【ルシエン】カルドセプト総合Book4【ミランダ】

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1名無しさん@ピンキー
ここはカルドラ宇宙のあらゆる世界における女性キャラやら
女性型クリーチャーやら何やらに強打するスレです。

人の嗜好はさまざま。むやみに刺激せずピースをかけましょう。
とは言え誰もがウィザードアイを持つわけではないので、特殊嗜好含む小説は断り書きがあると親切かも。
他人の話が聞けない、バーブルじみた人はホーリーワードで華麗にスルー。反応するあなたもゴリガンです。

過去スレと関連スレは>2以降に。
2名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:12:54 ID:4fDSFJbg
過去スレ

1冊目: カルドセプトのルシエン嬢でハァハァ
ttp://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1024/10241/1024142278.html

2冊目: カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ
ttp://idol.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10591/1059190153.html

3冊目:カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ Book3
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1094218479/

関連リンク

カルドセプトスレ関連作品置き場
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/6103/crd/
3名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:18:37 ID:z/toM24l
ホーリーワード3
4名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:25:33 ID:CRX10/iB
ホーリワード……4?

とりあえず、ルシエンとミランダがスレタイになった以上、この二者で妄想を高速周回させるぜ。
つか、ルシエンは何本読んでも飽きませんよ。のう?
5名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 23:33:50 ID:5/aYxU0s
ホーリーワード5

よくわからないけど>>1はゴリガンに謝罪…しなくてもいいか
6名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 23:58:36 ID:AJJycB6t
ホーリーワード6

セレナにはめられた…枯渇しそうだった…
7名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 01:25:31 ID:z5tKS8bI
ヌルポー
8木樹゙:2006/07/15(土) 09:06:58 ID:lq3bSiyO
ガッ!!!ゴイル召還
9名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 17:21:47 ID:hZTRS/ou
スレ立て乙。
スレの進み遅かったから、即刻埋めちゃうと人が移住しきれないかな?
10名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 18:05:09 ID:7r3HXvth
good luck for your next journey...
11ダークマスター:2006/07/15(土) 19:33:07 ID:+eafK6t2
新スレッドおめでとうございます。
水曜日の段階でまだ975に達しておらず、自分でのスレッド建立を躊躇ってしまったことを白状致します。

帰宅しましたのが今さっきですので、更新は深夜になりそうです。
8〜9レス程度ですので、即死回避になるかどうか不安なところです。ご容赦下さい。
12ダークマスター:2006/07/15(土) 20:34:03 ID:+eafK6t2
急遽、これから更新することになりました。

状況的には、前スレから続いておりますので、二者の位置関係等が不明の方は、過去の書き込みを参照して下さい。
13「名」:2006/07/15(土) 20:36:53 ID:+eafK6t2
 思考の隅で、数字を数え続ける。ひとつ、ふたつ。
 ──カルドラ宇宙で、最たる背徳。少なくとも、これまででは。
 ひゃく。
 ──顔に塗りたくられる。舌を滑る。喉を伝って臓腑へと落ちる、絶対性の残滓。
 せん。
 ──腰の狂気を止められない、かわいそうなカルドラ。
 まん。
 ──ルシエンなら、どうするだろう?
 ろくじゅうまんよんせんはっぴゃく。
「もういいですわ。解放して下さい、カルドラ様」
 言っても聞こえないと分かっているので返事を待たず、尻と腿を強く掴み、無理矢理に引き剥がす。
水気が失われて粘りだけが残った汁が、糊となって名残を惜しむ。
「あ、あ……う」
 力強い十指に動きを押さえ込まれたカルドラは、虚ろな瞳に生気を戻す。手首はもげかけ、背骨と筋
肉はねじれ、ただ女の証だけが、百もの絶頂に潤っていた。
「ジェミナイ……」
 早く殺して欲しい、と願う己に驚く。口に出すことができぬ望みは、それでも女神の意思を蝕む。
「時間があれば、七日といったところですか。カルドラ様ときたら、股ぐらの刺激に没入なさって──」
「ジェミナイ!」
 カルドラ本人が目指したよりも、ずっと威厳に満ちた声だった。黒衣の邪神が、僅かにたじろいだ表情
を見せる。
「恥を知りなさい。私だけでなく、お前をも貶める、この愚かな時を終わらせなさい」
 ──ああ、そうだ。
 消えかかっていた神性が蘇る。最後まで、わたくしを楽しませるために。
 ──ルシエンも、こうするだろう。
14「名」:2006/07/15(土) 20:39:07 ID:+eafK6t2
「異なことを。これまで続けていらっしゃったのは、カルドラ様」
「それでもです」
 過去を認め、未来を諌める。それは女神に相応しい、凛とした態度ではあった。残された力を、敗北
を和らげるためではなく、最後まで姿勢を崩さぬために用いているのだ。
「あら、まったく」
 ──少ない泥で、よくもまた作りましたわね。
 眼前の女神像を笑う。
「全知と全能が失せると、こうも頑迷になるものなのですね」
「終わらせなさい」
 ──でも、そのぶん中身は空っぽで、すぐに割れ砕けてしまいそう。
「どちらの唇も、結局は貴女を裏切るのですわ」
「ジェミナイ」
「超然と見せたいカルドラ様を、聞き分けの無い愚者と伝えるのが、その唇。堕落した大淫婦と示すの
が、この唇」
 長い舌で、後者を舐め上げる。七日の狂態を味わって、なお色褪せぬ美味に震える。
「愚か、となじられた私は……くっ……聞く耳、を、持たずとも……よ、いのでしょう……?」
「自我より高次のものは、貴女の助けになりませんわ」
 人差し指で、下着の縁を弄ぶ。
 予感という感触に太腿を硬くするカルドラを、ジェミナイは儚いと思った。
「壊すに値すると認めます」
「私にルシエンを見ているのですね。哀れな」
「どうでしょうか」
 女陰と尻の交わる場所、もっとも布地の細まった点へと指を潜り込ませ、刃のように引く。切り分けら
れ、前後の垂れとなった下着は、先ず豊かな尻肉を隠すことをやめた。
15「名」:2006/07/15(土) 20:40:32 ID:+eafK6t2
「裏側は、一層汚いのですね」
 次いで邪神の手によって前垂れが、にちゃ、ぬちゃ、と卑猥に剥がされていく。
 悲鳴と哀願を押し殺し、そのぶん言葉も失って、カルドラはただその陵辱を睨み付けていた。
「ほら、とうとう見えました。カルドラ様の、ぬかるんだ雌穴」
 人に似た姿、人と同じ機能を持ちながら、一度としてその役に用いられなかったカルドラの秘所。それ
は初めての出番に奮え、波打ち、濡れ光っていた。花がそうするように、匂いをもって侵入を誘い、迎え
るように弁を開く。
「欲しそう」
「戯れ言を」
「何を、とは申しておりませんよ」
「そうですか」
「何、だと思われました?」
「どうとも」
「想像されたのでしょう?」
「いえ、何も」
「男の肉棒、陵辱器官を」
 ひっ、と呑んだ息は音にならなかったが、潤んだ唇はそれほど器用ではなかった。動きと、音と、一層
の臭いで、答えを明らかにしてしまう。
「期待されましたね」
「いいえ」
「二人だけなのに、答えが互いに知れているのに、いったい誰に向かって嘘をつくのです」
 世界に、カルドラ宇宙に。
「わたくしが、それを持ち合わせていることを、期待されたのでしょう」
「いいえ」
「それも、確かめてみろと?」
16「名」:2006/07/15(土) 20:43:37 ID:+eafK6t2
 これまでのところ、カルドラはルシエンの代わりを十分に務めていた。その媚態はジェミナイの渇望と
似た形をしているため、犯し貫くに値すると、肉体が主に告げる。
 ──そう。これでいいなら、そうしますわ。
 カルドラの尻より後ろ、女神の目が届かぬ場所で、ジェミナイは己の裾を捲り上げる。長い脚が現れ、
白金の輪が嵌められた腿も露になり、深紫の薄布に覆われた股間までが晒された。
「見せてあげますわ」
「何を、ですか」
 黒い茨が緩み、前後左右に余裕が生まれる。しかし自由は、すぐさま邪神によって奪われた。
 脚を下から持ち上げられ、腰が浮かんで顔が垂れ、何と問うた答えが目に入る。
「そんな」
 光沢のある布地を押しのけ、邪神の男根が天を向いていた。それはカルドラの想像していた通りに大
きく、妄想していた通りに濡れていて、欲していた以上に卑猥な形をしていたが、ごく自然に継ぎ目なく、
ジェミナイの延長線として存在していた。
「カルドラ、これは貴女を求めている」
「私は、否です」
「中身を埋め尽くすほどに、大きいのに? こんなにも濡れて、脈を打っているのに?」
 耳を貸せば、乗せられるだけだ。
「いやらしくくびれて、そそり立っているのに?」
 見てもいけない。
「それに、ほら。黒くも赤くもなく、肉の白さで。交われば溶けて繋がってしまいそうなのに?」
 しかし、もう目も耳も心も、それを捉え、それに捕らえられた後だった。
 息を呑み、多すぎたそれを吐き出すころには、沈黙で返答してしまっていた。
17「名」:2006/07/15(土) 20:46:08 ID:+eafK6t2
「意外と、濃い毛。何の意味があるのでしょうね……下品に、際立たせるためでしょうか」
 先端で掻き分けながら、女神の恥毛を笑う。
 笑われた側は、男根が直に伝えてくる快感と絶望に、胸が突き上げられ、息をすることもできずにい
た。反駁するなど、もってのほか。
「襞も、処女のものとは信じられませんわ。だらしなく捲れて、垂れて、濡れて」
 半分はカルドラによるもので、半分はジェミナイが担っているのだが、確かに売女の唇じみた外見に
なっていた。それを根によって嬲られると、雷より鋭い刺激が女神を縦に貫く。
「あら、まだ実物が刺さってもいないのに。これから埋まるのですよ、カルドラ様の不足が」
 頭が、ぬかるみに埋没した。痛みに倍する期待。
「や……やめなさ……」
「性別を持たぬ絶対神が、女神の姿をしてまで求めた悦びを、わたくしが与えてさしあげますわ。連れ
合いを欠いた母性は、さぞかし虚ろでしょう」
 割り込む。
「ジェミナイ──」
「さようなら、究極絶対神」
「あ、ぁ……ひ、いやあっ!」
 膜は無く、その代わりにカルドラを護っていた神性が破れ、邪悪が満たされた。
「う、あ……はぅ」
18「名」:2006/07/15(土) 20:49:45 ID:+eafK6t2
「カルドラの雌穴……これ、凄いです、わ……」
 ジェミナイにとっては、初めての性交だった。カルドラ宇宙で最も貴い女性を用いた、最も罪深い行為
によって、彼女の純潔は失われた。
「ねえ、どうです、カルドラ様。わたくしとの、んっ、交わりは?」
 じゅぐじゅぐと泡音を立てながら、自重によって奥まで貫かれた生贄を、腰と腕で上下に揺する。
 そうされるたびに、痛みと快楽と悲しみと満足がカルドラに広がり、思考を焦がした。
「あ、はぁ、いい……だ、だめ……いけない、こんな、私、ああ!」
 茨によって両手を吊られながらも、自由になる脚を使い、痛みをやわらげるという大義をもって、腰を
縦横に振る。言い訳以外の何物でもないその理由は、しかし快感が溢れ出すことによって真実に格上
げされていく。
「あ、ぁ、あ!」
「や、本当に、凄い……わたくしを、狂わせる、つもり……?」
「や、もっと上の……やめ、そこ、とても……やあっ!」
 溢れ出す粘液で二人の結合部は糊付けされ、剥がされると卑猥な音を立てる。
 にっちゃ、ずっちゃと耳に届くたびに、カルドラの精神は破壊されていった。
「ひぐ、う……んっく、ぁは」
「自分から腰を振りたてて、帽子が外れそうなくらいに髪を振り乱して、大きな乳房を上下に揺すって」
「わ、私、まだ、みとめっ、まだぁ……」
「もう終わりですわ、カルドラ様」
 冷たく喜び、熱くたぎる。
「貴女は、結局こうなるためだけに存在していたのです。これまでの時間は、全て無駄」
「あ、う、いやぁ……こんな、ひど、いぃ」
「わたくしに弄ばれ、蹂躙され、それを望み、堕落し、最低の淫婦よりも臭い汁を撒き散らしながら下品
に乱れ、いずれ飽きられ殺される。そのために生まれてきたのです、カルドラは」
「いやあぁっ!」
19「名」:2006/07/15(土) 20:54:36 ID:+eafK6t2
 言葉によってカルドラの膣は締まり、ジェミナイを絞り上げた。
「出ます、わ……汚しますわよ──」
「あ、あぁ、や……」
「──カルドラ!」
 邪神の身中より、他者を穢し貶めるための白い汚物が根に送られ、勢い強くカルドラへと撃ち込まれ
る。子宮から溢れ、逆流するその汁は、内壁や唇や腿、どこにも満ちた。
「わ、たし、私……お、おお、あ」
「まだまだ、出ますわ……お腹、破れるかもしれませんわね」
「おふっ、ぐ、ぇ……」
 まだ射精の収まらぬうちに、陵辱が再開される。茨は骨に食い込み、肉体の限界はとうに超えていた
が、気を失うことができない。もちろん、死ぬことも。
「ジェミナイ、こんな、こん、な、ぁあ」
 カルドラは、泣いていた。絶望していた。悔やんでいた。神としての背骨は折れ、惨めな女に貶められ
ていた。人間以下の扱いを受け、決められた死までの間を、まるで便器のように過ごす境遇を思い、恐
れと悲しみとに押し潰される。
「こと、がっ」
 悠久の果てにして初めての満足を知るが、それを認識できぬまま、カルドラは壊れていく。
「あなっ、ああっ! あな、たの……」
 しかし、終わる前に、ただ一言だけでも。神だったカルドラとして。
「望み、だったのです、か……?」
 その言葉を最後に、カルドラの目が裏返ったので、ジェミナイは安心して泣き笑った。
 ──そう、ですわね。
 時間は存在せず、永遠だ。死に続ける四柱神に照らされながら、闇の真中で目を閉じ、思いを広げ、
ジェミナイはしばらく眠ることにした。
20「名」:2006/07/15(土) 20:57:20 ID:+eafK6t2
 私は眠っていたのだろうか、と周囲を見回す。
 床に広がっている緑色の粘液に声をかけると、聖女は立ち上がった。
「行きましょう」
「あれ、もう動かれるんですか?」
「時間がありません」
 ルシエンは短い休息を終え、通路を進むことにした。あと何部屋あるのか、どれだけの時が残されて
いるのか、まったく分からない。
「手遅れになる前に、急ぎましょう」
「どのくらいで、手遅れなんですか?」
 粘液から少女に戻ったバルダンダースが、小首をかしげて質問する。それは賢者にとって答えかねる
難題だった。
 ソルタリアが、滅んだらか。
 カルドラ宇宙が、滅んだらか。
 カルドラその人が、滅んだらか。
 アトラのルシエンが、死んだらか。
「行きますよ」
 それとも、私から、彼女が失われたらだろうか。
「はぁい」
21「名」:2006/07/15(土) 21:00:17 ID:+eafK6t2
 わたくしは眠っていたのでした、と瞼を上げる。
 結局ジェミナイは、好きなだけ眠ることにしたのだ。それこそ永遠でも良いと考えていたので、相応の
間があったのだろう。
「あは、ぇ、うーぅ」
 声が聞こえる。
 ジェミナイの腰の上では、カルドラが嬌声を上げていた。
「カルドラ様ですか」
 かつて絶対神であった身においても、永遠は長すぎる時間だったのだろう、とジェミナイは哀れむ。カ
ルドラの精神は砕け散り、ただ男根から快楽を絞って吸い上げるだけの存在に成り果てていた。邪神
から注がれ続ける魔力は生命と肉体の磨耗を許さず、死ねない永遠の中で、快楽だけを支えに在り続
けたカルドラは、一心に腰を上下させていた。
「おはようございます」
「ひっ、いぎぃいいっ!」
 僅かな腰の揺れは、永遠ぶりの刺激だった。それだけでカルドラは、狂った状態から発狂し、逆に僅
かな正気らしきものを取り戻す。
「あ、も、もっと、お願い、もっと、動いてくだ、さい!」
 服は半ば以上脱げ、豊満な肉体には二人の粘液が染み込み、その上を汗が滑り落ちていた。帽子
はとっくに脱げ落ちていて、寂しく感じたジェミナイは、それを己の腹から拾いあげた。
「本当に、ただの便器になりましたわね」
「い、凄い、す、ごぉ……!」
 帽子をかぶせてやると、カルドラに見えた。それに気を良くしたジェミナイは、殺すのはまだ先でいいと
考える。
「カルドラ様、ルシエンとの戦いまで、もう少し間があります」
 ルシエンという名は、カルドラのどこかにあった。何かを、とても期待していた名だ。
「ですから、それまで生かしておいてさしあげます」
 茨を解いて、カルドラを抱き寄せる。絶叫とともに、固まりきっていた背骨が折れるが、すぐに癒える。
「私、もっ、犯し……」
「ええ、ええ、色々といたしましょうね。もう少しの間だけ」
 もう少し。ちょっとした永遠ほど。
22ダークマスター:2006/07/15(土) 21:01:43 ID:+eafK6t2







この後はしばらく濡れ場がありませんので、次回更新時には退屈させることになるかもしれません。
そろそろ簡単に、これまでのあらすじなどを書き込む必要があるかもしれません。
そして次にお会いするのは、かなり後となるかもしれません。

サーガ発売前に完結させたかったのですが、叶わないようです。
これからも細々と続けていきますので、お付き合い頂ければ幸いです。

それではまた、できれば近いうちに。
23名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 23:07:56 ID:NVRUndPV
GodJob!!
スレ開幕から眼福でした!!
相変わらず、知王のSSは、描写というか光景がエロいです。
俺に画力が無いのが恨めしいということで、40/40先制即死80%の御大将を求めてしまう・・・
24ヴァレリア  ◆A9aIALV2MI :2006/07/16(日) 22:14:19 ID:4xQGNmss
変なのが湧く前に超GJ。
カルドラ陵辱、堪能させていただきました。
次はもちろん、永遠の肉便所聖女ルシエン様のシーンを希望したいものです。
御体には注意なさって、末永く楽しませてくださいませ・・・・・・
2524:2006/07/16(日) 22:15:02 ID:4xQGNmss
名前欄が変になってますが、ご勘弁の程を……
26名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 14:59:40 ID:2WKQIJy8
スレタイにしたからにはミランダ物を書いてくれるであろうな、>1よ。

正直ミランダ大好きなのでマジ欲しい。
27名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 19:10:13 ID:CAALB88A
>>26 
 女主人公の口利きで、森の魔女に弟子入りした幼女が
 お師匠様から言いつけられていたレポート提出のために
 たまたま様子を見に来た訪ねて来た女主人公とそれを
 追っかけて来た竜眼に盛ってみた薬が『睡眠』じゃなくて
 『催淫』だったので、当然二人は壊れる寸前までぐちゃどろ。
 それをドアの鍵穴から覗き見ながら、本人は杖で自慰。
 で、その頃のお師匠様は狂信者にびしばしSモード発動中。

 ……すいません、ちょっと言ってみただけです……。




28名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 21:13:30 ID:YN2mwO8O
いや充分妄想力が充電された。
具体的に言うと300Gくらい。
29名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 01:53:48 ID:OLQ4JmAn
ミランダってブックにダゴン入れてたっけ?
30名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 12:48:38 ID:Ax0Mcr/t
ストーリーモードで最初に戦う時は入れてないが成長版ブックには入れてる
31名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 12:49:51 ID:Sppdbsdb
水専門と言えば、ミュリンもだけど、彼女のブックってダゴンあったっけ?
通常ブックには無かった気はするけど・・・
32名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 19:18:22 ID:q9IuD/L2
2ndは確かゲモりー以外は王使ってこなかったはず
33名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 19:39:19 ID:/8QG0du8
なんでもいいから、若い娘お願いします
34名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 17:15:42 ID:BYtSHfE0
サーガの新カードと新デザインのカードはマジでイイ感じだと思う
ウィッチエロスギ
35名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 18:57:33 ID:DiSUNiPs
シーフもすっかりエロくなっちまいやがって
36名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 01:36:22 ID:8kOFEUrU
ソードプリンセスたんハアハア
ルシエン様の「乙女の舞」ブックに是非1枚ソプたんを!
37名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 02:55:38 ID:lCQGC4XY
どなたかミランダやグルベルなどの1stキャラの資料持っている方おりませんか?
38名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 10:32:39 ID:MmYUWBSD
>>37
 『資料』って、具体的にどーゆー物の事を指していらっしゃるんでしょうか?

 彼女たちの使ってくるブックの内容や対戦中にしゃべるセリフ?
 それとももっと具体的な身長・体重・年齢・3サイズ&左手の薬指や足のサイズ?
3937:2006/07/25(火) 12:21:13 ID:lCQGC4XY
>>38
とりあえず全身像あたりが欲しいです。
勿論、それ以外も出来得る限り、是非。
40名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 06:44:18 ID:hEgtz8Vl
>>37
ファミ通の1EX攻略本に全身像くらいなら載ってる。
あと、グルベルだけならコミック版カルド4巻に出演してるよ。
41ミランダ:2006/07/27(木) 10:31:06 ID:s3MCDg57
……私だって、5巻P201の片隅にちっちゃくだけど、ちゃんと出演してるもん……
42名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 11:34:20 ID:4288Ec/5
そろそろ、ルシエン陵辱成分が足りない
43名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 18:33:18 ID:BZmnKbP6
おい、カルドラ
邪心と乳繰り合って完全にぶっ壊れる前に
私に『新しい世界を創造する権利』を与えろ

治療の為に、右足を切断した時にも「画業に足は必要ない」と
泣き言一つ言わず、辛い抗癌剤治療も治る為ならと我慢して
前向きに頑張りながら、その後度重なる入院でやむを得ず
進行中の仕事の降板を余儀無くされた時に、一度だけ
「オレは仕事がしたいんだ」と、声を上げて泣いた
前途有るカルドセプト絵師が、わずか38歳で死んだ……

こんなクソッタレな世界なんか、今すぐ作り変える!!!
聞いてるのか、カルドラ!!!












……斉藤智晴氏のご冥福を心からお祈り申し上げます……
44名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 22:22:11 ID:4288Ec/5
>>43
今知った。本気でへこむ……
カルドラ宇宙にとって、とてつもない損失だ。
カルドラ!そこのジェミナイと繋がったままでいいから、私にも創造の力を頂こうか。


心から、冥福をお祈り致します……素晴らしい絵師だった。
45名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 20:52:25 ID:hom34Cw3
沈んでる聖堂に、縛り上げたエロ聖女置いときますね。
46名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 22:59:06 ID:wRAVnH+j
丸三日放置されてるのか。


ドロドロだろうな。
47名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:48:33 ID:gCzmbagf
目を閉じると、バインドのカードのボンテージ娘が浮かびます。
48名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:54:02 ID:Sw96Qg7r
ハウントのカードのチンコガードっぽいのつけてる男はお呼びじゃないですね
49名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 23:57:19 ID:4E/T2Pdy
ルシエン・・・バインド・・・ハウント・・・

陵辱の三題噺ができそうだ
50名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:30:58 ID:x0MXYSyY
しかし、書く神が不足している当スレッド。常駐しているのは佳作な神のみ。
51名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:32:57 ID:x0MXYSyY
×佳作
○寡作

意味が大違いに。
もちろん、佳作どころか傑作ばかりだと思っておりますぜ?
52名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 18:11:47 ID:4Qez4DoX
コミケが終われば、神々が帰ってくると信じて、保守
53名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 23:28:22 ID:08dknwKe
俺のマイドキュメントで、ルシエン様を始めとしたカルドエロス(SSやイラスト)のフォルダが、ここしばらく交信されてません。
そういうことで、頼みますよほんとに。
54名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:00:47 ID:EZYCxHze
神よー
55名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 02:57:27 ID:bQw4hEA4
カルドセプトサーガ………
Xbox360化よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

こんちくShow _ト ̄|○
56名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 07:57:58 ID:l0U9d91+
>>55
どのへんが勃起要素なのかw
57名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 09:39:16 ID:iBFi0KA1
下向いてるから萎えてるんじゃね?
58名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 00:04:14 ID:lw1EX1Ua
待ってりゃそのうちPS2で発売されるさ…きっと……
あァでもPS3で出されたら手が出ないな。本体テラタカス

お前らXbox360持ってる?つかカルドのために買う?
59名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 09:24:07 ID:sdguYFBC
それはエロとどう関係のある質問なのか
60名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 14:42:33 ID:8aAgY3fY
買うっていうかもう買った
61名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 23:24:17 ID:jabGwz51
皆はルシエンを抱いたり犯したりするとき、フード取ってる?
62名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 00:10:09 ID:EKbYpvj5
取ってないっていうか基本的に全キャラとも着せたままで。
初めての夜とかゆったりした雰囲気とかじっくりとした覚悟とかの表現をしたい時だけ、
脱いだり、あるいは脱がせたりする描写をする。

ミュリンほどガッチリ着込まれると、さすがに脱がせない限りいかんともしがたいが…
63マジレス:2006/08/24(木) 00:36:27 ID:8RJmGIP+
ここの神々は、たいていが脱がさない派じゃないだろうか。
某地王なんか、パンツ脱がすのに物凄い時間かかったくらいだし・・・(あれ、もしかしてまだ履いてたですっけ?)
やっぱりね・・・どのキャラもそうだけど、特にルシエン様なんかは、あの法衣やフードを含めての”聖女”を汚したいわけで・・・
「日常を引きずる背徳感」ってやつこそ、一番の興奮剤だからね(そのために、レズだったり隠れマゾだったりフタナリだったりするのが大好物です)

って、61を良く読んだら、実生活での話しかよ。
ルシエン様とできるほどの神じゃない俺は、ヴァルキリーとするとき、兜は外さない派。
64名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 00:55:22 ID:QWBWjtyQ
フードって、余った皮のことかと思ったぜ。
65名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 22:19:07 ID:vIl/h+fO
俺はカロンとする時にはフードを剥く派だけどな
66名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 23:59:37 ID:0LKi56C/
俺はナイトとする時は兜剥かない派だけどな
67名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 22:01:31 ID:Vt9iFUrN
俺はバルダンダースとする時には変身させない派だな
68名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 14:35:46 ID:BM1jPHj2
俺はコーンフォークとする時は軍手を取らない派だけどな
69名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 18:17:24 ID:2l+zfEt7
〔ムジナマスク〕 〔女装ショタ主人公〕 〔言葉責め〕 〔ルシエン様〕

こんな夢を見た。大分自分は病んでると思った
70名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:14:40 ID:cJrXHaCT
>>69
さっさとマインドシーカーさせてもらおうか。
71名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 22:28:23 ID:rLKqg+GK
>>70
一言で言うとムジナマスクで幼女に化けた主人公が破廉恥な行為に及ぶ感じ
72名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 22:56:10 ID:Btz2lhSM
具体的に……そうだな、SSで頼む
73名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 22:16:07 ID:m3hUYYoi
>>71
せめて会話内容だけでも教えてくれぬか。それを元ネタに、神降臨があるやもしれぬ・・・
74名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 23:10:06 ID:e/uFmgrF
>>73
いいかげんな妄想と回想を交えて書くと
狢和尚に仮面を借りて化けた後にダンシングドール三体でルシエン様を拘束して
「何故こんな目に遭うかお分かりですか?」
「分かりません」
「じゃあこれからどうなるかは?」
「…分かりません」
「へぇ、御存じない割には凄い事になってますけど」
的な事を言って色々弄繰り回した後、種っぽいものを下の方に押し込むと
バロメッツが生えてきてそれに生った実を収穫してた

病んでるな…ディスペル使ってくる
75名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 00:13:03 ID:tr4haklB
意外と鬼畜そうだ!良いぞ!
76名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 22:55:13 ID:3nepDQRg
つまりバロメッツの人栽培と言う事だな?
77名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:55:27 ID:OWoKxbGG
hos
78名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 10:27:15 ID:MYqK3Vql
神絶滅?
何かモチベ上がるニュースでも来ないとダメなのか・・・?
79名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 02:03:59 ID:+tymscsO
ジェミナイとかバルダンダースから、ザーメン臭が落ちなくなるまでぶっかけ続けられるルシエン様保守
80名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:45:46 ID:oolw3iXv
>>79を救ってあげて下さい、地王陛下。
81名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:13:56 ID:hK7fRVBc
ぱうん
82名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:00:10 ID:bPcA9l+I
ルナストーンを持ったルシエン様が攻守逆転して、主人公を…
83名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:08:15 ID:8xGq02ZR
主人公(♂、少年)を発狂させるまで嬲りぬくルシエン様…
84名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 01:43:17 ID:+TO0qJGq
発狂とルナがかかっているわけだな。
85名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 01:58:41 ID:O8nPkoXd
ルナストーンを使うよりも、ルナティックヘアを関わらせた方がベターじゃないか
ウサギは強い性欲の暗喩になるし
86名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 23:52:49 ID:uzVYCQAC
兎耳の少年がどうしたって?
87名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 21:50:19 ID:N1Jfo7g6
もうちょっとで新作age
88名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 21:50:52 ID:N1Jfo7g6
ageてなかったよorz
89名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 02:11:15 ID:D5PQhiHG
よ、予告なの予想なの期待なの?
90名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 22:22:38 ID:HeWXB1L0
サーガ出たら盛り上がるかな?
それでもルシエン様が見たい。
91ディープスポーン:2006/10/17(火) 02:58:16 ID:xXog9tZR
ちょっと初代の世界からフェイトさんをバインドしに来ました

http://www.interq.or.jp/green/power-up/undine/061017.html
92名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 08:03:21 ID:nVPMO/CS
NDS(ナイスディープスポーン)!!
久々の眼福でございまする・・・・・・

フェイトさんは、サーガだと大人びてて期待大(スレ的に)
93名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 23:59:37 ID:b2cGo5cy
絵師=水属性なんだろうか。

さておきGJ!!
94名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 21:43:18 ID:mnirYZqn
そんなSSは無いものか・・・
95名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:17:51 ID:+nk5XJCg
水属性…ルシエン様の材料でアンダインを創るとか
96ダークマスター:2006/10/29(日) 01:35:21 ID:Ed/5iE/F
ええと、どう顔を出したら良いものでしょうか。
不義理を続けていたダークマスターです。

ここしばらく、管理職仕事をしていたので暇が持てない状況でしたが、
あと一月もすれば落ち着きそうです。
もし拙作を期待して下さるという有り難い方がいらっしゃるのであれば、
もう少しだけお待ち頂ければ幸いです。

>>90
サーガのためだけに、本体及びD4端子付きテレビを買いましたが、
それでも書くものはルシエン関係が続くでしょう。

それではまた、年内に。
できれば複数回。
97名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 12:40:03 ID:18cQEofh
その日まで保守
98名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 01:31:49 ID:YDs2LjmY
ホシュルト
99名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 16:03:56 ID:DSbgC2VV
他の魔王も女体かしないかなぁ…、ダゴンたんギザモユス
100100だワーイ:2006/11/05(日) 21:39:41 ID:KtDDnYMw
>>99

ベルゼブブたん/外見年齢30歳の、女王様タイプ。言葉責めが得意で、汚物系プレイもいける。

フレイムロードたん/外見年齢14〜5歳の元気っ娘。プレイはノーマルだが、かなり激しい。

ダークマスターたん/外見年齢25歳の、ちんこ生えたお姉さん。マニアックで残酷なプレイを好む。

という案を出すから、誰かこれにダゴンたんを加えたメンツでSSを書くんだ!!
「人間に味方する裏切り者を再調教」とか、「闇堕ちしたダゴンを交えてセプター陵辱」とか、
色々あるだろホラ。
101名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 22:32:58 ID:TXZMdhe1
四魔王をブックに揃えて重くて回りゃしねえアホの子なジェミナイが
ゴールドアイドル置いた途端に大逆襲とかか
102名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:53:21 ID:2fn8DQEV
>>100
そのダークマスターはどこの地王かとw
103名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:03:21 ID:0BvhQhDJ
>>100
ベルゼーブブは幼生の時期があってしかも「共食い」する訳だが
つまり何がいいたいかと言うと幼女の近s(ry
104時を踏みつけるぼじゃノロイ:2006/11/11(土) 03:16:50 ID:ITBAHWbh
この名前で書き込むのも凄い久しぶりな気がしますが
http://zaku6.sakura.ne.jp/061109.jpg


安打陰氏の本にゲストした絵のカラー版です。転載可というのでこちらにも。
正直、もう資料がなくて困りました。フードくらいしか判らないw
基本バインド+トーチャー+ブックワームで放置され、髪が伸びてるのはそれだけの年月ということと
体内にグーバもしくはプリンに寄生されて死なない程度の栄養分は与えられている、みたいなシチュで。
バインド4、トーチャー4、ワーム4とか考えてたらどんなタイマンブックだ、とか思いました。
まぁルシエン様専用タイマンブックということでいいか。

このところ趣味の絵を描く暇がなくて、もっと手直ししたいのは山々なのですが
サーガが出てしまいそうなのでここらで区切りの絵にしようかなと。
セカンド、今までありがとう。

サーガは暇を見つけてオンに繋ぐ予定で。またエンダネス島のような所だといいなぁ。
サーガやる方で見かけたらよろしくしてやってくださいな。
105ダークマスター:2006/11/11(土) 13:27:02 ID:cc+tiR6U
>ぼじゃノロイさん
 お久しぶりです。
書くべきことがまとまらず、乱文になりますがご容赦下さい。

 まず御絵、眼福で御座います。
好みそのものの状況に、肉感のある絵で、鼓動が早まりました。
ルシエンは今でも、私にとって最も気になる版権キャラクターです。

 それゆえ、セカンド絵に区切りとのお言葉に、打ち据えられたような心地です。
不純な動機で拙作を書き始めた頃が思い出され、時間の流れに呆然としております。
加えて、自分の遅筆ぶりにも自失しております。

 今まで有り難う御座いました。
貴方のおかげでここまで書いてくることができましたし、この絵のおかげで最後まで続けられそうです。

 サーガはとても楽しみです。執筆より優先度が上がらないよう、努力しなければ。

 それではこれからも、よろしくお願いいたします。


>拙作について
月末にある程度の量を更新する予定ですが、間が空きすぎたこともあり、最初にあらすじなどを付けようかと
考えています。もちろん僭越ということであれば自粛致しますので、不要とのご意見があればお願い致します。


>このレスについて
読み直したら、空気が読めてない文章ですね。休憩中に大急ぎで書いていますので、自宅でもう一回読んで、
気持ち悪さに身悶えしてみたく存じます。
106名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 19:33:02 ID:lA3OVBXE
>>104
ノロイさんキター!GJです
サーガで会ったときにはよろしくお願いします
107名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:47:59 ID:IN4pF+iP
>ぼじゃノロイ様
うおー、お久しぶりでございます、そして眼福でございますー!

ぼじゃノロイ様、ダークマスター殿、サーガであった是非お願いします!
108100だワーイ:2006/11/12(日) 09:52:04 ID:taMEwrHJ
・・・最後じゃない、区切りなんだ!!だから泣いたりしないぞ!!
代わりにズボンを下ろします。
(中略)
ちょっと白い涙を流してきました

サーガにも、ぼじゃノロイ様の食指が動くキャラがおりますように。
アバターでルシエン嬢作れないかな。


(ここから超チラシの裏)
以前このスレで、地王の作品に”萌え”が少ないと避難があったけど、
俺は以前から、地王本人こそが萌えキャラだと確信している。
なんかケナゲなんだよなぁ・・・内容はエグいんだけど(笑)
109名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 20:04:10 ID:tahh5PE3
見た瞬間、どっかのSSのエンディングイラストかと思った。
こんな内容のエンド、今までにあったよな?
お世話になった記憶ある。
もう助からなさそうなのが良いよな。ルシエン様の最後としては。
110名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:42:22 ID:FY4/UMxb
ふふふ。俺様が神々を差し置いて空気を読んでいないSSを投下してやるぜ!
そしてなんと極悪非道に、途中までだ!
111名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:43:09 ID:FY4/UMxb
 そうだ、雪が降ったら、会いに行こう。きっと寂しがっているはずだから。

                    ◆

 ふわり、と舞い落ちる白い綿毛のような雪に手をかざす。雪は音も無く掌で消えた。何の甲斐一つ残さない掌。ルシエンはきゅっ、と手を握り締めた。
 分かっていることとはいえ、やはり辛いものだ。彼女は自嘲に頬を歪ませた。
『自分で、捨ててしまったものだというのにですね……』
 幾度目かの冬が訪れて、幾度目かの雪が降る。降り注ぐ綿毛に目を細めて、一つ一つ思い出していく。
「――一緒に」
 あの日、舞い散る雪の花に包まれた言葉はたった一言だった。そしてそれで十分だった。
 ――あの胸の温かさ。
 ルシエンは眼を瞑った。
 ――あの唇の甘さ。
 ルシエンは鼻腔から息を吸った。
 ――あの言葉の柔らかさ。
 ルシエンは甘く息を吐いた。
 それは今日のように雪が降る日のことだった。もう何年も前の話だ。しかし彼女にとっては昨日のことだ。
 ルシエンは彼の偉大さを知っていた。彼は誰よりも強く、そして何よりも優しかった。神殿の奥の書庫、天を突くような蔵書をいくら紐解いたところで彼を超えた者はおろか並ぶ者すら見出すことはできないだろう。そんな彼の寵愛を受けた、それこそがルシエンの誇りだった。
112名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:44:15 ID:FY4/UMxb
 しかし、だからこそ、ルシエンは首を振った。肯定を返さなかった。動揺した彼が痛いほ
どにルシエンをかき抱いたとしても彼女は変わらず首を振った。それは陰鬱に微笑むことし
かできない自分は彼の隣に立つべき女ではないということが未来視などに頼らなくても分か
ってしまっていたのだから。いつか彼は相応しい伴侶を見つけるべきなのだ。結局、自分は
やはり巫女なのだ。妻にはなれないのだ。ただひれ伏し、拝み続けることで精一杯なのだ。
 そして、彼は旅立っていった。それも今日のように雪が舞い落ちる日のことだった。結局、
彼女に残されたのは、ひどい喪失感と、そしてほんの少しの自己憐憫だけだった。
 今はただ自己憐憫に縋って生きているだけの日々だ。あれから誰にも抱かれてはいない。
自慰もしない。――操を立てているのだ。馬鹿らしい、と人は笑うかもしれない。しかしル
シエンにとっては本気だった。
 空を覆うような冷え切った大気にルシエンは大きなくしゃみをした。もしかしたら風邪を
引いてしまうかもしれない。ルシエンは小さく震える身体で無理に微笑んでみた。――それ
も面白いかも知れない。いっそのことこじらせて死んでしまえばいい。彼がいないこの世界
などもういらない。そして今度生まれる時は、彼の世界に生まれ変わるのだ。
 ――今度こそ心から微笑が浮かんできた。
113名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:45:03 ID:FY4/UMxb
 しかし、それだって叶わぬ願いだ。すぐにでも侍従が暖かな外套を手に走り寄ってくるこ
とだろう。「――ルシエン様。そんなところではお寒いでしょう?」。ほら、やっぱり。ル
シエンは小さく詫びの言葉を考えながら、ゆっくりと振り返った。その声の主については少
しだって思慮の糸をめぐらすことなく。
「お風邪など引かれたらいかがなさるお積りなのですか?」
 一目見て、心臓が跳ね上がった。あり得ない光景だ。しかしこの光景ほど彼女が渇望した
ものもなかった。くすんだ金髪。青色の瞳。ああ、精悍な佇まい。そのどれもが想像のまま
だ。混乱した頭がようやく一つの結論を導き出した。そしてルシエンはそれに従って微笑ん
だ。
「ふふ、面白い幻覚ですね。私はここまであの方を想っていたということですね。ちょっと
誇らしいかもしれません。ですが、お願いがあるのです。幻覚でもいいのです。だって、あ
れほど想い描いたあの方が私の目の前にいらっしゃるのですから。ですから、あと少し、ほ
んの少しでも消えないで下さいませんか? ……それとも幻覚にお願いなど無理な話なので
しょうか?」
「確かめてみますか?」
「ええ、もちろん!」と言ってルシエンは愛しい人に飛びついた。あの時と変わらぬ温かな
胸だ。驚きに目を見開いて「これは、夢? それとも本当に幻覚?」
「どちらでもありません。ここは現実です。私は本物です。あなたは確かに私の腕の中にい
らっしゃるのですよ」
「――ふふ、やっぱり夢です。夢に決まってます。だって、こんなにも幸福なのですから」
 ルシエンの黒曜石の瞳からこぼれ出す涙が男の胸を濡らしていく。男は苦笑するとルシエ
ンのフードをそっと外して髪をかき上げると、その柔らかな額に唇を当てた。
 頬を染めて、上目遣いで見上げてくる愛しい人に男は「それならば、確かめましょう。あ
なたの全身で私を思い出させましょう」と言ってルシエンを横抱きに抱き上げた。ルシエン
は慌てて、彼の首に手を回した。

 ゆっくりと神殿へと歩いて行く。戸惑うルシエンを尻目に樫と菩提樹のアーチをくぐった。
大きく、荘厳な扉が開いて、彼女たちを迎えた。ようやくこの頃にはルシエンもここが現実
であるのではないかと思い始めていた。
 がらん、とした聖堂。ここが彼女たちが初めてまみえたところだ。寒々しさの中にも凛と
した静寂があった。もっとも奥の、もっとも高いところにあるソルティス神の像に男は一瞥
をくれるともう二度とそちらに目を向けることはなかった。
「あの、どちらへ……?」
「もちろん、あなたの寝室へ」
 その言葉に紅差すルシエンの頬を見て、青年は楽しそうに笑った。
114名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:46:12 ID:FY4/UMxb
 聖堂を抜けて、幾つも渡り廊下を越えて、さらに奥。今までの華美な装飾は次第に鳴りを
潜め、素朴な木の扉が二人を迎えた。青年がそっと呟けば不思議と扉は音も立てずに開いた。
いくらセプターといえども、カードを介在させることなしには扉一つ開くことは出来ない。
しかし、驚くルシエンに青年が微笑みかければ、それ以上ルシエンは何も言えなかった。
 柔らかく、太陽の香りを抱いた布団。質素だが最高の羽毛はいつも穏やかにルシエンを包
んでいた。そこにルシエンが労わるように降ろされる。
 そして、永く、永く、永いキス。舌も絡まず、ただ触れ合うだけのキスだった。しかし青
年の温もりと自らのそれが平衡になっていくのを確かに感じて、彼女はまず最初の絶頂を迎
えた。
 ――そう言えば、キスをするのも随分と久しい。こんなにも心地良いものだったのか。
 見開かれ、やがてとろりと蕩けた瞳で呆けたように見つめてくるルシエンを青年は誇った
ような笑みを浮かべた。
「どうでしょう? これで信じて頂けましたでしょう」
「――いいえ」
 一転、困惑の色を浮かべる青年に、ルシエンは陶然と微笑んで「まだ、足りません。全然、
足りません。ですから……」と言うと青年の後頭部を引き寄せて、もう一度唇を重ね合わせ
た。舌を絡ませる。唾液は溢れる。いつしか、ゆっくりと青年の身体がルシエンに覆いかぶ
さる格好になっていった。
115名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:54:02 ID:FY4/UMxb
――続く――

流石俺だ。1レス目に書き込みミスしても、何ともないぜ。('A`)
また空気を読まず純愛ものを落としてくれるわ。

また書かせて頂きに参りますので、その時もよろしくお願い致します。
それでは。
116名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 10:26:26 ID:+SLDx+jw
オイオイ、空気読みすぎだぜ兄弟!
忘れていたルシエン様萌えの心を取り戻させてくれたおまいに、この言葉を送るぜ。

「続き超キボン」

いやホント、ルシエン様は、男主人公だと純愛モノで、女主人公だと陵辱寄りだと再認識した。
あと作者名希望。もう神認定だ。

>>109
その誇らしいキリバンを踏んだおまいに、全てのSSを熟読している俺が答えてやるぜ。
おそらく、おまいがお世話になったSSというのは、
・109氏の「満たされし者」
・地王の短編「塔の小部屋」
・地王の「名」の派生END
のどれかだと思われ。(陵辱無限続行モノと仮定して)

「満たされし者」ではブックワームが出てくるので近そうだが、髪が伸びるほど長く拘束はしない。
それに続編では立場変わるし、何より俺のセシルたんはそんな非道いことしねえ。
「塔の小部屋」なんかはバッドエンドレベルは近いが、相手はサンクタムガードだけなので、カード
は使用しないはず。自分で使えば別だが、ちょっと無理ある。
「名」の派生エンドだと、バルダンが相手だからブックワームも無理がないけれど、やはりカードは
使用できないのでこれも薄い。

というわけで、これがオリジナルシチュエーションであることが証明できたわけだ、というネタマジレス。
117名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 12:31:24 ID:0wowuPN9
お前のマニアっぷりには、呆れを通り越して感心した。まとめサイトを作ることを許そう。
でも、バル子エンディングだと、肉紐で拘束されてブックワーム突っ込まれてたから、脳内補完はできそうだな。

>110氏
どうラヴラヴになってくれるものか、目が離せません。
恋人同士のエッチなんて、book4になってから初めて?
118名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 18:57:15 ID:tqPJEi3g
ついに、本スレではフラゲッターたちの報告がかますびしくなってしまいました
数多の神々がこのスレに御帰還遊ばされるのは、何時になるのでありましょうや












……それよりも、この哀れな下僕めが『本体』を入手出来る日の方が早いのでしょうか……
119名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:00:16 ID:bp4XVMNo
痛い話が苦手な人はご注意。ひどい話ではないつもりです。
120ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:01:15 ID:bp4XVMNo
「私を止めたの、あなたが初めてよ」
 少女はとまどっていた。
 今まで誰も止めなかったのだ。近づくことさえなかった。少女を畏れて。
 だから、村を氷漬けにしたのだ。人がいても独りなら、いっそ一人のままでいい、と。
 しかし、この青年は違った。この青年は、少女に近づくことをためらわなかった。不思
議なカードと村人に畏れられた力を見せても変わらなかった。そもそも青年にとっては不
思議でもなんでもなかった。同じ力の持ち主だったのだ。
 青年は少女と話した。この力のこと、周囲の偏見、自分のできること、目指すこと。
 少女の瞳に淡い光が差し込んだ。
「私、こんなこと、もう、やめる。…一人じゃないって、わかったから」
 少女は微笑む、震えながら。
「…だけどやっぱり、怖いよ…私もう、人との接し方なんて忘れちゃった。みんな私のこ
と、人じゃないみたいに扱って…だから…」
 雪が降り始めた。
「雪か。道理で寒いはずだ。君はこの村の住民なんだろう? どこか暖まるところに案内
してくれないか」
「……」
 青年は少女の足跡を追いかけた。
121ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:02:08 ID:bp4XVMNo
 冷え切った村でただ一軒、煙突から煙を出す家に、少女と青年はいた。
 燃えさかる暖炉、温めたミルク、蒸かしたジャガイモにバター。それらは内から外から
青年の身体をほぐしていった。
「こんなものしか用意できないけど」
「いや、充分だ。おいしいよ、ありがとう」
 青年は少女に笑いかけた。その言葉を聞いて、少女はようやく食事に口をつけた。一口、
二口。いつもと違う味だった。
「…今日のごはんは、あったかい」
「蒸かしすぎかい?」
「ううん。何だろ…」
 少女も青年も、そのまま静かに食事を続けた。青年は先に食べ終わり、少女を待つ形に
なった。
「ごちそうさま」
「ごちそうさま、…ええと、最初にあったときに聞いたけど、改めて教えてくれ。俺はゾ
ナティス。君は?」
「……ミランダ」
122ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:02:55 ID:bp4XVMNo
 少女と青年は、暖炉の前に座っていた。近づくでも離れるでもなく、そのまま座ってい
た。膝には毛糸の大きな膝掛け。少女が編んだのだという。あった毛糸をそのまま編んだ
のだろうか、同じ色がずっと続き、一度色が変わったら今度はその色が続いていたが、編
み目は揃っていた。
「ミランダは、編み物がうまいんだな」
「…そうかな」
「うまいよ。よくこんなにきれいに編めるなあ」
 膝掛けを持ち上げたり裏返したりしながら感心する青年に、少女は目を細めた。自分の
編んだ物をそうやって見る人も初めてだった。青年は膝掛けを肩にかけてマントみたいに
して遊んでいる。そんな姿に思わず笑みがこぼれる。
 外の雪は静かに降り続いていた。
「…あったかいな」
「さっきもそんなこと言ってたな、ごはんがあったかいって。この部屋もあったかいか?」
「うん…こんなに雪が降ってるのに」
「あったかい理由、俺にはわかるぞ」
 不思議そうにしている少女の目を見据えて、青年は言った。
「こういうことだ」
 一瞬、少女の視界が切り替わる。
 青年は少女を包んだ。腕を伸ばして引き寄せた。膝掛けにくるめた。息づかいまで感じ
る距離に。
「どうだ、さっきよりあったかいだろう?」
 少女は何も言わなかった。
123ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:03:37 ID:bp4XVMNo
 腕の中の少女を、青年は見守っていた。肩ほどまで伸びた少女の髪が、はらりと頬にか
かっている。青年は少女の頭を撫でた。拒まずに、求めずに、少女はただただ青年の手に
身を任せていた。
「ミランダ、あったかいよな、こういうの」
 忘れかけていたぬくもりだった。ほしくてほしくて、拒まれて、いつしか求めることも
なくなって、自分から突き放していた、人のぬくもり。少女は奥から込み上げてくるもの
を感じ、青年にしがみついた。
「ゾ、ナ…」
 震える声で青年の名を呼ぶ。
 青年は少女の髪をかき上げ、頬と頬を合わせた。あどけなさの残る少女の頬は、涙で少
し湿っていた。
「ミランダ、ミランダ…」
 孤独に震えて冷え込んだ少女の名を呼ぶ。耳元で繰り返した。名前を呼ばれるのも久し
ぶりなのだろう、呼ぶたびに少女の腕の力が増した。
 不意に、少女の耳たぶに唇が触れた。少女の身体が跳ね上がる。
「!」
「びっくりさせたかな、くすぐったかったか?」
 耳元から顔を離さずに尋ねる。
「…うん…少し」
 ずり落ちた膝掛けにはかまわなかった。青年は、今度は意識して耳たぶに唇を寄せる。
吐息が少女の耳元をくすぐった。そしてそのまま唇を、少女の頬に、首筋にと這わせてい
った。
「ん…うう、くすぐったいよ…んっ」
 少女は青年に寄りかかった。
124ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:04:31 ID:bp4XVMNo
 少女の肩を、腕を、青年は撫でた。厚い服に包まれていても、少女の身体の細さはわか
る。緊張した面持ちの身体を撫でさすっていると、徐々に少女の呼吸は青年の手の動きに
呼応するようになった。青年は、背中へ、胸へと、撫でる範囲を広げていった。
 少女の胸は身体全体に違わず小ぶりだった。それでも手のひらにふくらみの感触は伝わ
る。青年は指先に力を入れて、ふくらみの中心をまさぐった。ゆっくりと、ゆっくりと、
少しの変化も逃さないように。
「ねえ、そこ、そこね、くすぐったい、くすぐったいの、だから…」
「どこが、くすぐったい?」
 少女の胸元のリボンを解き、上着とブラウスの前をはだけさせた。少女がくすぐったい
と言ったあたりに指を伸ばす。一枚残った下着越しに、指を這わせた。柔らかくて、ぷく
んとふくらんだところ。すぐにわかった。
「ふうう!?」
 そこ、くすぐったいよ、と言いながら身をよじる少女に構わず、その部分をいじくった。
下着は少し汗ばんで、身体に軽く張り付いている。
 柔らかかったふくらみはいじり続けるうちに硬くなってきた。持ち上げられた下着と一
緒に、軽くつついたり、こしこしと擦ったり、二本の指ではさんでくりくりと回したり、
指の腹で先端をやさしく撫でたりした。
 少女はもうくすぐったいと言うことはなくなっていた。代わりに呼吸が時折乱れる。息
を止めたり、大きくはき出したり。指の動きにつられているようだった。
「くすぐったくない?」
「うん、大丈夫……あっ!」
 先端を爪弾いた。いじっている最中、いちばん呼吸が荒くなった部分を。
「あっ、そこ、だめだよう、いじっ…ちゃ…あ、あっ、あ!」
 間髪入れずに擦り上げる。ぴんぴんにとがった先端を、くりくり、こしこし、くにくに
いじり回した。
「はあっ、これ、へん、こんなの、あっ、あう、ああっ」
 少女は声を抑えきれずに、伝わる感触のままに喘いだ。身体の奥からせり上がってくる、
ほぐされるような、痺れるような感覚に身を委ねていた。初めてだった。この感覚も、誰
かに身を委ねるのも。
125ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:05:48 ID:bp4XVMNo
 与えられる刺激に身体を支えきれず、少女は身を横たえた。ちょうど膝枕をする格好に
なった青年は、少女の頭をもう一度撫でた。そして、少しほぐれた表情で呼吸を整える少
女の服を、ゆっくり取り去った。続いて青年も脱ぐ。
「あ、あれ…脱いじゃうの…?」
 困った顔の少女に、青年は軽くうん、と微笑んで、そのままスカートにも手をかける。
少女は青年にどう応えればいいかわからず、じっと動きを待っていた。だんだん露わにな
る少女の脚。ついに下着姿になった。
「ここだな」
 先ほどさんざんいじり倒したところを、もう一度指でくにっと押す。
「やぁ、そこ…」
 再びほぐされるような刺激が少女の身体を走り出す。そのとき、青年は少女の下着をめ
くり上げた。なだらかなふくらみの中心で赤くとがった先端が現れると、それを一気に口
に含んだ。
「ふああああっ!」
 先端は湿った唇に挟まれて、ますます硬くなった。唇で咥えたまま、ちょんと舌をあて
る。舌にこりっとした感触が伝わる。そして、舌先を這わせてちろちろと舐め回したり、
根本をつんつんと押したり、ちゅうっと吸ったりした。
「あっ、あっ、だめ、そこ、いっ…あ、ああっ!」
 指とは違った感触に、少女は悶えて身体を揺さぶった。全身を巡る感覚が、荒い息と共
に声になって表れる。青年は身をよじる少女を軽く抑えながら、硬いままの先端を舐め続
けた。
126ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:06:32 ID:bp4XVMNo
 少女はだんだんもじもじと身体を揺らしだした。両脚を擦り合わせ、腰を軽く持ち上げ
る。太腿の間に青年は手を滑り込ませた。少女の肌はじっとりと汗ばんでいた。
 そのまま指を這わせ、脚の付け根に到達すると、手を傾けて少し脚を開かせた。
「あっ、ね、そこもさわるの? さわっていいの? ね…んんっ!」
 返事はせずに指を押し当てる。割れ目の中心と思われるところだ。当てたところがじん
わりと濡れて下着の色が変わる。そして、下着の上から割れ目を指でなぞった。
「うっ、んっ、そんなとこだめだよ…」
 それでも何度か指を往復させると、少女は応えるように腰を揺らすようになってきた。
 それを合図に、青年は下着の脇から指を差し入れた。すっかり潤んでいる秘所が、くち
っと音を立てる。
「――――っ!」
 だめ、だめだよ、と繰り返しながら身体をよじる少女の秘密の場所を、ゆっくりと指で
開く。入り口は熱を持ってほんのりとふくらんでいた。
 人差し指で入り口を撫でる。中指を添えて横に開く。今までにない刺激に入り口はひく
っひくっと震え、奥からとろっとした蜜を溢れさせた。その蜜を指に絡め、蜜を擦り込む
ように周辺を撫で回した。
 指は手前の核を探り当てた。蜜でしっとりとした指を、ちょんと核に当てる。
「あっ、あうううう!」
 少女はのけぞった。きつく目を閉じて、刺激を受け止めていた。
 指はやさしく何度も核をつついた。すくった蜜で濡らしてとろとろにした。すっかりと
ろとろの核を、くにくにいじったり、二本の指でそっと挟んだりしているうちに、だんだ
ん硬くふくれてきた。
 核を隠している皮を、くいっと剥いてやる。現れた中心部を、滑りのよくなった指で、
何度も何度も擦り上げる。
「ああっ、そこ、だめ、へんだよう、お、おかしくっ、なっ、あ、ああああっ!」
 今までにないほどの大声を上げて、少女はがくがくと腰を震わせた。全身に力がこもり、
汗だくになっている。手を伸ばして、青年にしがみついた。ぎゅうっと、離れないように。
「あっ、なんか、へんなのっ、こ、こわいよっ…」
 少女は身体を反らす。足のつま先まで張りつめている。青年は少女を支えて刺激を与え
続ける。くりくり、こしこし――
 ビクッ! ビクビクッ!!
「ああああああっ!!」
 絶叫と共に身体が跳ね上がる。張りつめた身体はゆっくりと弛んで、床に腰を落とした。
秘所からはとくん、とくんと新たな蜜を溢れさせた。愛撫を全身で受け入れた証だった。
 少女は青年にしがみついたまま、あたたかな部屋で横になっていた。
127ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:07:09 ID:bp4XVMNo
 青年はそんな少女を、静かに見つめていた。
『ちゃんとイッた…みたいだな』
 ぬくもりの残る指を軽く拭いて、横たわった少女の頭をぽんと撫でた。
「…あ…あれ…ゾナ…私…?」
「ん? 眠くなったか?」
「うん…何かね、ふわふわして…」
 少女は今までのことを思い出して、一気に顔を赤らめた。思わず手で顔を隠す。
「……すごくはずかしい……」
「…はは…」
 青年はもう一度少女の頭を撫でる。
 そのとき、少女は青年の変化に気づいた。
「あ、あのね……ゾナ、ここ……」
 少女が顔を赤らめたとき、青年も行為を思い出し、反応してしまっていた。
「えーと、これは、こういうもので…」
 少女は不思議そうに手を伸ばした。つん、とさわると、ぷるっと震えて大きくなった。
「こら…さっきのミランダと、同じなんだぞ、これ…」
 青年はそう言うと、少女の残っていた下着までも取り去った。
「今度は俺の番だ、いいかい?」
 少女の脚を広げ、まだ潤んだままの秘所にそっと押し当てた。ぬめっとした粘膜の感触
が、青年の粘膜に伝わる。それらは重なり合って、くちゅっ、くちゅっと音を立てた。し
ばらく何度も擦り合わせていた。少女のぬめりも増してきた。そして、硬さの増した自身
を、もう一度秘所の入り口に当てた。
「ん…っ」
 少しの、間。
 青年はすぐに挿入しようとはしなかった。ミランダはきっと、痛がりながらもこの熱く
て硬いものを受け入れてくれるだろう。さっき俺の愛撫を受け入れたように。しかし、そ
れだけではこの行為は完成しないのだ。だから。
 これは、一つの賭けだ。
 青年は少女から離れ、少女の身体を起こした。そして自分は少女の前に座る。
 急に身体を離され不安げな表情を浮かべる少女を、青年はじっと見つめて、両手を伸ば
した。
「ミランダ、おいで」
128ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:07:43 ID:bp4XVMNo
 目の前で両手を広げて私を待っているゾナティス。待っている? わからない。きっと、
待っているんだと思う。だけど、本当に、待っているの?
 …待っていなかったとしても、かまわない。
「ゾナティス……」
 少女は青年に近づいた。自分に向けられた手に指を絡め、足を一歩踏み出して。そして、
青年の肩に頬を寄せ、腕を首に回した。
 青年の体温が少女に伝わる。少女はさらに身体を近づけた。胸の鼓動が高まる。震える
身体を密着させて、ゆっくりと腰を落とした。
 さっきされたように、入り口に青年のものの先端を押し当てる。少し身体を揺らして、
導く。
 先端が、入り口をこじ開けた。
「いっ、痛い、痛いよ…っ!」
 初めてのことだ。さっきも指は入れなかった。少女が痛がるのも当然だ。少女は痛い、
痛いと声を上げるのを止められないまま、懸命に腰を押し付け続けた。青年は蜜とは違う
ぬめりも感じていた。切れているのかもしれない。
「ミランダ、ありがとう、無理すんな、痛いだろ」
 また少女の頭をぽんぽんと撫でる。それでも、少女はやめなかった。
「ゾナ…私ね、さっきの…すごくね…うれしかった。だから…」
 痛みで涙が止まらない。それでも、歯を食いしばって続けた。
「だから、ちゃんと入れるの…最後まで入れるの…! 痛くても…いいのっ…!」
 息をのんで一気に腰を落とす。青年は狭くてきつい少女の中に包まれるのを感じた。
 少女は耐えきれずぼろぼろ涙を流しながら、懸命に青年に微笑んだ。
「ほら…ね、ちゃんと、入ったよ…」
129ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:08:52 ID:bp4XVMNo
 青年は少女と繋がったままぎゅっと抱きしめた。身体が重なる。体温が重なる。
 腕の中の少女は青年を包み込んだまま硬直していた。痛みをやり過ごそうとじっとして
いた。ぎりぎりまで押し開かれた入り口がひくひくと震える。
「ミランダ、大丈夫か? 抜くか?」
「……平気…抜かなくていいよ…」
「そうか、…じゃあもっと痛くするけど、我慢しろよ…」
 返事を待たずに、突き上げた。
「いいあああああ!」
 軽い動きでも少女にとっては大きなうねりだった。青年は少女の腰を押さえてさらにう
ねりを送り込む。
「ひっ、いっ、ふうう、んっ、んっ、んあ、あっ、あっ」
 青年をきつく包んでいた少女の内側は、徐々に緊張を解いていった。青年のうねりに応
えるように、中を蜜で満たしていった。絡み合う。熱くなる。さっき自分が何度も撫でて
もらったように、少女の内側は中の青年を撫でさすった。
「やっ、あっ、へんなるっ、ひ、あっ、…だ、だめ、なんか、あ、あっ―――」
 少女の中で何かが高まる。きゅうと青年を締めつける。
 青年は張りつめて、力強く、注ぎ込んだ。
「―――――――っ!!」
 二人の息と声が重なる。頭の中で何かが弾け、そのまま、一緒に、融けていった。
130ケルダーにて…:2006/11/20(月) 19:09:35 ID:bp4XVMNo
 気づくと空は明るくなっていた。雪はやみ、太陽の光が積もった雪に反射して辺りを輝
かせている。
 二人は家の中からきらきらと輝く村を見つめていた。
「あったかいね」
「あったかいな」
 そして、少女は外に向かう。
「私、今から、戻してくる」
「行ってこい。待っているから」

 村の外れの人影。青年と少女と、そして少女の両親だ。
 青年は旅の途中で宿を探してこの村にたどり着き、少女の家のお世話になった、という
ことになっていた。人の出入りの少ない村の、久しぶりの客人で、少女はすっかりはしゃ
いでおり、その様子を見た両親までもが青年と別れるのを惜しんでいた。
「ゾナティス、行ってらっしゃい。春になったら、また来てね。小さいけれどかわいい花
が、湖の畔にたくさん咲くのよ」
「わかった。行ってくる。また、来るよ、ミランダ」
 少女は青年を見送った。見えなくなるまで、手を振った。
 雪の積もる村の、あたたかい家に戻る。
 少女は両親に手を伸ばす。両親は少女と手を繋ぐ。
 少女は、もう、迷わない。
131安打陰inケルダー:2006/11/20(月) 19:10:30 ID:bp4XVMNo

こんにちは、久しぶりのSS投下です。
サーガ発売までカウントダウン入っているところで、
何の脈絡もなく初代ネタです。

>>104のイラストのモノクロ版をオフラインでいただきました。
ぼじゃノロイ氏、ありがとうございました。
(その本というのは>>91が表紙のやつです)
もっと早くお礼を書き込みたかったのですが、
これを書いていて遅くなりました。

サーガは予約済です。楽しみです。
初代、セカンド、この先サーガ。
また何かネタが浮かんだら、書きに来たいと思います。
そのときはよろしくです。では〜
132名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 23:21:10 ID:LgABAORx
>>131
痛くなんて無いですよ。事以外のやりとりにも萌えました。
初代のミランダは曲も萌えで、数少ないゼネス抜きで戦えるステージって
ことでまたーり対戦してたことを思い出しましたよ。
何の脈絡もなく初代ネタって安打陰さんはおっしゃいますが、
一応ミランダのブックはアンダインが三枚入ってますよw

ボソ 初代ってツンデレ多いですよね……w
133名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:40:08 ID:6YeH09/d
バ=アル様組な自分にサーガがちゃんと発送されることを祈ってage

もうそろそろ、ケルダーな風景が自分の住んでる所にも来ます。
寒さの中に暖かさが光る作品をありがとう、安打陰氏。
134名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:00:56 ID:lGu8O7mu
脈絡無いどころかスレタイです
135バルダンダース子:2006/11/23(木) 10:05:37 ID:CAHQMMsi

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ) しばらくサーガやってるんだけど、私出てこないです。
   \|V.Vノl|  4積みしないとブックにならないのに。
    ▲A▲
136名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 16:59:04 ID:fgYdsHLE
今回、バルに優しいセプターがいた

あれを土地確保に使うとか、
紛れもない漢の所業と感涙した
137名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 17:16:33 ID:g0lMO2m1
何でかわからんがソードプリンセスよりウィッチにエロスを感じる
絵の好みの問題だろうか
138バル子:2006/11/25(土) 10:19:47 ID:9yXgX5Wr

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  私が最もエロスを感じるのは、
   \|V.Vノl|   キュアーに描かれてる創造神の使いです。
    ▲A▲
139ダークマスター:2006/11/26(日) 17:47:20 ID:3gg1hMQK
今週で仕上げて、次の日曜日には更新したくも、きっと間に合わなくて謝る事になるのだろうし、
いっそ予告せずにおいたほうがいいかと思えども、自分を追い込まないと進まないのでどうしましょう。

こんばんは、ダークマスターです。
ちょっとの間に素晴らしい小説が二本も投下されていて、狂喜しております。

サーガだと消えていましたね、ダークマスター。
ははぁ、これはもしや、ルシエンと添い遂げろということかもしれません。

物語とか操作感覚とか思考ルーチンとかに意気消沈しつつあるものの、
セイントっていいですよね。あとシーフとかキュアーとか。
バルダンダースは新絵らしいですが、未見です。入手を楽しみにしています。
140名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:15:27 ID:nL0ZX1oR
>>111-114 からの続き

 なめくじの交歓か。まるで一つの生き物のように粘液を纏って躍る二本の舌だ。鼻孔を大
きく開き、荒く息をする。それはすべてこの甘美な時のため。とろとろに混ぜ合った唾液を
絶えず、歓喜で飲み干し続けた。ひどく甘い味がしたのはきっと気のせいではない。
 やがて離された互いの唇。いまだ未練気に宙に浮いたルシエンの舌からたらりと唾液がこ
ぼれ落ちた。
「ああ……」
 ルシエンがいまだ物足りぬように声をあげた。そしてゆっくりと潤んだ瞳に彼を映すと青
年の服を緩く掴んだ。彼はくすり、とその手を引き剥がすとそのまま自らの頬に触れさせた。
じんわりとした体温が伝わってきた。
「温かいでしょう?」
「ええ、ええ。温かいです」
「心地良いですか?」
「ええ、ええ。心地良いです」
 穏やかに弛緩した顔に薄い涙を浮かべてルシエンは微笑んだ。
 あれほど望んだ温かみが今、この時掌の中に。渇望しながらも諦念に包ませて放ったはず
の幸福が確かにここにあるのだ。それは何とも甘美な事実か。溢れる感情が自然と顔に出た。
うすく目を閉じたまま可愛く微笑む。そのアンバランスな仕草はたまらなく美しかった。
141名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:16:18 ID:nL0ZX1oR
「――しかし、これらすべてを捨てたのはあなたです」
 男はくすりとも微笑み返さないで冷たく言い捨てた。触れ合う身体とは似つかわしくない
温度を持つ言葉に唖然とするルシエンの股座に手を滑り込ませた。すぐに何か熱く、ねっと
りとした粘液が指に絡み付いてきた。その量は凄まじく、指だけではなく彼女の法衣をも重
く濡らしていた。青年は掌を開いたり、閉じたりして粘液の糸を引かせて、ルシエンに無理
に見せた。思わず目を背ける彼女に「ルシエン様。何を目を背けているのですか」とそれを
許さなかった。
「こんなにも浅ましく……。どれだけの男を咥え込んだというのですか、本当にいやらしい
お方だ」
 全身から熱が引いた。咥内が水気を失い、ねとついた。ひくっ。思わず変な声が出た。震
える唇で恐々と彼を見詰めた。
「なにを、仰っているのですか……?」
「別に。事実を言っているだけですが」
「そんなこと! あなたは私をそんなはしたない女だとお思いになっていらっしゃるのです
か!」
「……だから、私を捨てたのでしょう?」
「捨ててなどいません! 今でも私はあなただけを!」
「なら、どうして。どうして、私を捨てたのですか。私にはあなたさえいれば! 貴女がい
たからこそ、ジェミナイだって! この世界だって」
 あの時言えなかった。思いの丈が堰を切る。いつの間にか声に涙が混じっていた。ぐずぐ
ずと嗚咽が続く。ルシエンは困ったように微笑むと優しく彼の頭を撫でた。鼻を啜る音が聞
こえた。青年は顔を上げると「済みません。失礼なことを言ってしまって。分かっているの
です。ルシエン様がそのような方で無いことは。知っているのです。それでも、ああでも思
わなければ、私は……!」
142名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:16:54 ID:nL0ZX1oR
 ルシエンは微笑を崩さず、彼のさらさらとした髪を撫でながら「いいえ。良いのです。責
あるのは私のほうですから。あの時も、今も、馬鹿な女だと罵られても一向に構わないので
す。ですが、一つだけ誓って言えることがあります。私はあなた様を愛している。――これ
を否定されるのは、何よりも辛いのです。だって、あなた以外の男が私の股の間に入ったこ
とは無いのですよ」
 青年は泣きながら笑って「それはまさか、金髪の女とらい病を装った男の話の類のように
女色に耽っていたということですか?」
 ルシエンは頬を紅に染めながら頬を膨らませて、「知りません!」とぷいと顔を背けた。
143名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:17:53 ID:nL0ZX1oR

 ――静寂。

144名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:19:38 ID:nL0ZX1oR
「……ルシエン様」
「はい」
「もう一度、始めからよろしいですか」
「ええ」
 先ほどまでの熱っぽいとした雰囲気は失ってしまった。だからもう一度仕切り直しだ。す
べての愛はそのままに。すべての遺恨は置いて行く。ルシエンは満面の笑みでそれを迎えた。
 キス一つ。始まりの合図。
 触れ合うだけの優しいキス。そういえば二人の初めてのキスも、この場所で同じキス。互
いの微笑み合って、相手の微笑に気付いて、また照れくさそうに笑った。
「……寒いですね」
 青年の言葉にルシエンは寝転んだまま窓の外を見やり、「まあ、あんなにも雪が積もって。
寒いわけですわ」
 寒さに震える身体を毛布に隠し、溢れる涙を枕に吸わせたあの日と同じだ。あの日もやが
てこんなにも雪が積もった。だけど、今はどうしようもないほどに暖かい。涙も違う目的を
持って流れていた。
 ――もう一度、始めからよろしいですか。
 ふと、鮮明に先に贈られた言葉が浮かんできた。そして戦慄と共に悟った。
 そうだ。今、やり直しているのだ。私たちはあの日をもう一度やり直しているのだ。ルシ
エンは真っ直ぐ青年を見ると「やり直しましょう。もう一度、やり直しましょう」と言った。
青年は一瞬きょとんとして、すぐに頷いた。
145名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:22:40 ID:nL0ZX1oR
「耳飾り、外していただけませんか?」
「え、ええ」
 ルシエンの言葉に青年が恐る恐る耳飾りに手を伸ばして、まるで割れやすい卵でも弄るよ
うに触れるとすぐに「――ルシエン様」と匙を投げた。しかしルシエンは「駄目ですよ。さ
あ外してください」と微笑んでそれを許さなかった。それでも尚、躊躇う青年にルシエンは
息を吐くと「じゃあ、よく見ててくださいね」と起き上がるとゆっくりと耳飾りを外して、
枕元に放り投げた。
 まるで、どうして、という顔を向けてくる青年にルシエンは悪戯っぽく「これから、ずっ
と傍にいてくださるのでしょう?」
 青年は憮然と「じゃあ、今まではそんなつもりじゃなかったんですか?」と言った。ルシ
エンはくすくすと「我が侭言って嫌われたくなかった、そういうことにしておいてくださ
い」
「今は嫌われても構わない、ということですか?」
「だって、これは夢かも知れないじゃないですか」
 少女のように笑うルシエンに青年は呆れたため息をついた。
146名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:30:34 ID:nL0ZX1oR
――続く――

ごめんね。ごめんね。エロくなくて、ごめんね。

安打陰様の素敵なSS。
ふふ、このスレにも純愛の魔の手が忍び寄っているようですね。

サーガには地王様はいないんですか……。まあ僕はセカンドの時点で消えてましたけどね。
実は、サーガで復活! そんなうまい話をどこかで期待している僕でした。また、いつか。



147名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 02:01:14 ID:WvoCbJ9g
オンラインに繋いだ瞬間、リアルタイムで萌やされた・・・・・・
ルール無用の純愛プレイ。
メロドラマ的な甘々ぶりに、頬が綻ばざるを得ません。
クリーチャー姦もいいけど、王道は主人公とのカップリングよね。
頭上注意。
氏なないように。
乙女たちの舞。

>139
地王いないんですか・・・・・・!!
ボジャノーイ消えたって噂は聞いてましたけれど。
これでオールドウィロウもいなかったら、このスレは呪われてるんだー!!
(あと、あなたはスレに対する責任感がありすぎです。萌えるけど。
匿名掲示板何だし、もっと気楽に好きな時描けばいいんですって)
148名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 16:25:26 ID:WPYyZ/mF
まさか・・・ダゴンまでいないって事はないですよね?
149名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:41:52 ID:0wKmIesH
ははは、ボーイ。
地王もダゴンも無しだ。
これはもう、スレ的には>>100とかがオフィシャルでもいいかもわからんね。
150名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:53:45 ID:J0Gjc4Vz
かねこしんやならラハブ様を美女に仕立て上げるくらいしてくれると
俺は信じている
151名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:42:30 ID:TBn4ochQ
>>147
上段途中から投げやりでワロス
152名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:49:22 ID:wHtcDAn7
>>149
ま゛じでずがあ゛ー!
153ダークマスター(イルネス):2006/12/03(日) 15:13:39 ID:JR+/hp/p
弱音を吐きます。
濡れ場まで書こうとしていたら、合計で3〜40レスにまで膨れることとなりました。
とても本日中にまとめきるのは不可能です。
予告するからこういう情けない事態になるのですよね。つくづく反省しております。

なるべく数日中に完成するよう鋭意努力いたしますので、待たずに忘れていて下さい。
154名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:57:50 ID:DBDjNKWi
了解。待機継続。
155名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:35:40 ID:whpzOKLG
地王が-20/-20されたーー!!
ちょっとタフソング歌っときますね。
いやホント、潰れないで下さいまし。

ところでサーガ、カルドラが女の顔になっていたんだが誰も突っ込まないのか。
あれは男(or女)を知ったに違いない。俺はゼロムが臭いと見たね!!
156名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:50:40 ID:7Bo/BYVt
サーガにはダークマスターはいませんでした。
ダゴンもいません。ボジャノーイもいません。
ついでに言うと>>147、オールドウィロウもおりませんから!(ケルピーは続投)

以下に消えてしまった女性型クリーチャーを羅列
・クレリック
・バルキリー
・ニンフ
・ダークエルフ
・エルフ

シーフやスペクターが女の子化してたり、フェイトやウィッチが新グラになってたりもしてますけどね。
新クリではフェイ、サクヤ、ソードプリンセスなどが増えてます。
157名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 05:26:54 ID:UY9Z9eFH
>>155
ゼ、ゼロム女だとばかり…
まぁいいか、両方ついてることにすれば
158名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 08:01:22 ID:pIRTE0S0
>>155
>>13-21の後、遠隔操作バイブ「バトルギアγ」を挿入されたままでサーガ出演してるよ
159名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 19:29:34 ID:kvNhxXet
おいおいクレリック居なくなっちまったのか…鬱だ……
160名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:21:34 ID:pYIwy2rg
ワレニカッコォー
161名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 11:37:53 ID:0wYuWxo6
地王様やぼじゃ様は無事なのだろうか…
自分はサーガ買ってないけど、何やらエライことになってるようだな…
162名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 23:54:38 ID:peB+Tg+/
>>156
このスレの神名に使われたクリーチャーでいくと

消滅
・ダークマスター
・ボジャノーイ
・オールドウィロウ
・オルメクヘッド

残留
・アンダイン
・ボージェス

ということか(漏れあったら申し訳ない)・・・
>>147じゃないが、呪われてるかもしれん。
163名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 01:34:21 ID:3xwpCxcM
サーガ本スレは祭りを通り越して通夜状態もいいとこです。
正直言って自分もかなりヘコみ気味…。

・プレイテンポが激遅、終始カクカクとローディングで爽快感皆無
・DC時代でも数秒で行えたカードソートに数十秒、ブック構築だけでストレス溜まるプレイアビリティ
・CPUキャラがスクイーズを使用する際、延々とカードを選択し続けてプレイ続行不可能になるバグが存在
・強打、無効、応援、援護能力、一部のアイテムの効果が正しく反映されないバグが存在

これだけでも憤慨モノだが、筋金入りのカルド信者すら擁護のしようもない糞欠陥がこちら
・オンラインでの切断率が異様に高く、まともに最後までプレイできない。
・ディスクに書かれてる大宮ソフトのコピーライトが「OmiyaSfot」と誤植されている

極めつけがこちら
・完全ランダムが大前提であるハズのダイス目に規則性が発見

もうね(ry
164名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 08:16:08 ID:StM1BukJ
クレリック、バルキリー、エルフと気に入ってたキャラが軒並み消えただけで欝だ…

蝿様を女性化して体内のマナを奪うために近親相姦を行う幼体幼女の共食い防止の餌に
女性セプターやらウィッチやらを巣に放り込む展開が在っても乗り切れん位鬱だ……
165名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 09:34:15 ID:tL62W2rt
つくったのは大宮ソフトじゃなくて御宮ソフトだからこんな不具合が出てるんだよ!!!111
166名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 11:38:49 ID:IRHjqtI6
>>165
 × 大宮ソフト
 × 御宮ソフト

 ○ OmiyaSfot(オミヤソフォト?)

 ……どうやら『バグゲー』を作る専門会社っぽい、OmiyaSfot……
167名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 11:42:57 ID:sl5t9k2S
まあ名前の誤植はどうでも良いけど
大宮だってあれだけ自信満々に紹介してたんだから
開発にノータッチだったとしても責任は逃れられんよ
168名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 23:49:52 ID:QxpW8fU0
あー、ホントアレだ、ストーリーが糞だな。
それ以外がひどすぎて目立たなかったが、セカンドより遥かに劣化してる。
良さげな女キャラって、鎌持ったボンテージくらいか?
169名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 06:38:37 ID:suxGI+WL
僕は来た僕は来た僕は来た
ファウスティナファウスティナファウスティナ
そして毎回同士討ちを始める敵

もうコイツにはシナリオ書かせるな
170名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:12:32 ID:beqJTSBp
いやさ、ネタ抜きで、ここの神が書くSSの方が壮大かつ面白い気がするんだが。
171名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:14:41 ID:7t2vnxv4
人外ゴスロリ幼女から塾年変態聖女様まで幅広い人間が織り成す壮大な話だからな
単なる萎えシナリオなんかとは格が違う
172名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 02:05:12 ID:GnIdAlsr
萎えシナリオ、クリア目前なんだが


もう夢オチはないよね?
173名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 02:18:56 ID:H+dGQbZ0
ストーリーに関しては買ってないので良くわからないが
主人公が固定っぽい所がなぁ…
174名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:59:37 ID:SGtK5paa
ホントーにうぶかたが書いたのかって感じだよなこの糞シナリオ。

ストームブリングワールドが面白かっただけに期待してたんだが
期待ハズレもいいとこだ。無駄にキャラ数ばっか増やしやがって。

コロッセウムの三人とか四属性の国王たちとか出番一度切りかよ! てか出落ちかよ!
175バルダンダース娘:2006/12/14(木) 01:55:35 ID:AAxq53OO

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  >>171を読んで、私が「ショゴスロリィタ=ゴスロリ」であることを思い出しました。
   \|V.Vノl|   ところで作者の許可無くキャラハンやってていいのでしょうか。
    ▲A▲   

>>174
四属性の国王が、四魔王に憑依されて我を失ってるとかでも良かったですよね。
倒したらEカードで入手とか。
176ダークマスター(グラビティ):2006/12/15(金) 00:47:53 ID:n6810vbF
日に1時間くらいは、どうにか書き進めています。

>>175
そんな粘液生物で良ければ、どうぞ使ってやって下さいませ。
177名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 01:40:04 ID:Os+n2ALU
ところで自分がサーガの風クリで一番エロいと思ったのは
ソードプリンセスではありませんですた。フォートレスでした。
解説文読んだ途端エロいと思いました。
何でこんなのにエロスを感じるのかもう不思議でなりませんが事実です。
脳みそぶち割れてるのかもなあ。
178バルダンダース:2006/12/16(土) 08:05:06 ID:lelqOsk6

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  地王さま、ありがとうございますです。
   \|V.Vノl|   本編中、私に名前がつく事を期待しております。
    ▲A▲   

フォートレス姦、シャンブラー姦なんて、ルシエンさまが喜びそうですよね。いませんけれど。
179名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 17:12:34 ID:jvAty2bD
このスレ的にクリーチャーが3Dになって唯一の利点がアレだな。
アマゾンの正面グラが確認できたことw
やっぱりノーブラだったか…。

しかしシナリオがアレだとサーガキャラでのエロパロはあんま期待出来んね。
一国の王女であるにも関わらず、どこの馬の骨とも知らない主人公とファウスティナを
二人っきりで四国行脚させる親父や周囲は何考えてんだろうなw

旅行中にナニがあったのかを妄想していた時期が俺にもありました。
その後の展開とバグ祭りでそんな妄想は遥か彼方に吹っ飛んだわけですが…。
180名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:27:36 ID:PLJ6gvRn
サーガにおいて、期待できる点を一つ発見致しました。

悪い仕様の一貫として報告されている中に、シリーズ作品のキャラクター名を、自キャラやAI、ブック名に
使用できないというものがあります。
確認してみたところ、ルシエンについても使用できないようです。

これは、いずれCPUとして過去のキャラクターを配信するつもりがあるのやもしれません。
ルシエンが配信された場合、リアル頭身でモデリングされた彼女が拝めるのです。

もし実現したら、少なくとも当方には、サーガを赦す用意があります。
181名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 19:45:36 ID:45i918T2
だけど今回は、AIの莫迦さ加減が遥か彼方まで突き抜けまくってるので
万一配信されても、彼女の格好をした『ロクデナシ』である可能性が大杉……
182名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 23:12:52 ID:fgcUxWwq
じゃあハウントを憑かせてそれはもう色々と言う事を聞いてもらうという方向で
183名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 14:19:31 ID:KHCnikfD
アトラ山の聖女様に叶わぬ想いを抱いていた近くの村人が、ルシエンの姿をした『ロクデナシ』と偶然出会い
連れ帰って自室に監禁し、積年の爛れた欲望を思う存分満たしていくという方向でどうか
184名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 15:47:47 ID:GOkjNQMc
積年の思いを満たすため、それなりの金をつぎ込むも
ごくごく基本的な(ゲーム)プレイすらまともに出来ず
大事な一物(本体+金色一年分)と美しい思い出を
完膚なきまでに破壊されつくされた挙句、回収

一ヶ月前の自分に、せめてこれだけは伝えたい
『大得意になって友人にまで、薦めるなボケ』
185名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:57:51 ID:LkwOTuyN
>>183
それが女顔の少年だったりしたら完璧すぎる。
186名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 14:26:55 ID:HsOI/Hrn
これからって時に空気読まずにスクイーズ使ってバグる様が眼に浮かぶようだ
187名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 19:00:22 ID:GWCHoHKS
>>180はサーガにおけるナジャランのモデリングを見たうえで話をしているのかな…。

満を持して登場したはいいが、モッコス様もかくやの御姿で降臨するルシエン様を見た日にゃ
LANケーブルで首吊りかねんぞ本気で。

ただサーガのナジャランのブック構成が「ほぼ」マンガ通りだった事はちょっと感心した。
(マンガでナジャランが使用したクリ・アイテム・スペルでサーガにもあるものはほぼ登場している。
 それ以外はかねこセンセがイラスト担当したカードが入ってる)

まー、そのおかげで戦いやすいことw
188ダークマスター(ソリチュード):2006/12/24(日) 21:25:58 ID:QfyLbtEb
>>180
赦したいのですが、
>>181-187
まったくその通りです。

今日明日明後日と、予定に無い休日ができてしまいました。
バルテアスあたりが、筆を振るうように命じているのかもしれません。
189名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 10:11:04 ID:xrTGD+gU
名前欄・・・・・・予定にない休日・・・・・・そして投稿日・・・・・・

えーと、とりあえずシャンパンでも飲みませんか?ルシエン様のお酌でパーットやりましょうよ。
190名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:40:00 ID:7/cMoCjm
出陣前保守
191名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 06:39:29 ID:gXNyEaqW
年越し前にこの一杯

ホーリーグレイル
192名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 10:43:21 ID:lqfqYhzi
>>191
つ[スティンクボトル]
193ダークマスター(ソリチュード):2006/12/31(日) 23:44:04 ID:FvNOgT7j
今年は、実に駄目な執筆状況でした。
194名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:50:20 ID:wfou4w8B
駄目だなんでそんな、自分を責めないでおくれよ地王
来年に希望を抱こうぜ
195ダークマスター(周回回復):2007/01/01(月) 01:06:19 ID:pbQ8noHG
今年は、めきめきもりもりと執筆致します。
196名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:59:43 ID:YZx7fhWv
年末から年明けにかけてカルド2ndでいろいろと…
女性キャラで2周目(男プレイ)クリアしてみたり
預言者の神殿を乙女ブックで戦ってみたり
邪心戦もその乙女ブックで戦ったりと…
まあ、脳内で色々と考えながらやってました…

女性セプターシンボルでは、どれが一番良い感じなのでしょうかね?
ウチはマント帽子タイプでやってましたが
197名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 17:16:38 ID:US5dPi6E
セカンドの女シンボルは緑の魔女っ子一択。
デフォルメの仕方が悪いのか、他のシンボルだとガタイが良すぎる感じがしてな…。

俺は年末年始でようやくサーガのストーリーモードをクリア。
脳内で色々と考えようと思ったんだが、いやあのストーリーじゃ妄想できねぇwww
ファウスティナやリララでエロエロ妄想をしようと思っても難しい。
つーかエロ展開をなんとか妄想しても、ファウスティナはどー考えてもマグロとしか思えんのだよw

黒くなっても性格一緒だしな…。
198名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 18:40:42 ID:ihel1gVb
女シンボルは緑色かマント

男は眼鏡一択
トンでもなく黒い事を平然とやってくれそう

妄想の余地さえ奪う焦土作戦は見事だったな
何にも生み出せそうに無い
199名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 22:16:49 ID:QKug4Lgz
そこでリララルートを捏造ですよ
200名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 14:02:01 ID:92/VPkHF
サーガは戦闘中のコメントに個性が無いな
呪われ中のルシエン様は偉大だと再認識できた
201名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 17:36:32 ID:5EfOMBrV
いよっしゃぁ!
萌えカードを餌に知り合いをセプターにすることに成功したぜ!
やっぱウィッチの力は偉大ぜよ…
202名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 20:37:40 ID:i8vUw9v+
>>201
2EXを買わせたんならGJだが
サーガを本体込みで買わせたとしたら鬼としか言い様がないw
203名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:03:00 ID:5EfOMBrV
>>202
さすがにこの御時世でサーガを奨めるワケにはいかないっすよ…
とりあえず2EXを貸すことが決定してます
204名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 15:15:02 ID:jz2K5TNM
ターンウォールホシュ

しかし初代のバインドってあんな感じだったのか…
数年経って気づくエロスだな…
205名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:02:36 ID:apc9Bz4/
漫画版カルドセプトの1巻で、食堂でクリーチャーと乱闘したナジャランの髪に
サンダービークの涎が付着しているのは、精液ぶっかけの暗喩であると
信じて疑わない俺が保守
206名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 18:02:56 ID:luH8dCTq
風の王の「共食い」は性的な意味でだと信じてる俺が無駄に保守
207名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:39:35 ID:aHR0ute8
サーガ二週目で主人公を女にしてスタートしたら
オープニングの星海に浮かんでるシーンで
スカートの中が見えないかと目をこらしていた俺様が意味なく保守
208名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:51:25 ID:IZOoM7OO
帰らずの森のど真ん中でジャイアントクロウラーを大量に召喚して木々を食い荒らさせ、
力の源を傷付けられて弱ったキギたんに色々アレする妄想をしながら俺が保守
209名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 22:58:14 ID:F1Ijuc2V
>>207
本編主人公は男固定じゃなかったのね…
だが全ては遅すぎたのだよ…

そんな私はセカンドEXでストーリー3周目突入。今回はメダル集めつつぼちぼち進行中
勿論百合ルートで
210名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 20:42:02 ID:1SiWmiOU
外見が女でも問題なくいけるルシエン様は凄いな
211名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:24:00 ID:a0cBIwNa
聖女様の大いなる愛の前には性別なんて関係ないのさ
212名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 17:14:09 ID:l/LdB7Jl
保守のために過去のソルタリアから発掘してきたこのスレの守り神を召喚しておきますね
つ ミ・д・ミ
213名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:07:22 ID:GUpN/uFD
>>211
愛か愛欲か判別の付かないところがあれだがな
214名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 08:01:17 ID:HitK6FFe
保守
215名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 03:23:26 ID:YaYNGBZq
hosyu
216保守:2007/01/22(月) 05:02:37 ID:Vb8zvpNv
     では、神が降臨されるまでの間、ラビド族が
     ここを管理しておきます。
                             +
.    +  (\_/)(\_/)(\_/)  +
       ( ゚ ∞゚∩( ゚∞ ゚∩)( ゚ ∞゚ )
  +  (( (つ   ノ(つ  丿(つ  つ ))  +
        ヽ  ( ノ ( ヽノ  ) ) )
        (_)し' し(_) (_)_)
217名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 05:26:08 ID:8EIS8jz+
高レベルの土地(スレ)に綿毛の救世主が!

ミ・д・ミ
218名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 23:14:05 ID:zg9YxzDB
ルシエンの肉体を滅茶苦茶にしたいなあ
219名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:15:29 ID:NRfT0B3x
急いでストーンウォールを!
220名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 23:03:26 ID:kAEAKQu1
頑張ってファウスティナに欲情しようとしたけど駄目だった。
何あの電波シナリオ。
221名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:54:05 ID:aUdTScJ+
自らにターンウォール保守
222名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:22:37 ID:QcZhdZWp
そろそろ保守しておこう
223名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 09:21:05 ID:GteVnK9q
高レベル土地防衛…ただしスリープ付き・・・
224スマイル10G:2007/02/13(火) 23:35:02 ID:4ehnzAn1

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  急かす気は毛頭ないので、生存確認だけでもしたい・・・
   \|V.Vノl|   忙しいんだったらいいんですが、何かあったらと思うと心配でなりません。
    ▲A▲     サーガショックに立ち直れないのでしょうか?私も新グラにショックでした。
225名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 13:01:17 ID:6SodqY1R
カウンター保守
226名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 02:27:42 ID:H++YUiYj
ここだけは絶対に死守
ところで居るのは自分だけなのかな…
227スマイル10G:2007/02/20(火) 02:36:55 ID:qc+kNUjF
  ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  いますいます。
   \|V.Vノl|   何があろうと死守しますよ、ランダム変身で。
    ▲A▲     
228ダークマスター(フィストファイト):2007/02/22(木) 00:59:48 ID:srf9CUl7
申し訳ありません、生きてはおります。
まともな時間に帰宅できた記憶が無いまま、2月も終わらんばかり。

気力だけでは筆を持ち上げられぬことを、実感しております。
書くべき内容についてはまとまっておりますが、形にするためには今しばらくの時間が必要です。

ご容赦を願うには不義理が過ぎる身の上で御座いますが、何卒、しばらくの猶予を頂ければ幸いに存じます。

>>224
サーガについては、セイントを生み出した一点をもって赦すつもりでおります。
229名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:12:13 ID:LaXTt3pt
雄々々、神は生きておられたか
何、待つにはやぶさかでありませぬぞ
230名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:41:13 ID:5TbjLuHF
全地属性クリーチャーが泣いた
231名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 07:47:38 ID:AaasfI2K
セレナかわいいよセレナ
232名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:02:25 ID:rJwUadYs
今は無きホーリーグレイルで保守
233名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 22:20:20 ID:yaIWhkXk
>232
地王のやつで、ホーリーグレイルから精液飲ますシーンがあって抜きまくった記憶がある俺が続いて保守。
234ダークマスター:2007/03/04(日) 16:28:58 ID:FiDKqDWA
濡れ場に入るまで至っていないのですが、次の機会が今月末になってしまうため、
一旦、ここで更新させて頂きます。
また、これまでのあらすじに関しても、その時までお待ちください。

つまり、次回更新まで読まずにおいてまったく問題無い内容ということです。
恐縮です。
235「名」:2007/03/04(日) 16:31:27 ID:FiDKqDWA
 粘りつく時間を掻き分け、疾く動こうとするも、同じ顔の通路ばかりを見せられる。ルシエンと少女は、
ただ唯一の標である土の香だけを頼りに、道を選択していた。
 賢者の知性は、たとえ迷うことがあろうとも目指す方角に惑うことはなかったが、永劫を真似た迷宮に
屈服させられる前に、次の部屋へと辿り着かねばならない。漂ってくる、苔ではない、もっと強い緑の香。
その根源が目指す部屋であり、そこに座するのがおそらくジェミナイの黒幕だ。
「ルシエンさま」
 少女が、正しくは少女の頭が、預言者に語りかけた。
「どうして、ジェミナイをたぶらかしたのが、誰なのか分かるんですか?」
 答えたくないのは、内容もそうだが疲労のためでもあった。迷路にかけられた浪費の呪が、人間であ
るルシエンの体力を倍の早さで奪っていた。
「どうしてですか?」
 少女はクリーチャーゆえウェイストの呪を受けず、またその姿によって歩みそのものを楽にしている。
「時期を考えれば名は浮かびます」
 極力、少女の頭を生やした、長い足を持ち翼の退化した、大人ほどの背丈がある鳥を見ないようにし
ながら、聖女は応じた。ある程度は疑問に答えてやらねば、どうしてどうしてと繰り返され、二重に呪が
かけられることになるだろう。
「時期って、申しますと?」
 通路の幅が狭くなり、九つ目の扉があり、淡い期待でそれを押し開けると、予期した失望が訪れ、何
も無くただ広い部屋の向こう端、十番目の扉に辿り着くまでに感じるであろう数分の倦怠を散らそうと、
会話の優先度を上げることにする。
「あの方に……影が差した時期のことです」
236「名」:2007/03/04(日) 16:33:10 ID:FiDKqDWA
 遠く離れた想い人に、心が飛ぶのは人の性。その望みを叶えるのが賢者ルシエンより容易い者は、
ソルタリア広しといえど存在しない。
 慎ましい聖女は、相手が見られたくない姿を映すことはしなかったものの、折に触れて術を用い、彼
方の情景を受け取っていた。
 旅の仲間との語らい。
 新たなセプターとの出会い。
 命を賭しての戦い。
 どの情景もルシエンの心を揺らしたが、その隣に自分がいないこと、最も居たい場所や共にしたい時
間が、眼前にあるのに手が届かないことに、哀しみ、泣いていた。
 涙を溜めると視力が上がるのは、瞳においても遠見においても同じことで、カルドラ宇宙でたった三者
──その人物に起きた変化に気付いた三者の一角に、ルシエンはいた。一者はカルドラ、もう一者は
件の黒幕。
 クレイトスで開かれた、セプターの御前試合。その決勝で、因縁の好敵手ライバーンと、ジェム教団の
刺客たるゲモリーを、運命のセプターが破った後、ソルタリアに闇が入り込み、ジェミナイとなる女に接
触を果たしたのだ。
 最初は、そっと手に触れるだけで。やがては、心を食い荒らすために。
237「名」:2007/03/04(日) 16:34:12 ID:FiDKqDWA
「その場にいた、誰かですか?」
 人型に戻ったバルダンダースが、絞り込むための質問に入る。
「いいえ」
 歩きながら、セプターは首を振る。
「遠くから?」
 視点を変えてみる。
「遠くから来て、長い旅をして、すぐ近くに」
 賢者が少女を導く。
「でも、『誰か』じゃない」
 怪物は一つの結論に向けて進む。
「ええ、そうです」
 聖女が初めて肯定する。
「じゃあ、『何か』?」
 確信のある問い。
「そうです、つまり」
 そこで、この広間の仕掛け、気狂いの保険が作動した。
238「名」:2007/03/04(日) 16:36:47 ID:FiDKqDWA
 石畳がごう、と数多裏返り、床下にあった縄が幾本も飛び出し、聖女を絡め取る。それがただの縄で
ないことは一目すれば明らかで、赤に黄に青と鮮やかな三色に塗られた筒が、房のようにたっぷりと連
なっていた。
「つまり、とどのつまり、質問とは死への道程にすぎない。なぜなぜ、と事実を食い尽くせば、後に残る
のは虚無だけだからだ。それはさておき、この死には理由が無い」
 十番目の扉を開け、入ってきたのは気狂い道化、マッドクラウンだった。
「気狂い──」
「不定形の君よ、黙って守りを固めてでもいたまえ。私は残り少ない賢者殿の時間を、実のある会話に
費やさせたいのだ」
 道化が見ても、少女が考えても、預言者が悶えても、結果は変わりそうになかった。カルドセプトに記
された技術、逃れ得ぬ死の爆発、仮借なきダイナマイトを、ルシエンはその身に帯びていた。
 気狂いが、満足気に仮面を歪める。
「どうかね、賢者殿」
「迂闊でした」
「そう自分を責めてはならない。予知の力を弛ませるための迷い道だったのだから」
 マッドクラウンの残り魔力を注ぎ込んだ結界は、ルシエンの知性と魔力と精神力で、まもなく破られる
ところだった。預言者の疲労を信じ、最後の仕掛けに賭けたのだが、結果は上々だった。
「巻き添えになって死ぬほどに、狂っているのですか?」
「ご心配には。道化は何かと備えがあるもので」
 言葉の通り、弓手に盾。青く輝くその様は、水の護り、ウォーターシールドであることを示していた。
「人の手にあらば、水よりの護り。水の手にあらば、万物よりの護り……」
「さすがは賢者殿。気狂い道化の手中にあらば、いかなる矛も、爆発も」
239「名」:2007/03/04(日) 16:38:02 ID:FiDKqDWA
 しかし少女が、口を挟む。
「ねえ気狂い。二つあるけど、まず一つ」
「これからと、いうときに」
「どうしてわざわざ、のこのこと?」
 水の護りがあるとはいえど、足を運ぶは嗜虐の性か。
「知りたいか」
「それなりに」
 ダイナマイトの爆発を、誘い導く仕掛けは炎。急ごしらえの保険では、そこは己の負担所。しかしそう
とは言いにくく、答える代わりに火を付ける。
「紐がどんどん、燃えてくわ」
「たどりつくまで、あとしばし。引火したとき、人が死ぬ」
「結構ね。あと一つ」
「我々だけの、時間でないぞ」
「どうして貴方は、気狂いに?」
 知れたこと。
「現と仲を違えたためよ」
 そこまで話して気狂いは、土産とばかりに仮面を外す。
 勿体ぶった動きは彼の、僅かな正気を映す所作。
「話では、長過ぎる。顔で示すが早かろう」
240「名」:2007/03/04(日) 16:41:57 ID:FiDKqDWA
 彼は、ソルタリアに来る前は、リュエードにいた。ではその前は、と問われても、彼は決して答えない。
ようやっと苦労して忘れようとしているのに、己が不幸にふさぎなおすことはない。
「……ボージェス?」
 カルドセプトの記述よりも皺を増し、髪も髭も抜け落ちている。瞳を輝かすのは知への探究心ではなく、
循環する狂気に替わっている。顔の左半分は爛れていて、灰色に老いた肉体の、その部分だけが鮮
やかだった。
「ボルヘス、と呼んで欲しいね。ソルタリアの人間は発音が悪い」
 ひっひ、と笑い、それが少女を驚かせた。これほどに冷めきった、凍りついた、停止した顔のままで、
ただ薄く開いた裂け目から、今までの戯言が漏れていたのか。
「時間はあまり無いが、もう一つくらい聞きたいことが有れば、どうだね」
「ひどい顔」
「カタストロフィに巻き込まれた時に。ともあれ、質問が終わって安堵しているよ」
 その答えで、少女にはおおよその察しがついた。この老人は、ジェミナイの軍勢がソルタリア連合軍を
滅ぼした、あの戦いに参加していたのだ。ガミジンが最後の矜持を示したとき、その炎を受けた指揮官
がこのボルヘスだったのだろう。
 だが、それで狂うものだろうか? こうも静かに、狂うものだろうか?
 少女は、己にも縁深い書物によって一人の学者が失明したことなど知らない。その時、学者の知識だ
けがカルドラ宇宙に焼き写され、カルドセプトの一頁となったことも知らないし、それが属性を持たぬク
リーチャーの長たるボージェスであることなど、思いも寄らなかった。
「さっさと終わらせてしまいたいね」
241「名」:2007/03/04(日) 16:43:10 ID:FiDKqDWA
 詮索する時間を惜しみ、主を救うため、その主を弄ぶ未来のため、少女は変身を始めた。元が何で
あったにせよ、今あの老人がマッドクラウンであることは疑いようもなかった。罠ともいえぬ杜撰な仕掛
け。狂気に侵された学者には、バルダンダースが見えていないのか。
「気狂いは駄目ね」
 変貌するは、鱗と翼を持つ、巨眼の小悪魔グレムリン。神の業から人の技まで、あらゆる手による品
物を、狂わせ壊すクリーチャー。
「その盾でもいいけれど」
 歪んだ少女の顔で、醜く嘲笑する。ダイナマイトを構成するカルドセプトの理を、その爪で切り裂いて
やるのだ。爪で、牙で、悪意で。
「──れ、あれ、れ」
 するする、かりかり。
 ダイナマイトの表面を、優しく撫でたり掻いたりするばかりの十爪を、驚きと不信と、少しばかりの焦り
をもって小悪魔が見つめる。
「一つ、講義をしよう」
 気狂いが、冷めた声で語る。
「俗に言うところの、グレムリン効果。契約を結び、主となった者には向かわぬそうだ。これもカルドセプ
トの約束事だな」
 幾度か試し、焦りを大きくしたバルダンダースがセプターを見ると、その額には汗が浮かび、身をよじ
らせて死から逃れようとしていた。
242「名」:2007/03/04(日) 16:44:52 ID:FiDKqDWA
「残念だったな」
 道化の仮面を被り直し、マッドクラウンは盾を前に出した。無様にもがく預言者を眺めつつ、思索に耽
ることにする。
 思えば、哀れな女だった。運命のセプターを愛し、ジェミナイに愛されたがために、このような死を迎え
るのだ。自分の目的からすれば、早く死んで貰わねばならないのだが、やはり幾許かの同情が湧く。
 ──仕方ない、ことではあるが。
 元の人格もないまま、ただ情報の集積としてカルドセプトに取り込まれた己が身を解放するには、カ
ルドラ宇宙の消滅しか方法が無かった。自分が複製され、消費されていくことに疲れ果てていた彼は、
ジェミナイの誘いに乗って破壊の軍勢に加わった。そしてカタストロフィによって自己の特性すら失い、
気狂い道化としての個性に呑み込まれたのだ。
 ──しかしそれでも、楽になったわけではないな。ただ頁が変わっただけだ。
 このカルドセプトの仕組みを終わらせねばならない。眼前のバルダンダースも、その犠牲者であるは
ずだった。
 ──カルドラは、無から世界を作ったわけではない。
 記述に合致する存在を、他の宇宙から取り込み、改変する。怪物知識の豊富な学者、不定形の独立
種族、ダゴンという名の大蛸。どこかの世界の、誰かさん。
 それは存在の耐えられない二重性。外の世界があるからこその苦痛。
 ──ああ、ルシエンよ、カルドラ宇宙にのみ存在する、固有の名としての君よ、その幸せを私は妬む。
カルドセプトはもう終わりだ、その主人公がそれに飽きた、だから終わろう、もう消してしまおう!
 しかし、思索を終えて改めて見れば、聖女の焦りは失せていた。
243「名」:2007/03/04(日) 16:46:21 ID:FiDKqDWA
 導火線はもう残り少ない。死に捕らえられたがゆえの悟りか。それならそれで良い。
「賢者殿?」
 演技をやめたルシエンは、マッドクラウンを哀れみながら、バルダンダースに命令を伝えた。その意を
汲んだ怪物は、すぐさま姿を変える。
「何、を」
 靴よりも小さい、背の曲がった老人。名を学者が思い出す頃、状況は逆転し、固定されていた。
「レプラコーン」
 その能力は、二つの品物を入れ替えること。剣と鋤でも、靴と冠でも、菓子と馬糞でも、ダイナマイトと
ウォーターシールドでも。
 かくして爆薬に自由も視界も奪われながら、道化は己が愚かさを知った。
「ボルヘス」
 賢者の声には、沈痛があった。抜け出す策を弄せぬほどに発火を引き寄せようと、狼狽を演じていた
己の卑怯を恥じているのか。それとも、この無残な爆死を与えることを悲しんでいるのか。
「良い発音だ、賢者殿。ソルタリアも、悪くない」
244「名」:2007/03/04(日) 16:47:24 ID:FiDKqDWA
 確実な死を前に、彼は笑った。
 どのみち自分は気狂いなのだ。いつ死んでも良いではないか。女賢者一人にどうにかできるジェミナ
イではないのだ。次の再生も、複製もないだろう。ようやく終わる。
 ルシエンが盾を構えて見守る中で、彼の笑いは細く長くなっていく。
 長く続くことに、如何ほどの意味がある。永遠にどれほどの価値がある。終わらせると決めてからの
時間が、これほどに満たされているというのに。
 笑いながら死ねれば、どれほど幸せなことだろう。狂気万歳。
 しかし、道化となってから今までに、彼は笑いすぎていた。そのせいで声はしゃがれて喉は傷み、導
火線を僅かに残したあたりで、それが止まってしまった。
 ──待て、死ぬ? 思考も? 自我もか?
 刹那、幾度も説き伏せた疑問が、再び頭をもたげる。それを黙らせるための言葉を探そうとして、死
の距離を感じ、急速に焦りと恐怖が増殖し、思考を覆い尽くす。
 何も考えられない。時間が無い。ただ怖い。
「馬鹿だ」
 手で消そうと、導火線を探る。何も無い床を叩く。
「こんな死が──」
 ダイナマイトは爆発した。
245「名」:2007/03/04(日) 16:48:28 ID:FiDKqDWA
 衝撃が聖堂を揺らし、ジェミナイがまどろむ永遠を終わらせた。カルドラの形をした肉人形を時空の狭
間に放り出し、破壊神は目覚める。
 しばらくは意識が定まらず、また肉体も以前とは変化していたために自分の境目が分からなかったが、
やがて明瞭に世界を把握するに至った。
 気狂い道化も、ダゴンも死んだ。ルシエンはまだ歩み、あれに出会おうとしている。
 眠る前のジェミナイならば、多くの感情が湧き上がったことだろう。驚き、喜び、哀しみ、嘲り。ルシエン
という一人を相手にしてのみ存在した情緒が、今は無い。
 この変化を、破壊神は良しとした。
 ──続けられそう。終えられそう。
 それでも一応、思い出せない執着を引き摺って、ジェミナイはルシエンを待つことにした。
246「名」:2007/03/04(日) 16:49:27 ID:FiDKqDWA
「ジェミナイを生んだ、『何か』」
 死んだ道化のことなど忘れたのか、少女は先刻の話題に戻っていた。
「遠くから来て、長い旅をして、すぐ近くに?」
「ええ、分かるでしょう」
 迷宮の呪が解けた通路は、真っ直ぐに、その答えへと伸びている。問いながら近付いていく怪物と、答えを確かめに歩む賢者が、そこに辿り着くのは間近だった。
「クレイトスの戦いで、勝利者となったセプターの元へ?」
「誰を破って」
「ライバーン?」
「もう一人」
「ゲモリーを破って、それが来た?」
 土の香は、味がするほどに濃厚になっていた。通路の終わりには一応の明かりがあり、空間があり、
邪悪なものの息遣いがあった。
「勝利者が、敗者より奪うもの」
「セプターの掟」
「カードだ!」
 少女が叫ぶと、それの耳にも届く。
247「名」:2007/03/04(日) 16:50:28 ID:FiDKqDWA
「あの時、奪われるために居たカード?」
「ゲモリーのブックには相応しくない、特異点といえるほどに強力なカード」
「私、そのブックを知らない」
 すでに通路は終わろうとしていた。石畳は苔で覆われて足音を呑み、王宮の絨毯のように、厳かな謁
見を演出する。
 怒りと憎しみが己の内で暴れることに、聖女は戸惑わなかった。それが、名を失った彼女への、伝わ
らなかった愛に発していることを認めてやり、負の感情から、純粋な力だけを受け取ろうとする。
 ──そう、赦しはしない。
 その部屋はダゴンの泉より広く、幾本もの太い柱に支えられた丸天井が、陰気に発光している。
 樹木と草と蔓が満ちた奥、灰色の祭壇にそれは祀られていた。
 ──これが、悪の根源だ。
「貴方が、彼女を唆し、狂わせ、ジェミナイに変えたのですね」
 それは、地の王。闇の主。
「ダークマスター」
 呼びかけに答え、魔王が身を起こした。
248「名」:2007/03/04(日) 16:51:40 ID:FiDKqDWA
 それは、ジェミナイが聖堂で召喚してみせたダークマスターとは、かけ離れた造形だった。
 顔も、胸も腹も腕も脚も、女のそれだった。手と足、それに尾は、鱗の生えた蜥蜴のもの。背中には蝙
蝠の大きな翼が生えている。
「ダークマスター……なんですか? あれって」
 長い直毛から爪に至るまで、濃淡こそあれ緑色をしていて、ルシエンは緑青を想起した。
「あれは」
 少女に視線は向けず、預言者は答える。
「バルテアスの作り出した反宇宙クリーチャー、地王ダークマスター──」
「でも」
「──でもあり、そしてもっと古いものです。おそらくは」
 そこで魔王が、ぬるりと笑った。
「聖女、会いたかったわ」
 それだけで人の身には毒となる、魔王の言葉。膝を叱りつけ、背を伸ばしてセプターは対する。
「貴方が、ジェミナイの母ですね」
「質問をしに、ここまで来たの? 汚れ、貶められ、堕落してまで」
「貴方は、リュエードに生まれたダークマスターではありませんね」
「カルドセプトの仕組みを話したいの?」
「そうです」
249「名」:2007/03/04(日) 16:53:06 ID:FiDKqDWA
 闇の主を、静かにねめつける。
「怖い、こわい、強い顔ね」
「カルドセプトの特性を利用し、カルドラ宇宙へと入り込んだ邪悪」
「そうね、私だわ」
「名乗りなさい」
 緑青の女王は、淫らな肢体をくねらせ、翼を広げて笑った。
「魔王だもの、万の名があるわ」
 身長は人間の男ほどであるのに、世界を半ば覆う闇夜のように、ダークマスターの存在はルシエンを
圧倒していた。それでももう一度、それも少し強く繰り返す。
「名乗りなさい」
「綺麗ね」
 精緻な動きをまなじりにさせ、魔王は賞賛を送る。
「この姿で、ある世界においては、テラリンだったわね」
 名を知った。これでこの女怪は、闇そのものでも、悪の概念でもない。一個の、相対することのできる、
強大なクリーチャーだ。
「ソルタリアにおいて、カルドセプトの記述に変化があった時に、貴方は入り込んだ」
「誰かが加えた、一筆によってね」
250「名」:2007/03/04(日) 16:55:27 ID:FiDKqDWA
 カルドセプトに、その記述に力を与えているのは、どういう仕組みであるのか。賢者たるルシエンは、
先代の導きもあり、おおよその真実を知るに至っていた。
「このバルダンダースが、『不定形で、属性を持たぬ独立種族』であるように」
「貴女の殺したダゴンが、『同じ名を持つ、海の大魔』であるように」
「哀れなボージェスが、『怪物の知識に秀でた、人間の学者』であるように」
「そう、私は魔王。『緑を基調とした、固有の名を指定されていない、闇の支配者』」
「『翼を持つ』、です」
 ひひひ、あはは、とテラリンは笑う。リュエードからソルタリアへとカルドセプトが伝わる際、誰かが挿
絵に加えた一筆。背の大翼が、決め手だった。
「カルドラは、愚かな女よ。あちらの宇宙に憧れるだけで、自身で創造できる新しいものなんて持ってい
なかった」
 双子の宇宙。カルドラは、存在に満たされた彼方を模倣し、リュエードを作るところから始めた。
「カルドセプトなんて、確かな頁も曖昧な記述も、みんな借り物」
 無言の預言者が、いかに苦しんでいるかを知っている魔王は、相槌を求めず続ける。
「その記述に合った生物、怪物、魔術、技術、果ては歴史や神話すらも、あちら側と関連付けてこちら
に持ち込んでしまう。宇宙の理そのものが、模倣」
 事実であると分かっている、確信していることであっても、ルシエンは痛みに首を垂れる。外から来た
悪魔の語る真実は、模倣であるとされた宇宙の片隅にある小さな世界で、今まさに否定されつつある
信仰に育てられ、愛情に振り回されて傷ついた二本の脚でようやく立っている、一人ぼっちの聖女を、
容赦なく打ち据える。
251「名」:2007/03/04(日) 16:57:09 ID:FiDKqDWA
「そんな世界で、貴女たちは物語を紡いできたのよ」
 幸せな箱庭で繰り返される、破壊と創造。それを知る者から見れば、どれほど滑稽なものだろうか。
「私がこの世界に入り込めたとき」
 記述との符号が増え、ダークマスターとしてソルタリアに潜り込んだとき。
「思ったのよ。これまで滅ぼした数多の世界とは違う方法で、否定してやろうって」
「それが──ジェミナイですか」
 どうにか顔を上げ、睨む。
「いいえ、ジェミナイはカルドラ宇宙に予定された危難。そんな肩書きよりも、あの娘そのものが宇宙の
理を壊すには面白かったの」
 周囲の温度が異常に下がっていることも、バルダンダースが戸惑っていることも、この領域に他のク
リーチャーが潜んでいることも知っていたが、賢者は魔王に意識を集中させていた。
「私の直観を信じれば」
「預言者ルシエンの直観によると?」
「繰り返しているのですね」
 テラリンは心底愉快になった。
「ただの端役が、それに気付いているなんて」
「ジェミナイ──ではない──あの方は、幾度もソルタリアを救っている。同じ時間、同じ物語で」
252「名」:2007/03/04(日) 16:59:38 ID:FiDKqDWA
 初めて会ったとき、懐かしいと思った。初めて戦ったとき、癖に覚えがあった。初めて自分の気持ちに
気付いたとき、運命だと感じた。それらを、予知のせいだと思おうとしたこともある。
 しかし、やがて疑念が芽生えた。そしてジェミナイにより聖堂の地下に落とされて、本当に初めての体
験を積むうちに、それは確信へと変わった。
「あの方は、繰り返す物語の主人公」
 そして自分は、魔王の言う通り、ただの端役なのだ。
「そうね」
 ルシエンが気付いたということは、テラリンにとって驚きだった。あの娘はいったいどれだけ、この聖女
に執着しているというのだろうか。伴侶となるはずのレオやセレナではなく、ただの端役、物語の歯車で
あるだけの女賢者に、世界の理を曲げさせるほど、強く歪んだ愛情を向けているのか。
「だから、あの娘の存在は擦りきれかかっていたのよ」
 幾度も救世し、記憶を消され、再び出会い、戦い、恋をするたびに、疲労と倦怠が澱となる。
 ──救いたい。
 ルシエンは強く望んだ。方法がジェミナイを滅ぼすことだけであるなら、それをしなくてはならない。
「でも、最後には静かな終わりが訪れるはずだった。そのまま存在が消滅するか、繰り返しが止まるか
して──もしかしたら、満足と共にね。そして本当にもしかしたら、貴女を側に置いて」
 その言葉を、嘲笑の声音で語る魔王を、ルシエンは心底憎いと思った。
「だから、あの娘に真実を教えてあげたの。綺麗で清くて凛とした魂を、真実で汚してあげたのよ」
 だから、いくらでも力は湧いてくる。この魔に、万の名を持つ、理由の無い悪に、立ち向かうのに迷い
は無い。
「最後の弱みであったルシエンという女を、どう扱うのか見届けたかったのだけれど……ああ、もう駄目
だわ、私自身が、貴女に興味を持ってしまったもの」
 秀麗な顔を、無数の欲望で蠢かせながら、テラリン。
 ルシエンは目を閉じ、冷たい空気を鼻から吸い、口から白く吐いた。
「私は、貴方を倒します」
253「名」:2007/03/04(日) 17:01:59 ID:FiDKqDWA
「私を? 魔王を? 悪の母を? 死に損ないのちっぽけな賢者が、粘つく泥を使役して?」
「そうです、テラリン」
「覇邪と呼ばれ、異次元の魔獣を統べている、この私を、倒す?」
「そうです、まずは、貴方の護衛を打ち滅ぼして」
 ルシエンの意思を受け、少女が一本の槍と化す。それは矢より早く空を裂き、黒い楡の密集地へと突
き刺さった。何物であるか分からぬ気配に油断はできず、そのまま煙へと変化させ、呼び戻す。
 哄笑は女のもので、暗闇から突き出した青白い手が、少女の変じた煙を掴む。人ならざるその五指で
白い空気を綿のようにちぎり、再び木陰へと引っ込むと、再び笑った。
「な、に……?」
 奇襲に失敗したことよりも、その声、その気配がルシエンを脅かす。バルダンダースは再び少女の姿
に戻ったが、存在の一部をもがれて苦悶していた。
「何が……いたのですか?」
 魔王の護衛。それが容易い相手とは思わないが、預言者の直観は、強さ以上の恐ろしさを訴えてい
た。もしかしたら、クリーチャーであるダークマスターよりも、ずっと厄介な敵であるのかもしれない。
「吸い、取られ、ました。力、命、魂を──」
 それが、ゆっくりと、笑いながら姿を現す。
 黒い衣、青白い肌、真っ赤な瞳。
「──吸血鬼、です」
 見覚えのある顔、折れ曲がった首。
「そんな」
 己を殺した聖女を、斜めになった視界に捉えながら、不死の王女は牙を見せて歓喜した。
「久しぶりじゃない、雌豚」
「セレナ……」
「忘れたの、"セレナ様"でしょう!」
 首は折れたまま、鎖の跡を残したまま。
254「名」:2007/03/04(日) 17:05:03 ID:FiDKqDWA
 唇の隙間から、生気を吸った後の煙を吐き出す。その姿は、王女が完全に人外の化生、夜の眷属と
なったことを隠していなかった。
「ダークマスターの、魔術ですか」
「そうよ、テラリンの力。あんたに奪われた命を、こうして蘇らせてくれたってわけ」
 黒く光沢のある革が、その裾から伸びる手足を艶かしく強調する。淫猥になった肉体の線を少しも和
らげぬほどに密着した様は、下着姿よりも扇情的だった。
「呪われた存在に落ちたのですね……」
「あんたのせいでね」
「いいえ」
 嫌味でいたぶってやるつもりが、返ってきた答えに驚く。乾いてもいなければ濡れそぼってもいない、
ただ強く、迷いの無い否定だった。
「セレナ、全ては貴女のせいです。ジェミナイに従い、その寵愛を得るために殺めた多くの命が、貴女の
未来を呪ったのです」
 王女とて、ルシエンに責があるとは思っていなかった。ただ、そう気に病んでいるであろう預言者を、
苦しめてやろうとしただけだ。しかし、あの牢につながれていた捕囚と、今ここに立つ聖女は別の人物
であるかのようだった。
「開き直ってるんじゃないわよ!」
「貴女を殺した私には、罪がある。ですが、それは貴女へと償うべきものではありません」
「豚がっ!」
 言葉は危険だと判断した吸血鬼は、両手を広げる。指の間には、左右三枚ずつのカード。
「殺して──犯してやる」
「殺して──救います」
255「名」:2007/03/04(日) 17:07:11 ID:FiDKqDWA
 立ち直った少女と共に距離を取った賢者は、思考を巡らせる。
 ──吸血鬼としての魔力と膂力。そこに加えてのセプター能力。
 ダークマスターであれば、勝つ自信はあった。カルドラ宇宙に現れた以上、大魔王とて一個のクリー
チャーと規定される。理の中であれば、ダゴン戦と同じく打つ手はあった。
 ──魔術、呪術、召喚魔法。全てにおいて、私が劣っている。
 たった一枚しかカードを持たぬセプターで、どう立ち向かえばいいのだろうか。
 ──激昂は、してくれた。あとは、隙をどうやって利用するか。
 おそらくテラリンは、嗜好の上からも目的の上からも、手出しをせずに殺し合いを見物するだろう。そう
いう悪魔でなくては、ジェミナイの件そのものが起こり得ない。
 一対一であれば、戦力差を、意志力と策をもって引っくり返すことはできる。幸いに眼前の不死王女
は、感情の制御がきかない性だった。
 ──正解は、おそらく一つ。
 奇襲で勝負を決するか、守りきって機を待つか。
 ──巧遅か、拙速か。
 赤目を怒りに震わせるセレナが行動にうつる一瞬前に、ルシエンの決断は終わっていた。
256ダークマスター:2007/03/04(日) 17:10:43 ID:FiDKqDWA




今回はここまでで御座います。
ここから、以前のように分岐となって、濡れ場が発生する予定です。
早ければ今月末に、派生部分を更新できるよう、鋭意努力して参ります。

どうぞ、見捨てずにいただければ幸いです。
257名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 01:42:53 ID:VjKH/mxd
おお・・ここに来てあのセレナがこういう形で出てくるとは意外や意外、続きが楽しみになってくるなぁ…
258またマニアネタ仕込んでるみたいですね:2007/03/05(月) 02:11:35 ID:0BM04Lls
テラリンって・・・地王は何歳なのか(笑)
チョイスに狂気を感じます。
ttp://bto8.smspower.org/segapower/1331/index.html
とりあえず、パッケージをスキャンしてみました。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi77995.jpg.html

とりあえず、セレナに敗北肉奴隷エンドwktkってことで一つ。
ルシエンかわいいよルシエン。
259またマニアネタ仕込んでるみたいですね:2007/03/05(月) 02:14:31 ID:0BM04Lls
うは、探したらパケ画像ネットに結構あるのね。
大騒ぎしてスキャナー動かした俺人柱以下(笑)
260名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 08:04:23 ID:QgPlhTuz
もう、地王にサーガのストーリー任せれば良かったんだよ

>破邪の封印
分かる>>258も何歳なのか
261名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:28:43 ID:hXIQA4kD
>>260
任せるとどうなるか予想

1・敵役が悪くて強い
2・デフォルトで主人公が女
3・デフォルトで百合展開
4・ルシエン嬢が出る
5・アバターパーツでふたなりにできる
262名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:50:43 ID:LMD6V7Xm
1はともかく2〜5は願い下げだね。
263名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:59:22 ID:MhvhPEfO
デフォで女じゃなくても、せめて旧作みたいに選択可能にして欲しかったよな>サーガ
二週目でもボイスが男のままだし、変なキャラ立ってるし・・・・・・
あの最低なストーリーじゃなければ、それも気にならなかったかもしれんが。

あ、俺は1と4でお願いします。3と5は脳内で補完しますので。
264名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:03:33 ID:FUpO/QMX
hoshu
265名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 00:32:33 ID:TmRV/+KZ
ホッシュホッシュ
266名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 05:37:52 ID:RzRFyC6u
とりあえず2〜5は個人的には最高だが、さすがにムリがあるだろうと思ってしまう保守
267名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:31:23 ID:PUfxkPkp
呪われた聖保守
268名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 17:09:33 ID:/uTUBofz
焼き払った街の生き残り住民から強襲されるミュリン…(;´Д`)
269ダークマスター:2007/03/31(土) 23:15:38 ID:OolFdEE9
努力虚しく、完結には至りませんでした。
本格的な濡れ場は、来週か再来週になると思われます。

何かと中途半端ですが、以下、更新いたします。
270「名」派生:2007/03/31(土) 23:18:49 ID:OolFdEE9
 ──長引けば、不利になるばかり。
 賢者のとった行動は、セレナの意表をつくものだった。体を前に倒し、土を蹴って距離をつめる。非力
な聖女の脚力では、視界から消えるとまではいかないが、それでも王女の一手を遅らせるだけの瞬発
力を見せる。
「こいつ……っ!」
 懐の自分にセレナの意識を向けさせ、背後のバルダンダースに思念を送る。受けた少女は高く高く、
蛙の足をもって跳躍し、吸血鬼の遥か頭上で更なる変身を行う。
「小賢しい!」
 空を睨んで迎撃の詠唱に入る王女。聖女はその手を払い、カードを叩き落とす。意識を上下に分断さ
れたまま、バンパイアは変身を見届けることになった。
 夜色の衣を纏い、笛と剣を持つ、青白い肌の男。吸血鬼を狩る者、ダンピールは、少女の面影を残し
た顔で裂帛の雄叫びを上げた。王女の目尻が怯えで震える。
「ふざけるんじゃ──」
 それでもどうにか、己が攻め手であることを思い出したセレナは、爪を伸ばしてダンピールを斬り落と
そうとする。が、呪われたる者に傷つけられる夜の狩人ではない。落下の勢いを殺すことすらできず、
下方に突き出された破邪の剣に、吸血鬼は串刺しにされた。
 ひ、ぎいぃ、ぎゃああひぃぃ──
 長く尾を引く悲鳴が、闇の森を吹き抜ける。
 終わってくれと、ルシエンが祈る。領域の主でなく、地の加護を得ていないバンパイアであれば、殺し
きれる威力であったはず。また万が一それに届かずとも、破邪の力によって内部からの崩壊を誘えれ
ば、おそらく。
 ──ぃぃいい、う、ぐ、ぐうう。
「こ、の、豚っ」
 しかし、神もいないのに、祈りが届くはずもなかった。喉元から尻まで貫かれながらも、直前に吸った
煙の、僅かな生命力がバンパイアを救っていた。破邪の剣は、不死の心臓を僅かに逸れ、その魔力を
発動させることはなかった。
271「名」派生:2007/03/31(土) 23:20:05 ID:OolFdEE9
「調子、に」
 悪鬼の形相で、セレナはダンピールの首を締め上げると、その口にカードをねじ込む。掌を下顎に叩
き付けると、噛み潰された石版から呪文が発動し、地獄の業火がバルダンダースの頭蓋内で荒れ狂っ
た。ヘルブレイズの呪は眼窩や口腔を満たし、食道を伝って臓腑を焼き、肉体を内より焦がす。
 やがて怪物は本来の姿、不定形の泥へと変ずるが、炎を食い止めることはできず、テケリ・リと絶叫
するのがせいぜいだった。
「そのままくたばれ……屑クリーチャー!」
 口らしき虚が大きく開き、絶叫しながら少女の頭が現れ、溶けて戻っていく。それが断末魔で、バルダ
ンダースは絶命した。
「あっは、あはは! これで、もう、打つ手無しね!」
 そうは分かっていても、諦める道は無い。クリーチャーで稼いだ時間を使ってルシエンは、この吸血鬼
との未来を幾つも予知していた。
 走って逃げる方法だけでも、十。説得の言葉となると、百に近い事例を仮想する。だがそのどれもが、
賢者に勝つ見込みが無いことを示しており、全身を苦痛が走り、血の涙が流れても、救いの未来は見
えなかった。
「どうしたの、諦めた?」
 そうではなかったが、そうしないのであれば、確実な敗北を知りつつ戦うしかない。
「いいえ、まだです」
「酔っ払っちゃって、まぁ」
 そうして、セレナが飛来し、ルシエンが反応する間も無く、人外の膂力を振るった。
272「名」派生:2007/03/31(土) 23:21:37 ID:OolFdEE9
「ぐ、えぅ!」
 ねじ伏せる、といえなくもない行為。ただ、夜の眷属が、貴人ならではの無遠慮で人間を扱えば、結
果は凄惨に過ぎた。
「ぐ……ひゅ、う……」
 腕が肘ではない複数の箇所から曲げられている。脚は折られ、砕かれ、野放図に突き出されている。
ただセレナにとって折り畳み難いというだけの理由で、聖女の四肢は破壊されていた。
「痛くないように、一瞬──かそこらで済ませてあげたのよ。どう、気持ちは」
 痛みで落命していないのはルシエンの精神力によるもので、それが不幸だった。肉体が死に辿り着く
まで激痛に耐え続けることを思うだけで、絶望が黒く視界を覆う。
「良かったわねぇ。痛めつけられて感じる変態預言者だもんね、ルシエンは。今だって気持ちよくて濡ら
してるんでしょ、ねえ?」
 睨もうとしても肉体の痙攣がそれを許さず、震える眼差しで見上げるしかない聖女の様は、まるで許
しを乞うているかのように見えた。王女の背を、快感が這い上がる。
「ルシエン。あんた、死にたいんでしょ?」
 頷けるものならそうしたいが、そうもいかない質問だった。
「それとも、助けて欲しい?」
 退けたいとは思ったが、一考の余地がある提案だった。
「まぁ、どうせ選ばずに死ぬんでしょうね。これまでのルシエンを見てると、頭悪そうだし」
 襟を掴まれ、宙吊りにされながら、セレナの罵言を受け止める。持ち上げられて垂れ下がる手足が、
鮮やかな痛みを、振り子の調子で送り付けていた。
273「名」派生:2007/03/31(土) 23:23:43 ID:OolFdEE9
「でも、まぁ、ちゃんと質問してあげるわね」
「ひゅぇ、ぐぐ」
「あんたに首絞められて死んだわけだし、私には殺す権利があるわけなんだけど……あの直前に言っ
たこと、覚えてる?」
 いかな賢者とはいえ、この状況で記憶を辿るのは困難だった。
「ねぇ、豚ルシエン。素直になれば、私の肉奴隷として生かしてあげるわよ」
 愚かな提案だ。私がそれを選択しないことなど、セレナにだって分かっているだろう。それならばこの
まま死のう。そんな生を望むのなら、とっくに折れている。
「んー、どうなのかな? 生きられるし、気持ちいいし、いいことばかりじゃない」
 否だ、否。
「あれ、頷いた? あらそう、あぁらそぉう! 聖女様は、気持ちよくなりたくて矜持を捨てるんだ?」
 何を、言っているのだろうか。私が頷くはずないではないか。聖峰の賢者ルシエンが、夜の眷属に屈
するはずがないではないか。
「そんな必死に……可愛く思えてきちゃうじゃない」
「え、う? ひ、ひゅ、ぐ!」
 確かに、ルシエンの顎は小刻みに縦運動を繰り返している。痛みによる痙攣か、心が折れたのか、
預言者にもそれは分からず、ただ己への疑念に捕らわれているうち、セレナによる救済が訪れた。
「いいわ、私の家畜にしてあげる」
 吸血鬼が、白い頭巾と黒髪を掻き分けて、聖女の首筋を露にする。牙の狙いを定め、賢者に最後の
質問を送る。
「いいわね?」
「く、ぁぐ、や、やぁあ!」
 それでも痙攣は止まず、肯定の信号を返し続けている。吸血王女は喜悦を隠さず、ルシエンを強く噛
み、二本の牙を肉に埋め込んだ。
274「名」派生:2007/03/31(土) 23:26:00 ID:OolFdEE9
「ぅむっ、ぐ、おぉあ」
 噛まれた首筋から、痛みが全身に伝播する。
 じゅちゅ、ちゅりる、と吸い上げられる音を聞きながら、聖女の目は焦点を失い、今起きていることを理
性に知らせまいとしていた。
「ん……ひ、ふ……」
 やがて痛みに代わり、麻痺が広がり始めた。折れた手足が暴れそうになるのを、王女の抱擁が抑え
込む。抱き締められ、命を飲まれながら、賢者の心に安堵が生まれかけていた。
「セレ、ナ……」
 ぐく、ごっく、と嚥下する音が届くころには、預言者の痺れは引き、快感が血肉を満たしていた。それに
陶酔することをどうして躊躇うのか、と肉体が囁く。
「はぁ……これで、豚ルシエンは、私の家畜」
 夜の眷属に吸血され、穢れた魔力を代わりに注がれ、体も魂も、遂に勝手な従属契約を結ばされて
しまう。黒い鎖に繋がれたように感じ、心臓が冷たくなる。それを溶かそうとする、悦楽の熱。
「どう、気分は?」
 セレナに血涙を舐め上げられながら、己の手足が癒えているのを知る。それを用いて王女の抱擁を
振り払おうとしてみるが、体と感情は従わない。
「ルシエン……あは、効果あったみたいね」
「そん、な、私」
 吸血王女の膂力に負けぬほど強く、聖女はこの陵辱者を抱き締めていた。従属の悦びが、思考を押
し流そうとしている。
275「名」派生:2007/03/31(土) 23:27:04 ID:OolFdEE9
 吸血鬼が、その長い舌で眼球をねぶる。その卑猥な蠢きに、ルシエンの肉は燃え上がっていた。
「ゆっくり、自分の立場を教えこんであげるわ。あんたの人生はお終いだし、死んで消えられるわけでも
ない。家畜としての時間だけが、永遠に続くのよ」
「嫌……です」
「そんな自分に興奮できるのは、血を吸う前からだったわよね、雌豚ちゃん」
「もう、私……」
 気が遠くなる。薄れていく意識の中で、セレナと強く抱き合いながら、会話を聞く。
 ──テラリン、私、こいつもジェミナイも欲しい。
 ──そうね、そのつもりはなかったけど、面白いのはそっちかしらね。
 ──やったあ!
 ──カルドラ宇宙は私が貰うけれど、神の力くらいなら分けてあげるわ。
 ──うん、それでいい! 嬉しいなぁ、あははは。
 あのテラリンというダークマスターは、悲惨を望んでいるだけなのだ、と賢者は分かっている。それに
気付かぬセレナを哀れみながら、ジェミナイはどうなるのだろうと心配する。彼女も、悪意に弄ばれただ
けなのに。終わらせて欲しいと望んだだけなのに。
 やがて、聖女は眠る。目覚めた後に待つ悪夢を恐れながら、ルシエンは眠った。
276「名」派生:2007/03/31(土) 23:28:28 ID:OolFdEE9
 雲を貫く聖峰アトラ。そこに居を構える聖女ルシエンの、輝く名を知らぬ者はいない。
 マルセスブルグの王女であったセレナと力を合わせ、ジェミナイより世界を救った伝説のセプター。神
ですら為しえない偉業を達成したルシエンを、預言者や賢者と呼ぶ者はもうおらず、聖女、一部におい
ては女神というのが二つ名となっている。
 ソルティスなき今、民が祈りを捧げるのは創造神カルドラになっていた。ルシエンはその間を繋ぐ女神
として崇敬されると同時に、悩める者を導く聖女としての尊敬も集めている。それは忙しい日々であっ
たが、預言者であった頃と同様、誰に対しても分け隔てない慈愛を注いでいた。
 ──神よ、絶対者よ、カルドラよ。いつか、いつかは。
 届かぬと知っている祈りを終え、聖女としての仕事にうつることにする。大勢の者が導きを求めて、聖
堂内に列を成しているだろう。
 ──このような私に、資格があるはずもないのに。
 ソルタリアに住むほとんどの者は、真実を知らない。ジェミナイを倒した本当の力も、カルドラが今どこ
でどうしているのかも、彼等自身が一度死んでいたことも。
 ──それでも、営みは続く。私はそれを護りたい。
 テラリンの名代たるセレナ、真実を知るもう一人が、気を変えないように。
277「名」派生:2007/03/31(土) 23:32:57 ID:OolFdEE9
 ダークマスターの力添えを受けたセプター二人は、ジェミナイとの戦いに挑んだ。闇の母に後押しされ
ているにもかかわらず、戦いの決着は容易につかなかったが、誰も数えていない膨大な日数を経た後、
立っていたのは夜の眷属たちだった。
「これで、こいつらは私のものよね」
 勝利者であるセレナは、約束された報酬を要求する。
「ええ、そうね」
「神の力で、世界を創造することができるのよね!」
「望みなさい」
 セレナは、世界を元に戻すことにした。かつていた世界で英雄としてかしずかれ、尊敬され、へつらわ
れたかった。それを聞き、テラリンは苦笑した。
 結局のところ、この物語でそうであったように、この女には新世界を創造するだけの理想も器もない
のだ。ただ傲慢で、人の上に立つこと、所有することでしか満足できぬ愚物なのだ。
「ええ、いいわよ」
 そのようなくだらない女のために、カルドラや神々が慈しみ育ててきた宇宙が終わるのは、実に面白
いと魔王は考えた。
 やがてテラリンがソルタリアを去り、セレナは力を用いた。元に戻っていく世界。他のセプターは討ち
死にさせたままで、自分たちが邪神を討伐したのだと宣言する。王女は女王となり、世界の全てを支配
することとなった。
 ──ああ、いい気持ち。
 ルシエンについては、魔力を抜き取って人間に戻した後、半神ほどの力を与えて解放する。この聖女
は民を操作するのに便利だと判断したためで、事実、女王の統治は滑らかになった。
 それは、幼稚なごっこ遊び。
 神の力はほとんど失われ、ただのセプターに戻ってもなお、セレナはこの遊戯に没頭していた。
278「名」派生:2007/03/31(土) 23:34:01 ID:OolFdEE9
 テラリンにしてみれば、満足のいく結果だった。愚かな女王の気を触れさせ、くだらぬ世界を維持させ
ていくのは、セプターへの報酬ではない。闇の狭間、怪物の肉便器として扱われ、孕み産みを永劫に
繰り返すカルドラに、悲嘆と後悔を呼び起こして嬲るためだった。
 魔王の兵となる獣たちの強さは、母体の絶望によって増す。一つの世界における創造主は、かつて
ないほどの強大な軍勢を産み落としていた。
「これでも良かったわね、結末としては」
 テラリンは笑顔で、カルドラに話しかける。犯されながらも女神の目は、眼前に映されたソルタリアに
向けられていた。ただ一人の女を、楽しませるためだけに存続していく世界。そこで行われている退廃
は、かつて望まれた宇宙を否定するものだった。
「貴女の子宮が壊れるまで、どのくらいかかるかしらね」
「く……ぁ、あ」
 神聖な肉体を汚汁で穢す宴に、闇の母は一度も加わることなく、カルドラ宇宙を嘲り、魔の猖獗を心
待ちにしつつ、冷たい場所でまどろんでいる。
「そのうち、貴女へ祈る、人間どもの声でも届けてあげようか」
 それはさぞかし甘い汚辱だろうと、覇邪だけでなく女神も考えた。
279「名」派生:2007/03/31(土) 23:35:11 ID:OolFdEE9
 その日、定められた数だけの民を導いた後、ルシエンは聖堂にあった。女王セレナに会うため、これ
からしばらく神殿を空けること、その期間については明らかでないことなどを、居並ぶ神官たちに伝える。
「悪しき兆しが、ソルタリアの各地に表れています」
 聖女は時折、そうして姿を消す。ジェミナイの呪いは死してなお凄まじく、星の位置によっては大地を
蝕むのだと、ルシエンは言う。そのため、セレナと共にカルドラに謁見するのだと。
「留守を頼みます」
 ルシエンがそう言うのであれば、守らぬ不心得者など居るはずもなかった。ましてや、出立の理由を
疑うことなどできるはずもない。絶大な信望を集める生き女神ルシエンは、こうしてソルタリアの民を裏
切り、悪徳の場所へ向かう。
「心をお安くお持ち下さい。猊下の道を、カルドセプトの光が照らしますように」
 尼僧の長が、進み出て首を垂れる。まだ二十をさほど超えていない若さではあったが、信仰心とルシ
エンへの心酔は人一倍強く、結果として今の役職に就いた女だった。
 ──かつての私に、似ている。
 壊れる前のソルタリアなら、この娘を次代のルシエンとしても良かった。しかし今の世界では、自分に
は死ぬことも許されず、故に世代交代もありえないのだ。
 ──ジェミナイもセレナも、哀れで愚かだった。私に至っては、そのうえ弱かった。
 ルシエンは微笑みを返すと、転移の術を詠唱し始めた。
280「名」派生:2007/03/31(土) 23:36:29 ID:OolFdEE9
 マルセスブルグのような兎小屋に住むことでは満たされぬセレナは、聖地プロムスデルに居城を構え、
数え切れぬ臣下にかしずかれて暮らしていた。金と銀と絹がきらきらと輝く中で、魔力で得た忠誠に包
まれながら、現の享楽に飽いている。新世界を創造する力は有っても想像する知性の無い女王にとり、
かつて賢者であったルシエンは、無くてはならぬ奴隷だった。
「ようこそ、早いわね。感心感心」
 聖女が招かれたのは、陰鬱な広間だった。柔らかい布や堅い鉄、女王を一度は楽しませたもののや
がて打ち捨てられた、多くの物品がちらばって朽ちはじめている。
 その部屋の中央、濁った灯りに照らされる寝台の上で、セレナがジェミナイを犯していた。
「遅れるようなら、街の一つでも焼き払ってやろうかと思ってたのに」
 黒髪を振り乱し、白い背をのけぞらせる女は、初めは運命のセプターであり、やがて邪神と呼ばれる
ようになった存在の、成れの果てだった。鎖で拘束されてはいたがその必要はなく、全ての魔力を失っ
た彼女は、非力な人間かそれ以下のものに過ぎない。
「セレナ様……先達てのように長くなると、そろそろ怪しまれてしまいます」
「嘘をつくあんたが悪いんでしょ。正直に言えばいいのよ」
 女王の衣を纏ったままで、セレナは性交を続ける。目も喉も潰されたジェミナイは、か細く意味をなさ
ない叫びをあげながら、膣をもって主を迎え入れていた。
「そろそろ退屈してきちゃってさぁ」
 ぐちゃ、ぶぶちゅ、という水音が聞こえるのは、女王の股間より生えた肉竿のせいだった。かつてルシ
エンの秘所にあったバルダンダースは、新たな主に屈従し、自由も報酬もない男性器官としての生涯
を強いられている。
「で、何を白痴みたいに突っ立ってんの? 間を置くと、すぐ聖女気分に戻っちゃうわけね」
281「名」派生:2007/03/31(土) 23:38:08 ID:OolFdEE9
「彼女を……放して下さい。そのままでは死んでしまいます」
 あっは、ひゃあははは、セレナは狂王としての顔を隠さずに笑う。
「こいつが? ジェミナイ様が死ぬってわけ? 面白いわね、聖なる冗談は!」
 長く鋭い女王の爪が、奴隷の背中に突き刺さった。喉に詰まった悲鳴が、聞いているルシエンを締め
上げる。セレナは両者の反応が面白くて仕様が無いらしく、ジェミナイの体内を抉り、捏ね、切り裂いた。
鮮やかな血と濁った血とが混ざり合いながら、傷口からばたばたと溢れ落ちる。
「こう、すると、ね……凄く締めるのよ、こいつ!」
 裾に隠された結合部で一層激しい音を立て、ジェミナイを犯す。
「気持ちいいらしいわよ、こいつも。ほら、こんなに、よだれ垂らしちゃって……ん、おいしい」
 じゅうじゅうと唾液を啜りながら、呻く肉塊を弄ぶ。
「お願いです、彼女は……もう、いいでしょう」
「なんで?」
「……私が、いるから、です」
「え、賢者ルシエン、どういうことなの?」
 言うべき言葉を教えてやって、嬲る悦びを減じるほど愚かではない。
「ジェミナイの代わりに、私を使って下さい」
「ふうん、後でね」
 苦しげに寄せられたルシエンの眉が、セレナの背筋を快感で撫で上げる。
「セレナ様──」
「なぁによ、待ちきれないの?」
「──どうぞすぐにでも、この……便器を、お使い下さい」
 女王はたまらず、奴隷の中に精を放った。
282「名」派生:2007/03/31(土) 23:40:15 ID:OolFdEE9
「へえ、そういえばそうだったわね」
 意識を失ったジェミナイを寝台から放り出す。肉と汁が別れる際の粘着音が、ルシエンの思考に長く
尾を引いた。
「あんたは、私の便器だものね。しかも、自分から志願した」
「は……い」
「どうしても? どうしても使ってもらいたいの?」
「はい、そうです」
「どういう風に使えばいいのかしら?」
 セレナにとって、ルシエンが苦悶する様ほどの媚薬は無い。かつて思いを寄せたジェミナイなど、この
聖女に比べればただの人形だった。
「……孕み穴、の」
 ──卑しい言葉ね、初めて聞くわ。
「捲れ上がった唇と、臭い汁まみれの襞々で」
 ──教えられてもいないのに、よく言えるわね。賢者っていっても、知識は選びなさいよ。
「セレナ様の男根を咥えて、包んで、擦り上げますので」
 ──素敵、女神みたいな顔してさ。
「濃くて濁った精液を、私の……」
 ──言いながら興奮してるんでしょ、認めないのが可愛いわよね。
「聖女の胎内に、排泄して下さいませ……!」
 ──やだ、我慢できるわけない。
「いいわ、今回は、徹底的にしてあげる」
 声が震えるのを隠し切れず、早口になったセレナが、無理にゆっくりした動きでカードを取り出した。そ
の三枚をルシエンに渡し、嬉々とした調子で命じる。
「いい、これを唱えるのよ。私が許すまで、そのまま苦しみ続けるの。いいわね」
「セレナ様、その、あまり時間がかかりますと……」
「うるさい! 何が問題なの、世界だって時間だって、私が許してるから存在してるのに!」
 元より断れるものではない。覚悟を決め、聖女は呪を唱えた。
 暗転。
283「名」派生:2007/03/31(土) 23:45:31 ID:OolFdEE9





今回はこういった半端な形で切らせて頂きます。

ぼじゃノロイさんのイラストを壁紙にして頑張りました。
三枚のカードは、バインドとトーチャーとブックワームです。

早く続きと末路を書いて更新するつもりです。
それでは皆様、また近いうちに。
284スマイル10G:2007/04/03(火) 23:59:30 ID:MkB8a7Wu
GJです!!

>ぼじゃノロイさんのイラストを壁紙にして頑張りました。
>三枚のカードは、バインドとトーチャーとブックワームです。

俺もあのイラストにはお世話になってました・・・地王とのコラボなら百回抜く地震があります!!
285名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 22:40:04 ID:8/AlwmFH
地王のフタレズレイプ好きは、もはや宗教の域に達してるな
286名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 12:56:52 ID:lxOh50se
保守sage

地王様の更新が楽しみで仕方ありません。
しかしサーガで出てからカルドのエロ絵って見なくなった
287名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:54:53 ID:GNS4bLlx
しかしサードの絵はいらぬ。
あ、でも、カストーラあたりならどうにか・・・まぁ、他の連中よりは・・・

こうしてみると、セカンドの女キャラって優秀だったと思う。
ルシエンとか、ミュリンとか、セレナとか、ルシエン様とか。
288名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 01:01:17 ID:YtYvj78Q
俺アネイマブルで抜いてくるわ
289名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:18:58 ID:/bZHkfV/
>>288

ブックから、か……フフ、うまいことを言いおるわ
290名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:28:53 ID:YtYvj78Q
通なら デスゲイズ×アネイマブル
素人はおにゃのこキャラで抜いてなさいってこった。
291ダークマスター:2007/04/15(日) 11:45:00 ID:BShmxoY2
申し訳ありません。予定していた半分も仕上がりませんでした。
来週の土曜日に休みが取れましたので、そこで終わらせ、まとめて更新したく存じます。

拙作の遅筆にも関わらず、期待のコメントを頂けること、身に余る光栄です。
皆様のレスを励みに書き進めております。どうぞ気長にお待ち下さいませ。
292ダークマスター:2007/04/15(日) 23:49:41 ID:BShmxoY2
この半日で、土曜が日曜へとずれ込みました。
予断を許さない状況です。
293名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:54:54 ID:+DeARiK6
休日まで自由にならない気持ち、とtrもよく分かります・・・

地王が体壊しでもしたら、このスレの密度が半分とかになりかねませんので、体力と相談しつつ気長に描き続けて下さい。

応援だけならいくらでも!!あと支援効果も!!
294メタルシャンブラー:2007/04/19(木) 19:57:16 ID:eTy9xhw6
援護しつつらくがきしつつ次回作まで保守

http://www.interq.or.jp/green/power-up/undine/070419.html
295名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:33:23 ID:K1I6DfMI
秒殺で保存した。
ブックに入れようと思った。
296名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:51:53 ID:5GlZ0oTl
シャラザード戦ってねぇ(笑)

メタルシャンブラーは10秒ルールでやってると、ときどきランダムクリーチャーに思えてくる。
順位どうなってたっけ?とか考えてるうちに・・・ってのは俺だけですかゼロム様。
297名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:34:49 ID:4//cgG0f
言われてみれば旧バルダンダースにシルエットが似てなくもないなw>メタルシャンブラー
298名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:28:53 ID:g4p3rujF
やっぱりね、セプターに魅力がないと、クリ姦にもノリ切れませんよな
299ダークマスター(周回直後):2007/04/23(月) 01:52:56 ID:6D1K0gSa
まったく情けない話で……これから明朝まで執筆致しますが、おそらく更新までは至らないと思われます。
仕事などというこちらの事情で、皆様を振り回していることをお許し下さい。

>メタルシャンブラー様
素晴らしい一幅で御座います。
セカンドでは終ぞ使わずにいたシャラザードですが、援護の解釈によっては一躍花形といった風情です。
サーガについては同じ感想を抱いております。

>>296
「さしずめ、メタルギャンブラーといったところでしょうか」
などという書き込みをするべきかどうか、しばらく悩みました。

拙作も長くなり、筆を持ち上げるのに骨が折れるようになってまいりました。
ひと段落しましたら、直線的で力強い、ルシエン陵辱短編でも書きたいものです。
それではまた。
300名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:36:01 ID:Ly3peiUY
地王の休日の潰され方とか忙しい時期とかが俺とまったく同じなので、いつも、「まさか同じ会社?あるいは同業?」
と思ってしまう俺。

なあに、一歩ずつでも歩き続ければ、いつか城に帰れますよ!
301名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 23:35:52 ID:N8GXCgIb
こうして地王の投下を待っていると、サーガなんて出てないみたいだ。
このスレッドとの付き合いも長いもんだなあ。
302名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 01:44:44 ID:my1mONJ4
>>301
いまだに終わらないのが凄いと思う。
終わるときがスレの終焉、という予感がするほどに(笑)

ところで今日のバルダン履歴を見てくれ。
(フェイト→ソードプリンセス→セイント→サキュバス)
明らかにスレ効果によるものだと思われます。
うち、セイントはピンポイントでレッドキャップに当たりました。
即死は発動しませんでしたが防御成功しました。みんなありがとう。おやすみなさい。
303302:2007/04/26(木) 22:11:23 ID:my1mONJ4
すみません調子乗ってました。
今日は3回中2回がパウダーイーターでした。
モスマンに食われました。

ミ・д・ミ < 1ゲキデ120ピキクライシンダネ!!
304名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 23:57:49 ID:BYhJMFLR
何故そこまで青天井系にバルダンで挑むのかw
305名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:51:01 ID:FAfDplNF
セプターのロマン
306名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:14:40 ID:7JSUQ7L+
つーかむしろ、相手が青天井系で普通のクリーチャーだと100%勝ち目が無いからこそ
バルダンで挑むんだと思うがw

他のクリで勝ち目があるんならわざわざバルダン使わんわいwww
307名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:51:41 ID:/aHihryX
>>299
その陵辱短編の方に、よりwktkしてしまうのですが(笑)
308スワンプスポーン:2007/04/29(日) 23:25:19 ID:dm1bFlQO
テレキネシスでフェイに襲いかかりつつ保守

ttp://www.uploda.org/uporg791746.gif
309名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:15:19 ID:2u/ArZEJ
ノー、落ちてますよ沼子さん。
できれば再うpお願いしたいのであります。
310スワンプスポーン:2007/05/01(火) 00:46:58 ID:Z+BR5oei
アネイマブルも召喚しつつ再保守

ttp://www.uploda.org/uporg793195.gif
311309:2007/05/01(火) 00:52:30 ID:UOilzFOt
がっちりキャプチャーしました!ごちそうさまです!
312名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:42:26 ID:baIYh6sd
セレナ様期待保守
313名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 22:27:12 ID:HJ3v1Egv
セレナって愛されてないキャラだよね。
首折られてヴァンプ化したり、主人公の性奴にされてみたり・・・

・・・あ、でも、アルダと結ばれてるのがあったか。
もう4年近く前になるけど。
314名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 11:30:20 ID:alLZuRCP
同盟戦であれだけ煮え湯を飲まされ続けりゃ
もういい加減、堪忍袋のワイヤーロープもぶち切れる
315名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 00:47:25 ID:3yomkenl
そーか、ルシエン様がセレナよりも人気がある理由の一環には
ルシエン様との同盟戦が無いってのもあったのかw

まぁわがまま・アーパー・お子様と三拍子揃ったセレナよりも
神秘的で妖艶で大人な女のルシエン様のほうが人気が出るのは当然か。
316名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 20:37:59 ID:5duasBC1
セレナは何か堕とし甲斐が無い
317名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 23:37:12 ID:da50hazU
あー、グルベル様とミランダはある種マイペース過ぎて全然堕ちなさそうw
ミュリンはガミジン居るしな。
ファウスティナは……あのネガティブ妹王には堕とし甲斐が全くない。
ついでに言うと「僕は来た」君に妹王を堕とすだのいう概念も甲斐性も全然無さそうだ。

という消去法でルシエンがこのスレで一番人気な理由が改めて分かりました。
聖職者で堕ちた聖女で主人公に儚き好意持っててしかもセリフが凄まじく蠱惑的(以下略)
完璧じゃないか! ジェミナイGJ!
318名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 01:33:15 ID:6FhXVs29
このスレ見つけて、メダルコンプのデータがあるにもかかわらず新規で女性セプター作って…
乙女ブック改良型作って、預言者の神殿2(ストーリーモード)でルシエンとセレナとでキャッキャウフフしてたのは…
やっぱ自分だけだろうな

正直このスレは堕ち物フタナリレズ云々スキーな自分には衝撃的だった
319名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 13:20:39 ID:pf8Ga41l
>>318
 “おまえだけ”だったら、このスレが5年ちかくも続いている訳無いだろう
 修行が足りん、もっと自分に自信を持て!!!
320名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:38:18 ID:zQKLLzp5
>>318
俺はその属性に、バッドエンド偏愛が加わってる。衝撃度では引けを取らんぞ?
321名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 01:06:23 ID:lkVTBwpq
ルシエン様はバインドかけようがトーチャーかけようがパラサイトかけようが悦んでくれそうな素晴らしい方です
322名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 10:06:24 ID:AJ42x1m0
>>321 が対戦しているのは多分、ノレシエンという偽者

本物のルシエン様ならば、バインド・トーチャー・パラサイトの
どれでも、悦んでくれる素晴らしいお方です
323名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 23:20:29 ID:YpxR+ozF
お前らがルシエン嬢大好きなのが分かって心底嬉しいよ

脳内では、被レイプ願望アリの潜在マゾで、レズとかの背徳に余分に興奮しちゃう素質を持っているけど、全てに無自覚な清廉潔白な聖女様です
324名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:19:29 ID:lSyts/e2
>316
>317
まて、あきらめるな!あきらめたらそこで試合終了だぞ(意味不明)
グルベル様は、普段はマイペースだが一肌脱いだら(いろんな意味で)スンゴイ娼婦に!
ミランダ・セレナ・ファウスティナの三人は、主人公(とりあえず暫定的に)無しでは生きられないぐらいの淫乱メス奴隷に!
ミュリンは・・・スマン、思いつかなかった。ついでに「僕は来た」君の概念や甲斐性の無さは・・・ヲタの必殺技・脳内補完でいくらでも(ry

まあ>317の言い分もわかるが。少なくともルシエンの人気ぶりが凄い事は。
つーわけで、漏れもジェミナイGJ!といっておこう。
(まあ本音では、他のキャラのSSも見たいけど)
325名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 21:56:49 ID:DN6Gv/5H
セレナは主人公が頼んだらせいぜい顔赤くする程度で言われた事に普通に従いそうで何かが違うんだよな
羞恥心や責任感と板挟みになって葛藤するところを堕とす楽しみが無いと言うか…
まぁ要するにルシエン様は偉大だって事になるんだが
326名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 23:07:42 ID:4qWatpxV
和姦、調教、強姦、どれでも似合うからな。
327名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 00:19:11 ID:hQ7ZFfiL
たしかにファウスティナは何をさせようとしても大人しく従うだけの
従順マグロな感じだしな…。

他の女キャラにもイマイチ食指が動かんし。
結局ルシエン様最高ってことか。
328名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 07:54:56 ID:MqhnvIf5
保守
329317:2007/05/16(水) 18:46:32 ID:WJc53pao
>>327
カルドセプト史上最も官能的で蠱惑的なのはルシエン様ですが。
ファウスティナ題材にして
従順マグロっぽさを逆手に取って一つエロパロ書けないか思考中。
堕とすというノリではなく、お馬鹿ノリになりそうだけど。
(一応、自分はファウスティナ嫌いでは無いよ。)
330名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 22:16:30 ID:IRyDVj9D
ゲーム遊んでいる時、実はルシエン様が苦手だった
厚化粧だし、顔恐いし、無意味に乳出してるし・・・

でもここのスレに出会って地王の小説読んでからは
ルシエン様万々歳。人生どこで変わるか分からんね
331名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 23:14:22 ID:MqhnvIf5
>>330
お前は俺か。それとも定番コースなのか。
ルシエン様ってこういう性格なんだなー、と、二次創作に教えられる不思議。

>>329
という、俺や330の例もある。ぜひ、ファウスティナをプロデュースしてくれ。
今なら第一人者になれるぞ。
332名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 10:34:00 ID:P3oVnmf7
>>329
ワクテカしながら待ってます。
333名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:01:20 ID:aFwvCypI
最初に会う洗脳ルシエンさまはマジ怖いな
ブック内容もアレだし
334名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:18:28 ID:C9WUSy2N

普通に萌えたが
難点はもう少し告白時に恥じらいが欲しかったくらいか
335名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:43:34 ID:HCN/XHpi
予知してるときから恋心あって、洗脳されて欲望解放しちゃったら、つい積極的になっただけだよ。
336名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:46:44 ID:FDKdLaMO
会った事も無い人間を予知能力で覗き見してハァハァしてたのか
さすがルシエン様。駄目聖女の名に恥じない駄目っぷりだぜ
337名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:24:31 ID:w03ut/HA
ねっとりぎっとり保守
338名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 07:51:02 ID:9/U9FxlW
ガチムチグラディエーターがザゴルとライバーンをヒィヒィ言わせる日って来るのかな
と久しぶりにストーリーモードやってて思ったぜ
339名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:59:30 ID:KPkTfJtr
アトラ同盟戦はセレナが邪魔しなければ枯死するまでオールドウィロウの養分にしてた
340名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:33:57 ID:CH2CQtNs
>>338
自分は初回がそれだったw
だって転送円で島流しになってセレナ一人で稼いでたから
341名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:16:46 ID:66/9xuh/
保守
342名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:53:49 ID:T3Nk3NKS
サーガのディアーナかカストーラで、エグい奴が読みたいです。
343名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:08:28 ID:ayvFRQxE
>>342

エンディング後
サフィウスとラブラブになったディアーナに、カストーラ(半死人)が復讐。
バルテアスが抜けて腑抜けたサフィウスを見限って殺害し、ディアーナ捕獲。
ララサティの地中に引きずり込んで陵辱地獄。人格破壊→リバイバルの無限コンボ。

とか、一挙両得でいいじゃない。
344名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:03:50 ID:f4zfg6QU
ちょw
まごうことなきブロンティーデス系SSww
だがそれがいい。

ディアーナって熟れてそうだけど、あれで処女だったりするのかな?
サーガキャラは薄すぎて、まともに妄想働かせたことすらなかった。
345名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 18:48:53 ID:sI58rOc5
いや、サフィウスとやってるだろう。「おお……いいぞ」という高額支払いセリフ有るし。
やっちゃってるからこそ未練ありまくり。一応浮気してないかも気になる。
だって若い娘かっさらっていったしなーw

という仮定の下にファウスティナエロパロを思考中なんですが(まだ試行中でなくてすんません)
最大の問題点は「僕」の名前どうするか。 いっそ僕の一人称にしたろかな?
346名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:24:57 ID:628J4fBs
>>345
好きな名前でいいんじゃないか。
セカンドのSSでも、オリジナルな名前付けてた人が多かったし。

どーしても自分の考えた名前がイヤというのなら、いくつか候補をあげてみようか。

・カルド
・セプト
・サガ

さぁ、好きなのを選べwww
347名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:23:22 ID:f4zfg6QU
・オミヤ
・スフォト
348名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:26:01 ID:ixoTpW9C
>>345
バンナム
349名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:37:22 ID:32OZK0ed
自分にターンウォール保守!
350名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 09:23:09 ID:4JfPKpBI
保守上げ
351名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:47:24 ID:8fTGMQHl
フォンテシエルをどうにかいじれないものか
352名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:09:03 ID:xo2kVrVo
フラムフルールの腕を触手代わりにして
アンアンさせればいいんじゃね?
353名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 12:13:14 ID:sRfZEPum
保守上げ
354名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:23:57 ID:xByFH+s5
正直ルシエンがそんなに好きじゃないから
他キャラの話も読みたかったり
355名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:44:12 ID:SVZfiTeD
まぁまぁ、他を貶めてリクしても、空気悪くなるだけだよ。
俺はルシエン様超大好きっ子だけど、確かに色々と読みたくはあるけどね。
356名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:29:53 ID:xByFH+s5
確かに他キャラ叩きはいけなかったな
申し訳ない
357名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:20:52 ID:MGQ9F0JR
このスレを連想させながらも対戦で勝てるブックを
作るにはどうしたらいいんだ
358バルダンダース子:2007/06/11(月) 14:03:36 ID:wnfma4Nu
    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  まず、私をバラ撒いてみては如何でしょうか?
   \|V.Vノl|  戦闘のたび、変身クリーチャーの姿でプレイを行っていると妄想してください。
    ▲A▲    
359名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:57:50 ID:Uxo9Xn3d
>>357
どの作品か書いてないので、指南するとしたら
「やっぱりバルダンブック」(燃えるブックといえばバルダン)としか言いようがないです……

サーガだとフォートレスなんかどうですか? 砦に擬態してるから知らずにその砦に避難した
ドジだけどすごく可愛いアーチャー娘が触手のぐにょぐにょのあれで
絶頂する度に周囲に10ダメ(領地コマンド仕様)と考えると……。
コスト的にも領地コマンドも個人的にも好きなんですがね。駄目ですか?
360名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:48:50 ID:ZckdUHpA
>>162の理由により、サーガでは苦しいかと・・・・・・

さておき、フォートレスとかスワンプスポーンあたりの領地能力で妄想を広げられそうだが、
スレっぽくするにはSSが足りん。
361名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 23:37:51 ID:HSi+fnVJ
保守ついでに、いいキギたんを見つけたので勝手に貼ってみる。

ttp://www.ne.jp/asahi/ask/soko/illust/kigi.jpg

はいてないってレベルじゃありません。本当に(ry
362名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 09:27:52 ID:XdpNTzvg
ルシエンマンセーばっかでキモい
363名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 11:46:58 ID:/7Gf2BrY
>>361
きょうびキギの新作イラストが拝めるとは!
妄想をかきたてるキャラだった。幸薄いところとか。
364名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 09:48:24 ID:bPFQ+TF3
>>362
超絶同意w
てか、ここのSSはウザ下手ばっかだっし、(まぁ例外も有り。ミランダとか良いと思う。けど小数だね)、イラストもキモ系ばっかでで本当にありが(ry
もっと普通のキャラ&クリで書くか、ちゃんとした総合スレ立てたら?
あ、荒らしじゃないです、客観的な感想です(苦笑)

てか、>>363が涙目で>>362をスルーしてるのが必死すぎてテラ萌えるww
365名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:30:41 ID:fxfIhE9D
長編のルシエン物を書いてる人は上手いと思うけどな
その取り巻きが「ルシエン以外はカスだ」みたいな雰囲気を作っちゃってるのがウザい
366名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:18:12 ID:haHwoVwg
>>345の書くファウスティナものをwktkして待ってる俺のようなのもいるし
過去にはセレナものとかもちゃんと投下されたんだ。
荒れるような発言はやめよーぜwww

そもそもゲームが三本(初代・セカンド・サーガ)、漫画一本、小説一本しかシリーズがなく
各作品ごとに数人程度しか女性キャラのいないこのゲームで
SSのメインキャラが偏るのはしょうがねーだろwただでさえ書き手も少人数なんだから。

「ルシエンもの以外はカス」なんて雰囲気、感じたことないけど?
例えばこのスレでいうと、具体的にどのあたりのレスがそうよ?
367名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 22:58:25 ID:TiCU3fc4
「カス」ってほどの表現ではないけど
>>315から>>327までがちょっとそんな雰囲気っぽい
まあ言葉の受け取り方は人それぞれだしな

それに過去スレのタイトルが「カルドセプトのルシエン嬢ハァハァ」だから
ルシエンが人気出るのは確かにしょうがない
という訳でこのスレに「ピース」発動!まあ平和に行こうや

ちなみに神絵師ぼじゃノロイ氏は
ロケットダイスが原因でカルドから身を引いたっぽい
このスレも惜しい人を失ったものだ
368名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 00:44:12 ID:nODFlkd5
このスレになってから少ししかSS投下されてないもんなあ
もう全部バンナムのせいにしちまえ
369名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:15:09 ID:o4JWbWhm
まあたしかにサーガさえ神ゲーだったなら今頃とうに5スレ目ぐらい
言っててもおかしかなかっただろうしなあ…。

バンナムとロケットは全カルドフリークのために
腹かっさばいて誠意を見せるべき。マジで。
370名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:51:39 ID:yWLuQufi
371名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 20:15:35 ID:YwI2OAHQ
誰かサーガのシーフ様描いてください保守
372名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:57:00 ID:FIhkteve
サーガのシーフか。

デビリティかけた聖女(30/30)から盗みを働くも、開けてびっくりデスチョーカー。
必死に抵抗するも、相手は無属性無効化。
ニコニコ微笑むばかりのセイントに、泣いて許しを乞うシーフだったが……

みたいなシチュが見たい。死ぬけど。
373名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:08:36 ID:rXBTpOc2
デビリティかけてれば、0/30になるはず・・・最初の30は・・・?

三十路でMHP30?

良かろうて。
374名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 22:23:39 ID:6AXBXl27
シーフはガチ処女。ふとももの張りで分かる。
375名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:44:52 ID:8wekc2AL
一週間書き込みが無いとは、このスレの役目ももう終わりかね?
376「名」派生:2007/07/01(日) 15:38:19 ID:Ud2bEV9H
 狂王セレナにとって、我慢するという行為は耐え難いもので、それをするのは、ルシエンという名の便
器を相手にするときに限られる。
 高潔な精神を失わせないように、放る。犯すだけではなく辱めるために、焦らす。支配してしまわぬよ
う、遠ざける。欲を満たし続けるために、自制せねばならぬ矛盾。
 自身でそこまでとは認めないが、セレナの思考、ひいては存在の大半は、ルシエンに占められていた。
永遠に聖女を陵辱し続けるため、苦しめ続けるため、快楽を得続けるため。あらゆるものを、そのため
だけに操る仕組み。
 それはこの閉じた世界では、一つの完成をみせていた。外側からの干渉が起こらない限り、セレナの
世界は終わらないだろう。
 いつからか、そうなってしまった。決して愛情ではない、一方的で残酷で永続的な執着による、果てし
ない欲望表現。
 闇の主に嘲笑われながら、王女は聖女を貪り続けるだろう。
377「名」派生:2007/07/01(日) 15:40:18 ID:Ud2bEV9H
 一年、と言われれば納得する。十年、と言われても信じる。実際にそこまでではないと理解している
つもりでも、ではどれだけ放置されているのかと問われれば、確たる答えなど返せるはずもない。
 ルシエンの時間感覚は、ほぼ破壊されきっていた。かつては星の移ろいさえ肌で感じていた賢者が
今や、どうにか把握できるのは、己の顎先を離れた汗や唾液が、床に落ちて水音を立てるまでの短い
刻みくらいという有様だった。
 ──苦しい……
 自由を奪っているのは、バインドの呪によって生み出された拘束具だった。この世ならざる何物かの
皮をなめした黒革が、肉と筋を締め上げ、両目を塞ぐ。現の道具であれば、立たせ吊るすのに縄や鎖
が用いられるところだが、バインドにおいては輝く糸がその代わりとなっていた。
 ──痛い……
 そうしてきつく拘束されてはいるものの、全身が革に包まれているわけではない。胴の意匠は、首か
ら股間までを菱形、控えめに見ても六角形に覆うばかり。二の腕から指先までを押し包む長手袋に、
腿の半ばから爪先までを締め上げる長靴下。ぴたりと張り付いたそれらの黒革が、曝されている肉を
盛り上がらせている。
 そうして強調された柔肌には、大小様々な黒や紫の痣があった。
 ──怖い……
 ルシエンが殴打を受けていることは姿から明白であったが、周囲には人が立ち入った跡も、使われた
道具も見当たらない。それにも関わらず、ルシエンは過去や未来ではなく、現在かその一瞬先に怯え
ていた。口に咥えさせられた、球形の轡を強く噛み、来るべき時に備える。
 そして、くぐもった音が二つ鳴り、聖女は唾液を拭いて悶えた。
「う、ぶぅ、んんっ! む、う……」
 二つめの呪、トーチャーが、気紛れな責めを終え、またしばらくの沈黙に戻る。
378「名」派生:2007/07/01(日) 15:44:08 ID:Ud2bEV9H
 セレナによって手を加えられた拷問カードは、その周期に規則性を持たない。予告も無しに発動して
は、棒や鞭によるかのような打撃をルシエンに与える。その姿が見えることはないが、今の二撃は鉄棒
で突かれたような被害を太腿と腹とに残していた。
「う……ひゅ」
 次はいつだろうという恐怖は、時間を数えられぬ身にとっては厳しいものだった。常に怯えているうち
に、聖女の心は歪に作り変えられていく。
 ──疲れた……
 トーチャーが次に働いたのは、先刻の箇所が痣になり、ルシエンに睡眠らしき自失が訪れた頃合い。
少しでも休もうと意識を手放した、解放もどきの一時が踏みにじられる。
「いぎいっ! かっ、はぁあ!」
 乳房だった。急所であるそこは、拘束衣にわざわざ作られた裂け目から零れ出て、上下から革帯で
挟まれている。脂肪と神経が絞り上げられて膨れ上がった両胸に加えられた打擲は、鞭によるものと
同じ音と痛みをもたらした。
「く、ふ──い、あ? むうぅああっ!」
 轡から、再び唾液。目隠しの下から、涙。縛された身をよじれば、汗が飛沫となって散る。
「むぶ、ぁあ!」
 更にそこへ、ルシエンの恐れている責めが加わった。拘束具と一体化した装置が、トーチャーに呼応
して動き始めたのだ。
「うぅ、ふむぅ!」
 聖女の秘所。その奥までを貫き、埋めている装置は、男性器を模した性具だった。それは肉の感触を
持ち、ルシエンの体温を吸って温まり、本物と変わらぬ質で膣を満たしている。常に在るというだけでも
汚辱を与えるこの擬似男根は、時折蠢き、快楽で肉体を突き上げる仕組みになっていた。
379「名」派生:2007/07/01(日) 15:45:42 ID:Ud2bEV9H
「ふぅ、うんっ……ぁあ、あ」
 理不尽な苦痛と、否応の無い悦楽。ルシエンが恐れているのは、これらが共に在ることにより、やが
て不可分となっていくことだった。
 この痛みと快感を受け止めていくには混ぜ合わせるのが最も容易く、耐え続けることが最も難い。責
められることを喜びにしてしまいそうになる誘惑に抗しているのは、もはや聖女ルシエンたらんとする思
いによるばかりだった。
 ──長い……
 胸への責めは、回数を忘れるほどに長引き、装置の動きが止まるまでには更に時間を要した。痛み
が引いてくるときの熱と合わさったあたりが最も耐え難く、全てが終わるまでに、肉体は幾度も絶頂を
迎えていた。秘所からの蜜は拘束具の股から溢れ、剥き出しの腿を伝い、長靴の縁を経由し、大半は
足下へと垂れていき、幾らかは僅かな緩みから内側へと侵入した。そうなると、太腿の半ばより下はひ
どく滑って不快を感じさせ、眠るどころではない。
 それに、とルシエンは震える。
 ──おぞましい……
 粘つくものどもが這いずる音が、聖女の耳を汚していた。これだけ暴れ、撒き散らしていれば、それら
が目覚めてしまうのは道理だった。
 目が塞がれていることを感謝すべきなのかどうか、ルシエンは惑う。見ることで、おぞましさが増すの
か減じるのか。姿について知らぬわけではないものの、それはあくまで、セレナの前で召喚したときの
記憶でしかない。今やどのように変じているのかを想像するのは、この状況において賢明ではないと結
論する。
 にじゅ、ぐるじゅ、とちゃとちゃ。
 召喚されたとき、すでにそれはブックワームとは呼べぬ代物であった。筒状の体は、一方が口に、反
対側は細く萎びた尾となっていて、ルシエンの感性はその姿を、柔らかくふやけた牛の角と形容した。
380「名」派生:2007/07/01(日) 15:47:20 ID:Ud2bEV9H
 ぬちゅる、ちゅずる。
 一匹ではない、五指に余る蠕虫が、聖女の足下に広がる水溜まりでのたうつ。ルシエンの分泌する
汗や唾、淫らな液や汚らわしい汁、少々の澄んだ涙が混ざり合った寝床から、化け虫が這い上がろうと
蠢く。疑いようもなく盲いているそれらは、熱か、臭気か、魂かを頼りに、糸を引きつつ餌場へと。
「ひう、む、んんっ」
総毛立つにはぬめりが過ぎる肌を紅潮させ、無駄にもがく。その行為は無意味であり無益であり、避
け得ぬ来訪への覚悟がおろそかになるばかりなのだが、それでも嫌悪からの痙攣を押し込めるために、
縛された肢体をくねらせる。
「うっ、あぁう」
 長靴下の革越しに、蠕虫の重みと温かみを感じる。大きさからすれば俊敏に、しかし人の身からすれ
ば緩慢に、聖女の両脚を化け虫が這い登っていく。
 ぐちゃり、じゅうぶり。
 道中にある液体を、種を問わずに啜りながら、虫たちは行進する。それはやがて、長靴下の終わり、
腿の半ばまで達し、ひとまずの休憩となった。
 ──嫌、イヤ、いや……
 一匹ずつが各脚に残り、行軍が再開される。張り詰め、神経を鋭敏にさせられた腿の上を、蠕虫の腹
が撫でる。たわみ、伸び、滑り上がる腹は、臓器のように柔らかい。ルシエンの汁によって膜がかかっ
ている化け虫らは、唯一の取っ掛かりである歯を肉壁に食い込ませ、思い思いの道程で上を目指す。
 ──狂う、狂う、今度こそ狂う。
 これほどの汚辱を、いつまで許容できるのだろうか。しかしそもそも、これで幾度目なのだろうか。狂
いたくともその基準すら失っている。
「あ……はぁ、うぅ……!」
 尻に一匹、背にも腹にも一匹。胸や腋にも左右一匹ずつが集う。首筋に一際大きな一匹が辿り着い
て、ひいふうみい、どうやら十匹の大台に乗ったのだとルシエンは知る。
381「名」派生:2007/07/01(日) 15:50:06 ID:Ud2bEV9H
 ずぞ、ずじゅるる、ぶちゃ。
「ひっ! い、む、むぁああっ!」
 元は一枚のカードであるせいか、蠕虫の食事は家族の晩餐のように、行儀良く同時に開始される。
虫らが食するのは、聖女の分泌液。口腔から、汗腺から、排泄器官から、秘められたぬかるみから溢
れる滋養を、一滴残らず啜ろうとする。
「うっぐ、ふぶっ……はぁぐ」
 異なる動きを見せたのは、首の一匹だけだった。それは舌にも似た細長い器官を伸ばすと、餌場で
ある女の口に、轡の隙間から捻じ込んだのだ。
「うむっ、む、じゅ、うぁあ、ぶ」
 ルシエンという女体は、すでに常人とはかけ離れた機構に作り変えられていた。暗い時間の中、蠕虫
は聖女の汁を食らって育ち、増え、そして体内で養分を作り出す。それを家畜や畑にするように人柱へ
と注ぎ込み、そこからの恵みでまた育つ。
「う、ぶぅっ! は、はあぁ、むうっ!」
 つまるところ、無理矢理に嚥下させられている粘液の材料は、聖女の汗、滲出物、排泄物だった。
 この化け虫らとルシエンは、狂王の術によって相利共棲の関係を強いられている。暗闇の小宇宙に
おいてそれらは一個の生態系として閉じていて、終わり無き循環を続けようとしている。
「ぐ、ぶっ、んぁあ、あむ、じゅ」
 救いがあるとすれば、注ぎ込まれる味わいのおぞましさも、ルシエンが全身で感じている背徳の前で
は大きく減じるということだった
382「名」派生:2007/07/01(日) 15:53:19 ID:Ud2bEV9H
 じゅつ、じゅつ、もちゅ、るる。
「うっぶ、ぷ、ぇ」
 餌場の体温が上がるに従い、蠕虫の動きは活発さを増す。
「あぅ、ぎっ」
 両の乳房で踊るものどもは、破裂しそうに張りつめる崖から滑り落ちぬよう、ある時は肌に歯を食い
込ませ、ある時は舌を突起に絡ませ、食事に没頭している。房の曲面を覆い、伝い、落ちる汗は、透き
通ってはいるものの粘ついており、虫らの腹を重く満たす。
「ぐ、はぅ……ひ」
 腋に吸い付く二匹は、骨と筋と脂肪とが作り出す壁面で静止している。隆起と窪みを共に含めるよう、
大口を開いて齧り付いた、その姿勢のままで動かない。しかし隠れた舌は激しく動いて腋の肉を刺激し、
執拗に分泌を促していた。他の場所とは異なる、鉛のような臭気を伴う滲出物が、垂れ下がる蠕虫の
腹を、少しずつ膨らませていく。
「ひぃ、いっ、ぁ!」
 腹の一匹は、一際大きな音を立てて啜っている。その場所のほとんどは拘束衣で隠されているが、
臍を中心としたあたりは、ある理由によって菱形に開き、白い肌を露出させていた。掌より少し広いほ
どの区画に集う汗を飲み尽くさんと、臍の穴に舌を侵入させて吸い上げつつ、周囲で滝となっている粘
液を口で受け止める。その大食ぶりは、蠕虫の腹を丸くするに十分なものだった。
「うっい、や、やぁ!」
 背筋に鎮座する一匹は、怠惰に構えている。革に覆われていない上半分が持ち場だが、そこにはル
シエンの長い黒髪が被さって暑いため、何もせずとも餌に満ちている。うなじから蒸れだす聖女の体臭
は濃く、汗の味に厚みを与えていた。それを啜ろうと蠢くだけで、背筋を刺激された餌場が身を捩る。食
べ難いこと甚だしいので積極的に動くことはせず、口元のものだけを飲み、他は全て下流に譲っていた。
383「名」派生:2007/07/01(日) 15:57:26 ID:Ud2bEV9H
「いや、あ、いやぁ……あ、む」
 白く柔らかい尻肉に歯を立てるものは、上流からの汗で潤っている。それだけでも滋養としては足りて
いたが、贅沢な舌は満たされない。赤く細いその管は、他とは違う餌を求めて拘束衣の中へと潜り込
み、ルシエンの肛門を抉じ開け、腸を侵していた。通常の排泄物は失せて久しく、半透明の粘つく滓が
腸液に塗れているのを探り当てては抉って砕き、強く吸い上げて食し、美味に蠕動する。
「む、ぁ、んじゅ、ぷ」
 太腿の二匹は、溺れるほどの粘液に泳いでいる。この女体は、時折小刻みに痙攣すると大量の餌を
分泌する。その味も滋養も、蠕虫の欲求に完全な答えを返していた。肉厚で敏感な、熱した腿肉に吸
い付き、音を立てて粘液を啜り、ぬめる体でのたうつ。それでも飽きぬのか、舌を伸ばすと長靴下の内
側へと捻じ込み、溜められた汚物を吸い尽くそうとする。長い長い舌は爪先にまで達し、粘液に浸る足
指の隙間までを嘗め回す。
「い、ゃ……あ、ぃい!」
 ──食べる。食べられ、る。
 ルシエンは、この饗宴に自分も加わっていることに絶望する。化け虫らの食事は、聖女の食事と同じ
ことなのだ。この小世界で、両者に何ほどの違いがあろう。
 ──私達は、畜生なのだ。
 知性があるぶん、ルシエンが損をしている。
 ──しかし。
 意思を掻き集め、聖女は汚辱を耐え忍ぼうとする。この循環が永遠かどうかは分からないが、少なく
とも虫らが腹を満たせば、休息が待っている。それのためならば、終わりのためならば、希望がそこに
あるのならば。
「あ、ひぅ……ん、んっ?」
 しかし、蠕虫らが長い食事を終えようとした頃、ルシエンにとって最悪の事態が、初めて訪れた。
384「名」派生:2007/07/01(日) 15:59:21 ID:Ud2bEV9H
「ん、ぶぅっ、い、ぎい!」
 膣内の装置が、動き始めた。それだけならまだ、と思う間も与えられず、胸が打たれる。
 ──初めて。そんな。
 このときまで、三つの呪が揃って発動することは無く、二つ同時が限界なのだろうと考えていた聖女
は、それが裏切られた衝撃に混乱し、扉を押さえる手を緩めてしまった。途端、受け入れぬように拒絶
していた現実がルシエンの意識を侵食する。
「いっ、いっ、いやぁあ!」
 ──私の、肉が、心が、悦んでいる。
 罪人のように、拘束され。
 屠殺された家畜のように、吊るされ。
 鞭で、棒で、仮借なく打擲され。
 膣は常に、男根に犯され続け。
 全身を、おぞましい虫に嬲られ。
 普通の汗もかけぬ肉体に、改造され。
 狂った王によって、くらやみのなかにつなぎとめられ。
「い、いぃ、ひ……いいっ!」
 ──私は、悦んでいる。
 彼女のことも、信仰のことも、決意のことも、悲しみも、愛情も、全て忘れずに引きずっているルシエン
は、それらを思いながら絶頂に達した。これまでで最も高い頂だった。
385ダークマスター:2007/07/01(日) 16:06:03 ID:Ud2bEV9H





情けないほどに御無沙汰しておりました、ダークマスターです。
この後、もう少し派生が続きます。

ここひと月半以上、週二十時間そこそこの睡眠量でやってきましたが、さすがに創作に回す余力が無く、
お待たせした割には少量の更新となってしまいました。
御賢察の上、御容赦願えれば幸いです。


先日の話題については、書き手が口を挟む問題では無いと存じますが、一点だけ。

>>365において言及されているのが、「長編のルシエン物」という点からして私であると自惚れさせて
頂くとしまして、それを前提にお願いが御座います。
拙作に肯定的な感想を寄せて下さっている有り難い方々を「取り巻き」などと貶めるのは、やめて頂き
たく存じます。
読者の方々からの反応を糧にしなければ意欲を保つのは困難です。また、私以外の書き手においても、
そうした方は少なくないと考えます。肯定的な感想を書き込みし難くなる言葉を独り歩きさせることは、
スレッドに好ましくない影響を与えるばかりと考えますので、どうか、こうした表現は御遠慮下されば
と存じます。(作品への否定的感想の是非については、ここでは問題としておりません。)

いち書き手が出過ぎた発言を致しました。
これからは口数は少なく、更新を多く、を目指して精進して参ります。
386名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 02:12:09 ID:YWgmWiN3
か、神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
宣言どおりのぼじゃノロイ神のイラスト再現、GJであります!!
半端無い描写密度で楽しませていただきました。

・・・これを機に、ぼじゃノロイ神も帰還してくださらないかしら(笑)
387名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 09:53:44 ID:t+6/GjoQ
あーうぜー
388名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:42:17 ID:q+lPX1hv
地王超多謝。よくこの流れで投下して下さいました。
お忙しいとは思いますが、ご自愛下さいませ。
389名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:25:02 ID:2TjU+X7h
萌えが足らんと思わんかね?
390名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:42:10 ID:YqlXndHg
絵の投下も未だwktkしてるんだぜ?
391名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 10:27:08 ID:Uf4iLshC
俺もルシエンさん監禁したいよ
392名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:55:30 ID:zNU/3Zvt
イラスト再現って>>104か。

なんでか1スレ目の監禁イラストとばっかり思い込んでて『かなりアレンジ入ってるじゃん』と思ってた。

スイマセン今から2窓で表示して使わせていただきます。
393名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 20:45:35 ID:jFdT/Fsd
>>392
スッキリしてるところにお邪魔する。
おまいさんが勘違いしてたイラストは、確か前スレにあったバッドエンドに似てるというレスがあったと思われ。(バルダンに逆襲される奴)
ちょっと今から、2窓で使用してみるといいぜ?
394392:2007/07/16(月) 21:27:11 ID:zNU/3Zvt
ちょ、再装填するまで待ってくれないかwさすがに連発したら枯渇するわ。

地王のバッドエンドは悲惨だから使い勝手いいな。萌え不足は・・・他の神々に期待ということで。

そういやファウスティナの人はどうしたんだろうか?構想中?
395名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 23:38:35 ID:V+p9cPJ9
お馬鹿ップルファウスティナ微エロ単発ネタは9割ほどできたが
熱血ノリでガチ純愛エロがまだ。
勝手にやりたいと言っておきながら荷が重い感は自分の身の程以上のことをやろうとしているせいか。
これまで投下されてた職人さん方は凄いと改めて思う今日この頃。
お待たせしてすいません。
396名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:33:01 ID:jwwbB6Ir
いくらでも練ってから投下した方がいいと思われ。
自分が好きで書いてないと駄目だと思うので、荷が重いと感じる必要は無いんじゃないかと。
気楽に短編を書くか、重圧に耐えて長編を書くか。長さによってウェイトの置き方は違うんじゃないだろうか。

並んでる属性がかなり期待感を煽るので、是非投下まで行って欲しくてマジレス。
397名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:12:57 ID:F5ausWdm
グルベル様とルシエン様とカストーラ様とフォマルハウト様は俺の女主人。
398名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 23:49:24 ID:Mpl1P02q
えーと、じゃあ俺の女主人はナジャラン様で

ナジャラン様が修行を終えたら入念なマッサージを施したり、
ナジャラン様のスクロール攻撃練習の標的にさせられたり、
ナジャラン様脱ぎたての下着の染みが完全に取れるまでしゃぶらされたり、
ナジャラン様のエイドロン達に代わって料理を作らされたり、
ナジャラン様が眠れないと仰せになられたら本を読んであげたり、
ナジャラン様に代わってカードの収集を任せられたり、
ナジャラン様のエイドロン達に代わってナジャラン様の身体を洗ったり、
ナジャラン様に代わってホロビッツ師匠の宿題をやらされたり、
ナジャラン様をより一層黒くするために日焼けオイルを塗って差し上げたり。
まったく下僕も楽じゃないぜフゥハハハーハァー
399名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:40:50 ID:XzLuDAv2
良く頑張った。
3つ目を肩代わりしてやろう。なぁに、困ったときはお互い様よ。
400名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 23:26:54 ID:siUa/C4u
じゃあ俺も>>398の負担を軽くするべく、7つ目を肩代わりしますねw

いやいやお礼なんていいですよwww
401名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:59:14 ID:iC1azVGU
では俺は、8番目および>>397の二人目をば。
402名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:30:43 ID:lHCtkmNk
じゃあ俺は5番目を担当しようかな
毎晩毎晩官能小説を朗読して、モヤモヤした気分のまま眠りにつかせてあげたい
403名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:50:25 ID:xowUigDl
それでは9番目をこなした後、397の3人目のハーレムへ帰らせてもらいます。
404名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:29:18 ID:iMe3M0QZ
かねこ先生復活記念age!!!
405名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:13:01 ID:IzeTwgkY
ファウスティナ期待保守
406名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 17:44:49 ID:qFbvomfK
保守
407名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 14:48:27 ID:ARjfto+U
もうこんなスレいらNEEEEEEEYO!!
ルシエン厨が暴れたせいで、誰もSSも出さなくなったじゃねーか
駄目なら駄目で見切り突けて、もっと萌えるキャラのSEX中心で新スレ立ててくれ

あと書く方は、小難しい文章よりハートを大事にして欲しいと思います(←誰のことだ〜?wwww
408名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 20:32:02 ID:PGycu3XC
今1スレ目からSS全部抽出してきたんだぜ つかれた
まとめサイトの中の人も今いるのかちょっとわからんし、一通り読み直したら全部まとめようかと思うんだが
絵は大半消えちゃってるのが残念なんだぜ
409名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:04:56 ID:LUhBiGqr
>>407
4行目が空欄になってますよ。「ビ」で始まる何かを入れないと。

>>408
まとめ超希望。
絵もほとんどサルベージしてるから提供はできそうだけど・・・
実際問題、以前のまとめから時間たちまくって、職人さんも変わってるだろうから、
許可取れるものだけにした方がいいのかどうか。
このへんはジレンマだなー。
410名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 15:33:51 ID:itxKuZSu
保守
411名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 22:43:01 ID:hyGaSL3S
もうこのスレも五年目か・・・
正直、よくここまで続いたものだなぁ
412名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:17:00 ID:mkVx6rt8
俺やお前の保守と、何より神々の根性が呼んだ奇跡だぜ?
413名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 00:26:13 ID:aAlzt3iF
>>412
速攻で落ちると思ってたんだ。最初
すげえな。ほんと
414名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 03:16:59 ID:L4bOg1Fl
地王が続きをダーッと投下して、ぼじゃノロイ氏がひょっこり帰ってきて挿絵つけて、みたいな夢(淫夢)を本気でみたりする俺は、本当にこのスレが好きなんだなと思う。
まぁお葬式になってもしょうがないから、創作能力無い無能な俺は、保守してGJしてスレを護り抜くだけさ!!
415名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:58:22 ID:W6/19VRp
>>414
そういう淫夢の中に出てきたSSなりイラストを具現化するだけのスキルを持ってくれればお前も神だ。
とりあえずどんな内容だったか思い出すところから初めて、肉付けをしていくんだ。
本当に創作能力が無い人間なんか、そうそういるもんじゃないぞ。
416414:2007/08/20(月) 01:20:37 ID:n5fkNVco
>>415
とりあえず、投下された内容は、今の続きじゃなかったような記憶。サキュバス姉さん(作中のクラリスだと思う)が、世界が滅んだ後にルシエンを監禁陵辱して人豚扱いしているという鬼畜エンド。
ってか、地王なら本当に書いてくれそうな内容。俺の願望も凄い出てたと思う。

で、ぼじゃノロイさんが「仕事が落ち着いてきたので、思わず描いてしまいました。でもサーガは相変わらず積んでます。おっぱいクリ増やせばいいってもんじゃないぞ。メリハリだコンチクショウ」
みたいなノリでそのシーンを投下。

スレッド大盛り上がり。凄い数のGJレスがあってスレ住人の多さが思い知って感動して、目が覚めたら夢だった。

「鬼畜で救われない無限陵辱だった」「イラストのルシエンは人間扱いされてなくて哀れになるほどだった。だがそれがいい」
とかしか覚えてないから、肉付けは手に余る・・・
けど、妄想を書き込むってのもエロパロスレには大切なことだよな。何か浮かんだら保守代わりに妄想トークすることにするさ。
417名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 09:37:22 ID:hz10xMQ7
ストーンウォール保守
418名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 20:14:06 ID:IJj5LKRH
俺はプレイの時にはフード取らない派だな
419名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:37:18 ID:LkWnY1g6
俺は下着脱がさない派だ。フードに関しては譲っておく。
420名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:56:17 ID:l95k6Xmq
>>409
許可云々に関しては
大抵のスレではサルベージはできる限り全部載せて
まとめページに注意書きで「作者の希望があればすぐに消します」
とか書いて対処してるな。
421名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 22:32:53 ID:O6E8iLUH
サーガで淫乱預言者アバターの配信マダー?
422名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 17:06:59 ID:2ZqwjI+o
サーガはもはやユーザーの中でも開発者の中でも黒歴史扱いなんじゃねw
俺ももう半年以上プレイしてないしなぁ。

いまやウチの360はオブリ専用機ですよw
サーガ専用機のつもりで買った本体もうかばれるってもんだ。

…あぁ、オブリはたしかに面白いけど
ちゃんとした「まともな」カルドセプトが遊びたかった…。
423名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 20:13:21 ID:shjZu4la
俺もオブリ機になってるな。
対戦相手がオフでいるから、合う前日あたりにはブックチューンしたりするけど。

キャラが良くないのが、とどめだった・・・・・・考えてみりゃセカンドは本当に偉大だ。
424名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 22:50:22 ID:8cVOvEk3
いや、セカンドの女キャラ、特に賢者殿については、このスレがなければここまでにはならなかっただろう。

サーガだって、タイミングによっちゃ、もしかしたら…

…盛り上がらないことも、なかったかも、しれない、ような気が、多少、ないでもない、と思うことも、時折…
425G・アメーバ&スワンプスポーン:2007/09/03(月) 03:21:43 ID:QmUA1x9V
ビアが激しく燃え上がると聞いて徒党を組んでやって来ました

http://www.interq.or.jp/green/power-up/undine/070903.html
426名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 23:00:04 ID:xSIo1tvx
こ、こう来たかー!!
となると、最大5人(十字路全配置、中央にビア進軍)相手で激しく燃え上がることができるわけだ。斬新な発想。

さすがアンダイン氏、サーガにまで残ったクリーチャーはモノが違うぜ・・・
427名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:53:12 ID:vM4Z6UjS
そか、まとめサイト作るにしても、すでにサイト持ちの神々もいるわけか。
そうした方々については、メールとかで連絡したほうがいいのかな?
428名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 22:21:15 ID:VIH0UID1
アンシーン保守
429名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:10:53 ID:ibe+YjN2
多い日もアンシーン
430名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:37:06 ID:bpUU6Zlt
俺はまとめサイト欲しいな。
前スレからの参加組だから、まとめられた形でのSSが読みたい。
431名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:44:40 ID:GkGCSLFh
某スレにネ申降臨

ttp://momon.sakura.ne.jp/flash/culd.html
432名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:41:43 ID:0HlgKuDb
>>431
それは元スレで俺も見たけど
わざわざエロパロスレにまで持ってくるほどのものではないかとw
433名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:58:51 ID:W30egmBj
このスレでも、10周年記念イベントをやりたいもんだ
434名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:33:35 ID:R6zqZfAz
>>433
それなら何か案を出してみようぜ!

俺の案?
みんながみんな何かしらの作品を作って発表しあうんだ
435名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:44:38 ID:jwvsZZoT
1のウッドフォーク萌え
436名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:14:00 ID:5ey3kIbD
外見が単なる木のバケモノと化してしまった2とは違って、
1のウッドフォークの姿は威厳に満ち溢れていたものな
「こいつは本気を出せば50/50・援護クラスの実力を持っている」と妄想したもんだ
437名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:50:39 ID:NWwspguC
クリーチャーなら初代

キャラクターならセカンド

そして、両方を兼ね備えるのは……

……

……漫画版かな、うん。モバイルはそこまでではないしね。
438名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 03:57:29 ID:T9mrf3Qa
>>437
え、ほら、その、サー・・・

・・・サードが、早く出るといいな!!
439名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:47:49 ID:V92Zjf/S
10周年記念サイト開設まで、あと3日か。
440名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:29:40 ID:qoonOA0P
アイテム募集か・・・・・・
淫具の類しか思い浮かばないが、どうにかオブラートに包めないものか
441名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 11:38:50 ID:bb0AeBBK
ならば拷問具だ
442名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 23:23:17 ID:TOuIlkuK
ハンドカフス復活くるか
443名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 11:52:51 ID:k2ksUBMA
k
444名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:27:45 ID:1+H3Il4N
官製ハガキ裏しか駄目ってのは辛いよな
淫具とか描けないし…
445名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:20:17 ID:maMCh3oo
ていうかなんでネットがダメなんだか意味不明
サーバーパンクするほど来ないだろ
446名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:52:40 ID:CcW5Oe1K
「買ったハガキにイラストを描き、それをポストに投函する」という手間を用意する事で
ふざけた投稿(ネタに走る、という意味ではなく)を防ごうとしたんじゃない?

仮にネットでの応募をありにした場合、効果や能力の説明文はオリジナルでも
画像はネトゲやどこかのサイトから無断転載したもの…なんていうアレな投稿が
規約をろくに読まない連中や低年齢層セプターからたくさん届きそうだし。
447名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:56:28 ID:51k7g0Ka
そう言えば、去年の年賀状が余ってたな…。
448名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 11:47:22 ID:lYV1qavP
短期間での募集+ハガキ裏のみって無茶言いすぎ
記念サイトのgdgdっぷりの象徴
449名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 10:50:44 ID:Cv5ic6Sc
保守
450名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 19:28:26 ID:Q6TCSdvk
どうせなら、ゲーム本編にも登場させることを確約すればいいのに
限定カードのダウンロードなんて前からやっていることだし
451名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:54:48 ID:zNnHEzT9
ほす
452名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:24:46 ID:LHnoNEJt
カルドから離れてしばらくたった……

そんな時ふと見つけた、サーガのパッケージ。そこには、懐かしのファウスティ↑ナがいた。

そうだ、確か、ファウスティ↑ナのSSが投下されるはずだった。

すっかり時間がたってしまったが、あのスレへ行けば、今頃とっくに投下されていることだろう。

ファウスティ↑ナに出会うため、久しぶりのエロパロスレに……

僕は来た。


orz
453名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:57:35 ID:iyluvtLf
俺も密かにサーガの絵を楽しみにしてるんだが...絵師降臨wktk
454名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 16:40:10 ID:SlxqZJNB
ルシエン嬢は、DSに御降臨なされるのであろうか?
……CEROに引っかかりますか、そうですか……(´・ω・`)

10周年記念作品「カルドセプトDS」発売決定
ttp://www.culdcept.com/news/announce/200710302.html
455名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 19:01:31 ID:ShQBgR/5
ついにNDSを買う時が来たか…
456名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 19:45:38 ID:G9f4AGRs
ルシエン嬢が出るなら、布教用に3本買うぞ。

カルドセプト10年のうち5年以上もの間、ディープファンを繋ぎとめていた賢者様に、少しは御褒美があってもいいんじゃないか?
457名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 22:28:27 ID:gR2vseWE
買う気満々ですので、発売後に購入者の評判を聞いてからすぐ買います。
458名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:11:49 ID:+YexI77g
また「大宮sfot」じゃなけりゃいいんだけどなあ
459名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:56:50 ID:pZY+RzRQ
とりあえず今のトコはロケットもバンナムも絡んでなさそうなんで大丈夫だろう。
さすがにサーガのあの状況を見てこの二つを続投させたら
大宮は気が狂ってるとしか思えんし。

問題はストーリーだねえ。
完全新作にするのかリメイクにするのか…。
460名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 00:39:39 ID:vm0Qujll
ルシエン様のお背中って、色彩豊かな三角コーンみたいですね。
461名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 09:22:03 ID:E89OISZZ
色彩豊かな避妊具ともとれる。

レイプされる時に、肉棒に大切なフードを巻きつけられて犯されるシチュとか思いついた。朝から。
462名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:45:46 ID:EX+U7qzS
>>461
書け

そして保守
463名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:00:14 ID:SEc/nJu5
>>462
書(描)けぬ。

保守。
464名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:32:42 ID:Iem6BN9r
もし保守禁止のルールができたら
このスレってとっくに消えてるよな
465名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:58:23 ID:x/8invwX
大半のスレは消えると思うぞw

漫画だってアニメだってゲームだってラノベだって
旬が外れるとスレ速度が落ちるのはPink板も通常板も一緒だろ。
466名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 10:58:31 ID:z14yfmJN
ほす
467名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:14:07 ID:/L9/mq9n
ぴたる
468名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 14:20:48 ID:wzyERzcc
キュアーの姉さんによる性的なホスピタルなら通いたい。

サーガのストーリーモードをやり直すという苦行に及んでいるが、カストー^ラって意外と良くね?ああ見えてマゾっぽいし。
469名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:29:00 ID:1fqQ4mhz
カストーラって誰だったっけ?w

すまん、冗談でなく素で思いだせん。
サーガは一応二週ほどしたんだが、ファウスティナ以外のキャラの名前が
まるっきり印象に残ってないwww
470名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:47:08 ID:bYwx0F77
けつプリ姐さんでやんすよ。

あのけつがもう少し上に上がってたら、個人的に神だったんだが。
471名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:49:05 ID:bYwx0F77
…形の話な、スマソ
472名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:51:28 ID:d3GYUT1b
サーガって、妄想を育む余裕が無いストーリーだったよね。悪い意味で。
スレが寂れたのも分かるような。
473名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:22:19 ID:TZA+BLHM
うん、確かに。
これまでのシリーズは、服を一枚一枚剥いでいく隙があったのに
サーガは露出はあるけど、ガッチリとした貞操帯つけてるみたいな感じだったからな。
…それを破壊しようとする破壊神の到来が待たれるw
474名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 09:29:51 ID:UjHGlonX
かねこ先生ーーーー!!!

やっぱり心の方が参ってらしたのかなあ・・・・・・ゆっくり養生して下さい。



と、エロパロスレから。
475名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:34:54 ID:AWFA5HzL
かねこ先生がどうなったんだ・・・
まさかPSU関連の仕事をしたことで心の方に負担がかかってしまったんじゃ…
476名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 14:38:05 ID:/bXfg0Pb
ブログと今月のマガ乙見ようぜ
故斎藤先生みたいに重病なのかと思ったが心の病気か… 養生してくだせぇ
477名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 13:32:58 ID:bp/TeGeh
カルドDSは初代EXをベースか。
主人公も初代のと同じみたいだな、ひょっとしたら追加されてるかもしれんけど
478名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 09:08:55 ID:kFS+9xVw
かねこ先生の現状や、このスレの現状を見るとにつけ、もしやカルド二次創作って難し
いことなのかもしれない。

とりあえず、地王をいつまでも待ちつつ保守。
せめて生存報告だけでも‥‥
479ダークマスター:2007/12/04(火) 22:20:44 ID:qUEsxksX
>>478
生きております……が、ここしばらく、とても執筆できる状況ではありませんでした。

先頃ようやく、諸問題が解決方向に向かい始めましたので、リハビリがてらに何か短編でも書きたいものです。
カルドセプト(ルシエン)に対する情熱は失われていないと思いますので、年内に何かをお見せできればと存じます。
480名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:56:26 ID:+iELCLaM
御健在に多謝。

>カルドセプト(ルシエン)に対する情熱は失われていない
これを聞きたかった。
481478:2007/12/08(土) 23:07:46 ID:j2p/dBqP
地王の無事が知れてホッとしておりますー!!

以前の短編はいまだにドツボ突きまくりなので、此度の作品にも期待せずにおれません。
メンタル面を万全にして、良き物をお書きくださいませ・・・・
482名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 18:32:49 ID:sIZjA1Tg
よし、年内はこのシーボンズが保守しようぞ
483名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 11:20:50 ID:z+46ZRRv
ラブラブだと一方的に勘違いしていた主人公の少年から、悲惨に陵辱される女預言者希望
484名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 07:48:58 ID:osDCUZrC
L5バルダン保守
485名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 23:25:28 ID:0SvxN17A
L5発症したバルダンダースを想像した俺は雛見沢住人
486名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 11:28:50 ID:fBS/7lbE
>>485
混乱して予測もつかない行動に・・・・・・まて、常にそうじゃないのか?
487名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:17:26 ID:HUzsDXFL
そのあたりどうなんだろうなぁ・・・
488名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 14:42:03 ID:MRsYZreQ
何か不安なのでフライで緊急離脱
489名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:33:57 ID:JRQjatql
ランプロで保守。
490名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 07:32:56 ID:RPQrYtDw
JUMP保守
491不甲斐無しダークマスター:2007/12/31(月) 18:41:28 ID:WomqHqev
……もう31日とは……
年末の諸事に追われ、現在、半分程度の執筆具合です。

年内といっておきながら、正月中には何とか、という遅滞ぶりですが、
そのぶん密度を上げておりますのでご容赦下さい。

思えば、遅筆を詫びてばかりの一年でした。
節目の年を越えましたので、少しはまともな執筆速度に戻ると思われます。
見捨てず読んで下さっている皆様に、どうか今しばらくのお付き合いを頂きたく
お願い申し上げます。
492名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 23:45:48 ID:nu/GE4CQ
自分を責めないでおくれよ地王
来年に希望を抱こうぜ
493名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 02:52:36 ID:K/YgSnWx
新年周回ボーナスおめでとう!!

地王を待ちつつ、グラビ366発で一年過ごすぜ。
494名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 23:56:47 ID:mGi8eQDT
ふー、何とか今年の干支がティラノサウルスになるのは避けられたようだな。

今年はSSが大量投下されるだけでなく、絵師がガンガン挿絵をつけていくそんな実り多き一年になることを願ってやまない。
495名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 01:16:16 ID:wvtpEfGJ

       保  守 ピコッ

⊂二二二( ^ω^)二⊃ i can フライ
496ダークマスター:2008/01/08(火) 01:03:15 ID:xyc2lDsV
予告から延期を繰り返している短編ですが、どうしても結末付近に満足がいかず、前へ戻って書き直すこと
を繰り返しています。
このままではきりがありませんので、前半部を切り取ってこちらに書き込むことで、内容を決定してしまい、
後戻りできぬ状況を作ることにしました。

それゆえ、これから書き込みます内容は、前編にあたり、満足な濡れ場もありません。
それでも構わないという、器の広い方がいらっしゃると良いのですが。
497鉛色の明日:2008/01/08(火) 01:05:42 ID:xyc2lDsV
 少年が自分の前に立ち、自分が少年の前で拘束されている様を、ルシエンは見ていた。
 革製の帯は、法衣の上から幾重にも肢体を締め上げ、たっぷりとした肉の柔らかさと張
りを示している。目隠しは神性を翳らせる代わりに、背徳の予感を漂わせていた。
 息を呑んだのは、少年。
 唾を啜ったのは、聖女。
 声が出せないのは、噛まされた轡のせいではなかった。もっと根源的なところで、ルシ
エンの発言権は奪われている。
 声を奪ったのは、夢魔。


                        「鉛色の明日」
498鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:07:38 ID:xyc2lDsV
 ジェミナイの脅威が除かれ、ジェム教団が崩壊したところで、ソルタリアの平穏が即座
に戻るわけではない。土地や人心は荒廃し、回復には多くの時間と労力が必要とされた。
 国や種族を越えて取り組まれる復興活動。その先頭に立ったのは、北の賢者として名を
知られるルシエンだった。かつて三賢者と呼ばれた者たちも、東のバルベリトはジェム教
団と共に滅び、南のアルダは隠遁して久しい。預言者であり予言者でもある聖女が、その
能力と声望を必要とされるのは自然の流れだった。
 情に篤くも的確ですみやかな施策によって、復興までにかかると言われていた十年を半
分にまで縮めた手腕は、賢者ルシエンの名を全土に知らしめることになる。かつては聖峰
アトラの雲上に座すばかりだった聖女は、五年が過ぎ、更に季節がふた回りしても、ソル
タリアの各地を飛び回っていた。
499鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:09:59 ID:xyc2lDsV
「それでは終課があります故、失礼致します」
 このままでは、祈りの刻が遅れてしまう。領主による歓待が長引きそうな気配を察した
ルシエンは、早くから話題を主導し、狙い通りの時間に切り上げることに成功した。誘導
はごく自然に行われたため、誰一人不快になることはなく、大半の者には気付かれること
もなかった。
 側近である司祭らと別れ、あてがわれた客室で一人になると、聖女は疲労を隠すことを
やめ、目を閉じ嘆息した。
 ──疲れが、抜けない。
 元々頑健でない体で、七年を走り続けた代償は小さくない。転移の術を用いているとは
いえ、既に齢は三十を超え、衰えも始まっている。
 ──はず、本来であれば。
 しかし肉体は、内から溢れ出す生命力に満ち溢れていた。体力も魔力も、あの頃から減
じていないどころか、今まさに最盛期を更新しつつある。まるで半神であるかのように老
いを知らぬ聖女ルシエンは、二十四の若さのままで現に在った。
 ──それでも、疲れは抜けない。
 広い部屋を見回せば、天蓋付きの寝台が預言者を待っていた。上等な調度品の中でも一
等高級なそれは、底無し沼のように深い眠りをもたらしてくれるだろう。
 ──駄目だ、駄目だ。
 その眠りに身を任せてはならないと、賢者は知っている。まずは祈り、しかる後に少々
まどろむばかりにしておかねばならない。
 ──神よ。
 多忙な旅中における簡略なものとはいえ、祈りは欠かさぬようにしている。それがいか
に無意味なものであるか、ルシエンは知っていても、聖女は聞き入れない。この営みを欠
かすことによって失うものに怯え、届かぬ祈りを繰り返す。
500鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:12:07 ID:xyc2lDsV
 ──いけない、気を散らしては。
 膝を折り、掌を握り合わせ、神への感謝とともに一日を振り返る。この伯爵領を苦しめ
る蝗害に、セプターとしての術で手を打った。その後は、荒れた土地がいくらかでも蘇る
よう土地の聖化を行い、不安に包まれる領民を慰問した。
 ──願わくは、為した行為が善であらんことを。
 慰問先で言葉を交わした少年の、温かい手と澄んだ目を思い出す。些か感傷的ではある
が、その輝く瞬間は善性の根拠とならないだろうか。
 ──ならない、だろうか。
 なるまい、と諦めて祈りを終える。
 窓から入り込む夜風には夏の残り香があり、暑くも涼しくもない影が領地を覆う。企て
られた眠りに先んじて、穏やかな睡魔が預言者の鼻先を摘まみ、耳を塞ぎ、瞼に錨を下ろ
した。
 ──いけない、ああ、いけないというのに。
 しかし、眠らないことなどできるだろうか。
 ──私は、深い沼底に。
 もし、できたとしても、夢を見ないことなどできるだろうか。
 ──善、堕落、悪の優越、黒は白よりずっと──
 望みを望まないことなど、望めるだろうか?
 ──眠い。
 寝台までは辿り着けず、しかし床に崩れることもなく、ルシエンは長椅子に重みを預け
ると、定められた敗北を甘受した。
501鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:14:07 ID:xyc2lDsV
 少年は、知っていた。その扉の向こう側には、聖女ルシエンがいることを。赴く理由は
単純で、領主の使いに命じられたためだ。
 この国を救うために訪れた女預言者は、農奴である彼にとって、あまりに神々しい存在
だった。身に纏う白い法衣は、過去に一度だけ見た伯爵夫人の盛装よりも遥かに眩しく、
それでいて清く慎み深かった。神殿の女神像よりも整った顔は、民と苦悩を分かち合うた
めに歪められ、喜び合うために弛まされる。夜空のような黒い髪に彩られた横顔を想い出
すだけで、少年の心臓は早鐘を打った。これでは、微笑みかけられた時のことなど想い出
せそうにないと、彼は考える。胸が裂けてもおかしくはない。
 ましてや、手を握られたときのことなど。
 ──ひんやりとしていて、でもあたたかくて、とてもやわらかい、やさしいてのひら。
 儀式を終えた後、疲労でよろめいた聖女を助けようと手を伸ばし、結んでしまった掌。
そこから伝わる感触は、少年の深くに焼付けられ、そこを撫でるだけで疼痛が全身を震わ
せる。
 ──それでも、ルシエン様は、聖女様で賢者様で。僕は何者でもなくて。
 憧れよりも成長したがる想いを抑えるために、立場の違いを言い聞かせる。事実、その
試みは成功しかけていたのだが、夜になって簡単に破られてしまった。
 ──僕に、会いたい?
 どんな意図が、聖女ルシエンにあるというのだろうか。儀式の場所に詳しいというだけ
で儀式の手伝いに抜擢されたが、やはり何かの粗相をしてしまっていたのだろうか。それ
とも、もしかしたら、褒められるだけの働きがあったのだろうか。
502鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:15:49 ID:xyc2lDsV
 ──考えても、しかたないよ。
 幾ら考えたところで確信が生まれるはずもなく、ただ無軌道な昂りが胸を叩き、形の無
い不安が臓腑を締めるばかりだった。とにかく扉を開くことで、そのどちらかから解放さ
れるはずだと、把手を掴む。叩いて来訪を知らせぬのは、命じられた通り。
 ぎい、と扉が鳴いた。


 暗闇の中で、預言者の体は少年の入室を聞いた。呼ぶ声が聞こえるが、それに応じる言
葉は封じられていて、出迎える自由は奪われている。
 限られた時間の中で、聖女は涙を一滴零すことにした。
 ──これから流される涙は、きっと穢れてしまうのだから。
 そうして、暗闇の中で、ルシエンは破滅の一瞬を待ち続けた。
503鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:17:26 ID:xyc2lDsV
 少年は、部屋に入ると、手にした燭台を左右に巡らせ、暗闇を押しのけようとした。灯
りもなければ窓も閉ざされた、黒い密室をいぶかしむ。
「ルシエン様?」
 小声で、探るように呼びかける。図ったことではないが、闇に名を囁くことは、禁じら
れた逢瀬を想起させ、少年の鼓動を早める。
「──です。お呼びになられたとのことで……」
 名乗りを上げてみても、返事はなかった。照らし出される僅かな景色を頼りに、無音の
闇を掻き分けて進む。
「ルシエン様、いらっしゃらないのですか?」
 愚かな質問だと気付くだけの、余裕も無い。幾つもの椅子を探し出し、そこに預言者の
姿を見つけられぬことに戸惑い、少年は無貌の不安に押し潰されそうになっていた。
 ──長椅子にも、いらっしゃらない。
 まだ、奥行きがあるのだろうか。あるだろう。彼の粗末な住まいとは違うのだ。
 ──閨、とかに?
 その想像は、寝台に横たわる聖女を容易く描かせる。目的を知らされていない少年は、
如何なる妄想であろうと否定する材料を持たず、まさかと思えども、不埒な期待は高まる
ばかりだった。
 ──いけない、何を考えてもいけない。
 己が愚かであるということは理解している。まだ肉こそ穢れてはいないが、すでに心は
姦淫の知識に毒されている。だからこそ、このように不完全で卑しい自分によって、ルシ
エンという生き女神が汚されることなどあってはならないのだ。例えそれが、下衆な妄想
の中であっても。
 少年は心を空にし、預言者の捜索を再開した。
504鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:19:23 ID:xyc2lDsV
 過ごし易い夜のはずが、密閉された部屋は温度も湿度も高く、濡れた影が纏わりついて
くるかのようだった。
 ──それに何だか、嫌な臭いもする。
 菓子が腐敗したような、下腹を押し上げる臭気。その元はもっと奥にあるらしく、確か
めようと一歩二歩。手にした灯火はやがて、天蓋の付いた寝台を照らし出した。
 ──大きい。こんなのが、あるんだ。
 溜息をつくほどに大きなそれは、白い幕で内を隠していた。もしやと思い、震える声で
呼びかける。
「ルシエン様……お休みでいらっしゃいますか?」
 返事はない。
 それでも、予感があった。
「ルシエン様」
 再度呼びかける。
 衣擦れ、呻き、水の音。
「失礼します、ルシエン様」
 確信は少年の迷いを消し、植えられた狂気を容易く萌芽させる。聖女の寝台を暴くとい
う不敬に、迷うどころか気付くこともなく、幕に手をかけ、決然と引く。
 望むルシエンは果たして、そこにあった。
505鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:20:46 ID:xyc2lDsV

 高みで、足下で、傍らで。
 少年が自分の前に立ち、自分が少年の前で拘束されている様を、ルシエンは見ていた。
 ──私の穢れを、
 革製の帯は、法衣の上から幾重にも肢体を締め上げ、たっぷりとした肉の柔らかさと張
りを示している。目隠しは神性を翳らせる代わりに、背徳の予感を漂わせていた。
 息を呑んだのは、少年。
 唾を啜ったのは、聖女。
 ──彼と私が、共に見ている。
 声が出せないのは、噛まされた轡のせいではなかった。もっと根源的なところで、ルシ
エンの発言権は奪われている。
 声を奪ったのは、夢魔。

 人の夢を弄び、悪しき形で叶える魔物、サキュバスの手によって。
 聖女ルシエンの明日は、鉛色を約束されていた。
506鉛色の明日(前編):2008/01/08(火) 01:26:42 ID:xyc2lDsV
 ──少年、あの温かい手の、澄んだ目の。
 言葉も表情もなく立ち竦んでいるのは、ルシエンの記憶にある少年だった。まだしばら
くは自覚に至らないだろうが、セプターとしての能力を秘めている。それを見抜いた賢者
は、将来の標にしてもらいたいと願い、日中の儀式に参加させていた。
 ──正しく生きるはずの、彼が。
 衣を纏っていれば女にしか見えぬ、この柔らかい少年は、やがて運命に導かれ、善をな
すべき定めであった。世界の隅で、手の届く人々に幸せをもたらす、小さな英雄となるは
ずの存在であった。
 ──私と、関わったために、こうして、
 顎の高さで一直線に切り揃えられた髪は、淡い金。長い睫に挟まれた大きな瞳は、透き
通る青。泥や埃に塗れても滑らかさを失わぬ肌は、絹の白。少年は祝福された美しさを持
ち、それは後に出会う伴侶を喜ばせるはずであった。
 ──天の網を、擦り抜けて、
 やがて、驚きの表情。すぐに戸惑いに変わり、知らぬうちに哀しみと失望へ。
 ──落ちていく。
 そして、軽蔑、侮蔑が顔に落ち着く。それらの変遷は、理解と共に増していく興奮に後
押しされたもので、一度も目を逸らさぬまま、少年は捩れて堕落した。
 ──私が、悪いのだ。
 絶望しながら、ルシエンは彼からの断罪を期待していた。その望みが、肉欲からではな
く、自罰の願いからくるのだと信じて。
 それらが、不可分であることを、知らぬふりで。
507ダークマスター:2008/01/08(火) 01:37:40 ID:xyc2lDsV



前編は以上です。
後編は内容が膨らんでいるので、中編を出すことになるかもしれません。

またしばらくお待たせすることになるかもしれませんが、ご容赦願いたく存じます。

ちなみに原型を留めておりませんが、>>416にあった416氏の夢が発想元となっております。
その頃に構想していた内容ということです。どれだけ筆不精かつ遅筆なのでしょうか。
本年は、昨年よりも長い時間、筆を握りたいものです。


それでは、なるべく早いうちに。
508414=416:2008/01/13(日) 23:11:21 ID:5zw+6vQa
うは、気付かずすいません・・・前編熟読しました!!
これで夢の半分が適いそうです。いや、夢より良い。
サキュバス姉さんの登場をワクテカして待機しておりますいぇ、どうか濃いのをお願いする次第・・・
(ところで、地王のルシエンが男のカップリングするのは初ですか?そこも楽しみです)
509名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:07:31 ID:ZPd68mVU
ショタ攻め聖女受け期待保守
510名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 11:47:11 ID:czFAYHPj
ところで>>1
「反応するあなたもゴリガンです」ってどういう意味?
511バルダンダース:2008/01/21(月) 21:45:10 ID:opSQTc3R

    ,´r━━ヽ
   / ノ人人リ)  いつだって全力でランダムに保守
   \|V.Vノl|   農民の小僧如きが私のルシエン様とするなんて悔しい、でも(略)
    ▲A▲
512名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:42:05 ID:XSShIy0S
リトルフォシル保守
5131:2008/02/02(土) 23:43:06 ID:LZAC76cp
>510
頭が固くて説教好きで、いらん事まで構うから。
514名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 01:59:43 ID:RPKxryZW
ゴリ押しタするからと思ってた俺がちょっと通りますよっと。
515名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 23:06:35 ID:6I92vHRC
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
516名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 19:59:37 ID:S0EHGb4J
G・ラット保守
517名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 05:59:33 ID:yGx3+SBh
ここだけは死守
518名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 23:50:11 ID:+ZSCf7K5
>>512 >>516
侵略されたのか!?
519名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:47:24 ID:ZQMTeQG9
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://godblessall.net/2ch/01_info.html
520名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:05:29 ID:ut7udL0W
sage
521名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:40:21 ID:rvgPxo6v
そろそろ保守しておこうか
522名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 07:54:11 ID:WcckKzhx
かなり前に宣言のあったファウスティナ物を、未だに待ち続ける俺
523名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:27:00 ID:MTLtOisI
エロパロ板における『書く』だの『執筆中』を確定事項として信用してはならない。良くも悪くも、書き手に義務も責任も無いからだ。
投下されたらいいなーってくらいじゃないと身が持たない。


そういうスタンスでなければ、俺のように109氏を待ち続けるなんてとてもとても・・・・・・
524名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 15:32:27 ID:qOLnXi1i
保守
525名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 19:18:33 ID:UZDiJi9t
ランプロ保守
526名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 18:33:07 ID:aCIfFQbl
保守
527名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:53:41 ID:WIFq0qKw
鬼畜セレナに顔面騎乗される雌豚ルシエン保守
528名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 07:54:21 ID:HAe1EzO2
愛しの主人公に顔面騎乗しちゃう、呪われルシエンもいいと思うけどな。
ほらあれだ、ヤンデレってやつだ。
529名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:41:00 ID:feUQmG8s
俺もルシエン様に顔面に乗っかってもらいたい
(タカダ・コーポレーション的な意味で)
530名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 00:33:54 ID:2XTAh85K
じゃあ俺は漫画版ダゴン様に喰われたい。性的な意味で。
531名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:42:33 ID:wXW8iu0S
最近になって単行本の5巻と6巻を購入して、ダゴン様の御姿を初めて拝見したが

いいな、うん、すごくいいな
532名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 10:58:53 ID:dVLo/Bu4
ファウスティナ期待保守
533名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:49:29 ID:3AfC+/GJ
ここまでカリンの話題無し
534名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:04:24 ID:5CVMY7CN
ホス
535名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 13:50:02 ID:wOmqKCEj
DSの新情報ないのかな。
てか、追加キャラはなさそうだし、スレ的にはスルーの流れ?
536名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 14:58:54 ID:jHzklmUE
DSで出るってアナウンスされた翌日、本体購入

……今現在『世界樹〇迷宮』に、駄々嵌り状態……

結構幸せなんだけど、なにかが胸の奥底深くで吹き荒れてる
537名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 16:18:33 ID:Z/2wzR9A
つスレタイ

ミランダスルーすんの?
538名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 17:01:59 ID:wOmqKCEj
そうだ、ミランダがいた。でも、新イベントとか追加されてるんだろうか。
個人的には、漫画版設定を取り入れたグルベル様とか期待したい。
539名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 13:27:13 ID:XTFmpaYK
保栖
540名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:59:04 ID:dykuQ4pe
サーガのせいで、スレの士気が一気にサーガったなぁ
541名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 22:20:10 ID:OC5hLtJq
542名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 22:28:08 ID:9T0gLeAG
>>540の書き込みでスレ止まったままだとムカつくので投下くるまで保守。
543名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 13:18:56 ID:WEmjvlN7
h
544名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 07:59:13 ID:55h5KXCx
ところで俺の脳内では、最終的にはレオとセレナがくっつくんだが、これまでそのカップリング出てないよね。

旅の最中でも、寝てる主人公の横で、バッチュンバッチュンと決めているという妄想をしていたもんだ。
545名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 09:35:46 ID:aOOWwKY1
そのカップリングに拒絶反応してる人も中にはいたから、そこも考慮されてると思ってた
546名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 05:55:11 ID:whJmDIgP
そこでくっつかれると、残りが主人公と棒ジジイになっちゃうからな
547名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 10:36:45 ID:vwUcWcyI
そこでルシエンの出番ですよ
女主人公の場合は…Ryv?
548名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 19:16:41 ID:5RUiGfMd
女主人公は、二週目になるまで独り身を貫きつつ、カードを使ってればいいと思うぜ。
549名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 10:55:04 ID:0a37A9pC
ニンフが華麗に保守
550名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 03:04:45 ID:77CKd8YY
DS版に期待しつつ保守
551名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 09:31:06 ID:IIXd46RD
ほっしゅっしゅ
552名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 03:13:55 ID:VN6tFuv1
http://ime.nu/schmiddiva.hangame.co.jp/
これなんてカルドセプト?
553名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 10:22:32 ID:ZvmRTUhU
うーん、絵にコクが無いな。
妄想が刺激されない。

ゲームとして?
あれだ、サーガより真面目に作ってあれば、カルド側から文句言えたもんじゃないかもな。
554いつもはROM:2008/06/14(土) 13:59:26 ID:GLZqYWXN
ここのスレ住人は陵辱モノでないと「ツマンネ」か?
女主人公・純愛でノーマルなブツなら投下できるんだが……
需要あるかどうか心配だ。
555名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 14:24:14 ID:3ayvrMFW
そんな事はないぞぅ、何でも来いだ
556名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:19:49 ID:iXwP8d0x
ただでさえ職人が少なかったうえに、その職人さんのSSが揃いも揃ってアレだったせいで
誤解してるかもしれないが、「陵辱以外はツマンネ」なんて言い出す失敬なヤツは
そうそうおらんから安心してくれw

ていうか、果てしなく空腹状態だからどんなブツでも満足する自身あるぞ今ならw
557いつもはROM:2008/06/15(日) 01:30:59 ID:LjVnSTqL
≫555
≫556
ありがとう。
それじゃ、ご期待に沿えるよう祈りつつ投下させていただく。

― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ― ○ ―

 ――ザザザザッ……!
 藪を駆け抜ける「音」、こちらに向かって来る。私も迎え撃つように疾走(はし)り出す。
“相手”は見えない。でもわかる、「熱さ」でわかる、突進してくる炎――“あの男”の気配。
 さあ来い、胸の内で呼びかける、『“あいつ”に似ているあんた、私に向かってこい』と。もう
この地上に私よりも強いヤツはいない、だから私こそがあんたを“試して”やろう。

 ――「頂点を目指すか?」
 突然、虚空から現れて立ちはだかり、問いかけてきた。黒い髪、左に金赤の竜の眼を持つ男。
 ――「ならば戦え、俺と、“試し人”たるこの漂流の亜神と。覇者となる者の宿命だ」
 「望むところ」
 私は応えた、“カード”を取り出しながら。迷いはない、今も。
 “カード”、「カルドセプト」の“カード”、不思議な力を招来する小さな石版。これを集め
これを駆使する“セプター”の中で最高峰の者=「覇者」は、力と一体になって新たな世界を
創造する「神」にだってなれる。
 深い森の奥だった、他に誰もいない。木々の梢を吹き過ぎる風の音だけが寂々と鳴り響く。
私はカードを掲げた。互いに選んだ七枚ずつから――召喚、最初に現れたのは“死霊の竜”。すでに
死した身体にさまよう魂を留め、落ち葉積もる地をゆるがせて立ちあがる。体躯を覆う鱗片から
腐臭を放ち、それはおぞましい咆哮をあげた。
 「上等」
 ニヤリ、男の唇が上がった。その手にカードの輝き、生まれ出た冥い陽炎がゆらめきながら急速に収斂する。
 『“暗黒の炎”!』
 竜を下げる間もなかった。空間を蝕んで真っ直ぐ飛来した黒い「虫食い穴」、瞬時に巨大な横腹を
貫き通した。濁った血をしたたらせ振り撒き、私の竜は苦痛と怒りの叫びをあげて身構える――だが。
 男の手にさらなる輝き、出現したのは光の翼と闇の翼。左半身に天使、右半身には悪魔の身体を
備えた“魔天使=ミゴール”の姿。
 心臓が激しく動悸した、顔色を変えぬように気持ちを保つだけで精一杯だ。「手」が読まれてる、
“魔天使”は私が得意とする「地」の属性のクリーチャーに無類の強さを発揮する暗黒の使者ではないか。
 私は竜の首を下げ、相手への牽制を狙った。唸り、身をよじりながらなおも闘志は失わない、
失うわけにはゆかないのだ。だって、私がこの世界で“一番強い”セプターなのだから。
558いつもはROM:2008/06/15(日) 01:32:52 ID:LjVnSTqL
 「いい根性だ、楽しませてくれる」
 男の低い声が笑った。右の黒い目と左の金赤の目、どちらにも浮くぎらぎらした光――戦闘の
興奮に昂(たか)ぶる光。戦いこそは悦楽か、似ている、この男はあいつに、「彼」にそっくり。
 ――負けるものか、私も叫ぶ。
 「勝負!」
 素早く掲げたカードが輝き、と同時に竜の前脚もまた白い光を発した。そこからみるみるうちに
翼が生え出してくる――呪文カード「ウィング」の効果。まぼろしの翼は太やかな体躯をふわり持ち上げ、
身軽になった竜は目にも留まらぬ速さで爪の一撃を魔天使へと繰り出す。
 しかし、
 「あっ!!」
 鋭利な爪の攻撃は敵の身体には届かなかった。肌に触れるその寸前、魔界の使者の体躯は硬く
丈夫なプレートメイルに覆われてしまったのだ。男が選んでいた道具カードの効果、引き裂かれ
たのは鎧を形作る鉄の板だけ。
 そして魔天使の反撃、豹に似た斑紋をまとった悪魔の右半身が剣を振り上げた。
 「覚悟しろ!」
 男が吠え、振り下ろされた剣はそのまま竜の頭を真っ二つに断ち割った。巨体がどうと音立てて
倒れ、光を放って消える。だがその間に私は次なるクリーチャーを呼び出し終えていた。
 翼持つ魔物“ガーゴイル”、空(くう)を翔け素早い動作で敵を屠りさる私の切り札だ。呼び出す、
と同時に飛翔する魔物の脚をつかみ、共に空中高く舞い上がった。
 「撹乱か、小癪な」
 見上げる男も魔天使も目の下、そして私はさらに一枚のカードを使用する。
 「食らえ!」
 右手に掲げたカードが輝きを発し、木々の根方に向けて暗鬱な色した霧を大量に吐き散らした。
男が慌てて羽織ったマントで顔を覆い、魔天使の左側の白い肌に鬱血の青黒い痣が浮き上がる。
これは呪文「プレイグ」の効果、毒を含んだ霧を放ち、周囲の者らを疫病に罹患させる術だ。もちろん、
宙に浮いた私と魔物には霧の毒は及んでいない。
 男と魔天使は霧を避け、藪伝いに逃れた。私も少し離れた場所まで移動し、降り立つ。そして
聞き耳をたてる――いつ、彼は仕掛けてくるだろう。
 『待ち構えるなんてマネはしないね、あんたは。“あいつ”と同じ、きっと自分から飛び出して来るはず』
 一本の大きな木の根方に身を寄せ、藪の向こうにうごめく気配に神経を傾けて待つ。梢高くに
待機させた魔物の感覚も合わせ、ネズミ一匹の息づかいだって逃しはしない。

 そしてしばし――「音」が来た、藪を駆け抜けてくる足音が二つ。
 やって来る、私も走り出た、目の前の藪から魔天使が飛び出し、突っ込んでくる。
 「させるか!」
 叫んだ、ガーゴイルが宙から飛び降り、翼を激しく羽ばたかせて突進する。こちら側の攻撃が
断然速いはずだった。しかし、
 気がつけば魔物の身体が大きく揺らぎ、痙攣していた。その胸から背中まで突き通した矢が二本、
いや三本。
 「クロスボウ……いつの間に……」
 苦々しく唇を噛んだ、魔天使は背中に強弩を隠し持っていたのだ。しかしこいつを倒せばまだ
勝機はある。私のガーゴイルの爪は確かに、魔天使の身体を穿っていた。胸に腹に、深く長く
ぱっくり開いた真紅の傷跡。だがその結果を見届ける前に、魔物は血を吹き消え去った。
 一方で傷ついた魔天使も、鮮血にまみれながら辛うじて弓を杖に立っていた。だが、すでに
犯されていたプレイグの毒が残りの体力を奪い、かれもまた力尽きる。
 ニヤリ、と不敵な笑みを浮かべて私の顔を見やり、崩れ落ちた。
 辺りが森閑と静まりかえった。
559いつもはROM:2008/06/15(日) 01:34:39 ID:LjVnSTqL
 『あの男――どこから来る?』
 私は緊張を解かずに立ち止まっている。先に耳にした足音は確かに「二つ」だった、そして去った
気配はない。男はどこか近くに潜み、息を殺しているのだろう。
 焦りは禁物、ここは辛抱のしどころ。先に動けば私は負ける。
 ――どれぐらい待っただろう……頭上に「風」の動きを感じ、私はハッと顔を上げた。竜眼の男だ、
なんと宙を飛んで来た、呪文カード「飛翔(フライ)」を使ったのだ。
 「行くぞ!」
 右の手に“隼の剣”を握り締めて、戦いの神は私のすぐ目の前に飛び降りた。瞬間、
 ドドゥン……強い破裂音、彼は爆風に包まれた。私が仕込んでおいた「マイン(地雷)」が足元で
炸裂したのだ。これで男の魔力は半分にまで減ったはず。
 「かかったわね」
 冷徹に言い放つ私。もうもうと巻き上がる爆煙の中、相手は体をかがめ、うずくまって見える。
だが、いきなり突き出された頑丈な腕が私の腕をつかんだ。
 「くそ……やるな、だがまだ俺は動ける、終わってはおらん!」
 脂汗をにじませ、そのくせ彼の顔にはなおも嬉しそうな笑みが見える。なんてしぶといヤツ、
やっぱり“同じ”だ、ヤツと。
 ――面白い、面白いよあんたは。好きになっちまいそうだ。
 「そう、これでも?」
 私も笑った、そしてまた一枚カードを取り出し掲げる。招来された光は私たち二人が立つ地面に
転げ落ち、さっさと潜り込んだ。
 ドドゥン!二発目のマイン、今度は彼と私と諸共に爆風の中。ズシン……と魔力が削がれた疲労感
が身体を襲う。けれどよりキツいのは二発も食らった男の方だ。
 私の腕をつかんだまま片膝を突いていた、右手の剣さえ持ち上げられない。すぐには立ち上がれず、
ようやく首だけをもたげる。
 「貴様……“道連れ”でくるとは……いい度胸だな」
 すっかり息の上がったかすれ声だった、その顔を見下ろしてひと言。
 「これで“終わり”よ」
 男の鼻先にカードを突きつけた。輝きが生まれて……跪いた男から容赦なくなけなしの魔力を
搾り取る、「ドレインマジック(魔力搾取)」の呪文効果だ。

 竜眼・黒髪の“亜神”は、ついに首うなだれてその両手を地に突いた。
560いつもはROM:2008/06/15(日) 01:38:00 ID:LjVnSTqL

 カードから柔らかな輝きが放たれて男に降り注いでいた。戦闘を終え、「マナ(魔力補充)」の効果の
おかげで力を取り戻した男=“亜神”はすっくと立ち上がった。
 「見事な戦いぶりだった。カード捌きといい戦略の鋭さ、度胸といい、お前はまことに“覇者”と
 呼ばれるにふさわしいセプターだ。
  俺の役目はこれで済んだ、お前はこれから神になるなり何なり好きにするがいい」
 そう言って背中を向けようとする、私は思わず呼び止めていた。
 「待って、聞きたいことがあるの」
 「何だ?」
 去りかけていた男が振り返った。その眼は意外にも……おだやかでやさしい。
 「彼」と同じ。
 「神になると、人だった頃の“記憶”はどうなってしまうの?」
 問う私に、男は向き直った
 「“記憶”か、なるほど、それは失われない。が、感情というものは無くなる。神は恒(つね)なる者、
 揺らがぬ者、見渡し記録し判断し続ける存在であるからな」
 「そう……」
 男の言うことはきっと、本当なのだろう。永劫に近い時間を過ごし幾多の盛衰をただ見つめるべき
神という立場に、「感情」なんて邪魔なノイズでしかないはずだから。
 でも――
 私はまだ、決心がつかない。
 揺れている、揺らいでいる、胸がざわざわと波立つ。
 何かを置いてきたままのような、ささくれ引き攣(つ)れる思い。
 「お前には、“未練”があるようだな」
 静かな声、男の視線はずっと私の上に注がれている。距離を置きながらも包む込むようにやさしい、
闘いにギラついていた先刻とは打って変わった懐かしさが。
 ああ、かれは「痛み」を知る人なのだ、時を経てなお癒されぬ「痛み」を噛みしめ、抱き続けている
……私と同じ。
 「忘れたいことがあるの」
 私は亜神の眼をじっと見返した。黒い右目、金赤の左目、その両方に思いつめた女の顔が映っている。
最後に「彼」と対した時のように。
 「抱いて」
 考えるよりも先に口にしていた。男は少しも驚いた様子を見せずに……答えた。
 「いいだろう、ただし俺の流儀でやらせてもらうぞ」
 一歩、二歩、ゆっくり近づいてきてマントを取った。バサリ、重い布が下草の上に落ちて重なる。
 私は「ゴクリ」と息を呑んだ。
561いつもはROM:2008/06/15(日) 01:40:33 ID:LjVnSTqL

 「後ろを向け」
 落ち着いた声で指示をする彼。言われた通り、私は荷物を下ろすとその場で後ろを向いた。
 すぐに、視界が何か――布のようなもの――で覆われて真っ暗になった。頭の後ろで結び目を作る
指の動きが。
 「……何を……」
 驚いて振り向こうとする、耳の間近でささやきかけられた
 「余計な情報は入れるな、集中しろ。
  お前の本当に望むもののことだけを想って感じ取るがいい」
 耳朶に吐息がかかる、熱い、湿った声が。
 そして後ろから回った男の手が、私の衣服を剥ぎ取りはじめた。一枚一枚、上の方から順番に
脱がせてゆく。うなじが、背中が、次第に露わになってしんとした森の気配があたる。
 私は暗闇の中にいる、見えない、肌に“感じる”だけ。衣服を脱がす手指の動き、肌に触れそうで
触れない注意深さ。ひんやりと澱む空気、わずかに揺らぐ風、木々の葉が密やかに呼吸して緑色した
蒸気を吐き出している。
 下半身も全て露わにされた、一糸もまとわず立って息をひそめている私。
 「視線」を感じる、髪に、首すじに、背中に、腰に、臀部に、大腿と膝の裏側、さらにふくらはぎ
から足首まで――男の視線がゆったりと眺め回しているのがわかる。あまりにも余裕しゃくしゃくで
口惜しいようで、私はつい自分の腕で自分の身を抱きしめてしまう。
 「そんなに固くなるな、“後”が辛いぞ」
 笑みを含んだ声がした。と、両の肩にぶ厚い手のひらが。じんわり、熱が伝わってきて沁みる。
 「座れ」
 静かに、でも力を込めて手が肩を圧してきた。そうっとしゃがんで私は裸のまま膝立ちになる。
膝の下で落ち葉の重なりが「カサ、カサ」かすかな音をさせて乾いた匂いを放つ。
 手が離れた。背中の後ろでまた、布が落ちるような音がする。彼も衣服を脱いでいるのか。
 「亜神」とは、人の身体を保ったままの神だと聞いた覚えがある。魂に「熱」を持ち、さらに
吐く息や手のひらにも熱さを持つ「人」そのものの彼は、やはり常の男と同じようにして女の体と
交わるのだろうか。

 思案するうち、背後の気配が動いた。――なに?と身構える。不意に背中の真ん中に熱く湿った
ものが吸い付いた、男の唇――気がつくよりも疾く肌が「ざわり」さざなみ立つ。
 「あ……ん……」
 まるで背中だけに命があるよう、唇は強く吸い、離れてはまた舞い戻ってちくりと吸う。男の
口づけを受けるたび私の感覚が冴える、冴えかえって新たな「私」を作り出す。肩に腰に、熱い手の
ひらを感じる。つかまれた私の腰が勝手にうねりだし、さらなる愛撫を乞う。
 「だめ……」
 とろけ始めた感覚を押しとどめようとしたけれども、無駄。気まぐれにさまよう口づけに高ぶり、
吸い痕から酔いが回る。今腰の下に、臀の丸みに、肩に、うなじに――触れては離れる蝶々。
 「いじわる」
 意のままにされたくなくて、身体を縮めた。私に負けたあんたの思い通りになんて、なるものか。
 「恐れるな、お前は充分に美しい」
 また耳元でささやかれた。
 「――え?」
 『お前は美しい』思いもかけなかった言葉、きゅっと胸が絞られる、とまどう。
 その途端、背中じゅうに熱がピッタリと押し被さってきた。重なる厚い胸板、抱きしめる手が
乳房と下腹に伸びて来る。
 右の乳房がつかまれた、揉みしだかれ、乳首がつままれて刺激される。さらに下腹をさぐる
手指は私の一番敏感な部分をさぐりあてて。
 「あ……あ……そんな、一度に……」
 責めないで――と口にしながら震えた。背中に押し付けられた胸の筋肉の熱さ、揉まれてひしゃげる
乳房、いじられる乳首と――撫でられ弄ばれて濡れてゆく“あの”箇所。「波」が広がる、肌から沁みて
潜り込んだ快楽がじわじわと、じんじんと滲み出し、波打って揺れる。思考も理性も蕩かしバラバラに
ほどく、今は私に触れている部分だけがあの男の全て、触れられている部分だけが私の全て。
 耐え切れず、膝から力が抜けそうになりながら喘いだ。男の手が私の手を前に導き、手のひら
いっぱいにざらざらした感触。近くの木の幹の肌、夢中のうちにすがっていた。
562いつもはROM:2008/06/15(日) 01:42:00 ID:LjVnSTqL

 「そのまま、楽にしていろ」
 熱い手がまた、私の腰をつかんで持ち上げていた。私の感覚の“芯”に、硬い肉のこわばりが
あてがわれ、触れている。ひくり、怖れと期待に背筋がひきつる。
 「味わえ」
 入ってきた、すっかりと濡れそぼった場所に“それ”が。ズシリと狭い道を押し広げ、奥へと貫く。
圧倒的なまでの男の力、背骨にびりびり戦慄が走る。
 「ああ……!」
 呻き、ため息した。まだ入れられただけなのに。
 暗闇の中で研がれた触覚が“男”を感じている、みっちりと根元まで打ち込まれ、私の内側を圧して
強力に存在を主張する“形”。
 「む……いいな、お前は――さすがに」
 ささやく声がやや上ずっている。それを合図にしたかのように、侵入者は激しく前後に動きはじめた。
大きく突き上げ、奥の入り口に届くほどに突き上げ、かと思えば焦らすように浅く退く。私の中がこすれ、
掻き回される。男の力に掻き混ぜられ、一切が洗い出されて悦びの奔流に放り込まれる。
 熔けてゆく、形が無くなってく、私の意識が無くなる、堕ちてしまう、恐い、なのにもっと、もっと
欲しい、男の抜き差しに従って自然と腰が動く、快楽の振れ幅を増しさらに貪ろうとして。
 「あ……あ……いい、いいの……素敵……ああ……もっと……もっと深くまで……ちょうだい」
 自分が何を口にしているのかわからない、聞こえてくるのは男の吐く荒い息と、結合した部分から
立ち昇る湿った音だけ。
 掻き乱される、頭の中にぼうぜんと靄(もや)がかかり、たったひとつだけ見えてくる、記憶。

 「あんた……あんた……ああ……」
 戦った、何度も何度も戦った「彼」。あまりにも互いの実力が伯仲しすぎて、決着らしい決着が
ついたためしがなかった「あいつ」。
 それでも、いえ、それだから好きだった、あいつと、「彼」と戦うことが、何よりも私は。
 「あんた……会いたい……も一度」
 断ち割られ、突き返し、縛られてなお締め上げる。見交わす眼と眼、凄愴に笑っては剣を振りかざし
力の限り打ち合った、私と「彼」と――この世界に二人きり。
 二人きりで、いつも。
 「ん……ン……ああっ!」
 また深く奥を撞かれた、ズンと頭まで響く。朧ろな意識を揺さぶるのは、誰。胸乳が両方とも
つかまれ、揉みたてられた。乳房の頂きが疼く、この熱い手は誰のもの。
 強くなりたい、私が強くなれば「彼」も強くなる、「彼」が先に進んだらすぐに追いついてみせる。
他の者なんて目に入らない、ずっと望まれていたのは私だけ、「彼」には私だけ――。
 その「彼」が急に消えた。捜して尋ねて大陸を隈なく歩き回った私の耳にようやく入ってきた噂、
「あいつ」が死にかけていると。
 急ぎ向かったとある村はずれの廃屋、その周りに何人もの気配があった、草木の陰にひそひそと。
 待っている、意地汚いハイエナのように「彼」が死んだ後に残るカードを狙って。私はほんの一瞥で
そいつらを蹴散らした。
 「ああ……あっ……来て、もっと来て!」
 熱く固い肉が私の肉を突く、びりり、電流が走って火が瞬く、乳房の先、指の先、肌の表、目の裏側に、
ぴりぴり赤い火花。快感にさらわれまいと、すがった木肌に爪を立てて抗(あらが)った。
563いつもはROM:2008/06/15(日) 01:44:36 ID:LjVnSTqL

 ――薄暗い屋の朽ちかけた板の間の上、「彼」は寝ていた。げっそりとやつれ、腹部ばかりが膨れた
姿に変わって、死の臭気に取り巻かれて。
 「来たな」
 そう言って起き上がった。ニヤリほほ笑んで私を見た。
 「待っていた、戦(や)るぞ」
 カードを取り出し、掲げた。あふれ出す光、まぶしく白く鮮やかな輝き……でも、すぐに消えた。
「彼」がこと切れて消えた。
 カードを握り締めていた。あまりにも固く強く握っていたからそのままでは取り外すことができず、
荼毘にふした熱い遺灰の中から私は「彼」のカードを拾いあげた。

 それからはもう、他のどんなカードも使ってはいない。

 戦って、戦って、戦い続けていたい、「あんた」と、「あんた」だけと。
 他の何でも満たせない、叶わないなら忘れてしまいたい、嘘、忘れたくない。
 私が望むのは「彼」、もういない「あんた」。たとえ神になっても取り返せない「時間」、
過ぎてしまった日々。
 「来て、めちゃくちゃにして、私を……あんた!」
 呻き、泣き、身をよじる。二の腕がつかまれ、強く後ろへと引かれた。男の肉との結びつきが
さらに深く熱を帯び、大きく揺さぶられる。快楽の大波に持ち上げられ、ひと息に突き落とされた。
 頭の中が真っ白になった。
564いつもはROM:2008/06/15(日) 01:45:29 ID:LjVnSTqL

 ほほの下に乾いた薄いものの積み重なりを感じる。私は目隠しをされたままで身体を投げ出し、
肩で息をついていた。まだだるさに似た快感のなごりがある、身中にわだかまっていて重い。
……竜眼の亜神はどうしたのだろう――? ようやく思い出した時、伏していた身体が仰向けに返された。
 胸乳に、腹にすうすう風があたる。身を起こそうとして脚を動かした、その膝頭に熱い手のひらが。
左右の膝をグイとつかまれ、そのまま大きく下肢を割り開かされた。
 「んん……っ!」
 また男が侵入してきた、今度は前から。のけぞる私の背に腕を回し、掬い上げた。熱く火照った
胸と腹に私の乳房と腹が重なり、向かい合わせに押し付けられる。男は自分の股間に私の身体を
しっかと据えつけ、腰を突き上げた。結び合った箇所に体の重みが直にかかり、これまでになく
深い場所まで男の力が届く。届いて激しく私を突く。真っ直ぐに突き上げる
 「ああっ!」
 叫び、背を反らせた。意識も思考もとろけ、ただ感じている。肌と神経だけでできた私、火柱に
貫かれてひくひく、身もだえし痙攣する。
 ――「俺はおまえと一緒だ」
 『だれ?』
 朦朧とかすむ頭に響いた、耳からではない声。
 ――「いつも共にいる」
 『だれ……あんた?』
 茫としたまま胸のうちで問い返す。また突き上げられて「ああっ!」打ち震える。
 「彼」は火の男だった、つかの間燃え盛る大きな火、赤く紅い炎。強く熱い火が今、私の中を
貫いて燃え上がる、私をも炎に変えてゆく。
 「あああっ……あ……あんた、あんた……キス……して」
 闇の中から呼びかける、私の唇を熱い唇がふさいだ。粘膜の門を割り、すぐに火のような舌が
入ってきて私の舌にからみついた。
 「んん……ん……」
 厚ぼったい火が舌をまさぐり、吸う。男根と舌と、二つの熱い肉が今、私の中に。結び合った
場所から痺れるような甘い快楽が広がり、身体も神経もとろけ果ててもう自身と男と「彼」との
境い目さえわからない。
 私の目から熱を持つ水が零れて落ちた。止まらない、あふれては流れる。男の腕が強く私を抱いた。
ゆさゆさ、さらにいっそう大きく二度、三度、深く喉元へ、脳天まで炎を突き上げられる。
 「ああ、ああああ〜〜!!」
 広い胸板にしがみついて果てた。私の“芯”に締めつけられた男の肉が震え、精気を放つ振動を感じた。
565いつもはROM:2008/06/15(日) 01:50:36 ID:LjVnSTqL

 「気がついたな」
 眼を開けると明るかった。傍らに胡坐をかいた男がいて見おろしていた、黒いざんばら髪の下
から穏やかな眼差しを私の顔にあてている。
 彼はすでに衣服を着け、身づくろいも済ませていた。私は目隠しを外されただけでまだ裸で、
男のマントをかけられ横たえられている。
 「ありがとう」
 礼を言う。息を吐き出すように、自然に。
 「あんた、いい男ね。良かったわ、とても。おかげでいろいろ吹っ切れたし」
 ゆっくりと身を起こした。すぐそばに置かれた私の衣服が目に入った。
 「未練は去ったか、ならば重畳」
 “にっ”と微笑して立ち上がり、さりげなく後ろを向く彼。私は手早く服を着けはじめた。


 時空の彼方に放浪の亜神を見送って、私はひとり大地を踏みしめる。
 ――いえ、「ひとり」ではない。いつも「彼」が居る、この私の中には。私が生きている限り、
私の記憶が閉ざされない限り、「あいつ」は共に在って生き続ける。
 カードが宙に舞っていた。輝きながら幾つも幾枚も、放たれる無数の光が私を包んでゆく。
 私は「神」になる。記憶を永遠に留めることを願い、戦いの中に生きる者の「楽園」を望む。
互いに渡り合うことが魂をからませ溶け合わせる道である世界を創る。


 あんた、見ていよう、ずっと一緒に。私たちの世界が生まれ、豊かに育ってゆくその「過程」を。
あんたと私、カードの“力”とひとつになって永い永い時を見守ってゆこう。

                                  ―― 終 ――

以上、ご堪能いただけただろうか?
地王の境地にはなかなか及ばないが、今後もできるだけ頑張ってみたいと思う。
それじゃ。
566名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 07:24:47 ID:a8Tx8p36
イイ!!
こういう路線も痺れるものがあるなー。
567名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:46:56 ID:AoLCeFwl
これからの成長に期待せざるを得ない
568名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 09:58:37 ID:flbDbFu1
ルシエン好きだ、結婚してくれ
569名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 10:44:24 ID:NmE51sG4
保守
570名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 07:47:00 ID:zmIm1w0k
人頭杖の代わりに男根杖を配られて争うセプラーたちを想像しつつ保守
571名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 10:31:29 ID:RTOq0+5j
レオあたりに男根杖を突き立てられて「ぐあえおあおえぁおあっ!」って呻く
ライバーンの姿しか思い浮かびません><
572名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 10:45:08 ID:t8jHn3mW
ルシエンに、じゃないのかw
573名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 11:34:29 ID:anZnv4Qu
DS版カルドセプト1のセバスチャンが、セバスちゃんになっとる
574名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 10:20:00 ID:iBnmYmhH
ちょ、あっちのスレから持ってくるなよwww
575名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 17:05:48 ID:HCQ8j+S/
そろそろ保守しておこうか
576名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 21:27:40 ID:qbz3IfSq
ほしゅ
577名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 09:04:40 ID:GZTZUP9Q
ほす
578名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 23:23:15 ID:xpgpgrBq
保守
579名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 16:38:42 ID:SO2jGqJj
hosyu
580名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 21:14:45 ID:HxYmBUgx
毎週恒例のほしゅ忘れほしゅ
581名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 21:54:42 ID:ZQtKd1TA
てst
582名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 11:17:55 ID:sYxF1ILn
あげ
583名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 23:06:28 ID:Gu/IG0YF
高齢ほす
584名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 23:56:21 ID:CrTWbkOp
ho
585名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 11:33:34 ID:c6RL910f
syu
586名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 02:54:40 ID:kCMmhMVU
DS版が出たらSS書く
587名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:14:59 ID:o0YpttGz
ほしゅ
588名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 20:31:35 ID:eEGlK7zN
ho
589名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 23:59:59 ID:je7oKZdb
sy
590名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 07:59:27 ID:UoCYxNdo
u
591名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 18:22:05 ID:muzeqmak
発売間近
592名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 19:49:39 ID:3RInxLqU
とはいえ出てくる女性キャラがグルベルとナジャランでは盛り上がりに欠けるしのぅw

てか、こんなスレに来るようなセプターは筋金入りのカルドマニアだろうから
発売するとますます過疎りそうだ。デュエルに夢中になってw
593名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 14:38:53 ID:yFQHDOgb
>>592
幼女を忘れるな
594名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 14:41:18 ID:W39BSZfv
ヴァイデンが女王だったら良かったのに
追放されて暴漢に襲われて枷のせいで抵抗も出来ず
595名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 00:31:12 ID:FPG9E69i
DS版発売記念のage

しかし久しぶりに初代の頃のグラを見たが、やっぱセカンドやサーガと違うと
違和感を感じると共に新鮮な気持ちになるね。

ダークエルフやヴァルキリー、クレリックやサキュバスはセカンド以降のほうが好みだが
ハーピーやドリアード、ニンフなんかは初代のほうが好きだったから嬉しい限り。
エルフはどっちの絵も可愛いね。
596名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 17:32:47 ID:gs/8iWKZ
おおお、DS発売記念に来てみたがカルドスレあったああ
5〜6年ぶりぐらいだ
サーガ不況できっと消えたに違いないと思ってたが…

スレ住民のロングランなカルド愛に脱帽です
597名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 23:10:36 ID:6RR0mYsL
俺たちはいつまでも、新作を、そして旧シリーズの続きを待ち続ける。

さながら転送先に配置されたノームのように・・・
598名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:09:20 ID:YdMKDwpD
俺は初代のウッドフォークのように、貫禄溢れる佇まいで待つぜ
599名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:18:35 ID:N04rHBJR
そういえばウッドフォークもセカンドの化物ヅラから
メルヘン調の姿に戻ったねw

対戦とカード集めが楽しくてストーリーが全然進んでねぇ。
この勢いにのってセカンドもDSで出してくれねーかなー。PS2版準拠+新カード追加で。
600名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:39:29 ID:3o4bwrcC
621 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 23:32:49 ID:uVIodLRlO
ハウントエロいな
ナジャランは自由を奪われただってよw

601名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:54:44 ID:ZDoFIz0/
いつか通った道よ。

店頭ムービーで、アバターの例としてチラッと、キギシンボルで名前「ルシエン」ってのが映ってて



4文字で勃起した。
602名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 19:11:13 ID:sg1FGLyM
>>598
俺はサーガケットシーのようにふてぶてしく待つ
603名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 23:08:47 ID:jxMFOczc
今、ミランダと初遭遇したが初代PS版のほうがかわいかったような…。
編み物の腕は上がっていたがw

あと、グルベル様は谷間が強調されてましたね。
しかし漫画版を見た後だと、グルベルやホロビッツの言動に違和感ありまくりだわ。
604名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 15:46:07 ID:rCwtwrNr
漫画の続きまだかよ

DS版が出た今なら、ディスコードを駆使して
風の王を次々ゴブリンへと変えるチミノの活躍が見られるかもしれないのに・・・
605名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 00:47:23 ID:cn9TOtx+
強調されるほどの胸があるのか
グルベル様はモデル張りのスレンダー体型だと妄想していただけに意外だ
606名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 22:09:02 ID:3GToqd39
漫画版のグルベル様を見る限りではすごい巨乳ってほどではないが
貧乳と言うほど小さくもないな。
607名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 23:19:24 ID:Hbj6RZW6
んでルシエン様は、きっと巨乳と細い腰を併せ持った超絶ナイスバディなんだ。
だけどご本人は、自分がどれだけエロい身体をしてるのかまるで分かってないんだ。

もしもグルベル様とルシエン様が出会ってしまったら、グルベル様がルシエン様の
超絶バディに嫉妬して、それから一方的にライバル視してつきまとうんだ。
さながら主人公を追っかけるゼネスの如く。
俺の妄想ではそういう事になってるんだ。
608名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 00:11:47 ID:WkYrgNPc
>>598
俺は初代のソリチュードのように孤独に待つ

>>607
お前はアルダ様の教えに従い、初代のバインドのように苦難を求めながら待て
609名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 11:32:16 ID:njKvyyHw
そういや、DSのバインド、自分に使うこともできるようになってるんだよね。
自分で自分を縛って魔力(快楽)をゲットって…
よし追加アバターで4積みしてくる!
610名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 19:34:01 ID:ozN3LM0o
>>609
ディープスポーンも4枚積みするんだ。

手札にある状態でスワップスペルで他PCにプレゼントしてさらなる自縄自縛を極め(ry
611名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 00:20:40 ID:hJUbZrn/
DS版のミランダを初めて見た。
編み棒の構え方がかっけーな
612名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 12:13:13 ID:6MpdcMue
初代は主人公男女のストーリー違いは皆無だったっけな。
まあセカンドでもちょっとした違い…でもないな。2周目の女性主人公でハァハァしてたし。
まあグルベルのハウント&女性クリ、ミランダの水クリ(ダゴン等)まわされる女性主人公を想像するのも悪くはない…
ところで、デラネシアの花や邪教やらカルドはこういうネタも豊富だから大好きだ。(両方男だが)
セカンドのルシエン(呪)にもハァハァしたし
613名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 10:47:57 ID:0SA7xhlm
かつてこのスレにいた職人さん方はDS頑張ってたりするのかなー。
DSは概ね好評で、初動は歴代トップらしいけど、さすがにこのスレに来る人は少ないのかねやっぱ。
614名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 22:14:22 ID:sA8Q2X9p
このスレにいるのは10年戦士がほとんどじゃね?w

カルド新規参入組は、ゲームそのものと対戦に夢中だろうしなぁ。
まことに残念ながら、初代カルドの移植であるDS版にはエロパロ板に誘うような要素が皆無なんだよなぁ。
かろうじてのエロ要素が画廊の女戦士の透け乳首だしなw

やはりルシエン様かおっぱいプリンセスぐらいのエロスが無いと新規組をエロには誘えませんなぁ。
615名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 10:20:11 ID:jm8iwm+V
妊婦キャラを犯した後でチェンジリングをかけたい
616名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:02:46 ID:fbTb5k8C
確かにカルドは10年戦士ってワケではないが、PSのEXから始めて、このスレを見付けたのは2ndEXをやりつくした後だったっけな
となると、新規参入組がここを見付けるのは何年も先、2ndEXのリメイクあたりになんのかな…
617名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:33:18 ID:BYOdnSO6
スレタイに「ミランダ」という文字列が入ってることに一縷の望みを託すか
託せないかなぁ、ミランダじゃ
618名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 00:25:27 ID:NV183vyI
いい事考えた
胞子を吸い込んで混乱し、うまいうまいとファンガスを喰いまくっている
ナジャランの傍らで、俺の屹立したエノキダケを露出させてギャアアア
619名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:07:20 ID:xLuMqa10
そーいえば、このままセカンドもDSに移植されるような事になれば
当然、セカンドのキャラも対戦時のセリフは今回のように
顔だけじゃなくてバストアップで描かれるわけで…。

ルシエン様のあの大胆な胸元がゲーム内で描写されることになるのかw
ヤバイねぇ。セカンドDSはCERO Cぐらい行っちゃうんじゃね?www
620名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 07:27:34 ID:HMM/PinF
ルシエンの全身画見たことねぇ
621名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 23:23:15 ID:1t4NXhkP
ファミ通の分厚い攻略本に小さく載ってるぜ
大きく胸元の開いた扇情的な格好をしてるんだぜ
あと、ぬかるんだ道を歩いたら洗濯が大変だろうなと思わせるほど裾が垂れてるんだぜ
622名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:27:48 ID:AuWHOfMt
ナジャランのチャームをハンドカフスで反射し、
両手の束縛を保ったまま魅了ナジャランに犯されたい
623名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 00:50:18 ID:f9L15qnx
624名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:04:49 ID:JcOkirru
喰いちぎられそうだ
625名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 22:41:33 ID:hjrD9yW5
ナジャランのエロ絵なんて下手すると初見かもしらんw
626名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 00:11:13 ID:3r8LBT4i
>>623

>>618


カルドセプトDSのナジャランは、セカンド時代に比べて
マナを使った際の肉を食うペースが上がってるな
恐ろしや
627名無しさん@ピンキー :2008/11/25(火) 08:35:24 ID:HGVfjRpU
ほす
628名無しさん@ピンキー :2008/12/02(火) 22:19:34 ID:gFpOXruk
バルダンがダゴンに変身して保守
629名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:39:43 ID:tevMQZBj
本物ダゴン様がバルダンダゴンに怒りのストンピングをかます画像希望
630名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:39:58 ID:wUxEfX2C
ファウスティナがさらわれて以降、ファウスティナ愛しのあまり
思わずドッペルゲンガーを召喚してファウスティナに変身させて
襲い掛かるサーガ主人公とかw

…冷静になって考えてみると、セプターって女性型クリーチャーのカードがあれば
性欲処理には困んないんだよな。
召喚すれば絶対服従だし、どんだけ犯しても妊娠しないしどれだけ無茶しても
カードに戻して召喚し直せば元のまんまだし。
631名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:20:36 ID:3KLUBWqx
どうなんだろうなぁ。
少なくとも漫画版だと、ナジャランのナイトやゼネスのバーサーカー、
それにチミノのゴブリンといった人型クリーチャーは、セプターと体格が違い過ぎて
そういった行為に及ぶにはちょっと不適切に思えるし。
不埒な行動に及ぶセプターが出ないよう、カルドラ様がそのへんは配慮してるんじゃない?

召喚したハーピーを制御し切れず逆レイプされる少年セプターとか、いいけどな。確かに。
632名無しさん@ピンキー :2008/12/03(水) 23:24:45 ID:5jp7MdhI
>不適切
いや、ライバーンの自分サキュバスの優遇っぷりとか見るたび、
『あいつぜってー私生活では……』なんて想像をせざるを得ない。
633名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 20:51:04 ID:QJRob+kB
>>631
漫画版はあえて、そーいう人間型クリーチャーを「人間に非ズ」という表現で抑えてるような感じだよね。
ナイトは完全にロボットだし、バーサーカーも化物っぽく書いてるし。

漫画版でも、ハーピーやドリアードは普通に人間サイズだし、エンダネス島の雑踏シーンとかで
普通に人間サイズのクリーチャーが書かれてるね。
エルフやクレリック、ウィッチやソードプリンセスとかなら大丈夫なんじゃね?
634名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 22:57:51 ID:9LsV1JRM
女性型クリーチャーに売春させて金を稼ぐ、人間の屑セプターとか
絶対いると思うんだ。あの世界にはひとりやふたり。

あ、僕はセカンドのバルキリーさんで2時間コースお願いします。
635名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 23:30:35 ID:HR1B9qtu
オプションはプロテウスリングで
636名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 00:16:39 ID:lT+mYpFn
シャラザードに変身して二度おいしい
637名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 23:03:28 ID:rsBtxhQf
DSのカルドやってて思ったが、意外にエロパロ的なプレイに
活用できそうなアイテムが多いなw
ムチにローソク、手錠にベルト、巻物は眠りと茨の触手。
バインドのスペルは言わずもがなだし。

イサークィーンやサキュバスを入れて「女王様ブック」を作ろうとしたが
どう考えてもコマが足りず、穴埋めに普通のカードを入れたらコンセプトが不明瞭になったのでやめた。
638名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 17:07:00 ID:T6ty/qdj
639名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:26:21 ID:mE99gPhl
カルドセプトってプレイヤー共通のデフォルトネームとかあるっけ?
ブレス オブ ファイアのリュウみたいな
640名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:23:27 ID:m0YqfAGm
いや、残念ながら1も2も無いな
説明書にはカルドとか書かれてるけどw
641名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 03:40:39 ID:ItueXri1
アルベルトは取り説でよくみるけど、どうよ
642名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 10:35:10 ID:oXuk8qkm
じゃあ間を取ってアルカルドで
643名無しさん@ピンキー :2008/12/20(土) 15:28:47 ID:/0qveOUs
おっと忘れてた、
ほっすっす。
644安打陰:2008/12/23(火) 03:59:46 ID:N1F0PJrR
>>120-130の話をオフラインにサルベージすることにしたので
一応報告に来ました。

これ書いた頃は、DSでミランダと同盟戦することになるとは
思いもしませんでしたw

ではまたー
645名無しさん@ピンキー
DS版のビジュアルを想定して読み返すと、また更に美味しく頂けますな!!