☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十話☆

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458名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 03:52:49 ID:81nb+uT1
>>438-441
無印1話でちゃんと普通のフェレットとは違うって作中で言ってたよ
後フェレットをイタチと呼ぶのは必ずしも間違いじゃないねフェレットは
ヨーロッパケナガイタチを家畜にしたものだし
ついでに狐は犬科と言っても犬や狼とは属が違うから別物と言えば別物。
そしてこれ以上はスレ違いw
>>176
ご苦労様です
459名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 03:54:35 ID:p/Naj5Pf
────

 「なのはっ!?」

慌てて駆け寄ろうとした僕は不意に何かに気づいた

 「はぁ、はぁっ、はぅっ・・・!?」

身体をよじり、確かに苦しそうな声を上げてるけど…ただ何かそれだけではないような気がする
確かによくない状態であるのは見て取れる、でもよく見ると魔力の制御自体はそれほど乱れてるわけではない

それに僕自身もその状況にいつもと違う調子であることに気づいていた
なのはの喘ぎ声と、不思議な匂いに反応する普段とは違う自分の感情に困惑を感じながら、ユーノは…


────

作業並行してやってたら3時間もかかってしまったorz
しかも色々強引だなぁ…

↓ということで以降、分岐。任せた。

1:変身強制解除、以降は(ry

2:色香に負けてユーノもその場で発j(略

3:その他?

────
>> 176 ◆iJ.78YNgfE さん
傍から見てた身ですがこういうのは見てるだけでも楽しいものだと思います。
もし詰まっていても見ることで閃く物があるかもしれませんし
460名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 03:57:59 ID:p/Naj5Pf
>>458をみてやはり修行が足りないと思ったorz
461名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 03:58:50 ID:81nb+uT1
>>459
割り込んでしまった。ごめんなさい。
投下ご苦労様です。
462名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 04:03:31 ID:TABv6Aja
>>459
獣姦!獣姦!
463名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 04:09:59 ID:81nb+uT1
>>460
あまりにタイミングが悪すぎた、気にせんでください。
464名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 06:46:24 ID:WBp04mkm
>>459
獣姦は獣姦でもこの発想は斬新ですね。
設定の不備云々というより、純粋に二次作品として十分面白みがあると思いますよ。
なにより、このシチュエーションは設定をデフォルトにすると成り立たないので
この作品においては問題に値しないですし、>>463さんのおっしゃるとおり気にしなくて良いと思います
465名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 06:59:36 ID:WBp04mkm
>>464補足
※オフィシャル設定にこだわりすぎると、二次創作としての自由度が失われるという意味です。
作品に整合性がないと言ってるわけではありませんので、どうか誤解なさらずに。
466名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 07:22:19 ID:ao4RDWyA
フェレットモードのユーノは、、服着てないよね。
毛皮があるから恥ずかしくないのかな?

うむむ、何か書こうと思ったが結構ムズイ…。
というわけで

獣姦!獣姦!

(白というと http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%82%B8%E3%83%A7 フェレット違うけどかわいい…)
467名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 14:06:28 ID:piTwFK4U
お〜こじょさ〜ん(*´▽`)
とかいうと別の漫画になってしまうか

獣姦が人気なのねw
468名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 19:31:13 ID:YbLu6RKk
職人さん減っちゃったね。スレも随分過疎ってるし・・・・・・
5〜6スレ辺りの投下ラッシュが懐かしいなぁ
469名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 19:38:56 ID:Zmhc8nmT
つーか保管庫の人生きてるのかな
470640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:02:11 ID:E6M8cxTR
「世界の終り」の第四話を投下いたします。
陵辱作品ですので、苦手な方は御注意ください。











471640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:03:41 ID:E6M8cxTR
魔法少女リリカルなのはA’s −世界の、終わり−

第四話 少女達の終焉・上


「ああ、やいあぁ、また、またああああああぁっ!!」

くる。そう思った次の瞬間には前後の孔の中で二本の凶器が暴発し。
なのはの胎内を、腸を、真っ白に染め上げていく。
周囲をまともに視認することすら不覚になりつつある少女がその鋭敏すぎる衝撃を
受け流すことも、堪えきることもできようはずもなく。
快楽という名のその衝撃は深く、深く、彼女の狂いそうなほど敏感になった脳神経を
貫き悲鳴をあげさせる。

「いぐ、いぐ、いぐうううううううぅぅぅぅっ!!!!!」

金髪の捕食者に抱え持ち上げられた片足は、絶頂と同時にわずかに硬直し、
すぐさま力を失って垂れ下がる。
首を反らせ、背筋を反らせて白濁にまみれた顔を天高く向けて絶叫する少女の胸を、
短髪の調教者の口がしつこく嬲り続ける。
右手でお臍を、左の手では鎖骨をやさしく撫でられ、
淫毒に高められ絶頂で敏感になった身体をぞくぞくとしたいやらしい感覚が駆け巡り、
彼女らに敗戦した少女魔導師はサンドイッチ状態での陵辱という惨めすぎる格好のまま、
捻り切れんばかりに首を振りたくり悶え、よがっていた。

「ふふ……そうそう、いい子だ……」
「ちゃんとイくときはイくて、言わななぁ?ええ子には、たーんとご褒美あげるしなぁ」
「あうううううぅぅぅっ!!また、くる、だめ、や、ああぁっ!!ひぐ、ひくぅぅぅぅぅっ!!!」

絶頂直後の脱力しかけた身体に、間髪入れず注送が叩き込まれ、少女の悲痛な叫びが響く。
なのはの膣が収縮し、二人の陵辱者の灼熱槍を締め付けていく。
イってはイかされ、イかされてはイく。
彼女の幼い胎内に収まりきらない白の噴流が溢れ出し、
彼女自身が分泌し噴き上げ続ける本気汁と合わさって、陰惨な白濁の滝を作り上げて
両足を伝い、洪水と化す。

「ひやなの、いや、ひや、いやなのおおおおぉぉぉっ!!もう……ああ、あ、ひやああぁぁっっ!!!!」

洪水は、止まらない。

「うぁっ、あ、ひ、ひや、ひ、ぃやぁ、んあああぁあぁっ!?、あぎ……ぐううぅっ!?」

白濁を噴き流しわななくなのはの前門から、よくもこれほどのサイズのものを咥えこんでいたと思えるほどのはやての剛直が引き抜かれ、
同時にその白く汚く汚れ、ツヤも張りも失った茶色の髪が乱暴に掴みあげられる。
ぶちぶちと何本か、その勢いで千切れ抜けてしまったことが感じられて、なのはは痛みに声をあげようとする。
だが目の前に迫った汚濁まみれの肉槍──先ほどまで、なのは自身のいやらしい孔を埋め尽くしていた
はやて、そのもの──によってその口は塞がれて、発声も覚束なくなる。
丁度、馬とびの馬のような──片足を抱えられ、両腕を後ろ手に拘束されている点が、致命的に異なるが──姿勢を
とらされ、今度は上の口と後ろの穴に対する注送が即座に始まったのだ。
そのような姿勢を片足で支えられるほど、なのはに体力が残っているわけもなく。
痙攣を伴って右足がかくりと折れ、攻め続ける二人もそれを見越していたかのように沈み込むなのはの
動きに合わせ腰を落とす。
また両腕を拘束していたバインドが解かれ、彼女の体重を支えるべく震えながらも地面へとそれらは差し出される。

まるで、犬だった。
四つんばいから放尿をするために片足をあげた、メス犬の姿こそが、今のなのはそのものを言い表す形容、そのもの。
472640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:04:38 ID:E6M8cxTR

「んーっ、ん、ん!!んんん、んんぅ!!んぐうぅぅぅぅーーーーっ!!!!」

串刺しのように、口内と腸内を蹂躙され貫かれる、被虐の雌犬。
よがり泣き叫び、男根の出入りと共に繰り返し潮をばらまく恥知らずな雌犬。

高町なのはは一匹の雌犬としてただ、二人の思うがまま───……。


 *    *    *


彼女が目覚めたとき、二人の陵辱者は姿を消していた。

地面に広がる、白濁の海原。
輝きを失い裂け目ばかりで精液漬けで嫌な質感になった、ボロボロのバリアジャケット。
そして、まるで土下座のような姿勢でうずくまり穴という穴から子種を垂れ流す、ザーメンまみれに汚されきった自分。

そこにあったのは、それで全てだった。全てが彼女の、なのはの敗残の証。

「う……ぁ」

身を起こそうにも散々に胎内へと打ち込まれた快楽の余波で、碌に腕にも足にも力が入らない。
首も、頭を持ち上げるだけの力はなく、顔面は精の海へと突っ伏したままだった。

「……トちゃ……はやて、ちゃ……」

せめて、魔力さえあったなら。
無理やりにでもこの身体を魔力で動かして、二人のもとに駆けつけるのに。
おそらくは自分と同じ目にあっているであろう、姿を悪用された二人の親友のもとに。
なにもできなくたっていい。彼女達のところへただ向かいたいのに。

「……あ」

かすかに右足を動かしてはじめて、彼女はその足首に自身の下着が、ひっかかったままになっていたことに気付く。
その存在に気付くことすらできないほど、彼女は犯され、絶頂へと繰り返し導かれ。
消耗しきって倒れていた。

「く…・・・ぅぁ…う」

眉を顰め、全身に汗を噴き出しながらも、彼女は動かぬ身体を動かし。
半ば反射的にそのショーツを足首から腰へとずりあげていた。
精液でどろどろになった肌と擦れあうたび、それ自身濡れそぼっていた下着が
嫌な水音を立てて肌に航跡を作ったが、なのはに気付く余裕もありはしない。

「ひぁ……んんぅ……」

身に着けた際の、
ショーツの湿りきった布と秘所とが擦れあった感触に、なのはは軽く達してしまう。
それは幼いその身体が確実に開発されている、悲しい証。
はぁはぁと肩で息をして、余韻が遠ざかっていくのを待つしかできない。

「──ふ、ぅっ、ひぅ、は、はぁ、はぁ……っは……」

堪えろ。堪えるんだ。必死に、自分に言い聞かす。
だが、そのような少女の悲壮な意識を嘲笑うかのように、それは姿を現す。
473640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:06:29 ID:E6M8cxTR

「ふむ、まだ正気のようだ」
「!!っあ……く」

顔を上げられずともわかる、その気配。
彼女達をいともたやすく、ここまでの窮地へと追い込んだ元凶。
その男に、間違いはない。

「ほら」
「───!?」

からん、と、なのはの目の前に男が何かを投げ出す。
まるで飼い主が動物に対して、餌を与えてよこすように、無造作に。
悲しいかな、今の彼女と男との力関係はまさにそれと同然であった。

「な……」

わずかに首を曲げてそれを見たなのはは、己が目を疑う。
彼女の見た先にあったのは、破壊されたはずの己が相棒。

「レイジング……ハー、ト……?」

フェイトの鎌によって真っ二つに断ち斬られ、はやての砲撃を浴びて。
失われたはずの「彼女」が、そこに新品同様の姿で転がっていた。

「どう、して……?」
『I don't know master,too.』

偽物では、ない。
なのはの問いかけに答えたその声、雰囲気はまさしく、本物のレイジングハートそのもの。
だが、男が彼女を(おそらく)修復し、自分の前に差し出すという行為が理解できない。

「何、少々君達があまりに期待はずれだったのでね」
「っ……!!」
「もう一度だけ、チャンスをあげよう。言ってみればハンデのようなものだ」
「な……」

完全に、舐められている。
たしかに男は強いが、まさかそこまで自分達のことを侮るなんて。
けっしてなのはは短気なほうでもないが、悔しさと怒りが、こみあげてくる。

「一発。一発だ。一発でも君の砲撃がこちらの防御を抜くことができれば、彼女達を解放しよう」
「彼女……まさか」
「見るかね?」

なのはの予想は、残念ながら当たってしまった。
男が指を鳴らすと同時に暗闇から浮かび上がる、三つの人影。
豊満な胸の女性に、小柄な少女二人。
みんな、なのはが大好きな人たちであったのに。

フェイト。シグナム。はやて。

全身に群がる醜悪な触手たちによって、彼女達が無惨にも穴という穴を貪りつくされ、
くぐもった歓喜の声と絶頂の噴出を繰り返す肉便器と化していたなんて。
当たって欲しくない想像が、当たってしまった。
474640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:07:26 ID:E6M8cxTR

「声を、聞いてみるかい?」
「……やめて……」

ずぽり、と男がはやての口から糸を引く触手を引き抜く。
引き抜くとすぐさま、快楽に染まりきったあさましい狂乱の声が、
なのはの耳へと響き渡る。

「ひ、いいぃぃぃぃっっ!!ひぃ、ひぃいぃっ!!あかん、そこ、そこっ!!もっと、もっとおおおおぉぉっ!!!」
「やめて……」

男は彼女の要求どおり、触手たちに命じ。
一段とはやてを責めるそれらのピストンが、激しく、深いものへと変わっていく。

「あ、あああああああああぁぁああああああっ!!いぐ、いぐうっ!!いってまう、またぁ、いいひぐううぅぅっ!!!」
「やめてえぇぇっ!!!」

声こそわずかにしか聞こえなくとも、フェイトもシグナムも同様だった。
あるいは吐き出された白濁の激流を、喉を鳴らして至福の表情で飲み込み。
あるいはその豊か過ぎる両胸を大きく揺らして、腰を振りたくる。
三匹の壊れた雌豚と化した仲間達の醜態を見せ付けられ、なのははたまらず叫んでいた。

「お願い……お願い……もう、やめてぇっ……!!みんなを……助けてっ!!」

なのはの必死の叫びにも、男はわずかに口元を歪め嗤うだけ。
レイジングハートを掴みゆらりと立ち上がる彼女の姿を見ながら、
男は変わらず言い放つ。

「助けたければ、一撃加えることだ。倒せとは言っていないから、随分甘い条件だと思うけれど」
「……約束、ですよ。……いえ」

自身もまた白濁にまみれた、無惨な姿でありながら、なのははレイジングハートにカートリッジのロードを命じる。
ほとんど空だった魔力が急速に体内に充填されていき、なのはの全身に力が戻ってくる。

「倒します。あなたは私が、倒します……!!倒して、みんなを助けるんだっ!!」

レイジングハート、エクセリオンモード起動。
アクセルフィン展開。並びにエクセリオンバスターA.C.S発射準備。
一度にこれだけの指令を愛機へと送り、なのはは一気に距離を詰めていく。

「はああああああああっ!!!」

バリアを貫いて、終わらせる。その決意のもとに。
力の差も、己が肉体の限界も忘れ、怒りにも似た激情に突き動かされて。
ストライクフレームを構えたなのはは、男めがけて、まっすぐに突き進んでいく───……!!
475640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/06(日) 22:18:46 ID:E6M8cxTR
なんか切りが悪いですが、次で多分終りです、この話。
なのはが闘志燃やしちゃってますが当面の予定通り、
バッドエンドしか考えてませんので、あしからず。

>>176
乙です。
さて、これでいつでもアリサはユーノを処刑できる力が手に入ったわけですが。
以前のアリサ話……保存してたけどパソが逝ったときに一緒に逝かれたんだよなぁorz

>>456
だれか つづき たのむ

>>468
あの頃のスレ加速度が異常www
普通に2〜3日に1レスつけばいいほうのスレだってありますし。

>>469
以前パソの調子が悪いとレスがありましたが。
忙しいんでしょうかね。

476名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 01:17:46 ID:XPc2JZtm
640氏GJっすw バッドエンドはつらいですが・・・。

しかし、ここそんなに過疎ってます?
いっつもくるたびに作品が投下されてたりしててにぎやかなスレだな
と思ってたんですが・・・。
477名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:41:38 ID:5YHhdkZ1

え、このスレ過疎ってたの?賑わってるとしか思ってなかったがw

>>456さん
選択肢の2は獣同士プレイの選択肢ですか?・・・・いいねぇw
478名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 10:45:17 ID:ccclHiO7
クロフェの聖地にて640氏の名を発見w

一時期に比べれば過疎化はしてるだろうね。
479名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 12:54:25 ID:m8uhE8SB
時間が経過しているもんね。
まぁ月末に第三期かOVAの話が出るらしいし、まったりいきましょう。
480名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 13:26:03 ID:zcGj/CH+
>>456氏がやらないなら2番を俺がやる!という勢いで書こうとしたけど…
テラムズカシスorz 俺には無理。
日曜の某動物番組見て研究してくる|λ...
481名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:13:50 ID:a6DbfPo+
せんせーいカルマの続きが気になって仕方がありません!!
482名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:42:08 ID:F6nxQMIZ
ユーノがメインのACFの続きを早く。
483549 ◆xbn1Z6LB3Q :2006/08/07(月) 22:56:29 ID:FDg7fn2D
>>469
半死半生な感じです
保管庫メンテもSS書きも再開は来月になりそう
484名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 23:41:45 ID:LfJVuUq9
昨日、ユーノくんと二人でアースラに行ったの。アースラ。 そしたらなんとリンディさんとエイミィさんがお茶してたの。
で、見たらなんかリンディさんが緑茶に角砂糖たくさんいれていたの。 もうね、アホかと。バカかと。
あなたフェイトちゃんにおいしいお弁当作れるくらいにはまともな味覚してるじゃない。それ緑茶だよ? 緑茶。
しかも満面の笑み浮かべているし。まっ昼間から能天気。ありえないよ。
「艦長、お味はどうですか?」「う〜ん、甘味が足りないわね〜」 とか言ってるの。もう見てらんないの。
あなたたちね、喫茶店の娘の前でそんな飲み方が許されると本気で思っているのかと。
お茶ってのね、もっとわびさびとしてるべきなの。お茶の味だけではなく器の芸術性、ものの哀れを知る心、そんな雰囲気がいいの。空気読めない上司と部下は、すっこんでろなの。
で、やっと飲み終わるかと思ったら、リンディさんが「エイミィ、おかわり頂戴」とか言ってるの。そこでまたぶち切れですよ。
あのね、そんな飲み方なんてきょうび流行んないの。なにが人畜無害な顔して「おかわり頂戴」よ。もう想いを届かせる収束砲撃つよ?
あなた本当に和の文化を知っていると問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたいの。
あなた、糖分摂取したいだけじゃないのかって。
喫茶通の私から言わせてもらえば今の流行は「翠屋のアイス宇治茶」、これね。甘さと苦さが絶妙にマッチしているの。これが通なの。
そしてユーノくんが居ることが前提なの。ユーノくんに「ア〜ン」してあげるの、そん代わり会話が少なめ。頬を染めてドキドキ。これ最強なの。
キスもハグも無いのにピンクな色気は全力全開。しかし初々しいが故にこれ以上の進展も望めない諸刃の剣。寸止めが我慢できない人にはお薦め出来ないの。
いいからあなたたちは、家に帰ってフェイトちゃんとほのぼのホームコメディでも演じてなさいってことね。
4854の422 ◆h7y.ES/oZI :2006/08/08(火) 00:31:19 ID:+SYLeQsy

>>456,480さん

おお、獣プレイとはすこぶる面白そうな話だ。どれどれ…

 * * * 5分後 * * *

おお、こないだのクロなののようにあっさりプロットが出来上がってしまった。
よし、お二人が書かないのなら私がもらったw

(こうして4の422は書きかけの作品2本をほったらかして、新しい作品に
目移りする、相変わらずのいい加減ぶり全開だったとさ、めでたし、めでたし。)

よし、とりあえず「フェレットの交尾」でググってくることにするーw



>>176さん
おお待ってました、ついになのはに救いの手が差し伸べられる時がっ!!
(皆が新デバイスとかの方で議論してるのにマイウェイな私w)

>>640さん
ひゃほー。陵辱一直線だぜー。この事後の倒れ伏した後の悲壮感(特にパンツ)
がまた素晴しきかな。なんか私ももっかいHARD系書きたくなってきましたですよw
もう最後はとどめとばかりのを期待しております。

>>549さん
お疲れ様です(^^;)
私も地味に忙しくて、結局先月頭に1本投下して以来の一ヶ月、作品を保存している
フォルダを開くことすらありませんでしたorz
いまちょっと谷間だけどまたすぐ忙しくなるしなぁ(T_T)
486名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:51:47 ID:+vEB3xG1
ちょいと質問なんですが、ここ的にはA`sエピローグであった六年後15歳verの設定での話はアリなんでしょうか?
487名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:52:26 ID:+vEB3xG1
上げスマソorz
488名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:56:26 ID:IEVvAk4Z
>>486
全然OKだと思。wktk
489名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:59:36 ID:PnzuGN0V
>>486
ていうか、事前告知有りならなんでもありだと思う。

おいらもいろいろ下書きしたけど、すげームズイのな。
職人さんスゲーと心から思う。
490名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:18:27 ID:+vEB3xG1
なるほど応答ありがとうございます
取りあえずちょくちょく書いてるので出来たら書き込みたいと思います
どうもでした
491176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:20:07 ID:aMN9iy/r

第5話 b part

 今日は五月にしか許されていない国民の大連休。
 カレンダーには赤い数字が行列して老若男女みんなが遠慮なく羽を伸ばせる日々。
 ……のはずなんだけど。
「これでーっ! どうっ!!」
『Splush burst』
 振りかぶって浮かぶオレンジの弾へバーサーカーを叩きつけて。
 一直線に唸りを上げて打ち出される三つの弾丸。襲い掛かるはアタシと同じ新米の魔法使い、すずか。
「防ぐよ!」
『Highly protection』
 すずかを包みこむ青い半球。それ目掛けて弾の一つが物凄い勢いで衝突した。
 ちなみに残りの二つは狙ったつもりでも明後日の方向に着弾、爆発してたりする。命中率に関しては全然だめなのは認めざるを得ない。
「てぇぇーーーい!!」
 すずかが受けると同時に突撃!
 鉄壁を押し通すのには遠距離からじゃどう見たって無理なのだ。隙を作ってそこを突く――これしかない。
 案の定、アタシの撃った弾はすずかのバリアの前に激しくぶれるぐらいしかしていない。
 着弾点を中心に波紋が広がり、目を凝らせば弾がぶつかっている所に蜂の巣のような青く澄んだ六角形が群れを成していた。
(ああもう、二重に防御してるなんてなんて欲張りなのよ)
 ならこっちにあるのは
「バーサーカー! やりなさい!!」
『Yeah,Hammer squah』
「でりゃ!!」
 その壁を叩き壊す銀色の鉄槌だ。
 丁度、臨界点超えて炸裂する弾丸。もわっと広がる煙幕の内側から奇襲攻撃。
 壁に阻まれるも
『Break』
 一瞬でヒビを入れ一息で粉々に叩き壊す!
「今度はアタシの勝ちね!」
 盾がなくなっちゃえば後はこっちが一方的に攻められる。
 体後とぶつけるようにして一気に距離を縮めて最後は
「チェックメイト!!」
 ――やっぱり振り下ろすだけ!!

* * *
492176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:20:44 ID:aMN9iy/r

「はい、そこまで」
 二度手を叩いて合図を送る。
 横目に僕を見て二人は組み合わせていたデバイスを下げ大きく息を吐いた。
「うん、じゃあ休憩しよ」
「そうね……ああ、もうなんでゴールデンウィークなのにアタシたちは朝からこんなことやってんだろ」
「言い出しっぺはアリサちゃんだよ」
「ごめんなさい」
 流石に朝から三回も魔法訓練をしていれば投げ出したくなるのはしょうがないと思う。
 一昨日魔法使いになってもう本格的な戦闘のイロハとか魔法使い方を訓練してるなんてどこを探してもここしかないだろう。
 それでもデバイスをぶんぶん振り回してる様子ではへこたれてはいないみたいだけど。
「で、ユーノから見て今の試合、どっちが勝ってた?」
 どこかちょっと自慢げなアリサ。当たり前のことを尋ねるように僕を斜に見つつにやっと笑った。
「そうだね、あのままの状態が続いてもアリサが押し切るのは目に見えてるし、今回はアリサの勝ちだね」
「よし! これでイーブン」
 といっても一勝一敗一引き分けなんだけど。
「でも油断しないこと。並みの魔導師ならその距離でバインドすることだって出来るから」
「私のバインドって離れてないと使えないしね」
「むー……万が一そうなったって壊すだけよ」
 実際それを有言実行してしまうのが彼女の怖いところだ。今の障壁を突破したのだって普通のバリアブレイクの比じゃない。
 正直、脱帽の領域だ。バリアブレイクなど障壁突破の魔法は生成術式へ魔力を介入させるのが一般的。
 介入させる魔力を楔に例えるなら、アリサの場合それが爆弾になっている。だから介入されたら最後一瞬で術式を破壊されてしまう。
 バインドだって構造解析して緩めていくのが第一なのに、きっとアリサは適当に楔を打ち込んで爆破してしまうはずだ。容易に想像できる辺り敵に一番回したくないタイプだ。
「もう少し解析とかしないの? アリサは」
「まだ全然魔法知らないのよ。フィーリングよフィーリング」
 それを感覚だけで出来るなんて末恐ろしいよ。
「でも射撃は課題有りだよね」
「自分でも思い知ってるんだから言わないでよ」
 横からすずかに突っ込まれてそっぽを向くアリサ。
 誰が見たってあれじゃ失敗だ。なのはのシューターを見慣れた僕にとってはもはや射撃の域にすら到達していない。
「しょうがないでしょ。野球選手じゃないんだから狙ったところに打つなんて」
「えっと……誘導できない?」
 自分で言っておいて無茶な要求だと感じるけど、このまま戦闘で使わって誤爆されたら堪ったもんじゃない。
493176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:21:21 ID:aMN9iy/r

「初心者に手厳しいわね」
「……ごめん」
 今は素質を伸ばすことを重視したほうがいいんだろう。一人で戦うわけではないのだから。
「まだ二日目だし魔法に慣れよう」
「てか普通はそうでしょ。プールだってまず水に慣れるとこから始めるのよ」
「……だよね」
「でも私たち上達はしてるよね」
 それには僕も頷いた。多分上達の早さはなのは以上のはず。
 こうやってアースラの施設を借りて集中的にやっていることもあるのだろう。それに二人の魔法資質が驚くほど分かりやすいのも一因している。
「防御、飛行、捕獲……攻撃は出来ないけど一通り使いこなせるようになったし」
「すずかの防御力はすごい高いからね」
 僕みたいな純粋な防御魔法の展開と違って、すずかの障壁にはいろいろと二次的な効果が付属している。
 敵の魔力攻撃を反射したり、魔法を組み合わせて防御力を強化したり。
「いろいろ分かってくると試してみたくなるの」
「エイミィさんやリンディさんにも積極的に聞いてたもんね」
「うん。それに私のやりたいことシルフがどんどん形にしてくれるから」
『Your order is exact always』
「そうかな? ありがとう」
『I am very much obliged to you』
 すずかはどちらかというと仕組みを知って理論的に詰めていくのが性分みたいだ。エイミィさんから聞いたけど機械と触れ合ってるとそうなるのかな。
 対してアリサは大胆に次々に感覚で術式を組んでいく感じだ。なんというかアリサの性格そのままを現していてなんとも彼女らしいというか。
「こういうのは習うより慣れろって感じでしょ。まっ、十分慣らしたらアタシもいろいろ試そうと思ってるし」
「アリサちゃん頭いいもんね」
「学校のレベルが低いだけよ。それに賢いってのはどれだけ突飛なこと思いつくかなんだから」
『When what say is right,you are wise man』
「なんか馬鹿にしてない?」
 ……デバイスとも仲はいいみたいだ。インテリジェントデバイスとはシンパレートが大事だしね。
「ふふ、じゃあテラスでお茶にしよう」
「そうね、アタシも流石に喉乾いちゃった」
 それにしても一週間も満たない日数でどこまで二人を魔導師として育てられるのだろうか。
 ……いや育てなきゃいけない。なのは一人で敵わなかった敵がもう現れないとは限らない。もうあんなことにさせないために二人もこうやって休日返上で頑張ってくれてるのだ。
「ほらユーノも早く来なさいよ」
「えっ、あ、ごめん。今行くよ」
 プレッシャー……感じてるのかな。
 駄目だ駄目だ、僕がしっかりしなきゃ。なのはのためにもここが頑張りどころだ。
「もう、あんたがぼけっとしてちゃ駄目でしょ。一応アタシたちの魔法の先生なんだから」
「そうだよ、だからよろしくお願いします……ね」
「はは……」
 先生、この新しい生徒たちにたじたじです。

* * *
494176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:22:06 ID:aMN9iy/r

「なかなか調子いいじゃないの、二人とも」
 見習い魔導師の成長を褒めながらも手元にコーヒーに砂糖を入れるのは忘れない。
 次いでミルクが投入され褐色が漂白されていく様は何度見てもため息をつきたくなる。
 クロノ君も小さいころはこんなもの――失礼なのだけど――を飲まされていたと思うとある意味涙を誘ってしまう。
「あ、ありがとうございます」
「でもまだまだ課題が山積みですよ」
「大丈夫よ、午後は私がみっちりレクチャーしてあげるから」
 初日は私たちミッドチルダのことや今まで使った魔法のおさらい。
 教えてもいないのに念話を使いこなしたり、起動コードなしにバリアジャケットを起動できたりと予想外の出来事ばかりで私も艦長も驚っきぱなしだった。
 強化合宿二日目はもう模擬戦を通して本格的な魔法の使い方を教える、というより体に叩き込むなんてことが午前のメニュー。
 デバイスの援護もあってデータを見る限りじゃ結構いい線いってると思う。荒削りもいいところだが二人がダイヤの原石であるのは間違いないのだ。
「それにしても計器壊れてたのかなぁ。今じゃ二人が結構な魔力持ってることわかるんだけど」
「デバイスが二人の資質を引き出したんでしょうか」
「それもあると思うけど、多分以前から二人にも資質があったんだと思うわ」
 二人それぞれの魔力資質はあのデバイスと同様、相当偏っている。
 データの量は少なくともデバイスのコンセプトに彼女たちのシンパレート、さらには発動させた魔法の特徴。
 いろんなものから導いた答えは今の私の中で九割方固まっているわけで。
「アタシは魔力を集めたり圧縮させたりすることが得意で」
「私は魔力の感知に魔法の並列制御が得意」
「そう、しかも二人のデバイスはそれにピッタリ合うように調整されちゃってる」
 自分や周囲の魔力を集積、さらに圧縮させて強力なエネルギーへ変換する。
 攻撃のみを主眼に置いたバーサーカーにこれはもう打ってつけ。
 対照的にシルフは防御的なもののみに重きを置いたデバイスだ。強力なバリアや補助魔法を幾重にも同時展開できるのはそれだけで戦況を変える鍵となり得る。
「封時結界の中になんで二人がいたかようやくわかったよ。これじゃ僕にもお手上げだ」
 ちょっと悔しそうにユーノ君が肩を竦める。ほんと種さえ分かれば簡単なものだ。
 アリサちゃんが結界の一部を圧壊させて、すずかちゃんがうまく制御して穴を塞いで。無意識に行ったというのがまたすごい。
「ほんとになのはさんといいあなたたちも、なんでここまでいい人材が揃うのかしら」
 魔力値を計測したところ二人ともすでに常時百万以上の値を叩き出している。これは以前のなのはちゃんに肩を並べていることを意味する。
 偶然にしては良くできた話だ。でも現実に目の前にいるんだから信じるしかない。言い方を変えればこう言うのだろう。
 ――必然と。
495176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:22:45 ID:aMN9iy/r

(なんて格好つけてもねぇ……)
 兎にも角にも心強い味方が加わったことは事実なんだしそれで良しとしよう。
「なのはちゃんだけを危ない目には合わせたくないですから」
「すずかの言うとおりです。アタシたちにも出来る力があるのに見ているだけなんて……アタシ嫌です」
 けど三人が友達になったきっかけは知らないけどこれだけ想い合えるなんて感動してしまう。
「幸せ者だね〜なのはちゃんは」
「この二人のためにも教えて上げられることは全部教えないとね」
 まったく艦長の言う通りだ。 
「それにしてもここ数日はジュエルシードの反応がないのは助かったわね」
「おかげで安心して訓練できますからね」
 二個目のL・ジュエルを封印してから嘘のように平和な今。
 こうやってのんびりしている間に発動する可能性もあるだけに気は抜けないけど。
「なのはにもきっといい休息になります」
「ほんとここ数週間頑張りっぱなしだったからね」
 思わず敢闘賞をあげたくなっちゃうくらいの活躍っぷりなんだから。給料支払ったって罰は当たらない。貨幣が違うからあげたくてもあげられないんだけどね。
「そんじゃ午後はエイミィ先生の歴史の授業から」
「あんまり変なこと教えないでね、エイミィ」
 釘を刺されるけどここだけの話自重はしない。郷に入りては郷に従えなんて便利な諺もあることだしいろんなことを教えてしまおうと思う。
「あははは、大丈夫です。……でもこれならなのはちゃんも連れてきたほうが良かったんじゃないかな?」
「い、いいんです。なのはには休んでもらったほうが」
「そっかな……」
「はい」
 なにかアリサちゃん言葉が引っかかった。隣のすずかちゃんやユーノ君もなんだか気まずそうな雰囲気を帯びてきている。もしかして私の一言が原因とか?
「そ、そうだね。うん、休める時は休むのが一番! 寝る子は育つ」
 前言撤回とまではいかないけどお茶を濁してその場を取り繕った。
「じゃあ改めてテストはないけどだからって居眠りしないようにね!」
 そんなことより今は勉強勉強。

* * *
496176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:23:28 ID:aMN9iy/r

「それじゃあまずバリアジャケットを装着してみましょうか」
 私の声にすぐに待機状態のデバイスを起動させる。なのはさんもそうらしいがせっかく設定してあるパスワードを無視するのは少々製作者に申し訳ない気がする。
 一瞬の閃光を放ち私服姿だった二人は魔導師としての姿へ滞りなく変身した。
「もう基本は大丈夫ね」
 術者のイメージそのままを転写しているだけ合って二人とも個性的な姿をしている。
「アリサさんはなんというかシンプルね」
 黒のアンダーシャツにベスト。どちらもノースリーブで彼女の腕を露にしている。
 下はスパッツのようなものを履き膝にはプロテクター。青で身を包み重量をとことん削った姿はどこか野生的だ。
「魔法使いっていうよりかガールスカウトみたい……かな?」
「あの化け物ぶん殴ってやろうって思ったらいつの間にかこんな感じになったのよ」
 軽く振ってもひゅんひゅんと風を切るデバイスにはその姿は良く映えるのだが
「杖……なのかしらね」
 誰が見てもハンマーとしか形容できない杖。燻し銀に光る鉄槌、後ろからはコアを守るように金のフレームが弧を描いている。これが攻撃形態になると爪のように再構成されるのだ。
 私にもその形に見覚えがある。なんてことはない釘抜き付トンカチ。早い話はネールハンマー。
「アリサちゃんならもう少し凝ると思ったんだけど」
「これでも結構アクセントはつけたつもりよ。ほら腕のところや腰のところ」
 言われてみれば二の腕に光る丸みをもったリング。手首には彼女の魔力光と同じ茜色のリボンが結びついている。
 軽くその場で一回転すると腰のベルトに括り付けられたリボンが彼女を追って軽やかに舞った。
「動きやすさ抜群! 通気性良し! 完璧でしょ」
「私とは大違いだよね」
「そうよ、すずかの方がよっぽど凝ってるじゃない」
「そうかな?」
 自分の身なりを眺めながら首を傾げる。
「そうよ、なんか上はゴワゴワしてると思えば下はミニスカートにブーツ。マントまでつけちゃって」
「魔法使いの格好もいいけど動きやすくないと駄目だしね。機能性重視って所かな」
 全体的に白を基調としたバリアジャケット。上半身はどことなくなのはさんのものに似ている。
 けれど緑のラインを端々に入れていたり肘の部分が透ける様な若草色になっていたり微妙に相違点がある。
 いつも下ろしている髪も今は後ろに纏められ綺麗なポニーテール。
「そう言われるとアタシよりも魔法使いかも」
497176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:24:03 ID:aMN9iy/r

「ふふ」
 肩のバックルに止められた純白のマントは地面につきそうなくらい長い。確かに魔導師というなら彼女の方があってるのだろう。
 そういう意味ではデバイスも魔導師らしい。
 柄の先には細長い五角形。守るように二枚のプレートが寄り添い、中心にコア、先端は鳥のくちばしを思わせるような突起がついている。
「まぁ、比べるものじゃないんだけどね。大切なのはまず心構えよ」
 とはいっても二人はもう十分魔導師としての心構えは出来ているだろう。
 言って、蛇足だったなと思いながら訓練室の結界を起動させた。
「じゃあ早速始めましょうか」
 エイミィに言わせればさしずめこの時間は体育といったところだろう。
「これから私の出す課題をお互いに協力し合いながら乗り切って」
「わかりました」
「まかせてください!」
 うん、意気込み十分、やる気申し分なし。
「それと最初に言っておくわ。一週間そこらで魔導師にはなれない。あなたたちはまだまだド素人」 
 出鼻を挫くつもりではないがこれだけは言わなければならない。
「だからこそ常に二人で協力して、互いをフォローしあうことを第一に目標とすること」
 攻撃と防御にそれぞれが秀でた杖。反対に言えば秀でないほうは一人ではカバーできないくらいに脆弱。
 返す返すもそのために連携を組むことを前提としたデバイス。当然戦闘スタイルもそのような形に帰結する。時間がないだけに尚更だ。
「大丈夫です、親友としてすずかのことは誰よりも知ってます」
「私もアリサちゃんの親友として胸を張って言えます」
「よろしい。ではビシバシ行くわよ!」
 ようやく見つけた大人の出来ること。
 私にとってそれはこの小さな魔法使いたちを導くことだ。

* * *
498176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:24:42 ID:aMN9iy/r

 夕暮れまじかの帰り道。カラスの鳴き声も聞こえなくなって街灯が灯る。
「少し遅くなっちゃったね」
 ちゃんとそれなりな言い訳で出てきたけどやっぱりみんな心配してるはず。
 連休だからって帰りを遅くしていいって決まりはないし、明日はもう少し時間に気をつけなきゃいけないな。
「でも収穫は余るほどあったんだし御の字でしょ」
「そうだね、私おなか空いちゃった」
「Me too」
 ほとんどため息な返事が返ってくる。
 実は私も結構へとへと。普段動かしてない筋肉を動かしたせいか体中に疲労感が纏わりついている。
「はぁ、これでアタシたちもあんなのと戦うのよね」
「そうだね……でも」
「出来るわよね」
 そう、出来るに決まってる。なのはちゃんと一緒に歩いていけるんだと思う。
 まだ今は歩幅が足りなくて遅れて歩くけど。でも背中だけでも見つめられるのはきっと大きな一歩。
 もう名前を呼べば振り向いてくれるのだから。
「けどすずかっていつの間にか運動神経よくなったわよね」
「え?」
「だってドッチボールの時も、競争とか水泳だって多分クラスで一番よ」
 アリサちゃんの言うことは本当のことだと思う。自分でも運動にだけはそれなりの自信がある。
「人は見かけによらないって言うけどあんたの場合まさにそれ」
「そんなに私イメージと違うかな?」
「少なくとも初めて会ったあの時はおどおどしてて、いじめてオーラ全開だったわよ」
「あの時は……うん、そうだね」
 入学したてでまだ友達も一人もいなくて。今までがお姉ちゃんやノエル、ファリンに囲まれて我ながら過保護に育てられていたのが仇になったんだと思う。
 いきなり一人学校に放り出されて右も左も分からない。何することも出来なくて俯いて。
「アタシも嫌な子全開だったわよね。なんだかんだでトゲトゲして誰も寄せ付けなくて」
 あの日のことは今鮮明に焼きついてる。足音が近づいてきたと思ったら大事なヘアバンドが取られて。
 びっくりした、というよりは何がなんだか分からなくて。辺りを見回すと私のヘアバンドもった子がいて。
「あんな大人しそうでオドオドしてて、悪戯心くすぐられたのかしらね。ほんと子供じゃないアタシ」
 あの時はまだアリサちゃんの方が走るの速くて全然追いつけなかった。
 そういえば家でも運動っていう運動なんて全然してなかったな。
「それであの子が出てきて」
「大喧嘩」
499176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:25:19 ID:aMN9iy/r
 
 クスッと二人同時に笑った。
「最後は当人が怒鳴って終わり」
 あんな大声出したのは生まれて初めてだったと思う。今でもやっぱりちょっと恥ずかしい。
「あの後は大変だったわ……パパまで出てきちゃったりして。すっごい叱られた」
「でも私たちが友達になったのもそれがきっかけ」
「気がついたら仲良くなってるんだもん、びっくりしたわ」
 いつの間にか私たちは一緒に学校に行くようになって、お弁当を食べて、帰って。時にはお互いの家に遊びに行ったり。
「それでさらにびっくりしたのはあの後のドッチボール」
 あっ、それなら私も覚えてる。アリサちゃんが言おうとしたことはきっと
「あんたが男子のボール取って、おまけに倒しちゃったんだから」
「驚いた?」
「太陽が西から昇るくらいにね」
 結局その後クラスで一番の男子にやられちゃったけどね。
「私が運動得意になっていったのはやっぱり二人のおかげだよ」
 あの出来事は友達のきっかけであると共に自分を変えるきっかけ。
「きっと見た目どおりに見られたくなかったんだと思う。大人しそうなお嬢様とか思われたくなかったんだと思う」
 そうやって始めた体を動かすこと。
「みんなをあっと思わせるようなことしてみたくなって、誰にも負けたくなくて」
「それではまっちゃったわけ?」
 ちょっと苦笑いして頷いた。
 始めて分かったことだけど駆けっこは風を切るのが心地いいし、水泳は人魚になったみたいで気持ちいい。ドッチボールは意外にも自分が負けず嫌いなことを発見したり。
 庭が広いのもあったし走り回るのには苦労しなくて。家の中でみんなとお喋りしたり猫と遊んでいただけの私とは大違い。
「アタシもあんたも変わったわね」
「なのはちゃんのおかげだよね」
 私たちを友達にさせてくれたことにありがとうの気持ちで一杯。
「ほんと何かあると原点に戻るのね、アタシたちって」
「でもそれが始まりだもん」
 魔法使いになったことで私たちとなのはちゃんの距離は実は離れてしまっていた。
 あの戦いの後、私たちはなのはちゃんに協力するって言った。私たちは魔法使いになったことに驚いていたなのはちゃんだけど答えはすぐに返ってきて。
「私たちのこと巻き込みたくないんだよね」
 あんなに追い詰められて、私たちがちょっとでも遅れてたらどうなっていたかわからない。
 なのはちゃんでああなのだから実力もない私たちじゃ多分……。
「でもそれで魔法を捨てるなんてアタシしない」
 怒ったような顔でアリサちゃんが空を見上げた。同じように顔を上げれば夜の混じり始めた空に一番星が顔を出していた。
「この子達だってそんなこと望んでるわけないでしょ」
「うん、少しでも早くなのはちゃんに追いつかないとね」
 きっと私たちが選ばれたことには意味がある。なのはちゃんを助けることだったり、この町を守ることだったり、まだいろいろありすぎてわからないけど。
「フェイトも驚くんじゃない? アタシたちが魔法使いなんて知ったら」
「でも意外とあっさりしてそうな気もする」
 その時が来るのはきっと遠くない。初めて四人が顔を合わせる時どんなことが起こるのだろうか。
 いろんな期待やちょっぴりの不安。心の中に全部閉まって私はもう一度空を仰ぐ。
「明日も……頑張ろう」
 また一つ夜空を星が飾った。
500176 ◆iJ.78YNgfE :2006/08/08(火) 13:36:17 ID:aMN9iy/r
二人のデバイスやらバリアジャケットの想像ができたら幸いです
攻撃と防御の連携運用の二本一組のデバイス
どこかでこんなの見たなと思えばヴァイエイトとメリクリウスだななんて思ったり

しかしデザインについては軽くデッサン書き起こして生みの苦しみを思い知りました
こういうの凝っちゃう性分なので余計に

>>456,469氏
フェレットプレイ! 生命の神秘! 野生は夜目覚める!
なるほどこんな変化球もありですな

>>640
「全力で撃ってみろ、ラストチャンスになるかも知れんぞ」
なんて台詞が脳内に浮かんでしまった
性奴隷まで堕ちるのかな

>>4の422氏
潰れないようほどほどに頑張ってください

>>549
くれぐれもこっちのなのはみたいに無理はなさらずに
501430 ◆uhdacqdci6 :2006/08/08(火) 14:08:50 ID:a42QC9RE
>>36
>>314
>>322
>>323
>>324
>>481
の皆様

マジスミマセン。

こんな駄目人間を見捨てないでいてくれる方のためにも、一週間以内にはKarmaの第二話を完成させたいとは思っています。
一応、2/3くらいはできていますので。

……できるかなあ……orz
502640 ◆CaB8KPh.gs :2006/08/08(火) 14:27:18 ID:IodSzton
シグナムさん話がどうにもつまり気味です。
詰まると別の話を書くという逃避行動に出る俺。
とりあえず今日はレス返しに。
そんなヒマあったら書け?はいすいませんorz

>>478
うん、ついね。拍手送っちゃったんだ。
あそこはほんとクオリティが異常だから。
多分あそこの毎週の更新が現在の生きていくうえでの楽しみの
半分くらいを占めている気がする

>>549
けっして無理はなさらずに。のんびりお待ちしております故。

>>484
黒いなぁ、なのはwwww

>>4の422氏
>もう最後はとどめとばかりのを期待しております
とりあえずアースラは沈むと思われ。

>>176
すいませんどなたかお客様の中に絵師さんはいらっしゃいませんか(ぉ
というか、アリサひょっとして、フェイト以上に紙装甲ですか?

>性奴隷まで堕ちるのかな
生きてるかなぁ?

>>430
お久しぶりです。お待ちしています。
503名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 19:43:05 ID:G9rYx/W5
次スレは?
504478:2006/08/08(火) 21:13:15 ID:sVbHN/Ym
>>640
シグナムの話はワクテカして期待してます。

某所での拍手は結構ビックリだった。しかもあのクロフェ神が返答でここに来るだか来ないだかの
話してたし。こりゃ期待かw
5054の422 ◆h7y.ES/oZI :2006/08/09(水) 02:30:20 ID:/5hEfoZ7
おゎっ!500kB超えてるっ!

2連続で申し訳ないですか次スレ立てました。
以降はこちらで

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第十一話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155058094/l50
5066スレ480 ◆erhU6I9J2g :2006/08/09(水) 05:13:21 ID:rLxdvYK0
>>505
お疲れ様です。
ああ、戦闘シーンが書けないorz
戦闘ってより戦争のワンシーンだからなあ……

一応埋め立て投下します

例のごとく
色々注意
507「同人誌」フェレットのタンゴ3 ◆erhU6I9J2g
ララララララ ララ(キュー)
他(ほか)の司書達 みんな消えても
君は職場で 仕事するよ
緑に輝く 魔方陣
書庫はいつも君のものさ

クロノ(独白)
 昼も夜も関係ない次元空間にある
 本部は24時間体制で動いている。
 でも、細かく見ていくと、色々と
 ムラがあって、例えば無限書庫では
 受け付けと閲覧以外、つまり、
 書庫整理は今、やっていない、
 ただ一人、ユーノを除いては、

 ユーノは一人で魔法を紡ぎ、
 本と一緒に書庫を舞う、
 僕はその姿に魅入る事しかできやしない
 と、ユーノが僕に気がついた。

ユーノ「あれ?どうしたの、こんな時間に?」
クロノ「今帰港したところだよ、感覚的には昼下がりだ。」
ユーノ「あ、そっか、ごめん……ご飯は食べたの?」
クロノ「いや、まだだ」
ユーノ「じゃあ、一緒に食べよ、僕は夕食だけど」

クロノ(独白)
 二人で食べ終えると、
 自然と話は仕事の事へ、
 僕は、アースラの新駆動炉、
 ユーノは見つけた魔道書の事
 しばらくして、僕に呼び出し、
 別れ際、残念そうなユーノに
 僕は前振り無しで口付けをする。

ユーノ「なっ、こ、こんな所で……」
クロノ「じゃあね」

クロノ(独白)
 とりあえず今日は僕の勝ち

フェレットのタンゴ
タンゴ タンゴ
僕の恋人は フェレットさ
フェレットのタンゴ
タンゴ タンゴ
獣のように 気まぐれで
ララララララ ララ