カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1旧1
セカンドに登場するルシエン嬢を中心に、
カルド世界の女性やら何やらに強打するスレです。

前スレ カルドセプトのルシエン嬢でハァハァ
ttp://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1024142278/
2旧1:03/07/26 12:29 ID:6iDTm4qB
関連リンク

カルドセプトスレ関連作品置き場
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/6103/crd/

カルド物置
ttp://members.jcom.home.ne.jp/1228821501/
3前スレ980:03/07/26 12:36 ID:ffq81bDm
>>1
 本当にすいません&スレ立て『乙』でございます〜。


 て、ゆ〜か〜
 …タッチの差で、重複スレ立てそうになっていた事は
 私、一生の秘密として墓場まで持って逝くつもりです…。
4あぼーん:あぼーん
あぼーん
5あぼーん:あぼーん
あぼーん
6名無しさん@ピンキー:03/07/26 12:53 ID:6iDTm4qB
>>3
2スレ目だけに、『乙』……うまい。
いえいえ、こちらも怖かったのですが、
書き込みから間があったので、いいかなと……
冥土に余計な土産を増やしてしまい、申し訳ありませんでした。
7あぼーん:あぼーん
あぼーん
8古ういろ:03/07/26 18:29 ID:gtJTEIEr
新スレおめでとうです、ではいきなり投下


けわしい山道を行く2つの影があった。
岩石とまばらに木々が生えるだけの寂寥とした場所である。旅人、、、ではない。格好からして違う。
ひとりは巨漢の男でよく日焼けした上半身を晒し肩には大きなハンマーをかついでいる。
もうひとりは黒いマントを羽織り右眼帯をつけた中肉中背の男だ。
ふたりともおよそ旅をする姿とは思えない。そもそも彼等の接点すらわからない。共通点は中年男ということくらいであろうか。
前をゆく巨漢が声を張り上げた。
「おいライバーン、本当に奴はここに戻ってくるんだろうな」
呼び掛けられた黒マントがこたえる。
「あぁ間違いないぜ、ザゴルの旦那よぉ。オレの情報はカンペキだからな」
「今度はこちらがギッタギタにしてやる番だわい。
ぐふふふふ。シミュラクラムなんぞで散々ワシを虚仮にした代償、高くつくぞ」
、、、だったらスペルの一枚でも持っておけ、と突っ込みたいのをこらえてライバーンも言う。
「応ともよ。以前は油断してたが今度は待ち伏せ、負けっこねぇ」
彼等の共通点、それはセプタ−であること、そして同じ人物に復讐を誓っていること。
「もうひとつ気になることがあるんだが、あの女賢者はまだ無力なんだろうな?
ノコノコ行って返り討ちにあったんじゃ笑い話にもなりゃしねえ」
「そっちも間違いない。奴の受けた呪いはまだ効いてるぜ。今ならそこらの娼婦と変わらんさ」
「美人らしいのお。こいつは復讐の前にお楽しみができたわい」
ザゴルがぐぃ、と股間を正しながら不敵にわらう。
やがて山の頂きに、女賢者ルシエンの住う神殿がその姿をあらわした。
9古ういろ:03/07/26 18:30 ID:gtJTEIEr
薄明かりの差す神殿の大広間で賢者ルシエンはひとり瞑想していた。
かつては威厳と慈愛に満ちて人々を導いてきた聖女のごときその姿も今は憂いと心労でどこかはかなげな印象を与え、
一方で彼女の美しい肉感的な肢体は若さを主張するかのように張りがあり、
その相反する雰囲気は渾然一体となり、妖しい色気となってルシエンを彩っていた。
「はっ」
一声発して手にしたカードを振るう。鈍い輝きと共に彼女の前に黒いトンガリ帽をちょこんとかぶった小柄な少女が召喚された。
風の呪術使い、ウィッチである。
が、ルシエンはとたんに脚の力が抜け床に崩れ落ちそうになる。
あわてて駆け寄るウィッチに支えてもらい何とか身を立て直した。
「腑甲斐ないものですね。あなたひとり喚ぶだけでこれほど疲労するなんて」
「マスター、無理シちゃだめヨ。ゆっくり休んデ、
アノ方が戻られテ、呪いさえ解ケればスグに良くなるカラ。だから、ネ」
ルシエンは深く大きなため息をつき、自分を心配してくれる少女に微笑みながらその頭をなでてやった。
「そうですね、私も少し焦っていたんでしょう。力無き私自身に。
あなたの言う通り無理はいけませんね、、、」
ウィッチの細身の体に力を預けるようにして奥の部屋へ行こうとしたその時、
神殿の扉が乱暴に開け放たれる音が大広間に響き渡った。
10古ういろ:03/07/26 18:32 ID:gtJTEIEr
ルシエンは神殿に入ってきた2人組が決して友好的な目的でここを訪れたのではないとすぐに分かった。
そしてそのひとりはライバーンであることも。
「、、、とすれば連れもセプターか」
戦いになれば無力な今の自分では全く勝機はない。しかしそれを悟られずこの場をしのがなくてはならない。
そでを掴み小刻みに震えて心配そうに見上げているウィッチをそっと後ろにさがらせ
ルシエンは背筋をピンと伸ばし、毅然とした態度で呼びかける。
「賢者の神殿に土足で上がり込むとは何事です。
ライバーン、しっぽを巻いて逃げ出した貴方が何故にまた戻って来たのですか」
あらんかぎりの力を込めて言い放ったのにもかかわらず2人は少しも意に介してはいないようだった。
「オォッ、こりゃホントにいい女だわい」
「レディの前ではしたないぜ旦那」
「な、何を言うのですっ、早々に立ち去りなさいっ」
言葉がふるえてしまっている。
「つれねぇなあ、肩を並べて戦った仲じゃないか」
ライバ−ンがずいっと間を詰めてくる。ルシエンは後ずさりたくなるのをこらえ、その場に踏み止まる。
「おっと紹介がまだだったな。こっちがダムウッドの大盗賊、ザゴルの旦那だ。
今日はちょいと人探しでここに来たんだが待たせてもらっていいよなぁ」
またも一歩踏み出し、ザゴルもまた下品な笑みを浮べじわりと寄ってくる。ルシエンは気丈にも不動のままニ人をにらみ返した。
「あ、あのお方を探しているのなら、ここにはもう戻って来ません。私の怒りがカタチとなる前に去りなさいっ」
しかし2人とも歩みを止めようとはしない。
「ち、力を取り戻した私にたとえ二対一ででも勝てると思っているのですかっ」
ぎくりとした表情でザゴルが立ち止まるが、ライバーンはさらに歩み寄りとうとうルシエンの前に立ちはだかる。
彼女を見つめるその瞳は猛禽類が哀れな獲物を見定めるそれと同じ輝きを持っていた。
11古ういろ:03/07/26 18:33 ID:gtJTEIEr
ライバーンはすぅ、と目を細め唇の端でわらった。
「ほほぅ、さすがは賢者サマ。虚勢も樣になってやがる、なぁっ」
最後の、なぁの部分でルシエンの羽織りに掴みかかりそれを握ったまま思いきり突き飛ばす。
薄い絹衣はさぁっと裂け、首筋から鎖骨、乳房までの白磁のような美しい肌が晒される。
「あぁっ」
肩は震え、蒼白となったルシエンは床に崩れ落ちた。
「はははっ。避けることもできず、立つこともままならず、魔物を喚ぶことも、スペルを編むこともできぬ
無能なセプターとなり果てた女郎が何を言う。それでも見栄を張らなきゃならんとは賢者とはつくづく難儀な身分よなぁ」
暴言を浴びせられさらに心までも叩きのめされる。怯えて見上げるその瞳には覆いかぶさるようにして嘲るライバーンと、
にやけながらやって来るザゴルの姿が映っていた。
「いつもアンタは見下しているんだろう?あぁ、そうなんだろ。逆にこうして見下され、、、ぐはっ」
どうっと何かがぶつかり、不意を突かれたライバーンは派手に転倒した。
「マスターッ、逃げテ、早くっ早クッ」
物陰に隠れていたウィッチが主の危機に勇気を奮い、体当たりをしたのだった。
その悲痛な声にルシエンは再び気力を取り戻す。
「いけないっ、あなたは帰るべき所に還らなくては!あなたこそお逃げなさいっ」
しかしその一瞬の隙に後方にいたザゴルがあっという間に距離を詰め、ルシエンの眼前にあらわれる。
ガッ。
意識を失う直前に見えたものは、ファルコンソードの柄で打ち据えられる自分自身と
ぎらぎらとした視線を送るザゴルの赤ら顔だった。
12古ういろ:03/07/26 18:36 ID:gtJTEIEr
まずは導入部分を。つづきは月曜になるかも。
13名無しさん@ピンキー:03/07/26 18:54 ID:ffq81bDm
早速、古ういろ神の新作ハァハァ作品が
 キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━ !!

しかも、漢字、ひらがな、カタカナ混じり喋りのウイッチたん
 超モエ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━ !!

即、お持ち帰り【その2】
 ケテ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━イ !!




14名無しさん@ピンキー:03/07/26 22:44 ID:b3V+WfYk
クレリックタソの巨乳を揉みしごきたい
15名無しさん@ピンキー:03/07/27 01:21 ID:0HE/E+ZT
ウイッチっていまいち使い方が解からん
みんな使ってる?
16名無しさん@ピンキー:03/07/27 02:30 ID:F5krV5TR
>15
クレリックタンと並ぶ萌え要因だろ。
俺はニンフタンも使ってるぞ
17名無しさん@ピンキー:03/07/27 09:04 ID:ddckuizk
>15
カードイラストを見れば一目瞭然、使うのケッテイではないですかw

いや実際、スペルやアイテム抱え込んでる相手へのささやかな嫌がらせとして有効
18名無しさん@ピンキー:03/07/27 17:34 ID:pfT5Y2Q/
新スレおめー。
まさかここまで来るとは…

前スレを思いおこしてみれば…神以外でのヒットならダメゼネスですた
19名無しさん@ピンキー:03/07/27 22:32 ID:77PEwP1L
新スレ驚きカキコ。
20古ういろ:03/07/28 08:29 ID:ScFqyegx
最初に感じたのは石畳の床の冷たい感触だった。
ぴくり、と腕を動かしてみる。両腕とも拘束はされてはいなかった。そして脚も。
長く俯せになっていたらしく、かたちの歪んだ胸が痛い。
しかし今、自分に触れているのはこの床以外に無かった。
あの二人はどうしたのだろうか。おとなしく立ち去ったとも思えない。
しだいに感覚がもどってくるとやはり人の気配があった。下品なわらい声も聞こえる。

ルシエンはゆっくりと目をあけた。




21古ういろ:03/07/28 08:30 ID:ScFqyegx
ルシエンが最初に見たものは自分から少し離れた所に座っているライバーンとザゴルの背中だった。
二人とも酒を呑んでおり、ライバーンは彼等の前方の何かを見ながらにやけ、ザゴルもまた同じものを見て
手を打ってはしゃいでいたが、彼女からは二人が邪魔をしてどうなっているのかわからなかった。
身を起こそうとして腕を動かすと激痛が走り、思わず呻いてしまう。それに気付いたライバーンが振り向く。
「おおっと、賢者サマのお目覚めか。何とも艶かしい寝起きだなぁ、おい」
言われて、ルシエンは慌ててはみ出していた右の乳房を衣服で覆い、上半身を起こす。
恥ずかしさが込み上げ、瞬く間に顔が高潮した。
やはり腕は痛むが耐えられぬほどでなく、どうやら骨折などはしていないようだった。
にやにやとわらうライバ−ンを睨み付ける。
「へっ、まだ何もしちゃいねえよ。ザゴルの旦那が色々こだわっててよぉ」
まだ、の部分を強調して言う。
「そうだわい。突っ込んでひいひい言わしてこそ、抱いたっちゅう実感があるんじゃあ。木偶もマグロもいらんわ、ぐふふふふ」
二人の好色な眼差しを向けられ、思わず顔を逸らしかけるがその視線が止まってしまう。
ライバーンとザゴルの先で繰り広げられているその光景を目にして。
まず三つ編みにされた赤い髪が見えた。見慣れた黒いトンガリ帽は遠くに転がっている。
衣類はほとんどが剥ぎ取られて小柄な裸身が晒されていた。
そしてそこに全長3メートルはあろうかという大蛇、ジャイアントラトラーが絡み付き、
色白で若い肉体を這い、さすり、締めつけ、蹂躙していた。
「アンタの代わりにウィッチストリップショーを見物してたんだぜ」
ルシエンにはその声がはるか遠くから聞こえてくるように思えた。
22古ういろ:03/07/28 08:31 ID:ScFqyegx
鈍緑色に光るラトラーは仰向けになったウィッチにのしかかり、その長い胴体で少女の脚や腕に巻き付き、
頭部を自在に動かしながらその細く長い舌でちろちろと少女を責めていた。
鎖骨から首筋にかけてのライン、耳朶と耳の奥、肋骨からへそにかけて、時には足の指までもなめまわす。
その動きから逃れようとしてか白い裸身もまた床を緩慢にのたうつ。
「ん、ふぅあ、うァああ、ンんぅ、く、はぁあぁ」
ウィッチの目は本来の知的な輝きが無くトロンと潤み、頬は上気し赤味を帯びて、悩ましい吐息に合わせて胸が大きく上下していた。
汗と唾液でしっとりと濡れた身体をくねらせる様は二匹の蛇の交合を連想させる。
ラトラーは股の上をゆっくりと這い、僅かに生えそろう恥毛をかきわけて左脚の内側に到達し、
鼻先でそこを撫でまわしたあと大きく顎を開け、つぷり、と牙を突き立てた。
「ひうぁッ」
この日何度目かの牙の洗礼を受け、ウィッチは感電したような衝撃に仰け反る。
大蛇の胴を抱え込んで自らの発育途上の胸を強くこすり上げる。
「ふ、あぁァん、じんじんッテ、する、んフぅああ、うあぁ」
ジャイアントラトラーの持つ熱毒は今や全身をめぐって快楽を増長させ、
まともな思考を奪い、理性を霧散させ、哀れな犠牲者を肉欲の奈落へと引きずり込んでいた。
23古ういろ:03/07/28 08:32 ID:ScFqyegx
ラトラーの舌はウィッチの小ぶりな胸へと鉾先を向ける。
ゆるやかな双丘の縁を丹念になめまわし、時折ぷくりとしこった先端を弾く。
しなる舌先を喉元から下腹部までゆっくりと蛇行しながら降りてゆきまた上がる。
「ヒィん、ふっ、ふぁっ、ムネがっ、あアアアん、いヤぁ、アァあんっ」
わきと胸部の境を責めたとおもえば乳輪をつつき、やさしく舌腹で撫でた次の瞬間鼻先で強引に胸を押しつぶす。
ウィッチは緩急をつけたその技巧に為す術なく翻弄される。
「イヤぁ、ぅんんッ、ダメぇあっ、ギュって、ぎゅうっテなっちゃぅうあ、アッ」
びくんっと小柄な身体が震え、絶頂をむかえた。
「んんんう、ぁうウ、うあぁぁぁぁぁ」
くの字になって快楽に耐えるその肉体に、ラトラーは容赦なく追い打ちをかける。
今度は背中に舌を這わせ、顎を擦りつけはじめる。
「やっ、フウぁ、あッ、クふん、ぅあっ、アあっ、ひィん、うぁあん」
仰け反り、身悶えして逃れようとするが蛇の責めはねっとりと執拗で肌に吸い付くように離れない。
ぴたりと閉じられた両脚に割って入るようにラトラーの尾が動く。
強く閉じたことが仇となり、ゴツゴツした鱗で花弁がこすりつけられる。そのまま長い胴がのたくりまわる。
「あぁァ、また、なッちャう、うぁああぁぁ、あぁっ」
すぐにまた絶頂へと追いやられるが、それでもラトラーは舌を止めることはなかった。
24名無しさん@ピンキー:03/07/28 08:36 ID:a5P8xmE0
(・∀・)!
朝からキタ!!
ウレシイ!!
25古ういろ:03/07/28 19:04 ID:B45c51D/
「すぐにっ、すぐに止めさせて下さいっ」
たまらずルシエンが叫ぶ。
「オイオイオイ、あれは奴の方から志願してヤッてるんだぜ。マスターの代わりに私が、ってな」
「なっ」
「何とも健気だねぇ。あんなに一生懸命によがっちまってなぁ」
「ぐふふふふ、ありゃあ単にインランなだけだわい。さてと、賢者サマも起きたことだ。
オイッ、そろそろ決めちまえっ」
主人の合図を聞き、ウィッチのヘソを責めていた大蛇は首をめぐらした。
そして少女の肩と腹部へ巻き付きゆっくりと締め上げる。
たいそう窮屈であるはずだが快楽に溺れるウィッチにとってはそれすらも恍惚を呼ぶ。
「いイッ、くぁはっ、アアァ、うぁあはアあッ」
さらなる刺激を受けようと拘束された裸身をよじらせもだえる。
ラトラーは口を目一杯開いて少女の右脇をほおばるように上顎を右胸に下顎を背中にしてくわえこみ、舌で肋骨付近をなめまわす。
「きゃふぁッ、うアああぁ、フアァあっンンんっっ」
そろり、と蛇の尾が内股を這う。焦らすようにくねりながらも確実に脚の付根へと向かう。
やがて少女のつつましやかな濡れた花弁へと至り、蛇はその先端を侵入させてゆく。
「アッ、ヤァあっ、ダメッ、ダメぇっ」
突如夢から覚めたようにウィッチが叫ぶ。顔は青ざめ目は大きく見開かれた。
26古ういろ:03/07/28 19:05 ID:B45c51D/
ラトラーの尾はゆっくりだが力強く秘唇を割り開き、あらわになった少女自身を撫で回す。
「い、イヤぁあァ、アふぁあっ、アッ」
目に涙を浮かべ必死に抗うも、熱毒に冒され四肢を拘束されていては全く力が入らない。
身体の内側からくる冷たい感触と未知なる恐怖に背筋が凍る。
蛇は愛液で潤った侵入口を探り当てるように蠢いていたがやがてその鉾先を定め、ずぷり、と一気に体内へと潜り込んだ。
そして同時に少女の胸へと牙を突き立て、心と身体を狂わせる毒を注ぎ込む。
「くあッぁぁっひぁあっ、アッあぁあっ、うアぁあはッ」
破瓜の苦痛と熱毒の快楽、膣内で動く異質な感触にウィッチの心は引き裂かれ思考は混濁し、
「うッふぁ、ア、ああ、ぁぁぁ、、、」
そのまま意識を失って、くたりと倒れ伏した。
「あぁ、何と惨いことを、、、」
「ぐふふふふ。さて前座はここまでじゃあ」
悲嘆にくれる間こそ無く、蒼白となったルシエンに被いかぶさるようにザゴルが迫った。
27古ういろ:03/07/28 19:06 ID:B45c51D/

、、、微妙に追加してみたり。
28名無しさん@ピンキー:03/07/28 19:12 ID:a5P8xmE0
ただいまー、と思ったら
(・∀・)ツイカ!
巡り合い宇宙。

29名無しさん@ピンキー:03/07/29 18:33 ID:XcAwaUns
古うぃろ氏のSSは、キャラの性格が良く出てるなあ。
は、早く、ルシエンたんを見せてくれい!!
30名無しさん@ピンキー:03/07/29 19:29 ID:SPdsW9ia
古ういろ氏イイ!
楽しみにしてまつ!

ダークマスター氏の続きも待ってまつ!
31古ういろ:03/07/29 22:49 ID:7rvkNjYy
つづきです。


ザゴルはそのごつい手で掴みかかると一気に押し倒した。
逃れようともがいてはみたものの肉体的にも精神的にも疲労の極みにあるルシエンはもはや抵抗らしい抵抗もできず
なされるがままに組み敷かれてしまう。
「ああっ」
「ぐふふ、声も何ともそそるのう。ほれ、こうしてくれるわ」
両腕を押さえつけたまま、はだけた胸元に顔をこすりつけてくる。脂ぎった肌のべたべた感と無精髭の痛痒感が胸の上を往復する。
幅の広い舌で両の乳房を丹念になめまわし、厚い唇で吸い上げ、乳首を前歯で引き延ばし、唾液で濡れた胸にまた顔を深くうずめる。
「こりゃあ、モチモチしっとりのええ乳じゃのぅ」
ルシエンは横を向き眉間にしわを寄せてその不快感をじっと耐えた。
不快な舌はぬらぬらと胸の谷間を越え喉元をなめ上げ、頬に達した。
「ひっ」
「ふへへへへ、そんなに嫌がるんじゃねえよ。キレイな顔が台なしじゃあ」
「くっ、くぅっ」
「どぅれ、ワシが化粧をしてやるわい」
声も上げず耐えるルシエンの顔をザゴルの舌が這い回る。
頬を、まぶたを、額を、鼻筋を、ザラザラの舌が往復して酒臭い唾液まみれにしてゆく。
そして最後にやわらかな唇に吸いついた。
「むぐぅ、うっ、ふぅっ、ぅあっ」
顎を固定され鼻をつままれて強引に口を開けられてしまう。
腕は自由になったもののザゴルを押し返す力も、舌に噛み付くような気力も無く哀れな女賢者は口内を蹂躙され続けた。
32古ういろ:03/07/29 22:50 ID:7rvkNjYy
「ふぐぅ、んむぅうあ、ぅあっ、はぅっ、ぅえ、あぁ」
やっとのことでルシエンの唇は長い長い口内攻めから解放された。
ちからなく開いた口からはザゴルと自分のものの入り交じった大量の唾液がこぼれ頬を流れる。
息を整えている間にも野蛮な盗賊の節くれだった手は胸を這い、脇腹を撫で回し、腰に至って両脚を抱え、自分の肩にがっしりと掴み上げた。
そして今度は彼女の小さなへそを舌の餌食にし始める。
「ひうぁっ、うぅああっ、あっあぅ」
予想だにしなかった場所での痒みと悪寒に必死に逃れようとするが持ち上げられた下半身は万力に挟まれたように全く動かなかった。
やがてザゴルの舌責めは徐々に腹を下ってゆく。
「やっ、やめなさいっ。嫌っ、イヤですっ、ぅあっ、あっ」
「ぐふふふふ。それじゃ、それを聞きたかったんじゃ。ほれ言え、もっと言えっ」
ザゴルは下腹部を唾液まみれにしながらヒートアップする。
「っくぅぅ、くっ、うぅぅ」
「なんじゃまた、だんまりか。いつまで我慢できるかのぉ」
言いながらもルシエンの衣服をびりびりと裂き、その舌を彼女の繁みへと到達させた。
33古ういろ:03/07/29 22:51 ID:7rvkNjYy
ザゴルの鼻先は深い茂みをかき分け、ぴたりと閉じられた秘所をとらえる。
存分に唾液をまぶし舌の先でじっとりと揉みほぐしてゆく。
「ぅくうぅぅ、くっ」
「そんな強情張らんと、キャンキャンわめいたらええんじゃ」
「だっ、誰があなたの言いなりになんか、、、っくぅ」
舌の動きが強くなりそこに無骨な指まで加わってルシエンの縦すじを弄び、ゆっくりと左右に割り開いてゆく。
「、、、くぁぅぅ、あっ」
「ぐへへ。逢いたかったぜぇ、カワイコちゃん」
全く遠慮なく舌を差し入れ、彼女の内側をえぐるようになめまわし始める。
「うっ、くぅぅ、むぅっう、うぅぅ」
「さっさと降参せぇ。下の口はトロトロいいはじめたぞ、上の口も何ぞ言えや」
「、、、うっ。くぅうぅぅ、ふっ、うぅぅっ」
「おいおいおい、泣き言ひとつ言わないぜ。天下の大盗賊サマのテクもこんなもんかぁ」
胡座をかき、奥で黙々とウィッチを犯していたライバーンが茶々を入れた。
「へっ、お前の方こそ放心したオンナ抱いて何が楽しい」
「いぃや。ちゃんと啼くぜ、おらっ」
抱きかかえていた少女を一段高く持ち上げると、重さにまかせてずんと落とす。
「ひィうアっ、あはぁッ、うゥうああァっ」
再びウィッチは気を失いぐったりと身を傾けた。
「おい、俺はまだまだなんだぜ。オラ、起きろ」
しかしいくら小突いてもぴくりとも動かない。
舌打ちして首を巡らしたライバーンの目に止まったのは歯を食いしばり股間への辱めに耐える女賢者のあられもない姿だった。
「おっと、メインディッシュの上半分が空いてるじゃねぇか」
少女を放り捨て、彼はゆっくりと近付いていった。
34古ういろ:03/07/29 22:53 ID:7rvkNjYy
あと2回更新分くらいです、ではまた。
35名無しさん@ピンキー:03/07/30 00:08 ID:tP7f73f6
盛り上がってきた!
しかし、すっかりライバーンとザゴルが主役ですなw
次回は二人がかりで!?

そして、ダークマスター氏を待ち続ける漏れ。

ところで今更だが、ぼじゃノロイ氏のサイトのトップ画像、ひょっとして
バルダン娘なのかも・・・・いやなんとなく・・・・
36名無しさん@ピンキー:03/07/30 01:11 ID:UEON0rbt
やってきた女主人公も…というのも見たい
37古ういろ:03/07/31 08:08 ID:HsXy1wFZ
ルシエンの意に反して、彼女の肉体は執拗な責めに応え始めていた。
下腹部は炙られるような熱を持ち、肌は上気しじっとりと汗をにじまる。肺の奥からもれる息は咽を乾かすほどに熱い。
意志を裏切った自分の肉体に彼女は驚愕した。
私は北の賢者だ、蛮行に屈してなるものかと念じる一方で脳髄の芯がじんじん痛み、理性が静かに霞みはじめてもいる。
「どんな身分を纏っても、剥げば肉の塊よ。大層なお題目並べて賢者ヅラしてても所詮オンナの業からは逃げられねぇ。
てめえは結局、娼婦と同列なのさ」
見透かされたような言葉にはっと見上げるとライバーンが蔑んだ目で見下ろしていた。
「そんなに潤んだ目をさせて己でそれを認めないとは強情だなぁ、オイ。賢者ならさっさと聡れよ。
ワタシは淫乱な肉奴隷です、ってな」
「ち、違うっ。私、わ、私は違いますっ、ぅうあ、あっ」
「ぐふふ、こんなにジュクジュクさせてよう言えたもんだわい」
股間にむしゃぶりついていたザゴルも言葉責めに加わる。
「ほほう、壺ン中こんな溢れさせてまだ否定するかね。悪いコだなぁ、本当に悪いコだ」
ライバーンはぐいっと彼女を跨ぐと肉棒をさらしたまま腰を落とした。
ルシエンの眼前、胸の谷間にグロテスクな一物があてがわれる。
そしてその豊かな両乳房を掴み、乱暴な手つきで男自身をしごき始めた。
「悪いコにはお仕置きが必要だよなぁ」
しごくだけではなく、胸を左右に引っ張ったり押しつぶしたりする。
「ハハハ、すごいな。伸びる、かなり伸びるっ」
「やぁあっ。痛いっ、うぅ、やめて下さい。もう、やめて、、、あぁっ」
上半身の痛みと下半身の疼きの狭間でルシエンの忍耐は焼き切れてとうとう悲鳴が口からこぼれ出た。
38古ういろ:03/07/31 08:09 ID:HsXy1wFZ
「ぃやぁ、うぁはっ、うぅ、痛っ、んっ、うあぁ、はぁうっ」
一度吐いて出たあえぎ声はもはや止めようがなかった。
「ぐふふふふ、イイぞっ、そらっ、もっと啼けっ」
ザゴルは舌で内粘膜を擦り上げ、指先で陰唇をこねくりまわす。
「女郎がっ、おまえはただの女なんだよっ。男に弄られて喜ぶ淫乱なオンナなんだっ」
ライバーンは胸を虐めながら何度も言葉で責めたてる。
「うぉ。そらっ、喰らいやがれぇ」
弩張した彼の一物から多量の男の精が吐き出され、ルシエンの胸と顔に降り掛かった。
「ぅあぁ、ふぁあぁぁぁ、あぁ、、、」
額や頬をどろりと伝うそれ、は何故か熱湯のように熱く感じられ、
生臭い匂いを嗅いでいると胸の奥がぐっと締めつけられるような息苦しさがこみ上げる。
この息苦しさとよく似た感覚に既視感があった。
あれは確か若い娘時分に、麓村の青年に淡い恋心を抱いた時ではなかったか。
結局告白することもないまま片想いに終わった恋だった。
あのときの息苦しさと今のとでは何が異なるのか。何が愛情で何が嫌悪なのか。
わからなくなった。
一瞬にして物事全ての判断基準が曖昧になり己が虚ろになる。精神の拠り所を失い、理性が打ち砕かれ、心が霧に被い尽くされる。
今まで積み上げてきた事が意味を無くし、自身が何に拠って立つかを見失う。心が孤独感で塗りつぶされ、ルシエンは恐怖に駆られた。
恐ろしさで見開かれた瞳がやがて焦点を結んだ。
そこには逞しい男の肉体があった。彼女が寄りすがれる確固たる存在に映った。
「あぁぁっ、あぁ、ああああぁっ」
力を失うこと無くそそり立つ男根を両手で引き寄せ、軽くキスをしてそのまま頬張る。安心感で充たされる。
もう、かつての賢者ルシエンはそこにいなかった。
39古ういろ:03/07/31 08:09 ID:HsXy1wFZ
ルシエンの豹変ぶりに最初こそとまどったもののライバーンも持ち直す。
「ハハハッ、とうとう正体を現わしやがった。やっぱり只の牝豚だったなぁっ」
彼女の頭を押さえて一物をぐいぐい突き出して、口内を暴れまわる。
それを動きこそ稚拙だが熱心になめしゃぶり、歓喜の声をもらす。
「ぅぐふ、うぁあはっ、あぁあっ、んんっ、ふぁあっ」
心のタガが外れたせいか愛液も一層溢れ出てザゴルの鼻先を大いに濡らし、白い脚を赤銅色に日焼けしたザゴルの首筋に絡ませ、
彼の舌が与える快感をむさぼるように股間をぐいぐい押し付ける。
静まりかえった聖堂に女の切なげな声と荒い呼吸音が響く。
「ふぅ、んふぁっ、むぐふぅ、んんっ、ふぁ」
「ハッ、大事そうにほおばりやがって。オラッ、いくぜ。吐き出すんじゃねぇぞっ」
どくり、と精液の生臭い匂いと苦みが口いっぱいに広がった瞬間、
下腹部の奥がきゅっと締めつけられるような感覚があり、
痛がゆいしびれが全身をめぐって、ドッと汗が吹き出した。
「んんんっ、ふぅぁ、んんっ、ぅぅぁん、ぅううぅんっ、ぅぁぅんんんっ」
びくんっ、とルシエンの身体がのたうつ。秘所からは止めどなく愛液が流れ出た。
「この女、口奉仕だけでイきやがった。大した賢者サマだぜ。ほら全部飲め」
「、、、ん、くふぁ、あぁぁ」
唇から幾筋か溢れるものも手ですくい上げて、ごくりとひと口に飲み干す。
「ハハッ、うれし泣きまでしやがるぞ。そんなに美味かったかよ」
放心し、弛緩した身体は愛液と汗にまみれ、虚ろな瞳は何も映してはいなかった。
「グハハハ、わしの知る中でも一、ニを争う泉壺じゃ。ぼちぼちここにわしを埋めてやるかのう」
言って、肩に抱えていた彼女の脚を降ろすとズボンの前をはだけ晒した。
40古ういろ:03/07/31 08:12 ID:HsXy1wFZ
凄く半端なシーンで切ってしまいますが、とりあえずここまでです。
ザゴルのイチモツについての描写はまた次回。
41名無しさん@ピンキー:03/07/31 09:50 ID:5edMm/7P
イヤーンネチッコーイ…(*´д`)
これがまだ続くと思うとたまらんですな。

42名無しさん@ピンキー:03/07/31 11:48 ID:FOX1OtBv
カルドセプトファン全員を“腎虚”にするスレは、ここですか?
43ダークマスター:03/07/31 20:38 ID:K29Ih+sH
なんと扇情的なSSでしょうか。
これがこの板のあるべき姿なのでしょう。
古ういろ氏、完結編に期待しております。
正直、自分よりよほど良い腕をしていらっしゃる……

薄い、遅いで知られる私の方は、土日あたりに
暇が取れれば久々に更新できそうです。
許すまじ会社。
44名無しさん@ピンキー:03/07/31 22:00 ID:3mOPidzm
ダークマスター氏の続き待ち続けます。生贄になって
45古ういろ:03/08/01 08:26 ID:jiBsDTYq
そこにはひとの腕ほどもある一物が屹立していた。赤黒く、血管の浮き出たそれは
もはや凶器といって差し支えない威容を誇り、独立した生き物のようにビクンビクンと揺れている。
「さすがは大盗賊、立派なモンをお持ちだ。おらっ、見てみな。アレがてめえに入るのよ」
ライバーンが体をずらし、ぐったりとしているルシエンに見せつける。
「、、、ひっ」
その禍々しさに息を飲み本能的に逃れようとするが快楽の痺れに酔う身体は動かず、ザゴルに脚を掴まれてあっさり引きずり寄せられる。
巨大な一物が彼女の秘所にどんどん迫るがどうすることもできず、身悶えて弱々しく泣くだけだった。
「ひ、ぃや、嫌ぁ、ひあぁ、いやぁ」
ぴとり、と彼女の股間に巨根があてがわれる。
「ぅあぁ、あぁ、、、」
存在を誇示するかのようにずりっ、ずりっと亀頭が亀裂を上下する。
「やめてぇ、痛いこと、いや、嫌です、うぁ、やぁあ、あぁぁ」
幼な子のように泣きじゃくる。
「ぐふふ、なぁに怖がることは無いぞ。気持ちいいんじゃからな」
「ほ、本当に、、、?」
目が潤み上気したルシエンのその顔は、まだ賢者の修行をする前の頃、子供時代まで退行したかのようなあどけなさがあった。
「あぁ、そうじゃとも、、、、、、、、、わしがなっ」
一気に押し込み、貫く。
「ぅおらぁっ」
「ぃぎぃあぁぁぁっ、うぁっ、かはっ、はっ、ぐ、ぎぅぁあっ、あぁぁっっ」
秘所に激痛が走り、下腹部は内側からの圧力で破裂しそうなほどに張り、全身が震えた。
46古ういろ:03/08/01 08:27 ID:jiBsDTYq
「ひぃっ、あぁっあっ、ぐ、ぎっ、うぅあっ、ぎぐっ、ぅあっ」
「何じゃ、生娘じゃありゃせんわい。ちぃと残念じゃのう」
言いながらさらに肉棒を押し込んでゆく。
「いっ、ぃやあっ、ぐ、や、やぁ、やめてっ、あぁあっ」
「僻地の賢者といえどヤることはヤってんだなぁ。おら、暴れるんじゃねえ」
ライバーンはルシエンの胸をわし掴みにして床に押さえ込み、そのまま再び自分の一物を挟んで両胸で擦りはじめる。
男ふたりに拘束されて身動きできないまま挿入が続く。
ぐいぐいと無茶な大きさのモノが女の胎内に侵入してゆく。
「ひっ、ぎぅ、さ、裂けてっ、しまいますっ、う、ん、はぁ、いやっ、やあぁぁぁ」
ごふり、と腹の奥の奥にザゴルの先端がぶつかった。
「ぅひぁっ」
激痛であるはずなのに同時に全身で快楽を感じ、意識が飛ぶ。
ゆっくり一物が引き抜かれ始めると、痛みが再び襲う。
「う、動かさないでっ、やっ、はぅっ、んんっ」
「ほほぅ、とうとうわしを受け入れたっちゅうことか」
「やっ、ち、違いますぅっ、ぐ、ぅはあ、抜いてっ、く、くださいっ、痛いのは、やぁぁっ」
「じゃがのぅ、離してくれんのはおまえじゃねえか」
「えっ、、、」
「おまえのメスっこがわしのをしっかりくわえとるんじゃ」
言われて、自分の陰唇がザゴルの亀頭を押さえつけていることを初めて意識した。
「や、やぁぁあっ」
また、挿入が開始された。
47古ういろ:03/08/01 08:28 ID:jiBsDTYq
幾度となく挿入がくり返された。
十分膣内が潤っているとはいえ限界まで広げられる苦痛は止むことはない。
それでもなお、下腹部を充す圧倒的な肉感にルシエンは酔い始め、激痛と快楽に溺れた。
快感をむさぼるように豊満な両胸を自ら揉み、ライバーンの肉棒をしごきだす。
「ひゃぁあっ、ふっ、うぅあ、んっぐっ、はぅああっ」
「うらぁっ、はっ。また顔にぶっかけてやるぜぇ」
「グハハッ、いくぞっ。膣んなかにたっぷり出してやるぞっ、しっかり味わえっ」
「ひぃあぁぁぁっ、うあぅああっ、あっあぁぁぁぁぁあっっっ」
瞬間、白濁液がルシエンを中と外から襲った。
腹部が異様な圧力で膨れ、熱い男の精が体内で渦を巻いて身を焦がす。
顔面には白い化粧が施され、むっとする異臭が鼻につく。
ずるり、と肉棒が引き抜かれるとザゴルとルシエンが混じった液体があとからあとから溢れ出した。
「ハハハ、すっかりイイ女になったなぁ」
「う、、、ぅあぁ、、、ふぁ」
「まだまだ足りんわい」
ザゴルはルシエンの柔らかな腹で雫切りをすると再び勢いを取り戻した肉棒を彼女にあてがう。
「ぐふぅ、ひぃあっ、あぁぁっ」
「オラオラオラッ、先はまだ長いぞっ」
陵辱の宴はなおも続けられた。
48古ういろ:03/08/01 08:29 ID:jiBsDTYq
どれほどの時間が過ぎたのか分からない。
ザゴルとライバーンは何度も彼女を蹂躙し、辱めた。
数限り無く射精され、それ以上に女の身体は絶頂に身を震わせた。
もはや嬌声を上げることも出来なくなると、まるで飽きた玩具のように床に捨て置かれた。
忌わしい侵入者たちは再びウィッチを弄りながらそれを肴に酒盛りを始めたようだ。
ルシエンは自分が生きているのかどうかすら分からない。ただ、モノとしてそこにあった。
「ぅうっ、、、ふぅ、、、、、、ぅあ」
時折、嗚咽にも似たうめき声を発するだけだった。


閉塞した空間に変化がおきた。
ごうん、と重々しい音を立てて聖堂の扉が開かれる。
外の光が差し込み、半ば覚醒したルシエンは懐かしいあのセプターの姿をはっきりと見た。
「へっ、やっとお出ましかよ。待ってたぜぇ」
「グハハハハ、今度こそぶちのめしてやるわい」
皆の注目を集め、そのセプターが今ゆっくりと聖堂へと足を踏み入れた。

49古ういろ:03/08/01 08:29 ID:jiBsDTYq
今さら読み直して、事後の展開があっさり過ぎたかなぁ、と。
ところで今後しばらく投下できませぬ、期間は不明。一応セレナ編を構想中でありますが。
ではまた。
50名無しさん@ピンキー:03/08/01 22:37 ID:2cxtl50x
グッジョブ!
おつかれさまですた。楽しめますた!
次回作もまってます
51名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:37 ID:qp5qHuIn
次はセレナ編・・・ということは、主人公は敗北するというのか〜〜〜〜ッッ!?
52名無しさん@ピンキー:03/08/02 21:41 ID:vw+xhMaE
なんかないかなー
53名無しさん@ピンキー:03/08/02 21:53 ID:OfD1vc0d
まぁまぁ、そうageゆなよ
54名無しさん@ピンキー:03/08/02 22:38 ID:sGgXGQtO
スマソ!ageちまった!
55名無しさん@ピンキー:03/08/03 20:36 ID:MEt4hHhH
名アシストで知られたこの古参住人が、神にナイスアシストをしてみよう。






ダークマスター氏は、予告日から1,2日ズレルのがお約束。
みんな気長に待て!!!
56名無しさん@ピンキー:03/08/04 11:38 ID:XUTT3lbC
 ミ・д・ミ <ぱうだーいーたぁ
57ダークマスター:03/08/04 23:43 ID:WmwWkDa7
 唾液は少なかったが、薄布越しに染み出してくる粘液が舌の滑りを良くしてくれていた。頭の三方を
柔らかな肉に包まれながら、ルシエンは一人の食事でもしたことが無かったほどに顎を広げ、少女の股
間に食らいつき、肉汁をすすり上げる。
「おじょう……ず、とてもお上手ですよ、ルシエンさま」
 じゃくじゃく。歯を立て、何度も噛みつく。目の前で蜜を溢れさせている秘所からは、蒸れて鼻をつく淫
らな臭いが立ち上っている。すはあすはあ。胸が膨らむほどに吸い込む。
「でも、何も申し上げておりませんのに、突然に、こんな淫らなことをなさるなんて」
 怪物でも汗をかくのか、それも擬態であるのか。賢者にもそれは分からなかったが、腿の付け根に溜
まった液体を舌ですくうと、塩辛い味がした。酒飲みが塩を舐めるように、聖女も肉汁で痺れてきた舌
休めにそれをぴちゃぴちゃと舐める。
58ダークマスター:03/08/04 23:45 ID:WmwWkDa7
「本当は、いつも機会を待っていらしたのですね」
 唇を薄布の上から強く押し当て、少女の淫らな肉の感触を楽しむ。何度も場所を変え、満遍なく接吻。
「御自分の小さな誇りや恐れを押し潰して、強引に快楽を与えてくる相手が現れるのを、ずっとお待ち
になっていらっしゃったのでしょう? 快楽に溺れても仕方がない、そんな言い訳を求めていたんです」
 ぴとりと口全体を秘所に密着させ、思いきり吸い上げる。ずじゅるる。たっぷりの汁が口内に溜まり、
苦しくなって鼻で荒く息を吸うと、どんどん強まってくる臭いが脳天へと突き抜けた。
 気持ちいい。
「ああ、気持ちいい……ルシエンさま、そんなに夢中になられては」
 顔を押し付け、擦り付ける。これ以上の快楽を得る方法は無いのかと、でたらめに貪る。
「やだ、そんな、いやらし、い……」
 いつからか、肉花の花弁は力無く垂れ、ルシエンの体も胸元までが外気に触れていた。法衣は繭の
粘液によって湿ってはだけてしまい、白く細い肩が露出し、下から少女のふとももを押し上げている。
「ちょっと、落ちついてくださ、あぁ!」
 預言者の肩にかかる重みは相当なものになっていたが、快楽に脳を焼かれた彼女には苦痛にならず、
秘所への責めは激しさを増すばかりだった。少女は人間のように喘ぐばかりで、抵抗もできずに嬲られ
るに任せている。
「だめ、あ、本当にやめてぇ!」
 ついにルシエンは、強く噛み付いた。
「ひっ!」
 息を詰まらせ、痙攣する少女と繭。
「う……あ」
 やがて肉花がだらしなく開ききり、聖女は怪物ともつれたままで、床へと放り出された。
59ダークマスター:03/08/04 23:55 ID:WmwWkDa7





小規模な更新で申し訳ありません。
これから入る本番への、前振りだとでも思って頂ければ幸いです。
本当に、まとまった執筆時間が欲しいこの頃。
>>55さん、ナイスアシスト感謝します。

では、近いうちにまた。
60名無しさん@ピンキー:03/08/05 01:04 ID:R54jGJ0C
うpお疲れ様で御座います!
ダークマスター様のSSは、何ともねちっこくて最高であります!!
エロだけでなく、ストーリー部分も期待して待たせて貰います!!!
61名無しさん@ピンキー:03/08/05 15:10 ID:NLpS9yx6
ミ・д・ミ < ダークマスター氏再臨につき増殖っ
62名無しさん@ピンキー:03/08/05 16:18 ID:ptF4KsIK
>>61
 力強い“角度”(なんの?)を保つための『レインフォース』 と
 長持ちさせるために“体力”を付与する『グロースボディ』 で
 ST&HPの両方とも『100』になるまで育成した ミ・д・ミ に
 ルシエン様の体中を『さわさわとまさぐらせる』と言う“悪戯”をしてみたいです…。
63ぼじゃノロイ:03/08/05 18:18 ID:106gyp3I
うへ、新スレおめでとうございます(遅杉
スロウどころかバックワードかけられてました。
水属性なのにフリーズでパソコンに強打くらってるぼじゃノロイであります。
うわああ城(コミケ)まであと12歩(日)しか無ェーもうだめだ負けd

…というわけで早速古ういろ氏に足止め効果で搾取されてきました。
がしゃーん。枯渇。ウィッチたん萌え。デスメタル。

>35
ええ、実は最初下書きんときはそのつもりで描いてたんですが
塗ったらなんかイメージ変わってしもたのでお蔵入りにしようと思った次第でおます。
地王さまのキャラは描写が独特なだけにむずいなあ。

つーか、正直漏れの絵なんて色塗ってナンボなので
最近ダレすぎてて申し訳ねーです。

>62
グーバといい、パウといい、ここの住人はルシエン様を
まさぐるのが好きなのかもしれません。ええ、大好きさ。
64ぼじゃノロイ:03/08/06 03:28 ID:78YLGfby
新スレめでてーってことで、あれからグーバの絵に色塗ったのですが
jcomが復旧してくんないのでうpれない罠_| ̄|○

…あしたの夜に。
65名無しさん@ピンキー:03/08/06 08:45 ID:CsRDIDbx
_| ̄|○ イ`
66名無しさん@ピンキー:03/08/06 12:28 ID:qbwd9Tuc
ミ・д・ミ < 皆様お元気ですか?
67あぼーん:あぼーん
あぼーん
68名無しさん@ピンキー:03/08/06 18:21 ID:CsRDIDbx
単位も足りてるのでだらだらしつつ、家でスレッド読み返してて気付いたんだが。

いや前から、ダークマスター氏の文章では「預言者」とか「聖女」とかの呼び名が、一般的な
代名詞とかよりも多用されていて、しかも効果的に配置されてるなとは思っていたんだけど、
それって多分、ジェミナイが名前を失ったことと関係させているんだろうなと。

・・・え、皆気付いてた? 俺だけ?

しかし氏のSSは面白い。他に無いタイプ。
しかもこれだけ長いのに、まだ御開帳に至っていないというのも凄いが。
69ぼじゃノロイ:03/08/07 01:11 ID:jNEO54sl
…やっと帰宅。
http://members.jcom.home.ne.jp/1228821501/culdero7-c.jpg

塗りが甘いのでもう少し塗ります。
っていうかなんか画質低を選んでますか俺は。きおくが
あとjcom丸一日以上うんともすんともいわねえなんてふざけんn

睡眠不足にて脳が生暖かいのでこれにて失礼。
70あぼーん:あぼーん
あぼーん
71あぼーん:あぼーん
あぼーん
72名無しさん@ピンキー:03/08/07 08:24 ID:+xtK5WyC
>ぼじゃノロイ神
むっは、色が付くと卑猥ですなあ・・・
肌の質感とかが何とも好みです!
73名無しさん@ピンキー:03/08/07 21:33 ID:N0zs/7IK
>>69
ごちそうさまです。
なんか、暖かみのある肌がいいですな。
あと、視線がえろちい。
74名無しさん@ピンキー:03/08/07 21:34 ID:aEmNCOW7
ていうか、誰?
75名無しさん@ピンキー:03/08/07 22:09 ID:+xtK5WyC
>>74
前スレのSSの1シーンだよ。
ルシエンとヒーラー。
76あぼーん:あぼーん
あぼーん
77名無しさん@ピンキー:03/08/08 11:36 ID:g5JmkM05
 ミ・д・ミ < ぱうだーいーたぁ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < 増殖ッ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < さらに増殖ッ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < さらにさらに増殖ッ ・゚・。 Σ ミ´Д`ミ < デスクラウドキタ―――





 ミ   ミミ  ミ ミ  ミミ  ミ  ミ   ミミ  ミ ミ   ミミ  ミ < ・・・・・・・・・
78あぼーん:あぼーん
あぼーん
79あぼーん:あぼーん
あぼーん
80名無しさん@ピンキー:03/08/08 19:06 ID:b1mttfz1
>>77
カワ(・∀・)イイ!!

>>69
なんかもう何もかも好きだ
81あぼーん:あぼーん
あぼーん
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83あぼーん:あぼーん
あぼーん
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
8558698:03/08/09 20:35 ID:DWqscPaD
86名無しさん@ピンキー:03/08/09 22:04 ID:NIR8ASin
広告ラッシュだ……早く沈まないかな……


さておき、ぼじゃノロイさんが元気になりますよ〜にっ!
(・人・)パンパン
87あぼーん:あぼーん
あぼーん
88あぼーん:あぼーん
あぼーん
89あぼーん:あぼーん
あぼーん
90名無しさん@ピンキー:03/08/10 20:33 ID:l40NbxtG
うわ、見辛くなってますな(笑)
シンクで、奥底まで沈んでしまいたい。
91あぼーん:あぼーん
あぼーん
92あぼーん:あぼーん
あぼーん
93あぼーん:あぼーん
あぼーん
94名無しさん@ピンキー:03/08/11 15:36 ID:zFbQjejt
 ミ・д・ミ < 神降臨ッ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < SSだッ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < さらにSSだッ



 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ ・゚・。 ミ・д・ミ < さらにさらにSSだッ ・゚・。 Σ ミ´Д`ミ < 業者キタ―――





 ミ   ミミ  ミ ミ  ミミ  ミ  ミ   ミミ  ミ ミ   ミミ  ミ < ・・・・・・・・・
95あぼーん:あぼーん
あぼーん
96あぼーん:あぼーん
あぼーん
97あぼーん:あぼーん
あぼーん
98ダークマスター:03/08/11 22:58 ID:a+HpHA9v
皆様、お元気ですか。
レスが進んでいるのでうきうきしてみると、ぼじゃノロイさん以降は広告の嵐でした。

ここで拙文を活性剤代わりに投下できればよいのですが、夏は友人の同人コピー誌に
小説を寄稿しなくてはならないため、どうにも身動きが取れない状況です。

どうぞ、気長にお待ち頂けたら幸いです。
今後の展開も、いろいろと仕込んでありますので。
99あぼーん:あぼーん
あぼーん
100名無しさん@ピンキー:03/08/12 02:44 ID:BnG/FjIU
業者多し。sage進行を心がけるべし。
101名無しさん@ピンキー:03/08/12 23:19 ID:emf1AdKw
>地王
夏コミですか・・・地王だと、創作系な気がするです

漏れは不参加なんですけどね。
102名無しさん@ピンキー:03/08/13 21:18 ID:K8yXNS0y
コミケが終われば・・・・・・ダークマスター氏や、ぼじゃノロイ氏が、
新作を携えてやってくると信じて・・・・・・あの汗の海を泳ぎきります。
103名無しさん@ピンキー:03/08/14 21:56 ID:IG/lsDi2
わーいぼじゃノロイさんがジャケ絵公開してたよ。
こっそり買いに行く気ムンムン。
104ぼじゃノロイ:03/08/15 01:43 ID:+tRatAVt
地王さまの配置はどこなんだッ
解析しろウィザードアイ!
105名無しさん@ピンキー:03/08/15 15:09 ID:+OSMOstk
http://pure.sexlola.com/cgi-bin/top.cgi?in=1265
210.142.178.146 , nsb.nag.ac.jp ?
106山崎 渉:03/08/15 15:52 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
107ダークマスター:03/08/15 18:18 ID:3N19ll5j
落ちたから心配なさらずにー(アルカイックスマイル)
108名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:21 ID:PhWzfk0X
学校のPCから広告貼りかよ、おめでてーな
109名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:15 ID:DTh2HtJn
あの赤いIPはどういう状況ででるの?
ときどき見かけるけど。
110名無しさん@ピンキー:03/08/15 19:58 ID:m1ugzHlW
>>109
エロ業者とかに使われやすいURLを張りつけると、晒されるようになっている。
と、聞いたことがある。
111名無しさん@ピンキー:03/08/16 08:59 ID:YgOM0YKG
agejuskeibndhytdswfdh
112proxy125.docomo.ne.jp:03/08/16 12:16 ID:jfEpaRsu
天然成分をつかっている無害の最強合法ドラッグ『セブンスヘブン』が3000円!
RUSHが999円!とっても安いです!
合法ドラッグでセックスは100倍気持ち良くなる!(体験談もあります!)
一度、ご購入ください。ドラッグ・媚薬・グッズの良さがわかります
http://www./index.cgi?id=1060772602
<HR><font color=tomato face="Arial"><b>210.153.84.201 , proxy109.docomo.ne.jp</b></font> ?
210.153.84.235 , proxy125.docomo.ne.jp ?
113名無しさん@ピンキー:03/08/16 12:31 ID:hu1ynYJQ
( ´,_ゝ`)
114名無しさん@ピンキー:03/08/16 23:56 ID:N0G63UIU
明日に備えるぞ!!
115ダークマスター:03/08/17 22:57 ID:Ix8dpy6A
以前と同じ轍(前スレ789)は踏むまいぞ、と夏。

朝一番に会場入りして、ぼじゃノロイさんのCG集を購入し、
お腹が減ったので帰宅しました。

見ていて幸せになるような内容でした。
買いそびれた旧作も合わせて堪能させて頂きましたので、
お礼かたがた近日中に小説を更新したいと思います。

お疲れさまでした。
116あぼーん:あぼーん
あぼーん
117あぼーん:あぼーん
あぼーん
118名無しさん@ピンキー:03/08/18 23:12 ID:W17c40tp
見、見たかったな、神のツーショット。
生ダークマスター氏はどんな方でしたか?

漏れもこっそりお邪魔しました。
さすがに住人宣言はしませんでしたが・・・
生ぼじゃノロイ氏は、爽やかな物腰の好漢でした。
119名無しさん@ピンキー:03/08/19 00:04 ID:tb4opVYw
>>118
あんまりそういうことを言ったり聞いたりするのは,
どんなものかと
120ぼじゃノロイ:03/08/19 04:59 ID:+/HrEjko
ええ、地王さまは全身骨でなにかゲル状のようなものを身に纏い
ときおりクチからビームを吐いて辺りを焼け野原にしてましたよ。
とても紳士でした。

うーん、正直スレとあんまし関係ないのに
わざわざ来ていただいた方々には申し訳ないです。
もっと「同人誌!」てのが作りたいです(´・ω・`)
サンクスコでした。
121名無しさん@ピンキー:03/08/19 08:45 ID:w5w+aW0R
>>118
メッ。

エラと髭を備えたぼじゃノロイさんは、80%で来客を即死させてましたよ。きっと。
122118:03/08/20 01:12 ID:RgSw/WXr
う、このスレでだけは失礼なことはするまいと思っていたのですが・・・
皆様、失礼致しました!!
特にぼじゃノロイ様、どうぞ平にお許し下さい・・・

転送円で、遠くへ逝ってきます。
123名無しさん@ピンキー:03/08/21 08:49 ID:zm/FJP8f
逝くな逝くな。そんな深刻でもないから。
124名無しさん@ピンキー:03/08/21 17:38 ID:wwIYapPa
 ミ・д・ミ < ぱ、ぱう……ぱぅだ、うぅあ………
125名無しさん@ピンキー:03/08/21 18:16 ID:zm/FJP8f
>>124
ど、どうしたっ!?
126名無しさん@ピンキー:03/08/21 19:47 ID:ORwLwCqM
>>124
 『レインフォース』×10、『グロースボディ』×10、『スピリットウォーク』×1。

 森へお帰り。
127ぼじゃノロイ:03/08/21 20:05 ID:78r7F4FC
パウさんは91で止めた方が強いのでは、と言ってみる。
カタス*2耐えられるし。

>122
ぜんぜん気にしてないですyo
こちらこそテンパってたので以下略
むしろテンペってたかも(ゲフン
128名無しさん@ピンキー:03/08/22 13:55 ID:9EPRubXW
>>126
砂漠に帰してあげようよ
129名無しさん@ピンキー:03/08/22 17:18 ID:Kb7+HkRQ
 ミ・д・ミ < みんなアリガトウ。HP強化だけで充分だから…あとはオーラブレードで何とかするから………
130名無しさん@ピンキー:03/08/22 23:15 ID:/kbgRO6K
暖かいスレッドだな。
131名無しさん@ピンキー:03/08/24 23:39 ID:HWA+PnTs
コミケでルシエンのエロ漫画があったよ。
132名無しさん@ピンキー:03/08/25 08:45 ID:maet4dMG
>>131
どういうことか?
133131:03/08/26 01:28 ID:cPuGBmsr
APRIL FOOLSというサークルさんの本。
カルド本は二冊目で、前回はライバーン×サキュバスだった。
正直、サークルカットを見て半信半疑で行ったのだが・・・
場所としてはぼじゃノロイ氏のスペースから近かったよ。
134名無しさん@ピンキー:03/08/26 03:00 ID:ScCLzYa9
そこは今はパウダーイーターがいるだけだよ・・・

ミ・д・ミ <エロパロスレで僕と握手!
135134:03/08/26 03:22 ID:ScCLzYa9
誤爆!
136古ういろ:03/08/26 08:02 ID:JJrEyT8+
マルセス王主催のセプター大会まであと一週間。
開催地から離れているとはいえ王都である城下は各地から集まって来た猛者たちと大会見物にきた人々で賑わっていた。
何かと暗い話題の多い昨今、久方ぶりの盛大な祭りに皆一様に浮かれ騒ぎ、やれ大食い大会だ、
美人コンテストだ、火事だ、喧嘩だと滅茶苦茶な様相を呈していたが
それでも大きな混乱を招かないのは安定した王政を敷くマルセス王その人のおかげであろうか。
人々は王を敬い、平和な時代が続くようソルティスに祈りをささげるのだった。

そんな中にあってひとり、喧噪の蚊帳の外に置かれた者がいた。
マルセス王の一人娘、セレナである。
御歳十六になっても娘らしい落ち着きもみせず自由奔放に城下を駆けまわるこの姫君は
国を揚げての一大イベントの最中、高い塔の一室で半幽閉状態で勉強を強いられていた。
活発快活で国民と身近に接している、と言えば聞こえは良いが年頃の王女が供も連れず出歩くことは、
たとえ彼女がセプターだという事をもってしても家臣一同頭痛の種であった。
「小町姫」「猫姫さま」と親しまれているうちはマルセス王も鷹揚に構えていたが
「野良姫さま」などと陰で言われていると知るに至り、ビステアもかくやという大激怒の末
この幽閉が決定されたのである。
137古ういろ:03/08/26 08:03 ID:JJrEyT8+
セレナにあてがわれた尖塔の一室は、小さいながらも南窓から日の差す明るく清潔な所で
机のそばの本棚には歴史書や医学書が並び、簡易ベッドや観葉植物まで備えた過不足ない個室だった。
ここで一日中過ごす彼女にとっては監獄も同然ではあるが。
一人のほうが集中できるからと無理矢理に家庭教師を部屋から追い出し鍵を掛け、やっとひと息つける有様だった。
「全くっ。あんなにずっと居られたら気がヘンになっちゃう」
こっそり持ち込んでおいたブックを取り出すと慣れた手つきでカードを一枚宙へ放る。
ぽむっと音を立ててブリンクスが現れ、猫の器用さで難無く着地した。
セレナはそれを抱き上げて鼻先に軽くキスする。
「ねぇ、お父様もひどい仕打ちをすると思わない?別にいいじゃない、どう呼ばれようと」
相手はニャーとしか答えない。
「でも、あの言い方ならアッチはばれてないわね。もし知られていたらと思うとゾッとするわ」
彼女には国王や家臣、多くの国民にも秘密にしている事柄があった。
それは城下での一夜限りの爛れたロマンス。
少しばかり変装のメイクをして夜の街をさまよい、これはと思う相手とベッドを共にする。
数年前からセレナが覚えた悪い遊びだった。
知っているのは懇意にしている娼館の女将と口の堅いそこの娼婦たちだけ。
138古ういろ:03/08/26 08:04 ID:JJrEyT8+
セレナは彼女たちから色々なことを学んだ。
最初は他愛も無い下町での生活や外の世界の話だったが、男の子の事や恋の悩みなどを経て
オトコの喜ばせ方などに話題が移り、茶目っ気たっぷりで百戦錬磨の娼婦たちの手によって
「オンナの悦び」を実践レクチャーされてしまい、一気にハマってしまった。
しばらくは彼女たち相手に触りっこなどといって遊んでいたがある日、
娼婦たちの「商売」の現場を覗き見てその迫力に圧倒された。
聞けば、極上の客と当たったときは魂もスッ飛ぶ快感を得られるそうだ。
思慮も分別のある年頃だったが好奇心旺盛なセレナはどうしても我慢がならず、粘り強く女将を説得し、
哀願し、半ば脅し加減で娼館一の技量を持つ男の腕にその幼い身を委ねることに成功した。
それは筆舌尽くしがたい素晴らしい体験だった。いや素晴らしいかどうかも分からない程の体験だった。
ただ、精一杯愛してくれた相手に応えられない腑甲斐ない自分を強く意識した。
日を置かず、彼女は行きずりの男を連れ込み実戦訓練に励むようになる。
あの初めての相手は行き先を告げること無く街を去っていったが、
いつの日か彼を悦ばせる為に。そして彼以上の経験をもたらしてくれる男に出会う為に。
当初は止めていた女将もセレナの熱意に根負けし、今では密かに応援してくれていた。
孕まないクスリであるとか、質の良い男の見分け方などもこの頃に教えてもらった。
もはや娼館通いはセレナの生活の一部となっている。
確かにマルセス王が知ったら大激怒程度では済まない話であった。
139古ういろ:03/08/26 08:05 ID:JJrEyT8+
攻略板から誤爆されエロパロの存在意義にかかわったので投下w 
セレナ編です。前回の続きではありません、期待された方ご免なさい。
まずは導入部だけ。あと5、6回分くらいの更新予定です。
140名無しさん@ピンキー:03/08/26 09:20 ID:zkPKXT/N
エロパロの存在意義が見事に補完された
早朝のプレゼント、天晴れ!!! >>古ういろ氏

…ところで、このように素晴らしい作品を投下していただけるのなら
私【家庭用ゲーム】板に(態と)誤爆する事も辞さない構えでありますが…。

141名無しさん@ピンキー:03/08/26 10:51 ID:3RqD6Goq
 ミ・д・ミ < 誤爆イクナイ
142名無しさん@ピンキー:03/08/26 18:29 ID:cPuGBmsr
細々とエロパロっていこうよ。

>古ういろ氏
経験豊富なセレナ、新しい!
143古ういろ:03/08/27 08:15 ID:0utqEZxl
セレナは透明猫を抱きかかえ部屋をウロウロ歩き回る。
いかに快適な環境でも軟禁状態は彼女に大変なストレスを与えていた。
首筋がズキズキと痛み、勉強も手につかない。ぽすんとベッドに横になった。
ブリンクスを傍らに抱えたまま、ぼうっと天井を眺める。
何も考えず、身体も動かさない。
どれほどそうしていただろうか。
無意識のうちに彼女は右手を股間に当て、下着の上から筋目をゆっくりとなぞっていた。
毛が擦れてたてるしゃりしゃりという音と、確実に高まってゆく心音を聞くことなしに聞いた。
呼吸も幾分乱れてきた。
じんわり、と指先が濡れた感触で我に返る。
「あ、、、。オナニーしちゃってる、私、、、」
自覚しても指の動きは止めない。それどころか左手を上着の中に差し入れ胸も弄りだす。
指や掌で刺激を与えると小振りな胸も少しは張りが出てやや膨らみが増した。
丘の先端をくにくにと押し回したり弾いたりするが、片手ではやはり物足りない。
ボタンを外し胸の前を大きくはだけさせて、側にいたブリンクスをそこに乗せた。
「さ、あなたの出番よ。しっかりご奉仕なさい」
猫はニャー、と一声こたえた。
144古ういろ:03/08/27 08:16 ID:0utqEZxl
ブリンクスはそのざらついた舌で彼女の胸を舐め始める。
それは母猫が仔を慈しむような丁寧で満遍ない仕種でだった。
セレナはこの猫の体温と細やかな毛の感触、舌の動きを胸の上で愉しんだ。
身体の上に自分と異なる重みがあるだけで結構な興奮を覚える。
そして自分は下半身に集中する。もはや薄地とはいえ布を隔てては我慢ができなかった。
湿ったパンティをずり下げると愛液がそっと糸を引き、ちぢれた毛は肌に張り付いていた。
「ぅわ。私、たまってたのかなぁ、、、」
触れてみると大陰唇は半分以上ほころび、そこに息づく陰核は少しずつ自己主張を始めている。
左手で入口付近を擦りつつ押さえ、右手でその最も繊細な部分をそっと弄る。
「ふぁっ、ひぁ、あぅっ」
予想以上の敏感さに自分でも驚くが指は止まらず、豆の周囲を撫でさすり小陰唇の縁を往復した。
一度火が点くともう止まらなかった。くにくにと秘唇の肉をこねまわし、陰核を軽くノックし、
膣口にぐりぐりと刺激を与えた。
「くぅん、ふっ、ふぁんっ、んっ」
静かな部屋にはセレナが洩らす小さな喘ぎ声と猫のぴちゃぴちゃいう舌の音だけが響いていた。
145古ういろ:03/08/27 08:16 ID:0utqEZxl
「ふぁんっ、んんっ、あっ、くぅぅぅぅぅぅっ」
さほどの間を置かず達してしまった。とろり、と股間から愛液が一雫こぼれる。
強ばった四肢は力を失い、くたりとベッドに身を沈めた。ブリンクスも頃合を知ってかそっと離れる。
「、、、、、、ふぅ」
ため息をひとつつき、まだ激しく脈打つ心臓を落ち着かせる。
自慰ではもの足りなかった。
大事な要因がいくつも欠けている。
抱きしめてくれる腕、すがりつける肉体、肌を流れる汗の匂い、
腹の奥まで突き上げてくる力強い男の芯と、欲望のたっぷり溶け込んだ白濁液。
「、、、、、、欲しいな」
ぽそりとつぶやくと身を起こした。
窓を見れば日は大きく傾き、宵闇が街を被いはじめている。
膣の奥では女の性が燠火のようにくすぶり、理性をじわじわと焦がしていた。
セレナは決心するとベッドから這い出てブリンクスを還し、身支度を整える。
すっかり準備ができるとカードを一枚取り出した。
「ちょっと危険かもしれないけど、ここから出るには仕方ないよね」
誰に言うとはなしにつぶやくと深呼吸をし、緊張した面持ちでそのスペルを開放した。
146古ういろ:03/08/27 08:17 ID:0utqEZxl
カルドセプトの力によって歪められた時空に身を委ねたときセレナが最初に感じたのは浮揚感だった。
次いで船酔いにも似た混乱があり足場を失い墜落する感覚が残った。
実際、彼女はかなりの高度から落下していた。転送された先はマルセスブルクの上空だったのだ。
街の灯がぐるぐると回って見え、耳もとではびゅうびゅう風が音を立て、手足は思うように動かせない。
やはりディメンションドアなど安易に使うべきでなかったと後悔したがもう遅い。
ブックを握りしめ対応策を講じようとするが頭が真っ白になり何も思い付けなかった。
暴風に翻弄され意識も遠のいてゆく。どうすることもできないままどんどん街が迫ってきた。
眼下に石畳が見えそこを行く通行人まで認識できる。
死にたくないという焦りがあるのに一方では醒めた心があって
あぁ、あの人にぶつかったらすごい迷惑かけちゃうな、と他人事のようにぼんやりとも思う。
と、その通行人の男がふと空を見上げて彼女に気付いた。
「に、逃げてっ、、、お願いっ、、、」
そう願うのが精一杯だった。心臓は張り裂けんばかりに脈打っている。
しかしその長身の男は両手を広げ彼女を受け止める体勢をとる。
セレナはその腕の中へ吸い込まれるように落ちていった。
147ダークマスター:03/08/28 00:00 ID:IwWQHucL
古ういろ氏が降臨なされているというのに、こちらは未曾有のスランプです。
週末更新目指して頑張っておりますが……

あと、ちょっとした御連絡があるのですが、それはまた今度に。
148名無しさん@ピンキー:03/08/28 08:21 ID:jeVxAkug
古ういろ神様、素晴らしいSSを本当にありがとうございます。
ご主人様にご奉仕するブリンクスが凶悪なまでに可愛過ぎ〜。

ダークマスター神様、ゼネスのフレイムロードにぼてくりこかされた
お疲れが溜まってらっしゃるのじゃないのかと、ちょっと心配してました。
お体に気をつけてくださいませ。更新、また〜りとお待ち申し上げております。
149古ういろ:03/08/29 08:05 ID:0qCB0ZMP
とすんっ。
セレナが予想したよりはるかに少ない衝撃だった。
きつく閉じられた目を恐る恐る開けてみる。
彼女はしっかりと抱きかかえられていた。目の前ににっこり笑う顔がある。
南方人特有の高い背丈と褐色の肌、顔には独特のペインティングが施された壮年の男だった。
「お怪我はありませんか、天から降ってきたお嬢さん」
「え、あ、はいっ。大丈夫ですっ、多分」
心臓はまだドキドキいっている。
「空から少女が落ちてくるのはお伽話の中だけだと思っていましたが、実際あるものなんですね」
一大事を成したとは思えない気軽さで話をする。
「あ、ありがとうございます、本当に。ええと、、、」
「おお、申し遅れました。私は南方はダーハンより参った、名をアルダと申します」
その名に聞き憶えがある気がしたがセレナは思い出せなかった。
「ありがとうございますアルダさん。ところで、、、」
「はい。何でしょう」
「そのぅ、、、もう降ろして下さると有り難いんですけど」
彼はまだセレナをお嬢様だっこしていた。
「おおっ、これは失礼。全く気が回りませんでした」
本気で驚き慌てつつ、静かに彼女を石畳に降ろす。
まだ少しふらつき鼓動も収まらないが特に痛む箇所も無く、怪我もしていなかった。
150古ういろ:03/08/29 08:06 ID:0qCB0ZMP
ここが裏通りということもあって目撃者は無く、騒ぎにはなっていなかった。
セレナはアルダの手に金色の杯が握られているのに目を止める。
「おや、気付きましたか。そうです、ホーリーグレイルを使ったのですよ」
聖杯ホーリーグレイル。受けるダメージを魔力に変換し身を守るカルドセプトの産物。
しかし二人分の衝撃と落下のダメージを打ち消すのにどれ程の魔力を消費するのだろうか。
この柔和そうな壮年の男はよほど実力あるセプターだろうとセレナは感じた。
戦ってみたい。
それはセプターとしての本能だった。大きな力を秘めた彼と実力の限りを尽くして戦いたい。
カードを交えることでしか理解できない事もある、とは誰の言葉だったか。
アルダをもっとよく知りたかった。
先程までの恐怖によるものとは異なる鼓動の高まりを感じた。
「これを即座に理解するということは貴女も、、、」
「ア、アネレス。アネレスよ、私の名前は」
セレナはいつも使っている偽名を告げる。何故か声が少しうわずる。
「アネレスさんもセプターなのですね。ではこの大会に出場するのですか」
「もちろんよ。貴方もなんでしょ」
マルセス王には内緒で既にエントリ−済みである。
晴れの舞台で彼と対戦する可能性を考えると今から胸が高鳴った。
「いいえ。私は観戦、というより観察に来たのです。世界の命運を知る為に。私は戦いません」
「えっ」
セレナは自身でもびっくりするくらいのショックを受けた。
151古ういろ:03/08/29 08:07 ID:0qCB0ZMP
「な、何でっ、どうしてっ」
自分がここまで動揺する理由もわからないままセレナは聞く。
「だってそんなに咄嗟にカードを使えて、すごい魔力を操ってっ。
私だって多少、人を見る目はあるわ。貴方が平凡なセプターじゃないってことぐらいわかるっ。
それがどうして大会にでないのっ、ねぇ、何でっ」
一気にまくしたてる。
「どうしてと言われましても。人には為すべき役割があり、私には私なりの使命があります。
この大会で私が為すことは前線には無い、ただそれだけのことです」
「そんなぁ、、、」
ベッドでの自慰やディメンションドアによる墜落体験、沸き上がっていた対戦への高揚感や
命の恩人に対する持て余すほどの想いなど、短期間で大きく揺さぶられた様々な感情が溢れだし
彼女自身心の整理がつかなくて、やや涙目になって俯いてしまう。
少女は肩を震わせじっと立ち尽くす。
「哀しませるつもりは無いのですが、、、何か色々とわけがお在りのようだ。まずは落ち着いて下さい」
アルダは身を屈ませてセレナと視線を合わせる。
すると彼女は腕をするりと伸ばしてアルダの首にまわし、ぐぃと自分の方へと引き寄せた。
バランスを崩し前屈みになったところへ顔を寄せ、セレナは強引に彼の唇を奪った。
152古ういろ:03/08/29 08:07 ID:0qCB0ZMP
さすがのアルダもこの不意打ちに対処できず呆然となる。
セレナはこの期を逃さず唇を割り開き、舌を差し込んで男への侵入を果たす。
「んんむっ、ぬっ、んんんっ」
離れようとする動きに合わせ追いすがって身を乗り出し、やや顔を傾けて含んでいた唾液を相手に注ぎ込む。
「んっ、むぅ、んぐっ」
アルダがその唾液を飲み下したことを確認するとゆっくりと唇を離し、俯いてそのまま彼にもたれかかる。
全力疾走した後のようにセレナの呼吸は乱れ、心音がドクドクと耳に響いた。
「んっ、な、突然何をするのですかっ」
セレナを肩に抱いて、怒れば良いか驚けば良いかわからないといった口調で聞く。
耳もとで細々とした声が返ってくる。
「、、、貴方を、、、アルダさんをもっとよく知りたい、、、、、、」
「だからといっていきなりの接吻はないでしょう」
「、、、私の、一番しやすい方法なの」
「貴女は少々急ぎすぎですよ。まずは落ち着きましょう」
首にまわされた彼女の腕をほどこうとすると頑なに拒み、逆にぎゅっと身体を密着させてきた。
「、、、、、、私を、抱いて」
アルダは黙する。
「、、、、、、、、、お願い」
「、、、、、、」
ふぅ、と大きくため息をつく。
「わかりました、お相手致しましょう。先程からの貴女のその仕種、もう限界なのですね」
セレナは顔を真っ赤にして、こくり、と頷いた。
153古ういろ:03/08/29 08:11 ID:0qCB0ZMP
えーと。実は今回ルシエン嬢は登場しません。
全国?人の北の聖女様ファンの皆様ごめんなさい。
そのかわりストーリー本編では全く関らない2人を組み合わせてみました。
更新はあと3、4回程度です。
154名無しさん@ピンキー:03/08/29 09:42 ID:ALvi9h6x
>>153
新鮮な組み合わせですな。
正直、アルダ様が出てくるとは本気で予想外だったので、びっくりです。
続き、楽しみにしております。
155名無しさん@ピンキー:03/08/29 18:28 ID:gH7iYzvM
ア、アルダっ!?
新鮮すぎて腰抜かしそうです。
もっとやって下さい。
これがカルドエロ総合スレへの第一歩か・・・・?

>地王
連絡って・・・・まさか断筆とかじゃ・・・・
本当に不安なんですが。
どうか頑張ってください。オナ禁しますから(ぉ
156名無しさん@ピンキー:03/08/30 05:28 ID:FrBc39hz
アルダ様とはこれまた渋い人選だ…。
目が離せませんな。
157名無しさん@ピンキー:03/08/30 22:28 ID:tVKLmeAL
……なにげに、初のまともな男女カップリングなのか?
158ダークマスター:03/08/31 22:33 ID:oh/RDOtM
 濃く厚い粘液にまみれ、肉の床に仰臥している聖女を見下ろす怪物。つるりとした顔からは先刻まで
の乱れた色は滑り落ち、驚きと嘲りが塗り直されている。
「ふ、ふ。面白い方ですね、ルシエンさまは」
 言葉をかけられても、預言者の意識は此岸へと戻らなかった。快楽の余韻に豊かな胸を上下させ、
突き上げられた両膝を時折震わせることしかしようとしない。腕には僅かな膂力も宿っていないのか、肘
から先が左右ばらばらに放り出されていた。
「ねえ、どうなさいましたか、ねえ」
 目も口も無為に開いたままのセプターに、クリーチャーが再度呼びかける。しかしそれでも、聖女の喉
か漏れるのは濃密な吐息ばかりで、会話となりはしない。
「無様ですのね」
 少女はくるくると裾を遊ばせながら回り込み、膝と法衣で作られたぬめつく天幕の前でしゃがみ込んだ。
そこへ白い手を無遠慮に進入させ、奥を確かめる。
159ダークマスター:03/08/31 22:35 ID:oh/RDOtM
「リ・リ!」
 まなこを蛙のようにぎるりと見開きながら、怪物が発した甲高い奇声に、預言者の体がふるりと震える。
乳白色の霞を泳いでいた意識もようやく戻りつつあった。
「いやはや、にわかには信じられません……ルシエンさま、粗相なさったみたいにぐしょぐしょですよ?」
「あ……わ、私は」
「でも、ここをつかむと凄い粘っていらして」
 差し込んだままで逆手にし、割れ目と尻肉をひとまとめに握る。柔らかい肉と薄い布が粘液で溶け合
い、少女が面白がって掌を開閉させるたびに卑猥な音を立てた。
「ぶっちょ、ぶっちょって、臭い汁を撒き散らされて。今までいろいろと失礼なことを申し上げましたが、あ
れは本気ではありませんでしたのに」
「あ、あ、あっ!」
「これじゃあ、本当にまったくどうしようもありませんね?」
「やめてくださ、このま、おかし、なっ」
 腰を浮かせて刺激に酔いながら、ルシエンは苦しんでいた。悲しみとも屈辱とも絶望とも違う、言葉と
その主人である意識を押しつぶそうとする黒く重たいものが、心臓を締めつける。
「生きるために快楽を受け入れていらっしゃるのかと思いましたが、まさか生を快楽の言い訳になさって
いただなんて」
「あ……はぁ」
 肉に覆われて光の差さなくなった天井を仰ぎながらの嘆息には、聖女本人をもはっとさせる、艶やか
な色が付いていた。
160ダークマスター:03/08/31 22:36 ID:oh/RDOtM
「さぁ、今度はルシエンさまにも頑張ってもらいますね」
 ぎるりぎるりと緑色の目を剥きながら、嘲った笑みで預言者を見下ろす怪物。淫欲で朱に染まった頬
の熱さを感じながら、ルシエンは身を半ば起こし、新しい主の指示を待った。
 床の一部が大亀の甲羅に変わって盛り上がり、少女の姿をした器官が座るための椅子となった。賢
者と呼ばれたセプターは、女王然とした気取りかたで足を組むクリーチャーに対し、そうしようと頭で考え
るよりも早く膝を折っていた。
「はい、なんなりと……」
 屈辱に耐えて恭順の言葉を述べてみたが、それは彼女の予想通りに快楽を煽った。
「ふぅん。それでは、さっきも申し上げましたが」
 つい、とルシエンの鼻先につま先を突き付ける。
「お舐めくださいな」
 抵抗なくそれを両手で捧げ持つ聖女。しかし命じた側はその態度に興をそがれたのか、舌が歯の間
から覗くよりも早く足を引いてしまう。
「あ……」
「面白くない方です。少しも抗わないだなんて、ただの淫売じゃありませんか」
161ダークマスター:03/08/31 22:36 ID:oh/RDOtM
 責められる理由に納得できなくはあったが、彼女は許しを請う。
「あ、も、申し訳ありません」
 しかし少女の表情は仮面のように静かだった。その様から、これが屈辱を煽るための言葉遊びではな
く、怪物の正直な心情の吐露であることが伝わった。
「そうやって、媚びていることがもう、面白くないのです。ルシエンさまが、清楚で気高い方でいらっしゃる
から楽しかったのに」
 ルシエンは泣き出してしまいたかった。不条理なほどに論理的な矛盾。それを相手に強いることがで
きる存在が恐ろしかった。より強いということ、より優れているということが、これほどの横暴を許してしま
う仕組みに精神が震えた。
「しかし……」
「もういいのです。落ちてしまえば、もうただの便所にすぎないのです」
 預言者は己が情けなさに落涙し、便所という罵倒に股を一層濡らす。
「ですからもう、ふさわしく扱わせていただきますね……でも、まだ一応は預言者とか聖女とか賢者とか
セプターとかの札がかかっていた方が面白いし楽しいので、頑張れるなら頑張って下さい」
 頷いた。頷く以外に何ができるというのか。ルシエンは無言の非難者全てに対して無言で吠えた。
162ダークマスター:03/08/31 22:37 ID:oh/RDOtM
「じゃあ、さっさとその汚い穴を埋めて欲しいですか?」
「はい……」
「え?」
「ルシエンの、汚い穴を、埋めて欲しいです……」
 言っているうちに、その気になってくる。実際、この疼きに名前を与えるなら、挿入への渇望であるのだ
ろうから──彼女は己を分析できるほどに頭の冴えを取り戻していたが、それは賢者と呼ばれていた頃
の智慧ではなく、敗北の諦めがもたらす冷静さだった。
「がつがつと欲情なさって、恥ずかしい方ですね。ものには順序というものが御座いますよ」
 そう言い、裾を両手で持ち上げ、ルシエンの唾液が染み込んだ秘所を見せる少女。また舐めろという
のだろうか、と顔を寄せた預言者は、そこの異変に気付いた。
163ダークマスター:03/08/31 22:38 ID:oh/RDOtM
 白く薄い、唾液で染みの付いた下着を、内側から押し上げているものがある。竿のように縦長のそれ
は、はっきりとある器官を連想させた。
「そんな、これは」
「あれ? 汚い穴を埋めろと仰ったのはルシエンさまですのに。これじゃなくて、何で埋めてもらうおつもり
だったのですか?」
 確かに少女の言うことはもっともだと賢者にも思われたが、埋められたいというのは、はっきりと何かを
連想した欲望ではなかった。
「で……ですが」
 それに、と彼女は新しい抗議を思い付く。相手はバルダンダースではないか。何かこう、穴を埋めるた
めのものなら、それそのものにこだわらなくてもよいのではないか。クリーチャーの中には、触手なりなん
なりを持ったものも多いのだから、これに驚いたことは別に不思議とは言い切れない。別に人外のもの
に犯されたいというわけではなく可能性の問題として──
「その……これが、付いているのは、意外だと……」
「無駄話は結構ですから、便所としての役目を果たして下さいな」
164ダークマスター:03/08/31 22:39 ID:oh/RDOtM
 顔をより近づけてその膨らみを見ると、恐れと興奮で胸苦しくなってきたので、目を瞑ってぐいと口元を
当てた。そのまま顎を開き、先程とはまったく様変わりした場所に舌を這わせる。
「ん、ふ、むぉ……」
 ルシエンの鼻息と嗚咽が少女の興奮を誘い、下着の中のものが大きくなっていく。預言者が恐る恐
る薄目を開けてみると、肉の茎は引き絞られた弓のように力をたくわえ、薄布を肌から引き離していた。
「ああ、はちきれそうになってきました。そろそろ、直接お舐めになってみますか?」
 下着に染み込んでいた汁や唾液が再び溶け出して発する異臭は、聖女から抵抗の力を奪っていた。
雌が求めてやまない究極のものを、早く味わってみたい。
「はい……っ」
「じゃあ、どうぞ」
 下着の姿をしていた部分がどろりと溶けて甲羅へと吸い込まれ、束縛するもののなくなった欲望の弓
が弾ける。ルシエンの鼻筋を逸れながら整った顔を縦断するように張り付くそれは、右目をぼんやりとし
た赤黒い色合いでふさぎ、焼けるような熱さを伝えた。
「あ、熱い……です」
 左目にも、肉茎の一部が映る。少女にふさわしくなく化物には相応であるその異形は、落ちたルシエ
ンをしてたじろがせるものがあった。明らかに何かがおかしい。
 確かめようと顔を離し、俯瞰して見る。聖女として実物を見たことはなかったが、賢者として人間のそ
れの形状は知っていた。しかし、目の前のものはおよそ知り得る動物の生殖器ではありえない。
「こ、これ……」
 管、という言葉が浮かんだ。赤黒く、力強く、脈打つ肉の管。びくびくと震えるそれは、外気に触れた
だけで刺激を感じているように見えた。
「それ、とっても大事なところなんです。かわいがってくださいね」
 そう言う少女の声も、快楽への期待で震えているようにルシエンには聞こえた。
165ダークマスター:03/08/31 22:45 ID:oh/RDOtM



久々の更新ですが長さのわりに濡れ場としては薄いですねダークマスターです。
皆様の忍耐強さに感謝します。

これからも頑張っていきたいので、>>155さんも御安心して下さい。無茶もやめて下さい。

御連絡については、また今度改めてさせて頂きます。
悪い話ではないです。むしろ拙作の更新よりも実のあることかもしれません。

それでは、近いうちにまた。
166名無しさん@ピンキー:03/09/01 00:40 ID:CwI+oIOb
レオとセレナとかでは駄目なんですか
167古ういろ:03/09/01 07:53 ID:K1HQ0lV6
祝ダ−クマスター氏降臨。
エロサスペンスな展開が大好きです。ヽ(´ー`)ノ
>>166
個人的な意見として、普通すぎて面白みがなくて駄目、です。
168名無しさん@ピンキー:03/09/01 08:36 ID:i1Wrza25
ダークマスター氏のは、燃え萌えでいいなぁ。
描写が、なんかこう粘着質で、ルシエンの駄目っぷりがハァハァ。
朝から御馳走様でした〜。

>>166
マイナーだからこそ、息が長くなるような。
でも基本モノもたまには食べたいような。
まあ我々は、神の気まぐれに付き合うのみですわ。
169名無しさん@ピンキー:03/09/01 15:50 ID:7y6epTiS
 ミ・д・ミ < スレが活性化して、もう塵芥の出る幕じゃあナイね……
170155:03/09/02 00:49 ID:WFa4pneH
直レス貰えた、ウレシイ〜(←バカ
地王の文章は漏れには難しめですが、何故かファンです。

>パウダーイータン
馬鹿、分裂して残レスを全て埋めるつもりで行け!
171古ういろ:03/09/02 07:58 ID:fCuzxJXx
アルダはセレナを再びお嬢様だっこする。間近に迫った彼女の顔は火照り、目は潤んでいた。
「んっ」
唇を差し出す。今度は彼も拒まず受け入れ積極的に舌で応じる。互いに深く深く吸いつき唾液を交換しあう。
名残惜しそうにそっと離すと二人の間に銀色の糸が引いた。
「っふ、うぁ。やっぱり貴方、ただ者じゃ、ないわ」
「閨房術を少しばかり修めているだけです。貴女こそお若いのに熟練した舌をお持ちだ」
セレナはそれを聞くと嬉しそうに目を細め、ころんと男の厚い胸板に身を預ける。
「この通りの三つ先に虹蛾洞っていう娼館があるの、、、そこへ行って、、、」
アルダは言われるまま彼女を抱えて夕闇に沈む道を進んだ。
二人とも無言だったが時折どちらからという事なく唇を重ね、そのたびにセレナは甘い吐息をついた。
虹蛾洞の扉をくぐる頃には、彼女はじっとりと汗にまみれて息も絶え絶えに小さく震え、
知らぬ者が見たら熱病に冒さたか毒を盛られたかしたと間違ってもおかしくない程になっていた。
実際、娼館の女将にもそう見えた。慌てて二人に駆け寄る。
「セレッ、っと。アネレスッ。ど、どうしちまったんだいっ、まさかこの男にっ」
「、、、ち、違うの。このひとは私の、お客なの。いつもの部屋、か、貸して下さい、、、」
「でもっ、アンタのその様子じゃあ」
にっこりアルダが微笑む。
「大丈夫です女将さん。彼女がこうなってしまった責任をとって、しっかり愛しますから」
「ほ、ほんと大丈夫。今ちょっと興奮してる、だけだから、、、」
女将は事情を悟りほぅ、とため息をつくと鍵を渡した。
「ヤレヤレ、おどかすんじゃないよ。腰が抜けない程度にしとくんだねっ」
その声に送られながら二人は娼館の一室に入っていった。
172古ういろ:03/09/02 07:59 ID:fCuzxJXx
部屋はさほど広くなく、壁に沿った大きなベッドとランプが置かれた小さなテーブルがあるだけだった。
この手の宿に特有の酸い匂いとそれを打ち消そうとするお香とが部屋全体を覆い、暗さと相まって
確かに洞窟のような雰囲気を醸し出していた。
アルダはセレナを静かにベッドへ降ろす。彼女の息は熱くて忙しなく、額には大粒の汗が浮いていた。
「はっ、あはっ、アルダさんってやっぱり凄い、、、キスだけで私、イッちゃった」
顔を紅潮させ、いたずらを得意げに報告する子供のような口調で言う。
アルダはそんな彼女の前髪をそっと撫でつけ、今度は軽くキスをする。
「これだけで満足されては困ります。何故なら私のは少しも満足していないからです」
「わかってる、、、私ってかなり欲張りなの。これだけじゃ全然もの足りないわ、、、」
再び深く深くキスをして、耳もとで囁く。
「、、、ねぇ、貴方を見せて。本当の貴方自身を、、、」
アルダはゆっくりと立ち上がると身に纏う服を脱いだ。筋骨逞しい褐色の肌が現れる。
セプターとの戦いでできたと思われる古傷がいくつもあった。さすがに若々しくはないが
鍛え抜かれた歴戦の勇士の肉体がそこにはあった。
「ふぁ」
ランプで仄かに照らされる引き締まった男の裸を見ていると下腹の奥がキュンとなった。
「、、、ぁ」
男の股間に目を止める。下着に隠されたそこは、普段と変わらない様相だった。
173古ういろ:03/09/02 08:00 ID:fCuzxJXx
セレナはがばりと身を起こす。
「ぁ、、、わ、私じゃ駄目なの?私じゃ、感じない、、、の?」
アルダは左右に首を降る。
「いいえ、私のは少々頑固でしてね。準備までに手間がかかるのはいつものことです」
臆面もなく言う。セレナは心底安堵した。
「じゃ、じゃあ私がすぐ勃たせてあげるわ。こういうのは得意なの。いぃ?そこで見てて、ね」
言うと上着のボタンをひとつずつ外し、首からへそまでをあらわにする。
次いで背中に手をまわし、ぱちりとブラジャーを落として上着を着たままで素肌の胸を張った。
我ながら小振りな双丘に少し失望するが、両手で自分の胸を揉みながら上半身をくねらせ流し目を送る。
たったひとりを相手にしたストリップショーだった。
タイトなズボンに手を掛け一気に脱ぎさる。すらりとした白い脚は暗い部屋によく映えた。
裸身に上着とパンツだけの姿になってベッドの上に転がる。脚を組み、腰を振り、胸を揉む。
立ち尽くす無言の男を前にして次々と痴態を演じる。
少女の肌を伝う汗がランプに照らされキラキラと光り、荒い息が暗闇に響いた。
そっとアルダを盗み見るが顔のあたりには明かりが届かず表情はうかがい知れない。
ごわつく上着も捨てパンツ一枚になり股を広げて、男に股間を見せつける。
既に溢れていた愛液で茂みと縦筋がくっきりと透けていた。
アルダの視線を感じて布の奥で女唇がヒクヒクと震え、セレナの鼓動は益々高まる。
尻を浮かせ更に秘所が良く見えるようにしてパンツの上からそっと指でなぞった。
「ぅあ、んっ」
ぬちょり、とおもいのほか大きな音が出た。
174名無しさん@ピンキー:03/09/02 21:25 ID:WFa4pneH
ちょっと無理ぎみのセレナ、カワ(・∀・)イイ!!

陵辱と和姦が同時並行するスレって贅沢だなあ・・・・
175名無しさん@ピンキー:03/09/03 23:30 ID:ulRlH5Bu
古ういろさんのメッセージが無いけれど、元気ないのでしょうか。
俺は大満足かつ大期待しております〜
176古ういろ:03/09/04 08:05 ID:8IEVvtSk
大丈夫、心配ご無用。金欠なことを除けば元気で過ごしております。
ただソニータイマーがいよいよ発動し、カルドセプトIIが起動しなくなりましたが。
映画は見れて他のソフトもOKなのにこれだけが読み込みません。
初期型だからもう寿命か。
買い替え時ですかね、金欠だけど、、、
177古ういろ:03/09/04 08:06 ID:8IEVvtSk
セレナは脱ぎ捨てた服に手を伸ばすと一枚のカードを抜き取った。
それを股間に持っていきカードでパンツを弄る。
布越しに女唇を摩りぴちゃぴちゃと音を立たせて溢れるものを塗りつけた。
「ふっ、うぁ、んっ、んんっ」
自然と声が洩れ、愛液はさらに量を増す。
「ふふ、アルダさん。真夏の夜の夢へようこそ、、、」
たっぷり濡らしたカードを口もとまで持ってくる。途中腹や胸にたれたが気にしなかった。
それにキスをしてスペルを発動させた。ぱしり、と小さく鳴って淡い光が暗い部屋を飛び回る。
フェアリーライトで仄かに照らされ彼女の裸身は幻想的に彩られる。
セレナはまさに娼館に棲む、愛液に濡れて瞳を潤ませた蠱惑的な妖精だった。
「私を、見て、、、隅々まで、しっかりと、、、」
手足を伸ばし全く無防備な姿でベッドに仰向けになる。
白い肌はピンク色に染まって汗が流れ、胸はせわしなく上下に動いて熱い吐息を洩らし、
秘唇からは愛液がこぼれてシーツに染みをつくっていた。
フェアリ−ライトの自由奔放に揺れる光源がさらに扇情的に彼女を浮かび上がらせていた。
アルダは身を屈め、彼女にそっとキスをする。
「感動しました、貴女は美しい。そして何と魅惑的なことでしょうか」
「、、、でも、アルダさんのは、これしか勃ってない、、、」
セレナは下着越しに男自身に触れた。
「、、、それに、そんなに冷静でいられたら傷つくわ」
彼女は身体を起こし、アルダの下着に両手を掛けて一気に降ろす。
触った印象よりも大きめの黒い肉棒が目の前に現れた。
178古ういろ:03/09/04 08:07 ID:8IEVvtSk
「ふっ、ふぁ、あぁぁ、あむっ」
セレナはそれを躊躇なく頬張る。まだ力を得てないとはいえ彼女の口にはやや余るサイズだった。
根元まで飲み込むと亀頭は咽にまで達する。両腕をアルダの腰にまわしてしっかりくわえこむ。
これが屹立した事を考えると恐怖と好奇心とで子宮がゾクゾクした。
舌を押し付け肉棒をゆっくりと引き抜く。すぼませた唇から離れる寸前に止まり再び奥へと導き入れる。
それを何度も繰り返す。ちゅぱりぴちゃりと唾液がなった。
「うぅむ、んっ。やはり貴女の舌使いは、相当なもの、ですね、むぅっ」
我知らずアルダは彼女の頭を抱えフェラチオを誘導していた。
次第に上顎が押し上げられさらに根元まで頬張ることが出来なくなった。
男自身が少しずつ固くなる度に咽が詰まり、セレナは嬉しくなる。
ちゅぽんっと口から離したときには、肉棒はその黒い刀身を隆々とそそり立たせていた。
「うはぁ、あぁ。オトコだぁ、オトコのヒトだぁ」
セレナは思わずそれに頬ずりをする。びくん、とそれが応えた。
「むぉっ。いやはや、そんな無邪気な仕種の方が、よほど破壊力がありますね」
アルダは彼女の肩を抱くとベッドに横たえる。
「ねぇ、早く、、、それ、挿れて。私、ずっと我慢、してたんだから、、、」
火照った身体をもじもじさせてセレナは言った。
「いいえ。これだけの事をしていただいた手前、私も相応の奉仕をしなければ」
アルダのごつい手が彼女の双丘を包み込むように触れた。
179古ういろ:03/09/04 08:08 ID:8IEVvtSk
節くれだった厳つさとは裏腹に彼の手のひらは軟らかだった。
それがもちっとした触感でもって、なだらかな胸を微妙な強弱をつけて揉む。
まるで陶芸に使う粘土をこねるように丁寧に満遍なく執拗に揉む。
しかし粘土とは逆に揉めば揉むほど張りが出てくる。
「ぅっ、ひぁっ、んっ、む、胸がっ、ぴぃんって、なって、くるのっ、やぁんっ」
ぷくりと飛び出てきた胸の先端を親指と人さし指でクニクニと摘み、さらに指の隙間から舌を差し入れチロチロと愛撫した。
「あっ、んっ、胸っ、でっ、こんなに感じたの、は、初めてっ、ぁんっ」
セレナは快感に酔い痴れながらも手を伸ばしアルダの厚い胸板や腹筋を撫で、股間に至って男根を掴んだ。
そして細い指先で肉棒を擦り、亀頭を押し捏ね、袋をごりごり握りまわす。
彼女の荒い呼吸に合わせてその動作もどんどん早く忙しなくなる。
「ふっ、くぁっ、ふぁ、む、胸でっ、胸だけでっ、またイッちゃうっ、ふぁぁっ、んんっ」
セレナは男にキスを求める。アルダは胸を揉みながらも応え、唇を重ねて舌で深く交わる。
男根を掴む指に、ぐっと力が入る。しかし反発するようにそれが弩張を増した。
「ぅ、むぅっ、んっ」
「ひむぅっ、ん、んんぅぅぅっ」
どぷりっ、と白濁した液が女の腹上にぶちまけられ、彼女もまた絶頂を迎えて小刻みに震えた。
しかし唇は強く吸い合い、離さない。
180古ういろ:03/09/04 08:08 ID:8IEVvtSk
ちゅぱりぺちゃりと音を立ててキスを続ける。
絶頂の興奮が冷めず息も苦しかったが、互いに唇を離すのが惜しくてキスを止めようとしない。
アルダは自ら放った精液を女の腹から胸へと押し広げ、なおも胸を揉みしだく。
セレナは自らの腹上にある白濁液をすくい、衰えを見せない男根へと塗りつける。
フェアリーライトに照らされた男女の肉体は、唾液と精液の擦れる淫らな音に包まれた。
やがてゆっくりと唇は離したが、互いの愛撫はなおも続けられる。
「んむ、ぷぁ。はぅぁぁっ、ぁはっ。さ、最高の、キス、だった、わ」
「ぬぅふ、は、はぁ、はぁ。何という人だ貴女は。こんな短期間に私の舌技を盗んでしまうなんて」
「んふふっ。こんなイイこと、はぅ、真似なきゃ、ふぁっ、そ、損でしょ」
「私が射精させられるとは、んむっ、一本取られました、くぅ」
「あ、でも私もイッちゃったし。あ、貴方のもまだ、んっ、こんなに固いし。ひぅぁっ、おあいこって、事で」
「いえいえ。閨房術を修めた身としては、むぅ、敗北も同じ。これから、全力を出してお相手します」
「や、やだな、そんな恐い顔して。今でも十分に、ひっ、ぅあぁっ」
アルダの太い中指が予告なくセレナの女唇を刺し貫く。今までの優しい愛撫とは比べ物にならないほど強引な動作だった。
じゅぷりと音を立てて愛液が飛び散る。背筋に電流が走り下腹がきゅっと緊張する。
「く、いっ、痛っ、んっ、ふ、ぅんんっ、ひぁ」
膣内をぐるり、と乱暴に一撫でした指は急に動きが柔らかくなって、さわさわと内壁を撫で始める。
「ふぁ、き、気持ちいぃ、んふぁぁ、ぁんっ、ひんっ、くぁ」
全身が弛緩した。その途端、親指が赤く腫れた彼女の陰核をぐっと押さえ付ける。
「っひぐ、く、ふぁっ、ひぁ、あぁぁっ」
再びセレナはびくりと震え身を固くした。
181古ういろ:03/09/04 08:09 ID:8IEVvtSk
膣内への責めは緩急をつけて繰り返し行われた。
やんわり撫でたかと思うと攻撃的に突っ込まれ、強く突かれた直後に優しく擦られる。
「ぃやっ、くぅ、ん、んんっ、ふぁ、ぁんっ、ひぅ、ふぁぁ」
セレナは男への愛撫も忘れて身を震わす。最初は一本だった指がニ本になり膣口を広げたり撫でたり忙しく動く。
内部を柔らかにマッサージされ、陰核を摘まれ、溢れる愛液を掻き出された。
アルダの太い指が体内で動かされる度に嬌声を上げ四肢をばたつかせる。
「きひぁっ、ふぁっ、あぅ、ん、く、ひぅぁああああああああああああぁっ」
ぐっと背を反らせ、真っ赤になった顔を両手で隠し彼女は一声啼いてくたりとベッドに身を沈める。
「ふっ、ふぁ、あ、んん。私、こんなになったの初めてぇ、、、うぅ、ふぅぁ、あぅぅぅ」
「悦んで、いただけたようですね」
やはり普段と変わらない調子でアルダが微笑む。
「あぅ、指はもういいよぅ。貴方のが、ほ、欲しい、ふぁ。欲しい、、、の」
セレナはまだ痺れている脚を懸命に広げて男にアピールした。
アルダはベッドの上に胡座をかくと彼女の細身の身体を抱え、膝の上に向かい合わせに座らせる。
女のへそに彼の肉棒がぺたりとあてがわれ、眼前には厚い胸板がくる格好になった。
セレナは頬を胸に付けて肌で彼を感じ取った。
「貴方も、あぁ、ドキドキしてる。心臓も、、、アソコも、、、」
「はい。とても興奮していますよ、貴女と同様に」
「お腹のトコ、とっても熱くてビクビクいってるわ、す、凄く大きいし、、、」
彼女は静かに持ち上げられアルダと同じ視線まで掲げられた。じっとお互いに見つめ合う。
「では、いきますよ」
こくり、とセレナは頷いた。
182古ういろ:03/09/04 08:15 ID:8IEVvtSk
次回更新で最後ですけど、来週まで待ってくださいな。
殺生なハナシだとは充分承知してますが、、、
183名無しさん@ピンキー:03/09/04 10:50 ID:1TUfXiqH
なんて殺生な!w
いや、楽しみにしています。
正直ここまでで何杯お代わり出来る事か。
184名無しさん@ピンキー:03/09/04 23:30 ID:YyWJfri1
いい、アルダいい・・・
こうなると、次はバルベリトで、賢者総ナメか!?
185名無しさん@ピンキー:03/09/05 00:33 ID:oTsV9Ajh
バルベリトだと陵辱モノしか思いつかないんだが…。

ところで、俺は公式ガイドが出るまでアルダは女だと思ってたんだがな。
「なんかいかついオバサンだなーーー(笑)」って…。
もしかして俺だけ?
186名無しさん@ピンキー:03/09/05 20:38 ID:anWIOONJ
>「うはぁ、あぁ。オトコだぁ、オトコのヒトだぁ」
にやられました。(・∀・)イイ!

187名無しさん@ピンキー:03/09/05 20:57 ID:k+2y0ih0
>185
アルダ師は顔色が紫なのが気になるのですが……
というか殆どのキャラは肌の色変じゃないか。
188名無しさん@ピンキー:03/09/05 21:02 ID:xX+LLWVY
でも確かにアルダ師は強そうだよなぁ
189名無しさん@ピンキー:03/09/05 21:14 ID:CJjlouK3
あのう、前スレ見れないので確認できないのですが、
ダークマスター神のSSで、アルダ師の末路ってどんなでしたっけ?
190名無しさん@ピンキー:03/09/06 06:59 ID:/jf/i1nl
>>189
 確か、アルダ師も自殺してたはず。
191189:03/09/06 18:51 ID:GUTdNihA
>>190
ありがとうございます!
地王のSSに流れる無情感がいいのです。
アルダ師は自殺ですか・・・なんか、他の頑張って死んだキャラ連中に比べると、
意外というかあっけないというか。

古ういろ神のSSでは、セレナ嬢を相手に頑張りまくってますが。
今だかつて、こんなカップリングを私は知らない・・・次回で最後とは残念なり。
192名無しさん@ピンキー:03/09/07 09:43 ID:hIrUgtDF
ttp://strawberry.3utilities.com/cgi/imgbbs2/src/1062895088.jpg

セレナのつもりでドゾー( ・∀・)ノ
以前バルダン絵をうpしたものです。
193名無しさん@ピンキー:03/09/07 09:49 ID:Lec5uwtp
(゚д゚)ウマー

てかデカ過ぎ・・・
194名無しさん@ピンキー:03/09/07 12:51 ID:7mjLwGbX
>>192
 凶悪なまでに、かーいいセレナたん、萌え萌え。
 あんな風に擦り寄られれば、自殺したアルダ師ですら、黄泉返りそうなヨカーン。
 しかし、セレナたんの御大事はアレを無事に納める事は可能なんでしょうか?
 ・・・うーん、女体の神秘・・・。

>>193
 『デカ過ぎ・・・』に引っ掛けて、『ウマー』なのかと思ってしまいまつた…。
195名無しさん@ピンキー:03/09/07 20:11 ID:dzPen25e
お大事ってw

グラディエーターとセレナとかいいかも。
あの不思議な手で攻められるセレナたん……
つか美女ばかりのブックはあっても美形ばかりのブックってないよな。
自分で作ってみるかね……
196名無しさん@ピンキー:03/09/07 21:00 ID:crItkjqO
美形クリーチャー・・・?

・・・

おいみんな、攻略本とか見てみろって!
ほとんどいねぇぞ!

女性上位。
197名無しさん@ピンキー:03/09/07 21:06 ID:1CL6i7Sd
ナイト?、パラディン?、サムライ、グラディエーター、ニンジャ、アレス、フレイムロード、パン、アーチャー?
まあ一部?つきだけど、結構いるじゃんよ。
絵柄は渋いのばかりだが。
198名無しさん@ピンキー:03/09/07 21:10 ID:2rELUsMJ
何いってるんだ?
ナイトとパラディンの中身は女性だぞ
199名無しさん@ピンキー:03/09/07 22:59 ID:mS2gqgLw
>>198
な、な(ry
200名無しさん@ピンキー:03/09/07 23:03 ID:dzPen25e
ダンピールたんを忘れるな!ヽ(`Д´)ノ
201名無しさん@ピンキー:03/09/08 08:18 ID:Y5ssEpCr
>>192
良いね、良いね。
202古ういろ:03/09/08 08:18 ID:39kOLHA8
身体を支えていた力がゆっくりと抜かれ、秘唇に沿われていた肉棒が女の中に沈んでゆく。
「っっっくぅぅぁ、ふぁぅぅぅっっっ、うぁぅ、んんんんんっっ」
いかに熟練し愛液に濡れているとはいえ彼女の膣ではやはりアルダのモノは大きすぎた。
セレナは男の肩を掴み、指を強ばらせて股間の痛みに耐える。
アルダは用意しておいたスペルカードを発動させた。彼女は緑の光に包まれる。
瞬間、セレナは痛みが半減するのを感じた。そして自分の肉体が挿入されると同時に挿入する奇妙な感覚を覚える。
「ドリームテレインですよ。これでだいぶ、楽になったでしょう」
最後の一押し、ぐいと腰が落とされ亀頭が子宮奥にぶつかった。
「っくひぅあっ、うぁっ、ふぁっ、ひぁっ、ふっ、うぁっ」
言葉にならない声を上げる。
「ぃいっ、凄く、いいよぅ。お腹っ、お腹がいっぱいになっ、て、るっ、ふぁぁ」
「ぅむうっ。こ、これは、素晴らしい」
アルダもまた先程までの余裕を失い彼女に驚嘆する。
セレナは腕と脚を彼に絡ませぴったりと密着する。そうして膣一杯に男を入れたまま抱き合った。
「ふ、うぁ。とっても、幸せ、な、気分よ、今。うふぁ、あ」
男は静かに彼女の髪を撫でてやる。
「私も幸せです。が、少し苦しい気分でもあります」
「ふぁ、え。な、何で、、、」
「、、、、、、動いても、よろしいですか」
「こんな状態で、ふぁぁ、擦られたら、ひぅ、ココロが、こ、壊れちゃいそう、、、」
「優しく壊してさしあげますよ」
「や、優しいのなら、、、いい、よ。ふぁっ、壊して。わ、私を、、、」
アルダは答えるかわりにそっとキスをした。
203古ういろ:03/09/08 08:19 ID:39kOLHA8
セレナは脇を抱えられ再びゆっくりと持ち上げられた。反りの強い肉棒が膣襞を擦る。
「ん、んぅっ、ご、ごりごりって、、、はぅ、してるぅ、、、うはぁっ」
腕の力が抜かれ再び深く挿入される。アルダが腰を大きく動かし腹の内部が円を描くようにかき回された。
「ぅやあっ、っっくぅ、はぅっ、ぅあっ、あっ、ふっ、ひぁっ」
男が尻を浮かせて突き上げられるとセレナの身体は軽々と上下に揺れ体内の奥深くまで彼を受け入れた。
腰を押さえ付けて臼を挽くようにごりごりと内部を撹拌されると体液は泡となって音を立てる。
擦り上げられた膣の終点からは痺れるような刺激が絶え間なく送られてきた。
「きぁっ、ひっ、ひぁっ、ふぁあっ。ひぁうぁあああああっっ」
アルダの背にまわした指に力が入り褐色の肌に血を滲ませるが彼女にそれを意識する余裕は無かった。
圧倒的なオトコの質感が身体を満たし、肉欲が心を暴走させる。
溢れる愛液の為かあるいは彼女の適応の早さによるものか、いつしかセレナは彼の大きさに慣れ積極的に自分から腰を動かしている。
彼女は無意識に、打ち寄せる波のようにリズムを付けて男自身を責めたてる。アルダのリードは失われた。
「ぬ、、、っくぅ。流石です、貴女は。むぅ」
「ひっ、うぁっ、いぃっ、のっ。ふぁぁっ」
セレナに自覚は全く無い。快楽のままに腰を振り膣を収縮させるが的確に男を締め上げている。
「ふっ、ひぅっ、あぅぅっ、も、もう駄目ぇっ、我慢で、できないっ、ひぅぁっ、くぁぅ、んんっ」
彼女は首を巡らしアルダと唇を重ねる。唾液を交わし舌を突つき、激しく吸いあう。
セレナはまたもキスによって達した。と同時に下腹に力が込められ肉棒全体を思いきり締め上げる。
「っむぅぅっ」
突然の大攻勢に己を抑えることが出来ずアルダは唸り、充満した精を彼女の中へ放ってしまっていた。
204古ういろ:03/09/08 08:20 ID:39kOLHA8
どうっ、と熱い精液の直撃を受けたセレナは声にならない悲鳴を上げる。
腹部がかっと熱を持ち、瞬く間に四肢に伝わって脳髄を痺れさせた。
瞼の裏側で光が爆ぜ、遠く耳鳴りがして自分の心音だけがハッキリと聞こえた。
永遠と思われる程の硬直があり背筋が震え、やがて全身が弛緩する。
男の精は尽きること無くドクドクと吐き出されて彼女の膣内を埋め外へと溢れる。
汗と唾液と精液と愛液にまみれてはいたが一向気にすること無く、二人は抱き合ったまま動かなかった。
「、、、っっくぅぅぅ、ふぁ、ん。凄く、、、凄く良かっ、た、よぉ」
「これ程、本気になったのは、、、久方ぶりの事ですよ、、、」
セレナは男の頬にそっと手をあてがい、じっと見つめる。
「嘘、、、。まだ、ふぁぅ、隠して、る。貴方の実力、、、」
「さぁて。私も歳ですからね、、、これで精一杯なのかもしれませんよ」
穏やかに言うアルダに、彼女はにんまりと微笑み返す。その笑みに先程までの息も絶え絶えの様子は消えていた。
ぐいっ、とセレナは腰を動かし膣の筋肉をひねって、未だ体内に収めている肉棒に圧力を加える。
「っむぅ」
混合液が溢れ出て淫猥な音を立てた。萎え気味だった男自身は固さを取り戻す。
「、、、ほら。やっぱり、元気じゃない、んんっ」
セレナはそのまま背中からベッドに真っ直ぐ倒れ込む。繋がったままなので肉棒ごと下腹でアルダを引きよせるかたちになった。
倒れ込む男を膣と胸でしっかりと抱きしめ再びキスをする。
彼らの夜はまだ終わりそうになかった。
205古ういろ:03/09/08 08:21 ID:39kOLHA8



いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
セレナはそうっと目を開けた。アルダに寄り添うようにまるまって寝ていた。
その彼もまるで瞑想しているかのように黙して眠っている。
時刻は夜明け前で、外はしんと静まり返っていた。
濡れ事のあとのけだるい余韻が部屋に漂い、筋肉痛と股間の痛みとが昨晩の嬌宴を思い出させた。
指をあてがうと秘所からは混ざりあった体液が零れ出た。
「ぅあ。頑張っちゃったからなぁ、私もアルダさんも、、、」
セレナはゆっくりと起き上がると衣類を手に素っ裸のまま物音を立てないように部屋を出る。
娼館の裏手にある井戸で丹念に身体の内側と外側を洗う。突き刺すような冷たい水が心地よかった。
清潔なタオルで水滴を拭うと持ってきた衣類を身につける。
「、、、行ってしまわれるのですか」
振り向くと戸口には裸のままのアルダが立っていた。
「ええ、私は一夜限りの妖精なの。日が出る前に消えてしまうわ」
男はにっこりと微笑んだ。
「貴女はとても素晴らしい女性だ。私が出会った中でもとびきりの方だ」
それを聞くとセレナは心底嬉しくなった。
「ありがと、そういう貴方も素敵だったわ。私の中では五本の指に入るくらいね」
「私ですら五位以内というのはこれはまた厳しいですね」
二人ともくすくすと笑いあった。
206古ういろ:03/09/08 08:22 ID:39kOLHA8
「貴方とはベッドの上だけじゃなくセプターとしても手合わせしたかった」
「いずれ機会もあるでしょう、近い道を歩むのならば」
「クレイトスの大会、絶対見に来てね」
「必ず参りましょう。客席から貴女のご武運を祈っていますよ」
「私を見たらきっと驚くわ」
「何か奇抜な格好でも?」
「違うわ。でも絶対驚く、間違いなく」
「では、それも楽しみにしていましょう」
「、、、、、、、、、、、、」
「、、、、、、、、、、、、、、、む」
「んっ、、、お別れのキスよ。それと、、、こっちにも」
「、、、むぅっ」
「、、、また元気になっちゃった、、、」
「全く、貴女というひとは、、、」
「それじゃ、本当にさようならね。またいつかどこかで合いましょっ」
「いつ落ちてきても必ず受け止めてあげますよ、さようなら」
「そっ、そんな無茶はもうしないわよっ」

セレナは朝もやに包まれた街へと駆け出した。



207古ういろ:03/09/08 08:24 ID:39kOLHA8



>>192
グロースボディx4でもまだ足りない大きさですね、、、

先週投下してから気付いたんですが、
セ レ ナ が パ ン ツ 脱 ぐ 描 写 が 無 い 。
フェアリーライト使ってから脱いだってことにしてください(泣



∧||∧
208名無しさん@ピンキー:03/09/08 11:55 ID:kAksQny7
>>207
 古ういろ様、朝早くから濃ゆ〜いSS、ごちそうさまでございました。
 セレナたん、『魂もスッ飛ぶ快感』を心逝くまで堪能できて本当よかったね。
 だけど後、『4本の指』はいったい誰なんでしょうか???(続編、キボンヌ)
 多分、アルダ師はクレイトスの大会の客席にて『バインド』されるんだろーなー。

 …えーと、態とパンツ脱がせずに、横から無理矢理突っ込むプレイっーのも
 アリなんじゃないかと、フォローにならない提案をしてみようとしましたが…、あえなく撃沈。
 
209名無しさん@ピンキー:03/09/08 16:07 ID:1fqFlXAj
そ、そうですねデカ過ぎましたね…_| ̄|○スイマセン >皆さん

>古ういろ様
最後まで大人なアルダ氏とえっちなセレナの組み合わせが良かったです。
ご馳走様でした。
210ダークマスター:03/09/08 19:42 ID:y8i8MbLN
お疲れ様でした。
とても纏まりが良く密度の高い作品を、なおかつ早いペースで更新なさっていらっしゃることに
感嘆するばかりでした。

>パンツ脱ぐ描写
つい最近、拙作の文字数を数えてみたところ、原稿用紙に換算して146枚といったところでした。
随分書いているものだと思いましたが、つまるところそれは
「146枚もたって、下着すら脱がないエロSS」ということであると気付き、慄きました。

展開早めます更新速度も上げますごめんなさい皆様。
211名無しさん@ピンキー:03/09/09 08:47 ID:W+YDR3bu
>「146枚もたって、下着すら脱がないエロSS」
うは(笑)
前戯大好きなんで気付きませんでしたが、すごいことになってますな。
212名無しさん@ピンキー:03/09/10 01:31 ID:OzUJHdfw
どうでもいいが、意外とメインキャラって厚着だよなー。
レオはセーター着てるし、セレナはグローブ一体型ドレス?にタイツだし。
なのに発売されたのは暑い盛りの7月…。季節考えなかったのだろうか?

因みにフェチの漏れとしてはセレナのドレスはグローブ一体型であると思いたい!
手を洗うときは上半身裸になって…みたいな。
213名無しさん@ピンキー:03/09/10 14:57 ID:F/Kv68/E
確かにセレナの服は脱ぎづらいと思う。
逆にルシエン様はだぶだぶ杉だと思う。
214名無しさん@ピンキー:03/09/11 12:25 ID:Qsrr3XUZ
 ミ・д・ミ < ミュリンは鎧がブ厚スギ。ビキニアーマーでいいよ、ビキニアーマー……
215名無しさん@ピンキー:03/09/11 19:03 ID:YIfqaCxL
>>214
 ミュリンさんがあつかっているブックが
 『火』クリーチャー中心ブックの場合は
 それでもいいかもしれないけれど
 彼女は『水』クリーチャー中心ブックでしょ。

 冷えは女の大敵ですのよ!!!

 だからあのブ厚イ鎧の下にはきっと
 ぬくぬくカイロがあちこちに貼りつけてあると思うの。
 と言うよりも、一試合終わるたびにガミジンさんに
 暖めてもらってる…て方が、このスレらしいのかしら?。
216名無しさん@ピンキー:03/09/11 19:49 ID:MSjLMsI9
>>215
ガミジンの事を思って勝手に火照らせているのが正答ですよマダム。
もしくはゲモリーに弱みを握られて、ヒズペットになっているのですよ(関係無い)。
217215:03/09/11 20:10 ID:YIfqaCxL
>>216
 私自身の極めて個人的な妄想では

 ミュリンさんは、ガミジンさんの事を思うと火照るんだけど
 初めての体験が、バルベリトによってかなり最悪に近い結果に
 終わってしまったため、今現在彼女の勝手に火照った体を
 慰める役はもっぱら、彼女の部下の女の子の役目…。

 ゲモリーは、かわいいお稚児さんをナニの最中に絞め殺すという
 かなり外道なプレイに燃えているために、ガミジンさん&ミュリンさん
 との間に、かなり深刻な亀裂が生じて…。

 …すいません、これ以上暴走する前に潔く――(`д´)∴―・ターン。
218名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:03 ID:WoGHdDSO
ミュリンには陵辱ネタが似合うのかねえ
219名無しさん@ピンキー:03/09/13 23:54 ID:V/KkI5bg
>>217
ふむ……では、萌えラインの統一を図るためにメンバーをシャッフルしてだ。

ミュリンが部下のお稚児さんを締め、
ガミジンがゲモリーに火照りを慰めてもらうというのはどうかッッ!!
220名無しさん@ピンキー:03/09/14 18:48 ID:qUTIcifU
>>219
私は一向に構わんが・・・上だけならナー
221名無しさん@ピンキー:03/09/15 23:29 ID:2X+6z50W
最近セカンドエキスパンションをやりはじめて、ここに来ました。
エロすぎる!!のですが、前スレが見れなかったりにます。
せめてダークマスター氏の前展開なんぞを御教授願えると、
安心してヌケるのですが・・・なぜあの少女(バルダンですよね?)と?
まとめサイトだとサキュバスたんで終わっているので・・・
222名無しさん@ピンキー:03/09/16 11:57 ID:rzImPfp9
>>221
 前スレ カルドセプトのルシエン嬢でハァハァ
  http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1024/10241/1024142278.html

 これでも駄目?
223名無しさん@ピンキー:03/09/16 13:33 ID:73a6OaSt
前スレからは無駄のないスレ移動だったんだなあ
224221:03/09/16 20:04 ID:S+NLiEMN
>>222
ううむ初心者ぶりを発揮してしまってスイマセンでした(汗)
おかげで存分にハァハァできますた!!ありがとうございます!!

バルダン少女の描写に激しく燃え(萌え)ることができたうえ、
古うぃろ氏のグーバ風呂まで堪能することができました。

しかし、一番驚いたのは、スレッドの展開そのものでした。
こんなの2ちゃんじゃねぇ!ってくらいの紳士っぷり・・・萌え。
225古ういろ:03/09/17 17:32 ID:gD5SoxK0
俺はルシエン様と向かい合って座している。
中央に据えられたテーブルの蝋燭の火だけが部屋を照らす唯一の明かりだった。
天井まで届く程の書架と簡素な寝台だけの部屋。この聖堂の女主人の私室。
聖女と呼ばれ崇められている者の住まいにしては寂しすぎやしないだろうか。
それとも賢者というものは質素倹約を旨としているものなのだろうか。
彼女が身に纏っている衣服も華美なものではない。
その衣服も優雅に着こなしているので聖女としての威厳を損ねてはいなかった。
威厳を損ねてはいないが少しばかり露出が過ぎた。
胸元が大きく開かれた装いでは目のやり場に困る。
対面しているとどうしても胸の谷間が視界に入ってしまう。
俺は北の賢者と呼ばれているこの人が妙齢の女性であることを初めて意識し、赤面した。
聖女様、聖女様と噂に聞いていただけのはるか遠くにいる別世界の存在が
血肉を備え息をし、瞬きする一個のヒトとして眼前にいるということ、
それが美しい女性であり俺をまっすぐに見つめているということに俺は少なからず動揺した。
気を引き締め身を強ばらせた俺に彼女はそっと微笑んだ。
心を蕩かすようなその笑みに意志が鈍る。
「貴方は、あるセプターをお探しだということですが」
澄んだ声が耳朶を打つ。直接脳に響くように声がする。
平静を装う俺の心は再びかき乱された。
「そ、そうだ。俺はイシュトリアのレオ。妹を殺したセプターを追って旅をしている」
226古ういろ:03/09/17 17:33 ID:gD5SoxK0



とりあえず予告編のように、導入部を。
今回の主役/犠牲者は彼です。

>>221
theBSST版が出てからしばらく経つのにこうして新しいセプター氏が生まれるのは良いですね。
こりゃ当分ここに根を張るしかありませんか?
227名無しさん@ピンキー:03/09/17 17:58 ID:HNtSHaAD
>>225
 …年上のお姉さまのアヤシイ魅力に絡め取られ
 いいように××されつくしてしまう、年下の男の子…。

 つ・い・に・キタ ━━━━━ (゚∀゚) ━━━━━ !!!!

 って、とりあえずもちつけ、漏れ。今は只心静かに、再降臨待ち…
 あーもー、足止めパワー大全開の古ういろ様
 一刻も早く、グリード並のお筆先でこのスレに集う
 あわれなルシエン信者どもの身も心も枯渇させてくださいーーーー。
 
 
228名無しさん@ピンキー:03/09/17 18:51 ID:rliMACJ7
レオってそんな口振りで喋る程頭良さそうには見えないんだけどw
229ダークマスター:03/09/17 22:33 ID:RhHGCtpM
趣味と仕事はやっぱり違う。
こんばんわ、ダークマスターです。

古ういろさんが新作を発表なさったところで、私回りの近況でスレ汚しをば。

先だって申しました「連絡」についてです。
実は、文章仲間である友人と酒の席でバックギャモンをプレイしまして。
健全かつ困窮している我々は金銭ではなく筆を賭けて争い、結果は私の勝利。
友人にこのスレへのSS投下を約束させました。
それから時間もたち、彼も8割がた書き終えたようなので、拙作の更新を含め、
古ういろさんの新作が落ちついたころにお披露目できれば、と考えております。
どうぞ気長にお待ち頂ければ幸いです。

>古ういろさん
私はもう、お姉さんと少年という組み合わせが、お姉さんとお姉さんという組み
合わせの次に好きでして……まだどう転ぶか分からないお話ですが、期待させて
頂きます。
そして、願わくば、上記の近況の、更に行間を読んで頂き、更新ペースを調整
して下されば、望外の僥倖です。
230名無しさん@ピンキー:03/09/18 01:53 ID:N41ZnOvh
オ、オオオ、更に新職人登場の流れか!?
もうこうなったらサードが出るまで腰を落ちつけますぞ!!

古ウイロウ氏は新作もめっさ期待できそうだし、
ダークマスター氏の続きが(いっそエロくなくても)激しく気になるし、
新職人氏の作品は未知数だしで、幸せ満載です〜〜

レオ、エロシーンだと僕とか云わないかな・・・・とほざいてみたり。
231古ういろ:03/09/18 08:27 ID:t1B2u5Hg
>>229 
実はこれは9割程度書き終えたところで投下しています。
で、スレの安定した継続のため小出しにしようと考えていたんです。が、
そういうことならっ。
今週から来週にかけてで全部出します、見せます、晒します。
(ポロリもあるよ)
ダークマスター様とご友人の方そして皆々様、少々拙作におつきあい下さいませ。
232古ういろ:03/09/18 08:28 ID:t1B2u5Hg

「俺は、俺の故郷を襲った奴を許せない、妹を襲った奴を。俺は、俺はっ、、、」
彼女は言葉を遮るように左右に首を振った。胸元の衣服が揺れて両胸がちらちらと見え隠れする。
絶句した。
俺は固い決意を持って、深い憎しみを持って、ここを訪れたのではなかったのか。
女の身体に心を乱されるとは。ましてそれが聖女と慕われるルシエン様にとはどういうことか。
己の邪念を強く戒め、大きく深呼吸をする。
彼女はゆっくりテーブルから身を乗り出し、両手を俺の頬にあてがった。
「な、何を、、、」
「万の言葉を費やすよりも、もっと良く知る方法があるのですよ」
言って俺と彼女の額同士をぴたりと合わせる。頬に触れた手と同じくそれはひんやりと冷たく心地良かった。
ルシエン様がそうしているように俺も目を瞑る。
木蓮か何か花の香りが鼻孔をくすぐる。賢者様も香水をつけるのだろうか。
間近で彼女の息遣いが聞こえる。俺は自分のが当たらぬよう慎重に慎重に呼吸した。
吐いた息が空気中で混ざり合うことすら畏れ多い気がしたのだ。
しかし心臓は早鐘を打ち、血管を流れるどくどくという音を自覚する程に興奮していた。
宿敵を知ることにか、
あの惨劇を思い出してか、
目に焼き付いた彼女の白い肌にか。
俺自身にもわからないまま無限とも思える時間を耐えた。
233古ういろ:03/09/18 08:29 ID:t1B2u5Hg
「雪に化粧された蒼い山脈、滔々と水をたたえる湖、湖畔の小さな村。
皆赤く塗られた尖った屋根の家々。放牧と農耕を営む善良な人々、、、」
彼女は静かに語りだした。
「そうだ、それがイシュトリア、、、俺の育った村だ」
彼女には俺の記憶が見えているのだ。
「豊かな森の恵みと金色の稲穂、群れる羊たち。そして収穫祭」
あの日だ。
あの忌わしい惨劇の日。
「振る舞われるご馳走とビール、着飾って踊る村人たち、、、」
クレアもまた、とっておきの服を着ていたのだ。
母の形見の服を。
   ---どう?兄さん。私だってこれくらい着こなせるんだよ。---
「突然の地鳴り、雷雲と風雨。
森からはトロルの襲撃、屍竜や喰屍鬼が這い出し、地の冥王がその巨体を起こす、、、」
腐敗と強欲の軍勢が現れたのはまさに祭の最中、しかも昼間だった。
自警団にも為す術はなかった。
「逃げまどう人々、殺戮と強奪。放たれる炎」
阿鼻叫喚の中、俺は広場を横切り路地を走った。
不吉な予感を胸に村はずれにある家へと急ぐ。
そこで出会ったのだ。
あの漆黒のセプターと。
234古ういろ:03/09/18 08:30 ID:t1B2u5Hg
奴の姿カタチについて俺の記憶はひどく曖昧だ。
虚ろにジッと見つめる瞳、端を歪め邪悪な笑みをたたえた口元、カードを繰る指先。
各個のイメージは鮮明なのに全体として像を結ばない。
そのあとに起きた惨状が心に害をもたらしたのか奴の術のせいであるのかはわからない。
ただ、燃えさかる我が家を背に黒いマントを羽織り佇んでいたその姿だけは忘れられない。
クレアは奴から逃れようとこちらへ駆けてくる途中だった。
俺も亡き父の剣を抜き放ち、走る。
突然クレアの身体が崩れ落ちた。艶やかな黒髪が宙を舞う。
溝か何かにつまずいたかと思ったが違った。
地面が。
当然固いはずの地面が沈み、妹の腰付近まで飲み込んでいたのだ。
「な、何これっ。助けて、助けて兄さんっ」
悲痛な悲鳴があがる。
俺は全力で駆けた。だが辿り着けなかった。
あと数歩という所で、凄まじい勢いでイバラが俺の全身を絡め取り一切の身動きを封じた。
クイックサンドとソーンフェター。
カルドセプトの力だった。
「大地ハ、ワタシノ下僕ダ。オヨソ土ヲ踏ミシメル者デ、ワタシニ敵ウ者ハイナイ」
ゾッとする程冷たく抑揚のない声を発しながら奴がゆっくりとクレアに近付いた。
235古ういろ:03/09/18 08:31 ID:t1B2u5Hg
漆黒のセプターはクレアの腕を掴むと易々と地面から引き上げた。
いかに妹が小柄であろうともなんという腕力だろうか。
そしてそのまま無造作に草地に叩き付ける。
「うぁぅっ」
小さな悲鳴が漏れた。
「やめろっ。妹に手を出すなぁっ」
俺は力の限り足掻いたがきつく巻き付いたイバラはびくともしない。
奴は覆いかぶさるように身を屈めた。
「ひっ。や、やぁ。こないでぇ、、、」
指先が襟元に掛かる。
ビリビリッという音と共にクレアの服が簡単に引き裂かれた。
「や、いや、やぁぁぁっ」
透き通るような白い肌が外気に晒される。
ほっそりした裸身とふくらみかけの双丘。
近頃急に女性らしくなってきた妹の身体。
いや実際、クレアは女になっていた。いつまでも子供ではなかったのだ。
そのクレアが。
最愛の妹が。
俺の目の前で漆黒のセプターに組み敷かれていた。
236古ういろ:03/09/18 08:32 ID:t1B2u5Hg
奴の指がクレアの胸や鎖骨、腹の上を這い回る。
細やかに、素早く、隙間なく。
妹は腕を振り回し身をよじり抵抗したがどうにもならなかった。
「やっ、いやぁっ、やめてぇっ、、、」
「畜生っ。クレアから離れやがれ、この野郎っ」
俺はあらん限りの力で暴れた。
イバラの棘が服を破り、皮膚を裂いて血が流れたが気にならなかった。
それでも魔力で生み出された植物はびくともしない。
数歩先の妹に、手が届かない。
助けられない。
「畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ」
「いやっ、やぁっ、怖いっ、やっ、いやぁっ」
「離せ、離せ、離せ、離せ、離せ、離せ、離せ、離せ、離せぇぇぇっ」
「やぁっ、やめてっ、いや、やぁっ、やぁぁぁ」

ばしんっ。

奴はクレアの頬を思いきり張った。
「アマリキャンキャン五月蝿イナラ、殺ス」
沈黙。
俺は言葉を無くし、妹は静かに泣き始めた。
237古ういろ:03/09/19 08:01 ID:tmUgSdFb
クレアの下着が引き剥がされた。
薄く生え揃った秘所があらわになる。
「ひぅ、ぅう、やぁあ、、、」
「、、、や、やめろぉ。やめてくれ。ち、ちくしょ、ぉ、、、」
俺はもう哀願するより他なかった。
手も足も出ない、全くの無力だった。
奴はモノをさらけ出すと妹に宛てがった。何の準備もされていないそこはきつく閉じたままだ。
クレアと目が合った。
羞恥と恐怖に頬を染め、目にいっぱい涙をためている。
「いやぁ、ぁ、、、怖いよぅ、、、」
何もしてやれない。
「助けて、、、助けて、お、おにいちゃぁぁ、んっ、い、痛いっ、痛い痛い痛い痛い、痛いぃぃっっ」
「ク、クレアッ」
「やぁっ、痛いっ、やっ、あぅっ、痛いっ、やあぁぁっ」
「うおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ」
俺は吠えた。泣いた。暴れた。
奴はクレアを押さえ込み容赦なく挿入を繰り返した。腰を打ちつけるたび白い裸身ががくがくと揺れる。
切れ切れに悲鳴が上がる。
俺は叫び続けた。全身が血にまみれたが痛みなど感じる余裕もなかった。
238古ういろ:03/09/19 08:02 ID:tmUgSdFb
「良イ趣向ヲ思イツイタ」
奴はそう言うと右手で妹の顔を押さえつけた。
「、、、ひぁ、う」
間を置かずクレアの泣き声が途絶える。
瞳は光を失い、開かれた目は何も映さなくなった。
漆黒のセプターは俺にむかってにたり、と笑った。
「オ前ハ死体ヲ愛デタコトハ有ルカ?一度味ワウト癖ニナルモノダゾ、、、」
妹は。クレアは、、、死んだ。
あっさりと、無慈悲な暴力によってあっけなく、殺された。
俺は全身の力が抜け、剣を落としたことすら気付かなかった。
奴は己の欲望をクレアの中に何度も何度も放った。
クレアは身動きすることもなく、声を上げることもなく犯され続けた。
ずるりと引き抜かれた妹の股間からは白濁液が溢れ出た。
漆黒のセプターは俺の眼前までやってくる。
「イツマデモ腑抜ケテイテハ困ル。ワタシガ憎カロウ、殺シタカロウ、八ツ裂キデモ余ルダロウ」
心底嬉しそうに話す。
「ワタシヲ追ッテコイ。ワタシニ復讐シロ。理不尽ナ暴力ニハ同ジ暴力デ返セ」
奴の乾いた笑いが響く。
俺はもう、何も見えていなかった。
239古ういろ:03/09/19 08:02 ID:tmUgSdFb


瞬間、我に返った。
天井まで届く程の書架と簡素な寝台だけの、薄暗い闇が重くのしかかる部屋。
この聖堂の女主人の私室。
無音の空間。
当のルシエン様はすでに自分の椅子に座り直ってこちらをジッと見つめていた。
蝋燭から判断するにそれ程時間は経ってはいない。
「お、俺は、夢を見ていた、のか、、、」
彼女は悲しそうに目を伏せた。
「貴方がどれだけ苦しんだかを想うと私もとても悲しくなりますわ」
俺は半ば放心したまま語りだした。
「お、俺が気がつくと既に漆黒のセプターの姿はどこにも無かった。イバラも消えていた」
「そして貴方は血だらけのまま、妹さんも穢された姿で倒れていた、、、」
「妹は。クレアは、、、冷たくなって動かなかった、、、」
「貴方は井戸の水で妹さんの汚れを拭ってやり、ほこらへと運んだ」
「古くからアンバス様を祀っていたほこらだ。そこにクレアを安置した。そして祈った」
   ---奴に復讐を果たすまで、妹の身体をお守り下さい---
「その日のうちに貴方は故郷を出たのですね、、、」
俺が妹にしてやれる最後のことは奴を殺すことだけだ。そう思った。
240古ういろ:03/09/19 08:03 ID:tmUgSdFb
「旅先で貴女の噂を聞いたんだ。教えてくれ、漆黒のセプターの居場所をっ」
北の賢者は静かに俺を見つめている。
「頼む。貴女の預言でならわかるはずだ」
「賢者としての私の務めは悩める者を救うこと、迷える者を導くこと。
けれど誰にでも手を差し伸べるわけではありません。それなりの条件というものがあります」
「、、、俺はそれを満たしていない、と」
彼女は微笑む。
光の加減だろうか、何故だか俺にはひどく淫猥なのもに見えた。
「いいえ、それをこれから試すのですわ」
ルシエン様はすっと席を立つとこちらに歩み寄り、俺の背後にまわる。
身を屈め俺の耳もとに顔を寄せる。
そして熱い吐息と共に言った。
「どうか私を抱いてくださいませ」
「なっ」
「貴方のような若くて逞しい殿方が欲しいのです、レオ様」
北の聖女の言葉とは思えなかった。
俺を背中から抱きしめるように腕を絡ませてくる。
振り向くと間近で瞳を潤ませたルシエン様と目が合った。
背筋がゾクリとするほどの妖艶な笑み。
俺の胸元をまさぐるいやらしい手つき。
べろり。
彼女の濡れた舌が俺の頬を舐めた。
241名無しさん@ピンキー:03/09/19 08:39 ID:x1s/XI3x
本番始まった━━━━━━━━━━ !!
正直、これからどうなるのか、本編に沿っていくのか逸れるのか、
気になってしょうがありませぬ。
黒セプター悪いやっちゃなあ。

ま、何はともあれルシエン様がんばれってことで(何
242古ういろ:03/09/19 15:31 ID:O4k9J/ic

「待ってくれ、何だっ。どういうことなんだっ」
俺はルシエン様の腕を振りほどくと立ち上がり、彼女と向かい合った。
先程までの美しく気高い聖女の姿は失せ、欲情に身を任せたひとりの女性がそこにいた。
その変貌ぶりに慄然とした。
女は、、、魔物だ。
「極単純な取り引きです。レオ様は私に男を下さる、私はレオ様に預言を下す、、、」
「取り引きといっても、その、、、あまりにも突飛すぎるっ」
じわじわ間を縮める彼女に対して俺も少しずつあとずさる。
「レオ様がいけないのですわ。貴方のあの記憶、、、大変刺激的でしたもの」
「な。何が言いたいんだ」
「貴方の記憶を見て私、、、うふふ、、、、、、濡れてしまいましたわ」
虚ろにジッと見つめる瞳、端を歪め妖艶な笑みをたたえた口元、カードを繰る指先。
これは本当にルシエン様か。
北の聖女と称えられる女性なのか。
俺は底知れぬ恐ろしさ、計り知れぬ怖さを感じていた。
俺はどこかでこの感覚を知っている。
それは、、、、

どっ。
ふくらはぎに何かがぶつかり、俺はバランスを崩した。
それは部屋に据えられていた簡素なベッドだった。
機を逃さず彼女は俺にすがりつき、二人共もつれるようにベッドに倒れこんだ。
243古ういろ:03/09/19 15:31 ID:O4k9J/ic
「はっ、離してくれっ」
俺はもがく。ルシエン様が上に被さってくる。
「レオ様っ、どうか、どうか私に情けを下さいませ」
肌が密着し体温が間近で感じられる。
豊かな胸の重みが俺を押さえ付ける。
彼女の熱く甘い吐息が鼻をくすぐる。
「やめろっ、俺を誘惑するなっ」
「どうして、、、どうしてなのですか、、、」
彼女はすっと頬を寄せると俺の耳もとで囁いた。
「、、、妹さんは抱いたのに」
俺は硬直した。頭が真っ白になる。
ぱしりっ。
ルシエン様の手に握られていたカードが発動する。
出現した革のベルトが俺の四肢を拘束してゆく。
「抵抗なさるなら私、バインドだって辞しませんわ、、、」
彼女の表情は加虐的な笑みへと一変した。
しかし俺の心は別のところにあった。
「な、何故、、、それを、、、」
「言いましたでしょう。万の言葉を費やすより良く知る、と」
彼女は心底嬉しそうににんまりと微笑んだ。
244古ういろ:03/09/19 15:32 ID:O4k9J/ic
彼女は物理的にも精神的にも絶対の優位を得ていた。
ベッドに張り付けのような格好で拘束された俺の傍らに腰掛け、見下すように見つめる。
「抱いたのでしょう、実の妹を」
「あっ、あれはっ、、、」
「ふふふ、どんな言い訳をしても事実は変わりませんわ。レオ様はケダモノ以下ですわね」
「違うっ。ち、違う、、、んだ」

あの収穫祭の前夜。
クレアはお祭りが楽しみだと何度も繰り返し、俺も少しばかり浮かれていた。
滅多に飲まない年代物の葡萄酒を倉から出してきたのはどちらだったろうか。
収穫祭は妹の誕生日でもあったのだ。
   ---きっと明日はご馳走がいっぱいでお酒なんか味わう暇もないから。---
気がつけば結構な量を二人で空けていた。
   ---兄さんって全然酔わないね。---
   ---表に出ないだけで結構きてるんだ。お前はもう真っ赤だな。---
   ---お酒だけのせいじゃ、ない、よ。---
沈黙。
俺はクレアの、家族愛とは違う感情が自分に向けられていることを薄々知っていた。
しかしそれは思春期のほんの一時の迷いだと思っていた。いや、そう願っていた。
   ---本当は明日、お誕生日が来てからにしようと思ってたんだけどな。---
外の鈴虫の音だけが静かな部屋に響いている。
クレアはぱさりと夜着を脱ぎ捨て、生まれたままの姿を俺に晒した。
245古ういろ:03/09/19 15:33 ID:O4k9J/ic
妹は下着を身につけていなかった。
きっと葡萄酒を飲む前からこのタイミング見計らっていたのだ。
俺は突然の事に呆然としていた。全然思考が働かなかった。
クレアの肌理の細かい白い肌が、
バランスのとれた小柄な身体が、
膨らみを帯びてきた二つの胸が、
綺麗だ。と、どこか遠くの出来事のような感じで漠然と思っただけだった。
「大好きなの、兄さんが。もう止まんないの、、、」
「ま、待て。お前は酔ってるんだ。落ち着け、落ち着いてくれっ」
俺はようやく言葉を絞り出す。
「酔ってるけど本気なの。もう、ただの妹のままじゃ、嫌」
「お前はまだ子供なんだっ、気持ちの整理がついてないだけだっ」
「私はもうオトナだよ。自分の心だってしっかり持ってるよ」
クレアは股間を指先でなぞった。薄く生えた毛がそよぐ。
ぴちゅり。
水の音がした。
「ほら、、、ここも兄さんが好きだって、いってるよ、、、」
妹の女唇はすでに、濡れていた。
246古ういろ:03/09/19 15:34 ID:O4k9J/ic
「ん、んんっ」
くちゅ、ぴちゃっ。
クレアの細い指が動くたびに音が響く。
溢れる愛液は指先から零れ、床に小さな染みをつくる。
妹はその手をすっと差し出し、俺の唇に塗りつけた。
呆然としていた俺は行為を止めることも、その手を避けることもできなかった。
「これが私の味、、、兄さんのことが大好きだっていう味、、、」
俺は全身が炎に包まれたように熱かった。
精神が焼き切れそうだった。
クレアの美しい裸身、女の身体。
充血する俺自身。破廉恥極まりない感情、男の本性。
妹、血の繋がった妹。たった二人だけの家族。
俺は自分の感情に翻弄され、持て余した。
「ぁ、ク、クレア、、、」
「兄さん、愛してる、誰よりも。他のどんな人よりも、、、、、、好き」
じっと俺を見つめるクレアの眼差し。
まっすぐに、ひたすらに、俺だけをみつめる瞳。

俺は。
247古ういろ:03/09/19 15:34 ID:O4k9J/ic



週末更新が無理なんで本日二回目の投下です。
えらく皆様の期待を裏切っている気がしないでもありませんw
イラストもセリフもない妹キャラよりルシエン様を出せ、という向きもありましょうが
私自身も何故回想シーンが延々続いてしまったのか不思議でなりません。筆がノるって恐ろしいですね。
いやそれ以前に、こんな背徳血縁ネタで皆様が引いてしまわないかそちらの方が心配です。
ではまた来週。
248古ういろ:03/09/19 16:15 ID:Az0UqEPK
投下したものを読んでみて最後の部分が
「俺は 古ういろ」
みたいになってて少し鬱、、、
249名無しさん@ピンキー:03/09/19 16:40 ID:QmYoHDaD
バインドキターーーー!!
続きが激しく気になります。がんがってください!
250名無しさん@ピンキー:03/09/19 18:20 ID:wcojVXc+
>>247
 古ういろ様、このスレを愛しているセプター全員が
 『枯渇』を通り越して『腎虚』になりそーなほど
 素晴らしいSS連続投下、本当にご苦労様でつ!!!
 
 で、話は変わるのですが、実は私『傑 怪老』氏が
 カルドセプトファンに贈呈したレオ&クレアの
 イラスト色紙をその人のサイトで期間限定で
 公開されていたのを見た事があります。
 だから、一応彼女の公式イラストは存在してる…
 という事になるのではないでしょうか?

 ちなみに、彼女は、茶髪で耳の脇から腰のあたりまでの
 長さの三つ編おさげを左右に垂らしてます。
 なんとなく、お兄ちゃんよりしっかりしてそうな感じの娘さんでした。

 
251名無しさん@ピンキー:03/09/19 21:45 ID:kWOc5qeR
や、やっぱりレオはキンシンソウカーンだたーのか・・・

>250
激しくうぷキボン……て、保存まではしてないのかな
252名無しさん@ピンキー:03/09/20 11:47 ID:4Wuz8u84
>>247
 古ういろ神様、ご安心くださいませ。
 前スレの590の『本編で語られない設定』(w では
 レオとクレアの間には血縁関係が無い事になっておりまする。
 ゆえにクレア×レオは断じて、背徳血縁ネタではありません!!!
 














 もっとも、そのカキコによると『ルシエンとレオが実の姉弟』になっちゃってるんですが…。
253名無しさん@ピンキー:03/09/20 14:10 ID:lIPvKhJp
所詮は、血塗られた道か・・・
254名無しさん@ピンキー:03/09/20 14:15 ID:YmlFDR93
レオにはイバラの道しか残されていないのです・・・
ちなみに私のやってるカルドのレオは
どうもモヒカンに想いをよせてるっぽい・・・
255名無しさん@ピンキー:03/09/20 16:29 ID:7UOKbhHH
レオ…君ってやつは
256名無しさん@ピンキー:03/09/20 17:03 ID:sJk5f20L
うおーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
と思ったら>>254-255で吹きますた。

職人さま方、がんばってくださいまし。応援しております。
257名無しさん@ピンキー:03/09/20 23:32 ID:4uQnJfOk
これだけハァハァした後には、バルダンファック+新作が控えているのか!?
殺す気か!!
258名無しさん@ピンキー:03/09/20 23:40 ID:7UOKbhHH
マジックボルト一発で死ねますが
259250:03/09/21 08:58 ID:MP6WrRQH
>>251
 すいません、保存してませんでした。

 誠に残念ながら、『傑 怪老』氏直筆のレオ&クレアイラスト色紙は
 その人のサイトでは、かなり以前に削除されてしまいました。
 今や、その公開されていたイラストを元にしたアレンジイラストが、そこから
 リンクされている他のカルドイラスト系HPの片隅にひっそりと展示されているぐらいです。
 (「〇〇さんのサイトで公開されていたクレアイラストに感化されて
 私も彼女をかなり自己流っぽくなりましたが、書いてみました〜。」だそうです。)

 本当、役立たずですいませんです。
260古ういろ:03/09/22 08:02 ID:Bs9wlQYP


俺はそんなクレアがたまらなく愛おしい。
小さな頃から常にクレアは俺と一緒だった。
戦で父を亡くし、次いで病で母を亡くした時も、
二人で暮らし始めて、学んで働いて生活した時も、
一緒に泣いて、笑って、怒って、哀しんで、喜んだ。
クレアは俺の一部だったし、俺もクレアの一部だった。
そのクレアが、誰よりも俺を愛していると言ってくれた。
俺は心の底でずっと閉ざしていた俺自身の想いに気付いた。

「俺も、クレアを愛している」

小さな、だがはっきりした口調で言った。
ぴくりと若い裸身が震えた。見つめる妹の顔が嬉しそうにほころぶ。
一歩踏み出し、そっとクレアを抱きしめた。
「俺はクレア、お前を愛しているんだ」
もう一度言って強く抱きしめる。クレアもしっかりと抱き返してくる。
俺はその小柄な肩を抱き、妹をベッドへといざなった。
261古ういろ:03/09/22 08:03 ID:Bs9wlQYP
ベッドに横たわったクレアは少し震えていた。
どれほど積極的に振る舞っていてもやはり怖いのだろう。
「あ、あれ。何でかな、、、すごく、すごく嬉しいはずなのに、、、」
声もうわずり、無理に笑顔をつくっている。
俺はそんな妹が愛くるしくて愛おしくて思わず首筋に口づけをした。
「ひぁっ」
びくんっと全身が震えた。
「大丈夫。何も怖がることはないよ」
小さな肩を、細い腕を、慎ましい胸をそっと撫で擦る。
クレアは俺の手の動きをジッと見つめている。
可愛らしいへそを、柔らかな尻を、ほっそりした脚を撫でる。
同じ箇所を今度は強弱をつけて揉むようにして撫でた。
「ん、いぅっ」
胸は少し強くしすぎた。膨らみきれていないそこはまだ幼く硬かった。
代わりにつんと突き出た先端を爪で転がす。
「ひぁぅ、んっ、ふぁぁ、ぅあ、んんっ」
クレアは予想以上に感じ、気持ち良さそうに身をくねらせた。
全身が上気し肌を朱に染めている。
もう震えてはいなかった。
262古ういろ:03/09/22 08:04 ID:Bs9wlQYP
俺は手の甲で丹念に妹の内股を擦った。
手が脚の付け根近くまで向うと、それと分かる程にクレアは身を固くした。
俺はそれを知りながらも再び胸に手を宛てがった。
「、、、兄さん、わ、わざと避けてる、、、」
腿を摺り合わせもじもじする。既にクレアのそこは蜜で潤い、シーツに染みている。
「わ、私のが汚いから、、、触ってくれない、の?」
「違うよ、汚いもんか。全く逆だ、、、綺麗だ」
俺はクレアの脚を割り開くと顔を埋め、舌先でそこに触れた。
「んひゃぁぁぅっ」
今までずっと待たされ、焦らされた女唇はとろとろに溶けその内面も外気に晒していた。
これがクレアの、妹の、女の中心。
俺を迎え入れる場所。
再び顔を寄せ、溢れる蜜をすすった。
「ひぅ、やぁっ、はっ、恥ずかしいよぅ、ふぁっ」
「さっきは自分から飲ませたくせに」
ちょっと意地悪く言う。
「やっ、あ、あれは、ひぅ、すごくっ、ひ、必死だった、ん、だからぁっ、あぅう」
俺は女唇の小さな真珠を舌で弾き、突つき、撫でた。
クレアはその度に素直に感じ、反応してくれた。
263古ういろ:03/09/22 08:05 ID:Bs9wlQYP
俺は妹の脚を押さえ一心に舌でそこを愛撫し続けた。
「ん、ひゃうぁぁっ、ひぅ、ん、ぁあぅっ、ひぅっ、はぁんんっ」
クレアは若魚のようにベッドを跳ねる。
俺はそれが堪らなく嬉しくて飽くことなくその愛らしい真珠を責めた。
「ひぅ、ん、ふぅぁぁ、んんっ、あぅっ、うぅうぅぅぅ」
クレアはやがてすすり泣きを始めてしまった。
「うぁ、こ、これ以上されたら、わ、私、どうしていいか、わからなくなっちゃうよぅ」
「悪かった、調子に乗りすぎた」
素直に謝った。
「すごく気持ち良くって、ひぅ、真っ白になって、でもものすごく、物足りない、の、、、」
顔を真っ赤に上気させ、涙目で抗議するクレア。
俺は妹の艶やかな髪を撫で落ち着かせる。
「に、兄さんのも、、、見せて、、、」
まっすぐに見つめてくるクレア。
俺は黙って頷いた。
服と下着を脱いで床に放る。
それはすでに充血しそそり立っていた。
クレアは目を丸くし驚いていたが恐れてはいないようだった。
視線を浴びて、無意識にぴくんと動いてしまった。
264古ういろ:03/09/22 08:06 ID:Bs9wlQYP
クレアの細い手をとり、俺のものに導く。
ひんやりとした触感が俺を包み込む。
「昔、お風呂で見たときとは、全然違う、、、ね」
最後に一緒に風呂に入ったのはいったい何年前だったろう。
俺も妹もまだ幼い子供だった頃だ。
その妹が今、ベッドで俺のを握っている。
びくんっ。
大きく震えてしまった。
驚いたクレアは手を引っ込めかけるが直後、思いとどまりしっかりと握り直した。
そんな思わぬ刺激を受けて再び大きく動いてしまう。
それでも離さずしっかりと握っている顔つきは真剣そのものだ。
どれほど俺の事を想ってくれているのだろうか。胸が熱くなった。
「兄さんのって、温かくて、硬くて、柔らかいね」
ゆっくりとその感触を確かめるように撫で擦る。
「う。ク、クレア、、、」
「兄さんも濡れてきた、、、それに何だか苦しそう」
クレアは手を離してそっとベッドに横たわりこくり、と小さく頷く。
俺は妹の小柄な身体に被さるように、身を寄せた。
265古ういろ:03/09/22 08:07 ID:Bs9wlQYP



まぁだだよ(挿れるのが)w
266名無しさん@ピンキー:03/09/22 11:26 ID:RFFtrUti
しにますた…。ここまででマジックボルトではなくてイビルブラスト級…。
神!
267名無しさん@ピンキー:03/09/22 16:51 ID:OWXFCQz+
>>266
 レイズデッド!!!

 いや、この場合はイレイジャー+レインボーピースで
 強力なマヒ呪い解除を試みてみるって方が
 古ういろ神への生贄(w ぽくって、いいのかにゃ?
268名無しさん@ピンキー:03/09/22 22:16 ID:XudhuUg6
レオカコイイじゃないか。

本編と違って、とか……w
269古ういろ:03/09/24 08:07 ID:QVVOnk7A


「、、、、、、クレア、、、いいのか?」
それは自分自身に対する問いかけだったのかもしれなかった。
妹を。
実の妹を犯すということ。
人の道を外れ、二度と戻れぬ暗黒の深淵に踏み出すということ。
クレアは腕を伸ばし俺の身体をそっと引き寄せた。
「抱いて。兄さん、、、」
ただひたすらに俺を求めてくれる最愛の人がいる。
それだけで、充分だ。
「クレア、、、、、、大好きだ。愛してる」
暗黒の深淵だろうと宇宙の果てだろうと踏み越えてやる、そう思った。
俺は妹の股間に己自身を宛てがうと静かに挿入させていった。
そこは多量の愛液で濡れてはいたがその小ささゆえに侵入を拒んでいた。
「ひぅ、ん、くぅっ、んんぅっ」
「、、、つらいのか、、、」
「んっ、だ、だいじょう、ぶ、だからっ、つ、続けてっ」
俺は意を決し、クレアの脚を抑え腰を前に進めた。
ぐ、と突っかかる。
この先がクレアの、初めての領域だ。
ゆっくりと力強く俺は妹の処女を奪っていった。
270古ういろ:03/09/24 08:07 ID:QVVOnk7A
ず、ずずずぷっ。
先端を飲み込んだそこはそれ以降をすんなりと迎え入れた。
俺は、クレアの中に収まった。
「くぁぅ、ふぅぁぁぁぁぁ、ん」
「う、くぅ、うぅ」
俺たちは暫くそのまま身動きせずにお互いの感触を味わった。
「お、お腹の中が、兄さんでいっぱいに、なってる、、、」
「クレアがしっかりと、包み込んでくれてるのがわかるよ」
俺はぐぃと身を屈めた。合わせて妹の身体も丸く屈む体勢になった。
「ぅひぁっ、な、中がっ、擦れて、ひぅっ、あうぅ」
かまわず俺は顔を寄せるとクレアにキスをした。
「ひぁん、うぁ、む、うぅ、ん、んんんんっ」
舌を差し入れると同じようにして絡めてくる。
思えば初めてのキスだった。
俺は祈った。
罪深き俺に応えてくれるのならソルティスでもカルドラでも、あるいは古き反逆神でもよかった。
俺の魂は地獄の沼地に沈み込み、二度と祓われない穢れにまみれただろう。
だが妹の、クレアの純粋な魂はどうか救ってくださいと、そう祈った。
271古ういろ:03/09/24 08:08 ID:QVVOnk7A
「もう、大丈夫、、、だから。う、動いても、いいよ」
そう言う目には一雫の涙が光っていた。
「お前、、、今だってすごくつらいんじゃないのか」
ふるふると首を動かす。
「もっと、兄さんを感じたいの、、、」
「、、、わかった。でも痛かったらすぐ言うんだぞ」
俺は静かに腰を引いた。
じゅ、じゅぷ。
こぼれる愛液に鮮血が混じっていた。
改めて俺は妹の純潔を奪ったのだという重圧を感じた。
「それでも俺は、、、クレアを、愛しているんだ」
確かめるようにつぶやくと、再びクレアの体内に俺を埋没させていった。
「ん、ふぁ、んん、んぅっ、んっ、んんっ」
口を閉じ、しっかり目を瞑って呻くクレア。
きっと声を出せば悲鳴にしかならないのだろう。じっと耐えている。
俺はできる限りゆっくりと、優しく、挿入を繰り返した。
何度そうしたかはわからない。
緩慢な運動にもかかわらず二人ともびっしょりと汗をかいていた。
「んっ、ふぁ、あんっ、ひぁ、う、んんっ、ふぁぁぅっ」
いつしかクレアは苦痛から快感の啼き声へと変わっていた。
272古ういろ:03/09/24 08:09 ID:QVVOnk7A
「うくぅ、あぅ、もう、駄目ぇ、あぁぁぁぅ、んっ、んんんんっ」
俺がクレアの最も奥へ到達した瞬間だった。
クレアの膣が一斉に俺をきつく締め付け、吸い上げた。
「うっ、ぅおぁっ、ク、クレアッ」
しまった、と思ったが遅かった。
耐えきれず俺は中に放っていた。
「ぅ、ぅああっ、くふぅぅんっ、ひぅぁっ、ああぁぁぁぁぅ、ん」
どくどくと妹に精が注ぎ込まれる。
急いで引き抜こうとしたがクレアの脚がしっかりと組まれて離れることができなかった。
「い、いぃよ。お、お兄ちゃんの、だもの、、、」
「いや、でもっ、、、」
「お願い、、、このままで、いさせて」
クレアは目を閉じ、余韻を味わっているようだった。
俺に返す言葉は無かった。
破裂しそうな程に心臓が早鐘を打ち、汗が頬を伝う。
もう、本当に引き返せない。そう覚悟した。



そしてその夜は二人とも裸のままで寄り添って眠った。
273古ういろ:03/09/24 08:09 ID:QVVOnk7A
目が覚めたのは正午前だった。
クレアはもう起きていてタンスの所で何かしていた。
「あ、おはよう、兄さん。今日はずいぶんと寝坊したのね」
くるりと振り返った。
見なれない服を着ている。いや、それは見慣れた服だ。
既視感。
そこにいるのは。タンスの前で身を踊らせているのは。
「クレア、、、その服は」
「ふふふ、特別なドレスよ。今日はお祭りで私の誕生日で、大切な夜の翌朝だもの」
「あ、あぁ」
「どう?兄さん。私だってこれくらい着こなせるんだよ」
「、、、綺麗だ。とても」
俺は身を起こし、昨夜脱ぎ捨てた服を着た。
「兄さんも少しはお祭りらしい格好すればいいのに」
いつものクレアだった。気取ることのない普段と変わらぬ妹。
昨日と違うのは、それが俺の最も愛する女性だ、という点だ。
俺はクレアを愛している。
「出掛けるの、、、?」
「ああ。広場にいって祭のご馳走を分けてもらってくる。家で一緒に食べよう」
俺は妹に見送られ家を出た。
漆黒のセプターの襲撃があったのはそのわずかばかり後のことだった、、、
274古ういろ:03/09/24 08:10 ID:QVVOnk7A



こういった経緯のうえで>235あたりを思い出していただければジェミナイの酷さが引き立つのではないか、と。

今回に倍する勢いで更新残り一回です。もう少しばかりおつき合いの程を。
275名無しさん@ピンキー:03/09/24 15:20 ID:BmhcvBRN
神のためなら進んで生け贄になりましょう
276名無しさん@ピンキー:03/09/24 22:19 ID:6tChfjXT
ううむ、この幸せを壊すジェミナイに萌えだ。
277古ういろ:03/09/25 08:05 ID:bOWTWLIB


闇に溶け込む天井、大きな書架、俺にのしかかる聖堂の女主人。
薄明かりに照らされたルシエン様の艶やかで好色な微笑み。
閉ざされた空間。
「ぼぅっとなされて。妹さんの事を思い出していたのでしょう」
「う、く、、、」
「ふふ、だってこんなに大きくなってますもの」
撫でられた俺のズボンは股間が盛り上がっている。
「や、やめ、ろ、、、ぉ」
「あれほど赤裸々に心情を見せてくださったんです。これくらいどうという事はありませんわ」
俺は妹との事が他人に知られたショックから立ち直れないでいた。
バインドの呪いは既に解けていたが四肢は萎え、抵抗する心も折れてしまっている。
最も秘すべき最大の弱みを握られてしまった。
彼女には、逆らえない。
ジッパーが降ろされ彼女の指が下着をまさぐり、俺の股間に触れた。
「これで妹さんを貫いたのですね。ふふ、何て忌わしい」
爪の先でぐいぐいと突く。
「くぁっ、う、くっ」
「あら。ふふっ、もう濡れていますわ。さすがケダモノ、見境がありませんね」
強引に引き上げられ、俺のものはルシエン様の眼前に晒された。
278古ういろ:03/09/25 08:06 ID:bOWTWLIB
顔を寄せて躊躇なく彼女は俺を頬張る。
ぬるりとした触感と温かさに包まれて思わず腰が引けた。
一旦顔を上げたルシエン様がじっと見つめてくる。
「レオ様、逃げてはいけませんよ」
たった一言で鼓動は高まり、冷や汗が顎を伝い、俺は身動きができなくなった。
彼女は再び俺の屹立したものをくわえ直した。
唇をすぼめ根元から先端までを往復し、舌の平で裏筋を包み込む。
前歯で軽く噛み左右にコリコリ揺らす。
唾液で濡れた陰嚢を手で掴み、撫で、揉み、捻る。
それは執拗に、変化をつけて繰り返された。
俺はベッドの両端を握り、抗いがたき快感を耐えた。
「レオ様、頑張りますのね。快楽に身を委ねることが妹さんへの裏切りと思っているのでしょうか」
なぶるような笑みを浮かべて上目遣いに俺を見る。
俺はその視線を逸らすことすらできない。
見つめ合ったまま彼女は舌で俺の先端部分をチロチロと転がしはじめる。
「ぅくぁっ、うっ、ぐ」
声が出てしまう。
先程までの責めと、この絶え間ない痒みと快感に長くは持たなかった。
279古ういろ:03/09/25 08:07 ID:bOWTWLIB
「ぅ、うぁあっ」
ど、くっ。
熱い衝動がこみ上げ、俺は一気に精を放っていた。
間近にあったルシエン様の顔面にそれらが降り掛かるが彼女は避けようともせず、
むしろ浴びるようにして気持ち良さげに身をよじった。
「くぅ、ふ、んんっ」
肩が小刻みに震え、頸筋をぴんと張って低く呻き声を洩らす。
彼女のうっすらと開けられた瞳は潤み、頬は淡く染まっていた。
両手で白濁液を拭うと大きく息を吸う。
「ふふふ、こんな臭いものを妹さんへ注ぎ込むなんて、正気の沙汰とは思えません」
まだ萎えることのない俺の股間のものをべろりとなめた。
「くぁっ、ふ」
より鋭敏になった俺には快楽を通り越して激痛にも思える。
「まだまだ元気ですのね。ではそろそろ、ふふっ、レオ様を頂きますわ」
彼女は立ち上がると自分の服に手を入れ、そのまま器用に下着だけを脱ぎ捨てる。
床に落ちたパンツがべちゃり、と音をたてた。
ルシエン様は静々と裾をたくし上げる。
白いふくらはぎと太腿、そして黒々と生い茂った股間が露になった。
彼女のそこは既に花開き大量の蜜を溢れさせている。
ルシエン様は見せつけるように俺の上に跨がり、ゆっくりと腰を落としていった。
280古ういろ:03/09/25 08:07 ID:bOWTWLIB
「ぅ、や、やめろ、、、やめて、くれ」
彼女は膝立ちのまま動きを止めた。
「年上の女性にリードされることが怖いのですか。それとも、、、ふふっ」
さげすみを込めた鋭い視線が俺を射抜く。
「、、、一途に妹さんだけを愛する、などと言うおつもりですか」
その通りだった。
言いなりのままここでルシエン様と交わればクレアに申し訳が立たない。
たとえ宿敵の居場所を聞く為とはいえ裏切ることは、できない。
「実の妹を犯す人非人でも、歪んだ誠実さは持っていらっしゃるのですね」
彼女は一言ごとに俺の心を深く抉る。
サディスティックで淫乱なこの姿こそ、北の聖女の本性なのだろうか。
「でもレオ様のその義理堅さ、嫌いではありませんわ」
なぶるように言葉を重ねる。
「こうしましょう。俺は実の妹に欲情するケダモノ以下の生き物です。と、そう言えば許してさしあげます」
「あ、あれはっ、、、決して下劣な感情でっ、愛し合ったわけじゃ、、、ないっ」
それは間違いない本心だった。たとえ誰からも理解されなくとも。
ルシエン様は指で俺のものを挟み、膣口へと導いてゆく。
先端に柔らかい感触があり、液体が竿を伝う。
「ふふっ。良いのですね、レオ様」
つぷっ、と温かい肉感が俺を襲った。
281古ういろ:03/09/25 08:08 ID:bOWTWLIB
「うぁ、お、俺はっ、じ、実の妹に欲情する、、、ケダモノ以下、の、生き物、、、ですっ」
肺の底からひねり出すようにして告げた。
自分で発した言葉が俺自身の心を苦しめる。
クレアの純粋な想いを踏みにじる発言だった。
だが、
「ふふ、残念ですわ。もう時間切れでした」
ルシエン様はぐいっと腰を落とし、俺の全てを包み込む。
「う、くぁ、ぐ、ぅあああうっっ」
熱い愛液の坩堝へ一気に打ち付けられる。
下腹に最大の力を込め、暴風雨のように襲い来る快感に耐えた。
「やはりレオ様は素敵ですわ。私をみっしりと、、、満たしてくれます」
ざわざわとした圧迫感と焼けるような熱気が俺を責める。
俺は歯を食いしばった。射精するわけにはいかなかった。
「必死ですわね、レオ様。でも、、、いつまで持つのでしょうね」
彼女は膣壁を擦り付けるように捻りながら雁部分が離れないギリギリまで腰を浮かせ、再び俺を飲み込んだ。
ずん、と骨まで振動するような衝撃があった。
「あぅぐ、ぅあぁぁっ」
俺はただただ唸り、弾け飛びそうになる理性にすがりついた。
挿入は幾度となく繰り返された。
螺旋を描くように捻られ、根元まで押し込まれ、或いは亀頭で焦らされた。
「うっ、ぅあぁ、ぐ、がぁ、ぁっ」
「ほ、本当っ、に、意地っ張り、ふぁ、ですの、ね、ひぁうっ」
282古ういろ:03/09/25 08:09 ID:bOWTWLIB
俺は首を振り、叫び、耐える。拷問も同じだった。
しかしまたルシエン様も快楽に溺れてゆく。
腰の動きに繊細さが消え、大胆で乱暴なものへと変わる。
潤んだ目はもはや俺を見てはいなくなり、息を乱し開かれた口からは唾液が幾筋か垂れていた。
「ふぁ、ぁはっ、はっ、い、いいですっ、レオ様のっ、ふぁっ、すごくいいっ」
棘のある言葉は失われ、ただ快感の喘ぎと呼吸だけが吐き出される。
先に絶頂へ達したのは彼女だった。今までに無いほど深く深く俺を飲み込んだとき、その瞬間がきた。
「う、ぅぁあはぅ、あ、あ、ああぁぁぁぁぁぁっん、んんっ」
背筋がぴんと伸ばされ天を仰いで大きく啼いた。彼女の膣全てが俺を締め付け吸い上げる。
「わ、ぐ、ぅぐぁああ、うっぐ、ぐ、ぐぁぅあっ、がぁぁぁっ」
耐えた。必死で耐えた。これさえ乗り切ればもうかまわないと思う程耐えた。
「ひっ、ひぁあっ、レオ様のっ、レオ様のぉっ、ひぅあ、あはっ、はっ、あ、あぁ、あぁぁ、あ」
弛緩しぐったりとなったルシエン様がそのまま俺に倒れ込んだ。ばさりと鼻先に髪が被る。
ルシエン様が息も絶え絶えに囁く。
「あ、はぁ、ぁう、、、お。お、に、い、ち、ゃ、ん、、、、、、」
どっ、どぷっ。
その言葉を耳にした瞬間、俺は不覚にも一切耐えられなかった。
「うぁ、あ、かっ、くぁあっ、はっ、ぅあ、あぁぁぁぁっ」
心の戒めを解かれた肉体は尽きることなく延々と彼女の中に己の精を放っていった。
「あぁ、ん、ふぁ、あ、素敵、、、素敵です、レオ様ぁ、、、」
彼女の膣は全てを飲み干す勢いで吸い上げる。俺は身動きもできず呆然としていた。
それが快楽の余韻であるのか、裏切ってしまったクレアへの罪悪感なのか判別つかないまま。
283古ういろ:03/09/25 08:10 ID:bOWTWLIB



俺は、はっとして目を開けた。
光に慣らす必要が無いほどこの部屋は薄暗い。天井にまでせまる書架と簡素な寝台だけの部屋。
この聖堂の女主人の私室。
俺はルシエン様と向かい合って座している。
額を触れて俺の心を読んだ彼女はすでに自分の椅子に座り直ってこちらをジッと見つめていた。
蝋燭から判断するにそれ程時間は経ってはいない。
俺は何か、大切なことを忘れている気がして仕方なかった。
悔恨、恐怖、快感、、、?
ルシエン様は思いつめたような俺を見てそっと微笑んだ。
「レオ様宿敵、漆黒のセプターの居所が分かりましたわ」
その言葉を聞いて俺の漠然とした思いは吹き飛んだ。
「ど、どこだっ。奴は今どこにいるっ」
「まもなく、このアトラ山の麓に来ます。私の預言ではっきりと見えました」
居てもたってもいられなかった。傍らの剣を掴むと立ち上がりすぐに出てゆこうとする。
また、何か引っ掛かった。
「ルシエン様は、確か、預言と引換えに何か、、、」
「賢者としての私の務めは悩める者を救うこと、迷える者を導くこと。見返りなど必要ありませんわ」
聖女と称えられるに相応しい優しい笑みだった。
しかし俺には彼女がとてつもなく恐ろしい存在に感じられて仕方がなかった。
284古ういろ:03/09/25 08:11 ID:bOWTWLIB
「急にいらして、またこうしてすぐに発たれるのが残念ですわ」
彼女は微笑む。
光の加減だろうか、何故だか俺にはひどく淫猥なのもに見えた。
「レオ様とはもっと良くお話などをしたかったのですけれど。いえ、いけませんね。
大事な、妹さんの敵討ちに行かれるのをお引き止めするわけにもいきません」
俺はひどく動揺する。ルシエン様の言葉に得体の知れない圧迫感を感じる。
「せめて門のところまでお見送りを、、、」
彼女は立ち上がり俺の側までやってくる。
ぴちゃり。
音が。
「う、ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
俺は駆け出した。
脇目もふらずドアに体当たりし長い廊下を走り静まり返った広間を抜けた。
見てしまった。
ルシエン様の脚を伝い裾を濡らす精液混じりの体液を。
俺は黒々とそびえる聖堂を背に逃げ出した。
目の前には真っ暗な夜の闇が果てることなく広がっていた。



285古ういろ:03/09/25 08:11 ID:bOWTWLIB



「淫らなお姉さんが少年に愛の手解き」のはずが「サドのルシエン様がレオに肉の責め苦」に。
強姦で近親で調教っぽくて最後はホラーテイストというエロの闇鍋状態。
出だしに期待してくださった皆様を裏切りのうえに背後からバッサリ、といった感じになってしまいましたw
どうも長々とおつき合いありがとうございました。
286名無しさん@ピンキー:03/09/25 08:26 ID:fF7r43An
(((((((( ;゚Д゚)))))))
287名無しさん@ピンキー:03/09/25 08:57 ID:5/sChc1A
古ういろ神様、朝早くから素晴らしい闇鍋、ごっちゃんです。。

しかし、ゲーム本編でほざくセリフは結構威勢が良い&
プレイスタイルは馬鹿みたいに強引な責めが売り(?)の割りには
コトに至るまでの切っ掛けが(年上のお姉さん相手でも年下の妹相手でも)
結局、相手からのがぶりより(w なあたりが、いかにも朴訥な彼らしいでつね。

しかし、古ういろ神様の世界のはどうやら『男』らしいので
この後レオがその主人公に恋愛感情を抱く事は無いのが、唯一の救い(?)でしょうか。
…いや、もーいっそのこと、主人公(邪心)は「実はふたなり」で主人公(邪心)を中心に
レオ・クレア・ルシエン・セレナの全員がどろどろに絡み合う集団愛憎劇を激しくキボンヌ!!!
288名無しさん@ピンキー:03/09/25 10:09 ID:Xh4Eb9D/
古ういろ神様!グッジョブ!
呪われた聖女の雰囲気が出ていた最後がすばらしい。
289名無しさん@ピンキー:03/09/25 12:56 ID:nqoMihJY
昨日ついにカルドセプトセカンドエキスパンションでルシエン様の元に
たどり着きました。
ルシエン様の一言一言がどことなく官能的。

最初に「ルシエン様でハァハァ」と言われた方の気持ちが分かりました。
年上属性のお姉様にあんなこと言われては堪りませんw

余談ですが、ライバーンとも戦うので順位の状況によってはライバーンが
「ルシエンをしとめる」的なことを言うのもどきどきしました。
ルシエン様もてもてですな。
290名無しさん@ピンキー:03/09/26 10:51 ID:5sAPyYVR
この世で一番愛しい妹を××した邪心にそっくりな主人公に負け
あまつさえ、その相手から譲られたような形で入手出来た
イレイジャーで彼女にかけられていた呪いを解く事が出来たレオ。

しかし、体の方は一応元に戻ったものの、その心はもはや
邪心から受けたアブノーマルな体験の虜となり果ててしまい
兄の体ではもはや満足出来ず、夜ごとイシュトリアの暗闇を
行きずりの男に××される事を熱望しながら、徘徊するクレア。

そんな妹の姿に耐え切れず、兄は故郷を出奔してしまう…。

てーのは、どーですか?救いが無さ杉ますか、そーですか…。(´・ω・`)

291ダークマスター:03/09/26 19:11 ID:x3XlJ5JL
救われる必要などないのではないでしょうか。
こんばんわ、ダークマスターです。

古ういろさんの力作も完結なされましたので、
今週末に、賭博のカタでもぎとったSSを投下させます。
(拙文は時期をずらし、来週末あたりに更新しようかと思っております)
ただ、書き手の要望で全文まとめての投下となるので、
かなりスレの進みを早めてしまいますが、皆様よろしいでしょうか?

>古ういろさん
一作ごとに描写が達者になられていき、驚きです。
どうにも魅力的な人物を描けない私としては、爪の垢をお分けして頂きたいもので。
一番見習うべきは、もちろん執筆速度なのですが……
292名無しさん@ピンキー:03/09/26 22:17 ID:WFga4pCe
全文お待ちしてます!はやく…はやく見たい!
そのためなら喜んで供物になりましょう。
293名無しさん@ピンキー:03/09/27 12:02 ID:2gLDnf4N
>>290
 故郷を出奔した兄を捜し求めて、ソルタリア中を彷徨う妹。
 しかし、それは兄に見られながら、行きずりの男に××される
 というプレイでしか感じられなくなってしまった為だった…。 とか

 もしくは、壊れてしまった妹をなだめすかしながらも、なんとか
 (レインボーピース入手の為)訪れたラビド村で戦い終わった兄が
 見たものは村人総出で獣姦されながらも、よがり狂うクレアたん。

 …と言う風に、鬼畜妄想は続くよ、どこまでも。
294夜緋歪雪:03/09/27 22:00 ID:XBfN6Tus
どうもはじめまして
ダークマスターにバックギャモンで負けてSSを投下する羽目にな
った夜緋歪雪です

これより投下を開始しますので、しばらくおつきあい下さい
295神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:01 ID:XBfN6Tus
神殿の夜明け

『クレイトスに、ジェミナイとなるものが姿を見せる』という託宣
が下された後、ソニア、セレナ、ゴリガンの三人は、神殿で一晩を
過ごすことにした。幸い部屋に余裕があるため、三人それぞれに個
室という贅沢な部屋割りだ。
 セレナとのおしゃべりを終え、寝床に横になる。育ちの違いか、
セレナはひどく夜更かしだ。ろうそくや燭台の値段を気にせずに生
きてきたような、育ちの良さが影響しているのだろう。
 暗闇の中で横になり、ジェミナイとなるセプターのことを考える。
(仮面のセプター……レオの妹を襲ったっていう黒衣のセプターと
同じなのかな。
 なぜ私を? 殺そうとするなら、もっと他の手段をとりそうな気
がするし)
 そんなことを考えながら、とろとろとまどろむ。
 とんとん、と扉が叩かれる音で、はっと目を覚ました。
「ソニア様、起きていらっしゃいますか?」
 ルシエンだ。
 いつの間にか寝入っていたのだろう。窓の格子越しに明けの近い
空が見える。あたりはまだ暗いが、慣れた目にとっては灯りが必要
なほどではない。
「はい、どうぞ」
「申し訳ありません、起こしてしまったでしょうか」
「ううん。いつもこんなもんよ。身体が旅に慣れちゃってるから」
「そうなのですか?」
「暮れて眠って明けては起きて、星の天幕地の褥ってね。まあ本当
はそれほど野宿が多い訳じゃないけど」
 ルシエンがくすくすと笑い、不意に顔を改めた。
「実は、相談したいことがあるのですが」
「相談?」
 ルシエンがうなずく。
296神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:02 ID:XBfN6Tus
「呪いが、完全には解けてはいないのです。
 いえ、預言の力は戻っています。そちらは問題ありません」
 ぎょっとしたソニアを見てか、ルシエンはそうあわててそう言い
足した。
「預言を封印されていた以外にも、呪いがあったの?」
 ルシエンはだまってうなずいた。
「でも、虹の欠片とイレイジャーでも解けないんじゃあ・・・」
「いえ、解呪の方法はわかっているのです」
 ルシエンは「虹の欠片とイレイジャーで解呪されれば、言う必要
はないと思ったのですが」といいわけがましく付け加えた。
「それで、どうすれば?」
「・・・呪いについて説明した方が早いと思います」
 言うなり、ルシエンはくるりと背を向けた。つい、と振り向きな
がら、言いにくそうに言葉を継ぐ。明けつつある空気の中、ルシエ
ンの頬は赤く染まっていた。
「申し訳ありませんが、少しの間後ろを向いていていただけます
か?」
「え?あ、うん」
 ソニアは言われたとおり背を向ける。窓の外は刻々と明るくなっ
ていく。
 今日はいい天気になりそうだな、などと考えていると「もう結構
です」と背後から声がした。
 やれやれと向き直ったソニアの目に、異様な光景が飛び込んでき
た。一瞬理解が追いつかず頭の中が空白になる。
 ルシエンの長いスカートは脱ぎ捨てられ、白い両脚が暗い部屋に
映えていた。見えやすいようにか、上着がわずかに持ち上げられて
いる。
 その裾下からぶら下がっているのは、華奢なルシエンには似つか
わしくなく、毒々しくも凶暴な雄蛇だった。
「うひゃー」
 ソニアは思わず間の抜けた声を上げた。ルシエンは顔を紅潮させ、
唇をかみしめている。
297神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:03 ID:XBfN6Tus
「それが、呪い、なの?」
 ソニアの言葉に、ルシエンはうなずき、とため息をついた。
「仮面のセプターのかけた呪いなのです。様々な方策を試してはみ
たのですが」
 ルシエンの言葉を聞きながら、ソニアはそれに見入っていた。数
多くのものを見てきたわけではないが、明らかに人間離れしている。
 蛇がぐっ、ぐっ、ぐっ、と小刻みに鎌首をもたげ、しまいにはへ
そにひっつかんばかれりいに立ち上がり、完全に姿を現す。
 反応してしまった恥じらいにか、裾を握りしめた手が白くなり、
ルシエンが顔を伏せた。
「それで、その、どうすれば」
「あ、はい」
 かすれた問いに、ルシエンはためらうように言葉を切る。
「それで、どうすればいいの?」
「はい、その」
 ごくり、とルシエンが唾を飲んだ。
「力あるセプターの、その、身体に精を注げば、呪いが解ける、
と」
 ルシエンのためらいがちな言葉の内容に、ソニアは言葉を失った。
 改めてそそり立つそれを見つめる。子供の腕ぐらいはあるだろう。
一番太い部分は、大人の手首ぐらいだろうか。
 緊張に、口の中が乾く。
「いや、ちょっと、それは、無理なんじゃあ、ないかな、あ」
 へらへらとしたごまかし笑いが、自然と顔に浮かんだ。
「無理、でしょうか」
「いや、だってさ、入らないと思うよ、それ」
 かくり、とルシエンが肩を落とした。
「そう、ですね。無理を申し上げて、申し訳ありませんでした」
 ルシエンが力無く頭を下げた。するするとスカートを履き直し、
もう一度頭を下げる。
「お休みのところを邪魔して、申し訳ありませんでした」
「ちょ、ちょっと待って」
298神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:04 ID:XBfN6Tus
「何でしょうか」
 部屋を去ろうとするルシエンを、ソニアはあわてて呼び止めた。
呼び止めてから、言い訳を考える。
 あの太さを受け入れるのは恐ろしい。それこそ裂けてしまいかね
ない。
 かといってイレイジャーと虹の欠片で解けなかった呪いを解く方
法が、そうあるとも思えない。
 そして、ソニアは呪いがかけられているのを知りながら、それを
気にしないでいられるほどに乾いた人柄ではなかった。
「そのさ、いろいろ試したって言っても、一人でいろいろやってい
ただけでしょ?
 とりあえず、そこに座って」
「あ、はい」
 ルシエンがとまどった様子を見せながら、寝台の端に腰掛けた。
ソニアはルシエンの前で膝をつくと、長いスカートを大きくまくり
上げた。とたんに、押し込められていたものがぴょんと跳ね上がる。
「ソ、ソニア様!?」
 驚いた声には答えず、ソニアはそれに両手を添えた。
「うわぁ・・・」
 ふれてみると凶悪さがはっきりとわかる。何しろ片手では指が回
りきらないのだ。手のひらに脈動が感じられた。
 馬の目のような裂け目に露が浮かび、鼻先をむわっとするような
匂いがくすぐった。
 ソニアは緊張に唾を飲み下した。
 さするとぴくぴくとひくつき、ルシエンが苦しげに顔をゆがめる。
根の方にはなにもなく、下の方に小さな裂け目が息づいている。
「あの・・・ソニア様?」
 はっとソニアは我に返った。
「あ、うん。なにも馬鹿正直やらなくてもいいんじゃないかなって
思って」
「と、おっしゃいますと?」
299神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:05 ID:XBfN6Tus
「ほら、その、口ですれば、案外呪いが解けるんじゃないかなって。
『身体』には違いないだろうし」
「上手くいくでしょうか?」
 ルシエンが不安げな顔をする。ソニアは苦笑いを浮かべた。
「やってみるだけ、やってみようよ。だめだったらまた、別の方策
を考えてみればいいんだし」
「そう、ですね。お願いします」
「ん」
 そううなずいたものの、実際に口に含むのは、さすがにためらわ
れる。第一、口の中に入るかどうか。
 ソニアは目を閉じると、浮かんだ露をおずおずと舌でつついた。
とがらせた舌先で裂け目をほじくる。
 唇を押しつけ、そのまま滑るように先端を口の中へと呑んでいく。
「んっ」
「んぐっ!」
 ルシエンののどからうめきが漏れ、びくん、と腰がはねた。破城
槌がのどを打つ。苦しさと痛みに涙が浮かんだ。上目遣いにルシエ
ンをにらむ。
「す、すみません」
「ん」
 口の中に入らないことはないが、それだけで口がいっぱいになっ
てしまう。
「あんまり我慢しないでね」
 口に含むのはあきらめ、舌を破城槌に走らせる。あちらこちらを
なめ回しながらも、手のひらは力を込めてさすり、絞るようにしご
いていく。
 横笛を吹くように茎をくわえ、ぺろぺろと舌をうごめかせると、
あふれ出た露が頬を汚した。先端の表面に唇を走らせ、そっと歯を
押し当てる。
「んんっ!」
 あふれた透明な滴が先端を濡らす。ソニアは唇が汚れるのにもか
まわず滴をなめとる。
300神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:06 ID:XBfN6Tus
 じゅるるっ
 滴をすすり上げると、口の中を塩気と強烈な雄の匂いが満たした。
頭の芯がずきずきと痛み、意識が朦朧としてくる。いつの間にか、
ソニアは滴を熱心に飲み下していた。
「んっ!ぁ・・・あんっ!」
 必死に押さえつけているのか、ルシエンの腰はぴくぴくとふるえ
るだけで、跳ね上がりはしない。それでもソニアは用心してもっぱ
ら側面から舌を走らせた。
 にちゃっ・・・にちゃっ・・・
 幹はソニアの涎とルシエンの滴でぬめり、手のひらを滑らせると
時折かすかな音を立てた。その音がいっそう淫らな気持ちをかき立
てる。
 ソニアが吸いつき、手を走らせるたびに破城槌は揺れ、滴があふ
れる。
「ソニア様っ、もっと、強く・・・」
 かすれた声でルシエンがささやいた。
「ん」
 口をはなさずに頷くと、ぎゅっと槍を握りしめ、絞るようにこす
り上げる。
 明け方が近いのだろう。外で鳥が鳴きはじめた。人里離れた山奥
のせいか、烏の声は聞こえない。
 鳥の歌とルシエンの荒い息、にちゃっ、にちゃっという淫らな音
とが明るくなりつつある部屋の中で不協和音を奏でていた。
 時折、じゅるっとすすり上げる音と、ひぃっ、という悲鳴とが混
ざり合う。
 ぷは。
 少し疲れて、息をついだ。ルシエンはもどかしげに腰をぴくぴく
とさせている。ひどく高ぶっているのか、はっ、はっ、と熱い息が
絶え間なく漏れていた。
「気持ちいい?」
 きゅっと目をつぶったルシエンがうなずき、かすれた声でささや
く。
301神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:07 ID:XBfN6Tus
 じゅるるっ
 滴をすすり上げると、口の中を塩気と強烈な雄の匂いが満たした。
頭の芯がずきずきと痛み、意識が朦朧としてくる。いつの間にか、
ソニアは滴を熱心に飲み下していた。
「んっ!ぁ・・・あんっ!」
 必死に押さえつけているのか、ルシエンの腰はぴくぴくとふるえ
るだけで、跳ね上がりはしない。それでもソニアは用心してもっぱ
ら側面から舌を走らせた。
 にちゃっ・・・にちゃっ・・・
 幹はソニアの涎とルシエンの滴でぬめり、手のひらを滑らせると
時折かすかな音を立てた。その音がいっそう淫らな気持ちをかき立
てる。
 ソニアが吸いつき、手を走らせるたびに破城槌は揺れ、滴があふ
れる。
「ソニア様っ、もっと、強く・・・」
 かすれた声でルシエンがささやいた。
「ん」
 口をはなさずに頷くと、ぎゅっと槍を握りしめ、絞るようにこす
り上げる。
 明け方が近いのだろう。外で鳥が鳴きはじめた。人里離れた山奥
のせいか、烏の声は聞こえない。
 鳥の歌とルシエンの荒い息、にちゃっ、にちゃっという淫らな音
とが明るくなりつつある部屋の中で不協和音を奏でていた。
 時折、じゅるっとすすり上げる音と、ひぃっ、という悲鳴とが混
ざり合う。
 ぷは。
 少し疲れて、息をついだ。ルシエンはもどかしげに腰をぴくぴく
とさせている。ひどく高ぶっているのか、はっ、はっ、と熱い息が
絶え間なく漏れていた。
「気持ちいい?」
 きゅっと目をつぶったルシエンがうなずき、かすれた声でささや
く。
302神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:08 ID:XBfN6Tus
「どういうふうにしていたのか、教えてくれたらね。
 大体、ムシが良すぎない?呪いを解いて上げて、山賊連中から助
けて上げて、その上こんなコトさせようだなんて。
 あたし、これでもセプターなんだよ?自分で言うのも何だけど、
そこそこの。
 そんなセプターにこんな恥ずかしいコトさせるんだから、聖女サ
マにも少しは恥ずかしい思いをしてもらわなくちゃ、不公平とじゃ
ない」
 言って先端に口をつけるとちゅうっと吸い上げた。ごくり、と満
ちあふれていた滴を飲み下す。
「んくっ!!」
「だからぁ、ほら」
「し・・・してましたっ。時々、自分でっ」
 たまりかねたようにルシエンが言葉を吐き出した。慎ましやかに
育ってきた聖女にとっては、ひどく勇気のいる言葉だったのだろう、
恥じらいにか、目の端に涙が浮かんでいた。
 しかし、その必死な言葉をソニアは蹴りとばす。
「知ってる。それ、さっき聞いた。
 あたしが聞いているのは、どれぐらいの頻度で、どんな厭らしい
ことを考えながら、自分でこれをしごきたてていたかってコトなん
だけど」
 ルシエンが、勇気をため込むかのように、何度も深呼吸をする。
あるいは、部屋の中に満ちた淫薫が理性を弱めてくれると期待して
いるのかもしれない。
「どれぐらい?」
「に、二回です。一週間に、二回ぐらいっ」
「で、どんなことを考えながら?」
 必死な様子で言葉を絞り出したルシエンに、ソニアは間をおかず
に問いかけた。どす黒い雄蛇は、すでに全体がぬるぬると滴にまみ
れていた。ソニアの手もべたべたに汚れ、手が滑る。
 ルシエンの腰が跳ねるそうになるのを、体重をかけたソニアの肘
が封じる。
303神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:09 ID:XBfN6Tus
「ほら。どんなことを想像していたの?
 やっぱり、こういうのを持っているダークエルフに犯されるとこ
ろとか?
 それともパラサイトに寄生されて、責められながら村人の前で預
言を行うところとか?」
「そ、そんなっ・・・!」
「そんなんじゃ、物足りない?
 薬師と一緒にグーバ風呂につかって、全部犯されちゃうとか、そ
れぐらいじゃないと、物足りなかったりするの?」
 言いながら指を股間に滑り込ませ、後ろの穴をつんつんとつつく。
「地下牢で拘束されて目隠しの上であっちこっち犯されるとか?
 それとも、年下風のショゴスに責め立てられるとか?」
「そ、そんなことっ・・・」
「じゃ、どんなこと想像してたの?」
 意地悪く言葉を重ね、促すように根本に爪を立てる。苦痛にか、
快楽にか、ルシエンがうめき声を上げた。
 手の中のものはいっそう強ばり、表面に浮いた血管が見てわかる
ほどに脈打っている。
「どんなのを?」
「・・・ソニア様を、ソニア様に、されるところを、考えながら、
ですっ」
「おやま」
「ソニア様が“力あるセプター”であることは、存じ上げておりま
したので・・・呪いが、解けるようにと・・・」
 じらされ続けたせいか、額に汗を浮かべながらルシエンがそう告
げる。
「そらまた、光栄至極、というべきなのかな?
 こんな風に?ひざまずいてぴちゃぴちゃ舐めて欲しかったの?」
 苦しげにルシエンが首を振る。
「違うの?」
「それでは、呪いが・・・っ」
304神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:10 ID:XBfN6Tus
「じゃ、あたしを犯すところ、想像してたんだ。
 あ、されるところって言うから、犯されるところ、かな?」
 恥じらいに唇をかみ、一瞬ためらった後、ルシエンがこくっ、こ
くっとうなずいた。
「ソニア様・・・っ!」
 びくん、と槍がふるえ、これまでとは明らかに違う、ねっとりと
白濁したものが先端に浮かぶ。
 ソニアはあわてて先端に唇をつけ、すすり上げた。
 ねばねばとした感触がのどを汚しながらゆっくりと落ちていく。
 それが胃に落ちた瞬間、強い酒でも飲んだかのように身体がかあ
っと熱くなる。胎がかっと燃え、じんわりと蜜がにじむのがわかっ
た。
(うわ、やば)
 そんなことを思う頭とは別に、太股はもどかしげにこすりあわせ
られ、のどは渇きをいやすかのように滴を求める。
「もうっ、もうっ、出ますっ!」
 もはや恥じらいもなにもなく、ルシエンが叫んだ。
 びくんびくんと蛇が身震いをするたびに、白濁液が先端からごぼ
んごぼんとあふれてくる。
 あわてて飲み下したが、あふれた樹液が唇の端からこぼれ、ソニ
アの首筋に暖かい流れを作った。
 ぬちゃぬちゃっと気ぜわしく手を上下させ、熱く脈打つ幹をしご
きたてた。同時にあふれるのを気にせずに、内部に満ちた樹液をじ
ゅるるっと吸い上げる。
「んは、は、はっ!・・・っ!!」
 びくんっ、とルシエンの腰が勢いよく跳ねた。しごくのに専心し、
体重をかけていなかったためか、破城槌は歯止めもなく跳ね上がり、
先端をすすっていたソニアの口に勢いよく打ちつける。
「むぐっ!?」
 一瞬間をおいて、樹液が鉄砲水のように飛び出し、大量の樹液が、
直接喉に打ちつけた。火酒のようなそれが胃の腑へと滑り落ち、ソ
ニアの身体を燃え上がらせる。
305神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:11 ID:XBfN6Tus
「あ!あ!」
 跳ねた腰が寝床に落ちた後も、断続的に精を吹きあげる。ソニア
はそれを口で受け止めると、ごくごくと一心に飲み下した。飲みき
れない樹液が幹を滑り落ち、ルシエンの太股を白く汚す。
 最後の一塊りを無意識のうちに口にとどめ、ゆっくりと味わい、
名残惜しげに飲み下す。
 ソニアはわずかに力を失った槍から口をはなし、息をついた。気
がつけば、口元も、喉も、襟も、ルシエンの太股も飲みきれなかっ
た樹液で白くべたべたと汚れている。
「ずいぶんたくさん出たねえ」
「たくさん、なのですか?」
 ルシエンが首を傾げる。
 それもそうだ。ソニア自身、そう経験が豊富な方ではないが、こ
んな人里離れた土地に“聖女”として育てられたルシエンに、そん
なものを見た経験があるとも思えない。
 膝立ちになっていたのが、がくりと腰が落ちる。二人はしばらく
そのまま、ぐったりと動かなかった。
 ふう、ふうと疲れた息をしながらも、身体に汗が浮いてくる。飲
み下した樹精のせいだろうか身体が熱い。しゃがみ込んだまま、か
かとを股間に押しつけると、ぐちゅり、と寝間着ごしに音がした。
しみ出した液がかかとを冷たく湿らせる。
(ん・・・)
 そのまま、かかとをぐりぐりと押しつける。だが、熱いしびれは
癒されるどころか、刻々と強くなっていくばかりだった。腰を前後
に揺らし、飢えた身体の赴くままにぐちゃぐちゃと刺激するが、飢
えにさいなまれる身体は、かかとではとうてい満たされない。
「・・・呪い、解けませんね」
 ぽつりとしたルシエンの言葉に、ソニアは我に返った。見上げる
と、ルシエンはぐったりとした自分のものをぼんやりと見つめてい
る。
(よかった、気づかれていない)
306神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:12 ID:XBfN6Tus
 そう安堵するとともに、ソニアは改めてみる凶悪な毒蛇の姿に、
音もなくのどを鳴らした。飢え、渇いたソニアの身体が、蛇の毒を
欲している。それを見つめているだけで、浸みだしたものでかかと
が熱く濡れた。
「口じゃ駄目かあ。しょーがない」
「あ、あの?」
 ソニアは手早く寝間着を脱いだ。
「ほら、あたしだけ裸にさせる気?ルシエンも脱いだ脱いだ」
「あ、あのソニア様、よろしいのですか?」
「しょーがないでしょ、口じゃ駄目だったんだから」
「・・・よろしいのですか?」
「いやなら、止めてもいいけど?」
 言葉を交わす間にも、ルシエンの身体が見る間に力を取り戻して
いく。
 ソニアの身体はそれを求め、今すぐにも交わりたがっていたが、
衝動を押さえつけ、平静を装った。
「止めるの?」
 意地の悪い問いかけにルシエンは目をそらし、服を脱ぎはじめた。
ソニアも最後の一枚を脱ぎ、濡れた下着を寝間着の山の中に滑り込
ませる。ルシエンはためらいがちに、一枚一枚惜しむように脱いで
は脇机に置く。
 白い肌が、明け方の光にまぶしい。
 一糸まとわぬルシエンの姿は、ソニアの目から見ても魅力的だ。
汗に濡れた肌は、白いせいもあって茹で卵のようになめらかに見え
る。脂がのっている胸や腰は、まだ年若いソニアと比べると、はる
かに女性らしい。無論、股間の隆々としているものをのぞけば、だ
が。
 ソニアの方は、男らしいとまでは行かないものの、ルシエンと比
べるとだいぶ見劣りがする。ことに胸回りはルシエンが手に余るよ
うなたわわな実りなのに比べ、ソニアのそれは膨らんでいることが
わかる程度のものでしかない。
(こんめろう・・・)
307神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:13 ID:XBfN6Tus
 何となくソニアは腹立たしいものを感じた。体つきなどをどうこ
ういっても仕方がないとはわかっているのだが、それでもむしゃく
しゃするのを止めることはできない。
 だからといって、今更ほっぽりだす訳にもいかない。ソニアは腹
立ちを押さえて身を横たえ、脚を開いた。飢えた身体からよだれが
流れ、シーツに染みを作る。しかし、いきり立つ身体を持て余して
いるのか、ルシエンはそれに気がついていないように、脚の間に身
を置くと、槍に手を添えて狙いを定めた。
 肘をついて身を起こす。緊張のあまり、唾を飲む。
「ん」
 ソニアが頷くと、それを合図として穂先が身体に押し当てられた。
徐々にソニアの身体を押し開き、中へと入り込んでくる。
 はーっ、はーっと息を吐き、身体の力を抜く。実際に自分の身体
の中に入ってくると、手で握っていたときよりもずっと凶悪な太さ
をしているように感じられる。
「んっ」
 裂けそうな痛みにソニアは顔をしかめた。ルシエンが強引に槌を
押しつけたのだ。反射的に力がこもり、身体がルシエンを拒む。
「ちょっと、もっとゆっくり」
「あ、はい。申し訳ありません」
 槌を潜り込ませるのでなく、押し当てるように腰を進めては止ま
り、進めては、止まる。ソニアもそれに合わせて息を吐き、力を抜
く。
 はあ、はあ、はああ、はあぁ・・・
 力を抜いた瞬間に、前よりも一センチ、一センチと深く破城槌が
潜る。そのたびにソニアの身体が開かれ、広げられた。
「くぅ・・・っ」
 数度の繰り返しで、ついに一番太い部分が潜り込んだ。ソニアの
目からは隠されているが、広がりきった裂け目は色を失っているだ
ろう。肉を無理矢理引き延ばされる痛みに涙が浮かぶ。ずきずきと
秘部が痺れた。
 ずずっ!
308神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:13 ID:XBfN6Tus
「ぐっ!」
 不意にルシエンの身体が動き始め、ソニアは悲鳴を上げた。一番
太い部分が入った以上は、遠慮は不要とでも考えているのか、勢い
よく槌を突いては引き、突いては引く。
 反射的に身体が力み、ルシエンを拒もうとするが、すでにすっか
り埋まった槌を締め付ける役にしか立たない。
「ひっ!い、痛い、痛いってば!」
「すごい・・・暖かいですわ、ソニア様・・・」
 涙目で訴えるソニアの言葉も耳に入っていないのか、ルシエンは
陶酔した表情で身体を突き上げる。
「ぎゃっ!」
 破城槌が奥に打ちつけられ、ソニアは身体をのけぞらせた。一瞬
息が止まり、目の前が白くなる。血の気を失うようなじりじりした
痛みと、脳天に突き上げるような激痛がまじり、身体中に脂汗が流
れた。
 詰め込まれたソニアの身体は、蜜の染み出る隙間もなくルシエン
に満たされている。ルシエンが動くたびに肉が引きずられ、すりむ
けるような痛みが走る。
 あふれ出るほどの蜜が少しは痛みを和らげているが、裂け割れる
ような痛みの前にはほとんど慰めにもならない。
(力、抜かないと・・・っ)
 そう思いながらも、身体の奥底を打ちつけられるたびに息が止ま
り、身体中が強ばる。それがいっそう苦痛を強めているとわかって
も、力を抜くまもなく破城槌が打ちつけられるのだ。
 ぎりりっ
 頭の中を歯ぎしりの音が響く。
「うあ、ぐ、ぎっ!」
 激痛に身をよじり、のけぞらせるソニアの動きもルシエンには目
先の違った刺激としか受け止められていないのだろう。かまわず動
きが早まる。
「ソニア様・・・私、もう・・・」
 どんっ、どんっ
309神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:14 ID:XBfN6Tus
 ソニアの身体がいっそう強く打ちつけられる。内蔵を揺るがすよ
うな振動に、口の中が酸っぱい唾であふれる。今にも胃の中のもの
が逆流しそうな嘔吐感におそわれながら、ソニアは早く終わること
を一心に祈っていた。
「ん!」
 不意に、ルシエンの身体が強ばり、止まった。身体の奥で何かが
どくどくと吐き出されるのがわかる。
 ルシエンがふるえ、大きく息をついた。
「お、終わった・・・?」
 ずるり、と破城槌が引き抜かれる。膣がぽっかりと口を開き、そ
そぎ込まれた樹液ぽたぽたとこぼれた。わずかな名残惜しさと、苦
痛から解放された安堵感がどっと流れ込んでくる。
 ほっとした瞬間、身体中からいっぺんに力が抜けた。寝台の中に
潜り込まんばかりに身体が沈み込み、大きく胸が上下する。
「はーっ!はーっ!」
 ようやく終わったという開放感が、痛めつけられた身体に心地よ
い。
「痛ー」
「大丈夫ですか?」
「まあね・・・そっちは?」
「え?あ、効果はあったみたいです」
 言いながらも、声の響きは困ったような色をにじませていた。く
たびれきった身体に鞭打ち、何とか身を起こす。
「おやまあ」
 ルシエンの股間を見て、ソニアは疲れた声を上げた。
「しぶとい呪いね〜」
 呪いは弱まったとはいえ、完全に姿を消したわけではない。同じ
場所に、大きさこそ縮んだものの、まだしっかりと生え残っている。
縮んだと言っても、化け物が人間に変わった、という程度だ。
「もう一度出せば、終わりそうだね」
 そうはいいながらも、身体はぐったりと疲れている。
「ちょっと、一休みしよう」
310神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:15 ID:XBfN6Tus
 二人はシーツを身にまとい、寝台に腰をかけた。
「喉が渇きましたね」
 そういうとルシエンはカードを手に取った。光が部屋を満たし、
黒髪の女性が姿を現す。カードから召喚されたクリーチャー、尼僧
だ。
「ここに」
「水を持ってきて」
 常日頃侍女代わりにでもしているのだろう。ルシエンは慣れた様
子で尼僧に命令を下した。
 セプターの中には、召喚したクリーチャーを雑役に使う者が少な
くない。
 尼僧を侍女代わりにするのはどのようなものかとも思うが、世の
中には騎士をジャガイモ剥きに使う輩もいるぐらいだから、そう目
くじらをたてることでもないだろう。
「どうぞ」
「ありがとう」
 ソニアは水を一息に飲み干した。汗をかいたせいか、ひどくおい
しい。
「それにしても、何だってあんな呪いをかけたんだろ?」
 する事もなく、話が呪いへと向かう。
「わかりません。仮面のセプターは、私を従わせようとしていたよ
うですが」
「そうなの?」
 ルシエンはうなずき、嫌なことでも思い出したのか、眉をひそめ
る。
「仮面のセプターって、どんなやつだったの?クレイトスで会うか
もしれないし、知っていることを教えてくれない?」
「そうですね、最初からお話ししますと長くなりますから、かいつ
まんで・・・」
「最初からお願い。どうせしばらく休まなけりゃなんないんだし。
 なんせ遠慮もなんもなしにやられたもんだから、あそこがひりひ
りして、痺れちゃっててさ」
311神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:15 ID:XBfN6Tus
 くくっ、と尼僧が喉で笑った。ルシエンがじろりとにらみつける
と、素知らぬ顔であさっての方を見る。
 照れ隠しか、ルシエンは咳払いを一つすると、そのときのことを
話し始めた。
「ソニア様と出会う一月ほど前のことだったと思います。
 はじめは、ただ身元を隠そうとしているだけの人物と思ったので
す。仮面のセプターは突然勝負を挑んできました。
 他に来訪者がいなかったのは、幸いでした。もしかしたら、仮面
のセプターが訪問者を妨げていたのかもしれませんが。
 しきたりと言うこともあり、勝負を受けないわけにはいけません
でした。
「何者です。
 三賢者が一人、アトラ山のルシエンと知っての狼藉ですか!?」
「承知の上のことよ。
 最初の質問に答えるのならば、あなたのあるじとなる者、と言っ
ておきましょうか」」
 セプターの言葉を、ルシエンは暗く、虚ろな声で語った。
「仮面のセプターはそう言ってせせら笑った。どんな戦いをしたの
かは、まだ記憶が曖昧だ。ただ、柳爺にボジャノーイ、それと暗黒
の王を使役していたのだけは覚えている。
 私は敗れ、縛られて中央回廊に転がされた。
「一体、何者です!いったい何の目的があってこんなことを・・
・」
「あなたのあるじとなるものが、あなたを従わせるために来たの
だ」
「愚かなことを。賢者は真理に仕えるのみ。王侯相手であろうとも
折らぬ膝を、あなたのような不埒な輩に折りはせぬ」
「力と欲望にも仕えるのだろう?」
 仮面のセプターはそう言ってせせら笑った。
「そんなものに屈する者は、賢者などとは呼ばれはせぬ。力で私の
頭を押さえつけることが出来ようとも、私を従わせられはせぬぞ」
「さあて?どちらが正しいか、試してみようではないか」
312神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:16 ID:XBfN6Tus
 仮面のセプターがカードを手にする。あたりが光に包まれた。
 だが、クリーチャーが姿を現わした様子は見えなかった。
 私は目を凝らした。粉食らいやレプラコーンのような小型のクリ
ーチャーかとも思ったが、それも見あたらない。
(細菌?それとも幽霊?)
 そうも思ったが、仮面のセプターの表情を見る限り、そうでもな
いようだった。
「ナッガマンテー!」
 再びカードが光るが、やはりなにも現れない。
「ナッガマンテー!ナッガマンテー!ナッガマンテー、ナッガマン
テー!!」
「へーい」
 ぴかっ、ぴかっ、ぴかっと三、四回カードが光ってから、ずいぶ
ん間延びした返事が来た。
「無精をしていないでさっさと出てこい。何回呼ばせれば気が済む
んだ」
「まだたった五回ですから、ここは切りよくもう七回ぐらい・・
・」
「馬鹿なことを言っていないでとっとと出てこい!さもなくばカー
ドごと燃してくれるぞ」
「へーい」
 カードが光り、ひどく背の低いゴブリンが姿を現した。小柄だが
肩幅は広く、四肢にはみっちりと筋肉が詰まっている。乱杭歯がの
ぞく口は品のない薄笑いを浮かべ、片目には眼帯がはまっていた。
手には大きな頭陀袋を提げている。
「全く手間をかける。
 さて、最後通告といこう」」
 身じろぎもせず、とうとうと語り続けるルシエンに、ソニアはお
そるおそる呼びかけた。
「あの、もしもし?」
「声かけない方がいいですよ」
「大丈夫なの?なんか様子が変だけど」
313神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:17 ID:XBfN6Tus
「よくあるんですよ、半分意識が飛ぶというか、半睡状態というか。
 預言者ですからねえ」
 尼僧は他人事のように言うと、うんうんと一人うなずいた。
 そう言うものなのか、とソニアが感心している間にも、ルシエン
の語りは続いていた。
「一瞬のためらいの後、私はきっぱりと首を横に振った。
「賢者は何人にも仕えぬ」
「それが返事ならば、結構。
 ナッガマンテー、ルシエン殿に事の理非をよくお聞かせしろ。出
来ような?」
「出来ような、と言われても、なんせ生き物が相手ですから、石工
が石を彫るようにはいきません。
 けどまあ金槌で鼻をへし折って、腕の二本も抜いて出っ張ったと
ころを削いで凹んだところは焼き鏝でふくらましゃあ、大抵のやつ
はうんといいますな」
「・・・ナッガマンテー、私がなにをしたいのか、わかっているの
だろうな?ルシエン殿に私に仕え、その預言の力を私のために使う
よう、貴様からよく言い聞かせて欲しい、と思っているのだぞ」
「とどのつまりは、そのあまっこの預言の力が欲しいんでしょう?
そんなら舌の一枚も残ってりゃあいいわけで」
「預言の力というのは、難しい物でな」
 仮面の奥で、セプターが苦笑いをする気配がした。
「いかな意味でも瑕瑾があってはならぬ。手段を選ばぬのなら、最
初から呪いをかけて済ませている。出来る限り、自主的に預言の力
を使うように“説得”してもらわなくてはならぬから、貴様を喚ん
だのだ」
「言うのは簡単だあね・・・職人の苦労も知らないで」
「何か言ったか」
「いえいえこちらのことで。毎度毎度難しい事ばかり言われますけ
ど、まあこちらもそれが稼業、傷をつけないとなるとよけいに手が
掛かりますが、やりましょう」
「大丈夫だろうな?」
314神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:17 ID:XBfN6Tus
「こういう奴は、冷えたところに薬を奢って、堅いところに縄を巻
きつけて、それからちょいとつついてやれば、大丈夫、すぐにバタ
ーみたいにグニャグニャになります」」
 気を利かせた尼僧が出した酒を飲みながら、ソニアは感心してう
なった。
「それにしても、よくあの細い喉からゴブリンみたいな声が出るね
え。どこから出ているんだろう?」
「本当に、何か憑きだすと声がぐるりと様変わりをしますからねえ。
 今日はましです。イクシア様が憑くと、何とも・・・説明しにく
い声が出てきますから。夏場にあのお声を聞くと、お腹を壊します
よ」
 尼僧も酒を飲みながら気楽そうに言った。
「壊しますか」
「ええ、そりゃあもう。お通じの悪いときなんかですね、イクシア
様に一席ぶってもらえば、一発です」
「ナッガマンテーが、頭陀袋の中をかき回し、包帯と薬瓶、それに
柔らかそうな綱を取り出した。
「さて、ちょいと手が要ります」
 仮面のセプターはうなずき、カードを掲げた。
「ヘルムワイグ!」
 セプターが声を上げるなり、勢いよくバルキリーが召喚されてく
る。無骨な鎧に両手持ちの大剣、翼飾りのつけられた兜のすそから
は、燃え上がるような金髪が腰のあたりまでのびていた。
「ハイアーッハ!お呼びですか、我があるじ!」
 バルキリーは仮面のセプター、ナッガマンテー、そして私へと順
々に碧玉の瞳を向け、がくりと肩を落とした。
「またですか?」
「その通りだ、ヘルムワイグ。ナッガマンテーの手伝いをしてやっ
てくれ」
「戦とあればどんな死地にも赴きましょう。
 しかし、戦いがどこにありますか?勇士は何処に?
 バルキリーはゴブリンの下働きではありません!」
315神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:18 ID:XBfN6Tus
 ヘルムワイグが拗ねたようにそっぽを向いた。
「そう腐るな。ナッガマンテーの顔と差し向かいでは、私もやり切
れぬのでな。
 同じ見るなら、ナッガマンテーがいたぶっているところよりも、
おまえがいたぶっているところの方が見ていて楽しい」
「バルキリーは娼婦ではありませぬ。ご下命とあらばその通りにい
たしますが、我らの本分は盾と槍にあるのです」
「それでは命令するぞ。ナッガマンテーに従い、ルシエン殿を説得
するのだ」
「ならば、謹んで承りましょう」
 セプターの言葉に、ヘルムワイグは渋々、といった様子で頭を下
げた。
「さあさあ、話が終わったらそこのあまっこの服をひん剥いて、動
けねえように縛りあげな」
 ヘルムワイグが、ナッガマンテーを睨んだ。
 動ずる様子も見せず「さっさとしろ」と促すナッガマンテーの言
葉に、ヘルムワイグはあきらめたように頭を振ると、ルーンの刻ま
れた帯剣を壁に立てかけ、兜を置くいた。そして、腰にたばねてい
た短刀を抜き、私へ近づく。
「ひっ!」
 私は思わず悲鳴を上げた。ヘルムワイグは無造作に短刀を滑らせ、
服を裂いていく。細い音を立てて肌があらわになり、冷たい空気に
なでられる。
 一枚一枚、手際よく衣服が剥ぎ取られ、そのたびに私の身体がセ
プターやナッガマンテー、ヘルムワイグらの視線に晒された。
 出来ることなら、少しでも視線を避けたかったが、ヘルムワイグ
が手元を狂わせれば、肌が切り裂かれるという恐れに、私は身体を
強ばらせ、身じろぎ一つする事が出来なかった。
 下着一枚残さず服を剥ぎ取ると、ふうん、と感心したようにヘル
ムワイグが呟いた。
「なかなか、いたぶり甲斐のありそうな身体ね」
 そう言って、ヘルムワイグは指を。の指が・・・」
316神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:19 ID:XBfN6Tus
 不意に、ルシエンが言葉をつまらせた。
「どうしたの?」
「これは、照れが入りましたねえ」
「そうなの?」
「本当に神がかっているわけじゃないですからね。あらら、お酒、
もうないや」
「ふうん。ま、酒も底をついたし、ちょうどいいかな?」
「いえいえ、まだまだありますよ」
 尼僧は脇台の戸を開け、中に入っている酒瓶を示した。
「いやー、もういいよ。それに、ルシエンの方が頃合いみたいだし。
好きに飲んでて」
「そうですか、じゃあありがたく」
 ソニアはにいっ、と笑った。するすると蛇のようにルシエンの方
へにじり寄ると、後ろから抱きすくめる。
「指があ、どうしたの?」
「え、あの、私の・・・身体を触ったんです」
「身体の、どこに?」
「それは、その」
「こことか?」
 ソニアの指が、ルシエンの胸を軽くつまんだ。ルシエンは一瞬身
体を強ばらせ、首を小さく横に振った。手を滑り込ませ、汗でしっ
とりとした肌の上をさわさわとはい回らせる。
「ここ、かなあ?」
 胸を包み、へそをほじくる。手を滑らせ、いつの間にか鎌首をも
たげた蛇の付け根をぐるりと周り、下の裂け目をするりと撫でる。
粘っこくあふれた蜜が指にまとわりついた。
「ここ?」
 秘華をかき混ぜると、ぐちゅぐちゅと卑猥な音がした。ルシエン
の唇から火照った息が漏れる。
「あ、あの・・・」
「あ、ここじゃないのか」
317神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:19 ID:XBfN6Tus
 あっさりと指をはなした。ソニアはそのまま、ルシエンの腰の下
へと指を滑りおろした。指を曲げて、ルシエンの後ろの坑口を軽く
つつく。
「ひぁ!?」
 びくん、とルシエンの身体が跳ね上がった。
「そ、その、前のところですっ」
 慌ててそう言うルシエンの背後で、ソニアはわざとらしく首を傾
げる。
「前といわれても、あっちこっち触ったしなあ。どこ触ったのか覚
えてないや。どこだっけえ?」
「で、ですから・・・あの、あそこ、です」
「あそこじゃわかんないよお?ちゃあんと言わないと。そうじゃな
いと」
 指が押しつけられるたびに、ルシエンの身体が強ばった。
「あっ、で、ですからっ・・・その・・・」
「その?ほらほら?どこなの。言わないと」
 指が、ルシエンを軽くえぐる。ルシエンの身体が拒むように強ば
り、指先を締めつけた。
「んっ!じょ、性器に・・・」
「せーきと言われてもねえ。いやほら、あたし学術的文学的な用語
には詳しくないしいなあ。やっぱり言葉というのは、わかりやすく
なきゃいけませんよ、うん」
 ソニアの促す意味を悟ってか、ルシエンの首筋が真っ赤に染まっ
た。身体が小刻みに震える。
「ぁ・・・ぉ・・・」
 かすれるような声がとぎれ、ごくり、とルシエンが唾を飲み下す。
「ぉ・・・ぁ、・・・んこに、です」
 かすれた声で言い終え、はあっとルシエンがため息をついた。
「んー?きーこえーないー」
「そ、そんな・・・」
「だってきこえなかったんだもん。聞こえた?」
「はいー?聞こえませんでしたー」
318神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:20 ID:XBfN6Tus
 尼僧の方へ振ると、しれっとした言葉が返ってくる。
「ア、アニューズ・・・あ、あなた酔ってますね?」
 情けない声でルシエンがなじるのもどこ吹く風と、尼僧はちびち
びと蜜酒をすすっている。
「よってませんよー。縒ろうにも紙がない。あれば百本でも縒りま
すよ。何本縒った?へいまあ後97で、97本縒ったのかい、いえ
後97本で百本になります、それじゃあ全然縒ってないってえぐら
い酔ってません」
 どこから聞いても酔っている尼僧の戯れ言は無視して、ソニアは
ルシエンの耳元に囁いた。
「ほらほら?もういっぺん、ちゃあんと言う。そうじゃないと・
・・」
 ソニアは左手をルシエンの胸に回し、頂を軽くつねった。ぶるっ、
とルシエンの身体が震える。
「呪い、解いて上げないよ?」
 再び、ルシエンが唾を飲んだ。
「わ・・・私の、おま・・・お、おま・・・」
 数度言い淀んだ後、ルシエンはゆっくりと区切りながら、その単
語を口にした。ソニアの口が、にんまりとした意地の悪い笑いを形
作る。
「下品ねえ」
「そ、そんなっ・・・だって・・・ソニア様が無理に・・・」
「言わせたって?」
 尻を弄んでいた指を離し、ソニアはルシエンの秘華をかき回した。
ぐちゅぐちゅという音が、小さく響く。
「そんな下品なこと言わされながら、ここはこんななんだ?そうい
うこと言わされて、濡らしちゃってるんだ?案外ルシエン、下品な
方が好きなんじゃないの?」
「ち、ちがう・・・」
 羞恥に赤くなるルシエンに、ソニアはなおも囁いた。
「じゃ、何でこんななってるの?ぐちゅぐちゅ、すごい音たててる
よ。聞こえるでしょ?」
319神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:20 ID:XBfN6Tus
「聞こえません!そんな音、聞こえませんっ!!」
「ふーん?」
 指でいじくるたびに、ルシエンの口から熱い吐息が漏れた。
「そっちはどう?聞こえない?」
「えー?いやもう、ぐっちゃんぐっちゃんすごい音たててますね。
 いやあんもう、ルシエン様ったらあ、ス、ケ、ベ」
 そう言って尼僧が、ぶははと品も何もない笑いを上げた。
「アニューズッ!あなたまた飲んでっ、ひゃんっ!」
 首筋に唇をはわせると、ルシエンが艶のある悲鳴を上げた。ソニ
アはシーツを剥ぎ取り、背後から引き倒してルシエンを横にする。
「それじゃあ一休みもすんだし、そろそろ呪いを解こっか」
「あ、はい・・・」
 ルシエンの上に跨り、ゆっくりと破城槌を自分の身体に押し当て
る。軽く先端を受け入れ、すぐに引く。ソニアの淫唇でくすぐるよ
うに腰を揺らすと、ルシエンがもどかしげに身体をうねらせた。
「ソ、ソニア様あ・・・」
「全然触ってないのに、もう元気一杯なんだ。ルシエン、いつの間
にこんなにしちゃったの?」
「それは、その・・・ソニア様が、意地悪をするから」
「意地悪されて、こんなにしちゃったんだ」
「ち、違いますっ・・・」
「じゃあ、どんな気分だったの?」
「それは・・・すごく、恥ずかしくて・・・」
 ルシエンの目が、左右に泳ぐ。
「恥ずかしい目に遭わされて、こんな元気になっちゃったんだ?変
態さんだねえ」
「そ、そんな・・・」
「違うの?嘘つきは嫌いだな、あたし。ルシエン、いじめられるの
が好きな、変態さんなんでしょ?」
 ルシエンが堪えるように眉をひそめ、身体をふるわせる。わずか
な間をおいて、ルシエンがこくりとうなずいた。
320神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:21 ID:XBfN6Tus
「はい・・・私は、ソニアに意地悪をされて・・・すごく、すごく
興奮してしまう・・・へ、変態、です」
 そう言うと、蛇の身体がさっきよりも膨れ上がり、びくっびくっ、
と震えた。ぴちゃっ、と生暖かな毒液がソニアの秘華を汚す。
 ルシエンはほーっとため息をついて、ぐったりと寝台に沈み込ん
だ。それだけで達っしてしまったかのように、疲れ切った息をする。
 ソニアは、ふふ、と笑った。
「さっきより、元気になってるよ、ルシエン。
 それじゃ、ご褒美」
 ソニアはゆっくりと腰を沈めた。
「ぅぁああ・・・」
「ふああ・・・」
 ぬぷぬぷとルシエンの身体が入り込んでくる。ルシエンは大きく
のけぞり、白い喉をあらわにして悲鳴を上げ、ソニアは暖かく満た
されていく感覚に陶酔した声を上げた。
 ソニアの身体が、するすると、何の抵抗もなくルシエンの身体を
飲み込んでいく。
 ふうっ・・・
 完全に飲み込み終えると、ソニアは熱い息をはいた。暖かな気持
ちよさが、身体中を満たす。
(うわあ・・・何にもしてないのに、濡れてるや。
 こりゃああたしもルシエンのこと、あんまり言えないなあ)
 そんなことを思いながら、ソニアはルシエンに覆い被さり身体を
前後に揺らす。
 ソニアの淫芽がルシエンの身体にこすりつけられた。
 くちゅくちゅと、小さな水音が部屋に響いた。身体をこすりつけ
るたびに、ソニアの身体が熱く煮えたぎってくる。
「あ、はぁ・・・」
 ルシエンが心地よさそうな息を吐く。
 ソニアは覆い被さった格好のまま、身体を前後に動かした。端か
ら見ていれば、どちらが男役なのかわからなかったろう。
 くっちゃくちゃくっちゃくちゃ・・・
321神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:22 ID:XBfN6Tus
 こすりつけるような動きが、だんだんと、大きくなる。先端が抜
けそうなほどに身体をひき、打ちつけるような勢いでルシエンを飲
む。
 前にそそぎ込まれた樹液が、打ちつけるたびにあふれ、ぬぐちゅ
っ、ぬぐちゅっと奇妙な音を立てた。ルシエンの樹液がルシエンの
秘裂に沿って流れ落ち、シーツにどんどんとこぼれていく。
「はっ、あっ!」
 ルシエンの腰が跳ねた。寝床に横たわりながらも、腰を跳ね上げ、
また沈み込ませ、ソニアの動きにあわせて精一杯腰を振る。二人が
深く繋がるたびに、ねばねばした音とともに、汗に濡れた肉が打ち
合わされる音が響く。
「んっ!ふあ、あ・・・」
 堪えるようなルシエンの顔を、ソニアはうっとりと見つめた。破
城槌が打ち込まれるたびに、ずしんと身体中を衝撃が走り、体温が
跳ね上がる気がする。
 ソニアは動きを小さくした。それでもルシエンが腰を振る分、前
よりも深く繋がり、大きく破城槌が引かれる。
 動きを小さくした余力で、ソニアは身体を左右にひねった。破城
槌が、まるでねじり込まれるような感覚が、ぞくぞくと背筋をかけ
のぼる。
「んんっ!」
 ルシエンが我慢しきれないように肘をつき、勢いよく腰を動かし
始める。はね回る雌馬に跨りながら、ソニアは腰をねじり、身体を
揺すった。体内を力強く出入りするルシエンの動きと、小刻みに変
えるソニアの動きが絡み合う。ルシエンの身体は二人にも予測でき
ない動きでソニアの身体をはね回った。
 奥深くを破城槌が打ちつけたかと思えば、蛇がうねり、ねじのよ
うに回ったかと思えば、引くことなく釘のように打ち込まれる。
 ぬちゅっ、ぬちゅっという水音が、部屋中に響く。
「あっ、はっ、はんっ!ソ、ソニア様っ!私っ、も、もうっ・・
・」
322神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:23 ID:XBfN6Tus
 ルシエンの額に、汗が浮かんでいた。額だけではなく、身体中に
汗が浮かんでいる。あちこちに汗の筋が出来、へそや鎖骨に汗だま
りが出来ている。
 ソニアの方も汗だくだった。初めてルシエンを受け入れたときと
は違う、熱い汗だ。
 髪が背中に張りつき、流れた汗が二人のつなぎ目にたまり、蜜と
樹液に混ざって水音を大きくする。
 下腹部は、内臓で火が焚かれているかのように熱い。神経が、ぴ
んと張りつめているのがわかる。
「いきそう?」
 返事をする余力もないのか、ルシエンはただうなずくだけだった。
「あたしも、駄目そう・・・」
 二人の動きが、どんどんと激しくなった。身体が高ぶる。
「んっ!」
 不意に、ソニアは脚を絡ませ、ルシエンの動きを封じた。そのま
ま動きを止める。
 ソニアは、飢えた腰が勝手に跳ね出しそうになるのを必死に押さ
えた。ルシエンの首に腕を回し、全身をしっかり抱きしめる。
 ルシエンの汗まみれの身体が、ソニアの身体にぴったりと張りつ
いた。柔らかな乳房が、ソニアの薄い胸でつぶれ、その向こうにあ
る鼓動が伝わってくる。
「ソ、ソニア様ぁ!?」
 なじるように、ルシエンが上目遣いでソニアを睨んだ。びくんび
くんとルシエンの腰が跳ね、ソニアの張りついた身体が一緒になっ
て跳ねる。
 呪いが解けてしまったら、こうして交わることもできなくなる。
 そう思うと、早く終わらせてしまうのは、どうにも惜しい気がし
た。
(もう少し、楽しもうかな)
 ルシエンの高ぶりが治まるまで待ち、ソニアはゆっくり身を起こ
した。ソニアの身体の中で、不意に放り出されたルシエンの身体が、
不満そうに震えていた。
323神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:23 ID:XBfN6Tus
 上体を起こすと、さっきまでとは違った角度でルシエンの身体が
こすりつけられる。ソニアは軽く身体を上下させ、抉られる感触を
楽しんだ。
「ソニア様、どうして・・・」
「そう言えば、さっきの話が途中だったなって思って。
 ほら、何でこんな呪いが掛けられたのかって言う話」
 言いながら、ソニアはわざとらしく身体を上下に動かした。ぬっ
ちゃん、ぬっちゃんと汗と蜜と樹液の混じりあった粘液が、いかに
も淫らな音を立てる。
「そ、そんなこと、何も今言い出さなくたって・・・」
「だって気になるんだもの。落ち着かないって言うんなら、抜こう
か?」
 焦れったそうにルシエンが首を振り、身をよじらせた。ソニアの
方は許すつもりもなく、身体の中の炎が消えない程度に、ゆっくり
と身体を動かし続ける。
「バルキリーにあそこをいじくられたって言うところまでは、聞い
たんだけど」
 ごくり、とルシエンののどが鳴った。ルシエンにとっては恥辱で
しかない話を、もっとも恥ずかしい場面から始めるのはさすがに抵
抗があるのだろう。
「・・・あ・・・」
 ルシエンが唇を開いた瞬間、唐突に尼僧の頭が二人の間に割り込
んできた。尼僧がルシエンに前触れもなく口づけをする。
「んんっ!?」
 ルシエンが悲鳴を上げながらもがいたが、尼僧の方はしっかりと
唇をつけたままだった。たっぷり十を数えるほどの時間がたってか
ら唇が離れる。
 げほっ、げほっ、とルシエンがせき込んだ。尼僧の方は、ははあ
はあと息をしながらも、顔が笑っていた。
「何したの?」
 呆れたソニアの言葉に、尼僧の方は「景気づけですよお」と笑っ
た。
324神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:24 ID:XBfN6Tus
「お酒?」
「ええもう、度胸づけで」
「ア、アニューズッ!」
 そう声を上げるルシエンの顔は、酒が回ってきたのか早くも真っ
赤になっている。
「あなた仮にも尼僧の身の上でありながら・・・」
「下戸の建てたるなんとやら、御神酒あがらなぬ神はなし、と。い
やもう、尼僧ですから、ちょっぴしはあがりませんと、ちょっぴし
は。
 何、酔うというほどじゃありませんよ。ちゃかちゃかちゃんちゃ
んちゃかちゃかちゃん・・・」
 いつの間に空けたのか、床には空き瓶が二本転がっている。
「ま、いいけどさ。で、ルーシエン、続き続き」
 後で覚えていろ、とばかりに尼僧の方を一睨みすると、ルシエン
は目を背け、数瞬ためらってから口を開いた。顔が赤くなっている
のは、酔いのためか、羞恥のためか、ソニアにはわからない。
「どこまで話しましたか?」
「バルキリーがルシエンを色々いじくったって言うところまで」
「そうでしたね」
 ルシエンは捨て鉢気味にうなずいた。
「指が動かされると、ぬちゃぬちゃと音がしました。それまでは気
がつかなかったのですが、私、すごく濡れていて・・・」
 思い出しているのだろう、ルシエンの顔は赤く、息がひどく熱っ
ぽかった。何よりも、言葉を発するたびに、ソニアの中でルシエン
が震え、強ばる。
「ヘルムワイグは、その音を聞いて笑いました。私のことを・・
・」
「ルシエンを?」
 身をかがめて、ルシエンの胸をついばむ。ルシエンは小さく震え、
ふう、と息をついた。
「私のことを「賢者とは名ばかりの、娼婦同然の女」だと、そう言
ったのです。
325神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:24 ID:XBfN6Tus
「しかしまあ、お人形を相手にしたところで面白くもない。反応も
悪くはないし、これぐらいの方が面白い」
 ヘルムワイグは前触れもなく私の胸をねじり上げました。
「声もまあ、悪くない。せいぜい楽しませてもらうとしよう」
「おまえが楽しかろうがどうだろうが、俺の知ったこっちゃないん
だがな。さっさと縛り上げて、上につるさねえか」
「そう急くものではない。下調べを入念に行っているだけのこと
だ」」
 こうして真正面から見ていると、ルシエンが何かに憑かれていく
様子がよくわかった。視線が天井に向けられているが、天井を見て
いるわけではない。全身に力が込められているのだろう、寝床に身
体が沈み、シーツに深いしわが寄っている。
「ヘルムワイグは縄を手にとり、私の身体をまじまじと見つめた。
「何をやってるんだ?」
「いや、どういう縛り方がよかろうかと思案しているところだ」
「動けなくて吊るせれば何だってかまわんから、早くしてくれ」
「どれぐらい吊す?」
「そりゃおめえ、舌先三寸残ってればそれでいい、て訳には行かな
いんだ。腰据えてのんびりじっくりとろ火でとろとろ行くしかない
だろう」
「よし」
 わかった、とヘルムワイグはうなずくと、私のうなじに縄を引っ
かけた。あちこちを結わえながら、縄を私の身体に巻きつけていく。
 最後の方に後ろに回した腕を縛ったが、拘束する、というよりも
縄を着せるような縛り方で、腕さえ縛られていなければ何の戒めに
もならないような縛り方だった。
 縛り終えると、ヘルムワイグは私を立たせ、出来上がりを検分す
るようにまじまじと見つめた。
 縄はうなじから脚の間へと伸びていた。背中に回った縄が、身体
の前の縄に引き回され、正面にいくつもの菱形が形作られていた。
326神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:25 ID:XBfN6Tus
 全身に縄が食い込み、大きさの合わない服を無理に着込んだよう
な息苦しさがある。食い込んだ縄に盛り上げられ、胸が不格好に縄
の間からはみ出していた。
 私は思わず身じろぎをした。瞬間、息苦しさと苦痛が身体中を襲
い、うめき声が上がる。
 どこかの縄が緩まれば、反対側が痛いぐらいに食い込む。特に両
肩と股間とが、ぴんと張った縄の両端となっていた。縄のどこかが
引っ張られれば、その二ヶ所にしわ寄せが行くのだ。引っ張られた
力が、狭い柔肉に集中し、遠慮なく食い込んでくる。
 私は恐怖に胸が高鳴るのを感じた。苦痛や、動けない恐れではな
い。身じろぎした瞬間の苦痛と、秘裂に縄が食い込む感覚、全身の
縄がこすれる感触に、私の秘裂からは暖かな蜜があふれ、縄目を湿
していた。
 もしも仮面のセプターやナッガマンテー、ヘルムワイグの視線が
なければ、鉄板の上で焼かれるように踊り狂い、その感覚を貪って
いただろう。
「駄目だ」
 私の様子にはかまわず、ヘルムワイグは首を左右に振り、縄をほ
どき始めた。縄目が一つ解かれるたびに、息苦しさがなくなってゆ
く。
「どうした」
「いや、ちょっと左右の釣り合いがとれていなくてな。少し右に寄
っている。
 菱ではなく、亀甲の方が見栄えがいいかもしれんな・・・どう思
う?」
「そんなもんおまえ、どうだっていいじゃねえか」
「黙れ!賤しくも拷問吏たるものがなんたる言い様か!このような
いい加減な仕事は、バルキリーの誇りが許さん!」
「俺は拷問吏なんだよ!てめえみたいに遊びで縛るんじゃねえんだ。
 大体手際が悪いからごちゃとした結び目になるんだ。手早く順序
を心得りゃ、そんな何度も結び直すこたあねえんだ」
327神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:26 ID:XBfN6Tus
「縛り目というのにはだなあ、機能美というのがあるのだ、機能美
というものが!貴様の結び方には、品もなければこだわりもない。
私に任せた以上、文句をつけないでもらいたいものだな!
 動くなっ、縛りにくい!」
 真剣に縄を繰るヘルムワイグの後ろで、ナッガマンテーが「なん
だかんだつって、えれえ乗り気じゃねえか」と愚痴をこぼした。
「よし、これでいいだろう」
 ヘルムワイグがにやりと笑った。秘裂にあたる部分に作られた結
び目を指先で押し込む。その部分はあふれつつある蜜で、すっかり
と湿っていた。
 ヘルムワイグは口では何も言わず、ただ縛り目を秘裂に押しつけ
る。くちゅ、と音を立て、縄の吸いきれない蜜が一滴、太股にこぼ
れた。
「ところでどこに吊すのだ?鉤もなければ梁もないでは吊しようが
ないのだが」
「剣でも壁につきたててろや」
「バルキリーの誇り高き得物を、拷問道具に使えと言うのか?御免
被る」
「おまえさんの誇りってのが全体どういう代物なんだか、いっぺん
見してもらいたいもんだね。
 旦那、ああ言ってますので、なにか適当なのを出しておくんなさ
い」
 ナッガマンテーの言葉に、仮面のセプターは笑いを堪えているよ
うだった。
「もしおまえらがだな、このわたしが縛り方でいちいち言い争いを
するような拷問吏どものために、苦難の鍛錬を修め、数々のセプタ
ーを屠って魔力を高めてきたと思うのなら、それは間違っている、
と主張するな。
 しかしまあ、ルシエン殿を説き伏せて欲しいと言ったのは私だ。
それぐらいはしてやろう。
 ストームコーザーでいいか?」
328神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:26 ID:XBfN6Tus
「旦那がそれでいいというなら、結構ですな。是非そうしておくん
なさい」
「なに、冗談だ。まあ、リビングスピアで行くとしようか」
 召喚されたリビングスピアに縄がかけられた。縄の片方は、私の
手首を縛っている縄に結わえつけられる。
 ヘルムワイグが縄を引くたびに、私の身体が少しずつ上へ引かれ
ていった。引き上げられるたびに、縄がだんだんと強く締めつけて
くる。手首と秘部とに、ぎりぎりと音がするほどに縄が食い込んで
きた。
「ぐぅ・・・」
 私は息苦しさと苦痛に身をおどらせた。吊り下げられた縄の下で、
身体がふらふらと揺れる。身体を動かすたびに、縄が食い込み、秘
芽が縄目のこぶに押しつぶされ、こすりつけられる。
 一瞬の快楽の後、ぎりぎりと締めつける苦痛が全身を襲う。身体
が勝手に動き、苦痛を一時でも薄れさせようとするのを、私は必死
に押さえつけた。仮面のセプターやナッガマンテー、ヘルムワイグ
の前でそんな醜態を晒すつもりはなかった。
 けれど私の意志に反して、身体は時折身じろぎをし、そのたびに
柔肉に縄が食い込み、背筋を痺れるような痛みと、むずがゆいよう
な感覚が駆け上がった。そのたびに、そうした感覚をもう一度味わ
いたいと感じる身体を、私は必死に押さえつけなくてはならなかっ
た。
 無力感と食い込む縄の痛み、全身を締めつける息苦しさが混じり
合い、私の身体の中で何かを醸していた。
 とろとろとしたもどかしい熱っぽさが下腹部を責め、あふれ出た
蜜が膝にまで届いていた。
「遠慮なく悶えるがいい、賢者殿」
 嘲笑うように、仮面のセプターが言った。全身が羞恥と屈辱で、
燃えるように熱い。
「このような賤しい売女同然の女に、わざわざナッガマンテーや私
をお呼びになる必要はなかったのではありませんか?」
329神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:27 ID:XBfN6Tus
 ヘルムワイグの指が、背中の縄を引いた。秘裂に食い込んだ縄が、
いっそう強く食い込んでくる。ずきん、とした痛みを交えた快楽が、
髄を貫いて走る。一度その感覚を味わい出すと、身体の方が身じろ
ぎを繰り返し、縄目に秘裂を押しつけるように踊り出す。
「くぅっ!」
「勝手に盛り上がられても、困るがなあ。
 ほれヘルムワイグ、そっちにある薬草、擂り鉢で潰せ・・・脂の
混ぜものがあれば、塗り薬にもなるんだが、まあないものはしょう
がねえ。舌が曲がると思うが、まあ俺が飲む訳じゃあねえしな」
「何の薬だ?」
「一口飲むなり塗るなりで、聖女様でも色気狂い、てな薬よ。まあ
飲ませなくたって、とうから色気狂いみたいなもんに見えるがな。
 薬始める前に盛り上がられても困る。なんとかしろや」
 ナッガマンテーの隻眼が、ちらと私の方へと向けられた。
「まったく、どうしようもない淫売だな。賢者、預言者と崇められ
ていても、一皮剥けばただの雌か」
 同意するように、ヘルムワイグがあざける。頬が羞恥で熱くなっ
たが、身体の動きを完全に殺すことは出来なかった。
「しかしまあ、確かに一人でよがられても迷惑だ」
 ぐわんっ!
 ヘルムワイグの剣が、さやに納められたままリビングスピアにた
たきつけられた。縄を吊しているスピアが大きくしなり、私の身体
を跳ね上げる。
「ひぐぁっ!」
 跳ね上がった身体が落ち、その勢いが股間の一点に集中する。激
痛、と言うよりも、がつん、と殴られるような衝撃が身体中を走り、
息が止まった。全身が強ばり、しばらくしてからずきずきと秘部が
痛み出す。
 はっ、はっ、はっ・・・
 深く息をすることができない。そうして息をするだけでも、秘部
に食い込んだ縄目がちりちりとそよぎ、身体を痛めつける。
330神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:27 ID:XBfN6Tus
 さっきまで貪っていた快楽はどこかへと消え失せ、身体中を脂汗
が覆っていた。
「さてはて、雌というのはどうしようもないもの。そのうちこれに
もよがり声を上げ出すのではないと心配でかないませぬ。
 我があるじ、パラサイトを貞操帯代わりにしてはいかがでしょう
か」
「おいおいヘルムワイグ、お前はゴブリンの下働きではないだの、
本分が盾と槍にあるだの言ったが、どうやらお前こそ私をカードを
召喚するだけの使いっ走り程度にしか考えていないようだな」
「そのようなことはございませんが・・・」
「まあいいがな」
 そう言ってセプターがカードを出しかけたとき、ナッガマンテー
が口を挟んだ。
「へえちょっと失礼しますが」
「何だ?」
「この女が一人でよがるんが困るんで、パラサイトでよがれないよ
うにしちまおうと、そう言う腹ですな?」
 ナッガマンテーがへっへと笑った。
「パラサイトも、まあ悪かありませんがね。どうせならブラッドプ
リンを頼みたいですな」
「なぜまた?」
「なに、大した訳のあるわけじゃあありませんがね。薬こさえるは
いいが、脂の埋め草がたりなくて塗り薬にはならねえ。といって、
水薬に仕立てたら飲ませるのが面倒だ。
 ブラッドプリンに混ぜて、塗り薬の代わりにすりゃ、手間が一つ
省けるってもんで」
「なるほどな。しかし代わりになるかな?まあいいだろう。喚ぶ手
間は一緒だ」
 セプターがカードを掲げると、カードから赤い粘液が滴り落ちは
じめ、たちまちのうちにうごめく粘液が姿を現す。
「さて・・・」
331神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:28 ID:XBfN6Tus
 仮面のセプターが言いかけたとき、ブラッドプリンの表面が姿を
変え、奇妙な口のような穴が現れた。とたんにその穴から、奇妙に
こもるような声が飛び出してくる。
「どうも大将、ご無沙汰の限りで。ええもうあんまりお喚びがない
からねえ、あたしはてっきり見限られたんじゃないかと心配してい
たんですよぅ。今日はまた妙な趣向ですねえ。えへへ・・・美人と
美人を並べて楽しもうってぇ、さすが大将、いい趣味をしていらっ
しゃる。
 おやっ、どうもヘルムワイグの姐さん、お変わりもなくご機嫌よ
ろしゅう。あなたのお顔はいつ見ても別嬪ですが、久しぶりに見ま
すと眩しいぐらいですねぇ。やっぱりねぇ、あなたがいないとこう、
ブックの格好がつきませんねぇ。
 ああこりゃナッガマンテーの旦那、どうにもお久しぶりで。あな
たがいらっしゃるということは、今日はやっぱりあれで?そうです
か。いやいやさすがに本職ですねえ。こう、尋問だの拷問だのをや
らせりゃああなたの右に出るのは、まあちょっと思いつきませんか
らねえ。うふふ、大将もよく心得てますよ、こういうことになると
真っ先にお喚びがかかる。そこへいくとあたしなんか、大した取り
柄もないから、あやかりたいですねえ」
「・・・ちょっと見ない間に、ずいぶんと舌が回るようになったな
あ」
 呆れたようにいうナッガマンテーの脇で、ふと気がついたように、
仮面のセプターが大慌てでブックをめくり、悲痛な叫びを上げた。
「・・・この馬鹿ーっ!!」
「いかがいたしましたか、我があるじ」
「この馬鹿、よりにもよって気狂い道化師を食べおった!」
「気狂い道化師というと、ティム・オイレンシュピーゲルで?」
「いや大将の前ですがねぇ、毎回毎回スチームギア、スチームギア
じゃあ、これは飽きますよ、ええ。たまには柔っこい物も食べてえ
と思うのは、これは人情というものでしょ?」
332神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:29 ID:XBfN6Tus
「何も道化師食うことはないだろうがっ!暗黒の王とかなら、まだ
精がつくだろうに、そんな栄養にならないものを食べて、なんとい
うもったいない」
「いやいや、精がつくつかないで考えるというのは、これは野暮と
いうもので」
「何だってええから、おい、ちょっとこっちこい。こん中に入れ」
 呆れたようにナッガマンテーがいい、大きな鉢を床におく。ブラ
ッドプリンは床をはいずり、へいへいと言いながら鉢の中に入り込
んだ。
 ナッガマンテーは、すりつぶした薬草を混ぜ合わせ、ぱらぱらと
ブラッドプリンに振りかける。
「何です?こりゃあ・・・渋いっ!何ですかこりゃ?あんまり味の
いいもんじゃありませんね」
「良薬口に苦しってな。ほら黙ってろ、かき混ぜるで」
「かき混ぜるって・・・」
 ブラッドプリンが言い終えるまもなく、ナッガマンテーは鉢に泡
立て器を突き刺し、わっしゃわっしゃと勢いよくかき混ぜ始めた。
「痛い痛い痛い痛い!ふぎゃあっ!死ぬ、ひぬっ!ぴょっとたなた
っ!ぴぎいっ、ぐちん・・・!」
「黙ってろ、馬鹿」
 口と舌に形作られた部分も泡立て器で壊されるせいか、ブラッド
プリンの悲鳴はどんどんと訳の分からないものになっていった。
「よし、いいだろう」
「・・・いーだろうてあなた、乱暴なことするね。泡立て器でかき
混ぜるなんてあなた、やる方はいいでしょうけど、やられる方はた
まったものじゃないですよ。骨が砕けるかと思った」
「無い袖は振れない、無い骨は折れないってな」
 愚痴にかまわず、ナッガマンテーが蜜酒を注ぐ。
「酒ですか?なかなかこれは、いいもんですな。高かったでしょ
う?え?知らない。ああそうですか。
333神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:29 ID:XBfN6Tus
 それにしたって、あたし酔っぱらうと溶けが悪くなるんですが、
いいんですか?ははあ、あちらのお嬢さん相手にあたしを使うんで
すか。そら確かに溶かしちゃまずいですな。
 それならもうちょっと身体を酔わせないと・・・あ、あ、もう終
わりですか?まだいけるでしょう、けちけちしなさんな」
「何だっていいから、あのあまっこん中は入れ」
 血のような粘液がなみなみと注がれた鉢が、私の足下に置かれた。
恐怖と嫌悪感で、身体が強ばる。
「入るんですか?もう?どこから?」
「どこからてお前、口から飲ませるんなら何もお前を喚ぶことはな
いだろう。文句を言わずにとっと入らないか。酒が飛ぶ」
「あそこから、ですか?えへへ・・・文句なんてとんでもない。私
ね、そこはもう大好きで。
 ええもう、いろと言われれば一晩でも二晩でもいたいぐらい。な
んでしたら一週間でも半月でもいいんだ。それで足りなきゃ一月。
二月、三月、飛んで半年、一年、二年・・・」
「何でもいいから、早くしろ」
「はいはい、そうせかすもんじゃありませんよ。うふふふふ・・・
それじゃあちょいと失礼」
 鉢の中の粘液が、ぐっと盛り上がり私の脚に絡みついてきた。熱
い湯のような、しみるような痛みが脚を襲う。肌に張りついた粘液
がぞわぞわとざわめき、ゆっくりと脚をはい上がる。
 嫌悪感に、肌が粟だった。
「い、いやぁっ!」
 秘裂に縄目が食い込むのにもかまわず、私は身をよじった。足が
鉢にぶつかり、中身をひっくり返す。どろどろとした粘液が、足下
の床に広がった。
 粘液が、内股まで這い上がってきた。必死に脚を閉じるが、ブラ
ッドプリンが意外な強さで両腿を広げる。
 くさびを打ち込まれるように、脚が広がり、粘液が秘部にふれた。
「ひぃっ!」
334神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:30 ID:XBfN6Tus
 身体が強ばり、悲鳴が漏れた。熱い湯のような粘液が器用に縄を
退け、秘唇をぴたぴたとなでる。
 嘔吐感と、嫌悪感、恐怖とが内蔵に浸みた。ぞわぞわという感覚
が、全身をふるわせる。
 粘液が固まりとなって、私の身体にねじ込まれた。秘唇を割り開
き、ずるずると熱く、柔らかなものが注ぎ込まれるように入り込ん
でくる。
 身体が押し広げられる感覚に、息が止まる。私は口をぱくぱくと
させることしかできなかった。
 押し広げられる感覚がどんどんと強まり、やがて止まった。ブラ
ッドプリンが完全に収まったのだ。押し開かれた秘裂が、再び口を
閉じる。
 身体の奥底にまで、何かが入り込んでいるという異物感があった。
本来ならば、存在すら意識しないような奥底を、粘液が張りつき、
時折寝返りでも打つかのように身体を満たすブラッドプリンが、文
字通り波打つ。
「うぁぁ・・・」
 弱々しく、私はうめいた。縄は再び秘部に食い込んでいた。熱い
粘液に満たされている身体と、秘裂にきりきりと食い込む縄が、痛
みと不快感で絶え間なくさいなむ。
 けれど私の身体はその二つを苦痛としてではなく、快楽として受
け入れつつあった。
「はふぅっ!」
 じんじんと浸みる粘液が、身体をどんどんと熱くする。背中を汗
が流れた。苦痛による脂汗ではなく、下腹部のぬくみが溢れたため
の汗だ。ブラッドプリンに混ぜ込まれた薬と酒が、私の身体に浸み
てきたのだろう。
 私は縄を食い込ませるように身をよじった。とろーっ、と熱い蜜
が、自分でも驚くほど大量に太股に流れる。
「あ、あ・・・」
「おいおい、一人でよがらせちゃしょうがねえ。縄があたらねえよ
うにしてやんな」
335神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:30 ID:XBfN6Tus
 私の秘裂を割って、ずるり、とブラッドプリンが溢れた。私の秘
部を、暖かな粘液がすっぽりと覆った。
「ふぁっ!」
 熱くとろけた秘華が、縄と空気から遮られた。そのもどかしさに、
私はじたばたと身をよじらせた。だが、いくら身をよじっても肩や
あばらに縄が食い込むばかりで、肝心の秘裂には何の感覚もない。
じんじんと熱く、時折そよぐように粘液が波打つが、身体の飢えを
満たすほどではなかった。
 ヘルムワイグが、くすくすと笑った。
「どう?感想は」
「うふふ、こらえらく具合がいいですな。暖かくていいや。ぴくぴ
くいってますな。あ、締まる締まる。こらなかなかよく締まります
な。中の方もこれは、名器って奴ですかねえ」
「・・・誰もあなたに聞いてないわよ。ほら、賢者殿、何とか言っ
たらどう?」
「ほれあまっこ、お前さんがうちの旦那に仕えりゃあ、毎日だって
かわいがってもらえるが、そうでなけりゃあ日がな一日でもそのま
んまだぞ?」
 ナッガマンテーの言葉が、かすかに理性をよみがえらせた。
「賢者は、人には、仕えない」
 きっと睨み、そう告げる。だが私の唇からでた言葉は、情けなく
なるほど弱々しく、今にも砕けそうな意志をさらけ出しただけだっ
た。
「薬が効いてくりゃあ、そうも言っていられんと思うがねえ」
「愚かな、ことを。薬などで、賢者を意のままに、出来ると思うて、
か」
 身体が熱かった。飢えた秘唇がひくついているのが、自分でもは
っきりとわかった。頭が痺れるような感覚が、どんどんと強くなる。
かすかな刺激を求め、身をよじったが、秘部にはなんの感触も、圧
迫感も感じられなかった。
「あっ!あぁっ!」
336神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:31 ID:XBfN6Tus
 熱さは、秘裂と言うよりも、下腹部全体が燃えるように熱かった。
それが刻一刻と強くなっていく。まるで責め立てられているように
熱いが、とどめを刺そうと言うことなく、じりじりとただゆっくり
と熱くしていると言うだけの、もどかしい熱さ。芽をひとなでされ
れば、それだけで達っしてしまいそうなほど、私の身体は高ぶって
いた。
「強がっているようだが、その割にはよく踊っているようだな。私
は無理難題を言っているつもりはない。貴女の預言能力を、私のた
めに使って欲しいだけのことなのだがな」
 それに答える余裕もなく、ただ首を横に振る。身もだえをして、
全身を縄に締めつけさせる。その痛みの感覚さえ、身体を鎮める一
滴にせざるを得ないほど、私の身体は飢え、悶えていた。
「意外に手間取っているな」
 そんな様子をみてか、仮面のセプターが呟く。
「へへ、まあ大丈夫でさあ。あと五分もしないうちにけりがつきま
さあ。あの薬は、まあ我慢の出来るもんじゃありません」
「みたいねえ」
 ヘルムワイグが意地の悪い笑いを浮かべ、私の胸元に口を近づけ
た。一瞬だけ、とがった舌先が胸の頂にふれる。
「ひぁあっ!!」
 たったそれだけの刺激に、私の身体はのけぞった。固くとがった
頂がどくどくと脈打つ。痛いほどのむず痒さに、私はじたばたとみ
っともなく暴れるが、胸の頂には空気がふれるだけだった。
「浅ましい。それが賢者と呼ばれた人の振る舞い?どうせあそこだ
って、ブラッドプリンのおかげでわからないけど、お漏らしでもし
たみたいに濡らしちゃっているんでしょう」
「へえまったくで」
 場違いに陽気な声で口を挟んだのは、当のブラッドプリンだった。
337神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:32 ID:XBfN6Tus
「いやもうさっきからどっぷんどっぷん溢れちゃっててねえ。もう
お腹一杯ですよ。あれですな、お汁ってのはちょいと啜る分にはい
いですが、あんまりたくさん飲むもんじゃないですな。
 しかしまあこれ、生娘にしておくのは惜しいですよ。俗に言う数
の子天井洗濯板という奴で。
 どうです一つ、この新鉢割っちまった方がよかありませんかね」
「・・・黙っていろと言ったでしょうが」
 むすっとして言うヘルムワイグの後ろで、仮面のセプターが腹を
押さえて笑いを堪えていた。
「いやいや、しかしまあ今後のこともある。やりたければやっても
かまわんぞ」
「へへへ・・・さすが大将、話が分かる」
 私の身体の中で、ブラッドプリンが膨れ上がった。ひときわ狭い
部分が、押し割るように広がり、ずきん、ずきん、と痺れるような
痛みが頭にまで走った。きーん、と耳鳴りがする。残酷なほどゆっ
くりと、ブラッドプリンが私の身体を引き裂いていく。
「ぐぁ、あ、あ!」
 じんじんとした痛みに、涙が浮かぶ。生固まりの粘液が前後にう
ねる。
「いやあ堅い堅い。なかなかこれは、割りにくいもんです、な!」
 瞬間、がつん、と叩かれるような痛みが身体を貫き、目の前が白
く染まった。身体が強ばり、背がのけぞる。息苦しさと、激痛とに、
なぜか私は達っした。目の前を染め上げた何かが、痛みを甘ったる
く味つけする。
 痛みはすぐに薄れ、代わりにずきずきとした、すりむけたような
痛みが身体の内部に残った。けれど、もどかしい熱さは飛び去り、
ぐったりとした気だるさと、奇妙な開放感が身体を包んで・・・
っ!?」
 ソニアが口づけると、ルシエンは我に返ったように身を強ばらせ
た。自分が何を口に出していたのかを思い出したかのように、顔を
赤らめる。同時に、ソニアの中に埋もれたルシエンの身体が、ぴく
ぴくとうごめき、強ばった。
338神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:32 ID:XBfN6Tus
「じゃ、結局ブラッドプリン相手に、いっちゃったんだ?」
 ルシエンは顔を赤く染めながらも、酔いも手伝ってか、素直にう
なずく。
「変態」
「そ、そんな・・・言わないで、下さい」
「そうですよぉ、ルシエン様は変態なんかじゃありません!」
 べろべろに酔っぱらった尼僧が口を挟んだ。
「そうなの?」
「そうです。ルシエン様はマゾなだけです」
「ア、アニューズ、あなた・・・」
 顔を真っ赤にするルシエンを無視して、ソニアは肩をすくめた。
「どっちも大して変わらないでしょ」
「ソニア様、そこにお座りなさい」
 尼僧の目は、すっかりと据わっていた。
「座っているけど・・・」
「ルシエン様は、そりゃマゾですよ。マゾはマゾですけどね、マゾ
は変態とは違うんです!」
 どん、と寝床を叩くと、尼僧は酒をあおり、不意に歌い始めた。
「みたらし団子は見た目は地味でも、甘辛とろ〜りおいしくて♪
 でも、いちごショートのおしゃれにクリーム♪
 ふんわりふかふかもおいしいの〜♪
 そ、それくらい違うってこと!」
「何となくわかったような・・・」
 呆れたように言うと、尼僧が満足げに酒を飲む。
「じゃあまあ、ルシエンはマゾってことで」
「そう言うことです」
「ちょっとそんな、勝手に人を・・・」
「違うの?」
 慌てたようなルシエンに、ソニアが意地悪く尋ねた。
「おあ、酒が切れた」
 そんなやりとりには頓着せず、尼僧が呟いた。
「追加持ってきますけど、燗しましょうか?」
339神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:33 ID:XBfN6Tus
「いや、あたしらはそんなに飲まないから。朝だし。
 っていうか飲み過ぎじゃない?ほどほどにしておいた方がいい
よ」
 ルシエンの上に跨りながら、忠告めいたことを口にする。
「あははあ。大丈夫、まだ大丈夫ですよ。お酒を飲んでいますか
ら」
「いや、お酒飲んでいるのはわかっているけど」
「一盃にして人酒を飲み、二盃にして酒酒を飲み、三盃にして酒人
を飲む。酒を飲んでいるうちはまだ大丈夫大丈夫」
 聞いているのかいないのか、至極のんきにそう言って尼僧は寝室
をあとにした。
(その伝でいくと、飲んでいると言うよりも飲まれているように見
えるんだけどなあ)
 苦笑いを浮かべながら、足音が遠ざかっていくのを聞く。
「それにしたって、召喚したクリーチャーにまでマゾと思われてい
るんだね、ルシエンって」
「私、マゾなんかじゃ・・・」
 ルシエンが拗ねたようにそっぽを向いた。
「縛られて濡らしちゃったり、ブラッドプリンに処女膜破られてい
っちゃうような人のことは、マゾっていわないんだ?あたしに意地
悪されて、すっごく興奮しちゃうくせに?」
「そ、それは・・・」
「それにぃ」
 にこおっ、とソニアは笑った。きゅっと力を込め、ルシエンの身
体を締めつける。
「さっきっから、あたしがマゾマゾって言うたんびに、ルシエン、
ここぴくぴくさせちゃってるんだよ?
 嘘つきは、どっちなのかなあ?ブラッドプリン、美味しかった
?」
 ソニアは手を後ろに回し、指をルシエンの根本にやった。そのま
ま下へ指を走らせ、秘裂をなぞる。
「わはぁ」
340神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:34 ID:XBfN6Tus
 思わずソニアは笑みを浮かべた。さっきよりもずっと熱く、指を
がっちりとくわえ込む。
「ほらあ、さっきよりすごいことになってる」
 ルシエンが、何かを堪えるように眉根をよせた。
「ほら、言ってごらん?自分は変態で、どうしようもないマゾなん
だって。
 ちゃんと言えたら、ご褒美、上げるよ」
 言いながらソニアは、自分の身体が熱くなっていくのを感じてい
た。ルシエンの身体が、自分の言葉に反応して熱くなっていく。ル
シエンが恥じらい、身を震わせ、こわごわと口を開き、目に涙を浮
かべているのを見ていると、それだけで達っしてしまいそうな気す
らしてくる。
「わ、私は・・・私は」
 ルシエンは耐えきれないように、顔を背けた。ソニアは手を伸ば
し、ルシエンの頬を撫でる。
「ほら」
「私・・・私は、縛られたり、意地悪されたりして感じてしまう、
マ、マゾですっ!」
 そう言った瞬間、ルシエンの身体がぶるぶると震えた。ふうーっ、
とため息をつき、寝床に沈み込む。
 ソニアは身をかがめ、ルシエンに口づけをした。
「ルシエン・・・すごく、可愛い」
 呟いて、もう一度、もう一度、と何度も口づけを繰り返す。
 朝の風がさわやかに部屋の中に吹き込んできたが、淫微な空気は
なおもどろりととぐろを巻き、部屋の中に居座っていた。汗ばんだ
背中に風が吹きつけ、体温を奪う。
 ソニアは身体をふるわせると、脚をくずし、ルシエンの身体に寝
そべった。ルシエンの豊かな胸が、ソニアの薄い胸の下で形をゆが
めた。
 汗ばんだ身体と汗ばんだ身体とがぴったりと張りつき、互いの体
温を伝える。ソニアはその姿勢のまま、ゆっくりと腰を前後に動か
した。
341神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:34 ID:XBfN6Tus
「ふぁあ・・・」
 とろけそうな声が、ルシエンの唇から漏れる。ソニアが腰を動か
すたびに、くっちゃくっちゃと音が粘りをます。ソニアの身体の中
で、ルシエンの身体が温みを増した。
「ルシエン、気持ちいい?」
「はい、すごく」
 軽く達っしてしまったのか、ルシエンはうっとりとした口調で返
事をした。まどろんでいるかのように、反応が鈍い。
 腰を前後させ、芽をルシエンにこすりつけ、身体をねじる。ソニ
アは目を閉じて、高ぶる身体に集中した。瞼の裏で、赤い快楽が渦
を巻いている。
「ごめん・・・先、いくね・・・」
 ソニアはそれだけ呟くと、動きを早めた。動きは静かで、小さい。
身体を押しつけ、ねじり、尖った秘芽をねちっこく押しつぶす。
 燃えるような熱さが腰を包んだ。身体同士が汗でぬめる。張りつ
いた肌がこすれ合うたびに、さざ波が腰の炎を煽った。
「んっ!んんっ!」
 だんだんと腰の動きが強くなっていく。ルシエンの身体が引かれ、
ソニアを突き破る勢いで破城槌が叩きつけられる。
「はんっ!い、いい、いい、いい」
 痺れる頭で、ただそれだけを繰り返す。溢れる蜜が朝の風に乗っ
て淫らな香りを振りまいた。
 破城槌が叩きつけられるたびに、息の止まるほどの衝撃と、皮膚
の破れそうな充足感が身体を襲った。どくん、どくん、と太鼓を叩
くような脈動が身体中から感じられる。
 汗が腰を流れ落ち、背中に吹きつける風までもが炎を煽った。
「・・・・・・!」
 ソニアはうめき、全身を強ばらせた。ぴりぴりした感覚が全身を
貫く。一呼吸の間をおいて、ソニアはルシエンの身体にぐったりと
沈み込んだ。
 はーっ、はーっ・・・
342神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:35 ID:XBfN6Tus
 疲れ切った息が、喉から吐き出される。疲れ切った背中を、物憂
げに、ルシエンが撫でた。ちりちりとした心地よさが、身体の中に
染み渡った。
 やがて、ソニアは身を起こした。
「ごめんね」
「いえ」
 ルシエンがくすくすと笑う。うとうととした様子は影を潜め、時
折いたずらを仕掛けるようにソニアの身体を突き上げた。
 ルシエンの身体は熱く、まだ達っしていなかった。
「じゃ・・・」
 ソニアは呟くと、身を起こし、ルシエンから離れた。ソニアの身
体から吐き出されたそれは、蜜にまみれててらてらと光っている。
 いぶかしげに身を起こすルシエンの前で、ソニアは寝床から下り
て窓辺に立った。窓の外はすっかりと夜が明け、朝日に森が輝いて
いる。ソニアの鼻を、緑色の風がくすぐった。
 ソニアは窓枠に手をかけ、ルシエンの方に腰を突き出した。ルシ
エンの方に振り向き、くすりと笑う。
「ほら、お詫びと、ご褒美」
「あ、はい」
 ソニアの背後で、ルシエンが床に脚をおろす気配がした。ひた、
ひたととまどうような足音が聞こえた。
 足音が止まり、ソニアの腰に手が添えられる。ルシエンの身体が、
ぴったりとソニアの身体に押しつけられる。
 つぷり、とソニアの身体が押し開かれる。
 不意に、迷うように動きが止まった。
「ルシエン」
 ソニアは呟き、かすかに腰を揺らした。それを合図に、勢いよく
ルシエンの身体が突き込まれた。
「はぁっ!」
 息苦しい悲鳴が上がった。破城槌が、ソニアの身体を抉りながら
潜り込む。さっきまでとはまるで違った感覚に、ソニアは震えた。
343神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:35 ID:XBfN6Tus
 破城槌が、勢いよく突き込まれる。身体を丸ごと突き上げるよう
な勢いに、ソニアは息をするのもままならない。
「っ!はっ!あっ!」
 ルシエンの腰が、闇雲に叩きつけられる。突き込まれるたびに力
が抜け、膝が震える。崩れそうになる身体をルシエンが支え、より
いっそう深々とソニアを貫いた。
 ぱん、ぱん、と肌をひっぱたき合う音が響く。骨髄を走る電流に、
ソニアは強く窓枠をつかんだ。窓枠に肘をつき、身体を支える。
 身をよじり、獣のように腰をふるう。首筋にルシエンの熱い息が
吹き掛かった。
 自分の姿に思うと、毒蛇が身体の中で暴れているのとはまた違う、
ぞくぞくとした心地よさが、背筋を後ろめたくもかけ上る。
「ん、ん、んっ・・・!」
 背後でルシエンがせっぱ詰まった声を上げた。動きが早まり、響
く音が大きく、早くなっていく。
「んんっ!!」
 どくん、どくん、と不意に、ルシエンが震えた。熱く痺れるよう
な液体が、ソニアの体内に放たれた。ルシエンの身体から力が抜け、
ソニアの身体から引きずり出される。
 じんじんとしみる樹液が、ソニアの秘裂から、だぼっ、だぼっ、
と溢れ、床の上に山を築いた。蜜と混ざり合った樹液は、太股をも
べしょべしょと濡らす。
「ふあぁ・・・」
 ソニアはその場に崩れ落ちそうになるのを堪え、寝床に倒れ込ん
だ。風がふとももを涼ませる。ソニアの傍らで、ルシエンがぐった
りと寝ころんでいた。身体に力が入らない。
 ソニアたちが身体を休めていると、ばたん、と寝室の扉が開いた。
「・・・まもる炎だ〜♪ イーグル・シャーク・パンサー♪ イー
グル・シャーク・パンサー♪ 俺たちの〜魂も燃えている♪」
 たらいを持った尼僧が、調子外れな歌を歌いながら入ってくる。
たらいの中には湯が張られており、お銚子が三本、燗をつけられて
いた。
344神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:36 ID:XBfN6Tus
「おや、お済みですか?お済みでしたら、一杯どうです?」
「ええ、まあ」
 のそのそとルシエンが身を起こした。尼僧が股間をのぞき込む。
「まだ、解けてませんね」
「ええ?」
 ソニアもあわてて身体を起こす。
 ソニアとルシエンが、同時に疲れたため息をついた。
 呪いはずいぶんと小さくはなっていたが、潤んだ秘裂の上に、は
っきりと居座っていた。
 大きさはせいぜい指の先ほどしかないだろう。蛇と言うよりは、
大ぶりの真珠、という方がしっくりくる大きさでしかない。先端に
裂け目があることさえ気にしなければ、あまり男性のそれと言う感
じはしない。
「少し休んでからにしよう」
 ソニアの言葉に、ルシエンがうなずく。
「それじゃあ一つ、どうですか?」
 ひょい、と尼僧が盃を差し出した。思わず受け取ると、とくとく
と酒が注がれる。ソニアは肩をすくめ、ちびちびと酒を飲んだ。
「朝からあなた方は・・・」
「まあまあ、ルシエン様もおひとつ」
 むすっとしながらもルシエンは盃を受け取り、ぐいぐいと酒を呷
った。見た目によらず、強い方らしい。
 三人はしばらくの間、朝も早くから自堕落きわまりなく飲んだ。
 つまみの豆をかじりながら、ふとソニアが尋ねる。
「そう言えばさあ、そのあとどうなったの?」
「何がですか?」
 一度飲み始めると、ルシエンは歯止め無く飲み続けた。つまみに
は目もくれず、ただぐいぐいと盃を重ねる。
 それでも顔色一つ変わらないが、目がどことなく据わった感じが
する。
「いやほら、ブラッドプリンにやられちゃった後」
 ああ、とルシエンがうなずいた。
345神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:36 ID:XBfN6Tus
「あの後」
 どこか遠くに目をやり、ルシエンが語り始めた。酒のせいか、す
ぐに半覚醒状態へと移行したらしく、口調がたちまちのうちに虚ろ
な響きを帯びる。
「セプターも、ナッガマンテーも、ヘルムワイグも私を嘲笑ってい
ました。
「どうかね、気が変わったかな?」
 セプターの言葉に、私は精一杯の力を込めてにらみ返した。
「どうやら、気が変わらないようだな」
「当然だ。仮にも賢者と呼ばれる身、この程度で屈するほど惰弱な
心は持ち合わせておらぬわ」
 仮面のセプターは肩をすくめた。
「さて、請け合うという話だったのだがな?
 ナッガマンテー、事情を説明してもらおうか」
「もう少し強い薬を使わせてもらえれば・・・」
「弁解は罪悪と知りたまえ」
 忌々しげに仮面のセプターが舌打ちをする。不意に、その背後に
もやもやとした影が差した。ガスクラウドだ。おそらく、門番代わ
りにでもしていたのだろう。
「ゆうびん」
 煙の中から手紙を差し出すと、ふわわわっと音もなく下がる。
「無愛想でいかんな・・・おしゃべりなのよりはましか」
 呟きながら手紙を開き、仮面のセプターはもう一度舌打ちをした。
「いかがなさいましたか?」
「・・・例の小僧が、こちらへ向かっているそうだ。“アトラ山の
預言者、ルシエン”に助言を求めてな」
「例の小僧?」
「妹の仇だって、追っかけている奴だ。あの親父が見所があるだの
使いでがあるだのって、引き取った・・・そう言うやつが居るんだ。
詳しいことはそのうち聞けばいい」
 首を傾げるヘルムワイグに、ナッガマンテーが耳打ちをした。
「それで、いかがなさるのですか?」
346神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:37 ID:XBfN6Tus
「うむ・・・時間をかければ墜ちるだろうが、じっくりと仕込む時
間はない。
 いまここであの小僧と鉢合わせをするわけにもいかんしな・・・
あの生臭め、せっかちにすぎる。言っても詮無きことだが。
 ナッガマンテー、下ろせ」
「へーい」
 不意に吊している縄が緩み、脚が床に着いた。疲れ切った脚は身
体画を支えきれず、私はぐったりと床にへたり込む。
 かつんかつんと、仮面のセプターが近づき、私の顔を上げさせた。
「残念だ、預言者殿。私としてはあなたに自主的に協力して・・
・」」
 不意に、寝台に腰掛けている格好から、ばたん、とルシエンが倒
れた。
「・・・どうしたの?」
「大丈夫です・・・ちょっと、しゃべり続けたり、色々したのが、
急に来たみたいで。
 すみません。この先ははっきり覚えていなくて」
 ルシエンが首を横に振った。おそらく、呪いの影響で記憶がとぎ
れているのだろう。
「それはしょうがないよ。ともあれ、そろそろ呪い、解こうか?」
「え?いえ、まだべつに・・・」
 ソニアはくすくすと笑った。かすかに裂け目を開き、透明な液を
滲ませる先端を指先で撫でる。
「こっちの方が、少し素直みたいだよ?」
「そ、そんな・・・」
 くりくりとなでさすりながら、ソニアはさてどうしたものかと思
案していた。
「ルシエン、横になって」
「え?」
「ほら、ちゃんと横になる。脚を投げ出さないで」
「あ、はい」
347神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:38 ID:XBfN6Tus
 寝台に腰掛けながら倒れていたのを、ルシエンは起きあがって枕
に頭を載せた。ソニアはルシエンに背を向け、腰に跨る。
「ん・・・」
 ルシエンの呪われた真珠が、ソニアの花弁にこすりつけられる。
ソニアはゆっくりと腰を前後させながら、具合の良い位置を探った。
「あ・・・」
 ぴくん、とルシエンの身体が震えた。ソニアはなおも身体の位置
を探る。
「ここなら、いいかな」
 ルシエンが達っしたとき「身体に精を注」げられる位置で、ソニ
ア自身の秘芽も、ルシエンの花弁にこすりつけられる。
 くちゅくちゅくちゅ、と小さな粘音が部屋に響く。
「あ、あふ・・・」
 ソニアの背後で、ルシエンがため息をもらした。
「くひっ」
 不意に寝床の脇で、アニューズがしゃっくりをした。
「・・・尼さん、それ何盃目?」
「つーさん五本目でぇっす!だいじょぶだいじょぶ、ルシエンはま
の分は残ってますからあ、とっとき。おと、そーそー、のんでいた
だきましょー」
「今は、いいでしょ」
 くちゅくちゅとこすりつけながら、呟くようにソニアは言った。
身体の中の熱が、だんだんと練り上げられて、形をなしていく感じ
がする。ソニアは眼を閉ざし、その感覚に集中した。
「まーまー、見てから見てから」
 アニューズの言葉に、ソニアは物憂げに目を開け、思わず動きを
止めて吹き出した。抑えきれない笑いが、くっくっく、と漏れる。
「あ、あなた、ねえ・・・」
「どうか、なさいましたか?」
「いや別になんでもないなんでもない」
 背後からの声に、ソニアは慌てて首を横に振ると、そっと腰を上
げた。くちっ、と小さな音がして、秘華と秘華の間を蜜糸がひく。
348神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:38 ID:XBfN6Tus
 ぎしっ、と音を立てて、アニューズが寝床にあがった。
「ちゃーんと燗をつけてますからねー。お口に合うと、いいんです
けど」
 アニューズが手にしているのは、張り型だった。牛の角かなにか
を細工したのだろう、酒と一緒に燗をつけられたと見え、ぽたぽた
と滴と垂らしながらも、湯気をたてている。アニューズの手が重そ
うにしているところを見ると、中に湯が注がれているのかもしれな
い。
「・・・ソニア様?」
「ん、なんでもない。ちょっと待って」
 アニューズが張り型の狙いを定め、伺うようにソニアを見上げた。
薄笑いを浮かべながら、ソニアがうなずく。
「っ!?」
 びくっ、とルシエンの身体が強ばった。アニューズが張り型を押
しつけ、一瞬を角度を修正するために使い、ルシエンに準備をさせ
る魔も与えずに、ずぶずぶと押し込んだのだ。
「あっ、あっ!?」
 大した抵抗もなく半分ほど飲み込まれたそれを、アニューズが面
白そうに指で押し込み、ぬるぬると吐き出されるそれを、また押し
込む。ルシエンがそれから逃れようとするかのように身をよじった
が、腰の上にソニアが跨っている状態ではそれもままならない。
 んふふ、とアニューズが笑った。
「どーですかー?ルーシエン様、たーっぷり燗をつけたから、美味
しいでしょお?どーですか、ほらどーですか?」
 ソニアは腰を落とし、ルシエンの秘芽を裂け目に触れさせる。ソ
ニアは軽く眉をひそめた。
 飲み込みきれない張り型が、ソニアの秘芽に当たるのだ。
「ちょっと痛いな・・・」
「お、それはそれは」
 言うなり、アニューズが張り型をぐいっと押し込んだ。
「ひぎっ!」
349神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:39 ID:XBfN6Tus
 背後で悲鳴が上がり、ルシエンの身体が、魚のように跳ねる。ア
ニューズは差し入れた指を、くい、と曲げた。
「ん・・・」
 腰を前後に動かす。指の関節が、ソニアの身体に当たる。
 くちゅ、くちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ。
「あ、あ・・・」
 ソニアが腰を前後させ、アニューズが指を小さく前後させる。背
後の吐息が、ルシエンの高ぶりを伝えてきた。
 高ぶっているのは、ソニアも同じだ。花弁をこすりつけながら、
秘芽に当たるアニューズの指を楽しむ。指は、ルシエンを責め立て
るために前後に動き、それに伴ってソニアへの刺激も強弱の変化が
ついていた。
「う、う・・・」
 再び、目を閉ざす。大した休みもなく三回目ともなると、身体が
疲れているのか、反応が鈍い。ソニアは腰を前後させながら、自ら
の手を胸にやった。
 小振りな胸を包み、突起を指の間に挟む。秘裂や秘芽とは違った、
くすぐったいような味わいが身体にしみる。
「んっ、んっ」
 ぬちゃっ、ぬちゃっ・・・
 腰の動きが早まる。アニューズの指と秘芽が、痛いほどにこすれ
合うが、その痛さと紙一重の悦楽でなくては物足りない。指がぎゅ
うっと胸をつまんだ。
(そう言えば、ルシエンの胸、あんまりいじってないな・・・)
 たっぷりとした質量のあるルシエンの胸を思い返し、ソニアは少
し物足りない思いを感じた。どうせならばさんざんに揉みしだき、
ねちねちといたぶっても面白かったかもしれない。
「ね、アニューズ、だっけ。そっち、あたしがやるよ」
 左手を下へ伸ばし、ルシエンに埋もれている張り型を支える。
「その代わり、ルシエンの胸、ね?」
 そう言ってアニューズに笑いかけると、アニューズの方もにへら、
とした笑いで答えた。
350神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:39 ID:XBfN6Tus
「わっかりましたー!」
 元気よく言って、ルシエンの胸へとすっ飛んでいく。自分で言っ
た事ながら、あまりの元気の良さに、ソニアは頭痛を感じた。
「主人が真面目すぎると、反動でああなるのかねえ・・・」
 そう呟いてから、いや、主人は主人でそう真面目とも言えないか、
と思い直す。
 ちゅぱっ、ちゅぱっ・・・
「ひゃっ!ア、アニューズ、や、止めなさいっ!」
 わざとらしい吸いつく音ともに、ルシエンの身体が震えた。ひく
ひくと震えた花弁が、熱く指先に触れる。ルシエンの身体は、本当
に素直だ。ソニアは指をいっそう深く潜り込ませた。
 ぬちゃっぬちゃっ・・・ちゅっぷちゃっぷ
「はふんっ!あ、ひ、ひぃっ!」
 振り向いて見ると、アニューズがルシエンの胸にむしゃぶりつき、
胸を泥遊びでもするかのようにこねくり回していた。
 痛くないのだろうか、と心配になるほどだが、ソニアの方も自ら
胸をねじり上げているのだから、似たようなものだろう。
 ルシエンの身体が、悶える。ソニアは指を押しては引き、押して
は引きながら、自らの花弁をルシエンの秘芽にこすりつけた。指に
まとわりつくルシエンの身体が、熱く高ぶっていることを伝えてく
る。ソニアは動きを強めた。
「ああっ!!」
 ソニアの下で、ルシエンがびくびくと震えた。その瞬間、ルシエ
ンの秘芽が燃えるように熱くなる。火傷しそうな熱さと、その痛み
が、ソニアの身体を弾けさせた。
「・・・っ!!」
 胸に爪を立てながら、ソニアは身体を強ばらせた。がくん、と力
が抜け、疲れ切った息が漏れる。ルシエンの中に潜り込んでいた指
が、だらりと垂れ下がった。ぬとーっと糸を引き、ぷつりと切れる。
 ずるずると張り型が押し出され、どこかで引っかかったのか、半
ばが出たところで止まった。
 ぺちゃ、ぺちゃ・・・
351神殿の夜明け@夜緋歪雪:03/09/27 22:40 ID:XBfN6Tus
 背後で何かなめ回す音が聞こえる。アニューズがどこかなめ回し
ているのだろう。ルシエンの方は疲れ切った息しか聞こえないとこ
ろを見ると、心地よく受け入れているのかもしれない。
 そのまま、ソニアはしばらくの間息を整え、そして物憂げに腰を
上げた。
「呪い、解けた?」
 腰を壁脇に落ち着け、ルシエンの秘裂をのぞき込む。秘芽は、さ
っきよりも一回り小さく縮んでいた。
「どうなってますか?」
 ルシエンがぼんやりと身を起こす。その胸には、赤子のようにア
ニューズがむしゃぶりついていた。さわさわと、どこか愛おしそう
にルシエンの手がアニューズの髪を撫でる。
「ん・・・大丈夫そうだよ」
 それだけ言って、ソニアはルシエンの隣に寝転がった。安心する
と、不意に睡魔に襲われる。
「・・・眠い」
 昨晩セレナにつきあって夜更かししたのが、効いているのだろう。
ソニアは大きなあくびをした。

 その後、昼過ぎまで眠り続けたソニアが目覚めに目にしたのは、
様子を見に来たセレナが、ルシエンやアニューズ、サキュバスやダ
ークエルフを相手に奮戦している姿であったという。
                             終
352あとがき@夜緋歪雪:03/09/27 22:41 ID:XBfN6Tus
いかがでしたでしょうか
ちなみに、fyたなりという指定は、ダークマスターの要望による物で、私の趣味によるもんではありません(w

つたない文章ですが、お楽しみいただければ幸いです
353名無しさん@ピンキー:03/09/27 22:45 ID:sOo+LOg2
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

もう最高でした。読むの追いつくのに必死でしたが(笑
さすがダークマスター様のご朋友だけあって、文章が上手くて異色な感じでした(褒め
大変ごちそうさまでした!!

また読み直してみます、今度はゆっくりと・・・
354名無しさん@ピンキー:03/09/28 23:37 ID:qWyN3Ohf
凄い長さ、かつ濃さ・・・・
ナッガマンテーってどこかで聞いたと思ったら、出典が渋すぎて笑いました。
お疲れさまです、多謝!!

そして地王さまは、更にバックギャモンの腕を磨いて下さいませ(ぉ
355名無しさん@ピンキー:03/09/29 23:01 ID:G2MxWX4x
マゾはデフォなのだろうか・・・・・・

>ちなみに、fyたなりという指定は、ダークマスターの要望による物

地王GJ!!!!!!
356名無しさん@ピンキー:03/09/30 14:44 ID:EpRcN1NQ
読みごたえバッチリでもう満腹でございます。
責められ聖女さまイイ!!
357名無しさん@ピンキー:03/09/30 23:41 ID:YDtpnMyE
ようし週末まで保守しまくるぞう
358名無しさん@ピンキー:03/10/02 09:10 ID:N18xOzcu
 
359名無しさん@ピンキー:03/10/02 09:34 ID:eKZWc8g0
うわっ懐かしいな。前のスレを見てお世話になったのはもう何ヶ月前だろ。
360名無しさん@ピンキー:03/10/02 17:45 ID:Rx0FFOfa
久しぶりにストーリーでルシエン様に挑んだら素で負けますた。
序盤にほこらとか聖堂とか踏みまくってクリーチャー配置できず、
気がついたら終わってた。(´・ω・`)
361古参:03/10/02 19:29 ID:r0Gwpl00
>>359
おう、おかえりー。相変わらずまったりやってるぜ。

>>360
聖堂2は序盤にばらまくのが必勝だからな。
正攻法ブックだと駄目な時は駄目だ。
362名無しさん@ピンキー:03/10/03 11:58 ID:xfOC3atV
夜緋歪雪 様
力作長編SS、本当にありがとうございました。
セリフ回しが、大変面白かったです。
特に、機能美を追求するヘルムワイグ様に萌え萌え。
次は『芸術的亀甲』の追求を是非…。
363ダークマスター:03/10/05 22:16 ID:ODVhiKLA
「ね、ほら、早くしてくださいな」
 腰を浮かせ、肉管を聖女の顔に擦り付ける怪物。預言者はその欲望に応えようと、火箸のような熱を
伝える器官に、赤く柔らかな舌を伸ばす。
「んっ!」
 先端が脈打つ管に触れると、少女が息を詰まらせる。ルシエンはそのまま顔を押し付け、舌の腹をぴ
とりと幹に当てた。
「お上手ですね……」
 押し付けているうちに、唾液が口内に溜まり、舌を伝って溢れ始める。
「ルシエンさま、あの、もっと」
 舐め回して欲しいと少女が求めるのに応じず、ルシエンは赤黒い器官をぬらぬらと輝かせることに集
中していた。あれほど乾いていたはずの口の中も、肉汁を吸わされたせいか、湿り気を取り戻している。
「焦らして、いらっしゃるんですか……?」
 もう良いだろうか、とセプターは考える。こうして試すとは思わなかったが、あの人を思い描いて練って
いた段取りでは、こうして焦らしながらも唾液をたっぷりまぶし──
「ね、はや……ひ、ちょっ、あぁん!」
 ──呼吸をずらして、激しく。
364ダークマスター:03/10/05 22:19 ID:ODVhiKLA
「う、やだやだぁ、そんなに激しくしないでっ!」
 花弁から肉管に変わっているので予定通りとはいかないが、あの人にしようとしていたことを試せば、
この少女も満足してくれるのではないか。私はこうして──
「そんなに、音たて、ちゃ、いやぁ……」
 ──攻め立てるようにして、あの人を貪りたかったのだ。彼女にこんなものが生えていたとしたら、そん
なことは頭をかすめたこともなかったが、なんと素敵なことだろう。肉と肉でつながる感触を、あの人と共
有できたら。
「いい、すごくいいです、ルシエンさま」
 ず、ち。ず、ち。舌は幾度も幹を這い上がり、血管らしきものが浮き出た外皮に唾液を滑らせ、少女を
奮わす音を立てる。
「い、淫売みたいですよ……本当に、いい……」
 変化を付けるべきかと考えた聖女は、先端へと愛撫の矛先を移す。片手で握るには太きに過ぎるそ
こは、小指の腹ほどの厚さを持った肉の筒だった。ふちまで一杯に満たされた透明な粘液は、少女の
肢体が快楽で突っ張るたびにたらたらと零れ落ちるが、一向にその水位は下がらない。
「ひ、う」
 舌先を尖らせ、脈打つ円を幾度もなぞる。溢れ出す粘液から伝わる味は、腐った果実のように甘く、
不快な心地良さでルシエンの心に幾つもの波紋を投じた。
365ダークマスター:03/10/05 22:20 ID:ODVhiKLA
「これは、殿方でいうところの、精、なのですか?」
「そんなこと、聞かないで下さい……あ、やっ」
 穴に舌が差し込まれる。じゅちゅ、じゅちゅ、と音を立て、液を掻き出すように管を陵辱するその行為は、
される少女だけでなく、する賢者をも忘我の高みへと誘っていった。
「あふ、いいの、それ、いいの、すごくいいのっ!」
「精でなくとも、感じれば溢れ出すものではあるのですね」
 言葉に呼ばれて、どぷりと一層多く漏れ出した粘液を、ルシエンは躊躇せずにすすった。
 ずず、ずじゅるずじゅる。嚥下。
「う、あああああ、あ」
 痙攣し、腰を浮かせ、腰を落とし、痙攣し終えた少女は、セプターを潤んだ瞳で見据えた。
「実は、淫乱な聖女さまでしたのね」
「仕方なく、したことです……」
「こんな方は、犯してしまいたいです」
366ダークマスター:03/10/05 22:23 ID:ODVhiKLA
 床に押し倒したルシエンが荒い呼吸で上下させる胸は、乳房の量感を少女にはっきりと伝えてくる。
思ったたよりも楽しめそうな感触を得た怪物は、小さな体に野獣の膂力を漲らせて、聖女の陵辱に取り
かかった。
「猫を被ってらした、いけない賢者さま。あそこが乾いていらしたりはしませんよね?」
 長い睫毛で目を隠し、口を一文字に結ぶ預言者。火照った頬と震える体が答えを返していたが、少
女は自らの膝で確認してみることにした。むちゅ、という粘った水音。
「ああっ!」
「ひっどい。さっきより濡らしていらっしゃいますよ」
「う……」
「クリーチャーの性器を舐め回して、汁をすすって、ごくごく飲んで、でもそれはぜぇんぶ無理矢理されて
いることなのに、変態のルシエンさまは、臭くて締まりの緩い、淫らな性器を、ひだひだをふやけさせるく
らいに濡らして、早くぶち込んで貰いたいって期待してらしたんでしょう、って言われてる間にもこんなに
漏らしちゃって……」
 膝先をぶちゅりといわせて引き剥がすと、ぶつけるように再び秘所に当てる。
「い、ひぃっ!」
「痛いと気持ちいい、罵られると気持ちいい、汚されると気持ちいい。そんな恥知らずな変態聖女さまな
ら、もちろん破瓜だってお喜びになられますよね?」
 少女の両膝によって股を割られ、ルシエンは確かな怯えを感じた。それはつい先刻までは確かにあっ
たはずのものであり、確かな理由によって己の内に育てられたものだったはずだが、不確かな潮流にさ
らわれ、不確かな場所へと流されてしまったはずのものだった。
「下着は……あは、こんなに臭くて淫らな下着なんですから、取るのは無粋ですよね。横からお邪魔す
ることにします」
 潮の気まぐれで浜に打ち上げられたルシエンに、彼女は手を伸ばす。
「うわ、初めて見ますけど、未通だなんて思えない緩みぶりですね。しかもこんなにぬらぬら光ってて……
ちょっとルシエンさま、もっと力を抜いて下さい」
 床から生えた触手がルシエンの両手首を縫い止める。そして肉管の先端が花弁の中心にあてられた
とき、潮は再びルシエンを沖へとさらっていった。
367ダークマスター:03/10/05 22:23 ID:ODVhiKLA
「うぁ……っ!」
 くちゅくちゅと襞を掻き分けて遊ぶ肉管に、預言者の体は容易く反応を返していた。腰をくなくなと振り、
全身に油汗を浮かべて挿入を待ち侘びる。
「じゃあ、聖女さま」
「あ……」
「賢者さま、預言者さま」
 少女の姿をした怪物がにいと笑った。
「お待たせいたしました」
「ひ……ああああっ!」
 肉の管は壁を押し抜け、痛みを伝え、奥まで届き、そこで粘液を放った。聖女の膣内はすぐに二人の
汁で蜜壷となったが、痛みに耐えようと身を強張らすルシエンには分からなかった。
「ルシエンさま」
「く、い……」
「痛くないでしょう? ルシエンさま」
 痛くない。痛くない? 意識を向けると、確かに恐れていたほどの痛みは感じない。
「素直に肉便所になるって仰って下さったので、御褒美です。いっぱい気持ちよくして差し上げますね」
 忙しく働かせようとした賢者の頭は、激しく肉管を突き入れられる感触に屈服した。じゅっぽ、じゅっぽ
と汁を撒き散らして出し入れされる感覚は、違和感からすぐに快感へと変わっていく。
「あ、や、ぁ……」
「もうそんな声ですか? じゃあもっと激しく」
 両の乳房を少女に荒く揉みしだかれた瞬間、ルシエンにとって初めての、性交による絶頂が訪れた。
368ダークマスター:03/10/05 22:28 ID:ODVhiKLA



これからというところですが、今回はここまでの更新です。
友人の夜緋歪雪(やひわいせつ=野卑猥褻だそうです)が投下したSSが、
好評で迎えられたようでホッと胸を撫で下ろしております。

拙作については、ここからはとんとんと進む見込みです。
見込み通りにいく見込みはあまりないですが。

なるべく早く更新したいと常日頃考えております。
それでは、またの更新で。
369名無しさん@ピンキー:03/10/06 13:08 ID:s6Y+vhhS
地王様キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ルシエン様挿入キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
下着をずらす>208氏のネタもキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
370名無しさん@ピンキー:03/10/06 19:24 ID:NjNd3UXL
グッジョブっす!
にしてもルシエン様、ダメダメになってってますね〜そこがまたいいんですけど(w

所で地王と呼ぶ時には、後ろに閣下とか陛下とかつけた方がいいんでしょうか?
371名無しさん@ピンキー:03/10/06 19:37 ID:a1IMXzTQ
もうこれは、意地でも脱がさない方向ではいかがでしょうな!!>パンツ

てか待ち侘びた本番で、ハァハァしっぱなしです。
バルダンっ娘(名前無いのだろうか)にも本気で萌えてまいりました!!
(できれば、クラリスたんもまた出ないかなあ)

あと、つくづく地王はフェチいと思いました。
372名無し:03/10/06 19:45 ID:y78NPedV
373名無しさん@ピンキー:03/10/06 20:38 ID:2PwAuyB3
王なのだから、陛下だらうよ。
374名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:46 ID:CS/+yyZ5
ぼじゃノロイ神はお元気なのだろうか
375名無しさん@ピンキー:03/10/09 11:28 ID:NHliyf2v
 ミ´・ω・`ミ < ショボーン
376名無しさん@ピンキー:03/10/09 20:27 ID:Tk0plcN2
どうした、元気出せよ粉っ子ちゃん。

>>374
日記の限りでは、おそらく新パソコンに移行中かと。
377名無しさん@ピンキー:03/10/10 22:07 ID:aK7CsQ+Z
週末に何かを期待hoshu
378名無しさん@ピンキー:03/10/11 23:28 ID:fBZvlC5a
>>375
エロくてもいい、逞しく育って欲しい
379名無しさん@ピンキー:03/10/13 21:39 ID:ur4u3QaN
ナジャランとルシエン様に、どうにか接点を作れないものか・・・
380名無しさん@ピンキー:03/10/14 15:46 ID:PnNsLjcz
ミ´・ω・`ミ < PS2壊れちゃったヨ
381名無しさん@ピンキー:03/10/15 23:26 ID:UkZAnemK
イ`
382名無しさん@ピンキー:03/10/16 23:28 ID:yds2tosO
>>379
……だめだ、真剣に考えてみたがスッキリした解決策が思いつかない。
そもそもナジャランはエロ向けでないキャラだからな(エロ前提かよ)

それにあれですよ、むしろキギたんをどうにか絡めさせる方が近そうですよ。
383名無しさん@ピンキー:03/10/17 07:37 ID:F9EoZGLv
作者がAI作ってたしな。
384名無しさん@ピンキー:03/10/17 23:21 ID:uZVi4D9+
キギって結局どうなったんだろう。

>>383
ハメたよ。
385名無しさん@ピンキー:03/10/18 20:52 ID:/Fh74ElI
ハメそこなった・・・といか、実はネット対戦してなかった罠。
いいんだい、家にはルシエンという肉便所がいたのだから。
386名無しさん@ピンキー:03/10/20 13:38 ID:BbTFOmv4
諸君 私はルシエン嬢が好きだ
諸君 私はルシエン嬢が大好きだ
クレリックが好きだ シャラザードが好きだ バルキリーが好きだ ニンフが好きだ
ドリアードが好きだ ウィッチが好きだ エルフが好きだ サキュバスが好きだ ナイキーが好きだ
草原で 森林で 海上で 火山で 廃虚で
このソルタリアで行われる ありとあらゆる戦闘行動が大好きだ
手札をならべたリリスの一斉攻撃が爪痕と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられたバードが行き場を失なった時など心がおどる
半端に護符を集めたシンリュウの88ダメージがアイスウォールを撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃えさかるカザテガの町から飛び出してきたミュリンをエクスプロードでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった
水地形をそろえたドルールが敵の戦列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態のバーサーカーが既に息絶えたゾンビを何度も何度も刺突している様など感動すら覚える
一芸主義の枯渇セプターを城塞上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
弱小クリーチャーが私の振りかざしたエナジーフラッシュとともに金切り声を上げてばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな抵抗者達が雑多なアイテムで健気にも立ち上がってきたのをデコイのライフジェムでカードごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
モロックの機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に作るはずだった高額領地が蹂躙されケットシーが犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
グーバの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
意地に振りまわされ おなごブックにバンシーを入れるのは屈辱の極みだ
387名無しさん@ピンキー:03/10/20 13:40 ID:BbTFOmv4
諸君 私は対戦を ネットで行う対戦を望んでいる
諸君 私に付き従うクリーチャー諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる対戦を望むか? 情け容赦のない糞の様な対戦を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の杖を殺す テンペストの様な対戦を望むか?
対戦!! 対戦!! 対戦!!
よろしい ならば対戦だ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗いスタンドアローンの底で二年もの間堪え続けて来た我々にただの対戦ではもはや足りない!!

(中略)

征くぞ 諸君(ルシエン様のもとへ)



あまりにもスレが寂しいんで、つい。スレ汚しスマソ
388名無しさん@ピンキー:03/10/20 20:15 ID:DeoqMjrd
うむ、神を待つのに馴れすぎて、自らスレを活性化させることを怠っていたようだ。
思い出させてくれてありがとう。

ルシエン様絡みで頭と最後を締めてはいるが、
その実、激しく対戦希望に徹した内容にワロタ。
389名無しさん@ピンキー:03/10/21 23:11 ID:QtBwHeq8
まぁ、こうしてマターリしてるのもいいものさ。
前スレ初期なんざ、SS神降臨の気配も無く、だらだら雑談してたもんさ。

ところでルシエン様は化粧濃い目だけど、別段フケてるわけでもなし、
聖職者者って立場上あまり推奨されるものでもないし、なんでなんだろう。
いや、考えるに、ひょっとして普段のルシエン様はスッピン美人なんだがね、
主人公を意識して、彼女の前(ゲーム内)では、精一杯のセックスアピールを
しているんじゃないだろうか。
きっとそうだ。意識してるよ。オナニーもしてるよ。


ところで、ぼじゃノロイ氏は御無事なんだろうか・・・・(御自身のサイトも)
あの凶悪な萌えやエロを秘めたイラストが見られなくなるとしたら、
国宝級の損失だ・・・・
390名無しさん@ピンキー:03/10/22 16:58 ID:v1CX3U8e
主人公と対戦中にだってバイブ入れっぱなしに決まってるじゃありませんか。
劣勢時の「あぁっ」は当然あえぎ声で、優勢時の笑みは頬が紅潮してますよ?

ところで、ぼじゃノロイ氏はお元気なんだろうか・・・・
あの強烈な萌えやエロを秘めたイラストが見られなくなるとしたら、
世界遺産級の損失だ・・・・
391名無しさん@ピンキー:03/10/22 19:19 ID:t0cG5cvN
109氏はいったいどこへ・・・

ところで、ぼじゃノロイ氏はエロなんだろうか・・・・(精一杯のスッピン美人も)
あの凶悪なセックスアピールやバイブを秘めたオナニーが見られなくなるとしたら、
聖職者級の当然あえぎ声だ・・・・
392名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:43 ID:0IohtiVj
なんと清々しいセプターたちだ。
393名無しさん@ピンキー:03/10/24 10:01 ID:A9ZhhkJG
なんと清々しいスレだ(涙)


攻略も家ゲーも停滞ぎみだ。カルド老年期のおわりか・・・
394名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:37 ID:sfFqxgqh
ここでいうのも激しく板違いだが、DC時代から木偶回しで4枚フルコンプがスタート地点みたいな
最強厨しか出番のないゲームはどうしても賞味期限は短くなる。
もともとあの手のゲームってのは少ない手持ちでどうやって組むか頭抱えるのが楽しいのに・・・・・

まあ、そんなことはおいといて、
諸君 私はルシエン嬢が好きだ
諸君 私はルシエン嬢が大好きだ (以下略)

書き手さんたちにも無理はさせない範囲でマターリいきましょうや。
395ダークマスター:03/10/26 20:48 ID:h4rHtFY3
ご無沙汰です、今日の資格試験に向け、余暇を費やしておりました。
これから会社が忙しくなる時期ですが、暇を見つけ見つけ更新していきたいと
考えておりますので、どうぞ気長にお待ち頂きたく存じます。

ところで、ぼじゃノロイさんは御健在なんだろうか……(同人の方も)
あの強大な萌えやエロを秘めたイラストが見られなくなるとしたら、
モニュメント破壊級の損失だ……
396名無しさん@ピンキー:03/10/27 22:44 ID:Ej2jLEjQ
よ、よかった・・・とにかくご無事でよかった・・・
397名無しさん@ピンキー:03/10/29 08:45 ID:0I2IWeG5
神は死なない保守
398ブリンクス:03/10/30 22:17 ID:AvUQ2M1T
         ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /                   ヽ|
     l                         l
    .|    ⌒                | < 空地はどこかにゃん〜♪
     l  , , ,           ⌒     l  
    ` 、      (_人__丿    、、、   /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬
399名無しさん@ピンキー:03/10/31 08:49 ID:9juC1cV7
萌え殺す気か!!
400名無しさん@ピンキー:03/11/03 00:08 ID:UenVA/bm
おいおい、俺が保守してもいいっていうのかよ!?
401名無しさん@ピンキー:03/11/04 22:24 ID:+bR2C655
こうしてルシエン成分が補給されないでいると、
いつのまにか彼女がいかに大きな存在となっていたかに気付く俺。

オチも無い。本音。
402名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:08 ID:u3OyAztT
>>401
待つんだ。待てば必ず事態は好転する・・・

ところで、漏れは最近、ルシエンたんの夢を見たぞ。(それでまたこのスレに来たんだが)
悪魔みたいのに両脇を抱えられて、魔王らしきものの前に連れてかれてた。
何やら拷問(エロいものという設定だった)にかけるとかいう流れなのに、毅然とした態度で協力を拒むルシエン様に
回りの悪魔達がビビってた。
でもその後、拷問に突入したら堕ちちゃったみたい(このへんから記憶あやふや)

カルド絡みの夢を見るなんて、初代SS版からやってて初めてだったよ。
抜きたかったが妄想を膨らませてたほうがもう一度続きが見れるかもしれないのでやめた。ハァハァ。
403名無しさん@ピンキー:03/11/06 23:16 ID:UlKUBSnK
その夢に混ぜるか続きを見て報告するか汁!!
404名無しさん@ピンキー:03/11/08 22:45 ID:jvuDgEVm
ルシエン捕囚
405名無しさん@ピンキー:03/11/10 17:15 ID:e2rCjaPw
ルシ塩分
406名無しさん@ピンキー:03/11/10 23:34 ID:CJ4UCXSF
ル私怨
407名無しさん@ピンキー:03/11/12 15:44 ID:6NDCXzgL
ルシエンさま お元気ですか
夕べ板の彼方に 小さく光るスレひとつ 見つけました
スレは見つめます 聖女のように とても優しく
私はスレにカキコです
くじけませんよ おとこのこです
さみしくなったら 前スレ見ますね いつかたぶん
それではまた お便りします ルシエンさま
一休
408名無しさん@ピンキー:03/11/12 22:47 ID:BKPbbPtU
>>404-406
この流れ!まさか・・・
「ル支援」と言いながら何かを投下する神を召喚する呪文なのか・・・!?

>>407
泣かすなぁ。
ってか懐かしすぎるな・・・
409名無しさん@ピンキー:03/11/13 23:12 ID:G1rTKMlI
一休というと、カルドでいうとあれか、バインドか。
410名無しさん@ピンキー:03/11/14 23:19 ID:rLeIguxT
それではまた お縛りします
ルシエンさま バインド
411名無しさん@ピンキー:03/11/15 00:27 ID:uL8MYIrv
ぼじゃノロイさんのスカイハイキター!

とスレ違いスレスレの話題はさておきルシエンたんだ。
僕はそのうちかねこセンセの漫画が第1部完となり、
セカンドが始まってルシエン様が出てふとももがムチムチしてて
あまりのエロさにエロ同人が氾濫してこのスレも知られて
コテハン神の方々が続々と帰還なされることを信じてますというか夢に見ましたというか未来視しました。
鉄板。
412ぼじゃノロイ:03/11/15 15:25 ID:Dt3j8fQv
http://members.jcom.home.ne.jp/zaku6/031115.jpg
久しぶりに来ますた
ちょい前に復活して覗けるようになったけど書き込めるネタがなかったのでした。スンマソ
生きてます。今後もめっさ忙しくて死にそうです。コミケがー
またしばらく来れそうにありません。_| ̄|○

絵は夜緋さんのプリン責め。
面白かったです。キャラ立ちすぎw
なんかプリンがGアメーバ臭くなってしまいましたが。
青いからだ。プリンは確か赤だったような…?(;´Д`)

いいかげんサードを…せめて情報だけでも…
413名無しさん@ピンキー:03/11/15 21:11 ID:uL8MYIrv
ムッヒョー!!
何かもう死んでもいいですよホント。
コミケも必参。
414名無しさん@ピンキー:03/11/15 21:19 ID:uL8MYIrv
よし、盛りageますか!
415名無しさん@ピンキー:03/11/16 08:44 ID:MK4we8oC
GOD、GOD!GOD came here!!
相変わらずの萌えっぷりで心臓に良くないです・・・・
お忙しいとのことですが、またここに再臨なされることを心からお待ちしておりまする。
はふんはふん。

プリンは赤です。
しかしま、血が緑色で表現されたりする規制の昨今ですしな。
青少年の育成を考えて・・・・ってここ21禁じゃねえかっ!

いいのです気にすんな。
416名無しさん@ピンキー:03/11/17 23:20 ID:mZtVf34G
乳のムチムチプルンプルン感だけで御飯が食べられます。
てか食べました。
417ダークマスター:03/11/18 23:45 ID:AFvfzQVi
もう終電でなければなんでもいいや。
こんばんわ、ダークマスターです。

連日酷使しすぎているせいか、視力が目に見えて落ちてきました。
じゃあ見えるんじゃん。いやいや。
とにかくパソコンを5分と見ていられない体になってきました。
繁忙期はずっとこんな調子かもしれません。

しかし、こんな私の目にも、ぼじゃノロイさんの絵は優しく染み込んできました。
むしろちょっと視力が戻りそうなくらいです。
ああ、よし、もう少し頑張ろう。

とにかく、放置していますが放り投げる気はないのです。
えいくそ負けませぬ。
418名無しさん@ピンキー:03/11/19 01:04 ID:FbgNanRr
ここの住人は、ちょっとやそっとじゃ見捨ててあげませんぜ?
嫌だと言っても最後まで付き合いますぜ、地王の旦那。
419名無しさん@ピンキー:03/11/21 04:38 ID:+zHAYm8d
>>417 うわわ、待ちますから待ちますからお体をいたわってください。
眼精疲労のつらさ、しかも仕事で強制ってよくわかるだけに。
420名無しさん@ピンキー:03/11/22 01:38 ID:NkUl3rYe
眼精疲労って辛いんだよなー。
続くと自律神経系を全部持っていかれるから。
俺も経験アリ。

・・・

・・・ああまぁ、カルド漬けとかでね(締まらない)。
421名無しさん@ピンキー:03/11/23 20:44 ID:8htpwwnx
目は頭部のアキレス腱だからね!
422名無しさん@ピンキー:03/11/24 09:33 ID:VFIfeqdj
そして俺は、古ういろさんを待つのだ。
423名無しさん@ピンキー:03/11/25 22:44 ID:vbPLDekr
じゃあ漏れは、109氏を待つのだ。
424名無しさん@ピンキー:03/11/26 00:51 ID:dTL6tyGq
では朕は、ぼじゃノロイ氏とダークマスター氏のコラボを待つとしようかな(リアル志向)。
425名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:09 ID:uEZ1RH1T
余は神となる新セプターを待つ。
426名無しさん@ピンキー:03/11/28 23:18 ID:fDQeQFB7
僕は古ういろさんを待つよ。
427名無しさん@ピンキー:03/11/29 19:03 ID:YK/15zXC
ループしたってかーっ!?
428名無しさん@ピンキー:03/11/29 21:48 ID:WoWHuppx
ひとつ案があるにはあるんだが…

ゼ ネ ス 受 け な ん だ よ な

気の強い女主人公に(ry
429名無しさん@ピンキー:03/11/30 03:03 ID:kVlHXBHg
それに何の問題があろうか。いや無い。
エロければエロいほど良い。さあ戦え!!

てか神になりましょうよ。
このゴリガン、貴方を神になるセプターと見込んでおりますぞ。
430名無しさん@ピンキー:03/11/30 21:36 ID:pPMLkEzL
とりあえずがんばってみまつ
エロ&文は別の場所で初めて書いたので未熟ですが
書けるかな・・・・
431名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:31 ID:pPMLkEzL
「この俺が負けるとは……」
片方に竜の瞳を持つ男の目は一人の少女に向けられていた。
年の頃は17、8。旅をするための服装でもわかるすらりとした身体付きに、軽く日に焼けた肌。幼さを残すが整った顔立ちに意志の強さを感じさせる空色の瞳。後ろで一つに束ねた金髪が風になびいている。
勝負の疲れは出ているものの、その顔は相変わらず自信に満ちていた。
名を何と言ったか――
「エレナ殿、どうなさるおつもりで?」
傍らに居た老人の顔を持つ生きた杖、ゴリガンが少女に話し掛けた。
何故か不安の色を滲ませながら。



とりあえず冒頭を書き始めてみました。
他の神々のようにすばらしい文にはなりそうもないですが、がんばってみまつ。
何か名乗ったほうがわかりやすいですかね?
そうしたら無属性にでも
432名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:41 ID:kVlHXBHg
む、むお、期待に股間の人頭杖が抑え切れぬわ!
傾向すら読めぬのでいやがうえにも続きが気になるのですハァハァ。

お名前は、ぜひ、名乗っていただけるとあり難いですはい。
433某じぇす:03/12/01 01:01 ID:vj5cHkyH
では名乗らさせてもらいまつ。
とりあえずまた少し


★★★
城塞都市ロカ。エレナがここへ立ち寄った事から始まる。
旅に出た理由はさておき、楽しんで行きたいと思った彼女は噂に名高いその都市へ真っ先に向かった。地平線に都市の姿が見えた時には、その造りに正直感心した。
そして満足するまでロカを観てまわろうと思った矢先に、露店での騒ぎ。
そこでセプターの力を見せてしまったのが間違いだった。
力を狙うセプター、ゼネスに目を付けられたのだ。
街中では被害が大きいため、エレナは外でならと勝負を承諾した。
エレナは勝ち、ゼネスは負けた。


「そうねえ」
額に張りついた髪を手でかきあげながら、
「いつもの通り、かな」
「またですか!?」
悪い予感が当たったとばかりに、ゴリガン。
「エレナ殿!
あなたという方はどうしてこう毎回毎回……」
「あーはいはい。ゴリガンも毎度毎度、飽きずによく言うわね」
「今日という今日は許しませんぞ!
もっと自分を大事にしませんと!」
「わかったわよ。……でもいいでしょ?
結構タイプだし」
そう言うとエレナはカードを取り出した。
434某じぇす:03/12/01 12:47 ID:vj5cHkyH
まず自分に〈マナ〉をかける。次にゼネスに。
暖かい光が身体を包み、魔力が回復したのがわかった。
「どういうつもりだ」
「あなたが勝ったら私のカードはあなた行きだった。じゃあ私が勝ったら?
そーいうわけ。一つくらい言う事聞いてもらうわ」
ウィンクをしながら少女が笑った。
ゼネスの視界に、大きなため息をつく杖の姿が入った。


「この部屋の見晴らしって最高よねー」
昼を少しすぎたころ、ロカにいくつかある宿の一室にエレナ達は来ていた。
ロカに来た際にエレナがとっておいた、ベッドが一つに小さなテーブル、泊まるのに必要最低限の部屋だ。
「……おい」
「遠くまでよく見えるわー、あれってカリン山かな?」
「そうですな、この方角ですと」
「おい、、貴様の言う事とやらは何だ」
ゼネスの言葉はさらに無視された。
エレナは窓の外を見ながらやれ変な人がいるだのやれゴミのようだのとはしゃいでいる。途中ゴリガンに注意されながら。
ゼネスの怒りが爆発するかとなったころ、エレナがくるりと向きを変え
「聞ーてるわよ。本題に入りましょうか」
と言った。
そして「お願いね」と告げてゴリガンを部屋の外に出す。
部屋には二人だけが残された。
「じゃあ、、、始めましょうか」
ニッと笑って、ゼネスの身体をベッドの上へ突き飛ばした。



携帯からなのでスマソ
がんばって書き上げますんで、マジックボルトはご勘弁を、、、
435某じぇす:03/12/01 13:46 ID:vj5cHkyH
突然の事態に青年はそのまま背中から倒れこんだ。
隙を逃さずにエレナが覆いかぶさり、一方的なキスをする。
唇が離れた瞬間、いつのまにか取り出したスペルカード、〈バインド〉を発動させ、器用にゼネスの四肢をベッドの端に縛り付けた。
「なっ、、貴様!何をする、、、、」
「何…って、ナニ」
「女の言うセリフか!」
「別にいーじゃない」
言いながら、エレナの手は布越しにゼネスの足を擦りそのまま付け根の方へと這っていく。
そこで円を描くような動きをした後、そっと中心に触れた。
「あ、、、もうおっきくなり始めてる、、」
436名無しさん@ピンキー:03/12/01 17:19 ID:JStQ1b6Z
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
437某じぇす:03/12/01 20:07 ID:vj5cHkyH
どうにかして逃げようともがくゼネス。
だがそれで外れるような拘束の効果ではなかった。
「離せっ…うぅ……」
「いや」
エレナの指はまだ執拗にソコを這いずり回っていた。強弱をつけながら形を浮き上がらせるようにゆっくりと下から上、上から下へと撫でていく。その度に、大きさが増していくのが文字通り手に取るように判った。
続けるうちに抗議の声も少なくなってきた。
ちらりと表情を覗いてみると、朱がさしているとはいえ青年の瞳にはまだ抵抗の色があった。
「…でもここは正直よね」
窮屈そうにしているその場所を手の平でぐいぐいと撫でる。
そして唐突にやめたかと思うと、また一枚カードを取り出した。
緑色の光が部屋に広がり一人の女性が現われた。森の精、ドリアードだ。
「お呼びですか?エレナ様――と、何の用かわかりましたわ」
「いつもの通りよろしくー」
「貴様等、、いつもこんな事をして…くうっ!」
いきなり手の動きを再開されてゼネスの腰が跳ねる。
「気にしないの。気持ち良くしてあげるから…ね?」
「そうですわ」


微妙な文量でスマソ(´・ω・`)
438名無しさん@ピンキー:03/12/01 20:56 ID:AZW7pr4C
わーい、いい子で続き待ってるんでがんがって下さい
439名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:44 ID:loH9aBqF
このスレはミルメコレオのようにしぶといな。
440某じぇす:03/12/01 22:40 ID:vj5cHkyH
「エレナ様、直に触ってあげたほうがよろしいのでは…このままじゃかわいそうですわ」
「そう?このままも好きなんだけどな…まいっか」
言って、エレナは腰のベルトを緩めにかかった。ドリアードもそれに続き、窮屈そうにしていたソレを外へ促す。
「…大きいですわ」
うっとりとドリアードが呟いた。
「それじゃお先にー」
エレナの口がゼネス自身を捕らえた。一旦奥まで飲み込んだ後先端に戻り、唇でくすぐるとゼネスの息が荒くなってきた。
ドリアードはエレナの下半身へと回り、大きなスリットの入った服から手を入れ下着の上から秘所を撫でまわす。
一瞬、口に力が入りそうになったが、堪えて自分の行為に専念する。
しばらくして、ドリアードが自分もしたいと言うので、エレナと交代した。
「ああ…すごいですわ…こんなになって」
お手伝いじゃなければいいのに。ぽつりと言って昂ぶったソレをくわえる。
ふとエレナがゼネスを見ると、何となく自分がしていた時より気持ち良さそうな気がした。
(確かに森の精は男を捕らえて離さないっていうけど)
くやしさを感じたが、いつかそのテクニックを盗む!と決心した。
次はあたし、とエレナが割り込んだ。ドリアードも少女に負けじと、ソレを愛撫する。




がんがりまつが、何で漏れはルシエン様を書いてないんだろうと魔力枯渇
一人だけ前作だし
441名無しさん@ピンキー:03/12/01 23:29 ID:OWzGG6af
前作エロパロは、闇神父ものしか見たことない。
エロというよりギャグの色が強かった。
まあ、登場人物は目的のほとんどが世界征服という愉快なお人だったし。
傑氏も前作の方が変なキャラ多いと認めておられる。
442某じぇす:03/12/02 10:51 ID:PuRhWvcv
部屋には荒い息遣いとくぐもった水音、たまにうっすら聞こえる街の喧騒が響いていた。
「ぅ…くぅ、、うぅ」
噛み締めた唇から、声が漏れた。さっきからの二人の責めは、妙に心得ているくせに達する事をさせないやり方だった。
快感に狂う事があるならば、この事なのか。
すると、ドリアードの手が速度を上げてきた。
解放が近いその時、ふいに動きが止まった。森の精が一歩後ろに下がる。
「すごい、どきどきしてるね、ここ」
頬を紅潮させて、のしかかってきたエレナが言った。くちくちと音をたてて、秘所の入り口でなぶる。
「じゃ、いただきまーす」
エレナが腰を下げ、ぬるりとソレを飲み込んでいった。



ちょっとペース遅いですが
神よお慈悲を
443某土クリーチャー:03/12/02 20:54 ID:f4kGAIdK
いやいや、この程度でペースが遅いなどとは、ご冗談を……

柔らかくも扇情的ですね。
これでまだ書き始めて間も無いとは、おそれいります。
続きを期待するとともに、機会あらば我等がルシエン嬢を書いて下さる事を切望いたす次第。
444名無しさん@ピンキー:03/12/02 22:25 ID:z9j2nccL
実はエレナのバックにはルシエン嬢が・・・
445某じぇす:03/12/03 02:21 ID:cJ5Dc1m0
くちゅ…にゅぷ…。
イヤらしい音を立てながらエレナの腰が上下する。その動きは繊細というより、焦っているように見えた。
(なに…これ…いつもと違う)
これまでしてきたように、焦らしてやるつもりだった。だが今回は何か感覚が違う。
(だめ、、もうイッちゃいそう…)
こくんと喉を鳴らすように、ナカが収縮した。前後の動きも合わせて、だんだんと快感だけを求める動きになり、二人の荒い息が混ざりあう。
「ふ……ァっ…もうだめぇっ!」
エレナの背が弧を描くように仰け反ると同時に、入り込んでいたモノが大きく脈打つように白濁した液体を注いだ。
まだ萎えないそれを抱えたまま、深く息をつく。
「…あ、ドリアードは、、戻ってたか…」
いつカードに戻したのだろう。ぽうっとする頭で考えようとしたが無理だった。
(いつもならこのくらいでこうなるわけないのに)
「相性でもよかったのかしら」
「そんなところだろうな」
突如、世界が反転した。
最初は何が起こったのかまったく判らなかったが、2、3度瞬きをした後自分の状況を理解した。
「え?ちょっと、何で動けるのよ!」
「貴様が油断して、効果が切れたんだよ。よくもまあ好き勝手やってくれたもんだ」
ぐぐっとゼネスが顔を寄せてささやく。
「こちとらご無沙汰だったんだ…もう少しつきあってもらうぜ…!」
「えっ、、あっ、、やああっ!」
446某じぇす:03/12/03 02:22 ID:cJ5Dc1m0
「エレナ殿、、、だからわたしはあなたのためを思って」
「あーはいはい。それももういいわよ。アレ以外何も無いから許してよ」
次の日の朝、城塞都市ロカを背にして街道を歩くエレナとゴリガンの姿があった。
相変わらずエレナの顔は自信に満ちてはいるが、昨日の行為のためか多少疲れているように見えた。
「ちょっとキツかったなー…あー腰がー」
「エレナ殿!声が大きいですぞ!せめてもっと…」
「はいはい」

447某じぇす:03/12/03 02:28 ID:cJ5Dc1m0
なんとかおわりますた
文章としてはまだまだでしたが、暇つぶしになっていれば幸いでつ。


ダークマスター神様、ありがとうございます
神のような文章を一度でいいから書いてみたいです(´Д`)
それでは、神々降臨のための生け贄になります、、、
448名無しさん@ピンキー:03/12/03 20:48 ID:4Uv5dgzy
乙でした!エレナさんたら可愛いとこもあってハァハァ

生贄には漏れがなる!だからフィールドに残って下され!
449名無しさん@ピンキー:03/12/04 08:46 ID:2cwo86ZO
たまにはこういった、ほんわか路線もいいなぁ。
450某じぇす:03/12/04 16:06 ID:pvD+jgPl
ありがとうございます
かなり描写不足で申し訳ない
レベルアップして帰ってきたいものです
451名無しさん@ピンキー:03/12/05 23:10 ID:jOo8yqSU
ようし、乗ってきたところで保守だ!!
452名無しさん@ピンキー:03/12/08 02:06 ID:WpwLTXUK
しかし、ゼネスってセカンドじゃ髭生えてたけど、亜神でも歳を取るのかね?
自主的にやってるとしたら、「ふ……顎鬚もダンディかもしれんな」とか思ってるんだろうか。
はじゅかちい。
453名無しさん@ピンキー:03/12/09 23:29 ID:dJxzMFtA
冬こそは、ビッグサイトは全館ルシエンまみれだろうな。
454名無しさん@ピンキー:03/12/10 09:28 ID:vvsqF/j5
ゼネスってそんなエライ人だったんだ?
どこぞの王子らしいってことは知ってたけど
455名無しさん@ピンキー:03/12/10 10:43 ID:iveT1y7T
>>454
 前作(カルドセプト)のゼネスの設定は

  あなたをライバル視し、執拗につけ狙ってくるゼネス。 
  辺境の小国の王子として生まれた彼は、幼い頃に家臣の反逆で地位を奪われ、
 天涯孤独となった。
  後に高徳の師匠サルバトールに拾われ、失った片目にドラゴンの目を移植してもらい、
 これが「竜眼のゼネス」の異名の由来となっている。だが、そのサルバトールは
 カード術師の力を恐れた村人によって殺され、それ以来ゼネスは復讐の鬼と化した。
  カルドセプトの力で世界を己の足元にひざまずかせることが、現在の彼の野望である。

 今回(カルドセプト セカンド)のゼネスの設定は

  かつて、このカルドラ宇宙に存在する世界の1つ 「リュエード」で、新たな神が誕生した。
  その歳若い神がまだ一介のセプターに過ぎなかったころ、しのぎを削り合う1人の男がいた。
 度重なる戦いの末、男は敗れたが、神となるセプターから、ともに神になり、新たな世界を
 創造する力となるように乞われた。しかし男はそれを拒否した。なぜなら、自分は戦いの中でしか
 生きられないと知っていたからだ。
  次に男に声をかけたのは、究極絶対神カルドラだった。男はリュエードが平和を取り戻した要因の
 一つと認められ、望みをかなえられることになった。男は願った。これから造られていくであろう世界を
 渡り歩き、その地にいる最強のセプターと戦いたい、と。カルドラには彼の望みがわかっていた。そして、
 新しい世界の覇者がふさわしい力と心を持っているか、試すべき人物を捜していたのだ。
  こうして願いはかなえられ、この男、ゼネスは次元を漂流する亜神となった。

 だそうですよ。…でもさぁ、あの“不精鬚”って、全然似合ってね-Yo。
 どう見ても、トッチャン坊やが精一杯背伸びしてる様にしか思えんし…。
 “カルドセプト サード”にもまだ出て来るつもりなら、絶っっっ対、剃れ!!!  
456名無しさん@ピンキー:03/12/10 20:32 ID:VIWtJ0Bk
神になって髭生やしても、中身はガキだものなあ……
というかカルドの世界に、大人の男ってあんまりいないよな。
みんな頭が若そう。
457名無しさん@ピンキー:03/12/10 23:15 ID:PT5B07lp
ゼネスは純情な気がする。魔方陣グルグルのレイドを思い出す。
458名無しさん@ピンキー:03/12/11 20:35 ID:3UBUn8yX
>>457
あー!そのものだな。
459名無しさん@ピンキー:03/12/11 20:46 ID:KqQHgkl4
ルシエンは卑猥な気がする。魔方陣グルグルのキタキタオヤジを思い出す。
460名無しさん@ピンキー:03/12/11 21:43 ID:lEA9239C
>>457
同意!

>>459
ウケタ
461名無しさん@ピンキー:03/12/12 23:56 ID:y7p3dlOK
腰蓑一丁のルシエン様キボンヌ(頭巾は必須)
462某じぇす:03/12/13 21:55 ID:Zfn2aDJk
「大会が終わったら、また来ます」
年若きセプターの言葉が未だ耳に残っている。
この宇宙に災いをもたらす者、ジェミナイ。その存在が、クレイトスという地に現れるという事を知った直後の言葉だった。
あのセプターは、心配はないと言うようにほほえんでいた。
「強いのだ。私と違って」
つぶやきながら、静かな聖堂の女主人は窓から差し込んでくる光の向こうを、目を細めて見た。
そして、くすりと嗤った
賢者ともあろう者が弱音を吐くなんて。
「なら…強くなればいいのです」
もうそろそろ、あの方はここへやって来る。
思っただけで何か吹き出してくるような感情があった。
傍にいるなら抱き締めてほしいような…ルシエンはいつからか、あのセプターにそんな感情を持っていたが、それを『賢者』という枷で押し込めようとしていた。
また付け込まれて邪の虜となってしまったらどうするのか。
同時に、神に仕える身でもあるのに。
その時、コツン…と広間に音が響いた。
はっとして、入り口を見る…が、そこには誰も居なかった。
気配を探りながら見回ってみたがやはり誰も居ない。
「幻聴…?」
そうに違いない。そもそも扉を開ける音が無かったではないか。
ここ最近の起こった事で疲れているのかもしれない。
とりあえず休もう。こんな調子であの方に会いたくはない。きっと心配する。
そうしてルシエンは広間をあとにした。
463名無しさん@ピンキー:03/12/13 22:54 ID:0x/QJ1IT
なっ、きっ、キター!!!?
464名無しさん@ピンキー:03/12/14 16:45 ID:6N4C19/I
お、たった一作で、かなり上達してらっしゃいませんか?
君子三日見ざれば・・・か・・・

ダークかライトか路線は不明ですが、
濃厚なエロシーンを期待してやみません!
465某じぇす:03/12/14 22:40 ID:2Ej2irM0
キィ…
軋んだ音を立てるドアをゆっくりと後ろ手に閉める。
ふうと息をつき…何かがおかしい事に気付いた。
すべて消していったはずの明かりがひとつだけ灯されている。
質素な部屋の中央に誰かが居た。
「…誰です」
ルシエンはいつでもカードを取り出せるよう警戒しながら問うた。
人影が振り返る。
薄暗くてわからないが、その顔がふっと笑ったようだった。
「初めまして。ルシエン」
瞬間、室内が明るくなる。
目がくらみそうになったのをこらえて、ルシエンはもう一度言った。
「答えなさい、あなたは誰です」
目の前に居るのは少女だった。
自分より少し背は低く、肌もあらわな旅装束に白いマントをはおり、金髪を一つに束ねた少女だ。
自らに呪いをかけたセプターの仲間かと思ったが、発する気配が違う。
それは自分のよく知る、神に似ていた。
戸惑う賢者に少女は笑いかけた。
「自己紹介するわ。私はエレナ…そうね…『神』とでも言えばいいのかしら」
エレナ。ルシエンはその名前に覚えがあった。確か神話にその名が記されていたはずだ。
「あなたは…」
少女は、もう一度笑みを浮かべた。



こんな事にしてしまいました
実は背後にルシエンが…を使っただけでつ
466某じぇす:03/12/14 23:08 ID:2Ej2irM0
何故この世界へ来たのだろう、とルシエンは思った。
目の前の少女神はうろうろと動き回りながら、ジェミナイについては語らず、たわいもない世間話をするだけだった。
話に区切りがつき、エレナがふうと息をついた。
「何か聞きたそーね…」
「当然です。何故神であるあなたがここに居るのか…」
全てとはいかないまでも、今宇宙がどんな状況になろうとしているのかくらいは判る。
うーん、と手を顎にあて、エレナは空中に目を泳がせてからルシエンの目を見て
「この地の覇者たる人物が見てみたいからよ。それとね」
言ってルシエンを頭から爪先まで値踏みするように見たあと、するりと近寄ってきた。
「こーいう事」
467某じぇす:03/12/14 23:22 ID:2Ej2irM0
エレナはルシエンの頬を手で軽く押さえて唇に自分のそれを重ねる。
ルシエンは突然の出来事に目を丸くし、振り払おうとしたが、反動で壁に背をついてしまう。
エレナの、小鳥がついばむようなキスが心地よくて、自然と瞼が閉じそうになり
その隙に唇を舐められた。
「ひっ…」
思わず声が漏れたところを狙って、さらに深く口付ける。
しばらくの後、部屋にはくちゅ…くちゅ…という音が響きはじめた。
十分に堪能して唇を離すと二人の間に透明な糸。
「何を…こ、こんな…事」
「よくなかった?」
エレナの両手が鎖骨を下り、ルシエンの胸へ辿り着く。
下からぐっと持ち上げるように胸を支え、手の平全体に等しく圧力をかけるように揉んだ。
あえて胸の先端に触れず、ゆっくりと。
「ねえ、触ってほしい? ここ」
混乱しつつも潤んできた賢者の瞳と、衣服の下で立ち上がってきた胸の先を交互に見ながらエレナが訊ねた。
「誰がそんな……ゅふうっ!?」
エレナがローブを捲り上げ、力の抜けていた足の間に自分の足を割り込ませて秘部に押しつけ、そのままゆるりと擦り付ける。
468名無しさん@ピンキー:03/12/15 01:09 ID:FUEjWk41
エレナたん、とんだエロ神にっ!?
こういうクロスオーバーって、このスレでは多くて嬉しい。

もういっそ、淫売預言者たんをひどい目に合わせまくってくだちい!!
469名無しさん@ピンキー:03/12/16 00:32 ID:i8wXhvKD
期待age
470ダークマスター:03/12/16 19:43 ID:cWKGZcvw
仕事も落ち付き、冬の締め切りも無事に過ぎたので、
またここに続きを上げさせて頂きたく存じます。
時期は、某じぇすさんが一区切り付いたら、と考えております。

>某じぇすさん
描写に粘りが出てきて、読み手としては嬉しい限りです。
書き手としては……奮起させられます、いやはや。
471某じぇす:03/12/16 20:45 ID:zpjRpku/
すいません、体調がすぐれぬため遅くなりそうです…

神からのありがたいお言葉は励みにします
はやく他の神々に追い付いてみたいものです
472名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:09 ID:xCVH68gn
ほんにまあ、お気をつけなすって・・・・・・

しかし、このスレに降臨された神々はことごとく身辺が荒れるな。
何か呪いが!?
473名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:53 ID:6yAOD30h
今回は地王も本出すのですか!
見たい読みたい買ってみたい。
474名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:55 ID:rpPYsu2+
つか知り合いじゃなかろうな・・・
475名無しさん@ピンキー:03/12/19 23:07 ID:6yAOD30h
>>474
・・・・ありうるかもしれない・・・・
心当たりのある同人作家さんがちらほら・・・・ってか一人・・・・マサカマサカ、ソンナコトナイヨ
476ぼじゃノロイ:03/12/20 01:40 ID:k1X8zjef
地王の配置場所に移動侵略するぜッ

スペル
>チャリオット

はっしまった、ら、ランプロが張られてるぅ!?
(…で、どこなんだろう)

某じぇす神のSS堪能させていただきました(・∀・)
477某じぇす:03/12/20 12:47 ID:x4ZyEY3q
体調に加え忙しくなってしまい、しばらく小説ができません

ダークマスター神がうpできそうなら先にお願いしたいのですが…
478ダークマスター(周回回復中):03/12/20 13:10 ID:A4xad6oB
>ぼじゃノロイさん
えー、もう8年以上前に連載終了したマイナー漫画作品の二次創作なので……
ええ、同ジャンルのサークルさんなんて皆無に近いですよ。
恥ずかしいし、エロも無し。漫画原作と小説書いてます。
場所! ……ううむ。
勇気が涌いたらお教えしますですはい。

>知り合いか
私は違いますよー。
たぶん違うと思います。
違うんじゃないかな……
まちょと覚悟はしておいて下さい。

>某じぇすさん
サンドイッチ状態での無理は、年単位で体調を害します。
ごゆっくり養生なさってください……(早く続きが読みたいのは山々ですが)
自作については、近々更新すると致します。
中断して久しいので流れも忘れ去られていそうですが……
479ダークマスター(ランプロ中):03/12/21 18:15 ID:d7umIaz9
とりあえず、今夜あたりに触りをアップできるかもしれません。
濡れ場未満かもしれませんが……
480名無しさん@ピンキー:03/12/21 19:18 ID:Azh96NgW
ムフー、座して待つのです!!
481名無しさん@ピンキー:03/12/21 19:58 ID:SF1Bf28G
「さわり」ってのはそいつの一番の見所ってわけで要するに濡れ場のはずなのだよね。
482名無しさん@ピンキー:03/12/22 00:55 ID:UQfw04vn
なんか本スレでもこだわってるやつがいたな
なんかその時は浄瑠璃好きということになった気がするが・・・
そんなに知識をひけらかしたいのか?
どうでもいいことだろ?
483ダークマスター:03/12/22 01:47 ID:HdKCE453
不用意な記述をして申し訳ありません。
慣例に流されて、適当ではない語彙を選択してしまいました。
とにかく記述を撤回するということで、この件は収めて下さい。

<前回までのあらすじ>
バルダンダースにつかまって、エロい事されてますよ。
484ダークマスター:03/12/22 01:49 ID:HdKCE453
 にちゃにちゃと腰を擦り付けながら、ルシエンは両手足の指を合わせても足らぬほどの回数の絶頂で
疲れきった体を休ませていた。仰向けになった少女にまたがっているため、裾で結合部は隠されている
のだが、突き出した白い太腿を伝って二人の下に流れ落ちた様々な体液が小池を作り、その激しい交
わりの痕跡を残している。
「ふふ、そろそろお疲れなんですか? ルシエンさま」
 背を仰け反らせ、目を閉じ天を仰ぐ便所に、少女は余裕を残した声で尋ねた。
「たっぷり注がれちゃいましたね……もしかしたら、私たちの子供を孕んでしまったり。あはは」
 ルシエンの顎、喉、胸元、法衣の中で隠れているが腹と臍、そして秘所へと、汗が滝のように流れて
ゆく。時おり与えられる水や粘液は、飲むそばから発汗させられていた。
「お願い、です……少しだけ、休ませて、下さい」
「苦しそうに仰いますけど、腰をそんなにくねらせてたら意味ありませんよ。それに、先ほどから痛みを和
らげることもよしておりますのに、もうすっかり馴れてしまわれて」
「ああっ!」
 汗の溜まった膝裏に指をかけて、少女は女体を引き寄せる。肉管が伝える刺激に、ルシエンの肉体
は素直に反応していた。
「もう、時間も無いのに……そんなにいやらしいと、もう少し、いじりたくなっちゃいます」
485ダークマスター:03/12/22 01:50 ID:HdKCE453
 少女のような器官は、身に纏っているように見せかけた、衣に似せたものを溶かし始める。感触の変
化を腿の内側で感じたルシエンが見下ろすと、しなやかな裸体がくねっていた。
「ああ、ああ」
 見蕩れたまま腰を折って体を重ねようとすると、背後から胸を抱えられ、引き戻される。
「ちょっと変わったことをしてさしあげます」
 下からの声。
「だって、こんなにそそるのですから」
 後ろからの声。それらは共に少女のものだった。
「まさか……」
 ルシエンは斜め後ろを、そして真後ろを見る。なるほど、バルダンダースなら不思議はない。ケルベロ
ス──ああ、いや、プッシュプル、とにかく構造はあんなものか。
 もう、驚きはしても恐ろしくはない。その姿からどんな快楽が生まれるのかに興味があった。
「いいでしょう、こんな交わりも」
 膝のあたりで溶け合いながら、寸分違わない少女が生えている。抱き締められ、揉みほぐされながら、
ルシエンは嫌悪を楽しんだ。
486ダークマスター:03/12/22 01:51 ID:HdKCE453
「たまらないです……本当に、ルシエンさまって蠱惑的でいらっしゃいますよね」
 背後の怪物は法衣の合わせに手をかけると、それを大きく左右に開き、引き下ろして肩と乳房を露出
させる。それは腰紐によって支えられ、だらしなく開いた花弁のごとく裾と重なった。
「あ……いや、です」
「湯気でも立ちそうですよ、もう汗でどこもべとべととなさってて」
 そう言って少女は、熟れて落ちる寸前で張りを保っている乳房に後ろから手をのばし、重さと弾みに
遊ぶ。合わせて下の少女も、半身を起こしてその戯れに加わった。
「汗でぬらぬら光っていらして」
「大きな乳房の下に、ほらこんなに汗を溜め込んでいらして」
「塗りたくってさしあげます、染み込むくらい」
「だってルシエンさま、気持ちよくていらっしゃるのでしょうし」
「桃みたいな色の乳首を、こんなにはしたなく勃起させている、淫乱ぶりですもの」
「さっきまで生娘でしたのに、こんなに中を蠢かせている、天性の変態ですもの」
「淫売」
「恥知らず」
 前後からの罵りは、ルシエンの体からより多くの汗を分泌させた。腰を上下させて嬌声を上げている
己を軽蔑しながら、幾度も緩やかな高みに達する。
「い、いい、もっと……」
「リ・リ、おねだりまでなさって。もっと、とおっしゃるなら仕方ありません」
 後ろの少女が、ルシエンのたっぷりとした尻肉を割って、指を差し込んだ。
487ダークマスター:03/12/22 01:54 ID:HdKCE453
 自分の下腹部、腸と思われるあたりで起こった蠕動に、麻痺していた怯えが息を吹き返す。ルシエン
は腹に力を込めてそれを押し留めようとするが、そうすることによって動きは更に活発なものになった。
「な、何です! いったい、何を?」
「そんなに抱き締めないで下さい、苦しいです」
 前の少女は笑ったまま腰を突き上げ、増した圧迫が、腸内の異物を暴れさせた。
「あっ、ぐっ!」
「おかしいでしょう? 長いこと吊るされてらしたのに、お小水は垂れ流しても大きな方は平気だなんて」
「この子は、清廉な聖女さまを辱めぬようにと、ジェミナイさまが気を回して下さったものなのに」
「当の賢者さまがこれでは、報われませんね」
「とにかく……あ、聞いていらっしゃいます?」
 苦悶の声を上げるだけのルシエンに、少女と少女は呆れ顔で見つめ合う。後ろの少女はやれやれと
こぼしながら尻穴へ無遠慮に指を差し込み、件の子を引き抜いた。
「かっ……うぁあ!」
「ほらほら、気持ち良かったのかもしれませんけど、これを見て下さいな」
 二本の指でつまみながら少女がルシエンの鼻の先にぶら下げたのは、地虫のような生物だった。白く
膨れ上がった盲目の虫は、全身から宿主の悪臭を漂わせていた。
「な、こんな、あぁ……」
「ブックワームの変種です、糞を食らうのが特徴の」
488ダークマスター:03/12/22 01:57 ID:HdKCE453
 涙をこぼして顔をそむけるルシエンの顎をつかみ、虫に向き直らせる前の少女。
「ほらほら、お便所さま、お仲間みたいなものなのですから、ご挨拶して」
「あは、もっとも注がれるものは違いますし、やっぱり汚いものはお嫌ですよね」
 少女はそれを放り投げ、床に食わせる。ルシエンは自らの嗚咽で、咀嚼の音を耳から遠ざける。
「ルシエンさま、お楽しみの時間ですよ。こんなにだらしなく開ききっていらっしゃるのですから、さっさと入
れさせて頂きますね」
「え? あ! やめ」
 少女は肉管に手を添え、大きく開ききった肛門に先端を当てる。
「腸からこんなに汁を垂らされて……排泄の後ですもの、仕方ないかな」
「お願いです! ああ、おねが」
 哀願を聞かずに差し入れられた管は、鈍い衝撃と激しい痛みでルシエンを貫いた。
「いぃっ!」
「入りました。痛いですか?」
「あ、あ……」
「痛みを消してさしあげてもいいですけれど」
「お、お願いしま」
「せっかくですからこのまま動きますね」
「ひっ!」
 前後から貫かれ、揺すられ、嬲られる。意識の混濁によって一端降りた幕が、小休止を挟んで上がっ
た時、ルシエンは喜んで腰を振り立て、抱きつき、乳房を吸わせている自分を発見した。
489ダークマスター:03/12/22 01:58 ID:HdKCE453
「ん、ふふ。お目覚めですか?」
「あっ、あ、こんな、こんなことで、私」
「感じてる、って?」
「ああ、そんな……ぁ」
 後ろの少女が嬉しそうに笑う。
「ルシエンさまは、肉汁も、腸の汁も、汗も、どれも淫らな匂いで興奮します、本当においしいです」
 言いながら獲物の腕を持ち上げると、空いた腋に顔を押し込む。すうすうと大きく息を吸い込み、陶酔
の声を上げる。
「凄く、くさぁい」
「そんなところ、やめて下さ……」
「どんな匂いですの?」
 抗議をさえぎり、前の少女が質問する。
「つんと鼻を突いて、むっと染みて、吐き気をもよおすような、それはもう淫らな匂い」
「本当に? 確かめてみます」
 前の少女も片側の腕を持ち上げ、同じく顔をうずめる。羞恥と快感がないまぜになった熱情が、ルシ
エンの腰をうごめかせる。
「くさいですね、ルシエンさまの腋の下」
「し、知りません」
「嘘でしょう。御年のせいですか?」
「そんな」
「吐いちゃいそう」
「ああやだ、やめて下さい!」
 ぴちゃぴちゃと汗をすする感触に耐え切れず、前の少女ごと床に倒れ込むルシエン。後ろの少女は、
それに構わずに陵辱を続ける。
「こんなこと……おかしくなってしまいます、私……!」
「駄目ですよ」
 べっとりと汗にまみれた体に押し潰されながら、下の少女が言う。
「これからルシエンさまには、付いて来て頂く場所があるんです」
490ダークマスター:03/12/22 02:02 ID:HdKCE453








今回はここまでとして、次回のなるべく早期の更新を心がけます。
展開は色々と考えてあるのですが、バルダンで尺を大きく取られてしまいました。
これからはもっと跳ねるように進めてゆきたいと考えております。
どうぞお付き合いのほどを宜しくお願い申し上げます。
では。
491名無しさん@ピンキー:03/12/22 02:54 ID:xftxgJHi
待ってたけど眠くなっ
キタ━━━━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━━━ !!

丁寧で品のある文章に騙されそうになりますが、えげつない内容だなあ(w
まだ受難は続きそうでひと安心(悪
492名無しさん@ピンキー:03/12/23 00:10 ID:wGQZx/ff
久々にキタら大量に新着あって、もしやと思ったらキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
前後からの責めとかのシチュエーションがえっれぇツボです。
汗の描写とかが生々しくて・・・このフェ地王め!!

絵心があればなぁ・・・この感動を形にできるんだが・・・
493名無しさん@ピンキー:03/12/23 02:01 ID:8a1O2KZ5
結局ショゴスっ娘には名前無いのですか神よッ!


>>492
フェ地王ワロタw
確かにビジュアル的に強烈なシチュだ。
しかし、案ずる事は無い、きっといつかあの御方が・・・・・・(いやプレッシャーでなく純粋な期待ですゴメンナサイ)
494名無しさん@ピンキー:03/12/24 22:02 ID:PM08HGL4
>「嘘でしょう。御年のせいですか?」
やべスッゲ萌え(笑


某じぇす神の続きも楽しみでございます。
体調が良くなられたら是非、続きを!!
495名無しさん@ピンキー:03/12/25 02:39 ID:Y7Evk60a
この汁、この臭い、これこそがフェ地王よ!

……堪能しました、ありがとうございます。
496名無しさん@ピンキー:03/12/25 22:49 ID:6RYf4398
24にして、加齢臭を指摘されるルシエン嬢に一生付いていきたい。

いや冗談はさておいても、フェ地王の文章には臭いと触感があって凄いと思う。
あと音描写で聴覚やら、味覚やらもいけるとするならば・・・
あとは視覚か!!(すいません>>493に追随しただけですいやホント)
497名無しさん@ピンキー:03/12/26 23:44 ID:ThOeqSlB
えーと、ここの神って、ぼじゃノロイ氏、フェ地王氏、某じぇす氏、109氏、古ういろ氏、夜緋歪雪氏、
蔵見氏、前スレ268氏、前スレ897氏(順不同)
ってところ?何だか豪勢になってきましたな!
現役の神にはこれからも素晴らしい作品を期待したいものであります。
応援しかできない。がんばれ!
498名無しさん@ピンキー:03/12/28 22:37 ID:5vSDvwg0
もうコミケ始まってるのか!(←雪国で蜜柑漬けの年末)
ぼじゃノロイさんって通販とかなさらないのかなあ・・・・・・凄い欲しい。

>>497
あれか、もうフェ地王で固定かw
499名無しさん@ピンキー:03/12/29 20:50 ID:vLKqoOJL
明日はぼじゃノロイ神のスペースにこっそり突撃するぜ!
500名無しさん@ピンキー:03/12/30 03:44 ID:dJizxpeU
地味ゲーの豊島キャラとてもスレを重ね、今またここに500を踏む……
神々に感謝を、読者に祝福を、聖女に法悦を
501フェ地王:03/12/30 18:44 ID:GEMEfkUl
ぼじゃノロイさん、冬コミお疲れ様でした。
お会いしてすぐに、何かと粗相をしてしまいましたが、
2時間の自転車による強行軍と、4時間の開場待ちによる疲労によるものと
お許し頂ければ幸いです。
お渡しした珍奇な本の、漫画原作と小説をやっています。

>>500
共に祝うものであります。
年始にはまた更新をさせて頂きたいと考えております。
これからの500レスも盛り上げて参りましょう。
502名無しさん@ピンキー:03/12/31 23:26 ID:mYXGkol0
ようし、今年もいい年だった。
来年もこのスレを見守るぞ!

>地王&ボジャノロイ様
いいなーいいなー、仲良くていいなー。
ぼじゃノロイ様の「折り本」とやらが凄い気になります。
地方者には買えなんだ。
503名無しさん@ピンキー:04/01/01 23:44 ID:EDnOUbr1
謹賀新年保守
504名無しさん@ピンキー:04/01/02 23:05 ID:d3h1W+1h
やったことないんだけど、カルド1って面白い?ってか、エロい?
505名無しさん@ピンキー:04/01/03 09:06 ID:pUG+7pnH
>>504
 とりあえず、カルド1の世界には “ょぅι゙ょ” がいる!!!

 …ただし、ハァハァできるかどうかは微妙だ…。
506504:04/01/03 22:31 ID:dhd3KxoV
トンクス!
しかし、ハッハ、こんなスレに常駐している僕が、ょぅι゙ょに心を乱されるわけないじゃないですか。
とはいえ、気になるのでやってみますよ!!(ダメダメ
507名無しさん@ピンキー:04/01/04 22:45 ID:Cx+glLSk
お、規制解除されてるのか。

今夜か来週かはたまた・・・・・
とにかく俺は、地王の降臨を待っているぜ!
508名無しさん@ピンキー:04/01/05 23:31 ID:H3NSxNx9
カルドエロにおける言葉責めを、口ハウントと呼ぶことを提唱したい保守。
509名無しさん@ピンキー:04/01/07 08:47 ID:qVcmZm6D
地王などの陵辱SSでハァハァしつつも、
なんだか最終的にはほのぼのとした展開を希望してしまう当方は、
このスレ的には間違っているでしょうか?
510名無しさん@ピンキー:04/01/08 00:24 ID:A49Q9Hrc
間違ってる。
どのくらいかというと、風単万能ブックを組もうとして、
トランプルウィードを4積みするくらい間違ってる。


だがしかし、そんなセプターは嫌いじゃねえ。
511名無しさん@ピンキー:04/01/09 22:34 ID:tLp4l5/x
トランプルウィードだけはガチ。
512名無しさん@ピンキー:04/01/11 09:49 ID:QPCxs/zb
 ミ・д・ミ < ぱうだーいーたぁ だけはフワフワ。



513名無しさん@ピンキー:04/01/11 21:07 ID:xvU0X+YQ
コロッサスは応援だけ。
514名無しさん@ピンキー:04/01/12 21:44 ID:z9XRWgzT
513が「援護」を「応援」と間違えたのか、
「コロッサスのHPを上げたかったら応援しかねーよ」なのか、
ちょっと気になる。
515名無しさん@ピンキー:04/01/12 21:52 ID:Lus/ALPH
なかなか奥の深い書き込みだな。
516名無しさん@ピンキー:04/01/12 21:53 ID:iIZ905Te
某板に彼女のスレが立ったな……
517名無しさん@ピンキー:04/01/12 22:25 ID:qSIPQ6dD
新しいルシエンスレでつか?
気になりまつ
518513:04/01/13 00:30 ID:UHTn6DMq
気になる気になる。

>>514
前者の方です。
後者だったかその気になればグロースボディ使うぜクソッタレー!
519代理人:04/01/13 18:37 ID:UHTn6DMq
「ご無沙汰しています、ダークマスターです。
たちの悪い流感にかかってしまったらしく、40度の熱で身動きできない状態です。
インフルエンザの可能性もあり、親愛なるスレ住人の皆様にうつすことのないよう、
しばらく静養させて頂きます。
駄文を期待して下さった皆様、どうぞもう少し気長にお待ち頂ければ幸いです」
520代理人=513:04/01/13 18:38 ID:UHTn6DMq
会社で倒れかけたとのことでして、原文ママでお伝えしました。
521名無しさん@ピンキー:04/01/14 08:55 ID:G4asewlu
今の風邪は、治るのに時間かかるからね……
会社もそうそう休めないというのも分かる。
だけれども、あえて言おう、しっかり休めと!!
倒れ「かけて」いるうちに休暇を取らないと氏にますよ、ホント。

ところで516が気になりまつ。
522名無しさん@ピンキー:04/01/14 21:25 ID:tfII1BQs
んじゃヒント。
今までにもカルドセプトのスレが立ったことのある板だよ。
但しゲームのカテゴリではない。
523名無しさん@ピンキー:04/01/15 13:16 ID:2QAW3ufi
あったあった。雑談系の板だね。
524名無しさん@ピンキー:04/01/15 20:11 ID:CIcSEnN4
うむ、いい人みたいだから、ここのことは言わないでおこう。
525名無しさん@ピンキー:04/01/15 21:15 ID:74E7jt/B
つか知ってるんじゃないのか……w
526名無しさん@ピンキー:04/01/16 21:26 ID:FsdQn9j7
知っているなら、いつかここに来て、大人の質問にも答えて頂きたいものだ。
ところであっちにもパウダーイーターがいたが、どうやらスピリットウォークで移動しているようだな。


ネットを通じて地王の風邪が伝染ったかもしれません・・・39℃。
でも明日も仕事なんだよなあ。
527名無しさん@ピンキー:04/01/16 23:59 ID:1cjKSwb+
知ってるだろうw
だってなんにも情報が無い時点でネタとしてルシエンを選択するかい?
528名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:05 ID:L81FN0qi
>527
やっぱそう思う?
529名無しさん@ピンキー:04/01/17 01:21 ID:8T/hd4q7
いや、そうとも言い切れんぞ。
カルドセプト2のキャラネタをやろうと考え、尚且つ女性キャラを選んだ時点で、
候補は2人に絞られるわけで。

おまけに対抗馬がぽっちゃり系のアレなわけだs・・なんだやめr・・・なにをすrrrrr
530名無しさん@ピンキー:04/01/17 01:25 ID:fRPlMa25
え、カルドで女性ってルシエン以外にいたっけ・・・?
531名無しさん@ピンキー:04/01/17 02:22 ID:96RPDS6e
ほら、あいつが居たじゃん!

あのー、あれだ、あの水のー、ジェム教団の親玉の左腕だと言っていた、名前が思い出せない。
532名無しさん@ピンキー:04/01/17 02:24 ID:7l8Rhj5c
ミュリン。
533名無しさん@ピンキー:04/01/18 08:18 ID:7bRcpZLE
セレナではない所が良い・・・
534名無しさん@ピンキー:04/01/18 11:39 ID:BLbFGJbp
ナジャランの存在は抹消済みか、おまいら。
535529:04/01/18 12:45 ID:ExvDHNne
>>532
素で忘れてた・・・_| ̄|○
ゴメンヨ ホントウニ ゴメンヨ

ジェム教に改宗してくる・・・
536名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:32 ID:je6GYWfc
ナジャランって、エロ対象として見れそうで難しいというかな。
和姦も陵辱も、なんかこう今一つノリきれないというか。
汚しにくい感じがしてしまう。


どんな仕草でもエロに直結する、我等が聖女とは大違いだ。
537名無しさん@ピンキー:04/01/19 21:40 ID:Q7lKCZcC
ナジャランで妄想を広げてみよう。
ああ見えて裏では相当に淫乱なサディストなのだ。
出会った女は、二人きりになったところを狙って雌奴隷として調教してるんですよ。
アルタもキギも、みんなエロ狂い。ああ振舞っている裏ではバイブを突っ込まれたままで・・・・・・

・・・・・・ああ、無理だな。どうにも上手くいかねえ。
ルシエン様だったらこんなに簡単にハァハァできるのに。
というか、そもそもこのスレなかったらルシエンにエロを求めたりする俺ではなかったのだが。
調教されているのは俺なのか。
ムヒョー。
538名無しさん@ピンキー:04/01/20 05:18 ID:ElR5MAtG
なぜルシエン?最初は俺も思ったさ、しかし……
539代理:04/01/20 21:45 ID:l0MCL+sW
 べち、びち、という水音が狭い廊下に響くのは、歩を進めるルシエンの四つ足が、全て何がしかの液
体にまみれているせいだった。
「私、もう……」
 少女の姿をした化物に嬲られ続けて気を失い、ようやく目を覚ましたのがおよそ四半日前。その計り
も体感による不確かなものであり、加えて幾度も意識が途切れていたので、本人ですらあまり自信の
持てるところではない。
「気が……あっ」
 怪物は反応の有る無しに関わらず臓腑を管で犯し続け、聖女であった肉便所へと粘液を吐き出すこ
とをやめなかった。先刻その責めからようやく解放された時には、ルシエンの秘所は不様に開ききり、
水差しのように体内の異物を垂れ流すばかりだった。
「遠くなってまいりまし……んん!」
 そうして休まされたのも束の間、部屋中の部位を回収して少女の体に詰め込んだ化物は、彼女をどこ
かへ連れて行くと言い出した。そうしてルシエンを四つ這いにさせると、犬か馬のようにして歩けと命じ
たのである。
「そんなにいやらしい声をお出しになられては……ふふ、また大きくなってしまいますよ?」
「う、ふぁっ!」
 突き込まれたままの肉管が卵を呑んだ蛇のように膨らむ様を、賢者と呼ばれていた女は己の膣にか
かる圧力で感じ取る。
「そんなにぎうぎう締め上げて、本当にはしたないルシエンさま」
 管を突き刺されたままで這い進むことは、屈従の快感を、尻から背骨を通って脳まで送り込まれるの
に似ている、と彼女は考える。歩めと言われ、従う。歩めば、自らの手足を使って肉管を出し入れするこ
とになる。そうすれば声が漏れ、主にその浅ましさを笑われるのだ。
「わた、私っ、本当に……苦し」
 じゅぶじゅぶと泡立つ秘所が、首から上を裏切る。
540代理:04/01/20 21:47 ID:l0MCL+sW
「ほらほら、もう少しですから頑張って下さいませ」
 四つ足の便所に挿入したままで歩むのはそう容易いことではないが、この少女に限っては苦になる
はずもないことを、ルシエンは知っているだけでなく、先刻目でも確かめていた。
 床にこつこつぺたぺたと当たる一組の手足を不審に思った彼女が、両乳房の間から後方を伺ったと
き、緑色の丸い目と視線があった。慌てて前に向き直ったルシエンが、腰から上半身をもう一つ生やし
て背後の支えとしている少女の像を頭に描くまでには、数歩を要した。半人半馬の怪物に似た輪郭を
想像するだけで気が遠のくが、それが今まさに己の体内を犯しているという事実にはおぞましさのみな
らず、肌の泡立つほどの興奮を覚えた。
「あ、ほら。ルシエンさま、聞こえますか?」
 言わせたいのか。私も言いたいのか。
「聞こえ、ます……私が歩くたび、びちょびちょと汁が溢れ出す音が、聞こえます」
「まあ!」
 少女が二箇所で同時に笑う。
「そうではありませんよ、頭の奥まで淫乱なルシエンさま。道の先から、ほら音が」
「あっ! 私は、その……」
 唇を噛み、己の失態を呪う。
「ふふ、愛らしい」
 体を倒し、ルシエンを背から抱き締める少女。恥辱に染まった頬と、そこを伝う涙を舐め上げる。その
まま、恋人が戯れるように頬に幾度も接吻する。
「泣かないでください。ちょっと勘違いしちゃったんですよね、ルシエンさま」
541代理:04/01/20 21:50 ID:l0MCL+sW
「う、くっ、う……」
 嗚咽はしばらく止まなかった。これまで受けた辱めのどれよりも、恥ずかしさと己への嫌悪を強く感じ
た彼女は、喉が詰まって呼吸が難しくなってもなお、自分を許そうとはしなかった。
「もう、仕方のない聖女さまなんですから」
 少女が更に年若い者に接するときの、不相応に大人びた表情を精巧に模したバルダンダースは、片
手でルシエンを抱き締めたまま、もう片手で頭巾越しに頭を撫でる。
「これからもっと辛いことがたくさんあるのですから、こんなことで壊れてしまわれては、こちらも面白くあ
りませんよ」
 泣き止まないセプターを、幾度も幾度も撫でる。ぎこちない感触、傲慢で残酷な言葉。
「だ、だ」
 それでもルシエンにとっては、ジェミナイとなる女が神殿より去って以来、初めて受けた気遣いだった。
「だ、いじょうぶ、です、もう、しわ、けありませ、ん」
 詰まりながらも言い終えた彼女は、目的地まで歩ききるだけの気概を取り戻していた。相変わらず肉
体は欲望の汁にまみれ、心が快楽の熱に浮かされてはいたが、それでも歩くことはできそうだった。
「それでは、さっさと歩いて下さいませ、便所賢者さま」
 嘲弄にも淫らな音にも耳を閉ざしていたルシエンは、馬のように髪を引かれて止められるまで、目的
の場所に着いたことに気が付かなかった。
 しゃらしゃらと流れる水の音。大きく膨らんだその一画は、大浴場のように水に満ちていた。
542代理:04/01/20 21:53 ID:l0MCL+sW
 すでにバルダンダースが己から離れているのにも気付かず、ルシエンは周囲の情景に見入っていた。
裸婦を描いた噴水、石畳の上まで溢れそうなほどにたたえられている澄んだ水、大広間の半ば以上は
人口の湖のようになっていた。幼い頃に一度だけ見た、クレイトスの公衆浴場を思い出す。
「あっ」 
床に溜まっていた水に手を浸す。冷たい。
「神殿の地下に、こんな場所が……」
「ルシエンさまでも御存知ないことが多いんですよ、この地下牢には」
 衣服の乱れを正してやりながら、少女が含みのある口調で話す。なぜ、と聞こうとしたところを、かちり
という金属音がさえぎった。
「な、これ、は」
「お似合いです」
 怪物は、体のどこから捻り出したものか、鎖の付いた首輪をルシエンに嵌めていた。黒く、なめし革の
ような光沢を持つそれは、白い法衣姿に淫靡な彩りを添える。
「こんな、家畜のような格好……」
「感じちゃうんですね、はいはい」
 少女はルシエンの抗議を軽くいなすと、目的の人物を水辺の怪物像の上に見つけ出し、鎖を引いて
そちらへ向かった。
543代理:04/01/20 21:56 ID:l0MCL+sW
 ルシエンは犬の格好のままでその人物を見上げる。大男ほどもある像の上で、道化の服を着て、道
化の仮面を被り、芝居がかった座り方で孤独を訴えている。
 少女は、見ようによっては泣き顔とも取れるその仮面を見据えて、囁くように声をかけた。
「みつかった」
「何が?」
 物憂げに問い返す道化師。
「永遠が」
「海が」
 歌のように、省略されたやりとり。
「太陽にとけこむ」
 最後を引き取った少女は、明るく大きな声で道化師に声をかける。
「気狂い道化師、ずいぶんと退屈そうね!」
「そう呼ぶな、道化師は狂っていない」
 仮面でくぐもり男か女か分からない声は、鬱々とした響きのままだった。
「貴方は……マッドクラウン、ですね」 
 ルシエンは、この道化についてはっきりと思い出していた。水のクリーチャーとしてカルドセプトに記さ
れる、気の触れてしまった道化師。
 気狂い道化師は、見ようによっては笑い顔とも取れるその仮面をセプターに向け、憂鬱そうに、一語
一語区切りながら話しかけた。
「早く舌でも噛め、気が触れるぞ」
544代理:04/01/20 21:58 ID:l0MCL+sW
……………………・

ダークマスターは、しばらくまともに喋れもしないそうです。
書きかけの部分だけでも更新しておいてくれ、と書面で頼まれまして、こうなりました。

実際もう少し先まであったのですが、文章が荒れているのと切りが悪いのとで、
自分の判断で、ここまでの更新とさせて頂きました。
(エロス絡みのシーンには届いていませんでしたし)

今回の文章で推敲不足な点などありましたら、ダークマスターの状態をご理解頂いて、
優しい目で見て頂ければさいわいです。

それでは、もし彼が復帰した時は、よろしく可愛がってやって下さいませ。

>ぼじゃノロイ様
ヤツ、この間お会いした時の失態で本気で落ち込んでおりました。
友人としてどうぞ御容赦をお願いします。
545名無しさん@ピンキー:04/01/21 01:13 ID:RdQxwxLp
何だか代理の方の文章の端々から、只事でないオーラが漂っているんだが・・・(汗
本当に無事なのか地王。

エロパロSSにとって大切なことは、
@多少不条理でもエロ一直線
Aうpのスピード
だと考えるんだが、地王くらい密度の濃い内容だと、俺はアリだなぁ。

とにかく俺の言いたいことは、なんだか本気でバルダン可愛いんだがどうよ、ってこと。
546名無しさん@ピンキー:04/01/22 00:17 ID:zlqNv3P3
ルシエンたんの駄目ぶりが、もう愛しくて愛しくて・・・・・・
ところで、スタート地点→風→複属性→水。
ピーンときました。恐るべき仕込みだ。
547名無しさん@ピンキー:04/01/22 00:32 ID:FubGKmVi
あ!ははぁ!中央エリアか!!
うーむ深い…

ところで地王、乙です!
お体を大切になさって下さい…私や、このスレや、愛するぼじゃノロイさんの(何)ために…
548546:04/01/22 21:12 ID:zlqNv3P3
>>547
即レスがあったのかw
その通りです。
そうなると、水の次は占い館なになるのか?(予想外れたらカッコ悪いな・・・・・・)
549名無しさん@ピンキー:04/01/23 23:00 ID:V+NznSKG
デカ尻保守
550名無しさん@ピンキー:04/01/24 21:45 ID:ynxiwvOU
まーなんだ、聞いてくれよ。
次回のカルドはよ、シンボルだけでなく、リアル顔も選べたりしねえかな。
俺もルシエンの苦痛顔一つで飯が食えっからよ、やっぱ自キャラにもハァハァしてえのよ。
そこんとこどうだ?
551名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:32 ID:yXYXlJ7Y
顔はどうでもいいがシンボルはもう一寸垢抜けさせてくれ。
自分にとっちゃ男は騎士タイプ一択。
女は仕方なく洒落でメイド。一緒に遊んだ友人も困っていたし。

ってゲサロのスレ向きだな。
552名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:46 ID:46sdpKGP
スレ違い承知だが漏れも便乗。
もうちょっとスマートなシンボルあればなー。
どれもモッサリしてて(´・ω・`)ショボーン
女はメイドかトンガリ帽子か。

顔については、まぁ、選択式で欲しい機能ではあるがな・・・
しかし、ルシエンの苦痛顔はカルドの評価を1000円は上げたな、漏れ的には。
553名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:05 ID:SLojxeSM
あールシエンに添い寝してもらいてえなー。
554名無しさん@ピンキー:04/01/26 23:21 ID:EYceFQIk
あールシエンにエロい事予言させて赤面させてえなー。
555名無しさん@ピンキー:04/01/27 22:27 ID:CLJiiPIz
きみらはジェミナイになるべきだ。
556名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:16 ID:Go8XLXKR
ルシエンネタじゃなくてもいいか?
557名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:26 ID:7hgbJRwB
無問題かつ期待大
558名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:16 ID:LLUpxowe
やっぱり、雑談系の某聖女様はピュアなんだろうか。

>>556
エロいの頼むぜ!
559名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:43 ID:U4pTq/1f
いやあ、それはどうかなあ……
560名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:57 ID:LLUpxowe
やっぱ怪しいか。
実際、知ってるならこっちにも出張してほしいくらいだ。
561556:04/01/30 19:12 ID:IQanbVx4
それでは投下してみます。
562556:04/01/30 19:13 ID:IQanbVx4
 もはや廃墟同然となったクアンゼに、二つの人影があった。
 ガミジンとミュリン、ジェム教団の幹部である。
優れた力を持つ二人だったが、山場とも言える任務に失敗し、心身ともに疲労していた。
 任務失敗の結果を携え、プロムスデルに戻るべきか、今すぐ。
しかし、任務失敗という事実と傷ついた身体が、二人をクアンゼに留まらせていた。
 体力だけでも少し回復させようと、二人は崩れた壁の上に腰掛けた。
我々を破った、ジェミナイ復活の鍵となるセプターは、プロムスデルに向かっているのだろうか。
そう考えていると自然にプロムスデルの方角へ視線が移った。
 そして、徐々に近づいてくる人影に気付いた。

 二、三……四人。ガミジンもミュリンも、見覚えはないその人影の正体を知っていた。
幹部になったときから今までずっと感じ取っていた、幹部である我々のものとは違うもう一つの、
教団内に流れる権力。その持ち主であると。
 そして、彼らは我々が任務に失敗したから我々の前に姿を現すのだ、ということも。
563556:04/01/30 19:13 ID:IQanbVx4
 ガミジンの足元の石が跳ねた。
 その石がガミジンの足に当たり、二人は顔を上げた。
そこには漆黒の鎧に身を包んだ四人が立っていた。
表情を隠している兜には、ジェム教団の印が施されている。
 しかし、埋め込まれている宝石が教団内の誰のものとも違っていた。
やはり、この者たちが、あの――

「私たちが、なぜこちらに赴いたかは、お分かりですね」
 兜の下から、抑揚のない、それでいて威圧的な男の声が響いた。
反射的に、ミュリンの表情が敵意を含んだものへと変化する。
 しかし男たちはそれを気にも掛けず二人ずつに分かれ、
一人はそれぞれを羽交い絞めにし、もう一人はそれぞれの鎧へと手を伸ばした。
「なっ、何をするっ……!」
 ミュリンは声を荒げたが、男は無言で鎧を調べ上げ、
やがてそれぞれの鎧からカードの束――ブックとストックを取り出した。
「これはしばらく預からせてもらいますよ」
 そして、ガミジンのブックに目を通していた男が一枚のカードを抜き出し、
それをミュリンの鎧の前にかざした。
「ガミジン、最後まで見届けてやりなさい」
564556:04/01/30 19:14 ID:IQanbVx4
 ミュリンの身体を今まで守っていた深い海の色の強固な鎧は、
カードをかざした男が詠唱を終えると、とたんに輝きを失っていった。
身につけているミュリン自身にも、身体にかかる鎧の重さが変化を伝えていた。
 自分の力の証であったカードと鎧を失い、
精神力のみで困惑の表情を押しとどめているミュリンの横で、
別の男が今まで耳にしたことのない呪文を唱えていた。
 自分の立場、この状況、初めて聞く呪文。
ミュリンはこれから自分の身に降りかかるであろうこと
――想像はつかないが、苦痛であることに間違いはないだろう――に備え、
身体を固くし身構えた。
 男の詠唱が終わると、その手には黒くしなやかな鞭が現れた。
565556:04/01/30 19:14 ID:IQanbVx4
「ぐうっ!」
 男は鞭を振りかざし、ミュリンを守る力を無くした鎧に勢いよく叩きつけ、
それをただの金属の断片へと変えていった。
鞭はさらに、鎧の下の肌着までも切り裂いた。
切り口から、ミュリンの幹部としての訓練を想像させる引き締まった肌が覗く。
その肌の、訓練の際に付いたのであろう古い傷の横に、新たな傷が付けられていった。
鞭がミュリンの身体を往復するたびに、赤く染まった布が辺りに散らばっていく。
 今までかろうじて足で身体を支えていたミュリンだったが、
傷が三十を越えたあたりで膝をつき、やがて肘と膝とで身体を支えるようになった。
肩を大きく揺らしながら荒々しく息を吐く。
 ミュリンの身体中に細かい傷を作り出してきた鞭の動きは、
膝を支点として高く突き出された柔らかさと弾力性を併せ持つ二つのふくらみに徐々に集中していった。
 ミュリンは歯を食いしばり、身体を小刻みに震わせながら無言で時の過ぎるのを待っていた。
その間も鞭はミュリンをなぶり続ける。
ふくらみは出血と熱とで赤く腫れあがり、全身からはうっすらと汗がにじみ出していた。
 ミュリンの身体の震えが、一瞬、止んだ。
「うっ、う……うああ、ああっ!」
 終わりは今まで発することのなかったミュリンの叫びとともにやってきた。
それまで張っていた背中を少し丸め、腰が鞭から逃げるように内側へ入り込んだ瞬間、
足の間から疲れを含み黄色く色づいた液体が噴き出した。
ミュリンの体温で暖められたその液体は、辺りに湯気を立たせては地面に吸い込まれていった。
ミュリンは顔が下半身の緊張が解けるにつれて紅潮していくのを感じ顔を伏せたが、
その原因までは止められなかった。
 その状態を確認し務めを終えたかのように、男の手から今までミュリンを切り刻んでいた鞭が消え去った。
566556:04/01/30 19:15 ID:IQanbVx4
 ミュリンはその後は声は立てずに荒い息だけを残し、
痛みと恥辱とで力なくその場に仰向けに倒れこんだ。
 すかさず男が弛緩した両足を持ち上げ、さらに曲げ倒したことで、
ミュリンは自分の両膝で顔を挟み込む格好となった。
 ミュリンは足の間から、別の男が自分のストックからカードを一枚選ぶ姿を確認した。
間もなく選ばれたカードが男の手の中で具象化された。
握るのに程よい太さの柄の先に、青白い、骨ばった手の形をした物が備え付けられている。
見慣れたはずの、これまでは自分が操っていたその物体が、
今は男の意思を受けて自分をもてあそぶ時を待って伸縮している。
 遊び相手を求めてもどかしく動いていた青白い指先の動きが止まり、
まだ何も受け入れることを覚えていないつややかに潤んだミュリンの秘所に添えられた。
その指が、閉じられた女唇を入り口を探り当てるように繰り返しなぞる。
 やがて、入り口がぬめりを持った透明な液体を染み出させて場所を示した。
その液体をたどって、人差し指と中指の第一間接ほどが中をうかがった。
567556:04/01/30 19:16 ID:IQanbVx4
「や、やめ……いやっ、いっ、痛っ!」
 二本の指は淫猥な音をたててミュリンの奥深くまで入り込み、
親指は入り口の上で痙攣している雛尖にあてがわれた。
 これまでミュリンの両足を押さえていた男は足を戻し、
今度はミュリンの両手首を地面に押さえつけた。
ミュリンの中で肉壁をなぞり続ける物体の柄を持つ男は、
束縛を解かれた足が地面を掴むのを見て柄から手を離したが、
その物がミュリンから抜け落ちることはなかった。
 入り込んだ指先が先ほどとは違う痛みをミュリンに与えていく。
ミュリンは痛みの原因を取り除こうと身をよじったが、かえって増長させる結果になった。
苦痛を逃がそうと、言葉にならない声を伴いながら肩を上下させ不規則に呼吸する。
 その息が、徐々に規則性を増してきた。
肩の動きは小さくなり、逆に地面を掴む足の力が強まった。
そして、今まで苦痛から逃げるだけだった腰が、肩の動きを引き継ぐように上がってきた。
 ミュリンの腰が上下するたびに、親指が雛尖を持ち上げさらに中から現れた先端を擦り上げる。
それによってミュリンは腰だけでなく背中まで反り返した。
ミュリンの額を汗が大粒の雫となって流れ落ちる。
青白い手はその全体をミュリンから染み出した液体で鈍く輝かせていた。
液体は手を濡らすだけでは飽き足らず、地面に滴り小さなしみを作り出している。
568556:04/01/30 19:16 ID:IQanbVx4
 与えられる刺激を堪え固く目を閉じていたミュリンは、
自分の身体の変化を否定するようにうっすらと目を開けた。
すると、顔も身体も固定され視線をこちらに向けることを強要されているガミジンと目が合った。
「いやっ、見、見ないでっ……」
 ミュリンの引き金を自らの発したその声が引いた。
苦痛と恥辱が恍惚へと姿を変えてミュリンを襲う。
それまでミュリンの周囲を包むほどだったくぐもった声がガミジンにも聞き取れるほどの喘ぎ声へと変化し、
ミュリンは自分の声に刺激され腰の動きを早めた。
手首を押さえつけている男の腕を振りほどくと、自由になった腕に地面を押すように力を込め、
高く持ち上がった腰を震えながら支えた。
 男たちはミュリンの痴態を見下ろしながら、兜の下で言葉を紡ぐ。
それはまるで呪詛の響きで――
『さあ、ミュリン……ガミジンに見られながら――いけ!』
「だめ、もう、あ、あ、ああああっ!」
 その瞬間、限界まで高まった濁流が堰を切ってあふれ出し、太腿も淫義手も一様に滴らせた。
弓なりに反った身体が、弦が切れたように力を無くしていった。
それまでミュリンが決して離すことのなかった青白い手は、
物惜しそうに痙攣を続ける秘唇から白い糸を引いて足の間に転がり落ちている。
 ミュリンは身体を二、三度震わせると、定まらない視線でクアンゼの空を眺めていた。
569556:04/01/30 19:17 ID:IQanbVx4
 男はミュリンから抜け落ちた手を拾い上げ、今度は握り拳を作った。
握られた指の間から、ミュリンの白い粘液が染み出す。
 それでもミュリンの目から生気は失われていなかった。
足を大きく開かされ、拳を秘唇に押し付けられても、
任務失敗の代償行為はまだ済んでいないのだと、現状を受け入れるだけだった。
このまま痛みに心まで預けてしまえば楽になれるだろうか。
だが、教団幹部として培われた精神力は、それを許そうとはしなかった。
570556:04/01/30 19:19 ID:IQanbVx4
「や、やめろっ! もうやめてくれっ……このままでは、ミュリンが……」
 感極まったガミジンの声が辺りに響き渡る。
『カードを操るだけの力を失ってしまう』

「そうでした。このためにセプターとしての能力まで失わせてしまっては、元も子もありませんからな」
 ガミジンは、これでミュリンを苦痛から解放できる、と安堵の表情を浮かべかけた。
 だが、それも束の間のことであった。
ガミジンを押さえていた男たちはガミジンの鎧を外しにかかった。
鎧を剥ぎ取られ、次は自分の番だと覚悟を決めたガミジンの横で、
男は一枚のカードを懐から取り出し、カードに描かれた薬を実体化させた。
冷気を漂わせるその薬がガミジン自身に塗り込められると、
そこはミュリンを今すぐ解放したい気持ちに逆らって肥大していった。
「よいでしょう、これで最後です。ガミジンよ、片腕として自ら、罰を与えてやりなさい。
 代わりに私たちが、最後まで見届けてやりましょう」

 男たちはミュリンを崩れずに残った壁の前に立たせ、遠巻きに監視していた。
 ミュリンは、自分と同様の姿になったパートナーが近づいてくるのを静かに見つめていた。
 ガミジンは、ミュリンの顔が視界に入らないように視線を落としながら、一歩一歩距離を縮めていった。
腕を伸ばしきらなくとも触れられるほどの距離まで来たとき、
ミュリンの髪の毛を掴み、抜け落ちんばかりの勢いで引き寄せた。
 そして、髪の毛の隙間から覗いた耳元に唇を近づけ、周囲に聞き取られないよう小声で、一言、告げた。
「……すまない」
571556:04/01/30 19:19 ID:IQanbVx4
 どれほどの時が経っただろうか。
 ミュリンは、今まで身体の深い部分で接触していた自分の体温と同程度の温度を持つものが、
力を放出してゆっくりと離れていくのを感じた。
ガミジンに注ぎ込まれた白濁した液体が、ミュリンの内腿をゆっくりとなぞり筋を作っていく。
その横を赤黒い液体が倍の速度で流れ落ち、ミュリンを赤と白に染め汚していた。

 二人が気付くと、四人の漆黒の男たちは既にその場から消えていた。
少し離れた場所にミュリンの――崩れる前と同様の――鎧が置かれていた。
 ミュリンは内腿を拭うこともせずに鎧を着込んだ。
その姿は男たちに会う前の姿と変わりはなかった。
しかし足を二、三歩踏み出すと傷付いた身体に激痛が走りよろめいた。
 ガミジンはマントを広げミュリンを自分と共に包み込み、ミュリンを支えながら歩き出した。
ミュリンはマントの中でガミジンにもたれかかり歩みを揃えようとする。
 そのまま二人は振り返ることもなくクアンゼを後にした。
572556:04/01/30 19:20 ID:IQanbVx4
投下終了しました。
暇つぶしになっていれば幸いです。
573名無しさん@ピンキー:04/01/30 20:00 ID:0VDW9Rd6
>556さん

GJ!
「ひっ、あ…あっ、ァ」
服の上から胸のしこりを転がすと、ルシエンの喉が何かを求めるように切なく鳴った。
大きく胸元の開いた服をずらし、胸をむき出しにして、今度はその頂きをぺろりと舐め上げてから含み、優しく吸う。
「あう、、あ……あ…ひ……」
エレナはその様子を楽しそうに見ながら、笑みを浮かべたままルシエンの耳に唇を寄せてささやいた。
「自分でするのより、、イイでしょ」
賢者の表情が凍り付いた。全身の血が一気に熱を失っていく。
「知ってるんだ」
少女がくすくすと笑った。すぐ傍でする声がまるで水中でこだまするように聞こえ、心臓の音が頭の中でがんがんと鳴るのがわかった。触られているはずの胸の感覚も一気に鈍くなる。
ふいにエレナがルシエンを抱きしめた。その身体は小さく震えていた。
「ルシエン」
「私……私は………」
「けして悪い事じゃないわよ」
「でも…」
「いいじゃない、気持ちいいよ。それに」
エレナが股に擦りつけていた足をずらし、代わりに手をあてがう。
そこはうっすらと熱を感じる程度ではあったが濡れ始めていた。
「ここは正直ね」
ルシエンがひぃ、とのどを鳴らした。
これだけですが続きです。


>556さん
ブラ棒!!堪能しますた!
576名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:56 ID:K3RrFs4w
なんじゃコリャ! 神が、増えっ!

某じぇす氏の続き、待ち続けた者としては嬉しい!
フェ地王という先達もいることですし、急がずゆっくり更新し続けて下され・・・

そして556氏、もうミュリン最高です!
暇つぶしどころか燃え上がりましたってばもう!
是非、神として君臨して下され・・・

このスレが盛り上がっていることが、他のどのスレより嬉しい。ホント。
577名無しさん@ピンキー:04/01/30 22:19 ID:ghmif/H3
確かにもう本スレとかどうでもいい。
このスレがすべてです
578名無しさん@ピンキー:04/01/31 23:29 ID:FQuvxQZR
すべてなのです
579某じぇす:04/02/01 15:58 ID:m+34jPoM
あてがわれた手が下へと動いていき、二本の指が布越しに何かをとらえた。
そこをぐりぐりとくじる。
ルシエンの腰が逃げるかのように退いたが、壁に背をついた状態では何の意味にもならなかった。
代わりに、少女の身体にしがみついてしまう。
気がつけば身体はまた火照り始めている…こんなにも自分は卑しかったのだろうか。
ルシエンは気がついていなかった。快楽から逃れるつもりが、逆に捕われてしまっている事に。
「ルシエン…すごい、イヤらしい。ここ…イイんだよね?
一人でする時、よくいじってるよね。この動きが好きなんだよね。あのセプターがうらやましいな…そんなふうに思われて。
ほら、ね……濡れてきた。アツイよ」
わざと、ぷっくりとふくらんできたルシエンの肉芽を避けるように撫でつける。
自然とその手をわずかだか腰をくねるように追いかけるようになったルシエンを見て、エレナは満足そうに笑った。
熱が籠もるばかりのそこへの指はそのままで動きを止める。
「自分で……動かしてごらんよ」
だがルシエンは小さくいやいやをし、できないとつぶやいた。
何度か促してみたが、やはり拒むだけ。
「しょーがないなあ」
残念そうに言いながらエレナは次の行動に移る。
汗ではりついたルシエンの肌に触れるか触れないかの位置で服を脱がしていく。
呼吸にあわせて上下する豊満な胸が露になり、次いで腰のあたりで揺れている紐を引っ張ると髪の色と同じ茂みが目に入った。
「…フードはこのままでいいよね。いい格好よ」
580某じぇす:04/02/01 16:01 ID:m+34jPoM
またこれにて失礼します。
がんばりますので、バニシングレイだけはご勘弁を
581名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:10 ID:9qd0LMM0
うっおおあー!
エロいのう、エロいのう……

やっぱり頭巾がルシエン本体ですよなあ。
582556:04/02/02 01:42 ID:UDU/BDXP
うわ、感想ありがとうございます。励みにします。
SS書くのは初めてだったもんで緊張しとりました…
また何かネタが浮かんだら載せにくるかもしれんです。


某じぇす氏の続きがキタ!
エレナの焦らし具合がええの…
583名無しさん@ピンキー:04/02/02 23:33 ID:/1Q4U+9e
こんなに・・・このキャラが大きなものとなるとは、正直思ってもみなかった・・・
数々の神に感謝したい!!
という名の保守。
584名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:13 ID:vEeQ2OS/
少なくともカルド関連スレの中では
一番輝いてると思われ
585名無しさん@ピンキー:04/02/03 23:00 ID:uL0mJxh/
某じぇす氏は芸風広いからなあ。
今回はハード路線かソフト路線かまだ分からない。
586名無しさん@ピンキー:04/02/04 21:53 ID:5NjuJU7P
きいてくれよ。
こないだ「ゾンビ伝説」見てたらさ、ルシエンってキャラ出てきたよ!
でも黒人の男でした。男性名なのかしらん。

でもシャーマンみたいな役割だった。魔術師というか。
まぁセプターと言えなくもない。
587名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:26 ID:fqpydiLw
映画、映画って言えば、聞いてくれよ!先週のことなんだけどさ。

後輩がカルドしたいっていうからドキャごと貸して(EX持ってない)、
「ルシエン良い感じ」だとか言うからヤタ!と思ってここの小説を纏めたファイル見せたんだ。
まあ、ここまではこのスレ住人には良くあることなんだろうけどけどさ。

んで奴も男、あっという間に読破したんだけど、感想を聞いたら、
「このマッドクラウンって本当にいるんすか?」とニヤニヤして聞くんだ。
まだ出てないのかよ、能力は・・・とか言おうとしたら、まだニヤニヤしてるんで聞いてみたら、
「この作者、渋いなー」って言うんだよ。
ダークマスター氏が渋いのは分かってるんだけど、どういうことかと尋ねたら、バルっ娘とクラウンの掛け合いを指す。
「ああこれか、渋いよな、あ、もしかして何かからの引用か」って聞いたら、
「フランスの詩人の、なんたら(忘れた)ランボーの「地獄の××(忘れた)」からの引用っすよ」
「怒りのアフガンかよ。しかし、さすが地王は渋いな。どんな意味の詩なんだ?」
って聞いたら、またニヤニヤして、
「意味なんかで選んだんじゃないですよ」
って答えやがったのだ・・・
588続き:04/02/06 23:34 ID:fqpydiLw
「じゃあなんだよ」
「この詩を引用した映画があるんですよ」
とかもったいぶる。
んでまぁ奴が言った内容は正確には覚えていないので調べ直して書くと、
ゴダールとかいう芸術映画を撮っていた監督の代表作に引用されているそうなんだ。
でまぁ、奴の言うままに検索したらまあ驚いた。

と、同時に感激した。確かに地王は渋い。
ショゴスもそうだけど、小ネタ仕込んでくるなあ。


そのタイトルは、「気狂いピエロ」だったのだ。
589587-588:04/02/06 23:39 ID:fqpydiLw
あーもう、上手く驚きが伝わらないなあ・・・
とにかくあの瞬間、背筋がゾクッとした。
590名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:06 ID:I+0+K1od
大丈夫、伝わったよ。
てか、そのネタには気付かなかった…
ちょっとリスペクトしてしまった。
591名無しさん@ピンキー:04/02/08 06:59 ID:DcuM4lRg
気狂いピエロって、見たことあるけど眠くなったよ……
畜生、最後まで見ていれば、ネタにも気付いたのか。残念。

さーて、仕事行ってきます。
592名無しさん@ピンキー:04/02/09 19:39 ID:otAsKXXq
ルシエン様ってちんこついてるんですか?

・・・・・・とか向こうで本人に聞けやしないから、ここの諸氏に聞きたい。
どうさ。
593名無しさん@ピンキー:04/02/09 20:09 ID:V9gMGQGy
そもそも何でそんな発想になるんだ(´Д`;)
594名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:23 ID:Kf7DiSyK
リビングフード以外も着けている。
間違いない。
595名無しさん@ピンキー:04/02/09 22:32 ID:V9gMGQGy
ここはヲチスレかよ……
596名無しさん@ピンキー:04/02/10 00:19 ID:D3eC8ikL
>>592
ついてなかったよ。マンコは臭いたってたけど。
597名無しさん@ピンキー:04/02/11 20:59 ID:xBGL0eig
ヲチ話が出たついでに、ぼじゃノロイさんのサイト。
今、過去のトップ絵が見られるんだけど、最古から二番目が、
俺が初めて見たトップだった。
そう考えると・・・このスレって息長いのな。

>>596
嘘こくな、うちのEXじゃ付いてたぞ!
598名無しさん@ピンキー:04/02/12 19:29 ID:DcUADTOW
そのソフトを俺に譲るか、ここで死ぬかだ!!
599名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:32 ID:bS39ra52
神の再臨よりも先んじて言っておきたい。
漏れは鬼畜でもラヴでも、エロければ良いのだと!!
600名無しさん@ピンキー:04/02/13 22:22 ID:bS39ra52
>597
ぼじゃノロイさん、もうこっちに来てくれないのかな・・・
あの、肉っぽい質感がたまらなくエロくて好きなのに。

・・・いや、「神来ないの?」はこの手のスレでは禁句か。
俺らにできるのは、帰ってくる場所を守ることだけだ。

と、自己完結。
かつ保守。
601名無しさん@ピンキー:04/02/14 01:53 ID:Gb3/U7DV
監禁陵辱ルシエンで3回は抜いたよ……>氏のイラスト
そんでカラー版でも3回くらい……
602ぼじゃノロイ:04/02/14 21:19 ID:GqnJJdrA
http://members.jcom.home.ne.jp/zaku6/img/040214.jpg
おひさっすー
芸風変わらず(変えられず)いつものひとでいつものやつです。
最近は他スレで萌え絵の方を研究してたのでさっぱりですた。スンマソン

>地王様
1ヶ月遅れのレスでスマンコですが漏れはぜんぜん気にしてないですよー。
というか本ありがとうございました。広江礼威氏は漏れもかなり好きです。
元ネタはわからんかったですが…(;´Д`)
あとあまり早くに漏れのブースに来られずとも言って頂ければ取り置きしますのに…
無理しないでくだされ…

このスレの住人のひとはよく地王様のネタに気付きますねぇ
正直すげーです(うといからさっぱり…_| ̄|○

あ、以前の絵でヌいてくれた方サンクスコw
つかいいかげん物置の絵が浮いてきたな…(´・ω・`)
603名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:23 ID:UZ6dmB8M
むおおああ!
ついに神来たる!!
そしてエロい!!殺してくれ!!
つかもう抜けと言われずとも抜きます。

地王も音沙汰ないので不安ですよね・・・
あの状況だと、「便りが無いのは良い報せ」とも思いづらいですし・・・

ともあれ、ぼじゃノロイ神の再臨は、漏れにとって何よりのバレンタインチョコでした。
感謝感激。
604601:04/02/14 23:22 ID:Gb3/U7DV
かつて抜きて枯れし拙僧も、斯様な春画は放っておけぬ、抜くのみ!

お帰りなさいませぼじゃノロイ様。ここの気長な住人は待ち続けておりましたぞ!
相変わらず肉付きがたまりません。
絵柄はお変わりのようですが、一向に問題無しでございます。
これからもよろしくお願い致しますへへー。

>本
広江礼威氏の本……最近ですとブラック・ラグーンあたりでしょうか。
もし翡翠の本だったら俺は地王に生涯忠誠を誓うとこですがw
(あと、地王のネタなんぞ、俺も気付く余地はありません。
よほど引き出しが多いんでしょうかね……読書量とか映画観てる量とか)

おっと、思わず、ぼじゃノロイ様の復活に嬉しくなって長文レスしてしまいました。スマソ。
この調子で神々にも生気が戻るといいなあ……
605名無しさん@ピンキー:04/02/15 02:31 ID:ADz52a73
>602
ていうかその絵誰……?
606ダークマスター(スカラベ後):04/02/15 17:39 ID:DR4JQGQQ
復帰宣言をしようとスレに来てみたら、ぼじゃノロイさんの書き込みが……
これがシンクロニシティ、共時性というものでしょうか。
いや、本当に驚きましたし喜びました。

>ぼじゃノロイさん
無礼の御容赦、有難う御座います。
本を読んで下さったそうで……お恥ずかしい内容で申し訳ありません。
体を壊した云々は、代理がそう捉えただけのことで、因果関係はありませぬ。
どうぞお気になさらないで下さい。
そして何より、新しいルシエン絵、どうも御馳走様です。感激しました。

>>603
ちょっと深刻に駄目になってましたが、もう平気であります。

>>601=604氏
ネタに関しては、気付かれたら貰い物、くらいの気持ちで挿入しております。
どうぞ気楽に読み流してやって下さい。


今週のどこかで、まとまった量を更新できたらと考えています。
607名無しさん@ピンキー:04/02/15 23:58 ID:gSBQetsE
二神狂宴キター

もうルシエン様の年齢こえてしまったなと感慨をおぼえつつもこのスレ見ててよかったなと思えます。
神々の偉業を称えるのみですが。地王様のネタ、言われて調べに行きました、ああいうところから
持ってきても黙ってるあたり、嫌味がなくていいですなぁ。次はちょっと意識して読むつもりです。
608名無しさん@ピンキー:04/02/16 01:11 ID:c9chKV5r
インテリ気取りは無知に劣るが、隠れインテリは一番格好いいからな。
フェ地王の続きをまた見れるのは手放しで嬉しい。

そしてぼじゃノロイ氏のイラストはエロい。
>>605ではないが、もう少し年齢が上ならば…とは思うが(笑)
でもフードだけでなくイヤリングもちゃんと押さえているので、賢者殿とは
分かりますし、なにより触手にやられてよがっている時点で本人認定です。
ってかエロいしいいじゃん、たまらねえ。

ぜひこれからも漏れらを萌やし尽くして下され…
609ぼじゃ(略:04/02/16 01:49 ID:DbJjr2fi
そーなんですよ
どーしても漏れの絵柄だと年齢が足りないのですよねー
488-489辺りの挿絵のつもりでした。まぁ仕様ってことですハイ。

賢者殿の資料も無いしなぁ
インナーとかどうなってんだかさっぱり。
正直ムズいであります。

そしてスカラベった地王様きたー(ゾンビかよw
610名無しさん@ピンキー:04/02/16 22:11 ID:vLvaCXWd
このスレの神を待つのって、一週間が楽しくなります
あと、例のスレに特攻した奴は出てきなさい、メッ!!

>ぼじゃノロイ神
インナーは、白で透け気味の紐パンです
見ました
信じて
611名無しさん@ピンキー:04/02/17 20:55 ID:A6Qtrhkz
>610
いや、信じるも何も……


……


(・∀・)!


ぼ、僕も見ました、確かにそうでした!!
612ゾンビ地王:04/02/18 23:27 ID:DiUwL3bN
ただいま仕事から帰りました、元ダークマスターです。
「今週のどこか」と曖昧に申しておりました更新ですが、
執筆時間の都合上、日曜とさせて頂きます。

いや無理です、平日に執筆するの無理です。

>ぼじゃノロイさん
攻略本に全身像はありましたが、スキャンする環境が……
インナーに関しては、>>610氏と>>611氏が強く主張しておられるようです。
絵柄でお悩みの御様子ですが、こればっかりは文体と一緒でどうにも。
でも、好きです。
613名無しさん@ピンキー:04/02/19 08:53 ID:916cf73y
少なくてもノーブラだろ、あの胸元じゃ・・・
そうなると、下もそれなりに大胆と思われ

>ゾンビ地王様
分かりました、期待して待たせて頂きます
ですから、御自愛なさって下さい
今の貴方は、1レス付けるたびにHPが−20されるのですから・・・
614名無しさん@ピンキー:04/02/20 01:00 ID:qN8XsbME
4回登場で死、か…
皆、ミューテーションとグロースボディの用意だ!!
615名無しさん@ピンキー:04/02/20 09:43 ID:YwlGTjmo
>ゾンビ地王殿
( ゚Д゚)<リジェネレート 
616名無しさん@ピンキー:04/02/20 11:16 ID:Xpz/+qou
疑問に思ったことは自分で試すのがカルドの鉄則。
「ゾンビ」「地王様」の属性が何か調べてみますね。


(=゚ω゚)ノ バニシングレイ!
617名無しさん@ピンキー:04/02/20 12:22 ID:NppEvnfq
>>616
 ここは【ハァハァ】するスレなのに、『バニシングレイ』で
 属性を調べるのは、あまり美しくないと思います。

 と言う訳で、『クレリック』召喚!!!
 ルシエン嬢仕込みのエロエロ攻撃で
 「ゾンビ地王殿」の属性を調べるのです!!!
 …この際だから、『クイーントーチ』と
 『フレイムホィップ』も装備させておきました〜。
618名無しさん@ピンキー:04/02/20 19:15 ID:qN8XsbME
もし無属性だったら・・・あの神が来れば応援効果が!!
619名無しさん@ピンキー:04/02/20 22:39 ID:0YgjUWWO
ま、まあ、応援効果あっても、元HPが無くなれば死ぬから……
620名無しさん@ピンキー:04/02/21 20:46 ID:gXT6ma9S
ろ、617、俺が無属性かどうかも知りたくはないかハァハァ
621名無しさん@ピンキー:04/02/22 01:21 ID:di4AoeNH
>>617
フレイムホィップをみて漏れの脳裏には炎をバックに猛烈な勢いで生クリーム泡立ててるクレリクが見えたわけだが
622名無しさん@ピンキー:04/02/22 10:01 ID:C4WeFwNv
>>621
 泡立てた生クリームを××に塗り付けて、エロエロ攻撃するクレリクたんハァハァ
623556:04/02/22 11:14 ID:Wr6TdiHK
しばらくネットができなくなる…ショボーン
他の神々の作品を楽しみにネット環境の復活を待つことにするよ。
624ゾンビ地王:04/02/22 22:45 ID:30WWRjLO
最初に謝っておきます。
濡れ場まで届きませんでした。
また今週のどこかで更新いたしますので、どうぞ御容赦を……
625ゾンビ地王:04/02/22 22:46 ID:30WWRjLO
「駄目でしょ道化師、脅かしては」
 首輪の鎖をぐいぐいと引きながら、バルダンダースがルシエンに囁く。
「いいですかルシエンさま、これからひどいことをしていただきますが、それに耐え抜いて下さいません
と、もっともっとひどいお仕置きを」
 ぐっぐっと笑う。
「それこそ死ぬまで、することになりますよ?」
 つまり、自分がこれからさせられることは、死と秤にかけられるほどの行為なのか。
「ねえ、気狂い道化師」
「狂ってはいない。殺すかどうかは任せる。準備はできている。クラリス」
 冷たい水で冴えを戻した賢者にとって、その名は覚えのあるものだった。牢の中の尼僧。淫らな夢の
誘い手、風のサキュバス。冷たい格子、淫らな腰使い。
 呼びかけに答え、奥の暗がりから現れたのは、果たしてあのクラリスだった。聖女と似た頭巾、法衣を
纏ったクリーチャーは、声を出さずに口をかたかたと開け閉めし、セプターを笑う。
「お久し振りです賢者様、っと。てめぇの澄まし面をまた見られて嬉しいね」
 瞼の薄い、爬虫類じみた目で聖女の全身を舐めまわす。視線だけでもルシエンの体は火照り、犯される快感が走った。
「あらあらあはは、首輪がよくまぁお似合いだこと。すっかり肉の味も覚えたそうで、その臭い穴をほじる
のが楽しみでしょうがないよ」
「クラリスはまだ交わらない。あれを出せ」
 道化師の平たい声に肩をすくめると、尼僧は柱の一つに歩み寄り、扉のたたき金のような鉄輪を握り、
細い腕に人ならぬ力をみなぎらせ、それを引いた。
 ざりざり、がぎりがぎり
626ゾンビ地王:04/02/22 22:48 ID:30WWRjLO
「くさ、り?」
 ルシエンの見つめるなか、サキュバスは柱から鎖を引き出していく。クラリスの表情では計れないそ
の抵抗は、堅牢な柱が立てるぴしぴしという苦悶の声で知れた。
「なあ気狂い、あんた、巻き上げ機とか、用意したら、どうだい!」
「気狂いに話しかけてどうする」
「いっちょまえ、に、機嫌を損ねた、ってか、こいつ」
 引き出され、尼僧の足元に鎖がとぐろを巻く。呑み込めない預言者は、首から伸びた鎖の先に話しか
ける。
「彼等は……何を?」
「せっかちなことを仰らないでください、すぐ分かりますよ。ほら、クラリスさん! ルシエンさまが退屈な
さっているじゃありませんか」
「てめえでやれ、そっちのが早いっての!」
「道化師が、無駄に長い鎖を使うから……はいはい分かりました、やりますよ!」
 細い鎖をサキュバスに預け、バルダンダースは太い鎖に手をかけた。そして、おもむろにそれを口に
運び、小さな白い歯で噛み締める。
 呆気に取られて見守るだけのルシエンを尻目に、少女は泉の縁まで近付くと、ゆったりとした動きから
一転、ばね仕掛けのように飛びあがると、頭から水面に消えていった。
「深い……ああっ!」
 水音の響きから小声で感想を漏らした賢者だが、続く光景に、思わず大きな声を上げてしまう。しぶき
と共に、青白く巨大な怪物が姿を見せたのである。鮫をそのまま大きくしたその姿は、カルドセプトにも
記された強壮なクリーチャーのものだった。
627ゾンビ地王:04/02/22 22:49 ID:30WWRjLO
 クラリスは、巨大鮫に変わった仲間を見て、鼻から笑いを吐き出す。
「面白いモンになったねえ。メガロドンなんて使うセプター、あんまり見ないよ」
 ルシエンが知る限りではジェム教団のミュリンが使役していたが、使いこなすという域には達していな
かった。それだけ扱いの難しい、それだけに強力なクリーチャー、とセプターには知られている。
 そのメガロドンは、泉の中を狭そうにぐうぐうと回り、口に咥えた鎖を引いたり離したりしながら巻きとっ
ている。刃のような背びれが遠ざかるたびに、柱からちゃららららと小気味いい金属音が鳴った。
「さっさと引き上げろって!」
「くれぐれも、食ってくれるなよ」
 仲間の声に押されたか、鮫の動きが早まる。
「は、やる気になったね」
「いや、必死なのだろう。鮫にとって、陸の水は苦しくてかなわない」
「あー、じゃあ、なんでメガロドンになったのさ」
「頭がおかしいのかもしれんな」
 怪物による物憂げな会話は、セプターの耳に届いていなかった。鮫の激しい回遊すら、預言者の目に
入っていなかった。賢者の意識は、泉のある一点に向けられていた。
 柱の鎖は、天井裏を通って水中に垂れているようだった。それがメガロドンによって巻き上げられ、没
していた何かが影となって浮かび上がってきている。ルシエンは、その正体についての暗澹たる想像が
広がるのを抑えることはできなかった。
 ちゃらら、ちゃらら。
 どうやら、人間の形をしているらしい。
628ゾンビ地王:04/02/22 22:51 ID:30WWRjLO
「あっはは、もうちょっともうちょっと」
「死ぬ前に終われ」
 野次で意固地になったメガロドンは、そのままの姿で鎖引きを続ける。荒い泳ぎで乱れた水面が、浮
かびつつある影の輪郭を揺らし、聖女の怯えを煽った。人間だとすれば、死体。そうでないとすれば、マ
ーフォークやクラーケン。
 ルシエンが声も出せずに眺めるうち、ようやく水面に姿が現れる。まずは、黒い革紐で肘までを拘束さ
れ、手首に鎖をつながれた腕。続き、うなだれ、革の目隠しをされ、鉄棒でくつわをされた、頭。裸で、豊
かな乳房と引き締まった腹の、胴体。括れた腰、長い脚。
「出たねぇ、賢者はこいつ知ってる?」
「あ……あっ」
 忘れもしない、それは死んだ女性。青みがかった不思議な色合いの髪を持つ、水を操るセプター。
「ミュリン!」
 腹と胸を杭で貫かれ、ジェミナイ軍の旗印にされたはずのミュリン。
629ゾンビ地王:04/02/22 22:52 ID:30WWRjLO
「な、なんという事を! 躯を痛めつけ、何の喜びに浸ろうというのです!」
「こわいこわい、お堅い人はこわい」
「道化師は怖い、聖女が怖い、茶も怖い」
 賢者の睨みにも、凛とした責めにも、クリーチャーはふざけて取り合わない。
「こんな行為をして、貴方たちは」
「気持ちいいですよ、ルシエンさまにもしてさしあげたいくらい」
 向くと、ルシエンのほど近くに少女が戻っていた。鮫の面影はもうどこにも無く、裾から落ちる水滴だけ
が跡となっている。
「さあさあ、あのミュリンを使いましょう」
「はいはい、あのミュリンを持ってくるよ」
「よしよし、あのミュリンと交わりたまえ」
「なっ!」
 預言者は己が耳を疑ってみたが、それは冤罪というものだった。道化師は見ようによっては神妙な顔
つきとも取れるその仮面をセプターに向け、よしよしと繰り返す。ルシエンが返す言葉を探す間に、尼僧
は法衣の背中を破って蝙蝠の羽根を生やし、耳に不快な羽音を立てながらミュリンの死体へと飛んで
いった。鎖は解かれ、屍は抱かれ、夢魔は舞い戻り、賢者は言葉を見つける。
「無理です、断ります!」
「大丈夫だ、不都合はない」
 道化師は物憂げに宣告した。
630ゾンビ地王:04/02/22 22:53 ID:30WWRjLO
「まあ、カルドセプトに記されるところのゾンビってやつだね。セプター御本人がなっちまう例は少ないだ
ろうけどさ」
 尼僧は死体を踏みつけながらせせら笑う。
「生ける死者、矛盾した存在。まったくふざけている」
「で、ルシエンさま、命令がありまーす」
 うめき声を上げるばかりのミュリンの髪を掴み、がくがく振る少女。
「これと交わって下さい」
「馬鹿なことをっ!」
 ルシエンの発した怒りに、三人は顔を見合わせた。しばらく互いに首を傾げ合った後、預言者に向き
直る。
「やれよ」
「やるのだ」
「やらないと殺してしまいますよ」
 クリーチャーとセプターは長い時間視線をぶつけ合っていたが、最後には人間が目を伏せた。
「……分かりました」
 死の恐ろしさは、足元を見ればいやというほど理解できる。
631ゾンビ地王:04/02/22 22:59 ID:30WWRjLO



すいません、これでも省略は致しましたが、どうしても導入に文字を費やしてしまいます。
次からはようやく濡れ場ですが、ゾンビとの絡みなので、苦手な方は読み飛ばして下さいませ。
それほど腐ってはいないはずですが。

>>617
大丈夫……のようですが、属性違いなのか、20%の賭けに勝ったのかはどうにも……
いや決して、もう一度と要求しているのではなく。ええ。
632名無しさん@ピンキー:04/02/22 23:33 ID:kH/sxgN6
ガバホ〜!!
今回は前振りですか、焦らし屋さんめ!!
しかし、とてもアブノなプレイを予感させますな、かなりドキドキです。
いや、相変わらずいい仕事してまs。
633名無しさん@ピンキー:04/02/23 08:50 ID:wALmQvxH
クラリス再登場萌え。
ってかメガロドン萌え。
濡れ場こそなけれども、吊るされたミュリンタンだけでハァハァしてきますた。
634名無しさん@ピンキー:04/02/24 00:28 ID:IymwSno2
クラリスって名前見るたびに、カリオストロ城を思い出す漏れは駄目ッ子ですか?
乱暴な言葉使いのクラリスたん……


……それもまたイィ!!
635名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:18 ID:OyXlXP4O
相手が動く屍姦って新しいな
636名無しさん@ピンキー:04/02/27 20:16 ID:TWS8LI5D
>>634
可憐だ・・・
637ゾンビ地王:04/02/29 21:15 ID:6qj0BaOx
「ミュリン……」
 床に仰臥し、偽りの呼吸で胸を上下させる屍に、ルシエンは片膝を付いて顔を寄せる。死に囚われた
その肉の色は白を通り越し、透き通るほどに薄かった。
「腐敗を抑えるのに、道化師は苦労した。味わうといい」
「ですって、ルシエンさま。御馳走ですね」
 腕の縛めを、怪物たちの顔色をうかがいながら解く。腕が自由となり、聖女の手が目隠しへと伸びた
ところで、尼僧が鋭く制した。
「やめときな」
「わかり……ました」
「盛り上がってくれなきゃ困るんだよ。あんたみたいな清らかな御方が見たら、たぶん使い物にならなく
なっちまう」
 無いのか、潰れたままなのか、濁ってあらぬ方を見ているのか。賢者は浮かぶ有様を頭から閉め出
した。横たわる女体に手を触れ、おずおずと撫でてみる。
「ふっ、う」
 ゾンビが声を上げると、セプターは慌てて手を引っ込めてしまう。
 ──バルダンダースに狂わされていた、さっきまでの私にならできたかもしれない。しかし、今の私に
できるだろうか? 淫らな交わりの舵取りなど、どうすればいいものか。
「まどろっこしい……」
 その術に通じた怪物が、苛立った呟きを漏らす。しかしいくら焦っても、ルシエンには切り口が見付か
らない。心臓は怯えで暴れ出していた。
 彼女の動揺に気付いた少女は、夢魔の裾を引く。
「クラリスさん、静かにしていましょうか。ルシエンさま、攻めあぐねていらっしゃいます」
「あっは、そういやさっきまで未通のおぼこちゃんだったんだっけ。ごめんごめん、静かにしてます」
 しん、と静まった中で、聖女は覚悟を決め、まずは屍に覆いかぶさった。張りを失いかけて左右に別
れたミュリンの乳房が、ルシエンの豊かな胸で押し潰される。
638ゾンビ地王:04/02/29 21:17 ID:6qj0BaOx
「ああっ……」
 抱き締めた体から伝わる柔らかさが、それが女体であることによるのか、それとも死体であるせいな
のか、賢者にはそれを判じるだけの経験が無かった。
「ミュリン、ガミジン……申し訳ありません」
 これほどに強く触れた人間は、あのセレナくらいのものではないだろうか、と預言者は思う。首を締め
上げるあの感触だけが、命を奪うあの触れ合いだけが、人と己がつながった唯一の瞬間だったのかも
しれない。それを除けば、私の体に触れたものは、冷たいものやクリーチャーだけだ。
「んっ、あ」
 口を、己の抵抗を殺して重ねる。冷え切って青くなったミュリンの唇は、内から染み出す唾液のような
ものでぬめり、容易く開いた。甘く吐き気を催す香り。
「ん、ちゅ、む」
 よだれとも腐り汁ともつかぬ、いやに粘つく液体を舌でかき集め、啜る。ゾンビも預言者の背に両手を
回し、二人は強く抱き合った。死体の脚と、法衣越しの脚を絡める賢者。その脚を腿で締め、より強い
抱擁を求める屍。スカラベの埋まった舌に激しく吸い付き、顎まで汁に塗れる聖女。
「なにちょっと、アレ、激しくない?」
「泣くほどに嫌とはいえ、死ぬよりは良いのだろう」
「ルシエンさま、おかわいそう……」
 ミュリンに流す、ルシエンの涙。
639ゾンビ地王:04/02/29 21:19 ID:6qj0BaOx
「んむっ」
 哀れみから嫌悪への境界は曖昧であり、匂いと感触がそれを踏み越えたので、ルシエンは口を離す。
ちゅびっ、と音を立てて離れた赤と青の間には糸が引かれ、それが半ばで切れ、下半分はミュリンの下
顎に落ち崩れた。
「う、ぇぁ……」
 じゅちゅる。上半分は預言者の口に消える。見下ろす屍の息遣い、濡れた肌、目を塞がれ命を閉ざさ
れた姿に疼くような興奮を覚えた聖女は、火照った体を自ら抱き締めた。
「私、こんなことを……こんなことで」
 熱に浮かされた頭では言葉も溶けてしまうので、口に出さねば思いを纏めることもできない。
「賢者の端くれですのに、死体とまぐわうだなんて、いけませんのに……」
 体をずらし、ミュリンの乳房を舐め回し、臍に舌を差し込んで弄ぶ。
「ん、ふうっ! んー!」
 ゾンビの体は、明らかに熱を持ち始めていた。それに気付いた少女だか尼僧だかが道化師に質問し
講釈を受けているのが耳に届いてはいたが、ルシエンにはその内容を咀嚼する余裕は無かった。
「ん、い、いぃ!」
「ああ、ミュリンの体は、とてもいやらしい……」
 伸ばした舌で下腹を降り、濡れた茂みにまで顔を寄せる。確かな雌の匂いが、聖女を出迎えた。
640名無しさん@ピンキー:04/03/01 19:05 ID:HcYfr+tz
続きがキテル!!
ダークマスターの面目躍如といったシチュで、期待大です。

でも、いつものあとがきが無い…地王元気かなぁ…
641名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:28 ID:PJSjmwgS
ゾンビとか気にしないですよ僕は。
ただルシエンたんが汚いものと交わっていれば満足ですよ。
それが女ならもう他に何も望みませんよ。
ただ一つ望むなら、続きですよ。
642名無しさん@ピンキー:04/03/03 22:51 ID:7+ELcpf2
人大杉って、いつまで続くのやら・・・
643ダークマスター:04/03/05 21:28 ID:qIj/LLr0
ただいま、友人の家でこれを書いています。
現在、アクセス規制中らしく、解除され次第、自宅から更新したいと思います。
できれば日曜までにどうにかし、週一更新を維持したいのですが……
644名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:31 ID:pEDihzld
人大杉・アクセス規制……天よ、このスレに艱難辛苦を与え給へ!!
645名無しさん@ピンキー:04/03/08 23:47 ID:2XrhTHRm
確か地王は週末休みのはずだから(今違ってたらスミマセン)、
まぁ次の日曜あたりには解除されてますよ、どんなに長くても。

漏れはいつまででも裸で待ってますぜ!?
646名無しさん@ピンキー:04/03/09 22:28 ID:v1fvq1B9
亀レスだが、641に血反吐吐くほどに同意
647名無しさん@ピンキー:04/03/11 23:18 ID:smxcxAgH
某ジェス神の続きが気になって、おちおち無駄撃ちもできません。
648名無しさん@ピンキー:04/03/12 00:29 ID:9VpXOWc/
まあまあ皆、マッタリ待ったりしてるのもいいが(ジョーク)、
ここで記念カキコをさせてくれ。

今このスレッドは、エロパロのボトムにいる。
649名無しさん@ピンキー:04/03/13 00:04 ID:fvb9g5/n
しかしシャッフル(age)も嫌なので、sage進行でイキたい。
650名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:19 ID:+Sfqzymw
テレグノーシスを無限に撃ち続けるのも一興か……
そして、地王を移動侵略させ続けるのだ。
651ジオファーグ:04/03/14 09:28 ID:3FYUwcCO
ほっしゅほっしゅ
652ダークマスター:04/03/14 21:22 ID:z6NLXEPC
 ぶ、じゅ、じゅぱ、じゅうるる。
 ミュリンの股ぐらに顔をうずめたルシエンは、匂いたつ秘所に夢中でしゃぶりつく。
「んっ、ぐ……」
 ゾンビの腰が浮き上がるのを、両肩で太腿を担ぐようにして押さえ込む。ルシエンはそのまま、水音を
楽しむように舌を踊らせた。
 しばらくの忘我。舌と唇で躯を嬲る聖女を呼び戻したのは、気狂いの声だった。
「いいか、聞け」
 道化師の言葉は短いものであったので、預言者にもどうにか理解できた。彼を見上げ、糸を引きなが
らぬらぬら光る唇を薄く開いて応える。
「はい」
「いいかね、それはゾンビだ。処置は色々とほどこしたが、あまり激しく扱えば、壊れてしまう」
「あ、申し訳ありま──」
「いや、いい。壊せ」
「は?」
 いぶかしむ賢者に、少女が命じる。
「いいですかルシエンさま、あのゾンビを衰弱させ、破壊して下さい。もちろん、淫らな方法で」
「そんな……」
「命令ですよ」
653ダークマスター:04/03/14 21:25 ID:z6NLXEPC
 命令とあらば仕方がない。ルシエンは再び、自らを狂気と快楽へと沈めた。
「ミュリン、気持ち良いですか?」
「ん、んーあ、ひぃ」
「こんな姿になってしまって……私が、静めてさしあげますね」
 会話になっていないことは承知していたが、それでも話しかける。肉の裂け目をなぞる白い指先が、
透きとおった腐汁に汚されていく。
「あ、あっぐ」
 不自由な喉を震わせる、確かな快感。それを聞き、預言者も安堵する。
「いいのですね? ここを、こうされると」
「いっ、の、いひぃんぉ」
 これなら、この女ゾンビを壊すのも容易いだろうか。激しい行為にも応じてくれるのではないだろうか。
「ミュリン……」
 指を二本束ねての挿入。異臭を放つ液を撒き散らせ、ミュリンの体内へと侵入させる。命有る女であ
れば悲鳴を上げるほどに急いた貫きかただったが、屍は、あぅとうめいただけだった。
 乙女の膜は無いのでしょうか、と中をまさぐる賢者は、躯の腹と胸に施された隠しが、水責めと彼女の
愛撫で剥がれてきているのを見て取った。貼られた薄皮の下には、縫合された傷跡。
「そうでしたね、あなたは」
 杭に犯され、貫かれたのでした。
「でしたら」
 このくらいは良いでしょう。
「い、いぁあ!」
 ぴ、と立てた聖女の五本の指が、丈の長いものから順に呑みこまれ、手首もそれに続いた。
654ダークマスター:04/03/14 21:29 ID:z6NLXEPC
「どうですか、ミュリン」
「ぎ、あうぅ、くひっ!」
 ぶぼ、ちゅ、ぶぼ、ちゅ、と出し入れされる細い腕に、ミュリンは絶叫する。屍にとっては快楽も痛みも、
刺激というひと括りのものでしかないのだろうか、と賢者は思う。
「どうなのですか!」
 荒く抉ってみると、反応も激しいものとなる。ルシエンとミュリンの声は、三人の怪物をして顔を見合わ
せしめるほどに大きくなっていた。
「感じていらっしゃいますかっ?」
「んいっ、ぎぃい!」
 ゾンビの体は跳ねるが、衰弱する様子はない。袖を捲り上げた聖女の腕は肘まで汚汁にまみれてい
たが、それでも躯は壊れない。
「ハァ、ハァ……」
「あのさ」
 震える喉が、吐息すら声に変えているのを聞き、クラリスが声をかけた。
「汗、びっしょりじゃん……で、そんなに必死になってるとこアレなんだけど、それって無駄っぽいよ」
 額の汗を流れるに任せながら、預言者は呆けたように尼僧を見る。
「ほら、気狂い、話してやんなよ」
「気狂いは狂った話のみする」
「ええとさ、つまりソイツを話せっての」
「そのゾンビはそのために作ったから、ちゃんとした快楽でないと衰弱しない。強い快楽」
 ルシエンには、どうすればいいのか分からない。
「では、もっとゆっくり……」
「強い快楽、って道化師がわざわざ足したじゃありませんか。ルシエンさまの馬鹿」
 少女が、ににぃと笑う。
「大丈夫、そのための仕込みはしてありますよ」
「ミュリンに?」
「ルシエンさまに」
 せっかくの狂気も去り、不安と恐慌が肺の下からせり上がってきた。
655ゾンビ地王:04/03/14 21:33 ID:z6NLXEPC



短い内容で申し訳有りません、もっと積極的に暇を作ります。
アクセス規制は解除されていたようです。>>645様の仰る通りでした。

>ボトム
落ち着きますね……

>>650
しかし、100Gの報酬は頂くのです。


では、頑張ります。
656名無しさん@ピンキー:04/03/15 01:11 ID:EzJlVGE5
フェ地王、GJ!!
とにかく俺の琴線に触れる展開です。
焦らずマッタリ、更新し続けて下さい・・・
657名無しさん@ピンキー:04/03/16 08:51 ID:DxZaVN/r
いい感じにダークって来ましたな。
勢い良く保守ります。
658ディープスポーン:04/03/17 08:53 ID:Gj3pwAQ9
ほ〜し〜ゅ〜
659名無しさん@ピンキー:04/03/18 21:31 ID:OZO2Tr+6
俺も某MMOスレでSS--小説なんておこがましくて言えない--を投下している者なんだが、
ゾンビ地王の文章のが何がスゴいって、自然体で好き勝手やってるところだと思う。
>>653のラス6行なんかは、文章作法から言ったら《ナシ》だが、それを分かった上で
サラサラッと書いている感じ。歓心した。
素で小説書ける人が、余暇を使って書いているのかな?頑張れ!!





あと、もうちょっとミュリンを人間らしくしてやってください。
さすがに素でゾンビだと、萌えられない(笑)
660名無しさん@ピンキー:04/03/19 20:13 ID:I1SmafIh
そこはかとなく失礼な気もするレスだな・・・
661名無しさん@ピンキー:04/03/20 02:16 ID:SRJiP63j
>>659
凄さは禿同、ゾンビは反対。
662名無しさん@ピンキー:04/03/20 08:44 ID:CthUNjTa
週末保守
663レジェンド:04/03/21 09:18 ID:giIsSHpr
664レジェンド:04/03/21 09:19 ID:giIsSHpr
665レジェンド:04/03/21 09:20 ID:giIsSHpr
666名無しさん@ピンキー:04/03/21 23:32 ID:eAHtY64G
今夜はいらっしゃらないのかナ・・・・・・(´・ω・`)ショボーン
667ゾンビ地王(投獄中):04/03/22 21:41 ID:6vtAF5xA
お金払うので時間売って下さい。
ないし、紐ビキニのルシエン嬢を。


何とか細々と書いておりますが、暇を見つけての散発的な少量更新と、
書き溜めてからのエピソード単位更新、どちらが望ましいでしょうか?
滞っておいて偉そうな物言いですが、スケジュール調整の参考にさせて
頂きたく存じます。
668名無しさん@ピンキー:04/03/22 23:03 ID:Z4JZLyHS
>>667
同じ物書きとして言わせてもらいますと、小出しは文章荒れます。
設定やキャラクター性も忘れがちになりますので、
ここは----イチ読者としては涙を飲みつつ----まとめ更新を希望するものでありんす。

いや、フェ地王のSSが大好きなんで、丁寧なものが読みたいのです。
今は大変でしょうが、その内忙しさが恋しくなりますよ(どんなお仕事でも)。
それまでは脳内で濃厚エロ熟成をおねがいします!!
669名無しさん@ピンキー:04/03/23 08:51 ID:vGQSJEUC
ムム…漏れも668に同意です。あと、使い勝手の問題として、長い方がw
是非、書き手も読み手も楽しいのが望ましいです。

>お金払うので時間売って下さい
社会人2年目になると、そのお気持ちが分かって分かって…
670名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:37 ID:u3isjz2R
ま、ここの人間のマターリっぷりはエロパロ板有数なんで・・・・・・
671ファナティック:04/03/25 23:43 ID:Aj8H7FuR
ホシュー、ホシュー
672名無しさん@ピンキー:04/03/28 23:40 ID:C+Rz3aT+
神殿2の中央エリアに、何ターンに渡ってルシエンたんを閉じ込められるかを競ったこともある。
673名無しさん@ピンキー:04/03/29 00:30 ID:Kt1/9Rv+
目の付け所が違うな……
674名無しさん@ピンキー:04/03/29 01:12 ID:0GPqFaY9
テス
675名無しさん@ピンキー:04/03/29 08:49 ID:xJFI2CEl
>>672
転送円に乗ったところで、HW0で送り返すのもOKならば、半永久的にいけそうな気もするな。
トーチャーやらペインやらで苦しめられ続けるルシエン様、か。
676名無しさん@ピンキー:04/03/30 13:37 ID:hmMr5qPy
最下層だし
677名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:47 ID:xQz6FCCt
別に最下層でも上げなくていいんでないの?
678名無しさん@ピンキー:04/03/30 18:12 ID:91z3Pow5
上げなくてもいいのに。
アヴァランチ怖い。
679名無しさん@ピンキー:04/03/31 23:53 ID:fke9Oawy
某スレ見て気付いたんだが、ここってまだ人大杉なのか。
680名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:29 ID:hlmnPxoV
よっ、オラ、ダークマスターだよ!!
今度の週末にゴッソリ更新しちゃうから、皆期待しててくれよな!!
681名無しさん@ピンキー:04/04/02 01:39 ID:/aS3aQxA
こんなに投げやりなエイプリルフール はじめて
682名無しさん@ピンキー:04/04/03 21:23 ID:OzYm2Re2
本スレでのエロゲー論を聞き、このスレを思い出して、還ってきました。
ってか、2スレ目に来てるとは思わなんだ・・・小生としては、>>109氏の帰還を待ちたい。
683名無しさん@ピンキー:04/04/03 22:16 ID:kKP7e2is
鼻で笑ってスマン。
684名無しさん@ピンキー:04/04/04 00:51 ID:iP8AFf7Y
109って何?
685名無しさん@ピンキー:04/04/04 02:05 ID:QQ/S+gEK
悪いことは言わないから、前スレから見るがいい。
初代SS投下者で、萌えハードエロ系(違うかも)の書き手さん。
686名無しさん@ピンキー:04/04/05 22:56 ID:TMbL3dC6
読み返すと、書きながらの成長が伝わってくるよ・・・カムバックキボンヌ
687名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:35 ID:cB09ck0o
リアラ陵辱が再開するまで、じっと我慢の子の僕。
688名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:38 ID:cB09ck0o
すいません物凄く誤爆しました・・・
お詫びに、カルドラ宇宙のどこかにあるという、成年向けカルドセプトを探してきます。
689名無しさん@ピンキー:04/04/07 00:08 ID:6jsUR0uX
ルナルか(´Д`;)
690名無しさん@ピンキー:04/04/07 00:48 ID:j6MN6qp/
>>688
君は、史上二代目のリアラ誤爆だ(`・ω・´)
691名無しさん@ピンキー:04/04/08 21:44 ID:VelxtqCm
あっちもこっちも、お好きな人の路線は変わらないよねぇ。
陵辱、イイネ!
熟女、イイネ!!
692名無しさん@ピンキー:04/04/10 22:41 ID:OurAZRI/
保守
693土クリ代理:04/04/12 22:00 ID:A+AC1/TU
おそらく今週の日曜か、遅くとも来週の日曜と申しておりました。
ここを覗く余裕も無いようですが、尻叩いて書かせますです。
694名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:53 ID:vlJW1HPU
とっても楽しみだが・・・ヘヘヘ
土クリ代理さん、そして地王、ベテラン住人たる俺には判りますぜ。





つまり、来週ってことですな?(w
695名無しさん@ピンキー:04/04/15 00:05 ID:nT6EPNLZ
メダルコンプ記念保守
696名無しさん@ピンキー:04/04/15 18:13 ID:nT6EPNLZ
コンプは早々に諦めたなぁ……改造コード使って揃えるヤシを知って、
馬鹿馬鹿しくなった。

しかし>>695は自力だろ?偉い。
記念なんだったら保守に留まらず、いっそSS投下してくれ。
697名無しさん@ピンキー:04/04/15 19:34 ID:nT6EPNLZ
すいませんジサクジエーン失敗しました。
SS投下までの流れを作ろうと慣れぬことを……
フェイドアウトしますもうしませんハジュカチィー
698名無しさん@ピンキー:04/04/15 19:42 ID:MXuo+p7U
今気付いたw
新たなコテ神降臨きぼんぬ
699名無しさん@ピンキー:04/04/15 20:56 ID:odmwnibM
ハゲワラ

逆に、ぜひ投下して欲しい。
コテハンは何がいいかなぁ・・・ドッペルあたりどう?
700名無しさん@ピンキー:04/04/15 21:16 ID:zqmYpui7
いキロw
701名無しさん@ピンキー:04/04/16 00:11 ID:ZDMrvB+V
ドッペルゲンガーよりジェミナイかな?
702名無しさん@ピンキー:04/04/16 09:34 ID:ovRBNG5w
ジェミナイを名乗って純愛モノを投下したらさらに神
703名無しさん@ピンキー:04/04/17 21:40 ID:7nxQtMBL
逃したか・・・チッ
704名無しさん@ピンキー:04/04/18 21:14 ID:RgcRRecM
今夜か来週のために、バインド保守
705名無しさん@ピンキー:04/04/19 23:18 ID:8ZZwNGPt
ついに友人がカルドできない環境になり、漏れのカルド対戦の幕を閉じた・・・・・・
残されているのはもうここだけです。サードが出るまで、漏れのカルドはエロ一本槍だYO
706名無しさん@ピンキー:04/04/20 09:32 ID:BvTxWg6V
正直、スピアはお薦めできない
707名無しさん@ピンキー:04/04/20 21:57 ID:n5/qDhau
リビングスピアを、それも一本。
それが汝のブックコンセプト。組めい。
708名無しさん@ピンキー:04/04/22 22:46 ID:tRQm+q2d
今週こそマイベストゴッドが降臨するだろうか・・・
709某じぇす:04/04/24 00:51 ID:gnHZzmiP
なめくじだめな方はスルーで。


先程下着ごしからそうしたように、ルシエンの秘部で手をささやかせる。
ただし、今度は淫核を中心に。
「うああっ……ぁ…い、や、あぁ」
「ね、ルシエン、私も我慢できない…」
エレナが羽織っていたマントを床に落とし、そこに座るよう促す。
ふらふらとその言葉に従い、ぺたりと仰向けに近い形で座りこむ。
脚がだらしなく揺れる。その膝を正面から手を添え、ぐいと左右に開く。
髪の色と同じ茂みの下に、濃い赤が見えた。
「聖女」という冠には似合わない色。
それがエレナの劣情を余計に駆り立てる。
「ルシエン、いいよね?」
優位に立って、もっと快楽に溺れさせてやろうと思っていたが、限界だった。
自分の衣服をたくしあげて、紐でとめられていた下着をはらりと取る。
そして手には一枚のカード。
710某じぇす:04/04/24 00:52 ID:gnHZzmiP
「おいで、G・スラッグ」
わざと召喚を制御して、二匹で手のひらに収まる程度のそれを呼び出す。
ルシエンはぼうっとした眼で見つめたまま。
エレナも熱っぽい表情で、ルシエンのそこを覗き込み手の中でうごめくそれを一匹、添える。
とたん、はっとしたようにルシエンの眼に光が戻りかける。
「大丈夫、入れるときは小さいから。それに……特別性なのよ」
抵抗もなくするりとG・スラッグがルシエンの膣内へともぐりこむ。
次にもう一匹を自分の中へ。
「んうぅっ」
思わず声が漏れる。それはルシエンも同じで、初めての感覚に身を震わせる。
最初こそどうなっているのかわからなかったものの、だんだんとその存在が確認できてくる。
中で押さえ込むように動いたかと思うと、くるくると身を翻し微妙な刺激を与えてくる。
「イイでしょ? ルシエン…ちょっとし、た、媚薬入り……ふふ」
「……ぁ……………ぁああああ、ああっ」
711某じぇす:04/04/24 00:53 ID:gnHZzmiP
じんじんとしびれるような感覚がルシエンを襲う。
すがる場所をさがすように空中をかく手を、エレナが握りしめ、放す。
「私ともきもちよくなろ……?」
お互いの脚をからめるように腰を近づけひたり、と互いの秘部を密着させる。
小刻みに揺らし、切なそうに昂ぶっているしこりをこすりあわせる。
同時に、胎内から流れ出てきた液体の音。
二人とも後ろ手に体を支える形になる。
絶妙な動きの外と中からの刺激。
かすれてはいるが、色のある声が響く。
「はぁっ…もうだめぇ………だめ…だめ…ぇ」
「……はあっ、はぁっ…………あぁ、あ、あ、ああ」
目の前が一瞬白くぼやけ、ほぼ同時に白いのどがのけぞる。
ルシエンはぴんと背を張り詰めたあと大きく脱力し、エレナは数回大きく痙攣した。



いい天気だった。
高い山の上にある聖堂は淫靡な行為などかき消すように聳え立っている。
エレナは大きくのびをする。
泉で身を清めたため濡れて額にはりつく髪の毛を払う。
そしてこの世界に起こった、ゆがみに気がつく。
「これは……竜眼、か。あっちの方角ね」
そしてニッと笑う。彼が居るということは、覇者たるセプター、ルシエンの想っているあの人物がいる。
「これは楽しめそうね」


この後、デュナンにて四人のセプターを一人で相手したという逸話が残されたらしいが、
誰もそのことについては触れないという。
712某じぇす:04/04/24 00:55 ID:gnHZzmiP
以上です。遅くなりすいませんでした。
713名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:46 ID:yoxOrsot
708ではないが、俺のベストゴッドがキタァ!!
細かい部分の描写が淫靡ですのぅ。

そして、あ、あのその、もっと見たいです……もっと見たいですよ怪獣先生!!
ネッチョリグッチョリしたエレナとルシエンを見たいですよぅ……

ここで日曜に地王が降臨した日にゃあ、このスレに屍埋める方向で。
714ぼじゃノロイ:04/04/25 00:37 ID:iTcN06uh
現在進行形でアク禁で書き込めない(;´Д`)
カルド4巻発売もめでとうということで全裸の人を描いてみましたよ!
http://members.jcom.home.ne.jp/zaku6/img/040424.jpg

というわけで地王さまに捧げます。食らいやがれッ
色々あるでしょうけどまったり待ってますよ。頑張ってください( ´∀`)σ)Д`)

>某じぇす氏
ナメクジ好きです。ハァハァ
715代理:04/04/25 23:49 ID:qOqpe5T3
「私に、何を……?」
「あ、ちょっと待って下さいませ」
 小さい掌をふ、と向けて聖女を抑える。
「私の腕は、とても長いのです」
 そうして光を閉ざして脱力する。重さが後ろに流れたのを見たルシエンは、あっ、と漏
らしかけたが、
偽りの体は水の中でそうするようにたゆたっていた。
「ここ、でしょうか、ああそれとも、ここでしょうか」
 閉ざした瞼を愉快そうに歪めながら探る少女の探し物が、賢者には分からない。漂う様
をぼうと眺める
うちに、屍の中から腕が抜けた。
「あ、ここ。ここにありました、あは」
 くん、とバルダンダースの体に柱が通り、案山子のように直立すると同時に、ルシエン
の体にも筋が
通った。
「うう、あ、あっ!」
 下腹に熱い波紋が広がり、一息の後に閉じて集まり、疼痛を伴った異変が起こる。その
根を手で押さ
えようとするセプターを、マッドクラウンが指さした。
「暴れてはいけない。いや、暴れてはならない」
 指先から紐のような糸が伸びる。それはのたうちながらルシエンに飛びかかり、腕を絡
め取り、後ろ
手に縛り上げた。
「やめて下さい! なに、何をしたのです!
「バインドの呪いだ。シーモンクから教わった術で、カルドセプトの頁数で言えば……」
「い、いいえ、違います、ああ、腰が、熱……」
 膝で折った両足を左右に割り、背を反らせ、頭を床に擦り付ける。
「正直に仰ればいいのに」
「あ、アソコ、が、熱いんですっ!」
 浮かせた腰を震わせながら、聖女は正直に訴えた
716代理:04/04/25 23:51 ID:qOqpe5T3
「リ・リ、どうしてだか教えて差し上げますね──ちょっと、クラリスさあん」
 呼び付けられたサキュバスは、不満そうにしている。
「預言者さまの裾を捲って差し上げて下さいな。今ちょっと動けませんので」
「あのさ、加われもしないのに、なぁんで私がさ」
「いいからいいから」
「いいならいいけど」
 ルシエンの太く、潰され、汗と汚汁にまみれた両の腿は、外気に触れると湯気を立て
た。
「うっわ、ちょっと尋常じゃないねぇ。熱とか」
「ようく、見てて下さいね、ルシエンさまも」
 少女の言葉に首を起こした聖女は、自らの股間に悪夢を認めた。一層に強まった疼きが
形を成し、触
覚を伝えてくるのを感じる。
「え……」
「たっぷり注いだでしょう、私の汁」
 蛹が孵るように、それは下着を押し上げている。
「あれだって私の体の一部。吸収されて溶け込んだルシエンさまの内で、得意の変身を」
 感触と記憶を合わせてみれば、何が孵化したのかは明らかだった。血が引く。
「嫌……いやいやいやぁああ!」
「ふ、ふ。可愛いでしょう、逞しいでしょう」
 産まれながらにして雄雄しくそそり立つそれは、下着を突き破りそうに押し上げてい
た。
717代理:04/04/25 23:51 ID:qOqpe5T3
「ん、はぁ……あ、あ」
「凄いねェ、ちょっと味見を」
 手を伸ばそうとする尼僧にも、バインドが飛んだ。
「気狂い、手前ェ!」
「気狂いだからな」
「クラリスさん、やめて下さいな。ミュリンとまぐわってもらうのが目的なんですから」
「あとでたっぷり搾り取ればいい。少し寝ていろ」
 そうした大声でのやりとりも、預言者の耳には入っていなかった。肉幹の伝える、初め
ての快感に脳
が浸されている。
「解いて下さ……はや、触らせ……おねが、します」
 詰まった喉で訴えても、三匹は下らない話に集中していて聞いていない。苦しさと苛立
ちを募らせた聖
女は、声を荒げる。
「解いて……解きなさい! この縛めを早く解いて、触らせなさい!」
 怪物たちの話が止む。静寂の中で、ルシエンはもう一度叫んだ。
「早く、これを!」
 情欲が何度目かの再征服を果たしたとき、金属じみた音を立てて、縛めが砕けた。
718代理:04/04/25 23:52 ID:qOqpe5T3
「え、ちょっと道化師、どうして解いたの!」
「解いていない、解かれた」
 解き放たれたルシエンは、力を溜めるように胸を上下させている。
「どっ、どこの世界に、自力でバインドを外せるセプターが……」
「知らぬが、いるものなのだな」
 充分に溜めた後に放ち、弓を放つように背を起こす。頭巾がずれて目元に影がかかって
いたが、
その視線の先にあるものがミュリンの屍であることは明らかだった。
「あ……ああ、もう」
 声をかけることもできず見つめるだけの少女を背に、立ち上がったルシエンは二、三と
歩を進め、
「私、頭が……」
 法衣の裾をたくし上げ、
「おかしくなってしまいます」
 脈打つ肉根を、ぬめつく薄布の上から撫で、
「私は、悪くありません……あなたたちが、こんなにひどいことをするから」
 我慢できずに下着を下ろし、
「は、う……気持ちいい、信じられない、こんな」
 少女のものよりも人間的な男性器を取り出し、
「ああ、ああ、狂いたい!」
 猛禽のように、横たわる屍に襲いかかった。
719代理:04/04/26 00:01 ID:NxAZk6OK
「んう、うう!」
 下敷きになったミュリンがうめき声を上げる。
「ミュリン、ああ、いやらしい体!」
 唇を押し当て唾液を吸い立て、胸を掴み押し潰しながら、聖女は腰をくねらせて鞘を探
す。剣先が汁
にまみれた女性器を滑るたび、鋭い快感が預言者の背で爆ぜる。
「入れたい、ぶち込みたい、抉ってしまいたい!」
 獣じみている、と普段のルシエンであれば目を背けてしまうほどに卑しく激しく尻を振
り立て、生えた
ばかりの生殖器から半透明の液を漏らしつつ、挿入を渇望する。しかし、その経験を持た
ない賢者は
幾度も侵入に失敗し、死体を浅く抉るばかりだった。
「くぅ、あ、あ」
「こんな……こんなに、気持ちいいだなんて!」
 その幼稚な交わりでも二人は悦びを得ていたが、更なる飛躍を求める聖女には焦りが募
る。
720代理:04/04/26 00:02 ID:NxAZk6OK
「だめ……このままじゃ」
 急ぐのならば回るべきである、ルシエンはセプターとしての心構えを思い出した。そう
だ、ここは焦る
べきではない。体を起こし、肉幹に手を添えて確認する。
「これ、とても、はしたない……」
 手の中でぎぶぎぶと脈を伝える新しい器官は、少女のように管じみてはおらず、実物こ
そ知らないが
賢者の知識にある男性器そのものだった。太さや長さは、想像をやや上回っていたが、そ
れが平均を
超えていることになるのかどうかは分からない。ただ、これほどの物を衣に隠したままで
過ごすのは難
しいと思われるので、異常な大きさなのかもしれない。
 赤面しながら口元を緩ませて愛でていたルシエンだが、本来の目的を思い出し、色合い
の鮮やかな
先端を匂い立つ女性器へと当てる。見下ろす光景は、自らの望みを容易く叶えてくれた。
「ああ、ああ!」
 ようやく、夢見た狂気の水底へと沈んだ彼女は、一瞬たりと堪えることもなく、屍を貫
いた。
721代理:04/04/26 00:03 ID:NxAZk6OK



先週、今週と地王がアクセス規制を食らっているので、代理で更新します。
次の更新はGWあたりを予定しているそうです。

>ぼじゃノロイ様
うちのゾンビ地王が、大変感激していました。
こうした燃えから萌えまで広くカバーなさるのには感服する、と。
心からの感謝を伝えて欲しいとのことでした。
722名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:29 ID:RJGhDyUP
絶望だった。『あの方』が消えてしまう。

その日、行なった未来視でルシエンはジェミナイが一人のセプターによって倒される光景を見た。
それと同時にこの世界の神であるソルティスに認められ、更なる高み―新たなる神―に
進む一人の男の顔も。
わかっていたはずだった。最強のセプターは神になれる権利を有し、そして義務も持つ。
三賢者の一人として先代ルシエンからその名を受け継いだ時から。
判りすぎていた事だった。数多ある宇宙の神々もそうして来たのだから。
723名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:30 ID:RJGhDyUP
「ジェイク様…」
届くことの無い言葉。それでも声を出さずにはいられなかった。
「なんですか?」
「え?ジェ、ジェイク様っ!?」
予想だにしていなかった展開。ルシエンは混乱する頭をフル回転させつつ声のした方を振返った。
「お久しぶりです。ルシエン様。お元気でしたか?」
ずっと聞きたかった声。もう聞けないと思っていた声。
「ジェ、ジェイク様・・・。ど、どうしてここへ?貴方様は神になられたはずでは?」
「ええ、そのつもりでしたがこの世界でやり残したことがありますのでソルティス様に
無理言って少々、待って頂く事にしたんです」
はにかみながら覇者たるセプターはそう言った。
「そ、それでやり残した事とは一体なんなのですか?」
と震える声でルシエンは目の前の想い人に問うた。
724名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:31 ID:RJGhDyUP
「そ、それは…」
「それは?」
「い、色々です。と、とにかく、これからもよろしくお願いします」
なんだか無理矢理、話を打ち切られた感があるのだがとにかく今はこの人が目の前にいるだけで
充分だ。ルシエンはそう思うことにした。
「ところで、セレナ様とレオ様はどちらに?」
「レオは妹の傍にいてやりたいと言って里へ帰りました。セレナは僕と一緒に行くと言ってましたが、
途中でマルセス王に見つかって強制的にお城に連れてかれちゃいました。
まぁ、とにかく2人ともルシエン様によろしくと」
そう無邪気に笑うジェイクの顔を見てルシエンはふと思った。
ま さ か 二 人 き り で す か ! ?
一人顔を真っ赤にして考え込んでいるルシエンを心配したのかジェイクは声を掛けた。
「ル、ルシエン様?だ、大丈夫ですか?」
「だ、だめです。は、初めてですから優しくしてくださいねっ!」
「は?ルシエン様、本当にお加減は大丈夫ですか?しっかり眠れていますか?」
「寝るだなんて、恥ずかしいですわ。――え?」
725名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:32 ID:RJGhDyUP
ようやく微妙に噛み合っていない問答に気がついたのかルシエンは真っ赤な顔を
さらに赤くして縮こまり、その場に座り込んでしまった。
未だ気付いていないのはジェイクである。
「すぐに寝室へお連れしますね。だめですよ、ルシエン様。いくらセプターといえども
日々の健康管理は重要ですよ。特にルシエン様はあんなことがあったばかりなのですから」
というとジェイクは、よいしょとルシエンを抱きかかえた。
「ジェイク様!?な、何を?」
ルシエンが驚くのも無理はない。何しろジェイクの抱きかかえ方は所謂、
お 姫 様 抱 っ こ
であるのだ。
「ジェ、ジェイク様、ひ、一人で歩けますから。降ろして頂けませんか?」
「ダメです。ルシエン様に万が一のことでもあったら、僕は…。それともご迷惑でしたか?」
一転、寂しそうな顔でこちらを見つめてくるジェイクの瞳はまるで捨てられた子犬のようで
(か、可愛すぎますわ…。)
「い、いえ結構です。すみませんがお願いしますね。それより重くないですか?」
「大丈夫ですよ。それよりしっかりつかまってて頂けませんか」
「は、はい」
ルシエンは意を決してジェイクの首に腕を回した。もう会うことすら諦めていた人。その人の身体が
こんな間近にある。それだけでルシエンの心臓は爆発しそうなほど鼓動を刻んでいた。
(この廊下が永遠に続けばいいのに)
ルシエンは心の底からそう願った。
726名無しさん@ピンキー:04/04/26 00:36 ID:RJGhDyUP
|д゚)
地王さんの凄い小説を読んで衝動的に投下してしまいました。
エロ無しですがいつか続きも投下したく思っとります。では
727名無しさん@ピンキー:04/04/26 01:45 ID:hGMuN7Hp
キター!!!
お二人ともGJですよ!
とにもかくにもオファリングですよ!
728名無しさん@ピンキー:04/04/26 23:35 ID:o4yXmY9/
>>726
エロ無しなんて言わないで!いい感じなので是非続きを・・・
ジェイクって少年ぽいのかしらんハァハァ

>地王様
いつもながらの不可思議な陵辱(今回は違うかな?)ゴチになりやす。
満を持してフタナリとは・・・是非、バル子とかも犯って欲しいです。
あと、おそらく、代理の方にメールで直接、文章を送られたと思われますが、
メールの設定によっては自動改行が入ってしまうので、ところどころおかしくなってますよ。

>ぼじゃノロイ様
カルド4巻に凄え燃えた身としては、実に旬のイラストです!
これからここの地王も、このビジュアルでイメージします(w
729オルメク頭:04/04/27 01:55 ID:lsqfp1Rr
| (゚д゚)
どうも726です。今回から念願だったコテハンを名乗ることにしました。
古ういろさんの名付け方をパクら・・・いや参考にさせて頂きました。多謝です。
次回こそはエロに持っていきたいと思っとりますので、今回も
読んで頂けると光栄です。
730オルメク頭:04/04/27 01:56 ID:lsqfp1Rr
「ところでジェイク様」
聖堂からルシエンの寝室までの長い大理石の廊下。彼女は落ち着きを取り戻したのか、
自分の顔のすぐ上にある――美少年といっても差し支えない青年に声を掛けた。
「な、なんですか?ルシエン様」
なぜか顔を真っ赤にしてあさっての方向を見つめながらジェイクは聞き返した。
「どうなされたのですか?やはりお、重いのでしょうか?」
「そ、そうではなく、え〜と、いえ、そのルシエン様のですね、ム、胸がですね」
そこまで言われて気付いたのかルシエンは自分の胸元を見てやっぱり真っ赤になってしまった。
なにしろきわど過ぎるのだ。この法衣という装束は。
正面から見る分にはそれほどでもないのだが、上から見ると胸の膨らみが一望でき、
あやうくその頂上まで見えてしまいそうになるのだ。
これを初心な男が見たらどうなるか。その典型的な例がこのジェイクである。
彼の名誉の為に言っておくがこれは不可抗力の事故である。本人は本気でルシエンを心配して
下心無くこのような行為におよんだのである。
「す、すみません!ど、どうしましょうか」
慌てふためく女性と真っ赤な顔をしてその女性を抱きかかえる男性。
731オルメク頭:04/04/27 01:56 ID:lsqfp1Rr
「べ、ベストメント」
ジェイクの力ある言葉に呼応してルシエンの身体の上に柔らかなコートが掛けられた。
「あ、ありがとうございます。お優しいんですね。ジェイク様は」
ルシエンは自分に掛けられたベストメントをいとおしく撫でながらそう言った。
「と、ところでお話があったのではないのですか?」
ジェイクは話題を変えようと必死になってこの言葉を口にした。
「はい。先程、ジェイク様はやり残した事があるとおっしゃいましたよね?」
「ええ。それが何か?」
「一体、何なのですか?本当に教えて頂けないのでしょうか?」
ルシエンはそう言うと突然、その気品あふれる目尻に涙を溜めながらジェイクに迫った。
再び慌てふためくのはジェイクである。彼の二十年近い人生の中で女性に泣かれるのは初めての
経験であった。同世代の男友達が色恋沙汰でそんな経験をしたという話を聞いた事があるが、
自分とは関係無い別世界の話だと思っていた。言い寄ってくる女性には事欠かなかったが
関心を持つ気にはなれなかったし、ジェミナイを倒す旅に出てからは常に一人の女性の事しか
頭に無かったのだ。その女性が今、自分に抱きかかえられて涙をあふれさせている。
もう い っ ぱ い い っ ぱ い である。
732オルメク頭:04/04/27 01:57 ID:lsqfp1Rr
「そ、それはですね」
「それは?」
言えるわけが無い。やり残した事とは正に『ルシエンに自らの想いを告白する』ことであるのだ、
(言うにしても心の準備が…。もし断られたらど、どうしよう。と、とにかく時間を。時間を!)
周りに目を移せば既にルシエンの寝室は目の前だ。
(こ、これぞ天の助けですよ!!)
「つ、着きましたよ!お加減は ど、どうですか?」
ジェイクは、この時ばかりは本気でソルティス神に感謝した。
733名無しさん@ピンキー:04/04/27 08:51 ID:++orRcNM
こうして並べて見ると、地王とオルメク頭さんは陰と陽といったカラーリングですな
両方摂取していると贅沢な気分であります
734556改め安打陰:04/04/28 01:45 ID:Tx0XwIq4
お久しぶりです。久々に来てみたら新しい神まで加わって
熱いことになってますね。

コテハン名乗ってみます。
今回はSSではなく、こういうのを。某じぇす氏の>710あたりの絵です。
ポーズやナメたんが微妙ですが…
ttp://www.interq.or.jp/green/power-up/undine/img01.gif
735某じぇす:04/04/28 16:50 ID:aUcU/PcL
神増えてるーーー!!
しかも安打陰神絵つきーーーー!!
ありがとうございます。
描いてもらえたの初めてなので舞い上がっています。

>オルメク頭神
ルシエンとジェイクが か わ い ら し い
俺好みです。

>地王神
神よ、あいかわらずねっとり濃いですのう。
736オルメク頭:04/04/28 17:54 ID:QMwWmRlX
ふと思いつき、作成したネタを投下します。
かなり微妙な出来なので気に入らなかったらスルーお願いします。
ちなみに、1女主人公×ゼネスです。

>某ジェス神様
マジっすか!?ありがとうございやす。
737オルメク頭:04/04/28 17:56 ID:QMwWmRlX
そんな事より聞いてくださいよ。ルシエンさん。 預言とあんまり関係ないけどさ。
昨日、ゼネスが来たんです。ゼネスが。
そしたらなんか口元がちくちくしてキスできないんです。
で、よく見たらなんか髭生やしてて、「かっこいいだろ」とかほざいてやがるんですよ。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、カッコ良さ如きで似合ってない髭生やしてんじゃねーよ、ボケが。
髭だよ、髭。
なんか勘違いしてやがるし。父っちゃん坊やが髭かよ。おめでてーな。
よーし俺もっと伸ばしちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、剃刀やるからその髭剃れと。
逢引きってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
同じベッドの上で寝ている恋人といつセックスが始まってもおかしくない、
挿入するか挿入されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。父っちゃん坊やは、すっこんでろ。
で、やっと諦めたと思ったら、あの野郎が「お前変わったな」とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、倦怠期なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、お前変わったな、だ。
お前は本当は私に誉められたかったんだろ?と問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、「ゼネスってやっぱりかっこいいね」って私に言わせたいだけちゃうんかと。
ゼネス通の私から言わせてもらえば今、ゼネスの最新流行はやっぱり、
騎乗位、これだね。
バインド+騎乗位。これが通の楽しみ方。
騎乗位ってのは私が自由に楽しめる。そん代わりゼネスは拘束。これ。
で、その上中出し(精子)。これ最強。
しかしこれを実行すると次からゼネスが本気でMに目覚めるかもしれないという危険も伴う、諸刃の剣。
貴方達にはお薦め出来ない。
まあ貴方達ド素人は、正常位でも愉しんでなさいってこった。
738某じぇす:04/04/29 00:14 ID:dM1mXNuW
ネタではありません。オルメク頭神様、コーヒー飲んでた時に見てしまいました。
吹き出すことはなかったのですが
鼻 に ま わ っ た
739名無しさん@ピンキー:04/04/29 23:13 ID:J9gS6IYt
最近賑わってるなあ。
740名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:53 ID:JBvYKyoE
地王がGWに降臨するなら、俺はルシエンに尻を貸してもいい。
741名無しさん@ピンキー:04/05/02 19:48 ID:Bbr7Jihf
どさくさに紛れて、
ペニバン付けたルシエンたんに
尻掘られようってのか。
替われ。
742ゾンビ地王:04/05/04 21:25 ID:THE4Hxgv
職場でゴールドグース渡されました。
>>740氏の純潔を守ることになってしまいそうです。


拙作をお待ちの方がいらっしゃれば申し訳有りませんが、
暇を見つけて書き溜め、まとまったら更新、とさせて頂きたく存じます。
レス等すべきことは多いですが、本日はこれにて失礼いたします。
743名無しさん@ピンキー:04/05/04 23:57 ID:hV7jtIG/
あうー、そうですか・・・残念ですが心配です。
「ゴールドグースを渡された」→「死ぬまで働け、金になるぞ」
っというお達しなのですか・・・

ま、このスレは逃げませんので、お加減のよい時に降臨して下さい!!
744740:04/05/05 01:06 ID:kQ6BQPLr
降臨はなさったが更新は延期……俺は尻を貸すべきか否か……
745名無しさん@ピンキー:04/05/05 01:34 ID:qvHXX9wM
貸すべきだな。尻を。
746名無しさん@ピンキー:04/05/05 02:15 ID:Ve5slDVO
>>744
むしろ地王にね
747740:04/05/05 02:26 ID:kQ6BQPLr
南無三!!
748名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:43 ID:zhyHoNIi
こんだけキャラ萌えされるってのは、カルド界の偉業ではなかろうか。
749名無しさん@ピンキー:04/05/09 00:06 ID:KIn/VqDT
ルシエンに萌えるというよりは、このスレの男意気に萌えているな。
750名無しさん@ピンキー:04/05/10 08:45 ID:qRU7/jv/
保守
751名無しさん@ピンキー:04/05/12 01:34 ID:m2jj6/DP
俺の中では、ルシエンの体のラインってのは井上和香みたいな感じだ。
そんな想像で神々のSSを読むと、おかわり自由だ。
752名無しさん@ピンキー:04/05/13 00:29 ID:/6y+zoaS
漏れもやぶさかではない。
753名無しさん@ピンキー:04/05/14 08:51 ID:bkWIxTEC
その井上某には、チンコが生えているとでもいうのかい。
754名無しさん@ピンキー:04/05/15 00:33 ID:4nLjxAw3
井上なんとやらは知らないが、おそらく我等が聖女殿と同じく、出し入れ可能なのであろうよ。
755名無しさん@ピンキー:04/05/16 00:23 ID:4Zwp51fK
聖堂保守
756名無しさん@ピンキー:04/05/17 03:19 ID:zdqj1qr7
本日、彼女とドーンオブザデッド観賞。
あの、地王、ミュリンのゾンビはあんなんじゃないですよね?
757名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:56 ID:8q0eApvq
あんなじゃないよ。
でも衰弱するとHPが減って、DANDAN似てくるよ。
758名無しさん@ピンキー:04/05/20 08:49 ID:aqIU9AQ9
どうにか、エルフは旧デザインに戻していただけないだろうか?
759名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:16 ID:W6E3aUo8
ホープもDC版に…。
760名無しさん@ピンキー:04/05/21 23:54 ID:VrX4WiCV
対戦環境も戻してくれ・・・
761名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:50 ID:NlV70B5L
ここは、悲哀とマイナー嗜好に満ちたインターネットですね
762名無しさん@ピンキー:04/05/23 22:43 ID:1CoYTKPj
ババさま、巨神兵(地王)死んじゃったの・・・?
763名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:05 ID:S7nwVGuP
>762
「これで、ええんじゃよ……」
になっちゃうからそのフリはダメだ。
いや実際、あの続きを楽しみに日々を生きてます。大げさですか。そうですか。
764名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:02 ID:dciH7QMr
しかし、無理させてしまって腐り落ちてしまわれては本末転倒。
765名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:34 ID:yuUxDNX9
7日で世界が萌えちまうわけだぜ・・・
766名無しさん@ピンキー:04/05/29 08:48 ID:GuEoCCRN
保守
767名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:06 ID:HBMylp7G
拙僧も保守
768ダークマスター:04/05/30 23:05 ID:4iNzMZ9x
「う、あ、う」
 押し分ける肉の柔らかさが、預言者の喉に詰まる。
「いい、いいです、これっ!」
 柔肉の圧力、粘つく汁、熱い吐息、そのどれもが、ルシエンが望んだ世界の土であり、水であり、火で
あり風でもあった。
「ん、ふうっ、あえあ」
「ミュリン、ねえ、もっと欲しいのでしょう? ねえ!」
 屍の太腿を掴み、一層激しく腰を振る聖女。生者と死者を繋ぐ橋は双方の欲望に濡れていた。
「こんなに、音が鳴ってるじゃありませんか、じゅぷじゅぷ、じゅぼじゅぼって! みんな、ミュリンの腐れ
て不浄なあそこから溢れてきているのですよ……」
 実際にはそうでもない。覆い被さって腰を上下させるルシエンの持つ本来の性器からは、間断無く淫
らな汁が分泌されており、それが肉幹を伝い、繋ぎ目まで垂れてきている。水音の原因は、どちらかと
いえばこちらだった。
「う、う、あ!」
「こんなにも肉欲に溺れて、なんて汚らわしいのでしょう、貴女という人は……んっ、音も匂いも、あう、
好き勝手に、ふぅ、撒き散らせて……」
 生まれたばかりの弟を使い、死人の臓腑を掻き混ぜる賢者の表情が、見守る異形、気狂い、淫売の
目と言葉を奪う。紅潮した頬、潤んだ瞳、蕩けた笑み、垂れ落ちようとする唾液と、それをすくう赤い舌。
「これ、いい! いいのっ! 醜くておぞましいけれど、これ、気持ちいいの! 私、壊れてしまいますけ
ど、これいいの!」
 強く屍を引き寄せる。
「出ます、出てしまいます、女の私が、女賢者のルシエンが、男の精を吐き出します!」
 なるほど、と道化が思い至った時、聖女はゾンビの中に精液を放っていた。無理矢理絶頂に連れてい
かれたミュリンの死体が、強張って痙攣する。
769ダークマスター:04/05/30 23:10 ID:4iNzMZ9x
「う、ありゃ凄いね……身震いするほどの色狂いじゃあないか」
 転がされたままの尼僧が、唇を湿らせる。
「クラリスさんも、そそられます?」
「お嬢様は、もよおしちゃったのかい」
頬を軽く染める、少女の姿をした器官。
「なるほど」
 二度目。
「う、その……ねぇ、クラリスさん、あの、また……」
「ふふ、この前のが忘れられないんだろ」
 正体が怪物であることはさておいて、クラリスはこの少女も気に入っている。
「いやはや、なるほど」
 三度目。
「意地悪おっしゃって……気持ち良さで言えば、ルシエンさまとどっこいでしたよ」
「おやおや、そっちのは意地悪じゃなくて意地張りだね。でもいいさ、この縛めを解いてくれたら──」
「ははぁ、なるほど!」
 四度目のなるほどは、やや強く発せられた。
「なんですか」
「なによ」
「なるほど」
 聞く気になった二人に対し、道化は最初からやり直した。
「道化師は解った。あの女は……憑かれている」
770ダークマスター:04/05/30 23:16 ID:4iNzMZ9x




こんな少量の更新で申し訳有りません、ダークマスターです。
まだあとひと月くらいは、終電生活が続きそうです。

この程度の量を毎週末に更新して、今月中にミュリンとの濡れ場を
終わらせたいと考えておりますが、状況次第でそれもどうなるか。

頑張りたいです。
771名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:25 ID:YXf0c8jO
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
772名無しさん@ピンキー:04/05/30 23:36 ID:gxJzmP+m
こんなこといっていいのかわからんが…


何気に道化師も萌えないか?
773名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:20 ID:z/xjM9wC
ウホッ、相変わらずの路線(ダーク&ウィット)!!
短くてもいい、逞しく続けてほしい・・・


>>772
御友人であらさられた夜緋歪雪さんのゴブリンとか、あのあたりですな。
774名無しさん@ピンキー:04/05/31 04:41 ID:y3CaOIm1
お疲れです。

ところで今現在、このスレは板の最下層にあるのだが大丈夫なのか?
ageなくていいのか?

あんまりそこらへん知らんのだが教えてエロい人。
775名無しさん@ピンキー:04/05/31 09:08 ID:Wtqulht8
>>774
スレの位置は圧縮に関係ないはずだよ
776名無しさん@ピンキー:04/05/31 19:42 ID:RJuw+mZi
>>770
 フェ地王 様へ

  何時も何時も素晴らしい作品、本当にありがとうございます。
  & 終電お仕事、お疲れ様です。
  おまけに、今回の小粒でもとろ〜りと蕩けるSSは
  女賢者と生ける死者の絡みの部分だけではなく
  異形と淫売の掛け合いの部分がまた、絶妙にハァハァ。
  
  ところで、今月は今日で終わりますが…
  大丈夫ですか?
777名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:33 ID:z/xjM9wC
>>776
シーッ!!
そのくらいテンパってらっしゃるのです。きっと。
778名無しさん@ピンキー:04/06/01 01:00 ID:7hbK+cRB
>「出ます、出てしまいます、女の私が、女賢者のルシエンが、男の精を吐き出します!」

この台詞で抜きました。惚れちゃうよルシエンたん。
779名無しさん@ピンキー:04/06/01 20:46 ID:R+kLK0hu
ルシエンを一枚。
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059190153/

PS2版のカルド2を買ってからずっとハマってます。
まだまだカードコンプは遠いです。
780779:04/06/01 20:47 ID:R+kLK0hu
781ぼじゃノロイ:04/06/01 21:35 ID:eNhwQkjj
そのくらいテンペってらっしゃるのでしょう。
そしてエロ絵キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッ!!
782名無しさん@ピンキー:04/06/02 00:18 ID:JHx9SmHd
新神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
突然動き始めるからあなどれんな、このスレは(w

漏れも未だにカルド2やってますよ。相手ろくにいないけど。
新作はまたネット対戦できるといいなぁ。
新作にはルシエン様がいるといいなぁ。
783名無しさん@ピンキー:04/06/03 01:22 ID:PbVeyQTx
久々に来たら80レスほど溜まってた。
そしたら神がいっぱいだった。また住人に戻ります。

>某じぇす博士
もう、是非に続きをお願いしますよう。エレナさんてば、実はルシエンに相当入れ込んでますか。
女賢者様には何か女性を引き寄せるフェロモンでも出ていますか。

>ぼじゃノロイ様
ほんと画力凄いです。いつも謙虚にしてらっしゃいますが勿体無いです。
そしてエロも欲しいです、と奥手なスレ住人全員の言葉を代弁しますぞ!

>地王陛下
あの、テキストに纏める際に困ってしまったのですが、何かタイトルありませんかね?
内容については、今更言うことはありません。凄く褒めてますよ。

>オルメクのお頭(かしら)
こっ、これからじゃないですか、続かなきゃ!ラヴにコメらなきゃ!

>安打陰様
絵まで投下されていたとは!小説も楽しみに待っているんですよ。
ミュリンの話は切なくて暗くて好きでした。

>779様
マイリビドーだだ漏れです。もっと激しく犯されて、泣き叫ぶ、エロルシエンたんを激しくキボンヌしたい!!
むっちりしたフトモモが犯罪です。

レス順序は、見た順です。
もう、久々に興奮して長文書いちゃったよ(・∀・)
784783:04/06/03 01:26 ID:PbVeyQTx
書いたレス読み返して、ちょっと気になったので連レススマソ。

なんだか地王へのレスがテンション低く見えますが、そんなつもり全然無いです。
丁寧に書こうとしたら何かこうなっちゃいました。マジファンなのに!!
785名無しさん@ピンキー:04/06/05 08:53 ID:CEBDgluz
備えて保守
786名無しさん@ピンキー:04/06/05 20:21 ID:SFYW0r84
保守
787名無しさん@ピンキー:04/06/05 23:44 ID:KL3/Sda7
揃って保守
788名無しさん@ピンキー:04/06/06 00:15 ID:yG6hBbuu
カルドって胸キュン?
789名無しさん@ピンキー:04/06/06 04:17 ID:oSFspzwT
いやあんまり。
790名無しさん@ピンキー:04/06/06 12:38 ID:DIKx/vIX
今まで本スレで何回かハァハァ発言した事があったけど反応が鈍いと思ったら
おまえらこんな所で隠れてハァハァしていたのかーーーーー!!
俺も混ぜてください
791地王:04/06/06 20:29 ID:0KUXngRZ
まったく時間がありません。濡れ場未満ですが、取り急ぎ更新します。
792地王:04/06/06 20:30 ID:0KUXngRZ
 強張ったミュリンの肉体が、ルシエンの腕の中で痙攣する。ネクロスカラベの埋め込まれた舌が、天
に向けて突き出され、見る間に口腔が血で満たされていく。偽りの生が、躯を苛む。
「あ、ああ……みっともありませんよ、ミュリン」
 薄笑いでその様を受け止めた賢者は、死体の腰に手を回して立ちあがる。
「こちらへ」
 屍の上半身を引き摺りながら、泉の淵に向かって後ろ向きに歩む。ゾンビはがぶがぶと血を吐きなが
らも、抵抗するように両腕を突っ張った。
「こらっ」
 無理に引っ張ると、腐って弱った腕がもげてしまう。そう思ったルシエンは、無理に引っ張った。
「よいしょ……」
 肩の骨が外れ、聖女は眉をひそめた。
793地王:04/06/06 20:30 ID:0KUXngRZ
「あの女は、憑依されている。その身を乗っ取られているのだ。死霊をもって他者を操る術にハウントと
いうものがある。かのセプターがその状態に陥っているとすれば、あの狂態にも、そしてバインドが解け
たことにも得心がゆく」
「バインド、解けましたよ。クラリスさん」
「有り難いね、じゃあ可愛がってあげようか」
「しかしあれはおそらく、ハウントそのものではない。かの預言者が齢二十四へ至るまでに押し込め、寝
かせ続けた妄執が、体を操っているのだ。結局のところは、あれもかの女の一面であるということだが」
「ね、その……ルシエンさまを貶めるためのそんなクラリスさんじゃなくて、前みたいな、ほら……」
「分かった、貴女の欲望に合わせて、変わってあげる」
「聞いてはどうだ」
 道化師は、見ようによっては不機嫌とも取れるその仮面を、絡み始めた二匹に向けた。
794地王:04/06/06 20:32 ID:0KUXngRZ



もう少し書いてはありますが、あまりに推敲が足らないのでここまでにしておきます。
次の更新には、今回ぶんもリライトするかもしれません。
謝ってばかりですが、どうぞ御容赦下さい。
795名無しさん@ピンキー:04/06/07 01:53 ID:/iZTY1CP
乙でした!!
もうガンバレとか急かしませんから、のんびり暇を見つけて書いて下さい!!
・・・・・・と、メインのゾンビ姦だけでなく、サブのクリーチャー姦も期待している読者は思うのでした・・・・・・
796名無しさん@ピンキー:04/06/07 09:38 ID:pTapVzYe
地王様、GJ!!!
しかし、『マッドクラウン、必死だな(藁』

もしくは、いちゃいちゃ新婚バカップルにナチュラルに
無視されて、もはやブチキレ寸前の“とめ”ですか、あなたは?

貴方の熱烈なファンですので、ゾンビもクリーチャーも
押しのけて、これからも益々頑張って下さいませ。
797名無しさん@ピンキー:04/06/08 23:33 ID:VCkIslLU
バインドが解けたのは、伏線だったのか
798名無しさん@ピンキー:04/06/10 01:29 ID:hRxEAW6X
このスレが動いていると、小さな幸せを感じる。
799名無しさん@ピンキー:04/06/10 15:50 ID:DdY2SE2k
セレナたんはすぐ隣にいる
800名無しさん@ピンキー:04/06/11 02:01 ID:hnd/TJ9O
セレナは、もうちっとプレイ中の台詞がエロっぽければ、ルシエン嬢以上の人気が見込めたのではなかろうか。
無理か。そうですか。時代はロリと熟女の両極端でないと流行りませんか。じゃあ後者で。
801名無しさん@ピンキー:04/06/12 02:13 ID:DLoSpYgl
セレナたんはあの笑顔がハァハァ



何言ってる自分キモイ
802名無しさん@ピンキー:04/06/12 08:50 ID:J5Tn9jII
どうした、羽ばたけよ!!
それとも801だから女に興味無いってのか?!
803フェ地王:04/06/13 21:38 ID:FT4uVN/u
 じゃぷぷ。目隠しされた頭が、水中で暴れる。澄んだ水に濁りが広がり、泡がぶかぶかと立つ。
「こんなになっても、まだ私を咥え込んで離さない……」
 ルシエンは膝を折り、交わりを再開した。ぶっちょ、ぶちょ、と粘りつく交合が、ゾンビの壊れた神経に
も確かな快感を伝える。
「あ、う、どうですかミュリン、さっきよりずっと、はぁ、異常で、興奮するでしょう?」
 ミュリンは胸まで漬かった状態で、脚をばたばたさせて精一杯の反応を返していた。肺の空気を出し
切ったので泡も立たなくなり、死んだ胸に水が満たされていくのが、繋がっている賢者にも分かる。
「死人でも、苦しいのでしょうか。苦しいのですね。快あれば不快あり、ですものね」
 そこにあるのは、名も満足に書けず、書けぬうちにそれを捨て、ルシエンという大きな法衣に合わせて
育つことを求められた少女の、一糸纏わぬ姿だった。日を背負う偶像が垂らす影の中、いびつに伸び
た手足胴。
「でも、苦しいと気持ち良いでしょう? 苦しいって気持ち良いですよね!」
 びくりびくりと返事が返ってきた。
804フェ地王:04/06/13 21:39 ID:FT4uVN/u
「私も……とて、も、感じています」
 膝立ちで腰を押し引きしながら、奇形の聖女は更なる快感を追及することにした。右手で屍の腿を抱
えたまま、左手を後ろへと回す。
「んっ」
 己の尻を撫で、握る。水や汁に濡れた法衣がぴとと張り付き、肉の形や色を浮かせていた。
「ふ」
賢者はその裾をくいとつまみ、剥がしながらたぐりよせていく。三、四と繰り返すうちに、聖女ルシエン
のふくらはぎ、膝裏、太腿が、順に姿を現した。どこもねらねらと濡れ、震えている。
「は、あ」
 やがて、尻が覗く。下着はまだ残っているが、割れ目にも腰にも食い込み、覆うという役を半ば放棄し
ていた。反面、煽るという新しい役には意気込みをみせている。
 滑らかな指はその下着をなぞってゆっくりと降り、いよいよ底に辿り着いたとき、急激な上昇に転じた。
「あっ、く……!」
 死肉に突き込まれた性器が、力を増す。指で女をかき混ぜながら死体で男を扱く己に、ルシエンは上
へ上へと押し上げられていく。
「また、いき、あはぁ、いきます……いきますよ、ミュリン!」
 精を放つ。放ちながら突く。ゾンビの痙攣が、一層激しいものとなっていった。
805フェ地王:04/06/13 21:43 ID:FT4uVN/u





もっともっと時間が欲しいです。
今週もこのくらいで御容赦下さい。
806名無しさん@ピンキー:04/06/14 02:28 ID:3PeWvx0S
不健全な妄想も、最低限の健康が保たれてこそです。
不摂生は思考能力を蝕みますからね。
梅雨時は疲れが抜けにくいですし、どうぞご自愛を。
807名無しさん@ピンキー:04/06/14 08:55 ID:4wJwMztK
美味しくいただきました。
絵がやたらとエロいですな。
808名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:10 ID:1lHG4kIQ
GJ

ケツが濡れて透けていますか。殺す気か!?
809名無しさん@ピンキー:04/06/17 18:58 ID:G4Fd3s58
質問スレの方、終わったか・・・
810名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:37 ID:jN4G9saH
落ちたみたいね。
後半荒れてたのが原因かもしれないけど、
完走して降臨するのが恐ろしくなってしまった本人の陰謀ダターリシテ…
811名無しさん@ピンキー:04/06/18 01:57 ID://LIPYvY
いや、まだ残ってるよ。本人がいなくては、廃墟でしかないが。
812代理:04/06/20 20:46 ID:m6TsyrNW
数日伸びるとだけ連絡ありました。代わってお詫び致します。
813名無しさん@ピンキー:04/06/21 21:16 ID:7jcN16Qh
気にしないでいいよーマターリ待ちますよ( ´∀`)
いつもありがd
814名無しさん@ピンキー:04/06/21 22:34 ID:RXCbcJby
ヘヘヘ、地王の旦那には何時も世話になってやすからね…
無理して倒れるタイプとお見受けしやすので、養生して下せぇよ…

…それまで、このゴスロリで楽しませてもらいまさぁ。ハァハァ
815名無しさん@ピンキー:04/06/22 20:53 ID:xqLOvY6v
みなさんに質問なんですが、主人公セプター(♂)の名前って何にしましたか?
816名無しさん@ピンキー:04/06/22 20:58 ID:6qAIlov9
男なんぞ二週目以降の性転換オンリーだからなぁ。
女性名“カトレア”でした。
817名無しさん@ピンキー:04/06/23 20:03 ID:MF9vrT5C
あーあー男セプター。作った作った。

名前:木人形(デク)
818名無しさん@ピンキー:04/06/23 20:59 ID:4x9nrbVd
816と同じ理由でフランシーヌ
819名無しさん@ピンキー:04/06/24 13:36 ID:ty8aJMsT
面白みが無くて悪いが、ハンドルそのまま使ってる。
対戦会とかでも使うから判りやすくした方が良くて。

セリフ確認の為とはいえ、2週目の性転換プレイだとちょっとアレだが。
820名無しさん@ピンキー:04/06/24 14:51 ID:7vNU+1ql
女性セプターで、二周目以降の性転換プレイ時に
セレナとの“アヤシイ”やり取り(w を心穏やかに…
ってゆーか、割と微笑ましく見守る事が可能なのに

なんで男性セプターで、二周目以降の性転換プレイ時の
レオとの“胸糞悪い”やり取りを我慢出来ないんだろう…。
821名無しさん@ピンキー:04/06/24 20:38 ID:K+dLYLms
胸くそ悪いからだろうなぁ。
822名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:32 ID:IFz31w0B
中の人は女だが他にいいグラフィックのがいないので騎士タイプでエルリオンにした。
ハンドルはブックに付けた。
性転換は嫌だったので二人目はメイドにしてエルリシアと付けた。
ストーリー終えたのちはデク回し用になった。
823名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:44 ID:LCnI+pi5
(なっ、中の人が女で、このスレに・・・? 地王のSSとか平気なんだろうか・・・
いやいや、問うまい)

仲間内でアンケートを取ると、興味深い事実が(2ex)

メインキャラが女である       :3/3
デクが男キャラである        :2/3
  →更に、それはモヒカンである :2/2

セプターシンボル、もうちっとバリエーション欲しいよね。
もしくは、頭、胴、ブックの組み合わせで作るとか。
824名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:35 ID:bm85vuNZ
メインがモヒカンですがなにか?
825名無しさん@ピンキー:04/06/27 03:41 ID:/vjeuatP
このスレってのは本当に緩急激しいな。
降臨をいつまでも待てる、気長な勇者向けのスレといえようか。
826名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:00 ID:wmAAWBe0
保守するぞ
827名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:08 ID:2f3vCwOd
スレ違いスレスレアウトな話題だが、ぼじゃノロイ氏の最新日記絵、たまらぬエロスであった。
その場でズボン下ろすくらい。コトに及ぶくらい。急いでチャック上げて皮挟むくらい。
828名無しさん@ピンキー:04/07/01 10:56 ID:koBjqhrK
保守…と。
829名無しさん@ピンキー:04/07/01 19:11 ID:+Qxu9Cka
>>827
マジデイタクナッテクルカラソノタトエハヤメテ
830名無しさん@ピンキー:04/07/02 21:31 ID:f3KVOIxa
保守
831名無しさん@ピンキー:04/07/03 20:58 ID:wJYB2hEu
今月、「淫奉の聖女」ってエロゲが出るんだけど、
タイトルみた時、ルシエンたんがハァハァしてる絵が
真っ先に浮かんだ俺は勝ち組。
その妄想さえあれば、ゲームそのものは買わないでいいや。
832名無しさん@ピンキー:04/07/04 20:00 ID:IGgH+I0Q
この板って、容量ってどのくらいまで持つっけ?
833名無しさん@ピンキー:04/07/04 20:09 ID:3zLTfzHD
>>832
 490KBぐらい…だと思う。
834名無しさん@ピンキー:04/07/04 20:24 ID:IGgH+I0Q
thx.
思ったより余裕あるんだな。調べりゃ分かることを教えてくれてアリガd
835名無しさん@ピンキー:04/07/04 20:56 ID:TIfUOOOa
500ではないのか……?
836代理:04/07/05 22:23 ID:/EUWCLJP
もうすぐ娑婆に帰って来れるそうです。
8372男主人公=ユリウス:04/07/06 01:30 ID:CmpIhl02
その日は朝から雨だった。こんな日に神殿を訪れる人は殆どいない。
だから今日、ルシエンは早々と神殿を閉じる事にした。
「すみませんが、クレリック。扉を閉めてきてもらえませんか?」
「分かりましたぁ。マスター」
鍵を掛けるのを忘れてはいけませんよ、と走り去る背中に声を掛けてから
ルシエンは一人物憂げに息を吐いた。と、いうのもここ数週間、ユリウス――彼女の想い人の
足取りが全く掴めないのだ。こんな事は今まで一度だって無かったはずだ。
自分の能力を持ってしても無力。その能力に普段から頼りきっているルシエンにとってこれ以上の
無力感は無かった。
(会いたいです。ユリウス様)
「マっマスタ〜!」
しかし突然、彼女の考えは甲高い声で遮られた。
「どうしたのです?騒々しいですよ」
と走り寄ってくるクレリックに対しルシエンは考えを中断させられた苛立ちもあるのか、
言葉の刺も隠さずに声を発した。
「だって、だって玄関にユリウスさんが来ていらっしゃるんですよ!しかもずっずぶ濡れでぇ」
その言葉を聞きルシエンは一瞬、我が耳を疑った。なぜなら彼がこの神殿を訪れる時は
必ずと言っていい程、事前に連絡があるのだ。その上、最近の彼のこともあるのだから。
しかし、この忠実な下僕が嘘をつくとも思えない。
とにかく、なにかしらの事情があるのかもしれない。ルシエンはクレリックに湯をたてる様命じると
高鳴る胸を押さえながら一人玄関へと走っていった。
(まるで恋をしている少女のようだ)
玄関へと続く廊下。彼女は一人自嘲気味にクスっと笑った。
8382男主人公=ユリウス:04/07/06 01:34 ID:CmpIhl02
玄関にびしょ濡れで佇んでいる彼は今にも消えてしまいそうでルシエンの不安を一層掻き立てた。
「ユリウス様!どうなされたんですか?こんな雨の中。と、とにかくお湯を用意させていますので…」
しかしルシエンは最後まで言葉を紡ぐ事は出来なかった。突然、ユリウスに抱きしめられたからだ。
「会いたかった…」
「ユ、ユリウス様!?一体な、何を?」
「会いたかったんです。ルシエン様」
混乱するルシエンをよそにユリウスは今まで以上にギュっとルシエンを抱きしめながら続けた。
身体が火照る。愛しい人の腕の中というのはこんなにも暖かいものなのだろうか。
ルシエンはそっと目を閉じ、目の前の男の背に腕を回すとゆっくりとその腕に力をこめた。
「私もです。ずっと、ずっとお会いしたかったんです」
初めてのキスはなんだか甘い味がした。
839名無しさん@ピンキー:04/07/06 01:41 ID:VtqFq3hZ
あ、あれ、神来てる!?
しかも男主人公!是非、外見の描写も希望したい!!
そして手が早い。そのままGOですぞ。

>>836
勝手な想像ですが、地王は責任感から自分で期限を切り、自縄自縛に陥って苦しむタイプの人では?
とにかく御自愛最優先とお伝え下さい。
(更に勝手かつ失礼な想像で恐縮ですが、地王は「頑張って」と言っては駄目な病を持ってはいらっしゃいませんか?
・・・・・・レスは不要です、ちょっと不安になっただけです。己の経験上)
8402男主人公=ユリウス:04/07/06 01:47 ID:CmpIhl02
薄暗いルシエンの寝室、時折稲光だけが二人を照らし出す。
「今更、かもしれませんが僕はルシエン様、貴方のことがずっと好きでした」
先程まで身に纏っていた雨に濡れた衣服を脱ぎ捨て裸となったユリウスが静かに言った。
「いえ、そんな事は決してありません。私もずっと言えなかったんですから。――あなたが好きです、と」
お互い不器用だったんですね、そうルシエンは言うと優しく微笑み、ユリウスに唇を寄せた。
「んっ…」
触れ合うだけのキス。しかしユリウスはそっと舌でルシエンの唇に触れ、ゆっくりと口内に侵入させていった。
「ん、んんっ!」
突然の行為に驚いたルシエンであったが、ゆっくりと目を閉じ自らの舌をユリウスのに絡ませていき
そして名残惜しそうに唇を離す。お互いの唇をつなぐ唾液の糸は堪らなく淫靡に見えた。
「素敵です。ユリウス様。キスがこんなにも心地良いものだったなんて」
うっとりとそう呟くと言葉を再び紡いだ。
「脱がして…頂けませんか?」
ユリウスはこっくりと頷くとまるで壊れ物を扱うかのようにルシエンの頭巾を外していった。その下から現われた黒髪は
艶やかで、それだけでもユリウスの目を奪うには充分であった。
腰の帯を外し、それもはらりと床に落とす。
「な、なんだか恥ずかしいですね。や、やっぱり自分で脱げますので…」
「だめですよ。ルシエン様。ちょっとがまんしてて下さいね」
「うう、いじわるな事おっしゃられないでください」
ルシエンの泣き声を尻目にユリウスは法衣を全て取り去ってしまった。それまで法衣の下に隠されていた
身体はユリウスから言葉を失わせるには充分過ぎる程の美しさを持っていた。
「ユリウス様?どうしたんですか?そ、その、この状態はとても恥ずかしいんですが…」
返事の代わりにユリウスは、ルシエンをそっと傍らのベッドに押し倒した。
8412男主人公=ユリウス:04/07/06 01:50 ID:CmpIhl02
「んっ…んんっ!」
今までとは違う、貪るようなキス。まるで心だけでなく身体まで蕩けさせてしまうような熱いキス。
「好きです。いえ愛しています。…ルシエン様」
「は…はい…もちろん、私もです」
ユリウスはゆっくりとその手をルシエンの、本人さえも数える程しか触れた事のない秘所へと伸ばした。
そこは既にぐっしょりと濡れており、これ以上の愛撫は必要ないかのようにさえ思えた。
「ルシエン様、いやらしいですね。キスだけでこんなにも溢れさすなんて」
「だって、だって、ずっとこうなる事を望んでいたのですから…。そ、それにユリウス様のだって…」
ルシエンは顔を真っ赤にしながらも、ユリウスのモノをチラリと見てそう言った。
見ればユリウスのモノはストーンウォールよりも硬く、そしてピラーフレイムよりも熱くなっていた。
「こ、これはいやらしいとかじゃなくて。相手がル、ルシエン様だからですね」
思わぬ反撃を受け、ユリウスは慌てふためいてそう弁解をした。それが面白かったのか、ルシエンは
クスリと笑った後、真摯な眼差しをユリウスに向けてこう言った。
「ふふ、私もです。ユリウス様がお相手なら私、どんなにいやらしくなっても構いませんから」
なんだか胸がじんわりと熱くなって泣きそうになったがそれをなんとか堪えて秘所に這わせた指を再び操り始めた。
「あっ…、いいです…お願いです。もっとそこを…ああっ!」
ルシエンの哀願を受けてはユリウスに断る理由などあるはずもない。今までより丁寧に、そして執拗に愛撫していく。
「はっ…はぁはぁ、あっ…んんっ。ユリウス様、好きです…ああっ」
「嬉しいです。ルシエン様」
ルシエンの秘裂を指でなぞってみる。愛液によってしとどに濡れたそこはすんなりとユリウスの指を咥えこんだ。
「あ…あっっ!!ユ、ユリウス様ぁ…あっ、ああっ!」
それだけでなく胸の頂にある蕾を口に含み、舌でころがす。その度にルシエンの膣はユリウスの指を締め付ける。
「ひゃあ!…はぁはぁ。もう…もう…ひゃぁぁぁ!」
ルシエンの秘所からは先程までとは比べ物にならないほどの愛液が溢れ出て、真っ白なシーツに染みを作っていた。
8422男主人公=ユリウス:04/07/06 01:52 ID:CmpIhl02
「お願いです。ユリウス様。そろそろ、その…あの…貴方のゴ、ゴリガン様を私に……」
「ゴ、ゴリガン様ですか…」
うら若き聖女の発した比喩を聞きユリウスは思わず頭を抱えたくなってしまった。まさかあの年老いた抑制神も
自分が男根に例えられる日が来るとは夢にも思ってもいなかっだろうに。
「す、すみません。その、ユリウス様の、あの…」
「大丈夫です。解っていますから」
苦笑いを浮かべつつ、ユリウスは肯定の意を示すかのように唇をルシエンへと重ねた。
「ルシエン様…行きますよ」
ユリウスは自らのモノをルシエンの秘裂へあてがい、腰を沈めようとした。が、それはルシエンのか細い声に遮られた。
「ユ、ユリウス様…実は、この歳でお恥ずかしいのですが、私、は…初めて…なんです・・・」
思えば物心がついた頃よりこの神殿でセプターとして、また預言者として禁欲的に育ち育てられてきた。
それでもどんな生き方をしていようと思春期は必ず訪れる。もちろんルシエンも例外ではない。
カルドセプトより呼び出した女性クリーチャーの猥談に耳まで真っ赤になりながらも聞き入ったり
恋人との情事の愚痴を延々と言い続ける女神からの神託など、知識だけは得ることはできた。
ただ相手だけは現れることはなかった。勿論、興味本位で好きでもない男に抱かれるというのは嫌だった。
それは、かの女神も恋人のことを父っちゃん坊やなどと言葉の上では卑下しつつも本当はその恋人のことが
誰よりもいとおしいのだ。ということは当時のルシエンにも容易に理解できたし、また憧れでもあったからだ。
愛する人に抱かれる。これ以上の幸せはあるのだろうか。すくなくともルシエンは無いと思っている。
「すみませんが、その…やさしく…お願いします」
ユリウスが再びルシエンの唇をやさしく奪う。それだけでルシエンの不安や恐れはみるみるうちに氷解していき
代わりにルシエンの心はユリウスへの愛情と信頼のみで満たされた。
8432男主人公=ユリウス:04/07/06 01:59 ID:CmpIhl02
>839
キャラクターシンボルは一応、金髪で鎧着ている奴をイメージしています。
あと、カルドっぽい表現を目標にやってみましたが自分で萎えそうです。スミマセン。(゜д゜)
844名無しさん@ピンキー:04/07/06 03:13 ID:L/FKLb7T
勇士よありがとう、本当にありがとう。
845名無しさん@ピンキー:04/07/06 18:01 ID:GCvfzZDB
また思いつきそうなので、できてきたら投下します。
クロスオーバーものなのでご注意を…
って神ーーーー!
このゴリガン、あなたの後ろから応援しておりますぞ!
8462男主人公=ユリウス:04/07/06 23:57 ID:mvSIosSZ
「いきますよ」
「は…はい」
ユリウスは一気にルシエンの中へと腰を落とした。全てを貫き通すオーディンランスの様に。
「……!!」
息ができない。肺に空気を送り込もうとしても逆に肺から空気が抜けていってしまう。
ようやくひとかけらの空気を肺に送り込んだと思ったら今度は激痛がルシエンの身体を支配した。
「ぐぅ…ぃ…ぃ…」
唇を噛締め、シーツを握り締めて痛みが身体から引いていくのを必死になって待ちわびる。
それでも決してルシエンは痛いとは口に出そうとはしなかった。もし口に出してしまえば心優しいユリウスの事だ。
すぐにでも情事を中断しルシエンの身体を気遣おうとするだろう。それだけは避けたかった。
「ユ…ユリウス様。動いて…下さい。私は…大丈夫です。私で気持ち、良くなって…ください」
「ルシエン様…やはり痛いのでしょう。こんなにも涙を溢れさせて…今日はもう…やめましょう」
ルシエンの目尻に溜まった涙を指で受け止めつつユリウスは言った。
「いやですっ・・・いやなんです。いつも…いつもユリウス様に気を遣わせてばかりなのは・・・!」
ルシエンは弱弱しくもかぶりをふって訴えた。
「…わかりました。我慢できなくなったらいつでも言ってください」
ルシエンがようやく薄く笑みを浮かべ涙混じりに頷いた。ユリウスはその笑顔を美しいと素直に思った。
静かにゆっくりとユリウスは動き出す。ルシエンが少しでも痛くないように、少しでも早く快感が得られるように。
「ぐっ…ぐぅぅ…ユ、ユリウス様ぁ…」
確かに痛みは未だ消えない。しかしその何倍も結ばれたことへの歓喜に身体は震える。
8472男主人公=ユリウス:04/07/06 23:59 ID:mvSIosSZ
「いきますよ」
「は…はい。お願い…します」
ユリウスは一気にルシエンの中へと腰を落とした。全てを貫き通すオーディンランスの様に。
「……!!」
息ができない。肺に空気を送り込もうとしても逆に肺から空気が抜けていってしまう。
ようやくひとかけらの空気を肺に送り込んだと思ったら今度は激痛がルシエンの身体を支配した。
「ぐぅ…ぃ…ぃ…」
唇を噛締め、シーツを握り締めて痛みが身体から引いていくのを必死になって待ちわびる。
それでも決してルシエンは痛いとは口に出そうとはしなかった。もし口に出してしまえば心優しいユリウスの事だ。
すぐにでも情事を中断しルシエンの身体を気遣おうとするだろう。それだけは避けたかった。
「ユ…ユリウス様。動いて…下さい。私は…大丈夫です。私で気持ち、良くなって…ください」
「ルシエン様…やはり痛いのでしょう。こんなにも涙を溢れさせて…今日はもう…やめましょう」
ルシエンの目尻に溜まった涙を指で受け止めつつユリウスは言った。
「いやですっ・・・いやなんです。いつも…いつもユリウス様に気を遣わせてばかりなのは・・・!」
ルシエンは弱弱しくもかぶりをふって訴えた。
「…わかりました。我慢できなくなったらいつでも言ってください」
「ありがとう…ございます」
ルシエンが薄く笑みを浮かべ涙混じりに頷いた。ユリウスはその笑顔を美しいと素直に思った。
静かにゆっくりとユリウスは動き出す。ルシエンが少しでも痛くないように、少しでも早く快感が得られるように。
「ぐっ…ぐぅぅ…ユ、ユリウス様ぁ…」
確かに痛みは未だ消えない。しかしその何倍も結ばれたことへの歓喜に身体は震える。
8482男主人公=ユリウス:04/07/07 00:08 ID:vYX3FwAo
スミマセン>847が二重書き込みになってしまいました。OTL
さらりと流してくださいませ。
849名無しさん@ピンキー:04/07/07 08:45 ID:eBLuWxmf
オーディンランスワロタ

そしてラブ度極高ですな。こんなのもいい。
850名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:23 ID:1EXn/sci
どの神のどのルシエンも、特色があってイイなぁ
851名無しさん@ピンキー:04/07/10 23:31 ID:iRsYMySQ
愛の営みの続きを覗かせて下され・・
8522男主人公=ユリウス:04/07/11 00:56 ID:naWB63yf

(ああ。私は今、愛する人に抱かれているのだ。これ以上の望みなど無いのかもしれない)


少しづつ痛みが何か別のものに変わっていく。それは不快なものなどではなくむしろ心地良いものだ。
これが性交の快感か。ルシエンは快感に痺れていく頭の中でぼんやりと考えた。
再びユリウスのオーディンランスに貫かれ抜かれる。痛みはだいぶ引き、快感という名の波にルシエンは飲み込まれていった。
「ああっ…ユリウス様ぁ…ユリウス様ぁ…」
蕩けた瞳でユリウスを見つめる。愛しい人、離れたくない人。もう離さない。私だけのもの。
「ユリウス様ッ! もっと…もっと…」
もっとこの快感を貪りたい。もっと結ばれていることを実感したい。
ルシエンの腰は自然と動き出していた。自ら悦びを得るために。ユリウスにも悦びを得させるために。
「ルシエン様…っ!ルシエン様…っ!」
ユリウスの顔が快感で歪む。もともと柔らかく端整な顔立ちなだけに歪んだ顔も美しかった。
(ユリウス様も感じていらっしゃる。…いや、私が…私で感じていらっしゃるのだ…ッ!)
今までルシエンはユリウスに与えられる経験しかなかった。ジェミナイに呪われたときも、下卑た輩に襲われたときも。
それが今…自分はユリウスに与えているのだ。快感という名の贈り物を…。
(もう…もう…我慢できないッ!!ルシエン様を…ルシエン様をもっと感じたいっ…!)
ユリウスの腰の動きが自然と激しくなる。それに呼応するようにルシエンの身体はさらに愛液を垂れ流し受け入れる。
「ひゃあ…ああ…ああっ私…私…感じていますっっ!!」
部屋の中にいるのは覇者と聖女ではない。単なる男と女。それだけだ。
肉と肉、水と水がぶつかり合い奏でる音色が部屋と二人の心を満たしていく。
(『今』という瞬間が永遠に続けばいいのに…。…いや続いて欲しい…ッ!)
ルシエンもそしてまたユリウスも心の底からそう願った。それでも終わりは必ず来る。それは必然だ。
「ああ…ユリウス様…!私…もう…もう!!いきますッ!いってしまいます!!」
「僕も…僕も限界です……ッ!!」
「注ぎ込んでくださいッ…!ユリウス様の子種を私の…私の中に…ッ!!」
目の前が真っ白になった瞬間。ルシエンは確かに感じた。ユリウスの精が自らの子宮に注ぎ込まれるの感覚を。
8532男主人公=ユリウス:04/07/11 01:07 ID:naWB63yf
「はぁ…はぁ…。ユリウス様…素敵でした」
ルシエンはユリウスの胸に頬をすりよせた。しかし自分とユリウスの年齢差を思い出し、気分は沈んだ。
「ユリウス様…。あなたは私のことを愛してくれると仰ってくれました…。でも、それは…それは本当なのでしょうか?」
「なんですって?」
ユリウスの眉が静かに釣り上がり語尾も自然と荒くなる。ルシエンは内心恐れおののいた。それでも聞かずにはいられなかった。
「失礼なことを言っているのは分かっています。それでも…心配なのです。だって…だって…私はユリウス様より
四つも離れています。いつかそれが原因でユリウス様が去って行ってしまわれるのではないかと…」
ユリウスは大きく溜め息をついた。まるでルシエンの心配を、不安を吹き飛ばすかのように。
「ルシエン様。僕はルシエン様の身体が目当てでなければましてや年齢でもありません。ルシエン様ご自身を愛しているのですよ」
「ほ…本当ですか…ッ?」
ルシエンは目に涙を一杯にため聞き返した。ユリウスはしかし、ルシエンの瞳から目をそらさず答えた。
「本当です。僕を…僕を信じてください」
ユリウスの瞳は真っ直ぐにルシエンを射抜く。その深く光を湛える瞳を見てルシエンは自らの愚かさを呪った。
「ありがとう…ありがとうございますっ!今、私は本当に幸せですっ…」
「僕も…幸せです。それより…ルシエン様。お疲れでしょう。ゆっくりお休みください」
「はい…ありがとうございます。それではお休み…なさい」
ルシエンは先程までの情事の疲れと安心感からゆっくりと目を閉じ、そして深い眠りへと落ちていった。
8542男主人公=ユリウス:04/07/11 01:13 ID:naWB63yf
ええと言い忘れましたが主人公の年齢は20歳です。
あと一回で終わりますので次回も読んでくれると嬉しいです。
あと地王様と >845様たち神々の作品を楽しみにしています。
それでは。また。

追伸
色々ゴタゴタあって遅れました。スミマセン。
855名無しさん@ピンキー:04/07/11 01:29 ID:hhuNkPkE
この程度で遅れたなどとは、ハハ、ご冗談を……
完結編がどうなるのか、期待して待たせて頂きます。
856名無しさん@ピンキー:04/07/12 19:02 ID:NRhchrYq
だいたいね、姉さん女房は値千金ですよ。
4歳上の聖女が女房。腹立ってきた。死んで代われ。
857地王と呼ばれたもの:04/07/14 00:56 ID:Jr7kPdp5
 あ、あ、と細かく喘ぐ少女を苦労して無視し、道化は話を続けようとする。
「そもそも」
 しかしそれを易々と無視し、尼僧は少女のうなじに舌を這わせる。ぴちりぴちりと音を立てて快感を刻
み、腕中の獲物の自由を奪うその様は、蜘蛛のようだと気狂いは思った。
「そこの蜘蛛、聞きたまえ」
 思ったので、そのまま呼んでみる。果たして蜘蛛女は接吻をやめ、道化に向いた。
「いいかね、そもそもルシエンとは」
「ちょっと、黙っていてくれるかしら」
 尼僧は希望ではなく断定を込めてそう言い放ち、獲物の攻略に集中し直す。長靴下の張り付いた脚
を高く差し上げる少女の姿が、その甘やかな喘ぎ声が、気狂いに肩を落とさせた。
「クラリス、さぁん……」
「可愛い子ね、本当に」
 道化は二匹に構うのをやめ、手毬のように跳ねて高みに昇り、懐から本物の手毬を出し、空中で二つ
三つとつきながら、適当な節で踊り始めた。
858地王と呼ばれたもの:04/07/14 00:56 ID:Jr7kPdp5
 押し上げる、持ち上げる、突き上げる。濡れた床に湿った体を横たえながら、ぬめつく死骸に己が腰
を跨がせ、ルシエンは悦びを貪っていた。
「ああ、揺れる、震える、崩れてしまう、う、おあぁ」
 見ているつもりで何も見えていない両の眼をいっぱいに開き、意識を通さずに言葉を吐き散らす賢者
に、屍もごぶごぶと水を吐くことで返す。
「いっ、いいです、本当にいいです、私の先っぽから、いっぱい溢れてきて、ああ!」
 聖女の幹は死体の襞を伸ばしては押し込み、更なる水気を引き出すことに没頭している。
「もっと奥まで、奥まで味わいたいの、ミュリンのお腹、抉りたいの!」
 しかし、青白い腕を掴んで引き下げた預言者の力は、交合には過分なものだった。驚くほど柔らかい
感触をルシエンに伝え、ミュリンの左肩と右肘に赤い亀裂が入る。
859地王と呼ばれたもの:04/07/14 00:57 ID:Jr7kPdp5
「あ、あ、ミュリン? え、う?」
 生物でなくなってから長い肉体は、大して抵抗することもなく、ちぎれた。ゾンビは痛みではなく喪失感
におののいて、背筋を思い切り反らせる。
「うー! あー! あがあああ!」
 つながっているルシエンにどうにか聞こえる程度の弱い声で、ミュリンは絶叫する。顔に、はたはたと
した弱い衝撃を感じたので指先で探ると、ねっとりとした赤が濡れた。弱った体をよじらせる死者から滴
る血の勢いは弱いが、振りまわされる腕の名残から飛ばされるため、交わる二人を囲んで小さな円が
描かれている。
「あ……」
 両頬と両脛に赤い横線を引かれた聖女へと、現実がささやいた。
860地王と呼ばれたもの:04/07/14 00:58 ID:Jr7kPdp5
 全てがゆっくりと認識される。賢者はその緩やかな世界を、醒めた知恵をもって眺めてみた。
 男女の境を弄ばれた女に貫かれ、生死の境を弄ばれた躯が、失った腕を振りまわし、腐った血を撒
き散らしている。清らかな尼僧の衣を被った淫蕩な怪物が、美しい少女の皮を被った醜悪な怪物に覆
い被さり、偽りの交接に嬌声を上げている。
 恐ろしいほど、滑稽なほど、徹底された悪夢の光景。
 美しいほど、稚拙なほど、徹底された裏表の模様。
 この瞬間に、ルシエンは初めて、空気の一粒にまで溶け込んで世界を包み込むジェミナイの悪意に
──彼女の虚ろな悪意に気付いたのだった。
861地王と呼ばれたもの:04/07/14 00:59 ID:Jr7kPdp5
「……ああ、これとならば」
 腕から広がった崩壊に侵されていくミュリンに、優しく手を添える。
「この悪意と、これをもたらした者と」
 そっと抱き寄せると、水のセプターはおとなしく体重を預けてきた。
「敵として対することができたならば」
 痙攣を伴わない、静かな、最後の衰弱が、胸で震える。
「このような、このような私でも」
 目隠しを外してやり、正面から向き合う。
「まだ」
 崩壊の最後は、カルドセプトの定め通り、ゆらめきと消滅だった。属性無きクリーチャー、ゾンビとして
の死。ミュリンの生きた証はどこにも残らなかった。
「まだ……まだ!」
 立ち上がった、ルシエンの頬を除いては。
862地王と呼ばれたもの:04/07/14 01:09 ID:Jr7kPdp5



血を流したり忙殺されたりしておりましたが、皆さん覚えておいででしょうか、ダークマスターです。


応援を下さる有り難い方々には申し訳ないことに、今回も濡れ場がほとんど無いという体たらくです。
これからきちんととした濡れ場に続く構想はできておりますが、環境に翻弄されて執筆ペースが遅れ
に遅れる傾向にありますので、次にお会いするのがいつになるのか、まるで見通しがつきません。

どうぞ気長に、できれば半ば忘れた状態でお待ち頂ければ幸いです。
863名無しさん@ピンキー:04/07/14 01:37 ID:1bRMmuGY
地王キターーーーーグッジョブ!
私めは物語も気になっているので無問題。
最後の部分は何度も読んでしまいます。
864ぼじゃノロイ:04/07/14 02:48 ID:jT5B+Vr3
…俺このスレ大好きです。めっさ好きです。ええ。
865名無しさん@ピンキー:04/07/14 23:30 ID:Znwrvgr4
エロ少ないけど、もういいや!!
そんなことはこの際どうでもいいや!!
・・・という感想でアリマス。

>ぼじゃノロイ様
あなたの絵が大好きな人も、ここには沢山居るはずです。
866名無しさん@ピンキー:04/07/15 22:45 ID:qcAZaOuh
地王の小説は、最初とっつきにくいけど、読み方を覚えてくるとやたら密度濃くて最高。
俺はだらりと待ち続けますぜ〜!

>ユリウス君の人
ラヴい二人の行方に期待しています。
色々とお忙しいとのことですが、是非また再臨して、結末を読ませて下され…
そして、呼び易いコテハンも頂けたら有り難いです(笑)
867名無しさん@ピンキー:04/07/17 09:17 ID:WC2/1Xhk
為すは絶え無き保守
868名無しさん@ピンキー:04/07/18 20:24 ID:m422bWVY
ルシエンたんと聖堂で一生暮らしたい(*´Д`)
869名無しさん@ピンキー:04/07/18 23:34 ID:CMvYICPw
(´Д`*)ここから逃がして欲しくない
870名無しさん@ピンキー:04/07/19 23:33 ID:+9cpRP0E
カルドに電源入れなくなって久しい俺だが、久々にストーリーモードで遊んでみた。


藻前らのせいで、普通にプレイできない・・・・
・・・・ってか、台詞とかホントエロっぽいのな。妄想バリバリ刺激される。
ルシエンスレってのがあって良かったって心底想うよ。
871名無しさん@ピンキー:04/07/21 08:45 ID:GBgYEEi+
ルシエンって処女?
872名無しさん@ピンキー:04/07/21 08:54 ID:3zthfkne
つ[リジェネレート]

コレさえあれば再生します
873名無しさん@ピンキー:04/07/22 00:49 ID:YIIKmFH7
巫女だったら清廉だったり淫蕩だったり両極端なんだろうけど、イメージ的には修道女系っぽいからな。ピュアだろう。
・・・しかしそうなると、メインブックに入っているサキュバスやリリスが・・・うーん。
さては、自ら肉欲を近くに置いておいて、自らの意志を鍛えているのですよ。
きっとそうだ。
たまに負けてるだろうけどね。

>>872
つ[リバイバル]

これで元通りになります
874名無しさん@ピンキー:04/07/23 09:29 ID:/ibQPDhm
・<パウダーイーターが華麗に保守
875名無しさん@ピンキー:04/07/23 23:15 ID:N9SkK5jF
ミューテミューテミューテ
876名無しさん@ピンキー:04/07/24 00:54 ID:Mc984Uns
  ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ <…
  """"
877新規作成セプター:04/07/24 02:02 ID:1KpSAWUe
前スレから、ようやくここまで読み終えましたが・・・・・・
なんつーか、ハンパなく良スレですた。
どの神もレベル高いので、幾度と無く中断を余儀なくされました(男の事情)
ってか、地王ヤバイ。マジヤバイ。
カルド初めてから火の浅いセプターですが、これからも楽しみにしております!!>全神

>876
そーら、スピリットウォークで上書きしてあげるよ(^^
8782男主人公=ユリウス:04/07/24 15:21 ID:gnaXScMm
ルシエンが目を覚ましたのはそれより数刻後だった。既に雨は止んでいるようで、射してくる夕陽が眩しい。
いつもの朝の目覚めと同じように腕を伸ばし、軽く頭を振り眠気を振り払っていく。
いつもと同じだ。時刻と、ある一点を除いて。
「おはようございます。ルシエン様」
優しい声。そして愛しい声。今、この瞬間より得たもの。今まで渇望していたもの。
「はい!おはようございます。ユリウス様」
傍らに横たわる愛しき人に振り向き、ルシエンは嬉しそうに微笑んだ。
再び柔らかなベッドに身を沈めユリウスの胸に頭を預ける。全身に響き渡るような鼓動が心地良い。
それでもまだルシエンにはどうしても聞かねばならぬことがあった。それはここ数週間のユリウスの不可解な行動。
聞いてしまったら今度こそ嫌われてしまうかもしれない。それでもこの疑問はユリウスを愛しく感じる度に胸の中で
大きくなっていく。聞かねばならない。たとえそれがどのような結果になろうとも。
「ユリウス様…。お聞きしたいことがあります。この数週間、どこで、何をしていらっしゃったんですか?」
軽く深呼吸した後、話を切り出す。ユリウスの顔は見ることができなかった。
「僕がこの世界の覇者となったのはご存知ですね」
ルシエンが遠慮がちに頷くのを見てからユリウスは続けた。
「それはつまりこの世界から放れるということです。その前に、この世界を見て回りたかったんです」
「それなら…何故、何故。何も仰っていただけなかったのですか!?どれだけ心配したと思っているのですか!」
「…怖かったんです。ルシエン様の顔を見ることが。もしルシエン様と会ってしまったら僕はもうこの世界から放れられない」
「ユリウス様……」
「ソルティス様に言われました。そんなに離れ難いのなら共に神となったらどうか、と。…どんなにそうなったら良いでしょうか。
でもそれは僕の我が侭です。僕にはルシエン様に無理強いする資格なんてないのですから」
8792男主人公=ユリウス:04/07/24 15:21 ID:gnaXScMm
今まで覇者にならずとも神、或いは神と類する存在となったのは父っちゃん坊やと棒切れくらいであるのだ。
それを彼は、ユリウスは自分を、ルシエンを選んでくれた。これほど幸福な日をルシエンは知らない。

「ユリウス様!!」
「な…なんですか?」
もちろん答えなんてとっくに決まっている。そして分かりすぎている。賢者の掟に反するということも。
自分を必要とする人々を見捨てるということも。自分の代で『ルシエン』の名を絶やすことの罪深さも。
それでも私は、ルシエンは常にこの方と共にありたいと心の底からそう願っている。
だから答える。とびっきりの笑顔を共に。
「私なんかでよろしければどこまでもお供しますわ。」
それが私の願いですから。ルシエンはそう言いユリウスの唇に自らの唇を重ねた。
8802男主人公=ユリウス:04/07/24 15:23 ID:gnaXScMm
「じゃあ!!お話がまとまったところでご一緒にお風呂はいかがですかぁ〜?」
場違いに明るい声が部屋中に響き渡った。声の主は扉の傍らにいる少女のようだった。
「ク、クレリック!!いつからそこにいたのですか!?」
「えへへ。ずっと部屋の外にいましたよ〜。まあルシエン様とユリウスさんの声はつつぬけでしたけどね〜」
「い…いつから?」
「え〜とですねぇ『今更、かもしれませんが僕はルシエン様、貴方のことがずっと好きでした』ってへんからですよ」
ユリウスの声真似をしながらクレリックは悪戯っぽく笑った。
真っ赤になるのはユリウスである。まさか自分の一世一代の告白を聞かれてしまっていただなんて。
「クレちゃん?ほんとに聞いてたの…?」
「え?なんですかぁ?ユリウスさん。いえユリウス様ですねぇ。だってルシエン様の旦那さんになったんですからぁ」
「クレリック!!いい加減になさい!怒りますよ!」
「もう怒ってるじゃないですか〜。とにかくお風呂が冷めちゃう前にどうぞ〜」
ルシエンの放った風の刃が届くのとクレリックが扉を閉めるのはほぼ同時であった。
後に残されているのはズタズタに引き裂かれた寝室の扉だけだった。
「す、すみません。あとで彼女にはお仕置き(トーチャー+ブラックアウト=目隠しSMプレイ)しておきますから」
「そ…そうですか。なるべく手加減してやってくださいね」
「だめですっ!自分の立場を分からせなければ!!」
「と、とにかく。折角ですからお風呂、入りませんか?」
殺伐とした雰囲気に耐えられなくなったユリウスが話を切り出した。
正直、お互いの汗と体液でべたべたになった身体を洗い流したいのは事実だ。
「ええ!?お…お風呂ですか?……ご一緒させていただきます」
顔を真っ赤にして頷くルシエンを見てユリウスは思わず微笑んだ。


(神様…。僕は幸せです。不謹慎かもしれませんがルシエン様と出会わせてくれたジェミナイに感謝したいくらいです)
ユリウスは真っ赤に染まった空を窓から見上げ、そう思った。



その翌日。
神殿の地下室から妖しげな喘ぎ声が響き渡ったのはまた別のお話。
8812男主人公=ユリウス:04/07/24 15:28 ID:gnaXScMm
やっと終わった。つ〜か前回より遅れてしまいました。
まあ今回も読んでくれると嬉しいです。
では、さようなら。また来たいです。
882名無しさん@ピンキー:04/07/25 00:10 ID:/I2jvzxB
グッジブ!  グッジブ!
  ,,,,.,.,,,,   ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ  ミ・д・ミ
  """"    """"
883名無しさん@ピンキー:04/07/25 15:53 ID:RhZ1CcZQ
ラブラブぶりを見せつけられた!畜生!
「また別のお話」も見せてくれるんでしょうな!
GJ!
884名無しさん@ピンキー:04/07/25 17:37 ID:rwH0rEx3
パウたんのラブラブぶりかと思った俺を断罪してください…orz
885ジャッジメント:04/07/26 00:20 ID:Kflm/Etw
          _∧_∧
        / ̄ ( ・∀・)⌒\
   __    /  _|     |   |
   ヽヽ   /  /  \    |   |           ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
    \\|  |____|   .|   |           .,llll゙゙゙゙゙        ゙゙゙゙゙lllll,
     \/  \       |   |           .|!!!!,,,,,,,,       ,,,,,,,,,!!!!|
     | ヽ_「\      |   |、         |  ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
     |    \ \――、. |   | ヽ         .|     .゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙     |
     |   / \ "-、,  `|  |  ヽ       |               |
  _/   /    "-, "' (_  ヽ  ヽ      .|               |
/    __ノ      "'m__`\ヽ_,,,, ヽ      |               |
`ー― ̄          ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliii|               |
                    \゙゙゙゙゙゙゙!!!!!lllllllliiiii|               |
                      \   ヽ   |               |
                       ヽ   \  |               |
                        |     \.|               |
                        `ヽ、,,_ノ|               |
                              ゙゙!!!,,,,,,,,       ,,,,,,,,,!!!゙゙
                                   ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
                                /.// ・l|∵ ヽ\ ←>>884
886名無しさん@ピンキー:04/07/27 18:28 ID:F/a9rdpc
そういや、複数の神に見る設定だけど、皆はルシエンの侍女クリーチャーって何がいいと思う?

王道でクレリック
弟子でにフエイト
雰囲気でヒーラー
危ないサキュバス
護衛を兼ねてアマゾン

俺は勿論サk(ry
887ぼじゃノロイ:04/07/27 19:06 ID:GIUWsudd
ゾ…

フェイトさんで。
蝋燭で攻めも出来そうですし。
888名無しさん@ピンキー:04/07/28 00:16 ID:Ti+tBZUb
ブックに入っているクリなら、
フェイトかウィッチですわな。

ブックに入ってなくてもいい?

でしたらアンタ、無論バルd
889名無しさん@ピンキー:04/07/28 03:09 ID:XFtrGodF
>>986
ダークエルフが抜けてるぞ
890名無しさん@ピンキー:04/07/29 23:39 ID:ohBXbWzQ
エルフやダークエルフでもいい……けど、やっぱり妖精よりは人間のが合ってるかなあ。
フェイトかな、妥当に。
家事オンチのルシエン様を強力にサポートする住み込み弟子。


でも、>>888が言う通り、バルダンダースでも便利かもしれない。
侍女ってか小間使いって感じで。
変身しまくりでどんな雑用にも対応、給料も安い。
そういう意図ではありませんか、そうですか。
891名無しさん@ピンキー:04/07/31 20:29 ID:mKWi2aAk
トーチャー保守
892名無しさん@ピンキー:04/08/02 08:47 ID:Qn4hMw/K
この時期、神々はコミケ準備で忙しい予感
893名無しさん@ピンキー:04/08/03 01:35 ID:QHpYumhE
ここの連中でカルドオフしたいな。
ルールは、一人混ぜたCPUルシエンから最も多く搾り取った者勝ちで。
894あんだいん:04/08/03 02:12 ID:1bKBHNYd
それで
「ちょっと休まないと息切れしてしまいます…○○様、お強いんですね…」
と言わせるわけですな。

…そろそろ何か書きたくなってきたので、出来たら持ってきます。
このスレ512KBに達するんだろうか。

>地王氏
濡れ場もいいが血塗れ場もいいです。さようならゾ…ミュリン…

>ユリウス君の人
ラブラブですなーいいなー。
895名無しさん@ピンキー:04/08/04 00:46 ID:SFjAZK9P
>あんだいん氏
いきなりルシエン様の台詞を書き込むもんじゃありませんよ!
ビックリして勃っちゃったじゃありませんか。

新作、激しく期待しちょります。
容量はまだ80もありますんで、存分に参られよ。
896名無しさん@ピンキー:04/08/05 20:03 ID:0dWQHSmS
カルドラ陵辱モノを読みたいね。
無理だね。ごめんね。
897名無しさん@ピンキー:04/08/05 23:50 ID:s4jHWlzX
オチが「実はカルドラの掌の上でした」系なら何とかなりそうだが。
それじゃ陵辱とは言わんか。
898名無しさん@ピンキー:04/08/06 00:51 ID:MKjRpRSl
むむ、堕としたいのだろう、ここの住人的には。
アストラルクィーンあたりに抜け道はないだろうか!?
899名無しさん@ピンキー:04/08/06 03:10 ID:liBgIQaa
じゃあジェミナイ×カルドラ、神々の黄昏……イメージ涌かないな

カルドセプトは作った神本人すらその意思に従わせるってことで、
カルドラとのファックを希望したその世界最強セプターの元に降臨したカルドラ様とか?

ルシエンとは違う意味でおばさん臭いというか母性というかあるんでどうもカルドラだと抜きにくい
900名無しさん@ピンキー:04/08/06 20:42 ID:OcUd3ygX
よし、おまえらグーバクイーンでパイズリ想像してヌイていいぞ
901名無しさん@ピンキー:04/08/06 23:29 ID:FT/ROTPT
カルドラ陵辱はツボに来たなあ…と静かなるキボンヌをば。
母性を汚されてしまうのはイイよね!

グーバクィーンに挑戦してみようとしましたが、感触でつまずきました。
グミでいいの?コンニャク?
902名無しさん@ピンキー:04/08/06 23:30 ID:3/qNxU3S
>>900
擬人化してなら抜いた事あるよ( ´∀`)
903名無しさん@ピンキー:04/08/08 17:00 ID:k0WWwdac
「カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ(3)」
「カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァハァ」
904名無しさん@ピンキー:04/08/08 19:47 ID:QtjAyBam
903
それだと1スレめが

「カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァ?」
とかマヌケな名前でないとならないぞ
905名無しさん@ピンキー:04/08/09 00:53 ID:tuzLSck9
そうか……次スレ案とか出る時期なのか。
凄いなこのスレ。何だか凄いな。


1:「カルドセプトのルシエン嬢でハァハァ」
2:「カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ」

3:「カルドセプトでルシエン嬢を囲んでハァハァ」
906名無しさん@ピンキー:04/08/10 20:04 ID:bqOj16o9
「カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ・BOOK3」

せっかくだからクリーチャーとかミュリンとか名前忘れたけどお姫様とかカルドラ様の可能性も残しておこう。
一応3スレにもなった歴史を味わいたいからBOOK3でどうでしょ?
ラウンド3でもいいけど、SSとはいえ本って意味も兼ねて。
907名無しさん@ピンキー:04/08/10 20:46 ID:YdVzjtSN
この野郎、名前を忘れたのか!えーとほら何だっけあの姫様の名前を!!
カルドラ様のはマジで読みたい。

BooK3、いいかもしれないね。
でもソルタリアって、書き文字でアルファベットって使ってたっけ?
908名無しさん@ピンキー:04/08/11 00:38 ID:vn6pVQSH
おいおいお前らマジで忘れたのか、あの姫様を?


>>908が答えてくれるそうだ
909名無しさん@ピンキー:04/08/11 00:46 ID:1G0UJjwc
自己レス乙。
910名無しさん@ピンキー:04/08/11 08:49 ID:U0uos0s0
>>907
キャラの顔グラの下にある名前とか、アルファベットだったような。
911名無しさん@ピンキー:04/08/11 19:22 ID:DAKk7/E/
…たしか、あの姫様の名前は、四属性の神様の誰かのお名前を
一部お借りして付けられたと言う設定だったような気がするのだが…












…セ、セ、せ…、せっせっせのよいよいよい?
912908:04/08/11 23:31 ID:vn6pVQSH
ガバホ〜! OTL
913名無しさん@ピンキー:04/08/12 00:01 ID:yW4vWUKp
ビステア様の名前をお借りして
ビースト姫だった希ガス
914名無しさん@ピンキー:04/08/12 23:27 ID:NQdLEZ09
神と連絡が取れれば、新スレ立つと同時に投下してもらえたら、即死回避としてベストなんだがな・・・
915ユリウスの中の人:04/08/12 23:55 ID:pm6Q+o5I
新しいのを書こうと思っているんですが男主人公の名前が
思いつきません。orz だれかカッコイイ名前を恵んで下さい。お願いします。
916名無しさん@ピンキー:04/08/13 00:50 ID:4gkx3osN
年齢、外見、性格によるところも大きいですからなあ。
917ぼじゃノロイ:04/08/13 01:18 ID:xfCFBNJJ
新作も楽しみですが
ユリウスさんのラブラブ新婚生活が読みたい私でもあります

地王はコミケサークル参加してるのかしら
918名無しさん@ピンキー:04/08/13 02:20 ID:T3wXjX8x
ジェミナイが双子だから、ほかの12星座から取ったらどうだろう。
アリエスとか、ちょっと中性っぽいかもしれんが美形っぽい響き。
タウロス、キャンサー、レオ、ヴィルゴ、リラ……カルドってセプター名は4文字までだっけか?
919名無しさん@ピンキー:04/08/13 03:10 ID:zz4mzQi3
あー、ジェミナイってそういう意味か……
920代理:04/08/13 03:18 ID:4gkx3osN
>ぼじゃノロイ氏
地王に直接聞いてみたところ、

「馬鹿!! あんな内容で、しかも自分がフリートークしか書いてないコピー本の話なんてできるか!!
ぼじゃノロイさんには、今回は不参加なんですよ、そちらのスペースには是非うかがわせて頂くつもりです、
って伝えとけ馬鹿!!」

・・・とのことです。
「って伝えとけ」がどこまでを指しているのか判然としなかったので、とりあえず全部伝えてみました。
921名無しさん@ピンキー:04/08/14 16:48 ID:fThtHvLy
明日はぼじゃノロイ神の参加日か…
こっそり買いに行ってみようかな…


コミケ後あたりに、神々の復活がある予感。
その辺で新スレか…
922921:04/08/15 22:02 ID:E3E4IQkb
売り切れでした…
923ユリウスの中の人:04/08/16 04:01 ID:sjoPZFZN
>918
m9(゜∀゜)ソレダ!
「ありがとうございます……918様、ゴリガン様」

コミケ……。一度でいいから行ってみたい。そしてぼじゃノロイ様や地王様たちの作品を
手にとってみたい……。
では。


924名無しさん@ピンキー:04/08/16 10:51 ID:b/5YolRp
やめといた方が。
925名無しさん@ピンキー:04/08/16 12:24 ID:gNIblbOU
あそこは魔窟だから・・・足を踏み入れずに一生を終われるのならそれが一番。
一度行くと、行き続けずにはいられない体になるぞ。

(´∀`)ノシ モレミタイニナー
926ぼじゃノロイ:04/08/16 15:03 ID:p/PCnslt
魔窟というか暗黒の奈落というk
まあ止めはしませんg

コミケ、今回はちょっとひどすぎでした
921さんとかまじでごめんなさい(開始40分くらいで全部なくなった('A`)
地王さまに会えましたがなんとなく顔色よかった?っぽくてちょいと安心しましたよw
私信ですんまそん 暇みっけてまたエロ絵描きにきます
927名無しさん@ピンキー:04/08/16 21:02 ID:hEUbqJ7J
エロ絵予告キタ━━(゜∀゜)━━( ゜∀)━━━( ゜)━━( )━━(゜ )━━(∀゜ )━━━(゜∀゜)━━!!!!

売れまくったようで何よりです!!欲しかったですが3日目は行けなかったとですよ……
しかも、地王も元気そうでしたか!!
是非見たいツーショットでした。(脳内イメージはカルドのお二人)
928名無しさん@ピンキー:04/08/17 23:33 ID:lt/Nuba3
>(脳内イメージはカルドのお二人)
ぼじゃノロイ氏は顎鬚がセクシーなナイスガイ、地王は長身痩躯のナイスガイに擬人化してみてはどうか。

さて、そろそろ容量がSS投下に不足気味になってきてる気もするが・・・
こうなると、次スレのタイミングってどんな感じがいいんだろ?
929名無しさん@ピンキー:04/08/18 23:57 ID:35x17bEM
980以降でいいとは思う。
930オルメク頭:04/08/20 03:13 ID:UbTudLs4
| (゚д゚)
お忘れかもしれませんが、お久しぶりです。こんにちは。
>732の続きです。ほとんどエロくありませんが。
見捨てずに読んでくれると嬉しいです。
931オルメク頭:04/08/20 03:14 ID:UbTudLs4
(もう着いてしまった…。いやだ、もう離れたくないのに)
ルシエンは本気でソルティス神に怨みを抱いた。
「ルシエン様、降ろしますから気をつけて下さいね」
「・・・はい」
ジェイクはルシエンを降ろし、ベッドに横たえた。
「ルシエン様。ゆっくりお休みになってくださいね」
そっとルシエンの額に手をあてる。その手は暖かく、ルシエンは目を閉じた。
「熱は・・・無いようですね。一晩休めば大丈夫でしょう」
目を開けるとそこには愛しくて愛しくて堪らない笑顔があった。
離れたくない。そう思う。
いつまでもこの笑顔を見ていたい。しかしそれは叶わぬ願いだ。彼もいつかは必ず神となる。神になることは単なる
権利ではない。いわば義務なのだ。これに背くことは何人たりとも適わない。
それでも離れたくない。いつまでも彼の傍らにいたい。いや、彼を自分だけのものにしたい。
932オルメク頭:04/08/20 03:15 ID:UbTudLs4
――そうだ。私は持っていたはずだ。肉体より解脱する魂さえも縛り付ける力を。神さえも従わざるを得ない力を。
その力の名前は・・・・・・カルドセプト。
「バインド」
「えっ!?うわぁぁぁ!!」
空より光とともに拘束具が形を成しジェイクの全身に絡みつき四肢より自由を奪う。
支えを失った身体はルシエンのベッドの上へと投げ出された。
「ル・・・ルシエン様!?いっ・・・一体ど・・・どういうことですか?!」
いまだ状況を掴めていないジェイクは半ば涙目でルシエンに対し叫んだ。

ジェイクの言葉で我に返ったルシエン自らの行為に驚きつつも、心の奥底に劣情があることを確かに感じた。
今ならば彼を自由に出来る。彼を自分だけのものに出来る。もう彼を逃がさない……絶対に!
今にして思えばジェミナイの呪いは潜在する欲望を表に出すだけで、
つまり…今この状況はルシエンが真に望むことであったのだ。そしてルシエンはこうも考える。ジェミナイの正体は
未来のジェイクであったという。ならば彼もこの状況を待ち望んでいたのではないのだろうか。ならば迷うことはない。
933オルメク頭:04/08/20 03:19 ID:UbTudLs4
一方のジェイクは必死に戒めに対し抵抗を試みるがやがて諦め、おとなしくなった。セプターは、いやセプターだからこそ
一度発動したスペルに抵抗することの無意味さを知っている。
(私は何てことを・・・でももう後には引けない。それならいっそ・・・)
ルシエンは意を決して口を開いた。もうその口調に迷いは微塵も感じられなかった。
「ジェイク様がいけないのですよ。私の気持ちを全然分かってくださらないのだから」
するすると身を覆い隠す法衣を脱いでゆく。もともとゆったりとしたつくりの衣服だ。全てが床に落ちるまでに大した時間は掛からなかった。
大きく形のよい乳房。雪も欺くほど白くそれでいてしっとりと張りのある肌。全てが美しかった。
それ以外に形容する言葉を彼は知らない。
「あまり見ないで下さい…あの…恥ずかしいですから」
いくら決心したとはいえ処女であるルシエンだ。雪の肌は見る見るうちに桜色に染まる。
それはまさに冬から春への変貌のようでもあった。
恥ずかしそうに俯いていたルシエンであったがジェイクのいわば興奮を見て取り、まさしく妖艶と呼ぶに相応しい笑みを浮かべた。
「ふふ…ジェイク様?興奮していらっしゃるのですね?嬉しいです」
ルシエンの目がジェイクの下半身にある一点に集中する。そこはジェイクの興奮を具現化したかのように大きく盛り上がっていた。
「ち…違うんです。これは…これは…そうだブックワームですっ!」
我ながら陳腐な答えだとは思ったが今のこの不可解な状況を思えば大した問題ではなかった。
「ブックワームですか?じゃあ…見せてくださいね。ジェイク様の『ブックワーム』を」
ジェイクは目の前が真っ暗になるのを確かに感じた。
934名無しさん@ピンキー:04/08/20 08:48 ID:zxdFW5OM
オルメク頭神が復活したと思ったら、ルシエン様があっさり一線を越えよったー!!
羨ましいのう。代わりにバインドされたいのう。
935名無しさん@ピンキー:04/08/20 14:10 ID:pw9zPbEH
ブックワームワロタ


(・∀・)イイヨイイヨー
936名無しさん@ピンキー:04/08/20 22:03 ID:/LlOmBF+
ほっしゅ?
937ダークマスター:04/08/22 22:14 ID:tUEYi4X1
お久し振りです。
少しばかりまとまった量を書き溜めようとしておりまして、
次スレの立ったタイミングで、即死回避に投下しようと思います。
どうぞだらりとお待ち下さいませ。
なに、オルメク頭氏が素晴らしいSSでこのスレを締めて下さいます、きっと。
私も楽しみでなりません。いいなあ、大胆なルシエンさん。


夏コミ3日目は、ぼじゃノロイさんにご挨拶させていただくためだけに向かいました。
そしてすぐに帰りました。そろそろ体に無理がきかなくなってきています。
顔色が良かったとすれば、緊張のために紅潮していたのでしょう。
938名無しさん@ピンキー:04/08/23 21:26 ID:yMmEqfyt
じゃあ漏れも便乗期待プレッシャーをば・・・・・・(笑)
939オルメク頭:04/08/24 00:53 ID:9ae33P/N
ごめんなさい。最近、ルシエン熱が冷めてきたのを実感しております。
だからルシエン熱を取り戻すまで旅に出ます。っていうか今、聖剣3に猫まっしぐら状態に陥ってます。

皆さんオルメク頭は当分の間、忘れて下さい。気に入ってもらえるかどうか分かりませんが
代わりに別のものを用意しました。次スレへの繋ぎくらいにはなると思います。では、さようなら。

追伸:皆さん気付いているかもしれませんが『ユリウスの中の人』とオルメク頭は同一人物です。
    いまから投下するのも>915あたりで予告していた作品です。ああ、ごめんなさい。 
 
    最後に皆さんのご健勝を心からお祈り申し上げています。
940オルメク頭:04/08/24 00:54 ID:9ae33P/N
君の名前を教えてくれないか」
これが私が彼に初めて会ったとき投げかけられた言葉だ。
正直言って驚いた。
今まで私を――エルフのカードを使役してきたセプターたちは皆、私を争いの道具としてしか扱わなかった。
なかには下卑た欲望をぶつけてくる者たちすらもいた。
そんな中で私の名前を気にしたセプターなど彼が初めてだった。

彼は私たちが戦いの中で傷ついていくのを決してよしとはしなかった。
私たちが戦闘で傷つくたびに泣きそうな顔で謝ってきた。
――矛盾している。
そんなにも私たちが傷つくのが嫌ならば覇者となる戦いに身を投じなければいいだけの話だ。
それなのに何故、彼はそうまでして覇者になりたいのだろうか。
彼にその事を尋ねたら彼は照れくさそうに言った。
「僕が覇者になりたいのは――もう終わらせたいんだ。こんなくだらない戦いに君たちが使われるのを」
――ああ、そのときからかもしれない。私が彼に一人の女として惹かれはじめたのは。
許されない恋だということは分かっている。今までセプターとクリーチャーのラブロマンスなど聞いたことすらない。
それでも…それでも…私は彼に惹かれている。この身に宿る命は偽物でもこの想いだけは真実だ。
それならば戦おう。彼の剣となろう。盾となろう。
彼の願いが叶うまで。彼が覇者となるその日まで。我が身が朽ち果てカルドセプトの輪から外れようとも。
941オルメク頭:04/08/24 00:57 ID:9ae33P/N
バルベリトと邪心の三つ巴の戦いにも終わりが近づいてきた。邪心はすでに消え去り残された彼奴の命も風前の灯火だ。
もう勝った。その油断が命取りだったかもしれない。
最後の力を振り絞って呼び出されたドラゴンゾンビ。その爪は確実にマスターの御身を引き裂こうとうなりをあげていた。
足が自然に地を蹴っていた。マスターの前に立ちふさがり鋭い爪を我が身で受け止める。
肉が裂ける音。骨が砕ける音。血が噴き出す音。全てを聞きながら最後の力で弓を引く。
放たれた矢はドラゴンゾンビを突き抜け屠り、バルベリトの胸にも突き刺さる。
バルベリトの断末魔の叫びを聞きながら私は昏い海へと落ちていった。
942オルメク頭:04/08/24 00:58 ID:9ae33P/N
「…――!…――!」
マスターが私を呼ぶ声が聞こえる。重たい瞼をあげ主を見つめる。
「どうしたのですか…マスター。何を泣いていらっしゃるのですか?」
涙が顔に落ち、弾ける。
――暖かい。
「何をって…?!どうして…どうして…僕なんかをかばったんだ!」
「ふふ…相変わらず可笑しなことをおっしゃいますね。私はあなたの下僕。お守りするのは当然です」
鉄の味に染まる口を動かし私は言った。目も霞んできた。
――本当はそれだけじゃない。あなたが傷つくところなんて見たくない。
マスターは私の血にまみれた腕をつかみ、また泣いていた。
「おやめください…マスター。私の血であなたの服が…汚れてしまいます…」
「僕の服なんかどうだっていい!それよりも…それよりも自分の身体を心配しろッ!すぐにキュアをかけるからッ」
「無駄です…。私の身体は…もうこれ以上耐えられません。さよならです…。マスター」
マスターが腰からカードを取り出すのを諌め私は言った。
「さよなら…?なにをいっているんだ?君はカードへ戻るんじゃないのか?おい…ッ」
「それも…無理です。私の身体、いえカード自体…もう耐えられないのです。本当に…さよならです」
もはや私の身体は限界を超えている。私はもうじきカルドセプトの輪から外れ消え去るだろう。
別れに泣く気など無かったが自然と涙が溢れてきた。もうすぐマスターの顔を見ることも出来なくなるだろう。
「さあ…祭壇へ行って下さい。あなたは勝ったのです。覇者となったのです。……おめでとうござ…い…」
最後まで言えなかった。祝福の言葉も、私の想いも。
私はきっと幸せだ。仲間たちはきっと彼のもとでカルドセプトとしての宿命から開放され自由に生きる権利を得るだろう。
――ただ……彼の傍らに私はいない。それだけが哀しかった。
943オルメク頭:04/08/24 01:00 ID:9ae33P/N
「…――!…――!」
マスターが私を呼ぶ声が聞こえる。きっと夢だろう。私は死んだのだから。
それを証明するかのようにあれだけ引き裂かれた傷痕はどこにもなかった。
ゆっくりと目を開けマスターの顔を見つめる。夢の中でも彼はやっぱり泣いていた。
マスターが私を抱き寄せ顔を胸に埋めさせる。マスターの胸は温かかった。
夢でも構わない。ただ醒めて欲しくなかった。
「マスター…ァ」
私もいつの間にか泣いていた。涙は頬を濡らしマスターの胸を濡らす。そんな私をマスターはさらに強く抱きしめてくれた。
こんなにも幸せな夢は見たことがなかった。でも夢は醒めるものだ。
もうすぐ醒めるだろう。こんなにも幸せな夢は。
最後に名前を呼んで欲しかった。マスターしか知らない私の名前を。
「…呼んでください。私の名前を…呼んでください」
「――エリス。……好きなんだ。ずっと言えなかった。でも今なら言える。僕はエリス――君が好きだ」
神様、カルドラ様。どうしてこんなにも幸せな夢を見せてくれるのですか?私は涙を溢れさせたまま目を閉じた。
944オルメク頭:04/08/24 01:09 ID:9ae33P/N
まただ。また私を呼ぶ声が聞こえる。目を開けると先程までと変わらず私はマスターに抱かれていた。
「マスター?どうして?私…まだ夢から醒めていないの?」
「エリス。夢じゃない。夢じゃないんだ。君はまだ生きているんだよ」
「うそ。うそです。……やっぱりマスターは夢の中でも優しいんですね」
マスターが腕に力を入れる。私の細い身体はギシギシと悲鳴を上げた。
「いたい…痛いです。や…やめて下さい」
そう半分涙目で言うとマスターはようやく腕を解いてくれて私の隣に腰を下ろした。
――痛い?
私の頭が一つの結論を導く。
「夢じゃないのですか?」
マスターが涙交じりに頷くのが見えた。
信じられなかった。私の身体は確かにドラゴンゾンビに引き裂かれ限界を迎えたはずだ。
「実は…――」
マスターの説明によれば私は確かにカルドセプトとしての限界を迎えていたらしい。もしあのままだったならば
私は本当に消え去っていたという。しかし祭壇へと登り『覇者』となったマスターが主神ソルティス様のお力を借りて、
すんでのところ、私の身体から魂が消え去る直前に助けてくださったのだという。
私はここで一つの疑問に気が付いた。マスターが『覇者』となったならば何故、この世界――ソルタリアに
未だいるのだろうか。新たな世界を築くために宇宙へと抜け出しているはずではないのか。
これにもマスターが答えてくれた。『覇者』から『新たな神』となるにはその場でなければならず
その時を逃すと再び祭壇に登りなおさなければならないという。
もちろんそれまでに別のセプターに負ければ『覇者』の権利は移ってしまう。
「マスター…どうして…神とならなかったのですか?私など所詮、道具なのですよ。道具は役目が終われば捨てられるもの。
 放っておいて下さいましてもよかったのに…」
マスターの顔が強張る。腕が震える。
ああそうだ。彼は私たちをそう思うこと、そう思われることをたまらなく嫌悪しているのだ。
――そして私はマスターのそうした優しさに惹かれたのだった。
「…申し訳ありません。マスター。マスターのお気持ちも知らずに…。お許しください」
945オルメク頭:04/08/24 01:12 ID:9ae33P/N
しゅん…と私のエルフ特有の耳も垂れ下がる。
マスターは努めて明るく振舞いこう言ってくださった。
「もちろん、僕は神になることを諦めたわけじゃない。ただ僕が覇者になれたのは君たちのお陰だ。なのにどうして
 君を放っておいて神になんかなれるんだい?」
「ありがとう……ございます」
耳が感動でさらに垂れ下がる。嗚咽も止まらない。
「そうだ。まだ返事を聞いてなかったよね。――エリス。僕は君が好きだ。……君は僕のことをどう思っているのか、
 答えて欲しい」
「でも…でも…私は…所詮カルドセプトですし…それに…」
「――エリス」
「……好きです。ずっとずっとお慕いしていました。でも…」
素直にマスターの想いを受け止めることが出来たならば私はどんなに幸せだろう。
でも私はカルドセプト。マスターはそれを行使する者。そう簡単に越えられる壁ではない。
「でも、は止めて欲しい。エリス。僕は君自身を愛している。カルドセプトとかカードとかそんなことは関係ないんだ」
マスターの言葉で私の瞳から涙がさらに溢れ出てくる。この方とならきっと私はどんな壁も越えられる。そんな気がした。
それでも確かな証が欲しかった。マスターと私とを結ぶ確かな証が欲しかった。
「……抱いて下さいませんか」
マスターは一瞬驚いたようだったがすぐに頷いてくれた。
946オルメク頭:04/08/24 01:19 ID:9ae33P/N
続きはまた明日の夜にでも。(゚д゚)ノシ
947名無しさん@ピンキー:04/08/24 08:54 ID:VLRWzzyj
いいじゃない、いい話じゃないですか。
今晩の続きにも期待してしまいますが、しばらくお休みに入られるとは・・・残念無念。
次スレでも気長にお待ちしておりますよ〜。
948名無しさん@ピンキー:04/08/24 11:19 ID:OVmKJgVF
GJ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
949オルメク頭:04/08/25 00:22 ID:ptmOnfo+
「あっち向いててくださいね」
マスターが私から目を離すのを確認してから服を脱いでいく。半分ほど脱いだ辺りで突然、後ろから抱きすくめられた。
「マっマスター…ァ」
マスターは首筋にキスした後、私の下着に手をいれて指でかき乱しはじめた。
そのまま、いとも簡単に私のクリトリスを探り出し指先で転がす。いきなりの快感に脳髄が痺れる。
がくがくと足が震え、立っていられず私は思わずその場にへたり込んでしまった。
「だ…大丈夫?エリス?」
背中から心配そうな声が聞こえる。振り向き、私は精一杯不満そうに言ってやった。
「見ないで下さいって言ったはずですよね。マスター。それにいきなりあんなことするなんて」
「ごめん。あんまりエリスが可愛かったから……つい」
――嬉しい。単純な言葉だけど嬉しい。それでも私は不満げな顔を保つ。
それは申し訳なさそうに謝るマスターに私は一つのお願いをするから。ずっとしたかったお願いを。
950オルメク頭:04/08/25 00:24 ID:ptmOnfo+
それはキス。今まで数多くのセプターに仕えてきて――そして身体を辱められてきた。
しかし、本当に心を許したのは目の前にいるマスターただ一人。
だからこそマスターに恋人たちがするようなキスをして欲しかった。最初で最後の愛しい人に。
「じゃあ…キスしてください」
目を閉じ唇を突き出す。一瞬の間をおき唇にマスターの唇が触れた。
私から舌をマスターの口内に侵入させる。マスターも驚いた気配を見せたがすぐに応えてくれた。
私の舌が私自身の唾液を運ぶようにマスターの舌も唾液を運んでくる。
舌を絡め合わせると同時にお互いの唾液が混ぜ合わされる。ゆっくりと口を離した後。味わうように嚥下する。
――甘い。他人の唾液に味を感じるなんて初めてだった。
マスターとこのような行為をしているという実感がさらに私を興奮させる。
愛液が太腿をつたい床に落ちる。石畳に吸われ、後にはシミだけが残った。
「ありがとう…ございます。マスター…とても…素敵でした」
うっとりと呟く。マスターの顔が赤くなる。どうやら照れさせてしまったらしい。
頬を染めたままマスターが私をそっと私の身体を押し倒す。ひんやりとした石畳が心地良かった。
――思い出したけれどもここはソルティス様の聖域。天空の祭壇だった。
罰当たりな気がするけれども今日くらいは許して欲しい。
今日は記念日。人とクリーチャーが本当に分かり合えた記念日なのだから。
951オルメク頭:04/08/25 00:27 ID:ptmOnfo+
マスターの手が私の胸に触れる。自分で言うのもなんだが大きく形の良いそれはマスターの手に合わせ形を変えた。
「ふゃ…ああ・・・ふぁ…」
「気持ちいい?」
私は小さく頷いた。――気持ちいい。それを証明するように私の胸の頂きは硬くしこっていた。
頷いたのを合図にマスターがまるで赤ん坊のように私の胸に吸い付く。ただ違うのはこの赤ん坊はエッチだということだ。
歯ではさんでみたり、舌ではじいてみたり、吸ってみたりとその度に私の身体に稲妻が走り抜ける。
「ひっ…ああ…あぁん。そんなに…ああ。…やあ…はあ…はぁ」
私の身体はとめどめなく嬌声と愛液を溢れ出し続ける。きっと今、私は蕩けた顔をしている。
もちろん興奮しているのはマスターも一緒。気付いてますか?ずっと私の太腿に熱い塊を押し付けている事を。
突然、マスターが私の胸から口を放す。――やだ。もっと続けて欲しい。もっと気持ち…良くして欲しい。
「やだぁ…やめないでくださいぃ…」
「ふふ…意外とエリスはエッチなエルフなんだなあ。全然気付かなかったよ」
「エッチなエルフは…お嫌いですか……?」
「大好きだよ。――それがエリスならね」
私は思わずマスターの頭を抱きしめていた。私の胸がマスターの頭の形に歪む。
マスターの栗色の髪を眼下に私の瞳はまた涙をためていた。
952オルメク頭:04/08/25 00:29 ID:ptmOnfo+
私の胸から開放されたマスターはそっと私の顔に顔を近づけ、私の髪をのけそのまま耳に口付けをした。
思わず私の耳は緊張を取り戻し、元のように尖った耳になる。しかし、マスターはそれでも口付けを止めようとしなかった。
「ひあ…ああ…そこはっ…やぁぁぁああん……きもひいいですぅ…」
余りの快感で耳が再び垂れ下がる。――それは先の胸への愛撫を遥かに凌ぐものだった。
「ここ弱いんでしょ?」
力無く頷く。マスターにふっと息を吹きかけられる。
「ひゃああ…っ」
唾液で光る耳は吹きかけられた風だけで私に快感を運んできて思わず目を閉じる。
目を閉じて身体が弛緩したのか一気に愛液が溢れ出てくる。それは石畳の吸収能力を超え、水たまりを作った。
もつれた舌で精一杯言葉を紡ぐ。もう限界だった。――早くマスターを直接感じたい。
「マスター…ァ。お願いします。私だけでなく。マスターも服を…」
マスターが頷き服を脱ぎだす。あんな事をした後なのに恥ずかしいのか顔と身体はそっぽを向いていた。
血に染まった上着が床に落ちる。――私の血だ。
――そうだ。あれも証だ。マスターと私を結ぶ証なのだ。
953オルメク頭:04/08/25 00:40 ID:ptmOnfo+
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\       
    /             \      オルメク頭がSS中にて950ゲット!!
   /                  ヽ     
    l:::::::::.                  |     ああ、まだSSが終わらない。
    |::::::::::   (●)     (●)   |     とにかく今スレ中で完結させてみせるッ!
   |:::::::::::::::::   \___/     |     そして新スレで地王様のSSをのんびり読むのだッ!!
    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ 
    
954地王(借金取られ風):04/08/25 00:50 ID:i2O5MDcr
えっ、あの、その、週末というか月末まで待って頂けると大変有り難いのですが……
いや、そこを何とか……私も暮らしていかねばなりませんで、ヘェ。


いや正直、楽しませて頂いております。
これでしばしのお別れとなるのは辛いですが、どうぞまた帰っていらして下さい。
955名無しさん@ピンキー:04/08/26 13:17 ID:1lycrBja
>>953
      。゚。 (m) ∧_∧ 。゚。    わーんダメージがないじゃないか!
  ☆      / /__(´Д`゚ .)-、  )) 
    ヽ  (( (_ ,  (m)  i    ☆
             | ヽ ヽ l    ノ 
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ、_ノ
    /             \
   /                  ヽ  スカ 
    l:::::::::.                  |     ポコ
    |::::::::::   (●)     (●)   | 
   |:::::::::::::::::   \___/     |       ポカポン
    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ  

期待してます、ガンバリ
956オルメク頭(HP20):04/08/27 02:57 ID:gumK6r6K
衣擦れの音と服が床に落ちる音が続く。今さらだけど恥ずかしい。
何かと交わるなんてそれこそ数え切れない程経験しているはずだがマスターとの交わりを考えると
どうしてだろうか、頭がくらくらして胸の鼓動が収まらない。――まるで処女みたいだ。
そこまで考えて自嘲気味な笑みがこぼれた。処女?私が?馬鹿みたい。
私の身体はそんなに綺麗なものじゃない。薄汚れた欲望に覆われているのに。
やめよう。頭を振り払い余計なことを振り落とす。今はマスターの事だけを考え、感じたい。
957オルメク頭(HP20):04/08/27 02:58 ID:gumK6r6K
「エリス。…エリス?」
「はっ…はい。なんでしょうか」
不覚だ。マスターの声を聞き逃していたらしい。あわてて俯いていた首を持ち上げて
マスターを見上げる。そこにはこれ以上ないくらい自己主張しているマスターの雄の部分が鎮座していた。
びっくりして後ずさる。あれがマスターの……。
「えっ、あああああっ。すっ…すみません」
「エリス?どうかした…?」
マスターが訝しげな顔で私の顔を覗き込んでくる。
「いえ、なんでもありません。それよりもマスター、先程のお返しです」
私はマスターの前に跪きマスターの陰茎をおずおずと口に含んだ。
「エっ…エリス?!」
口の中に濃密な雄の臭気が拡がる。正直言って余り心地良いものではない。
それでもマスターのためだと思えば苦にはならない。
マスターの鈴口から染み出る液を唾液と混ぜ合わせ飲み込む。
舌を操りマスターの亀頭を舐め上げ続いてカリ首。それらは今までよりはっきりと雄の味を感じさせた。
――じゅるり。
思わず音が漏れた。
「うう…」
マスターの切なげな声を目を上げる。
「きもひ…ひいでふか?」
「あ、ああ…」
上目遣いの私にマスターが頷く。私は嬉しくなってさらに奉仕を続けた。
亀頭に舌を走らせ未だ溢れる汁を吸う。
口をすぼめ喉の奥まで飲み込む。
空いた手で陰嚢をなでる。
私の中にある知識、記憶を働かせマスターに奉仕する。
頭上に聞こえる切なげな声に、私は過去の悪夢のような日々が薄れていくのを感じた。
958オルメク頭(HP20):04/08/27 03:00 ID:gumK6r6K
マスターが支えを得ようと私の頭に手をおく。金の糸がマスターの指に絡む。
遠慮しているのだろう、その手は添えられるだけでまったく力が込められてはいなかった。
一旦、陰茎から口を放す。陰茎と私の口、両方から光る糸が垂れ下がった。
「マスター。私の事はお気になさらないで下さい。私はマスターの――下僕なのですから」
途端、マスターの雰囲気が一変する。先程までの優しい雰囲気は哀しみとほんの少しの怒りに変わっていた。
ああ、私は馬鹿だ。結局、マスターのお気持ちなどまったく分かっていなかったのだ。
「もう……止めにしよう」
「えっ…。ど、どうしてですか?」
分かっている。分かっているけど身体が震え声も震える。垂れた耳もぴんと元の形に戻る。
「それは……。いや、いい。エリスも服を着てきてくれ」
マスターが私に背を向け服へと手を伸ばす。もう私には振り向かなかった。
959オルメク頭(HP20):04/08/27 03:07 ID:gumK6r6K
気が付いたら私はマスターの背中を抱きしめていた。
「すみません…ッ。すみませんっ。お願いですから私を…私を捨てないで下さい。マスターは私の―」
――初恋の人なのですから。
――たった一人の主なのですから。
マスターは私の腕を優しく振り解きこちらに向き返って言った。
「エリス。僕は、僕は君が好きだ。愛している。捨てるわけなんか…ない」
「ならば何故ッ…何故抱いて頂けないのですか?!私も…私だってマスターのことを愛しているんですッ!」
最後には涙混じりに絶叫していた。強く握り締められた手は白くなっている。
マスターの口が開かれる。私は身を強張らせた。
「自分のことを下僕だなんて呼ぶのは…もうやめてくれ。嫌なんだ、そういうのは」
「だって、だって…」
言葉が続かない。下僕と言ったのは事実だ。でもマスターを愛しているのは真実なのだ。
「――すまない。カルドセプトの盟約がそんなに甘くは無いということは分かっているんだ。
 それでも君にだけはそんな事は言って欲しくなかったんだ。すまない」
静かな空間にマスターの謝る声だけが響き渡る。
たしかに盟約は私たちクリーチャーに召喚者への絶対的服従を強いる。
それを悪用する輩もいるのも事実だ。私もそのようなセプターに仕えた事がある。
それでもマスターを愛しく思うこの気持ちまでもが盟約によるものだなんてことは絶対に無い。
「いえ。お気になさらないで下さい。私があなたを愛しく思う心はいかなるカード、
 そしてソルティス様。いえ、たとえカルドラ様のお力でも変わる事はありませんから」
「ありがとう…。エリス」
960オルメク頭(HP20):04/08/27 03:10 ID:gumK6r6K
マスターがゆっくりと私にキスをする。最初は軽いキス。
ふと唇が離れたときマスターが私の顔を見つめ言った。
「エリス」
「あ、はい。何でしょう。マスター」
「ええと。『マスター』って呼ぶのを止めて欲しいんだ。だって僕ら恋人同士なんだから」
マスターが嬉しい事を言ってくれた。飛び上がって抱きつきたいくらいだ。
でもマスターはマスターだから他の呼び方なんて分からない。ましてや名前なんてもっての外だ。
「だから――名前で呼んで欲しいんだ」
「そ、そんな畏れ多いことできません。マスターじゃ駄目ですか?」
ふと虚空を見上げ何か考えていたマスターだったけど何か思いついたのか
軽く笑みを浮かべこちらに向き返った。
「わかったよ。エルフ。嫌ならいいんだ。じゃあ続きをしようか。――エルフ」
エルフ?それは私の事?
どうして…?
どうして私をエルフだなんて呼ぶの?
エリスって呼んで欲しい。
そこまで思って気が付いた。これはマスターの意地悪なのだ。
私がもし彼がマスターと呼び続ければ彼はきっと二度とエリス、私の名前を呼んでくれなくなるだろう。
なんて意地悪なんだろうか。でも、不快じゃない。
「わかりました。わかりましたよ。マスター、いえアリエス様」
――だからエリスって呼んで欲しい。
――私の名前を呼んで欲しい。
「ありがとう。エリス。贅沢言えば『様』もいらないんだけどね」
「それは絶対お聞きできませんッ!」
思わず首をぶんぶんと横に振る。
なんて事を言うのだろうか、私の主アリエス様は。でも……嬉しい。
961オルメク頭(HP20):04/08/27 03:11 ID:gumK6r6K
そういえば私の名前を知った時に「僕の名前の中に君がいる」ってずいぶんうれしそうにしていたっけ。
そのときの事を思い出すと自然と頬が緩む。
「…エリス」
アリエス様の指が私のあごを持ち上げる。
私は目を閉じ唇を突き出す。
もう一度キス。今度は深いキス。涎が二人の唇から零れ落ちて一本の糸を形作った。
アリエス様が私を再び石畳の上に押し倒す。熱くなった私の身体はさっきより石畳を冷たく感じさせた。
962オルメク頭(HP20):04/08/27 03:14 ID:gumK6r6K
「アリエス様。来て…下さい」
アリエス様が私の中に入ってくる。
私の膣はそれを喜んで受け入れた。肉壁が自然と蠢き陰茎を締め上げる。
愛しい人の背中に腕をまわす。大きく逞しい背中は私を安心させた。
アリエス様の抽送が始まる。淫らな水音を伴いその動きは私の身体に快楽を伝える。
それでも、まだ足りない。もっと激しくして欲しい。
そう思ったときにはすでに私の腰は動き出していた。さらに水音が大きくなる。
しかしそれはアリエス様と私の切なげな声の前に掻き消された。
「はあ…はあ…アリエス様。もっと…もっとぉ」
もっと欲しい。
久しく忘れていた肉欲。あれだけ嫌悪していた情欲。それらが私にもっと貪れと要求する。
「エ、エリス。もっとゆっくり…」
もうアリエス様の言う事も耳に入らない。
「アリエス様ぁ…もっと下さいっ…もっと、もっと私を貫いてくださいッッ!」
身体に刻み込まれた快楽の記憶が私を淫魔に変える。
肉壁がざわめき、さらにアリエス様を締め上げる。アリエス様の顔が快楽に歪んだ。
「エリス。ご、ごめん。もう限界だ…」
「やだ…やだ…やだぁ。もっと、もっと私をいっぱいにしてぇッ!もっと滅茶苦茶にしてぇッ!」
アリエス様がびくんと痙攣して私の中に精子が放出されるのが分かった。
それでも私の腰は止まらない。アリエス様の萎え始めた陰茎をさらに締め上げ快楽を貪る。
やはり萎えた陰茎のままでは充分な快楽を得る事は難しい。
アリエス様の陰茎を解放する。陰茎が私の膣から抜け出すとき、ごぷぅとやけに大きな音がした
963オルメク頭(HP20):04/08/27 03:15 ID:gumK6r6K
「エ、エリス。僕はもう…」
「駄目です。アリエス様。まだです。まだ足りません。アリエス様だってそうでしょう?」
きっと私の顔には妖艶な微笑が浮かんでいるだろう。
「ちょ、ちょっとやめてくれ。エリス」
「それは命令ですか?それともお願いですか?」
アリエス様の目に困惑の色が浮かぶ。どうするか迷っているようだった。
わかっている。私はアリエス様の性格を知って発言したのだ。
アリエス様は私たちに命令する事をあまり好まない。今のような状況なら尚更だ。
「お、『お願い』です。ちょっと休憩しよう。ね?」
「残念ですが、お断りします」
私はやけに楽しげな声でもってアリエス様の『お願い』を退けた。
アリエス様が逃げようと腰を浮かす。私は逃がさずアリエス様の陰茎を両手で包み込んだ。
先制はエルフの特殊能力だ。アリエス様が私から逃れるにはアワーグラスが無ければ無理だろう。
アリエス様の陰茎はまさしく白く彩られていた。それでも構わず舌を這わす。
陰茎。さらに陰嚢の裏まで舐め尽す。アリエス様の精液だ。残す理由が無い。
舐め終わる頃にはアリエス様の陰茎も力を取り戻していた。私の身体が期待に震える。
「アリエス様。どうぞ楽になさって下さい。今度は私が上となりますから」
戸惑うアリエス様を石畳の上に寝かす。陰茎だけがさらに天空を目指して屹立していた。
964オルメク頭(HP20):04/08/27 03:22 ID:gumK6r6K
明晩、完結させます。してみせる。――多分。

>955様。あんまり…叩かないで下さいな。あと二回それをされたら
オルメク頭は崩壊してしまいますから。

ところで次スレの建立の件はどうなっているのでしょうか?

ではお休みなさい(゚д゚)ノシ
965容量節約のため短レス:04/08/27 08:51 ID:EflJX7/a
GJGJ、ラブラヴしやがってコンチクショウ。
次スレ建立=地王様のSS投下 なので、月末あたりに地王がGO出したら誰かが立てますか。
966地王:04/08/29 23:16 ID:eCQbakL5
そこそこの長さなら投下できそうですので、月末以降にレスが980を越えていれば、私が立ててみようかと思います。
ただ、困ったことにほとんど濡れ場がありません。無駄に長いのに。
即死防止SSだと思ってお許し下さい。もう少し進みますと、濃いシーンがある予定ですので。

オルメク頭氏への感想レスをしたいものの、容量を考えて、完結時にすることに。
967オルメク頭:04/08/30 01:05 ID:1MFwZBAk
アリエス様の腹筋に手を突き陰茎と膣口を合わせる。膣から垂れた白濁液がアリエス様の陰茎を汚した。
少しづつ腰を下ろしていく。ゆっくりと確実にアリエス様の陰茎を私の膣に飲み込ませていく。
「あ、あぁ」
満たされていく感覚に思わず口からと息が漏れる。
一つになっていく、それも私から。そう考えるとなんだか嬉しい。
「エリス」
「は、はい」
途端、アリエス様が私の手を自身の腹筋から払った。払われる瞬間、私は確かに見た。アリエス様のやらしそうな顔を。
私の身体が重力に負け地面へと吸い寄せられアリエス様の陰茎が私の膣の奥の奥まで突き刺さる。
気持ちいい。痛い。気持ちいい。痛い。気持ちいい。痛い。気持ちいい。痛い。
相反する二つの情報に私の脳は焼き切れそうだった。
「ひゃああああああああッ!」
私は悲鳴を上げアリエス様の胸へと倒れこんだ。アリエス様はそれを見計らったように私を抱きしめる。
「エリス。どうだった?」
アリエス様がにやにやとした表情で私の顔を覗き込む。
私はまだアリエス様の胸に身体を寄せたままだ。顔だけをアリエス様に向け話を聞く。
「うう。アリエス様、ひどいです」
少し涙目で不満げに言ってみる。あそこはじんじんしてなんだか変な感じだ。
「そろそろ動いてもいい?」
アリエス様は私の答えを待たずに下から突き上げた。全身を快楽が駆け巡る。
「ひゃ、アリエス様ぁ」
主導権を取ろうと騎上位に持ち込んだのにいつの間にか主導権はアリエス様に移っている。
悔しいような嬉しいような、そんな気持ちでアリエス様の突き上げを受け止める。
――どっちでも構わない。アリエス様を感じられるならば。
968オルメク頭:04/08/30 01:06 ID:1MFwZBAk
「アリエス様。お願いがあります。やはり…ゆっくり私を愛して頂けませんか?」
下からの突き上げの合間にアリエス様にお願いする。
先程までのような淫魔のような交わりではなく愛し合う者同士の交わりが欲しい。
アリエス様もそれを望んでいたようで頷いてくれた。
「じゃあ、僕がまた上になってもいいかい?」
肯定の合図にアリエス様に唇を寄せる。
アリエス様は私をその胸に抱き、繋がったままの身体をごろりと180度回転させた。
私が再びアリエス様を見上げる格好になる。これはいわば正常位と呼ばれる体位らしい。
「いくよ。エリス」
アリエス様が汗や体液で私の頬に張り付いた髪を除けて言う。頷く私。
抽送が始まる。ヒダをかき分ける感触と子宮を突き上げられる感触がそれに伴う快楽と一緒に運ばれてくる。
私の肉壁も再び蠢きアリエス様の陰茎を締め上げ、肉ヒダは陰茎を絡めとリ、奥へ奥へと誘う。
「ああ…ひゃああ…私は気持ちいいです。ああ…ア、アリエス様は…?」
アリエス様は何も答えてはくれなかった。ただ唇で応えてくれた。それだけで充分だった。
969オルメク頭:04/08/30 01:12 ID:1MFwZBAk

淫らな音が木霊する。二人の喘ぎ声も木霊する。もしかしたら天空の祭壇にいらっしゃるソルティス様にも
聞かれているのかもしれない。さらにはカルドラ様もお聞きになられているもしれない。
私は思う。それならば聞かせてやろうと。
カルドラ様、あなたがお造りになった『玩具』はいまこうして一つの生命として愛されている。
たった一人きりのあなた様には決して叶わぬ夢。なぜならばあなたは究極絶対神。
あなたと対等かそれ以上の存在なんてありはしないのだから。

アリエス様が訝しげに私の顔を覗き込んでいる。私を心配しているのだろう。抽送も止まっていた。
「大丈夫です。アリエス様。さあ続きをしましょう」
アリエス様を精一杯の笑顔で迎える。ようやく安心したのかアリエス様が動き出した。
それに合わせ私も精一杯腰を振る。結合部から聞こえる水音がさらに大きくなった。
下半身から伝わる快楽で頭が蕩ける。
「ひゃ…いいです…いいです…きもひいいですぅ…」
さらにアリエス様が私の耳に唇を寄せ、一舐めする。
長い耳はエルフ族共通の性感帯らしく私も例外ではないようだ。
私の身体はわななき、さらにアリエス様の陰茎を締め上げた。
970オルメク頭:04/08/30 02:54 ID:1MFwZBAk
「エリス…。僕は、僕は、もうっ」
アリエス様が切なげな声をあげる。どうやらこの交わりも終わりのときが近づいてきたようだ。
「アリエス様ぁ…アリエス様ぁ…」
「エリス…エリス」
お互いがお互いの名前を熱に浮かされたように連呼する。
アリエス様の抽送の動きが早く、そして雑になってきた。それは私の腰の動きにも言えることだが
二人とも限界なのは間違いなかった。
アリエス様が最後に一気に陰茎を突き刺した。それと同時に二人の身体が上り詰める。
「ごめん。エリス僕はもう限界だッ!」
「アリエス様。一緒に、一緒にぃ…。あああああッ!」
二人同時に身体が弾け精液が私の中に注ぎ込まれる。
二度目とは言えその量は多く、入りきらなかった分がごぷりと音を立てて溢れ出た。
971オルメク頭:04/08/30 02:57 ID:1MFwZBAk
「はあ…はあ…。アリエス様…。ありがとうございました」
私はアリエス様の隣にうつ伏せで寝ている。当のアリエス様は仰向けで顔だけをこちらに向けていた。
あれ程火照っていた身体は清涼な空気に冷やされてしまっている。
「…エリス。ごめん。中で出してしまって、本当にごめん」
「あら…。どうして謝られるのですか?ひょっとして気持ちよくなかったんですか」
前髪をかきあげアリエス様に問い返す。
「う…。気持ち…よかったです」
押し黙る。正直な人だとつくづく思う。
「ご心配には及びません。妊娠の危険性などありませんから」
そうだ。どんなにアリエス様と私の子供が欲しくてもその願いは叶うことはない。
いくら愛し合うようになったとはいえアリエス様は人間。私はエルフでありカルドセプトなのだ。
その溝はまったく変わってはいないのだ。
「あー、エリス。言いにくいんだけどね。エリスは、えっと妊娠の可能性があるんだよね」
「はっ…?」
我ながら間抜けな声だとは思ったがそれは大した問題じゃない。重要なのは今のアリエス様の言葉だ。
どうして本人も知らないことをアリエス様が知っているのか。
それに今までだって一度たりとも身ごもってしまった事は無いはずなのに。
「アリエス様…?妊娠の可能性とは一体?」
「実は…――」
アリエス様の説明に耳を傾ける。なんだか既視感を覚えるがきっと気のせいだろう。――多分。
とにかく説明によるといくらソルティス様のお力でも一旦、カルドセプトの輪から外れたカードを元の状態に
戻すのは不可能だったらしくソルティスさまは私をカルドセプトから切り離しすんでのところで転生させたというのだ。
972オルメク頭:04/08/30 03:05 ID:1MFwZBAk
「でも。アリエス様。エルフという種族はカルドセプトの中だけの種族ではないでしょうか」
いくらソルティスさまでもカルドセプトの中にしか存在しない種族を現世に創り出せるものなのだろうか。
その問いにもアリエス様が答えてくれた。
「いや、ソルティス様のお話によると、こことは別の世界にはキギたんっていうエロカワイイ娘を始めとして
 エルフが人間と並んで生活しているらしいんだ。ソルティス様もそこのご出身らしいしね」
人間とエルフが一緒に生活している世界。きっと素晴らしいところだろう。
いつか行って見たい。そこには私たちのような存在もいるのだろうか。想像しただけで心が躍る。
でも…。
「エロカワイイってどういうことですか…?ねぇ…アリエス様」
ジト目でアリエス様を見やる。
「ぼ…僕じゃないよ。えっとソルティス様が言ってただけなんだ。だ、だから、その目だけは止めて…ください」
アリエス様は傍目からも分かるくらい畏縮していた。そんなに怖い目をしていたのかしら。少しショックだ。
「とにかく、浮気は許しませんよ。もししたら分かってますよね…」
先程の反省を元ににっこりとアリエス様に微笑む。アリエス様は無言のまま顔を青ざめさせて頷いていた。
どうやら私の笑顔と左手に持った自慢の弓の効果らしい。
973オルメク頭:04/08/30 03:47 ID:1MFwZBAk
そうだ。肝心な事を忘れていた。妊娠する可能性があるという事は…当然だけど子供が出来てしまうという事だ。
慌ててアリエス様に確認を取る。今になってあの時の軽率な自分が恨めしく思えた。
「ア、アリエス様」
「はっ、はいッ。僕はどんなにそのキギたんとやらがエロ可愛くても、ふとももがハァハァでも、エリス一筋だから。ね。」
「そうではなくッ。まあ、今の言葉も聞き捨てなりませんが……。妊娠の可能性は本当にあるんですか」
「だからそう言ってるじゃないか…」
先程の交わりが思い出される。中で出させてしまったのだ。それも二度も…。
「ど、どうしましょう…」
「ああ。そうだ。嫌ならリバイバルで時間を戻す?天空の祭壇にたどり着いたあたりからになっちゃうけど」
「それは…駄目ですッ!そんなことしたら今の私たちの関係も無かった事になってしまうじゃないですか」
アリエス様がさらりと冗談にならない事を口にする。リバイバルだなんてもっての外だ。

ふとアリエス様の顔から笑みが消えた。真剣な眼差しで私を射抜く。
「エリスは僕の子供を生むのは嫌かい?」
首を横に振る。嫌な訳なんか無い。むしろこれ以上無いくらい嬉しい。
「僕も嬉しい。エリスが傍にいてくれるだけでも幸せなのに、こんなに嬉しい事はないよ」
「ア、アリエス様ぁ」
思わずアリエス様に抱きつき胸に頬をすり寄せる。
アリエス様のぬくもりが再び私の身体をあたためる。
「もう…一回いいですよね」
「ええッ?またするの…?」
普通なら、男性から求めるものなのにどうやら私たちの関係はそうではないらしい。
それでもそんな関係も心地良い。
「今までのは『恋人』のセックスです。今度のは…」
「今度のは…?」
「教えてあげませんっ」

不思議そうな顔で私の顔を見つめるアリエス様に微笑みを一つ返す。
教えてあげない。アリエス様が気付いてくれるまで。
私たちの関係が『恋人』から『夫婦』になるまでは。

――ああ、私は今、幸せだ。そしてこれからもっと幸せになるだろう。この方と共にあるのならば。
974オルメク頭:04/08/30 03:55 ID:1MFwZBAk
皆さんの書き込みを制限させてしまって申し訳ございませんでした。
後、なんかカルドセプトとはかけ離れた話になってしまっています。
許してください。
それでは皆さん。さようなら。
地王様や他の神々の方のご活躍を心からお祈り申し上げます。

追伸:バルベリトの死体の近くでヤラせてごめんなさい。
975名無しさん@ピンキー:04/08/30 19:36 ID:Jv35CU8x
くはぁ、もう甘甘でたまらぬわ!!
女性一人称は照れ萌えだと再確認。GJ。
また来て下され。


さて、もうすぐ次スレか・・・・・・地王の続きも気になる俺。
エロ抜きでもいいから、続きが知りたい。
ってか大長編ですよね?3スレにまたがってるし。
976名無しさん@ピンキー
地王氏のSSが見たいが為にスレを早く立ててしまった
だが、私は謝ら(ry
微妙に残った容量でカルドセプトしりとり辺りでもしますか?


カルドセプトでルシエン嬢を中心にハァハァ BOOK3
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1093871598/


>>オルメク頭氏
GJ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
甘々でエロ々でもう(*´Д`)ハァ々