甦れ!スーパーロボットに乗って戦うお母さん

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144Maria :2007/02/03(土) 00:40:55 ID:Ek3M0g8d

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「状況はどうだ!」
亜門が息せき切って司令室へと現れた。
「見ての通りだ」
加納の言葉に司令室の大型モニターを見る亜門。Mariaがヨハネに馬乗りになられて、顔面を殴り続けられている場面だった。

「な、なにやってんだ!」
亜門は大声でわめき散らす。いくら充分な時間がなかったとはいえ、ここまで無抵抗に攻撃し続けられるとは……
ふと司令室の隅に目がいった。こんなところには似つかわしくない子供が、おびえたような表情で立っていた。

「なんだ、このガキは?」
「神崎さんの息子さんです」
有美がそう答える。
「息子だと……?」
亜門はそう呟いて加納の方に目を向けた。

「どういうつもりだ?」
「別に。必要と考えて連れてきたまでだ」
「……なにを考えている?」
「さあ……」

亜門はこれ以上話しても無駄だと思った。それよりも今は、Mariaの方をなんとかしなければならない。
「岬! そこをどけ、俺が指示を出す」
145名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 02:12:32 ID:VLmtcUyl
コクピットの中の理沙ママはどうなっているのでしょう。
146名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 08:41:23 ID:iNyoHVeD
アリエルを思い浮かべたオレは年ですか?
147名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 15:21:18 ID:suVe20Um
学校から帰ってくると、家で外人が飯を食っていた。
「ハジメマシテ、スーパー・ロボット、デス」
「……出てけ!」
「祐ちゃんたらひどい」
母さんが涙目で俺を非難するが、偽名を名乗る胡散臭い男を家に上げるほうがどうかしている。
ただでさえ、父さんの単身赴任で今、家には俺と母さんの二人きりなのだから。
「話くらい聞いてあげたっていいじゃない。スーパーさんはとても可哀想な身の上なのよ」
「ソウデス、ワタシハ、トテモカワイソウナ、ミノウエナノデス、ハナシクライ、キイテアゲテモ、イイデス」
というので話くらいは聞いてやった。
この金髪碧眼長身痩身の男は、地球から1万光年離れたロボット星の王子で
ロボット星が敵に侵略されたため地球に逃れ、行き倒れていたところを母さんに拾われたのだと言う。
「……出てけ!」
「祐ちゃんたらひどい」
いくら母さんが上目遣いに目を潤ませたって、こんな話する奴を家には入れんだろ。普通。
「母さん……」
「なあに、祐ちゃん」
変な男を家に入れないように言い聞かせようとする俺を、母さんはきょとんと見つめる。
うっ……。
歳のわりに見た目も中身も若い、というより幼い母さんに、実の息子ながらドギマギしてしまう。
それでも「拾ったところに捨ててきなさい」そう言おうとしたその時、
ドッゴーン!!!
家の外で大音響が響き、地面が揺れた。
「じ、地震!?」
「きゃあ!」
「コ、コレハ!」
変な外人が素早く立ちあがると家の外へ飛び出していく。
母さんがそれを追い、俺が母さんを追った。
家の外で俺たちが見たものは、巨大ロボット(デザイン大張正巳)だった。
148名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 15:22:48 ID:suVe20Um
巨大ロボット(デザイン大張正巳)が、3軒隣の田中さんと野口の家を踏み潰して俺達を見下ろしていた。
「あら、まぁ、野口さんち新築なのに」
「……なんじゃこれは」
「クゥ、オノレ、バイブラー!サッソク、ココヲカギツケマシタカ」
……もしもし、関係者の方ですか?
その時、巨大ロボット(略)から女性の声が響いた。
「スーパー!トウトウミツケマシタヨ。アキラメテ、コウフクシナサイ」
「コトワル!」
「ナラバ、チカラヅクデス」
……まぁ、関係者同士で話し合ってください
俺と母さんは席を外しますので。
「ママサン!」
そっとその場を離れようとした俺達を、胡散臭い外人が呼びとめた。
「ガッタイ、シマショウ」
「ええー、こ、ここでですかぁ」
顔を赤らめて、頬に手を当てる母さん。
「ソウデスネ、ソトニヒトガ、デテキタヨウデス。イエノナカデ、シマショウ」
母さんの腰に手を廻し、一緒に家の中に戻る外人。
あっけに取られてそれを見送る俺。
……状況が見えないんですけど……
とにかく二人きりにさせておくわけにも行かず、俺も家の中に戻ろうとした。
ふと気づいて、巨大(略)に呼びかけた。
「放っておいていいんですか?」
「ガッタイチュウノ、コウゲキハ、ホウリツデ、キンジラレテイル」
……宇宙は広いなぁ。
149名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 15:23:57 ID:suVe20Um
家の中に戻った俺だが、すぐに二人の姿を見つけ出すことは出来なかった。
居間。いない。
ダイニング。いない。
俺の部屋。いない。
トイレ。いない。
……風呂場。いない
築20年、3LDKの俺の家に部屋は後は一つしかない。
俺の願いもむなしく
父さんと母さんの寝室。いた。
しかもベッドの上に。
しかも二人とも裸で。
「ち、違うのよ、祐ちゃん、むふっ、浮気じゃ、はぁ、ないのよ、ああ」
「ソ、ソウデス、ソコデス、ウワキジャ、アアア、アリマセン」
ベッドの上で裸の母親が裸の男の上に69で覆いかぶさり
お互いのあそこを舐めあっているシーンを目撃した息子の血の叫びを聞け。
「じゃあ、何やってると言うんだよ!」
「だって、濡らさないと痛いじゃないの」
そうじゃないだろ!
そこでふと気づいた。
「ひょっとして、二人、初めてじゃない」
わぁ、母さん、顔背けたよ。
「ハイ、アナタガ、カエッテクルマデ、レンシュウ、シマシタ」
息子としては間男に殴りかかるのが父さんに対する義理なのだろうか?
150名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 15:25:58 ID:suVe20Um
「ソロソロ、イイデス、ママサン」
「はい」
母さんは身を起こし、向きを入れ替える。
外人のでっかいペニスの上に中腰になる。
そして二人は声を合わせて叫んだ。
「「レッツ!コンバイン!!」」
タタタタラタラタタタタラ、タタラタラタラタララララ
隣の家のアニオタの浪人がアニソン掛けっぱなしで逃げ出したらしい。
「ジョウゲカク3°スイヘイカク2°シュウセイ」
「ああ〜」
腰を下ろしていく母さん。わぁ、僕の産まれたところに入っていくよ
「ソウイン、タイショック、ボウギョ」
「あああ〜」
外人が腰を激しく上下させ、その上で体が飛び跳ねる母さん。
「エネルギージュウテンリツ、120%」
「ああああ〜」
外人が腰を止め、背中を仰け反らす。
おい!ちょっと待て!!
「ハッシャ!!」
部屋の中が閃光に満ち、駆け寄ろうとした俺は跳ね飛ばされ、気を失った。

意識が戻った時には全てが終わった後だった。
何でも、突然、もう一体の巨大ロボット(デザイン河森正治)が現われ、
先ほどの巨大ロボットと撃ち合ったり、切り合ったり、取っ組み合ったり
最後には夕日をバックに殴り合って友情が芽生えたりしたして
地球の平和は守られたそうだ。
そしてスーパー・ロポットは
「ボクガココニイテハ、マタ、チキュウガ、ネラワレル。サヨウナラ、ママサン」
涙で引き止める母さんを振り切って、星の彼方へと飛び立っていった。

数ヵ月後。
前の巨大ロボットが再び地球に現われた。
そこから降りてきた女性はGCPO(銀河警察機構)の捜査官と名乗り、
スーパー・ロボットが不純異星交際容疑で指名手配されていることを教えてくれた時、
母さんの中には新たな命が宿っていた。

スーパー・ロボットに乗って戦うお母さん(終)
151名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 19:08:01 ID:zshReL/e
>>147-150

おもしろい! 次回作期待!!
152名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 22:51:30 ID:gAr1vBIs
>>147-150
笑えるw
人妻と外人のセクースからどうやって巨大ロボが現れるんだ?


ところで、このスレでは「スーパーロボットになって戦う」てのはダメかな
153名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:13:49 ID:nlznloM7
あり
機械にされるも人間時の記憶が残ってしまい
最愛なる家族の前に姿を出すことを葛藤するロボット兵器お母さんとか
154名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:45:13 ID:gAr1vBIs
ジーグとかマジレンジャーみたいな
155Mam,Robot:2007/02/13(火) 00:15:33 ID:+GmZgnh5

ギーガッシャン ギーガッシャン

早苗は愛娘ひなたの前に姿を見せることを躊躇した。
ショーウィンドーに写る己の姿はまるで大きな鉄のゴミバケツ。
頭は潰れた円型でエアを噴出して走行をするから足は無い。
手といえる部分は指がなく2本のシャフトがついてるのみ。
こんな姿ではもう誰も早苗と分かる者はいるわけなかった。

だが、そんな迷いより先に、ひなたが遊んでいたボールを取り損ね、
こちらに向かって走って来た。
ボールが早苗の隠れていた塀際まで転がって来た。

ギーガッシャン
「あ、あ、こんな時間にお掃除ロボット?」
暗闇に立つその姿は大人が見ても一瞬躊躇する。
胸部の細かい電飾がチカチカと光を放って闇に浮かび立っていた。
ギギーッ ガシャン
早苗は無意識にボールをニ本の指で押えるとそのままひなたに渡した。
その武骨な姿に怯えていたひなただが、ロボットの優しさに素直に無邪気に笑った。
「ありがとう、ロボットさん」

ビピbピbピ…ピロピrピ

「ん?なあにロボットさん」
早苗は懸命に我が子に訴えたが言葉をしゃべる口が無い。

「あのね、ロボットさん。ひなたにはお母さんがいたんだけど、もうさみしくないの」
予想外の言葉に早苗は衝撃を受けた。

ビピbピbピ…ピロピrピ(あたしはここだよ、ひなた。おかあさんだよ)

「ひなたね、おとうさんと明日、アメリカに行く事になったの、
もう悲しい思い出は全部捨てることにしたの、
ひなたもいつまでも泣き虫じゃお父さん可哀想だもん」

早苗は必死に手ぶりを使って訴えるがひなたには何も伝わらない。
ビピbピbピ…ピロピrピ(ひなた!)

「じゃあね、ロボットさん、これからもゴミ拾いがんばってくださいね」

ビピbピbピ…ピロピrピ(ひなたぁっ)
早苗は心の中で泣いた。
涙は出てこないが思考回路の記憶の中で確かに泣き崩れ、
わなわなと震え続けてしまった。こうなると残された道はただひとつ…、

ビピbピbピ…ピロピrピ(明日の出発までに空港に先回りするしかないわ)

奇しくも同じ頃、緑の幌をまとった大型トレーラー10台が夜の高速道路を縦走し、国際空港に向かっていた。

「兄貴、新型のロボの操縦は俺にやらせてもらうぜ」

アゴ髭が揃った長兄はミラーにぶらさがったマリオネットの顔を見ながら吐き捨てた。
「ふん、好きにしろ」
大型トレーラーが次々と橋を渡っていく光景は圧巻であり、回りの車は自然に徐行し道を譲る。
幌の中では最新テロ用ロボットTR-05が幾台も積み重なって明日の出番を待っていた。

早苗の家族愛が今、数奇な形で始まる


156名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 18:17:28 ID:4OMozmTn
だんだんスレ違いになってきた
157名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 01:02:32 ID:sqvmKW0z
では、ここでスレを戻すSSを>>156に書いてもらおう
158名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:33:50 ID:nq6eb1sA
Mariaの続きが読みたい。
159名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 01:32:06 ID:WDOdmlRT
再開待ち、保守
160Maria :2007/02/25(日) 22:51:50 ID:QM7Ma76R



「がはぁっ!!」

ヨハネの攻撃は続く。理沙は顔面に打ちつけられるパンチの連打で、意識が朦朧となるほどの激痛を味わっていた。
いつの間にか持っていた武器、Sonicもどこかにいってしまっている。
いったん反撃の機会を失ってしまってからは、いいように殴り続けられるだけだった。

なんとかしようとする理沙だったが、かろうじて両手で敵の攻撃を防御するのが精一杯で、それすらも完全には防ぎきれないでいた。

「も、もう嫌……なんでわたしがこんな目に……ぎひぃいい」

だめだ……もう……
目が霞む。焦点が合わなくなってきているのは、シンクロ率が低下したというわけではなさそうだ。

意識が──

『こらぁぁ!! クソ女ぁぁぁ!!』

カプセル内に亜門の怒号が響き渡る。朦朧としかけていた理沙の意識が戻った。

「ク、クソ女とはどういう事よ!!」
『なんだ、元気じゃねぇか。なにチンタラやってやがる。反撃しろや!』
「そ、そんなこといったって……がふぅ!!」

亜門との会話をしている間も、ヨハネからの攻撃が止むことはない。
防御している両腕の上からもパンチを浴びせられ、そろそろ腕の感覚もなくなりつつあった。

「ぶ、武器もどっかにいっちゃったし、反撃する余裕なんて……はがぁっ!」
『馬鹿野郎! 武器はもうひとつあるだろうが』

──確かにそうだ。もうひとつ武器があった。飛び道具が……

『初めて使う武器でも、この至近距離なら外す方が難しいくらいだろう。Destroyでいけ』

とはいえDestroyを掴むためには、左手を一旦防御から外さねばならない。その間は右手一本で対処することになるわけだ。
それでなくても自由自在に動かすことができないというのに、腕の感覚が麻痺している状態で“銃を撃つ”というような
繊細な動きができるのだろうか?
しかし、そんなことはいっていられない。このままでは、座して死を待つのみなのだ。

理沙は左腕を防御から外し、左腰にあるDestroyを掴もうと動かし始めた。

「ぐふぁぁぁ!! くぅっ……」

その間も情け容赦なく、パンチの嵐を浴び続けるMaria。
端正なその顔は腫れ上がり、口や鼻からおびただしい血が流れ出している。
むろん、理沙の顔が腫れ上がったり、流血しているわけではないが、受ける激痛は今まで経験したことのないものだった。

(く、くそぉぉぉ!!)
右手一本で顔面を防御しつつ、左手で残された唯一の武器を掴もうとする理沙。指先に何かが触れる感覚を覚えた。
──Destroyだ。
理沙はそれを掴み上げると、銃口をヨハネの胸元へと押し付けた。
敵はパンチを浴びせ続けている。

「ちょ、調子に乗るなぁぁぁぁl!!!」

Destroyの銃口が火を噴いた。
161名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 20:54:22 ID:7O2oqQTH
理沙ママのさらなるピンチに期待。
162名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:03:41 ID:V1mw7Rak
保守age
163名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:43:34 ID:US8pezPW
age
164名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 10:13:33 ID:RcdTsslc
Mariaいい感じだったのだが。
165名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 18:37:51 ID:l0T1rpkd
ホシュガンガー
166名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 15:57:01 ID:rJHi2nKS
新世紀を迎えた地球に突如として飛来した流星群。
これは地球上ありとあらゆるところで一週間もの間、観測可能という奇跡の天体ショーであった。
不思議な事に世界中にある天文台はもちろん、NASAもこの流星群を事前にキャッチする事は出来なかった。
しかし、そんな事は人々にとっては問題無かった。
夜が訪れる度に家族、友人、そして恋人達は夜空を駆け抜ける流星の美しさを楽しんだ。
後に、それをこう名付けた。

『ミレニアム流星群』

              新 世 紀 母 神 ロ ボ

                  マ ザ ー 3

第一話

6月最後の週末の空には青空が広がり、少し風が強いせいか洗濯物がパタパタと揺らめいている。
小さいながらも庭付き一戸建ての家が立ち並ぶ住宅街の一つ。
窓からは日の光が差し込み、傍らに置かれた観葉植物を青々と照らしている。
広々としたリビング中央のガラステーブルを囲んだグリーンのソファー。
そこに座っているのは艶々とした黒髪をアクティブなショートカットにした女性と、中学生ぐらいの線の細い少年。

「あ〜…ミレニアム流星群の最中に生まれたからかぁ」
「本当に凄かったんだから…で、お星様の矢で、星矢って名前にしたの」
「へ〜…星の矢かぁ…なんか格好良いね」
「母さんのセンスに感謝してよね♪」

皆川千草は息子の星矢に向って、英字がプリントされた黄色のTシャツの内側に隠された、豊満な胸を無邪気に反らせてみせた。
その瞬間、星矢はTシャツを大きく押し上げる胸に目をやった。
14歳になり性に目覚めたばかりの少年にとって、若々しい美貌を保ち続ける千草は、例え母親とは言え女性を意識させるに十分過ぎる程の存在だった。
その部分を凝視してしまうのを恐れてか、星矢は千草の顔に視線を戻した。

「ねぇ、そろそろ約束の時間なんじゃないの?」

星矢は千草に言われ、壁にかかった時計を見た。
友人との約束は2時に駅前。家からだと歩いて10分だが、すでに時計の針は55分を過ぎていた。

「やばっ!!」

慌ててソファーから立ち上がり、玄関に駆けていく。
騒がしい足音の後、玄関の扉が激しく閉められる音が聞こえた。
余程慌てていたのか、乱暴に置いた湯呑が倒れ、中身がテーブルの上に撒かれていた。

「もう…いつまで経っても子供なんだから」

急に静かになったリビングで、千草は苦笑いと共に呟いた。
零れたお茶をティッシュで拭き、ソファーに体を深く沈める。
ゆったりと進む午後の時間を楽しみながら、今は輝かしく思える過ぎ去った過去を思い返す。
星矢の父親であったはずの同級生の男の子の事。
何度も何度も体を重ねあった事。
そして、恋人の突然の失踪と妊娠の発覚。
167名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 15:58:46 ID:rJHi2nKS
周囲の反対を押し切り18歳の時に星矢を出産した。
何よりも絆を大事にしたいと思った千草は、残り僅かな高校生活も途中で退学するはめになったが後悔はない。
ただ、理解してくれなかった学校側に対する悔しさが残ってはいる。
近頃では、段々と消えた恋人に似てきた星矢を嬉しいような、寂しいような思いで見る事も少なくはない。

「…………っ」

今とは別の黄金時代を思い出す時間は、いつもの痛みによって終わりを告げた。
ソファーから立ち上がり、洗面所へと向かう。
鏡の前でTシャツを脱ぐと、急いで後ろに手を回し、中から現れたピンク色のブラジャーのホックを外すと、一瞬でも気を緩めると中身が破裂してしまいそうな程、大きく張り詰めた乳房が外気に晒された。
洗面台に上体を屈めると乳房が重そうに宙吊りの状態で浮いた。
千草は乳房の白い肌より、もう一段ほど薄い色をした乳輪を指で摘み、押して伸ばした。
するとビューっという音が聞こえてきそうなほど、勢いよく母乳が乳首の先から飛び出した。
しばらく繰り返すと、たちまち洗面台が真っ白に汚れた。
星矢を生んで14年経った今でも、千草の乳房は母乳を作り続けている。
病院の検査では原因は解らなかったが、体への害はないとの事だった。
しかし、ほぼ毎日搾乳し続けなくてはいけないのは、それだけで害があると千草は思っていた。

「んっ…んっ…」

時折眉間に皺を寄せ、綺麗に手入れされた形の良い眉毛を歪めている。
そのため普段見せる明るさと快活さをが失われ、情事の最中のようなどこか官能的な表情を浮かべている。
血行の流れが良くなったせいか、胸元から乳房全体が白い肌の色と混ぜ合わさり桜色に染まっている。
桜色に染まった乳房には青白い数本の血管が浮き上がり、見る人によっては生々しいグロテスクですらある。
そして、その先から細い指先の動きに反応し、母乳が噴き出している。
妊娠線など見当たらない引き締まっているが、女性的な柔らかさを感じさせるお腹。
そして、その後ろ姿からは十分な細さを見せるが、決してそれだけではない豊かな腰。
そこら急激に曲線を描き、屈んでいるため少し突きだされたジーンズに張り付いた肉感的なハート型のお尻。
どこを触っても柔らかい肉をしっとりとした肌が包み込んでいる。
年齢を重ねた女性にしか作り出せない肢体が、母親という神聖であるはずの存在に艶めかしさを与えていた。
そんな事に千草は気づくはずも無く、いつもの搾乳をするために乳輪の内側に隠れているミルクタンクを刺激する。
これが終わったら、もう片方もしなくてはならない。

「はぁ…」

意外な重労働に溜息を一つ吐いて、乳房から白濁を洗面台に向かって撒き散らすため、一人黙々と搾乳という作業に没頭する。

トントントントン

まな板を包丁が叩く音がキッチンに響いている。
軽快なリズムでキャベツを刻む。
時計の針は7時を回っていた。
もうすぐ、星矢も帰ってくるだろう。

ピンポーン

チャイムの音に包丁を止めた。
千草は水道水で手を洗い、チェックの柄のエプロンで拭い、そのままの姿で玄関へ向かった。
168名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 16:00:20 ID:rJHi2nKS
「どなたですか?」
「私、国際ミレニアム流星群専門研究所の者です」
「…?」

扉の向こうから聞こえた女性の声に、千草は耳を疑った。

国際ミレニアム流星群専門研究所。
そこは14年前の流星群のみを調査、研究する国際的な研究所だ。
その本部は日本に置かれ、そして扉の向こうにいる女性はそこからやって来た言っているのだ。
平和な一軒家にである。

しかし、何時までも呆けている場合ではないので、覗き穴を覗いてみた。
レンズを通して歪んだ視線の先には、黒いスーツを着こなした若い女性が立っていた。

「えぇっと…どうぞ」

混乱する頭をどうにか抑え千草は、鍵を開け研究所からやってきたという女性を玄関へと招き入れた。

「初めまして。改めて紹介させて戴きます。私、国際ミレニアム流星群専門研究所からやってまいりました。所長秘書の青木と申します」

そういうと軽いウェーブヘアで中々の美人である青木と名乗る秘書は名刺を千草へと差し出した。
千草は反射的にそれを受け取り、じっくりと目を通した。
名刺には確かに、

国際ミレニアム流星群専門研究所所長専属秘書 青木奈々子

と印刷されていた。

「……で、えっと、すいません。研究所の方が何か家に御用でしょうか?」
「このような時間に押し掛けてきて申し訳ありません。重要なお話がありますので、上らせてもらってもよろしいでしょうか?」
「え、えぇ、どうぞ…」

千草は客用のスリッパを取り出し、玄関のカーペットの上に置いた。

「失礼します」

全く何がどうなっているのか分からないが、とりあえずリビングへと案内した。
廊下を歩く奈々子は千草より頭半分背が高かった。
プロポーションは人それぞれ好みがあるだろうが、千草の方が圧倒的に女性だった。

「こちらのソファーへ座っててください。お茶を持ってきますから…」
「お構いなく」

お互いに社交辞令を済ませたところで、千草は急須にお茶の葉を入れ、ポットからお湯を注ぐ。
その間、研究所の人間が来訪した理由を考えた。
真っ先に思い浮かんだのは星矢が何か仕出かしたのかもしれないと思った。
気が重くなるのを感じながら、急須を傾け取り出した湯呑にお茶を入れた。

「どうぞ」
「ありがとうございます」

お盆から湯呑をテーブルの上に置き、奈々子が湯呑に口を付けるを待ち、自分も乾いた口の中を潤した。

「それでご用件は?」
「まず、最初に確認をさせてください。皆川千草様ご本人様でいらっしゃいますか?」
「え?え、えぇ、まぁ…」
「年齢は32歳。1982年4月24日生まれ。2000年に御子息の星矢君を出産。大変失礼ですが、お父様はいらっしゃいませんね」
「えぇ、息子が妊娠する前に一家揃って失踪したんです」
169名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 16:02:05 ID:rJHi2nKS
突然やってきて自分達を調べ上げたという事を聞かされるのは、流石に良い気分では無かった。
大体、リビングにまで上がっておいて、今さら本人の確認も何も無いだろう。

「申し訳ありません…」
「あっ…いえ…」

そう言って奈々子は深々と頭を下げた。
千草は自分の子供っぽい対応の仕方が恥ずかしかった。
リビングに気まずい沈黙が訪れた。

「で、他に確認しておく事あります?」

実年齢を感じさせないような、悪戯っ子っぽい表情をわざと作り、奈々子に聞いた。
それを見た奈々子も失礼にならない程度に微笑みを返した。
千草なりの謝罪と気遣いだと気付いたからだ。

「いいえ、十分です。ありがとうございました」

そういうと持っていた黒い鞄の中から一枚の封筒を取り出して千草に渡した。
浮かべていた笑みは消え、先ほどより真剣な表情をした奈々子がそこにいた。

「これをお読み下さい。所長の風祭から預かってきた物です」
「はぁ…」

封筒を破ると、中には数枚の便せんが入っていた。
それを取り出し、広げると筆で書いたのだろうか。二文字。

濃い

とだけ手紙のド真ん中に太く書かれていた。
とりぜず力強さだけは感じ取れる、ような気がした。

「……………」

これの意味を聞いてみようと思ったが、奈々子は変わらず真剣な表情を崩さないまま、こちらを見ていたのでやめておいた。
気を取り直して二枚目に目を通した。
そこには、一枚目の手紙に対する謝罪と、何故そんな事をしたのかという理由が延々と書かれていた。
手紙の内容の流れは、謝罪、理由、改めて謝罪だった。
一度やってみたかった憧れのジョークだったらしいのだが、人様に送る手紙に対してする事じゃないという事に、悩んだあげくやってしまったという事だった。
170名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 16:02:42 ID:rJHi2nKS
「………………………」

最初の頃あった緊張感など消え失せ、最後の手紙を読むのが億劫になっていたが奈々子の手前、それは出来ないので三枚目に目を通す事にした。
そこには明日迎えを寄こすから必ず研究所に来てほしいと書いてあった。
そして最後に風祭剛毅長官と直筆のサインが書かれてあった。

「………………………………………」

正しい手順を踏んでいるような、踏んでないような研究所所長の態度に疲労を感じた。
とにかく全くもって中身の無い手紙だったという事は間違いないと千草は思った。

「で、来て下さいますか?」

千草が手紙を読み終えたのを見計らって奈々子は聞いた。

「…えっと、明日は仕事がありますので、来週の週末なら」
「職場の方へは私どもがご連絡を入れさせて戴きます。どうして明日で無くてはいけないんです。お願いします」
「…はぁ、そうですか。えっと、要件はなんなんでしょうか?」
「私にはそれを告げる権限がありません。明日、研究所で所長の方から直接説明があります」

すでに千草が研究所へ向かうのは決定事項となっている。
いつもなら少なからず腹を立てるところだが、先ほどの手紙のせいか、そんな気が起きない。

「分かりました。じゃぁ、明日研究所に伺う事にします」
「ありがとうございます。では、明日の10時にお迎えに上がりますので」

喜色満面の笑みを浮かべる奈々子に、またしても千草は思わず口を開いてしまった。

「最後に一つだけ…」
「なんでしょうか?」
「手紙の最後に長官ってサインがあったんですけど…所長さん間違ってたみたいですよ?」

先ほどと同様に千草は子供っぽい反応を繰り返した自分が恥ずかしかったが、奈々子の顔を見てそんな気分が吹き飛んだ。
奈々子の綺麗な笑顔は見事に引き攣っていたのだ。

「………あぁ、所長の趣味なんです。自分の事を長官って言うのが…です」
「………そうですか」
「……………………」

研究所に向かうのが急激に不安になる千草だった。
171名無し@ピンキー:2007/04/02(月) 16:04:43 ID:rJHi2nKS
以上 続くかも?
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172名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 20:45:06 ID:5cgzCe2K
新作きーたー
173名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 11:37:14 ID:gGgm1/QT
続き待ってます。
174名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:15:26 ID:Tfpb2xO5
期待大だな
175名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:22:52 ID:YpjqGfZC
続かないの?
176官能兵器ボインダスタ−2:2007/04/22(日) 01:40:47 ID:dw9k1YK/
「チェンジリンク、エクスプローション!」
左右の薬指につけた指輪を合わせると、昌子の体から赤い光のアイコンが乱れ咲き、
服が次々にしぼんで胸の谷間に流れ込む。
若妻はその体をさらけ出し黒いビキニ姿の半裸状態になった。
長い髪を翻し、子持ちとは思えないシェイプアップされた肉感的ボディラインを見せ
つけ誇らしげに右足を踏み出して前屈みになる妻。寄せられた谷間は今にも張り裂けそうな
ボリュームで夫冥利につきた。
「昌子!」
「ボインダスターG、ロックオン 」
両腕を広げ光に身を任す肢体。巨大な女性型ロボットが大地を突き破り現れると岩盤が
陽輔の頭上へ容赦なく降りかかった。
「やっぱり…おまえがボインダスタ−のフェアリィだったのか、昌子…」
「ごめんなさい、あなた…。でもこうするしか仕方がなかったの…許して」
「おまえ…、それがどういうロボットか知っているはずだぞ…それなのになぜ…許さん…」
「あなた…」
ロボの眉間にある光のプレートに体を預けると昌子に白い生紐が飛び掛かる。
「あああ…」
バストを縛め上げ股間に滑り込み、昌子の体内エネルギーをいだくとロボの体が赤く発光してチャージが進む。だが昌子の肉体は乱雑に絞め上げられているので脂汗が胸元にどんどん溜まった。
「くぅー…だ…だめぇ…いつにも増してすごい…力がはいらな…」
「昌子、今だ!ザイバストンを使うのだ」
「おぉぉぉ!」
「あぁあん!」
高層ビルを一撃で踏み潰し、ボインダスタ−が最初の一発を星間生物に浴びせた。
「ぁぁ…いゃあぁぁ−」
ビキニの上からエネルギーコードが昌子の粘液が溢れた膣の中に擬似芯棒を転送した−!

ドフオォン!
富士山をひと飲みにした星間生物が一瞬にして消滅する。
その激しい衝撃波は光のリングとなって海まで達し、海水を瞬時に蒸発させて真っ二つに海原を裂いた。
「うはは…見たか?利根川くん、見事なシンクロだろ?…あの星間生物が一撃で…」
白衣に着替えた男が黒フレームの眼鏡をつきあげて笑うと、モニターに写る女が笑っていた。
顔よりも赤いドレスから覗く胸元が画面にはみ出そうに写っているのは同行したカメラマンの心情を顕していた。
「ふふふ、ではソート2に移行致します…」
紅のついた唇から細長い煙草のキセルを外す。
「…武藤官房長官」


      −ボインダスタ−
177名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 09:03:11 ID:Q0xP5cWi
作品来てんじゃねぇか! GJ!
ついでに目立つようにageとくぜ
178名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 22:19:01 ID:luoVpKdl
ここしばらく新作の登場が続いたが、続きに期待してます。
179名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 21:35:04 ID:R1nXL7hk
「今だ、ママ、発進!」
「あいあいさー」
180名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 02:16:02 ID:xaytHX8e
「あぎゃああーっ」
「ああーっママ、どうしたの?」
「腕がぁー抜けなぁーいっ」
181名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 07:51:24 ID:9Lx1uewz
「あひぃーっ」
「ママーッどうしたの?」
「スーツの中に何か入ってき・あ・あ・」
182名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 13:45:35 ID:EZp6va4i
母の日に書き込みをすべきだったorz
183名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 17:31:26 ID:RCYEtfBn
まだ乳の日があるガンバ
184名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 03:44:07 ID:p4KYG46F
ママの出撃待ってます。
185名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 18:53:15 ID:KMS36Zck
「母さん!出番ですっ」
「それより、ごはんですよ」
186名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:48:43 ID:OvsIwvAv
「ママ、発進!」
「ぱぉぉおーん!」
187名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 18:48:48 ID:tlqSy1E+
「あがががが…ぎぎぎぃっ」
「わぁっど、どしたの?母さん」
「む、むねが、ゆ、ゆれれるるぅ…」
188名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:13:19 ID:of59xLf4
「それじゃママでるわよ!」
「わぁーっ!かあちゃん!前!前が開いたままっ」
189名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:12:24 ID:J7mG0UdP
南国戦機マザーハッカー stage1

「リド、聞こえるか?今の戦闘で我々の残存部隊は何機になった」
「…ハイ…自分を含めて…ナイク…、それとステファニー…3機でありますです…」
「…くっ…なんだって…もう殆ど全滅じゃないか…」

敵に察知されないように人型可動兵器・「ベイビーヒューマン」は
海岸沿いに濫立した椰子の葉を激しく揺らしながら低い高さで飛んでいた。
帯電領域を通過している為、モニタリングの調子もおかしい。
ベイビーの頭部にあるモニタリングパイロンを最大限まで伸ばして鉛直帯波の調整を行う。
するとなにかを発見した。

「よし、今夜はあそこで眠ることにしよう」
ユカリの一瞬の判断で岩山に見える洞穴の横に着陸することとなった。
敵陣営のど真ん中なのだが、やられる時はどこにいてもやられる。
そのぐらいの割り切りと度胸が、部隊の隊長たる者には不可欠なのかもしれない。
そういう意味ではユカリ少尉はその資質が高いと言えた。
190名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:17:14 ID:J7mG0UdP
南国戦機マザーハッカー stage1

「ふぅー、気持ちいいぃー」
濡れた髪を思いっきり振りながら履きかけたパンツをまた脱いでしまった。
「おまえらも早く浴びてこい、気持ちいいぞ」
一児の母とは思えぬボディライン。
年齢はリド達と5つしか変わらないと初編成時に聞いたが、
なのに、タオル一枚だけで堂々と3人の新卒兵の前を跨いで通過する態度はずっと大人だ。

「う……」
照れ屋のリドなどは小枝を折る作業を忘れ、焚火を挟んで正面に座ったユカリ少尉の
濡れて光る肌と艶やかな肉体に目が釘付けになった。
「ん?どうしたんだ、リド。私の体?ふふふ、そんなに見るな、照れるじゃないか」
そう言いながら長い脚を組み直す。
するとその度、タオルの影になった太腿の奥が見えそうで
見えないのがリドは気になってしょうがなかった。

「少尉!」
金髪を後ろで結う才女・ステファニーが我慢出来ずに立ち上がった。
まだ少女の面影を残すステファニーにとっては、東洋系のユカリの方が
グラマラスなボディを持合わせている事が年齢を考えても許せなかった。
同じ女性なのにあまりに違い過ぎる…妙な苛立ちを感じ耐えられなくなったのだ。

「し、少尉。いくら上官でもその格好は、ち、ちょっと刺激的すぎます、早く服を着てください」
タオルで髪を挟むようにしながらユカリが笑った。
「そう固い事を言うな、ステファニー。ここは南国だぞ、ベイビーを降りれば任務も終りだ。
おまえも脱げばいい」
「さぁ。涼しくて気持ちいいぞ、ほら」
「きやーっ、私はいいんですぅ、や、やめてくださぁーいっ」
白い豊かな胸が真近まで迫ってきたのでステファニーは狼狽えた。
191名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:21:52 ID:J7mG0UdP

「なあ、リド…」
「うん?」
虫の涼しい鳴き声に囲まれ、星が今にも降ってきそうな綺麗な夜空の下、
寝袋から顔だけ出したナイクが語りかけた。
「おまえ…、年上の女の人と寝たことってあるか?」
ナイクに背を向けて寝ていたリドは思わず身を竦めた。
同時にその先でウトウト寝ていたステファニーとユカリも目が一気に覚めた。

(ナイク…やめて…年上なんか…)
動くと起きていることがバレルので体を潜めながら、ステファニーは目の前に寝る
上官の背中を強く睨んだ。
「ぼ、ぼくは…、まだ…年上どころか女の人と寝たことないよ…」
「!」
目の前の寝袋が小刻みに震え始めたのをステファニーは見逃さなかった。
(こ…この女、…笑いをこらえてる…)
192名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 16:29:32 ID:c2yWYfbA
ママの出撃待ってます
193名無しさん@ピンキー
保守