1 :
名無しさん@ピンキー:
おつ
4 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:12:25 ID:q2zF1MvX
ツクバ氏期待age
ツンデレとは違うん?
煮て火なる物さ
諸君 私は気の強い娘が好きだ
諸君 私は気の強い娘が好きだ
諸君 私は気の強い娘が大好きだ
通学路で 教室で 部活で 帰り道で バイト先で
通勤電車で 職場で 残業で デートで ドライブで
この地上で行われるありとあらゆる照れ隠しの行為が大好きだ
毎朝一緒の通学途中でカワイイ後輩に挨拶された男を怒鳴り散らす娘が好きだ
机の上に置き忘れた日記を読まれそうになった時の慌てぶりなど心がおどる
諸君 私は地獄のような気の強い娘を望んでいる
諸君 私に付き従う気の強い娘大好き諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる気の強い娘を望むか?
情け容赦のない罵声を浴びせる娘を望むか?
罵詈雑言の限りを尽くすが夜一人で訊ねてきて目に涙をためながらゴメンナサイを言うような娘を望むか?
『禿同!』『禿同!』『禿同!』
よろしい ならば『気の強い娘がしおらしくなる瞬間に…』だ
我々は満身の力をこめて今まさにss投下を期待してリロードをする住人だ
だがこのエロパロ板の底でssが投下されるもの間耐え続けてきた我々に
ただの小ネタではもはや足りない!!
ssを!! 一心不乱のssを!!
↑って、今更また流行り?
続き落としますね。ただちょっと長くなってしまいました。
短くまとめる才能がほしいです。
朝7時、起床。肩が重い…昨日は閉店まで打っていたから、かなりの疲れが残っている。
やはり閉店まで打つのは控えたほうがいいな…体を壊したら元も子もないからな。
週末にマッサージでもさせるとするか。…あと2日か、待ち遠しいな。
枕元に置いていた携帯を見ると新着メールがあった。…アキ坊からだ。
(フフフ…マメに連絡してくるようになったな。どうせ『早く会いたいです!』などと書かれているのだろう。
アキ坊は甘えん坊だからな、少しは辛抱というものを……な、なんだと?どういうことだ!)
慌ててアキ坊に電話する。いったい何故なんだ!
『……ふぁい、橘です』
電話の向こうからは今起きましたと言わんばかりの眠たそうなアキ坊の声が聞こえてきた。
「アキ坊!何故だ、どういうことだ!…納得のいく説明をしてもらおうか」
私は怒りのあまり、大声で問い質す。…答えによっては許さないからな!
『メグさん…ですか?おはようございます!…え?なんで怒ってるんですか?』
状況を飲み込めていないアキ坊。…き、君は何を考えているんだ!
「な、何を怒っているのかだと?…ふざけるな!私にこんなメールを送ってきて…」
『メ、メール?…ああ、それですか。…え?別に変な事書いてないでしょ?』
「変な事は書いていないだと?『週末に仕事が入ってしまいました。ゴメンなさい』と、書かれているじゃないか!
き、君は私と会いたくはないのか?わ、私がどれだけ我慢していると思っているんだ、君は!」
『ス、スミマセン、週明けまでに終わらせなきゃいけない仕事が急に入っちゃいまして…ホントにゴメンなさい!
メグさんに我慢させちゃいますけど、この埋め合わせはしますんで許してください!』
「…その埋め合わせとはなにをしてくれるんだい?それによっては許してあげよう」
『えっと…そうだ、温泉!温泉なんてどうですか?メグさんよく肩こりますよね?温泉に行って体を癒しましょう!』
お、温泉?…アキ坊と二人で?……温泉かぁ。
「…ま、いいだろう、場所は君に任せるよ。私はそんなに気が長いほうじゃないから覚えておくように!」
『早くにしろってことですね?分かりました!部長に有給休暇をお願いしてみます!』
「フフフ…温泉を楽しみに、寂しい週末を過ごすとするよ」
『メグさん、そんな軽い毒を吐かないで下さいよ。じゃ、詳しく決まったらメールしますね』
「……詳しく決まってなくてもメールをするように!」
『分かりました、メールします!…メグさんって結構甘えん坊だったんですね、カワイイですよ』
「なっ…き、君に甘えん坊なんて言われたくない!……すぐ私の胸に吸い付いてくるくせに。
アキ坊、そんな事よりもそろそろ会社の準備をしなくていいのかい?このままだと遅刻してしまうんじゃないのか?」
『へ…うわ!もうこんな時間!メグさんスミマセン、これで電話切りますね』
「フフフ…遅刻しないようにな」
『メグさん、電話ありがとうございました。朝から声を聞けて嬉しいです!…メグさん愛してます!
じゃ、またメールしますね』
そう言って電話を切ったアキ坊。……あ、愛しているだと?まったく朝から一体なにを言い出すんだ…
携帯を抱いてベットを転げまわる私。……これからは毎朝電話をするとしよう。
『エヴァンゲリオン774番台のお客様、確変フィーバーおめでとうございます!』
千円で確変大当りを引けるとは…今日はなかなか幸先がいい。
これもアキ坊に愛してるなんて言われたからだな。…これからは毎日言ってもらうとするかな?
それにしても朝から愛してるなんて…くぅ〜!ますます会いたくなったじゃないか、どうしてくれるんだい?
気がついたら足をバタバタとさせていた。周りの客の視線が痛い…アキ坊のせいだ!今晩にも早速言ってもらおう。
…ダメだダメだ!集中しないと。何のためにアキ坊と会うのを我慢しているか分からないじゃないか。
ほころぶ顔を軽く叩いて気合を入れ、台に集中しようとした私に男が話しかけてきた。
「こんなに早く大当りなんてスゴイね。はい、コーヒー。…久しぶり、元気そうでなによりだよ」
ふぅ…またナンパか。こういう奴は無視するに限る。
「あれ?無視しちゃうの?悲しいなぁ…三年ぶりの再会なのに無視は止めてほしいな」
……え?三年ぶり?
「三年前より綺麗になったね。……会いたかったよ、恵」
声をかけてきた男の顔を見る。
『下皿が満杯です、玉を抜いてください。下皿が……』
男の顔を見つめたまま動けなくなる私。な、何故だ?何故今頃現れた!
三年前、私に借金を押し付けて消えた、私の初めての男…七見亮吾がそこにいた。
七見亮吾(ななみ りょうご)…私より5才年上の男。
出会いのきっかけは、当時私がバイトで働いていたガソリンスタンドによく来ていた客だった。
そこでちょっとした顔見知りになり、偶然町で出会った時に声をかけられ、よく話すようになった。
私にとっては初めて接した大人の男性。世間知らずな私は簡単に口説き落とされて、処女も奪われた。
今考えると町で出会ったのも偶然ではなく、以前から狙われていたのだろう。
私はコイツの大人の雰囲気とSEXテクニックに夢中になった。
私はコイツに言われるままのSEXをして、今のテクニックを手に入れた。
友人からは七見はスカウトだと言われていたのだが、私は友人よりコイツを信じた。
その結果…親切な友人を何人も失った。しかしその当時の私はコイツさえ…七見さえいればどうでもよかった。
…フフフ、短い間の夢だったな。その後すぐにコイツはいなくなり…借金だけが残った。
どうしたらいいか分からなかった私はある人に相談した。その人は七見に先輩だと紹介された人だった。
その人から七見がいなくなった事を詫びられて、借金についての相談にも快く乗ってくれた。
その人からは「そんな額の借金(400万円)は風俗でしか返済出来ない」と言われ、知り合いの店を紹介してもらった。
…ははは、少し考えたらコイツ等がグルで、私を風俗で働かそうとしていたと分かるのにな。
私は七見を信じたおかげで友人もいなくなり、親にも相談できず、他に頼る人がいないため信じるしかなかったんだ。
その時は親身になって話を聞いてくれたその人の優しさが、天使のように思えたんだ。…ホントに馬鹿だったな。
私は言われるままに紹介された風俗店で働くつもりだった。…あのパチンコ店に入るまでは。
そんな私の人生を狂わせた男が…七見亮吾が目の前にいる。
「恵がパチプロになってたなんてビックリしたよ。…400万をパチンコで返すんだもんなぁ。
せっかく真芝さんが店を紹介したのに断っちゃうんだもん、おかげでかなり怒られちゃったよ」
「……よく私の前に顔を出せたものだ!今さら何をしに来た!」
私の怒声に首をすくめてニコリと笑う七見。……なんでこんな奴を私は!…クソッ!
「いやいや、そんなに怒るなよ?昔の写真を整理してたら恵と写ってるのが出てきてさ。
写真を見ていたら懐かしくて、君と思い出話をしたくてなっちゃってね。…ほらっ、君も見てごらんよ」
そう言って私に一枚の写真を渡してきた。
「私はお前と話すことなど一切な……!!こ、この写真は…」
七見から渡された一枚の写真。それを見た私は動けなくなってしまった…
「なんだよ、わざわざ会いに来たのに話してくれないの?つれないねぇ…ま、いいさ。
その写真は記念にあげるよ。…俺は何枚も持っているからね」
「な!ちょっ、ちょっと待て!…そ、その写真、どうするつもりだ!」
渡された写真を強く握り締める。
「ん?俺が持ってても意味が無いしなぁ…そうだ!君の彼氏にでもあげるとするよ。タチバナアキトシ君だっけ?
きっと彼も昔の君を見たいと思っているはずだよ。…いろいろ話したいこともあるしね」
目の前が真っ暗になる。…コイツはアキ坊まで奪おうとするのか?…せっかく手に入れた幸せを奪うのか!
「んん?どうしたの、顔色悪いよ?…やっぱりパチプロなんて仕事をしてるからじゃないかな?
……いい仕事紹介しようか?きっと君ならかなり稼げるよ」
「ま、待ってくれ!アキ坊にだけは…お願いだ、それだけは許してくれ…」
頭を下げる私。そんな私を見てニコリと笑う七見。
「なんで俺が君の言う事を聞かなきゃならないの?この写真、そんなに彼氏に見せたくないの?
……なんなら君に格安で譲ってあげようか?」
はた目から見れば爽やかな笑顔で話す七見。格安で譲る?…そうか、やはり金か!
思わず手が出そうになった私の肩を誰かが叩いた。振り返ると申し訳なさそうに店員が立っていた。
「お客様、申し訳ありませんがお話をなさるときは声を小さくお願いします。他のお客様の迷惑に…」
「ああ、ゴメンゴメン。話は終わったから俺はもう帰るよ。…はい、俺の携帯番号。
今晩にでも連絡してほしいな。じゃないと…分かってるよね?」
くっ…引ったくるように七見の手からメモを奪い取り、私は確変中の台を捨てて店を出る。
店員が呼び止めるが無視をして部屋へと走る。右手には七見の携帯番号が書かれたメモが握られている。
左手には七見から渡された……私が七見に犯されて喘いでいる写真が強く握り締められている。
…私は馬鹿だ!救いようのない馬鹿だ!何故こんなことを…何故七見なんかを信じたんだ!
…私はまた失ってしまうのか?せっかく手に入れた小さな幸せを…私が何をした?何故私だけが……イヤだ!
アキ坊を失うなんて絶対にイヤだ!でもどうしたらいいんだ?一体どうしたら…
部屋に帰り着き七見から写真を取り返すために、震える手で七見の携帯に電話をかける。
アイツが請求してきた額は…200万だった。
「橘君、ちょっといいかな?話したいことがあるんだけど…」
土曜日の夜、残業中の僕に仲之井先輩が話しかけてきた。
「…仕事の話ですか?それともまた借金の申し入れですか?もうお金は貸しませんからね!
大体この間貸した五千円、返してもらってませんよ!」
「いやいや、質草渡したでしょ?あれで無しという事にしてよ。…あのDVDに出てる子、かなりカワイイでしょ?
ど〜しよっかな〜?…うん、橘君だから教えちゃうね?……実はあの子アタシのコレなのよ」
そう言って下品な笑い顔で小指を立てる先輩。あなたはおっさんですか!…ええ?先輩の…彼女?
「えええ〜!ホ、ホントですか?だってあのDVD、嘉納ユウですよね?僕、彼女の出てるのよく借りてますよ!」
まさか先輩の彼女が今人気bPのAV女優だったとは!
「えっへっへ、いいっしょ?ユウちゃんね、お尻に入れたら物凄く感じるのよ。
昨日もアソコにバイブ突っ込んだまま、お尻をさんざん突いてやったわ。いや〜、おかげで腰が痛い痛い。
…ってこんな話してる場合じゃないっての!君の彼女、かなりヤバイよ?狙われてるよ?」
……バ、バイブを入れたままお、お尻に?それって気持ちいいのかな?…メグさんも感じてくれるのかな?
…ええ!メグさんがヤバイ?な、何がヤバイんだ?
「せ、先輩!なにがヤバイんです?…狙われてるって何なんですか!」
先輩の肩を握り締め思いっきり揺さぶる。狙われてるって何なんだ!
「ちょ、ちょっと待っ…こら!落ち着けって!教える!教えるから!」
先輩の体から手を離し、話に耳を傾ける。メグさんに何があったんだ?
「実は昨日ね、ユウちゃんとデートしてたらね…」
「デートしてたらなんなんです?それとメグさんに何の関係があるんですか!」
「まぁ落ち着きなさいっての。ユウちゃんを食べる前にイタ飯屋でご飯食べてたの。…そこにいたのよ、保科さんが!
普通女の子一人ではそんな店行かないでしょ?もちろん男といたのよ!誰といたと思う?一緒にいた男、それはねぇ…」
メ、メグさんが…僕以外の男と…ご、御飯に?
「その男がヤバイっての!その男はねぇ……ええええ?なんで泣いてんの?…あ、保科さんが他の男と御飯食べてたから?
もしかしてジェラシー?それってジェラシーよね?いや〜ん橘君カワイイ!食べちゃいたいわ!
…ってこんな事言ってる場合じゃないっての!その相手が危ない男なのよ!」
真剣な目で僕を見つめる先輩。
「そいつはね、今まで何の人もの女の子を食い物にしてきた最低な男でね、名前は七見亮吾って言うの。
…まぁ顔はかなりの男前でアタシの好みのタイプね」
お、女の子を食い物にしてきた?なんでそんな男がメグさんに?…なんでメグさんがそんな男と御飯を?
「ユウちゃんが教えてくれたんだけどね、七見ってスカウトしてるんだって。そのやり方がとんでもないのよ!
まず狙った女の子を口説き落としてベタ惚れにさせるんだって。で、借金をさせて貢がせるの。
返済できないぐらいまで借りさせたら風俗やAV会社に紹介するの。もちろん紹介料をたんまりもらってね。
で、その女の子はポイ捨てするんだって!」
貢がせてから捨てる?それってまさか…メグさんの前の彼氏?
「七見は別れてからもつきまとうんだって!しばらくしてから会いに来て、昔の事でゆするらしいの。
ユウちゃんの友達がヒドイ目に会ったって言ってたもん。保科さん、多分狙われてるよ?まずいんじゃないの?」
「…マ、マズイですよ。多分その七見って男、以前メグさんと付き合っていて…借金を押し付けて消えた男だ。
ま、またメグさんに……メグさんを悲しませるのか!…絶対にさせない!先輩、教えてくれてありがとうございます!
メグさんは僕が守ります!…もう悲しい思いはさせません!」
その七見って男のせいでメグさん、全てを失ったんだ。…もうそんな辛い思いはさせない!
「…おし!よく言ったぞ橘君、それでこそ男だ!この千紘さんも協力してあげよう!
ユウちゃんの親友って子がそいつのせいで寝込んじゃったことあるらしいのよ、敵を討たないとね。
…実はある程度、七見の人間関係調べがついてるんだよね。だからアタシにまっかせなさ〜い!
……んっふっふっふ。鬼畜な男を無理やり犯す…うひょ〜、安っぽいVシネマみたいで燃えるシチュエーションだわぁ!
さっそく手錠とロープ、新しいバイブにあとは何がいるかな?……ああして…こうして…うひょ〜!股間が疼くわぁ〜!」
………先輩、目が飛んでる。僕、この会社にいても大丈夫なのかな?僕、狙われてるんだよね?…背筋がゾッとした。
…そんなことよりメグさんだ!メグさん、僕が守ります、絶対に守ります!
金曜日の夜に七見とレストランで会い、写真とネガを回収した。そのための出費…200万円は正直痛い。
コツコツと貯めていた大事なお金をこんな事で失うなんて…考えなしだった自分に腹が立つ。
しかしこれでアイツとの関係も清算できたし、アキ坊にもあんな写真を見られなくて済んだ。
そう考えたら200万円は痛いがまだ納得がつく。……よしっ!七見のことはもう終わりだ!
明日からは気持ちを切り替えて仕事に励もう!アキ坊が温泉に連れて行ってくれることだしな。
フフフ…二人で始めての旅行だな。というか旅行なんて何年ぶりなんだ?大学時代に行った以来だな。
パチプロなんてしていたら旅行なんてできないからな。……どこに連れて行ってくれるのだろう?楽しみだ。
…おや?早速メールが……え?アキ坊、今から私の部屋に来るのか?仕事が忙しくて会えないんじゃなかったのかい?
そうか、我慢できなくなったのか、まったく辛抱というものを少しは覚えないとな。…そ、掃除しないと!
あああ!化粧も落としたままだ!い、急がないと…何で急にくるなんて言い出すんだ?まったくアキ坊は…
来るなら来ると前もって言ってもらわないと困るな。…慌てて眉毛を書き出す私。
アキ坊と会うのは一週間ぶりか。私を一週間もほったらかしにするとは…アキ坊のくせに生意気!
「お邪魔します。…メグさん少しやつれていますね、大丈夫ですか?」
「んん?そ、そうかな?…君が私を相手にしてくれないからかな?ところで仕事は大丈夫なのかい?
その…今日はゆっくり出来るのかい?」
アキ坊が部屋に来るなり、私がやつれていると指摘したのにはビックリした。
七見が私の前に現れてから、まともに眠っていなかったからな。…今日はアキ坊、泊まってくれるのだろうか?
こんな時間に来るぐらいだ、泊まってくれるのだろう。…久しぶりにゆっくりと眠れそうだな。
そうだ!明日はお弁当でも作ってあげるとするかな?フフフ、喜ぶ顔が目に浮かぶな、材料はあったかな?
手作り弁当を渡して、いってらっしゃいのキスをしてあげて…アキ坊のことだから、もしかしたらそのまま……
あ、朝からそれはないかな?…なければないでそれはイヤだな。フフフ、まるでお嫁さんみたいだな。……お嫁さんかぁ。
「……さん、メグさん!いったいどうしたんですか?急にニヤニヤして上の空だし…どうしたんですか?」
「んんん?べ、別に何でもないよ。そ、それより今日はいったいどうしたんだい?急に来るなんて珍しいじゃないか?」
マズイマズイ、つい空想の世界に入り込んでしまった。アキ坊にばれたら、からかわれてしまう。
「メグさん…実は今日先輩に話を聞いたんです。メグさんが昨日の夜に七見って男と会っていたって…」
な、なんだと?何故七見のことを知っている?
「先輩の話ではその七見って男、最低な男だって話じゃないですか?
そいつですよね?前にメグさんが付き合ってた男は…そいつに借金押しつけられたんですよね?
その男が今更何しに来たんですか?…先輩が言ってましたよ?
そいつは以前に付き合ってた女の子の前に現れてゆすりをするって…
メグさん、七見に何を言われたんですか?…僕に話してください…僕を頼って下さい!
僕はメグさんの…保科恵の彼氏です!…俺の女を悲しませるヤツは許さない!」
ア、アキぼ…ヒッ…ヒック…う、嬉し…嬉しいよぉ〜!グスッ、ヒック!
アキ坊の優しい言葉に思わず抱きついて、服を涙で汚してしまう。
…何故私はアキ坊に相談をしなかったんだ?こんなにも私のことを想ってくれるアキ坊を頼らないとは…
やっぱり私は馬鹿だな。どうしようもない馬鹿だ!愛してる…アキ坊愛してる!
アキ坊の胸に顔を埋めて泣きじゃくる私。そんな私の頭を優しく撫でてくれるアキ坊。
頭を撫でられるたびに、七見に傷つけられた心が癒されていくのが分かる。
わ、私をここまで泣かせるとは…アキ坊のクセに生意気!罰として今夜はずっと抱き締めてもらうよ。
絶対に離さないから覚悟をするように!
「……と言うことだよ。フフフ、馬鹿だろ?SEXしている写真を撮られていて、それを買い取るなんて…
本当に馬鹿だな、私は。アキ坊…こんな馬鹿な私だが、その…キライにならないでほしい。
私は君の望むことなら何でもする、だから…ムグ!ちょっ、アキぼ…あ…だ、ダメ…んん!」
後ろ向きなことを言おうとしていたメグさんの口をキスでふさぐ。
余計なことを言おうとしていた舌を絡めとる。昔は昔、今は今だ。
今、メグさんは僕の彼女だ。この唇も、綺麗な歯並びの歯も、柔らかい胸も、引き締まったお尻も。
全部僕の物だ。カワイイ耳たぶも、綺麗な首筋も、全部、全部全部僕の物だ!
メグさんの全てに舌を這わす。僕の舌が触れるたび、メグさんは甘い声を出してくれる。
「あ…んん…待って…アキぼ…ちょっと待っ…ひゃ!お、お風呂に入ってないから!
舐めないで!お尻は舐めな…ひ、ひゃう!」
メグさんの全身に舌を這わせながら裸にして、四つんばいの格好にした。
メグさんのアソコは十分に濡れていてヒクヒクとしている。い、いやらしい…ゴクリ!
僕のはメグさんに入りたくて、もうギンギンになっている。…しかしここは我慢だ!
メグさんに気持ち良くなってもらうため入れるのを我慢しながら舌を這わす。
メグさんが一番感じるお尻を中心に舐めまわす。アソコには指を入れて掻き出すように愛撫する。
先輩から質草で貰ったDVD…穴が空くほど見て研究した成果を今日こそ見せるんだ!
確かGスポットってところが気持ちいいんだよね?お尻の穴を舐めながらメグさんのGスポットを探す僕。
…あれ?この膨らみ、なんだろ?ここをいじるとメグさん泣きそうな声を上げて…ここかぁ!
「ひゃ?そこダメ!アキ坊ダメ!…あ、ひゃう!イッちゃ…イクイクイクイッ…くぅぅぅ〜!」
ぷしゅ!ぷしゅぷしゅ!
メグさんが大きな声をあげ、体を反らした瞬間、アソコらか大量の液体が噴出した。
ま、まさかこれがあの…潮吹きなのか?ということはメグさんがついに…イッちゃったの?
ぼ、僕がついにメグさんを…イカせたのか!いよっしゃ〜!
ガッツポーズを取る僕。メグさんを見ると四つんばいのまま床に突っ伏して、軽く痙攣している。
アソコは赤く充血してヒクヒクしながら僕のを待ちわびているみたいだ。
い、入れたい…けどまだだ!まだまだメグさんには感じてもらうぞ!
せっかくGスポットを見つけたんだ、忘れないように覚えなきゃね。
痙攣しているメグさんに指をねじ込み再度Gスポットを攻める。
凄い、何回でも潮吹きって出来るんだ、女の子の体って不思議だなぁ。
…あれ?メ、メグさん?ちょっとメグさん大丈夫ですか?…しまった!やり過ぎた!
調子にのって攻め続けていたらメグさんが失神してしまった。ど、どうしよう…
私は今、お風呂に入っている。湯槽に三角座りで入り、鼻の下まで浸かっている状態だ。
アキ坊は今、その…あ、あれだ、わ、私がその…よ、汚した床の後片付けしてくれている。
「後片付けをしている間にお風呂にでも入っててください」とお姫さま抱っこで運んでくれたんだ。
ま、まさかアキ坊にあそこまでイカされるとは…恥ずかしくて顔をまともに見れなかった。
ア、アキ坊のクセに生意気!…生意気生意気生意気!あ、あんなにイッたのは初めてだ。
そ、早漏のクセに生意気!あの勝ち誇った顔に何故か腹が立った。…お返しをしないとな。
お風呂に入ってなかったのに体中を舐め回してくれたし…お尻まで舐められた。
そうだった、お風呂に入ってないのにお尻を舐められたんだ!は、恥ずかしい…アキ坊のヘンタイ!
恥ずかしさのあまりにブクブクと湯槽に沈んでいく私。どんな顔をしてアキ坊を見ればいいんだ?
これも全部……アキ坊のせいだ!!
「あ、メグさん携帯が鳴ってましたよ…ってどうしたんですか!顔真っ赤じゃないですか?
長湯のしすぎですよ、のぼせちゃいますよ?」
こ、この…誰のせいで長湯をしたとおもっているんだい?
…携帯が鳴っていた?おかしいな、私にはアキ坊以外に電話をかけてくる人などいないのだが?
私が携帯を持っていた理由は、パチンコ店のメール会員になるためだったからな。
イタズラか?一応着信履歴を見るか。…やはり知らない番号だな。
一応昔の友人の番号を登録はしているのだが、今更かけてくる訳もないしな。
「知らない番号だな。多分かけ間違いかイタズラだろう」
「そうなんですか?結構長いこと鳴ってたし、急用かなと思ってお風呂に持っていこうか悩みましたよ」
「…スケベ。き、君はあれだけ私を好き勝手にしたのにまだ足りないのかい?このヘンタイ!」
「え?…いやいや、携帯を持っていくだけですよ!今日はもうしません!……多分ですけど…」
「…今日はもうしてくれないのかい?今度は君のでイキたいんだ。さっきは入れてくれなかっただろ?
さっきのはとても気持ちよかったのだが…君を感じたいんだ。だからその…抱いてくれないかな?」
私の言葉に抱き締めてくれるアキ坊。お互い見つめ合い、唇が触れようとした時、私の携帯が鳴った。
「…すまないアキ坊、少し待ってほしい。…これはさっきの番号だな、間違い電話かな?」
電話に出る私。その電話から聞こえてきた声は私が一番聞きたくない声…七見だった。
『やぁ恵、夜遅くにごめんね、少し話したいことがあるんだけど…』
「話したいことがあるだと?……ふざけるな!お前とはもうなんの関係も無いはずだ!
私は貴様の声など聞きたくもないし話すことなど何もない!」
もう私達に関わることはない、と約束したはずの七見が電話をかけてきた。
私は怒りのあまり、アキ坊がいるのも忘れて怒声をあげた。
『俺もそう思ってたんだけどね、そうもいかなくなったんだよ。…また見つかったんだよね、写真が』
……な、なんだと?
『いや〜、クローゼット整理してたらいっぱい出てきちゃったんだよね。
恵が美味しそうに俺のをくわえてるのや顔にかけられて嬉しそうな顔してるもの。
他にも後ろからはめられて喘いでるのもあるよ、これどうしようか?』
「な、なんだと?か、返せ!さっさと私に返すんだ!」
コイツ…わざと今まで隠していたな!
『はぁ?何言ってんの?これは俺の大事な写真だよ?なんで君に渡さなきゃいけないの?』
「何を言っているだと?それはこっちの台詞だ!そのために200万を支払ったんだ、さっさと返せ!」
私の言葉に笑いだした七見。何故笑う?
『ハハハ、何を言ってるんだい?200万円分の写真なら約束どおりに返しただろ?』
「…どういうことだ?あの時貴様は写真を全部渡すと言ったではないか!」
『渡しただろ?…あの時手元にあった分は、全部残さずにね。
ただ…また見つけてしまっただけだよ。これ、どうしようかな?また誰か買い手を探さなきゃな。
今度はそうだな…1000万だな。なぁ恵、誰か買い取ってくれる人知らないかい?』
な、な、な…1000万だと?ば、ばかげてる!
『高いかな?けどこの写真が世間に広まって…タチバナ君の目につくよりいいんじゃないかな?
お金が無いなら仕事も紹介してあげるよ。な〜に、恵なら一年もあれば楽に稼げるよ。
もしかしたら元パチプロの異色のAV女優として芸能界に行けるかもよ?
恵、これはパチプロなんて仕事から卒業するいいチャンスだと思うけど?
AVに出て写真を買い取るか、愛しの彼氏に写真を見られてフラレルか…どっちがいい?』
ふざけるな!誰が貴様の言う通りになるか!…そう叫ぼうとした私の手から携帯が奪われた。
え?…アキ坊?私の手から携帯を奪い取ったアキ坊は見たことのない顔で七見と話しだした。
こ、こんなに怒った顔のアキ坊は初めてだ。
「よく聞け七見!写真で脅そうとしても俺には通じないぞ!どんな事があろうと…恵は俺の女だ!
これ以上俺の女にちょっかいを出そうとするなら覚悟しておけ……必ずお前を破滅に追い込んでやる…必ずだ!
もう二度と俺達の前に現れるなよ!…オレ達はこれからSEXするんだ、お前は恵の写真でオナニーでもしておけ!
それぐらいは許してやるよ、このクズが!」ピッ!
私から携帯を奪いとったアキ坊が一気にまくし立て、電話を切った。
「ははは…つい電話切っちゃいました、ど、どうしましょ?…メ、メグさん?ちょ、ちょっとメグさ…むぐ!」
アキ坊の啖呵を聞いていたら疼いてきた。フフフ…俺の女、か。
「君がいけないんだ。何故君はこうも私を疼かせるんだ?アキ坊のくせに『恵は俺の女だ』なんて…生意気!」
アキ坊の首筋に舌を這わせながらアソコを撫でる。フフフ、大きくなってきたな。
「さっきはよくも私で遊んでくれたね?今度は…いっぱい、いっぱい出してくれ。たくさん注いでほしい。
はしたない話なんだが…君の啖呵を聞いていて…もう濡れているんだ。だから…ね?」
私は下半身だけ裸になり、アキ坊に見せる。アソコはもう準備が出来ている。
「入れてほしい。我慢できない!私は君の女なんだろう?だから…あ、くぅ!…ア、アキぼ…あ、すご…んん!」
興奮したアキ坊が私を押し倒し、下半身だけを脱いで突き上げるように入れてきた。
ぐちゅ!ぐちゅ!アキ坊が腰を振るたびにいやらしい音が部屋に響く。
「い、いい!凄い、凄くいい!アキ坊もっと、もっとし……あ、あれだ。久しぶりだからじゃないかな?
だから、その、なんだ…ええ?…んん!き、君はホントに…なんでこんなに元気…ふぁぁぁ!」
私に入って来て4回腰を振って果ててしまったアキ坊。私の中で大量に射精したアキ坊の精液が、私に広がるのが分かる。
私はそれだけで満足だったんだが…アキ坊はすぐに復活してまた動き出した。…絶倫というやつなのか?
「ん、ん、ん、アキぼ…キスし……君は少し修行が必要なんじゃないのかい?2回目で6回しか持たないというのは…
えええ?…あ、あ、あぁ…キスして…ん、んちゅ…ちゅる…んん!」
結局アキ坊は私から抜かずに4回も頑張った。ピストン運動の平均回数は10回だった…要修行だな。
その夜私はアキ坊の腕に抱かれ、久しぶりの安眠をとった。
もう七見に怯えなくていいんだ。…アキ坊が私を守ってくれるんだ!
次の日の朝、アキ坊のお弁当を作っていたら案の定襲われた。…ま、返り討ちにしたけどね。
首筋にキスマークをつけたのはアキ坊には秘密だ。
(ちっ、男にバレたか…まあいい。この写真とネガがこっちにある限りどうとでもできるさ。
ま、しばらくはいい夢を見ておくがいい…くくく、俺をコケにしたのを後悔させてやる。…一生な)
どういうタイミングでこの写真を突き付けてやろうか?…やはり結婚式か?
いや、貧乏臭い男だったから式はあげないかもな。ならアイツ等の親にでも送ってやるか?
ホテルのバーで一杯飲みながら写真を金に換える方法を考える。
今夜は久しぶりに恵を抱くつもりで部屋を取っていた。部屋代損したな、これも写真代につけるとするか。
さてと、恵が来ないならここにいる必要もない……いい女みっけ。
上玉の女2人が酒を飲んでいる…これは口説かなきゃな。
「こんばんは、君たち2人なの?…こんな美女2人が寂しそうにお酒を飲むなんてダメじゃないか。
よかったら御一緒させてもらえないかな?」
俺の軽い挨拶にニッコリほほ笑む女。はは、こんな簡単でいいのかよ。
「あなたカッコいいわね。…ねぇユウちゃん、アタシこの人がいい。ユウちゃんはどうかな?」
「千紘姉さまがいいならそれでいいですぅ。ユウは千紘姉さまの言うとおりにしますぅ〜」
なんだこの頭の悪そうな女共は?…この人がいいってなんだ?
「ユウちゃん…カワイイ!もう食べちゃいたいわ!ちゅっ!」
「早く食べてくださ〜い!ユウも我慢できないですぅ〜!ちゅちゅっ!」
な、何だこいつ等?レズか?…ちっ、なんだよ、時間の無駄かよ!紛らわしいんだよテメェらは!
部屋に帰ってデリヘルでも呼ぼうかと考えていた俺に、女共が衝撃の提案をしてきた。
「ねぇ君、ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?実は私達、子供が欲しいの。けど女同士では子供は出来なかったの。
だから君に協力してほしいんだ。どう?今から私達と3Pってのは?」
………ラッキ〜!まさかこんな展開になるとは思いもしなかったぞ!
「3Pに異論はないが、子供ってのが気にかかるな。俺は子供なんていらないんだけど?」
「子供なら私達が面倒を見るから大丈夫、君は協力してくれるだけでいいから。別にお金も要らないしね」
話をしながら女共の持っているバックや時計をさりげなくチェックしてたんだが…コイツ等金持ちだ。これは金になるな。
ならこの話にならない手はないな。ま、いざとなったら逃げちまえばいいしな。
「…OK、君達に協力しましょう。で、どこでするの?一応部屋取ってるんだけど?」
そう言って部屋の鍵を見せる。部屋はもちろんロイヤルスイートだ。
「あら?いい部屋取ってるじゃないの、もちろんそこでいいわよ。じゃ、出会いを記念して乾杯しましょうよ」
そう言ってワインが注がれたグラスを渡してくる千紘という女。
今日はついてるな、こんないい女とSEXできて、なおかつゆすりのネタに出来そうだしな。
「乾杯!」
グラスを合わせる俺達。一気に飲み干し2人を部屋へと案内する。時間がもったいないからな。
こんないい女2人を相手にできるなんて、ホントに今日は……んん?少し酔ったか?視界が歪んで………ドサッ
…………う……う……うう、き、気持ち悪い…あぁ?体が動かない…な、なんだ?なんで動かないんだ?
「やっと気がついたようね。大丈夫、七見君?クスリが効き過ぎちゃったね。
…ところで君っていいお尻してるね〜。んっふっふっふ…美味しそう…じゅるっ!」
な、なんだ?どうなってるんだ?首しか動かない俺は必死に周りを見ようとした。そこには…さっきの女共がいた。
「な、なんだ?…お、お前、何つけてるんだ?ち、近寄るな!な、何するつもりなんだ!」
芋虫みたいに縛られた俺は逃げることもままならない。知らないうちに下半身は脱がされて両足もがっちり縛られていた。
そんな俺に笑いながら千紘とか言う女が…股間にペニスバンドをつけてこっちに来る。
手には…ローションらしきものを持っている。
「いやぁ〜、君、凄い写真持ってたね。アタシが狙ってる保科さんのHな写真…
あんなの見たら興奮しちゃったじゃないの!」
「て、てめぇ何するつもりだ!俺にこんな事してどうなるか分かってるんだろうなぁ…殺すぞ、クソアマ!」
「いやぁ〜、いいネタ見させてもらったわぁ!おかげでユウちゃんを苛めちゃったじゃないの。
ほら、ユウちゃん起きなさい!見たいんでしょ?アタシが男を犯すところ。さ、ビデオカメラ用意して」
ベットの方を見るともう一人の女が裸でぐったりとしており、時折体をビクンッビクンッ!と痙攣させている。
…股間からはバイブが2本生えていて、生き物のように蠢いている。す、すっげぇ……それよりビデオってなんだよ!
「ビ、ビデオ?な、なにするつもりだ!」
「なにって…ナニをするのよ。だって君、子供作るの手伝ってくれるって言ったじゃないの。
頑張ってアタシの子供…妊娠してよね」
に、妊娠?誰が?………俺がぁ?
「お、お前馬鹿か!男が妊娠なんてできる訳ないだろうが!」
「あなた分かってないわねぇ…諦めたらそこで試合終了なのよ。安西先生がそうおっしゃってたわ」
「な、な、な、な…」
馬鹿だ、こいつ等馬鹿だ!こいつ等頭イッてやがる!
「お姉さまぁ〜、ビデオの用意出来ましたぁ〜」
何時の間にか復活していたユウっていう女の手にはカメラが握られている。
「ユウちゃんアリガト。子供に見せてあげるんだからしっかり撮ってね。あなたはこうやって生まれてきたのよ…ってね。
だからしっかり撮るのよ!…特に初めて入る瞬間の顔!…絶対に撮るのよ!じゃないと…分かってるわね」
「ハイ、お姉さま!あたしも楽しみですぅ〜」
「んっふっふっふっふ…嬉しいわぁ〜、こんないい男のお尻、犯せるなんてね〜。…メチャクチャにしてあげるわ」
芋虫状態の俺は必死に逃げようとしたが…そうしたがためにケツが無防備になってしまった。
「ま!入れやすいようにしてくれるなんて分かってるじゃないの!……いっただきま〜す!!」
「ひ、ひぃぃぃ!や、やめて!た、助け……あ、あぁぁぁぁっぁ〜〜〜!!!!」
朝7時、起床。メールをチェックする。新着アリ!……よし!ついに温泉旅行が決まったのか!
……来月かぁ。ついにアキ坊と温泉に…ふ、2人で温泉に…少しダイエットしておこうかな?急いで返信をする。
『やっと決まったのかい?もう待ちくたびれて死んでしまうところだったよ。…君との温泉、楽しみにしているよ』
送信してからランニングにでる。こうして走りに出るのも久しぶりだ。
七見の一件以来だから…一週間ぶりだな。今までは七見が現れるかもしれないから外出は控えていたんだ。
それが一昨日に仲之井さんがやってきて、七見が持っていた写真を私に返してくれた。
…それ以来私を見る目が怖いような気がするのは…気のせいとしておこう。
何故写真を取り返せたのか理由を聞いたのだが、詳しくは教えてくれなかった。
アキ坊は知っているみたいだが教えてくれない。ただ「僕じゃなくてよかった」と呟いていた。…何があったんだ?
ま、七見がどうなろうと私にはもう関係ない。…お金が返ってこないのは痛いがこれも私が馬鹿だったための勉強料だ。
それより…温泉かぁ。フフフ…アキ坊と温泉!2人で温泉!……ゴン!
温泉の事を考えてたら電柱にぶつかった。……これもアキ坊のせいだ!おいしいお酒も飲ませてもらおう。
私はこの時想像もしていなかった。旅行先で温泉旅行よりも嬉しい事があるなんて!
今回は以上です。毎度の事ながら誤字脱字は勘弁してください。
アッ―――
ツクバ氏GJ!!!
啖呵を切ったアキ坊テラカッコよさス。
続きを楽しみにしてます
つくば市最高
おまいら!来週末に喜多さんと僕シリーズが更新されるらしいですよ?
ツクバ氏のSS読んでると、幸せな気分になってきます。
GJ!!!
>>25 情報サンクス!デスメタル侍もシリーズ化してほしいけどなww
>>21 ツクバ氏GJ!!
七見を成敗するのにあの道場の面々が出てこないか期待していた俺ガイル。
ところで疑問に思っているのですが、ツクバ氏は実際につくば市在住なんですか?
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 22:15:34 ID:JXOIeQ/u
ツクバ氏GJ!アンド保守あげ
「うわっ、すげー雨… お、詩織じゃん」
「あ、拓海」
「なんだよお前傘もってないの?」
「そうよ。もうっ、朝は雨降るなんて言ってなかったのに!」
「天気予報もあいつらなりに頑張ってんだろうよ」
「当たらなきゃ予報になんないじゃない!」
「オレに怒るなよ、オレに」
「ったく。で、拓海なんか用?私帰るんだけど」
「いや、オレも帰るトコなんだけど。
あ、そうだ、傘ないんなら送ってってやるよ。オレ傘あるし」
「へ?あ、で、でも傘一本しかないじゃない」
「そりゃ一本しかねえよ」
「そ、それって…あ、そうだ、その傘!その傘小っさいじゃない!そんなの二人とも濡れちゃうって!」
「オレは別に、ちょっとくらい濡れてもいいからさ。
お前濡れないようにしてけばいいよ」
「い、いや…だ、だいたいなんであんたと一緒の傘で帰らないといけないのよっ!」
「…オレと帰るのイヤなのか?ならまあ傘だけ貸してやるよ」
「そんな、い、いらないわよ傘なんか!」
「ああ、オレは気にすんなよ、走って帰るから。家近いし」
「近いって、私ん家と距離ほとんど一緒じゃない!」
「いいから使えよ、風邪ひいたら困るし」
「いらないっていってるでしょうが!」
「……使わなくてもいいから渡しとくだけ渡しとくよ、んじゃな」
「あんたそういうとこがウザいのよ!ちょ、待ってよ、待ちなさいよ!待ってってば!」
「…ああもう!そんなにいらねーならいいよ。…俺が持って帰るよ」
「ち、ちがう!そうじゃなくって……」
「じゃあ、なんなんだよ…」
「いや、その、そうじゃなくて…えっと」
「ちっ、何だよ…そんなに濡れて帰りたいのかよ…」
「だからぁっ!あの、その…
「…何?」
「……拓海もさ、風邪ひいたら困るから…私送って帰るよ…」
「…………」
「ちょっと、な、何とか言いなさいよ」
「…ふっ」
「な!何がおかしいのよ!」
「いやなんでもないよ。じゃ送ってもらうよ」
「…うん。……………ごめんね」
「ん?なんか言った?」
「う、ううん、なんでもない…」
「…?変なヤツ」
試しに初投下です。セリフだけで構成してみますた。
拙い文章をお許しください…
>>30 結局、二人とも濡れちゃって
「お風呂入っていきなさいよ。
私のせいで風邪なんかひかれたら、困るんだからねっ!」
みたいな展開になるわけですね?
さらに
「いや、いいよ。お前こそ風邪ひくなよ」なんて遠慮したら
顔を赤らめつつ、小さな声で「……じゃ、一緒に入る?」
「!?今、何て言った?」
「な、なんでもないわよっ!バカっ!!」
みたいな感じか?
ベタすぎるなwww
>31
「わ、私が…風邪ひいちゃうじゃないのよ! それとも、私が風邪引いて寝込めばいいと思ってるの!?」
「あ、あんたが見なければなにも問題ないのよ!目、つむってなさい!」
「こ、こっそり見てたりしてないわよね!? 見たら殺すからね」
「そ、そんなこといっても、狭いんだからしょうがないじゃない・・・・・・」
「ナニ大きくしてるのよ! このヘンタイ!! 最低ッ!!!」
「・・・・・・・・・バカ……エッチ……ホント、最低……」
「最低……サイテイ、なんだから……こんなに、硬く……」
「バカバカバカバカ!最低!な、なんでこんなに痛いことすんのよ!」
「…優しくしてくれるって言ったじゃないの、ホント痛かったんだからね?…次は優しくしてよね」
「…え?またしていいのかって?あ、当たり前でしょ!痛いままで終われないわよ!
だからその…したくなったら言いなさいよ?他の女に手を出したら…コロスからね」
途中からしおらしいじゃなくてデレ分が増えてるのは幻覚かw 何はともあれ、みんなGJ
ベタなのにめちゃ萌えた。
いっそのこと誰かssにしてくれないかな。
ここはぜひ>30氏に書いてもらいたいですね。
ていうか勝手に続き書いてしまってゴメンなさい。
SSにするんだったら、33と34の間に
「……男の人のって、こんなのになっちゃったら
その……出さないとつらいんだよね?」
「今、私がしてるんだから、おとなしくしてなさい」
「バカ!……そんなことされたら、続けられないじゃない」
も追加して>30氏
セリフだけで、おっきしてしまった…
こんなの初めてだ
40 :
30:2006/05/13(土) 20:29:23 ID:lQwMlK9I
おぉ話がすごい展開して行ってる…
ss考えてみたんですが、二人とも一歩踏み出せないような
場面ばっかり浮かんできて、エロパロに投下したくせに
エロ書けそうもないです…
皆さんでリメイクしていただければ助かります…orz
そういや前スレでもリレーSSみたいな事してたっけ。
繋げるのが難しくなっちゃって結局雲散霧消したんだよな。
42 :
33:2006/05/14(日) 02:01:20 ID:Oexy2KKc
>>30 じゃあ超ドヘタだけど、漏れがなんとか書いてみるわ。今日中になんとか。期待しないで待ってて。
>>30-38 この手のSSは「使い古されてる」とか「良くある話」て言われるけど、
それでも、今尚残ってるのは最強だからだよな。
何十年何百年経とうが、神設定は神設定。本物は色あせないんだな。
日曜の朝から感動したよ。超GJ
>>42 雨に濡れた制服から透けたブラの肩ひもを見て
妙に意識しちゃってドキドキなんてシチュエーションも
今から追加できるなら……
ごめん、遅すぎるよな。気にしないでくれ。
とにかくガンガレ!
かっ…神はまだかっ…この放置プレイは…辛い…
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「放置プレイではなく
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) | 筆がノリにノって、書きまくっている」
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_ と考えるんだ
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
48 :
33:2006/05/15(月) 02:42:16 ID:NBhN+aZl
>45-47
ごめん。どうにも書いてたら収集がつかなくなってきた。300行超えてまだ終わりそうに無い。
どうしよう?
肩紐は入れるよ。
>>48 よし来い。漏れは大丈夫だ。さあ来い!!!
大きくなってもいい。
途中で冷めて「やっぱヤメ」にならなければそれでいい。
>>48 >収集がつかなく〜
いわゆるキャラが勝手に動き出してるということかな?
それならそのまま勢いで突っ走るが吉ですよ。
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「収集不可能ではなく
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) | 超大作長編小説を書いている」
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_ と考えるんだ
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
53 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 21:30:17 ID:6BQsMvZa
神はまだか!
大作のヨカーン!
超wktk
おまいら!33氏にプレッシャーかけすぎですよw
ま、33氏はそんなものには負けないつよい子だけどなww
33氏の人気に嫉妬。
週末に降臨される気がする。
>>47 スマソ…モウ…ムリ…orz
俺に文才があったらなあ…
>>58 lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllll/ ̄ ̄ヽlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllll / ヽllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 試 そ あ .iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| 合 こ き |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 終 で ら |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 了 め |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| だ .た |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| よ ら |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:. :. :. :. :. :. :. :. ‐‐--‐‐':. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,.‐- 、 : : : :
廴ミノ
///¨' 、
y':;:;:;:/⌒i!
J:;:;:;:;};:;:/;},
;il||||li' t`'---‐';:;:;:l
,.r'"''、,┘ 7;:;:;:;:;:;:;:;「
ノ4 (⌒i .}:;:;:;:;:;:;;/
/..,__彡{, | `i:;:;:;:;:;}
( .ミi!} l、 .」:;:;:丿
クュ二二`Lっ) `==='
>>59 先生…どっちのことですか?
ムリの方か、文才の方かw
61 :
33:2006/05/18(木) 22:33:48 ID:YISbrwCD
背の高い白い塀とでっかい門の前に付いた。詩織の家だ。
「上がってきなさいよ」
と詩織は言う。詩織の家はけっこうでかい。ていうか、このご町内の中でも一番の豪邸、
と言っていいくらいのでかさである。庭も広い。昔はよく遊びに来てたんだけど。
「え。いいよ。ウチすぐだし」
とりあえず断っておく。別に他意はない。強いて言えば、雨で濡れた詩織のブラウスから
透けて見える肌色と白いブラジャーの模様が俺の煩悩を大いに刺激してマイ・サンが
どうしようもなくハッスルハッスルした状態になってるのがバレたらイヤだから、という
理由くらいしかない。十分だ。
「うるさいわね! 傘貸してくれたお礼にお茶ぐらい入れるから、上がってきなさい!」
詩織はすげー剣幕で怒ってくる。コイツ、この性格さえなんとかなればけっこうモテるかも
しんないのに。もったいない。
……いや、それでも違うクラスのヤツとか上級生にはけっこう人気がある、って
聞いたこともあったな。まあ、たしかに性格は外から見えないからな。
それはそうと、目の前で怒ってる詩織から目をそらすにも限界があるし、かといって
踵を返してウチにダッシュなんかしたらなんかもっと恐ろしい目に遭うような気がする。
さりげなく聞いてみる。
「なんで怒るんだよ」
「怒ってなんかないわよ!」
いや、詩織お前明らかに怒ってるし。眉間に皺寄ってて怖いし。
でもソレを言ったらもっと確実に怒るからここは黙って従っておこう。
うお。やっぱ詩織んちでけーわ。
玄関だけで俺んちの半分くらいあるんじゃねえか?
靴を脱いで、濡れた靴下も脱ごうかどうか迷う。うーむ。人んちだしなあ。
どうしようかとふと詩織のほうを見ると、そこには玄関の薄暗がりの中、
俺の目をじっと真っ直ぐ見てくる女の子がいた。
てゆーか詩織なんだけど、なんかいつもと雰囲気が違う。
「あんた左半分だけ濡れてるわね」
「「…お許し下さい、Drヘル!」」
結構似てると思うのだが。やっぱダメか。女にあしゅら男爵のオモシロさが判ると
期待した俺がバカだった。
透けて見えるブラが刺激的過ぎるからなるべくコイツを濡らさないように
してただけだったんだけど。
そのときの詩織はなんかヘンな表情をしていた。
噛み付く寸前の猛犬、みたいないつもの感じじゃなくて、なんつーか。
なにかを発見したときみたいな顔。
あのー、詩織?詩織サン?どうしましたか?目からビームかなんか出す気ですか?
ホントは靴下も濡れてるんだけどね。
すげー降りだったから歩道の隅っこが川みたいになってたので。
脱いでも詩織は怒んないかな。どーだろう。
詩織はどうかと見てみると、コイツはぷいっとどこか奥へ小走りで去っていってしまう。
ん?どうしたんだろ。……靴下脱いでもいいかなあ?
玄関の背の低い靴箱に腰掛けて靴下をくるくると脱ぐ。濡れた靴下はカバンへ。
そういえば昔、かくれんぼしたときこの靴箱に隠れたことあったっけ。
まだ詩織のお婆ちゃんが生きてた頃だから、二人とも小学校に上がる前か。
すず婆ちゃんはたしかメキシコかスペインの生まれで、肌の色は日本人と
そう変わらなかったけど、緑色の目がすごくキレイだったのを覚えている。
自分の祖母でもないのに、婆ちゃん婆ちゃんとか言ってよく膝の上に飛び乗って甘えてたっけ。
……なんて遠い日の思い出に浸っていると、突然顔面に白いふわふわしたものが
叩きつけられた。タオル?
「拭きなさい」
うわ。詩織やっぱ怖っ。あの頃は可愛かったのになあ。
62 :
33:2006/05/18(木) 22:34:19 ID:YISbrwCD
オレが裸足なのに気づくと、手を出して言ってくる。
「靴下! 出して!」
「え?」
「洗ったげるわよ!」
「いいんスか?」
なぜ敬語?>オレ
「いいから出しなさい」
「…はい」
他人の濡れた靴下なんて、触るのもイヤだろうに、詩織はそんなことを気にせず
濡れた靴下を受け取る。オレだってあんま触りたくないのになあ。ヘンなの。
そのまま奥に引っ込むかと思ったら、居間のほうを指差して言った。
「座ってて」
…まあ、勝手知ったる他人の家ですし。そうさせてもらいますけど。
何年かぶりに座ったソファから周囲を見回しても、それほど変わった様子も無い。
「そーいえば、お前んちに上がるのって久しぶりだよな。
最後は…高校入ってすぐくらいのときか?」
「……紅茶でいいわよね?」
「はい」
ダイニングキッチンでお湯を沸かしてる詩織。
濡れた髪をタオルで拭いただけで。自分ちなんだからさっさと着替えればいいのに。
ヘンなの。
……あ、いえ、その、さっきからずっと見てるのはちょい透け気味の夏制服の
背中からブラの紐が見えるからじゃないですホントです。
何本か濡れた髪が張り付いてる首筋が微妙にエロいな、なんて思ってません。これもホントです。
お湯が沸いて、それを急須ってーかティーポットに注ぎ込む詩織。
その仕草がなんか女の子っぽいな、と思った。
言ったら殴られるから何も言わないけど。
「カモミール。暖まるから」
「うん」
瀬戸物のくせにやたら薄いカップでいい匂いのする紅茶を飲んでる俺と詩織。
いやオレの場合こんな高そうなカップじゃなくて湯飲みとかいいんですけど。
奇妙な沈黙。カチ、カチ、という柱時計の音だけが響く。
なんかヘンだ。空気がおかしい。
詩織と二人っきり、というシチュエーションは別に珍しくもないんだけど。
でも今までこんなに緊張したことはないぞ。
間が持たないので紅茶を呷る。あちちちちt
……カッコ悪。
紅茶をすすりながらちら、と詩織の方をうかがってみる。
やっぱ詩織って目、でっけえな。
こぼれそうなほど大きな瞳。
肌も白いし。髪の色も染めてないのに栗色してるし。
これで性格さえフツーならもてるだろうけど。
でもコイツ、クラスで俺に対して「ぬっ頃ス」とか「氏ね」とか平気で
言うんだもんな。なんつーか、女の子としてどーなんだそれは。
と、そんなことを考えながら詩織の顔を鑑賞していたらつと目が合った。
「なに見てんのよ!」
と、いつもなら怒鳴られるところなんだけどどうにもおかしい。
「……」
「……」
詩織の反応がいつもどおりだったらなんかしら言い返すことができるのだが。
詩織がボール投げてこなきゃ打てねえよ俺。
63 :
33:2006/05/18(木) 22:36:50 ID:YISbrwCD
「 お風呂が 沸きました 」
突然背中から声がする。
うわ。
なんだ、機械の声か。
「お風呂入っていきなさいよ。
……私のせいで風邪なんかひかれたら、困るんだからねっ!」
またも切れ気味な詩織。
なんでここで怒るんだ?
「いや、いいよ。俺すぐ帰るし。お前こそ風邪ひくんじゃねえの」
「アンタ帰っても誰もいないんでしょ! お風呂沸かす前に風邪引いちゃうわよ」
な、なぜソレを知っている雷電!?
「町内会の温泉旅行」
あ、そか。ウチのお袋、香織おばさんとどっか行く、とか言ってたな。
「だったらお前先入れよ」
「あ、あたしは…べつに……」
詩織は顔を赤らめつつ、小さな声で何かを言ってきた。
「じゃあ、一…に…る?」
「…? 今、何て言った?」
「な、なんでもないわよっ! バカっ!! さっさと入んなさい!」
-----------------------------------------------------------------------------
と、とりあえず書けた前半部だけ投下してみる。
エロに入れなくて母さんごめんねごめんね
今週末までには最後まで書きます。
書けるはずだ。
書けると思う。
まあ覚悟しておけ・・・
>>63 33氏GJです!待ってたかいがありました!
OK。
33先生の覚悟しておけとの言葉に従って週末までオナ禁するぜ!
待ってるぜ週末!(*゜∀゜)=3
>>63 、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「書ける筈が無い
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) | 週末までなんて絶対無理」
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_ と考えるんだ
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__ そうすれば気楽に書けるんじゃないか?
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
>>63 >母さんごめんねごめんね
カーチャンはヤメレ。泣くから。
ともあれ乙!そしてワクテカ!
>詩織がボール投げてこなきゃ打てねえよ俺。
こいつのヘタレ加減がなんか無性に愛しい…
ここは逆に考える人が多いスレでつね
ともかくGJ!
>拓海
気の強い娘スレ史上、トップクラスのヘタレ主人公だな、そこが面白いんだけど。
さて、俺もオナ禁にはいるか。
週末は祭りですかな?
33氏の続きだけじゃなく、喜多さんと僕シリーズも更新予定だろ。
枯死が必至ですなw
君は生き延びることができるか?
>>71 地獄のような天国っつーのもなかなか面白いじゃあないか。
せっかくのPartyだ、楽しもうぜ。
73 :
46:2006/05/20(土) 00:01:58 ID:ut1/Jws8
>>63 ブラボー! …おお、ブラボー!!
調子に乗って、書いたこともない人間が大風呂敷広げようか。
近日中に落とします。期待しないで待ってておくれ。
一人腹上死ができるスレはここですか?
違う、悶え死にさせられるスレだ
>「「…お許し下さい、Drヘル!」」
ワロタけど、元ネタが何となく分かる俺って・・・
77 :
33:2006/05/21(日) 09:37:16 ID:Txud506/
>>63の続きー
案の定、最後まで書けなかった・・・ごめんねごめんね母さん(ry
「な、なんでもないわよっ! バカっ!! さっさと入んなさい!」
-----------------------------------------------------------------------------
ふはー。
極楽極楽。やっぱ手足が伸ばせる湯船っていいわー。
別にエラクなろうって気は無いけど、将来はでかい風呂の付いてる家に住めるだけの
人間にはなりたいねえ。あ、いや別にウチの親父が甲斐性ナシとか責める気は無いんだけど。
人心地がついたところで、さっきの詩織の言葉が思い出されてくる。
「じゃあ一緒に、入る?」
って言ったんだよな。さっき詩織はやっぱ。
しかし、アイツってああいう冗談言うキャラだっけか?
気が強くて生真面目で、シモ関係の冗談とかいうとすぐ本気になって怒るヤツだと
思ってたんだけどな。殴ってくるし。
……あ、そか。詩織も風呂入んないと風邪引いちゃうわけで。
俺が長々と入ってるのも迷惑だよな。とっとと上がって――
湯船から立ち上がりかけたとき、脱衣所から声がした。
「……拓海、湯加減はどお?」
ざぶんと慌てて湯船に戻る。覗かれでもしたらコトだ。
「…あー、うん。いいお湯です」だからなんで敬語?
「そう」
カラリと扉が開く。
――なななななななな、なんで!?
入ってきたのは詩織。当然、全裸。あ、いや、その、頭にタオル巻いてる。
でも、それだけしかつけてない。
凶悪だと思ってた胸も、ブラウスとブラジャー取ったらもっとめっさ凶悪で、
ばいんと前方に、まるで0系新幹線が二つ飛び出しているようであります隊長!
腰もびっくりするほど細くて。尻とのラインがなんつーかその、砂時計?
とにかくグラビアなみにエロくて。
つーか、詩織サンはそのオパーイを片手で押さえなすっているのでむにむにっと
ステキに変形なさっててああもうどうしよう。左手は股間にあてがってこれまた
隠しているのですがそれなんてボッチチェリ?
………ごめんなさい正直に言います。
なんどかおかずに使わせてもらったことのあるその妄想してた詩織の身体が
そこに素っ裸で立ってたわけで、姉さんこれはもう事件です
僕どうしたらいいのかわかりません。姉さんいないけど。
「な、なん、なんで、入ってくるんだよ!」
ようやくそれだけ言えた。
「わ、私が…風邪ひいちゃうじゃないのよ!
それとも、私が風邪引いて寝込めばいいと思ってるの!?」
「そ、そうじゃないけど、常識ってモンがあるだろ! 俺入ってるんだから!」
「…常識?」
「お、俺目、つぶってるから、お前ちょっとそこどけ。上がる」
「まだ上がっちゃダメ! ちゃんと暖まらないと! ……ダメだから!」
目をつぶりながら湯船から上がろうとする俺の肩を押さえつける掌。
「い、いやそう言う問題じゃ――」
「あ、あんたが見なければなにも問題ないのよ! 目、つむって入ってなさい!」
78 :
33:2006/05/21(日) 09:37:53 ID:Txud506/
とは言え。
カポン、と音がして俺の浸かってる湯船から湯桶でお湯が汲まれるわけで。
それがザザー、と詩織は身体に掛てるわけで。
俺の身体やらキンタマやらなんやらに触れてたお湯が詩織の身体にくまなく…
いや、問題はそーゆーところじゃなくて、俺のマイ・サンが激しく水中でフィーバー
なさっているところで。我が未完の最終兵器がデンドンデンドンデンドン、
というドラムの音とともに腕組みしながら宇宙戦艦の甲板にすっくと立ち上がった感じ?
ああもうナニ言ってるのかわからない。だって目、開けたら女の子の裸があるんだぜ?
すぐそこに。それなのに、目開けんななんて酷いだろ!飢饉の人の前にご馳走並べて
喰うなって言ってるようなもんじゃねえか!……イカン。だんだん腹立ってきた。
「俺にどうしろと…」
ぽつりと独り言を言うが、返ってきたのは
「こ、こっそり見てたりしてないわよね!? 見たら殺すからね」
という明らかな殺気。
「見てない! 見てないって!」
必死に言い訳をする。腹立ちもどこへやら。すっかり従順な俺。なんで。
ザザー、という音の後にはなんかシャカシャカしてる音。
香ってくるのはなんかフローラルな香り。
シャンプーですかボディーシャンプーなんですか?
…どうしよう僕のぼせそうです。
空気が動く気配。
ちゃぷん、という水音が水面に起こる。
女の子の匂い、としか形容できない存在感。
水面が上がる感覚がして、波と水圧が高まってくる。
そんななか。
「うわっ! バカ、詩織、触ってるさわってる!
詩織の足が俺の内股に当たって、絶好調の俺のJr.が詩織の足の甲に…
「ゃっ!!! な、なに触らせてんのよ!!」」
「お、お前が触ったんじゃないか」
「そ、そんなこといっても、狭いんだからしょうがないじゃない・・・・・・」
「目、もう開けてもいいわよ」
その言葉にドギマギしながらそっと目を開ける。
目の前には顔を真っ赤にした詩織がいる。
湯船の長辺で、俺と向かい合うようにお湯に浸かっている詩織。
でかいとはいえ、さすがに二人で入るとこの湯船では狭い。
詩織は俺の両足の間に足をそろえて横座りっぽく浸かってる。
胸から下はお湯に浸かってるけど、ふよふよと屈折する水面の下にはなにやら薄い色をした――
顔面にパンチを喰らった。
「み、見るんじゃないって言ってるでしょ」
そんな。目開けていいって言ったのは詩織サンあなたじゃないですか。
髪にタオルを巻いただけの、全裸の幼馴染の姿がそこにある。
細い首、くぼんだ鎖骨から下の二つの半球。その上三分の一は水面上に出てて
ソレがスゲー―――またパンチ食らった。
脳内で描写するのくらい自由じゃないか!と言いたかったが怒った詩織の鉄拳の前では
板垣も自由ももろともに死ぬのだ。こればっかりはしょーがない。
79 :
33:2006/05/21(日) 09:38:21 ID:Txud506/
「なんか言いなさいよ」
「…こ」
「こ?」
「こうして、一緒に風呂入るのって…久しぶりだよな」
極力水面を見ないようにしながら、詩織の顔だけを見て話す。けっこー大変だ。
いや死ぬほど大変だ。一瞬でも気を抜いたら俺の視線は勝手に水面下に照準を
合わせようと虎視眈々と狙っている。なんでこんな苦労を。
「…うん」
「あ、あれって、小学校に上がったあとだっけ?」
「幼稚園の年長組の頃よ」
「そっか。お前、俺のチンコ引っ張って『コレ欲しい!』とか言ってたっけな」
「な、ナニ言ってんのよ! そんなこと言うわけないじゃない!!」
「いや、言った。俺あんとき取れちゃうかと思って泣いたもん」
「そ、そんなわけ、ない……」
視線を水面に落として、恥ずかしそうに消え入りそうな声でそう言う詩織。
なんかその口調は今までに聞いた事ないくらい、はかなげで。
なんだかすげー「女の子」っぽくて。詩織じゃないみたいで。
ドキドキした。
詩織は俯いて、水面に目を落としたまま恥ずかしげにしている。
詩織が目を落としているのは水面。ええ。
知ってた?水って屈折はするけど、基本的に透明なんすよ。
「ナニ大きくしてるのよ! このヘンタイ!! 最低ッ!!!」
あ、……戻った。いつもの詩織だ。
俺もちょっくらマイ・サンの様子をうかがってみると……
おお。水面から見てもわかるくらいに俺のアレが立派になっている。
つーか、なんか爆発しそうなくらい固くなっちってる。
コイツのせいだ。
「しょーがねえだろ! 裸の女と一緒にいてこうならないオトコがいるかッ!!!」
「な、なによソレ! ただの無節操なヘンタイじゃない!」
なにがヘンタイだぁっ!
きっと俺はどうかしてたのだろう。
俺は湯船から立ち上がると、天を突くようにそそり立ってるマイ・バズーカを
詩織に見せつけながら言った。
「知るかっ! お前なんか凶悪に胸でかいし、いい匂いするし、柔らかそうだし、
そんなの裸で見せ付けられたら触りてーし揉みてーしもっといろいろしてみたくなんのは
トーゼンだろーが! こうならねえ訳ねーだろバカ!」
終 わ っ た ・ ・ ・ ・
俺、 終 わ っ た ・ ・ ・ ・
俺の脳の中の冷静な部分はそう言ってた。
たぶん、俺死ぬ。
コイツに殺されて死んじゃうンだろうな。
80 :
33:2006/05/21(日) 09:38:49 ID:Txud506/
殺されないまでも。
もう二度と、詩織は口きいてくんないだろうな、みたいな寂しさと
それにともなう後悔がふつふつと沸いてきた。
なんでだろ?
なんでこんなこと、しちまったんだろ?
可愛い女の子が、一緒の湯船に入ってるなんてフツー考えたら幸せじゃん。
超がつくくらい、幸せなことじゃん。
今の俺の状況を代わってやる、って言ったら涙を流して喜ぶヤツなんかそれこそ、
山のように居るよ。
それなのに、なんでソレをぶち壊しにするようなことするかなオレは。
時間の止まったような浴室の湯気の中で俺は考えた。
結論はすぐに出た。
きっと、オレは詩織に男扱いされてないのがイヤだったんだろう。
幼稚園の頃みたいに、詩織はオレのことを男だと意識せずにいる。
だから、無警戒もいいとこの全裸での浴室乱入なんてのをやらかしてしまうわけで。
全裸を晒しても、同じ湯船に入っても安全な相手。そう思われてしまってるのが。
それが悔しかったんだ。
俺が予期していたような詩織の悲鳴はいつまでたっても聞こえてこない。
視線を下にやると、掌で顔を覆っている詩織。
でもその指の隙間からは俺の最大仰角のキャノン砲をしっかりきっちり見ていたりする。
剥いたトマトみたいに顔全体を真っ赤に染めている。
詩織は口を開いた。
「さ…」
「さ?」
「……さわりたい、の?」
ギンギンに臨戦態勢の俺のチンコを顔を覆った掌の指の間から覗きながら、詩織はそう言った。
湯船の中に正座して、俺は思わず言ってしまう。
「さ、触りたいです!」
だからなぜ敬語。
「……だ、だったら……さ、さわ…っても、イイ…わよ」
途切れ途切れの詩織の言葉。ばら色に染まった頬。
ヤバイ。詩織ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
詩織ヤバイ。
まず可愛い。もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。
可愛いとかっても
「ハロプロ20人ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
(省略されました。・・全てを読むにはワッフルワッフルと叫びながらここを押してください)
そんな可愛い詩織のおっぱいを触ろうとしている俺とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
81 :
33:2006/05/21(日) 09:39:43 ID:Txud506/
詩織は俺のそんな興奮を知ってか知らずか、湯船の中で胸元に当てていた手を
自分の背中に回し、胸元を突き出すようにして瞳を閉じる。
目、目ぇつぶんなあああ!!
クソ。なんだよコレ。なんでこんな、凶悪に可愛いんだっつーの!
顔真っ赤にして、目を閉じながら顔をちょっと上向けて。
胸を突き出すようにしてきやがってる。
ただでさえクソでかいコイツの胸が。上体反ってるので
もっと砲弾状に飛び出しやがってます。
その上、お湯の上に浮いてますこの乳。
エウレカ!
アルキメデス先生!おっぱいはお湯に浮きます!!!
色白の、砲弾状の詩織の乳房。お湯に浸かっているせいか、それとも興奮しているせいなのか、
内側から薄桃色の火照りが見て取れる。
白くて、柔らかそうなその先端には周囲と比べるとほんのちょっとだけ色の濃い乳首がある。
触りたい。いや触っていいんだ。
俺の伸びる手が小刻みに震えだすのが止められない。
そして震える掌が詩織のおっぱいへ着陸する。
うわ。
うわ。
うわあああ。
手、溶けそう。
ふにふにですべすべでやあらかくて、指の間からもにっと漏れてくるほどで。
ぐっと押すとふにっと掌ごと埋まりこんでしまうくらいボリュームあって。
なんだよコレ。何だよ!
し、詩織の…おっぱい、なんでこんなに…イイんだよ!?
小さく、柔らかさを楽しむように揉む。手指に伝わってくる感触はつきたてのお餅より
マシマロより柔らかくて。
大きく、乳房全体を動かすように揉む。でもでっかい詩織の胸は掌からあふれてこぼれそうに
なりながらも俺の掌に従う。
掌の真ん中辺りに固い感触が。
詩織の乳房の先端が、固く尖りだして掌の中に当たっている。
掌全体で詩織のおっぱいを潰すように胸に押し込む。
固い乳首が掌にくすぐったい感触を与えてくる。
「・・・・・・・・・バカ……エッチ……ホント、最低……なん…だから」
鼻をすすりながら、半泣きの詩織の顔。
おっぱいに夢中になりすぎて、詩織の顔なんか全然見てなかった。
「ごっごごごごごめん」
慌てて手を引っ込める。泣かしちゃダメだ。泣かしちゃ。
ゴメンゴメンよ婆ちゃん詩織泣かさないって言ったのに泣かしちゃってゴメン。
心の中でなぜかそう謝っていると
「な、ナニやめてんのよ!」
とまたもやキレ気味の詩織。
「え、だって詩織泣いてるじゃん」
「泣いてないわよ!」
……目からは涙はあふれそうになってるけど。それって泣いてないんすか?
82 :
33:2006/05/21(日) 09:41:05 ID:Txud506/
「触るの、イヤなの?」
いやいやいやいあとんでもない。好きです。大好きです。もっと触りたいであります隊長!
「…馬鹿みたい。触っていいわよ」
どうも今の俺は脳と口が直結してるらしく「隊長」までしっかり発音していたらしい。
あ゛ー。恥ずかしいがまあソレはソレとしておっぱいだ。
今度は詩織を泣かさないように、そっと触る。
っていうか、おっぱいを見てるからイカンのだ。詩織の顔を見ながら…
アレ?
柔らかく手指を乳房に押し込む。指の形がおっぱいに埋まりこむ。
すると詩織は首を軽くすくめながらちいさく首を振るようにしている。
苦しいのかと思い、手の圧迫をなくすと詩織は安堵半分物足りなさ半分みたいな顔で
俺の手を熱い目で見つめている。
掌で乳房を持ち上げるように揉む。ちゃぷ、と水音がするくらい強く。
すると詩織はなにかをこらえるかのように、切なげに眉を寄せながら小さく溜息を吐く。
指をふにふにふにふに、と乳に埋まりながら動かすと詩織は目を伏せながらかすかな甘い
吐息を漏らす。
俺は詩織のその表情を見ているだけで、ゾクゾクしてきた。
もうものすげー色っぽい。
俺爆発しそう。
--------------------------------------------------------
今日はここまでー
ごめんね最後まで書けなくてごめんね
まあ続きは、近日中?なるべく早くってことで。どうだろう。
ばっなにおまえ朝からGJGJGJGJGJJGJGJワッフルワッフル
正直萌え死にしそうであります隊長!
月並みで悪いがこれしか言えん!GJ!
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル!
このスレが埋まりそうなくらいワッフルいいたい。
ベタってすばらしい。そりゃー、何度も使われるわけだな。
GJ!!GJ!!GJ!!GJ!!GJ!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
∩
( ゚д゚ )彡 ワッフル ワッフル
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
88 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 13:05:22 ID:g4qCkwyW
ワッフルがたりんぜ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
90 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 14:02:00 ID:X4gnct8A
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
このスレの悪い癖発動
投下された作品にGJ言うのは悪い癖だとは思わんが
初ワッフル!ワッフル!
キ
タ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
_, ,_ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
このスレ来んの初めてでアレなんだが
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
小ネタもスパイス効いてていいわ。
ブラボー……おおブラボー!!
ワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ま、まだ抜かせない気かっ!www
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
きたーさーんー!
喜多さ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━ん!!!
バキSAGAネタにコーヒー吹いたw
喜多さんのサイト、何処にあるのか教えて下さいorz
tp://ashigaru.f-adult.com/index.html
喜多さーーーーーーーー(゚∀゚)ーーーーーーーーん!!
ヤベェ萌え死ぬ。
102 :
46:2006/05/22(月) 00:30:36 ID:wA/tgsjc
うーむ、流れをぶった切って悪いのだが。
書けたので落としていきます。エロなしです。すみません。
103 :
46:2006/05/22(月) 00:31:13 ID:wA/tgsjc
雲ひとつ無い青空…とは言わないが、今日の空は仄かな陽気を感じさせる。まだ少々涼しさの
残るこの季節、屋上で陽を浴びながら眠りたいと言う欲望を、一体誰が止められようか。
という崇高な理念の下に、七条夏樹は目下サボタージュを敢行中、丁度45分程が経過した
頃になってようやく眼を覚ました。
教養を重視するこの高校では、たとえ理系生徒であっても世界史を、文系生徒に化学を
受けさせる暴挙に出た。だが夏樹はもともと世界史に興味はないし、今は全く考えてないが、
恐らく受験に使うことも無い。単位もきっと…きっと、大丈夫だ。
横を見ると、そこには既に空になった弁当箱が転がっていた。40分くらい前には食べつくして
しまっていた気がする。だが夏樹の胃袋は、少し欲張りだった。あと少し、物を欲している。
チャイムが鳴った → もう昼休みか → ということは購買が始まる → すぐ買いに行こう。
そんな思考経路を経た夏樹は、軽い食欲に逆らわず、夏樹は鞄を掴み、あくびを手で押さえながら
階段を下りていった。
104 :
46:2006/05/22(月) 00:33:01 ID:wA/tgsjc
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「何で私の分は買ってきてくれないのよ!」
早めの参上で難なく好物のクリームパンをゲットした夏樹が、それをくわえながら自席に戻ると、
後ろの席から早速のように罵声を浴びせられた。
怒号の主は、白河唯。家が近い縁もあって、夏樹とは小・中・高と10年を越える腐れ縁である。
曰く、白河 唯はかつて所属していた柔道部の男子部員に、全て投げ勝っている。
曰く、白河 唯は口論で負けたことがない。
曰く、白河 唯の名「唯」の由来は「唯我独尊」である。
三番目についてはたぶんデマだろうが、それ以外については目撃者がいるらしい。いつも思うのだが、
もうちょっとこう、大人しくというかしおらしくなって欲s
「ちょっと、何ぼそぼそ言ってんの!?」
思ったことが口に出ていたようだ。万が一耳に入ると後が怖い。以後気をつけよう。
105 :
46:2006/05/22(月) 00:33:57 ID:wA/tgsjc
「そんな事言われても…じゃあ何で購買に行かなかったの?」
「世界史のレポートが違ってて、居残りさせられてたの! それを夏樹と来たら、授業にすら
出てなかったじゃない! 何処に…」
「ああ、ちょっと、屋上で昼寝を」
「なら、先に購買に行って買ってこれたでしょ!? 私がクリームパン好きなの知ってるくせに!」
大きな瞳でキッと睨み付けてくる。夏樹は、ぐっ、と言葉に詰まった。
確かに、レポートの不備など知るよしもないが、唯の好物くらいは、多少は知っているつもりだ。その
中にクリームパンが入っていることも。購買に早く行けることは確定していたのだから、人気のクリームパンを
確保しておくくらい、してあげてもよかったかもしれない。
だがもう購買のおばさんは撤収を完了している頃だから、もう新しくクリームパンを買ってあげることはできない。
…しかたない。
「ごめん、じゃあ……はい」
「え?」
夏樹は最後に、と外の皮の部分をかじると、残りの部分を差し出した。量は減って
いるものの、クリームはまだかなり残っているのは、楽しみにとって置いた結果である。
かなり残念ではあるが、きっと唯も喜んでくれるだろう。
106 :
46:2006/05/22(月) 00:34:30 ID:wA/tgsjc
だが、唯はそれを取ろうとしない。そして微妙に顔が赤いのは気のせいだろうか。
「そんな…そんな、口つけられたの出されても、困る…」
そうか。確かに、女の子は結構気にするかもしれない。でも残念ながら、夏樹にはこれ以上
小さくできそうに無かった。歯が触れた部分を取り除こうとすると、大部分が削れてしまう。
そうなってしまっては逆に突っ返されるかもしれなかったし、鳩の餌みたいなパンを出すのは、
気が引ける。
と、いうことで。
「いらないの? じゃあ…「あ、なに勝手に食べようとしてるのよ!」」
夏樹が一度は差し出した好物を、大きく口を開けて食そうとした…と、その前を唯の腕が
高速でクリームパンをかすめ取った。そこにあるはずのパンに向かって繰り出された夏樹の
歯は、空を切って互いに思いっきり衝突する。
舌を噛まなくてよかった、と夏樹は思った。だが、そうでなくても痛い。
「そ、そこまで言うなら貰ってあげるわ。今度は、ちゃんと買ってきてよね…」
唯はそう言って、ツンと横を向いてしまった。
107 :
46:2006/05/22(月) 00:36:41 ID:wA/tgsjc
いまだに鈍痛をかかえる顎をさすりながら、夏樹はクリームパンを持つ彼女の横顔を見る。
どうやら、もう怒ってはいないようだ。喜んでくれたことを知り、思わず頬が緩んだ。
だが。彼女はそれにかじり付こうとはしなかった。どういうわけか、パンを両手で持ったまま、
それをじーっと見つめて固まっている。そしてやはり顔が、少し赤いようだ。どうしたのだろうか。
もしかして、やっぱり、今さっきまで男子がくわえていたものを食べるのは、気がひける…という
ことなのだろうか?
そう思い至った夏樹は、
「…ちぎろうか?」
と、手を伸ばした。すると、はっと我に返った唯は、パンを夏樹から隠すように遠ざけた。
「か、勝手なことしないで!」
そう強く言う口調も、先ほどまでの「怒っている」気配は無い。なんでそんなことわかるんだ、
と言われても困るが、少なくとも夏樹は、そう思った。
108 :
46:2006/05/22(月) 00:39:33 ID:wA/tgsjc
(…もう、いいかな。)
怒りはもう収まったようだ。それに、向こうのほうで杉村が呼んでいるのが聞こえる。また馬鹿話でも
しているのだろう。ゲンキンかもしれないが、ちょっと弁当をつまませてもらえるかも知れない。好物を
あげてしまった代わりを、マイ・ストマックは求めている。やれやれ、と夏樹は、自分の席から立ち上がった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夏樹が席を立つ横で、唯はようやく、クリームたっぷりのパンに口をつけた。
触れた舌先から、程よく甘い香りと、コクのある味が広がっていく。パンの間から
漏れたクリームが、頬にひんやりとした感覚をもたらした。人差し指でぬぐい取り、
ぺろりと舐め取る。
「…おいし…」
夏樹のパンは、いつものクリームパンよりも甘く、そしてあたかも微熱を帯びている
ように感じられた。じっくりと、全て深く味わうように、唯は結局昼休みの3分の2を
かけて、無言のままでそのパンを食べ続けていた。
109 :
46:2006/05/22(月) 00:42:31 ID:wA/tgsjc
ああもうなんか読み直してひどいね。後悔しないけど反省します。
またなんか思いついたら性懲りも無く書くかも。感想くれたら狂喜乱舞するかもw
でわ。
110 :
46:2006/05/22(月) 00:43:59 ID:wA/tgsjc
追伸
ワッフル!ワッフル!w
111 :
33:2006/05/22(月) 00:46:55 ID:dE5IKIeX
>>109 ワッフル!ワッフル!クリーム!クリーム!
>>109 狂喜乱舞せよ。
(・∀・)イイヨイイヨ〜!
「…おいし…」
に萌え悶えた。
46氏も33氏もGJ!&ワッフル、ワッフル!
文章の量は結構あったのに、サクサク読めましたよ。
以後、このスレの誉め言葉はワッフルワッフルになるとの事ですwww
職人さんたちがまた増えてきましたな
ホント、盛り上がってきましたな。
これでメグさんと香織さんが来てくれたら完璧ですな。ワッフルワッフル!
超ワッフルワッフル!
マジワッフルワッフル!
ヤバイ位ワッフルワッフル!
ワッフルワッフル!
ワッフルとクリームパンで味のIT革命やー
なるほど
となると清涼飲料が欲しくなるな
何が言いたいかというと
ダウナーな気の強い娘分が不足してきた!
ツンデレのツンの部分が攻撃的とか激しい物言い、とかが最近の流行ですかね
初期のツンデレはどっちかといえば風紀委員的に使命感からキツくなるってのが多かった気がするが
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
ダウナー系がわからん、どんなの?
欝っぽいて事?
引篭もりで内弁慶なツンデレっ娘を望んでるんだよ、
>>121は。
33氏と46氏はトリップつけて欲しい。
>>33 >>46 お二方ともGJです!なんなんですか!めちゃ萌えましたよ!ワッフルワッフル!
一応自分のも続きかけたんですがあいも変わらずダラダラと長いですので長いのが嫌な方はスルーしてください。
短い分で萌えさせれる才能が欲しいです。誤字脱字は勘弁してくださいね。
(大丈夫…やれる事は全てやってきた。大丈夫、必ず目標の数値は達成しているはず……お願い!)
恐る恐る下を見る。…数値は2キロ減。よし!目標達成!ダイエット成功だ!
体重計の上で小踊りする私。せっかくの旅行…アキ坊との旅行!アキ坊には綺麗な体を見せたいからな。
アキ坊との温泉旅行前日、一ヵ月間のダイエットの成果が出た。フフフ…アキ坊は気付いてくれるかな?
『あれ?メグさん綺麗になりましたね。ホントに綺麗だ…そんなメグさんが…大好きです!』
……なんて言われたりしたらどうしよう?くぅ〜!言ってくれないだろうか?
ベッドに転がり足をバタバタさせる私。私にこんな努力をさせるなんて…アキ坊のくせに生意気!
七見の一件以来、アキ坊とはよくて週に一度しか会えない日々が続いていた。
私は多いに不満だったのだが…それも全てはこの旅行のために有給休暇を申請したからだそうだ。
一週間も休むならそれまで働け!となったらしい。…なにか引っ掛かるな。
そもそもこの温泉旅行は会う時間が少なくなったためのお詫びじゃなかったのか?
そのお詫び旅行のためにさらに会えなくなるとは…アキ坊、騙されてないかい?
ま、明日からはしばらく二人だけになれるから気にしないでおこう。
温泉には二泊して残りの休みはアキ坊の部屋でのんびりと過ごすことにした。
明日の夜は二人で温泉に入って体を癒し、美味しい料理とお酒を飲んで…そしてアキ坊と…くぅ〜!
う、疼いてきたじゃないか!アキ坊め…どうしてくれよう?
アキ坊と二人での温泉を想像してベッドを転げ回る私。
この時私はまさかこの旅行にあの人達が来てるなんて想像もしていなかった。
私をビックリさせるなんて…アキ坊のくせに生意気!!私を泣かせるなんて…生意気!
「あれ?メグさん少しやつれてませんか?どうしたんです?」
ショックだ…せっかくアキ坊のために苦労してダイエットしたのに…やつれてるはヒドイんじゃないかい?
「…君のせいだよ。君が私を相手にしてくれないからごはんがノドを通らな…ってアキ坊!
こ、この車はいったいどうしたんだい?まさか君の車なのかい?」
私の部屋まで迎えにきてくれたアキ坊。車で行くとは聞いていたのが…こんな車だとは!
私はてっきりレンタカーだと思っていたがまさか…ジープという車種なのかな?
これって結構な高級車じゃないのかい?何故アキ坊がこんな車に?
「ビックリしました?実は先輩に借りたんですよ。ま、正確にはこの車、先輩のじゃないんですけどね。
先輩の彼女の車なんですよ。メグさん知ってましたっけ?先輩の彼女…あの嘉納ユウなんですよ!」
目を輝かせながら話すアキ坊。嘉納ユウ?いったい誰なんだい?ん?しかし聞き覚えはあるような…
「嘉納ユウ?誰だいそれは?…知らないな。有名人なのかい?」
どこかで聞いたと思うのだが…思い出せない。どこでだったかな?
「やっぱり知りませんか…この間先輩が置いていったDVDに出ていたAV女優ですよ!
僕、大ファンなんですよね。先輩に頼んでサインまで貰っちゃいました!」
ああ!あのDVDの!……大ファン?大ファンだと?
「……その人のファンなのかい?ということはその人のSEXをしている映像をよく見ていると?
もちろんただ見ているだけじゃないんだろ?それでオナニーをしているんだね?」
「な、なんてこと言うんですか!そんな事言っちゃダメですって、メグさんには似合いませんから!
…まぁ、時々お世話になってますよ。僕も男ですからね」
お、お世話になっている?…という事はやはりその女でアキ坊は…私というものがありながら!
「き、君は私だけじゃ足りないのか!な、何故私以外の女の裸でオナニーを…むぐ!」
アキ坊の浮気に怒りをぶちまけた私の口を無理やり手で押さえ込むアキ坊。何をする!
「メグさん!なに大声で恥ずかしい事を…ちょっとメグさんの部屋で話し合いましょう!」
そう言って強引に私の部屋に入り込むアキ坊。…望むところだ!
「ん…そこもっと舐めて…んん!あ、あきぼ…くぅ!」
アキ坊の舌が私の体を這う。足の間に入り込まれ太ももを手で力ずくに固定されて股間に顔を埋められている。
「ここですか?…じゅる…美味しいです…あぁ、メグさんの味だ…ずっと舐めたかったんです」
ペロ…じゅる…ペロペロ…ちゅちゅ…ズズズ…じゅる!
「ひゃ?あきぼ!ちょっと強い!もう少し優し…きゃう!そこダメ!お尻はダ…あああ!」
アキ坊の口が私の一番敏感な小さな突起をくわえ、強く吸い上げる。指はお尻の…あ、穴に入って来て動いている。
アキ坊の舌が小さな突起を舐めるたびに…口が吸い上げるたびに甘い声を上げてしまう。お尻の中で蠢く指に感じてしまう。
私は部屋に連れ込まれてすぐに押し倒された。
少しは抵抗したのだが…玄関先でのSEX、こういう強引なのもたまには悪くない。
私は下半身だけ脱がされていいように遊ばれている。
お返しをしたいのだが…悔しい事に最近アキ坊は前技が上手くなった。そのせいで今、私には攻める余裕がないんだ。
「れろ…メグさんのココ、ヒクヒクしててとってもいやらしいですよ。…ほら、こんなに指を締め付けてきてますよ」
あ…アキ坊の指がアソコに入って来てる…す、凄い…アソコとお尻に指を入れられて好き勝手にされている私。
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ…ぐちゅちゅちゅちゅ!
「ああ!スゴ…ひぃ!あ、あきぼ…も、ダメ…わ、わた…イキそ…私…も、ダメ……え?アキ坊?」
あと少し…そこまでいっていたのに私から指を抜いたアキ坊。
何故?そう思いアキ坊を見ると…いつの間にか下半身裸になっており…その…何度見てもやっぱり大きいな。
「メグさん…入れます!我慢できません!」
そう言い私に乗りかかってきたアキ坊。あん!今日は強引だな。フフフ、強引なアキ坊というのも悪くないな。
「…来て!君がほしい!我慢できな…あ、すご…んん!あきぼ…好き…んん!もっと!もっと激し……
………さ、抜いてくれないかい?もう気が済んだだろ?さっきの嘉納ユウという女性の話もしたいしな」
前技は上手くなったんだが…私がアキ坊のでイケる日は来るのだろうか?…今日は7回か。
「……ゴメンナサイ。満足できませんでしたよね?け、けど今日は生だったのに10回も持ちましたよ!」
「7回だ。誤魔化しはよくないぞ、アキ坊。…誤魔化すためにSEXするのはさらによくない。
さ、何故私がいるのに他の女でオナニーをするんだい?私は傷付いてしまったよ、裏切られた気分だ」
アキ坊のささいなプライドを粉砕し、下半身裸で正座をしているアキ坊を見下ろす。私も下半身裸で仁王立ちだ。
3回ぐらい回数を水増ししたところで何が変わるんだい?
「…違うんですよ、メグさん浮気じゃないんです!あれは別物で……ゴクリ!」
んん?何故一点を見つめている?アキ坊の視線の先を追うと…溢れてきてる。
アキ坊が私に出してくれた精液が溢れて太ももを伝っている。…アキ坊のは再び大きくなってきている。
「…君はホントにスケベでヘンタイだな!続きは車で聞こう。シャワーを浴びるから少し待っててほしい」
一緒に浴びたいと言ってきたアキ坊を部屋から追い出して軽くシャワーを浴びる。
一緒にシャワーなんて…我慢できなくなるじゃないか!それに夜の分も残しててもらわないとな。
今夜は…いっぱい甘えさせてもらおう。会えなかった分、満足させてもらうよ?
「男というものは…裸の女なら誰でもいいという訳だな?…正直君には失望したよ」
アキ坊の運転で温泉へと向かっている私達。道中アキ坊が言い訳をしてきた。
なんでもそのAV女優はDVDを見てオナニーをするだけで、好きでもなんでもないということらしい。
まぁ、男は時々射精をしないと夢精?をしてしまうらしいから分からなくもないが…何故私でしないんだい?
「いやいや、誰でもいいという訳じゃないですって!…性欲処理に使っただけじゃないですか。
…メグさん許してくださいよ、僕が好きなのはメグさんだけですよ」
ア、アキ坊……す、少しクラクラしてしまったじゃないか!
むぅ…アキ坊のくせになかなかやるようになったものだ。
「男が時々性欲処理をしなくてはいけないというのは分かっている。私はそれを責めるつもりはない。問題は何故…」
「ところでメグさん、なんか美味しそうなにおいがしてるんですけど…もしかして何か作ってきてるんですか?」
私の言葉を遮って話しかけてきたアキ坊。なにを誤魔化そうと…あ、そうだった、忘れるところだったな。
「そうだった!アキ坊、卵焼きを焼いてきたんだが食べるかい?」
「え?卵焼きですか?大好物です!もちろん頂きます!」
嬉しそうな顔で喜ぶアキ坊。フフフ、今回のは結構な自信作なんだよ。美味しいと言ってもらえるだろうか?
「よし、口を開けてくれ。はい、あ〜んして」
「あ〜ん…んぐんぐんぐ…ごくん。メグさんすっごく美味しいですよ!また料理の腕上げましたね?」
「え?そ、そうかい?そこまで言ってもらえると嬉しいな。朝6時に起きたかいがあるという…それよりだな!
何故君は私以外の女で…」
危ない危ない、誤魔化されるところだった。
「メグさん、もう一つ食べたいんですけど…いいですか?」
そう言って口を開けて待つアキ坊。
「え?ああ、どんどん食べてくれ。おにぎりも作ってきたんだよ。…どうだい?美味しいかな?」
アキ坊の口におにぎりを運ぶとがっつく様に食べだした。こらこら、そんな食べ方だと喉に詰まってしまうぞ?
「んぐんぐんぐ…ごほごほ!の、喉に詰まっ…ごほごほ!」
フフフ、案の定喉に詰まらせてしまったな。まったく君は世話のかかる男だな。
「そんなに慌てて食べるからだよ、お茶を飲ませてあげよう。ほらっ、口を開けて…どうだい?詰まりは取れたかい?」
私が口元にペットボトルのお茶を運ぶと慌てて飲みだしたアキ坊。
「ゴクゴク…ふぅ〜、助かりました!…メグさんに美味しい卵焼きとおにぎり食べさせてもらえるなんて…感動です!」
「そ、そうかい?まだまだあるからどんどん食べてくれ。鳥のから揚げにタコさんウインナーもあるからな」
「ホントですか?それも大好きです!…あ〜ん」
「まったく…君は甘えん坊だな。…はい、あ〜んして」
温泉に着くまでのドライブはとても楽しいものだった。フフフ、まったくよく食べるものだ。
苦労して作ったかいがあると……しまった!見事に誤魔化されてしまった。くそぅ…アキ坊のくせに生意気!
私達が宿泊する旅館はなかなかのいい雰囲気の旅館だった。こんないい旅館だとは…アキ坊、奮発してくれたんだな。
「いい旅館だな。結構な値段がするんじゃないのかい?お金は大丈夫なのかい?なんだったら私が出そうか?」
「大丈夫ですよ!確かに4人分の宿泊費はキツイですけど…メグさんのためですからね!安いものですよ」
私の為だなんて…嬉しい事を言ってくれるじゃ……4人分?
「アキ坊、4人分とはどういう…ああ、そうか。二人で二泊するから4人分ということなのかい?」
一瞬ビックリしてしまった。私達の他に誰かが来ているんじゃないかと思ってしまうじゃないか。
まったく…紛らわしい言い方はしないでほしいな。
「メグさん…実は今日だけ僕達の他に2人、ここに来ているんですよ。…メグさんもよく知っている人達です」
………な、なんだと!私達二人だけのはずじゃ…騙したのか!
「き、君はいったい何を考えているんだ!私がこの二人での旅行をどれだけ待ちわびたと思っているんだ!」
アキ坊の言葉に怒りが爆発した。君は私がどれだけ楽しみにしていたと思っているんだ!
「恵、大きな声ではしたないですよ!まったく…久しぶりに会えたと思ったら全然変わってないんだから…」
「けど母さん!私はこの旅行をずっと楽しみにしてたんです!それなのに2人きりじゃない…なん…て?……えええ!」
後ろから聞こえてきた懐かしい声につい反応してしまったけど…この声は……か、母さん?
「お前は全然変わっとらんな…また変な男に騙されるんじゃないのか?まったく反省をしとらん!」
そ、その声は…父さん?え?え?ええ?なんで?恐る恐る後ろを見ると…懐かしい二人が浴衣姿でそこにいた。
…私が大学進学してから会っていない…勘当されてからは連絡すらも取っていなかった私の両親…父さんと母さんだ。
驚きの再会に両手を口に当て何も考えられない私。
「おじさんおばさん、今日はこんな遠いところまで来て頂いてありがとうございます!
じゃ、僕は消えますんで家族でゆっくり温泉でも楽しんでくださいね」
え?え?ええ?
「橘君、本当にありがとうね。…君のような子が恵の側にいてくれるから安心だわ。ねぇ、あなた?」
「ふむ、恵にはもったいない男だな。いったいこんな馬鹿娘のどこがいいんだ?物好きだな、君は」
「メグさんこそ僕にはもったいないですよ。今日は今までの事を全て温泉で洗い流してくださいよ?
じゃ、お邪魔虫になりたくないんで消えますね。明日の朝に駅まで送りに来ます!」
そう言って車に乗り込もうとするアキ坊。ちょ、ちょっと待った!
「ア、アキ坊!ちょっと待ってくれ!」
慌ててアキ坊を呼び止める私。状況を説明してくれ!
「恵!何だその言葉遣いは!少しは女らしい言葉で話さんか!」
「父さんゴメンナサイ!…じゃなくて!…なんで父さんと母さんがここに?何故なんだアキ坊?」
「なんだ恵、文句でもあるのか?…お前は何時からワシ等に文句を言えるほど偉くなったんだ?んん?」
あ、相変わらず父さんって厳しいんだ…なんだか嬉しいな。
「ほら、二人とも…せっかく橘君のおかげで会えたんだから仲直りしましょうよ。あなたもそんなに怒らないで」
そう言いながらも父さんと腕を組み、嬉しそうな母さん。
か、母さん…相変わらず父さんにべったりなんだ。…そこは変わっててほしかったな。
「メグさん、実はですね…僕、こっちに就職してからずっとおじさん達と連絡とっていたんですよ。
メグさんの様子を教えてほしいって頼まれてたんです、黙っててスミマセンでした。時効ってことで許してくださいね?
で、今日こそは仲直りしてもらおうと思ってこの旅館の宿泊券と電車のチケットを送ったんです。
ま、なかば無理やりにここに来てもらったんですけどね。…作戦大成功です!」
満面の笑みを浮かべるアキ坊。き、君は…なんで私なんかにこんな…嬉しい事を…君は!
「私達はお前を許したわけじゃないが…世話になっている橘君の頼みだ、勘当は解こう。
…しばらく見ないうちに綺麗になったんだな、恵」
私は父さんの言葉も耳に入らずアキ坊に抱きついてしまった。
「君は…ホントに君は!何故なんだ?何故君はこうも私を…好き!アキ坊愛してる!」
思わずアキ坊に抱きつき、キスをしてしまった私。アキ坊…愛してる愛してる愛してる!
私をここまで感動させるなんて…どうしてくれよう?
「…お前という娘は…人様が見てる前で…こんな破廉恥な事を…貴様のような娘を持った覚えはない!勘当だ!」
勘当を解かれて1分、また勘当されてしまった………アキ坊のせいだ!!
「恵ったらいつの間に女性らしい体つきになったの?…橘君に愛されてるからかしら?」
父さんと母さんと私の3人で…家族揃っての温泉を楽しんだ後、豪勢な夕食に舌鼓を打つ。
「ふん!体だけは大人になってからに…少しは頭の中身も大人にならんか!」
父さんにはさっきからなにかと叱られてばかりだ。けど顔が赤い…父さん、私と温泉に入って照れているんだ。
昔は何かにつけて叱られてちょっと嫌だった父さんの説教も…今は嬉しく感じる。
いつも父さんに甘えていた母さん…昔はいい歳になって何故ベタベタする?と嫌だったけど…今は懐かしさでいっぱいだ。
私が失ったと考えていた家族の温もりが目の前にある…ありがとう、アキ坊。
「もうあなた、さっきからなにをそんなにカリカリと…恵?どうしたの、何故泣いてるの?」
「…嬉しいんです。ヒック、こうして母さん達と…ぐす、話せる日が来るなんて…夢みたいです!」
涙が止まらない私を優しく抱きしめて、頭を撫でてくれる母さん。父さんは…涙目だ。
「だからお前は馬鹿なんだ!…辛かったら帰ってくればよかったんだ。…この馬鹿娘が!」
怒りながら母さんごと私を抱きしめてくれる父さん。
「ゴ、ゴメ…ゴメンナサイ!父さん母さんゴメンナサイ!私が…私が馬鹿でした!ヒック、ゴ、ゴメンナサイ…」
父さんと母さんに抱きしめてもらいながら号泣する私。
こんな日が来るなんて…夢みたいだ!これも全部アキ坊のおかげ…ありがとう、アキ坊。
食事中に両親から就職先を世話するから実家に帰ってこないか、と誘われた。
しかし今の私にはアキ坊がいない生活など考えられない。だから断った。
理由を話したときは呆れられたが…捨てられたら帰ってこいと言ってくれた。
いくら両親といえ捨てられたら帰ってこいと言うのは…少し失礼じゃないかい?
文句を言ったら笑われた。私もいつのまにか笑っていた。
家族3人で笑いあえる日が来るなんて…これも全部アキ坊のおかげ。
夜は家族3人で川の字になり寝ることになった。こうして寝るのはいつ以来だろう?小学生の時以来か?
父さんと母さんは今日、朝早くに家を出たためにもう眠りについている。
まだ話したかったんだが…今度からはいつでも電話で話せることだし、今日はいいか。
私は父さんのイビキを聞きながら、アキ坊にどうやってこのお礼をするかを考える。
アキ坊が一番喜びそうな事…やはりSEXだな。しかし今までと同じではお礼にはならないんじゃないか?
どうすればいい?悩む私の脳裏にアキ坊がSEXの度にしてきたある行為が浮かんだ。
あ、あれなら喜んでくれるんじゃないか?しかし私にはその経験がない…だがアキ坊には喜んでほしい!
は、恥ずかしいが初めてをアキ坊にあげることが出来るし…だがアキ坊にその気がなければ私はヘンタイだ。
悩む私。どうしよう?明日、それとなく聞いてみるか?そうだな、そうしよう。
そう結論を出した私は目を瞑り眠りにつく。…それにしても父さんのイビキ、うるさいな。
こういったところは変わっててほしかったな。
「橘君、君には本当に世話になった。おかげで家族水入らずの温泉を楽しむことができた、ありがとう」
頭を下げる父さん。父さんが頭を下げるなんてめずらしいな。
「今度は橘君も一緒に私達と家族として泊まりましょうね?」
か、母さん!な、何を言っているんだい!
「へ?…よく分かりませんが楽しんでもらえてよかったです!」
…き、君は何故分からないんだい?母さんは君も家族になって一緒に温泉に来たいと言っているんだ!
つまりだな、君と私が…その…まぁなんだ、そういうことなんだよ。
つい恥ずかしくなってアキ坊を見てみる。……ダメだ、しばらくは期待できそうにないな。
母さんの言葉なんてもう忘れたのか、のほほんと時刻表を見て電車の時間を調べている。
そんなアキ坊を見て母さんもため息をついた。同じくため息をついていた私を見て軽く微笑んだ。
「恵も苦労しそうね、父さんもこうだったからね」
「…はい、努力します。絶対に物にしてみせますよ」
物にしなさいよ、頑張ってね!その言葉を残して母さんは父さんと腕を組み電車に乗り込み帰っていった。
ホームで父さん達を見送った後、私達は車で旅館へと戻る。
「メグさんがおじさん達と仲直り出来て僕もうれしいです!…って、うぇぇ?な、なにを?ちょ…メグさ…うぅ…」
運転中のアキ坊の股間を撫でる。フフフ…夜まで我慢しようと思っていたのだが…私ははしたない女だな。
「何をって?…君が私を疼かせるからいけないんだよ。君は運転に集中しててくれ。
私は勝手にくわえさせてもらうから。汚さないように一滴残さずいただくから安心してほしい」
アキ坊の股間に顔を近付ける。運転中のアキ坊のものを頂く…なかなか興奮するシチュエーションだな。
「ちょっと待ったぁ!…メグさん、気持ちは嬉しいんですけど…この車じゃまずいです」
む?せっかく私がしてあげようとしてるのに…アキ坊のくせに生意気。
「メグさん、この車を誰から借りたか忘れたんですか?仲之井先輩ですよ?
あの人のことだから絶対に盗聴器か隠しカメラを仕込んでますよ!」
「そ、そうなのかい?いくら仲之井さんとはいえ、そこまでするとは…いや、ありえるな」
私は旅行前に仲之井さんにどうやって七見から私の写真を取り返したかを直接聞いた。
アキ坊に聞いても頑として教えてくれなかったからな。…聞いた私は後悔した。
……仲之井さんによると七見の今の悩みは不妊症を治したい、とのことらしい。
どうしても仲之井さんの子供を生みたいんだそうだ。……アキ坊の言うとおり、聞かなければよかった。
クズとはいえ私の初めての男がそうなってしまったのを聞いて、少し落ち込んでしまった。
そんな仲之井さんがタダで車を貸すわけがない!疑心暗鬼になってカメラを探す私。
ん?後部座席に封筒が?父さん達が忘れたの?手に取り中身を確認する…十万円が入っておりメモ書きも入っていた。
『橘君、君が私達にご馳走するなんて十年早い。少ないが旅費の足しにしてくれ』
とメモには書かれており、最後に後で書き足したように小さく『娘を頼む』と書いてあった。
「どうしたんですか?やっぱり隠しカメラありました?…あれ?メグさん泣いてるんですか?」
私は涙ぐみながら封筒とメモをアキ坊に渡す。アキ坊は車を止めてメモに目を走らせる。
『娘を頼む』この短い一文に不器用な父さんの、私への気持ちが詰まっていると思うと涙が止まらない。
長い間離れていたから分かる、家族の有り難み…私もアキ坊と素晴らしい家族になれるのだろうか?
ふとそう考えてしまいアキ坊を見てみる…お金を数えている。き、君は何を考えているんだい?
「メグさん、十万円ですよ!ど、どうしましょう?貰っていいんですかね?」
やはり私は苦労をしそうだな…母さん、頑張りますよ!
「ん…や、ダメ…そ、そこばかり洗わな…ひゃ?こら!何故指を入れ…んん!」
旅館についた私達はゆっくり温泉に入ることにした。今日の宿も部屋に露天風呂がついているものだった。
アキ坊とお互いの服を脱がせあいをする…なかなか興奮するものだな。
その証拠にアキ坊のは全開になっている。今すぐにでも頂きたいのだが…ここは我慢だ。
せっかくアキ坊と二人きりになれたんだ、ゆっくり二人で温泉を楽しみたい。
と、私は考えていたのだが…アキ坊が『脱がせっこの次は洗いっこをしましょう!』
と、力説してきた。で、今に至る訳だ。まだお昼だというのに…君はホントにスケベだな!
アキ坊は嬉しそうに泡だらけの手で私の胸を、アソコを、お尻を洗ってくれている。
特に胸の先端とアソコの小さな突起を念入りに洗い、時折『きちんと洗えてるかチェックします!』
と、舌でやさしく愛撫してくれる。私は声を出さないよう我慢するのに必死だ。
私を一方的に攻めるとは…アキ坊のくせに…ひゃう?
「だ、だから何故お尻に指を入れ…アキ坊、前から思っていたのだが君は私の…その…あ、あれだ」
は、恥ずかしい…自分から誘うのがここまで恥ずかしいとは…でも、きっとアキ坊は喜んでくれるはず…
「ん?どうしたんですか?」
真っ赤な顔の私を覗き込むアキ坊。ゆ、指は抜いてほしいな。
「あー、あれだよ。き、君は…お、お尻に興味がある…のかい?よ、よければ…君さえよければ……いいよ」
は、恥ずかしい!自分から誘うなんて…私はヘンタイだ!
「え?何がいいんですか?…えええ!もしかして、ア、アナルセッ…むぐ!」
慌てて口を塞ぐ。君は大声で何を叫ぼうとするんだ!は、恥ずかしいじゃないか…
真っ赤な顔で頷く私。アキ坊はすごい勢いで頷いている。
「そ、そうかい。…初めてだからその…やさしくしてほしい。アキ坊…初めてを貰ってほしい。
奪ってほしいんだ。私はファーストキスも、処女も…七見に奪われた。だからお尻は…君に奪ってほしい。
何か一つでも初めてを君にあげたいんだ…君に奪ってほしいんだ!」
私の言葉に強く抱き締めてくれたアキ坊。抱き締めてくれるのは嬉しいんだが…あたってる。
アキ坊のがあたってるんだ。こんなのが…お尻に入るのか?
「アキ坊…その…なんだ…初めてだからあまり無茶はしな…ん、やはり恥ずかしい…やん!」
「メグさん…初めてを貰えるなんて嬉しいです。…痛くないようにゆっくりしますね。
まずはよくほぐさないと…メグさん、壁に手をついてお尻をあげてください」
私のお尻に指を入れ、やさしく愛撫しながら命令するアキ坊。
私は快楽に耐えながら言われた通りの姿勢をとる。
「すっごくいやらしい格好…ああ、メグさんのが滴れてきてる…じゅる…おいしいですよ」
私のアソコから愛液が流れ出て太ももを伝っているのが分かる。
アキ坊はそれを全て舐めて飲んでくれている。その間にも指はお尻の中で自由に蠢いている。
その指の動き一つ一つが私を快楽に導き、私を濡らす。
「…そろそろ指二本にしますね?痛かったら言ってください」
先に入っていた人差し指に続いて中指までもがお尻に入ってきた。
不思議と痛さは感じない。むしろ気持ち良さが増したぐらいだ。
私は立っていられなくなりヒザをつき四つんばいになった。
自分が何かを口走っているのは分かる。しかし何を言っているかは分からない。
今の私はそれぐらい快楽に支配されている。
アキ坊の指が三本目になり私の中で蠢いた瞬間、意識が白い波に流されていった…
「あ、ん、くぅ!…はぁん!アキ坊好き、好きアキ坊!あ、んん、ひゃ!…愛し…んん!アキ坊愛してる!」
僕の指がメグさんを狂わしている。今、お尻に指を二本入れてかき回している。
メグさんは立ってられなくなったのか四つんばいになって髪を振り乱し喘いでいる。
そんな状態でも僕のことを愛してると言ってくれて…涙が出てきた。
メグさんの居場所を聞くために、勇気を出しておじさんを尋ねた専門学校時代。よく怒鳴られたなぁ…
それでもめげずに通い詰めて、やっと教えてもらえたと思ったら…男に騙されて大学中退。
しかもおじさんから勘当されてたんだよね。あの時はビックリしたなぁ。
僕がメグさんを追い掛けて就職すると言った時、おじさん僕に頭を下げてよろしく頼むって言ってきたんだ。
いざ追い掛けて来たのはいいけど、なかなか話し掛ける勇気がなくて…僕って情けないよなぁ。
やっと話せたと思ったら…襲われたんだよね。あの時は部屋に帰って号泣したんだ。
なんでこんな事したんですか?ってね。…今考えるとなんで長持ちしたんだろ?
メグさん、初めての時はイッたって言ってたよね?…努力しなきゃね。
で、付き合うようになって今こうしている。こんなに喘ぎながらも僕のこと愛してるって言ってくれてる。
メグさんのお尻、だいぶほぐれてきた。三本目も入りそうだ。
中指に続き薬指もねじ込む。さすがに広げて愛撫するのは無理だったけど…メグさんは三本の指を飲み込んでくれた。
「ひゃう!イ、イクゥ〜!ダメ、も…あああぁぁ〜〜!」
三本の指を軽く動かした瞬間、メグさんは体全身を痙攣させイッてしまった。
す、凄い…こんなになるんだ…うつ伏せになり軽く痙攣しているメグさん。
お尻は僕のを誘うように少し開いていて、中のピンク色の腸壁が見える。指は全然汚れていない。
これならゴムを着けずに入れてもいいんじゃないのかな?あ、それよりメグさん大丈夫…え?メグさ…す、すご…
指が汚れてないのを確認してた僕にメグさん、自分でお尻を広げて誘ってきた。
目の前で四つんばいのままお尻を広げるメグさん。い、いやらしい…メグさん凄いです!
(あ、あぁ…イッたんだ。アキ坊に…お尻弄られて…お尻でイッてしまったんだ…)
アキ坊にお尻でイカされた私。力が入らない…けど体が勝手に動いた。
「…入れて…君を感じたい…お願い、君で…アキ坊でイキたいんだ…」
体が勝手に動き、口からも勝手に声が出た。
四つんばいになり、お尻をアキ坊に見せるように広げてアキ坊におねだりをしている。
「メ、メグさん…いいんですか?少し休憩したほうが…」
「お願い…もう、君が欲しくて欲しくてたまらないんだ…君を感じたいんだ!君でメチャクチャにしてほしいんだ!
だからアキぼ…ああああ!痛…ぅ…もっとぉ…アキぼ…遠慮は要らな…君がしたいように動いて…ヒィ!ああぁぁ〜!」
熱い…まるで熱された鉄の棒が私に入ってきたみたいだ。限界まで膨張したアキ坊が、私のお尻に一気に入ってきた。
貫かれるたびに、引き抜かれるたびに私のつま先から髪の毛の先端まで電気が走るように快楽が広がる。
もう、何がどうなっているのか分からない。自分がどういう姿勢なのか、何を言っているのかも分からない。
それほどまでにアキ坊によってもたらされる快感が凄まじい。
ただ分かっている事は…アキ坊に始めてをあげることが出来た、ということだ。
貫かれ、引き抜かれ、腸壁を擦られる度に頭が真っ白になる。
もうダメ、気が狂う!…そう思ったとき、私の中に熱い…とても熱いものが広がった。
体に広がるアキ坊の精液を感じながら私は意識を失った。
目の前でメグさんがお尻を広げて僕を待っている。す、凄いエッチだ…
アソコからは愛液がどんどん溢れてて、お尻の穴はヒクついている…
が、我慢出来ない!メグさんのお尻の穴に僕のペニスを合わせる。…ゴクリ。
ついに…メグさんのお尻に…ゆっくりと腰を進める…うっ、キ、キツイ、これ、入るのか?
このままでは入りそうにないので一度離れる。メグさんのアソコから流れ落ちている愛液をペニスに塗りつける。
よし、これでいけるんじゃないか?再度お尻に合わせて腰を進める。
ズッ…ズズッ……ズズズ…ズボッ!
よ、よし!先っぽが入っ…何だコレ?な、なんて締め付けなんだ…
このままじゃマズイ、先っぽだけでイッてしまいそうだ…ええい!どうせなら行ってしまえ!…ズブゥ!
メグさんを一気に貫いて激しく突き上げる。
突き入れるたびに締め上げてきて、引き抜くたびに吸いついてくる…メグさんはなんて攻撃的なんだろう。
歯を食いしばりながら激しく腰を動かす。
「ああ!あああ!ア〜!アア〜!!ひぐぅ!い、いい!すごいぃ!アアア〜!」
髪を振り乱しながら叫ぶメグさん。僕ので凄く感じてくれている…そんなメグさんを見たら一気に高まってしまった。
「く、くぅぅ…で、出る!…くぁぁぁ…くう!」
最後の力を振り絞り、一気に腰を打ちつけた。…ドプ!ドピュ!ドピュドピュ!…ドクン…ドクドク…
く…ぁぁぁ…凄い、うぁぁぁ…うう…
メグさんの腸内に大量の精液を射精してしまった…す、凄かった。
こ、これが…アナルセックスなのか。ぜ、全部吸い取られたみたいだ。
全てを吐き出したペニスを抜こうと腰を動かした……うわ!まだ締め付けてきてる!…ど、どうしよう?
まるで生きているみたいに僕を刺激するメグさんのお尻。…いいよね?もう一回ぐらいなら大丈夫…だよね?
「も、もう一回いいですか?…すみません、我慢できません!」
息荒く、返事が出来ないメグさんに腰を打ち付ける。き、気持ちよすぎるぞ、これは!
僕は取り付かれたように一心不乱に腰を打ち付ける。
…メグさんの様子が変だと気づいたのは…4回目の射精を終えた後だった。
……失神してる。メグさんが僕のでついにイッちゃったんだ!よっしゃ〜〜!
今まで前技ではイッたことがあるけど、僕のでは初めてだ!ついにやったぞ〜〜!……って、喜んでる場合じゃない!
マ、マズイよね?これってかなりマズイよね?い、いつから失神してたんだろ?ど、どうしよう?
「ほ、ほら、この刺身とっても美味しいですよ?…ハハハ」
少しおどけながら刺身を食べるアキ坊。私の視線に乾いた笑いで誤魔化そうとしている。
「こ、このお酒も美味しいですよね!お土産で持って帰りましょう…か?……ハハハ」
私はジト目でアキ坊を睨み続けている。何故かって?それはだな…
「ふむ、確かに美味しそうなお酒だな。注いでくれないかい?私は、何・故・か!…お尻が痛くて動けないんだよ」
慌ててお酒を注ぐアキ坊。
「…ふむ、確かに美味しいな。お尻さえ痛くなければもっと美味しく感じただろうな。
何・故・か!痛くて堪らないからな」
私の言葉に土下座で謝り出したアキ坊。
「ゴメンナサイ、許してください。僕が悪かったです…」
君が一度ですむ訳がない。失神している私に何回出したんだい?
「しかし君はホントに…スケベだな。いったい何回出したんだい?…その、気持ちよかったかな?」
「そりゃあすっごく気持ちよかったですよ!あまりの気持ちよさに四回も出しちゃいましたからね!」
ほっほ〜う…失神してる私に四回も出したのか。
「それはよかったな、私も嬉しいよ…このお尻の痛さがなければね!」
ヒドイ奴だ、君は。せっかく君とのSEXだったのに…記憶に残ってないじゃないか!
「あ〜痛い痛い。これは痛み止めを打ってもらわないといけないな」
「そ、そこまで酷いんですか?ゴメンナサイ!お、お医者さん呼んできます!」
私の言葉に慌てて飛び出そうとするアキ坊。
「アキ坊、待ちなさい!…注射器ならここにあるから大丈夫だ。…ふふふ、頑張ってくれ。三回は打ってもらうよ?
君の痛み止めの注射を…」
そう言ってアキ坊のアソコを弄る。元気なものだ、もう大きくなったきた。
「今度はお尻じゃなくアソコでも失神させてほしい。…アキ坊愛してる」
私の背後を指差しながら何かを言おうとするアキ坊の口をキスで塞ぐ……何を指差しているんだい?
「あれまぁ…若いっていいもんだぁ〜。ちょっとごめんよぉ〜」
そう言って追加の料理を運んできてくれるおばさん。ええ?仲居のおばさん?み、見られてた?って言うか…聞かれてたの?
こ、これも全部……アキ坊のせいだ〜〜!!
今回は以上です。では電波を探しにワッフルしてきます。
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル!
毎度ワッフルワッフルな作品どうもです!
気の強いダウナーてどんな奴なの?矛盾ぽくね?
でもソコに真理がある気もする
ダウナー系の場合、気が強いというか強情な感じになる気がしないでもない。
ダウナー系……思いついたんで書いてみようかな
エロ無しで投下するの遅くなるかもしれんが
元々ワッフルワッフルは続きを促す意味で、VIPで使われだしたと言ってみるテスト。
>>137 `∧_∧
( ・∀・)<相変わらずエロイナ
( )
| | |
(__)_)
そして何故かこのシリーズだけキャラが全員水上悟志キャラで脳内再生されている……。
メグさん=朝日奈助教授or除霊師のおねーさん
アキ坊=成長後ヒバチor百鬼町の風祭夜明
すげー動かしやすい。
>>137 言うまでも無くおっきしました。
次回に期待ワッフルワッフル!!!
147 :
46:2006/05/25(木) 22:12:36 ID:iX9Q6r6h
しばらくぶりに覗いたらタコ踊りしちゃったじゃないですか。
感想ありがとう。初めて書いたのでとてもうれしい。
今よォ・・・俺ネタ考えたぜ。新しいネタだ。考えたんだ。
短くまとめる才能ほしいなぁ。でき次第落とします。
追伸
>>137 _ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
148 :
46:2006/05/25(木) 22:14:20 ID:iX9Q6r6h
↑よく考えたら新しくもなんともないかも。訂正。
私生活の修羅場も山を過ぎたし、ゆっくり書きます。
>>145 >>すげー動かしやすい
右手か?右手のことなのか?
151 :
46:2006/05/26(金) 00:09:50 ID:WI5hPi0G
なんかよく見たら前半だけできてたんでそこだけ落とします。
暇だな俺w
152 :
46:2006/05/26(金) 00:10:53 ID:WI5hPi0G
季節外れもいいところだが、その日はセミの声さえもが聞こえてきそうな、そんな日だった。
それもそのはず、その日の気温は今年最高の摂氏29度。真夏並の気温である。
異常気象、にも、程が…ある、と切れ切れに呟く夏樹は、自室の床を何とか這い進み、
ようやくクーラーのスイッチを入れる、と力尽きてパタリと動かなくなった。
夏樹がここまで体力をすり減らしたのは、ひとえに冷房のない学校に原因があった。要するに、
人間が40人も集まっている究極に蒸し暑い空間である教室をホームルーム終了と同時に逃げ出そうと
したのだが、週直と言う呪縛から逃れることかなわず、結局サウナの延長を30分も受けていた…、
という訳である。
最後の体力をかけた全力疾走のおかげで制服はたっぷりと汗を吸っていた。動くのが気だるかったが、
一度シャワーを浴びることにしよう。カッタルイ以上に汗の感覚が気持ち悪いし、それに何より、部屋の
旧型のエアコンが本格起動するにはまだ、少し時間がかかる。
153 :
46:2006/05/26(金) 00:11:38 ID:WI5hPi0G
そうと決まれば善は急げ、である。倒れた体を立ち上がり、上半身を吸い付いて離さないシャツを
ひっぺがし、上半身裸で自室の扉を開ける。
「「……!」」
視界に入った物への驚きで、二人はフリーズした。夏樹はその場にいるはずのない唯の存在に。
唯は突然現れた夏樹の、上半身裸という姿に。
顔の表情は固まったまま、唯はみるみるうちにトマトのように赤くなっていく。そういえば俺、上半身
裸だった。やっぱり女の子って、こういうの気にするのか。徐々に、だがはっきりとわかる顔色の変化は
見ていてとても面白い。
「キャアァァァァ!」
などと思っていた夏樹に、ヘビー級のブローが繰り出された。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
154 :
46:2006/05/26(金) 00:12:54 ID:WI5hPi0G
「…で、どうしてうちに?」
シャワーでさっぱりとした夏樹は尋ねた。フル稼働の冷房おかげで、既に夏樹の部屋は十分に涼しい。
肌との温度差が心地よかったが先ほどの後遺症か、まだ少し頭がくわんくわん揺れている気がする。
よく無事にいられたものだ、夏樹はしみじみとそう思った。
「うちのエアコン壊れてて、お母さんもいないから直せなかったの。だから…」
冷房付きのこの部屋を避暑地にしようとした、ということか。この暑さじゃあ仕方ないかな。
だが、それより夏樹はどうしても聞いておきたかった。
「別にいいけど、…じゃあ、何でさっきは…」
「さっきって…、あ、あれは、夏樹が変なモノ見せるから…」
心外である。自分の上半身など、何度も見ているはずなのに。
あ、でも10年前と今じゃあ、形も感じ方も違うか。少しデリカシーが無かったかな。
…その報いが本気のグーパンなのは、どうにも割に合わない気がするけれども。
155 :
46:2006/05/26(金) 00:14:34 ID:WI5hPi0G
「も、もう! 自分の家だからって、身だしなみくらいきちんとしなさいよね!」
何故か怒り出す唯。そんなことを言われても。だって、自分の家ですもん…
ところで。
「それはともかく、そのカバンは?」
「え、あ、あの…それで、なんだけどその………えい…」
「えい?」
夏樹のベッドに乗っているのは、夏樹のものではないカバン。唯が持ってきたことは想像が容易だが、
避暑のみが目的ならば必要ない代物である。何故そんなものがあるのか。
夏樹が尋ねると、唯は顔を赤くして急にどもりだした。言いにくいことでもあるのだろうか?
「英語?」
『えい』のつく単語で、夏樹に思い浮かぶのはそのくらいだった。そういえば確かいつかの昼休み、
唯に…
「そ、そう、それよ英語! 夏樹が教えてくれるって言ったから、わざわざ参考書持ってきたん
でしょ!早く机出して!」
そう、それだ。そんな約束をしていた。…カバンの中身は、勉強道具だったか。
教えてもらうのを、恥ずかしがることもないのに。やれやれ、と夏樹は立ち上がった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
156 :
46:2006/05/26(金) 00:15:54 ID:WI5hPi0G
『この土畜生がッ!!!』『ギャァアーン!』
「こ、このコンボは…」
唯の操るヴァニラ・アイスの連続蹴りで、氷の戦士・ペットショップはリタイアした。
氷のミサイルで遠距離戦を挑んでも、ヴァニラ・アイスの凶悪な攻撃力に敵うはずがなかった。
どうにも、自分はこのキャラを使いこなせそうにない。
どういう訳かというと。
勉強会終了 → アイスを探しにいくが在庫切れ → 買いに行く人をゲームで決めることに
と言う流れで、そして丁度今夏樹が完全敗北したということである。ちなみに最後のは唯の提案。
まあ、これでいい。仮にも客である唯に、お遣いをさせられない。不慣れなこのキャラを
選んだのも、それが目的である。
「2連勝の後に3連敗とは…しょうがない。じゃあ急いで行ってくるかな」
「え、ちょ、ちょっと…」
ん? と、立ち上がった夏樹は振り向いた。唯が口をもごもごさせながら、自分の方を見ている。
何か言いたそうだ。
「どうしたの?」
「な、なんでもないわよ! さっさと買ってきなさい!」
…気のせいか。
はいはいと笑いながら、夏樹は自室を後にした。
157 :
46:2006/05/26(金) 00:16:44 ID:WI5hPi0G
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「はぁ…何やってるんだろ、私…」
夏樹のいなくなった部屋で、唯は先日手にいれたばかりの映画のチケットを眺めていた。チケットの
タイトルは最近話題の純愛もので、その枚数は2枚。唯にとって、勉強は夏樹にチケットを渡すために
部屋を訪れる口実に過ぎなかった…それなのに。
駄目だ。渡せない。恥ずかしすぎる。
「映画」の単語を口にしようとしても、出てくるのは照れ隠しの乱暴な言葉ばかり。
いつものように勢いでできれば、どんなに楽な事か。
「どうしよ、どうやって渡そ……ん?」
手にしたチケットの向こう、夏樹のベッドの下に、中途半端な大きさの段ボールの箱が見えた。
「何かしら、この箱」
引きずり出してみる。結構重い。だが女子の中でも力がある方だったので、なんとか取り出せた。
口を開け、広げる。
(…え、えええ〜〜っ!?)
そこは、男の花園だった。
158 :
46:2006/05/26(金) 00:19:31 ID:WI5hPi0G
どっかで見たような流れですが。この先の展開はきっと想像がつくのでは。
それにしても…結構削ったんだがなあ。容量がひどいことに…ゴメンヨゴメンヨ
でわ。
いやいや、テンポがいいからすんなり読めましたよ。
ツンデレ娘もGJです。
いや、いいよいいよ!
どんどこ続編頼みますよ!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
「どっかで見たような」と言いますが、書き方によって切り口は変わってくるものだと思います。
まぁ手っ取り早く言えばワッフルワッフルw
162 :
145:2006/05/26(金) 22:30:54 ID:PClnQ2pU
>>149 いや右手もだけど、なんつーか、役者が舞台の上で演じるように、キャラクターが俺の脳内でその役を演じるんだよ。
頭の中でアニメーションで再生される感じ。
それがかなり自然に行われるんだよ。
そういう事無い?
>>158 「陳腐な」「ありきたりな」「ありがちな」「どこかで見たような」は全て「王道」と互換可能ナリ。
33氏の続きマダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
164 :
33:2006/05/28(日) 03:00:23 ID:ZuDMYcP7
>>82の続き。散々待たせた挙句まだ完結しなくて
母さんごめんねごめ(ry
あと、沢山のワッフルありがd。最後まで頑張るからもうちょっとだけ
付き合ってクレイ。
--------------------------------------------------------
俺は詩織の胸を揉むのを止められない。
手指から伝わってくる感触が麻薬のように俺の感情を昂ぶらせていく。
押せばもっちりと凹み、引くと指が離れるよりも速く押し返してくる感触。
はっきり言って一生揉んでいたい。
そのあいだも、俺はずっと詩織の表情から視線を離すことができないでいた。
詩織のおっぱいのふもとから全体を持ち上げるように掴む。
掌からこぼれるほど大きな乳肉の下側に掌が埋まりこむ。
そうすると詩織は顔を俯かせて、必死に声を押さえようとする。
ぷっくりとした可愛らしい唇が、白くなるくらいまで噛み締められる。
じりじりと俺の掌が詩織のおっぱいを絞り上げるように持ち上げる。
手指の間からくびり出され、ねっとりとこぼれる乳肉。
すると詩織の唇からは抑えきれない吐息が漏れる。
「うううう……ふぅっ……くぅっ……」
ヤバイ。声聞いてるだけで射精しちまいそうだ。
俺の指がコイツの乳をなぶるたびに、詩織は
「…め…だめ…そんな……強くぅっ……触っちゃ……拓海…」
とうわごとのように囁いてくる。
かすれたような、甘い声で。
そんな声で「ダメ」と言われて止めるヤツがいるか!
両手を駆使して夢中で揉んでいるうちに、俺は詩織にどんどん近づいていたらしい。
すごく近くに詩織の顔がある。
詩織が唇を開くとコイツの甘い匂いがしてくるほど近い。
どうしよう。
心臓が破裂しそうなほど、胸の中で大暴れしている。
詩織の顔。真っ赤にほっぺたを染めてる。
涙を湛えた深い緑色の瞳。黒の中にすこしだけ緑を溶かし込んだような瞳の色。
コイツの目って、こんなに……こんなに、キレイだったか?
近寄りすぎたせいで、詩織の足が俺のJr.に当たっている。
恥ずかしいのか、視線を俺から逸らしながら詩織は俺を非難してくる。
「最低……サイテイ、なんだから……こんなに、硬く……」
「詩織だから」
俺はきっぱりと言う。
「え?」
「詩織と一緒に、裸で風呂に入ってるから、こうなっちまった」
そう言うと、詩織の目の深い緑色がなんだか妖しい光を帯びる。
大きな瞳の淵にはほんのりと涙がにじんでいる。
「お前が柔らかくて……イイ匂いするから。俺、お前が…お前が、可愛いからこんなになってる」
俺がそう言うと、…なんて言うんだろ。詩織は蕩けそうっていうか、そんな目の色になって、
切なそうに俺のことを見ている。
とろんとした瞳が俺を見てる。
ヤバイ。詩織の目ヤバ(ry
165 :
33:2006/05/28(日) 03:01:11 ID:ZuDMYcP7
そんな詩織が何かをこらえるようにしながら、囁いてくる。
「お……男の人のって、こんなのになっちゃったら
その……だ、だ……出さないと、つらいって…ホント?」
水面を通して凝視されてる。なんか感じる視線が痛痒いです詩織さん。
「イヤ、ホント…なんだけど、いやべつに…しなくてもつらいってわけじゃないんだけど、
出せたらシアワセっていうか、出せなくてもつらくはないけどできたら出したいっていうかその…」 なんで俺はこんな言い訳がましい解説をせにゃならんのだ。
「じ、じゃあ…だ、ださせて…あげる」
どこかトロンとした、蕩けたような瞳で、詩織はそう言った。
俺は詩織に言われるままに浴槽から出るとその縁に腰を下ろす。
同じく湯船から出た詩織。
火照った肌を薄いピンクに染めながら、風呂椅子を湯船の近くに引き寄せる詩織。
逆ハート型をしてるお尻が見える。
俺はその後ろを向いた真っ白な裸の尻に目を奪われてしまう。
クラクラしてくる。ヤバイ。
詩織は俺の股の間に椅子を置き座っている。
ぷりんとしたおっぱいも、ふともものつやつやも、
膝をそろえて座っててもかすかに覗けてしまう両足の間の陰りも、
全部見えてしまっている。いいのか。いいのか詩織。
そんな詩織がおずおずと手を伸ばしてくる。俺の大砲に。
詩織は恥ずかしいのか、俺のモノは直視できないでいる。
視線はあさっての方向を向いたまま、詩織はゆっくりと俺の亀頭のあたりを
手で包むように触れた。
「ひっ!」
そして情けないことに、俺は声を出してしまう。
コイツの掌。指。すげー、柔らかい。
竿の部分に指先が触れただけで、脳天にまで衝撃が走る。
あ、あああ、あああああ、ヤバイ!ヤバすぎ!
「い、痛くない?」
「イヤイヤいやいや全然痛くない痛くないっ!」
「そ、そう……」
ゴクリと唾液を飲む音が聞こえる。
俺のか詩織のかは判らない。
ただ心臓がバクバク鳴ってて、その鼓動の度に俺の最終兵器がぴく、ぴく、と
より大きく固く屹立していくのを俺は感じていた。
詩織が指で形を確かめるように、ぷにぷにと亀頭の表面をつつく。
それだけで気持ちよすぎて、イキそう。
詩織は触っているものをチラチラと見ている。
「お…男の子のって、みんな、こんな…固くてヘンな形してるの?」
「ヘ、ヘンとはなんだあッ!? これがフツーだ普通! ふ、普通……だと思う」
「そ、そう…なの…」
また沈黙が二人の間に降りてくる。
しゅにゅ。しゅしゅ。
詩織が俺のモノの先端あたりを指で擦りたてる。
いつものセルフサービスの時とは違って、まったくもどかしい指使いだが
逆にそれがイイ。ってゆうか、こんな興奮した状況で巧妙なグリップ&スライド
されちまったら一秒で果てちまうっつーの。
166 :
33:2006/05/28(日) 03:02:41 ID:ZuDMYcP7
詩織が顔を真っ赤に染めながら、つたない指先で俺のモノを擦っている。
今にも泣き出しそうな、それでいて嬉しそうな表情。なんなんだ。
今にも炸裂してしまいそうな射精を必死にこらえていると、俺の先端からは
先走りの液が漏れ始める。もうだめかも。
「なんか、……ヘンな匂いがする」
「キモチイイと出るんだよ。そーゆーの」
「そ、そうなの……」
「そんなことも知らないのか」
「あ、当たり前じゃない! こんなの見るのも触るのも初めてよ!!」
そりゃそうだ。
「う、うむ。そうか。じゃあこれから学習するように」
俺が「これから」と言った瞬間、詩織はまたうっとりした表情になって
唇のなかでちいさく「うん」とだけ言った。
目の前で動いている、生の裸身。
真っ白だ。
母親の香織さんに似たのか、詩織の身体はどこも抜けるように白い。
そしていま、白の中にかすかにピンクの色を溶かし込んだような肌の色をしている。
その身体の中でもほとんど色素のない真っ白な乳房。白くて、すべすべで、
微妙に紅潮している乳肌のすぐ下に、薄青い静脈が透けて見えるほどだ。
別に詩織は豊満な身体つき、というわけではない。現におっぱいの下や脇腹なんか肋骨が
浮き出て見えるくらいだ。おっぱいだけが不釣合いにでかいのはやっぱ1/4入ってる
メキシコだかスペインだかの血のせいなのかな、とかなんとなく思う。
細身の身体には不釣合いなほど巨きなその二つの半球がふるふると揺れている。
俺のモノを擦りたてながら、椅子に座った腰を切なそうに揺らしているからだ。
身を乗り出してきている詩織のおっぱいが…すげー、柔らかそうで。
ふよんふよんと揺れている様がたまらんですばい。
その揺れる半球を見ているうちに、俺の男性としての基本欲求その一「おっぱい触りたい」
が猛烈に発動してきてしまう。
むに。
湯船のへりに腰掛けた俺。そのの広げた両足の間に座っている詩織のおっぱいを触ってみる。
むにむに。
詩織は怒ったような口調で言ってくる。
「……今、私がしてるんだから、おとなしくしてなさい」
いつもの口調なんだけど、なんだか険がないっていうかどこかしら気弱っていうか、
でもそんな詩織の態度がいつもと違って、なんだか…すごく、イイ。
それでも怒ったのか、雁首を指先で擦るように刺激してくる詩織。
俺の反応からどういう攻めが効果的なのかを学習したらしい。
詩織。なんて恐ろしい娘!
手のひらが先端に押し当てられ、亀頭を包むような指先が俺の弱点を的確に
マサージしてくる。
負けてなるものかと、手を逆手にしてソフトボールを握るように詩織の乳を揉んでみる。
……って言っても、コイツのってソフトボールどころかハンドボールサイズだけどな。
すげー…柔らかい…
その先端の自己主張を始めている乳首を指先ではさんでみる。
ビクンと身体を震わせる詩織。
「バカ!……そんなことされたら、続けられないじゃない」
167 :
33:2006/05/28(日) 03:03:52 ID:ZuDMYcP7
おれはやっぱおかしくなってるのかもしれない。思わず脳で考えた言葉をそのまま
言ってしまう。
「あ、あのさ、こ、このおっぱいで…してくんない?」
「え?」
びっくりしてる詩織。そりゃそうだ。ちょっとは思考というものをしろ>オレ
「あ、ちがう、ゴメン、い、イヤだったらいいんだっていやべつにイヤに決まってるだろうし
ゴメンオレあんまよすぎて思わず言っちゃっただけで手でしてくれるだけで別にぜんぜんいいって
いうかはさんでほしいとかそんなことぜんぜんおもてないですからいやほn」
ふに。
マイサンと下腹に感じる、天上の感触。
柔らかい、この世の至福が俺のギンギンになった灼熱の肉棒に触れる。
お、おっぱい?!
ええ。おっぱいです。どうしようもないくらい、
「こ、これでいいの?」
顔を今までの中一番真っ赤にしながら、詩織は上目遣いでそう聞いてくる。
イイです。すばらしいです。
脳直で漏れる俺の賞賛の言葉を聞いて詩織はほんの少し嬉しそうな顔をすると、
上体を揺らして俺の勃起をはさんだまま擦りあげる。
お、おっぱ。オパーイがおしつけられあやわらかあかあああqwせdrftgyふじこlp;
脳の中が真っ白に。腰が勝手に前後に動いてしまう。
出る。出る。うううぁああっ。
ヘンな声出すな>オレ
なんてツッコミもしてる余裕もない。
ただただ、オレ的人生史上最大の快感で脳が煮えたぎっている。
吸い付く乳肌。肉棒を柔らかく揉み上げてくる。
亀頭を優しく刺激すると、そのまま肉の塊が俺のアレ全体を擦りage―――――――
詩織。裸の詩織がいる。
詩織は胸から顔にかけて、白いねっちょりとした粘液を浴びている。
なんかAVのパッケみたいでエロいな…
…あ、俺のか。
…それにしてもいっぱい出たなあ…
あ、詩織匂い嗅いでる。エロイ
――じゃなくて!
「ご、ごめん。その、あんま気持ちよくて、ごめん」
俺は詩織の身体に掛かった精液を慌ててシャワーで洗い落とす。
泡立てたバススポンジで胸元を洗おうとするけどおっぱいがふにふにと逃げてうまく洗えない。
ダメだ。洗ってるうちにまた興奮してきた。でもいくらなんでも、詩織怒ってるだろ。
と思ってその表情をチラ、と見てみると。
168 :
33:2006/05/28(日) 03:04:59 ID:ZuDMYcP7
「たく、み…拓海…」
突然詩織が俺に抱きついてきた。細い腕が俺の体に回され、
豊満なおっぱいが俺の胸に柔らかく衝突する。
たたたた、やわやyわやああらかい!
女の子って、こんな柔らかいのか?!
腰、細いし肌、柔らかいし!
ホントに骨あんのか?スゲー小さくて、すげー柔らかい……
触れ合った肌が溶けてしまいそうな感触。
骨の芯が痒くなるような熱さ。
熱い、というよりも痛い。
ジンジンと骨の芯が痛いのに離すことができない。
もっと、もっと触れ合いたい。
詩織の匂い。
詩織の肌の匂いを感じるだけで、肺の底がチリチリと熱を持ってくるみたいだ。
息が浅く、苦しくなる。
オレの胸と詩織の間で潰れてる詩織のおっぱい。
詩織の両胸の0系新幹線が「特急はつかり」(583系)並みの厚みにつぶれている。
石鹸の泡をまとった詩織のおっぱいが、ぬるぬるという感触とともに
俺の胸の上で柔らかく変形しながらそのステキ触感を伝えてくる。
ジャアア、と足元であらぬ方向へお湯を吐いているシャワーヘッド。
そんな浴室の湯気と水音の中、俺の耳元で詩織が熱い吐息の音を立てる。
ゾクゾクと快感が背筋を這い登ってくる。
「拓海……タク……あ…あつ、熱いよ……」
今にも泣きそうな声で、詩織がそう囁いてくる。
幼い頃に呼ばれていた名前。幼稚園の頃、よくそう呼ばれてた。
いつからか、「拓海」って呼ばれるようになったけど。
ずっと、一番近くで見てきた女の子が、またそう呼んでくれた。
俺と詩織の下腹部の間で、ヘソに付きそうなくらい硬く反り返ってる俺のチンコ。
もうリーサルウエポンとか最終兵器とか言ってる余裕なんかない。
硬く激しいオレのモノを、可愛くてたまらないコイツの中に入れたい。
「な、なあ……そ、その……い、入れて…イイか?」
どもりながら。必死に俺。
「………………す、好きにすればいいでしょ!」
目元から鼻筋まで、顔を赤く染めながら詩織が言う。
「だって、お前…初めてだろ?……きっと、痛いぞ?」
「構わないって言ってるでしょ! は、……早くしなさいよ!」
上気した頬で、どこか上ずった声で。
俺は
「で、できるだけ…優しく、すっから……」
と言うことしか出来なかった。
----------------------------------------------------------------
今日はココマデー
次回でちゃんと終わる予定・・・ガンガル
わ、わっふ、あうわh、ワッフルワッフルワッフゥール!!!!!!
萌えエロ!超ワッフル!
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル。
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!GJ!
⊂彡
ワ、ワッフルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
174 :
46:2006/05/28(日) 10:32:40 ID:XJ4ozCJD
お…お…おお、GJGJGJワッフルワッフルワッフ(ry
よし時間差でダブルアタックw
175 :
46:2006/05/28(日) 10:33:20 ID:XJ4ozCJD
(こ、これって、……夏樹の、だよね…)
あまりに強烈な性の刺激に唯は軽いめまいを感じながらも、それらから目が離せずにいた。
結論から言うと、唯の考えは間違っていた。夏樹の本来の『秘密の箱』は、ベッドの下など
ではなく、当たり前だが本人でしかわからないような場所に封印されているし、夏樹がいくら
健全な男子高校生とはいえ、ここまでの量を所持してはいない。
では誰の所有物かという突っ込みは脇にでも置いておくとして。とにかく、今唯の目の前に
あるのは、段ボールの中から取り出した、何というか、その、いわゆるエッチな本である。
(〜っ! こ、こんな、いやらしい…!)
興味本位だったはずが、いつの間にかどっぷりとのめり込んでいた。ページをめくり、女性の
あられもない姿が次々現れる度に、心臓が早鐘のように鳴る。顔はもうきっと、どんな熟れた
林檎よりも、赤い。
他人の部屋の中で、それもよりによって夏樹の部屋で、卑隈な雑誌を読み耽っている。その事実
への罪悪と、そしていつ夏樹が帰って来るかもしれないスリルに、唯は生まれてこの方感じた事が
ないほど昂ぶっていた。
「…、……は、っ……、はっ………、…」
176 :
46:2006/05/28(日) 10:34:36 ID:XJ4ozCJD
(…!)
荒い息が自分のものだと気付き、唯は驚愕した。弾かれたように誌面を閉じ、それを箱の中に
乱暴に突き刺す。鍛えた右足で段ボールごと蹴り飛ばすと、取り出すのに苦労したのが嘘かの
ように、それは再びベッドの下に吹き飛んで行った。
「…はっ…! …はぁっ……はぁ……はぁっ…」
肩で熱い息をしながら、唯は夏樹のベッドにどすんと腰かけた。
と。
(〜〜ッ!)
不意打ちだった。ロングスカートの中で太股の内が擦り上げられ、唯は声にならない悲鳴を
上げて身震いをする。
おかしい。熱すぎる。
冷房はさっきからガンガンに効いている。なのに、肌着が異常に汗を吸っているなんて、
おかしい。鼻腔を駆け抜けていく息がスチームのように熱いなんて、変だ。
目もうるんできた気がする。全身が、特に、下着に直接触れた局部が熱病に冒されたように熱い。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
177 :
46:2006/05/28(日) 10:35:06 ID:XJ4ozCJD
気が付くと、唯はベッドマットに座りこんだまま、半身を小刻みに動かしていた。
「…、…ぁっ…、…ぃ、っ………、はぁっ………」
服の上から自分の胸をこねくりまわす。肉の芽を服の布地が擦るたびに甘い電撃が走る…
声を押し殺したまま、実際よりも遥かに長く、そうしていたように思われた。唯とて、もう今年で
齢17になる。未成年とはいえ結婚もできる、立派な女性だ。当然ながら、自らを慰めた経験もある。
だが、その時と今とでは、根本的に違った。
そう、体の底から湧き出す、身も心も灼けつくような、この、この、熱さは。
「は、ぁ……ぁ…ッ……、……、っ!」
とは言え、白河唯の理性はまだ掻き消されていなかった。最後に残された意志の力で、唯は
押し流されそうになる心を繋ぎ留めた。ベッドにしゃがみこむのをやめて横になり、「それ」から
逃げるように、手近にあった布団を引きかぶり、股の間に枕を挟んだ。
(こ、これ以上は、だめ、…こんなところ、も、もし夏樹に、見られでもしたら…)
座っていた所を恐る恐る触ってみる。ショーツのおかげか、痕はない。まだ、誤魔化せる。
178 :
46:2006/05/28(日) 10:36:38 ID:XJ4ozCJD
だが、荒い息は止まらない。夏樹の部屋のクーラーも、火が付いた躰の熱は奪ってくれな
い。
(夏樹も、ああいうの見て、…自分で…シたり、するのかな……)
ふと、唯は思った。だが、夏樹のそんな姿など想像もつかない。代わりに浮かんだのは子供の頃
から変わらない、優しく穏やかな彼の顔。
小さい時からそうだった。平々凡々な顔立ちのくせに、あの優しい笑みを向けられると、
胸の奥がじんわりと温かくなる―
くちゅり。
(! そ、そんな……!)
足を動かして微かに聞こえた水音に、唯は愕然とした。夏樹の部屋で夏樹の事を考えながら、
浅ましくも股間を濡らしているなんて。
「ぅぁ…ッ!」
身じろぎをするたびに敏感な部分が服の裏に、枕に触れる。
(あ、もう、……あぁ…)
179 :
46:2006/05/28(日) 10:37:20 ID:XJ4ozCJD
既に理性は限界を迎えていた。檻が弾ぜる。
再び水音を奏で始めた腰が、今度は止まらない。じれったくなった唯はさらなる刺激を求め、
ショーツを下ろし、秘部を直接枕に押し付ける。
「…ひ、あぁ!」
今までとは比較にならないほどの快楽と共に、唯の恥部を、核を上下に擦る枕が、淫らな
水音を奏ではじめた。
(濡らし、ちゃった…)
唯の目が後悔の涙を溜めはじめた。だが感情とは裏腹に、体はただただ快楽を追い求め、動き
続ける。
「はっ、はあっ! ッ、はあ、ふぁっ…、ぁっ……ず、…ずるいよ、ぉっ……」
今度こそ言い逃れは不可能だろう。きっと夏樹が唯の淫行を看破し、唯はこの世の何よりも、
恥ずかしい思いをするのだ。
180 :
46:2006/05/28(日) 10:38:46 ID:XJ4ozCJD
「はっ、あ、…わ、私、ばっかり、…ぁっ…、こんなぁっ、思い、させてっ! …ゆ、ぅ…
許さないッん…だからぁ…ぅ…ああっ」
と言いつつも、夏樹のことを考えて自分を慰めているのは、唯なのだ。唯一言えるのは、夏樹が
知らぬ間に唯に毒牙をかけていた…という、誇張した言い過ぎの事実だけである。彼に責があるわけ
では、ない。
唯は夏樹に憧れていた。他人を思いやる心。柔らかな微笑み。自分を呼ぶ優しい声。唯に足りない
ものを、あの少年はみんな持っていた。
そして悔しかった。自分を慰めるしかない自分が。何をするにも素直でない自分が。誘い出す勇気
すらない、自分が。
水滴で視界が屈折し、揺れた。
「あ、ぁあ、…な、つき、なつき、…なつき、ぃっ! ……ぅぁ、はあぁぁっ…!」
噛み殺した嬌声をあげ、唯の意識は流れていった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
181 :
46:2006/05/28(日) 10:39:28 ID:XJ4ozCJD
(何て事するんだよー〜!)
夏樹は全力疾走しながら、心の中で叫んだ。
ガリガリ君を探して足を伸ばしたスーパーで、偶然にもクラスメイト・杉村に遭遇し、そして
驚愕の事実が告げられたのだ。
曰く、3日前に杉村一行が遊びに来たとき、全員から集めた大量の『男の必需品』を、スキを見て
ベッドの下に段ボール詰めにした、と…
夏樹は焦った。遅くなって、さらにそんなモノを見られでもしたら、何を言われるか…そして、
されるか。嫌われた上に強烈なラッシュが来るのは、避けられない。
(ヤバい…どうか気づきませんように…!)
夏樹にとってはリアルに生命の危険である。片道10分を超える道を5分でたどり着いた夏樹は
脇目も振らずに階段を駆け上り、自室のドアを勢い良く開ける。
…唯は寝ていた。夏樹のベッドの上で。
(た、助かった…)
安心して力が抜けた夏樹は、その場にへたりこんだ。
唯はこちら側を向いて寝ている。口が半開きになっていて、その下には大きめの水斑ができていた。
さっき自分には、身だしなみに気を使うよう言ったくせに…と思ったが、普段から想像できない寝顔の
可愛らしさで、そんなことはすぐに忘れた。
と。
(ん?)
机の上に見慣れない紙切れが一枚…いや、二枚。無論、夏樹の物ではない。唯のだろうか?
「何だこれ?」
手を伸ばしつまみ上げようとすると、
182 :
46:2006/05/28(日) 10:42:01 ID:XJ4ozCJD
「…夏樹……?」
後ろから声をかけられた。起こしちゃったか。
振り返ると唯が、肘をついて上半身のみを起き上がらせていた。寝起きのためか目はとろんと
していて、少し赤みがかっている。ちょっと色っぽいと思ったのは黙っておこう。
「あ、起きた? 枕取ってくんない?」
「…ぇ、ええっ!?」
その言葉の意味を理解した瞬間、唯の脳は完全に覚醒し、顔には一気に朱がさした。
だが理由を、夏樹は知らない。
「だって、唯の涎でベトベトじゃん、それ」
「へ?」
真実から全くズレたベクトルの答えが出てきた。唯は夏樹の目を見る。わざと嘘を言ってみて
唯を困らせる…などという邪な意思は感じられない。本気だ。
(た、助かった…!)
「そ、そう、よだれよ! よだ…って、何言わせんのよ! それに帰って来るの
遅いし! 何やってたのよ!」
「ご、ごめん、ガリガリ君がなかなか売って無くて…ところで唯、これは?」
ひょいと手に取るは唯のデートお誘いチケット約二枚。
「あ、そ、それは…」
「『梅雨が開けたら』ってこれ確か、最近話題の……もしかして、くれるの?」
「そ、そうよ! でも勘違いしないでよね! 余っちゃっただけなんだから!」
キツい物言いにもかかわらず、夏樹はただ優しく微笑み、ありがとう、とだけ言う。唯は、
再び心臓が跳ね上がる感覚を覚えた。
あながち毒牙にかけたという表現も、言い過ぎではないのかもしれない。
183 :
46:2006/05/28(日) 10:46:11 ID:XJ4ozCJD
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スマソこれが俺の限界。許せ。
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 11:03:09 ID:63d/Nsmm
神様の楽園はここですか?
( ゚∀゚)o彡°ワッフルワッフル!
うぉ〜連続攻撃GJ!
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッf(ry
ワ、ワワワワワワッッッッッフリャャャャャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
でも続きも読んでみたいワッフル!
恐ろしい・・・・ワッフル祭りじゃぁぁぁ!!!!!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
191 :
46:2006/05/29(月) 00:09:53 ID:3K67N2VP
遅ればせながら。
・『梅雨が開けたら』→『梅雨が明けたら』
・サンデーの某サッカー漫画でヒロインの同姓同名(♂)が(萎
読み返してたら気づいたことは多いのです。
さてここから日常生活が修羅場なので、のんびりペースになりそうですがお許しを…
あ、作品タイトルでも考えるかw
でわ。
192 :
46:2006/05/29(月) 00:10:59 ID:3K67N2VP
追伸:みんなワッフルワッフルありがとワッフル。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
ってか、連戦ですよ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
もう、たまんねぇ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡ワッフル!ワッフル!
( ⊂彡
| |
し⌒J
(゚Д゚≡ ゚Д゚)
( ゚Д゚ )
( ゚Д゚ )ワッフル!ワッフル!
(*゚Д゚*)
>195
センパイ何をキョドってるんですか?気味悪い…恥ずかしい人ですね
(せっかく二人になれたんですから…私だけを見てください…)
職人サン・・・
早くしていただけないと破裂しちゃいそうですが・・・
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「破裂ししゃってもいいんだ」
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_ と考えるんだ
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
202 :
33:2006/06/01(木) 20:51:16 ID:O3U4Tjo/
いや、破裂ししゃダメだとおもうぞ
今週末に完結編上げます
上げると思う
上げるはずだ
まあ覚悟(ry
保管庫が更新されてたのに、さっき気付いた。
保管庫管理人様超GJ
( ゚д゚)ワッフル!
(゚д゚ )ワッフル!
( ゚д゚)ワッフル!
(゚д゚ )ワッフル!
>>204 ( ゚Д゚ )…
(*゚Д゚*)ポッ
(⊃Д⊂)サッ
(⊃Д゚*)チラッ
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワ
ッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッ
フルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフ
ルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワ
ッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッ
フルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフ
ルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
マネケン!マネケン!!
保守あげ
、
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
211 :
33:2006/06/05(月) 01:15:40 ID:SRPrFNK7
>168の続きー
----------------------------------------------------------------
細くて柔らかい詩織の身体。それを俺は腕の中でぎゅっと抱きしめている。
触れる詩織の肌は、すべすべでもっちりしててでもその内側には肉も
脂肪もほんとについてんのか?ってくらい細くて。でもおっぱいはでかくて。
どうしよう。そんな詩織が涙ぐみながら「……早く、しなさいよ!」って
みえみえの虚勢を張りながら俺に言ってくる。怖くて、震えてるくせに。
そんな女の子が自分の腕の中にいる、ってことだけで俺の心臓はもう
ミック・ハリスのドラムソロなんか目じゃないくらい超高速でビートを刻んでいる。
てゆーか死ぬ。このままだと心臓が破裂して死ぬ。ヤバイ。
詩織を風呂場の床のマットに横たえると、激しく勃起しすぎてる
俺の分身をあてがう。詩織の女の子の部分は汗なのか石鹸なのか、それとも
別のなにかなのか、とにかく外からでもわかるくらいぬるぬるに濡れている。
ええええーと、確かこの辺に…先端を…えーと…
チンコの先が詩織の熱い粘膜をなぞり、くつろげ、また外れて、また広げる。
俺の先端が詩織を広げるたびに、コイツは甘い鼻声を上げる。困る。
てゆーか、この声を聞くだけで俺のチンコがよりもっとずっと激しくおっきどころか
直立してしまうのだ。もっと入りにくくなっちまう。
ぬるぬるの量はたぶんココが一番多いからココで合ってる…ハズ。
ええ。俺の脳内シミュレーションでは…ココに入れれば入るはず!
あれ?ここでいいのか?いいはずなんだけど…
そう思い悩みながら腰を押したり引いたりしているうちに「ぬるっ」
という感触とともに俺の肉棒が詩織の体内に入り込んだ。
せ、狭っ!
脳が直接擦られてるような感触。
詩織の内側の肉と擦れると、言葉にできないような快楽が俺の下半身に充満する。
詩織は俺の下で大きく目を見開かせてる。
「バカバカバカバカ! 最低! な、なんでこんなに痛いことすんのよ!」
「ご、ゴメン! 抜くからちょっと待っ」「ダメ!」
俺の言葉を遮って詩織が叫ぶ。
「え?」
「こ、こうなっちゃったんだから……さ、最後まで……しなさいよ」
「……」
詩織は俺の顔から視線を背けながら、言った。
「…最後まで、させてあげるって言ってんのよ」
痛いはずなのに。
血、出てるのに。
なんでコイツは……こんなに、可愛げのある言葉を言ってくるんだ?
「でも痛いんじゃ 「痛くない!」
「だって血 「痛くないのよ!…………痛くないんだってば!……だから……お願い、最後まで……して」
なんだよ。
なんでそんな顔すんだよ。切なそうな顔してコッチ見んなよ。
捨てられた子犬みたいな表情されても困るんだよ。
俺お前のそんな顔見たことないし。どうしたらいいかわかんなくなるじゃねえか。
でもどういうわけか、その表情を見ていると俺の男根はズキズキするほど
よりいっそう固く張り詰めていってしまう。
繋がったまま、詩織の頬を両手で掴む。
ふっくらとしたそれは、火照っている熱と涙と汗に濡れた感触を掌に伝えてくる。
「詩織」
顔を近づけながらもう一度名前を呼ぶ。ものすごく近くに詩織の顔がある。
ドキドキする。
「……詩織」
瞳の深い緑の色が涙で揺らぐ。詩織は瞼を閉じた。
212 :
33:2006/06/05(月) 01:16:12 ID:SRPrFNK7
柔らかい。
詩織の唇は、今まで口にしたどんなものよりも、柔らかかった。
しっとりとしてて、でも暖かくて。
無駄に気が強くて猛々しいこの女とキスしてる、と思うだけで脳がショートしそうになる。
ぷはぁっ。
息をするのを忘れるくらい、それくらいすごい感触。
唇を離すと、俺と詩織は荒く息を吸い込む。
俺の心臓は胸の中であいかわらずヘビメタを熱演じている。
詩織は涙をこぼしながら切なそうに眉を寄せ、でも悲しんでいるわけではない。
詩織は深い色の瞳を潤ませて俺の顔を真っ直ぐに見つめている。
上気した頬を緩めて、今まで見たこともないような優しい目で、そっと俺に囁いてくる。
「拓海……大好き」
その言葉を聞いただけで、背筋をゾクゾクする何かが這い登ってくるみたいだ。
ゆ、ゆっくり…動かないと……
のるっ
ぬるっ
俺の肉棒が詩織の内壁で擦られるたび、そんな擬音と脳が真っ白になりそうなほどの快楽が
俺を襲う。
あ、っ、だ、だめだっ
背筋を駆け登ってくる純粋な快楽。
腰が持っていかれそうなほど濃密なその快楽は、俺の全身の細胞を一色に塗りつぶしてしまう。
純粋な白い奔流が俺の脳内を洗う。
変な音。気がつけば俺の唇からは情けない声が漏れている。
「く、くうぅっ……」
腰の奥から噴出するような射精が詩織の体内にぶちまけられている。
びゅくっ、と脈動するたびに目の奥が白くなる。
陰茎を駆け下る精液が、脳の裏側を焼くような快楽を産む。
詩織のきつくて柔らかい肉の中で、俺は今まで感じたことのない熱い迸りをぶちまけ、
詩織の肩に顔を埋めたまま、荒い喘ぎを噛み殺すことしかできない。
息を整える。
詩織の肩から顔を離すと、潤んだでっかい目が俺を見つめている。
俺はさっき詩織が言ってくれた言葉を思い出す。
詩織が吐露してくれた、自分の気持ち。その気持ちに答えてやらなくちゃいけない。
「詩織……その……俺、お、お、お前の、こと…が…………………
……………ス、ス、すす好きだ」
搾り出すように、俺がそう言った瞬間。
詩織の大きな瞳が丸く開かれ、そして涙でうるうると歪み、そして閉じられた。
俺の背中に廻された腕に力が込められる。
俺の肩に顔を埋めて「くふぅ」とか「はふぅ」とかいう喘ぎを漏らし続ける詩織。
213 :
33:2006/06/05(月) 01:16:27 ID:SRPrFNK7
ぐちゅ。
狭い詩織の肉の中で、どろどろになった体液が音を立てる。
「タク……すきぃ、たくみ……だいすきぃ」
抱きしめた俺の耳元でそんな声がする。
可愛い。
詩織はものすげー、可愛い。
なんでこんな可愛いのに、今まで気づかなかったんだろう?
洗い場に座り込んだ俺。その俺の胸に顔を埋めてグスグス泣いてる詩織。
押し付けられたおっぱいの感触がステキですが、そんな感触よりも、俺は
詩織が俺の名前を呼んでくれてることのほうがずっともっとすげえ嬉しい。
しばらくして、詩織は泣き止んだ。
「…優しくしてくれるって言ったじゃないの、ホント痛かったんだからね?」
あ、よかった。
いつもの詩織だ。目、ちょっと赤いけど。
「あ、うん……ごめん」
「……次は優しくしてよね」
ぽそっと詩織が言う。次、って……
「いいのか……?」
「あ、当たり前でしょ! 痛いままで終われないわよ! だからその……
したくなったら言いなさいよ? 他の女に手を出したら……コロスからね」
やたらハイテンションだ。
――ああ。そうか。
なんだか可笑しくなった。詩織の体に手を回してぎゅっと抱きしめる。
俺はホントにコイツが好きなんだな、と思う。
そして、コイツも俺のことが好きなんだ。だから、こうして俺のことを……
今にして思えばわかりやすいヤツだ。
「……なっ!! い、今すぐ?
…………あ、アンタがし、したいっていうなら…」
抱きしめた詩織は狼狽している。俺は赤くなってる詩織の耳に囁きかける。
「バカ」
「…な、なにがバカなのよ」
「別に今ヤリたいわけじゃねえっての。こうしたかったからしただけだ」
詩織の背中とか肩甲骨の辺りとか、首筋とか後頭部とか。
手触りのいい肌を掌で撫でながら、
「お前痛そうだったし。今日はもうしねえよ」
「え……うん……」
なんかまた赤くなって黙り込んでしまった詩織。
「だいたいお前な、痛いとか言って泣いてる女の子にエロいことなんかできるわけねーっての」
「い、痛くて泣いてたわけじゃないわよっっ!!!」
なんとなくわかってる。痛くて泣いてたわけじゃないってのは。
でも、だって、なあ? 認めちゃったらなんか恥ずかしいじゃん。
しばらくして、「アンタはもうちょっと暖まってなさい」と言われて風呂場に
一人取り残される俺。
再びとっぷりと湯船に浸かりながら「なんでこうなったんだろ?」と
しみじみと考えてしまう。雨に半分濡れながら詩織んちに着いたときには
こんなことになるなんて思いもしなかったのになあ。
あれ。コレって、オレの着替え?
下着と……なんで甚平が置いてあるかな。
まあ制服が乾くまでの間だけとはいえ、詩織のお父さんのってのはちょっとさすがに
気が引けるっていうかなんていうか。
ごめんなさい健一おじさん。娘さんの初めてを先ほど頂いてしまいました。
心の中で謝りながら袖を通す。
214 :
33:2006/06/05(月) 01:16:47 ID:SRPrFNK7
詩織は台所でなんかやってる。てゆーかダイニングキッチンとゆうのだこれは。
「詩織ー、コレ着てよかったのかー?」
Tシャツにホットパンツというなかなかステキな室内着の詩織。
やっぱ足の長い子が穿くとカッコいいな。あと白いフリフリのエプロンが可愛いと思った。
いや、マジで可愛いです。……なんか、俺の目がおかしいのか、詩織がいつもの七倍増しくらい
可愛く見えます。どうしたことでしょう。いやそんな他人事みたいに。
「……」
一方こちらもなんかオレのことをヘンな目で見てる詩織。
「え? コレ着ちゃダメだった? なら脱ぐけど」
「ぬ、脱がなくていいわよ!」
「そうか? いや、詩織がヘンな目で見てたから」
「……お父さんに似てるなって、思っただけ」
複雑です。それって喜んでいいのか。いや詩織のお父さんの健一おじさんは
ウチの親父とは違ってナイスミドルな渋いダンディさんだけどでもそれって
高校生にはあんま褒め言葉にはなってないっていうかなんちゅーか。
「ゆ、夕飯…食べてくでしょ」
「え? いいのか?」
「ご飯沢山炊いちゃったのよ! アンタが食べてくれないと勿体無いじゃない!」
なんで切れるかな。
「あ、うん。食べる食べる」
「そこに座ってなさい」
命令なんだけどなんか物腰柔らかいっていうか嬉しそうですよ詩織さん。
豚肉の炒め物とお味噌汁とサラダときんぴら。
「ありあわせだけど」って詩織は言うけど、ありあわせでこんなん作れるなんて、
……コイツ結構出来るな!?
あ、きんぴら美味え。
つーか料理はみんな美味い。
「美味いな」
そう言うと、詩織の目が嬉しそうに細められる。ヤバイ。この表情ヤバい。
見てるとなんかゾクゾクしてくる。腹の底から力が抜けていくような、そんな微笑。
そんな瞳の色。
これ以上褒めるとなんかおかしなことになってきそうで、黙々と食べる。
何を話せばいいんだろう?
数時間前までの幼なじみって関係じゃ、もうないし。
もしゃもしゃと俺が炒め物を喰う音。
カチコチという時計の秒針の音。
それだけがダイニングに響いてる。ああ。なんか、言わなきゃ。
「……そういえば」
「なに?」
「健一おじさんていつごろ帰ってくんの?」
もう八時近いし。
やはりなんと言うか、不在の間に上がりこんであまつさえ娘の処女を頂いた挙句その上
自分の甚平着てご飯まで食べてるのは抵抗があるって言うかなんていうか、オレなら殴る。
なるべくなら顔を合わさずに帰りたい。
「来週」
「……へ?」
「今週一杯は海外出張だから」
……香織おばさんは旅行で不在。
…つまり今夜は。
俺から視線を逸らしながら、詩織は言ってくる。
「た、たく……み……アンタ、きょ、今日……は…泊まって…」
詩織の声は小さくてよく聞こえなかった。
頬を真っ赤に染めつつ、俺から視線を背けながら。
そして一瞬だけちらりと俺の顔を見る。
恥ずかしそうな表情の中に、明らかな不安の色が透けて見える。
――ホント、わかりやすいヤツだ。
215 :
33:2006/06/05(月) 01:17:04 ID:SRPrFNK7
『泊まってく?』『泊まってって?』『泊まっていきなさいよ』
どっちなんだ。いやどっちでも同じことだけど。
「詩織、今日俺泊まってっていいか?」
「………しょ、しょうがないわね、いいわよ」
「しょうがない?」
「だ、だって最近物騒だし、あたし一人のとこに強盗でも入ったらどうすんのよ!」
つーかこの家セコムも綜警も両方入ってんじゃんか。
……まあ、でもいいか。
「あー、わかったわかった。お前が心配だからな。そんときゃ守ってやるよ」
「……フン、どうせ役には立たないと思うけど。……ま、あんたも一応男だし」
詩織、お前犬だったら尻尾をブンブン振ってそうな顔だぞそれ。
「デザート、食べるでしょ?」
食器を片付けながら、背中越しの、隠し切れない嬉しそうな声。
「ああ」
詩織が出してきたのはキツネ色の美味しそうなワッフル。
「ねえ、覚えてる?」
詩織とワッフル……あの時のことか?
「おばあちゃんのワッフル、おいしいね」
「うん!すごく甘いの」
「そうかいそうかい。もっとお食べ」
「あまくておくちがとけちゃいそう」
「お店のより、お菓子屋さんのよりもおいしいよ」
「それはね、秘密があるんだよ」
「どんな秘密?」
「どんなー?」
「愛情を込めて作るから美味しいのさ。かわいい詩織と拓海に
たっぷり愛情を込めてるから、どんなお店のよりも美味しく焼けるんだよ。
詩織」
「なあに?」
「お前も好きな男の子ができたら、ワッフルを焼いておあげ」
「じゃあ、あたし今度拓海にワッフル焼いてあげる!」
「やったー」
「ほう。詩織は拓海が好きなのかい」
「うん。だいすき!」
「やったー」
詩織の婆ちゃんが元気だった頃、詩織と婆ちゃんと三人でそんなやりとりをした記憶が
蘇ってくる。
思い出した。あんときは詩織に好きだ、って言われたことじゃなくてワッフルが
食えることだけを喜んでた覚えがある。俺は昔からアホだったのか……
「……愛情」
「…!」
「愛情、こもってんだな」
詩織は答えない。
ただ一心に、ワッフル焼器をコンロの上で揺すっている。
その耳が真っ赤になってるのだけが見えた。
216 :
33:2006/06/05(月) 01:17:27 ID:SRPrFNK7
さて。
その晩、なにがあったかを書くのはこの際さておく。
さすがに恥ずかしいしな。
二度目なのに詩織が漏らしながらイっちゃったり、お口でしてもらったり、
お返しに口でしてやったり、噛んだり、噛まれたり、キスマークをつけたり、
つけられたり、背中に爪あとの勲章を頂いたり、肩に歯型つけられたり……
まあそんなことがあったりなかったりした。いやあったんだけど。
翌朝はさすがに照れくさいと思ったけど、詩織は普通に俺に接してくれてる。
でも、なんか声のトーンがとげとげしくないって言うか、どっか優しいっていうか。
そして俺もその口調が嫌いじゃない。
で、うれしはずかしの二人の朝食を頂こうとしたわけだが。
――ああ、確かに「美味い」とは言ったさ。
――実際美味かったし。
でもな!
いくらなんでも、こんなにダダ甘いワッフルばっか何個も何個も食えるかッ!!!
っていうか、おやつであって主食じゃないだろワッフル!
ワッフル!ワッフルワッフル!!ワッフルワッフルワッフル!!!
もう六個目だぞ。おまけに目の前の皿にはそれ以上のワッフルが!!
しかもボウルにはまだ焼いてない生地もたっぷりあるし。殺す気かッ!?
「美味しい?」
「あ、ああ。この、甘いのが……すげー、甘いのな」
「うふふ……今日のはね、生地に練乳が練りこんであるの」
乳を練るのは詩織さんあなたのおっぱいだけで結構ですホントです。
「えへへへ」
詩織は大きな目を細めて、ものすごく嬉しそうな顔で俺のことを見つめてくる。
この笑顔が「食べないの?」という怪訝な表情に変わってしまうのがイヤで。
ああっ。どうしてもコイツの笑顔を見続けたいという切なる俺の欲求がっ!俺の
体内血糖値のオーバーロード警報を無視してもしゃもしゃと甘い甘いワッフル生地を
咀嚼させる。
あ、だんだん脳の前頭葉あたりががチリチリしてきた。
きっと脳液が半分くらいメープルシロップに置換されてしまったのだろう。
「もっと食べるでしょ?」
当然のように訊いて来る詩織。もうだめです。ボスケテ……
どうすれば。どうすれば俺は生き延びることができる?
!
眉間に電光が走り、ニュータイプ音が俺の脳裏に鳴り響く。
「詩織」
俺は急に立ち上がると、きょとんとしている詩織の両肩を掴む。
……いややっぱちっこいな。詩織は。
「詩織……もっと食べたいのは……お前だあっ」
「ええっ? あ、だって、こ、こんな朝からっ」
抵抗してみせる詩織だけど、心なしかその抵抗も力がない気がする。
----------------------------------------------------------------------
おしまい
ワッフル頂きますた
ワッフルドゾー
つ#
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.llllllllllll゙ : lllll|
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゚゙゙゙゙° lll゙
様
有
難
う
ご
ざ
い
ま
す
ワッフル!ワッフルワッフル!!ワッフルワッフルワッフル!!!
(゚Д゚)<ワッフル!!!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!生麦生米ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフル!
最後にもういっちょーっ!( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフルワッフル!
ワッフルオチキタコレ
ワッフルワッフルGJワッフル
ご馳走さんでしたw
ワッフルにも程がある!ナイスワッフル!ナイスGJ!
/::::::::::::::::::::::ヘ
/:巛¨¨¨¨¨¨¨¨ヾ
|::::ソ -‐ '''ー |
|:::| ⌒ ⌒ |
|::/ 」 |
ヽ .ト‐=‐ァ' ソ
ゝ、_____ノ 見事なワッフルでした。
/ヽ.ヽ \ ,/|`ー-、 ありがとうございました
ヽ ヽ `>< { ヽ. ヽ
丶 Vヽ_∧j、 ヽ ゙i
まさかワッフルをネタにするとはwwww
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル!!!!!
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルゥ!!!
俺の心臓も!フロ・モーニエよりもピート・サンドヴァルよりも激しいブラストビートを刻んでいるぜ!!
>>33!!あんたは正真正銘のメタルゴッドだ!!!
アァーライッ!!!!
※ お楽しみのため余ってしまったワッフルは
この後スレ住人が美味しくいただきますた
ナイスフォロー乙
ワッフルが大暴走。
ワッフルワッフル!!!
(*'-'*) ワッフルワッフル
ふるえるぞワッフルッ!
燃え尽きるほどワッフルッ!!
刻むぞッ!生命のワッフルッ!!!
(*´Д`*)ゴチソウサマデシタ
あまぁ〜いっ!甘すぎるよ!
かなり昔にココの住人だったモノで、久々に来てみたらギニャーどんな神だこのヒト。
ワッフル!!
ついでに過去の漏れのヤツが保管庫に残ってた。………いや、今も大した事は無いんだが、昔の自分の作品を読み返すのって拷問。
今なら言える!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ジークワッフル!
あれだろ?
次の日のお弁当もワッフルなんだろ?
次の日と言わずオールウェイズワッフルですよ!
おかげで私のミルクタンクが空っぽになりました。
>>239 詩織、妊娠してんのかYO!!!
どうみても神設定です、本当にありが(ry
喜多さんの続きはいつになるのかな?
<相談天国/前>
まあ愚痴めいた話ではある。
どちらかというと先ずは行動が先に来るタイプの為に普段からあまり思い悩まない性格ではあるのだが、
そんな私にも最近問題事があったのだ。
世間によくある問題なのであろう事は自分でも判っていた。
他人が聞けばなんだというようなことだとも思う。
雑誌にだってこの手の品のない相談に関してはそこいらじゅうに載っている。
まあぼやかしていてもしょうがないし、はっきりと言おう。
悩みというのは他でもない。身内の恥をさらすようでなんなのだが次のようなものだ。
「匠君が私の体を求めてくるのだ。」
こういうことだ。
ちなみに匠君というのは私とは恋仲にある男性の名前だ。
多少ぼんやりとしていてはっきりとしない感じのする年下の匠君ではあるが色々と縁があって私とは恋仲にある。
無論恋仲なのであるからして私も匠君の事は憎からず思っている。
多少ぼんやりとしていてはっきりとしない感じなどと言ったが匠君にだって良い所は沢山ある。
優しい所だとか、なんでも思慮深く考えるところが好きだ。
それに顔だってなんとなく最近テレビに良く出てくるようになった俳優に似ているような気がしなくもないし、笑った顔も悪くない。
生活には自堕落な所があり改善を要するところは沢山あるが、叱ると案外と素直に言うことを聞く。
長期間に渡って私を放っておいたようなこともないわけではないが基本的には傍に居て欲しい時には傍に居てくれる。まるで犬みたいに。
まあ、傍に居たければ私から匠君の方に居れば良い事ではある。問題は無い。
まあ兎に角、年下ではあるが世間的に見ても中々悪くない男の部類に入るのではないかと私は思う。
友人の美紀なんかに匠君を見せたところ、
きゃあと黄色い声の一つも言うかと思ったら私の顔と見比べてから「ふうん」などと抜かしていたがあれだ。
見る目がない。
話が逸れた。
で、件の悩みについてである。
ごく私的で品の無い話ではあるが、匠君はよく私の部屋へと遊びに来る。
暇な時などは私も匠君の部屋へ行って手料理などを振舞ったりもする。
無論外へ遊びに行くことも多いし、テスト前には図書館などで共に勉強もする。
暖かい日は窓辺に座ってお気に入りのCDをかけながらまどろむこともある。
私も女の子だ。そういう時には想い人とさりげなく自然に肩を寄せ合う事もある。
肩に頭を乗せ、匠君のふわふわの匂いを感じ、匠君の指を弄りながら
ローリングストーンズがどうだ、メタリカがどうだ、ハイロウズがどうだなどと
とりとめも無く趣味の話などをしているととても落ち着いた気分になる。
周りから見れば情けない姿なのかもしれない。
ぼんやりとしていて醜悪なと思われるかもしれない。
しかしだ。私は自分のそういう女の子らしい部分というのが嫌いではない。
料理を美味しいと食べてもらって嬉しい。一緒にいられることが嬉しい。
だらしない匠君が私の話だけはしっかりと聞いてくれる事が嬉しい。
女の子だけの特権ではないだろう。
無論男の子にもこういう喜びがあると思う。
しかしこういう喜びは私にとってなんとなく女の子らしくかわいらしいもののように感じられて
あまり女らしさというものを意識してこなかった自分が匠君に対してそういう風に思えているということも含めて
とても穏やかな感情を私に与えてくれる。
しかしだ。
しかし匠君はそういう事を理解してくれないのだ。
事もあろうに落ち着かないなどと抜かす。
無論私も自分の事を女の子だと言ったからには男の子の意見も聞く用意がある。
私も普通に日本で日常生活を営んできたものとして、疎いかもしれないがそういう事にはそう無知ではないつもりだ。
ロックンロールだけではない。
恋愛ドラマ、少女漫画どれも集中して見る事こそ無いもののそれなりに経験してきている。
だから例えば胸を触りたいと匠君が思ったとしてもそれはおそらく男とはそういうものなのだとは理解している。
それに匠君がそうしたいと思うその事はそれなりに嬉しいものだ。だから必要以上に無碍に扱うつもりは無い。
薄手のセーターを着た時や匠君に請われて去年の夏に白いビキニを着た時の周囲の視線は多少不快に感じた事も無い訳ではないが、
匠君に褒められれば悪い気もしない。
ただ考えてもらいたい。TPOというものがある。
私が落ち着いた良い気分でいる時に胸を触るのは良くない。そういう時はさりげなく口を吸うくらいにしておくべきだ。
うっとりと甘い時間とはそういうものだと私は信じる。
暖かな午後。鳥の囀り。別にメーカーものじゃないけれど、美味しく淹れたコーヒーと安物の一口チョコレート。
お気に入りのCDととりとめも無い会話。
二人の心を通じさせるにはそれで充分じゃないか。いやむしろ会話すらそこには要らないのではないかと私は思う。
そうであるべきだ。
それにだ。もう少し具体的な話をしよう。そうなった時の心の準備というものもある。
本来私のほうが年上であるのだから、もしそういう機会があれば私が手解きをし匠君を導いてあげる義務がある。
しかし私には経験が無い。知識もあまり無い。
美紀などは経験があると言っているので参考に色々と聞かせてもらいたいものだがなんとなく気恥ずかしいし見栄もある。
もしかすると母親のいる家庭ではそういう事も母親に相談できるのかもしれないが残念ながら母は他界しており父しかおらず、
父に相談すると匠君が危険だろうと思う。
そのくせ匠君に期待しようにも如何せん野暮ったい。
とてもお姫様抱っこをしてくれて「ジュ・テ―ム」とか低いバリトンで囁いてくれそうにない。
「君の瞳に吸い寄せられそうだ」とか「ベイビー、君だけを見ているのさ」とかも言ってくれそうにない。それでは不満だ。
初めての時くらい男性はエリッククラプトンの様な渋い声で「アイラブユー」とか囁くべきだと私は考える。
匠君には無理だ。
つまりはまだお互い未熟なのであろう。
そういう時もいつかは来ようから今は待てと言うのだが、
しかし私の理路整然とした説教に匠君は耳をかそうとしない。待てないなどと言う。駄々をこねる。
普段は聞き分けの良い子なのだが。
こういうところばかり反抗的な骨のある所を見せられても困る。
今日は徹底的に説得しなくてはいけない。
と、その時は思っていたのだ。
………
@@
まあそこに座れ。これもいい機会だ。
んん。話はわかっているな。なら早い。
ふう。何から話せばいいかな。
そうだな…
ん。私は男の生理には疎いかもしれないが無知ではない。
それに別段極端に潔癖症なわけでもない。普通の女の子だと思っている。
別段人に触れることが嫌いではないし、ある特定の邪な目的がないのであれば触れられるのも構わない。
ましてや匠君であれば何をいわんやと言うことだ。
それは視線に対してもそうだ。恥ずかしいからとかそういうのはあるが、だからといってしないというわけではない。な。
憶えていると思うが匠君が好きだというから今年の夏には恥ずかしいのも我慢して白いビキニも買ったし着た。
喜んでいたじゃないか。それに匠君が好きだからスカートだってはいている。
たまに部屋にいる時なんかは少し短くしたりしているんだ。
それに喜ぶかなと思ってエプロンはフリルのついたやつにしたし、髪の毛だって匠君が好きだというから後ろで結んでいるし。
私だって女の子なんだ。匠君が喜ぶのは嬉しいし、して欲しい事があれば言ってくれれば善処もする。
メイド服は駄目だ。黙れ。悪いことをすれば叱るしご主人様などと呼んで欲しければ素敵な旦那様にでもなってから言え。
んん。
そもそも匠君がどう思っているかは知らないが私は常に柔軟な思考を心掛ける事を旨としている。
ロックンローラーの基本だからな。
だから「正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると断罪することは簡単だが、
立ち止まって少し考えてみることも必要だ」という匠君の意見も判らなくもない。
いいか。判らなくもないんだぞ。
私は柔軟だからな。
買い物のときも現金払いが基本だが、便利であるならばクレジットカードで支払いをすることも吝かではないとすら考えているんだ。
それぐらい柔軟な思考を持っているんだ。
つまりだ。
そういった男女間のことも婚姻関係を結ぶのが前提ならば結婚式まで待つというだけでなく
柔軟な思考で対応しても良いのではないかとも私だって思っている訳だ。
昔、坊主が酒を般若湯と呼んだり、なんだかんだと魚や肉を食べたりと融通をつけたようにだ。
そういう倫理は倫理としてあるもののそれに人間本来の行動を必要以上に規制しない柔軟な姿勢を持ち得るというのが日本人の良いところだ。
無論、眉を顰められないにこしたことはないが、眉を顰められないようにと周りを見渡してばかりでもいけない。
常に自分の行動が周囲の模範であることが望ましいが、自分の行動が周囲の模範であるかどうかを意識しすぎるのも考え物だ。
規則は規則ではあるが、自分を縛るものではなく、自然体でありながらそれを破らない。
これが理想だ。
逆に考えると理想がそうであるのだからして常に規則の内部だけに留まれる人間というのは少ない。
なのであれば規則だからと自分を縛るのではなく、
規則から逸脱していると理解さえしていれば時に何歩かはそのラインを歩み越しても恥じる事は無いと私は思う。
人とは我知らず規則を破ってしまうこともあるし、故意に破ることもある。
罪だと理解しその影響を知っておく必要はあるだろうが、それをあまり気にしすぎてもいけない。
自分に対してがまずそうであるからしてましてや他人に何事も規則だ倫理だと言って駄目だと縛り付けたり、
それを必要以上に忌み嫌ったり理解しようとしなかったりするというのは野暮天のする事だ。
で、あるからしてだ。匠君が私に卑猥な劣情を催しているという事にも私は一定の理解はしている。
黙れ。今日も胸を触ったじゃないか。駄目だといっているのに。
良いから座りなさいそこに。手は膝に置け。
んん。
つまり私だけの感情で嫌だと言ったりはしないということだ。
他の男性が私にそういう感情を抱いたらそれは怖いぞ。怖いからな。
しかし匠君にはそうは思わない。特別なんだぞ特別。
それに私は処女性に殊更に拘っている訳でもないし、相応にそういう事に対しての興味だってある。
あ、誤解してはいけない。興味があるというだけだ。
まあ、というわけで別段なんていうかそれ。あれだ。
だからして別段全身全霊をこめて力いっぱい嫌だという訳ではない。
男の子とはそういうものなのだろう。ん、男の子がそうというか、匠君がそうなのであれば理解に努めたい。と、思う。
まあ事が事だけに父親に露見した場合、ものすごい大目玉をもらうとは思うがそれはそれ。昔気質の人だからな。
まあその時は匠君がスーツを着てきりりと私が責任を取りますとでも胸を叩いて言ってくれれば良いのだ。
死ぬことはないと思う。うちの父も匠君には負い目もあるしな。
まあ多少の覚悟はしておくといいかもしれないが。
まあそういう時は匠君が頑張る所だ。
しかし。しかしだ。だからと言って安心してはいけない。
私にだって条件がある。条件があるぞ。
いやちょっと待て。
ちょっと待て匠君。話を聞け。そう目を輝かせるな。何だその充足した笑顔は。
こら。話はまだ途中だ。
うわ、駄目だって匠君。お座り。お座りだってこら、酷いぞ。
話は途中だって・・・こら
ずる、ずるいってたく
きゃ、
きゃあああああああ………!!
りょ、涼子さんと匠君キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
254 :
33:2006/06/09(金) 23:08:45 ID:fp3Phu5q
久々に匠君がキテター!!!!
涼子さんかわいいよかわいいよ
ktkr!!!
GJ!!!
うに?いや違う?量産型か!!
……いやなんとなくついただけなんだすまない(´・ω・`)
つまりはうにさんGJ!!!
この奇襲は見事としか言いようがない
涼子さんキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
うにさんGJ&乙!!
後編も楽しみしてます
まさかと思ったらやっぱり涼子さんだー!
ktkr!! 長文の叱責が実にいい感じだw
涼子さんと匠君キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
後編wktkしながら待ってます
>>252 Holidays In The Sun、全編読みましたよ。
>242からの話を読んで、二人の今までの話なら読んでみたいと思ったので。
涼子さんの親父さんの負い目が気になってたのもありますが。
それがまさか、ラスト数話を半ば泣きながら読む羽目になるとは……
後編を楽しみに待ちながら他の話も読んできます。
>>252 まさかまた涼子さんの話を読めるとは!
後編楽しみにしてます!
涼子さんの新作、喜多さんの続き
幸せだなあ(´-`)
喜多さん来たコレ
>266
シグルイとDMC入ってるなあ
芸コマだぜ
おぉ、涼子さんと匠君、お帰りなさい。
今度こそ、二人のラブエロシーンがあれば最高ですな。
うに氏、ファイトォ〜〜〜〜ッ!!
269 :
46:2006/06/14(水) 00:09:41 ID:tFqBXTW6
>>33氏、うに氏
GGJGJGJGJGじぇぇ
久しぶりに覗いて見たら神々の巣窟と化している訳ですがw
続きを落とすのが躊躇われるわけだが、近日中に落としたいのです。
クレームあったら遠慮なくどーぞ…↓
神が増えることに、何のとまどいがあろうか
272 :
46:2006/06/15(木) 00:22:46 ID:WLrYzNTo
「何で私が、あ、あんたなんかといなきゃならないのよ! 構わないで!」
大音量でそう言うなり、唯は弁当をひっつかんで出ていってしまった。
後を追うこともできず、夏樹はガックリとうなだれる。
「あーあ、駄目か…」
「お、どうした? 痴情でももつれたか? いいな〜、これだよ。これでこそ青しゅ…」
「そんなんじゃなくてさ…何か最近、避けられてる気がするんだ」
背後からからかってくる杉村に対しても、いつものように突っ込む気力がない。
これには、さしもの杉村も真面目に会話する気になったのか…
「そうか? いつもあんな感じじゃね?」
非常にもっともな回答が返ってきた。
「そりゃそうなんだけど…何かおかしいんだよなぁ」
何が、と言われても困るのだが。だが彼女から感じる印象に僅かな掴みがたい差が有る。
そう、夏樹は感じていた。
「気付かないうちに怒らせたんじゃないか? そういうときはとりあえず『ごめんなさい』だ」
「そっか…でも、なんでかな。こないだうちに来たときは、そうでもなかったんだけど」
「はは、俺らがプレゼントしたあのエロ本でも見付かったんじゃねぇのか? かなり見やすい所に
置いたからな〜♪」
「…」
少しはまともな会話になったかと思ったら。やはりこやつは腐っても杉村(?)な訳で。
ぬけぬけカラカラと笑う眼前の男に対してとりあえず、隣りで弁当を食べていた福浦の肩を叩いて
おいた。杉村の発言を聞いていたためか、一言の質問もなく彼女は首を縦に振り、立ち上がる。
こうして五秒後、杉村は福浦に引きずられていった。教室の隅で何が起こったかは割愛する。
悲鳴が聞こえてきた気がするのもあえて無視しよう。
杉村の天敵がこのクラスにいてよかったと、夏樹は思った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
273 :
46:2006/06/15(木) 00:24:39 ID:WLrYzNTo
唯は誰もいない屋上で、独り黙々と弁当を摘んでいた。
あの日から、何か変だ。玉子焼きを咀嚼しながら唯は思った。
実際、唯はあの日…夏樹の部屋で自分を慰めた日から、彼を直視することができなかった。
夏樹が話を振って来ても、まともな会話すらできない。
何故か。
「…」
次の肉団子を掴もうとした箸が止まる。
答えは出ていた。
恥ずかしいのだ。夏樹の体が自分に触れる度に、熱病に冒されたように燃え
上がる自分の身体が。振り向かれる度に弾む鼓動が、夏樹に聞こえてしまう…そんな気がしたし、
どうしようもなく火照る自分がはしたなく思えて、照れ隠しのキツい言葉で突き放してしまう。
そのくせ、後になって後悔に胸を痛めるのだ…夏樹はこれっぽっちも気に留めていないのだが。
目に涙が浮かんだ。気がした。
(こんなんじゃダメだ。)
自分に言い聞かせ、目をぬぐった。案の定、小さい水滴が付着している。
彼は素直じゃなくて性格キツくて、生意気な唯しか知らないのだ。今の自分は彼からしてみれば、
全くの別人と言っても過言ではない。
自分が元気で、いつもと変わらずにいさえすれば、夏樹はいつものように笑ってくれるのだから。
チャイムが鳴る。
行かなくては。
半分ほど弁当を残し、唯は屋上を後にした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
274 :
46:2006/06/15(木) 00:27:57 ID:WLrYzNTo
「…ねぇ唯、…なんで怒ってるの?」
昼休み明けの化学の授業中、夏樹は思い切って聞いてみた。杉村にあのように――とりあえず
謝るのがいい、とは言われたものの、やはり理由も知ろうとせずにただ謝るのは、失礼なこと
じゃないかと思えたのだ。
夏樹や唯の班の実験机は、黒板から一番離れた場所に位置している。それゆえに教師に警戒は
されているものの、基本的には声を潜めさえすれば、会話するには最適な場所だ。
ちなみにこの班には杉村も一緒だ。さっきまでボロ雑巾だったのに、既に完全復活したようだ。
自分にも肉体的ダメージの原因―主に唯だが―がいる今、回復力だけは見習いたいと、夏樹は
思った。あくまで回復力だけだが。
それはともかくとして、唯のほうはといえば、何か言いにくそうに、仄かな朱に染まった顔を
伏せ、そして少しだけ表情を歪めた。
チクリと胸に棘が刺さった。やはり自分が何かしていたのか。知らぬ間に嫌な気持ちに、させて
しまっていたんじゃあ。
「な…なんでもない」
「え? でも…」
夏樹が心配してくれているという事実に、唯は嬉しさで満たされた。だが真相など、言えない。
思い出すだけで顔が灼ける、己の最たる恥なのだ。絶対に、言えない。
「な、なんでもないって言ってるでしょ!? 前向いてなさい!」
言い放って、唯は悔やんだ。
(…まただ…)
自分で自分が嫌になった。夏樹はあの部屋で起こったことなど、知る由もないのだ。善意で心配
してくれているのにどうして私は、自分の事しか考えられないんだろう。
一方の夏樹はそんなことも知らず、さらに罪悪感を募らせ、焦っているのだが…それこそ、唯が
知る由もない。
「ゲフン、ゲフン」
成人男性の咳払いが聞こえた。
「「…!」」
ひょっとしてもしなくても、当たり前のように今は授業中である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
275 :
46:2006/06/15(木) 00:29:55 ID:WLrYzNTo
(ビーカー、ビーカー、っと…)
説明タイムが終わった後は、実験作業を進めるのみである。試薬や器具を運ぶ生徒が行き交う中、
夏樹もまた棚にあるはずの試薬の瓶を探す。
あれから、夏樹は唯と話をしていない。自分が何をしたかもわからなかったし、それに。
(まぁ、あんな赤っ恥かいちゃったら、話しにくいよな…)
五分程前、衆人環視の中で二人、しおしおと小さくなったのを思い出した。恥ずかしい。
(ああもういい、忘れ……お、あった)
目的のブツを発見した。あとは机まで持って行くだけだ。夏樹は手を伸ばす。
と、温かいものが触れた。
「「あ…」」
誰かの手だ。横を見やると、そこには驚いたような唯の顔。
「ご、ごめん!」
夏樹は慌てて腕を引こうと…したが。
引けなかった。
唯がそれを引き留めるように、しっかりと夏樹の腕を握ったからだ。
「唯?」
普段なら「なに見てんのよ!」とフックでも飛んできそうなものだが、今回はその気配は
なかった。唯は顔を伏せたまま、やはり何か言おうとしているのか、口をもごもごさせている。
それは、なかなか見られない彼女の「女の子」の表情で。
276 :
46:2006/06/15(木) 00:30:43 ID:WLrYzNTo
(か、…可愛い…)
口に出したことはないが、こんな顔を見る度に夏樹は素直にそう思う。はっきり言って唯は
美人だ。たとえ百人、いや千人に聞いても、皆口を揃えてそう言うだろう。
…んなこと考えてる場合じゃない。ちゃんと聞かなきゃ。夏樹は心の中で頭をブンブンと
振った。
「あ、あの、…さっきは、その…………ご…ごめ…」
ようやく開いた口から出かかったのは、謝罪の言葉。
それは真相など言えない、だが夏樹の優しさに応えようとする唯の、精一杯の勇気だった。
…だったのに。
「公衆の面前でお見合いか? お・ふ・た・り・さん♪」
邪魔というのは、肝心なところで入るから邪魔になるわけで。
「「なっ…!」」
重ねた手をバッと引き、赤い顔をさらに紅に染めて二人が横を向くと、杉村がクックックと
笑っている。…あんにゃろ。昼休みの事、根に持ってたか。
夏樹は溜め息をつき、再び唯の方を振り返る。
(…あ)
わなわなと肩が震えていた。
(ま、マズい)
277 :
46:2006/06/15(木) 00:35:47 ID:WLrYzNTo
唯が肩を震わせる…その時側にいてはならない事を、夏樹は経験として知っていた。小学校では
上下のコンビネーション・ホワイトファング、中学の時は…なんだったか。確か…そう、
シャイニングウィザードだった。技名が珍しかったんで印象に残ってたんだ。その二つだった。
…なだめようとした夏樹が食らったのは。
リアルに首がもげるかと思ったのは、今までのところ…今までのところはとりあえず、生涯を
通じてあの二回だけだ。今後増えるかどうかはわからないし、増えてほしくもないが。
そして惨劇は繰り返されようとしていた。
(…これが怒り心頭の唯だ! そいつに触れることは死を意味するッ!)
…ネタを考えてる場合じゃない。
(どうしようどうしよう。ヤバいヤバいヤバい…)
「…あんたってヤツは…」
…キタ。
「ん? どうした、白河?」
「…人の気も知らないで…!」
キタ━━━━━━(;゚Д゚)━━━━━━!!!!
「あ、あ、ああああの、唯、ちちちょっと落ち着いて…」
空気が揺れる効果音がした、そう夏樹は錯覚した。
三途の川に足を突っ込む行為なのは分かっている。だが自分がやるしかないのだ。
(は、早く逃げろよ杉村ーー!)
必死のジェスチャーが伝わらないのか見てないのか、動く気配がない。…どうするか。この
ままでは巻き添えを食うのは必至だ。
いっそのこと、責任放棄して逃げるか…
そう思った、その時だった。
278 :
46:2006/06/15(木) 00:36:50 ID:WLrYzNTo
カタカタカタカタ…
(? 何の音だ?)
上方から音がして、夏樹は見上げた。棚の上にあるビンが、さっき二人が手を引いた時に揺ら
されたのだろうか、円を描くように不安定に回っている。
位置はちょうど、唯の頭上。
(何であんな所に…?)
だが、そんなことを考えている余裕はすぐになくなった。回転しながら揺れるビンが少しずつ移動
し、遂には棚の縁から落下したのだ。
(危ない!)
思うと同時に、体が動いた。
後で思い起こしてみても、自分でも驚くほどの雷光の如き動作だった。悪いと思いつつも、ビンの
真下にいる唯を突き飛ばす。自身はそのまま床にのめり込むが、眼前には既にビンが迫ってくる――
――幸運なことに、本当に幸運なことに、目の前には反射的に手が伸びていた。
床に落ちて割れる前に、その甲でビンを払い飛ばす。
ガラスが砕け、無色透明の液体がその手に浴びせられた。
279 :
46:2006/06/15(木) 00:39:15 ID:WLrYzNTo
「痛っ! ちょっと何する…の……」
振り返った唯は、言葉を最後まで続けることができなかった。表情が怒りから驚きへと、見る見る
うちに変化していく。
「うぐっ……う、うう……」
左腕を押さえて、夏樹がうずくまっている。言葉にならないうめきを上げながら。
煙が出ている。白衣の袖口は褐色に焼け焦げはじめていた。夏樹の顔色はここからは窺い知ること
ができないが、押さえつけているその腕は不自然にガタガタと震えている。
その向こうに飛び散ったビンの破片を見て、唯は全てを悟った。
「夏樹ぅっ!」
「夏樹! どうした大丈夫か!?」
激痛に苛まれながらもなんとか立ち上がり自力で水道に向かう夏樹に、唯と杉村は追いすがった。
クラスメイトの全ての視線を集中させる事になったが、そんな事を気にしている場合ではない。
痛みで焦っているせいか、夏樹は蛇口を捻るのに悪戦苦闘している…その右手をはねのけ、唯は
限界まで一気に水を出した。
…余りに突然だった出来事。その衝撃に思考がスパークしたのか、それから後のことを唯はあまり覚えて
いなかった。
ぼんやりと感じたのは、頬を熱いものが伝っては落ちたことと。
唯の無傷を確認した夏樹が小さく安堵の言葉を吐き出したこと。
灼熱の感覚に耐え、額に玉のような汗を浮かべながら、痛々しいながらも精一杯の笑みを見せたこと…
そして窓の外から、雨の音がしたことだけだった。
280 :
46:2006/06/15(木) 00:45:29 ID:WLrYzNTo
…さあこっからしおらしくなってもらう訳だが。
チャッ
;y=ー( ゚д゚)
引き金引いてしまいたい気分だ…
実生活が修羅場すぎでどうしようもこうしようもないのです。
>>270 >>271 俺は神の代わりにはなれんよ…だが少し救われた。d
始めてリアルタイム投下に立ち会えた・・・
>46氏ワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフル
個人的に神格化シマスタ
夏樹君イイヨ〜カッコイイヨ〜
いざというときに動ける男って憧れるね〜
最後にもういっちょ〜 ワッフル!
急転直下GJ!
283 :
46:2006/06/15(木) 01:18:04 ID:WLrYzNTo
>>「夏樹ぅっ!」
ぅ→ぃ。何というアホなミスを…反省して出直します。
>>281,282
うれしい。d×2
>>283 あーやっぱりそうだよね。
なんて読むのか分からなかった。
とりあえずワッフルしときますね。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
>>280 大丈夫だ、貴殿は十分に神と評価されるに値する。
もう一度いおう。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
286 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 02:43:01 ID:J/xXosFZ
身を挺して唯を庇った夏樹
・・・お前は漢だ!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル! ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
⊂彡 ワッフル!ワッフル! ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル
君が!続きを書き上げるまで!ワッフルをやめないっ!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!!
最近は神が多くてうれしいばかりですよ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
>>280 いったい何を恥じることがあろうかッ!
貴様の働きは目を見張るものがあるッ!
>>280 今度は実生活での修羅場すぎでどうしようもこうしようもないのを元ネタにしたやつを頼む。
>>280 女の子を泣かすとは感心しないな。
特例(嬉し泣き)をのぞき、女の子を泣かせるのは悪だ!
とりあえず夏樹はその特例を発動させるために、世界一硬い石がついた銀色の指輪を唯にプレゼントすべきだと思うよ。
まあ女の子のために身を投げ打って庇ってケガするのはとても良い行いだけど。
だけど心配させて泣かすのはやっぱりほめられた行いじゃないな。悲しませるのは言語道断だ。
ごめん、追記。
( ゚∀゚)o彡゜ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!
>>242-251 -------------------
<相談天国/後>
@@
ふう。力一杯殴られないとわからないというのはどうかと思うぞ。
知っているか?匠君。
そうやって女性が嫌がっているのにそういうことをしようとするのを世間では性犯罪とかセクハラとかいうのだ。
幸い私は匠君のことを訴え出たりはしないけどな。
匠君も私ならいざ知らず知らない人とかほかの人にそういうことをしてはいけない。
というかこれから電車やバスに乗るときは両手をあげておけ。良いな。
ん。返事だけが立派では困るぞ。
じゃあ話の続きだ。ほら正座だ正座。蜜柑に手を伸ばすな。こっちを向け。
んん。いくぞ。
まず、人と人が付き合うにおいては自然とそこにルールというものが生まれる。
つまりは法というやつだ。これは別にあれだ。国家の法律とは違うぞ。
ある意味国家の法より厳格でなくてはいけない。
匠君が私の家に遊びに来ない時には夜の10時頃に電話をするとか、
学校の上がる時間が一緒のときは図書館前のカフェで待ち合わせをするとか、
買うCDが重ならないように買いたい新譜は前もって言っておくとかそういう二人のルールというやつだ。
文書化はされていないが勝手に破ると片方の機嫌が斜めになったり不都合なことが起きたりするのだ。
人間関係のルールは小さなことと侮ってルール破りをするととても良くない事になるのだ。
わかるな?
無論私と匠君の間にもある。
ここで気をつけなくてはいけない。
このルールの怖い所はいつの間にか改版されたり追加していたり削除されたりしているということだ。
それも二人とも気づかない間にだ。
特に二人の間に何か特別な事があったときにはそういう事が多いような気がする。
普段は気づかないままにそういう事は自然と二人の間で決まっていってしまうものなのだな。
しかし。
しかしだ。その些細なルールの追加や削除、改定が二人の間に誤解という形で大きな影響を及ぼすことがある。
私の友達も良くそのことで悩んでいたものだ。
彼氏がもてすぎて困るとか、野暮天で困るとか、そういうことでだ。
つまりだ、こういうこともお互いきちんと前もって取り決めておくべきだと私は思う。
雰囲気で、なあなあでなどという向きもあるかもしれないが私はそこはきちんと決めておきたい。
後顧の憂いをなくしたいとかそういう後ろ向きな気持ちでではないぞ。
こういうことがあってもお互いの関係になんら変化無く、いや寧ろ以前よりも仲良くなりたいのだと言う事を前もってお互いが口に出し、
変わるのであれば前向きに変わっていこうという信念を持ってだな。
む。
ほら聞け。横を向くな。まだだ。まだ。
匠君は普段は良い子なのにこの話しになると途端に集中力が無くなるのは良くない。
そわそわとするな。
文句を言うな。大事なんだきちんと聞け。
大体がだ。私だって女の子なんだ。
このような話題を自ら口になどしたくない。花と恥らう年頃なんだ。
実家で父親や門人の方がこういう品のない話をした時など両手で顔を覆って逃げ出していたくらいだ。
それを匠君の希望を酌んで私がお姉さんだからこういう話をしているんじゃないか。
ほらお茶を出してやるから。
ん………
だから、女の子の言う事をうるさいとか思ってはいけない。
@@
…
ハーゲンダッツのアイスクリームはおいしいな。やはり。値段も良いけれど。
私は抹茶のが好きだ。ほら、この控えめな甘さがなかなか。
匠君のマカダミアナッツもおいしそうだな。一口こっちだ。あーん。
…
ん。どこまで話したかな。
そうだ。ルールが必要という話だ。
うん。まあそういうことで私も世間に対してのルール破りという面に関しては破ることやぶさかではない。
それが匠君と私の2人のルールなのであるからな。
ん。
まあ2人のルールが世間のルールを凌駕するというのはシドとナンシーや俺たちに明日は無いなんかと同じで
はた迷惑な事この上ないかもしれないがまあなんていうかあれだ。
少し格好が良いな。
話が逸れた。
しかしだ。ここが重要だぞ。
われわれもそういう関係になるのであれば自ずと二人のルールは変わっていかざるを得まい。
その点をきちんとしなくてはいけないと、こういう話だ。
ではこの事についてまず私の見解を述べよう。
ん。
まず心配なのは男とは釣った魚に餌をやらないらしいという事だ。美紀が言っていた。
変に自信をつけてほかの女の子とべたべたして困ると。
黙れ。
雑誌にも書いてあったしこの前テレビでもやっていた。
信用できないとまでは言うつもりはないが、匠君がそうではないとはいいきれない。
そもそも男というのは我慢に弱い。
この前もそうだ。冷蔵庫に入れておいた私のプリンを匠君は食べただろう。
黙ってはいたが知っているんだ。
だから女性からの誘惑にも弱いに違いない。信用できない。
悪事は必ず露見する。これを忘れないでおくといい。
なんといっても世の中には誘惑が多い。
ああこういう風にすれば良いのかなどと匠君が思ってだな。
ふらふらと遊び歩くようではいけない。
お酒を飲んでパーっと良い気分になってだな。
悪友などに誘われて変な所へ行ったり、そういうところに行かずとも匠君に興味がある年下の女の子の肩なんかを抱いてだな、
甘い言葉を囁いたりとか、そういう事をするようになってはいけない。
あの匠君の幼馴染の可愛らしげな女の子。茉利ちゃんだ。
地元に帰った折に可愛がってあげるのは良いが、ふらふらと変な気持ちになっては駄目だ。
そうして匠君が外に愛人なんかを作ったりしたらだな、酔っ払って帰ってきたのを迎えるのは私なんだ。
いくら甲斐性と言っても許さないぞ。
プロボクサーなんかと一緒だ。技術があってもそれを発揮するべき場所でしか発揮しない。
こういうのが格好が良いんだ。駄目だぞ。
後一つ。心配なのは頻度だ。
一度したからといって際限なく男性というのは女性を求めるらしいということだ。
これも美紀が言っていた。困ると。ムードが大事なのにと。
ここは大事らしいぞ。覚えておくといい。
特に心配なのは匠君がそういうことに慣れてしまうことだ。
して当たり前。これはいけない。
私達は未だ学生でもある。時にそういう行為に身を染めることがあったとしても
そういう事には自ずと自制心を持ち特別な時以外は控えるべきであろう。
特別な時?
そうだな。
こういう事に特定の日を割り当てるのはそぐわない。うん。確かに匠君の言いたいことはわかる。
私もそこまで言うつもりはない。
しかしだ。初めての時くらいは流れに身を任せるなどということなく日にちを決め、
その日に向け身を清め、正しく執り行うべき知識を身につけておく。
こういう準備が必要だろうと私は思う。
ん。そこでだ。これは私の提案なんだが。
私は、私と匠君の記念日にそれを執り行うのが一番適切であると私は思う。
だからだ。どの記念日が良いか。そこで私は思った。
覚えているか?匠君の寝ている病院のベッドの上で、ようやく目が覚めた匠君と私は初めてのキスをした。
あの日が良いじゃないか。とてもロマンチックだ。
いつだったか覚えているか?
覚えていない?これだから匠君は。
六月十日だ。覚えておくと良い。
つまり来年の六月十日だ。
その日まで双方体調を整え、知識を積み重ねて立派に執り行…
ずるい?ずるいじゃない。ずるいことなんか一つもない。
今日が六月十三日である事と私達の記念日が六月十日である事には何の関連もないのだからずるい事など何一つない。
無理?無理とか言うな。無理なことなどない。
今まで無理なことなど何一つなかった。
どうしても我慢ができなかったらそういう時はスポーツをするんだ。スポーツを。
む?変だ?変な事など何にもないじゃないか。
私にだって覚悟というものが必要だ。
心を落ち着かせ、何事にも動じない準備をしてこのなんか変にバクバクいうのをいざという時にいわないよう、
匠君をお姉さんとして見事導けるように知識とかそういうも
『涼子さん、痛いの怖いの?』
………
……
…
ん?なんだ?話の腰を折ってはいけない。それに匠君何を聞いていたんだ。
つぶらな瞳をしてなんていうことを言うんだ。
私が言いたいのはそういうことじゃなくてだな。男女間、いや人間としてのこうあるべきだというありかたをだな。
正しい男女交際とは何か。
将来に向けて仲良くい続けるためにどうすれば良いかということを真剣に匠君に考えてもらいたいと思ってこうなんていうかな。
まったく。
匠君はきちんと私の言いたいことを読み取ってくれないと困るな。
大体そ、そんな即物的な事で嫌とかそんなことは全然、全然って事も無いけど痛いのはいやだけれども痛くしない?
嘘だ。嘘。男はみんなそう言うんだって書いてあった。
最初はそういう甘言を弄していざとなると容赦をしないんだって書いてあった。
いざとなると全然話を聞いてくれないんだって。
美紀もなんか遠い目をして黙り込んだし。
だ、大体私は力もないし華奢だし匠君が私の話を聞かずに容赦をしなかったら
『涼子さん、不安なんだね。ごめん。』
な、なんて事いうんだ。
ちが、ちがくてちょ、そうじゃなくてだって匠君が
う…
う…
うう・・・
ず、
ず
ずるいぞ匠君。ず、ずる、ずるいぞ!
私がお説教しているのに!
だってだな。匠君が
た、
匠く
う、
うう、
………
……
…
「うるさあああああああああい!!今日はもう帰りなさあああああい!!!!」
@@
ふう、大変だった。
んん。
今日は言い負けてしまった。
しかたない。私のほうに強い理が無い以上、そういう時もある。
しかし、考えておかなくてはいけない。
このままじゃいつどうなるか判らないから、その時までに匠君に伝えたい事を練習しておかなくちゃいけないかもしれない。
匠君は笑わないで聞いてくれるだろうか。
ん。
匠君。
匠君というのも子供っぽくて良くないな。そういう時は君と呼ぶ事にしよう。
匠君。いや、君に希望がある。
この期に及んではじたばたしないが、一つだけ、君にお願いしたい。
これはまた私の我侭かもしれないけれど、君にとってそんなに難しい事じゃないと、私は思う。
情けない事に、新しい世界に進むのは少し不安なんだ。
だから、君に沢山私を抱きしめてほしい。
もし、君が嫌じゃなければなんだけれど。
そう、できれば君のほうが背が高いのだから、ぎゅっと可愛がるように。
私が、君に買ってもらったぬいぐるみにするみたいにゆっくりと頭を撫でながら。
日頃は叱ってばっかりだけど、私は可愛がられるのも好きだ。知っているだろうか。
知らないんじゃないかなと思う。覚えておいて欲しい。
抱きしめてくれたら、君の胸の中で私は君の名前を呼ぼう。
君が中々口に出して言わないからといって私は責めるけれど、実は私も好きだなんて言葉はなかなか口に出して言えない。
特に私はお姉さんだからな。甘えてはいけないと思っている。
だから、だからこそ。
だから私はその時、精一杯の気持ちをこめて君の名を呼ぼう。
私から恋人である君への、「アイラブユー」の気持ちが届くように。
ん。
そうだ。
私自身がそうであるのだからして。
バリトンで「アイラブユー」と囁いてくれなくても、もしも君がぎゅっと私を抱きしめてくれたら、
今度そういう風になったら流れに身を任せるのも悪くないかもしれないと実は思っていた。
流れじゃないな。君にだ。
君に私を任せる。
私は甘いかな。つい君が言う事だとなんでも聞いてしまう。
いや。そんなことは無いかな。
私は必要以上に考えすぎてしまうから新しい世界に踏み出すのはいつも不安だ。
でも動き出す世界にはいつも君がいる。立ち止まろうとするといつもすぐ前に君が立っている。
世界は君がいるからこそ動いているのだと私は思う。
時に君が私の世界を引っ張ってくれている。それを忘れないようにしようと思う。
新しい世界を楽しみにする。
うん。
君は意外と優しくて常識的だから他の条件や希望は無しにしよう。
どうか、いつまでも君といられますように。
君に叶えて欲しい、私の希望だ。
終わり
-----------------
感想ありがとうございました。
(=゚ω゚)ノシ
く、黒船がきたぞー!!くらいのGJです。
議論に負けた涼子さんは初めて見た気がするw
GJ!最高でした!涼子さん、一年も待たせるのは拷問ですよw
涼子さんがかわいすぎる…。悶えたっ!
元ネタがなんなのか知らんのだけどもう、もう!!
なにこのお姉さんカワイすぎるwww
>>311 もしご存じなければ
>>252の作者氏まとめサイトに行くべし。そして悶えれ。
元ネタというかオリジナルだと思う。
何この甘甘な雰囲気。すげー萌えた
◆/pDb2FqpBwさんのSSなら、曲名がタイトルでも痛くないね。
GJでした
>>46 めちゃくちゃ続きが気になります!もう唯をしおしおにしちゃって下さい!GJ!です!
>>252 さすがとしか言いようがありません!読み終わった後に思わず布団の上を転がってしまいましたよ!
GJ!です!
自分も続き書けましたので投下しますね、やっぱり長くなってしまったのでメンドクサイ人はスルーしてください
(ば、馬鹿な…何かの間違いだ!こんな数値が出る訳が…もう一度だ!……そうか、壊れているのだな?)
ふむ、壊れているのならこの数値も納得がいく。試しに1キロのダンベルを乗せてみる…あれ?
あれだ、5キロのお米なら……あれれ?軽い物は正常な数値を指すのか?
ならば私が米袋を抱いて乗れば……さっきの数値よりも5キロ増えた。ということは数値は正常なのか?
火曜日の夜、お風呂上がりの私は裸で米袋を抱き体重計に乗っている。かなり間抜けな格好だ。
(米袋を抱くと5キロ分数値が加算された。ということは体重計は壊れていないということなのか?
なら何故一ヵ月前の温泉旅行の時よりも3キロ数値が増えているんだ?)
………分かっている。あぁ、分かっているんだよ。認めたくないだけなんだ!
最近何故か食欲が出てきた。以前は昼食はとらなかったが、今はおいしく頂いている。
朝のランニングもサボりがちだ。近頃何故かいくら寝ても眠たくてたまらないんだ。
だから朝は八時過ぎまでベッドで惰眠を貪っている。夜は十一時には眠るようになった。
九時間も睡眠を取るなんて…まるで私は子供だな。
フフフ…こんな生活をしていれば太るわけだ…ふ、太ってなんかない!断じて太っていない!
わ、私は平均よりも痩せていたからこのぐらいがちょうどいいんだ!……と思う。
それに体重が増えたからといって悪いことばかりじゃない。
胸は少し大きくなってブラがきつくなってきた。次はEカップか…アキ坊、喜びそうだな。
ウエストは………………。
そ、それよりお尻もいい感じになってきたからアキ坊は喜んでいるしな!
うん、そうだな、そんなに気にしなくてもいいな。
体重が増えたといってもダイエットする前に比べたら1キロ増えただけだ。
少し安堵した私は最近好きになったオレンジジュースを飲み、寝ることにした。
やはり果汁100%は美味しいな、この酸味がたまらない。
「へっへっへっ…ダンナ、いい品手に入りましたぜ。どうです一つ?
あっしとダンナの仲だ、お安くしますぜ」
「先輩、お金なら貸しませんよ。それより今までに貸したお金、合計6万円返してください!」
「も〜橘君ったら、ケツの穴が小さいねぇ。アタシが大きくしてあげよ……じ、冗談よ、冗談!」
昼休み、いつものように仲之井先輩にお金をたかられた。
「だいたいなんでそんなにお金がないんですか!先輩無駄遣いしすぎですよ!」
先輩って仕事だけはかなり出来る人だから結構もらってるはずなんだけど…なんでいつも金欠なんだろ?
「アハハハハ…今お金貯めてるんだよね〜。だから財布のヒモ閉めてるのよ。
ま、穴が開いてるからジャジャ漏れだけどね〜。あっはっはっは!ナイスギャグ!」
そう言ってお腹を抱え、笑い転げる仲之井先輩。どこが面白いんだ?
はぁ…なんなんだろうこの人は。黙っていれば綺麗な人なのに…可哀相な人だよなぁ…
「ちょっと橘君!何哀れみの眼差しでアタシを見てるのよ!
せっかくいい物売ってあげようと思ってたのに…売るのヤメちゃおうかな?」
「いりませんからヤメちゃって下さい。それより早くお金を返してください!」
「お代官様ぁ〜、ここは一つこれでご勘弁を…」
そう言って小さな紙袋を渡してきた先輩。きっとこれを売ろうとしてたんだ。一体なんだろ?
袋の中を見てみる。小さな箱が入っていた。何が入ってるんだこれ?
どうせゲームセンターの景品かなにか……こ、これはぁ!!
「どう?気に入った?それはタダであげるけど…詳しい使い方は5千円で教えたげる」
ご、5千円?どうしよう?騙されるような気がするけど……どうしよう?
結局5千円を支払ってしまった。けど対価に見合う分の情報を仕入れた!……と思う。
早速メグさんに試さなきゃ!今日こそは……メグさん覚悟して下さいよ!
「アキ坊、急に来るなんて珍しいな、いったいどうしたんだい?」
お土産の苺を受け取りながらアキ坊に聞く。最近になって苺が好きになった。
今までこんなに美味しいものを食べていなかったとは…何故か損をした気分になった。
しかし連絡もなく訊ねてくるなんて…ま、だいたいの理由は分かるがね。
「どうせ君のことだから…このスケベ。…ん、この苺はなかなか美味しいな。このすっぱいさがたまらないな」
お土産の苺を頬張りながらアキ坊を観察する。何か言いたげな表情だ。
「メグさん…その、したい事があるんですけどいいですか?」
「…お尻はダメだぞ。あれは、その…なかなかいいんだが、次の日は痛くて椅子にも座れないんだ。
椅子に座れなければ仕事にならないからな。それ以外なら…君の望むことは何でもするよ」
恥ずかしい話なんだが…温泉旅行でアキ坊に初めてをあげてから、何回かしている。
その度に失神するほど感じてしまっている。お尻で失神するなんて…私はヘンタイなのか?
「いえ、今日はお尻でしません。…いや、ある意味お尻に入れますけど、これを使いたいんです!」
そう言ってカバンから小さい透明の箱を取り出したアキ坊。
「これは…ピンクローターか。アキ坊、こんな物を用意してくるなんて…やはり君はスケベだな!
ま、私もローターはキライじゃないから別にいいが…あまり小道具に頼るのはいただけないな」
ローターか…久しぶりだな。七見によく使われたものだ。
そういえば私を抱いたナンパ男の中にも使うものがいたな。……今考えるとゾッとする。
いくら淋しいからといって見ず知らずの男と寝るなんて…ホントに私は馬鹿だな。
この事を知りながら、よく私を好きでいてくれるもの…んん?アキ坊、何故私を睨む?
「前に誰かに使われたんですね…ちくしょ〜!」
「わっ!ちょっとアキ…あん!ダ、ダメ…シャワーを浴びさ…んん!」
玄関で押し倒された私。ご、強引だな…たまにはこういう展開も悪くな…ひゃん!
部屋着のホットパンツを脱がされて下半身裸にされた私。
アキ坊は私のアソコにむしゃぶりついている。舌が私をなぞるたびに背筋を快楽が走り、声が出る。
アキ坊によってもたらされた快楽で思考がふやけてきた時、何かの機械的な振動音が聞こえてきた。
何の音だろう?そう思った瞬間…お尻のなかに異物が入ってきた。
「ひゃ!アキ坊ダメェ!ぬ、抜いてぇ!これ凄すぎ…ああ!」
お尻のなかに入ってきたローターは激しく振動しながら私を攻める。
アキ坊は私の抗議を無視しながらアソコの小さな突起を吸い上げる。
中に入れた指で一番敏感な所を擦ってくる。アキ坊の激しい攻めに、もう何が何やら分からなくなった。
アキ坊のが私に入ってきた瞬間までは覚えているのだが…気が付いた時はベッドの中だった。
(メグさんのだいぶ濡れてきた…そろそろ頃合いかな?)
玄関でメグさんを押し倒した僕は、ホットパンツをはぎ取って口で攻めている。
暴れるメグさんの太ももを力で押さえ、舌を這わす。
「あっ、んん!アキぼ…いい!もっと…くぅ…ああぁ!」
メグさん、もうぐちょぐちょだ。感じすぎて僕の顔に押しつけてきてるよ。
もうローターいらないんじゃないの?……そうだ!先輩が言ってた応用編ってやつを試してみるかな?
ローターにゴムを被せて、と…舐めながらはやりにくいな。…よし、準備できた。
確かこれをメグさんのお尻に入れながら攻めたらいいんだよね?
動くのかな?試しにスイッチを入れてみる。…おお!動いた動いた!
こんな感じで動くんだ…メグさん、他の男にこれで攻められて…ちくしょー!
メグさんが他の男にローターを使われているところを想像してしまった僕。
悔しさのあまり一気にお尻にねじ込んでしまった。
「ひゃ!アキ坊ダメェ!ぬ、抜いてぇ!これ凄すぎ…ああ!」
す、凄い…メグさんの腰がビクンビクンと痙攣しているよ…スイッチ強にしたらどうなるんだ?カチッ
「ああー!アアあぁア!ひ、ひぐぅ…ひゃぁぁ!」
う、うわ…体中が痙攣してるよ、メグさんってお尻が本当に弱いんだね。このまま舐めて…攻めてやる!
じゅるる…ちゅば…レロレロ…じゅるるる!
アソコの突起を舐め転がしながら指を入れ、Gスポットを掻き出すように攻める。
メグさんからはどんどん愛液が溢れてきて床を濡らしている。…ダメだ、もう我慢できない!
「メグさんいいですよね?…入れます!」
感じすぎて返事の出来ないメグさんに、すでに全開になっている僕のを突き刺して腰を振る。
「あ…きゃあああ!…あ…あがぁ…んん…ん……」
入れた瞬間に体を反り、大声をあげたメグさん。しかし僕はそれどころじゃなかった。
入れるとメグさんの中は、僕のを抱き締めてくれるように締め付けてくる。
引き抜こうとするとそれを嫌がるようにさらに強く締め付けてくる。
おまけにお尻に入れたローターの振動が僕のにも届いて…だ、ダメだ!気持ち良すぎる!
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅぐちゅ!…うう!
ドピュ!ドピュドピュ!…ドクン…ピュ…
辛抱たまらずにメグさんの中で大量に射精してしまった…
な、なんて気持ちいいんだ…最高だ。たった五回動かしただけなのに…もう一回ぐらい、いいよね?
「メグさん…まだいけますか?いいですよね?…メグさん?ちょっとメグさん、大丈夫ですか?」
僕の問い掛けにも時折痙攣するだけで、返事がない。メグさん、失神しちゃったんだ…
え?ってことは…お尻じゃなくて、前の方でも…イッたんだよね?
僕が…ついに…メグさんを…僕ので………イカせたぞ〜〜!!うお〜!ついにやったぞ〜!
思えば長い道程だったなぁ…メグさんに気持ち良くなってもらおうといろいろ勉強したもんね。
その努力のかいがあって、こうしてメグさんが…あれ?メグさんまだビクビクしてる。
メグさんをここまでイカせるなんて僕も結構やるように…ロ、ローターだ!スイッチ切るの忘れてた!
慌ててスイッチを切る僕。メグさんの様子を見ると、グッタリしてる…どうしよう?
と、とりあえずはベッドに運ばなきゃね。
「はい、メグさんミネラルウォーターです」
「あ、ありがとう。ちょうどノドが乾いてたんだ、いただくよ」
「ははは、メグさん大声出してましたからね。そりゃノドも乾きますよね」
…む?
「体は大丈夫ですか?ちょっとキツク攻めすぎたみたいですから…失神さしちゃいましたしね」
…むむ?
「いやー、メグさんのイク瞬間の顔って可愛かったですよ?」
…むむむ?
「僕も腰を振りすぎて疲れちゃったから一緒にベッドに入っていいですか?
百回もピストン運動したから疲れちゃいましたよ」
「……君は少し調子にのってるな。確かにアソコでは初めてイカされて失神してしまった。
それは認めよう、凄く気持ち良かったよ。しかしだな…」
アキ坊、少し天狗になったようだな。その天狗の鼻をへし折ってあげよう。
「それはローターのおかげだ。ローターをお尻に入れるなんて…このヘンタイ!
しかも…百回だと?嘘はいけないな。特にすぐにバレる意味のない嘘はいけない」
私の言葉に動揺を隠せないアキ坊。このさい力関係をはっきりさせておかないとな。
「君は私の中に出してくれたんだね、うれしいよ。記憶にないのが残念だ。
しかしだね、このあふれ出てきた精液の量から察するに一回だけだね?
君は百回もピストン運動をしたと言っていたが、本当なのかい?
前回までの平均がやっと10回に到達した君が、急に百回は信じられないな…
なんなら今からもう一度試してみようか?君も一度ではもの足りないだろう?
嘘じゃないならローターなどに頼らなくても私を満足さしてくれるはずだ」
私の容赦ない問い詰めに、土下座をして謝るアキ坊。
「土下座をするくらいなら何故嘘を吐く?以前から私は君が早漏でもかまわないと言っているだろう?
愛する君に嘘を吐かれて私は気分が悪く……」
な、なんだ?本当に吐き気がしてきた。う、うぷ…気持ち悪い、吐きそうだ。
「ぐす、ゴメンなさいメグさん。確かに嘘を吐いてました。
ローターなんか使わなくてもメグさんがイケるように努力しますから……メグさん?
どうしたんですか?顔色悪いですよ?大丈夫ですかメグさん!」
「う…ダメ、吐きそう…アキ坊どいて!」
心配して覗き込んでくれていたアキ坊を押しのけトイレに駆け込む。う、うぇぇ…
便座を抱くように座り込み、吐いてしまった私。
アキ坊、イチゴが傷んでいたんじゃないのかい?恋人になんてものを食べさ…うぇぇぇ…
う、うう…気持ち悪い。アキ坊、よくも私に変な物を食べさせ…うぇぇぇぇ…
結局その日のうちに体調はよくならず、アキ坊を抱き枕にして眠る事にした。
アキ坊に抱きしめられていると不思議と気分もよくなってくる…君にはヒーリング機能が付いているのかい?
私は変な物を食べさせられたお返しに胸をアキ坊に押し付けるようにして眠りに付く。もちろんブラは着けていない。
フフフ…アキ坊、大きくなっているな。一回しか出してないから、君には辛抱たまらないだろう。
仕返しだよ、今夜は我慢しなさい!…私だって物足りないんだからな。
「メグさん…メグさん!起きて下さい、朝ですよ。…大丈夫ですか?気分はどうですか?」
次の日の朝、アキ坊に起こされた…ショックだ。今までアキ坊に起こされたことなどなかったのに…ショックだ。
アキ坊が部屋に泊まってくれた次の日は、私が優しく起こすのが通例となっている。
朝食を作り、アキ坊が仕事の日ならばお弁当も作る。
で、準備が出来たら優しく起こす。大抵はおはようのキスで起こすのだが…時々元気なアキ坊を頂くこともある。
寝ているアキ坊のを咥えてあげると、女の子みたいな声で喘ぐのでとても楽しいものだ。
そんな私の些細な楽しみを奪うとは…アキ坊のくせに生意気。だいたい今何時なんだい?
………8時だと!わ、私が寝過ごしたのか!
「す、すまないアキ坊!寝過ごしてしまった!…朝食の準備も何も出来ていないんだ、ホントにすまない!」
アキ坊はすでにスーツ姿になっており、もう出社の準備も終えているみたいだ。
「そんな気にしないでくださいよ。それよりメグさん、体の具合はどうですか?
なんなら今日は会社を休んで一日看病しましょうか?」
アキ坊が私を一日看病してくれる?…そそられる話だな。
お粥をフーフーして食べさせてくれたり、おでこで熱を計ってくれるのかい?
そして汗をかいた私の体を優しく拭いてくれて…そのまま……ゴクリ。
「くっ…非常にそそられる提案だが…断るよ。私は子供じゃないんだ、君は仕事に行きなさい。
それにもう体調も良くなった。ただし…今晩はお見舞いに来るように!
お土産は…そうだな、痛んでいない苺がいいな」
「分かりました、イチゴを買って来ます!…けど病院には行ってくださいよ?
特にメグさんは体が資本なんですからね、分かりましたか?」
「君に言われるまでもない!それよりアキ坊、早く出ないと仕事に遅れてしまうぞ?
頑張って働くように…チュッ」
いってらっしゃいのキスをしてアキ坊を送り出した私。ま、まるで新婚夫婦みたいだな。
さてと…アキ坊には嘘を吐いたようで悪いが、今日は病院に行っている場合じゃないんだよ。
実は駅前のパチンコ店がグランドオープンするんだ。かなりの出玉が期待できるから行かないとな。
優先入場券は貰ってあるし、今日の営業時間は朝10時から夜7時までと確認もしている。
アキ坊が部屋に来る前に帰って来れるし…なにより今月の稼ぎが悪いから休んでいる場合じゃない!
正直な話、まだムカつきはあるのだがこの位は我慢しないとな。
今日は短時間で収支が期待できるスロットを打つかな?
いや、釘が期待できるからお気に入りのエヴァにするか?
それともこれから店が力を入れるであろうスーパー海物語かな?
う〜ん、迷うな…贅沢な悩みだ。ま、店に行ってから決めるとするか。
開店まで並びながら打つ台を決めることにした私。
しかしどの台にするかなんて考えている場合じゃなくなってしまった。
優先入場者の列に並ぼうとした時、たばこの臭いを嗅いでしまったからだ。
パチンコ店だからほとんどがたばこを吸う人ばかりで、吸わない人が珍しいくらいだ。
私は吸わないので、パチプロになった頃はかなり苦労した。しかしもう慣れたので煙は気にならない…はずだった。
今日は何故かたばこの臭いに気分が悪くなり、また吐き気がしてきた。
な、何故だ?何故今さら急にたばこの臭いがダメに…う、うぷっ…
く、くそぅ…今日はアキ坊の言う通りに病院に行くしかないのか…
せっかくのグランドオープンだったのに…ううう…気持ち悪い…
結局吐き気には勝てずに病院に行くことにした。無念だ…
病院で医者に症状を説明し、診断してもらったのだが……なにが『おめでとうございます』なんだ?
「ねぇん、橘くぅ〜ん…綺麗な先輩と美味しい御飯食べに行かない?
今ならもう一人、カワイイ女の子が付いてくるわよ?なんなら3P…いや、保科さんも入れて4Pなんてどう?
もちろん保科さんに入れるのはア・タ・シ……じょ、冗談だってば!暴力はんた……ゴンッ!」
仕事が終わり帰り支度をしている僕に、無駄口を叩いてきた仲之井先輩の頭に拳骨を落とす。
これで少しは頭の中身がマシになってくれたらいいんだけど…はぁ、先輩の相手も疲れるよ。
「橘君にいじめられたぁ〜!セクハラだぁ、訴えてやる!…訴えてほしくなければ御飯おごってちょ〜だい?」
はぁ?何言ってるんです?これがセクハラなら先輩なんているだけでセクハラだよ!
「セクハラで訴える?先輩、寝言っていうのは寝てるときに言うものなんですよ?知ってましたか?」
「橘君ノリ悪いね、なんかあったの?…ローターで失敗でもした?」
「失敗なんかしてません!大成功でしたよ!…ってなに言わせるんですか!
それより先輩、また金欠なんですか?いいかげん僕にたかるの止めて下さいよ」
最近金欠に磨きがかかってきた先輩。一体何にお金を使ってるんだろ?
「だってしょうがないじゃない、りょーちんの手術にはお金がかかるんだから…」
「え?七見が手術って…なにか病気にでもなったんですか?」
そうなんだよね…先輩、まだ七見と関係があるんだよね。…七見、今は女装が趣味なんだって。
もうまともには戻れないんだろうな…天罰だよね。
「りょーちんがね、『妊娠できないのはアタシが男だからだわ!アタシ……女になる!』って言い出したのよ。
りょーちん…性転換手術するのよ。アタシの為に…アタシの子供生むために手術するのよ!」
涙目で力説する先輩。うわ〜、聞いて損したよ…
「へえーそうなんですかよかったですねーじゃあぼくかえりますね」
「なにその棒読みなセリフ?普通、感動するところよ?橘君って冷たいのね〜」
「僕はまだ先輩の相手してるだけマシですよ!…それより先輩、どこかいい果物屋さん知りませんか?」
「なになに?りょーちんへのお見舞い?あははは、まだ入院してないからそんなのいいわよ〜」
笑いながら手を振る先輩。…なんで僕が七見なんかにお見舞いあげなきゃなんないんだよ!
「違います!お見舞いはお見舞いですけど、メグさんです!…メグさん体調崩してるんですよ。
メグさんのリクエストがイチゴなんですよね。最近イチゴが大好きになったと言ってましたからね」
そうなんだよね、最近になって好きなものが変わったみたいなんだよね。
「ふ〜ん、保科さん風邪でもひいたの?……ああ!橘君、無茶な攻めでもしたんでしょ!
ダメよ?女の子は優しく扱わなきゃね。…教えてあげよっか?や・さ・し・い・攻め方を…五千円でね」
………ゴクリ。優しい攻め方?ど、どうしよう?…五千円かぁ、それぐらいなら出してみようかな?
「なぁ〜に真剣に悩んでんのよ、橘君ってエッチィねぇ。…ところで保科さん、どんな具合なの?」
「な、悩んでなんかいませんよ!お金出してまでそんな情報買うわけないじゃないですか!」
また先輩にからかわれてしまった…真剣に考えてしまった自分に腹が立つよ!
「メグさんの具合なんですけど、急に胸がムカムカしだして吐き気が治まらないみたいなんですよ。
体が熱っぽいって言ってましたし…やっぱり風邪ですかね?」
「……ねぇ、保科さんってもしかして最近食べ物の好み変わったりした?脂っこいのがダメになったとか?
あと臭いに敏感になったりとかは?」
「え?…ああ、そういえば何故かとんこつラーメンが食べれなくなったって言ってましたね。
臭いは分からないですね、何で知ってるんです?」
僕の言葉に何故か「やっぱりねぇ…」と頷いてる先輩。何がやっぱりなんだろ?
「橘君…多分だけどね、君、とんでもない事しちゃったね。…クソ〜!橘君に先越されちゃったよ〜!クヤシ〜!!」
………え?なにが先越されちゃったの?僕、何したんだろ?
「悔しいけどこれ、プレゼント!…負けてらんないわ!さっそくユウちゃんとりょーちんをいじめなきゃ!」
そう言って僕に何かを渡して走っていった先輩。まったく騒がしい人だよね…ところでこれ、なんなんだろ?
渡されたものを見てみる…妊娠検査薬?なんでこんな物…………うぇぇぇ?そ、そうなのか?
(まずい…まずいぞ。これは非常にまずい。一体どうすればいいんだ?)
病院から帰ってきて、私はずっと悩んでいる。アキ坊にどう切り出せばいいんだ?
病院での診察の結果…妊娠。衝撃のあまりに立ちくらみがした。妊娠一ヶ月だそうだ。
妊娠するなんて身に覚えが……いや、ありすぎるな。
とくに一ヶ月前というと…温泉旅行か。……そういえばあの日は安全日でもなんでもなかったな。
出発の朝には生で中に出してもらって…次の日の夜は3回もおねだりしたんだった。
その日はお尻にも4回出してくれたし…ホントにアキ坊は絶倫だな。
フフフ…そんなのを相手にしているのだから妊娠もするわけだ、納得だな。
……納得したところで現実が変わるわけでもなし、問題はこの子をどうするか、だ。
お腹を撫でながら考える。愛するアキ坊との子供だ、是非生みたい。
しかし…計画的に出来た子供じゃない。…私の我が侭をアキ坊は許してくれるのだろうか?
もしおろせと言われたら…そんなことが出来る訳がない!この子には何の罪もないんだ!
私が一時の快楽に溺れた為だ。…責任は取ろう。
もし…万が一おろせと言われたら…別れよう。そしてこの子を育てていこう。
そう、愛するアキ坊と別れたとしても…もう私は一人じゃないんだ、この子がいるんだ。
フフフ…まだ妊娠しただけなのにこんな気持ちになるなんて…『母は強し!』だな。
母さんも私を妊娠したときはこんな気持ちだったのかな?今度電話して聞いてみよう。
そんなことを考えお腹を撫でていたら玄関ドアが勢いよく開き、アキ坊が転がり込むように部屋に入ってきた。
何をそんなに慌てて……何故君はおもちゃの箱を持っているんだい?
「はぁはぁはぁ…メ、メグさん!に、妊娠!はぁはぁ…これで、妊娠です!」
私に向けて手を差し出しながら、息も絶え絶えで話しだしたアキ坊。
いったい何を言っているんだい?訳が分からな…何故君が妊娠を知っている!
アキ坊が差し出している手を見てみると…妊娠検査薬が握られていた。
「…知っていたのかい。それはもう必要ないよ、一ヶ月だそうだ。…君と私の子供だ」
お腹を撫でながら話す。
「私は生みたい。いや、絶対に生むつもりだ!…たとえ君がおろせと言っても必ず生むと決めた」
「生んでください!僕と結婚してください!」
「ああ分かっている。いきなり妊娠したといわれてもどうしていいか分からないのだろう?
君が嫌なら私一人で育てる、迷惑はかけないつもりだ。お金で迷惑を掛けるつもりもないから心配はいらない。
だから生まして欲し………ちょっと待て。アキ坊、君は今なんと言った?」
幻聴か?幻聴なのか?私の耳がおかしくなっていなければ、今確かにアキ坊は…
「何度でも言います!僕と結婚してください!ぜっったいに子供、生んでください!」
やはり結婚して欲しいといったのか。ふむ、幻聴ではなかったのだな……なんだって!
こ、これはいわゆる…プロポーズ、なのか?…ええ?ぷろぽーずぅ?
「お、落ち着きなさい、アキ坊落ち着け。君は結婚というものを分かっているのかい?
あ、あれだ、結婚というのはだな、え〜と…植物に例えると、おしべとめしべがだな…」
「メグさんこそ落ち着いてくださいよ…ププッ、なんなんですか、おしべとめしべって」
ぐぅ…笑われてしまった。私を笑うなんて…アキ坊のくせに生意気!
「ふ、ふん!私が妊娠したからといって、別に君が責任を感じる事などないんだ!
…これは私が望んだ事なんだよ。だから無理に結婚など言わなくてもいい。
この子は私が責任を持って育てる、だから君は一切気にしなくてもいい!」
「なに意地をはってるんです?ダメです!一人で育てるなんて認めません!
だいたいメグさん、一人で育てるといっても生活費はどうするんですか?
妊娠中にパチンコなんて赤ちゃんに悪いですよ、絶対にダメですからね!」
ぐぅぅ…痛いところを突かれてしまった。
「それはだな…ええとだな…なんとでもなる!そう、いざとなったら風俗にでも…」
「何言ってるんですか!冗談でもそんな事言わないで下さい!…そうだ、就職先ならありますよ?」
怒られてしまった…ま、確かに今のは私が悪い。んん?就職先があるだと?
「アキ坊、何故もっと早くに教えてくれない!で、その就職先とはどんな所なんだい?
事務職?それとも接客業かい?」
「え〜と、そんなに目を輝かされても困るんですけど…サービス業になるのかな?」
「ふむ、サービス業か…他人との接触はあまり得意ではないのだが、贅沢は言えないな」
「仕事内容は…そうですね、家族の為に毎日御飯を作ったり掃除をしたり、子供をあやしたりするんです。
メグさん…橘家に就職しませんか?」
…そんな事だろうと思っていたよ。ふふふ、これが本当のプロポーズという訳か。
「……で、夜のお勤めもあるというわけだな?まったく君は…そこまで私と結婚したいのかい?」
「うう…そ、そうですよ、悪いですか?好きな人と結婚したいのは当たり前です!」
「まったく何を開き直っているんだい?…で、その橘家に就職したら給料はいくら位もらえるのかな?」
「ええ?え〜とそれはですねぇ…ん〜と…3食昼寝つきって事で!…ダメですかね?」
「…もちろん溢れんばかりの君の愛情も付いてくるんだね?」
「当たり前です!就職したら絶対に損はさせません!」
はぁ〜…アキ坊に子供を拒否されたらどうしよう?なんて悩んで損をしたな。
「ふぅ〜、仕方ないな。そこまでいい条件を出されたら就職するしかないな。
ただし!…浮気はいけないぞ。私は妊娠中だから君の性欲を満たす事が難しい。
かといって浮気をしたら…そうだな、私の父さんに連絡して…あとは分かるな?」
「………ゴクリ。え、ええ、剣道、柔道、合気道、三つ合わせて10段のおじさんに…説教されるんですね?」
「ただの説教じゃないぞ、物凄い説教だ。それにアキ坊、おじさんじゃないぞ。
…これからはお父さんだ、間違えないようにな」
私の言葉に凄い勢いで頷くアキ坊。そんなに首を振っていたらムチ打ちになってしまうぞ?
「アキ坊、私を…いや、私達を幸せにしてほしい。…うん、結婚しよう。3人で幸せになろう」
「いよっしゃぁぁぁぁ〜〜!!」
私の返事に飛び跳ねながら喜ぶアキ坊。そんなアキ坊を見ながらお腹を撫でる。
ふふふ…君は幸せ者だな。生まれてくる前からこんなにも愛されているんだよ?君と早く会いたいな…
せっかちな君のお父さんは、もう玩具まで買ってきているんだよ?
私達3人で幸せになろう…愛しているよ。
午前6時、起床。二人を起こさないようにそっと布団から起きる。ん〜、まだ眠いな。
今日のお弁当は何を作ろうか…ふむ、夜のサインの厚焼き卵を入れるとしよう。
午前7時、二人を起こす。御飯は家族揃って食べることが我が家の決まりだ。
午前7時40分、修太を学校に送り出す。
最近はクラスでウサギを飼っているらしく、その世話の為に毎朝早い時間に登校している。
ま、それは口実だけどね。本当は飼育委員の女の子と話すためだ。
修太はクラスメートで飼育委員の彩ちゃんがお気に入りらしい。
残念な事に彩ちゃんには将来を誓い合った男の子がいるとのこと。
彩ちゃんのお母さんから聞いたから間違いない。小4で親公認のフィアンセがいるとは…生意気。
午前7時50分、主人に行ってらっしゃいのキス。修太がいないからゆっくり出来る。
午前8時、キスを終了し、主人を仕事に送り出す。これからが私の本格的な仕事だ。
掃除洗濯に取り掛かる。修太の机の下から30点のテスト用紙を発見する…説教確定。
主人の部屋からは仲之井さんから送られてきたであろうDVDが出てきた。…今夜は4回ほど頑張ってもらうとする。
仲之井さんは『性転換男の処女喪失!』というDVDで監督デビューをし、活躍している。
あっちの世界が水に合っているみたいだ。ま、私にとってはどうでもいいことだが…
そうそう、驚いたことに彼女はまだ処女だそうだ。
午前9時、掃除終了、続いて洗濯に取り掛かる。
午前10時、洗濯終了。これにて午前の仕事は全て終了した。友達の家に遊びに行く事にする。
午前11時から午後3時、同じマンションの友達の家でプロレスを見せられる。ま、いつもの事だ。
おかげで最近プロレスが面白いように思えてきた。一度見に行くとするかな?
午後16時、夕食の準備のためスーパーに買い物に行く。今晩のおかずはウナギと山芋にしよう。
午後16時30分、スーパーの帰りにパチンコ店の前を通る…が、ふと立ち止まってしまった。
懐かしいな…この店の中には昔の私みたいに、パチンコで生活している人がいるのかな?
……さ、早く家に帰って夕食の準備をしないとな。
少し伸びをして家路へと急ぐ…幸せ溢れる我が家へ。
私の名前は橘恵。職業は主婦。…最近二人目が欲しいな、と思い始めたところだ。
『私の仕事』 終
以上でこのシリーズは終わりです。
長々と長文ばかりでスミマセンでした。
では名無しに戻って神の作品を楽しみに待ってます。
>>ツクバ薪割り氏
朝一の投下乙です
今回も大変おもしろいシリーズでした、次回作にも期待してます
wwwwちょwwwwwおまwwwwww七見wwww
彩・・・・・プロレス・・・・・・
ま さ か !!
329 :
46:2006/06/17(土) 11:47:53 ID:qgaYuuyn
>>うに氏、ツクバ薪割り氏
どこからどう見ても神GJです本当に有難うございました。
じゃ、あっしもこっそりと…
雨足が強くなり、風に煽られた雨滴がガラスを叩く。
夏樹はぼんやりと、窓の外を見つめていた。
「ん? ああ、雨か。本降りになってきたな。折り傘持って来て正解だったな」
夏樹の包帯を換えながら保健室の主任・平澤は言った。
夏樹はあの酸が手にかかった後、杉村の手ですぐに保健室に連れて行かれた。その時の事はよく
覚えていないが、激痛のショックで意識が半濁していたと、完全に覚醒してから聞かされた。
情けない話だ。気を失いかけた姿を人にさらすなんて。しかもよりによって、唯の目の前で…
「やっぱり…大丈夫、組織まで溶けてはないみたいだ。眠かったりする?」
「あ、いえ、特には」
「よし、じゃあこれ巻いたら行っていいよ。荷物はそうだな、誰かに持って来させるか。
あ、でも痛みが強くなったら知らせるんだ。いい?」
「あ、え、もう終わりですか? 病院とかは…」
追加の軟膏を塗った上にガーゼを貼り置き、平澤はよし完了、とでも言わんばかりにそう言った。
夏樹は驚いた。白衣を焦がし、肉を焼く強酸を浴びたのに、病院行きにならないなんて。
「とりあえず一日だけ様子を見よう。表面の火傷だけなら治療はこれで十分だしね。それに、まだ
痛みを感じるってことは、深刻な事態までは避けられたんだよ。
でもまあ、女の子助けたんだから、気にしない気にしない。名誉の負傷だよ」
事情は杉村にでも聞いたのか。笑いながら言うのは、彼なりに励ましてくれているのだろう。
どうやら本当に、深刻な事態は避けられたようだ。
手に残る痛みが不安ではあるが、夏樹はとりあえず、安堵の息を吐いた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「「あ…」」
扉を開けた夏樹の動きが止まった。
もう今日最後の授業が終わっていたので、このまま直接帰るために鞄を誰かに持ってきてくれる
よう、平澤が頼んでくれたらしいのだが。
ノックされた扉を開けると、唯が立っていたのだ。二人分の荷物を持って。
夏樹は言葉に詰まった。唯を助けるためとはいえ、半ば気を失うという醜態を晒したのだ。何と
言うか、きまりが悪い。
「な、何よ、元気そうじゃない…」
最初に口を開いたのは、やはり唯だった。
「あ、うん。なんか中までは溶けてなかったんだって」
「そ、そう…」
「えと…あ、あの、…その……い、家…、…って……るから…」
蚊の鳴くような声で、唯は言った。当然だが夏樹には聞き取れない。
「え? なに?」
「っ…! だ、だから! 家まで送ってあげるって言ってるの! その手じゃ、傘だってさせない
じゃない!」
「あ、そっか」
顔を真っ赤にしながら、いつもの通りに復調した語気で、唯は申し出た。
考えてみれば当たり前のことだ。片手で荷物と傘を両方持つなどという芸当はできない。そういう
事を考慮すると、非常にありがたい申し出だ。
雨はまだまだ止みそうにないのだし。
(…ん? え、でも、じゃあ…)
ふと思い当たった。…じゃあ唯は、わざわざ自分のために待っていてくれたのか?
唯が。
自分のために。
そのフレーズが心の中で反芻すると同時に、夏樹は胸の内が温かくなるのを感じた。顔面に血が
集まり、心臓が早鐘を…
「唯ったら、あなたのためにわざわざ残ってたのよ? う〜ん、愛されてるわね、夏樹ク
ン?」
「なっ…!」
…考えていたことをズバリ当てられ、早鐘は突如として大鐘に変わった。
「ちょ、ちょっと瑞希、何を…」
慌てたのは唯も同じなようだ。声がうわずっている。
夏樹が視線を移すと、扉の端から福浦瑞希がひょっこり顔を見せていた。杉村処理請負人として
名高い瑞希だが、それ以外も時折こうして予想外の行動を見せることがある。
…いや、今のはただ単に自分が唯のことしか考えてなくて、彼女に気付かなかっただけか。
「気付いてなかったの? まったく、唯以外は全然見てないのね〜」
「いや、あの、それは…」
またしても図星である。
目の前でいたずらっぽい笑みを浮かべるクラスメイトの、心が読めるんじゃないかと思えるほどの
正確な推測に、夏樹はふためいた。
「まあ、いいわ。じゃあね唯、頑張ってね!」
「な、ち、ちょっと瑞希!」
ポンと肩を叩かれた唯は、真っ赤なまま飛び上がる。そして背を向けた瑞希に何かを言おうと
したが、彼女の逃げ足の勝ちだったらしく、結局何を言うでもなく口をつぐんでしまった。
(何だったんだ、一体…)
いきなり現れて、空気をかき回して去っていった。旋風みたいな娘だ。それでも、あれくらいの
元気がないと杉村の相手は務まらないのかもしれないと、妙に納得したような気持ちになった。
「ほ、ほら、帰るわよ! 早く来て!」
何かを誤魔化すように、唯は急かした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「「…」」
二人とも一言も発する事なく、表面上は淡々黙々と、そして少なくとも夏樹は内心では悶々と
しながら歩き続けた。
(…こ、これって…)
一つの傘に、二人で入る。コツン、コツンと肘が触れる。
そしてその度にお互いが、できるだけ相手に気付かれないように、腕を引く。
どう見てもアイアイガサです本当にありが…
…んなこと考えてる場合ではない
横を歩く幼い頃からの親友は、何も物言わずに傘を持っている。だが夏樹としては、文句でも愚痴
でも何でもいいから、何か言ってくれた方が良かった。間が持たない。
(唯は…どう思ってるんだろ。こういう事してて、何も思わないのかな…)
つかつかと歩き続ける横顔を見ながら、ふとそんな事を考えた。
夏樹は、唯のことが好きだ。
それもいわゆる、「Like」でなくて「Love」、つまり日本語で言う、恋愛感情というやつである。
当たり前と言えば当たり前だった。好きにならない理由がないのだ。
性格に目を瞑りさえすれば、容姿は淡麗だし、またあまり知る人はいないが、この上に家事も
出来る。そして自分は、この少女の性格には既に慣れきっている。それどころか逆に、そんなところ
が、可愛いとすら思えているのだ。付き合いの長さの為せる業かも知れない。どこかの男子に話し
たら、重症と言われるかもしれないが。
自分がこの少女に好意を持っているんじゃないか…そう以前から薄々感じてはいたが、完全に自覚
症状が出たのはつい最近の事だ。ようやく色気付いたかとその時は半ば他人事のように感じたが、
今は到底そんな余裕はない。
要するにだ。
心臓が先ほどから、ドラムのような速さで胸の壁を叩き続けているのだ。そして無論こんな状態で
自分から口を利くほど、恋愛経験は豊富ではない。
「ねぇ、手…大丈夫、なの?」
ようやく言の葉を紡いだのは、唯の方だった。
頭の中でいろいろな思いを巡らせていた夏樹は一瞬フリーズするが、すぐに回復し、応じる。
「え、…ん、まだちょっと痛むかな。でも薬のおかげで、今は楽になってる」
保健室の主の顔を思い出した。あまりぱっとしない方だが人当たりが良く、学校内では男女問わず
(ウホッな意味は除いて)人気のある人物の一人だ。そしてその人気を失望させる事のない、いい腕の
校医だった。そのことには感謝、感謝である。
「あ、唯は大丈夫だった? 突き飛ばしちゃってごめんね」
「え? べ、…別に…いいわよ…」
素直に、そして簡単に謝る夏樹に対して――唯はそう言いながら、心の内では自分を叱責していた。
…何で、思っていることが口に出せないのか。
ありがとうを言うつもりじゃなかったのか。
ごめんねを言うつもりじゃ、なかったのか。
唯の方も、何も感じずに歩いていた訳ではない。ずっと感謝の言葉を考え、そしてそれを言う
タイミングを窺っていたのだ。
――言うんだ。
諦めかけた心に、再び灯がともるような感覚を覚えた。
顔を上げた。
目の前には夏樹の横顔が、雨を背景に、そこにあった。
夏樹は自分を助けてくれた。ありがとうと言うんだ。
今しかない。
今なら、誰もいない。恥ずかしがる必要はない。今ならきっと、言える。
「……ありがとう……」
またしても、聞こえるか否かのギリギリの声だった。雨音に消されても、不思議でないほどの。
だが今回は、運命は唯に味方した。夏樹の耳が、それをしっかり捉えていたのだ。
何を言うべきか、夏樹は迷った。どういたしましてと言うことが、しっくり来なかったのだ。
しばらく懊悩しているうちに、それは見つかった。今言うべきは、きっとこの言葉だ。
まわりから見たら少し、変に思われるかもしれないけれど。
「ありがとう」
同じ言葉を、優しい声で。
はにかんだその表情は、唯が初めて恋を知った時に見た、まさにその笑顔だった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…」
物言わぬまま、夏樹は食卓に頭から突っ伏していた。
今日は夏樹の両親は、家族ぐるみの付き合いである白河家の大黒柱――つまり、唯の父親と共に
旅行に出ていた。
つまりは家に誰もいない。
ということで夏樹は久しぶりの自炊の必要性に気付いたが、片手では料理もできないのではと
唯に指摘された。そして反論することができなかったため、遠慮したのに彼女が夕飯を作る事に
なったのだ。
それはもうしょうがないとして、だ。
実は夏樹は普通の男子高校生よりも、料理ができる自信が有った。両親が家を開けるのはしばしば
あった日常生活の中で、その方面のスキルはかなり付いているはずだった。
そして…結果から言えば、自信は完璧に砕け散った。
美味いのだ。どの一皿をとっても、圧倒的に自分より。
家事をこなせるのは知っていたが、これほどまでとは。
(いつの間に、こんなに上達したんだろ…)
全く不思議でならない。
しばらくピクリともしなかったが、その後夏樹は食器を集め、トボトボと流しに向かう。
実は何を隠そう、皿洗いの仕事まで剥奪されたのだ。自分の事は自分でやるというのを、家に
一人でいる時のルールにしているのに、だ。
いくら怪我人の身の上とはいえ、本当に立場がない。
「あ、夏樹? さっきも言ったけど、皿は私が洗ってあげるから。お風呂沸いてるから、入ってて」
「…」
グウの音も
「それと、今日は私が全部してあげるから。…ゆっくり入りなさいよ、いい?」
「…」
出ない。
代わりにため息が出る始末。
だが逆らったところで勝ち目がないのは、目に見えている。夏樹は諦め、足取りも重く脱衣所に
向かった。
…皿を洗い続ける唯の顔が、熟れたトマトのように真っ赤に染まっているのに、気付かないまま。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…さて、どうするか…」
水よけのために左腕にポリ袋を装着した夏樹は、脇から下を湯につからせながら思案に暮れた。
基本的に、一定以上の力を込めると手の甲が痛むのだ。当然ながら体を洗うには使えないし、
無理に洗おうとして袋が外れでもしたら、リアルな意味で地獄を見るのは目に見えている。
(…しゃあない、今日は顔だけにしておくか)
痛いのはごめんだ。それに、明日は土曜日…休日だ。時間もたっぷりあるのだし、どこか暇な時に
でも、体をゆっくり洗えばいい。
洗顔クリームを手に取る。
その時。
ガラリ。
聞こえるはずのない音に、全ての動きが停止した。
数秒後、硬直した首をギギギと回転すると。
…バスタオル一枚の唯が、その場に立ちつくしていた。
「ゆ…唯!? なななんで…」
視線を反らす事ができない。想いを寄せる女の子が、全裸同然の格好で立っているのだ。
「そ、その手じゃ、体洗えないから…背中、な…流してあげる…」
言葉の意味を理解するのに、五秒ほどの時間を要した。
(な、何だってぇー――――――――っ!?)
事態は想像のはるか上を、超特急で走る。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夏樹は強制的に腰掛けに座らされ、唯のなすがままにされていた。
背中を擦る垢擦りタオルの心地よさを、十分に感じるだけの精神的ゆとりなどありはしない。
わしゃわしゃという泡の音も右耳から入って左耳へ抜けるだけだ。感知するはずの脳が働かない。
当たり前だ。裸の唯が、肩を掴んで自分の背中を洗っているのだ。
恐らく二人の胴の距離は、十数センチも無かろう。すぐ背後にある肢体を想像した結果…
まあその。
あれだ。
当然のように下半身の一部が異常に元気なわけで。
ちなみに少しでも気を抜くと、
『あぁあぁあ理性切れる理性切れる』
の世界だ。一言でまとめようとするなら
(ご、拷問だ…)
とも言える。
「あ、あのさ唯、…や、やっぱり、こういうのは…」
何とかそれだけはひねり出した。
自分だって健全な男子高校生の一人なんだ。人並みに女性の体に興味はある。しかも今誰が裸に
なっているかを考えると…
これ以上続けられると、いつケダモノになるともわからない。
だがタオルと背中の摩擦音で聞こなかったのか、はたまた聞こえていて無視したのかは知る
よしもないが、唯は何も応えることなく、泡だらけになった背中に熱い湯をかけた。
そして夏樹を追い詰める行為は続く。
「じ、じゃあ次、前も洗うから…」
…。
What’s?
今 何 て 言 っ た 。
聞き間違いでなければ、今確かに、「前を洗う」と言ったような気がしなくもなくもなくもない。
ちょっと待て。待て待て待て待て。落ち着け落ち着いて考えろ。Be Cool. Be Cool.
そりゃあ、だって、風呂に入っているのだからして、前を洗うのは至極当然だ。洗わなきゃ汚い。
問題はそれを盛大に執り行うのが、唯であるということだ。唯が自分の前半身を見るということ。
つまりだ。唯に渡されたタオルの下でさっきから自己主張し続けている…その…あれだ。
例のブツが、丸見えになる訳で。
夏樹がそんな思考の渦にぐるぐるとハマっている間に、動こうとしないのにしびれを切らした
のか、唯は自分から彼の前にまわろうと立ち上がる。
…次の瞬間には腰に巻いたタオルを押さえながら、反射的に浴槽の中に飛び込んでいた。
「あっ! な、何してんのよ!」
意表を突かれた唯は驚いた。だが何してると言われてもこれは倫理道徳上の、そして自分の理性の
限界についての問題であって。
惜しいような気がするが、いくらなんでもこれ以上はまずい。
何とか逃れた夏樹は、ほっとしたような、それでいて名残惜しいような複雑な心境に駆られ
ながら、改めて唯に視線をやった。
…はぁっと、思わず溜め息が漏れそうになった。
足はすっと長くのびていて。運動しているくせに華奢な腕は、やっぱり女の子ということなのか。
そしてどちらも、抜けるように白い地の中に、淡いピンクを溶かしこんだような、そんなきれいな色
をしている。
タオルを完全にぴっちり巻いていることで、体のラインがよくわかる。当人はダイエットなんぞ
したこともないと話していたが、そうとは思えないスリムなシルエットだ。日々の運動の成果か、
余計な脂肪は女性らしさを主張する部位以外にはほとんどと言っていいほど見られない。
その僅かな脂肪を蓄えた、バスタオルに隠された双丘は、察するに成人女性のそれと比べると
大きすぎるわけでもないが、かといって小さくはなさそうだ。いわゆる「手に丁度いい」大きさか、
それよりもやや大きい位か。
…はっと我に返った。
何やってんだ俺は。視線に入った女性の肢体を一瞬のうちに分析してしまった。これが男の
悲しき性、である。
そして逃れたところで、下半身の某一箇所に結集した血が雲散霧消してくれるわけもないことを
思い知らされた。
「何勝手に入ってんのよ! さっさと出なさい!」
「ま、前はダメだって…自分で洗うから! 早く出てってよ!」
唯は怒っているようだが、ここは譲れない。珍しいことだが、夏樹は精一杯の反抗を見せた。
…股間を押さえながら、というのが格好悪いが。
「な、何よその言い方! しょうがないじゃない! 私が怪我させちゃったんだから!」
「じゃあ、もっと駄目だって! (嬉しいけど…)あの、こういうのはちゃんと、その、好き
な人にする物で…」
ぼそりと本音が出たが気にしない。唯はさらに頭にきたらしく、こう、まくし立てた。
「ああ、もう! うるさいうるさい! 何よ人の気も知らないくせに!
好きじゃなかったら、こんなことしないわよ!」
。
…夏樹の中で、再び時が、止まった。
今…何て、言った?
「…い、今のって、その…」
「…!」
やっとのことで夏樹が紡いだ確認の言葉に、自分の発言の重大さに唯もようやく気付いた。目は
大きく見開かれ、さっきまではほのかなピンク色だった顔の色があっという間に真紅に染まる。
「ゆ、唯…」
「…っ!」
夏樹の伸ばした手は、いとも簡単に払われた。
そのまま唯は、そっぽを向いて座りこんでしまう。
先ほどの言葉が嘘ではないことを、夏樹は瞬間的に悟っていた。
(…好きでいてくれた、の…?)
信じられない事実に、もたらされた喜びに、胸の奥が打ち震えるのを感じた。セピア色の写真が
一瞬のうちに全ての色を得たような、そんな感覚。
叶わない恋であると、思っていた。特別なものなど何も持たぬ自分にとって、唯は高嶺の華なのだ
と。
だからこそ、だ。だからこそ…夏樹は天にも昇るような気持ちになった。
浴槽の外に出て、もう一度、唯に向かって右手を伸ばす。
今度は払い除けられなかった。
そのまま、ちいさな膝の上にある唯の左手に、重ね合わせる。
ビクリと震えたのは自分か、それとも――
「お、俺も、その、あの…ゆ…唯のことが、その…す…好き…」
「……!」
唯は振り返らない。
それでも、はっと息を飲んだのだけはわかった。そのまま、二人は沈黙する。
まるで額縁に飾られた写真のように、二人はピクリとも動かなくなった。その心の中に、大きな
炎が燃えているのにもかかわらず。
炎は心をすり抜け、胸を焦がし、身体中を駆け巡った。爪先から頭頂にいたるまでが、温かさと
熱さが同居したような熱で満たされる。
「…全然、気付いてくれなかったんだから…」
涙の声がした。
夏樹がごめんと言う前に、唯は半身をくるりと振り返る。
やはり涙をいっぱいに湛えた大きな瞳が、きらきら輝いていた。魅入られそうな光の塊。
いやもう、既に魅入られているのだけれど。
「…責任、とってよね…」
右腕は自然と、彼女を抱き寄せていた。
自由にならない左腕が、もどかしかった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>29あたりの流れを見ていて真っ先に思いついたのがこのお話なのです。
…これでいいんですか先生!
341 :
46:2006/06/17(土) 12:10:49 ID:qgaYuuyn
あ、ストック切れたから次来るのはもっともっと後のほうになりそう。できるだけ
早くするけど。待っててくれる人がいたら幸せです。
でわノシ
追伸:
>>290へ。
いやいやいや無理無理無理w
342 :
46:2006/06/17(土) 12:14:45 ID:qgaYuuyn
|ω・`)ワスレテタ
|ω・`)ノシ アリガト、ミンナワッフルワッフルアリガト
サッ
|彡
なんなんだこの図ったような投下ラッシュはw
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!ワッフルワッフルワッフルワッフル!
うに氏ツクバ氏46氏GJ
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル
どう見てもグッジョブです本当にワッフルワッフルでs
>>46氏
待ってます……私、続きの事……ずっと、ずっとずっと待ってます!!!
追伸。
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
どうでもいいといえばどうでもいいけど、妊娠一ヶ月で妊娠したと判断されるのは稀だと思われ。
早くても妊娠第6週辺り、まして体調変化が出てからもすぐ診察を受けていないメグさんなら既に三ヶ月辺りかも知れず。
更にどうでもいいことに、受精するのは排卵日辺りとして第2週頃。
つまり、妊娠三ヶ月と診断されたとすると三ヶ月目は第8週から第11週なので、受精したのは6-9週間前と言うことに。
逆に一ヶ月前の旅行で受精したのなら現在6週あたりの二ヶ月目と言うことになるわけですな。
こういう基本的な話をすっ飛ばされるとどうにものめりこめなくなって遺憾。
>>347 俺は妊娠に関して詳しくなかったからのめりこめたw
独身男ならそこまで知っているケースは稀だろうなあ
独身男なら産婦人科医くらいだろうなあ
野暮天はいいっこなしだ。な。名無し君。
騙されないように知識はちゃんと持ってた方が良いぞ
353 :
46:2006/06/17(土) 23:24:31 ID:qgaYuuyn
済まない。俺は嘘をついた。
無意識のうちなのか単に忘れてたのかは分からんが、ストックがまだ先まであった。
妙にすっきりしないので校正し次第落としてく。今日か明日かの予定。
そして心置きなく修羅場に帰ります。
|ω・`)ノシ キタイシナイデマッテテネ
>>353 期待するなって方が無理だZe!!!!!!!!!!!!!!!
夏樹は自分のベッドで仰向けになった唯の上に、覆い被さっていた。
あの後告げられた唯の希望で、続きはちゃんとした形で、ベッドの上ですることになったのだ。
自分で体を洗うからと説得したので唯が先に浴室を出たため、風呂の中から今までずっと、心臓が
苦しいほどに鳴りっぱなしである。
ちなみに唯は今、タンスの中からサイズの合った夏樹のパジャマを自分で引っ張り出して着ている
のだが、少しだけ窮屈そうな胸の辺りとかが特に、妙に扇情的に感じるのは秘密である。
「…じゃ、じゃあ、するから…」
…そして、今に至る。
唯の方から返事はないが、夏樹はその沈黙を了承と受け取った。
顔を少しだけ近付ける。
その意を解し、唯はすっと目を閉じる。
その表情に堪らなくなって、夏樹は心の求めるままに唇を重ねた。
「んんっ…」
唯がくぐもった声を上げたけれど、嫌悪から来るものではないことは分かっている。止める
必要はない。そのつもりもない。
マシュマロを唇に押し当てたような、初めて味わう極上の柔らかさを、二人は共有していた。
初めてと述べたが、二人とも知識は十分でも経験がほぼゼロなのだから、当たり前である。
だが、夏樹は知っていた。この行為にはまだ先があることを。そして今するべき愛情表現が、
そちらだということを。
夏樹は僅かに開いた上下の唇の隙間で自分の舌を踊らせ、そしてそれを、そこから熱い口腔の
中に滑らせる。
「!!」
突然の訪問者に唯は思わずピクリと反応し、驚きで目を見開いた。
(こ、こんな…!)
「んむ! ん、んー! …む…んぅ!」
目線と声にならない声で抗議の意を伝えるが、夏樹は無視して『それ』を続行した。という
よりも、もう、止められそうにない。唯とのディープキスは、完全に夏樹を虜にしていた。
「っ…んっ! …ぅん…ん…んむぅ……」
しばらくの間一方的に舌を遊ばせていると、次第に抵抗の意志も消えていったのか、声も
大人しくなる。そしておずおずと、自分のをも差し出し、絡め合わせ始めた。自分の行為に唯が
応えてくれたことが嬉しくて、夏樹は深く、より深く進もうとする。
二人分の唾液が混ざる。それにつれて、混濁してできた液がシロップのような甘い液体に変わ
ったような気がして、夏樹は即刻すぐに、唯は次第にゆっくりと、こくり、こくりと液体を飲む
音で喉を鳴らした。
思わず左手に力がこもり、焼けた痛みに顔をしかめそうになる。が、唯の手前、そんな姿は
見せられない。なんとか堪える。
それでも、吐息に吸気が追い付かなくなった。非常に残念ではあるが、ゆっくりと舌を引き
抜き、唇を離す。
かすかに妖しい光を放つ銀色の糸が生まれて、だんだん細くなり、プツリと切れ、そして
消えた。
「っは、……はっ、…こ、こんな、っ……いき、なり……」
「はぁ…は…ご、…ごめん……」
ようやく抗議する唯も、素直に謝る夏樹も、言葉に力が全くこもっていなかった。肩を大きく
揺らして荒い息をつき、未だに残る熱い余韻に浸る。それ以上に何も言うことができなくて、
二人はしばらく沈黙し、お互いの瞳を見入っていた。
だが、いつまでもこのままではいられない。唯は意を決し、思ったことを口にする。
「…夏樹…腕は、大丈夫なの…?」
「え?」
酔いが少し醒めたタイミングでかけられ、夏樹は思わず声を上げた。心配させまいとしていた
のだが気付かれてしまっていたことがわかり、悪いことをしたような気がした。ばつの悪い顔を
する。
「だ、大丈夫だよ。このとおr」
強い痛みに、最後まで言うことができない。唯を安心させようと左拳を軽快に握ったり開いたり
したが、それが裏目に出たのだ。
「…痛いの…?」
心配がつのった表情で、唯は尋ねる。確かにそうだ、だが今はそんなことを気にして欲しくない。
「えっと、その…でも、大丈夫だから…って、あっ、ちょ、ちょっと唯?」
突然の唯の抱擁に、夏樹は驚き慌てた。布越しに押し付けられた胸の感触を楽しむことが、でき
ないほどに。
振りほどく事など当然出来るわけがなく、夏樹はそのまま硬直した。すると、唯は夏樹の体を
一気に、しかし壊れ物を扱うかのように優しく気を使いながら、横に回転させる。
上下が逆転した。今度は夏樹が、唯に押し倒された形になる。
「じゃあ、そ、その…わ、私が…してあげる、から…」
あまりにも唐突な出来事に呆気に取られた夏樹に対してそう告げると、唯は夏樹のパジャマの
ボタンに手をかけた。
「ちょ、ちょっと唯!? 大丈夫、大丈夫だから!」
「ダメ! 私が怪我させちゃったんだから、…私が、してあげないと…」
「あ、あれは唯のせいじゃないし、それにこんな、一方的な…」
「何よそれ! さっきまで、その…あ、あんな…キ…キス…してきた、くせに……」
「あ……う…」
真っ当な言い分なだけに、反論できない。
だがそれ以上に、さっきまでの濃厚な愛情交換の行為を思い出して俯いた唯の、真っ赤になった
表情が凶悪と言えるほどに可愛くて。
犯罪だ、と思う。この表情を前にして、どうやって言い返せというのか。到底、できない。
そしてそうこうしている内に、ボタンは完全に外しきられ、夏樹の肌は露出した。クーラーの
効いた外気に晒されて、夏樹は自分が既にかなりの量の汗をかいていたことに気づく。
夏樹が何も言葉を発する事ができないまま、夏樹の側から体を起こした唯は、次いで自分
のパジャマに手を運ぶ。
一瞬だけ動きが止まるが、意を決したように上着のファスナーを一気に引き下ろした。
…目が眩んだ。
唯は上着の下に、何も付けていなかった。いわゆるノーブラというものである。
改めて夏樹は見入った。やはり大きさは小さすぎず、大きすぎずで、形は非常に整っている。
美乳という言葉がぴったりだ。
その先端に突き出た二つの可愛らしいピンク色の突起は既にツンと勃ち上がっており、控え目
ながらも、確かにその存在を主張していた。
とにかく、眩しい。吸い込まれそうだ。
じっとそれを見つめている夏樹の肩の直上に両手をつき、唯は体を再び、彼のほうに向けて傾け
ていった。
「…ど、どう…? あ、あの、ごめんね? 私の、そ、そんなに大きくないか…ひゃぁぅ!」
唯の発言は中断した。夏樹の右腕が伸びていたからだ。その目的地は、言うまでもない。
「ぁっ…んぁ! ちょ、っん! ちょっと、夏樹、…ぁっ、な、何してんのよぉ…っ」
「あ、ごめんその、つい…」
そう言いつつも、夏樹は手のひらの動きを止める事ができない。半自律的に手は動き、味わう
ように柔らかな丘を揉みしだく。
恋人の乳房に初めて触れる男の心情というものを、今、夏樹は理解した。もう、何だか、凄いと
いう言葉しか出てこない。あまりに柔らかくて、あまりに温かくて…はっきりいって、病み付きに
なりそうだ。麻薬のような依存性を持っているように、夏樹には思われた。
「ぁっ、こ…らぁっ! 私が、するからぁ…、じっと…っ…して、てよっ……っ!」
悶え悶えしながらも何とか言うと、唯はシーツの上についた腕を引き上体を起こし、夏樹の魔手
からかろうじて逃れる。
夏樹は不満そうな顔をしたが、気持ちいいのは、唯だって同じなのだ。
恥ずかしい気持ちの方がまだ少々強いが、自分を慰める時に想像したこともある状況の、正に
そのものなのだ。実際に、足りない、もっと欲しいと訴える声が、自信の内側からも響いている。
だが、自分のために怪我をしたから、夏樹は満足な行動ができないのだ。夏樹は気にしないでと
言ってくれているけれど、事実今さっき、夏樹は左腕を動かさなかった。動かすことができなかった
んだ。
…私が、夏樹を気持ちよくしてあげるんだ。
そんな決意に突き動かされ、唯は視線を感じながら、全身を少しずつ下の方へずらしていく。
(ま、まさか…)
唯の真意を悟り、夏樹は当惑した。もし、もしこの考えが正しいならば、夏樹は完全に唯の為すが
ままだ。
初めて『する』時は、自分が優しくリードして、唯を出来るだけ気持ちよくしてあげよう。痛い
思いをするのは、唯なのだから…そう、浴室を出るときに決めたのに。
舌を絡ませている間、陶酔しながらも、自分でもいい感じだと思っていたのに。
このままではいけない。
夏樹は口を開こうとする…が。
「…私が…き、気持ちよくしてあげるから…う…動かないで、じっとしてて…お願い…」
ズボンとトランクスの両方を握られ、そう告げられた。
夏樹は口をつぐむ事しかできなかった。そんなの卑怯だよ唯。その顔に、その眼に、敵うわけ
なんて、ないじゃないか。
そんなことを考える夏樹のズボンを、唯は下着ごと、容赦なくずり下ろした。
362 :
46:2006/06/17(土) 23:59:41 ID:qgaYuuyn
…しおらしすぎる気がしなくもないが。
ここでいったん中断です。再び修羅場へと…
いかん、気が緩むと吊ってしまいそうだ。本当に今度こそ、しばらくは来れないと思う。
でも絶対帰ってくるから。
じゃノシ
>>362 GJ!!必ず生還しろ!それ以外は許可できない!!
>>362 殺 し て で も 書 か せ る
そのぐらいGJ!
>>362 大丈夫だ。このスレの有志による特殊部隊を君のところに派遣
するから、安心せい。
ってぐらいGJ!!
つことで同志
>>366有志部隊の隊長を頼むぞ。
成功を祈る。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
もう、たまんねぇよ!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
366は枯死しました
ちょw久々に来たら投下ラッシュでビックリww
神々にGJだ!!
追伸
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!ワッフルワッフル!
数日来なかったらなんだねこの投下祭りは
ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ∩ ∩ ノ) ワッフル!
ワッフル! 川 ∩ 川彡'三つ ワッフル!
ワッフル! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ ワッフル!
ワッフル! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ ワッフル!
ワッフル! (ノ ∪ 川 ∪ミ) ワッフル!
ワッフル! ∪ ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル!
すっかりこのスレの合言葉はワッフルで定着したなw
>>362 修羅場の中でこんな事を考えているのか。
御武運を。
遅ればせながらツクバ氏にGJ!!
『私の仕事』読んでてとても楽しかったです。
「アキ坊のくせに生意気」というフレーズが印象的で、それが随所に使われててニヤリとさせられました。
ただもう、ここまで読ませるものを書けるのってすごいなと思わされます。
読ませていただいてどうもありがとうございました。
374 :
46:2006/06/20(火) 00:48:06 ID:rwOx+fTP
「ほら、さっさとやりなさいよ! 期限は待っててくれないのよ!」
「え、疲れた? …そんなバカなこと言ってる暇あったら、今日の分速く打ちなさい!」
「まったく…え、終わったの? じ…じゃあ、早く…お風呂沸いてるから…い、いいから
入るの!」
「(ガラッ)……な、なによ、鳩が豆鉄砲喰らったような顔して…」
「疲れてるんでしょ…? しょ、しょうがないわね! 今私が、疲れを…取って、あげる
…から…」
「んぁっ、ひぁぁっ! ち、違うんだからね! んんっ、あ…あんたが、疲れてるっ
て、ぃぃっ、い、言うから! ぁっ! な、泣いてなんか、ないわよッ!」
「寂しくなんか、ふぁッ! …な、なかったん、だからあっ! あっ、やぁっ! だ、だ
め、ひぁ、あぁぁぁぁ……!!」
注) このお話は実話に基づいたフィクションですうわ
>>290何をするヤメロ
・・・・・・仕事で修羅場とは一言も書いていないな・・・・・・
もしかしてプライベートな関係で修羅場なのか!?
上のをみるとそう思えて仕方が無い
仕事での修羅場とプライベートでの修羅場って、どちらのほうが悲惨なんだろ?
個人的にはプライベートのほうがイヤかな〜。
>>375-376 オマイラ突っ込みすぎですよ。
46氏が来にくくなる空気になったらどうすんだよ。
オナ禁中なんだぞ、爆死するだろ、主に俺が。
オレのミルクタンクもそろそろ満タンになりそう(*´Д`*)
>>378 中で醗酵してヨーグルトに。
固まってチーズになる前に
>>46氏が来るといいな。
仕事場でプライベートな修羅場だったら一番大変そうだ。
おい!嫁スレにあの夫婦のSSが来てるぞ!
>381
見てきた。相変わらずかなえがエロだったなww
kwsk
>383
「結婚&新婚萌スレッド」ってとこに池田とかなえのバカップルSSがあったよ。
ワ
ッ
フ
ル
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ヽ\ //
_, ,_ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
386 :
46:2006/06/24(土) 00:46:51 ID:yXrDClcp
わ…我、……生還せり……
睡眠時間の大切さを嫌と言うほど味わった。でも今は栄養ドリンク飲んだので平気w
とりあえず続きは待っててほしいのです。この休みで書くつもりだから…
と言いつつも…来週になる可能性も示唆しておきたいのですが。できるだけ早くする
ので許してほしい。
追伸
>>375 プライベートじゃないよw
>>386 べ、別に貴方のこと心待ちになんかしてた訳じゃ無いんだから…
>>386 うそじゃないってば!ほんとに、待ってなんか無いっ!
ただ…ちょっとだけ…どうしてるかな?って…
ほ、本当にちょっとだからねっ!
変なふうに誤解しないでよっ!
390 :
389:2006/06/24(土) 18:00:33 ID:JFN82M16
391 :
46:2006/06/25(日) 16:23:34 ID:ex0u+jIa
…よし、誰もおらんな?
落とします。多分途中まで。
解放された硬い肉の剣が、勢いよく反り返った。
「っ!」
情けない声が漏れそうになり、夏樹はなんとか堪え、飲み込んだ。
そして夏樹はまた、好きな女の子の為すがままにされる少年の心情をも、理解することができた。
…出来ることなら、したくもなかったが。
そうさせた張本人である唯は、出現したそれを熱心に、まじまじと見つめていた。
(こ、こんなに、おっきいんだ…)
夏樹のそれは、知識も精神も、そして体も未熟な頃――小学校に入る前か後か、それすらはっきり
とは思い出せないが――に見て残ったかすかな記憶の中のそれとは、当然のことながら、似ても
似つかないほどの変化を遂げていた。
唯と同じく無垢であることを証明するかのように、ピンク色をしたその先端。鬼とも異形ともつか
ない形状。そして何よりも、そのサイズ。日本人男性の平均など唯が知るはずもなかったが、実際
夏樹のそれは、平均を確実に上回っている。
異性を悦ばせるのに必要な条件は、ほぼ満たされていると言ってよかった。…経験という
カテゴリーを除けば、ではあるが。
「じゃあ、す、するから…う、動かないでよっ!」
と言われても、すみません動けといわれても動けそうにないんです。
律儀に宣言し、釘を刺したあと、唯は夏樹の無垢な逸物に手を伸ばす。
その細くて柔らかな指が触れると、夏樹は熱く吐息をついた。
ちょっとだけ冷たい。冷涼な感覚。だが夏樹は逆に、温かさを与えられたような気がした。
手の冷たい人は、心が暖かい…誰が言った言葉だったか、それとも小説で読んだのかはわからない
が、それを思い出したからだ。実際、自分を気持ちよくしようとする唯の意思が、触れられただけで
伝わったような気がして、嬉しかった。
女の子に例のブツを握られて、そんなことを思い出すのもどうかとは思うけれども。
まあ、それはそれとして。
ふと夏樹は、当然と言えば当然の疑問を持った。心配になり、尋ねる。
「ゆ、唯? やり方、知って……っ!」
今度は夏樹の言葉が中断される番だった。唯がいきなり、優しくそれを握ったまま、ゆっくり
上下させ始めたのだ。
「これで…いいん、でしょ…?」
「う、うん……っき、気持ち…いい…」
ゆったりとした感覚に、率直な感想が漏れる。マラソンで言えばいつまでも走っていられそうな、
そんなローペースの動きではあるが、それはそれで逆にいい。
そしてさらに、精神的な快感は感覚を十二分に増幅していた。好きな女の子が、自分の股の間に
座り込んで、自分に、自分の肉棒に奉仕している。目の前にあるそんな光景が夢でない現実だと思う
と、実際に与えられる快楽の量よりも、多くが感じられてしょうがない。
一方与える側の唯もまた、非肉体的な快楽を享受していた。恥ずかしさがあるのも事実だが、彼が
くれる言葉が嬉しくて、与え続ける快感がまるで逆流しているような錯覚に襲われた。
夏樹の肉棒に、奉仕をしている…そのことを改めて認識するたびに、身の内がとろけそうだった。
「じゃあ…ちょっと…速く、するね…」
「え? ちょ、ゆ、唯、待っ…ぅッ!」
もっと、気持ちよくしてあげなきゃ。
そんな思いに駆られた唯は、それが性的刺激を自身にももたらすことを意識してかしないでか、
返事も待たずして、動きをより速めた。
ジョギングで走っていたところを突如として中距離ペースに変えさせられ、夏樹は大いに慌てた。
柔らかな指が自分の分身を擦る。それだけでも十分なのに、――知っていてやっているとは――
思えないが、唯は度々、雁首に触れるように手を動かしていた。その度に、夏樹の背中を得体の知れ
ない何かが這い上っていく。中距離ペースどころではなかった。それはもはや、限りなく全力疾走に
近い。
このままでは、直ぐに果ててしまう。直感的にそう悟った夏樹は、何とか危機を脱しようと、唯に
声をかける。
「ゆ…唯、ちょっと…」
「え? …あぁっ!」
突然声をかけられた唯は、奉仕を続けられながらも顔を上げる。
夏樹は、一瞬だけ生まれたその隙を見逃さなかった。僅かに上がった唯の左肩をがっちりと掴み、
先程とは逆回転で体を入れ換える。結果、最初と同じように夏樹が上、唯が下になった。
「気持ちよく、なかったの…?」
唯が、傷ついたような、がっかりしたような、心底申し訳なさそうな声を上げる。
勘違いさせそうになり、夏樹はすぐに否定した。
「ち、違うよ、何ていうかその…気持ちよすぎて…」
「本当……?」
ぱぁっと、唯の表情が明るくなる。その顔がたまらなく愛しかった。
自分も、してあげたい。
「うん、だからその、今度は、俺が…」
そう言うと、自分の時と全く同じに、唯の身に付けた自分のズボンと、そして初めて触れる
女性用の下着に手をかけた。その行為でようやく意を悟ったのか、唯は声をあげる。
「あ、なつ…ゃっ、やだ、止めなさ、ぅ…」
唯は両手で夏樹の頭を押さえつける。だが、その言葉にも腕にも、いつものような力は
こもらなかった。そして当然夏樹は、止めようとはしない。
膝下まで一気に引き下ろす。
「! …や、やだぁっ……み、見ないでっ……!」
脱がせた下着との間に、粘液が橋を架けた。
もうそこは既に、十分過ぎるほどに濡れそぼっていたのだ。視線や恥ずかしさから逃れるように
太股をぴっちりと閉じ合わせているが、じりじりという僅かな動きに対しても、にちゅ、くちゅ、
と水音がする。それを隠すことなど、できていなかった。
本でも画像でもない現実の光景に、夏樹は思わず唾液をごくりと飲み込んだ。これが『濡れる』
ということなのか。鳥肌が立ちそうになる。
もっと、見てみたい。夏樹は閉じ合わされた膝に、肘を割り込ませる。
「やだ…ゃ……ぁっ」
言葉では最後の抵抗をしてみせるがもうその意志は薄れたのか、膝にこもる力は皆無だった。
ゆっくりと、堅牢な扉を開いていく。
「……」
初めて目にする神秘的とも言える光景に、夏樹は無言にして深く溜め息をついた。
ひくひくと妖しく動く、桃色の花びらも。
肉の皮に包まれた、かわいらしい小さな突起も。
分泌された蜜の反射するきらきらとした光と共に、何もかもが一度に視界の中に飛込んできて、
網膜を灼かれるような眩しさを感じた。
…触りたい。
早く、触ってみたい。
(違う…触って、いいんだ…)
次なる欲求に襲われて、夏樹は迷わずに右腕を伸ばした。
「やっ…はぁっ、んぁっ……ひあ! ぁ、ぁ、ぁっ…」
さすがに広げて中を覗く勇気はなかったが、指で縦筋を上下になぞり、十分に粘液を絡ませて
から、ゆっくりと花の内部に埋めていく。
ず、ず、ず、と音が聞こえるような錯覚と共に、唯はリズムよく声をたて、指は膣内に飲み
込まれていった。
(うわ…熱い…)
世界観を変えるような未會有の感覚の連続に、夏樹の心臓の鼓動は更に速まった。
人肌を遥かに超える熱を持った、灼熱の底無し沼。入れた中指をきゅぅぅっと強烈に締め
つけた上に、肉塊が絡みついてくる。
あたかも、くわえこんだまま離すまいとしているようで…ようやく出会うことができた恋人へ
の、もう離すまいとする抱擁にも思えた。
「ぁ…んぁっ……ぁ、ぁ…ふっ……ふぅん、ぅっ…」
(あ…)
可愛い鳴き声が聞こえて、夏樹は視線を上にずらす。ぎゅっと閉じた双眸にうっすらと涙を溜め、
唯は押さえきれない嬌声を漏らしていた。
甘美な歌声がもっと聞きたくなって、夏樹は中指を曲げ伸ばしし、そして小さく前後に抜き差しし
始めた。
「はあっ、ゃっ、やぁっ…ひっ……なっ、なつッ、なつきっ! ずっ、んッ…こんなの、ん…ず、
ずるいっ…!」
途端に、唯の反応は目に見えて変化した。息はさらに短く荒くなり、時々ぴくん、ぴくんと体が
跳ねる。そしてそれに連動するかのように、性器がきゅっ、きゅっと夏樹の指を締めた。
嬌声をあげ始めた唯により一層いとおしさが募り、夏樹はある種の、サディスティックな欲望を
感じた。
男ならきっと誰しもが経験したことがあるだろう。
好きな女の子をいじめてみたいという願望である。
398 :
46:2006/06/25(日) 16:36:26 ID:ex0u+jIa
続きは書け次第、ということで。
ノシ
リアルタイムキター
ワッフルワッフル!
46氏キテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
生殺しだね!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
続き期待!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!ワッフル!
ごめん、どうしても抑えられなかったんだ。
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
確かにワッフルは溢れ出てしまうのかもしれない。
だけど!たくさん書き込んで無駄に容量食うのはどうかと思う。
だから俺はあえて一言だけ。
GJ!
ワッフルってどっちのなんでしょう?
柔らかいのかベルギーワッフルか。
407 :
33:2006/06/27(火) 03:33:06 ID:oReOS/bz
「どっちなんだ?」
俺はちょっとだけ疑問に思って訊いてみた。
「……拓海はどっちが好きなの?」
上目遣いで尋ね返してくる詩織。
…いや、俺的には正直どっちでも。
っていうか、どっちも数には限界があると思うんですけどそのへんどうお考えでしょうか詩織さん。
「チョコレートを掛けてみたんだけど、どう……かな?」
いやそんな、甘えるような上目遣いで俺の事を見つめられてもいやその心臓を貫かれるような
破壊力がいやその……
こうなったら打開策は一つしかない。
「お」
「……お?」
詩織は首をかしげる。そんな瞳の色で、そんな可愛すぎる仕草をされたら俺にできるのはもうルパンダイヴのみ。
「お、お前がッ!!! 俺が食べたいのはお前だぁ〜〜〜〜〜ッ!!!」
---------------------------------------------------
オチ無い
>>406 やわらかいっつう言葉の響きはステキなものだとおもわないかね?
>>407 GJw あんたって人はw
>>407 おぉっ、GJ!
拓海ー詩織ー、学校はちゃんと行けよーw
>>408 そうだな、やわらかさとはこの世の宝だもんなっ
ワッフルが止まらない!
やわらかワッフル マンセー
堅焼き生クリームワッフルマンセー!
ひっそりとワッフルコーンのソフトクリーム・・・
チョットこないうちに・・・・
ディ・モールトディ・モールトいいぞッ!!
415 :
46:2006/06/28(水) 00:01:27 ID:4D4Wx2Z2
完成したので、行きます。
もちろん、サディスティックと言っても、身体的に苦痛を与えたいと思うほど強いものではない。
好きな女の子をちょっといじめて、赤面させて困らせて、手のひらの上で思うままに弄んでみたい。
ある種の独占欲とも言える、そんな気持ちになったのだ。
そしてそれが満たされるのが、『好きな女の子』が大人しくなっている今しかないことを、夏樹は
無意識のうちに悟っていた。
「ずるくない、唯だってしてた。…それに、気持ちいいんでしょ? こんなに、絡み付いてくる」
唯を恥ずかしがらせるどころか、自分でも恥ずかしくなりそうな台詞が信じられないくらい流暢に
出てきて、夏樹は顔には出さないが驚いた。
この熱い空気に酔っているからなのだと、そんな理由を自分に言い聞かせてみるものの、それだけ
ではこんな台詞は出てこない。
今までずっと満たすことの出来なかった独占欲を満たす行為に、夏樹は大きな悦楽を覚えていた。
「ち、ちがうわよ! このスケ……あぁッ」
指を曲げると、唯は発言を中断してうち震える。
いくら心が強がっても、肉体の方は確かに嬌声を上げていた。そしてそれを隠すことはできない。
「…唯、うそつき」
「ひぁ、あ…うぅ、ひ、ひきょうもの…! お、おぼえてなさ……ふぁ、あ、あッ…!」
そしてどう罵られようと、夏樹は指を止めようとはしない。
いやそれどころか、唯の膣が自分の指に慣れてきたことを肉の動きから察知し、抜き挿しする指を
少しずつ、だが確実に速めていく。
「…気持ち、いいんでしょ?」
「ぁんっ、やっ! ゃ…っ! ぃぁ、ぁ…ぁん、はぁッ…」
唯には為す術がなかった。普段ならこんな恥ずかしいことをされたら烈火の如く怒りに燃えるはず
なのに、今は逆に悦んでしまう。身体の反応はが正直すぎて、否応なしにどんどん高まってしまう。
ただの単なる肉の悦びだけでこうなってしまったわけではない。
夏樹だから。
自分の秘部を触っているのが夏樹という男の子に外ならないから、言葉では否定するが(もはやそ
れすらできなくなりつつあるけれど)、与えられる感覚を確かな快感として受容することができた。
恥ずかしいのに、いつもなら恥ずかしさの余りに怒りすら湧いてきそうなのに、でも、うれしい…
物理的にも精神的にも、両方の意味で。
そしてその事実から、理性を楯にして退けようともがく自分と、同時に雌としての本能に全てを委
ね、身を任せようと誘惑する自分が、熱病に侵された唯の頭で闘っていた。
しかしやはり、前者に勝ち目など無かった。理性の糸は少しずつ切れて行く。本能を抑える枷が、
次々と外れていく。
だんだんと、身体も、心までもが蕩けていく…
(…俺って、Sっ気があったのか…)
夏樹は夏樹で、普段とは打って変わって大きな態度に出る自分に、ひそかに驚いていた。Sと言っ
てもピンからキリまであって、夏樹のそれなど初歩中の初歩に過ぎないのだが、そんなことは知るは
ずもない。
好きな女の子をいじめて、楽しむなんて。
日頃のささやかなお返しのつもりが、無かったわけではない。ないのだが、いつの間にやら「弄ん
で楽しむこと」に愉悦と満足を感じ、それ自体のためだけに行動してしまっていて。
(後で、殺されるかもしれない…)
ふと、非常にリアリテイのある考えが頭をよぎった。
当然といえば当然だ。これだけ好き放題しているのだ、全てが済んだ後に三年振りのシャイニング
ウィザードや、瞬○殺やら怒りのザ・ワー○ドやらが飛んで来たところで、さして不思議ではない。
だがしかし、そうと分かっていても、夏樹も健全な男子高校生だ。
こんなところで、やめられるはずもない。
(あ、そうだ)
脳内の警告も何処へやら、今度は、ちょっと違った遊び方をしてみたくなって。
灼熱で満たされた沼からそっと指を引き抜くと、顔を寄せる。
まずは、ひと舐め。
「ひゃぁっ!」
唯の匂いと、味がした。陰核に当たったせいで、唯の声は一瞬際立って大きく、高くなる。
そうして次は、指でそうしたのと同じように、中へ入れてみる。
深い口付け。
お相手は下の口である。
「ぁぁ、ぁ…やだっ、っ…そんなとこ…ぃぁっ!」
唯の口内にも侵入したことのある柔らかく熱い肉が、今度は最も敏感な場所を撫ぜ、硬い指とは違
った形容しがたい異物の感触に、唯は震えた。意思に反して、勝手に声が出てしまう。
なかなかの好反応に気をよくした夏樹は、更に行為を続行した。
「ぃぁっ…そ、そんなぁ…っ、はぁ、ぁぁッ!」
もう、拒絶や抵抗は口にしない。
秘孔へと侵入する舌が激しい刺激をもたらし、その強烈さに耐え切れず唯は目を潤ませ始めた。う
まく操作できない肉の壁で反射的に舌を締め上げる。体質だろうか、それとも今まで何年間も待って
いた行為への喜びからだろうか、同時におびただしい量の愛液を出し始める。
つい今しがた想いを通わせた恋人が、瞳に宝石のような涙を溜め、蜜を流しだす。それがこの世の
ものとは思えないほど甘く感じられ、夏樹は脳の髄を灼かれた。夢中になって吸い続けた。
それこそ、枯れることもなく、蜜が尽きることもない最高の花を見つけた、蝶のように。
「ふぁっ、ゃっ、やっ、あっ! は…ひぁッ! ぁ、あッ! はぁッ! …ひぁ、あああぁっ!!」
噛み殺しきれない悲鳴が、部屋の中に響いた。
差し込んだままの舌を急激に締められ、夏樹は口をつけたまま、舌だけを反射的に抜き出した。収
縮とともに吐き出された粘液が夏樹の口からも溢れ、口まわりがよだれを垂らしたような格好になっ
てしまう。
それでも、夏樹は口付けをやめない。顔が半分べとべとになるのにも構わず、湧き出す熱い物を次
々に喉へと運んでいく。半ば無意識の行動だった。
唯の身体の緊張がひと通り弛緩すると、ようやく口を離し、夏樹は息を飲みながらその光景を見つ
めた。
(…す、……すごい………)
ひくり、ひくり、と花びらが蠢く度に、溢れ残ったとろとろとした液体が滴っている。鮮やかな色
を透かしたその粘液が、部屋の電灯の光を反射して、きらきらと輝いていた。…これを美しい、神秘
的と以外に、どう形容できるだろうか。
その向こうで呼吸とともに妖しく上下する胸も、その中にある唯の心も、なにもかもが愛しく思え
た。
一つになりたいという欲求が、加速していく。
「ん…ぁ、なつ、き…もう、…やだぁ……せ……せつない、よぉっ…!」
だがそれは、太股を擦り合わせながら鳴く唯によって、背筋を駆けるぞくりという感覚とともに、
しばし待ったをかけられる。
唯が、あの気の強い女の子が、こんなところをびしょびしょに濡らして、切なそうに鳴いている。
強烈なまでの欲求を押し退けて、夏樹の行動は再び、あの欲望に支配された。
「…どう、したいの?」
…すなわち、いじめの欲望に。
「そ、そんなの、…ぁっ」
物欲しげな、そして困ったような目で訴える唯は、下腹部の茂みの上を撫でられて跳ねた。
ゆったりとした右手の動きに、先ほどまで高まり続けた快感もすこしずつ減速していく。熱いとい
うよりも温かいと言うべき、そんな柔らかな熱がじんわりと広がっていく。
だが、もはや、それでは足りなかった。渇望にも近いこの熱を収めてくれるのは、優しさに満ちた
愛撫ではないのだ。
その行為が痛みを伴うかどうかなど、関係ない。唯はその身に秘め続けてきた、そして最近になっ
てようやく花をつけ始めた、雌としてのの本能でそう悟っていた。
「や、やだ…こんな…! …いじわる、しないでよぉっ……!」
口調に力を込めようとするものの、もうそこには気の強いあの少女の面影など欠片もなかった。
卑猥な水音がするのにもかかわらず、相変わらず足をもじもじと動かす。夏樹にかけられた毒牙か
ら、熱が逃げてくれない。それに心を乱されて、大きな涙の玉を瞳に浮かべながら。
普段の振る舞いからは想像もつかないその可愛い痴態に、夏樹は体の上を虫が這うような、そんな
感覚を覚えた。
「ちゃんと言わないと、してあげない」
「ひぁ、そ、そんなぁ……ふぅッ…!」
このまま、してしまいたい。
そんな衝動にかられるが、もう少しだけ見ていたくて、なんとか堪え、ひたすら下腹部を撫で続け
る。
そして、夏樹がそろそろ爆発しそうになった頃、とうとう唯に限界が訪れた。
「だ、だめ…もう、…ほ………ほ、ほしい…ほしいよ……お、お願い…………っ!」
限界であり、決定的であった。唯がとうとう自分から、夏樹におねだりをしたのだ。
抑え続けていた欲望が、堰を切って溢れ出した。
たまらなくなって、口付けをする。唯は今度は驚かなかった。それどころか大胆にも自分から舌を
絡めてきて、逆に夏樹の方が驚かされたほどだ。
深いキスで、意志を伝えたつもりだ。伝わったかどうかは分からないが、ほどほどに口を離すと、
夏樹は己の分身を秘裂に当てがう。
それらしい場所を探り当て、さらに押し付ける。
きっとここでいいはず。
「…一気に、行くから…」
返事を待つこともできずに、貫いた。
「ッ! ……ぁぁッ!!」
唯は先ほどとは明らかに異なる種の悲鳴を上げた。溜めていた涙は溢れ出し、顔は苦痛に歪む。
狭い空間の中で男根に肉が絡み付かれ、天上の感覚を味わっていた夏樹は、はっと我に帰った。そ
していつもの癖で思わず、謝ってしまいそうになる。
だが、思いとどまった。
今かけてやるべき言葉は、ごめんねではない。
「……ありがとう、唯……大丈夫…?」
「う、うん…ッ…でも、ちょっと待って……苦しい、から……」
痛々しいながらも精一杯の笑みで、唯は応えた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どのくらいそうしていたかはわからない。
だがしばらくの間、無言のままキスを繰り返し、左手の痛みも無視して抱きしめていると、唯の苦
しみが徐々に徐々に和らいでいくのが確かな実感として感じられた。だんだんとではあるがその固く
にぎりしめられた拳からも、力が抜けていく。
そして何分が経っただろうか。
もう、確実に大丈夫だ。夏樹はそう確信する。
いや如何に恋人とは言え、簡単に判断するのは早計というものだ。ちょっとくらい大丈夫そうであ
っても、本当にもう平気なのかどうか。ひょっとするとやせ我慢をしているのかもしれない。
だがしかし、その憶測を確かな物にする証拠が、夏樹にはあった。
「…はあ、ぁ…うんっ……ぃ、…ふぁ、………んっ……」
いつからか。
腰を使い始めたのだ。夏樹ではなく、唯のほうが。
これは夏樹はおろか本人ですら気付かない事実だが、実は現役の運動部員である唯は、既にその部
活動の中で、処女の証たる膜をほとんど消失していた。それゆえに実際、貫かれた時に感じたのは、
微かなプツリという感覚と、そして痛みというよりもむしろ異物感、なにかがそこにある狭苦しさと
いったものだった。
そしてこの種の苦しみは、時間がゆっくりと癒してくれる。その後の唯に残ったのは、ついさっき
までその身体を苛み続けてきた、あの燃えるような熱と疼きだった。
夏樹に動いてと懇願することは、もう、できなかったのだろう。自分から性器を擦りつけていた。
はじめは、きっと痛くない位置を探しているのだろうと、夏樹は自分からは何もアクションを起こ
さずに、ただ快楽に耐えて待っていた。
だがしばらくして、動きが止まらないどころかしだいに速くなっていくのに疑問を生じる。
そして唯の甘い嬌声がし始める頃から、それは確信に変わっていった。
(もう、動いていいんだ……)
言ってくれればいいのに、とは思わない。さんざん焦らしたのは、自分のほうだ。
自分でも、よくここまで我慢できたと思う。先ほどとは違い、自分の意志で押さえ付けていたので
はないというのに。
もう遠慮は要らない。リミッターを外す。欲望を解き放った。
一端腰を引き、再びゆっくりと埋めていく。
「やぁ、あ、あ、ぁッ、ぁぁ……」
気を抜いたら、一瞬で達してしまいそうだった。腰をまるごと持って行かれそうになり、夏樹は思
わず目をしかめ、眉を寄せる。
だが唯も似たような状況だったらしく、ずぶずぶという音とともにびくびくと細かく震えた。
そこに痛がる素振りが全くないことを確認して、夏樹は、激しく動き始めた。
「ぅ………あ………!」
「あっ、あぁッ! やっ、ふぁ、あっ! ぃあっ! ひぁぁっ!」
あまりに強烈な気持ち良さと、そしてお互いへのいとおしさで、気が狂いそうになった。
唯が快感を感じると、ぎゅ、ぎゅ、と膣内が締まり、それが夏樹に至上の快感をもたらす。
ずちゅ、ぐちゅ、といういやらしい水音に、時折肌の打ち合わせる音が重なり、それが二人を更に
昂ぶらせる。
一緒に階段を上っていく。どんどん息は荒くなり、切羽詰まった声を上げる。
響くのはもう、恋人どうしの睦みあいの音だけ。
いつからか、雨音は聞こえなかった。
「ぅ……ぁ、…だ…めだ、……………ぅぅっ!!」
「あッ! あっ! ひぁ! ぃぁっ! あ、あ、ああぁぁぁぁぁッ!!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夏樹は自分に寄り添うようにして眠る、唯の寝顔を見つめていた。
結局あの後若さに任せて、何度も何度も獣のように契り合い、最も原始的な方法で深く深く愛し合
った。
…いや、「契り合った」という表現は些か語弊があるかもしれない。夏樹は自分の予想以上に精力
絶倫だったらしく、途中から唯がオーバーキル状態になったにもかかわらず、心行くまで後ろから突
き続けていた記憶がある。
おまけに、できるだけ気を使いはしたものの、かなりの頻度で中に出してしまった。唯こそ風呂で
大丈夫な日と言っていたが、少々不安だ。念のため薬を飲むとも言っていたので、安心だと分かって
はいるのだが。
俺ってこんなにエロスだったか、と心の中で他人事のように苦笑したが、今はそれより長年の想い
を吐き出した満足感と喜び、そして唯へのいとおしさで、胸がいっぱいだ。
そして。
(あと、「警報」もだな…)
あれだけいじめたのだ。さぁ飛んでくるのはシャイニングウィザードか瞬○殺かザ・ワー○ドか。
いかに体力を失ったといえども、唯のことだ。本気でこられると生還できる気がしない。
ちょうど、顔の下辺りに唯の腕が見える。このか細い腕のどこからあんな力が出てくる
のか、夏樹は疑問に思わざるを得なかった。
視線は移動する。
唯の腕から肩、鎖骨、そしてその下の膨らみへと。
…。
「…もっかいだけ、触っても…」
これから生命の危険にさらされるのだ、最期にこのくらいは許されるはずだ。きっと、天罰もある
まい。
誰にともなく呟いた夏樹は、そっと、起こさないように、唯の胸へと手をのばす。
だが。
天罰がなくとも、人罰が下ったわけで。
額に襲いかかったカウンター。
避けられるはずもなく、夏樹はしばらくぶりの痛みにうずくまった。
「スケベ! な、何してんのよ!」
「いや、あの、その、これは…」
一体いつから起きていたのか、胸に気を取られて全く気付かなかった。頭が割れんばかりの痛みに
涙目になりながら、夏樹は言葉に詰まって狼狽する。
起きぬけの唯は唯で、夏樹が触ってくれる分には嬉しかったのだが、照れを隠すのに必死である。
「こ、このヘンタイ! もう触らせてあげないから!」
「そ、そんなぁ…」
ツンとそっぽを向いて、唯はそう告げた。どうやら生命の危機は避けられたようだが、ある意味で
それより辛い罰かもしれない。ショッキングな「触らせてあげない」宣言とで、夏樹は思わず情けな
い声を上げる。
だが、唯にそんなつもりはない。
夏樹の肉剣の味を、恋人と体を重ねる悦びを知った今、もはやそれが無い生活など、考えられなか
った。いったん解放した性欲は、その若さとあいまって、独りで歩き始めていたのだ。
夏樹は再び、図らずして、唯をその毒牙にかけていた。
「しょ、しょうがないわね、じゃあ、私の言うこと聞きなさい」
「え?」
いかにも仕方ない様子を装って、唯は言った。希望が見えて、夏樹も顔を上げる。
「…来週から毎日、私と一緒に行き帰りすること」
登下校のことだろうか。
「え? それだけ?」
てっきり無茶な要求が来ると思っていたのに、全然たいしたことがないので拍子抜けしてしまう。
そんな夏樹を見て、唯は焦った。主たる要求は、そちらではなく。
「ま、まだよ! それと、…ま、また、こういうこと、して……き、気持ちよく……」
「え、ゆ、唯、それって…」
唯の口からそんな言葉が出てきたのに驚いて、夏樹は反射的に聞き返した。
いやいや確かに、そうなら嬉しい。嬉しいどころか願ってもない。だが、だがあの唯が、あの唯が
「えっちして」なんて言うとは信じられないし、でも自分も何度でもしたいし何なら今でもいいし、
というか顔を真っ赤にした唯が可愛くて可愛いくてかわいくて……
そんなことを考えていると、またグーで殴られた。
「う、うるさい聞き返さないで! 私、もう帰る!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
翌週から夏樹は、唯と一緒にいる時間が以前にも増して明らかに長くなり。
狙ったのか狙っていないのか、二人は杉村からクラスメイトの面前でおびただしい量のゴム製品を
プレゼントされて、大恥をかかされた。
幸い拳も治っていたので、唯と組んでオラオラと無駄無駄をプレゼントし返したが。
一つだけこっそり貰って来たのは、二人とも秘密なのである。
428 :
46:2006/06/28(水) 00:28:05 ID:wnDAfH96
とりあえず完。今後は電波受信したら短編、かな。
読んでくれた人たちにディ・モールト・グラッツェ(最大感謝)! です。
では、また。
追伸
>>407 ヽ( ゚∀゚ )/
∧_∧
(・∀・` ) ワッフルワッフル
_| ̄ ̄||_)_
/旦|――||// /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . |
|_____|三|/
∧_∧
(´・∀・`)
_| ̄ ̄||_)_
/旦|――||// /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . |
|_____|三|/
∧_∧
(・∀・` ) ワッフルワッフル
_| ̄ ̄||_)_
/旦|――||// /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . |
|_____|三|/
リアルタイム キター(・∀・)
GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
素敵すぎです!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
そんな電波なら最高だ!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
以下反復100万回。
wonderfulな完結っぷりじゃあないか。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
D!#!D!#!
>>428 キサマー今まで何回その神SSでここの住人を傷つけた?
ワッフルワッフルワッフル
ワ
ッ
フ
ル
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ヽ\ //
_, ,_ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
46神様Gj!!
>>435 キサマは今までに「ワッフルワッフル」と言った回数を憶えているのか?
漏れは78回だお?
>>433を見てふと思った
ワンダフルとワッフルって似てるよね
ワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフル
>>428 あなたがワッフル神ですか?
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
保守いらずなスレだなw
この間、通勤途中に駅構内の喫茶店でワッフルを店頭販売しているのを見た。
それを見て思わずにやけてしまった自分に気づいた。
もうワッフルが止まりません!( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフル!
ふとこのスレを上から読み直してみた。
…今回の破壊力は圧倒的じゃないかw
( ゚д゚)ワッフル!
(゚д゚ )ワッフル!
( ゚д゚)ワッフル!
(゚д゚ )ワッフル!
ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ∩ ∩ ノ) ワッフル!
ワッフル! 川 ∩ 川彡'三つ ワッフル!
ワッフル! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ ワッフル!
ワッフル! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ ワッフル!
ワッフル! (ノ ∪ 川 ∪ミ) ワッフル!
ワッフル! ∪ ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル!
また六花ちゃんと伊坂に会いたいなぁ…
ワッフルワッフル!
≫46サンッ!
終わりなんていわずに続篇をッ!!
神様達に触発されて、ツンデレ女上司SSのプロットを考えているんだが・・萌やし所が難しいなorz
ツンデレのツンの部分表現というとどうしても罵詈雑言しか思い浮かばない
古き良き時代のエロゲのような風紀委員的ツンはどう魅せればいいのだろう・・・
ランドオーヴァーを読み返していてナイトシェイドが禿萌えなのに気付いた。
なんだこれ。英国にもツンデレの概念ってあったのか。
451 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 13:20:13 ID:RJl+oLa8
ツンデレは世界共通の萌え要素
イギリス自体がツンデレ
>>450 霧の中で記憶を失っているところだな。そうだろう、貴様っ!!
お前とは戦友になれそうだ。
>>454が(カーマスートラ)に見えた
溜まってるな。
処理してくる。
「おまえはなんという小汚い世界から来たのだ!」は
珠玉の名セリフ。
さーて
来週の気強っ娘さんは?
458 :
46:2006/07/01(土) 23:46:40 ID:WplyfrIA
な、何言ってんのよ、誰が来週だって言ったのよ!
馬鹿じゃないの!? 今週に決まってるじゃない!
…ど、どうしてもって言うなら、来週に
してあげてもいいけど…
う、うるさいなんでもないわよ!
ああもう、これ落としたら、もう寝るから!
というわけでちょっと違ったものを書いてみた。
エロはないので期待しないでください。
459 :
46:2006/07/02(日) 00:28:55 ID:bcz/G4S7
「なんて言うかやっぱりさ、クールよねー」
黙々と弁当を口に運ぶ彼の横顔を遠目に見ながら、真琴の長い付き合いの友人である千里はそう話
しかけてきた。
真琴は、そうは思わない。
『暗くて無口で、無表情なヤツ』―真琴の考える神谷 凛のイメージは、良いものではなかった。
神里はどうやら真琴の中学にも通っていたらしいのだが、そんなことは覚えていない。
もちろん、同じクラスになどなったこともなく、それが起こったのは高校に入って今年が初めてで
ある。二人ともお互いに、中学の間はずっと共通のクラブや委員会に所属することがなかったため、それ
は彼と真琴との間にできた最初にして唯一の接点でもあった。
そして新年の一学期開始早々に、くじ引きで決まった席替えでたまたま彼の二つ後ろの席になる。
それからというものの位置関係上、彼の後姿や横顔がしばしば目に付くようになったのだが、彼が
口を開くことは、必要に迫られたときを除けば非常に少なかった。
教師に指名されたときも、返事すらせずに(もしかしたらしているのかも知れないが、その声も蚊
の鳴くような声なので非常に聞こえにくかった)最小限の作業のみを行い、再び着席する。
それは授業中でなくても変わることがなく、彼が休み時間、談笑の輪に加わるようなことはなかっ
た。
友達がいないのかもしれない。そう最初は思っていたが、それは少し違っていた。ごくごく限られ
た2、3人くらいの生徒は、時折わざわざ彼の机に弁当を持ってきて、一緒に食べたりもしている。
しかし、そんな親しく見える生徒に対しても、話を振られても必要以上の応答はせず、そして彼か
ら話をすることは、見た限りでは皆無と言ってよかった。
460 :
46:2006/07/02(日) 00:29:44 ID:bcz/G4S7
「そうかな。私は、暗くてつまんない人にしか見えない」
「あ、それひどいよ真琴、神里君、意外と人気あるのに」
真琴はだんだんと自分が、どうやらこの寡黙な男子のことを好ましく思っていないのではないかと
いうことに気づいてきていた。
話しかけても返事をしそうにない雰囲気も、友達を作ろうとしない消極的な態度も、明るくて友人
も多く、いつもその輪の中で生活していた真琴にとっては考えられないものであった。
きっと自分が話しかけたとしても、他の生徒(彼に話しかける生徒は稀だが)と同様、相槌のない
会話になってしまい、一方的な気まずい雰囲気の中でそそくさと退散することになるのだろう。それ
は恥ずかしいことであり、耐えられないことでもあり、そんな態度を取る彼を見ていると、真琴は訳
もわからずに、なんだかイライラするというか、そういう気持ちにさせられた。
しかしなかなか整った顔立ちをした彼は、千里の言うとおり、気づかないうちに一部の女子からさ
さやかな人気を集めていた。真琴はそれについても、胸の中になにか悪い虫がいるような、そんな軽
い不快さを覚えていた。
納得がいかなかったんだと思っていた。
友人たちの彼についての発言が、そのひたすらなまでの寡黙さを好意に思うものだったから。だか
らきっと正反対の性格の自分は、納得することができないんだ…真琴はその時は、そう考えていた。
「…でも、話しかけても返事一つしないし。」
「へ? 話しかけたことあるの?」
「ないわよ。でもどうせそうでしょ、あの様子じゃ。」
「だよねー、もうちょっと明るかったら、私も狙ってたかもしれないけどさ」
461 :
46:2006/07/02(日) 00:30:42 ID:bcz/G4S7
そしてささやかな人気があると言っても、彼に話しかける女子はほとんどいない。みんな遠巻きに
彼のことを噂したり観察したりするだけで、積極的なアプローチを試みた生徒は、今までに見た試し
がなかった。
「ところでさ、真琴は好きな人とかいないの?」
突然の話題転換に、真琴は一瞬目をぱちくりさせる。だがすぐに、取るに足らないことと言いたそ
うな表情に変わり、購買でゲットしたコロッケパンの袋を開けた。
「いないよ、そんなの。だって興味ないもん。」
「本当? 男の子に興味ないの?」
「そうよ。興味なんてな…い……」
パンを袋から出しながら顔を上げると、千里は思いっきり邪笑を浮かべていた。
今さらながらに思い出した。目の前で話し相手になっていたのは、面白いことと人をおちょくるこ
とが大好きな、あの千里である。
展開が読めた。
相手を考えるべきだったと、今さらながら真琴は思い、慌てる。
「じゃ、じゃあ真琴ってば、女の子に興味が…」
「ちっ、ちが…ちがう! そうじゃない!」
流石は演劇部というべきか、千里は舞台の上にでも立っているように台詞をかなりの声量で続けな
がら、ドアの方まで後ずさりしてみせた。これで顔がにやけてなければ、見た人が信じてしまうよう
な絶妙の仕草で。
462 :
46:2006/07/02(日) 00:31:30 ID:bcz/G4S7
よくある見慣れた光景なので周りの生徒もみんな演技と分かっていたし、それは真琴も十分承知だ
ったが、問題はそこではない。時たま上がるクスクスという笑い声は、羞恥心をそそるもの以外の何
者でもなかった。
「そ、そういうことだったら、私、止めないよ! 真琴が女の子でしかハァハァできない子でも、私
たち、ずっと友達だからね!」
「なっ、なんてこと言うのよ! ちょっと千里! 待ちなさい!」
大音量の台詞を吐きながら廊下へと走り去った千里を見て、慌てに慌てた真琴はすぐに追いかけて
いった。
結局教室に帰ってきたのは昼休み終了直前であり、十分に昼食が取れなかった真琴は、事の発端で
ある千里の頭をどついておいた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
463 :
46:2006/07/02(日) 00:32:14 ID:bcz/G4S7
事が起こったのはその日の帰りだった。
結局真琴はパンを5時間目に食べたものの、中途半端にお腹が空いたままだったので、帰り道の途
中にある喫茶店『ラ・フルール』でチョコレートケーキをいただくことにした。
ラ・フルールのケーキは、巷でも評判の味を持っている。なんでもマスターが、店のメニューを増
やしたいということで知り合いのパティシエに頼み込んで、修行がてら弟子を派遣してくれるように
なったとか。
うれしいことに、その弟子がかなりのモノを持っていたらしく、彼のおいしいケーキの噂は見る見
るうちに広まっていった。
今では固定客もかなりいる。そして真琴も、その一人。
(やっぱり、おいしい!)
昼からの不機嫌など何処へやら、真琴はすっかりケーキに夢中だった。
これだけのケーキが食べられるのだ、当然店は人が集まり、行列すらできるようになる。というこ
とでラ・フルールに入るのには、休日だとかなりの頻度で待ち時間というものが生じるのだが、しか
しながら今日は平日だ。店はかなり空いている。
目的の品にはすぐにありつくことができた真琴は、上機嫌である。
真琴は最後の一切れを、名残を惜しみながらも口に運ぶ。
決して強すぎない、上品な甘さを湛えたチョコレートのいい香りが、口の中いっぱいに広がる。
スポンジのもふもふとした食感にとろとろのチョコクリームが溶け込み、絡み合う。
(幸せ…)
至福というのは、まさにこのようなことを言うのだろう。真琴は喜びの笑顔を浮かべた。
464 :
46:2006/07/02(日) 00:33:09 ID:bcz/G4S7
もう一つ注文したくなる衝動に駆られたが、財布の中身を思い出してぐっとこらえ、小遣いが入っ
た暁にはきっとまた食べに行こう、と固く誓いながら、勘定を済ませた真琴は店を出る。
今日は特に他にやることはない。部活もないし(ないからこそこうしてケーキにありつけたわけだ
が)、数多くの友達とも、何かの約束はしていなかった。千里から突然『DDRやるよ! いますぐ
ゲーセン直行!』などと言うメールが届くということもない。
(今日は、もう帰ろう)
その場にとどまっている理由もないので、真琴はその場を後にして、歩き出した。
学校からの帰り道、真琴は近くの公園に寄るようにしている。
その公園はさほど広くは無いのだが、色とりどりの花を植えた花壇と、日当たりの良いところに据
えられたベンチがある。真琴は、その場所が好きだった。
ほのかな温かさの中に包まれながら、何をするでもなくぼぅっと遠くを眺める。本を持ち込んで読
書をしたり、いつの間にかまどろんだり…
学校ではいつも快活な真琴にしては意外だが、そんな穏やかな時間をベンチは与えてくれる。だか
らその公園は居心地が良かったし、足繁く通っていたのだ。
真琴はいつものように公園に着いた。栃の木の下に座っているいつもの野良の三毛猫を見、花壇に
咲き誇ったクローバーの花々を見て、四葉のクローバー探しに夢中になったこともあったなと思い出
しながら、例のベンチのある巨木の下へと向かう。
何か、様子が違った。
465 :
46:2006/07/02(日) 00:34:12 ID:bcz/G4S7
木々が騒がしいとか、動物がやけに吼えるとか、そんなものではない。ベンチの前いっぱいに、何
やら白いものが動いていた。
なんだろう――それは鳩だった。何処からこんな数がやってきたのだろうと思わせるほどの鳩たち
が、翼をはさはさと羽ばたかせながら、動いている。しかもよく見ると、それらは何かにまとわり付
いて、その周囲で飛び、踊っているように見えた。
何があるのだろう、と、遠目に見ていた真琴はもうすこし近づいてみることにする。と、たまたま
ちょうど5、6羽がそこから下りたので、それが何なのかがちらりと伺えた。
はっ。と息を呑むとともに、歩みを寄せた足が、ぴたりと止まる。
鳩たちが飛び舞う中心には、真琴の知るあの寡黙な少年が――神里達也が、立っていた。
餌でも持っているのか。いや、それは違った。肩の一羽をさする右手にも、一羽が乗っかった左拳
にも、そんなものは一粒も無い。いやあったのかもしれないが、とにかく目に入る分には、それらは
どこにもない。
しかし、それは真琴にとってどうでもよかった。
餌を持っているとか、持っていないとか、そんなことはどうでもよかった。
466 :
46:2006/07/02(日) 00:36:48 ID:bcz/G4S7
実際にはそれから数十秒の間その光景を見つめていたのだが、感覚的には三十分にも一時間にも思
えた。
それほどにまで鮮烈であり、見とれてしまっていたのだ。
頭や肩に乗ったたくさんの鳩たち、そして周囲を飛び交うものから純白と濃紺の羽が宙を舞い、ふ
と前方に手を差し出すと、待っていたと言わんばかりに一羽がそこに飛び乗る。
彼が合いの手の指で肩の一羽の首を優しく掻いてやると、気持ちいいのか自分から首筋を押し付け
ていった。
その中で、神里達也は微笑んでいた。
信じられない光景だった。人前では決して見せないその表情を、穏やかな笑顔を、彼は浮かべてい
た。無数の鳩たちに包まれて、優しさと慈しみに満ちた微笑を、純粋な笑顔を、彼は、浮かべて、立
っていた。
白い羽の飛び交う中で立ちつくすその様子は、まるで天使のようであり、神のようであり、女神の
ようでもある。絵や小説の中の世界が切り取られて、額縁にはめられたようにそこにある。彼の横顔
を見ながら、真琴は正直に、そう感じた。
「…どうしたの? こんなところで」
話しかけられて、初めてその事実に気づいた。笑みこそ消えているものの、穏やかな、それでいて
いつものような無機質さが無い、そんな表情を保ったまま、真琴の方を向いていたのだ。
いきなり現実に引き戻されて、真琴は心臓が跳ね上がった。じっと見ていたのに気づかれてしまっ
たのが恥ずかしくて、顔面に血が上る。思わず小さな声が口から漏れるのも、まるで聞こえてはいな
かった。
そして、それに気づく。
彼が、自分に話しかけたという現実に。
途端、ものすごい勢いで、心臓が裂けんばかりに早鐘を打ち始めた。
達也の声が鼓膜を突き抜け、脳の髄に入り、体中を駆けて何度も何度も響いたような気がした。
血の巡りが激流よりも早くなる。もう既に、真琴は耳まで赤く染まっていた。驚愕の中に何か別の
ものが混じった表情で、自分にその事実を問いかけた。
なんでこんなに、嬉しいんだろう、と。
「う、うるさい! 私に話しかけないで!」
真琴は怒ったような、何かを振り払うような声を上げた後、わずかに驚いたような表情を浮かべた
達也を後にしてその場から走り出していた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
467 :
46:2006/07/02(日) 00:37:24 ID:bcz/G4S7
矢よりも早く疾走し、数分と立たずに自宅に到着していた。
これなら陸上部で関東大会に出れるかもしれないと思いながら、黒い鉄の門を通り、ドアの鍵を開
けていつもの玄関へ。
今日は母親が不在だ。確か、中学の同窓会だとか言っていた。よかった、と洗面所の鏡の前で思っ
た。疲労困憊、肩で息をしながら顔を真っ赤にしている今の姿を見られたら、何か聞かれるに決まっ
ている。
部屋に戻った後になって、激しい動悸はようやくおさまってくれた。しかし、弱くなりつつも変わ
らず、胸の壁を叩く音は、消えない。
呼吸を整え、ベッドに体を横たえてからようやく真琴は、気付いた。…何故、彼が無口なのが気に
入らなかったか。
(話しかけたかったの…?)
別に誰かが無口だったり無表情だったりしても、それが赤の他人であるならば、嫌いとか好ましく
ないとかそういう以前に、彼は真琴の視界にも映らなかっただろう。別に喋らなかろうが関係なく、
何を思うこともなかったはずだ。
きっとそうだ。推測は次第に確かさを強め、確信へと変わっていった。彼に、話しかけてみたかっ
たんだ。いつも自分がしているように、お喋りしてみたかったんだ…そしてその考えは、出会って間
もない頃についてだけならば、正解だった。 じゃあ、他の女子からささやかに人気があったのにつ
いて、胸がモヤッとしていたのは。
それは、簡単だった。他の子に話しかけられたくなかったのだ。彼に声を最初にかけられるのは、
自分でありたかったのだ。彼が特定の女子と会話をして、親しくなるのがイヤだった。だから千里に
も、彼のことを良く言わなかったのだ。
そして唐突にぽんぽんと答えが出てくる中で、息の落ち着いた真琴は、とうとう最後の問いにたど
り着いた。至極簡単な、もう既に自分でも答えに気付いている質問に。
この気持ちは、なんだろう。
どうしてわたしの心臓は、熱く大きく打ったのか…
初恋という単語が頭の中に浮かび、また血流が激しくなるのを、真琴は感じる。
(今日、わたし…眠れるかな…)
おそらく無理だろうという反語とともに、真琴は渇きを満たし熱を鎮めるべく、冷蔵庫のある一
階に下りていった。
468 :
46:2006/07/02(日) 00:41:59 ID:bcz/G4S7
ああああああああああああ
全部名前は神里達也→神谷 凛だったああああああああ
ごめんごめんなさい吊ってきます
469 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 00:44:52 ID:0+5IOU2X
ドンマイ&GJ
グッジョブ!
GJ。続きワクテカ
なんかこんがらがった
でもワッフルワッフル
続きが楽しみ
>>468 なぜ達也なのか気になってワッフルワッフル。
>>474 「綺麗な顔…してるだろ……?それもう動かな(ry」
とか
476 :
46:2006/07/02(日) 13:39:20 ID:bcz/G4S7
>>474 あー…単に名前を迷ってて、決定案に変更し忘れただけです。名前を
考えてるときって、書いてて楽しい瞬間の一つだったんだが…こんな
ことにw
それにしても一発ネタのつもりだったんだがこれ。続けるという選択
肢がありましたな。
…続くように見えるんでつかこれ?
これで続かなかったらワッフルワッフル100回書き込む
絶対神46様、そろそろトリップ付けてください
気の強い娘がしおらしくなる瞬間って、
ツンデレが真っ赤な顔して右ストレートをテンプルに
えぐい角度で叩き込む瞬間ってことか?
そ れ だ
殴った後に男が気が付くまで膝枕してれば無問題
>>482 気がついた男が柔らかいだの暖かいだの言ったらエルボーかませばいいと思う
初デートにて
俺「なんか、今日のお前…妙にその、か、可愛いぜ」
彼女「な、なに言ってんのよこの馬鹿!! (右ストレート)」
俺「げぶはぁっ!!!」
彼女「あ、あんたのために化粧してる訳じゃないんだからね! お出かけする時の常識って・・あれ?」
俺「…(数秒前に気絶済)」
10分後
俺「…ん、俺は一体…」
彼女「やっと気がついたのね。倒れてたあんたを運ぶの、苦労したんだから…」
俺「いてて…なんか頭が凄く痛むんだけど…って、なんだか妙に柔らかい枕だなぁ。ぷにぷにしててへぶしっ!!」
彼女「(男の顔面に左エルボーを喰らわせながら)急に頭を抱え込んで倒れたし、そのままベンチに放置するのも…って、ちょっと!」
こうですか、わかりまry
しおらしくなる瞬間を味わえてないwwww
神は、髪は、紙は、加味はまだ来られないのか・・・。
私たちの切望する神はまだ・・・。
下半身が破裂する前に神が来られるのを待ち望む。
>>479 ツンデレが真っ赤な顔して
手作り弁当を差し出す瞬間とか。
真っ赤な顔して胸に飛び込んでキスとか。
そんなんだろ。
それらは総て既にデレておるというのに
貴様らは本当に何も解っておらんな
まあまあ。
言葉じゃなく、
「はぁと」で感じるものということにしないか?
定義付けは
嫌な流れになりそう
>490が良いこと言った
つまり
「こ、言葉にしなきゃ分かんない訳!?」
ツンデレと喧嘩して仲直りえっち
「もう!こんなこと言わせないでよ!」
乱暴・暴言系のツンデレが主流なのかね?このスレでも
風紀委員的真面目ツンデレとかが前は盛ん(?)だったような気もするんだけど
波というか、流行廃りがあるからな。
また出てくるだろ。
七夕だな。
「ワッフルワッフル」と短冊に書いておきました。
牽牛、あんたがあんまり私に会いたそうな顔をしてたから
今夜は仕方なく来てやったのよ。
別に…あんたに会いたかった訳じゃなかったんだからね!
年に一度だけだからって変なことしたら承知しないんだから!
こんなの七夕じゃねぇよorz
>>499 よう、相棒。同じこと短冊にかきおって。
だがな相棒。これだけは言わせてくれ・・・・
>牽牛、あんたがあんまり私に会いたそうな顔をしてたから
>今夜は仕方なく来てやったのよ。
>別に…あんたに会いたかった訳じゃなかったんだからね!
>年に一度だけだからって変なことしたら承知しないんだから!
これこそが俺たちの七夕の姿じゃないのかい?
それをおまいは否定したな、相棒!!どういうことだ?
罰としてこれのSSを書くんだ、相棒。頼んだぜ
501 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:24:04 ID:jrJ+mEUD
>>499 >>500 さすがだな、兄弟。
だがな499の兄貴、そいつぁちげぇよ…
その台詞は俺達の杯を汚す行為だ
だが、だが俺はまだ499の兄貴を信じたいんだ!!
だから頼む499の兄貴
500の兄貴がSS書いたら水に流してくれるって言ってんだから
頼む499の兄貴、SS書いてくれ
俺は499の兄貴がSS書いてくれるのを待ってるぜ!
お、俺が四人いる!!?
>>499 ひでーよ499の大将。
なんで、そんな台詞を言うんだよ。
499の大将の口からそんな弱音聞きたくないよ。
そりゃー、俺たちは時にはいがみ合いもしたよ?
新種系ダウナーとか、文科系委員長とか、暴力系幼馴染とか、
互いの信念をぶっつけあったよ?
でも、根っ子を同じだろ?『いつも心にワッフルを』だろ?
頼むよ〜、499の大将を疑いたくないんだよ。
SSを書いてくれよ〜、499の大将。
いつまでも俺たちの御大でいてくれよ。
なにやってんの
左舷、弾幕薄いよ
やるなぁ、〇〇〇〇!
>>499-503の流れにギガワロスwww
そんなオマイ等が大好きだw
じゃ、そういう事で頼んだぜ!499の兄貴!
ステキな流れだな
>>499-503 しかし七夕の牽牛と織姫は仕事すらあやうくなる『馬鹿ップル』なので引き離され
『一年分のいちゃいちゃを一日で消費』できると判断されたハイレベルの『デレ』ですよ?
会うのを許可されたのだってもっと仕事をしなかったからだし
>>509 そこは499の兄貴が軽く超越してSSにするから大丈夫
喜多さん、更新きてたわ
やべえ。
喜多さん読んでるとニヤニヤが止まりません。病気でしょうか。
>>512 病気です。治療するためにはワッフルを毎朝5個食べてください。
ワッフルの作り方教えてください
515 :
33:2006/07/11(火) 02:18:40 ID:3jeZoAhj
>514
俺に訊くのか?それを?
「拓海?」
今日も今日とて、昼休みの俺の机(と隣の机)で弁当を広げている俺と詩織。
深い緑色の瞳がセクシーです。ていうか、もうこの瞳に見つめられていないと禁断症状がでるようになりました。
おめでとう俺。ハッピー詩織ジャンキー。
そんな気分を悟られないようにクールに答えてみる。といっても友人どもの評によると「デレデレじゃんお前」だそうなんだが、
自分じゃ全く判らない。クールじゃないのか俺?
まあそんな俺は
「なんだ?」
と詩織に訊き返す。
「あのね……今日も焼いてきたの」
もう「何をだ?」と尋ねる気力すらない。
俺的対ワッフル最終兵器の「お前だー」攻撃も、この教室という戦場では使用しようがない。
詩織は幸せを幸福というソースで煮込んで多幸感のシロップをかけてハッピーをトッピングしたみたいな笑みを
浮かべて俺に話しかけてくるわけで。
俺としてはその蕩けそうな微笑を見たら無条件で頬が緩んでしまうのを止められないわけで。
そんな俺たちを見る周囲のクラスメイトの目。
ぬ っ 頃 ス
というロンリーウルフどもの灼熱の視線と
裏 山 ス ィ ッ !
という女子たちの目。
どっちにしろ、死にそうだ。
「あのね、今日はね……チーズと細切りハムを挟んでみたの」
あ、それはちょっとだけ期待しちゃうかも。
だって死ぬほど甘そうな気配がしないもの。
「それいいな。俺わりとプレーンな生地のほうが好きかも」
練乳とグラニュー糖を生地に練りこむのはちょっと勘弁、というニュアンスを言外に含ませて見る俺。
でも通じないんだよな(涙)
「いつもの、たっぷり、こもってるから、美味しい……よ?……きっと」
こんなに傍若無人な愛情表現をしてくる割には人前で愛だとかスキだとかという言葉は口に出来ない詩織。
奥ゆかしいヤマトナデシコっぽくて俺はまたそーゆーとこに惚れてしまう。なんだかな。
詩織に言わせると、強力粉と薄力粉を同じくらい、砂糖とグラニュー糖もその半分くらいの量、あとは蜂蜜を
大さじ四杯と卵を二つ、牛乳を200mlとドライイースト、溶かしバターに練乳を半缶、バニラエッセンス少々と
ボウル山盛り10杯の愛情をよく混ぜて焼くといいワッフルになるらしい。
てゆーか愛情はともかく糖分は多すぎる気がする。俺は10代で糖尿病にはなりたくないと思うんだが、
そこいらへんみんなはどう思うかね?
答えは一つ。
ワッフルだ。
ワッフルだ。
ワッフルだ。
ワッフルだ。
ワッフルだ。
>>515 またあんたか(褒め言葉)w
そのサービス精神とワッフルへの知識・情熱に脱帽する。
しっかし詩織さんは拓海にすっかり陥落しちまったなぁw
ちょっとした合間に俺たちを悶えさせやがって・・・
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
最後にもう一回!ワッフル!
むしろ拓海が詩織に陥落してる悪寒
>>515 あんた最高やww
気が付くと突然現われては極上のワッフルを投下していく。
その調子でまた何か書いては貰えまいか?
個人的には続編キボン。
あぁもうワッフル!いつもありがとう!
詩織のように頑張ってワッフル作ります。
ワッフル ワッフル
33氏 GJ ワッフル
33氏、また愛とエロス溢れる長編を書いてくだされ。もちろんこの二人で。
あわびの生クリーム添えとか・・・・・・
>>524 そこはあわびの自家製白クリーム添えだろ?
>>515 バニラエッセンスをバサラエッセンスと読んでしまった俺はどこに行けば良い?
とりあえずワッフル喰っとく。
>>526 ばさら
婆沙羅、婆裟羅、婆佐羅などとも表記する。
南北朝内乱期にみられる顕著な風潮で、華美な服装で飾りたてた伊達な風体や、はでで勝手気ままな遠慮のない、常識はずれのふるまい、またはそのようすを表す。また珍奇な品物なども意味する。
ということで、人がたくさんいるところでワッフルワッフル言いながら六爪流振り回して来い
528 :
526:2006/07/13(木) 00:16:09 ID:rSqArAjW
>>527 「おやかたさぶぁぁぁ!!わっふるわっふるでござるぅぅぅ!!」
でも良い?
話は替わるけど某スレに投下されてたツクバさんの新作はここのほうがよかったんじゃないのか?
あの女の子はどうみてもこのスレ向きだろ?
某夫婦のことか?あれはあっちでよかったんじゃないか?
>>528 その場合はちゃんと渋めのおじさんに抱きつくんだぞ
>530
それじゃなくて女性上位スレに投下されてた。
向こうじゃ評判悪いみたいだったけどああいう女の子はオレは好き。
こっちのほうがあってると思ったよ。
今更……
詳しい場所を教えてたもれ
>>532 読んできた
結局しおらしくなってなかったし、あっちでいいんジャマイカ
そもそもどこに爆撃するかは職人様の自由だ品
>>534 エロパロ板で「女性上位」で検索
dクス。
早速行ってみます
全裸で神待ち
538 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 19:34:01 ID:IsJSIWEZ
風邪を引くから靴下だけでもはきなさい
いい趣味してるぜ・・・
>>538 野郎の その姿は想像すら、したくない・・・・・・・・・・
>>541 野郎の場合は論外っつうのを前提としてだ、
シャツ半脱ぎでネクタイ(orリボン)が首に残ってるってのは素晴らしいと思わないか?
俺が男というのに罪を感じてきた
ブロンドのショートボブで全裸。
白いソックスとピンヒール、ナイフを握り締めた後姿。
何かの映画で見た女スパイの後姿に憧れて・・・
2Q129uEE
イキロ
お前等分かってない、シチュエーションしだいなんだよ!
例えば、幼なじみの女と酔った勢いで野球拳をして負けてしまい、靴下のみになってしまった男。
そんな男をまともに見れない幼なじみの女。よく見ると男のアソコは何故か大きくなってきている。
おもわず唾を飲み込む女。それを見た男が酔いに任せて迫ってしまう。
ってのはどうよ?…自分で書いておきながらあんまり興奮しないな。
書き方によっちゃかるくレイプだしな
ちょっと考えてみた
「ジャンケンポン!…アタシの勝ちぃ〜!相変わらず弱いのねぇ、さっさと脱ぎなさいよ!」
「な、なんでズボンから脱ぐのよ!普通は上着からでしょ?…ま、まぁいいわ。続きいくわよ!」
「またアタシの勝ちぃ!ほんっとにあんた弱いわね?…な、なななんでパンツ脱ぐのよ!
そ、そりゃどこから脱ぐのか決まってないけどいきなりそれは…」
「あ、アンタわざと負けてない?ていうかなんで靴下を最後まで残して…
な、なんでおっきくしてんのよ!……ゴクリ」
「ふぇ?つ、唾なんて飲み込んでないわよ!ち、近づくな、ヘンタイ!」
「わ、悪かったわよ。確かにアソコを蹴りあげたのはやりすぎだったわ。
けどアンタも悪いんだからね?あんな迫り方する方が悪い!
今度はちゃんと迫りなさいよ!」
やっぱり、気の強い女が靴下だけにされて、
しおらしくなるほうがよいかと・・・・・。
ちょっと涙目になりながらとか。
>>550 「今回脱がなくていいから靴下履け」って感じのセリフ思い出した。幕張だったっけか?
よくわかんないけどレッグウォーマーもおすすめしとく。
いやぁ、俺のガキの頃の思い出話なんだけどさ。
近所の年上の女の子を就学前の悪ガキ3人で
住宅街の隙間に追い回して
服脱がして、パンツも脱がして。
チャリのカゴに脱いだ服入れて逃げるフリしてさ。
可愛い娘だったんだよ。
おれ、ガキだったけど その娘のこと好きだったんだよね。
その娘、いつもは怖いんだけど、そのときは涙浮かべながら
ゴメンナサイって言ってたなぁ。
ガキだった俺はその娘の その顔見て服返して逃げちゃった。
その娘、その後 そのこと誰にも言わなかった。
狭い町内会、子供のコミュニティーなんて狭いだろ。
その後も顔は見るわけだ。
でもその娘、俺にだけは優しくなったんだよ。
引っ越してから、消息不明なんだが。
ああ、ごめん。チラ裏な。
その時のその娘の姿が
>>550なわけだ。
554のタイミングが悪すぎる。
553の話にノスタルジーやらを感じていたのに、553の娘がゴリ子に脳内変換されてしまった。
ちなみに553の姿はスペースガチョピン。
ガキの頃って、好きな女の子に悪戯したくなるんだよな。
559 :
46:2006/07/19(水) 00:13:23 ID:9wQcW/g9
スレタイに沿ってるか不安だが。
いいんちょもの書いてみたので流れぶった切って落としてみる。
560 :
46:2006/07/19(水) 00:14:25 ID:9wQcW/g9
「待ちなさい川上さん! 一体どちらへ行くおつもりですか!」
川上尭(あきら)の授業からの脱出の試みはいつも、とある良家のお嬢様でありクラス委員を務め
ている、この水瀬沙希の妨害との闘いからはじまる。
日常茶飯事なその激に、ある者はいつも通り振り返り、ある者は振り返ずに耳だけを向け、またあ
る者は内心またかと思いながらも、行動には出さず次の授業の準備に専念する。
それは、もはや三十を超えて繰り広げられる光景であり。
尭が内心うんざりしている光景でもあった。
「五月蝿いな、どこでもいいだろ。前も言ったが理系の人間に日本史はいらん」
尭が沙希と同じクラスになったのは、高校二年目の今年が初めてである。
沙希は去年からクラス委員を務めていたので、違うクラスと言えど何度かその噂は聞いていたのだ
が、一年は特別な接触は皆無だった。そのため尭は、中学と同じように自由奔放な学生生活を満喫で
きていた。
だが今年、クラス替えで一緒になった彼女が、話しかけて来る…もとい、目を付けるようになり、
尭の学校生活は大分様変わりしてしまった。
(ったく毎度毎度…)
尭は心の中で悪態をつく。
まず、尭が授業をサボタージュする回数はかなり減った。もともと高校入学して以来、嫌いだった
りつまらなかったりする授業は全て睡眠か屋上での読書タイムにしていたのだが、彼女の妨害が激し
いため最近その頻度はおよそ半分以下にまで落ち込んでしまっている。
仮に成功したとしても、その後に待っているのはお節介とも言えるお説教だ。以前のように頻繁に
脱出しているようでは、身が持ちそうにもない。
561 :
46:2006/07/19(水) 00:15:47 ID:9wQcW/g9
そして沙希の干渉は、先の戦い―別名・中間テスト―から、さらに激しくなっていった。
どうやら沙希は、どういうわけか尭の成績の一部に問題があるのがお気に召さないようなのだ。こ
の前など、どこから仕入れたのか分からないが尭の中間テストの成績まで入手したらしく、赤点ギリ
ギリ50点台だった苦手の文系科目について
「貴方の国語と歴史系二科目の成績は、一体どういうことですか!?」
とまで言って来る始末だ。
人の性格に関してもそうでなくてもカッタルイことが嫌いな尭にとっては、この沙希という人間は
どうにも馴染めそうになかった。
(…もったいない。性格さえよければな…)
…たとえ、この態度を差し引いた時に、彼女が尭のストライクゾーンど真ん中だ、としてもだ。
「日本史は必修科目です! 単位を落としたりしたらどうなさるつもりですか!」
「期末なら今までずっと何とかなってんだろ…それより水瀬、お前が化学やった方がいいんじゃない
か? 聞いたぞ…この前の中間、点落ちたんだってな」
「そ、それは…」
そう尭が言うと、沙希は口をつぐんでしまった。そしてそっぽを向いて、ちらちらと尭の方を窺う
ように見る。
何か言いにくいことがある時の癖だった。
562 :
46:2006/07/19(水) 00:17:13 ID:9wQcW/g9
フフンと言わんばかりに腕を組んでいた尭の顔からも、思わず邪笑が掻き消える。
確かに、だ。
確かに、こういう仕草を見ると、日常的に叱られている尭でもはっとさせられることが度々ある。
水瀬沙希は主観による好みを差し引いて客観的に見ても、可愛い。
天が二物を与えた、というのはまさに彼女のためにあると言ってよかった。
意志の強さを表すような、そして魅力溢れるほどに大きく澄んだ瞳。それを乗せた顔立ちは綺麗に
整っていて、さらに(尭への態度を除けば)優しい態度、清楚な立ち振る舞い。責任感に満ち溢れ、
おまけに成績も常にトップクラスを保っているときたものだ。完璧超人と言っても言い過ぎではない
だろう。
だが大抵は、その度に思うのだ。
「あ、あれは、その…98点が、88点に……そんなこと、あ、貴方に言われたくありません!」
…やっぱり完璧超人は可愛くない、と。何とも言えぬやるせない思いとともに。
「と、とにかく、これでもう三十六回目になりますけど…」
「…よく覚えてるな、そんな細かい「とにかく!」」
呆れたような、おどけたような調子で尭が言い切る前に、沙希はそれを切り捨てる。
沙希にしてみれば本気なのか。真剣な行動からのらりくらりと逃げようとしたのが気に入らなかっ
たのだろうか。
―それにしても、俺の出席について本気になる理由がよくわからないけれども。
「貴方は授業に出なければならないのです!」
バンと机を叩かんばかりの勢いで、沙希は言い放った。
563 :
46:2006/07/19(水) 00:18:06 ID:9wQcW/g9
既に勝敗は見えていた。
否、それはとっくに決まってしまっていた。沙希の声を背中に受けた時に教室の扉に手を触れてい
なかった時点で、確実に引き止められてしまうのはわかっていたのだ。
沙希の声よりも早く教室を出なくては、尭に勝ちはない―すなわち一端教室に引き止めてしまうこ
とができたならば、沙希の勝利は確実である。「サボりを止めるのは正しい」という強力な理が沙希
の側にある以上、理屈を並べて尭を留まらせるのは実に容易。あとはそれで時間を潰せば、教官が来
て「詰み」だ。
それがわかっているから、尭も普段なら授業開始一分前のこの時点で無駄な抵抗は止して、諦めて
やれやれとでも呟き、着席するのが常である。
「…もう、止めにしてくれないか」
しかしいつもと違い、尭は低いトーンで小さく呟いた。
尭は縛られることが嫌いだ。いや別に、何か正当な理由があるならば話は別になる。自分が理由に
納得しないまま、それに従わされるのが嫌なのだ。
両親を亡くし、父の遺産は将来のために、と学費の大半を苦労してアルバイトで稼いでいる以上、
義務教育でない高等学校は本来「通わなくてもいい」学校である。きっちり出席するよう叱られるい
われはない。
つまり自分で金を払っているのだから束縛する理由はない…というのが、尭の言い分なのだ。だか
ら冒頭に述べたように、繰り返されるこの争いに、尭はかなりうんざりしていたのである。
普段とは違う尭の空気に沙希は気付いたようで、勝利を確信した満足そうな顔もどこかへ消える。
尭は切り出す。
「そもそも、どうして俺の成績にそこまで突っ掛かるんだ?」
「で、ですからわたくしは、…ク、クラス委員として…」
そこまで言って、ようやくギャラリーも異変に気付いたらしい。いつもと違い大人しく引き下がら
ない尭に、訝るような珍しいものを見るような視線を向けはじめる。
564 :
46:2006/07/19(水) 00:18:41 ID:9wQcW/g9
「それにしても、なんで俺なんだ。俺と同じ赤点スレスレの奴は、いくらでもいるだろう」
…少々怒気の混じった視線が感じられた。恐らく俺と同じくらいの成績で、悩んでいると言ってい
た萩本あたりだろう。
そう尭は思い、ちらりと目を遣るとたしかに萩本がキツい視線でこちらを見ている。別に悪く言っ
たわけではないのだが、なにか勘違いでもしたのか。とりあえず後で誤解は解いておこう。
「そ、それは…」
尭が視線をもとに戻すと、桜のような色に頬を染め、言葉に詰まった沙希は俯いてしまう。
何を言いにくいことがあるのか。
苛立ちが募っていた。頭に血が上る。言いたいことがあるならば、はっきり言えばいいものを。
「わ、わたくしの、口からは…申し上げられません…」
俯いたまま、沙希はそう言ったきり黙りこくってしまう。
「…理由も言えないのに、俺を縛るな」
頭に溜まった何かがひとりでに喋った、そんな感じだった。
相手が女ということで怒気こそ込めなかったが、強めの口調で尭は言い捨てて席に向かう。
見ていた二、三人の女子からブーイングを浴びたような気がするが、丁重に無視しておいた。
表面上は、尭を引き留めた沙希の勝ちだろう。だが、実質どうかと言われると、判断を逆にせざる
をえない。
言いたいことを全てはっきりと言った尭と、それをしなかった沙希。
尤も沙希が「それ」を言える状況では、全くなかったのだが―
何も知らない教師が、呑気に教室に入ってくる。何事もなかったように、皆に起立を促した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
565 :
46:2006/07/19(水) 00:20:02 ID:9wQcW/g9
(…俺としたことが…)
尭は屋上のフェンスを堅く握り、自らを責めていた。
内容は、沙希への発言内容についてである。
(なんであんなことを言っちまったんだ…)
言うべき言葉ではなかった。
少なくとも、沙希は尭を心配してくれていたのだ。何故標的が自分なのかはわからないが、とにか
く沙希は、多少なり尭のためを思ってやってくれているはずである。たとえそれがクラス委員の義務
だとしても、だ。
ましてや、相手は女だ。それなのに、あんな言葉を浴びせるなど。
頭に上った血の塊から出てしまった言葉を、尭は本気で後悔していた。
自然と握る力が強くなり、ギリリとフェンスが音を立てたその瞬間、ふと階段からの扉が開き、誰
かが屋上に足を踏み入れる。
いつもはこの時間、屋上には誰も来ることはない。
というよりも、本来だれも屋上にはいないはずになっていた。安全上の理由とかで、屋上の鍵は生
徒には入手できないからである(そのためたまたま鍵を拾った尭は、この場所を快適なフリースペー
スとして利用していた)。
ということは、今入ってきた人物が誰かはかなり限定される。この場所に来るということは鍵を持
っているか、それ以外に特殊な目的が―つまり、尭がここにいることを知っていて、用事があるか、
のどちらかだ。
しかし、前者の説は簡単に却下された。もし教官なら、いるはずのない尭を見つけたら真っ先に声
をかけてくるはずだ。しかしその人はまだ扉の前から動こうとしないし、こんなところで何をやって
るかと怒鳴りながらつかつか歩いてくることもない。
566 :
46:2006/07/19(水) 00:21:14 ID:9wQcW/g9
ということは、後者。
そして、今わざわざ自分を訪ねてくる人物など、簡単に想像がつき…
「…水瀬か?」
扉の音を聞き取っていた尭は上のような思考を経た後、振り返らずに切り出す。
背後の人物が近付いてきていた足を止める。尭はそれを肯定として受け取った。
ため息を一つ。
どうしてここがわかったかは知る由もないが、何か言いたいことがあるのだろう。尭は相手の言葉
を待つことにした。
…だが、いくら待っても沙希が話し出す気配はなかった。
しだいに気まずい空気が漂いはじめる。いや尭がそう感じただけかもしれない。かもしれないがと
にかく、無言のままでいる時間は尭にとって居心地が悪く、実際は数十秒に過ぎなかったその時間が
何分にも感じられる。
焦燥に駆られたこともあり、尭は言うべき言葉を紡ぎ出した。
「…悪かった。…さっきは、少し言い過ぎた」
「!」
はっと息を飲む音が聞こえた。
驚いているのか、何かに気がついたのか、表情が見えない以上どうしてかはわからないが。
しかし予想していた怒声は、飛んでこない。
少しだけホッとした尭はまだ顔すら見ていない沙希に、一時間前と同じ質問をすることにした。
「…でも、やっぱり教えてくれ。…何で水瀬は、俺にだけあんなことを言うんだ?」
今度は、自分なりの出来る限り穏やかな口調で。
567 :
46:2006/07/19(水) 00:21:59 ID:9wQcW/g9
そう。やはり、冷静になった今改めて考えてみても、沙希の尭に対する態度は不可解だった。
あの時尭が言ったことは確かに正論だった。尭はいくら成績が悪いと言っても、ぎりぎりで、本当
にぎりぎりで赤点だけは回避し続けて来たし、出席にしても単位を落とすことのないよう、ちゃんと
(というのも何だが)計算してサボっている。対し、実際にリミットブレイクしたことのある生徒な
ど、クラスのうちで自分以外に数人はいるのだ。
なのに何故、尭にこだわり続けるのか。それは疑問でしかなかった。
しかし、問うたことに返事はない。
…聞こえていないのだろうか。
そう思い、尭は振り返るが…直後、それにより驚愕することになる。
「おい、聞いて…って、お前っ!」
沙希は声も上げず、ぽろぽろと宝玉のような涙を流していた。
尭の驚いた顔を見て、ようやく自分の状態に気付いたのか、直後にしゃくり上げるような声をたて
はじめる。
演技などでは断じてありえない。これが演技だったら、きっと最高の女優になれる。
尭は狼狽した。
「わ、わかった悪かった! な、何も泣かなくても…」
慌てに慌てて、手で顔を覆った沙希の肩に手を置く。
女性の涙を見るのは初めてだった。母のすら見たことがない、ましてや沙希のそれなど。尭が知る
中で、最も涙と結び付きそうにない女性だったというのに。
「ッ、ち、ちが…、違うんで、す…」
鳴咽混じりの声で、沙希は何とか告げる。
違うとはどういうことかわからないが、そんなことを考えられる余裕はなかった。どうやって泣き
止ませればいいのか、尭の脳内はまさにフル回転状態だ。
「と、とりあえず落ち着けって、嫌ならもう聞かないから、な? な?」
ハンカチを取り出しながらそう言うことしかできなくて、自分の恋愛経験の無さが恨めしい。
頬に零れた涙を拭いていくと、沙希は尭のハンカチを取り自分で目のまわりを拭い始める。
ここが誰もいない屋上でよかったと思いながら、尭は何も言えずその様子を見守るしかなかった。
しばらくしてようやく涙が止まった沙希は、弱々しいハンカチを握りしめる。
決心したようにぐっと力を込め…尭にとって想像の斜め上を行く発言を切り出した。
568 :
46:2006/07/19(水) 00:22:42 ID:9wQcW/g9
「わ、わたくし、貴方の、ことを…ずっと、お…お慕いしておりました…」
充血した目で尭を見つめ、顔を朱に染めた沙希は途切れ途切れにそう告白した。
「…」
一秒間は意味を理解することができなくて、
「…!?」
二秒目でやっと脳が意味を理解し、
(え、ちょっ! それって…!)
三秒経って顔に血が上り、どんどん赤が差していった。
尭は混乱した。かつてないほどに混乱した。
慕うっていうことは好きってことで好きっていってもいわゆるあれだライクじゃなくラブ?いやま
さかそんなでも実際そう言ってきたわけだしそれに様子からすると明白にそういうことなのであって
何というか、これはそのそのえとえといやいやいやいや…いや…イヤ?
(イヤじゃないイヤじゃない全然嫌じゃな…って違う! 落ち着け! 俺落ち着け!)
恋愛シミュレーションゲームの人物が実際に有り得ないのはこういうわけだ。経験ゼロの男が(い
くら普段キツい態度をされていても)ストライクゾーンど真ん中の容姿の相手に泣かれた上に告白さ
れれば、思考が狂うのは当たり前だ。落ち着いて優しく抱きしめて、最高級の微笑みとともに「俺も
…好きだよ」などと言うことが高々一般民にできるはずもなく、大抵こんなもんである。
569 :
46:2006/07/19(水) 00:23:41 ID:9wQcW/g9
「じゃ、じゃあ…なんで…」
かろうじてショート寸前で踏み止まり、内心七転八倒の大慌てなのをひた隠しながら尭は、さっき
泣かせたこともあって恐る恐る口にする。
そしてそれに対する答えは、尭をさらに驚かせることになった。
「貴方の友達が…貴方が、落第なさるかもって…
…もしそんなことになったら、もう逢えないかもって、思ったから…だから…ッ」
「!」
謎が全て一度に解けると同時に、別の意味での衝撃が走り、後頭部を鈍器で殴打されたような痛烈
な感覚が、雷が落ちたような音と共に頭の中を駆け巡った。
誰だそんなデマを流したのは、と問うことも、頭から消えうせていた。
つまりは、そういうことだった。
目の前で今まさに再び涙を溢れさせようとしといるこの少女は、今までずっと、尭と一緒にいたい
からとその一心で尭を叱咤し続けてきたのだ。
その結果逃げようとされても、嫌な顔をされようとも。
「…っ」
驚愕と後悔が一挙に押し寄せてきて、尭は言葉に詰まる。
自分が吐き捨てた言葉が、どれだけ沙希を傷付けたか。
今更ながらにその深さを知り、告白された嬉しさよりも前に、何も気付かなかった、いや気付こう
としなかった己の無関心と浅はかさを呪った。
570 :
46:2006/07/19(水) 00:24:54 ID:9wQcW/g9
だがそれと同時に、熱さと温かさが同居した何かが、心の中に芽生えるのを感じた。
恋愛対象として好きと言われるのは、当たり前だが初めてだ。
こんな物ぐさで適当な性格だから、親友と呼べる人間などありはしない。
基本的な人付き合いも悪いから、友人なんて持てたためしもない。
そんな自分を、どうしてか沙希は好きだと言ってくれた。
そして自分を大切に思ってくれる人は、両親が死んでからは誰もいなくなってしまっていて…
「お願い、です…好きじゃなくて、いいですから…わたくしを、き…きらいに、ならないで…っ!」
再び溢れた涙が、沙希から言葉を奪ってしまう。声も、震えていた。
そしてその言葉の意味を、尭は瞬時に悟る。
そんなに、嫌われるのが…怖かったのか。
自惚れなどではなく、彼女の声はそれを恐れていて。
純粋に、愛おしく思えて。
「…困るんだよ…」
唐突に聞こえた低く小さい、されどはっかりと声に、沙希はびくりと肩を震わす。
上げた顔、心の底から不安を感じた瞳が、されど真っ直ぐに尭をとらえる。
571 :
46:2006/07/19(水) 00:25:36 ID:9wQcW/g9
――今までこの綺麗な瞳に、俺は一体どう映ってきたんだろうか。
自分の何がこの少女に、ここまで言わせるのかはわからない。
わからないのだけれど。
それでも、答えは確かに今、尭の心の中にある――
「…そんなこと言われると…」
――好きになっちまうだろう。
思わず考えていたことが、口からぼそりと出てしまう。
「…」
沙希は目のまわりを拭いながら、そのまま尭を見続ける。
…聞こえていない。
(あああ、もう!)
二度目を言うことはできなくて。
「あ…」
涙の味のする唇に、教えてやることにした。
572 :
46:2006/07/19(水) 00:26:12 ID:9wQcW/g9
[アA このまま流れで屋上で…
[アB お屋敷の大きなベッドで…
[アC 他の選択肢募集。ネタクレ
個人的にAは…だが皆に任せる。
やっぱり夏休みが欲しい46でした。
一番槍〜
GJですた
[アB お屋敷の大きなベッドで…
に一票
かわうぃーわー。すばらしいわぁー。
[アC その時突然の次元スリップ。気がついたらそこは奇怪なモンスターのいる異世界だった。次回!異世界冒険奇譚編。絶対見てくれよな!
に一票
[アB お屋敷の大きなベッドで…
[アC隣のクラスの委員長で水瀬沙希の双子の妹水瀬菜々が乱入
577 :
33:2006/07/19(水) 01:42:58 ID:RG2vAOPE
>572
[アB
がいいでつ。
[アC 突然主人公が女の子に!あなた一体どなた・・・? いや、なに言ってんだよ、俺・・・
に1票
[アC その告白現場に主人公を気に入ってるお色気たっぷりの先輩(貧乳、素直クール推奨)が現れて……?
GJGJ!!
[アA このまま流れで屋上で…
581 :
46:2006/07/19(水) 07:04:14 ID:7HrA9Xqp
あ、いやAは委員長的にさせてくれなさそうなので、という意味で。
気を遣ってくれてるのか。おまいらありがとう。
別に書きたくないとかいうわけじゃ全然全くないので遠慮なく票いれてくださいです。
もう少し甘ったるくしてから、Bで。
ぐっじょぶ!
では[アA
…で進もうとしたところ、文句を言いに来た萩本(スポーツ系快活美少女)が乱入。
「そんな…あ、あたしだって…その、あんたを……ごめんっ、何でもないっ!」
走り去る萩本。不安げに見上げる沙希。その時、尭が選ぶのは…?
次週、乞うご期待っ☆
…ごめん。ほんとうは
C いいんちょのご希望で尭の部屋へ。で…
>>583 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ソレサイコウダネ!!!
586 :
46:2006/07/19(水) 17:14:40 ID:7HrA9Xqp
おお、乱入という選択肢があったかw
しかし技量的に無理ぽなのでとりあえずB書いてみます。読んでくれてありがとー。
ノシ
587 :
46:2006/07/19(水) 17:17:24 ID:7HrA9Xqp
おお、乱入という選択肢があったかw
しかし技量的に無理ぽなのでB行ってみます。
読んでくれてありがとう。
ノシ
おぉー!お屋敷楽しみにしております
ガンガッテ
589 :
46:2006/07/21(金) 15:50:53 ID:+nwOxwS+
書いてる途中で気付いたのだが。
ベッドと言ったところ悪いんだけど、純和風にしていいでしょうか…
>>589 よろし。寝殿造だろうと書院造だろうとドンと来い。
592 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 20:49:42 ID:KHUJ2cVg
櫛箱を忘れるな
じゃあ西川の高級布団で!温もりといい滑らかさといいあれはいいぞ。
もちろん沙希には負けるけどな!
594 :
46:2006/07/22(土) 07:55:22 ID:DlFid/yA
よっしゃわかったw
期待せず待て
>>594 期待せずにはいられんフォォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!1
HG乙
sage
マダカナ-
wktk
暇じゃないですが、覗かせてもらいます。
暇を作って覗きます。
便乗して覗きに行きます。
603 :
アパム:2006/07/24(月) 23:47:33 ID:74tCn2oi
>>599 なんか向こうで弾もってこいとか言われてますが、そんなの気にせず覗きに行きます。
>>603 貴様!早くそこに付いてる玉をあそこに詰めてこい!
605 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 06:50:17 ID:0gqrOOmM
玉はやさしく舐
606 :
46:2006/07/27(木) 00:24:22 ID:GnY2p91H
お久しぶりです。
>>603 アパム!弾もってこい!アパーーーーム!
と叫びたいくらい忙しいとです。
じゃあとにかくB行きます↓
607 :
46:2006/07/27(木) 00:25:36 ID:GnY2p91H
あの唐突な告白から、もう一週間が経つ。
たった一週間の間だったが、その間に尭は沙希から様々な事を聞いた。
水瀬の屋敷での生活も、趣味であるお菓子作りの話も。
クラス委員の仕事が、入学したての去年ほどではないがかなり忙しいとも言っていた。ちゃんと授
業に出てくれない人がいるからだと、暗に非難してきたりもした。素直に謝ったが。
そして、尭を好きになったきっかけも。
聞いた時は冗談じゃないかと思ったほどの、些細なことだった。
それについては何も言うまい。きっかけは言うなれば問題ではないのだ。今はとにかく好きになっ
てもらえた自分の幸運に感謝しようと尭は思っている。
同じように尭も、沙希にそれはもう色々なことを話して聞かせた。
好きな食べ物も、お気に入りのタレントも。
まだ沙希と会う前のこと、小さい時の思い出も。
事の発端、沙希にひどい台詞を吐いてしまった理由…両親が死んだ時のことも。
尭の両親が死んで、もう一年と半年になる。
死因は車で行った買い物の帰りに起きた、ハンドル操作のミスによる交通事故――即死だった。
高校が決まった直後の尭が連絡を受けて病院に駆け付けたとき、暗い部屋の中にあったのが物言わ
ぬ二つの死体だけだった事。死という結果だけがそこにあり、時間が抜け落ちた虚脱感を感じた事。
一人で生きていくと決めた…いや、そうしなくてはならなかったこと。
…沙希に話して、よかったと思う。
自分のことのように泣いてくれた沙希の顔を、きっと一生、忘れない。
告白されてから短い間だが、尭は沙希を、沙希は尭を互いに深く知ることができた。
そして、今日…
-*-+-*-+-*-
とんとんと、舌で沙希の唇を小突く。
意を解したらしく、塞がれた所がゆっくり開かれていく。少しずつだが確実に、侵入を始める。
と、驚くべきことに、尭のそれに合わせて沙希の舌が熱く絡められた。
予想だにしなかった展開に一瞬目を見開き硬直してしまうが、ぎゅっと眼を閉じる恋人の顔が見え
てすぐにそれに応じる。
「…ぅん……っ…」
お返しとばかりに舐め返してやると途端に熱くて甘ったるい声が聞こえて、尭は脳が灼かれるよう
な感覚を覚えた。
見るとまだ眼を開いてはいなかった。しかしきゅっと寄っていた細い眉は既に緩み、そこに不要に
力んでいた先ほどの様子は残っていない。それどころか赤くなったその表情は、どこかとろんとして
いるようで。
愛おしさが募った尭は、そのまま行為を続行する。
舌や歯の表も裏も、口腔の中を余すところなく味わう。
608 :
46:2006/07/27(木) 00:26:27 ID:GnY2p91H
「…ふ、ん…んっ……」
意外にも彼女は、尭の行為を知識として認識しているらしかった。おどおどした動作ではあるもの
の侵入する尭を受け入れ、それを自分からも愛撫する…そのことが証明しているようである。
長い口付けを終える。離すと、銀色の液体がつと糸を引く。
「…何で、こんなこと知ってるんだ?」
初めてだと言っていた以上まさかその手の経験があるとは思えないので、とりあえず一応聞いてお
かねばなるまい。
すると沙希は着物の桜色と同じように顔を染めて、俯きながら告白した。
「く、倉にあった…え…え、艶書の、類いを…見て」
この一週間、準備してきたのだと。
…何に対しても勉強熱心な娘だ。
言葉には出さないが。
「あ、あと…お母様が、お、教えて下さって、それで」
水瀬家の性教育は一体どうなっているんだ。
いや、個人的には嬉しいのだけれど…
事の発端である弥生おばさんの顔と今に至るまでの流れを思い浮かべ、尭は心の中で呟いた。
-*-+-*-+-*-
『晩餐会にいらっしゃいませんか』
全てはその文面から始まった。
達筆な字で書かれたそんな内容の手紙が郵便受けの中に入っていたのは、期末テストという名の悪
魔から解放された丁度その翌日だった。
差出人は、水瀬弥生とある。
『常々、娘がお世話に…』と書いてあったため、沙希の母親と断定できた。書いてあった番号に電
話してみると、電話に出てきた家政婦と思しき女性も確かにそう言っていた。
――というかもう親に話してたのか、沙希…
恋人の親に会いに行くという状況特有の回避願望と、この暑さの中外出するのが嫌だということで
少々気が引けなくもなかったものの、もともとそれ以上の断る理由も無かったし、名家と名高い沙希
の自宅を見てみたいという好奇心もあった。
そのため、尭はその背後にどんな陰謀があるかも考えずに了承の旨を伝え、学校でも度々噂を小耳
に挟むの水瀬の屋敷に足を運ぶ事になってしまった。
なってしまったのだが――
これがまた、広いの何の。
純和風の邸宅は庭をはじめとして部屋に至るまで、何から何までが大きく、広かった。植木の配置
から門のデザインまで、調和のとれた空間は筆舌に尽くし難く、驚きと感嘆の連続で。到底その全て
は語り尽くせる筈もなく。
とりあえず門から玄関まで五十メートル走ができるのは確実そうだったとでも言えば、概要はそれ
で想像がつくだろうか。
辿り着いた丘の上、巨大な鉄の門を前にぼーっと佇んでいると、引き返すことも出来ずに和服のメ
イドさんたちに連れられて、「和服のメイドさんなんてメイドさんじゃない!」と昼休みに叫んでい
たクラスメイトの名前を思い出そうとして、思い出せないまま案内されて、そのまま――
609 :
46:2006/07/27(木) 00:27:55 ID:GnY2p91H
-*-+-*-+-*-
眩しいほどの桜色の着物。
それは屋敷に案内され、自室の何倍かも分からない客間で待っていた尭に披露された姿だ。
障子がさっと開いて目に飛び込んできた沙希のそれは、口に出てしまいそうになるほど可愛くて。
そのままの姿でこんな行為に及んでいる事実に、軽く目眩がしそうになる。
「…もっと凄い事、しようか」
というよりも、自分がしてみたいのだが…今の沙希を見ていると、むらむらとそんな気になる。
尭は言うと、抱きしめる力を緩めずにもう一度唇を奪う。
「え、な、何をなさ…んっ…!」
沙希は何をするつもりなのか聞こうとしたが、それよりも早く言葉を禁じられてしまう。
一瞬抵抗するような素振りを見せるが、すぐ先ほど同様尭に身を任せ始める。尭がその口腔内を味
わいしばらくすると、慣れて来たのだろうか。控え目ながら沙希からも再び舌を絡ませる。尭は相手
のお返しを快く思いつつも、『それ』を行う機を窺いながら口内愛撫を続ける。
だがその機が訪れるのを待たずして、しばらくすると沙希は別の意図を持って舌の動きを変える。
(わ、わたくしも…)
そう思った沙希は一瞬躊躇した後、今度は尭の唇に触れ、舌を差し込む。
する側から一瞬にしてされる側にまわった尭の驚きが、熱い肉塊を通して沙希に伝わる。
(…は、恥ずかしい…っ!)
涙目になっているのが自分でも分かる。
恥ずかし過ぎる…でも。
(駄目っ…これは、ち…契りなのですから…っ)
大切な誓いであり、自分の望みであり、そして、水瀬家の…
そう羞恥心を押し止め、沙希は行為を続行する。
「んっ…ッ……んん……」
頬の粘膜、硬い上顎。ゆっくりではあるものの、それこそあらゆる箇所に舌が及び、口内を丹念に
清めるように愛撫される。その主体たる沙希のくぐもった声が耳に響く中、驚きを禁じ得なかった。
自分が沙希に行ったことがそのまま、いやそれ以上の行動が返ってくる。…学習能力が高すぎる。
それとも、この『水瀬家の慣習』の為の、『予習』のお陰なのか――
(っ…でも…)
主導権を握られるかもしれないと直感した尭は、両手で沙希の側後頭部をがっちりと掴む。
「…!」
いきなり顔を固定され、驚きととも不安そうに見上げる沙希。二人の口のまわりは、尭が下あごに
感じるひんやりとした感覚からも分かるように既に二人分の唾液で濡れきってしまっている。
(…これは、知らないだろ?)
目で合図し沙希の視線と重なるのを確認すると、少しだが確かに認知できる量の唾液を流し込む。
610 :
46:2006/07/27(木) 00:28:40 ID:GnY2p91H
(これって、まさか……尭さんの…)
とろとろとしたものが、入ってくる。熱い液体の唐突な浸入に、沙希は驚愕し身悶えた。
鼓動が一層早まる。口移しで唾液を交換するなんてそんな、こんな行為があるなんて…そう、抑え
ようとした羞恥心が再び心に広がり始める。
しかし、髄まで蕩けかかっていた沙希の脳は、それをまともに感じる能力を欠きはじめていた。
「んっ…んぅ……こく…」
無意識…本当に無意識で、沙希は二人分が混じり溶けたそれを喉に流し込んでいた。
飲んでしまったことを認識した後から、それは即効性のある甘美な毒だったのかもしれないと他人
事のような思考がついてくる。
何故だろう…嫌でもないし、怖くもない。それどころか喉がかぁっと熱を帯びはじめ、心なしか血
の巡りが良くなっていく気がする。この感覚はそう、一昨年初めてお酒を飲んで、そのまま飲みすぎ
てしまった時の感覚に似ていた。熱く、心地よく、熱い――
「ぅんっ、んっ! んくっ…ぅ……ぅむっ…」
すんなりと飲んでくれた(尭にはそう見えた)沙希に驚くと同時に気を良くし、尭はさらなる量を
流し入れにかかる。それには一瞬驚くが、沙希はゆっくり、しかし逆らわずに受け取り、口腔内で混
ぜ合わせ、飲み込んでいく…甘い毒液が喉を灼く。その熱さは全身に飛び火し、あちこちで火花が飛
散するような熱と快楽をもたらした。
やがて溜めた唾液を全て使い切り、また沙希も最後の一滴を飲み干して、二人はさっきよりも何倍
も長い口付けを終える。双方ともに名残惜しかったが、快楽原料のタンク切れよりも慣れない行為の
ため息が続かなかったのだ。
「ど…どこ、で…こんな、ことを…」
肩で荒く息をしながら、沙希はそう聞いてくる。
安心した。いくらこういう行為について学習していたとはいえ、知らないことはあるし経験したわ
けではないようだ。なんとか自分も男としての体裁を保つことができそうだと、尭は心の中で安堵の
息をつく。
「男だからかな、俺も」
そうして耳元で答えになってないような返事をし、そのまま耳たぶを唇で挟んでやる。
弱点も見つかった。
611 :
46:2006/07/27(木) 00:32:07 ID:GnY2p91H
はっはっは!本番は全然まだだぜ!
参ったかうわなにをすくぁwせrftgyふじこlp;@
…ごめんなさい。
くっ…生殺しかっ
GJ
グッジョォォォォブ!
コノ〜焦らしてくれちゃって〜
憎いね〜( ´∀`)σ)Д`)
いけね!最近言ってなかったから忘れてた!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフォー
⊂彡
連投スマソ(´・ω・`)
俺漏れも!久々に叫ぶぜ!うーっ!はっ!
、
( ゚∀゚)o彡゚ワッフルワッフルワッフル!!
ところで誰か。ワッフルの作り方を教えてくれまいか。
SSを投下するとみんなのはぁとにワッフルが出来るよ☆
ワッフル ワッフル
100レス前にも見た状況
>>616
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
クレープクレープ!
本作品はワッフル分が微量に含まれております。
ワッフル分のとり過ぎは非常に危険です。
ご使用方法を間違えずに、用法用量を守ってご覧ください。
622 :
巴 1/9:2006/07/27(木) 20:27:31 ID:fxgwpeH3
「で・・・だ。これは一体どういうことだ?」
目が覚めると何故だか俺は座椅子に縄でぐるぐる巻き固定されていた。
「おはよう」
台所から顔を出したのは隣りの部屋に住む家族の1人娘。四条巴
いつも無表情で何を考えているのかわからない。
「説明しろ」
「料理の試食を頼みたいが、いつもみたいに逃げられると困る。だから縛った。本当に終わるまで起きないとは思わなかったけど」
俺は昨夜新しいゲームやりながら座椅子でそのまま寝てしまった。
まさかそのまま縄でしばられるところまでいくとは思わなかったが。
「って!鍵はどうした。鍵かけておいたはずだぞ?」
「合い鍵。この前作っておいた」
「おい。それは犯罪だぞ」
最近の高校生は何を考えているのかわからないがコイツの思考はそれに輪をかけてわからない。
「いいから縄を解け」
「逃げない?」
「料理の試食とか言ってたな?」
「うん」
「パチンコ行ってくる」
「じゃあ、解かない」
このクソ餓鬼が。
ん?何か焦げ臭いような。
「お前・・・まさか何か焼いてる最中なのか!?」
「あ。しまった・・・和明のせいで失敗した」
何気の俺のせいにされてるし。
あと年上を名前で呼び捨てにするなと・・・言っても聞かないんだよなコイツは。
「お前なぁ。人で人体実験にするのはやめろよなぁ」
「人でするから人体実験」
「俺でするなってことだ!!」
「そこまで下手ではないと思うが」
「最後はな。初めて作る料理は何でかしらんが滅茶苦茶下手じゃないか」
巴は台所から顔を出さずに何かをかき混ぜている。
ボウルと泡立て器がぶつかる音が聞こえてきていた。
「何作ってんだ?」
「ホットケーキ」
ホットケーキか。まぁ、それなら焦げる程度ですむか。
炭になってなければ焦げを取れば食えるし、まぁせっかくの日曜を潰されても困る。
今日は好きなようにさせて、早々に帰ってもらうとしよう。
>>621 おい、警告が遅いぞ。すでに適正量の10倍はとってしまったのだが。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
624 :
巴 2/9:2006/07/27(木) 20:28:05 ID:fxgwpeH3
しばらく待ってるといい匂いがしてくる。
ふむ。今日は初めて最初っから期待出来そうかな?
「出来た」
巴が皿をもって居間にやってくる。
テーブルの上に皿を置いて。
「さぁ、食べろ」
「おい」
テーブルの上に乗った狐色の丸い食べ物。
確かに焦げは少ないし美味しそうだ。匂いもいい。
けど。
「これホットケーキじゃないだろ。ワッフルって言うんだぞ」
俺がそう言うと巴は眉をひそめて俺を見る。
おいおい。本当に高校生かよ。ホットケーキとワッフルの違いがわからないなんて。
「というか、ワッフル焼くやつなんてどこにあった?」
「昨日、友達に貸してもらった・・・そう言えばたしか・・・そいつもそんな事を」
何かを思い出したのか、手をポンっと叩く。
「そうだ。ワッフルだワッフル」
「だからそう言ってるだろうが。まぁいいや。試食するからこれ解け」
巴は俺の体を縛った縄を解く。
ったく。この縄もどっから持って来たんだよ。
「んじゃいただき・・・何してんだ?」
俺がワッフルを一個手にとって口に含もうとした時。
巴はなぜか右手を挙げている。
俺が巴を見ると、巴は手を下げて俺をじっと見る。
「いただ」
そう言うとまた手を挙げる。何がしたいんだこいつは。
まぁいいや。
「んじゃ、いただきま〜す」
「ワッフルワッフル」
「ぶぅっ」
「ワッフルワッフル」
急に巴が腕を力強く振りながら『ワッフルワッフル』と叫び始めた。
危うく食べた物を吹き出すところだったじゃないか。
625 :
巴 3/9:2006/07/27(木) 20:28:36 ID:fxgwpeH3
「なんじゃそりゃ」
「さぁ。友達がそうしろと」
どんな友達だよそれ。意味わかんないし。
それにしても。
「ワッフルワッフル」
巴が腕を振るたびに、大きな胸がプルプルと震えるのがわかる。
今日に限ってノーブラでぴちぴちのシャツだから更にそれが強調される。
「で。どうだ?」
「ん〜。上手いぞ。しいて言えば甘さが足り無いが・・・生クリームとかつけるなら丁度いいかな」
「生クリームあるぞ」
そう言って巴は台所に戻る。
んむ。今日のは美味しいな。まぁ、ワッフルなんて粉買ってきて、溶かして焼くだけだけどな。
それにしても。生クリームを取ってくるだけにしては随分遅く無いか?
「準備に手間取った」
「何のじゅ・・・おい!」
巴は上を脱いで、Eカップの胸に生クリームをベタベタに塗りたくっていた。
女体盛りじゃないし・・・バレンタインの私を食べて生クリームバージョンと名づけよう。
「って長いし」
「どうした?」
「いやこっちのことだ・・・むしろ、俺がどうした?だぞ」
あまりのかっ飛んだ内容に俺の思考もエラーを起こしてしまったらしい。
「これも」
「友達かよ。そんな友達と一緒にいるのはやめてしまえ」
あ〜もう。誰だかしらないけど、絶対に巴のことからかって遊んでるな。
ダメだぞ。こいつは人の言うことを簡単に信じるんだ。冗談を言うのにも一苦労なんだから。
「舐めていいぞ」
「舐めれるか!」
「ダメか?」
「ダメとかそういう問題じゃないだろ。ダメはダメだが」
「そうか」
巴は何故か暗い顔で俯く。
「なら、何なら舐めてくれる?」
「何でも舐めない。そもそも、何で俺がお前の体に塗りたくった何かを舐めなきゃならん」
「それは・・・」
あれ。珍しいな、いつもハキハキと物を言う巴が黙り込むなんて。
626 :
巴 4/9:2006/07/27(木) 20:29:52 ID:fxgwpeH3
「俺の事好きだから、どうしても既成事実欲しいとかか?ま、そんな事は」
「ダメか?」
「は?」
「私が・・・和明の事を好きになることもダメなのか?」
顔を真っ赤にして巴が俺の顔を見てくる。
こいつが顔を赤くしたところ・・・初めて見た。
「私もこの気持ちに気づいたのは数日前だけど。友達に言われて。でも、でも、和明のこと好きだってわかってから私」
巴が俺の前に座る。
「不安で・・・心配で・・・何をしていいかわからなくて」
「それで。友達に聞いたらこうなったわけか」
首を縦に振る。
俺は少しだけ身をかがめて、真っ白なクリームの胸に舌を這わせる。
「きゃっ」
「甘い」
俺は巴を抱き寄せると、その唇にキスをした。
「んっ・・・はぁ・・・すごいぞ。体にビリビリって電気が走った」
「まさか初めてか?」
「当たり前だ。物心ついてからは親にもこの唇は許していないんだぞ」
「そうか」
こいつに彼氏がいるとは到底思えなかったが。
むしろ俺のが変なのか?巴みたいなのをいいなと思ってる俺が。
「何か・・・私変なことしたか?」
キョトンとした顔で俺を見上げる巴。
訂正。これに気づかない連中が悪い。こんな可愛いやつそうそう居ないぞ。
まぁ、かくいう俺も3年以上気づかなかったわけだが。
「なんでもない。で。いつまでお前は胸を出しっぱなしにしておくんだ?」
「全部舐めてくれるまで?」
「太るわ。ったく。シャワー浴びて来い」
「でも」
「逃げも隠れもしないって。ここでテレビ見ながらワッフル食ってるから」
巴が右手を挙げる。
「いや。しなくて・・・一回やって見てくれ」
「ワッフルワッフル」
ぶは。すげぇ破壊力だ。これ。
胸がブルンブルンと。
「どうした?」
「なんでもない・・・シャワー浴びてきてくれ」
あれを見続けたら絶対に死ぬ。
627 :
巴 5/9:2006/07/27(木) 20:30:23 ID:fxgwpeH3
「いい湯だった」
「シャワーだろうが・・・って。おい」
「ん?」
振り向いた俺の目に入ってきたのは、全裸のままバスタオルで髪を拭いている巴の姿だ。
「なんで何も着てないんだよ」
「和明は着てするのが好きなのか?」
がは。こ、こいつは。マジで俺とするつもりか?
いや、すでに俺の彼女気取りか・・・まぁ、キスしてしまった俺も俺だが。
「あのなぁ」
巴が俺の胸に飛び込んでくる。
「おい」
「和明・・・好き・・・大好き・・・今まで迷惑をかけた分・・・好きにしていい」
な・・・直球で言われると・・・あぁもう。
「挑発したのお前だからな・・・ったく・・・最初はちゃんとムードある場所でって思ってやってたのに」
「なに!?そうなのか?・・・なら」
「もう時間切れだ」
「ふあ?あ、あぁ、はぁぁっ」
俺は巴を押し倒すと、大きな胸を両手で揉みしだく。
とても弾力があって柔らかくて。手を押し込むと、吸いついてくるように絡んでくる。
俺はズボンとパンツを脱いで巴の胸の上にペニスを出す。
「おぉ・・・それが和明の」
「俺の何だ?」
「和明のおちんちん・・・大きい」
俺はペニスを巴の胸の間に挟める。
「両手で胸を押さえて俺のが飛び出さないようにしてくれ」
小さくうなずくと、自分の胸を横から押さえる。
俺はそれを確認して前後に動く。
「和明のおちんちんが私のおっぱいの間を上下してる。もう少し上まで上げれるか?・・・そのまま・・・んっ」
「うっっ」
巴に言われた通りに少し顔に近づける感じで腰を動かすと、先っぽを咥えられた。
亀頭の先を小さな舌がチロチロと刺激してくる。
横からは胸の柔らかな感触。上からは巴の口の刺激的な感触。
「うあ・・・巴。すまん」
「ん?っっ!?うぅぅっっ
俺は我慢しきれずに巴の口の中に精液を出してしまった。
628 :
巴 6/9:2006/07/27(木) 20:30:55 ID:fxgwpeH3
「うあ〜・・・まずい・・・和明の精液まずいぞ」
「あ。精液ってのは知ってるんだ」
「いくらなんでも馬鹿にしすぎだぞ」
ごもっとも。一応高校生だもんな。
「しかも量もすごい」
「仕方ないだろ、女とするんなんて1年ぶりくらいだし」
「オナニーはしてないのか?」
「昔はしてたけど最近はな。そういうお前は?」
返されるとは思ってなかったのか、驚いた顔で俺を見たあと、顔を真っ赤にして横にそむける。
「・・・和明のこと思って・・・何回か」
卑怯者。そんな顔してそんなこと言われたら。
「うわっ。和明・・・またでかくなったぞ。それに、心なしかさっきより大きいような」
「俺のこと好きじゃなかったのに、俺のこと思ってしてたんだ。エッチだな。巴は」
「好きだって気づいたのはこの前だけど・・・和明が隣に引っ越してきてから・・・私はずっと」
あぁもう・・・可愛いなチクショウ。
「巴」
「なんだ?」
巴を抱きしめる。
「俺もお前のこと好きだ」
「本当か?」
「あぁ。俺も気づいたのさっきだけどな」
ずっと好きだったのかと聞かれればノーだ。けど、今は確実に巴が好きだ。
「嬉しい」
「巴。最後までしていいか?」
「・・・これを入れるのか?ダメだ。絶対に壊れる。こんな大きい物が入るはずはない」
俺は巴のお尻を掴んで持ち上げる。
「や。なんだこの体勢は。はずかしいぞ。断固拒否する」
「まんぐり返しって言うんだ。これならお前の全部が見えるな」
「まんぐり・・・ダメだ。ふあ、あぁ。指・・・入れないでくれ」
巴の中に指を少しだけ入れると、ヌチャっという音が聞こえてきそうなくらいにソコは濡れていた。
さすがオナニーしていただけはある。
それにしても。
「お前の・・・小さいな」
「そう・・・なのか?」
俺も女性経験が豊富なわけではない。けど、比較出来るくらいには経験がある。
629 :
巴 7/9:2006/07/27(木) 20:31:28 ID:fxgwpeH3
「ん〜。今日は入れるのはやめるか。時間をかけてじっくりほぐさないとダメかも」
「しないのか」
さっきまで嫌がっていたはずなのに、なぜ、しないと言うとがっかりしたような顔を見せるんだ。
「私なら我慢するぞ。あぁ、我慢してみせるとも。だから・・・ダメか?」
どっちだよ。ったく。
「じゃあ、入れやすいようにいっぱい濡らしておかないとな」
「濡らす?ぁぁぅ。舌。和明の舌が。ひゃんっ」
舌でかき混ぜるだけで、愛液が溢れて出てくる。
濡れ方だけは一人前なんだよな。
「優しくするな」
「・・・和明」
俺は巴の腰を下ろして脚を大きく開かせる。
「いくぞ」
「いい・・・ぞ」
巴が俺の腕を握る。その手はすごく力が入っていて・・・少しだけ可哀想な気がしてきた。
俺はゆっくりと腰に力を込める。
「ぐぅっ」
巴の顔がゆがむ。歯を食いしばり、握った俺の腕に更に力がかかる。
巴の中はやはり狭い。そして、肉を割れるような感触を感じる。
「はぁぁっ。か、和明」
俺は巴を抱き寄せてキスをする。
巴の腕が俺の背中に回される。
「好きだ巴」
「私もだ。私も好きだ」
後は一気に突き入れる。
「ぅぅっ・・・はっ・・・ぁぁ・・・はぁはぁ」
「巴。よく頑張ったな・・・最後まで入ったぞ」
巴は上半身を起こして結合部を見る。
「和明の大きいおちんちんが・・・私の中に入ってる・・・すごい・・・あっ」
「どうした?」
巴はふと見た自分の手を見て声を上げる。
「血がついてる・・・和明。背中!」
「あぁ。気にするな。背中の引っかき傷は男の勲章だ」
630 :
巴 8/9:2006/07/27(木) 20:32:00 ID:fxgwpeH3
「幸せだ」
俺は結合したまま巴を抱き締めていた。
「この程度でか?俺と一緒にいたらもっともっと幸せにしてやるよ」
「そうか。楽しみだけど・・・なんだか怖いな」
「怖い?」
「未来に・・・この関係が崩れてしまうことを考えると」
巴の頭を撫ぜる。
「お前が嫌だって言ったって、俺はお前を離さないからな」
「和明・・・うん。離さないで。ずっと、ずっと私をつなぎ止めていて」
俺の胸に巴は顔をうずめる。
「まだ痛いか?」
「・・・かなり」
「じゃあ今日はここまでだな」
「あ。大丈夫だ。大丈夫だから最後までしてくれ」
もう一度俺は頭を撫ぜる。
「俺たちにはまだまだ先があるんだぞ?今日はここまでな。次はちゃんと最後まで・・・お、おい」
巴が俺の体を仰向けに倒し、その上に座りこむ。
「大丈夫・・・大丈夫だから・・・んっ」
そのまま、ゆっくりと腰を動かし始める。
巴の瞳から、涙が零れ落ちる。
「無理は」
「無理じゃない!無理じゃないから・・・ちゃんと・・・気持ちよく・・・なって」
涙を流し、痛みに耐えながら巴は腰を動かす。
「巴。わかった。じゃあ、少し痛いだろうけど、我慢しろよ」
「はっ。あっ、あ、あぁ、激しい、んっん、や、はぁ」
俺は激しく巴を下から突き上げる。
「んっ。ぁ、ぁぁ、っ、か、和明」
「いくぞ・・・巴」
俺は巴を抱き締めて、俺の上半身の上に倒す。
抜けたペニスからは勢いよく精液が飛び出し、巴の背中やお尻の上に落ちた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「和明の精液・・・いっぱいでたね・・・でも、中でもよかったけど」
「そいつは、高校卒業したらな」
「・・・んっ」
俺たちは抱き合い、もう一度・・・キスをした。
631 :
巴 9/9:2006/07/27(木) 20:32:32 ID:fxgwpeH3
「和明!アレだアレに乗ろう」
「あのなぁ。またかよ」
今日は日曜。そして、巴と付き会い初めて1週間目。天気のよかった今日は絶好のデート日和だった。
「なぁ。もっと大人しいの乗ろうぜ。観覧車とか」
俺たちは遊園地に来ていた。
が、さっきからずっと絶叫系マシンに乗りたがっていた。
何度目だっけ。15回目くらいか?そろそろ頭がフラフラしてきたんだが。
「ほらほら。行くぞ。これだけは断固として譲れん」
この遊園地には8つの絶叫系マシンがある。その中でもこいつは今日だけで3度目だ。
俺たちは椅子に座ってベルトを締める。
「なぁ、なんでそんなに絶叫系が好きなんだ?」
「・・・これなら・・・和明が手をつないでくれる」
「は?」
「だって。和明と手・・・つなぎたいから」
俺は巴の手を握り締める。
「馬鹿か。これくらいならいつでもしてやるよ」
そうだよな。俺の年だとそうでもないが、巴くらいの年だと結構そういうことが重要だったりするんだよな。
俺としたことがすっかり忘れてた。
「本当か?」
「あぁ。今から家に帰るまでずっとつないでたっていいぞ。てか、つなぎたいなら始めっから言え」
「・・・ありがとう・・・和明。大好きだ」
「おう」
俺たちは自然と顔が近づいてキスをする。
「あの・・・すみませんお客さま。離れていただかないと安全バーが下げられません」
「あっ」
しまった。ここ遊園地のアトラクションの中だった。
周りの店員も客もみんな俺たちの方を見ている。
俺たちが離れると、安全バーが下がってきて、俺たちは椅子に固定された。
そのすぐ後、俺たちを乗せた乗り物は、段々と高みを目指して上がっていく。
「和明」
「ん?」
「もう一つしたいことがある」
「ほう。言ってみ」
「観覧車でエッチ」
632 :
巴あとがき:2006/07/27(木) 20:35:24 ID:fxgwpeH3
実際ワッフルワッフルってそんなにブルブル震えないよね。
手を下に下げた時に前かがみになって、上げた時に背をそらすくらいに大きく動かないとね。
普通に振ってブルブル震えるのは・・・どれくらいなんだろう。
ごめんなさい下げ忘れましたorz
あと、623氏。わかり難い前書きでごめんなさい。
あの書き方ならレスいただいても当たり前ですね。すみませんでした
ワッフルワッフルワッフル!!
ワッフルワッフルワッフル!!!!
ワッフルワッフルグァッフル!!!!!
グァッフルグァッフルグァッグゥル!!!!!!!
グァッグゥバっgah/w.
…。
ガフッ(吐血
>>632 C75のワッフルワッフルはブルブル震えませんでした。
それはともかく
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフルワッ…
ハァハァハァハァ
うわ・・・・割り込んでるよ・・・orz・・・・
ワッフル病にかかって逝ってくる
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
640 :
33:2006/07/28(金) 04:45:32 ID:zaw+GFuT
>632
GW!(Good Waffle!)
なんとなく素直クールな気もするが、ワッフルと生クリームの前にはそんなものはどーでもいいことさ。
とにかく巴カワイス
上手かったであります。続編きぼんぬ
ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ∩ ∩ ノ) ワッフル!
ワッフル! 川 ∩ 川彡'三つ ワッフル!
ワッフル! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ ワッフル!
ワッフル! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ ワッフル!
ワッフル! (ノ ∪ 川 ∪ミ) ワッフル!
ワッフル! ∪ ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル!
これの巴Verも所望する次第にございます
_ ∩
( ゚∀゚)彡 GJGJ! GWGW!!
⊂彡
脇の下をさらけ出すように腕の付け根から振り上げると
ワッフルワッフルできることを発見しました!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 巴ワッフル!ワッフル!
⊂彡
>>46氏、良家のお嬢さんの手練手管に期待してまっせw
巴ちゃんの2回目は 俺がの
みんな、ワッフルをやり過ぎると容量を一気に消費しちまうぞ!
だから控え目にしよう。
( ゚∀゚)o彡゜ワッフルワッフル!
647 :
46:2006/07/29(土) 00:09:06 ID:cQWNFA65
↓
648 :
46:2006/07/29(土) 00:10:37 ID:cQWNFA65
「ぁっ! …や、んっ…そ、そこばかり…ッ…!」
続けて柔かい耳の肉を味見するかのように舐め、唇で揺すり、甘噛みする。と、その度にぴくん、
ぴくんと沙希は跳ね、抑え切れない刺激の受容を伝える。どうやらこの部位への愛撫にはかなり弱い
らしく、抵抗の意志を示すはずの言葉にもまるで力がこもっていなかった。
弱点を攻めるのもいいがもっと色々な反応が見たくなり、尭は唇を耳から離し首筋へもっていく。
白い肌に熱い塊が触れる。そのまま子犬がするように、軽く優しく舐めてやった。
「ふぁっ! …だ、駄目です! 尭さ…んんっ!」
沙希の反応は心なしか、さっきよりも大きく感じられた。一瞬ではあるものの確かに震えが走った
のが、着物越しにも伝わってくる。
「…何が、駄目なんだ?」
半暴走状態に近い尭はなんとか我慢して、沙希の言葉に耳を傾ける。
「だ、だって、こんな…わたくしだけ…」
どうやら自分だけ攻められるのがお気に召さなかった様子である。
…いや。
それとも、与えられる快楽に戸惑っているのだろうか。
もし後者ならば…いや戸惑いを感じているかいないかは分からないが、快楽を感じているのは少な
くとも間違ってはいなさそうである。それは尭にとって、大変喜ばしいことだった。
「ひゃぁっ」
ポイントをずらし、今度は耳の裏を撫ぜる。と、沙希は声のトーンをオクターブ上げて鳴いた。耳
の周辺は本格的に弱いらしい。
「沙希が気持ちいいと、嬉しいから…俺はこれでいい」
「で、でも、ゃっ」
意地悪く攻めてやる。ふっと行きを吹くと、沙希は痺れたように硬直した。
「気持ちよく、ない?」
「そ、それは、ですから…あぁ!」
まーだ抵抗しますかこの意地っ張りは。
そんな意を込めて再び耳たぶを口にくわえる。感度が上昇していたためか、先ほどそうした時より
も明らかに強い反応があった。
「気持ちいい?」
沙希の中で、駄目だ、逆らえないという声が強く響いてくる。
目の奥が妖しい光を帯びはじめ、表情がより蕩けていく。何かが脳を焼き焦がしているようだ。
「…は、い…気持ち…いい、です…」
一瞬、尭は声を失った。
――夕飯をご馳走になっている最中は、こんな顔を見ることになるとは夢にも思わなかったな…
「ん…合格」
内心苦笑した後、とうとう口に出してしまった沙希に、正直に言ったご褒美とでも言わんばかりに
通算三度目の深い口付けを敢行する。
-*-+-*-+-*-
649 :
46:2006/07/29(土) 00:12:13 ID:cQWNFA65
「川上さん、一つご提案が」
「? 何ですか?」
「もう夜ですし、今晩はこのままお泊りになりませんか?」
「え…いや、でも…」
「ほら、この雨ですし…もし外で何かあったら申し訳が立ちません。ここはどうか…」
「…そうですね。じゃあ、お言葉に甘えさせて戴いても…」
「そうですか! ではお部屋の方は後々ご案内致しますので、今暫くくつろいでいて下さ
いな」
「お願いします…あれ沙希、どうしたの?」
「…///」
そんな会話があったのはたしか夕食が終わる少し前だったと、尭は記憶している。
夕食会は屋敷の規模に合わせて、それはもう盛大に執り行われた。
もともと主に親類縁者が集まって開催されるものだったのだが…一体どれだけいただろう。百はい
なかっただろうが五十人はいたかもしれない。
それにしてもそれだけの人数が一つの部屋に入ってしまうのだ、水瀬家の本領といったところか。
――今思うと、沙希の親戚の人達が結構こちらを見ていたり、時にはわざわざ挨拶しに来たりしてい
たのは、今現在行われてる行為を読んでの事だったのかもしれないのだが――
それはともかく。
食事の内容ははやはり予想を裏切る事なく完全に和食に統一されていて、どこか学校の旅行で行っ
た京都の旅館を錯覚させられた。
何やら想像の及ばない、思わず「これ、何?」と口走ってしまうような、珍味らしき物体のもあっ
たが、手を付けてみるとこれがどれもこれも口に合う。沙希があらかじめ自分の好みを告げていたの
だろうかと尭は思った。真偽は知る由もないけれども。
それもともかく。
問題はその後だった。
そう、確かその後会もお開きとなり、雨が強くなったことだし待たされていた部屋に置いた荷物を
とってお暇しようとしたら、沙希の母・弥生から冒頭のように提案されたのだ。
-*-+-*-+-*-
柔かく滑らかな布団の上に、それよりも抱き心地のよい沙希の肢体を押し倒し、横たえた。
明かりさえ消えていない沙希の部屋の中、唇を合わせたままの尭の手が沙希の髪をそっと撫で、指
をくぐらせ遊ばせた後首から肩へゆっくり流れていく。
「沙希―、っ…」
もはや一方的ではなくなった相互の口腔愛撫を止めた尭は、覆いかぶさったまま手を鎖骨のあたり
に置いたところで何かを言いにくそうにする。
様々なメディアから溜め込んだ知識のみを武器に散々責めてきた尭だが、やはり今の今まで女の肌
を知らないできただけのことはあった…いやそうでなくても思わず当惑してしまうかもしれない。
たとえ経験者でも、普通一般男性は和服の脱がし方まではわかるまい。
どうやって脱がせばいいかを尋ねることも、ましてや脱いでなどと言えるわけもなく、尭は先ほど
までとは打って変わって硬化してしまった。
だが手の位置と尭の表情から、言葉を使わなくても沙希はその意を酌んだ。
「わかり…ました」
650 :
46:2006/07/29(土) 00:12:57 ID:cQWNFA65
了承の意味を込めて、そう告げる。尭のためだ、と意を決したのだ。
しかしながら、早く触ってほしいと思ってしまったのも事実で。
その考えを抱いた微熱と羞恥に顔を朱に染めながら、沙希は腰を浮かせ、尭の胸に添えていたその
か細い両手を背に回す。
布が擦れた。
ふと、今までしっかり締められていた帯が緩む。紐解かれたそれは体の正面で交差を外される。
朱の顔にさらに紅を湛えながら、腕を引いて袖の中に潜らせ、そしてそのままもぞもぞと動かす。
きっと尭にはわからないだろう。和服の下に着る、襦袢の紐をほどいているのだ。
ややあって。
「ど…どうぞ」
沙希は動きを止め腕を袖に残したまま、瞳を濡らしながら蚊の泣くような声で言った。
目の前で繰り広げられる光景を半ば茫然と眺めていた尭は、その合図を機に我に帰る。
一言も発することができないまま動作不良の機械のように、わずかに肌蹴た衿に手をかける。
何と言えばいいのか。
世界最高の宝箱が鍵と一緒に自ら手のひらに乗っかってきた時のような、いやそんなのよりもはる
かに強く昴ぶり、高揚し、興奮している。そんな心境。
尭が確認の意味で目を遣ると、沙希は唇をきゅっと結び目を閉じていた。
「…脱がすよ」
ようやく返事の分かりきった宣言をして、尭は服を握ったままの両手を左右に分かつ。
…宝箱の中身は、やはり最高の宝石だった。
いやどんな宝玉に例えようとしても、それは間違いなく不可能だ。そう尭は確信する。
襦袢ごと割り開いたため、袖に隠れた腕を除いた全てが尭の視界に顕わになっていた。
「あき、尭さん、明かりを…!」
見た目で判断しても相当に豊かとわかる双丘を蒸気のように熱い息とともに上下させながら、沙希
は今にも絶えてしまうかのような声で懇願する。
鮮やかな桃色の先端もそれに合わせて揺れ動き、尭の視線を釘付けにする。周囲の肌色はわずかな
赤を帯びながら電灯の光を照り返していた。
何と綺麗な光景だろう。
「明かりって…沙希の、もっと見たいんだけど」
中断していた手の移動を再開する。
鎖骨の下を、心臓のある側を通り、若くも大きな果実のもとへ。
「んぅっ!」
隠しきれない悦びに、沙希はわなないた。
かなり手に余る柔かな肉は指の間からこぼれて溢れ、そのサイズをいやがおうでも――全然嫌じゃ
ないのだが――実感させる。
手のひらに吸い付くような感触。弾力も相当に強く、押せば柔らかながら確かな抵抗を感じさせ、
引けば逃がさない、もっと、とでも言わんばかりに追ってくる。
「ぁ…んっ、ぅ…ひぁっ!」
揉みしだく合間に時折先端を優しく摘んだり、口に含んだり吸ったりしてやると、沙希は面白いよ
うに反応した。高く外れた声を上げて身をよじり、呼吸を明らかに荒げる。
(…もっと、気持ちよくしてやる)
もっと沙希を喜ばせてあげたいというのと、更に乱れた沙希が見たいという二つの欲求に導かれ、
尭の空いた右手は腹を下り、小さくかわいらしい臍を滑らせ…とうとう控え目な茂みへと至った。
「そ、そこは…ひぁ!」
尭の考えを悟った沙希は驚きと当惑の入り混じった表情を浮かべる。しかし手がそこにたどり着く
と、電気が通じたような感覚に高く甘い声を上げた。
そこは既に、熱い池と化していた。
少なめの茂みの根は溢れた露に濡れ、指をスライドさせると粘着質のある音を発した。それは沙希
に羞恥と期待とを、尭に欲と興奮をもたらす。
ぬるぬるとした感触に沙希の体の火照りを感じながら、尭はさらに手を動かしていく。
そうして茂みの奥、熱の源泉たる入り口へと到達した。
「ここ…自分で触ったこと、ある?」
胸への刺激を止める事なく、ゆるゆると指で筋をなぞる。その度に沙希は甘い声を上げ、二カ所
同時の責めに身悶えた。
「んッ! は、はい…ありま…あっ!」
沙希は、正直に答えた。
抵抗や否定をする気は、もう起きなかった。好きな雄の与える快楽と自分のささやかな意地とを、
天秤にかける事などできはしなかったのだ。
「指を入れたことは?」
していて恥ずかしくなるような質問。
すんなりとできてしまうのは、目の前で痴態を見せるこの少女に、中毒にでもなっているからなの
だろうか。
「な、ないっ、です…ひゃぅ!」
それも事実だった。
そもそも沙希が自慰を覚えたのは、ちょうど高校一年の、去年の夏頃。
体育で女子の水泳の授業があった日、誰かが飛び込んだ時の水泡が当たった…水着越しにも確かに
感じたあの妙な感覚は、今思えば当然快感だと言いきれる。
その夜、沙希は感じた心地良さを手繰り寄せるように、その場所に手を延ばし、擦り、達した。
以来どうしても熱を持て余した時にのみ、ということで週に二度、あるいは一度だけ、疼きを収め
るべく身体を慰めてきたのだが――
尭の存在はそれすらも変えてしまった。
尭に惚れて以来、する時には必ず彼の顔が浮ぶようになった。
尭を思い浮かべての自己愛撫は格別に気持ち良かった。回数は明白に増加し、一晩で複数回達する
ことも一度や二度ではなくなった。
自分の指を彼のそれに見立てて、身体を責める恋しさと切なさを抑えることができずにいろいろな
所を触り、まさぐって慰めた。初めてその意図を持って揉みほぐした胸は僅か一週間で完全な性感帯
として機能し始めたし、擬似的な彼の指に擦り上げられて、悦びの余り吐き出す蜜の量はおびただし
いものになった。
どうしても自分の指では満たされないときには、枕に手が伸びた。涙以外で、枕が濡れた。
しかし雌としての肉体は満足しても、心が満たされず行為の後で不意に切なさが襲ってくることが
ある。そんな日はもう一度、より一層激しく自分の身を掻き抱いた。
物欲しさに突き動かされ、濡れた瞳に浮かぶ幻の、クラスが同じになって初めて知った名を呼びな
がら果てたことすらあった。
それでも恐くて、指だけは入れたことがなかった。
「楽にして」
初めて入る異物が何であるか、それを考えるだけで身体が熱く悦んでいたのに。
「あ、ああぁッ!!」
飲み込んだ瞬間には、達してしまっていた。
ひくひくと震えていた肉壁の襞は、待ち望んだ者の来訪に対し急激かつ強烈な締め付けで応える。
どろどろに溶けた鉄でできた万力で挟まれているような、そんな強力な挟み込みに尭は昴ぶりとと
もに嬉しさを感じた。自分の愛撫が確かに沙希を喜ばせていたことの証を得たような気がして、更に
愛しさを募らせる。
沙希の喜びも、並大抵でなかった。
歓喜を全身が表現し、局部は尭の手をはしたなく汚してしまう。何ヶ月も待っていた物がようやく
与えられ、切なさからではなく沙希の眼は濡れていた。
「…イッた?」
長きに渡る締め付けがようやく弛緩すると、尭はわかりきった事を尋ねる。
「は…ぁっ……は、はい…」
口まわりを唾液で濡らした沙希らしくない陶然とした表情で答える。
「…」
情欲をそそられる。
「! ゃぁ! ぁ、ぁ、ぁ…!」
無言のまま、指を浅く抜き挿しし始めた。
653 :
46:2006/07/29(土) 00:19:05 ID:cQWNFA65
「やっ! こ、こんな…! らっ、だめっ…れす、これじゃ、あっ、あきら、さんが!」
沙希は半分呂律の回らない口で訴える。
『契り』とは想う殿方に身体で快楽を提供し、楽しませるものであると、そう母から教わった。
沙希もそう思ってきたし、だからこそ母にも、尭を楽しませるつもりで閨の技の教えを乞うた。
そこに自分の快楽を追求する余地はなかったはず。なのに今、自分だけがそれを与えられている。
それは確かに悦びであるのだが、しかし性交渉の持つ快感はほとんど全てを男性が享受すべきと信
じる沙希は、このままではいけないと思い最後の理性で訴えた。
快感が自分でする時の比ではない。このままだと理性が焼き切れ、本能のみの獣になってしまう…
押し流されそうな思考で、沙希は瞬間的にそう悟っていたのだ。
「俺は…後でいい。痛い思いするのは沙希だけなんだから」
しかしながら、尭は聞く耳を持たない。
相変わらずはちきれんばかりに指からこぼれる胸を口と余った手で弄ぶ。
と同時に、処女であることを尭なりに気遣った浅めの、しかし確実に快楽を刻む速度の動きで陰部
を掻き混ぜ、絡み付き誘う肉の壁を擦る。
沙希の体中はマグマのように熱く、そしてきゅっ、きゅっと断続的に締め付けてきた。このまま中
に自分の性器を入れたら、きっと天上の快楽を味わうことになるだろうと尭は確信する。
…ここで断っておくが、尭に性行為の経験は無い。
いかに知識があろうとも、どうあがこうと完膚無きまでに女性の肌に触れたことがない。
正真正銘の童貞である。
だが尭は内心で、今まで保ってきた、少なくともそう信じてきた自分の貞操を疑いはじめていた。
過去の口腔責めも耳責めも、そして現在進行中である両胸・性器への三ヶ所同時責めも、当然今ま
でに実践の機会があったわけでは全くない。
なのにどうして、こんなにまですんなりと沙希に絶頂を与えられ、自分の欲求を鋼の意志で押さえ
込むことができるのだろうか。
そう思うと、珍妙な考えが頭にうかんできた。
実は経験があって悪の(悪?)組織に薬で記憶を消されているとか、沙希の身体に媚薬効果の魔法
がかかっていて行為に及ぶ異性から性戯の潜在能力を引き出しているとか、実は夕食の中に精力剤や
らナニやらが入っていたとか…
(…)
654 :
46:2006/07/29(土) 00:19:59 ID:cQWNFA65
実際珍味としか言えぬようなものを食べているだけあって否定できないことに気付き、尭はそんな
はずはないと焦りながらその考えを振り払う。
それとも…単に自分が究極のアルティメットエロスなだけなのか。
(…何と言うか…)
もしそうなら喜ぶべきか、やれやれと言うべきか。…いやいい事なのだけれど、結構複雑である。
「で、でもそれでは、あきらさんが…あッ! ふああぁッ!!」
この期に及んでまだ口答えする沙希に、尭はそんな思考を他所にお仕置きの制裁措置を採る。
沙希は鳴いた。尭が差し込んだままの指を、内部を広げるように折ったのだ。
また達してしまった沙希はびくんびくんと爪先まで痙攣し、泉の奥からさらなる蜜をこんこんと湧
き出す。再び膣内がきつく締まり、腰から全身が悦びにうち震える。
「ぁ、はっ…ふ…ふ、うっ…」
ふつふつと理性の糸が切れる音を、沙希は聞いた気がした。
もう駄目だ。快楽から逃げられない。何より、我慢したくない。
沙希は悟り、受け入れる。
「だから、今気持ちよくなっとかないと…それとも、嫌?」
そんなことは絶対にありえない。
尭がまだ沙希を知らない時から、数ヵ月、ずっと待っていた。ずっと、ずっと欲しかったのだ。
妖精の唄よりも高く、花の蜜よりも甘い声が、瞳を潤ませた沙希から自然と発せられる。
655 :
46:2006/07/29(土) 00:20:45 ID:cQWNFA65
「…い、いやじゃ、ないれす…もっと…もっと、してくらさい…」
もう呂律が回っていない。
「…よしきた」
魅力的すぎる。
やはり中毒になっているのかもしれない。
脳のほとんどを灼かれつつある尭は内心そう苦笑し、要望に応えて指を速めた。
「ぁっ、そ、そんな、いきな…ゃっ! ぃ、やぁッ!」
いやと言いつつも、沙希の歓喜は隠しようがなかった。
体は正直だ。気持ちよければ相手にそれだけを訴え、肉の悦びは顔に表れて全身を震わせる。
「ふあ、あッ! やっ、も、もう、わたくしっ…ひぅ!」
感度が上がりきっていたため、沙希はあっという間に快楽の頂点へと押し上げられてしまう。
かわいらしく喘ぐ沙希。自分に痴態を見せてくれる沙希に絶頂を与えるべく、尭は親指をある場所
に向かわせる。
「沙希、…大好き」
肉の芽を押し、擦った。
「やっ! あ、…ひあああっ…!!」
大好きな男に最も敏感な部分を触られて、沙希の中で何かが弾けた。
無意識のうちに腕を尭の首に絡め、勢いよく愛液を吐き出しながら、膣で尭を抱擁する。噴出は
しばらく衰えることなく続き、沙希はその度に身体を強張らせる。
「あ…あぁ、あ…ぁ…」
沙希は締め付けの連続に合わせて喘ぎ、だらしなく開いた口も下の口と同じく液体で汚れていく。
(あ、熱い…)
どろどろの沙希のそこは、そろそろ尭の理性をも奪い始めていた。
確かに感じた熱は沙希のものなのか、それとも自分の中から生まれているのか。その区別すらはっ
きりしなくなってきている。
656 :
46:2006/07/29(土) 00:22:16 ID:cQWNFA65
「沙希…」
余韻に浸っていた沙希を、そういう意味をこめて呼ぶ。
膝立ちになって借りていた浴衣の帯を解き、限界までそそり立つ己の肉槍を外気に晒す。
「ぇ…? ぁ…こ、こんな…大きい…」
想像を超える姿に、沙希は思わず率直な感想を漏らしていた。
黒い茂みから真っ直ぐに硬くそびえ立つ、太く長い肉の剣。その先端には茸の傘のような桃色の肉
塊が乗っている。
異形とも言える尭の大切な場所を視界に収め、沙希は尭が自分を呼んだ時に語気に込めた意味を理
解した。
そして、それは沙希自身の渇望を満たすことのできる唯一の手段であった。
「さ、さき……って、沙希!?」
欲しい。一つになりたい。
その願望に支配された沙希からは、理性などとうの昔に消えうせていた。
仰向けになった沙希は、腹を見せる小さな犬のように、またはひっくり返ったカエルのように足を
浮かせ、折って広げ、アルファベットのエムの字に開脚する。
そうしてそのまま今度は、両手の指を秘所に添え…拡げる。
露に塗れた美しい桃色の花が、鮮烈にも尭の眼に飛び込み、激しい劣情を誘う。
倉にあった艶書で読んだのと同じ、この上なくしどけない、いやらしい格好。それが潜在意識下に
あったからの行動なのだが、沙希は気付いていなかった。ただそれは確実に雄を誘う、本能を剥き出
しにした雌の姿であり、どうしても我慢できなくなった沙希が一時だけ恥じらいを脱ぎ捨てることで
ようやくできたことだった。
「…お願いです、は、早く、あきらさんを…、くださいっ…!」
完璧に骨抜きにされた沙希のはしたないおねだりに、尭はとうとう、我慢に我慢を重ねてきた欲望
を解き放つことにした。
657 :
46:2006/07/29(土) 00:24:34 ID:cQWNFA65
骨抜きにされる女の子が好きなんです。
容量は…スマソ。反省して出直すノシ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
「…っやぁ…とめちゃ、ら…めぇ……。おねがっ、い…。もっと、…もっ…と……投下、…して……?」
もはやあなたに骨抜きです。
ワッフルワッフル!
朝からカチンカチンだよw
661 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 08:18:16 ID:o21O2HKA
これは読む時間帯を選びすぎるなwww
うわ、またしんさく(新作・神作)が!
このスレは天国ですか!?
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル
….50AE弾を頭に食らった気分だ
もう言うべきことはこれしかない…ワッフル!そしてGJ!
喜多さん、更新きてるよー
早速、イッてくるw
>>657 俺のマイサンが骨抜きにされちまっじゃないか!
責任とって早く続編投下しる!!
このスレ神々が降臨しすぎだろ!ワッフルワッフル!
カチンカチンになってしまったじゃないか!!!!
続きを希望しる!!!!!!!!!!!1
ミルクタンク、充填完了しました。これ以上は危険です。
今日の午後四時から勢いで始めたのが完成したんですがよろしいでしょうか?
おいで、おいで
六時間目のチャイムが鳴った。
俺はすぐに下校の支度を始めた。友達の香恵と一緒に帰るからだ。
「隼人ー、まだですかー?」
「分かったって、すぐ行くよ!」
俺は今高校二年生。まあ……いわゆる年頃って奴だろう。
毎日女の子と一緒に帰るので、いつも男子には茶化される。
「おい隼人、また今日もお出迎えか?」
「ホンットに色男ですのぉ〜〜」
「違うってそんなんじゃねえっつの!」
香恵とは小学校時代からの友達だ。恋人とかでは全然ない。
単に同じ団地に住んでいて、両親同士の交流も深かった。それだけの話。
ただ、縁が切れるようなきっかけもなかった。この一緒に登下校するのも小学校時代の名残である。
香恵は、いつも強気な女の子だ。
登下校も、俺を引っ張ってどんどん歩いて行くし、口げんかでもいつも彼女が勝っている。
俺のことを何のためらいもなくひっぱたくし、とにかく彼女の気迫には圧倒されるばかりだ。
二人で学校を出る。
「さーて、今日はどの道で行きましょうかねー?」
登下校のルートはいつも彼女が決めている。それも昔からのことだった。
「……あのさ」
「んー?何か文句でもあるんですか?」
何か言おうとするとすぐこの喧嘩腰だから困る。俺は少し語調を弱めて言った。
「いつも思うんだけどさ、このしゃべり方ってどうにかならないの?」
「は?」
危ない。彼女の顔があからさまに怖い。でも、もう後には引けない。
「だ…だってさ、いつもそんな語尾でさ、恥ずかしく……」
「なんですって!」
俺が言い終わらない内に、いきなり彼女は俺の顔にビンタを喰らわした。
強烈な痛みが右頬を襲う。あらかじめ覚悟はしていたものの、やはり痛い。
普通人が人を殴る時、ある程度加減してやりそうなものを、彼女はそれを全くやらない。
「このしゃべり方はですね、ずっと昔から癖になってますし、直らないんです!
何年も一緒にいるのに今更聞かないで下さい!」
そう、香恵とは何年も一緒にいる。しかし、やはり慣れない。
香恵の語尾はかなり変だ。敬語でもあるまいし「です」「ます」を使う。
実際こんな人がいたら不気味なモノだ。同性である女子には尚更であろう。
そんな変なところがあっても、彼女はそれを元にいじめられたりするようなことは無かった。
やはり、そこは彼女の強さなのだろう。
673 :
670:2006/08/01(火) 20:16:40 ID:sTlPTAyu
「今日はこの山を通って行きましょう!」
香恵はスギの木に包まれた小高い山を指さした。
懐かしい裏山。よくあの山に登ってセミとかを獲って遊んだものだ。
「でも……ちょっとしんどくないコレ?」
「そんなことばっかし言ってるとまた体育2ですよ!ほら、しゃきしゃき登ります!」
彼女は俺を置いて先に行ってしまった。
「悪かったな運動神経ゼロで!」
しょうがないから俺も付いて行く。
高校生になってからは一度も登ったことがなかったが、また登ることになるとは。
香恵はどんどん登っていく。俺は走って追いかけなければならなかった。
山の中には、子供の姿は見当たらなかった。
8月、夏の真っ盛りだというのに。最近の子供達は外では遊ばないのだろうか。
山のちょうど真ん中くらいまで登ったところで、不意に香恵は足を止めた。
「よし!誰もいないですね!」
と言って、香恵は俺の方に向き直った。俺は何が何だか分からなかった。
「今日は隼人に質問があります!」
「え?何だよそれ」
香恵は大きく息を吸い込んで言った。
「隼人には私以外の女の子はいますか?」
いきなりそんなことを聞かれて、俺は動揺してしまった。
確かに、俺には特別コレといった女友達はいないし、いるとすれば、今目の前にいる……。
って違う。そんな間柄じゃないっつーの!
「ないからどうしたんだよ」
「あらら〜それは男として何ともみっともないですね」
「うっせーよ手前に言われる筋合いは……」
と言ったところで、俺は腕で顔をガードした。また香恵に殴られる。そう感づいたからだ。
しばらくの間、俺はそのままでいた。一日に二発も喰らいたくはない。
が、香恵は殴って来ることはなかった。俺はおそるおそる腕をのけた。
674 :
670:2006/08/01(火) 20:17:22 ID:sTlPTAyu
すると驚いたことに、香恵は制服を脱ぎ始めていた!
上着を脱ぎ、すっとした体のラインが現れていた。今ちょうどスカートに手をかけている。
「お、おい!何のマネだよちょっと待てよ、待て待て待て待て待て!」
俺が驚いて叫んだが、彼女は脱ぐのを止めようとしない。彼女は上下とも下着姿になった。
「だめですよー隼人、そんな大声出したら見つかっちゃいますから」
いや見つかるとか以前に、男の前で着ていたモノを脱ぐとかって、一般常識ではあり得ないっていうか……!
まだ香恵の脱衣は止まらない。俺が何も出来ずただ驚いているのを尻目に、とうとう全裸の姿になった。
「今日はですね、隼人くんに色々教えてあげたいと思ったんですよー」
は、色々……?
「ちょ、ちょっと待てよ本当に!俺はお前と何かやりたいとは一度も思ってないし、それに」
「本当にそうですか?じゃあちょっと体に聞いてみましょうねー」
と、香恵は俺の元に迫ってきた。普段通り、何のためらいもなく。
危ない。この状況は危ない。逃げなきゃ……。
しかし、こういう時に限って男は弱い。腰を抜かしてしまって歩くことも出来なくなってしまった。
とうとう香恵は俺のすぐそこに来て、
「ほらほら、今からやりますから!」
なんつって、俺のズボンのベルトを外し始めた。
俺はこの状況の中で必死の抵抗をした。暴れまくった。
しかし、腰が抜けてしまった状態で何をしても、香恵にとっては魚がピチピチ跳ねているのと一緒だった。
とうとうズボンを脱がされた。そればかりでなく、その下にある最後の砦まで。
俺は女の前で初めて自分の突起物を晒してしまった。
年頃の女の子の裸体を前にしているのだ。当然、俺のモノは固く反り返っていた。
「ほーらスッゴイ大きい、やっぱり体は正直ですねー」
「しょうがないだろそんな……男なんだからさ」
「そうですね、男ですからやってしまいましょう!」
だから、そういう訳にはいかないって!
俺は、香恵の体から必死に目を反らそうとした。自分の興奮を静めるためだ。
が、それは出来なかった。普段は彼女から色気なんか感じたこともないというのに、
どうしても目線が香恵の体に向いてしまう。まるで見えない引力が働いているかのように。
675 :
670:2006/08/01(火) 20:18:27 ID:sTlPTAyu
「さて、やりますか!」
香恵はいきなり俺の突起物をつかみ、握った手を上下させ始めた。
もう俺は観念した。もう何もなすすべなく、無言でただ興奮を感じていた。
意外にも優しい手つきだった。珍しい気遣いであった。俺一人でやる時より刺激ははるかに弱い。
しかし、目の前にいる異性に対してやられると、一度辺りの精神的興奮は相当なものだ。
段々と、極限は近づいてきていた。
「あとちょっと、あとちょっと……」
香恵は根気よくしごいていく。段々と液が登っていくのが分かる。
「香恵、とうとう出ちゃうよこれ!」
「いいですよー、ぜんっぜんお構いなく!」
「ぐっ、ぐっ、ぐわああああああああああああっ!!!」
真っ白の白濁液がどっと吹き出る。まるで水鉄砲のようだ。
彼女の体にもその鉄砲が命中した。しかも、ほとんどの液が。
その濡れ方たるや、俺が普段一人でやる時の想像を遙かに超えていた。まさか、こんなに出るものだとは。
「ぬ、濡れちゃってるけど……」
「私は良いですから、隼人の方きれーにしてあげますよー」
香恵は俺のあそこを自分の口でくわえ、じっくりと舐め始めた。
最初は上の方からちびちびと、徐々に大きく加え始め、香恵は上手に舌を使って、俺をもてあそんだ。
香恵がこんなことを知っていたとは思わなかった。しかも上手い。
俺の突起物はいつの間にか元通りになっていた。
「よし、今度は隼人が私にやる番です」
「い、今何と?」
「『隼人が私にやる番』。だって、隼人ばかりが楽しくしてるのはずるいです」
香恵の目は本気だった。
お前がやり始めたことだろうに。思ったが、口が裂けても言えなかった。
香恵は俺の横にあおむけの状態で転がった。やれという意味だ。
そして、自分の胸のふくらみを指さした。
女の子の胸をやれ、だと?俺は自分の目を疑い、香恵の顔の方を向いた。
「本当……に?」
香恵は何も答えなかった代わりに、俺の方をじっと見つめた。いつもとは違う、力の抜けた目で。
誘っているんだ。一瞬、体に軽く電気が突き抜けたような気がした。
改めて香恵の胸に目を戻して、よく見てみた。
あまり大きくはないものの、形としてはよく、逆にそれが体の曲線美を綺麗にしているように思えた。
よくよく考えれば、こんなことやるなんて変態だ。だが、今の俺はそういうことを考えられる余裕はなかった。
俺はおそるおそる、彼女の胸を揉み始めた。
「あっ、痛……」
突然、香恵が苦しそうな声を上げた。俺は少しばかり躊躇し、手を止めた。
「痛かった?」
「あなたの番の時に言ったはずです!私のことはいいから、さっさとやって下さいって!」
そんなことを言われたって、やはり痛い痛い言ってる人をやる気にはなれない。
俺は少しばかり理性を取り戻し、手を戻した。
「やっぱり……、止めよう」
しかし、俺の言うことに素直に従う香恵ではない。
ちょっとの間固まっていたが、香恵は目をつり上げて言った。
「全く、隼人のヘタレっぷりもいい加減にして貰いたいですね!」
「な、なんだってー!!」
「男ならもっと欲望のままに動くんです!それを何、『やっぱり……、止めよう』?
もう、こうなったら……こうしてやりますよ!」
突然俺は押し倒され、目の前が真っ暗になった。
「こうなったら止められないはずです!」
香恵は自信たっぷりに言い放った。どうやら、俺の顔のところがちょうど香恵の乳房の間に来ているようだ。
いきなり胸を押しつけられ、息苦しいのと彼女の出す汗を感じるのとで俺の理性は再び失われた。
676 :
670:2006/08/01(火) 20:19:10 ID:sTlPTAyu
俺は、自分の口に当たっているモノを舐め始めた。
くちゅ、じゅる、ずずっ、くちゅっ、
「痛……、いや、ぜひ続けて下さい」
今度はもう止めることはなかった。ただ、俺は自分の舌で香恵の胸の感覚を味わっていた。
若干薄い気がするけど、おっぱいってこんなに暖くてやわらかいものだったっけ。
香恵のあえぐ声も聞こえてきて、ますます俺は欲望に溶け込んでいった。
「女の子はですね、んっ!嫌がったような声を上げても、あんっ!
本当は好きなことの裏返しなんですっ、んああっ!!」
彼女は苦しさの中叫んだ。
待てよ……?んじゃ俺への今までの態度も、好きなことの裏返しだって言うのか?
今度は、香恵は俺の右手を取って、彼女の足の線に沿って滑らせていく。
右手は彼女の太ももを徐々に登っていき、やがて、その出発点へと導いた。
「いじって……、」
香恵は、いつもの語尾「下さい」が言えない。相当感じている様子だ。
もうすっかり理性を失っていた俺は、こう思っていた。
これ以上感じることはあるのか、と。
指を割れ目の中に入れてみた。
「うわっ、ああああっ!!」
しめた。予想以上の反応ではないか。その指を今度は回してみる。
「あっ、待ってく、ああああああああっっ!!!」
すごい。すっかり俺は夢中になっていた。遊びだった。
「ああああっ!!くゎっ!あっ!あっ!いやあああああ!!!」
色んな回し方、素早い抜き差し。色々試してみた。
今や香恵の悲鳴は気にならないどころか快感でもあった。
香恵の叫びが突然激しくなってきた。どうやら来たみたいだ。
さっきのお返しに言ってやった。
「気にしないで一気にやってね!」
素早く、前後に抜き差し。
「あ――――」
最早、声にもならなかった悲鳴と共に、香恵は己の愛液を噴き上げた。
しばらく香恵は力無く横たわっていたが、いきなり、俺に向かって言い放った。
「とうとう、ですよ!」
そう言うと、香恵は俺の体をぎゅっと抱きしめ、一気に上下をひっくり返した。
つまり、俺が上、香恵が下にいるのだ。
このシチュエーション。やるべきことは決まっている。
「今度はさっきまでとは違いますから、一応許可貰います。……いいですか?」
香恵はまた急に目の力を抜いた。もう吸い込まれそうな瞳だ。
ここまで誘ってといて……断る訳がない。
「やるよ」
俺は香恵の体を抱きしめた。意外なことに、彼女の体は俺より細かった。
いつも見せない弱弱しい体。だからこそなお、俺は出来る限り腕に力を込めた。
そして、後は自分の触感に従い、香恵の中を探っていった。
ズブズブズブ……。まるで本当にそういう音が聞こえるかのように、俺は香恵の中に入っていった。
677 :
670:2006/08/01(火) 20:19:47 ID:sTlPTAyu
「……」
香恵は何も言うことがなかった。言葉に表せない快感。遂にそこまでに到達したのだ。
半分くらいのところまで入れた。ここから先は、本当に一線を越えることになる。
俺は決心をつけ、彼女の膣の奥底まで一気に入れ込んでいった。
「う、うわあああああああああああああああ!!!」
「こ、これは……」
香恵の足根の間からは、赤い液体がどくどくと垂れていた。破ったのだ。
俺はしばらくこの様子に見とれて、何も出来なかった。すると待ちきれなくなった香恵が、
「どうしたの!さっさとやって下さいよ!」
と言って、俺をいっそう強く抱いた。いや、むしろ絞めた。
「くっ……ゲホゲホ、分かったよ、ごめん!」
八月の暑い日。汗がお互いの裸をびしょびしょに濡らしている。
腕はお互いの体をきつくつなぎ止め、脚はお互いの本能のままに暴れ回っていた。
もう俺は、ここが裏山だとか、人に見られるかも知れないとか、そういう余計なことは考えることが出来なかった。
ただ、俺は香恵の全てを味わっていた。
情熱的に動く脚線美、熱い抱擁、香恵の中の感触。
何もかもが気持ちよかった。
俺は、ただひたすら腰を上下させる。その度に彼女は大きな悲鳴を上げる。
「ぬううっ!ぬううっ!あんんっ!ぐううっ!はわあっ!」
叫び声には色んなバリエーションがあるらしく、それに俺はなおいっそう魅せられていった。
より激しく、より強く――。限界が近づいていたが、スピードが緩まることはなかった。
ただ、本能のままに腰を上下に動かした。
とうとう来るべき時が来たようだ。
「香恵、出そうだよ!!」
「隼人、一気にやっちゃって下さ……」
ドピュッ!ドピュッ!ビュッ!
「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
「あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
お互い、精一杯のものを出し合った。
「好きです……」香恵が言った。
「うん、こっちも……」俺も答えた。
俺は最後の力で、香恵とキスをした。柔らかくて、しっとりとしていた。
お互い、そのまま力尽き果てた。
678 :
670:2006/08/01(火) 20:20:18 ID:sTlPTAyu
その後
もうすっかり夕暮れの空の下、俺を香恵は山を下った。
「分かっていますよね」
「え?何が?」
突然、香恵は俺の頭を引っぱたいた。今日はこれで二回目か……
「言わなくたって分かるでしょ?ホンットに隼人は鈍感ですね!
いいですか、今日あったことはナ・イ・ショ!恥ずかしいったらありゃしませんよ!」
やれやれ……、頭の中がグラグラいってどうしようもない。
まだまだ彼女は俺を嫌がってくれそうだ。
END
679 :
670:2006/08/01(火) 20:28:36 ID:sTlPTAyu
あとがき
いわゆる「処女作」です。
私は文章を書き始めてもすぐ挫折してしまうタチなのですが、これは妙に乗ってしまい、こんな事に……。
若輩者でお邪魔しました。それでは。
GJ
だけどスレ違いな希ガス
読ませていただいた感想として、もう少し人物描写を長くしたほうがよかったんじゃないかなと思いました。
あと絶叫系の喘ぎ声はあまり使わないほうがいいと思います。
自分はこういうお嬢様喋りな子は大好きですので是非に続きを書いてほしいです。
いいと思ったよ。
>>679 悪くない。が、苦言を呈させてもらう。
神職人が生まれる為には、アメだけでなくムチも必要なんだ。
・8月に入ってまだ夏休みに入ってない学校は、あまりに一般的でなさ過ぎる。
現代物を描くなら、ある程度メジャーな設定を考えよう。
・エロシーンに突入するのに脈絡が無さ過ぎる。
ヒロインが主人公を男として意識している事を臭わせておくだけでだいぶ変わるはず。
・主人公のヘタレっぷりがマズい。
始終女に主導権を握られっぱなしで、逆レイプはマズい。
・エロシーンでも、ヒロインの口調が全く変わらないのはどうか。
エロシーンで口調が変わった方が、しおらしくなってる感じがする。
※最重要※
・女がほとんどしおらしくなってない。始終強気だと、完全にスレ違い。
この内容なら、幼なじみスレ向き。
厳しい事を言うようだけど、以上のような点に気をつけて、次につなげて欲しい。
さらに腕を上げて戻ってくる事を願う。
まぁしおらしくないのはこれからどんどんしおらしくなっていけばいいと思うよ。
最初から神作品は書けないし、数を書いていく事によってどんどん上手くなっていきますよ。
せっかくのいい設定なんですからどんどん書き続けることを期待しています!
GJでした!
685 :
670:2006/08/02(水) 08:51:36 ID:f3SJj5s9
励ましの言葉どうもです。こちらとしてはもう恥ずかしい限りで……。
一応自分の中ではスレタイに合わせたつもりだったんですが、それがなかなか読み手に伝えられなかったり、
初歩的なミス、8月の学校って北海道じゃあるまいしorz
他にも様々……、自分の力量を思い知りました。
次回の登場はちょっとまだ決めてないんですが、
今度書くときは勢いだけに乗って書くんじゃなくて、ちゃんと読み手の事を考えた話が書きたいです。
最後まで読んで下さって本当にありがとうございました!
続編で骨抜きに隼人くんが出来ればいいんじゃないかな?しおらしく無いってのは
話が唐突だってのも否めないけどね
という訳で続編期待してますよ〜
俺も待ってる。
失敗は成功の元ですよ。ssってそんな簡単に書けるもんでもないしね。
投下してくれた勇気はすばらしいと思うよ。
まぁなんだ、次回作に期待してます。
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「これから神になる職人にアドバイス出来た」と
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
690 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 23:48:34 ID:eFTugxpL
なんだか、みんな優しげだな
691 :
46:2006/08/04(金) 00:01:36 ID:dYvomRwO
評価があるということは、皆が価値あるものと認めている証拠なのだと思います。
じゃ、あっしも行きます。エロい方です↓
692 :
46:2006/08/04(金) 00:02:10 ID:dYvomRwO
先端を入り口に当てがう。
大量の粘液にまみれた沙希のそこは、それだけで大変な労力を要した。
わかるだろうか。魚を手づかみにしようとして逃げられた時の、にゅるりともぬるりとも擬音し難
いあの感触。焦れば焦るほど、そんなぬめりの感覚とともに、二人の意に反して性器が逃げていく。
「ふ…ひぁ…!」
その度に快感が募り、沙希は何度も悶えた。
尭の未経験は、どうやら沙希にとっては拷問に近いようだった。彼にしてみれば全く故意の行動で
はないのだが、それは『焦らし』という高等テクにも等しい効果を与え、強いけれどもまだ先がある
中途半端な責めに沙希は喘いだ。
沙希のよがり声に尭は更に焦りを募らせるが、しかしそうしているうちに、何度目かの挑戦の後で
ようやくそれらしい場所に到達する。
とはいえ無論、そんな位置が尭に解るはずもない。では、どうしてわかったか…
答えは簡単、亀頭が僅かに潜り込んだのだ。
「ぁ、あ、あ…」
「…っ!」
鮮烈な感覚だった。
指よりもはるかに太くて熱い肉塊が、快楽器官を押し広げている。大好きな男の大切なところが、
自分の大切な部分に入ろうとしている。その存在感と幸福感、そして先ほどより広い面積で擦られる
快楽に、沙希は身を震わせる。
693 :
46:2006/08/04(金) 00:03:46 ID:dYvomRwO
尭もまた、初めての感覚に思わず息を飲んだ。亀頭の一部のみがようやく滑りこんだだけなのに、
内部の熱と圧力は自分で慰める時なんかとは比較にならないくらいに気持ちいい。
だが同時に、尭は覚悟した。
沙希に快楽を提供できるのは、もはやここまでだ。
女性が初めて性交渉に及ぶときに、何が伴うか…それを知らぬほど幼くはないし、もう意志の力で
それを止めることはできない。
「あ、あきら…さん…」
尭の心の揺らぎを感じ取って、沙希は弱々しいながらも心配した声を上げる。
大丈夫、という込められた意は伝わったとは思えないが、少なくとも、沙希自身がそれを望んでい
るということは再確認したらしい。
「沙希、…いくぞ…!」
ぷつりという糸の切れるような感覚とともに、尭はとうとう、全てを埋めた。
「ああぁッ!」
熱く脈を打つそれが入ってくると、沙希は小さなぴりっとした痛みとともに、どう表現すべきかわ
からない生々しいような感覚を覚えて反射的に尭にしがみつく。
がっしりした硬い体にきつく抱きつく。広い背中に手を回していると、針で刺されたような痛覚が
波を打つように少しずつ腰から広がって行く。
刺さっている、というよりももっとこう、じんじんとしたものになっていく気がした。
694 :
46:2006/08/04(金) 00:04:57 ID:dYvomRwO
――思ったほどではない。
もし地獄というものがあるのなら、その針の山を想像させるほどの情け容赦ない苦痛だったと母か
らそう聞いていた沙希の、最初の感想はそれだった。
尭の執拗なまでの愛撫は、本人の預かり知らないところで確実に大きな効果をあげていた。
尭本人に自覚はなかったが、度重なる刺激は愛液を十分過ぎるくらい分泌させ、指を使った擬似性
交は膣をほぐして慣れさせ、挿入された時に痛みを最小限にとどめるようにしていたのだ。
「ん…はぁ、ぁ…」
しがみつく腕力がわずかに緩むのを確認した尭が強烈な絡み付きと締め付けの中体勢を直そうとす
ると、その動きがゆるゆるとした刺激となって、沙希は明らかに痛みからではない声を上げる。
「沙希…大丈夫か?」
大丈夫か大丈夫でないかを言うのなら、大丈夫ではないのかもしれない。
蜂に刺された後毒がまわっていくように、刺されたところから疼くような痛みが広がっていく。そ
れは決して弱いわけではなくて、尭のわずかな動きに合わせて沙希を苛んでいる…それは事実。
だが、もっと強い別の何かが、沙希の中でくすぶっているのもまた事実だった。
入っている大きな肉塊に内壁が少し擦れるたびに、摩擦が痛み以外のある信号として捉えられる。
それは全く不快ではなくて、はしたなくももっと欲しくなってしまう。
声として表れるのはむしろそちらで、そしてそれは、紛れも無い――
「…う、動いて…くださいませんか…?」
丁寧な依頼のように聞こえるそれは、実際切羽詰まった訴えにも近く、いやらしい願望がたっぷり
含まれている。尭がそう感じたかはわからないが、沙希はまた顔を熱くした。
しかしそれは尭には、沙希が無理矢理我慢しようとしているようにしか聞こえない。
695 :
46:2006/08/04(金) 00:06:16 ID:dYvomRwO
もちろん、そうしたいのは尭だって山々である。
亀頭に、雁首に、竿に、四方八方から灼熱を帯びた肉が締め付け絡み付いてくる。沙希は身じろぎ
一つしていなかったにも関わらず、その中はまるで別の生き物のように尭を責め立てていた。
この上にもしどちらかが本気で動いたとしたら、さらにこの無数の肉襞も加わるはずだ。想像もつ
かない身も心も蕩けるような快楽が待っているのは、もはや目に見えている。
だがしかし…尭は思う。しかし男には、行為に及ぶときは出来るかぎり相手を気遣う責任がある。
それが初めての、痛みを伴うものなら尚更のこと、自分の欲望を優先させることなどできない。
「…無理するな。俺なら、いくらでも待つから」
――無理してるのは、一体どっちだか。
内心自嘲しながら、悟られぬように尭は言う。
沙希は小さく首を横に振った。
「ち、違います…たしかに、ちょっと痛いです、でも…んぁっ!」
「ぅっ! ちょ、ちょっと沙希、何を…ぐ…!」
確かめるようにきゅっと締められたうえに結合部をゆっくり揺すられて、尭は慌てた。
ちゅく、ちゅ、ぐちゅ、といやらしい水音を立てた動きによって内側の起伏のある肉が押し寄せ、
先端から雁の辺りまでを熱く撫でては引いていく。
気持ち良すぎる。
「そ、そんなに、痛くなくて…それより、んっ…う、疼いて…ひゃッ!」
駄目だ。
我慢が効かなくなってしまう。
ず、ず、ず、と腰を引く。
696 :
46:2006/08/04(金) 00:07:40 ID:dYvomRwO
「どうなっても、知らんぞ…っ!」
事実上の敗北宣言をして。
尭は、とうとう動き始めた。
「ふあ、ぁッ、んっ!」
痛いのに変わりはない。
現に繋がった場所からは、透明の粘液に混ざって薄い赤色のものが少量ながら溢れてきている。
でも、それ以上のある感覚が腰から背筋を貫いて上り、身体を震わせ、抑えようとする声を引き出
してしまう。
どうしようもない、それは快感だった。
先ほどまでの、無音でなければ聞こえないような小さいそれとは違い、肌を打ち付けるとともに結
合部周辺にべったり広がった体液がぱちゃぱちゃと騒ぎたて、内部から溢れる愛液は往復とともに空
気と混ざり泡立てられ、ぐちゃぐちゃと喜びの声を上げる。それはどうしようもなく耳に届いてしま
い、沙希はかすかに残った羞恥心で赤面する。
「んぁっ! あ、あ…ひああっ!」
だがしかし、残されたそれでさえも決壊の時は近かった。こつん、こつんと子宮口を打たれて上壁
のざらざらしたところを雁首で擦られると、沙希はそれだけで軽く達し、身体を強張らせてしまう。
なのに沙希がその反射でしがみついてこようと、ようやく弛緩してくてっと横たわろうと、さらな
る刺激に再びはしたない声を上げ始めようとも、尭は決して責めの手を緩めなかった。
当然と言えば当然だ。前戯の間沙希は快楽を享受していたが、その間尭には何も起きていなかった
のだ。だから解き放ったものを再び抑えることなど、どうあがいても不可能だった。
でもそれは結果として沙希に至上の快楽を与え、理性を完全に流し去ろうとすることになり、そし
てもはや痛覚が消えうせていることを気付かせないでいた。
697 :
46:2006/08/04(金) 00:08:21 ID:WAuM7Q6P
「さきっ…、俺、もう……!」
腰を押さえる両手により力を込め、高まった尭は急激に動きを早めた。
同時に沙希の喘ぎもリズムを上げ、鼓動と同じく細かく、急速なものになる。
お互いに擦られ刺激される回数が増し、腰から這い登るそれはどんどん太くなっていく。じわじわ
したものが集束して、電流となって身体の中を駆け巡る。
「やぁッ! あきらさんっ、それっ、それは、らめ…ああっ!」
それに合わせて沙希の膣内も愛しくて仕方のないそれをぎゅっ、ぎゅっとリズムよく締め上げる。
それは尭に天上の快楽を与え、そしてそれを更に得ようと尭が動きを速めることによって、結果とし
てそれは沙希への性刺激にフィードバックされていた。
逆もまた然り。
互いが互いを押し上げて、二人とも表情がどんどん切羽詰まっていく。もう頂点がすぐそこに迫っ
て来ていた。
そして。
「あっ、や、やっ、ふぁ! …はあああぁッ!!」
「ぐ………う…あ…!」
先に極限に達したのは沙希だった。やはり前準備の段階で感度を上げられていたからだろう。
しかし身体をがくがくとわななかせて果てた沙希の、今までで最も強い切れ間のない締め付けに、
程なくして尭も性器を最奥に押し当てて煮えたぎったものを盛大にぶちまける。
698 :
46:2006/08/04(金) 00:09:10 ID:dYvomRwO
びゅるる、びゅるるる。
物凄い量だった。いくら最近処理してなかったとはいえ、これほどまでに長く続く射精を尭は経験
したことがない。
搾り取ろうとばかりに淫らに絡み付いてくる沙希がそうさせているのだろうかと、流されかけた漠
々とした意識で考える。
「ぁ、ぁぅ…! ぁ…あきら、さんのが……たね…なかに……」
どろどろとしたものを受け止めて、沙希もまた陶酔の感覚を味わった。
恋しい男の子種を、自分の中に出してもらっている。それを考えるだけで頭がくらくらするのに、
加えて至上の快感をも与えられて。
沙希は幸福と快楽に脳を灼かれ、蕩けていく…
やがて長い長い絶頂を過ぎ、呼吸がようやく落ち着いた頃。
ずるりと引き抜くと、僅かばかり萎縮しつつあるモノとともに、少しだけ赤みがかった濁りがどろ
りと溢れてきた。
不思議な感覚だった。
べたべたどろどろしたものがまだ体内に残っている。清潔の中で人生のほとんどを生きてきた沙希
にとっては、それは決して好ましくない状況のはず。
なのに何だろう、この嬉しさは。
心の奥から込み上げる、満たされた幸せは。
視線を下に向ける。彼はまた自分の頬に口付けをして、そのまま隣で寝転んでいた――その下半身
が見える。
自分のそれよりも黒い茂みは二人分の分泌液に濡れ、明かりを反射してきらきらと輝いていた。
彼が気付かない間に体を起こし、そこに焦点を合わせる。
先刻まで己を愛してくれたものが、白濁し泡だった液に塗れてそこにあった。
699 :
46:2006/08/04(金) 00:09:46 ID:dYvomRwO
(そう、いえば…たしか……)
殿方が最も悦ぶのは、主に三つあります――母・弥生の言葉が、記憶の中で反芻する。
一つ目は、おんなの体を好きなように操り、触ること。
二つ目は、おんなに自分の大事な所を入れて快楽を貪り、時に分け合うこと。
三つ目、殿方だけではできない、上半身を使った奉仕をされること。
「あきらさん、いま…きれいにして、さしあげます…」
尭を、悦ばせてあげたい。
恥ずかしい気持ちも忘れ始めた沙希は、とろんとした声で言い、尭が気付いて視線を向けるより早
く中途半端に元気な尭の肉棒を口にくわえた。
「な、沙希、それは…っ!」
尭は驚いた。
二つ連なった布団を前にして沙希に抱き着かれ、「わたくしと、ち…契って、ください」と泣きそ
うな声に真っ赤な顔でプロポーズされた時より驚いた。
行為はこれで終わりだと思っていた。
確かに、確か自分は完全に満足したわけでなく、もうちょっと沙希の身体を蹂躙したいという気持
ちはある。
しかしそれは先ほどまで尭を支配していたものに比べれば微々たるものに過ぎず、尭自身あとは布
団のなかでいちゃいちゃ…などという妄想を繰り広げてはいたし、それにその考えも自分が主導のも
のだった。
だからこそ沙希が自発的にこのような行動に出ようとは、思いも寄らなかったのである。
700 :
46:2006/08/04(金) 00:10:18 ID:dYvomRwO
「ちょ、ちょっと、…ぅっ」
予想してない。話が違う。想定の範囲外だ。そのような類の言葉が、頭の中でリフレインする。
だがしかし、沙希をとどめる言葉を口にすることはできなかった。
達した直後に異常に性感が高まっているのは、男性だって同じなのだ。首のまわりを舐められたら
悶え、柔らかな唇で触れられたら声を奪われるのは当たり前である。
「…ちゅっ…んん…む、ぅん……」
「さっ、さき、それ、は…!」
快感が一層強くなり、尭は思わず顔をしかめる。
沙希が頭全体を、前後に揺すりはじめたのだ。
「んっ、ん、むぅ、んむっ…」
「ぅ…、ぁ…っ……!」
本来それをするべき場所とはまた違う種類の刺激が、尭に容赦なく襲い掛かってきた。
鈴口のところを集中的に撫でられ、すぼめられた頬の肉に両側から触れられる。頑張って広げた小
さな唇が竿の部分をしごきあげ、空気を吸引する力が初めての感覚だった。
再び完全復活を果たした、それでいてなおかなり敏感になっている肉槍が、嬌声とも悲鳴ともつか
ない声をあげているようだった。
たまらなく、というよりも勝手に腰が動きそうになって、尭は沙希の首を両手で掴み、退ける。
「ぇ…? …お、お気に…召しません、でしたか…?」
「っ、そうじゃなくてその、よ、良すぎて…」
不安げに見つめる沙希の顔、股の間から見える上目使いの表情に内心くらくらしながらも、なだめ
ようと正直な感想を口にする。
701 :
46:2006/08/04(金) 00:10:50 ID:dYvomRwO
しかしながら、沙希に止めるつもりは無かったらしい。
「で、では…これは…どう、ですか…?」
今度は、ずいと乗り上げて。
自分の出した液体を、胸の内側に擦り込むように塗りつけて。
大きく育った、女性にしかないところ。その両側から手を押し当てて、谷間に挟みこんだ。
「! っぁ…!」
尭が驚く間もなく、沙希はまたしても動き始める。
マシュマロのような、そして大きくたわわに実った果実が二つ、ずりゅっ、ずちゅっと粘液質の音
を立てて責め立てる。
外側に添えられた手が間接的に圧迫し、ふにふにと柔らかな鞠を押し付けたまま擦り上げる。
やっとお披露目されることになった、沙希の妖しい夜の技。この日この時のために母の口伝と自身
の予行によって習得されたそれは、大きな未知の快感を確実に与えていた。
だがやはり、真に恐るべきは沙希自身の学習能力の高さであろう。
両側から掌が与える圧力は、尭が飽きてしまわないように時には強く、時には弱く、変化をつけて
包みこむ。
それがたまたま雁の部分、茸の傘の底面部を擦りあげると、尭は思わず熱いため息をつく。
それはたった一度、ほんのわずかな反応だった。
すると少し動きをゆったりしたものにした後、何とそれと全く同じ動作を、二度三度と繰り返す。
偶然ではない。明らかに意図してやっている。あの一回の反応で、一体どこをどうすればより気持
ちいいか学習したのだ。
「ぃッ…ぅあ、ぁぁっ…!」
そしてそれは今まで強固な意志の力で耐えてきた尭にとって、もはや許容範囲を超える決定的なも
のだった。
702 :
46:2006/08/04(金) 00:12:53 ID:dYvomRwO
女の子のような情けない声を上げて、沙希の頭を反射的に両手でおさえつけ、屈み込んだ背中をぶ
るぶると震わす。
二度目だのに、物凄い量の精液が谷の間から勢いよく吐き出されて、沙希の胸を、顔を、髪を汚し
ていく。
「んぁ…ぁ、あきら、さん……はむっ…」
長い射精。沙希は噴出を押さえようとするかのように、挟まれたままのその先端に口付けをし、口
内に受け止めていく。
否、それは噴射を押さえるための行動ではなかった。
「ちゅっ…ん…ふちゅ、ちゅっ……」
吸われている。
強制的にペニスから、いやその奥から、濃い物を吸い出される感覚。
「ぅぁっ…ぁぁ…」
どうしようもない気持ち良さに、また声が出てしまう。
ようやくおさまると、沙希は口を離して新鮮な空気を吸う。
「ぁ…あきらさん…すごい、です…こんなに…んっ」
そして頬に、胸に着いた液を、指ですくって口に運んでいく。
703 :
46:2006/08/04(金) 00:13:25 ID:dYvomRwO
「…」
それはものすごく卑猥な光景で。
二度も出したはずの息子も、最近処理していなかった甲斐あってか、また元気になってきて。
「沙希…もう一回、いいか…?」
…雨で引き留められ、空きがないからと強制的に泊まらされることになった沙希の部屋。
十七の夜に心に決めた異性を招いて一夜を共にし、許婚の誓いを交わすという水瀬家の風習は、ま
だまだ続きそうであった。
-*-+-*-+-*-
数日後のとある夕方、突然沙希が付き人を連れて訪ねて来た。
川上家の事情を聞いた沙希の両親は親切にもこのまま水瀬家で暮らさないかと提案してきたが、尭
は相変わらずの一人暮らしを続けていた。
そこまで焦る必要はない、と尭は思っている。
好きな人と、その家族と暮らす…それはとても魅力的であるけれども。
許婚がどうとかそういうことではなく、いつか対等な立場で、堂々と沙希を貰いに行くつもりの身と
しては、それまではとりあえず依存することなく生活していたいという意地も。
まあ、本当にそんなことになったらそれこそ毎日でもあんなことやこんなことをしてしまいそう、と
いうのもあるのだが…
ところで沙希にどうしてここがわかったかと尋ねると、クラス名簿の住所から調べてもらった、と。
「…これ、忘れ物です」
「ん? ああ、俺のMP3! 無くしたと思ってたら、沙希の家に置いてたのか」
どうやら忘れ物をしていたようだ。わざわざ届けてくれたのか。
704 :
46:2006/08/04(金) 00:15:01 ID:dYvomRwO
「まったく…しっかりしてください」
「面目ない。ありがとな」
玄関先での会話も、どこか互いに今までと違った暖かさを感じるような気がする。
やはり許婚の誓いを交わしたからだろうか。
あの日沙希からのプロポーズにはさすがに戸惑ったものだが、尭は直ぐに受け入れて契りを交わし
た。
水瀬の家にそういう儀式があるとは、やっぱり驚いたけれども。
でも、悪くはない。
家族が、できると思えば。
自分のことを真剣に考えてくれて、また時には涙すら流してくれて、そして誰よりも恋い慕ってく
れる、愛しいこの女の子と将来一緒にいると約束したのだと思えば。
「あ、あき…」
その女の子は、用が済んでなお何か言いにくそうにもじもじとしている。
「どうした?」
「い、いえ、別に…」
「…?」
聞くと、赤面して視線を反らしてしまう。
そしてちらちらと尭の顔色を窺うのだ。
「…」
言いたいことが、何となくわかる。
沙希には口実が必要なのだ。
705 :
46:2006/08/04(金) 00:15:51 ID:dYvomRwO
「…なあ、沙希。洋食、食べたことあるか?」
「い、いえ、我が家はいつも和食ですから…」
「夕食は、これから?」
「はい、そうですけど…」
予想通りの返答に、尭は用意した言葉を紡ぐ。
「じゃあ、あがってけよ。今オムレツ焼くところだから、御馳走してやる」
「え……でも、大変なのでは…」
そんなに簡単に了承しないのは、ちょっとした意地だろうか。
でも、あと一押しだ。
「平気さ。一人分も二人分も変わらんし、それに味は保証する…嫌ならまた今度でいいけど、でもほら」
顎をくいっと上げて、沙希に後ろを向くよう差し向ける。すると後ろ控えていた付き添い人らしき
女性は、もう既に携帯電話を片手にOKサインを出していた。
話のわかる人だ。
尭も思わず親指を立ててGJの意を伝えた。
「…し、仕方ありませんね…尭さんがそこまで、そこまでおっしゃるのなら!」
再び向き直り、沙希はさも仕方なさそうに言う。
ぱあっと花が開いたような顔に説得力はないのだけれど。
――とりあえず尭の作るオムレツが二人前になったことと。
尭が一人暮しであり、翌日が祭日で休みであること。
そして、沙希とは許婚の関係にあることを考えると、想像はつくだろうが…
食後のデザートは風呂の中でそれはそれは美味しく戴いたことと、やっぱり布団の中の沙希はすご
く素直だったことを、念のためここに記しておく。
706 :
46:2006/08/04(金) 00:23:00 ID:30BPRX0q
ちょwwコンセント抜けたwww
ということで携帯から…
これで二作目完です。お粗末でした。
これで全部終わりか…と思いきや、そういえば真琴さんがいましたね。
迷いましたが、そっちも続けてみます。
ではノシ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツ!オムレツ!
⊂彡
実にGJであります。
708 :
33:2006/08/04(金) 01:11:06 ID:bhZok+h0
>706
お…・・・オムレツ……
これはいいものだ……
つーか、エロいいですなあ。布団の中でしおらしくなる沙希カワユス
GJでした!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツオムレツ!GodJob!GodJob!!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツオムレツ!GodJob!GodJob!!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツオムレツ!GodJob!GodJob!!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツオムレツ!GodJob!GodJob!!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オムレツワッフル!GodJob!GodJob!!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GodJob!GodJob!!
⊂彡
あれ・・・・・・・?
711 :
46:2006/08/04(金) 08:53:39 ID:dYvomRwO
ちょwwオムレツww
風邪引いて暇ができたので真琴さんの方も行って見ます
712 :
46:2006/08/04(金) 08:54:46 ID:dYvomRwO
彼女らしくもなく顔を俯かせて、真琴は凛の後ろについていた。
「2800円になります」
レジの店員から言われた凛は口を開かないまま、真琴の方を向いて手を差し出す。
一秒後になってようやく意味を悟り、真琴は千里から渡された、現金の入った封筒を手渡す。
――どうして、こうなったんだっけ…
漱石さんを三枚取り出す凛の横で、真っ赤になった真琴は昼の出来事を思い出していた。
-*-+-*-+-*-
月曜日の六校時はホームルームの時間だ。議題はもちろん、だんだんその時期が近付いてきた文化
祭についてである。
黒板の前では千里が、各役職について説明をしていた。事前に内容を知らないと不可能なほどスム
ーズな、しかしながら皆がついていける適度な速度の説明だ。
こんな時、真琴はこの親友の凄さを実感する。
決して堅い人間では(真琴の経験上)ないのに、こういう時には妙にしっかりしてクラスをまとめ
ることができる―それが、真琴にはない千里の美点だ。後輩を含めていろんな生徒に慕われるのも、
このような所が一因なのだろう。
尤も真琴は本人から既にいろいろ聞いていたので、特に注意して耳を傾けてはいなかったが。
713 :
46:2006/08/04(金) 08:55:17 ID:dYvomRwO
(…あ、動いた)
もぞもぞと肩が動く。
突っ伏した頭も少しだけ机から浮く。枕にしていた左腕が痛くなったのだろうか、今度は右腕を頭
の下に敷いた。
そして腕の柔らかい位置を探し当て、再びピクリとも動かなくなる。
また眠りこんだのだ。
このように真琴は相変わらず、凜の観察を続けていた。
今日も彼は、いつもと変わらなかった。授業で当てられこそしなかったが、休み時間には何を言う
こともない。昼食の時も先週垣間見た笑顔どころか、初めて自分に話しかけてきたあの穏やかな顔す
ら見せない。ましてや、話しかけてくることもなかった。
どうしてあの公園では、あんな優しい顔をしたのか。何であの顔を見せないのだろう。
もしかして、あの時捨て台詞を言って走り去った私を怒っているのだろうか…
そんなふうに考えたもしたが、どうもそれはなさそうだ。もしそうなら行動に何らかの変化があっ
てもいい。だが、そんなことは全くない。無言かつ無表情が、いつもどおりに貫徹していた。
このように凜の様子は至って平常である。
が。
714 :
46:2006/08/04(金) 08:57:10 ID:dYvomRwO
真琴の視線は、今までとどこか違う。
心の中では、肯定と否定が入り交じっていた。
あの鳩たちの舞う公園で、真琴は神谷凜の、普段の無表情からは想像もできない姿を目撃し―そし
て恋に落ちた。
どうしてそんないきなり、と真琴自身考えたが、凜を見たあの日、熱と動悸と、そして記憶の反芻
は夜までその身を苛み続けたのだ。もうこれは、疑いようもなく、恋だった。しかも、初恋というお
まけ付きの。
だからこそ問題なのだ。
今まで普通に、それも何の関わりも持たずただクラスという空間を共有していただけの少年に、ど
うして恋愛感情が、しかも真琴にとって初恋と呼べるものが、生まれうるのか。
以前千里にも言っていたように、彼については決して良い印象を抱いていなかったはずだ。それな
のにあの日あの光景を見ただけで、どうして彼に胸を熱くさせられるようになってしまったのか。
彼は、その隠された姿を見せられた今でも彼はまだ、真琴の中では無口で無表情な、暗そうなイメ
ージの少年に過ぎなかったから。
だから、たとえ実際にその姿に胸を貫かれたとしても、真琴はそれを素直に認めること
ができなかったのだ。
715 :
46:2006/08/04(金) 08:58:20 ID:dYvomRwO
――どうして、こんなことになったんだろ…
真琴は凜から視線を外し、彼と同じように机に突っ伏した。心の中のため息が、口から出てきてし
まいそうだ。
――それもこれも、全部アイツが…
凜の『あの』姿と、普段の無表情な顔が同時に思い浮かぶ。
なんで、学校でも同じように振る舞わないのか。
もし、そうであるならば、素直に好きでいられるというのに。
――そう! みんなアイツが悪いのよ!
だんだん、むかむかしてきた。
それまでと総合して、その顔はまさに百面相状態だ。隣の女子にクスクス笑われているのだが、真
琴は気付かない。
そして、二本のチョークを持った千里が、キラリと目を光らせたのにも。
――どうして私がこんなに、悩まなきゃならないのよ…!
…思考できた時間は、それまでだった。
716 :
46:2006/08/04(金) 08:59:07 ID:dYvomRwO
「そこぉっ!」
「きゃぅっ!」
投げられた二本のチョークのうち一本が、真琴の額の真ん中に見事に命中したのだ。
頭の中にコーンと小気味の良い音が響き、硬いものをぶつけられた時に特有の、骨の内からくるよ
うな痛みが襲う。結構力を入れて投げたのだろう、かなり痛い。
「はい、じゃあ今日の買い出しは、居眠りしてた神谷クンと、ぼけっとしてた真琴に決定しました!
ということではい! これお願いね!」
おでこをさする真琴に、歩いてきた千里はにこにこ顔で現金とメモの入った封筒を押し渡す。
「ええっ、ちょっ…「じゃ、そーいうことで。誰か異議あるー?」」
「「「異議なーし」」」
千里が振り返ってクラス全員に聞くと、一糸乱れぬ返事が帰ってきた。目的の品のあるデパートが
かなり遠いため、皆行きたくないのだ。
真琴は異議を唱えようとして…諦めた。ぼーっとしていたのは事実だし、何より四十対一では勝
ち目がない。
(はぁ、しょうがない… …ん?)
真琴は千里の言葉を思い出し、思考が方向転換する。
(い…今…確か……)
717 :
46:2006/08/04(金) 08:59:41 ID:dYvomRwO
面倒な仕事をさせられる沈んだ気分から、真琴は一気に驚きに包まれる。
聞き間違いでなければ今、千里は確かに。
「ね、ねぇ千里…今、なんて……?」
恐る恐る、真琴は尋ねる。
「だから、買い出しよ買い出し。あ、お金とリストはその封筒に入って…」
「そ、そうじゃなくて…私の他にもう一人、呼んだでしょ?」
「へ? ああ、神谷クンならもう向こうにいるよ?」
事もなげに言う千里に反してクラスのほとんどが、がばっと振り返った。皆、明らかなリアクショ
ンのあった真琴に気を取られていて、何の反応もなかった彼のことを忘れてしまっていたのだ。
真琴も同様に振り返る。額に赤い痕をつけた凜はもう、教室のドアに手をかけていた。
そして、行こう、とでも言わんばかりにちらりと視線を向ける。かと思うと、そのまま教室を出て
いってしまった。
途端、爆発的な騒ぎが始まった。
彼のいなくなった教室は、唐突にざわめいた。ある者は指を口に当てて笛を吹き、またある者
は隣の生徒に大声で話し掛ける。教室じゅうが大騒ぎだった。凜が他人に意識を向けて明確な合図を
送るのが、それほどに驚くべきことだったのだ。
718 :
46:2006/08/04(金) 09:00:35 ID:dYvomRwO
紅潮しながら、真琴は狼狽した。
(こ、これって、ほとんど…で、デートなんじゃ…)
帰り道にラ・フルールに寄ったことはあっても、男の子と二人で出かけた経験などない。どう反応
したらいいのか皆目見当もつかない。
下手に喜びが顔に出てしまっては大変だ。また千里あたりに、何を言われるかわかったものではな
い。しかし、顔はもう、自分でもわかるほどに熱を持っている。どうしようどうしようどうし…
「デ・ェ・ト!」
思考がショートしかけていた真琴は、どこかから上がったその発言にピシリと固まった。
直後、赤い顔が更に色を増し、トマトのようになっていく。
「(・∀・)ο彡゜デ・ェ・ト!」
「(・∀・)ο彡゜デ・ェ・ト!」
「う、うるさい! ち、ちがう! ちが…」
真琴は必死に否定して見せるが、もはや説得力などありはしなかった。どこかの誰かが点けた火は
勢いを増し、男子全員に広がっていく。
終いには男子だけでなく女子の大半までもが参加して、一致団結した大合唱となってしまった。完
全にシンクロした腕の振りが、クラスのノリのよさをよく表している。
「(゜∀゜)ο彡゜デ・ェ・ト!」
「(゜∀゜)ο彡゜デ・ェ・ト!」
「(゜∀゜)ο彡゜デ・ェ・ト!」
「…こ、こら! ま、待ちなさいよ!」
あまりの恥ずかしさに耐え切れず敗北し、真琴は言い返すこともできないまま、慌てて教室を飛び
出した。
719 :
46:2006/08/04(金) 09:01:20 ID:dYvomRwO
-*-+-*-+-*-
「…な、なにか話しなさいよ…!」
耐え兼ねて、足を止めた真琴は俯いたまま言う。
凜は振り返らずに立ち止まった。
立ち止まったのは、真琴や凜の家の近く。誰もいない住宅地域の一画だった。
一時間前から空はだんだん赤を増してきている。もう一時間もすれば完全に陽は沈み、赤は深い青
になり―やがて闇色に染まるだろう。
赤い空の光は真琴に注ぎ、黒い髪を包みこむ。真一文字に結んだ唇も、上げられずに伏せた顔も、
その空色に染まっていた。
真琴は凜のすぐ後ろをついて、デパートを出てからずっと歩いてきた―凜と同様、一言も発さず。
そう、凜は今まで、真琴が後ろをついてきても何も言わなかった。いつも教室でそうであるように
後ろを振り返ることもしなければ、買い物の内容をもとに話を振ってくることもしないでいた。
真琴には、それが耐えられなかった。
無言で歩くことに、嫌気がさしたのではない。
他のクラスメイトと同じように扱われたくなかったのだ。
凜はもうすでに、真琴にとって『特別な人』になりかけて、いや、なってしまっていた…自分では
まだその気持ちに素直になってはいないが、特別な淡い想いを寄せる、ただの同級生ではない人に。
だから、彼が自分の前でも他の女の子と同じように振る舞うのが、嫌だった。
720 :
46:2006/08/04(金) 09:01:58 ID:dYvomRwO
勝手な話かもしれない。しかし、真琴にとって凜が―正直に認められないにしても―想い人である
のだから、凜から見た自分がたとえ想い人とまではいかなくても、他の人とは違う存在であって欲し
い―ただ一人、おそらくただ一人クラスの中で「あの光景」を見た真琴は、そう思うようになってい
たのだ。
下を向いた真琴の目に、長くのびた影法師が映る。
それが靴とアスファルトの摩擦音とともに動く。
赤く染まった道路の上で、影色の足が右と左を入れ換えた。
凜が振り返ったのだ。
「…君は」
何の前触れもなく唐突にかけられた言葉に、真琴ははっと目を見開いた。
そして顔を上げ、彼の双眸が自分の姿を捉えていることに気付く。
「な、なによ……」
いつもの覇気はなかった。
夜の色の瞳。
その視線に、貫かれているような気がして。
金縛りにあったかのように、力が入らず動けない。鼓動の高まりだけが、耳に届いていた。
凜の唇は、彼を直視したまま硬直する真琴に更なる言葉を紡ぐ。
721 :
46:2006/08/04(金) 09:02:30 ID:dYvomRwO
「…いつも後ろから感じた視線は、君だったのか…」
「なっ!」
弾かれたように、心臓が跳ね上がる。
彼に気付かれていた事実への驚愕と恥ずかしさとで、真琴の顔が空よりも赤く焼けていく。
「ち、ち、ちが…」
「俺は」
切り返した否定の言葉は、最後まで続けられなかった。
凜は表情一つ変えずに、言った。
「…どうやら、君に興味があるらしい」
猛烈な勢いで、思考が渦を巻き始めた。
観察していたのに、気付かれていたなんて。いつから気付いていたのか。そんな素振りは全然なか
ったのに。そんな。なんで。どうして。どうしよう。
それに興味があるってまさか。いや違う、期待しちゃだめだ。自分と同じ意味のはずがない。
…それでも。
――どうすればいいんだろう。
722 :
46:2006/08/04(金) 09:03:10 ID:dYvomRwO
私は、何て言えばいいんだろう。
…嬉しさが、こんなにこみあげてくるなんて。
驚愕と羞恥と狼狽と、そして抑え切れない喜びが、炸裂したように心のなかに広がっていく。
「呼び名を決めたい……君の友人と同じで、『真琴』で…」
「そん、そ、そ、そんなの、知らないわよ……好きになさい…」
ついに名前まで呼ばれて、真琴の顔は完熟した林檎のようになってしまった。
名前を呼んでもらえて、ちょっと特別な扱いをされる。それだけかもしれない。
ひょっとしたら、彼は全くそう思っていないのかもしれない。
凛の心のなかは、未だに真琴にはわからないけれども。
それでも今この瞬間、少しだけ凜の『特別な人』になれたと、そう思えて――
空の赤と蒼だけが、二人を照らしていた。
723 :
46:2006/08/04(金) 09:08:55 ID:dYvomRwO
しばらく来れそうにないので、連続投下という形になってしまいました。
ごめんなさい。
たっぷり堪能させていただきました。
が、
朝っぱらから、こんなイイもの読ませやがってwwwww
デスクから立てないじゃないかwwwwwwwwww
一日半ぶりに来てみたら
ワッフル!
デ・ェ・ト! ワッフル!
ワッフル! オムレツ! ワッフル!
オムレツ! ∩ ∩ ノ) デ・ェ・ト!
デ・ェ・ト! 川 ∩ 川彡'三つ ワッフル!
ワッフル! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ デ・ェ・ト!
オムレツ!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ ワッフル!
ワッフル! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ デ・ェ・ト!
デ・ェ・ト!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ ワッフル!
ワッフル! (ノ ∪ 川 ∪ミ) ワッフル!
オムレツ! ∪ デ・ェ・ト!
ワッフル! デ・ェ・ト! ワッフル!
デ・ェ・ト! オムレツ!
ワッフル!
すまん、自分でも何が言いたいのかよくわからん
とりあえずGJ
なんなんだチクショウ!
萌えすぎて仕事に集中できないじゃねぇか!
GJだ!ワッフルだよ!
ところで残り容量大丈夫なの?携帯からだからわかんねぇよ。
46氏連続でGJ!!
容量は現在476KBだ。
>>728 他のナニかが勃ってるからデスクから立てないんだろう。
>>725 もちつけwww
それはそうと46氏GJ!
GJ!ワッフル!
いつもこのスレの神々の作品は萌えさせる
46氏wktkしながら待ってますよ
wktkしています。
何だ?何だ?
735 :
46:2006/08/11(金) 00:52:32 ID:hcRUquYc
全然書ける段階ではないのですがちょっとだけ。
真琴ちんが凜'sワイシャツを手中に収める流れが思い浮かばんのですよ。
ということで恥を忍んで、ここはひとつ皆の知恵を借りたい。
だれか レス たのむ
どういった場面が想定されているのかわかんないので何ともなんだが、
とりあえず開けた窓とかどこかしらに置くなり引っ掛けて置いたのが飛んでいって、それを拾うとか…
真琴ちん公園でうたた寝 ↓
凜がとうりがかる ↓
寒そうだ… ↓
ワイシャツを掛けてやる ↓
ワイシャツGetだぜ!
じゃあダメ?
教室で昼休みか放課後、凛のYシャツに真琴ちんがチョークかジュースを盛大に引っ掛ける
↓
「わ、わたしのせいなんだから洗濯位させなさいよ!これは強制よ!」
↓
真琴宅にて、ベッドに一人座る真琴ちんor色々あってギシアン後の二人
↓
Yシャツを着るか手中に収めてくんかくんか
↓
アッー
↓
お前ここ初めてか、力抜けよ
↓
汚い穴だなあ
↓
しゃぶれよ
ごめん、途中何か変な電波に妨害された。反省している。
46氏がんがって
買い物の帰りに、残金でジュースを飲む2人↓
優雅に、控えめに言っても、ミケランジェロの彫刻のようにジュースを飲む凛↓
例の如く、そんな凛に熱視線を送る真琴ちん↓
視線が気になり振り返る凛↓
目が合い、噴出す真琴ちん↓
洗濯して返すと約束してYシャツを借りる真琴ちん
ジュースを凛に顔射してしまう真琴ちん↓
その晩、自分の嘔吐液で汚れた凛を思い出し、Yシャツ片手に一人アッー↓
しゃぶれよ
46氏に触発されて、SSを初執筆。
冗長で難解な作品が完成。
完成後に、気付いた問題点。
しまった、エロシーンが存在しない………!
前半のエロ無し部分だけでも、今度、捨て置きに来ます。
今度じゃなくて今になさい!
ブラボー、ブラボー、こちらキングU。
パンツは いつsageればよろしいか?
応答願う。
ところで、ゲドとテナーってツンデレ?
現在481KB。そろそろ次が必要かと。俺にはムリだったが。
俺も無理ですたorz
>>753 乙。
そいじゃ埋めますか。
つっても、コピペや大型AAの連投は美しくないからな。ひたすら雑談でもしようか。
ふん……雑談でスレッドを埋めようなんて、ずいぶん消極的じゃないかしら?
僕には まだ戻ってこれる所があったんだ・・・・・
え……エッチで短いSS書くということだってできるじゃない……
「え?なによ!別にあんたの心配して見に来た訳じゃないからね!」
傘を玄関に置き廊下を進んでいく。
「あんたの両親から一応この家が災害に見舞われないように見ててね、て言われたんだから!!」
顔を赤くして反論する彼女を見てにやにやする住人。
「ちょ、なににやにやしてんのよ!さっきも言ったけどあんたなんか別に心配してないんだからね」
彼女を尻目に居間に入る住人。
その後に付いてくるように入ってくる彼女。
「なにこれ、ちょっとぐらいは掃除しなさいよ。
私が掃除してくれると思ったから最低限黒いGがでないようしたたけ、てこの馬鹿!自分で掃除しなさいよ!」
そっぽを向く彼女。
こんなことがある・・はずねーだろww
761 :
746:2006/08/20(日) 21:16:29 ID:AykvkSJk
良く考えると、エロシーンなんて書いたこと無かったので、適当なシチュで試し書き。
………恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。
書いてて赤面しちゃうよママン。
出来たら出来たで、思いの外エロくなってない。
でも、勿体無いから、このスレが落ちる前に載せてみようかな。
作品の方は、もうちょっとしたら…きっと…完成……する………かな?
>>761 最初はみんなそうですよ、最初から上手く書ける人なんていませんよ。
作品の投下をお待ちしております。
初めての時はみんなそうなんだよ。怖くないよ、恥ずかしがらないで・・・
俺の方が恥ずかしかったな。
スレが落ちる前にいっぺん読み返すかと思ったら
>>505 涙が出た。
あの「盲撃ちで構わん」の台詞をTVで聞くことは金輪際有り得ないのか……
多分“盲”ってのが何かに引っ掛かっててダメなんだろうな
今となってはもう既存録音の声以外は拝聴出来ないけどさ…
セイラさんタイプの気の強い娘の話を読んでみたい。
今思えばセイラさんってスレタイ通りの女性じゃね?
しおらしくなった事あったか?
シャアの前ではしおらしかったと思うけど?
>>767 ガンダムの小説の中で、アムロと寝た時の
セイラさんは一応しおらしかったんジャマイカ?
771 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 11:09:27 ID:N1Gc5XcF
ちょっと見ない間に人減ったなあ
喜多さんはちょくちょく更新されてるけどな。
今はスレで発表してくれてるわけじゃないんで
これをネタとして振るべきかどうか躊躇してた。
ツクバさんもこまめに更新しているみたいだ
巴書いたものです。
巴の続きを書こうとも思いましたが、どう足掻いても素直にしかならないので止めました
んで、新作。
けど、思ったよりもしおらしくないかも。気の強さは折り紙つきですけど。
今回も懲りずに微妙にワッフル分が含まれてます。用法用量をy(ry
775 :
響 1/6:2006/08/31(木) 19:30:45 ID:aeimexeF
「はい。これ」
「ん?」
今、俺の目の前には6枚のワッフルが載った皿が置かれている。
見た目ではっきりとわかるほどの、綺麗なワッフルが3枚と焦げたワッフルが3枚ずつだ。
「お母様が勉強するなら甘い物が必要だろうって・・・焼いてくださったの」
「お前の母さん?」
「えぇ。ですから味は保障できませんけど」
テーブルの向かい側に座るのクラスメートは、先ほどから一向に目を合わそうとしない。
漫画などに出てくる典型的なお嬢様気質。
まぁ、本当にお嬢様なのだから仕方が無いのかもしれないけど。
人を見下した態度と小馬鹿にしたような話し方。そんな感じだからあまり他のクラスメートには好かれていない。
俺自身もコイツとはほとんどまともに話したこともないのだが、何故かコイツの部屋で2人っきりで勉強するはめになっていた。
事の起こりはたしか・・・
「松本邦明」
「ん?」
昼休みに友人と昨日テレビでやっていた野球の話をしていると、後ろから声をかけられた。
振り向いた先に居たのは、校内・・・いや市内で知らないものが居ないほどの金持ちの家のお嬢様。
御堂響。一応クラスメートだ。
傲慢な性格のせいで、友人もほとんどおらず、彼女は大体いつも1人で学校生活を送っていた。
俺も高校に入って3年間、同じクラスだがまともに話したことはない。
「この度の中間試験の結果。貴方はどう思っているのですか?」
「は?」
俺はかなりの間抜け面になっていたと思う。
それくらいに唐突で意味のわからない質問だったからだ。
「えっと、学年トップを守れてよかったな?」
「・・・私のことではありません。貴方のことです!」
俺の成績はよくは無いが悪くもない。いたって平凡。常に中程をキープしている。ある意味すごいと我ながら思う。
「あのような点数で大学に進学できるとでもお思いなのです?」
「あのようなって。別にレベル高い大学狙ってるわけじゃないし、俺のレベルでも十分に入れる」
仁王立ちのまま、強い口調で俺の言葉をさえぎる。
「黙りなさい!貴方のせいでクラスの平均点が落ちているのがどうして!!」
「俺より低い点数のヤツはいっぱい」
「黙りなさいと言っているでしょう!これから夏休みまで、わたくし自ら勉強を教えてさしあげます」
「へ?いいよ別に。面倒くさい」
「拒否権は存在しません。貴方の母親と担任の先生には許可を取っています」
776 :
響 2/6:2006/08/31(木) 19:31:34 ID:aeimexeF
てな感じのやりとりがあって、友達に助けを求めたけど結局押し切られてしまったわけだ。
放課後は御堂の迎えの車に無理矢理乗せられて家に連れ込まれた。
「お食べにならないの?」
「いや、食うけど」
俺はもう一度テーブルの上の皿に視線を落とす。
綺麗なワッフルと焦げたワッフル。
まぁ、普通に考えて同一人物が作ったわけじゃないよな。
漫画とかなら綺麗なのは御堂の母さんが。焦げたのは御堂が作ったって感じだろう。
ってことは、焦げたの食べて褒めてやるのがベストか?
いやいや。ベストって、コイツに気にいられてどうする?むしろ俺はこの場から解放されたいし。
俺は綺麗なワッフルを口に含む。む?なんだろう、この味。
御堂は溜息をつくような顔で俺を見ている。
「何?」
「何でもありません」
今度は焦げたワッフルを口に含んだ。むぅ?
「どうでした?」
「綺麗なほうは味が薄くて微妙。焦げたほうは味が濃すぎてやっぱ微妙」
「そうですか」
正直に応えた。はっきり言ってどっちも美味しくは無い。
「では、こちらはどうですか?」
御堂はどこから取り出したのか、別な皿をテーブルに出す。
その上には適度に焦げ目のある見るからに美味しそうなワッフルが乗っていた。
「ふむ」
俺は先ほどまで同様に、そのワッフルを口に含んだ。
「ん。旨い。味も焼き加減も申し分無いな」
「ありがとうございます」
御堂が俺の顔を見てにっこりと微笑む。
しまった。コイツがあたりか!
「最初のお皿はどちらもお母様がお焼きになったもの、こちらは私が焼いたものです」
美味しく無いワッフルの皿を床に置いて、自分の焼いたものだけを俺の前に差し出す。
「それにしても。貴方は正直な方ですわね」
「お世辞とかは言え無いんだよ」
俺は開き直って御堂の焼いたワッフルを食べる。
777 :
響 3/6:2006/08/31(木) 19:32:26 ID:aeimexeF
「えぇ。存じ上げております。本当に正直な方。そのせいで色々と損をなさっていることも」
「まさか。俺を試した?」
「さぁ。ご想像におまかせします」
御堂はクスクスを俺を見て笑う。
ったく。人をからかって楽しいかねぇ。
「さて。ごちそうさま。帰るよ」
「はい。では、明日は土曜ですし」
「もう来ないぞ。今日は勉強教えてもらってありがたいと思ったけど、今日だけでいい」
「なぜです?」
御堂が本当にわからないという表情で俺を見る。
「なぜって、じゃあなんでお前は俺に勉強を教えるんだ?俺にしてみればはっきり言って迷惑なんだ」
「迷惑・・・私と勉強するのが・・・迷惑なのですか?」
「あぁ。どっちかって言うと一人で勉強するほうが好きだしな。んじゃ、来週学校でな」
俺は部屋で立ちつくしている御堂の隣りを通り過ぎる。
「お待ちなさい」
部屋を出ようとノブに手をかけた時に、呼びとめられた。
「成績が上がることのどこが迷惑だと言うのです!」
「だから。俺は今の成績で満足なんだよ。この勉強で遊べる時間が減るってのが迷惑なんだ!!」
「遊びですって?は、これだから子供は」
「なに?」
俺は振り返る。
御堂は鋭い目つきで俺を睨んでいた。
「今、この時代。そのような態度でこの先をどう乗り切るつもり?明確なビジョンは見えているのですか?」
「俺は特に夢なんてものは無いし、普通に大学入って、普通に就職出来ればそれでいいんだよ」
「それで、満足ですの?」
「なに?」
「その程度で満足かと聞いているのです。男のくせに情けの無い」
「てめぇ」
御堂は完全に俺を見下していた。いや、挑発?どっちでもいい・・・なんで俺がこんなヤツに。
「怒りました?本当に子供だこと」
俺は御堂の目の前まで行くと、拳を握り締める。
「殴るのですか?えぇ、どうぞ。けど、私がその程度のことで屈服すると思わない方がいいですわよ」
言われなくても殴るつもりは無い。
が、この酷い怒り・・・どこかにぶつけないと。
「それとも私を辱めますか?屋敷には私と貴方だけしかいませんし」
778 :
響 4/6:2006/08/31(木) 19:33:24 ID:aeimexeF
俺の目の前には下着姿でベッドに仰向けになっている御堂が居る。
最後の御堂の台詞。あの後、急に目の前が真っ白になって気づいたらこんな状況だ。
「怖気づきました?さぁ、満足したでしょう。服を返しなさい」
こんな状態でも御堂は御堂のままだった。
俺は手にしている御堂の服を後ろへと投げ捨てる。
「御堂。泣いても止めないからな」
俺もベッドに乗り、御堂の両脚を掴む。
「な、何を」
「お前の思ってる通りのことだよ。言ったろ辱めますか?ってさ」
下着を剥ぎ取り、御堂の産まれたままの姿を俺の目の前に晒させる。
顔はそむけているが、胸も下も手で隠そうとはしない。
「一時の感情に溺れて・・・後悔することになりますよ」
「いいんだよ。これが俺の生き方だ」
そうだ。退学になろうが家を勘当されようが、少年院に入れられようが構うもんか。
今・・・コイツを征服することが出来ればそれでいい。
「ん?濡れてる」
指で御堂の秘部に触れる。
少しではあるが確実に濡れているのがわかる。
「なんだ。お前。無理矢理されて濡らしてるのか?」
「・・・お好きなように解釈なさい」
いつまでも澄ました顔しやがって。
絶対に俺に謝らせてやる。
俺は自分のモノを御堂の秘部にあてがう。
まだ濡れ方が足り無いだろうけど、別に優しくしてやる義理は俺には無い。
「一気にいくからな」
正常位の形で俺は腰に力を込める。
「ひっ」
御堂の顔が歪む。
このキツさ・・・やっぱ処女だったみたいだな。ま、どうでもいいけど。
「止めてやろうか?」
「だ・・・誰がそんな事いいました?臆病者・・・はぁっっっ」
俺は御堂の望み通りに、一気に奥まで腰を落とした。
「はは・・・どうだ。初めての男の感しょんっっ!?」
俺の唇に御堂の唇が触れる。
いや、触れるとか生易しいものではない、御堂の両腕は俺の首に回し抱き寄せての濃厚なキス。
入ってくる舌にされるがままになっていると、御堂の両目が俺をあざ笑うかのように細くなる。
「んっ」
779 :
響 5/6:2006/08/31(木) 19:34:24 ID:aeimexeF
俺は御堂の舌の動きに合わせて、自らの舌を絡める。
絡まる舌と舌が卑猥な音を部屋に響かせ始めた。
「御堂」
口を離し彼女の顔を見ると、その顔は今までに見た事のないくらいに真っ赤になっていた。
「松本邦明・・・ずっと・・・好きでした」
「へ?」
「やっと・・・やっと夢が叶いました」
御堂はそれだけ言うと、腰を回すように動かす。
その動きにあわせて、狭い御堂の膣が俺のをガッチリと締め付けながらも、複雑に動き始める。
「貴方を想って幾数年・・・この日が来るのをどれほど心待ちにしたことか」
「す・・・数・・・年?」
「1年の頃に初めて貴方を見た時から・・・一目惚れ・・・いけませんか?」
「いけないことはないけど」
これじゃあ、どっちが犯してるのか全然わからない。
御堂は初めてだと言うのに執拗に俺のを刺激してくる。
「好き・・・この気持ちは・・・温かいけれど・・・すごく辛かった」
「御堂」
「響でいいです」
「響・・・俺は」
「貴方に嫌われているのは知っています。けれど、んっ」
俺は御堂・・・響に口付ける。
「俺はお前の事嫌いだ・・・嫌いだけど・・・今のお前は。素直なお前はすごく可愛いと思う」
「かわ・・・いい?」
「あぁ。だから俺がお前を好きになるくらい・・・可愛い姿を見せてくれ」
俺は腰をゆっくりと上下させる。
御堂が先ほどしていた動きとはまた違った感触が俺のを刺激する。
「はぁっ・・・私・・・今・・・幸せです」
俺は御堂を感じ、御堂は俺を感じている。
悔しいが俺も幸せを感じている。
「んっ・・・はっ・・・響。もう」
俺は限界を悟り、御堂から抜こうと腰を上げる。
「お、おい!?」
けど、その腰に御堂の両脚が絡められて抜くことが出来なくなった。
当の御堂は目を強く瞑って何かをじっと待っている。
何か・・・いや、わかってるけど。
「構いません・・・出してください」
俺はその言葉通りに・・・御堂の子宮めがけて精液を吐き出した。
780 :
響 6/6:2006/08/31(木) 19:35:27 ID:aeimexeF
「なぁ」
「大丈夫です。今日はいわゆる安全日ですから・・・残念なことに」
「なにが残念なんだよ」
後ろから御堂・・・じゃなかった響の溜息と衣擦れの音が聞こえる。
溜息をつきたいのは俺の方だ。
なんでこんなことしたんだろ。俺。
「本当に正直な方です。その正直さに惚れているのも事実ですけど」
「あのなぁ」
「けど、言いましたよね。後悔することになるって」
振り向いた俺の鼻先に指を突きつけて睨みつけられる。
「こ、後悔?」
「えぇ。未来の御堂家当主として、様々なことを学んでいただきます。それはもう、遊ぶ時間が無いほどに」
「当主って・・・ちょっと待て、それは俺とお前が」
「えぇ。私は貴方の良妻として影ながら支えさせていただきます」
「逃げていい?」
「逃がすとお思いで?」
無理・・・だよな。
百歩譲って響の恋人になるのはいい。美人だし思ってたほどとっつきにくいわけでもない。
先ほど食べたワッフルの感じだと少なくとも、料理のいろははわかってそうだ。
「けど」
「・・・確かに大変かもしれませんが」
響が俺にしなだれかかってくる。
「二人っきりの時は、貴方好みの色に私を染め上げてください」
涙混じりの上目遣い。卑怯だろこれ。
「わぁったよ。けどな、人には出来ることと出来ないこと・・・が・・・あって・・・え?」
背中に冷や汗が、まさに滝のように落ちてくる。
先ほどの慎ましい表情から一変。
まるで悪魔のような笑みを浮かべる響。
「それは一般家庭のお話。御堂家の一人になると言うことは・・・そういうことなのです」
まさに蜘蛛の巣にかかった蝶。いや、冬眠明けの熊の巣に入り込んでしまったって感じだ。
「ふふ。死なないで下さいね。若くして未亡人なんて、嫌ですから」
つづく?
続いてくださいねwww
続け!
……いやお願いですから続いてくださいマジで。この通り。
はいはいワッフルワッフル
_ ∩
(*゚∀゚)彡 ワッフル!ワッフル!
⊂彡
784 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 20:44:41 ID:wO8mu8XO
GJ!
つづいてね
ワッフルよろしくね
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!GJGJ!
⊂彡
以下ワッフルで埋めるスレ
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
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( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
ワッフル食べたい
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ワッフルワッフル!
⊂彡
ワッフル フルフル ワッフル ワッフル
ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ∩ ∩ ノ) ワッフル!
ワッフル! 川 ∩ 川彡'三つ ワッフル!
ワッフル! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ ワッフル!
ワッフル! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ ワッフル!
ワッフル!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ ワッフル!
ワッフル! (ノ ∪ 川 ∪ミ) ワッフル!
ワッフル! ∪ ワッフル!
ワッフル! ワッフル! ワッフル!
ワッフル! ワッフル!
ワッフル!