1 :
名無しさん@ピンキー:
乙
「や、やあ……ファ……は……はは……」
イグレーヌとの激しい情事を終えたばかりのロイは、素っ裸でファのベッドの脇に立ち尽くし、ベッドの上で
輝くような笑顔を浮かべているファにぎこちなく笑いかけた。少女はちょっと小首をかしげ、とりあえず股間の
ものを手で隠しているロイの顔を珍しそうに見上げて、また首をかしげた。
「ねー、ロイお兄ちゃん……どうして、はだかんぼうなの?」
「え……あ、あの……これは…………」
最も避けたかった質問をいきなり投げつけられ、ロイはしどろもどろになりながらその場に凍り付く。暑いか
ら服を脱いだ? いかにファが閉鎖的な環境で育ったと言っても、そんな変態じみた説明で納得するとは思えな
い。服が濡れたから乾かしている? 雨はとっくに止んでいるし、そもそもこの部屋でどうすればずぶ濡れにな
れるというのか……?
絶体絶命の危機を救ったのは、質問者の方だった。ファはロイの困惑ぶりにも裸体にも興味が無いらしく、ロ
イの答えを待たず、手にしていた本を再び少年に突き出した。
「ねーねー、それよりロイのお兄ちゃん! このご本、読んでー」
どうやら子供向けの神話の絵本らしい。とりあえず裸であることを深く追求されなかったことに内心感謝した
ロイは、ファの要求に応えることにした。彼女を再び寝かせつければ、イグレーヌとまた愛し合えるかもしれな
い……ロイはそう踏んで、ファの隣に腰を下ろした。ロイはむき出しの下半身を毛布で隠しながら、ベッドに座
って本を手に取った。
「えーっと、『もんしょうの なぞ』か……子供向けの神話絵本だね。この本、どうしたの?」
「えっとね、シャニーお姉ちゃんが、くれたの! イリアの、てんまきしのお姉ちゃんたちが大好きな本なんだ
って。イグレーヌによんでもらおうとしたら、まだファには早いって、言われたの……」
イリアの絵本か、とロイは興味深くその本の表紙を観察した。ロイもこの手の物語は大好きで、幼い頃は乳母
のレベッカが「ゴードンキュン(;´Д`)ハァハァ 」「うほっいいオグマ」「ドーガに変身したままでいいからさっさと
マルス犯せよチェイニー国防長官」などと読むのを胸をときめかせて聞いたものだ……
「ここ! ここから読んで!」
ファが小さな手を途中のページに差し入れて、ロイに拡げてみせる。ロイはうなずいて、丸っこい字体で書か
れた文字をゆっくりと読み始めた。
「『ジェイガン すまない だけど ぼくはもう がまんができないんだ』
『分かっております 今までよく ごしんぼうなさいました わたしとて もはや がまんの限界』
……ってまずいよ!! セリフは合ってるけど、どうして半裸のマルスとジェイガンが見つめ合ってるの!?
それに三ページ後も『ジェイガン……おどろいたな あなたが あそこまで……』『ふふっ……王子 わたしと
て まだまだ若い者には 負けませんぞ』なんて、ベッドにうつ伏せのマルスの目が潤んでてやばすぎるって!!」
イリアの女性文化の一端に触れたロイは、あわてて本を閉じた。ファは不服そうに口を尖らせる。
「むー。つまんなーい」
つまらないも何も、これが面白いとか言えるようになったら……とロイは反論しかけて口をつぐんだ。今は不
満顔のファをなだめるのが先だと、ロイは隣に座る幼女に身体を向け、取り繕うように笑いかけた。
「と、とりあえず、何か別なこと、しようか……」
「うーん、じゃあ……これ!!」
機嫌を直したファが差し出したものを、ロイはびっくりして見つめた。エリミーヌ教が奉じる神、「天を任せ
られた堂々たる神」を祭る携帯型の祭器――しかも軽量薄型の最新型――だった。
「これ……どうしたの? 人気があって、どこでも手に入らないはずなのに……」
「えへへ、エレンのお姉ちゃんがくれたんだよー。ほらほら、見て見て」
淡い乳白色の祭器を、ファは嬉々として開いてロイに見せる。最新の配管工兄弟の冒険譚か、あるいは見知ら
ぬ人々とも交流できる「けだものの森」あたりかとロイは予想したが、彼の目の前に表示されたのは――
「ああ……『脳髄を鍛える大人の訓練』だね。僕も持ってるよ」
「わーい! ロイお兄ちゃん、やってみせて!!」
どうにかまっとうな話題になって、ロイは内心安堵のため息を漏らした。これなら大丈夫、適当に遊んで、ファ
が飽きるのを待てばいい。「エレンがくれた」という部分が引っかかったが、まさか大丈夫だろう……
「えっーと、『さて今日は、私が出す題にしたがって、右に真剣に絵を描いてください。3問続けて出題しますよ。
正解の絵と見比べてください』か。僕、絵は上手くないけど、笑わ……」
笑わないで、とファに言おうとしたロイの口が、「出題」の内容を見た瞬間凍りついた。
・ユアンが『あっ、やったね!』と叫んだ瞬間、彼の目に映っていた光景を描いてください。
・ミネルバの『無様な姿(ミシェイル談)』を描いてください。
・『あんまり大丈夫じゃない』状態のリーンを描いてください。
「………………」
ロイは無言で祭器を折りたたみ、大きくため息をついた。どうやらこれはエレンが独自に作った「18歳未満お
断り」なものらしい。「想像しながら描くということが、欲望を活性化させるトレーニングになるのです」という
彼女の声が脳内に響いてきて、ロイはぶんぶん首を振った。
「えー、どーしてやめちゃうのー? ファ、つまんなーい!!」
ファは小さな頬をぷうっとふくらませ、足をばたつかせて抗議する。イグレーヌが起きてしまうことを恐れる
ロイは、泣きそうな気持ちで必死になだめにかかった。
「いや……ま、まだファには早すぎるから、ね? もうちょっと、ファが大人になったら……」
大人云々以前に、女性がやるような内容ではないとロイは付け足そうとしたが、「大人になったら」という言
葉は幼女の機嫌を著しく悪化させた。ファはぷいと顔をそむけ、ベッドの端に目を落とす。
「……ファ……?」
「……ファ、子供じゃないもん……」
「あ……」
ロイは枕元に祭器を置いて、そっぽを向いているファの紫色の髪を無言で見つめた。彼女とセシリアに対して
「年齢の話」は厳禁だということを、すっかり忘れていたのだ。一方は子供扱いされるのを嫌がり、一方は永遠
の17歳扱いをしないと容赦なく高位魔法を浴びせてくるという違いはあるにせよ、そもそもレディを傷つける
ような発言をしたロイが悪い。少年は自分の失言と無神経さを心から詫び、ファの小さな肩にそっと手を置いた。
「ご、ごめん……ファはもう十分大人なのに、つい……」
「……ほんとう? ファ、もう大人なの?」
「う、うん。確かにみんなは子供って言うかもしれないけど…………うわっ!!」
突然ファが飛びついてきたので、ロイはベッドのふちに手をついて上体を支えなければならなくなった。幼女
は可愛い腕を少年の首筋に回し、大きく澄んだ緑色の瞳をきらきらさせてロイを見上げている。
「あ、あの……ファ……」
「わーい、ロイお兄ちゃん、だーい好き!」
ファは嬉しさを顔いっぱいに表しつつ、ロイの首にまわした両腕にぎゅっと力を込めた。かろうじてベッドか
らずり落ちるのをまぬがれたロイの目の前に、輝くような幼女の笑顔が迫る。
「……!! ちょ、ちょっと……ファ、そんなに……」
「えへへ……びっくりした? んー、ちゅ」
戸惑うロイに顔を近づけたファは、ちょっとだけはにかんだように目を伏せ、そのまま少年の頬に唇を押し付
けた。キスとも言えないようなキスだったが、みずみずしい弾力に富んだ唇の感触に、ロイの男性は不覚にも勃
起してしまう。
しかし、ロイが狼狽して幼女の身体を引き離す前に、ファの方が先に顔を離した。頬をぷぅっとふくらませた
その顔からは、笑いが消えている。
「……むー。ロイお兄ちゃん、この味は、うそついてる味だよ!」
「え!?」
「やっぱりお兄ちゃんも、ファのこと大人だって思ってないんだ……」
なぜ顔に口をつけただけで嘘が分かるのかロイには不思議でならなかったが、それより傷ついたファを慰める
のが先決だと思い直し、泣きそうな表情のファの髪を優しく撫でながら言葉を探した。
「……ごめん……その……ほら、ファはちっちゃくて…とっても可愛いからさ、どうしても子供だって思っちゃ
うんだよ」
「……じー………………」
依然として不機嫌そうなファの視線を受け止めながら、ロイは微笑を返した。慰めになっていないようだが、
下手な嘘が通じない以上真実を述べるしか方法がない。
「きっとみんなも、ファにどう接していいか分からないんだと思う。ファはみんなよりずっとずっと長く生きて
るけど……見た目とか言葉づかいが、どうしても子供に見えちゃうからね。でもそれは、ファが悪いわけじゃな
いよ。だから……」
「じゃあ、ロイお兄ちゃん」
ロイの言葉を遮って、ファは自分の髪を撫でていた少年の手をそっと握った。ロイが思わずぎくりとしたほど、
彼女の緑色の目はいたずらっぽく輝いている。
「ファのこと、だいて」
「………………ぇ?」
ロイは数瞬の間、呼吸もまばたきも忘れて硬直した。その様子があまりにも可笑しかったのか、ファはきゃっ
と笑いながら飛び跳ねるような勢いで少年の裸の胸に抱きついてきた。
「ファはね、子供じゃないんだよ」
ぷにぷにした頬をロイの胸板に押し付けながら、ファはロイの下半身を覆っていた毛布を払い除けた。さっき
までイグレーヌをさんざん悦ばせていた肉剣が露わになる。
「お兄ちゃんったら、ファの上であんなことするんだもん。寝たふりするの、たいへんだったんだよ」
次々と襲い来る衝撃の言葉に、ロイは立ち直る余裕もないまま表情を凍りつかせている。イグレーヌとの情事
を、ファは一部始終すっかり見ていたのか? というより、ああいう肉体の激しい接触がナニを意味するかこの
幼女には分かっているのか? もし分かっていて、その上で「抱いて」と言っているのだとしたら……
「ねえねえ、見て見てー。ファのはだか」
石化しかかったロイの目に、とどめの一撃が飛び込んできた。いつの間にか衣服を脱いでいたファが、まさし
く幼女そのものな裸体を惜しげもなく少年の眼前にさらしていたのだ。
「…………ちょ、だ、だめだって! ファ……そ、そんな……!」
ようやく我に返ったロイは、狼狽のあまり、目を反らす、露出した下半身を毛布で覆う、裸の幼女を自分の膝
の上からどける、これらのことを全て同時に実行しようとして、全て失敗した。つまりロイは、男性本体をみな
ぎらせたまま、食い入るようにファの裸を凝視しているのである。他人が見たら、間違い無く赤毛の少年を変質
者とみなすに違いない。
「えへへ……ファ、きれい?」
愛らしい顔に天真爛漫という表現がぴったりな笑みを浮かべて、ファはちょっと首を傾げてみせた。たったそ
れだけの仕草が、ロイの情欲を激しくかき立てる。汚れを知らない純白の小さな身体が午後の陽光にきらめき、
平坦な胸に二つ並んだ可憐な乳首の淡い肉色が、いっそう肌の白さを引き立てていた。
「ね、ファのおっぱい、さわって」
ファは立ち上がると、理性が焼き切れかかったロイの手を取って、自分の胸に押し当てた。当然のことながら
胸の隆起など紙一枚ほども無いが、手のひらの中央に当たる硬い乳首の感触が、辛うじて残っていたロイの自制
心を吹き飛ばしかける。だがそれでも、最後の瞬間に少年はからくも踏みとどまった。
「…………!! だ、だめだよ、ファ!! こんなことしちゃ……」
ロイはファの胸から引き剥がした自分の右手を握り締め、左手で押し包んだ。熱いものに触れてしまったかの
ように、右手がズキズキと疼いている。
「どうしてイグレーヌにはしてあげるのに、ファにはしてくれないの?」
彼を見上げるファの顔には依然として笑顔が浮かんでいるが、わずかに顔つきが違っているような気がして、
ロイは思わず目をしばたたかせた。ロイの一方の足にまたがって、少しずつにじり寄っているファの表情には、
男の劣情をそそる何かがある……
「そ、そんなこと言っても…………ファ…………」
「してくれないんだったら、イグレーヌ起こしちゃう」
「!!」
ロイは喉の奥で驚愕を呻きをあげ、目の前の幼女と、隣のベッドで眠っている褐色の肌の美女を交互に見くら
べた。もし今イグレーヌが目を覚まし、ベッドの上で身体を寄せ合う全裸の少年と幼女を見たら、問答無用で頬
を張られ(それはそれでされてみたい気はするが)、二度と口をきいてもらえないに違いない。そればかりか、
他の人間に知られれば即座にロイは「幼女趣味の変態」の烙印を押されて社会的に抹殺され、リキア同盟軍の崩
壊とエレブ大陸の危機が……!!
「えへへー。じゃあ、いれるよ」
ロイの注意が人の子の命運にまで向けられた隙に、ファはロイの下腹部に膝立ちでまたがった。くびれの無い
ファの腰が、屹立した少年の肉柱に向かってじりじりと下がっていく。
「!! だっ、だからだめだって!!」
間一髪でロイは腰を引き、ファの両脇に手を入れて彼女の小さな身体を抱き止めた。さすがにここは怒らなけ
ればならない、とロイは努めて険しい表情を作って見せる。
「いいかい、僕がイグレーヌと……その……してたのは、イグレーヌが大人だからだよ? ファは、正確にはファ
の身体は、まだまだ子供なんだから……第一『抱いて』なんて言うけど、どういうことか分かってるのかい?」
「うん!」
ロイの叱責は全く効果が無かったらしく、ファはむしろうれしそうにうなずいた。そして小さな白い手で、腋
に差し入れられた少年の手をそっと除けると、いきなりロイに抱きついた。
「あっ!!」
「しー。そんなに大きな声だしたら、イグレーヌ起きちゃうよ」
イグレーヌとの行為の最中に自分が口にしていた台詞をファに言われ、ロイは絶望的な思いで自分の胸に抱き
ついている全裸の幼女を引き離そうとした。しかしファはそれより早く両腕をロイの背に回し、少年の乳首をち
ゅっと音を立てて吸った。
「んぅっ!?」
「きもちいい? えへ、もっと、すってあげる」
ファは上目遣いにロイの反応を見ながら、ついばむように少年の乳首を吸いつけた。不覚にも感じてしまった
ロイは、この小さな妖女を引き剥がそうと彼女の肩に手をかけたが、その瞬間、ファはカリッと少年の乳首の先
端を噛んだ。
「うあぁっ!!」
思わず快感まじりの悲鳴をあげて震えたロイは、反射的にファの身体を抱き締めていた。彼女のむき出しの熱
い肌が、ロイの胸から腹部にかけてぺたりと貼り付き、ぎんぎんにみなぎったロイ自身は、男の下腹部と幼女の
柔らかな腹部に挟まれて透明な涙を滲ませている。ロイは懸命にファを振り切ろうと、いとけない身体に手をか
けたが、彼女のきめ細かな肌の感触がかえって男の欲望をかき立ててしまう……とその時、ファの肩が小さく震
えた。
「ねえロイお兄ちゃん、ちょっとだけ、ファのおはなしも聞いて」
ロイの胸に顔を埋めたまま、ファはねだるようにささやいた。そのどこか真剣な語調に、ロイは手にこめた力
を緩めて、少女の次の言葉を待つ。ファはロイの胸から顔を離すと、わずかに潤んだ瞳で少年を見上げた。
「ファはね、ずっと、ずーっと待ってたんだよ。ファを、お外の世界につれてってくれるひとのこと」
告白と共に漏れる少女の吐息が、かすかに汗ばんだロイの胸にかかる。その幼い唇の動きに魅入られたように、
ロイは身じろぎもせずにファを見下ろしていた。
「はくばの王子さま、っていうんでしょ? ロイお兄ちゃんは、ファの王子さまなんだよ」
「…………」
「ロイお兄ちゃん」
いつの間に立ち上がっていたのか、ロイが気付いた時には、彼のすぐ目の前にファの顔が迫っていた。ごく自
然に、少女はロイの唇にキスした。
「…………ん」
「…………ファ……」
唇を接しただけの、文字通りの口づけだったが、驚いたのはむしろファの方だったらしい。おそらく初めての
キスを終えた彼女は、小さくぽかんと口を開けて放心している。その口からのぞく白い歯を眺めながら、ロイは
そっとファの肩に手を置いて、彼女を座らせた。
「ファも、ずっと一人で寂しかったんだよね。僕が王子様っていうなら、そう思ってくれてもいいけど……でも
もう、服を着て……これ以上は…………」
「やだ!! もっと、もっとするの!!」
放心状態から醒めたファは、ロイの言葉を遮って渾身の力で少年にすがり付いてきた。はずみでロイの上体は
ベッドに押し倒され、その胸の上に幼女がのしかかる格好になる。そしてロイが口を開く前に、彼の口を竜の少
女の唇が塞いだ。
「……ちゅ…………もっと…………んっ………………もっとぅ…………」
ファは何度も唇を押し付け、さらに小さな両手でロイの頭部を掴んで引き寄せ、わななく舌を挿し入れること
さえしてきた。ロイは頭ではいけないと思いつつも、身体はひたむきな幼女のキスに応えてしまう。
「……んっ……ふぅうう…………ん…ん、んーーーーーー、んんんーーーーーー!!!」
つい意地になって、ロイは「大人のキス」をファに贈った。力の限り彼女のか細い肉体を抱き締め、唾液まみ
れの舌を荒々しく挿入し、狭い口腔を陵辱する。びっくりしたファが逃れようとするのを腕力にまかせて押さえ
つけ、幼女の舌にたっぷりと自分の舌を絡め、むさぼった。
「…………ううー、む…ん……ん…………はぁ…………ぁ…………」
ようやく長いキスから解放されたファは、とろんとした瞳で赤毛の王子様を見つめていた。あどけない口の周
りは唾液に汚れ、幼い頬は赤く染まっている。ロイはできるだけ目を合わせないようにしながら彼女を抱きかか
え、ゆっくりと上体を起こした。
「……僕がしてあげられるのは、ここまでだよ。これ以上は……王子様のすることじゃないから、ね?」
「………………」
ファは衝撃とも恍惚ともとれる表情のまま、何の反応も示さない。もともと下がり気味の目尻がますます下が
り、およそ幼女とは思えない色気を発していて、ちらとその緑色の瞳を覗き込んでしまったロイは、あわてて目
を伏せる。
(と、とりあえず、服を……)
着せよう、とロイは胸中に熾りかけた欲情の炎を鎮めつつ、ベッドの端に目を送った。だがその途端、腕の中
の少女がもがくように動いたかと思うと、熱く柔らかいものがロイの勃起の先端に触れた。
「!!」
「…………う、あーーっ……んー…………」
何が起こっているのか理解したロイは、心臓が止まるほどの衝撃を受けた。ファが腰を落とし、自らの秘所に
少年の肉剣の先端を捻じ込んでいるのだ。信じられないことに、彼女のそこは十分に濡れそぼち、真っ赤に充血
した男の先端部分を呑み込み始めている。目を見開いて言葉を失ったロイの顔を、ファはにこやかに見上げた。
「んっ…………お兄ちゃんの、入っちゃ…った…………」
じりじり、ぬぷぬぷと、「お兄ちゃんの」ものはファの幼い膣穴に侵入していく。三分の一ほど挿入したとこ
ろで、ファは腰の動きを止めた。
「お兄ちゃん」
ファの呼びかけは、ロイの耳に届いていない。すごい締めつけで、とっても気持ちいい……僕は何てことをし
ているんだ……ファは痛くないのかな……そう言えば、前座位ってあんまりしたことがない……ロイの頭の中は、
さまざまな考えが一気に溢れかえった。
「王子さまは、こんなこと、しないけど……『こいびと』なら、いいん、だよ、ね……っ!!」
ロイの混乱を断ち切るように、ファは一気に腰を沈めた。さすがに根元までは入り切らなかったが、ロイの勃
起の半ば以上が少女の肉孔に呑み込まれる。その熱い締め付けに、ロイはようやく我に返った。
「……!! ファ、ごめん、僕……っ!! あ、いや、だめだよ、こんな……」
「もうぅー、そんな声だしたらぁ、イグレーヌ起きちゃうぅ」
男を迎え入れたファは、はしゃぐように腰を揺らした。イグレーヌを起こす危険と言うなら、どちらかと言う
とファの弾けるような嬌声の方が危ないのだが、竜の少女は心からうれしそうに笑っている。
「ファね、とってもうれしいよぅ……こうするの、ずっと、夢だったから……え、へへ……」
「だ、だからって……こんな……よくないよ……」
そうは言ったものの、ロイはファを突き放せないでいる。幼児らしい、純真なひたむきさで自分を慕ってくれ
る彼女から、ずっと待ち望んでいた甘美な悦びを取り上げる気にはなれないし、それに何より、
(……き、気持ち……いい……)
危うく嘆声を口に出してしまいそうになるほど、ファの膣の感触は凄まじく刺激的だった。ファの実際の年齢
がどうあれ、こんな可愛らしい幼女を犯して快楽を得るほど自分は変質な好色家だったのかとロイは激しい罪悪
感に囚われたが、みちみちと絡みつく肉孔の締まり具合といい、間断なく湧き上がる愛液といい、どう考えても
ファの秘所は立派な大人の女性器だった。
「んん、あん…………ねえねえ、うっ……もっと、うごいてよぉ」
とは言え、喘ぎ声の幼さも、起伏の無い小さな肢体も、あどけない顔も、性器以外は皆幼女そのものであり、
そうした外見上の幼さが、ロイの欲望をかろうじて抑えつけている。いかにロイといえども、幼女の小さな膣肉
を貫いているという罪の意識からは逃れられないのだ。
だがファは、そんなロイの葛藤には気付かない――少なくとも気付かないように見える――様子で、ロイの胸
にしなだれかかり、少年の乳首に鼻先をぐにぐにと押し付けてきた。指先とも舌先とも異なる、予想もしていな
かった刺激に、ロイは一瞬ぴくりと腰を浮かせてしまう。少女は鼻先で乳首を押し、その周囲をなぞり、ついで
に肋骨に沿って水平に鼻を動かし、再び少年の乳首に鼻を当て、ぶるぶるっと顔を振った。
「ごめんね、お兄ちゃん……ファ、ちっちゃくって、キスできないから……」
事実こうして前座位で交わっていても、身長差があり過ぎるため、接吻するためにはロイが思い切り背を曲げ
るか、ファが立ち上がるしかない。ファはキスができない分、工夫を凝らした方法で少年の胸を愛撫し、少しで
もロイに感じてもらおうとしているのだ。
そのいじらしい幼女の言葉と愛撫に、ロイの両手は自然に彼女の小さなお尻に伸びていた。胸にも腰まわりに
も余分な脂肪が無い彼女の肢体の中で、最も柔らかいお尻の肉をむにゅりと掴む。その意図を理解したファは、
両腕をいっぱいに広げてロイの身体にぎゅっと抱きついた。
「わーい……うれしいなー……んぁぅ」
「……じゃあ、いくよ…………痛かったら、すぐに言うんだよ?」
「うん。でもね、きっとだいじょうぶだよ! 今だって、とっても気持ちいいもん!」
そして彼女はロイの胸に顔を埋めたまま、「お兄ちゃん、好き」と小さくつぶやいた。ロイは一つ大きく息を
吸い込み、隣でイグレーヌが間違い無く眠っていることを横目で確かめてから、一気に腰を突き出した。
「んんぅ……ひにゃぁぁぁっぁぁぁ!!」
小さな膣いっぱいにロイのものを突き立てられファは、一瞬身体をこわばらせ、何かに耐えるかのようにぎゅ
っと全身に力をこめた。彼女が耐えているのは痛みか、未知の感触か、あるいは快感なのか、ロイは分からない
ままそっと腰を引き、再び突き出す。ゆっくりと、少しずつ大きく腰を使い始めると、胸にすがりつくファの紫
色の髪がさわさわと揺れた。
「ううっ、うぁぅぅぅぅ……お兄ちゃん、ロイおにいちゃぁぁぁん!! なでて、ファの頭、なでて……!!」
少女は自分からも腰を揺らしつつ、幼く甘い声でおねだりする。ロイは右手をファのお尻から離すと、自分の
胸の上で震えているファの髪を優しく撫でた。元気良く外にハネた紫の毛髪を指で梳き、熱っぽい頭を撫でると、
ファはうれしそうに喘いでロイの乳首にキスを返す。時折少年の指先に触れる、先端の尖った少女の耳の感触が、
自分は今人とは違う種族を交わっていることをロイに思い出させた。
「あぅうう、すきだよ、おにいちゃんんん、んぁ、あん、うんぅ…………あー!!」
きゅうきゅうと締め付けるファの肉裂の心地よさに、ついついロイは腰を大きく打ち付けてしまい、はずみで
ファが後ろに仰け反った。今まで少年に抱きついていたため良く見えなかったファの裸形が、白くまぶしくロイ
の目に飛び込んでくる。ロイはあお向けに近い形になったファの腰を両手で支えながら、腰の往復運動をより速
く、大きくしていった。
「…………かわいいよ、ファ…………」
荒れる呼吸の合間に、正直な感想がロイの口をついて出た。「未成熟」以前の「つるぺた」なカラダそれ自体
は、さほどにロイの性欲を刺激しない。しかし彼がこれまで抱いてきた数々の女性達――特にイグレーヌやセシ
リアのような豊満な肉体の持ち主――も、かつてはこういう身体をしていたのかと想像すると、途端に激しく欲
情してしまう。
「え、へへ、ファ、かわいい……? うれし、ぃひっ……な…ぁうぅんっ!!」
後ろに手をついて身体を支えているファは、愛する赤毛の王子様の律動に、笑顔と膣の締めつけで応えている。
ただでさえ狭い肉孔が歌うようなテンポで収縮を繰り返し、しかも時折不規則にきつく窄まって、ロイはそのた
びに危うく達しかけてしまう。
「ね、おにいちゃん、あっ、あっ、ちょうだい、ファのなかに、ぃいい」
ロイが頂点に到達しかかっているのを察したのか、ファはとろけそうな目をロイに送って射精をせがんだ。実
際ロイも、想像以上の快楽と圧倒的な背徳感、そしていつイグレーヌが目覚めるかという緊張感から、急速に射
精感が高まってきている。彼は無言でファにうなずいてみせると、手を伸ばして再び彼女の幼い身体を引き寄せ、
きゅっと胸の中に抱き込んだ。そしてもう一度彼女の髪を撫でてから、徐々に両手を下ろしていき、少女の白い
肩に、熱っぽい脇から背の周囲に、くびれの無い腰まわりに、優しく触れていく。
「……ん…………んんっ…………おにい、ちゃん…………はぅ……」
そして少年の両の手がファのお尻に触れた瞬間、ロイはがしっと少女の尻肉を鷲掴みにして、一気に幼い子宮
に男性自身を突き立てた。
「ひゃぅ!! っう、うぁああん、あぁあぁあぁうううううう〜〜〜〜!!」
ロイの胸に額を押し付けて、小さな竜の娘は歓喜に吠えた。彼女は折り曲げた細い指を口にくわえて何とか声
を押し殺そうとするが、ロイはさまざまに角度を変えて、少女の秘肉をぐちゃぐちゃにかき回して責め立てる。
「お、おにぃ、おにいちゃぁぁぁぁん、いい、いいよぅ、いいよぉううう……あぁーーーーーっ!!」
必死にこらえた悲鳴と共に、ファの膣壁が切なく収縮してロイを締め上げる。その熱く濡れた粘膜の圧迫と少
女の可憐な反応に、射精をこらえていたロイに限界が訪れた。
「ファ、僕、いっ…………う………………っ!!」
左手で震えるファのお尻を掴んだまま、ロイは右腕をファの身体をきつく抱き締め、小さな膣穴に熱い精液を
放出し始めた。少女に打ち込まれたロイのものがびくんと脈打つたびに、ファの小さな肉壷めがけて白濁液が吐
き出される。そのたびにファは、「あっ、あっ」と小さく声を上げて肩を震わせた……
射精を終えたロイは、まだ全身を震わせているファを優しく抱き上げ、そっとベッドに寝かせつけた。そして
潤んだ彼女の緑色の瞳を見つめ返しながら、ぎゅっとその身体を抱き締める。
「はぁ……ん…………んー…………」
ロイはしばらく無言でファの髪を撫でていたが、やがて少女の呼吸が落ち着いてくると、その唇にキスした。
行為の最中にキスできなかった分をまとめてするような、激しく、濃厚なキスだ。ファも今度は積極的に応じ、
ロイの赤い髪に指を絡ませながら果敢に唇を押し付け、ぬめる舌を挿し入れる。赤みを増す陽光に照らされた夕
暮れ時の室内に、二人の断続的な息遣いと短い喘ぎ声、そして濡れた口腔が放つ粘質の音が静かに響いていた。
「……ありがと、ロイお兄ちゃん……」
まだ夢見心地なのか、ふんわりした表情でファが笑いかけてきた。ロイは答える代わりに、ファの平坦な胸に
顔をにじらせ、小さな乳首を口に含んだ。
「あぁ……ん。もー、はずかしぃよう」
甘えた、というより狎れた口調で喘ぎながら、ファは身をよじらせ、自分の胸にむしゃぶりつく少年の頭部を
両腕で抱きかかえた。まるで大人の女の仕草だ、とロイは強く肉の突起を吸いつけた。
「やーん、くすぐったいよぅ。…………あのねお兄ちゃん。ファはね、いつもお部屋の中で、ひとりぼっちだっ
たんだけどね……ときどき、お外に連れて行ってもらえたんだ。お外っていっても、『さと』の中とか、近くの
オアシスまでだけど……」
ロイの赤い髪を撫でながら、ファはつぶやくように語り出した。ロイは後戯の愛撫を続けつつ、ファの言葉に
耳をそばだてる。
「でね、ずーっと長いあいだ『さと』の人たち見てるとね、男の人と女の人が『あいしあってる』の、見かける
の。ファもああいうこと、したいなーって思ってたから、いろいろべんきょうしたんだよ」
あの幼女の性器とは思えない感触を生み出した「勉強」の情景を想像し、ロイはまた下腹部が疼くのを感じて
しまう。彼はそんな邪念を打ち消すように、再びファの顔にキスを浴びせた。
「……んー、お兄ちゃん、へんなことかんがえてるー。…………えっと、それでね、イグレーヌも、したんだよ。
ゴルロイスのおじちゃんと」
「…………ゴル…ロイス……?」
「うん。イグレーヌとけっこんしてた、男の人だよ」
ロイの動きが一瞬止まった。もちろん彼も、イグレーヌがかつて結婚していて子までもうけたことは知ってい
るが、今こうして夫の名と共にそのことを告げられると、少年の胸中は激しくざわめいてしまう。
そんな少年の複雑な感情を察したのか、ファはロイを慰めるように身体をすり寄せ、彼の頬をそっと撫でた。
「あのおじちゃんとあいしあってる時のイグレーヌ、とってもうれしそうだったよ。さっきロイお兄ちゃんとあ
いしあってた時みたいに」
喜んでいいのか嫉妬すべきなのかロイには判断がつかなかったが、その次にファが漏らした言葉は少年に大き
な衝撃を与えた。
「そのゴルロイスのおじちゃんにそっくりなおじさんがね、いたんだよ。ほらー、あの……アストールっておじ
さん! あのおヒゲのおじさん、ゴルロイスおじちゃんにそっくりなの。ファ、びっくりしちゃった」
「…………アストールさんが……?」
ロイはしばらく黙り込んで、その言葉の意味を考えた。アストールはオスティアの密偵だ。密偵は「守るべき
もの」を持つことを許されない存在であり、もし本当にアストールがイグレーヌの行方不明の夫だとするなら、
これほどイグレーヌに酷な運命はないのではないか……?
「だからね、ロイお兄ちゃん」
ファはむくりと起き上がり、ロイの目の前に端座した。そしてひどく大人びた口調で、ロイにささやいた。
「もしイグレーヌがかなしい顔してたらね、なんにも言わないで、だいてあげて」
イグレーヌとファの部屋を後にしたロイは、一度自室に戻って――ソフィーヤは目を覚まして部屋に戻ったら
しく、もうベッドにはいなかった――剣を取り、大股で階段を降りて、中庭に出た。
ファが教えてくれた、イグレーヌの夫とアストールが同一人物かもしれないという話は、少年の胸を切なく締
め付けている。仮にアストールがイグレーヌの夫だとしても、亡きオスティア侯から密偵の任を託されている彼
が、妻のことを認めることは絶対に無い。しかしそれでもイグレーヌは当人に確かめようとするだろう……「も
しイグレーヌ悲しい顔をしていたら」とファが言ったのは、そうなった後のことを考えてのことに違いない。
今のロイの心の中には、イグレーヌのこと、彼女の夫のこと、求められるままファを抱いてしまったこと――
あの後はさすがにもう抱き合わなかったが、部屋から出る際に強烈かつ濃厚なキスをして、ファを軽くいかせて
しまった――など、さまざまな思いが交錯していた。彼が剣の稽古をしようと思い立ったのも、そういう絡み合
った思いを振り払うためであったのかも知れない。いや、ここ数日は別な剣なら散々振ったり突いたり抜き差し
したりしゃぶられたりしたが、今は肉でなく金属でできた剣を振りたかったのだ。
ロイは夕陽に赤く染まる中庭を横切って、居館の東側へ歩いていく。中庭の東端にはあまり人目につかない空
き地があり、一人で体を動かすのに丁度いいと昨日から目をつけていたのだ。
物思いに沈みながらしばらく歩き、やがて到着した中庭の東端は、居館が落とす影に入っていたものの、思っ
た程には暗くなかった。ロイは剣を鞘から抜き放つと、無言の気合と共に空を切る。今日の『聖女の塔』攻略戦
ではほとんど振るう機会の無かった銀色の剣が、ひょうと音を立てて茜色の大気を切り裂いていくが、
「あ……」
背後から聞こえた小さな声に、ロイはつい剣を構えたまま振り返った。そして、すぐにそのことに気付き、あ
わてて剣を下ろす。そこには、やはり剣を手にした少女が立っていた。
「ご、ごめんなさい、ロイ様! お邪魔してしまって……」
声の主は、サカの剣士・フィルだった……
(3日目夕暮れに続く)
※このSSの女性の登場人物は、すべて18歳以上です。
……フィルはどうかわかりませんが。
か、か、神キタ━━(゚∀゚)━━!楽しく読ませていただきました。先が楽しみ!
でももう終焉が近いのか…あとはギネヴィア、リリーナ…
今から先に 叫んでおこう ノアとロイが カワイソス
いよいよもってロイはエロゲの主人公と化したな
人妻、家庭教師、幼馴染……ついにロリまで
何はともあれ新スレ早々GJ! そういやもうすぐ一年だなぁ……
フィルが来るかw
もっとネタにされてもいいキャラのような気がするが…
シャナン王子の3分クッキング
・・・・・・そうか。俺に料理を教わりたいというのだな?うむ・・・・・・まあいいだろう。
それでは、始めるぞ。今日は俺のお料理教室によく来たな。今日は俺のお手軽な一品を紹介するから、皆、頑張って覚えて欲しい。
今日のメニューは、「ハンバーガー」だ。
ハンバーガーというのは、元々ハンブルグという地方から来た移民たちが好んで食したひき肉料理と言われているが、その中でも特にハンバーガーというのは、
ひき肉をこねて作ったハンバーグを2枚のパンで挟んだ料理として有名だな。
まずはハンバーグを挟む二枚のパンを用意する。これらは一般に『バンズ』といい、上のバンズが『クラウン』、下のバンズが『ヒール』だ。要するに、上が冠で、下が踵だな。
そして中に挟むハンバーグのことを、『パティ』と呼ぶのだ。
それではまず、中に挟むパティの味付けを行う。それではパティ、前へ!
パティ:は、はい・・・(何されるのかなあ・・・?)
うむ。まずは・・・パティを包む布を全て脱がす。
パティ:きゃあっ!
そうしたら、次にパティをしっかりと確保して、ぎゅっと抱きしめる。このとき、耳元で愛の言葉を囁くと良いな。
パティ、愛している・・・
パティ:あ・・・シャナン様・・・んんああ・・・・・・
味付けは全体を舌で舐めて行う。すると・・・ほら、次第にパティの身体が熱くなり、芳醇な香りを放つようになるのだ。
特にパティの股の間は、効果が高い。
パティ:ひゃあ!シャ、シャナン様あ・・・そんなところ・・・ああ・・・いや・・・あああ・・・
うむ・・・いい香りだ・・・だが、これではまだ不十分だ。そこで、今舐めたこの場所に、己のソーセージを撃ち込む。
パティ:ひぐっ!やああああああああ・・・・・・ああ・・・・・・
ほう、感度は良好なようだ。そうしたら、すっかり熱くなったパティを、俺のクラウンとヒールで全体的に包み込んでやるような感じで抱きしめる。
ラクチェ:シャナン様・・・パティを挟むというより、挟まれてる気が・・・
むっ!?・・・・・・別にいいではないか。それでは、最後の仕上げに移る。己のソーセージから、真っ白な粘っこい調味料を、パティに注ぎ込むぞ!
パティ:ひゃああああああ!!!
うむ・・・それでは、今日はここまで。お前たちは、パティは使うなよ。使うなら、他の女性にしなさい。パティは、俺専用だからな。
おしまい
何か前にも同じようなのなかった?
>うそついてる味
ここで訳もなく吹いた。
三日目神は相変わらずスゲーな…。
ヤァッ!
イヤァッ!
やけに掛け声の多いスレですね。
ロイ=碇シンジ
?=惣流アスカ
スー=綾波レイ
セシリア=ミサトさん
?=渚カヲル
誰か?を埋めてくれ
>>25 そもそもロイは男に唇を貪られたり、ケツの穴を掘られたりするキャラじゃないからなあ
外伝=碇シンジ
三日目=惣流アスカ
マシン=綾波レイ
ダミアン=ミサトさん
千葉犬=渚カヲル
>>27 ちょwww規準は?
それとUCC氏がいない。
UCC=相田ケンスケ
そうきたかw
ついでに今更ながら>>三日目神
数日間激しくやってる(というかほとんどやらされてる)ロイを見た後
迷いを払うべく一心不乱に剣(肉のじゃなくて武器の)を振り続ける彼のイメージが新鮮でなんかいいとオモタ
ただ一人だと思っててもいつでも誰かに見られてそうだ。
Q:FE史上一番愛国心の強いキャラは誰?
聖戦以降しかやってないが、フィンかなぁ。子世代の顔からは17年間の刻苦が忍ばれるし。
アレは愛国心っつうか忠義心になるのかねぇ?
フィンは愛国心よりキュアンへの忠義心って感じかも
愛国心強そうなのってロレンスとかエルトシャンかな
ロレンスもエルトは愛国心のせいで死んじゃったようなもんだしな
お前等トラバントたんを忘れるなよ
レベッカにわらたw セシリアのように年増になると同じ・・
うわきさまらなにをするやめrya
>三日目氏
外伝=二階堂盛義
三日目=武田信玄
壷=毛利元就
UCC=竹中半兵衛
マシン=豊臣秀吉
亜茶=織田信長
千葉犬=上杉謙信
ダミアン=前田慶次郎
>>亜茶
懐かしい…
Q:エリウッドに押し倒されて
「かわいいね〜、ロイにはもったいないくらいだ。」
と犯されそうな封印の女キャラは?
ニイメ
ファがキター! 超GJ!
ちっちゃい膣に挿入した感触がグー
ファのお腹が大きくなるか卵を産むのかとっても楽しみ
学生の頃のあだ名はDボーイ
>>42 外道w ヘクトルと親友じゃなかったのかよw
>>43 そこは親友の娘に優しく手ほどきするエリパパだ!
セシリアもきっとやつの差し金だ!
すみません、唐突ですが大昔に書いた(21章頭)ケビン×マーシャの続きの
マカロフ×ステラ(ケビンとマーシャも出番多め)投下します。
一応前作を読んでなくてもこれ読めば何があったのか把握できるように書いたつもりですが
長い&ギャグ&エロ薄い、の三重苦になっていますので
その辺OKな方のみどうぞ…
48 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:24:55 ID:DjHPPue6
〜前回までのあらすじ〜
バカ兄マカロフの作った借金のせいで、いつもろくでもない目に遭うマーシャ。
そんなある日、彼女は借金取りから自分を助けてくれたケビンにうっかり惚れてしまう。
しかし、ケビンはマカロフとは違った路線ではあるが、やっぱりバカ男だった。
あと、マカロフとステラの支援レベルがAになった。
************************************************
「…我こそは、クリミア王国王宮騎士
五番小隊隊長ケビンなり!!」
まだ肌寒い初春の空、勇ましい騎士の声が高々と響き渡る。
クリミア・デイン国境に位置するオルリベス大橋。
そこに待ちかまえていたのは、デイン王都を陥落したクリミア軍に故郷の土を踏ませまいとする
デイン軍主力部隊を率いた四駿・プラハ将軍だった。
祖国を奪還するための、最初の戦い。絶対に負けられない。
クリミア正規軍唯一の生き残りである赤い騎士は、銀色に輝く斧を片手に
果敢に敵陣に突撃する。
が。
ずどごおおおんっ!!
次の瞬間。突っ込んだ勢いそのまま、ケビンは敵の仕掛けた落とし穴に
豪快にはまっていた。
「おー、これまた気持ちいいぐらい見事にはまったなー」
「何のんきな事言ってんのよ!!」
そんな土煙を上げて視界から消えた騎士の背中を見て、のほほんと呟く男と
金切り声を上げる少女がいる。
今はクリミア軍に所属する、ベグニオンの傭兵騎士マカロフと天馬騎士マーシャの兄妹だった。
先陣を切って突撃したケビンが体を張って示してくれた敵の罠の存在に
後続が慌てて進撃スピードを緩める中、飛兵であるマーシャは1人躊躇うことなく
ペガサスを駆る。無論、ケビンを救出するためだ。
「…やれやれ、仲がよろしいことで」
並み居る敵を蹴散らし、まっすぐケビンの元へと向かう妹の後ろ姿を見守りながら
マカロフはどこまでも能天気にぼやく。
……そんな彼の更に後方。支援部隊の中から、マカロフへ注がれる熱い視線がある。
だが本人はそれに全く気づかない様子で、ピンク色のぼさぼさ頭を無造作にかきながら
罠に警戒しつつゆるりと進撃を開始した。
「…マカロフ様…」
艶やかな黒い髪をなびかせ、可憐な騎士の口から無意識のうちにこぼれた呟きは
誰の耳に届くこともないまま、風に溶けて消えた。
49 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:26:01 ID:DjHPPue6
無数に仕掛けられた落とし穴、背後からの竜騎士の奇襲、
そして業火の槍を自在に操るプラハ将軍。
オルリベス大橋での戦いは激闘を極めた。
だが、ここまできて敗れ去るわけにはいかない。
クリミア軍は長い戦いの末見事プラハ将軍を討ち取り、懐かしい祖国への帰還を果たしたのだった。
「はあ、疲れた〜…」
激闘の爪跡が生々しく残る橋の縁に、桃色の髪の少女が立っている。
共に戦い抜いた愛馬を休ませ、ようやく一息ついたマーシャは思いっきり身体を伸ばした。
クリミア軍は現在、橋の袂に築かれた砦に拠点を構えている。
デインを発ってからしばらく野営が続いたが、今日はゆっくり休めるかもしれない。
「…今日はさっさと寝て、また明日からの進軍に備えなくちゃなあ」
だが、それも今夜限りだ。明日からはまた野営だろうと容易に予測できる。
――ふと、マーシャの脳裏に青いロングヘアーの美女の姿が浮かぶ。
確か名は、ルキノと言ったか。
自分とは面識がないが、今、彼女は自分達の主君であるエリンシアと共にいるに違いない。
そして多分、あの人も――
「お、マーシャ!ここにいたのかー」
「ごきげんよう、マーシャさん」
不意に背後から声をかけられ、マーシャは現実に引き戻された。
慌てて振り返ると、相変わらず腑抜けた表情を浮かべるマカロフと
ベグニオンの伯爵令嬢にして弓騎士であるステラが訓練用の斧を携え、立っていた。
「兄さん、それにステラさん。どうしたの?」
「はい、私とマカロフ様、ケビン様を探しているのですが…
マーシャさん、ご存知ありませんか?」
「ほら、斧の特訓だよ、特訓」
そこまで言われ、マーシャはようやく思い当たった。
…ケビンはマカロフのだらしない根性を叩き直すべく、彼に特訓を課していたのだ。
当初は嫌々付き合っていたマカロフだったが、
例の出来事――借金取りにマーシャが襲われかけた一件――の後、少しは心を入れ替えたのか
最近はそれなりに特訓に精を出しているようで、
先日ついに聖騎士へ昇格するまでの実力を身につけたのだった。
そして同時期やはり聖騎士に昇格したステラと共に
ケビンに斧の扱いの手ほどきを受けているのだが………
「…今日はないと思いますよ。多分ケビンさん、今エリンシア姫と一緒に
あのルキノさんって人の話聞いてるだろうから」
…オルリベス大橋を制圧したクリミア軍を待っていたのは、
かつてエリンシアの側近であったソードマスターのルキノと
クリミア正規軍の生き残り達であった。
ずっと安否のわからなかった、自分にとって家族同然であるルキノとの再会。
涙を流して彼女と抱き合うエリンシアの姿が、マーシャにも容易に想像できた。
そして多分、この再会をエリンシアの次に喜んでいるのがケビンだろう。
何でもルキノは彼の上官であった将軍ジョフレの姉だそうなのだ。
クリミア陥落後姉弟は行動を共にしており、現在弟はデルプレーという城の地下に
他のクリミアの遺臣達と共に潜伏しているのだと、ルキノは告げた。
思いがけない上官、そして同胞達の無事の知らせ。
それは愛国心の塊でありながら今までずっと祖国を離れて戦ってきたケビンにとって、
これ以上ない吉報であっただろう。
――邪魔をしてはいけない。
50 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:26:35 ID:DjHPPue6
「やっとクリミアに帰ってきたんです、積もる話もあるだろうし
今日はそっとしておいてあげましょうよ」
「…ふーん…」
しかし、ケビンを気遣って言葉を紡ぐマーシャに、何故かマカロフはにやにやと笑い
ステラはステラで、妙にうっとりした表情を浮かべている。
「お前、ケビンの行動をよ〜く把握してるんだなー。ま、未来の旦那様だもんなー。
ああ熱い熱い」
「マーシャさんは本当に、ケビン様の事を理解していらっしゃるのですね。素敵です…」
「なっ…」
唐突な冷やかし…いや、ステラに悪気はないのだろうが…に、マーシャは赤面し言葉を失う。
いたって真面目に答えたつもりだった。しかし、目の前の2人には
それがノロケのように映ってしまったらしい。
…マーシャがケビンと恋愛関係になったのは、つい先日の話。
兄の借金のカタに陵辱されそうになった時、救ってくれたのが彼だった。
ケビンの強さ、優しさに触れ、マーシャは彼への愛を自覚する。
やがてその気持ちは激流となり、溢れる想いに身を任せた彼女は
好きな男…ケビンに抱かれる事を望み、そして、2人は結ばれた。
…が、それが悪かった。
騎士道精神の塊であり、貞操概念の古いケビンは
自分がマーシャの処女を奪った事を激しく後悔し、挙句の果てには自害しようとする始末。
必死の説得で何とかそれを押し留めたものの、次に彼の口から出たのは…
ならば責任を取るにはこれしかないと言わんばかりのプロポーズの言葉だった。
もっとも、ケビンとて好きでもない女と結婚するつもりはないらしく
彼と想いが通じ合ったのは素直に嬉しかったのだが…
途中をすっ飛ばしていきなり結婚を申し込んでくる上
断られたらやっぱり自害すると言い張るこの男に、マーシャは本気で頭を抱えた。
そして結局婚約で妥協したわけなのだが、ケビンの「別に隠すことじゃない」の一言で
今やクリミア軍内で知らない者はいないと思われるほど
2人の関係は周知の事実になっていたのだった…
「あ、あのねえ!私は普通に答えただけじゃないっ!邪推しないでよっ!」
「何だよ、今更照れなくてもいいぞ?おれは兄として、妹の幸せをだな…」
「それ以上言わないでっ!とにかく、今日はもう特訓なんてないんだから
さっさと部屋に帰って休んだら!?」
「お、いいのか?じゃあ遠慮なくおれは帰らせてもらうからな〜」
頬を紅潮させ、必死で抗議する妹を尻目に
マカロフはいつもの能天気な態度を崩さぬまま、早足で立ち去る。
川面を反射して輝く夕日に彩られた橋の上、2人の少女が取り残されていた。
「ほんっともう…人をからかうのもいい加減にしてほしいわ」
「…ですがマーシャさん、私もマカロフ様と同じ気持ちです。
お2人のように互いを信頼し、大切に想う関係…うらやましいぐらいですわ」
小さくなる兄の背中を見ながら悪態をつくマーシャ。
しかし、その独り言に思いもよらぬステラの言葉が返ってきた。
…マーシャが再び赤くなった顔を横に向けると、
その視界に飛び込んできたのは、依然うっとりした表情を浮かべたまま
去っていくマカロフの後姿をじっと見つめるステラの横顔だった…
51 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:27:07 ID:DjHPPue6
「………あの………ステラ…さん……?」
「マーシャさん、あのっ!お、お願いが…」
いつの間にか乾いてしまった唇から、掠れた声が漏れる。
しかしそのマーシャの呟きを遮るかの如く大声を上げる、隣の少女。
小さな口を真一文字に結び、僅かに頬を紅潮させ、金褐色の瞳を
まっすぐマーシャに向けるその姿は、まるで何か重大な決心をしたかのように真剣だ。
…嫌な予感がする。果てしなく。
「じ、実は私にも…好きな方がいるんです………
教えて下さい!どうやったらお2人の様になれるのか!」
「 だ が 断 る 」
予想通りのステラの言葉に、マーシャは思わず即答した。
…別に、ステラに恋愛指南すること自体は構わない。自分も他人に指南できるほど
恋愛経験が豊富なわけではないが、一途な彼女の力になれるのならなってあげたいと思う。
――が、相手が悪すぎた。
ステラの想い人は、こともあろうにマーシャのバカ兄・マカロフなのだから。
「そんな…お、お願いですマーシャさん!私、本気なんです!」
「なお悪いっ!ステラさん、そればっかりはできないの!
ていうか諦めた方があなたのためですよ!?」
マーシャは以前、ステラに金をたかったマカロフに本気で怒った。
純真な彼女を利用するなど最低だ、二度と彼女を悲しませるような真似はするなと。
…しかし、それとこれとは話が別である。
いくら兄が少しはまともになったとはいえ、まだまだだらしない男には違いないのだ。
深窓の令嬢であるステラとはあまりにも釣り合わない。
「ステラさん、正気に戻って現実を見てください!わかりましたね!?」
「あっ、マーシャさん…!」
一方的に言い放ち背を向けるマーシャに、ステラは悲しげな表情を浮かべる。
…どうして?私、本気でマカロフ様のことを想っているのに…
逃げるように立ち去る後姿を見ながら、切なさに喘ぐ自分の胸に手を当てる。
小さく呟いた想い人の名は、やはり誰の耳にも届くことなく、風に溶けて消えた。
52 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:27:38 ID:DjHPPue6
「ふう、すっかり遅くなってしまったな」
人気のない石造りの廊下を、1人の男が歩いている。
先程まで兵士達でごった返していた砦の狭い廊下も、
やはり深夜になれば波が引いたように静かになる。
ケビンは自分がいかにルキノ達と話し込んでいたか、今更ながら思い知った。
「マーシャ殿に戦場で助けられた礼を言わねばならんのに、この時間ではもう休んでいるか…
仕方ない、また明日に………ん?」
…自分に割り当てられた部屋の前に、誰かが立っている。どうやら女性のようだ。
一瞬マーシャかと思ったが、艶やかな長い黒髪がそれを否定する。
「………ステラ殿、か?」
「…あっ、ケビン様!」
ケビンの呟きに反応した人影は一礼し、足音を響かせないように気を付けながら
彼に駆け寄ってくる。年齢や背丈はマーシャとあまり変わらないはずなのに
彼女より更に華奢な印象があるのは、貴族の令嬢というステラの出自のせいだろうか。
「ステラ殿、どうした?オレに何か用でもあるのか?」
「ケビン様、夜分遅くに申し訳ありません。ですが私、どうしてもご相談したい事があって…」
「オレに相談?そうか、今日は斧の訓練ができなかったからな。
そういう事ならオレに任せろ!」
「…は?いえ、そうではないのですが…」
「まあ、立ち話も何だ。食堂にでも行って話を聞こう」
「…わかりました、参りましょう」
何だか話が噛み合ってないような気もしたが、多分自分の思い過ごしだろう…
ステラは顔を上げ、さっさと食堂への歩を進めるケビンの後を追った。
53 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:28:22 ID:DjHPPue6
砦の中の小さな食堂。先の戦いで消耗し切った兵士達の食欲は相当なものなのか、
もう日付が変わろうとしているにも関わらず食事を取っている者がいるらしく
食堂に続くドアの隙間から光と数人の男の声が漏れてくる。
「…はーっ、食った食った…」
「…酒がないのが気にいらねえが…料理はまずまずだな」
「…そうか、あり合わせの材料で作っただけだから口に合うかどうか心配だったけど…
とりあえず褒め言葉として受け取っておくよ」
「…ケッ、勝手にしろ」
そのドアの取っ手を握ったところで、何故かケビンは一瞬動きを止める。
しかしすぐ意識を右手に戻し、握った取っ手に力を込めると
キキィ…と乾いた音を立ててそれは開き、暗い廊下に光が押し寄せる。
その眩しさにステラは思わず目を瞑り、慣らすように少しずつ閉じた瞼を開いていった。
「オスカー、こんな夜中に何をしている!」
…食堂の中にいたのはグレイル傭兵団の3人――オスカー、ガトリー、シノンだった。
「やあ、こんばんは。ケビンに…ステラさん?珍しい組み合わせだね」
いきなり背後から響いた大声に、ガトリーとシノンは反射的に顔を上げる。
しかし呼ばれた当の本人は何事もなかったかのように、ごく自然に挨拶を交わしていた。
この反応の違いは付き合いの長さの差なのだろうか。
「見ての通り、私はこの2人にせがまれて夜食を作っていただけだよ」
「あーっ!ケビンてめえ、何こんな夜中にステラさんと一緒にいるんだよ!?
マーシャちゃんというものがありながら!」
「…うるさいのが来やがった…ガトリー、てめえもいちいち喚くな!」
ケビン以上に大声を上げるガトリーと、いつもの不機嫌そうな表情のシノン。
確かに2人の前には無数の皿が散乱している。
ステラが「皆様、ごきげんよう」と場違いな微笑を浮かべると
ガトリーは鼻の下を伸ばして大人しくなったが、シノンは相変わらず不機嫌にそっぽ向いた。
「君達こそどうしたんだい?遅い夕食なら、私の作った雑炊の残りがまだあるけど」
「いや、そうではない、オレ達は…」
「あ、私が…少々、ケビン様にご相談したい事がありまして…
それで、お時間をいただいているんです」
鍋をかき混ぜながら問うオスカーに、ケビンに代わりステラが答える。
「ケビンに相談!?ステラさん、相談ならおれがいくらでも乗るっすよ!」
「ガトリーさん、申し訳ありませんが…ケビン様でないとできない相談なので…」
「…はあ………そうっすか………」
相談と聞き、鼻息荒くステラに詰め寄るガトリーだったが
ステラの心底申し訳なさそうな声音の拒絶にがっくりと肩を落とす。
「くそぅ…シノンさーんっ!何で…何でケビンばっかりこんなにモテてんすか!?
世の中不公平だーっ!!」
「うるせえ!オレが知るか!!
大体こいつは別にモテてねえだろ、あの天馬騎士が熱を上げてるだけで…
っておいこらガトリー、聞いてんのかよ!泣くな鬱陶しい!」
皿の散らかったテーブルに突っ伏して男泣きに泣くガトリーに、シノンの表情が更に渋くなる。
今が深夜だという事も忘れてしまうほど騒がしくなった食堂の一角。
このままでは休んでいる者達から苦情がくるのも時間の問題だろう…
オスカーは軽くため息をつき、まだ泣いているガトリーの肩をぽんと叩いた。
54 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:29:05 ID:DjHPPue6
「ガトリー、悪いがこの雑炊の残りをイレースさんに届けてくれないか?」
「…へ?イレースちゃん?」
「彼女、どうも空腹なようでね。さっきから食堂の周りをうろうろしてたんだ。
多分まだ近くにいると思うんだけど」
「…そうだ…おれにはまだイレースちゃんが…
よしオスカー、その残りものはおれが必ずイレースちゃんに届けてみせる!
待っててくれイレースちゃーんっ!」
がばっ、と音を立てて勢いよく立ち上がったガトリーは、オスカーから鍋を奪うと
それを抱えたまま、通常の三倍のスピードで食堂の外へ走り去ってしまった。
…とりあえずこの場は静かになったが、重歩兵のどすどすという重い足音が
まだ響いてくる…やっぱり苦情は覚悟しておいた方がいいかもしれない。
オスカーはもう一度ため息をついた。
「シノン、私達もそろそろ部屋に戻ろう。明日からまた野営なんだし、休めるうちに休まないと」
「あぁ?休むったってどうせ男数人が押し込められた部屋に雑魚寝じゃねえか。
クリミア軍が合流して大所帯になったからなあ?」
「それでも野営よりはましだろう…さあ、行こう」
「…ケッ、わかりましたよっと」
遠まわしにケビンに悪態をつくシノン。しかしオスカーに諌められたのが面白くないのか
それとも当の本人に全く通じていないのが面白くないのか…
彼もまた席を立ち、食堂を後にした。
「…ふう…2人とも、騒がしくて悪かったね」
「そんな、お気になさらないで下さいオスカー様」
「そうかい?ならいいんだけど…じゃ、私も失礼するよ。
君達も疲れているだろうし、あまり夜更かししないようにね」
「心配はいらん、オレはクリミア騎士だからな!」
「はいはい…それじゃ、おやすみ」
オスカーはてきぱきとテーブルの上を片付け、やはり穏やかに微笑むと踵を返して立ち去る。
ようやく静寂が戻った深夜の食堂。ステラは傭兵達の後姿を眺めながらふふっ、と小さく笑った。
「楽しい方達ですね、アイクさんの傭兵団の皆さんは」
「む?そうか?」
「ええ、とても。私、傭兵とはもっと恐ろしい方達ばかりだと思っていました。
でもグレイル傭兵団の皆さんは気さくで、とても強くて…」
にこやかに話すステラ。傭兵に対し、実に箱入り娘らしい先入観を持っていたようだが
それは名誉と誇りを重んじるケビンにも通じるものがあったようで、
彼は大げさに頷きながら語り始める。
「うむ、確かに。オレもオスカーが傭兵などに身をやつしたと聞いた時は
いくら家族の為に金が必要とはいえ、見下げ果てた奴だと思ったものだ!
しかしオスカーは傭兵となっても我が好敵手としての誇りを失わず
槍の腕に更なる磨きをかけていた!」
「まあ…そうでしたか」
「くっ…そういえば最近オレは、戦場で奴以上に活躍できておらんではないか!
今日の戦闘でも、オレが何度も落とし穴に落ちてしまったというのに
奴は一度も罠にはまった様子がなかった!何故だ!
いや、今日だけではない!デイン攻城戦ではオレよりも多くの敵兵を仕留めたし、
その前は………」
「まあ…」
いつの間にかグレイル傭兵団の話から自分の永遠のライバル語りへ内容をシフトさせていた
ケビンの荒くなる語気に、ステラはいつもの物腰でいちいち丁寧に相槌を打つ。
…もっとも、ライバル語りといってもオスカーへの賞賛半分、恨み言半分であったが。
再び騒がしくなった食堂…翌朝この熱血騎士はガトリー達の分まで
説教を食らうはめになるのだが、それはまた別の話である…
55 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:30:11 ID:DjHPPue6
「………というわけなのだ!…はあ、はあ…」
…男の声が力強く結ばれ、静寂を取り戻した狭い室内に乱れた呼吸の音だけが響く。
思いつく限りの言葉を全部吐き出し、ケビンはようやく一息ついた。
「…あの、ケビン様…大丈夫ですか?息が上がっています」
「むう…少々まくし立てすぎたか…」
「ケビン様、席に着いてお休みください。私、お水を用意してきます」
ケビンの言葉が一段落したところで、ステラは提案する。
…最初に立ち話するなら食堂へ云々と言い出したのはケビンであるはずなのだが。
ケビンはさっきまでオスカー達が座っていた席に腰を下ろし、深呼吸をしてみる。
そこにステラが冷たい水で満たされたコップを手に戻ってきた。
「ケビン様、どうぞ」
「すまんな、ステラ殿…そういえばここに来たのは、ステラ殿の相談に乗るためだったな。
オスカーに気を取られて危うく忘れるところだった!」
高らかに笑いながら話すケビンと、クスクスと品のいい微笑でそれに答えるステラ。
何かが激しくずれているが、残念ながらこの場に突っ込みは不在だった。
「…で、ステラ殿。このオレに相談とは、一体何なのだろうか?」
冷たい水で喉を潤したケビンは、すぐ本題を切り出した。
必要以上に回りくどい部分もあれば妙に単刀直入にものを言ったりもする。
ケビンはそういうややこしいようで単純な男だった。
「………ケビン様、あの………」
「うむ?」
しかし当のステラは率直に言葉をかけるケビンとは対照的に、
俯いた顔を上げないまま口ごもっている。心なしか頬も赤い。
…恥ずかしい…
やはり、同じ女であるマーシャに相談するのとはわけが違う。
「………………………」
「………………………」
しかし、このまま沈黙を続けていては一体何のために彼を呼び止めたのかわからない。
ステラは羞恥心を何とか押し付け、喉から搾り出すように声を出した。
「…あの…その、私………実は…気になる方…が………」
「む…気になる………と言ったのか?」
(い、言えない…好きな人がいるなんて、殿方には言えません…!)
顔から火が出そうなほど真っ赤になったステラは更に俯き、
向かいに座るケビンからは彼女の表情が伺えなくなってしまった。
ますます小声になるステラの声を何とか聞きだそうとケビンも身を乗り出すが、
それが更に彼女を畏縮させる事に彼は気付いていない。
「………それで、あの………私………ケビン様と…マーシャさんのように………
その方と………お互いを…大事に………想い合える…ような………
…そんな関係に………なり……たくて………………」
「………?ステラ殿、すまんがよく聞こえん。もっとはっきり言ってくれんか?」
食事時の喧騒とは無縁の深夜の食堂であるにも関わらず、
最早ステラの言葉は断片すらケビンの耳に届かない。
彼女が何かを言っているのは確かなのだが、あまりにも声量が小さすぎるのだ。
56 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:30:49 ID:DjHPPue6
「…あの……ですから…私………」
「………ステラ殿、頼むからもう少し大きな声で話してくれ」
「………………………」
困ったようなケビンの声が、俯いたステラの上から降ってくる。
…死ぬほど恥ずかしい。今すぐこの場から逃げ出してしまいたい。
でも、自分のこのマカロフを想う気持ちは本物なのだ。
ステラは強く目を瞑り、意を決して顔を上げた。
「…わ、私は………お2人のようになりたいんです!」
「…むう?」
「お、お2人のような強い絆で結ばれるにはどうすればいいのか…
私はそれをご相談したくて………!」
…半ばやけくそ気味な叫びである。
「はあ、はあ…」
「ステラ殿?………ああ、なるほど、そういう事か!」
だがそれは、今度こそケビンの耳に届いた。
――大声で叫ばれた、その言葉だけが。
「そうか、そうなのだな。ステラ殿がそこまでオレ達に憧れを抱いていたとは…」
「ケビン様…そ、そうなんです!私ずっと、お2人が羨ましく思えて…」
「わかった、ステラ殿がそのつもりなら、オレは全面的に協力しよう!」
ケビンは明るい表情で自分の胸を叩いて見せた。
その姿が、ステラの目にとても頼もしく映る…彼女もまた、気付いていない…
2人の間に、大きな誤解が生じている事に。
「それで、ステラ殿の気になる者とは一体誰なのだ?」
「そ、それは…その……」
コップを手に取り、喉を潤しながら問いかけるケビンにステラは再び俯き口ごもる。
やはり頬を赤く染めて…どうやら言いたくないらしい。
「…まあ、言い辛いのなら別に構わんが…恐らく武勇にも人格にも
優れた者なのだろうな。そのような相手でないと張り合いもあるまい?」
「は、張り合いと言うのかどうかはわかりませんが…とても、素晴らしい方です」
具体的とはいえないステラの答えだが、それでも満足したらしいケビンは
腕を組み、うんうんと呟きながら力強く首を縦に振った。
…そして彼は、真剣な表情でステラを見つめる。
「そうか、ならばステラ殿!オレから言える事はただ1つ…」
「は、はい…」
「………押して、押して、押しまくれ!!」
だんっ!!
強い力で打ち付けられたケビンの拳が、使い込まれた木製のテーブルを軋ませる。
振動に揺れながらも何とか倒れずにすんだコップの中で、
量の減った水が激しく波打っていた。
57 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:31:19 ID:DjHPPue6
「お、押して押して押しまくれ、ですか…?」
「そうだ!オレは決してお前には負けない、お前と同じだけの…いやそれ以上の
力があるのだとアピールするのだ!
そうすればきっと相手もステラ殿の事を認めてくれるようになる!」
息を荒げて叫ぶケビンの姿に、ステラは驚きのあまり少し身を引く。
…彼がここまで興奮するとは思わなかったのだ。
「で、でもケビン様…失礼ですが、それは男性ならではのアピール方法では…?
私のような未熟者が示すことのできる力など、高が知れていますし…」
「む、そんな事はないぞステラ殿!貴公の実力はオレが保障する!
本来ならば貴婦人とは我ら騎士が護るべき存在であるが、
貴公の強い意志と優れた弓の腕には本当に感服しているのだ!
もっと自信を持って構わんのだぞ!」
無駄に力強いケビンの言葉。
しかしそれは臆病なステラを勇気付けるだけの力を持った言葉だった。
うるさい、暑苦しいとよく評されるケビンではあったが、
彼と共にいるとその元気が自分にも分け与えられている…
ステラは何となく、マーシャが彼に惹かれた理由がわかったような気がした。
「大丈夫だ、ステラ殿!例えどんな相手でも、貴公ならば必ず
その者の隣に立つに相応しい騎士になれる!」
淀みなく響く赤い騎士の声は、まるでステラの背中を押すようで――
彼女は顔を上げ、真っ直ぐケビンを見る。
その瞳には、金色の炎の如く輝く意志が宿っていた…もう臆病なステラはいない。
ここにいるのは強い心を持った、白き聖騎士なのだ。
「ケビン様…わかりました。私、頑張ります…!
頑張って、必ずあの方を振り向かせてみせます…!!」
ケビンに負けじと、強く宣言するステラ。
その姿にケビンは満足そうに頷くと、もう一度「貴公ならばできる」と励ました。
…そして2人は、互いの間に存在する大きな溝に気付かぬまま
食堂の外で別れてしまったのだった…
58 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:32:21 ID:DjHPPue6
「…そんな事があったんですか?昨日の夜に…」
「そーなんだよ!マーシャちゃんからもあいつに何か言ってやってくれよ〜!」
「いやあの、そう言われても困るんですけど…」
翌朝。冷たい夜の冷気の残った河辺の厩舎で愛馬の準備を整えるマーシャに、
何故か空の鍋を持ったガトリーが必死で話しかけている。
…マーシャはガトリーから、昨夜の食堂での出来事を聞かされていたのだった。
「でも腹立たない!?マーシャちゃんみたいなかわいい彼女がいるくせに
ケビンの奴、他の女の子と一緒にいたんだよ!?浮気だと思うよね!?」
「はあ、ケビンさんに限ってそれはないですよ…」
しれっと言ったその言葉に、ガトリーががっくりと肩を落とす。
そして小さく「ノロけられた…」と呟くが、マーシャの耳には届かない。
…今の彼女の頭の中はケビンではなく、ステラの事で占められていたからだ。
(ステラさんがケビンさんに相談…?一体何を?
………まさか………)
…正直なところ、考えられる事は一つしかない。マカロフの事だ。
しかしいくら昨日マーシャが彼女を邪険に扱ったからといって、
よりによってケビンの元へ相談に行くとは…あの頭のネジが数本抜けて
別の場所に刺さっているようなどこかずれた男が、
ステラに余計な事を言っていないだろうか…マーシャは思わず頭を抱える。
「マーシャ殿!」
…その時だった。渦中の人物の片割れが厩舎に現れたのは。
「あ…ケビンさん?」
「ケビン…!?」
「おはよう、マーシャ殿…む、ガトリー殿も一緒か。おはよう!」
マーシャとガトリーに爽やかな挨拶をする赤い鎧の男…
ケビンもまた、馬を駆る騎士である。彼が厩舎に現れるのは当然の事だった。
「お、おはようございます、ケビンさん」
「うむ、今日はよい天気だな。やはり天候も我らクリミア軍の帰還を
祝福してくれているのだろうな!」
「そ、そうですね…」
「………っと、そうだ!」
がしっ!
突然ケビンに強い力で手を握られ、マーシャは思わず狼狽し、頬を染める。
「け、ケビンさん…?」
「マーシャ殿、昨日の戦いでは本当に世話になった!マーシャ殿の助けがなければ
オレは落とし穴にはまったまま、敵の格好の餌食になっていただろう!貴公はオレの命の恩人だ!」
「そ、そんな大げさな…」
「大げさではない!オレは本当にマーシャ殿に感謝しているのだ!
この恩は次の戦いで必ず返すと、貴公への愛に誓いを…」
「あ、あ、愛って……や、やめてくださいってばー!」
思いっきりうろたえるマーシャをよそに、ケビンは握った彼女の手の甲に口付ける。
急激に上がった自分の体温に、マーシャは失神してしまいかねない程の眩暈を覚え…
「……っておいコラ!!おれを無視して目の前でいちゃつくんじゃねーーーっ!!!」
しかし、横から入ったガトリーの怒声にマーシャの意識は何とか繋ぎ止められる。
…ガトリーは、ほとんど涙目だった。
59 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:32:43 ID:DjHPPue6
「ケビンてめえ…本っ気でマーシャちゃんを愛してるのか?一筋なのか?」
「ぬ?無論そうだが。オレは生涯をかけて愛する女性は1人だと心に決めて…」
「なら!昨日のステラさんは一体何だったんだよっ!
何を相談されたんだ!?後ろめたい事がなければ、言えるよな!?」
ごぃんっ!
手にした鍋を地面に叩きつけるように投げ捨て、ガトリーは絶叫する。
…ガトリーさん、言ってることが無茶だ。マーシャは思った。
いくら後ろめたいことがなくても、自分を信用して持ちかけられた相談事の内容を
他人にべらべらと喋るなど、ケビンでなくともできないに決まってる。
…が。
「むう…そうだな、言っても構わんか。
別にステラ殿から口止めされているわけでもないし」
ずるっ!
マーシャは思わずずっこけた。
「け、ケビンさんっ!そんなデリカシーのない事していいわけないでしょう!?」
「む、そうか?」
「そうですよっ!ステラさんだって、きっと言いふらしてほしくないに決まってます!
…例えばほら、恋愛相談の内容とか、他の人に聞かれたら恥ずかしいでしょう?」
「恋愛相談?そんなものではないぞ。
寧ろ他人が聞いたらステラ殿を立派だと賞賛すると思うがな」
「………へ?」
思いもよらぬケビンの言葉に、マーシャは無意識のうちに間抜けな声を上げる。
…マカロフの事を相談されたのではないのだろうか?
自分の予想が覆されるとは夢にも思わなかったマーシャは、先程あれだけ
抗議していた事も忘れ「じゃあ何を…?」と呟いていた。
「実はな、ステラ殿には好敵手として競いたい人物がいるようなのだ。
それで、オレとオスカーのような素晴らしいライバル関係を築くには
どうすればよいか、相談された」
「「………はい?」」
マーシャとガトリーの声が見事にハモる。
「いや、オレは感心したぞ!貴族の令嬢でありながら
聖騎士として素晴らしい武勲を挙げ、更にライバルと競う事で高みを目指すとは!
オレも負けてはおれんな!」
明るく笑いながら話すケビン。心の底からステラを賞賛しているようだ。
――そうなのだ。昨夜、ケビンが聞いたステラの相談の断片は
「気になる人がいる」「お2人のようになりたい」この2つのみ。
…肝心の主語が抜けていた。
一応ステラは「ケビンとマーシャに憧れている」と言いはしたのだが、
その声はあまりに小さく、彼の耳には届かなかった。
それだけならケビンもここまで早とちりしなかったのかもしれないが
タイミングの悪いことに、つい数分前に彼はオスカーと出会ってしまった。
そしてステラにライバルとは云々と熱く語った後「2人のようになりたい」…である。
ケビンを勘違いさせるには十分だった。
「…何だ、そういう事かよ〜。ステラさん、それならおれに相談してくれてもよかったのに」
「む、ガトリー殿のライバルとは誰だ?シノン殿か?」
「あのなー、そんな事シノンさんに言ってみろ!殺されるっつーの!」
満足そうに笑うケビン、安堵したように胸をなでおろすガトリー。
そんな男達をよそに、マーシャだけが腑に落ちない表情を浮かべていた。
60 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:33:14 ID:DjHPPue6
…そして、ここにも勘違いしたままの騎士が1人。
「マカロフ様っ!」
兵士達でごった返す朝の砦。
食堂へ向かうマカロフの背後から、やけに威勢のいい少女の声が響いてくる。
周囲の喧騒にかき消されない大きな声だが、澄んだ声音のそれは
マカロフのよく知るもの…のはずなのだが。
「…ステラさん?」
「マカロフ様、おはようございますっ!食堂へ向かわれるのですか?」
「まあ、そうだけど…」
「あっ、あのっ、私もご一緒してよろしいでしょうか!?」
「あ、ああ、いいよ…」
振り返ったマカロフの視線の先にいたのは、やはりステラだった。
…いつも上品で、笑う時は口元に手を当てるようなお嬢様の彼女が
こんな大声を上げるとは。彼女の妙な勢いの前に、
思わずマカロフは気圧されたような返事をしてしまった。
(な、何だステラさん…何か悪いもんでも食ったのか?)
(押して押して押しまくれ…ケビン様、私頑張ります!)
元々純粋すぎて苦手意識があったステラの変貌に、狼狽を隠せないマカロフ。
ステラはステラで、マカロフに引かれている事など全く気付いていない。
「マカロフ様、昨日の戦いの疲れは残っていませんか?」
「あ、まあ大丈夫だと思うけど…」
「次の戦いでは、私も前線で共に戦います!折角ケビン様から斧の使い方を
教わっているんですもの、これを実戦でも役に立てなくては…」
「す、ステラさん…そんな力まなくても…」
「マカロフ様、私の活躍…見ていてくださいね!」
マカロフの言葉をさえぎり、力強く言い切るステラ。
…マカロフは彼女の前に、ただただ渋い笑みを浮かべることしかできなかった。
61 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:33:47 ID:DjHPPue6
次の目的地は、将軍ジョフレ、フェール伯ユリシーズ他
クリミアの遺臣達が潜伏しているというデルプレー城。
エリンシアが彼らと合流すれば、アイク率いるクリミア軍は
名実共に祖国を解放する最大の軍となる。
オルリベス大橋からデルプレー城まで、案内を務めるルキノの話では
約一週間の道程というところらしい。
はやる気持ちを抑え、クリミア軍は行軍を続ける。
…そして時は流れ…
「………もうっ!」
ばしっ!
脱ぎ捨てた聖天馬騎士の制服を、汚れ物のかごに乱暴に叩きつける。
誰もいない天幕でマーシャは1人、憤慨していた。
――オルリベス大橋を発って3日目。
数刻前、その日の野営地を仲間と共に設営していたマーシャに
ティアマトが話しかけてきたのだ。
「マーシャ、大丈夫?」
「え?はい、これぐらい何ともないですけど」
テントを張りながら、マーシャは明るく答えた。
…野営地の設営ぐらいいつもやっている事なのに、何故心配されるのだろう?
「あ、そうじゃなくて…ごめんなさいね、マーシャ。
野営続きじゃ色々不満も溜まるかもしれないけど、許してちょうだい。
…アイク達に言わせれば戦争中にこんな事気にする方がおかしいのかもしれないけど、
でもやっぱり私は同じ女として、あなたにできる限りの事はしてあげたいの」
「…はい?」
「とはいえ、ねえ…天幕じゃ防音なんてできないし、他の若い兵達に
余計な刺激を与えてしまうかもしれないから…」
「………」
「デルプレー城についたら個室か…そうじゃなければ2人で1部屋ぐらい
用意できると思うから、それまで我慢してね」
心底申し訳なさそうに謝るティアマトに、マーシャは完全に凍りつく。
見れば、共にテントを張っていた仲間達も手を止め、恥ずかしそうに俯く者もいる。
だがそんな空気を読んでいないのか、あるいは読んだ上で無視しているのか…
「あ、でも…」ティアマトは思い出したように手を打ち、小声でマーシャに囁いた。
「避妊はちゃんとしなさいよ?身重のまま戦わせるわけにはいかないから…」
「………………………」
ティアマトはマーシャの肩を軽く叩き、じゃあねと声をかけると
そのまま立ち去ってしまった。
…後に残されたマーシャは動くことも出来ず、仲間達の好奇の視線に晒されながら
ただただ小さくなるティアマトの後姿を眺めることしかできなかった。
62 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:35:06 ID:DjHPPue6
「もうやだ…何で私ばっかり、こんな恥ずかしい思いしなきゃならないの?」
濡れたタオルで身を清めながら、マーシャは深いため息をついた。
…ケビンと恋仲になってから、いつも誰かに冷やかされているような気がする。
兄やステラしかり、ガトリーしかり、そしてティアマトにまで…
しかもいつも恥をかいているのは自分だけで、ケビン本人は何とも思っていないのが余計に腹立たしい。
「ケビンさんの…バカッ!」
マーシャは手にしたタオルも、力いっぱいかごの中に放り込んだ。
…これでも自分は分別をしているつもりなのだ。
色恋沙汰にうつつを抜かして戦いがおろそかになっては、上官のタニスにどれだけ怒鳴られるか
わかったものではないし、自分自身も戦争中にそんな不謹慎な真似はしてはいけないと思っている。
…それにケビンは人前で恥ずかしい台詞を平気でのたまう割に、それ以上の事は何もしてこない。
だから周囲に冷やかされるような関係では決してないのだ、自分達は。
「…ケビンさんのバカ…私の気持ちなんて、何もわかってくれないんだから…」
だが…マーシャはそれが寂しかった。
折角想いが通じ合ったのに、最初の日以来彼に抱かれるどころかキスすらしていない。
それはケビンの生真面目な性格によるところが大きいのはわかっている。
それでも…せめて戦いのないときぐらい、もっと深く彼に愛されたい。
彼の逞しい腕に抱かれ、口付けを交わし、熱い身体を繋げることができれば…
ガタンッ!!
「………っ!」
…その時、マーシャは我に返った。
自分しかいないはずの天幕で、机に立てかけていた剣が物音を立てて倒れたのだ。
――の、覗き!?
慌てて替えの制服を掴んで前を隠し、マーシャは数歩下がって身構える。
そして柱近くに立てていた槍を手にし、その切っ先でそろりとテーブルクロスをめくり………
「………兄さん?」
「よ、よお、マーシャ………」
………そこにいたのは彼女の実の兄だった。
「……何…してるの?」
「い、いや〜、今この天幕にいるのがお前だけだって聞いたから
ちょっと…財布を借りようと思ってさ〜…は、はは…」
…見ればマカロフの右手には、天馬の羽を飾り紐に巻きつけた皮袋が握られている。
マーシャが先程脱ぎ捨てた制服のベルトについた小物入れに入っていたものだ。
「………借金………やめたんじゃなかったの?」
「や、やめたよ!だからお前にたかりに…いや、融資してもらいに来たんじゃないか!
…借金やめる約束はしたけど、ギャンブルやめるって約束はしてないし…
い、いいだろ!?おれにとって賭博は最大の娯楽なんだよ!」
「………………………」
苦しい言い訳を並べる兄に、マーシャはにっこりと場違いな微笑みを浮かべる。
握った槍を手放し、テーブルクロスを元通り垂らすと
いそいそと着替え始め、身支度を整える。そして――
「……………バカーーーーーーッ!!!」
どがしゃーんっ!!
マーシャは思いっきり、下に潜んだマカロフごとテーブルを蹴り倒した。
63 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:36:42 ID:DjHPPue6
「マカロフ様…マカロフ様ーっ!」
夜も更けたクリミア軍野営地に、鈴の転がるような乙女の声が響き渡る。
ステラは訓練用の斧を手に、マカロフの姿を捜し歩いていた。
2人でケビンに斧の訓練を受ける時間なのに、姿が見えないのだ。
…普通の者ならすぐ「マカロフが訓練に飽きたに違いない」と思い、
さっさと捜索を中断していただろう。
しかしマカロフを素晴らしい男と信じきっているステラには
そのような考えは決して浮かばないのだった。
…それにステラは今、マカロフにアプローチをかけている最中である。
それはこの訓練の場においても変わらない。
寧ろ直接手合わせの機会に恵まれる訓練中にこそ、自分の力をマカロフに示す
絶好のチャンスである。このまま逃がすわけにはいかなかった。
「マカロフ様…どこに行ってしまわれたのでしょう?」
先程すれ違ったアイクにマカロフの行方を尋ねたところ、
彼はつい数刻前にマカロフとマーシャが喧嘩をしている現場に居合わせたらしい。
だが、ステラがアイクに教えられた場所にたどり着いたその時には
既にマカロフの姿はなく、焚き木の周りに陣取ったクリミア軍の兵士達が
各々自由にくつろいでいただけだった。
ステラは彼らにマカロフの所在を尋ねるも、皆口を揃えて「わからない」と答える。
彼がここにいたのは間違いないようなのだが…
「早く見つけないと…ケビン様をお待たせしているのに……マカロフ様ーっ!」
ステラは大声で名を呼びながら、必死にマカロフの姿を探し歩く。しかし彼の姿は見当たらない。
…やがてステラの足は、野営地の光もあまり届かない
茂みの中の獣道を進んでいた。
「マカロフ様………あ………」
暗がりの中、足を滑らさないよう慎重に進むステラ。
その視界に人影らしきものが映ったのは、茂みに入って5分ほど経過した頃だった。
この暗さでは人影が一体誰なのか判別は出来ないが、
もちろんステラの頭の中ではあっさりそれがマカロフに変換されてしまう。
彼女は真っ直ぐ人影に向かって歩き始めた。
「マカ………きゃあっ!!」
その時だった。横手の茂みから急に何者かが現れ、ステラを強引に押し倒す。
そしてそのまま彼女を茂みの中に連れ込み、後ろから拘束し口を塞いだ。
――あまりの恐怖に、ステラの身体が強張る。
(だ、誰っ………いや、離してっ!!)
ステラは助けを…間近に迫った人影に自分の危機を知らせようと、懸命に声を上げる。
しかし、男の大きな手で塞がれた自分の口から漏れるのは意味を成さないうなり声で、
彼女は助けを呼ぶことも出来ない自らの状況を思い知らされる羽目になるだけだった。
(いや、嫌っ………!マカロフ様あっ!!)
「ちょ、ちょっとステラさん、落ち着いてくれ!」
(………え………?)
だが、心の中で呼んだ想い人の声は、意外にも間近に響いてきた。
憑き物が落ちたように大人しくなったステラがゆっくり振り返ると、
そこにいたのは自分を拘束しながらも右手の人差し指を口の前に当てて困った表情を浮かべるマカロフだった。
64 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:37:30 ID:DjHPPue6
「ステラさん、事情は後で話す!だから今はちょっと、静かに………」
「ステラさんっ!!」
がさがさがさっ!
茂みを掻き分け、人影が早足で近付いてくる。
しかし、先程までステラが立っていた場所まで歩いてきたその人物は足を止め、
その場をぐるりと見渡した。
…さっきまでいたはずのステラの姿が見えない事を怪訝に思っているのだろう。
「…おかしいなあ、ステラさんの声が聞こえたと思ったのに…
しかも兄さんを探してたみたいだったのに…」
…人影はマーシャだった。
彼女は少し辺りを探るような素振りを見せたが、茂みの中に身を潜めている
マカロフとステラの存在には気付くことなく、そのまま立ち去る。
…やがて彼女の姿が野営地の明かりの中に消えると、
ようやくマカロフはステラを解放した。
「ぷはっ……」
「ああ、ごめん、ステラさん。苦しかったかい?」
「い、いえ………」
暗がりでマカロフから彼女の表情を窺うことはできなかったが、
ステラは俯き、恥ずかしげに頬を染めていた。
…彼女はマカロフに抱きすくめられる状態になっていたのだ。無理もない。
「あ、あの、マカロフ様…一体何が…?」
「んあ?ああ、ちょっとね〜…マーシャに冗談が通じなかったって、
まあいつもの話だよ」
マカロフはステラから視線を逸らし、困ったように頭を掻いて語り始める。
…要するに、反省してみせた直後に「この反省がいつまで続くか賭けないか?」と
言ったらキレられた、という話である。
「マーシャも冗談ぐらいわかってくれって感じなんだけどな〜。
妹なんだから、兄の行動パターンぐらい読んでくれたっていいと思うだろ〜?」
「はあ…私にはあまりわかりませんが………」
「ん?ステラさんには兄弟っていないのか?」
いくらステラでも、流石にどちらに味方をしていいかわからず曖昧な返事をする。
だがマカロフは口ごもる彼女を気にせず、何気なく話題を変える。
――マカロフはよく、ステラにマーシャの話をする。
その割に彼女の家族の話は聞いた事がなかったと、今思い出したのだ。
「え――」
しかし、その何気ない一言がステラの表情を曇らせた。
形のよい眉根を寄せ、金褐色の瞳を辛そうに伏せる。そして俯き、肩を震わせる…
その様子は闇の中でも彼女の動揺をマカロフに伝え、彼はステラの突然の変化に
狼狽を隠せないでいた。
65 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:37:53 ID:DjHPPue6
「す、ステラさん…おれ、もしかして悪いこと聞いた…?」
「え…あ、あの、私は………」
「ご、ごめん!やっぱステラさんは貴族なんだし、
おれみたいな平民が立ち入っちゃいけない話ぐらいあるよな…
すまん、今のは忘れてくれ!」
マカロフは思わずステラに土下座をする。謝り慣れている借金男の悲しいサガだ。
…だが彼は気付いていない。その態度が更にステラを追い詰めている事に。
『ステラさんは貴族なんだし』
『おれみたいな平民が』
ステラにとってその言葉は、拒絶以外の何物でもないのだ。
貴族であるがゆえ、平民に生まれたマカロフとの間に壁が築かれてしまう?
私はそんな事、望んでいないのに――
「――マカロフ様!」
「はっ、はいっ!?」
突然目の前の少女から発せられた大声に、マカロフは反射的に姿勢を正す。
……次の瞬間、マカロフの身体に柔らかい重みがのしかかってきた。
「え…」
「マカロフ様、私は…好きで貴族に生まれたわけではありません…!」
どさっ…
そしてそのまま2人は、ステラがマカロフを押し倒す形になった状態で
草むらへと倒れ込む。
「なっ…す、す、す、ステラさん…っ!?」
何もかもが唐突すぎて、マカロフの頭は大いに混乱した。
何故、自分はステラに押し倒されているんだろう?
これから自分達は、どうなってしまうのだろう?何を考えても答えは出ない。
…ただ確かなのは、この自分にのしかかる重みが
何とも形容しがたい心地よさを持っているということだけだった。
66 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:38:40 ID:DjHPPue6
(…押して、押して、押しまくれ、か…)
そしてステラは、マカロフの身体に全体重を預けた後、頭の中でケビンの言葉を反芻していた。
(…そうだ、私…マカロフ様に愛されたいと、そう思っていたのに…
自分からは何もしていなかった…)
今まで自分はただマカロフを慕い、ずっとその姿を視線で追い続けるだけだった。
…だけどいつしか、それだけでは満足できない自分に気付いた。
多分きっかけは、ケビンとマーシャの関係が変わったこと。
あの2人が眩しくて、そして羨ましくて…マカロフとあんな関係になりたいと、
彼女は次第に思うようになっていった。
…そしてケビンの言葉を鵜呑みにし、積極的にアプローチをかけるようになったのが3日前。
だが、それよりももっと根本的な間違いがあった事に、彼女は今になって気付く。
(…私…自分の事、何もマカロフ様に喋ってなかった…
隠し事をしたまま愛されようなんて、むしが良すぎますね…)
…言うのが怖かったのかもしれない。事実、こうしてマカロフは
貴族であるステラと平民の自分の間に壁を感じているようなのだから。
貴族社会の現実を話せば、彼はもっと自分から離れていくかもしれないのだ。
…でも…
「マカロフ様…私にも、兄弟はいます」
ステラはマカロフに体重を預けたまま、とつとつと語り始める。
――話そう。彼に。全てをさらけ出そう…私の気持ちも、何もかも……
「私の兄達は、誇り高きベグニオンの軍人として素晴らしい人生を歩んでいるのだと…
そう、聞いています」
「へ、へえ………」
「でも、姉達は…親の決めた許婚の元に、自分の意志など関係なく嫁がされ………
ただ、権力を繋ぐためだけの道具として、一生を終えなければなりません。
………………私も………………」
「え………」
――私も?
マカロフは一瞬、ステラの言った事が理解できなかった。
今は彼女の姉の話をしていたはずだ。なのに私も、とは…?
「ステラさん、それって…」
「マカロフ様、私には…30も年の離れた婚約者がいるんです」
「………!」
ステラの口からもたらされた衝撃の告白に、マカロフは思わず息を呑む。
彼もベグニオン人として、貴族社会がいかに不条理な世界であるか
ある程度の事は知っているつもりだった。
しかしこの自分にすがりつくように体重を預ける少女が、
まさかそんな境遇に置かれているとは…
「ステラさん…嘘だろ?」
「嘘ではありません…でも私には、その事実が知らされているだけで…
相手の方がどんな方なのか、両親は私に何も話してはくれないんです…
ただ私はディアメル家の娘として、その方を満足させる妻であればいいと…それだけを…」
ステラの声は、だんだん消え入るように小さくなり…
やがてそれは、言葉にならない嗚咽へと変わる。
彼女はマカロフの肩に顔を埋め、泣いていた。
67 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:39:44 ID:DjHPPue6
「………ステラさん………」
…マカロフは、悩んでいた。
己の不遇に泣く目の前の少女に対し、自分の中で感情の整理はできている。
しかし、それを彼女に告げてよいのか…言えばきっと彼女は傷つく。
…だが、中途半端な優しさほど残酷なものはない。
マカロフは意を決した。
「…で、ステラさん………あんたはおれに、どうしてほしいんだい?」
「………………え………………」
不意にマカロフの口から漏れた思いもよらぬ問いかけに、ステラは凍りつく。
「その話をおれに聞かせて、何を期待してるんだ?
おれに、自分をさらって逃げてくれとでも言いたいのかい?」
「そ、それは………」
「なあ、ステラさん………」
ぽんっ。
マカロフはうろたえ、濡れた瞳をさまよわせるステラの背中を軽く叩く。
そしてできる限り真面目な表情で、真っ直ぐ彼女を見た。
「あんたの気持ちは、わかってるつもりだよ」
「………!」
「おれだってあんたの事は嫌いじゃないし、こんな綺麗なお嬢さんから慕われて
嬉しくない男はいないと思うよ………でもな、ステラさん。
あんたは男に免疫がないからわからないかもしれないけど、
おれは本当に甲斐性のない男なんだから…こんな奴を好きになっちゃダメだ」
「そ、そんな事………」
「そんな事あるの。自分の事は自分が1番よ〜く知ってるからな…」
マカロフはステラをあやすように背中を叩きながら、
彼女にとって残酷な言葉を更に紡いでいく。
…自分がそれこそケビンやガトリーのような直情的で行動力もある男だったら
話は別だったかもしれない。
しかし、現実の自分は借金にまみれた遊び人傭兵でしかないのだ。
いくらステラの目に立派な騎士として映っていようと、それは彼女の
曇った目が映した幻想でしかないのだと、今伝えておかなければならない。
「………ごめん、おれ今すっげー酷い事言ってる自覚はある…
でもやっぱり、このままってわけにはいかないんだよ。
…ステラさんは親の決めた相手と結婚したくないって気持ちが強いから、
たまたまちょっと優しくしてくれた男にころっといっちゃっただけなんだよ…
そうじゃなきゃおれみたいなろくでなし、誰にも好かれやしないって」
わざとおどけた口調で話し、無理やり空気を変えようとするマカロフ。
…いくら彼でも茶化さないと言えない。こんな酷い台詞は。
きっと彼女にとって自分は初恋だったのだろう。その初めて好きになった男に
突き放される彼女の心境がいかほどのものか…マカロフには考えられなかった。
しかし、ステラがこれで自分を嫌いになってくれればそれが1番いい。
自分は彼女の苦い初恋の思い出になれば、それでいいのだ。
――だが………
「マカロフ様………!!」
「――っ!?」
刹那、ステラの顔が近付く。そして、唇に柔らかい感触。
僅かに触れただけのそれは、マカロフの脳に甘い痺れを与える。
――ステラは、マカロフの唇を奪っていた。
68 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:40:24 ID:DjHPPue6
「す、ステラさん…」
「マカロフ様、私は…私は………!!」
そして次の瞬間、彼は自分の身の異常に気付く。
…ステラの手が、マカロフの下腹部に伸びていたのだ。
「す、す、す、ステラさんっ!?」
細い女の指がマカロフのベルトに伸び、片手で器用にそれを外していく。
そうして戒めの解かれた下半身が夜風に晒されると、マカロフは寒さに身震いする。
…この冷気も、自身に触れる女の指の感触も、全て現実だ。
「な、何してんのステラさんっ!?ちょ…お、落ち着いて!
…ま、待て、落ち着くのはおれの方か?………い、いやあのちょっとやめ…っ!!」
激しく混乱し、意味不明な叫びを上げるマカロフ。
だがステラはマカロフの焦りなど意に介さず、つまんだマカロフのそれを
細く、なめらかな指でぎこちなく愛撫している。
…硬く目を瞑り、顔を真っ赤に染め、しかし表情はどこまでも真剣なままで。
箱入り娘のステラには、性の経験など当然ありはしない。
しかしベグニオンの伯爵家に生まれた彼女は
家の男達が気紛れに使用人や身分の低い町娘、果ては女のラグズ奴隷を
玩具のように扱っていた事を知っている。
自分の地位を利用し、女をただ自分の性欲を満たすためだけに嬲り、犯す様を
ステラは何度も目撃したのだ。
…自分と血が繋がった者達の繰り広げる乱交に、吐き気がした。
愛する者同士が新しい命を育むためのはずの行為が、酷く汚らわしいものだと思えた。
だが、ステラは恋をした。マカロフを想うようになり、
今は彼ともっと親しくなる事を…深い仲になる事を望んでいる。
ずっと恐ろしいものとしか認識できなかったセックスも、彼となら――
ステラは心の底でそう思えるようになっていたのだ。
………なのに………
「マカロフ様…」
呟いた声は、自分のものとは思えないほど低く掠れていた。
「マカロフ様は、私の事を思って…あえて遠ざけようとするのですか?
私の事が嫌いだと、そうはっきり言ってくだされば…私も…きっと受け入れるのに…」
「え?い、いや、だから別に嫌いとか、そーゆー問題じゃなくて……」
「私のこの想いがただの気の迷いだと、マカロフ様はそうおっしゃるのですか?
………………そんな事、絶対に………ないっ!!」
苦しみと強い決意の込められた少女の叫び声が、マカロフの鼓膜を激しく震わせる。
そしてステラは再びマカロフに口付け、彼のものに絡めた指を再び動かし始めた。
口腔に侵入せず、ただマカロフの薄い唇を舐めるだけの柔らかい舌の感触。
力加減もわからず、茎を撫でるだけかと思えば
時折先端や袋に強く爪を引っ掛けてくる、たどたどしい指の動き。
…それは今まで割り切った付き合いのできる商売女しか相手にした事のなかったマカロフには
とても物足りないもので、ステラの手の中の彼のものは一向に反応しない。
69 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:43:43 ID:DjHPPue6
(そんな…私じゃ、やっぱりだめなの…?)
ステラは自分の指に触れるものに変化が感じられない事に、絶望と焦りを覚えた。
やはり乏しい知識で、見よう見まねで行動に移しても、それは付け焼刃でしかないのか。
彼女は父や兄が女達にさせていた行為を必死で思い出し、頭の中で反芻する。
…そして一旦彼のものを解放して立ち上がり………意を決し、自分の鎧に手をかけた。
「………………っ!?」
マカロフの眼前で、ステラが一枚ずつ衣服を脱いでゆく。
白い鎧を地に落とし、シャツの裾を手繰り上げ、純白の下着の紐をするりと解く。
月の光に照らされて浮かび上がったその裸身はどこまでも清楚で、
しかし艶やかな黒髪と白い肌のコントラストは彼女から幻想的な色香を漂わせている。
…マカロフは、ごくりと唾を飲んだ。
「マカロフ様………私を見てください………」
ステラは再び膝を折り、マカロフのものに触れる。
…今度は指だけでなく、全身で。
「身分なんて忘れて…私自身を、見てください………」
女の裸に反応し、僅かに硬度を増していたそれに、ステラは唇を寄せる。
そして、ちゅっと。彼の唇を奪った時と同じように、先端にいとおしげに口付けた。
「………うっ…!」
冷たい夜風に冷えた自身に、先程までキスも知らなかったであろう少女が
幾度も唇を落としていく。その背徳感と自身に伝わる柔らかく暖かな感触に、
マカロフの中で押さえていた快楽が、少しずつ目覚め始める。
…ステラは、それを見逃さなかった。
少し硬く、大きくなったマカロフのものを握ると、今度はそれに舌を這わせる。
貴族の男に奉仕する哀れな娘達の舌使いを懸命に思い出し、
裏筋を舐め、カリを辿り、先端の窪みをつつき、僅かに漏れた先走りを舐め取った。
苦い男の味が口の中に滲む。荒くなるマカロフの呼吸を素肌に感じ、
ステラ自身も熱く昂る――もう、止まらない。
「マカロフ様…好き……大好き………」
「くっ………ステラ、さん……やめ………っ!」
唾液に濡れ、すっかり天に向かってそそり立ったマカロフのものを、新たな刺激が襲う。
ステラは彼に身体を摺り寄せ、全身で彼自身を包み込むように愛撫する。
頬擦りし、髪を絡ませ、柔らかな乳房を押し付ける。
彼女の胸は完全にマカロフ自身を挟み込むには少々大きさが足りなかったが
硬くなった乳首が時折かすめるように茎に当たり、必死で乳房を寄せ上げる滑らかな手が
マカロフの袋を押し潰し、刺激した。
そして先端を這う舌の動きは徐々に激しさを増し…
やがて彼女は口を大きく開け、それを含んだ。
「うあっ………っ!」
「んっ……ふぅっ………」
暖かいものに自身が包まれるその強烈な快楽に、マカロフは堪えきれない熱い吐息を零す。
ステラはあまりの息苦しさに目の端に涙を滲ませながらも、
そのまま飲み込んだ彼自身を喉の奥まで咥え込む。
そしてゆっくり、歯を立てないよう注意しながら…顔を動かし始めた。
70 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:45:08 ID:DjHPPue6
「うっ………くっ………!す、ステラ………さん……………っ!」
マカロフの口から、切羽詰った声が漏れる。
彼はクリミア軍に入ってから娼館に通う余裕などなかった故、
久し振りに与えられた快楽に耐えられなくなってきていた。
それに例え技術として稚拙でも、ステラが彼に与える刺激は並大抵のものではなかったのだ。
貴族の令嬢がおしげもなく裸身を晒し、自分を想って慣れない手つきで
必死に淫らな奉仕をする…その事実はマカロフの男の欲望を恐ろしく煽った。
今もステラは、自分の口腔で更に肥大するマカロフのものを
苦しげに、しかしどこか恍惚とした表情で咥え、揺さぶっている。
口の端から唾液と先走りの混ざった液体がこぼれ出し、
唇と茎が擦れる度にじゅぷじゅぷといやらしい音を立てながら下の袋と茂みを濡らした。
…もう限界だった。
「………くっ、うぅ……………っ!!」
びくんっ、と、マカロフの身体が大きく震える。
彼は無意識のうちにステラの頭を掴み、彼女の口腔と自身を固定する。
そして次の瞬間、マカロフは勢いよく彼女に白濁をぶちまけた。
「んうっ………!ぐっ、んんっ………ふっ…!」
口の中に広がる男の粘液に、ステラは眉根を寄せ、目尻に涙を浮かべる。
しかし固定された頭は彼女を逃さず、
マカロフは吐き出された欲望を一滴残らずステラの口腔に注ぎ込む。
飲み干すしかない…苦さと息苦しさにむせ返りそうになりながらもステラは懸命に
喉の奥に白濁を流し込んだ。こくり、と響く小さな音。
――その音に、マカロフは正気に戻った。
「…………げ…………す、ステラさん………おれ……」
戒めから解放され、げほげほと激しく咳き込むステラ。
マカロフは自分が取り返しの付かない事をしてしまったと、その様子を見て思い知らされた。
彼女の可憐な唇から飲みきれない白濁が伝い、欲情し潤んだ瞳がこちらを見つめる。
だが、そんなステラの劣情をそそるあられもない姿も
今のマカロフには後悔を煽るだけのものでしかない。
しかし、ステラは違った。未だ熱に浮かされ、咳き込みながらも
口の周りの白い液体を舌で舐め取り、そして扇情的なまでにうっとりした表情を浮かべる。
71 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:45:46 ID:DjHPPue6
(これが、マカロフ様の………素敵……………)
白濁を一筋指ですくい、己の唇に塗ってみる。
不思議なことに嫌悪感はなかった。やはり好きな男のものだからだろうか。
…もしこの白くねばねばした液体をしかるべき場所に受ければ、
私はマカロフ様の子を宿す事ができる…?
ステラは妄想に身を震わせ、閉じた太股をくねらせる。
そして後悔と恐怖に多少萎えながらも久しぶりに与えられた快楽にまだ硬度を保っている
マカロフのものを再び手に取ると、それを握ったまま彼を跨ぐように脚を開く。
…そこから見える白い内股に、つうっと一筋の雫が伝う。
ステラの蜜に濡れた秘部が、月明りを反射し妖しく輝いていた。
「す、ステラさん…………ま、まさか………」
「マカロフ様……私………」
蒼白な顔で唇をわななかせるように呟くマカロフの様子に気付いていないのか、
それともあえて無視をしているのか…
ステラは握ったものの先を自らの花弁に宛がい、そして――
「あなたと、ひとつに――」
「………だめだーーーーーーーーーっ!!!」
どんっ。
――衝撃。暗転。背に感じる冷たく、くすぐったい草の感触。荒い男の呼吸音。
「あ――」
何が起きたのか、全くわからない。しかし衝撃を受け反射的に閉じた瞳を
ゆっくり開けると、両手を前に突き出した姿勢のまま固まっている
マカロフの姿が視界に飛び込んできた。
72 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:47:10 ID:DjHPPue6
「あ………ご、ごめっ………ステラさん!だ、大丈夫か………!?」
目が合い、マカロフは金縛りが解けたように急に立ち上がると、
くつろげたままになっていた前を直し、中途半端に膨張した自身を中に押し込む。
そして草むらの上に倒れたまま呆然としているステラの手を取り、彼女を支え起こした。
「……マカロフ様、わた…し……………」
「え?あ…す、すまん!きゅ、急に突き飛ばしたりして……」
未だ焦点の定まらぬうつろな視線を向け、呟くステラに
マカロフはうろたえた様子で頭を下げる。
――彼はステラが腰を落とす寸前に、彼女を突き飛ばしたのだ。
「け、怪我とかしてないか?大丈夫?
ほんとごめん…で、でも、やっぱり、その………」
何とか言い繕おうと必死になるマカロフの様子に、ステラも徐々に正気を取り戻す。
何故、マカロフはこんなに焦っているのか。
何故、マカロフが自分を突き飛ばしたのか。
何故、自分は裸で倒れているのか。
そうなった経緯を少しずつ思い出し………
――ステラの光を取り戻した金褐色の瞳から、ぼろぼろと大粒の涙が溢れ出した。
「す、ステラさん………っ!?」
「マ………カロ…フ……様……………私…わ……たし……………
………………ごめんなさい………………っ!!!」
ステラは手で顔を覆い、マカロフへの謝罪を口にしながら泣きじゃくる。
「………私………なんて事を………………うっ…ぐすっ………
ごめんなさい、本当にごめんなさい………!!」
73 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:47:30 ID:DjHPPue6
…ステラはマカロフに、自分の想いがどれだけ真剣であるか、それを伝えたかった。
一時の気の迷いであると言い張る彼に違うと、本気で愛していると伝えたかった。
汚らわしいと思っていた性交も、マカロフとならできるのだと。
それを証明しようと彼の下腹部に手を伸ばした。
だがそれはステラの一方的な気持ちの押し付けであり、合意の上ではなかったのだ。
マカロフは何度も自分を押し止めようとしていたのだから。
しかし、脳裏に焼きついたディアメル家の男達の淫行がステラを狂わせた。
女達に奉仕させ、性欲を発散し満足する彼等の姿を思い出し
ステラは心のどこかで男は皆、こうすれば悦ぶと錯覚していたのだろう。
手段と目的が頭の中で氾濫し混ざり合い、激しく混乱したままの彼女は
マカロフの性を煽れば彼は自分に欲情し、夢中になる…と本能で判断したのだ。
事実、彼の怒張はステラの行為に反応し、精を吐き出した。
彼女は自分の判断が間違いでなかったと更に錯覚する。
そして、そのまま自分の純潔を彼に奪わせてしまえば…
彼は自分から絶対に逃げられなくなる。
「………こんな、こんな浅ましくてふしだらな事を………
私…最低です………」
しかし、それが一体どういう事を意味するのか――
冷静さを欠いたステラには、わかっていなかった。
貴族社会のベグニオンで、伯爵令嬢が身分の低い傭兵騎士と通じ合ったなどと知れれば
間違いなくマカロフは罪に問われる。
そうなれば残された道は限られてくるだろう。
家族に…特に父に一応この大戦で活躍しているマカロフの功績を認めさせ
爵位を与えた後彼を伯爵家に招き入れるか、
それとも手に手を取って駆け落ちするか――いずれにしろ、マカロフの望んだ未来ではない。
ステラは自分の想いを彼に押し付け、そして彼を追い詰めようとしていたのだ。
「………うっ……………ふっ…うぅ………ごめ…………ん…なさい………
マカロフ様………ごめん…なさい…………ぐすっ…うぁっ…………」
彼に何と言って詫びればよいのか。とめどなく溢れる涙が、謝罪の言葉を紡ぐ事を遮る。
………後はもう、声にならなかった。
74 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:48:13 ID:DjHPPue6
マカロフは途方にくれていた。
薄暗い茂みの中、ひたすら泣きじゃくり自分に詫び続けるステラを前に
どうすればいいのかさっぱりわからないのだ。
…当初の予定通り、彼女から自分への好意を消し去るのならば
こんなチャンスはないだろう。
このまま泣き続ける彼女を無視して、1人でさっさと野営地に戻ってしまえばいい。
…しかし、いくらなんでもそれは酷すぎはしないか。
彼女がこんな無茶な行動に走ったのも、全部自分を想っての事なのに。
どちらかと言うと女性にもてないタイプだったマカロフは、
ここまで一途に想いを寄せられた事などなかったのだ。
だが、中途半端な慰めや優しさは彼女の為にならない…
(マーシャ、助けてくれ………おれは一体、どうすればいいんだ!?)
彼が脳裏に思い浮かべた妹の姿は、やっぱり怒っていた。
「………っ!」
…その時、あさっての方向を見つめていたマカロフの背後で
ステラが小さくくしゃみをした。
振り返ると、彼女は涙を流しながら自分の身体を抱きしめ、震えている。
クリミアに入り大分暖かくなったとはいえ、やはりまだ夜の風は冷たい。
…マカロフは脱ぎ散らかされたステラの衣服を抱え、彼女に近付いた。
「……ステラさん、これ…とりあえず着替えないか?風邪引くよ?」
「………っ!」
間近に響いたマカロフの声にステラの身体がびくりと震え、
赤く腫らした瞳が涙を湛えたまま彼を見る。
何ともいえないその痛々しさに、マカロフは思わず目を伏せた。
「ほら、シャツとか持ってきたから………」
マカロフは手にした衣服を彼女の前に差し出す。しかし――
「………い、いけませんマカロフ様!私のような卑しい女に、近付かないで下さいっ!」
ステラはそれを振り払い、怯えたような表情で後ずさった。
「す、ステラさん…そんなことは…」
「私にはもう…マカロフ様のお傍にいる資格などありません…!
……もう、忘れますから………マカロフ様への想いも、何もかも………
もう私のせいでマカロフ様を苦しめるような事は、絶対しませんから………」
だから……ごめんなさい………
最後にそう呟き、後はまた泣きじゃくる。
野営地の喧騒から外れた茂みの中、まるで世界から切り取られたその空間に
少女の声を殺した嗚咽だけが響いていた。
「………………」
マカロフは彼女の足元に衣服を畳んで置き、そのままその場を後にする。
一歩、一歩。踏みしめる草の音がやけに大きく聞こえるのは気のせいだろうか。
75 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:49:16 ID:DjHPPue6
――兄さん!あれだけステラさんを悲しませるなって言ったじゃない!!
先程脳裏に浮かべたままの妹の姿が、マカロフを激しく怒鳴りつけている。
(…そんなこと言われても…この状況でおれにどうしろって言うんだよ…)
あのまま流されることなく彼女を抱かなかっただけでも、自分はよくやった方だと思う。
それに今、もう近付かないでほしいと言ったのはステラの方なのだから。
これ以上自分が彼女に何ができるというのだろう…考えても、答えが出ないのだ。
――でも!このまま彼女を放っておくつもりなの!?
それが本当に最善だって思うの!?
――兄さんはお金にだらしない人だけど、人を傷つけて平気でいられる人じゃない。
私はそう思ってる。だから私だって……呆れるし、情けないと思うけど…見捨てられないのよ。
――兄さん、ステラさんをこのままにしておくのが彼女のためだと思うの?
彼女の事、何とも思わないの?これでいいって思うの!?
――兄さんっ!!
(………ああもう、それ以上言うな!おれだって…おれだってわかってるよ!
――ちくしょー、どうなっても知らないからな!!)
「………ステラさんっ!」
気が付くとマカロフは背後を振り返り、大声で彼女の名を呼んでいた。
そして大股で今来た道を引き返す。
…考えても答えが出ないのなら、何も考えずに行動するまでだ。
「ま、マカロフ様…っ!?」
ステラはびくっと大きく震え、驚き信じられない様子で顔を上げる。
しかしすぐにその表情は曇り、掴んだシャツで前を隠しながら苦しそうに声を絞り出す。
「…だ、だめ、マカロフ様…!わ、私のような愚かな女の事は、もう………」
「………それなんだけどさ、ステラさん」
後ずさるステラの目の前にしゃがみ込み、俯く彼女を下から覗き込む。
悲しみと後悔に濡れたステラの瞳が見たのは、自分とは対照的に
真剣な眼差しをしたマカロフの青い瞳だった。
「ステラさんは自分の事を今、愚かだとか卑しいとか責めてるけど…
それっておれと同じだと思わないか?」
「………はい?」
思いがけないマカロフの言葉に、ステラは思わず泣き腫らした目を丸くした。
76 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:49:56 ID:DjHPPue6
「あーほら、おれさっきも自分の事だめ人間だとか甲斐性なしだとか言ってただろ?
んでステラさんがそんなことないって否定して」
「は…はあ………」
「おれから見れば、今のステラさんも同じだよ。
おれはステラさんがそんなに自分を責める必要はないって思うからさ…
だから今のおれから見たステラさんは、ステラさんから見たおれと同じ。だろ?」
「……………」
苦しい言い訳ならマカロフはお手の物だった。
彼は深く考えず、ただ目の前のステラを何とか泣き止まそうと必死で言葉を紡ぐ。
ステラは呆然とそんなマカロフの様子を見つめていた。
「あ、でもごめん、おれみたいな本気でろくでもない奴と一緒にされたら
ステラさんに失礼だよな〜…すまんすまん…」
「そんな…マカロフ様は、素晴らしい方です………」
「…まだ言うのか、あんたは。
………………………………………………
………なあ、ステラさん」
マカロフは懐をまさぐり、小さな何かを取り出す。
それは月光を反射し輝く、1枚のコインだった。
「……………賭け、しないか?」
そしてマカロフは、彼女に突拍子もない提案を持ちかけた。
77 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:50:43 ID:DjHPPue6
「賭け…?」
「そ。おれは今、借金だらけで妹をいつも困らせてるだめ男だろ?
で、さっきマーシャに『この反省がいつまで続くか賭けないか?』って言ったら
あいつがブチ切れて…って話はしたよな?」
「はい………」
「だからその賭け、マーシャの代わりにあんたがしないかい?」
いつも通りの軽いノリでステラに話しかけるマカロフだったが、その真意は計れない。
ステラはじっとマカロフを見つめ、彼の次の言葉を待つ。
「おれはさ〜こう見えても結構まともになったつもりなんだぜ?
アイク殿の軍に入って、悪どいとこから借金するのはやめたし…
まあその分悪どくないとこから…ってそれは置いといて。
ケビンの猛特訓にも何とか付き合えてるし、一応聖騎士の端くれになったわけだし…
このままいけば、それなりにいい線いくと思うんだよ。まああくまでそれなりだけど」
「……………」
「………ま、それでもおれはまだまだろくでなし借金男の域を出ないわけで。
ぶっちゃけ自分でもこれ以上は望めんのか?って思うとかなり疑問なんだよな。
こんな大穴にマーシャが乗らないのも、まあ当然といえば当然なわけだ。
――だからこそ、さっきあんたを突っ放したんだし」
さっきとは、自分の境遇を語るステラに対して取った冷たい態度の事だろう。
だがあれは彼の本音である。今のままの自分ではこの令嬢に釣り合わない、
それは紛れもない事実だ。
――しかし…
「………でもステラさん、あんたならどうだ?
大穴ってのは滅多に当たらない分、見返りは大きいぞ?」
「え…あの、それはどういう………」
「…賭けるのは、そうだなあ………………」
「………………………お互いの将来、ってことでどうだい?」
「………え………」
ステラは大きく目を見開く。
今、マカロフは何と言った?信じられないような事を言いはしなかったか?
78 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:51:13 ID:DjHPPue6
「………おれが真人間になって、そしてあんたと釣り合うようなまっとうな騎士になったら…
その時はあんたの勝ち。
逆に今のまんま…またはそれ以下の自堕落な遊び癖が抜けなかったらあんたの負け。
おれ達は一生平行線な関係が続くってわけだ」
「マカロフ様………それは………」
いつの間にか涙を流す事を忘れ、ステラは彼をただ呆然と見つめる。
マカロフはそんな彼女の頭にぽんと手を置き、優しく撫でた。
「…だからさ、おれだってあんたの事は嫌いじゃないんだよ。
ま、さっきのあれはびっくりしたし、やっぱあーゆーのは良くないと思うけど…
でも泣いてるあんたを見たくないって気持ちは本当だから。
…だからステラさん、また笑ってくれよ。
おれもまあ、できる範囲で真人間になれるよう努力するから、な?」
…できる範囲で真人間になるって何だよ、そりゃ。
マカロフは心の中で自分自身に突っ込みを入れる。
(…あー、またできもしない約束しちまったかなあ………)
口からの出任せで自分を窮地に追い込むことは、マカロフにとって日常茶飯事である。
そもそも賭けだっていつも高額配当に目が眩み、勝ち目の薄い勝負ばかりしては
負け続け、一文無しになるのだ。
そしてマーシャにいつも怒鳴られ、賭けなんかやめてもっと現実的で建設的な事をしろと
耳にタコができるほど言われるのだが…
「マカロフ様………その勝負、謹んでお受けいたします」
眼前には、悲しみからではない涙を目に湛え花が開くような微笑を浮かべるステラ。
…ま、今回ばかりはマーシャも大目に見てくれるよな…
マカロフは彼女を見て、そう思うことにした。
79 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:52:13 ID:DjHPPue6
「うぬ、遅いぞ2人とも!一体どこをほっつき歩いていたのだ!
このケビン、待ち切れぬから他の者と手合わせを………」
「………戦闘の最中によそ見なんぞ、したらいかんやろぉっ!?」
SMAAAAAAAASH!!!!!
…野営地に戻ったマカロフとステラの前で、ケビンがネフェニーの一撃を受け
壮絶に吹っ飛ばされる。
周囲を取り巻いていた野次馬達は大いに盛り上がるが、マーシャとキルロイは倒れたケビンを、
カリルは怒りに任せて方言を炸裂させたネフェニーを見て頭を抱えていた。
「…まあ、ケビン様…大丈夫でしょうか?」
「………大丈夫なんじゃない?キルロイが杖持って見張ってるし、
マーシャもあんまり心配してないようだし」
ケビンがよそ見をする原因を作った聖騎士2人組はのんきに倒れたケビンに近付く。
キルロイは呪文の詠唱に集中しているため彼等の接近に気付いていないが、
マーシャは兄の姿を目ざとく見つけ、睨みつけた。
「兄さん!それにステラさんも…もう、今までどこにいたのよ!
おかげで痺れ切らしたケビンさんがそこら辺の人に手当たり次第
手合わせ申し込んで、大変だったんだから!」
見ればマーシャも剣を握り、着替えたばかりの制服を土埃で汚している。
恐らく真っ先にケビンの相手をしたのだろう。
「あー、すまんすまん、ちょっとまあ色々あって…
それにしてもネフェニーさん、強いな〜」
「本当です、あのケビンさんを一撃で…信じられませんわ」
先程までの出来事を詳しく詮索されると流石に気まずいので、
マカロフは早々に話題の矛先をネフェニーに変えた。
彼女は肩で息をつき、普段の物静かな様子からは想像もつかないほど
ギラついた目つきをしているが、ケビンの治療を終えたキルロイが近付き杖を振るうと
傷と共に彼女を纏う攻撃的な空気も、みるみるうちに霧散していった。
「最初はケビンさんが押してたのよ。でもそれがだんだんネフェニーさんの怒りに
火をつけていったみたいで…で、あの通りってわけ」
「へー、人は見かけによらないんだなー」
「…普段大人しい人の方が、切れた時怖いもんよ」
何気なく言ったマーシャの一言が、妙にぐさりとマカロフに突き刺さる。
彼は思わず隣のステラをちらりと盗み見るが、
彼女はいつもの柔和な表情を浮かべているだけだった。
「………うっ………」
「…あっ、ケビンさん!大丈夫ですか?」
その時、ネフェニーにぶっ飛ばされ気を失っていたケビンが意識を取り戻す。
マーシャはしゃがみ込み、足元のおぼつかない彼を抱き起こした。
「む…このケビン、一生の不覚!まさか女性に一撃で倒されるとは…」
「仕方ないですよ、ネフェニーさん強いですし、それに怒ってたし…」
ケビンはマーシャに支えられ立ち上がり、先程の自分の敗北を悔やみ始める。
マーシャは彼にフォローを入れつつ、手にしたタオルで赤い鎧に付いた
泥や血をかいがいしく拭き取っていった。
80 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:53:18 ID:DjHPPue6
(全く…人前でナチュラルにラブりやがって…こんだけ仲良くやってながら
何が不満なんだよ、マーシャの奴)
(…ああ、やっぱりお2人のような関係って素敵…)
マーシャの財布を盗もうと天幕に忍び込んだ時、
彼女のケビンに対する愚痴を聞いていたマカロフは目の前の光景に呆れかえった。
…そしてステラは相変わらず羨望の眼差しで2人を見ている。
「………む!そこの2人!遅いではないか!
オレはてっきり訓練が嫌になって逃げたのかと思ったぞ!」
その視線に気付いたのか、ケビンは注意をマカロフ達に向けた。
「マカロフ殿はとにかく、先日オレにあんな相談を持ちかけてきたステラ殿までもが
訓練をサボるなど…くうっ、オレの心は張り裂けそうになったのだぞ!」
「す、すみません、ケビン様…」
「?あんな相談?」
むせび泣くケビンにうろたえ、ステラは思わず頭を下げる。
しかしケビンの言葉の意味がわからないマカロフは、怪訝な表情で2人を見た。
「!な、何でもありませんマカロフ様!
…それよりケビン様、訓練でしたら今からお受けしますわ!」
「む、そうか?しかしもう就寝まであまり時間がないな…
では、今日は基礎訓練はなしだ。2人で手合わせをしてもらおうか」
「はいっ!」
少し焦った様子ながらも、元気よく返事をするステラに対し
マカロフはげっそりした様子でため息をつく。
恐らくこのまま今日の訓練が流れる事を期待していたのだろう。
「頑張りましょう、マカロフ様!」
にっこりと、可憐な微笑みをステラが向けてくる。
…先程までの思いつめた様子や、絶望と自己嫌悪に泣き濡れたあの表情が嘘のような
綺麗な笑顔だった。
81 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:53:49 ID:DjHPPue6
…この先、おれと彼女がどうなるのかなんて、誰もわからない。
おれとしては、その日暮らしで楽しく生きれりゃいいと思ってる。
そして、そんな事を思いながら今日という日は暮れていく。
…ま、でも何だかんだ言って、ここまで来たんだ。
おれだって聖騎士になれたんだし、もうちょっと頑張ってみれば
きっと2人にとって何かいい事があるだろう。
そう、イメージはいつでも…
82 :
雨のち晴れ:2006/07/10(月) 03:54:20 ID:DjHPPue6
「………マカロフ様、マカロフ様っ!!いやっ、しっかりして下さい!」
「兄さん、ちょっと…生きてる!?」
「キルロイ!早くこっちに来てくれ!…いや、いっそリブローでもいい!」
2人の少女と1人の男の悲痛な叫びが、野営地に響き渡る。
…マカロフはステラの斧の必殺の一撃を頭頂部に受け、
激しく流血しながら昏倒していた。
――マカロフに脈あり、と悟ったステラはケビンの言葉を鵜呑みにしたまま
『押して押して押しまくる』作戦を手合わせで実戦してしまったのだった。
…そう、ステラもケビンも先日の相談が未だすれ違ったままだという事に気付いていない。
「………………」
「!?に、兄さんどうしたの!?何か言いたいことでもあるの!?」
…その時、白目をむいて倒れているマカロフの唇が僅かに動いた。
目ざとくそれを見つけたマーシャは
兄の言葉を懸命に聞き取ろうと耳を近付け、意識を集中させる――
「………イメージはいつでも………
雨のち晴れ……いつの日にか……………虹を渡ろう…………………………」
「……………い………いやあああああっ!!マカロフ様っ!!」
「うぬ…うわ言を口にするようになるとは、いよいよ危ないではないか…!
キルロイ!まだかっ!?」
「兄さん!しっかりして!!虹の向こうなんか行っちゃだめえええええっ!!!」
…野営地にこだまする、三種の絶叫。
それを聞いたクリミア軍の兵達は、あのろくでなし男も意外と愛されているのだなあと
感心したとかしないとか。
…そして彼等は翌朝、キルロイに貴重な女神の杖を勝手に使わせた事をセネリオに咎められ
大声に鼓膜の破れた鳥翼族のウルキに土下座する羽目になるのだが
それはまた別の話である――
---Fin---
長編リアルタイムGJ!
タイトルはあの曲からだったんだなw
…以上です。タイトル最後まで思いつかなくてねじ込みです。すみません。
ミスチルの雨のち晴れって曲のいい加減な感じがマカロフっぽいかなーと思いつつ
マカロフの方がはるかにダメ男だった。まあそんな感じでねじ込み。
ここまでお付き合いくださり有難うございました。
前スレより
630 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/07/09(日) 22:53:40 zElmPay1
本スレ>27のマネ
外伝=ガルバトロン
三日目=メトロフレックス
壷=アーシー
UCC=パーセプター
マシン=アストロトレイン
亜茶=ウルトラマグナス
千葉犬=ロディマス長官
ダミアン=初代コンボイ
わかりにくいネタでスマン・・・
631 名前:外伝 ◆9QlRx9nooI 投稿日:2006/07/09(日) 23:50:17 AZH/h2zo
2010の初代ガルバトロン?
あの頭から電気パチパチ出して病院惑星に入院してラスボスの座も地球人に奪われた。
さいこー
632 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2006/07/10(月) 03:54:24 41naYWjN
>>630 壷?
注意書き
都合により、『前編』『中編』『後編』の3回に分けて投下させていただきますが、今回は『前編』を投下します
登場人物の口調が違いますが、恋する女の子の妄想中のことで、極端に美化されていますので、その点はご容赦ください。
恋せよ乙女『前編』(1)
薄暗い暗闇の中、かすかな月光のみが、窓から部屋を照らしていた。
もう、皆が寝静まった、暗い夜。
今、この部屋で起きているのは、ネフェニーだけであるかもしれない。
「・・・・・・。」
ネフェニーはベッドに横になったまま、天井を見上げている。
辺りは静寂が包む。かすかに、外から虫の声が聞こえるのみ。そんな中、ネフェニーはそっと眼を閉じた。
すると、一筋の涙が、彼女の頬を伝わる・・・・・・。
ネフェニーは辛かった。
本来なら、一介の村娘であったはずの、自分。もし、何事もなければ、今ごろは村で明るくのんびりと暮らしていたかもしれない。
だが、今は、戦争の真っ最中。年頃の若者である自分も、当然のように戦争に駆り出された。
本当は、戦うのが嫌だ。でも、周りは敵だらけ。戦わなければ、自分が殺られてしまう。
万一、殺されなかったとしても、捕虜になってしまえば、年頃の娘である自分である。どのような辱めを受けるかわからない。
嫌なのに、戦わなければならない。穏やかに生きてきた彼女にとって、それは辛すぎる現実だった。
たった今、殺した相手・・・彼にも、故郷に帰れば、家族が待っているかもしれない。
妻や子、それに年老いた親が、大事な人の帰りを待っているかも知れないのだ。
そう思うと、身を引き裂かれるような思いに駆られる。
それでも、戦わなければならない。そうしないと、自分が同じ目に遭うからだ。
兵士とは、因果な商売。
まだなりたての兵士であるネフェニーに突きつけられた、辛すぎる現実。
でも、彼女は引っ込み思案。但し、それが彼女のもともとの性格だったわけではない。
自分は田舎者であるという思い込みが、他の人との交流を妨げているのだ。
そんな彼女の悩みを、気軽に打ち明けられる人など、どこにもいない。
だが・・・
その人は、いきなり彼女の前に現れた。
屈強で、大きな男性。その男性は、いきなりネフェニーに話しかけてきた。
「貴女は、いつも怖い顔をしている。」
「えっ!?」
「もっと笑った方がいい。貴女の笑顔は、きっと素敵だと思うから。」
「で、でも・・・」
男は、いつも笑顔である。そのためか、彼の周りには、いつも人が絶えない。特に、子供たちには大人気である。
(あたしとは、まったく正反対の人)
ネフェニーはふと、そう思う。どうして、彼はいつも笑顔なのであろうか?辛く、苦しいことなんてないのだろうか?
あたしは、今、とても苦しい。やはり、兵士には向かないのだろう。一流の兵士とは違い、どうしても非情にはなれない。
「貴方は、辛くないん?あたしは・・・時々、泣きとぉなったりするよ?」
ネフェニーがこの悩みを打ち明けたのは、彼が最初。というか、先にも後にも、彼だけである。
「そうか・・・、貴女は辛かったのですね。そういうときには、無理して笑うことはない。」
「・・・・・・。」
ネフェニーはもう泣きそうになっている。今まで、非情に徹しなければならなかった自分。そして、その辛さを打ち明ける人は、誰もいなかったのだ。
突然、男はネフェニーをぐいっと抱き寄せる。
「!!!」
ネフェニーは驚いた顔をした。そして、男はネフェニーに、こう囁いた。
「無理をしないで、辛かったら泣けばいい。」
ネフェニーはしばらく呆然としていたが、やがて・・・・・・
「・・・・・・ううう・・・・・・ぐす・・・ひっく・・・・・・」
ネフェニーは、この軍に入って初めて、泣いた。その間、彼はしっかりと自分を抱きしめてくれている。
彼の暖かい身体、そして心に包まれて、ネフェニーはそれまでの辛さを、すべて吐き出した。
「全部出してしまったら、貴女の素敵な笑顔を見せて欲しい。大丈夫。貴女の笑顔は、きっと素敵だから。」
恋せよ乙女『前編』(2)
そして夜。
ネフェニーは昼間の出来事を思い出していた。
とても辛い自分を、あの人はしっかりと抱きとめてくれていた。
その間、彼の暖かいぬくもりが、ネフェニーの身体を包み込んでいた。
そのぬくもりの感触は、まだ自分の体に残っている。本当に素敵な男性というのは、あんなにも心地よいものなのか・・・。
それは、生まれて初めての、恋。女である自分が、初めて男の人に恋をしたのだ。
そのぬくもりの残る掌を、彼女はそっと自分の胸に当てた。
「・・・・・・。」
まるで、彼のぬくもりが、自分の手を伝って、胸を包み込むような感じ。
ネフェニーの胸は、大きかった。前に、気になって他の女の子たちの胸をちょっとだけ観察してみたことがあるが、やはり、自分よりも胸が大きな人はいない。
「よし。」
ネフェニーはよく、こっそりとガッツポーズを作ったものだ。自分が一番、女らしい。もっとも、体つきだけではあるが。
その胸に、自分の掌が沈み込む。
「んん・・・・・・」
思わず唸り声を上げた。いまだ手に残る、彼のぬくもり。それが、己の胸を熱くする。
本当に、あたしは、あの人を好きになってしまったのだ。
穏やかで、優しくて、いつも笑顔のあの人。大きくて、暖かい人。
まるで、その彼が、今、あたしの胸を揉んでいるみたい・・・
彼女は両手で、更に己の胸を揉み込む。
「・・・あああ・・・ああふ・・・」
あの人が、自分の胸を揉んでいる・・・いや、これは、自分自身の願望なのだろうか?
はっきり言ってしまえば、他の男に触らせるなど、とんでもない話である。でも、今ネフェニーは思う。彼になら・・・・・・
彼になら、自分の全てを捧げてしまってもいい。
その想い・・・それはやがて、己の身体を次第に熱くする。
「あ・・・」
一瞬、自分のショーツが、じわっと蒸れるように湿った。
ネフェニーはその部分を指で触ってみる。その場所は、ぱっくりと口を開けて、ちょっとだけエッチな内部を覗かせている。
その場所は、いまだかつて、自分以外の誰も触ったことのない場所。そっと擦ると、少しだけ蜜が溢れる。
「・・・あ・・・あふ・・・んん・・・」
指が、その筋をなぞり、そして、その筋が、指によって左右に拡げられる。すると、充血したその中身が、初めて外気に触れる。
その桃色に腫れあがった内部・・・中指を当てると、ぐっと中に沈みこむ。
「あはぁっ!・・・あああ・・・」
もちろん、自分以外の誰も触ったことのない場所。当然、他の男に触らせたこともない。
でも、ネフェニーは想う。あの人になら・・・・・・
そう考えると、その場所は次第にじんじんと疼き、熱くなる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・んんああ・・・ああ・・・」
同時に、彼女の指が、次第に激しく、その場所を擦りだした。その指に、彼女の淫らな蜜が溢れる。
彼女はその指についた蜜をぺろっと舐めた。これが、ネフェニーという、女の味。
「んふう!ふああ!あああ!」
その味を味わっていいのは、自分と、あの人だけ。彼女は、固く心にそう決めている。
他の人には、断固として許さない。でも、あの人にだけは・・・
恋せよ乙女『前編』(3)
あの人にだけは、自分の全てを、味わって欲しい。
今、自分は、彼を想い、その淫らな女の花を咲かせている。
花もそうだが、それは、今、自分が最も繁殖に適している状態であるということ。
あの人と、結ばれたい。
今、彼女の脳裏に浮かぶのは、あの人の笑顔。
「んんんっ!んはあっ!ああああああっ!!!」
じんじんとした疼きが、一気に身体全体に広がる。全身全霊で、今、彼女は、彼を欲している。
やがて、彼女は、疲れ果てたかのように、ぐったりとなった。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
そして、彼女の頬に、一筋の涙が伝わる。
もう、我慢できない。
あたしの意中のあの人を、何が何でもモノにしたい。
「・・・ダラハウさん・・・」
最後に愛しの彼の名をポツリとつぶやくと、彼女はそのまま眠りについた。
『中編』へ続く
アッー!
>>48 GJ!最後までやっちまわないところが
二人っぽくていいですな。
つくづく職人さんて凄いなと思う。
ネタをメモってても文にならんならんorz
0 本編をベースにした派生ストーリー それこそA指定2次創作程度 ギャグ・保守ついでの小話
1 本編で表現できない様なシチュ ねっとり系ディープキス描写とか生着替え様の生覗きとか
2 キス超え行為無し、限りなくいちゃつきに近い服上からの愛撫程度
3 らぶらぶ本番行為有り 至ってフツーの初体験ストーリーたとえば2人きりの部屋で生マンゲ〜ット
4 ちょいと濃いめ 野外で初体験とか抱き合っているウチにしんぼタマランとなって最後までとか
5 愛ある濃厚系 フェラお願いして最初は難色示すがなんだかんだイイながらやっちゃうとか
6 和姦系ご都合えろえろ主義展開 初回から感じちゃう・・・、所かまわず猿のごとく
7 スカ系・羞恥系 人によっては嫌悪感有るシチュを含むけど基本的には同意有り
8 ムリヤリ系 輪姦・監禁(姦禁)は叩くはスカトロ攻めるはで泣き描写あり、終いには壊す
9 .ひぎぃ系・獣異種姦系 人体改造・ダルマ・ふたなり・触手などあまりにもニッチな性癖
10 .超えてはならない一線 猟奇、カニ○リズム、グロ、死姦など精神的倫理的有害
どこまでが許容範囲?
俺は7まで
漏れも7まで。ソレ以上はスルー
でも、好きなキャラでなければ8は何とか読める。
獣姦、ふたなり、スカトロ、改造以外ならおk
慣例で見るなら、近親相姦を含む7以上には注意書きが必要だろうな
ダラハウかよwww
同じように7、8以降はちょいと…
0、1、2がメインとなるSSがこのスレでおkなのか微妙に気になるところではある。
もちろん俺はおk。
自分はは8まではストライクゾーン。
一応エロなしにも事前通告は必要だろうな……
どこまでがエロかって線引きが面倒臭そうだが。
痴漢や百合SSがエロ分類になることを考えると、
所謂ペッティングからエロじゃないかと思うんだが、やっぱ挿入有りじゃなきゃエロじゃない?
外伝氏は10までOKだろうけどねw
触手はダルマと同じぐらいニッチだったのか……
とりあえず自分と基準が違う事は確かだな
7 強姦・獣・触手
8 改造・ふた
9 スカトロ・切断
10 死姦
で8までギリギリOK
10までおk
もしかそういうのが投下されても叩かないであげて
>>101 IDがdqnだw
とりあえず前もって注意喚起さえされてればいいかな、俺は。
同じく注意書きがあれば何でもいける。
21禁板来て他人の書くものにケチつけるってのも大人気ないし…。
受け容れられるかどうかは別として。
逆に行為なしの場合も前もって一言添えてくれるとありがたい。
興味のあるカプ以外は読まないから。
>〉102
ゴメン。無理
おおまかなカテゴリ表を作っておいて、投下する職人様に申告していただく…とか
あの10段階とはいわないが。
普通に10までOKだが、死ぬと消えるFEキャラに屍姦はありえるのだろうか?
エロ無しと7以降の内容にはカテゴリとか一言入れるようにした方がいいかもね。
他のさっぱり(描写薄目)〜 濃厚(描写・シチュ濃目)エロは問題無いかと。
ただし、近親相姦や寝取られ類は人徳的に問題があり、好き嫌い激しいだろうから
カテゴリに入れるべきだと思う。
ていうか、改めて話題に出すほどの事か?
職人の皆さん、わざわざ言わなくたって
きちんとカップリングや傾向などの注意書き書いてるよ。
人倫に問題ありすぎだぁ
でも余りにヤバい内容の話は、
そっち系の専用シュチュスレがあるのだから、
そちらに投下する方がいいのではないかとオモタ
>>110 カテゴリをテンプレ化とかで明示することで
1.新規参入の方にある程度明確な規準
2.住人側から提示する事で職人様へ意向が伝わりやすい
という利点はありそうだ。ただ今まで職人様が注意書きを提示してきて、
それで問題はなかったといえばなかったか。
>>109 言われて気が付いたが、そういや、かなり手酷い、救われない系の話も
どんと来いだから、どんなんでも平気なつもりだったが
近親(義理含む)、寝とられは苦手だった。間違えて読むとへこむ。
エルラケ、セリユリ、スカラク、アレナンを扱った微エロサイトとか、
レクエデ・レクブリの二股という香ばしい設定で、レスター×パティ・ファバル×ラナの近親相姦
(弓姉妹は双子=DNA一緒なので、DNA的に4人は従兄弟ではなく、兄妹になる)を扱ったサイトとか
見た事がある(後者は、父親が違う双子(?)という内容の少女漫画があるらしく、それの影響らしい)。
最近のドラマ(特に昼ドラ)でもそうだが、近親相姦は有り(ニーズ)な時代になってきた、という事だ。
その大半は40代近くの主婦や婦女子らしいけどね。
>>115なんかは、そういう作品が増えたら大変だろうな。
俺も寝取られは結構苦手。だから、ディアドラの件については未だにトラウマ。
俺もそれ系はまったくダメだ、どんなに内容が良くてもそれだけで無理
一応言っとくけど、別に書く人に注文つけてるわけじゃないよ
いい加減、鬱陶しいんですが
>>116 その話をどっかで振ったことがあるんだが……もし聖戦士の血が遺伝形質によるものであった場合、
ブリギッドとエーディンは二卵性双生児になるからDNA的にもいとこなんだ(設定的にはどっちという確証も無いが)
でも……結局そのレクエデ・レクブリのカプ設定の場合は異父兄弟(姉妹)だからどのみち近親相姦か。
俺は寝取られは駄目だが近親は割といけるね。
どこのスレも聖戦関係になると芳ばしくなるな
>>93 所々がクリムゾンなのはツッコむところなのか?
NTRスレでシグルドの名をよく見たものだ
まあ近親相姦は注意書きがないと困るということか
好きな奴が思ってるほど普通の話じゃないし
かといってラブラブカップルの幸せセックルもなあ
悪くは無いけど盛り上がらない
ダークな香り漂うエムブレム的なエロSSキボン
触手も輪姦も構わんが、スカ系やハードなSMはちょっと…
何よりも女の子が気持ち良くなってないのは興を削がれるなあ
じゃあ間を取ってディアドラがシグルドの尿道責め
126 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 22:24:56 ID:socC6O0D
>>120 そりゃ聖戦自体が良くも悪くも芳しいからな
スマソ あげちまった
だからこそ卑猥な妄想がかきたてられるというもの
ぶっちゃけた話、こいつ等風呂にも入らないで毎晩ナマで中出し天国だしょ?
恋せよ乙女『中編』(1)
翌日。
「ふう〜、今日もたくさん、働いたのね〜♪」
ダラハウは仕事を終え、いつものように部屋に戻ってきた。
もう外は暗い。当然、部屋の中も、明かりを点けないと暗いままである。
しかし、ダラハウは、今日の用事を全て終え、後は寝るだけである。よって、明かりなどは、もはや必要ない。
自分の部屋なので、手探りでベッドの位置はわかるし、それに、明かりを点けると、それだけ燃料が勿体無い。
「それじゃ、ダラハウ寝るのよ〜」
ダラハウは、そのままベッドに転がり込む。
だが・・・・・・
もにゅ。
ベッドに寝転がったダラハウは、何だか柔らかくて弾力のある何かに触れた。
「あれえ〜?何かな〜?」
ダラハウは不思議に思った。いつもなら、この場所には、何もないはず。しかし、今、ここに何かがある。
試しにその何かをぎゅっと握ってみた。すると、「・・・あふう・・・」と声がしたので、ダラハウはびっくりした。
「な・・・何なの・・・!?」
慌てて明かりに火を点す。すると、その場所にいたのは・・・・・・
「ネ、ネフェニー!!!」
ウットリとしたような、煽情の眼差しで、ネフェニーがこちらを見つめている。
「ネフェニー、な、何してるの〜・・・!?」
ダラハウは思わず息を飲む。それもそのはず、そこにいるネフェニーは、何も着ていないのだ。
ということは、今触ったのは・・・・・・
「ダラハウさん・・・」
ネフェニーはやがて、上半身をむくっと起こした。その薄暗い明かりの中にポツリと浮かぶ、ネフェニーの身体・・・・・・恋する、乙女の身体。
たおやかに女の色香を纏う、美しい裸体。それは、あのダラハウでさえも、男を屹立させてしまうほどの美しさ。
そして、ネフェニーはそのまま、ダラハウに飛びかかった。
「ダラハウさん!あたしを・・・抱いて!!!」
「わわっ!!!な、何するのよ〜!」
全裸のまま、むぎゅっと抱きつくネフェニー。ダラハウは、そんな彼女を引き剥がし、肩を掴んでじっと彼女を見た。
「と、とりあえず落ち着くのよ〜」
「あたしは、落ち着いとるよ?」
そう、ネフェニーは落ち着いている。落ち着かなければいけないのは、ダラハウのほうである。
「あ、あのね、ネフェニー、とりあえず、そこに座りなさい〜」
ダラハウがそう言うと、ネフェニーはそこに座った。
「ネフェニー、あのね、いきなりこういうことをするのは、よくないのよ〜」
「・・・うん・・・」
「じゃあ、どうしてこういうことをするの〜?」
ダラハウはじっとネフェニーを見つめる。その視線は、いつになく真剣である。
「・・・だって・・・あたし・・・ダラハウさんのこと、本当に好きになったんじゃもん!」
「あ、あのねネフェニー・・・」
「ほんとに、本当に、あなたの事が・・・好きなんじゃあ!!!」
また抱きつこうとするネフェニー。ダラハウは再び引き剥がす。
「あのね、ネフェニー、いくら好きでも、いきなりこういうことをするのは、ダメなのよ〜」
「どうして?どうしてダメなん!?あたし、もう・・・ダラハウさんのことしか、考えられんもん!!」
恋せよ乙女『中編』(2)
ダラハウは思う。ネフェニーはまだ若い。しかも、純情で、男性経験もない。恋に恋しているだけかもしれないのだ。
そんな乙女の純潔を、軽々しく奪ってしまってはいけない。だからこそ、そんな壊れやすい乙女に関しては、慎重に扱わなければならないのだ。
「だからネフェニー、とりあえず服を着るのよ〜」
「嫌!ダラハウさんが、あたしを抱いてくれるまで、ここを動かんもん!」
ダラハウは一瞬、ネフェニーをぎゅっと抱きしめ、そしてすぐに離した。
「はい!抱いたのよ〜♪さあ、ネフェニー、服を着るのよ〜」
「・・・・・・。」
ネフェニーの顔が、一瞬引きつる。そして、彼女の瞳から、涙が零れた。
「どうして・・・どうしてわかってくれんの!?あたしは・・・・・・こんなに好きなのに!」
ダラハウは、ふうっとため息をついた。今のネフェニーは、明らかに暴走している。だが、ダラハウは大人なのだ。
「本当にダラハウを好きなら、ダラハウを困らせるようなことをしちゃダメなのよ〜」
若者を、正しい方向に導いてやるのが、大人の義務。しかし、今のネフェニーは・・・
「嫌ッ!ダラハウさん!あたし・・・こんなに好きなんじゃもん!!!」
再び、ネフェニーはむぎゅっとダラハウに抱きつく。
「こ、こらっ!ネフェニー、離すのよ〜!」
ダラハウはまた、ネフェニーを剥がしにかかる。しかし、今度はネフェニーも渾身の力を込めているので、なかなか外れない。
「あたしは・・・・・・あなたを、大好きなんじゃあっ!!!」
本気の実力行使に及ぶネフェニー。そんなネフェニーを前にして、ダラハウもつい、本気になってしまう。
ぱーん!
ダラハウはネフェニーの頬を平手打ちした。
「このおばかっ!!!」
ネフェニーはかっと目を見開いてダラハウのほうを見た。その手は、今叩かれた頬に添えられている。
「やっていいことと、悪いことがあるのよ!」
ネフェニーの顔が思わず歪む。そして顔をくしゃくしゃにして泣き出した。
「出て行きなさい!」
ネフェニーは泣き叫んで、部屋を飛び出した。
「・・・・・・これで・・・・・・よかったのよ・・・・・・」
ダラハウは、ポツリとつぶやいた。
『後編』へ続く
今のところレベル2〜3くらいだな
後編はレベル10か……
UMA子?
外伝がダミアンの続きを書いたらどうしよう・・・
しかもレベル10で。
絶対「アリエナイ」と言い切れないのが怖い
AGU(Anti Gaiden Union)だな
この頃は何でも略せばいいと思ってるから困る。
レベル4〜6がダメな俺がここを通りますよ
139 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 14:52:44 ID:Yx9tIX/9
待て
3以下、7以上が駄目とは書いてない
8がギリギリのライン。スカは苦手だし…
スカもションベンならレズ限定で許せる
スカでもお違い同意ならオッケーだろと思う、俺変態。
平和な頃のフリージ家が見てみたい
ティルテュ(全裸)「あははははははお兄様〜宝探しごっこしよ〜
ティルテュのおぱんつかくしてきたんだよ〜〜お兄様に見つけられるかな〜〜〜〜?
ブルーム「あははははははは、よーしお兄ちゃんすぐに見つけちゃうぞーあはははははははは
レプトール「あははははははは、こらこらティルテュ。家を裸で走り回るのはやめなさい
アゼル「あははははははは、ティルテュは女の子としての自覚が足りないなあ(ティルテュのパンツを僕が穿いてるなんてお兄様たちには言えないなあ)
こんな感じだったらいいな
スカサハならおkだな・・・いや、なんだか知らんけど。
すまん、誤爆した
前編・・・レベル0
中編・・・レベル3
後編・・・レベル??
FEだからレベルは20までじゃないの?
>>144 どうでもいいけど何故アゼル?
生き別れだからアーサーの間違いは通用しないぞ。
フリージ家にアゼルが遊びに来たという設定なんだろう
アゼルに穿かせたパンツをアルヴィスが取り上げてハァハァしてたりしないかな
むしろアルヴィスは(ティルテュのパンツをはくために)脱いだアゼルのパンツにハアハアしてそうだ
デュー×ラケシスも見たい。…性豪デュー
ジャムカに助けを求めるが女キャラに無理やり搾り取られるデュー
155 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 17:34:15 ID:5d/qjjhf
シグルド×アイラが見たい… このテのはあまり見かけない
156 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 18:46:24 ID:PfAjkgjp
ならアーダンが女キャラを犯してまわるってネタで
人生経験豊かなラーナ王妃に可愛がられるシグルドたんキボン
悪デュー驚異の四股! ってのは?
てかとにかくデューが見てみたい。上手く動かせば面白い存在だし。
恋せよ乙女『後編』(1)
「わあっ!!!」
ネフェニーは全裸のまま、ダラハウの部屋を飛び出した。
「ネフェニー・・・。」
ダラハウは思う。ちょっと、きつく怒りすぎたかな〜と。でも、彼女ほどのいい女が、あんなはしたない行為に及ぶなんて、ダラハウには信じられなかった。
あんなにかわいくて、しかも美人。だが、彼女は、まだ若かった。
異性に興味を持ち、恋愛にも興味を持ち、そして、セックスにも興味を持つお年頃。それゆえの、暴走。
だが、ダラハウは、大人である。若い者の暴走は、大人として止めなければならない。
そして、若者を、正しい方向へと導いてやる・・・・・・それも、大人の使命。
「かわいそうだけど、仕方がないのよね〜」
相変わらずの間延びした口調の中で、ダラハウは苦悶する。
本当は、ダラハウも、ネフェニーが好きなのだ。だからこそ、ネフェニーのあんな行為を、許せなかったのだ。
ダラハウはふと、足元に目をやった。
「おや〜?」
そこには、きちんとたたんであるネフェニーの衣服。上着、スカート、そして・・・下着。
「・・・・・・。」
おそらく、これはネフェニーがこの部屋に来たときに着ていた物だろう。ということは、今、ネフェニーは・・・・・・
「ま、待つのよ〜!」
ダラハウは慌てて、ネフェニーを追いかけた。幸い、彼女の部屋は、ダラハウの部屋のすぐ近く。襲われる心配は少ないだろう。
だが・・・・・・彼女ほどのいい女が、裸でいるなんて・・・・・・。
それがいかに危険なことであるかは、ダラハウでなくても容易に想像できる。
ダラハウはすぐにネフェニーの部屋に到着した。
そして、ドアを叩く。
「ネフェニー、いるの〜?ダラハウ、お話があるから、開けるのよ〜!」
ダラハウはドアノブを回す。しかし、ドアには鍵がかかっていた。
「ネフェニー!いないの〜?」
ダラハウは何回もドアを叩く。そのダラハウの脳裏に、不安がよぎった。
まさか、まだ帰ってない・・・・・・?
「ネフェニー!開けるのよ〜!」
祈るような思いで、ダラハウはさらに叫んだ。
恋せよ乙女『後編』(2)
「・・・・・・ぅぅぅ・・・・・・」
かすかな声が、部屋の中から聞こえる。どう聞いても、すすり泣く声だ。
「ネフェニー、いるの〜?開けなさ〜い!」
ダラハウは少しだけほっとする。ネフェニーは、ちゃんと部屋に帰り着いていたのだ。
とりあえず、最悪の事態だけは回避された。だが、ネフェニーは、いまだドアを開けてくれない。
「ネフェニー、ダラハウ開けて欲しいのよ〜」
「・・・・・・。」
かちゃり。
ドアの鍵が開く音。続いて、ドアが開いて、ネフェニーが出てきた。
「ダラハウさん、何の用?」
「ネフェニー、とりあえず、ダラハウのお話を聞くのよ〜」
「嫌!」
「どうして〜?」
「だって・・・・・・」
ネフェニーはドアを閉めようとする。だが、ダラハウは、ドアの間に、強引に身体をねじ入れた。
「ネフェニー、ダラハウの話を聞いてちょうだいね〜」
ダラハウは、強引に部屋の中に滑り込むと、そのままドアを閉めて、内側から鍵をかけた。
「さあネフェニー、ダラハウとお話しましょうね〜」
ダラハウはネフェニーの服を、彼女に差し出す。すると彼女は、やや乱暴に、それを取り上げた。
「あっ、ネフェニー、ひどいのよ〜。どうしてそんなに乱暴するの〜?」
ネフェニーの瞳からは、未だに涙が溢れている。さっきまで、ずっと泣いていたみたいだ。
「ネフェニー、泣いてちゃわからないのよ〜」
ダラハウは、そっとネフェニーの顔を覗き込む。彼女はまだ、泣きやまない。
「・・・ぐす・・・ひっく・・・」
彼女の身体は、ダラハウの部屋を出ていったときのまんま。そう、何も着ていない。ダラハウにも、それはわかっている。
だが今は、ネフェニーの気持ちを落ち着かせることが先決。
「ねえ、ネフェニー〜」
「ダラハウさん・・・・・・あたしのこと・・・・・・嫌いになっちゃったでしょ?」
まだ泣いているネフェニーが、ダラハウに聞く。
「どうしてそう思うの〜」
「だって、あたし、ダラハウさんの気持ちも考えんと、あんな事、しちゃったんじゃもん。」
そして、ネフェニーはまた泣き出す。
「ダラハウさん・・・あたしのこと・・・嫌いになったんじゃもん!だから、あたしのこと、叩いて・・・」
そう言いかけたネフェニーの口が、いきなり塞がれた。
「!!!」
目の前に大きいダラハウの顔。今、ネフェニーの唇は、他でもないダラハウの唇によって、塞がれている。
「ダラハウ、そんなことで、ネフェニーを嫌いになったりしないのよ〜」
「で、でも、あたしのこと・・・・・・」
「それは、嫌いだからじゃないのよ〜。むしろ、あなたの事が、好きだから、悪いことしたら、叱らなきゃいけないのよ〜」
そう言うと、ダラハウは、ぐっとネフェニーに顔を寄せる。
「ダラハウは、あなたの事が、好きなのよ〜」
「!!!」
「だから、もう二度と、あんなことしちゃ、ダメなのよ〜」
「ダラハウさん・・・・・・わあああっ!!!」
ネフェニーは緊張の糸がほぐれたのか、ダラハウの胸元にすがって、泣き出した。
そんなネフェニーを、ダラハウはそっと優しく抱きしめる。
恋せよ乙女『後編』(3)
「ねえネフェニー、ダラハウ、一つだけ、いいことを教えてあげるのよ〜」
ダラハウは、そのままネフェニーの耳元で囁く。
「ネフェニー、『求愛』っていうのはね〜、男のほうが女にするものなのよ〜」
ネフェニーはダラハウの胸元に顔を埋めながら、彼の話を聞いている。
「だから、ネフェニーは、意中の人と仲良しになったら、あとは待ってるだけでいいの〜」
そして、ダラハウは、自分の胸元のネフェニーの頭を、そっと胸元から離した。
「そうすれば、ダラハウはちゃんとこんなふうにあなたに求愛するのよ〜」
そのまま、二人の唇が、再び重なる。すると、ダラハウの唇が、こじ開けられるような感触。
ネフェニーが、その舌を伸ばして、ダラハウの唇の中に入り込んでくる。
ダラハウは、そんな彼女の舌を自分の舌でしっかりと受け止めた。
(ネフェニーも、ダラハウのこと、大好きなのね〜)
絡まりあう二人の舌。やがてそれが外れると、二人の間に唾液の橋が架かった。
「ネフェニー、ちょっとごめんね〜」
「ダラハウさん?」
ダラハウはいきなり立ち上がった。すると彼は、自分の衣服を脱いで、裸になる。
「これでダラハウも、ネフェニーと同じなのよ〜」
ネフェニーはびっくりして、眼を見開いている。
生まれて初めて見た、男の人の裸。筋骨隆々の逞しい身体。そして、その足の付け根にある物体に、ネフェニーの視線は集中する。
「・・・あ・・・こ、これが・・・・・・ダラハウさんの・・・・・・」
見事に斜め上に反り返り、固く、そして太い。
「ふふふ。びっくりしちゃったのね〜。ネフェニー、これが、男なのよ〜」
小さい頃に、父親の裸は見たことがあったけど、ダラハウのは、それよりも遥かに逞しい。まさに、男。
すると、ネフェニーも立ち上がり、ダラハウの前に立つ。
「ダラハウさん、こ、これが、あたしの、女じゃけえ・・・」
豊かな胸、柔らかそうなお腹、ぎゅっと縊れた腰、大きく出っ張ったお尻、そして・・・濃厚な女の匂いを放つ、陰部。
そう、ネフェニーは、女。
ダラハウはネフェニーをぎゅっと抱きしめた。ダラハウの男が、彼女の女に激しく反応する。
ダラハウは、ネフェニーの子孫を、残したい。
その想いに、ネフェニーの身体も、激しく反応した。
あたしは、ダラハウさんの子孫を、残したい。
恋せよ乙女『後編』(4)
熟した柿が、地面に落ちるかのように、二人の身体はもつれ合ってベッドの中に落ちた。
「ネフェニー・・・・・・」
今度はダラハウが、ネフェニーの胸元に顔を埋めている。蕩けそうな、女の胸。程よく膨らみ、その先には、赤い花が咲いている。
将来、子供が生まれたら、女はここから、赤ん坊に栄養を与える。そのために、女の胸は、大きく膨らむ。
それゆえに、男と女の胸は、こんなにも形が違うのだ。
自分にはない、その胸。ダラハウは、両手でそのマシュマロのような胸を掴むと、ゆっくりと、優しく揉みしだく。
彼女が、更に女になるように・・・・・・。
「はああ・・・うう・・・あああ・・・」
力強い、ダラハウの手。しかし、ダラハウにはわかっている。握りつぶしてはいけない。壊れやすいガラス細工のように、繊細な女の胸。
大人である分、ダラハウも経験豊かなのだ。それに引き換え、ネフェニーのほうは、初めてである。
ゆっくりと、じっくりと、女を開花させてやらなければならない。
その優しいダラハウの指使いに、ネフェニーはかすかな喘ぎ声を上げた。
「・・・ふうう・・・あふうん・・・」
今、ダラハウの腕の中で、ネフェニーは女になる。
「それにしても・・・・・・」
ダラハウは彼女の艶やかな裸体を見て思う。
「すごく、素敵な女の子なのね〜」
胸、お腹、腰、お尻・・・・・・年頃の娘の、淫靡な裸体。
「ダラハウさんのために、ここまで大きくなったんじゃもん。」
そう、ネフェニーの心も身体も、すべてが今、ダラハウのものである。
そして、ダラハウはいよいよ、彼女の両足を左右に広げる。
「きゃあ!」
その両足の間・・・・・・これが、ネフェニーの、一番の秘密。
ネフェニーは自分の指で、その秘密を拡げた。
「ダラハウさん・・・、これを見ていいのは、ダラハウさんだけなんじゃあ・・・」
ごくり。ダラハウはその清冽な美しさに、思わず息を飲む。
今、この女体のすべてが、ダラハウのもの。そして、この彼女の秘密・・・・・・
将来、ダラハウの赤ちゃんが、ここから出てくるであろう場所。
今、この彼女の秘密と、ダラハウが、初めて出会った。
二人にとっても、お互いに運命の出逢い。
「ダラハウは、あなたと繋がるために、生まれてきたのよ〜」
ダラハウは、その彼女の秘密に語りかける。すると、その秘密は、それに答えるかのように蜜を噴き出す。
(あたしも、あなたと繋がるために、生まれてきた)
ネフェニーも、そう思う。
そして、ダラハウの唇が、その秘密の場所に繋がった。
「んはあっ!」
愛する人の、神聖な場所。それはやがて、ダラハウの大きな陽根を迎え入れる場所。だが、今のままでは、小さすぎて到底受け入れられまい。
入念に、ほぐしてやらねばならない。
「はうぅ・・・あはぁ・・・あんんん・・・」
己の秘密に密着するダラハウの頭に両手を当てて、ネフェニーは鳴いた。
恋せよ乙女『後編』(5)
(お・・・男って・・・こんなに・・・気持ちいいものなん?)
自分の一番大事な場所が、今、ダラハウの支配下に置かれている。だが、それは、決して嫌な気分ではない。
「あ・・・ダラ・・・ハウさ・・・んん・・・」
ネフェニーは懇願するかのように、相手の名前を呼んだ。
今、ネフェニーは、全身全霊、ダラハウを欲している。これで、ネフェニーの準備はできた。
「ネフェニー・・・、これを見てちょうだいね〜」
恍惚とした彼女の目の前に、ダラハウの大きな陽根が突き出される。今のネフェニーに、躊躇いはない。
彼女は両手でしっかりとその男根を掴むと、一気に口に頬張った。
初めてなのに、身体が自然とその行為に出る・・・・・・彼が何をして欲しいかが、ネフェニーにはすぐわかる。
今、ダラハウとネフェニーの心が、強固に繋がったのだ。
とんでもなく熱い男根。それは、ネフェニーの口の中で、更に熱くなる。
「おおお・・・ね、ネフェニー・・・すごいのよ〜」
すごく熱い、強烈な男の匂い。こんなに大きいモノが、今から、いよいよあたしの中に・・・・・・
ネフェニーは少し緊張した。はたして、自分は、これを受け入れることができるのだろうか?
やがて、ダラハウは、その熱い男を彼女の唇から離した。そして・・・・・・
今、お互いの一番の秘密が、一つになる・・・・・・
ずぶ、ずぶ、ずぶ・・・
生まれて初めて聞く、卑猥な音と共に、ダラハウの男根が、ネフェニーの膣に入っていく・・・・・・
「!!!」
その入り口が引き裂かれる痛み・・・・・・それと共に、固くて熱い異物が、お腹の中にまで滑り込んでいく。
「はうぅぅ!」
生まれて初めて経験する、男の感触。
ネフェニーは風の噂に聞いていた。初めてのときは、痛いと。
それを、今、実際に体験している。
確かに・・・・・・痛い。でも、それとは別の・・・・・・不思議な感触。
ダラハウの熱い想いと、己の熱い想いが今、彼女のお腹の中で、交わりあっている。
それは、天にも昇るかのような、心地よさ。
そのまま、空の彼方へと、飛んでいってしまうかのような、心地よさ。
自分は今、本当に大好きな人と、愛し合っている。
「はあ、はあ、はあ・・・」
「はあ、はあ、はあ・・・」
もう、二人の間に、言葉は無い。強固に繋がっている今、言葉は必要ない。
彼は今、彼女。そして、彼女は今、彼。文字通り、一つになっている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・
その二人を繋ぐ性器が、お互いに卑猥な音を立てて擦れる。彼女の秘肉は、ぎゅっと締まって、彼に射精を促し、彼の陽根は、自ら射精しようと、彼女の秘肉に、その本体を擦りつけている。
「・・・・・・。」
ネフェニーは、両足を持ち上げて、ダラハウの腰の後ろに回した。
「ネフェニー〜」
ダラハウにもわかる。ネフェニーは、彼女の中に射精することを、許してくれた。
二人に、躊躇いはない。ダラハウは、己の種を、彼女の胎内に残すべく、射精を開始する。
「あああああああっ!!!」
生まれて初めて経験する、膣内での射精。もっとも、性交自体が初めてだったのではあるが。
その熱い感触に、ネフェニーは熱く反応した。
生まれて初めての『イク』。
恋せよ乙女『後編』(6)
「はあ、はあ、はあ・・・」
二人とも、ぐったりとなって、ベッドに寝そべっている。そんな中、ネフェニーは、うっとりしたような眼で、ダラハウを見つめていた。
「なあ、ダラハウさん・・・・・・」
「どうしたの、ネフェニー〜?」
するとネフェニーはぐっと顔をダラハウの顔に近づけて言った。
「なあ、ダラハウさん・・・・・・あたしと、結婚・・・・・・」
そう言いかけたネフェニーの唇を、ダラハウはそっと人差し指で押さえた。
「こらこら。ネフェニー、さっきも言ったでしょ〜?」
「ダラハウさん?」
「『求愛』は、男のほうからするものなのよ〜」
そして、今度はダラハウがぐっと顔を寄せる。
「ネフェニー、ダラハウのお嫁さんになってほしいのよ〜」
ネフェニーは、世界一幸せな顔をして、ダラハウに抱きついた。
やがて・・・・・・
すべての戦争が終わった。
デイン国王・アシュナードは倒れ、世界に平和が戻った。
そうなると、もう新米兵士のネフェニーは、軍にいることはない。
中には、彼女の腕を惜しみ、引き止めようとする者もいたが、ネフェニーはやはり普通の村娘として生きたかった。
彼女は早々に軍を辞し、故郷の村に戻る。
その傍らには、同郷のチャップ、そして・・・・・・愛するダラハウ。
故郷の人たちは、最初は彼の奇異な口調や、行動に戸惑ったようだ。
しかし、彼は働き者で、力持ち。そして、子供たちに優しい大人。すぐに村に打ち解け、村の一員となった。
ネフェニーの母は、娘にこう言う。
「ほんまに、ネフェニーにはもったいないぐらいの、ええ男じゃなあ。」
「も、もう!母さんったら!」
そして、ダラハウが仕事から帰ってくると、ネフェニーは早速、彼に抱きつく。
「ネ、ネフェニー!お義父さんも、お義母さんも、皆見てるのよ〜」
「うふふ、ええんじゃもん!」
そしてネフェニーは、彼の耳元でそっと囁いた。
「ねっ!あたしの、世界一素敵な、旦那様♥」
おしまい
ネフェニーの口調、難しいッス・・・・・・間違ってたらゴメソw
さすがダミアン氏です。お見事!!
レベル4か、期待通りだな
GJッッッッ!
広島県人の俺から言わせてもらおう。
GJ!!!!
ダミアン氏は稀に真面目な話を書いてスレ住人を感動させるな。GJ。
倉庫のSS読んでて思ったんだが、全編エロ無しもしくは、
長編の割りにカテゴリー1〜2程度の作品とか、たま〜にだけどあるよね。
あれって、住人達にとってはどうなの?
それらの作品はストーリー重視で、面白いのもあるから俺は構わないけど、
エロくないのなら、キャラ萌えでやった方がいいんじゃないかと思ったりする時がある
(向こうのスレが過疎化してるから、そういった作品が活性剤になって欲しいという気持ちもある)
むしろキャラ萌えとかエロカワイイとか駄スレの乱立ヤメレって感じで。
漏れは別に構わない。
萌えや、ヌケるを重視するより、キャラのイメージや設定を大事にした作品の方が嬉しいな。
時にあるもん、このキャラのこの行動は間違ってないか!?って作品・・・
それより、エロは少なくても、良い作品なら良いとオモタ
キャラ萌えでやってもいいけど
元々作品投下スレじゃないから
カップリングネタはやりづらい。
キャラ萌えっていうとカプがちょっと神経使いそう
その点ここはまずエロ、萌えが先に来てるから投下しやすいのかも
レベル表記が席巻してるなw
何はともあれダミアン氏GJ!真面目が時折埋もれててしかもその質が高い。凄い。
>>エロ無し
個人的には無問題
エロ抜きを投下するなら、できれば事前に表記がほしい。
そういう期待して読んでるのに何もなく終わるとすっげえ肩すかし感があるからw
最初からそういう描写がない、って分かってれば普通に楽しんで読めるんだけどね。
>>156 アーダンは身持ちがいい…というか女に関してはお堅いというイメージがあるのは俺だけか?
と思っている俺はアーダン×アイラとアーダン×ティルテュ(後者はSSの影響)が好きです。
エロかったらそれだけで全てを許せてしまう
そんな私
アーダンはめっさピュアwかめっさ鬼畜なレイパーかどっちかというイメージ
封印のゴンザレスみたいな感じかアルヴィスパパンみたいな感じだと思うんだが
Q:「女をアンアン言わせるのも男の器量の一つだ。」と言って童貞仲間の前でヤリ出しそうな男は?
アレク
鬼畜マルス、レックス、ベオ、アレス
>>171 同意。メインディッシュはエロだけど、エロくなくても面白ければ
おつまみと思って美味しくいただく。
>>179 パーン。本当になんかスゲー事を見せてくれそうだから。
愛撫という二文字でハァハァ出来ることを考えれば
本番なぞ飾りに過ぎんのです。
でもスゲー事やるんだったらそれはそれで見たいぞコノヤロウ
>>183 愛撫だけでハァハァできるその想像力
の豊かさに嫉妬すら覚える
いいえ、それは童貞です。
文章系の板に逝けばどこにでもいる>愛撫ハァハァ
むしろ、道程なくらいの想像力・飢え・何でもアリ感が無ければ
この板の住民は務まらん。
深い暗い悲しいものばかりがカオスに存在すると思うてか。
ある日突然、あなたに8体もの神将器ができたらどうしますか?
それも……とびっきりツンデレで、
とびっきりお嬢様で、
とびっきり箱入り娘で、
とびっきりの小悪魔。
しかも、そのうえ……
彼女達はみんなみんな、とびっきり!
神将のコトが大好きなんです…… 。
でも、残念なことに神将と神将器は、
現在離れ離れに暮らしていて……。
実際に会うことができるのは、
1ゲームに20回と決められた戦闘の時だけ。
大好きな神将と自由に会えない神将器は……
さみしくて、つい神将のことばかり想ってしまいます。
「神様……どうか、早く神将に会えますように
私の大事な大事な神将……会えないでいると……
淋しい気持ちでいっぱいになっちゃうよ……」
だから、ようやく1ゲームに20度の
「戦闘」がめぐってきて……
2人が会えたときには、
神将器は世界中の幸せを独り占めしたみたいに、
とってもとっても……幸せ!
もちろん戦闘中なんだけど、気分はまるで楽しいデート!
そして神将器は、神将のそばにぴったりくっついて……
心配そうに神将の顔をのぞき込み、
こう……言うのです。
「神将は……私のコト、好き?」
神将器達はちっちゃい頃からずっとずっと
ただ純粋に神将のコトが大好きでした。
やさしくってステキで世界にただ1人、
自分だけの大切な神将……。
だから、いつもいつも神将と一緒にいたくて、
いつもいつも神将にかまってほしくて……。
ここに登場するのはそんな素直な女の子達……。
外見も性格もちがう8体の神将器達ですが、
想いだけはみんな同じ……そう
「……神将、大好き!」
烈火の剣デュランダル「神将ちゃん! 二人の仲を邪魔するのはみんな斬り殺してあげるからね! ニニアンみたいに!」
氷雪の槍マルテ「神将どの。いかがなされた。まだ早いですぞ」
天雷の斧アルマーズ「よっ神将! 戦いで死んでも気にすんな!」
疾風の弓ミュルグレ「神将くん……。早漏…?」
業火の理フォルブレイズ「きゃっ神将ちゃま! もう燃えちゃった!?」
至高の光アーリアル「神将さま。光は……お好きですか?」
黙示の闇アポカリプス「神将さん……。その…よろしく…お願いします。…は、はじめてなんです……。優しくして……」
エッケザックス「くすん……。ゼフィールったら竜に夢中なの…。くやしい!」
封印の剣「私はロイ一筋だもんねー。ラブラブだよー」
覇者の剣「私はアルの母ですが。い、いけません! 親子でそんな…ああんっ」
ここは擬人化はあり?
俺はスルーするけど、注意書きさえあればいいんじゃない?
>>擬人化
近親相姦もだったけど、探せばあるもんだな。
カテゴリー外の内容物
注意書き
レベル10なので、要注意。
今回は名前欄にタイトルを入れて、NGワードしやすくしたので、苦手な人はスルーを!
NGワードは『本当は恐ろしい蒼炎の軌跡』
もう一度繰り返しますが、レベル10です。要注意。
俺には信じられなかった。今、俺は、部屋の中で、逸物だけ出して突っ立っている。
その目の前に、女の子が一人。その俺の逸物を、じっと見つめている。
可憐な花のような女の子。嘘みたいだが、嘘じゃない。
今、現実に、俺の目の前に、イレースちゃんはいる。
やがて、彼女は、俺の逸物に手を伸ばした。そして、軽く握り、そのまま先端部を自分の口元へと持っていく。
いよいよだ・・・・・・イレースちゃんが、この俺に・・・・・・
一瞬。
彼女の唇が、俺のその先端部に触れた。
「はううっ!!!」
俺は思わず、情けない声をあげてしまう。柔らかく、そして暖かい、イレースちゃんの唇。それが今、俺の逸物を・・・・・・
何度か娼館でやってもらったことあるけど、本当に好きな子にしてもらうのは、初めてだ。
その柔らかい感触は、次第に先端部から徐々に根元へと伝わっていく。
今、イレースちゃんは、俺の逸物を、根元まで咥えている。極上の気持ちよさが、俺の全身を痺れさせる。
彼女の口に、射精したい。でも、彼女は許してくれるだろうか?
そして、そのねっとりとした快楽は、やがて根元から、俺の睾丸、臀部、腿、膝、足首と下半身を包み込んでいく。
足のつま先まで包み込まれると、今度はお臍から上へと、俺の身体は快楽へと包み込まれていく・・・
ああっ!俺、何て幸せなんだろう!
絶頂というのは、こういうことを言うのだ。
こんなに素敵な女の子が、俺の全身を包み込む。
もう、他には何もいらない。俺は今、イレースちゃんと、一つになっているのだ。
あまりの気持ちよさに、次第に意識が薄れていく。
これが、これが本当の絶頂なんだ・・・・・・
・・・・・・。
「た、大変だアイク!」
「どうしたんだ、ボーレ?」
「ま、またガトリーが飲み込まれてるぞ!」
「何!?それは大変だ!皆、力を貸してくれ!ガトリーを引っ張りあげるぞ!」
おしまい
飲み込まれて消化されてどろどろに溶けるガトリーを希望
逸物から噛み切られて咀嚼されるガトリーキボン
クッチャクッチャ
外伝氏……確か氏んだはずでは?
ダミアン氏…あんたって人は…最高ダヨ!!
GJ!というかカニバリズムとはちょっと違うのではw
>>188 眼のつけ所がシャープです。続き期待。
今更ながら、ダラハウ×ネフェニーに萌えた。
超GJGJGJ!
それがゴテンクスクオリティww
誤爆・・・orz
いったいどこに投下するつもりだったのかkwsk
擬人化〉〉
普通の擬人化なら注意書きを沿えれば問題ないと思うよ。
でもさ、外伝さんの事だから、レベル10↑の表現で武器の刃をあそこにブッ刺したり、削ったり、切断したり、焼いたりするんでしょ?
だったらヤだなぁ…
まぁスルーしますが…
外伝氏キタ―(゚∀゚)―
このスレでは風当たりが強いみたいですが
外伝クオリティな小説楽しみにしています
>外伝氏……確か氏んだはずでは?
ふっかつのみずで生き返ったんだとおもわれ
しかし外伝氏といいダミアン氏といい、ほんとによくこんなネタ思いつくよなぁ
ダミ「伝説とばかり思っていたあの逸話・・・・・・
死姦! 」
3日目「実話だったのかよッ」
外伝「ただでも人間性と倫理観のなさを疑われる死姦
エロパロ板の手前
21歳以上という年齢の立場
そんなこんなで声高には語れなかった」
外伝「しかし語らぬ最大の理由はスレ住人よ」
外伝「誰もで読んじゃくれねェッてッッ!」
外伝「レイラ死姦・・・・・・」
外伝「シャニー死姦・・・・・・」
外伝「内臓姦・・・・・・」
外伝「グロ表現」
ダミアン 「3日目・・・これは・・・」
3日目 「目覚めだ。15メガバイトに達するSS・・・
・・・たかがSSが滅びかかったこのスレを復元させる!
ましてやあれだけの死姦を書き、住人の目を酷使してきた。
おそらくそのグロさは以前より・・・」
人ならぬ 神の創造りたもうた想像力
神の誓いし復讐にミスはありえない!
今、タト伝の頭に空前の超回復が起ころうとしていた!!
どしゅうううううううううううう
3日目「復ッ活ッ」
三日目「タト伝復活ッ! タト伝復活ッ! タト伝復活ッ!
タト伝復活ッ! タト伝復活ッ! タト伝復活ッ!」
タト伝「書きてぇ…ダルマ書きてぇ〜」
やめれ
そう言えば外伝氏、ダミアン氏の
>>130の続きをレベル10で書くんじゃなかったっけ?
レベル表記ものすごくウザいです。
ダミアン氏と外伝氏って仲良いの?
前に外伝氏が自らの作品で、ダミアン氏の作品からネタをパクったり(スイッチ)
同名のキャラをわざわざ惨殺してるのが凄く気になった。
仲はともかく。
スイッチはTV番組ネタで、同名のキャラはナニが問題か本気で分からん。コテでロイやマルスやリフがいたら出しちゃいかんのか?
と言われるだけ。
前々スレのヤツだな。
しかしいくら外伝氏とはいえ「たまたま」であんな殺しはせんだろう。
なんぞ恨みでもあったのかとオモ。
ま、憶測だがな
好きだからイジメちゃうんだよw
ダミアンが女だったら犯してると思うw
所詮、SSなんざ名前変えても成立するんだよ。
問題はどう組み合わせるか、だ。
在り来たりなカップリングは、はいはい、ワロスワロス
荒唐無稽なカップリングはハァ?的な _, ,_
m9(・Д・)
>>216 王道カプやあるある設定は、落ち着いていいものだし
マイナーカプや珍し設定は、新鮮でいいものだ。
>>216 甘いな。荒唐無稽であればある程ツッコミの入れ甲斐が生まれるのだ!!
ホリンとジャコバンは傭兵としてお互い知ってるとか、
レイミアは黒髪だからイザーク人だとか考えるの好きな俺。
カップリングじゃないが、ホリンvsジャコバン・アイラvsレイミアとか
させた時に、そういう設定あったら面白いなぁ……とかはある。
こういうのダメ?
>>219 いや、アリ。俺もそういうのは嫌いじゃない。
Q:未成年の女の子に性的暴行を加え、結局憲兵にパクられると言うオチがお似合いなキャラは誰?
クロードとかルセア
特にルセアはプリシラにハメられてそう
逆に未成年の女の子に性的暴行を加えても周囲にばれることなくセックス三昧なのは
ゼトとかゼトとかゼトとかかな
223 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 13:10:49 ID:a0cNpIOc
オルエンを苛めてるケンプフ。
名前と顔のあるユニット同士のセックルも好きだが、
例えばていこくへい×シビリアンとかの陵辱も嫌いじゃない。
こういう嗜好は少数派だろう…な。やっぱり。
>>224 やってみたら?
うまい事世界観を生かせたら、名前顔グラ付きのユニットで話を進めるよりも良作に仕上がるぞ。
金玉が一番でかいキャラは誰だろうか?
ウホッ
ルセア
>>226 蒼炎のキルロイ。他に行くはずの栄養が一箇所に集まったに違いない!
・・・とオモタ。
はちにさされた(1)
「痛っ!!!」
ある日、お城の花壇で花を愛でているエイリークの左手に、ちくっという痛みが走った。
「痛〜い・・・」
「どうなされましたエイリーク様!?」
ゼトが見ると、その手元からブーンという羽音。その羽音の主は、そのまま飛び去った。
そのエイリークの手の甲が、ぷくっと赤く腫れあがっている。
「大変だ!エイリーク様が、蜂に刺された!衛生兵ー!」
ゼトはすぐさま衛生兵を大声で呼んだ。しかし、エイリークは涙目でゼトを見ている。痛いのだろう。
となれば、衛生兵が来る前に、とりあえずの応急処置を施さねばならない。
「エイリーク様・・・御免!!!」
ゼトはいきなり、股間のチャックから逸物を引きずり出した。
「きゃあっ!何てモノを見せるんですかっ!」
エイリークは突然出現したゼトのシンボルに怒る。しかしゼトは、半ば恥ずかしがりながらも、毅然とした態度でエイリークに話した。
「エイリーク様、虫刺されには、小便をかけるのが効果的と伺っております。」
その発言に、エイリークは驚く。
「ええええええっ!?」
「さあ、それでは、エイリーク様、お手を拝借。」
ゼトはエイリークの手を取る。そして、その腫れあがった患部に、己のシンボルを擦りつけた。
(ああっ!エイリーク様の御手が、私のアレを・・・)
ゼトは思わず興奮してしまう。しかしそれは、エイリークも同じ。
(ああっ!ゼトのアソコが、私の手に・・・)
「それでは、参りますぞ。」
じょー・・・・・・
エイリークの左手いっぱいに、ゼトのおしっこがかかる。
(あ・・・ゼトのアソコが・・・暖かい・・・)
いつの間にか、ゼトの小便噴き出すアソコを、エイリークは握っていた。
やがておしっこは止まった。
「失礼いたしましたエイリーク様。それでは・・・」
ゼトはそれだけ言うと、その逸物をズボンにしまおうとする。しかし、エイリークはそれを止めた。
「待ってください!」
「どうなされましたエイリーク様?」
「まだ・・・ゼトのが・・・腫れたまんまです・・・」
エイリークはそれを握ったまま、ぶんぶん振って見せた。
「ちょ、エ、エイリーク様・・・」
「苦しいのではないですか?私が、その・・・・・・鎮めて差し上げましょうか?」
「エイリーク様、主君であるあなたが、私にそんな・・・・・・」
「いいのです。ゼト、私はあなたを・・・愛しているのですから・・・♥」
そう言ってエイリークは立ち上がると、己の股間を広げて、その場所にゼトの逸物を当てる。
そしてそのまま、ゼトにしゃがみついた。その衝撃で、ゼトの逸物は、エイリークの一番大事な最深部へと到達する。
「エ、エイリーク様・・・ハアハア・・・」
「ああ・・・ゼト・・・ああん!」
まるで蜂が毒針を刺すように、ゼトの毒針は、エイリークのアソコに突き刺さっている。
やがて、ゼトの毒針が、その毒液を放出すると、ようやくゼトの毒針は萎えた。
はちにさされた(2)
数ヵ月後。
「何だエイリーク?随分お腹が太ってきたな・・・?」
エフラムがそう言うと、エイリークは微笑んで答える。
「うふふ♥ゼトに刺されちゃいました♥」
おしまい
注意
蜂に刺されたら小便をかけると良いというのは、ただの俗説で、実際には細菌に感染する危険があるので、やってはいけません。
実際に刺されたら、すぐにお近くの医療機関へ!
この間のギシギシアンアンと言い・・・ダミアン氏の頭の中のエイリークは
かなりのエロ王女?
なにはともあれ、GJ!!
ちょwww
こないだのシリアスから一転だw
GJ!
レベル3か、期待通りだ。ダミ電。
大声で呼ばれた衛生兵は現場に遭遇しないのかね
ダミアン氏のアホっぽい軽さ(誉めている)に癒される…。
注意の真面目さがわざとらしくてワロタ。
ダミアンは癒し系〜(^-^) GJです
自分で読み返して思ったのだが・・・・・・
このゼト、すげー早漏w
呼ばれた衛生兵の視点の話があったら面白そう…
>>241 第三者から見るエロ話ってのは、作品の方向性としてもアリだなー。
衛生兵を務めていたボブ・ハンター二等兵(34)はゼトの様子をこう語っている
え?「エイリークを助けると思ったか?」って・・・
ゼトがですか?
・・・・・・ん〜〜〜〜〜
やっぱりあなた達はワカってないゼトという人物を―
そりゃアンタヒロインが蜂に刺されりゃ
ふつう衛生兵を呼びに向かうわな
普通はね
でもこれはゼトのハナシでしょ
小便かけたんですよ・・・その場で
もうムチャクチャですわ
立ちションですわ。そう我慢できなかった幼児みたいに・・・
エイリークは多少の抵抗もしてないみたいですけど
まァあとはヒドいもんですわ
王女への下半身露出―
今度はゼトが扱かれることになるワケです
衛生兵やってるワケだからゼトの伝説は当然耳にはしてます
ロリ趣味っていうか・・・
衛生兵のワタシがこう言うのもなんですけど・・・
チョット最低ですよね男として・・・
こんな感じですか?
流れ無視スマソ
…三日目の神はつい7月初頭に来られたばかりだというのに、もう渇望が生じてしまったorz
あの人は凄いなとオモタ
246 :
中の人:2006/07/26(水) 01:17:22 ID:+iSVqN5c
ダミアン氏へ
埋めのネタ、SSと判定するかは微妙でしたが
過去にもSS以外の文章が収録された例もあるので勝手に保管しました
申し訳ない、下げ忘れてしまった
>244
あの人は特別。封印編を全まとめして18禁本にしたらかなり売れるとオモ
>244
あの人がすごすぎて封印のSSが投下できない俺はヘタレ物書き
>249
勇気を出すんだ!
253 :
中の人:2006/07/27(木) 14:35:01 ID:zPIODwYX
あ……orz
ついアマルダ×スルーフにばかり気を取られていて確認忘れてた( ̄□ ̄ll
「あ・・・んん・・・・・・んあ・・・」
今、私は、愛するヨシュア様の上で、彼と一つになっていた。
すごく・・・痺れる。
彼の怒張の固さ・・・私は今、その男気溢れる彼の怒張を、膣で包み込んでいる。
「・・・はああ・・・ああふ・・・」
その怒張が私の膣に与える、痺れるような感触に、私は思わず喘ぐ・・・もっと、もっと彼を感じたい・・・
私は彼への想いを全身に込めて、ぐいっと動いた。すると、彼の顔も、思わず快楽に歪んだ。
「うぐっ!・・・はあはあ・・・ナターシャ・・・ああ・・・」
私も、あなたをもっと感じたい。それと同様に、彼も、もっと私を感じたい。
今、私たちは、愛し合っている。でも、私は少し申し訳なく思った。
私たちはまだ、結婚前。いわゆる、婚前交渉なのだ。
「神さま、ごめんなさい・・・・・・」
聖職者として、あるまじき行為。でも、私には、我慢ができなかった。ヨシュア様を、本当に愛してしまったから。
でも、きっと神さまは許してくれる。だって、私は、本当に、本気で彼を愛しているのだから。
そんな都合のいいことを考えながらも、私は彼の上で、女を咲かせる・・・・・・
そのときだった。
部屋の外から、叫び声が聞こえる。
「衛生兵ーっ!衛生兵ーっ!!!」
私と彼の動きは止まった。よりによって、こんなときに・・・・・・
今、この軍には、衛生兵は私一人。必然的に、その呼び声は、私を呼んでいることになる。
「行ってこいよ。」
ヨシュア様が、私の下で、私に微笑みかける。
「でも・・・・・・」
「今、衛生兵は、あんたしかいないんだ。」
「うー・・・・・・」
私は思わずむくっとふくれた。せっかくの、人の逢瀬を・・・・・・
そんな私に、彼はそっとキスしてくれた。
「大丈夫だ。俺はずっと、あんたを待ってるから。」
私は嫌々ながらも、彼から離れた。本当に、嫌な気分。愛する人との逢瀬を、中断しなければならないなんて・・・・・・。
でも、これは私の職務。仕方なしに、私は修道服を身に纏った。
その私に、ヨシュア様はそっと囁く。
「帰ってきたら、続きをしよう、なっ?」
「・・・・・・約束ですよ。」
私は小走りで、呼び声の方へと向かった。
何か大事故が起きたなら、一刻も早く向かわなければならない。
呼び声は、庭の方から聞こえる。そして、私は、庭への曲がり角を曲がった。
「!!!」
信じられなかった。エイリーク様と、ゼト様が・・・・・・交わってらっしゃる。
「・・・・・・。」
人がせっかくの逢瀬を中断してまで来てみれば・・・・・・呼んだ本人が、こんなことをしている。
もの凄く、腹が立つ。
私はレストの杖を両手で思いっきり握った。そして、ゼト様の頭を目がけて・・・
ポカッ!
「痛っ!」
ゼト様は頭を押さえて、こっちを向いた。
「なっ、いきなり何するんだナターシャ殿!」
せっかくのヨシュア様との逢瀬を・・・・・・台無しにされた怒りを、私は押さえることができなかった。
ポカッ!ポカッ!ポカッ!!!
「痛っ!いたたっ!ナターシャ殿、や、やめ・・・」
「人が忙しいのに来てみれば・・・・・・何をやってるんですかっ!」
「い、いや、これはその・・・・・・それよりも、エイリーク様が蜂に刺されたのだ。大至急手当てを!」
確かに、エイリーク様の手が赤く腫れている。私はレストの杖で解毒した。
「ありがとうございます。助かりました。」
「いやあ、さすがはナターシャ殿・・・しかし、知りませんでしたなあ・・・貴女も、私のことが・・・」
バキッ!!!
レストの杖が折れるほどに、私はゼト様をぶん殴った。
「い、痛い!」
「そんなんじゃありません!!!まったく、もう!」
私は振り返って、部屋に戻る。その時、またゼト様が私を呼んだ。
「衛生兵―!」
私はむっとしながら振り返る。
「何ですか?まだ何か?」
「頭がタンコブだらけに・・・治療していただけないだろうか?」
この期に及んで、まだゼト様は・・・・・・
そんなゼト様に、私は言い放った。
「そんなの、小便でもかけとけば治ります!」
そして私は、つかつかと部屋に向かって歩き出した。愛するヨシュア様の元へと・・・
「はっはっは!そんな用事だったのか。」
「笑い事ではありません!せっかくの・・・」
ヨシュア様は、私の話に思わず笑っていた。そして、彼は私に顔を寄せた。
「まあいいじゃないか。続きはこれから、いくらでもできるんだしさ。」
そして、私とヨシュア様は、先ほどの続きに戻る。
ところが・・・・・・
「衛生兵ー!衛生兵ー!」
部屋の外から、また声がする。
「・・・・・・。」
「行っておいで。待ってるから。」
私は、渋々服を着て、また治療に向かう。
今度は、エフラム様の部屋からだ。
「す、すまないナターシャ。実は・・・・・・」
私はエフラム様を見て、思わずアドレナリンが噴き出そうになる。エフラム様は、ミルラと繋がっていた。
「抜けなくなってしまいました・・・くすん・・・」
「・・・・・・。」
私は、むくれながら、ヨシュア様を呼んできた。
「おいおい、俺は何をすればいいんだ?」
「ヨシュア様、ミルラをしっかり押さえておいていただけますか?」
「ああ、わかった。」
ヨシュア様は、ミルラをしっかりと押さえてくれた。そして、私は、助走をつけて、エフラム様におもいっきり体当たりを敢行した。
ど―――――――――――――――――ん!!!
すっぽ――――ん!
エフラム様と、ミルラの身体が音を立てて外れた。
「はい!これでおしまい!」
「おいおい、荒っぽい治療だなあ・・・」
「当たり前です!せっかくの私たちの楽しみを・・・・・・」
そして私たちはまた、部屋に戻ってさっきの続き。
そのとき、また外から声が聞こえてきた。
「衛生兵―!衛生兵ー!」
「・・・・・・今度は何よ・・・?」
おしまい
おいおい、これじゃルネス王家の行く末が禿げ上がるほど心配だぞww
ダミアン氏、GJ!!
笑わせてもらったぜ!!
いつも良い意味で期待を見事に裏切るダミアン氏にGJ!
ダミアン氏 GJ!
お次は是非ともクガタナでお願いします
ダミアン氏
感動した!作品全体がアホカワイイよ癒されるよ(;´Д`) ハァハァ
エフラム×ミルラが俺の本命だけどイキナリ本番てwwwww
いや、GJでした。
ダミアン氏の書く真面目なエフラム×ミルラも見てみたいなぁ…。
>「そんなの、小便でもかけとけば治ります!」
聖水プレイをしろということか
言うまでも無く事に及んでるだろうさ
小便はビラクの直腸に入れるもんだろ?
小便は普通に高級将校用の水がめに入れる
いきなりだが、皆に聞きたい事がある。
今まで多くのSSがこのスレを賑わせて来たけど、そんなSSの中でも、作品事に
一つ選ぶとしたら、皆はどれを選ぶ?俺は以下の通り
暗黒竜・紋章 道化師 (第八章)
外伝 神去りし地の新たなる朝(第十章)
聖戦 ティルテュのラブソング(第十四章)
トラキア 罪の意識(第十一章)
封印 三日目夕方(第二十四章)
烈火 乙女の祈り(第六章)
聖魔 秋の大運動会(第十三章)
蒼炎 傷跡(第十六章)
TS 天邪鬼の誘い方(第十三章)
BS 少年少女合唱隊(第二十章)
マシン氏、亜茶氏あたりの作品が、どうも俺には合っているらしい・・・
なんでそう夏っぽい流れを期待するのか
なかなか選べん。
…今ふと…今のダミアン氏が前スレで言ってたカップリングを真面目にやったら
どうなるのかと気になった。
このスレもそんなことが出来るほど伸びたのか
感慨深いものだ
注意書き
次のカテゴリに耐性のない人は、読んではいけません。
「ロリ」
「出産」
それでは投下します。
俺は、いつものように、執務室の机の上で、書類に目を通していた。
ゼトがいつものように、大量の書類を持ってくる。その内容は、いつも同じ物だ。
女の人の履歴書。そして、それに添付された、おそらくフォルデが描いたと思われる女性の肖像画。
ここのところ、毎日だ。
「陛下、いかがですか?お気に召した女性は・・・・・・」
ゼトが俺に聞くと、俺は書類を全て床に叩き落とした。
「陛下!」
ゼトが怒る。だが、それと同時に、俺も怒る。
「うるさい!」
俺が怒鳴ると、ゼトは神妙な顔で、俺に向かって語りかける。
「陛下、陛下はもう、適齢期なのですぞ。早く、お妃様を娶って、お世継ぎを・・・」
「うるさいな!いらないといったら、いらないんだ!」
「陛下っ!」
「出てけっ!!!」
ゼトは、毎日のように、お見合いの話を持ってくる。もう、あの戦いから、10年過ぎている。
妹のエイリークはゼトに降嫁し、他の仲間たちも、皆、それぞれの道を歩みだしていた。
あのとき、恋人同士になった者たちの中には、現在、幸せな家庭を築いているものが少なくない。
それはそれで、いいことだと思う。
だが、俺は、どうしても、妻を娶る気にはなれない。
もちろん、ゼトの言い分もわかる。そのしつこいぐらいのお見合い話が、実は、エイリークの差し金だということも、知っている。
でも、俺の心の中には・・・・・・一人の女の子がいる。
あの戦いで知り合った、かわいい女の子。
もし、お見合いして、その女性と結婚してしまえば、彼女を裏切ることになってしまう。
俺には、それはできない。
なぜなら、俺は・・・・・・彼女を・・・・・・愛してしまったからだ。
こんこん。
執務室のドアが鳴り、今度はフォルデが入ってきた。
「陛下、申し訳ありませんが、こちらをご覧下さい。」
フォルデもゼトと同じように、書類と肖像画を見せる。またか・・・・・・
「今度は、陛下もお気に召すかと・・・」
俺はとりあえず、書類を見る。
「・・・えーっと、なになに・・・『オスティアの町に在住 ヘクトルさんの長女 リリーナちゃん 5歳』・・・」
「いかがですか?陛下の趣味を考慮して・・・」
俺は思わず書類をフォルデに投げつけた。
「ぐわっ!な、何なさるんですか陛下!」
「出て行け!!!」
まったく・・・・・・
俺が幼女好きとか言う噂があるのは、俺も聞いてはいたが・・・・・・
だが、違う。俺は別に、彼女が幼女だから、好きになったわけではない。
彼女が・・・・・・ミルラだから、好きになったのだ。
「ふう・・・」
俺は、背もたれに寄りかかり、ため息を一つついた。
「まったく、どいつもこいつも・・・」
奴らの言い分は、わかりすぎるほどにわかるのだ。妃、そして世継ぎ・・・・・・
俺の命は、永遠ではない。だから、後継者を作って、国を譲る準備をしなければならないのだ。
それは、当然と言えば当然のことだ。だから、ゼトも、エイリークも、そして他の皆も、しつこいぐらいに言ってくるのだ。
でも、俺は・・・・・・彼女以外、愛せない。
俺にとっては、ミルラが全て。
そうだ。明日は、いよいよミルラに逢いに行く日だ。
彼女が住む、闇の樹海。俺は、明日、彼女に逢いに行く。
そして・・・・・・
俺は馬を飛ばした。
遥かに遠い距離。全力で馬を飛ばしても、優に10日はかかる。
でも、俺は・・・・・・そんな時間を掛けてでも、彼女に逢いたい。
きっちり10日後、俺は闇の樹海に到着した。
「ミルラ!」
俺は大声で、彼女を呼んだ。すると・・・・・・
「エフラム!!!」
彼女はいきなり、樹海の陰から飛び出して、俺に抱きついた。本当に、久しぶりだが、間違いなくミルラだ。
「エフラム、逢いたかった・・・」
「ミルラ、元気だったか?」
「はい。私、エフラムが逢いに来るのを、楽しみにしてました・・・♥」
「ミルラ・・・」
俺とミルラの挨拶。それは、唇同士を重ね合わせ、ちゅっと吸うこと。
ミルラの唇の味・・・それは、甘くて、切ない、恋の味。
唇を離すと、ミルラはじっと俺の顔を見た。そして、クスッと笑う。
「うふふ。エフラム、少しだけ、おじさんになっちゃってます・・・」
「言ったなあっ!」
俺は再び、彼女の唇を奪う。
「きゃっ!も、もう!エフラムったら!」
おじさんと言われる年齢に、半分足を踏み入れている俺。だが、彼女は・・・・・・ほとんど変わっていない。
彼女は、マムクート。竜族である。人間と同じ姿をしているが、人間よりも遥かに長命で、永遠に近いときを生きる。
現に彼女は、あの戦いの当時で、1200歳。今は、1210歳ということになる。
だが、彼女の容姿は、あの時と変わらない。成長も、遥かに遅い。
俺は、そんなミルラを、愛してしまったのだ。
でも、俺は思う。
彼女の人生において、俺とのひと時は、おそらく一瞬でしかないであろう。
彼女の永い生涯。そのほとんどは、俺の生まれる前と、俺の死後ということになる。
今、彼女は、俺に懐いてくれている。だが、彼女を妃にしてしまえば、彼女の残りの人生は、ずっと王国という足枷に縛られたままになってしまう。
そんなのは、可哀相だ。彼女の居場所は、ここなのだから。
この、『闇の樹海』。ここが、彼女の家なのだ。
『おとうさん』との思い出が溢れる、この場所。だが、彼女が王国に来れば、この場所から、彼女を無理矢理引き剥がしてしまうことになる。
俺には、それができない。それは、ミルラのことを、本当に大事に思っているから。
でも、俺の中には、もう一つの思いも存在する。
『ミルラを、妻に迎えたい』
ダメだ。
本人を目の前にして、どうしても言い出せない。
彼女を妻に迎える。それは同時に、彼女をこの地から引き離すこと。
「エフラム、どうしたのですか?」
俺の苦悩の表情を、彼女はいち早く読み取る。俺は・・・・・・どうすればいいのだろう?
彼女の永い人生を、俺の短い人生に縛ってしまってもいいのだろうか?
俺は・・・・・・
「エフラム・・・・・・」
ミルラは、じっと俺の顔を見ている。俺が長いこと、苦しい表情をしているのを、気遣ってくれている。
「ミルラ、俺は・・・・・・」
ミルラは、そう言いかけた俺の唇を、そっと自分の唇で塞いだ。今まで気がつかなかったが、彼女は、ほんのりと頬を染めている。
「私・・・・・・エフラムと、一緒に行きます。」
「ミルラ?」
ミルラは潤んだその瞳で、俺に微笑みかけた。
「おとうさんが言いました。『彼には、お前が必要だ。おとうさんのことはいいから、一緒に行っておあげ』って。」
「でも、そしたら、おとうさんが・・・」
「それに、本当は、私も・・・エフラムと、一緒にいたいの・・・」
俺はミルラを抱きしめた。彼女の一生にとって、俺は、ほんの一瞬。
でも、俺は心に決めた。
どんな時間よりも素敵な、最高の一瞬にしてみせる。
重臣たちは、皆、驚いている。
特に、ゼトやエイリーク・・・彼らは、怒ってさえいた。
「お世継ぎはどうするのです!!!」
1200歳とはいえ、ミルラの身体は、子供。そんな彼女に、子供が産めるとは思えない。
エイリークと並んでみれば一目瞭然。
授乳のために、胸が膨らみ、お腹の中に子を収納するために、骨盤が左右に張り出し、お尻が大きくなる。
エイリークは、誰が見ても、出産できる体型である。現に、ゼトとの間に、5人もの子供を産んでいる。
それに比べ、ミルラは・・・まだ子供の体型。
胸は膨らんでいないし、骨盤も広がっていない。そのため、お尻も小さい。これでは、赤ん坊をお腹の中に入れるスペースはできない。
彼女に生理があるかはわからないが、妊娠させようと思えば、できないことはないだろう。
しかし、その後が・・・・・・非常に危険なものとなる。
妊娠期間は、常に危険が付き纏い、それを乗り越えたとしても、無理に出産でもしたら、ミルラの永い一生が、ここで終わりを告げてしまうかもしれないのだ。
俺は苦しい。
ミルラを愛している。しかし・・・妊娠はさせられない。でも・・・
俺には、他の女など、愛せない。
どうあっても、俺と彼女の子に、俺の後を継がせたい。
でも・・・・・・妊娠してしまったら、彼女の命が危ない。
相反する、俺の想い。
世継ぎを取るか、それとも、彼女を取るか。
俺の下した決断は・・・・・・
彼女。
あれから一ヶ月・・・・・・
俺は今も彼女と一緒に住んでいる。俺は・・・彼女と一緒に寝ている。
しかし、彼女には、ほとんど手を出していない。やっているのは、せいぜい、お休みのキスぐらい。
そして俺は、この日も、彼女にそっとキスをした。
「お休み、ミルラ。」
そして俺は、眠りに落ちる・・・・・・
こんなに可愛い女の子と、一緒に寝ている。だが、俺は・・・彼女に、キスまでしかしていない。
もし、妊娠してしまったら、彼女に、重い足枷をはめてしまうことになる。
彼女の自由、そして、彼女の命。それらが、悉く、危険に晒される。
俺は、世継ぎなんかよりも、彼女に生きてほしい。
俺のわがままから、彼女をこのルネスに連れ帰りはしたが、やはり、彼女に、手を出すわけにはいかない。
一緒のベッドで、俺とミルラは寝ている。
可愛い女の子。だが、まだ子供。
俺はそっと、己の股間の逸物を握る。
愛しい彼女の横で、自慰をしなければならないなんて、辛いことだ。
でも、俺は、健全な男子。溜まりに溜まって、もう耐えられない。
その時・・・・・・
誰かが、俺のその陽根を、ぎゅっと握った。
「うあっ!」
俺は驚いて、逸物を見た。それを握っているのは・・・ミルラだ。
彼女は・・・泣いている。
「エフラム・・・・・・私のこと、嫌いになっちゃったのですか!?」
「ミ・・・ミルラ?」
俺がミルラの方を見ると、彼女は裸になっていた。着衣は全て、脱いであり、背中の大きな翼も、もちろん顕わになっている。
「だって・・・、エフラム、ずっと一緒に寝ているのに・・・私のこと・・・」
やがて、彼女は・・・顔を歪めて泣き出した。
「私のこと・・・ちっとも求めてきてくれません・・・うっ・・・ぐす・・・ひっく・・・」
彼女は・・・俺の逸物を握ったまま、離してくれない。
「待ってくれミルラ!俺は・・・お前のことを想って・・・」
「私は、こんなに・・・あなたのこと、愛してるのにっ!」
「うわっ!」
ミルラの取った、信じられない行動。
彼女は、握った俺の陽根を、その小さな舌で、舐め始めたのだ。
「こんなに・・・好きなのに・・・」
「ミ・・・ミルラ・・・」
「あなたはちっとも、私を求めてくれません・・・」
俺は彼女の唇から、陽根を引き離すと、そのまま彼女の両肩を掴んで、彼女と正面から向き合う。
「ミルラ、聞いてくれ!もし、お前が、妊娠でもしたら、お前のこれからの一生は、台無しになってしまうかもしれないんだぞ!」
それに対する、彼女の答えは、即答だった。
「私、それでもいいです!あなたの子供、産みたいの!」
「ダメだ!そうしたら・・・」
「エフラム、後継ぎが必要なんじゃなかったんですか!?私・・・そう思って、ずっと待ってたのにっ!」
「ミルラ!そうしたら、お前の命が・・・・・・」
俺に対する彼女の返事は、またも即答。
「私、それでもいいの!エフラムに・・・愛して欲しいの!あなたの子供・・・産みたいの!」
そう叫んで、彼女は、俺の腕をぐいっと掴んだ。そして、俺の掌を・・・己の股間へと持っていく。
「エフラム・・・私・・・」
あ・・・ミルラのアソコ・・・濡れている・・・・・・
「ミルラ・・・おねしょか?」
俺がそう言った途端、俺は彼女のビンタを喰らった。
「違います!これは・・・その・・・濡れて・・・」
そして彼女は膨れる。
「もうっ!こんな恥ずかしいこと、言わせないでください!」
「すまんすまん。でも・・・ミルラ・・・本当にいいのか?」
すると彼女は、俺の懐に潜り込み、ぎゅっと俺に抱きついて、その可愛い顔をこちらに向けた。
「何度も同じことを、言わせないでください!」
次の瞬間、俺は彼女の唇を・・・奪っていた。
俺は彼女の身体を横たえる。
「ミルラ・・・」
彼女の身体は、やはり子供。胸は米粒のような小さな乳首が二つ付いているだけだし、その下のお腹は、典型的な幼児の、ポコッと膨れたお腹。
もっとも、太っているわけではない。本当に、幼児体型なのだ。
そして、さらにその下・・・毛がまったく生えていない、割れ目。
俺は二本の指で、その割れ目を左右に広げてみた。赤い。
その中身は、赤く充血した、女の証。子供ではあるが、ミルラは女なのだ。
俺はそっと、その場所に舌を這わせてみる。
「あああふううう・・・」
途端に、彼女の口から、悲鳴が漏れる。とはいえ、本物の悲鳴ではない。
半分、気持ちいいような、そして、少し恥ずかしいような・・・そんな悲鳴。
しっとりと濡れたその場所。そこは、少しだけ、酸っぱいような、しょっぱいような・・・そんな味。
かすかに、アンモニアの臭いも漂う。これが、ミルラの・・・女なのだ。
正真正銘の、女。
俺はその場所から、顔を離した。
女・・・それと交わっていいのは、男だけである。
俺はミルラの女に、そっと陽根を当てる。
陽根・・・・・・それは、俺が男であることの、絶対的な証明。
ミルラは、固唾を飲んで見守っている。いよいよ、ミルラの女と、俺の男が、交わる。
「んんっふうっ!」
俺の男が、一気に彼女の女の奥へと滑り込むと、彼女は思わず鳴いた。
「エ・・・エフラム・・・」
「ミ・・・ミルラ・・・」
俺は信じられなかった。女の身体って・・・女って・・・こんなに気持ちいいものなのか。
まるで、天にも昇ってしまうかのような心地よさ。
「エ・・・エフラム・・・私・・・」
「どうした、ミルラ?」
「わ・・・私・・・気持ちいい!」
ミルラの女が、俺の男を包み込んでいる。すごく・・・柔らかい感触。
そして、ミルラは・・・俺の固い感触を味わっている。
「ミルラ・・・本当に、俺の子を・・・産んでくれるのか?」
その問いに、彼女は答えない。ただ、こくっと頷いただけ。
「よし!それじゃあ、ミルラ・・・俺の子を・・・産んでくれっ!!!」
俺と彼女を乗せて、快楽列車は、終着駅へと向かう。
ベッドが音を立てて軋む。
その上に、大の字の格好で、ミルラが喘いでいる。
さらにその上で、俺がエンジンを全開に、ピストン運動。
この3両編成で、列車は愛の終着駅へと向かう。
はあ、はあ、はあ・・・
はあ、はあ、はあ・・・
ミルラと俺の荒い息が、互いにハーモニーを奏でる。
彼女の息の先には、俺。そして、俺の息の先には、彼女がいる。
俺は想う。彼女と知り合えて、本当に良かった。
その想いを男に込めて、俺は、一生懸命に、彼女を突いている。
「・・・はぁはぁ・・・私・・・幸せです・・・・・・」
そんな彼女の言葉に、俺も答える。
「俺も・・・幸せだよ。」
今、俺は思う。
俺は、彼女を愛するために、この世に生まれてきたのだ。
そして、彼女も、俺を愛するために、この世に生まれてきたのだ。
そう、俺とミルラが、こうなることは、運命だったのだ。
そして、次の瞬間に、彼女が身篭ることも・・・
「うぐっ!!!」
俺は一瞬、彼女を強く抱きしめた。その瞬間、彼女はカッと眼を大きく見開いた。
今、俺の精が、ミルラの子宮へと、流れ込む・・・
彼女は次の瞬間、眼を閉じた。まるで、俺の射精を、心ゆくまで味わっているみたいに。
もう、後には戻れない。
今、彼女は、俺の精を、子宮で受け止めた。
俺たちのこの後は、神に委ねられた。
そして・・・・・・
3ヵ月後・・・・・・
彼女は病院から戻ってきた。
「おかえり。どうだった?」
俺の問いに、ミルラは微笑んで答える。
「妊娠・・・3ヶ月ですって。」
彼女の報告を聞いた途端に、俺の目から涙が零れる。
「ど、どうしたのですか?」
すごく・・・申し訳ない。
あの時の一時の快楽。しかし、その後には・・・彼女の、辛く、苦しい試練が待っている。
まだ大人になりきってない、彼女の身体が、妊娠してしまっている。
無理に出産してしまえば、彼女の身体は・・・どうなるかわからない。
エイリークならば、何とか耐えられるであろう。だが、ミルラの体型は・・・明らかに、出産には向かない。
ミルラがもう少し大人になってからのほうがよかった。だが、その頃には、もう俺は生きていないだろう。
「ごめん・・・お前には、辛い思いをさせてしまう・・・」
俺は思わず泣いた。他のことでは、まず泣かないのに、ミルラのことに関しては・・・どうしても、涙腺が緩んでしまう。
「エフラム・・・泣かないで。」
「・・・・・・すまん。」
「私は・・・・・・とっても幸せです。」
「でも、この後、お前は・・・・・・」
すると、彼女はそっと、俺の手を握った。そして、自分の胸へ、俺の手を持ってくる。
「あなたの子供なのだから、辛くなんかないです。それに・・・・・・」
ミルラはにこっと微笑んだ。
「あなたが見守ってくれるなら、どんな試練も・・・大丈夫です。」
この後のことは、俺はよく覚えていない。
ただ、後から彼女に聞いたところによると、俺は激しく泣きじゃくったそうだ。
本当に、辛く苦しいのは、彼女なのに・・・・・・
男とは、本当は、弱い生き物だ。
そして・・・・・・遂にその日はやってきた。
「エフラム・・・・・・ずっと、手を・・・握っていて・・・」
「ああ・・・・・・」
ベッドの上で、大きなお腹をしたミルラが、いよいよ出産に臨む。
周囲には、お産の準備で忙しい産婆さんが、てんてこ舞い。そして、エイリークも手伝いに来ていた。
「兄上、いよいよですね・・・」
俺はふと、エイリークの体つきを見た。骨盤が左右に張り出し、お尻が大きい。まさに、出産に耐えられる体型。
現に、エイリークは、5人も出産している。
それに比べて、ミルラは・・・骨盤は左右に張り出していないし、お尻も大きくない。
そんな彼女に、出産させようとは、俺は鬼だ。悪魔だ。
だが、彼女自身が、それを望んだのだ。
彼女は、俺に向かって微笑みかける。その顔色は、やや青白い。
やはり彼女の身体にとって、すごい負担なのだろう。
「ふふふ。エフラムの子供だから、きっと可愛い子です♥」
彼女は無理に微笑む。神よ!どうか、彼女をお守りください!
やがて・・・・・・
夥しい悲鳴が、彼女の口から発せられる。俺は彼女の手を握ったまま、歯を食いしばった。
俺の手を握る彼女の手が、もの凄い力を発する。
「ミルラ!頑張って!もうすぐよ!」
エイリークが励ましの言葉をかける。こんなときに、彼女の存在は、頼もしい。
出産経験のある、大人の女性。
それに対して、俺の存在は、情けない。彼女がこんなに苦しいのに、ただ、手を握ってやるだけしかできないなんて・・・
女だけが経験する、この戦いに、俺はまるで無力だ。
俺は・・・・・・
やがて・・・・・・
彼女の大きな悲鳴は、か細い小さな泣き声に、取って代わられた。
そして・・・・・・奇跡は・・・・・・起きた。
「兄上!兄上!見てください!」
エイリークが俺を呼ぶ声がする。俺はふと顔を上げた。
見ると、エイリークが、産まれたばかりの赤ん坊を抱いている。
「元気な。男の子ですよ!」
そして、エイリークの次の言葉・・・。
「母子ともに、健康ですよ。」
俺はその場に座り込む。奇跡は起きた。もう、力が入らない。
そんな俺を見て、ミルラはふっと微笑んだ。
「エフラム・・・・・・見て。可愛い・・・私とエフラムの・・・赤ちゃん・・・」
俺はようやく立ち上がる・・・そして、可愛い己の子を、そっと抱き上げた。
「可愛いな・・・ミルラに似たんだろうな。」
「そんなことないです・・・ほら、口元なんて、エフラムそっくり・・・」
やがて、俺はエイリークに部屋を追い出された。
「はい、兄上、今日はミルラはすごく疲れたんだから、休ませなきゃダメですよ〜!」
「わわっ、こ、こらエイリーク!」
その際、赤ん坊ももちろん取り上げられる。はあ・・・
しかし、これで、ようやく、俺の後継者という責任は、果たすことができた。
ミルラは、今も、赤ん坊を抱いている。
「ふふっ、可愛い私の赤ちゃん♪」
本当に、可愛い。もちろん、赤ちゃんもそうだが、その赤ちゃんを抱くミルラ・・・・・・
本当に、可愛い。そして、愛しい。
だが、今回は、本当に、彼女には辛く苦しい思いをさせてしまった。
本当に、申し訳なく思う。
俺はそんなミルラに、深く頭を下げた。
「すまんミルラ!もう二度と・・・あんな辛くて、苦しい思いはさせないから!」
俺が頭を下げると、彼女は即答した。
「ええっ!?そんなの、嫌ですっ!」
俺は驚いて彼女を見た。すると、彼女はほっぺを膨らまして怒っている。
「だって、それって、二度と私を愛してくれないってことじゃないですか。」
「で、でも、お前の身体が・・・」
「ふふっ。こんなに可愛い子供が産まれてきてくれたから、あのときの苦しみは、もう吹っ飛んじゃいました♪」
そして、彼女は、俺の顔を覗き込んで、そっと囁いた。
「エフラム・・・、私、二人目欲しいな・・・♥」
俺・・・どうすれば・・・いいのだろう?
おしまい
ダミアン氏
ロリコソ嫌いなんだが、読んでしまった。そして後悔はない。GJ!
序盤の切なさにホロリとしつつ
>3両編成で、列車は愛の終着駅へと向かう
ここの表現でウーロン茶吹いた。
261なんだがマジで書いてくれるとは思わなんだ。
しかもたったの3日程度でこんな素晴らしいSSを。
GGGGGGGGGGGJと言わせていただきます。
> 「・・・えーっと、なになに・・・『オスティアの町に在住 ヘクトルさんの長女 リリーナちゃん 5歳』・・・」
盛大に噴出した俺の麦茶を返してwwww
ふむ。長年考察してきたチキやファが妊娠したらどうなるかの解答が見えたような気分だよ
トンクス
ダミアン氏…さすがですGJ☆
年の差カプは萌えるね〜
チキはロリの割に、案外いい身体してるから大丈夫だと思うが。
>年の差カプは萌えるね〜
間違ってはいないが・・・
チキって、暗黒竜では、自分の中で(見た目が)5歳位、人間年齢に
例えるなら、幼稚園児のイメージだったんだが、紋章でのバヌトゥの台詞で
やっぱ10歳、小学校中学年位か?となった。
そのままずっと10歳位でイメージしていたんだが、他人の意見を見ると
中学生位の想像をしている人も多くて、ギャップに驚いたもんだ。
チキって見た目が十代後半になる頃にはすごい技会得してそうだ
Q:獅子舞ファックというマニアックなプレイを好みそうな人は?
獅子→獣牙族→レテ?
ダミアン氏が最近全速力だと感じるのは俺だけか。ともあれ遅ればせながらGJ!
前でも言われてたけどダミアン氏のお気に入りカプ作品キボン
さて8月。
だいたい一月に一作投下しておられる三日目神がこられる時期か。
ゆっくり期待して待ってます。
獅子といえばカイネギス様じゃないか
獅子→獅子王→エルトシャン?
獅子→獅童→ドラゴン?
才能は求める者にのみ与えられるものではないからな
>288
言われるまで気付かなかったw
299 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 00:00:34 ID:PRHX7Ogy
呼び込みあげ
組曲『惑星』
@火星・・・戦争をもたらす者(ひぎぃ注意)
今―――マルスは、シーダと一つになっている。
ベッドに横たわる、裸の姫君。その頭の両脇に、両手をついて、マルスは彼女の美しい顔が苦痛に歪むのを見ていた。
「うっく・・・」
マルスは思わず声をあげる。初めての、女体。そして、その気持ちよさ―――淡い桃色の少女の秘肉が、マルスの陽根に与える、強すぎるくらいの圧迫。
これは、その少女が、未経験であったことにも原因がある。彼女―――シーダ姫にとっても、初めてなのだ。
しかし、マルスの恍惚の表情に比べて、シーダの顔は、激痛と苦しみに歪んでいた。
「ひぎいっ!」
思わず彼女の口をついて出る悲鳴。そこに、快楽は、かけらもない。
「痛い!マルス様、やめてえ!抜いてえっっ!!!」
シーダは泣き叫ぶ。だが、マルスは、そんな彼女に、情け容赦なく襲い掛かった。
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
「ひぎいいっ!!!いやああ!!!やめてえええええっ!!!痛いっ!!!」
マルスの腰が、5拍子の中に8回の割合で、シーダに陽根を撃ち込む。だが、彼女にとっては、苦痛でしかない。
「シーダ!初めてなんだから、痛いのは我慢するんだ!」
「ひいいいっ!いやああああ!やだああああっ!!!」
彼女はただ、泣き叫ぶ。この世の地獄と言わんばかりの、苦痛。
(本当に、お父様とお母様も、こんなことを経験したの?)
今のシーダには、信じられない。彼女の父と母も、こんな経験をして、彼女を産んだのだろうか?
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
彼女の苦しみの中での模索・・・だが、その間も、マルスの陽根は、彼女の淡い秘肉を抉っている。
ただ、泣き叫ぶことしかできない。
(どこが・・・気持ちいいの?)
男と女が、絶頂の快楽へと向かっていく・・・彼女の読んだ本や、彼女の聞いた経験談などでは、今のこの行為を、そう言っている。
だが、今、彼女が味わっているのは、快楽などではない。
まるで、己の身体を、剣で抉られているかのような、激痛。
(やだよう・・・・・・もう・・・・・・いやあ・・・・・・)
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
マルスの腰は、その間も、情け容赦ない。
「うぐっ!シーダ、気持ちいいよおっ!!!」
「ひいいいっ!痛いっ!痛いよマルス様あああっ!!!もうやだあああっ!!!」
「ごめんよシーダ!でも、気持ちよくて、止められないんだっ!!!」
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
ぱぱぱぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱんっ!
やがて、マルスの陽根は、熱い熱を放つ。
射精が近いのだ。
しかし、その熱も、シーダにとっては、痛みでしかない。
「いぎいいいいいっ!!!」
シーダの腹の底からの、強烈な痛み。そこに、マルスの射精が襲い掛かる。
びゅっびゅっびゅっ!
「ふう・・・、シーダ、すごく・・・気持ちよかったよ。」
マルスはそっとシーダに語りかける。しかし、そんな彼を待っていたのは・・・・・・
ぱ――――――――んっ!!!
シーダの強烈なビンタ。彼女は涙目で、マルスを睨んでいた。
「マルス様の馬鹿っ!!!」
彼女は自分の衣類を持って、泣きながら部屋を飛び出した。
「あっ!ちょ、ちょっと待ってくれシーダっ!!!」
マルスは慌てて、彼女を追いかけた。そして、彼女の部屋の前。
「ちょっとシーダ!どうしたんだよ!開けてよ!」
マルスはどんどんと部屋の扉を叩く。しかし、彼女は中に閉じこもったまま、出てこない。
「マルス様の・・・・・・ばか。」
シーダは部屋の片隅で、体育座りをしながら、そうつぶやいた。
A金星・・・平和をもたらす者
「シーダ!どうしたんだよ!開けてくれよう!」
マルスは彼女の部屋の前で、扉をどんどん叩く。しかし、中の彼女からは、何の反応もなかった。
部屋にいるのは、確かだ。しかし、彼女は部屋を閉め切ってしまって、出てこない。
「僕の何が悪かったの?ねえっ!」
マルスにはわからない。彼女の痛み、そして苦痛。
マルスは、気持ちよかった。だから、きっとシーダも気持ちよかったんだろう。
マルスは自分勝手に、そう思い込んでいたのだ。だから、彼女の激怒の原因が、まるでわからない。
「あら、どうしたのマルス?」
不意に背後で自分を呼ぶ声がしたので、振り返ると、そこにはマルスの姉・エリスがいた。
「姉さん・・・・・・」
エリスはほとんど裸の弟を見て、思わずクスッと笑う。
「とりあえず、服を着たら?みっともないわよ。」
エリスに指摘されて、マルスは思わず赤面した。エリスはそんな弟を見て、思わず微笑んだ。
(ふうん、痴話ゲンカねえ・・・)
誰が見てもわかる、痴話ゲンカ。
「ねえマルス、とりあえず、私の部屋で、お話しない?」
エリスはマルスの話を聞いて、うんうんと頷いている。やはり、痴話ゲンカである。
やがて、彼女の口から、意外な言葉が出てきた。
「それは、マルス、あなたが悪いわ。」
「姉さん?」
「マルス、あなたは気持ちよかったかもしれないけど、いきなり挿入なんてされたら、女の子は痛いのよ。」
話を聞くと、マルスは前戯を何もせずに、いきなり挿入に至ったらしい。
「試しに聞くけど、シーダのここ、全然濡れてなかったでしょ?」
そう言って、エリスは自分の股間を指差してみる。確かに、シーダのここは、全然濡れてはいなかった。
「確かに・・・・・・そうかも。」
「やっぱり・・・マルス、女の子とエッチするときはね、きちんと前戯をしなきゃダメ。」
すると、エリスはぽんぽんと両手を叩いた。すると、執事がやってきた。
エリスはその執事にこう告げた。
「ちょっと、マリクを呼んできて下さる?」
「かしこまりました。」
やがて、部屋にマリクがやって来た。
「エリス様、どうなされたのですか?」
マリクは緊張している。無理もない。今、エリスが、欲望を剥き出しにして、彼を見つめているのだ。
「ねえマリク、今から、マルスに、本当のセックスを見せてあげようと思うの。」
「エリス様・・・・・・」
マリクは戸惑っている。そもそも、セックスというのは、人に見せるような代物ではない。二人だけの、濃密な時間なのだ。
「ね、マリク、お願い。たまには、いいでしょ?」
エリスに懇願されて、マリクはようやく、重い腰を上げた。
「公開プレイですか・・・エリス様も、好きですね・・・仕方がありませんね。」
マリクはそう言うと、そっとエリスを抱きしめた。そして、そのまま、お互いの唇を重ね合わせる。
「ん・・・ふ・・・」
二人の唇が、少しだけ開き、お互いの舌が、絡み合っている。
やがて、エリスは唇を離すと、両手をぽんぽんと叩いた。
「忘れてたわ。ちょっと執事を呼ぶわね。」
しばらくして、執事がやって来た。
「エリス様?」
「悪いけど、シーダ姫を呼んできてちょうだい。」
「かしこまりました。」
そして、執事はすぐに、部屋を離れた。
そして、シーダはやって来た。
B水星・・・翼のある使者
「マルス様・・・何ですか?」
シーダは怒っていた。やはり、さっきのは、とても痛かったらしい。
「シーダ、その・・・さっきは・・・ごめん。」
マルスが頭を下げると、シーダはぎゅっと彼のほっぺをつねった。
「いてててててっ!」
「マルス様!すごく・・・痛かったんだからっ!」
「ご、ごめんよう・・・」
「もう二度と、あんなことしたら、許さないんだから!」
その二人の会話を、エリスが遮った。
「もういいでしょう。では、二人とも、これを見てちょうだい。」
エリスの言葉に、シーダは彼女の方を振り向いた。そして、シーダは思わず悲鳴を上げる。
「きゃあっ!お姉さま、何をなさってるんですかっ!」
エリスは己の欲望とともに、その淫靡な股間を、堂々とさらけ出していた。あまりの恥ずかしさに、シーダは思わず、顔を背けてしまう。
「シーダ!ダメよ。ちゃんとこっちを見なさい!」
「お、お姉さま・・・恥ずかしくないんですか?」
「実はちょっとだけ。でも、他ならぬあなた達の為だもの。それでは、マルス、シーダ。今から、本物のセックスを見せてあげるから、ちゃんとお勉強するのよ。」
そう言ってエリスは、隣にいるマリクに寄りかかる。マリクに対する、絶大な信頼。エリスは言っているのだ。あなたは、私に、何をしてもいいのよ、と。
「ん・・・・・・」
再び、二人の唇が重なり合う。そして、互いの舌が、絡み合っている。
「・・・・・・。」
シーダは、こんな濃厚なキスをしたことがなかった。それどころか、見るのも初めてだ。
マルスと唇を重ねたことはあったけど、舌を入れるなんて・・・・・・。
(こ、これが・・・キス・・・)
シーダは食い入るように、その光景をじっと見つめている。やがて、マリクとエリスの二人は、お互いの舌を絡め合ったまま、お互いの股間に手を伸ばした。
「・・・・・・。」
エリスの細くてしなやかな手が、マリクの陰茎を掴み、優しく撫で回す。同時に、マリクの指が、彼女の股間に食い込んだ。
「あ・・・あふう・・・」
思わずエリスは反応する。同時に、マリクの手に、彼女のジュースが零れ落ちた。
「ねえ、マルス。これを見てちょうだい。」
エリスはマルスに、マリクの手を見せる。
「さっきは、シーダは全然濡れていなかったそうだけど、きちんと前戯をすれば、女の子はこんなにも濡れるものなのよ。」
エリスのジュースで、マリクの手は、すごく濡れている。
「このジュースはね、言わば二人が一つになるときの潤滑油になるの。これが出ていないと、たとえ処女じゃなかったとしても、すごく痛いのよ。」
エリスはそのマリクの指を、ぺろっと舐めてみた。
「うん。いい味ね。ねえマルス、シーダ。あなたたちも、やってみなさい。」
「えええっ!?」
C木星・・・快楽をもたらす者
マルスとシーダは、今、お互いに見つめ合っている。
「え、ええと・・・・・・」
「ね、ねえマルス様・・・」
やがて二人は、お互いに身体を密着させる・・・・・・先ほどの、二人の前戯。僕たちも、やってみよう。
エリス姉さんと、マリクは、いつの間にか、二人の世界へと旅立っていた。さっきまでは、マルスとシーダのことを思っていたのだが、
今では、もはや二人のことなど眼中になく、マリクと二人で愛し合っている。
マルスはそんな二人の真似をして、シーダに唇を重ねた。
「んっ・・・んふ・・・」
彼女の唇・・・それは、甘くて酸っぱい。その唇を吸ってみると、彼女の唾液が、彼の口の中に入ってくる。
(これが、本当のキスなんだ・・・)
もっと、彼女の唇を味わいたい。その想いが、彼の舌を、彼女の唇の奥へと誘う。
さっきのエリスとマリクと同じように、二人の舌が絡まり合う。それは、ごく自然な行為だった。
お互いに求め合う・・・その結果、舌が絡まり合うのである。
そのマルスの顔に、シーダの鼻息がかかる。すごく・・・興奮している。
まるでさっきのシーダとは、別人みたい。裏を返せば、さっきのシーダは、それほどに、興奮していなかったのだ。
(やっぱり、さっきのは・・・・・・全然ダメだったんだ・・・・・・)
マルスはそう思う。途端に、マルスの胸に、申し訳なさが込み上げてきた。
マルスは唇を離すと、シーダに謝った。
「さっきは・・・ごめん。やっぱり・・・僕が悪かったんだね。」
そんなマルスを、シーダはじっと見つめている。さっきまでの怒りは、もう収まっているようだ。
「マルス様・・・・・・私・・・・・・」
「うあっ!」
その時、シーダの腕が、マルスの股間に伸び、彼女の可憐な手が、その陽根を握った。これも、さっきのエリスと、同じ行為である。
(マルス様・・・すごく、固い・・・・・・)
さっきは、この固さに、ひどい目に遭った。その陽根をきゅっと擦ると、その先端部から、じわっと粘液が染み出る。
「ふふふ。シーダ、実を言うとね、男も、濡れるのよ。」
不意にエリスの声が響いた。いつの間にか、二人の世界から、こちらに戻ってきている。
エリスはそっとシーダに語りかけた。
「ねえ、シーダ。舐めて・・・みなさい。」
「ええっ!?」
「大丈夫よ。世界で一番好きな人の、愛するモノだもの。きっと、あなたの気に入る味よ。」
シーダはそのカウパーの染み出る陽根をじっと見つめた。そして・・・・・・
「あううっ!」
マルスの声が響いた。今、シーダは、その亀頭を、口に含んでいる。
男独特の、臭み。でも、エリスの言うとおり。シーダの、好みの味。
ひどく濃い、マルスの味。
「シ・・・シーダ・・・出そう・・・」
マルスは思わず喘ぐ・・・しかし、シーダは、口を離さなかった。そして・・・
びゅっびゅっびゅっ!
マルスの濃い精液が、彼女の喉を直接潤した。
(これが、マルス様の・・・・・・おいしい・・・・・・)
シーダの口の中に、マルスの濃厚なエキスが溜まっていく。時折、その口元から、そのエキスはこぼれる。
しかし、シーダはその液を指で口の中に押し戻すと・・・・・・
ごくん。
「あ・・・飲んじゃった・・・」
ちょっとだけ、涙が出てくる。苦い。でも・・・シーダの、お気に入りの味。
「ねえシーダ・・・今度は、僕が・・・」
今度はマルスの指が、彼女の股間へと伸びる・・・・・・
やがて、それは彼女のアソコへと到達した。
「あ・・・・・・」
マルスは驚いた。その場所は、すごく熱い液に満ちている。
さっきとは、まるで別物。シーダも、さっきとは、別人みたい。
(シーダって、こんなに濡れるんだ・・・・・・)
その濡れる指で、彼女のアソコを弄る・・・・・・すると、更なるジュースが、彼女のそこから、湧き出してきた。
つくづく思う。さっきのは、あまりにもひどかったのだ。
シーダも、前戯をきちんとやれば、ちゃんと濡れるのだ。
「マルス様・・・・・・私、もう・・・・・・」
シーダにも、自分が信じられないでいる。あんなに痛かったのに、今、自分は、マルス様を・・・求めているのだ。
もう、己の気持ちの昂ぶりを、押さえられない。
シーダは、自分の膣を、己の指で左右に拡げた。信じられないことに、彼女が、自分から・・・・・・
「マルス。これでわかった?ちゃんと濡らしてあげれば、彼女は・・・・・・自然に、あなたを求めるのよ。」
「う、うん・・・・・・」
「さあマルス!今が、一番のヤリ時よ。さあ!」
マルスはごくっと息を飲む。今、シーダは、マルスを求めているのだ。
その彼女の想いに答えるべく、マルスは己の陽根を握って、彼女の入り口に当てる。
途端に、シーダの顔が、恐怖に引きつる。さっきの痛みを、思い出してしまったのだ。
「マルス様・・・・・・怖い。」
「シーダ・・・・・・」
マルスも、彼女を気遣って、腰を引く。しかし、それを、エリスが押しとどめた。
「マルス、シーダ、今なら、大丈夫よ。やってみなさい。」
「でも・・・」
「いいから、私の言葉を信じて、ねっ?」
「う・・・・・・うん・・・・・・。」
再びマルスは陽根を彼女の入り口に当てる。すると、シーダは眼を閉じた。
あの痛みに備えて、身体を固くする。
トラウマになりそうなほどの、あの激痛・・・・・・
にゅる。
「えっ・・・・・・?」
シーダは己の膣の味わった、一瞬の感触に、思わず驚いた。
「あっ!」
シーダは思わず眼を開けてみた。すると、マルスの陽根は、根元まで自分の中に入っている。
すんなりと入った。あのときの痛みなんて、どこにもない。
それどころか、そのマルスの陽根が己の膣壁を圧迫するその感触が、気持ちよくさえあった。
「ねっ、私の言ったとおりでしょ?」
エリスが側でにっこりと微笑むと、シーダはこくっと頷いた。
「きちんと濡らしてあげれば、女は男をあっさりと受け入れるものなのよ。もっとも、相性によっては、ちょっとだけ痛いこともあるけどね。
それでも、あんなにも痛いというほどのことは起こらないわ。」
そして、マルスも、あまりのことに、呆然としている。
「どう?マルス、きちんと濡らしてあげたほうが、さっきよりも気持ちいいでしょ?」
「うん・・・・・・。」
そう、さっきよりも、ずっとずっと、気持ちいい。マルスも、そしてシーダも。
「それじゃマルス、動いてみなさい。」
「わかった。」
マルスはさっきのように、ぐいぐいっと腰を動かして、彼女を突く。
「うあああっ!ふああああっ!あああふううっ!」
明らかに、さっきの反応とは違う。さっきのは、本当に悲鳴だったが、今のシーダの声は・・・
鼻にかかるような、甘く切ない声。
そんなマルスを、シーダはじっと見つめている。その瞳には、もはや憎しみはない。
愛する人への、熱い想いだけ。
「はああああああああっ!!!」
いつの間にか、マルスとシーダは、激しく動いている。
明らかに、さっきよりも激しく動いている。だが・・・・・・痛みは、全然ない。
むしろ、気持ちよさが、二人を支配している。
「うぐっ!シーダ!僕・・・もう・・・」
「来てぇっ!マルス様あああっ!来てえええっ!!!」
次第に、二人の気の昂ぶりは、上昇していく。
天に昇るような、気持ちよさ。
さらに二人は、お互いを貪るべく、激しく動く。
「おおおおおおおおおっっ!!!」
「はああああああああっっ!!!」
そして・・・
一瞬の衝撃とともに、マルスはシーダの身体から離れた。
そして、彼女の横に寝転がる。
「はあ、はあ、はあ・・・」
「はあ、はあ、はあ・・・」
二人とも、とても息が荒い。そして・・・・・・
シーダのアソコから、じわっと白く濁った粘液が溢れ出していた。
D土星・・・老いをもたらす者
今、マルスとシーダは、初めて、本当に愛し合った。
マルスもシーダも、大の字になって、ベッドの上に寝転がっている。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
二人とも、息が荒い。愛し合うというのは、すごく・・・疲れる。
だが、それは、とても心地よい疲れ。まるで、スポーツを楽しんだ後のような、気持ちのよい疲れ。
シーダはそのまま、マルスを見つめた。すごく・・・・・・愛しい。
(マルス様・・・・・・大好き・・・・・・)
これで、シーダは、マルスのものになった。それと同時に、マルスも、シーダのものになった。
そう、二人は今、本当に、結ばれたのだ。
「マルス様・・・私、すごく・・・幸せ・・・」
思わずシーダの口をついて出る、幸せの言葉。だが、彼女の心には、一つだけ、不安がある。
マルス様は、果たして、50年後の自分を、今と変わらず愛してくれるだろか?
今はまだ、二人とも若い。特に、シーダは、美人でもあるし、それなりに容姿にも自信を持っている。
だが・・・・・・その美しさは、永遠ではない。
それは、彼女の母親を見れば、一目瞭然である。
シーダの母は、自分がまだ幼い頃には、若くて美しいママだった。
だが、自分が大きくなった今、母親は・・・・・・
確かに気品には満ちている。しかし、あの若くてすべすべした肌は、もうどこにもない。
今、シーダは、あの美しくて若かったママにも負けない、美しい女性。
だが、人の命は、永遠ではない。自分もいつか、年を取る。
そのとき、今の自分の美しい身体は、もうどこにもないだろう。
でも、女は、いくつになっても女。現に、シーダの母も、未だに父と愛し合っていると言う。
果たして、自分が母と同じ年齢になったとき、マルスは変わらず、自分を愛してくれるだろうか?
「マルス様・・・・・・」
シーダはふと、マルスに語りかける。己の心の不安を、率直にぶつけてみる。
「シーダ、どうしたんだい?」
マルスが聞くと、シーダは彼の眼を覗き込んだ。
「マルス様は、これからもずっと、私を・・・愛してくれますか?」
マルスは一瞬、彼女の真意を計りかねた。だが、マルスにはすぐにわかった。
今の美貌が衰えても、彼女は、私を愛してくれるかと、言っているのだ。
正直、マルスには、美貌が衰えたシーダなど、想像できない。
それほどに、今のシーダは、美しい。外見の良さもさることながら、内面からにじみ出る心の美しさが、より彼女の美貌を引き立たせている。
美人なのに、珍しい。
一般的には、美人と言えば、性格は悪いというのが常である。反対に、性格が美人というのは、外見があまり見栄えがしないということが多い。
だが、彼女は・・・・・・その両方を持っている。身も心も、美人。
だが、その美貌も、年とともに、次第に衰えていく。見栄えが美人というのは、年を取ると、あまり気にならなくなってくる。
そのとき、性格が悪い美人は、単なる意地悪女でしかなくなってしまう。
だが、性格美人は、その時には、人々に愛される、素敵な女性と認識される。
果たしてシーダは・・・・・・?
「それは・・・わからない。」
マルスはシーダの問いに、こう答えた。
「えっ・・・?」
途端にシーダの顔に、不安が点る。今は愛してるけど、将来は不明。それが、マルスの答え。
「ど、どうしてですかっ!?」
思わず、シーダはマルスの胸を抓った。
「いててっ!な、何だよシーダ!」
「私が年を取って、今みたいな身体じゃなくなったら、私を捨てるというの?」
「シーダ、僕はそこまで言ってないよ。」
「じゃあどうしてっ!?」
「容姿のことじゃないんだ。僕は・・・今までいろいろな人を見てきた。若くて美人な人が、年を取って、強欲なオバサンになってしまったり・・・」
そしてマルスは、シーダを見つめる。
「だからね、シーダ。願わくは、いつまでも、今のような綺麗な心の君でいて欲しい。そうすれば、僕はいつまでも、君のことを愛すると誓うよ。」
「・・・・・・。」
シーダはしばらく、マルスを見つめていたが、やがて、ふっと微笑んだ。
「よかった。それじゃ、私と約束してくださいね。いつまでも、今のままの優しいマルス様でいてくださいね。そうすれば、私は、ずっと今のままの心の私でいますから。」
条件付で自分の要望に答えるという彼女に、マルスは笑って言った。
「あ、今のシーダ、ちょっとだけ意地悪だ。」
「そ、そんなことないです!」
「ははは。」
「うふふ。」
E天王星・・・魔術師
裸で二人は、寝転がっている。
そして、その横には、エリスと、マリクがいる。
「ね、ねえマリク・・・・・・」
エリスは思わずマリクに声をかけた。さっきまでの、マルスとシーダの行為を、彼女は一部始終見ていた。
「さっきの二人、すごかったわね・・・。」
「そうですね・・・。」
エリスはマリクの手をぎゅっと握った。
「エリス様?」
「私・・・すごく・・・興奮してきちゃった。」
「エリス様・・・実は、僕も・・・」
「マリク・・・・・・」
マリクにはすぐにわかった。エリスは今、マリクを求めている。
さっきのマルスとシーダと同じように、自分たちも乱れたい。エリスはそう言っている。
「エリス様・・・・・・」
マリクは立ち上がり、そのズボンを脱いだ。するとそこには・・・エリスを悦ばせるための、竿と玉。
途端に、エリスはうっとりとしたような表情になる。
「ああ、マリク・・・」
エリスはマリクを愛している。その中でも、特に愛している部分が、その場所。もちろん、他の全ても、エリスのお気に入りなのだが、
エリスはその部分を特に、こよなく愛していた。
その竿と玉袋をそっと握ると、エリスの心に、ある種の悪戯心が沸いてくる。
そして、彼女はその竿と玉袋を、左右に揺り動かしてみた。
「たんたんたぬきの キンタマは〜♪」
「エリス様?」
一瞬、彼女が小声で口ずさんだフレーズ。思わずマリクのほうが赤面してしまう。
「エリス様、そんな歌、どこで・・・・・・?」
「うふふ。内緒。」
そう言って、エリスは、彼の竿に口づけすると、そのままそれを頬張った。
「うあ・・・エリス様・・・」
マリクは思わずエリスの頭を押さえて悶える。エリスの口腔内・・・それは、極上の気持ちよさ。心地よさ。
だが、マリクは、彼女の口から、陽根を引き抜いた。
「マリク?」
マリクは何も言わない。ただ、その陽根を、エリスの股間へと持ってくる。
「エリス様・・・欲しいんでしょ?」
「マリク・・・・・・」
さっきまでの行為で、エリスのアソコは、もう充分に濡れている。これなら、挿入しても、大丈夫。
「んっふう・・・・・・」
突然、エリスは鼻にかかるような声をあげた。マリクの陽根が、己の膣を分け入って入ってきているのだ。
「嗚呼・・・マリク・・・」
そのまま、エリスはマリクの首筋を、そっと抱きしめる・・・もう、離さないと言っているかのように。
「ねえ、マリク・・・お願いがあるの。」
「エリス様?」
「私・・・あなたの赤ちゃん、欲しいな。」
エリスがそっと囁く。これは、彼女のOKの合図。二人の心に、隔たりはどこにもない。
やがて、マリクは、己の欲望を、一気にエリスに叩きつけた。
「ああっ!マリクうううっ!あああああん!」
エリスの悲鳴に、マルスとシーダも驚いて二人を見た。
今、二人は愛し合っている。さっきのマルスとシーダと同じように。
それを見て、マルスはシーダに語りかけた。
「ね、ねえ、シーダ・・・・・・」
「マルス様・・・・・・」
シーダが覗き込むと、マルスの陽根は、さっきの固さを取り戻している。
「もう一回、しようか?」
シーダはこくっと頷いた。
マリクのかけた、恋の魔法。それは、エリスだけでなく、マルスとシーダの二人にも、深い影響を及ぼす。
その渦の中で、マリクはふと呟いた。
「たんたんたぬきの キンタマは〜♪」
それに合わせて、エリスも唱和する。
「風もないのに ぶ〜らぶら〜♪」
そして、それに合わせて、マルスとシーダの二人も、一緒に唱和した。
「それを見ていた 子だぬきも〜 一緒に真似して ぶ〜らぶら〜♪」
F海王星・・・神秘主義者
一年・・・・・・それは、あっという間だった。
「久しぶりね、マルス。」
アカネイアに帰ったエリス姉さん。彼女はアカネイアに戻ると、早速マリクと式を挙げた。
そのエリス姉さんとマリクが、一年経って、再びアリティアに遊びに来ている。
エリスとマリクは、一人ずつ、赤ん坊を抱いている。
あの時、神さまは・・・・・・エリスの胎内に、赤ん坊を宿させたのだ。
しかも、それは双子。
そして10ヶ月ほどして、彼女は無事に出産する。
神さまの起こした、奇跡。
「やあ、久しぶりだね、姉さん。」
アリティアの王宮の玄関口では、マルス、シーダ夫妻が、彼ら二人を出迎えていた。
そのマルスとシーダの腕の中にも、赤ん坊が一人ずつ眠っている。
あの時、神さまは、こちらのカップルにも、奇跡を起こしてくれていた。
エリスの夫妻と同じ、双子。
あのときから10ヶ月ほどして、シーダも出産したのだ。
そして、シーダはエリスから驚愕の事実を聞いた。
出産日、そして、時間・・・・・・まったく一緒だったのだ。
しかも、双子。それも、男女。さらに、男の子が先に生まれていた。
神さまの起こした、奇跡。
「それでマルス、あなたのところの子は、何て名前なの?」
「ああ姉さん、それは・・・・・・」
更なる驚愕の事実。エリスは双子に、それぞれスカサハ、ラクチェと名づけていた。
偶然にも、それはマルスの双子と同じ名前。
「偶然って、あるものなのね・・・。」
エリスは思わず感心する。あまりにも、偶然が一致しすぎる。
「ひょっとして、僕たちには、神さまがいつも見守ってくれているのかなあ?」
マルスはふと考える。思えば、あの時・・・タリスで反ドルーアの兵を挙げた時、誰も勝てるとは思わなかっただろう。
今でも、信じられないくらいだ。
だが、あの時・・・・・・数々の奇跡が起きた。そして、暗黒戦争、そして、後に続く英雄戦争、その全てに、マルスは勝利したのだ。
これも・・・・・・おそらく、神さまの起こした奇跡。
だが、エリスは否定する。
「マルス、それは違うわ。あなたの・・・・・・逆境に立ち向かう不屈の心が、神さまを呼び寄せるのよ。」
シーダもその意見に同調する。どんな苦しみにも、敢然と立ち向かう・・・だからこそ、神さまも時にはご褒美をくださるのだ。
「でも、一つだけ、奇跡がありますよ。」
シーダは微笑んでマルスに語りかけた。
「それは・・・私が、あなたと出逢えたことです♥」
おしまい
>ダミアン氏
グググググGJ!!!今までの氏の中でもトップクラスでイイ!
中でもエリス様が素晴らしすぎる。
ルイーズ様といいイサドラ様といい、ダミアン氏の書くエロい年上の女性は
いつもツボだ。調教してホスィ…。
そういえば火星って《マルス》なんだよなw
過去ログにあった、曲名を題にしたSSか…!?
ともあれGJ!
ダミアン氏のSSはどんどん成長してるみたい。今回も凄く良かったよ〜。
次回も楽しみにしてる
GJ! お題みたいな感じだな。
次は展覧会の絵あたりで。
注意書き
ちょっとだけスカトロ入ります。(本当にちょっとですが)
要注意。
ダミアンの3分クッキング
・・・面白い余興だ。我々も混ぜてもらうとしようか。
嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を。
それでは、本日のメニューは「味噌田楽」だ。
味噌田楽というのは、要するに、お○松くんのチ○太がよく持っているあれだ。それでは、始めようか。
・材料
大根・・・1本 蒟蒻・・・一切れ はんぺん・・・一切れ 味噌・・・少々
作り方は簡単だ。よく煮えた出汁の効いたつゆの中で、材料を煮込むだけだ。まずは大根の輪切り。次に、蒟蒻。
そして、最後にはんぺん・・・・・・
おや?はんぺんは、用意してないみたいだな・・・・・・ふむ。そうだ!おい、そこのペガサスナイト!
フロリーナ:わ、私ですか!?
そう、君だ。ちょっとそこに立っていたまえ。
フロリーナ:え・・・は、はい・・・。
よし、それでは・・・くらえっ!(ダミアン、キルソードを抜く)
ズザアアアアアッ!!!
フロリーナ:きゃああああっ!
ふむ。思ったとおりだ。純白の三角形・・・これなら、充分に、はんぺんの代わりになるぞ!
フロリーナ:わ、私の・・・おパンツが・・・
何と!自前の味噌まで付いているではないか!これはすごい!
フロリーナ:いや・・・いやあ・・・くすんくすん・・・
ヘクトル:てめえ〜!!!(ヴォルフバイル構える)
エリウッド:よくも〜!!!(レイピア構える)
リン:私たちのフロリーナに〜!!!(マーニ・カティ構える)
ズザアッ!ザシュッ!ドゴッ!!!
ほ・・・・・・誇りたまえ・・・・・・この私に・・・・・・ぐはっ!!!
おしまい
ついに作者がSSに登場したかと思ったら、ゲームの方のダミアンか(w
シルヴィア「だからどうしてくれんのよレヴィン!!
レヴィン 「ご…ごめんな 俺…
シルヴィア「ごめんじゃすまない!! 見てよこれ
レヴィン 「で…でも
フュリー 「王子…どうかしましたか?
シルヴィア「レヴィンが着て破いちゃったのよその踊り子の衣装!! 私がいつも使ってるやつ!!
レヴィン 「ごめんなシルヴィア 俺 弁償するからさぁ
フュリー 「そうですね…私もお金を出しますシルヴィアさん いくらくらいするものなのですか? これ…
シルヴィア「フン!! お金なんてもらってもダメだよ だって売ってないもん 自分で作ったやつだし
子供の頃から何度も直して使ってきたのよ 弁償なんてできっこないでしょう!!
フュリー 「お…王子 あなた そんなの着たんですか?
レヴィン 「…
シルヴィア「そうだ!! あんたでいいよ
フュリー 「え…
シルヴィア「あんたがこの衣装の代わりをしてくれたら 弁償しなくていいよ
ねえレヴィン この天馬騎士様の名前は!?
レヴィン 「……… フュ…フュリー
シルヴィア「フュリー おっぱい見せろ!!
フュリー 「えっ?
シルヴィア「おっぱいよ 早く!!
フュリー 「は はい…
レヴィン 「フュ… フュリー
フュリー 「シ…シルヴィアさん やっぱりやめましょう こんなこと…ね
シルヴィア「ダメよ!! だったらこの衣装直して使えるようにしてよ
レ・ヴィ・ン!! レ・ヴィ・ン!!
D・V・D!!D・V・D!!
>>318 ・・・面白い余興だ。我々も混ぜてもらうとしようか。
嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を。
本日のメニュー・・・「味噌田楽」をな。
説明しよう、味噌田楽という物を。お○松くんのチ○太がよく持っているあれだ、要するに。
それでは取り掛かるとするか。
・材料
大根・・・1本 蒟蒻・・・一切れ はんぺん・・・一切れ 味噌・・・少々
作り方は簡単。
材料を煮込むだけだ、よく煮えた出汁の効いたつゆの中で。
まずは大根の輪切り。次に、蒟蒻。 そして、最後にはんぺん・・・・・・ おや?
用意していないみたいだな、はんぺんは・・・・・・ふむ。そうだ!おい、そこのペガサスナイト!
ちょっと倒置法を多めに改変してみた。出すぎた真似スマン。
おに松くんのチン太がよく持っているあれ???
325 :
316 :2006/08/08(火) 20:14:27 ID:qV8jW5sX
>324
おお、もう先にやってるのか、流石……。
今日、ホルストの『惑星』のCDを買って聴いてみた。
6曲目の天王星で、牛乳吹いたww
たんたんたぬきって・・・・・・そういうことかwww
それを知る人はわかるw
328 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 23:59:03 ID:MvIW5JeM
☆
注意書き
@ 今回の主人公はヴァネッサさんですが、今回、彼女のカラミはありません。悪しからず。
A 今回、ヴァネッサの補佐役として、クーガーが登場しますが、彼のカラミもありません。悪しからず。
B 宣伝で申し訳ないですが、Part12スレの拙作『永遠に・・・』を読んでいただけるとうれしいです。
永遠に・・・?(1)
「・・・・・・。」
私は、酷く不機嫌な顔をしていた。気分が・・・晴れない。
「ヴァネッサ、用意は済んだか?」
私の隣で、クーガーも準備をしている。やはり、その顔は、酷く不機嫌。
「どうした?浮かない顔をして。」
「あなたもでしょ。」
「・・・・・・まあな。でも、これは、任務だ。」
「・・・・・・わかっているわ。」
私は、愛馬の背をそっと撫でて、耳元に呟いた。
「ごめんなさい。あなたまで、こんな任務に付き合わせてしまって。」
本当なら、この愛馬まで、付き合わせたくはなかった。でも、私は天馬騎士。この子がいなければ、私の力は発揮できない。
隣では、クーガーも、飛竜に済まなそうに呟いている。
本当に、嫌な任務。でもこれは、国王陛下の、直の命令なのだ。
「はあ〜」
「はあ〜」
私とクーガーは、ほぼ同時に深いため息をついた。
事の発端は、ヘイデン王のある我儘から始まった。
ヘイデン王―――今の時代でも、名君と呼ばれる賢王。
陛下が治めるフレリアは、今の時代が、最も繁栄している時代である。
それも皆、この賢王の施策によるもの。
そして、後継者となるヒーニアス王子も、賢く、気高く、そしていい人。
未来のことはわからないが、ヘイデン王とヒーニアス王の治世ならば、わが国は安泰であろう。
そんな賢君であるから、我儘などは滅多に仰らないはずなのだが―――
その日、ある一人の兵士からの報告を聞いた途端、陛下の顔色が変わった。
と言っても、悪い意味ではない。好奇心に眼を輝かせた、少年のような顔になったのだ。
「何と!そのような者たちがおるのかっ!」
「はっ!」
このとき、陛下がお聞きになった報告・・・・・・それは・・・・・・
『ルネスに、一度も離れずにただひたすらヤリまくっているカップルがいるらしい』
永遠に・・・?(2)
「よしっ!我がフレリア王国は、その者たちを全力で支援する!」
そして陛下は、報告した兵士に、更にこう告げられた。
「それでは、お前は更にその者たちの詳細を調べて参れ。」
「はっ!」
兵士が去った後、私は少しだけ背筋が寒い思いがした。
ただひたすらに、ヤリまくっているカップル。
私は、その者たちを知っている。しかも、カップルの女の方は、あの戦いで知り合った、友人なのだ。
何だか、すごく嫌な予感がする。
ふと周りを見ると、近くに立っていたクーガーも、顔を引きつらせていた。
グラド帝国の騎士だったクーガー。彼は今、ターナ王女の伝で、ここフレリア王国に仕官していた。
クーガーは、カップルの男の方と、個人的な付き合いがあった。
嫌な予感・・・というか、悪寒。
やがてそれは、現実となった。
同じ兵士が陛下に告げた報告。
「報告いたします。男の名はアスレイ。そして、女の方の名はルーテ。そして・・・・・・」
以下、次々と兵士の報告が続く。と言っても、私が知っているようなことばかりだ。
そして、次の瞬間、兵士はとんでもないことを告げた。
「ルーテ殿のほうは、何と、わが国の天馬騎士であるヴァネッサ殿と、そして、アスレイ殿は、クーガー殿と、親交があるようです。」
な、な・・・あの兵士、余計なことを・・・
「ほう、それでは、彼らの支援は、ヴァネッサとクーガーにやってもらうこととしようか。」
恐れていたことが、現実になった。
「ヴァネッサ、クーガー、勅命である!直ちに、彼らに日用品や食料を届けてまいれ!」
「ははっ!」
拒否は許されない。私は騎士だから。
そしてクーガーも、嫌々ながら勅命を受けている。
どうして、色ボケカップルを、全力で支援しなければならないのか。
だがこれは、勅命。拒否は出来ない。
最大級のため息と共に、私たちは渋々、任務に向かう。
「ヴァネッサ、準備は出来たか?」
「ええ。私の方はOKよ。そっちは?」
「俺のほうもOKだ。」
それぞれの愛馬(竜)に、出来る限りの日用品や食料を積んで、私たちは天高く舞い上がる。
目標は、ルネスの片田舎。
本当は、すごく憂鬱。だけど、空に舞い上がると、優しいそよ風を受けて、気分は少しだけ和らぐ。
「それでは、行きましょう。」
「ああ、出発だ。」
私とクーガーは、ルーテとアスレイの暮らす村へと飛び立っていった。
永遠に・・・?(3)
間もなく、私とクーガーは、二人の暮らす粗末な小屋へと到着した。
「ふう・・・すまんな。」
到着早々、クーガーは愛竜に声をかける。そして、背の荷物を降ろした。彼が持っているのは、主に食料品。
そして、私も愛馬に声をかけた。
「ごめんなさいね。」
私も荷物を降ろす。私の荷物は、日用品。と言っても、二人はただヤッているだけなので、必要なのは、身体を洗う布などだけ。
あと、忘れてはいけないのが、ライブの杖。20本ぐらいあれば、充分だろう。
そして私たちは、荷物を持って、ドアを開けた。
「・・・・・・。」
中に入るなり、私はため息をつく。ベッドの上で、ルーテとアスレイが繋がっている。
「・・・差し入れ、持ってきたわよ。」
私がそう言うと、ルーテは薄目を開けてこっちを見た。
「ああ・・・ありがとうございます、ヴァネッサ・・・ああっ!あああっ!あああんっ!!!」
あなたたち、しゃべるか悶えるか、どちらかにしなさいよ!私は、そう思う。
「ぐっ・・・はあはあ・・・ああ・・・クーガーさん・・・ありがとうござ・・・うっ!」
一瞬、アスレイが力むと、二人の結合部から、白い粘液が溢れてくる。
「うう・・・」
アスレイがぐったりとなると、ルーテは右手にライブの杖を握って、アスレイの身体に振りかざした。
途端に、アスレイの身体は癒される。そして、二人の動きは、元に戻った。
そして今度は、ルーテの方が、脱力する。すると、今度はアスレイがライブの杖を握り、ルーテの身体を癒すのだ。
(本物の・・・馬鹿だわ)
某人造人間ほどじゃないけど、私はつくづくそう思う。
その時、誰かがこの家に入ってきた。
「お待たせ〜!あれ、あんた・・・」
入ってきたのは、ロスとコーマとネイミー。そういえば、彼ら、近くの村に住んでいたんだっけ。
「久しぶりね、皆さん。」
「どうしてあんたはここに?」
「私は・・・・・・陛下の命令。」
「・・・・・・宮仕えも大変ですね・・・・・・」
ネイミーは私に同情してくれた。彼女は、心優しい少女。
「そうそう、それよりも、注文の品、持って来たぜ。」
コーマとロスは、背中に大きなベッドを担いでいた。そう、彼らは、二人の愛の巣であるベッドを作って、持ってきたのだ。
「あなたたち・・・・・・よく、自分から手伝おうという気になったわね?」
私は率直に彼らに聞いてみた。するとロスが、こう答えた。
「まあな。でも、ここまできたら、もうとことんまで究めて欲しいぜ。」
そして、コーマとネイミーの二人も、私の質問に答える。
「それに、俺たちも、彼らにお手本を見せてもらってるからな。なっ、ネイミー!」
「も、もうっ!コーマったらっ!」
どうやら、ここにももう一組、バカップルがいるみたい。
永遠に・・・?(4)
私たちが話しこんでいる間も、彼ら二人は行為を続けている。
二人は決して見世物ではないけれど、見世物だとしても、面白くないだろう。
ただ、ヤリ続けるだけなのだ。それも、正常位で。
彼らは、決して体位を変えない。何故だろう?もしかしたら、他の体位を、知らないのかもしれない。
私の場合、万が一に備えて、天馬騎士の心得として、様々な体位を教わっている。特にそれは、『天馬騎士四十八手』として、
王宮の天馬騎士たちに代々受け継がれている。
余談だが、かつて私は、母に言われたことがある。
「あなたは、正常位で作ったのよ。」
ちなみに、姉を仕込んだときは、後背位だったそうだ。
だから何?と言われても、返答に窮するが。
私の思案の最中も、二人はひたすらにヤリ続けている。
「あなたたち、いつまで繋がっているつもりなの?」
私はふと聞いてみた。するとルーテは答えた。
「ずっと・・・ずっとです。だって、私、彼を愛してますから。」
「僕も・・・そのつもりです・・・うっ!」
また射精・・・・・・そして、ライブの杖で回復・・・
当の本人は、真剣なのだろう。だが、端から見れば、およそ馬鹿馬鹿しい行為。
その時、ふとクーガーが彼らに声をかけた。
「お前たち、出産のときは、どうするのだ?」
一瞬、時間が止まったかのように、辺りの空気が凍りついた。
二人の動きが、一瞬止まる―――その後に訪れた、しばしの沈黙。
やがて、その沈黙を破って、ルーテがポツリと呟いた。
「私、優秀ですから。」
ルーテ・・・答えになってないわよ・・・
おしまい
またまた、ダミアン氏GJ!!
ルネスって、馬鹿ばっかり?
というか、クーガー、ナイス突っ込み!!
ネタよく出てくるよね。GJww
GJ!
ネタが尽きないことが凄い
注意書き
・猟奇というよりは怪奇ネタです。心臓の悪い人は読むのを控えましょう。
・いつもどおり、NGワードは『本当は恐ろしい蒼炎の軌跡』でおながいします。
ごくり。
俺は思わず息を飲んだ。
あの、可愛いイレースちゃんが、俺の目の前に横たわっている。しかも、何も着ていないのだ。
嘘ではない。目の前に、イレースちゃんの、白くて華奢な、裸がある。
胸はさほど大きくはないけれど、透き通るような、柔らかそうな、究極の美。
俺はそっと、その美しい身体に、口づけする。
「あ・・・」
イレースちゃんの唇から、儚い、そして甘い吐息が漏れる。これほどの、芸術的な女の子が、嘗ていただろうか?
比較できるようなものは、何もない。周りのどんな芸術さえも、この至高の芸術の前には、霞んでしまう。
イレースちゃんは、俺の顔を見て、ほんのりと頬を赤く染めた。恥ずかしいのだろう。
でも、彼女は抵抗はしない。その麗しい瞳が、俺に語りかけている。
『あなたは、私に何をしてもいいのです。』
何をしてもいい―――それは、この俺に、全幅の信頼を置いているということ。
この言葉を一歩取り違えれば、切断やスカトロ、カニバリズムなどでもよいことになってしまう。
でも、今の俺を支配するのは、食欲ではない。性欲である。
性欲―――それは、人間の持つ、最も基本的な本能の一つ。次世代に子孫を残すためにも、この本能は、生物にとって、非常に重要なものだ。
今、俺のDNAが、俺に命令している。
『彼女と、俺の子孫を残せ』と。
俺は仰向けに横たわるイレースちゃんの足元正面に立ち、そっと膝を掴んだ。そして、その両膝を、左右に広げた。
途端に、彼女の顔が、真っ赤になる。しかし、彼女は抵抗はしない。ただ、何かを懇願するような瞳で、じっと俺を見つめている。
やがて、その場所に、彼女の指が添えられた。そして・・・彼女は、その最も大事な部分を、指で広げた。
「イ、イレースちゃん・・・・・・」
俺が彼女の顔色を窺うと、彼女はこくっと頷いた。
今、彼女のOKのサインが出た。俺はその開かれた彼女の股に、己の固いモノをピタッと当てた。
彼女は、少し恥ずかしそうに眼を閉じた。少し、狭い。初めてなのだろう。今、彼女は、初めて性欲を開花させる。
そして、ずぶずぶと音を立てて、俺の固いモノが、彼女の陰裂に沈み込んでいく。
「・・・・・・くふぅ・・・・・・」
ちょっとだけ、血が出ている。やはり、初めてだったのだろう。でも、彼女は、今、俺の全てを受け入れてくれたのだ。
しかし・・・何という、柔らかさ。ねっとりと湿った、彼女の秘肉が、俺のモノを、ねっとりと包み込んで離さない。
そんな彼女の、新鮮な膣の一番奥に、俺のモノは届いた。
「んん・・・ガトリーさん・・・」
「どうしたんだい、イレースちゃん?」
「私・・・ああ・・・気持ち・・・いい・・・」
イレースちゃん・・・彼女は、俺のことを、気持ちいいと言ってくれた・・・こんなことは、初めてだ。
俺は、童貞ではなかった。シノンさんと一緒に、何度も娼館に行っているし、そこのお姉さんたちに、筆下ろしもしてもらっている。
彼女たちは、口々に言う。「気持ちいいわよ」と。
だが、彼女たちは、商売。リップサービスかもしれないのだ。そう、彼女たちは、プロである。
俺は、要するに、素人童貞ってやつだ。
だが、イレースちゃんは、どう見ても、プロのお姉さんではない。明らかに、素人。
その素人のイレースちゃんが、俺のことを、気持ちいいって言ってくれたのだ。
これ以上の幸せなんて、あり得ない。俺は今、最高に嬉しい気分。
「イレースちゃん、俺も・・・すごく、気持ちいいよ・・・」
俺も言葉を返す。すると彼女は潤んだ瞳で、俺をじっと見つめた。
「私も・・・んん・・・うれ・・・し・・・い・・・」
愛しい。そして、可愛い、俺だけの、イレースちゃん。
一生、離さない。俺だけの、愛しい人。
俺は更に、モノを奥へと突き入れてゆく・・・その陰茎の心地よさが、やがて全身へと広がっていく。
これが、愛し合うということなのだ。
翌朝。
「おはよう、イレース・・・って、ええええええっ!!!」
ワユが寝起きのイレースを見て、驚いている。
「あ・・・おはようございます、ワユさん・・・」
イレースはにっこりと微笑んだ。
「ちょ、ちょっと、どうしたのよ、そのお腹!?」
ワユが驚いてイレースのお腹を擦る。今、イレースのお腹が、異様に膨らんでいる。
と言っても、何かを大量に食べたような膨らみ方ではない。明らかに、妊婦。とはいえ、普通の妊婦とは違い、彼女のお腹は、彼女自身の二倍ほども膨れ上がっている。
ワユは、昨日もイレースに会っている。その時は、普通だったのに・・・たった一日で、妊娠9ヶ月になってしまうものだろうか?
「あ・・・」
その時、いきなり破水が始まった。
「ああっ!破水が始まってる!衛生兵ー!!!」
イレースは衛生兵に運ばれて、診療室のベッドに寝かされた。
そして・・・・・・
ガトリーが、産まれた。
おしまい
ルキノ「よ く 喰 う のぉ〜」
ちょwwwクソワロタwwwwww
ダミアン氏GJ!!!!!!
342 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 01:21:45 ID:orQ77R3v
呼び込みあげ
「フィルさんも、剣の稽古に?」
ロイは自分の剣を鞘に納めつつ、黒髪の女剣士に尋ねた。夕陽はロイがいる芝生の上には射していないが、フ
ィルが立っているところには直接赤い光が照り付けている。彼女は強い西日を避けるため、一歩進んで居館の影
に入ってから、軽くロイに一礼した。
「はい。今日の『聖女の塔』の戦いでは、あまり剣を振るう機会が無かったので……」
なるほど彼女らしい、とロイは内心深くうなずいた。このサカ出身の剣士は、ロイ達と行動を共にしてからと
いうもの、剣の鍛錬を欠かしたことが無く、時にはリキア同盟軍の他のメンバーを捕まえて稽古に付き合わせた
りしている位なのだ。
「相変わらず熱心だね……じゃあ、僕は失礼するよ」
自分の気晴らしよりは、成長途上の剣士の修練のためにこの場所を譲るべきだろうと考えたロイは、そのまま
歩み去ろうとした。が、彼が居館の影から出ないうちに、フィルに呼び止められた。
「あっ、ロイ様!! ……あの、もしよろしければ、私と手合わせ願いたいのですが!!」
「うん、い……………………ぃゃ…………」
はきとした美少女剣士の頼みを快諾しようとしたロイだったが、ここ数日彼の身に降りかかった出来事の記憶
と経験が、少年を思いとどまらせた。「剣を交える→どちらかがバランスを崩して倒れてもう一方がその上に→
間近に迫った相手の顔と互いの身体の感触にどぎまぎ→肉で出来た剣と鞘の(以下略)」という展開がロイの脳
裏に浮かんだのだ。フィルには悪いが、彼女がしたいのはそういう「剣の稽古」ではないだろう……
「……ごめん。やっぱり、それはちょっと……」
「あ……そ、そうですか……すみません、無理を言ってしまって……」
まさかここまですげなく断られるとは思っていなかったのだろう、フィルは失望を押し隠すように頭を下げた。
「い、いや……無理ってことでもないんだけど……」
ロイはさすがに罪悪感を覚え、立ち去りかけた足を止める。彼女は純粋に剣技を高めたいだけであって、自分
が想像したような展開は夢想だにしていないはずだ。そんな彼女の頼みを一方的に断ってこの場を去るのは、ど
うにも気が引けた。ロイは素早く頭の中を探り、フィルとの会話に役立ちそうな話題を探す。
「そう言えば……サカ出身の女性で、弓でなく剣を使って戦う人は珍しいって聞くけど」
「? はい?」
「フィルさんが剣士を目指しているのは、母君が剣士だったから?」
「あっ、はい! 母は、私の生涯の目標です!」
フィルは顔を上げ、嬉しそうにうなずいた。彼女が本当に母を誇りに思っているということは、その瞳の輝き
を見れば一目で分かる。ロイはもう少しこの話を続けようと思い、芝生の上に腰を下ろした。
「マーカスやマリナスから聞いたよ、フィルさんのご両親のこと。僕の父と一緒に戦ったことがあるって」
「はい……確かロイ様の母君も、サカ出身の剣士なんですよね?」
フィルもロイの向かいに腰を下ろし、この話題についてきた。ロイとフィルに共通の話題、それは二人の母が
共に草原の剣士だということだ。
「うん、産みの親じゃないけど……リンディス母様からも、君の母君――カアラさんの剣のことは聞いたことが
あったよ。流れるような、とっても美しい剣だったって……」
「あ、ありがとうございますっ!!」
自分がほめられたかのように、フィルは頬を染める。普段はどちらかと言うと硬い表情をしているだけに、余
計可愛らしく見えてしまい、ロイはあわてて話を進めた。
「フィルさんのご両親は、僕の父の軍にいる時に親しくなったって聞いたけど……」
「はい。もっとも、それ以前に出会ったことがあるそうです。最初は敵として剣を交えて……」
苦笑交じりにフィルは両親のなれそめを語り出した。彼女の父・バアトルは今でこそ斧使いとしてリキア同盟
軍に参加しているが、かつては剣を、それも傭兵が好んで使うような大剣を振り回す剣士だったらしい。そして
西方三島に修行に赴いた際にカアラと出会い、相手を腕利きの剣士と見たバアトルは(街中であるにもかかわら
ず)問答無用でカアラに仕合を挑んだ。そして、あっけなく敗れた。
「……あっけなく? バアトルさんが?」
「お恥ずかしい話ですが……父が、背に背負った大剣を抜こうとしたら……」
女剣士に向かって「さあ抜け!」と叫び、己の大剣を抜こうとしたバアトルだったが、剣が長すぎて抜け切れ
なかったのだ。そして次の瞬間、カアラが跳んだ。彼女は素早くバアトルの懐に組み付いて投げ飛ばし、あお向
けに地面に叩きつけられた未来の夫に剣を向けた。一瞬の早技であり、バアトルの完敗だった。
「馬鹿な……」
「背中に背負った長剣を、柄だけ持って引き抜こうとしていたな」
カアラは切れ長の目を細めて、仕合を挑んできた大男に笑いかけた。
「考え方からしてそもそもおかしい。聞きかじっただけの行為を実戦で試すものではない」
まるで教え諭すような口調で告げながら、カアラはわずかに剣を引く。
「だから途中までしか抜け切れないのだ。そもそもお前は剣士に向いていない。力任せに得物を振り回す癖があ
る……どちらかと言うとウォーリア向きだ」
その時、怒り心頭のバアトルが飛び起きて彼女に殴りかかった。
「くそっ……サカ人め!!」
「お 前 も な」
カアラは突き出された鉄拳を冷静に受け流すと、その勢いのついた腕を掴んで再び男を地面に叩きつけた。ま
たも背中をしたたかに打ち付け呼吸を詰まらせたバアトルの喉元に、カアラの剣がぴたりと突きつけられる。
「だがそういう身体を張った冗談は見事だ。いいセンスだ」
「いい……センス……?」
カアラがうなずくのを見上げながら、バアトルは気を失った……
「……………………」
「その後、父は一念発起して剣をやめ、母の忠告どおりの道を歩んだのですが……」
次に二人が出会ったのは、ロイの父達がオスティアの城下町で「魔の島」の戦いの準備をしていたときだった。
オスティアの闘技場でばったり二人は再会し、例によってバアトルはカアラに仕合を挑む。ただし、今度は男の
持つ得物が違っていた。大剣を捨て、ウォーリアとして修行を積んだ彼は……
「不思議だ……この緊張感! 直接攻撃武器では到底味わえないっ!! 弓に矢をつがえる時間に、こんなにも
息吹がぁぁぁっ!」
「……いや……ウォーリア向きと言ったが……斧を使った方がいいという意味であって、弓を使えとは……」
「俺のリロードはレボリュー(r」
「……………………………………」
「その後母は父と共にロイ様のお父上の軍に参加し、戦いの後……結婚したのです」
その展開でどうしてカアラとバアトルが結ばれたのかロイには想像も出来なかったが、ともかくも今フィルが
少年の目の前にいるのは、そういう「奇しき縁」があればこそなのだ。人の縁の不思議さというものに、ロイは
感嘆のため息を漏らした。
「ところで、ロイ様……」
フィルに呼びかけられ、ロイははっと目をあげた。赤く上気したフィルの顔が、さっきより間近に迫っている。
彼女の顔の赤みは夕暮れの光によるものかと思ったが、どうやら違うようだ。
「ロイ様に、個人的なお願いがあります」
少女はおそろしく真剣な表情でありながらも、頬を染め、瞳を潤ませている。ロイはここ数日来の経験から、
女性がこういう顔をした場合、次にどんな「要求」が来るかある程度予想がついていた。ロイは内心唾を飲み込
み、さりげなく上体を起こした。
「な、何……かな?」
「唐突に、ヘンなことを言うようですが……その……剣の相手をしていただく代わりに…………あ、あの………
……わ、私……私を…………」
来たぞ来たぞ、とロイは覚悟を決めた。どうしてこういう目に遭うのか分からないが、女性の願いには全力で
応えなければならないだろう。あまり口をきく機会もなかったフィルがこういうことを言ってくるのは、少し意
外な気がするが……ロイがそう思った時、フィルはようやく「要求」を切り出した。
「わっ、私を、思いっ切り陵辱してくださいっ!!」
「……………………は!?」
「で、ですから、私を…………犯して、辱めてください!!」
ロイは自分の耳と精神に変調を来たしたのでは無いことを確かめ、次いで女剣士が冗談を言っているのでもな
いことを確かめようとその黒い瞳を覗き込んだ。
「そ、そんな……いきなり、目で目を犯すなんて…………」
フィルはうつむいて視線を外した。どうやら本気らしい。
「い、いや、フィルさん……自分で何を言ってるか、分かって……」
「もちろんです! ロイ様もご存知のとおり、神話に登場する女性の剣士は、皆そうした辛い経験を乗り越えて
強くなっていったんです! ですから、ぜひ私も同じような目に!」
「いや、神話と一緒にされても……それに第一、神話にそんな展開あったっけ?」
「本当にご存知ないんですか!? 例えば、『聖痕はあの娘の背中にもあったからなくっくっく』発言で有名な
マリータとか!」
「…………まあ、確かにそうだけど……陵辱されたとは限らないんじゃ……」
「それから、どう見ても山賊の顔グラの城主にシャナンを人質に取られて『こんな奴らに……くやしい……』な
アイラとか!」
「それなんてクリムゾn」
「その次の世代のラドネイに至っては、そういう忌むべき過去を想像させる台詞が! 『男なんてだいっ嫌い!
死んでしまえばいいのよ!』って!」
「何か微妙にセリフが違ってるし……それじゃまるでトミノ……」
「あと、卑劣なヨシュア王子の姦計に嵌り『しばらく、俺の相手をする……ってのはどうだ?』と迫られるマリ
カとか!」
「いや、あれは剣の相手だって後でちゃんと付け加えてるし……第一、僕がそんなことするとでも……」
フィルの妄想に突っ込んだロイは、ようやく落ち着いて一息ついた。まさか陵辱して欲しいと持ちかけられる
とは夢想外だったが、さすがにこれは断るべきだろうとロイは腰を浮かしかける。が、
「お願いです、ロイ様! ……こんなことをお願いできるのは、ロイ様しかいないんです!」
少年の身体は、飛びかかってきたフィルによって芝生の上に押し倒された。ロイは自分の胸の上にまたがる黒
髪の少女を絶望的なまなざしで見上げた。
「……そもそもそういう行為が剣士を強くするっていう意見には賛成できないけど、とりあえずそれは置いてお
いて……どうして、僕なのかな……?」
「そういう行為」は、例えば君が西方三島でお世話になっていた海賊のような輩に頼むのが筋ではないかとロ
イは言いたかったが、彼女は最後まで彼らが「善良な島の住民」で、ロイたちリキア同盟軍が「島の住人を襲う
極悪非道な賊」だと信じて疑っていなかったのだ。人を外見で判断しないのは結構だが、限度というものがある
だろうと今更ながら呆れるロイの胸に、黒髪の剣士の手が伸びた。
「それは……今日、『聖女の塔』で……ロイ様が、スーさんと……していたのを、見てしまって……」
フィルは恥ずかしそうに口ごもりながら答える。ロイは、『聖女の塔』でのスーとの行為――あれだってどち
らかと言えば少女の方が少年を犯したようなものだが――を目撃されていたことに狼狽したが、それ以上にあわ
てたのは、フィルの手がしっかりロイの上着の胸元にかかっていることだった。ロイはあわてて、自分のシャツ
のボタンを外そうとする少女の手を掴んだ。
「い、いや、だから、僕にそんなこと期待されても……っ!!」
「あっ!!」
ロイに手首を掴まれ、フィルはかん高い悲鳴をあげた。ロイは思わず手を離し、びっくりした表情のフィルと
目が合う。数瞬、二人は見つめ合った。
先に動いたのは、フィルの方だった。彼女は途中まで外しかかっていたロイのシャツのボタンを引きむしるよ
うに外すと、そのまま少年の胸をはだけさせる。そして腰をずり下げつつ上体を倒し、露わになったロイの乳首
に噛み付いた。
「痛っ!!」
「ロイ様……お願いです、もっと……」
どう見ても犯されているのはロイの方だったが、この思い込みの激しい美少女剣士にはもはや何を言っても通
じないらしく、すっかり少年に陵辱されているつもりようだ。ロイは赤く染まった空を見上げてふっとため息を
もらすと、彼の胸を責め続けて「催促」しているフィルに声をかけた。
「…………どうも『陵辱』とか『辱め』っていう言葉の解釈に食い違いがあるみたいだけど…………本当に、い
いの……?」
「は、はいっ!!」
フィルは期待に目を輝かせて、少年の胸から顔を上げる。あくまで真剣なその黒い瞳に、ロイは覚悟を決めた。
「じゃあ……いくよ……」
「は…い…………あっ!!」
ロイはフィルの肢体をきつく抱き締めると、抱き合ったまま芝生の上を転がって、フィルを地面に組み敷く体
勢になった。そして彼女の腰に手を伸ばし、少女の上半身から腰までを覆う若草色の胴衣を力任せにまくり上げ
る。そのまま彼女の両腕を上げさせて一気に袖まで抜き、脱がせた衣服を傍らに放り捨てた。
「……ぁっ…………!!」
羞恥の悲鳴を押し殺し、フィルは顔を横にそむける。が、むしろ驚いたのはロイの方だ。フィルは上着の下に
何も着けていなかったため、彼女の真っ白い裸体が、一気に少年の視界に飛び込んできたのだ。
「あ、あの……フィルさんって、もしかして……いつも、下着は着けてないのかな……?」
「……え……? あ、はい……動きの、妨げになりますから…………」
陵辱者の間抜けな質問に、フィルは意外そうに答えた。どうやら男を挑発したりする目的ではなく、本当に機
能性を重視した故に「はいてない」らしい。年頃の少女がこんな無防備な格好で戦っていたのかと思うと、ロイ
は胸と下半身が熱くなってきた。
「………………」
ロイは手早く服を脱ぎ始めたが、視線は彼女の裸身に釘付けになっている。ブーツ(あえて脱がせない)の上
端からのぞく、健康そのものという感じのふくらはぎと膝まわり。もじもじと股の合わせ目を隠そうと悶える純
白の太ももは太過ぎず細過ぎず、適度な弾性と色気を感じさせている。腰はどちらかというとたおやかな方だが、
そのくびれ具合は相当なものだ。縦にすっと切れたへその周囲には一切余計な脂肪はなく、張りと弾力に満ちた
肌が腹部を滑らかに覆っている。
「そ、そんなに……見ないで、ください……」
自分から求めた割に、もう消え入りそうな声を上げているフィルは、服を脱ぎ終えてもなお視姦を止めないロ
イの目から自分の胸と下腹部を手で覆い隠そうとした。が、その手はロイによって捕まえられ、彼女の頭上に押
さえつけられる。
抵抗を排したロイの目は、フィルの胸に注がれた。彼女の乳房はやや小ぶりだが、ツンと上を向いた乳首が激
しく少年の情欲を刺激する。ロイは迷わずその肉の蕾にかぶりつこうとしたが、少女の切ない吐息が彼の衝動を
押しとどめた。
「……ぁ……はぁっ…………ゃ…………」
「…………もしかして……緊張してる…………?」
「……はい…………」
草原の民にしては大きい目をロイに向け、フィルはかすかにうなずいた。わずかな期待と、圧倒的な不安をた
たえたその黒い瞳をのぞき見たロイは、一瞬どきりとしたほどの凄艶さを感じて、背をぶるっと震わせた。彼女
は純粋に怯えているのに、何故こうも男に劣情を催させるのか……?
「あ、あの…………っ!!」
両手を押さえつけられた格好のまま、フィルはロイの顔を見上げた。すっかり上気した彼女の頬は、夕暮れ時
の大気よりも赤く染まっている。ロイは自分の顔もあのくらい赤いのだろうかと想像しながら、なに? とフィ
ルに先を促した。
「…………あの……や、やはり…いきなりは、怖いので…………最初は、優しくしてください……っ!!」
恥ずかしさに声を震わせながら、フィルは哀願するようにロイの目を見た。「優しく犯せ」という矛盾した注
文に、少年はつい苦笑を漏らしてしまう。どうすればフィルが思い込んでいるような「陵辱」になるのか悩んで
いたが、少女の可憐な訴えに救われた思いがした。なにも本当に鬼畜じみた行為をする必要はないのだ……
「うん……怖がらなくて、いいから……ね?」
ロイはそっとフィルの両腕を解放すると、その細身の身体をきゅっと抱き締めた。びくん、とフィルは全身を
波打たせて驚いたが、やがておずおずと両手をロイの背に回し、抱き締め返す。どう考えても犯されている女性
の仕草ではなかったが、乙女の本能が少年の静かな抱擁に応えたのだ。
「……んっ…………ロイ、さま…………ふ…………ぅ…………」
少女の胸の鼓動を感じながら、ロイは自らの肉体で彼女の柔肌を圧迫している。少年の胸板で潰されたフィル
の乳房は素晴らしい弾力で反発し、ロイのむき出しの勃起が当たっている少女の下腹部は、遠慮がちにそれを避
けようとしてもじもじ動いていた。
「じゃあ、こっち向いて……」
「あ…………んっ!! …………んんん!!」
ロイはフィルを抱き締めたまま身体をにじらせると、少女剣士の唇を静かに奪った。首を振って抵抗するかと
思ったが、意外にもフィルはあっさりロイのキスを受け入れてしまっている。思わず勢い込んだロイは、彼女の
口の中に舌を捻じ込もうとしたが、さすがにそれはフィルも激しくかぶりをふって拒絶した。
「んっ、んんっ、んーーーっ!! ふぁっ…………あ……う…………」
「……うーん、舌を入れた方が、ずっと『陵辱』っぽいんだけどなあ……いやなら、いいけど……」
「……え…………」
フィルの唇の端から流れる唾液を指先で掬い取りながら、ロイはとぼけたようにつぶやく。フィルはぐっと息
を詰まらせ、恥ずかしさのあまり死にそうな目でロイを見上げた。そのいじらしい表情を見たロイは悪戯っぽく
微笑むと、少女が恥ずかしくて言葉にできなかったことをするべく、再び唇を重ねた。
「…………ん…………んんっ!? むう゛っ、うくっ………………ぢゅっ」
弱々しく開いたフィルの唇の間に、ロイの舌がぬるりと入り込む。生温かく湿った軟体生物の侵入に、少女の
舌は懸命に逃れようとするが、やがて捕らえられ、絡め取られてしまう。ロイの方も、キスというよりは「唇を
奪う」といった感じで、荒々しくフィルの口腔をまさぐり、舌を吸い出し、ねっとりと唾液を絡めた。
「…………じゅっ…………ん…………んんふっ………………ぅぁうっ!!」
濃厚な口づけからようやく解放された少女剣士は、陵辱者としては優しすぎる少年の顔をぼんやりと見上げて
いる。そして、少年の口の端から垂れている糸状のものが自分の唇にも付着していること、さらにそれが二人の
唾液の混じり合ったものだと気付いた瞬間、フィルは恍惚の余韻から一気に醒めた。
「な……っ!! あっ、その、すみません、こんな、はしたない…………!!」
あわてて指で唾液を拭うフィルを見ながら、ロイは噴き出しそうになるのを懸命にこらえている。そしてフィ
ルが指にまとわりついた唾液の処分に困惑した隙をついて、彼の手が少女のしなやかな腿の間を割った。
「きゃぁっ!! な、何を……っ!!」
素晴らしい触り心地の腿肉の奥に穿たれたフィルの秘裂は、すでに火傷しそうなほど熱くなっているが、湿り
気はまだまだ少ない。陵辱という本来の目的からすれば、このまま挿入してひぎぃとするべきなのだろうが……
「ロ、ロイ様…………あ…………え? ……い、いや、見ないで! 見ないでください!!」
突然身体を起こしたロイが、自分の股の間に顔を埋めたことにフィルは衝撃を受けた。急いで股を閉じようと
するが、すでに少年の鼻先は乙女のクレバスの目の前にある。美しい桜色の肉の花弁が、ロイの吐息に反応する
ようにみずみずしく息づいており、少年はちょろっと舌を伸ばして、乙女の花弁を唾液で濡らした。
「……や……あ…………そ、んな…………あ!! えっ!? いやっ、いやですっ、いやあぁぁぁっ!!」
未知の感触に、フィルは反射的にロイの赤い髪を掴んで押しのけようとするが、ロイの唇に花弁をついばまれ
ると、とたんに抵抗する力が抜けていってしまう。そうする間にも、ロイは恥じらう花弁を指で拡げ、舌先で「入
り口」を探し、時折ぶちゅっと下の口にキスをする。そしてフィル自身存在に気付いていなかった小さな肉の宝
珠を探り当てると、ロイは舌先と唾液で丹念にこすり始めた。
「っ!!! ……ひ! い、い…た…………っ!! んん、あくうっ!!」
そこに初めて触れられた瞬間、電撃のような痛みがフィルを貫いた。痛みやがて熱い疼痛となり、そして未知
の甘い痺れへと変わっていく。
「……う……は…………うくっ!! ん、あ、う………………うあんっ!!」
ロイの舌の動きにリズムが加わると、フィルの腰もたまらず揺れ始める。凛々しい少女剣士は必死に喘ぎ声を
押し殺し、下腹部の疼きに耐えようとしているが、洪水のように押し寄せる性の衝撃を受け止めるには経験が少
なすぎた。夕陽に焼けた芝生の上で、少女の白いお尻が何度もぺたぺたと跳ねる。
「じゃあ、いくよ……」
頃合いとみて上体を起こしたロイの鼻の頭から口元のあたりは、フィルの愛液に濡れてぐしょぐしょになって
いる。自分の分泌液に濡れた少年の顔を、半ば夢見心地で見上げていたフィルは、どうやらここからが「本番」
ということに気付いていないらしく、少年の言葉にあいまいにうなずいた。ロイはすでに大きく硬くなっている
自分のものを、まだ興奮冷めやらぬ少女の膣口にぴとりと付ける。
「…………ひっ!?」
熱くて硬い異物の接触に、フィルはびくんと身体を震わせ、目を見開いた。そして、今まさに自分の秘所に突
き立てられようとしている男の肉剣を見て、声にならない悲鳴をあげる。ロイは途轍もない罪悪感にさいなまれ
たが、ここで止めてしまってはフィルの要求に応えたことにはならない。とりあえずロイはゆっくりと身体を倒
し、フィルを安心させるように抱き寄せて、そっとキスした。不安に怯えていた少女は、すがりつくようにロイ
の身体を抱き締め、さっきよりもずっと積極的にキスを返す。
「…………ふぅぅん…………ん………………う…………ん……? う! はぁ、あっ!?」
少年の優しい愛撫に身を任せ切っていたフィルは、ロイの肉剣の「奇襲」を許してしまった。十分濡れそぼっ
た彼女の肉鞘に、ロイの剣先がずぶりと突き刺さる。その衝撃にフィルが大きく息を吸い込んだ瞬間、ロイは彼
女の口をキスで封じ、同時に根元まで一気に貫き通した。
「………………ッッ!! む、むんんんん〜〜〜〜〜〜っ!!」
ロイの口蓋を、フィルの絶叫が震わせる。挿入の感触で、どうやらフィルは「初めて」ではないらしいとロイ
は察したが、それでも彼女の膣の締め付けが凄まじいことに違いは無い。うっかりするとたちまち達しかねない
絶妙な感触に、ロイはぐっと奥歯を噛みしめて耐えた。
「…………ん、んん…………は…あ…………う…………」
フィルはロイの口から逃れ、空気を求めて喘いでいる。彼女の頬からおとがいにかけての美しいラインがロイ
の目に入り、彼の勃起は新しい刺激にびくんと震えた。少しでも動くと射精してしまいそうだし、かといってこ
のままじっとしていては、「陵辱」にならないのではないか……?
ロイがそんなジレンマに陥った瞬間、フィルが彼に顔を向け、目を潤ませながら満足そうに微笑んだ。
「……はぁ、はぁ…………あ……ロイ、さま……あ、あの、私……とっても……よかったです…………」
「…………は?」
この生真面目な少女剣士とはしばしば意思の疎通に支障を来たすことがあるが、今回もアレだった。
「……よかった、って…………まだ、挿れたばっかりなんだけど……」
「…………? ロイ様は、まだ……終わっていないのですか……?」
もうどこから突っ込んでいいのか分からず途方に暮れるロイ。そんな少年の困惑を、きょとんと見上げるフィ
ル。結合したままの男女の間に、奇妙な沈黙が流れた。
「…………フィルさんは、その……男の人と、するの……初めてじゃ、ないみたいだけど……」
「…………えっ…………は、はい…………」
「フィルさんの、えっと、相手は……そんなに早く終わってたの?」
「……早く、ですか……?」
遠慮がちに尋ねるロイの言葉の意味が理解できないらしく、フィルは可愛らしく小首を傾げた。どうやら彼女
の初体験の相手は相当な早漏らしく、フィルの方もそれが当然と思ってしまっているらしい……そういえばイリ
ア騎士団の新人の剣術騎士(加入後即第二預かり所となったため名前は失念した)が彼女にまとわりついていた
気がしたが……
「……と、とにかく、僕も……あと、フィルさんも、まだ終わってないから……」
「……え……ええっ!?」
ロイがずんっと腰を突き出したので、フィルは驚きの声をあげた。彼女の乏しい性知識では、もう男は「終わり」
のはずなのに、赤毛の少年の肉剣は萎えることなく少女の膣に突き刺さる。
「あっ……そ、そん……はあっ!!」
「大丈夫……力、抜いて……」
ロイは、動転するフィルの身体をそっと抱き締めた。少年の優しい気遣いに、こわばっていた少女の肢体から、
徐々に緊張が抜けていく。ロイはフィルを安心させるように微笑みかけると、ゆっくり、もどかしいほど緩慢に、
腰を動かし始めた。
「…………ぁ…………ぁっ…………ぁ…………」
自分の「大事なところ」で、熱くて硬いものが動きだした感触に、フィルは戸惑いの喘ぎを漏らす。痛いと言
えば痛いのだが、単なる痛みとは違った感覚が、じんわりと下腹部に広がりつつある。そして少女が未知の感覚
に不安を覚え始めた瞬間、ロイの手が彼女の乳房に触れた。
「きゃっ!!」
「がわいいな……フィルさんの胸」
やや小ぶりだが、あお向けでも形が崩れないフィルの乳房を、ロイは手のひらで軽く押し潰した。弾力に富む
柔肉と脂肪はぷるんと快く少年の手を押し返し、そのたびにフィルが小さく羞恥の吐息を漏らす。ツンと天を向
いていた可憐な乳首はますます固く勃起し、ロイがそれを指の股に挟んでしごき上げると、少女剣士は泣きそう
な声を上げてきつく目を閉じた。
「……い、いや…………はずかし……い…………んんっ!!」
目を閉じた隙に乳首を口で吸われ、フィルはびくりと上体を浮かせた。その動きに呼応して、彼女の膣壁がきゅ
っと締まる。たまたま腰を引いた瞬間に強烈な締め付けを食らったロイは、辛くも射精をこらえて呻いた。
「う……す、すごく……いい……」
「……え…………あ……んっ!!」
胸をまさぐられていた間に、フィルの肉孔はますます濡れそぼち、ねっとりと少年のものを包み込み、馴染み
始めている。ロイの肉剣は、少しずつ生き物のように膨張して膣肉の中をうねり進んで、やがて痺れるような甘
い感覚をフィルにもたらしていた。
「んっ…………んっ……ふ……ぁ…………」
普段は彼女の気の強さを表している凛とした眉が、呼吸するたびに困惑したように上下している。ロイは彼女
の尖った乳首を吸い、うなじを優しく愛撫しながら、注意深く腰を前後に揺らしていた。経験の浅いフィルをい
たわるように、かつ自分が先に達してしまわないように、慎重なほどゆっくりと肉剣を抜き差しする。
「あ…………あ…………うっ…………くぅううっ!! は、う…………っ!!」
一方フィルは、身体の深奥で急速に高まりつつある未知の感覚に怯え、それを受け入れるのを躊躇っていた。
そのくせ、自分の腰が無意識のうちに揺れていることに気付いていない。ロイはそんな彼女の変化を察し、腰の
動きを徐々に大きく、速くしていく。
「……は、あっ、うっ、あ…………っ!! ロ、イ、さま、はうっ!! な、ん…………んんんっ!!」
ロイの動きに、フィルは切ない吐息と膣壁の締め付けで応えた。今や少女の花芯からはとめどなく愛液が分泌
され、喘ぎに混じって湿った粘液質の音が漏れ出している。ロイは腰の運動に角度を付けて、少女の肉孔の蜜を
掻き出すように動くと、たまらずフィルが悲鳴をあげた。
「あ、あああっ!! は、あ、も、もうっ、うっ!!! はっ…………ひっ…………うううっ!!」
何かに耐えるようにきつく目を閉じ、切れ切れに喘ぐフィル。彼女の両腕は、本人も気付かないうちにロイの
背にまわされ、ひしと少年を抱き寄せている。ロイも彼女を抱き締め返しながら、その白く細い首筋に軽く噛み
付いた。同時に少女を絶頂に導くべく、一気に腰の動きを本格化させる。
「う、ああ、あーーーーー!! だ、だめ、わた……うむっ…………むんん、ううううっ!!」
フィルの絶叫をキスで封じながら、ロイは夢中で乙女の膣穴をかき回した。引き抜く寸前まで腰を引いてから
一気に奥まで刺し貫き、そのまま激しい突きを連続で子宮に食らわせる。勃起の傘で肉襞をこそぐように動かし
たかと思うと、大きく円を描くように腰を使って、予想外の角度から突き上げる。ロイの「剣術」は、草原の剣
士を圧倒し、泣き叫ばせ、そして絶頂へと導いた。
「はっ、あ、あ…………あああ、ああっ!! わたし、だ、め…………きゃ、ああっ、あああぁぁぁあっっっ!!」
ついに頂点に達したフィルは、真っ白な快楽の世界に放り込まれた。堰を切って流したような官能の奔流は、
純朴な草原の娘を一匹のメスの獣に変える。その美しい獣はしなやかな肢体を妖しくくねらせ、初めての歓喜に
全身を激しく震わせた。
「………………っ!! うあっ、ふああああっ、おぅっ、うぉうううううっ!!」
「……く…………いくっ…………フィル、さん…………っ!!」
黒髪の獣のいななきを聞きながら、ロイもまた絶頂に達した。腕の中で悶え続けるフィルをぎゅっと抱き締め
ながら、少年も熱いオスの欲望を解放する。絶頂に震える少女の膣は、次々と吐き出される白濁液を貪欲に飲み
込み、脈打つ男の勃起からさらに欲望の証を搾り取ろうと蠕動を繰り返す。ロイは深々と肉剣を挿入したまま、
最後の一滴が放出されるまで、フィルの身体をきつく抱き締め続けた……
夕陽が赤みを増す中、二人は激しい息遣いのまま抱き合っている。ロイの射精はようやく終わったが、男性本
体はまだフィルの胎内で息づいていた。
「…………はぁ……はぁ…………こ、れが…………ぁ…………」
フィルはまだ夢見心地なのか、ロイの胸の下に抱かれたまま、とろんとした目で甘く喘いでいる。彼女の頬に
にじむ汗を、ロイはキスで拭った。
「……どう、だった……? ここまで『した』のって、初めてだったみたいだけど……」
「……は……い…………こん、な……こんな、ことって…………」
熱にうかされたような顔で、フィルはぼんやりと答えた。まだ自分の身に起きたことが信じられないらしい。
彼女は今まで、「男女の交わり」とは「男が挿入したら数瞬で終わるもの」だと信じきっていた。ところが、こ
の赤毛の少年はあっさりとそれを否定してのけたのだった。ばかりか、今までフィルが味わったこともない快感
をもたらしたのだ……
「……ロイ、さま…………あ……わたし……とっても…………あの…………」
「気持ち、良かった?」
フィルが口ごもった言葉をロイが代わりに口にすると、途端に少女は泣きそうな表情を浮かべて顔を真っ赤に
染めた。ロイはあわてて、汗で額に貼りついた少女の黒髪を払い除けてやりながら語を継いだ。
「べ、別に……恥ずかしいことじゃ、ないと思うよ。人の身体って、こういうふうに出来てるんだから……」
「で、ですが…………」
ようやく恍惚の境地から戻ってきたフィルは、泣き出しそうな表情のまま弱々しくかぶりを振った。
「わ、私……怖いんです……」
「こ、怖い? ご、ごめん、僕……」
「いえ、違います!! ロイ様は、とっても……その……優しくして、くださいました。おかげで、私は……殿
方との交わりが、これほど素晴らしいものだと、初めて知ることができました……ですが……」
フィルは言葉を切って、顔をそむけた。そして横目で遠慮がちにロイを仰ぎ見たが、その汗ばんだ横顔と乱れ
たおくれ毛は、匂うような色気を発して少年を惑わせた。
「……ですが、私……こんなに、その……幸せな気持ちになれることを知ってしまったら……もう、そのことに
気を取られて……他のことに手がつかなくなってしまうのではないか、と不安なのです……」
いかにもフィルらしい、とロイは納得して内心うなずいた。何事にもひたむきで一生懸命になる彼女が、男女
の身体的接触について夢中になってしまったら……
「私は剣の道を極めようと、腕を磨いてきました。母のような剣士になるまでは、どんな誘惑にも打ち勝つつも
りでした……ですが…………んっ!?」
フィルの言葉は、ロイの唇で塞がれた。ロイは音を立ててフィルの舌を吸い、自分の舌と絡めあう。
「……んっ…………んふっ…………ちゅぷっ…………んっ!!」
「…………んっ…………フィルさんなら、大丈夫…………ちゅ…………」
ロイはキスを何度も浴びせながら、黒髪の剣士に優しくささやきかけた。
「…………いくら気持ちいいことだからって、それが何かの妨げになることは無いと思うよ。誘惑に打ち勝つの
が難しいって言うかも知れないけど……もともとはごく自然な、生き物の営みなんだから。美味しいものを食べ
ることが、剣の道の妨げにならないのと同じだと思うよ」
「は、はい……ありがとう、ございます……」
ロイの言葉に、悩める少女はやや落ち着きを取り戻した。が、それでもまだ何か言いたげな表情をしている。
「……? どうか、した?」
「…………あ、あの…………ま、まだ、ロイ様のものが……私の中に……」
「あ……うん……」
実を言うと、フィルの膣内に侵入したままのロイの本体はもうすっかり活力を取り戻しており、いつでも「続行」
できる体勢にあった。ただ、フィルの不安を聞いていて、その時機を逸していただけである。だが、
「だ、だめです……ロイ様……もう、これ以上は……」
ロイの意図を察したのか、フィルはすまなさそうに拒絶した。本当に申し訳ないと思っているらしく、懸命に
ロイの視線を捉えながら、切々と理由を述べ始めた。
「わ、私も……もっと、して欲しいです……ですが、また、あんなこと…してしまえば……本当にどうなってし
まうか、自分でも分からないんです……!!」
快楽と禁欲の狭間で真剣に悩んでいる少女剣士の黒い瞳には、うっすらと涙が浮かんでいる。あくまで純粋で
まっすぐな彼女の身体を、ロイはそっと抱き締めた。
「フィルさん……」
「…………あ…………え? ええっ!?」
フィルの目が、驚きに見開かれる。彼女の膣内に打ち込まれているロイのものが、どくんと強く脈打ち、膨張
したのだ。しかもロイは、それを引き抜くどころか、逆に再び腰を動かし始めているではないか。
「えっ、あっ、ちょっ……ロイ様!! そんな…………あっ!!」
「フィルさんが望まないなら、僕もしないつもりだったけど」
ロイはそう言うと、腰を動かしつつゆっくりと上体を起こした。
「でも、最初にフィルさんが言ったよね……『陵辱してください』って」
「…………!! あ、あれは………その……あンッ!!」
ロイはフィルの言葉に耳を貸さず、彼女の腰のくびれに手をかける。そして一つ大きく息を吸い込むと、一気
に少女の下半身を引き寄せた。
「きゃはうっ!!! うっ、いやぁっ!!」
少女の花蜜と少年の獣汁でいっぱいになっていたフィルの膣内から、ぷびゅっと音を立ててそれらの体液が溢
れ出し、二人の結合部を汚していく。元気を取り戻したロイの勃起は、容赦なくフィルの肉襞を擦り、放出済み
の精液を乙女の粘膜にこすり付けていった。
「やっ、だっ、だめですっ!! ロイ様、わ……たし…………ひぐっ!!」
フィルは身をよじらせて抗うが、それは苦痛によるものでなく、快感の虜のなるのを恐れているからだとロイ
は気付いている。もし彼女が本気で抵抗するなら、こんな形ばかりの抵抗では済まないはずだし、何よりロイを
飲み込んでいる彼女の膣が、きゅきゅっと絶妙に少年を締め付けている。ロイは容赦なく少女の肉孔を責め立て
ながら、弾む彼女の胸を荒っぽく揉みしだいた。
「……ふ…………あ…………あぅう…………んっ……んっ!!」
フィルの手が、胸乳をまさぐるロイの手に触れる。だがロイは手早く彼女の指を絡めとり、彼の手と共に乳房
の愛撫に参加させてしまう。自分の胸を自分の手でまさぐる感触に、フィルは思わず甘い嬌声をあげた。
そんなフィルの可憐な痴態を見下ろしていたロイは、身体を倒して少女を抱き締めた。そして腰の動きを緩め
ながら、フィルの耳元でささやく。
「フィルさん……いいこと、教えてあげる」
「…………え…………?」
「終わったら、きれいに何もかも忘れる。その代わり、している時は死ぬほど悶える。こう考えれば、剣の道の
妨げには、ならないと思うよ」
「…………は、い…………あっ!!」
生返事を返したフィルは、次の瞬間短い悲鳴をあげた。ロイが彼女に挿入したまま、ごろんと転がったのだ。
「フィルさん……好きなように、動いてみて」
「……え? ……ええっ!?」
そう言われて初めて、フィルは自分がロイの身体の上に馬乗りになっていることに気付いた。上下が逆転した
ことで、少年のものが文字通り彼女の子宮を突き上げている。
「そ、そんな……う、うごく、って…………きゃっ!!」
戸惑うフィルに代わって、ロイが動いた。彼は少女の腰のふくらみに手を伸ばすと、そのまま激しく腰を上下
に揺らしたのだ。
「きゃっ!! あっ!! うああっ!! あ、くううっ!!!」
少女の身体は軽々と突き上げられ、すぐまた下降する。フィルのお尻がロイの下腹部に落下するたびに、ぶちゅ
ぶちゅっと湿った音が響いて、膣内の粘液が溢れ出す。切れ切れに喘ぐフィルの唇の端からは、透明な唾液の雫
が一筋垂れ落ちようとしていた。
ロイは肉剣の先端で少女の子宮を激しく突き上げ続けていたが、ふと思いついてフィルの腰を前後に揺さぶる
ように動かしてみた。途端に、少女が「ひっ」と呻いて、ぶるぶるっと背を震わせた。
「…………今の、気持ち良かった……?」
ロイの問いかけに、フィルは顔を真っ赤にしてかすかにうなずく。そしてロイが驚いたことに、彼女の方から
ぎこちなく腰を揺らし始めたのだ。
「……いっ…………いいっ…………とっても……ああっ、ああっ!!」
ロイの腰を両ももに挟み込み、最初はためらいがちに、徐々に大胆に、そしてついには本能の赴くままに腰を
前後に揺らすフィル。ロイの言った「している時は死ぬほど悶える」という助言が、彼女を自制心の檻から解放
したらしい。ロイは勢いづいて、激しく腰を突き上げた。
「ふああっ、いいっ、ひゃんっ!! う、うああああっ、うぐううっ!!」
あらゆる角度からの突き上げに、フィルの膣穴は切なく収縮を繰り返し、歓喜にわなないている。膣奥からは
とめどなく愛液が湧き出し、柔襞をかき回す男性本体を濡らして、その動きをさらに滑らかにしていく。
ロイが腰を突き上げるたびに、フィルの乳房がぷるんと弾む。ロイはその可愛らしい肉果に手を伸ばそうとし
たが、その時もう一つ、彼女の身体で「弾んで」いるものを見つけた。ロイは反動をつけて器用に上体を起こす
と、驚くフィルの後頭部に手を伸ばして、彼女の黒髪を束ねている紐をさっとほどいた。
「あ……っ!!」
「………………!!」
衝撃を受けたのは、ロイの方だった。フィルの美しい黒髪がはらりと流れ落ちると、全く別な乙女がロイの眼
前に現れたのだ。ロイは腰を動かすことも忘れ、食い入るようにその黒髪の麗人に見とれた。
「あ……フィル、さん……」
「………………」
髪を下ろした姿をロイに見られて恥ずかしいのか、フィルはうつむいてロイから目を反らす。しかし同時に、
少年を飲み込んでいる肉孔がぎゅうっと窄まった。ロイが解放された髪を優しく撫でると、まるで敏感な部分を
愛撫されたかのように、少女の肩と膣奥がびくっと震える。ロイは急速に新鮮な欲望が胸に満ちるのを感じた。
「……髪、下ろしたままで……思いっきり、乱れて欲しいな……」
「…………ぁ…………」
ロイはフィルに微笑みかけると、再び仰向けになった。そして、本格的に黒髪の美女を犯し始めた。
「っ!! い…きなり、ああっ!! うっ、はっ、うあああっ!!」
腰骨が砕けるかと思うほど、ロイは下半身を苛烈に往復させる。フィルの肢体が突き上げられるたびに、乱れ
た黒髪が赤く染まった大気の中で激しく踊り、ロイの劣情を一層かき立てた。
フィルの方も、湧き上がる快感をもっと味わおうと貪欲に腰を揺らしている。凛とした少女剣士の顔は、押し
寄せる官能の波にもまれて、ひどくなまめかしい表情を浮かべていた。
「いっ、いいっ、ふあああっ、だめっ!! わ、たし、また……ああっ、ああっ!!」
フィルは喘ぎ泣きながら、絶頂に向かって夢中で腰を動かしている。膣の収縮はもう耐え難いほどになり、胎
内深く打ち込まれた男の本体に射精をせがんでいた。ロイは歯を食いしばって放出の衝動に耐えつつ、最後の総
攻撃とばかりに、滅茶苦茶に少女の膣内を突きまくる。
「う、うあああっ!! あうっ、くっ、うっ……あ゛ぐううううぅぅううううう!! うっ、あっ……………!!」
フィルはロイの腰の上で激しく身体をよじらせ、喘ぎ、背を仰け反らせ、最後にぷつんと糸が切れたかのよう
に、ぱたりとロイの胸の上に突っ伏した。その直後彼女は絶頂に達し、膣と全身をぶるぶるっと痙攣させた。
ロイはこのまま彼女の膣内に射精したかったが、じっと耐えた。そしてフィルの絶頂の余韻が醒めかけた瞬間、
急いで爆発寸前のものを引き抜き、まだ恍惚としている彼女の身体を押しのけて、その傍らに膝をついた。
「………………は……ぁ…………え…………?」
何が起こっているのか分からず、半ば夢見心地のままロイを見上げるフィル。情交の火照りが頬を染め、乱れ
た黒髪がおそろしいまでに妖艶な感じを醸し出している。ロイはその美しい髪を一房手に取ると、射精寸前の勃
起に巻きつけた。勃起の先端は、もちろんフィルの顔に向けられている。
「………………っ!!」
「いくよ……こっち、向いて…………っ!!」
ロイは叫びながら、絹のように滑らかな髪で己自身をしごく。ほんの数回擦っただけで、耐えに耐えていた熱
い濁流が、美少女剣士の凛々しい顔に向かって解き放たれた。
「んんーーーーーっ!! うぶっ…………ぶっ…………うむぅっ!!」
濃厚な白濁液の第一撃は、フィルの額に命中した。前髪ごとへばりついた熱い粘液の感触にフィルが悲鳴をあ
げようとした瞬間、第二撃が開いた口元を直撃する。それからたて続けに、鼻梁、首筋、頬、また口元と、少女
の端整な顔の隅々まで白く汚していった……
ロイが自室に戻るべく、居館の階段を重い足取りで登り始めたのは、もう日が暮れてからのことだった。「陵
辱して欲しい」というフィルの願いに応えてたっぷりと彼女の顔に射精したロイだったが、フィルはなおもロイ
の「剣術指南」を求めてやまず、結局後ろから獣のように犯したり、喉奥まで咥え込んでそのまま放出されたも
のを飲み込ませたり……あの後ロイは5回も射精して、ようやく勉強熱心な剣士から解放されたのだった。
一応彼女も、「終わったら何もかも忘れる」というロイの助言は覚えていたらしく、全てが終わった後は、い
ろいろご教示いただき本当にありがとうございましたと丁寧に(精液に汚れた)頭を下げただけで、関係を持っ
た男女の馴れ合いのような言動は一切しなかった。が、それでもロイは不安だった。もし彼女が何かの弾みで、
「私、ロイ様に犯してもらいました!」などと彼女の父・バアトルに報告するようなことがあったら……
怒り狂った父親の斧の一撃をどうやって避けるかについて思いを巡らせていたロイは、いつの間にか自室の前
に到着していたことにも、その扉のすぐ脇に人が立っていたことにも気付かなかった。
「ロイ様」
その人物に呼びかけられ、ようやくロイははっと顔を上げる。ロイの部屋の前で待っていたのは、ベルンの竜騎
士・ミレディだった。彼女はロイに向き合うと、うやうやしく一礼した。
「ロイ様。私共の主人・ギネヴィア様が、ロイ様と夕食を共にしたいとおっしゃっておられます。もしお差支えな
くば、ギネヴィア様のお部屋までおいでいただけませんか?」
(3日目・夕食に続く)
3日目続きキター!相変わらずエロくってムッハー!
なんかギネヴィアに精力絶倫になる食事とらされて精液搾り取られそうだなw
いろいろトラブルが続いて完成が遅れました。期待してくださっている方には、本当に申し訳なく思っております。
ついでに申し上げますと、続きの完成はかなり遅れそうです(どう頑張っても数ヶ月先になると思います)。
重ねてお詫び申し上げます……
3日目の人GJ! ロイやりすぎw
神キター━━(゚∀゚)━━!いつも激しくGJです。
数ヶ月後ですか。自分にとって冬の時代が始まりますね…
最後(?)のリリーナ(←これに最大の期待)まで耐えてお待ちしてます…
ミレディさんで引っぱっといてそりゃねーぜブラザー
…3Pになったりしないかと数ヵ月後にwktk
性欲を持て余しすぎだぜ、スネーク。
いや、グッジョブ!
序盤のMGS3ネタワロスw
365 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 07:40:15 ID:Upd013Un
待ってました!!!!
フィル…最高!!
GJでした!
くそっ毎度毎度のガ板のネタで笑ってしまうなんて…くやしいっ…ビクビクッ
まさか「ベルンはめちゃくちゃにホロン部!」とか
「深夜、ロイ一人の祭りがはじまる」とか
まさかトンファーは出ないだろうな…。
>ミレディさんで引っぱっといてそりゃねーぜブラザー
>…3Pになったりしないかと数ヵ月後にwktk
お前は俺か?
俺も3P展開キボンヌ
3日目の人の作品の今までの展開思い出すために保管庫で読み返したんだが…
キ ャ ス っ て こ ん な に 可 愛 か っ た の か
…正直惚れた…ちくしょう…3日目の人ネ申すぎる…
俺もキャスに惚れたクチ。
幼なじみシチュが好きな俺にとっては
>>362が俺!
神にはとことん文を練ってもらいたい。
信玄餅がこのスレに興味を持ったようです
__∠r―` 、、
_. -7,/,,;;,Y:⌒Vヽ丶、
_. ->ーfY,;`て::ム:;;;;; j:ヽ{、ヽ丶
f く{:...:f=イーく:../;;,゙ヽく ,;;j ;;,,< >イ
|、 丶、}、__j、ハ ;;_人 ;;;, }->'´_ノ
|丶、 丶、j'',;; .:i! ;;;.. j>'´ ,.::´:::j
|:::::::>_.、 <-'ゝ,/ , .::´__:::::::|
|:::{{´ ヽ>、 /:/´ }}:::j
ヽjj }:::::::::` ´::::::i{ ゝ'
ii:::::::: : :::::::j
` ー ┴ '"
>>369-370 封印再プレイしてこの2人に支援つけようとしたら支援なくてショックだったorz
ロイ…ヘタレウォルトとか要らんからキャスと支援つけよ…
キャスの相手として、バアトルしか思い浮かばない俺ガイル・・・orz
>>373 失礼な・・・ウォルトいい香具師じゃん。
スータソを襲ったり、スータソを手篭めにしたり、スータソを孕ませたり・・・orz
まあロイキャス欲しいってのは禿銅だけどw
キャスにはゲームの時も、じらされたからな。
ロイとの支援までとは言わんが(あった方が自然な気がするが)
せめて、もう少し強く育つキャラだったらなと思う…。
キャス好きの同志を今更ちょっと発見出来て嬉しい気分だwww
まあ俺も3日目氏のロイ×キャスで目覚めたくちだがwww
>>375 まあ、盗賊というクラスなのもあるから仕方ないといえば仕方ない
他のクラスだと自分のことを怪盗とは言えんしなww
でも、競争相手のチャドやアストールが比較的早めに参入するんだから
もっと成長率高くてもいいと思うんだがなぁ
一応ハードブースとがかかるぞ
ハードブス?
ハードブースト、というか補正。ハードでは敵全体のパラメータが上昇するが、
途中からフィールドに現れて裏切るユニットは(赤ければいいのでミレディも含まれる)
敵と同じくパラメータが上昇する。ツァイスが初期能力で力カンストしてる原因。
わーいキャス祭りだワッホーイ
これでGJなキャスSSなんかきたら俺泣くかも…
全く空気を読まぬスー様とリリーナ様好きの俺が来ましたよ
スーとソフィーヤだけは譲れんな。
へびにかまれた
「あいたっ!!!」
ある日、木陰で立ちションしていたギィの股間に、痛みが走った。
「な、何だよっ!?」
ギィがその木の根元を見ると、立派なヘビ(種不明)がいきり立っている。
おそらく、このヘビは、この木陰でのんびりと休んでいたのだろう。そこに、いきなり男根の影が現れたので、びっくりして思わず攻撃してしまったのだ。
「いってえ〜!」
そのギィの男根の茎の部分に、くっきりとヘビの歯形が残っていた。腫れや痛み、しびれなどはないので、おそらくは無毒ヘビだろう。
「いててててて・・・・・・」
歯形から、血がにじんでいる。ヘビの歯は、毒の有無に関わらず、結構鋭い。
「まあ、ギィさん、どうなされたのですか?」
近くにいたプリシラがギィのそばに駆け寄ってきた。すると、ギィは彼女に答えた。
「いてててて・・・・・・、ヘビに噛まれた・・・」
「まあっ!それは、大変ですわっ!手当てをしますから、患部をお見せに・・・・・・」
そこまで言いかけて、プリシラはギョッとする。ギィが見せた患部・・・それは、男の生殖器だったのだ。
「・・・・・・え、ええっと・・・・・・」
「いや、その、プリシラ・・・・・・」
一瞬、プリシラは躊躇う。だが、毒蛇だったら、その躊躇が、手遅れという最悪の事態を引き起こすことになる。
患部の壊死・・・それは即ち、このプリシラを悦ばせる立派なギィの男根が、永遠に失われるということ。それだけは、避けねばならない。
ヘビはもう、どこかに逃げ去って、ここにはいない。だから、毒の有無は、プリシラにはわからない。だが、一刻も早い応急処置が必要。
「ギィさん、とりあえず、毒を吸い出しますね。」
「ええっ!?」
ギィは驚いた。吸い出すといっても、彼女は吸引器みたいなのは持っていない。ということは・・・・・・
プリシラは、真正面からギィの男根に向き合った。そして、その立派な男根をぎゅっと握った。
彼女の視線の先で、ギィの赤い亀頭がぷるぷると震える。女の人にじっと見られている恥ずかしさなのだろう。
「それでは・・・吸い出しますね。」
はむっ!
一瞬、その赤く震える亀頭が、プリシラの唇に包まれる。
「うおっ!」
少女のねっとりとして温かい唇。やがてそれは、前後に動いて吸引を開始する。
「んぐ・・・ギィ・・・さん・・・はむ・・・たくさん・・・ハァハァ・・・ちゅう・・・出して・・・ふむ・・・くださいね・・・」
プリシラは、白目を剥きながら、一心不乱に唇で彼の男根をしごいている。
(プ・・・プリシラって・・・本当はすごい・・・エッチなんだなあ・・・)
ギィは今、心底そう思う。清純なお嬢様。それが、彼女の一般的な評価である。だが、彼女は、そんなに単純ではない。
廉潔で、清楚なお嬢様。その実態は、廉潔よりも、連結が好きで、清楚よりも、精子が好きなお嬢様。
プリシラと付き合いだしてから、ギィは次第に、彼女の本性を少しずつ感じるようになっていた。
俺はサカの遊牧民。そして彼女は、貴族の姫。だから、一般には、俺が狼で、彼女が獲物だと思うだろう。
だが、それは違う。本当は、彼女が狼で、俺が獲物なのだ。
ギィはそう思っている。だが、プリシラは、そうは思わない。
確かに私は、外見の華奢なイメージよりも、性欲は強い。しかし、その性欲は、ギィ以外の男性には、決して向けられない。
誰でもいいというわけではないのだ。自分の性欲の対象は、ギィのみ。プリシラは、心底そう思っている。
己の唇でギィの男根を咥えながら、彼女はそう思う。ギィだから、ここまでするのだ。
やがて、彼の男根は、次第に熱くなっていく・・・そして、彼女の口腔内に、生臭い臭気が立ち込める。
いよいよ、真っ白い毒液を搾り出す。
「!!!」
一瞬、彼女の口の中に、ギィの精液が溢れた。打ち込まれた場所によっては、患部が大きく腫れあがり、吐き気や腹痛をもたらすほどの猛毒。
その猛毒を口いっぱいに含み、彼女は唇を離した。そして・・・・・・
ごくん。
「あ・・・飲んじまった・・・」
ギィがそう言うと、プリシラはにこっと微笑んだ。
「大丈夫ですよ。ヘビの毒は、元々たんぱく質なので、飲み込む分には害はないんです。」
ギィは精子を放出した己の男根を眺めた。歯形はまだ残っているが、どうやら血は止まったみたいだ。
「ありがとうプリシラ。もう大丈夫だ。」
「いいえまだですよ。もっともっと、毒を搾り出さないと!」
そう言って、彼女はその場でミニスカートの中に両手を入れ、自分のパンツを引きずりおろした。
そして少しだけ、スカートをめくると、彼女のエッチな陰部が顔を覗かせた。
「うふふ。今度はこっちで・・・搾り出して差し上げますね♥」
「えっ!?ちょ、ちょっと待てプリシラ!そ、それって・・・」
ギィは思わず驚く。だがプリシラは、その場で早速、彼の男根を握ると、その女の割れ目を指で広げて、その場所に彼の男根の先端を当てた。
「あ・・・あ・・・」
プリシラの声が口をついて出た直後、男根は滑り込むように彼女の女性器に入り込んでいった。
そして彼女は、ギィの首の後ろに両手を回し、ぎゅっと抱きつく。
「ん・・・ギ、ギィさん・・・ヘビの毒って・・・んあ・・・いうのは、一度・・・あああ・・・搾り出した・・・んふう・・・
だけでは・・・あああんん・・・ダメ・・・なの・・・あふう・・・です・・・ああん・・・」
「え・・・それって、どういう・・・」
「ああふうう・・・ギィさん・・・んん・・・赤い・・・玉が・・・ああふうう・・・出るまでは・・・安全とは・・・ああん・・・言えないのです・・・んんんんんんっ!」
「なっ!ちょ、ちょっと待てプリシラ!それって・・・」
「・・・あん・・・何にも・・・んっふう・・・出なくなる・・・ひゃああ・・・まで・・・搾り・・・んんっ・・・出してあげ・・・ふうう・・・ますから・・・あああ・・・覚悟して・・・くださいね♥・・・」
おしまい
注意
1、ヘビの毒を口で吸い出すと、患部から細菌が入り込んで感染症を起こす危険があるので、絶対にやらないでください。
かまれたら、患部を水で洗って清潔にし、お近くの病院へ!
2、打ち止めになっても、赤い玉は出ません。だみゃ〜んもわかってます。あくまでもネタですので、本気にしないように!
バロス
ちなみに赤い玉が出ないのは自分で確認済だから分かっているという話なのか?w
そもそも股間かまれたらショック死だァ!
横光三国志の典イも張遼も股間に矢が刺さって死んでる。
典イ「ギギギ・・・」
張遼「ギギギ・・・」
まあ、子供の頃に睾丸噛まれて生き延びた勝海舟の例もあるから、
ケースバイケースかと。
ダミアン氏、GJ!
ヘビは酒漬けにして飲むと美味しい
だみゃ〜ん氏GJ!ギィとプリシラの関係が良いです。
烈火ジャファル×ニノを投下します
肉を求めるニノの大冒険
「ニノ……。この戦いが終わったら二人で暮らそう……。
お前のことは、俺が守る。……この命をかけて」
「うん。ずっと一緒に……。
ジャファル、あたしのこと離さないで……。
絶対、絶対……今度こそ約束だよ!」
というわけで―
ネルガルとの戦いが終わったあと、ニノとジャファルは一緒に二人で暮らすことになりました。
「わああっ!」
目の前の小さな家を見て、ニノはぱーっと目を輝かせます。
「かわいいにの!」
草原の片隅ににひっそりと建てられた、小さいけど、けれど可愛い家。その家が、今日からニノとジャファルの家。
「ありがとう! エリウッド様!」
「いや。気に入ってくれてなにより」
ニノの喜びようにエリウッドも顔を綻ばせる。
エリウッドが領主となったフェレ領の片隅。あまり人目のつかないここに、エリウッドは二人を住まわせる事にしました。
「かたじけない」
ジャファルも、エリウッドの保護を素直受け入れる事にした。ニノの為に。
「あー!」
早速家の中を探索するニノは喜声を上げている。
「見て見て! キッチンもバスルームもトイレも新品!」
ピカピカの新築の家に、ニノはきゃーと飛び跳ねる。これからのジャファルとの二人暮しを想像し。
「何か必要な物があったら、このマリナスに言うように。遠慮はいらないから」
「どうぞ。何でも言っておくれ」
新しくフェレ家の家臣になったマリナスに言われ、ニノはうーんと考え、
「じゃあね、じゃあね。イチゴ柄のカーテンとエプロンとパジャマ!」
「イチゴ柄かい。いいとも」
「あ、パジャマはペアルックで!」
ニノはジャファルの腕を取ると、
「ねっ。ジャファルもイチゴのパジャマでおそろい!」
「うむ。いいだろう」
表情一つ変えずジャファルは同意する。ニノが望むなら断る道理はない。
「ははは。お揃いのパジャマとはいいですな。早速見繕って来ましょう」
そして今日より、ジャファルとニノはお揃いのイチゴ柄のパジャマで夜を過ごす事になりました。
そして夜。
「わぁ! ジャファル、かわいーっ!」
イチゴのパジャマを着たニノが、同じくイチゴのパジャマを着たジャファルを見てパチパチ拍手。
「そしてもじもじと枕を抱きしめ、
「あ、あの……ジャファル」
「なんだ」
「その……いっしょに寝てもいいかな?」
「うむ」
無表情に頷くジャファルに、ニノはうっすらと顔を赤らめる。
「じゃあ寝るぞ」
そしてジャファルとニノは同じベッドで横になり―
「おやすみなさい、ジャファル」
「おやすみ」
ぐっすりと眠りに就く。手を繋ぎながら。
ニノのすべすべの手を握りながら、ジャファルは安らかな眠りへと落ちていった。
一日目。何事もなく終了。
こうしてエリウッドの庇護の下、ジャファルとニノは平和に暮らします。
毎日一緒に寝ますが、何事もなく。
そして今日もまた。
「今日はジャファルに愛を込めたカレーを作ります!」
イチゴ柄エプロンをきゅっと締めて張り切るニノちゃん。すっかりエプロン姿が板についてきた魔法少女です。
「カレーで重要なもの……それはお肉にの」
きゅっと両手を組み合わせ、ニノはにこにこ笑顔で言います。誰に? 見えない人に。
「お金で買えない大切なもの……それは愛にの」
ぽっと紅く染まる頬。閉じた目蓋の裏に浮かぶのは、もちろん愛しい黒ずくめの暗殺者。
「カレーにおける愛はすなわち……お金では買えないお肉……。
つまり」
ニノはカッと目を見開くと、小さな拳を突き上げ、
「人肉がほしーい!」
その時、すっと背後から声。
「で、誰を殺ればいいんだ? ニノ」
「あっ、ジャファル! もう、気配を消して背中に立つのやめてよ。ビックリしちゃうじゃない。
あたしが背中に立つと怒るくせに」
「俺の背中に立つな……」
ぺろっと剣を舐めるジャファルに、ニノもうふふと微笑んで包丁を砥ぎます。
やはり黒い牙¥o身だけのことはあります。そもそもニノの育ての母親はソーニャ様ですからして。
「ねえ、ジャファルは誰の人肉がいい?」
「うむ……。ニノが作るなら誰でも構わん」
「もう。ジャファルったらそればっかり」
何でもいいが一番困ります。でも幸せな悩み。
「待っててねジャファル! あたし、素敵な肉を見つけてくる!」
肉を求めるニノの大・冒・険!
スーパーダイボウケンにも負けねー!
「でもねジャファル。知らない人のお肉を食べるのは、やっぱり失礼だと思うの」
「うむ。知ってる人ならいいという理由もさっぱり分からんが」
「それでね―」
「お二人とも。今日の分の荷物を運んできましたぞ」
いつものように、マリナスおじさんがジャファルとニノのお家に荷物を運んできます。
これは信頼できる家臣にしか頼めないお仕事。それだけエリウッドはマリナスを信用している証左。
「よいしょっと」
大きな荷物を抱えて玄関に入ると―
「こいつだな。こいつの肉でいいんだな」
背後に立ったジャファルはすっと首筋に刃を当てます。
「これは何事!?」
目を丸くするマリナスの前に、ニノが現われて事情を説明します。
「ごめんねマリナスさん。カレーのお肉になってほしいの」
俯き、ニノは淡々と語る。至って冷静に。
「カ、カレーの肉? 一体!?」
一体何が起こっているのでしょうか。謎です。
「愛する人の為のカレーにはお肉が必要なの。でも知らない人のお肉は失礼だと思うの」
最後は歓喜に目を輝かせ、ニノはマリナスのでっぷり太ったお腹を見ます。
「肉にのー」
首に回された刃よりも、謎の言葉を発するニノにマリナスは純粋に怯えました。
「い、いや、あの、ほら。他にもいるだろ」
肉を求めるニノの大冒険。
フェレ城。
亡き父の後を継ぎ領主になったエリウッドは、玉座で一人呟く。
「……ニニアンの死体…」
「肉にのー!」
そこに不意に明るい声。はっと気付けば、背後から首に刃が回されている。
「お肉ー。カレーの肉ー」
「こいつかニノ。こいつの肉でいいんだな」
背後をジャファルの抑えられ、目の前には明るい笑顔のニノ.両手を上げてジャンプしている。
肉ニノジャンプ。ジャンプする。
ここまで誰にも気付かれずに侵入するとはさすがです。
「ええっと。これは一体どういうことかな?」
「カレーのお肉。肉。肉にのー」
「ふむ」
ニノの説明を聞いて、エリウッドは深く納得した。
「そういうことなら、オスティアに行ってはどうかな。あそこはリキア同盟でも一番の大都市だから。
何か見つかるかもしれないよ」
「肉にのー。ありがとう、エリウッド様!!」
そしてニノとジャファルはカレー鍋を背負ってオスティア―リキア同盟一の大都市へ。
二人を見送るエリウッドはホッと一安心していました。
「これでいい。ところで今日の夕食はカレーにしよう」
肉を求めるニノの大冒険。
お肉、肉ニノ、カレーのお肉。
人肉がほしーい! 人肉がほしーい!
肉、肉、野菜、肉。人肉。カレーのお肉は全て人肉。ホントだよ?
にーくにの、にーくにの。にーくにの、にーくにの。
肉ニノスイッチ。スイッチする。
肉ニノジャンプ。ジャンプする。
肉にのージャーンプ。ジャーンプ。
ルルーのルゥ、レレーのレイ。
お肉はお肉は大事にの。お肉はお肉は愛にの。
愛の結晶、誰より愛するあの人に。
食べてほしいにの。食べさせたいにの。
だ・か・ら?
肉を求めるニノの大冒険。肉を求めるニノの大冒険。
人肉がほしーい!
そ・れ・で・?
オスティアに到着しました。
「人! 人がいっぱいにの!」
たくさんの人が行き交う往来に、ニノはピョンピョン飛び跳ねてはしゃぎます。
肉ニノジャンプ。ジャンプする。
「肉にのー」
ニノの目には行き交う人々がお肉に見えるようです。とってもいい子。
「えへへー。肉ー」
ワー ワー
よだれを垂らしてると、ワーと歓声が聞こえてきました。
歓声の元を見ると、何やら大きな建造物があります。
「なにあれー?」
「うむ。あれは闘技場だ」
「とうぎじょう?」
こくんと首を傾げるニノに、ジャファルが説明してやる。
「お金を賭けて戦う場所だ。勝てばお金が二倍になって、負ければ没収される。
降参も認められるが、死ぬ場合もある」
「ふーん」
説明を聞いて、ニノは爛々と目を輝かせます。
「じゃあ、あそこに行けばお肉も手に入るかな?」
「うむ。殺した相手の肉を貰えるかもしれない」
「わーい。行こうー」
というわけで、闘技場に挑戦!
ニノとジャファルが闘技場に入ってみれば、今まさに女剣士が巨漢の戦士を切り刻んできるところでした。
ハチマキを巻いた頭は血に染まり傷口からは脳がはみ出し、お腹からは五臓六腑が飛び出し大腸がぷらぷらと揺れ、
切断された両腕が地に落ちている。当然、全身血まみれ。
それでも、男は諦めていなかった。
「ぬおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!! まだじゃああああっ!!!」
脳と内臓を跳び散らしながら突進してくる男に、慌てず騒がず女剣士は脚の付け根を切断。
脚と同時に地面に胴体が落ちる。
「まだじゃー。まだまだー」
それでも男は胴体だけの身をくねらせ、前に進もうともがく。
芋虫のように前に這いずる戦士を、女剣士は冷ややかに見下ろすと、お腹から長く伸びた大腸を剣で突き刺した。
「ぐふっ。こ、これで勝ったと思うなよ」
「……勝ったではありませんか」
ワーと歓声が上がり、女剣士の勝利が告げられ、さらに観客の声が高まっていく。
「わー。闘技場ってなんだか凄いね」
「……うむ」
白熱の勝負に、ニノも両手を上げて肉ニノジャンプ。
さっきの男だが、とっこうやくを飲んであっさりと全快した。五体満足で。
それを見てジャファルは、腕が切られても内臓や脳が飛び散っても、とっこうやくで治せると初めて知った。
「とっこうやくがあれば何でも治せるんだね」
とニノも素直に感心している。
「う、うむ」
そしてとっこうやくを準備して、まずジャファルが挑戦します。
「危なくなったら、すぐにBボタン押すからね」
目に涙を溜めたニノに見送られ、ジャファルは闘技場の猛者との勝負へ。
しかしそこは一流の暗殺者。危なげなく相手の攻撃をかわし、ほとんど一撃で首を刎ねる。
そして胴体だけになった対戦相手をニノが吟味する。
「どうだニノ。こいつの肉は」
「うーん……」
闘技場のど真ん中で、ニノはまだ生暖かい死体を見下ろし、
「肉ニノ。だけどこれじゃ無いにの……」
「そうか」
闘技場に現われては死体を観察する少女に、観客は大いに戸惑います。でも可愛いから許す。
そして次のジャファルの対戦相手は―
ブーン
羽根を拡げて飛んでいる赤いカブトムシ。長く伸びたツノが立派です。
「あー。ムシさんだー」
ニノが無邪気に笑っていると勝負開始。
「はっ」
いつものように先手を打ってジャファルは背後を取ろうとするが―
「なにっ!?」
取った、と思った瞬間に、赤いカブトムシは姿を消す。
上!
上空に気配を感じ、感じると同時に大きく跳ぶ。
その直後、グルグル回転しながら真上から落下突撃してきた赤いカブトがドーンと地面に激突。
黙々と土煙が上がり、ジャファルは油断無く身構えるが赤いカブトの姿が見えない。
どうやらそのまま地面に潜ったらしい。
「むっ」
はっとまたも大きく飛び退くジャファル。直後、真下の地面から赤いカブトがグルグルと回転しながら飛び出す。
あのままジャファルが立っていたら、まともに食らっていただろう。
「ちっ」
地面に飛び出した赤いカブトはそのまま回転しながらジャファルに迫る。ジャファルも避けようとせず、真正面から向き合っていった。
キン! と鉄の剣が回転する赤いカブトの甲羅の隙間に突き刺さる!
「やった!」
ニノが立ち上がって喝采を送るが、赤いカブトは何も無かったように回転飛行を続け、剣を跳ね飛ばし、
そのままジャファルの内臓を貫通!
「ぐっ」
食い縛ったジャファルの口から血が滲み出て、貫かれたお腹からはぷるんと血に染まった管が飛び出る。
「きゃー! ジャファル! ジャファル!」
慌ててニノがBボタン、Bボタン、Bボタン連打。押すのは一回でいいのですが。
肉ニノスイッチ。スイッチする。
大丈夫? ジャファル」
「ああ。すまない」
戻ったジャファルはとっこうやくを飲んで回復。貫通したお腹はすぐに全快です。
見れば赤いカブトムシもお腹がバチバチと火花を飛ばしている。ダメージはあったらしい。
「じゃあ、ジャファルは休んでて。次はあたしが行くにの」
ニノの宣言にジャファルはカッと目を見開いて驚いた。
「ニノ……いつから語尾に『にの】を付けるようになった」
「うーん。いつからだろうね」
そして今度はニノが闘技場に挑戦します。ちょっとした冒険だな。
そのニノの対戦相手は、
「ぴっかー」
黄色い電気ネズミ。よしよし。よーしよし。
「肉にの。肉にの」
その丸々と太った肉を見て、ニノはぴょんぴょんと飛び跳ねる。肉ニノジャンジャンプ。ジャンプする。
ニノVS黄色い電気ネズミ、ファイッ!
「肉ニノファイアー」
ファイアーの魔道書から炎の精霊さんの力を引き出し、先手を打ってニノが炎を放つ。
火は黄色い電気ネズミを直撃し、こんがりと肉が焼けるイイ香りがした。
「ぴかー!
お返しとばかり、黄色い電気ネズミも電撃を放つ。君に電撃。
「あーん」
電気に撃たれ、ニノはびりっと痺れた。可愛らしい顔が苦痛に歪み、観客達の一部から一斉に白濁液が飛ぶ。
そして電気に痺れたニノに、黄色い電気ネズミが高速で突進してくる! 電光石火!
「に、にく……にくにのー!」
突進してくる電気ネズミにタイミングを合わせ、ニノは気力を振り絞って人差し指を伸ばす。大きな目玉に向かって。
『オオオ!』
一斉に沸き立つ観客席。ニノの突き出した指は、正確に黄色い電気ネズミの目玉を突き刺し、そして抉る!
「ぴっかー」
どてっと倒れた黄色い電気ネズミの左目がボトッと眼孔からこぼれ落ち、細い神経一本でかろうじて繋がって、
ぶらぶらと揺れている。
そこへすかさずニノが魔道書を掲げる。
「肉ニノファイアー」
零距離からの魔法攻撃!
「ぴっかー」
黄色い電気ネズミも、目玉を揺らしながら精一杯の電撃!
炎と電撃が、至近距離でまともにぶつかりあい―
ちゅどーん
閃光、そして爆発。
「ニノ!?」
ジャファルは一瞬Bボタンを押そうかと迷った。それも一瞬。
爆発が収まると、立っていたのはニノ。
全身黒こげで、左腕が肘の上辺りから千切れ、剥き出しの骨が血で赤く染まっている。
そして残った右手で、内臓を破裂させ、目玉を飛び散らせた黄色い電気ネズミを高々と掲げていた。
「肉にのー」
「大丈夫か、ニノ」
勝って、黄色い電気ネズミの肉を持って戻ってきたニノに、ジャファルはすぐにとっこうやくを差し出す。
ジャファルがさっき飲んだとっこうやく。ニノはじっと見つめ、飲む。するとどうでしょう。
千切れた左腕から骨が伸び、神経が伸び、筋肉と皮膚が包み元通り。体の傷も全て治ります。
「……あ」
何故かほっぺたを赤くするニノに、ジャファルは心配になって聞いてきます。
「どうしたニノ。どこか欠けたか?」
「……間接キス…」
「そうだな。それがどうかしたか」
「……なんでもない」
ニノは戻った両手で黄色い電気ネズミの遺体を刺し出し、
「お肉だよ。ごはんにしよう」
闘技場から出た二人は、そこで早速カレーにします。
「べれけ、べれけ。べれけ、べれけ」
カレー鍋を下から火で炙って暖めなおし、そこに細切れにした黄色い電気ネズミをぶち込むの。
黄色い電気ネズミの手、お腹、目玉、耳、尻尾などがカレー鍋にぷかーと浮かびます。
「べれけ、べれけ。べれけ、べれけ」
謎の呪文と共にニノがカレー鍋を掻き混ぜ、黄色い電気ネズミカレーの出来上がり。
「いただきまーす」
「いただきます」
二人揃って皿に盛ったカレーを食べようとしてると、
「あー……。おまえら、こんな所で何してる」
野太い声がかかります。出来れば、関わりたくないといった感じの声。
「あっ。ヘクトル様。こんにちわ」
見上げれば、このオスティアの領主、ヘクトルがいました。
「こんにちわ。こんな所でお鍋に火を付けて何してる?」
ここは闘技場前。
「ごはん食べてるの。はい、ヘクトル様もどうぞ」
「いただきます」
差し出されたカレーを一口食べると、何だか舌がピリピリする。
「なんだこりゃ。電気の味がする」
「うん。黄色い電気ネズミさんのカレーにの」
「そうか。ちゃんと電気は抜かないと駄目だぞ」
「えへへー」
ぺろっと舌を出して笑うニノ。
「それで、何しに来たんだ?」
「あのね」
聞かれて今までの事を説明します。
「ジャファルにカレーを食べさせようと思ったの。カレーにはお肉にの。お金で買えないお肉は人肉にの。
人肉がほしーい!
でも知らない人のお肉は失礼にの。
だから最初はマリナスさんのお肉を貰おうとして、他にも知ってる人がいるからって言われたにの。
次にエリウッド様のお肉を貰おうとしたら、オスティアは人がたくさんいるから行きなさいって言われたにの。
だから、あたしはここにいます」
「なるほど」
説明を受けてヘクトルは良く理解した。
ニノを可哀想な子を見る目で見ます。
「?」
見られたニノもヘクトルも見返します。そして気付きました。
「ヘクトル様……いいお肉」
貴族らしからぬ鍛えに鍛えたヘクトルの輝く筋肉。
「こいつだなニノ。こいつの肉でいいんだな」
すかさず背後を取ったジャファルが剣を回す。
「い、いや待てお前ら。……そ、そうだ。ナバタ砂漠に行くといいぞ」
「ナバタ砂漠?」
「ああ。大賢者のじじはもういないが、ナバタの隠れ里に行けば何か教えてくれるかもしれないぞ」
「うん。分かったにの。ナバタ砂漠に行く」
ジャファルが刃を収めて、ヘクトルはやれやれと棟を撫でおろす。
「おまえら、今日は城に泊まっていけ。放っておくと何するか分からん」
「えー。いいのー」
「ああ。ここは俺の城だからな」
「わーい。ありがとう」
今日はオスティア城に一泊にの。
その日の夜。
「うーん、うーん」
「どうしたニノ」
二人で同じ部屋を割り振られ、お揃いのイチゴ柄のパジャマに着替えて寝ようという時。
お腹を押さえてうずくまるニノに、ジャファルが声をかける。いつもの感情の籠もらない無機質な声で。
「お腹痛い……」
「大丈夫か」
「うん。あのね。一ヶ月に一度ぐらい、お腹が痛くなる日があるの。でも大丈夫だよ。
すぐに痛くなくなるから」
「そうか……」
「ねえ……。今日は一緒に寝ていい?」
「ああ」
そしてお腹を痛がるニノを優しく包むように、ジャファルはニノを腕の中で抱いて寝台に横になる。
「どうだ……まだ痛むか」
「うん。ちょっと楽になった…」
そしてジャファルの腕に抱かれ、ニノは胸に顔を寄せて呟いた。
「ジャファル……血の匂いがする」
「今日はいっぱい血を浴びて、俺も出したからな」
あれからお風呂に入れてもらいましたが、それでも血の匂いは取れません。
すると今度は、
「ニノ……血の匂いがする」
「え、やだ」
「ここからだ」
ニノの下半身に顔を寄せくんくん匂いを嗅ぐと、ジャファルはぱっとパジャマをずり降ろす。
暗闇の中、水玉パンティがはっきり見えた。
「やだ。恥ずかしい」
「いや。水玉パンティは可愛い」
ジャファルに無感情な声で褒められ、ニノは今にも飛び上がりそうなほど嬉しくなりました。
もしここで「水玉パンティは可愛くない」と言われ様ものなら、肉ニノパンチ&肉ニノキックするところでした。
「ニノ。股から血が出てるぞ」
「え?」
ジャファルの目は暗闇でも見えます。その目が水玉パンティに付いた血を見ていました。
お腹が痛いと思ったら、ニノは股間から出血していたようです。
「だ、大丈夫だよ。一ヶ月に一度お腹が痛くなる日には、いつもそこから血が出てるから」
「そうか」
あっさり納得し、ジャファルはニノのパジャマを戻して顔を上げた。
「でも、どうして一ヶ月に一回はお腹が痛くなって血が出るのかな」
「知らないな」
「そう……。おやすみジャファル」
「おやすみ」
お腹の痛みも気にならなくなったのか。ジャファルの胸で、ニノはすやすやと安らかな眠りに就く。
そしてニノの緑の髪を撫でながら、ジャファルは腰引いてをニノから遠ざけていた。
何故かちんこが大きくなっていたから。どうしてニノを抱いてるとちんこが大きくなるのか、
それはジャファルにも分からない。
肉を求めるニノの大冒険。
オスティアを出発したニノのジャファルはナバタ砂漠へと向かう。肉の為に。
「ねえ。ジャファル」
「ん?」
「こうしていろんな所に行ってると、新婚旅行みたいだね」
「いいや。別に」
「ごめん……ヒック…そうだよね…」
「? 何を泣いている」
「なんでもないよ。なんでも」
涙を振り払い、ニノは輝く太陽に向かってジャンプ。
「肉にのー」
肉ニノジャンプ。ジャンプする。
夜。満月に照らされた砂浜。
そこに一匹のナマモノが海から上がる。
背中に固い甲羅を背負った生命体。亀です。その亀が砂浜に上がり、ゆっくりと進む。
やがて亀は砂浜の奥までたどり着くと、ヘラのような前足で砂を掘る。掘る。
そうして出来た穴に尻を向け、顔は月を上げる。
そしてんーと気張ると、お尻からひょこっと卵が出てきました。白くて大きい亀の卵。
月に向けられた瞳に涙が浮かび、せっせと卵を産み続けます。
やがて全ての卵を排卵し、亀は砂を振りかけて卵を隠し、また海に戻ります。
「肉にのー」
と、突然砂浜の一部が盛り上がり、ニノとジャファルが飛び出します。
海に帰ろうとした親亀の首をジャファルが一撃で切り落とし、赤い血が砂浜を染める。
「たまごー。たまごー」
そしてニノは卵を埋めた場所を掘り返し、大きな卵を取り出していく。
「ニノ。卵は全部取ってはいけない。半分は残すんだ」
「えー。どうしてー」
「半分は残して、孵化して海に行こうとする赤子の亀を捕まえて食べるんだ」
「半分だけ残して孵化した赤ちゃん亀を食べる。
半分だけ残して孵化した赤ちゃん亀を食べる」
ニノはまた一つお利口さんになりました。
「そっかー。ジャファル頭いいー」
というわけで卵を半分だけ残してまた埋めます。
亀と亀の卵を取って、栄養補給したニノとジャファルはナバタ砂漠へと足を踏み入れました。
灼熱の荒野が続くナバタ砂漠。このどこかにナバタの隠れ里と呼ばれる場所があるそうです。
「肉にの。肉にの」
暑い砂漠でもニノは元気いっぱい。
くるっと後ろを振り向いて、遠くまで続く字敏とジャファルの足跡を見ます。
「遠くまで来たね」
「うむ」
「何であたしたち、こんな事やってるんだろうね」
「カレーのお肉の為じゃなかったか」
「そうだね。そうだよね」
肉を求めるニノの大冒険。
てくてく砂漠を歩いていると小屋が見えてきました。
「ジャファル。あの小屋に行ってみよう」
「うむ」
小屋に入ってみると、
「ファだよー!」
一人のちっちゃな女の子がいました。とっても可愛い女の子です。
「あのね、ファはね、ここで『おするばん』してるの。
『おするばん』ってしってる?
じっと、いい子で動かないことなの。だからファはね、ここにいるんだよ。 おねえちゃんたちは、なにしているの?」
聞かれもしないのにいろいろしゃべってくれます。なんていい子なんでしょう。
「あたしはニノ。こっちの目つきの悪いおじちゃんはジャファル。
あのね。お肉を探してここまできたの」
「おにくー?」
「うん。お肉」
ニノは自分よりもちっちゃいファを見下ろし、
「はわわ。見て見てジャファル。この子ちっちゃいよ」
どうも自分より小さい子が珍しいらしい。
「でもねファちゃん。それを言うなら『おするばん』じゃなくてお留守番だよ」
「んーん。『おするばん』」
「おるすばん」
「おするばん」
「んー……。いいか」
ニノは背後で怖い目で立つジャファルに振り返り、
「ねえジャファル。ちっちゃい子、かわいいね」
「うむ。かわいい」
いつもの無表情のままジャファル。
するとニノはさっとファを庇うように背中に隠す。
「だめっ! ファちゃんは食べちゃだめ!」
「ニノ…?」
「ううん、あたしちゃんと分かってるよ。男の人はみんなちっちゃい子が好きだって。
ちっちゃい子が大好きで欲しくなるんだって。でもこの子は見逃してあげて。
お願い!」
「いや……何もしないが」
「本当に?」
「本当」
「わーい」
何だかよく分かりませんが、ニノはジャファルは分かり合えたようです。
「わーい。わーい」
ファちゃんも大喜び。よく分かりませんが。
「おおおおおおおおおおおお」
小屋の外から雄叫びがしたかと思うと、見知った人が入ってきました。
赤銅色の肌の逞しい上半身を晒した巨漢の守護者。
「あっ。ホークアイさん。こんにちわ」
「こんにちわ」
「……こんにちわ」
さらにもう一人、ホークアイの巨漢の影に隠れるように可憐な少女が一人。
「はじめまして……。私はソフィーヤ…ナバタの里の巫女です…」
「わぁ。きれー」
その少女を見てニノは素直に感嘆の声を漏らす。床まで届きそうな長い長い髪の紫は、自然に流れ、
その細い体は今にも折れてしまいそうな華奢な印象を与えていた。その華奢さが儚い美しさとなって見る者の保護欲をそそる。
あるいは壊したいという欲望を。
そしてソフィーヤは流れる声で淡々と語る。
「お二人が来るのは……分かっていました」
「えー。すごーい」
「カレーのお肉を探して……ここまで来たのですね」
「そうだよー。すごーい」
「私は……あなたの求めるものをお教えすることが出来ると思います…」
それからソフィーヤはホークアイに向けて、
「ホークアイさん……。ファを連れて里へ…。ここは大丈夫ですから…」
「承知した」
「えー。ファはおねえちゃんともっとあそびたいよー」
「ファ。これはとっても大事な事なのです」
「ブーブー」と口を尖らせるファですが、結局はホークアイに肩車され連れて行かれてしまいました。
「ファちゃーん。またねー」
ファとホークアイを見送ってソフィーヤは本題に入ります。
「ニノさん。あなたはジャファルさんに愛のこもったお肉入りのカレーを食べさせたいのですね」
「うん、そうだよ。すごいねソフィーヤは何でも知ってて」
まだ何も話していないのにソフィーヤは何でも知っているようです。二人の名前も。
「愛のお肉……それは」
「それは?」
「自分の肉です」
「自分の肉! 自分の肉!」
早速ニノは自分の腕をジャファルに差し出します。
「はいジャファル。食べていいよ」
「いえ…ちょっと待ってください…」
か細い声でソフィーヤが制止をかける。
「食べるのは……一番美味しい時がいいです…」
「一番美味しい時?」
「はい……。女性は…出産後が一番美味しいのです」
「出産後が一番美味しい! 出産後が一番美味しい!」
ニノは両手を固めてぴょんぴょん飛びます。肉ニノジャンプ。ジャンプする。
「しゅっさんはどうするの?」
「赤ん坊だお腹の中に出来れば、出産できます」
「どうすれば赤ちゃんが出来るの?」
「交尾すれば出来ます」
「交尾すれば赤ちゃんが産まれる! 交尾すれば赤ちゃんが産まれる!」
ぴょんぴょん飛んでから、ニノは今度はジャファルに聞きます。
「ジャファル。交尾って知ってる?」
「うむ。男と女が子供を作る時にする行為だ」
「ジャファルは交尾した事ある?」
「いいや。ない」
「本当に?」
「本当だ」
「えへへー」
何だか嬉しくなって、ニノはその場で笑顔でジャンプ。
「じゃあ、じゃあ。あたしもジャファルも初めて交尾するんだね」
「するのか?」
「うん。だって赤ちゃん産んであたしの肉をジャファルに食べてほしいもん」
「そうか……」
もう何も言うまいとジャファルは運命を受け入れた。
「それでソフィーヤ。交尾ってどうするの?」
「男の人のちんこを……女の人のまんこに挿れて精子を射精すればいいのです……。私もした事はありませんが」
「ふーん。そうなんだ」
ニノは自分の股間をまじまじと見下ろして、そこをぱーんと手で叩く。
「ここにジャファルのちんこ入れるんだって。何だか変」
「……入るのか?」
「初めは痛いと思いますが……慣れれば気持ちいいそうです」
ジャファルの素朴な疑問にソフィーヤが答える。彼女は小屋の奥の寝台を指し示して、
「では二人とも衣服を脱いで、寝台へどうぞ」
「脱ぐのー?」「脱ぐのか?」
二人同時に疑問の声が飛ぶ。
「脱がなくても、ちんことまんこの結合は可能ですが……脱いだ方がスムーズに進みます」
「そっか。じゃあ脱ごう、ジャファル」
ニノがマントを取って自ら衣服に手をかける。
暑い砂漠を進むために、日光を避ける外套の下は薄布一枚だけで下着も身に着けていない。
「やだ……。なんだか恥ずかしい」
見られながらの脱衣は、少女の小さな羞恥心を刺激するのは十分だった。白いミニスカートを脱いでると足が引っかかって、
横に倒れそうなのをジャファルがすかさず支える。
「きゃっ」
ジャファルの無骨な手が柔肌に触れ、ニノはビクッと身震いする。
「だ、大丈夫か?」
「う、うん……」
そしてニノはベッドに上がり、にこっと微笑んで手を差し出した。
「きて。ジャファル」
小さな白い手の向こう、ジャファルは小さな奇跡を見た。
ほっそりとしたしなやかな体つき。成長途中の少女だけが持つ儚い半熟の膨らみ。
恥ずかしそうに晒した乳房には、ひっそりと桃色の蕾が息づき、股間の付け根のたて筋はぴったりと閉じ、まだ毛の一本も生えていない。
「やっぱり…恥ずかしい…」
何故だろう。ジャファルに見られているだけで、胸がキュンと高鳴り、股間がジンと濡れる。
おしっこしたい時よりももっと熱い衝動がお腹の中心から濡れるように溢れていた。
「あついよ……。ジャファル」
そしてジャファルもまた股間に熱を帯びるのを感じていた。
誘われるまま、衣服を脱いで彼もまたベッドに上がる。
「なんか変」
ジャファルの剥き出しの股間、大きく反り返ったちんこと赤い陰毛を見てニノが率直な感想を漏らす。
鍛え抜かれたしなやかな暗殺者の体は一種の美を感じさせはしたが、ニノは初めて目にする男の象徴に露骨に嫌悪感を示した。
「へーん」
びくびくっと脈打つ肉の性器。そしてモジャモジャと生えた頭髪と同じ色の陰毛。気持ち悪い。
「では……まずは抱き合ってください……」
ベッドの横に座ったソフィーヤが涼やかに告げる。彼女はアドバイスを送りながら二人の初めてを見届けるつもりらしい。
「えー…」
ニノは両手で自分の胸を隠しながら、ベッドの上で足を上げて丸くなる。
口では嫌がっても胸のドキドキは高まり続けていた。
「ニノ」
ジャファルもまたカチカチに緊張しながら、カチカチに固くなり小さく丸まったニノを包み込むように、
上から抱きしめた。
「んっ……」
ジャファルの固い身体に包まれ、ニノはきゅっと身を固くする。
ハァハァと荒い息遣いが耳にこだまする。
汗が頬を伝い、その汗がまた別の汗と混ざる。ジャファルの汗だ。
ただ抱き合ってるだけで、二人は汗だくになり、そして鼓動を高め、同調していった。
ジャファルがあたしに触れている。裸のあたしに。
ハァハァ。
熱い息が聞こえる。
そっか。あたしが欲しいんだね。いいよ。あげる。ジャファルだから。
ニノがふっと緊張を解くのが、肌を通して伝わってくる。
胸を隠していた手がどかれ、ジャファルはその小さな胸に顔を埋め、ニノはその赤い頭を抱いた。
「あっ…」
ジャファルの口が乱暴に小さな乳を吸う。初めての刺激にニノは痛みを感じたが、すぐに別のものに変わった。
甘酸っぱい痛痒に。
痛いような痒いような甘い感覚。
「あっ……あ」
つい自然に声が漏れてしまう。甘い吐息。
さらに強く胸を吸ってくる。乳首だけでなく小さな胸ごと噛み付くように。
「うっ…」
眉がきゃっと曲がる。痛い。でも気持ちいい。まるで食べられてるみたい。
不意にジャファルが胸から口を離した。
胸から顔を上げ、目を合わせてニノは背筋がゾクッと寒くなった。
ギラギラとギラついた瞳。初めて見る肉欲剥き出しの瞳。
「やっ……」
怯えた声を出す唇うぃ、ジャファルは自分の口でふさぐ。
「んっ……!」
初めてのキスはそれでも甘く切なくて。口を合わせてると涙が出た。
その涙が頬から落ちる前にジャファルは顔を離し、そしてニノの白い太股を鷲掴みにする。
「……イヤ…」
形だけの拒絶の声。脚を拡げさせると、その中心の付け根はテラテラと濡れていた。
そこに真っ直ぐ伸びて固くなったジャファルの分身が迫る。ニノを貫く剣のように。
「イタアアアアア!!! イタアアアアアアぁぁぁぁぁい!!!!!」
不意打ち、完全な奇襲。
灼熱の棒が股間に突き込まれ、貫かれたニノを限界を越えた激痛が走る。
「ひぎいいぃぃぃ! ぎやあああっ!!!」
バンバンとベッドの上で跳ね、ジャファルに爪を立ててしがみつく。
それでもジャファルは止まらない。止まってくれない。
血の滲む秘肉を突き進み、ニノの狭い体内を無理矢理に引き裂き、壊していった。
「ひいいいぃぃぃ!!! ひぎゃああああああっ!!!!」
痛みで朦朧とする頭で、ニノはジャファルの背中にしがみつき爪を立てる。食い込んだ爪から血が滲み出るが大した反撃にはなっていない。
ハァハァ。
荒い息を吐きながら、ジャファルはひたすらニノを貪った。傷つけながら。
ニノが泣いている。体の下で。痛がって泣き叫んでいる。それすら快感だった。
そして下半身を包む灼熱のような刺激。ニノの狭い膣は熱く、ジャファルを固く締め付ける。
「いやああああぁぁぁーっ! ぬいて! おねがいぬいてーぇっ!」
頭を振り乱し、涙を飛ばして懇願するニノを、ジャファルはどこか冷めた目で見下ろしていた。
まだだ。もっともっと叫ばせたい。泣かせたい。
欲望のまま腰をぐいっと引き、そして突き、かき混ぜる。
「グぎゃあああああああーっ!!!!!」
一際大きな絶叫と共に、不意にニノがぐったりとベッドに沈み込む。
気を失ったらしい。だが狭い締め付けは変わらない。構わずに腰を振り、すぐに頭が真っ白になった。
「うぅ……」
失神してぽかんと開いた口から涎を垂れ流すニノの膣内に白い生命の汁が垂れ流される。
短いが勢いのある射精。ニノの狭い膣はすぐにいっぱいになり結合部から赤い血と共に精液が漏れた。
「はぁはぁ」
流れ出る精液と共にするっと固いちんこも出る。だがまだ固く勃起したまま。
まだだ。まだ欲しい。女の肉が。
交尾がこんなにも気持ちいいとは想像もできなかった。その快感をまた味わおうとまたニノを求める。
小さな、未熟な少女。失神して股間から血を流す少女を。
と、するするっと衣擦れの音がする。そして白い手がジャファルのちんこを包み込んだ。
「ここからは……私が…」
ソフィーヤだ。全裸になってベッドに上がっている。
「どうぞ……。遠慮なさらず」
ニノ同様の小さな胸と毛も生えていない割れ目。ニノ同様、処女の乙女。
長い髪が白い全身を隠し、清楚な顔でにこっと笑う。
「好きにして……いいのですよ」
そしてジャファルは誘われるまま、巫女の少女へと欲望を叩き付ける。
「アー!」
「……あっ。あああっ…。あんっ」
いつの間にか夜になったんだろう。いやもうすぐ朝か。
耳元から聞こえる甘い声でニノは目を覚ました。それに何だか地面が揺れている。
明けきれない朝もやに心かすんで、
ただぼんやりと窓の外見ている。
「ああーっ…!」
相変わらずの喘ぎ声。何だろうと思ってみてみたら―
「あっ……ああっ、あっ、あっ……」
すぐ横で、ジャファルが長髪の少女と裸で一つになっている。
知っている。これは交尾だ。そして少女はソフィーヤ。
「あ……ああ……」
ニノがぽかんと目を見開いてると、ソフィーヤがこっちを見た。その目がニヤリと笑う。
「わあああああーっ!」
目が合った瞬間、ニノはベッドから飛び出す。裸で裸足のまま。
ジャファルはニノを見ようともしなかっいた。ただガンガンと腰を突きつけ、ソフィーヤとベッドを揺らす。
そして欲望をソフィーヤの膣内に吐き出す。
「ああ……ああーっ!」
ソフィーヤの背筋が反り返り、同時に達する。もう何度目の射精と絶頂だろう。
初めてだというのに、ソフィーヤは完全にジャファルを満足させていた。
二人とも汗と体液でぐっしょりと濡れ。揺れるベッドも塗らしていく。
そして外に飛び出したニノは夜明け前の砂漠に叫んでいた。泣いて。
「わああああああああああああああああーっ!!!」
悔し涙は見せたくないから、
夜が明けるまでたくさん泣いておこう。
泣きながらニノは自分の口に触れる。初めてキスした唇に。
思いがけなかった初めてのキス。甘く切なかった。
きっと今度はあのコが同じ気持ちになってる。
そして夜が明けて。
「ありがとうソフィーヤ。自分の肉と交尾を教えてくれて」
ニノとジャファルはナバタ砂漠を後にする。
「…ジャファルさん……初めてでとっても良かったです……」
「ああ」
ソフィーヤがそっと寄り添うと、ジャファルはその口にキスする。ニノの見ている前で。
「ニノさんもお元気で……。元気な子を産んでください」
「産むにの。がんばるにの」
誰にも取られたくない。
初めての気持ちがニノの胸中に芽生えていた。
ナバタ砂漠から帰る途中、ニノはジャファルの手を握って笑顔で言う。
「ねえジャファル。あたし今度の旅で気付いたの」
そう。短いようで長い旅だった。
「カレーのお肉には人肉だって。そして自分の肉だって」
何も言わないジャファルの旨に抱きつき、ニノは続ける。
「だから。あたしは赤ちゃん産んだら美味しく食べてね」
そしてニノはジャファルと永遠に一つになる。
「分かった」
いつもの無表情のままジャファルは告げ、ニノの肩に手を置く。
「肉にのー」
今日もニノ元気です。
(おしまい)
意味わかんねぇ
だみゃ〜ん氏の作品はほんとにアホ和むなあ・・・GJ!
ちょっとタイミングを逃してしまったのですが便乗〜
ダミアン氏GJ☆
ダミアン氏は漏れにとって、三日目氏と並び称される神作家だよ…
いつも笑いをアリガトン
>>406 >>408 ダミアン氏へのアホ和む、外伝氏への狂っている。
これ以上に適切な誉め言葉が見つからない。
>>394 わかる。
Bボタンって連打しちゃうよなw
405 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/24(木) 22:56:39 ID:c6x9dmX/
意味わかんねぇ
406 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/24(木) 23:08:21 ID:JszHjLiU
らみゃ〜ん氏のぉおお作品はほお゛お゛っんとにアホ和むにゃぁあああ あぉ・・・GJ!
407 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/24(木) 23:29:32 ID:F4Kcxl5q
ちょっとタイミングを逃してぇぇぇぇ゛しまったのぉおおれしゅぅぅぅが便乗〜
ダミアン氏GJ☆
ダミアン氏は漏れにとって、三日目氏と並び称しゃれる神作家らよお゛お゛お゛ぉ…
いぃちゅも笑いぃをアリガトン
408 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/25(金) 00:19:00 ID:KoIUNDp0
>>390-404 BGM: 肉を求めて/イートザミート
GJ!やっぱアンタ狂ってるw
409 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/25(金) 01:03:51 ID:jrW3Z+AS
>>406 >>408 ダミアン氏へのぉおおアホ和む、外伝氏へのぉおお狂っていぃるのぉおお。
これ以上に適切にゃ誉め言葉が見ちゅからにゃいぃのぉおお。
410 名前:名無ししゃん@ピンキー 投稿日:2006/08/25(金) 06:37:39 ID:Yd+nELdG
>>394 わかるのぉおお。
Bボタンって連打しひゃうよにゃw
>>393 HP1/45→特効薬で全快って、実際そんな感じなんだろうか…
とにかくGJ。
やっぱこうじゃなきゃ外伝氏じゃないよなwww
そう言や千葉犬氏の話の続きはまだだろうか?
特効薬で腕や内臓が元通りになるなら食べさせても良かったのにね
烈火ジャファル×ニノを投下します
暗殺者は少女が大好きでつい乱暴に抱いてしまうの
ジャファルはずっと闇の世界で生きてきた。
光差さない暗黒の世界。喜びも悲しみもない世界。
快楽も娯楽も知らずに生きてきた。
男なら当然の女を求める欲求さえ知らず、思春期などというものは知識さえない。
ただただ命じられるまま人を殺し、殺し殺し殺し、殺してきた。
肉欲が欠如しているわけではない。年頃になると朝大きくなっているちんこに驚いた事も有る。
だがその欲求を殺しの中で発散しているだけだ。知らず知らずの内にジャファルは、肉の欲求を血で購うようになっていた。
その闇世界から彼を連れ出したのがニノ。
闇の中にひっそりと咲く小さな白い少女。彼女の純粋で真っ白な心が、ジャファルに人の心を与えた。
そしてジャファルは日の当たる世界の住人になった。
ネルガルとの戦いが終わった後、ジャファルとニノはエリウッドの保護の下、フェレ領の片隅でひっそりと暮らしていた。
そこで肉を求める大冒険に出たり、肉を求める大冒険をしたり、肉を求める大冒険をしている内に、
ジャファルは初めてニノを抱いた。
ニノの処女を奪い、胎内に精を放つ。
ただそれだけの事なのに、ジャファルは言い様もない快感を味わった。ジャファルが生まれて初めて知った快楽である。そして夢中になった。
それからジャファルは毎日のように、ニノの幼い肉体を求めるようになった。
彼を愛するニノが拒むはずも無く、二人は行為を繰り返すようになる。
だが―
今まで暗黒世界に生きてきたジャファルに、ニノを、幼い少女を優しく愛する方法を知っているはずがなかった。
「が、あああっ……!!!」
ベッドの上で苦しげにニノが呻く。全裸だ。そしてその上には全裸のジャファルが伸し掛かっている。
そのジャファルの大きな手が、ニノの首を締め上げている。腰はしっかりと結合し、激しく振っていた。
首を絞めたまま。
「……がが……あぁ…」
目に涙が浮かび、ニノの口から白い泡が浮かぶ。頭が朦朧になり汗でびっしょりの顔は青くなっていた。
しかしジャファルは首を絞め続ける。首が絞まると膣も狭くなり、さらなる快感をもたらすからだ。
そして快感で真っ白になる頭で、ガンガンと腰を振り続ける。酸欠で意識を失う直前のニノは、涙で霞んだ目でジャファルを見上げ、
されるがまま小さな体を揺らしていた。
下から見上げるジャファルの目は、赤く血走っていた。
暗殺者として育てられたジャファルは、素手で人を殺す技も幾つも仕込まれている。
目突き、金的蹴り、首絞め……。性交で興奮すると、ジャファルはそれらの技を無意識に繰り出すようになっていた。
以前は危うく目を突きそうになった事もある。
もちろん本気ではない。ギシギシときしむ小さな首の骨。その気になれば折るのは簡単だ。
折る寸前で力を抜き、死ぬ直前まで絞める。
しかし、と赤くなる意識の端でジャファルは思う。
このまま壊してしまいたい。メチャクチャに。
いやだ、壊したくない。守りたい。
歪んだ欲望と保護欲が葛藤となり、それがさらに性欲へと昇華されていく。
「……ううぅ…」
ニノの顔が紫になる。目が虚ろになる。膣もきつさを通り越して緩くなる。もう限界だ。
ジャファルが手を緩めると、ニノはゴホッゴホッと盛大に咳き込む。
直後、ジャファルと分身が爆発し精を放った。
「ううん……」
胎内に命の種が注ぎ込まれる実感に、ニノは潤んだ瞳で恍惚とした表情になる。
ジャファルの赤ちゃん。それを産む為の行為。そう思うと、どんな痛みも恐怖も耐えられる。
殺されるかもしれない、という恐怖も。
そして興奮が収まってきたジャファルは、いつもの罪悪感に苛まれる。
己の体の下で汗まみれになる小さく白いニノの体。その体は痛ましい傷跡が刻まれていた。
左右の小振りの乳房には大きな歯形が刻まれ、血が滲んでいる。興奮して噛んだ痕だ。
危うく乳首を噛み切りそうになった事もある。
射精して尚そそり立つ分身を抜いた股間からはやはり血が滲んでいた。とっくに処女ではないが、乱暴な抽出に傷ついたらしい。
それだけではない。手も足も肩もお腹にも、噛んだ痕や青痣や血が目立つ。
絞められた首も青痣が残っていた。
まるで複数の男に乱暴でも受けたようだ。
一流の暗殺者だったジャファル。その彼の欲望の赴くままの行為に、小さなニノの体はいつも激しく傷付いていた。
それでもニノは何も言わず耐える。これが不器用な彼の愛の行為と知っていたから。
体を離し、ジャファルはそっと口を重ねた。ただ粘膜を合わせるだけのキス。
それ以上はしない。知らない。
自分の平坦なお腹を撫で、ニノはうふふと笑う。
「赤ちゃん……できたかなぁ」
「さぁな」
父親になる。その実感はジャファルには無かった。死が余りにも身近であった為、生に実感が無いのだ。
「ねえ……あたしね。赤ちゃんの名前考えたんだ」
「なんと?」
「女の子だったら……レイラってどうかな」
「……うむ」
ジャファルは小さく頷く。
レイラ。それは特別な意味を持つ名前。
「男の子だったら……レイラを縮めてレイはどうかな」
「……うむ」
「うふふ」
恍惚に浸りきった顔で、ニノはお腹を撫でる。いつか産まれるであろうジャファルとの子を夢想して。
服を着ると、ジャファルはすぐに家を出た。まだ収まりきれない肉欲を沈める為。
ニノはそれを知っていたが何も言わなかった。ただジャファルを満足しきれない自分の幼い体が恨めしかった。
満足するまでニノを抱かないのは、まだ幼い彼女を壊してしまわないように。
だが時々思う。壊してしまいたいと。壊してメチャクチャにしてしまいたい。
反面、守りたいという保護欲も確かに有る。
守りたい、壊したい。相反する欲がせめぎ合い、そしていつもギリギリまでニノを傷つけてしまう。
ニノの処女を奪ったあの日。それから歯止めが効かなくなった。
苦痛に歪むニノの顔を見ながら、膣内に放つ。それはあまりに気持ちよく、止めようのない習性となっていた。
そしてジャファルと入れ替わるようにレベッカがやって来る。今では何かと世話を焼いてくれるお姐さんのような存在だった。
「あ……レベッカ。いらっしゃい」
弱々しく笑顔を向けるニノを見て、レベッカはふーとため息を吐いた。
「また……したの?」
「うん」
えへへと照れたようにニノは笑う。体のあちこちは傷だらけで、首には包帯を巻いていた。
首をきつく絞められた跡の青痣を見られたくないからだ。
そんな健気なニノを見て、レベッカはつい口に出てしまう。
「わたしから言おうか? もっと優しくしろって」
「えー。いいよ、そんな」
慌ててニノはぱたぱた手を振って、にっこりと明るく微笑んで見せた。
「だって、ジャファルはあたしを精一杯愛してくれるんだもん。これ以上、贅沢できないよ」
「でもねー……」
行為を繰り返すごとに傷付くニノを見る度に、レベッカは不憫に思ってしまう。
ニノには内緒で直接、「もっと優しくしなさーい。しなさーい」とジャファルに忠告した事はあるが、
興奮してしまうと、どうしても欲望に忠実になってしまうらしい。
「やっぱりね。ちゃんと教えてくれる人が必要だと思うのよ」
「教えてくれる人?」
「そう。交尾が上手で、赤ちゃんの産み方もちゃんと教えてくれる人」
残念だが、レベッカにはそこまでの経験も技量もない。しかしそれに該当する人物と言えば。
「「あっ!」」
ニノもレベッカも同時にその女性に思い当たった。
「ルイーズさん!」
「おかえりー」
さっぱりした顔で戻ってきたジャファルを、ニノは笑顔で出迎える。背負い袋に荷物を入れながら。
「何してる?」
「旅支度。ジャファルも一緒に行くの」
「どこに?」
「エトルリア。そこでルイーズさんにいろいろ教えてもらうの」
「ふむ」
「それからね。ベルンにも行きたいの」
「ベルンに?」
「うん。墓参りに行きたいの」
涼やかな笑顔を見せるニノに、ジャファルは数瞬目を奪われた。
「あ、ああ……。そうだな」
そして旅が始まる。
交尾を教えてもらって、墓参りをする旅。
それは生と死を繋ぐ度。
そしてニノは自分のお腹を撫でた。
たくさんの人が死んだあの戦い。
でも―
また産まれる命もある。
だから生きるのです。
これからもずっと。
死ぬまで。
(おしまい)
外伝氏乙。
タイトルであのエロゲを思い出したw
まだ年端も行かぬ、少女の裸体。
今、バアトルの目の前に、その少女の裸体がある。
まだ大人にはなりきっていない、発展途上の身体。とはいえ、その身体は、まだこれから更に成長するということを予感させていた。
彼女が女に目覚めるのは、まだこれから。女としての幸せは、まだまだ先の話。
その裸体の持ち主は、その丸い眼で、彼女の足先にいるバアトルをじっと見つめていた。
いつもよりも、更に気難しい顔をしているバアトル。彼には、亡き妻と、一人娘がいる。
今、彼の前に惜しげもなく裸体を晒している少女・・・彼女は、その愛娘と同じくらいの歳。いや、もっと若いかもしれない。
現在、娘は18歳。ところが、少女は、どう見ても15歳ぐらいにしか見えない。
もし、今、彼女を抱いてしまえば、娘よりも年下の女を抱いてしまうことになる。
だが、彼が表情を曇らせている理由は、それだけではなかった。
バアトルは、亡き妻を、今でも愛しているからだ。
永遠の愛を誓った妻・・・だから、今、この少女を抱くことは、彼女に対する裏切り行為に他ならない。
(カアラ・・・・・・ワシは・・・・・・)
この少女との出会いは、この軍に参加してからのことだった。
妻を失い、家出した娘を探し回るために、あちこち旅をして回ったバアトル。
そして、長い放浪の末、ようやくこのリキア軍で、娘と再会できた。
(何という因縁だろうか?)
バアトルはそう思う。20年前にも、彼はこのリキア軍に参加していたのだ。
その時の総大将は、エリウッド。そして、今の総大将は、エリウッドの息子の、ロイ。
そして、その側近であるマーカス、マリナスは、未だ健在。当然、バアトルとは旧知の仲である。
他のメンバーを見ても、かつての仲間の面影を残す者が多々ある。
パント夫妻の息子と娘。ロイの側近で、乳母の実子だという弓兵。そして、双子の魔道師は、かつて仲間だったニノという少女の面影を、強く残している。
他にも、ラスの娘や、ヘクトルの娘など、数え上げればきりがない。
彼らとの交流の中で、バアトルは、ある一人の少女と出逢った。
自称・美少女怪盗キャスと名乗るその少女。彼女とは、何度か話すうちに、親しくなった。
自分が出かけると、彼女はひょこっと付いてくる。時には、腕組みまでしてくることもあった。
「お、おいっ!こらこら!やめなさい!」
そのたびに、バアトルは困った顔をする。見れば、娘よりも若い少女。本気で怒るわけにもいかず、バアトルは苦笑するのみである。
おそらく、この少女は、バアトルのことが好きなのであろう。だが、その好きは、果たしてどういう意味の好きなのだろうか?
父親みたいに好きなのか?それとも・・・異性として好きなのだろうか?
バアトルは前者だと思っていた。だが、ある日遂に、バアトルは知ってしまう。キャスの想いは、後者であるということを。
その日、バアトルは酒場で一杯飲んでいた。
彼は昔から酒好きで、妻が健在だった頃はよく一緒に飲んだりしたものだった。
そしてその勢いでニャンニャンしてしまうことも、珍しくはなかった。
だが、娘が産まれ、妻が病に伏せるようになると、勢いその回数は減っていく。そして、妻の死・・・
その日を境に、彼の酒は自棄酒に変わった。
愛しい妻の姿・・・それはもう、どこにもない。
そして、彼女の姿が蘇るのは、彼の記憶の中だけである。
寂しい・・・たった一人の宴。それに拍車をかけたのが、一人娘の家出だった。
彼女も、母の死に、気持ちの整理がつけられなかったのだ。だから、母の面影を追い求めるべく、剣の修行の為に世界を回ることになる。
二人とも、妻であり、母であったカアラの面影を追い求めていたのだ。一人は、かつての記憶に、そしてもう一人は、剣の道に。
「バアトルさん、一緒に飲もっ!」
彼のいつもの思考を破って、キャスが声をかけた。
「む・・・キャスか。」
そしてキャスはバアトルの向かいに座る。
「こらこら。お前はまだ未成年ではないか!酒など飲んではいかん!」
「いいじゃないのバアトルさん!細かいことは気にしない!」
そしてキャスはそばにあったバアトルのジョッキを一気にあおった。
「こ、こらっ!その酒は・・・」
バアトルの心配をよそに、キャスはごくごくと酒を飲む。そして、結果は案の定だった。
「きゅう〜」
「ほら、言わんこっちゃない!しっかりせい!」
目を回してぶっ倒れるキャス。それもそのはず、バアトルの酒は、酒場でも一番強い酒だったのだ。
「まったく、こんな強い酒を一気にあおる奴がおるか!」
「うーん・・・」
キャスは歩くどころか、立つことも出来ないようだ。仕方なしにバアトルは彼女をおぶって帰った。
「まったく、世話の焼ける娘だ。」
とりあえずバアトルはキャスをベッドに横たえる。
「これで、ワシの今夜寝る場所がなくなってしまったわい・・・」
バアトルはぶつぶつ文句を言った。すると、いきなりキャスの眼が開いた。
「バアトルさん、一緒に寝よっ!」
いきなりだったので、さすがのバアトルも驚いた。
「な、いきなり何を言い出すのだっ!?」
大人の男と女が一緒に寝る・・・それが、どれほどの意味を持つのか、この少女はわかっているのだろうか?
「キャスよ。男と女が一緒に寝ると言うのは、男女として交わるという意味なのだぞ。」
「わかってるよ、そのぐらい。」
「何だと?」
バアトルは怪訝な顔をした。本当に、その意味をわかっているのだろうか?
「だから、あたしはバアトルさんと・・・したいの。」
「むう・・・」
バアトルは困った顔をした。彼女を抱くことは簡単である。だが、もしそれをやってしまったら、亡き妻を裏切ることになる。
それだけではない。もし、行為の最中に昔を思い出して、亡き妻の名を口にしてしまえば、彼女自身の心をも傷つけてしまうことになる。
やがてバアトルは、彼女に教え諭すようにこんこんと説いた。
「キャスよ。お前の気持ちは、わしも嬉しい。だがな、わしには、亡き妻がいる。そして、妻を愛しているのだ。
だから、お前を抱くことは出来ん。」
すると、キャスは起き上がり、すがるようにバアトルにしがみついた。
「お願い!一回だけでもいいの!だってあたしは・・・バアトルさんのこと、本気で好きになっちゃったんだもん!」
一回だけでもいい・・・その言葉に、バアトルは眉を吊り上げて怒った。
「軽々しい言葉を口にするではない!」
一回だけ・・・それは、要するに、行きずりの関係と同じ。だとすると、彼女は、自分との関係を、その程度にしか見ていないということになる。
「お前は、そんな程度にしかわしを見ていないのか!わしはお前のことをそこまで低くは見ていないのだぞ。」
キャスははっとした。彼女としては、彼に負担を感じさせないように一回だけと言ったのだが、それが更に彼を怒らせる原因になったのだ。
「ご、ごめんなさい・・・あたし、そう言うつもりじゃ・・・」
彼女が謝ると、バアトルはすぐに優しい顔になる。もともと、それほどは怒っていないのだ。
彼女を抱くか否かの問題は、彼自身の心の中にある。亡き妻への想い。妻は、キャスを抱くことを許してくれるだろうか?
生きていれば、許してくれるわけはない。だが、彼女は、もう、故人。
だが、バアトルは、彼女が確かに現世を生きていたことの、何よりの証。彼女の唯一の男、そして夫。
(カアラ・・・・・・)
バアトルは一瞬、心の中で念じた。亡き妻への想い。それは、ある意味、呪縛とも取られかねないもの。
カアラの、この世への未練。それが、呪縛として、彼の心に焼き付いているのだ。
その妻の死後、周囲からは、ひっきりなしに縁談の薦めがあった。カアラが好きになるほどのいい男なのだから、当然である。
だが、バアトルは、それらをすべて断った。愛する女は、カアラのみである。彼は頑なにそう思い続けている。
でも、あれから長い年月が過ぎた。そして、自分の横には、まだ若い少女がいる。
妻はこの世に娘という大事な宝を遺してくれた。そして、その娘は、今やもう、一人の大人として、独立している。
もう、彼は、自分の責任を果たした。これからは自由に生きてもいいのではないか?
そう、新しい恋をしてもいいのではないか?
だが・・・バアトルにはそれが出来ない。亡き妻への想いは、それほど強い。
「キャスよ。」
バアトルは一瞬、キャスに語りかけた。
「バアトルさん?」
「わしが行為の最中に、亡き妻の名を口にしても、一切文句を言わぬか?」
亡き妻とはいえ、行為の最中に別の女の名を口にする・・・それは、女にとって、耐えがたい屈辱のはずである。
だがバアトルは、あえてそのことを口にした。自分がもし、妻の名を口にしても、一切文句を言うなと。
これによって、キャスが自分のことを諦めてくれるということを期待していたのかもしれない。
だがそれでも諦めないというならば、その想いは・・・本物であろう。
女としてのプライドがあるならば、諦めるはずである。
しかし、キャスは・・・
「文句は言わないよ。だから・・・抱いて!」
バアトルは一瞬、黙ってしまう。この少女は、本気なのだ。おそらく、未だ男を知らぬ少女。
だからこそ、その初めては、バアトルさんに捧げたい。
バアトルは一瞬、眼をつぶった。
(カアラ・・・・・・許せ!)
そして再び目を開けると、バアトルはキャスの顔をぐいっと抱き寄せ、いきなり唇を奪った。
「!!!」
あまりの突然の行動に、キャスはびっくりする。
「何を驚いているのだ?お前が望んだのだろう?」
バアトルはそのまま、彼女の頬や首筋を舌でなぞった。
「ひゃあっ!」
これは、キャス自身が望んだ行為。だが、あまりの唐突さに、驚いて声も出ない。
そのまま、バアトルの太い腕によって、彼女はベッドの上に押さえつけられた。
そして、彼の逞しい手のひらが、彼女の両胸を掴む。
カアラに比べると、小さい胸。だが、バアトルにはわかる。彼女はまだ、未発達なだけ。これから、女になるのだ。
そして、彼女の服が、一気に捲り上げられ・・・その小さな乳房が、バアトルの前に顕わになる。
形は小さいが、白くて張りのある、美しい胸。これは今、バアトルのもの。彼の自由にしていいのだ。
その柔らかいマシュマロのような胸を、隅々まで愛撫する。そして、その先端の赤い突起を、時折口に含んだ。
「んあああ・・・」
キャスの声が漏れる。おそらくは、彼女の最も感じる場所の一つなのだろう。彼女の表情は、次第に虚ろになっていく。
顔は違うが、この表情・・・バアトルはかつて、カアラのこんな表情を見たことがある。
やはり、胸への愛撫だった。身体のサイズは違うが、キャスも女なのだ。
「はぁうん!」
今、彼女の身体を、快感が支配している。だがそれは、まだ始まったばかりにすぎない。
いきなりバアトルは彼女の両足首を持ち、それを大きく左右に広げた。
「きゃあっ!」
彼女は思わず悲鳴を上げた。彼女の股関節はそれほど固くないので、痛いわけではなかったが、彼女は今、大股開きで、バアトルに
股間を見せているのだ。これほどの恥ずかしい格好をしたことは、一度もなかった。
その開かれた股間に、バアトルは顔を埋める。もちろん、その下には、ショーツを穿いている。
だが、そのショーツは、あっけなくバアトルによって横にずらされた。
「ああ・・・」
今まで誰にも見せたことのない、恥ずかしい秘密。バアトルは今、その場所を舐め回している。
「キャスよ。これが・・・男女の関係なのだ。」
バアトルが不意に顔を上げて、キャスに語りかけた。するとキャスは耳まで真っ赤にして悶える。
そして再び、バアトルはキャスの股間に顔を埋める。
陰核・・・大陰唇・・・小陰唇・・・膜・・・それらを余すことなく、舐め回す。
「はああ・・・ひゃあああ・・・あああ・・・」
声にならない叫び。男って・・・こんなに気持ちいいものなの!?
意識が朦朧とする中で、キャスはそう思う。だが・・・彼女はまだ半分も経験していない。
ここからが、本番なのだ。
見るとキャスのアソコから、ドロドロと粘液が溢れている。男と女が交わるときの、潤滑油の役目を果たす粘液。
「もういいだろう。」
バアトルはそのキャスの女の証を見下ろすと、己自身の根を剥き出して、そこに狙いを定める。
「最後に聞くが、キャスよ、後悔はしないな?」
「・・・・・・うん。」
「では・・・いくぞっ!」
キャスはじっと、バアトルの根を見つめている。それはねじ込むように、彼女の女の証に押し込まれていく。
「あああああああっ!!!」
彼女にとっての、初めて。それは・・・痛かった。
膜が裂け、血が出る・・・・・・そして、キャスの膣は、バアトルの男根の形に、押し広げられる。
「・・・・・・入ったぞ。」
キャスは身体だけ起こして、己の股間を見た。バアトルのそれは、紛れもなく己の女に突き刺さっている。
「あ・・・あたし・・・本当に・・・女になったんだ・・・」
彼女はほろりと涙をこぼす。だがそれは、痛みからではない。それまでの自分に対する決別。そして、これからの自分に対する、期待と不安。
だが、そんな彼女を、バアトルはそっと抱きしめた。
「案ずることはない。これからのお前は、決して一人ではないのだから。」
「バアトルさん・・・」
「今日は、目一杯お前を愛してやろう。」
バアトルの笑顔に、キャスは思わず顔を赤く染める。このような時であっても、とても素敵な笑顔。
彼女にはわかる。彼の亡き奥さんも、彼のこの笑顔に虜になってしまったのだ。
そして、あたしも・・・
そう思っていると、いきなり彼の男根が動いた。
「ひあっ!」
ピストンのように、前後にスライドしている男根。それは、この動きによって、射精を促す行為に他ならない。
キャスには信じられなかった。さっきはあれほど痛かったのに・・・そのスライドは、とても気持ちいいのだ。
「あふう・・・あああ・・・あああ!!!」
熱い己の膣を、バアトルの熱い肉棒でかき回される・・・それが、こんなにも気持ちがいいなんて・・・
だが、気持ちがいいのは、キャスだけではない。バアトルも、気持ちがいい。
「・・・はああ・・・あああ・・・キャス・・・あああ・・・」
バアトルはいつしか、彼女の名を呼ぶ。亡き妻の名ではなかった。
「はああ・・・あああ・・・んん・・・バアトル・・・さ・・・ん・・・」
お互いの身体を貪る快楽の中で、次第に意識が朦朧としてくる。
「ああああああっ!!!」
突如、彼女の目の前が真っ白になった。もう、何も考えられない。彼女には、何が何だかわからない。
全身をこみ上げる、ムズムズした快感・・・・・・その発信源は、彼女自身の膣と、バアトルの男根。
もっと彼と交わりあいたいという欲望が、次から次へと粘液を噴き出す。
そのまま彼女の身体は、高みへと登りつめて行く・・・・・・
そして、全てが、真っ白になる・・・・・・
「あ・・・あれ・・・あたし・・・」
再びキャスが眼を開けると、そこは元の部屋。
すぐ横に、バアトルが座っている。彼は胡座をかいて、紙で己の股間を拭いていた。
「キャス・・・・・・すまん。」
バアトルが一言、彼女に謝る。
「バアトルさん?どうして・・・謝るの?」
「実はその・・・・・・中に出してしまったのだ・・・」
申し訳なさそうにバアトルは頭を下げた。
まだ意識が朦朧としている。そのために、キャスがその事の重大さに気づくのには、少し時間がかかった。
ようやくそのことに気づくと、キャスはバアトルに抱きついて、そっと囁いた。
「バアトルさん、責任とってね♥」
そんな彼女を抱きしめながら、バアトルは心の中でひっそりと思った。
(カアラ・・・・・・すまん)
おしまい
バアトル。・゚・(ノД`)・゚・。なんか心に来た。GJ。
ダミアン氏GJ!!!
欲を言うなら次はキャス視点でロイとの絡み見たいなぁ…。
と、思ってたけどバアトルもやっぱいいキャラだなぁ…。
でもおこがましいけどやっぱロイ×キャスキボンヌ。
…くれくれでスマン…。
GJ!
いい漢だバアトル……剣魔並みの変貌だよこりゃ
久しぶりに来てみれば、一時期に勝るとも劣らない盛り上がりで嬉しいものが……けれど、みんな。
ティアサガのこと、時々でいいから思い出してあげてください。。。
というわけでティアサガが無くて寂しいので書き捨て御免。
カプはナルサス×エリシャ……マイナーなんてものじゃない('A`)
陵辱モノですので苦手な方はスルー推奨。
「ええぇぇっ! そ、そりゃ無いっすよ若様………」
グラナダ沖に浮かぶ海賊船、アシカ号の一室。
「るせぇんだよてめぇ! 海にぶち込まれて魚の餌にされないだけありがたいと思いやがれ!」
いかにもうんざりとした様子でくしゃくしゃの金髪をかき上げながら応えるは、この船の主。
私掠艦隊シーライオンの首領、ホームズその人だった。
今より一年ほど前、グラナダは度重なる帝国軍の攻撃についに耐え切れなくなり、ホームズはシーライオンを率いて
親友であるラゼリアのリュナン公子とその下の敗残兵を遥か西の島国ウエルトまで手引きすることとなった。
手引きと言えば聞こえは良いが、実際のところは殆ど敗走であった。人も物も、何もかも足りなかった。
しかし今では状況が違う。あの敗走からシーライオンはウエルト、サリア、レダを転戦し、
行く先々で様々な困難を乗り越え助力を得て、ついには帝国海軍に逆襲に出るまでに戦力を増やしていた。
故郷グラナダの奪還は近い。船上で着々と準備を整えていた時、ホームズは脱出してきたグラナダの民から帝国軍に関する情報を手に入れる。
「で、ですけど……ここじゃ挟み撃ちに遭うかも知れないじゃないですか……」
「お前がドジ踏まなけりゃそうはならねえよ」
その情報とは、帝国の将軍シオンの採る布陣についてのものであった。彼はどうやら副官のパイクに一隊を与え、グラナダの西門の外に待機させているらしい。
グラナダはかつて帝国軍の猛攻をかなりの間凌いだ堅城であり、陸戦で落とすまでにはかなりの痛手を被る恐れがある。
ホームズ達が海から攻めるには、港のあるグラナダの南側から攻め上がるしかない。
兵力の頭数に勝る帝国軍はホームズ達を待ち伏せ包囲攻撃を仕掛ける算段だろう。
ホームズ率いるシーライオンは西門を封鎖しパイク達を軍から分断することにした。勿論鍵や門は帝国の監視下にある。
鍵を奪えればいいのだが、敵に気付かれ作戦を悟られる恐れが大きい。
そこでホームズは、鍵開けの技に長けた俺に白羽の矢―――――門を封鎖する命令が下された。
「……だいたい、俺一人じゃあ門の警備してる帝国兵蹴散らすなんて無理ですって」
「心配すんな、お前一人で出来るなんて最初から思ってねえよ。何人か助っ人は回してやるから」
確かに俺はとある能力のお陰で、隠密行動に関しては右に出るものは居ない(ということになっている)
もっともそれがいつも幸いするとは限らなかったが。しかし鍵や錠前の扱いならばホームズ当人や少女盗賊のユニもこなせることだ。
そもそも今回の作戦は門を封鎖した後見つかることが前提になっている。当然戦闘になるだろう。
「本当ならお前みたいな奴はとうに簀巻きにして海に叩き落してるところだが……今度の働きが良ければ帳消しにしてやってもいい」
狭苦しい船の中の一室。咄嗟に扉の外をうかがえば、そこには既に手練れの剣士と戦士が控えていたりする。
いやそれ以前に少しでも妙な動きを見せればホームズが即座に俺を取り押さえに掛かるだろう。
きっと甲板に出てみれば、そこに広がるは輝く陽光眩しい大海原……逃げ場は、寸分たりとも無かった。
「……や、やりゃいーんでしょ、やりゃあ」
半ばヤケクソになって承諾した。確かに門に待機している帝国兵とパイク隊に挟み撃ちに遭うかもしれないが、
この洋上の密室に比べれば幾分生存確率も高いだろう。ホームズは、やると言ったらやる男だ。
「決まりだな。じゃあ後で作戦の動きを詰めに行くからな。……下手な気起こすんじゃねえぞ」
暴力を伴う圧力から(一時ではあるが)やっと解放され、俺は思わず脱力する。ぼやかずにはいられない、いられるかっ。
どうして自分はこんなにあちこちでこき使われなければならないのだろう。答えが返って来るはずなかった。
外に居たらしい茶髪の少年―――といっても俺より強いのだが―――の哀れみの視線さえ、今は痛かった。
どうやらここでうな垂れる盗賊崩れは、本人の意思とは関係無しに戦場に放り込まれる星の下に生まれてきてしまったようだ。
ああ、俺は二度と神なんか信じねえぞ、俺のささやかな願いのひとつだって叶えてくれないくせに、試練だけは吹っ掛けて。
「……で、私が呼びつけられたってわけ」
「は、はは、どうも……よろしく……」
「……なあホームズ、あいつ本当に大丈夫なのか?」
「土地勘と錠前の扱いだけは最低限信用してもいいんじゃねえか」
助っ人が来ても、俺の立場はあまり変わっていなかった。むしろ霞のように消えかかっているかも知れない。
存外すぐに部屋へ帰ってきたホームズ、その後ろに居る、銀髪の魔道士とくすんだ緑髪の勇者。
二人は俺のことをよく知らないようだったが、こっちの方はここまでの戦いで二人―――エリシャとアトロムの腕前をよく知っている。
「まあ精々頼んだよ、ナルサス。あんたがヘマすると僕ら敵の中で孤立しちゃうみたいだし」
いや、そりゃあんたらから見ればそこらの帝国兵なんか屁でもないだろうけどさ。
むしろお前の剣の方が怖い、怖いったらない。どさくさに紛れて逃げようとすれば……まずこっちに殺される。
そんな言葉が思わず出そうになって危うく口を閉じる。被害妄想だと思いたいが結局道案内なんでべったり。逃げられる望みはまたも砕かれてしまっていた。
「おーけー、でも戦闘はカンベン、俺って見た目の通りひ弱だからさ」
結局脱走は今は考えないことにした。全く俺ってば清清しいほどの変わり身の早さ。
そういうなし崩し的な展開に慣れてきてしまったのが少し悲しいけれど。行き倒れの美人を拾ってみれば実は男だったり、
船から逃げ出せば食べ物に困り、任務をこなせば救出対象に平手打ちを食らわされ………ああもう思い出すのは止めた。
海運都市グラナダの朝は早い。山間や平野の石造りの街で鶏が朝を告げる前に、海の人々の一日は始まる。
港町にとって漁業は大きな商売のひとつ。それこそ数え切れないほどの商人や漁師が金を品物を市場で転がしている。
しかし今日に限っては、太陽が昇って空気が目覚めても、グラナダの街は不自然なほどの静けさを湛えている。
帝国軍のシオン将軍はシーライオンの水際を諦める―――――それが大方の一致した意見だった。
本来、水上から攻めて来る敵は水際で迎撃するのが定石だ。けれどそれでは戦場自体が小さくなり、帝国の数を頼みとする戦いは出来ない。
グラナダを捨てての敗走はありえない。陸路はアルカナの砂漠が大きく横たわり、海路に関しては飛んで火に入るようなもの。
今まで沈めてきた軍艦との戦いを考えれば、帝国軍の海戦能力などたかだ知れたものだ。
「……しっかし、ここまで静かだとかえって薄気味悪いわね」
上陸、もう間も無く帝国軍と交戦になるかという時に、俺、アトロム、エリシャの三人は本隊を離れて別行動を開始した。
任務はひとつ。グラナダの西門を封鎖し、帝国軍のパイク隊を街の外へ追い出すこと。
「グラナダの連中も感付いたんだろうな……いつもなら皆とっくに目覚めて市場も終わろうかって所なのに」
見回りらしき帝国兵の下っ端、その隙を窺って裏路地を辿り西門を目指す。あまりのんびりしていられない。
偵察によればパイク達は何故か必要以上に西門から離れているが、合流されれば敵の中にたった三人で放り込まれてしまうのに変わりは無い。
「にしても結構入り組んでるんだなあ……この街は。それにこんなところにまで水路が引いてあるなんて」
アトロムが感動したようにひとり呟きを漏らす。そういえばブラードの周りは森と草原だった。南へ行けば海に出られるが、そこは砂浜。
港町と言えるものには一度か二度立ち寄ったマールやマルスぐらいしかないらしいが、水が生活に溶け込んでいるグラナダとは比べられるようなものじゃない。
ピリピリとした緊張感をかき分け、迷路のような街中をするりするり、猫のように駆け抜ける。
何ヶ月かぶりに舞い戻ってきた風景、記憶を手繰りながら気配を探る。帝国兵がこの街を占領していたのは一日二日じゃない。
もしや隠し通路もいくつかはバレているかも知れない。一度頭の中に思い浮かんでしまうと、もう迂闊なルートは採れなかった。
「まったく、思ったより監視もキツイんじゃねーのおい」
「他人事みたいに言わないでよ」
塀の陰に身を隠しながら思わず出た呟きを突っ込まれる。そりゃ、話は分かってはいるんだけどねえ。ただ、慌てたら負けだ。
どうやらアトロムも少し焦れてきているらしい。二人はシーライオンの主力格、戦闘は板に付いていても隠密行動には慣れていないのだろう。
「なあ、もうそろそろホームズ達は戦い始めてるんじゃないか?」
「早くしなさいよ! 何の為にここまで来たと思ってるの!」
「大声を出すなって……おいナルサス、そろそろ―――――」
「あーあ、まずいかなこりゃ……」
人の目に付くところはかなり上手く避けてきたが、ここばかりはどうしようもない。ついに俺達は西門を視界に捉えた。
隙間から覗いてみれば、弓兵と重歩兵が門の近くを警備しているのが見える。その時だった。
むにゅ。
……おい、何を意識してるんだ俺は。いや幻か?追い詰められて一瞬あの世を見たか? ……くそっ、もう前に気なんか向けてらんねーよ。
どうやら、その……おそらく俺の後ろから塀の隙間を覗こうと思ってるんだろうけどね。そ、それならそれでいい。
俺のが目線高くいから、肩に手かけて多分背伸びして視界に入れようとしてるんだよな。うん。で……くっつきすぎて、背中に当たってるんですが。
その、あれが。つまり感触が柔らかい………そう、明らかだ、疑いようが無い。あまり着込んでないからよく分かる。
「ほっとどぉーっぐ………」
こら、何を口走ってる俺。何か悪いものでも食べたのか?やばい、冷静になれ、俺ぐらいの美男子ならこのぐらい………
……なれないんだよな、困ったことに。おい、頼むから動くな、そっちに神経がいっちまうだろ(男の性だ、許してくれ………)
つーか後ろから息がかかってるっての、止めろっ…そこはちょっと弱いんだ…ううっ、堪えろ……頑張るんだ俺、さもなくば味方に抹殺されちまう。
「ちょっと、こんな狭いところでいつまでモタモタしてんの!」
「だ、だって帝国兵が思ったより多くて」
「遠距離魔法で気を逸らせば人数減るんじゃないかな」
「無理よ、メティオールどころかイビルサンダも持ってないもの」
432 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 04:03:23 ID:mux1XLgP
……あぶねっ……アトロムが流してくれなかったらやばかったかも、あんまり上手い言い訳じゃなかった。
それにしてもどうする? 俺だって魔道書が無ければ遠距離魔法は飛ばせないし、普通の魔法じゃどこから詠唱したか、一撃で全員仕留めない限り見られちまう……。
「……ああもう、じれったいったらないわね!!」
「うわっ、おま―――ちょっ――――」
一瞬耳を疑った。思わず漏れた声が空気に呑まれる。ざわり、と空気が震えているのが分かる。
精霊が集まってくる気配、魔法の使い手のみが紡ぎ出せる言霊。俺が気付いた時には、既に一流魔道士の早業が魔法を完成させていた。
「大いなる雷よ―――――!!」
「ホームズ……人選間違えただろ……」
アトロムのため息、狼狽する俺の声らしき音、そして殺気すら孕んでいた静寂。全ては、激しい稲光と雷鳴で一瞬にして吹き飛ばされた。
「なっ……こんなところにまで!!」
「敵襲だぞ! 敵―――――」
「遅いよアンタ」
アトロムのマスターソードが鎧の兵士を一閃二閃……いや、斬っていると言うより叩き割っているに近い。一撃必殺の烈風の技の真骨頂だ。
「まったく数ばっかりのくせに……ほらナルサス! あなたも手伝いなさいよ」
「ケンカは苦手なんだよ……」
と言いつつ俺もシャムシャールを抜いて応戦する。死にたかないさ、そりゃ。軽く兵士をいなし走り出す。顔を上げて西門を睨む。
向こうに見える門を梯子で登り、防衛用の仕掛けを鍵で動かして二重扉を落とす。そこまでしてしまえばそう簡単には破られないだろ。
「く、くそ、海賊め……っ!」
「邪魔よ、退きなさい」
それを阻もうと周りからやってくる敵を片っ端からエリシャが風で薙ぎ倒す。ったく、生きた心地がしねーぜ。
後ろからは閃光。前からは矢。止まったら潰される。耳をつんざく爆音、今度は弾幕のような雷が炸裂し石畳が砕け散る。
「何だ、あっちでも何か騒ぎが……」
アトロムの向いた方向にはまた帝国軍の新手、剣を構え斬りかかろうとするが、何やら不吉で耳障りな音がする。
丁度梯子に手をかけていた俺。とっさに視線を飛ばせば、古倉庫らしき建物がくぐもった軋みを上げていた。
「おおっ、ついに連中も動き出したか」
「ナ、ナルサスっ! これはいくらなんでもっ」
「しっかり逃げとけよ―――――」
まるで打ち合わせでもしていたかのように建物や荷車や馬車が横転し、巻き添えを食って帝国兵が倒れる。グラナダの住人の仕業だった。
見上げればそれに飽き足らず、今までの鬱憤を晴らさんばかりにゴミやら石やらを雨あられと投げつけている。
たまらず帝国兵の勇み足が止まった。もう上だけではない、それこそ当たるを幸いに物が飛んでくる。
「―――――ブレンサンダ!!」
物から身を守ろうと伏せれば今度はエリシャに容赦無く雷を叩き込まれる。
ホームズ達も街中に攻め入ったらしく、西門付近の戦況は一方的になった……までは良かったんだが。
「こ……こんなのってありかよ……」
俺は目を覆いたくなるような状況に見舞われていた。
門に登ったまでは良かったんだが、封鎖に使うはずだった扉の仕掛けが壊れていて、いくら弄ってもうんともすんとも言いやしない。
多分グラナダが帝国軍に攻め取られた時に壊れてそのままになっていたのだろう。
仕掛けは少しごちゃごちゃしているから、ただの軍人なんかにはそうそう手は出せない。
「くそっ!」
もう手段なんて選んでられない、外板をぶち破り内部に入り込んであっちこっちシャムシャールで力任せにぶっ叩く。
けれどただ空洞になっている内部に虚しく音が反響するだけだった。動けっ、動けよ、ここまで来てこんな最後なんてそれこそ勘弁だ。
「何モタモタしてんのよナルサス、早くしないと例の連中がうるさいわよ」
門の近くに戻ってきたらしいエリシャの声が耳に入る。一度ぶち破った外板から見渡せば、
もう既に外からはパイク達―――――帝国軍の別働隊が戦場の砂煙に巻かれるのがはっきり見えた。
「まずい、帝国軍が仕掛けを壊しちまったせいで扉が落とせないんだよ!」
「何だっておい、せっかくここまで漕ぎ着けたってのに………畜生っ、結局素通しだってのか!?」
アトロムが地団太踏んで悔しがる。…が、何故かパイク達は一向に動きを見せない。まだ遠目でイマイチ分からないが、どうやら騒ぎが起きているようだ。
ってもそんなのに構ってる時間は無い、とっととこっちを何とかしないと本気で命が危ない。
「……こうなったら、門を死守するしかないか……っ」
「冗談じゃないわよまったく……待って、要は通れなくさせればいいのよね……」
「な……何考えてるのさエリシャ……」
「ナルサスっ!!!」
「…はぁ?」
いきなり大声で呼ばれ振り向く。魔法の詠唱に声を使うからか、不思議に魔法使いの声はよく通る。
「―――――ちゃんと避けなさいよ」
「え………避けるって何を」
「我が友シルフよ!!」
途端に空中が歪み、何か像のようなものが形作られていく。背筋に悪寒が走ったような感覚……いや、紡ぎだされる風は紛れも無くその場の気温を急降下させていた。
「まさか……や、やめろっ、うぐわああああっっ!!」
殆ど本能の嗅ぎ付けた身の危険に従って宙に身を投げだす。同時に風音に紛れて聞こえてくる、冷厳な言葉のかけら。
「―――現世に降り立ちて舞い踊れ―――!!!」
「……まったく、信じられねえよあんたって奴は」
「いいじゃない、終わり良ければ全て良しって言うでしょ」
ダメだこりゃ。
反省の色どころかまるで“どこが悪いの?”とでも言いたげなのが声だけでも分かる。自覚が無いのかよ。
結局シーライオンがグラナダを奪還して戦は一区切り付いた。あの後アトロムにはゴタゴタがあったが、それはまた別の話。
「にしても、門ぶっ壊して無理やり通れなくするなんて普通頭で考えてもやらないぜ?」
「誰もがやるようなことばかりやってたって戦いには勝てないわよ」
「ごもっとも……と言うべきか……?」
西門が閉められないと分かると、エリシャはすぐに風の最強魔法シルフィードをぶっ放してきた。
俺は何とか持ち前の逃げ足の速さで門から飛び降りて脱出したが、もし一瞬でも出遅れていたらと思うとぞっとする。
何故って、盗賊の勘で咄嗟に受身を取った俺の目に入った光景こそ、誰も頭の中でだって考えないような代物だったからだ。
当たり前だが普通は目に見えない風、それが何故か薄い水色で目に見えていて、それに絡め取られた石やらレンガやら鋼やらがぐしゃぐしゃに砕かれ潰されていく。
音が何にも聞こえないのが更に恐ろしい。俺が力任せに叩いて回ってびくともしなかった仕掛け……だった歯車やら棒らしき鉄が、
紙細工のようにバラバラにされて見えなくなっていく。風が収まると、変にあちこち歪んだ鉄の扉が落ちて、その音は自分が殴られたかと思うほど響いていた。
あの時の俺には死神の前の断末魔が思い浮かべられた。そして今の俺は何の縁か、その死神と酒場で席を並べていた。
“いいの? そんなところでフラフラしてると今度こそホームズに腕の二三本へし折られるわよ”
そうそう、戦いが終わってお祭り騒ぎの住人たちの中、ひとりで酒場に居たところに声をかけられたんだっけ。
“若は今、親父さん……提督と久しぶりの喧嘩でもしてるから心配ねえさ。あの二人は合う度に憎まれ口を叩き合うような親子だから”
あの時俺は、軽く笑い飛ばそうとしていたのだ。だが、
“親子、か……”
そう呟いた横顔に思わず見入ってしまう。
エリシャ。世間から見ればまだ大人ではないかもしれないが、最近ガキがやたら増えたシーライオンの女軍団の中では、姉みたいな存在らしい。
“そういえば、あんた家族は?”
いつの間にやら隣に座っていた。違っていた、凄まじく……。
少なくとも、戦場であれだけの活躍(というか破壊)をするとは到底思わせないような顔つき――実際に現場を見なければの話だったが。だから俺は違う。
“残念、だーれも残っちゃ居ないよ。親父は顔も知らねーし、母さんも俺がガキの頃流行り病で死んじまった。
その知り合いに引き取られたんだが、まーさか海賊船に乗り込む羽目になるとは思わなかったぞ。
……で、そう言うエリシャは? 年頃の娘が海賊船に揺られてるなんて、心配してるかも――”
“いないわ。……私も同じようなものよ。ただ、引き取られたのは神殿だったけどね”
“……そうか……悪かった”
“そう言うならちょっとぐらい奢ってよ。大体あんたが扉を落とせなかったからわたしが門ぶち壊さなきゃならなかったのよ?
ホームズが聞いたら何て言うかしらね……”
“げっ……そーいうことだったのか……”
ああそうだ、それで俺は脅されて強制的に奢らされてるんだっけ。
さらさらした銀髪を弄りながらエリシャが杯を運ぶ。畜生、人の金だと思って、飲むペースが速いっての。
「それにしても、あんたに密偵の心得があるとは知らなかったわ。いつもへらへらふにゃふにゃしてるだけの弱腰男だと思ってたから驚いた」
「ちょ、ちょっと……へらへらふにゃふにゃは無いでしょ……これでもウエルト解放の功労者なんだけど」
「うーん……まあむしろそのぐらいの箔が無ければ、あんたはここに居られないんじゃなくって?」
「……ぐさっ……」
手加減無しの攻撃。棘があるとかそーいう次元じゃねえだろこれは。そして非情にも追撃が続く。
「いつも戦闘はサボってるみたいだし」
「痛いのは嫌なんだよ……」
「甘ったれ過ぎ、こんなかよわい女の子だって戦ってるのに」
「自分でかよわいって言うか……それ以前に明らかにお前俺より強いじゃん」
「そういう問題じゃないの」
ささやかな反撃もピシャリと叩き落される。ああ、改めて間近で見ると酔いのせいか潤み気味の瞳とか組んだ脚とか色っぽいなと思っても、
それで警戒心が緩んだところに棘を撃ち込んでくる。刺さる。ああ、ココロが痛い。
額にかかる銀髪が、酒場の少し弱い灯りに微かに光を返す。そんな物悲しげな表情を作っても、言葉から滲み出る毒を抜こうとは思わないのな。
またしばらく杯を呷っていると、口調が愚痴っぽくなってきた。悪酔いする性質なのか?
「……まったく、皆子供かバカばっかり、付き合わされる方が可哀相よ」
「そうでもねーんじゃないの」
「……何が」
「バカはともかく、子供は悪くないと思うけどね。何にせよ子供の内は子供のままの方が良いんだって」
誰のことを言ってるのやら、頭がくらくらして話もよく分かんなくなってくる。或いは思い浮かべた誰でもないのかも知れない。
例えばエリシャや俺の記憶が、酔いで箍(たが)が外れて流れ出してるとか。水漏れ樽そのまんま。
「子供のまま図体だけでかくなっちゃったどうしようもない奴のことよ、私だったらやってられないわ」
「そりゃたまんねえな……だが、大人は大人でどうしようもないことだって、あるんだろうさ」
「言われなくったって分かってるわよ」
追加して、と呻くような声で聞こえてくる。酒場のマスターはじろりと俺を見た。あまり飲み食いで金を払わないので信用されてないようだ。
仕方ないのである程度前払いしておく。一年ぶりに帰って来たってのに、肩身が狭いったらありゃしない。
けれど思わず出て来そうになったため息は麦酒に流して呑み込む。酒の席にため息は相応しくない。……たとえ懐が寂しくなっていても。
それからもつらつらと、時々叫ぶようにエリシャは話を続けた。昼間の戦闘のせいか、仕草にほんの少しずつ疲れたような様子が見えても、まだ、まだ、ずっと。
口から出ているのは怒りの形をした嘆きかも知れない。だが迂闊に慰めようなんて思えば、きっと喩えじゃなしに雷が飛んでくる。
抜き差しならない時以外は、慰めなんて、良くて気休め。悪ければ気分を逆撫でするだけ。
そんなことを思うと同時に、エリシャの身体に目を向けてしまう俺が居る。今は隙が多くなってるからそれほどじろじろと眺めても咎められない。
大体、その魔道士の格好は男の目を引かずにはいられないだろうというものだ。
……ただの言い訳という気がしなくもないが、ともかくエリシャは間違いなく美人の域に入る。美男子が思うのだからそうだろう。
我ながら変な理屈だが、その答えは隣の席で蒸留酒に唇をつけている。
綺麗だ。
海面の照り返しの強い船上にいるとは思えない白い肌。いつもより熱を持っているのが目だけでも分かる。
だらしない酔いの様がますます目立つ。若草色のローブは、それを覆い隠すには露出が多過ぎるようだ。まるで戦場とは別人。
まあ、いつ矢や魔法が飛んでくるか分からないそこで悠長に人の細かいところまで目を届くわけないんだが。
だからこそイメージと違って、ギャップが強く浮き出てくる。
欲情、してるのかねぇ……。
また心の呟き。けれど、今ここで二人、酒を呑んでいる理由、というかきっかけを忘れられるほど、おめでたくはなれない。
今、一瞬でも魅入られたことは、出来れば酔いのせいにして片付けて置きたかった。
頭の中から振り払わないと思って、激しく頭を振りそうになって止めた。上のほうがぼやけて、熱い。
ごとり、とエリシャが杯を取り落とした。
「おいおい……エリシャ、大丈夫か?」
「……失礼ねっ……あんたに心配される筋合いなんか……」
「いや、もう幾らかお前に関する心配事が見つかったんだが」
「ケチね、人の奢りで呑んで何が悪いのよ」
「じゃなくてもっと別のだな……ああ、でも全然的外れってわけでもねーけど」
ちょっと自分の手持ちが心配になったというのは本当だ。けれど悟られては不味い。
少しでもそんな素振りを見せようものなら、もれなくさらにヘソを曲げた酔っ払いの相手をしなければならなくなるわけで。
「……ん……確かに呑み過ぎたかしら……あれ……っ」
「おいおい、千鳥足になってから気付くなって。マスター、お愛想お願い」
「あんたがツケ以外で飲み食いするなんて珍しいな」
「余計なこと言うなよ」
「へいへい」
「……じゃあ、精精お言葉に甘えるとするわ」
「まだ何も言ってな……まー……いいさ」
やや乱れた銀髪を揺らしながら歩く背中。それを横目に見ながら支払いを済ませる。
エリシャの覚束ない足元が目に入り、今度こそ俺の口からはため息が出た。
「ほうら、たったあれくらいしか呑んでないんだから大丈夫よ、ほらほら、私ちゃんと歩けてるでしょ」
「おいおい、暗いんだからあまりフラフラするな。勢い余って水路にでも落ちたら笑い話にもなんねーぞ。少しは大人しく……」
「はいはい分かってる分かってるって」
さっきからずっとこの調子だ。戦場での凛とした姿はどこへやら。夜風に当たってますます酔いが酷くなってる気さえする。
「分かってる……わきゃ、ないよな……」
いっそわざと水路に突き落として酔いを醒まさせるか?
……いや、そんなことをしようものなら雷の一発や二発で済まないだろう。まだ、今の方が肉体のダメージは少ない。
とっととこの大荷物を部屋にぶち込まないと、俺が付いていけなくなる。そんなことを考えていた矢先、
「まったく、心配性なんだか――――きゃああああぁっ!!」
「ああ言わんこっちゃねえ!」
咄嗟にエリシャの腕を掴んで引き寄せる。つい強くやり過ぎたせいかエリシャは俺に身体を預ける姿勢になって、
自然その柔らかい肌の感触とかくるわけで。そりゃもう殆どダイレクトに。
「……ナルサス……もしかして、本気にした?」
「……え」
不意に顔の下から声が聞こえてきた。
「こんな、平らなところで滑る訳無いでしょ」
「お……お前、まさかわざと……」
「気付くの、遅い」
酒臭い息が鼻を突いた。俺も人のこと言えた立場ではないが。
完全にエリシャに遊ばれてると意識が認めた時、流石に頭にくるものがあった。この舐めた女が酷く気に触った。
「悪ふざけはほどほどにしておけよ」
もう遅いがな、と心の中で付け足した。これからのことを思い浮かべると、不意に昼間の胸の感触が甦る。
それだけで少し昂ぶる俺がいた。
「改めて見ると凄いわねこの館も。ステンドグラスとか随分凝ってるし」
俺達シーライオンに宛がわれたグラナダの迎賓館――本来他所の接待に使う場所だからそういう意味では今は役目を果たしていないが――は、
前にも増して豪華な装いを月夜に晒していた。戦いが終わった夜だ、そう遅くまで騒いでる連中は皆街に繰り出している。
「私掠だけじゃなく、商船の護衛から貿易自体まで手広くこなすからな。あとは造船もだったか。
船乗りが金を落としていったり……提督も若も派手なのは好かないが、お偉いさんとか泊める所だから街の奴らが見栄張ってるんだろーな。
ところで、お前自分の部屋覚えてるか?」
「あっ……いっけない、どこだったっけ……」
「そのぐらい覚えておけって……こっちだよ、こっち」
玄関を入り広い、船とは違って廊下を行く。いつもは人の気配の絶えない館も、今は凪のように静まり返っている。
そして俺はある扉の前に立った。
「ほら、ここだよ。やっぱり俺が居なかったら自分の部屋にも帰れなかったじゃねえか」
「あんたがこんなに呑ませなきゃ、こうはならなかったわよ」
「自分で奢らせといて、減らない口だな」
扉に備え付けられた鍵穴に挑む。盗賊の俺には子供騙しみたいなものだった。数呼吸かの内に鍵が落ちる。
「いいのよ魔道士なんだから、口は回していくらのものよ。それじゃあおやすみね、ナルサス」
「つれねーな、ちょっと待てよ」
扉の中に消えかける姿を、俺は掴んだ。すぐに中に入り込み後ろ手で扉を閉める。蝶番の音とともに俺はエリシャに迫る。
「ちょっと、何人の部屋に勝手に入ってんの」
「本当にここ、お前の部屋だか分かるか? お前はグラナダの迎賓館の中なんて入ったこと無いだろ」
まだ怪しい足取りで後ずさりするエリシャが何かに引っ掛かった。何かが崩れる音が物々しく響き、たまらずもんどりうって後ろに倒れる。
「ここは造船用の資材置き場だ、足元気を付けろ……って、もう遅かったか」
「……一体何の冗談よ」
「冗談じゃねーって」
倒れたままのエリシャを見下ろして、言った。それだけで何やら背筋がゾクゾクとする。
普段が普段なだけに弱弱しさが新鮮だ。
「俺さ、酒場でお前が心配っつったろ、教えてやろうか。こんな、男を煽る格好のくせにお前は無防備過ぎるんだ。
何も考えず呑んだくれた挙句、また何も考えずにノコノコ付いてきたから、こんなへらへらふにゃふにゃの俺に犯られちまうのさ」
「なっ……! こ、こんなことして、後でただで済むと思ってるの……?」
「別に。俺、逃げるのは得意だし。それに今は後の事なんかどーでも」
エリシャの細い身体の上に覆いかぶさる。振り払おうと飛んできた掌を手首を押さえて封じる。
いくら強いといっても丸腰の魔道士。剣を使う俺に素手で敵うわけが無い。
「いやッ、この……離しなさいっ」
「気付くの遅いって台詞、そっくり返してやるよ。せいぜい楽しもうぜ」
子供がいやいやをするように振られる首。長い銀髪の纏わりついたまま舌を這わせる。既に酔っていて火照った肌を溶かすように。
鎖骨の辺りに下って唇で痕を残していく。その度に身を捩って抵抗する様が優越感を煽った。
「あくっ……この、この……やめなさ……うくっ……」
「ま、すぐに善くなるよきっと」
眩しいほどの艶を持つ肌は上等の商売女さえ足元にも及ばない。何よりこんな反応は貰えない。楽しくてしょうがない。
むわっと鼻に広がる匂いはキツイ酒のものだったが、いつもと違って不快ではない。相手が変わるだけでこうもはまるものか。
若草色のローブは案外しつこく抵抗したが、その上からでもあの胸の感触は楽しめる。
丁度手に収まるほどのふくらみをいびつに歪ませると、エリシャは苦しげに息を吐いた。
この俺があの化け物女を追い詰めている。一瞬シルフィードの悪夢のような光景が浮かんだが慌てて打ち消した。ええい俺の馬鹿、もう後戻りなど出来るか。
ローブの留め金を外す。手先の器用さならそうそう遅れは取らない。丸見えになった胸は軽く上下していて、貼り付けられたように目が離せない。
「い、いやぁっ……見ないで……!」
それは無理な話ってものだろ? お前も女なら分からないはずが無いだろうしな。
形の良い乳は揉み心地も最高だ。まして生なら吸い付くような肌も味わえる。ああ、いつかの街中での感動もこれに比べればちっぽけなものだ。
あれはあれで悪くはないが。
一頻り揉みしだいた後、今までわざと避けていた乳首を指でくりくりと弄ってやる。少し色味の薄い乳輪の上を滑らせる。
唇を噛んで耐える様子がまた、いい。
「んはぁ……」
指で胸の相手をしつつ鎖骨に不意打ち、さらに首筋にかけて追撃。うっすらと浮かび始めた汗と一緒にエリシャの肌をべとべとに濡らす。
ほうら、油断してただろ、声が出ちまってる。身体は正直だ、本当に。
エリシャの身体を横に抱え直し、攻めの手管を変えていく。耳たぶを甘噛みしながら指を口の中に潜り込ませる。
生暖かい弾力は肌よりも強く逆らってくる。耳から離れててらてらと光る首筋に息を吹きかけると、それだけでびくりと反応する。
変われば変わるものだな。
「あっ……くぅん……ぃあっ、ひんっ……」
指――エリシャの唾にまみれて糸を引くそれ――をはだけたローブから見える乳首に寄せる。
纏わり付いた唾を塗り込んでやるように、やや弱い灯りに包まれたそこはぷっくりと立っていて、まるでその様を見せ付けているようだった。
「まんざらでもなさそうだな」
「何よっ……わ、私はこんなのっ……きゃあんッ……!」
今まで力を込めずに遊んでいた胸をぎゅっと掴む。いきなりの強い刺激に面白いほど声を上げる。
中々いい声で鳴く。普段の声音とどことなく似通うのが、たまらない。もっと聞かせろよ――
「あぁ、ぃいっ、やっ、だめぇっ……」
深いスリット。まるでそれが使い道なんじゃないかと思うぐらい簡単にその場所に指で進入し、くにくにと痛ぶる。
盛り上がってきたみたいだし、そろそろ手加減しなくてもいいだろ。
「随分びちょびちょに濡らしてるなあ、お前はそんなに好きなのか?」
女のヒダの入り口をするするなぞる。長い髪が散らばって、鼻に女の匂いが乗り込んでくる。
「認めちまえよ」
ぴったりと張り付いていて形を浮き上がらせている下着。指をかけてゆっくりと外す。篭った熱に取り巻かれる。
「楽に、なるぞ」
「やめ、やめてっ……私は……わたしは……」
肉芽を探り当て、指と指で摘む。
「ぃいいああああっ!!」
擦り合わせる。
「はぅあっ、あ、あ、くぁあん!!」
割れ目に指を突っ込む。深く。鋭く。
「ひんっ、いやっ、ああああぁぁあっっ!!」
激しく、もっと、もっと、
「お前は男に自分の身体のそこかしこを撫で回されて、よがって、上から下から漏らしてぐちょぐちょ音出してる女なんだよ」
背中が波立っている。目はもう明後日を向き、震えが激しくなった。
「全く、お前って奴は」
力が、抜けた。
色々なところが砕けて力の入っていないエリシャ。脚を大きく開かせ、肉芽を指で弾く。反応が無きゃ、つまらないよな。
「きゃんっ……」
「起きろよ、まだ終わらねーぞ」
青い瞳はまだ焦点が合ってない。素面の時なら良い間抜け面だったろうが、今は確実に男を誘っていた。
初めて、エリシャを可愛いと思った。白く滑らかな太腿をもう一度押し開き、女の部分がよく見えるようにする。
薄い銀の草むらは申し訳ぐらいにしかその割れ目を隠せていない。
「はぁん、あん、あ、んあっ」
舌で舐め上げる。唇で挟む。鼻を摺り寄せる。わざと大きな音を立てて汁を啜る。エリシャの耳にも入ってるはず。
攻めを指に切り替え、割れ目の中の熱いところを爪先で引っ掻く。
「美味いぞ……お前の味は、なあ」
犬のようにエリシャを貪る。いや、もう俺もエリシャも人じゃなくなっているのか。こんな獣染みた声出して。
俺はそろそろ我慢の限界だった、下を緩め、肉棒を開放する。
「お前は、いい女だよ、エリシャ」
散々舌で口で指で弄んだ割れ目に宛がう。エリシャは何か言いかけたのか口を開けている。でも、どうせ開けるならまた善い声で鳴いてもらおう。
「んぁ、ふあっ……いんっ……ああっ……」
足元のおぼつかないエリシャを無理矢理立たせ、壁を背にした俺に尻を突き出させる。
その両手首を掴みながら狙いを定めゆっくり差し込んで行く。指のときよりも生々しく絡みついてくる肉ヒダは、今までのどんな女にも叶わなかった。
俺が、あの、あのエリシャを犯してる。散らばった銀髪が躍る、突き込む度に背中を反らせ、甘い声を恥ずかしげもなく出させている。
肉と肉がぶつかり合う。善い、善過ぎる。
「く……エリシャっ……凄いぞ、ははっ……いいだろぉ……」
「だ、だめっ……あっ、いあ、やあ、あんっ、ああん!」
手首を後ろから引っ張ってやると、立つことも倒れることも出来ず激しく頭を振る。
手首の次は胸、前に倒れかけるエリシャを引き戻しつつ乳を激しく揉む。悶える。喘ぐ。全てが俺のものだ。
「あ、ああっ、んっ、ひぅっ……あああああっっ!!」
速く、強く、深く、激しく、そうすればもっと、気持ち良い……
「く……う……あっ……ぃぃ……」
こみ上げてくる射精感に、ますます腰を突き動かす。果てない快感。けれどもうすぐ、終わりが来る。亀頭が子宮に当たる。火花が散る。もう、駄目だ。
「くっ……」
肉棒を一気に引き抜くと、骨が抜けたように倒れるエリシャの顔に向けて俺は子種を放った。
汚れていくその表情はどうしようもなくいやらしく、綺麗だった。
「何やってるんだろうな、俺」
自分で汚したエリシャの肌を適当に濡らした布で拭いながら、つい独り言が漏れてしまう。
犯した女なんか捨て置いちまえば良いのに。大体、今更何事も無かったように取り繕うなんて無理がある。
「……このまま部屋に運んで、全部夢だったことにしちまうか……?」
まあ、エリシャだって俺に犯されたことは隠そうとするだろうし、ざっと見て分からなければ――
「それは、無理ね」
「――え」
不意の声。すぐそばには蕩ける様な笑顔。なのに、どうして……寒気が?
……彼の運命は、雷神のみぞ知る。
※一部本編の設定と食い違う箇所があったことをお詫びします。
連投規制なんて、嫌いだっ(#゚Д゚)
GJ!久々にティアサガ物みれたぜ。
次はメルヘン海賊団と性女レネ姉さんとか
鬼畜公子がエンテを調教するやつでお願いしまつ
ふたなりラケシスたんが軍内の女性全員をコマしていくようなSSが読みたいです。
ふたなりじゃなくても可。
レズレイプものキボン。
エリウッド「復ッ活ッ
ニニアン復活ッ! ニニアン復活ッ! ニニアン復活ッ!
ニニアン復活ッ! ニニアン復活ッ! ニニアン復活ッ!」
ニニアン「止めてぇ・・・竜を止めてぇ・・・」
寸語彙マイナーだが、レイリアがマナにちょっかい出すネタを唐突に思いついた。
そして天啓のごとくディムナ×ユリアという凄まじいネタを思いついた・・・。
そりゃこの平民イザーク兄弟がスキデスケドネ・・・。
寸語彙って一瞬何の語彙なんだ? なんて思っちまったじゃないか(`・ω・´)
>エリシャ陵辱
もうGJなんてモンじゃないです
エリシャの美味さを初めて知った気がする。ゴチです
>>444 ふたなりは苦手だが、ラケシス攻めのレズは見て(読んで)みたいな。
というか、
>>444自身で書いてみたらどうなんだ?
ある程度は構想とか出来てるだろ
魔力を物質化させて、張り型とかバイブとかできないものですかね?
3日目昼でクラリーネがライブの杖使ってティトを責めてましたが
>>446 すみません、サクラ大戦はSSとDCのをやってますがグロや猟奇は苦手なんです
封印ロイ×キャスを投下します
盗賊娘はお姫様の夢を見るか
戦い終わって、ある平和な日。
「……んにゅー?」
ぐっすり眠っていたロイは奇妙な感覚がして目が覚めました。
「は、はにゃー。ふにゃー」
腰がふわふわ浮いて自然にガクガクと振られている。
そして股間にあるモノが熱いナニかに包まれ、ねっとりと湿っている。
「はいー?」
寝惚けた目が焦点を結び実像を浮かび上がらせる。
股間を見るとオレンジの髪が見えた。その大雑把に結んだ髪が揺れている。
そしてひっそりと膨らんだ貧弱な胸。裸の少女がそこにいた。
「……んんぅ」
ちゅ、ちゅと淫らな音が響き、ロイは下半身からの刺激に顔を喘がせる。
まるで天国にいるようなふわふわ浮かぶような快楽。熱い刺激に包まれたモノはビンビンに反り返り、
口の中で限界まで膨張していた。
そう、誰かの口の中でちんこが咥えられていたのだ。
ベッドで寝ているロイは裸だった。それはいい。裸で寝たのだから。
しかしちんこをしゃぶっている少女はここにはいないはずだ。少女はロイの知っている人物。
「……キャス!?」
「ひゃーい。おひゃよー」
モノを咥えたままキャスが何か言う。その舌の動きがダイレクトにモノに伝わり、
刺激となって下半身から脳髄に駆け上がった。
「はあぁうぅ! ……モノを口に入れながらしゃべっちゃいけません」
行儀の悪い盗賊娘に赤い顔で喘ぎながらロイは説教するが、キャスは上目遣いでニヤッと笑みを返した。
「ひょひょひょーい」
もごもごとキャスが口を動かすと、その中で敏感なソーセージが舌で転がされ、歯でこすられ、
ビリリッと甘い衝動をもたらし、ロイの腰は自然に浮かび上がる。
「うあっ……! はぁん……」
思わず甘い声で喘ぐロイを上目で確認し、キャスの目はさらにニヤーと笑っていた。
「だ、だめだよぉ……。こんな、こんな」
「んんにゅー」
キャスのしなやかな指が、きゅっと股間の根元のたまたまを掴む。
「も、もうだめぇ……」
それがとどめとなったのか。金玉袋を掴まれたロイは、ばっと腰を高く浮かび上がらせ、そして果てた。
「んっ……」
キャスの口に濃い粘液が注がれ、それをぐっと飲もうとする。
だが粘液はすぐに濁流となって流れ込み、喉がつまり思わず口から放り出してしまった。
「……んっ…げほっ」
小さく咳き込むキャスの髪に顔に、なおも精液は降り注ぐ。キャスはそれを避けようともせず、
うっとりした目付きで浴びた。
「……キャ、キャス?」
ようやく出し終わってすっきりしたか、ロイは身を起こして、
「どうしてここに? 何しに?」
ニィ、とキャスは白い液が付着した口元を歪め、、
「あたしは怪盗よ。怪盗は神出鬼没なの」
思い出した。少女は一匹狼の盗賊だ。ということは、
「何か盗みに来たの?」
至って平静にロイは聞いてみる。
「もう頂いたわよ」
「えっ?」
キャスは口元の粘液をぺろっと舐めると、
「ロイのミ・ル・ク♪」
それから苦そうに顔をしかめる。
「あっ……」
「ふふ。さっきのロイかわいったよ」
ロイの喘ぎ顔を思い出し、キャスは笑い、ロイは赤くなる。
「じゃあね。そろそろ恋人さんたちも起きそうだし」
ここはロイの寝室。ベッドには恋人のリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーが寝ている。
もちろん全員裸だ。
ロイは思い出したようにどっと疲労を感じる。ここにいる全員を相手にして、さらにキャスにも吸い取られたのだ。
しかし―
ベッドから離れた裸のキャスの背中を見て、また腰がむずむずと反応してしまう。
薄暗闇の向こう、きゅっと引き締まったお尻と細い脚はいかにも美味しそう。
「またね王子様。今度もサービスしてあげるから」
窓に腰掛けたキャスは、ウィンクするとさっと飛び降りた。全裸で。
「キャス!?」
一瞬ドキッと心臓が高鳴ったが、彼女が盗賊である事を思い出す。
「また、か」
呟くとロイは、目を覚まして身を起こす恋人達を見回した。
さっきキャスに抜いてもらったばかりだというのに、もう回復している。
この朝立ちはリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーの誰に抜いてもらおう。
どうでもいいがすごく大きなベッド。
それから数日後。
一通の手紙がロイの元に舞い込む。
『暑中お見舞い申し上げます。
おまえの恋人は預かりました。
返してほしければひとりでリキア山地の三丁目の崖まで来てください。
来ない場合は女は犯して妊娠させます。
かしこ 』
手紙の内容はそれだけだった。
「恋人?」
首を捻ってロイは周囲を見る。
リリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スー。恋人は全員揃っている。
では誰の事だろう?
「まあいい。行けば分かる」
最近、日々の交尾に追われ疲れが溜まっていたところだ。ひとりで羽を伸ばすのもいいだろう。
心配するリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーに見送られ、
ロイはひとりで指定の場所に向かうことにする。
そして到着。
岩だらけの山岳地帯、崖のすぐ近くに彼女達は待ち構えていました。
十数名ほどの武装した女たち。魔道士やシスター風の姿も見られる。
驚いた事に全員女性だった。腰の曲がった白髪の老婆からうら若い少女まで揃っている。
女だらけの盗賊団といったところだろうか。
その女性達に囲まれ、縄でぐるぐる巻きにされたキャスがいた。口には猿轡を噛まされ、
ロイを見ると何やら「んーんー」と唸っている。
この前と違いちゃんと服は着ている。その着衣に乱れはない。
乱暴されたり辱められたり犯されたりレイプされたり陵辱されたり強姦されたりはされていないようだ。
よかったよかった。
ということは手紙にあった『恋人』というのはキャスのことだろうか。とんんだ勘違いをしたもんだ。
「よく……ひとりで来たね」
リーダーらしい大柄の女戦士が涼しい声で言う。大きな斧を担ぎ、盛り上がる筋肉は男にも引けは取らない。
「手紙にひとりで来いと書いてあったから」
そして転がるキャスに目を向けて、
「約束どおりその子を返してもらうよ」
恋人というわけではないが、さりとてキャスを見捨てることも出来ない。
「ああ、いいよ。ただし」
女リーダーは斧をガツンと地面に突き立て、
「あの世でゆっくり仲良くするんだな」
それが合図か、ずらっと盗賊女たちは左右に広がりロイを取り囲む。
ロイは微動だにせず、周囲の女性達を見回した。
彼女達は口々に好き勝手に喋っている。
「ねぇねぇ。あの人殺せばお肉食べられるの」
「ああ。みんな飢え死にしなくてすむんだよ」
「わーい。にくー、にくー」
「……待っててねみんな。もうすぐ食べ物持ってこれるから」
「うん。みんなの命がかかってるからね」
向こうにも事情があるのだろうか。ロイは試しに言ってみた。
「あー。お金や食料を渡すからそれで許してもらえないかな?」
「はっ。そんな手にひっかかるもんかい」
交渉はいきなり決裂した。
ならば後は殺しあうだけ。
ふぅとため息を吐き、ロイは両手で二本の剣を構える。
右手に封印の剣、左手には烈火の剣デュランダル。烈火の剣は大降りの両手剣だが、
今のロイはそれを片手で危なげなく持っていた。
そして二本の剣が宙に跳び、柄が合体! ダブルソードとなる!
ツインエッジ烈火封印の剣!
*ツインエッジ烈火封印の剣は玩具オリジナルです。
(DX封印の剣とDX烈火の剣は別売りです)
「そんなこけおどし!」
炎を放つ双刃剣を持ったロイに四方八方から剣や斧を手にした女盗賊が迫り、
後方からは少女魔道士がフャイアー、シャーマンの老婆がミィルを撃って支援。
さらに杖を持ったシスターの少女が待機している。
しかし魔法も刃も当たらなければどうということはない。
紙一重でファイアーとミィルをかわし、反撃のツインエッジ烈火封印の剣遠距離斬りで魔道士とシャーマンを瞬殺。
続いて飛び込んできた女盗賊の剣をいとも容易く受け止め、背後からの斧の一撃を剣を背中に回して受け止める。
背中にも目が付いている様な動きに相手の動きが止まる。
戦場で動きを止めるのは死を意味していた。
くるくるとバトンを回転させるようにツインエッジ烈火封印の剣を振り回すと、
ロイの周囲に血飛沫が飛ぶ。
ロイの手にはしっかりと血肉を切り裂く感触が手応えとなって伝わってくる。
ただ闇雲に振り回してるわけではなく、四方八方から迫る女盗賊の動きを目と気配で察し、
そして最小限の動きで振り回す刃に巻き込む。
わずか一瞬で、ロイの周囲には女達の屍が築かれ血の海となる。
生き残ったのはボスとシスターの少女のみ。そのシスターの少女は、涙目で必死になってライブの杖をかかげていた。
「お願い……治って…治ってよぉ」
ぽろぽろと涙がこぼれ、何度も何度も杖をかかげる。だが一向に効果は無かった。
無理も無い。シスターが杖を掲げているのは首から上が欠けている死体だった。
「おきて……おきてよぉ……」
気付いているのかいないのか、首無しの死体に向かってシスターの少女はライブの杖を使い続ける。
やがて杖が壊れ、それでも少女は壊れた杖を掲げていた。
「……あ、あれ? 杖……こわれちゃった」
虚ろな目でぽつりと呟き、少女は首無しの死体を抱えて胸に抱く。血で汚れるのも構わず。
「ねぇ……。もう帰ろうよ。お家帰って……またみんなでごはん食べよう。
うん、みんな待ってるよ。ねえ。
……だから起きてよぉ。目あけてよぉ」
どんなに呼びかけても首無しの死体は目を開けない。頭が無いから」
そのシスターの少女の前に頭が差し出される。首から下の無い頭。その目は無念そうに宙を睨んでいた。
差し出したのはロイだ。
「あっ。ありがとう」
虚ろな声で頭を受け取ると、シスターの少女は頭と胴体の千切れた首を合わせる。
「ほら。これでいいでしょう。ねえ。起きてってたらぁ」
シスター少女が手を離すと、頭は地に落ちごろんと転がった。
「あれ……? おかしいな。なんで頭が飛んでっちゃうの? すごいね」
虚ろに呟く少女の頭上で炎が燃え上がる。ツインエッジ烈火封印の剣の炎。
「あ……」
見上げた少女は虚ろな目で剣を掲げるロイを見た。そしてその場に跪き、胸の前で両手を合わせて目を閉じる。
まるで祈りを捧げているかのように。
そしてロイは剣を振り下ろし、シスターの少女の首が転がる。その頭は少女が癒しをかけていた仲間の首の隣で止まり、二つの首は寄り添うように並んでいた。
あとは女ボスのみ。
そして追い詰められた賊のする事はいつも一つ。
「ま、待ちな。こいつの命はないよ」
近寄るロイに対し、崖のすぐ側で、縄で縛られたキャスを小脇に抱え、女盗賊のボスは斧を突きつける。
「殺せよ」
「……は?」
「殺すんだろ。さっさと殺せ」
「……な、なにを……」
その言葉が最後まで出る事は無かった。
首が切り裂かれ、ひゅーと空気が漏れる音がする。
躊躇した一瞬で間合いを詰め、斬ったのだ。
迷いのないロイだからこその俊足。
「ぼくたちはプロだ。そこらのゴロツキとは違う」
そしてロイは淡々と告げる。
「頭の中で殺すと思った瞬間にはっ!
すでに相手を殺し終わってる時だ」
その言葉が終わらぬ内に、正面から突き刺した剣が女ボスの心の臓を貫く。
戦乱は少年を立派な一人前に成長させていた。
「おっと」
すぐ背後の崖に向かって倒れる女ボスからキャスだけを掴んで抱きかかえ、女ボスはそのまま崖の下に落ちていった。
持ち上げたキャスの軽さに驚きつつ、ロイは優しく地面に降ろして縄を切る。
猿轡を外すと、キャスは開口一番、
「遅ーい」
ロイは元気な様子に苦笑しつつ、ぺたっと座り込む彼女のくしゃくしゃの髪を撫でてやる。
「怖くなかった?」
「ぜーんぜん。あいつら親切だったし」
「なんでこんな事に?」
「かくかくじかじか」
キャスの説明のロイは重々しく頷いた。
「はぁ。僕の子種を盗んだことを自慢してたら、恋人と勘違いされて連れ去られた?」
「へへへ……。ドジっ……ちゃっ……た……」
「そんな死んだ時のようなセリフはいい」
「うん。あいつらあんたを殺してお金貰うつもりだったみたい」
「……キャス」
「ん?」
じっと見つめられ、キャスはこくんと可愛らしく首を傾げる。
「わざと捕まって僕が来るのを待ってた?」
「えー。そんなことないよ」
にこっ、とキャスは可愛らしく微笑んでみせる。
この笑顔に騙されちゃダメだ、と思いつつロイは胸がきゅんと甘くなってしまうのも自覚していた。
「あ、でも。連れ去られたお姫様ってのもたまにはいいかな」
「お姫様だったらもっとおしとやかにしないと」
ロイが手を差し出すと、キャスははにかみながら手を取って立ち上がった。ロイの血に染まった手を。
「あ、あのねロイ」
「何でしょうお姫様」
爪先立ちになると、キャスはちゅっとロイのほっぺに唇をくっつける。
「ありがと」
「どういたしました」
ロイは手拭を取り出すとチューされたほっぺを吹いて、血に塗れた剣を拭き取る。
封印の剣や烈火の剣が錆びるとも思えないが、戦闘後に剣を洗うのは叩き込まれた習慣になっていた。
一流のプロは道具のお手入れを欠かさないもの。
「さ、帰るよ」
「うん」
言ってキャスは気付いた。
「でもロイはお城に戻るんだよね」
「そうだね。みんな心配して待ってるから」
「じゃ、あたしはここでお別れだね」
一緒に来ればいい、とはロイは言えなかった。キャスを大事に想うが故に。
と、キャスはロイの腕を取り、
「ね、ロイ。このまま駆け落ちしようか」
「それは駄目」
目をしっかりと見据え、ロイは即座に断る。大真面目に。
キャスはぺっと舌を出し、
「えへっ。そうだよね」
それから絡めたロイの腕を、自分の胸まで持ってくる。
「じゃあ……ここでお礼させて」
服の上から触ったキャスの胸はぺったんこで……でも微かに柔らかな膨らみを感じさせ、
そして熱く鼓動していた。
「一回だけでいいの……今だけあんたの女にして」
下をうつむいて小さく呟くようにしゃべるキャスは、いいつもの快活な女盗賊と違って、
とてもおしとやかで……まるで普通の女の子だった。
でもそれも本当のキャス。だってキャスは普通の女の子でもあるから。
「だめ……かな?」
顔を上げたキャスの瞳は潤んで、頬が赤くなってる。
ロイはそのおでこに口を近付け、唇を合わせるとちゅーと吸った。キスしたくなるおでこだったから。
「あ……」
キスされたおでこに、キャスは呆然と手を置く。まだロイの口の熱い感触が残っているようで、
その感触を逃さないように。でもおでこはすぐに冷めてしまう。
ロイはキャスの胸に置いた手を離すと、自らのマントを外して地面に敷いた。
「ベッドの代わりになるものって、これしかないけどいい?」
「……うん!」
満面の笑顔でキャスは涙をこぼした。
笑いながら泣く盗賊少女をロイは器用だなと思いつつ、その軽い体を抱き寄せて胸に顔を埋めさせる。
「あっ……」
呆然となりつつキャスは目を閉じて身を預けた。耳を澄ますとロイのドクドクという静かな鼓動が聞こえてくる。
どうやらまだ平静らしい。
と身を合わせたロイの手が、キャスの短いスカートの中に潜り込む。手は太股をなぞりキャスは自然に脚がガクガクと震えた。
「もう……」
お返しとばかり、キャスの手がロイの股間に伸びる。心臓は落ち着いていたが、そこはもうギンギンに膨らんでいた。
「すごい……。こんなに大きいんだ」
ズボンの上から触れたちんこは尋常でなく太く、そして熱かった。まるで灼熱の丸太のように。
キャスの細い指に触れられ、ロイもくすぐったさで身をゆすった。
ロイの手も太股からさらに内側に潜み込み、布地の上から股間を押し込む。
指にしっとりと塗れた感触と熱い鼓動が伝わってきた。
「やだ……」
自然に声が漏れ、反射的に離れそうになる体を意志でねじ伏せ、キャスはぐりぐりと頭をロイの胸に押し付ける。
そのまま密着したままお互いの股間を布の上からまさぐり、どんどんと体温が高まっていく。
キャスの頬を伝う汗がロイの胸に吸い込まれ、キャスの股間から漏れる愛液が布越しにロイの指に吸い取られる。
「……んぅ…」
いつしか甘い嬌声が自然にキャスの口から漏れ、ロイの耳を心地よく打った。
「キャス」
呼びかけられて見上げると、ロイがこちらを見下ろしている。
真っ直ぐな真摯な瞳。その瞳に映っているのは自分。薄汚れた盗賊のあたし。
でもそんな事、ロイは気にしていない。
彼の顔が近づく。キャスは無意識に口を尖らせた。
でも彼の接吻はまたおでこ。
ロイはキャスのおでこを見て思った。キスしたくなるおでこだと。だからおでこに口を合わせてちゅーと吸う。
でも彼女はそれが不満らしい。
ぶーとさらに口を尖らせる。
ごめんね。
口の中で謝って今度こそキスした。カサカサに乾いた唇に。
こんな事なら口紅ぐらい付けてればよかった。
口を塞がれ、そんな事を考える自分がおかしかった。
化粧っけの欠片もない色気のないガキンチョ。はっきりそう自覚して奇麗さっぱりおしゃれは諦めていたのに。
男に抱かれるなんて夢にも思わなかった。もうあんな痛いのは嫌だから。
でもロイはどう思っているだろう。やっぱり薄汚れた小娘だと思っているだろうか。
せっかくの初めてのキスなのに、そんな事を考える自分が嫌になってくる。
ロイが口を離した。その口が開く。
「かわいいよキャス」
思ったままを口にすると、キャスは驚いたように目を丸くする。涙の滲んだ目で。
そして何か言う前にまた唇を塞いでやった。
かわいいよ。口を合わせたまま唇だけ動かす。
そして舌を伸ばし、口の中に入れてやった。
あいつの舌が入ってくる。
やだ。気色悪い。男ってみんなこんな事したいんだろうか。
でもいいや。
入ってきた舌にこっちから舌を絡めてやる。
キャスが舌を受け入れた。受け入れてくれた。
いきなりのディープキスだけどよかった。舌を噛まれたらどうしようかと思った。
彼女の口の中で舌が絡まり、ちゅくちゅくと唾液が混ざり合う。
なんだかくすぐったい。
なんだかくすぐったい。
舌を絡めると自然に唾液も混ざり合って、なんだか舌がむず痒いよ。でも気持ちいい。
最初は気色悪かったのに。
ロイが舌を離して口も離すと、キャスは物足りなさそうな顔をする。ロイはくすっと笑ってほっぺたにキスし、
耳元で囁いた。
「まだ、これからたくさん出来るよ」
そして少年と少女は顔を見合わせて笑った。
一回だけの約束の性交。
服の上からロイの手がキャスの胸をまさぐる。
「いたっ……!」
反射的にキャスは身を離し、両手で胸を隠してうつむいて呟く。
「ぬ……脱ぐから。自分で脱ぐから。だからロイも脱いでて」
どうせなら脱がしていく方が好きなのだが。
顔を真っ赤にするキャスがあまりに初々しくてロイは背中を向けました。
「うん。背中向いてるから」
ロイが装備と衣装を脱いでると、背中越しにするすると衣擦れの音がする。 背中でキャスが素肌を晒してると思うと、それだけでロイの真上に立ったちんこはぷらぷらと揺れます。
やがて衣擦れの音がしなくなり、風の通る音だけが響く。二人の間にあるのは地面に敷いたマントだけ。
そしキャスのすぐ背後は崖。周囲には女盗賊たちの屍が無惨に晒され、ハエがたかっている。
「……ん……こっち向いていいよ」
待ってたとばかりロイが振り向きすぐさまキャスに抱きつく。全裸で。
「きゃ、きゃぁ!」
いきなり抱きすくめられ、キャスは全身がサーと凍りついた。だがすぐに熱くなる。
「キャスの体……すっごく細い」
すりすりと頬を寄せ、ロイは全身で少女の痩せた体を感じて味わう。肉付きのほとんど無い、
キャスの細いからだ。細い腰はこのまま力を入れれば折れてしまいそう。
そして股間から反り返った淫棒はキャスのお腹を強く突いていた。
「や、やだ……いきなりそんな」
戸惑う口を己の口で塞いで、腰と背中に手を回して抱きかかえる。お姫様抱っこの形。
そしてニヤッとにこやかに微笑みかけ、静かにマントの上に降ろした。
「痛くないですか。お姫様」
「うん……平気」
恥ずかしさでそれどころじゃない。
マントの上に寝かせたキャスの一糸纏わぬ肉体を改めて観察。
腕も脚も細くほっそりとしていて、今にも折れそうな小枝のようで。太股もお腹も肉付きがほとんどなくぺたっと垂直。
華奢な胸も薄く乳房と呼ぶには程遠い。ただピンク色の乳首が鮮やかに色付いている。
いつも不敵で勝気な表情は今だけは桃に染まっていた。その乙女らしい反応がロイには初々しい。
マントの上できゅーと縮こまるキャスの横に寝そべると、さらに縮んだように小さく感じられる。
「大丈夫だよ」
安心させるように横抱きにすると、キャスの目から涙がこぼれた。
「ごめんね。ロイ……」
「何?」
「あたしね……。初めてじゃないんだ」
声が震えている。彼女にとっては精一杯の告白なのだろう。
「その、盗賊の修行時代に……これも修行のうちだって、先輩に無理矢理・・・…」
「いいよ」
貴族よりも貞操観念の強い盗賊娘にロイはうち苦笑してしまう。笑うと彼女に悪いと思いながら。
「キャスはキャスだよ。初めてだとかそうじゃないとか関係ない」
「……ホントに?」
「うん」
目を合わせ、顔を寄せ、唇を重ねる。言葉よりも行為で信じさせるように。
何度合わせてもキャスの唇は無味乾燥な味がした。そして腕に抱くキャスの身体は貧弱で軽い。
「……すごい……」
横から自分のお腹に当たるちんこに今度は直に手を差し伸べ、キャスはうっとりと目を細める。
前にフェラチオした時は何とも思わなかったが、状況がそうさせるのか勃起がやけの大きく感じられる。
「……入るのかな。こんなの」
手に伝わる脈動はてても熱く、そして大きい。こんなのがお腹の中に入るかと思うとなんか変。
「入るよ」
ロイの手も横からキャスの股間に触れる。包み込むように。
「あっ」
手の平にじゅっと焦げ付くような熱さが伝わってくる。 そし中指だけをぴったりと割れ目に添って合わせ、
上下に擦り付けてみた。
「……んぅ」
官能的に眉を寄せ、キャスはロイの胸に頭を寄せる。髪の感触がくすぐったい。
ロイがしゅっしゅっと指を走らせる度に、キャスは「んっ、んっ」と甘い声
を漏らし、ロイにすりすりと
頭をこすりつけた。
「……あ」
熱い秘肉から指を離すと、ロイは中指に付いた愛液をじっと見る。そして舐めた。
「やだぁ」
甘酸っぱいささやかな抗議の声。ロイは舐めた中指を差し出すと、キャスはおずおずと舌を伸ばして舐めてみる。
「……なんだか……すっぱいような甘いような……変な味」
二人、顔を見合わせ照れ笑い。
横向きに身を密着させたまま、股間に触れた手で今度は小さな胸を包む。
「……ごめんね、ぺったんこで」
確かに手の平の中の胸はぺったんこでちっとも胸を触っているという実感がない。
ただ乳首だけが蕾のようにぷっくらと尖っていた。
手の平を撫で回すと乳首が転がされ、キャスは「うんっ」と鼻にかかった声で鳴く。
「かわいいよ、ちっちゃくて」
「……ばかぁ」
胸を包む手を離して人差し指と中指で尖った乳首を挟むと、「つっ」と眉をしかめて痛がった。
そのままコリコリと挟んで転がすと。キャスは身をよじって官能を伝えてくる。
触れた太股は限界まで力が込められ緊張と官能が感じられてきた。
「キャス」
ロイは横向きのまま回転するようにキャスの上に覆い被さる。体重をかけないように肘と膝立ちになって。
背中に両手を回して抱きしめると、キャスも下から背中に両手を回して抱きついた。
恍惚で潤んだ瞳でハァと息を吐き、脚を広げ、
「いいよ。きて」
「うん」
ロイは上半身を浮かせて手を離し、その手でキャスの脚をさらに広げた。その中心は熱く湿り、
ロイを待ち構えている。
大きく反り返った分身をぴったりと肉穴の入り口に添えると、きゅっと緊張で入り口が締まるのが先端に伝わる。
キャスはぎゅっと目を閉じ、全身もカチカチに緊張していた。
力を抜いて、と言っても無駄だろう。
ロイはすぐ挿れたくなるのを堪え汗を浮かべ、キャスのお尻に手を回す。
そして人差し指をお尻の穴に突っ込んだ。
「ひっ!」
びくっとキャスが震え、全身の力が抜けた。
今だ、とばかりに分身はみしっと肉穴をめくり、膣内に進入していく。
「……んああっ」
初めてではないと言っていたがあまり使われてはいないようで、キャスのそこはギチギチに狭く、
慣れていない膣肉は乱暴にロイの分身を包んで刺激を与えてくる。
「くうぅ……」
ロイは顔をしかめて堪え、腰にぎゅっと力を入れた。危うく射精しそうになったのだ。
だがまだ早い。
「はぁ」
キャスの胎内に分身を預け、お尻の穴に突っ込んだ指で目を閉じたままのキャスの頬を撫でる。
「ひとつになったよ」
「……うん」
瞳を開けると大粒の雫がこぼれる。
ロイはキスで唇を塞ぎ、腰を引かせて強く突いた。
「んんーっ!」
キャスの狭い膣の中をを太い肉棒が引いて押し、肉が擦れ、膜が捲れあげられる。
「んーっ! んーっ!」
キャスは咄嗟に腰を引こうとするがロイが許さない。
唇を重ね、しっかりと繋がった腰を上下に振った。
「んはーっ!」
ズンと重い衝撃が胎内を駆け巡り、一気に高く飛んだような躍動感がキャスを襲った。
「んんんぅ!」
キスしたままの口から涎が漏れる。頭の中がグルグル回り、そして飛んでいった。
視線の先にある青空へ。
ようやくロイが口を離すと、ぱくぱくとキャスの口が動き、そして嬌声となる。
「…あ……ああっ、やだ、やだやだやだ、飛んでっちゃう、あたし飛んでっちゃうよぉ」
ばたつくキャスの手をしっかりと握り、ロイは彼女の奥の奥まで己を注ごうとしていた。
「うん。いっしょに」
「はぎゃーっ!」
キャスの膣が一段と狭くなり、締め付けられた肉棒が精子という名の分身を放つ。
この分身が壮大な冒険の末、子宮までたどり着いたらご懐妊。
「わあああっ! わあああああああーっ!」
強く手を握り締め、キャスは何度も達した。そしてロイもその度に精を放つ。
はぁ、はぁ。
出すだけ出し、叫ぶだけ叫ぶと、ロイはゆっくりとモノを引き抜く。結合部から白濁液が漏れ、太股を濡らしていった。
「あ、ああ……」
しばらく呆然と視線を宙に彷徨わせていたキャスだが、ロイのにっこりした笑顔が視線に飛び込むと、
さっと上半身を上げた。
「どうだった?」
「すごく……熱いよ」
キャスはお腹に手を当て、
「まだ何か挟まってるみたい」
ぺろっと舌を出して微笑んで見せる。
「そう。よかった」
一回だけの約束の性交。それは最高の想い出となって。
でも。
「やっぱりやだ」
「え?」
「一回だけなんてやだ」
キャスははしっとロイの手を取ると、
「ね、側に置かせてよ。あたしなんでもやるよ。
愛人でもお妾さんでも妹でも養女でもメイドでも」
「うーん」
ロイの脳裏に浮かぶのは恋人のリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーの顔。
困った顔でキャスを見ると、その背後に深い崖が見えた。
ここでロイの頭に選択肢が浮かぶ。
1、崖から突き落とす。
2、妹にする。
3、養女にする。
4、メイドにする。
「キャス。立って」
「うん」
全裸のままキャスが立ち上がると、
「えい!」
ロイは全力で突き飛ばした。
キャスの軽い体が地面を離れ、崖に突き飛ばされる。
「え?」
キャスが最後に見たもの、青い空とロイの顔。
そして最後の言葉は、
「ロイ。好きだよ」
ひゅ〜ん。ぼちゃ。
「ごめんねキャス」
ロイの悪事ポイントが50上がった!
遙か崖の下、落っこちたキャスは即死だった。右手右足は吹き飛び、お腹は破れて大腸を飛び散らせ、
頭の右は欠け脳が丸見え。顔から飛び出た目玉が宙を睨んでいる。
「みやー(おにくー)」
「みゃー、みゃー(おにくー、おにくー)」
野生の野良猫がやって来る。先に落ちた盗賊の女ボスの死体の血と肉に惹かれたか、
何匹もの猫が集まっていた。
「みゃーみゃー(おなかたべろー)」
「みゃーみゃー(おなかたべるー)」
キャスのお腹を食い破り、くっちゃくっちゃと咀嚼してよく噛んでから呑み込む。
「みゃー(おいちー)」
「みゃーみゃー(おにくおいちーねー)」
こうしてキャスは大いなる大自然の一部になりました。
(おしまい)
え・・・・・・・ウォル・・・ト?
外伝さん乙、だが
>グロや猟奇は苦手なんです
う そ を つ け!!!
今度は光栄ですか、テラナツカシスw
猟奇やグロ苦手なら書かないでくださいよ…このカップリング純愛で見たかった…。
要望に応えてもらえたのは嬉しいけど相変わらずで消化不良だったり。
あれー?外伝氏が普通(最初は普通じゃないかw)のものかいてる?と思ったらw
キャスかわいいよキャス、キャスかわいそうだよキャス。でもGJ!
と、それよりも
>グロや猟奇は苦手なんです
を見て笑いが止まらなくなったじゃないか!謝罪と賠償を(ry
>ロイの悪事ポイントが50上がった!
上がるとどうなんだよ!
外伝さん。分かっているとは思いますが、投下する作品に猟奇要素があるなら注意書きを添えて戴きたいです。
冗談のつもりでしょうが「猟奇やグロは苦手」とか序文で書いてしまっては、騙して読ませたと捉えられても仕方ないと思います。
本当に猟奇が苦手な方も居るのです。
そして外伝さんの過去作品を知らない新規の方もいらっしゃると思います。
幾ら2chのスレとは言え、マナーは大事だと思います。
マジレスしてスマソ
>>471 同意。序盤の話の作りは面白かったのになぁ・・・
俺、女の子が悲惨な目にあうのは嫌なんだよ。架空の話でも。
だから、きちんとした注意書きだけはほしかったよ。
外伝=猟奇がここの常識かもしれないけど、知らなかったし・・・
俺の好きなキャラを外伝さんには書いてほしくないなぁ・・・って思ったり。
列車の乗客全員を老化させたあの『兄貴』が垣間見えた。
しかも自演臭い真似までして猟奇も(このスレ内では)スタンダードにしようとしてる馬鹿もいるしな
何のために専門スレがあると思ってんだ棲み分けろアホ
(猟奇ではないが)シチュ系スレ住人を兼ねる者として
>>474みたいな考えはかなり迷惑。
シチュ系スレはかなりの数がオリジナルを前提にしてるから、いきなり二次創作投下されても反応に困る。
しかもそうやって投下する人間に限って元ネタの世界観とかの説明を平気で省くの少なくないし。
「何のために専門スレがあると思ってんだ棲み分けろ」はこっちの台詞。
ふたなりラケシスも「猟奇」に含まれるのか?
注意書きをはじめに書いてくれればスルーできるのにそれをしないのは駄目だろ。
はじめに苦手なんですとか書いておきながら普通の話だと思って見た人がかわいそう。
後ついでに一気に投下する時できれば何分の何とか書いてほしい。
外伝ボロクソ。
でも自業自得・・・・しかし、反省するとは到底思えないのは何故だろう?
苦情を言っても無駄どころか
ますますテンションの上がる作者 それが外伝
つか、早くダミアンがやってきて、このどんよりとした雰囲気を笑いのパワーで吹き飛ばしてくれる事を願う。
とりあえずダミアン氏伝説のアンアンギシギシのようなネタ期待
外伝は人を不快にさせて喜ぶ愉快犯だから仕方ない。
何を言っても無駄。諦めるしかない。
さあ、今、観衆の声援を受けて、二人の力士が土俵に上がりました。そして、場内にアナウンスが流れます。
「東〜、エルク山〜!」
「西〜、セーラ川〜!」
二人は素っ裸にマワシを付けた格好で、お互いに相手を睨みます。
「行司はルイーズ」
そしてエルクが近くにある箱から塩を一掴みしてばっと振りまきます。おおっと!セーラのほうは・・・自分のアソコからおツユを
掬って、潮を振りまいた〜!
そして両者、土俵の中央に立ち、お互いに向き合います。おっと、お互いにガンを飛ばしている〜!
今にも掴みかかろうという勢い。しかしそこは、行司のルイーズが止めます。
そしてルイーズの軍配が、二人の間を遮ると、いよいよ二人はマワシを取りました!
そして両手を地面に着いて、いよいよ・・・
「はっけよ〜い!」
そしてルイーズの軍配が、上に上がりました。
「のこったのこったのこったのこった・・・」
さあ!両者、がぶり四つに組み合いました!そして、腰を相手に突き出して、相手を攻撃する〜!
おっと!今、エルク山の逸物が、セーラ川のアソコに突き刺さった!
そして腰を使って・・・・・・のこったのこったのこったのこったのこったのこったのこったのこったのこったのこった・・・
おおっと!セーラ川の身体が崩れ落ちた〜!
「それまで、エル〜ク〜山〜!」
只今の決まり手は、中出し。中出しで、エルク山の勝ち。
>>480様、
>>481様、こんなんでよろしいでしょうかw?
単発ネタなので、倉庫収録不可でおながいします。
ダミアンさん…貴方は本当に良い方だよ…
GJ☆アリガトン
>ダミアン氏
お家芸のアホ和み系キタ!まわし姿で、ガン飛ばす二人を想像して吹いた。
そしてちょっとだけ萌えたのは、ここだけの秘密な。
悪事ポイントっつったら、闘神都市2だなー。
コーエー三国志みたいに悪名ポイント
>>464 気が向いたら4で
ハッピーエンド(グロ要素なしで)お願いしまっす。
>>483 即興でネタをひねり出すとはあなたは本当にすばらしい。
癒された!! ダミアンさん最高〜〜〜〜
注意書き
最初『うほっ』ぽい感じがしますが、最終的には『うほっ』ではないので、ご心配なく。
ふたなり(?)ラケシス
ラケシスは悩んでいた。
この軍に入って感じたこと・・・それは、この軍の女性が皆、美人で、しかもとても女らしい体型をしているということ。
スカートの下からくっきりと浮かび上がる、彼女たちのお尻の形。どういうわけか、俗に『安産型』と呼ばれる、骨盤が左右に張り出した
大きなお尻の人が多い。おそらく、これは彼女たちへの天啓なのだ。
「いっぱい繁殖して、いっぱい子孫を遺しなさい。」
今、エーディンが椅子に座って、ミデェールと談笑している。その後ろから、ラケシスがちらちらと彼女のお尻を見ている。
重心の安定した、大きなお尻。彼女はこのお尻で、彼の赤ん坊を産むのだろう。
(いいなあ・・・)
ラケシスは羨ましく思う。もっとも、彼女はエーディン達よりも若く、しかもまだ少女なので、これからの成長に期待できるのだが。
おそらく、彼女も、エーディン達にも負けないぐらいの安産型になるだろう。だが、現時点では、まだそこまでは成長していない。
だからこそ、彼女は羨ましく思うのだ。しかし・・・
彼女の心の奥底には、別の思いがあった。
彼女たちの男を誘うかのような、魅惑的なお尻を、おもいっきり犯してみたい。
エルト兄さまのような、大きなペニスで(もっとも、実際は彼女が思うほど大きくはないのだが)、彼女たちのお尻の谷間を強引に
突いてみたい。よく、とても気持ちいいと聞くけれど、本当はどんな感触なんだろう?
ラケシスにとっては、いまだかつて経験したことのない、そして、これからも決して経験することのない快楽。
女にも、もちろん快楽はある。しかし、女の場合は、それと同じくらい、いや、それ以上に、苦痛の割合が多く占める。
生理痛、そして、出産の苦痛。それは、男たちが決して味わうことのない苦痛。
(どうして、女ばっかり・・・)
ラケシスは一瞬、顔を顰めた。男にはわからない、この苦しみ。ラケシスも、月に一度、他の女性と同じように来るものがある。
月のモノ。毎度のことだけど、それは女にとって、あまり気分のいいものではない。
体中がだるくなるし、お腹が痛くなることもある。それは、男が決して味わうことのない、女だけの苦しみ。
(男って、ずるいわ。)
ラケシスは本気でそう思う。もちろん、生理学的には、男にそのような苦痛がないのには、理由がある。
それは、男にそのような苦痛があると、女を護って戦うことが出来ないからだ。
つまり、男にはそのような苦痛がない代わりに、家族を、そして愛する女を護るために戦い、そして傷つくのだ。
しかし、ラケシスも、戦場に出て戦っている。男たちが戦っているその横で、彼女も剣を振るっている。
だから、男たちのそのような言い訳は通用しない。
しかも、ラケシスばかりではない。この軍の他の女性も、皆そうだ。女性は皆、戦場で気を吐く、いっぱしの戦士。
だからこそ、彼女も思うのだ。
(男ってずるい。私も、男になりたいなあ・・・)
男と女の身体の違い。それはいろいろあるけれど、一番目につく違いは、やはり、股間に付いているシンボルだろう。
ラケシスはふと、ため息をついて、小さくつぶやいた。
「おちんちん、欲しいなあ・・・」
「ラケシスさん、どうしたの?」
不意に後ろから声をかけられて、ラケシスはぎくっとした。後ろを振り返ると、そこにはデューがいた。
「えっ!?い、いや、何でもないのよ!」
ラケシスは慌てる。今の呟きを、もし、彼に聞かれてたら・・・とても恥ずかしい。
そしてデューは、ラケシスの隣に腰を下ろした。そして、彼女に話し掛ける。
「ところでラケシスさん、『おちんちんが欲しい』って・・・」
「ちょ、ちょっと、聞いてたの!?」
ラケシスは顔を真っ赤にする。こともあろうに、デューに聞かれてたのだ。
「そ、そんな、恥ずかしい・・・」
するとデューは、彼女にそっと囁いた。
「心配しなくていいよ。聞いてたのは、おいらだけだから。そうだ、ラケシスさん。おいらがそのおちんちんをプレゼントしてあげようか。」
「ほんと!?」
ラケシスの顔に思わず喜色が浮かぶ。私におちんちんが付く。それは、他の女性を犯し放題ということ。
(もっとも、彼女が思うほど、それは簡単ではない。なぜなら、他の女性たちは、ガードが固いからだ。)
「嘘じゃないよ。おいらが、とびっきり素敵な、おちんちんをプレゼントしてあげる。」
「ありがとうデュー!あなたって、本当に頼りになるわ!」
「だから、今夜は部屋にいてね。」
「うんわかった!」
そして、夜・・・
ラケシスはデューの言葉どおり、部屋にいた。ベッドの上に座っている。
「デュー、まだかな・・・?」
ラケシスは今か今かと、彼の来着を待ちわびていた。それほどまでに、今の彼女は、男になりたい。
「お待たせ。」
不意に、デューが現れた。彼の登場は、いつも神出鬼没。盗賊なので当たり前だが。
「デュー、待ってたわ。早く・・・」
一刻も早く、男になりたい。その思いが、デューを急かす。
「ははは。まあ、焦らないで。今から、ちゃんとおちんちんをプレゼントするから。」
そしてデューは、右腕で彼女の肩を抱き寄せる。
「えっ・・・?」
その時、彼の左手が、彼女の股間にいきなり食い込んだ。
「きゃあっ!何するの!や、やめてっ!」
「何って・・・ラケシスさんが言ったんじゃないか。『おちんちんが欲しい』って。」
「そ、それはそうだけど・・・」
その間も、デューの指は、彼女の陰核、陰唇、そしてお尻の穴付近まで撫で回している。
「い・・・いや・・・あ・・・」
彼女の下半身が、次第に熱くなる。それと同時に、デューの指が、彼女の蜜で濡れてきた。
「そろそろかな。ラケシスさん、ちょっとこれを見て。こいつをどう思う?」
そう言ってデューは己の股間を剥き出しにする。そこには、見事に反り返った、大きな陰茎。
(デ、デューのって、こんなに・・・大きかったの!?)
「す、すごく・・・・・・大きい・・・・・・」
その陰茎を、デューは、彼女の陰唇に当てる。
「ちょ、ちょっと、デュー!そ、それは・・・」
「さあ、おいらのおちんちん、たっぷりと味わっておくれよ!」
次の瞬間、彼女の陰唇が、彼の陰茎をずぶずぶと飲み込んでいった・・・
「ひいいいいっ!」
膣にデューの陰茎の感触。すごく熱くて、とても固い。
生まれて初めての、男の感触。己の膣が、デューの男根の形に押し広げられる感触。
「うおっ!す、すごいよラケシスさん!すごくエッチで、気持ちいい・・・」
ぬめぬめした膣の感触、そして、次から次へと湧き出てくる愛液の感触。
それは、デューに射精を促すには充分だった。
「ラケシスさん、もう一つ、プレゼントしちゃうよ!それっ!」
ラケシスの膣に包まれたまま、デューの男根は、射精を開始した。
びゅっびゅっびゅー!!!
二人はそのまま、大の字にベッドに横になった。
「はあはあ・・・ラケシスさん、おいらのおちんちん、どうだった?」
そんなデューを見ながら、ラケシスはぽつりとつぶやいた。
「何よ。自分がやりたかっただけじゃない。」
そう言いながらも、ラケシスは、『女っていうのも、悪くはないな』と思い始めていた。
おしまい
あんたは相変わらず馬鹿だな(誉め言葉)
GJ!
495 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:34:53 ID:NTe72lcv
リュナン×サーシャをお願いします
ダミアン氏にロイ×キャスかウルスラ関連の話を書いて欲しい
ワロスww続きキボンwww
ふぐにあたった
「ぐ・・・・・・うう・・・・・・」
皆で食事を楽しんでいたある日、エルクが急に苦しみだした。
「ちょ、ちょっとエルク、どうしたのよっ!しっかりしなさい!」
セーラが彼の肩を揺さぶって声をかけた。
エルクの顔から、急に血の気が引いて、青ざめてゆく・・・・・・それは、非常に危険なサイン。
今、彼は、一歩ずつ間違いなく死に向かっている。それだけではない。その場にいた他の何人かも、急に気分が悪くなりだしたのだ。
「た、大変!すぐにお医者様を!」
彼らの苦痛。その原因は、その日出された魚料理。その皿に乗っている魚は・・・現代の日本では、河豚と呼ばれる。
馬に乗れる何人かが、セーラの指示で、すぐにお医者様を呼んでくる。しかし、他の何人かはともかく、エルクの容態は、どんどん悪化していく・・・。
「そんな・・・エルク!しっかりしなさいよ!あたしと一緒になるんでしょ!エルクッ!」
もう唇まで青ざめている。セーラはすぐにレストの杖をかざして治療に当たる。
しかし、その猛毒は、彼女の想像の範囲を超えていた。ある程度、毒の進行は食い止められても、完全に解毒することが出来ない。
「エルク・・・死んじゃダメだよ・・・」
エルクを助けたい一心で、彼女はひたすらに杖を振るう。しかし、容態は、一向に良くならない。
だが、普通なら、もう死んでいるはず。彼女の杖の効果で、何とかここまで持ちこたえているのだ。
「エルク・・・」
セーラも思わず倒れそうになる。彼女の魔力も、もうほとんど尽きていた。これでは、もうエルクの毒の進行は食い止められない。
セーラはふらついた。もう彼女の力も限界。
そしてその場に倒れるところを、誰かに抱きかかえられた。
「・・・え・・・?」
慈愛の瞳で、その人は彼女に微笑みかけた。
「よく頑張りましたわね。後は私にお任せくださいまし。」
「・・・ルイーズ様・・・」
「ご心配なく。エルクの命は・・・私が一命に代えても守りますから、あなたはごゆっくりお休みなさい。」
彼女はセーラをそっと横たえると、すぐにエルクの容態を見た。
「河豚に当たった・・・・・・それならば・・・・・・」
するとルイーズは、いきなり己のスカートをめくり、中のショーツを下にずり下げた。そして、その淑女の陰部に指をこじ入れると・・・
にゅる。
その中から、大きな茄子が出てきた。
ルイーズの愛液の香りが漂うその茄子。彼女はそれを、包丁で食べやすい大きさに切り、エルクの口の中にねじ込んだ。
そして、エルクの首筋を軽くトントンと叩くと、エルクはそれをごくんと飲み込んだ。
「これで、とりあえずは大丈夫ですわ。あとはお医者様にお任せしましょう。」
その直後、お医者様が到着した。そして・・・・・・
エルクは、一命を取り留めたという。
おしまい
注意
@ フグ毒に当たったらナスを食べればよいというのは、もちろん医学的根拠はまったくありません。単なる俗説です。
もしフグ毒に当たったら、すぐに救急車を!
A フグ料理を出す店では、専門の知識を持ち、国の免許を持っている料理人が調理しているので、フグ毒に当たる確率は食中毒に当たる確率よりもずっと低いと言われています。
フグ料理は、そういうお店で食べましょう。絶対に、自分で釣り上げたものを自分でさばいて食べてはいけません!
わかりきった注意文に爆笑w GJw
ダミアンさんは癒し系だね〜☆ GJ!
気が向いたら、久々にジャファニノ書いてホシーです。
当たり前にナスを取り出すルイーズw
ダミアン氏…アナタのシモネタSSは本当に最高だ!!
回復魔法のある世界で医者は必要とされるのかね?
回復魔法は傷口は塞げても病気を治せないとか
難易度的に
杖の修行>>医術の勉強、とかだったら現実の医者とまではいかなくとも医術に通じた人への
需要はあるんじゃないかと思う。
杖の修行は素養とか教会とかいろいろ敷居も高そうな気がするし。
>>504 蒼炎のキルロイとヨファの支援会話に、杖じゃ病気は治せないって言う
内容があったな。
FEの世界観ではお前さんの意見で合っているんじゃないかな?
脳内設定ではあるが……
杖と医術の違い
杖:
傷口(外傷)を塞ぐ事は出来るが、死亡した者や致命傷となるは治せない。
病気などには対処できない(輸血なども別)。あくまで、傷を癒すだけの力。
医術:
現実と一緒で怪我から病気まで様々。薬草だとか包帯だとか手術に近い技とか――
紋章のアランや聖戦のフュリーが病死しているのだから、杖で病気は治せない。
そういえばトラキアでも疲労は杖じゃ回復出来なかったか
ダミアン氏の「永遠に・・・」はどういうメカニズムなんだろう
ルイーズ奥様の性交体位講座(1)
まあ、こんなにもたくさんの方々が、私の講義を聞きにいらっしゃるとは、私、感激ですわ。
これは私も、精一杯講義をしなければいけませんわね。うふふ。
それでは皆様、本日は私の性交体位講座にようこそお越しくださいました。
本日は私の持てる全てを皆様にお教えいたしますので、皆様、しっかりと覚えて帰ってくださいね。
それではまずは、『正常位』ですわ。
正常位は、体位の中でも、最もスタンダードな一つですわね。女の子が下になって、男の子がそれに覆いかぶさるようにペニスを挿入する・・・
人間にとっては、最も普通の体位ですが、皆様はご存知かしら?人間以外の他の動物では、ほとんど行われないのです。
それは、野生の生物にとっては、仰向けになるということが、極めて危険だからですわ。仰向けだと、天敵に襲われたときに、逃げるのが遅れてしまうのですわ。
ですから、これは人間ならではの体位と言えますわね。
それでは、まずは私がお手本をお見せいたしますから、皆様はじっくりとご覧下さいまし。
まず、私が仰向けになり、スカートを上に捲くり上げて、ショーツを脱ぎます。本来は全裸でやるものなのですが、今回は戦時中でもありますし、服は着たままで行うことにいたしますわ。
次に、私が両足を上に上げて、股を大きく開きます。ここで無理に大きく開かなくても、Mの字に開くだけでも大丈夫ですわね。私は見本ですので、大きく広げますが。
そしたら次に、パント様はペニスを露出させて下さい。
パント:ル、ルイーズ・・・・・・恥ずかしいのだが・・・・・・
いけませんわよ。今回は、見本なのですから、きちんとやらないと!さあ、パント様!ペニスをお出しになって。
はい。そうしたら私は女陰を指で広げて、彼に挿入を催促します。パント様・・・・・・
パント:わ、わかった。
そしたら、パント様は、ペニスを私の女陰に突き立てて下さいまし。そして、中に挿入していくのですわ・・・・・・んんああ・・・・・・
パント:ルイーズ・・・・・・うう・・・君は・・・相変わらず気持ちいい・・・
ああん!私もですわ!あああああん!!!
そうしたら、後は二人でひたすらに楽しみましょう・・・・・・
パント:ううううううううううおおおおおおお!
んんんんんああああああああああああああああああっっ!!!
ルイーズ奥様の性交体位講座(2)
・・・・・・はあはあ・・・・・・皆様、私の見本はいかがでしたでしょうか?それでは、今度は皆様にも、実際にやっていただきましょう。
それでは・・・・・・ヴァイダさん。
ヴァイダ:ちょ、ちょっと待て!あ、あたしなのか!?
うふふ。もちろんですわ。さあ、今私がやったみたいに、やってみましょう。
ヴァイダ:え、ええっと・・・・・・こうか?
まあ!すごく素敵な女陰ですわ!これはお相手のヒースも、さぞ満足なさることでしょう!
それではヒース、ペニスをお出しになって!
ヒース:な、何だかなあ・・・・・・隊長、失礼します・・・・・・
ヴァイダ:ああっ!
うふふ。ヴァイダさん、とても気持ちがいいみたい。それでは、お二方、お楽しみくださいましね。
ヒース:はああああああああっ!!!(ばん!ばん!ばん!)
ヴァイダ:んんんああああああああああああああああああっっっ!!!!!!
このときに、お互いに抱き合って、お互いのぬくもりを感じ合うことも出来ますわ。これも、正常位の醍醐味ですわね。
それにしても・・・・・・まさしく、『獣』ですわね。
ヒース:おおおおおおおおおおおおおおっ!!!
ヴァイダ:いいいいいいいいいいいいいいいっ!!!
それでは、今回の講義は、ここまでといたします。次回は『騎乗位』ですわ。皆様、予習はしっかりと行ってくださいましね♪
つづく
そういえば、FEの女性陣は避妊をどうやっているのだろうか?
杖があるんだよ
というかエリミーヌ教とかエッダ教とかロプト教は避妊OKなのか?
毎回宗教でてきてもゲーム中では大雑把にしか表現されてないけど
細かい教義もちゃんと設定作ってあるんだろうか
>>464ロイ×キャスのメイドにするを選択した場合の続きを投下します。
キャスのメイド物語
1、崖から突き飛ばす。
「えい!」
全裸で体当たりしてくるロイを、キャスはひょいっと避ける。全裸で。
「うわわっ」
そして自分が崖から落ちそうになって、ギリギリで踏ん張って腕を振り回すロイを、
キャスが背中からちんこを掴んで支えてやった。
「むっはー」
恍惚の表情を浮かべつつ、ロイは姿勢を正してしっかりと地面に立ち、落下を免れた。
崖の下ではたくさんの猫がみゃーみゃーと鳴いて待ち構えていたのに。
「みゃー(おにくー)」
「みゃーみゃー(おにくまだかなー)」
掴んだちんこをふにふにと手の中で弄びつつ、キャスはジト目で、
「……で、今のは何? 何する気だったの?」
「んんぅ……。1、崖から突き落とすを実行しようとして」
腰をフリフリしつつロイ。手を離したキャスは呆れた表情になった。
「……いきなり抹殺? ていうか他の選択肢は?」
「んーと確かね」
手淫の快感を名残惜しそうに惜しみながら、ロイは前の話を思い出してみた。
「2、妹にする。
3、養女にする。
4、メイドにする。
こんな感じ」
「……なんでその選択肢に愛人やお妾さんは入ってないの?」
「ほら。僕もう恋人いっぱいだから」
現在のロイの恋人は、リリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スー。
キャスが入る余地は残念ながら無い。一人ぐらい増やしてもいいのに。
「まあいいや。他の選択を考えよう。はっくしょん」
「うん。その前に服着ようね」
というわけで、全裸のロイとキャスは服を着て今後の方針を話し合う。
2、妹にする。
「キャス。僕の事をお兄ちゃんと呼んでいいいんだよ」
「お兄ちゃん」
ビビクッ。
お兄ちゃんと呼ばれたロイは小刻みに震え、身悶え、赤ら顔で、
「も、もう一回言ってくれないから」
「…お兄ちゃん」
ビビクウウぅぅぅ」
「んん。イイ。実にイイ」
身を震わせ、何やらロイは一人で納得している。
キャスはそんなロイをジーと見上げ、
「やっぱヘン」
「なんでー?」
「んー。なんかね。ロイは『お兄ちゃん』ってキャラじゃないのよ」
「えー」
思いっきり不満そうなロイに、キャスはジト目で、
「ロイ。ひょっとして妹が欲しかった?」
「うん」と頷いて、
「リンゴを持った妹とか双子の妹とか欲しかった。
妹じゃなくても、いつも連れ去られる姉とか、敵のボスの異母兄弟とかでも良かったかな」
だってロイは一人っ子だから。
「だからってあたしを妹にしなくても……」
キャスはしっしするように手を振り、
「あたしは、お兄ちゃんなんて言わないから。他のになさい。しろ」
「うーん。じゃあ」
3、養女にする。
「キャス。今日から僕を父親と思っていいんだよ」
「父さんー?」
「さあ、おいでキャス。抱きしめてやるぞ」
「わーい。父さん」
キャスは笑顔でロイに飛びつき、
「んなわけないでしょう」
腕を回して首をぐいぐいと締め上げた。
「……や、やっぱり無理がある?」
「うん。無理」
「そうかな?」
「うん。無理。ちっちゃい子ならいいけど」
「そうか。小さい子にすればいいんだ」
ふむふむとロイは何やら納得してます。
「小さい子は可愛いもんねー」
「うんうん。小さい女の子は可愛いよねー」
相好を崩してデヘヘーと笑うロイに、キャスはジト目になる。
「……男って」
男はみんな幼い女の子が大好き。それは自然の摂理。
「ところでキャスの父上はどんな人?」
「あたしの父さん? 普通だよ。軍の言いなりになって村を焼き払うし」
「そうか。普通だね」
「やっぱりね。ロイがあたしの父親って設定は無理があると思うんだ」
「じゃあ僕の父上に養女にしてもらうのは?」
「…それはイヤ。はい次」
4、メイドにする。
「メイドになってうちで働く?」
「無難だけどそれでいい」
「でも、メイドといってもいろいろあるよ」
「なんでもいいわよ」
キャスはするするっと身を寄せ、
「なんだったら、夜の相手をするメイドでもいいよ」
「それはいいよ。足りてるから」
「……ふーん」
「それではメイドさん。お家に戻りましょう」
「はいよ、王子様」
というわけで。ロイはキャスとメイドにする契約を交わしてフェレに戻ってきた。
あなたが生きてて嬉しいのどんな時ですか?
美味しいものを食べた時。
奇麗な服を着た時。
いろいろ嬉しい事をありますが、キャスにとっては今がそうです。
「わあぁ……」
鏡に映る自分を着て、キャスは頬を薔薇色に染め、ついくるくる回ってしまう。
白いエプロンドレスに、頭にはカチューシャ。
メイド服に着替えた自分に、キャスは幸せの絶頂に浸っていました。
「ロイ。ロイ」
早速ロイの私室に行って、扉から顔を半分だけ出します。
「どうしたのキャス」
「じゃーん」
と扉からパッと飛び出し、キャスは小首を傾げてロイに聞きました。
「ど、どうかな?」
にゃー
「カワイイ。カワイイイ」
「何よ、その間は」
「あんまり可愛いからビックリしちゃったんだよ」
「本当に?」
「うん」
いつもの爽やかな笑顔でロイが言うものですから、キャスもはにかんだ笑顔になります。
「任せてロイ。あたしがメイドになったからには、この城を三日でモノにしてんみせる!」
「いや、それはいいから」
ロイはキャスの頭のカチューシャをよしよしと撫で、
「うん。今から挨拶に行こうか」
「挨拶ってどこに?」
「僕の父上」
ロイの父親、城主のエリウッドは執務室にいた。
「父上。失礼します」
「うむ」
息子が入ると、共に入ってきたメイド服の少女に目が移る。
「おや。そちらのお嬢さんは」
「はい。今日からうちで働いてもらうキャスです」
「は、初めまして。キャスと言います。よろしくお願いします」
ぺこっと頭を下げながら、キャスはエリウッドを、ロイをよぼよぼにした今にも死にそうなおじさんだと思いました。
「それはどうも。ここの主のエリウッドです」
ただの庶民まで丁寧に挨拶を返すエリウッドは、やっぱりロイの父親だと思いました。
「父上。キャスは先の戦乱で共に戦った仲間です」
「それはそれは」
エリウッドはキャスを改めて頭から足下まで舐め回すようにじっとりと見回す。
メイド服の中身まで見通すかのように。
小柄で魔道士やシスターにも見えないキャス。とても戦えるようには見えないが。
「うちの息子がお世話になったようで。ところで、どうやって知り合いに?」
「それはー」
キャスは赤くなったほっぺに手を添え、くねくねと身を震わせ、
「ロイが三回も熱っぽくあたしを誘惑してくれるから……」
「そうだっけ?」
「そうよ。あたしに会う度に、あんなに熱く語ってくれちゃって」
思い出したかのようにキャスはきゃーと顔を隠す。
「ほうほう。それで?」
「それで、とは?」
「それからどうなった?」
「それだけですが」
エリウッドに先を促がされても、ロイに離す事はもう無い。
「なんと! おまえはこんな可愛い娘さんを仲間にして、何も無いとな」
「はい。何も有りませんでした」
仲間にしてからはロイとキャスにはろくな会話もない。素晴らしい。
「だからおまえはアホなのだー」
やおらロイの赤毛をむぎゅーっと引っ張る。むぎゅー。
「いたいいたい。痛いです父上」
「すまない。こんな息子に育てたのは私の責任だ」
「いいえー。ロイはロイで他の女の子とイチャイチャするので忙しかったですから」
「うむ。ロイがたくさんの恋人を連れてきたおかげで、この城もにぎやかになった」
エリウッドは引っ張るロイの赤毛を放り出し、ふーと満足気に息を吐く。
「おかげで私も最近はめっきり元気になって、ぐはぁ(吐血)、ほうらこんなに元気なったよ」
口からツーと血が出てます。
「あの、大丈夫ですか?」
「大丈夫、大丈夫。ただの病気だから」
「はぁ」
「ともあれロイ」
血を吐きながら、エリウッドはキリリっとロイに向け、
「フェレ家の跡取りらしく、常に女性には気を配るのだよ」
「はっ」
それから執務室を出ると、ロイは咄嗟にキャスを廊下の陰に引きずり込みました。
「いやん! ロイこんな所で、人が……」
「……いや、そういうことは堂々とするから」
「なんだつまんない」
怯えたように震えていたキャスはあっという間に素に戻ります。
キャスをしっかりと見据え、ロイは真顔で言いました。
「約束して。絶対に城では泥棒はしないって」
「えええ〜」
不服そうにむくれるキャス。
「もし泥棒したら、もう絶好だからね」
「いやああ〜」
「いやああ〜じゃないでしょ!」
「いやああああ!」
「ちょっと待って、なにさっそく僕のズボンに手を入れてるの。
ちんこを直接ふにふに掴まれ、ロイの背筋がぞくぞくっと震えます。
「あああ! ロイごめんなさい!」
ぴゅる〜ぴゅるぴゅるぴゅる〜。
射精しちゃいました。
「キャスの精子泥棒!」
ロイは思わず声を荒げました。
「ひぃ……」
「どんな事があっても、絶対に他人の物を盗んだら駄目だからね!」
「でも……」
「でもじゃないでしょ! もし他人の物を盗んだら大変な事になるんだよ!?」
「うん。ロイがそうしてほしいなら、あたし盗みはしない」
キャスは親指を立てて、ウインクしてみせました。
すごい勢いで信用できません。
「もちろん、鍵の掛かった扉を開けたり、宝箱を開けたら駄目」
「うん、『扉』も『宝箱』も選択しない!」
「催涙弾も!」
「催涙弾水平撃ちも!」
「約束だからね……」
「あの夜の約束に誓って!」
「ないよそんなの!」
びしっと親指を立てるキャス。
「ローイー!」
と、そこへ声がしたかと思うと、ロイの恋人のリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーが、
全力移動でやって来ました。
全員ふんふんはっはと鼻息が荒い。どうやらロイの精子の匂いを嗅ぎつけてきたらしいです。
そしてキャスには目もくれず、ズボンとパンツを降ろしてちんこから精液をポタポタ垂らすロイを担ぎ上げ、
わっしょいわっしょいと神輿のように持ち上げて行ってしまいました。
「見ててねロイ。あたしがんばる!」
そんなこんなでキャスのメイド生活が始まります。
「みゃー(おはよ〜)」
「みゃ〜(あさだよ〜)」
メイドの朝は早い。
「ふあ……」
猫の鳴く早朝に起床して着替え。これが毎日ですからかなり大変。
まずは朝のお掃除。それが終わったらご主人様(キャスの場合ロイ)の朝食の準備。
それからキャスたち使用人の朝食。
使用人にもメイドがあってメイドにも上下があります。
メイドで一番偉いのはハウス・キーパー。次には乳母。
そしてメイドも上からハウス・メイド。食事担当。
次がキャスがやってるパーラー・メイド。お掃除とか雑用。
これに加えて子供がいる時はナース・メイド。
何かと複雑なのです。
そして今日のキャスの仕事は便所掃除。
ブラシを便器に突っ込んでこびりついた茶色いうんこをごしごし洗います。
ごしごし。うんこごしごし。
腰を振りながら、お掃除していると。
「キャスがちゃんと掃除してる」
背後から声。首だけ回すとそこにロイがいた。
「……なんでここにいるのよ」
ここは使用人用の便所。ロイが来るような場所ではありません。いやそれ以前に。
「ここ女子トイレなんですけど」
「うん。知ってる」
平然とロイはキャスのお尻をジーと見ている。
「まあ、たまには女子トイレもいいかな」
言うと、キャスの背後に寄り、高く上げた腰のスカートをぺろっとめくり、
「へー。かわいい水玉」
「ちょ、ちょっとロイ」
「いいから。そのままで」
そして可愛い可愛い水玉パンティをずらすと、薄い陰毛に覆われた陰唇がその可憐な姿を現わす。
「やーん」
ロイに見られている。それだけで、便所掃除中のキャスはポッと体が火照るのを感じた。
「あ、なんか濡れてきたよ」
すっと指を一本添えると、ぴくっとキャスの肉幕が蠢き、湿り気を伝えてくる。
「これならいきなりでもいいかな?」
ロイはズボンとパンツを降ろし、背後からしっかりとキャスの腰を押さえて、準備を整える。
「……う、うそでしょ!? いきなり、やだ、そんな」
「うそじゃないよ」
腰を強く打ち付けるだけで、ロイのいきり立ったペニスはするっとキャスのナカへと滑り込んでいく。
「ほら。僕とキャスが繋がったる。嘘じゃないよ」
「もう。バカァ……」
涙目になりながらキャスはしっかりと便器にしがみついて身を支えた。
ナカに埋め込まれたロイの分身は、灼熱のように熱く、ジッと内側からキャスの体を焼いていく。
「あ……ロイ」
キャスの陰肉がきゅっとロイを締め上げ、
「出すよ」
「え!?」
落ち着く間もなく、ぷっとナカに熱いモノが流れ込んできた。
「や……・・。はや、はやいいぃ……!」
予想も出来なかった射精に、キャスはきゅーんと身を仰け反らせた。反り返るメイド服の背中を見て、
ロイはますます盛って射精し、そして即座に引き抜く。
「う、うう……」
ナカの熱い衝動が消え、急速に冷える体をキャスは便器に寄りかからせた。
太股を流れる熱い精液はまだ温もりを残している。
「ばかぁ……。ナカに出しちゃって」
「なんで?」
「なんでって……赤ちゃんぅ」
「その時は元気な子を産んでね」
「え?」
「その気が無ければ女は抱かない」
女を抱く時は子供を作る時。その責任が無ければ、女を抱く資格などない。
「もう……」
ぷーと笑顔でほっぺたをふくらませるキャスに、ロイはするっとペニスを突き付けた。
出したばかりで萎えた先端から残り汁を滴らせる分身を。
「キレイにして」
「……うん」
何故かそれがキャスには嬉しくって。
ぺろっと舌を伸ばすと先端の液うぃ舐め取って、それからパクッと全体を口に咥えて、舌で包み込んで舐め取っていく。
「うん……。もういいよ」
これ以上やるとまた出したくなる。ロイはすぐにちんこを口から引き抜いた。
「ちょっとそこどいて」
そしてキャスをどかせると、ロイは自分が便器に座る。
「何すんの?」
「うんこ」
確かに便所はそういう場所だ。女子トイレとはいえ。
「じー」とキャスは便器に座るロイを見る。
「見られてるとうんこしにくいよ」
「いいから、いいから」
うんこをする。
うんこー。うんこー。いっぱいうんこー。
うんこするのー。うんこするー。
ぶりぶりー。ばりんばりー。
あのね。うんこするときもちいいのー。だからね。いっぱいうんこするのー。
ぶりぶりばりばりー。
カレーは本当はうんこ。ホントだよ?
びちぐそうんこ、ちょっぴりうんこ、まるまるうんこ。うんこはいろいろあるけれど。
どれもおんなじうんこです。
うんこするー。うんこしろー。
「いっぱい出たねー」
ロイのお尻から捻り出されるうんこを見届けて、キャスは便所紙を手に持つ。
「はーい。吹いてあげるからお尻こっちに向けなさい」
「うん」
ロイがアナルを差し出すと、キャスは紙で丁寧に穴に沿ってまんべんなく拭き取って、
尻穴の奥までかき混ぜていく。
「ひゃあぅん」
ロイの尻がピクッと震えて持ち上がり、緊張を伝えた。
「おとなしくしなさい」
「ひゃーい」
そして奥まで紙を突っ込んで、うんこをキレイさっぱり拭き取って、ようやくロイのお尻は解放された。
なんだかお腹の中までキレイになったようで。ロイはちょっと病みつきになりそうです。
「キャスはお尻拭きの名人だね!」
「どういたしまして」
二人、顔を見合わせてクスクスと笑う。
「ローイー!」
と、そこへ声がしたかと思うと、ロイの恋人のリリーナ、シャニー、ララム、ウォルト、セシリア、ソフィーヤ、スーが、
全力移動でやって来ました。
全員臭そうに鼻をつまんでいる。どうやらロイのうんこの匂いを嗅ぎつけてきたらしいです。
そしてキャスには目もくれず、ズボンとパンツを降ろしてお尻をすっきりさせているロイを担ぎ上げ、
わっしょいわっしょいと神輿のように持ち上げて行ってしまいました。
「ロイも大変だわー」
うんうんと納得するキャスでした。そして便所掃除に戻ります。
そしてメイドな日は続いていく。
「ロイー。お昼どうする?」
今日のロイの食事登板はキャス。
皆さんがせわしなくごはんになるたび、ときに暴力的にキャスたちも食べ続けます。
「ねここねこうどん」
「う・どーん!」
と言ってから、
「それをあたしに作ってこいと」
より新鮮な食材を求める旅へ。
こういうときはこう言うんですよ。
肉を求めるキャスの大冒険!
でも人肉じゃないのがちょっと残念。
「みゃー」「みゃー」
城の中庭にある猫牧場。そこにキャスは肉と包丁を持ってやって来ます。
「ほうら。ごはんだよー」
「みゃー(おにくー)」
「みゃー(おにくだよー)」
キャスが肉片を差し出すと、早速猫がやって来る。
「みゃーみゃー(おにくたべろー)」
「みゃーみゃー(おにくたべるー)」
肉片を噛み切ると、くっちゃくっちゃと租借してよく噛んで飲み込む。
「みゃー(おいちー)」
「みゃー(おにくおいちーねー)」
おいしそうに肉を食べる猫を、キャスはうふふと笑いながら見ていた。包丁を持って。
「かわいー。たくさん食べるんだよ。
と、見せかけて。バカめ、死ね!」
ざく。ぐふ。どむ。
「ねこーねこー」とキャス。
「ねここねこー」とロイ。
キャスが作ってきたねここねこうどんを、ロイは満足してくれたようで二人一緒にずるずると食べます。
その側には、食べたばかりの猫の骨が転がり。
「ごちそうさまー」
「ふふ。お粗末様でした」
お腹いっぱいになりごろんとベッドに横になるロイ。キャスも釣られてベッドに横になる。
今はロイの私室で二人っきり。恋人たちもいない。
「ごろごろ」とロイ。
「だらだら」とキャス。
ごろごろだらだら過ごしてると、ロイが転がってきてキャスの上に重なった。
「きゃん」
そしてメイド服のキャスを上からムギューと抱きしめる。きつく。
「いたっ。いたいいたい」
「ごめんごめん」
上から横に移って、それでもロイはキャスを抱きしめる。優しく横向きに。
メイド服の下の体は肉付きのほとんど感じられなくて。相変わらず貧弱。
ロイが今まで抱いた女性の中では二番目に貧弱だろうか。一番はファ。
小さく幼いわファの割れ目に挿入した時は、イタイイタイと泣き叫び、大量に出血して大変だった。
「……ん」
ロイの胸に頬を寄せ、キャスは赤い顔ではぁと熱い吐息を漏らし、股間に手を伸ばす。
ズボンの上からそっと撫でると、ただそれだけで彼の熱いモノが持ち上がる。
何故かそれが嬉しかった。とても嬉しかった。
「キャス」
密着した状態で、勃起したモノをキャスの柔らかな太股のこしりつけ、ロイが訊ねる。
「どう? ここでの暮らしは……」
「うん……。結構楽しいかな。でも」
と潤んだ瞳で見上げる。涙の溜まった目、赤く染めた頬が可愛いと感じられた。
「病気になっちゃった」
「なんの?」
「ロイの事ばっかり考えちゃって……ひわいになっちゃう病気」
言って恥ずかしげに顔を伏せる。
「そう」
ロイはそのおでこにそっと唇を寄せた。おでこに熱い粘膜が触れ、たちまち赤くなる。
「だったら……治療しないと」
「うん。おねがい」
きゅっ、とロイの胸にしがみつきキャスは目を閉じた。
横向きで抱き合ったまま、ロイはメイド服のスカートの中へと手を伸ばす。
すぐに熱く脈動する肉膜が触れた。
「パンツ穿いてない?」
「うん……。病気だもん」
そのまま指を肉の割れ目へのぐにっと忍ばせる。
「ひうっ」
ロイの指を股間の中に感じ、キャスは胸へ顔を埋めた。その膣は熱く潤い、人差し指を吸い込むように中へと誘う。
「熱いよ……ロイ」
「うん。キャスも」
指を引き抜くと、そこはもうしっかりと濡れている。
ロイは再びキャスの上へと体勢を戻し、スカートを捲り上げた。潤んだ秘裂が、
ぴくっと脈動するのが見て取れる。
「……きて」
自分から脚を広げ、ズボンから分身を取り出したロイは先端を宛がった。
そしてゆっくりと肉の穴に肉の棒を差し込んでいく。
「あっ……」
中に入った瞬間、キャスの体がビクッと小刻みに震え―
ドクン、と熱いモノがなかに注がれる。
「……ん……だから…はやいぃ……!」
あっという間の射精に、キャスはイク間もなく脚をバタつかせた。
早々に射精したロイはふぅと満足そうにモノを引き抜いて、横からキャスの髪を撫でる。
「よかったよ。キャスのなか」
「……なんでそんなに早いのよ」
「キャスの体がとっても気持ちいいからだよ」
ちゅっと唇にキス。口を離すとキャスはぷーと頬を膨らませる。
「ぷー。信じられない。あたしまだイッてないのに」
「ごめん。また今度」
ベッドから身を起こし、ロイは手を差し伸べた。
「さ、メイドさんのお仕事はまだだろう」
「はーい」
お腹のナカに残る熱いものを感じつつ、キャスは今度は自分からロイの首に飛びついた。
そして耳元で囁く。
「だーい好きだよ」
それから数日後。
「みゃー」
「みゃー」
猫牧場でキャスはいつものように餌をやる。
「ほーら。今日の餌は黄色い電気ネズミだよー」
投げ込まれた黄色い電気ネズミに早速群がり、猫はみゃーみゃーと食い漁っていく。
「やあ、キャス」
そこにロイがやって来た。手にレイピアを持って。細く尖った突く為の剣。
「あら。剣のお稽古」
「うん」
その場でしゅっしゅっとレイピアを突いてみる。空気に穴が開き、風が起こる。
そう錯覚するほどの鋭い突き。
キャスはジーとレイピアの切っ先を見据え、
「男ってどうしてそんなのが好きなのかな」
「うーん。どうしてだろう」
レイピアを鞘にしまうと、ロイはキャスの腰を抱き寄せて、ちゅっとキス。
「でも、こっちの方が僕はいいかな」
「あたしも」
また口を合わせ、くちゅくちゅと舌を絡ませる。二人を猫だけが見ていた。
「みゃー」「みゃー」
「……猫が見てるよ」
「見せてやればいい」
口と口を唾液で結び、ロイの手が胸へと伸びる。
「あんっ」
メイド服の下の乳房はやっぱり小さくて。ロイは乳首を転がしてしこらせ、ないもキスを続ける。
「……ん」
ロイにされるがまま、キャスは身を預けハァと熱い吐息をつき性の悦楽に身を委ねる。
メイド服のキャスを貪るロイみ、衝動のままキャスの少女の甘い香りに酔っていた。
「ロイさまー」
声がしてパッと二人は離れる。
服を調えると同時、マリナスがやって来た。
「おお、ここですか。大変ですぞロイ様」
「何かマリナス」
汗をかいた赤ら顔で聞くと、マリナスは大仰な声で、
「給食費が何者かに盗まれました」
「何だって! 給食費が!?」
「左様です」
「それで犯人は」
「皆目見当も付きませんが」
マリナスの視線が横に入りキャスに向けられる。
「何よ。あたしが盗ったっていうの」
「しかし、れっきとした盗賊ですからな」
「まあまあ」
真っ直ぐに怒りを露にするキャスを、ロイは落ち着かせ、
「それならまずキャスの身の潔白を証明しよう。キャスもそれでいいかな」
「うん。ロイがそう言うなら……」
というわけで、まずはキャスの部屋から探してみる。
使用人用の質素で小さい部屋。探すのも手間はかからない。
キャスが見る中、ロイとマリナスが部屋を家捜し。乙女の部屋を。
「ありましたぞ」
ベッドの下じからマリナスが取り出したのは、紛れもない給食費の入った袋。
中身もちゃんとある。
「これはどういうことですかな」
口調こそ穏やかだが、マリナスの表情にははっきりと不審の色が浮かんでいた。
「し、知らないわよ。あたしそんなの」
「またまたそのような」
「ね、ねえロイ。ロイは信じてるわよね。ちゃんと約束したんだから」
決して盗みはしないという約束。それは二人の絆の証で。
「ロイ。あたしを信じて」
みゃー
「うん。ぼくはキャスをしんじているよ」
「何よその間は!」
ロイの手をがしっと掴み、キャスはしっかりと目を合わせて、
「一緒に真犯人を見つけましょう」
給食費を盗み、キャスに濡れ衣を被せようとした真犯人。怒りにキャスはメラメラと燃える。
「絶っ対に、見つけてやるんだから」
そしてロイとキャスの真犯人探しが始まる。
(おしまい)
ルイーズ奥様の性交体位講座(3)
皆様、前回の内容の復習は、きちんとなさいましたか?とは申し上げても、前回のは基本中の基本ですので、復習するまでもないとは思いますが・・・
それでは今回は『騎乗位』ですわ。今回も、まずは私が見本をお見せいたしますので、しっかりと覚えてくださいましね♥
それではまず、パント様を仰向けに寝かせ、彼のペニスを露出させます。皆様、ご覧下さい。これが・・・私を虜にした、パント様の・・・ポポポッ♥
パント:ル、ルイーズ・・・恥ずかしいよ・・・
この大きくそびえ立つキノコ・・・・・・いつ見ても、素敵ですわ。
それでは次に、私がおパンツを脱いで、彼のペニスの上にしゃがみます。そして、女陰にペニスをしっかりと当てて、そのまま腰を沈めて・・・
パント:うおっ!・・・あああ・・・すご・・・い・・・
ああああああっ!あああんっ!あああああっ!
そしたら、今度は私のほうが動きますわ。このとき、自分の好きなように、自分の気持ちいいように動くのがポイントですわね。
さあ、それでは・・・・・・ああああああああああああああああんんんっ!!!
・・・・・・はあはあはあ・・・・・・い、いかがでしたか?これが・・・『騎乗位』・・・はあはあはあ・・・
ルイーズ奥様の性交体位講座(4)
それでは、今回も、皆様の中から一組、実際にやっていただきましょう。それでは・・・・・・ギィくん。
ギィ:お、俺かよ!?
ではまず、そこに仰向けにおなりになって。ところで、ギィくんのお相手は・・・・・・
プリシラ:あ、あの、私です・・・
まあっ!プリシラでしたのっ!?それはまた・・・それではプリシラ、ギィくんのペニスを・・・
プリシラ:はい。・・・・・・こうですか?
まあ!ギィくんったら、見かけによらず、立派なモノをお持ちですのね・・・・・・これは、プリシラがぞっこんになってしまうのも頷けますわ。
プリシラ:・・・・・・(ポッ♥)・・・・・・
それでは、先ほどの私と同じように、おパンツを脱いで、その上に跨ってくださいまし。
うふふ。皆様ご覧下さい。今、プリシラの女陰に、ギィくんのペニスが・・・・・・入っていきますわ・・・・・・
プリシラ:!!!
ギィ:おおおっ!す、すげー!!!
プリシラ:あああ・・・ああん・・・あああああっ!
まあ、プリシラったら・・・気持ちよさそう・・・
それでは、次は、発展編『御所車』ですわ。
まず、騎乗位で行っているプリシラの両足を掴んで、まっすぐに伸ばさせます。私が左足を掴みますから、パント様は右足をお願いいたしますわね。
そうしたら、私とパント様、同じ方向にプリシラの足を回転させます。このとき、勢いをつけて、独楽のように回すとよりよいですわね。
それでは、いきますわよ・・・それっ!!!
プリシラ:ひいいいいいいいいいいいいいいいっ!変になっちゃううううううううううっ!!!
ギィ:おおおおおおっ!す、すげえええええええええええええっ!!!
それでは、この二人が絶頂に達しましたので、今回はここまでといたします。次回の講義は『後背位』ですわ。
皆様、今回の復習と、次回の予習をきちんと行ってくださいましね♪
つづく
うは・・・
>>527がNGワードあぼ〜んされたと思ったら・・・GJ?
それはそうと現在479KB
乙。
そろそろ更新の時期かなぁ。
了解。
埋めとく?
, -‐- 、 r‐-、__
ヽ '´ ̄ `
/ ' ヽ. ヾ ヽ
L_/ ; l i ! ヽ. .
/ / ナフ ノ リ ナ ノ)) 〉
/ i , ァ'´l` fヽ. ! リ /
. / l l ヒ'l´! ト| lヽ
ん、_リ、 丶 ー' _,' ‐ ,.' ゝ
ヽ \ヽヽ __ ィ ゝ`
` `゙, ー 、lヽ.,'.,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、
/ ヽヽ!|,、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ ‐- 、 ヽ// 埋め。
,'´ l`ー/ ニi ミスの指摘は
! i ∧ ァノ なるべく直ちにお願い
ト !' `/
__,,. -‐''"´i1
__,,.. -‐ ''"´ l|l
r='''"´ j_! __..-―- - 、__ , -、__ ,ィ-、__
. l 今章の z'_,.ュ ヽ フ´ -‐ , , =、 \ヾ二ヽ'‐-_、
l /, ‐- l '´7 / / / .;'i i :!.:.ハ V V 7 ノ
r‐-、 未収録作品 r'´_` l /,イ:/.;'.:!_l;イ- :i l.:l、l-ト、i V ハヽ (!
「`ヽ' ´!} ノヽ. l'.:ハ.:i:!v=!、 !ハ z=ト、! l' ノi、} li
「`ヽ 計4作品 il、_ ヽ、!'ヾト!:i ヒ'j ヒzリl :. l:::ハ `T l
`iー' __...」」 `ヽ. `ヾ:.l ''´ ' __ `` j :.:i:.レ' ! V
l __,,.. -‐<¨´ ̄ __ヽ. `ヽ ゝ' /_.. '-l、 j--、!
. ゝ-― ''"´ ̄ヽ ` ー-z_=‐fュ、 ヽ. ` 、=くr、 ヾ.:.i: !
` .. _ i }::} j !`.:.:.ェ、 _ `i }::!r' `ヽl
` ーz、ノ ノ:ノ〈 ノ .:.:,' y'´iメ 、 ノノ:ノハ !
ゝr'-' イ , ' .:.:,r'' /:,:,`7ト、= 'ノ j
ヽ. / .:..:.;イ´/:,:,:,:,:/ V ∧
. ヽ. _' .:./!{レ'、:,:,:,:,:__{ :.:.ト---r- ,..イ ハ
|:. :.ハレ'ヽ `ー',ィハ :.:.:.V;:;:;:;:;V´:.:!:| i:. ハ
l:. :.! };:;:;:;`ー';:;:;:;:ハ :.:.:.:.i;:;:;:;:;/:.:.:.l:.l l:. !
___
'´::::''' `ヘ
!::::: ノ从)〉
.|l;;;;::.. Z l /……書く事が無いので撤収しまつ
.|::::: Z" 皆さん新スレでもハァハァしていきましょう
ノ;;;;. ,,l|_]つミ
...く;;;;;;;;;;;;;|_ノヽ⊃::..
一瞬葉鍵板に紛れ込んだかとオモタ
埋め立て用チラシの裏(SSではないので、倉庫収録不可)
@妊娠オチ
『人は何故、セックスをするのだろうか?』
皆さんは、この問いについて、どうお考えになるだろうか?俺の考えとしては、次の三つの理由が挙げられる。
一つ目は、子孫を残す為。二つ目は、快楽の為。そして三つ目は、俺個人としては絶対に認めないのだが、お金の為というのもあるだろう。
皆さんはどうだろうか?おそらく、ほとんどの方が2なのではないかと思う。
まあ、エロパロ板という、大人の快楽を追及する板に来ているのだから、それも当然だろう。かくいう自分も、当然2の目的で、ここに来ている。
だが、そもそもセックスというのは、生物学的には本来は1の目的であったはず。
子を成し、子を育て、そして世界を次の世代へ託す・・・それが、本当のセックスの目的であったはず。
もちろん、セックスには、大人の快楽という一面があるし、皆さんもその目的でこのエロパロ板に来ているのだとは思う。
当然、自分もそうだし、他の職人様もそうだろう。
だが・・・心のどこかには留めておいて欲しいのです。セックスの、本来の目的、そして、その本来の意味を。
俺がネットをやるようになってから、Yahooのニュース速報を、ほぼ毎日見ているが、凄惨な事件が、ほぼ毎日のように起きている。
特に、幼児や児童の虐待などは、5日に1回は見ている気がする。何の抵抗も出来ない子供を狙う、悪質な犯罪・・・聞くたびに、はらわたが煮えくり返るような思いになる。
しかも信じられないことに、その加害者の大多数が親だったりするのだ。何故だろう?どうして、自らのお腹を痛めて産んだわが子を、そのように邪険に扱うのか?
親が子供を育てるのは、権利ではない。義務なのですよ?
どうして我が子を愛さないのか。俺はこう考える。
おそらく、この親たちは、セックスの1の目的を忘れてしまっているのではないか。セックスを、『快楽』としてしか見ていないから、
子孫を残すという目的を見失ってしまっているから、その結果出来た子供を、邪魔に思ってしまうのではないか。
『妊娠』・・・それは、セックスの目的が、1であるということを、強力に証明することだと思う。
だから俺は、あえて妊娠を書く。それは、セックスの本来の目的である、子孫を残すという意味を、忘れて欲しくないから。
「ダミアンは、妊娠オチ好きだな」
よく言われることである。そしてそれは、実はこのスレに限ったことではなく、他のスレでも同様である。
でも、俺が妊娠オチを書くのは、そう言う意味があるので、これからも多用するとは思いますが、どうかご容赦ください。
A30KBの壁
実は俺は、30KBを超える作品を書いたことがない。
作品倉庫を見てもらうとわかるとは思うが、俺の作品は長くても、20KB台である。
但し、他のスレの作品では、一つだけ、30KBを超える作品を書いてはいるが、これは連載物であり、一回の投下量は10KBにも満たない。
実は俺の書き方は、頭の中で構想をある程度練ったら、一気に書き上げるというやり方なので、あまり長くなると途中で飽きてしまうのだ。
要するに、『書かない』のではなくて、『書けない』のだ。
なら何日かに分けて少しずつ書けばいいのではないかと思われるかもしれないが、本来の自分の性格が、熱しやすく冷めやすいタイプなので、
前日のやる気が翌日まで持続していないことが多い。そのため、翌日に続きを書こうとすると、途端に頭の中が真っ白になってしまうのだ。
マシン氏や千葉犬氏、亜茶氏、三日目氏の作品を読ませていただくと、つくづく凄いなあと思ってしまう。
あんなに長いのに、最後まで集中力が途切れずに、中身の濃い作品がきちんと出来上がっている。
どうすれば、あのような凄い作品が書けるのだろう?多分、俺には一生無理だと思う。
千葉犬氏や亜茶氏のギャグ作品というのはまだお見かけしないので未知数だが、マシン氏や三日目氏は、ギャグも面白い。
もし、マシン氏や三日目氏に本気でギャグを書かれたら、俺なんかでは到底太刀打ちできないのではないか。
俺は、本気でそう思っています。
ちなみに、俺の唯一の80KB作品っていうのは、前にシスプリスレに投下したもので、兄が一日に可憐と9発もしてしまうというとんでもない内容だった。
(他の女の子も入れると、何と15発!w)
現在、彼のスレには、保管庫が出来ているので、興味のある方は、こちらをドゾー ↓
ttp://rinrin.saiin.net/~library/pukiwiki/index.php?%A1%D6%A4%AA%B7%BB%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CE%B2%C4%CE%F9%A4%CA%B0%EC%C6%FC%A1%D7%A5%C0%A5%DF%A5%A2%A5%F3%20%A2%A1.lt5gYzbQ. 宣伝スマソorz
一人でスレの6分の1以上の文を書いて投下したのかよ・・・やっぱあんた馬鹿だ(褒め言葉)
臨時保管庫さんへ
ロイ×キャス「盗賊娘はお姫様の夢を見るか」はごく普通の話なのに猟奇と誤植が付いています。
すみませんが訂正しておいてください。よろしくお願いします。
どう見ても猟奇です。
本当にありがとうございました。
グロなもんはグロです。
本当に有難うございました。
たぶんマジで外伝氏にとってはあの話が「普通」なんだろうな…
飲んでたメタノール吹いたじゃないか!
謝罪と賠償を要求汁
いやメタノールは飲むなよ失明するぞ。
外伝氏の封印ディーク×シャニーのハッピーエンド完結編は保管庫収録拒否なの?
>>545 当方の主観において猟奇と判断しました。
>>551 17章のことならば、ハッピーエンド完結編は収録してあります。
ログを持ってないと分からないかも知れませんが、
>「シャニー。シャニー」
より先はハッピーエンドとして投下されたものです。
>>552 ではすみませんが、普通の話ですが管理人さんの主観で猟奇と付けたと説明書きをお願いします。
外伝…
いつも親切に収録してくれている管理人様に、なんて失礼な事を言うんだよ!
グロ表現がある作品に注意書きがあるのは当たり前。
それは管理人にとって、しなければならない義務のようなもの。
従えないなら投下すんな
本人がグロと思ってないんだから仕方ない。
管理人氏の主観と明記したら?
>外伝氏
次の投下から直前に必要な注意書きを付けてくれるのであれば構いません。
ちなみに、備考「猟奇」の基準は、
>陵辱・拷問および苦痛・・殺傷などを嗜むエログロ趣味
>キャラが残酷な目に遭う
という猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系の総合スレのテンプレを参考にしています。
今度、備考の基準をまとめましょうかね。
いくらなんでも失礼だろ、職人気取りで偉ぶってるんじゃねぇ
管理人に謝れ、外伝
>ダミアン氏
何か感動した。あの妊娠オチにそんな意味があったなんて・・・
どこぞの猟奇厨に氏の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいよ。
エロが少ない話ってどの辺りまでなら許されるだろうか
>>557 いえ、自分はいつも注意書きはしてますが。ロイ×キャスはごく普通の話ですからしなかっただけで。
というわけで修正をお願いします。
ミスの指摘はなるべく直ちにお願いとあるので申し上げてるだけですが。
ちなみにグロや猟奇は本当に苦手です。
最初は主観だったのが、次に備考「猟奇」の基準とか持ち出すのは笑うところ?
管理人氏の主観を基準にするのは自サイトだけにしてもらいたいが。
>560
そこそこ上手くて読み応えあればエロ少な目でも文句はでないと思うよ
ただここはエロパロスレだってことを頭に置いて、単なる恋愛話なら自サイト
でよろしく
>外伝氏
あの作品の備考に猟奇を付けると、外伝氏のように「この程度で猟奇?」と思う人もいます。
逆につけないと
>>466-472などのように「不意打ち」だと思う人もいます。
どっちにしてもケチの付けようはありますが、
猟奇を期待して読んだ人が拍子抜けするのと、
耐性の無い人が苦手なものを心の準備無しで読んでしまうこと。
両方は防げないので、とりあえず後者の事態を防ぐことを優先させていただきました。
>>562 「当方の主観」では具体性のカケラも無いので、丁度良いのを持ってきただけです。
特に深い意味はありません。
アンカーミスorz
566 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:17:58 ID:PgS+w5xj
両方付ければいいじゃない。ごく普通の話と猟奇。
投下の度に言いそうでうざいんだが。
すいません、妙なタイミングで妙な質問を
>>563 肝に銘じます
上手ければ、本当にこれに尽きますね…
「この要望はずっと続けていくつもりです」
つーか死ねよ外伝、どう見ても猟奇、グロだろうが
そんなにこのスレ荒らしたいのか?
これ以上ゴネるならさっさと出て行け、んで猟奇スレにでも自分のオナニー作品投下しろや
>569
通報しました
すみません…管理人様。
外伝はもう何を言ってもパーですから聞きやしないと思います。
基準をもうけた方がいいです。
外伝がグゥの音も出ないくらいしっかりしたのを。
このままでは住人や新規でこのスレに訪れた方が大変迷惑です。
しかも、これからも「荒らす」って宣言しているんだから、被害はずっと続くと思います。
お願いします
>外伝氏
キャスが崖から突き落とされて野良猫の餌になる話のどこが普通の話なのですか?
>>564 本当に普通の話でひとりでも「猟奇だ」と言う人がいたら猟奇を付ける?
なんか管理人さんにケチつけてる人がいるが明らかに外伝に非がある
キャスが好きな人が読んだら、最終的に死んで野良猫のえさになるような話を猟奇じゃありません
と言うようなお話を、普通の話と言われても納得しない、
>>573は屁理屈だよ
私に良い考えが有る。
「管理人は猟奇、作者はごく普通の話と思ってます。」
と書けばよい。
管理人さん。自分の決めた事を貫いてください。私はそれを支持します。
というか、外伝の名無しによる自演がウザい
そんな事より、これだけの人を不快にさせたんだから反省してください。
…あのさ。
管理人さんにこんな無礼な事を言っちゃて、やる気を無くしたらどうすんのよ?
いつも、常に、感謝シロ
>>557 備考「猟奇」の基準が〜
>>564 読んだ人が〜
ころころ主張が変わるのは仕様かな?
自サイトなんだから主観とはっきり明言しとけばいい
主張変わるといっても一貫性がないわけでもないんじゃ
主観、だとラインがはっきりしないから呼んだ人のことも考えて猟奇スレの基準に則って
ってことでしょ
職人が来ない、管理人がミスの指摘を受け付けない。
と思われたら嫌です。
>>579 本人ですか? 今回は管理人のミスじゃない、明らかに外伝の暴挙です、本当に有難うございました
そもそも管理人さんに自サイトじゃないんだから主観で決めるなといったら、外伝にも自分の主観でグロじゃないと言い張るなと言えるんじゃ…
ここは外伝のチラシの裏じゃありません、そんなに猟奇を普通の基準にしたいなら自サイトに引きこもって書きなさいよ
>>580 いや違うし。嫌と言ってるでしょ?
外伝氏は主観なら主観と書いてと言ってるだけしょ?
それに管理人の自サイトだから好きにすればいいとしか言ってないような
どこに「そもそも管理人さんに自サイトじゃないんだから主観で決めるな」という意見があるんですか?
レス番を付けてお願い。
>>562 >管理人氏の主観を基準にするのは自サイトだけにしてもらいたいが。
管理人さんの自サイトだから主観で決めていいとしか言ってないし。何か問題?
臨時保管庫は管理人の自サイトですよ?
保管庫は管理人の自サイトじゃないから主観を持ち出すなと取れるでしょ
保管庫は管理人の自サイトだから主観でいいと取れるでしょ
う〜ん、分かんないかな……でも、
>>562は多分保管庫を管理人の自サイトとは思ってないよ
そうじゃないと>管理人氏の主観を基準にするのは自サイトだけにしてもらいたいが
なんてご大層なせりふをはけないと思うんだが…でも多分なんていってる時点で俺に非があるか
スマンかった、ID:hFDgCF7Iさん