iR2672
>>514
ピリィィィ!(°∀°)σ)°A°)

経落秘孔、”壊楽中枢”をついた。
これで貴様はいったん試しに書いてみたら
以降壊すのが癖になる……
516名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 16:45:00 ID:RfDXATXs
私は「壊す」より「堕とす」方が好きなので神楽スキーさんの作品はツボ
自分を完全に失っているわけではないのに、どうしても快楽に
抗えない女の子の苦悩する姿に萌え。
517名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 20:51:33 ID:JTPzBI+i
>>516
よう、俺!
俺も「堕とす」シチュが好きなんで神楽スキーさんの作品はいつも楽しみにしてる

「孕み」もあると最高!
518名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 22:34:47 ID:17Pw5NNt
私がいっぱいいる〜w
519名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 00:17:49 ID:TueR51f0
神楽スキー氏GJ!
チャチャ見てなかったけど、なぜか同時期やってた「魔法陣グルグル」を思い出しました
次回作もマターリ待ちます
520名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 02:28:22 ID:SCGL9nHD
神楽スキーさんGJ!

桂花をもっと!
「堕ちそうで」堕ちないまま,
抗いつつ感じちゃいつつ,
されるがままってのを是非!

夏神楽の鬼みたいなシチュを再び!!
521名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 13:06:53 ID:MpvHZa5F
ラブハンターな鬼はかっこよかったな。
アレ最高
522名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 17:22:37 ID:OqyVodFH
>402 水先案名無い人 sage 2006/11/07(火) 05:37:32 ID:5OGxabMF0
>>740
>ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。
>応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
>怪物に孕まされて出産したほうがいい。あたりまえの話だよね。

ふー、びっくりした。このスレかと思ったよ。
523神楽スキー:2006/11/07(火) 22:08:27 ID:wWKsy0LW
皆さん調子に乗せるもんだから作者調子に乗っちまうじゃないですかw
ようしパパ頑張っちゃうぞと言うわけで
桂香×鵺 執筆中 かんなは・・・・ごめんなさいorz
ただラブハンターよりはむしろ鬼と天狗の中間くらいになりそうなヤカン
明日〜遅くて明々後日投下予定
524名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:22:01 ID:6lLGTLMo
>>523

  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

525名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:24:06 ID:WnCTiCgM
>>523
期待して待ってるぜ・・・・
最近このスレ除くのが生きがいになっている
526名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 01:32:59 ID:nHf3u49y
>>523
全裸で待つには厳しい季節ですが待ってます。
527神楽スキー:2006/11/08(水) 18:49:16 ID:lGxjhEaw
書きあがりました。
夏神楽 桂香×鵺
ただ予告と違い鵺が凄まじく外道です。
天狗や便所妖怪こえるかも・・・・ 
528神楽スキー:2006/11/08(水) 18:49:51 ID:lGxjhEaw
「くっ・・・・」

ドサリ・・・・
戦いに敗れ傷ついた桂香が霊剣 獅子王を取り落とし地に膝を着く。
霊力も体力も底を突き、荒い息をつきながら自分を破った妖怪をそれでも闘志を失わぬ瞳で睨む。

「ククク・・・・いい目だ。それに大した巫女よ。数百年生きたがワシをここまで苦しめた巫女はそうは居らぬ」

鵺・・・・猿の頭に虎の身体、蛇の尾を持ち、雷を操り、雷雲とともに飛翔すると呼ばれる高位妖怪。
それが桂香を敗北へと追い込んだ妖(あやかし)の正体だった。

「さて・・・・しかし敗れたおぬしがどうなるかは・・・・解っておるな?」

にやり・・・・邪悪な笑みをその猿の顔に貼り付け、屈辱に歪む桂香の美しい顔を覗き込む。

「くっ・・・・」

淫らな予感に好色げに歪められた視線を避けて顔を背ける・・・・妖怪に敗北した巫女は犯され、その妖怪の子を孕まされる。そしてそれを避けるには男性の精をその身に受けなければならない。
どちらも生娘である桂香には辛過ぎる試練だった。だが、四肢にはろくに力が入らず逃げる事も抵抗することも出来ない。

「気丈な娘だ・・・・いいだろう。お前を抱くのは止めよう」
「・・・・え?」

桂香の驚きの視線が鵺を見上げる。

「お前の強さに敬意を表そうというのだ・・・・異論はあるまい?」
「そ、それはそうだけれど・・・・」

意外すぎる提案だった。
霊力も体力も尽きた今の自分など低級妖怪にさえ抵抗も出来ずに犯されるしかない。
それを・・・・・

「無論条件はある」
「・・・・条件?」

訝しげ自分を見据える桂香の顔を覗き込みながら鵺が笑う。

「お前のその可愛い口でワシのモノを慰めてもらおうか?」
「なっ・・・・!?そ、そんな事・・・・」
「嫌ならばよい。この場でお前を抱くだけだ」

羞恥と怒りに頬を真っ赤に染める巫女を見下ろし、そう告げれば断れない事を承知の上で狡猾な妖怪は笑う。

「くっ・・・・!」

選択枝が無い事を悟り桂香は悔しげに押し黙る。
妖怪の精を受ければ口であろうと何処であろうと子を孕んでしまうことには違いは無い。
だが、純潔を失うこと、そして後の治療の事を考えれば・・・・

「わ、わかりました・・・・」

屈辱と悔しさに表情を歪めながらも、鵺の提案を受け入れるしかない。

「そうか・・・・ならばワシにお願いをするのじゃ」
「え・・・・?」

だが妖怪は何処までも狡猾だった。
穢れを受ける事を苦悩する巫女にさらなる屈辱を与えるべく恥辱の提案をその耳元へと囁く。
529神楽スキー:2006/11/08(水) 18:52:32 ID:lGxjhEaw
「そ、そんな・・・・そんないやらしい事・・・・」
「いやなのか・・・・?」

告げられた言葉のあまりの内容に絶句し逡巡する桂香を追い詰める鵺の言葉。
断れば身体を奪われ、初めてをこんな汚らわしい妖怪に捧げてしまう事になる。

「くっ・・・・お、お願いしま・・・・す。ど、どうかあ、貴方様のち・・・・ち・・・・」
「う〜〜〜ん? 声が小さいのう」

教えられた通りに屈辱の言葉を紡ごうとする桂香に、鵺の残酷な要求が告げられる。

「お願いします。ど、どうか貴方のち、ち○ぽを卑しい私の口で・・・・な、慰めさせて・・・・ください!」

羞恥に耳まで赤らめたまま桂香が叫ぶように屈辱の言葉を紡いだ。
目の端から涙が零れ落ちる惨めだった。悲しかった。妖怪を調伏するべき巫女である自分が、こんな浅ましい言葉を妖怪に強要され、しかも・・・・

「ふふん、淫らな巫女よのう。妖怪であるワシのモノをその唇で咥える事を自ら望むとはのう・・・・」
「くっ・・・・」 

ニヤニヤと笑う侮蔑と嘲弄の笑みが猿の顔に浮かぶ。
自分を嬲ってからかっている。自分が羞恥と屈辱に苦しみ悲しむのを喜んでいるのだと解ってもどうも出来ない。

「まあ、良い。ではやって貰おうか・・・・ほれ」
「・・・・・っ!」

獣の胴体を持つ鵺のモノを人である桂香が咥えようとするならば、獣同様に手を突き膝を突いて地を這わなければならない。屈辱の四つ這いを強要され、唇を血が滲むほどに噛み締めた。
促されるままに鵺の前足の間を四つ這いでくぐり、ゆっくりとそこに顔を近づける。

「うっ・・・・」

そこから匂うあまりに強烈な獣臭に顔を顰め、思わず呻き声を漏らした。

――――く、臭い・・・・―――――

鼻が歪みそうなほどの悪臭・・・・そして初めて目にするおぞましい異形の逸物・・・・

――――こ、こんな汚らわしいモノをく、口で・・・・?――――

想像しただけで口の中に酸っぱいものがこみ上げ、その場で嘔吐しそうになる。
だが出来ない・・・・そんな事をすれば鵺はそのばで自分を犯そうとするだろう。

恐る恐る開く桜色の唇・・・・その巨大で醜悪な肉塊を咥えようと僅かに小さな口を開き、迷うようにまた口を閉じる。
早くしろと言うように無言の催促でその肉塊が揺れ、空気が動き悪臭が桂香のほうに押し寄せ、思わず吐きそうになった。

「あっ!」

ヒクン・・・・おもわず桂香の身体が震え、顔を仰け反らせ頭上にある鵺の腹に頭頂をぶつけた。
四つ這いになり顔を正面から獣の股間に近づければ、逆に獣の顔は桂香の下半身の方にあることになる。
緋袴に包まれた桂香の尻に鵺の鼻面が押し付けられたのだ。

「良い香だ・・・・清楚でその癖、汗に蒸れた濃い女の匂いよのう」
「くっ・・・・や、やめ・・・ど、どこの匂いを嗅いで・・・・」

腰を必死に振って逃れようとするが力の入らない今の桂香では僅かにお尻が左右に揺れるだけ、しかも四つ這いで鵺の胴の下に潜っているこの体勢ではそんな動きさえ自由にならない。

「お前がさっさとせぬからであろう? このような扇情的な姿勢でワシに尻を突き出しておるのだぞ? 早くせねばワシの理性がもたぬかもしれん」
「あっ・・・・や、やめ・・・・」

ぐりぐりと鼻の先をお尻や敏感な部分に緋袴の上から押し当てられおぞましさに背筋が震える。
530神楽スキー:2006/11/08(水) 18:53:15 ID:lGxjhEaw
「く・・・・っ」

もはや迷っている暇は無かった。羞恥も恥辱も必死に押し留め舌をそれでも恐る恐る伸ばして鵺のソレに近づける。

「う・・・・っ」

熱いその塊に触れる舌先・・・・舌先を刺す様に痺れさせる経験したことの無い味・・・・それでも舌を這わせ、唇を近づけていく。
僅かに先端が唇に触れる・・・・その口内に含んだ・・・・
キスさえ知らない自分が妖怪のこんなおぞましいモノに口付けている・・・・屈辱に思わず目の端から涙が零れ落ちる。

――――な、なんて味・・・・・――――

そして口の中いっぱいに広がる形容のし難いおぞましい味と匂い。
おぞましさと不気味さ、不潔さが混ざり合い、押し寄せる吐き気を必死に堪える。

「くくく・・・・良いのう。お前の口の中は気持ちが良いぞ。ほれもっと咥えぬか」

屈辱の賛美とともに更なる屈辱を要求され、大地に突いた手がきつく土塊を握り締め小刻みに震えた。

「んっ・・・・むっ・・・・んん」

鵺の巨体に見合った太さと長さを誇るそれを咥える為唇を広げ、必死に口内へと導く。唇がその表面を擦り、その感触と口内の熱の心地よさに鵺が呻く。

「おお・・・・良いぞ。美しい巫女の口の中は暖かくて・・・・気持ちよいわ」

頭上から響く上ずった声と荒い鼻息が鵺の興奮の高さを現している。無論桂香にとってそんな褒め言葉など屈辱以外の何物でもない。神事に関わり神へと捧げる祝詞を読み上げる同じ口で妖怪に奉仕しなければならない自分の無力さに涙した。

ゆっくりと鵺が腰を使い始めた。
先端が桂香の喉の奥を突付き、思わず吐き出しそうになるが当然鵺はソレを許さない。

「んっ・・・・んん・・・・・ううんむっ!」

口の中一杯に征服する獣の逸物に口内を穢され、喉の奥を突かれ成すがままに鵺に唇を捧げるしか出来ない。
口を塞がれ呼吸は鼻に頼るしかなく、その為に鵺のおぞましい獣臭と不潔なすえた悪臭を否応無く胸いっぱいに吸い込まされる。

――――悔しい・・・・わたし・・・・どうして・・・・こんな――――

惨めだった。腹立たしかった。
女として唇を汚され、巫女として誇りを踏みにじられ、人として尊厳を貶められる自分が・・・・無性に情けなかった。

「うううんっ!!」

再び、桂香の尻に鵺の頭が押し付けられる。

「ワシばかり奉仕してもらうのも悪いしのう。どれサービスじゃ・・・・」

――――そ、そんな約束が違う――――

美貌を蒼ざめさせて狼狽し、必死に拒絶しようと首を振り言葉を紡ごうとするが、長大な逸物に喉まで貫かれた状態では首さえろくに振れず、無論言葉など吐けるわけもない。

「うむっ・・・・うううん!・・・・ん〜〜〜っ!」

桂香の唇から漏れるのはくぐもった哀れな悲鳴だけ、緋の袴の上からゆっくりと鼻先で尻肉が擽られ、足を閉じようとしても鵺の前足が強引に両足の間に割り込み力づくで開いてしまう。

「ん〜〜〜。良い感触、良い香りじゃ。唇と言い、この尻といい本当に大した巫女よのう・・・・ここまでワシをそそらせたのもお前が初めてじゃぞ?」

――――ひ、卑怯・・・・卑怯者っ!!――――

声にならず、ただただ心中で罵倒するしか出来ない。この妖怪は最初から約束など守るつもりは無かったのだ。
解っていたはずなのに、妖怪とは陰の気の集合体、慈悲の心などそもそも持ち合わせてもいない。
531神楽スキー:2006/11/08(水) 18:54:04 ID:lGxjhEaw
「ん・・・・んぅ・・・・んんっ・・・・」

鵺は鼻の先を使い巧みに淫撃を、小さく揺らして逃れようと足掻く尻や秘部に加えてゆく。
鼻腔や肺内に満ちる悪臭に頭が霞み、口はおろか肺の中まで犯されているような感覚に陥りながらもどうすることも出来ない。そして緩やかにしかし確実に下半身から湧き上がる淫らな感覚に背筋と脳が痺れる。

――――こ、こんな・・・・こんな・・・・ど、どうして?――――

巫女服の上から加えられる淫撫だけで高ぶっていく自分が信じられない。こんなおぞましい妖怪に嬲られて感じ始める自分が解らない。
鵺ほどの高位妖怪の纏う陰の気を霊力の尽きた巫女が長時間浴びればどうなるか? 陰は淫に通じる力。
どれほど格の高い巫女であろうと今の状態ではその力に抗うことは出来ず。そして桂香にはそれに気付く余裕もない。

「ん・・・・ふぅ・・・・んっ・・・・んぅっ」

塞がれた唇の端から漏れるくぐもった声に甘いものが混ざり始めていることに鵺は気付き、邪悪にほくそ笑み、腰の動きを早く、深く、大きくして行った。
喉を突かれても痛苦を感じなくなる。獣臭を吸い込んでも吐き気が湧かなくなる。そして腰の奥から湧き上がる未知の疼きに脳が痺れてしまう。

――――だ、駄目・・・・駄目・・・・こ、こんな・・・・こんな――――

湧き上がる感覚を堪えようと閉じられた眼瞼は切なげに震え、妖しく揺れる緋袴の中心は湿りを帯び、わずかに濃い色へと変色している。

「そろそろか味あわせてもらおうか」

ズルリ・・・・鵺の牙の生え揃う口隙間から異様に長い舌が伸びた。
まるで獲物を探す蛇のようにその赤黒い肉の槍は虚空を泳ぎながら揺れる緋袴の脇から侵入する・・・・

「んんん〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

ピクン!!

くぐもった悲鳴が喉の奥から漏れ、その細い体が震えた。
弾かれたように腰が跳ね、背中が仰け反る。鵺の突き込みにされるがままに揺れていた顔が反り上がり、閉じられていた瞳が驚愕に見開かれた。

「くくく・・・・良いのう。甘露な蜜液よ。ほれどうしたまだまだ溢れてきおるぞ?」

クチュクチュクチュクチュ・・・・

ゆっくりと脇のスリットから緋袴の中へと侵入を果たした舌が蠢く度に濡れた水音を響かせる。
細く長い舌は後方、尾骨の辺りから尻の割れ目を通って窄まりをくすぐり桂香を甘く囀らせると、そのまま秘部の溝を擦る様に過ぎ去り最も敏感な核に到達するとそこを優しくつつき続ける。

「んっ・・・・んっ・・・・ん〜〜〜〜〜っ!」

濡れた長大な舌の腹が尻肉を、不浄の蕾を、秘めやかな女淫をゆっくりと前後しながらくすぐり、舐めねぶり、擦りあげた。なにより女性にとってもっとも敏感な点が尖った舌先に淫らなノックを繰り返されてしまう。

――――だ・・・・め・・・・だめ・・・・駄目・・・・駄目ぇ〜〜〜〜〜〜っ!――――

執拗にソコに加えられる淫撃は壮絶な激悦を生み出すと背筋を桃色の稲妻と化して駆け上がり、桂香の聡明な脳を激しく揺さぶり、痺れさせ、溶かし、蕩けさせた。
逃れようと動かない腰を必死に振っても巧緻な妖怪は、その動きさえ利用して桂香の悦楽を引き出し、更なる高みへ引き上げてゆく。

――――こ、こんな・・・・わたし・・・・も、もう・・・・私――――

桜色の唇から唾液に濡れた長大な逸物がピストンのように出入りを繰り返し、幾度も喉の奥を突かれ、口内の隅々を蹂躙された。
白足袋を履いた足の指は草履の紐尾を千切らんばかりに爪先立ち、身体を支える手足は腰の奥から迸る淫悦の前にガクガクと震え今にも崩れ落ちそうになる。

「良いぞ! 良いぞぉ! お前のアソコからも濃厚で淫らなメスの香りがするわ。気持ち良いか? 心地よいか? 堪らないか?」

猿顔が美しい巫女を快楽に堕とす昏い愉悦にだらしなく弛み、ゆらゆらと蛇頭を持つ尾が鵺の腰の上で揺れ、その蛇の顔さえ歓喜に緩んでいる。

「ン・・・んちゅ・・・・んんっ・・・・ん〜〜〜」
「おっ・・・・おおっ・・・・出すぞ出すぞ」
532神楽スキー:2006/11/08(水) 18:55:11 ID:lGxjhEaw
鵺の興奮に満ちた荒い鼻息と唸り声が頭上から聞こえてくる。
肉棒に塞がれた唇から擦れて漏れる声に宿る甘い響きは既に隠す事も出来ず。獣の舌と共に水音を奏でる腰は淫らな刺激を求め、媚びるような動きで揺れ踊る。

――――お、大きく・・・・なってる?――――

自分の口内の逸物が時折震え、熱感と硬さを増し太くなってゆくのに気付き、自分の破局が近い事を悟った。

獣の・・・・妖怪の・・・・精を飲まされる――――
最悪の予感に身を震わせる・・・・でも、どうにもならない・・・・もう・・・・どうでもいい。
狂わされた巫女の身体は何処までも高ぶって行き、快楽に染められた意識はどこまでも堕ちてゆく。

――――咆哮――――

獣の雄叫びと共に喉の最奥を貫かれ、長大な舌の腹を躍らせてその上で濡れる性感帯の全てを一気に舐め嬲った後、最後に秘核を舌の先で押し潰された。

――――その瞬間の形容し難い感覚を桂香は決して忘れられないだろうと思った。
背筋を膨大な電流が駆け上がってくるのをまるでスローモーションの様に知覚し、恐怖と、おぞましさと、認めたくない期待感に目を見開いた。
駄目だ・・・・嫌だ・・・・助けて・・・・あれは、あの電流に・・・・自分は・・・・自分は・・・・

雷光は脊椎を通り過ぎ、延髄を通り抜け、頚椎を駆け抜ける。最期に・・・・その淫虐の雷光が桂香の脳を容赦なく撃ち抜き激しく揺さぶった。

「んんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

女としての敗北の悲鳴・・・・望まぬ快楽に屈した巫女の断末の絶叫は肉棒に塞がれ弾かれ声として紡がれる事はなかった。

同時に――――

ドクン!!

喉の一番奥に居座った肉棒の先端・・・・その醜い肉塊が歓喜の震えと共にその顎(あぎと)を開く。
迸る灼熱の粘塊。人のソレとは比較にならない濃さと量と熱感を宿した獣の精は、初めての絶頂に打ちのめされる桂香の口内を強襲し、蹂躙した。

ドクン! ドクン!! ドクン!!!

獣の腰が快悦に震え蛇頭の尾がピンと伸びる。桂香の唇に腰を押し付け、その汚らわしい尻を震わせながらおぞましい精を快楽に屈した巫女の口内に注ぎ込んでいく。

「んぐっ・・・・んんっ・・・・・んん〜〜〜〜っ」

喉を塞がれ汚らわしい精を食道に直接注ぎ込まれ、嘔吐することすら出来ずに不気味な粘塊を嚥下するしかない。
未だ襲いくる絶頂感、そしてそれに対する敗北感に身を震わせながら、その精を受け止めることしか出来ず。喉の奥から押し寄せる嘔吐感にえづきながらも呼吸を確保するためにソレを飲み込むしかない。

ズルリ・・・・

どれほどその精を飲まされただろうか? 食道がぬめる粘塊に穢され、胃がおぞましい汚濁に満たされているのを感じる。

「ゲホっ・・・・・ゲホッ」

喉の奥を犯していた肉棒が引き抜かれ、解放された途端に押し寄せる酸素の渇望に必死になって穢れた唇に手を当て必死に咳込み、喘ぐ。

「前を向け・・・・」
「え・・・・?」

間を置かずに掛けられた声・・・・その声に疑問を挟む暇さえなく反射的に顔を上げ、正面を振り仰ぐ。
眼前に居座る未だ硬度を保ったままの肉棒・・・・呼吸するように開閉する鈴口・・・・目論見に気付いた時には遅かった。

ドピュッ!!

視界を覆い尽くす白の断幕・・・・ベチャリ・・・・音さえ立てて桂香の顔は獣の黄色味を帯びた白濁の精に穢される。
飲まされた精に汚れる唇をさらに白く染め、整った美貌を粘塊が滴り落ち、黒く艶やかな長髪を黄白の汚濁に濡らした。
533神楽スキー:2006/11/08(水) 18:56:06 ID:lGxjhEaw
ドピュッ!!

2射目が胸元にあたり装束の白衣を獣の精が濡らし、穢す、巫女としての自分が何処までも堕とされていく・・・・。
そこで満足したのかようやく私の背中を圧迫していた鵺が退いた。

「・・・・いい顔だ・・・・」

立ち上がる気力も湧かず四つ這いのまま虚ろな目で荒い息を吐く桂香の正面から鵺の顔が覗きこみ、美しい巫女を快楽に屈服させ、その体内と口と顔を汚した征服感に酔う。

「あ・・・・っ」

妖怪の囁きに呆然としていた顔に表情が戻り、焦点と輝きを失い曇っていた瞳に力が宿る。
同時に自分が妖怪の与える快楽に屈した事を思い出し、精に濡れる唇を噛み締め、鵺の屈辱の視線から逃れるように顔を背けた。

「くくく・・・・どうだ?巫女として封じてきた「女」を解放された気分は? 心地よかっただろう・・・・?」
「だ、誰が・・・・あっ!」

ぞろりと長大な舌が頬を舐める。その舌に付着した唾液とは違うぬめりを頬に塗りつけられる。

「解るだろう?・・・・これはお前の・・・・」
「いやっ!!」

妖怪の言葉を必死に遮り、首を振る。腰まで伸びた黒い髪が揺れ、濡れた前髪から白い雫が僅かに飛び散った。

「諦めるがいい・・・・」
「ううん!!」

醜悪な猿の顔が近づきあっという間に桂香の唇を塞がれる。
驚愕に瞳を見開き、一瞬だけ硬直し、弾かれるように首を振って重ねられた鵺の唇を振り払った。
袖口で汚された唇を拭うと、精の混ざった唾液を吐き出す。

「強情な娘だ・・・・・いよいよ気に入った。だが約束だ。お前は抱かずに解放する。」
「え・・・・?」

意外だった。
妖怪との口約束などほとんど期待もしていなかっただけに呆然と自分を辱めた妖怪を見上げる。

「何を驚く? そういう約束だっただろう?」

その視線を受け止めながら鵺はしかし狡猾な笑みを隠さない。

「それに・・・・お前を抱かずとも次の獲物が自分から来てくれたようだしの?」
「え、獲物・・・・? ど、どういう・・・・」

鵺の言葉に不安が拭えない、いやな予感が消えてくれない。
その言葉の意味を桂香が問い詰めようとしたその時だった。

「お・・・・ちゃ・・・〜――――」

ビクリ・・・・

不意に夜の森に響いた聞き覚えのある声に桂香の身体が震える。

――――まさか・・・・あの声は――――

「来た様だな・・・・・」

ニヤニヤニヤニヤ・・・・
邪悪な笑みを浮かべる鵺が四つ這いのまま恐ろしい予感に震える桂香を置き去りにし、ゆっくりとその場を離れようとする。
534神楽スキー:2006/11/08(水) 18:57:19 ID:lGxjhEaw
「ま、待って! ・・・・あうっ!」

美貌を蒼白に染めて、桂香が必死に鵺を呼び止めるべく立ち上がろうとするが腰に力が入らず、そのまま地に伏してしまう。

「・・・・どうした? もうお前は自由だ。去るがよい」

静止の声に歩を止めるが振り向きもせずに冷徹な声を紡ぐ。

「あ、あの娘(こ)を・・・・は、初花をどうするつもりなの・・・・?」

答えなど聞かずとも解っている。この妖怪は自分の代わりに・・・・

「決まっておろう・・・・お主を捜して愚かにも一人で森をうろつくお主の妹を代わりに抱くだけじゃ」
「そ、そんな!」
「愚かよのうお主を案ずるあまり一人で来るとは・・・・あの男と共に来ればワシも手を出せなかったじゃろうが、あの娘一人ではワシには勝てぬ」

突きつけられた事実に桂香を絶望が包み込む。
鵺の言葉は事実だ。幹也と初花ならこの鵺を退けることは出来ただろう。
だが、獅子王を持つ自分を破ったこの妖怪を初花が一人で勝てる通りなど何処にも無い。

「や、やめて! い、妹に・・・・初花に手を出さないで!」

どれほど生意気だろうとも初花は大切な妹だ。それを妖怪の毒牙にかけるなど絶対に許容できるわけが無い。
しかも初花は妖怪に敗北し自分を救いに来た・・・・自分のせいで・・・・

「ほう・・・・?」

初めて鵺が振り向きにやりといやらしい笑みを桂香に向ける。

「妹を救いたいか?ならば・・・・解るな?」
「う・・・・っ」

言葉に詰まる。解っている・・・・この妖怪は妹を見逃す代わりに自分を抱かせろと犯させろと言っているのだ。

「ワシはどちらでも構わぬぞ? お前も美しいが・・・・あの幼い娘もそれはそれでそそるしの」

ニヤニヤニヤニヤ・・・・何処までも邪悪な笑み。
卑劣な狡猾な妖怪の策略に絡め取られてしまったのだと桂香は今更ながら気付いたがもうどうにもならない。

「わかり・・・・ました。」

俯き、蚊の鳴くような声で桂香が呻く。

「う〜〜〜ん? 何が判ったんじゃ?」

底意地の悪い笑みを浮かべ、ゆっくりと鵺が四つ這いのままの桂香に近づき、更なる屈辱の言葉を要求する。

ギリッ・・・・
俯いたまま屈辱に奥歯を噛み締め、両手に握った土塊を手が白くなるほど力を込めて握り締める。
535神楽スキー:2006/11/08(水) 18:58:38 ID:lGxjhEaw
「わ、私を・・・・は、初花の・・・・か、代わりに・・・・くっ・・・・」

噛み締めた唇の端に血が滲む。
自分の初めてをこんな妖怪に捧げる事、自分から求めて妖怪に抱かれる事・・・・何もかもが桂香の心を砕いていく。

「初花の代わりに・・・・私を・・・・・・・・・・・・・抱いて・・・・・ください」

目の端から涙が零れ落ち、ツッ・・・・・と頬を伝い落ちた。

「くくくくく・・・・・くはははははは!!」

美しくも格の高い巫女の屈服の言葉に鵺が天を仰いで哄笑する。

「そうか・・・・抱いて欲しいか? ワシのものになるか?」
「・・・・・・・はい」

嗚咽を漏らして身を震わせ、俯いたまま顔を上げない桂香の後頭部を見下ろしたまま鵺が嘲笑を交えた言葉を紡ぐ。

「くくく・・・・良かろう。こちらに尻を向けろ。安心しろ結界がはってあるからこちらから解除せぬ限りお主の妹はワシらには気付かぬ」
「・・・・・・・はい」

自身に選択枝は無い・・・・四つ這いのまま鵺に背中を向ける。

「ふふふ・・・・可愛い尻よな」

緋袴の上から尻の割れ目に鼻面をまた押し付けられ身体が小さく震えた。
顔を柔らかい尻肉に押し付け、頬擦りしながら緋袴の布地の感触とともに楽しむ鵺に成すがままに耐え忍ぶ。

「良い香だ・・・・清らかな巫女の、美しい少女の、そして濡れ蒸した淫らなメスの香りだ・・・・・くくく」

清潔に洗濯した衣服に焚かれた香、戦闘によって流された汗、そして快楽に屈した証たる秘蜜の香り・・・・
肺一杯に吸い込み恍惚とした表情で鵺は屈辱の言葉を背後から紡ぐが、それを拒絶することさえ今の桂香には許されない。

シュルリ・・・・・

蛇頭の尾がその口を使って器用に袴の帯を解く。
渇いた音を立てて地に突いた膝のところまで落ちる緋の袴。ずり上げられる下半身を覆う白衣。
そして最後に桂香の下半身を隠す純白の下着が剥ぎ取られる。

「・・・・・・っ!」

冷たい夜気がひやりとむき出しになった桂香の下半身を撫で、小さな呻きと共に背中が震えた。

「どれ・・・・脚を開かぬか」
「あっ・・・・・!」

ヒクン・・・・
屈辱に俯いていた桂香が跳ねるように喉を反らし屈辱の涙に濡れた顔で正面を仰ぎ見る。
ヌメヌメと赤黒く光る舌が伸び、額を使って押し開いた太ももの間、尻の割れ目を通るとまたもゆっくりとその腹で桂香の秘唇を舐め始めた。

「あっ・・・・んっ・・・・・くっ」

望まずも絶頂に導かれ敏感になっているソコは簡単に舌の責めを受入れ、緩やかなその動きに綻び、ジワジワと快楽を生み出しながら唾液と内から溢れる蜜で濡れていく。

「浅ましい巫女だのう・・・・先ほどワシの責めに気を遣ったばかりだと言うのに・・・・」
「そ・・・そんな・・・・事・・・・はっ・・・・ン」

恥辱の言葉責めに耳まで赤く染まった桂香が必死に反論しようとするが股下で水打つ音が唾音だけでない事が自分自身にも解ってしまい俯く。

「準備は良いようじゃの・・・・それでは頂くとするか・・・・」
536神楽スキー:2006/11/08(水) 18:59:39 ID:lGxjhEaw
鵺の言葉にも振り向かない。しかしその小さな背中は震え、奥歯を噛み締める音が小さく響く。震える両手は土塊を再びきつく握りしめた。

「・・・・・っ」

覆いかぶさってくる鵺の体熱と気配が白衣越しに背中に感じる。自分を抱く興奮に荒く臭い鼻息が耳を擽り、熱い何かが自分の濡れたアソコに押し当てられた。

「生娘として最後に何か言う事はあるかの?」
「・・・・抱きたければさっさと抱きなさい! 私はいつか絶対貴方を・・・・っ!」

倒す! 鵺の囁きに怒りに満ちた瞳を背後の外道に向け、そう言いたかった・・・・だがその誓いが紡がれる直前その刹那

ズプッ!

桂香は鵺に貫かれていた。

「あっ・・・・あ、あああああああああああ〜〜〜〜っ!!」

可憐な唇から迸る絶叫。
十分なほど濡らされていたとは言え、処女の桂香に鵺の規格外の逸物はきつすぎた。
白い喉を反らし、瞳を見開いたまま、巫女は敗者の消える事無き烙印をその身と心に刻み込まれる。

「くくく・・・・お望みどおりさっさと抱いてやったぞ?」
「あっ・・・・痛っ・・・・くぅ・・・・」

何の呵責も手加減も無く一気に処女膜を引き裂き、桂香の奥まで貫いた鵺は肉棒に伝わる桂香の中の感触と熱を存分に味わい、堪能し、嘲笑った。
きつく握りしめた手がブルブルと震え、押し寄せる破瓜の激痛と圧迫感に呼吸すらままならない。

「くくく・・・・犯してやった。あの獅子王の主たる巫女の初物をこのワシが奪ってやったわ」
「ふっ・・・・ふっ・・・・」

背後で愉快そうに笑う妖怪を桂香は涙の浮かぶ横目で睨みながら呼気を整えようと荒く息を吐く。
自分の中に確かに感じる圧倒的な異物感と熱、そして痛みが否応無く実感させる。
自分がこの妖怪に犯されたのだと・・・・この卑劣な外道に初めてを捧げ、処女を奪われ、純潔を散らされた・・・・・女にされてしまったのだと・・・・・

「桂香よ・・・・」

そっと生臭い息が耳元に吐きかけられ、愉悦に歪んだ声が鼓膜に響く。

「まだまだ・・・・これからだぞ?」

ズン!

「ああああっ!!」

言葉と同時に激痛と衝撃が桂香を襲った。
桂香の中に侵入した肉棒が激しく突きこまれ、抜き出され、また奥まで突きこまれる。
処女を失ったばかりの桂香の身体を激しい痛苦が遅い、圧迫感に息が詰まる。

「っ・・・・痛っ・・・・痛いっ・・・・ぐうう・・・・」

だが鵺の責めはそれだけに留まらない。
鵺の背後で蠢いていた蛇頭の尾がゆっくりと桂香の腰へと近づいていく。

――――え・・・・?――――

激痛の中、後ろの窄まりに不意に感じた違和感。
細く濡れたなにかがソコを擽っているような・・・・・

「あっ・・・・くっ・・・・な、何を・・・・?くあっ!」
537神楽スキー:2006/11/08(水) 19:00:38 ID:lGxjhEaw
襲い来る痛みに疑問を投げる事も反発する事もできない。その間も不浄の窄まりにチロチロと感じる優しい刺激は続く。

――――な、なに・・・・?なんなの・・・・?――――

不意にその刺激が消え、何かが窄まりの中心に押し当てられた。

――――ま、まさか・・・・?――――

嫌な予感にはっとなり振り向くよりも早く・・・・

「あ、ああああ〜〜〜〜〜〜っ!」

後ろの穴にまで何かが潜り込んで・・・・・くる。

「くくく・・・・ここでも楽しませてもらうぞ?」
「そ、そんな・・・くっ・・・・そんな所・・・・だ、駄目っ!」

おぞましい事実と感覚に痛みさえ忘れて桂香が絶叫した。
その間も侵入し蛇の頭は回転し、捻転しながら桂花の尻の奥に人では味わえない背徳の淫撃を捻じ込みながら、奥まで突き進んでくる。

「くっ・・・・あっ・・・・く、苦し・・・・え?」

最初に在ったのはただの異物感、そして圧迫された苦しさ。
だが腸内に侵入した蛇の頭がその二股の舌を伸ばし、腸壁をくすぐりながら舐め始める。

「な・・・・あっ・・・・何?・・・・・ああっ! 何・・・・な、何なの・・・・?」

体内にチロチロと灯されていく異形の感覚。尾がうねりながら、舐めながら、ゆっくりと蠢き始める。
それがジワジワと桂香を追い詰めていく・・・・痛みが苦しみが消えていく・・・・・。

「そ、そんな・・・・う、嘘・・・・嘘よ!」

肉体の痛苦が消えるほどに変わりに湧き上がる感覚・・・・認めない。認めたくない。

なのに・・・・なのに・・・・・

肉体を責めさいなむ痛苦が消えるほどに、心があげる苦しみと痛みが増してゆく。

――――お尻が玩具にされるている。お尻が狂わされてしまう。お尻が・・・・気持ち・・・――――

「あっ・・・・い、いや・・・・駄目・・・・そ、そんなところ・・・・駄目・・・・駄目なんだから〜〜〜〜〜っ!!」

うねりながら突きこまれる蛇の尾に生える鱗が括約筋と腸壁と粘膜を削りながら人では味わえない禁断の、そして背徳と退廃の快楽を桂香の尻に仕込んでいった。
前を貫かれる痛苦、後ろに教え込まれる人外の快楽。その相反する二つが共鳴し、増幅し、融合しながら前後から桂香を追い詰めていく。

「どうじゃ? 人では味わえぬ深い深い快楽の味は? 人間どもが行う交わりなどワシら妖の行為と比べれば稚拙な児戯よ。お前に教えてやる。魔の愉悦を、人外の快楽を、妖と交わる悦びを!」
「いやっ・・・・いやっ・・・・い、いらない。あっ! そ、そんなの・・・・ああっ!い、いらないから〜〜〜〜っ」

いつの間にか長大な逸物に穿たれる痛苦も違和感も圧迫感さえ消えていた。
変わりに押し寄せてくる壮絶な悦楽に誇りをかなぐり捨てて泣き叫ぶ。不浄の穴に無情に刻み込まれる忌むべき肛悦を必死に否定しようと漆黒の髪を振り乱し激しく首を振りたくった。

「無駄じゃ無駄じゃ・・・・お主はもう戻れんよ。ワシに抱かれ、交わり、堕とされた女はもう並みの快楽では満足できぬ・・・・気付いて居るのじゃろ? 心の内から湧き上がる渇きを飢えを・・・・」
「ち、違っ・・・・あっ・・・・違う・・・・そ、そんなの・・・・そんなの絶対・・・・あああっ!!」

必死に逃れようとニ穴を貫かれながらも這いながら前に進む。

――――妖怪に感じさせられたくない。お尻でイキたくなんかない。いやだイやだイヤだイヤダ――――

自分の中に残る僅かな尊厳に縋った。自分の中の砕けた誇りの破片を必死で掻き集め、手折られた心を無心に継ぎ止めた。
桂香の尻と鵺の腰がぶつかる肉の打ち合う音と粘りある水音が静かな夜の森に響き、桂香の中から溢れ出る秘蜜は地面を濡らして水溜りの様になっている。
538神楽スキー:2006/11/08(水) 19:01:39 ID:lGxjhEaw
「くくく・・・・人であることに縋るか・・・・良いじゃろ。見てみい」
「うっ・・・・くっ・・・・え?」

背後から囁かれる声に誘われるままに仰ぎ見た桂香の焦点がボヤけはじめた瞳に映った見知った少女。

「は、初花・・・・」

いつの間に現れたのか? 鵺の言った結界のせいで初花にはこちらの姿が見えないのだろう。
声も通さないのか初花の声は聞こえないが、必死に周囲を見回し名を呼ぶそぶりをし、姉である自分の姿を探しているようだ
呆然としながらその光景を見つめる桂香を貫き、責めながら鵺が耳元で残酷な言葉を紡ぐ。

「今から・・・・結界を緩める」
「はぁ・・・・あ、ああっ・・・・な、何ですって・・・・?」
「姿は見えぬし、気配も伝わらぬ、普通に話す分には声も聞こえんが・・・・あまりヨガリまくればどうなるか・・・」
「な・・・・・っ?」

蒼白になって背後を振り向く桂香を激しく突きこんで黙らせ、鵺は愉快そうに笑う。

「ワシの声は聞こえぬが・・・・ふふふ聞かせてやれば良かろう。妹に犯されよがるお主の浅ましい声を・・・・」
「そ、そんな・・・・あっ・・・・そんなぁ・・・・ああっ!」

この妖怪はどこまで自分を嬲り、弄べばいいのか? 悔しさも悲しさも怒りも屈辱もなにもかもこの妖怪の掌の上で遊ばれているのを痛感する。

「ほれほれ・・・・聞こえてしまうぞ? ほれっ!」
「っ・・・・んんっ・・・・〜〜〜〜〜っ!」

腰が回転を加えながら子宮奥を小突きあげ、尾がうねりを加えながら腸の奥まで捻じ込まれる。
血が滲むほどに唇を噛み締め、骨が軋むほどに手を握り締めながら漏れようとする甘い鳴き声を必死に押さえ込もと儚く足掻いた。

――――に、逃げて!・・・・は、初花。お、お願いだから・・・・逃げてぇ〜〜〜〜っ!!――――

心の中で必死に絶叫し、懇願する。なのに声を届かせてはいけない、届かせるわけにはいかない。
初花に気取られれば自分の痴態が知られるだけでは済まない。
きっと初花は自分を救おうと自分を犯す鵺に戦いを挑もうとするだろう。

そうなれば初花は・・・・初花まで・・・・

「まったく頑張るのう・・・・ほれほれ! まだ我慢するか? まだ抗うか?」
「っ・・・・っ・・・・・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

いやだ・・・・ぜ、絶対にそれだけは駄目だ。
穢れた自分に人としての幸せはもう掴めない。堕ちた自分はきっともう光の世界には戻れない。
心がどれだけ苦しんでも高ぶる身体は止まらない。お尻が狂わされ、あそこが淫らに作り変えられてゆく。
破滅の時は一歩一歩確実に歩み寄って来ていた・・・・・
それでも桂香は・・・・犯し尽され、穢し尽くされ、堕とし尽くされたのに・・・・妹を守ろうとする。

――――さようなら・・・・初花・・・・お願い。幹也さんと幸せになって――――

自分と同じ人に恋した妹、自分が初めて恋した人・・・・

「お、お姉ちゃん・・・・?」

――――・・・・・え?――――

その時、聞こえるはずが無い声は響き、快楽に押し流されかけていた桂香の思考が停止した。
目の前に驚愕の表情で自分を見つめる妹の姿。
自分は見えないはずなのに・・・・声は聞こえないはずなのに・・・・・

「そ、そんな・・・・ど、どうし・・・・」
「おおおおおおおおおっ!!」
539神楽スキー:2006/11/08(水) 19:02:38 ID:lGxjhEaw
その時、鵺が背後で高々と吼えた。腰を桂香の尻に叩き付け、貫ける最奥まで尻尾を捻じ込む。
子宮の奥で何かが爆発するような錯覚と共に灼熱の粘塊が胎内に叩きつけられ・・・・桂香の心と魂は完全に屈服した。

「あっ!!」

ビクン!!

虚を突かれた桂香にその怒涛の奔流に耐える術は無かった。

「あ、あああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

惨めで、浅ましくて、淫らな負け犬の咆哮を上げ一溜まりも鳴く妹の前で絶頂を迎えさせられる。

ドクン! ドクン!! ドクン!!!

全身が壊れた機械の様に立て続けに跳ね上がる、背中が折れるほどに仰け反った。胎内を荒れ狂う白濁の精の奔流に全てが押し流されてゆく。

ドクン! ドクン!! ドクン!!!

背後で鵺は断続的に射精の奔流に腰を震わせ、繋がった桂香の中へと一滴残らず注ぎ込むべく跳ねる桂香の腰を逃がさぬように自分の腰を押し付ける。
初花の前で犯される自分。妹の前で抱かれる自分。家族の前でイカされる自分。大切な人の前で孕まされる自分。
桂香と言う人間が何処までも何処までも堕ちてゆく。心は手折られ、魂は穢され、身体は狂わされ・・・・

「ああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

全身を襲う絶頂に次ぐ絶頂の嵐に桂香は心の奥で何かが砕ける音を聞いた気がした。

ドサリ・・・・

やがて解放された桂香の身体が糸が切れた人形の様に鵺の足元に崩れ落ちる。
 
ドピュッ! ドピュッ!!

倒れた桂香の背中に白濁が浴びせられ、漆黒の髪に白濁が飛び散る。白衣に緋色の袴に浴びせられ穢してゆく黄色を帯びた白濁の精。

「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

精に全身を汚され、自分の身体からも立ち込める濃い精の臭いに包まれ、桂香は全身の力を失って四肢を投げ出し荒い息を吐く。

「お、お姉ちゃん!!」

――――初花・・・・・お願い逃げて――――

悲鳴に近い呼び声をあげながら駆け寄ってくる妹、背後で嘲笑う妖怪。

「・・・・安心するがいい。お前の妹も美味しくいただいてやる」

全てが遅い。全てが無駄だ。言葉にならない願いは届く事は無く。桂香の意識は絶望と共に闇へと堕ちていった。

<完>
540神楽スキー:2006/11/08(水) 19:04:35 ID:lGxjhEaw
なんつうかすげえ外道です、この鵺
オーガストで純愛書いてたせいでしょうね精神的なぶりが前よりパワーアップしてるよorz
だいじょうぶかおれ
541名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 19:47:21 ID:UPHcz6Vj
相変わらずテラGJ!!
542名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 20:26:58 ID:7q8+JY0y
鮎の友釣りGJ!
543名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 20:27:00 ID:OHjA87qm
GJ!GJ!
ああ、ほんとに素晴らしい話をありがとう!
当分この話が夜のおかずになります!
544名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 20:40:13 ID:7HxfnVUx
GJ!
すばらしい!
545名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 22:36:52 ID:3gbjEHmZ
おや今日も一段と外道ですね(褒め言葉

つーかGJ!
546名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:05:14 ID:DAP/sG2O
GJJJJJJJJJJ!!!!
547名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:51:44 ID:6aibw6j4
外道過ぎて可哀想な気も・・・。
然しこういうネタは、妖怪の数だけ尽きませぬな。
また便所にこだわる形になってしまいますが、エンコが見てみたい・・・
と思ったのだが、エンコと河童は同一の妖怪だったorz
548名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:48:34 ID:Yx3es25j
……外道も何もこんなモンじゃねーの?
とか思った私はきっともう汚れてる。
549名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 06:28:24 ID:He5Zk0Rl
>>神楽さん
GっJ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
この外道作家!(褒め言葉)
このままいくと初香まで・・・w
550名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 08:16:16 ID:OgdNYUZT
神楽スキーさん、GJ!!
毎回毎回楽しませてもらってます!!乙です!

ただ、出来たら地文の“・・・・”は削って欲しいかも。
盛り上げるためにやってるんだと分かるんだけど、逆に文章のテンポを崩している気がする。

読み手の分際でスマン。
けど神楽スキーさんの作品は本当大好きですよ!
551名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 16:04:53 ID:qhboyomx
感じているのに声が出せないシチュも大好きな>516には大好物な
作品でございました。ごちそうさまでした。
552名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:01:55 ID:2XhoxCwb
>>550
>ただ、出来たら地文の“・・・・”は削って欲しいかも。
>盛り上げるためにやってるんだと分かるんだけど、逆に文章のテンポを崩している気がする。

俺は好きだが?
つか、普通読み手が書き手にそんな注文付けるか?
553名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:02:47 ID:9C9hKH16
そういえばそろそろ500Kbだな
554名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:48:59 ID:05CutqiU
シチュの要望はありだろうし役立つアドバイスなら注文も悪くないと思うけど、
>>550のは単なる好みでしかないしね……。

俺も神楽スキーさんのSSは文章・シチュ・エロさなど全部好き。
本当にごちそうさまです、次も楽しみに待ってます!
555名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:51:08 ID:+Ws6bnDk
他スレだが同じ「書き手」から言えば、
書き手へのアドバイス、意見、リクに対しどう応じるかは指摘された
「書き手」が決めるべきであって、他の住人ではないよ。
勿論、単なる荒らしや煽りは論外だが>>550は文章も丁寧だし、
読み手だということもわきまえてるのだからその類とは違うだろうし。

書き手にもいろいろいるように、読み手にもいろいろいる。
最低限のマナーを守り、お互い尊重しあっていけばいいじゃないか。
556555:2006/11/10(金) 01:53:17 ID:+Ws6bnDk
書き忘れ。
スレ落ち間際にすまん。
557名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 09:47:41 ID:bRXj1To9
まぁ悪気があるわけじゃないんだろうけど
>>550さん
?って部分とかあれば自分のPC内とかで都合いいように修正して使ってればいいんじゃね?
俺はそうしてるよ。
558550:2006/11/10(金) 13:01:13 ID:QTX006a+
自分の不用意なレスで不愉快な思いをさせてしまった住人の皆さん、すみません。
誰より、神楽スキーさんには申し訳ありませんでした。
>>550はスルーしてください。

言い訳になってしまいますが、悪気はありませんでした。
神楽スキーさんの作品には、本当、毎回楽しませていただいてます。
シチュもエロ描写も大好きです。

以前別スレでも似たような発言をしたことがあり、その際は職人から
丁寧な応対をいただいたので、それで調子に乗っていたのだと思います。
このような発言は二度としません。
スレ終了間際に申し訳ありませんでした。失礼します。

>>555さん、>>557さん、フォローありがとうございました。)

559ふんどしさん:2006/11/10(金) 18:21:59 ID:B9ewSBcz
>>557を見てふと思った。

皆であらすじだけのお話に好きな追記を入れて装飾していけば面白いかも。 と。

ギャグにしかならない気が。 とも思ったが。
インタラクティブに富んだ物語作りって奴には
いろんな人がチャレンジしているがなかなか難しい。
560名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:13:18 ID:BoZofa73
>>559
そいつの能力が試される試験みたいだなw
文章力や漢字・単語能力などの日本語能力だけでなく表現力の創造的能力も求められるんだから
561名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 21:33:20 ID:miYryNJL
前の順番の奴に思いっきりレベル上げられたり、
ルート斜め上にされて憤死するリレー小説かw
562名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 21:55:05 ID:ZONsrjsN
神楽氏あたりに参加されると次の人死なね?w
563名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:25:07 ID:/W5exShR
「触手溜め」の時みたいに、一つの設定を基にして、みんなで好き勝手に書くというのも、けっこう面白かったね。
そーいうの、シェアワールドって言うのかな?
564名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 23:51:50 ID:FxdlhzgM
あ〜触手溜め!あれ最高!オレは保管庫でしか見たことないけど、あれって皆で書いてたんだ?
いろんな触手溜めが見られて良かったわ〜。
今でも度々見てる。
565名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 09:48:57 ID:lQ4AP/tz
>>563
シェアードというよりは、共通のテーマで書いてるだけだからアンソロジー……か?
それもちょっと違うか。
566名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 19:44:25 ID:XNnyIJX4
触手溜めに次ぐネタは難しいなw
 
ちょっと自分の頭はたいてみたが、植物系触手が種をしこんで分布を広げていくというありきたりなネタしか出てこなかった
567名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:25:12 ID:7czgDzUf
>植物系触手が種をしこんで
から、しこまれた種が快感物質を出して宿主を虜にし、分布のため触手レイプしたり、野外で種撒きしたり
というネタが出てきた
568名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 09:09:32 ID:M8D1V4aD
次スレはまだ立てなくて大丈夫?
あと14キロ
569名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 13:11:26 ID:MOAIU1N6
>>567
それ何て寄生スレ?
570名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 06:50:24 ID:WVS7gJv6
>>568
まだ早いと思う。5レスくらいの作品ならまだ投下可能だし
普通のレスだけだとなかなか埋まらないと思う。
今移行してしまうとかなり長期に渡ってこのスレが残る事になってしまう予感。
571名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 07:10:56 ID:jwlfTRtf
>>570
ば、ばか者!!
こう考えるんだその長期にわたっていつも20〜30kbモノを投稿する
例の御大の作品は見れないということなんだぞ?

な、なんだって〜〜〜(AA略
572名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 15:44:10 ID:4utc2wm/
>>563
>>565

つうか、「漂流女子校」ってシェアードワールドがこのスレから生まれたのを忘れたのか?
573名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 17:44:01 ID:Wzl+/bH8
保管庫が久しぶりに更新されてる件
574名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 18:24:19 ID:ri196wob
mjd?ちょっと見に行ってくる。
575神楽スキー:2006/11/13(月) 19:01:16 ID:jbijeFjl
>>573
情報さんくすです
しかしずいぶん書いたな・・・・初期のコテハン持ってない頃のまで拾ってくれてる
576ふんどしさん:2006/11/13(月) 20:30:20 ID:UJzbaTIx
>>575
同意。
保管庫の管理人もすごいな。

「ハロウィン」オリジナルになってるや…名乗らなかったからなあ…
577名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 05:45:22 ID:LJ8N6xB3
管理人様に進言してみては?
578132:2006/11/14(火) 12:52:03 ID:XJj2cIbG
 以前、投下させて頂いた132です。
 316で最後まで投下と言いつつ、出産までは無理でした。
 カテゴリは
【和姦】【異種姦】【乳姉弟】【ラブ】【超乳】【ツンデレ】【妊娠】【胎動】
 になりました。
 触手でなく、怪物に「犯される」わけでもないのでスレ違いかもしれません。
 また、描写を濃密にしたため分量が多くなってしまいました。
 スレ容量がもうすぐいっぱいになる事もあり、
 それらを踏まえて問題無ければ投下させて頂きたいと思いますが、
 不適切な場合は他のスレで御伺いを立ててみます。

 毎日覗ける環境に無いのですぐにレスを拝見出来ませんが、
 アドバイス頂けたら嬉しく思います。
 よろしくお願いします。
579名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:49:23 ID:ykFeKT2Z
書いて下さい!

容量が足りなくなったら、その時は次スレでまた始めから書き直せばいいと思う。
580ソレナンテ=エ=ロゲ:2006/11/15(水) 07:14:38 ID:0MihARgU
|∀・) ソー

|∀・) ほんとだ!名無しの時代のやつからしっかり拾ってくださってる・・・

|=3 サッ
581名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 07:31:38 ID:wWYxX3Fm
>>579
と言うか普通にそれめんどおだろうに
書き手の労苦はおれらが軽減させなきゃあかんよ
と言うわけで次スレの建て方知らない俺に誰か教えてくれ
582ふんどしさん:2006/11/15(水) 13:50:56 ID:QbewEAxz
>>577
んー、いいや。どうという物でもないし。

>>580
| (((´A`)⊂(・∀・)マアコッチコイヤ
583名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 14:28:45 ID:W2Ak6Wmz
>581
IEなら板のページの一番下にスクロール
専用ブラウザならヘルプ嫁
584名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:34:06 ID:fnlJGLuj
>>583
やってみたらしばらく出来ないとか言われたYO
畜生!!
585名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 20:58:28 ID:RF9WGLm0
触手の勃て方ならわかるんだがな
ということで立てられる人、お願いします

ゴーストハントの麻衣や真砂子が触手や幽霊になんかされるのないかな
それのスレに触手ものがあるにはあったんだけど…ちと、淡泊だったので
もう少しネッチリたっぷり、快楽の果てに…ってのが読みたい
それか夜明け前より瑠璃色なのキャベツ姫ことフィーナを触所溜めに突き落としたい
麻衣とかミアとかカレンさんでもいいんだけど
586名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:10:50 ID:LZs0TVz0
>>585
マルチすなや
587名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:15:18 ID:aawZdrSp
ゴーストハントか。何巻か忘れたが迷宮のような屋敷があったな。
めっちゃ怖い話だったが、拉致られた真砂子が処刑室で助けが来るまで一人で何とか悪霊退けてたとこがあった。
ここなぞまさにこのスレ向きな話ができそうだ
588神楽スキー:2006/11/15(水) 22:11:40 ID:fnlJGLuj
ゴーストハント知ってるなあ
ただ、あのシリーズ好きだったが・・・あれを触手って言うとおいらには無理かな

>>587
あったねえ、たしか吸血鬼(ヴラド)=浦戸ってあれでしょ
589名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:23:17 ID:hEHA4Jad
>>588
【人形の家】の手がもし触手だったら、とか。
590名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:09:34 ID:Lqr4+v8z
>>588
触手じゃないけど怪物だよな、浦戸って

基本的に実体がない奴ら相手ばっかだから結構むずかしそうだな・・・、ゴーストハントは
591名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:18:52 ID:iIhHr2yN
>>588
そう、それ。うっかり夜中に読んでしまって後悔したw
あの処刑室の天井か床下に奴が飼ってたペットがいて、処刑前に娘が暴れないよう、その前に気力体力奪うべくペットに弄くられるというのはどうか。
あ、被害者に男もいたか。
じゃ女の子用限定生物で、男は薬盛って動けなくしたことにすりゃいいか
592名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:20:55 ID:EojhaDdk
触手・怪物に犯されるSS 10匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163603957/
593神楽スキー:2006/11/16(木) 00:22:41 ID:KhnE7Q1N
なんと言うかあれはキャラがエロに持っていける気がしない
多分おいらが小説しか知らなないからだとおもうが、アニメや漫画もっと知ってるならとは思うが
画像化されたキャラにエロス感じられないとおいらは無理なんだ。ゴーストハントの小説の挿絵じゃおいらは犯せない
例を言うならマジカルプリンセスは書けてもチャチャは無理w
だから皆さんが褒めてくれるほどおれは上等なもの書きじゃないんだよなあorz
594名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:58:37 ID:xFctZvVB
ゴーストハントの漫画版はいいぞ。
と、どうでもいい話を
595名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 05:24:31 ID:7m+qIp9x
>>593
なにおおっしゃる、この外道!(褒め言葉)
複数のスレにまたがって大活躍中でしょうに
いつも存分にハァハァさせてもらってます


ゴーストハントに小説があるのは知らなかった
真砂子に「らめえぇぇ〜〜〜〜〜〜っ!!」とか言わせて潮噴かせたいな



新スレ立ったし、あとはネタだしとか触手雑談で産めちゃう?
596名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 05:26:28 ID:7m+qIp9x
連投すまそ

今、この触手スレと触手トイレスレが並んでる
なんとなくグランドクロスのような不思議感を覚えるのだが
597名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 05:43:14 ID:1RzP3wdC
はじめてトイレスレを知った。
ありがとう。
598名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 12:44:33 ID:8uy9Bgo5
新スレも立った事だし、ここは我らの触手で埋めようではないか。にょろにょろ〜
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
599名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 13:15:37 ID:naoaqFi5
なんだか臭っているみたいだ
600132:2006/11/16(木) 15:29:43 ID:1PspnHpR
 新スレが立ちましたので、そちらの方に投下させて頂く事にしました。
 よろしくお願い致します。

 前の人の投下直後に後追い投下しないよう、タイミングを見て投下させて頂きます。
601名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 20:15:36 ID:8uy9Bgo5
にょろにょろ〜
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
602名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 23:43:53 ID:PnRfe42Q
490KB超えてれば、1日放置で落ちるんじゃなかったっけ?
603名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:24:52 ID:MGKLpKXK
にょろにょろ〜
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
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604名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:27:25 ID:MGKLpKXK
触手・怪物に犯されるSS 10匹目
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163603957/
605名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 02:04:23 ID:RKlQfLT9
うめよ〜
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫∬∬∫§∫∫∬§∬§∬∫∬∫∫
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606アスタ:2006/11/19(日) 02:59:45 ID:+hiezCmx
ハリケンブルーで誰か書いてください。お願いします。
607名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 17:50:05 ID:qICyE0xz
         r ̄`-‐ '´ ̄ ̄< ̄,二ヽ
             シ~ /" `ヽ ヽ `'、//
         //, '/     ヽハ  、_Vヽ
         〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|
         レ!小l●    ● 从 |、i|
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.       /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |

うめ
608名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:06:54 ID:M6SAFxSv
埋め
609名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 23:34:39 ID:4OWx+JuY
埋め
610名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 03:34:33 ID:bu4lr5IV
産め
611名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 09:10:24 ID:pmxdD+Td
子供をたくさん埋め
612名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 14:49:58 ID:++Bo3DeI
子供を触手の海に埋める。
613名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 16:26:28 ID:9GcHE5gi
子供を触手の海で犯せ。
614名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 21:20:38 ID:gBIPAm/y
明日の触手は君だ
615名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 01:21:44 ID:8/nAEZUh
僕と触手!
616名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 05:41:30 ID:ql0ITl7F
見たまえ――
今日縮む触手が私だ…そして、明日伸びる触手が――君だ。
617テロリストR:2006/11/23(木) 16:14:00 ID:N6Rh1mFG
ずっと真面目な小説を書いていた。しかしその長い努力は報われなかった。

そしていつしか僕はポルノ小説に手を染めるようになっていた。
買ってくれると言う人もいたけれども結局は踏み倒されてうやむやになってしまった。
(その原稿がもう削除してしまって手元にないのは残念の極みだ)
出版社に新しい作品を送って半年たっても返事はない。だからそれを使って最後にテロをやろうと思うんだ。
僕は僕の狂気をこのスレに置いていく……
618第一話「メッセンジャーガール」@:2006/11/23(木) 16:17:35 ID:N6Rh1mFG
 あの日、投げかけられた投網を食いちぎろうとして暴れたことを覚えている。金属の糸はあまりに強くて網目の間に指を通して泣きながら歯を立てた。
薄い掌が擦りむけて血が滲んだけれども不思議と痛いとは思わなかった。柔軟に揺れる丈夫な檻の中で見上げた空は晴れ渡っていて白い入道雲が広がっていた。
どんなに力を込めても千切れない網の格子の向こうでお日様が笑っていた。
 周囲では迷彩の服を着た男たちが気味の悪い卑劣な笑みを浮かべてわたしを見ていた。緑のまだら模様の衣装を赤い返り血の飛沫で染めて白い歯を見せて笑っていた。
その手の中の長いライフルや鉈が無慈悲な光を照り返していたんだ。わたしになす術なんてなかった。
あれはまだ、十五にもならない頃。春の日差しが微笑む、焼け落ちた町でわたしは犯された。
埃臭い澱んだ空気に男たちの汗臭い体臭が混じって鼻を突いていた。
一人じゃない。何人も何人も何人も。入れ代わり立ち代り、何人の相手をさせられたかなんて覚えていない。
始終軋むような雑音が頭の中で鳴っていた。
 身体が裂けて壊れる、このまま死ぬんだと思った。胸やお腹にどろどろする温かいものが怖くて泣いた。
顔にかかったぬめぬめする液体の臭いが気持ち悪くて吐いてしまった。
口に突っ込まれた固くて脈打つものが喉の奥で嫌な汁を噴出してひどく咽た。
619第一話「メッセンジャーガール」A
「ユルシテクダサイ、ユルシテクダサイ」
 片言のような言葉で哀願しても目の据わった男たちは許してなんかくれなかった。何も悪いことなんてしていないのに。あいつらは、笑ってた。楽しそうに笑ってた。
 お腹の中で二本の固いものが荒れ狂っていた。内臓がおかしくなると思った。生臭い臭いに混じって嗅いだ鉄さびの臭い。あれはわたしの破瓜の血だったのだろうか。
 いつしかわたしは気を失ってしまっていたようだった。わたしが再び意識を取り戻したときには男たちはいなくなっていた。
空が暗いのは雲のせいだったのだと思う。太陽は見えなかった。天から降り注ぐスコールが剥き出しになったわたしの薄い胸に打ちつけていたのを覚えている。
どしゃ降りの雨が引き裂けた服をぐしょぐしょにしてしまう。そしてぬかるみ始めた大地の泥に塗れてしまうのだ。
身体中が痛くて、目が熱かった。


 彼女はエナメルのような赤いマウンテンバイクを立ち漕ぎに駆っていった。ひび割れたアスファルトの道を無骨なスパイクで引っかいていく。
袖口の開いた白いジャケットは風に踊り、襟口から吹き込む気流が汗ばんだ肌の上を吹き抜けていく。その背中には赤い郵便のマーク。
胸にはプラスチックの名札が縫い付けてあって「菱川輝美」と見て取れる。ぴったりしたハーフパンツを穿いた腰は宙に浮き血色の良い引き締まった左右の脚には交互に体重が打ち込まれる。
 無人地区B-14。そこを抜ければじきに目的地に着くはずだった。
 公孫樹郵便局の若き局員はほとんど人の住まぬゴーストタウンを駆け抜けていく。愛機「フェニックス号」は今日も絶好調だ。
そのチェーンは上機嫌に滑らかかつ速やかな回転を示している。高速で走行するマウンテンバイクの乗り手からは二本の栗色の三つ編みが吹流しのように棚引いている。
 死んだ町の寂静の中で彼女だけがいきいきと動いているのだった。もっとも生物が他にいないわけでもあるまいが密度の低いこの地域で鉢合わせすることなどめったとない。
その代わりに頭上から照りつける晩夏の太陽が走る乙女に濃い影法師を付き添わせていた。
 眼前に迫る十字路。行き当たりのコンクリートの壁。輝美は直前で前輪を軽く持ち上げて大地にやや斜めに叩きつける。ブレーキのかかった前輪からのパワーが赤いフレームを走り抜ける。
衝撃で跳ね上がる後輪。ハンドルを胸に引きつけるようにして前輪をも持ち上げた。
それは瞬間的な出来事だ。
 フェニックス号は舞い上がり、壁の上辺と水平になって宙を舞う。まるで棒高跳びの選手みたいに。しかしそのまま飛び越える気はなかったらしい。
後輪の一点が越えつつあった壁の天辺を捉える。輝美は身を捻るようにして重心を起こし、壁の上に立った。もっとも足を突いたわけではない。ただ後輪の一点のみを支えにバランスを保って揺れている。
 まったく常人離れした運動神経だった。もはや超能力じみていると言っても過言ではあるまい。実際、特殊な血統を遠く引いているらしいという話は輝美自身、幼い頃亡父に聞いたことがある。
 数年前に受けたゲリラによる暴行。本人にとっては決して幸福とはいえない最悪の事件おそらくあのときのショックが彼女の潜在能力を引き出す引き金になったのかもしれなかった。
そのことは全くの皮肉としか言いようがないのだけれども彼女は普段そのことを忘却しているのが常である。そして曲芸まがいの運動は彼女をひどく楽しませた。
「・・・っと」
 輝美は自分が乗っかっている塀の向こうを打ち眺めた。やや傾斜の全体としては下り坂の風景。丘の上から見下ろしているような形だった。
実を言えばそのためにわざわざ丘の上を通るコースを選んだのである。
一番奥の方にはそれなりに太い川が流れ、その支流の小川や水路が迸るかのようにこちらにまで延びてきている。それと交じり合うようにブロック塀の敷居が迷路のように敷かれ、
崩れたビルや腐った木造家屋が散らばっている。草に覆われている場所が多いせいかどことなく緑がかった、田園めかした雰囲気さえ漂っていた。
「あ、あれ!」
 目印を見つけて喜びの声を上げる騎乗の少女。その叫びの響きは優美でさえある。輝美のあだ名が「テルミン」であるのも単に語呂合わせではない。
その独特の美しい声が幻の電波楽器テルミンを連想させるからだ。