2ゲト&乙
乙でござる
前スレの四七四式さんの続きが気になるところですか・・・
>>1 乙
四七四式さん、前スレの続きwktkで待ってますwwwwww
5 :
四七四式:2006/05/21(日) 12:40:43 ID:4Qx66uTJ
>>1乙です…というか、すみません
前スレを私の長文すぎるUPで潰してした事で、皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことを
深く謝りたいです
残りのUPはいま携帯なので、夕方あたりに済ませようと思います
本当に多くの方々にご迷惑をおかけして、すみませんでした…
>>1 乙です。
>>5 四七四式様、お気になさらず。
タマモアの続き楽しみに待ってます。
すごく好きです、あのタマモアの関係というか二人の心境が。
7 :
四七四式:2006/05/21(日) 17:18:12 ID:TkMlwevm
今回のUPでひとまずこの話は完結です
本当にご迷惑をおかけましたので、このラストをもってお詫びとさせて頂き
ます
今度また話が温まり次第、何かUPしようかと思います
では…↓
8 :
四七四式:2006/05/21(日) 17:18:47 ID:TkMlwevm
褐色の肌にはいくつもの汗滴がほとばしり、タママもモアも自分たちが何度絶頂に達したのか、わか
らなかった
モアの感覚がようやく快楽へと変わってきた時には、二人とも蕩けきっていた
この性交を行っている衝動はなんなのかと考える前に、二人はただ腰を動かし続けた
決して相容れない二人が、ありえない状況下で交わっている
本来なら絶対に交わるはずの無い二人の行為はさらに続いた
「タママさん!も、駄目…わたし、真っ白に…なにもかも、真っ白にッ!!」
「ひゃ…ああぁ!あーーーっ!!」
「スゴい…!も、満たされて、私は…ぁ、ダメぇ!また…来ちゃう!」
「うぐぅっ…ぐう…うあぁぁぁッ!!」
「い…イくッ!!!や、ダメ!あああああああぁぁーーーーッッ!!!!」
白濁液で淫らに汚れて性の悦びの声を上げ、最後の最高の絶頂でモア…そしてタママは同時に果てた
タママはもう体力が続かなかったのか、そのまま失神してしまったようだが、どうにかモアは無事だ
汗と愛液で濡れた体をもたげ、モアは破れた服を再構築する作業にかかった
もともとあの服はペコポン人化する際に具現化したもので、自分の意思で直す事ができたのだ
「…」
モアは敗れてボロキレ同然になった前の服で、自分とタママの体を拭いた
果たして、タママは今夜の事を覚えているのだろうか?
覚えていなくても、今回のことはモアにはいい教訓となった
完全な博愛などありえない
自分が知りえていることだけで、物事はすべて理解できない
「…」
だが、それでもモアは自分の考えを曲げないだろう
タママがずっと自分の考えを曲げなかったのと同じように、自分もそうしたいと思ったのだ
モアは、寝息を立てて眠るタママを膝の上に乗せて、深い眠りへと落ちていった…
9 :
四七四式:2006/05/21(日) 17:19:34 ID:TkMlwevm
「ええい、遅いぞ!」
朝のミーティングが行われている作戦室にて、ギロロは開口一番怒鳴り声を上げていた
いつまで待ってもモアとタママが来ないために、ミーティングは2時間も先延ばしされていた
ケロロがタママに連絡を取ろうと西沢家を電話で訪ねたが、もうタママはいないとの事
モアも基地内をくまなく探したが、結局どこにいるのか見つけることはできなかった
「♪〜オメェに食わせるタンメンはねェ!」
「おいクルル!お前の部屋でこの基地全体を監視しているのだろう?それで二人を探せ!」
「♪〜ん?…オッサンも聞くか?アニメケロロの3期オープニング曲」
「知るか!というかそんなもんいつ買った!?」
「"ういにー"で流れてんのゲットしたんだよ…ク〜ックックック♪」
「ゲロ……クルルそんなのやってんの?」
「こないだ新発売の地雷エロゲにウイルス仕込んで流した時は、どこもお祭り騒ぎだったナ…ククク」
「やっぱし…そーゆー事してると思ったであります」
ジト目でクルルに茶々入れるケロロは、この空いた時間を利用してMGバーザムを作っていた
そんな彼のもとに、さっき二人を探すようにと言っておいたドロロが帰還してきた
「あ、ドロロ。どーだった?」
「隊長殿、こちらへ…」
「え?」
ドロロにつれられて、ケロロが向かった場所はシューティング場だった
滅多に来ないここならそうだとケロロは合点がいったようだ
「…で、タママとモア殿がここに?」
「し〜…」
ドロロはケロロの口に手を当て、横のベンチに腰掛けている二人を指差した
モアもタママも、まだ深い眠りの中にあるようだ
ケロロは起こそうとして近づこうとしたが、そこをドロロに静止された
「…今は、ここは停戦状態でござるよ」
「??」
不思議がるケロロに、理解者っぽく笑みを浮かべるドロロ
そして静かに眠るモアとタママ
…状況は何一つ変わっていない
おそらくこれからもずっと不変のまま、一緒だろう
だけど、今だけはこの平和な時間があってもいいのではないか
少なくとも、今ここに枕を並べて寝ているのは、仲のよさそうな男女なのだから
【THE・END】
10 :
四七四式:2006/05/21(日) 17:24:58 ID:TkMlwevm
…以上、前スレ
>>683-691の続きでした
ドロロは天井裏で二人の一部始終を見ていたということで脳内補完お願いします
この次からは前のスレのようなことがないように、長文過ぎずにしたいと思い
ます
無邪気だけど傷つけている人、意識しても傷つけられない人
もしかしたらモアとタママって、その本質は結構似ているのかもしれませんね
タマモアいい!!www
実際タマモアってどんなものになるのか気になってましたが、
予想をはるかに超えた素敵なお話でお腹いっぱいですwwwww
GJ&乙です!
GJ!!
いや〜素敵なドロロ×小雪といい情熱的な裏桃華×冬樹といい新鮮なタママ×モアといい
神作品ばっかりで本当にGJ!!
また何か思いついたら投下してほしいであります。
GJ!
タマモア強姦スキーには溜まりません!
それにしても二人ともいい子だ〜
GJです!!
タマモア凄く良かったです!
ダークな内容という事で最初どんな感じなのかと思っていましたが
全然大丈夫。寧ろ素敵過ぎなお話に感動でした。
有難うございます!二人とも可愛い!
強姦は名前欄にその旨を書いてほしい
そうでなければタイトルをつけてほしい
でないとあぼーんできない 困る
保守
明日のケロロはようやく小雪が出て来る
パジャマパーティーというシチュエーションがネタにできそうだけど…
職人様の降臨はまだなのかな
18 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 18:21:08 ID:9k2O+6YL
前スレ落ちた?
職人様はまだか・・・
いつまでたっても書き込みがないと思ったら、いつの間にか新スレが出来てたのか!
前スレ ラビーの続きwktkで待ってますので、職人様よろしく。
前スレ落ちたけど、保管庫に保管されてなかった分はどうなるのか気になる
大丈夫かな…?
保管されなかったのってけっこうあるよね。
四七四式さんのドロ雪、冬桃(裏)、タママ×モアの頭の他にも
クルル×モア、ケロ夏(ガルル小隊編後)、ドロ雪(君が人生の花)、ギロ夏
(7人ギロロ)、ドロ夏・・・すまん記憶で羅列しただけなのでまだ漏れてるかも。
保管のシステムって自分はよく知らないんだが、落ちたスレでも出来るのかね?
保管する暇が無いだけで、スレの取得くらいはしてるんじゃね?
遅ればせながら新スレ&四七四式殿乙でござる!
パジャマパーティーのおかげで雪夏に飢えてきたでござるハアハア
でもケロ&夏の中断中のを先に書きたいですぅ〜!
>>27 俺は北海道の王様:妄想シンイチだ!
誰か秋ママを孕ます話を書いてくれ
30 :
四七四式:2006/05/31(水) 15:02:23 ID:Zz3aCy0W
土日辺りに前スレで書いたドロ雪の続編みたいなものをUP予定です
>>28 それに近いものを準備中ですので、こちらはしばらくお待ちを…
>>四七四式様
ちょうど「あのドロ雪の続き読みたいなぁ」と思ってたら本当に予告が来たw
土日ですか。楽しみにしてます!!
やっと保管庫更新されましたね
>>32 ほんとだ〜!保管人様 乙!!
もう一度読みたかった話もあるのでうれしい。ありがとう!
今日のアニケロ
麻美の登場を切に願う!
いや、かなりムリっぽい予感だけど…
保守っておきますよ。
保管庫って其の5しかないの?
漏れこのスレ昨日しったから其の1から読みたいんだけど?
>>36 其の5は「現行スレ」が「其の5」って事。自分も1から見てる訳じゃないが
過去の作品は一応保管庫に網羅されているのでは?
保管庫に新たに格納されてた〜!
嬉しすぎるよ!保管人さま乙っスよ!!!
アニメ版ケロロ第73話(だったかな?)の秋(中学生)×冬樹
をリクエストしてみる・・・
40 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:38:52 ID:DXsgC8BV
では、日曜なのでUPいたします。
出来としてはそんなにエロくはないですが、どうにかあれ以後もラブラブな
二人の姿を書こうと思いました。ゾルルがかなりヘタレっぽくなっていますが
そこはご容赦を…。
では↓
41 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:39:27 ID:DXsgC8BV
「…まさかこういう事態に発展するとは、俺でも予想できてなかったッス」
「仕方が無いだろう。奴の投入自体、試作段階なのに私が強引にこじ入れたのが最初だしな」
「プププププ〜、それでどうすんのサ?ガルルたいちょ♪」
「奴がああして暴走してしまった原因を探るのが先だ。回収はそれからでも遅くは無いだろう」
「だ、大丈夫ッスかね…?それに奴が向かったペコポンには、未だケロロ小隊が…」
「タルル上等兵、余計な詮索は無用だ。これより各自ゾルル兵長の動向解析にかかる」
「了解ッス!」
「そういえばガルルたいちょ、今度の新隊員補充…一人いいのがいるんだけど、キョーミある??」
「それはまた別件で報告書を回してくれ。では解散だ」
ケロン本星ケロン軍前線本部、新設ガルル小隊コミュニティースペース
先ごろ初陣を迎えたばかりのこの部隊に、早くも問題が生じようとしていた
さっきまで収集をかけてガルル中尉が話していたのは、ある日メンテナンス中にゾルル兵長が暴走し
て、単独でペコポン…地球に向かった件についてだった
ゾルルは軍の機密も背負っているだけに取り扱いがナーバスで、今回彼の回収にはガルル小隊が動く
こととなったのだ
隊長であるガルルは、この不測の事態に上層部の連中が右往左往する中で冷静さを保っていた。とい
うのも、おおよそ頭のお堅い役人なんかには解らないであろう、ゾルルの暴走した理由をなんとなく
悟っていたからだ
「100年かかっても解りはしないだろう…科学者ごときにはな……」
ひとり部屋に残ったガルルは、遠く星空を見つめた
ゾルルが一人で向かった地球には、自分の弟であるギロロを始めとしたケロロ小隊がいるので不安は
無かった。しかし、これはこれでちょっとした問題になるのは明白…また上の者にへつらう事になる
のは目に見えていた
『KOYUKI・ゾルル編』
42 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:39:59 ID:DXsgC8BV
「んん…ッ!」
「はぁ、は…ふぅ…」
日曜のある昼下がり、とある古びた水車小屋で絡む影が二つあった
桃色に染まった肌を動かし、一方の少女は体を畳に横たえた
汗でびっしょりになった体は震えて目は虚ろだが、その視線はまっすぐ横の青い蛙に注がれている
その青い蛙は、横の手ぬぐいを取って少女の顔に浴びせられた白い液体を拭き取った
そして、二人はキスを繰り返す…
東屋小雪とドロロ兵長。この二人の間には、かつて想いを伝え合ってからも様々な試練があった
特に、この間ガルル小隊が攻め入ってきたときは小雪も一度消され、かなりの危機的状況に陥った
しかし、それらを越えて二人の想いはさらに強まり、むしろ絆は深まったといっても過言ではない
こうして今でも、余人に介入されない時間さえあれば、お互いを求めて乱れ合ったほどだ
その回数は日ごとに増え、まるで新婚カップルの如く何度も行われた
さらにもっと深い衝撃を求め、時には小雪とドロロが夜の公園でこっそりした事もある。また、小雪
がドロロのアサシン兵術で快楽地獄のにかかったまま学校に行き、そのまま一日中ガマンしてた事も
ある。さらにいろんな事もやってきたが、それを書くのは別の機会に譲ろう
「ふはぁ〜…ドロロ、よかったよ!」
「こっちも最高でござった。小雪殿はたぐいまれなる名器でござるな」
「あはは、名器って…(汗)」
日は明け夜は暮れ今日もまた、小雪とドロロは熱い熱い抱擁を交わし続けている
とりあえず今は昼になったので、いったん休憩もかねて昼飯とあいなった
小雪は台所に向かい、お昼の支度を始めた
ドロロはまた再び愛の巣となる布団を片付け、食器の準備に回ってる
まさに完璧な理想の夫婦像だ
だが、この静かで情熱的な二人の休日に介入しようとする不穏な影が迫ってきているなど、二人は露
ほども思っていなかっただろう
43 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:40:31 ID:DXsgC8BV
台所で小雪が大根を切っている音が聞こえる
ドロロは、彼女が運んでくるであろう昼飯に舌鼓を打ちつつ待った
「小雪殿、お膳は揃ったでござる」
「うん、ありがとドロロ」
そういえば小雪はここに脱いだ忍者装束がそのままだが、彼女はいつ代えの服を着たのだろうか?
ささやかだが気になる疑問を抱えつつ、ドロロは縁側をなんともなしに見つめた
…しばらくして小雪の料理が完成したらしく、足音が聞こえた
ドロロは振り返って小雪を迎えるために声をかけようとしたが、その姿に唖然とした
「じゃ〜ん!ドロロ、お昼ご飯できたよ♪」
「こ、小雪殿?その格好は…??」
「あは…ちょっとハズかしいけど、どうかな?」
料理を持ってきた小雪は、なんと裸にエプロンの姿で現れたのだ
この格好には面食らったのかドロロも終始無言のままだが、決して悪い意味ではない
小雪が不安そうな顔で反応を待っていたので、ドロロは戸惑いつつ答える
「むう…そういうのは破廉恥というもので…」
「やっぱり、ダメカナ?」
「いや、そういう訳ではないでござるが、ちょっと過激すぎると思って…」
ドロロは目のやり場に困っているようである
それを見た小雪はωの口で笑い、また台所の方へと下がってしまった
首をかしげ、小雪の動向が不思議でたまらないといった感じのドロロ
しかし、また元気よく出てきた小雪は、もっとおかしな衣装だった
「じゃじゃ〜ん!ご主人様、お昼ご飯の用意ができました♪」
「????」
今度の姿はいわゆるメイド服だ
さすがにドロロも目が点になっている。なんていうか、どう反応していいのか混乱していた
「あれれ?またダメなのかな?」
「…というか小雪殿、その珍妙な扮装はどこの国の奇祭でござるか??」
「ドロロ、知らないの?最近はやってる、"めいど"ってヒトの服だよ!」
小雪は自信満々に言い放ったが、ドロロにとってはチンプンカンプンだ
そんなドロロの第一印象は"なんだか凄く動きづらくて、戦闘だと真っ先に命を落しそう"である
ともかく解らないのでたまらなくなって、ドロロは小雪に話を請うのだった
「"めいど"…?それはどんな人でござるか?」
「あたしも実はよくわからないんだ。たまたま夏美さんと立ち寄った本屋で、これを本で見たの」
小雪自身も、パッと見の知識だけでこの格好を用意してきたようだ
ちなみにメイド服も裸エプ用のエプロンも、調達元はやっぱりクルルかららしい
「確か"めいど"って人はね、ご主人様を敬って、身の回りのお手伝いをしてる人…だったハズだよ」
「では、その"めいど"とは家政婦のことでござったか。実際よくわからないでござるけど」
まだまだ勉強不足だな、という顔でドロロは頷いた
そこは別に勉強しなくてもいい事だけど、なおも小雪のコスプレショーは続くのだった
44 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:41:12 ID:DXsgC8BV
看護婦、チャイナ、体操着&ブルマ、スク水、SMボンテージ、なぜか全身タイツ等々…
その中で最後に出てきたのは、どこかの学校の制服だった
「小雪殿、その格好は…」
「これはね、前に話した私と同じ声の人から借りた高校生の制服だよ。ちょっと大きいけどね」
その黄色の制服は、ちょっと小柄な小雪にしてみればダボダボで、かなりサイズが違っていた
まぁ、これを着ていたという小雪と同じ声の人は、高校生でかなり大柄らしいので無理もない事だが
しかし、その姿が逆にグッと来るものがあった
ブカブカで中途半端にズレた制服からのぞく白い肌、なんとか引っかかっているに過ぎないスカート
からチラリと見える桃色のお尻…なんとも甘美だ
それがついにドロロの心の琴線に触れたのか、ようやくまともな反応をしてくれた
「…なかなか似合っているでござるよ、小雪殿」
「ほんと?やっとドロロにそう言ってもらえたよ〜!」
小雪はホッと安心した笑顔で、ドロロに微笑んだ
これで小雪が納得し、ようやく昼食となった
制服があまりにもダボつくので、仕方なく上半身だけ裸になって箸を取った
見られてるのがドロロなので小雪は安心して裸体を晒してはいるが、そのドロロにとってはむしろ落
ちつかなかったことだろう
…とにもかくにも、このなんとも形容しがたい食卓は10分そこら談笑して、すぐに終わった
二人はまた快楽を共有したくて、ずっとうずうずしていたのだ
まさしく新婚夫婦がセックスレスに陥るが如く、二人はのほほんとお互いの肉体を触れ合った
だが、あまりに愛し合う事に熱中するあまり、二人は背後に不穏な影が近づいている事を悟り切れな
かった
「ドロロ、こんどはどんなコトして遊ぼっか?」
「その制服は借り物でござろう?なら汚してはまずいから…」
「俺ガ斬リ刻ンデヤル…」
「!?」
45 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:41:52 ID:DXsgC8BV
小雪の背後で、突然どこかで聞いたような雑音交じりの声が聞こえた
二人はとっさに身を翻し、臨戦態勢をとるが、見ると…そこにいたのは予想外の人物だった
「ど、ドロロ…この人は!」
「なぜお前がここに!?ゾルル!」
「…ソンナ事ハ問題デハ無イ」
ゾルル兵長…どうしてこんな男がここに突然現れたのだろうか
かつては例の"24時"事件でまみえたものの、不発に終わったこの二人の闘い…
まさか、あのときの屈辱を晴らしに、わざわざここまで来たというのだろうか?
相手の行動が読めず、ドロロと小雪はヘタに動くこともかなわなかった
「ゼロロ…貴様ノ女、俺ガ貰イ受ケル…」
「なっ!?」
そう言ったのが早かったか、ゾルルは目にも止まらぬ速さで小雪に当て身を喰らわせると、風のよう
に走り去っていってしまった
「し、しまった!!」
あまりに咄嗟の出来事で、ドロロはゾルルを捕捉しきれなかったのだ
こうなったらケロロたちに連絡しているヒマは無い
ドロロは大急ぎでゾルルの気配をたどり、そして追跡を開始した
46 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:42:22 ID:DXsgC8BV
…某埠頭、某倉庫街、某大型倉庫
小雪は誰も使っていないような、さびれた倉庫の一角にいた
どことなくカビ臭く、嫌なニオイが鼻をつく
光は上の換気口からわずかに入ってくるだけで、ほぼ暗闇と言っても差し支えないだろう
目を覚ました小雪は、時間が経つにつれて自分がどんな状況下なのかを理解し始めた
まず、体には何も着ていないようだし、両腕は拘束され、これは小雪の力をもってしても解けない…
鉄の枷みたいだが、おそらくゾルル持参の拘束具だと思われる。足腰は…立たない。これもゾルルが
なにか細工を弄したようで、どうやっても動いてはくれなかった
ゾルルはいつも気配を殺しているため、いま奴がどこにいるのかを知る事は困難だった
「…どこ?」
小雪はそんな絶望的な状態でも、強気な姿勢を崩す事は無かった
どこにゾルルが潜んでいるのかは解らないが、小雪は視線をまっすぐにして凛々しく言った
「わたし、くノ一だよ?どんな酷いコトされても、それなりには大丈夫なんだから!」
…返事は無言だった
だけど小雪は、その表情を固定させていた
広がる闇と対峙する裸体の少女は、今とても危険な目に遭遇していた
47 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:43:28 ID:DXsgC8BV
そのころドロロは小雪を求めて埠頭までは辿り着いたものの、そこから先のゾルルの足取りが掴めな
くなり、かたっぱしから倉庫をアサシン鑑定力眼でサーチしていた
といっても、この倉庫街はかなり大きくて、大規模な倉庫だけでも200棟にも及ぶほどだ
そこから小雪が拉致されている場所を探すのだから、並大抵の苦労ではない
だからと言って愚痴を零している時間は無い…ドロロはひたすら走り続けた
48 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:44:35 ID:DXsgC8BV
「!」
突然、自分の体に絡みつく"何か"の感触を感じ、小雪は仰け反った
その"何か"は蛇のように彼女の体を這いずりまわり、不気味な感覚のみを小雪に与え続けた
単体ではないらしく何本も存在するようだ
脇を、股間を、腹を、足首を、耳を、"何か"はヌルヌルと這いまわり、小雪はその都度身をよじった
「な…ヤダ!何なの、コレ?!」
暗闇からは当然答えは返ってこず、それがこの"何か"をより一層不可解な存在にしている
"何か"は次に小雪の口元へと寄ってきて、無理矢理口内へと侵入しようとしていた
首を振って入りこむのを懸命に阻止しようとするが、敵わずズルリと口の中に入っていった
こうなったら噛み切ってやろうする小雪だが、妙に弾力のあるので文字通り歯が立たない
粘っこい"何か"はその体からさらに粘液を出し、小雪の口を蹂躙し始めた
「んっ…や、はむッ!…ん…」
さらに別の"何か"が、今度は彼女の乳首を狙いに蠢く
まるでバイブのように微弱に振動していて、小さな小雪の胸をヌルヌルと刺激している
そしてまた2本の"何か"が背中を撫でながら、後ろからヘソや秘部を嘗めまわした
「…!!ひッ、いぃ…ぃ…!…んあ゛ッ!!」
図らずも濡れていた小雪の花弁は、何の抵抗も無く"何か"迎え入れた
ズブズブと子宮口まで達して、ドロロの比ではないほどに暴れている
こんな予想外の事態に、小雪の頭の中は混乱の極みだった
さっきから自分の体を貪っているこの触手状の"何か"とは何なのか?
ゾルルはどこで何をしているのか?
だが、それらの疑問はすぐに解決してしまった
「気分ハドウダ」
「はぁ…はぁ………えっ?」
ようやく姿を現したゾルルだが、その股間から得体の知れないモノがいくつも伸びているのだ
それらは無数に躍動し、そして全てが"何か"と連動している
「ソウ、コレハ察シノ通リ、私ノ雄ダ」
「そ、そんな…こんな触手みたいに」
「私トテ完全ナ殺人兵器デハナイトイウ事サ」
「こんなことをして、いいと思ってるの…?」
「…」
つい最近"24時"事件が解決したばかりなのに、こんなことをしてしまえばどんな波紋を呼ぶのかは
想像に難しくなかったが、それでもゾルルは責めを止めず、小雪は抵抗する事もままならなかった
49 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:45:34 ID:DXsgC8BV
枷は外され、触手によって四肢の自由を奪われた小雪は、倉庫の壁へと押し付けられた
未だにゾルルの雄は彼女の口と膣をくわえて離さない
想定外の快感が小雪を襲い、尚それでも必死に抵抗を続けた
「やッ…い、ひぁ…ぁあ…うぐっ!!」
「…」
その片目に鈍く光る赤い燐光を湛え、ゾルルは微動だにせず小雪を蹂躙している
触手は全部で12本…それぞれが妖しく動き、彼女を嘗め回していたが、性的経験がドロロ以外に皆無
にせよ、あの小雪がここまで相手の快感に飲み込まれてしまう事などありえない。彼女だって腐って
もくノ一なのだから、どうにか脱出する術ぐらいはあったはずだ
しかし問題は、触手から発せられる粘液状の液体だった。今や小雪の体中にドロドロと付着している
これこそ、実は相手の感覚を麻痺させる神経媚薬だったのだ
現在の小雪にとって、肌を撫でられただけでも凄まじい快感が脳天を突き抜けていく…それはかつて
ドロロに施されたアサシン兵術の比ではなかった。半強制的に体へ快感を叩きつけるため、精神的な
反動が半端ではなく、小雪は自我を保とうと必死で持ちこたえていた
「(こ、このままじゃあ…あたし、おかしくなっちゃうよぉ……)」
50 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:46:33 ID:DXsgC8BV
「…マダ壊レナイノカ」
そんな時、小雪の眼前へゾルルがぬっと顔を出した
彼の無表情な顔は、彼女に十二分の恐怖を与えるには十分すぎるものだった
「…ひっ……ぅ…?」
ゾルルは小雪の口から触手を引き抜いて解放した
「はぁ…ふぅ…ふ…うぅ……」
「…ナゼ壊レナイ」
赤い燐光がさらに光を増して接近する
輝きが減った瞳を上げて、小雪はできるかぎりの反論をした
「壊れるわけには…い、いかないの」
「ナゼダ…」
「あたしは、ドロロと幸せに暮らすんだから…ずっと、ドロロと一緒に!」
大声で自分の旨を訴えて、小雪は身をよじって膣内に突き入れられたままの触手から脱した
その気迫に圧倒されたのか、ゾルルが少しだけ引き下がったが、その禍々しい目の光はそのままだ
「アクマデ抵抗スル気ナノカ…」
「するよ…あなたなんかに、あたしは負けな――――ッッッ!!?」
もう一度宣言しようとしたが、どうしてか小雪は弓なりに仰け反り、絶句した
さっき膣口から触手を外したのだが、ゾルルは次に彼女のうしろを強引に責めはじめたのだ
まだドロロとはアナルでした事は一度も無く、入り込もうとする太い触手による激痛に顔を歪めた
「痛ッ!!や、やだぁ!こんなの…耐えられないってば!!ひぐっ…ッあ!」
「コウナレバ前ト後、スベテニオイテ蹂躙シツクシテクレル…小雪、覚悟シロ」
「やだ、よぉ…こんな、痛くて……壊れちゃうよ!」
だが、その激痛もゾルルの精神媚薬によって打ち消されていく…
小雪が堕ちるのも、時間の問題だ
51 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:47:35 ID:DXsgC8BV
「斬ッ!!!」
その刹那、突如窓ガラスを突き破り、蒼い影が小雪を束縛していた触手を一寸刻みにバラバラにした
バランスを失ったゾルルは背中からコンクリートの地面に落ちたが、すぐに起き上がった
触手の支えが失われて、よろけた小雪を蒼い影が捕まえ抱きしめる
「?!」
「…遅くなってすまなかったでござる」
「ど、ドロロ!」
土壇場で彼女を救ったのは、やはりドロロだった
待ちわびた救援に、小雪は満面の笑みで答える
…だが、それを面白くなさそうに見ていたゾルルは、触手を収納して腕の刃を展開した
小雪を安全な場所に控えさせ、ドロロはゾルルをキッと睨んだ
その顔からは、あの優しそうだった"ドロロ"の面影は一切ない…今だけ彼は"ゼロロ"に戻っていた
「ゾルル殿…この狼藉は寛容なる拙者の心でも、もはや許せる許容を超えた!」
「…!」
52 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:48:22 ID:DXsgC8BV
くわっと羅刹のような顔にゾルルが一瞬怯えた隙に、ドロロは腰の小太刀を抜いて肉迫した
その怒りの一閃は、ドロロの小太刀とゾルルの刃を両方とも破壊するほどの威力だ
体勢を保てずに倒れそうになるゾルルだが、なんとか持ち直して構える
お互いに武器を失い、二人の闘いは素手の勝負に移行した
折れて持ち手だけになった小太刀を投げつけて牽制し、ひるんだ所を蹴り上げるドロロ
しかし、ゾルルはその一打を刃のあった硬い右腕で受け止め、逆の左腕で反撃を加えた
パワーはドロロ以上であるゾルルは、次に殴った腕で彼を持ち上げ、コンテナへと叩きつけたのだ
だが、それは彼が仕掛けた空蝉であり、ドロロは空振りしたゾルルの後頭部を肩に抱え、反動をつけ
て反対側に放り投げた
「ッッ…!」
「ドロロ!」
「まだまだ、こんなものでは終わらないでござるよ…」
ゆらりと腰を上げたドロロに、ゾルルは思わず"恐怖"を感じてしまった
このゾルルの過去に何があったのか、それを知る事は今のところできないだろう
だが、彼を突き動かしていたのがドロロに対する巨大な復讐心だった事は、間違いない事実だ
「ぜろろ…殺ス!!」
「そこまでだ」
次の瞬間、あのどこかで聞いた切れる声が、その場の空気を凍りつかせた
そして崩れ落ちるように倒れたゾルル…の後から現れたのは、麻酔銃を手にしたガルルだった
53 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:49:42 ID:DXsgC8BV
その最も意外な訪問者に、ドロロと小雪はまたも驚いた
ガルルは外に向かって合図をすると、さっきドロロが壊した窓から光が差し込み、倒れたゾルルを回
収していく
呆気に取られている二人に、ガルルはこの事件の経緯について説明を始めた
「…まず、ここまでの混乱を招いてしまったことについて、深く謝罪したい。事の発端は、ゾルルが
身体の検査としてメンテナンスを受けていた最中、想定外の暴走が発生してしまった事にある。この
暴走の理由についてだが、おそらくは今まで彼が使用していなかった性的機能が稼動した事から考え
るに、何かしらの性的欲求があったものと考えるのが妥当か…奴も男だったという事さ」
「あの〜…要するに何がどうなってたでござるか??」
困惑しているドロロたちを気遣い、ガルルは簡潔に述べた
「ゾルルも、性欲を持て余していたのかもしれない…」
「????」
何が何やらわからないドロロと小雪を倉庫に残し、ここに来た事は内密にと付け加えて、ガルル達は
去っていった
54 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:50:22 ID:DXsgC8BV
もう周辺はオレンジ色の光に包まれ、太陽が海の半分に顔を残している
ドロロは家から持ってきた普段着を小雪に着せて、家路へとゆっくりと歩いていった
幸い小雪の体には目立った外傷も無くどうにか無事だったが、まだ少しだけ動揺しているみたいだ
心の傷にはなっていないだろうと思いつつも、ドロロは心配だった
「小雪殿…」
「ん…なぁに、ドロロ?」
「拙者がもう少し早く来ていれば、小雪殿をあんな目に合わせずにすんだのに…」
目を伏せ、ドロロはとても申し訳なさそうな顔で謝った
そんな彼を見て、小雪は薄笑いを浮かべながら抱き上げた
「えっ?」
「ドロロ、あたしは大丈夫だよ。むしろドロロがそんな顔してた方がイヤだけど」
「小雪殿…しかし」
「それにさ、ドロロがああやって素手で戦う姿を見たのって初めてだったからさ、すっごくびっくり
しちゃったんだ♪ホントにカッコよくて素敵だったよ!」
そして小雪は、またいつものωの口で微笑んだ
まだ不安な要素は残っているものの、この場は一応ドロロも安心して微笑み返した
この先この二人には、こうした過酷な障害が多く待ち構えていることだろう
しかし、それでも二人は繋いだ手を離さない…それが彼等の選んだ道ならば、喜んで突き進んでいく
辛いことがあっても最後はこうやってお互いに笑顔を向け、平和に日々を過ごしたい
「ねぇ、ドロロ」
「なんでござ………!」
夕日を背景にキスを交わしつつ、二人はそう思っていた
【THE・END?】
55 :
四七四式:2006/06/04(日) 17:56:58 ID:DXsgC8BV
…今回はここで全て終了です。
本当は、最初の内はゾルルがドロロと小雪に振り回される話で進んでいまし
たが、かなり長くなってしまったので大幅に変更して短くしました。ただ、
エロの部分もちょっと少なかったので、少し反省…。
今のところ、クルル×秋・ギロロ×小雪の話なども製作してます。
GJ!!ドロロと小雪の友情は美しいものですね。
「ギロロ×小雪」ですか。こりゃまた今までに無い新鮮な組み合わせで楽しみです。
「クル秋」と「ギロ雪」製作した後でいいのでできれば
>>42に書いてある
「それを書くのは別の機会に譲ろう」の話を書いてほしいなぁと思ったりします。
GJ!クル秋も楽しみです。
ギロ雪…新鮮な響きだな
楽しみに待とう
GJ!
性欲をもてあますゾルルワロス
ギロ雪も楽しみです!
>>55 むしろノーカット版が見てみたい
多少長くてもいいから…気になるし
モア殿×623 ハァハァ…
作家さんカムヒアー!
以前書かれてたタマ夏が興味あるなぁ。
秋ママが孕んでくれたら何でもよし!
ケロロ×桃華なんてのを思いついた。
大体やることわかってるっていう難点があるが。
最近珍しい組み合わせが多いな
なかなかないパロは見てて新鮮でいいな
623とか思いっきりやってくれって感じだ
タママ…この前のタマモアといい黒いタママ
が見せる真のやさしさはすごいよかった
俺てきにはクルル子ももえる
突然思ったがタマ桃とかないね
ケロロスレがあったとは!
(体型からして)絶対無理だと思っていたから探してなかった。
過去ログ読んできます!
職忍様にリクエストですが、たとえば41様の場合なら
ゾルル×小雪(なのか?)【あればタイトル】@四七四式
みたいに書いていただけるとわかりやすいです。
ギロロと夏美の話が読みたい!
・・・では過去ログ見に行ってきます。
職人さまが来てくれなくなっててテラサミシス
過去ログを見て慰めるか
俺も保管庫行ってくるよ
最近投下された、あのギロ夏がお気に入りだ
♪ three two one …fire!
エロッエロッエロッ いざっ注げー 子宮侵略せ〜よ〜♪
>>69 >>15でも言われてるしな、そのうちつけてもらえるだろう
さて、過去ログを読むか…
じゃ、せめてリクエストを。最近ご無沙汰のケロモアとか。
おwいいね
王道なのにご無沙汰だ
逆にあまりパロされにくいケロロの女性キャラ一覧
・ラビー
・ポヨン
・月神散夜
・すもも
・夏美の担任の先生
・クルル子
・麻美
・プルル
・カララ
まぁ、ケロロには王道すぎるカップルとか多いから仕方無いかも知れない
もしこの中にこのスレ登場済みの娘がいたらスマソ
プルルはまだ性別確定してないやんwww
しかもクルル子は中身クルルだぞ。いいのかよク〜ックックック〜
・・・・幽霊ちゃんもいれてやってください。幽霊ですが。
メロディーハニーもだな。
・・・う〜んアメリカ人だからかねぇ。明朗快活すぎてエロくならない
(しかもダジャレ好きw)あたりに原因があるのかどうか。
同様の理由でパロされにくい野郎キャラ。556。
・・・・だめだ、どう考えてもギャグにしかならんwww ドゥ――――ッ!!
前スレでラビーは出てなかったか?
つ 宇宙渡辺(ry
>>79 宇宙刑事になる試験に落ちて途方に暮れる556
↓
ラビーが試験のために働いて貯めてくれた金が水の泡になるが、それでも彼女は兄の為に笑顔を絶やさなかった
↓
だが、556と一緒に試験に落ちた連中が難癖をつけてきて、ラビーは監禁されてしまう
↓
犯されそうになるラビー…を寸前で助けたのは556だ
彼は生来の動物的・野性的な勘でラビーの居場所をつき止めたのだ
↓
556はラビーを助け出したが、彼女には監禁した連中によって媚薬が…
よって不本意ながら近視相姦へ
↓
その後、ラビーを助けた時の経験を生かして556は宇宙探偵に
こんな妄想で良かったらどうぞ
>>82 ある意味、絵が無い事で成立する話ですな。
556の表情を考えるとギャグにしかならんしw
ああ、でもこの事件をきっかけに、556は常に笑顔を絶やさない男になった
…とかやるとイイ話になるかも。
「……ッ!!……はぁ…っ…モ、モア…ど…の…ッ!?」
「…ふぁ…お、おじさまのここ…すごく硬くなってます…ッ!」
「モア殿…ッ!…ちょ…ストッ…!!……はぅ…ぁ…ッ!」
「…ごめんさい…おじさま…!…今まで辛かったですよね…?
これは…モアが責任を持って…はぁっ…処理…します…ッ」
「…だ…だから…ちょっと…まっt……!…はひ…っ!!」
「…んっ…気持ちいいですか…?…おじさま…っ」
「…そ、そんなこと…我輩に…ぁっ…言わせないで欲しいであります…」
「…モア殿…」
「…はぅ…っ…な、なんですか…おじさま…?」
「…そこ…もちっとだけ…つ…つよく…!…あぁっ……そこ…であります…!」
「…おじさま…。…もう少し強くしてみますね……!」
「…ぁひッ…んっ…はぁ……!…す…すこし…痛いでありますよ…モア殿…ッ」
「…はッ!ごめんなさい…おじさま…!モア…つい…張り切りすぎてしまって…」
「…もちっとユックリでいいから…ね?」
「はいっ…!おじさまにもっともっと気持ちよくなってもらう為頑張ります…ッ!」
午後の昼下がり、家事をもっともっと手伝ってあげれば
こんなことにはならなかったのにと一生懸命ケロロに
足裏マッサージを施すモア。ちゃんちゃん。
【おしまい】
>84
そういうオチかよ!
なぜかケロロの方がエロい気がするw
>>84 コイツぅ、期待しちまったじゃねーかwww
桃華×冬樹を見てみたい
>>84 ぬうううううううあの女許せねえですぅーーー!!!!
四七四式さんの新作マダ━━━━━!?
92 :
四七四式:2006/06/18(日) 00:16:18 ID:psSESyXX
いくら良い作品を書いているからといって、特定の作家が何度も連投するのは悪いと
思いまして、現在作品の補充と充電を兼ねて今は投稿を控えさせてもらっています
また投稿するなら月末あたりになるかと思いますので、どうかそれまで待って頂く事に
なります…身勝手な理由を押しつけて、誠に申し訳ありません
みなさん劇場は見に行かれたんですか?
キルル×ミララで今話練ってんだが・・・
キルル×ミララ!!
密かに大好きなのですごく興味あります。
>いくら良い作品を書いているからといって
自画自賛ワロスww
>>92 確かに自画自賛。実際、評価が高いのは確かだが、自分でいうのはどうか。
あと、ゾルルの一人称は「私」ではなく、「俺」が正しい。
他に無機質さの表現方法がなかったのかもしれないが、カタカナ喋りでもない。
(原作ではマンガという性質を利用した喋り方なので、表現には困るかもしれないが)
そういう細かい所にまで気を配ってくれないと、萌えきれない。
他の職人さんは気を配ってるみたいだし。
あと、最後までタイトルはつけないつもりなのか? 困ってる人がいるぞ?
>>95-96 この度の私の軽率な発言で多くの方々の気分を害してしまい、本当にすみませんでした
文章中のミスについても前向きに対処し、今後の創作に生かしていこうと思います
ゾルルの一人称の誤記は完全に私の勘違いでした
セリフの表記については、原作の裏返った字などの表現方法に困り、ひらがなだと
おかしいと思ってカタカナに統一(よりサイボーグらしく、と判断して)しましたが、
この判断が余計な混乱を招いてしまったのは想定外でした
タイトルは毎回投下した最初の文中に空白を開けて『』で記しているものがそうです
しかし、今回の指摘でこれだと題名がわからないという問題もわかり、次回からは
訂正して、ちゃんと名前欄にもタイトルやジャンルを書いていく事にします
私はまだこの板で書き始めて半年も経っていない若輩でして、以前にも前スレを長過ぎる
文で書き込めなくしてしまったりと、ミスも少なくはありませんでした
今回の指摘を受け、更に精進してこのようなミスを起こさないように、今後は気をつけて
いきたいです
最後に重ねて…本当に申し訳ありませんでした
98 :
四七四式:2006/06/18(日) 06:49:49 ID:psSESyXX
>>97 …言ってる側から名前を書き忘れていましたorz
>>84 なんかワロタwwwwwww
そう落ちたか!
気にすんな。
>>93 キルミラ楽しみに待ってます!!
>>四七四式さん
間違いは次で直すように努力すれば問題ない。次回作がんばって!!
>>四七四式様
まぁそう気になさらず。内容もさることながら、四七四式様の速筆・多作
ぶりには本当に頭が下がります。次の作品楽しみにしておりますので
マッタリ書き進めてください。お待ちしております。
御作の「KOYUKI・ゾルル編」に触発されてしまい、ゾルル・小雪が
書きたくなってしまいましたw ただ、ストーリーの骨子がかなり御作と
似てしまいそうな感じなのですが・・・よろしいでしょうか?
ドロロは完全に脇に回り、ゾルルの方をメインにしたいのですが・・動機
や筋の展開、ガルル隊長が絡んでくるあたりが似ている・・つかもうこれは
パクリじゃねぇか!とw もし構わなければ書き進めていきたいのですが。
>104
楽しみに待ってます。
106 :
四七四式:2006/06/18(日) 23:45:49 ID:psSESyXX
>>104 はい、構いません
『ゾルル編』は文中で書き切れなかった(オミットした)箇所があり、ちょっと満足
できないものでして…ともかく、104様や
>>93様の作品は私も楽しみにしています
107 :
ゾル雪:2006/06/19(月) 18:16:25 ID:xEx2+8Rf
>四七四式様
有難うございます。では冒頭のみですが、出来た分を投下します。
「ポコペンの総合観測数値、異常ありませんっ!」
「ウジャウジャいたアイツ、ここにはもういないみたいッスよ?隊長!」
「おバカなポコペン人どももゼ〜ンゼン覚えてる様子はないみたいだネェ。
プププププッ」
電子音にまぎれながらも、各自の座席に座った隊員たちが口々に報告する。
一隻の宇宙船が地球の大気圏ぎりぎりの高度で浮遊している。
部下の報告を受けて、慎重な彼らの隊長はようやく計器から眼を離した。
「我々の『負の遺産』はどうやらケロロ小隊により無事処理されたようだ。
キルミランデリーターも使用することなく、ポコペンはアルテア7が辿った運命から
はまぬがれた。さすがは・・・と言うべきだろうな。」
「このあと、どうするんスかガルル隊長?・・・・せっかくポコペンに来たんだし
オイラ出来たら師匠たちのところに顔を出していきたいっす!」
タルルが振り返って声を弾ませた。
その様子にかすかに口元をほころばせはしたものの、だがガルルの答えは
にべもなかった。
「我々に課せられた任務は惑星アルテア7の処理、並びにその直後発生した
ポコペンにおける『負の遺産』への状況確認だ。――そしてその件はケロロ
小隊の手によってすでに対処された。ゆえに我々が成すべきことは何もない。
ケロロ小隊は特殊配備を解いて、通常任務であるポコペン侵略へと取り掛かる
だろう。我々がポコペン侵略の任を解かれた以上、むやみに接触することは
避けたい。それはケロロ小隊を徒に刺激し、その士気を著しく阻喪すること
になる。」
「あ・・・・そっスか・・・・。了解っす・・・・。」
「だがかなりの強行軍であったことは理解している。よって私が報告書を
作成し、機体の損傷をチェックしている間――ポコペン時間にして2時間、
小隊全員に船内における休息を許可しよう。各隊員は充分に身体を休め、2
時間後の帰還に備えるように。――――私からは以上だ。」
「了解っす!!」
タルルが跳ね上がるようにして敬礼した。
プルルもそれに倣い、それから大きく伸びをする。
トロロがモニターをネット画面に切り替え、ジャンクフードを隠しから取り
出した。きびすを返すガルルを、天井にぶら下がったゾルルが呼び止める。
「・・・・・・・降りない・・・の 'П ・・・・」
軋るような声が陰々と響いた。
「異議かね?・・・・降下する必要はないはずだ。ゾルル兵長。」
ガルルが立ち止まった。
その言葉に、身を翻し床へ降り立ったゾルルが反論する。
「・・・・ある・・・。 -l ロロに・・・ネットワークで調査させ 弐 ・・・。ゼロロは・・・
単独でポコペンの環境保全活動を・・始めている・・・。明らかにこれ よl 利敵
行為、だ・・。隊・・長。――う、裏切り者 こl は・・・血の粛 青ξ を・・・・。」
「・・・・ゼロロ兵長か。ゾルル兵長は随分と拘泥するようだ。」
いくぶん危ぶみながら、ガルルは続けた。
「環境保全活動が即、利敵行為には当たるまい。我々としてもポコペンが
傷一つなく手に入ればそれに越したことはないのだ。それに現・侵略先行部隊
隊長であるケロロ軍曹は――韜晦していてなかなかその真意を掴ませないが
切れるお方だ。小隊をあえて分断し、二方面から侵略を進めている可能性も
ありうる。ゼロロ兵長の活動を額面通りに受け取り、処断することは早計で
あり危険だ。何といっても彼は諜報・撹乱を得意とするアサシン部隊のトップ
だったのだからな。・・・いずれにせよそれはケロロ隊長の管轄であり、我々が
口を挟むべき問題ではない。」
「・・・・・・・・・・・・。」
108 :
ゾル雪:2006/06/19(月) 19:00:09 ID:Q5OeHVKb
ゾルルは押し黙った。その沈黙を、いつの間にかコクピットの隅で
取っ組み合ってケンカを始めた残りの三隊員の喧騒が破った。
「超〜ッ!ムカつくっす!まだシッポ生えてる幼生のくせに、ナマイキっす!」
「ププププッ ジブンだって、ついこないだまで生えてたクセにネェ。プププ」
「や、やめてくださいっ二人とも!隊長に怒られちゃいますよっ!!」
「何の騒ぎだ。」
ガルルが向き直った。
隊長の言葉に、三人がしぶしぶケンカを止めて一列に整列する。
「・・・・・全部、トロロの奴が悪いんス。隊長。」
「コ〜ユ〜とき、サイショにそういうヤツが決まってイッチバン悪いんだよ
ネェ・・・・」
「うわッムカツクっす!!コイツ、シメていいすかッ隊長!!」
「や、やめましょうよぉ・・・・・ふたりとも・・・。」
また掴みかかろうとするタルルを制し、しずかにガルルが口を開いた。
「・・・・こうなった原因を聞こう。まずタルル上等兵。」
「エッ?!・・・・オ、オイラっすか?」
怒るでもなく苛立つのでもなく、ガルルの表情は深い湖水の面のように
穏やかである。にもかかわらず、おのが隊長に眼前に立たれ、タルルはまご
ついた。赤くなったり青くなったりしながらしばし口ごもり、ややあって
気おされたようにようよう言葉をつむぐ。
「あ〜・・そのォ・・・いいっす。・・隊長に聞かせるほど大した話じゃないっす・・。」
「そうか。―――では、トロロ新兵から聞こう。」
「イ゛イ゛ッ?!」
突然話を振られて、今度はトロロが飛び上がった。
ガルルの表情はさして変わらない。だがその無言の威にたじろいだように
数歩後ずさり、目を白黒させた挙句、やがてトロロがフテたようにそっぽを
向いた。
「ナ・・・なんでモメてたかなんて・・・もぅワスレちゃったよォ〜!」
「成程。・・・・では解決だな。みな、解散したまえ。」
すかさずガルルが手を上げて解散させた。三人が肘でつつきあいながら
宇宙船の奥へと走り去り、コクピットの空気が静寂さを取り戻す。
「・・・・ここは・・・軍というよ L′・・・まるで小訓練所こt な・・・。」
小石を吐き出すようにしてゾルルがつぶやいた。
ガルルが苦笑をひらめかせてそれに応じる。
「若年兵の育成も我々に課せられた職務の一つだ。・・・実際、あの程度であれ
ば可愛いものだよゾルル兵長。――ここの仕事は私が引き受けよう。奥で
身体を休めたまえ。」
「・・・・いや・・・必要 よt い・・。俺 よl ・・・ポコペンへ・・降 L′る・・。」
「ゾルル兵長。」
ガルルが声を引き締めた。
「許可できない。――――それは私情だ。」
「・・・私 青t ・・・・・・・。」
ゾルルの身体がゆらめいた。
半身を覆う装甲がカチャカチャと耳障りな金属音を立てる。
ゾルルの口元から、ややあってあざけるような掠れた笑声が漏れた。
「・・・・・ガルル。」
ひどく優しげな声音で、ゾルルが隊長を呼び捨てた。
109 :
ゾル雪:2006/06/19(月) 19:34:42 ID:R7xsa2VM
そろりと懐から刃物を取り出すような口調で、ゾルルが歌うようにゆっくり
と続ける。
「・・・私情・・・と言うか。貴様が・・・。他の隊員ども よl よく懐いているよう
だが・・・俺・・はごま 'П せん・・ぞ・・。ゼロロ・・が所属する小隊・・・たしか
貴様の弟が・・いた よl ず・・だ・・。彼奴らと対峙 J たあのとき・・。貴様、
わち と勝ちを譲った・・・な?・・・これこそ私 青t と言わず・・なんと言う・・・。」
ガルルの眼が凄みを帯びた。
「・・・・・・なんのことだ。ゾルル兵長。」
「どうでもいい・・・・俺 よl 興味がない・・・。せっかくここまで来たのこt ・・。
どうあれ俺 よl ゼロロの奴を倒さねよl 気が済まぬ・・・。奴め、奄T の事を
覚えてないふりなど J おって・・・ッ!この屈辱・・を雪> ためなら・・ガルル、
俺は貴様を倒 J てでも・・・ポコペンへ降下・・・する・・・ッ!!」
ジャキッ!とゾルルの手甲から、半月状の刃が飛び出した。
瞬時にガルルの右手にもハンドガンが閃く。
ゾルルを銃口で牽制しながら、ガルルが重い口をひらいた。
「――抗命は重罪だ。だが・・・例え処罰すると言ってもお前は聞かぬのだろうな。」
「あとで・・・営倉入 L′だろうと・・・斬首刑だろうと・・・受 t l てやる・・・・。
とにかく・・・これから 奄T は・・・ポコペンへ・・・ゆ > ・・・。」
ガルルが嘆息して銃口を下ろした。
「やむを得まい。・・・・だがアンチバリアは万能ではない。我々が姿を見せる事
によりポコペンの勢力均衡が崩れ、ケロン軍が宇宙警察に介入されるような
事態を招くような状況は何としても避けたい。・・・本部より相応の装置を転送
させよう。現地人に模した姿に外見を変えること、接触はゼロロ兵長のみに
留めること。あくまで対決は手合わせとして、命のやり取りまではせぬこと。
そして時間厳守だ。――――遵守できるかね?ゾルル兵長。」
「了・・・解だ・・・・。仰せ こl ・・従おう。・・・・隊長。」
喜悦の表情を浮かべてゾルルが笑う。片方しかない眼が不吉に輝いた。
110 :
ゾル雪:2006/06/19(月) 19:42:36 ID:R7xsa2VM
小雪ちゃんが出てきてねぇ orz ・・・すんません・・。
とりあえず強姦ものになりそうですので、エロ展開になったらタイトルに
「陵辱」と入れます。苦手な方はそのワードでNGかけて下さい。
ちょっと時間かかるかもしれませんので、
>>93様・四七四式様。
豚切りを気になさらずに投下なさってください。お二方のお話、楽しみに
しております。
すまん、ところどころ読めん。
こl→に、ぐらいまではわかるんだが
同じく。読めなくてつらい・・・。
ここは、すまんが普通に表記してはくれまいか?
面白いです!! キャラによって台詞表記wと漢字の多さが違うのが、個性を表していてイイ!!
韜晦って・・・!! 商業小説でもこの言葉が出るくらいのレベルの話、売り出さないかなあ。
>>113 読めない漢字に意味はないんだよ。厨房のオサレ小説じゃないんだから。
115 :
ゾル雪:2006/06/20(火) 17:43:38 ID:Iwmca7lc
ありゃ〜面目ない。アタマから訂正します。
「ポコペンの総合観測数値、異常ありませんっ!」
「ウジャウジャいたアイツ、ここにはもういないみたいッスよ?隊長!」
「おバカなポコペン人どももゼ〜ンゼン覚えてる様子はないみたいだネェ。
プププププッ」
電子音にまぎれながらも、各自の座席に座った隊員たちが口々に報告する。
一隻の宇宙船が地球の大気圏ぎりぎりの高度で浮遊している。
部下の報告を受けて、慎重な彼らの隊長はようやく計器から眼を離した。
「我々の『負の遺産』はどうやらケロロ小隊により無事処理されたようだ。
キルミランデリーターも使用することなく、ポコペンはアルテア7がたどった運命から
はまぬがれた。さすがは・・・と言うべきだろうな。」
「このあと、どうするんスかガルル隊長?・・・せっかくポコペンに来たんだし
オイラ出来たら師匠たちのところに顔を出していきたいっす!」
タルルが振り返って声を弾ませた。
その様子にかすかに口元をほころばせはしたものの、だがガルルの答えは
にべもなかった。
「我々に課せられた任務は惑星アルテア7の処理、並びにその直後発生した
ポコペンにおける『負の遺産』への状況確認だ。――そしてその件はケロロ
小隊の手によってすでに対処された。ゆえに我々が成すべきことは何もない。
ケロロ小隊は特殊配備を解いて、通常任務であるポコペン侵略へと取りかかる
だろう。我々がポコペン侵略の任を解かれた以上、むやみに接触することは
避けたい。それはケロロ小隊をいたずらに刺激し、その士気をいちじるしく
削ぐことになるからだ。」
「あ・・・そっスか・・・。了解っす・・・・。」
「だがかなりの強行軍であったことは理解している。よって私が報告書を
作成し、機体の損傷をチェックしている間――ポコペン時間にして2時間、
小隊全員に船内における休息を許可しよう。各隊員は充分に身体を休め、2
時間後の帰還に備えるように。―――――私からは以上だ。」
「了解っす!!」
タルルが跳ね上がるようにして敬礼した。
プルルもそれにならい、それから大きく伸びをする。
トロロがモニターをネット画面に切り替え、ジャンクフードを隠しから取り
出した。きびすを返すガルルを、天井にぶら下がったゾルルが呼び止める。
「・・・・・降りない・・・のか・・・・。」
金属を擦り合わせるような声が陰々と響いた。
「異議かね?・・・・降下する必要はないはずだ。ゾルル兵長。」
ガルルが立ち止まった。
その言葉に、身を翻し床へ降り立ったゾルルが反論する。
「・・・・ある・・・。トロロに・・・ネットワークで調査させた・・・ゼロロは・・
単独でポコペンの環境保全活動・・を・・始めている・・・。明らかにこれは・・・
利敵行為・・・だ・・。隊・・長。――う、裏切り者に・・は・・血の粛清・・を・・。」
「ゼロロ兵長か。ゾルル兵長はずいぶんと執着するようだ。」
いくぶん危ぶみながら、ガルルは続けた。
「環境保全活動が即、利敵行為には当たるまい。我々としてもポコペンが
傷一つなく手に入ればそれに越したことはないのだ。それに現・侵略先行部隊
隊長であるケロロ軍曹は―――表面上、何食わぬ顔を見せていてなかなか
その真意を掴ませないが・・切れるお方だ。小隊をあえて分断し、二方面から
侵略を進めている可能性も充分ありうる。ゼロロ兵長の活動を額面どおり
受け取り、処断することは早計であり危険だ。何といっても彼は諜報・撹乱
を得意とするアサシン部隊のトップだったのだからな。
・・・いずれにせよそれはケロロ隊長の管轄であり、我々が口を挟むべき問題ではない。」
「・・・・・・・。」
116 :
ゾル雪:2006/06/20(火) 18:15:39 ID:FCvxx881
ゾルルは押し黙った。その沈黙を、いつの間にかコクピットの隅で
取っ組み合ってケンカを始めた残りの三隊員の喧騒が破った。
「超〜ッ!ムカつくっす!まだシッポ生えてる幼生のくせに、ナマイキっす!」
「ププププッ ジブンだって、ついこないだまで生えてたクセにネェ。プププ」
「や、やめてくださいっ二人とも!隊長に怒られちゃいますよっ!!」
「何の騒ぎだ。」
ガルルが向き直った。
隊長の言葉に、三人がしぶしぶケンカを止めて一列に整列する。
「・・・・全部、トロロの奴が悪いんス。隊長。」
「コ〜ユ〜とき、サイショにそういうヤツが決まってイッチバン悪いんだよ
ネェ・・・・」
「うわッムカツクっす!!コイツ、シメていいすかッ隊長!!」
「や、やめましょうよぉ・・・・ふたりとも・・・。」
また掴みかかろうとするタルルを制し、しずかにガルルが口を開いた。
「・・・・こうなった原因を聞こう。まずタルル上等兵。」
「エッ?!・・・・・オ、オイラっすか?」
怒るでもなく苛立つのでもなく、ガルルの表情は深い湖水の面のように
穏やかである。にもかかわらず、おのが隊長に眼前に立たれ、タルルはまご
ついた。赤くなったり青くなったりしながらしばし口ごもり、ややあって
気おされたようにようよう言葉をつむぐ。
「あ〜・・そのォ・・・いいっす。・・隊長に聞かせるほど大した話じゃないっす・・。」
「そうか。―――では、トロロ新兵から聞こう。」
「イ゛イ゛ッ?!」
突然話を振られて、今度はトロロが飛び上がった。
ガルルの表情はさして変わらない。だがその無言の威にたじろいだように
数歩後ずさり、目を白黒させた挙句、やがてトロロがフテたようにそっぽを
向いた。
「ナ・・・なんでモメてたかなんて・・・もぅワスレちゃったヨォ〜!」
「成程。・・・・・では解決だな。みな、解散したまえ。」
すかさずガルルが手を上げて解散させた。三人が肘でつつきあいながら
宇宙船の奥へと走り去り、コクピットの空気が静寂さを取り戻す。
「・・・ここ は・・・軍というよ、り・・・まるで小訓練所、だ・・な・・・。」
小石を吐き出すようにしてゾルルがつぶやいた。
ガルルが苦笑をひらめかせてそれに応じる。
「若年兵の育成も我々に課せられた職務の一つだ。・・・実際あの程度であれば
可愛いものだよゾルル兵長。――――ここの仕事は私が引き受けよう。
奥で身体を休めたまえ。」
「・・・・いや・・・必要、ない・・。俺は・・・ポコペンへ・・降り、る・・・。」
「ゾルル兵長。」
ガルルが声を引き締めた。
「許可できない。―――――それは私情だ。」
「・・・・・私、情・・・・・。」
ゾルルの身体がゆらめいた。
半身を覆う装甲がカチャカチャと耳障りな金属音を立てる。
ゾルルの口元から、ややあってあざけるような笑声が漏れた。
「・・・・・・ガルル。」
ひどく優しげな声音で、ゾルルが隊長を呼び捨てた。
117 :
ゾル雪:2006/06/20(火) 18:54:56 ID:0iNd7/2Q
そろりと懐から刃物を取り出すような口調で、ゾルルが歌うようにゆっくり
と続ける。
「・・・私情・・・と言うか。貴様が・・・。他の隊員ども、は、よく懐いている
ようだが・・・俺・・はごまか、せん・・ぞ・・。ゼロロ・・が所属、する小隊には・・
たしか、貴様の弟が・・いた、はず、だ・・・。彼奴らと対峙、し、たあのとき・・
貴・・様、わざ、と勝ちを、譲った・・・な?・・これこそ私情、と言わず・・なんと言う・・・。」
ガルルの眼が凄みを帯びた。
「・・・・・・なんのことだ。ゾルル兵長。」
「どうでもいい・・・・俺、は興味がない・・・。せっかくここまで来たの、だ・・。
どうあれ俺は・・ゼロロの奴を倒さね、ば、気が済まぬ・・・。奴め、俺、の事を
覚えてないふりな、ど、しおって・・・ッ!この屈辱をすす、ぐ、ためなら・・・
ガルル、俺・・・は貴様を倒し、て、でも・・ポコペンへ降下・・・する・・・ッ!!」
ジャキッとゾルルの手甲から半月状の刃が飛び出した。
瞬時にガルルの右手にもハンドガンが現れる。
ゾルルを銃口で牽制しながら、ガルルが重い口をひらいた。
「――抗命は重罪だ。だが・・例え処罰すると言ってもお前は聞かぬのだろうな。」
「あとで・・・営、倉入り、だろうと・・・斬首刑だろうと・・・受け、て、やる・・・。
とにかく・・・これから俺・・は・・・ポコペンへ・・・ゆ、く・・・。」
ガルルがため息をついて銃口を下ろした。
「やむを得まい。・・・だがアンチバリアとて万能ではない。我々が姿を見せる事
によりポコペンの勢力均衡が崩れ、結果ケロン軍が宇宙警察に介入される
ような状況は何としても避けたい。・・・・本部より相応の装置を転送させよう。
現地人に模した姿に外見を変えること、接触はゼロロ兵長のみに留めること。
あくまで対決は手合わせとして、互いに命のやり取りまではせぬこと。
そして時間厳守だ。――――遵守できるかね?ゾルル兵長。」
「了・・・解だ・・・・・。仰せ、に、従おう。――――隊長。」
喜悦の表情を浮かべてゾルルが笑う。片方しかない眼が、不吉に赤く輝いた。
118 :
ゾル雪:2006/06/20(火) 19:45:20 ID:ZDZrDUxA
* * *
「じゃあ、小雪ちゃん。またあした!・・・けさはありがとね!」
「うん!・・夏美ちゃん!寝坊した時はひとこえ呼んでくれればこの小雪の嬢!
お迎えどころかいつでも推参!!してお手伝いするよォ♪」
「そんなコト言って小雪ちゃん・・・ど〜せまたお着替え手伝います!って
ドンドン入ってきちゃう気なんでしょッ!」
「えへへへ〜♪見破られたか〜〜〜〜!!」
下校時刻。
夏美と別れた小雪が、日向家の裏隣にある自分の家の門をくぐった。
玄関脇の隠し扉をひらき、這うようにして中へと入る。
建物の内部は、その外観に似合わず昔懐かしい純和風のつくりであった。
学校のカバンを置き、小雪がいつもの忍の装束に着替える。
いつもは居間にいるはずのドロロが今日は姿を見せなかった。
おおきく背伸びをひとつして、小雪が声を張りあげる。
「ド〜ロ〜ロ〜!・・・・・あれ、いないのかナ?」
ドロロの座布団の前に、真新しいパソコンのデスクトップが据えられて
いた。どこで手に入れたのか、持ち主の好みに合わせて木目調である。
このパソコンはドロロが自然保護の活動をしていくために、最近手に入れた
物であった。
―――この「ぱそこん」で「ほうむぺいじ」を立ち上げ、ゆくゆくは
「武呂具」を始めて広く自然を愛する心を呼びかけていきたいのでござる・・。
そう言うドロロに、パソコンのイロハを教えたのは小雪だった。
なにせ学校の授業で教材として使っているのである。習ったばかりの知識を
小雪はドロロに嬉々として説明した。
「こ・・・小雪殿・・・ッ!画面が、金縛りにあったようでござるよ・・・ッ!!」
「うふふ♪そんな時はこの小雪におまかせあれ!・・・夏美ちゃん直伝のこの
ワザ!!受けてみよっ!―――――えいっ!忍法・電源入力っ!!!」
「おおっ・・・!修繕されたでござる。小雪殿はなかなかの使い手でござるなァ。」
「エヘヘ〜照れるよォ♪なんてったって、これからは『もばいる』のジダイ
だからねっ!!」
・・・・この教師にこの生徒で、当初ははるかかなたに霞んでいるかのように
思われたサイトの立ち上げであったが・・・。
しかし小雪からひととおりの手ほどきを受けたドロロはめきめきと上達した。
もともと、地球よりもずっと進んだ文明の住人である。試行錯誤はあった
ものの、つい先日ドロロはやっと念願のアップロードを果たした。
自然の素晴しさや、それと共存していくことの大切さを訴えたそのサイトは、
まだ未完成ながらもその志に同調するあたたかい書き込みに恵まれ、細々と
運営を続けていた。街がおこなう環境美化活動の日程も、マメなドロロは
自分のサイトに取り上げている。
「・・・ふんふん。今日は川のお掃除の日なのね。じゃあきっとドロロは
ソコだね。」
小雪はドロロのサイトを一覧した。
昨日よりもごくわずかながら、カウンターのアクセス数が増えている。
ドロロの地道な活動が認められているようで、小雪は嬉しくなった。
ニッコリしながら終了オプションを作動させる。実のところあまり小雪は
パソコンが得意ではない。扱いは、すでにドロロの方がはるかに手馴れて
しまっていた。
―――ヘタなところをいじって、ドロロに迷惑かけちゃったらタイヘン・・・。
モニター画面が閉じたところで、小雪は背後に異様な殺気を感じた。
・・・・なに?この気配・・・・・。まさか、くせものっ?!
>>114 コピペして辞書を引くという手もありますよ
実際エリート士官のガルルだったらあのくらいの言葉を使っていても不思議じゃないですよ
ああ〜せっかくの韜晦がTT
120 :
ゾル雪:2006/06/20(火) 20:04:37 ID:yxt9nnIL
>>119様
うわぁ!そ、そんな・・・もったいないやら申し訳ないやら。
・・・・エ、エロパロじゃないっすかw そこまでかばっていただかなくとも。
有難うございます。お気持ちはうれしいです。
しかし、マッタリと行きましょう。だってエロパロですものw
>>111 >>112 >>114 いやもうマジで・・・すんません。
文字のみのSSで、その文字が読めないっつ〜のはもう基本的にアレです。
今後は気をつけますんでもしお嫌でなければ・・・・お付き合いください。
(といってもまだこの先出来ていないんですが orz)
GJ&乙!
>>119 韜晦・・・トーカイ。
政治小説や明治〜昭和初期の軍記物にあったりする表現だよな。
まあすっとぼけて自分の本心を見せない政治家なんかに使われるわけだが。
エロパロ板ではたしかにあまり見ないなw
>120
読みやすくなりました。要望きいてくれてありがとうございます!
陵辱系好きなので続き楽しみにしてますよー。
読みやすく、萌えやすくなった。読みづらいと萎えるし。
やはりエロパロだからな、読みやすいにこしたことはない。
続き待ってる、GJ
124 :
ゾル雪:2006/06/22(木) 19:40:37 ID:AwHG5Cw+
ふり返るより速く、小雪は瞬時に跳んだ。
空中で体をひねり一回転してネコのように音もなく着地する。
対峙した殺気の主は、男だった。
灰色の髪、紅く燃える隻眼。
左半身をくまなく装甲で覆っている。
忍野村にも忍庁の「御用」で手や足を失い、カラクリ仕込の義手・義足を
している者はいた。――だがこの男のように半身を覆っているのは、小雪は
見たことがなかった。
暗く激しい、ぞくりとするような殺気をその全身から発散させている。
そこまで見てとって、小雪は妙なことに気がついた。
すぐさまクンクンと子犬のように鼻をヒクつかせてみる。
小雪が感じたある違和感―――この男からは、ヒトのニオイがしないのだ。
「・・・お、かしい・・・。トロロの解、析に、よると・・・この・・・建、物か、ら・・
ゼ、ロロの・・・波長を・・含むデータ、が・・・発・動・・していた・・そう、だが・・・。」
真正面の小雪には眼もくれず、その男――地球人へと姿を変えたゾルルが
独り言のようにつぶやいた。
ゼロロ―――ドロロの旧名であるその名前に、小雪が反応した。
懐からクナイと手裏剣を取り出して、用心深くかまえながら問いただす。
「あなた・・・だれっ?!―――どうしてドロロの名前をしっているのっ?!」
ゾルルが顔を上げた。
「ポ、コペン・・人・・・か――。ド、ロロとは・・ゼロロ、のこと・・だ、な・・・。
貴・・様、こそ・・・ゼ、ロロの・・・・なん、だ・・・・・?」
ポコペン。ドロロの友達が皆、この星をそう呼ぶことを小雪は覚えていた。
では、目の前のこの男も?――しかしドロロの名を呼ぶとき、この男から
感じるのは・・・・間違えようがない、ふきこぼれるような憎悪だ。
「ドロロは・・・・わたしのだいじな家族だよっ!――さぁ、あなたも答えて!」
腰を深く沈ませ、いつでも跳びかかれる体勢となった小雪が叫ぶ。
「・・・・・・家、族・・・・?」
不審気にゾルルがあたりを見渡す。
藁で編まれた二人ぶんの円座、部屋の隅に立てかけられたお膳二つに眼を
留めたゾルルが、溶岩の沸き立つような暗い含み笑いを漏らした。
「・・・・・家族、とは・・・酔狂な―――。ゼロ、ロは・・・このポコペン、で・・・
そん、な・・く、だらん・・・遊びを・・・・してい、たの、か・・・・・。
―――この、俺が・・・ケロン星、で・・・忌まわ、しい、過去に・・・のたうち・・・
まわ、って・・・・・いた・・・あい、だ・・も・・・・・・・・・。」
ゾルルの肩が落ちた。
口元から漏れるくぐもった、かすかに震えを帯びた笑い声が徐々に大きくなる。
やがてそれは、部屋を揺るがす激しい哄笑へと変わった。
たじろぐ小雪を初めて真っ直ぐに、ゾルルが見た。
その隻眼の焼けるような視線が、射るように小雪を刺し貫く。
「・・・・な、るほど。――よく、わかっ、た。―――ゼロロ、に飼われ、て・・いる
・・・ポコペン人、よ。―――貴、様を捕らえ、辱、め・・・思うさま、壊し・て、
やったら・・・・・ゼロロは・・・いったいどん、な・・顔を、するで、あろうな・・・?」
陵辱の予感GJ!!! 分かるような表現なら漢字も増やして!!
GJ!!早く続きを・・・
小雪は疾走した。
身を落として手にしたクナイ、続けて手裏剣を、ゾルル目がけ放つ。
獲物を狙う隼の速さで、クナイと手裏剣が襲いかかる。
小雪が的中を確信した瞬間――――。
手裏剣が畳の目に突き刺さった。
――――――消えた?!
ゾルルは消えていた。
対峙するだけでじりじりと顔を焦がすようであった殺気までもが、見事に
失せていた。
「・・・・・ポコ、ペン、人に・・・して、は・・・――や、る。」
ふいに小雪の背後、ごく耳元でゾルルの声が響く。
「!!!」
瞬時に振り向きかけ・・・だが小雪は、首を動かすことが出来なかった。
鉤爪のついた左手で頭を抱えられる。
みぞおちにヒジ鉄をかませようとした小雪の左腕が空を切った。
ゾルルは天井の梁から身をさかさまに釣り下がっていたのだ。
頭を抱えたまま、ゾルルが勢いをつけて小雪ごと跳ぶ。
床の間近くの畳に、二人の体がもんどりうって落ちた。
前へ這いずってなんとか逃れようとする小雪を、ゾルルが羽交い絞めにする。
「うぅっ!――――やっ!・・・・いやぁっ!!」
ゾルルが小雪の覆面の布を剥ぎ取った。
小雪に馬乗りになり、なおも暴れようとする小雪の両腕をねじりあげ、その
布で縛り上げる。―――ゾルルの右手に小雪のクナイがあった。
おそらくは小雪が投げたとき、空中で奪い取ったものなのだろう。
縛った小雪の両手を、ゾルルが床の間の柱に叩きつけた。
手首を結んだいましめの布地に、ゾルルがクナイを深々と打ちつける。
小雪のからだが、虫ピンで止められた蝶のように柱へと縛りつけられた。
ゾルルの手甲から伸びた刃が小雪の背を引き裂いた。
忍装束が中に着こんだ鎖かたびらごと、引きちぎられて落ちる。
藍染の端切れのあいだから、その名に恥じぬ、雪のように白いなめらかな
肌がのぞいた。
装甲に覆われたゾルルの右手が小雪のからだを直に這いずった。
そのつめたい金属の感触に、小雪がびくりと身をすくませる。
「・・・・殺し、は、せん・・・。せいぜ、い・・泣き、叫ん、で・・・ゼロ・ロに、救、い
を・・・・求めるがい、い・・・・・・・。」
ゾルルが左腕をゆっくりと背中から前へ這わせた。
両手を頭上の柱に打ちつけられ、立膝をついた小雪をゾルルが後ろから
羽交い絞める。着物の合わせ目からゾルルが手甲を差し入れた。
やわらかい乳の触れるか触れぬかぎりぎりのところを、ゾルルの鉤爪が弄う。
そのひんやりした感触に文字どおり小雪はふるえた。
布地の下で鉤爪がごくかるく引っ掻くように動くたび、小雪のからだのなかに
むず痒いような熱っぽいような、ある感覚が生まれる。
手甲の刃を乳の谷間に押しつけられ、小雪が痙攣した。
「・・・・動か、ぬ、ことだ・・・。ケガを・・したく、なけれ、ば、な・・・。」
ゾルルの刃が、小雪の前を切り裂いた。
前のめりに這わされた小雪の、かたちのよい乳があらわになった。
膝で小雪の両足首を封じたゾルルの右手が、下から白い乳を鷲掴んだ。
「―――あっ・・あぁあっ!――んっ!―――んん・・・!く、ふぅ・・・・っ!」
思うさまこねられて、われしらず小雪の唇から甘い吐息がもれる。
やわらかくなめらかな乳に、ゾルルの五指が食い込んだ。
小雪の乳のうすい皮膚が薔薇色に染まる。
朱鷺色の乳の突端が、容赦なく加えられる刺激でかたく尖る。
ひどく敏感になったそこを、ゾルルの左手の鉤爪がわずかに引っ掻いた。
「――――ひゃうッ!!・・・ひぃぃ!―――――あ、あぁあ・・・・っ」
小雪がたまらず声を漏らす。足がふるえ腰がガクガクと痙攣した。
じんじんと痺れるような肉の悦びが、小雪の体内に暗い炎を宿し始めていた。
やっちまった・・・orz
中段ゾルルのセリフ「・・・・殺し、は、せん(ry」の2行上の段
×装甲に覆われたゾルルの右手が・・・
○装甲に覆われたゾルルの左手が・・・
の間違いです・・・。
冷たい金属ワクワク
ゾルルかっちょいー!
________ ノ`-、_,-一ー- ,_ _____________
_) r'´ ,____ ╋`、
___ / ^;~/フ´,r--、`、``'ヽ、`、 l i /, ______
━━━━ /イ~ .}i {;;;;;;;;;;} .}:::u::r´`}、i|州|i/ム'__,,━━━━
┏┓ ┏━━┓ ./U ,!{ ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}` "=三__ ┏━┓
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┗┓┏┛┗┛┃┃┗< ) ヽ、メ / / ソ |.━━━━━━┛┗━┛
┃┃ ┃┃ _`、~ ,,,ノ `>、, _/ v .|______.. ┏━┓
┗┛ ──┗┛ ── ~ ´ ,r' ̄ ;r'/`ー-、__,,-'´`ゝィ' ~───── ┗━┛
────────────/::::::/ / __ノヽ_`|─────────
GJ!! 半機械化ヤバめケロン×小雪タンVVVV
「はぁ・・・っ!――あッ!!・・・あ、ぅうッ・・・・・・!」
きゅッ!・・きゅッ!―――と小雪の白いやさしい、ひそやかに息づく乳が
ゾルルによって容赦なく揉みしだかれる。
そこから生まれる危険な快楽に小雪は抵抗できない。
過敏になった乳へ与えられる刺激が、さざなみのように小暗い快感を全身へと
張り巡らせる。小雪の太ももがヒクヒクとふるえた。
立て膝を自分で支えきれなくなりそうだった。
―――わ・・たし・・このまま、手ゴメにされちゃうんかなぁっ・・・。
忍野村での修行時代が脳裏をかすめた。
忍者・・ことにくの一は、仕事中にそうした状況に陥ることが多いことは
教えられてきた。敵方へ潜入し、相手から情報を聞き出すときにもくの一は
場合によっては、自分が女であることを最大限利用しなければならない。
そのため忍野村の女達は、ごく子供の頃からいつなんどきそうなっても動揺
せぬよう、それなりの教育はされてきていた。
小雪自身もよくわからぬなりに、どこかで覚悟はしてきている。
だが・・・忍庁が解体しフツーに生きようとしている今、「そのとき」が
来るとは。
―――――こうなるまえに、もぅいっかいだけ夏美ちゃんとオフロ、はいり
たかったなぁ・・・・。
そう胸のうちでつぶやく小雪をよそに、ゾルルの陵辱は徐々に下部へ
さがってゆく。ちぎれかけた帯にようやくからんだ忍装束の布がかろうじて
小雪の腰を覆い隠していた。ゾルルが手甲を伸ばし、その藍染の生地を鉤爪で
めくりあげる。尻を高くかかげさせられた小雪の、すんなりした小鹿のような
足の付け根があらわになった。
下半身を守る白い布地の、脇のかぼそい部分にゾルルの刃が侵入する。
やがてぶつりという音がして・・ちいさな下着が小雪の足元に落ちた。
「あぅぅ・・・・っ!!」
下半身に外気があたるのを感じて、さすがに小雪が羞恥に身を震わせた。
縛られた両手は頭上のまま、尻を突き出すようにひざまずかされているため
丸みのある双球からその谷間にある菊座、さらにその下の秘所までをすっかり
ゾルルの眼前に晒してしまっていた。
色素のうすい、まだ男を知らない小雪のその部分は先ほどからの刺激により
すでにうっすらと蜜に濡れ、開花のときを待ってヒクヒクとうごめいている。
ゾルルが左手の甲を小雪の尻の丸みに沿わせて撫であげた。
寝かせた鉤爪が這いずるたび、小雪がビクッとからだをふるわせる。
五本の冷えた金属の微細な動きが、どうしようもなく小雪を燃えあがらせて
ゆく。ゾルルの鉤爪が小雪の尻肉をとらえ、その谷間を大きくひらかせた。
「・・・ヒィッ!」
――――もし、この爪で刺し貫かれたら。
小雪はそう考えてふるえた。
小刻みに震えだした小雪の内心を読み取ったものか、ゾルルがあざけるよう
に低く笑う。ゾルルが装甲のない右手を小雪のそこに這わせた。
硬い指が、敏感な花びらの合わせ目を縦になであげる。
「あっ・・・・んん・・・っ・・・・・・はぅう・・・・っ」
小雪の吐息が甘くなった。
花びらを撫であげつつ、花弁の奥の芽をゾルルの指が掘りおこし、陵辱する。
「あぁっ!!あ―――ぁああッ!あぁ――――あ、あぁっ!!」
小雪が高い声を放った。
男の眼前に自分の秘部をさらけだし、好き放題に責められて、あろうことか
体が悦んでしまっている。
隻眼の冷えた視線を感じたが、小雪にはどうすることもできなかった。
そう考える意思そのものが、考えた矢先に熱くただれてゆく。
ゾルルの指の一本が小雪のなかにあさく潜った。
「アウッ!!―――――くぅ、ぅっ・・・・・・!」
指は秘所の狭い内部のあちこちを刺激しながら、徐々に深く掘り進んでゆく。
「ひ・・・!!!」
指が二本に増えた。
小雪の目が快感に焦点を失った。一瞬、声すら出せない。
ややあって、ひりついた切れ切れの高い悲鳴が小雪の喉から搾りだされる。
ゾルルがククク・・・と低く笑い声を漏らした。
尻肉に食い込んだ鉤爪の先からわずかに血がにじむ。
その痛みすら気づかないほど、小雪は狂乱した。
「は・・・っ・・・・はっ・・・・・はぅッ・・!―――は、あぁッ・・!!」
指が深く挿入されるたび、小雪の唇からせつない声がもれる。
さらなる快楽を期待して、かかげた尻と白い太ももが小刻みにふるえた。
小雪の未熟さを残した秘所はゾルルの陵辱にいつしかうす紅く色づき、透明な
蜜を足の付け根までしたたらせていた。
肉の花弁がひくつきながらも指をきつく締めつける。
「・・・・飼わ、れ、ている・・・にして、は・・――ゼロ、ロめ・・・。ポコペン
人の、しつけ、が・・・・なって、いな、い。」
ゾルルが嘲弄するようにつぶやいた。
小雪の腰に左手を廻したゾルルが、小雪から指を抜いた。
まだヒクヒクとうごめいているそこに、ゾルルが自らを押しあてる。
指よりはるかに大きいその質量に小雪のからだがおびえた。
ずりあがって逃げようとする小雪をゾルルが無慈悲に押さえつける。
そのまま一気に刺し貫かれた。
「ひッ!・・ひぃぃい――――――ッ!!!」
ぎちぎちと軋みながら、ゾルルが小雪を蹂躙してゆく。
ひとつに結わえた長い黒髪のふさを掴まれ、手前に引きずられた。
腰骨と恥骨が激しくぶつかり合い、結合が深くなる。
小雪のむきだしの乳が、床の間の柱に潰されてかたちをかえた。
「アゥッ!―――んぅッ!・・・ア・・や・・・だ、だめぇ・・・っ!!」
ガンガンと突き上げられ、小雪の肩がしたたかに柱に打ちつけられる。
ゾルルが腰を引くたび、くちゅっ・・くちゅっ・・という濡れた音とともに小雪
自身の蜜にまみれた肉槍が引き出される。
小雪のからだが快楽で桜色に染まった。
「あっ・・・・・・・・だ、めぇぇっ・・・・・・・・・」
否といいつつ、からだが堕ちてゆく。
はぁっ・・・―――――はぁっ・・・―――――
はぁっ・・・―――――はぁっ・・・―――――
抽迭にあわせて、小雪の肺にたまった空気が吐き出される。縛りあげられた
手首が擦れて赤く充血した。柱でこすられ続ける乳の突端もかたく尖る。
縛られ、獣かなにかのように這わされて、後ろから犯されている。
にもかかわらず小雪の秘所はゾルルを咥えこみ、離そうとしない。
「や・・・――――ら、めぇっ・・・・・・」
小雪の桃色の唇から唾液がしたたった。
目元を紅く染めてやるせなく背をそらせる。
ちいさな桜貝のようなゆびの爪が、かりりとちからなく柱を掻いた。
深く貫かれるたび、熱い快感の高波が小雪のからだを翻弄する。
ゾルルが鉤爪の一本を小雪の菊座に挿入させた。
「ヒィ、いぃ――――――ぃッ!!!」
秘所に熱い肉の柱を、菊座に金属の冷えた爪を同時に入れられた小雪が
たちまち高い声を放って絶頂に達する。
小雪の足ががくがくとふるえ、立つことができなくなった。
ゾルルが鉤爪を抜きながら小雪の腰に五指を食い込ませた。
「・・・・まだ、だ―――ポコペン人。恨み、たければ・・ゼロロ、を・・・・
貴様、の、飼い主・・・を、恨む・・ことだ・・・・。」
ゾルルの声が憎悪で暗く翳った。
「おの、れ・・・ッ!ゼロロ・・・!どちら、様などと・・したり顔、で・・・ッ!
八つ裂き、に、して、やらねば・・・気がすまん・・・・・ッ!!」
その声に自分が置かれた状況も忘れ、小雪がかすむ目をひらいた。
枯れきってかすれる声をようよう絞りだす。
「――――ど、して・・・?いったい――ドロロと・・・なにがあった――の?」
「・・・・・・・・・・・・。」
ゾルルが奥歯を噛みしめた。
その隻眼が、去来する記憶に痛めつけられたかのように苦しげに歪んだ。
ぐぅッ・・・・!と喉の奥でもれる苦鳴を噛み殺す。
押さえきれぬ感情が、ゾルルの頬を小刻みに震えさせた。
あまりに長い不自然な間に、小雪が不審気に頭をもたげゾルルを見やる。
ゾルルは一向に答えようとせず、その震えはなおも止まない。
「・・・・・・・・・・。」
「―――ね。ドロロは・・・やさしいヒトだよ?きっと、なにかゴカイが・・。」
「―――――黙れッ!!・・したり顔で知ったよう、な、口をきくなッ!!」
激昂したゾルルが突然、猛る暴風のように小雪を蹂躙した。
「ひッ・・・!!あぁあッ―――!ひぃぃ―――――ッ!!!」
柱に叩きつけられ、根元まで深く刺し貫かれて小雪が絶叫する。
「ゼロロに、飼われて、いる・・分際で・・・差出、口、を叩きおって・・・ッ!」
ゾルルが右腕を閃かせた。
その手から放たれた宇宙ニョロが小雪のほそい首に巻きつき、その触手の
頭部が口を封じるかのように小雪の唇を押し割って侵入する。
「む・・グッ・・・・!!―――んッ!!・・・・・んんんッ!」
ざらついた触手が小雪の歯列を割り、舌をこすりあげてその口腔を陵辱する。
ゾルルが深く腰を打ちつけた。
「―――んッ!ん〜〜ッ!!んッ!・・・・んむっ・・・ん、ん〜〜〜〜ッ!!」
口を触手に、秘所をゾルルに犯された小雪がくぐもった声をあげる。
まるで、熱せられた太い杭でからだを刺し貫かれているようであった。
前と後ろから、激しい抽迭に責めたてられる。
快楽とも苦痛ともとれる激流に呑まれ、小雪の意識が徐々に遠のき始めた。
考えるちからも何もかもが薄れて、ただからだだけになってゆく。
「んんッ!――――んッ!―――んッ!!・・・・んッ・・・」
ただひたすら打ちつけられる、律動。
ゾルルが動きを速めた。
それが意味するところを、忘我の域にありながらも小雪はどこかで悟る。
(・・・あ、あ。――――なかで、だされちゃう・・・よぉ・・・。)
数度、鞭打つように小雪を貫いたのち、ゾルルは急に動きを止めた。
小雪の腹腔で、熱い温度を持った奔流がビクビクッと脈打ちながら溢れて
満ちる。
(・・・・はぁ、うっ・・・・・・・!)
その液体の熱を感じながら、小雪のからだが絶頂に数度ちからなく跳ねた。
わななく花芯がゾルルを咥えこみ、搾るようにきつく収縮する。
ゾルルの頭が崩れるように落ち、その額が小雪の背に触れた。
――――ヘンなの。・・なんだかこのひと・・・泣いてる、みたい・・・・。
最後の絶頂に達しながら、薄れゆく意識のなかで小雪はふと、そんな
ことを思った。
137 :
ゾル雪 :2006/06/26(月) 13:29:30 ID:AnMJUs7g
* * *
河川の清掃作業を終えたドロロはいつもどおりの帰路についた。
家々の屋根を跳びつたい、我が家へとたどり着く。
屋根裏の隠し扉をすり抜け居間に降りたつと、家のなかは奇妙に静まりかえっ
ていた。薄暗くなりかけた部屋にはともしび一つ灯ってはいない。
不穏の気配を感じたドロロが周囲を見渡すと、薄闇色に溶けた景色のなかで
ただひとつあざやかに白い「あるもの」が眼に焼きついた。
小雪の肢体である。
「・・・・・こッ・・・・小雪殿ッ?!」
息はしている。だが、眠っているように目は閉じられている。
ほとんどなにも身に着けていないに等しかった。
背を丸めてうずくまるように横たわった小雪のそこかしこに、微細な引っ掻き
傷があった。長い黒髪が解けてほおや腕にからみついている。
抱き起こして活を入れようとしたドロロの意識は、小雪の太ももの付け根に
ひとすじ白濁した体液の流れを見つけ、沸騰した。
「・・・・・・これは・・・・・ッ!!」
突如、ドロロは侵入者の存在を感じた。
部屋のもっとも暗い影の部分に、男は先刻から腰掛けていたようであった。
―――――何故、戻った瞬間に気づけなかったのか。
片膝を立て、肘をついて頭を支えるその半身が鎧の男は、それまでその隻眼を
小雪へと向けていたようであった。
荒涼とした・・どこか痛みをこらえるようなその視線が、ドロロの姿を認めて
燃えあがるような憎悪へと塗りつぶされてゆく。
「遅かった、な。・・・・・・・ゼロロ。」
「――――貴殿が・・・小雪殿にこのような狼藉をはたらいたのでござるか?」
いたましさにドロロの声が震えた。男――ゾルルが唇を吊りあげ、ひどく
優しげな声を作ってささやいた。
その語尾が押し殺した殺意のため、わずかに震える。
「・・・・・・・そう、だ、と言ったら・・・―――どうする?」
「不埒者!!!」
ドロロが閃光のように疾走した。
ゾルル、ゾクゾクする造形・・・GJ!!
小雪陵辱に怒りを燃やすドロロイイ!
そうか!
ここから更にドロロを怒らせるため、小雪をガルルの元に連れていき
皆で続きをするわけですな
140 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:37:02 ID:S3j5wS4j
こんな状況下の後、ドロ雪に発展してしまうことを妄想してしまう俺・・・
とにかく続き待ってますよ!!
142 :
四七四式:2006/06/28(水) 22:57:06 ID:/WaUb2Fd
投下予定だったギロロ×小雪ですが、現在投下されているゾル雪と雰囲気がかぶっている
(こちらの話は、梅雨でギロロ発情→小雪強姦→でもその気になって結局は和強姦?)
ので、投下の予定を変更して、女ケロロ×冬樹を計画しています(もうひとつ控えていた
クルル×秋ですが、この二人の組み合わせって、結構難しいですね…遅れてすみません)
ちなみに女ケロロ×冬樹、前後編にも収まらないボリュームで、長編になりそうな予感…
よろしければ今週末、投下を済ませたいと思います
ギロ雪…いつでもいいんでプリーズ
144 :
ゾル雪 :2006/06/28(水) 23:07:23 ID:mPIY0uGX
>四七四式様
お待ちしております。今日で終わりますんで・・長々すみません。
145 :
ゾル雪 :2006/06/28(水) 23:34:28 ID:RdDNuArn
つぎの瞬間、波璃がぶつかるときのような硬質の音が響き渡った。
ドロロの刀とゾルルの手甲の刃が、空中高くで切り結ばれたためである。
双方同時に刀を引き、左右に跳び分かれる。ドロロの手から手裏剣が飛んだ。
即座にゾルルが壁を蹴って着地点をずらす。
降り立つべき地点の畳に、手裏剣が矢のように突き刺さった。
着地したゾルルが手裏剣を踏み越えて一気に肉薄する。
手甲の刃が弧をえがき、ドロロの軍帽の布地をわずかに切り裂いた。
「ヌウッ!」
ドロロが見切って瞬時に顎を引く。
無防備になったゾルルの身体に一閃、太刀が下から斜めに跳ねあげられる。
ゾルルが辛くも身体を入れ替えた。
左半身の硬い装甲に、ドロロの刀が阻まれて鈍い金属音を放った。
・・・・・すべて瞬きするほどのあいだの出来事である。
――――――強敵・・・・ッ!!
着地したドロロとゾルルがお互いに数歩下がり、充分な距離をとって対峙した。
「・・・・顔、色が・・・変わったな。ゼロ、ロ。」
うれしくてならぬかのようにゾルルがささやいた。
「―――当然、だ。・・・貴様を、倒すため、だけに・・日夜俺、は・・血を吐く、
ような修行・・・に、耐えてきたのだ、から、な・・・・ッ!」
ドロロが刀に両手を添えた。
「――――貴公、これほどの腕前を持ちながら・・・なにゆえ小雪殿にあのような
無体なふるまいをしたのでござるかッ!」
ゾルルの腕がびくりと震えた。
ややあって、自らをなだめすかすような口調でゾルルが言葉を継ぐ。
「・・・・・なるほど。この・・ポコペン人、の、姿では・・解らぬのも、無理はない。
それ、ともまた・・知っていて、愚弄しているのか?――貴様は、よく知っている
はず、だ。・・・この俺、の太刀筋。そして・・・この技を、なッ!!!」
ゾルルの身体が跳ねあがった。
「 零 次 元 斬 ッ !!! 」
反射的にドロロも刀を振りかざした。
その左手から、ゾルルと同じ間合い・同じ構えで、同じ技が繰り出される。
「 零 次 元 斬 ッ !!! 」
まったく同一の技が空中で衝突した。
その凄まじい威力に時空が歪み、部屋の空気が竜巻のように渦巻く。
次元を刻むその技はお互いを喰い合い、やがて消滅した。
ドロロが驚いて声をあげる。
「・・・・これはッ・・紛うことなき零次元斬!―――零次元斬を使うとは・・・!
貴公いったい、何者でござるかッ!正体を明らかにされよッ!!」
ああ、流れを切ってスマン
誰か、思いあまったねこが変身して伍長を逆レイープするSSを書いていただけませぬか?
ぶっちゃけケモノは…
148 :
ゾル雪 :2006/06/29(木) 00:18:35 ID:nY7t/kX7
「―――待て。・・・ゼロロ、貴様・・本気、で・・・わからないの、か?」
ゾルルの声がひび割れた。
「馬鹿、な。――――幼き日より、貴様、と俺、は・・・・」
ゾルルの口調にどこか哀願するような響きが混じる。
「拙者に含むところがあるならば、拙者本人に果たし状を送られればよかろう。」
白い怒りに燃えて、ドロロが敢然と言った。
「由来はなにやら解らねど、果し合いならば受けて立つ。・・・小雪殿を巻き添え
にする必要がどこにあるのでござるか!!」
声に悲痛な響きをまじえて、ドロロが刀を構えた。
その刃がゾルルに向けて、峰から刃の方へと切り替わる。
ドロロが峰打ちを捨てたのだ。
ゾルルの身体が屈辱におおきく震えた。震えは、とまらない。
「・・・・ゼロロ・・・貴様ッ・・―――いつも、そうだ。・・・貴様は・・・。」
ゾルルが唇を噛みしめた。
「・・もういい。思い出す必要は、ない。―――――ただここで、死ね。
・・・・・・ゼロロ、殺すッ!」
がたがたと崩れ落ちそうになる身体を最後の気力で支えながら、ゾルルが
言った。その身体から暗く激しい、裂帛の殺気が放たれる。
必殺の気を込めて、二人の身体が交差した刹那――――。
「ドロロッ!!」
意識を取り戻した小雪がドロロの背後から数歩、駆け寄った。
無意識の行動である。その白い肢体が、ドロロの身体越しにゾルルの視界の
隅に入った。そのまま刃を振り下ろせば巻き添えにしかねない位置である。
おそらく自分自身にも理由の解らぬまま、ゾルルの刃の切っ先が鈍った。
ドロロに小雪は見えていない。ただその目には、ゾルルの隙と映った。
「成敗!!!」
ドロロの刀が打ち下ろされようとした瞬間・・・・・。
一発の銃弾が、ドロロの刀の柄を弾いた。
「ヌゥッ!!」
ドロロの手が反動で跳ね上がった。
ゾルルの方はといえばその期に乗じて反撃するでもなく、うつろな眼を虚空に
さまよわせ、どこか意気消沈している。
最後の一閃に残る気力の全てを使い切ってしまったようであった。
ドロロの刀を弾いた銃弾の主は、ゆっくりと部屋に歩を進めた。
青紫色の頭髪、濃灰色のスーツ型の軍服。
軍帽を目深に被り、さらに黄のバイザーを着用しているため表情は見えない。
肩に縫い取られた徽章は銀筋一本―――中尉の階級章である。
部屋の中を一瞥しておおよその状況を掴んだものか、男が眉を曇らせた。
そのままつかつかと小雪の前に歩み寄り、膝をかがめてそのきゃしゃなあごに
手をかけ仰向かせる。値踏むように小雪を凝視していた男がやがておもむろに
口を開いた。
「傷は浅いな。目にも光が残っているようだが・・・・部下に専任の者がいる。
あとで呼び寄せて治療させよう。―――すまなかった。幾重にも謝罪する。」
「・・・・・・隊長。」
ゾルルがちからなくつぶやいた。
男――――地球人化したガルルが、振り返らずにそのままゾルルに告げる。
「離陸の刻限だ。・・・・船に戻りたまえ。」
「・・・・・しか、し・・・・」
「命令だ。処罰は追ってする。―――戻りたまえ。今すぐに。」
有無をいわさぬ厳しい口調でガルルが言った。
ゾルルの姿がわずかな間ためらいを見せたのち、掻き消える。
「待たれよ!!」
ドロロが叫んだ。
149 :
ゾル雪 :2006/06/29(木) 01:01:35 ID:v4xnrim1
その声に覆い被せるようにガルルが言葉を継ぐ。
「彼は私の部下だ。それに彼のポコペン降下を許可した時点で、この状況を
予期し得なかったのは私の落ち度でもある。―――――責めは私が負おう。
ゼロロ兵長。」
「その声は・・・ギロロ君の兄上、ガルル中尉殿でござるか。」
ややとまどったようにドロロが言った。
「代理で詫びられても小雪殿は承服せぬでござろう。かの者本人が素性を
明かし、そのうえで酷い仕打ちを心より謝罪せねば―――。小雪殿の心は
とうてい癒されるとは思えぬでござる。」
やや皮肉な微笑を浮かべ、ガルルが聞こえぬように独白する。
(―――ゼロロ兵長は、私の事は記憶しているのか。・・・ゾルル兵長の為には
気の毒と言うべきか。何を持って酷いと感じるかは、個人の主観によって
さまざまに異なるという事だな・・・・・。)
だがすぐさま頬を引き締め、ガルルが言う。
「どうか、曲げて了承していただきたい。―――その剣を収めて欲しい。
ゼロロ兵長。」
ガルルの声の温度がわずかに下がった。
バイザー越しのその眼がするどく細められる。ひとことひとこと、はっきり
区切るようにガルルが続けた。
「・・・私の小隊の一員が重要ポコペン人を傷つけ、ゼロロ兵長のポコペン偵察
任務を著しく阻害したことは、重要な失態だ。―――この責務は隊長たる私が
負わねばならぬ。」
ガルルがつとめてさりげなく靴の爪先の向きを変えた。
・・・・ドロロと小雪、二人が死角にならぬ角度に、である。
ガルルの右腕がごく自然に下げられる。腰の、銃を吊ったホルスターには
決して触れない。ただその右ひじがほんのわずか、曲げられた。
――――抜こうと思えばいつでも銃を抜ける。そういう体勢である。
表面上はおだやかな口振りでガルルが続けた。
「―――好むと好まざるにかかわらず、小隊長の責任とはそういうものだ。
ゼロロ兵長。全ては隊長に帰せられる。・・・・もしも根も葉もない噂にある
ようにお前が軍を離反してポコペン側へついた場合―――真っ先に処断される
のが、ケロロ隊長であるように。」
ドロロの手が、びくッと震えた。
ドロロに眼を据えたまま、ガルルが言葉を継ぐ。
「・・・我ながら何とも不愉快な言い回しだな。失敬、ご容赦されたい。
・・・・とにかく今は、剣を。」
ゆっくりと喋るガルルの声が低く、聞き取れぬまでに低くなった。
「――――――剣を、お収めいただけますかな?・・・ゼロロ兵長。」
「・・・・・・・・・・。」
150 :
ゾル雪 :2006/06/29(木) 01:56:55 ID:cbNMj6NU
「・・・・・・ドロロ。」
小雪のほそい声が息詰まる沈黙を破った。
「ドロロ。――――わたし、だいじょうぶだよ?」
「・・・・・小雪殿・・・・・。」
苦しげにドロロがつぶやいた。
「だいじょうぶ。だってわたし―――忍びだもの。ドロロが思ってるほど
かよわくないよ?・・・へ〜き。だから・・そんなに思いつめなくていいよ?」
へへ、と小雪が微笑った。
ドロロが顔をそむけた。そのまま無言で刀を鞘に収めると、押入れの行李から
シーツを取り出し、その布で小雪のからだをそっと包む。
うつむいたドロロの肩が震えた。
「―――小雪殿。相すまぬでござる・・・・・。」
シーツに包まれた小雪が、ドロロの肩越しにガルルをぼんやり見やった。
「さっきのヒトのお友達ですか?・・・あ、隊長さんだっけ。棟梁様みたいなものかな?」
「――――まあ、そうだ。」
腕の力を抜いたガルルが首肯した。
「さっきのヒト、なんだかずっと・・・とっても苦しそうだった。自分でももう。
どうにもならないみたいに。」
小雪がまどろんだような目で言った。先刻までの疲労がまだ抜けていない。
ドロロが体を支えてくれるのをいいことに、喋りながらもたれかかる。
「あのね。・・・忍野村の棟梁様が言ってたけど・・・ホントに勝つのは、いっぱい
敵を倒したひとじゃなくて・・・いっぱいしあわせになったひとが勝ちなんだって。
さっきのヒトも――苦しかったことを忘れちゃうくらいに、うれしいことが・・・
たくさん、たくさん・・・あるといいね・・・・・。」
小雪の目が閉じられた。
まぶたが重くてこれ以上はとても開けていられそうになかった。
「わたしは・・だいじょうぶ。怒ってないから・・・さっきのヒトに、そう伝えて・・ね・・。」
あとの言葉は、掻き消えた。
代わって規則正しい寝息がその唇から漏れる。
「―――――小雪殿。」
ドロロがこわれものを扱うかのように、そのままそっと小雪を抱きしめた。
ガルルが軍帽の鍔をわずかに引き下げる。
口元をかすかに緩め小さく嘆息したのち、ガルルがしずかに口をひらいた。
「―――――伝えておこう。ポコペンの女性アサシン。」
小雪は答えなかった。
ひどくあどけない顔をしたまま、深い眠りへと落ちてしまっていた。
〈END〉
151 :
ゾル雪:2006/06/29(木) 02:09:00 ID:719GFyat
うおぅ・・また遣っちまいました・・・orz
×棟梁様→○頭領様です。
決定版ケロロ軍曹・カップリングリスト (×の左側が攻め、右側が受け)
緑×赤 \
夏×冬 │
326×966 >日常型
裏桃×表桃 │
モア×麻美 /
ねこ×赤 \
ポヨン×冬 │
玉×モア >過ち型
酢桃×冬 │
倍派亜×青 /
冬×吉岡平 \
556×カラーボックス │
ふ ×ラビー >フリーダム型
山口部長×冬 │
新人クン×宇宙お好み焼きFX /
紫×赤 \
樽×玉 │
青×灰 >魔の手型
看護長×紫 │
966×1066 /
966×緑 966×赤 966×玉 966×モア 966×殻 966×幽霊
秋×夏 秋×冬 秋×桃 秋×モア 秋×提督 秋×雪 (←↑総食い型)
(頂上対決) 秋×966
はいはいわろすわろす
1066って何だ?
トロロじゃね?ま、ど〜でもいいが。
四七四式様、ゾル雪GJ!!!
ドロロが小雪を痛いほど想っているのが伝わってきました。
ガルル兄さんの格好よすぎる一連の台詞立ち居振る舞いが最後にあるのも感涙です。
女ケロロ×冬樹も楽しみにしていますw
158 :
四七四式:2006/06/29(木) 23:25:08 ID:SsIfOJOF
>>157 いえ、このゾル雪は私の作品じゃありません
とても私なんかじゃ書けないような戦闘時の緊張感(余談ですか、以前投下した私のドロ
雪&ゾルルに中途半端な戦闘場面を挿入したのは、同じ頃に投下されていた7人のギロロ
に触発されてのものでして)や冷たいゾルルの雰囲気などもとても真似はできません
ところで、後日投下する女ケロロ×冬樹ですが、当初の予定のとおりにギロロ×小雪に
しようかどうかで迷っています
やはり擬人化はまだしも、女体化は受け付けない人もいらっしゃるようで、どちらを投下
するかでいまだに思案しているのです
やっぱりここは無難にギロロ×小雪で様子見か、女ケロロ×冬樹で冒険かのどちらかを
選択しないといけないんですが…ホント、優柔不断ですいません
>>152 ポヨンが入るのになんで、すももちゃんがいないんだ??
ペコポン人&ケロン人両方行けるんじゃ・・・・・・・(変身機能があるし・・・・)
>>159 よく見てみろ。「酢桃×冬」を・・・
てか
>>152のカップリングほとんどマイナーな気が・・・
>>四七四式様
両方投下・・・してほしいな・・・
前もって説明してくれれば、苦手な人はスルーできるし・・・
んじゃ俺は両方ヌルーさせていただくぜ
ネ、ネタニマジレス……集団で……
四七四式様
両方楽しみにしています。
ゾル雪さん、面白かったです!!
>>157 おまえ最低だな
ゾル雪職人さんにあやまれよ
もうこういうこと起こらないように、名前とタイトルを明記してくれ
>151
乙!
次回作も楽しみにしてるぜ!
>四七四式様
どうか気楽に、筆のノッた方の御作から投下してください。
読む方としては投下していただけるだけで有難いです。
たしかに女体化は受け入れられる人・ダメな人がいて難しい所でしょうが、
名前欄に「女体化」と明記すれば全然問題ないかと。次回作楽しみにしてます。
ここ最近ちょっとこのスレ、ギスギスしていないですかね?
職人様がたが読む側に遠慮して投下をためらうような状況は・・どんなもの
かと。まぁ中には自分の嗜好に合わない作品もあるかもしれないが、そんな時
は笑ってスルーすればすむことでw
まったりムードでないとご新規の職人様なんかも投下しにくくなっちゃうんでは?
167 :
157です。:2006/06/30(金) 20:04:48 ID:kmjzotSw
ゾル雪職人様
お名前を間違えてしまい、すみませんでした。戦闘シーンの臨場感といい
ガルル中尉の収集の鮮やかさといい、大変見ごたえのある作品でした。
>>164 もう少し言い方というものがあるでしょう。
お前ら仲良くするんだ。
こんなせまいところで争ってどうする。
ディスプレイの向こうには人間がいるというのを忘れるな。
喧嘩するならよそでやれ。
>>167 ゾル雪投下した者ですが、ありがとうございます。
せっかく感想をよせて下さったというのに、こちらこそ紛らわしくて
すみませんでした。次回投下する時は混乱を招かぬよう、なにか名前を
考えておきます。いやホントに・・・ゴメンナサイ。
170 :
157です。:2006/06/30(金) 23:16:41 ID:kmjzotSw
実にその通りです。すみませんでした。
ゾル雪さん、四七四式さんはじめ職人様方、いつもありがとうございます!!
過去ログ見てきたけど、556×カラーボックス は、もはやスタンダードだろ?
なにがマイナーカップリングだよ
おまえら全然わかってねーな
172 :
四七四式:2006/07/01(土) 10:27:19 ID:dg+BK/nk
皆様どうも色々とご迷惑をかけて申し訳ありませんでした
今日の昼ごろにギロロ×小雪を先に投下したいと思います
女ケロロ×冬樹は明日か今日の夜あたり…いずれにしろ近いうちにこれも投下予定として
おきます(今度はまた投下予告をしておいて、直前で別作品に差し替えなどという事は
ありませんのでご安心を…)
>166
>>名前欄に「女体化」と明記すれば全然問題ないかと。
何度言っても、それやってくれないから。
地雷踏みたくないんで、もうハンドルNGで対処です。
174 :
四七四式:2006/07/01(土) 14:18:25 ID:nlNCYbId
ちょっと時間ズレましたが、やっと来れました
今回の話は
>>142にも書いたとおりのストーリーで、ちょっと某吸血鬼ネタ
とか仕込んでますが、これは中途半端でした…私がこれの投下を躊躇してい
たのはこの描写が引っかかっていたせいなんです
以前から話題にあがっているタイトルの事ですが、私は
>>69さんの方式でカ
ップリング、タイトル、そしてプレイや擬人化・女性化うんぬんを記してい
こうかと思います(今までそれで不快に思っていた方々、どうもすみません…)
こんな事をしている自分が本当に卑しい…
しかしこの衝動はどうしても抑止することが出来ない…
これは恥ずべき事だが、罪悪感を感じている自分自身ですらどうにもならない…
ギロロ伍長は悩んでいた
梅雨の時期になると身体各部の活動が活発になり、まるで酔っ払ったようになるのはケロン人の大き
な特徴であり欠点でもある。その最も顕著な例がケロロの暴走に等しいほどの姿だが、もちろんそれ
は彼に限った話ではない
このギロロも、梅雨のせいで自分の意思と無関係に体が反応してしまっているのだが、それによって
彼はケロン人における発情期と同じ状況になっていた
小隊の面々や夏美たちといる時は何とか自分を抑えることができるが、外が雨のときはテントに一人
篭り、自らの体の火照りと激しく戦っているのだ
―だが、最初こそは武器の整頓などで紛らわしていたものの、性的な衝動にこの堅物が勝てるはずも
なかった。ある日、夜遅くまで爆薬の調合をやってて睡魔が襲ってきたとき、つい油断して自慰行為
に走ってしまったのだ。ベルトのバックルにお守り代わりに入れてておいた夏美の写真を使って…
『暴走(ゆめ)から覚めたら』
この時から今に至るまで、ギロロは夏美の写真を使った自慰を止められなくなってしまった。まるで
タチの悪い麻薬でも手に付けてしまったが如く…就寝前にしていただけに留まらず、朝や昼でもテン
トに帰ってこれたら、欠かさずしてしまうほど病みつきになっていた
こんなにまで自慰行為を繰り返してしまったのは、たぶん幼少時に初めて射精の快感を味わったとき
以来かもしれない。あの時はまだ何も知らない、好奇心だけで動いていた少年時代だったからこそ、
空き地や草むらで見つけたグシャグシャに濡れたいかがわしい雑誌で快楽に興じる事ができた
だが、今は自制心も発達して大人になったというのに、たとえ梅雨の効果といえどもこんなに発情し
てしまうものなのだろうか…
「ぐッ…!!」
そして、今日も一日中雨が降り続いていた
特に用事も無かったのでテントに篭っていたが、やっぱり全身を痺れさせてる快感は無視できない
喉が渇き、目が異様に輝くとき、ギロロはたまらずバックルの写真を取り出した
「い…いかん!こんな事はを続けていては…俺は駄目になってしまうッ…!!」
だが、自然に手が股間を弄って雄を元気付かせ、視線は夏美の写真に注がれる
それに従い息もどんどん荒くなり、またもギロロは間違いを重ねてしまう事となった
「………俺は、最低だッ」
ギロロは自分の手に付着した白濁を見つめ、再び犯してしまった自分の罪を嘆いた
湿気の誘惑に勝てなかった自分も悪いが、憎むべきはこの梅雨だ。ちらりとテントの戸をめくってみ
ると、朝からずっと変わらない勢いで大雨は降りつづけている
やれやれといった面持ちで戸を閉め、これ以上起きているのは無用だと思い立ったギロロは、右手の
汚れをウェットティッシュで始末すると、シーツを頭から被って就寝した
…しかし、また快感が目を覚ましてくる。ここ最近、ギロロは満足に眠れた試しがなかったのだ
雨は相変わらずテント全体を鳴らすが、シーツの中で再度の自慰に手を出したギロロの耳には入らな
かった。結局、この自慰で所持していたティッシュを全て使い切ってしまい、原子分解式ゴミバコで
それを処理したギロロは、もっと悶々とした気分に陥ってしまった
「クソっ!この程度の発情で……これ以上はやらせるかッ!!」
だが、そう言い続けてこの状況だ。何とかしなければと具体的な対策も思いつかないままに右往左往
し、挙句に招いたこの体たらく…間違いなく非はギロロにあっただろう
ところが、そんな彼のテントに思いも寄らなかった来訪者が顔を見せるのだった
「もしも〜し?」
「!?」
ある意味極限状態だったギロロはとっさにビームガンを構える
…が、同時に彼の眉間に鈍い光をしてるクナイが突きつけられていた
「あっ、あぶないよ突然!」
「お前は…東谷小雪!?」
ギロロは知っている顔なので、とりあえずビームガンを下ろした
こんな深夜の時間帯に、こんなどしゃ降りの天気に、そしてこんな俺のところに、この女が何の用な
のか。訝しげに見つめるギロロに、小雪はどうしてここにはせ参じたのか説明を始めた
「えへへへ〜…実は今日夏美さんとお出かけする約束なんだけど、待ちきれなくて来ちゃったんだ」
まさに四六時中落ち着きの無い小雪らしい発想だ。ギロロは、そういえばそんな話を夏美がしていた
のを思い出していた
いつものベストコンディションのギロロだったら、夏美と小雪が二人っきりで行動するなどもっての
他だと言って尾行したりするだろうが、今の彼は自分の事で精一杯だったので気が回らなかったのだ
ろう
「そうか…で、この大雨の中をずっと待っているつもりか?」
小雪はそのことを指摘され、気まずい顔をした。彼女がこのテントを覗いたのも、ギロロに雨宿りを
させてほしいという理由だった。これは非常に図々しい主張だ…夜中に寝ている彼を無理に起こし、
あまつさえ狭いテントで床につきたいというのだから
「…寝るには狭いぞ」
そんな考え故になかなか言いづらく出方を考えていると、先にギロロが察して一計を案じてくれた
こうして、奇妙な組み合わせの男女が狭いテントの中で枕を共にすることとなったのだ
ギロロは小雪が側にいるときに発情してなるものかと、必死に自己を抑えていた
まがりなりにも背中合わせに異性がいる…しかし、それは自分の想い人ではない。だったら興奮する
事など決してありえないはずだ。だったらまた湿気で発情する事もない…絶対だ
どうにか雨も止んできたようで、外の雨音が小さくなってくるにつれて体の高揚も治まってくる
久々にゆっくり眠れそうだ…そう思った時、ギロロはふと背後から聞こえる微かな音に気が付いた
「…ん」
「?」
目をあけて振り返ってみると、小雪の背中が切なげに震えている
これは一体どうした事だと思って、ギロロはポンポンと彼女の肩を叩いた
「どうした、悪い夢でも見ているのか…?」
「うぐッ……」
しかし返事は返ってこず、少しだけ苦しそうな声がするだけだ
「(ん?待てよ、確かこんな状況…前にも体験した気が…)」
嫌な予感がしたので、ギロロは四の五の言わずにシーツをひっぺがしてみた
すると、そこには夢うつつにとろんとした顔で自慰に浸る、淫らな姿の小雪がいた
「なぁぁぁあぁ〜〜〜〜〜ッッッ!!!?!」
「んん、むにゃ……えっ!?」
思わずギロロは驚いて変な声を出してしまったが、それによって小雪も目を覚ました
小雪は慌ててシーツで下着姿になっていた自分の肌を隠したが、ギロロは完璧に真っ赤なダルマ状態
になって硬直していた。どうやら小雪の方も意識して行為に乗じていたわけでは無さそうだが
「きゃ!ご、ごめんなさいギロロさん…あたしってば何やってたんだろ?アハハ…………ハァ」
「あが、ががが…」
実は小雪は、明日(日付では今日だが)の夏美とのお出かけでテンションが上がっていて、夢の中で
夏美と♪♪♪なことをやっていたのだ。それが寝惚け気味の状態で自然に自慰行為に繋がってしまっ
たのだろう
――夏美の事を想いつつも、罪悪感を感じつつも湿気による身体の異常で自慰に浸っていたギロロ
――夏美の事を想いつつも、文字通り夢中になって舞い上がり夢が自慰へと導いてしまった小雪
行為に投じる経過は違えども、今の二人には同じ思いが頭の中で渦を巻いていた
そしてその思いは、さらに混乱を招く事態を呼んでしまうこととなる
この梅雨の時期に入ってから馬なみに発情していたギロロは、精神的にも体力的にも限界だった
いつ理性がすっ飛んでもおかしくない状況だったが、それは何とか今まで抑えてくることができた
だが、小雪の痴態を見てしまった以上、もはや自慰だけでは治まらない衝動が全身を駆け巡り、理性
などは遥か彼方の銀河系へと爆散してしまった
「ぐぎぎぎぎぎ…」
「あ、あの…ギロロさん?」
「もう…我慢ならんッッ!!」
意味不明の言葉をまくし立てた刹那、突然ギロロは尋常ではない速さで小雪を組み敷く
忍者装束を脱いでサラシと褌のみになっていた小雪は、何もできずに硬いテントの床に倒された
「ひゃっ!!?」
「…楽しい!!こんなに楽しいのは久しぶりだ…貴様を分類Aの痴女と認識する!」
「ご、ごめんなさい!ギロロさんのテントでこんな淫らな醜態をさらしてしまって、怒っているのは
ホントわかっています!だから、…ごめんなさいっ!!」
必死に謝罪する小雪だが、理性をなくしたギロロはまるで獣だ。お構いなしにサラシを千切り取る
小雪は、実を言うとギロロの事が苦手だった
かつてケロロたちと初めて遭遇した時、ケロロ小隊の中で一番しっかりしていそうだと感じたのが、
このギロロであった。しかしその後、敵とみなされて銃を突きつけられたりしたので、その後も何か
と無意識に壁を作っていた感があった
もしかしたら、小雪が夏美に好意を寄せていたのはギロロへの対抗心からだったのかもしれない
さて、一方のギロロは未だ責めの手を緩めておらず、バラバラに千切れ飛んだサラシをかき分けて、
小雪の小さな胸を躊躇も無く嘗め回しはじめた。ねっとりとしたケロン人独特の感触を持つ舌が、彼
女の柔肌と胸の先端を襲う
「やっ!んんッ…!!」
「さぁどうした!?まだ胸を弄ばれただけだぞ…抵抗しろ!!」
「そんな…ひゃッ!乳首、だ……ダメぇ!!」
「喘ぎ声を出せ!!身体を上気させろ!!腰を奮い起こして立ち上がれ!!俺の肉柱を銜えて反撃しろ!!」
「こんなぁ…べちょぐちょに嘗めたら、きもちよくなってぇ…!」
「さぁ夜はこれからだ!!お楽しみはこれからだ!!ハリー!ハリーハリー!ハリーハリーハリー!」
あまりに暴走してしまい、いつもの冷静な彼からは想像できない言葉が次々に飛び出す。一応、その
言葉どおりに抵抗こそしているものの、小雪の力よりも理性を失ったギロロのほうが数段も上を行っ
ていた
「ひぐぅっ!!?」
舌で刺激しつつ、ギロロは小雪の褌をも破ろうと強引に引っ張り上げた
が、絹でできている褌は丈夫で、キツく深々と小雪の秘部から尻にかけて一直線に食い込んだ。幼く
充分に毛も生えていない小雪のそこから、まるで搾り出されるように汁が溢れていく。その圧迫感は
彼女に予想だにしない快感を与えた
結局褌ははちきれてしまい、圧迫から介抱された小雪はぐったりと床に伏した
しかし、ギロロは濡れて愛液塗れになった彼女の秘部を、思いっきり啜り上げたのだ。ぎくぎくと腰
を震わせ、どうにか声を出すまいと自らの長い髪を噛み締めるが、耐え切れなくなるのも時間の問題
だろう
「(こっ…こんなにキモチいいなんて…!!ギロロさん、まさか…)」
「そうか、貴様もそうなのか小娘…未成熟の幼い幼児体型め」
だがそうやって罵られても、小雪はある考えをめぐらしていた
――さっき、ギロロは自分の自慰している姿を見てこうなってしまった。もしかしたら、これは私の
痴態を見てしまって暴走しているのではないか?だったらこの事態の責任は自分にあるのだから――
とりあえずこの小雪の見解はあながち間違っていなかった…が、ここで小雪がした判断は、さらなる
混乱に加えて淫乱まで招く事になってしまうのだが…
「(ふふ、だったら…あたしもトコトン楽しんじゃおっかな?)」
小雪の瞳に、かなり怪しい輝きが閃いた
「小雪忍法・音響自在の術!」
唐突に、小雪はテントの天井に向かって高く指を突き上げた
ギロロは相変わらずヤル気満々で、そんな事は意に介さないで黙々と彼女を攻めている
いま小雪がこのテント内に施した術は、隠密行動時に使われる音を制御する術であり、この術を使用
した室内に限って、どんな大声でも決して外に漏れ聞こえないようになるものだ
本来の使い道は暗殺などをするときに騒がれないようにするための防衛手段なのだが、小雪はこの術
を「どんなに乱れても夏美たちに聞こえないようにする」ために使ったのだ。彼女らしい術の使い方
だが、決して快楽に負けてしまったわけではない
性欲で収拾のつかないギロロの暴走を沈める事を名目に、彼女はこの久しぶりの快感に身を任せてし
まおうと考えたのだ。くノ一であった小雪が並みの快楽で満足するはずがないので、発情したギロロ
は相手として適任といえるだろう。彼女自身もここ最近は欲求不満が溜まっていたので、たぶんこの
情事がエラい事になるのは誰が見ても明らかだった
「ふんッッ!!!」
「くはぁっ!!」
シーツを湿らすほどに濡れていた小雪の花弁は、すでにギロロの太い雄を受け入れる準備は万端で、
ギロロも躊躇なく自身を突き入れた
くノ一になると同時に処女も捨てていた小雪にとって、破瓜の痛みは遠い思い出だったので快感が先
立って襲ってきた。くノ一とは文字通り女である事を武器とする忍だが、今は自分自身のために快楽
を味わっている
「ぬ゛ッ、おおおおっ…!!」
「ひゃ!…ぁ…!!ッ…〜〜〜あぁ!ひ……きゃあ!!」
「糞っ…すぐに最奥まで当たるな…」
太腿の間から姿を現し、ギロロは巨大な肉柱を容赦せず突っ込む
その太さのあまりに小雪のお腹は膨らみ、体の中から彼女を圧迫した
「こんなにぃ…こんな激しく突き入れられるの……あたし初めてだよぉ……!」
指の入る隙間さえ無いほどギチギチに詰め込まれた雄は、大きさとアンバランスなスピードで注挿さ
れる衝撃によって、今まで体験し得ない快感として彼女の体を蝕む
小さいギロロの体からは想像できない力で腰を支えられ、仰向けに寝ていた小雪は起き上がった
起きた姿勢はちょうどギロロの目の前に小雪の臍が見える高さだ。例の粘つく舌でそこを刺激する
「いひっ…ダメそこ、くすぐった…ああぁッ!!!」
「むぬ…ん…」
「…ッやだ!おへそで感じるなんてぇ…は、いやぁっ!!」
ちろちろと臍をくすぐる舌の刺激は、注挿もしていないのに小雪をもっと高ぶらせた
一通り快感に慣らされた小雪は、うつ伏せになるようにとギロロに指示され従った
腰を浮かせ、おしりを突き上げるような姿勢をとるようにとも言われて
「こ、こぉ…?」
言われたとおりに愛液で濡れた尻を晒したが、小雪の視界からギロロの姿は完全に死角になるので、
何をされようとしているのかはわからなかった
「あッ!!」
突然バックの体位から突き入れられ、小雪はぐぐっと仰け反った
いきなり挿入されたので文句を言おうとしたが、それもギロロの力強い攻めになし崩しにされた
「あぐ…ぅう!、う……く…うあぁん!!」
「うがァ!!」
「や、当たってる!…あたし、最後の!…っ……ぁ…ひぃっ!!」
「あぁ、当たっているな……このまま子宮の内部まで突き入れてやってもいいんだぞ?」
「そんな…あ゛っ!コトしたらぁ……〜ッ、死んじゃうよ!!!」
「だったら、これを貴様の尻にだな…」
「えっ……?」
繋がったまま無理に体勢を変えてギロロのほうを見てみると、彼の手には大きな弾薬が光っていた
最初、小雪はそれで何をされるのか理解できなかったが、ギロロは問答無用でそれを彼女のアナルに
挿入しようと手をかけた
「痛ッ!!ちょ…お願いやめて!!」
ここまでされるのは想定外だったので、小雪は身をよじって侵入を防ごうとするが、彼は強引にそれ
をズブズブと刺し入れていく
「通常、こういった実弾兵器は時代遅れなんだが…こういう物も使い勝手によっては悪くない働きを
してくれるものだな」
「深ぁ…あぁああッ……!!」
「最初こそ痛いが、それが膣内の締め付けを促し、ひいてはそれも快感へと変貌していくだろう」
「ひ…いぃ、あ…汚い………よぉ…」
「だが尻の方はあまり締めるなよ?旧式で火薬も抜いたが、炸薬までは除去し切れなかったんでな」
サラリと非道な言葉を吐くギロロだが、それも理性と自制心を失っているので仕方が無い
小雪のアナルに、冷たい金属物が詰め込まれた…硬くて太いそれは、ギロロの言ったとおり膣内の動
きを躍動させる
小雪の膣内の締め付けはアナルに挿入した弾丸でさらに強まり、うっかりするとそのまま押し出され
てしまうほどのものだった。最初こそ余裕があったものの、小雪は次第にその激しい快感に飲み込ま
れ、ギロロはもっと攻めを強くしていく…なんとか意識を保つので、彼女は精一杯だった
「スゴいよ…ぉ、ぐちゅぐちゅ、で…ハァ、初めて…んっ!キモチい…ひゃああっ!!」
「うぬ、ぬぬぐ…!」
外の音を聞くに、雨足はさらに激しさを増していく。このままでは限界になった時、二人は失神して
しまうかもしれない
粘液や汗が二人の全身を淫らに濡らし、なおも腰はグチャグチャと叩きつける音を奏でる。噎せ返る
ような性の匂いが立ち込め、髪を振り乱し、瞳を潤ませ嬌声を上げ…二人は今、完全に肉欲の虜と化
していたのだ
「いいぞ!もっと、もっと…搾り取って喘ぎ尽くせ!!」
「あぁあぁぁーーーーー!!ひゃぐっ、ぐ…ぐああぁぁーーーーーー!!!」
肉豆を抓られ、びくんと身体が強張る…真っ赤になった顔を涙と涎で汚しつつ小雪は叫んだ
もう膣内を注挿させる事はできないぐらいに狭く締まり、ほとんど今は身体事態を揺さぶって快楽を
得ていた
「ひゃあッ!!出ちゃう!でちゃうよぉーー!!」
「何が…だ?」
「え、えっ?」
小雪はとうに限界を越え、もうすぐ潮吹きしそうなほど身体はピンク色に染まりつつあった
「何が出そうなんだ?言ったら"それ"を出させてやる…」
そう言いながらうしろの弾丸をさらに埋めていくと、小雪はまた軽く喘ぐ
ここまで乱れてしまったら、羞恥心など関係なかった
「あ…あたし、もう出ちゃうの!えっちなお汁が吹き出ちゃう!!も、おかしくなっちゃうよ!!」
「…合格だ」
ギロロはボソッと呟くと、力の限り小雪を蹂躙し始める
…時刻は、夜の4時を過ぎようとしていた
俄然ギロロの勢いは疲れを知らず、さっきの言葉を境にさらなる昂りを見せている
この間、僅かな規模ではあるが断続的に限界を味わっている小雪は、早く絶頂に達したい思いで一杯
だったが、極上の快楽で責められつつも絶妙の加減で達せないもどかしさから何とも言えなかった
「ギロロさん、気持ちいいよぉ!!ひッ…すご、ああぁっ!!!」
「さて、そろそろこちらも限界のようだ。お前も耐え切れないのならば、同時に果てるか…?」
その言葉は、いままで快楽に耐えていた小雪には天の助けにさえ思えた
膣内の奥壁に激しく叩きつけられ、その都度頭の中でフラッシュするような感覚を覚えた
それは最後の絶頂が近づいている証拠だが、今の彼女にそれを意識する余裕は無かったのだ
「う、うんッ…うん!早くイこっ!あたしはもう限界だよぉ…おしっこしたく、なってきそ…」
「それは駄目だ。だが潮吹きなら構わん」
…こうしてみてみると、暴走状態のギロロはまるでガルルに似ている
かつて夏美に惚れて軟弱化する前の彼は、まさしく兄のガルルそのものだった。本性むき出しの彼は
さっきの某吸血鬼はネタにしろ、案外ガルルに似ているのかもしれない
「ああッ!あああッ!もう…耐えられない!!!」
「そら、俺の最後の濃厚なとびきり…喰らえよ!!」
「や゛あぁッ!!ひ…駄目ッ!!」
押し上げるように勢いをつかせ、弾け飛ぶように一段と激しくなったとき、小雪の内部に熱いものが
込み上げてきた…もうこれ以上は我慢できなかったのだ
「きゃ、ああああぁあぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」
「ぐぬぉおぁッ…!!」
ギロロは雄の根元まで押し込み、直接的に白濁を子宮に叩きつけた
汗だくの身体を鮮魚のように跳ねらせ、いつもの大きな目をさらに見開かせ、小雪も絶頂を満遍なく
堪能して体を伏せた
…結局、この交情は小雪の甲高い叫びとギロロの呻くような溜息で終焉を見るのだった
「ん゛、んん…ん?」
長かった雨は過ぎ去り、花に残った雨雫が朝日を受けて輝いている。その光に気付いて身を起こした
ギロロは、昨夜のことを思い出していた
確か、小雪が自分のテントに来て、それで一緒のシーツで寝たところまでは覚えているが、そこから
後はまったく覚えていない
精神的に強い衝撃があったのだろうか、その後の重要な部分だけが記憶から抜け落ちているのだ
「…小雪?」
だが、テント内を見渡してみても彼女の姿はおろか、周りは片付いてていつも通りの光景が広がって
いるだけで、小雪がいた形跡を見つけることはできなかった
「夢…か?」
我ながらなんて馬鹿なものを見てしまったのだろうと、自分の煩悩を自嘲した
とりあえず梅雨はまだまだ続きそうで、ギロロは空に残っている暗雲を仰いだ
「なにやってんの?」
「どはっ!!?」
が、その視界に突然小雪が現れ、ギロロは面食らって転倒しそうになった
その姿は昨夜の忍者装束ではなく、いつもの普段着だ…ではやはり本当にアレは夢?
「あの、夏美さんはまだいるのかな?さっき待ち合わせ場所にいなかったから…」
「おっ…おれは知らん!」
いや、夢だったとしても薄っすらと記憶に残るあの情事…ギロロはどうしても忘れる事ができなかっ
た。うずくまって思案に暮れているギロロに、小雪はそっと近づき一言だけ言ったという
「また雨が降ったら…来るからね♪」
【THE・END】
188 :
四七四式:2006/07/01(土) 14:43:32 ID:nlNCYbId
今日はこれにて終わりです
文中で私自身も疑問に思ったのですが、ギロロは小雪を…または小雪はギロロ
を何と呼んでいるのかがわからなかった(私の覚えている範囲では、ギロロは
小雪を「小娘」、小雪はギロロやケロロを総称して「ドロロのお友達」と言っ
ていたような気がするんですが…)ので、そこの描写には少し悩みました
ちなみに、前に書いたゾル雪の時にできなかった小雪のうしろをいじるのを、
今回ギロロに任せてみました
>>173さん、幾度の忠告に答えられず、すみませんでした
今回より、私は作品投下の際に上記のようにタイトルを付加しますので、どう
かご容赦を…
乙!
中の人ネタの会社は今日、イベント開催してますな。実にタイムリーw
>>188 まあ、もう二度とやらかさなければ、許してもらえるんじゃないかね
大迷惑をかけたって自覚はあるんだろ?
>>四七四式さん
乙です!!女ケロロ×冬樹楽しみにしてます
>>四七四式さん
乙です!!女ケロロ×冬樹楽しみにしてます!!
滅多に見られない発情ギロロ、面白かったです。
分類表記も見やすかったです♪ いつもありがとうございます!
>>188さん
ご自分は職人さんとしてスレにあまり貢献しているわけでもないだろうに、
随分注文の多い料理店ですねw
あー、なにも見えない見えないなぁ。
悪いものは見なくてよろしいようで。
個別キャラのタママスレから誘導してもらって来ました。
エロ小説投降してもいい?
あと、もし投稿してもOKな場合、以下の2点を確認させてくだちゃい。
------------------------
1.スレのローカルルール
------------------------
このスレのローカルルールって以下のように認識してるんだけど、追加する項目ってある?
(1) 書く人はコテハン付ける
(2) 小説の趣向性を名前欄に書く
※擬人化とか。○○フェチ系とか。
------------------------
2.物語の内容
------------------------
タママとケロロとか、冬樹と夏美とか、そういうマニアックな内容でもOK?
フェチとか。
よければレスお願いします。
おっけーおっけー もうどんどん投下しちゃってください。
夏美×冬樹か…。
タママケロロってホモか?
ホモもええの?
っていうか彼らに「性」を感じない読者も多いだろうが、
それはそれで面白がるか、スルーすればよいこと。かんがれ
んで、まだー?
>四七四式様
乙です!!小雪ちゃんの方が一枚上手なようでw
>>194様 楽しみにしてます!!
自分194様とは違う職人なんですが・・・自分にも教えてください。
いまギロ夏を書き始めたところなのですが、前回名前とタイトルのご要望を
うかがいまして。投下する場合は名前欄にジャンル・属性・コテハンで
本文一行目にタイトルを入れるべきなんでしょうか?
私のコテハンを「IZMI」とすると
名前欄に「ギロ夏/強姦 by IZMI」で、タイトルが一行目。
―――これで不都合ありませんか?・・・いや一応3スレ目から投下しては
いるのですが、コテハン名乗るのは初めてなもので。よろしくお願いします。
イヤ、投下は完成してからまとめて落としますのでもうしばらくかかるかとは
思いますが。すんません。
口出しごめん。
俺はこういう感じに考えてた。名前欄がその例。
[NAME]([趣向性...])
どっちが読んで下さる方々にとって見やすいのかな。
今後の参考までに俺も教えてほしいな。
なんて形式主義的でものの中身でなく言い方にこだわる民族なんだろう・・
なんて形式主義的でものの中身でなく言い方にこだわる民族なんだろう・・
207 :
194:2006/07/02(日) 23:41:30 ID:AEdI49by
>>205 確かに、「投下した人の個々のクオリティ」と「形式」を比べられないけど、形式決まってた方が投下する側としては楽だしなw
言いたい事は分かるし、俺もその意見は分かるけど、俺が楽したいから質問させてもらったんだ。
気分害したなら悪かった。
というわけで、今書いてますw
久しぶりだから、上の「クオリティ」については保証できんけどw
いや、そんなつもりじゃなかったんです。つい思ったことを書き込んでしまいました。
皆さんごめんなさい。
職人様方、最初の方に分かりやすくジャンルやカップリングなどを書いていただければ、
読みたい人は読むしそうではない人は読まないので、それでよいと思います。
投下楽しみにしています。
>>208 いや、俺も言葉勘ぐってしまった、ごめんねw
今日はちょいとヨッパ入ってるので、明日以降に投下させてください。
というわけで、今後ともよろしくですw
>>204 あっなるほど!そちらの方が文字数が少なくてすむので助かりますね。
有難うございます。もしもこのスレの皆様さえよければ、204様の表記で
投下します。
>>194様
以前のスレで「地球」の表記は
>>1の「吉崎先生原作のエロパロ・・」という
文言に従い「ポコペン」。アニメがネタ元の場合は「ペコポン」という約束
があったようななかったような・・・今でも生きてるんでしょうか?これw
しかしこれだけアニメが普及している現在、作中で統一されていればどちら
でも問題ないと思いますが。(個人的にはスレの意向に関係なく、アニメは
脚本家によって冬樹が「伍長!」と呼んだり「ギロロ!」と呼んだりして
まぎらわしいのでアニメネタ以外は原作表記で統一してます。)
211 :
210:2006/07/02(日) 23:59:41 ID:WH/BfkCX
すんません。自分210=203です。
212 :
四七四式:2006/07/03(月) 01:05:00 ID:SS6QHyG9
>>192-193さんの気分を害してしまったようなので、今回の投下は見合わせた
いと思います
勝手な判断かとは思いますが、私の作品を読んで気分を害しているのなら、
ふたたび投下する事によってこのスレの空気を今以上に乱しかねない危険性が
あります…作品自体は完成しているので、いずれこちらも落ち着いたら、日を
改めて投下します
>>192-193さんを始めとした方々、度重なるご迷惑、本当に申し訳在りません
でした
>>212 よく考えてのことだろうしそう言うなら止めはしないが、
>>192のはただのアンカーミスだと思う。
文章から察するに、本来は173か190へ向けられたものだろう。
192です。
そうですその通りですアンカーミスです。
212さん、ごめんなさい。どうぞご投下ください。あなたのお作を皆さんが待っています。
213さん、ご指摘ありがとうございました。
感情にまかせて書き込み、アンカーミスにも気づきませんでした・・・恥ずかしい。
本当に申し訳ありませんでした。
215 :
四七四式:2006/07/03(月) 02:24:49 ID:SS6QHyG9
>213-214
了解しました
今日はちょっと夜遅くなので、今回の投下はまた後日…近いうちにしようと
思います
こちらこそ、早とちりというか融通が利かなくてすみませんでした…
楽しみにしてますよ〜
職人さまがどなたもお見えにならないなら
ギロ×夏ギャグで1本投下します。
以下の方はスルーでお願いします。
・ギロ×夏はダメ
・ギャグはダメ
・エロくないのはもってのほか
・下手くそな文章はいかん
コテハンは「ギャグ屋」とでもしときます。
218 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 00:24:37 ID:fXyDbxx5
ここケロン小隊地下基地には、スクリーンに映し出された金属性の怪しげな物体をみつめるケロロ軍曹・ギロロ伍長・タママ二等兵の姿があった。クルル曹長の説明が続く。
「相手の脳に直接作用して、あとはクークックックックッ」
「つまり、この機械がポコペン人には理想の男性に見えてしまい、性行為に溺れてしまうということでありますな。」
たまらずケロロが答えを出した。クルルが頷く。
「そのとーりだぜぇ、好きな奴とSEXできるんだから誰にもメーワクかかんねぇし、ポコペン女は骨抜きになって、侵略はラクラクすすむってこった。」
「なんで男の人用はないんですかぁ」
「そっちは誰もみたかねぇんだよクックッ」
タママの問いには即効答えがかえってくる。
「・・くだらんな・・・ところで、なんで俺だけ縛られているんだ?」
ひとり、椅子に鎖でグルグル巻きにされたギロロがやっと声を出した。
「それはねぇ・・」
顔を見合わせるケロロ・タママ・クルル。
「ママ殿は残業」
「フッキーは補習で学校からの帰りが遅くなるです。」
「つまり、日向家には夏美ひとり、いい実験ができると思わねぇかい?」
「やめろー。夏美に手を出すな。」
ギロロが必死の形相でもがくが鎖は簡単には外れない。クルルがそんなギロロの肩をポンと軽く叩いた。
「安心しなよオッサン、あっちに興味がなかったら、ただの金属の塊が目の前に現れただけですむんだからよ。」
「いよいよ始まるでありますよ」
「楽しみですぅ」
スクリーンに夏美の姿が映し出される。そして、金属塊と対峙した彼女はギロロが聞きたくない名前を口にするのだった。
「623さん!ど、どうしたんですか突然?」
219 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 00:29:49 ID:fXyDbxx5
「クルルは地下だと思うんですけど・・」
「今日は君に会いたくて来たんだよ。夏美ちゃん」623が優しく微笑んだ。
「えっ・・えー?」夏美の顔は真っ赤になった。
「うーん・・・機械が何を言っているのか、わからないのがいまいち面白みにかけるですぅ」
「夏美の脳内にしか伝わらねぇからな」
「夏美殿にはアレが623殿に見えていることは間違いないでありますな。」
スクリーンに没頭する3人を尻目にギロロは脱出を試みようとするが、夏美の声が「623さん」と嬉しそうにはずむのが聴こえると、集中力が衰えてしまうのだった。
お願いします^^
221 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 00:39:16 ID:fXyDbxx5
「お茶、どうぞ」
リビングのテーブルに夏美は紅茶を置く。カップとソーサーがカタカタと音をたて、手が震えていることがわかる。ソファに腰掛ける623の前と対面の席になんとかソーサーを置くことができたその手に623の手が被せられた。
「隣に座ってほしいな。」
夏美は言われるまま、ヘナヘナとソファに座り込んだ。623の綺麗な瞳に見詰められた夏美はその魅力的な誘いに抗うことはできなかった。
(これって、恋人同士みたい・・)夏美は、はにかんで俯いた。右の半身に623の体温を感じる。
「あ、あの、623さん、」
623の表情を伺おうと、夏美が上目使いに視線を向けた時だった。
夏美の身体は強い力で623の胸に引き寄せられ、反動で反り返りつき出された唇に623の唇が重ねられた。間髪をおかず舌が夏美の歯の間から押し入ってきた。623の舌が夏美の口腔内を探る。
(初めてのキス、憧れのキス・・・それが、こんな大人のキスだなんて)お約束の{目を閉じる}も忘れて、夏美は呆然としていた。
221なんですけど
ちょっと言い訳させて下さい
描き手なんで、書く方は若葉です。
ここからますますひどい文になります。
苦手な人は逃げてくれです。
223 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 00:47:23 ID:fXyDbxx5
「これはいわゆるキッスですかぁ」
「いやぁ、金属が口の中に入っただけだから、スプーン舐めてるのと同じじゃね?」
金属の塊が夏美にへばりつき、その一部を夏美が口の中に入れている、地下基地のスクリーンにはそんな画像が展開されていた。
金属の塊は夏美とともにソファの上に転がった。夏美に金属が覆い被さる。呆然としていた夏美の表情がくずれ、節目がちの真っ赤な顔になった。
「ちっ、失敗だな。こんな画じゃ売れやしねぇ」
224 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 00:55:56 ID:fXyDbxx5
623の手が服の下に入ってくる。ブラを押し上げ乳房を掴み上げると、その手は開閉を繰り返しながら上下に運動を始めた。
「あ、あぁ・・」夏美は恍惚な吐息を漏らした。憧れの初体験が、ファーストキスと同時にやってきてしまうとは。
乳房を掴んでいた手が、肋骨から臍へとカーブを描いてゆっくりと降下してくる。下着の中に入ってきた指が恥丘の上に辿り着いた。
夏美は大腿に力をいれて、ギュッツと閉じた。心拍数が上がり、胃が締め付けられる。623の細く長い中指は難なく進入してくる。そして夏美の隆起したものを捕らえると円を描くように動きはじめた。
623の愛撫に大腿の力が抜けていく。下腹部はヒクヒクと波打ち液が溢れてくる。
相手は623、その時を想像し、何度か悪戯をしたこともあった。クラスメイトでもすすんだグループが情報交換をしていることが耳に入り、ちょっと羨ましかった。
(でも、いいの?ホントにこうしたいの?ホントに623さんなの?)
623の残った手が夏美の大腿を押し開き、膝が間につき立てられた。
「やぱっり、だめ!」
夏美は思いっきり623の身体を突き飛ばした。623の身体は大きく揺さぶられ、ジジッと怪しい音をたてた。
「ごめんなさい、623さん。・・えっ?」
綺麗な623はいなかった。人のような金属の塊が夏美の目の前でユラユラと揺れている。
225 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:05:53 ID:fXyDbxx5
「あーあ、壊しちまった。デリケートなんだ、丁寧にあつかってくれよな。」リビングにクルルの声が響いた。
「またあんた達ね。出てらっしゃいボケガエル!なんなのよこれは!?」隠されているカメラを探すように、夏美が怒りの形相で室内を見回した。
それが、油断だった。夏美の身体は再びソファに押し付けられ、金属の塊がその上に覆い被さった。
623の時とは全然違っていた。夏美の四肢は金属に絡めとられ、狭いソファに無理やり貼り付けられた。人の形は崩れ、何の形容もできない形の塊は多くの枝や尾や紐のようになって夏美の上を這いまわりはじめた。
「好きな相手に姿を変えてSEXしてくれるっていう、優れた機械だったんだぜ。今の衝撃で暴走しちまったな」クルルの遅い返答が聴こえる。
夏美は何か言い返そうと口を開けたが、その口は忽ち金属の進入で塞がれてしまった。
服の下に入った金属は乳房締め上げる。乳頭の先端をヘラ状になったものが嘗め回す。金属は大腿の間に押し入り夏美の下着の中に流れ込み、何かを探すように蠢く。
226 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:23:29 ID:fXyDbxx5
「なんか、やばくね?」
「やばいかもしれないですぅ」
ケロロとタママは顔を見合わせた。そして、思い出したように、ゆっくりと後で縛られているはずのギロロの方に視線をむけた。しかし、そこには誰もいなかった。無残に引きちぎられた鎖が床に転がっている。
「さ、流石ギロロ伍長、既に助けに向かっているでありますな。」
「もう、安心ですよね。」
「邪魔されないように、イロイロ、トラップ仕掛けただろ、なかなか辿り着かないいじゃないの?」
「実は我輩、ギロロが気の毒になって、鎖に少し鑢をかけてやったのであります。これで、一歩早く辿り着くと思うのであります。」
「軍曹さん、心優しいです。」
227 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:31:57 ID:fXyDbxx5
夏美の下着の中で蠢いていた金属は彼女の真ん中の孔を見つけると、強引に押し入ろうと会陰部を開く。冷たい感触が恐怖を高め、夏美の頬を涙が伝う。
こんな時だが623に化けた金属との初体験を拒否させた原因が心中で具体化されてきた。
(・・助けて、ギロロ)金属に塞がれた口からは声はでない。
228 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:42:37 ID:fXyDbxx5
フッと身体が軽くなった。ゴホッと咳とともに声が出た。夏美の身体は開放されていた。
引き剥がされた金属は、投げつけられ、壁にうちあたり、床に転がった。
夏美が助けを求めようとした赤いケロン人がソファの上に立っていた。
「大丈夫か、夏美」
ギロロの声に夏美はゆっくりと身体を起こした。恥じるように乱れた衣服を整える。まだ、振るえが止まらない。(やっぱり助けに来てくれた。)夏美はギロロを見詰めた。涙が溢れ出してくる。ギロロも夏美に視線を向けた。
「痛むのか?」
優しい声だった。優しい瞳だった。
夏美はソロソロとギロロに近寄った。
「ありがとう。・・ギ」
229 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:46:02 ID:fXyDbxx5
銃声が響いた。
ギロロの身体は無数の銃弾を浴びて弾け跳び、623だった金属の上に折り重なるように落下した。そして、同じ金属の塊と姿を変え、沈黙した。
「なにやってんだ、おまえは。二度も同じ手に引っかかるとは!」
入り口には銃を構えたギロロが立っていた。
目を真ん丸くしたまま凍てついていた夏美はドアの前のギロロとギロロだった金属を交互に見比べた。
「・・・あんたは、本物、よね?」
「当たり前だ」
ギロロは明らかに怒っているようだった。ソファに蹲る夏美に視線も向けず、横を通り過ぎると、金属の塊に向かった。
「そんなことでは、戦士として失格だ」
ギロロは金属が完全に停止していることを確認すると、夏美に背を向けたまま、金属を片付け始めた。
「最初は623、次はどこの二枚目やら・・」
(あっ・・)夏美はクルルの言葉を思い出した{好きな相手に姿を変えて}。
(えーーー!?あたし、うそっ)耳まで真っ赤になった夏美は慌ててギロロを振り返った。名前は呼んでいなかった。
「テ、テレビなんかに出てくるヒーローよ。・・外見はアレだけど、いつもあたしを・・助けてくれるわ・・」
「ふん、ヒーローね」ギロロは呆れたというサインを両手を上げて示してみせた。後姿なので表情は見えない。
「なによ、お礼は言わないからね!・・・さっき、あんたの偽者に言っちゃったんだから・・・」
夏美の最後の言葉は片付ける金属の音にかき消され、ギロロの耳には届かなかった。
230 :
ギャグ屋:2006/07/04(火) 01:48:17 ID:fXyDbxx5
「ちっ、ラブコメかよ。」クルルはつまらなそうに呟いた。
「やっぱ、ダミだねー、ギロロは。もう少しで歓喜の名前が聞けたかもしれないのに。一歩早いんだよね。」
スクリーンをみていたケロロは目を線にして、首を横に振った。
(その一歩を作ったのは軍曹さんですぅ。)とタママは思ったが口には出さなかった。
おしまい
230です
どうも、お目汚しいたしました
さよならー
書きながら貼るのは感心できん。
PCならメモ帳に、携帯なら小分けになるかも知れんが下書きに保存して投稿するのをオススメする。
でも面白かったっスよw
面白かったからこそ普通に投下して欲しいんだが
同意。
書きながら張られると、せっかくの面白さも半減してしまう。
でも気が向いたらまた来てくれ。
かっこよかったよギロロ。
次回も降臨期待してます。
女ケロロ×冬樹、いつでも投下どうぞー?
いいねいいね、寸止めも好物だ。
こういうストイック(?)なギロロがかっこよく見えるよ。
次も期待してる!
239 :
四七四式:2006/07/06(木) 01:14:18 ID:Oi7e/zUP
今まで大変お騒がせ致しました
女ケロロ×冬樹は今週の金曜夜に投下します
前もって言っておきますが、今度投下する分は結構長編です
名目こそ女ケロロ×冬樹ですが、最初のこの投下分は二人の本格的な絡みはありません
そちらで期待していた方々には大変申し訳ありませんが、二人がくっつくには少し
時間がかかるのです
その間には女ケロロ×タママ、女ケロロ×夏美とかで繋いでいく予定です
女性化の上に擬人化なので、苦手な方はスルーをお願いします
満を持しての投下ですね。大変楽しみです。頑張ってください!!
お待ちしております。それにしても四七四式さんは書くの早いうえ、
レパートリー広いですね。スゲー!
女ケロ×タマに激しく期待
まだかなあ、まだかなあw
『Dreaming sergeant Part-01 "夢"』
ケロロ軍曹…彼はガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長であるが、それは周知の事実
だろう。では、もしそのケロロが男ではなく、女性だったとしたら…?
この設定はこのパロのみの話ではあるが裏付けも無くはなく、ケロロのアニメでの声優さんが渡辺久
美子氏という時点で勘がいい人は何かおかしい事に気付いていたかもしれない。ケロロと同年代で同
性であるはずのギロロやドロロがあのような無骨な声なのに、ケロロだけがどこかガキっぽい女のよ
うな声というのは甚だ不自然である
それに、回想シーン等で彼女が出てくる時の声を聞いたら、まず男とは思えないぐらいの声だと認識
するだろう。一応タママはまだ子供だから小桜エツ子氏の声もピッタリではあるだろうし、ギロロの
幼少時の声も声変わりをして変わったとすればそこは合点がいく
ケロロが女性…この事実は小隊の皆には勿論、冬樹や夏美にも秘密な彼女だけの秘め事である。それ
を隠す事は簡単だ。外見だけなら女性も男性もほとんど大差の無いケロン人ゆえの特徴を利用すれば
いい。だが、例えばもしモアが彼女を女性だと気付けば、どうなると思うだろうか?無論ケロロを男
性として慕ってくれている以上、相応のショックを伴う事は火を見るよりも明らかだ。それは小隊の
皆も同じように、こんな事実が知れたら、今までの平穏な生活も何もかもが崩壊してしまうだろう
…性別云々の話題はこのくらいにして、ここからは真剣な話だ
彼女はこの星に来てからというものの、遅々として進まぬ侵略に気長に構える一方で、もう一つ気に
なっている事柄があったのだ。それは冬樹の事だ。ケロロは曲がりなりにも一人の女性であるから、
もちろん異性のことを考える時もあるであり…………つまりはそういうことだ
でも、だからといってケロロと冬樹はいまだ親友の段階…それに彼女はケロン人で冬樹はペコポン人
なのだし、なによりも冬樹の気持ちも知らずして、こんな事を打ち明けたらどうなるものかも解る
「ちょ、ボケガエルっ!?」
「へ?…あ、ああ〜〜!!!」
そうだった。このナレーションのような事を彼女は考えていたが、いまケロロは日課の選択の真っ最
中であったのだ。洗濯機から何やら不穏な黒い煙と不自然な泡が大量に吹き出てきている
「なにやってんのよ!早く電源止めて!」
「ヒィーーーヤァーーー!!夏美殿、これには深い訳がありましてッ!!」
「言い訳は後でいいわよ!それより早くしないと洗濯物がぜんぶ駄目になっちゃう!」
ケロロと夏美は大急ぎで暴れる洗濯機と格闘したでありますが、どうにか無事に生還させた洗濯物は
全体の3分の1…あとはスクリューに絡まってズタズタになったものとか、ビショビショになって糸
がほつれてしまったものも……ケロロ、我輩一世一代の大失敗だ
「ボ〜ケ〜ガ〜エ〜ル〜!」
「ヒヒヒィーーーー!!」
夏美の怒りはいつもの3倍増しだ
こういうとき自分はどう対処すればいいのかわからず、見えない助け舟を求めた
「あれ、姉ちゃんどうしたの?」
「あ…冬樹、帰ってきたの」
すると、本当に助け舟が現れた。ケロロはこれは助かったと思って冬樹に泣きすがり、この場を切り
抜けるための打開策を講じるのだが…
「ダメじゃないか軍曹、きちんと家事はこなさないと」
「エエエー!?冬樹殿ぉーー!!」
「冬樹の言うとおりね。大体こうしてあんたが家事のオーバーワークを求めてきたのは、お小遣いを
前借してまでガンプラ買ったのが発端なんだし、最後までちゃんとするって言ったのはアンタじゃな
いの!」
「うぐぅ…」
確かに言いだしっぺはケロロのため、反論する事はままならないというか出来ない状況ではあったが
、少しは冬樹殿も擁護したっていいじゃない!と彼女も心の内で嘆いていたという…
その後、余分に家事が追加されたのは言うまでもないが、ケロロは本当に疲れてもう動けなかった
こうやってTV見ながらだらりと横になってはいるが、実際は地下の自室に戻るのもしんどい気さえ
していて、そのうち自然に睡魔に襲われていった…
…ん?
何だか枕のような感触がケロロの頭に当たっている
それも微妙に柔らかいような感じがするのだが…??
「あ、軍曹起きた?」
「えッ!?」
ケロロはしゅびっと身を起こし、その眼前にいる人物に視線を定めた。もちろんそこにいたのは冬樹
であり、彼はケロロを膝枕していたのだ
「ふ、冬樹殿!?」
「どうしたの軍曹、顔が赤いみたいだけど?」
「う、これは…その……な、ナンデモないであります!」
「あっ、軍曹!」
ケロロは、いくらなんでも寝ている自分に膝枕してくれるなんて、サービス良すぎであります!!と
言いそうだったが、そこはぐっと押さえた。ともかく…これで眼も覚めたので、彼女は恥ずかしくっ
て大急ぎで自室へと駆け出してしまった
こんなに赤くなった自分の顔を冬樹に見られたら…ケロロは思わず羞恥心で押し潰されそうであった
息も絶え絶えに、逃げ込むように部屋へと帰ってきたケロロは、座椅子にその疲弊した身を預ける
横になって部屋のTVの電源を付けようとした時、ふと部屋の隅の鏡が視界に飛び込んできた
「…」
不意に、普段使わないような鏡に彼女は近づいた
そこには緑色のペコポンで云う爬虫類っぽい体をした自分の姿が写っている
だが、冬樹はペコポンで云う哺乳類の部類に入るホモサピエンス…人間である
種族間・異星間での結婚は、宇宙的に見ても決して珍しい事ではない
しかし、この話はちょっと話が違う…相手はそんな宇宙のことなんて露ほども知らないのだ
「どうして…」
鏡に手をかけると、同じように鏡の向こうの自分も手を合わせて動かした。それは鏡に写っている姿
が紛れも無く自分であるという事実を突きつけている事である
…ケロロは、自分がケロン人である事を呪っていた
いや、自分のケロン人という姿を呪っていたのだろう
人間に似ている宇宙人は多く、細部は違っていてもその姿形はほぼ同じという種族は多い
この手の種族は宇宙間のレベルで人気があり、かつてヴァイパーが小雪を売り飛ばそうとしていた時
に「ペコポンの女は高く売れる」と言った言葉からしても、それは確かだ
前述したとおり、冬樹はそんな宇宙の都合は知らないし、姿の違う種族間の恋愛なんて彼でさえも常
識の範疇外だろう
だったら…もしケロロが自分は女でつきあって欲しいと告白したとしても、冬樹にその言葉は突っぱ
ねられる可能性は限りなく高い。ケロロはその事実に失望していたのだ
「どうしてなんで…ありますか!!」
ケロロはその大きな黒い瞳に涙を浮かべ、闇雲に鏡に拳を叩き付けた
殴るたびに鏡は割れ、彼女の手は傷付き鮮血が飛び散った…が、それは今のケロロの心情そのままを
表しているかのようだった
どれ位そうしていたのだろう…うなだれたまま、血だらけの手を割れた鏡にめりこませた状態で、ケ
ロロは静止していた。無残にも突きつけられた現実に耐え切れず、啼いてしまった自分…これは所詮
諦めるべき想いなのか
「ぐ、軍曹!?」
「?」
そこに、彼女を夕食に呼ぼうとやって来た冬樹が現れた
驚いている彼を見てきょとんとするケロロだが、すっかり自分の血濡れの手の事を忘れていたのだ
「どうしたんだよ軍曹!早くその手をなんとかしないと!!」
「フユキ、ドノ…」
その代わり、ケロロは先程まで頭の中を席巻していた想いが溢れそうだった
自然に涙が溢れ出し、胸を何度も焦がしていた想いを口にしそうにしてしまう
"我輩は冬樹殿の事が好き"…と
「わッ、なにしてんのよボケガエル!?」
「ゲロッ!?」
…だが、そこに冬樹と一緒にやって来た夏美も登場し、ケロロは一気に冷静さを取り戻した
あたふたと納得のいかない言い訳を並べるが、夏美は険しい顔で近づいてくる
またお仕置きでもされるのかと顔を伏せるケロロだったが、夏美は彼女の手を取った
「ごめん、ボケガエル!」
「ハヒィ〜!夏美殿許しッ……え?」
「さっきのあたしの事でしょ?ごめん、あれからあたしも言い過ぎたって思ってたから…」
側にあったティッシュで手の血を拭うと、夏美はとても申し訳無さそうな顔でこうべを垂れる
予想外の反応に驚いていたケロロだが、夏美の表情を見て自分まで申し訳ない気分になってしまった
「夏美殿、我輩は気にしてないであります…少しワタクシ事で悩んでただけでありますから」
元気付けようと笑顔を作ったケロロだが、その笑みも元気の無いものになっていた
だが、それで夏美の気分を立ち直らせるには十分だ
「う…うん、ボケガエルがそう言うなら…」
「さぁ、姉ちゃんも軍曹も晩ご飯だよ。早く行こう」
不安そうな顔で見守っていた冬樹の声にも明るさが戻り、夏美とケロロがそれに続いた
この平穏はずっと続いてほしい
でも、この事実を告げてしまえば全てが崩れ去ってしまう
伝えなければ、自分の心が腐っていくだけで済むが…
ケロロは、いま究極の選択を迫られていた
ある日、ケロロは思い立ってクルルのところに行ってみることにした
きっと奴の事だから、こちらの性別の秘密まで見透かしているだろう
それがネックで今まである依頼を彼にしなかったのだが、以前の一件で決心は付いた
「クルルー、いる?」
いつもの能天気な声を装うとして、変な高さの声でクルルズ・ラボに声を飛ばす
すると重い扉が開き、そこから何故か逆行を浴びつつ黄色いアイツが姿を現した
また徹夜をしたらしいが、そのメガネの眼光はいつもどおりの鋭さだ
「何だ隊長…今ちょっと眠くてな、」
「作ってほしいものがあります!」
クルルの弁解も聞かないで、ケロロは開口一番自分の願いを優先した
思いっきり不機嫌な顔をするクルルだが、次の注文は彼の発明意欲を刺激するものだ
「ペコポン人になる武器を作ってほしいであります!」
…この言葉に、クルルは少し思慮した
確か、以前動物をペコポン人に変える銃を作ったが、あれは身体的な構造が単純(クルル基準)だっ
たからできたものであり、逆に複雑な作りのケロン人からペコポン人になるのは結構…いや、かなり
難しい
前に使用したクルル子だって、その問題があって実現せずペコポン人スーツで間に合わせたのだ。そ
うそう"銃で一発、ハイできました"というわけにはいかないのだ。しかし、それなら体外からの影響
で変化させるのではなく、体内からの効果で変身させる事ができれば…?
「ワカった、じゃあ3日後にな…隊長」
「あ、アレ?」
ケロロは、またクルルがネチネチ確信をつく言葉を言ってくるのかと構えていたが、こうしてあっさ
りOKが出るとは、少し拍子抜けしてしまった
しかし、つまりはややこしい交渉などせずに済んだということもあるので、再びラボに戻るクルルを
見送ったケロロは、足取り軽く自室へと引き返していった
「(ゲロゲロリ♪あのクルルが不問で我輩のワガママを聞いてくれるなんて!…でも、かえって心配
でもありますケド)」
どさっとクッションに身を預け、ケロロはあと少しで叶う"夢"のことを考えていた
"夢"…それは、冬樹と同じ姿になって、いろんなことをする夢のことだ
まず、冬樹を抱きしめたい。それから次はいっしょにガンプラを買いたい。映画に行ったり、食事を
したり、そして最後は…
「あッ」
こうしてその"夢"を考えながら、股間の秘裂に何度慰みの快楽を求めたのだろう
クッションに顔を埋め、声を殺してなんどもこうして…自分を…
「ふ…ゆき……どのぉ…」
小さくて可愛らしい足の間に手を這わせると、くぷっ…と指を挿入した
ペコポン人とケロン人では快楽の度合も、感度の具合もぜんぜん違うはずだ
だから、できるだけペコポン人と同じ部位で感じるように、今までの自慰でそうしてきた
乳房は無いが相当する場所をぷにぷにと触り、クリトリスはケロン人に存在しないが同じような場所
を何度も刺激する
こうして自分の肉体を思うように改造…とは大袈裟な言い方だが、そうしてきたのだ
「はッ…、きもち……いいでありま、あっ!!」
大きな瞳から零れる涙は、みんなクッションに吸い取られていく
動悸はまるで梅雨のときのような高ぶりようを見せ、つるんとしたしっぽはヒクヒクと震え出す
息苦しさに喘ぎ、ケロロは伏せていたクッションから一旦離れ、今度は仰向けになった
緑の肌は桃色に染まり、口からは無意識に想い人の名前が漏れ出し始めた
「ふ、冬樹どのぉ…すき…すき…ひあぁッ!!」
二本目の指が膣内に入り込み、びくんと背中が浮いた
愛液が股を濡らし、絶頂の開放を求めて身体が暴れるが、意識は快楽に飲み込まれていく
「ひゃ、あッ!や……イ、駄目であります…う゛ぅあっ!!」
帽子の端を口に含んで必死に自分を保とうとするものの、限界は容赦なく迫りつつあった
水分に敏感なケロン人の体は発汗作用が著しく、身を預けていたクッションやマットはベトベトだ
嬌声をこれ以上押さえ込むことはできない…ケロロは三本目の指を挿入して、最後の加速に入った
「……ッ、んぐぅう…んっ、うああ…!あっ、ひぎぃいいッ…………!!!!」
瞼を強く閉じ、歯を噛み締め、絶頂の快感が身体から抜けきるまでの間、ケロロは全身を強張らせる
やがて押し寄せる気だるさでさえ快感にも感じ、かくりと力が抜けた体をマットに任せた
「は、あぁ…んう……く…!」
揺れる視界の中で、ケロロは嬉々としていた
この快感を、もしかしたら冬樹と共有できるチャンスがあるかもしれない、と
ケロロはこの三日間、クルルに頼んでおいたものができるのを楽しみにしていた
早く人間になりたい…とは某妖怪人間の弁だが、このときのケロロの気持ちも似たようなものだった
「なんか上機嫌なのよね〜、ここんところのボケガエル」
食事の席で夏美に指摘され、ケロロは少しだけ動揺した
確かに最近家事をやってる最中に鼻歌が聞こえてきたり、いつもより洗濯が上手に終わってたり…
「軍曹、何かいい事でもあったの?」
冬樹の言葉に、ケロロはただニヤけて何も言わなかった
あまりにスマイリーなケロロに不信感を抱いた夏美は、すぐさまクギを刺す
「まーた地球侵略のことでしょ!?」
「ふふん♪違うでありますよ!」
「う゛…」
屈託の無い笑顔で返されたので、返答に困った夏美はそれ以上突っ込んだ言い回しはしなかった
ケロロは夕食もそそくさと終わらせ、真っ直ぐにクルルの元へと向かった
早くペコポン人の体になって、そしてその姿だったら冬樹にも納得してもらえるかも…
ささやかで儚かったはずのこの"夢"が、今やっと実現する
気付いたときにはクルルズ・ラボの前に立ち、その門を叩いているときだった
「クルル〜?例のアレ、完成したでありますか〜?」
だが、別に騒ぎ立てる必要は無いので、ケロロは落ち着いてクルルを呼ぶ
案の定、クルルは前とは違って達成感を湛えた笑みで現れた
「何の用だい、隊長?」
「何の用…って、トボけないでよ!あのサ、前頼んだアレだってばアレ!」
若干慌てた素振りのケロロを見て、さらにクルルは卑しい笑みを増す
「ク〜ックックック…ま、そう慌てるなってーの」
クルルは指でOKサインを出した
その合図で本当にあの発明が完成しているという事実に、ケロロはまた一段とテンションを上げる
決して発明の多くを語ろうとしないクルルは、「言うより見たほうが早い」と言ってラボに通した
だがケロロがラボ中を見渡してその発明を探しても、どこにもそれが見当たらない…?
「えと、クルル…どこ?」
「何を探してる?これだゼ」
ふと、クルルが指差す先には小さな黒いケースが置かれていた
てっきりなんとか銃とかを作ってくると予想したが、これはかなり意外なものができてしまった
ケースを開けると、そこにはまるで宝石のような8つの赤い錠剤が収められている
「おお!つまりコレを服用すると、たちどころに…なに〜、その〜ンフフフ」
「そのとおり…と、言いたいところだが、世の中そんなに甘くは無いんだぜ」
クルルは真剣な顔で、これだけは絶対に忘れるなと念を押した
…ラボから出てきたケロロは、そのケースを帽子の中に隠して自室へと帰っていく
だがその足取りは、ようやく夢の薬を手に入れにしては事のほか重い
それは、さっきクルルが説明したこの薬の取り扱いについてのものだった
何度でも知る事ができるようにクルルからメモ書きを預かってきたので、それを再び読み返した
1、この薬は全部同じ効果があるが、連続しての服用はできないこと
2、ペコポン人化して元に戻るのは5時間後で、すぐに戻りたいときはもう一錠服用すること
3、この薬は精製が特殊なため、これ以上の製造は不可能であること
4、一回で複数の薬を服用すると二度とケロン人に戻れず、その逆もまたしかりであること
「な、なんだか…色々とヘビーな設定目白押しでありますなぁ…」
ケロロはメモ書きを帽子に戻すと、まず薬の効果を試すべく自室に駆け足で向かうのだった
戸締りを確認し、冬樹や夏美が来ないようにスケジュール合わせも完璧
あとは薬の効果を確かめるのみだが、ここにきてケロロはある重大な事実に気が付いた
それは自分がペコポン人化した際、年齢はどのくらいで構築されるかという事だ
地球人とケロン人では年齢などで大きな差があり、そもそも種族が違う固体に変身するわけだから、
これが地球人に換算されるとどうなるのか…ここらへんの計算はややこしく、とてもケロロの頭では
処理し切れる問題ではなかったので、やってみるまでどうなるかわからないのだ
「これはこれで…ちょっとした度胸試しであります」
ケロロは次なる現実と闘わなければならなくなった…それも、今度は絶対に避けられない現実だ
もしペコポン人化しておばあさんや熟女だったらどうしようもないだろう
だが、あるいはロリ幼女や年上のおねえさんという可能性も捨てられたわけではない
緊張を解きほぐすためにケロロは大きく深呼吸をして、真剣な眼差しで薬を見つめた
「…」
覚悟を決め、ケロロはそのまま無言でそれを口に運んだ
こくりと喉が鳴り、だんだん体が内部から熱くなってくるのが解った。続いて、動悸が爆発するかの
ように激しさを増し、四肢に激痛が走り始めた。体は発熱し、信じられないほど汗が吹き出ている
「うあぁっ…!!」
大気中からはペコポン人化したケロロの服を具現化するために大きな流動が始まり、全身の骨格や内
臓に各種器官、そして外見の順番で大変化が進む。耐え難い苦しみに喘ぐケロロだが、この苦しみを
越えてこそ、冬樹と実現させる"夢"がある…気の遠くなるような痛みの中で、意識だけは飛ばさまい
と、ケロロは必死で耐え続けたのだった
「ん…」
ずっと続くかと思っていた激痛は、いつのまにか治まっていた
なんとか最後まで気絶せずに意識を保てたケロロは、重い体を起こして這うように鏡へと向かった
少し見るのが怖かったが、それでも目を背けてはいけないと思い、この前壊してテープで修理した鏡
を手に取った
「我輩の…姿は………?」
恐る恐る目を開いてみると…
…そこには緑髪の若い女性が、不安そうな面持ちで映っていた
ケロロが右手を頬に当てようとすると、鏡の中の女性も右手で頬に手を当てる。ケロロが左の目を瞑
ると、鏡の中の女性も左の目を瞑る。そして、頭に手を当てると豊かな長髪が指に絡みついた
瞳は深い深緑、目はとろんとした大きなもので、年齢は夏美よりも上で秋よりも下といった風体だ
服装は迷彩柄の軍服で、首や胸の周りなど上半身の露出が目立つが、ケロロの嗜好には合っていた
胸は思ったよりも豊かで、手のひらで覆っても少し余るぐらいのサイズだ。ヘソ出しルックの軍服と
はどうかと思われるかもしれないが、腰はほどよく括れてとても魅力的である。尻は小ぶりだがハリ
があり、Gパン生地のズボンもピチピチだ
全身をくまなく嘗め回すように鏡や自分の目で確かめ、ようやくケロロは自分が無事にペコポン人化
した事実を認識した
「…ヤベェ、ヤベェよ我輩!これって勝ち組ってヤツ!?」
人間になってもあいかわらずのリアクションで、ケロロは歓喜と共にベタベタと自分の体を触った
爬虫類のようなツルツルの体じゃないスベスベの人間の肌、やわらかい胸や頬や腿…これこそケロロ
が待ちに待っていた憧れの身体だったのだ
身だしなみにはそんなに執着しないケロロは、それよりももっと気になっていた人間の女性の身体を
堪能すべく、ちゃっちゃと服を脱ぎ散らかす
「さぁて…知識としてはネットでバッチリでありますが、聞くとヤルとでは違うでありますから…」
下着姿になったケロロは、まずは胸を開放してみることにした。ブラを外すと、ぽよんと二つの玉の
ような乳房が全貌を現した。まじまじと見つめ、握ってみるとたわわな胸は柔らい感触と共に形を変
える
面白がって触りまくっていると、さすがに少し痛くなってきたので次に先端を弄んでみた
健康的な桃色は抓ると刺激を感じ、ぺろっと嘗めると変な感じだ
続いてケロロが一番気になっていた下半身の探求に移行する
薄いショーツをたどたどしく脱ぐと、そこには僅かな茂みと熟れた秘所が姿を現した
「ふわぁ…こうなってるでありますか……」
今までやってきた自慰行為でケロン人のものは見慣れているが、こうして人間のは見たことがない
かつての自慰のときの要領で、ケロン人の時の何倍も長い人間の指で、股間をなぞってみる
すると、さらっと触っただけでくすぐったいような感覚を受けた
予想よりも敏感な人間の身体に戸惑いつつも、ケロロはもう少しだけ触り続けた
「ん……はぁ…ぁ……」
別に花弁を刺激してはいないものの、既に性的快楽はケロロの体を蝕み始めていたのだ
やがてその手は自然に胸に届き、たわわなその肉塊を手に包む
親指と人差指で先端部に少し力を入れると、さっきよりも大きい刺激が体を振るわせた
「こ、こうしたら…んっ、ペコポンのメスは……ひッ!!」
事前に仕入れた知識でどうやれば感じるのかは解っていたが、実際これほどまでとは思わなかった
そもそも、この地球という星に住むニンゲン…ペコポン人の環境には娯楽や享楽、快楽が多い
それはひとえにペコポン人が欲に忠実な種族だという事もあるが、ケロン人と人間で決定的に違って
いたのは、身体の仕組みはもとよりケロン人に比して人間のほうが性感帯が多いという事にあった
ケロロはこの事に関して人間を見くびっていたようだが、今はそれを嫌というほど思い知っている
「そんな…ぁ………っく、気持ち…イイであります……ッ」
身体をヌメヌメと汗で光らせ、ケロロは堪らず床にへたりと座り込んでしまった
股間を弄る指は肉壁をかき分けて膣内を蹂躙し、乳房は嬲られトップが淫らに勃起している
成熟した身体はさらなる肉欲を求めて快感に打ち震え、さらに激しく乱れていく
妖艶な吐息を吐き出し、ケロロはぐぐっと体を伸ばした
「これで…冬樹殿と…んっ!…冬樹殿と我輩は……わがはいは…ひゃうッ!!」
ケロロは髪を振り乱し、恍惚の表情で一心不乱に自らを貪った
冬樹と結ばれる事ができるのと新たな快楽の悦びの発見で、彼女は垂涎の至福に包まれていた
――その想いが日向家を、小隊を、大切な人々を巻き込んだ大事件に発展してしまう事も知らず…
ケロン人でいたときよりも加速度的に増していく快感は、ケロロの限界を早々に促すものだった
じわじわとこみ上げてくる絶頂…それは彼女にとって、知っているようで全くの未知なる感覚だ
へこたれている膝の間からは、愛液によって作られた小さな沼が顔を出している
何本もの指が暴れ回り、膣内から分泌される粘液は限界によって生ずる決壊を比喩していた
「ひぅッ!あ、ああ、…っ!ひ………」
もはや声が外に漏れ聞こえるとか気にしている場合ではない。指は膣内を掻き乱して、溢れる快楽は
我慢の範疇を超えている
しかしどんなに抵抗しようとも、やがて限界は自然にやってくるものだ
ずっとこの快感を味わいたかったケロロだが、しかし絶頂には抗えない
「ああ゛、ひッ…ぃ……んううううぅッ!!!」
眉根を寄せ、肩がガクガクと震えたと思った瞬間、ケロロの全身をえもいわれぬ感覚が突っ走った
目は焦点を失い、溢れ出る潮はそのまま彼女の感じた快楽を表すかのように垂れ流されている
ケロロは背中を丸めて絶頂を感じていたが、余韻に浸りつつも事後の事は忘れていない
「ふ…はぁ、はぁ…ヤバ、床濡らしちゃった…で、あります…ん…」
とろんと潤んだ目は涙を溜めているが、それを拭って後始末を開始した
淫らに汗ばんだ肉体は艶やかな湿り気を帯びていたので、まずは震える身体の洗浄にかかった
タオルを引き出しから持ち出し、火照った身体に冷たい洗礼を与える
「ふぅ………イヤ、凄かったであります」
何とか冷静さを取り戻しつつあるケロロは、いま自分が堪能した人間の性的快感に心底驚いていた
今まで同じ行為を続けていたにもかかわらず、この自慰で感じた感覚はそれを凌駕している
こんな調子で、もし冬樹と"する"時になったらどうなるかわかったものではない
「…ま、なんとかなるでありますな」
床に溜まった愛液をクリーナーで吸い取りつつ、常に前向き思考なケロロらしい台詞が飛び出した
とりあえず服も着て、あとの時間は自分の体を理解するのに使おうか…そう考えていたときだった
部屋の扉をノックする音が聞こえてきたのだ
「〜〜〜〜〜〜ッ!!?」
ケロロは心臓が止まるかと思うぐらい驚いたが、ギリギリで声までは出さなかった
この姿を見せたら自分が女性である事が解ってしまうため、そういうわけにはいかない
内心バクバクしつつも、気分を無理矢理落ち着かせて返答したが、思わず声が裏返ってしまった
「あ、あのォ〜…どちら様でアリマスカ??」
「…あたし」
返ってきた声は夏美だった
心なしか声がくぐもっているようだが、構わず話を続けていく
「あ、あのさ、ちょっと中に入ってもいいかな…?」
「え゛!?」
いきなり核心を突く質問にケロロは驚いたが、この姿のままでは中に通す事はできない
どうしようとうろたえるケロロは、さっき人間になるときに仕様した薬の説明書を思い出した
確かすぐに戻りたいときはもう一錠服用すればなんとかなるとあったが、それを使ってしまえば貴重
な1回分の変身ができなくなってしまうことになる
「ボケガエル、ちょっと聞いてる?」
「う、ああハイハイ!!」
だがこの状況では背に腹は変えられない。覚悟を決めてケロロはケースに手を伸ばした…
【to be Continued】
(薬の数…残り7錠)
267 :
四七四式:2006/07/07(金) 23:01:51 ID:aSV54tQ8
…というわけで、まず最初はここまで
長くしすぎたので次回からはコンパクトにまとめておきたいと思いますが、
ケロン体のエロを挟んだのは失敗か否か…ともかく、実はケロロのエロパロで
擬人化する話は初めてで、そこらへんの描写もまだまだツメが甘いかも…
268 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 16:04:02 ID:t+Ek3zCi
GJアゲ
割り込んで話させてもらってもうしわけないのを先に置いておいて、
俺ちょっと過去ログ倉庫をみてきたんだが、
地球占領後ギロ夏の時代背景がかなりおもしろかった。
名無しさんらしいけど次回作書いてくれたりとかないかな?
>>269 あ、俺もその話し好きだ。
いいかんじのパラレルになってるよな。
四七四式さんGJ!! 先が楽しみです。
>>269、270さん
おほめの言葉ありがとうございます。地球占領後ギロ夏作者です。
地球占領後ギロ夏の次回作って、カプとか話とか、どんな感じがいいとかありますか?
>>271 269さんでも270さんでもないけど、自分も地球占領後の話好きです。
曹長がとてもいいかんじだったので、曹長がらみでクル秋とか…と思ったけど、
熟女秋ママはもう田舎に隠居してそうな雰囲気ですね。
>>271 あの世界観なら何でも読んでみたいなぁ。
パラレルなのに投げっぱなしになって無くて、設定がちゃんと練ってあるのが良かった。
それでいて難しくないし。
皆様、もったいないお言葉およびご意見ありがとうございました。
いただいたご意見をもとに、書けましたら投下いたします。
未完作品完結しないかなぁ
277 :
宇太:2006/07/10(月) 20:44:05 ID:wIevgGCo
>>277 「つるんとした」ってあるから、多分お尻の事と思われ
でもしっぽって書いてあるしなぁ。
まぁどっちでもいいことだが。
280 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 10:06:03 ID:RZZrwdfG
四七四式さんの作品はやっぱり名作です!!これからケロロがどうなるかを考えると、わくわくします。
あと、クレクレになってしまいますが、♀ケロ冬やの後で、『KOYUKI』シリーズをまた書いてほしいです。
前回の『ゾルル編』で奪われかけた“お尻の処女”を改めて、ドロロに捧げるという感じの話(『アナルセックス編』?)や
>>56さんも言っていた「それを書くのは別の機会に譲ろう」の話を読んでみたいです。
どうか、ご検討をお願いします。
♀ケロ×冬樹、まだ序章っぽいけど最高!
続き楽しみに待ってます、GJ。
四七四式様
GJ!!続きいつかわからないけどwktkして待ってます。
それから俺も
>>280さんに同意・・・
職人さんカムバック!!
保管庫が更新されていた!
ありがたや〜
保管人さまアリガトゥー!
286 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 08:55:28 ID:+VQThmzp
おーい、誰もいないのか!?
とりあえず保守ついでにアゲとく
新作とかまだなのか・・・・・・・
気長にマターリ
289 :
四七四式:2006/07/21(金) 04:47:59 ID:AP7fhHeH
>>280-282 私もあの二人が好きで、それで一本書いてみました。今日の夕方にUP致します
でも、アナセは好き嫌いが別れそうなので後回しにして、二人の性生活レポートみたいに仕上げてみました
(アナセもいずれ書いてみたいと思っていますが)
なお、さらにもう一つガルル×プルルも控えていますが、こちらはシリアスでセガールです(?)
ちょっと説教臭いお話ですが…
290 :
四七四式:2006/07/21(金) 19:24:37 ID:Mp4iiIl8
それでは投下です
なお、劇中に出てくる書籍は原作者のアシ時代つながりのネタということで
『KOYUKI・大人と結果とお風呂編』
―――それは、ドロロと小雪が愛し合ったばかりの頃
山から降りてきて(アニメ2年目序盤を参照)通常通りの生活に戻った二人だが、山に篭っていた間
は他人の眼をはばかる事なく乱れ狂えたのだが、友や上司のいる日常ではそうもいかなくなった
しかし性交の快楽にすっかり病みつきになっていた二人は、この膠着状態を打破すべくそれぞれで対
策を考え始めていたのだ
「…」
「ドロロ〜、なんの本を読んでいるんでありますか?」
「曲者!!」
「ゲロロロッ!!?」
誰もいない会議室で、ある本を読んでいたドロロの背後からケロロが陽気に現れた
だが、これに大きく動揺したドロロは思わず小太刀を抜いて、ケロロの首筋に突き立ててしまう
「―――ッ!?た、隊長殿!!?」
「び、びっくりしたであります…てゆーか、いきなりナニすんだよっ!?」
無傷ではあったが、こんな目にあって黙っているはずが無く、逆ギレしてドロロに迫った
が、好奇心の塊のようなケロロの目が、ドロロが急いで後ろに隠した本を見逃すはずがなかった
ケロロの心に、このときだけ幼少のおりの小憎らしい悪童の血が騒いだのだ
「ね、今うしろに隠したのって…何?」
「いや、こ…これは…ただの兵法の書で……」
指摘されたドロロは、あからさまに動揺するような仕草を見せた
この反応がかつてのゼロロだった頃をケロロに思い出させ、彼の言葉はさらにエスカレートする
「ふふ〜ん♪じゃあペコポン侵略にも有効活用ができるかもしれないでありますからして、チョット
拝見さ・せ・て・も…??」
「そ、それは隊長殿といえどなりませぬ…」
「ツベコベ言うなって、ドロロのクセにさ!」
縮こまって油断した隙を突き、ケロロは持ち前の手癖の悪さでドロロの本を抜き取った
慌てて本を取り返そうとするが、もうケロロはページをパラパラと捲っている最中だった
「ああっ!」
「ふ、『●たりエッチ』…?」
それはドロロが今後の小雪との性生活を考えて、小雪に内緒で参考に購入した漫画だった
ぶっちゃけ、この漫画を参考する事からしてアレだが、ピュアなドロロは真剣に熟読していたのだ
ちょっと退き気味に本を流し読みしていたケロロは、ぱたりと本を閉じるとそのまま返した
「ドロロ…?」
「は…」
「悪かったであります」
「え、えっと…」
なんだかケロロは色々と誤解しているようだが、ドロロもどう切り出せばいいのか解らない
二人の間に、居心地の悪い空気が流れたという…
「おかえり、ドロロ」
その後、ケロロとの妙な膠着状態から抜け出せたのは、日も傾いた頃だった
すでに家には小雪も帰って来ており、ドロロは重たい足取りで敷居をまたいだ
「(はぁ…なんだか隊長殿に変な誤解を招いてしまったでござるが、明日どんな顔で会えば…)」
「ドロロ?」
あの空気が忘れられないのか、小雪が自分の目の前に膳を運んできてもドロロは気が付かないままだ
またトラウマが発動したのかと思った小雪は、軽くドロロの背中をさする
だが、さすっても思ったような反応が返ってこず、あれこれ注意をそらそうとしてみるも無駄だった
「(もし拙者が欲求不満だと間違って認識していたのなら…まさかケロロ君が僕を…♂×♂!?)」
「ドロロってば!」
「ぶへっ!?」
そこで小雪は返事をしないドロロに堪りかね、彼の背後から勢いよく飛びついてみた
案の定、考えが回らなかったので防御体勢もとれず、ドロロは素直に胸の下敷きとなってしまった
「ド〜ロ〜ロ!」
「こ、小雪殿、いきなり飛びついてきては危ないでござるよ!」
「だってドロロが全然答えてくれないから〜」
むくれる小雪をなだめ、ともかく改めて夕刻の膳と相成った
今日は少しだけ冒険して、豚肉の生姜焼きを中心にした肉料理メインの献立だった
二人の食卓は交代で料理当番が変わるが、料理の腕はドロロよりも小雪のほうが若干上だ
この日は小雪が当番だったので、栄養値が高めの肉料理でも割とあっさり頂くことができた
「ふぅ、ご馳走様でござる」
「ねえドロロ、なんだかさっき考え事をしてたみたいだけど…もしかして、アレのこと?」
「う゛…小雪殿には見透かされていたようでござるな」
アレとはもちろん二人の性生活についての事だ
小雪も小雪で、学校で暇さえあればドロロとのぴんくな妄想に考えが張り巡らされる事がある
いろいろと性に貪欲になりつつある二人だが、実際は交情がからっきしというわけではない
二人揃って家にいるときだけ…お互いが淫らで恋しい相手の姿を見れる時なのだ
「…ね、今日は一緒にお風呂に入ろっか?」
「ふむ…良案でござる」
どうやら今回は二人で入浴といきそうであるが、元々この水車小屋には風呂は一つしか無かった
かつて夏美の前でも見せた五右衛門風呂…あれとは違い、ここにあるのは檜作りの立派なものだ
これは廃材を利用して二人で作ったものであり、耐久力はそんなにいいとはいえない
ドロロと小雪はさっそく準備を始め、蓑を被せて置いていたそれを引っ張り出した
下部に石を敷き詰め空間を作り、薪を放り込んで火を焚き、程よい温度に達したら微調整あるのみだ
「あーあ、もうあと1、2回ぐらいでだめになっちゃうね」
「でも、なんとか新しい風呂釜をつくるまではコレで凌ぐのみでござろう」
この手の古いお風呂の湯加減を調節するには、竹で息を吹きかけて火の加減を調整するのだが、そこ
は二人とも忍者。忍法で十分な湯加減に調節が可能なのだ
「よし、これで準備は大丈夫と…じゃあドロロ、入ろ」
「…心得た」
急に二人がしおらしくなったが、野外で風呂に入るという事は、その場で脱衣する事を意味している
ため、無理もないことだった
するりと忍者装束の帯を解き、重い鎖帷子を外し、みるみるうちに小雪の肌色が増えていく
さらしもひと巻きの束にすると褌の紐も解き放たれ、彼女の肢体は完全に晒された
「ドロロ、手拭い取って〜」
脱ぐものがほとんど無いので先に一番風呂を堪能していたドロロは、小雪の呼びかけに手を伸ばす
受け取った手拭いで前を隠すと、小雪はざぶんと一気に風呂へ飛び込んだ
「ぷわっ!?」
「忍法すいとんの術!なんちゃって♪」
「こ、小雪殿…もし風呂釜が分解したら危ないでござるよ!」
「えへへ、ごめんごめん」
しかし勢いよく飛び込んだものの、体重の軽い小雪が入ったぐらいでそんなに湯は溢れなかった
底に風呂の蓋を敷き、熱くならないようにした上でようやく五右衛門風呂は楽しめる
ドロロは足が付かないため、一緒に入るときはいつも小雪に抱きかかえられる状態で入浴していた
「はあぁ〜…こうやって外で入るの、帰ってきて久しぶりだよね、ドロロ」
「もう温泉の時期こそ過ぎ去れど、我が家の湯は万年が旬…でござるな」
―春の宵は夕日を好み、夜の闇は遅れて来る
―夏の太陽は勢いを知らず、昼夜通じて暑がりや
―秋の釣瓶はせっかち者で、すぐに宵闇を招きたがる
―冬の雪は空を包んで、春まで待つか生の息吹
―雪は我とあり、我は雪とあり
気分が晴れて良くなったドロロは、思わず即興の詩を詠んでみた
雪というのは勿論小雪のことで、彼女もその詩の意味を知って喜んでいるようだ
「ありがとドロロ…いい詩だよ」
「こちらこそ、そう言われると嬉しいでござる」
いつも着けているリボンを解いたとき、ドロロは小雪の中に潜む"大人"を垣間見てしまう
一つに結われた髪は行動的で活発な彼女らしい髪型だが、解かれた黒髪は大きな瞳と合わさり、えも
言われぬ美しさを魅せている。それと気付かねばくノ一であることすら忘れてしまいそうなほど子供
っぽい小雪も、ここだけは妖艶な忍者としての姿を現していた
汗と湯で不規則に首筋や肩に絡まる黒髪は、とても女子中学生とは思えない色気を振り撒いている
「それじゃあ、しよっか?」
「小雪殿…」
その時、二人の近くで桜が美しく花びらを散らしていたが、気づく事は無かった
お互い目の前に、どうしても背けたくない華があったからだ
「…ん…く…っ」
「ちゅ、んぅ…」
静かでいて、そして激しく、二人は唇を絡めあった
ゆっくりと腕を回してドロロを包み込む小雪は、まるで妖精のような妖しさと艶やかさで迫る
ドロロは唇を離すと、そっと彼女の首筋を舌で嘗めていく
「小雪殿…甘い」
「やだ…汗掻いてるし、しょっぱいだけだよ」
「―――でも、拙者には桃のように甘く、蕩けるような」
「あッ」
首筋から顎へと上り詰める生温い舌に、小雪は僅かずつ快感を感じ始めていた
舌は唇の真横を通り、鼻、瞼まで丹念に嘗め続けていく
一度眼を通り過ぎると今度は頬から耳へとじわじわ移っていった
「どんな果実よりも甘くて、何度でも手を出してしまう」
「ふぁ、耳…なのに、きもち、いいよぉ…」
小刻みに震える小雪の肩に手を当て、ドロロは耳たぶを甘噛みする
そうすると、小雪の身体が突然びくりと震えた
「ひゃっ!?」
「小雪殿、ここはこんなに熟してる…」
「ひ…ぃ……や、なんで…みみぃ、いいの…はッ!」
歯を立て、舌を絡め、吸い取り、啜り上げ
甘美なるこの甘い刺激は、まだ乳房も花弁も一度たりとも手を付けていないにもかかわらず、小雪の
身体を淫らな汁液で濡らしていった
ある程度耳を味わうと、次にドロロは脱ぎかけの頭巾を取り、再度キスへと持ち込んだ
上気し興奮している小雪の口内は、唾液でトロトロになっている。それを飲み干すかのように、満遍
なく舌と唇を絡め合わせた
「ちゅッ、…くちゅ、んんっ…!」
「…ッ…ぅ、…っは」
その口はもう来るものを拒む事は無く、むしろ喜んで迎え入れていく
二人の口からは漏れ出た涎が止め処も無く溢れていたが、ドロロはいったん口を離して小雪を見た
風呂の熱さもあるが、彼女の顔は真っ赤に蕩けかかっている
潤む瞳は真っ直ぐに自分に注がれ、更なる快楽を求めて小雪は喘いだ
「ドロロ…あたしの身体、おいしかった?」
「…とても甘美ではあるでござる」
「それって、駄目だったって事?」
「いや――小雪殿の全てを堪能せぬ事には、どうにも」
そう言ってドロロは突然風呂から上がり、驚いた小雪は風呂釜から降りたドロロを追った
「ドロロ?」
「拙者、少しのぼせてしまったようでござる…なんだか全身がポカポカと――――」
ケロン人に風呂の習慣は無いわけではないが、このように長時間熱い湯に浸かっているのは彼らにし
てみれば少し難儀なのだ。ことに五右衛門風呂などは普通の風呂に比べて熱く、いつもドロロは烏の
行水で済ませていた
「あたしも、ちょっと熱くなってきたなと思うけど…じゃあドロロ、今度は"そこ"でする?」
小雪が指をさした先は、ドロロが立っている剥き出しの地面の事だった
水車小屋の眼と鼻の先であるこの土壌は一通り整地されているが、"そこ"でするとは、まさか…
「まさか小雪殿…青姦、という事でござるか?」
「うん♪」
事も無げに言い放った小雪は自分も風呂から上がり、大地に裸足のままで降り立った
もちろんその身体は裸身のままで、手拭いで隠そうなどという考えは無い
湯に絡んでいた肉体は桃色を帯びており、股間からは明らかに湯水でない湿り気が滴っている
小雪は濡れた髪をかきあげ、手近に草が茂っている場所を選んで寝転んだ
背中や尻に小石が当たるものの、それも気にせず小雪は仰向けになった
夕陽も沈み空が濃い橙色で覆われた時、落陽は彼女の身体を艶めかしく写し出す
「―何だか、今更ながらにいやらしいでござるな」
「そう?山にいたときは毎日が青姦祭りだったから、あたしは気にならないけど」
きょとんとする小雪をよそに、ドロロは自身の肉柱を体外へと出した
こちらも早く彼女を味わいたく、挿入したくてビクビクしている
「そーいえば、あのとき私とドロロで、一日何回してたかな?」
「うむ…夜は言わずもがな、朝昼の関係なく交わっていたところを考えると、ゆうに一日10回は…」
「だったら、一日でこんなにたまっちゃうよね――――じゃ、こうしてあげる!」
「うわっ!?」
小雪は一度起き上がり、ドロロの雄を銜えて扱きはじめた
俗に言うフェラチオだが、正直ドロロはこの行為自体は好きではなかった
自分が小雪の肉襞を弄ぶのはいいが、小雪が自分のモノをしゃぶるのは汚いと思っていたのだ
しかし口でされるのは思いのほか気持ちよく、結局は今のように彼女の成すがままとなっている
「は、はぁ…ぁ!」
「んぶっ、んん…―――っ…くぷ…」
裏筋を伝われ亀頭を舐られ、ドロロは女子のような声で鳴いた
その反応が面白くてたまらず、いつも彼女は隙あらばこの体勢に持ち込もうと画策していたのだ
彼がここまで骨抜きにされてしまうのも、ひとえに小雪がくノ一で身に付けた性技あっての事だった
「うあ゛ッ!こっ、小雪殿ぉ…キモチ……いいでござ――あうぅっ!!」
「もろろっらら、おうあえららほんろにもわひんらはら…(ドロロッたら、こうされたらホントに弱
いんだから)」
「ひゃ、喋っちゃダメでござる、ううぅうぅーーーッ!!!」
青い身体がびくりと仰け反り、ドロロはついに限界を迎えた
一方の小雪は雄の根元を指で押さえ、もっと多く射精するように促す
さらに吸い取るように白濁を飲み込んで濃厚なそれで喉を鳴らした
「ひあっ…あ、あふぅ…!!」
「っく…んく…」
それだけでは物足りないのか、彼女は尿道に溜まった分も残らず吸い出していく
なんとかドロロが落ち着きを取り戻したとき、彼はすっかり射精感でくたくたになっていた
「こゆ、き…どの」
「ふひっ♪ドロロ、すっごく可愛いよ!」
「ふ、ふ…」
喜ぶ小雪に気圧され、思わずドロロも一緒に笑ってしまった
しかし、決して二人はこの状態を悪いとは思っていない
むしろもっと…濃厚で濃密な快楽に耽りたいとさえ思っていたのだ
「くあっ!!」
熱い鉄串のように滾ったドロロの肉柱が小雪の蕾の中へと沈んでいった
湧き上がる快感と興奮が、否応無くお互いを高ぶらさせていく
腰の骨盤が張ったところに手をかけ、ドロロは根元まで思いっきり注ぎ込んだ
「いいっ、ドロロ…深ぁ、ああぁッ!!」
「熱い…とても、熟している――小雪殿の、胎内」
注挿するドロロの雄はついさっき多くを出してしまったが、もう元気を取り戻している
強く激しく小雪の内部を満たす力に、彼女も髪を振り乱して答えた
「ひもちいいのッ!ドロロぉ…すごぉ…ああ!―っイイよ…」
「締め付けて…捉えて…離さない…こんなに」
正常位から突き刺され、小雪はドロロにしがみついて快感に乱れ狂った
風呂上りで火照った体の熱はみるみるうちに大地へと吸い込まれていくが、その代わりに身体の奥か
らじわりじわりと別の熱が沸きあがってくる…二人は、その熱に身を投じていたのだ
熱はねっとりとした火照りに変換され、それぞれの身体を淫欲で蝕んで狂わせていく…
「あ、のね…あたしっ、今日…んっ!き、危険日なの…」
「う…それでは、小雪殿」
「だいじょ、ぶ…う!――ッ、あたしたちはちがうから…赤ちゃん、できないから…ひゃあっ!!」
「…」
一瞬、その言葉を聞いてドロロの動きが止まった
子供…考えてみれば、愛と性欲の果てには然るべき結果が待っているはずである
しかし、自分と小雪は得られる快感と想いこそ一緒なれど、根本からして違う生物なのだ
自分は小雪を好きで、小雪も自分に惚れていてくれてる
だが、そうまでして愛しあっても、二人の間には想いが形として残らないのでは…?
生を放っても宿らない命―――――繋がらない想いと血―――――…
「ドロロ…?」
突っ込んだまま止まってしまったドロロに気付き、小雪が心配そうに彼を覗き込んだ
その声に気付き、ドロロは驚いて顔を上げた
「どうしたの?」
「あ…いや、なんでもないでござるよ」
苦笑いをして紛らわそうとするドロロだが、内心はそんなに穏やかではない
しかし、その揺れる心を癒したのは、他でもない小雪の温かい笑顔だった
「うぐっ!?」
「ん…ふ…ドロロが動かないなら、あたしから動いちゃうよ?」
呆気にとられるドロロを尻目に、小雪は快感で痺れる腰を動かし始める
止まったために萎えた肉柱も力を復活させ、ドロロは慌てるように再び動きを同調させた
「は…んん、…ドロロ」
「何で、ござるか」
「ドロロに心配事があったら…あ、あたしまで――心配だよ」
「…相、すまん」
小雪の眼には涙が零れていたが、それは快楽故か心配故か、今ここで判別するのは難しかった
しかし、彼女はごく単純で、それでいて最もな結論を口にした
「けど…ふぅ…あたしね、…ん、んん゛ッ!、今がしあわせなら…それでいいと思うの」
「こ、小雪殿」
「いま、あたしは…っ、ドロロと一緒に…いて……しあわせ…だよッ!」
もう絶頂が近づき言葉を紡ぎだすのさえ難しくなっていたが、どうにか言い切った
ドロロもその言葉でようやく吹っ切れる事ができたようで、さっきまでの勢いに動きを戻していく
「ごめっ、言葉が…も、ぁ――ひゃんっ!あ、あああっ!!」
「拙者も…く…ッ!!」
肉壁をえぐるようにかき回し、二人の熱は更に温度を上げていった
例えその先の結果が"無"だとしても、ドロロは愛を貫いていく事を心に誓い小雪を揺さぶる
快楽で誤魔化しているに過ぎないかもしれないが、彼はそれでも良いと思っていた
今を見ずして何を見るのか、今が無ければ次も無い―
「んぐうぅう…!んっ!んんっ!奥にッ、当たって…ひゃあっ!!」
「もうッ、小雪どの……!」
これ以上我慢できないと小雪に伝えると、彼女も必死に頷き自分も限界が近いことを示した
肌にざらつく地面などは既に気にしていない…ただ、もっと深く、高く…
「拙者っ、こゆき…どの……ぐっ!」
「イくんだね?ドロロも…あ、あたしもっ!!」
「くっ、う゛…うあああぁっ!!!」
「んい゛ぃっ!!ひはッ…あっ、あっ…!!熱うううぅッ――――ッッッ!!!」
ドロロも小雪も同時に果て、二人とも純粋に快感の中でのたうちまわった
最奥まで突き込まれ、直接子宮にドロロの息吹が注ぎ込まれ、口で出したときよりもそれは多く濃い
ものだった
今日は以前よりも溜まっていた分もあったのか、注ぎ込まれる量も通常の倍だ
子宮の容量を超えた精は花弁の隙間から滴り、雑草の上にボタボタと落ちていった
「うッ…ハァ…あ…」
「はふぅ、う……ああぁ…」
絶頂から一転し、二人の身体は余韻の疼きに身を奔らせている
深く奥へと繋がったまま、生々しい体温を互いに感じながら…
ドロロはあまりの気持ち良い結末に意識を朦朧とさせていたが、おでこに柔らかい唇が当たった事で
正気を取り戻す事ができた
「小雪殿…うっ」
「えへ…ね、ドロロ」
「ん?」
汗で身体を濡らし、地面で身体が汚れている小雪は、同じ状況のドロロにこう持ちかけた
「もう一回、お風呂入り直しだね♪」
ウインクと共に再び膣内を締め付けられ、ドロロの雄はまた硬さを帯びる
どうも、また風呂で同じように身体を重ねたいと思っているようだ
もはや日は暮れ、星が瞬く夜空が頭上を覆いつくしているが、彼はそれを快諾したのだった
――翌日、いつもどおり学校にやってきた小雪だったが、きのうドロロと合計3回もヤったためか、
腹を下していた
「おはよー、小雪ちゃん…って、大丈夫?!」
「あ、夏美さん…えへへ、昨晩ちょっと長湯して湯冷めしちゃっ―――ぐぉっ!!」
ぐるぐるとくぐもった音で鳴り響いてる小雪の腹は、見るからに重症だった
ちなみにドロロの症状はもっと酷く、冷たい外気と熱いお湯に交互に浸かったせいで、腹下しと風邪
を併発して寝込んでいるほどの有様だ
「本当に大丈夫なの?今日は休んだら…」
「だ、大丈夫ですよ!このくらいなら自力で治さないと!」
「そう?ならいいけど…ん?」
その時、夏美の視線に小雪のカバンからはみ出ている黄色い表紙の本を見つけた
すかさず視線に気付いた小雪は、素早くカバンを机の中に突っ込んで隠してしまった
「小雪ちゃん、今の…ナニ?」
「い、イエイエ、これは夏美さんにはちょっと見せられないといか、そのぉ…」
「なんなの?いいじゃない、あたしと小雪ちゃんの仲なんだし!」
「あっ、夏美さん!」
「…え゛?」
腹を壊して動きが鈍かった小雪の隙を突き、夏美は彼女のカバンを取り上げてその本を奪い取った
だが、本のページを捲ったところで、夏美は絶句して硬直してしまった
…それは、小雪がドロロに内緒で買った愛の参考書、「ふた●エッチ」だったのだ
「小雪ちゃん…?」
「は…」
「ごめん、あたしが悪かった」
「え、えっと…」
なんだか夏美はは色々と誤解しているようだが、小雪もどう切り出せばいいのか解らない
二人の間に、居心地の悪い空気が流れたという…
【THE・END?】
303 :
四七四式:2006/07/21(金) 20:07:51 ID:Mp4iiIl8
そして歴史は繰り返す…みたいな感じで、相変わらず2人はラブラブです
なお、♀ケロ冬はかなりストーリーが入り組んでいるので、ちょっと間を置
くことをご容赦下さい
それと以前予告してたクル秋も少し伸びそうなので、こちらもあしからず…
GJ!! ドロ雪面白かったです!!
やっぱりドロ雪って初々しくってそれでいてエッチでいいですねぇ
ケロ冬もクル秋も楽しみにしています
GJ!
大人っぽい小雪モエス
ところでプルルって誰?
ていうかさ、プルルは男か女かまだ原作でも公表されていないだろ?
ガルルとからませるったって・・・
確かに性別不確定のキャラ持ってくるのはちょっと受け付けない
けど俺はプルル女派なんだが、皆はあいつ♂♀どっちだと思う?
>>305 ケロランに出てきたガルル小隊新メンバー
>>307 d
ケロランか…エースと違って手を出しにくかったから自然にスルーしてたわ
名前からすると女っぽいが、こんな名で男だったらたまらないなw
俺は初めて見た時、タママもビミョーに男か女か分からなかったな
>>309 むしろケロロに惚れてるくらいだから女かと思ったよ
>>307 カララもネコミミっぽい帽子で女だったし、♀かと
ネコミミ帽子はケロン軍じゃ女子用かと思われる
>>310 海外じゃタママは女ってことで通してるとかどこかで聞いたような・・・
タママ…奥が深いキャラだ…
313 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 09:25:04 ID:6nd02O3M
>>280ですが、四七四式さんの今回の作品も、GJです。「ふ○りエッチ」のところは、最初に驚き、最後ににやっときました。
やっぱり、青姦はドロ雪にぴったり合うと思いました。
>>289 確かに、アナルセックスは好き嫌いが分かれるタイプですよね。四七四式さんにおまかせします。
今後のケロ(♀)冬やガルプル、クル秋(できたら『KOYUKI』シリーズ)も楽しみにさせていただきます。
やっぱり、クレクレっぽくて、申し訳ありません。
これからも、がんばってください。
ええい、アリサはまだか!
まだキャラのディティールがよくわからないし、あと1〜2回登場してくれない事には何とも言えないな
絡めるとしたら冬樹あたりだろうが、パロするにゃ早いか
コミック買ってきた
エイプリルフールで冬樹と夏美が抱き締めあう場面で(;´Д`)ハァハァしていいですか?
アリサはまた再登場するのか・・・?
なんか今回のコミックでよけいにアリサの謎が深まった
気がするが・・・。まあ、今回のコミックで一番の(;´Д`)ハァハァは
ツンデレアリサの「うれしい」かな・・・。
>>311 自分が見た英語版では、タママ男でした
「お前ホモかよーっ」って書いてあったし
ホモはダメだから女で通そうとしたけど結局男で行くことにしたって聞いたが、
ソース忘れた。。。
ところでちょっと聞きたいんだけど、みんな擬人化抜きでケロン人に萌えられる?
ケロンの女キャラはすもも・カララ・あとケロロランドのオリキャラぐらいしかいない
しかし、このスレでも以前ケロン人化した小雪とドロロや、四七四式さんの♀ケロロとかある
ケロン人エロの需要はあるんだろうか?
少し違うが異形萌えという事なのかな
小動物好きだからなー
擬人化もいいけど、もったいなくてね。
せっかくキュートなケロン人なのにw
つかあいつらのプロポーションは完璧だぞ
>>319 >ホモはダメだから女で通そうとしたけど結局男で行くことにしたって聞いたが、
オリジナルでは女なのに男で通して
続編でホモ展開になっちまったビーストウォーズ思い出した。
ケロン体に惚れなかったらこの漫画読んどらんわい!
なぜ人型に妄想チェンジさせるのだ?
男だとしてもどこか魅力があるケロン人恐るべしw
女キャラを逆にケロン人化させてしまう話がもっと出てきてもいいはず
そういやキルミラの人はどうしたのかな
やってくれるなら安易な擬人化よりそのままのケロン人で!
>323
まーそういうのが好きな人もいるんだろうよ
でもどんな擬人化をしてもカエルのケツには勝らないだろうなあ、と思う俺
俺もケロン体は好きだなぁ
なんかこー可愛げがあって。
あそこからチンコが出てくるなんてグロすぎる
慣れたらそうでもないぞ
体のサイズとあわせていたらかなりミニサイズwになりそうだから俺は人間サイズかそれに近い大きさと思っている
>>327 なにを申すか
それを歓迎するのが、このスレである
今日のアニメはエロパロしやすい話題が満載w
ここんとこ水着シーンが毎回出ている気がするが、いい加減にしろアニメスタッフ
もっとやれ
あとカララはこれ以上彼氏を変えるのなら、いっそケロロ小隊全員に輪姦されたら万事解決では?
夏だから水着やっておかないと
334 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 12:49:20 ID:AS7qmTG/
夏美ちん&桃香ちん(大人バージョン)の魔夏の経験
335 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 15:39:18 ID:d+6RpTR3
スマソ、sage損ねた
んだな。ギャグシーンだけど、血管浮いたリアルな手とかあるし。
今月のエース
下着姿で行水する小雪に全米が泣いた
♀タママって需要あるんだろーか
供給はもしかしたら今ここにいるかも
一人はここに。
342 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 20:06:06 ID:Q51AtVDB
駄目だ ♀タママ作品がんばって書いてるがなかなかうまくいかない・・・
>>344=
>>339?
とにかく頑張ってくれ
ここんとこ作品投下されないから日照りだったんだ
期待して待つ
ところで、擬人化なのか女体化なのかが気になる所
擬人化はあまり好きくないから後者の方針で
=は結んで大丈夫ですよ
347 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 09:24:29 ID:5WM4b9sF
ちょっと待て擬人化ならば晒すときは注意を加えといてくれよ
つーか個人サイトを晒す時点で
おまいらモラルはどこにやった…
モラルは行っちまったのさ、それこそ均一なるマトリックスの彼方へ
>>347 良かったなおまい。晒されたサイトの人、怒ってないみたいだぞ。
でも今後は気を付けろよ。動機が好意であれ何であれ、
サイト晒されると普通は流石にいい気はしないだろうからな。
353 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 10:32:28 ID:GdpbAZHj
タママ×カララ キボン
しばらく作品の投下が無いな…(´・ω・`)
♀タマやキルミラはまだなんでしょか
期待sage
ほら、いま暑いから
>>356 >ガルル×プルル
性別不明なキャラをエロパロするのはどうなんだとクレームが付いた
恐らく作者さんが状況を見つつ出し惜しみをしているのでは?
ちなみに俺は気になるので投下希望
もしプルルが男としても女体化云々でごまかせる事だし
プルルですか・・・
オスメス分からんからなぁ
流れを切ってすみません。さんお久しぶりです。地球占領未来ギロ夏を書いた者です。
近いうちに投下を考えております。
また厚かましい申し出かもしれませんが、何かご希望のシチュ、カプなどはありますか。
(今のところクル秋? 編では春世の父も出るかもです・・・;
小雪はケロン侵略時に最大抵抗したため、ドロロと微妙かもしれません;)
でもガルプルキターイ
>>329 その絵を描いた人のサイト知ってた
>>356も見たけど、そういえばまだカラーリングも決定してなかったよなぁ
>>359 春世って誰?と思ってしまった、すももちゃんの相方か。
クル秋?楽しみに待ってます。
>>357 自分の中では勝手に女の子確定してたw
ハートマーク付いてるし台詞も女っぽかったし。
どうなんだろうなあ
まぁ十中八九♀でしょうね
オカマキャラではなさそうだしw
チロロ、やっぱり♀に補正されてましたな
前半カラチロがはしゃぎすぎて萎えたけど、後半からはヴァイパーとのやりとりがなんとなくほのぼの
チロヴァイってのも、案外…?
366 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:45:54 ID:dlHYgUWK
過疎ってる?
ちょいアゲ
西澤さんのお母さんの話ってないんですか?
梅×桜のなれそめの方が興味ある。
大悪司の一発と五月みたいだったのだろうか
>>368 その表現じゃ分からん人もいるんジャマイカ?
…俺も分からん
ごめん。アリスソフトの数年前のゲームです
最後の作品投下から既に19日…
萌え分補充カムヒアー!
今頑張って書いてます。もう少しの辛抱を・・・。
>>372 もしかして♀タマの人?
あるいは占領後ペコポンの作者さん?
別人だったらスマンけど、激しく期待しておりますよ
降臨の予定キター!!
おまちしてます
hosyu
自分はちょっと前にキルミラの話練ってるって言ってた奴なんですけど、
前半部分だけできたんで、それでもよろしければ・・・
>>378 どんと来い超常現象!いつでもどーぞ
あと、ニガテな人の為に擬人化か否かを表記しておいたほうがいいかも
楽しみですw お願いしますw
個人的にはやっぱりアリサ×冬樹が読みたい。
>>378 久しぶりに見たら・・・期待していた作品が!
楽しみに待ってます!
383 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:38:54 ID:uaFpeNxU
ねぇ、ケロロ♀の話は どうなったの? たしか夏美と何かありそうな雰囲気だったよな。
>>383 >ケロロ♀の話
四七四式さんのやつ?今は待つしかないべさ。
短い期間に連発して長文作品を投下してたんだし、今は充電しているのだろうと思ってる。
それから、ちゃんとsageれよ。
そろそろ小説が見たいと思う今日この頃(ペコポン人、ケロン人どっちもOK)
386 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 16:17:47 ID:VLdaRNtH
作品来ないと過疎るもんかね…とりあえず保守アゲ
まあ、気長に待つさどこまでも。
ウワーン保管庫に入れないっスよー
ダウン中??
ほんとだ…
でもいちおミラーサイトの3〜7は入れるみたいだったよ。
391 :
98:2006/08/24(木) 23:19:17 ID:rdXCBJ2x
以前お話していたキルミラ 前編ですが投下します。
「(どうも、みなさん いとお久しぶりです。
はじめまして。の人もいらっしゃるかもしれませんので自己紹介します。
わたしは古代兵器研究家の・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃなかった。
古代ケロン軍が作り出した完全無欠の最凶侵略兵器、
自動判別究極侵略兵器キルミランの星の防衛を司るミララと申します。
ぺコポンの運命をかけたあの戦いから、いと多くの年月が経ちました。
ほんとうに、この星には驚かされてばかりです。
まさかこの偏狭の星ぺコポンにわたしたち以外のケロン人がいるとは思いもしませんでしたし、
キルルを再び封印できるとも・・・・まっ、最初のころは、の話ですが。
あ、仕事放棄って訳ではありませんよ。一応断っておきますケド・・・・
今までキルミランを自力で封印できた人なんていなかったんですよ タダの一人も。
6500万年前、古代ケロン軍はぺコポン侵略のためにわたしたちを開発しました。
しかし、もう一人の・・・星の侵略者『キルル』は、科学者も予想できなかった力を暴走させ、
やがてはケロン・・宇宙に仇となす存在になってしまいました。
結果、宇宙警察と古代ケロン軍の双方の協力によって、やっとこせっとこキルルを、わたし達を
封印することができたんです。キルルとの猛然たる激戦でぺコポンはぐずぐずのボロボロ。
残ったのはキルルよって付けられた×印・・・・・テレパシー能力を持った当時の地球人類。
恐竜人類でした。
やがて彼らは邪悪な宇宙侵略計画を企てはじめたのです。このままでは
宇宙規模の脅威となりかねん。最終的に、星の断罪者にリセットしてもらいました。
ここから皆さんの知っているような星へとなるんですね。
392 :
98:2006/08/24(木) 23:20:08 ID:rdXCBJ2x
宇宙警察は、最後の最後までぺコポンに置いてしまうことに反対だったようです。当然のこと
ですが、古代ケロン軍の、『厳重に保管する。帝国の大将戦艦に使用するような超強力アンチバリアを
張り巡らせた上に、空間を歪ませ隔離に成功した』、等の必死に言い訳・・もとい弁を振るった結果
わたし達はそのままぺコポンで安定した状態のまま留まる事になったのです。
変にいじってせっかくの封印が解けてしまったら 苦労が水の泡ですからね。)」
ミララはすぅっと瞳を閉じてあの時のことを思い出した。
某月某日、地球と古代ケロン軍兵器キルルとの戦いは、地球人とケロン人との
活躍により人類の勝利に終った。
地球人とケロン人。
侵略させる側とする側。
ケロロと冬樹。
ギロロと夏美。
タママと桃華。
クルルと623.
ドロロと小雪。
本来敵対同士のこの宇宙を越えた友情、片思い、似たもの同士、同盟、心。
なによりこの星を救いたい。守りたいという胸を突き破らんといわんばかりの強い想い。光。
が、彼らに力を与え勝利へと導いたのだ。
393 :
98:2006/08/24(木) 23:21:13 ID:rdXCBJ2x
「(あの、赤いケロン人と赤い髪のぺコポン人・・・ギ・・ロロと日向夏美?たしか
そんな名前でした。
あの・・わたし見ちゃったんです。2人がその・・・・・せ・・・性交渉してるところを・・きゃー!
べっ別にぃ覗き見したとか、そういうんじゃなくて・・・。
それにわたしそんなに、はしたない子じゃあ ありませんからっ!
審判を下すものとしてとして、
キルルに×印をつけられた二人の行動の一部始終は観察しておく必要があるのです。
ぺコポンにキルルを封印できる人、彼らがそれに足る人物かどうか見極めるために・・・!
そう。これは義務なのです。当然のことなんです!)」
一人で赤くなったり青くなったり、一人突っ込みをして納得をして、腕を漫画みたいに
振り上げたりかと思えば、赤くなった頬をちっちゃな両手で覆い隠したり降ろしたり。それは
まるで勢いよく、「気をつけ」をしているようだ。
今度はつま先に向かって頬を染めた。潤んだ瞳を湛え
(長い間、6500万年前に封印されて以来忘れていました。こんな気持ち・・。
心臓の音が頭まで響いて、うまく頭が回転しない・・。私は兵器なのに体が・・・。おかしい。)
ちらりと自分が封印されている祠の中を見渡す。正確には壷の中なのだが祠の中と何ら大差はない。
そしてキルルの気配に目を配る。
キルルは次のミッションまでは姿を現さないらしい。この祠の中にはミララの
姿しか見えないが、それは目には見えないだけであって、ちゃんと存在はしている。
全く、あまりに、顔を見せないものだからキルルの似顔絵をを正確に書けといわれても、
「う〜ん」と頭をひねってしまうだろう。
以前、どこに隠れているのか思い、祠の中を隈なく捜したが結局見つからなかったのは、
もう2500万年前のこと。この時ミララは、キルルをかくれんぼの天才だと思った。
ミララはピンクの着物の裾を握り締め、ギロロと日向夏美のことを思い出す。
異性人同士。敵対関係。た・・っ、体格差だってあるのに・・・なのに、どうして・・・。
夜も更け、家の住民が寝静まった頃、カーテンの隙間から漏れた淡い光に吸い寄せられるように
ミララは日向夏美がいる部屋を覗くと其処には、
「くぁ・・・っ夏美・・っ」
ギロロは、夏美の上で獣のように暴れていた。うっとりと瞳を潤ませて上気した胸を上下させ、
「ふ・・ぁ・・ギロ・・ロぅ・・んぁ!」
一瞬、肋骨を突き破って心臓が飛び出そうな錯覚を覚えた。
イケナイものを見てしまった・・!ミララの足はその場で凍りついてしまったかのように
びくとも動かなくなってしまった。恐る恐る視線だけ光の漏れるほうへと逸らす。
布ずれとベットが軋む音。夏美の快楽に濡れた声。
大きすぎて手に収まりきらない夏美の発達した乳房を弄ぶケロン人。
色づく白いつややかな胸の双丘は、まるで細い棒で突付かれているようにぐにゃぐにゃ変形する。
そして2人は吸い寄せられるようにお互いの×印を舐めあい、唇を重ねる。
深く吸い、時には軽く時には貪るように。
394 :
98:2006/08/24(木) 23:22:08 ID:rdXCBJ2x
「(こんなことが出来るのはきっとキルルに付けられた×印のせい!
そう!きっと!いとそうであります!)」
顔が熟れたトマトのような小さなケロン人は暴れる自分の胸にそう言い聞かせた。しかし2人を
取り巻くねっとりとした甘い空気が窓の外にいるはずのミララにまで届いてしまったのか、
ギロロの唇の動きに合わせて、ちっちゃな唇が動いてしまう。
それはまるで、ギロロに媚びているみたいだった。
たしか・・あの時はこうして・・・。
ピンク色の指先で唇を左右になでて、思い切って指を咥えてみる。思い切って吸ってみる。夏美が
していたみたいに。舌先で指の腹を叩き、舌全体で絡める。
それで、確か・・・。
着物の裾を握り締めていたもう片方の手を緩めて、そのまま自分の胸・・階級マークの辺りに
手を這わせようと、着物をまくし立てる。普段服によって隠れてるミララのお腹には
階級マークが着いていない。ゆで卵のようなつるんとしたお腹が顔を出す。
「・・・・・・んぁ・・」
弾力のあるそれは指に吸い付くようだ。頭に心臓が移動してきたんじゃないかと疑うぐらい
鼓動がサイレンのようにガンガン鳴りつける。確かにこれは警告音で間違いないようだ。ミララの
体の内側が燻ってくると同時に、体の皮膚が一枚剥けたように敏感になっていった。
あああだめです・・・。これ以上やったら・・・もう・・。でもとまらない。
手で全身をまさぐり、いじり回し、ミララは逃れようのない快感の中で身をくねらせていた。
「あはっ・・・ん・・・」
汗が玉になって噴き出してくるのを感じ、ミララの手は次第にヘソ(ケロン人にはないが)を
通過し、足と足の間へ到達し普段隠れているはずのモノが外部に出ていることに手を引っ込める。
そんな・・・、こんなモノが・・そんなの、いとおかしいです。
しかし必死に否定する瞳は反対に、好奇とグラニュー糖のようなねっとりとした快感で
目元に赤い化粧を施しミララを確実に魅了していく。
其処から漏れている蜜を指ですくい上げ、
「ああ・・すごいですぅ・・」
ミララは堪えきれずに、押し殺していた快感の声を洩らした。指が自分の意志とは
反対に指がリズミカルに動き、ミララの大切なところを刺激した。溢れ出してくる蜜が、
ミララの指を汚し、もう限界!と、ミララの中でなにかが生まれそうになったその時。
りぃん。
背後から鈴の音がした。
ミララの髪飾りに鈴は付いていた。だが、頭についてるといちいちうるさいからって
中にある鳴りコを外してしまっていた。つまりミララの身に音の鳴りそうなものは一切ついていない。
この壷の中で、鈴を、しかもきちんと鳴る鈴をつけている人物は一人しかいない。しかも
自分以外他にいるとしたら あいつしかいない。
そろりと振り返ってみる。ゆっくり、と。そこには予想どおり。
「キルキルキルキルキルキルキルキル」
ミララとおそろいの模様が描かれた腕輪に鈴。其処には白いケロン人、古代兵器の
キルルが光の宿していない暗い目をこちらに向けていた。
395 :
98:2006/08/24(木) 23:34:27 ID:rdXCBJ2x
僭越ながら、前編はここまでです。
吉崎先生の草案と映画を見たときの記憶を思い出して
自分なりに解釈して書いてみたのですが、タダのオリパロに・・;
すいません。こういうことは先に言うべきなのに
板の皆さんの気分を害してしまって失礼致しました。
キルルと本格的に絡むのは後編からです。ミララオンリーで
キルルを期待されてらっしゃった方、申し訳ないです。
今 後編を頑張って書いてますので、もうしばらくお持ちください。
>>395 俺的にはこの上なくGJでした。
ミララテラモエス。
後編期待して待ってます。
面白いです! 続き期待しています^^
>>395 ミララテラカワイス
これからどんな風に絡むのか大期待です
読みやすいし面白いですよ、GJ!!
雰囲気もよいです。キルミラもギロ夏も味わえて2倍美味しいっス。
おお降臨なさった!ちょうど映画のDVD発売したし、キルミラもいいですね
夏休み中に投下したかったが…(夏休みネタだったから)
うっかりしてたらもう東京は学校始まってるんだよね。ぬかった…
>キルミラ
続き楽しみにしてます!ミララってかわいいなあ〜
どなたか・・・アリサを書いては頂けないでしょうか?
おまいさんが書けばいいじゃないか
ミララ可愛いです
GJ!!
昨日ちょうど見終わったばっかなんですごい良いです
面白かったですww
アリサはもう少し出てくれないとキャラと言うか特徴と言うか
掴めん
お久です。トリつけてみました
えっと、現在タママ×秋とヴァイパー×チロロで誠意製作中です
♀ケロロについてはしばしのお待ちを…
>>406 お、久しぶりですな。
期待して待機してるっすよ。
408 :
走れエロス:2006/09/03(日) 22:42:50 ID:e088HvuX
クルモア好きな人はおるかえ?
それ以前に人がいない…ていうかいるの?
何故に過疎るんかな
完成しないから投下できない……
未完多いからなあ
すいません。まだもうちょっとかかる・・・
え〜、タママ×秋が完成しました
とりあえず前半分だけ今日中に投下します
ちょっと待って下さいね
それでは投下です。
ちなみにあと半分は明日あたりにでも…ということで。
『When I Know "WOMAN"』
その日は、なにもない日だった
なにもないことは、とてもつまらない事だ
それが静かでいられない年頃の少年にとっては、つまらないどといった次元ではなくなる
少年はなにもない日を自らの行動によってなにかある日へ変えようと奔走する事だろう
ちょうどタママ二等兵は、そのなにもない日を持て余していた
ポリポリと菓子を摘み、寝転んで漫画を見て、しょうもないお笑い番組で食い潰す時間…
このローテーションに飽きたタママは、愛すべきケロロに会って状況を打開しようと考えたのだ
「この頃ちっとも侵略してないけど、いいんですかねぇ?」
円盤で日向家へと移動する最中、ふとタママの脳裏にこんなことがよぎる
でも、今の彼にとってはケロロと会うことが最優先のため、そんな考えはすぐ消え去ってしまった
日向家に到着したタママは、さっそく一目散に基地内へと歩んでいく
「ふふふん♪今日は軍曹さんとスウィート☆デンジャラスな白昼夢を堪能するですぅ!」
などと言いつつ、指をワキワキといやらしく動かしているところを見ると、今の発言は性的な意味で
ということらしい
ところが、ふと何かの気配を感じたタママは歩を止めた
何かがリビングで動いた気がしたのだ
「あれ?この時間はモモッチもフッキーも学校だったはずだけど…」
ちょっと気になったので、タママは普段あまり行かない日向家の居間へと足を踏み入れる
そこには、案の定冬樹でも夏美でも、ましてやケロロでもない人物がソファーに腰掛けていた
「あー…フッキーじゃなくて、フッキーのママだったです」
おそらくは会社帰りなのだろうか、そこには日向秋がジャケットも脱がずに突っ伏していた
とても深い眠りについているみたいで、タママが近くに来てもぜんぜん気が付いていない
美しくてハリのある桃色の頬も、疲労の色でかすんでいる
「フッキーのママ、なんだか窮屈みたいですぅ」
タママは、善意から秋のジャケットを脱がそうと試みた
しかしケロン人の小さな手では、ごわごわしたジャケットは脱がしづらいようだ
「う〜、ペコポンの服ってややこしいですぅ!」
思うように脱がす事ができず、いらついたタママは強引に引っぺがそうと力を入れた
すると、意外にも服はズルリと離れてしまったではないか
勢いでしりもちをついてしまったタママは、拍子抜けして思わず自分に苦笑してしまうのだった
雑だがそれなりに気を遣って、脱がしたジャケットをそこに畳んだ
これで少しは秋も楽になったかな…と、タママは再び秋へと目を向る
「ん……すぅ…………」
どうやらタママの采配は功を奏したようで、秋の寝顔にも穏やかになっている
これでケロロの元へと行ける…と思ったタママだが、またも何かが気になって足を止めてしまった
「うわぁ…」
秋のジャケットの下はシャツ一枚で、上着を脱がした事によってバストラインが強調されている
しかもシャツは薄手で、彼女が呼吸を繰り返すたびにたわわな双球が僅かに動く
男色を好む(正確にはケロロのみに限る話)タママではあるが、所詮は健康な年頃の男の子だ
種族が違うとはいえ、女性の身体に興味を示さぬはずがない
じっと鼓動する秋の胸を凝視している内に、無意識にそれへと手が伸びていく
黒くて可愛い手が、ぷにゅっと柔肉へと埋まった
「…あっ」
ハッとしてすぐに手を離したが、その柔らかい感触はタママの感情を高ぶらせていく
一呼吸置き、再び秋の胸に手を当てる
「(すごっ、や…柔らかいですぅ)」
さっきのように手を胸へと持っていくと、まるでふかふかの毛布のように彼の手を包む
ちょっとだけ指を動かすと、とても心地よい柔肌の感触が当たる
空いたほうの手をもう一方の乳房に埋め、そっと動かし始めていく
ぷにゅ…ぷにゅ…ぷにゅ…
その豊かな膨らみは柔らかすぎず硬すぎず、程よい弾力で弾んだ
横からソファーに向かって手を伸ばしていたタママは、いつのまにか秋の体に馬乗りになっていた
タママは完全に興奮状態となっており、手の躍動も次第に激しさを増していく
「(きもちいいですぅ…何か、マシュマロみたいに柔らかくて、舐めたらとけちゃいそう…)」
ところが、揉むのに夢中になっていて、彼は背後の気配に気が付くことはできなかった
いつものタママだったら、すぐに察知できははずである
「わぁっ!!?」
とつぜん背後から伸びた手に背を奪われて、タママは身動きが取れなくなってしまった
彼の自由を奪った相手…それは他の誰でもない、日向秋自身だった
途中から目を覚ましていた秋は、気付かれないようにそっとタママの背中へと腕を回した
そして、逆に背もたれに押し倒す形で彼を捕まえてしまったのだ
「ふふっ♪」
「あ…」
今までやっていた事を知られてしまった――と悟ったタママは、その顔を真っ青にしている
一方、秋の表情はいたって普通であり、むしろニコニコ笑っているようだった
だが内心どうかは解らない…どうしようもない罪悪感に狩られて、彼の面はさらに青ざめていく
「あ、あのっ、ごごごめんなさい!!そのぉ…ちょこっとだけ魔がさしてっていうか…えっと…」
「ふ〜ん…」
「はわわわわわ!その笑顔が逆に怖いですぅ〜!!」
「あら、あたしは怒っていないわよ、タマちゃん」
「え?」
その応答に顔を上げたタママは、不自然なまでに微笑んでいる秋の顔を見た
寝込みを襲われ、さんざん胸を弄ばれたのにこの返事――なぜ秋は怒らなかったのだろう
どうしてなのかと尋ねたタママに、秋は優しく答えた
彼女が目を覚ましたのは、ちょうどタママが自分のおなかに馬乗りになったときである
眠ったフリでやり過ごそうとしていたが、彼の指遣いはケロロとの交情で鍛えられていた
次第にむず痒い快感を感じ始めた秋は、自分の中で眠っていた何かが目覚めたのを感じたのだ
「――そして、たまらなくなって起きちゃったのよ」
とりあえず、彼女が怒っていないことだけはわかった
しかし事情がよく飲み込めず、タママはうやむやに頷くだけに留まった
そうして傍らに座る少年に対し、ポツリと秋はつぶやく
「う〜ん、たまにはこういうのもいいかしら?」
「こういうの?」
秋の一連の行動を理解できないタママは、不思議がって頭を傾けた
その疑問も解消されないうちに、秋は次なる行動に移っていく
「ねぇ、タマちゃん」
「は、はいですぅ」
わざとらしい秋の艶っぽい声に、動揺するタママ
同時に、彼女もそっと彼に四つん這いで近づく
じりじりと接近していくが、そのたびにたわわな乳房も悩ましげに揺れる
そこへとタママの視線を奪ったとき、絶妙のタイミングで秋は言葉を投げかけた
「…あたしのムネ、どうだった?」
「ええっ!?」
さっきまで真っ青だったタママの顔が、今度は真っ赤に高潮していく
彼の様子を面白そうに見つめる秋は、更なる殺し文句で攻め立てた
「触っても、いいのよ?」
「!!!!!」
"女"としての興奮に久々に目覚めた秋は、少し挑発的にタママを誘惑した
いつものしっかり者の、日向家一家の大黒柱たる彼女らしからぬ痴態だ
ソファーの端に追い詰められて身動きができなくなってしまったタママは、まるでサキュバスのよう
に魅力的な秋から目を逸らせなくなってしまった
ケロロとの甘い蜜月など脳裏からすっ飛び、そのとろんとした目に魅入られるが如く…
「ん」
「――――ッ!!」
接近を続けた秋は、そのままダイレクトにタママの唇へと到達した
ケロン人と人間とでは、明らかに大きさの違う口が交錯する
絡んでくる舌にもその差はあり、口内を犯されているのはタママのほうだ
彼はいつもキスをする時はガンガン攻めるタイプだが、今回ばかりは相手が悪かった
思うがままに唇と口内、果ては歯列に喉の入り口までを蹂躙され、完全に夢見心地となったのだ
「はうっ、う…―――ーんんっ」
「ん…どう、タマちゃん?」
「はぁ、あん…う……」
熟練されたオトナのキスに打ちのめされたタママは、まるで湯で上がった卵のようにふやけていた
涎で濡れた口もとを拭おうともせず、ただヒクヒクと震えるのみだ
秋はいよいよ気分がのってきたらしく、呆然とするタママを尻目に脱衣を始める
シャツを脱ぐとプルンと擬音が鳴りそうな勢いで、たわわな肉塊が姿を現した
今なお完璧なプロポーションを保つ秋の肉体は、完全に裸身とならなくても十分魅力的だ
ブラはそんなに着飾ったデザインではなかったものの、かえってそれが彼女の胸を際立たせている
「はぁ…はぁ……」
しだいに息も荒く目も血走ってきたタママを見て、これ以上焦らすのも酷だと秋は判断した
汗ばんだ背中に腕を回し、ホックを解く…ようやくブラから双丘が開放された
「どうかしら、タマちゃん」
「…えっ?!」
見事な乳房に見とれていたタママは、つい秋の言葉を聞き逃してしまう
そんな可愛らしいチェリーボーイな姿を目の当たりにして、秋はたまらなく彼を愛しく思った
胸を突き出す形で前のめりになる姿勢をとった秋は、その胸をタママに差し出した
その光景は、まるで母親が乳飲み子に母乳を与える姿だ
タママは丸い眼を見開き、指でちょこっと彼女の生乳をつついた
さっきの服ごしの感触とは訳が違い、まさしく肉のクッションと表現したほうがふさわしい
もう待ちきれないといった様子のタママを見かねて、秋は彼に言う
「さぁ、いいわよ?」
「う、うんっ…!!」
承諾を受けたとたん、タママはすぐ秋の胸へと特攻した
少し勢いよく突っ込まれたので、ちょっと秋も驚いてしまった
先ほど襲ったときのようにタママは彼女を押し倒し、馬乗りになってその乳房に手をかけはじめる
その手付きはいささか乱雑だったが、激しく情熱的な攻めは秋好みの感覚でもあった
「んちゅっ!んっ、…ぷはっ!」
「ふぅ…た、タマちゃん、そう…そんな風に……んっ」
ぎにゅっ、きゅっ、きゅっ、きゅむっ
小さな少年の腕により、妖艶な色気漂う肉が形を変える
一心不乱に攻勢するタママは、文字通り全力を持って彼女を味わいつくしていった
まだ攻め立てているのは乳房のみだというのに、タママの下半身は滾っている
それに気が付いた秋は、胸を揉まれていながらこっそりと、彼の身体に手を伸ばした
「ひゃんっ!!」
「へぇ〜…タマちゃんたちのって、こうなってるのね♪」
正直、秋は人間の指ぐらいの大きさかと予想していたが、そのサイズはそれより一回りほど大きい
これならあるいは…と、試しに秋は頭だけ露出している部分をつまみ、ずるりと体外に露出させた
普段、ケロン人の生殖器は体内に収まっているので、当たり前だがその時にならない限りは、滅多に
見せないものだ
「らめぇ…そんな、押さえたらぁ…あッ!きゃ、あぁん!!」
引きずり出された衝撃で、寸前まで高ぶっていたタママは射精してしまった
びくびくと跳ねる身体から飛び散った白濁色の液体が、秋の胸や顔を汚す
ケロン人のそれはねっとりとしており、臭いや感触も人間に似ていた
いまだ元気な男根を興味津々に見つめる秋だが、一方のタママはそれどころではない
興奮と高揚感と射精感に一気に襲われて、彼はぐったりと秋の膝に寝転んでいる
「(す、スゴすぎて…おかしくなっちゃうですぅ…)」
力の入らない体を動かし、どうにか彼女の身体から降りる事はできたが、いまだ気だるさが残る
だが、タママは精神的にも疲弊していた為か、側でズボンを脱ごうとしてる秋に気がつかなったのだ
え〜、前半は以上です。
ちょっと投下できる時間が限られているので前半分しか投下できませんでし
たが、明日ぐらいには残りも投下できるかと思います。
残りのヴァイパー×チロロは現在製作中で、この他に新人くん×骸とか「K
OYUKI」の続きとかも考えてます。
ではまた明日に…。
四七四式さま久々の新作乙です。
秋ママによって、”オトコ”に目覚めていくタママという展開もなかなか見物ですね。
多くの続編と共に四七四式さまの更なる活躍に期待しています。
(個人的には
>>383さんと同様に夏美の様子など♀ケロロのその後が気になります。
物語展開にかなり苦労しているようですが、そちらのほうも期待しております。)
>>424 どうもです。♀ケロは本当に展開がややこしくなって、最終的には♀ケロ冬
だけではなく、ギロ夏とかにも発展する予定(あくまで予定)です。今月中
には2話目も出来上がるかと思います。
では、残りの分の投下をば。
ようやくタママが正気を取り戻した時、そこに秋の姿はなかった
周囲を見渡しても、一緒だった秋を見つけることはできない
「…お仕事に行っちゃったですか?」
少しさびしそうな気持ちが、自然と声を揺らした
だが、耳を澄ましてみるとシャワーの音が聞こえる
確認のために浴室に向かおうと、ソファーから立ち上がったタママは何かを踏みつけた
「こ、これって…!」
それは、さっきまで秋が身に纏っていたシャツやブラ、それにズボンやショーツなどだ
思わずショーツを手にとってみた…まだ温かい
タママの心臓が、外に音が聞こえるぐらいにまで高鳴った
ずっと露出したままの雄をしまうことも忘れ、彼はこっそり秋のショーツを顔に近づけた
「これ…ぅ……ッ」
たぶん、秋は今シャワーを浴びている――恐らくは、タママのために
タママは、今まで生きてきた中でこんなに興奮したことはないだろうと思った
ケロロといるときはいつもドキドキするけど、それとは全く違った感じだ
この背徳的な状況に後押しされて堪らなくなったのか、彼は秋の下着を使って自慰を始めてしまった
「(ちょ…ちょっと汗臭い……です――でも、なんだかいい香り…香水かなぁ?)」
喉が異様に渇き、いつも以上に溢れ出る性欲が、タママの冷静さを奪っていく
扱き続けても衰えを知らない男根は、限界に近づくにつれてビクビクと脈動している
「んあぁッ!いっ…く……うぅ…あっ!ひぎぃいッ!!」
立ちっぱなしでの自慰に我慢できず、ついにタママは床に腰を下ろした
それと同時に、タママは本日2度目の絶頂に達するのだった
「いぁッ、あ…あぁ……」
「あらあら、せっかちなのね」
「は…フッキーの……マ…」
「"秋さん"でいいわよ」
そこへ、ちょうど浴室から帰って来た秋が姿を現した
バスタオル一枚のみを身に巻きつけ、まだ湯気が体をのぼっている
髪などもちゃんと乾いていないようだが、それがさらなる色っぽさを呼んだ
タママのしたことを咎めもせず、彼女はそっと彼を抱き寄せた
「あの、ごめんなさいですぅ」
「そんなに興奮してもらえば、まだまだあたしもイケるって事かしら♪」
「フ――じゃなかった、あ…秋さん、ホントにやっちゃっていいんですか?」
「ええ…あたしもそっちはご無沙汰だから、遠慮なく来てもらっていいわよ」
最初はおっぱいを触らせてもらうだけだったのに、こんなことになるなんて
タママは、この喜ぶべき誤算を心から歓迎するのだった
はらりとバスタオルが落ち、秋の全てがタママの目に晒された
散々ドキドキしていたタママだが、ここでもさらに興奮を掻き立てられた
胸だけでも満足だった秋の肢体全部を目の当たりにして、なにも感じないほうがおかしいだろう
「きれいです…」
「ありがと」
おずおずと近づいたタママは、一番興味のあった場所を凝視した
熟れた腿と腹のあいだの茂み…局部だ
「んっ」
するっとタッチしただけで、秋の表情に桃色が増える
タママはさらに、茂みの奥へと指を伝わせていく
股の肉も気持ちいいが、秘部の柔肉はもっと気持ちよかった
「こ、ここ…?」
「そうよ、そこっ…んん…っ…」
肉襞の内部へと、タママの指が少しづつ挿しいれられていった
汗や湯などとは違う湿り気が、指を動かすたびに増えていく
タママの指は人間よりも小さいので、その気になれば手が挿入っていまいそうだ
一気に3本ほど入れて、壁を掻き回すように愛撫する
「あっ、や…はいって……ああぁっ!」
「凄い…どんどん溢れて、止まんないです」
いったん手を引いてみると、秋の蜜でタママの手はぐちょぐちょだ
その粘液を口に運んでみた――ちょっとしょっぱい
「スゴいわタマちゃん…あたし、こんなに燃えたのは久しぶりよ」
「えへへ、よかったですぅ」
あまりにも魅力的な秋の身体は、タママにとっては刺激的過ぎた
そのせいか、彼はあまり秋を直視しようとはしなかった
だが、次の行為はどうしてもしっかり直視しなければならないものだ
「もう準備はいいかしら?」
「ハイ…」
「じゃ、いくわよ…」
みたびソファーに腰かけた秋は、脚を大きく開脚して濡れた蜜口を広げた
とろりと溢れる愛液は、そのまま尻肉を伝って滴り落ちる
もう、タママは理性がどうとか言ってられない状況にまで陥ってしまっていた
豊満な胸、程よく括れた腰、たわわな尻、引き締まった腕や脚…日向秋の今の肉体の状態をひと言で
形容するとすれば、"妖艶"となるだろう
いまの彼女は、髪から香るシャンプーと汗のにおいが相まって、不思議な香気を醸し出していた
肘掛に頭を乗せてソファーに身体を横たえた秋は、恥じらいを見せることなくタママに全てを魅せた
「この、濡れてるとこに挿入するの…ワカるわよね?」
「それぐらい、わかるです」
どぎまぎしているとはいえ、次第にこの雰囲気に慣れてきたタママ
なんとか反論ぐらいはできるようになってきたが、主導権は今も秋の元にある
ちょっと悔しかったが、タママはこの状況にいるだけでも幸いだと思い、いつもの自己中心的な考え
を押し殺して行為に励むことにした
「はぁッ…あ…!」
「くひ…いぃ……」
繰り返すが、人間とケロン人では性器のサイズも大きく違う
秋からしてみれば、膣口に大きめのローターを挿入されるぐらいの感覚だ
でも、性的快楽に久しかった秋にしてみれば、そのぐらいで十分だった
その証拠に、タママが挿入したとたん、彼女はきゅんきゅんと膣内を締め付けてきたのだ
「んはぁ、あ…も、もう、挿らないかしら?」
「だ…ダメですぅ……僕のカラダじゃ、根元まで突っ込んでも半分ぐらいまでしか…」
こうなるだろうと覚悟はしていたが、秋は少し残念そうな顔をした
しかし、タママはそんな事にかまっている余裕はない
もう挿入しただけで暴発しそうなほど、彼は快感の波で戦っていたのだ
秋からすれば物足りないだろうが、タママからしてみれば余すとこなく絡み付いている状態である
動くなり何なりしなければ、これ以上は持ちそうもない…
「がま…な…ぃ…」
「えっ?」
「我慢…できないですぅ!!!」
「あぁッ!!」
もはや抑制が効かなくなってしまったタママは、とうとう理性がすっ飛んでしまった
若干"裏"っぽくなり、彼は全力で秋の中へと自身を叩きつけだした
「きゃっ!タマちゃ…あ、あああっ!!ああああああっっ!!!」
「んはぁッ!ひぐっ、くうううぅぅ〜…ッッ、はぅうっ!!」
当初、秋は見合った大きさでなければ感じないと踏んでいたが、それは根本からして間違っていた
確かに"それ"は秋にとって小さかったが、彼の強引さはそれを補って余りあるものだったのだ
テクニックどうこうではなく、力のみで押し切る未熟な攻め…
逆に、その単純な攻めが秋の肉体を悶えさせたのである
射精しそうだから手加減しようと思っていたタママも、裏モードになってしまえば攻め専に転じた
腰を巧みにくねらせ、届く範囲で膣内を蹂躙していく
もし手が届いたら、彼はそのぷるんと揺れる乳も鷲掴みにして楽しみたかったに違いない
そこで、どうにか感じそうな場所として臍の付近をいっしょに啜りはじめてみた
「んぷ…ちゅ……んん…」
「ひゃあんっ!あッ!…や、駄目っ!!」
「(感じてる…ここが弱えぇのかオラオラオラ!!)」
「ッッ!…あたし…こ、こんなの…いひゃあっ!!」
タママが膣内へと突く度に、秋も理性が少しづつ飛んでいくかのように喘ぐ
かつての母性溢れる、活発的でしっかりしていた彼女からはとても想像つかない痴態だ
お互いの性的欲求がお互いの理性を削ぎ、2人はさらに乱れ狂った
「イ…ああ"ぁっ!イイわ、タマちゃん…もっともっと、私をッ…貫いて!!」
「秋さん、僕…おかしくなっちゃう……とけちゃうですぅ…」
「あ、あたしも、こんな…スゴいなんて……」
髪を振り乱し、こちらも同じように腰を動かし始めた秋は、タママの頭をつかんだ
同じようにタママも、柔らかな腿に手をかけて己の体勢を維持した
「あの、も…もう、僕…出ちゃう……かもっ!」
「んっ…イくのね?あたしも、そろそろ……」
感情の高ぶりに即し、タママの男根が秋の膣内でビキビキと肥大化していく
同じく秋も、限界が迫るにつれて膣内の締め付けもキツくなっていった
案外、この二人の性交における相性はなかなか良いのかもしれない
「出る…出ちゃう!秋さん!あきさぁん…!!」
「あ、来るッ!あたしも、タマちゃ…ひあっ!!」
「ふぁっ、あ、あ、あ、あ、ああぁぁーーーーーーーッッ!!!」
「ッ…くううぅっ!!!ううううぅーーーーーーッ!!!」
この瞬間、2人は同時に果てた
タママは虚ろな眼で余韻に震えていたが、射精は達してからも数秒続いた
たぶん、それほどまでに気持ちがよかったのだろう
秋も久しぶりの限界を、弓なりに仰け反って体感している
張り詰めた時間がほんの数秒続いた後で、2人の身体の緊張は解けた
「く…はぁ…はぁ…」
「ふぅ…タマちゃん、良かったわよ♪」
「…あ、ありがとですぅ」
…その日は、結局ケロロのところにも行かないで、タママは帰路へと付いた
あのあと、汚れたソファーや服を片付けて秋と一緒に風呂へと入った
ただ汚れを落とすだけだったのだが、実はそこでも我慢できずに一度交わっていたのだ
初めて"女"を体験したタママは、半分夢見心地である
「…なんだか夢を見てるみたいですぅ」
夏も終わり、少し寒い秋風がUFOに乗るタママに当たった
でも、まだ最後の余韻をかすかに引きずっているので、少し体が暖かい気がする
タママは、明日の行動についても考えていた
明日もなにもない日だったら…
大好きなケロロに会いに行きたい反面、また秋と会いたい気持ちもある
秋はタママの帰り際に、また相手をしていいと仄めかしてくれた
「(どうしようかなぁ?)」
なにもない日で退屈していたタママに、ようやく具体的な楽しみができたようだ
だが、それが自分の言っていた「侵略していないけど、このままでいいのだろうか?」という疑問と
矛盾している事は言うまでもないだろう
もっとも、静かでいられない年頃の少年にとっては仕方のないことなのかもしれないが…
【THE・END】
これにてタマ秋は終わりです。
実は、秋が小隊全員を虜にしていたというラストにしようかと思ってました
が、文中の描写に矛盾があるので変更しました。
チロヴァイ…は、来週か再来週あたりぐらいに仕上がるかと思われます。
では、また近いうちに…。
爪覧
>>四七四式
超GJ!!
タママ二等は好きだ!
だか゜、みんなは、俺のような「くすぐりフェチ」しかも「冬樹くんとの絡み」に耐えられるのか!(しかも俺は男なんですけど
つーか、結果としてホモ系なんだけど、ここに書いていいの?
百合がいいんだからいいのです
こうしてこの一連のやり取りからこのスレは腐女子に乗っとられ、エロパロ板の癌と化すのでした
めでたしめでたし
嫌ならNG登録しとけよ
残念ながらもうその流れは前スレまでに済ませたんだ。
以下スルー。
マジで腐女子は終わってるなwwwwwwwww
しねばいいのにwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんか怖いよ
どんなんならいいわけ?
>>442 ノーマル→◎
擬人化→〇
女体化→〇?
百合→◎
801→×××
あんた
>>436で肯定してた腐女子だなw
キエロ!
エロパロ板は、基本的に男性向け優勢っぽ。
スレにもよるだろうけど、『801やるなら専用の板行ってくれ』、ってのが多いと思う。
特に、ケロロは801板に個別でスレ立ってるし。
いや、なんか前に♂×♂あったような気がしたから「イインジャネ」言っちゃった。
気のせいだったかな?
気を悪くした方々ごめんね。
百合と表裏一体のもんだと思ってたんで>801
ああ、女体化について言われてるのかと思ったら801について言ってたのか。
そりゃここじゃダメだろう。
なんで百合はよくて801はだめなんだ、と言われたら上手く言えないが。
つーか801板は俺らが気軽に行くのは難しいと思う。空気とか、色々。
隔離板だから、住人たちもそれを弁えてるのが大半みたいだし。
どうしても書きたいならサイト立ち上げるか何かした方がいい気がする。
女体化があるのに801はなんでダメ?って思う奴もいるだろうな。
百合は元々女同士だが、女体化は片方(あるいは両方)男だろ?
それで百合とか、ノーマルとか言われてもなぁ。
次元は801と同じなんだから、801板で書けばいいと思う。
ああ、勿論801は論外だな。巣にお帰り。
女体化はあっちでも厳しいらしいし、難しいんじゃないだろうか。
投下する場所もビデオ棚くらいしかないし、あまり長いのは投下できる雰囲気じゃなさそう。
俺は女体化苦手だけど、注意書き書いてくれれば個人的には問題ない。
>>447 801板のケロロスレでも作品投下は難しいですよ。
この前、それで荒れたし。
なんか、妙な空気になっちゃったな。
「何でもありで趣味にあうものが投下されればラッキー」
だったよな、前は…
あの、腐女子認定された>436だけど
言っとくけど私だって個人的には801は読みたくないですよ。そもそも男ですし。
ただ、何かしら作品が投下されるなら全て(♂×♂であっても)歓迎という空気だったから……
中には喜ぶ人もいるかもしれないしさw
これは微妙だなと思ったら注意書きを万全にしておけば
読みたい人だけが読むでしょ。
色々きちきちにルーリングして結果そして誰も投下しなくなった…ていう
事態はイヤだったので…このスレは大好きだからさ
難しく考えないで萌えを落としに来てくださいですぅ〜>職人さん
>>451 そんな腐女子臭ぷんぷんの文章しか書き込めないならあと一年はROMってろ
俺って天才
俺的には注意書き入れときゃいいだけの事だと思うけどね。
命令口調のレスが多くなってくると
スレの雰囲気がだいぶ変わってげんなりする。
このままじゃ過疎るぞ。
どうしてみんな広い心を持てないんだろう
人間だもの
大艦巨砲主義だもの
>>457 ぐぁッ…バレてた…確かに赤ダルマ至上主義だ…いや…自分の私情主義?
まぁまぁ…やっぱり嫌いな人と好きな人にキッパリ分かれますもんね。
ケロロ軍曹で801イラ.小説投稿スレみたいなのを立てるか、投稿系サイト作るかでありますな。
801板じゃ歓迎されてないし。
みんなケロロという一つの話題で盛り上がってるんだから気分良くやりましょうよ。
ホントっはっ意気地っなしなっのー♪(俺がねv)
なごませるなよ( ´∀`)σ)´Д`) >459
ヽ(`Д´)ノ
462 :
陵辱民族:2006/09/12(火) 21:53:01 ID:Sh7Joucj
【注意】これから書くのは陵辱ものです。生理的に受付ない人はスルー
して下さい。
投下OK?
463 :
陵辱民族:2006/09/12(火) 21:54:11 ID:Sh7Joucj
ちなみにクルル×モアでありますが。
sageろ馬鹿
駄SSの臭いがプンプンするんだが。
つーかお前そもそも年齢制限満たしてるか?
今さらだが見なきゃ駄作とはわからんだろう
年齢制限も然り
携帯から失礼した
他板のスレを巻き込んで荒れてから過疎ったな
四七四式さんも新作の投下予告してたのに、こんな雰囲気じゃ落とすに落とせないか
このままじゃマジで作家さんみんな遠のくかも・・・・
俺もみなさんの投下をまっている。
スマン他に何をいえばいいか、わからず一番強いことばを書いた
皆様お久しぶりです。地球占領未来ギロ夏作者です。
地球占領未来クル秋あらすじができてきたので、お先に失礼します。舞台、時間軸はギロ夏準拠です。
ケロン軍による侵略、占領を経て全宇宙の経済圏に組み込まれた地球ことポコペン。
ポコペン向け商品のマーケティングを行うことになったクルルは、元敏腕編集者の
昔馴染「日向秋」に会いに行く。秋は故郷でひっそりと暮らしていたが、その
傍らには既に市中に出回り始めたケロン製品があった。
「モニターになるなら謝礼は、出すぜぇ? くっくっくっ…」
擬人化、随所に(笑)年齢制限描写あり、パラレル設定、クルル×秋です
471 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 10:12:08 ID:DddE+QjG
あれ?タママって女じゃなかったか?
しかもケロン人って卵から生まれるんだろ?
体内で子供を育てる器官がないってことで
当然哺乳類型の性器とはちがうわけだから・・・・
つまりケロン人と地球人の性交は不可能に・・・
ギロロのプラトニックラブは好きだなあ
あんた、そんな些細な事を気にしてるようじゃここに向いてないぞ
そんなもんは理屈なんぞ気にせずに萌えで補うもんだ
あとタママは生粋の男
もちっと原作とアニメよく見ろ
>>471 つ 卵胎生
つ ガルルの持ってた卵は人間でいう卵子的位置付け
つ ファンタジー
なんにしても、あれだけ高等な生命体が高コストな卵生だとは考えにくいぜぇ
流れブッタ切ってすまないが、秋、冬樹、夏美の3Pを、クル秋終わった後に、職人さん、書いて下さいm(__)m
クレクレは嫌われます
474よ、あんたがそれを書くんだ!
書くのだって、そんな簡単に書けるようになりますか?
474よ、愛と勇気があれば君にも書けるさ
クルモアもクル秋も楽しみにしてます!
愛や勇気があっても、アイデアが無ければ書けない。それに、SS投下した事無いし、観てるだけ…これでも書けますか?
>>479 だれだって、最初は投下したことがないのさ。
アイディアだって二次創作のエロパロなら、みたいなーというヤツがいる。
アイディアくれといったら、渡す人だっている。
それでも、それでも書けるんだ!
なに、この556風味なオレの書き込みwww
期待して待っている!
まず、夏美と冬樹を絡めようと思うんだが…そこまで持っていく経緯がムズい…で、途中から秋を絡めようと思うんだか…。まあ…夏美と冬樹をどうにかしなくてはどうにもならないよな…
とりあえず養子か異父兄弟かとにかく血のつながらない人同士だったということにしよう
カララ×タママが読んでみたひ…
ちと無理があるか?ケロン人同士では
それともケロロが、飯に、媚薬を一服盛るってのもありと考えたが…ケロロに、そんな度胸無いよな…
>>484 ケロロが持ち出した特製宇宙味の素が、地球人にとって媚薬の作用を持っていた!
とか
ケロロが用意した宇宙お好み焼きが暴走して触手が!
とかもアリかな
夏美×冬樹がいいな 冬樹は受け身気味じゃなきゃ
しかし、夏美が不用心にケロロが持ってきた物を食とは思えないが…?
>>487 秋がなかなか家に帰れないのはいつもの事だ
そして、秋に変わって日向家の食卓を担当するのは夏美―これもいつもの事である
だが、今日は…
「我輩が作るであります!」
「ちょっとボケガエル、大丈夫なの?」
その日の食卓は、どうしてもとせがむケロロが取り仕切ることになったのだ
夏美は最後まで反対していたが、たまにはいいんじゃないかという冬樹の後押しもあってそうなった
「ボケガエル!変なモノ作ったらタダじゃおかないからね!」
「姉ちゃん…心配しすぎだよ」
夏美の疑いぶりは尋常ではなかった
食材や食器のチェックからはじまって、ケロロへのメニューの指定まで強いている
なにしろ自分は地球最終防衛ライン…一服盛られて撃沈する訳にはいかない
「夏美どのも疑り深いでありますなぁ…我輩がこれから作るのはフツーのシーフード料理でありますよ!」
そう言って膨れっ面になるケロロだが、このとき違いなく彼の心には一点の曇りもなかったはずである
美味しく仕上げるための親切心で混入した、特製宇宙味の素が効果を発揮するまでは…
出だしはこんなんでどうでしょうかね?
やっぱり強引?
おおー無理がなくてイイです。続きが読みたいです♪
ラムちゃんとジャリテンにはただの梅干がアルコールと同じ作用をもたらした。
なんでもない細菌で異星文明が滅んでしまうこともある…
宇宙味の素イイ(・∀・)!
490 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 15:54:59 ID:oHcxl7RG
そういや夏美はギロロの焼き芋には何も警戒することなく
食べてるな
>>489 すいません…今は自分ケータイなもんで、長文もそれが精一杯でして
一通り作りかけの作品を仕上げてからやってみたいと思います
お目汚し失礼しました
>>490 その辺ではギロロは信用してるんじゃね?
若しくは、一番最初に食わされた焼き芋がよっぽど美味しくて餌付けされたか。
>>488 おお!イイ感じじゃないか
四七四式さん、wktkして待ってますからね!
活気づいてきたか?
夏美を餌付け…
ギロロに餌付けされるナッチー…エロイよエロイよ!
面白そうです! 続き期待してます!!
クルル×夏美のマイナーカップ好きな俺が来ましたよ。
>>492 原作第2巻、ギロロ初登場から3話目でヤキイモ初披露のとき。
夏「ずいぶん涼しくなったわね〜… すっかり秋なんだ…
暖かな季節に別れをつげて…夏の想い出は枯葉と共に…北風に乗りいずこへと…
あら…私って詩人の素質あり? よね〜なにせ乙女だもんね!」
ギ「くだらん! 腐った葉っぱはここに落ちてきとるわ! 今燃料として再利用してるトコロだ!
実によく燃えておるわ!」と焚き火中。
夏「ちょっとあんた! 誰に断ってすっかりそこに住み着いてる訳…?」
ギ「どこに住もうが俺の勝手だ! 命があるだけ感謝するがいい!」
夏「な、なぁんですってェェェ!!?」拳にはぁーッと息をかけパンチを放とうとする勢い
冬「ま、まあまあ姉ちゃん!」
次の瞬間、夏美の鼻先に「ザシュッ」と突き出される物体。 それは…
ギ「焼けたぜ… 炭水化物系地球(ポコペン)型植物…」
夏「あ…ありがと… !?(輝く黄金色!! 完璧な火の通り… た…只者じゃないわ!!)」
よだれまで出ている夏美。
夏「な、なんだあ〜 オイモ焼いてるんなら早くいってよぉ〜! いっただきま〜す(ハァト」
冬「あはは 結局姉ちゃんって食欲の秋に落ち着くよね!」
そう、本当に餌付けされていたのだw
500 :
492:2006/09/23(土) 18:34:41 ID:689317Ut
>>499 うん、だからそのことを言ったのよw
リサーチ済みっぽいところが妙に笑えた。
ギロロさん、そろそろ違うもので餌付けしてあげてください
いきなり団子には餌付けされてくれないのであります!
中身サツマイモなのにね。焼き芋でないとだめなんだろうか
そりゃ明らかに別物だからなぁw
もうヤキイモの季節なのか
そういえば夏ギロって今までに出たっけ?
最近は少ないけどね。
過去ログ見れば沢山あるよ。
冬桃をお願いします
赤(♂)×黒(♀) 読みたい(*´Д`)ハァハァ
カララたんやチロロたんのエロも読みたい(*´Д`)ハァハァ
冬樹が皆に姦されてしまうのがみたい
タママ女化はともかく、チロロはヴァイパーとのカップリングで書いてます
近い内にお目にかかるかと
ヴァイチロ…!
物凄く楽しみです!
どんな内容かな?
強姦か和姦か…凌辱か…
なんにしろ楽しみ!チロロたん(*´Д`)ハァハァ
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 15:55:54 ID:xQR8dEBi
うわぁぁ・・・楽しみ。
四七四式さんの投下予定
・♀ケロロ×冬樹の続き
・プルル×ガルル
・チロロ×ヴァイパー
・夏美×冬樹(
>>488の続き)
・できればKOYUKIの続きを希望
どれから来る?
俺も静かに期待してるべ
期待はしている。ギンギンだ。
だが、やはり未完成…続きから落としていってほしい。
以前の続きが気になりすぎて、どうしようもないんだ。
チロヴァイを期待し過ぎてギンギンだぜ!_ト ̄|〇
無邪気な襲い受(*´Д`)ハァハァ
>>513 まずプルル×ガルルは今週のアニメ待ちだな
男か女か‥‥?
ケロロ軍曹にはは女攻め男受けが良く似合う
518 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 09:30:20 ID:4KAQZ8Qa
>>280 >>313ですけど、忙しくて、なかなかのぞけなくて、すいませんでした。
四七四式さんのタマ秋、GJです。
これからも、頑張ってください。
では、失礼します。
>>511-516 まずはチロロ×ヴァイパーから投下したいと思います
その後に♀ケロロ×冬樹の続きを(遅れました…)
プルル×ガルルは今日の放送を見てから投下するか決めます
プルルが女なら♀ケロロの後に投下するかと思いますので、まずはチロロ×ヴァイパーから行きます
夏冬とKOYUKIはまだお待ちください
>>518 毎回感想ありがとうございます
正直KOYUKIは続き書くかは微妙なんですが、"うしろ"の話は考えてみます
ヤッフーっ♪
チロヴァイ楽しみです!!wktk
今日のアニケロに出てきたプルル看護長は女の子だった。そしてエロイ
>>519 よし!何かキャラ違ってたけど大丈夫だ
プルガル来い!
プルガル…(*´Д`)ハァハァ
楽しみです
>>520-523 良かった…♀でしたので投下できそうです
しかし微妙に設定変更されていたので、投下する作品のプルルは原作基準という事になります
(プルルは原作では新米ぽかったのでそれを基に書いてたので…)
正直、今からアニメ基準に修正するのは難しいし無理っぽいです
ですがアニメ基準プルルもケロロと絡めそうなので、そこで面白いものができるかもしれません
では、また近いうちに
アニメ見るとプルルはちょっとした憧れがあったように見える(ケロロ視点
というかケロロと同期か…かなり落ち着いているから姉キャラに見える
そりゃあ雛見沢で((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
プル×ケロも楽しめそうですね!
528 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 13:12:50 ID:CXs67sAP
大丈夫こうするんだ。
プル+タマ+モア×ケロだ
ケロロ死ぬんじゃないかって?そこを看護長スキルでなんとかするんだよ
>>529 プルルって看護長だから疲労回復の薬とか媚薬とか持ってそうだなw
プルルとクルルは媚薬の専門家
ネタのタネになってきたよ
本スレによると11月10日にカララ&チロロが出るみたいだよ
534 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 13:57:03 ID:xi5JPlft
ちょっとお聞きしたいのですが、ケロン人のペコポン年齢って
どのくらいなのでしょうか?こんど自分で書くときに、
参考にしたいのですが・・・。
Wiki位覗いてから聞こうな
>>534 今まで色々と考察されてきたけど、確かな確定はされていない
・幼少時のモアとケロロに交友関係があった=長寿族?
・幼年時のケロロたちがガンプラ持ってるシーンがあった=人間と同じ年齢?
また、人間に換算したケロロらの年齢も曖昧
例えばクルルはギロロをオッサンと言うけど、同年齢であるはずのドロロはどちらかというと好青年タイプ
さらに先頃アニメに登場したプルルが、ケロロらと同期にも関わらずお姉さんキャラだったのも変な話
という事は、ただ単にギロロが爺臭いからクルルがそう呼んだだけ?
でもそれでは今度はクルルの歳が分からなくなってきた
クルルはケロロらと年齢が近いように見えるけど、ケロロらからすればクルルは後輩
実はクルルはタママと歳が近いかも…という考えが浮かんでくる
このように、考えれば考えるほど混乱してくる
ケロン人自体も年齢的変化が卵から孵化して幼体→幼年体→成年体したら目立った変化はない
こうなると、各自で任意に考えてとしか言えなくなってくる…というか、更に混乱させてスマソorz
宇宙人の実年齢は考えても意味がない気がするが
とはいえドロロは時に背伸びしてる子供に見えなくもないし
ギロロも夏美の前では初恋どまんなか中学生?みたいになってしまう。
ケロロは個人的に、基本は夏美・冬樹姉弟の年子の末っ子くらいだと思っている。
つまり皆、周囲の人によって精神年齢が激しく変化するというか。
ケロロはどっちかというと
「ガキのくせによくこんなもん(例:ガンガルとか)知ってるな」
というタイプかな。オタ知識に特化しすぎというか。
よけい混乱したか…すまん
カララたん早く皆にリンカーンされないかな…
チロヴァイまだ―――――(*´Д`)ハァハァ
540 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 14:48:23 ID:kkDyvGq5
チロヴァイはやくして〜!
遅くなってすみません…
チロヴァイは今晩投下するので少々お待ちを
マジっすか!!期待してますよ!!
チロヴァイ(*´Д`)ハァハァ
『チリンがチロロ伝』
(さて、どうしたらいいものガラ…)
ヴァイパー(もとい、メカヴァイパー)は悩んでいた
チロロに押し切られて忍術を教えるといった手前、逃げるわけにもいかなくなったからである
ここまでに至る経緯はアニメの第121話を見てほしいが、しかし自分はペコポンの忍術を知らない…
伝え聞く宇宙忍術ぐらいは知っているが、本場ペコポンの忍術となるとお手上げだ
だが、しつこくペコポン流忍術を教えてとせがむチロロのしつこさには抗えず、仕方なくバーの奥の部屋を借りて忍術教室となった
「わーい!ベッドがふかふか〜!!」
「さてと、じゃあ何から教えてやろうかな…」
「ドロロさん、早く教えてよ〜!」
今までの彼女の行動ぶりを見るに、体術関係はそこそこかじっていように見受けられた
ということは、身を隠したりする術は教えるまでもないだろう
確か、最初にチロロたちと出会ったときに忍術修行がどうたらこうたら言ってたような気がする
到底忍術には見えないような技も使っていたが、自分より相手の方が忍術に詳しいと見るべきだ
「(いい加減なことを言うと突っこまれそうだし…ほんとにどうすりゃいいんだガラ!)」
ヴァイパーは、さっき付き合うと言ってしまった自分の言葉に後悔した
しかし、こうしていてもどうにもならないのも事実
こうやって体半分を改造している事だし、対ケロロ小隊用に控えておいた兵器でごまかそうか?
そんな考えが彼の頭をよぎったとき、先に口を出してきたのはチロロのほうだった
「ドロロさん!ウチは、ずっとペコポンの術で知りたかった事があるの!」
相変わらずケタケタと元気よく笑いながら、チロロはベッドから勢いよく立ち上がった
ヴァイパーとしても教えてほしい事があったらやりやすいので、彼女の言葉は渡りに船だ
「何だ?俺は何を教えてやりゃあいいガラ?」
「えっと…ボーチュージュツっていう術!」
「は!!?」
チロロがけろっと言い放った言葉に、さすがのヴァイパーも開いた口が塞がらない
彼女の言う房中術が、いわゆるセックスの事を指しているのは分かる
されど相手は年端もいかない少女であるため、いくら鬼畜なヴァイパーでも困ってしまった
自分だって凶悪な一族の一人なので、売春や強姦も経験済みだ…しかしこれは話が違う
「い…いかん!それだけはダメだガラ!!」
「え〜、どうして?」
まだ何も知らないはずのチロロは、ごく当たり前のように聞きかえした
うなだれるヴァイパーをよそに、チロロはその経緯を淡々と語る
「あたし、宇宙通信教育で忍術を学ぼうとしたら年齢制限があって途中までしか習えなかったの」
「つ、通信…??」
「よくわかんないけど、パパが18歳未満はダメだからってやらせてくれなかったんだ」
「…(滝汗)」
「だ〜か〜ら〜、教えてよボーチュージュツ!」
無知である事がこんなにも煩わしい事だったとは
ヴァイパーはこの少女の天真爛漫っぷりに改めて畏怖した
しかしこうしていてもらちが明かないので、とりあえず最初だけでも教える事にした
最初といっても実際にするのではなく、ヴァイパーもこれで諦めてくれれば言う事はなかったのだが…
ずっと背を向けていたヴァイパーは、再びベッドに座ったチロロの側へと腰かけた
あえて深刻そうな顔で煽ってみたものの、おそらく彼女にとっては無駄に違いない
ヴァイパーは頷き、教えてやると同意した旨を示した
「ホント?やったぁ!!」
素直に喜ぶチロロの笑顔が痛い
だが、こうでもしてくれなければ諦めてくれないだろう
…それにしても間近で見て気が付いたが、この少女は結構可愛いではないか
ケロン人にしては珍しい蛍光色タイプの体色に、イエローの肌が逆に艶かしい
大きな瞳は何の汚れも知らず、こちらを見つめて爛々と輝いている
「いいか?」
「はいっ……えっ?!」
何の予告もなしに、ヴァイパーは彼女を押し倒した
そして馬乗りになって覆いかぶさり、すぐに四肢を押さえつけて抵抗できなくしてしまった
この一連の動きの中で、チロロは呆気にとられて反撃すらしていない
「あ、あの…」
「…」
「んんんっ!!」
いまだ無言のまま、ヴァイパーは淡々と物事を続けていく
次にそのブ厚い唇をチロロへとねじ込み、彼女の唇を強引に奪った
これにはさすがに拒絶反応を示し、手足をバタつかせて精一杯の反抗をするがヴァイパーの勢いは止む気配が一向に無い
耐えられなくなった彼女の表情から、次第に好奇心が消えていく
その様子を見届けると、彼はそっとチロロから離れた
何が起こったかのかも解らず、固まっているチロロにヴァイパーは言う
「ん……はぁッ…!」
「どうだったガラ?」
「―――」
「お前が望むなら止めはせんが、するならするでもっと怖い思いをすることになる――それでもいいガラ?」
「―――」
物言わぬチロロの姿に、ヴァイパーは少しだけ罪悪感を感じていた
種族特有の加虐心が疼いたのか、軽くたしなめようと思ったのに彼女の唇まで奪い取ってしまった
いくら極悪非道な種族とて、僅かだが慈悲や自戒の念も持ち合わせている
ともかく、これで忍術教室は終わりだ…ヴァイパーはここを後にするべく、ドアへと手を掛けた
ドアノブに伸びたヴァイパーの手を、ひしと掴む小さな黄色い手――振り返った彼の視界に、チロロの姿が写った
俯いてて表情が伺えないが、ぴったりと寄り添うようにヴァイパーの手を握っている
やはり怖かったのか?
ヴァイパーは慰めの一言も無いと後味が悪いと思い、ノブから手を離した
「…俺も、流石に――」
「ねぇドロロさん、もっとして!」
「……………………………………………………………………………………はァ!!???」
今日1番の仰天発言に、ヴァイパーは腰が抜けるほど驚いた
見ると、彼女の表情は曇るどころか晴れ晴れとしていて、むしろさっきより艶に満ちている
ガクブルしているヴァイパーを尻目に、彼女は話をどんどん進めていく
「おま、おおおお、おまま、お前…!!」
「いや〜最初はびっくりしたけど、忍者になるなら怖いのも関係無いって思ってね♪」
この女は底知れない…いや、底が無いのか??
襲われておいてこんな事が吐けるなんて普通ではないと、ヴァイパーは本気でチロロに恐怖した
一方のチロロは早く次の展開が楽しみだと言わんばかりに、ニコニコとお天道様のような顔のままだ
「バカ言うんじゃねえガラ!怖いどころじゃないんだぞ!い、痛かったりして大変な事にッ!!」
最後まで釘を刺し、彼女を思いとどまらせようと必死のヴァイパー…何だか痛々しい姿である
だが、今度はヴァイパーが呆気に取られる番だ
天真爛漫悪魔のチロロは自分からベッドに戻って寝転び、いつもの笑顔で手を差し出した
ちゃっちゃと忍者の衣装も脱ぎ捨て、まるで修学旅行に来た小学生のような風体だ
「ドロロさん、しよ♪」
―相手は敵性種族のケロン人で、しかも幼女
―合意の上なら和姦だが、年齢的・状況的に見ても完全に未成年者への性的暴行と同様のシチュエーションだ
―しかし、出来る限りの静止はしたし、これ以上止めても聞かないのであれば…
「…仕方ねぇガラ」
もう止めても無理だと覚悟したヴァイパーは、とうとう折れて彼女のいるベッドへと足を踏み入れた
チロロは喜んで抱き寄り、もう勝手にしやがれと自暴自棄に等しい心情のヴァイパーを先に寝かせる
そして、んちゅー♪と、子供っぽい軽めのキスで事は始まるのだった
「んっ、ちゅ…ちゅ……」
「……ッ!」
最初に仕掛けてきたのは勿論チロロで、いきなり直に唇から攻めてきたのにはヴァイパーも面食らってしまった
しかも、さっきヴァイパーが無理矢理唇を奪ったときはそう思うほどではなかったが、チロロの舌遣いがかなり上手だ
キスが上手い人はサクランボの蔕を口の中で結ぶ事が出来るとは有名な話だが、そういえば彼女はさっき東京タワーを作ってきたばかりではないか
これはマズいと感じたヴァイパーだったが、時既に遅し…彼女の猛攻撃は始まっていた
「ん"…!!?ッッ……〜〜〜〜!!!」
「…っは、んん…んっ」
やはりチロロの舌遣いは相当のものである
そっちの知識は無いに等しいはずの彼女の舌が、唇や舌が届く範囲で攻めに攻めている
絡み、吸い、ついばみ、啜り――それなりに場数を踏んでいるはずのヴァイパーも、このキスの衝撃にはシーツの端を掴んで耐えるしかなかった
「(ば、馬鹿な!?こいつまだガキのくせになんつー舌遣いを…ダメっ!くやしい…でも、感じちゃうッ!(ビクビクッ))」
「んぁ…ん?ドロロさん、大丈夫?」
某クリムゾン風に感じていたヴァイパーの様子に気付いたチロロが、そっと唇を離した
彼女はただ一生懸命にキスを続けていただけであったのだが、その破壊力までは自覚していなかったようだ
キスだけで骨抜きになったヴァイパーは、何とかプライドを保つために無理矢理強がって見せる
「はぁ…はぁ……ま、まだこんなものでは甘いガラ!それでは男を勃たせることもできんガラ!」
「は、はいっ!」
本当はチロロのキスで図らずもギンギンになっていたのだが、あえてここは隠して平静を保った
が、これが逆効果だった
「それではもう一度…チロロ、ちゅーでいきます!」
「うむ…ってええええ!!?」
「さ、またそこに寝てください!」
言うが早いか、チロロは再びヴァイパーの唇を奪った
今度はさっきよりも広範囲に、ヴァイパーの大きな口を満遍なく攻め立てていく
自分の言葉を悔いつつ、彼はチロロの超精巧なテクニックに翻弄されてしまうのだった
「はぁ…んぐ………んっ、ぁ…」
ただの単調なキスも、その才能によって至高の極みへと昇華される場合がある
無意識のうちだったが、チロロはヴァイパーの両手を掴んで自由を奪い、彼の抵抗を完全に阻んでしまった
体が小さいので上半身しかカバーできていないが、馬乗りになっているので多少足を動かされても平気だ
この一連の行為が無意識で行えてしまうとは…このチロロ、末恐ろしい娘である
もっとも、それを一番理解していたのはヴァイパーだったが
「(冗談じゃないガラぁ!こいつの舌はマジ半端ねぇ!!な、何だコリャ!!?)」
かつてケロロ小隊に敗北した時、ヴァイパーは死を覚悟した
その時はどうにか九死に一生を得る事ができたが、生涯において一番ピンチに瀕していたのはあの時であったと、今でも述懐する
しかしこの考えは改めなければならない…理由は言及するまでもないだろうが、どうにも情けない話だ
「くっ、ん…んんんんっ!!」
「(ダメぇ!も…ヴァイパー飛んじゃうゥ!!)」
いきなりヴァイパーがチロロの手を振り切って突然の抱擁をした瞬間、彼の体がビクンと大きく震えた
奇妙に思ったチロロは、強く締め付ける彼の腕を解いて振り向く――するとそこには…
「ひぇっ?!」
「はひぃ…んな、バカな…ガラ」
チロロが見たのは、キスだけでイってしまったヴァイパーの男根だった
服の上からでもわかるほど勃起しているそれを、チロロは興味深そうに見つめる
その服の下には、ぬるぬるとした白い液体が散っていた
キスだけで大の大人をイかせてしまうとは、末恐ろしい(ry
「これ、大丈夫なのかな…?」
だが、ヴァイパーの明確な反応が返ってこず、チロロは少々戸惑っていた
相変わらずヴァイパーは恍惚の表情で何も語らず、"一部"を除いて安静にしている
チロロはまた振り返って、その"一部"に着目する…言うまでもなく、それは彼の股間だ
イってからしばらく経ったのに、まだその勢いは衰えていない
好奇心の塊であるチロロは怖がる様子もなく、それに顔を近づけた
「うわぁ…何か変なにおいがするけど、コレ…」
ちょっとだけプニっと触ってみると、暖かくて程よい硬さを帯びている
例の白いモノにも触れてみたが、服を通してぬるりと指に付着した
勇気を出してそれを口に含んでみると、何とも言えぬ変な味だ
思い切ってチロロは、ちち…とヴァイパーのズボンのファスナーを下ろしてみる事にした
「う…んん?!」
「ああ、気が付いた?」
丁度そのときヴァイパーも目を覚ましたのだが、この状況を見てマトモなリアクションが取れるはずがない
チロロは張り詰めて下ろしづらいファスナーにてこずっているようだが、ヴァイパーは慌てて彼女の手を掴んだ
「や、止めんかコラッ!」
「ちょっと待ってよドロロさん、いま済むから……ッ!」
焦燥したヴァイパーはチロロの手を離そうと揉みあいになったが、逆にファスナーが全開となってしまった
緊張から解き放たれた男根はぶるんとチロロの目の前にいきり勃ち、ビクビクと脈動している
かつての一件で半身をサイボーグ化しなければならないほどの重症を負ったヴァイパーだが、ここだけは半分やられなかったのだ
この男に残された純粋な生身の最後の部分…そんな大切な場所を凝視されて、ヴァイパーも引っ込みがつかなくなっていた
「おっきい…ぴくぴくって、動いてる……」
「…なあ、お前はこれからどうするか、解ってるガラ?」
「へ?」
一度自分の体からチロロを降ろすと、ヴァイパーは少し真面目な顔をした
まずチロロの股間を指さして、次に自分の露出したものを指さす
彼は、何が何だか解らないといった顔のチロロへ、どうするのかを詳細に説明しようというのだ
「俺にも羞恥心はあるから1回しか言わん…よく聞け」
「ハイ!」
「今も指さしてみせたが、お前のそこに俺のコイツを挿入するガラ」
「う〜…?」
「つまり、だ!ここに俺のをブチ入れるんガラ!!」
「んひゃっ!!!」
いい加減振り回されるのは我慢の限界だったヴァイパーは、痺れを切らしてプルルの秘部へとその指をねじ込ませる
今度こそ本当に動揺したプルルは、その表情を初めて本気で曇らせた
「やっ、あ…ダメ!そんなトコ…あ、ぁ…!」
「シャシャシャ…オラァどうした!くノ一になりてぇんだろ!?」
まだ初潮さえ迎えていないチロロのそこは、薄い筋が一本通っているだけだった
体格の違いもあるが、指もせいぜい二本入るか入らないかといった具合だ
じたばたと手足を動かして抵抗するも、相手のヴァイパーは戦闘のプロなので子供の1人をいなすのは造作もない
ここに来てようやく優位な立場に立てたと、ヴァイパーも結構上機嫌でチロロを攻める
「痛っ!ふぁ…やだやだぁ!!」
「ほほぉ…ガキでも一応濡れるもんなんガラ」
「ドロロさん、あたしもうこんなのは嫌!!こんなに辛い思いするんなら…忍者なんて…」
「?」
「止める…あたし、くノ一なんてやめる……」
チロロのすすり泣く声を聞いて、ヴァイパーはその指を止めた
彼女は未曾有の状況に着いていけず、とうとう泣き出してしまったのだ
やはり所詮は世間知らずの女の子だし、こうなることなど最初から目に見えていた結果である
しかし、この展開を誰よりも望んでいたヴァイパーは、非常に後ろめたい気分に包まれていた
「(少なくともこれで馬鹿げた忍者ごっこは終わったが…ホントにこれで良かったのかガラ…?)」
彼としてはチロロが鬱陶しかった感があったものの、その一方でどうしても放っておくことはできなかった
別れた女房が引き取っていった息子に似ていたから放置しておけなかったのか?
否、理由はそれだけでは無いはずだ
「ひっく…えぐ……」
枕を抱いて涙するチロロ
すると、背中をさすられたのを感じてチロロは顔を起こした
「ぐす…ド、ドロロさん…」
その顔は涙でぐしょぐしょになっていたが、起きたところをヴァイパーがシーツの端で拭き取った
…チロロは、くノ一になりたい一心で眼を輝かせていた
煩わしいと一蹴したヴァイパーだが、彼女は本気で修行したくてくっついてきている
彼からすれば単なる遊びみたいなものに見えたが、チロロは一生懸命に忍者になろうとしていたのは事実
それを踏みにじってしまうのも酷だと、ヴァイパーは思い直したのだ
「―悪い、俺も少し度が過ぎたガラ」
「ん…」
「だがこれでハッキリと解ったはずガラ――忍者になるには辛く険しいってな」
「ん…」
震える身体を包みこみ、ヴァイパーはチロロを抱いた
涙を拭きつつシーツにくるみ、2人は一緒に温もりを感じている
「俺はあまり頭が良くねえから偉そうな事は言えない…けど、途中で物事を放り出すのは愚かな事だガラ」
現に自分や自分の一族も、こうやってケロロ小隊を追うのを止めていないぞ…とも言おうとしたが、言ったらややこしい事になりそうなので飲みこんだ
腕の中のチロロは相変わらずぐずっているが、だいぶ落ち着いてきたらしい
そして一呼吸置くと、彼女はハッキリとした口調で宣言した
「ドロロさん…………あたし、頑張る」
「…よし」
決心をしたチロロの姿に、思わずヴァイパーの表情にも笑みが零れた
思惑は違えど決意が同調した2人は、今度は静かにベッドへと身を投じた
指さえ入れるのが苦しいのに、これでまともな行為になり得るのかが最後の疑問だった
そこそこ濡れているので準備だけは心配ないようだ
「あぁっ!」
「やはり痛いみたいだな…」
まだ何の性的快楽も知らない彼女を苦しめないように、ヴァイパーは細心の注意を払って労わった
機械の腕では愛撫できないので、片手だけでチロロのしなやかな黄色い肌を擦る
「だ、大丈夫!だからお願い、教えて…ドロロさん」
羞恥よりも恐怖心が先立っているはずだが、それでもチロロは歯を食いしばって耐えている
了解したヴァイパーはファスナーを下ろす…最初の射精から時間が経過して若干勢いが弱っていたものの、それなりの硬度は保っていた
問題のチロロの膣口は、こねまわして慣らしてもキツキツであることに変わりはない
こうなるとストレートに挿入するしか方法はなく、チロロの身体に半端ではない負荷が掛かる事になるのだが…
押し問答していても仕方が無いので、ヴァイパーは仕方なく挿入に取りかかった
「ぁ…………ッ、……〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「チッ…糞狭い………ガラ」
「〜〜!!〜〜〜……ひ…ぅ…、……ぁ…」
声にならない悲鳴を押し殺し、チロロはヴァイパーが沈んでくるのを必死で受け止めていく
まだ亀頭さえ挿入し切れていないのに、彼女の固く閉じた瞼からはボロボロと涙が溢れ出る
でも、決してチロロの口から拒絶するような言葉は出てこなかった
「ーーーーーーーーッッッッ!!!!!」
「お、ぐう…ッ!?」
先端が半分ほど進んだところで、プツリと何かが裂ける感触の後に男根が膣内へと一気に押し進んだ
チロロが見せた苦悶の表情を確認するまでもなく、彼女が破瓜を遂げた証拠が腿を伝った
最奥まで辿り着くが、ヴァイパーのモノは半分までしかカバーする事ができないほど狭い空間であるため、動かしようがない
激痛で悶えるチロロの事もあるので、しばらくこのままの体勢を保持する事にした
「狭い…というか、よく半分も挿入できたもんだガラ…」
「えへへ……う…痛ッ!…ひっ!!」
今のチロロには痛み以外の感覚は感じられないはずだ
もしかしたら、破瓜だけではなく男根の太さのせいで膣口まで裂けたのではないかと危惧した
こちらも押し潰されんばかりの勢いで締めつける肉壁の刺激が強く、正直あまりもちそうになかった
しばらくはその状態を堅持していたが、チロロの呼吸が整ったのを見計らってヴァイパーは口を開いた
「落ち着いたみたいだが、気分はどうガラ?」
「うん……ぅ…ねぇ、ドロロさん…」
「何だガラ?」
泣いて腫れた頬と真っ赤な顔で、チロロはニコリと笑ってヴァイパーにキスをした
きょとんとしているヴァイパーに、涙を拭いたチロロはいつもの笑顔に戻って答える
「これであたしも…ボーチュージュツがマスターできたのかな?」
問いの答えを返すのにヴァイパーはちょっとだけ考えたが、すぐに彼女の頭を撫でつつ返した
「本当だったら敵性種ぞ…もとい、未成年を相手にこんなことなどすると、宇宙児童買春法とかが五月蝿いガラ」
「かい…しゅん?」
「それに、俺が本来得意としているのは変装とかだし、また何かを教えるとしたらそれぐらいか…」
「変装?!」
「ま、今回は特別だからこうやって指導してやったけどよ、次は房中術なんてもんは教えてやらないから……って聞いてるガラ?」
これ以上チロロの肉体を汚すわけにはいかないので、ヴァイパーは交情はこれっきりだと宣言した
…が、それよりもチロロが気になったのは"変装"という単語だ
「それって変化の術のこと!?ねーねー、教えてよー!!」
「わ…バカ!繋がったままですがるなガラ!!」
こんな時にチロロの教えてフィーバーがまた再発してしまい、気が滅入るヴァイパー
そこでほんの少しだけ、こっそりと膣内のモノを動かしてみた
「教え…ひにゃっ!!!」
「ま、まだコッチは途中…ん?大丈夫かガラ?」
痛かったのかとチロロ顔を覗き込んでみると、さっきまでと同じように真っ赤な顔で息を荒くしている
ところが、何か様子が違うことに気付いた…なんだか表情や喘ぎ声が艶っぽいのだ
嫌な予感がしたので、今度は強めに動いてみた
すると、
「んあっ!あ…はあぁッ!!」
まさかこんなことは有り得ないはず…
もしやと思ったヴァイパーは恐る恐る彼女に聞いてみた
「お前、これが気持ち良いガラ…?」
「……ドロロさん、あたしッ…きもちいいよぉ…!!」
…
……
………
『後にも先にもこのセリフが生涯に残るサプライズだった』――と、のちにヴァイパーは語ったという
まだ幼女で初潮も無く、初めての性交で破瓜し身悶えしていたのがほんの5分ぐらい前だが、今は快感に震えて乱れている…なんと末恐ろしい(ry
色々と突っ込みたいことは山ほどあったが、ここで突っ込んだら負けだと思ったヴァイパーは、堪えて行為を続けた
相手が感じているのでこちらもやり易くなったとプラス思考で考えたヴァイパーは、野暮な疑問は無視して動きを激しくしていく
「ドロロさぁん!あたし、熱いの…おなかが、熱……ああっ!!」
「締まる…ぐぁ…ッ!」
鉄と生身の腕でチロロを抱き上げ、今度は騎乗位で貫く
処女喪失時とは違う意味合いの涙を流し、幼いチロロの身体は快楽でがくがくと震える
ヴァイパーもチロロの窮屈な膣内で締め上げられ、限界ギリギリな自分の事で精一杯だ
しかし、実はピンチなのはチロロの方だった
突き上げられなくても自分の重さでさらに深々と刺さるため、最奥どころか胎内にまで達しそうなほどの勢いで上下運動がなされた
「熱いのがいい、の……ぽかぽかで…あったかい……」
すっかり夢見心地なチロロは、いつしか自分からも腰を動かすようになっていた
とろとろの愛液がシーツを濡らし、2人は淫らに蛇のように絡み続ける
「んん……ぐっ!」
がぶり寄るようにヴァイパーが抱き寄せると、チロロも身体を密着させた
男に慣れた蜜口は少しだけ緩んで、ヴァイパーの太い肉塊を飲み干していく
「ああッ、ひぅ…う…く…は……ぁあッ!!」
実は2人とも限界間近だったのだが、チロロは初めての甘美なる体験に、ヴァイパーは未成熟の女体に魅せられ、止まらなくなっていた
肉体は既に絶頂寸前なのに、頭では理解できずに快感がそれを止まらせようとしなかったのだ
「ドロロさんっ!ドロロさんっ!ド……………ひぐうぅううううッッ!!!!」
「…はぁ"ッ!!!」
最後の時、2人は突然訪れた結末に意表を突かれるような形で限界を共有した
ヴァイパーの放った精は直にチロロの胎内を満たし、その濃厚さに文字通り腹が膨れた
彼らの一族はケロン人以上に性欲が充実しているので、量もまたたっぷりと注がれていく
全てを受け止めたチロロも、生まれて初めての絶頂に意識が飛んでしまい、ぱたりとヴァイパーの胸に小さい体を横たえた
最後の瞬間を迎えて、ヴァイパーも今までの精神的・肉体的な疲れがどっと押し寄せてきた
どうにか残った力を振り絞り、深く密着したチロロを持ち上げて引き抜く
「はぁ…」
チロロの胎内へと注ぎ込まれた熱が、とろりと零れて華奢な黄色い素股を濡らしていく
落ち着いてきたヴァイパーは、脇の御絞りを取ってチロロの身体の汚れを拭いた
まだ目覚めない、幼く可愛らしいチロロの顔
「…ッ」
胸が締め付けられるような感覚を覚えたヴァイパーは、チロロを抱えて静かにキスを交わした
ヴァイパーは彼女の寝顔を見ているだけで、無性にそうしたい衝動に襲われたのだ
―これは敵性種族を狩りたい衝動?
―それとも、絶対に違う別の感情?
この疑問を結論付けるには、まだ根底にケロン人への憎悪を捨てきれていないヴァイパーにとって、難しい問題だ
だが今は――
「んん…?」
「起きたか」
「ふぁ〜…とても気持ち良かったです♪」
「そ、そうか?」
「ドロロさん、次はどうするの?」
「そうだな…腹も減ったし、後のことは飯でも食ってから考えるガラ」
「ところでボーチュージュツはだいたい解ったからさ、次はどんなペコポン流忍術を教えてくれるの?」
「いいっ!?」
――今は、ただただ微笑ましい異種族間の2人が歩んでいくだけである
【THE・END】
…以上でした。
天真爛漫なチロロと振り回されるヴァイパーという図式が面白くてこんな話
を考えてみました。おかげでチロロがド淫乱になっちゃいましたが…。
いずれ投下するだろう♀ケロロとかも控えていますが、こちらもしばらくの
間を置いての投下となると思います。
ちなみに♀ケロロですが、このカップルだけに、冬桃及びケロモアは完全に
蚊帳の外になります。さらに鬱展開もあるのでご注意のこと(一応ハッピー
エンドにはなるはずです)。
四七四式さん乙です。チロロはプルル看護長に続いて好きなキャラで楽しく読ませて頂きました。
>>549 なんか一部字がチロロからプルルになってないか??
>>556 なってますね…orz
ガルプルと同時進行で書いてたから、混同したみたいです
後日、
>>549の部分の訂正版を投下します
…すいませんorz
乙です!
ものすっごいGJ!
チロロたんの天真爛漫小悪魔淫乱ぶりが素晴らし過ぎる…!_ト ̄|〇
某クリム〇ン風ワロスwww
「くやしい…でも、感じちゃうッ!」
クソワロスwwwwwwww
ともかく健気に頑張るチロロが最高でした。godjob!
560 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:46:00 ID:4txrEQMN
ガルプル投下したら
>>529のケロXプルXモアXタマも誰か
書いてください!
赤(♂)×黒(♀) キボンヌ
♂×♀が多いからチロヴァイは新鮮ですた。
♀×♂で猫ギロとかキボンヌ。
クレクレみたいなのは駄目だな…。スマソ
ケロロ×プルルとちびケロ×ちびプルルが読みたいです。
564 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 14:22:16 ID:FyGhVrOK
やっぱり、ケロプルモアタマの4Pが読みたいな。
しかしプルルのキャラが今ひとつわからん以上難しくないか
漫画 新入隊員のような感じ
アニメ お姉さんキャラかつケロロと同期
原作⇒ ガル×プル
アヌメ⇒ プル×ケロ
かな…
原作ベースのガルプルいいなぁ…
e
え
う
酉テストするんだったら別んとこでやれよ…
>>566 ガル×プル小説は現在四七四式さんが作成中です。
572 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 06:47:16 ID:q6XVOk9y
何故……何故誰もモアケロを書こうとしないんだ。
リクはいいけど、まずは下げような
_,..----、_
/ ,r ̄\!!;へ
/〃/ 、 , ;i
i,__ i ‐=・ァj,ir=・゙) あえて言おう!
lk i.l /',!゙i\ i 四七四式氏いつも乙であると!
゙iヾ,. ,..-ニ_ /
Y ト、 ト-:=┘i
l ! \__j'.l
」-ゝr―‐==;十i _,r--――、
.ト、.j.!レ' ̄三! >ーr‐r‐r‐< _,.r<"「 l_____
____,..r--r=ヾヽj,r―'"≦__ ̄ ̄r―'"\\ \r",.-、, \
∧ ト-'‐'"三へ>ト-‐'"~ ゙i / \\(_.人 ヽ._ ヽ
レ'へ._ノi 「 \ ゙l //./",「 ̄/ / / ヽ-ゝ. \ /
レ'// .l l ! ! i/./ ./ / / / ,( \ ノハ
レ'/ .! ! i ゙'!  ̄ ∠, / ヽ._ ,ター '",〈 !
/゙" ,r'" .l‐=ニ゙,「l ! 「 ̄!. /./ ー==' .l.ト、. -‐'"/!.ト,
/ .ト- ゙ー―┘!└‐'='-‐" ヽ._/ 、 トミ、 ̄ ̄._ノノli\
ガルプルも気になるけど
>>554で言ってた鬱展開というのも気になって仕方が無い
正直、あの後どうなるのか予想できん・・・
モアがケロロが女性であると知る。
隊員が女性であると知り気まずくなる
ぶっちゃけ女ならOKじゃんとタママが更にヒートアップ
冬樹が黙っているなんて友達じゃないorひどいと心にも無いことをうっかり言ってしまう。
最後のはありえそうだなーと。漫画でケロロと冬樹が入浴しているシーンがある。
まあ四七四式氏を待つしかない。さて、すっぱだがで待つか
俺は素っ裸でブリッジしながら待つよ。
ガル×プルを(*´Д`)ハァハァ
じゃあ俺はベランダで仁王立ちしてオナニーだ
つか、ガルプルと♀ケロとどっちを先にやるんだ?
どっちからでもいいんだけど
そんなことより早く幼年期ケロロと幼年期プルル絡めてください!
よくある「(小訓練所の)卒業式の日に〜・・・」みたいなかんじで。
ちょっとおませなプルルが、卒業式の日にケロギロゼロをまとめて筆下ろし。
そしてそのときの記憶が蘇ったから
アニメの赤面につながる。
という感じで・・・
弟の筆下ろしした女を小隊に入れたのか中尉…wwwww
プルルの初めてをいただいたのも中尉
>>584 で…家の弟はどのようでしたかな?
典型的ツンデレでした!!美味しかったです。ご馳走様です!!(超笑顔)
心意気で隊員確定。
みたいなのだとワロスww
プルル→ギロロ 筆下ろし
ガルル→プルル 処女喪失
プルルウラヤマシス(*´Д`)ハァハァ
もしくはケロロだけが本番までいっちゃって・・・というのを
思い出してしまいアニメの赤面・・・
だったら辻褄が全て合うと思いますが。
赤(♂)×黒(♀)
591 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 21:55:37 ID:EEjW5A/c
クル夏(・∀・)マダー?
プルルタソの初めての相手は誰なんだー!?
まだ処女だとこれからの軍隊生活に支障をきたすと思ったプルルが
ガルル先輩のところに胸を借りに行く、そんなお話
夏×赤キボン…マイナーすぎか…
>>595 ウッ…!!!!!!_ト ̄|〇
想像(妄想)したら死ぬほど萌えた…!
もう結婚しててもおかしくないんじゃないかこの二人…
プルルもガルルもお互いが初体験の相手だと萌え度up
イカン…プルガルにハマリまくっちまったヨ!
筆おろしプルギロもイイ!
ガルプル〜 (*´Д`)ハァハァ
何かガルプルフィーバーみたいなので、予定を変えてガルプルから投下したいと思います
プルルを凌辱し、更にうしろまでヤってしまう鬼畜なガルルの話なので、苦手な人は注意
では、近いうちに…
後ろって事はアナルファ(ry…!
イイ……!!!!(*´Д`)ハァハァ
鬼畜な兄者(*´Д`)ハァハァ!!!
>>603 ヤフぅ〜♪
凄く楽しみです…(*´Д`)ハァハァ
ガルプルぅ〜(*´Д`)ハァハァ
房中術は、正確には房中陰陽術と言います。直訳すると、寝室で行なう女と男の術ということになります(陰が女で、陽が男です)。
また男は、その最中に精を出してはいけません。出してしまうと、女のほうに精力を奪われてしまうからです。
>>607 つやつやなチロロたんとしおしおのヴァイパーを想像した。
609 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 14:19:45 ID:4e7JqtSt
ガルプルはやく見たいよ〜!
アリサ×冬樹もいいかも。
アニメでもいい感じだったし。
アリサはエロパロのネタにするにはほんと難しい
あまり設定が詳しく書かれてないのも原因だけど、目立った性格描写がないのも一因
原作でも2回しか登場してないけど、作者自身も扱いにくいからなんだろかな?
612 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 20:15:59 ID:0xj/Gwmw
設定厨乙
いい加減振り回されるのは我慢の限界だったヴァイパーは、痺れを切らしてチロロの秘部へとその指をねじ込ませる
今度こそ本当に動揺したチロロは、その表情を初めて本気で曇らせた
「やっ、あ…ダメ!そんなトコ…あ、ぁ…!」
「シャシャシャ…オラァどうした!くノ一になりてぇんだろ!?」
まだ初潮さえ迎えていないチロロのそこは、薄い筋が一本通っているだけだった
体格の違いもあるが、指もせいぜい二本入るか入らないかといった具合だ
じたばたと手足を動かして抵抗するも、相手のヴァイパーは戦闘のプロなので子供の1人をいなすのは造作もない
ここに来てようやく優位な立場に立てたと、ヴァイパーも結構上機嫌でチロロを攻める
「痛っ!ふぁ…やだやだぁ!!」
「ほほぉ…ガキでも一応濡れるもんなんガラ」
「ドロロさん、あたしもうこんなのは嫌!!こんなに辛い思いするんなら…忍者なんて…」
「?」
「止める…あたし、くノ一なんてやめる……」
チロロのすすり泣く声を聞いて、ヴァイパーはその指を止めた
彼女は未曾有の状況に着いていけず、とうとう泣き出してしまったのだ
やはり所詮は世間知らずの女の子だし、こうなることなど最初から目に見えていた結果である
しかし、この展開を誰よりも望んでいたヴァイパーは、非常に後ろめたい気分に包まれていた
「(少なくともこれで馬鹿げた忍者ごっこは終わったが…ホントにこれで良かったのかガラ…?)」
彼としてはチロロが鬱陶しかった感があったものの、その一方でどうしても放っておくことはできなかった
別れた女房が引き取っていった息子に似ていたから放置しておけなかったのか?
否、理由はそれだけでは無いはずだ
「ひっく…えぐ……」
枕を抱いて涙するチロロ
すると、背中をさすられたのを感じてチロロは顔を起こした
「ぐす…ド、ドロロさん…」
その顔は涙でぐしょぐしょになっていたが、起きたところをヴァイパーがシーツの端で拭き取った
…チロロは、くノ一になりたい一心で眼を輝かせていた
煩わしいと一蹴したヴァイパーだが、彼女は本気で修行したくてくっついてきている
彼からすれば単なる遊びみたいなものに見えたが、チロロは一生懸命に忍者になろうとしていたのは事実
それを踏みにじってしまうのも酷だと、ヴァイパーは思い直したのだ
「―悪い、俺も少し度が過ぎたガラ」
「ん…」
「だがこれでハッキリと解ったはずガラ――忍者になるには辛く険しいってな」
「ん…」
震える身体を包みこみ、ヴァイパーはチロロを抱いた
涙を拭きつつシーツにくるみ、2人は一緒に温もりを感じている
「俺はあまり頭が良くねえから偉そうな事は言えない…けど、途中で物事を放り出すのは愚かな事だガラ」
現に自分や自分の一族も、こうやってケロロ小隊を追うのを止めていないぞ…とも言おうとしたが、言ったらややこしい事になりそうなので飲みこんだ
腕の中のチロロは相変わらずぐずっているが、だいぶ落ち着いてきたらしい
そして一呼吸置くと、彼女はハッキリとした口調で宣言した
「ドロロさん…………あたし、頑張る」
「…よし」
決心をしたチロロの姿に、思わずヴァイパーの表情にも笑みが零れた
思惑は違えど決意が同調した2人は、今度は静かにベッドへと身を投じた
四七四式です。↑に
>>549の訂正したものを挙げました
まとめサイトの管理人さんは
>>549の部分はここのものと差し替え下さい
え〜、今回投下するガルプルですが、またもケロン体です
そろそろ人間のえっちい描写が懐かしくなってきたので、次回の♀ケロはそっち方向でいきます
本編に登場するプルルは原作基準のプルルです
原作は新米っぽいキャラとしか掴めませんでしたが、眼に光が無い事に気付いて話を膨らませてみました
作中ほぼエロ描写のみで、ガルルはかなり鬼畜。うしろでのプレイもあったりしますので、苦手な方は重ね注意してください
ちなみに以後の予定は、"アニメ版プルル×ケロロゼロの4P"、"♀タママ×ギロロ"も考え中です
それよりまずは、目先の♀ケロや冬夏などを消化しなければ始まりませんが…では、投下を
去る×月×日、深夜のケロン軍基地に1人のケロン人の少女がいた
彼女の名はプルル…向上心が強く、幼年訓練所在籍時に看護長となった努力家である
そんな彼女も幼年訓練所から卒業し、ついに軍人として一本立ちするときが来たのだ
プルルが召集されたのは、ガルル小隊という新設間もない独立部隊だった
しかし、幼年訓練所にいた頃からその名前だけは知っている
エリート軍人として名高いガルル中尉を筆頭に、様々な猛者が名を連ねる過酷な部隊らしい
軍人として厳しい境遇に置かれるのは覚悟の上だが、プルルは嫌がおうにも緊張していた
この深夜にプルルが本部に出向したのは、ガルル小隊の入隊試験があるからだ
確かに緊張しているけど、それとは別にプルルは気がかりな事がひとつだけあった
どうして自分のような、駆け出しの女なんかを引き入れたのか…
最後までプルルはそこが引っかかっていたのだ
『沈黙の面接』
そもそも、プルルは本部に来るのが初めてだ
夜間なので廊下は薄暗く、たった1人で試験に向かうプルルは心細くて堪らなかった
たまに行き交う人が見えたが、みんな高官のようで毅然とした立ち振る舞いをしている
「…本当に、ここでよかったのかなぁ?」
不安と緊張に包まれ、プルルは何度も持参した地図に目を通した
軍の本部は広く入り組んでいて、とても1人では目的地に行き着くことはできないだろう
…とりあえず、なんとか試験会場まで無事に到着することはできた
幼い頃から憧れていたケロン軍人への第一歩を目前にして、プルルの背がぞくっと震えた
これが武者震いなのか恐れからくるものなのかは、もはやプルル自身も区別が付かない
意を決したプルルは扉に手をかけて、ぐっと力強く押し開く
「ぷ、プルル看護長…入ります!」
「ご苦労」
入室すると同時に、思い声が彼女を捉えた
声の主は自分の真正面のデスクに腰を沈め、こちらに背もたれを向ける形で座している
部屋の中は外と同じように薄暗く、唯一明かりはデスクの上の蛍光灯のみだ
試験と聞いて大きな会場を予想していたプルルは、実際は小さな個室だったことに驚いていた
実技とかは外でやるのかな――と、考えを巡らせているプルルに、対面の影がこちらを向く
「私がガルル小隊の指揮官…ガルル中尉だ」
「ッ…!!」
ガルルが振り向いた瞬間、反射的にプルルは敬礼をした
まるで狼のような切れ長の眼光に射抜かれ、たちまちプルルは延髄反射の行動を取ったのだ
緊張しすぎた様子のプルルを見て、思わずガルルも失笑してしまう
「そんなに力む事も無いだろう。試験といっても、これは簡単な面接のみなのだからな」
「面接…ですか?」
「立ったままでは辛いだろうから、とりあえずそこの椅子に座りたまえ」
軍法や銃器の難解なテストがあると考えていたプルルは、物腰が柔らかなガルルの態度に再び驚いた
むしろ拍子抜けしそうな気もしたが、試験は試験なので油断はできない
椅子に座ったプルルは、改めて喉を鳴らした
もしかしたら、いきなり横から敵が来てゲリラ戦のテストがあるかも…
油断すると、筆記試験をしろと突然突きつけられるかも…
あまりにも和やかで、かつ普通過ぎる面接の応答をしつつ、プルルは頭の隅でそう思っていた
だが、いつまでたってもその気配は無い
訓練所時代の主な経歴や取得した資格、演習経験や軍についての意見など、至極まっとうな質疑応答が繰り返されている
こんなことなど訓練所にいた最後の頃によくやっていたから、ヘマをせずに設問をこなす事ができた
じっくりと話は進み、30分ほど経過して、いったん休憩を取ることになった
「ふぅ〜…」
ガルル中尉も退席し、1人だけ部屋に残されたプルルは大きな溜息を吐いた
現在のところ決定的な失敗も無いはずだが、まだまだ予断は許されない
プルルが知っているガルル小隊の噂は、実は良い面だけではないのだ
軍の機密扱いされている"ゾルル"という存在や、太陽系第3惑星に幾度かの不可解な干渉をしている事実
エリートとはいえガルル中尉の軍内における風当たりは、実のところ良くないのである
しかし、数々の輝かしい戦歴や武勲を持つガルル少尉に限って、そんなことはないはず…プルルはそう信じていた
「ひゃ!」
その時、ぼんやりしていたプルルの頬に、ぴたりと冷たいものが当てられた
見上げると、ガルルがジュースを注いできてくれたのだ
いつのまに後にいたのかと思ったプルルだが、部屋を見渡してみると自分から死角の場所に給湯室がある
「飲むか?」
「あ、申し訳ありません…頂きます」
部屋に来てから緊張しっぱなしだった自分を気遣ってくれた行動に、プルルは素直に感謝する
ところが、飲んでみてそれが酒だと気が付いた
あまりアルコール類を飲まないプルルは丁重に断ろうとしたが、ここはガルルの気遣いを優先して甘んじる事にした
「む…良い飲みっぷりだな」
「ど、どうも」
目を細めつつ静かに酒をたしなむガルルの様子に、思わずプルルは見入った
そこかしこに漂うアダルトな大人の雰囲気は、まだ訓練所とケロン軍の世界しか知らないプルルの眼には新鮮に映っただろう
…しばらくすると酒もなくなり、またガルルはどこかへと出ていった
今度は外へ出たので、いまは間違いなくプルル1人だ
掲示された休憩は10分間…もうあまり時間が無いが、プルルは身体を動かして疲れを取った
「お酒飲んじゃったけど、大丈夫だよね…?」
薦められた勢いで口にしてしまったが、これから先の試験に何か差し障りがあったら大変である
邪推すると、これも何かを試していたのかも…
不安なプルルをよそに、後半の面接が始まろうとしていた
入隊試験も後半となると、口頭で戦術学の質問が出されるなど、難易度が上がってくる
いよいよ試験らしくなってきた面接に一層と引き締まるプルルだが、それよりも前半と後半で変わってきた事があった
さっき酒を飲んだせいか、やけに体がフワフワするのだ
ちょっと身体を動かすだけで、まるで足が痺れた後のような感覚が体中を駆けていった
本当なら声を立てそうなほど気持ち悪いのだが、大事な試験中なので絶対にそんな事は許されない
体調の異変を顔にも出さず、プルルは平静を装ったままで次々と問答をクリアしていく
「――つまり、戦術の基本は攻めと防御にあらず、軍全体の指揮と…ッ!」
「どうした?」
身体を走るムズ痒さは、次第に高揚感を伴うようになっていた
プルルは酒を飲んだ事が1回か2回しかなく、酔った感覚を覚えていない
つい最近、幼年訓練所の卒業祝いの宴会で飲みすぎ、吐き気を催したことが記憶にあるだけだ
「いえ、何でも――ぐ、軍全体の指揮と外交的な意味合いに於ける…」
それでも尚、プルルは我慢を重ねて試験に挑んだ
ずっとずっと目指して頑張ってきたケロン軍人への道…絶対に挫けてたまるかと、プルルは歯を食いしばった
精神論や病理学にまで及ぶ試験はかなり難しいものだったが、プルルは根性と知恵を総動員し、後半30分を見事に乗り切る事ができた
一方で、酒の酔いは快感同様のものとなってプルルの体を蝕んでいたが、なんとか耐え続けられたのだ
「は…ぅ………」
だが、それにしても奇妙なのはこの酔いである
視点が定まらず、時折呂律が回らなくなるのは明らかに酔ったからだが、快感まで一緒に感じるのはおかしい
酒を飲んだだけで、こんなに意識が掻き乱されてしまうものなのだろうか?
「では、以上で入隊試験の全工程を終了する。尚、入隊結果云々に関しては、追って報告しよう」
「あ、ありがと……ございました…」
プルルは最後に一礼をしようと、椅子から立とうと腰を起こす
ところがその瞬間、まるで体の芯に電流が迸ったような衝撃を受け、そのまま床に倒れ伏してしまった
最後の最後で気を抜いてしまった…悔むプルルは急いで起きようとするが、倒れたショックで四肢に力が入らなくなっている
「(大変…こんな無様な姿じゃ、ガルル中尉に申し訳がッ…く…)」
必死に立ち上がろうともがいているプルルとは対照的に、その様子を見守っているガルルは見ているだけだ
手を仮そうとせずに見つめているだけなのだが、果たしてこれもプルルを試そうとしているだけなのか、あるいは…
やっとのことで上半身をもたげたプルルは、自身の醜態を深く詫びた
「す、すみませんガルル中尉…ちょっと足が痺れていたようで…」
「…本当にそう思うか?」
「え?」
中腰になったガルルがいきなり目の前に現れ、プルルは驚く
更にガルルはプルルの顎に手をあてて、彼女をもっと驚かせるような言葉を吐いた
「変だと思わなかったか?あの酒を飲んでから、唐突過ぎる体の変調――不思議と思わぬ筈がない」
「ガルル…中尉?」
「貴様も看護長の端くれならば、私が飲ませた酒に催淫効果を発生をさせる薬剤が混入されていた事ぐらい、察しが付くものと思っていたが…」
媚薬を飲ませて昏倒させた事実を淡々と述べるガルル
驚愕した表情のままで固まったプルルは、ガルルが自分に向かって狩る者の眼をしていることに気付いた
「しかし、今までの面接で貴様という女の大体は解った…近年稀に見る、非常に優秀な素質を持った軍人だ」
「あの」
体を抱き起こされ、デスクに腰をつく格好へと移動させられたプルルは、がっしりと肩を掴まれた
敏感になりつつあったプルルの肉体は、その掌の感触を快感に変換し、自身の体をビクンと跳ねさせる
その様子を見て、ガルルの表情は不適な笑みと共に歪んだ
逆に、デスクに寝かされたプルルは何が起こったか理解できず、唖然としたまま目を白黒させていた
「やぁ…ッ!」
ぬるりと頬を嘗められ、プルルは精一杯の力で身体を捩ったが、ガルルは逃さず啜る
舌は瞼にまで到達し、大きな彼女の眼をなぞった
本格的に手を出されたプルルは、自分がガルルに犯されそうになっていることを、ようやく認識するに至った
面接の間中ずっと我慢していたせいで、プルルの身体には隅々まで媚薬の効果が浸透していた
完全に骨抜き状態となった彼女は動く事すらままならず、くたくたになったその身体は拘束を必要としていない
彼女ができる抵抗らしい抵抗といえば、拒絶の言葉を呟くだけだった
「止めて下さいガルル中尉!こんな…ダメですっ!」
「こんなに悦んでおいて、その意見は納得できるものではないな」
「はぐぅっ!!」
ガルルはプルルの股間を撫で、ぬるりとした液体を彼女の顔へと塗りたくる
直接的な刺激で加速する快感に喘ぐプルルは、自分がこんな痴態を晒している事に気付き、顔を真っ赤に上気させた
「お願い…ガルル中尉」
プルルはあまりの恥ずかしさで涙を流して懇願するが、ガルルはまた股間へと手を伸ばす
今度は撫でるだけに飽き足らず、ガルルは膣口へ指を差し入れ、出し入れして扱いていく
膣内へ異物が侵入すると、プルルの反応はより大きなものへと変わっていった
声を漏らさぬように口を押さえ、さっきの面接のときと同じように耐えてやり過ごそうと考えたプルル
だが、体の底から湧き上がる快楽はさっきよりも激しくなっていた
「ひッ…ッッ…ん!……ぁ…」
「我慢することは無いぞプルル看護長…試験に際して完全防音の部屋を選んでおいた故、構わず荒れていいのだからな」
「!!…っ、……っはぁ!!」
我慢強いプルルは手を噛むなどして必死に耐えたが、性的な経験が全く無かったハンデは大きい
快感が体の力を相殺し、噛んでいた手も自然に離れていく
挿入された指は、まるで別の生物のように膣内を暴れまわり、更にプルルを蕩けさせた
「っ…く…ん!ん!んひゃあッ!!」
「フフ、良い鳴き声だ」
一度声を出させてしまえば、強い快感を与える事により連鎖反応で喘がせられることを、ガルルは熟知していた
肉壁を嬲っていた指は引っかくように膣内を掻き回し、なし崩しに訪れる快感で意識は一気に高みへと追いやられる
「んっ!い……あ、あああああぁぁッ!!!」
仰け反ってガクガクと震えたところで、最後にガルルはプルルが一番感じていた右奥の壁を、抉るように突き上げた
プルルはデスクから背中を浮かし、身体を一段と大きく痙攣させ、絶頂へと達す…
「ああああっ!!あああああああぁぁぁぁぁッッ!!!!」
あまりにもその限界が大き過ぎたのか、プルルは達したと同時に失禁を遂げた
勢いよく吹き出るそれを、ガルルは目を細めながら見つめる
「ああぁ…ああ……あ…」
こうなってはもう止まらない…絶頂の余韻で朦朧としていたプルルは、自分が漏らしてしまったことにも気付いていないようだ
宇宙リノリウムの床をぐっしょりと濡らしたそれは、デスクやガルルの手にも飛び散っている
汚らしいそれを拭き取ろうともせず、ガルルはプルルの顔を覗き込む
「気分はどうだ、プルル看護長」
「だ……やめ…て…、あたし…」
「…まだ、恥じらいの念が捨て切れていないと見える」
冷淡に言い放ったガルルは、プルルの帽子を掴むとデスクから下ろし、座椅子へと移す
未だ余韻の渦中にあり、目の焦点もはっきりしていないフラフラの彼女に、突然ガルルはキスをした
驚いたプルルは余韻から脱し、顔を背けて唇を離す
「ガルル中尉!」
「っ…起きたか」
「駄目です!これ以上は、怖い…」
その怖さはガルルに対するものなのか、それとも未知の性的快楽に対するものか
対するガルルは彼女が拒むのも聞かず、再び狩る者の目を光らせるのだった
秘部を貫く痛みを感じ、プルルの頭から血の気が引く
ハッとして下腹部を見てみると、陰茎を露出させて膣口にあてがうガルルの姿があった
「あ…ぁ…」
生まれて初めて目にする男性器の淫猥さに、プルルの目は釘付けとなってしまった
ガルルのそれはケロン人にしてみると大きくて逞しく、ビクビクと脈動して今にもはちきれそうなほど勃起している
恐れと微量の好奇心で目が逸らせないプルルに対し、ガルルはただひと言だけ口にした
「痛みは一瞬だ」
そう言い終らないうちに、彼は半ば強引に腰を沈めた
プルルは余力で椅子に押し込まれ、破瓜の痛みが股間をじんわりと痺れさせていく
だが、徐々に別のものが湧き上がってきた…代わりにプルルの全身を席巻したのは、先程の失禁したときを遥かに越える快感の洪水だ
処女開通に伴う激痛を知っていたプルルは、思っていたものとは違う反応に違和感を感じた
「――――――――ッ!?……なん…で?痛く無い…?……あ!…うっ…」
しかし疑問を抱く暇もなく、膣内を焦がすガルルの熱が生々しい快感となってプルルを襲う
この反応は先の媚薬によるものだが、明確な説明をしないガルルは黙って腰を動かし始めた
「い…んああぁッ!!あっ、んん…!!」
さっきの指姦の比ではない快感に、プルルは大声で喘ぎ乱れる
もはや彼女の我慢は限界に達しており、自己を抑制する事はできなかったのだ
「まだ序の口…これしきの事で己を見失っているようでは、これから私の攻めを受けきることは敵わぬぞ」
「そんにゃこと…い、いわれてもぉ……ひ、ぐうぅっ!!」
抜き差しされる力は次第に激しさを増し、一緒に座椅子を揺らすほど激しい勢いで攻めたてられた
腰を押し上げるように動かしてプルルの膣内を蹂躙するガルルは、彼女が最も弱い右奥にガンガンと熱を送る
いつしかガルルの背中に手を回し、抱きついたプルルは恥じらいを捨て、嬌声を発し続けた
「ひぎいぃッ!!い、いひっ、ひ…ひゃああああぁ!!」
最初は拒絶していたはずのプルルなのに、今は更なる快感を味わおうと必死でガルルを締め付けにかかっていた
これ幸いと思い、ガルルは削るように雄を内部で擦り合わせ、同時にそっと手を身体の下に潜らせる
くにゅ…とガルルの指が挿入した先は、彼女のアナルだ
溢れ出る愛液が潤滑油の代役を果たし、ほぐされていく菊門はズブズブと彼の指を飲み込む
その相乗効果でプルルの膣壁の圧迫はさらに強まり、より強い快感が生じた
「やッ、そこは…違ぁ……んんんんっ!!」
更に、空いたほうの手でしっぽの部分へも奇襲をかけた
しっぽはケロン人の幼年体までに見られる大きな外的特徴のひとつだが、実はとても敏感な器官だ
ここは上手く扱うと性的快楽も得る事ができ、幼年体の者が行為を成す際にはよく使われる部分でもある
大人になったら二度と味わう事のできない甘美な刺激…無論、ガルルはその事を承知していたので、意地悪にそこを攻めた
「ふむ、流石にタルルやトロロよりも柔らかいな」
「あうぅ…中尉、しっぽ…くすぐったい…ッ」
若干の問題発言を挟みつつ、ガルルは慣れた手付きでプルルの可愛らしいしっぽを触った
実は非常にデリケートな部分であるしっぽは、扱うにしてもそれなりに熟知したテクニックを持たないと逆に傷つけてしまう場合がある
もちろんガルルはそんなヘマはせず、ひらひらの部分を掌で包んで中心の芯をくにくにし、ちゃんと愛撫として成立させていた
相手を散々悦ばせ、同時にしっぽとアナルを攻めて極上の悦楽を与えるガルルの手腕は、一切の無駄がないものだ
だがプルルも限界に近づきつつあるらしく、嬌声の間隙の中で嗚咽にも似た呼吸の乱れがある
「…あぅ、ん…ぐ、あぁッ!!」
「もう我慢はできんか…」
「はぁ……う…、ガルル中尉……あたし、おかしくなっちゃう…よぉ」
「ならば、じき楽にしてやろう――壊れてしまっては元も子もないからな」
これまで絶妙の加減でプルルを絶頂から遠ざけていたガルルは、彼女の腰部を掴んで自分の元に引き寄せた
座椅子の背もたれに後頭部を埋める格好なので息苦しいが、彼は早めに切り上げるつもりのようだ
さっきまで座位だったが身体を傾けた事で、注挿するのは随分楽になった
この体勢では共に座ることができないものの、ガルルは接合したまま座椅子から降りて準備をする
「我慢、できません…ガルル中尉…お願い……します」
「…違うな」
「え?」
「"ガルル"だ…2人きりでいるときは、私のことをそう呼べ」
顔色ひとつ変えずに放ったガルルの言葉は、またもプルルを動揺させるものだった
けれど、達したくて堪らないプルルにとって、今はそんな事を気にしている余裕は無い
「ガルル、お願い――来て…下さいっ!!」
面接を受けていたときなら絶対に言わないようなセリフをプルルが吐いた刹那、ガルルも同じく蠢き始めた
しっぽもアナルも弄ぶことなく、純粋な攻めでもって快楽を与えるガルル
蕩けてしいそうな快感を感じるプルルは、為すがままに受け入れていく
「んにゃ、あぁぁあ!ぁあぁッ!!」
「凄いな…止め処も無く、どんどん溢れてくる…」
「いいっ!!あたし…これ……いいっ!!」
遂にはプルル自身も身体をくねらせ、自ら悦びを感じようとしだす
皮素材の座椅子は、プルルが動くたびに流した汗によってギュ…ギュ…と、鈍く擦れる音を立てた
ガルルとぶつかる腰からも淫らな水音部屋に鳴り響き、妖艶な音楽が奏でられる
「ガルル!ガルル!ガルルぅ…もう、駄目ぇっ!!!」
肘かけを掴んで身悶えするプルルの様子は、限界が迫りつつある事を表していた
正直ガルルも我慢し続けて辛かったので、初めて苦い表情を見せる
「…ぐっ」
「は、はあ゛あぁッッ!!あ゛あ゛あぁーーーーーっ!!!」
そして、彼とプルルの体が一段と大きく震えた瞬間…大量の白濁が放たれた
接合部から漏れ出るほどに叩き込まれた濁りは、一瞬でプルルの胎内の容積を満たしたのだ
全身をビクつかせ、待ちに待った甘美なる絶頂を堪能し、彼女は満たされた表情で意識を飛ばした――
「…ん」
気だるい余韻を引きずりつつ、プルルが目を覚ましたのはそれから30分ほど後の事だった
何か身体に違和感を感じた彼女は、重い瞼を開く
「う…あれ?何だかココが……」
未だ乾かぬ愛液とは別に、何かヌルヌルしたものが大量に付着している事にプルルは気付いた
これは確かベビーローションだ…それと、お腹にも違和感を感じる
冷たい床から起き上がろうとしたとき、そこへガルルが小瓶を持ってやって来た
トイレに行っていたようで、給湯室の奥の御手洗から出てきたところだ
「大丈夫か?」
「はい、ガルル中尉…じゃなかった、ガ…ガルル」
まだ上司を呼び捨てするのに抵抗感があるのか、プルルはたどたどしくガルルの名を呼んだ
彼女は、このヌルヌルが何なのか気になっていたので、ガルルに質問した
「ガルル…これって」
「痛くないように塗っておいたのだ。次の為に、な」
次…ということは、まだ何かやるのだろうか
期待と不安が入り混じりるプルルをよそに、またしてもガルルは説明なしに彼女を組み敷く
「っ…ガルル」
「今度は少々難儀だが、慣れれば病み付きとなるだろう」
そう言って持参した小瓶を開けると、そこから桃色の液体がプルルの身体に滴る
これもローションだ…ガルルは念入りにプルルの体中をローションで塗りたくり、それは彼女の手足にまで及んだ
黙ってその行為を受け止めていたプルルは、ローションが自分の股間を濡らすと顔色を変えた
いきなり何の前ぶれも無く、アナルへとローションを塗りこむようにしたからである
「ちょ、どうしておしりの…ここだけを執拗にするんですか?」
「次の交情だが、そこを使うからだ」
「………………はい?」
プルルは、最初言われた意味を理解する事ができなかった
説明するより実践したほうが早いとばかりに、菊門へガルルは強引に指をねじ込んだ
先程の、攻めの一環として行われていたものと明らかに違う感触に、プルルは全身を強張らせて耐える
「ぐ!!…ぅ……」
「下準備はお前が寝ている間に済ませておいた。心配は全て無用だ」
「ひ…ぎぃ………!!」
更にガルルは指をもう一本挿入し、入口をくく…と広げる
塗りこまれたローションとガルルの2度目となる指姦により、硬く閉ざしていた口は次第に広がっていく
「っっ…嫌ぁ!!」
「薬の効果は持続しているが、今回は勝手が違うからな…多少なり苦しい思いをしてもらう」
相変わらず淡々と話を進めるガルルに対し、プルルはそれどころではない…
排泄器官を使った性行為など、プルルの常識からはかけ離れたものであり、最初の時のように抵抗してしまったのだ
だが、媚薬に慣れたプルルはある程度行動が自由になったものの、力で押さえつけるガルルの方が圧倒的に優位であることに変わりはなかった
適度な広さの入り口を確保したところで、ガルルは一気にプルルのうしろへ己を挿入させた
ゴリゴリと開拓される苦しみに苦悶するプルルは、同時に脳天を突き抜けるような快感との板ばさみにあった
本来なら拡張される痛みで大変な思いをするところだが、媚薬のおかげで痛みだけは和らいでいたのが唯一の救いだろう
「丹念に解せば、こっちの穴はかなり奥まで挿入できる…直腸と繋がっているから当然の話だがな」
「くる…し……い゛っ!…いあ゛っ!!」
しかし、痛みを差し引いて残った苦しさは、それだけでもプルルを消耗させるものである
肥大し脈動する陰茎に貫かれ、快感を感じはじめる前に彼女はかなりまいっていた
四つん這いにさせられたプルルは何度もガルルにバックから突かれ、意識が途切れないように必死で自己を守る
「んあぁっ!あっ!まだ…おっきく…ひ、あぁ…」
手足をバタつかせ、何度も背中を浮かせて仰け反り、アナルから体内を焦がす熱にひたすら苦しみ、甘い声で絶叫し…
這いつくばった股からは、ローションと共に感じて溢れた愛液が滴り落ち、床をべとべとに濡らしている
うしろで感じたら前を使っていなくても濡れるものだが、その内部の感触はまったく違うものだ
膣と違ってピッタリと締め付けてくるうしろは、余すことなくガルルの男根を搾り取るように包む
「やはり…初物女の菊門は堪らん」
「う゛あぁぁっ!!」
きつい中でガルルの雄はもっと奥へ進み、更に大きく膨れ上がった
直腸へ届く位に突き込まれ、雪崩れこむような苦しさでプルルは絶叫に近い喘ぎ声を吐く
同時に相応の快感も感じてはいたが、彼女がアナルで感じるようになるには、まだ少し時間を必要としていた
「こう苦しくては、私も動けんな」
「うぐ…ぅ」
「では、こうするとしよう」
「ひッ!!?」
突如、膣内に違和感を感じたプルルは、ハッとして自分の股間を覗いた
そこには、何か桃色の物体をガルルがゆっくり蜜壷へ入れようとしている所だった
微弱な振動をするその奇妙な物体は、万が一を考えてガルルが持ってきた電動玩具だ
ガルルはアナルと前と二穴責めでプルルを悦ばせ、事をやりやすくしようと考えたのである
玩具は膣内へと飲み込まれ、最後にガルルは持ち手の部分にあった振動レベルをMAXに設定した
「何を入れたんですか!?ガル…る…ああっ!!」
「ちゃんと咥えこんでおけ…これならお前も感じるし、一挙両得だ」
「や…暴れてるっ!!これ、抜いてぇ!!」
両方から侵食する快感は今までで最大のもので、余りある衝撃に彼女の理性は決壊寸前だ
負荷の減った肛内は、最初は半分しか包まなかったガルルの男根を根元まで抱擁した
追い討ちとばかりにしっぽも掴まれ、プルルは首を振って凄まじい悦楽に喘ぐ
「ひゃん!あ…ぐぅっ!う゛っ!」
「どう…だ?もうじき、うしろでも感じてくる頃だろう」
「んっ、じ…ジンジンして…熱いのッ!あ…ぁ…ああぁ…」
限界が近いことを知らせる痙攣がプルルの全身を駆けるも、その勢いは衰えることを知らない
押し寄せる快感を支えるため、プルルは脇にあった花瓶の台にすがりついた
花瓶は落ちて割れたが、2人とも気にせず、交情はより激しさを増す
「ガルルッ…あ、あたひ…やぁあッ!!」
「唇を奪って潮を噴かせ、失禁もさせ処女喪失――加えてアナルも…堪能したぞ、プルル」
「うあああああああぁっ!!!」
ゴクリと喉を鳴らしたガルルは最後の精を与えるべく、彼女を背後から抱いて持ち上げた
そのままガルルは寝転び、騎乗位の体勢で天井を仰いだプルルを激しく貫いた
「ああああああああぁぁっ!!んあああああぁぁああああっ!!!」
「ぐぁ…あ…っ!」
今度の結末は苦しみも伴っていた反動からか、今までで1番の絶頂となった
激しく締める肛壁に気圧され、思わずガルルも大きく喘いだほどの最後だ
「ぁ…あ…ああ…ぁ………ぁ…」
仰け反り、張り詰めたプルルは2、3度ほど大きく跳ね、ぱたりとガルルに折り重なる形で倒れた
体を反らしてプルルをどかしたガルルは、彼女から自身と玩具を引き抜く
膣口と菊門からは、2度に渡る性交渉の果てに刻み込まれた白濁と残ったローションがとろりと漏れ、今までの行為の激しさを表していた
「おなか…い…ぱい……」
プルルは光のなくなった瞳から涙を流し、深い余韻の中に居た
その側で、ガルルも重たい体を起こしている
彼もまたプルルと共に激しい夜を過ごした身…やはり少しは疲弊しているようだ
ガルルは身だしなみを整え、大きな溜息をついた
「さすがの私も、最後辺りは本気で燃えてしまったようだ…歳に見合わん無理など、するものではないな」
ぽんぽんと腰を撫でるガルル…あまり人には見せたくない姿だ
彼は一通りの後始末を済ませると、未だ夢見心地のままで淫らに汚れて倒れているプルルを抱きかかえ、そっと言葉を添えた
「 」
「…え、えぇっ?」
その言葉に、プルルは蕩けた顔を曇らせた
すかさずガルルはフォローして畳みかける
「今までの行為の上で、お前も"悪くない"――と思っているはずだ」
「そ、それは…」
「それに、これでお前も入隊の夢が叶うのであれば…これも"悪くない"話だと思うのだが、どうだ?」
「…」
まだ熱く火照った体に手を当て、プルルは少し思慮した
何故かその顔は桃色に染まり、たちまち色に濡れた表情になっていく
「…その…小隊の皆さんは、どんな方々なんですか?」
彼女の変化に、ガルルは口端を吊り上げて静かに笑った
これこそ、兼ねてよりガルルが求めていた結果だったのだ
「では、改めて私の部屋で話を…」
完全にガルルの胸にその身を委ねたプルルは、そっと眼を閉じた
翌日、突然の非常呼集が、ガルル小隊一同に掛けられた
時間は日付も変わろうかという深夜…眠たい眼を擦りつつ、次々とメンバーが指定された会議室へと集合してくる
一番乗りをしたのは、やはりタルル上等兵だ
「たいちょー、一体こんな夜遅くに、何かあったんスか?」
そこへゾルル…と、なぜか彼におんぶされたトロロも到着した
「あ〜あ、まだ途中だったのに見逃しちゃったじゃん!」
「俺ニハ…アンナ紙芝居あにめノドコガオモシロイカワカラン…」
どうやら、2人して深夜のくだらない萌えアニメでも見ていたらしい
そんな他愛もないやりとりを横目に、全員集まったのを見計らったガルルは、ようやく話を始めた
「諸君、夜分ご苦労。話というのは他でもない、我が小隊の新隊員についてだ」
「そういえば以前うちを率いていた"ケロロ大尉"は無に還元されてて、空席が1つあったんスよね?」
「生半可ナ奴デハ話ニナラン…ソレハ、骨ノアル新隊員ナノカ?」
ガルル小隊は、もともとガルルがケロロ小隊との接触を試みた際に急造された部隊であり、まともな隊員がタルルしかいない事から見てもそれは明白だ
"24時"事件の後、もっぱらガルル小隊に課せられる任務は過酷なものが多く、この後の"惑星アルテア7"の件もその一端である
だからこの小隊に新隊員が来るとすれば、中途半端な者では話にならないのだ
タルルたちが色めきたったのも、それが一因だった
しかし、ガルルは自信満々に新隊員を紹介しに、席を立った
「入りたまえ…」
「はい!」
無論、そこにいるのは昨夜濃厚な交わりを遂げたプルル看護長だ
幼い風貌と見た目に不釣合いな大きな注射器に、頼りなさそうな華奢な姿――明らかにこのガルル小隊に不向きそうな彼女に、隊員たちは異論を唱えた
「ちょ…まだ子供じゃないッスか!?」
「ププ♪しかもおにゃのこだしネ〜★」
「コレハ…隊長?」
だが、この不満の声も計算の内だったガルルは、パチンと指を鳴らす
同時にこくりと頷いたプルルは、おもむろに自分の股間を弄り始めた
「んっ、あ…ああっ!!」
「…………え!?」
この突然の事態に、タルルはもちろんゾルルやトロロでさえ呆気にとられた
他人の眼があるのをよそにプルルは行為を続け、膣内で蠢いていた玩具をずるりと抜き取った
ボトボトと愛液を垂れ流しつつ、彼女の股座から不規則な電動を続ける玩具が落ちる
「はぁ…はぁ…」
「わ…わぁ…」
「たっ、隊長!いったいこの女、何なんスか!?」
慌てふためくタルルたちだが、ガルルは面白そうに見守っているだけだ
すると、いきなりプルルはタルルに近寄り、その目前に腰を下ろした
「タルル上等兵、ですね?あたしはプルル看護長です…宜しくお願いします!」
「ちょっ…よろしくって何を――あ、わぁっ!?」
元気に挨拶したプルルは、手際よくタルルの陰茎を体外に引きずり出し、おもむろに口で奉仕を始めた
びっくりして身動きの取れないタルルは、巧みなプルルの舌遣いで、抵抗する事を忘れてしまっている
「んぷ…ん……タルル上等兵、だいぶ溜まっているみたいですね♪」
「わ、ちょ、おぉ…あ゛っ!!」
そして、ものの1分も経たず、タルルはびくんと震えた
口内に注がれるモノを、プルルは飲み干す
あまりの事態にタルルは思わず腰が抜け、倒れてしまった
あの時から光を失ったままの瞳は、次にゾルルに向いた
思わずゾルルは、腕の刃を構えて臨戦態勢をとる
「隊長、コノ女ハ…何ヲ!?」
「恐れる事はないだろう。我々の欲求不満改善を兼ねた、新戦力だぞ?」
「ヨッキュウ…フマン??」
――あの夜、ガルルはプルルにこう言った
『お前は…この私の攻めを全て受け切った。我が小隊の性欲処理は、お前なら敵いそうだ』…と
そもそも、ガルル小隊には後方支援が極端に少ない
格技による近距離戦闘のタルル、高機動で中距離戦闘のゾルル、そして遠距離間の狙撃を得意とするガルルが主な陣形である
見ての通りの攻め一辺倒の陣形で、バックアップ担当のトロロこそいるものの、年齢的な不安要素を技術面でカバーしているだけに危ない橋だ
その点、プルルは後方支援も攻めも両方可能な、非常に優れた要員だった
面接を行ったのも軍人としても優れているかを判断するためのもので、決して誘い出すための口実だけではない
同時に不安定である小隊内で、図らずも発生するストレスを解消するために、彼女を性欲処理係として調教すれば一石二鳥だ
ガルルは、最初からこれが狙いでプルルを試していたのだ
「…と、いうわけだ」
「そ、それじゃ…」
「ほんとにヤっちゃっていいんスか!?」
「そら、もうゾルルが始めているようだな」
見てみると、既にプルルはゾルルを受け入れいてる
半分が機械化されてトゲトゲしいゾルルの男根を、躊躇せず受け入れるプルル
性的快楽に荒れるゾルルの姿は、タルルたちにとっても新鮮だった
「グ…ガアァァッ!!!」
「はぁあッ!いいっ、気持ち…いいのっ!!」
「――ほら、な?」
チェリーボーイなタルルとトロロは、もうガルルの言葉など耳に入っていない
喉をカラカラに乾かせ、2人のセックスに完全に見入っている
息を荒げて見ているだけのタルルらに苦笑したガルルは、止めのひと言を2人に呟いた
「言っておくが…既に口やうしろも開発済みだ。望むのなら、緊縛などの特殊な嗜好にも対応できる」
「う、うしろ…?」
「マジ…いいんスか?」
「さぁ、早くしないとゾルルが味わいつくしてしまうぞ?」
バッと顔を上げたタルルらは一目散にプルルのところへ行き、過激な乱交の幕が上がった
未熟なトロロを筆降ろしし、前とうしろにゾルルとタルルを受け入れ、徐々にプルルの身体は淫らな色で染まっていく
その激しい様子をよそに、ガルルは遠巻きに彼らを見つめている
「(これで私の仕事は終わった…あとは彼らが満足すれば、万々歳だな)」
欲望のままに乱れ、むせ返るほどの熱気が迸り、4人の乱交は衰え知らずで続いている
だが、次第に自分もムラムラきていることにガルルは気付いた
しかしここで自分が参入してしまうと、さすがにプルルも限界だと思って、彼は傍観者を決め込んでいたのだ
でも、これは―――
…しばらく考えていたガルルは、椅子から立つとこう言い放ったという
「――性欲を持て余す」
【THE・END】
…以上、投下終了です
今までの私の投下したもので1番ロングなものになってしまいました(前後編や続き物は除外)
いつもほのぼの純愛ばかり書いてるので、本格的な鬼畜モノは初めてで新鮮でした
その後、プルルは原作の知らないとこでガルル小隊全員からバンバン犯されまくってると思われます
あと、さっき以後の予定で"アニメ版プルル×ケロロゼロの4P"と言いましたが、これは"アニメ版プルル×ケロギロゼロの4P"の間違いです。すいません…
アニメ基準プルルはまた後日、しばらくということで…
GJ!!ガルプル〜?♀ケロはどうしたんだよーと思っていたのですが、これは…
性 欲 を 持 て 余 す
スネーーーーーーーーーーーーーーク!!!!!!
GJ!!!!!!!!!
(*´Д`)ハァハァ_ト ̄|〇
性欲処理係プルル(*´Д`)ハァハァ!
今日はイイ夢見れそうです!!!(*´Д`)ハァハァ
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今までになく最高!
アニメ基準プルルも物凄く楽しみです。
プルルタソ、ちゃんと避妊してね!(*´Д`)ハァハァ
…お次は何だ?
アニメVerプルルをひたすら待つ!
アニメ版か・・・
プルルが人気ですな〜。アニメ版の姉御なプルルがどんなエロをやってくれるか
で皆様楽しみといったところでしょうか。
個人的には、♀ケロで待っているらしい鬱展開、人間のえっちい描写がとても
気になるのですが気長に待つことにしましょう。
636 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:20:26 ID:EIOufCz3
フ・ユ・キ!フ・ユ・キ! フ・ユ・キ!
「立派になったわね。ケロロ君」
「プルル看護長まで・・・」
まさか・・・
次回はカララがみんなから輪姦されるはなしらしいね。
おや?俺はカララが自ら望んだと聞いたぜ。一緒にいかないか?
カララって幼女じゃないかウマー!!!
「ワイの初めては誰がもらってくれるん?」
今週のアニケロのケロ夏に萌えたの俺だけ?
いいや。俺も萌えました。
でも来週の方が・・・
鍋話らしいし。
鍋にカララが入って、
「ワイを食べてーな。」
輪か(ry
「ワイを妊娠させたヒトがドババインダストリーの後継ぎになれるんやvv」
幼女だからそんなこといいそう!
知ってることいきなりストレートに言っちゃったりとか・・・
>>645 チロたんはヴァイパーのモノだから…w
今頃から楽しみになってるヤツがここに一人。
カララたんリンカーン!!!(*´Д`)ハァハァ
ついでに♂赤×♀黒もキボンヌ(*´Д`)ハァハァ
冬アリもいつか書かれるかな?
>>651 原作基準ならまだしもアニメ基準だったらちょっとキツいと思う。
カララ楽しみ〜〜!
カララたん早く凌辱されないかなぁ…w
肉が食い込むぐらい縄でキツク縛られてほしいw
今更ながらだけど、ケロン人の性器ってドコ?
人間とヤれんの?(ケロン人同士なら出来そうだけど……)
次第にモッコリしてきたらヤダなぁ……。
>>653 それ、イイ!!
ものすごく今週放送分が楽しみになってました。
今回は絶対ギロロからケロロに乗り換えるだろうし。
タママとモアの暴走っぷりとケロロのいやがる姿が見れる!
>>654 このスレに投下された一連のSSから考えるとこんな感じ↓
・普段は体内に収納され、性交渉の時にのみ出現
・サイズはSSによってまちまち(人間とほぼ同じ〜指ぐらい?)
あと、たぶん排泄行動の時は性器を露出しないと思われる
(金の便器が出てくる話でケロロがトイレを利用する直前の姿が確認できるが、見た目は
変わらずいたって普通。先週の話で失禁した時も直前までいつもと同じだった)
このスレのカララタンの妄想跳躍ぶりは異常(;´Д`)ハァハァ
『カララタソは尻軽淫乱娘』
というのはこのスレの常識(*´Д`)ハァハァ
リンカーンされて当たり前の女だカララタソは(*´Д`)ハァハァ
いよいよ明日!
カララタン〜〜〜!
軍曹さんに犯されろ〜〜!
ケロロも某アニメみたいにDVD版はセリフ修正なしみたいなことしたら
もっと売れるのにねぇ。
カララたんはリンカーンされるんだよ(*´Д`)ハァハァ
プルルまた出ないかなぁ
今日の話なんだけど、
カララ&チロロが753さんに追われてる理由発覚
↓
753さんは二人の無邪気さに呼応するが、それだけでは完全に静める事はできず
↓
そこでケロロが、昔無邪気に遊んでた自分達が753さんにカマを掘られた事を思い出す
↓
カラチロ、753さんに人身御供となり、更にこの乱交にケロロ参戦
↓
結果、753さん元通り、カララはケロロに惚れる
こっちが流れとして自然かと
後半の話で、米粒ケロロがタママ・カラチロに食われそうになってた。
アニメスタッフよ。
こんな嬉しいいたずらは初めてだ。
>>662 カラチロ、公開レイープでつか!?(*´Д`)ハァハァ
カラチロ見れんかった・・・・・OTL
まぁ良いさようつべがあるから
ところでココって女の子同士のエロって無理なの??
カラチロのレズ小説とか(*´Д`)ハァハァ
投下前に注意入れときゃレズもホモもOKだと思うけど
>>665 カラチロの百合SS
楽しみに待ってます!
カララタソのマムコはギチギチだよハァハァ
初物だよ(*´Д`)ハァハァ!!!
おい!保管庫のSS増えてるYo!
管理人さんありがたや〜
保守
職人さんが来るのを待つよ!
冷蔵庫の中で。
672 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 04:24:11 ID:iUNtTPxw
風邪ひくなよ。
エロがないとダメなのか?
ほのぼの&エッチ、くらいじゃダメ?
>>673 ほのぼの、小ネタ、ちょっぴりエッチ、何でもイイからカモーン!
頑張って下さい。
あぁ…赤黒(♀)…
ラブラブな赤黒(♀)が見たいよ(*´Д`)ハァハァ
保守。
擬人化って保管庫に結構あったけど、最近無いのはどして?
「擬人化はケロロじゃない!!」とかそういった意見が多いのかな?
絵ならともかく文章だからわざわざ擬人化設定つける必要ないんじゃないかな
擬人化が好きな人は脳内フィルタってことで
>>679 なるほどー答えてくれてさんくす
ちょっと気になったもので。
俺もどちらかと言うと擬人化はちょっと…な方なので、
文章内に「○○の髪が…」とかあっても華麗にスルーしてる。
でも保管庫のゼロ雪とギロ夏シリアスSF風多分擬人化?二作は、出色の出来だった。
あの職人さんの、また読みたいな。
なら、ケロン体エロどんと来いという結論でおK?
ケロン体はケモノや異形系に通ずる、「こんな可愛いキャラが淫らな行為を!」的な背徳感エロさが個人的に良いと思う
人間キャラじゃ出せない魅力だし
自分はどっちもOKだな
その前に、ケロン体だろうが地球人化だろうが内容は職人の勝手じゃないのか?
名前欄にでも注意書きしとけばいいことだし
ケロロ次回は散夜!
冬樹×散夜キボン
確かに
ケロン人だと思って読んでたらなんやと?髪の毛やと?ってなると
固まってしまうなw
注意書き推奨。
そうだな。
どっちも行けるんだけど、自分が予想してた形態と違うと気付くと、
文章にちょっとつまずく感じがするw
ケロン体か擬人化かは一言欲しいな。
擬人化した理由なんかは書かなくても良いから。
>>687 おいおい、前戯も必要だろ?
自分がこのスレに来てるのは、
原作通りで、面白くて、エッロ〜!!なSSを読みたいからなので、
擬人化するなら設定とか心情も入れて欲しいな〜
まぁ
>>684の言う通り職人の勝手なんだけどね
職人さんマダ--?
まあたとえ自分が不愉快に思うことがあっても無言で我慢するのが大人ってもんだ
年末に向けて職人さん方等々も忙しいのかな
>>688 擬人化する理由なんてクルルの発明くらいだからじゃね?
味付けは違っても材料が同じなら削られても良いや、て思うタイプなんじゃないかと。
>>682 それ、ドロロの過去ものと地球占領未来だったっけ? 同意
赤(♂)×黒(♀) ワクテカww
激しいのをヨロシク(*´Д`)ハァハァ
桃×冬でギャグなら投下できます。
さらに文才なくてもオケなら
698 :
697:2006/11/28(火) 19:01:18 ID:jGsXCIDW
すみません。アンカーミスしました。
予告どーり、桃×冬ギャグを投下します
次の人はスルー推奨
ギャグはだめ、なんちゃってエロはだめ、下手な文はゆるせん
こてハンは以前使った「ギャグ屋」にしときます
前に読んじゃって、むかついた人(ごめんな)も大人スルーでヨロ
700 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:46:19 ID:5Bm5+zg+
桃華は真っ赤なそれを見詰め、自身に言い聞かせるように頷いた。
「実行します。後は宜しく頼みましたよ、ポール。」
タママを介し、宇宙商人から手に入れた伝説のシラユキ林檎、食べれば愛する人の口付けを受けるまでは目覚めることがないという危険な睡眠薬。
「冬樹様にはしっかりとお伝えいたします。何かの手違いで桃華様の口に入ってしまったこの林檎の魔力を断ち切れるのは、貴方様しかいないと。」
ポールはいつもの神妙な表情で桃華に応える。
「こんなベタなものに頼らなければ進展できない私と冬樹君の関係・・・」
桃華はため息をついた。
「モモッチ、真剣ですぅ」
そんな桃華を見ていたタママの携帯電話の着信音がなる。
「はいです、軍曹さん。」
{あータママ二等。我輩、今日夕飯の当番なんだけどさ、デザート買い忘れちゃったのよ。ちょっと、西澤家からなんかくすねて、じゃなくって貰ってきてくんない。}
「しょーがないですねぇ、えっとなんかテキトーな物は・・・」
701 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:48:08 ID:5Bm5+zg+
「おいしいかったよ、軍曹」
「上出来じゃない。」
「でしょ、でしょ」
冬樹・夏美の賛美にケロロは満面の笑みを浮かべた。今晩も日向家は母のいない食卓、炊事当番はケロロだった。
何日も前から練りに練ったメニュー。スーパーの閉店直前半額肉・賞味期限がとっくに切れても隠しておいたパンや卵・今年は豊作で安価な根菜の和風ハンバーグ、処分されるところを貰ってきた白菜の味噌汁など。残った予算は裏金としてガンプラの購入にあてた。
「もちろんデザートもあるであります。」
ケロロは真っ赤な大きい林檎をむき出した。
「おいしそうな林檎ね。こんなみごとな物見たことないわ。」
夏美が感心の声をもらす。ケロロは得意になって頷いた。
「これが一番高かったんだよねぇ」
勿論購入したものではなかった。タママに命令し、西澤家からいただいてきた代物だ。だから当然、高級かつ美味であることは間違いなかった。
702 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:50:02 ID:5Bm5+zg+
「桃華様、エステの準備が整いました。」
ポールの声に桃華は頷いた。
「睡眠中は1mmの落垢も体内からの僅かな排泄も認められません。念入りな調節の後、この林檎をいただきます・・・って林檎がねぇじゃねぇかああああああ」
裏桃華の叫びが西澤邸にこだました。
703 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:51:49 ID:5Bm5+zg+
最初に異変に気づいたギロロと呼び出されたクルルの二人はリビングで眠りこけるケロロ・冬樹・夏美をそれぞれの部屋に運び出そうとしていた。
「本当に眠っているだけなんだな」
「間違いなく眠ってるだけだぜぇ」
ギロロはクルルの手を借りて冬樹をベッドにのせた。続いて夏美を丁寧に本人のベッドに横たえると最後にケロロを自室に放り込んだ。
「飯に原因があると考えてよさそうだな。しかし、誰が何のために・・・」
「とりあえず食い物の分析でもやってみるかい」
当然のように夏美の部屋で二人会議が始まる。そこへ突然、空間移動でタママと桃華が現れた。桃華、今にも泣きそうな表情。タママ、ズタボロの状態。
「私が偶然にも所有していたシラユキ林檎をタマちゃんがこちらに差し上げてしまったと聞きました。」
「僕がモモッチの企みを知らなかったばっかりに、軍曹さんに・・・」
「企みじゃねぇ。余計な事言うなタマ公」
704 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:52:57 ID:5Bm5+zg+
「食べたら最後、好きな人がキスしてくれないと、目が覚めないという伝説の林檎ですぅ。」
タママがギロロとクルルに説明した。
「な、なんだと・・・」
凍てつくギロロ、すやすや眠る夏美に視線を向ける。クルルが応える。
「そいつはヤバイね。623でも呼ぶかい?」
「馬鹿な考えは捨てろ。言い伝えを信じるな、お前はちゃんと調べろ!」
「たまには、まともなことを言うねぇクックッ・・・」
ギロロに銃を突きつけられたクルルはノートパソコンに向かった。
705 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:54:25 ID:5Bm5+zg+
桃華は冬樹の部屋にいた。ベッドで眠る冬樹に近づくと、そっと頬に手を当てる。
「・・・冬樹くん。僅かな可能性にかけて、私、キスしてもいいですか?」
桃華の手は震えている。冬樹の柔らかそうな唇に視線が釘付けられる。心音の高鳴りは眠っている冬樹の耳にも届きそうな勢い。
桃華の顔はゆっくりと冬樹に近づき、そして唇が唇にそっと重ねられた。冬樹の開いた口角の隙間から、桃華は舌を少しだけ入れてみた。桃華の舌は冬樹の歯をなぞると直ぐに引っ込められた。
「・・う、ん・・・」
冬樹が息苦しそうに頭を振る。桃華は冬樹の唇から離れた。大粒の涙が溢れ出る。
「・・・私じゃ、なかった。私じゃだめだった・・・」
冬樹は目覚めなかった。
桃華の眼から溢れる涙は、冬樹の頬に頚にぽたぽたと零れ落ちる。桃華は両手で自身の顔を覆った。口から嗚咽が漏れる。
「モモッチ、違うって。キスじゃ起きないそうです。」
部屋に飛び込んできたタママの声に、桃華は頭を上げた。
706 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:56:04 ID:5Bm5+zg+
作戦本部となった夏美の部屋に桃華も集合した。
ギロロとクルルのやりとりが続いている。
「接吻で起きるというのは誤った情報ということか。」
「シラユキ林檎の麻酔効果を断ち切るには、性的興奮が必要ってことだ。ガキ向けに歪曲して伝わっちまったってとこだなクックッ・・・」
「性的興奮?」
「つまり、イクてやつだな。ま、それなら簡単だ。どんなインポでも一発で起たせる機械をつくりゃいいんだろ。俺様にかかれば、1時間もあれば・・・」
「や・め・ろ。そんな下らん物つくるな。」
桃華は黙ってやりとりを聴いている。兎に角、冬樹に拒絶された訳ではないと分かり安堵の表情となっている。
突然ドアが開いた。
「おじ様は、おじ様は、モアが助けます。てゆーか完全看護?」
何処をどう聞きかじったか、アンゴル・モアが立っていた。モアは眼にいっぱいの涙を浮かべている。部屋にも入らず、そのまま踵を返す。
「モアが興奮させてみせます。てゆーか一念発起?」
モアはケロロの部屋に向かって駆け出していた。
「待ちやがれーーー!あの女、僕の軍曹さんにぃぃ」
タママが慌てて後を追う。その様子をあっけに取られて見ていた者の一人、桃華も立ち上がった。
「冬樹君は私の手で起こします。」
部屋を出て行く桃華をクルルの声が送る。
「手こきか。手もいいが、フェラのが効果的じゃねぇか」
707 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:57:33 ID:5Bm5+zg+
クルルとギロロのやりとりは続く。
「で、夏美はどうするよ。先輩やっちまっていいんだぜ。」
「ば、馬鹿な事を言うな。まさか貴様、623の奴を呼ぶなどとは・・・」
「言わねぇよ。それより、あの忍者女が嗅ぎ付けてくるんじゃねえの。あいつならあの手この手で夏美を陥落しちまうかもよ。クックッ」
「それは非常にありそうでまずい。」
ギロロは銃を片手に夏美のベッドサイドに立つ。夏美はすうすうと安心しきった寝息。
「クルル、お前は急いで林檎を分析し、中和剤を作れ。その間、夏美は俺がガードする。」
「指1本で起こせそうなのにねぇ」
クルルは両手の平を上げてみせた。
708 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 20:59:11 ID:5Bm5+zg+
桃華は冬樹の部屋に戻っていた。冬樹の優しい寝顔を見詰める。惹かれるように隣に横になった。眼を閉じると自然とウトウトしてしまう。
ベッドの上にアリサが立っている。
「フユキは私のもの。」
アリサは冬樹に馬乗りになると、冬樹の腰の上に自身の腰をゆっくりと沈めていった。短いスカートがめくれ上がり、白い臀部があらわになり、彼女が下に何も着けていない事が分かる。アリサの顎が上を向く。
「・・フユキ・・・フユ・・キ・・・」
アリサが腰を上下させると、冬樹の表情が恍惚に変化する。
「アリサちゃん・・・」
709 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 21:00:11 ID:5Bm5+zg+
桃華は飛び起きた。ウトウトしたのは僅か数分だったが、その間にとんでもない夢をみてしまった。
「こんなことはしていられません。急がねば。」
桃華は冬樹のズボンと下着を下ろした。まだ声変わり前の少年のそれが露出された。先ほどの夢が桃華から躊躇という言葉を忘れさせている。桃華は冬樹のそれを手に取った。
しかし・・・
「ど、どうしたらいいのでしょう・・・」
桃華はやり方を知らなかった。
710 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 21:01:50 ID:5Bm5+zg+
暫くそのまま、ぼんやりしていた。そのうち落ち着いてきた。桃華は自身の中が熱くなっていることに気が付いた。冬樹のそれを上に向け指で優しくさすってみた。下腹部が熱を帯び、体液がじっわっと流れてきた。
「今は冬樹君を助けることはできません。専門の方のコーチを受けた私が必ず起こします。」
桃華は冬樹から手を離した。冬樹の身柄を西澤邸の専門施設に隔離し、数日のうちに自分がテクニックを身に付けるプランが頭の中で構築された。しかし、それだけでは安心できないことも認識した。敵は人外・オーバーサイエンス等等等。
「何かもっと完璧なセキュリティーは・・・」
桃華は部屋を見回した。その瞳に机が映る。
711 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 21:02:49 ID:5Bm5+zg+
「おじ様が目覚めましたー。てゆーか意識回復?」
モアが勢い良く夏美の部屋に入って来た。その手には寝ぼけ眼のケロロがぶら下がっている。
「えっ!」「どうやって?」
ギロロとクルルの絶句。
「おじ様の大好きなガンプラで興奮させました。てゆーか頭脳明晰。タマちゃんも手伝ってくれたんですよー」
満面の笑みのモア。タママが遅れて帰って来た。
「この女が軍曹さんのガンプラを勝手に持ち出して・・」
「モア殿とタママがね、我輩のガンプラをガチガチぶつけて壊すんだよーーー」
「違うです、アレは戦いですぅ」
泣きそうなケロロ。鋭いまなざし裏タママ。
「・・うるさいなあ・・・」
大きな伸びをして夏美が起き上がった。咄嗟に銃を収めギロロがベッドに飛び乗った。
「夏美――。大丈夫か!?」
「人の部屋で何やってんのよ!」
と突き飛ばされるギロロ。クルルがパソコンから顔を上げた。
「分析結果がでたぜ。ただの林檎に睡眠剤が入っただけの代物だ。西澤桃華、つかまされたな。クックックー」
712 :
ギャグ屋:2006/11/29(水) 21:04:41 ID:5Bm5+zg+
冬樹の部屋。桃華は熱くなる自身を慰めていた。
「ん、うん・・冬樹く・・ん」
前傾になってひざまずき、隆起する部分を中指で回す。溢れる液の出口に指を1本入れてみる。
「あれ、西澤さん?」
突然の冬樹の声。桃華はまさに飛び上がった。
「ふ・・日向君。目が、目が覚めたんですか?」
慌てて衣服を整える。
「姉ちゃんの部屋が騒がしいね。皆来てるんだ。何の集まり?なんで僕だけ寝てたのかな。」
冬樹は欠伸をしながら、ベッドから立ち上がった。桃華は眼を丸くしたまま凍てついている。
「・・・西澤さん、先に皆のところに行ってて。トイレ寄ってくから。」
「・・あっ、日向君待って!」
桃華は慌てて立ち上がる。冬樹は半ば駆け足でトイレに行ってしまった。
そして冬樹の悲鳴。桃華のべたなセキュリティー。冬樹の陰茎にはマジックペンでしっかりと書かれた文字{西澤桃華所有}。
おしまい
ギャグ屋さん、面白い話をありがとう!
久しぶりに和みました。
面白かったです!
GJ!!!
久しぶりの作品でした!楽しかったです。
保守。
保守。
いよいよ明日はアニケロ。
hoshu
719 :
a:2006/12/09(土) 23:22:51 ID:NgWtMRLj
いつぞやのような冷静に鬼畜なガルル兄さまがみたい
文才のない俺に代わり誰か神よ舞い降りて
722 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 23:00:36 ID:9LrkJrWi
怪談をY談と間違えてそっち関係の本を読んでいたら
ムラムラしてきてオナニーしちゃうモア殿の話が見たい
じゃあじゃあタママが出るのが見たいな
甘いのもドロドロのもいけそうな
誰かこのスレという名の新世界の神になろうという勇者はいませんかー
あ、俺は無理
すごい長い期間の放置、本当にすみませんでした
年末にかけて忙しく、中々ここに来れなかったもので…
くだんの♀ケロ続きは近日中にもUP予定です
>>727 お待ちしております!体を壊さないようマッタリ書き進めてください。
擬人化かケロン体か、つ〜話題が上の方であったけど…。住人と書き手が
男性→女性主体に変わったんじゃないかな。
吉崎キャラのおんにゃのこをエロい目に合わせたい!→擬人化
ケロン人のエロに萌えたい→そのままケロン人体型で
・・・・みたいな感じで目的が違うんじゃないかとwカエルと人間のエロはぶっちゃけ
それくらい成り立ちがたいと思うわけですよ。
ウキャ〜〜〜ヤットキタ〜〜〜〜応援してます頑張って下さい
>>727 遂に四七四式さまの話の続きが見られますか。
期待して待っております。頑張ってください。
731 :
名無し:2006/12/16(土) 14:47:20 ID:k29+6DGa
お初にお目にかかります。
賛否両論あるかも知れませんが、クル×ギロ(女)、擬人化です。
〜1〜
ケロロ小隊の一人・ギロロ伍長は女である。
それは家族と兄のガルル、そして―」随分後になってからだが―幼馴染の
ケロロとドロロしか知らないことであった。
男が大部分を占める軍では、何か功績を残すたびに
「女の癖に」
と言うのが、男たちの常套句であった。
だからギロロは(兄の薦めもあって)、女であることを誰にも言わないよう
にしてきた。
ペコポンに来てからも、自分の性別は、冬樹や秋、鋭い夏美にも悟られずに
すんでいた。
だが、同じ小隊のメンバーの、黄色い体の曹長だけは、見くびっては
いけなかったのだ。
「おいオッサン。ちょっといいかァ?」
少し肌寒い秋のある日。
いつものテントで銃の手入れをしているギロロの元へ、クルルがやってきた。
「なんだ?」
「ちょっとした発明品だがな、被験者になってもらいてぇんだよ。
軍曹やガキも、もう終わってるぜ。」
「トラブル&アクシデント」がモットーのクルルの言葉を信用するのは
どうかとも思ったが、ケロロやタママまで受けていて、自分だけ
やらないと言うのも癪である。
だからギロロは、「わかった。」と言ってしまった。
「ク〜クック。じゃあ、一時に俺様のラボへ来な。」
そう言い残し、クルルは去っていった。
(随分簡単に騙されやがったぜ、オッサンの奴。いや、『オッサン』じゃ
ねえな・・・・ク〜ックックック・・・。)
クルルがそんな感じでほくそ笑んでいたことをギロロは知らない。
>>731 中々良い感じ!
最近は擬人化作品ブームなんかな?
でもsageるぐらいしないとね
733 :
名無し:2006/12/17(日) 17:05:52 ID:bhyKe8Rs
とりあえず、クルギロ(女)擬人化の続きです。
〜2〜
美術の才能に卓越した人物が見たら、その人のセンスが粉々に砕け、原始の塵と
化すであろう外観の、クルルズ・ラボ。
言われた通りにやって来たギロロは、ある一室に通され、
「ま、とりあえずそこの椅子にでも座っててくれ。」
と言われ、クルルの準備が終わるのを待っていた。
やがて、クルルが銃の様なものを取り出した。
「何だ、それは?」
「クックック。コイツは、『新・夢成長促進銃』にちょっと手を加えた奴でねぇ・・。
ケロン人をペコポン人の身体に変えちまうのさ。」
「何!?」
ギロロの目つきが険しくなる。
それを見てクルルは、内心ニヤリとした。隠し持っていたリモコンのボタンを押す。
すると、椅子の背もたれから拘束具が出てきて、ギロロを拘束した。
「貴様!何のつもりだ!」
「何でそんな顔をするんだ?オッサン、ペコポンを侵略してぇんだろ?
ペコポン人の姿になれば、油断させて一気に侵略するチャンスもできるんだぜぇ?
・・・ま、オッサンの心配は、姿が変わることじゃねえな。」
何かを言い返そうとしたギロロに、クルルは銃を発射した。
白い光線がギロロを包み込み、煙幕が立ち込めた。
煙が晴れた時そこにいたのは、ケロロに「赤ダルマ」だの、それ以外に「顔面紅葉野郎」だの「赤男爵」だのという、
不名誉なあだ名を冠するケロン人ではなかった。
肩に付くか付かないかのワインレッドの髪に、健康的な肌の色。ガーネットのような瞳。
少々目つきが悪いうえに、顔の左側に大きな傷があるものの、美人の部類に入る。
カーキ色の軍服の襟には、階級章のドクロのピンが付いている。
CかDかは分からないが、女であることを示す胸の膨らみ。
――ペコポン人の姿と化したギロロ伍長が、そこにいた。
734 :
名無し:2006/12/17(日) 17:43:00 ID:bhyKe8Rs
連続ですけど、いいんでしょうか?
〜3〜
クルルが、どこかから姿見の鏡を持ってきて、ギロロの前に立てかけた。
「見ろよ、オッサン。・・・いや、オバサンか?」
煙で咳き込んでいたギロロは、鏡に映った自分を見て絶句した。
鏡に映る自分の顔も、目を瞠っている。
「なっ・・・・!戻せ!早く!」
身体を縛る拘束具をガチャガチャと言わせつつ、彼女は喚いた。
ずっと隠してきたことが、あっさりとばれてしまった。
それも、最悪の相手に。
ギロロは内心毒づいた。
――コイツの言うことだけは、信じるべきじゃなかった!
ケロン星にいたときも、地球侵略の際も、それからずっと居座っている間も
ばれなかったから、油断していたのかもしれない。
ギロロがそうしている間に、クルルは自分にも銃の光線を当てていた。
煙が晴れると、グルグル眼鏡に白衣を身に着けた、金髪の男がいた。クルルだ。
クルルの口の端がニヤリと歪む。
「まあ、せっかくこんな姿になったんだからよ。」
先程のリモコンの別のボタンを押した。
拘束具から細いアームが出てきて、ギロロの顔にプシューッと
スプレーを吹きかけた。
「!?ゲホッ・・・」
「ク〜ックック。即効性の強力媚薬と痺れ薬だぜぇ。1日は効果が続くだろうなぁ。」
「何・・・だと・・・・」
クルルが話し始めたときには、ギロロの身体の自由が利かなくなっていた。
それと同時に、身体の奥が燃えるように熱くなっていくのも分かった。
拘束具が解かれても、ギロロには立ち上がる力はなかった。
そんな彼女を、クルルは抱き上げ、学校の保健室にあるような
パイプベッドの上へ寝かせた。
抵抗すらままならないギロロの軍服を脱がせ、下着だけの格好にする。
豊かな胸を押さえつけるフロントホックのグレーのスポーツブラと、
同色のあまり色気のないショーツ。
まあ、ギロロらしいと言えばらしいものだろう。
「やめ、ろ・・・・。」
羞恥と熱で顔を赤く染めながらも、ギロロは言った。
そんな彼女に、クルルは耳元で囁く。
「・・・・楽しもうぜ?先輩。」
ギロロにとって、逃げられない、長い地獄が始まった。
ケロロのスレってあったんだw
ギロロ×夏美が読みたいな。擬人化とかじゃなくて。
ギロ夏と冷静鬼畜ガルの神が舞い降りるまで俺は死ねない
冷静鬼畜ガル夏&アフターケアするギロ夏を妄想したなんて口が裂けても言えない
740 :
名無し:2006/12/18(月) 16:14:11 ID:L2GmlVLj
>735さん
sageるって、何をですか?段落?
>740
>735じゃないが…
おまいさん初心者だな。
まぁ投稿する際にメール欄にsageって入れなはれ。
742 :
名無し:2006/12/18(月) 18:39:13 ID:L2GmlVLj
>741さん
ごめんなさい。パソコンでメール打たないんです。
もっぱら携帯なので。
>742
OK,了承した。お前が、携帯からだろうがPCからだろうが、それはどうでもいい。
が。書き込む前に、本文記入欄の上にある「メール欄」って所に半角英数でsageと入力しろ。
意味はわからなくてもしろ。よく見ろ、皆してる。してないのはお前だけだ。
記入しないことによって、お前の小説の価値は激減する。
sageない人間が書いたというだけで不当な評価を受ける。
小説自体100点でも、sageないと気分的にマイナス200点くらい食らう。
正直、sageで書かれてない小説は読む気にすらなれない。
俺はお前の書いたものをちゃんと読みたいと思う。だから、sageてくれ。
そもそも書きながら投稿してるって時点でなぁ
745 :
名無し:2006/12/19(火) 16:26:48 ID:UpE/pePf
>743さん、744さん
こうでしょうか?
>>745 それでおk
744みたいに文句垂れてる人がいたけど、書きながらの投下は前例があるから気にするな
でも、まとめて投下の方が読みやすいのは事実だけどね
ともかく、続きまってやす
747 :
名無し:2006/12/19(火) 17:28:59 ID:MUQN0ZuQ
ありがとうございます、>746さん
頑張って書かせていただきます。
〜4〜
クルルは、ギロロの耳たぶを一舐めした。
「・・・・・っ!!」
その途端、ギロロの身体が強張った。
そのまま舌を、うなじ、首筋、鎖骨へと降ろしていく。その度にギロロの身体は、
何度も震えた。
媚薬だけでは、ここまでならないだろう。だとすると・・・・
「先輩。アンタ・・・経験ないだろ?」
ギロロの表情が強張る。図星のようだ。
「ク〜ックック。嬉しいねえ。まさか先輩の初の男になれるなんてなぁ・・・。」
そう言いながら、ブラのフロントホックに手をかける。
パチン、と音を立て、白い胸が露わになった。
身体が動かない代わりの抵抗だと言わんばかりに、ギロロは思いっきりクルルを睨んだ。
だが目が潤んでいるため怖くない上に、却って被虐心を煽るだけである。
クルルは胸に手を伸ばし、ゆっくりと揉み解した。
「あ・・・やめろ・・・っ!」
何とか力を振り絞り、クルルの身体を押し返そうとする。
だがその手をとられ、両腕とも頭の上で縛られてしまう。
「離せっ・・・」
「やだね。」
そのまま、綺麗な桃色の乳首を、指で弾いた。
「ひあぁっ!?」
未知の感覚に、ギロロは悲鳴を上げる。
弾かれた場所から、じんわりと疼きが広がっていく。
その反応を見たクルルは、右胸の乳首を口に含み、もう片方を指でなぶり始めた。
口の中で、乳首を甘噛みし、舌先でつつき、転がす。もう片方は、摘んだり弾いたり、
くすぐったりもする。
「やあ・・・ああっ!うあっ・・・はあ・・!」
逃げたくても逃れられず、クルルの身体の下で悶えるしかない。
自分の身体を、こんな形で蹂躙されてしまうとは。
ギロロは悔しさに、声を出さないように唇をかみ締めた。
そんな彼女をあざ笑うかのように、クルルの手が下半身へ伸びた。
748 :
名無し:2006/12/22(金) 23:53:37 ID:rk7F//+v
〜4〜
クルルが指で内股を指でなぞると、ギロロの足先が丸まった。
そこは汗ばんでおり、股の部分は、濡れて色が変わっていた。
「ちゃんと感じてじゃねーか。」
その一言に、ギロロはクルルを睨んだ。あえて言うなら「うるさい!」だろうか。
それを気にも留めず、クルルはショーツをずり下げた。
濡れそぼった茂みと、誰も触れたことがないであろう性器が見える。
「ク〜ックック。綺麗なモノ持ってんじゃねーか。」
そう言うと、指先でクリトリスをつついた。
「あああ!」
ギロロが嬌声ともつかない悲鳴を上げる。クルルはいつもの陰湿な笑い声をあげた。
「やっぱ、刺激が強すぎるかねぇ?その内に、欲しくてたまんねぇようにしてやるよ。」
白衣のポケットからリモコンを取り出し、別のボタンを押した。
天井から何かが降りてくる。
檻だ。ワゴン車サイズである。その中に入っているのは・・・
「う、宇宙生物!?」
ギロロが驚いた声を上げると、クルルは「ご名答。」と笑った。
「辺境の惑星で発見されてなあ。実験してたんだが・・・。まあ、コイツの体液には
特殊な効果があってな。さっきのガス状媚薬よりも強力だぜ。」
檻の中でうごめいているそれは、スライム状ということもあってかてらてらと光っている。
「ソイツを・・どうする気だ?」
「わかんねえかあ?先輩。ソイツに可愛がってもらえるぜ?」
それを聞いた途端、ギロロの顔が青ざめた。
「ふざけるな!冗談じゃない!ソイツを元に戻せ、クルル曹長!」
その訴えを無視して、クルルは檻の南京錠を開けた。
でろでろの宇宙生物が、ギロロの方へずり寄ってくる。
ギロロは体を起こし、壁際へ後ずさった。件の生物は、もうそこまで来ている。
「く、来るな!」
精一杯の虚勢を張るが、そんなものを耳に貸すはずがなく。
ヌメヌメした触手がギロロの足首を捕らえ、一気にベッドから
引き摺り下ろしてしまった。
そのままスライムの上に寝かされる形になり、拘束されてしまう。
「い、嫌だ・・・。」
弱気な言葉が出てしまう。女であることで、こんなにも恐ろしい目にあうとは
思わなかった。
スライムの触手が、彼女の性器や胸を一斉に責め始めた。
749 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:08:30 ID:WuJV3dXJ
750 :
名無し:2006/12/26(火) 17:30:23 ID:bOVU5JOg
>749さん
その通りです。間違えました。うっかりしてました。
ご指摘ありがとうございます。
ほしゅ。
連すみません。
あと8分。
アニマでケロロ×冬樹やるらしい。
753 :
名無し:2006/12/30(土) 18:10:09 ID:u1WNxTmQ
〜6〜
―――数十分後。
「んっ・・・・んうっ・・・!くぁあ・・・っ!」
触手の先端が、乳首を転がし、うなじを伝い、クリトリスをつつき、秘所を撫で上げる。
クルルはその光景を、ベッドに座って笑みを浮かべて見ている。
こんな痴態を晒してしまっているのと、自分の声とは思えない喘ぎが、ギロロは堪らなく恥ずかしかった。
「やあっ・・・あ、ああぁぁ・・・!」
秘所を激しく責められ、ギロロが抑えきれない声を上げる。
触手が動くたび水音を立てるそこは、充分なほどに潤っていた。
「それならいつ挿れたって大丈夫そうだなぁ?ク〜ックック。」
そう言ってクルルが立ち上がり、ギロロの方へ歩み寄り、大きく開かされた足の中へ身を割りいれた。
その行動が何を意味するか理解して、ギロロは体を強張らせた。
「嫌、嫌だぁ・・・っ。」
「安心しろよ、慣らすだけだからな。」
そう言って、指を一本、ギロロの中へと侵入させた。
「いっ・・・ああっ・・・!?」
未知の場所を割り開かれる痛みに、ギロロは仰け反った。
そんな反応をお構いなしに、クルルは縦横無尽に何かを探るように指を動かし、二本目を挿入した。
最初はきつかったそこも、指を動かすうちにかなりほぐれ、ギロロの表情にも官能の色が浮かび、声にも先ほどより甘さが含まれていた。
そして、クルルの指が、ある一点を抉った。
「ひ、あああーーー!!」
ギロロが、ひときわ高い声で鳴いた。
それを見たクルルは、その一点を執拗なまでに責め立て、空いた手でクリトリスに刺激を与える。
触手は、今までにない激しさで、乳首や胸、太股、アナル、性器の周りなど、体中の性感帯を責めてくる。
無理やりに与えられる快感という電流が、ギロロの体を駆け巡った。
「ひいっ、や、ああっ、くうっ、ああぁっ!!」
刺激を与えられるままに声を出すその姿からは、「戦場の赤い悪魔」と呼ばれる、勇ましい機動歩兵の姿は見出せなかった。
汗と粘液とで妖しく光る体を、熱で赤く染めた美女がいた。
「や、も、駄目、やあ、あああっ、ひぃあああああああっ!!!!」
初めての絶頂に目の前が真っ白になり、ギロロは意識を手放した。
754 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:10:00 ID:R1WrxhLE
冬x桃って人気ないんかな?
探しても殆ど無い。
ども、あけましておめでとうございます
とうとう年を越してしまいましたが、ようやっと♀ケロの続きの投下です
部分別にバラバラで書いていたので何だかまとまりが無いっぽいですが、
なんとかここに完成した次第です(またもかなり長いです)
ちなみに今回またも自慰だけで、今度は夏美がメイン。
ほんのりギロ夏風味ですが、こちらも本格的な描写はこれからの予定です
では…↓
ケロロは実は女である…今までそれを皆に秘密にしたまま、ずっと心のうちに隠し続けていた
しかも冬樹に恋焦がれていたが、そのあまりにも人間と違う自分の姿に絶望していた
なんとか冬樹とつりあう姿になりたいが為、クルルに作ってもらった薬でケロロは人間化する
彼女は、さっそく人間の体を確かめるべく自慰行為に浸り始めていたが、そこに夏美が現れ…
『Dreaming sergeant Part-02 "歪"』
この姿を見られたら、今まで抱いてきた夢が水泡と化す…ケロロは、仕方なく薬に手を付けた
元の姿に戻るときは逆に反動は軽く、逆に全身がスーっと冷めていく感じだ
痛みもそれほどではないものの、ケロロは人間化するときは毎回この苦痛を味わなければならないと思うと、少しウンザリしてしまう気もした
「ん……うう…」
先程とまったく反対のプロセスを辿り、その肌色はツルツルの緑色に戻っていく
服は大気中に溶け込んで消え、長い指や手足は縮まり背丈も低くなる
そして3分と経たず、ケロロが気付いたときにはしっかり原型に戻っていた
「ふぅ…あ、夏美殿?」
扉の向こうで待たせている夏美のことを思い出し、ケロロは急いで戸を開くが、夏美の姿は見当たらなかった
「あれ?」
外を見回してもその姿を確認する事ができない
理由はどうあれ危機は去ったので、ケロロは安心感から大きな溜息をついた
ケロン体に戻ったとはいえ、未だに引きずる絶頂の気だるさは肉体に刻まれている
ふと、そこにさっき自分の姿を捉えた鏡が目に入った
―今写っているのはケロン人の自分―
ケロロは無言で、その鏡を脇の棚に投げ込んだ
果たして、夏美は自分の部屋に戻っていた
その表情は真っ青で、ベッドのクッションを抱いて震えている
まるで何かとんでもないものを見てしまったかのようだ
夏美はドアを背にし、そのままズルズルとへこたれるように座った
「そん…な」
―そう、夏美は見てしまったのだ
あの時夏美は部活のヘルプも無く、真っ直ぐに帰宅していた
急いで帰宅したのは自分が家事の当番だったからだが、今日は仕事の量が多く、ケロロに手伝ってもらおうと考えていた
これで何事も無ければ、2人で無事に家事が済むはずだったのだが
「ボケガエルが女だったなんて…」
ドアをノックしようとした瞬間にケロロの喘ぎ声が聞こえてきたので、夏美は思わず仰け反った
恐る恐るドアを少しだけ開いてみると、そこには今まさにケロン人から人間へと姿を変えていくケロロの姿があった
その後の彼女の独り言からから、ケロロが女性だと悟ったのだ
ケロロが女であると知った動揺もあって、夏美は声をかけておきながらその場を立ち去ってしまったのが真相である
「…そういえば、どうして今まで気が付かなかったんだろ?」
冷静に考え直すと、今まで不自然な点も無かったわけではない
自分の入浴中にズカズカと入ってきたり、やたら変装する姿に女装が多かったり、思い起こせばケロロを女性と裏付ける証拠はいくらでもあった
「でも、まさか冬樹を…」
夏美が一番動揺していた問題がこれだ
気の知れた同居人とはいえ、こういう事情となってくると話も違う
こんな事は絶対に納得できないし、ましてや相手は侵略者
それ以前に、ずっと性別を偽っていたんだし…
混乱の極みだった夏美は、同じような考えが頭の中でずっとリピートされていた
「ひゃっ!?」
突然夏美が背をもたれていたドアが開き、彼女はそのままうしろに倒れた
驚いて受身を取れなかったが、もっと驚いたのは夏美の下敷きとなった男の方だ
「痛たた…」
「お、おい夏美…苦し…」
「えっ?」
自分の下から変な声が聞こえたので、慌てて体を起こすとギロロが倒れていた
ギロロは、ついさっきまで定時の巡回に出向いてて、ちょうど帰ってきた時に夏美が家に入っていくのを見た
だが、しばらくすると夏美が慌しい足音と共に走っていくのを目撃し、心配して様子を見に来たのだ
「一体どうした?ペコポン有数のソルジャーであるお前が、そんなに慌てるなど…」
「あ、ごめん…」
「何かあったのか?」
いつもの気丈さが無い夏美の様子に、ギロロは気付いた
当の本人は気丈さ云々の話どころではなかったが、その不安定な精神状態が心の拠り所を必要としていたのは事実だ
「言ってみろ。迷いをそのまま放置しておくと、戦場では後々命取りになる」
しかし、この事実はギロロも知っているのだろうか?
もし話してしまったら、何もかもが崩れそうな気がしてならない
危惧した夏美は、言葉を曇らせた
「…ううん、何でもない」
「そうか?」
納得のいかない顔をしつつ、ギロロは夏美の部屋を後にした
同じように真実に納得のいかないまま、動揺している夏美を残して
ケロロが例の薬を使ってから、特に何も変わらぬまま数日が過ぎた
彼女はあの薬をどう使おうかで思慮していたが、唯一変わっている点があった…夏美だ
「夏美殿、お風呂が沸いたであります!」
「う、うん…さんきゅ」
あれから、ケロロに対する夏美の態度は妙によそよそしくなった
意図的にケロロを避けているような、あまり話しこんだりしないような…
その変化に冬樹も秋も気付かなかったが、当のケロロは薄々違和感を感じ始めていた
「まさか、夏美殿は我輩が――――――――またガンプラこっそり買ったのバレた!?」
が、その足りない思考から、夏美が自分の性別について思い悩んでいると察するには至らなかった
こちらも冬樹のことで頭がいっぱいだったため、他の物事にまで頭が回らなかった事も一因である
そもそも、こうやって人間になれたからといって、すぐに冬樹と交際できるわけではない
見ず知らずの女が「私はケロロだから付き合って」などと言っても、信用されないのは明白だ
では、どうすればなるだけ不自然にならず、スムーズに親密になれるのか?
それに関して、ケロロには考えがあった…彼女にしては結構な名案が…
翌週の休日、ケロロは秋から貰った給料を握り締め、日向家の玄関に立ち尽くしている
ずっと棒立ちのケロロに気付いた冬樹は、神妙な面持ちのケロロに声をかけた
「どうしたの、軍曹?」
「ふ…冬樹殿ぉ〜!!」
すると突然冬樹の胸へと飛び込み、ワンワンと泣き出すケロロ
いきなりの状況に面食らった冬樹だが、号泣するケロロの背中を擦って落ち着けようと努力した
その騒ぎに秋と夏美も顔を出す
「あらら、どうしたのケロちゃん?」
「ボケ…ガエル?」
「じ、実は、アンチバリヤとペコポン人スーツが故障してしまったのであります!」
慌てふためきつつケロロは、今日が祭日キャンペーンで記念限定版ガンプラが発売される事、部下に買いに行ってもらう訳にもいかない事を仄めかした
「それなら、また僕のリュックで一緒に行けばいいんじゃないの?」
「ゴメンね冬樹…実はリュックサックお洗濯しちゃったの!」
「えっ?」
涙でグズグズのケロロは、サッと一枚の広告を冬樹に手渡した
そこにはガンプラ●周年記念期間限定プレミアム版とかいう、興味のない冬樹には全くわからない文句とプラモデルの宣伝が並べられている
「これ!この特別仕様アームパンチ稼動1/144ゾゴックと初立体化シャア専用ゾゴジュアッジュ!この日を逃せばオジャンなのでありますぅ〜!!」
震える指で欲しいガンプラを指差し懇願するケロロに、夏美たちは半分呆れ顔だ
対する冬樹は、親友が困っている姿を見過ごすような男ではなく、快く購入代行を承諾してくれた
ついさっき秋から貰った給料を手渡し、ケロロは玄関から出発した冬樹を見送る
「フ〜ユ〜キ〜ド〜ノ〜!頼んだでありますよ〜!!」
一生懸命に手を振るケロロに冬樹も手を挙げて答えた
2人の微笑ましい様子を、夏美と秋は静かに見守っている
「ふふ、いつにも増して楽しそうね…あら、夏美」
「なぁに、ママ?」
「何だか最近、元気がないみたいよ?」
図星を突かれた夏美はすぐに表情を取り繕ったが、秋の心配そうな顔は変わらない
ママにだったらケロロの性別の話をしてもいいのでは…と夏美は一瞬だけ思った
でもこんな話は、たとえ秋でも受け止められる事実なのかと、即座に疑問が生まれた
またも夏美は言葉を飲み込み、足元を駆けていくケロロを見つめるのだった
「…」
一方、駆けていったケロロが向かったのは自分の部屋だ
急いで部屋の鍵を閉め、手際よく戸締りを確認すると、あの薬を取り出した
「ゲロゲロリ!これで第一段階は成功であります!」
――ここまでくると分かるだろうが、これら一連の流れは全てケロロの仕組んだものだったのだ
自分のアンチバリヤの電源を止め、ペコポン人スーツを全部クルルの所へメンテに出し、ちょうど開催されていたガンプラキャンペーンを利用したのである
お出かけ用リュックサックを洗濯に出し、ギロロ達に手出しされないように仕事を配分するなど、常時のケロロからは考えられない程の完璧な用意周到さだ
あとは擬人化して街中で偶然を装い出会えれば、スタートダッシュはコンプリートだった
「んっ!んっ、ん………ッ!!!」
変身も2度目となると、最初ほどの衝撃は感じなかった
痛いのはしょうがないけど、これも冬樹を思えばこそだ
以前と同じ具現化プロセスを歩み、以前の緑髪とヘソ出し軍服へと姿が変わっていく
今度は気を失う事もなく、きちんと起立したまま変身する事ができた
心配性なケロロは鏡でちゃんと変身できたか確認すると、一目散に特設した裏口を使って日向家から抜け出す
こうして、意気揚々とプラモ屋へ先回りするケロロは、ここまで冬樹との初接触計画は完璧だった――と思っていた
だが彼女は気付いていなかった…自分の後を尾行する、日向夏美のことを
「…それで、冬樹君はどこなんですか、ポール?」
『ハッ!冬樹殿は現在、某ホビーショップへと向かっております』
「ホビー…ガンプラ?って事はコブつきかよ!」
街中で酔っ払い中年のようなガラの悪い声が響いた
しかしその発信源にいたのは1人のお嬢様…西澤桃華だ
常日頃から冬樹と接触することに血眼になっている桃華は、今日はタママと一緒に町へ出てきていた
ポールの報告内容によると、冬樹はガンプラを買いに出歩いてるようだ
「わーい!軍曹さんに会えるですぅ!」
「仕方ないですわ…タマちゃん、私が冬樹君と会ったらケロちゃんを引き離してくれませんこと?」
「了解ですぅ!」
利害の一致で手を組んだ二人は、さっそく冬樹(とケロロ)を探して歩き回った
親衛隊のヘリで目的地へ行く事も可能だが、今回はあくまで"さりげなく"接触することが目標であり、表立った大きな行動はできなかった
「そういえばモモッチ、今日は軍曹さんが待ちに待ってたガンプラのキャンペーンか何かがあるって言ってたですぅ」
「ということは、目的地はキャンペーンを取り扱っているお店…おおかたの場所は絞り込めそうですわね」
タママも何度かケロロと一緒にガンプラを買い求めて街を歩いた経験があったので、桃華にしてみても心強い味方だ
だが、2人はいくつかのショップを歩いて回っても、冬樹らの姿を見つけることはできなかった
次第に焦りの色を伺わせはじめた両人であるが、焦るあまりに通行人にぶつかってしまった
「!」
「きゃ!あ…すいません」
「おぉ、これはタママ二等に桃華ど――オオっと!!」
「へっ?」
どこかで聞いた音域の声に気付いた桃華は、そこに自分より頭1つ高い緑髪の女性を見た
もちろんそれはケロロで、つい条件反射で2人の名を漏らしてしまうところだった
「(マズいであります…タママには別命あるまで自宅待機と言っておいたのに、桃華殿のことを忘れていたであります!)」
桃華が冬樹のことを慕っているのはケロロも周知の事実であるが、ここまで恋敵ともいえるこの少女の存在を無視していたわけではない
冬樹に告白をしたり接近しようとするとき、桃華は決まって最期の一歩がいいように邪魔されてしまう事が偶発的に多発していた
それでケロロも自然に安心していたが、今の自分は桃華と同じ土俵に陣取っている…これは今までと全く違う状況だ
ケロロは桃華が冬樹を探している事を察した…それは計画を頓挫するのを防ぐべく、先に冬樹を見つけなければならない事を同時に示唆していた
「(ここは桃華殿にも悪いけど、ちょっとだけ離れさせてもらうでありますかな…)」
「…」
片や、桃華は初対面であるはずの女性に、とても不思議な感覚を受けていた
正体がケロロだと知らずとも、やはり何か感じるものがあるのだろうか
同じようにタママも不思議そうな顔でケロロを見つめている
「えっと――ま、前を見て歩かないと危ないでありま…危ないですよ?」
「ハイ、ごめんなさい…」
「モモッチ、先を急ぐですぅ」
先行を促された桃華は、ケロロに軽く会釈をすると歩きはじめた
自分から桃華が遠ざかったのを見計らい、同時にケロロはあさっての方向へと走る
冬樹がいる場所とは全く正反対の商店街入り口に辿り着くと、ケロロは大声で桃華たちへ向かって叫んだ
「冬樹殿ぉ〜!早くしないとガンプラ売り切れちゃうでありますよぉ〜!!」
「軍曹さん?!」
コンマ1秒もかからず、光の速さで一足お先にタママが桃華を引きずって飛んで来た
人ごみにまぎれて隠れたケロロの横を、ドタバタと2人は走り去っていく
「ゴラァタマ公!!こっちは違うだろがぁ!!」
「軍曹さんの声がしたです!僕が軍曹さんのあま〜いキューティーヴォイスを聞き間違うはずがないですぅ!!」
そんな血眼の2人に、ケロロは申し訳無さそうにそっと敬礼をするのだった
その頃冬樹は、ケロロが指定した小さなショップに来ていた
入荷数自体が少なく、何年も前から熱烈なマニアが所望していた品とあって、こんな場末の小さな店にも行列ができている
ふと、店の中を覗いてみると、みるみるうちに商品が無くなっていくではないか
様子を見た冬樹は、慌てて列に加わった
「まだ在庫はあるみたいだけど、大丈夫かな?」
ケロロから渡された広告には、ケロロがほしがっていたもの意外にもいくつか魅力的なラインナップが並んでいた
初の公式立体化となるシャア専用アッガイ、限定復刻となった旧金型成型版RX78ガンダムなど、素人の冬樹にしてみれば何がなにやらさっぱりだ
しかし、一緒に並んでいる人々から発せられる熱気はただ事ではなく、正直バンビーは居辛い環境である
行列はそんなに長くないが店が狭いので流れは遅く、最後尾の冬樹は時間を持て余し、携帯でもいじくって時間を潰していた
「……わっ!?」
ところが、不意を突かれる形で冬樹の後頭部に何か柔らかいものが押し当てられた
驚いて振り返ると、それが豊満な胸と知って冬樹は赤面する
その押し当ててしまった背後の女性は、ついさっき桃華を撹乱して無事に到着したケロロだった
彼女は冬樹を見つけ、急いで後に回ろうとしてバランスを崩してしまったのだ
本当は後からさりげなく話しかける予定だったが、結果的に不自然でない話のきっかけができた
「あっ、すまなんだでありま…じゃなくて、ごめんね?」
「は…はい」
たわわな胸を押し付けられておいて、いくら鈍感な冬樹でも動揺しないはずがない
頭に当たった柔らかな感触に、彼の動悸も加速する
そこを刺激するように、ケロロはワザと"年上のお姉さん"らしく艶っぽい口調で話した
「今度の発売は限定だから、ちょっと我輩も焦っていたのよ」
「我輩…?」
「あ〜…イヤイヤ!ただの口癖であります」
「あります…?」
「ぐぐっ!!」
ケロロ自身も緊張しているのか、いきなり初対面からボロ出しまくりである
だが冬樹はミスター鈍感、そんなことでは気付かない
さらに服装が軍服っぽい格好だったこともあり、不自然な口調も冬樹は納得していた
「実は、僕の友達も同じ口癖なんです」
「そうなんで、ありますか…」
なんとかバレなかったので、ケロロは大きい溜息を吐く――第二段階の初接触はこれで成功だ
あとはそこから親密になれば今日の目的は完遂されるので、ケロロは積極的に冬樹にコンタクトを取る
「僕、名前はなんていうでありますか?」
「日向冬樹です…お姉さんは?」
「え…えっと、我輩は…」
言葉に詰まったケロロは、ここで自分が詐称する偽名を用意してこなかった事に気付いた
やっぱりこういうとこで抜けているとこがケロロらしいが、切羽詰っているので冗談では済まされない
苦し紛れに、ケロロは頭に浮かんだ名前を構わず出した
「民子…枠辺 民子であります」
この名前は渡辺久美子のアナグラムだが、それにしてもダサい偽名だ
若干苦しい気もするが、咄嗟のケロロにしてはこれが精一杯と思われる
だが冬樹はミスター鈍感、そんなことでは気付かない
次の瞬間には何の疑いも無く、彼女の名を呼んでいた
「(ふ、冬樹殿がニブくてよかったぁ…)」
苦しい名乗りをケロロがしてから10分ほどした頃、周囲の状況が変化しはじめた
行列は前の人らが少なくなり、逆に後の人たちは早々と帰っていくのだ
もう商品が残り少なく、手に入らないとして潔く見限ったのだろう
ケロロたちも店内を見てみると、みるみるうちに詰みプラが消えていく
「…もう残り少ないですね」
「ぐぐぐ、我輩の目当てであるゾゴックとゾゴジュアッジュが無くなっては大変であります!」
「あれ?民子さんは僕と同じのを買いにきてるんですね」
「ま、まあそんなカンジであります…」
ついポロリと本音が出てしまったケロロ…一体今までいくつ墓穴を掘ったことか
しばらくすると、ようやく2人が入店できる番となった
「お2人さん、もうこれしか残っとりゃせんよ」
奥から店主と思われるお爺さんが顔を出した
既に入手したい商品がないと悟った人々は去り、店に残っているのは冬樹とケロロだけだ
残っているガンプラは2つしかないが、なんとそれはゾゴックとゾゴジュアッジュだった
2人がほしいのもゾゴックとゾゴジュアッジュ…これは気まずい状況である
あくまで冬樹との接触が目的だったので、ケロロは自分から購入する意思は無かったが…
ケロロは大人しく引き下がり、今日はここまでで切り上げようとした
「え〜…じゃあ冬樹ど」
「――いいですよ、民子さん」
「ゲロ?」
が、先に持ちかけてきたのは冬樹のほうだった
次々に降りかかる想定外の事態に焦燥していたケロロは、思わず焦った口調で冬樹をまくし立てた
「そっ、それはダメであります!冬樹くんには、それを心待ちにしている友達がいるんでありましょうに!」
「うん…でも、これは民子さんに譲らなきゃいけない――そんな気がするんです」
さっきの桃華もそうだったが、やはり見た目は変わってもケロロはケロロだと自然に分かるのだろうか?
一方のケロロも、そこまで冬樹が言うのならと、結局は自分の財布から金を取り出すこととなった
誤算とはいえ、いたたまれない気持ちになったケロロは、自分に譲ってくれた冬樹に頭を下げる
「えっと…すまなんだであります、冬樹殿」
「ううん、軍曹もきっと納得してくれると思いますし」
「軍曹?」
「あ、いえ…」
ケロロに続き、今度は冬樹が言葉を誤った
まるでケロロそっくりな女性を前にして、冬樹もまたケロロと会話していると錯覚してしまったようだ
自分と同じように自らの失言に焦る冬樹を見て、ケロロは何だか少し安心した気がしたという
店頭にいた冬樹とケロロは、そのまま成り行きで近場のカフェへと足を運んだ
あの場で別れても良かったが、日頃冬樹にくっついて外出している事で、自然に同一の行動を取ってしまったらしい
しかし今度は気まずくはならないで、普通に会話を楽しむことができそうだ
冬樹も初対面の女性を相手にしている気にならないので、ケロロにとっても好都合である
思わぬ誤算が積み重なり、ケロロと冬樹の初デート?は和やかに進む
「ふ〜ん、そんなことがあったでありますか」
「はい、それでその時姉ちゃんが…」
一方、その2人の微笑ましい光景を鋭い視線で見つめている影があった
その影はケロロが出かけたときからずっと背後に付き従い、今もこうして監視を続けている
もちろんそれは、気になって尾行をしていた日向夏美だ
今までこっそりと一部始終を見ていた夏美は、ケロロの目的を大体理解していた
「(ボケガエルにしては考えたみたいだけど…でも、納得いかないわよ)」
夏美はとにかく、この2人の邂逅を今すぐにでも止めたい気持ちにあった
だが、ここで突然出ていくのは不自然すぎるし、手を拱いている訳にもいかず、歯痒い気分で2人の様子を見つめている
でも、こうしていても埒が明かないのも事実…思い切って夏美は、2人の間に割って入った
「冬樹!」
気の立った声を聞き、冬樹は姉の姿を見つけた
ケロロは予想外な夏美の登場に冷や汗を流したが、擬人化しているので正体はバレていない筈だと、心を落ち着かせる
「帰りが遅いから来てみたら…さ、帰るわよ」
ピリピリした雰囲気の姉に違和感を感じつつも、冬樹は夏美に大人しく手を引かれて帰っていく
まだそんなに遅い時間じゃないのに…と思ったケロロであるが、ここは無難に口出ししないでおこうと引き下がった
すると、冬樹を引っ張っていた夏美が踵をかえし、ケロロのほうへと来た
ギョッとしたケロロに、夏美は睨みをきかせる
「"あなたが誰だか知らないけれど"…冬樹には二度と近づかないで頂戴」
「ゲ…りょ、了解したであります」
言いしれぬ威圧感に気圧され、思わず敬礼ポーズでケロロは返答する
―別人のふりをして冬樹を誑しこもうとしているのは明白だ
―絶対にこんな事を許してたまるか
夏美の頭の中には、こんな思いが渦巻いていた
…不本意に打ち切られた蜜月に、釈然としないままケロロは帰路についていた
手には不本意に買ってしまったガンプラのいくつかと、不本意に使ってしまって軽くなった財布が残っている
途中までは良い展開だったのに、あそこで夏美殿が出てこなければ…しかし、今更悔いていても仕方が無い
冬樹たちより先に日向家に帰っておかないと不味いので、ケロロは足早に家路を急いだ
裏口を介して自分の部屋に戻ると、ケロロは早く元に戻るために薬を取り出そうとした
「えっと〜、一錠飲んで元に…………ん?」
ところが、慌てて薬を口に運ぼうとその瞬間、ケロロの身体に異変が生じた
体中から湯気のようなものが立ち上り、どんどん力が抜けていく…
「あ……え…?こ、これってまさか、伊藤潤●のアレでありますか!!?」
しかし、立ち上る湯気は伊藤潤●のアレとは違い、死臭でもなんでもない無臭のものだ
実は、既に薬のタイムリミットである5時間が経過していたのである
これは空気中へと装飾が帰し、急激な細胞の変化に伴ったもので、別に異常でもなんでもなかった
以前薬を使って戻ったときは半強制的な作用だったのでああなったまでで、実際はこれが当然の反応であったのだ
元に戻っていく身体の様子に、ケロロもようやくそれに気が付いたらしい
「そういえば、元に戻る事をすっかり忘れてたであります…イヤハヤ」
焦った自分が馬鹿馬鹿しく、自嘲しながらケロロは元に戻っていくのを静かに待った
「―――冬樹、いつも言ってるでしょ?知らない人に付いてっちゃいけないって」
「でも…」
同じ頃、帰宅した冬樹と夏美は、未だに今日のことで話を続けていた
頑なに擬人化したケロロを遠ざけようとしている夏美とは対照的に、特に悪い印象を抱かなかった冬樹は反論をし、話は平行線を辿っている
冬樹は別に擬人化したケロロに固執していたわけではなかったが、あまりにも夏美が捲くし立てるので引くに引き下がれなくなっていた
「とにかく、あの人は姉ちゃんが思っているような悪い人じゃなかったし…」
「ただでさえボケガエル関係だけでも面倒ごとが多いのに、これ以上あたしの悩みの種を増やさないで!もう……」
応酬に痺れを切らし、夏美は肩を落としてどこかへと向かった
冬樹も柄になく口論してしまったせいか、疲れた様子でリビングのソファーへと腰を沈めた
「はぁ…」
「どうした?」
元気の無い様子の冬樹に、庭からギロロが声をかけてきた
彼はケロロに『基地内の武器全部メンテしといてくんない?』と無理難題を押し付けられ、一日中武器の整備をしていて、今ちょうど終わったところだった
これは前述したとおり、自分の行動を気付かれないようにケロロが仕向けたものである
ちなみにタママには賞味期限が近い大量のお菓子を処理する事、クルルには基地設備の全点検を命じていた(ドロロは忘れていたので命令は無し)
そんなギロロに対し、冬樹は今日あったことのあらましを話して、大きく溜息をついた
「ふむ…夏美がそんなに取り乱すなど、変だな」
「たまに姉ちゃんとケンカすることもあるけど、今日の姉ちゃんはどこかおかしかったんだ…」
「…よし」
一通り話を聞いたギロロは、夏美にも何があったのか事情を聞くため、彼女の部屋へと向かった
ギロロが夏美を追って部屋へと向かった頃、当の本人はお風呂場に居た
熱い湯に浸かり、夏美は悶々としているようである
それもそうだ…擬人化したケロロが冬樹に近づいて親密になろうとしたり、冬樹もそれを悪くないと思っている事を知ってしまったのだから
「…」
許せない
許せない
許せない
衝撃の事実と幾多の秘密を背負い込んで、今や夏美は疑心暗鬼な状態になりかけていた
誰を信じ、誰を頼ればいいのか…否、我の強い夏美が、自分だけが知る秘密について、他人に相談を持ちかけるなどという考えは無いはずだ
現に今までも秋などに切り出そうとしていたが、全部飲み込んで自分の重荷としていた
「…」
いくらでも吹き出てしまう、忌々しい感情
決して気持ちの良いものではないそれを相殺するため、夏美はそっと手を素股の間へと潜り込ませた
「…っ」
以前ケロロがしていた自慰行為を目撃してから、夏美は気晴らしとしてこの行為をし始めていた
性的な知識に関して無知ではなかった夏美であるが、こうまで自慰にのめりこんだのは初めての事だった
一時の大きな快楽に身を置けば、嫌な事はその場だけでも忘れる事ができるので、自然と肉欲を欲したのだろう
「っは…は……」
湯の暖かさが生々しく膣口を辿る
夏美はいったん湯船から上がると、タイル敷きの冷たい床へと身体を投げ出した
熱されたお湯とは正反対の冷たく硬い感覚に、のぼせた身体はますます興奮していく
外に聞こえない程度で、夏美は妖艶に身体をくねらせ、快感に自分を預けた
「ん!んんっ…ッ……ぁ…はッ」
肉壁を抉るたびに心地良い刺激が身体を伝い、思考をぼやかせて肉体を痺れさせる
両手で股間を弄っていた夏美は、これだけでは物足りないのか片手を離し、自らの乳房に持って行かせた
中学生とは思えない豊満な弾力へ、少々乱暴な勢いで愛撫していく夏美
その秘所からは止め処も無くぬるい粘液が滴り落ち、体は甘い麻痺で程よく蕩けていた
「ふぅっ、う…んぁあッ!!」
勢いに任せて処女膜の寸前まで指を挿入し、思わず大きい嬌声が出てしまったので、夏美はハッとした
自分がケロロの情事を目撃したように、自分の痴態を余人に知られたら話にならない
誰かに気付かれやしないかと危惧した夏美だが、特に人の気配は感じられず、取り敢えずは大丈夫のようである
…が
「――――夏美?」
夏美を探して彼女の部屋の前まで来ていたギロロが、この時微かな声を聞き取っていたのだ
ギロロは声のした方を辿り、二階から降りようとしていた
「…いるのか、夏美」
軍人として鍛え抜かれたギロロの聴覚が夏美の居場所を特定したが、そこはバスルームだった
流石に風呂を覗くわけにもいなかいので、ギロロはドア越しに夏美の存在を確認しようとする
一応、微かにだが夏美のいる気配と、シャワーが流れる音が聞こえる
「お……俺はただ、夏美に今日何があったかと聞くだけだ!断じてやましい想いなど無い!!」
1人で言い訳を吐き、緊張と興奮で顔を真っ赤にしながら、ギロロはドアにそっと手をかける
ドア越しから話し掛けても浴槽までは聞こえないので、足を踏み入れるのは仕方の無い事だ…と、さらにもう一度ギロロは1人で言い訳を吐いてドアを開いた
香るシャンプーの良い匂い、その場に脱ぎ捨てられた夏美の衣類…ギロロにとってはそれだけで倒錯しそうなほどのシチュエーションがそこにあった
「なっ、夏美……そ、そ、そこにいるんだろう??」
もはや心配だから話を聞くという当初の目的を見失っているような取り乱し気味のギロロ
ここで本来なら「なんでこんなとこまで来るのよ!」と怒鳴られて放り出されるのがパターンだ
だが、どういうわけか返事は返ってこない
疲れて湯船で寝てしまっているのかと思ったが、中に入るわけには…
どうすればいいか困り果てたギロロは、もう一度耳を澄ましてみることにした
「…ん……う、ぅ…」
「…夏美?」
「はぁ…はぁ……っ」
「夏美!?」
ハードボイルド夏美ラヴなギロロは、彼女の苦しそうな喘ぎを聞き、四の五の言わずに浴槽の扉を開いた
まさか本当に溺れて…?
「夏美!大丈夫か!?」
…そこでギロロが見たのは、床に倒れて息を荒げている夏美の姿だった
一瞬、夏美の裸体が眩し過ぎて失神しそうになりながらも、ギロロは洗面台からバスタオルを持って夏美の側へ向かった
「んん…」
「夏美、しっかりしろ!」
とろんとした夏美の眼…案の定、額に手を当ててみるとホカホカに暖まっている
どうやら、長湯がたたってのぼせてしまったらしい
いったん夏美を外に出すため、ギロロは夏美にもう一度呼びかけた
「まったく…俺がいなかったら風邪をひくぐらいじゃすまないぞ!」
「…ぎろ、ろ?」
「すまん…お前の苦しそうな声を聞いたら………ッ!?」
ギロロは手を添え、夏美を助け起こそうとした
しかし次の瞬間、夏美は突然ギロロを取り押さえ、床へと押し付けてしまったのだ
あまりの急展開に目を白黒させているギロロを尻目に、のぼせた夏美が迫る
「なッ…??え…?」
「ねぇギロロ………あんた、オトコでしょ?」
「は…夏美??」
「もしかしたらボケガエルだけじゃないかもしんないし…あんたもちょっと見せなさいよ…」
「うわっ!?」
「ふ〜ん…ココみたいね、アンタの」
夏美がギロロの股間付近を探ると、薄いスリットがあるのを見つけた
そこはケロン人の生殖器がある部位で、雄の場合は陰茎が収納され、雌の場合は更に奥に膣が存在している
割目へと指を強引にねじ込み、夏美はギロロの性器を探った
「ぐッ…………ぁ……あぁっ!!」
状況が飲み込めぬまま夏美を受け入れ、ギロロは思わず弓なりに仰け反った
「ふぅん…ギロロにこれがあるってコトは……ふふ、ギロロはオトコなんだ♪」
「よせ!夏美、やめ…ぐあぁッ!!」
無理矢理体外に性器を引きずり出され、苦悶の表情をギロロは浮かべた
顔を出した陰茎はもう限界まで張り詰めていて、今にも暴発しそうなほど猛っている
ちょうど人間の指より一回りぐらい大きいそれを見て、夏美は自分も自慰行為を再開していた
「んひゃあっ!!ぎ、ギロロもしようよぉ…これ、いいの…ぅあぁッ!!!」
「ハァ…ハァ………っ…夏美……のぼせて、己を見失っているのか…?」
ギロロが察した通り、今の夏美は自分でも何をしているのかも分からない、前後不覚の状態だった
ケロロに対する不安や猜疑心、それを紛らわせようとして行った自慰による快感、加えて長湯による湯当たり…
これらの要員が重なり、夏美は理性をことごとく削ぎ落とされていたのだ
「んッ!んんッ!!くっ、ああああっ!!」
その一方で、夏美はギロロに見られている事も忘れ、必死に己を貪っていた
赤い髪を振り乱して嬌声を発し、腿を濡らす愛液はタイル目に沿って流れていく
充血し勃起した乳首をぐにぐにと抓り、全身は電流が流れたかのようにがくがくと震える
もうすぐ絶頂が近いようで、涎や涙を垂れ流しても意に介さず、夏美は黙々と行為を続けていた
「ナツ…ミ」
ギロロもまた、今まで一度も見たことの無い夏美の乱れた姿を前に、ただ呆然としているしかない
触れずとも達しそうな雄を抱え、ギロロはひとまずここから抜け出そうと思案していた
さっき夏美が言っていた「ケロロだけじゃない」「あんたも男?」という言葉から、夏美の様子がおかしいのはケロロに原因があると睨んだのだ
これは一体どういう事なのか、行って事情を問いただそうと、ギロロは笑う膝を抱えて立ち上がった
「ひぁ…あ、あぁッ!!」
その側で、相変わらず夏美は甘露なる刺激に没頭していた
身体に付いていた湯は全て乾き、代わって彼女の肉体には玉の様な汗が伝っている
肉豆を震える手で弄い、痺れが限界を越え、頭の中で何かが弾け跳んだ感覚と同時に、夏美は全身を強張らせた
「ひッ!い…い゛ぎぃいぃぃぃいいいいいいいいッッッ!!!!!」
呼吸さえ忘れそうになる絶頂の刹那…肉襞からは勢いよく潮が噴き出し、バスルームは一時の静寂に包まれた
糸が切れた人形のようにかくりと力が抜けた夏美は、時間の経過と共に次第に冷静さを取り戻しつつあった
ギロロは、あのペコポン人有数のソルジャーであり、それ以上に自分の恋焦がれる存在である夏美の、あの痴情が信じられずにいた
あそこまで夏美が倒錯してしまうとは、余程の事があったに違いない
怒りにも似た感情を湛えつつ、ギロロはケロロの部屋へと向かっている
確か、さっきタママが遊びに来ていたようだが…
「ケロロ…貴様、夏美に何を……何を……」
ケロロの部屋の前まで辿り着いたギロロは、ぎろりとその扉を仰々しい形相で睨むと、そのノブに手を掛けるのだった
【to be Continued】
(薬の数…残り5錠)
…以上、今回はここまでです
冬樹とケロロがデート→夏美が介入→夏美の異変にギロロが気付く…と、
今のところここまで来ましたが、この続きはタママ×桃華の要素も一緒に
考えています
ちなみに夏美がギロロを襲ったのは前後不覚になって「ギロロも女じゃない
のか?」と疑心暗鬼になった結果だったんですけど、ちょっとごっちゃに
なってしまいましたorz
明けましておめでとう
今年も冷静鬼畜兄とギロ夏の降臨キボンヌ
あけましておめでとうございます。
>>769 四七四式さま、新年早々に新作の作成、ご苦労様です。
しかし、♀ケロロはまだまだ前半といった感じですね。
完結までにどんな事件、エロが発生するのやら・・・、
これからも期待させてもらいます。
あけおめ(*´Д`)ハァハァ
しつこく赤×黒(♀)の投下を待つよ!
夏ギロを希望。
そういえば冬樹って逆レープ多いキガス。
774 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 04:42:30 ID:haReK1No
>>769 待ってたー!GJ!
まさか年をまたぐとは思わなかったけど、タマ桃ってのも初では?
雌ケロ以外のエロいのも待ってまーす
Pururu_3P.....
紫×看護長もまた見たいな(*´Д`)ハァハァ
ちびケロ×ちびギロ×ちびゼロ×ちびプル早く読みて〜〜〜
新春早々またまた過疎ってる?
ほしゅ
黒(♀)……(*´Д`)ハァハァ
いままでいろんな♀化の話はあったけど、
なんでクルルと冬樹の♀化は書かないんだろう。
>>781 クルルは公式で♀化があるし(ロボだけど)、書こうと思えば書けそうなネタ
ていうか、ネタがあるなら君が書けばいいのでは?
>>782よ、>781はただ疑問を書いてるだけで、読みたいとは言っていないぞ
冬樹が女の子だったら、相手はケロロか?桃華で百合か?
クルルはエッロ〜〜!!な娘で小隊全員相手に…とかw
クルル(♀)はムツミとのカレープレイが好き
カレープレイw数日は匂い取れなさそうだな
クルルの性格から、自分の体を使ってどうこうってのは考えにくいな
知的でクールで嫌な性格の女…この設定には萌えるがw
逆転の発想だ。
女性化するんではなく、元から♀でそれを隠している・・・というのはどうだ?
クルルは実は♀
↓
で、実はギロロが好き
↓
しかし、根っからの嫌な奴であるクルルはどう話したらいいか分からず
↓
結局愛情の裏返しでいつものように嫌がらせ
↓
ふりだしに戻る
映画新キャラのメール(だったっけ?)×夏美
映画本編のストーリーもそんな感じらしいし。
何か書いてみようかな…?ミラ受けとか……
791 :
789:2007/01/17(水) 23:13:37 ID:TvTQq+w2
>>790 一応内容はクル×ミラで決まってるんですけど……
かなり時間がかかると思います…
気長に待ってるよ〜
今日のアレ…正体が兎ってことは、性欲もさぞ凄いだろうな
794 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 19:23:06 ID:iliaUclQ
かなり王道(?)から逸れてると思うけど、ギロケロあったら読んでみたいかも〜
ギロロって、結構鬼畜なイメージがある、ガルルの弟だしw
793>>
此処ケロアニ放送されてないから、ものすごく話が記になるw
ここ、腐女子多いな
女体化とかきもい
許せてもタママまでだろ
ということでタママのSSの需要を主張します!
>>793 あの三人がメインなら、違うアニメになってしまう気が…?
う〜む不健全だ。吉崎キャラであれほどエロい秋ママやら、健康的お色気
の夏美やら、純情しかし猪突猛進の桃華やら、天然レズッ娘の小雪やら、
癒し系実はサド?なモアが散りばめられていて……なぜカエル同士で。何故。
萌えは人それぞれだからな。
作品投下する人にまで押し付けるこっちゃない。
ギロロ×ムカカ 読んでみたいなw
『☆争奪』のやつ。
女の子全員でリーダーギロロを逆レイープでもいいな(*´Д`)ハァハァ
>>800 ☆争奪戦後もオタマっ娘見ると、
思わずビクッとするギロロを想像してしまったジャマイカ…
>>802 詳しくはケロロランドを参照のこと
ていうか、ここ来る人でケロラン読んでない人が結構多いな…
やっぱ児童書だから買い辛いのかな?
ちなみに自分は創刊号以外は全部買ってます
書き下しもあったりして割りとお得
ケロランは創刊号から読んでるけど、一般人が考えた
ケロン人は萎える。
でもケロランの4コマはケロロじゃ結構有名な同人作家さんが書いてる。
トモキさんとか,かたぎりさんとか。
この4コマ書いてる人はこんな同人も書いてるのか〜。
この4コマはどんなこと考えながら書いたんだろう。
とか考えながら読むと楽しい。
>>807 Thanks!
勘違いだった。
紫=黒かと思ってた。
でも意外と黒×看護長もいいかも
今年の目標・小雪に本懐を遂げさせてあげたい
でも据え膳(くのいち秘伝の香かなんかで催淫状態にした夏美)を前に
はっ、これは本来敵にかける技だわ…!私たちお友達なのに!と気づいたものの
夏美の痴態(「体が熱いのぉ…うふふ小雪ちゃんの体、冷たくて気持ちいい…」等)
と理性のせめぎ合いに耐える小雪14歳・青い春とか
あ、このプロットだと9割がたやれないな。ちっ
やれなくてもいいチンコが立てば!
ふ、ふたなりとな?!
いやディスプレイの前のお友達のことです(´・ω・`)
緑小隊×カララタソ
ゲルルは全身が媚薬ローション仕立て
拘束された夏美の姿が水着で靴下着用て…
おとなしそうに見えたウレレだけど、ホントはド変態?
816 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 11:33:59 ID:iNH/8rYF
ケロン人同士のエロ…ここ来るまでは眼中にすらなかったけど今はもう夢中
またカエル達がエロエロに乱れるやつ見たいな…
とりあえず、保守アゲ
冬樹って女性型宇宙人に縁があるよね、、今日の放送みてしみじみと思ったな 逆に男友達はすくないな
下着姿晒せないから好く水って
エロ通り越してマニアックーw
昨日はケロロのヒロインたちも恵方巻を食べた・・・のかな。
(以下、省略されました・・・全て読むには脳内妄想してください・・・)
820 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 02:53:32 ID:lxjsAjOA
節分の次はバレンタイン…ネタはごろごろでてきそうだ
新作求め祈願アゲ
今日のアニメ見てギロロがチョコくれた人物を絞り込む為にモアから順に次々強姦する妄想をした
あ・・そういや幽霊ちゃんとはどうやってすればいいんだ?
俺は今日の話を見て、
>>787がアリに思えてきた
好きなんだけど、ギロロをいじめてしまう♀クルル…カワユスw
絵で擬人化ならまだしも、文章はなぁ。
よっぽど上手じゃないと801としか見えないから困るよね。
ここで801に見えないほど上手い女体化なんてお目にかかったことないよ
そのつもりで書いたんだから言うなよ
そんなんどうでもいいからモアのエロいの見たい
ケロモアもしくはクルモア(*´Д`)ハァハァ
828 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:24:23 ID:7VRCcI9N
ホシュ
保管庫にある作品を見ようと思って、
>>1のとこにあるURLに入ったんですが、何が何やらで何処に作品があるのかわかりません.
誰か作品の在り処を教えて下さい.
>>829 まずエンターから中に入る
↓
その他のマンガの部屋その3に入る
↓
そしたらスクロールしてくとあるよ
自ずと解るはず
保守。
834 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:08:05 ID:xmCNGJ2Q
期待アゲ
軍曹(♀)×冬樹は何時になるやらだね
それでもオレは待ってるぜ!
「ボケガエル」
春は名のみの肌寒い午後。
ソファでごろごろしつつワイドショーを見ていたケロロは、テレビと反対側に慣れた気配を感じた。
「あ、おかえりでありまちゅ、夏美殿〜!」
すっかりだらけた様子を取り繕うともせず、くるんと体を回して帰宅したばかりの夏美の方を見た。
「まだまだ寒い日が続きますな〜。今、お湯を沸かしてるでありますからチョットマッテネ」
警戒心の欠片もなく腹を出したままのカエルを見降ろして、夏美はしかし口を開かない。
いつもならば聞かれるであろう「ワイドショーなんか見てないで、掃除は済んだの!?」的な小言も出てこない。
ケロロはわずかな違和感を覚えた。
ここは常ならば「こらー!」「わーん!勘弁でありまーす!」というレクリエーションが発生する時間帯なのだが…
なのに今日に限って夏美は、ケロロの眼下にさらされた腹をじっと見入るだけだ。言葉はない。
「あ、あの…夏美殿?お茶でしたらもう少しお待ちを」
「…………」
正確には夏美が黙って注視しているのは腹ではない。その下だった。脚の付け根、とでも言えばいいのか。
「ねぇ、ボケガエル…」
ようやく夏美が声を発した。
だがそれは、常の厳しくも優しい、怒りながらもからかいや愛情を絶妙に
そして無意識に滲ませるケロロの知る夏美の声ではなかった。感情の起伏がないのである。
もちろん声紋を照合すれば明らかにそれは夏美の声なのだが、それでもしかし……
「ねえボケガエル、アンタたちってどっからオシッコするの?」
ケロロの知る夏美は、こういう質問はしない人物だったはずだ。
夏美の視線は、ケロロの脚の付け根に釘付けのままであった。
つづく
ktkr
wktk
♀ケロ続編マダー?
>>835 >>838 現在、スレの容量の関係で投下を自重しています
また前スレの時みたいに1000まで満了せずに終わらせてしまったら申し訳ないので…
わかりました。相手の考えも知らずでしゃばってすいませんでした。
四七四式さん、これからもどうぞよろしく!
d('-^*) good luc
では新たな作品の投下を待ちつつ普通に萌えでも語るべか
取り敢えず冬桃分が足りないキガス
ケロン人の子供はやっぱ卵から孵るのかな?それともそのまま産まれるのか?
オレの疑問に救いの手を!
とまぁ、戯れ言は置いといて、おれは忍者娘×アサシン分が足りない・・・。
>>842 確か卵
24時でガルルがケロロを卵に還元云々とか言ってたと思う
後どれくらいで6スレ目に突入?
残り155レス
容量は…短編小ネタ3つくらいならイケる?
小説のネタになるような雑談でもして埋める?
埋めるにしても先は長い
かと言ってSS投下するにしてもスレ容量が微妙
うーん…
848 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:13:35 ID:XZY4Icyo
ケロロ小隊の階級的力関係ってたしか
クルル曹長
↓
ケロロ軍曹
↓
ギロロ伍長
↓
ドロロ兵長
↓
タママ二等兵だよな?
でも実際はどうだ。
クルル・ギロロ・ドロロ・タママ
↓
ケロロ
じゃねぇか!隊長の威厳はいったいどこに行ってしまったんだ!
いや、元々無かった気も・・・・・・
今日はネタ満載の話だったなw
何はともあれ散夜萌え
話変わるけど、〉〉391のキルミラ小説の後編ってもう書かれないの?
この前のテレビ放送でこのカプの熱が再発しちゃったよ!
これを書いた職人さんがまだこのスレにいるならぜひ後編書いてー!
あと来週公開の映画のあの侵略者二人組みもいい・・・
>>851 もう落ちとる。
いくらなんでも、8時間持たないところに上げるのはどうかと思うんだが……。
短編なら大丈夫かもしれないので、明日辺りに短めなクルル×モア話を投下しようかと思います
一ヶ月前に投下し損ねたバレンタインネタで、モアに振り回されるクルルの話です
ktkr
wktk
ようやっと来たか
楽しみなカップリングだ
今回の話は
>>854の通りの内容で、クルルの視点で語られます
いつもより短めなのでご留意を
バレンタイン?
あぁ、ペコポン人が昔の風習にかこつけて、甘菓子売りに躍起になる日のことだろ?
ケロン星にいたころも似たようなもんがあったが、俺は全く眼中に無かったぜ
むしろ、そういう幸せそうな場面を台無しにするのが俺流のバレンタインの楽しみなんだけどな…ク〜ックックック
だから俺は、ああやっていちゃついてたりほのぼのしているとこを見ると虫唾が走る
はっきり言って、バレンタインなんざ大嫌いだな
あんなことで無駄な労力を消費するんだったら、カレーでも食ってた方がマシってもんだゼ
…ん?「負け犬の遠吠えにしか聞こえない」だと?
―――違いねぇ
確かに生まれてこのかた、俺はあんな黒い固形物なんぞ口にする機会はほぼ皆無だったな
でもあんな甘ったるい塊なんざ、俺の口にはなっから合うはずも無いだろ?
ま、そういうことだな
つー訳で、俺はこのくだらないイベントを更に盛り上げるために、最高の計画を進めてたんだが…
いちいち説明するのも面倒だ、早速やっちまうかな…ククク
『Yellow Valentine』
今俺が精魂込めて作ってるのは、独自に開発した甘味料だ
味も見た目も砂糖と寸分も違わない、ただの粉にしか見えないだろ?
実はこれには面白い物が混入しててな、コイツを摂取するとある種の興奮状態に陥っちまうんだ
ま、手っ取り早く言うと媚薬だな、これは
この甘味料を街中で売りさばかれてるチョコの中に混入させればどうなるか、想像するだに愉快なもんさ
催淫効果だけで止めておかなくても良かったんだが、このことを思いついたのが昨日だったからここまでが限界だった
ヒマがあったら、味覚を一時的に破壊させたり精神錯乱状態にさせたりもできたんだがなァ…クククク
「クルルさん、新たに2袋できました〜♪てゆーか順調生産?」
「ああ、そこにでも置いとけ」
っと、そういえばモアに手伝わせてるんだったな…脳味噌軽い天然女ほど扱いやすい人材はいねぇってな
「ところで、このお砂糖は何に使うために作ってるんですか?」
チッ…余計な詮索を…
確かにコイツは扱いやすいけど、何かと面倒な話題ばかり振ってきやがる
だが、俺が適当に「隊長から頼まれて作ってる」と言うと、あいつは馬鹿正直に信じて作業に戻っていった
…やっぱり扱いやすいな、この女は
さて、予定通り生産量も700kgに届きそうだ
あとは機械が勝手に精製から梱包から全部やってくれるが、俺の仕事はここからだ
明日にバレンタインを控え、どの家にも必ずカカオ豆の匂いが漂っている
チョコの成分を目標と定めてこの特殊甘味料を転送させちまえば、あとは次の日になるのを待つだけで良い
そうすれば、朝から奥東京は市をあげての大乱交祭りの会場と化す…さぞ壮観だろうな
もちろん俺だって鬼畜じゃないから、記憶や情報等の後処理も大丈夫さ
ここ地下基地や日向家には俺の監視カメラが目を光らせているのは周知の事実だが、同時にそれは街中にも設置してある
この一大イベントを映像に収めて売れば収入も得られるし、俺の気分も晴れて一石二鳥って寸法さ…ク〜ックック
時間はもう夜の2時を回った
準備のほうも着々と進み、あとは転送装置へ甘味料を運んだら完了だ
しかし、いくら待ってもその気配は無い
不審に思って振り返ってみると…アイツがすやすやと寝息を立てて眠っているところだった
全く、お前が動かないと何も始まらねぇんだぞ…畜生
「オイ、起きろ」
「…んん?」
「これで終わりだ、早く起きろ」
「ん"〜…」
俺が肩をゆすって起こそうとしても、モアはむにゃむにゃと鳴いてるだけだ
…ムカツク
この女に構っている暇はない…俺は本来モアがやるはずだった仕事をすることにした
なんのことはない、転送装置行きのベルトコンベアーに、袋詰めにした特殊甘味料を乗せていくという作業だ
別にこいつの手を借りなくても、俺だけで出来る事だが―――では、
「ムグッ!」
お…アレ?
オイオイ、たかだか7kgちょっとの袋だぞ?
いつもインドアだったからといって、俺がそこまで虚弱なハズは…
「ふんっ…グ……ッ!!」
やっと半分乗せたと思ったその時、袋は俺の手から落ちて床に飛散してしまった
こうなりゃこっちだって意地だゼ
大体、モアが転寝なんてしなけりゃ俺が不似合いな肉体労働で四苦八苦することもなかったのに…つくづく、罪作りな女だな
相変わらず寝息を立ててあいつは寝てるが、俺のほうはまだひとつも甘味料を転送してはおらず、既に3袋分が無駄になっている
半ばヤケ気味になっていた俺は、脇にズラリと控えている大量の袋にげっそりとしていた
「…ハァ」
床に腰を下ろし、俺は額の汗を拭った
…その時、妙に甘ったるい匂いを俺の鼻が感じ取った
甘味料はごまんとあるが、それとは違う香りだ
「クルルさん、お疲れ様です♪」
「―――ッ」
見ると、いつ起きたのか、あの女がホットケーキをこさえてこちらにやって来る
差し入れのつもりなんだろうが、起きたんなら俺にこんな事させんじゃねェよ…チッ
しかしここで怒っても仕方が無いし、俺は黙ってそいつの持ってきたホットケーキを口にした
味はそんなに悪くは無ぇが、砂糖の入れすぎか滅茶苦茶甘く作ってある
モアは俺の食う様子を見てニコニコしてやがるが、そんなに見てたら食う気も失せるだろうが
「クルルさんが元気になるように、ちょっとお砂糖多めで作ったんですよ…てゆーか恐悦至極?」
聞いてねーよ
俺が面倒臭そうにケーキを食う一方で、モアは俺の側に腰かけると、自分の分のホットケーキを食べ始めた
こいつ…遠足気分か?
一体自分が何に加担してるか、解ってやってんのか?
どっちにしろ、天然女の相手をするのは疲れると、俺は再認識するに至った
曲がりなりにも腹は膨れたから、少しは体力も回復してきた
やっとモアは積み入れ作業に着任し、いよいよこれからが本番だな…
ラボのディスプレイに奥東京市の全景が映し出され、転送の準備も完了した
そんじゃ、ショウタイムの始まり――――――……え?
「く、クルルさん!?」
「ッ…??」
突如、俺は椅子から転げ落ちた
まださっきの作業の疲労でも残っているのかと思ったが、ふと俺は嫌な予感に駆られた
ディスプレイに視線を向けると、転送量一部不足と警告が出ている…
ま、まさか…
「オイ…お前」
「クルルさん、しっかりしてください!」
「お、お前…あのホットケーキ、何で作った?」
「え?それはここで作ったお砂糖で…」
――なんてことしてくれやがったんだこのガキ!!
よりによってこの俺が特殊甘味料最初の被験者となるなんざ、いくらなんでも笑えねぇぞ?
俺は思いっきり憤怒の視線をモアに浴びせたが、この天然がそんなことに気付くはずも無かった
つーか、こいつも一緒にホットケーキを食べたんだから、じきに俺と同じ事に…
「ふぁっ!?」
…なったな
まるで腰が抜けるように倒れたモアは、まるで何が起こったのか飲み込めていない顔をしている
ザマァミロ
「あ…れ?」
「馬鹿が…あの砂糖にゃ、ちょいと細工がしてあったんだがよ…糞ッ」
「へ?えっと……??」
ともかく、こいつの相手をしている猶予はねぇ
全部が終わったときに使用するはずだった中和剤がどこかにあったハズだ
早く本格的に発症する前に使わねぇと…マズ…
「ひぁっ!」
「?」
俺が中和剤を探そうとしたところ、あいつが突然びくりと跳ねた
どうやら、俺より先にモアから効果が発現したようだ
息が切れて喘ぎ、身体は芯からどんどん熱くなり、性的行為以外考えられなくなる…それが俺の仕組んだ薬の内訳だ
ご覧の通り、モアの症状はじわじわと進行している
クク、俺が考えてた通りの反応だな……って、ナニほくそえんでんだ俺!そんな暇ねぇだろ!
こんな奴はほっといて、さっさと薬をだな…
「はぁ…あ……くるる…さんッ!」
「ぐっ!?」
なっ…こいつ、俺の足を掴んで…ば、馬鹿野郎!離せと言って―――
「!!」
…ヤバい
とうとう、俺の身体にも効果が現れはじめたらしい……
喉が渇く…思考が効かない…これも想定した症状の…糞ッ
完全にのぼせ上がったモアは俺を引きずり寄せると、ぐいっと頭を持ち上げた
「クルルさん…う……」
「止めろ…そんな目で俺を…ッ!?」
いきなり、あの女が俺の唇を奪った
俺は主導権を相手に取られる事ほど屈辱と思ったことはねぇ
だが今は、体を回る快感が俺の肉体から悉く力を奪っている
畜生…
発情したばかりの俺とは違い、先に発情しはじめたモアはもう完璧に性欲の虜と化していた
まるで唾液さえも飲み干さんばかりに啄ばまれ、俺の体はぎくぎくと震えた
「あはは、だいぶ溜まってるみたいですねぇ〜…てゆーか精力絶倫?」
「テメェ…いい加減に…」
「それっ!」
「っ!」
突如、モアは俺の股間に手を伸ばし、既に勃起しかけていた陰茎を手中にした
強く握られたので思わず俺も仰け反ったが、そんなことはお構いなしにあいつは事を進めていく
「ん〜♪かわいいですね」
「黙れ」
「もうっ、素直じゃない人は…こうしちゃいます!」
「う゛…おァっ!!」
俺が止めるのも聞かず、遂には俺のを口に含みやがった
ケロン人とこいつみたいな人間タイプじゃ、体格の差こそあれど性行為はギリギリ成り立つ
しかし、よりによってこの女を抱くなんざ…納得できねぇ
まぁ、今もこうして襲われてるのは俺なんだが…くっ!
「んぷ…ん……ふッ…」
舌や口内でもみくちゃにされ、早くも俺は限界に近づきつつあった
亀頭を包むように撫でる舌遣いや注挿の連続は、流石の俺でも耐え切れるかどうか…
時折、吸い取るように啜られるたびに、俺の背中はぞくりと痙攣した
あの薬にはただ普通に性行為を行わせるだけにとどまらず、必要な一通りの技巧を仕込んである
実際に薬でイッてても、処女だったりして行為にならなかったら話にならねぇから、一応の保険だ
今のモアもその効力でこんなに上手に扱いてやがるが…ちったあ手加減しねぇと…も…ぁ
「ぐっ!!」
「!」
――――――――――ッ!!
「んぷ…く…い、いっひゃいまひらね(イっちゃいましたね)?」
バカ…咥えたまま…喋ん…な……
「っく……んく……」
…モアは、俺が放った精液を躊躇せずに飲み干していった
一方の俺は、薬との相乗効果で敏感になりすぎた体に叩きつけられた絶頂の快感に、しばし喘ぐ事しかできなかった
「ぷはぁ…ごちそうさまです♪」
「ハァ…クッ……」
悔しい事に、俺のナニは一回射精したぐらいじゃ治まっていねぇ
もちろん、俺がこうなってるということはモアも…
「ね…クルルさん…?」
まだ余韻から抜け切れていない体を動かすと、そこには一枚ずつ衣類を脱ぐモアの姿があった
このままじゃ、前々から考えてた俺の計画も台無しだ
こんな馬鹿げたアクシデントで全部頓挫させちまうなんて、俺らしくない…
だが哀しいかな、俺の体は一寸も動いてはくれなかった
そうこうしているうちに、すっかり全裸となったモアが、床に寝かされた俺の上に被さってきた
「クルルさん…」
「チ…」
俺も呂律が回らなくなって来ているので、まともに反論すらできなくなっている
しかし、ここで俺が自分を見失ったら全てがお仕舞いだ
そ、そういや…中和剤はどこに…
「じゃあ…いきますね?」
「は…?」
いつの間にやら、あいつは俺の上に座るような格好でいた
ケロン人相手に騎乗位なんてしたら潰れるぞ?
ラリっててもしっかりして欲しかったが、相手が相手なので俺は黙って受け入れるほかは無く…ん?
「あれ…は…」
俺は、横の台にさっきから探していた中和剤が置いてあるのを見つけた
何だ…あんなところにあったのかよ
しかしここからじゃ手が届かねぇ―――なんとかこいつをどかせて…
「ん…ふぅっ!」
「なッ?!」
!!
「…は…っ……入りまし…た…」
勃起した俺のを、モアは自ら悦んで受け入れた
発情してグチャグチャになった奴の膣内が、気が狂いそうになるほど気持ち良い
…いや、マジでヤベェな…コレは
「だいじょ…ぶ………苦しくないよう…動き、ますか…ら……んんんっ!!」
「グ…うあっ!!」
こっちを押し潰さないように手を付き、俺の上でモアが踊り始めた
破瓜の痛みを感じていないのは薬の効果だが…
う……ッ
艶かしくも激しく腰を打ち付け、あいつは何の恥じらいも無くアンアン喘いでいやがる…
にしても、あのバカ女がこんな表情を見せるとは…我ながらスゲェ薬を作ったもんだな
「はッ!あ…ッッ……!!ん、ひあぁあっ!!」
「ハァ…は…う……」
俺も俺で常時だったらとっくにバテてるはずだが、未だに体のコンディションは最高潮を保ち続け、モアを深く貫いていた
だが…もう限界みてぇだな
アイツも俺も、注挿に余裕が無くなってきてやがる
内部では俺のモノをモアの肉壁が何度も切なく締め付けている
…そろそろか
がしっと付かれていた手を掴むと、体勢を崩したモアが俺の上に覆いかぶさってきた
汗でぐっしょり濡れたモアの柔らかな胸や腹が、俺の全身に密着する
「ダメぇッ!クルルさん…あた…し…いい゛ぃッ!!」
「耐えろ…マダ俺は…く…限界じゃねェ…」
流石にこの姿勢は苦しかったが、何よりも快楽を優先して俺たちは絡み合った
「ひああああぁっ!!あっ、ああっ、あああああああッッ!!!」
「クッ…は…ぐぅ……ッ!」
今度は俺が起き上がったことで、ようやく主導権を取り返すことが出来た
これで、ひとまず安心ってトコか…
「う…ん?」
ふと、俺がモアを突くのに夢中になっていると、振動で脇から中和剤が転がり落ちてきた
「いいっ!クルルさん…いいっ!!」
「…くッ」
だが、俺はそれを明後日の方角へと投げた
拒絶する事はできないところまで、俺にもモアにも薬は浸透していたみてぇだな
それから後は…俺はもう何も考える事ができなくなっていた
ただ目の前の雌に快楽を求める、一匹の雄に成り下がったってとこか…ザマぁねぇw
俺がこんな調子ならモアももっと乱れているはず…そう思い、薄れゆく理性の中で俺はアイツの様子を見た
「きひっ…く…ふ、ううぅっ…ああっ!」
幾ら何でも、ケロン人とペコポン体型じゃ体格差が生じるのは仕方がねぇ結果だ
だからモアは俺の手が届かない胸を自分で愛撫し、不足している部分を自分で補っていた
「んん゛ッ!お……う…ッ」
「もう…良いか…は……」
「きてぇ…クルル……さん………」
真っ赤に高潮し、だらしなく流した涙や汗や涎を拭いもしないで、モアは俺に対し切なく懇願した
…こういうシチュエーションも悪くはねぇかな
この言葉が合図だったかのように、俺は一段と挙動を強め、更に深くアイツの膣内へ突貫していった
「……ッ!!あひぃいっ!!いっ!あ…はあぁっ!!」
「俺を…全部……喰らいやが…れ…ッ!」
あまりに強く突くせいで、支えるために手をかけていたモアの太腿に、幾つも引っ掻いたような痕が付いていく
時にその傷痕から血が流れたが、それさえも更に強い快感を引き出す材料にしかならなかった
ま、俺の性癖を満足させるんだったら、この程度じゃほとほと足りねぇんだが…フツーにするのもオツなもんだ
さてと……じゃ、終わらせるか
「は…ふぅ…う……―――!!」
「…鳴けよ」
「あ…くはああああああああああぁぁッッッ!!!!」
最後に、俺はモアの肉芽を強く抓った
その瞬間、モアは目を一杯に見開き、折れるかと思うほど体を仰け反らせた
同時に膣内が絶妙の収縮を成し、俺も遠慮なく欲望を吐き出す
自分でも信じられないぐらい放たれる精液は、あっという間に内部の容積を満たし、結合部から溢れかえった
「あふぅっ…うううううっ!!んうああああッッ!!!」
「うあ…あッ…グ……」
にしても、幾らなんでも絶頂が長くねぇか?
実際は時間にして1、2分ぐらいイキっぱなしだったようだが、俺達にしてみれば長過ぎる時間だ
この時ばかりは俺も本気で気が狂いそうだと思ったが…俺もつくづく傍迷惑な薬を作ったもんだ
張り詰めた時間が過ぎ、ようやく自我がはっきりしてきた頃には、2人とも激しく息を荒げていた
俺はモアの腹に伏せていたが、しばらくして未だに張り切っているナニを引き抜き、ぐったりと体を横たえた
「ハァ……………俺も、莫迦だな」
全く、ミイラ取りがミイラになってちゃ本末転倒だ
次第に冷静さを取り戻していった俺は、行為の最中に投げ出した中和剤の事を思い出し、辺りを見回した
すると、中和剤はあろう事か転送装置にダイブしてぶちまけられてやがった
オイオイ…これじゃ俺の特性甘味料も全部台無しじゃねえか
とはいえ、今度ばかりは快楽で自分を見失ってた俺のミスだから、どうこう言う筋合いはねぇ…か
それじゃあ、このムダになっちまった砂糖の山は全部処理するか…
「クルル…さん」
っと…そういや、一回イったら少しだけ正気に戻れるんだったな
モアは何が起こったか解っているのか知らないのか…きょとんとコッチを見ている
やれやれ、何があったか説明するのもめんどいし、記憶を消して――
「あの、どうでしたか…?」
「は?」
「こうでもしないとあたし、できなかったと思いまして…てゆーか有言実行?」
何言ってんだ、コイツ?
「実はクルルさんに持ってきたあのケーキなんですけど、あのお砂糖を使ったのは…確信犯だったんです」
…へ?
「だって、今日はバレンタインじゃないですか?だからクルルさんに…その…」
「…」
そういう事かよ…
最初から特殊甘味料入りのケーキを俺と食べて、自分がバレンタインのプレゼント…とでも洒落込もうって寸法か
中々ナメた真似を…と思ったが、最初から油断していた俺にも落ち度がある
ホントはかなり怒っていたんだが、俺は呪詛の念を腹の内に収め、無言でジロリと睨むだけに止めた
そんな俺の視線をものともせず、モアは成就できた想いに頬を赤らめている
…面白くねぇっつうの
「クルルさん」
思いっきり不機嫌な俺に、モアが近づいて来た
五月蝿えんだよ、今俺は…
「まだ、したりないですよね?」
………あっ!
そういえば転送装置に放り込んだ中和剤は、既にセット済みの甘味料の中に染み込んで一滴も残ってない
少量で効果を発揮するからあの大瓶ひとつ分しか作っていないし、新しく作るにも今すぐってワケにはいかねぇ
そして今、俺もモアも未だ薬の効果が抜けきっていない…
まさかこの俺がここまで巧妙にハメられるなんざ…稀に見る不覚だ
悔しさで顔をゆがめる俺に対し、モアは色っぽい顔でこっちに向かって微笑んでいる
たぶんアイツのことだから、ここまで確信犯ってことはねぇだろう
畜生…畜生…
モアは嬉々として俺の前に座すと、ぎゅっと抱きしめてきた
「クルルさん、今日は…離しませんよ♪」
知るか、離れろバカ女
これだから…これだから俺はバレンタインってのが嫌いなんだよ
確か、これの一ヵ月後にはホワイトバレンタインってのもあるみてぇだが…
もうバレンタインは懲り懲りだ…モアの一方的な攻めで勝手に体が反応する中で、俺は深くそう誓った
【THE・END】
…以上です
話はモアがクルルのことを好きだという前提で進めてみました
無垢だが小悪魔なモアというのも結構いいかも?
GJ!!!!!!!!
素晴らし過ぎるぅう!(*´Д`)ハァハァ
黒いモアっていいなー
GJ!!!!!
イイヨイイヨー
GJ!!
グッジョブ!
アニメでクルルがギロロにカレールー渡してたのはこれが理由で(ry
873 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 17:54:46 ID:jr3IGORu
保守。
最近上映された劇場版をベースとしたエロを含んだ長編を考えているのですが。
ケロロ達を擬人化させる他、アリサも登場させる他、ストーリ本編から外れない範囲で独自のオリジナル要素を組み込む予定です。
パラレルストーリこともう一つの劇場版みたいにするつもりです。
まだ劇場版を見てない人もいるので少しずつ投稿する予定ですがどうでしょうか?
ここに投稿する以上当然エッチシーンはあり、ギロ夏、ケロモア、冬樹×桃華×アリサを今のところ考えています。
容量の関係上無理ですかね?
読んでみたいが今のスレではいっぱいになってしまいそうだ
どうせ1000までウジウジしてるよりも、SS投下してスパッと終わらせた方が踏ん切り付くと思う
あと劇場版を見てない人もいるだろうから、そこに留意すれば何とかイケるのでは?
埋めますか?
>>850でキルルとミララの後編書いてと書き込んだ者ですが、どうしてもこの二人
の絡みが見たかったのでもう自分で書いてみる事にしました。大体6割ほど完成
しているので一週間以内に投稿を初められると思います。あまり文章を書くのは
得意ではないですし自分設定も満載ですが、いいものが書けるようにがんばります。
>>880 おぉ!もう6割も出来てるのか。
>>856で同意した者だけど、かなり期待。
ガンバレ。超ガンバレ。
映画ネタは名前欄にでも(映画2)とか書いておけば良いんじゃないかな?
結構書いている人がいてほっとしたよ
少し前までこのスレ廃れた!?と思うくらい人いなかったからなー
執筆中の皆さま、自分ペースで頑張って下さいね
こちらのスレはどうします?
このまま1000まで埋めますか?
こっちに投下するとぶつ切り状態になってしまいますし。
流れ切り失礼します、少しだけ映画ネタ
ちびケロもけっこういけた。ケロン星の子ども達って感じで。
今回の劇場版2は素晴らしかった!!!! 何より地球人キャラが変なアニメ人格じゃなくて、仕草と言い言動と言い実に自然だ。
深海で二人きりになる夏美と○●○もいい。
久々に映画に全面感情移入した。夏美なりの苦労というのも伝わってきた。
深海人たちも好感の持てる性格だ。彼らは地球人にしていくつくらいなんだろう。
色々設定も、深い想像を誘う感じだ。
ノスタルジア溢れる風景。マロン風の城。逆虹。美術が痺れる。
あの後合体しちゃうんだよなー。下半身つながりといい巨大化といい、もう暗喩としか思えない★
キャラクターの個性も光ってる、アクションも十分。
これは劇場に観に行くことを勧める。本当です。面白いです。
ここで興行収入を上げておけば、三作目はさらなるレベルアップが期待できるかも。
対象年齢が確実に数歳は上がってる。
という訳で、どなたか着想を得た方、メル夏お願いしますm(__)m
容量の関係上作品を投下できず膠着状態が続いていますが、どうすべきと思いますか?
いっその事残りも少ないし最後まで埋めちゃいませんか?
あるいは
>>880さんの作品が投下されるまで待ちますか?
>>885 このままじゃジリ貧だしな
埋めようか?
埋めるべきと思いますが次スレを作れるのは書き込みがどれくらいになれば可能ですか?
950越えあたりかな・・・
じゃせっかくだから、いつもはできないような事を。
読みたいネタをひたすら並べるとか
メル夏
ギロ夏(非常に矛盾してるけど)
ドロ雪
クルモア(和姦?)
とか。
けっこう同意
メル夏…純真さと傲慢さが同居した王子。ていうか映画で深い仲になってる;
ギロ夏…うん、いいね
ドロ雪…あんまり空気のような関係に見えるので、ぐちゃぐちゃなのも見てみたいw
クルモア…最新刊の最終話で、クルルは彼女のために命をかけたとも言えるのでは
散夜×冬樹が見たい!
ume
散世×冬樹はちょっと・・・
強姦になってしまう気が。
でも、イイ!!
14巻12PがここのSS(ドロ雪のがあったよね。)の設定とおなじ
埋
埋め・・・たほうがいいのかな.
一気に埋めて新スレ立てても保守ばかりだろうし、職人さんがもう直ぐ出来ると
書き込んだら埋めて新スレ立てるようにしたらどうかな?
『冬樹ハード』
とある日曜日、西澤パビリオンに招待された日向冬樹…
しかしそれは、桃華、散世、アリサによって仕掛けられた巧妙な罠だっ(ry
思いついたのはいいが、元ネタをよく知らないのでエロもオチも浮かばんわ
誰か書いてー
>>898 新スレ立てたいのか立てたくないのかどっちなんだ?
>>899 ちょww冬樹が一度に100回ぐらいイッたりするのかよw
901 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 02:42:07 ID:dVbRDgoW
ウメアゲ
タルタマ
可愛い女先輩を押し倒す体育会系の後輩(男)希望
梅
埋めとこ
タマたん女体化ハァハァ
埋め
産め
孕め
うめめ
910 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:17:53 ID:94kae2/b
メルマル希望
そして
熟め
ギロ父×タマ父なんてコアすぎるかしら
辱め
俺は今猛烈に埋め立て
ひさしぶりに小説版読んで、ナッチの太腿に萌えta
早く次スレになってほしいですね。
この容量なら一つぐらいなら話投下できますか?
タマたん(*´Д`)ハァハァ梅
こんにちは。すみません、ほんの短い話なのですが、パラレル風ドロ雪投下していいですか?
>>912 劇場版2にそれっぽいのが出てるよ
デスゥボールという名前で
埋めです
次スレまであと29〜
楳
では次スレまで少しだけ、スレ汚し失礼します
あまりエロくなかったらごめんなさい;
「どうかな? ドロロ」
「…綺麗でござるよ」
自分が目を離していた隙に、少女が人生で一番輝く季節を迎えていた。その事
実を目の前に突きつけられ、どちらかといえば堅物のドロロ兵長は息を呑んでいた。
異国の太陽と、焦燥にも似た小さなおののきがちりちり身を灼く。
『ガラス鉢の中』
日光が燦々と降り注ぐ明るい吹き抜けのパティオ、中空から下がったスポッ
トライトに、壁一面をまるまる使った大鏡。はたまた軟体のうねりを彷彿させ
るくせに安心して体を預けられる前衛デザインのチェア。桃ジュースのグラス
と同じく逆三角錐のテーブル。耐衝撃ガラスを隔てて海を臨む窓際に設えられ
ている。ちょっとした喫茶室としても寛げそうなフロアだった。
ケロン星領となったポコペンに、いち早くケロンを中心とした各企業は進出
した。田舎星の外貨を吸い取るべく、数多の奢侈品や「新概念」の商品を、絨
毯爆撃のように星中に投下するつもりだろう。母星の通販中心だったアパレル
メーカー「ケロリン」。今居るスペースが、かの服飾ブランドが宇宙規模のフ
ァッション事情に疎い殖民地に高級前衛服飾ブランドを気取って作った支店だ
ということをドロロはよく知っていたが、それでも大人になった東谷小雪をぐ
っと垢抜けた印象にしてくれたことに感謝した。やはり観賞魚のひれ、花のが
くのように、纏う主体の美しさを引き立てるべく自ら重力に逆らって変化する
素材にはこの星でお目に掛かることは出来なかった。
しかも、今小雪が纏っている「服」の基調はケロン本星最新流行だという水
流仕立てだ。ハウスマヌカンが明らかにケロン人であるドロロを見て奥から出
してきた。実体のない光学迷彩が水流を思わせる渦となって女体の上を回り続
けており、波打ち際のレースが涼しく光っている。もちろん下は透けない。
ドロロは満足げに微笑み、昔のように娘か妹でも見るように目を細める。今は
三着ほどの服を持ってにこやかに控えているハウスマヌカンも、強靭さを秘め
た柳を思わせる上体の背中から腰を大胆に開き、裾は六つに分かれて軽く反り
返らせておきながら、飽くまで品位を失っていない波打つワンピースを着こな
す女性に目を奪われているように見える。白と対照をなしている腰まで伸びた
黒髪、澄んだ黒い瞳。まるで可憐な白百合だ、と彼は心の中で陶酔していた。
白い花弁に似た裾から伸びている雪色の伸びやかな脚線美を、もっとよく見た
いと自然に思った。
「そのままくるりと回ってみて」
ほしいでござる…と言い終わる前に小雪は応じてくれ、その場でいとも容易く
くるりと「宙返り」をする。一瞬の回転の間に、確かに見えてしまった。彼女
は下着を着けていなかった。白すぎる脚の奥の、鼻につくにおいを僅かに漂わ
せて開いた花弁が、くっきりと刻印を押されたばかりの生きた花弁が
「うっ」
先ほどまでのぬるついた情事が脳裏によみがえったのと思わぬ光景を目にした
衝撃で、ドロロは絶句してしまった。ハウスマヌカンは何も見なかったように
装っているが、顔がわずかにひきつっている。
「…か、下腹部も」
覆え、と光学迷彩を統括する人工知能に短く強く命じると、小雪がおやっとい
う顔をした。
水流がやっと股間をも覆ったのだろう。
妙齢の女性なのだから、そこを真っ先に気にして欲しいでござる。
ケロンのテクノロジーを駆使した服も善し悪しだと、汗をかいてドロロはすぐ
会計を頼んだ。
小雪に買い与えた服は、服であって服ではない。
昔の光学迷彩の一種で、波打つ水流の幻影が肉体の周りを覆っていることによ
り、変わったワンピースなどに見えるという代物だ。超小型エアコンよって体
表面では快適な温度が保たれるものの、実態は全裸とそう変わりがない。電池、
または燃料が切れて幻影が消えれば、一糸まとわぬ姿が現れる。また、人工知
能への命令によって体を覆う形状の調節が可能なため、体の一部分を突然露出
させたりする悪戯が行われることもある。
それを先ほどのブティックでの一幕で十二分に理解したドロロは、小雪にキャ
ミソールと下着の着用を勧めた…。
続きはー?
>>922さん
空き容量が気になるところですが、
もう少し改行をしたり、段落毎にスペースを設けたりする
など見やすくしたらもっと良いと思いますよ。
ペコポンへある秘密任務によってやってきたガルル小隊
しかしプルルは任務中に仲間とはぐれ冬樹宅へ
事情を理解した冬樹はとりあえずプルルをもてなすことに
プルルは冬樹の優しさにじょじょに心惹かれていき…
後は頼んだ
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
┏┓┏┓ ┏┓ ┏┳┳┓ ┏┓ / /" `ヽ ヽ \. ┏┓┏┓
┃┃┃┃┏┛┗━┫┣┻┛┏━┛┗┓ //, '/ ヽハ 、 ヽ ┃┃┃┃
┏┛ ┻╋┓┏┓┃┃ ┗━┓┏╋━━/. {_{\ /リ| l │ i| ━━━━━┓┃┃┃┃
┃┃┃┏┓┃┃┃┃┣╋━━┓ ┃┃┃ レ!小l● ● 从 |、i| ┃┃┃┃┃
┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┗━┓┣┓┗┛┗━━ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│━━━━━┛┗┛┗┛
┃┃ ┃┃┃┃┃┃┃ ┏┛┃┗━┓ /⌒ヽ__|ヘ ゝ._) j /⌒i ! ┏┓┏┓
┗━━┛┗┛┗┛┗┛ ┗━┻━━┛ \ /::::| l>,、 __, イァ/ /│ ┗┛┗┛
/:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
`ヽ< | | ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
>>880でキルル×ミララを書くと書いた者です。何とか完成したので投稿します。
全部投稿するのに何日かかかると思うので長い目で見てくださいね。
ケロロ軍曹達の活躍によりキルルは再び封印され、ペコポンに平和が戻った。
それから数日後、再び壺の中で封印されることになったキルルとミララは二人
そろって原因不明の体調不良を訴えていた。
顔に熱がこもり、動悸が速く、そわそわして落ち着かないのだ。
生まれて初めての事態に、二人は戸惑いを隠せない。
幸い症状は一晩寝ると治まったが、いつまた発症するか分からない。
そこでミララは壺の中に昔から置かれていた自分達の取扱説明書、マニュアル
を調べることにした。
「ふ〜、やっと本棚から取り出せましたね、キルル。」
「・・・キル。」
キルルとミララが二人がかりで取り出したマニュアルはとにかく分厚くて大きい。
高さは二人の身長の倍くらいはある。
「これだけいと大きいと、昨日の症状についての記述を探すのも一苦労ですね・・・。」
ミララは大きくため息をつくも、まずは目次を調べようと思い、分厚い表紙をめくった。
が、めくると同時に表紙が目がくらむほどのまばゆい閃光に包まれた。
突然の出来事に、ミララはあたふたと慌ててしまう。
「え!?え!?わわわ私、何もしてませんよ!?た、ただ本をめくっただけでそれでそれで!」
「キルキルキル・・・」
「落ち着けって言ったって・・・、も〜!どうしてキルルはいつもそういと冷静なんですか〜!」
ミララが騒いでいる間に表紙の光は次第に弱くなり、最後には消滅した。
二人が表紙を覗き込むと、めくった時は真っ白だった表紙にびっしりと文字が現れていた。
「これは・・・古代ケロン文字ですね。しかも手書きですよ、キルル。」
「・・・キル。」
「え〜と、この表紙は特殊なアンチバリアで覆われている。
キルル、ミララ、もしお前達がこれを読めているなら、強き友情と信頼の心を
持つ者達によってキルルが封印されたということだろう。
私は自動判別型究極侵略兵器キルミラを開発したケロン軍の・・・これはもしかして
・・・いえ間違いなく・・・博士の書いたものですよ!
キルルも覚えてますよね!?私達を作って、私達の面倒をいと見てくれた、あの人ですよ!」
キルルは無表情のまま、いや、ほんのわずか表情を緩めて頷いた。
・・・遥か昔、兵器としてキルルとミララを生み出したケロン人の科学者。
彼は二人を兵器としてでなく、ケロン人として、我が子のように可愛がってくれた。
二人が(特にミララが)兵器らしからぬほど自我が強いのもその影響がある。
「懐かしいですね・・・あれからいと永い年月が・・・経ちました・・・。」
目にたまり始めていた涙をぬぐって、ミララは文章の続きを読み始めた。
「・・・ケロン軍の科学者だ。
私がキルミラを作った理由は、もちろん軍上層部の命令だったからだが、何より
私自身がこの宇宙に失望していたからだ。
学術調査のため星を訪れるたびに決まって目にするのは負の心に支配され、争い合う者達・・・。
私は彼らから発生するマイナスの心をエネルギーとして成長する兵器を考案した。
自分達の負の心の化身に滅ぼされるなら本望だろう、という考えで・・・。
だが、私はまだ心のどこかで信じていたのかもしれない。
この宇宙のどこかに、人々が真に信頼し助け合う、かけがえの無い星があるということを・・・。
キルル、ミララ、ここから先はお前達にとってとても重要な話だ。
心して聞いて欲しい。
・・・私達にとって、いと重要な話・・・。」
「・・・。」
「続き・・・読みますね。」
「・・・キル。」
キルルは静かに頷き、ミララは続きを読み始めた。
埋葬
保守
「私は実行する者としてキルルを、審判を下す者としてミララを開発し、上層部にその成果を報告した。
だが私はその後、極秘に第三の存在・・・守護する者を開発したのだ。
守護する者は人々の信頼、友情といったプラスの心をエネルギーとして成長する
究極の防御兵器。
人々が正の心を持ち続ける限り、星の守護者としていかなる脅威からもその星
を護る存在となるだろう。
しかしそんなことがケロン軍に知られては、守護する者は役目を果たす前に破壊されてしまう。
そこで私はこの守護する者のデータを二つに分け、とある場所に隠した。
その場所は・・・キルル、ミララ、お前達の遺伝子の中だ。
キルルとミララが肉体的に交われば・・・ミララは・・・キャーーーーー!!!」
ミララは真っ赤になった顔を手で覆い、スゴいスピードで飛び去っていった。
あまりにも衝撃的な事実を知ったことと、何よりその手の事にあまり耐性のなかった
ことで混乱状態になってしまったのだ。
それからしばらくどこを目指すでもなく飛び続け、やがてバテたのか地べたに
仰向けに倒れこんでしまった。
「ハァハァ・・・い、いとありえないです・・・私とキルルが・・・そ、そのような
事をするなんて・・・。
私、キルルをそういうふうに見たこと・・・無いのに・・・。」
息を荒げ、天井を呆然と見つめるミララの顔はどこか悲しげだった。
もし仮に自分がキルルをそういう対象として見たことがあったとしても、それは
博士が守護する者を生み出すために組み込んだ、プログラムされた想いにすぎなかった
のではないか・・・と。
埋埋
それからしばらく寝そべったまま考え込むうちに、体力と冷静さを取り戻したミララは本のところに戻ることにした。
本をまだ最後まで読んでいないことと、何よりキルルをほったらかしにしてしまったことに気づいたからだ。
しかし本のところに戻ってもキルルの姿が見えない。
周りを見回してもどこにもいない。
仕方が無いので、自分一人で本の続きを読むことにした。
「ま、まだ私達の体の異常の原因をしらべていませんもんね。
今度はちゃんといと冷静に、キルルを見習って・・・。」
ミララは心の中で何度も自分に言い聞かせ、本の続きを読み始めた。
「肉体的に交わればミララは守護する者を身籠るだろう。
だがこのシステムには一つ、大きな問題点があった。
もしプラスの心、エネルギーの少ない星でキルルとミララとの間に恋愛感情
が芽生えたら、生まれてきた守護する者は栄養失調で死んでしまうのだ。
それを防ぐため、私はキルルとミララの思考回路にプロテクトをかけ、互いが
互いに恋愛感情を持たないようにした。
このプロテクトが解除されるための条件はこの表紙の文と同じ、つまりキルル
が正の心に満ち溢れた者達によって封印されることだ。
負の心の化身であるキルルを打ち倒せる者達の住む星なら、守護する者は健やかに成長できるだろう。
今二人が顔のほてりや心拍数の上昇等の体の異変を感じているなら、それがプロテクトが解除された証だ。
今まで意識されていなかった想いが一気に込み上げて来ているのだ。
もしかしたら、その想いは私が無理矢理組み込んだ物だと思ったかもしれない。
だがそれは断じて違う。
その想いはまぎれもなく本物・・・キルルとミララだけの想いだ。
生まれてくる守護する者は、私のこの宇宙への希望であり、その星に生きる
者達の想いの結晶であり、何よりもキルルとミララの実の子供、愛の結晶
であるということを忘れないでくれ。
生まれてきた子供にはぜひともいい名前を付けてやって欲しい。
最後に・・・これがいつの日か、二人に読んでもらえることを心から願っている・・・。」
本を読み終えたミララの顔は赤くほてり、心拍数も上昇していた。
まさに今悩んでいて、そしてこの本に書いてあった通りの症状だ。
もっかい埋め
埋め
「博士・・・私、お、思い出しました。
私は・・・私は・・・。」
ミララは思い立ったように立ち上がると、空からキルルを探し始めた。
この壺はそんなに広くないので、割と簡単にミララはキルルを見つけられた。
キルルは壁際で額を壁に押し付けるかのようにしてうなだれていた。
ミララはキルルの背後に静かに着地し、様子のおかしいキルルを心配しながら話しかけた。
「あ、あの・・・キルル・・・、さっきの本の続き・・・ですけど・・・、」
「・・・キル、キルキル。」
「え、もう読んだ?そ、そうでしたよね。キルルも古代ケロン文字、読めますもんね・・・。
あの・・・よかったらこちらを向いて話を・・・あ!いや、別にイヤならいいんですよイヤなら!
このままでも会話は出来ますし、会話もできますものね!・・・ってあぁ!
同じことを二回も言ってしまいました!わ、わたしいとおかしいです!」
例の症状のせいでミララの思考回路は大きく混乱していた。(元からか?)
ミララが一人でオロオロしている間にキルルはうなだれていた頭を持ち上げ、
ゆっくりとミララの方に体を向けた。
ドキン
キルルの顔を見た瞬間、心臓がまるで頭に瞬間移動したかのような気がした。
キルルの顔も、今のミララと同じように、いや、それ以上に赤くほてっていたのだ。
息遣いも荒く、いつもの無表情の仮面も苦悶の表情で歪んでいる。
「あ、あの・・・キルル・・・私、思い出したんです・・・。
ずっとずっと昔、研究所にいたころから私は・・・キルルにいと憧れてたんです。
キルルは私と違っていつも冷静沈着で落ち着いていて・・・。
きっと博士はそのことを知っていたから・・・あのシステムを・・・。」
「・・・キルキル、キル・・・キル。」
「確かに・・・私達は相反する存在ですからお互いに引かれ合うのは当然かもしれません。
それでも・・・それでも私は・・・!」
この時、ミララは地面にうつむいて話していたため気づけなかった。
キルルが自分の方に歩み寄って来ていることに。
そして・・・、
「・・・え・・・?」
キルルが自分を・・・抱き締めていることに。
「キル・・・キルル・・・。」
キルルがミララの耳元で何かをささやく。
その言葉を耳にして、ミララは驚いたように眼を見開き、涙を浮かべながらゆっくりと眼を閉じた。
「私も・・・キルルのこと・・・好きです・・・。」
ミララは両腕をキルルの背中に回し、優しく抱き返した。
>>938 この調子ならこのスレ中に全部投下できそうでwktk
あと11〜
あと10。
カウントダウン開始ですね。
数万年の付き合いといえど、こうして抱き合ったことなど今まで一度も無かった。
初めて間近で感じる相方の温もり、息遣い、そして匂い・・・。
二人は顔を見合わせると、引かれ合うように顔を近づけ・・・静かに口付けた。
ただ触れ合うだけの優しいキス・・・。
ここまで来てしまったらもう止められない。
数万年の間に積もりに積もった想いが一気に燃え上がり、二人の理性を飲み込んでいった・・・。
二人は体を重ね合わせた・・・。
ミララを下にして、キルルが上から覆いかぶさる。
キルルが、ミララの桜色の着物をわきの下の切れ込みから上にまくし上げると、
ミララの艶やかで美しい体が現れた。
恥ずかしさに顔をしかめ、眼をきつくつむるミララを尻目に、キルルはミララの体に舌を這わす。
特に、眼をこらさなければ見えないほど小さな乳首を取り分け攻め立てた。
「はぁ・・・ん・・・。」
ミララが快感にあえぐ間にも、キルルの舌は段々下半身へと向かい、そして・・・、
「!ひゃッ!あ、あ、キル・・・うぅ!」
・・・ミララの秘所へと達した。
そこを優しく、じっくりと、丁寧に舐め上げ、溢れ出る蜜をこぼさないよう、きれいに舐め取って行く。
「は・・・ぁっ!キル・・・ル!わ、たし・・・もう・・・っ!」
着物の袖を強く握り締めながら、ミララは絶頂に達した。
キルルは舐め取れなかった蜜で口元を汚しながらも、一心不乱にそこを舐め続ける。
やがて蜜の出は止まり、ミララは息を切らしながら余韻に浸る。
キルルは口の周りについた蜜を指でぬぐい取り、それを味わいながら立ち上がる。
「・・・キル、キルキルル・・・?」
「・・・はい・・・いと・・・よかったです・・・キルル・・・。」
息を切らしながらミララが上半身を起こすと、キルルの体にある変化が起こっていることに気づいた。
キルルの白い体、白い足の付け根から、赤くて細長くて小さい物体が顔を出していることに。
それを見てミララはクスリ、と笑った。
「私だけ気持ちよくなっていてはいと不公平ですよね・・・キルル。」
ミララはキルルの両足を素早く掴むと、その赤い物体を迷うことなく口に含んだ。
942 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 21:15:01 ID:42Wf8VFV
割り込みますけれど僕が考えた冬桃のエロパロ構成ですが感想を聞かせてください。
ちなみに構成の順番はコンナ感じです。
@クルルがケロロの頼み(本軍からのレポートで「思春期の地球人の少年少女の禁じられた遊びレポート」というのを遂げるため)で飲むと不思議な気分になるエロくなる薬を発明
Aちょうどいいところへ冬樹と桃華が登場。
Bケロロの策略もあり二人はその薬を飲んでしまう
Cだんだん不思議な気分になる二人、そして二人の体温は熱くなり少しずつ服を脱いでいく、そしてついに下着一枚になり二人は抱き合う。
Dもどかしくなったのかお互い下着をはずし全裸になる。そして成長途中の体を露出させる。
Eそして二人はついにいろいろやらかします。
という構成ですがどうでしょうか?
ちなみに二人はなんとなくまだ成長途中の未成長な体という表現が出ていますがその意味はコンナ感じです。
※冬樹の場合
まだ皮に包まれていて毛も生えていないち○○ん
筋肉の発達していない体
※桃華の場合
まだ毛の生えていない局部
膨らみかけた胸
と二人はまだ成長途中の幼児体型という共通点があるのでこの表現を使いました。
ファイナルフュージョン承認っ!!
勢いではありつつもラブがあれば尚可。
>>942 まずサゲてくれ
話はそれからだ
あと6〜
4!
2!
1!
>>942 構成いいと思う!!!
個人的要望で裏冬裏桃を追加して!!!
誰か次スレよろ
952 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 12:23:20 ID:IlHVvh+5
「!?キッ、ギ・・・ルゥ!」
いきなりのミララの行動にキルルは驚きの声を上げ、ミララの頭を股間から離そうとする。
が、すでに遅かった。
ミララの攻めがキルルの力を全身から奪っていく。
と言ってもミララはこの手のことについての知識をあまり持っていないため、その舌使いは拙い。
しかしそれでもキルルには十分だった。
永い間無意識の中で想い続けていた者が、自分の性欲の象徴を口に含み舌を這わせている・・・。
その事実がキルルを舌使い以上に強く攻め立てた。
眼を強くつむり、顔をしかめ、歯を食い縛り、膝をがたつかせながらも必死に絶頂をこらえる。
もはやキルルの無表情の仮面は完全に崩れ去っていた・・・。
そんなキルルの様子を上目遣いで眺めながら、ミララは攻めを続ける。
やがて、キルルにも限界が訪れようとしていた。
「キ、キ、キル・・・ギ!ギ!ギルゥ!!」
キルルの雄叫びと同時に、キルルの精液がミララの口内に勢い良く注ぎ込まれた。
ミララは自身の口内に流れ込んでくる熱い液体に少し戸惑いながらも、外に漏らさない
ようにキルルの性器を強くくわえこんだ。
最大まで大きくなっていてもキルルの性器はあまり大きくないので、ミララでも
うまくくわえこむことができた。
ミララの小さな口内を、思い人の精液が満たしていく・・・。
その間でもミララはキルルの表情を、キルルの、射精による恍惚と苦悶の入り混じった表情を眺めていた。
やがて精液の流れは弱くなり、とうとう止まった。
全てを出し尽くしたことでキルルは息を荒げ、肩を上下させながら余韻に浸る。
そんなキルルの様子を眺めていたミララは、何を思いついたのか、いたずらっ子な
笑みを浮かべると、未だ自らの口内にある縮んだキルルの性器を一舐めした。
「!ギッギルゥ!!」
出したばかりで敏感になっていた性器を舐められ、キルルは悲鳴にも似た呻き声を上げる。
そんなキルルを見て、ミララは楽しそうに顔だけで笑う。
しかしキルルからすればこれ以上やられてはたまらない。
キルルは後ろに下がってミララの口から性器を出そうとする。
ミララも、これ以上やるのはさすがに可愛そうだと思ったので、両足から手を離し、キルルを解放してあげた。
縮んだ性器から精液を滴らせ、息を切らせ、よろめきながら数歩後ろに下がったキルル。
いつものキルルからは想像できないほど弱りきったその姿に、ミララは楽しそうに、
そしてやはり声を出さずに顔だけで笑った。
声を出したくても出せないのだ。
なぜなら、ミララの口内はまだキルルの精液でいっぱいなのだから。
初めてのミララには、受け止めながら飲み込むという芸当は出来なかったのだ。
それでもがんばって、まず一口だけ飲み込んでみた。
「うっ!ゲホッ!ゲホッ!ケホッ!ケホッ・・・!」
しかし初めて味わう精液の味と風味。
ミララは思い切りむせこみ、口内の精液を全て吐き出してしまった。
「キ、キル・・・?」
キルルが心配そうにミララに近づく。
「ケホ・・・い、いと大丈夫です。
ごめんなさい・・・こんなにいと汚してしまいました・・・。
あ、でも・・・キルルの・・・その・・・美味しかった・・・ですよ・・・。」
口元と着物を自らの欲望で白く汚し、足元から見上げるように、はにかみながら微笑む思い人・・・。
キルルの沈静化していた性欲が再び燃え上がった。
縮んでいた性器に再び力が戻る。
キルルはミララをその場に押し倒し、そのまま強引に口付けた。
さっきの触れ合うだけのキスとは違い、自らの舌をミララの口内に押し込め、ミララの舌と絡ませる。
ミララは突然のことに驚くも、すぐに自分からも舌を絡ませた。
時には貪るように、時には口を離し小さなキスを数回交わし、時には優しく味わいあう・・・。
二人の唇が離れると、それを拒むかのように銀色の糸が張った。
「ハァ・・・ハァ・・・するならすると、言って下さいよ、キルル・・・。」
「・・・キル・・・キルル・・・。」
「フフッ・・・そうですね。私もいと人のこと言えませんね。」
ミララはクスクスと可笑しそうに笑う。
と、この時ミララは自分の内股の辺りに何かが接触しているのを感じた。
いとおっきしたお
正座して待ってます。
ミネタンがケロロのエロパロ書いてくれることナイの?
それはねぇだろ埋め
産め機械