2 :
ぶるー ◆6LC5C/oxsc :2006/04/22(土) 17:47:18 ID:Fj6Z3ndB
∧_∧
( ´Д`) <俺のおしっこでお茶でもどうぞ
/ \
| l l | ..,. ., .,
| | | _|。.:_::゜。-.;.:゜。:.:;。
ヽ \_ .。'゚/ `。:、`;゜:;.::.。:.:。
/\_ン∩ソ\ ::..゜:: ゚。:.:.::.。.。:.
. / /`ー'ー'\ \ ゜: ::..゜:: ゚。:.:.:,。:.:.
〈 く / / ::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:.:。:.:,
. \ L ./ / _::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:,.:.:.:,
〉 ) ( .::旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦.
(_,ノ .`ー'旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦.
3 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 17:48:13 ID:oh4+hvNT
(゚∀゚)
(゚∀゚)
(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
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ウンコできたよー!!
___,,,........,,,,__
,.-<_,.--──- 、 ヽ.
r'ー‐--.ァ--──- 、ヽ,!
i ,.-7´ / i i ハヽ」
〈イ ヽ.i |_!,..! ハ i 、!,_.| |〉
! ヽ.| |_!__ V レ'ー!-| |
ヽ、 | :|,,,, ` '´`.! | 。:;
'7 ハ! ,.-‐┐"ノ 。:: >>1 乙!
/ /,.イ`'_=--_<ヘ、ヽ、
レ'/´ 、_,,.‐っ._`ヽ. `ヽ〉
! {/ ノ‐-、`〉
', / /´ゝ.、 ヽ!
ヽ、_,/ iヘ__ノ
/:: i ヽ、
あげぬるぽ
とにかく神光臨をおとなしく待ちましょう
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 16:57:28 ID:OepRfVPV
ok待とう1乙
「…エライ目にあったな…あつつ!まだ首が…」
あれから数十分後。ミシャの詩で一命をとりとめた金髪の騎士ライナー。
「全く…これじゃ身が持たないわよ…」
椅子に座り腕を組み、少し怒った顔を見せる、頭の左右に太鼓を付けた黒髪の少女ミシャ。
「そういや、俺が気絶してる間、何かあったのか?」
ライナーはまだちょっと痛む首をコキコキさせる。
「い、いえ!何も無いわよ別に…」
「でもシュレリア様…さっきから、ボーッしたまま座ってるんだけど…」
ライナーの3歩ほど先に、銀髪の少女シュレリアが木の床の上にペタンと座っている。
髪は乱れ、目は前髪で隠れそうになっていて、
しかも目は虚ろで一体何処を見ているのか焦点が合っていない。
「ま、まぁ…ハハ…」ひきつった顔でシュレリアを見るミシャ。
「シュレリア様?」
シュレリアに歩みよるライナーは、銀髪の少女と同じ顔の位置にひざまずく。
「……はい、なんれしょう?ライナぁ…」
多少ろれつが回っていないシュレリア。
「あのー、大丈夫ですか?」
髪が乱れた銀髪少女を心配するライナー。
「…はい、凄かったれすね…」
「は?」
「ライナぁ…いつでも言ってくらさいね…私…拒んらりしませから…」
「シュレリア様、なんの話です?」
「! はぇ!?私、今何か言いましたか!?」
ハッと我に帰り、ようやくライナーと目が合ったシュレリア。
「拒んだりがどうとか…」
「あっ、ち、ちがいます!あれは!あの、その!ですから…!」
慌てふためいたまま、乱れた銀髪を手グシで直すシュレリア。
「…ですから?」
「いや…その…」
顔を下に向け、急にモジモジし始めるシュレリア。
何故か顔は赤く染まっている。
「オリカさん……そう!オリカさんを早くなんとしませんと!」
何かを思いついたかのように、ガバッと立ち上がるシュレリア。
「は、はい!そうですねシュレリア様」
驚いた顔でシュレリアを見上げるライナー。
「…ライナーの馬鹿…」
ほっぺたを膨らませ、ライナーには聞こえない程度にボソッとつぶやくミシャ。
「そういえばオリカは?」
「それが、さっき二階の宿屋のほうに行っちゃって…」
「にゃ〜ん!!」
「うわぁー!誰か助けてくれー!」
「な、なんだ!?」
突如二階の宿屋のほうから、オリカと思われる鳴き声と、男の叫び声が聞こえ驚くライナー達。
「ミシャとシュレリア様は、ココで待っててくれ!」
ライナーは階段を上がろうとした瞬間。
「いいえ!私も行くわよ!」
「ライナーを、一人で行かせるわけにはいきません!」
「あ、あぁわかったよ…」
二人に圧倒されるライナー。何故この二人はいきなり気合い入ったのやら…。
「(ライナーを一人にしたら、オリカがまたライナーに何するか、わかったもんじゃないわ!)」
「(ライナーを一人したら、またオリカさんが何をするか…ライナーは、私の王子様だもん!
オリカさん、絶対負けませんよ!)」
二人の少女は心に闘士を燃やし、ライナーと共に、二階へかけ上がるのだった。
―宿屋―
「ひぃー!誰か、この娘を止めてくれー!」
「にゃにゃあ〜ん!」「オ、オリカ!」
「オリカ、ちょっとアンタ!」
「オリカさん!」
頭に猫耳を付けた少女オリカは、宿屋の中を縦横無尽に暴れ回っていた。
「あ…あんたら、この子の仲間だろ!
どうにかしてくれぇ!!」
宿屋の亭主はオリカを追い掛けまわしているが、あまりの猫娘のすばしっこさに全くどうにもならない。
「すすす、すいませーん!!」
「オリカ!頼むから大人しくしてくれ!」
「にゃにゃ〜ん♪」
「うわわっ!オリカ抱きつくなってば!」
「ライナー!何やってんのよ!!」
「ライナーのエッチ!」
「お、俺は何もしてないだろ〜!!」
「君達、壊したものは弁償してもらうからね!」
・・・・・・・・・・
―再び酒場―
「はぁ、はぁ、はぁ…なんとか捕まえたな…」
「はぁ、はぁ…。う、迂濶だったわ…さっき私が見に行ったときは、モコモコと大人しく遊んでたのに…」
「はぁ、はぁ…私…こんなに動いたの…久しぶりです…」
あれからオリカを捕まえるために、宿屋中を走り回った三人は疲れ果てていた。
ライナーは両手に膝をつき、ミシャとシュレリアは四つんばいになりながら息を切らしている。
「にゃあ…」
あれから三人に、お灸を据えられた猫娘オリカは反省しているのか、
猫のような座り方で、猫耳と共に下を向いてションボリしていた。
「これは、オリカさんのコスモスフィアに何かあったのかもしれませんね…」
「やっぱりそうなんですか?シュレリア様…」
汗を手で拭うライナー。
「えぇ、多分ウイルスかと思われます…
しかし、ここまでオリカさんの人格を変えてしまうということは、
とても強力なウイルスがオリカさんの中に侵入したと言ってもいいでしょう…」
ションボリしたオリカを見ながらシュレリアは言う。
「猫……ウイルス…」
何か引っ掛かるミシャの頭の中。
「…あっ!私がオリカを迎えに行ったとき、確かオリカは猫に餌を与えていたわ」
「…じゃあ、もしかしてそれが…!」
「恐らくそうでしょう…導力ラインを伝わらず、フリップフロップ変換で直接オリカさんの中に侵入するなんて、
かなり特異なウイルスです」
いつにも増して、真剣な表情のシュレリア。
「では、早速オリカのコスモスフィアにダイブします」
「…未知のウイルスです。どんな危険があるか、わかりませんが、
オリカさんを救う為には、そうするしかないでしょう」
「ふにゅ〜…」
「オリカ…」
心配そうにオリカを見つめるライナー。
「…ではライナー。
これをオリカさんに…」
シュレリアはふところから、ある物をライナーに差し出す。
「これは、夢追いの水…!」
「はい。これをオリカさんに飲ませて、眠らせてください。
起きたままだと、また暴れ出してしまう可能性がありますから…」
夢追いの水を受け取るライナー。
「オリカ。おいで」
キュポン!と夢追いの水のフタを開けたと同時
「にゃん♪」
「うわっ!!」
猫娘は疾風のごとく、またライナーにがっしりと抱きつく。
「もう!ライナー!!」
同時に叫ぶ、ミシャとシュレリア。
「だから何で俺のせいなんだよ!?
…オリカ、これを飲むんだ!」
ライナーがオリカの口元に夢追いの水を、飲ませようとした瞬間
ペロ!
「いっ!!」
「あっ!!(ミ&シ)」
オリカは再びライナーの顔をペロペロと舐め始めた。
「オリカ…!ち、違う違う!これを舐めてくれ!」
しかし、猫耳娘はライナーの顔を舐めまくる。
ライナーは、顔を動かして避けようとするものも、殆ど意味が無い。
「…う…うぅ…!
ラ、ライナー!顔に…顔にかけてください!」
顔を真っ赤にし、目をバッチリと閉じたシュレリアが叫ぶ。
「え…えぇ!ちょっ!シュレリア様!?」
ミシャも驚き叫ぶ。
「そ、そうか!!」
ライナーは急いで夢追いの水を頭から被り、ライナーの顔についた夢追いの水をオリカに舐めさせた。
するとオリカは、目をトロンとし始め、崩れていく。
「おっと!」
崩れていくオリカをライナーが支える。
オリカは、ライナーの腕の中で「すぅ、すぅ」と眠り始めた。
「ふぅ…これで準備は完了だな。
よし、ではダイブ屋……に…」
ライナーは何故か、二人の視線から、とても威圧めいたものを感じ取る。
「…あの…なんで……しょうか…?二人…とも…」
危機を感じ取るライナーは、喉から声が出しにくくなっている。
「別に!早くダイブして、オリカを救ってきなさいよ!」
「も…もう、ライナーなんて知りません!」
「な、なんなんだよ〜…!」
ライナーは、二人に怒鳴られている理由がわからず、オリカをおんぶして、トホホな感じで酒場を後にする。
つづく
最初考えてたより、ずいぶん話が長くなってしまった…
ほんとは3話あたりで完結させるはずだったんだけど…、
下手するとあと、1話か2話かかるかも…
長くてスマソ…orz
GJ。ガンガレ漏れは応援している。
ネコオリカモエスwwwwwwwwwwwww
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:14:45 ID:OepRfVPV
遂に新キャラ誕生だな。
ネコオリカがオフィシャル化オボンヌっと
GJ!しかしエロ分が足りない!だから俺が自分で書く!
とりあえずシュレリア様とオリカはもう書いたんでミシャかハマでいくつもり
あらかじめ言っとくが3Pは無理だ、そんな筆力無い
忙しいから時間掛かると思う
どっち希望、とかシチュの要望とか書いてもらえればより筆が進むかも!それじゃ!
>>22 うぐっ!
18禁らしいエロ書くのは苦手…
微エロ攻めてるんだがやっぱ駄目かな
今回は全然、微エロでもなかったけど
なんかライナーはヒロインに挿入するイメージが出来ない…
大人ミシャ、Y装備、実は履いてない
で、どうよ?
つーか、マジカルシャワーについてのコメントで、
アレが普段着になってた事に愕然としたわ。
バスタオルとかもそうなのかと思うと色々アレで。
シリアスなシーンでもみんなそんな服……
そもそもあのコスチュームはどこから出してるん?
魔法で作ったのか?
だったらダメージ受けて魔法が解除なんてなったら全裸ですか?
>>29 何処から出しるか明かされてなかったはず
マルローネの感想でオリカが「何処から持ってきたのか不思議なんですけど…」
みたいな感想を言ってたし…
一応、変身して出してるみたいだけど、何故かPBは常時装備みたいだな
ハマはハマーンカーンか
こんな所で朽果てる己の身を呪うのよ!!
>>22 できればハマにしてやってくれ。俺、自分が書いたミシャ持って来ちまった。
こんなもん誰かと比べられたらかなわねーや。
とりあえず
自分 :ライナー
お相手:ミシャ(SINOBI)
関係 :ラブラブ
場所 :コスモスフィアLv7
期間 :ミュール戦後〜ファンタズマゴリア前
ってなかんじでお送りします。
いつもの見なれたストーンヘンジ・・・かと思いきや、ずいぶん様子が違う。
「これは・・・パラダイムシフトか?」
たった今降り立ったばかりのストーンヘンジが眩い光につつまれている。
「そっ、パラダイムシフトなのよ。」
「ハマ!でも俺、まだなんにもしてないぜ?」
「たしかにレーヴァテイルはコスモスフィアへのダイブで心を成長させていくのよ、
でもだからって現実世界で心が成長しないってわけじゃないのよ、あたりまえだけど。」
言われてみれば当たり前の話だ。
「現実世界でも詩を紡ぐことがあるようなものかな?」
「まぁ、そんなとこなのよ。今回は現実世界の方でアンタもミシャも頑張ったみたいだし、
そのご褒美、ってとこなのよ。」
現実世界で頑張った・・・たぶんミュールを憎しみから解き放った事を言っているのだろう。
「そういうわけだから、この世界はミシャを探してここに連れてくれば終わりなのよ。」
「そうか、そりゃ楽でいいな。それで、ミシャはどこにいるんだ?」
「そのくらい自分で探しなさいよ。楽なんでしょ?」
うかつなことは言えないものだ。どうやら軽く機嫌を損ねてしまったらしく
結局ハマと別れて一人で探すことになってしまった。
「あ、ライナー!来てくれたのね!」
とはいえそう馬鹿みたいに広いわけでもない世界、
ミシャを見つけるのにたいした時間も手間も掛かりはしなかった。
「君は・・・」
このミシャには前に会ったことがあった。確か忍者とかいう職業?の格好をしたミシャだ。
「何度か会ってるわよね。私はミシャの革新意識、自由を求める心よ。
ま、それだけってわけでもないけど。」
自由。ミシャはずっと自分の宿命を呪い、自由を求め続けていた。
そして今、ウイルス達がいなくなったことで彼女はその自由を手にいれた。
この世界がパラダイムシフトを起こすのも当然といえば当然だろう。
「それじゃあ、ストーンヘンジに行こうか。」
俺が手を差し出すと、それまでの満面の笑みが消える。
「えっ、ちょっとまってよ、そんなにいそがなくてもいいでしょ?
あのパラダイムシフトは安定してるみたいだし、もう少しゆっくりしていっても大丈夫よ。」
「いや、そう言われて・・・んうっ!」
ミシャはいきなりキスで俺の口をふさいできた。
「ふふっ・・・私とイ・イ・コ・トしましょ?」
言い忘れていたがここは”しがらみ亭”、ミシャは初めからベッドに座っていた。
などと説明している間にあっというまにベッドに押し倒される。
「ちょ、ちょっとまった!いくらなんでも、それは・・・」
「なによ、現実のミシャはよくても私はダメなの?」
・・・確かに、俺はいちどミシャを抱いている。
このひとつ前の世界が抱えている問題が、ミシャ本人よりもむしろ
俺がはっきりとした態度を取っていないことにあると感じ、現実世界に戻って
ミシャに俺の気持ち、ミシャを本当に、心から愛していることを伝え、そのまま結ばれた。
「それに、現実の世界でだってたった一度きりじゃない、ミシャは待ってるのに・・・」
「そ、そうなのか?」
正直、俺は気持ちよかった。またしたいと思ってる。でもミシャのほうは・・・
「どうせミシャが痛がってたのを見て遠慮してるんでしょ?でも、体の痛みなんて
ホントに何でもないんだから。私は、ミシャはもっともっとたくさんライナーにして欲しいし、
もっともっといろんなことをライナーにしてあげたいんだから・・・」
そう言うと、ミシャは俺の股間に手を伸ばし、少々ぎこちない手つきで俺のペニスを取り出す。
「ふふっ、もう大きくなってる・・・」
ミシャの言う通り、さっきまでのやり取りだけで、俺はかなり興奮していた。
半勃起状態のペニスに、ミシャはそっとくちづけをする。
「なっ!ミシャ、よせよ!汚いだろ!?」
「私、ライナーが気持ちよくなってくれるんだったら、そんな事気にもならないわ。
それに、ここは私のコスモスフィアなんだから、ライナーが汚かったりするわけないでしょ?」
妙に納得した。その隙をついて、ミシャは俺のペニスに舌による攻撃をくわえはじめた。
唾液をたっぷりと絡めた舌でカリから亀頭までをゆっくりと舐めあげてくる。
「う、うわぁ・・・」
気持ち良い。思わず声が上がってしまう。
「ん、すごい・・・まだ大きくなってく・・・」
ミシャの声が異常に色っぽく頭に響く。
「ん、ちゅ・・・んん、こんなに大きくなったら、咥えられない・・・」
「う、うぅ・・・咥えられないって、いったいだれにこんなこと、お、うわぁぁ」
「ちゅぅ、ちゅ、ちゅ・・・ん、スピカ、んちゅ、はぁむ、んん・・・、ちゅぱぁ・・・」
これも妙に納得した。とか言ってる場合じゃないくらい気持ち良い。
「んぷっ、はあっ、はあっ・・・、やっぱり、咥えきれない・・・。続きは、こっちで・・・ね?」
彼女はやけに短いクラスタ風の着物の下に何ひとつ着けていはなかった。
どこまでも白い肌の上で、朝露を受けた花のように濡れ光るミシャの秘唇に目を奪われる。
「いくよ、ライナー・・・」
俺の上にまたがったミシャが、ゆっくりと腰を落としてくる。
「ん、くぅっ!つ、うぅ・・・」
「ミシャ!」
ミシャの顔に苦痛の色が浮かぶのをみて、思わず叫んでしまう。
「大丈夫なのか?そんな無理しちゃダメだ!」
「へ、へいきよ、無理なんてしてないわ。」
「けど!」
「あの1回しか経験がないから、まだほかの感じ方がわからないだけよ。
でも、気持ちよくなれる事はちゃんと知ってるんだから、すぐ・・・」
ミシャの言う通り、確かにあのときほどの痛みを感じているわけではなさそうだ。
少し気持ちを落ち着けると、とたんにペニスの気持ちよさに頭を持っていかれる。
「ほら、もうへいき、ぜんぜん痛くない・・・。じゃあ、気持ちよくしてあげるわね。」
自分に言い聞かせるようにそう言うと、少しづつ腰を動かし始めた。
「ふぁ、あ、あぁん、ラ、ライナー、手、おねがい、んっ、手、つないで・・・」
ミシャがさしだしてきた手を指を絡めるようにしながら強く握りしめる。
しっかりと握り返してくる手と一緒に膣の締りも強くなったようだ。
「ミシャ、うぅぁっ、すごい気持ち良いよ。」
「あっ、あ、ほっほんと?うれしいっ!ライナー、私も、私もっ、きもちっいぃっ!」
激しく腰を動かしながらもキスを求めてくるミシャに応えてくちづけをかわすと、
どちらからともなく激しく舌を絡めあう。
「ん、んむ、ちゅ、んん、ちゅぅ、んはぁっ、あぁ、ライナー、ライナー!」
ミシャの動きに合わせるように勝手に腰が動きはじめた。
「あっ、あひぃっ、い、や、やあぁっ、あっ、すごいっ、あぁん、いぃっ!」
二人の動きが重なって、更に快感が倍増する。そろそろ限界が近い。
「ミシャ、俺、もうっ!」
「うんっ、ライナーッ!私も、もう、くるっ、あぁっ」
「くうっ、ミシャ、ミシャァッ!」
「あぁっ、ライナー、あ、くぅっ、あ、きちゃうぅっっ!あああぁぁっ!」
激しい絶頂感が身体を突き抜けてゆく。ドクドクと精液が流れていく感覚だけを
やたらリアルに感じる。俺は最後の一滴まで搾り出すようにミシャのなかに放出した。
「あぁ・・・はぁ、はぁ・・・なかに、いっぱい、だしてくれたのね・・・うれしい・・・」
荒い息をつきながら倒れこんできたミシャは、俺に抱きつきつつまた唇を求めてくる。
「ん・・・、んふ、ん、ちゅっ・・・。ライナー・・・大好き・・・。」
ストーンヘンジにもどると、ハマが待っていた。
「ずいぶんおそかったじゃない、いったいなにしてたのよ?」
かなり不機嫌なようだ。
「え?あ、あははははは。」
とりあえず笑ってごまかしている俺の横をすりぬけて、ミシャが光のゲートに向かう。
「それじゃ、ライナー、私、先に行ってるから。」
「あ?ああ・・・」
”先に行っている”というのが気になって、なんとなく曖昧に返してしまった。
「次にダイブするときまでに、外のミシャともたくさんシテおいてね〜。」
そう言い残して光の中に消えていった。
「たくさんしておいてって、何のことなのよ?」
ハマにジト目でにらまれる。
「い、いや、ほら、あれだろ?たくさん話しとけって事だろ?たぶん。」
どう見ても疑いの目で更ににらまれる。
「はぁ・・・、まぁいいのよ、仲がいいのにこしたことはないのよ。私にとってもね。
ホラ、あんたもそろそろ帰りなさいよ。そろそろこの世界も消えちゃうのよ。」
ハマにうながされ、コスモスフィアを後にする。けど、正直目を覚ましたあと
また宿でミシャと二人になったときに、話だけで終わらせられる自信はまるでなかった。
はは、あらためてみると長い長い。
もっと短くするつもりだったんだけどつい調子に乗っちゃって・・・
え〜、実は続きも書いてたりするんだが・・・またきてもいいっスかね?
いいとも!
ダイブ屋の機械から出たらライナーの股間が(自主規制
>>43 うはwwテラエロスw
個人的にフェラのほうが好きな俺ガイル。
>>43の話が終わって、猫オリカの続きを投下したほうがいいのかな?
俺のはまだ2時間くらいかかりそうだけど…
47 :
43:2006/04/24(月) 19:49:35 ID:toMbMRTN
>>46 あ、ごめん俺もまだ出だししか書いてない。
それに書き込める環境が限定されてるもんだから
毎日書き込めるかどうかもあやしいんですよ。今日ももうレスは無理っぽいです。
てなわけでどうぞお先に投下しちゃってください。
見るだけだったら携帯があるんで、なんか注文してくれれば考慮します。
フェラ、がんばってみますね。
>>47 ぉk
では先に投下させてもらいます。
前回エロが足りないと注意を受けたので、今回は18禁らしいエロシーンを書いてみますた。
凄い恥ずかしいけど、笑わないでね…
あと思ったよりもう少し時間かかりそう…
とりあえず第4話を書き終えますた。
先に謝っときます…
今回12パートという、前回よりも恐ろしく倍にもなってしまった…orz
これでもまだ完結してない…
今度こそ次回で完結させますです…
見直した後に投下するので、11頃に…
ワクテカ
前回の話
>>11-17 つづき
―コスモスフィア―
オリカのコスモスフィアにダイブしたライナーは驚愕していた。
「こ…これは…!?」
何もかもが違っている。
猫の顔の形をした緑色の山。猫の顔の形をした木々。
猫の顔の形をした雲。
まるでメルッヒェンの世界のように、全てが猫の形に改変されていたのだ。
「シュレリア様の言ってた通りだ…」
「ライナー!」
後ろのほうから何処かで聞いたことがある声。
ライナーは振り向くと、そこには一匹のライナーの股下くらいしかない、一匹の動物が二足歩行でトトトトトトっと走ってくる。
熊の縫いぐるみような外見をしており、頭には凸凹の鍋を被り、腰には小さな日本刀を納めて、
赤いマントをひるがえす、オリカの心の護
「どんすけ!」
「ライナー!貴様!」
ピョンと軽快にジャンプしたかと思えば、ライナーの頭をポカッ!
「いてっ!何するんだよ…!」
「やかましい!勢いだ勢い!!
それよりコレは一体どういうことだ!?
キャッツワールドではないか!」
「あぁ、実は…」
ライナーは頭にたんこぶが出来てないかどうか頭を擦りながら、どんすけに事の一部始終を話した。
「…成程。ウイルスか。
まぁ、短時間でオリカさんの世界をココまで改変させることが出来るのは、
ウイルスぐらいしかおらんだろうな…」
熊の縫いぐるみは、仁王立ちで腕み組み頷く。
「なんでも、今までに無い特異なウイルスらしいぜ…」
「むぅ…となると、オリカさんの中に侵入したウイルスを探し出し、そいつを成敗する必要があるな」
「それで、どんすけ。その猫を見なかったか?」
「いや、見ておらん。
恐らく何処かに隠れているはずだ」
「そうだ!コスモスフィアのオリカは!?」
「村にいるだろう。
コスモスフィア全体がが改変されているから、
オリカさん自身に何か起こってなければよいが…」
「よし!オリカの村に行くぞ!」
「待て。拙者は、オリカさんに侵入したウイルスを探し出す」
「だ、大丈夫か?
見付け出しても、もしとんでもないウイルスだったら…」
「ふん、ウイルスとはいえ所詮、猫!
オリカさんの心を持て遊んだ輩は、心の護の拙者が成敗してくれるわ!」
どんすけは腰から、刀を勢いよく取り出し構える。
「…わ、わかった。俺はオリカの村に行く!」
「オリカさんを頼むぞ!ライナー!」
どんすけは、何処かへと走り去って行った。
「大丈夫かよ…」
そしてライナーもオリカの村へと走る。
―オリカの村―
予想通り。村も変わっていた。
猫の顔の形をした家。猫の形をした石畳。 猫の形をしたベンチ。
「…まぁ可愛らしいといえば可愛らしいな…。
現実世界のオリカを連れて来れたら喜びそうだ。
さてと、オリカの家は…」
ライナーの数十メートル先に、他の家とは少し大きい、猫の顔の形をしている、石でできた白い家が見える。
「多分あそこかな…」
白い家に歩を進めようとした先。
「にゃあ〜」
「!!
猫…!コイツがオリカの中に侵入したウイルスか!?」
ライナーの目の前にトコトコと現れたのは、白と茶色が混じった、ちょっと大きめな猫。
「にゃあ、にゃあ!」
白茶色の猫は、ライナーに何か訴えかけているように鳴き叫ぶ。
「…とても、ウイルスには見えないな…
でもこの猫が、ウイルスだとしたら、コイツを倒せばオリカを元に…」
ライナーは大剣を構えようとしたとき。
「うにゃあ〜」
「なっ!」
そこにもう一匹の赤い色の、少し小さめな猫がライナーの目の前に現れた。
「侵入したのは一匹じゃないのか!?」
そしてまた、もう一匹ライナーの目の前に
「み…緑色…!?」
白茶、赤、緑の猫はライナーに何か訴えかけるように「にゃあにゃあ」と鳴いている。
「白茶色は普通だとしても、赤と緑って珍し……!!」
ライナーは頭の中に三人の人物がよぎる
「ラードルフ、クルシェ、ジャックなのか!?」
「にゃあ!」
「うにゃ!にゃあ!」
「にゃ、にゃろめ!」
ハッキリと断言は出来ないが、色から推測するに、あの三人しか考えられなかった。
「まさか…コスモスフィアのオリカも猫化しているのか…!」
ライナーはダッシュで白い家へと向かった。
―猫の顔の形をした白家―
ライナーは、家の木のドアを恐る恐る「ギギギっ」と開ける。
「…オ、オリカ…?」
するとそこには…
「にゃ!
ライニャー!来てくれたのにゃ!嬉しいにゃん!」
「オリカ……なのか?」
オリカには違いないが、雰囲気が少し違っていた。
頭には現実世界のオリカと同じ、猫耳がピコピコと付いていて、服装はスクールデイズ。
よく見るとスカートの中からオリカの髪の色と同じ、ブラウン色の尻尾まで見えて嬉しそうにピョコピョコさせている。
そしてもっとも違うところは、髪の毛がショートヘアになっていてバッサリと切られていた。
あの、ちびオリカを彷彿とさせる髪型だ。
家の中は色んな種類の猫の縫いぐるみが、あたり一面に並べられている。
オリカは猫の形をしたベッドの上に足を組んで座っており、ライナーに手を振り、ニコっと笑顔で迎えいれた。
「ニャハっ!何言ってるの?当たり前じゃない。
変なライニャー?」
猫娘は可愛こぶるように、手をグーの形にして口元に持っていき、こくび傾げ、ライナーを見つめる。
「ラ…ライニャー…って…。
オリカ、その髪…」
「え?あぁ、イメチェンよ、イ・メ・チェ・ン!
どう?ショートの髪も似合うでしょ、ライニャー」
オリカはその短くなった後ろ髪を手の甲で、フワッとなびかせる。
「あ、あぁ似合うけど…
そうだ!オリカ、大丈夫か?」
「大丈夫って、何がにゃ?」
「ウイルスが侵入したんだよ、オリカのコスモスフィアに!」
「!!
…ウイルス…」
オリカはその言葉に少し曇った表情になる。
「そう、そのウイルスが、現実世界のオリカに影響与えてしまってるんだ。
だからココも変わってしまってるだろ?
早くウイルスを退治して、オリカを元に戻さないと…!」
「……あ…あたしはわからない…見てない…にゃ…」
ショートヘアの猫耳娘は、顔を下に向けてつぶやく。
「そうか…何処に行ったんだろうな…。
どんすけも探してるんだけど」
ライナーは頭をポリポリかく。
「ねぇ、ライニャー。そのウイルス…退治しちゃったら、
やっぱりココも元に戻るん…だよね?」
「?
あぁ、多分ウイルスを倒せば、コスモスフィアもオリカも、元に戻せると思うぜ」
「…そ、そうニャなんだ…」
「オリカも手伝ってくれないか?ウイルス探しを」
「………」
ショートヘアの猫耳娘は、下を向いたまま黙っている。
組んでいた足もいつの間にか元に戻していた。
「…嫌」
「え?」
「嫌!あたし、元に戻りたくないにゃ!
このままでいいにゃん!」
「!?」
あまりの意外な言葉に驚くライナー。
「オ…オリカ…!何言ってるんだ!
ウイルスを退治して、ココを元に戻さないと、現実世界のオリカは人間として生きていけなくなるんだぞ!」
「し…知らない…!
現実世界のオリカなんて……知らないにゃ!
あたしはこのままでいいんだニャ!!」
オリカは声を荒げつつも、困った表情しながらライナーを見る。
「だけどオリカ!」
ライナーがそう言った瞬間。
「――!!」
ショートヘアの猫耳娘オリカは、ライナーに抱きついていた。
「オリカ…何を…!」気付くとライナーの胸元にはオリカの猫耳が付いた頭が見えている。
「…ライニャー…お願いにゃ…
あたし、このままが…猫のままがいい…」
オリカはライナーの胸を潤だ瞳で見て言う。
ブラウン色の尻尾もへにゃんとなっていた。
「オリカ…」
前に、どんすけがうっかりオリカの秘密を暴露したことがあった。
オリカは誰も居ないところで猫と一緒に、猫語を話したり、猫と一緒にゴロゴロしたりして遊んだりするらしい。
それほど、オリカは猫が好きなんだ。
でも、このままでは現実のオリカは人間として、RTとして生きてはいけない。
「やっぱり駄目だオリカ!」
「にゃあ!」
ショートヘアの猫耳娘の肩を両手で持って突き放すライナー。
「頼む…オリカわかってくれ!」
「………」
下を向き、うつ向く猫耳娘。
「……ねぇ…ライニャー…」
「…何だ、オリカ?」
「…あたしと……ニャンニャン…しない?」
ニコっと笑う猫耳娘。
ニャンニャン?
一体オリカは何を言ってるのだろう…。
猫遊びでもしようと言ってるのだろうか?
「どういうことだ?オリカ…」
「ライニャー、あたしの目を…見て!」
スッと顔を上げたショートヘアの猫耳娘オリカはライナーの目を見つめた。
「…オ…リカ?…」
するとライナーは、オリカの目に吸い込まれて行くように意識が朦朧となっていく。
「オ………リカ…何……を…」
「にゃは!ライニャーに、催眠術をかけてみましたにゃ〜!
自分でも何故できるのかわかんないけど、出来る気がしてのにゃ」
「……リ…カ…」
ライナーは完全にオリカの催眠術にかかってしまった。
「ライニャー、ごめんね…
でもこれでライニャーはあたしの思うがままにゃん♪」
「………」
「…ライニャー、まずあたしにキス…してにゃ」
「……」
ライナーはオリカの言葉通りに、唇と唇を重ねて合わせた。
「…んっ…そうだよ…今度は…下を絡ませて…」
ライナーは舌を出し、オリカも舌を出す。
「…はっ…れるっ……ちゅっ…んはっ!……ぷぁっ…くちゅ…」
ライナーは両手をオリカの頬に顔を持ち、オリカは両手をライナーの頬に持つ。
「…ぷはっ!…はぁ、はぁ…いいよライニャー…舌と舌が絡み合うのって凄く気持いいにゃ…」
今度はオリカの背後に立ち、後ろから腰を抱き締める。
「ライニャー、あたしの耳を噛んで…」
するとライナーは後ろからオリカの猫耳を…
ガブッ!☆
「にぎゃ!?い、痛いにゃライニャー!
違うにゃ!や、優しく噛んで欲しいのにゃ!!」
ライナーは命令通りオリカの猫耳を甘噛みする。
催眠術とは細かく命令しないと、ちゃんと実行通りにならないとは不便ものだと猫耳娘は思った。
「…あっ…そう…次、耳舐めて……はっ…
くすぐったい…でも……ふっ…」
ライナーがオリカの猫耳を舐めると、それに合わせて猫耳も感じてピクピク動く。
「次は…あたしの弱点鎖骨を舐めて…そして両手で胸を揉んで、ライニャー…」
ライナーは、オリカの制服の左肩を露出させると、鎖骨をピチャピチャと舐め、ショートヘアの猫耳娘の弾力ある胸を制服越しにモニュモニュと揉みしだく。
「あ…んふっ!気持ちいいよぅ…ライニャー…右手で胸を揉みながら、次はあそこを…あそこをグチュグチュして…!」
スカートをたくし上げ、オリカのあそこをパンツ越しに上下させるライナー。
猫耳娘の尻尾もピーンと立っている。
「あっ!あん!あっ…凄く…いい!に、にゃあん!
ライニャー!!好きっ!大好きっ!!もっと…もっとグチュグチュしてにゃあー!!」
オリカはあまりの気持ち良さに目から涙が、同時にアソコも溢れていた。
すると突然外のほうから――!
「オリカさぁーーん!!」
バタンッ!と、ドアを開けたのは、あの縫いぐるみ、どんすけ!
その音と同時に行為もストップする。
「ど、どんすけ!?」
オリカはいきなりの侵入者にビックリする。
「貴様ぁー!オリカさんに何をやっとるかぁー!!」
叫ぶと同時に、どんすけのドロップキックがライナーの米噛みに命中!
「あだっ!!?」
どんすけのドロップキックで、床にぶっ倒れるライナー。
それと同時に正気を取り戻す。
「あ…あれ?俺は一体…」
「何が『あ…あれ?俺は一体…』だ!!
まるで気を失っていたようなセリフを吐きおって!」
どんすけは、ライナーに向かって両腕をバタバタさせる。
「気を失って…?
確かにさっき、ネモで気を失ったけど…」
ライナーは痛めた米噛みを左手で押さえる。
「オリカさん!もう大丈夫です!
拙者が来たからには、もうこのスケベ野郎には手を出させません!」
どんすけは誇らしげにオリカに敬礼したが
「………ど…ん…す…けぇ…!!」
何処からともなく「ゴゴゴゴゴ…」という音が聞こえてきそうなほどショートヘアの猫耳娘は憤っていた
「…オリカさん!礼には及びません!
拙者はオリカさんの心のまも――」
「バカァーーー!!!」
「でごはぁ!!?」
オリカは、どんすけより倍もある猫の顔をした縫いぐるみを、野球のピッチャーのごとくふりかぶり、どんすけに向かって投げた
ベシャッ!と、縫いぐるみが縫いぐるみを地面にめり込ませる
「…む…無念…!」
縫いぐるみごとく、動かなくなったどんすけ
「はぁ、はぁ…さぁライニャー!
続きを楽しむのにゃ!」
クルっとライナーのほうを振り向く猫耳娘オリカ。
尻尾をフリフリさせながら乱れたショートの髪を整える。
「続き…?
――!!」
ライナーは全てを思い出した。
自分はさっきオリカの催眠術にかかったこと、そしてオリカに手を出してたことを。
「ライニャー…あたしの目を見てにゃ」
この目を見つめてしまうと再び催眠術にかかってしまうと思ったライナーは、目を閉じ首を背けた。
「!!
ライニャー!どうして目を背けるにゃ!?」
「そ、その目を見たら催眠術にかかるからだろ!?
どうしてこんなことをするんだオリカ!」
「あたしは…あたしは、猫のままでいいの!
ずっと…ずっと猫のままでいたいんだニャ!!」
家中に響くように叫ぶオリカ。
「だからオリカわかってくれ!
オリカが、猫が好きなのは俺も知ってる!
でも、オリカはオリカのままでいなきゃ駄目だろ!!」
「!!」
カッ!と目を見開く猫耳娘。
「…そう…もうわかったにゃ…」
「わかってくれたか……オ…リカ?」
オリカの表情はとても、わかったような表情では無い。
むしろ更に抵抗をしてやるという、反抗的な表情だった。
「こうなったら、ライニャーも……
ライニャーも猫にしてあげるにゃ!!」
つづく
えーと、すっかり遅くなってます。ハーレム書くと言ったヤツです。
描写の手直しやら追加やらで時間食ってまだ一人も貫通してないよ。
ところで、連投って何レスまでOKだったっけ?
何レスでもいいんじゃないか、30レス近く連投した人もいるし。
あ、でも時間制限に気をつけて。
乙!GJ!!!
スクークルデイズのショート猫オリカテラカワイスwwww
どんすけにカルピス吹いた!
>>65 GJ頂きありがたいです
あとやたらと長くなってマジスマソ…(´・ω・`)
今回はセリフだけで誤魔化さず、エロシーンの描写の初書きに挑戦したんだけど、こんな感じでよかったかな…
痴漢をイメージして書いてみたんだけども
>>65 某エロゲの所為で「スクークルデイズ」と聞くと、オリカが鋸でミシャの頚動脈をサクッと
切断して「アハハはハハハハはハハハハハ!!」と笑ってる幻覚が…………orz
スクークルデイズ・・・スクークル・・・www
アハハはハハハハはハハハハハ!!
いや、すまん。後で後悔する。
向こうはレザーソー
こっちはサメーンかクルクルズバズバ
ラー様求めて三千里のマヤとユオが教会に来る話はまだですか
>>70 ユオはともかくマヤはサヤと一緒に教会に訪れたろうな
サヤが訪問した時に(オリカ編)既に天覇退職してるから、きっと一緒に来てるはずだ
ラー様に会えるかもと胸ときめかせて来たマヤだが
その時我らが総司は謳う丘でばっちり暗殺されかかってる罠
「今は任務で不在ですよ」とか言われて思わずアロエに語りだす姿が見える イ`
しかしラー様にはフェイマというパートナー(元)が
そして傷心のマヤにRTキラーのオボンヌの魔の手が迫る・・・
>>73がそのSSを書くのをワクテカしながら待つことにする
空気にもRTがいた事をたまには思い出してあげてください…
どっちにしろRTキラーの獲物だな
しかしそんなアロエ娘には切り札があった・・・
ユオ
彼女はアロエ娘の友人
彼女は立ち向う数多の挑戦者をことごとく屠って来た殺人コスモスフィアの持ち主
彼女はダイブした多くの男を病院送りにした元天覇のRT
そんなユオのコスモスフィアが、天覇を辞めた憂さ晴らしにとライナーへ牙を剥く!
次回「ハトだけは勘弁」でドアドアオープン
そーいえば、ミシャと同じ名前の人ってどーなったんだろ
久しぶりにココに来たが、新スレも出来てて活気がちょっと戻ってるな
猫オリカとはカワイスw
あー、やっと書き終えた。ごめん、すごい長い。
なんか自分的解釈とか脳内妄想設定とかは入りまくりで小芝居が・・・
と、とりあえずフェラはがんばった!うん、俺がんばった、あれが限界
前回分は
>>36-42 シチェーションはほぼ同じ
コスモスフィアのレベルが8でお相手に彌紗(KASHA)が加わってる。
ナンバリングは通しでつけてます。一応これで完結。
それでは
Rrha ki ra tie yor ini en nha!
「ふわぁぁ〜」
「ちょっと!なに入ってくるなりあくびしてるのよ、やるきあんの?」
いきなりハマにどつかれる。
「いや、ごめん。ちょっと寝不足でさ。」
「そりゃ毎晩毎晩あんなコトばっかりしてれば寝不足にもなるってゆーのよ」
・・・どうやらお見通しらしい。ほほを赤くしてそっぽを向かれた。
「ふふっ、いいことじゃない。」
いきなり声をかけてきたのはミシャ、それも前回と同じ、しのびのミシャだ。
「君は・・・どうして?」
「私達くらい深い階層の意識になると、結構自由がきくものなの。」
そういえば彼女は浅い階層にもちょくちょく現れていた。
「て、ことは、やっぱりこの階層にはこの階層のミシャがいるのか。」
疑問ではなく、納得してつぶやく。すると今度はハマが口を開いた。
「そうなんだけど・・・ちょっと困った事になってるのよ。」
「困った事?」
「まあ、ちょっと外に出てみるのよ。」
その世界はまるで厚い霧に覆われているかのようだった。
しかし、そうであるにもかかわらず妙に遠くまで視界が通る。
「これは・・・」
「この世界は消滅しかけてるのよ」
ハマの言葉を疑う余地はなさそうだ。霧に覆われているのではなく、
全てのものが消えかけているから、霞んで見えるくせに視界をさえぎることがないんだ。
「この世界のミシャは私とは正反対のミシャ、宿命に殉じ使命を全うしようとするミシャ。
・・・少なくとも、本人はそう思ってるわ。」
最後の一言が気になるが、果すべき使命を無くしたならばこの世界が消えるのも道理・・・
「いや、ミシャは自分の使命を全うしたんじゃないか。本来の形とは違ったにしてもさ!」
「そうなのよ。ホントならこの世界もパラダイムシフトしてもいいのよ。それなのに・・・」
ハマも俺と同意見らしい。
「あの娘が本当に使命を全うするために存在していたのなら、そうよね。」
どうやら疑問の答えはしのびミシャが持っているようだった。
「ハマ、この世界の案内は私に任せて。ここまで深い世界だとあなたも危険だわ。」
「・・・まぁ、そのとおりなのよ。それじゃ、アナタにまかせるのよ、ミシャ。」
微妙に不満そうなのは案内役としてのプライドからだろうか、
「ライナー!わたしがいないからってミシャにヘンなことしたら承知しないのよ!」
違ったらしい・・・。とにかく、俺はしのびミシャとこの世界のミシャを探すことにした。
「なあ、ミシャ。ちょっと聞きたいんだけどさ。」
行き先がわかっているのだろう、迷いも無く俺の前を歩いていくミシャに声をかける。
「この世界のミシャのこと?あせらなくてもすぐ会えるわ。」
完全に見透かされているようだ。黙ってついて行くと、"眠りの森"にたどりついた。
「ほら、いたわよ。」
彼女が指差したところには、いかつい鎧を着たミシャがうずくまるように座っていた。
「どうしたの?こんなところで座りこんじゃって。」
ミシャがミシャに声をかける・・・ややこしいな、鎧を着たミシャは彌紗と呼ぶ事にしよう。
「お前は・・・!何故だっ!何故お前がこの階層にいる!」
うろたえるように彌紗が叫ぶ。語気は荒いが、その声はまるで脅えているかのようだ。
「・・・ずいぶんな言いようね。そんなの、パラダイムシフトしたからに決まってるでしょ?」
ミシャにさも当然といわんばかりに返され、彌紗の表情がさらにこわばる。
「ちょ、ちょっと待てよミシャ。」
なんだか彌紗が可哀相な気がして二人の間に割って入ると、彌紗が大声をあげた。
「ラ、ライナーッ!いやぁっ!」
突然弾けるように立ちあがり、駆け出す彌紗。
だが、さっきまで俺の隣にいたはずのミシャに行く手をさえぎられ、つかまってしまう。
「もう、せっかくライナーに会えたのに、逃げ出してどうするのよ。」
彌紗はミシャに羽交い締めにされている。ちょっと見た目には彌紗のほうが力が
ありそうに見えるのだが、ここは想いの強さが力になる世界、あんな不安定な
状態の彌紗と妙に余裕たっぷりのミシャではその優劣ははっきりしている。
「はっ、放せっ!放すんだっ!ああっ、ライナー!来るな、私に近づくなっ!」
彌紗の言葉に愕然とする。その心の一部分とはいえ、ミシャにこれほど拒絶されるなんて。
「ライナー、そんな顔しないで。あなたを嫌ってる私なんてどこにもいないわ。
こんなこと言ってるけど、この娘はほかのどのミシャよりもあなたを大好きなミシャなのよ。」
ミシャが優しく俺にそう言ってくれる。けれど、彌紗の態度は変わらない。
「ふざけた事を言うなっ!」
「もう、一度大人しくさせないとダメみたいね・・・。」
そう言うと、ミシャは彌紗の鎧に手をかけ、あっというまに外していく、
身体を守る鎧を外され、簡素な、肌着も同然のワンピース姿になってしまう彌紗。
さっきから散々暴れていたために汗ばんでいたのか、薄い生地でできた服は彌紗の身体に
張り付き、グラマーな肢体ばかりか乳房の先端にある桃色の突起までをもあらわにしていた。
「ああっ!いやぁっ」
もともと上気していた彌紗の顔が、羞恥のために更なる赤みをおびる。
必死に身体を隠そうとする彌紗の抵抗を難なく押え、ミシャが背後から乳房に手をのばす。
「あぁ、よせ・・・そんなところ、あ、はぁ、んぅぅ、」
「ほら、気持ちいいでしょ?どこが一番感じるのかなんて全部わかってるんだから。」
左手で乳房をつつみこむように優しく揉みしだきながら、もう片方の手を胸の谷間にはわせ、
本来ならばインストールポイントのタトゥがある辺りをくすぐるような手つきで愛撫していく。
「いつもはライナーがぺろぺろ舐めてくれてけど、こんな風にさわられるのも悪くないでしょ?」
喘ぎ声を押えようと快楽に耐えている彌紗の返事を待たず、
ミシャは乳房を揉んでいる手の人差し指と中指を器用につかって乳輪を搾るように刺激する。
「ん!ふあぁっ!」
耐えきれず声をあげた彌紗の、左の乳首がぷっくりと勃起したのが服の上からでもわかる。
それを人差し指でこりこりとこねくりながら、もう片方の手で今度はそれこそ母乳を搾るように
乳房を揉み、親指の根元あたりをつかって乳輪を愛撫すると、右の乳首も勃起していく。
「はい、エッチなおっぱいのできあがり。それじゃ、ライナーに見てもらいましょうね。」
嬉しそうに言いながら彌紗の肩口で手を滑らせると、どうやったのか服の布地が切り裂かれる。
汗のせいで張り付いてしまっているそれを、俺に見せつけるようにめくっていくミシャ。
「いやぁぁっ!ライナーッ見ないでっ!」
夢中で見入ってしまっていた俺は彌紗の声に我に返り、あわてて目をそらす。
「ライナー!だめよ!ただでさえこの娘は消えかけているのよ、あなたが見てくれなかったら
それこそ本当にどこにもいられなくなってしまうわ!」
ミシャの言葉に切羽詰った響きを感じて視線を戻すと、否応無しに彌紗の乳房が目に入る。
結構なボリュームがあるにもかかわらず、その形を崩すことなく瑞々しく張った双乳の上で、
ツンッと起った淡いピンクの乳首が上を向いている。
その上をつたう汗のしずくがなぜかとてもいやらしく見えてきて、目がくぎ付けになる。
「そう、見てあげて・・・。この娘がこんなに感じているのは私が触ったからじゃないの、
ライナーが見てくれているからなのよ。」
「ち、違う・・・、そんな訳が無い。見られて感じるなんて・・・そんな事・・・」
気力がなえてしまったのか、あらわになった乳房を隠すことも出来ずに彌紗が弱々しくつぶやく。
「この娘と私は同じミシャ。現実のミシャの一部だからじゃなくて、その一部が更に分れてしまったの。
本当はこの娘も私もただライナーが、あなたの事がだいすきって、ただそれだけのミシャ・・・。」
押えつけるように拘束していたミシャの腕が一旦解かれ、、彌紗を優しく抱きしめる。
「あなたの事が好き。なによりもあなたの事が大切。なのに、会うことも出来ない・・・
そんな時間を過ごしてゆくなかで、あなたを思う気持ちはふたつに分かれてしまったの。
あなたの事が好きで、会いたくて、そのためならこの世界がどうなってもいいって思うミシャ。
あなたの事が大切で、守りたくて、そのためなら自分自身すらどうだっていいって思うミシャ・・・。
私達はミシャの心の中で、事あるごとに争いつづけていたわ・・・。何度も、何度も・・・。
そうやってお互いを否定しつづけるうちに、私もこの娘も一番大事な、あなたを想う気持ちまで
どこかに置き忘れてしまっていた・・・。」
遠い過去を懐かしむように、悔やむようにミシャは言葉を続ける。
「世界が平和になって、ようやくあなたのそばにいられるようになって、
私の中には一番大切なものが帰ってきた。けれど、この娘はまだそれを見失っているの。
この娘はあなたのために自分を捨てる事でしか、想いを表すことが出来ないって思い込んでる。
だから自分を犠牲にしてしまう使命を無くした今、一緒に消えてしまおうとしているの。」
「違う・・・私は・・・ちがう・・・そんなことはない・・・私は・・・使命を・・・」
ぼろぼろと涙をこぼしながらミシャの言葉を否定する彌紗を、ミシャは更に強く抱きしめる。
「ライナー、この娘を見て、この娘に触れてあげて!もうあなたしか、この娘を救えない!
この娘はずっと頑張ってきたの、わからずやの強情張りだけど、ずっと、あなたのために・・・」
ミシャの言いたい事は痛いほどによくわかる。俺は彌紗に近づき、強く、力いっぱいに抱きしめた。
「彌紗、ありがとう。今までずっと俺の事を守りつづけてくれてたんだよな。本当にありがとう。
でも、もういいんだ。これからは、俺が君を守る。ずっと、いつまでも君と一緒にいたいから・・・。」
彌紗の瞳からこぼれる涙の色が、少し変わったように見えた。
「ライナー・・・。でも、だめ・・・。私、なにもできない・・・あなたのために・・・なにも・・・
こんな私では、あなたのそばになんていられない・・・あわせる顔がない・・・。」
さっき俺から逃げようとしていたのも同じ理由からだったのだろう。
「まだそんなこと言ってるの?もう、ライナーにしてあげられる事ならいくらでもあるじゃない。」
さっきまでとは別人の様なやたらと艶のある声でそう言ったミシャが、俺の股間に手を伸ばしてくる。
「よかった、まだおっきい。つまんないこと言ってる間にしぼんでたらどうしようかと思ったわ。」
つまんないことって・・・、何がどこまで本気なのかよくわからないミシャだな、このミシャは。
苦笑していると彌紗が俺の股間に腰を押し付けてくる。いや、当然ミシャが後ろから押してるんだが。
「ほら、おっきくて、硬くなってるのがわかるでしょう?あなたをみてこうなったのよ。」
「あ・・・そんな・・・」
ミシャは彌紗の肩を抱きながら腰をおとし、二人の顔を俺の股間の前にもってくる。
そして、なれた手つきで俺のペニスを取り出すと、うっとりとした目でそれを見つめた。
「ああ、いいにおい・・・あなたもそう思うでしょ?ふふ、さあ、きもちよくしてあげて。」
「そ、そんなこと・・・」
「できないっていうの?それともしたくないってこと?ふ〜ん、じゃあ、私がしちゃうわよ?」
なんのためらいもなくミシャは俺のペニスに口をつけた。
亀頭、カリ首の辺りを手でさわさわといじりながら、竿の根元を咥えるように唇で愛撫してくる。
「あむ、はむ、うぅん・・・ちゅっ、んふぅ・・ん、ライナーのおちんぽ、おいしぃ・・・」
瞳も、声も陶酔しきっている。そのイヤらしい声だけでも充分に興奮してしまうだろう。
しかし、声だけではない。
竿の根元からゆっくりと這い上がってきてカリの下をこそぐようになめる舌の動きと、
白く細い指がペニスの全体をしごき、先端をやわやわと愛撫する刺激はそれ以上だ。
「あ・・・、お汁、出てる・・・、ライナーのおちんぽのおしる・・・ぺろっ、ふふ、おいしい・・・。」
指を濡らした先走りを、本当に美味しそうに舐め取るミシャ。
それを見つめる彌紗の瞳にも、いつのまにか熱い色が見えはじめていた。
「ねぇ、あなたも欲しいんでしょ?ほらっ」
ミシャが彌紗の口を俺のペニスにおしつけると、彌紗は嫌がる様子もなく先走り汁を舐めとる。
「ふふ、おいしいでしょ?ほら、おいしいっていってみて。ライナーのおチンポ汁おいしいって。」
「あぁ・・・ぺちゃ・・・、ん・・・おいしい・・・。ライナーのチンポ汁・・・すごく、おいしい・・・」
うながされるままに、卑猥な言葉をつぶやく彌紗。
「ちゃんと言えたわね。それじゃあご褒美に、先っぽはそのままあなたにさせてあげる。」
そう言うと、ミシャは俺の太ももに腕をまわし、すがりつく様にして横から竿を舐めはじめる。
彌紗のほうは片手でペニスをかるく支えながら、舌先で鈴口をつつくように愛撫していく。
「なっ、ちょっ、二人とも、うはぁ、う、上手すぎるよっ」
「んぅ、んふぅ、ほりゃぁほうよ、ん、はぁ・・・、毎日してるんだもの。ちゃんと覚えてるんだから。」
現実世界の事を言っているんだろう。確かに前回ダイブしてから毎晩、いや毎日してもらっている。
「ちゅ、ぺろっ、あむ・・・ちゅぅぅっ」
こちらの会話など気にもせずに、彌紗が亀頭の先端に吸いついてきた。
「あらら、私も負けてられないわね。ライナー、出したくなったらいつ出しても良いからね。」
ミシャは裏筋に舌を這わせつつ、陰嚢を手で揉みほぐしていく。
「ちゅぅぅ、ちゅっ・・・ん、はぁ、はぁぁ・・・、んちゅ、ぺろぺろ・・・」
「ん、ん〜っ・・・れろれろ、はむっ、んぅっ、ちゅっ、ちゅっ・・・」
ありえないほどに気持ち良い。あっという間に限界がやって来る。
「うぁっ!もうだめだっ、うっ、くっ、うあぁぁっ!」
一瞬目の前が白一色に染まり、次いで、ペニスの激しい脈動を感じる。
「あぁっ!すごい、すごいいっぱい出てる・・・そんなに気持ちよかったんだ・・・うれしい・・・。」
「あ、あぁ・・・・・・、はあぁ・・・、あ、熱い・・・」
俺の出した精液のほとんどは彌紗の顔にかかってしまったらしい。
いったいどれほどの量が出たのか、顔のかなりの部分が白く染まっている。
「まだたれてる・・・。ちゅ、ちゅぅぅ」
ミシャが半分萎えかけたペニスに吸いつき、わずかに中に残った精液を吸い出す。
「ん、おいしい・・・。もっと・・・」
それだけでは足りなかったようで、今度は彌紗の顔に舌を這わせていく。
そして、なされるがまま惚け切った表情の彌紗の口にも指ですくった精液を持っていく。
「はい、あ〜んして。あ〜ん。」
「んっ!う、ん・・、あぁ・・・ぴちゃ、はむ・・・」
いきなり指を入れられてわずかに驚いた様だったが、すぐにミシャの指をしゃぶりはじめる。
「ふふ、くすぐったい。ほら、もうついてないわよ、まだほしい?」
「あ・・・、ほしい・・・。あぁ、私、なにを言って・・・」
一瞬我に返ったのか、顔と声に羞恥の色が戻る。
だが、精液の乗ったミシャの指が近づくとほとんど反射的に口を開いてしまう。
「ふふ、素直ね、でもあげない。ほしかったら「精液下さい」って言ってみて。」
「そんな、あぁ・・・、だめ、でも・・・。あ、あぁっ!くださいっ!私に精液くださいっ!」
なにかをこらえきれずに叫んだ彌紗に、からかうようにミシャが言う。
「やだ、イヤらしい娘。精液なら誰のでも喜んで飲んじゃいそう。」
「なっ!違うっ!ライナーのだからっ、私はっ!」
「そうよね、じゃあ、もう一回、ちゃんと言ってみて。」
「あっ・・・。私に、ライナーの精液を、飲ませて・・・下さい・・・。」
その言葉に満足したのか、精液まみれの指を彌紗の口にいれる。
ミシャは彌紗の顔についた精液を掬っては彌紗の口にはこびながら彌紗の顔を綺麗にしていった。
「そろそろ認める気になった?」
唐突にミシャが言う。俺も彌紗もなんの事なのかよくわからない。
「あなたがライナーを大好きだってこと!全く、なんのためにこんなことしてると思ってるのよ。」
たぶん自分が楽しみたいからだろうと思ったが、さすがの俺もそれは言わない。
「・・・・・・・・・。」
彌紗は答えない。
「あきれた、なにが不満なの?ああ、そんなの決まってるわよね、
よく考えたらちゃんとイったのライナーだけだもの、不満じゃない方がおかしいわよね。」
勝手に納得してあっというまに服を脱ぎすてると、今度は彌紗のスカートに手をかける。
肩口を切り裂いたときと同じく、軽く手を滑らせるだけで腰あたりから大きなスリットが入った。
「ほら、足ひらいて。ライナーに見てもらいましょう。」
「えっ、いやっ、ちょっと、だめっ!」
あまりの早技に何がおこったか把握しきれていなかった彌紗だが、
脚を大きく持ち上げられそうになってさすがに抵抗する。まあ、無駄な抵抗ではあるわけだが。
ひざの下に入れた手を胸の辺りまで持ち上げられ、バランスを崩して後ろのミシャによりかかる。
しかし、スリットが一本入っただけの状態では足を持ち上げても秘所は見えず
それを露出させようとミシャの手がスリットの中に入っていく。
「あら?なによ、もう充分準備できてるじゃない。ほら見て、ライナー。ぐしょぐしょになってるわ。」
そう言って、スカートの前を大きくはだける。しっとりと湿った薄い茂みの下で、
鮮やかな朱色の肉唇が濡れているのがはっきりと見て取れる。
「いやらしいでしょう?ライナーのが欲しくてたまらないの、さあ、はやくきて・・・」
ミシャが指を動かすと、クチュクチュといやらしい音がして、愛液が雫になって地面に落ちる。
彌紗は一言も発さず、堅く瞳を閉じて羞恥に耐えている。
どうすべきか少し、迷ったが結局誘惑に負けた俺は二人に近づいていった。
「彌紗、いくよ?」
彌紗は答えてくれないが、俺もここで止める気はもうない。
陰唇にペニスをあてがうと、一気に押し込む。
「くあぁっ!い、痛いっ!」
信じられない言葉に耳を疑う。まさかと思って結合部を見るとまぎれもない血の色がにじんでいた。
「なっ!?どうして!」
「ほんとに強情な娘、現実のミシャがあれだけしてても自分は処女だなんて。いっそ感心するわ。」
それこそ感心したようにミシャが言う。
「あんまり気にしなくても平気よ。いまのミシャはセックスが痛くて辛いものだなんて思ってない、
気持ち良いものだってちゃんとわかってるもの。そんな痛み、長くは続かないわ。」
確かに、彌紗の中は熱くうねるような柔らかさがある。
現実のミシャとの初めてのときはこちらも痛みを感じるくらいただただきつかった。
彌紗の顔からももう痛みの表情は感じられない。
大丈夫そうだと判断して、俺はゆっくりと腰を動かしはじめた。
「ふっ!うぅん・・・、んくっ、ふあぁぁ」
ゆっくりとした動きに合わせて彌紗の喘ぎが漏れる。本当に痛みは最初だけだったようだ。
「気持ちよさそう・・・。ふふっ、もっとよくしてあげる」
ミシャは人差し指をぺろりとひと舐めすると、彌紗の尻のほうから手を回し、
ちょうど結合部のあたりにその指をこすりつけてくる。どうやら愛液をすくっているらしい。
「うふふっ、いくわよ・・・」
「ひっ、いやっ、だめっ、そこはやめてっ、だめぇっ!」
なにをされているのか、彌紗の声は本気で嫌がっているように聞こえる。
「お、おい、ミシャ、なにやってんだ?」
「ライナーがなにやってるのか知りたいんだって、言っていい?」
「だっ、だめっ!言っちゃだめっ、あ、いやぁっ!いれないでぇっ!あ、あぁっ!」
「いれる?ゆびを・・・か?」
反射的に聞いてしまう。
「そうよ、ふふっ、さぁ、どこにいれてるんでしょうね?うふふっ、えいっ!」
「ひあぁぁっっ!」
今の指の動きが彌紗の膣の向こうから伝わってきた。たぶんこれは・・・
「もしかして、おしりの・・・」
「正解っ!うふふっ、イヤらしいでしょ?ミシャったら、お尻の穴でも感じちゃうの。」
「言わないでぇっ!あっ、やっ、やめて、もうゆるしてぇ・・・、あっあぁっ、ひぃっ!」
嫌がってはいるが、その声は確かに感じている声だ。
「ライナーはお尻の穴で感じるようなイヤらしい娘は嫌い?」
ここにいる彌紗だけではなくて、多分現実のミシャもそうなんだろう。考えると興奮してくる。
「まさか。ミシャが気持ちよくなってくれるんなら、俺はその、触ってみたいと思うよ。」
「ありがとう、ライナー。そう言ってくれるって思ってたわ。」
「あぁっ、ひゃぁんっ!あぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
「ふふ、お尻はもう勘弁してあげる。ねぇ、私ももう我慢できないわ、ライナー、私にもして・・・。」
ミシャが俺の手をとって自分の股間に導く。こっちも彌紗に負けないくらい熱く濡れていた。
膣の中に指を二本入れて中でバラバラに動かしながら、親指で陰核の皮をむく。
それほど器用ではない俺が上手くむくのは困難だが、その動きがいい刺激になるらしい。
「あっ、それ、きもちいいっ、ライナーの指、きもちいいのっ」
ミシャの声につられてか、彌紗も声を出しはじめ、その腰もわずかに動き出す。
「あっ、ライナー、うあっ、あっ、ライナーッ、ライナーッ!」
「あっ、はぁっ、あっ、ほら言って、うぁんっ、好きって、あっ!ライナー大好きって!」
「ライナー、あっあっあぁっ!あはぁ、あっ、ライナー、うぅっ、好き、好きぃぃっ!」
ようやく彌紗がその言葉を放つ。
「好き、好き、大好きっ、あぁっ!ダメ、そこっ、んぁぁっ、ライナー、ライナー大好きぃ!」
さっき出したばかりなのに、もう限界が近づいている。
一人で先にイくわけにはいかないと思い、俺は腰と指の動きを激しくする。
「いいっ、いいっ、きもちいいのっ、ライナーッ、ああぁっ、もう、イく!イっちゃう!」
「はぁっ、好きっ、ライナーッ、好きぃっ!んあぁぁっ!あぁ、くるっ、きちゃうぅっ!」
もうどっちがどっちの声なのかわからない。そんなことを考える余裕もない。
「もうっ、いくぞ、ミシャッ!くぅっ!」
「あはぁっ、あっ、ああぁぁぁっ!」
彌紗の中に白濁を注ぎ込みながら、強い絶頂感に頭が真っ白になっていく・・・
「・・・イナー、・・・ライナー、ライナー!」
ミシャの呼ぶ声に目を覚ます。
「ライナー!大丈夫?どこか痛いところとかない?」
「ああ、平気だ・・・。ミシャ・・・一人、なのか?」
そこにいたのは全裸のミシャ一人だけだった。
「ええ。ようやく一つにもどれたの。あなたのおかげよ。」
ふとまわりを見渡すと、まわりの全てが闇に覆われている。
「そうか、よかった・・・。でもこれは、いったい・・・」
「さっきまでの世界が消えてしまったのよ」
「消えてしまったって・・・、そんな!たいへんじゃないか!」
「もともともう必要のない世界だもの、こうなるのが自然な事よ。」
こともなげに言うミシャ。俺のほうはもう、途方にくれるしかなかった。
「ふふっ、なんて顔してるのよ、大丈夫、すぐに新しい世界を創るから。」
「新しい世界・・・?」
途方もない事をやはりこともなげに言う。
「そう。ここは自分の想いが形になる世界。ミシャの中で一番大きくて強い
あなたへの想いがあれば、できない事なんてなにもないわ。」
面と向かって言われるとかなり照れくさい台詞をきっぱりと言い放つ。
「あなたも手伝って。ただ、想い描いてくれればいいの、二人の生きる世界を・・・」
ミシャは俺の手をとり優しく微笑むと、祈るように目を閉じた。
俺も目を閉じて想い描く。明るい、希望に満ちた世界を・・・。
「ライナー・・・あなたの想いが伝わってくる・・・暖かい・・・想い・・・。」
重なった二人の手から暖かい光があふれだし、世界をつつんでゆく。
その光が消えた後、そこにあったのは想い描いたとおりの世界だった。
「これは・・・すごいな・・・」
「うん、すごく素敵!ライナー、ありがとう!」
「いや、俺は・・・」
何にもしてないよ、と言い終える前に、後ろから声がかかる。
「ホント、綺麗な世界なのよ。よく頑張ったのよ、ミシャ。」
そこにいたのはハマだった。優しい言葉とは裏腹にえらく不機嫌な顔をしている。
「ハマ・・・?なんか、機嫌悪くないか?」
「・・・・・・とりあえず、二人ともちゃんと服を着て欲しいのよ。」
言われて初めて自分の股間が丸出しなことに気付く。ミシャは全裸だし。
あわててペニスをしまいこむ俺と、一瞬でいつもの服装に変わるミシャ。
「ラ・イ・ナ・ー!アンタこんなとこ来てまでそんなことばっかりしてんじゃないのよ!」
「いや、その、これは・・・」
「言い訳なんて男らしくないのよ!もうっ!とっととでてくのよーーー!!」
真っ赤になって怒るハマに追い立てられて、あわててコスモスフィアを後にする。
最後にちらりと見えたミシャがにこにこと手を振ってくれていた。
次に来るときまでに彼女がハマをなだめておいてくれていることを心から祈ろう。
おしまい
>>80 つ[トランキリティ]
しのびミシャってエロイな・・・・・・(;´Д`)ハァハァ
KASHAが堕ちていく様がたまんねえ(*´Д`*)忍びミシャグッジョブ
>>80 どうでもいいかもしれないが
ヒュムノスの最後の!の前にスペースを入れると
ヒュムノサーバーの翻訳がきれいに通ってささやかに優しかったりする
ともあれGJ
>>80 GJです!
どうしてそんなにエロく書けるの…
俺の書いてる猫オリカも、なんとか次で完結できそう
でも今回全然エロシーンは無い…というか書けなかった…orz
もう前回のやつで勘弁してください…
101 :
80:2006/04/29(土) 17:16:25 ID:N6j52/Nr
あ、けっこううけてる。Was yea ra hyma yorra rasse mea !
トランキリティはあれですか、まだ謳え、と。はい、がんばってみます。
タイトルどおり最初からKASHAをいぢめるつもりで書き出したんだけど、
だんだんSINOBIが可愛くなってきた。
あと
>>100のひとはそのままのあなたでいてください。汚れているのは僕だけで充分ですw
>>100 とりあえず・・・投下щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!
猫に…!?本気で言ってるのか冗談で言ってるのか。
しかしスクールデイズを来たショートヘアの猫耳娘オリカは、とても真剣な表情でライナーを見ている。
「猫にするって、どういことだよオリカ…!」
「…言葉通りの意味にゃ!」
オリカは両手をクロスさせると、爪を立て鋭い刃と化す。
「なにっ!?」
「にゃあー!」
オリカはライナーに飛びかかるとに立てた爪をライナーの頬に向けて攻撃する。
「―くっ!!」
ライナーは体制を崩していながらも紙一重でオリカの攻撃をかわした。
「にぃっ!」
怒りの表情でライナーに振り返る猫耳娘。
ライナーも間合いを空けるため、オリカと距離を取る。
「いきなり何をするんだオリカ!」
「この爪に引っ掛かれた者は、相手を猫にすることが出来るのにゃ!」
爪をライナーに向けるオリカ。
「な、なんだって!?」
そう言ったのも束の間、オリカは次の攻撃をライナーに向けて飛びかかる。
危機を感じたライナーは、後ろへジャンプしてドアを体で開けて外へ出る。
「逃さないにゃ、ライニャー!」
二人共、外に出て間合いを取るライナーと猫耳娘。
猫耳娘は猫のポーズのように両手を体の前にやり構える。
「ライニャー、覚悟するにゃ」
「やめろ、オリカ!」
「…ライニャー、良いこと教えてあげるニャン。
その猫のウイルスは、このあたしの中に居るにゃ」
ニヤリと笑う猫耳娘。
「!!」
驚くライナー。
「ニャハ!驚いた?ライニャー…。
ウイルスを倒したかったら、あたしを倒すしかないにゃ!!」
飛びかかる猫耳娘。
「くっ!」
オリカの爪攻撃を後ろにジャンプし避ける。
「あたしのペットにして、一生可愛がってあげるにゃ!」
ブンッ!とアッパーの如く右手の爪を立て攻撃する猫耳娘。
それを半身で動きかわすライナー。
「ライニャー、どうしたの?
反撃しないと、あたし…ウイルスは倒せないよ?」
ライナーは何故反撃してこないのか猫耳娘には分かっている。
「…で、出来るわけないだろ!
オリカに攻撃するなんて!!俺は…!」
クスっと笑う猫耳娘。
「ライニャーは…やっぱり優しいね…
…でも、その優しさが命取りになることだってあるのにゃ!!」
右手左手で爪攻撃をするオリカだが、やはりライナーの鍛え抜かれた身体能力だけあって、かすりもしない。
「にゃうぅ…当たらないにゃ…」
猫とはいえ、動き、体力は普通の女の子。
「まさか、ラードルフ達を猫にしたのは…」
オリカはニヤリとし
「フフ!もちろん、あ・た・し!
どうライニャー?
色とりどりな猫達で可愛いでしょ?」
微笑む猫耳娘。
「…流石に赤と緑はちょっと気色悪いような…」
「むっ!気色悪いってなによ!」
と、攻撃しようとした瞬間。
「きゃっ!?」
「あっ!」
「にゃんぅ!!」
足がもつれ、顔からダイレクトにコケる猫耳娘。
「お、オリカ大丈夫か?」
オリカに駆け寄るライナー。
「…う…イタタ…
にゃあ〜ん…手、擦りむいちゃったにゃ…」
ヘタリと座りこみ、涙ぐみながら、すりむいた右手の掌をペロペロと舐め、
上目使いでライナーを見る猫耳娘。
「あっ…」
可愛らしい仕草に思わずドキっとするライナー。
「!
スキありにゃ!」
「!!うわっと!」
だが紙一重でまたまたかわすライナー。
「む〜〜…!もう!ライニャーはそんなに猫になりたくないの!?」
「あ、当たり前だろ!」
「うっ…そんなにおもいっきり、否定しなくてもいいじゃない…」
肩を落として少しガッカリした表情を見せるショートヘアの猫耳娘。
「…あっ、ごめんオリカ…猫は好きだけど、
猫にまではなりたい…と…は…ハハ…ハ…」
顔を指でかきながら苦笑いするライナー。
「…ねぇ、ライニャーはあたしのこと…好き?」
「え?いきなり何を言い出すんだよ…」
「答えて!あたしのこと、好きなの?嫌いなの?」
いたって真剣な目でライナーを見つめる猫耳娘。
「…まぁ…好き……だけど…」
「じゃあ、猫になろう!」
「じゃあって、何でそうなるんだよ…!?」
「だって、あたしのこと好きってことは、猫も好きってことでしょ?
見てよあたしの体…猫耳付いてるし、猫の尻尾も付いてるし」
ライナーにわかりやすいように猫耳と尻尾を見せるオリカ。
「…ごめん…俺は、人間のオリカが好きなんだ。
オリカには人間でいてほしいんだよ!
そりゃあ、猫耳と尻尾付けてるオリカは可愛いけど…でも俺は…!」
ライナーは目をギュッと閉じて歯を食いしばる。
「!!
ライニャー、ありがとう、嬉しいよ…
でも、もう遅い…」
猫耳娘は、黄昏た表情で自分の両手を胸元に持って行く。
「オリカ…」
「あたし、猫になることが夢だったの…」
「(猫になることが夢?)」
「可愛い猫になれたらいいなぁって思ってたら、さっき突然ココに白い子猫があたしのところに来たのにゃ…
『お前の願いを叶えてあげよう』って…
そしたらあたしの体が軽くなって、この素晴らしい体になっていたの」
「素晴らしい…」
なにかを疑問に抱くライナー。
「うん、なんでも出来るようになったの。
この世界、村も、家も山も、みんなも、なにもかも猫にすることができるように」
「……」
黙りこむライナー。
「とてつもない力が湧いてくるの…
このウイルスは、あたしにとって神様なのにゃ。
いえ…やっと会えたの神様に。
ライニャー、猫はいいよ…。
自由気ままに生きられる。何も辛いことなんて考えなくていい…。
クラスも無い…。
猫になって、あたしとココで一緒に暮らそう…ね?」
切ない顔でライナーを見つめる猫耳娘。
「…オリカ…いや、お前…オリカじゃないな…!」
「え?」
「オリカは猫好きだが崇拝はしていない!
オリカの夢はエレミア三謳神に会うことだ。
最初はウイルスの影響で、おかしなことを言ってるのかと思っていたが…
もう完全にウイルスによっておかしくなっていたんだ!」
眉をピクっと動かす猫耳娘
「…ちっ!もっと早めに、この子の記憶を探っておくべきだったわね…まぁいいわ。
気づかれたらもう関係ないし」
開き直ったかのような態度を見せる。
「そうよ、あたしはウイルス…
でもオリカの心も乗っ取ったから、オリカ自身でもある」
笑う猫耳娘。
「なに…!」
「オリカが気にいってるものは、あたしも気に入ってるの。
だからあたしも、ライニャーのことは気に入ってる…オリカ自身だから」
「!…そろそろね!」
猫耳娘は猫の目の眼球になり、目つきも鋭くなる。
「その目は!」
「にゃは…ライニャー…」
猫耳娘はゆっくりとライナーに向けて歩きだし
「――!!」
ドスッ!
「!!―あ、がぁっ!?」
なんとライナーの首筋にオリカの爪が突き刺さっている。
「ニャハ!これでライニャーは、あ・た・し・の物にゃ」
「ぐっ…!」
ライナーは刺さった爪から逃げ出し、前より更に間合いを取る。
首筋から血が流れ、それを手で押さえる。
「クス…ライニャーごめんね…
あなたを傷付けたくなかったけど、猫にするためには仕方がなかったのにゃん♪」
しかしライナーの体には変化が無い。
「まだ猫にはならないよ…
ゆっくりと、じっくりと、猫に変化していくのを感じさせてあげるにゃ…!」
ニヤリと笑う猫耳娘。
「…このままオリカの体を支配して、どうするつもりだ!」
痛んだ首筋を押さえるライナー。
「この子は猫に対する執着心が異常に強い。
だ・か・ら、容易く侵入できたのにゃん。
でもまさか、ここまで猫が好いているなんて、あたしも予想外だったけどね。
ラッキーだったにゃ」猫耳娘の鋭い眼光がニコっと閉じ笑う。
「この子の体を使い、
世界中の人間を猫にし、あたしは猫の女王となるの!」
猫耳娘は表情は真剣なものに変わる。
「だからライニャー…貴方をあたしの物にして、猫の王様にして、あ・げ・る…にゃは!」
微笑む猫耳娘。
「…世界中の人間を猫にする…?」
一瞬冗談で言ってるように聞こえるがウイルスが冗談を言うとは思えない。
「…んふぅ…このオリカ体、とても心地いいのぉ…
あたしの力を100%引き出せる。
例えば…こんな風に!!」
「!?――うっ!」
電光石化の如くライナーの懐に潜り込み、オリカの拳が溝おちに直撃していた。
「がはっ!!…はっ!はぁ!」
膝を地面に着くライナー。
とてもオリカの細い腕から攻撃したとは思えないほどの重みがあった。
「どう?ライニャー。
あたし強いでしょ?」
膝を着くライナーを見下ろし笑う猫耳娘。
「オ…オリカから放れろ!」
「何を言ってるの?
あたしは自ら、猫になることを選んだんだよライニャー…」
「違う!オリカの意思じゃない!
お前がオリカを操っているだけだ!」
猫耳娘は膝を着いたライナーの頬に蹴りを入れる
「あぐっ!」
その勢いで地面に倒れるライナー。
「ちがうよライニャー。
あたし、こう言ったんだよ。
『いいなー、あたしもこんな可愛い猫になってみたいな』ってね」
ニっと笑う猫耳娘。
「…ぐっ」
立ち上がるライナー。
「だからライニャー、ここであたしと一緒に幸せに暮らそうにゃ」
「…ウイルスと一緒に住むのはゴメンだな…」
「ふふ…それはダ〜メ。
ライニャーがいないと、この子の潜在能力を引き出すことができないんだから」
「どういうことだ…?」
「あたしはいずれ、この子と完全に一心同体となるの。
私の意思はオリカの意思に、オリカの意思は私の意思となるの
だから貴方が居てくれないとあたし、つまらない…。
ライニャーが居てくれたら、あたしもっと頑張れるの」
「…そうか…ならまだオリカは完全に、お前に乗っ取られてはいないんだな」
「そうだよ。だからどうしたの?」
ライナーはニヤリと笑い
「まだオリカを取り戻すことは可能ってことさ!」
「え!?」
「オリカ!聞こえるか!?
まだオリカはウイルスに乗っ取られてなんかいない!
想うんだオリカ!
ウイルスなんかに乗っ取られたりなんかしないってな!」
「にゃは!何を言い出すかと思ったら…あたしはウイルスよ。
そんなこと想いで出来るわけ……!」
少し苦悶の表情をする猫耳娘
「…あ…うぅ!
まさか!?…くっ…
……ら…ライナー!…ライナー!」
「!
オリカ!!」
今までにライナーのことを「ライニャー」と言っていた猫耳娘。
これは本体のオリカが喋っているのだと確信する。
「あ…あああぁああ!」
頭を押さえる猫耳娘
「オリカぁー!!」
「うう!にゃあぅっ!
うっ!既に7割ほど、体を乗っ取っているのに、この子の意思は…!」
「オリ―!かっ!!」
電光石化の如くライナーの首を掴む猫耳娘
「ライニャー!それ以上喋っちゃ駄目!」
「ごはっ!!」
ドゴっ!とライナーに膝蹴りをする猫耳娘。
ライナーを黙らせるかのように、左頬、右頬を殴り蹴る!
「あぐう!!」
重い一撃一撃がライナーの体を痛めつける。
「…ライナぁー!
!!あうっ!この子まだ!!」
「ぐっ…はぁ、はぁ!オリカ…!」
足元がフラフラになるライナー。
「ライニャー、ごめんね。
ホントは傷付けたくないんだけど…でも心配しないで。
貴方が猫になったら、あたしの詩魔法でキズもスッキリ治してあげるにゃ!!」
そう言うと同時に再びライナーに攻撃し始める猫耳娘
「――!!うう…う!!」
攻撃に耐えるライナー。
「ニャハハハハハハ!
ニャハハハハハハ!!」
「ぐっ…オリカ…!」
「ニャハハハ――なっ!?」
猫耳娘を抱き締めるライナー。
「オ…オリカ…大丈夫だ…!俺がいるから!」
猫耳娘の耳元で囁くライナー。
「は…離せ…!
ライニャー離して!!」
「だから…!ウイルスなんかに負けるなオリカぁー!!!」
「は…離せと、言って――!!?」
表情が変わる猫耳娘。
「ううあああーー!
そんな…いや!!
させるわけには……うあう!
あたしの体から出ていって!
何を!?お前が大好きな猫なのよ…!」
「あなたなんか猫じゃない!!
――ウイルスよ!!」
「ああぁああああー!!」
猫耳娘から光がほとばしる!
「オリカ!!うわっ!」
オリカを抱き締めたまま吹っ飛ぶライナー。
オリカをかばいながら地面をズザザザっと滑る。
「はぁ、はぁ…な、何が起こったんだ…?」
ライナーの見つめる先に、ライナーと同じくらい大きさの玉がバチバチと光っている。
「これが、ウイルスの正体か…はっ!
オリカ、オリカ大丈夫か!?」
「…う…ライナー?」
「オリカ!」
そこには猫の耳も、尻尾も鋭い眼光も無くなっているオリカの姿だった。
「ライナー…ライナー!
ごめん、ごめんなさい!
あたしのせいでライナーが、こんな目に…!」
キズついたライナーの顔に手をやるオリカ。
「いいんだよオリカ…全然たいしたことない」
「うぅ…う…ライナぁー…」
涙をポロポロと溢すオリカ。
「き、貴様らぁー!!
許さん!許さんぞぉ!!」
「!!
ウイルス!」
立ち上がるライナーとオリカ。
「許さないのはこっちのほうだ、ウイルス!」
「そ、そうだよ!あたしの体、よくもいじくってくれたわね!」
怒りの表情を白い光の玉に向ける二人。
「オリカ!」
「うん!」
オリカは両手をかざし、詩魔法のポンを展開させる。
「これで…!」
ライナーは大剣を構える。
「ウイルス!これで終わらせる!」
ダダダダダダッ!と光の玉に向かって地面蹴るライナー。
「でゃああああ!」
「ぬうううぅ!!」
光の玉ウイルスもライナーに向けて飛ぶ。
「うわぁっ!!」
ライナーは傷付いてるせいか、なかなか素早く動けず光の玉に直撃する。
「ライナー!」
「くっ!まだまだ!」
だが光の玉は四方八方飛び回りライナーに攻撃する。
「うぐっ!がっ!あがっ!」
「ライナー!
今ライフウォームを…!」
ライフウォームを唱えようとしたが
「俺は大丈夫だオリカ!
ポンにだけ集中してくれ!」
「で、でも!」
「俺を信じろオリカ!!」
「!…う、うん!」
ライナーの言葉に嘘は無い。
今までライナーの言葉に嘘は無かった。
ライナーを信じてこれたから今のあたしがある!
そしてこれからもライナーを信じ続ける!!
「その傷付いた体で何が出来る!」
「痛みなんて、いくらでも耐えられるさ…
それにこれくらいの痛み…オリカの心の痛みに比べたら、大したことないね!!」
「!やはりお前は、殺しておくべきだった!
この娘の心を乗っ取る前に殺しておくべきだった!」
ウイルスは、ライナーに向かって突進する。
「うおおぉーーー!!」
「ぐあっ!!」
ザシュ!っとウイルスを突き刺すライナー。
「ば…馬鹿な!私は…私は猫の王女になる者だ…ぞぉ…!!」
「オリカ!今だ撃て!ウイルスの動きが止まった!!」
「はい!
いっけぇー!!」
両手を振り下ろし、赤い光の玉がウイルスに向かって直撃する。
「ぬぐぅああああー!!
そんな…!
の…猫の…王…が……!」
「へっ!知るか!」
「猫だらけの可愛い世界は見てみたいけど、
あなたようなウイルスが作った世界なんて見たくないよ!」
―そして―
「終わったな…」
「うん…
あ!ライナー、その頭!」
「え?…あっ!猫耳が生えてる!?」
「あはは。ライナー、カワイイ!」
「わ、笑ってる場合…じゃあ…あ!」
ライナーの猫耳はスゥっと消えていく。
それと同時にオリカのコスモスフィアや、猫になったラードルフ達も元に戻っていった。
「ライナー、ありがとう…。
今回もライナーに助けられちゃったね」
ニコっと微笑むオリカ。
「オリカの危機には俺は、いつだって駆け付けるさ!」
「ライナー…。
う、うん!えへへ」
顔を染め、笑うオリカ。
「じゃあ俺、そろそろ行くわ」
「ライナー。また来てくれる?」
「もちろん。また遊びに来るよ」
そう言ってライナーは歩を進めようとしたとき
「ライナー!」
「んっ?何オリ…
――!!」
オリカはライナーの口にキスをした。
それは数秒ながらも、数時間とも思えるほど…。
「えへへ。現実世界のオリカには内緒だよ!」
「……」
「ライナー?」
バターン!☆
「ら、ライナー!
大丈夫!?」
「オリカさぁーん!
…あっ!貴様!オリカさんに、また何かしたな!?」
「どんすけ、違う違う!」
―エピローグ―
あれから現実世界に戻った俺とオリカ。
だがオリカは今回自分に起こったことを覚えていなかった。
聞けば自分が料理を作ったあたりから、全く記憶が無いらしい。
猫になったこと、ミシャやシュレリア様を襲ったこと、宿屋で暴れ回ったこと。
でも「猫になった夢を見て、とても楽しかったよ」と言っていた。
俺とミシャとシュレリア様とクレアさんは、ハハハ…と苦笑いをするしかなかった。
でもオリカが無事でよかったよ。
―空中都市ネモ―
「ふぅぁん…道に迷ってしまいました…」
方向音痴を直すため、散歩していたシュレリアだが、宿屋を出て数秒で自分が何処にいるかわからなくなっていた。
「はぁ…私、どうしてこんなに方向音痴なんでしょう……あれ?」
そこに一匹の白いウサギがシュレリアの目の前を横切って行く。
「あ、うさこ!…可愛い…
ま、待ってくださ〜い!」
―宿屋・宵の月―
「ライナー!た、大変よ!」
慌てて帰ってくるオリカとミシャ。
シュレリア様が一向に帰って来ないので迎えに行ったんだけど…。
「どうしたんだ?オリカ、ミシャ。
そんなに慌てて」
「シュ…シュレリア様が…」
青ざめた表情のミシャ。
「シュレリア様が?」「ら、ライナーどうしよう…」
困った表情のオリカ。
なんとそこには
「…きゅっ!きゅきゅ!」
!!!!
なんとそこには、ウサ耳を付けたシュレリア様が――
「も う 勘 弁 し て く れ ぇ ー !!」
〜世界の終わりでネコ?になった少女〜
おわり
前回話
>>51-62 を貼り忘れた…。
え〜…なんか最終話は自分でもよくわからんことになってもうた…(´・ω・`)
つじつまが合ってるようで合ってないような…
実際前回で結構ネタギレですた…
オチは決まってたんだけど、オチに行くまでどうすりゃいいのかもうワケワカメ状態…
しかもエロシーンも無しで投下してスマン…
一応何とか完結させますた
結構楽しかったっす。
ありがとうございました。
おつ。
面白おかしくよませていただきました。
最近エロが無くてもエロ可愛ければ良い気がするような・・・
ま、少しはエロあった方がいいでしょうけどね。
うさこシュレリア様(;´Д`)ハァハァ
ふわもこのうさシュレにわふわふしたい(;´Д`)ハァハァ
残念、それはソリッドうさこだ。
GWでいきなり風邪引きますた… orz
頭がぁ〜!花水がぁ〜…!
>>119 そういって頂きけると幸いです。
>>120 ふわもこのシュレリア様ってどんなんだろう…
では…ノシ
ガク…
どんなって……
着ぐるみ?
ポンキッキーズでアムロとランランがやってたみたいなヤツか?
オリカどんすけフォームみたいな、白うさのきぐるみとかだな
抱き枕としてもふもふできるぜ(;´Д`)ハァハァ
500kbが限界ってことは例え、1000行っても500kb未満なら書き込み可能なの?
半年くらいROMればわかると思うよ
とりあえずsageろ
話はそれからだ
あ・・・すまん。結構下がってたから、上げたほうがいいのかと思って勝手な行動してしまった・・・
スレが落ちるかどうかは、最終書き込み時間が判定基準。
だからageる必要はないよ。
2chの常識をまさかこのスレで教えねばならんとは・・・
まぁ別にいいがな。
明日には一本投下できそう
それで、ここの人たちはアナルは平気?
まぁ前回も少しやってるんだけどさ、
だめっぽかったら手直しも考えてるんだけど・・・
中身を噴出させたり とか、そんなのが無ければ平気だ
すかとろなら絶対無理…
俺も風邪引いて何もすること無いので、暇つぶしに携帯片手にポチポチとネタ書いてる
チンポ突っ込んで小便→噴出くらいなら大丈夫
食べたりしなければ大丈夫
みなさんアナルくらいは大丈夫そうですね、よかった。
今回は軽めに、短めに、と思って書いてたはずなのに結局11レス・・・
短くまとめられる能力が欲しい・・・
うだうだ言ってないで投下しますか、
その前にもう一言だけ言わせて欲しい
「オチなんてかざりです!偉い人たちにはそれが分からんのです!」
・・・では、どうぞ
ライナーからもらった猫飴が当たりだった。
当たりといっても別にもう一本もらえるとかじゃない。
あのスピカがそんなことするわけがない
ただ、片方のはしっこが丸くなっているだけ。
スピカが言うには
猫飴はすご〜く長い飴を適当な長さに切って売っているもので
そのもともとのなが〜い飴の両はしがこんな風に丸くなってるらしい。
以前はその部分は切り落としてたらしいんだけど
普通とちょっと違うものをありがたがる人がいるのを知ったスピカが
"はしっこの丸い猫飴を舐めるとラッキーなことがおこる"
なんてうわさを流したらしい。
スピカは
「猫飴の売上も上がったし、はしを切る手間も省けたし、一石二鳥ね。」
とか言ってたけど
そのうわさをちょっと信じてた私は結構ショックだったなぁ・・・。
けど、私はこの"当たりの猫飴"には
実はとても人に言えないような思い出があったりする・・・
そもそもの事の起こりは、私がスピカにライナーの話をした事。
スピカは自分の恋愛にはあんまり興味がないみたい
けれど、そこは彼女も女の子、
恋愛話自体が嫌いなわけじゃなく、ライナーのことは根ほり葉ほり聞かれた。
ひと通り話し終えた私に、スピカは一冊の本をくれた。
"男の人の喜ばせかたが書いてある本"
スピカはそう言った。
自分にあてがわれた部屋に戻って、わくわくしながら早速読んでみると
それはいわゆる"官能小説"だった。
その頃の私は、ホントにその手の事をなんにも知らなかった。
どうやって子供をつくるのか、セックスっていうのが何をどうする事なのか
その程度の知識はあったけれど、それはあくまでも"子づくり"の知識。
男と女の、その、気持ち良くなるための手段としてのセックスなんて
存在する事自体考えたこともなかった。
結局その夜は一睡もしなかった。
その小説には一組のカップルしか出てこなかったから
私はその女の人は私自身
男の人はもちろんライナーに置きかえて読んでた。
すごく・・・ためになったと思う
特に、その・・・、フェラチオ、っていうのが気になった。
ライナーの、えっと、その・・・オチンチン、を
口に咥えて舐めたりしゃぶったり・・・
想像するとすごくイヤらしい気分になって
身体が火照ってきて、眠れなかった。
次の日スピカに会うと、特大サイズの猫飴を見せられた。
それも"当たり"のやつ。
スピカいわく、"男の人のアレと同じくらいの太さ"だって・・・
・
・
・
結構高かった。
つくづくスピカは商売上手だと思う。
部屋に戻り、買ってきた猫飴を見つめる
別に、なんてことはない形
スピカにあんな事を言われてなければ、ただの飴にしか見えなかったと思う。
でも、今はそれが、もう、ライナーの、その、オチンチンにしか見えない。
本の、その、フェラチオしてるシーンが書いてあるところを開いて
もう一度読み返してみる。
結構わからない単語が多い
亀頭、鈴口、雁首、裏筋・・・
あたま・・・カメ?が何なのかわかんないけど
たぶん先の丸まってるところが頭だ。
だったら首はその付け根のことだろう
問題はどこからどこまでが頭なのか?ってこと。
猫飴にはなんの起伏もない
スピカは"同じくらいの太さ"って言った。
"同じ形"ではないんだろう、きっと
ちょっと、困った。
明日スピカに会って聞けばいい。
それは、そのとおり
明日になったら聞きにいこうと思う。
でも、問題は今日・・・というか、"今"のことだ。
さっきからおかしい、なんだか、すごく暑い。
ううん、ちがう
身体が、"熱い"
昨日より、もっと、ずっと熱い
猫飴から目が離せない。
こまかいことは、また少しづつ覚えていけばいい。
今はとりあえず、これを、その、
ライナーのオチンチンだと思って、舐めてみよう。
ぺろっ
先っぽのところを、舌を伸ばして舐めてみる
甘い。
でも、ライナーのオチンチンは甘くない。・・・たぶん。
じゃあ、どんな味なんだろう?
汗とかの味?しょっぱいのかな?
あの本によると、その、あれ、精液、は苦いらしいけど・・・
ぺろぺろ
そんなことを考えながら舐めたら
なんだか猫飴の味がイヤらしい味に思えてきた。
ぺろぺろ、ちゅっ
舐めるだけじゃなく、キスなんかもしてみたり
れろれろ
舌を突き出して舌先だけ動かしてみたりして・・・
ライナーは、気持ちよくなってくれてるのかな?
もっと、気持ちよくなってほしい・・・
ぺろ、れろれろ、ぺちゃぁ
飴が溶けてきて、イヤらしい音がした。
あまい・・・
身体が、あつい・・・
アソコが・・・、男の人の、ううん、ちがう
ライナーの、ライナーのオチンチンを入れてもらうところが
ものすごく、あつい。
私は座っていたベッドに寝転んで、下着を脱ぐ
猫飴・・・ライナーのオチンチンをぺろぺろと舐めながら。
片手でスパッツを脱ぐのは大変だけど
うつ伏せになったりあお向けになったり
ベッドの上をごろごろ転がりながら、なんとかひざまで下ろす。
そして、足をひろげて・・・、
・・・ちょっと無理。
スパッツと下着を足首まで下ろす。
足をひろげると冷めた空気が当たって少し気持ちいい。
あ・・・、私、すごいかっこしてる・・・
あたらしい空気が冷たく感じるのは、たぶん濡れてるから。
濡れる・・・
アソコが、濡れてる・・・
本に書いてあった、気持ちいいと愛液っていうのが出てくるって。
私、気持ちいいんだ・・・
なにが?
私は猫飴を舐めてただけなのに・・・
それが気持ちいいんだ
ライナーのオチンチン舐めるのが、気持ちいいんだ・・・
私、イヤらしい女の子なんだ・・・
ライナーは、イヤらしい娘は嫌い?
嫌いだったらどうしよう・・・
でもライナー、信じて
私がエッチになっちゃうのは、ライナーの前だけだから、
こんな、オチンチン舐めたりするのは、ライナーだけだから、
だから、私のこと、嫌いにならないで・・・
ライナーのことも、ちゃんと気持ちよくできるようになるから・・・
私は、ライナーのオチンチンを咥えた。
んっ・・・、ちゅぷっ、ちゅぱ、ちゅくちゅく・・・
あまい・・・・・・
身体がどんどん熱くなってくる
アソコが、熱くてたまらない・・・
なんだかわからないけど、どうしようもなくなってくる
指を股のところに持っていくと、本当に濡れてた。
こんなになっちゃうんだ・・・
少しこわいけど、思いきって直接さわってみる
ひぃっ!
いきなり背中をすごい衝撃が駈けていった。
さわったのはアソコなのに、なんで?
一瞬真っ白になった視界が戻ってくると
アソコがじぃ〜〜〜んとしびれてきた。
その感じは、ちょっと気持ちいいかもしれない。
でもその前のは痛いくらいの感じだった。
さわった場所が悪かったのかもしれない。
今度はもう少し、下のほうを・・・
クチュッ
イヤらしい音
普通に、口の中くらいに、当たり前みたいに濡れてる
ここが穴になってるのかな?
指を入れてみる
いたっ!
今度は普通に痛かった。
初めては痛い
それはもうずいぶん前から聞いてる。
でもこのぶんだとたぶんホントに痛い
ものすごく痛い
私、そんなの耐えられるかな?
ううん、大丈夫、だってライナーだもん
ぜったい優しくしてくれる。
・・・優しく、そっとやれば大丈夫かな?
もういっかい
今度はそっと、あんまり奥まで入れないように、そぉっと
チュ、クチュ
ん・・・、あぁ、うん。
こんなかんじ。このくらいなら気持ちいい。
そろそろと指を動かしながら、ライナーのオチンチンをしゃぶる
ぺろっ、ぴちゃ、クチュ、ぺちゃぺちゃ、チュク、チュプ、ちゅっ、
イヤらしい音がしてる。ぜんぶ私が出してる音。
気持ちいい・・・
アソコも、お口も、さわってる指や、イヤらしい音の響いてる耳まで
みんな気持ちいい。
ちゅっ、じゅるっ、ちゅぱぁ、チュッ、クチュ、グチュッ
気持ちいい、ライナー、私気持ちいい、すごく気持ちいい
んッ、ふぁっ、んあっ、あっ、ライナー、ライナぁー!あぁぁっ!
それが私の初めてのオナニーだった。
最後には思いっきりライナーの名前を叫んでた。
すごく気持ちよくて、でもすごくつかれちゃって
そのまま眠ったら夢の中でライナーに会えたのを覚えてる。
あの頃は夢の中でしか会えなかったけど
今はいつでも会える。
その、セックスも、しちゃった。
一昨日、一回だけ、だけど。
やっぱり痛かった。ホントに、ものすごく痛かった。
でもやっぱりライナーは優しくしてくれた。
結局私は痛いのに耐えられなくて
ライナーを気持ちよくしてあげられなかったのに
「ミシャにそんな辛い思いをさせてまで気持ちよくなんてなれない。」
なんて言ってくれて
私をぎゅ〜〜って抱きしめてくれた。
死んじゃうかと思うくらい痛かったけど、
死んでもいいって思うくらい幸せだった。
またしてほしいな
でも、また痛いのかな?
昨日は歩くのも辛かった。
今日はそこまでじゃないけど、まだちょっとヘンな感じがする。
すぐになれるって聞くけど、ニ回目でもう平気だったりするのかな?
それはちょっとむずかしい気がする。
う〜ん、やっぱり身体大きくしたほうがいいのかな?
ライナーは
「大きくても小さくてもミシャはミシャだから。」
なんて言ってくれるけど
小さい体に戻ったとき、なんだかほっとした顔してたのよね。
とりあえず、この身体でがんばってみよう。
なんて気合を入れてはみたけど
具体的に何をがんばればいいんだろう?
・・・・・・・・・
とりあえず、アソコがどうなってるのか確認してみようかな?
痛みはずいぶんおさまったし
あんがい指とかくらいなら入れても全然平気かもしれない。
下着を・・・だれもこないよね?
いいや、ぜんぶ脱いじゃおう。
・・・・・・・・・
ふう、それにしてもわれながら面倒な服着てるわよね
かわいいし、背中なんか開いててちょっとセクシーだし
けっこうお気に入りなんだけど、もうすこしシンプルでもよかったかな?
まぁいいや、え〜と
アソコに指を持っていくと、ちょっとだけ濡れてた。
ヘンなこと考えてたからかな?
そっと指を奥のほうに
ぃたっ!
う〜、そっとしたはずなのに
よく考えたら思いっきり血とか出てたんだもの
普通にけがとかしてるのとあんまり変わらないってことよね。
う〜ん、これは、無理っぽいなぁ・・・
って、私すっかりオナニーする気になっちゃってるし
まぁ、いいよね、別に悪いことするわけでもないもの。
でもどうしようかな?
う〜ん・・・
あのあとスピカにいろいろ教えてもらって
また別の本とかもらって、そっちの知識もずいぶんついた。
そのなかで、実はちょっと興味はあったけどためしてないことがある。
それは、その・・・、お尻の穴で、すること・・・
ホントにエッチな娘だな、私。
人差し指をしゃぶって濡らしてお尻の穴にさわってみる
なんていうか、かたい。
"あな"っていう感じがしない
これも無理かな?
そう思いながらも、なんとなくさわってて気付く
私、緊張してお尻にちから入りすぎてる。
だからかたいんだろう、たぶん
ちょっと気持ちを落ち着けて、体の力を抜く
そうしてからさわってみると、ずいぶんやわらかくなってた。
指先でもみほぐすようにさわると、けっこう気持ちいい。
ちょっと、指を入れてみようかな?
ん・・・、んっ
入っちゃった・・・
痛くは、ない。
あっ、は・・・
少し動かしてみたら、ちょっと声がでちゃった。
これは、いいかもしれない
でも、もう無理、これ以上入れられない。
ああ・・・、私、体かたいなぁ・・・
手がとどかなくて指の先っぽしか入らないや
なにかあれば・・・
ふと、私の目にさっきもらった猫飴がうつった。
・・・一応、食べ物なんだけど
お尻の穴に、なんて・・・、ねぇ?
そう思いながらも私は猫飴を手にとってた。
指よりもちょっと太いかな?
でも飴だし、舐めてれば細くなる
袋から出して、丸くなってるほうをしゃぶる
あまい。
また、猫飴を舐めながらしてたことを思い出してきちゃう
ちゅぱ、ちゅっ、ぺろぺろ・・・
わざとイヤらしく舐めてみる
それだけで、身体が熱くなってきた。
もういいかな?
ぺろぺろ横からとか舐めてたから
少しかたちがいびつになっちゃったけど
指よりは細くなったし
これ以上舐めてると折れちゃいそうで怖いから
これでいいや。
四つん這いになって
股の間から猫飴を持った手を通す。
体の力を抜いて、猫飴をお尻の穴につける
あっ・・・
つん、とふれただけなのに、さっきより気持ちいい
入れたら、もっと気持ちいい?
ゆっくりとお尻の穴に猫飴を入れていく
力が入らないように、息を吐きながら
ふぅ、は、あ、あぁ・・・
入った、先っぽしか細くしてないから、そこまでだけど。
ヘンな感じ、でも、痛くはない。
え〜っと、出したり入れたりして動かせばいいのかな?
あはぁっ!
抜こうとしたら、気持ちよかった。
少しでこぼこしてるところが引っかかったみたいで
それが気持ちいい。
ゆっくりと全部引き抜いていく
はっ、あっ、あっ、ふぅ・・・
やっぱりでこぼこしてるとこが気持ちいい。
もう一回入れて、今度は全部抜かずに出し入れしてみる。
んん・・・、んっ、あっ、ひっ
手の動きが、勝手に速くなっていく
あっ、あはぁっ!あっ、ひっ、い、ん・・・
こんなところ、誰かに・・・ライナーに見られたら・・・
ぅはぁ、あぁ、あんっ!い、いぃっ、
見ないで、ライナー、こんなところ
お、お尻でオナニーしてるとこ、みないでぇ・・・
あっ、やぁぁ、だ、めっ、あぁ、みちゃっ、あ、ああぁっ!
とまらない、もう、とめられない
私、もう・・・!
ふあぁっ、あっ!も、もぅ、あっ、っく、あ、いく、いくぅぅっ!
わたし・・・
・・・あ、はぁ、はぁ、はぁ・・・
お尻で、イッちゃった・・・
しばらく、ぐったりしてた。
少し落ち着いてから
お尻に猫飴が刺さりっぱなしなことに気がついた。
うわぁぁ・・・
すさまじい自己嫌悪を感じながら猫飴を抜いて、捨てた。
見ない。
それにしても、お尻って、気持ちいいんだ・・・
スピカは人それぞれみたいなこと言ってたけど
どうなんだろう?
少なくとも、クルシェやオリカはこんなことしないだろうなぁ
やっぱり私、特別イヤらしい娘なのかなぁ・・・
うぅ・・・ライナー、見捨てないでね。
で、でも、ライナーがこういうのに興味があったら・・・
ないか
・・・ないよね、さすがに、うん。
でも、ライナーがしてくれたら
猫飴じゃなくてライナーの指とかだったら・・・
あーだめだめ
もうやめないと、またしたくなっちゃう。
アソコは痛くてさわれないし
猫飴は捨てちゃったし
今日はもう寝るの!
頭からふとんをかぶって目を閉じた。
・
・
・
服、脱いだままだ・・・
・・・・・・寝る。
次の日、
ライナーからもらった猫飴がまた当たりだった・・・
ENDLESS?
やっぱオボンヌはガチロリかwwwwwwwwww
エロパロのミシャってエロいな…
おしりでイクってどんな感じなんだろ…
俺も夜くらいに投下します
今回は猫オリカみたいに長くなく、1話完結で
153 :
138:2006/05/04(木) 20:20:44 ID:iCzLFvDf
GJありがとー!
それにしても俺のせいでなにやらライナーとミシャにおかしなイメージが・・・w
いや、違うんですよ、うちのライナー君はロリコンじゃなくてただミシャが好きなだけですよ
なにしろミシャのこともハマ(オカリナ)のことも忘れてない
"パーフェクトライナー"とかいう設定なんですから
ミシャだってただ積極的なマゾってだけで・・・いや、それがエロいんだろうけど
前回のSINOBIはともかくなぜかちびミシャにエロいイメージがあるんだよな・・・
あとチャイナにもエロいイメージがあるな。またちまちま書いてみようかな?
>>153 なるほど
ミシャのこと忘れてないオボンヌってのはいいですね
>>145 ライナーは
「大きくても小さくてもミシャはミシャだから。」
なんて言ってくれるけど
小さい体に戻ったとき、なんだかほっとした顔してたのよね。
だけどどうにもこの一文がロリコンぽく見えてしまってねwww
ダイキリティは第三世代レーヴァテイルに必要不可欠な物で、これが無いと第三世代は20年ほどしか生きられない。
しかもかなりの高価な物。
教会と天覇には無料で支給されるのでRTはこのどちらかの仕事に着くのが普通。
これはオリカがまだライナーに出会う前の話。
あたしの名前はオリカ・ネストミール。
エレミア三謳神に憧れて教会に入ったんだ。
でも、RTとしての能力が低いと言われて、ランクが一番下のクラスD…。
クラスDにはろくな仕事も無くて、もちろんパートナーも付かない。
もしかしてこのままランクも上がらず、パートナーもできないのかなぁ…。
でもまだ教会に入って3ヶ月も経ってないし、頑張ればきっとクラスも上がってパートナーもできるよね…。
―エル・エレミア教会―
今日は教会に来て初めて、延命剤を投与される日。
RTは3ヶ月に1度これを投与しないと、熱が出たりして仕事どころじゃなくなるの…。
生きていくためには仕方がないけど、入れるときってとても痛いし、全然慣れない…。
仲間のRTから聞いた話だと、ファルス司祭が延命剤を入れてくれるらしい。
ファルス司祭は何人ものRTの延命剤を投与してるから、きっと上手でそんなに痛くないはず。
自分で自分を励まし、重い足取りでファルス司祭の部屋へと向かった。
扉をノックし、ドアの向こうにいるファルス司祭へ
「…あの、オリカ・ネストミールです…」
「入りなさい」
ドア越しからファルス司祭の声が聞こえる。
ドアを開けると、そこにはいつもの優しい顔をしたファルス司祭が机についていた。
部屋の中は暗くて、ファルス司祭の机の左右に置いてある二本のロウソクが灯してあるだけで、
なんとかロウソクの明かりでファルス司祭の表情が読み取れるくらい。
「オリカは、教会での延命剤投与は初めてでしたよね?」
「は、はい。初めてです…今日はよろしくお願いします」
あたしは頭を下げるとファルス司祭は、ニコっと笑い椅子から立ち上がる。
机の上に置いていたダイキリティを手に取り、あたしの前までファルス司祭が歩み寄る。
あたしとファルス司祭の回りは暗くて、殆ど何も見えない。
ファルス司祭は「暗いですよね」と言い、あたしとファルス司祭の横にある一本ロウソクに火を付けた。
これであたしはファルス司祭の顔を、ファルス司祭はあたしの姿を確認することが出来るようになった。
でも、これでもまだ暗すぎると思う…。
「あの…どうしてこんなに、部屋の中を暗くしてるんですか?」
ファルス司祭はまたニコっと笑い。
「これは教会の決まりなのですよオリカ」
「そ、そうなんですか…」
と返事をするしかなかった…
決まりならしょうがないけど、これじゃ暗くて延命剤入れにくくないかなぁ…。
「オリカのインストールポイントは何処ですかな?」
「えっと…う、うなじ…です」
あたしは後ろを向き、顔を赤らめ、後ろ髪をかき上げるとファルス司祭にインストールポイントを見せる。
「ほうほう…これはこれは、なかなか色っぽい場所に…」
「え?」
「い、いやいや、なんでもありませんぞ…!
してオリカや。
延命剤を入れるに当たって、もう一つ決まり事がありましてなぁ…」
あたしはファルス司祭に背中を向けたまま、少し首を左を向いて
「…はい、なんでしょうか司祭」
背後のほうから何やらゴソゴソと衣擦れの音が聞こえる…
何だろうと思ったけど決まり事の準備でもしてるのかな?
あたしは、ほぼ真っ暗に近い部屋を眺めながら、衣擦れの音を聴いていた。
そして何も聞こえなくなったとき
「オリカや…準備は出来ましたぞ」
「あ…はい。
あの、あたしは何もしなくてよかったんですか?」
「いやいや、これからオリカにやってもらうのです…
オリカ、できますかな?」
「…はい。やってみます」
何をすればいいのか説明してくれないファルス司祭だったけど、
あたしは後ろ向きのまま、左手に生温かくて硬い「棒」のような物を持たされた。
でもただの棒じゃないみたい。
ピクッピクッと脈を打ってる気がする…何なのコレ…?
少し気持ち悪いよ…。
「ファルス司祭…あたし、何を持ってるんでしょうか?」
「オ、オリカが掴んでるものは教会に伝わる聖なる棒…
ホーリースティックです!」
ホーリースティック?
こんな生温かくてピクピクしてる何かが聖なる物…なの?
「決まりごととは、この聖なる棒を擦ること。オリカや
聖なる棒を、ちょっと掴んだまま擦ってみてくだされ」
「あ、はい」
あたしはファルス司祭の言う通り、恐る恐るその『聖なる棒』を擦った…
「うぉほ…!
このぎこちなさ…たまらない…ですなぁ…!」
あたしが擦り始めると、聖なる棒がビクン!とし始めた。
失礼だけど、やっぱりちょっと気持ち悪いよぅ…。
「あ…あの…ファルス司祭…コレを擦ってることと、延命剤を入れることに、
何か関係があるんでしょうか?」
「も、もちろんです。
コレを擦ることにより、延命剤を入れるときの痛みを和らげてくれるです…ぞぉ…!むほぁ…おはぁ…!」
なんだかファルス司祭の息使いが荒くなってきた気がするけど、
延命剤の痛みを和らげてくれるなら、少しくらい気持ち悪くてもいいかな。
「でで、では延命剤を入れますぞぉ。オリカ…はぁ、ほはぁ…」
ファルス司祭はあたしのインストールポイントにダイキリティを入れ始めた。
「!――いっ!」
痛い!いつものダイキリティを入れるときと同じ痛み!
全然和らげてないよ…
「ふ、ファルス司祭…痛い…痛いです…!」
「むほ!では、もっと擦ってみてみなさい…」
あたしは、言う通りさっきより速めに、聖なる棒を擦った。
「えひょ、おひょぉ!
いいですぞぉオリカや!
な…なかなかの手コ…おっほん!
上手じゃあ、おう!ありませんかぁは…」
あたしが、聖なる棒を擦り始めてから、ファルス司祭の様子のおかしいので、
「ああのっ、司祭大丈夫ですか?」
「むふぇ!大丈夫ですぞぉ!
む、むしろ元気元気です!!」
えぇ?司祭が元気になっても困るよぉ…。
あたしは今ダイキリティ入れられて、逆に元気無くなってきてるのに…。
「では続きいきますぞオリカや…ハァハァ…」
「ハイ……!
あぁ!う…わぁ…!あっ!」
「そそそのあえぐ声…凄くいいですぞぉ…!
あふぉ…けふぉ!」
「うう!司祭…ごめんなさい…
あたしにはこの聖なる棒には効果が…あうっ!
無い…みたいです!」
あたしは痛くて涙目になり目を閉じて叫んだ
「そ、そんなことはありませんよぉ!
もっと、もっと擦るのです!オリカ!」
「はうぅっ!!
は…はいぃ…!」
あたしは司祭の言う通り、更に速く聖なる棒を力強く擦った。
あれ?なんか先端が少しヌルヌルしてきたような…?
「うおおぉ!
激しくて、ちょっと出ましたぞぉ!」
「な、何がですか?
あたし…何か失敗したの…」
「しし、失敗もなにも、オリカが気にすることは、あ…そこ!!
気にすることありません!」
出来れば気にしたくないけど、今まで見たことない…というか聞いたことない、
ファルス司祭の、異常な元気ぶりに気にもなっくるよ…。
それにどんなに擦っても痛みに変化がない
「う!…あ!…つ!」
「あひょ!むふぅ!
(このオリカの手は、柔らかくて…なかなか!
それに、教会に入ったときから思ってましたが、なんというハレンチな格好…!
スカートの中が見えそうで、ますます興奮しますなぁ!!)」
「司祭…ま、まだ…くぅ!全部…あっ!
入ら…ないんですかぁ…!」
「はぁ!ふハァ!
もう少し…もう少しですぞぉ!」
「あの、司祭…あたし手が…疲れてきました…あくっ!」
痛み耐えなきゃいけないばかりか、ずっと棒を擦りっぱなしの手も疲れてきた…
ヌルヌルもさっきより増えてきてるし…滑りはよくなったけど…
ん?最初の頃より更に硬くなって、ちょっと上向きになってるような?
「ふしゅう…さようですかオリカ…
(そろそろ後ろ姿も飽きてきたのぅ…やはり正面が一番か…)」
「は…はい、申し訳ありません司祭…」
「ではオリカや。
こ、こっちを向きなさい…」
「はい…」
あたしは聖なる棒から手を放し、ファルス司祭のほうを向いた。
今度はファルス司祭は、首の裏に手を回しダイキリティを入れるらしい…
あたしは微かに見える司祭の大きな体を見る。
暗くて見えないけど、どうやら聖なる棒は、ファルス司祭の下半身あたりから出てるみたい…
…下半身?
まさかと思ったけど、今はダイキリティ痛みで深く考えられない…
「オリカや。
今度は、りょ、両手で回転させるように擦るのです。
次こそはきっと、痛みも和らぎます」
「はい…わかりました…」
あたしは、聖なる棒を剣のように持ったあと、手首を回転させるように上下した。
「あっ!いい…!いいですぞぉ!
ふはぁ…ふはぁ!」
もう既に聖なる棒は、ヌルヌルクチュクチュと音が聞こえるほどになっていて、
気持ち悪さも倍増していた…。
あたし、一体何を触ってるの…?
早くダイキリティを全部入れてよファルス司祭…!
「はぁ、もふぁ…あと少しで全部…おふぅ!入…り!ますぞぉ!!」
「!!
あっ、イタァ!!司祭…もう少し…ゆっくり入れてぇ…!」
「こここれは失礼。
あまりに興奮しすぎて、手に勢いが出てしまいましたな」
もう聖なる棒の効果のことも忘れ、逆に痛みを誤魔化すように棒を激しく擦った。
「お!おおう!!
オリカや!それ、激しっ…!」
あたしは痛みで涙を流し、意識も朦朧としてきた…
「うおおはぁ!
オリカ、オリカや、ワシの…ワシの目を見るのじゃ!」
「…?」
あたしは、言われた通りファルス司祭の目を見た。
でも涙で目が霞んで司祭の表情は読み取れない…。
「きょほっ!ん…ほふぉっ!
(そのウルウルした瞳で…か、可愛いではないですかぁ!
むむ、胸も大きいですし、
容姿は完璧にクラスS!!)」
「し、司祭…あくっ!つっ!」
「オリカ!もっと、もっと私の目を見てくれぇい!
うほぅ!凄いぞ凄すぎますぞ!!
―もう…!!」
「!!!
あ…あ゛あ゛ぁ!!」
凄い勢いでダイキリティが入っていくのを感じて思わず意識がハッキリする。
痛さと気持ち悪いのがやっと終わると思ったとき
「うおぉお!出る出る!か、顔に…オリカの顔に…!」
「!?
きゃあ!!」
あたしはファルス司祭に無理矢理、頭を下へ押し付けらて、地面に手をつくと
「う!おうふっ!」
「!!
あっ!?な、なに?」
あたしの正面から何か熱くてネバっとしたものが顔中にかかった。
「あひょっ!まだ出る!まだ出ますぞ!!」
「うああ!!あっ!」
ネバネバした熱いものがどんどん、あたしの顔に飛んでくる!
反射的に片手で防いでみたけど、顔や髪の毛や服にまでかかった
特に顔中がベトベトだよ…
「ふしゅー…はしゅうー…
オリカや良かったですぞ…。」
「…はぁ…はぁ…
ふ、ファルス…司祭…これは…?」
「そ、それは聖なる棒からの有り難い聖なる液…
聖液です!」
暗くて見えないけど、あたしは聖なる液、聖液を浴びたらしい…
ファルス司祭の説明だと、これを浴びた者は詩が上手くなり、将来は聖女にもなれるとか…
うぅ…でも気持ち悪いよこれも…なんか変な匂いするし…。
「でも他のRTも、聖液浴びてるんですよね?」
「…いやいや、ここまで聖液をぶっかけたのはオリカが初めてですぞ。
もしかしたら聖女候補はオリカが一番近いのかもしれません!」
「は…はぁ…」
あたしは、そんなことより一刻も早くシャワーを浴びたかった…
もう今日は痛いし、気持ち悪い上に更に気持ち悪い液を浴びたし…色々疲れたよ…。
聖女になるって大変なことなんだね…。
―エピローグ―
そして現在…
―宿屋―
「こんなことがあったんだよライナー…
もう、ファルス司祭のはこりごり…
でも倒しちゃったから、もうやることは無いんだけどね…」
「そ、そうか…よかったな…オリカ」
「そ、それにあたしにはライナーがいるし…」
「はは…」
「ん?ライナー、どうして前かがみになってるの…
お腹痛いの?」
「…いや…あ、そうそう!そうっす!
ちょっとお腹が…
き、今日も話してくれてサンキュなオリカ!
じゃっ!!」
「え、あ、ライナー!?
まだ早いよ、お話終わるの…」
そして今日も旅の1日が過ぎてゆく…
おわり
ファルス元気だなオイwww
ともあれGJ
ファルスかよ
あんな親父のイく場面なんて書くなんて物好きだなあ
>>166 GJありがとうです
>>167 物好きって…
できれば俺だって相手はジジイじゃないほうがよかったさ orz
ラー様にしようかと思ったけど、何にも思い浮かばなかったから、ファルスにしますた…
オリカモエス
ファルスに萌えた('A`)
最後のライナーがティーダっぽい口調になってるのは気のせいか?
ティーダなライナーもまたいいかもね
>>171 いや、ティーダを意識して書いたわけじゃないけど…
ティーダっぽいって「そうっす!」のとこ?
age
なんか急に静かになったなココ・・・。
作品投下が重なったから勢いがあっただけ
連休が終わるとSS書く時間とか中々とれない。
しかし、何か書いてる連中のうち約一名には最初から連休など無いのだった。
GWなんかだいっきらいだ〜〜〜!
そんなわけでまたなんか書いてきました。
まぁまだ途中なんだけど一応一段落付いたんで
おかげでタイトルに偽りありまくり、しかもこの先プロットすらまともに決まってない
つぎまではかなりかかりそうです。
言い訳はこの辺にしてとりあえず投下しますね。
シチェーションは前書いたMishaKashaの続き、コスモスフィアのLv9、ですね。
それでは
Rrha ki ra tie yor ini en nha !
コスモスフィアに入るなり、ジト目のハマににらまれた。
「・・・・・・・・・」
「あ、あははははは・・・・・・、やあ、ハマ久しぶり・・・」
ぷい、とそっぽを向いていってしまう。
「はぁ、だいぶ怒ってるな、あれは・・・」
前回のダイブのとき、ミシャとおかしなことをするなと念を押されていたのに
しっかりミシャとHしていたのを知られてしまい
かなりの剣幕でコスモスフィアを追い出されていた。
「まいったなぁ・・・」
この階層は前回も少し目にしている。
ミシャ自身が思い描いた”ミシャと俺が暮らしていく世界”だ
とても綺麗で、危険とかがあるようには見えない
一人で歩いても大丈夫だろう。
早くこの世界のミシャが抱える問題を解決して、ハマとも仲直りしよう。
そう思いつつストーンヘンジを出る。
前回見たとおりの綺麗な世界だ。
けれど、あらためて見るとなにかが足りないような気がする・・・
世界を見渡して、気付く。
「そうか、船がいないんだ!」
波止場で紅いドレスのミシャが待ちつづけていた船”クロニクル号”
確かに帰ってきていたはずのその船がいない。
俺はとりあえず波止場に向かうことにした。
「あ、ライナー!おひさしぶり、です。元気でしたか?」
波止場につくなり声をかけられる。ミシャの声だ。おそらくは紅いドレスの・・・
「ミシャ!いったい・・・って、ええっ!?」
紅いドレスのミシャだ。確かにそこにいたのはそのミシャだった。
ただ・・・
「な、なんかちっちゃくなってないか!?」
確かに小さくなっている。
大きくスリットが入っていて結構きわどい真っ赤なドレスはそのままだけど、
髪は可愛らしくお団子の様に両側でまとめられていて、
コスモスフィアで見たほかのどのミシャよりも大人びた印象のあった
以前の彼女とはずいぶん違って見える。
「うふふ、ええ、小さくなっちゃいました。でも、可愛らしいでしょう?」
おかしな事態に困惑する俺とは違い、当の本人は落ち着いたものだ。
「あ、ああ、かわいいと思うよ、でもその姿はいったい?」
「それはもちろん、クロニクル号が行ってしまったから、ですよ。」
なんとなく予想はついていたけれど、やはりそうなのか。
「やっぱり・・・。でもなんでクロニクル号は・・・あれは君の故郷なんだろう?」
「そうですね。でも、もうミシャはあの詩を謳うつもりはありません。
どんな大切な故郷でも、もう二度と帰らないと心に決めて旅出つ日は来ます。
それで、いつの日かたどりついた場所を新しい故郷として生きていくんですよ。」
確かに、もうミシャは二度とあの詩を謳わないだろう。
もうその必要はないのだから。
「新しい、故郷・・・」
「私の役目は詩に想いを込めること、です。
世界の平和と安定を祈る気持ち、その想いをずっと詩に込めてました。
クロニクルキーはとっても綺麗な詩。けど、とてもとても悲しい詩、でした。
あの詩が守ってた平和は、ミシャがホントに欲しかった平和とは少し違ってました。
だから今度は、ミシャが本当に望んでる、みんなが幸せで、笑顔でいられるような、
そんな平和な世界を謳う詩を紡いで、その詩に想いを込めるんです。
そう、今度はミシャ自身の心から生まれた想いで、ミシャ自身が紡いだ詩に、です。」
ヒュムノス・クロニクルキー
ミシャが生まれたときから心に宿していたその詩、その想いは、
けれどミシャ自身の想いではなかった・・・。
その事実が、なにかとても悲しい事のように思えてきた。
ちゅっ
ふと、ほほにミシャの優しい唇がふれた。
「そんな悲しい顔しないで下さい。私、あの詩もとっても好きだったんですよ。」
そう言って微笑むミシャがあまりにも愛しくて、俺は、思わず抱きしめていた。
「きゃっ、あ・・・うふふ、あったかい、です。」
ミシャは心地よさそうに、俺の胸に頬擦りをしてくる。
「ライナー、あなたのぬくもりを、私に下さい。ミシャが、ミシャの詩を紡ぐために、
私が、その詩にもう一度想いを込められるように・・・。」
ちょっと、意味深な言葉だ。でも、いや、まさかそんな意味じゃないだろう。
ミシャの純粋な言葉を変な風に取ってしまう自分が恥ずかしくなる。
「ああ、わかったよ。」
ミシャを抱きしめる腕にもっと力を込める。
「ん・・・、ライナー、とっても、しあわせ、です。
でも、もっと、あなたを感じたいんです。
もっと、素肌で、生まれたままのあなたと私で、です。」
や、やっぱりそんな意味なのか?
「ライナー・・・私を、愛して下さい。」
どうやら間違いないらしい。
「いや、その、君が詩に込める想いってのは、アレだろ?
世界の平和とか、みんなの幸せとか、そういうのだろ?
俺が愛するとかはちょっと違うんじゃ・・・」
この前もこれが原因でハマの機嫌を損ねてる、
いくらミシャが魅力的だからってそうそう流されてちゃダメだ。
「そう、ですね。でも”ちょっと”ですから、平気です。」
にこにこと満面の笑顔で言い放つミシャ。
「私の込めていた想いはもともとライナーがくれたもの、ですよ。
だから、ライナーの愛を受け取ることが私の想いを強くしてくれるんです。」
「俺があげた想い?」
「そうです。ミシャは、ホントは誰かのために何かをするなんてまっぴら、です。
世界のために自分を捨てるなんて冗談じゃない、です。
それでも私がここにいられるのは、ミシャがあなたをずっと見てたからです。
ライナーはいつでも、自分のことより他の人のことを優先してました。
そのせいで損をしたり、傷ついたりしても、ライナーは笑ってました。
みんなが喜んでくれるなら、あの人が無事だったなら、それでいいって、
ミシャには、そんなライナーのことが、ホントにわからなかった、です。
けど、ミシャはそんなライナーが大好きでした。
だから、心の奥で、自分もライナーみたいになりたいって、
誰かのために笑顔でがんばれる人になりたいって、そんな想いが生まれました。
それが私、です。」
ミシャは俺のことそんな風に思ってくれてたのか・・・。でも・・・
「でも、だからって俺が君を抱くってのはやっぱりなんか・・・違わないか?」
「そんなことありませんよ、それが力になるのはホント、です。
・・・でも、確かにホントのホントはライナーが、
ああ、この世界は何故こんなにも美しいんだろうか、俺はこの美しい世界を心から愛している、この世界に生きる全ての命
を守りたい、花も鳥も、草も木も、全てを!俺を育んでくれたこの大地と空、それに俺を支えてくれるみんなのためにも、
俺はいつまでもこの平和な素晴らしい世界を守り続けたいんだ!
とか私を抱きしめながら熱く想いを込めて語ってくれるともっといい、ですけど。」
・・・・・・・・・無理。
「あ〜、ミシャ、しようか。」
結局流されてるな、俺・・・。ハマとの仲直りはいつになるやら。
心の中でハマにわびているあいだに、ミシャはいそいそと服を脱ぎ出す。
脱ぐといっても、首のうしろの留め具を外して胸を出しただけだけど。
「うふふ、はい、ライナーの大好きなぺたんこおっぱい、です。
どうぞ、好きにして下さい。」
「いや、俺は別にぺたんこが好きなわけじゃ・・・」
ミシャは満面の笑みはそのままに、表情を変える。
「・・・そうですよね、ライナーは大きいミシャともHなことしてましたものね、
前の世界も、その前の世界も、そのまた前の世界でも、
もうクロニクル号はなくなってたのに、気付きもしないで
毎回毎回大きいミシャ達といちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ・・・
前の世界なんていきなり消えかけて、すっごく大変だったのに、です。」
ミシャの言葉の毒入りのとげが俺の心にグサグサと突き刺さる。
そういやひとつも気付かなかった・・・
「あ、あはは、あははははは・・・。いやー俺ぺたんこおっぱい大好きだなぁ!」
「ですよねぇ〜。はい、いっぱいかわいがってください。」
この娘がやたら迫ってきてたのもそれが原因だったのかな・・・
こうなったら精一杯がんばって気持ち良くしてやるか、
俺はミシャの胸にそっと手を這わせた。
「ふふ、くすぐったい、です。」
ぱっと見はないように見える胸だけど、すごくやわらかくて
動かす手に合わせてけっこう形を変えていく。
「あ・・・、だんだん気持ち良く、うふふ、なってきました。」
小さなミシャの前に屈みこんで小さな胸のふくらみの先端に口をつける。
唇で甘噛みをするように愛撫しながら乳首を舌で転がす。
「ふあぁ、ライナー、赤ちゃんみたい、です・・・うふふっ。あんっ、」
唇を放すと、薄い胸の上で屹立した乳首が唾液でイヤらしく濡れ光っていた。
「ミシャのおっぱい、すごく美味しいよ。」
「ホントですか?うふふ、それじゃ次はこっちも食べてください。」
ミシャは俺の手を取りスリットの中に導く。
そこで指先に触れたのは熱く濡れるミシャの秘唇だった。
「下着、はいてなかったのか?」
「ええ、いつでも、ライナーにしてもらえるように、です。」
悪びれることもなくミシャは微笑む。
「イヤらしい娘だな、ミシャは。」
浅く、掻きまわすように二本の指を動かしながら、ミシャをキスでせめる。
「んっ、ちゅ、んぁ・・・、はい、私、んふっ、んん、あ、イヤらしい娘、です・・・。」
唇をたっぷりと味わったあと、耳から頬、うなじ、胸へと舌で愛撫していく。
「そろそろこっちの味見をしてもいいかな?」
愛液でぐっしょりと濡れた手を引き抜いてミシャを促すと
彼女は片手でスカートのスリットを大きく広げて秘部を露出させる。
「はい、どうぞ召し上がれ、です。」
俺がミシャの膝を取り、彼女の前のひざまづいて肩に足をかけさせると
目の前に甘い蜜を滴らせる花弁が見えた。
溢れるほどの蜜を舌ですくい上げ、そのままミシャの花弁にむしゃぶりつく。
「ひっ、いっ、はぁん、あは、ライナー、お、おいしい、ですか、んぁっ、あぁっ!」
答える変わりにわざと音をたてて愛液を啜る。
「ああっ、じゅるじゅるって、イヤらしい音がっ、ひっ、してますっ、ふわぁぁっ」
一度軽くイかせてやろうと、陰核を露出させて思い切り吸いついてやる。
「ひぃぃっ!うあぁっ、あ、ああぁぁぁっ!!」
結構激しくイってしまったようだ、ぐったりと壁に寄りかかり、荒く息をついている。
俺は立ち上がると、はちきれそうになっているペニスをズボンから取り出す。
「あ・・・、ライナー・・・、早く、欲しい、です・・・」
トロンとした瞳で俺の股間を見て、うっとりとつぶやくミシャ。
「ああ、今度は俺がご馳走する番だからな。たっぷり味わってくれよ。」
そんなことを言いながら、ミシャを抱き寄せて一気につらぬいた。
「んああぁぁっ!ひいぃぃぃっ!」
悲鳴のような声であえぐミシャの唇を奪い、膣内と一緒に口内も掻きまわす。
「ふぅっ、んむぅ、ん、ぷはぁ・・・、あぁっ!すごい、です、ライナー、すごいぃっ!」
しがみついてくるミシャの尻を持って抱きかかえ、
腰を動かしながら激しくゆすってやる。
「あっ、いいっ、ふあぁっ、いい、です、うあぁっ、くる、またっ、あっ、きますっ!」
「うぅっ、俺も、そろそろ、かな?なかで、いいよな?」
「あはぁっ、あっ、はい、なかにっ、なかにくださいっ!ふあぁぁっ、いくっ、うあぁぁっっ!」
先に達したミシャの後を追うように、俺もその奥に一滴残らず射精する。
脱力しながらも俺にしがみつく手を放さないミシャとつながったまま、
ゆっくりと地面に腰を下ろした。ひんやりとした感触が心地いい。
「はー、はー、らいなぁ、たくさん、せいえき、ありがろう、ございまひたぁ・・・」
微妙にろれつのまわらない調子でそう言うミシャの頭をそっとなでてやる。
と、不意に強烈な殺気のようなものを背後に感じた。
「だれだっ!」
振り向くと、そこには髪を逆立てて顔を真っ赤にしたハマの姿が・・・
「・・・・・・、ライナーの・・・どあほ〜〜〜〜〜!!!」
ハマがものすごい勢いで投げつけてきたオカリナが眉間にクリーンヒットした。
「バカッ!どスケベッ!!アンタなんか死んじゃえばいいのよっっ!!!」
言いたいことを言ってあっという間にいなくなったハマを見送りながら、
オカリナなくても飛べるんだな・・・、などとどうでもいいことが頭をよぎった。
「これは、まいったな・・・」
もはや仲直りどころじゃない気がしてきた。
「あらら、ハマったら、すっかりすねちゃってますね。よいしょ、っと」
ミシャがのんきに言いながら、腰を浮かせて俺のモノを抜き、
ハンカチを取り出して拭いてくれる。ちょっと気持ちいい。
「ああ、ありがとう。ミシャのは、俺が拭こうか?」
「え?だめですよ。せっかくライナーがくれたのに、拭くなんてもったいない、です」
喜んでいい言葉なんだろうか・・・
いや、まぁ、ミシャがいいといってるんだからいいんだろう。
それよりも今はハマのことだ。
「かなり、怒ってたよな、ハマ・・・」
ミシャと二人、衣服を正しつつつぶやいてみる。
「オカリナ、投げてきちゃいましたからね。」
俺の眉間を割ったオカリナはミシャがキャッチしてくれたらしく、傷ひとつない。
「・・・どうしようか?」
「私に聞かれても・・・、とりあえず、この世界のミシャに聞くのがいいと思います。」
「君はこの世界のミシャじゃないのか?」
「私の世界は船、です。今はありませんけど。」
自分の世界がなくても存在しつづけてるのか・・・
それだけ彼女を形作ってる想いが大きいってことだろうな。
って、それ”俺みたいになりたい気持ち”だっけか、なんか、照れるな。
「オカリナは私が返しておきますね。私、難しいこと考えたりとか苦手なので、
仲直りの方法とかは、他のミシャに相談してみて下さい。」
”難しいことを考えるのが苦手”なのも俺の影響、なんだろうな・・・。
「わかった。それじゃあ、この世界のミシャを探してくるよ」
あちこちまわって残すところはここ"しがらみ亭"だけだ。
「ミシャー、いるかー?」
「あ!ライナー!どうしたのよ、遅かったじゃない。」
どうやらこの世界のミシャのようだ、俺をまってたみたいだし。
「ああ、ごめんちょっといろいろあって・・・」
奥から出てきたそのミシャは、白無垢を身に纏った花嫁姿だった。
すごく綺麗で、思わず見とれてしまう。
「ラ、ライナー・・・、ねぇ、私、似合ってるかな?」
「あ、うん。すごく似合ってる。その・・・すごい、綺麗だよ・・・」
正直な気持ちなのだが、言ってて照れてしまう。
照れ隠し半分に、話題をかえてハマのことをきりだす。
「その、それでさ、ハマ、ここに来なかったかな?」
「ううん、来てないけど・・・。なにかあったの?」
「いや、それがさ・・・」
わりと言いにくい話ではあるけれど、隠してもしょうがない。
まあ、なんだかんだ言っても同じミシャなわけだし、
ハマと違って怒り出したりはしないだろう。
「そ、そうなんだ、ほかのミシャとはそんなことしてるんだ・・・」
「いや、そっちじゃなくてさ、」
「え?ああ、ハマのことよね、えっと、どうしたらいいかしら・・・」
ほんのわずかな時間思案したミシャは、なにかを思いついたらしく口を開く
「ねえ、ライナー。ハマを作った時のこと、おぼえてる?」
「え?ああ、オカリナのことか、覚えてるよ、だいぶ苦労させられたしな。」
実はかなり何度も失敗していて、ミシャの出発に間に合わせるのに必死だった。
「じゃあ、レシピもわかるわよね?」
「レシピ?ああ、そうか、あれもグラスメルクで作ってたのか、そりゃそうだよな。
大丈夫だぜ、材料も手順もバッチリだ。」
ものすごい回数作り直したからな、忘れるわけもない。
「じゃあ、もう一度ハマを作ってあげて。そしたら、ハマも喜んでくれると思うの。
それに・・・、それに、ミシャも、ね。」
ミシャも?まあ、ミシャのことだ。完璧に演奏できるようになるまで練習し続けて、
もうぼろぼろなのかもしれない。
「そうか、そうだな。わかったよ、もう一度あのオカリナを作ってみる。」
それでハマの機嫌が直るなら易いものだ。
俺はミシャに見送られて一旦コスモスフィアを後にした。
つづく
GJです!
「あなたの温もりを私にください」って一瞬ゼノサーガのコスモスが頭をよぎった…
俺も次は猫オリカならぬ、ちびオリカのネタを考えてる
ちびオリカがどんなキャラだったか忘れたのでレベル5を再び観なければ…
ありがとー
がんばって書くよー
でもハマ相手にいったいどんなエッチすりゃいいのか自分でもよくわかんねー
はてさてどうなることやら
ゼノサーガどころかこないだのティーダもよくわかんなかった
俺がわかんのはスパロボとメガテンくらいかなぁ…
ソル・シエール受胎を引き起こすシュレリア様
Mハゲなラードルフ
何て思い浮かんじまったじゃねぇかー
「私が粛清しようというのだ!」と叫びつつホルス落としを仕掛けるミュールと
「エゴだよそれは!」と叫ぶシュレリア様とか?
なるほど…
その後、オリカの息子どんすけがマフティーを名乗ってry
どんすけならヌイグルミだから、もふてぃーじゃないか?
ちびオリカ編の1話目を書きますた。
でもエロシーンは無いです…
一応考えてはいるんだけど、微エロで勘弁して…
では投下します
「あ、あたしやっぱりいいよ!」
声を荒げたのは両手を断るように振っているRTのオリカ。
「な〜に言ってるのよ、ココまで来といて。
やってみたいって言ったのはオリカでしょ?」
オリカを後ろから両肩をニコニコと悪戯な子供ように微笑みながら、グイグイ押してるのは頭の左右に太鼓を付けたミシャ。
「で、でも…やっぱりちょっと怖い…
それに、少し冗談半分だったんだけど…」
「なら、半分は本気ってことね!フフフ…」
「うぅ…でも、あたしがやっても、小さくなれるかわかんないし…」
ココは天覇機密試験棟の地下二階・レーヴァテイル工房。
クロニクルキーを取り戻すため、ミシャが元の姿に戻った場所。
ミシャはこのカプセル状の中に入れば、子供と大人、いつでもライナーの趣味に合わせて姿を変えることができるのだ
「誰が俺の趣味だ!」
「何、ライナー?」
突然横からの怒鳴り声に振り向くミシャ
「え?あ…いや、何でもない…
今なんか何処からかと声が…?」
不思議そうにあたりをキョロキョロするのはエレミアの騎士ライナー。
「あれ?いつもココで私の姿を変えてくれる、技師が居ないわね…
まぁいいわ。オリカ、とりあえずカプセルの中に入って」
「え、え?でも技師さんが居ないんだよね?」
「居ないけど、私が変わりにやってあげるわよ!」
「…やり方、知ってるの?」
一瞬オリカを押す手が止まるが…
「知らないけど、何とかなるでしょ」
再び背中をグイグイ押し始めるミシャ
「えぇ!?
それ危ないよ、ミシャ…!」
両足のカカトでブレーキをかけるオリカだが、少しスピードが落ちるだけで前進は終わらない。
「…なぁ、やっぱ止めておいたほうがよくないか?
ミシャがやるのはちょっと危険だと思うけど…」
「ダメダメ!
だってライナーも見たいでしょ?
ロ・リ・オ・リ・カ・ちゃ・ん・を♪」
ニカッと笑うミシャ。
「いや…俺は別に…」
「ら、ライナー、助けてよぉ…」
困った表情でライナーに訴えるオリカ。
「またまたぁ。
ライナーは、小さい子のほうが好きなんでしょ?
見たいはずよ絶対。ね?」
「そうなの?ライナーって…」
「…いつから俺はロリコン扱いになったんだ…」
「とにかく大丈夫だってば!
ほら、オリカ。入った入った!」
「あわわ…!ちょっとミシャあ!」
問答無用とばかりに遂にカプセルに閉じ込められたオリカ。
「…えっと…
スイッチが沢山あるわね…」
そこには色とりどりと並ぶボタンの数々。
「ミシャ。やっぱ複雑そうだからやめておいたほうが…」
聞こえていないのか無視してるのか、ライナーの声はボタンに釘付けのミシャに届いていないようだ。
カプセルの中のオリカはミシャに向かって何か叫んでるが、
完全に遮断されて声は届かない。
「…こうなったら適当よ!」
全てのボタンをポチポチと押し始めたミシャ。
「うおい!?ミシャ!
そんな適当に…!」
するとカプセルが光だし始める。
「OK!完璧よ!」
何かガタガタと変な音がしてくる。
「何だこの音…」
「え…?」
カプセルがバチバチと音を立て、煙が出る。
「!!
ミシャ!なんかヤバそうだぞ!」
「そ、そうみたいね!
…えーっと、ストップするスイッチは〜…」
ガタンガタン、プスンプスンと変な音がだんだん増えてくる。
「ミシャ!」
カプセルを凝視してミシャに叫ぶライナー。
「わ、わかってるわよ!
………どれが何のスイッチかわからない…ライナー…」
ひきつった顔で青ざめるミシャ。
「ええ!?どうす――!」
ドカーン!と爆発するカプセルとその周辺の機械。
「うわぁ!!」
「きゃあ!!」
爆発の衝撃で吹っ飛ぶライナーとミシャ。
ガシャン!ドガァン!と辺り一面の機材が崩れる。
「オリカー!」
「わ、私のせいで…オリカが…!」
「!…アレは!?」
ライナーは機械の残骸から、倒れているオリカらしき姿を確認した。
なんとオリカに向かってカプセルが倒れてくる!
「!!
まずいっ!!」
ライナーはオリカに向かって大きくジャンプし、倒れているオリカを抱きかかえる。
「くっ!」
ドガシャーン!とカプセルが倒れたが紙一重でオリカを救出。
「…あ、危なかった…」
バラバラの破片となったカプセルを見つめるライナー。
「ライナー!オリカ!!大丈夫!?」
二人に駆け寄るミシャ。
「ああ、俺は平気だ。
オリカ、オリカ!しっかり…し……!?」
ライナーの手の中で気絶しているのは
「……」
「オ…オリカ…!」
「う、嘘…オリカ…!」
ライナーの手の中で気絶しているのは、一人の幼い少女。
ちびオリカだった。
キズは無い。あの爆発から無傷だったのは奇跡的だった。
どうやら爆発の衝撃で気を失ってるだけのようだ。
「と、とにかく。オリカを宿屋へ!」
「え…えぇ、そうね…!」
ライナーはオリカを抱えて、宿屋へと急ぐ。
―ほたる横丁・宿屋―
他の仲間は宿屋で待機していた。
そこには、シュレリア、ジャック、ラードルフ、クルシェの姿がある。
皆ベッドで横になっている、ちびオリカを見ていた。
「大慌てでお前達が、帰って来たと思ったら、まさかこんなことになってたなんてな…」
カウボーイハットを被った、ガンナーのジャック。
「…ごめんなさいアル兄…
私が無理矢理オリカを連れていったから…」
肩を落とすミシャ。
「俺も側にいながら、ミシャを止めなかったのが悪い…」
肩を落とすライナー。
「まぁ過ぎたことを言っても仕方がない。
とにかく俺は天覇の社長に、事情を話してくる」
ラードルフが歩を歩めようとしたが
「あ、私も行く!
私のせいでこんなことになっちゃったし…」
「俺一人で大丈夫だ。
ミシャはオリカを看ていてやってくれ」
ラードルフは一人、宿屋を後にした。
「…わかったわ…」
「壊した機材、高くつくかもね」
ミシャの隣にいるクルシェ。
「ちゃんと弁償するわよ…」
「…オリカさん、大丈夫でしょうか…」
オリカを心配そうに見つめるのは銀髪のシュレリア。
「……う……ん…」
「オリカ?」
小さな少女はゆっくりと目を開ける。
「…ココは……?」
「オリカ!気が付いたか?」
ライナーが身を乗り出す。
「オリカ。ごめんね、私のせいで…」
オリカはゆっくりと体を起こし、ボーっとした目でライナー達を見る。
「……」
「…オリカ?」
オリカはライナーを見て。
「…お兄ちゃん達。
だぁれ?」
!!!!
「オリカまさか!?」
「…記憶喪失…かな?」
クルシェは手を顎にやり冷静に発言する。
「あ…あ…!」
「?
どうしたミシャ?」
ミシャに振り向くライナー。
「私のせい…どうしよう…!私…私のせいで…オリカが!
どうしよう!ライナー!?
ねぇ、私どうしよう!!」
ミシャはパニックになりライナーに掴みかかる。
「お、落ち付けミシャ!」
ガクガクと揺らされるライナー。
「でも!でもオリカが!オリカが!!」
「ミシャ落ち付け!
記憶喪失つっても、一時的なものかもしれねぇし、
時間が経てば思い出すかもしれないだろ」
ミシャの肩にポンと手を置くジャック。
「あ…アル兄…」
「確かに、ショックで一時的に記憶を失ってるだけかもしれませんね。
一応ココはオリカさんの様子を見ましょう、ミシャ」
「…は、はい。シュレリア様…」
「オリカ。俺はライナー。ヨロシクな」
「私はシュレリアです」
「…私はミシャ。よろしくね、オリカ」
「ボクはクルシェだよ」
「…ライナーお兄ちゃんに、シュレリアお姉ちゃん、
ミシャお姉ちゃん、クルシェお姉ちゃん」
ちびオリカは、一人一人確認するように、ライナー達を顔を見て名前を言っていく。
「そして俺はジャックだ!」
「…ジャックおじさん」
「ばっ!お…おじさん!?俺はまだ19だぞ!!」
「―!!
ご、ごめんなさい…」
ちびオリカは怒鳴られて顔を伏せる。
「ちょっとアル兄!
子供にそんなムキになることないでしょ!」
「あっ…!す、すまねぇ…」
カウボーイハットのツバを指で掴んで顔を隠すジャック。
「オリカ〜、気にすることないからね。
『おじさん』て呼んでも全然オッケーだから!」
「ミシャ…お前なぁ…」
「体に合わせて、精神年齢も幼くなっちゃったみたいですね…」
「……」
シュレリアをジーっと見つめるちびオリカ。
「?
なんですか、オリカさん?」
「…綺麗な髪…」
「え…!?」
ちびオリカはその銀髪でサラサラした髪を憧れの的のように見つめる。
「触ってもいい、シュレリアお姉ちゃん?」
「は、はい。構いませんよ」
シュレリアはオリカが座っているベッドに座る。
「…うわぁ…凄く綺麗な髪だね」
ちびオリカは、その銀髪を手でなびかせたり、頬でスリスリして堪能する。
シュレリアは照れるように微笑む。
「ありがとう、シュレリアお姉ちゃん!」
あどけない顔の少女も微笑みかける。
するとシュレリアは
「か…」
「か?」
と、ライナー。
「カワイイですぅ!オリカさん!!
いえ、オリカちゃんと呼んでもいいでしょうか?」
シュレリアは、ちびオリカのあまりの愛らしさにギュウっと抱き締める。
「う、うん!いいよ。シュレリアお姉ちゃん」
「はは…シュレリア様、オリカが気に入ったみたいだな…」
「同時にオリカも、シュレリア様のことを気に入ったみたいね…」
シュレリアはちびオリカの頬と頬を合わせスリスリ。
「あはは!シュレリアお姉ちゃん。
くすぐったいよぅ…」
「ま、まぁ元からあの二人は気が合ってたからな…」
頭をポリポリかくライナー。
「微笑ましい光景だね」
その微笑ましい光景を見るクルシェ。
「ま、たまにはいいんじゃねぇの?」
おじさんことジャック。
しかしこれは今からドタバタ劇が始まる序章にすぎなかった…。
つづく
あの装置はミシャとクロニクルキーを分離させるものであって小さくするものではない
それとジャックは外見年齢が19なだけで実際は20超えてる
という突っ込みをしてもいいですか?
あ〜、言っちまったな・・・
ヒント:コメディ
つーかお前ら感想も書かないでどうして俺にだけ噛み付いてくるんだよw
>>205 そうだったの…
うろ覚えで、ミシャ以外は伸縮不可能くらいしか頭になかったから、
無理矢理、小さくできる設定にするしかなかった… orz
今ゲーム起動して確かめたら19歳(外見)って書いてあった…
攻略本に騙された(´・ω・`)
でも20代以上に見えるってスピカのイベントで言ってたよね?
それでオヤジキャラにしたんだが…
もうミスりまくりで吊ってきます…
ジャックはテル族で寿命長いから、外見は19歳程度だけど実際は30〜40年くらい生きてるんじゃなかったっけ?
とりあえづ機械が暴走した影響でちみっこくなったって事にすればおkじゃね?
と、
>>205の突込みまで気付かなかった俺が言ってみるorz
>>209もガンガレw
>>210 あ…そうか。テル族も寿命が長かったんだな。
完全に忘れてた…
>>211 爆発の影響ってことにします…
とりあえずあの装置の色々な設定は無視ということでw
そもそも外見が19歳に見えん
ジャックはゲーム内で「俺は20代前半だ!」って言ってたはず
一応、次回の冒頭でジャックの年齢に突っ込み入れるようしました…orz
イリスのデルサスと同じってことで。
なんか俺、エロ意外に力入れてる(´・ω・`)
もちろんエロパロ板なんで、エロも書かないといかんが、違うとこばっか妄想してしまうなぁ…
ちゃんとエロシーンは書くけども、全年齢みたいなエロシーンなんだがいいかな?
まだ書き終わってないけど、2話目はエロというより萌え?に走ってます…
投下がなくて過疎るよか100倍マシ。どんどん投下してくれ。
>>218 皆が君の勇気ある投下を心待ちにしている。
>>221 いや・・・なんとなくそういう言葉が浮かんだだけだから気にしないでw
別に漏れはエロありだろうがなしだろうが、かまわないと思うが・・・
皆様サンクスです
エロに縛られすぎとりますた…
とりあえず2話目書いたので投下しますわ
前回の話
>>197-204 つづき
「…あ、そうだ。アル兄ぃ…」
ミシャは、ジャックを睨みつける。
「な、なんだよミシャ…」
「さっき『19』とか言ってたけど、なに嘘言ってるの?
ホントは『おじさん』て呼ばれてもおかしくない年齢なんでしょ?」
「なっ…!」
「確かに『19』じゃ計算合わないよね。
ジャックはあんな小さな女の子にまで、若く見られたいわけなのかな?」
詰め寄るクルシェ。
「いや、俺は…」
「ホントはもう30代くらいなんじゃないのアル兄?」
「………だーっ!もう、わーった!わかったよ!
『おじさん』で結構だ!」
ジャックは更にカウボーイハットを深く被った。
「全く…どうしてそんなに年齢隠すのかしら?」
「(…ジャックって一体何歳なんだ?)」
心の中で思うライナーだった。
ちびオリカとシュレリアは気分転換に散歩に出掛けると言い出した。
シュレリアは極度の方向音痴で迷子になられては、大変なのでライナー達も着いていくことに。
クルシェは用事があると言い転覇本社へ。
ジャックはココで寝てると言い宿に残った。
―カラコラ通り―
ちびオリカとシュレリアは仲良く手を繋いで、楽しそう歩いている。
その後ろからライナーとミシャも着いてくる。
「…はぁ…」
ため息をつくミシャ。
「どうしたミシャ?」
「うん…もしこのままオリカの体も記憶も戻らなかったら、どうしようかな…って…」
「まだそんなこと言ってるのか。
心配するな。絶対なんとかなるって!」
「…ライナー…もしかして人事だと思ってる?」
少しライナーを睨むミシャ。
「え?いや、そんなことないぜ。
だってさ。今までどうにかなってきたんだから、今回も絶対大丈夫!」
ニカッと笑いガッツポーズを見せるライナー。
「…フ、フフっ!そうね。
きっと大丈夫よね…!」
ライナーの根拠の無い自信がミシャに笑顔を取り戻した。
「オリカー!私も一緒に手、繋いでいい?」ちびオリカは振り返り。
「うん、いいよー!ミシャお姉ちゃん」
「やっぱ女の子は笑顔が一番だな!」
ライナーは臭いセリフを言い、ちびオリカとミシャとシュレリアは、仲良く三人手を繋いで歩きだした。
「ダイブ屋ってなぁに?」
「こ、子供は気にしなくていいのよオリカ!」
「むー!どうして?」
「あ!オリカちゃん。カード買いませんか?
今、人気なんですよ」
「え、うん。買うー!」
「シュレリア様、ナイス!」
「…はは…は…」
苦笑いのライナーだった。
―かもめ港―
「うわぁー!たっか〜い!」
両手をいっぱいに広げて景色を楽しむちびオリカ。
「いい景色ですね。オリカちゃん」
「二人ともあまり、端のほうに行くなよー。
って、あれ?ミシャは?」
ミシャは、ライナー達とかなり遠く離れた場所にいる。
「…あっ、そうか、ミシャは高所恐怖症だったな…」
「ミシャお姉ちゃーん!
どうしたのー!?
凄くいい眺めだよぉー?」
手を振りミシャに向かって叫ぶちびオリカ。
「わ、私のことはいいからー!
十分楽しんできなさーい!」
ミシャもちびオリカに向かって叫ぶ。
「?
ミシャお姉ちゃんどうしたの?」
ちびオリカはライナーを見上げて
「ミシャは高い所が苦手なんだよ…」
「ふ〜ん。残念…」
ちびオリカは、再び景色を楽しもうとクルっと180度回転しようとしたが
「あっ!」
「おっと!」
足がもつれて転びそうになったちびオリカを、ライナーが支える。
「大丈夫かオリカ?」
ライナーは、ちびオリカの目線に合わせて膝まずく。
「……」
ちびオリカは、ライナーを見たまま止まっている。
「?
どこか痛いのか?」
真剣な表情でオリカを見るライナー。
「…う、ううん!
ありがとうお兄ちゃん…」
ちびオリカは、首をフルフル降り、
「…オリカちゃん。顔が赤いみたいですけど、平気ですか?」
「…うん。平気だよ…」
またライナーをポケーッと見るちびオリカ。
「そっか!よかった」
ライナーは笑いながら、ちびオリカの頭をポンポンと優しく叩いた。
「ココは高いから気をつけましょう」
「うん。シュレリアお姉ちゃん」
遠くから見ていたミシャは。
「……」
嫉妬の視線をライナーに送っていた。
「うっ!なんか視線が痛い…?」
「ねぇ、お兄ちゃんも一緒に景色見ようよぅ!
とってもいい眺めだよ?」
「あ、ああ、いいぜ。
…そうだ!オリカ…」
「―!
え?わ!きゃ!」
ライナーはオリカを肩車した。
「どうだオリカ?
これならもっと高く、景色が見れるだろ?」
「…うん!凄くたかぁーい!」
ちびオリカはライナーの肩に乗り、心地よい風と共に下界に広がる海雲の絶景を楽しむ。
「…ライナぁー!
あんたまさか、オリカの太股を顔に挟んで喜んで興奮してるんじゃないでしょーね!!」
遠くからミシャが怒声を上げる。
「し、してるわけないだろ!」
ミシャに振り向いて叫ぶライナー。
「アハハ!お兄ちゃんの頭、ツンツンしてるね!」
ちびオリカはライナーのトゲトゲ頭を、手でワシャワシャして感触を楽しんでいる。
「そうか?
あたたたた!オリカ引っ張るな引っ張るな…」
無邪気な笑顔でライナーの髪をゴネゴネにするちびオリカ。
「…あ、あの…ライナー…」
「あ、はい。なんですかシュレリア様?」
シュレリアは、下を向いてモジモジしながら
「…あの、その…私も…肩車…してほしい…」
「えっ!?」
シュレリアはライナーの顔を見上げ。
「…だ…ダメ…ですか?」
「いや、ダメじゃないですけど…」
「シュレリアお姉ちゃんも、お兄ちゃんに肩車してほしいの?」
「あ…はい…べ…別に…
変な意味じゃ…なくて…あの…私も、ライナーと同じ…た、高さの、
景色を…み…見たいから…です…」
更にモジモジし始めるシュレリア。
「それならお安いごようですよシュレリア様!」
ライナーはしゃがんで、ちびオリカを降ろす。
「ありがとう、お兄ちゃん!」
ちびオリカは満足な笑み。
「さぁ、どうぞ。シュレリア様。
乗ってください」
ライナーはしゃがんで、シュレリアが乗るのを待つ。
「はは、はい!
では、ししし失礼します…」
顔を真っ赤したシュレリアはライナーの背中に乗ろうとした瞬間。
ビュオ!っと凄い突風が吹いた。
「―あうっ!?」
ちびオリカはその突風に吹き飛ばされ体を持っていかれる。
「―!!
オリカちゃん!」
「オリカ!!」
「!!」
遠くで見ていたミシャも驚く。
ちびオリカは吹き飛ばされ
「オリカちゃん!!」
シュレリアは反射的にジャンプし、オリカの手を掴もうとする。
「シュレリア様ぁ!!」
シュレリアはちびオリカの手を空中でキャッチしたが、
二人の落下地点に地面は無い。
「キャアァー!」
「やああぁー!!」
悲鳴を上げる二人。
「だあぁっ!!」
ライナーは体を精一杯伸ばしシュレリアの足を掴む。
「ライナぁー!」
叫ぶシュレリア
「あぐっ!」
ガクン!と下に腕を引っ張られるライナーだが、片方の手で地面を付いてなんとか踏ん張る。
「…くっう!シュレリア様…オリカぁ…!」
歯を食いしばるライナー。
「ら、ライナぁ…」
「…ひう!…怖い、怖いよぉ…お姉ちゃん…!」
シュレリアの手を片手で掴みながら、空中にぶら下がっているオリカは思わず下を見る。
「オリカちゃん…!
下を見ちゃダメです…」
「…う…うん!」
オリカはシュレリアの目を見る。
「待ってろ…!
今、助けてやるからな…」
ライナーはシュレリアの足を引っ張り上げようとするが、さっきの衝撃で腕を痛めていた。
「ぐ!…ぐううぅ!」
ライナーの額から汗が滴り落ちる。
「お、お姉ちゃん…あたし…もう……腕が…!」
「が、頑張って…オリカちゃん…!」
「ち…ちくしょう!」
「みんなぁ!」
ライナーの横からミシャの声。
「ミシャ!」
足をガクガク震えさせながら走って来るミシャの姿だった。
「シュ…シュレリア様!オリカ!今助けるわ!」
「み、ミシャ。高い所は…」
「い、言わないでライナー!
仲間がピンチなのに、黙って見てるバカはいないでしょ!?」
ライナーは笑い。
「助かるぜ…!ミシャ!」
ミシャもシュレリアの足を掴み、ライナーと力を合わせて持ち上げる。
そしてちびオリカとシュレリアの救出に無事成功した。
「はぁ、はぁ…ふぅー!
大丈夫か?オリカ、シュレリア様」
ライナーは手の甲で汗を拭う。
「は…はい。助かりました…ありがとうライナー、ミシャ」
「……」
ちびオリカは顔を伏せたままペタンと座りこみ黙っている。
「オリカ、腕…痛いのか?」
心配そうにオリカの顔を除きこむライナーだが、
ちびオリカは首を横に降るだけで何も答えない。
「…オリカちゃん?」
「……」
そしてようやく、ちびオリカは口を開く。
「…ごめんなさい…」
「オリカ、どうして謝るの?」
「…あ…あたしのせいで…
お兄ちゃんや、シュレリアお姉ちゃん、ミシャお姉ちゃんに…
め…めい…わく……ひっ…ひっく…う…
かけ…ちゃ…た…」
ちびオリカは顔を伏せたまま、その小さな肩を震わせ、スカートを握り締める。
「オリカ…」
「オリカちゃん…」
「オリカ…」
ライナーはちびオリカの頭に手を乗せると、ニコリと笑い
「オリカは何も悪くないよ。
突然、突風が吹いたんだ。仕方ないさ」
「そうよオリカ。
むしろ、あんな所にフェンスも何も無い、安全性に欠けてるココが完全に悪いのよ!」
「だからオリカちゃん…
元気出してください…」
「う…ひっく…ひん!…う…うぅ…ふううううぅ!」
「…オリカ。我慢すること無いよ」
ちびオリカはライナーの胸に飛び込み。
「ふ…あ…うあああぁぁぁん!
ああ…あ…!うあああああぁぁん!!」
緊張の糸が切れたのか、ちびオリカはライナーの胸の中で大粒の涙を溢し、体がバラバラになるくらい泣き叫ぶ…。
ライナーはその小さな少女をそっと抱き締め。
「オリカ…よく頑張ったな…」
つづく
今日はここまでっす
もっと状況の描写が上手くなりたいですな(´・ω・`)
オリカとシュレリア様が空中にいる描写を説明するのに、かなり四苦八苦しました…
いやいやGJ!
その場その場の状況の詳しい描写はなれないと難しい。
書いていくと自然に浮かんでくるときもあるしな。ガンガレ。
>>234 ありがとです!ガンガリます
慣れッスかね…
一応ラノベを読んで参考にしようとしてるんだけど、無理ということに気付いたw
236 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:18:02 ID:x9ieKtvF
てんぷらあげ
>>233 GJ!
状況描写か、普通に読むぶんには気にならないけど書き手は気にしちゃうよな
自分の思うような表現が出来ないのだとしたらおそらく原因は語彙が足りないことかと
語彙を得る一番いい方法はとにかく辞書を引くこと
小説でも雑誌でも漫画でも、ゲームでもいいから
目にして"あれ?"って思った単語を片っ端から辞書で引くと自然と語彙はつくはず
なんて偉そうに人にアドバイスなんかしてないでとっとと自分のを書けよ俺orz
両方wktkして待ってまつ。
A
>>237 ありがとです
辞書っすか。持ってない…
ググったりして調べたりしますわ
俺も3話目まだ書いてない。
一応ストーリーはまとまってるんだけども、それをちゃんと説明できるのかどうか悩んでて書く気力が無くな(ry
あまり慣れてない長編ものとか書くものじゃないですな…
猫オリカの話も最初は楽しく書いてたけど、ラストあたり散々悩みまくって、ようやく終わらせたときは、
もうこんな長いの書かねーよ!とか思ってたのに…
RPG最萌トーナメント投票スレ Round28
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1147608082/ 明日の組み合わせ
●5月15日 月曜日
Bブロック2-2組
<<片羽ノお業@俺の屍を越えてゆけ>>
vs<<オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>
vs<<リリーナ@ファイアーエムブレム 封印の剣>>
Bブロック2-4組
<<アーチェ・クライン@テイルズオブファンタジア>>
vs<<ハサハ@サモンナイト2>>
vs<<夜叉姫@桃太郎伝説シリーズ>>
Cブロック2-1組
<<サナキ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡>>
vs<<レベッカ@ファイアーエムブレム 烈火の剣>>
vs<<ローザ@ファイナルファンタジー4>>
間もなく0時30分より、2回戦3日目です。
是非とも皆さんオリカに入れてくださいorz
昨日は投票ありがとうございました。無事オリカは準決勝進出です。
●5月16日 火曜日
Cブロック2-2組
<<マリー・エージェント@テイルズオブデスティニーシリーズ>>
vs<<ドラコケンタウロス@魔導物語シリーズ>>
vs<<ミネア@ドラゴンクエスト4>>
Cブロック2-4組
<<ウィッチ@魔導物語シリーズ>>
vs<<シュレリア@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>
vs<<チェルシー・トーン@テイルズオブデスティニーシリーズ>>
Dブロック2-1組
<<ラーチェル@ファイアーエムブレム 聖魔の光石>>
vs<<ナユタ@だんじょん商店会〜伝説の剣はじめました〜>>
vs<<フロン@魔界戦記ディスガイアシリーズ>>
続いて今日はシュレリア様の投票日です。何卒投票よろしくお願いします。
ビッチシュレリアに入れる気はない
ぶち殺すぞ
オリカに続け、といいたいところだがオリカ以外が目立つのも癪なのでパス。
よく考えろ!
次の試合行けば新たな支援画像やネタが投下されるかもしれない…
支援人の体力やキャラスレの支援力にもよるがな
まあ、オリカはシュレリアのコスモLv3でものの見事に結婚&妊娠したからな。
勝ってもらわんと困る
シュレリアが負けて良かったぜウィッチに入れた甲斐が有ったという物だ
オリカVSビアンカ・・・・・・。もうだめぽ・・。
職人待ちageぽ
252 :
1/2:2006/05/18(木) 13:10:14 ID:fUmRN1lp
空気を読まずにハマたんSSを投下!
〜 ミシャ精神世界 〜
「いよっと。さて、今日はこの前不思議なヤツが言ってた仮想空間ってやつに行ってみるかな」
『ラーイナー!』
「ん?お、ハマ!」
『はあはあ…』
「そんな息切らせてどうした…って、心の護でも息切らせたりするのか…?顔真っ赤だし…」
『そ、そんなことはどうでもいいのよ!そ、それよりあんた!』
「な、なに?」
『この前…その…ごにょごにょ…』
「よく聞こえないんだけど…」
『だ、だから…げ、現実でミシャと…その…』
「ん?ミシャとなんだって?」
『あーもう!この前ミシャとセッションしたでしょ!?』
「セッション? ……あー!ミシャが謳って、俺がオカリナ吹いた時だろ?あれ結構好評だったぜ!」
『そ、そう!それなのよ!だ、だからね…』
253 :
2/2:2006/05/18(木) 13:11:10 ID:fUmRN1lp
おいハマ!大丈夫か!?顔がさらに赤くなってるぞ!まさかウイルスに…」
『ち、違うのよ!ウイルスとかじゃなくて…その…うぅ〜〜この鈍感バカ親父ぃ!!』
「な、なんで怒るんだよ!俺何もしてないだろ!?」
『意識もしてないなんてさらに最悪なのよ!あ、いや待って…むしろ何も考えないでもっとオカリナを吹くべきなのよ!』
「へ?なんで?」
『な、なんでって……そう!ミシャが喜ぶからなのよ!それ以外に理由なんてまったく無いのよ!』
「そ、そうなのか?」
『そうなのよ!分かったらさっさと現実でオカリナを吹いてくるのよ!さあ!さあ!』
「でも俺、今日は不思議なヤツに用事が…」
『ミシャより大切なものなんてある訳ないのよ!い・い・か・ら・は・や・く!』
「わ、分かったよ…一体なんなんだ…?」
その後、現実世界に戻ったライナーはさっそくミシャと一緒にセッションを開始したのでした。
もちろんライナーは”ミシャから借りた”オカリナを吹いて。
『えへへ…これってキス…なのよね。ミシャ、ごめんね。
この一時だけは、お父さんを感じさせて欲しいのよ…
……ライナー…大好き』
エロ分が無いのは勘弁してくらさい
>>252の貴様は何故そんな正確に
俺の弱点を付いてくるのだッ!
ハマがいじらしすぎてモエス
近親相姦か
GJ!
読んでる途中、ライナーとミシャがセッションすると
ハマ二号が現れたからハマが慌ててた。
と、想像したオレは何かに毒されたらしい。
ハマとキスするイベント見てない俺は負け組み…
でも
>>253の見て満足したからもうい(ry
ちびオリカ編は超絶マターリで書いてます
明日には投下できるっぽい
「…ううっう!…グス……あう!…ふうっく…!」
「……」
ライナーは、ちびオリカを片手で優しく抱き締めたまま、落ち着くのを待っている。
「…むー…」
「…なんだ?ミシャ」
ミシャは泣いているちびオリカを見ながら。
「…ちょっと…というか、おもいっきり羨ましいなぁ〜って…」
「何がだよ…?」
「別にぃ。鈍〜いライナーには一生わからないことよ」
プイっとそっぽを向くミシャ。
「なんだよそれ…」
シュレリアはちびオリカを落ち着かせるために頭を撫でている。
「……グス…」
「…オリカ。落ち着いてきたか?」
「…うん」
ちびオリカの目が真っ赤に腫れていたので、
「あ〜あ…せっかくのカワイイ顔が台無しじゃないオリカ…」
ミシャはハンカチを取り出し、涙でグシャグシャになったちびオリカの顔を拭く。
「…ん、ありがとうミシャお姉ちゃん」
「ふふ。どういたしまして!
…ねぇライナー。私達もこんなカワイイ子供が欲しいわね」
「…え!?」
「ちょ、ちょっとミシャ!?」
「なーんちゃってね!冗談、冗談よ」
「…勘弁してくれよ…」
「で、ではそろそろ行きましょうかライナー、ミシャ、オリカちゃん」
ライナー達はかもめみなとを後にした。
―ほたる一番街―
「スピカー!」
このほたる横丁で猫飴を売っているスピカに話かけるミシャ。
「あらー!ミシャ。どうしたの?」
「うん、ちょっと近くまで来たから」
「…あら?その子は?」
いつもは見掛けない、小さな少女見るスピカ。
「こんにちわ!」
ペコッっとお辞儀をするちびオリカ。
「あらあら、こんにちわ。可愛いわね。
…もしかして、ライナーの隠し子?」
「ち、ちがうっスよ!」
「実は…」
ミシャはスピカに事情を話した。
「まぁ!じゃあこの子は…!」
スピカは手をパーにして口元に持っていき驚く表情を見せる。
「…うん、そうなの…」
「ライナーとオリカの子供なのね!?」
「だから違うって!」
「スピカ…わかってて言ってるでしょ…」
「ふふ、いいじゃない若くなれて。
ミシャも小さくなれるんだから羨ましいわねぇ…」
「はぁ…こっちは真剣に悩んでるのにスピカときたら…」
ミシャは手を額に当て悩んだ表情。
ちびオリカはミシャを見上げて、
「何の話してるの?」
「え!…あ…えと…」
ミシャが動揺してるのを見たスピカは
「あ!そうそう。おチビちゃん、猫飴好き?」
「え?うん」
ちびオリカはスピカのほうに振り向き
スピカは腕にさげているバッグから一本の猫飴を取り出し、ちびオリカに手渡す。
「はい、どうぞ」
「で、でもお金…」
「おチビちゃん、カワイイから今日はサービスよ」
「え…あ…」
困惑した顔でライナーを見るちびオリカ。
「貰っとけよオリカ」
「…う、うん!ありがとうスピカお姉ちゃん」
ちびオリカは笑顔で、スピカに礼を言う。
「よかったですね。オリカちゃん」
「ふふ、どういたしまして。
それにしてもホント可愛いわねぇ…
お姉さんあなたに、あーんなことや、こーんなことしたくなっちゃうかも…」
「す…スピカ!?なにを言ってるのよ!」
「あら?だってこの子将来、スッゴイ美人になるわよ。
予言してもいいわ」
そりゃあんた、オリカの元(成長)の姿を知ってるからだろ…と心の中で突っ込むライナー達だった。
日も暮れてきたので、ライナー達は宿屋に戻ることにした。
ちびオリカはスピカに貰った棒状の猫飴を美味しそうにペロペロ舐めている。
「オリカ。美味しいか?」
「うん、とっても美味しいよ。
お兄ちゃんも舐める?」
「…え?」
ミシャとシュレリアはライナーを睨む。
それを感じたライナーは、
「あ…お、俺はいいよオリカ」
ちびオリカは猫飴をペロペロ舐めながら、
「甘い物、苦手なの?」
ライナーは苦笑いをし、
「…うん、まぁそうなん…だよオリカ…あはは…!」
「美味しいのに…シュレリアお姉ちゃんはどう?」
「あ、はい。頂きますオリカちゃん」
「…はぁ…」
ミシャがため息をする。
「ミシャ、どうしたまた?」
「…そういえば、あの装置の弁償代、幾らかかるのかな…」
「そんなことか。
大丈夫!どうにかなるぜ!」
「…ライナー…やっぱり人事だと思ってるでしょ…」
「何言ってんだよミシャ。
羅針盤稼ぎの裏技があるじゃないか!」
ライナーはニカッとガッポーズ。
「はぁ?ライナーこそ何言ってるのよ…羅針盤稼ぎって……ん?」
ライナー達の後方からドドドドド!っと無数の足音が聞こえてくる。
「何だ、この音?」
「…!!
ライナー、アレを見てください!」
シュレリアが指す方の先に、ラードルフらしき人物がこちらへ向かって走ってくる。
なんとラードルフの背後から、数十人の天覇のRT達が黄色い悲鳴を上げてラードルフを追いかけていた。
「キャー、ラー様ぁ!こっち向いてぇ!!」
「あ〜ん!ラー様、どうして逃げるのぉ!?」
「お待ちになって、ラー様ぁん!」
「ら、ライナー!助けてくれー!!」
ラードルフは全力疾走で走ってくる。
「あちゃー…ラードルフには、ほたる横丁に行くときには気を付けてって言っておいたのに…」
と、ミシャ。
「ラー様ぁ!私と付き合…結婚してぇー!!」
「いやーん!逃げるラー様もステキすぎぃー!!」
「あんもう抱いてぇー!ラー様ぁん!!」
ラー様ファンクラブのRT達は、それぞれ好き勝手なことを言ってラードルフを追いかけ、
そのラードルフは「うおおおーー!!」と必死な顔で叫びながらライナー達を追い越して行った。
「……」
「……」
「……」
「……」
唖然とする4人。
「…す、凄いな、ラードルフって天覇のレーヴァテイルにこんな人気があったのか…」
「ええ…まぁ…」
「ラードルフさんて、いい人そうですからね」
「今のおじさん、お兄ちゃん達の知ってる人?」
「おじ…(ラードルフのことをあだ名で『老け顔』とか言ってたからなぁオリカ…)
「あぁ、俺達の仲間だ。
さっきオリカが起きたとき、ちょっと用事で居なかったんだよ」
「ふ〜ん」
「お腹空いてきましたね。
早く戻って夕食にしましょうか」
ラードルフとRT達の悲鳴が遠くで聞こえる中、ライナー達は宿に戻る
―宿屋―
宿屋に戻った4人は、食卓に付いていた。
そこにはジャックと、命かながら逃げてきたグッタリしたラードルフも付いている。
クルシェはまだ戻っていない。
夕食はドッコイ定食だ。
「…ラードルフ…痩せたか?」
「き…気のせいだライナー…」
「何かあったのか?やたらと疲れた顔してるが…」
ジャックは水を飲みながら。
「ふふ…アル兄。実はね、ラードルフは天覇のレーヴァ――」
「いやぁー!たまにはジョギングもいいかなと思って、帰りに体を動かしてたんだ!
でもちょっと張り切り過ぎたかな!?はっはっは!
お?今日はドッコイ定食か!?上手そうだな!いただきまーす!」
「……」
「あ、そうだラードルフ。アヤノ社長はなんて?」
「え?ああ…弁償しなくていいらしいぞ!」
一口サイズに切ったコロッケを食べようしたミシャが
「ど、どうして!?」
「『世界を救うお前達に弁償しろなんて言えん。天覇の社長の名が廃る』
だそうだ」
「そ、それだけ?」
ライナーはオムライスを食べながら、
「ずいぶんと太っ腹な人なんだなアヤノ社長って…」
「それで、どれくらいで直るのあの装置は?」
「随分と粉々に壊れてたから、数日はかかるらしい」
ミシャはポテトを食べている、ちびオリカを見て、
「数日か…長いわね…」
「ミシャ。そんなに急いでるわけでもねぇから、オリカが元に戻るまで、ココにとどまってようぜ」
「…急いでるじゃないアル兄!
今スグにでもミュールを何とかしなきゃいけないのに!」
「急いでると思ってるなら、オリカをあんな所に連れて行くなよ…」
「う…だってまさか壊れるなんて思ってもみなかったし…
いざとなったら、スグオリカを元に戻せるかなぁーって…」
「まぁまぁ、急がば回れって言うだろミシャ?」
「…ライナー」
「我々は少し急ぎすぎていたのかもしれん。
たまには休息もいいだろう」
「ラードルフ…ありがとう…」
「シュレリアお姉ちゃん、はいあ〜ん!」
「あ、あ〜ん…」
ちびオリカはシュレリアにハンバーグを食べさせている。
「じゃあオリカちゃんも、あ〜ん」
「あ〜ん…」
「美味しいですかオリカちゃん?」
「うん!シュレリアお姉ちゃん」
「ミシャお姉ちゃんも、あ〜んして」
「わ…私はいいわよオリカ」
「え〜…食べてくれないの…」
ちびオリカは泣きそうな顔になったので、
「う、うそうそ!あ〜ん!」
「はは、平和だな」
水を飲むライナー
ちびオリカはトコトコトコとライナーの前まで来て、
「はい、お兄ちゃんあーん!!」
「はもご!!?」
ちびオリカはジャンプして、ライナーの口にハンバーグをダイレクトに詰め込んだ。
「(な!?…か、関節キス!)」
ミシャとシュレリアは心の中で叫ぶ。
「お兄ちゃん美味しい?」
「…あ…ああ…美味いよオリカ」
「えへへー」
ちびオリカは満面の笑み。
「…ライナー」
「…ライナー」
ミシャとシュレリアは片手にハンバーグを刺したフォークを持って、ライナーの前に立っている。
しかも表情はちょっと怖い?
「!
な、なんスか?二人…共…」
「ライナー!私も食べさせてあげるから口を開けて!」
「あ、ずるいですミシャ!私が先に食べさせるんです!」
「え!?ちょっ!」
後退りするライナー。
「…ライナー、どうして一歩引くの?」
「オリカちゃんのハンバーグは食べれて、私達のは食べれないんですか!?」
「だ、だって二人共…顔が怖いから…」
「はい!あーんしてライナー!」
「あーんするです、ライナー!!」
「か、勘弁してくれー!!」
逃走するライナー。
「あ!?コラ、待ちなさいライナー!」
「ライナー食べてくださぁい!」
なんだか楽しそうなので、ちびオリカもライナーを追い掛ける。
「アハハハハ!」
「オリカ!ライナーを捕まえるのよ!!」
「うん!待ってぇー、お兄ちゃーん!」
「オ、オリカは追い掛けなくていいから!」
…って!シュレリア様、何やってるんですかぁ!?」
ライナーは振り返ると、なんとそこにはシュレリアが詩魔法プライマル・ワード展開させている。
「ライナー!ストップです!」
シュレリアは詩魔法をライナーに向けて放つ。
「―!!
うわぎゃーーー!!!」
「…モテる男は辛いねぇ…」
既に食べ終わってるジャック。
「はっはっはっは!!」
笑うラードルフ。
―宿・ライナーの部屋―
「はぁ…酷い目にあった…」
ライナーはベッドに倒れている。
「今日は一日中大変だったなぁ…」
ライナーは今日起こったことを思い返していた…。
「ま、たまにはこんなのもいいかもな」
ライナーが思いにふけっていた中、ドアがノックする音が聞こえてくる。
「あ、はい。どうぞ」
慌ただしく入って来たのはミシャとシュレリアを引っ張ってきた、ちびオリカ。
「お、オリカ…!だ、ダメだって!」
「何か用かい三人共?」
ちびオリカはとんでもないことを言い出す。
「お兄ちゃん、一緒にお風呂入ろうよ!」
「…はっ?」
つづく
スピカモエスwwwwwwwwwwwww
GJ!マターリがんばれ。
サンクス!
マターリ頑張るよ
まったく俺も丸くなったもんだな
以前のライナーの精神世界の話は見るに耐えなくていろいろ書き込んだもんだが
まさかとは思うが同じ作者じゃないよな
いや、いくらなんでも別の人だろ
そういえば謳うライナーの人やミュールの人はどうしてるんだろか
>>270-272 ちびオリカを書いてる俺のこと?
ライナーの精神世界の話を書いたのは俺じゃないっす
ちなみに自分の初投下は、前スレ517のやつ。
そこからラードルフ→ネコ→ダイキリィ→現在ちびオリカを投下中です
すまん、ごっちゃになってたみたいだ
前スレ517って
名前「台詞」から一ヶ月でよくここまで進化したなw
それっぽく?書いてるだけで、そんな進化してないですよ(汗
それにしても前の自分のSS見ると凄い恥ずかしい…
初めて投下したSSはもう直視できない…
>>278 その気持ちわかるよ
漏れも昔、二次小説書いてたから
で、どっかのSS保管サイトで未だに残ってる・・・ハズカチー
絵にしてもSSにしても昔のやつは見たくも無いね
だがそれは自分が成長してるという証拠だ
恥ずかしがらずに前に突き進むんだ
>>252のハマはのツンデレっぷりはまさにツボだなあ…俺には書けんハマだよ
チビオリカの人はそれっぽく書けるだけでもたいしたことだと思う
>>279の人の言うとおり成長してますよ。
さて、とりあえず自分の落とします
遅くなった上にまた続いちゃうけど見捨てないで下さい。
前回分は
>>179-187 今回は10〜17までです
では、どうぞ
「・・・とりあえず、出迎えはなし、か。」
ミシャの心の最深部であるこの場所に、俺は再び降り立った。
この前来た時にこの世界のミシャに言われたとおりに
もう一度オカリナを作ってミシャにわたしてきた。
オカリナを作ったことでハマの機嫌が少しでも直ってくれてればと思ってたけど
少なくとも、完全に機嫌が直ったってことはなさそうだな。
オカリナをわたした時、ミシャは涙をこぼしながら喜び、そして俺に謝ってきた。
どうやら以前わたしたオカリナは壊れてしまっていたらしい。
それはまったくの不可効力で、全然ミシャのせいじゃなかったのだけど、
ミシャはそのことに罪悪感を感じ、俺に言い出せずにいたのだそうだ。
ずっと言えずにいたことを打ち明けられて気が楽になったとミシャは言っていた。
案外この世界のミシャは初めから
その気がかりを解決したいと思っていたのかもしれない。
なにしろ花嫁衣裳だったからな。
たぶん、アレは、つまり、その、俺と・・・ってことだろうし
そういう、気がかりを残したままってわけにはいかないもんな。
だとしたら、残る問題はハマのことだけだ。
まだ怒ってるんだろうけど、話くらいは聞いてもらえるかもしれない、
直接会って今までのことを謝れば、きっと仲直りもできるだろう。
しかし、いったいどこにいるのやら・・・
そういえば、波止場のミシャはハマにオカリナを返せたのかな?
「よし、まずは波止場にいってみるか。」
波止場のミシャはいつものにこにこ笑顔で出迎えてくれた。
「やあ。ハマのオカリナはもう返せたのかな?」
「ええ、ちゃんと返しましたよ。」
「そうか、よかった。それで、ハマの様子、どうだった?」
少しでも機嫌が直っててくれれば良いんだけど・・・
「うふふ、ライナーがオカリナを作り直してくれたって、すっごく喜んでましたよ。」
「ほんとか!?よかった。でも、顔見せてくれないんだよな・・・。」
「照れてるだけ、ですよ。ホントはライナーに会いたくてしょうがないのに、です。」
ん?なんか、ミシャが微妙に後ずさりをしてないか?
まさかミシャにまで嫌われ・・・ってわけでもなさそうだな。どうしたんだ?
「うふふ、やっぱり言いたいことは自分の口で言わないとダメ!です。」
そう言って突然物陰に手を突っ込んだかと思うと、なにかを引っ張り出した。
「ちょ、ちょ、ちょっと、ミシャ、それじゃ約束が違うのよ、ちょと、やだ、あ・・・」
「ハマ!」
「う・・・、ラ、ライナー・・・」
どうやら後ろで様子をうかがっていたらしい。
「ハマ、ごめんな。ハマは俺なんかよりずっとミシャのこと大事にしてるんだよな
それなのに、俺、節操なしでミシャに変なことばっかりしてさ、本当に、ごめん。」
「別にいいのよ、アンタとミシャはその、恋人どうしなんだし、それが普通なのよ。」
あれ?そのことで怒ってたんじゃなかったのか?
「ほ〜ら、ハ〜マ、」
「う、うぅ・・・」
ミシャがなんだか応援するみたいにハマを促すけど、ハマは黙ってしまう。
「しょうがないですねぇ。あのですね、ハマはやきもちを妬いてたんですよ。
ライナーがミシャにかまってばっかりで自分の相手をしてくれなかったから、」
「ちょ、ミ、ミシャ!」
え?そう、なのか?
「ち、違うのよ、そんな、やきもちとかじゃないのよ、私はただ、ライナーが
私のことどう思ってるのかとか考えてたらおかしな気持ちになって、それで…」
「そっか、寂しい思いさせてたんだな。やっぱり、ごめんな。」
ミシャからハマを受け取って、頭をなでながら抱きしめてやる。
「ライナー・・・、うあ〜ん、うっ、ぐすっ、ごめんなさい、わたし、わたし・・・」
俺の胸に飛び込んで泣きじゃくるハマを抱きしめて頭をなでてやる。
「これで仲直り、ですね。よかったです。
それじゃあ、これからはハマに寂しい思いをさせないよう、三人でしましょうね」
「え!?」「ふぇ?」
なにを、と聞くより早くミシャはするすると服を脱ぎ出した。
「いや、ちょっと待ってくれよミシャ。いくらなんでもそれはまずいって!」
「そ、そうなのよ、私は別にそんなことしたいなんて言ってないのよ!」
「いいじゃないですか、二人とも好きどうしなんですし、問題なし!です。
それに、ハマだってライナーとキスしたいって言ってたじゃないですか。」
ハマの顔が真っ赤に染まる。
「ち、ちちち違うのよ、あれはそうゆう意味じゃないのよ、私はただ、」
「はいはい、今日はライナーにい〜っぱいキスしてもらって下さいね。」
ミシャは俺の手からハマを持っていくと、その服を脱がしはじめる。
まずい、完全に向こうのペースだ。
何とかしないと越えなくていい一線を越えることになる!
「ミシャ!ハマは俺のこと父親みたいに思ってるんだよ、
だからそれはまずいってば!」
「そうなんですか?」
「それは、その・・・」
いや、ハマ、何故そこでつまる?
「違うみたいですけど?」
「違わない違わない、前に確かにそう言ってくれてたよな、ハマ?」
「え、ええ、そうなのよ、ライナーは、私の生みの親なのよ。お父さんなのよ。
そんな、ミシャのこと羨ましいなんて、そんなのダメなのよ。」
自分に言い聞かすようにハマが言う。
なんか雲行きが怪しい気がする。
「う〜ん・・・。ハマは、ライナーとエッチなことするのいや、ですか?」
「えっ!?それは・・・、その・・・」
「ライナーは、いや、ですか?」
「えっ!?いや、それは・・・」
ハマも俺も言葉につまる。
”だめ”だとは思う。でも”いや”かと聞かれると・・・
ハマのほうを見ると、思いきり目が会ってしまった。
「う・・・。ライナー・・・」
ハマの瞳が潤んでいる。
やばい。問答無用で可愛い。
「・・・それじゃあ、とりあえずキスだけしてみませんか?
親子でもそれくらいしますよ。スキンシップ、です。」
キス、くらいなら・・・いい、のか?
「ハマ・・・」
ミシャの手から開放されたハマがふよふよとこちらに寄って来る。
割烹着を脱がされたハマは、古風なクラスタ系の着物姿で、
たったそれだけでいつもとはまるで別人のようで・・・
「ライナー・・・」
熱く潤んだ瞳を閉じ、愛らしい唇を薄く開いて俺を待つハマ。
絶対に父親とのスキンシップを求める娘の顔じゃない。
けれど・・・
ちゅっ
くちづけを、かわす
ただ唇を重ねただけの、けれど永いくちづけを。
胸にある罪悪感と背徳感が重く、熱く、そしてなぜかとても、甘い。
「ふぁ・・・」
二人の唇がはなれる。
俺はハマをそっと抱き寄せ、子猫のような耳にくちづけ、唇で愛撫する。
りん
頬に当たった鈴が静かに鳴った。
熱に浮かされたような表情のハマが俺の首筋に舌を這わせてくる
ざらついたハマの舌の感触が気持ちいい。
「ライナー、私もライナーのキスが欲しい、です。」
ミシャにねだられて、その唇を奪う。
「ちゅ、ぴちゃ、ん・・・、んむぅ、」
舌を絡めて互いの唾液を交換し合いながら、ミシャも抱き寄せる。
「ハマぁ・・・」
俺の首筋をぺろぺろと舐め続けていたハマを呼び
ミシャはハマにもキスをする。
「ミシャぁ・・・、ちゅ、ん、んんっ!ふ、うぅ・・・ん、んん・・・」
俺としたのと同じ、濃厚なキスをされて途惑っていたハマだが
やがてミシャを受け入れていく。
「うふふ、ハマ、いっぱい、い〜っぱい可愛がってもらいましょうね。」
ミシャが帯をほどくと、着物の前がはだけてハマの肌が晒される。
瑞々しい肌が上気して薄紅に染まり、えも言われぬ艶をかもし出す。
俺はまるで吸い寄せられるようにその肌に口をつけていた。
「ふあぁぁ、あついの、ライナーがなめてくれるとこ、すごくあついのよ・・・」
舌を這わせた跡がまるで火傷の跡のように痛々しいほどはっきりと赤く残る
その様子に忘れかけていた罪悪感がよみがえってきた。
でも、もう、とまらない。
「私はライナーのを気持ちよくしてあげますね。」
ミシャが俺の前にひざまづき、すでに固くなったモノを取り出して舐めはじめる。
「れろれろ、うふふ、もうお汁が出てきてます。ちゅっちゅ、ちゅぅ、」
異常に興奮しているせいか、いつもより快感が強い。
「ちょっ、ミシャ少し手加減してくれ、ほんとすぐでそうだ。」
「べつに私は・・・、あ、ハマの相手できなくなっちゃいますものね、わかりました。」
素直に言うことをきいて、先端から陰茎へ場所を変えてくれた。
刺激は弱くなったが気持ち良いことに変わりなく、俺の興奮はさらに大きくなっていく。
「ふぁぁ、・・・ライナー?」
ハマへの愛撫が留守になってしまっていたようだ。
「ハマ、どのへんが一番気持ち良い?」
「ふぇ?そんなのわかんないのよ・・・」
「そっか、そりゃそうだな。じゃあ、気持ちよかったり痛かったりしたら教えてくれな。」
それだけ言って、返事を待たずに愛撫を再開する。
ハマの胸はミシャよりもさらに薄いけれど
ぷにぷにとした感触が舌につたわってきて心地良い。
「う、ふぁ・・・、あ、あんっ、ライナぁ、そこぉ、」
平らな胸の先にある小さな突起に舌を這わすとハマの声色が変わる。
ほころびかけた花のつぼみのようなその先端を舌で転がすと
さらにはっきりとした悦びを口にしてくれる。
「あふぁ、あぁ、いいっ、気持ちいいの、ライナぁ、いいのよぉっ!ふあぁっ、いたっ!」
少し強くしすぎたのか、ハマが痛みの声をあげた。
「ハマ!?ごめんやりすぎ、っつう!」
それに気付いて謝ろうとした瞬間、ペニスに痛みを感じる
ミシャが軽く歯を立てたようだ。痛みはわずかだが、かなり驚いた。
「ライナー!優しくしてあげないとダメ!です。ハマが痛がってます。」
怒りではなく悲しみの表情でたしなめられる。
いつも笑顔でいてくれたこのミシャがこんな顔をするなんて・・・
「ハマごめんっ!ミシャもごめんな。ちょっと調子に乗ってたみたいだ。
ハマはデリケートだものな、もっと気を付けてやらなきゃダメだよな。」
俺の言葉を聞いて笑顔に戻ると、ミシャは再び奉仕を始めた。
とくにさっき歯を立てた場所をいたわるように何度も舐めてくれている。
そんなミシャをまねるように、俺もハマの乳首を優しく舐めてやる。
「ライナぁ、痛いの、なくなってくのよ、ふあぁ、」
胸への愛撫を続けながら、俺はハマの股間にそっと触れてみた。
ぷっくりとした柔肉を優しくかきわけていくと
思った以上に熱のこもった粘膜にたどりつく
軽く指を動かすと、粘度の高い愛液が”にちゃぁ”っとイヤらしい音を立てた。
「ハマのアソコ、イヤらしく鳴いてます。ライナーにもっとしてって言ってますよ。」
「やあぁぁん、ミシャ、ヘンなこと言わないでほしいのよ。」
「俺にも、もっとしてって言ってるように聞こえるな。」
少し意地の悪いことを言いながら、
指についた粘液を見せつけるようにハマの目の前で舐めた。
「ライナー、だめぇ、そんなのきたないのよ、」
「そんなことないさ、おいしいよ。もっと、直接ここから舐めてもいいかな?」
もう一度ハマのアソコをにちゃにちゃとなぞりながら聞いてみる。
「あっ、ひゃんっ、どうせ、ダメって言っても舐めるんでしょ?
だ、だったら、好きに・・・、すればいいのよ。」
お許しをもらった。
ハマの股間に顔を寄せ、ぴったりと閉じたすじをそっと指で開いて
充血して鮮やかな赤に染まる陰唇を外気にさらす。
「すごく綺麗だよ。真っ赤で、宝石みたいに光ってる。」
「そんなとこほめられても嬉しくないのよ・・・」
ハマのつぶやくような声を聞き流し、その股間に口をつけて
ぺちゃぺちゃとわざと音をたてながら舌先で丹念に秘唇のふちをなぞる。
「ふぁ、あふぅん、ライナー、ライナぁぁ、」
小さなハマの性器がひくひくと可愛らしく反応し、とろけるような声をあげた。
「ひっ、いっ、ひゃぁん、ふあっ、ああっ、あ、ふあぁっ!」
ハマのあえぎが激しさを増し、絶頂が近いことを教えてくれる。
包皮を押し上げてわずかに顔を覗かせている陰核を皮のうえから舐めてみる。
「あひぃゃあぁっ!」
痛みはないようだ。
それを確認して、露出した陰核に舌をあてがい包皮ごと強く吸いあげてやる。
「ひぃっ!あふぁあぁぁぁぁぁっっ!!・・・あっ、はっ、ふぁ・・・」
激しい絶頂をむかえたハマは脱力し、俺の腕のなかでくずおれる。
そんなハマを支え、優しく抱きしめてやっていると
急にミシャの奉仕が激しくなった。
「ぺろ、むちゅ、れろれろれろ、ちゅ、ちゅば、はむ、んちゅ、ちゅぅぅ!」
奇しくもハマとおなじく先っぽを強く吸われる刺激で達してしまう。
「う、うむ、ちゅ、うあ、あ、こく、ん・・・、ちゅっ、ん。」
ミシャはほとばしる俺の精液をこぼさないようにして・・・
飲んでいるのかと思ったら少し違うようだ。
「ふぁま、ふひほはへへふははい。」
どうやら口の中に精液を溜め込んだまましゃべっているらしく
何を言っているのかよくわからない。
言葉で伝えることを諦めたのか
ハマの唇を指先でくすぐるようにして開かせると、そのままくちづけた。
「ミシャ?ふあっ、ん、んむぅ、んっ、んっ、・・・こくん。」
「ぷはぁ、どうですか?これがライナーの精液の味、ですよ。おいしいですか?」
「うぅ、なんか、苦くってヘンな味なのよ。」
苦いのか・・・。ミシャは最初っから美味しい美味しいって飲んでたけど
そんなわけないとは思ってたんだよな。
「おいしくないですか?きらいになっちゃいましたか?」
「・・・きらいじゃ、ないのよ。おいしくはないけど。」
「うふふ、よかった、です。」
ことが終わって興奮が冷めてくると、重苦しい罪悪感がのしかかってくる。
「ハマ、俺・・・、なんて言ったらいいか・・・」
「私はいいのよ。
やっぱり私もライナーのこと好きなのよ
お父さんとか、そういうのじゃなくて、大好きなのよ。
だから、嬉しかった。
でも・・・」
ミシャのこと、だよな。
「俺、ミシャのこと裏切ってるよな・・・」
「う〜、そこまで深刻になることはないと思うのよ
そもそも誘ってきたのはミシャなんだし・・・」
俺達の視線の先には鼻歌を歌いながら服装を整えているミシャがいる。
「でも、正直あの娘の考えてることはよくわかんないのよ・・・」
まったくだ。
「とはいえ、このままじゃ俺・・・、ミシャに謝らないと。」
「現実のミシャに?それはやめたほうがいい気がするのよ。」
確かに、そもそもなにから説明したものやらだし
一応ハマが心の護だということは言ってあるけど
ミシャにとってのハマはオカリナの波摩だからな・・・
「・・・なら、せめてこの世界のミシャに謝って来るよ。」
「それじゃあ私も・・・きゃあっ!」
「は〜まっ。お着替え手伝ってあげますね〜。」
今まで以上に上機嫌のミシャにハマがつかまってしまう。
「ライナーのお着替えは終わっちゃってますね、残念、です。」
いや、そもそも俺ほとんど脱いでないしな。
「じゃあ、ライナーはこの世界のミシャのところに行ってあげて下さい。
きっともう待ちくたびれてます。」
半分は君のせいだと思うんだが・・・
「ああ、そうだな。じゃあハマ、俺先にいってくるよ。」
「ええ、私も後で行くから、落ち着いて話しをすひゃん、
ちょっとミシャ、そこ、くすぐったいのよ、やだ、やめ、いやーん・・・」
・・・どうやら、ハマの協力を得るのは難しくなったようだ。
しかしそれでも、この世界のミシャのところに行かないわけにはいかない。
俺は覚悟を決めて波止場を後にした。
つづく
>>279-280 ありがとう
自分では成長してる実感が無かったけど、そう言われると嬉しいです
恥ずかしがらず突き進みます
俺のちびオリカのやつもあと、2〜3話の予定で長めだけど見捨てないで。
猫オリカのときより短くして、ホントは4話くらいで終わらせるはずだったんだけど…orz
>>281 ついにハマと…これは禁断の愛?
290 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 03:09:26 ID:8pw3wzQF
ハマが勝手にお父さんと思ってるだけ
近親ではない
つーかハマって大きさどれぐらい?
オカリナと同じくらいなら、いくらオボンヌが短小でも入らないよな
オカリナは手の平サイズとしても、ハマ自身は結構な大きさがあるはず
>>292 今日発売のアンソロジーでハマは結構露出してるので参考になるはず
おおむね手の平サイズからバスケットボール大じゃなかろうか
オカリナにしては多少大きいものになると思われ
>>292 オカリナをお腹で抱えてたから
みなさんの手とおなじくらいです。
結論
つっこむのは不可能
指・舌ならいける。
オカリナって結構おっきいよ
きっとオカリナの大きさが、ひとかかえ位あるんだよ!
書いてる人はだいたい40cmくらいを想定してます
逆算するとオカリナはかなりでかくなりますが…
とりあえず挿入は無理という方向性でやってます
つーかサイズそのものよりも頭身が少ないのがきつい
あって3頭身じゃ年齢でいうと○才くらいだからなぁ
細かい描写をしようとするたびに罪悪感が…
綿棒や鉛筆で遊ぶという退廃的な妄想があるよ
オカリナがものすごく巨大なだけだよきっと!
きっとウルトラセブンみたいにサイズが自由自在に変われるんだよ!
24時間書き込み無しなので書いてみる
303 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:12:05 ID:8ZAygCA8
職人待ちあげ
546 名前:清き一票@名無しさん 投稿日:2006/05/26(金) 00:46:23 ID:Uge2wdG9
<<オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>支援
レーヴァテイル(RT)という種族について。
レーヴァテイルとは、超科学の最先端技術によって生み出された人工生命体であり、女性しか存在しません。
RTは基本的に人間と同じタンパク質生命体ですが、体の構造そのものが魔法で出来ています。
このため、身体の成長は18歳前後で止まり、以後死ぬまで不老です(!)。
純血RTの場合、寿命はおよそ150年。絶対に老いません。若さを維持し続けます。
世界と詩で語り、詩を謳うことで塔から強大な力を引き出せます。
また、体の何処かにインストールポイントと呼ばれる特有のタトゥが有り、そこは彼女達が本能的に見せたがりません。
オリカは人とRTの間に生まれた、レーヴァテイル第三世代と呼ばれる種族です。
第三世代は自己の魔法を維持する成分を自己生産出来ず、20歳に達する前に死亡してしまいます。
長生きをするためには、魔法を維持する成分を延命剤として外からインストールポイントを介して投与します。
適宜、延命剤の投与を続ければ、普通の人間と同程度の寿命となります。
ちなみに、彼女達の若さについては第三世代でも保証されています。死ぬまで若い姿のままです。
シワ一本、白髪一本生えることは絶対にありません。
オリカも老けないの?
>>304 ミシャは問答無用の不老だけど、第三世代について細かい設定はされてない。
悪魔の証明に似ていて、老いたレーヴァテイルってのがいないからそう想定したのでは?
延命が必要なこと以外はRTなんだし。
それはそうとお陰で投票日に気がついたよ。
悪いがコスモスに入れさせてもらった
支援絵だけもらっとくよ
>>306 後半はスレ違いだ。
でもいいおっぱい見させてもらったから許す。
でも正直レナは巨乳キャラじゃないと思うがいかがなものか
だがいいおっぱいだった
オリカおめ!
まさかビアンカに勝てるなんて思わなかった。
ちびオリカ編の4話を書き終えました。
しかし今回あまり思い通り書けなかったなぁ…と言い訳してみる…
では投下します
前回のお話
>>258-266 「だから、一緒にお風呂に入ろうよ!」
「…一緒にって俺とオリカがか?」
「ちがうよ?
あたしと、お姉ちゃん達と、お兄ちゃんの4人で!ね?」
「そ、それは無理だよオリカ!」
ライナーは顔を赤くする。
「私も止めてるんだけど、どうしても4人で入ろうって聞かなくて…」
「だって、みんなで入ったほうが楽しいよ?」
「お、オリカ…俺は男なんだから、ミシャ達と一緒に風呂に入るなんて、
恥ずかしくて出来ないよ…しかも女性風呂に男が入ったら俺、捕まるし…」
しかしちびオリカは微笑み、
「それなら大丈夫だよ。
さっき見てきたら、お風呂誰も居なかったもん」
「宿屋に泊まってるのは私達だけのようで、
だから貸し切り状態みたいになってるんですよ」
「俺達だけって…大丈夫なのかこの宿屋…」
「ねー、ねー、一緒に入ろうよぉ…
お兄ちゃんも、一緒じゃないと、あたし入りたくない…」
ちびオリカはライナーの服をくいっと引っ張る。
「…み、ミシャ…」
ライナーは助けを求めるかのようにミシャの顔を見る。
「…ライナー…実は入りたいとか思ってるんじゃない?」
「な!?お、思ってるわけないだろ!」
ライナーは更に顔を赤くする。
「シュ…シュレリア様もオリカを説得してください!」
今度はシュレリアのほうに助けを求めるライナー。
「……」
シュレリアは何故か黙っている。
「あの…シュレリア様?」
「…!!
あ、ハイ!そ、そうですね、仕方ありませんね。
一緒に入りましょう!ライナー」
「…はい!?」
「ちちょっと、シュレリア様!?」
シュレリアの以外な発言に驚くライナーとミシャ。
「え…と…ライナー、これは…めいれい…そう命令…です!
いくら貸し切り状態と言えど、いつ何処で私達が敵に襲われるかわかりません。
エレミアの騎士の護衛も兼ねて、ここは一緒に入ってもらいます」
「…ま…マジっすか…?」
「マジです」
真顔で即答するシュレリア。
「い、いいんですかシュレリア様!?」
「ミシャ、大丈夫です。
私達はバスタオルを巻いてればいいじゃないですか」
ニコっと笑うシュレリア。
「そういう問題じゃ…
(もしかしてシュレリア様も、ライナーと一緒に入りたいのかな…)」
「護衛なら仕方ない…よな…」
頭をかくライナー。
「…ライナー、変なことしたら魔法ぶちこむからね」
睨むミシャ。
「す、するわけないだろ!!」
「じゃあ、しゅっぱ〜つ!」
★
先に浴室へ向かうことになったライナーは『女湯』と書かれた朱色の、
のれんの前で首を素早く左右に振り、誰も来ないことを確認する。
「(ジャックやラードルフは、来ないな…
女湯に入るところを見られたら一生の終わりだ…)」
脱衣所に入り、ライナーは服を脱ぎロッカーに入れ、
腰に白いバスタオルを、今までに無いくらいギュッと閉めた。
タオルがスグ緩まないことを確認したあと、浴場に続く曇りガラスドアをカラカラっと開ける。
そこには広くもなく狭くもない、二十人くらいは入れそうな白いタイルで出来た浴室。
正面が大きな浴槽になっていて、左右の壁にシャワーやら蛇口やらが設置してある。
ライナーはプラスチックの低いイスに座り、とりあえずシャワーを出す。
「…(はぁ…なんでこんなことになったんだっけ…?)」
シャワーのお湯を頭から被るライナー。
すると曇りガラスの扉の向こうから、
「ライナー!入るわよー!」
ミシャと思われる声が聞こえると、
「!!
は、はい!ど…どうぞ!」
ライナーは声が裏返りながら返事をした。
カラカラカラっと入ってくる、ちびオリカとミシャとシュレリア。
当然服は着ておらず、体にバスタオルを巻いている。
と思ったら、ちびオリカだけは無造作にバスタオルを、手で適当に体を隠してるだけで、
下手をすると色々見えてしまう。
というか後ろ姿は完全に丸見え状態である。
そのちびオリカを見たライナーは、とっさに目を背けるとシャワーに全神経を集中させた。
「お、オリカ!?ちゃんとバスタオルを巻きなさい!」
「えー…!」
「えー、じゃないでしょ!ライナーもいるんだから」
「オリカちゃん。とりあえずバスタオルをしっかりと巻きましょう」
浴室に反響する、ちびオリカとミシャとシュレリアの声を聞きながら、
ライナーは石鹸をスポンジに擦り付け泡立て体をゴシゴシする。
「お兄ちゃん!!」
「!!!?」
なんと、ちびオリカがライナーの横に立っている。
「オリカ!?な、な、な、なに?」
突然ちびオリカが目の前に来て動揺しまくるライナー。
ちゃんとバスタオルは巻いている。
「ちょっ!オリカ!」
ちびオリカを追い掛けてきたミシャ。
「一人で体洗ってても、つまんないでしょ?
あたし背中洗ってあげるよ?」
「い、いいよいいよオリカ!」
「いいから、いいから!」
ライナーが持っていたスポンジを横取りし、ライナーの背中を上下にゴシゴシする、ちびオリカ。
「どうお兄ちゃん?気持ちいい?」
ちびオリカの声を後ろで聞きながら、
「あ、ああ…ありがとうオリカ」
恥ずかしながらも、ちょっと嬉しいライナー。
「…あれ?スポンジ一個増やしたのかオリカ?」
背中からもう一個スポンジの感触がする。
「ううん、シュレリアお姉ちゃんが…」
「シュ、シュレリア様が!?」
「あっ、ハイ。わ…私もオリカちゃんを援護します」
「え、援護って…」
と思ってたら、またもう一個スポンジの感触が。
「まさか…ミシャ!?」
「ら、ライナーは戦闘とかで頑張ってるからね。
そのお礼も兼ねて私も洗ってあげるわ。
…それとも私だけ洗われるの嫌なの?」
「いや…そういう訳じゃないけど…
は、恥ずかしいな…」
「ライナー、次は左手を洗ってあげます」
「じゃあ私は、右手を洗うね」
「ちょっ!?そ、そこまでしなくてもいいよ二人とも!?」
「あたし、前洗ってあげるー!」
ライナーの真っ正面にくるちびオリカ。
「!!
いい!いい!それこそいいよオリカ!前は自分で洗うから!」
「あはっ!お兄ちゃん照れてるの?
顔真っ赤だよ」
「そりゃあ…まぁ…その…
…と、とにかく後は自分で体洗うから、ありがとなオリカ」
「(くぅ〜!ライナーの正面を取るなんて…
流石に私でも恥ずかしくて出来ないってのに〜…これがお子様パワーなの!?)」
内なるミシャ。
「(うう…まだ恥じらいを知らないオリカちゃんが羨ましいです…」
内なるシュレリア。
〈ハラリ〉
「あれ?」
「あっ!」
「ひぇ!?」
ちびオリカが巻いていたバスタオルが取れて、スルリと地面へ
「いっ!?」
驚くライナー。
「……」
ライナーは全裸になった、ちびオリカ見たまま硬直している。
「ライナー!いつまで見てんのよ!!」
「―!!
あづづづずずづづ!!」
熱湯に近いシャワーを浴びせるミシャ。
「ライナーのエッチ!」
冷たいシャワーを浴びせるシュレリア。
「冷たぁー!!冷た冷たー!!
ご、ごめんごめんゴメンナサイ!!」
すると突然シュレリアが、
「ふわっ!?」
足を滑らせた。
「―危ないっ!!」
支えようとシュレリアのほうに体を向け両肩を持とうしたライナーだが、
〈ツル!〉
「しまっ!」
シュレリアの体が濡れていたせいか掴むことができず、
「うぶっ!!」
そのまま顔からライナーのアソコへゴール!
「!!?
うおあ!!
す、すす、すみませんシュレリア様!!」
今度こそシュレリアの両肩を持って起き上がらせたライナー。
「…い…い…!」
シュレリアは顔を前髪で隠して歯を食いばり、
「ホントにすみませんシュレリア様!!
俺がちゃんと支え――」
「いぃ〜〜〜…!やあぁぁあぁーー!!!」
浴室に大反響するシュレリアの声。
「あぐあっ!!」
おもいっきり振りかぶったシュレリアのビンタを右頬に浴びて吹っ飛び、
地面のタイルを豪快に滑っていくライナー。
「よく滑るねー、お兄ちゃん」
「な…なんて強烈なビンタなの!?」
★
「ら、ライナー!」
浴槽に反響するシュレリアの声。
「は、はい!シュレリア様」
「罰を与えます。
それで、さ…さっきのことは帳消しにしてあげましょう」
「…わかりました…
それで、その罰とは…?」
シュレリアはプラスチックのイスに座り。
「わ、私の頭を洗ってください。
それでさっきのことは無しにしてあげます」
「え!?お、俺がシュレリア様の頭を…!」
「はい。そうです。
…できないんですか?」
「…分かりました。
それで帳消しになるなら、いくらでも洗いますよ!」
自分の胸をドンと叩くライナー。
「…で、ではお願いします」
シュレリアは小さくガッツポーズした
「(…やるわねシュレリア様…)」
まずシャワーでシュレリアの頭を濡らして、
シャンプーを出し、銀髪をシャグシャグ!
「どうですか、シュレリア様?」
「…あ、ハイ。気持ちいい…です…」
「あと、かゆい所とかはありませんか?」
「左側の…あ…そこです…んっ。
(ライナーに頭を…わ…私、今凄く幸せです…!)」
口元が緩みまくりのシュレリア。
シュレリアのかゆいところを重点的にシャグシャグしたあと、
次は難問の腰まであるロングヘアー。
「(…こんな長い髪、どうやって洗えばいいんだ?)」
「あたしもシュレリアお姉ちゃん髪洗いたい!いい?」
そこにピョコっと現れた、ちびオリカ。
「はい。ありがとうございますオリカちゃん」
ちびオリカとの共同作業で銀髪のロングヘアーを何とか洗い終えたライナー。
シュレリアはとても満足な顔でライナーにお礼を言った。
「お兄ちゃん、次はあたしの頭を洗ってよ」
「え?オリカもか?」
「うん!罰だよ罰。あたしのハダカ見たからね!」
ちびオリカは両手を腰に置き、そのシュレリアはクスっと笑った。
「…ヘイヘイ…お安いごようで…」
「(オリカも…!?うう…いいなぁ…)」
羨ましがるミシャ。
ライナーは、ちびオリカの頭をシャグシャグ。
「お兄ちゃん上手ー!気持ちいいー」
「オリカもかゆいところはありませんか?」
「…頭じゃないんだけど、右耳の裏側がかゆいの…」
「え…耳の裏側?」
とりあえず耳の裏側を人差し指でかくライナー。
「…あっ…お兄ちゃん…な、なんか…へ…変な感じだよぅ…」
「変な感じ?」
後ろを向いているので、ちびオリカの表情は確認出来ないがプルプル震えている。
「(オリカ〜!子供のくせに何感じてるのよ〜!)」
一人少し離れた場所で二人を見守ってるミシャ。
「はぁ〜…いい湯かげんですね〜」
シュレリアは湯船に浸かっていて、ライナーとちびオリカのことは見えていない。
シャワーで泡を流して終了〜。
「ありがとうお兄ちゃん!」
「おう!」
「(わ、私も…私もライナーに頭を…)」
一人焦るミシャ。
すると、そこにライナーが、
「ミシャ。大丈夫か?」
「わっ!?ライナー!」
「具合が悪いなら出たほうが…」
「ち、ちがうの。
具合が悪いんじゃなくて!
その〜〜〜……!」
「その?」
ミシャは凄い形相で、
「ば、罰として私の頭も洗って…ライナー…!」
「り!了解っす…!
(俺ミシャに何もしてないよな…?)」
ミシャだけやらないのは不公平?だと思ったのか、ライナーはミシャの頭も洗うことに。
「あっ!凄いわ…ライナー…あん!あっ!そこ!
ああ…ん…」
「あ、頭洗ってるだけで変な声出すなよミシャ…!」
「だってライナー、凄いテクニシャンなんだもの…」
「テクニシャンって…
メルクで手先が器用になったからかな…はは」
「そうだ!ライナーの頭も洗ってあげるわ!」
「あ、お…俺は自分で洗うよ!」
「いいから、お姉さんに任せなさい!
三人の頭を洗って疲れてるでしょ?」
「じ、じゃあお願いしようかな…」
ライナーは照れながらも頼んだ。
イスに座ったライナー。
「えーっと、シャンプーは何処かしら?」
しゃがみながらシャンプーを探すミシャ。
「あれ?そこになかったか?」
ライナーがシャンプーのある場所を指そうとしたら、
〈プニュ!〉
「ひゃう!?」
「がっ!!?」
顎が外れるほど口を開けるライナー。
なんとライナーの指した先はミシャの左胸を突っついていた。
「ごめ!ち、違うんだミシャ!
これは不可抗力というやつで!!」
パッと手を話すライナー。
「―そこまで許してないわよ、ライナぁーーー!!」
ミシャはライナーの顔をわし掴みにすると、そのまま湯船に顔ごとドッパーン!
「ガボゴボぉ!!」
「わ!なんですか!?」
「ミシャお姉ちゃんどうしたの?」
「気にしなくていいわよ二人共。
今、ちょ〜っとこのスケベ男に制裁くわえてるところだから!」
ミシャは笑顔で、ライナーの顔を湯船に沈めている。
「ご…カバゴボォ!!」
苦しくなってきたのか手足をジタバタさせるライナー。
すると、
「キャア!ライナー、そこ触っちゃダメです!あんっ!」
「はうっ!?お兄ちゃん!そこ触られたら、変な感じ…」
「ライナー!こんな状態で、まだやる気なの!?」
「ゴバガボォ!(違う!い、息が…!息が!)
……ぶはぁ!!」
ザパァっ!と何とか、ミシャの手から放れたライナー、
「!!
うわっとと!」
湯船に足を取られたライナーは、
「!!」
「オリカ!?ちょ!どい…!」
「きゃっ!」
ちびオリカを押し倒すライナー。
「お、お兄ちゃん…」
「…わ、わぁー!ごめんオリカ!」
もうココに居るのはヤバいと思ったのか出口へ逃げるライナー。
「あ!逃げるのライナー!」
「(はぁ、はぁ!ココにいたら俺どうなるかわかんねぇ!)」
扉をガラっと開けたライナーは、
「!!
ライナー!?」
「く、クルシェ…!」
なんと扉開けた先に今服を脱ごうとしてるクルシェが立っている。
浴室を見渡した後、クルシェは冷静に、
「…ふ〜ん」
「クルシェ…違うんだ、これには深い訳が…!」
「言い訳は後でじっくり聞くからね、ライナー」
クルシェはチェンソーを構え。
「ま…まて、落ち着いてくれクルシェ!」
「ボクは十分、落ち着いてるよ」
ライナーは、浴室へまた逃げようとしたが、
「うぅ!!」
ミシャとシュレリアが、詩魔法を構えていた。
「クルシェ、グッドタイミングよ!」
「や、やっぱりライナーを一緒に入れるんじゃなかったです!」
「さぁ、どうするの?ライナー?」
「お兄ちゃん…」
ジリジリとライナーに歩み寄ってくる三人。
完全にサンドイッチ状態だ。
「ライナー、最後に言い残すことはないかしら?」
「…そ、そんな…」
もうライナーに逃げ場所は無い。
ライナーの最後の一言は
「俺 の 話 も 聞 い て く れ ー ! !」
「しかと受け止めたわ!ライナー!」
「反省してくださいライナー!」
「さよならだよ、ライナー!」
ライナーの断末魔は浴室に超絶大反響!
「ギャアアアアアー!!」
★
「う〜ん…頭が…
ゲホッ!ゲホッ!!」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
心配そうにライナーを見るちびオリカ。
あれからライナーは、ミシャの樹氷玉でお湯を冷たくされ、
絶対零度の刑にされて風邪を引いてしまい、寝込んでしまうハメに。
今は部屋にライナーとちびオリカだけで、
他三人は怒って、自分の部屋へ。
「あぁ…ありがとうオリカ…
それと…さっきはゴメンな…」
「う、ううん!気にしてないよ。
お兄ちゃんを無理矢理、お風呂に誘ったのあたしだし…
それに、こうしてお兄ちゃんの看病が出来るのが、ちょっと嬉しいかも」
「はは…そ、そうか…」
「あ、タオル変えるね」
ライナーのオデコの濡れタオルを取り、氷水で冷やして、またライナーのオデコにピタッ!
「ありがとうオリカ。
風邪がうつると行けないから、もう自分の部屋に戻ったほうがいい」
「うん」
ちびオリカは、ドアをガチャっと開けると。
「お兄ちゃん。明日もあたしが看病してあげるね!」
ちびオリカは笑みを浮かべる。
「サ、サンキュー。オリカ…」
「おやすみー。お兄ちゃん!」
パタンっと静かに扉が閉まる。
「…はぁ…ゴホン!ゲホン!!
俺も…寝るか…」
ライナーは、ゆっくりと深く眠りに落ちていった…。
つづく
324 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 01:30:32 ID:Y/DVPDv2
どもです。
リアタイって…?
多分次回でラスト…の予定…
ラストじゃなかったらスマン…orz
リアタイ=リアルタイムじゃね?
ラスト?に期待してるぜ!
サンクス
リアルタイムの略っすかい…
そんなに期待しないで…
4話までやるとキャラのセリフを考えるのが、しんどくな(ry
GJ!!
風呂シチェいいねぇ〜、なぜか俺もかぶってるんだけどさorz
な〜んかこっちの方がよっぽどエロい気がしてくるよなぁ…
などと愚痴ってもはじまらんよな。自分の分投下します。
前々回分は
>>179-187 前回分は
>>281-288 今回は18〜31まで、これでようやくおしまいです。
では、どうぞ
「ミシャー、いるかー?」
「あ!ライナー!どうしたのよ、遅かったじゃない。」
なんか強烈な既視感を感じる会話だ。
「って、ハマに会ってたのよね。どうだった?喜んでたでしょう?」
「ああ、まあね、」
こちらにしてみればある意味一番ふれてほしくない質問に、言葉を濁してしまう。
「ミシャもすごく嬉しかったわ。それにほっとした。
ずっと言えなかったことが言えて、胸のつかえがとれたみたい。
女の子は秘密があるほうが、なんて言ってたこともあるけど
やっぱり嘘や隠し事のない関係のほうが素敵だものね。」
胸が痛い。俺もちゃんと話して謝らないとな。
「俺も、隠し事とかしたくないよ。だから・・・謝らなきゃならないことがある
俺、ハマと・・・なんていうか、エッチなことしちゃったんだ。
謝ってすむようなことじゃないけど、ごめん。」
思いきり頭を下げる。
さて、飛んでくるのは平手打ちか膝蹴りか、それとも詩魔法か。
「・・・それって、ハマが嫌がることをしたり、
無理矢理傷つけたってわけじゃないんでしょ?
それなら別に私はかまわないけど。」
「いいのかよ、そんなあっさり・・・」
「ハマはハマで、ミシャじゃないけど、それでもやっぱり他人じゃないわ。
自惚れかもしれないけど、ライナーがハマにそういう気持ちを持ったのは
ミシャに対する気持ちがあるからこそだと思うの。
外のミシャがここで私とライナーがエッチしてるって聞いて怒ると思う?」
やきもちくらいは妬かれそうだけど、怒りはしないだろうな。
ミシャからすればそれと同じってことか。
「あ、ハマのことは全然かまわないけど
外で他の女の子とおかしなことしたらもうここに入れてあげないんだからね。」
「いや、それはない、絶対。」
思うのより早いくらいに口が出る。
「わ、即答ね。ふふ、嬉しいわ。ハマとのこともすぐ言いに来てくれたものね。
ライナーのそういう誠実なところが好きよ。
これからもずっと嘘や隠し事のない
お互いの全てを見せ合えるような関係でいましょうね。」
俺も、本当にそう思う。
「そうですね、そんな関係って素敵、です。
でも、それならまだ言わなくちゃいけないこと、ありますよね?」
いつのまに来ていたのか、波止場のミシャにいきなり声をかけられる。
「ミ〜シャ〜、邪魔しちゃダメなのよ。二人はこれから大事な儀式なのよ。」
ミシャの後ろからハマが現れる。
引き止めようとすがり付いているようだが、ミシャは気にもしていない。
「大事な儀式の前だからそ、隠し事なんてダメ、です。」
「な、なによいきなり。言わなくちゃいけない隠し事なんてもうないわよ!」
少しむっとした様子でミシャが言った。
ややこしいな・・・白無垢の大人のミシャは彌紗と呼ぼう。
ミシャは彌紗にとことこと近づくと、彌紗の耳元に口を寄せる。
「じゃあ、・・・が・・・に・・・を・・・で・・・・・・はちゃんと言いましたか?」
「な!そ、そんなこと言える訳ないでしょっ!」
なにを言われたのか、彌紗が大きな声をあげる。
「ほら、隠し事、あるじゃないですか。」
「う・・・、そ、そういうのは隠し事っていわないの。」
そう言いつつも彌紗の口調は少し弱くなっている。
「でも、ホントはライナーに知っててほしいことでしょう?
ずう〜っと秘密のままでもいいんですか?」
「だ、だからって、あんなこと・・・」
なんというか、ミシャのペースだ。
「それじゃあ、私から言っちゃいますね。ライナー、実は・・・」
「わ、わかったわよ!自分で言うからそれ以上言わないで!」
「ですよね、儀式をするのはあなたなんですものね。」
話がまとまったようだ。あくまでミシャのペースで。
「ライナー、えっと、その、私・・・って、あんた達はいつまでいる気よ!」
「別にいいじゃないですか、おんなじミシャどうし、恥ずかしがることない、です。」
「私もなんの話かは大体わかってるのよ。
どうせそういうことになるんだろうし、今更仲間外れはやなのよ。」
そういうことになるってことはそういう話ってことなのかな?
さっきもしたばっかりだしな、それはちょっと・・・
「彌紗、別にそんな無理に話さなくてもいいんだぜ。
隠し事のない関係っていっても言うべきじゃないことってあるもんだよ。」
「ライナー・・・」
彌紗が潤んだ目で俺を見つめる。
「あー、ライナーったらさっきの私のフェラチオで満足しちゃったんですね。
それじゃこの娘に興味がなくなるのもしょうがない、です。」
「!!ライナー!私の話、聞いてくれるわよね!?」
結論、このミシャがいる限り必ず話はそういう方向に行く。
あきらめて流されろ、俺。
「あのね、私、実はライナーのこと考えて、あ、あの、その、
オナニー、しちゃってるの。」
本当にそういう話だな、しかも思ってた以上に直球だ。
「まあ、別にいいんじゃないか?俺のこと想ってしてくれるなんて光栄だよ。」
「そ、そう?ライナーがそう言ってくれるのなら、私も嬉しいんだけど。
って、そうなんだけど、でもそれだけじゃなくって、その、あの・・・」
ずいぶん言いづらそうだな、それなら無理に言わなくても、
とは思うけど、止めようとしてもミシャにじゃまされるだろうしなあ・・・
興味がないわけじゃないし、どうせ最後は流されるんだ
ならいっそ今回は積極的にいくことにしよう。
そう決めた俺は彌紗をつつみこむようにそっと抱き寄せ、耳もとに囁く。
「彌紗、俺、彌紗の全てが知りたいんだ。全部、話してほしいな。」
横で見ている二人から黄色い歓声が上がる。やれやれ、すっかり見世物だな。
「ライナー・・・、うん。あのね、私、お、お尻の穴でしちゃうの。」
ああ、そういや前に別のミシャもそんなこと言ってたな。
「ごめんね、私、イヤらしい娘よね、軽蔑・・・したよね・・・?」
「ええ〜!そんなことないですよね?興奮しましたよね?見てみたいって思いましたよね?」
「えっ!?あ、ああ、そうだな。」
口を挟むまもなくミシャにまくしたてられ、つい反射的に返事をしてしまった。
「ですよね〜。じゃあ、さっそく見せてもらいましょう!です。」
そうくるか。
「ちょっ!冗談でしょ?そんなことできるわけ・・・」
ミシャに向かって文句を言おうとした彌紗を片手で制してこちらを向かせ
その瞳をまっすぐにみつめる。
「俺も見てみたいな。彌紗が俺のこと想いながら一人で気持ちよくなるところ
そしたら俺、彌紗のこともっと好きになれるからさ。」
我ながらなに言ってんだって感じだな。
「ライナーが積極的です。いいことですね〜。」
「なんかライナーがあんなこと言うのってちょっと気持ち悪いのよ。」
外野は好きなこと言ってるな。今さら気にしてもしかたないけど。
「・・・うん、わかった。私、ライナーになら全部見せられる。ううん、全部、見てほしい。
でも、この着物は汚したくないの、着替えてきてもいいよね?」
そりゃそうだ、花嫁衣裳だものな。
「じゃあ、お風呂に入りませんか?私達も身体洗いたいです。」
「それは良い考えなのよ。私もあちこちライナーに舐められてべたべたなのよ。」
「他人事だと思って二人とも好き勝手言ってくれるわよね。
まあいいわそれで、行きましょ、ライナー。
しがらみ亭の浴場は露天風呂になっていた。
着替えに時間がかかる彌紗をミシャに任せ
ハマと二人で先に軽く身体を流させてもらっている。
「しかし、桶やら椅子やら、しっかりハマ用のがあるんだな、ここ。」
「ミシャは細かいとこまで気配りの行き届いた娘なのよ。
さすがにここまで用意されてるとは思わなかったけど。」
それだけミシャにとってハマは大切な存在だということだろうな。
「そういや、彌紗との話はどうだったのよ?」
「ん?ああ、ハマを傷つけてるわけじゃないなら構わないってさ。
俺がハマ相手にそんな気持ちになるのは
ミシャへの気持ちがあるからだと思うって言ってた。」
「ふ〜ん。」
ハマはなんだか複雑な表情をする。
「俺にはよくわかんないんだけどな。」
「私自身はミシャそのものとはちょっと違う存在なのよ。
でもミシャにとって私はライナーとの絆の象徴みたいなものだと思うのよね。
今のあなた達にとっては身体のつながりも大事な絆のひとつだから
無意識に私ともそういう関係を築こうとしてしまうのよ、二人とも。
たぶんだけど。」
身体のつながりも大事な絆、か。そうかもしれないな。
「ライナー、ハマ、お待たせしました、です〜。」
「こ〜ら、走ったら危ないわよ。」
駈けよってくるミシャとそれをたしなめる彌紗。なんかほほえましい。
だが・・・
「いや、裸なのはしかたないとして、タオルかなんかで隠さないか?普通。」
「別に良いじゃないですか、何度も見てるんですし。」
「そうそう、今さら・・・って、この身体はあんまり見たことないのよね。そういえば。」
「そうなんだよ、現実のミシャは結局小さいままだからな。」
正直目のやり場に困る。
「やっぱりライナーはちっちゃい娘のほうが良いの?」
「俺はどっちでもかまわないつもりなんだけどな。
でも大人のミシャが相手だとなんか緊張しちゃうかも。」
緊張するというかドキドキするというか、ぶっちゃけ欲情しちゃうんだよな。
「ふ〜ん、もしかして、エッチな気分になっちゃっうんですか?」
うわ、するどいな。隠し事とかしないってさっき言ったとこだし、正直に言うか。
「まあ、な。大人のミシャは色っぽいからな、そんな気にもなるさ。」
「そう?なんだか嬉しいな。」
「うふふ、これからエッチなところ見せられたらどうなっちゃうんでしょうね。」
どうなっちゃうんだろうな、本当に。
「じゃあ、どうなっちゃうのか確かめてみましょうね〜、さ、始めちゃってください。」
「あんたホントに他人事よね。まあいいわ、もう覚悟は決めてるし。
それじゃ、ライナー、ちゃんと見ててね。」
彌紗はその場に腰を下ろして膝を立てると、股間に手を持っていく。
「あ・・・、ライナーが見てるから、私、もう濡れちゃってる・・・。」
「そうなんだ、じゃ、もっとよく見せてほしいな。
俺、もっと彌紗が気持ちよくなるとこが見たいからさ。」
そう言いつつ彌紗の膝に手を置く。
「やっ、だめよ、そんな・・・。ライナーっていつからそんなエッチな人になっちゃったの?」
言葉とは裏腹に彌紗はゆっくりと足を開いていく。
俺の手はあくまで"置いただけ"で、なんの力も入れていないのに。
「ライナーがエッチになっちゃったのは、彌紗がエッチな格好をしてるから、ですよ。
ほら、ライナーのオチンチンだってもうこんなになってます。」
ミシャの言う通り、俺のペニスはもうはっきりと上を向いている。
「ライナー、今度は私が気持ちよくしてあげるのよ。」
ハマが俺の股間にすりよってきた。
「あ、ライナー、あ〜んして下さい。」
突然ミシャに口の中に何かを入れられる。
甘い。これは・・・、猫飴か。
「ちょ、どっから出してきたのよ、それ。」
「これがないとはじまりませんから。
ライナー、ミシャったらこれでお尻の穴をいじくるんですよ、イヤらしいでしょう?
うふふ、詳しくは
>>139-149のレスを参照すると良いです。」
よくわからない話をしながら
ミシャは俺とキスをするように俺の咥えた猫飴を一緒に舐めはじめる。
「んふふ、ほうやって、んちゅっ、でこぼこにしてあげると、ちゅぱっ
引っかかって気持ち良いんですよ、ぺろぺろ。」
股間ではハマがその小さな手で俺のペニスを物珍しそうになでまわしている。
そのハマを物欲しそうな目で見つめながら自慰をする彌紗。
そしてミシャは俺と舌を絡めあいながら猫飴をしゃぶっている。
なんかすごい状況になってきたな。
「こんなに大きいのがミシャの中に入ってたなんて信じられないのよ。
私だったら絶対死んじゃうのよ。」
「そりゃ、ハマじゃいくらなんでも入らないだろ。」
小さいミシャでも無理かと思ったくらいだしな。
「んふぅ、はぁ、ライナぁ、よそみしてないでこっちも見てよぉ、私バカみたいじゃない。」
「見てるさ、ミシャのおまんこに指が2本も入ってぐっしょり濡れてるのがよく見えるよ。」
「いやぁ、そんなとこまで見なくていいのに・・・」
そんなとこ以外どこを見ればいいんだろうな?顔か?
恥ずかしいのと感じてるので色っぽい表情になってる顔を見ても十分興奮するけどな。
「ちゅぱっ、ライナー、彌紗ばっかり見てないで猫飴も舐めてください。」
「猫飴、俺にはちょっと甘すぎるんだけど・・・」
「でもまだちょっと太いです。もうちょっと細くしてあげないとミシャに入りませんよ。」
「しょうがないな、ああ、どうせ甘い物ならオボンヌのほうがいいよなぁ。」
言われたとおり猫飴を舐める。
でもこれが彌紗のお尻の穴に入るかと思うとちょっと変な気分になってくるよな。
「んっ、ちゅぷ、ぴちゃ、ぺろぺろぺろ・・・。このくらいで大丈夫、ですね。」
小指くらいの太さになった猫飴をもって嬉々として彌紗のところへ向かうミシャ。
「はいっ!どーぞ。」
「ホントに、するの・・・?」
彌紗が困り果てた顔でこちらを見る。
助けてやりたいのやまやまだけどミシャには何言っても無駄だろうしな。
「もちろんですよ、せっかくライナーが猫飴舐めてくれたんですから。」
「ライナーが・・・」
彌紗はわたされた猫飴を見つめ、かるくひと舐めする。
「わかった、やるわ。ライナー、私の恥ずかしい姿ちゃんと見ててね。」
そう言って、こちらにお尻を向けて四つん這いになった。
「うわぁ、すごい・・・。ぜんぶ丸見えなのよ。」
「やっ、ダメッ、ハマ見ないでぇ!」
「ライナーはよくてもハマはダメなんですか?それじゃハマがかわいそう、です。」
「おいおい、あんまりいじめるなよ。」
いじめてないです、とか言ってすねてるミシャをよそに、俺は彌紗をうながす。
「俺、ちゃんと見てるからさ。彌紗も俺だけ感じててくれよ。」
「ライナー・・・、うん。」
うっとりとした顔でうなずくと、彌紗は猫飴をそっとお尻の穴にあてがった。
「ん、んんっ、ふあっ、はぁ、あぁ、ライナぁ、入っちゃったの・・・みえる?」
よく、見える。
さっきまで自分が舐めていた猫飴が彌紗のお尻の穴に入ってしまっている。
ものすごくイヤらしい光景だ。
「すごい、イヤらしいよ、彌紗。俺見てるだけでおかしくなりそうだ。」
「ホント、もうかちかちになってるのよ。これ痛かったりしないの?」
ぷにぷにした感触のハマの手がペニスをやわやわとさすっている。
「いや、ハマがそうやってしてくれると気持ちよくてしかたないくらいさ。」
「ホント?じゃあもっとしてあげるのよ。」
恐る恐るといった感じだった手の動きがずいぶん積極的になった。
「んふっ、あっ、うぅん・・・、抜くときにね、ちょっと引っかかるのが、
あ、はぁ、はぁ、気持ちいいのぉ・・・」
彌紗はゆっくりと猫飴を出し入れしている。
出し入れするたびにわずかに震えるお尻にミシャが手をのばす。
「うふふ、しっとりしてて手に吸いついてくるみたいです。」
「ひゃんっ、やだ、ちょと、さわらないでよっ!あっ、ふあぁんっ!」
ミシャは妙にイヤらしい手つきで彌紗のお尻をなでまわす。
「そんないやがらないで感じてください。ほら、手の動きが止まってますよ。」
「うう、好きなこと言ってぇ・・・、あとでみてなさいよ。」
なにやら物騒なことを言いつつも彌紗は再び猫飴を動かしだす。
「ふうっ、ん、いいっ、あぁん、はあ、ライナぁ、らいなぁっ!」
彌紗の痴態に見入っていると、突然ペニスに強烈な快感が走った。
「ぺろんっ、ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ・・・」
ハマがペニスを舐めてくれている。
猫みたいなざらざらしたハマの舌の感触がすさまじく気持ちいい。
「うわ、ハマの舌気持ちよすぎるよ。」
「れろれろ、もっと気持ちよくなって、いっぱい出しちゃっていいのよ。」
そんな長くはもちそうもないな。
彌紗のほうもかなりせっぱ詰まったことになってるみたいだ。
「あっ、やっ、だめよ、こんなのっ、あっ、あぁっ、私、わたし、もうっ!」
「イッちゃうんですね。お尻で、ライナーの見てる前でイっちゃうんですね。
うふふ、彌紗ったらとっても可愛らしいですよ。大好き、です。」
ミシャはいつのまにか彌紗の手から猫飴を奪い取って動かしている。
これじゃもう自慰とは・・・いや、どっちもミシャなんだしある意味間違ってないか。
「ちゅぷ、ぴちゃぴちゃ、れろれろれろ、」
なんてバカなこと考えてる余裕はもうないな。
「ハマ、俺もう、本当に出ちゃうよ、いいか?」
「いいのよ、ぺろぺろ、また、れろれろ、のんであげるのよ、ちゅぱっ、ぺちゃぺちゃ、」
「うあっ、もう、いくぞ、ハマっ、ううっ!」
さっき出してからそう時間もたってないってのに、ものすごい勢いで射精してしまう。
どぴゅどぴゅと断続的に噴き出していく精液でハマの顔があっという間に白く染まっていく。
「あ、ライナーがイっちゃいました。じゃあ、彌紗も遠慮なくイきましょうね〜。」
ミシャはそう言うと猫飴の動きをさらに速くする。
「ふああっ、あっ、だめっ、そんなのはげしすぎっ、ひっ、いいっ、あっ、あはぁっ!」
「イク時はちゃんとお尻でイクって言うんですよ、えいっ!」
「ひあぁっ!あ、イクッ、わたし、おしりでっ、イクのおっ、みてぇ、らいなあぁぁぁっ!」
俺の名前を叫びながら激しく背をのけぞらせて達する彌紗。
そのまま浴場の床につっぷしてしまう。
「ライナーのオチンチン、まだこんなに硬いのよ。ちゅ、ぺろぺろ、ちゅうぅっ。」
ハマが精液まみれの顔のままペニスの先に吸いついてきた。
「ライナー、これどうぞ、です。」
目の前にさっきまで彌紗の中に入っていた猫飴が差し出される。
これといって汚れている様子がないのはここが精神世界だからだろうか?
「はぁ、はぁ、はぁ、ライナー、ちょっと、それ・・・どうする気?」
ミシャからそれを受け取り、こちらに気付いた彌紗に見せつけるように猫飴を舐めた。
「ぺろっ、おいしいな。彌紗の味がするよ。」
本当はただの猫飴の味なんだけど、そんな風に言ってやると
あっという間に彌紗の顔が真っ赤になった。
「やあっ、そんなぁ・・・、うぅ、ライナーのへんたい・・・。」
「うふふ、彌紗だって変態じゃないですか。変態どうし相性バッチリ、ですよね。」
「あはは、そうかもな。」
それならそれで別にかまわないよな。
なんて思っていると、さっきまで顔についた精液をぬぐっては口に運んでいた
ハマが困り果てたような声をあげる。
「ああ〜ん、髪の毛にまでべったりついちゃってるのよ、うう、とれないのよぉ。」
「あ、ハマだめよ、無理に引っ張ったりしちゃ。今洗ってあげるから。」
どうにか気を取り直したらしい彌紗がハマを洗い場につれていった。
そこだけ見れば本当の母娘みたいだな。
ハマはともかく彌紗はまだ母親って年でもないけど・・・
って、ミシャは年取らないから本当に子供が出来てもあのままだっけ。
まあそれはともかく、俺も体を洗って儀式とやらに備えるとするか。
「ライナーのオチンチン、まだおっきいまんま、ですね。」
洗い場に行こうとしたところをミシャにつかまってしまう。
「私だけまだイってないんですよね。お願いできますか?」
にっこり笑顔で誘われた。
ここで断れるくらいなら初めからこんな状況にはなってない。
「俺がミシャのお願いを断るわけないだろ?いっぱいかわいがってやるよ。」
床に座ったままの状態でミシャと向かい合うようにして抱きかかえる。
あれだけいろいろ見せられたミシャの股間はすでにぐっしょりと濡れそぼっていて
俺のモノをやすやすと咥えこんだ。
「ああんっ、ライナーのオチンチン、すごく気持ちいいです。」
ミシャは俺の首に腕を回してしがみつき、自分で腰を振り始めた。
「ミシャの中も相変わらず気持ちいいよ、すごい締め付けてきて全部持ってかれそうだ。」
こっちも腰を振ってやりたいがさすがにこの状態では難しい。
かわりにキスでお返ししよう。
「ちゅっ、んん、ぷあっ、ライナー、もっとキスしてくだ、あふぅんっ
ふあぁ、耳もっ気持ちいいですぅ、あぁ、どこでも、ライナーの好きなとこにキス、して下さぁい。」
ミシャに請われるままに耳から頬にかけてキスの雨を降らせてやる。
「ちょっと!人が目を離してるあいだに抜け駆けするなんてずるいわよ!」
「そうなのよ、ライナーもわたし達を呼ぶくらいの気はまわして欲しいのよ。」
二人が戻ってきたらしい。
「ごめんごめん、えーっと、どうしようか?」
「う〜・・・、私、キスしてほしいのよ。」
ハマが俺の肩にしがみついてキスをねだる。
「ふふ、私はた〜っぷりお返ししてあげるんだから。」
彌紗はハマとは反対の肩に後ろからしなだれかかってきた。
「あはは、彌紗のおっぱい柔らかくて気持ち良いよ。」
「そう?それじゃたしかここに・・・」
突然背中に何か冷たいものをかけられる。
「うわっ、なんだ、いまの?」
俺の問いに彌紗は手に取ったものを見せてくれた。どうやらボディソープらしい。
「ライナーはこれで洗ってあげるわね。それから、あなたにはこれね。」
彌紗の手にはさっきの猫飴が握られている。
「さあ、覚悟しなさいよ〜。」
えらく楽しそうに言いながらミシャのお尻に手をまわした。
「ひゃんっ、ああぁ・・・入ってきますぅ、私のお尻にぃ
さっきまで彌紗のお尻に入ってたのが、ふあぁぁっ、入ってきてますぅ。」
「ちょっと、ヘンなこと言わないでよね。」
ミシャの言葉に責めているはずの彌紗が赤面してしまった。
「あはぁん、だって、嬉しいんです、おんなじの入れてもらえて、あ、あぁんっ、」
「もう、調子くるっちゃうな。まあいいわ、いっぱいしてあげるから、たっぷり感じなさいね。」
彌紗が猫飴を動かすと、壁越しに俺のペニスも刺激される。
「彌紗、それ、俺も気持ちいいよ。」
「え?あ、そっか。わかったわ、ライナーも気持ちよくしてあげるね。」
猫飴の動きが俺のペニスを意識したものに変わり、刺激が強まる。
「ライナぁ〜、私のことほったらかしにしないでほしいのよぉ、はやくキスぅ〜。」
「なんか急に甘えん坊になったな、可愛いよ、ハマ。」
甘えてくるハマがあまりに可愛らしくて、キスにも熱が入ってしまう。
「ちゅっ、んむ、んふぅ、ん、ちゅむ、ちゅ、ちゅぱぁ、ふぁ、はぁ、はぁ、らいなぁぁ、
ん、ちゅっ、ちゅ、ちゅ、ぺちゃ、あ、はぁぁ、あっ、ん、んむぅぅ、ちゅくちゅく・・・」
舌を絡ませながら何度もハマの唇を奪い、小さな口の中を隅々まで味わっていく。
「あっ、ひっ、いぃっ、ふあっ、らいなぁ、いいれふぅっ、らいなぁのおひんぽぉっ
すごくきもちいいれふぅぅっ、ふひゃぁぁ、おひりのあなもいいれふぅぅっ!」
猫飴の動きになれたのか再び腰を動かし始めたミシャが
全くろれつのまわっていない調子で激しくあえぐ。
「良い感じになってきたわね。さ、ライナーもいっぱい感じてね。」
彌紗もなにやらコツをつかんだらしく
壁越しの猫飴の動きと背中に感じる乳房の動きが俺を上手く高ぶらせていく。
「ふわぁぁ、みひゃもぉ、みひゃもきもひよくなってくらさぁい。」
「えっ?あっ、ちょ、ちょっと!やだ、あしでいじらないでっ、やっ、はぁぁんっ!」
ミシャが彌紗のアソコを足でいじりだしたらしい、器用なもんだな。
「ふみゃぁん、ライナー、そこじゃないのよ、ちゃんとちゅーしてほしいのよ。」
唇の次はぷにぷにのおっぱいでも味わおうかと思ったら
ハマに咎められてしまった。
しかたがないのでキスを再開しながら指をハマの股間のすじに這わせていく。
「んちゅっ、んんっ、ちゅぱっ、ひやぁぁっ、ライナぁ、そこだめなのよぉっ、」
「あ、痛かったか?」
「痛くはないのよ、でも・・・、はぁ、もう好きにしていいのよ
でもちゃんとキスしてくれないとだめなのよ?」
「ああ、わかったよ。こうだろ?」
ハマの唇をこじ開けて舌を絡め合う。
「んむっ、んちゅ、ちゅぴ、くちゅくちゅ、んむぅっ、ちゅぱぁっ、ふにゃぁ、らいなぁ、」
ハマの股間はもうぬるぬるになっていて、俺の指は簡単に滑り込んでしまう。
いくら感じているとはいえまだまだ未熟なハマの体を気遣って
ゆるゆると刺激しながら時折弱点の陰核を指でこねてやる。
「む、ふむぅ、ちゅぅ、ん、ふむぅっ!うぅっ、ちゅぱあっ、ひいぁんっ!ふあぁ、」
感じまくって息を切らしながらも俺のキスを求めてくるハマに応えて
俺は濃厚なキスを繰り返す。
「ふぁ、らいなぁ、あっ、ちゅむ、んちゅ、ちゅう、うんんっ!ふ、むうぅっぅうっっ!
むぅあっ、ぷあぁーっ、ふあ、はあぁぁ〜・・・」
キスをしながらイってしまったらしいハマが放心状態で深い息をつく。
「あっ、だめぇっ!あっ、あっ、やぁっ、だめよ、絶対、先にイかせるんだからぁっ!」
「ひやぁぁんっ、いいのっ、いいのぉっ、おひりもっ、おまんこもいひのぉぉっ!」
俺のほうは今だ息つく暇もないらしい。
とはいえ二人に絡みつかれては動くこともままならず
ただただなすがままに二人の感触を感じるだけだ。
「二人とも、俺もすごくいいよ、ミシャのおっぱいすごく柔らかくて、
こりこりした乳首が当たるのもすごくいい感じだよ。」
「ライナぁっ、ホントにっ?もっと、ふあぁっ!もっとわたしっ、かんじてぇっ!」
「ミシャのおまんこも、すごいよ、きつくって、しめつけてきて、もうでそうだっ」
「あひいぃっ、うああっ、だひてぇっ、らいなぁのせぇえき、くらはいぃぃっ!」
本当にもうもたない。
「俺、もうだめだっ!うううっ、いくぞ、ミシャッ!う、うあぁぁっ!」
今日何度目だったかの射精。
でもその勢いは相変わらずで、ミシャの奥の奥まで激しく打ちつけている。
「うああぁっ、ああぁぁぁっ!は、あはぁぁぁ・・・、らいなぁ・・・ふあぁぁ・・・」
「ひっ、やぁぁっ、だめぇっ、わたしもっ、イっちゃうのぉぉっ!あはあぁぁぁっ!!」
四人全員が絶頂を迎え、俺を中心に互いにもたれかかり合い荒い息をついている。
みんなの重さと熱さがやけに心地いい。
俺は幸せ者なんだろうな、きっと。
そのあとみんなで体を流し合って、今はゆっくり湯船につかっている。
「はぁ〜、いいゆだねぇ〜。」
「ライナー、おじいさんみたいなのよ。」
いや、若くても"いいゆだね"くらい言うと思うぞ。
「さすがにおじいさんは勘弁してくれよ。
ところでさ、これからやる儀式って結局何すりゃいいんだ?」
誰にというわけでもなく聞くとハマが答えてくれる。
「塔との結線の儀式をするんだけど、
ライナーは彌紗との永遠の絆を誓ってくれればいいのよ。」
「ふ〜ん。やっぱり結婚式みたいなもんか。」
まあ彌紗の白無垢姿を見たときから大体予想はしてたけど。
「ふ〜ん、って、ずいぶん余裕じゃない。私結構どきどきしてるんだけど。」
「え?ああ、うん。なんていうかさ、この世界にいると素直になれるっていうか、
自分の気持ちを見せるのにあんまり抵抗感じないんだよな。
俺、彌紗と愛の誓いとか、結婚式とかするの本当に嬉しいからな。」
冷静に考えれば今の言葉だってずいぶん恥ずかしいしな。
「ライナー・・・、すごく、嬉しい。」
「うふふ、ライナーはこの世界、好きになっちゃったんですね。」
「ん?ああ、好きになっちゃったな。」
「ホントに?じゃあ、儀式が終わっても時々会いに来てくれる?」
「彌紗達がいいなら、喜んで。っていうか、こっちからお願いすることだよ、それは。」
実際、現実のミシャには俺からお願いすることになるだろうしな。
「ライナー、ちゃんと私にも想いをとどけに来てくださいね。
きっと、素敵な詩にしますから。
・・・もしかしたら、魔法にはならないかも、ですけど」
「ミシャが一番歌いたいって思う詩になるなら、それでいいよ。
それが、俺が一番聴きたい詩なんだからさ。」
「ライナー・・・」
「今日のライナー、ちょっとヘンなのよ。」
俺もそれはちょっと思う。まあ、なんかいろいろ吹っ切っちまったからなあ。
「ふふ、別に、悪いことないじゃない。
現実の世界でもそんなライナーでいてくれたら、ミシャは嬉しいと思うわ。」
「はは、善処するよ。
さて、そろそろ上がって儀式をしないとな。行こうぜ。」
俺の言葉にみんながうなずき、俺達は風呂場を後にした。
「ライナー・バルセルトよ、そなたは、そなたが開発した娘ミシャを愛し
一生この娘の心の支えとしてコスモスフィアの平穏維持に努めることを誓いますか?」
「はい、誓います。」
俺と彌紗はコスモスフィアの寺院で誓いの儀式を行っている。
取り仕切ってるのは彌紗の不思議を司るとかいうなんだかよくわからない奴だ。
「よろしい、それでは最後に、誓いの抱擁を。」
「わかった、彌紗。」
「うん、ライナー。」
俺は彌紗をしっかりと抱きしめ、彌紗も俺にしっかりと抱きつく。
「さて、誓いの儀も滞りなく済んだようですので、」
「え!?これで終わりなのか?」
「はあ、まだなにか心残りでもおありですか?」
「い、いや、その・・・」
俺の腕の中にいる彌紗に目で訴える。
「え〜っと、その、キスとかは・・・しなくてもいいものなの?」
「・・・まあ、別にお好きなようになさって下さって構いませんが・・・」
別にしなくてもいいのか
でも、仮にも永遠の愛を誓っておいてキスのひとつもなしじゃしまらないもんな。
「彌紗」
「ライナー」
彌紗も同じ気持ちのようで、俺の呼びかけに応えて瞳を閉じてくれる。
俺は、誰より愛しい彌紗と誓いを込めてくちづけをかわす・・・
・
・
・
「あの・・・この二人のくちづけはいつ終わるのでしょうか?
そろそろ命の塔に向かいたいのですが・・・」
「でもちょっと割って入れる雰囲気じゃないのよ、どうしたものかしら?」
「あ、それ、別に私でも構わないですよね?おんなじミシャですし。
それなら私がやっちゃいますけど。」
「そうですか?ではお願いさせていただきます。」
「はぁ、ホント、しょうのない二人なのよ。」
そうやって出ていったハマ達が戻ってからすでに小1時間が経過していた。
「ちょっとライナー!ちゃんと聞いてるの?ぼ〜っとしてるんじゃないのよ!」
「まあまあ、ハマ、落ち着いて下さい。二人とももう十分反省してますから。」
ハマ達が戻ってからずっと、俺と彌紗は正座でハマの説教を聞かされている。
「もう反省とかそうゆう問題じゃないのよ!
神聖なる寺院で大事な儀式をほったらかして二人ではじめちゃうだなんて!」
「ごめんなさい、ハマ。気がついたら誰もいなくなってものだから、つい・・・」
「いや、本当に面目ない。」
もう俺と彌紗は平謝りするしかない。
「つい・・・、じゃないのよ!全くライナーならまだしも彌紗まで一緒になって、そんなけだものじゃないんだから・・・・・・・
いったい、俺が現実世界に帰れるのはいつになるんだろうか?
「ライナー!ちゃんと聞いてるの!?」
・・・とほほ。
おしまい
>>328 GJ!&最終回乙です。
いやいや、同じ風呂場でもエロさはそっちのほうが圧倒的に上じゃないすかい
こっちはバスタオルで入ってくるのと、そっちは堂々と全裸で入ってくるミシャが対象的だなと思ってなんか笑ってしまったw
>>343 ありがとです。
そのちびオリカの画像はオリカスレで既にゲットして保存してますw
次回、一応ラストだと言いましたが、どうやら無理っぽいorz
あれこれ削って何とか最終回にしようか書いてるんだけど、
それでも無理かなと思ったんで、やっぱり2回に分けます…長くてホントスマン…
早ければ今日投下できるっぽい
わはははははは
自分のを投下した後、携帯から読もうとしたらサイズがでかすぎたらしくエラーが…orz
うぅ、俺以外にも見れなかった人いるよね?すいません、以後気をつけます。
>>343 >>252-253のハマSS以外の現行スレのSSはミシャメインが俺で
オリカメインが
>>344の人のようですね。
>>344 それはそうなんだろうけど、自分で書いてるともうただの文字列になってくるからなあ
特にあえぎ声とかもうなにがなにやら…
俺はどちらかというとおなじように女の子3人にかこまれてるライナーが
不幸そうなのと幸せそうなのがなんか好対照だなとか思ったな。
>>345 確かにこっちのライナーは不幸かも
非エロだから一応触り厳禁ということでライナーは叩かれ役にw
でもヒロイン3人はゲームで例え、胸を触られてもOKしそうだから怖い…
ちびオリカ第5話を書き終えますた。
最終回前ということで、今回はオリカに完全スポットを当てた話
前回のお話
>>311-323 ―次の日―
ライナーは、オデコにひんやりと冷たいものを感じて目を開けた。
「(あ…れ?タオルが冷えてる?)」
「…あ、お兄ちゃん。起きた?」
顔を横に向けると、そこにはちびオリカがベッドの横のイスに座っていた。
「…オリカ?」
「おはよう。お兄ちゃん」
ちびオリカのあどけない笑顔。
時計を見ると朝の6時になろうとしている。
「…オリカ。いつからココに?」
「んっと、1時間前くらいからだよ」
「そんなに前から…!?」
「言ったでしょ?あたしがお兄ちゃんの看病をしてあげるって。
あと、あたしが来たときタオルが冷えてたから、誰かが変えてくれてたのかも」
「そうなのか?
(誰だろう?あの3人は怒ってたから、ジャックかラードルフかな?)」
「きっとお姉ちゃん達だよ。
やっぱりお兄ちゃんが心配で見に来たんだと思う」
「そうかなぁ…かなり怒ってたみたいだからな、
ミシャとシュレリア様…」
「もう!女心わかってないな、お兄ちゃんは…
その証拠にホラ!」
ちびオリカが手に持ってる物は何処かで見たことあるもの、
「め…メシジュース!?」
「知ってるの?そこのテーブルに置いてあったんだよ。
お姉ちゃん達が作ったのかな?」
「多分シュレリア様が作ってくれたんだと思う…」
ちびオリカはそのメシジュースをクンクンしている。
「ねぇコレ、甘い匂いがするよ?
この白いツブツブは、メシジュースって名前だから、やっぱりご飯みたいだね」
「…あぁ…」
「これなら、ご飯も柔らかくて飲み込みやすいよ」
「…うん…」
「このコップ一杯でジュースも飲めて、ご飯も食べれるなんて一石二鳥だね!」
「…そうだな…」
「このストローで吸えるから手は使わなくていいね。
お兄ちゃん起きれる?」
「あ、あぁ…起きれるよ…」
ライナーは半身を起こそうとしたが、
「つっ!頭が…!」
ライナーは頭を押さえる。
「あっ!大丈夫?
あたしがコレ持っててあげるから、
お兄ちゃんは寝たまま吸っていいよ」
「いや…このメシジュース…自分のペースで食べたいような…」
「…食欲無いの?
ダメだよ、少しでも食べて体力つけないと…」
ちびオリカは心配した顔をしたので、
「食べる食べる!
実はお腹空いて仕方なかったんだ…」
「ホント?よかった。
はい、お兄ちゃん」
ちびオリカに笑顔が戻りました。
「あ、ありがとうオリカ…じゃあいただき…ます…
…ズ…ズル…ル…ズ…モグ…モグ…モグ…」
「美味しい?」
「う…まぁ…い…!」
ライナーは必死に作り笑顔をした。
「…お兄ちゃん、あたしもコレちょっと食べてみてもいい?」
「あぁいいよ……え?
オリカ!それ、俺が口付けたストロー!」
「…お兄ちゃんのなら、あたし構わないよ」
ちびオリカはストローに口を付け、
…ちゅる…ちゅるるる〜!とメシジュースを吸った。
「んっ…モグ、グチュ……ゴクッ!
…ホントだ。凄く美味しいね、お兄ちゃん」
「そ、そう?」
「うん!
ご飯が口に入ったときのドロッとした感触が、震えが来るほどの美味しさだよ!」
「へ…へぇ〜…
(なんか前にも聞いたことがあるような…)」
「はい。ありがとうお兄ちゃん」
ちびオリカは再びライナーにメシジュースを顔に近付けた。
「…あ…う…」
ちびオリカが口を付けたストローに、口を付けていいものか戸惑うライナー。
「どうしたの?
…もしかして、あたしが口を付けたストローだから汚いとか思…」
「違う違う!その…
…い、いいのかな〜とか思ったり…」
ちびオリカはクスっと笑って、
「お兄ちゃんが嫌じゃなければ、いいよ…」
「…じ、じゃあいただきます…」
ライナーはストローに口を付けてメシジュースを飲む。
「…間接キスだね、お兄ちゃん」
「!!」
ライナーは吹き出しそうになる。
「ゴホッ!ケホッ!
オリカ、何を…!?」
「ぷっ!アハハッ!お兄ちゃん顔真っ赤だよ。カワイイ!」
「か、からかうなよオリカ〜…」
ちびオリカはクスクス笑いながら、
「お姉ちゃん達は、お兄ちゃんのこんなところが好きなんだね」
「…えっ?」
「優しいところ…」
ちびオリカの切ない表情に少しドキッとするライナー。
「(…今は子供の姿なのに、大人っぽい顔もするんだな…)」
「…1つ聞いてもいい?」
ちびオリカがメシジュースを横にクルクル回しながらモジモジし始める。
「何だい?」
「…あの…お兄ちゃんは今、付き合ってる人とか…いるの?」
「…えっ!?」
「その…シュレリアお姉ちゃんとか、ミシャお姉ちゃんとか…」
「いや、付き合ってるとかじゃなくて…仲間かな。
シュレリア様は、俺の尊敬する憧れの人で、ミシャは幼なじみで…」
「…じゃあ好きな人は居るんだよね?」
「…好きな…い、今は旅の途中だから、あまり考えたことないな…」
ちびオリカはパッとライナーの顔を見て、
「ほ、ホント?
お兄ちゃん好きな人いないの?」
「ま、まぁ、そういうことなるかな…」
「あんないい人で美人なお姉ちゃん達がいるのに!?」
「と、突然なんだよオリカ…!?」
「…え!…あ…」
ちびオリカも顔を赤らめる。
「…お…お兄ちゃんに…好きな人が、まだいないなら…
あ、あたしじゃダメ…か…なぁ…」
メシジュースの回転が更に早くなる。
「えっ?」
ドキリとするライナー。
「…やっぱ…だ、ダメ…だよね…
お兄ちゃんとは歳も離れてるし…
こんな小さくて、子供のあたしなんか、恋愛対象…じゃないよね…」
メシジュースの回転がピタッと止まる。
「そ、そんなこと無い!
お、オリカはこの年で(実際17だけど)しっかりしてるし、健気でいい子だしさ、それに…!」
「それに?」
ちびオリカはライナーの顔を見つめる。
「オリカは…とても可愛いし…
(アレ?俺何言ってるんだろ…
これじゃまるで…)」
「…お兄ちゃんて、小さい子のほうが好みなの?」
「そ、そういわけじゃないんだけど…
だから…だな……」
「…じゃあ、あたしにもチャンスはあるってことだね!?」
ベッドに手を付き、ズイッ!とライナーの顔に近付くちびオリカ。
「わっ!…」
「……お兄ちゃん…」
見つめ会う二人は距離は、ほぼ30センチ。
「な、なに?オリカ…」
「……」
ちびオリカはライナーのほっぺたに優しく手を乗せる。
「…お兄ちゃんの顔…あったかい…」
「そ、そ、そうか?
まだ、熱があ……!」
ちびオリカは静かにライナーの顔に自分の顔を近付けてくる。
「オ……リカ…?
なに…を…」
ちびオリカとの距離が縮まるにつれて、ライナーの胸の鼓動がドクンドクンと早くなる。
「…お兄ちゃん…」
「…オリカ…ダ…ダメだ…!」
ちびオリカとの顔の距離が、ゼロに近付くにつれてライナーはギュッ!と目を瞑るが…
〈コツン☆〉
「……はっ?」
ライナーはソ〜っと目を開けると、ちびオリカはライナーのオデコを自分のオデコとくっつけていた。
「…んー、やっぱりまだ熱あるね」
「…あ…はは…は…は…」
ライナーはひきつった顔。
ちびオリカはライナーから顔を放すと、
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「いや、何でもない。何でもないっス!」
ちびオリカは腕を組み、少しライナーを睨むように、
「…あ〜、まさかお兄ちゃん。
あたしがキスするとか思ったんでしょ?」
「ち、ちが!違違違…!」
「…エッチなお兄ちゃん…
…クスッ!また顔赤くしてる。
お兄ちゃんってわかりやすいんだね!」
「ほっといてくれ…」
「もしかして、お兄ちゃんって、あたしに脈あり?」
ちびオリカは人差し指を自分の口元に持っていってパチッとウインクをした。
「…か、勘弁してくれよぉ…」
★
「お兄ちゃん」
「へい…」
「なに?その気のない返事はー…
もう看病してあげないよ?」
ちびオリカはふくれっ面をする。
「ゴメンゴメン…何だいオリカ?」
「実は、まだ聞きたいことがあったんだけど」
またおかしな話じゃありませんように、と願うライナーだったが、
「…あたし、記憶喪失なんだよね?」
「!!
知ってたのか…」
「うん、最初起きたときクルシェお姉ちゃんが言ってたから」
「(聞こえてたのか…
オリカってもしかして地獄耳なのか?)」
「あたし、どうして記憶喪失になったの?」
率直な質問に戸惑うライナー。
「そ、それは…
オリカが階段から足を滑らせて、頭を打ったのが原因らしいんだ」
とっさに出た嘘。
「…そうなんだ…
あたし、お兄ちゃん達に迷惑かけてたんだね…」
「いや、オリカは何も悪くないよ。
あれは事故だったんだ…あの階段の老朽化が凄かったらしくて、
もう酷いのなんの――」
「嘘はいいよ、お兄ちゃん!」
「って……オリカ?」
「…わかってるの自分でも…
きっと記憶を失う前もお兄ちゃん達に迷惑かけっぱなしで、
色々あたしのせいで、足を引っ張って来たんだって…」
「オリカ…」
「あたし、どうしてお兄ちゃん達と一緒に居るの?
旅に子供が混じってるのって、変じゃない?」
「そ、それは…」
少し沈黙したあと、
「…お、お母さん…お父さんは何処に居るの?」
「あぁ、オリカの両親は今ちょっと用事があって、俺達がオリカを預かってるんだ」
オリカを傷付けなようにまた嘘をついてしまった。
「…それもきっと嘘だよね…
お母さん、お父さん…あたしの事、よく迷惑かけるダメな子だから、どうしようもなくて…、
す…捨てら――」
「オリカ!!」
「!!」
ライナーの突然の怒鳴り声に驚くちびオリカ。
「お…お兄ちゃん…?」
「オリカ。頼むからそんなこと、二度と言わないでくれ。
どうしてそんなに、マイナスな方向に考えるんだ?
ご両親がオリカを捨てたりするわけないじゃないか。
オリカは全然迷惑かけたことない。風邪引いた俺のこと必死で看病してくれてるしさ、
俺オリカみたいに、こんないい子は見たことないぜ」
「…ほ…ホントに?」
「あぁ、ホントだ」
「ホントにホント!?」
「ホントにホントにホント!?」
「ホントにホントにホントだ!」
「ホントにホントにホントにホントに――」
「ホントにホントにホントにホントにホントに…
あれ?ホントに何回言ったっけ?」
すると、ちびオリカは、
「…ふ…フフ…アハハハハハ!
お、お兄ちゃん。おっかしー!」
「わ…笑うなよ〜…」
「だ、だって!…く…フフフ!」
ちびオリカはお腹を抱えて笑っている。
ライナーはニコっと笑い、ちびオリカの頭に手をポンと置くと、
「オリカは笑ってるときが一番可愛いんだ。
だからさ、あんなこともう言わないでくれな…」
「お…兄ちゃん…」
ライナーはちびオリカの頭を撫でている。
「う、うん!言わない。もう絶対言わないよ!」
「あぁ、約束だ!」
「…そ、それで…
笑ってるあたしが、一番可愛いって、あれ、告白?」
ちびオリカは顔を赤らめる。
「えっ?そ、そういう訳じゃ…」
「…あたし、もう決めちゃった…」
「決めったって何を?」
「あたし、将来お兄ちゃんのお嫁さんになる!」
ライナーも顔を真っ赤にした。
「え…えぇー!?」
「シュレリアお姉ちゃんや、ミシャお姉ちゃんに負けないくらい、
立派な女性なってみせるよ!」
「(元の姿のオリカは、十分立派な女性だよ)」
「む…胸もまだ無いけど、お兄ちゃん好みに大きくなってみせるね!」
「な…なんで胸なんだよオリカ…!」
「…やっぱり小さいサイズのほうが好み?」
ちびオリカは自分の胸に両手を乗せる。
「!!
だから…そういう訳じゃ…」
「アハッ!お兄ちゃん、また顔赤くしてる。
やっぱり、わかりやすいね!」
「…もうホントに勘弁してください…」
★
「お兄ちゃん」
「う〜ッス…」
「何その返事?
ねぇ、熱はまだ引かないの?」
「…あぁ…まだっぽいな…」
「どれどれ?」
「!!」
またちびオリカは、オデコとオデコをくっつける。
「ん?さっきより上がってない?」
「そ、そうか?気のせいだろ…」
ちびオリカはオデコをくっつけたまま、
「う〜ん……そうだ!」
「え?そうだって――」
チュ☆
「!!!!」
ちびオリカはライナーのオデコにキスしました。
「オリカ!?」
「えへへー、おまじないだよ!
あたしのキスで、お兄ちゃんの熱が引きますようにってね」
「お……あ……」
ライナーは硬直中。
「…もっと…してほしい?」
ちびオリカは人差し指と薬指で自分の唇に当てて切ない表情をする。
「い…いや!十分っス!
(元のオリカより、やけに積極的だなぁ…
子供だからか?)」
ちびオリカはクスッと笑って、
「あたしのおまじないじゃ、更に熱上がっちゃいそうだね?」
「(…もう上がりっぱなしかも…)」
「あ、そーだ!」
ちびオリカは何か閃いた顔になり、両手をパンッと叩く。
「お薬屋さんに行って、風邪薬買ってくるよ!」
「え?いいよ、オリカ。
寝てれば自然に治ると思うし」
「時間かけて自然に治すのと、お薬でスグ治すのどっちがいい?」
「…まぁ、スグ治りたいけど…」
「…それとも、あたしのおまじないで治す?お兄ちゃん…」
「!
お薬でお願いします…」
「…そう言われると、なんかムッと来るなぁ…」
「ご…ゴメン…」
「いいよ。あたしも、お兄ちゃんに早く治ってもらいたいしさ。
未来のお嫁さんに任せて!」
「あ…あぁ…」
「じゃあ、パパッと買って、スグ帰ってくるからね!」
ちびオリカは、扉を開け向こう側に行きパタンと閉めた。
「…ふぅ…なんか、どっと疲れが…」
ライナーは天井を見ていたが、ドアからノックする音が聞こえてきた。
「あ、はい」
ガチャっと扉を開けたのは、ちびオリカ。
「…お兄ちゃん…」
「オリカ?どうした忘れ物か?」
「あの…お、お金…」
「……」
つづく
ええよええよ〜
なんか癒されるな GJです
GJ!
おもすれーな。
ありがとです。
今回以外に好評でビックリ…
自分で書いててあれだけど、ライナーがあまりにも可哀想な目にばっかあってるんで、
今回この話を入れてみますた。
361 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 00:06:20 ID:yOl5Xe6r
あ
オリカテラカワイスwwwww
GJ!
やばいな、俺ミシャひとすじなはずなのに…、チビオリカ可愛すぎ。
あー、ほら、やっぱ気になるじゃんあれ、ユオの殺人コスモスフィア
でさ、もうほら、全然手がかり無いからほとんどオリジナルじゃん絶対
いや〜エロでいこうかギャグでいこうかシリアスにしちまうか色々考えてさ
結局全部ひっくるめちまったんだよ、そしたらさ、40レスとかさ、行っちゃってさ…
・・・すまんみんな俺に40レスくれ。いや、下さいorz
えーっと、時期的にはミシャEND後半年経過くらい
直接話はつながってませんが今まで書いてきたSSの続きにあたります。
よってライナーはミシャやハマのことを片時も忘れていない設定です。
ドラマCDは聞いてなくても大丈夫、なはず。
エロは今回ちと少なめ・・・相手は結局ミシャだったりw
ではそんな感じで投下開始させていただきます。
振り下ろした剣が敵を捉え、打ち伏せる感触。
それを、まるで自分の腕で剣を振っているかのようにはっきりと感じる。
瞳を閉じ、心を研ぎ澄まし、自分の全てを謳うことに傾けていても
ライナーの動きだけは手に取るようにわかる。
「君はさがって!後ろの二人を守ってやってくれ!」
その声だけは心に直接響いてくる。
たぶん一緒に来ていた教会の騎士見習い君に指示を出したんだろう。
ふと、空を見上げて軽く舌打ちをすると、私との距離を詰める。
飛竜の一匹が私を狙っているのだろうか
遥か上空に注意を払いながら
それとは別のところへ向け、気合と共に手にした剣を一閃する。
「風よ!駈け抜けろ!!」
剣は空を切った。
でも、そこからほとばしった衝撃波は確実に敵を捉えているはず。
思ったとおり、ライナーの張り詰めていた緊張がほんの一瞬だけ緩む
さっきの攻撃が確実な成果をあげた事への満足感が伝わってくる。
邪魔者を片付け、ライナーは完全に私を護る態勢に入った。
ライナーの全身に、そしてその心に強く力が入る
飛竜が急降下攻撃を始めたのだろう。
けれど、ライナーはその心を
私を護ろうとする強い意思を光輝く絆の盾に変え
飛竜の強烈な攻撃を受け止め、逆に弾き飛ばしてしまう。
「うおおおぉぉっ!!」
その隙を見逃すことなく、力強い雄叫びをあげたライナーが飛竜に突進する。
私は閉じていた目を開き、ライナーの勇姿を瞳に焼き付ける。
剣から放たれた光が高く跳び上がったライナーの動きに合わせて螺旋を描き
飛竜を取り囲んでその動きを完全に封じてしまう。
「くらいつけえっっ!!」
頂点から力強く振り下ろされた剣は眩い光の波動を放ち
ライナーの言葉通り飛竜の喉元に食らいついて、地面にねじ伏せる。
“いまだ!”
「ミシャッ!!」「いっけー!!」
想いは言葉よりも速く伝わるから
ライナーの指示と私のかけ声はぴったりと重なった。
私の頭上で荒れ狂うように渦を巻いていた雷が弾け飛び、少女の姿が現れる。
少女は周囲に舞い散った雷光を頭上にかざした両手に束ねると
地に落ちた飛竜に向かって一気に解き放つ!
ゴオオォォォン
それこそ雷鳴そのものの怒号が鳴り響き
稲光の軌跡だけがはっきりと瞳に残る。
ゆっくりと視力が戻ると、もはや影だけになってしまった飛竜の姿がみえた。
「ありがとう、ミシャ。けがはないか?」
剣を鞘に戻しながらライナーが聞いてくる。
「あったりまえじゃない、ライナーが護ってくれてるんだもの。」
私はありがとうの言葉の代わりに、最高の笑顔を愛しい人に贈った。
ライナーとの旅の途中に立ち寄った街で、私は意外な人達と再会した
天覇にいた頃に出会って友達になったマヤとユオの二人に。
二人は天覇を辞めて一緒に教会に入ったらしい。
あいかわらず仲の良いいことでなによりよね。
今日は教会の人達がこの街に現れた怪物を退治しに来ていたんだけど
ライナーがいつもどおり「俺にも手伝わせてくれ」とか言ったおかげで
私達も一緒に怪物退治をする破目になっちゃって、
そこで懐かしい、ってのは言い過ぎだけど、二人に再会したの。
今はその怪物退治も終わって街の宿屋でライナーを交えて話をしてるとこ。
「それにしてもさぁ、ライナーってつっっっよいよねぇ!
あの怪物どもほとんど一人でやっつけちゃったじゃない。」
ふふ〜ん、あったりまえじゃない、私のライナーだもの。
「そんなことないさ。ミシャや、君達教会の人のサポートがあったからこそだよ。」
「それは謙遜というものだわ。私達はそもそも調査が目的の先発隊で、
本格的に退治をするだけの戦力は無かったんですもの。」
そうそう、ライナーはいちいち謙遜しすぎなのよね。
「実際ライナー一人で戦ったようなものじゃない。
謙遜も度がすぎると嫌味になるからほどほどに、っていつも言ってるでしょ?」
「ほんと、ミシャの言う通りだよ。あたしらと来た見習い騎士なんて
おろおろしてただけなんだから、なっさけないの。」
「ユオ、そんな事言うものじゃないわ。
彼だって、ちゃんと私達を守ろうとしてくれてたじゃない。」
どっちかっていうとユオの言ってる事のほうが当たってる感じだったけど。
「そうだよ、彼が君達を守ってくれてたから、俺も安心して戦えたんだし。」
「な〜に言ってんのよ、安心して戦うもなにも、みんな一撃だったじゃない。
あたしらなんて謳う暇もなかったもの。」
そうそう、ライナーったらかっこよかったぁ〜♪
「いや、ホラ、今は良い武器とか使ってるからさ、そのおかげだよ。」
「そういえば、なんだかすごい感じの剣だったわね。」
あ、だめ、マヤそれ禁句。
「え?ああ、そうだろ!これさ、エオリアの小夜曲っていってさ
クラフトマイスター・エオリアの遺した七つの武器のなかで唯一レシピが残ってるもので・・・」
「はいはいわかったから、ホントすごい武器よね。
武器とかグラスメルクの話は私達にはよくわかんないからもういいってば。」
この手の話させると無闇に長くなるからなぁ、早めに切り上げさせないと。
「へ〜、なんか伝説の武器って感じ?
そんなの作っちゃうなんていいメルク知ってるんだね。
やっぱりプラティナはメルクもさかんなんだ。」
ああ、ユオまでのってきちゃった・・・
「いや、そうでもないけどな。俺もグラスメルク覚えたのはホルスに降りてからだしさ。」
「それじゃあ、ホルスのメルクが作ったの?
こんな剣作れる人なんて天覇にもそうはいないと思うわ。
私達も知ってるような人かしら?」
「それライナーの自作。なんかお気に入りみたいですぐ自慢したがるのよね。」
「へ〜、って、自作?ライナーが作ったってこと?」
「ああ、そうだよ。結構苦労させられてさ。いや、おかげで良いものが出来たと・・・」
だからユオ、やめてよ
「うそ〜!なにそれ、じゃあライナーってメルクも完璧ってこと!?」
ああ、そうくるのね。うんうん、そりゃそうよ、だって私のライナーだもん。
「完璧って、そんな俺なんてまだ駆け出しでさ、まだまだこれからだよ。」
ふふ♪
「そうよね、まだ始めて二年ちょっとだもんね〜♪」
「「え〜!!」」
二人の声が綺麗にハモった。うれしい。
「い、意外と簡単に作れちゃったりするものなの?それ、」
ユオ、失礼よ。
「どんな感じのレシピになってるんでしょうか?」
「え?これはカナデっていう剣を素体にしてマーキュリー素子とアカシクレコードを高純度溶解炉で・・・」
「アカシクレコード!うそっ!その剣あれ使ってるの?
どんな高度なメルクなのよ!?」
「KANADEっていう剣も聞いたことあるわ。知り合いのメルクの人が
レシピを見つけたけどどうしても上手く作れないって、結構優秀な人なのに・・・」
ふふふ、驚いてる驚いてる。どお?私のライナーはすごいでしょ♪
「はぁ・・・、ねぇ、ちょっとずるくない?
なんでミシャばっかりこんな良いパートナーがついちゃうのよ。」
「え!?それを私に言われても・・・。
あ、でもミシャの詩魔法もすごかったじゃない。
ミシャもがんばってるのよ。」
「疾風迅雷のこと?ま、正直あの程度にあそこまでする必要なかったけどね。」
「えっらそーに、その魔法だってライナーがダイブしてくれたから使えるんでしょーが。」
「え?えへへ、まぁ、そうなんだけどね。」
「ダイブ・・・。ちゃんとした人にダイブしてもらえば、
私もあんな魔法が使えるようになるのかしら?
ねぇミシャ、あれってどのくらいのレベルで覚えたの?」
「ん、っと。アレは確かレベル8だったと思うけど。」
「レベル8ぃ〜い!?なにそれぇ!?
ちょっと、アンタ達いったいどこまでいってんのよ!?」
「えっと、とりあえず全部見たってことでいいんだよな?」
「うん・・・。」
あらためて言われると、ちょっと恥ずかしいな。
あ、ライナーもちょっと照れてる。
「全部!?レベル9まで到達したということなの?信じられないわ・・・」
「レベル9ってホントにあんの!?あたし迷信だと思ってたよ。」
「迷信って・・・誰がそんなこと言ってるのよ、ないわけないでしょ。」
ホント、ユオはしょうがないなあ
「迷信ってことはないでしょうけど
私も概念上のもので実際に人がダイブできる場所じゃないって聞いてるわ。」
マヤまで・・・、もしかして疑われてる?
「ダイブの段階を上げるのはレーヴァテイルとパートナーの絆の力だもの。
私達みたいにホントにお互いを想いあってれば最後までいけて当然よ!」
「なに勝ち誇ってんのかなこの子は、あ〜も〜、ず〜る〜い〜!
ねぇ、ちょっとミシャ、アンタ1回ライナー貸しなさいよ。」
な・・・、言うに事欠いてなんてこと言い出すかな。
「ユオ!なんてこと言ってるの!
パートナーを人に貸すレーヴァテイルなんているはずがないでしょう!」
「まったくよ、だいたいあんたの殺人コスモスフィアなんかに
ライナーを入れるなんて冗談じゃないわ!」
天覇でユオにダイブした人たちはみんな数日寝こんでしまってる。
それで通称殺人コスモスフィアなんて呼ばれてた。
無理にダイブした人達なんだとしても他でそんな話聞いたことないから
やっぱりユオのコスモスフィアが特別危ないってことなんだと思う。
「さ、殺人コスモスフィア!?」
「!!ミシャひどいっ!なにもライナーの前でそんなこと言うことないじゃない!」
あ、しまった・・・、さすがにまずかった、よね。
「あたしだって好きでダイブしてくる人病院送りにしてるわけじゃないのに・・・」
「あ・・・ユオ・・・。わ、悪かったわ、ごめんなさい・・。」
私が謝るけどユオはうつむいたままだ。
「病院送り・・・。いや、でも高レベルのダイブってのは危険なものだし
たいした覚悟もなしに入ってくるやつが悪いんだと思うぜ。」
ライナーがフォローをいれてくれる。やっぱりライナーは優しいなあ。
「みんなレベル1だもん・・・。」
「・・・・・・・・・」
ライナーが固まっちゃった。さすがに予想外よね。
「その・・・、ミシャのコスモスフィアも危険だったの?」
マヤがちょっと言いにくそうにライナーに聞く。
ライナーはどうしよう?って顔で私を見た。
うう、ここはしょうがないよね。
私は少しくらいなら話してもいいってライナーに目で合図した。
「あ〜っと、そうだな、怪物と戦ったりとか結構あったな。
あ、そうだ!そういうときってミシャが俺の勝利を信じてくれるから勝てるんだ。
やっぱり、ダイブしてる奴らが情けないのが悪いのさ。」
ナイスフォローよ、ライナー。
「じゃあ、ライナーはあたしにダイブしたら新しい魔法紡がせてくれる?」
「え!?それは、ユオが俺を信じてくれるなら、たぶん。」
「信じてる信じてる!だって目の前であんな強いとこ見せられたんだもん、
信じるも信じないもないって。」
「ちょっとユオ、なんか今、急に元気にならなかった?」
私がジト目で見てもユオはどこ吹く風だ。
「そんなの気にしない気にしない。
ねぇ〜ん、ライナぁ〜、ミシャぁ〜、おねがぁ〜い。1回だけでいいからさぁ〜。」
今度は猫なで声、芸風広いなあ・・・
「そんなこと言われても・・・ねぇ?」
ライナーに振ってみる。
「え、う、うーん・・・。」
困ってる。
これは、ホントは力になってあげたいって思ってるな。
ホント、お人よしなんだから。
「じゃあさ、こうしよう!ライナーにダイブしてもらうかわりに
終わったら私のコスモスフィアのことライナーに話してもらうってのはどうよ!」
あー、それは確かに興味あるかも。
「ちょっと、それはいくらなんでも非常識だわ。」
「なんで、私がいいって言ってるんだからいいじゃない。
それに、マヤだって私のコスモスフィアに興味あるでしょ?」
「それは、その・・・」
興味がないなんて人のほうが少ないでしょ、それは。
まあ、ダイブする側は興味だけで入ってられないでしょうけど。
「そこまで言うんだったら私は構わないわよ。後はライナーの意志に任せるわ。」
「え!?俺が決めんのかよ?」
「当たり前でしょうが。」
もう、ホントに優柔不断なんだから。
「う〜ん・・・。まあ、コスモスフィアのことを話すかどうかは別にして、
俺はユオが構わないならダイブしてみたいと思う。」
「ホントにっ!?やったー!ライナーってホントやっさしーよね〜。
強いわ優しいわメルクもできちゃうわ、顔もけっこうイケてるし
これでロリコンじゃなきゃ最高なんだけどね〜。」
「いや、俺はロリコンじゃないって・・・」
ユオ、あんたは一言多いのよ。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか、できればどっちもナシにして欲しいけど。」
そんなこんなでユオの精神世界にダイブしたわけだけれど
はたしてどんな歓迎をされることやら。
「うおりゃあぁぁぁっ!」
またいきなり大歓迎って感じだな
背後からまっすぐに突っ込んでくる何者かの攻撃をひょいっとかわす。
「え!?う、うわあぁぁぁぁっ!」
ゴスッ!!
その"何者か"はそのままの勢いでストーンヘンジの石柱に突っ込んで、落ちた。
「お、おい、大丈夫か?」
「くうーーーっ、いったたたた・・・」
ふらふらと立ち上がったのは身長30pほどの少年だった。
自分の体ほど、あるいはそれよりも大きいくらいの剣を手にしている。
まあ、俺が持てば短剣といったところだけど。
「なかなかやるじゃねーか、お前。」
頭から突っ込んだのか、痛そうにさすりながらこちらをにらみつけてくる。
黒目がちの大きな瞳はなんというか小動物っぽく
にらんでなければ愛くるしい顔になる気がする。
「君がユオの心の護だな?俺はライナー、よろしくな。」
「お前・・・、ヘンな奴だな。普通ここで自己紹介はねーだろ、全く、調子くるうぜ。
・・・オレはシバだ。お前の言う通りユオの心の護さ。
ま、よろしくする気はねーけどな。」
剣を鞘に収めながら憎まれ口を叩く。
それでもきっちり名乗るあたり、こいつなりの“よろしく”ってことで良いんだろう。
しかし落ち着いて見るとずいぶん薄汚れているよな、こいつ
髪はボサボサだし、俺も人のこと言えないけど、そういやこいつも金髪だな。
ピタッとした胴着に足首を絞ったズボンはいかにも動きやすそうだけど
あんまりぼろぼろでついさっきまで山にこもってた拳法家みたいだ。
よく見ると鳥かなんかの刺繍がしてあって結構上等な仕立ての服なんだけどな
刺繍は金糸を使ってあるのかな?
服の生地も黄色系みたいだから本当によく見ないとわからないや。
背中に背負ってる短剣ももとはかなりのものみたいだ。
翼の意匠がなされた“つば”の細工は見事なもので、そこだけ見れば装飾用に見える
けれど刃はあくまで実用目的で鍛えられた本物だった。
もっともどちらもきちんと手入れがされていれば、の話だけど。
「なにじろじろ見てんだよ。薄っ気味悪い。」
「いや、ずいぶんぼろぼろだなって思ってさ。」
「うっせーな、生まれつきだ、ほっとけよ。」
「生まれつきってことは・・・」
ないだろうと言いかけてふと思う。
こいつもハマやどんすけと同じようにその元になる物品があるのだとしたら
もちろんそれは背にした短剣なんだろうけど
その大元の物がユオが手にしたときから汚れていれば
生まれつきぼろぼろなんてことも有り得るのかもしれない。
「どーしたんだよ、俺の攻撃をかわしたんだ、しゃーねーから案内してやるぜ。」
「案内?あ、ああ、頼むよ。」
案内なんて言葉、ハマですら最初からは使ってくれなかった。
俺の作ったオカリナが元になっているハマは最初からかなり俺に好意的だった。
それでも
『ライナーがミシャを傷つけたりするわけないと思うけど
ライナーもミシャもダイブは初体験なんだから
一応おかしなことがないようについていかせてもらうのよ。』
なんて言いかたをされた。
こいつ、口は悪いが思った以上にこっちを信頼してくれてるみたいだな。
最初の攻撃を避けられたからってことなのか?
「ほら、いくぜ。ぼけっとしてんなよ。」
「ああ、悪い悪い。」
かるく舌打ちしながらシバは先にいく
しかし振り向くと短剣しか見えなくなるくらいだな。
あれ?この“つば”って翼を広げた鳥の形かと思ったら
向かい合った二羽の小鳥の尾羽なんだ。
「その短剣、ずいぶん珍しいデザインだな。剣に小鳥なんて初めて見たよ。」
「あ?カナリアだよ。別にどんなデザインでもいいじゃねーか。」
シバはそう言うが、デザインひとつでわかることだってある。
カナリアはよくレーヴァテイルのたとえとして使われる鳥だ。
おそらくあの短剣、レーヴァテイルの護身用に作られたものだな。
レーヴァテイルの心の護としてこれほどふさわしい存在はないかもしれない。
「なあ、君がユオにダイブした奴らを追い出してたのか?」
「・・・」
返事はない。
まあ、違うってことだろう。
心の護の役割はあくまで守護だしな。
それに、たぶん俺がさっきの攻撃をかわせなかったとしても
病院送りにまではならなかっただろう。
実はユオにダイブする前にミシャにダイブさせてもらって
ハマ達にちょっと相談してきている。
心の護であるハマだけでなくミシャ達もコスモスフィアのことにとても詳しく
いろいろとアドバイスしてもらった。
彼女らによればレベル1の世界で死ぬような目にあって
強制的にコスモスフィアから追い出されたとしても
“悪い夢を見た”とか最悪でも“酷い二日酔い”くらいで済むらしい。
数日間寝たきりになるようなダメージはもっと深い世界でしか受けることはない
彼女らはそう言った。
そして、もしそれでもそのようなことが起こるならば
考えられる原因はひとつだけ。それは・・・
「シバ、あんたなにやってんのよ?」
ストーンヘンジを出たとたんに声をかけられる。
「テメーか、またずいぶん早いご登場だな?」
そこにいたのはユオだ。
「しかたないでしょ?心の護が侵入者に尻尾振るような頼りない奴じゃね。」
黒衣に身をつつんだその姿を一言で言い表すならば、死神。
「あ!?テメー、ケンカ売ってんのか!?」
司祭の法衣のような豪奢な衣装、でも色は漆黒。それだけで驚くほど禍々しく見える。
「なに逆ギレしてんのよ。そいつみたいな連中を追い出すのが
あんたの仕事でしょうに、なに仲良くやろうとしてるわけ?」
腰に下げた剣もまた豪奢。言いたくないがエオリアの小夜曲によく似ている。
「勝手なこと言ってんじゃねーよ。オレはそんなことのためにいるんじゃねえ!」
しかし・・・、仲悪いな、この二人。
「ちょっと待てよ君ら、なにもそんな喧嘩腰にならなくてもさ、」
「お前が会わなきゃならねーのはこいつじゃねえんだ、ひっこんでな!」
「は、ひっこんでるのはあんたの方だよっ!シバッ!!」
ユオが剣を抜き放ち、そのままシバに斬りかかる!
キィーーンッ
間一髪、あいだに割って入ることができた。
シバの本体が短剣であるならば
斬りつけたところでたいしたダメージはないのかもしれない。
だがそうであったとしても自分の心の護に攻撃を加えるなんて・・・
「くっ、さすがにちょっとはできるみたいだね。まったく、ユオも厄介な奴を入れたもんだよ。」
ユオの剣はどす黒いオーラを放っている。
この剣で斬りつけられればあるいは数日寝たきりなんてことにもなりそうだ。
もし、本当にそうなるとしたならば
「君は・・・、」
考えられる原因はひとつだけ。それは・・・
「君は、この世界のユオじゃないな?」
それは、より深い階層の人格の介入が行われている場合だけ。
「へぇ、ずいぶん察しがいいね。
レベル9まで行ったなんてのもあながち嘘じゃないってこと?」
やっぱりか、彼女達のアドバイス通りだな。
実に頼りになる。
「あっさり誘導尋問に引っかかってんじゃねーよ、バーカ。」
別に誘導尋問をしたつもりはないんだけどな。
「うるさいよっ!あんたは引っ込んでろって言ったろっ!」
ガキッーィン
シバを打ち据えようと振り下ろされる剣を再びはじき返してやる。
「一度ならず二度までも心の護を斬りつけるなんて
君、いくらなんでもどうかしてるぜ。」
「ちいっ!ほんとに厄介な奴だよ、あんたはっ!
大体シバはそう簡単に死にゃしないんだよっ!」
一応殺す気はない、か。
シバが丈夫なのもあるだろうけど手加減くらいはしているのかもしれない。
「たすかったぜ、ライナー。
こんなのにいちいち構ってられねえ、先を急ぐぜ。」
ユオがひるんだ隙をついてこの場を離れていくシバのあとを俺もすぐに追った。
「ダイブした連中を病院送りにしてたのはやっぱり彼女なのか。」
「ああ、呼んでもねーのにいちいちしゃしゃり出てきやがる、面倒な奴だぜ。」
しかし、心の護とここまで仲の悪い人格ってのもすごいな。
「でも、彼女は彼女なりにユオを護ろうとしてるんだ。あんまり嫌ってやるなよ。」
「お前、さっきあれだけされといてまだそんなこと言ってんのか?
はあ〜〜っ、まったくおめでてー奴だぜ。」
心底呆れたと言わんばかりのため息をつかれる。
「奴のやり方じゃ、ユオを傷つけるばっかりなんだよ。
入ってくる野郎ども片っ端から病院送りにしてたんじゃ
ユオの方だってまいっちまう。」
それもそうか、やっぱりユオのこと考えてるんだな、当たり前だけど。
「もしかして最初に俺に突っ込んできたの
彼女に合わせる前に追い返そうとしてたのか?」
「・・・お前、ほんと詳しいんだな。
ああ、そうさ。俺にやられて出てくぶんには何日も寝こんだりゃしねーからな。
表のユオは結構お前を信用してる、お前まで寝こんだらもう耐えきれねーよ。
まあ、なかなかやる奴みてーだからもう追い出しゃあしねーけどさ。」
やっぱりか。
「ほら、見えてきたろ、あの街にこの世界のユオがいるはずだぜ。」
確かに街が見えてきた。
なんていうか、本当に案内をしてくれているんだな。
「なんかシバって、口は悪いけど親切だな。
ここまでちゃんと案内してもらったのなんて初めてだよ。」
「しゃーねーだろーが、バカがしゃしゃり出てきやがんだからよ。」
なるほどな。
でもなんか、それだけじゃない気もするんだよな。
「うだうだ言ってねーでユオに会ってきな。
魔法のひとつも紡がせてくれりゃこっちは御の字なんだからよ。」
街に入るなり、早速ユオに声をかけられた。
現実世界と同じ姿のユオだ。
「ライナー!来てくれて早々悪いんだけどさ、逃げよっ!」
「は?」
「はやく逃げないとあいつらが来ちゃうんだよ〜〜っ、ほら、はやくはやくっ!」
ユオに腕を引っ張られ、しかたなく一緒に行こうと思ったそのとき、
なにかがざわめくような無気味な音が上のほうから聞こえてきた。
「あ〜っ、もうっ!ライナーがぐずぐずしてるから来ちゃったじゃないっ!
あ〜〜ん、またやられちゃうよぉ!」
ユオは身をかくまうようにその場にうずくまる。
何事かと音のするほうを見上げると
そこにいたのは空を一面に覆い尽くすかのような無数のハトの大群だった。
そいつらはいきなり急降下して襲い掛かってきた。
「う、うわーーーっ!!」
とりあえずユオをかばいつつ腕を振りまわして応戦するが、どうにもならない。
「こ、こんなのどうすりゃ、そうだっ!」
いくら数が多くても所詮ハト。
でかい音でも立ててやれば逃げ出すはずだ、たぶん。
「ユオ、音だ!なんかでっかい音!」
「え、そんな、音の出るものなんて持ってないよっ!」
「いや、魔法でいいんだって、なんかでかい音出すやつあったろ?」
「そんなのいきなり言われても無理だよーっ!」
ミシャみたいにはいかないらしい。とはいえこのままじゃ・・・
せめてユオだけでも護らないとっ!
ユオをかばうために広げたマントがあっという間にズタズタになってる。
鎧がある部分はいいけど、そうじゃないところはあちこち血がにじんでいる。
とくにやばいのは
「くっ!」
目だ。
結構狙ってきやがる。今のは何とかかわしたけどぎりぎりだった。
ハトがこんなに恐い生き物だとは思ったのは生まれて初めてだな。
「ラ、ライナー、血が、血がいっぱいでてるよぉ、」
ユオが恐怖に引きつった声を出す。
「ユオ!伏せてろ!俺は大丈夫だから、うわっ!」
「ライナー!あ、う、うわああぁぁっ!お、おまえらっ、あっちいけえぇぇっ!」
ユオが突き出した手から耳をつんざくような音と共に衝撃波が放たれる。
まともに食らったものもそうでないものも
襲いかかって来た時より速いくらいの勢いで逃げていった。
「はぁはぁはぁ、」
「なんだ、ユオ、やれば出来るじゃないか。ありがとう、たすかったぜ。」
「あ、あたし、やったの?
もしかして今の、魔法紡いだの?
うそ〜〜っ!あははははっ、うそみたい、やった〜〜っ!!」
さっきまでの脅えた顔はどこにいったのか、飛びあがって喜ぶユオ。
「あははっ、これもライナーのおかげだよ、さっすがレベル9ダイ・・・」
ふと、辺りに影が差したかと思うと、ユオの表情が再び恐怖に凍りつく。
まさかまた来たのか?あわてて振り向くとそこにいたのは・・・
なんというか、これは・・・ハト、なのか?
明らかに周囲の建物よりでかいというだけでまずハトとは呼べないだろうが
いったいどこの世界のハトがあんな
やたら鋭角的な逆三角形のサングラスをかけるというのか?
奴が言葉を失う俺のほうを見やるとそのサングラスにギラリと光が走る
“よくも俺様の子分をかわいがってくれたなあ”
サングラスごしの目がそう言っている気がした。
これは・・・やばい、やばすぎる。
「ユオッ!逃げろっ!」
ソニック弾程度でどうにかできる相手じゃ絶対にない。
ユオを突き飛ばすようにして走らせると俺は剣を抜いた。
時間稼ぎくらいにはなってくれよ。
俺はボスハトと対峙し隙を探す。
・・・隙だらけ、だな。
まあ、所詮ハトだもんな。
と、いきなりボスハトがその巨大な翼を叩きつけてきた。
だが、遅い
余裕でかわせる。
どうやら見た目ほど厄介な相手じゃなさそうだ。
俺は自分の間合い、自分のペースを保って渾身の一撃を叩きこむ。
「うおぉっりゃああぁぁっ!」
もふっ!
「え!?」
だが、ボスハトのもこもこの羽毛にさえぎられ、俺の剣はとどかない。
ホロッホー!
いやにドスの効いた絶対にハトのものじゃない鳴声が聞こえたかと思うと
次の瞬間、俺は布団にしたら5人は寝れそうなほどの
巨大な翼に打ちつけられて吹っ飛んだ。
「うわあぁぁっ!」
かなりの距離を飛ばされ、思いきり壁にぶち当たる。
「ぐはっ!」
これは強烈だな。やっぱり一旦退くべきか。
周囲を見渡すがユオの姿はない
よし、俺も逃げよう。
「ふん、逃がさないよ。」
逃げようとした俺の目の前に突然ユオが、
最初に会った死神のユオが現れ、いきなり斬りつけてくる。
ガインッ
その斬撃を正面から受け止め、ねじふせる。
「ここは君の世界じゃない、俺には勝てないよ。」
「ああ、あんたが強いのはあたしもよくわかってる。
だから今回は絡め手でいかせてもらうよ。」
彼女がそういったとたん、いきなり周囲が真っ暗になる
一瞬視覚を奪われひるんだ隙になにか帯のようなもので体中を拘束された。
「くっ、これは・・・」
「これでここはもう私の世界も同じさ。さあ、観念しな。」
自分自身だけでなく自分の世界までこの階層に持ち込んだってことか?
そんなまね多分ミシャでも出来やしない。
彼女のコスモスフィアの操作能力は異常だな。
「死ね。」
無慈悲に振り下ろされる剣を必死に体をよじってかわすが
避けきれるわけもない。
肩口を大きく切り裂かれる。
「うぐっっ!くぅっ、もうやめるんだ!
君のやってることは現実のユオを、君自身を傷つけてるのと変わらない。
こんなことを続けてちゃいけないんだ!わかってくれ、ユオ!」
「・・・まったく、しぶといね、あんた。
ふふ、じゃあこんなのはどうだい?」
彼女が剣を振りかざすと、背後の闇から何者かの姿が浮かび上がる。
「ミシャ!?」
それは俺と同じように闇色のベルトで拘束されたミシャだった。
全身をぐるぐる巻きにされた俺と違って
ミシャは両手と両足を大の字に固定され、磔のようにされている。
「ライナー、助けて・・・」
「ミシャッ!くそっ!ユオ、ミシャをどうする気だっ!」
ユオは俺の問いには答えず、冷たい笑みを浮かべると
かざした剣をミシャに向かって振り下ろす。
「やめろおぉぉぉっ!」
「きゃあぁぁっ!」
バサッ
ミシャの着物が大きくはだけ、腰まわりのスカート部分がはらりと落ちる。
どうやらユオの目的は服をはぐことのようだ。
とはいえ、紙一重と言うわけにはいかないようで
首で止められたインナーとスパッツにも大きく切れ目が入り
少しずつ血が滲み出している。
真っ白なインナーにわずかずつ広がる血の赤があまりに痛々しい。
「ユオ!なんのつもりだっ!」
俺に答えることなくユオは切り裂かれた残りの服を力ずくで破り捨てた。
「いやぁっ!」
四肢を固定され、隠すことの出来ないミシャの身体を
ユオは無遠慮にまさぐる。
「ふ〜ん、やっぱりまんま子供の身体だね。
こんな小娘に手を出すなんて、あんたくらいのもんだよ。」
「ライナーのこと悪く言わないでっ!
私は十八だって言ってるでしょ、子供なんかじゃないっ!」
目に涙を浮かべながらミシャが必死に反論する。
「そう、じゃあ大人扱いしてあげる。」
黒いベルトに固定され、隠すこともままならない股間にその手を伸ばした。
「くっ、あっ、やめてっ!ヘンなとこ触らないでっ、いやぁっ!」
「あははっ、つるっつるね、どこもかしこもまるで子供じゃない。」
「くぅっ!」
ユオの嘲笑にミシャはうつむき、押し黙ることしかできなくなる。
「ユオッ!いいかげんにしろ!いったいなにがしたいんだよっ!」
「見ればわかるだろ?あたしはミシャを辱めたいのさ。
いつも私を見下していい気になってるこのガキをね。」
ミシャがユオを見下してるだって?
「私ユオを見下してなんかいないっ!どうしてそんな酷いことばっかり言うの?
せっかくライナーだって貸してあげたのにっ!もうあんたなんか友達じゃないっ!」
・・・・・・ミシャ?
「もう友達じゃない?ふん、最初からそんなこと思ってもないくせに。
さあ、せいぜい最愛の人の前で恥をさらしてみせな。」
ユオは全く容赦せずにミシャの小さな秘所に指をねじ込んだ。
「いたあっ!ひぎっ、いや、いたいっ、うごかさないでぇっ!」
「なにが痛いだ、処女でもないくせに。
こんな子供みたいな身体してて
やることだけはしっかりやってる色ボケのセリフじゃないよ。」
そう言って乱暴に指を動かしだす。
「いっ!ぐ、ああっ、やめて、うっ、あ、くうっ、やだ、もう、いやっ、ああっ!」
「はん、こんな無理矢理やられてるくせに
もう感じちゃってるのかい?この淫乱!」
「か、感じてなんかっ、あはぁっ、あぁんっ!」
「じゃあこのイヤらしい汁はなんなのさ?」
「うっ、そ、それは・・・」
「恋人の前で他人に陵辱されてぬるぬるに濡らすなんてさ
あんたがこんな変態だなんて思わなかったよ。
ライナーもさぞかし嘆いてるだろうね。
こんな淫乱女恋人にしなきゃよかったってさ、あはははははっ!」
「うわぁぁっ、もう、もうやめてよぉ、うっ、ひぐっ、ぐすっ、」
「ふふ、あんたのみっともない泣き顔見てるとスーッとするよ。
さあ、今度はもっとみっともないイき顔見せてもらおうか。」
「ふあぁぁっ、いやっ、もう動かさないでっ、いや、いやぁっ
あっ、ひっ、い、いぃっ、そんな、いや、わたし、あぁ、あっ、ああぁぁっ!」
「ほら、ほぉら、イっちまいなよ、愛しのライナーの前でさぁ!ほらっ、イけっ!」
「はっ、あっ、ひっ、いいっ、やっ、いいっ、あ、イクっ、ふあぁっ、イクゥゥゥッ!!」
二人のやり取りがどこかとても遠くのことのように聞こえる。
「こっちがユオで、こっちがマヤ。二人とも、私の友達なの。」
そう言って二人を紹介したときのミシャの誇らしげな笑顔を思い出す。
あまりに小さな世界で生きてきたミシャには
友達と呼べる存在はほとんどいない。
彼女にとってその言葉は
俺達が普段使うそれとは全く違った意味があるはずだ。
そんなミシャが簡単に“もう友達じゃない”なんて言うだろうか?
俺が今ここにいるのはあくまで俺の意思だ。
そもそもあの時“ライナーの意志に任せる”と言ったのはミシャ自身だ
そのミシャが俺を“貸した”なんて言うだろうか?
言うはずがない。
どちらも、決して言うはずがない。
ここはユオのコスモスフィアだ。
そこにいるミシャもユオの思い描いたものにすぎない。
どうやらあのユオの意識にのまれてそんなことすら頭から飛んでいたらしい。
落ち着けよ、ライナー・バルセルト。
彼女は何故あんなことをするんだ?
その答えを、俺はミシャから、コスモスフィアのミシャから聞いているはずだ。
彼女は言っていた。
『確かに深い階層の意識は、より浅い階層の世界に侵入できるわ。
でもそれは、低いレベルのダイブであるにも関わらず
その一部とはいえ深い階層の自分を晒さなきゃいけない危険な行為なの。
そんな危険をおかしてまでダイブしてくる人を追い出しに来ているのは
たぶん入ってくる人たちを信じられないからじゃなくて、信じたいから。
きっと試しているのよ。
だからライナー、ダイブしているときは、ただユオのことだけを考えてあげて。
たとえ何があっても、何をされても、彼女を否定しないであげて。
そうすればきっと、彼女も心を開いてくれるから。』
そう、ユオは俺を試しているんだ。
『・・・まったく、しぶといね、あんた。』
あの言葉は拘束され斬りつけられても死ななかったから言った言葉じゃない。
拘束され斬りつけられても俺がユオを否定しなかったから言ったんだ。
あれ以上いくら斬りつけられようと
たとえ殺されようとも、俺はユオを否定しはしなかったろう。
ユオもそれを察したからこそ
俺自身ではなく俺の一番大事な人を
ミシャを傷つけ、辱めることにしたんだ。
それは逆に言えば、あの時ユオは俺は俺自身をいくら傷つけようと
決してユオを否定しないって、そう信じてくれたってことだ。
だったら、もう一押しってことだよな。
「ライナー、ほら、見てやりなよ、こいつの惨めな姿をさ!」
「かんべんしてくれよ、いくらユオの妄想とはいえ
恋人のそんな姿はあんまり見たくないよ。」
ちゃかすように言ってやるとユオの顔色が変わる。
「確かに俺はミシャを傷つけるやつだけは何があっても許さない。
それが誰であろうと、たとえユオでもね。
でもそれはあくまで本当のミシャならってはなしさ。」
「ふん、たしかにこれはミシャじゃない。」
ユオのその言葉と同時にミシャの姿が闇に溶け込むように消えた。
「でもあたしがミシャを傷つけたのは事実だろ?
あんたは違和感あったかもしれないが
あたしにとってはあれで十分ミシャさ。」
俺は静かに首を振った。
「いや、さっきのは君にとってもミシャじゃない。
この世界のミシャでも、君の世界のミシャでもない。
ただ俺を落とし入れるための幻影だよ。」
「なんであんたにそんなことが言える!」
ユオが声を荒げる。
でもその裏にあるのは怒りじゃなく焦りだ。
「ユオは、ミシャを傷つけたいなんて絶対に思っちゃいない。
ユオは、自分のために誰かが傷つくことに痛みを感じる優しい娘だよ
友達を傷つけたいなんて思ってるわけがない。」
そう、彼女は自分に無理矢理ダイブしてくる連中が
傷つくことにすら痛みを覚えてたんだから。
「それは・・・、それは表のユオの話だろっ!あたしにゃ関係ないっ!」
「それでも、俺はユオを信じてる。
そして、ユオの心の一部である君を、信じてる。」
「くっ、う、うわあぁぁっ!だまれっ、だまれっ、だまれえぇぇっ!」
ユオは叫びながら身動きのできない俺をめったやたらに切りつけてきた。
「ぐっ、うわっ、ユオ!やめろっ!がっ、うぐっ!」
俺はろくに抵抗もできず、あっという間に体中傷だらけにされる。
それなのに俺を拘束するベルトには傷ひとつつかない。
「あんたにあたしのなにがわかるっ!好き勝手言ってんじゃないよっ!」
「なにもわからないさ、けど、それでも信じることはできるっ!
人間どうしなんて、いつだってそこからはじまるんだろっ!?」
「うるさいっ!」
ユオに思いきり踏みつけられ、のどもとに剣をつきつけられた。
「もう、死にな・・・。」
ここで俺が倒れたら、もうユオは二度と誰かをダイブさせはしないだろう。
そんなわけにはいかない。
でも、さすがにこの態勢ではどうすることもできない。
「ユオ!これ以上自分を傷つけちゃいけないっ!ユオ!!」
「うおりゃあぁぁぁっ!」
だめか、そう思った瞬間、いきなり目の前が真っ白になる。
これは・・・光?外の光か!?
「ライナー!無事かっ!?」
ユオの創った闇のとばりを切り裂いて飛びこんできたのは
シバだった。
「シバ!」
「チッ、ひでーことになってやがるな。」
シバは俺を拘束する闇のベルトを切って開放してくれる。
「ありがとう、助かったよ、シバ。っつ!くっ、」
シバに礼を言い、立ちあがろうとするけどさすがに傷が痛む。
「ライナー!大丈夫?ひどい・・・、どうしてこんな・・・」
「ユオ!」
この世界のユオが助け起こしてくれる。彼女も来てくれたのか。
「ちょっとあんた!なんてことすんのよっ!」
ユオは俺と死神のユオのあいだに割って入る。
「そこをどきな、そいつは信用ならないやつなんだよ。
二度と入ってこないように今ここで殺してやらなきゃいけないんだ。」
まるで感情のこもらない声で言い放つ。
「なに言ってんのよ!ライナーはあたしを護ってくれたんだよ!?」
「ふん、それでもいつか裏切るさ。
いや、もう裏切ってる。
そいつは、はじめっからミシャのものじゃないか
どんなに優しいふりしてみせたって
ユオのものになんてなりゃしないんだよ。」
死神のユオはそう言って勝ち誇るように笑った。
「そんなの関係ないっ!
そりゃ、確かにライナーが一番好きなのはミシャかもしれないけど、
あんな傷だらけになっても私を護ってくれた気持ちに嘘なんてないっ!
どうしてそんなこともわからないの?」
「くっ!」
ユオに詰め寄られ、言葉に詰まる死神のユオ。
「テメーの負けだ、とっとと自分の世界に帰りやがれ。」
「シバ!あんたはなんでいつもいつもじゃますんだよっ!
あんたの役目はあたしらを護ることじゃないのかよ!?」
さとすように言ったシバに、死神のユオは食って掛かる。
「うるせーよ、とっとと帰れ。」
「シバ、それは言い過ぎだろ。」
あまりに冷たいシバにかるく突っ込んで、俺は死神のユオに向き直る。
「なあ、ユオ、さっきはごめんな。俺、すこし焦りすぎてた。」
「ハア?なに言ってんだお前?
なにがあったか知らねーが、お前が謝るよーなことじゃねーだろ!?」
シバが素っ頓狂な声をあげる。ユオ達も唖然としてるみたいだ。
そこまでおかしなこといったか、俺?
「いや、俺、ユオのことちゃんと考えてやれてなかったからさ。
そうやって誰かを信じられないのは
ちゃんと理由があるはずなんだよな。
その原因もよくわからないのに
俺は自分の気持ちだけ押し付けようとしてた。」
少しは納得してくれたのか
みんな聞く態勢にはなってくれたようだ。たぶん。
「なあ、ユオ。いきなり俺のこと信じてくれなんて、もう言わない。
でも、せめてシバのことは信じてやれないかな?
シバは君をないがしろにしてるわけじゃない。
ただ、ユオの心を護るために、ユオの大切な人たちや
その人たちとの心つながりまで護ろうとしてるだけなんだ。」
「ライナー、お前・・・」
「シバがダイブしてくる俺なんかに優しいのは
ユオを想ってくれる誰かとの心のつながりこそが
本当にユオを護り、ユオの助けになるってことを知ってるからだと思うんだ。」
シバが俺の言葉を聞いて微妙に赤面してる。
よかった、間違ってないみたいだ。
「シバも、もう少し彼女のことを認めてやってくれよ。
君は、彼女がどうして人を信じられないのか、わかってるんだろ?」
しばらく俺の言葉をかみ締めるように黙っていたシバが口を開く。
「・・・ユオ、お前は自分の世界に帰れ。
この世界にはお前はじゃまなだけだ。
でも、もしいつかお前の世界まで踏み込むようなやつが現れたら
そしてそいつがお前を傷つけようとするなら
そんときは、オレが護ってやるからよ。」
死神のユオはしばらくうつむいたまま押し黙っていた。
「ほらよ。」
死神のユオはいきなりなにかを放り投げてきた。
「え?おわっ、っとと。」
なんとか受け止めると、それは結構なサイズの大皿だった。
色とりどりの絵付けがなされていて
真ん中に大きく“焼”の一文字が書かれている。
「これは・・・?あれ?」
死神のユオはもうすでにいなくなっていた。
「それ、魔法だぜ。青魔法。」
「え?」
にわかには信じがたいがシバが言うんだから間違いはないのだろう。
でも青魔法ってことは・・・
「ちょっとはお前の言葉がとどいたってことだろうな。」
青魔法は大抵の場合レーヴァテイルのパートナーに対する想いから紡がれる。
きっと、シバだけじゃなくて俺のことも少しは信じてくれたんだろう。
「しかしお前、妙なとこ鋭いよな。
なんであんなことにまで気付くかねえ?」
「いや、やっぱりシバは他の心の護より親切だったしさ。
それに、その短剣のカナリア、もしかしてつがいなのかなって。」
「カナリアのオスメスなんて見た目じゃわかんねーだろーが。
ま、当たってっけどよ。
元々嫁入り道具だからな、オレも。」
そうなのか、さすがにそこまではわからなかったな。
「ねえねえねえねえねえ!それ、魔法なんでしょ?どんな魔法なの?
それも外の世界で使えるってことでいいのかなあ?」
「え、あ、ああ、たぶんな。」
「それは戦ってるやつらの武器に炎を宿す魔法だ。
炎から身を守る働きもあるけどな。」
武器に炎を宿す、だって?
「本当か?それならこいつさえあれば
あのハト野郎もやっつけられるぜ!」
「ほんとに!?ハト野郎ってあのでっかいボスハトだよね?」
「ああ、さっきは羽毛で刃がとどかなかったから勝てなかったけど
剣が炎につつまれてくれるってんなら羽毛なんて関係ない!」
俺が力強く言うと、ユオも喚起の声をあげる。
「よお〜っし!じゃあ、にっくきハトどもにリベンジだ〜!」
街に戻ると例のボスハトは配下の無数のハトと共にまだ居座っていた。
サングラスどころかタバコまでふかしていやがる。
つくづくハトじゃねーな、あれ。
「ユオはソニック弾で子分たちを蹴散らして
そのあと大皿の魔法を使ってくれ。」
「うん、わかった。なんか私けっこういそがしいね。」
そりゃそうだ、ここはユオの世界で
ユオが成長しなきゃならないんだから。
「まあ、そこはがんばってくれよ。じゃあ、いくぜ!」
ユオの返事を待たずにボスハトめがけて突っ込んでいく。
手順通りにユオのソニック弾が数発響き渡り子分どもが散り散りになった。
「えーっと、どうすんだろ?・・・まあいいや、
いっっけえぇぇぇっ!!」
俺の頭上を飛び越えて大皿がボスハトめがけて飛んでいく・・・
ユオ、使い方わからないからって適当に投げるなよな。
それでも、大皿は動きの鈍いボスハトに見事ヒットした!
「やったー!」
さらに大皿はそのまま空中に留まると、激しく波動のようなものを放ち始める。
そしてその波動を受けた俺の剣が真っ赤な炎につつまれた。
ク、クルックーー!
炎を目にしたボスハトがさすがに慌てたような鳴声を出す。
「せりゃぁっ!」
もはや隙だらけのボスハトの胸元を横一文字になぎ払う。
クルックルックルックー!!
胸元に火のついたボスハトは大慌てで暴れ出す。
よし、とどめだ!
俺は近くの壁を利用してボスハトの頭を超えてジャンプする。
「くらえぇぇっ!」
そしてその勢いのままボスハトの眉間に剣を振り下ろした。
ホロッ、ホ〜〜〜〜
俺にご自慢(?)のサングラスを割られながら
ボスハトは仰向けに倒れ、みるみるうちに小さくしぼんでいった。
「やった!やった!!やったあーー!!!
ライナーすご〜いっ!」
小さくしぼんだ(それでも中型犬くらいはあるが)ボスハトは
両羽を拝むようにすり合わせてぺこぺこと頭を下げている。
「これからはもう悪さはしない、子分になるから許してくれってよ。」
シバが通訳をしてくれる。
「ユオ、どうする?」
「え?えーっと・・・。
うん、なんか、よく見たらかわいい顔してるね、こいつ。
わかった。許してあげるよ。」
たしかにサングラスを外したボスハトの
つぶらな目はかわいらしいかもしれないが・・・
まあユオが良いと言ってるんだから良いんだろう。
と、そのとき、どこからともなくなにかが湧き上がるような音が響いてくる。
「パラダイムシフトか。」
「オレのセリフをとるんじゃねーよ!
お前コスモスフィアのこと詳しすぎんだよっ!」
「あれがパラダイムシフト?私成長したんだ!すご〜いっ!ねえ、早くいこっ!」
俺達はユオに手を引かれてストーンヘンジに向かった。
「いろいろ、ありがとうね。」
「いや、たいしたことはしてないよ。」
俺の言葉にユオが笑い出す。
「あはははは、あれでたいしたことなかったら大変だよ。
ほんっっとに謙遜屋さんだね、ライナーは。」
そう言ったところで、ぴたりと笑い声が止まる。
「これっきり、なんだよね?」
「・・・まあ、な。」
「そうだよね、そういう約束だもんね。」
・・・苦手な雰囲気だな。
「ユオにも、きっとユオだけのパートナーが見つかるさ。」
「・・・・・・うん。」
また沈黙が訪れる。
「困らせちゃってるね、あたし。ごめんね。
・・・もう、行くよ。こうしてても、しかたないし。」
「ああ。」
「ライナーさえよかったら、またいつでもダイブしてねっ、あははははっ!」
そう言いながら、俺の返事を待たずに行ってしまった。
「お前、もうこないのか?」
シバに声をかけられる
「ああ、一回だけってことにしてあるからな。」
「そうか。」
「次にダイブしてくるやつは
きっと、ユオが本当に認めたパートナーだと思う。
だから、おてやわらかに、な?」
「せいぜいな。
ま、ユオじゃねーがお前も機会があったらまたこいよな。
あばよ。」
シバの姿がわずかに霞む。この世界も限界ってことか。
なんだか名残惜しいけど、帰らないとな。
「さよなら、いろいろ助けてくれてありがとうな、シバ。」
「あははははは、ほらほら〜!」
ダイブから戻ってからユオがうるさくてしょうがない。
声が大きいとかじゃなくって
バヒュンッ、バヒュンッ、バヒュンッ
これ、
おぼえたてのソニック弾をやたらめったら打ちまくってる。
ホント子供なんだから。
「ユオ、いいかげんにしないと。さすがにまわりに迷惑になってしまうわ。」
もうなってると思う。
「はいはい、もうっ、マヤはおかたいんだからあっ。」
マヤじゃなくても文句のひとつくらいは言いたくなるけどね。
「それにしても、無事に戻ってくるどころか魔法を三つも紡いで
その上パラダイムシフトまでするなんて・・・。」
「まあ、ライナーのやることだから。」
マヤにとっては予想外かもしれないけど、私はこうなるって思ってた。
「ダイブする人の質でここまで違うものなのね。」
「マヤも天覇に毒され過ぎなのよ。
レーヴァテイルの力はパートナーとの絆の力。
生まれつきの能力の差なんて誤差みたいなものよ。」
以前は私も能力の差ってものをある程度感じてたし
自分の能力が高いことに誇りも感じてた。
でも塔との結線を果した今となっては
そんなのあってないようなものだと思ってる。
今の私の力は、ライナーがいてくれるからこその力だもの。
「確かにミシャの言う通りだわ、私も何時の間にか
詩の力をただの道具みたいに思っていたのね。」
別にマヤを責めたつもりはなかったんだけど・・・。
「いや〜、でもさ、あれだよね、レーヴァテイルだけじゃなくって
パートナーにもクラスとか付けた方がいいって、絶対。」
「だからその考え方をやめなさいって言ってるんでしょ?
私ライナーが優秀だからとか、そんな理由で一緒にいるんじゃないわ。」
ライナーもそういうの嫌ってるしね。
「あ、ごめん。」
「まあ、ライナーが優秀なのはホントだけどね。」
「って、なによ、結局のろけになっちゃうんじゃない。も〜!」
「俺がどうしたって?」
「あ、来た来た、さ、座って座って。」
今日はこれから約束通りライナーに
ユオのコスモスフィアの話しを聞かせてもらうことになってる。
でもどうせ・・・
「それで、あたしのコスモスフィアってどんなだったの?」
「ああ、それなんだけどさ、やっぱり、そういうの
人に話すもんじゃないと思うんだ、俺。」
でしょうね。絶対言わないって思ってた。
「そうね、やっぱり非常識だものね。」
言葉のわりには残念そうにマヤが言う。
「え〜!あたしがいいって言ってるのに〜。」
「うん、ごめんな。でも、言えないよ、俺には。」
「う、別にライナーが謝ることじゃないんだけどさ・・・
でも、ほら、ミシャはそれでいいの?」
「え?なんで私?」
「なんでって、だって嫌がってたじゃない、
それで、交換条件だしたんだし・・・」
「それはそうだけど。でも私、ライナーが
ユオのコスモスフィアのこと話すなんて初めから思ってなかったわよ。」
「え?で、でも、だったらどうして・・・」
「ライナーが困ってるユオを助けたいって、そう思ってたからよ。」
なんか二人が固まっちゃった・・・ライナーは嬉しそうに微笑んでくれてるけど。
「な、なんか私ヘンなこといった?」
「だ、だって、ライナーそんなこと言ってなかったよ、ね?」
「そんなの言われなくってもわかるわよ。
わざわざ大事な人を危険な目に合わせるのは嫌だけど
ユオだって私の大事な友達だもの
ライナーが危険を承知した上で助けたいって思ってくれるなら
反対する理由はないわ。」
「ミシャ・・・」
なんかユオが珍しい表情してる。
調子くるっちゃうな。
「あ、そうだ。ユオ、君短剣持ってるよな?カナリアの彫金がしてあるやつ。」
「え?うん、カナリアかどうかわかんないけど鳥の模様があるのなら・・・」
そう言いながらユオはボロボロの短剣を取り出した。
確かに“つば”のところに二羽の小鳥があしらってあるけど
あんまりボロボロでこれじゃカナリアだか文鳥だかわかんないわね。
「ちょっと、いいかな?」
ライナーはユオから短剣を受け取り、鞘から抜いてみるけど、
刀身も外側と同じくらいひどいありさまだった。
「へへ、ボロボロでしょ?持っててもしょうがないとは思うんだけどさ、
一応母さんの形見なもんでさ・・・」
形見、か・・・。よっぽど大切なんだろうな
でなきゃあんなボロボロなのとっくに捨ててるものね。
・・・もしかして
「それ、ユオの心の護?」
「ああ。」
ライナーが短く答えてくれる。
「心の護って、コスモスフィアの番人のことよね?
それが、その、心の護って・・・」
マヤが混乱してる。
「心の護って、本人が大事にしてる物とかの形を借りることが多いのよ
それこそ、心の支えってやつよね。
私は、ライナーのくれたオカリナがそうだったわ。」
マヤに説明してあげた。
「ユオ、これお母さんが結婚するときに作られたものなんだろ?」
「え!?いや、あたし、そこまで知らないけど・・・」
「そっか、でも自分で嫁入り道具だって言ってたし
そこまで古いもんでもなさそうだから多分そうだと思う。」
なんかライナー鑑定士みたい。
「ユオ、こいつはすごく頼りになるやつなんだ。俺も助けてもらったし。
もうそんなことはないかもしれないけど
もしユオが望まない相手にダイブされたとしたら、必ずユオを護ってくれる。
そして、ユオにとって本当のパートナーになる人がいつか現れたら
今度はその人とユオの絆まで、ちゃんと護ってくれる。」
そっか、嫁入り道具だものね。
「こいつはユオのお母さんやこいつを作った人の想いをたくさん蓄えて
その想いでどこまでも君を護ってくれるはずだ。
だから・・・、ユオ、君は人を、誰かを信じることを
こわがらないでいてほしいんだ。」
「!ライナー・・・、あたし・・・」
ユオが涙ぐむ。
「うん、わかった。ありがとうライナー、ミシャも、その・・・、ありがとう、ね。」
ライナーがコスモスフィアで見てきたものが、少しわかった気がした。
その場を開いて、ライナーと部屋へ戻る。
ライナーはこれからユオの短剣を修繕するのに徹夜する気らしい。
いつのまにそんなことまでできるようになっちゃったんだろ?
ホントに器用よね。
手伝おうかと思ったけど、細かい細工物の上に刀剣類となると
私の出る幕はないわね。
明日はユオの覚え立ての詩魔法の披露に付き合わされることになってる。
なんか嫌な予感がするんだけど興味あるし、行かないわけにもいかない。
ライナーには悪いけど、今日はゆっくり休ませてもらおう。
あ、でもその前に・・・
「ねえ、ライナー。」
「ん?」
「ユオは、私の大事な友達なの。ずっと、いつまでも・・・
だから私はユオを信じる。たとえなにがあっても。
それで、いいのよね?」
「ああ、それでいい。」
ライナーは微笑んでうなずいてくれた。
「うん。ライナー、お休み。」
「ああ、お休み、ミシャ。」
ちゅっ
今夜も、ライナーの夢が見れますように。
おしまい
「じゃあ、謳うよーっ!Let'sGo!“LOVE&PEACE”!!」
「ユオ、攻撃魔法に“LOVE&PEACE”って・・・」
あきれるマヤ(私もだけど)を気にもとめずにユオは謳い出す。
「ちょっとライナー・・・あれ、なに?」
ユオの頭上に現れたのは咥えタバコをくゆらせるサングラスをかけた・・・ハト?
ユオの詩が終わるとそのハトはいかにも横柄な態度で翼を振ってひと声あげた
クルックー!
それが合図なのだろう、どこからともなく無数のハトが大挙して押し寄せ
一斉にポム達に襲い掛かる。
数限りなく押し寄せるハトについばまれボロボロになるポム達。
腕(?)を組んでそれをみていたユオの頭上のボスハトが
タバコとやたら鋭角的なサングラスを投げ捨てた。
その下からはこれでもかというくらいのつぶらな瞳が現れる。
キラリンッ
ボスハトのつぶらな瞳が輝くと
次の瞬間ものすごい勢いで天高く舞い上がっていき、あっという間に見えなくなる
そして、遥か天の彼方から真っ赤な炎につつまれた
小さな山ほどもあろうかという巨大なボスハト(もうあんなのハトじゃないけど)が
すさまじい爆音とともに敵のどまんなかに突っ込んだ。
ちゅど〜〜〜ん
大爆発が巻き起こる。
その後にはかわいそうなポム達が死屍累々と横たわっていた。
元の大きさに戻ったボスハトはその光景を満足そうに見やると
再びサングラスをかけ、その場にくすぶる炎で新しいタバコに火をつけて
ふうぅ〜〜〜
なんて感じに煙を吐き出した後、悠々と飛び去っていった。
「ユオ、ハト苦手なはずだったんじゃ・・・」
「そうなのか、でもそういうのを克服するのがパラダイムシフトだしな。」
コスモスフィアでなにを見たのか、ライナーはずいぶん余裕がある。
「今度は私がハト嫌いになりそうだわ・・・」
マヤがつぶやく。私も同意見だ。あれは絶対夢に出る。
「あははははははっ、すごいすごい、よ〜し、もういっかい!」
「「もうやめて〜!」」
私とマヤの声が綺麗にハモった。
はいおわり〜
書いてて結構ユオがかわいくなってきた。次はユオとマヤのレズでも書くかな?
ほんとは今回一番お気に入りはシバなわけだが・・・、書くネタにはなりにくいんだよな
ライナーが修繕した後は見違えるような美少女になるとかいう設定も使わずじまいだったし・・・
あ、ライナーは最後まで気づきませんでしたがシバは女の子です。蛇足だったかな?
そいでは、また。
ユオとマヤってのはドラマCDにでも出てきたのか?
聞いてないからわかんない(´・ω・`)
なるほど
40連てスゴッ!!
ともあれGJ!マジお疲れ様です
俺にはこんな膨大に一気に投下は出来ない…
シバとかオリキャラよく考えられますなぁ…
ユオの心の護はご飯とか思ってる俺…
とりあえず、ちびオリカの話もようやく終わりを迎えられそうです…
一応もう書き終わってるけど、色々見直して、日が変わる頃に投下できるっぽいです
もう手が限界…orz
これでちびオリカはラストです。
最後は最終回らしく?、ちょっとエロで過激なシーンも入れました。
では投下します
前回のお話
>>347-357 現在、朝の8時になるところ。
ライナーから、お金を貰い、ほたる横丁の街道を歩行中のちびオリカ。
「お薬屋さんは…っと」
『薬局』と書かれた看板は無いか、目を頼りに辺りをキョキョロ。
「…あう…ココ建物がいっぱいありすぎて、全然わかんないよ…」
構造が激しく複雑な、このほたる横丁は、住んでる住民ですら迷う。
記憶を失ってる、ちびオリカには一歩入っただけで、この町は大迷路となっていたのだ。
「う〜…お兄ちゃんに場所聞いてくればよかった…
スグ帰って来るねって言ったのに、これじゃ日が暮れちゃうよ…」
一度宿屋に戻って、お兄ちゃんかお姉ちゃんに聞いてこようかと、迷ったが、
ちびオリカは何かを思い出し、
「あ、昨日、猫飴もらったスピカお姉ちゃんに場所教えてもらおう!」
そう思うと、ちびオリカは走って、ほたる一番街へ。
―ほたる一番街―
「ほたる横丁名物、猫飴はいかがですかぁ?
お一つ12リーフなりますが」
商売中のスピカ。
「スピカお姉ちゃん!」
スピカは振り返ると、
「あら、おチビちゃんじゃない。おはよう。
猫飴買いに来たんですか?」
「う、ううん。あのね、お薬屋さん何処にあるのか教えてもらいたくて」
「お薬屋さん?
う〜ん…この町は構造が複雑だから、
何か紙があればいいんだけど…口で覚えられるかな?」
「が、頑張って覚えるから教えて!」
ちびオリカの前向きな表情に、
「わかったわ。ちょっと大変だけどいい?」
スピカは、ゆっくりと詳しく薬局の位置を教えた。
「どう?やっぱり難しいわよね…」
「…う…うん、覚えれた…かも…」
「…私も一緒に行ってあげられればいいんだけど、
今は商売中だから、ココを放れられないの。
ごめんなさいね」
ちびオリカは首をフルフル振り、
「とんでもないです!
そんなに迷惑かけられないし、ありがとうスピカお姉ちゃん!」
「あらあら、この歳でしっかりしてるのね。
偉いわ」
「え、えへへ…」
ちびオリカは照れる。
「ところで、お薬って誰か病気?」
「うん、お兄ちゃんが風邪引いちゃって…」
「あらまぁ、それは大変ね…
(ライナーも風邪引くのね…)」
「あっ、スピカお姉ちゃん」
ちびオリカはポケットから12リーフを取り出しスピカに見せる。
「これ、昨日の猫飴代」
「あら、いいのよ。
あの猫飴はサービスって言ったでしょ?」
「…ダメ!やっぱり、お金は払わないと」
「ふふふ、ありがとうおチビちゃん、その言葉だけ受け取っておくわ。だから、それは仕舞って。
昨日はサービスしたけど、次からは代金頂くことにするわね」
スピカはそっと自分の手でちびオリカの手を包みこんだ。
「でも…」
「あら、子供は遠慮するものじゃないのよ?」
スピカはニコッと笑う。
「あ、ありがとうスピカお姉ちゃん」
ちびオリカもニコッと笑った。
「どういたしまして!」
「じゃあ、スピカお姉ちゃん。
このお金で猫飴一つください」
「はい、まいどあり〜!」
ちびオリカは猫飴をスカートのポケットに仕舞った。
「(お薬買ったら舐めながら帰ろっと)」
「さぁ、場所忘れないうちに早く行ったほうがいいわよ」
「うん!またね、スピカお姉ちゃん!」
「今後ともごひいきに〜。
もし道に迷ったら誰かに教えてもらいなさい」
ちびオリカはスピカに手を振りながら、街の中心街へと向かって行った。
「…あらあら、あの子も必死になって…
罪な男ねライナーは」
★
「…え〜っと、ココを曲がって…
こっちだったかなぁ…」
ちびオリカは道に迷っていた。
「む〜…せっかく教えてもらったのにぃ…!」
ちびオリカは自分の記憶力の無さに頭をコンコン叩く
「…どうしよう…
やっぱり誰かに道聞こうかな…」
すると、ちびオリカのお腹が、
〈キュウ〜クルル〜…〉
「!?
わわっ!…」
ちびオリカは今の音を誰かに聞かれなかったかお腹を押さえ、辺りを見渡す。
「…お腹空いたよぅ…
そういえば、あたし朝ご飯何も食べてないんだ…」
食べたといえばライナーから少し貰ったメシジュースだけ。
「アレ美味しかったなぁ…
あたしが風邪引いたら、シュレリアお姉ちゃん、
あのメシジュース作ってくれないかな…」
ちびオリカの好物が一つ増えたところで、目の前から男の声が聞こえて来る。
「よう!お嬢ちゃん。
どうした、迷子かい?」
「えっ?」
ちびオリカは見上げると、そこには20代後半か30代前半かと思われる二人の青年が、ちびオリカに声をかけていた。
今話かけてきた、一人の男は短髪で不精髭を生やしている。
「それとも、お腹痛いのかな?」
今話かけてきた男は、ロングヘアーで、ちょっとイケメン風な男だ。
「う、ううん痛くないよ!」
ちびオリカはちょっと恥ずかしそうにパッと、両手を後ろへ持っていく。
「じゃあ、やっぱり迷子かい?」
「…う…うん、実は迷子に…なっちゃって…」
ちびオリカは肩を落とす
長髪男が、
「はは、恥ずかしがらなくてもいいよ。
この町に住んでる住民だって迷うところだしな」
短髪男は、
「それで、お嬢さん。
迷子ということは、お母さんとはぐれたのかな?」
「ううん。あのね、お薬屋さんを探してて、それで…」
「成程。それで迷ってるのか…
丁度いい。お嬢さん、俺達がそのお薬屋さんまで連れてってやるよ」
短髪男はニカッと笑う。
「え?いいの?
おじさん達、忙しいんじゃ…」
「ぜーんぜん!逆に暇で暇で…
って、おじさんかよオイ…」
長髪男は手首を左右に降ったあと凹む。
「よし!そうと決まれば、善は急げだ。
行こうか、お嬢さん」
「…うん!ありがとう、おじさん達!」
「おじさんって年齢でも無いんだけどなぁ…」
短髪男は頭をかく。
「肝っ玉娘じゃないか。気に入ったぜ!
名前は何て、言うんだい」
長髪男が問う。
「オリカだよ!」
「オリカちゃんか、いい名前だ」
そして、ちびオリカは二人の男と一緒に薬局へ向かうことになった。
★
街道を歩行中、短髪男はちびオリカに、
「お嬢さん。猫は好きかな?」
「え…うん好き。大好き!」
「はは!大好きか、そりゃあよかった」
「でも、なんで?」
長髪男が、
「これから向かう途中、猫しか住んでいない『猫町』というところがあるんだ」
「…猫町?」
短髪男が、
「あぁ、今は訳アリでそこには殆ど人が住んでなくてな、
猫の住み家と化してるのさ」
長髪男が
「そっ!本当の名前は違うんだけど、
猫の住み家になってるから、通称『猫町』!」
「へ〜!詳しいんだね。おじさん達!」
短髪男ニカッと笑い、
「この町に住んでたら常識の範囲内だけどな」
長髪男が、
「猫が好きなオリカちゃんなら夢のような町だぞ」
「うん!とっても楽しみ!」
ちびオリカは目を輝かせる。
「……」「……」
―常住町(猫町)―
「さぁ、着いたぜお嬢さん」
「う、うん…」
ちびオリカが着いたところは町の中心街から、かなり放れたところ。
「(…スピカお姉ちゃんから教えてもらった位置と、随分放れてる気がするんだけど…)」
疑問に思うちびオリカ。
短髪男が、
「なんで、こんなに放れた場所なんだろと思ったかい、お嬢さん?」
「え!…うん、ちょっと」
長髪男が、
「ほたる横丁は複雑だからな、ちょい面倒だが、こうしないと行けないのさ」
「…そうなんだ…大変なんだね」
短髪男は、
「ここを抜ければ、お薬屋さんはスグそこだ。行くぞ」
再び三人は歩み始める。
★
ちびオリカ達は、日もあまり当たらない建物と建物の間を歩いている。
するとそこに、一匹の白と黒のぶち猫がちびオリカの前に現れた。
「アハッ!可愛い!」
ちびオリカはしゃがんで、ぶち猫の頭をなでなでする。
「にゃ〜ん」
人なつっこいのか、ぶち猫もちびオリカにゴロゴロする。
ちびオリカは、そのぶち猫を持ち上げ、
「にゃ〜ん、にゃにゃあ〜」
お得意の猫語で、ぶち猫と会話?をする。
「…お嬢さんも猫の鳴き声で…
よっぽと好きなんだな」
「にゃん。猫ちゃん可愛いもん」
「…オイ」
「…あぁ」
短髪男は長髪男に何かの合図をした。
「に〜。にゃあ〜」
「にゃあ?にゃにゃあ!」
ちびオリカはぶち猫に夢中になっている。
「…オリカちゃん。にゃあにゃあ言ってるけど、
猫の言葉がわかるのかい?」
「うーん…わかったらいいんだけどなぁ…」
「ところで……オリカちゃんのパンツは白なんだね…」
「!!
えっ!?」
ちびオリカは振り向くと、後ろから長髪男が、ちびオリカのスカートをめくっていた
「くっくっ…」
長髪男はニヤリと笑う。
「きゃあ!!」
ちびオリカはとっさに立ち上がり、スカートのお尻を押さえた。
長髪男は、
「クク…スカートを捲られいるのにも気付かないほど夢中とは、
よっぽと猫が好きなんだなぁ」
「…ど、どうしたの…おじさん」
ちびオリカの表情が一転して不安な表情に変わる。
すると短髪男が、
「お嬢さん…駄目だよ…
お母さんに教えてもらわなかったのかい…
『知らない人に、着いて行っちゃ駄目よ!』ってなぁ!!」
短髪男の顔はさっきまでとは別人のように、恐ろしい顔となっていた。
「―!!」
危機を感じた、ちびオリカは走って逃げる。
「待て!!」
逃げるちびオリカは、
「はっ!はぁ、だ…誰か!」
「そら、捕まえたぁ!!」
「ひっ!!」
ちびオリカの片手を掴んだのは短髪男。
「―あうっ!」
短髪男は、ちびオリカを後ろから羽交い締めにする。
「これでもう逃げられないぞ。お嬢さん…」
「…う…うぅ…!」
ちびオリカは短髪男の腕を何とか両手でほどこうとするが無に等しかった。
長髪男がジリジリと近寄り、
「ヘへ…まぁタップリと楽しもうぜ、オリカちゃん…」
「い…いやぁ…!」
「…ククッ。その怯えた表情、たまんねぇぜ!」
長髪男は、ちびオリカのホッペタを掴み、
「はぁー、はぁー…マジ可愛い顔してるじゃねぇか?」
短髪男は、
「くくっ…お前、本当にロリコンだな」
「お前もだろ?」
「お…お願い…ゆ、許して…」
ちびオリカはガタガタ震えながら怯えている。
長髪男が、
「いいねぇいいねぇ…そのセリフ…ますます、そそるぜ!
このまま、その可愛いお口にチューしてやる」
長髪男の顔が近付ついてくる。
するとちびオリカは、
「!!
や…!いやだぁ!!」
「おあがっ!!?」
なんと、ちびオリカは長髪男の股間をおもいっきり蹴った。
短髪男は、
「!!
こ、このガキ!?」
ちびオリカは、短髪男の腕をおもいっきりガブリッ!
「いっ!てぇ!!」
短髪男の腕の力が緩み、脱出して再び走り出すちびオリカ。
長髪男は股間を押さえながら、
「に…逃がすな!捕まえろ!」
「はっ!はっ!はぁ!
(お兄ちゃん!お姉ちゃん!)」
ドクンドクンと胸の鼓動が耳に響きながら必死で走る、ちびオリカ。
早く逃げないと何をされるかわからないと思いながら。
「待てコラ、クソガキぁー!!」
「!!
はぁ!はっ、はっ!だ、誰か…!
(た、助けて!誰か助けて!!)」
振り向けない!振り向きたくない!
振り向けばさっきの恐怖が迫ってくると!
だが―
「遅いぜ、お嬢さんよぉ!!」
「!!!あっ
!」
肩を捕まれた、ちびオリカは、
「い…いやぁーーー!!」
恐怖の叫び声を上げる。
「黙れ、このクソガキぃ!」
ガツン!っと建物の壁に後頭部を叩き付けられた、ちびオリカ。
「―ぅあっ!!?」
「!!
おっといけねっ!
ちょっと強くしすぎたか?」
「…あ…あ……っ」
そのままズルズルと壁を擦り、崩れ落ちるちびオリカ。
「おい大丈夫か、お嬢さん?」
「………」
呼吸はしている。
だがちびオリカは虚ろな瞳で、壁に持たれかかりながら無反応。
短髪男は、
「へっ…頭を打って、意識が朦朧としてるだけか」
今は来た長髪男は、
「丁度大人しくなったんだ。
このまま死ぬ前にヤっちまおうぜ!」
「そうだな…」
短髪男は、ちびオリカの首筋を舐め始める。
ロングヘアーは、ちびオリカの太股をまさぐる。
「へへ…いい足してるじゃねぇかよ」
ちびオリカは意識が朦朧としながら
「……お……に………ん…」
短髪男が、
「あ?何か言ったか?」
長髪男は、
「あー!もう我慢出来ねぇ!
どけ、先に俺がヤッてやる!」
長髪男はスボンのベルトをカチャカチャし始める。
ちびオリカは、
「……お…兄ちゃ……
…っ…ね…ちゃ…」
虚ろな瞳から一粒の涙が溢れ落ちる
「…………う……」
「クヒヒヒヒ!やってやる、やってやるぞ!」
すると奥のほうから。
「あらあら、朝っぱらから穏やかじゃないわねぇ」
「!!
だ、誰だ!?」
コツ…コツ…足音を立てながらこちらに近付いてくるのは、
「どうも〜。このほたる横丁を牛耳る、裏世界の女王です」
裏世界の女王は笑顔で挨拶をする。
すると長髪男が、
「はぁ?何言ってんだテメェは?」
「その子が心配で、お店休んで追い掛けてきたの…
…休んで正解だったようね」
短髪男は、
「へへ!なんだ、アンタも俺達と一緒に楽しもうって言うのかい?」
裏世界の女王はニコッと笑い。
「ごめんなさいねぇ。
私、年上には興味無いの」
長髪男が、
「俺達まだ20代前半だぜ!」
「あらそう!
…でも、お断りよ。若ければいいってもんじゃないわ」
裏世界の女王は二人を睨み。
「特に、貴方達ような人間のクズはね!」
短髪男と長髪男は
「こ…このアマ!」
「私の大事な小さなお客様、返してもらうわね」
短髪と長髪男は、裏世界の女王に襲いかかる
「あらあら、元気ねぇ…」
すると裏世界の女王は、手に下げているバッグを両手で構え。
「はぁっ!」
「うがぁっ!!」
「おぐぅっ!!」
バッグをおもいっきり振りかぶると二人の顔面にバッグが見事に命中!
ドサッ!と二人は倒れる。
「…あら?もう終わり?
張り合いないわねぇ…」
裏世界の女王は、ちびオリカに寄り。
「!!」
裏世界の女王、もとい、スピカは驚愕する。
「おチビちゃん?おチビちゃん!!」
ちびオリカの両肩を持つスピカ。
「………」
ちびオリカは虚ろな瞳で無反応。
「…ちょっと…これはシャレになってないわよ…!」
スピカは倒れてる二人を鋭く睨みつけ、
「あんた達…いっぺん死んでみる!?」
「…う…うぅ」「う…」
短髪男と長髪男は、気を失っているのか、体をピクピクしている。
「…くっ!
それより早く、おチビちゃんを病院に!」
―天覇・医務室―
仲間は全員集結している。
ちびオリカは、ベッドに寝ており、頭には包帯をグルグル巻きにされていた。
「…クソ!俺が…俺があのときオリカ止めていればこんなことには…!」
歯を食いしばるライナー。
「…私のせいよ…あのときおチビちゃんと一緒に着いて行ってればよかったわ…」
スピカも責任を背負う。
「オリカちゃん!オリカちゃん!
しっかりしてください…うううぅ…」
ちびオリカの寝ているベッドの横で泣くシュレリア。
「私よ…全部、私のせい…」
ミシャが重い口を開く。
「ミシャ?」
ライナーがミシャに振り向く。
「オリカを無理矢理小さくさせて、記憶喪失にさせたのも、
オリカが今こうなってしまったのも全部、私のせいなのよ!」
するとジャックが、
「ミシャ、何もかも自分のせいにするな」
「ライナーの嘘つき!!
どうにも…どうにもならなかったじゃない!!」
「み…ミシャ…」
「オリカが死んだら私も死ぬから!
う…うぅ…うっ!」
その場に崩れ落ちるミシャ。
ライナーは、
「ミシャ!なに縁起でもな――」
「もう一回言ってみろミシャあ!!」
ジャックが怒声を上げる。
「あ…アル兄ぃ…」
ジャックがミシャに詰め寄り。
「もう一回言ってみろって言ったんだ!」
「ジャックやめろ!」
ライナーがジャックの肩を掴む。
「放せライナー!」
ジャックがライナーの肩を強く押す。
「つっ…!やめろって言ってんだろ!」
今度はジャックの胸元を掴むライナー。
「あ?やんのかコラぁ!!」
ジャックがライナーを殴り飛ばす
「ってぇ…なぁ!!」
ライナーもジャックを殴る。
「ぐっ!上等だオラぁ!!」
ジャックがライナーに殴りかかろうとした瞬間、
「やめてぇ!やめてよ二人共!」
ミシャがジャック足を抱くように掴む。
「どけ、ミシャ!」
「お願いだから…謝るから…やめて…お、願い…うぅ…う…」
涙をポロポロ溢すミシャ。
「とりあえず、やめたまえ二人共!」
「そうだよ!今はケンカしてる場合じゃないでしょ!」
ラードルフとクルシェが止めに入る。
「ご、ゴメン…」
「…チッ!気分わりぃぜ…!」
ジャックは少し皆と放れた位置のイスにドカッと座る。
「う…うぅ…ふ…」
泣くミシャ。
「ミシャ…あんなこともう言わないでくれ」
「…うん…ごめんなさいライナー…」
「…あのー」
そこに一人の老人ドクターがヌッと現れる。
「わっ!ビックリした!」
ビックリするライナー。
「盛り上がってるとか悪いんじゃが…」
「お医者さん!オリカは、オリカは危険な状態なんですか!?」
「…はっ?全然命に別状は無いぞ」
「えっ?」
と、一同。
ドクターは、
「軽い脳振動じゃよ。ホレ、そろそろ目を覚ますころじゃて」
「…う…ん…」
ゆっくりと目を開ける、ちびオリカ
「オリカ!大丈夫か?」
「オリカちゃん、よかっです…ううぅ…」
「オリカ、ホントによかったわ…」
「…ココは?」
「医務室だよオリカ」
と、ライナー。
「医務室…?あたし、なんで医務室に…」
「頭は痛くないか、オリカ?」
「え?…うん、大丈夫だよライナー」
「そうかぁ〜!
よかっ……た…って…え?」
「オリカ!?今ライナーって言ったの!?」
ミシャは驚いた表情。
「な…なに、ミシャ?」
「『お姉ちゃん』は付けないんですか、オリカちゃん!?」
「つ、付けるわけないよシュレリア様…
というか付けたことないのに…」
「今度は『様』を付けたよ!」
驚くクルシェ。
「…と、言うことは?」
ちびオリカ以外全員、顔を合わせる。
「ど、どうしたのみんな…
…あれ?…あれ!?あたし…」
ちびオリカは自分の体の異変に気付く。
「…あ、あたし、体が縮んで――!」
「記 憶 が 戻 っ た ん だ ぁ ー ! !」
「―えっ!
ちょっ…ちょっとみんなぁ!?」
一同はちびオリカをワッショイワッショイ言いながら胴上げする。
「や、やめてー!
は、恥ずかしいよぉー!」
ちびオリカは顔真っ赤。
「これこれ…ケガ人を胴上げするのはやめなさい…」
★
「う〜ん…そう言われれば、覚えてるような覚えてないような…」
一応ライナーは覚えてるところを聞いてみた。
「え…っと、ほたる横丁から落ちそうになったときとか、
スピカさんから猫飴もらったときとか、
ラードルフ司祭が天覇のレーヴァ――」
「うおっほん!!」
「……みんなで風呂に入ったときとか…ライナー…」
ちびオリカはライナーを睨む
「さ…誘ったのはオリカだろ…!」
「…ライナーが風邪引いちゃって、あたしが看病――」
「あ…!」
ライナーとちびオリカは顔を見合わせ顔を真っ赤にする。
するとミシャが、
「看病?私もライナーのタオルを朝まで取り替えてあげてたわよ」
「わ、私もメシジュース作りました!」
「……」
「……」
「ちょっと二人共、何見つ目合ってるのよ!」
「何かあったんですか!?」
「い、いや、何も、何もない!」
「うんうん!」
「怪しいわね…」
「怪しいです…」
「ちょっと二人共…顔が怖い…」
「…ライナー…白状しなさい…」
「白状してくださいライナー…」
「!!」
逃走するライナー。
「あ!待ちなさいライナー!」
「待つです、ライナー!」
「さ、最後までこれかよぉー!!」
そして数日後、ちびオリカはオリカへと元に戻りましたとさ。
ライナー、あのときのことは二人だけの秘密だよ…
ちびオリカ編 おわり
スピカ助けに来るの早いよスピカ
もっと色々されて挿入寸前まで気張れオリカ
入り口に亀頭が触れる……!てくらいまでやってくれなきゃ
GJ!!
やっぱりミシャってやたら色々背負い込んで謝ってるイメージあるよね?
いや、このお話だと普通にミシャが悪いと思うけど
ところでユオの心の護はご飯って誰かが本スレで言ってたけどもしかして本人?
実はだいぶ前からユオの話は書こう書こうと思いながらどうしても心の護が決まらなくて
誰かの意見が欲しいと本スレで話ふってみた時のレスで見たんだけど…
結局心の護はあんな感じにしちゃったけど
青魔法の大皿はそのレスから連想していった心の護の名残だったりするんだよね、実は
>>426 一応非エロなんでそこまでは無理…
オリカが襲われるシーンはホントはもっと書きたかった
極限まで追い込まれたオリカが、どんすけを召喚して、
ポケモン風にオリカが色々命令させて戦わせたりとか、
スピカもバッグで一撃KOじゃなくて「ほらほらぁ!どうしたの!?」とか女王様っぽくケンカさせてみたかったけど、
もうなんか長くなりそうなんで結局カットしました…
>>427 いや、書いた覚えはないっす
俺と同じ考えの人がいたんかい…
本スレはいつも来てるけどその書き込み見逃したっぽい…
しかしユオのコスモスフィアよくあそこまで考えましたな…
俺のオリキャラなんて短髪男と長髪男ってスゴい単純キャラだし…
ちびオリカの話はミシャが悪いことにしましたが、決してミシャが嫌いなわけじゃないので…むしろ好きですよ。
もっとスピカを活躍してほしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
そしてスピカとライナーのエロを・・・(;´Д`)ハァハァ
正直、ライナーにどうこうできるレベルじゃ無いと思うが>スピカ
まあ、作るとするなら、ミシャエンド後でオボンヌとのノロケを聞かされて欲求不満気味のスピカが、オボンヌをつまみ食いとか
なんだかんだでオボンヌの真っ直ぐな心に、少女時代の青春を思い出してつまみ食いするとか
どうしてもスピカ攻めオボンヌ受けになるな・・・
あと、スピカ処女じゃねぇしorz
クレアさんならまだ受けにできそうなんだが
せいぜいグラスメルク失敗で偶然できた媚薬をスピカが嗅いでしまい、発情したスピカに逆レイープされるか
意外としおらしくなったスピカを優しく介抱してギシアンするか
どれもありきたりでベタ過ぎて、つーかその設定なら別にスピカじゃなくてもいいじゃん?みたいなのばかりでだめぽ・・・
スピカだからこそできる設定というかシチュが欲しいけど、漏れの足りない知識では猫飴オナニーか、オボンヌのアナルに猫飴挿入SMとかのくだらないのしか浮かばない
1.ヒロインが病気だか何かになる。状況、状態は適当に
2.スピカに聞きに行く
3.スピカ処置方法は知っているが、オボンヌの所持金が…
4.「…仕方ないわね、今回だけ特別よ」とのろけ聞かされまくってたスピカさん牙を剥く
5.ヒロインのためだと自分に言い聞かせ…
ちゃんとした屋内じゃなくて、人が通るかも知れない横丁の路地で…
とかですか?わかりません><
>>364 うーん。GJなんだが、一気に40は多すぎるんじゃないか?
あと全部ひっくるめればイイってもんじゃないと思うが
何回かに分けて投下したほうがよかったんじゃないかと、最初読んでてダレたし。
>>410 長編乙。
最終話の序盤から中盤までよかったが、終盤ヤケに加速気味で話が終わったように感じるが漏れの気のせいかな?
アッサリしすぎとゆうか手抜きっぽさを感じた。
漏れの感想で不快に思ったらスマソ。ではこれで。
>>434 うん、俺もどうかと思った。
投下だけで30分以上とかもうまともじゃないしね。
途中で視点も変わってるくらいだし、なんかの形で分けたほうがとは思ったんだけど
貧乏症なもんであるものは出さないともったいない気がしちゃってさ…
まあ、その前にそもそも長すぎんだけど
上手く短くまとめられる能力がありゃいいんだけど…、それが一番難しいんだよなぁ。
いやまあしかしあんな長文よく読んでくれたよ、サンキュな!
>>434 全くその通り…
ラストの仲間が集まる会話シーンあたりから、手抜きしました…
実際はオリカが危険な状態で、ココで最後の大詰め!の予定だったけど、
もうココはアッサリ目覚まして、終わらせてもいいんじゃね?
と思って、軽い脳振動で済ませた…
その後の会話もアッサリで描写も手抜きです…
描写は元からそんなに上手くないけどもorz
同じく最後まで読んでくれてありがとです。
またネタ考えたら何か投下しようと思います。
>>429-433 どうやらスピカ受けの激しい陵辱物を希望しているらしいと理解した。←絶対に違う
確かに彼女に勝てる人物に心当たりは無いので人外に頑張ってもらった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜陵辱注意報発令〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここはいったいどこなのだろうか・・・
塔の管理者たるレーヴァテイルオリジン・シュレリア。
ひょんなことから彼女と懇意になったスピカは
本来ならば立ち入ることのできない塔の最深部を案内してもらっていた。
だが、気がつくといつの間にかひとりになっていたのだ。
「ちょっと、甘くみてたかしらね・・・」
シュレリアの方向オンチはわかっていたつもりだった。
そもそも、彼女と出会ったのも
仲間とはぐれて迷っていた彼女を保護したことだったのだから。
だが、複雑怪奇に入り組んだほたる横丁に
初めて訪れたときに迷ったからといって
まさか、自身が管理しているはずの塔の内部で迷うだなんて
予想外にもほどがある。
「それにしても、これじゃ私が迷子みたいじゃない。しゃくにさわるわね。」
単に現状だけを見ればスピカが迷子なのだと言えなくもないだろうが
スピカ自身はもと来た道をたどることはできているのだ。
しかし、途中シュレリアが開けた隔壁が閉じてしまっていたために
帰ることができず、やむなくこうして彼女を捜し歩いているのだ。
「ふう・・・、どうしたものかしら。」
いいかげんに歩きつかれて座りこむ。
暗く不気味な塔の奥地。
初めは自分のあるべき闇の世界を感じてときめいていたスピカだが
下手をすれば二度と帰れないかもしれないこの状況ではさすがに不安を感じてしまう。
そしてその漠然とした不安は
あろうことか最悪の形をとってスピカの前に現れようとしていた。
スピカの眼前に現れたのは塔のガーディアンだった。
妙にヌメッとした印象の一本足の人影が、三体。
「冗談でしょ?」
シュレリアの話では以前と違って
今のガーディアンたちは無差別に人を襲ったりはしないということだが
目も鼻もないその顔はあきらかにスピカのほうを向いている。
「こんなこともあろうかと、持って来ておいて正解だったわね。」
スピカは懐からメルティアスキルを取り出してガーディアンたちに投げつけた。
ポップコーンが弾けるような音を立てながら次々と連鎖的な爆発が起こり
スピカの視界が爆煙につつまれる。
「あらまあ、ずいぶん派手ねぇ。」
思った以上の爆発に少し驚きながらも、その効果に期待して目を細めるスピカ。
しかし、爆煙が晴れた後にはまだふたつの影が残っていた。
「・・・ライナー君も意外と役立たずね、付き合い方考えるべきかしら?」
一応一体は倒したようだが、この状況ではそれでは意味がない。
もっとも、ここで爆弾の製作者に恨みごとを言うのはさらに意味がない。
敵に背を見せる行為はあまり好むものではないが、四の五の言ってる場合でもない。
ゆっくりと後ずさり、駆け出そうと振り返ると目の前にガーディアンが立っていた。
「新手!?そんな・・・」
だがそれは仲間のガーディアンではなかった。
先ほどのガーディアンが気づかぬうちにまわりこんでいたのだ。
それはある意味仲間を呼ばれることより厄介な事実だった。
あれだけの爆発に耐え、目にもとまらぬ速さで動く敵が、ニ体。
もはやどうにもならないことは火を見るより明らかだ。
それでも、ただ黙って殺されるのを待つことはスピカにはできなかった。
大きく振りかぶり、目の前のガーディアンに平手打ちをお見舞いする。
ぐにゅ
思っていたのとはまるで違う感触がスピカの手に返る。
「ひっ!」
見ると、ガーディアンののっぺりとした顔にスピカの手がめり込んでいた。
あわてて引き抜こうとするが、びくともしない。
「ちょ、なによこれ、い、いやあぁぁっ!」
あまりの出来事にさすがのスピカもパニックになる。
闇雲に暴れるスピカをもう一体のガーディアンが後ろから羽交い締めにした。
「いやっ、なに?なによっ!はなしなさいよっ!」
もはや涙声になりながら抗議すると
前にいるガーディアンの顔に捕えられていた手が開放された。
無論スピカの抗議を聞き入れたわけではない。
ガーディアンはスピカの耳に手を伸ばすと、その中に指をもぐりこませてきたのだ。
「ひ、い・・・」
恐怖のあまりまともに言葉も出ない。
ガーディアンの指は粘土のように形を変えながらスピカの耳の奥まで入ってくる。
痛みこそ感じないが、そのおぞましさに背筋が凍りつき、嫌な汗が噴き出してきた。
するすると姿を変えるくせに金属の冷たい硬さを失わないその指は
何かを探すようにスピカの耳の中を隅々まで這い回る。
「ひぃんっ!」
思わず漏らした声にはどこか艶が混じっている。
耳の奥を冷たい舌で舐め上げられるようなその感覚に
スピカは快楽を覚えてしまったのだ。
その事実は、この絶体絶命の状況の中でさらにスピカを絶望させた。
感じまい感じまいと思えば思うほど、否応なく意識はそこに集中し
その快楽をはっきりと浮かび上がらせてしまう。
「いやぁ、こんなの、こんなぁ・・・」
自分への嫌悪から、決して人に見せたことのない涙が頬をつたってゆく。
「ひ、ひゃあぁぁぁんっ!」
突然指が一気に引き抜かれた。
それまでより強い刺激にさらされたスピカは
あえぎ声にしか聞こえないはしたない叫びをあげてしまう。
そのことへの後悔を感じる暇もなく、ガーディアンたちの次なる陵辱行為が始まった。
後ろ側のもう一体がスピカの大きく開いた背中から衣服の下へ侵入してきたのだ。
意思を持った水が這い回るような冷たく不気味な感触が
背中から胸のほうへと進んでくる。
ガーディアンがなんの目的でそんなことをするのか、スピカにはわからない
だが、その行為に自分が何を感じてしまうかはもはや明白だった。
後ろのガーディアンのその動きを助けるように
前にいるもう一体がスピカの服を脱がせていく。
コートのボタンをひとつずつ外し、それを剥ぎ取ると
ワンピースのジッパーまで器用におろしてしまった。
「きゃっ」
ぐいっ、とスピカの身体が後ろから持ち上げられ
完全に足が中に浮いたところでワンピースを脱がされ下着姿にされてしまう。
そして、ワンピースに阻まれて進行をとめていた液状の触手が
ついにスピカの豊満な胸をつつみこんだ。
ゆっくりと波打つように乳房を愛撫する感覚は人の手で
再現できるようなものではなく、そこから与えられる快楽もまた未知のものだった。
「ふぅぅん、ふ、うふぅぅ、」
決して強いものではないが、胸全体に広がってゆく快感はスピカを翻弄する。
胸への快楽に酔っている間にガーディアンは着々とスピカの衣類をはいでいく。
帽子、靴、手袋・・・
不思議なことに貴重品を扱うように丁寧な動きを見せるガーディアンに
スピカは抵抗するよりも身を任せることを選んだ。
ガーディアンが最後に残ったタイツとパンティを脱がせにかかる。
両方を一気に膝下まで引き下げられた後、両膝を抱え上げられた。
「ぃやぁぁ・・・」
幼子が小用を足すときのようなみっともない格好をさせられ
スピカが羞恥のあまりか細い声をあげる。
無論ガーディアンたちがそんなことを気にかけるわけもなく
そのままスピカを全裸にしてしまった。
全裸で羽交い締めにされ、両足をMの字を描くように固定された状態で
宙吊りにされた哀れなスピカは、がっくりとうなだれながら
乳房への快楽に打ち震えている。
完全にガーディアンの液状触手につつまれ銀色に染まったスピカの胸に
新たな刺激が加えられ始めた。
「え?あぁ、そんなぁ・・・」
豊満な胸の根元からゆっくりと痺れるような感覚が先端へ向けて移動していく。
たっぷりと揉みほぐされ、今や快楽のための器官に成り下がっている双乳は
微弱な電気を流されるその感覚も素直に快楽と受けとめてしまっている。
それが先端に達したときに自分がどうなってしまうのか?
スピカの声には今だ強く残る不安だけでなく、わずかな期待が混じってしまっている。
そのことを自覚しているスピカの自尊心は屈辱で崩れ落ちてしまいそうだった。
「く、くる・・・、あぁ、もうすぐ、あ、あぁ、くる、はっ、あっ!あひぃぃぃぃっ!」
しかし、与えられた快楽はそんな意識もたやすく押し流してしまう。
軽い絶頂を向かえ、荒い息をつくスピカに休む暇を与えることなく
再び乳房の根元から刺激が動き出す。
「はあぁぁぁ・・・」
自分自身ですら絶望なのか期待なのかわからない深いため息をこぼしたとき
スピカは自分の下半身もそのほとんどが銀色に染められていることに気付いた。
しかも、今胸を這い上がってきているものと同じ刺激が
既に太ももを越えて上がってきているのだ。
「ああ、イヤよ、それはむり、そんなことされたら私、あぁ、おねがいよぉ・・・」
無慈悲な刺激はスピカの声など気にもとめず、最も敏感な肉芽に到達した。
「ひぎゃあぁぁぁっっ!!」
ぷしゃあぁぁぁぁ・・・
絶頂と同時に小便まで漏らしてしまうスピカ。
しかも下半身を銀の皮膜で覆われてしまっているせいで
その小便は股間にあふれたあげく性器と尻をつたい
いつまでもスピカを責めさいなみ続ける。
「ふ、う、ううっ、うっ、ひっ、く、う、うあぁ、うああぁぁぁん・・・」
そのあまりの屈辱と恥辱に
尻から小便を滴らせたままのスピカは子供の様に泣き出してしまった。
それでもガーディアンたちの陵辱の手は決して緩むことはない。
ついにスピカの性器への進入が開始されたのだ。
小指ほどの太さの触手が性器のひだを掻き分けながらゆっくりと入ってくる
ゆっくりと、ゆっくりと進入路を確保しながら
隅々まで感触を確かめるように少しずつ奥を目指す。
そして先端部が通り過ぎると、それに続く長い胴の部分が激しくのたうちまわった。
「あっ、うあっ、はげし、ひっ、はっ、うあぁぁっ!あ、はぁはぁ、はっ、はひいぃぃぃっ!!」
乳房と下半身への電気ショックも今だやまず
スピカは時折絶頂の声をあげながら快楽にあえぎつづける。
「うはぁぁっ、あぁっ、ひっ、そこはっ、うそっ、いやあぁぁぁっ!」
こんどは膣でのたうっているのと同じ触手が尻の穴に押し入って来た。
前の穴のものとおなじく、先端は感触を味わいながらゆっくりと
そして先端が通りすぎたあとは激しくのたうってスピカを責めたてる。
「いいっ!いひぃっ!うあぁ、また、おしり、おしりで、いやぁ、いひぃやあぁぁぁっ!!」
身体のあちこちを激しく責められているため自分が何を感じているのか
どこが気持ちいいのかよくわからなくなってくる。
その中で新しい刺激だけは強く印象を残すため
スピカはここ何度かの絶頂は尻穴で迎えたように感じていた。
屈辱的な尻穴での絶頂を否応なく繰り返させられ、スピカの心身はもう限界だった。
だというのに、陵辱はさらに激しさを増そうとしていた。
銀色の皮膜の内側全体をちくちくと針状の触手が刺してくる刺激がくわえられる。
つま先や太ももなどは気にもならない程度の刺激だが
乳首や淫核はそうはいかない。
だが、この刺激の目的はそれだけではなかった。
「ひっ、ひぃっ、あっ、あっ、ひゃっ、ひあっ!なにっ!?ひぎっ、うあぁぁぁっ!」
性器を刺していた触手が尿道にさしかかると
ようやく入る穴を見つけたとばかりに入りこんできたのだ。
さらに乳首を刺していた触手は信じられないことにその先端にまで入りこむ。
「うそっ、うそよっ!こんなのおぉっ!いやあぁぁっ!」
痛みは全くない。
だがそのことこそが恐ろしかった。
今のスピカにとって、痛みでない刺激はもう快楽と同じだ。
自分の身体がとり返しのつかないほど変えられてしまった気がして
恐怖と悲しみと快楽で頭がどうかしてしまいそうだった。
性器を犯す触手は子宮の奥にまで入りこみ
尻穴の触手もへそより高いあたりまで伸びてきている。
「ひっ、うああぁっ、ふかひっ、ふかふぎるのおぉぉぉっ!」
尿道の触手は膀胱を舐めまわしているし、淫核の刺激もやむことを知らない。
「あひいっ、ゆるひてぇ、そこらめぇ、ふひゃあぁぁぁあぁぁっ!」
乳房は内と外から責めたてられ、耳の中にも再び触手が入りこんできた。
「おっぱひっ、おっぱひらめになっひゃうぅ、ひひゃあっ!みみはもいやあぁぁ!!」
そして電気ショック。
「ひぎぃやぁああぁぁあぁぁっっ!!」
情け容赦なく繰り返される刺激の数々にスピカの強靭な精神も完全に屈してしまう。
もはや輝きを失い、うつろになった瞳からはとめどなく涙があふれ
ヒクヒクと身体中を痙攣させながら、上の口からも下の口からも
だらだらとよだれを垂れ流しつづけているスピカは
まさに快楽を感じるためだけに生きる肉人形そのものだった。
・
・
・
「スピカさん、スピカさん!しっかりしてくださいっ!スピカさんっ!」
スピカは遥か遠くから聞こえてくるような自分を呼ぶ声に
混濁した意識の底から這い上がってくる。
「シュレリア・・・さん?」
「ああ、よかったあ・・・。スピカさんにもしものことがあったら私、私・・・」
シュレリアはスピカを抱きかかえて泣きじゃくった。
どうやら助かったらしいことを確認したスピカは
大きく一呼吸するともう一度意識を失った。
シュレリアの話によれば、あのガーディアンはスピカを探していたらしい。
視覚を持たないタイプのものだったために直接触れて確かめていたが
普段は別の形で認証を行っているため、加減がつかめなかったのだろうとのことだった。
シュレリアは何度も謝って帰っていった。
しかし、それでも自分のほうが迷子になってしまったことは決して認めなかった。
・
・
・
「ふあぁっ、いいわ、そこっ、あぁん、そう、おしりもっ、いいわっ!あはぁぁっ!」
スピカは自分の部屋であの時のガーディアンと戯れていた。
“零”と言う名前だったそのガーディアンを
お詫びのしるしとしてシュレリアから一体もらいうけたのだ。
初めての時はみっともなく泣き出してしまったほどの陵辱行為だったが
どこをどうされるのかわかっているうえ、あくまで自分のペースで求める分には
至上の快楽にほかならない。
昼はスピカの影に潜み、密かにガードしてくれ
夜はこうして快楽を与えてくれる零は今となってはスピカのかわいいペットだった。
この極上の快楽は裏世界の女王たる自分にふさわしいものだとスピカは思う。
そこへ至る道も強力なガーディアンである零のおかげでずいぶん近くなった。
今にして思えばあれも全て運命だったのだ。
「ふあぁぁっ!あ、あはあぁあぁぁっ!!・・・はぁ、はぁ、はぁ、うふふ、いい子ね、零。」
シュレリアによって調整された零は、スピカが満足すれば動きを止める。
静止した零を満足げに見つめながら、スピカはそう遠くない未来に訪れる
少なくとも自分にとっては幸せな世界を想って微笑むのだった。
END
448 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 16:57:56 ID:33h6sjHQ
450 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 21:15:12 ID:e0/Mxvor
最後の割には余裕ーっ!って感じになってるがな・・・。
あげスマソ・・・。
BF
1位 163票 オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女
2位 160票 夜叉姫@桃太郎伝説シリーズ
接線ですがどうにか勝ちました。本当にありがとうございました。
つーか、まだやってたのか……
まあ、正直だれてきてるけど
ここまでくると最後まで付き合わないと気がすまなくなって来てる
>>455 乙
とりあえずオリカバンザイということで
あ〜 なんかネタ切れっぽい〜
書きたいこと全部書いたーってわけでもないんだけどねぇ…
でも本スレでもここ停滞中とか言われたしなぁ
一応読める程度の形になったもん置いとこうか…
あ〜あ、前スレに居た人たちとかは帰ってこないのかなぁ、さみしいよ〜
「これは、我々全ミシャの沽券に関わる問題だと思う!」
甲冑のミシャが机を“バンッ”と叩きながらそう締め括る。
ホント無駄に力の入ってる娘なのよ。
「べつにい〜じゃない、いまどき料理や洗濯が女の仕事なんて流行らないわよ。」
「ライナーの料理おいしいしね〜。」
しのびのミシャの反論にねまき姿のミシャが同意してる。
「それは私もそう思うけど
でも今のままじゃホントに何もかもライナーにまかせきりじゃない?」
「うん、そうだよね。
ライナーのためだったら私お料理くらい頑張れるよ。」
セーラー服のミシャには魔法少女のミシャがついたみたい。
「そこは、晩酌のお相手とか、夜のお相手とかで頑張るのはどうかしら?」
「ライナーもミシャもまだ未成年だから・・・。
それに夜のお相手もどちらかといえばライナーにまかせっきりだしね。」
チャイナドレスのミシャのあさっての方向に向かってる意見に
花嫁姿のミシャが突っ込みを入れてくれた。
「ライナーの全部を繋ぎとめておくためには
やれることはみんなやらなきゃいけないと思うわ。
料理くらいちゃんとしないと、誰かに取られてから後悔するなんていやよ。」
Yシャツ一枚のミシャが真剣な表情で言う。
この娘はライナーがらみだとホント一生懸命なのよ。
「う・・・、それはたしかに問題よね。浮気されても
『だってあの娘は料理上手だから』とか言われたら返す言葉がなくなっちゃうわ。」
「ライナーはそんな、浮気なんてしないもん・・・、うぅ・・・」
「はいはい、意見も出揃ったようだし、採決を取るのよ。」
Yの言葉に動揺するしのびとパジャマをよそに私はまとめに入る。
「さあ、これからは料理くらいはミシャがするべきだと思う人は挙手をするのよ。」
ミシャ達が次々に手を上げていって
パジャマのミシャもあきらめたのかおずおずとしたがった。
「じゃあ、これからは料理はミシャがするのよ。まずは明日の朝ご飯からね。
頑張ってしゃきっと起きなきゃだめなのよ〜!」
「「「「「え〜〜!」」」」」
なんだかんだ言ってもみんなミシャ、こういうところはぴったりハモるのよね。
ホント、しょうのない娘たちなのよ。
いや、これだけなんだけどな
なんか続けられそうで続かない、微妙なネタになっちまったorz
はぁ〜、明日休みだし、なんか頑張ってまとめてみるか
一応2つほど考えてるけど、考えただけで構成は全然…
ちびオリカで力を使い果たしたっぽい…orz
投稿はしばらく休みますわ
前スレは途中(517)からの参加だったから、ピーク時の頃は凄い盛り上がってたみたいですな。
俺が初投下した頃はもうピークが過ぎてたみたいで、ちょっと寂しい…
リアルタイムの頃に来ればよかったなぁ…
書きあがらなかったorz
近いうちになんとかします…
463 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 11:00:04 ID:jcUw0J0p
保守
464 :
1/3:2006/06/12(月) 15:27:29 ID:D/8Tl5Z9
・ミシャちゃんの心配ごとと対策
「そこで俺が横に跳んでから…」
「で、で?どうなったのよ?」
「………」
ライナーとセレモニーを行ってから数日。
ハマが復活してから数日。
…最近私よりもハマの方に構いすぎじゃない、ライナー?
「ねぇライナー…」
「ん?どうしたミシャ」
「…やっぱり何でもない」
不思議そうに首を傾げた後、またハマに話を聞かせ始めるライナー。
ん〜…聞きたいけど返答が怖いわ…
『ハマに会いに来てるんだ』
なんて笑顔で言われた日には全ミシャ勢ぞろいで塔結線やっちゃいそう…
でも、こうやって見るとハマってばちょっと可愛いのよね……………はっ!
ま、まさか、ライナーがハマに構いっぱなしなのってハマが
” チ ビ ッ コ ” だから!?
「……あの〜、ミシャ?」
そう…そうだったのね!
そういえば体の大きさを調整できるようになってから、何度か小さくしてたもんね!
「ミシャ?どうしたのよ?」
うふふふふ………
「ライナー!!」
(ビクッ)「は、はい!」
「ちょーっと待っててね♪」
「え?お、おいミシャ!? ……行っちまった…なあ、ミシャどうしたんだ?」
「わ、私に聞かないでよ!」
465 :
2/3:2006/06/12(月) 15:27:55 ID:D/8Tl5Z9
「ラーイナー♪おまたせ〜」
「お、ミシャおかえ……げぶはっ!!!」
「ちょ、ミシャ!?」
ふふふ。”ちびミシャ+Y”!
これぞ私が考え出したリーサルウェポンよ!!!
「ななな…!」
この破壊力に声もでないみたいね!
もちろんYの下には何も着てない上にブカブカだから、見えそうで見えないもどかしさが倍増!
我ながら恐ろしい発想だわ!
「なんだか、今日のスフィア内って暑いから、着替えてきちゃった♪」
「だ、だからって、そそそんな格好はないだろ!?しかもなんで小さくなってるんだよ!」
あ、後ろ向いちゃった。でもまだまだよ!
今まで構ってくれなかった分、思い切りからかっちゃうんだから!
後ろから抱き着いて〜腕を回して〜
「ねぇ…どうして後ろ向くの?ちゃんと目を見て話すのがエチケットでしょ?」
耳元で囁く様に話しかける。
ゆでだこみたいに真っ赤になっちゃった。かわいい〜♪
「……ブツブツ……」
「え?なにライナー?」
「10オボンヌ!11オボンヌ!12オボンヌでダースオボンヌゥゥゥゥ!!!!」
「あ!ちょ、ライナー!!」
も、猛烈ダッシュで行っちゃった…やりすぎちゃったかなぁ…
466 :
3/3:2006/06/12(月) 15:28:16 ID:D/8Tl5Z9
「んもう。突然どうしちゃったのよ、ミシャ!」
ハマが頬を膨らませてこちらへ近づいてきた。
「あはは。ちょっとからかうつもりだったんだけど、やりすぎちゃったみたい…」
「あいつ、ミシャが居ない間、ずっと心配してたのよ?
ここはコスモスフィアだから大丈夫って言ってるのに、探し行かないでいいのかとか遅すぎないかとか。
それはもう鬱陶しかったんだから」
「そう…なんだ…」
なんだか不謹慎かもしれないけど、うれしい…ありがと、ライナー…
「やっぱり…ミシャには適わないのよ…」
「え?ハマ、何か言った?」
「な、なんでもないのよ!それより、あのバカ、現実世界でどういう反応するのかしら?」
「ふふ。たぶん、私達の予想通りだと思うわ」
〜 現実世界 〜
「う…ん… あ、ライナー!」
(ビククッ)
「私のコスモスフィアどうだった?もう全部見ちゃってるから面白くなかったでしょ?」
「1オボンヌ!2オボンヌゥゥゥゥゥウゥゥ!!!」
「へ?!ちょ、ライナー!!」
467 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 20:38:25 ID:M/DCXxVx
ここはジャック×クレアの大人の恋愛で(チュドーン!
クレアさんは処女だよ
いっそ、オリカからライナーを寝取るダーククレアとか・・・
12で「1ダース」って言うんじゃないの?
あまりダースとか、使わないから自信ないけど
そうだよ
ダースはその単語そのもので"12"の意味があるし、たくさんの〜なんて意味も持つから
「12オボンヌでダースオボンヌ」は言葉としては間違ってないはず、たぶん。
つーかその前にオボンヌは1個2個…じゃないのかってつっこみが先な気がw
しかしあれだな、ちびミシャがYを着たのを見て赤面した時点でロリコン決定だよな
ライナーってクレアや社長の格好見ても何の反応もしないあたりがガチだよな〜ホント
自分が書いてた分はどうにもまとまらなくなったのでボツに…
一から書き直しますんでもう少しかかりそう…
ライナー×オリカかラードルフ×フェイマか
社長×空気
教会と天覇もより親密にならねばならんとか言って
それは空気から攻めるのか、それともシャチョーが攻めるのか。
ライナーはやっぱりロリコンで決定かw
投稿休むとか言いながらチマチマ書いてたりする
オリカ×ライナーを書いてるんだけど、エロって難いな。
前に書いたダイキリティは色々誤魔化しまくってなんとか書けたけど、
このままじゃありきたりなエロになりそう…orz
しかも俺のヘンテコ描写で何処まで書けるかも問題…
>476
がんばれ。俺は期待して待ってる
>>477 わかりますた。
何とか頑張ってみるけど、期待はしないでくれ…
オリカ×ライナー書いてみました。
今まで非エロで逃げ続けてきましたが、一歩踏み出しましたよ…
でもそんなにエロくないかも…
「…ライナー、ちょっといいかな?」
部屋に入ってきたのはオリカ。
「ああ、どうしたオリカ?」
「…うん…あ…あのね…」
オリカは顔を下に向けてモジモジしている。
「…何だい?」
「と…とにかくライナー、ベッドに座って?」
「え?…わかった」
ライナーは言われた通りベッドに腰かける。
「これでいいのかオリカ?」
「…う、うん…」
「……」
「……」
沈黙する二人。
「…お、オリカも横に座るか?」
「え!?…い、いいの?」
「まあ…そこにずっと立ってもらってるのもなんだし…」
「じゃあ、座るね…」
オリカはおずおずと、ライナーと密着するようにライナーの横に腰かけた。
「……」
しかしオリカは顔を隠して下を向いている。
「…あの、オリカ…話は?」
オリカの顔を覗きこむように見るライナー。
「……ライナーは、その…普段……オ……ナ……て…」
「ごめんオリカ、ちょっと聞こえないんだけど…」
「――だ!…だ、だから、ライナーは普段やってるの!?」
バッとライナーの顔を見るオリカ。
「や、やってるって何を?」
「…オ、オナ…オ!…オナ…ニ…だよ…!」
「!?
オリカ、今なんて?」
ライナーは驚いた表情。
「女の子に何度もこの言葉を…言わせないで…
ら、ライナーは普段どうやって、ぬ…抜いてるのって聞いたんだよ!」
オリカはちょっと怒った顔で頬を赤くしてライナーを見る。
「お…オリカ!?
一体何を言ってるんだ!」
ライナーは慌てふためく。
「毎晩イヤラシイこと考えて抜いてるの?
それとも、え…エッチな本とか見て抜いてるの?」
「オリカ…そんな抜く抜くって…」
「だ、だって…
オ、オナ…ニィって言葉使うの…凄く恥ずかしいだもん…」
「(抜くを連呼するのも十分恥ずかしい気もするけど…)」
「…どうなの?ライナー…」
「どうって…急にそんなこと聞かれて…も…」
「…それとも…誰かのことを思って、抜いてるのかなぁ」
「だ…誰かって…」
「例えば、ミシャとかシュレリア様の裸を毎晩想像してたりとかさ…」
「そ、そんなことは…」
ライナーの顔もだんだん赤くなってくる。
「それとも…あたしのこと考えてたりする?」
オリカはそっと両手をライナーの右手に乗せる。
「!!
し…しないしない!」
ライナーは顔を横に降る。
「うっ…なんで、あたしのときだけ、そんなおもいっきり首を横に振るの…
少しショックなんだけど…」
オリカは顔を伏せる。
「ご、ごめんオリカ!
そういうことじゃないんだ!
…あ〜、そのほら。もうこの話しは止めにしようぜ?
ほ…他の話をしないか?」
「ライナー…
ここまでこんな話をしといて今更、他の話に切り替えるなんて出来ないよ…」
オリカは顔を伏せたまま喋る。
「じ、じゃあ今日はもう寝ようか?…な?
ははは…は…」
「………」
オリカは下を向いたまま黙っている。
「…オリカ?」
「…うっ…ふ…うっ…うう…!」
「!?
どどうしたオリカ?
もしかして泣い…」
「…ひ…酷い…酷いよ…ライ…ナぁ…
あ…あたし、く…今日…勇気…だ…出して
この話を切り出した…の…にぃ…!」
「そ、そりゃ異性にこの話を切り出すのは、かなりの勇気がいるだろうけど…」
「ど…どうして、止め……よっ…て、言うの?うっ…く」
オリカはうつ向いたまま泣いている。
「いやその…俺だって、恥ずかしいし…
…って、何でオリカはこの話をしようとしたんだ?」
「…う…なんか気になったから…グスッ…」
「…それが理由……わかった…
オリカがここまで話てくれたんだから俺も腹割って言うよ」
「う…ホント…?」
オリカはゆっくりと顔を上げるライナーを見る。
「ああ…(もうこうなりゃヤケクソだ!)
実は最近疲れてたから…まぁ…その……
やっては…い…ない…な…」
ライナーは頭をポリポリかく。
「…そっか…ライナー最近、頑張ってるもんね…」
「オリカはどうなんだ?」
「…えっ?」
「!!!
(し、しまった!俺オリカに何を!!)」
「あ、あたし…は…」
オリカは顔を赤らめ、瞳だけ横に動かしライナーから目をそらす。
「ぐ…が!ごご、ごめんオリカ!!
今の忘れてくれ!つい口が滑ったっていうか…!」
ライナー慌てながら合掌した。
「あたしは…誰かのことを思ってやってるよ…
いつも…その………ラ…ラ…」
オリカはまた顔を伏せる。
「い、いいよオリカ。む、無理しなくてさ!
そこまで話してくれただけで十分だ!な?」
「―あたし!いつもライナーのこと考えてオナニーしてる!!
いつもいつもイヤラシイことを想像して、ライナーのことを考えて、それで――!」
「ちょ!?ちょちょ!
オリオリオリ…カ!!」
「…アハッ…言っちゃった…
今日は、会話だけでいいかなと思ったけどさ…
やっぱりこんな会話してたらもう…我慢できないよ…」
「な…何がっスか…?」
オリカはライナーを愛しそうな目で見る。
「ライナー…最近疲れて、やってないんだよね?」
「…そ、それは正直言うと…そうだけ…ど」
「抜いてあげる…」
「へ?」
ライナーは一瞬何のこっちゃかわからなかったが、スグ把握した。
「だだだ、だだ!駄目だよオリカ!!
それは、駄目だ!」
ライナーは両手を振る。
「…あたしじゃ抜けない?」
「そんな意味じゃなくて、こういうのはホラ…
もっと親密な関係に…!」
「もう親密な関係だよ、あたし達…だから…」
「だ…だから?」
「も、ダメ……言う…
…ライナーのおちんちん…欲しいよぅ…」
オリカは自分の人差し指を第一関節あたりまえで食わえて、切ない表情をして見せた。
「!!」
思わずドキンとするライナー。
「――ぐっ!……駄目だってオリカ!
もうそれ以上言わないでくれ!頼む!」
ライナーは何とか理性を保とうとする。
「どうして…あたしじゃ魅力無いの?」
「(魅力ありすぎるから困ってるんじゃないか!)」
「…もういいよ!
こうなったら、強行突破させてもらうからね!」
オリカはライナーのズボンのチャックに手を伸ばす。
「!!
オリカ!何を―!?」
「見ての通りだよ!
ライナーのおちんちんを出してあげるの!」
「な!や…やめてくれぇー!!」
ライナーは必死に抵抗する。
「嫌!今日は絶対あたしで抜いてあげるんだから!」
ライナーの下半身で二人の手がもみくちゃになる。
「オリカ落ち着け!」
「もう落ち着いてらんないよ!
ライナー、抜いてあげるって言ってるんだから、あたしに任せてよ!」
「いいってマジで!
じ…自分で後でちゃんと処理するから!」
「自分の手でやるより、人にやってもらったほうがずっと気持ちいいよライナー!」
「そ、そうかもしれないけど。
こういうのは互いに認め合ってやるものだろ!?」
「もう!ライナーって以外としつこいね。
女の子のほうから迫ってくるなんて滅多に無いんだから、そんなの関係無いよ!」
「じ、自分で迫ってくるとか言うなよ!」
「口で言ってわからないなら、行動でわからせてあげる!」
「ちょ……!や……やめろぉーー!!」
ついにライナーのチャックが全開にされてしまった。
そこから現れたのは、
「!!
わっ!スゴ…」
既に勃起したライナーのおちんちんでした。
「うわあぁああー!!
み、見るなオリカぁー!」
ライナーは腰を丸めて隠す。
「なんだ…やっぱりライナーも、今の話で興奮してたんだね?」
オリカはクスッと笑った。
「…あ、当たり前だろ…
俺だって健全な男なんだから…!」
「ライナー…ホラ、もう抜きたくて仕方ないんでしょ?」
「ぜ…全然余裕だぜオリカ!」
ライナーは笑って見せた。
「…嘘ばっかり…
普通ここまでされたら、逆にあたしが襲われる側に回ると思うんだけど…」
「…そんなこと、出来るわけないだろ…」
ライナーは伏せたままだ。
「ライナーに襲われるなら、あたし…本望なんだけどなぁ…」
オリカは甘い声でライナーを誘惑する。
「う!…オリカ、もう勘弁してくれ…」
「アハッ…今ので反応しちゃったのかな?」
「…も、もういいだろオリカ!
これ以上、俺をからかうのは止め―」
「あっ!ミシャ!?」
オリカはドアのほうを振り向く。
「なにっ!?」
ライナーも半身を上げてドアのほうを向いたその瞬間
「―ごめんねライナー!!」
「!?
な!は…あ!!」
ライナーは自分のモノを掴まれた感触がして反応する。
「…やっと捕まえた…」
「どわあぁーー!?
お、お、オリ、オリカー!!」
ライナーは下を見るとオリカに自分のペニスを掴まれていた。
「これが…ライナーの……
凄くおっきい…」
「お…オリカ…!」
「凄く熱いよ…ライナーの…」
オリカは両手でライナーペニスを握っている。
「や…めろ…」
「…どう?ライナー…」
オリカは片手で掴みながら親指で先っぽをクリクリしてみると、
「…ぅ!…ぁ!」
ライナーは目を閉じて声を押し殺す。
「…へー。ちょっとイジッただけで反応するんだね…」
「ォリカ…!ダ…メだ…」
「なぁに?ライナー…」
今度は少し片手で擦るオリカ。
「うあ!……っく…ぁ!」
「クス…どうしたのライナー…
そんなに体をよじらせちゃってさ…」
「は…あ!オリカ!
も…う止め…!」
「アハッ!ライナー面白い…
これならどうかな?」
さっきより早く擦ってみるオリカ
「!!……うっ!か!…はっあ!
オリ…カ…ぁ!」
ライナーはオリカの柔らかい手で擦られるのを、思わず全身で感じてしまう。
「ね?気持ちいいでしょ、ライナー?」
密着するようにライナーの隣に座っているので、囁くように聞くオリカ。
「…もう……オリ…カ…!
止めるんだ…はぁ!」
「まだそんなこと言ってるの?
ホントは気持ちよくて仕方ないくせに…」
ライナーのペニスを上下させ擦りまくるオリカ。
「くっ!くぅ…う!」
ライナーは目を瞑り何とかして声を出すまいとするが、出てしまう。
「ん…おかしいなぁ…
よく考えたらさ、ライナーなら、あたしを軽く突き放すことも出来るよね?」
「そ…それは…!う!」
「…どうしてやらないの?
…あたし、ただのか弱い女の子なんだよ?
どうして?ねぇ…ライナー…」
「ハァ…オリ…カ…」
ライナーはオリカを見る。
「止めろって言ってるけど、心の中では止めてほしくないんでしょ?」
オリカは擦り続ける。
「ち、違う…そんな…こと…思ってるわけ…」
「もう耳も真っ赤だよライナー…
それに…ココも真っ赤になってる…」
「うう!ぐっ!…あっ!」
確かにライナーは自分の目で確認するとアソコが真っ赤になって充血しているのがわかった。
「…嫌なんでしょ?
早くあたしを突き放してよ。
そうすれば逃げれるよライナー…」
「くっ!オリカ……止…め…!」
ライナーは震える右手でオリカの左肩を掴む。
「ライナー…肩を掴むだじゃ、意味無いんだけど…」
「(力を…力を入れさえすればオリカを簡単に突き放せるんだ!
こんなことオリカにさせては駄目だ!
で…も…力が入らない…)」
「早くぅ…あたしを放して…ライナぁ…」
「…あ…く!オリ…カ…」
「素直になってもいいんだよ?
言って…『気持ちいいよ』ってさ…」
「ハァ…ハ…う…ハァ…!」
「それに、掴むのは肩じゃなくて、ココだよ…」
「!!
なあっ!?」
オリカは左手でライナーの右手首を掴み、強引に自分の左胸へ
「う…ふ…やっとライナーにあたしの胸、触ってもらえた…」
「お、オリカ…その手を放すんだ!」
「だ〜か〜らぁ…
さっきも言ったように、ライナーの力ならスグ放せるんだよ?」
小悪魔のように笑うオリカ
「うう…!」
もうオリカにはわかっていた。
「いいの?ライナー…このまま擦り続けてたらイっちゃうよ?」
ライナーはもう、快楽で何も出来ないことを。
そして更にライナーのアソコを上下させた
「うああ!…ああ!止め…うあ!」
「気持ちいいよねライナー?
あたしの胸も、もっと触ってゴネゴネにしてもいいんだよ?」
「…オリカぁ…あ!」
ライナーはもう観念したかのように
「あっ!ん…ライナー…
そんな強く握られた…ら!ふぅう…ん」
オリカの左胸を好きなように揉みしだいた。
「(と…止まれー!俺の右手ー!
駄目だって…い、言ってるだろぉ!!)」
「ど…お?ライナー…あたしのオッパイは?」
「……柔らかくて温かい…
(何言ってんだ俺ー!違うだろぉ!)」
「ホント?
んっ…嬉しいよ…ライナー…
ライナーのアソコも、もうカチカチだね…」
「ハ!…ぁ…オリカ…くぐぅ…!」
ライナーは目を閉じ歯をくいしばる。
「…ライナー。ただ手で擦るだけじゃ、飽きてくるでしょ?」
「…えっ?」
「やっぱり、最後は…」
オリカはスクッとベッドから立ち上がり、
ライナーの真っ正面にきて床に正座する
「…口でやってあげるね?」
「!!
オリカ!それはダ―」
「もう口癖みたいになってるようだけど、
『駄目』って言ってもするからね」
ライナーを見上げるオリカ。
「オリ―!」
と言った瞬間。
「あむっ…」
「はあ!?ああぁ!」
ライナーはアソコをオリカに食わえられ全身に刺激が走る。
「んっ…ん!うむぅ!ん…」
オリカは両手を床について、正座のままライナーのペニスを食わえ半身を動かす。
「あっ!うっ!か…はぁ!!」
「ん…んはっ!…
ライナーのおっきくて、なかなか口の奥まで入らないよ…」
「…ハッ!ハァ!ハァ…オリカ…そこまでしなくても…いい…」
「ふふ…優しいねライナーは。
あたし、もっと頑張ってみたくなっちゃうかも…」
「んむ…」
また食わえるオリカ。
「あ!」
ビクッとなるライナー。
「んくっ…ん、ん〜〜〜!」
「うわああ、あぁ!そ、そんな!オリカ!舌が…あ!!」
オリカはペニスを口に含みながら舌で裏スジを舐め回した。
「ぷはぁ…
今の結構気持ちよかった?ライナー?」
「う……いや…う…」
ライナーはオリカから目を反らす。
「素直じゃないね…
でも、さっきみたいに抵抗しなくなったってことは、もう最後までやってもいいの?ライナー…」
「それは……」
「やっぱり嫌なら…もう今日は止めにしよっか?」
「えぇ!?ここまでし…!
(はっ!しまった!)」
ライナーは思わず本音が出る。
「…ぷっ…くっ…アハハハハ!
ライナー!やっと本音が出た!」「ち、違!今のは―」
「もう遅いよライナー…既にわかってたけどさ。
もう気持ち良くてしょうがなかったんでしょ?」
「う…」
図星を突かれたライナーは、あまりの恥ずかしさに片手で自分の顔を隠した。
「カワイイところもあるね、ライナーって…
そこが好きなんだけど…」
「ほ、ほっといてくれ…」
オリカはクスッ笑って、
「ライナー。もうそろそろ出したいでしょ?」
「……う…」
見つめ合うライナーとオリカ。
「もう!正直に言っていいんだよ!
あんなに感じてて、今更出したくないわけないよね?」
オリカは唾液でヌルヌルになったペニスを激しく手で擦る。
「!!
…は…はい!…もう出したいで…す!うぐぅ…」
何故か敬語のライナー。
「やっと認めたね…」
「…ご…ごめん…」
「なんで謝るの?変なライナー…
それにしても、あたしの唾でヌルヌルだよ?ライナーのおちんちん…
なんか凄くヤラシイね…」
「お、オリカ…あの…」
ライナーは何かを言いたそうな表情をしたが、オリカにはスグわかった。
「…うん…ライナー…
もう、苦しいんだよね…」
「く……苦しい…かも…」
「…わかったよ。イキそうになったら言ってね?
全部口で受け止めてあげるから」
「え!そ、それは―!」
「はむ…んく…むっ!んっ!!んんっ!」
ヌリュ、ヂュグ、ヌリュっと音を立てながら、
オリカはライナーのペニスを食わえて激しく上下させる。
「――!あっ!オリカ……激し…がっ!はあ…は!」
「うあんっ?(良いの?)
んう!ん"っ!ん"っ!んん"う!」
チュバ!ヌリュ!チュル!っと、
ココで更に激しく上下して舐め回すオリカ。
「うっ!オリカ!俺…もう…ヤバ…い!」
「ぷあ!…いいよ!出して!
―んんっ!ん!はぁむ!むんうっ!!」
激しく半身を動かすオリカ。
「うああぁ!あっ!オリカ!
イク…か!…ああ!!」
ライナーはオリカの顔を手でペニスからグイッと放す。
「えあっ!?
ちょっとライナー!」
「うくっ!!」
ライナーのペニスから大量の白い液を射精させ、オリカにぶっかけた。
「ふあああぁ!!ライナー!熱い…よぉ!」
精液をボタボタと顔から浴びるオリカ。
「うあっはぁ!
オ、リカ…止まら…な…!」
よっぽど溜ってたのか、まだまだ射精するライナー。
「ライナー!ライナーってば!あああぁ!」
★
「…もう!
口で受け止めてあげるって言ったのに、なんで強引に放したの?
おかげで顔中から服までベトベトなんですけど…」
「ご、ごめんオリカ!」
「もしかして、あたしの顔にかけたかったの?」
「ち、違う!
その…やっぱり口に出すのは悪い気がして…」
「で、顔にかけたんだ…」
「そうじゃなくて…オリカがいない方向に出そうと思ったら、もう…」
ライナーは肩を落とす。
「クスッ…間に合わず、あんなにいっぱい出したってことは、よっぽど気持ち良かったんだね?」
ベトベト顔で話すオリカ。
「う…ん…まあ…」
「気持ちよかったんだよね?」
ズイッとライナーの顔に迫るオリカ。
「はい!…き、気持ちよかった…ス…」
「えへへ。喜んでもらえてよかったよ」
「あ、あのさオリカ…もし口の中で出してても、全部受け止められたのか?」
「え…うん…流石にこれだけの量は無理だったかもね…」
オリカは精液まみれの自分を見回す。
「そう…だよな…ごめん…」
「だからどうして謝るの?
謝るのはあたしのほうだよ…」
「え?何でだ?」
「…だってライナーを…あんなことにしちゃったから…」
「そんな、ぜんっぜん!気にしてないよオリカ!
むしろ感謝したいくらいだぜ!」
「ホント?…ありがとっ、ライナー…」
「こちらこそ…ありがとうオリカ…」
「ところで、コレってどんな味がするのかな?」
「え?あっ!オリカ!止めたほうが…!」
オリカは手に付いてる精液をペロッと舐めてみた。
「……う…にっがぁ〜いよぉ…コレぇ…」
オリカは舌を出して涙目になる。
「あわわ!オリカ、今すぐ拭き取るから!」
ライナーはティッシュを取りに行く。
「ねぇライナー…」
「何だいオリカ?」
「今度するときは、ライナーがリードしてね…」
「!!」
ポトッとティッシュ箱を落とすライナーでした。
「ライナー。このベトベトになった服どうしよう…」
「…なんとか皆に見付からず、風呂場に行くしか…」
「次はお風呂でやりたいの?」
「ち、違ぁう!」
おわり
RPG最萌トーナメント オリカ支援のお願いです。
ウザイと思う方はスルーお願いします。
●6月17日(土) 準々決勝第二試合(ベスト4決定戦)
投票先は<<>>を含めて出来る限り下からのコピペでお願いします。なお携帯から投票する際は短縮形を使うといいかも。
<<オリカ・ネストミール@アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女>>
これでも有効になります → <<オリカ>> <<ネストミール>>
●コード発行所(PCは予約制で発行まで最大2時間かかります 携帯電話は即時発行)
ttp://saimoecode.sakura.ne.jp/RPG/ ●RPG最萌トーナメント投票スレ Round47
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1150380742/ 投票の流れ : コード取得 > コード発行 > スレに名前とコードを揃えて書き込み
ここまで来たら行ける所まで行くしか。最後まで暖かい支援でオリカを支えて下さい。
なお投票は23:00:59まで有効、投票コードを22時台に予約してもコード発行は
22:58:00に発行されます。慌てず騒がず最後まで諦めずに投票してみてください。
いいよいいよ〜
次はいよいよ挿入だな
どもです。
え、次!?何にも考えてない…
悪魔オリカをちょっと注いだイメージで書いたら、痴女っぽくなってしまった…
ここまで来たらもう挿入しかないでしょ
連呼しすぎw
う〜ん…一応考えときます…
挿入が一番自信無かったら避けたんだけど、もし無理だったらスマン…
期待してるっ
やあ、オリカのエロだ〜♪
しかしライナーはどーしても受けなのねw
ライナーのリベンジに期待爆発ですよ〜。
さて、ずいぶん時間がかかっちゃいましたがクレアさんの持ってきました〜
でも難産だったら良い子が生まれるわけでなく…
ふう、言い訳してもしゃーないな、
えっと、時期的にはエンディング直前かな?
ライナーの選んだ相手は特定しないつもりだったけど“初恋"な時点でミシャだったり…
俺ホントにどこまでもミシャ派なんだなあ…、と痛感しましたよ。
では、投下します。
「クレアさんってさ、やっぱりモテるよね。」
特に何をするでもなく
カウンターにたたずんでいたクルシェが突然口を開いた。
いつもの常連さんも帰ってしまって
酒場にはクルシェとクレアの二人きりしかいない。
「そんなことは・・・」
言いかけて、思い直す。
「仕事柄もあるから、声をかけてくれる人はそれなりにいるけど
そういうのはモテているなんて気にはならないわ。
あなたくらいの年の頃に告白されたときのほうがよっぽどそんな気持ちになったわね。」
他の人には言えないようなことを自分に聞いてくれたのだ
いいかげんな返事をしてはいけない。
クレアはそう思い、できる限り誠実にこたえた。
「やっぱりそうだよね。クレアさんはその頃から綺麗だったんだろうね〜。」
「クルシェだってとっても可愛らしいと思うわ
私が男の子だったら、きっとあなたに告白してるもの。」
どこにでもあるような慰めの言葉だけれど、それはクレアの本心だった。
同性であるにも関わらず、クレアはこのボーイッシュな少女に
恋にも似た想いを抱いていたのだから。
「ありがと。ボクも男の子だったら、クレアさんのこと放っとかなかったよ。
って、それはあたりまえか、あはは。」
一方、それに返したクルシェの言葉はただの冗談にすぎない。
「あら、それじゃあ私たち両思いね。うふふ。」
「あっはは、そうだね。はは・・・、はあ、」
クルシェと同時にクレアも心の中でため息をついていた。
「あーあ、初恋なんてさ、実らないもんだよね、普通さ。」
「ええ、そうね。」
自分の幼い頃を思い返してクレアがこたえる。
クレアの初恋も実らなかった。
そして、今ある恋心もまた実りそうにない。
「ほんと、いやんなっちゃうよね。いちゃいちゃべたべたさ、
するなとはいわないけど、そっちも少しは気ぃつかえってんだよね。」
クルシェはライナーたちのことを言っているのだろう。
クレアから見ればほほえましい二人だが、クルシェは少しあてられているようだ。
「しかたがないわよ、いろいろあったんだもの。
・・・そうね、いろいろとあったからこそ、なんでしょうね。
初恋だけじゃ実らなくても、もっと色々な想いを二人で積み重ねていったなら
きっと、それはあんなふうに大きな実を結んでくれるんでしょうね。」
「二人で想いを、かあ・・・。」
なにか心当たりがあるような口ぶりをする。
ライナーたちのことはクルシェにとってそれほど重要な問題ではなかったようだ。
それこそ、自分の初恋でも思い出しているのだろう。
顔も知らないクルシェの初恋相手に嫉妬を覚えてしまい
それを隠すようにクレアはいそいそと洗い終えたグラスを拭いてゆく。
「あ、お店もう終わってる時間だよね。ごめん、ボクそろそろ帰るよ。」
「えっ・・・」
クルシェはクレアのその様子を店の終わりを急かしているものだととったようだ。
そんな風に誤解されているのは嫌だったが
いつもならとっくに閉めている時間なのも確かだ。
「ここはもう終わりだけど、よかったら私の部屋にでもこない?
もう少し、お話しましょうよ。」
クレアは、思い切ってそんなことを言ってみた。
クルシェはソファの上で静かに寝息を立てている。
どうしてこんなことになったのだろうか?
クレアはもう何度かそんなことを思い返していた。
「ごめんなさい、この服これで結構きゅうくつだから着替えさせてもらうわね。
あなたも楽にしてて。」
「あ、はい。」
戻ってきたクレアは寝間着にでも使っているのだろう
白い清楚な感じのスリップ姿だった。
決して煽情的なデザインではないのだが、クレアの豊満な体からあふれる色香を
押しとどめるには薄絹一枚では事足りないようで
同性のクルシェですら正視することをためらってしまう。
一方のクルシェは、ジャケットを脱ぎ、ごちゃごちゃと道具のぶら下がったベルトや
ゴーグルを外して、まるで下着姿のようになっていた。
クルシェに道ならぬ想いを抱くクレアにとっては
やはり真正直に見つめるには目に毒な姿と言える。
「ジュースで良かったかしら?」
「あ、うん。・・・それ、お酒?」
クレアが手にしているふたつのビンのうち
ひとつは今言ったオレンジかなにかのジュースだろう。
けれどクルシェはもうひとつのビンのほうが気になってしまった。
「ええ。・・・ちょっと、飲んでみる?」
「いいのっ?」
クレアの提案にとびつくように返事をしてしまう。
「ここはお店じゃないし、少しだけなら、ね。」
「うんっ!」
クルシェはもう子供というほどの年齢ではないのだが
やはり見た感じが少し幼く見えるためか、お酒を注文しても断られてしまうのだ。
飲酒という行為にそれほどの魅力を感じているわけではないが
子供扱いは嬉しくなかったし、やはり一度くらいは飲んでみたかった。
「ジュースで割ったのでいいわよね?私もいつもこうして飲んでるんだけど。」
「うん、クレアさんと同じのでいいよ。」
クレアとしてはクルシェが喜んでくれていることがただ嬉しかった。
本当にそれだけで、決して酔わせてどうこうしようなんて考えはなかったのだ。
クルシェは比較的いい酔い方をしたと言っていいだろう。
少し陽気になって、絡むというほどにはならない程度に愚痴をこぼしたり
昔の話をしたりする、そんな酔い方だった。
クレアの気になっていた初恋相手のちょっとせつない話もしてくれたし
ライナーはバカで甲斐性無しで鈍感だけどちょっと気にならなくもないとか
ジャックが時々自分に気があるようなそぶりを見せるけど興味がないとか
やっぱりそんな話が多かった。
特にジャックの話は興味が無いと言いつつもまんざらでもなさそうで
クレアは少し複雑な気持ちになった。
そんな話を小一時間ほどした頃にはクルシェは酔いつぶれて眠ってしまっていた。
そうして今の状況にいたっているわけだが
クレアはこの状況をどうするべきか、もうずいぶん悩んでいた。
欲望に流されるべきか、理性に従うべきか
マンガなら頭の両側に天使と悪魔が出てきていることだろう。
「風邪をひくわ・・・」
誰にともなくつぶやいて、クレアは腰をあげた。
言葉とは裏腹に、すぐそこにあるタオルケットには目もくれず
ソファに持たれかかって眠るクルシェの隣に腰をおろす。
「可愛い・・・」
そっとクルシェの髪をなでて、見た目より遥かに繊細な感触を楽しむクレア。
どうやら欲望に流されてしまうことにしたらしい。
自然と顔が近づいていき、唇がふれあう。
さっきの話では、初恋の人ともなにもなかったようだ
もしかしたらこれがファーストキスなのかもしれない
そう思うと、クレアの胸に罪悪感がわいてくる。
「う、ううん・・・」
唇が離れると同時に、クルシェがわずかに声をあげる。
それだけでクレアは心臓が止まってしまうかもしれないと思うほどに驚いた。
「うん・・・」
クルシェはわずかに身をよじっただけで、また静かな寝息をたてはじめる。
ほっとしながらも、クレアはまた少し悩んでいた。
今ならまだなんとでも言い訳はつく
けれど今さらやめられるくらいなら初めから何もしていない。
クレアは意を決したようにスリップを脱いで全裸になった。
「ごめんなさいね。」
つぶやくと、クルシェのチューブトップをはずしてしまう。
一応戦闘用の物だからだろう、下着のような形のわりには生地が厚く
しっかりとした作りになっていたチューブトップは
クルシェの平らな胸にくっきりと跡を残していた。
その跡をいたわるように指でなぞりながら、ショートパンツのジッパーを下ろすと
クルシェらしいネイビーブルーのスポーティーな下着があらわになる。
「可愛らしい・・・、本当に・・・」
男の子かと見まがうような薄い胸も
手をふれてみれば柔らかな女の子の乳房だとわかる。
白い肌に溶け込むような桜色のつぼみはわずかに硬さを残し
本当に咲き誇るのはまだこれからだと主張しているかのようだ。
クレアはしばらく指先でその感触を楽しんだ後、そっとくちづける。
「あふぅ、」
クルシェがもらす吐息はもはや気にもとめず
クレアはゆっくりと硬くとがっていく乳首を舌先で味わいつづけていた。
浅いまどろみの中でクルシェが感じたのは、生まれて初めての女としての快楽だった。
胸の先端を這いまわる暖かな感触がとても気持ち良くて
それこそ夢を見ているようだった。
「ふあぁ、あ、んふ・・・」
目を閉じたままその感触を楽しんでいると、下着の中に誰かの手が入りこんでくる。
「え?、あっ、だめ、」
さすがにそれはまずいと思ったが、体に力が入らない。
ようやく開いた瞳に写ったのは、裸のクレアの姿だった。
「クレアさん?なに・・・?あっ、ひゃぁんっ!」
下着に入りこんだ手もクレアのものかと少し安心したとたん
その指が自分でもふれたことがないところまで潜り込む。
「ひあっ、だめ、クレアさん、そこきたな、ひっ、」
だめとはいうものの、不快感は全くなかった。
ゆっくりと股間をさする指の動きも、乳首を転がす舌のぬめりも、とても気持ち良い。
「ふあぁぁ、クレアさん、ボク気持ちいい・・・の?」
クルシェはなにがどうなっているのかさっぱりわからなかった
自分が今どこにいるのか、なぜクレアも自分も裸でいるのか
なぜ自分の恥ずかしい部分がこんなに気持ちいいのか
なにもわからなかったけれど
それでもクルシェはこの状況に悦びを感じ、ただ受け入れていった。
ふと、クレアの愛撫が止まる。
「あ、やめ、んっ、んん・・・」
やめないで、と言おうとした口をキスでふさがれた。
クルシェにとっては初めてのキスだったが、うっとりするくらい気持ち良くて
ライナーたちが人目もはばからずにやっていた理由が良くわかった。
「ん・・・、ちゅ、はぁ、」
「・・・ごめんなさい。」
唇をはなし、クレアがいった言葉の意味がクルシェには良くわからなかった。
見ると、クレアはまるで今にも泣き出しそうなほど辛そうな顔をしている。
なぜクレアがそんな顔をしているかはわからなかったが
クルシェは彼女にそんな顔でいてほしくはなかった。
ちゅっ
「えっ?クルシェ・・・」
どうすればいいかわからず、クルシェはとっさにクレアにキスをしてみた。
「クレアさん、そんな顔しないで。ボク・・・
ボク、どうしたらいい?なんでもするからさ、だから・・・」
クルシェの優しい言葉にクレアの目から涙がこぼれる。
「クルシェ、私・・・。ごめんなさい、私、私・・・」
「クレアさん!?泣かないでよ、どうしたの?なにがあったの?ねえ、クレアさんっ!」
「ごめんなさい、あんなこと、嫌だったでしょう?わかってたのに、私・・・」
クレアの言う“あんなこと”がさっきまでの行為だと気付くまでに
クルシェはかなり時間がかかった。
「そんなことないよ、ボク、全然嫌なんかじゃなかった。
クレアさんがしたいんなら、ボク・・・もっと、してほしいよ?」
自分がで恥ずかしいことを言おうとしてることに気付いて
クルシェの声は途中からひかえめになってしまう。
「クルシェ・・・。でも、女同士なんて気持ち悪くない?」
「え?どうして?」
クレアの問いは質問で返されてしまった。
「私、あなたが好きなの・・・、愛してる、の・・・。そんなの、おかしいでしょ?」
クレアが言っている“愛してる”は本来女同士では使わない“愛してる”だと
それはクルシェにもわかった。
「おかしいかもしれないけど、でも、ボクもクレアさんのこと好きだよ
愛してるかはわかんないけど、けど、さっきのも気持ち良かったし
その、もっとしてほしいって思う。」
「クルシェ・・・」
絶対に嫌われると思っていた。
思いきり軽蔑されて、二度と会ってももらえなくなる、と。
『愛してるかはわかんない』は残念だけど、それでもこれ以上はない結末だろう。
「あ・・・、クレアさん、ん・・・」
また、キスをする。
クレアが伸ばしてくる舌を、クルシェはいやがりもせず受け入れた。
「んちゅっ、ちゅぱ、ちゅる、ぴちゃ、」
たっぷりとクルシェの口内を味わい、舌を絡めあう。
「んん、ちゅむ、ちゅ、ちゅぱぁ、はぁ、クレアさん・・・」
「クルシェ、本当に愛してるわ。」
陶酔した目でじっと見つめてくるクルシェを、クレアはそっと抱きしめた。
「あ・・・、クレアさんの胸、やわらかくって気持ちいい。」
「気にいってくれたのなら、いくらでもさわってくれていいわ。
今は、あなたのためにあるんだもの。」
「ほんとに?うれしいな、じゃあ、さわるね。」
クルシェはクレアの豊満な胸を正面から両手で持ち上げる。
「うわぁ、すごいやわらかい!すべすべだし、さわってるだけでも気持ちいいよ!
あ、でもやっぱり結構ズシッってくるね、これ。自分で重かったりとかはしない?」
「重いわよ。肩はこっちゃうし、結構大変ね。
けど、クルシェがそうやって楽しんでくれるなら、大変な思いをする甲斐はあるわ。」
その言葉に嘘偽りがないことは、もうクルシェにもよくわかっている。
クレアのような素敵な人にそこまで愛されていることはとても幸せなことだな、と
クルシェは心からそう思った。
「ボクさっきクレアさんに胸をさわってもらったとき
すごく気持ち良かったんだけど、クレアさんも気持ちいいの?」
手の中で思うままに形を変えてくれる柔らかな乳房を
嬉々としてもてあそびながらクルシェはたずねた。
「ええ、もちろんよ。」
「よかった。でも、ボク胸ないからさわってても気持ち良くなかったでしょ?」
「そんなことないわ。
クルシェの胸はすごく張りがあって
手にぴったり収まる感じがしてずっとさわっていたくなるくらいよ。」
クレアはそう言いながらクルシェの胸にそっと手を重ね、優しく揉みしだく。
「あぁ、なんか、さっきより、くぅん、へんなかんじがする・・・」
さわられている胸だけでなく、なぜか股間にまで熱く痺れるような感覚が広がる。
「あ、クレアさん、なんか、なんか、あぁ、その
さっきさわってくれてたとこがへんだよ、あつい感じがして・・・」
「さっきって、ここ?」
クレアが股間にふれるとショーツごしでもわかるくらいにじっとりと湿っていた。
「うあぁっ!はぅん、うん、そこぉ、あぁ、くれあさぁん。」
「ねぇ、これも脱がせてしまっていいかしら?」
「・・・うん、じゃま、だよね、もう。」
クルシェがクレアにしがみつくようにソファから立ちあがると
既にジッパーの下ろされているショートパンツはすとんと床に落ちてしまう。
しがみつくクルシェを片手で抱きかかえながら
クレアはもう片方の手で少しづつクルシェのショーツを脱がせていく。
「あぁ・・・、ボク・・・」
他人の手で下着を脱がされることなど当然初めての経験で
その羞恥と淫靡な期待感にクルシェは身体の芯が熱くなってゆくのを感じていた。
「ソファじゃ少し狭いからベッドに行きましょう。」
「うん。」
下着を脱がし終えると、クレアはそう言ってクルシェを促す。
クルシェはうなずくと、生まれたままの姿でクレアに導かれ寝室へと移動した。
クルシェをそっとベッドの横たえると
クレアはその裸体を隅々まで目に焼きつけるようにながめた。
「あぁ、みないで・・・」
誰が聞いても正反対の意味にしかとれないとろけた声音でクルシェがつぶやく。
「とっても綺麗よ、クルシェ。」
もじもじと身体をよじらせるクルシェに折り重なり、乳首にキスをする。
「う、ふあぁぁ、ああ、クレアさん、したっ、おねがい、したもさわってぇ、」
「下?おまんこ、ね。」
「ああ、うん、おまんこ。おねがいだから、クレアさん、おまんこさわってぇ
ボクのおまんこさわってもっと気持ちよくしてぇっ!」
クルシェが卑猥な言葉を連呼しながら哀願する。
クレアはその声に応えて秘所に手を伸ばし、すでに濡れた花弁に指を滑らせて
その形を確かめるように何度もなぞっていく。
「あぁ、それ、いいっ、はうぅん、おまんこきもちいいよぉっ、あぁん、くれあさぁん、」
自分でもまともにふれたことすらない敏感な部分を、なれた手つきで愛撫される
その感覚にクルシェは陶酔しきり、おしげもなく淫らな声をあげた。
その声を聞きながら、クレアは硬くとがりきった乳首を甘噛みする。
「ひうぅっ!」
「おっぱいも気持ちいい?」
「はあぁ、うん、きもちいい、ふあぁっ!おっぱいも気持ちいいっ、ああっ!」
熱く蜜をしたたらせる秘所を掻きまわしていた指で
クルシェの淫核を探し当てくりくりと指でこねまわす。
「ここ、クリちゃんね。女の子の一番気持ちいいところ。」
「ふひゃぁぁっ!はっ、ひあっ、いいっ!クリ、クリちゃんいいっ!
クリちゃん気持ちいいよぉっ!くれあさんっ!くれあさぁんっ!ふあぁぁっ!!」
「クルシェ、もっと感じて、イかせてあげるから。」
「イク?ふあぁっ、ボク、イクの?ひっ、ひゃあぁぁっ!クリっ、クリちゃんがあぁぁっ!」
そっと包皮をめくり、露出した肉芽を優しく引っ掻くようにしてこすりあげた。
「ふぁっ、あぁっ!だめぇっ!もう、ボク、イクよっ、くれあさんっ!
ボク、クリで、クリちゃんでイッちゃうぅぅっ!あひぃやあぁぁぁっ!!」
クルシェは敏感な部分への強い刺激に生まれて初めての激しい絶頂に達し
そのまま深い眠りに落ちていった。
「ん・・・」
クルシェが目を覚ましたのは、見なれない部屋だった。
「ここ・・・、クレアさんの部屋?」
少しづつ記憶がよみがえってくる。
「ボク、お酒飲んで、寝ちゃって、それから・・・」
クレアとのイヤらしい行為を思い出し
慌てて自分の姿を確認してみるとやはり全裸である。
「ボク、クレアさんと・・・。」
クレアの豊満な体を思い出すと胸がどきどきして、頬が熱くなってくる。
「クルシェ、目が覚めた?」
「!ク、クレアさんっ!う、うん、起きてるよ。」
部屋に入ってきたクレアはちゃんと服を着ているのに
昨夜の裸体を重ねてしまい必要以上に動揺してしまう。
「昨日のこと、なんだけど・・・」
「えっ!あ、うん。」
「その、忘れましょう。私がこんなこと言うなんて図々しいとは思うけど
それが一番いいと思うの。」
たぶん二度とこんなことはないだろうし、誰に話せるようなことでもない
クレアとこのことを話題にすることもたぶんない。
クルシェもそれが当然のことだろうと思う。
けれど、忘れてしまおうというクレアの言葉にクルシェの胸は激しく痛んだ。
「どうしたら、ボクは忘れなくてすむのかな。」
「え?」
「ボクは忘れたくない。
人に言えないような、間違いみたいなことかもしれないけど
忘れてしまうくらいなら、ボクはこのままずっと間違ったままでいいよ。」
クルシェの瞳には今にもこぼれそうなほど涙があふれている。
「クルシェ・・・」
「ボクじゃ、クレアさんの恋人にはなれないのかな?」
クレアはなにも言わずにクルシェを抱きしめ、くちづけていた。
「ん・・・、クレアさん、ボクが恋人でもいいの?」
「私はあなたじゃなきゃ、クルシェじゃなきゃ嫌よ。
おかしなことばかり言ってごめんなさい。でも、もう迷わないから。
あなたを愛してるわ。」
「クレアさん・・・、ボクも、きっと愛してる。」
二人はもう一度くちづけをかわした。
たとえ誰にも認められなくても、なにひとつ報われないのだとしても
それでも、誓うことだけはできるのだから。
END
514 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 19:26:19 ID:oxXvKsUW
リアタイGJ
なんか鯖が重くね?
やっと安定してきた気がするが
>>503 レズものGj。
レズGJ!です
なんでクルシェとクレアがこんな関係に…
オリカが見たら、どう思うかw
同じく自分もとことんオリカ派だと思う今日この頃
オリカメインの話しか今まで書いたことない…
挿入する話は現在苦戦中で、まだ一文字も書いてないです…
序盤の会話をどうしようかと、最終難問の挿入シーンで悩み中…
挿入は入れたということさえわかれば、後は適当にセリフで誤魔化してしまえばい(ry
>>503 いいなぁこれ。いい物を読ませてもらいました。エロス。
俺もこっちに移ろうかな…。
518 :
503:2006/06/21(水) 19:04:27 ID:kvgYtzBM
あら、意外に評判よさげ?
嬉しい嬉しい、was yea ra な感じ。
そんなにペース早くはないけど頑張ってまた書くから来て来て〜
クルシェ×クレアなんてカップリングなのは
「いっそ女キャラ全制覇するか!」とか血迷ったことを思い立ったから。
でもそもそもオリカが難しいんだよな…、俺オリカルートいってねーもんだからw
このまま誰も書かなかったら落ちてしまうじゃないか
ならば自ら筆をとればいいんじゃね?
半ば習作に近いんだけど寂しいので投下〜
え〜、別にジャックが嫌いなわけじゃないです〜
リルラとジャックのエロにしてない辺りに思いやりを感じてください〜w
…リルラもエロにしにくいなあ。罪悪感ちくちく。
「はい、あ〜ん。」
「あ〜ん、もぐもぐ・・・。
なあ、そろそろ普通に食わないか?これ恥ずかしいって。」
ホルスとの行き来が容易になったイム・フェーナは以前と違って人が多く
レストアの食堂にも結構な客が入っている。
「誰も私たちのことなんて見てないわよ。ほら、あ〜ん。」
ほとんどの客にとっては仲睦まじいカップルなんかよりも
テルの建物や料理のほうがはるかに珍しい。
ミシャの言う通り、二人を気にかけるものなどほとんどいはしない。
「いや、そうでもないって。・・・あ〜ん、ぱくっ。」
律儀にミシャが差し出した料理を食べるライナーの視線の先には
ひとりの少女の姿があった。
「じ〜〜〜〜、なのだ。」
「って!リルラ!いつからここにいるのよ!」
ようやく観客の存在に気付いたミシャの顔が一瞬で真っ赤になる。
「さっきからいるのだ。
なあなあミシャ、リルラもそれやりたいのだ!あ〜んってやつ。」
「だめよ!ライナーに食べさせていいのは・・・」
「ライナーじゃなくてアル兄にしてあげたいのだ!」
子供相手とは思えないほどの剣幕で断ろうとするミシャだったが
リルラが一言返すと、途端に態度が豹変する。
「あ、アル兄にね。いいんじゃない、してあげれば。きっと喜んでくれるわよ。」
「うん!それで、アル兄はどこにいるのだ?」
「たぶんほたる横丁だと思うけど・・・」
ライナーがミシャに同意を求めて目をやる。
「そうね、クルシェにでも・・・、ああ!リルラはスピカと知り合いなのよね?
スピカに聞けばなにかわかると思うわよ。」
「スピカだな?わかったのだ!ミシャありがとうなのだ〜!」
あっという間にリルラは消えてしまう。
「・・・なあ、スピカさんって人探しまでやってるのか?」
「そんなことないけど、アル兄のこと『ちょっとは使えそうだからチェックしとく』
とか言ってたから、ほたる横丁にいる分には居場所くらい把握してると思う。
はい、あ〜ん。」
「ジャックも災難だな。って、まだそれ続けるのか?しょうがないな、あ〜ん。」
まんざらでもないのか、結局ミシャが差し出したものは素直に口にするライナーであった。
「ス〜ピ〜カ〜!」
「あら、ごきげんようおちびちゃん。
今日もグラスノ持ってきてくれたの?」
にこやかに微笑むスピカの顔が、一瞬裏世界の女王のものになる。
「あー・・・。ちょっと待つのだ。えーっと、これと、これ。はい!」
リルラの手の中にあるのは、そこいらの遺跡荒しごときでは
一生お目にかかることすらないであろうレアもののグラスノ結晶だ。
「あらあら、今日も良いの持ってきてくれたわね〜。はい、猫飴。」
「わ〜い。って、そうじゃないのだ!今日は聞きたいことがあるのだ。」
それでも猫飴はしっかりと受け取りつつ、リルラは本題に入る。
「アル兄の居場所を教えて欲しいのだ。ミシャがスピカなら知ってるって言ってた。」
「アル兄?ああ、メカミドリのことね。残念ね、今はネモに行っちゃってるわ。」
本当に居場所を把握しているらしく、なんの躊躇もなく答える。
「ネモ?」
「あら、もしかして行ったことがないの?それは困ったわね。」
リルラと二人、う〜んと頭をひねるがそうそう打開策など出てこない。
「う〜、とにかく行ってみるのだ。」
「あらそう?ごめんなさいね、お役に立てなくて。
そうね、ネモに行ったら“宵の美月亭”・・・
ううん、“歌姫クレアの店”のほうが通りがいいわね、そこに行きなさい。
たとえ見つからなくても手がかりくらいは手に入ると思うわ。」
「歌姫クレアの店、だな。わかったのだ。それじゃあ、行くのだ〜!」
「あ、ちょっと待って。」
すぐさま瞬間移動しようとするリルラをスピカが引き止める。
「アレを捕まえるのならこれを持っていきなさい。」
「これ、なんなのだ?」
「パラジィポットっていってね、これをぶつければ痺れて動けなくなっちゃうから
簡単に捕まえられるのよ。」
「そうなのか、スピカありがとうなのだ!」
冷静に考えなくてもかなり物騒なものを疑いもせずに受け取り
今度こそ瞬間移動で消えてしまうリルラ。
「あ、そういえばあれ毒におかす効果もあったわね。
ま、死にはしないでしょ、半分メカなんだし。」
ただでさえ無責任な発言をさらに相手に届かないところでつぶやく
それがスピカという女である。
「ここ・・・なのか?」
「あ、リルラじゃない、どうしたの?」
「お、クルシェ!実はアル兄を探してるのだ。」
カウンターに座るクルシェにてとてとと近づくリルラ。
「あら、かわいらしいわね。クルシェのお友達?」
「うん、テル族のリルラって娘。ジャックの未来のお嫁さんだよ。」
「そんな、照れるのだ〜。」
「リルラ、この人はクレアさん。ホルスで一番の歌姫だよ。」
「ちょっとクルシェ、大げさよ、もう・・・。よろしくね、リルラちゃん。」
「うん、よろしくなのだ。」
クルシェの紹介でかるく握手をかわす二人。
「それで、ジャックを探してるんだっけ?なにかあったの?」
「えっとな、あ〜んってしてあげるのだ。」
「あ〜ん?」
「うん、ミシャとライナーがやってたのだ。あ〜んって。」
ミシャとライナーがしていたと聞いてクルシェもクレアも察しがつく。
「はぁ〜、相変わらずお熱いねえ。あの二人は。
あ、そうだ!リルラさ、食べさせてやるものは決まってる?」
心配するというよりは何かを期待するような顔でクルシェが聞く。
「あ!わすれてたのだ!」
「じゃあさ、これもってきなよ。」
クルシェは自分の目の前に置かれた物体を指差す。
「ちょっとクルシェ、それは・・・」
「大丈夫大丈夫、ジャックなら死なないって、半分機械みたいなもんだし。」
「さすがに死んだりはしないでしょうけど・・・」
「じゃあ、ボクらで食べる?」
「・・・リルラちゃん、今タッパー持って来てあげるから。」
クレアはタッパーを持ってくると手早く皿の上のそれを移し変え、リルラに手渡す。
「うん、クレアさんありがとうなのだ。それで、アル兄はどこなのだ?」
「ジャックは教会に雇われて遺跡に行ってるよ。謳う丘遺跡。場所わかるよね?」
「うん、わかるのだ!お料理ありがとうなのだ〜!」
礼を言いつつかき消すようにいなくなる。
「え!?き、消えて・・・」
「ああ、なんかテル族の魔法らしいよ。それにしてもジャックも幸せものだよね
あんな娘にあ〜んとかしてもらえるんだからさ。」
「ふふ、そうね。ねぇ、クルシェも食べさせてもらったりしたら嬉しい?」
「え?ク、クレアさんが、してくれるなら・・・」
「それじゃあ、今晩・・・ね?」
「・・・はい。」
なにやらあやしい雰囲気の二人であった。
「う〜、アル兄はどこにいるのだ〜?
あ!オリカ!お〜い、オリカ〜!」
遺跡の入り口で目ざとくオリカを見つけ、リルラは声をかけた。
「あ、リルラちゃん。どうしたのこんなところで?」
「アル兄を探してるのだ。ここにいるって聞いたのだ!」
「アル兄?ああ、メカミドリね。うん、ここにいるよ。でも今お仕事中だから・・・」
「え〜!せっかくクレアさんにこれもらってきたのに〜。」
リルラはクレアにわたされたタッパーを取り出す。
「あ、それ今朝私が作った料理じゃない。
クレアお姉ちゃんとクルシェだけじゃ食べきれなかったのかな?」
皿からタッパーに移されているため量が全く減っていないことには気付かない。
「これオリカが作ったのか?すごく美味しそうなのだ!」
「うん!美味しいよ〜、美味しいものた〜っくさん入れて煮込んだからね♪
そっか、これをメカミドリに届けに来てくれたんだね。わかった、渡しといてあげるよ。」
オリカが手を出すがリルラは渡そうとしない。
「違うのだ。あ〜んしてあげたいのだ〜!」
「あ〜んって・・・、ああ!食べさせてあげるんだ!
本当にリルラはメカミドリのことが大好きなんだね。
うん、そろそろお昼時だしね。持って行ってあげるといいよ。」
「いいのか!?」
「うん。せっかく持ってきてくれたんだものね。
メカミドリは遺跡の一番奥にいるよ、崩れやすくなってるから気をつけてね。」
「わかったのだ〜!」
リルラは飛ぶように遺跡に向かってかけていった。
「はぁ、みんなラブラブでいいな〜」
「そ・れ・じゃ、わたしとラブラブしよ〜!」
「きゃあっ!ちょっとサヤ、変なとこさわんないで〜!」
世界が平和になってもオリカの前途は多難なようだ。
「あーあ、まったくよー、なんで俺はこう女運がないかねえ・・・」
遺跡の奥ではメカミ・・・ジャックがひとり愚痴っていた。
「つか、なんでラードルフの旦那がああもモテるかねえ?
あっちもこっちもラー様ラー様、ほんといやんなるぜ。
あげくのはてにゃフェイマさんなんて恋人がいやがんだもんなあ・・・。
クルシェも最近なんか冷てーし、はぁ、春は遠いねえ。」
「ア〜ル〜兄〜!や〜っと見つけたのだ〜!」
「げ、この声は!」
ジャックが振り向くよりも早くリルラが飛びついてくる。
「アル兄!さあ、あ〜んするのだ!」
「うわっ、離せよリルラ!なんだよあ〜んって?」
「リルラがこれをアル兄にあ〜んして食べさせてあげるのだ!さ、あ〜ん」
リルラが取り出したものはどう見ても人が口に入れていい代物とは思えない“なにか”だ。
「じょ、冗談じゃねえ!こんなもん食ったら死んじまう!」
「あー!アル兄待つのだ!え〜い!」
リルラを振り払って逃げるジャックの背中に容赦なくパラジィポットがぶち当たる。
「ぐぎゃああぁぁぁ!」
毒と痺れがあっという間に身体中にまわり
ジャックはへなへなとその場に崩れ落ちる。
「あっ、あっ、あっ、リ、リルラ・・・」
「さあ〜捕まえたのだ。はい、あ〜ん♪」
リルラはジャックの口を無理矢理こじ開けると
手にした“なにか”をどんどん詰め込んでいく。
「うぐ、が、ぐむぅ・・・」
「はいっ!これでおしまいなのだ〜。
アル兄はいやしんぼなのだ、リルラの分まで食べちゃったのだ。」
「・・・・・・・・・」
へんじがない、ただのしかばねのようだ。
「それじゃあアル兄、今度はアル兄がリルラに会いに来るのだ!待ってるのだ〜!」
嵐のように去っていくリルラ。
ひとり後に残されたジャックのその後を知るものはいない・・・。
The End
「死んだみてーにゆーな!」
チッ、生きてやがったか。
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 17:17:27 ID:Ef5ndzkP
ごめwwwwww最後の行の台詞にワロタwwwwwwww
528 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 17:44:52 ID:kQIvdeww
職人待ち
529 :
sage:2006/06/28(水) 23:47:55 ID:apH10iu9
今北んだが、何故だろう、アルトネリコがとてつもなく好きなのに
エロパロが受け入れられねぇのは…
あqwせdrftgyふじこl
受け入れられないなら何故ココへ来たのだ
保守
保守なのよ
結構間空いてるよな。そろそろ頼んます
ごめん疲れてる
もういくら書いてもこんなんなっちゃうよう(泣
でも寂しいのは確かなので一応おいときますね
タイトル、どうしよう…
「ああっ、はあっ、ライナー、私もう、だめぇ、くうぅんっ!」
「はぁ、はぁ、ミシャ、俺も、もう、くっ!」
「あはぁぁっ、きてっ、きて、ライナー、いっしょにぃっ、うあ、あ、ああぁぁぁっ!」
「ううっ!ミシャッ、ミシャァァッ!」
真っ白になった意識が色づいていくにつれて
ライナーのオチンチンが私の中でびくびくと脈動しながら
精液を吐き出しているのが感じられる。
「はぁー、あぁ、いっぱいでてる・・・、嬉しい・・・。」
ゆっくりと倒れこんでライナーの胸に顔をうずめた。
「悪い、ミシャ。中に出しちまったな。」
「あ・・・」
さすがに妊娠してまで旅の空ってわけにはいかないから
中に出すのはなるべく控えようってことにしてる。
でも今回は私が上だったんだからライナーは悪くない。
「今のは私が気をつけてなきゃだめだったんだもの、ライナーが謝ることないわ。
それにもう結構あちこちまわったもの、子供ができて帰るのなら願ったりよ。
そう思ったから身体も元に戻したんでしょ?」
さすがに子供の身体で子供は生めないってことでこの前身体を戻してきた。
「ああ、そうだったな。でもまあ、一応順番ってものがあるからなあ。
・・・でも、子供ができるとかなんかきっかけが無いと帰らない気もするな。」
「そうかもしれないわね。
あ、そういえばこの身体でエッチするのってはじめてよね、どうだった?」
「どうだったって、うーん・・・
そうだな、やっぱり胸が違うよな。えらいゆれてたし。」
ゆれてたって・・・、結構露骨なこと言ってきたなあ
「もう、そんなとこばっかり見て、ライナーのエッチ。」
「おいおい、そりゃないだろ〜。」
「ふふ、冗談よ。でも胸かぁ、やっぱりライナーも大きいほうが好き?」
「いや、でかけりゃいいなんてことは思わないし
小さくてもさわってるとやわらかくていいんだけど
こうやってただ抱き合ってるだけでも結構良い感触するのがな。」
ふ〜ん、こうやってるだけで気持ち良いんだ
そういえば、ライナーの全然小さくなる気配ないものね。
って、さっきからずっと入れっぱなしじゃない。
「これ、いっかい抜くわよ?」
「え?あっ!ごめんごめん、って、いや・・・、ああ、たのむ。」
なんかライナーッたらひとりであわてちゃってる。かわいい。
私が上に乗っかってるからライナーがいくら頑張っても抜けないのよね。
「じゃあ、ぬいちゃうね。ん・・・」
膝立ちになってライナーのオチンチンを抜くと
アソコで感じてたとおりまだまだ元気に上を向いていた。
「あは、元気ね。まだ出し足りないわよね〜?」
ちょっと意地悪に聞いてみる
ライナーは苦笑いしながら体を起こして、そっと私を抱き寄せてくれて
そして、キスしてくれた。
「ちゅっ、たのむよ、ミシャ。」
「もぉ〜、しょうがないなあ、」
なんていいながら、私すごいメロメロな顔になってるんだろうなぁ
ライナーったらおねだり上手なんだから、
「それじゃあ、いつもみたいに・・・、あ、そうだ!
なんか胸でするのってあるらしいわよ、やってみる?」
「胸で?って、どうするんだ?」
「よくは知らないんだけど、こうやってはさむらしいわよ。」
両手で胸を持ち上げて谷間をつくってみる
なんかこうするとホントに結構あるわよね、私の胸。
オリカよりおっきいかも・・・、スピカくらいはあるかな?
「やって・・・みるか。」
あ、ライナーの目、じ〜っと私の胸にくぎづけになってる
「うん、それじゃしてあげるね。」
ライナーのオチンチンはさっきまでしてただけあって濡れそぼってる
・・・ほとんど私のなんだけど、
と、とりあえずはさんでみようっと
ライナーの前に寝そべって、おっぱいの間にライナーのオチンチンをはさんでみる。
「え〜っと、どう?」
「うん、なんていうか、いやらしいな。」
これは確かにイヤらしいかも
「気持ち良い?」
「・・・え〜っと、結構いい感触はするけどな。」
・・・まあ、そうよね。こうしてるだけで気持ち良いってことはないわよね。
「ちょっと動かしてみるね。」
オチンチンを挟んでるおっぱいを両手で上下に動かしてみる
「ああ、それ、いい感じかもしれない。」
ライナーはそういうけど、なんていうか余裕の口調。
ものすご〜く気持ち良いって感じじゃない
それにこれ結構、ううん、かなりつかれる
このまま続けてもライナーはイけないよね、きっと
どうしようかな?
「なんかたいへんそうだな、どうする?」
あう、ライナーに気付かれちゃった。
こうなったら・・・
「はむっ、」
よし、ちょっと苦しいけどなんとか届く。
「あむ、ん、ぺろ、ちゅっ、ちゅっ、んん
どうライナー?これなら気持ち良いでしょ?」
「ああ、もちろん。なんかいつもと違う感じで良いかも。」
「そう?私もなんだかおっぱいが熱くって気持ちいいわ。
ふふ、このまま続けるわね。」
「ぺろぺろ、ちゅぷ、ぴちゃ、ちゅむ、ぴちゃぴちゃ、」
おっぱいの間から顔を覗かせてるオチンチンを舐めながら
ときどき胸を両手でゆすったりしてみる
「うぅ、ミシャ、そこは、ああっ、」
ライナー、すごく感じてる
もっともっと気持ちよくしてあげたい
「んん、んちゅ、ちゅぱちゅぱ、ぺろっ、ちゅっ、ちゅうぅっ、」
「くっ、ううっ、あぁっ、もう、俺ッ!」
「ちゅぱあっ、ライナー、いいの、このままっ、
ちゅぴ、ぺろぺろ、ん、ちゅむぅ、ぺちゃぺちゃぺちゃ、」
もう、ちょっと
「はむぅっ」
口のほうでオチンチンを捕まえて、おっぱいで頑張ってしごいてあげれば、たぶん
「うああっ、ミシャ!うっ、ああっ!」
「あっ、はぁっ、あぁ・・・、でてる、いっぱい・・・」
よかった、うふふ、ライナが私のおっぱいでイってくれたんだあ・・・
「あ・・・、あついよ、ライナーの。ぺろっ、ん、おいしい・・・」
2回目なのにいっぱい出て、顔とか胸とか、ふふふ
「ちゅ、ん、きれいにしてあげるね、ちゅうぅ、ぺろぺろ、」
ライナーのオチンチンを舐めてきれいにしてあげてると
あたまをなでててくれた
「よごしちゃってごめんな。ミシャの顔まで、」
そう言いながらそっと私の顔についた精液をぬぐってくれる
「あ、らいなぁ、」
「はは、わかってるから。ほら、」
私がおねだりすると精液のついた指を口に持ってきてくれる
「ぺろぺろ、んん、んくっ、」
ライナーの精液がのどを通ってく
ああ、なんだか幸せな気分。
「いつも思うけど、うまいもんじゃないよな、あれ。」
「ううん、おいしいわよ。」
「そ、そうか、ははは・・・」
ライナーが苦笑いを返す
まあ、私も自分のだったらちょっと抵抗あるものね
「ん〜、ほら、愛してるから。」
「あはは、ありがとな。」
また頭をなでてくれた。
「ねえ、いつもとどっちがよかった?」
「そうだな、見た感じは今回のやつのほうがよかったかも。」
「見た感じ?おっぱいではさんでるから?」
ライナー結構おっぱい好きだったのかな?
「それもなくはないけど、普通にしてると頭くらいしか見えないし。」
そうか、どうしても角度が変わっちゃうから
私が舐めにくい分ライナーからは見やすいのか。
「私が舐めてるとこ見るのがいいの?」
「ああ、見てるだけで興奮するよ。イヤらしくてさ。」
「イヤらしいって・・・、言っとくけど私があんなになっちゃうのは」
「わかってる。俺の前でだけ、だろ?」
「うん。わかってるのならいいわ。うふふっ、ふわぁ、」
んん、眠くなってきちゃった・・・
「あれ、やっぱりつかれるんだな。ほんとにありがとうな、おやすみ。」
「うん、それじゃあおやすみのキス、ね。」
「はいはい。」
ちゅっ
「うふふ、ふあぁぁ、おやすみ、ライナー。」
私はライナーの胸に顔をうずめて、眠りに落ちていった。
おわり
タイトル…(泣
もう寝ますorz
なんかもうちょっとましなの書きたいよなあ…
>>542 何を言ってるんだ!
いくら職人本人にとって納得いかない作品でも、俺にとっては生きる糧なんだ!
(´・ω・`)3回抜いちゃったヨ
すばらしい作品です……
次回に更なる期待を致します〜〜
イリスやら他の新作ゲーやっててサボり気味です…
>>480の続きを書いてるけど、書き直しては消しての繰り返しで、何かよくわからなくなってきた…orz
エロ難いよエロ…
凹んでてもしょうがないので、時間かかってでも書き上げてみますわ…
>>542 いつも乙です
エロをすんなり書けるのが羨ましい…
545 :
542:2006/07/04(火) 18:28:31 ID:rErYIjZt
ああ、温かいお言葉ありがとうございます
なんか疲れた頭で半日くらいでガーッと書くと見直してるときに
「いいのか、これ?」とか思っちゃって…
だからって読んでる人から見たらむやみに愚痴っぽくなってもいい気しませんよね
今後は気をつけるようにします。
さて、次はなに書こうかなあ…
シュレリア様だといいなぁ
547 :
545:2006/07/07(金) 17:23:03 ID:YXZfj/Oq
了解。
たぶん日曜日には投下できるかと。
おぉ、楽しみだ…
ageよう!
wkwktktk
551 :
547:2006/07/09(日) 17:16:51 ID:u8C2W3YY
う、なんか期待されてる?緊張するなあ…
うちのライナーはミシャ専用なので〜ってことでまたもレズものです。
オチが弱いのはいつものことってことで勘弁。
お相手はスピカさんで
ん〜、時期的にはやっぱりエンド直前か
とりあえず脅威が去ってみんなの想いを集めるよ〜!とかって
わりとのんびりムードな時期なので何かと使いやすいです。
やっぱりラスボス戦の後が長いRPGっていいよね。
トントン
ノックの音が響く。
一瞬ライナーが来てくれたのかと期待したが
そうではないことをシュレリアはすでに知っている。
「はい、今開けます。」
「こんばんわ、シュレリアさん。」
扉の向こうにいたのはほたる横丁の猫飴売り、スピカだった。
「ご注文のもの、お届けにあがりましたわ。」
「は、はい。」
いくら商売熱心なスピカとはいえ、こんな時間に猫飴を配達したりはしない。
ならば、彼女の届け物は間違いなく“裏”の品物だ。
「うふふ、それにしてもこんなものを御所望だなんて、ねえ?」
スピカが懐から取り出したのはラベルのひとつもついていない小振りなビン。
その中は乳白色の液体で満たされている。
「えっ!い、いえ、そのっ、私はっ!」
「いいのよ。塔の管理者さんだって女の子ってことよね、うふふ。」
「は、はい・・・」
シュレリアは頬を染めてうつむいてしまう。
「でも千年とか生きてるのよね?
さすがにこれが効くかどうか保証は出来ないけど、いい?」
「え、そうなんですか?」
「普通の人間相手でも結構個人差の出る薬だから・・・
まあ効かないからっておかしなことにはならないでしょうし
だめでもともとってつもりでやってみればいいと思うけど。」
「だめでもともと・・・」
しばらく落胆した様子でうつむいていたシュレリアだったが
やがて気を取り直すように顔を上げる。
「いえ、それでも効かないと決まったわけではありませんものね。
とにかく試してみましょう。」
「そう、それじゃあお約束どおりきちんと使い方までご説明いたしますね。うふふふ。」
スピカは商談の成立を喜ぶにしては少々あやしい笑みを浮かべた
「それじゃ脱いでくれます?」
「ええっ!ぬ、脱ぐって、服をですか?」
「これ塗り薬だから、脱がないと使えないわ。あ、部屋のカギ閉めとかないとね。」
カチャリと扉のカギを閉めたスピカが振りかえっても
まだシュレリアは戸惑っているようだった。
「どうしたの?女どうしなんだし、恥ずかしがることないでしょ?」
「え、ええ、でも、その・・・」
シュレリアの視線はスピカの豊かな胸に注がれている。
それに対してシュレリアの胸は悲しいくらいに平らだ。
シュレリアにとってその小さな胸がコンプレックスなのはスピカにもよくわかっている。
なにしろ今日持って来た薬は
裏ルートでしか手に入らない胸を大きくするための薬なのだから。
「おっぱい大きくしたいんでしょう?
この薬はあの天覇の社長も使ってたって噂もあるんだから
もしかしたらあなただってあんな巨乳になれるかもしれないのよ?」
この薬には確かにそれなりの効果がある
しかし、あんな爆乳になったという話はスピカは聞いたことがないので
どちらかというと眉唾ではあるのだが、そんな噂があるのも事実だ。
「天覇の社長?・・・!」
シュレリアは以前会った天覇の社長、亜耶乃の姿を思い出してみる
そのスタイルはすさまじいものだった。
あんな風になれれば申し分ない、あの半分でもいいくらいだ。
「そうね、ひとりで裸になるのが恥ずかしいなら私も脱いであげるわ。」
そう言いながらスピカが服を脱ぎ出すのを見て、シュレリアも覚悟を決めた。
「えっと・・・」
とりあえず胸だけはだけてみたのだが
目の前のスピカはパンティまで下ろしにかかっている。
「塗るのは胸だけなんだけど、たれてきたりして汚れるから
全部脱いだほうがいいわね。」
その視線に気付いたスピカにうながされ、シュレリアも全裸になる。
「それじゃあ始めましょうか。そこに座って。」
シュレリアをベッドの端に座らせ、自分もその隣に腰掛けた。
「さっきの薬を胸に塗ればいいんですよね?」
「ただ塗るだけじゃなくって、よ〜くマッサージしてあげないとだめなの。
まず私がやってあげるわ。」
小瓶の液体を手にたらし、その手でシュレリアの胸にふれる。
「ひゃぁんっ!」
スピカの手が触れた瞬間、シュレリアは可愛らしい声をあげた。
「冷たかったかしら?」
「あ、はい、ちょっとだけ。」
「そう、最初だけだからしばらく我慢してて。」
そう言いながらスピカは白濁した液をゆっくりと塗り広げていく。
いくらシュレリアの胸が小さいとはいえ確かに乳房はある
だからその行為は触るとか撫でるではなく、自然と揉むという動作になっていく。
「あふ、うふぅん・・・」
手のひらでつつみこみ、大きく円を描くように乳房全体を揉んでいく。
そんなスピカの手の動きにシュレリアは思わず色っぽい声をもらしてしまった。
「気持ちいい?」
「いえっ!そんなことはっ!」
間違いなく気持ちよかったのだが
図星を指してくるスピカの問いを反射的に否定してしまう。
「あら、そうなの?マッサージなんだから気持ちよくなってもらわないと困るんだけど、
じゃあこんな感じだとどうかしら?」
「えっ?ふあっ、はぅんっ!」
スピカの指が乳首をつまみ、くりくりとこねまわしてくる。
「どお?これなら気持ちいいでしょ?」
「ふぅんっ!あっ、は、はい、きもちいいですっ、きもちいいですからっ、ふうぅっ
ん、もうやめてくださいぃ、ふあぁぁっ!」
「だめよ、気持ちよくならないとおっぱい大きくならないわよ?
これはそういうお薬なんだから。」
「そ、そんなぁ、あっ、あぁんっ!」
べつにスピカは同性愛者ではない。
恋愛対象になるのはあくまで男性だけだ。
しかし、こうやっていたずらをする分には断然女の子相手のほうが楽しい。
女同士であることにとりたてて嫌悪感は感じないし
このやわらかさは男には無いものだ。
「ふふ、声も我慢しないで出さないとだめよ。
素直に感じないとお薬の効果は出なくなっちゃうわ。」
「あぁ、ですけど、あっ、ひゃうぅんっ!」
「そうそう、その調子よ。うふふ。」
スピカはシュレリアの肩にそっと頬でふれてみる。
きめの細かい白い肌はすべすべとして、それだけでも気持ちいい。
おかしな薬なしで直接さわればよかったとかるく後悔した。
「ふぁぁっ!でも、なんだかおかしいんです、胸が、あぁんっ!熱くて、あはぁぁっ!」
「それはお薬が効いてきた証拠。お肌をとっても敏感にしてくれるのよ。」
確かにそれはこの薬の効能のひとつだ。
しかし、シュレリアの反応はそれにしても少し激しい
単にもともと感じやすいのか、それとも薬と相性がいいのか
どちらにせよスピカにとっては都合のいい話だった。
「さ、もっともっと感じて、いい声を聞かせてちょうだいね
シュレリアさ・ま、うふふふふっ♪」
こねまわされて硬く勃起した乳首をピンッと指ではじく。
「ひゃぃぃんっ!」
「あらら?もしかしてイっちゃったの?」
「あ、はぁ、はぁ、はぁ、」
シュレリアは荒い息で返事をした。
シュレリアをイかせることが目的ではない。
スピカはまだまだシュレリアを弄び足りなかった。
「おっぱいだけでイっちゃうなんて、シュレリアさんってイヤらしい娘だったのね。
でもお薬もまだ残ってるから最後まで続けるわよ?
大丈夫、何回イってもかまわないから。うふふ♪」
今だ荒く息をするシュレリアの胸に、今度は直接白い液体をぶっかける
粘度のある白濁液は、それでも重力にしたがってゆっくりと股間まで流れていく。
「あ、あぁ・・・」
その光景を不安げな面持ちで眺めているシュレリアの胸に
再びスピカの手が重なった。
「もっともっとイヤらしくしてあげるわね。」
小さなふくらみを両手で持ち上げ、少し強めにもみしだく。
「あっ、あっ、ス、スピカさん。もうっ、もうこれ以上は、ひあっ、ひあぁんっ!」
「あら、いいのかしら?けっこう効果出てるみたいだけど?」
そう言われて自分の胸を見ると、わずかに谷間らしきものがあるように見えた。
「あっ・・・」
もちろんそれはスピカの手で寄せて上げられているだけのことなのだが
絶頂の直後でぼんやりした頭ではそこまで思いいたらない。
「・・・スピカさん、つづけて、ください。」
「ええ、わかってるわ。」
今度は揉むというよりも搾るように手を動かす。
さすがに搾れるほどの量がない小さな胸は
その先端だけをいびつに変形させられた。
「くっ、あ、スピカさん、それはっ、」
「少し痛いかしら?でもそのくらいでも気持ちいいでしょ?」
「えっ?・・・あ、あぁんっ!」
スピカにそう言われた途端、まるで魔法にでもかけられたかのように
胸にあるわずかな痛みが快感に変わる。
「ふあぁっ、こんなっ、そんなっ、あ、あっ、ひぃっ!」
交互にリズミカルに双乳を搾られ、シュレリアはあえぎを押えられない。
ぎゅっ、と搾られた乳房の先端にはやはり痛みがじんわりと残るのだが
なぜかそれが気持ちよくてしかたがない。
「ふあっ、あっ、ひっ、あっ、ふあぁっ!ひっ、だめっ、あっ、いやっ、ひぁっ!」
「イク時は大きな声でイク〜ッて言った方が気持ちいいわよ。」
「あっ、そんなっ、わたしっ、そんなっ、あ、やっ、く、あぁっ、いく、
ああっ、わたしっ、あぁっ!わたし、いくぅっ!あぁっ、いっちゃうぅぅっ〜〜〜!!」
「牧場の牛が乳搾りされるたびにこんな風になってたら大変よね。」
「はぁ、はぁ、あぁ、わたし、どうして・・・」
家畜と比較し、あげくそれより下だといわんばかりの物言いをされて
シュレリアの心は激しく傷ついた。
「こんなことされてイっちゃうなんて、ねえ?」
「いや、いわないでぇ!」
耳をふさごうとする手をスピカはさえぎり、シュレリアの耳元に囁く。
「でもしょうがないわよね、薬のせいなんだから。」
「えっ?」
「イヤらしくなっちゃう薬を使ったんだもの、シュレリアのせいじゃないわ。」
「あ・・・」
スピカの囁きに、シュレリアの瞳と心がとろけていく。
「どんなにイヤらしくなっても薬のせいだから、安心して気持ちよくなっていいのよ
もっとはしたない声を出しちゃっていいの。」
「いいの?こんな・・・わたし・・・」
「ええ。だから、もっと感じて。」
「ああっ!あはぁんっ!」
スピカの指に乳首をつまみ上げられ、それだけでシュレリアはかるくイってしまった。
「乳首が弱いのね。もっといじめてあげるわ。」
片方の乳首を強くつまんで引っ張り、もう片方は押しつぶすようにこねまわす。
「あっ、ひいぃっ!や、痛ッ!くぅぅっ!」
「うふふ、痛いじゃなくて、気持ちいいでしょ?ほらっ!」
スピカは両方の乳首をつぶれるくらいにつまんで強く引っ張った。
「ひっ、いっ、あっ、いいっ!きもちいいっ!ふあぁぁっ!!」
「あら、だめじゃない。イク時はイクって言わないと。はい、もう一回ね。」
「はっ、そんあっ、ひいぃっ!いく、いくっ、いくぅぅっっ〜〜!!」
シュレリアが絶頂に達したにも関わらず、スピカはやめようとしない。
こんどは指で乳首をこりこりといじりながら、器用に乳を搾り始める。
「ひゃぁぁっ!だめっ、いまイったとこなのにっ、ふあぁんっ!
やはぁっ、いくぅっ!いっくぅぅっ〜〜〜!!」
「ずっとこうやってたらミルクが出ちゃったりしないかしら?ほら、えいっえいっ♪」
「ひゃ、ひゃめてぇ〜!もうゆるひてぇ、あぁっ、ふあぁぁっ!ひぃぃぃっ!
ひゃうぅんっ!も、ゆるひっ!ひぃあぁぁっ!らめぇっ!またいくぅぅぅっっ〜〜!!」
それからさらに3度もの絶頂をむかえさせられた後
ようやくスピカの手がシュレリアの胸から離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
スピカの支えがなくなり、仰向けにベッドに倒れたシュレリアは
ただただ荒く息をするばかりだ。
「さて、こっちのほうはどうなってるのかしら?」
スピカはそんなシュレリアの両足をつかんで持ち上げ
両のくるぶしで頭を挟むようにして体を半分に折り曲げる。
まんぐりがえしなどと呼ばれる格好だ。
「はぁ、はぁ、ふぇ?あぁ、はぁ、いやぁぁ、」
自分の目の前に秘部が見えるようなはしたない格好をさせられ
本当なら大きな悲鳴でも上げているのだろうが
彼女の口からこぼれるのは弱々しい声だけだ。
「ふ〜ん、ここも普通の女の子と同じなのね。すっかりべちょべちょになってるけど。」
「うぅ・・・」
体に力が入らず、ろくに抵抗も出来ないシュレリアは
せめてもとばかりに目を閉じて顔をそむけている。
「イッちゃったばっかりだからヒクヒクしてる、かわいいわね。」
濡れそぼった秘所を指でかき混ぜてクチュクチュと音をたたせながら
シュレリアの秘部の様子を説明する。
「はぁっ、いやぁ、言わないでぇ、ひっ、いたっ!」
「あら、ごめんなさい。ちょっと奥に入れすぎちゃったわ。」
わりと本気で申し訳なさそうに言うあたり、とりあえず処女を奪う気はないようだが
だからといって陵辱行為を止める気もないらしく、秘部をまさぐりつづける。
「あら?お豆さんはまだむけてないのね。いいわ、私がむいてあげる。」
「え?なにを・・・、ひいぃんっ!」
スピカの指が皮の上からふれただけでシュレリアは声をあげてしまった。
「ふふ、ここも感じやすいのね。むいちゃったらどうなるのかしら?」
「あぁ、やめて、おねがいだからぁ、」
見えないままでおかしなことをされる不安に負けて、シュレリアは目を開ける。
「うふふ、は〜い、こんにちわ〜。」
そんなシュレリアの哀願に耳を傾けることなく、スピカは淫核をむいてしまう。
顔を出したそれは少々小さめだが、しっかりと勃起しているようだった。
「まあ、シュレリアはこんなところまで可愛らしいわね。
あ、そうだわ、ここにもお薬をあげる、たしかまだ残ってたわよね。」
スピカの言う通り、ベッドの上に転がる小瓶にはまだ少量の液体が残っていた。
それを手に取り、シュレリアの秘部の上で傾けると
ツーーッと糸をひくように白い液体が零れ落ちていく。
「ひっ、つめたっ、あっ、や、あ、あぁ、あぁぁっ、」
流れ落ちる白濁のその感触だけでも感じるらしく、シュレリアが悩ましげにあえいだ。
「ふふ、この薬でお豆さんも大きくなったらおもしろいのに。」
「そんな、そんなのいやぁぁ
・・・あ、あぁっ、なにっ!ああっ!いやっ、あついっ!あついのっ!」
「もう効いてきたのね、これでさわったらどうなるのかしら?ほ〜ら、クリクリッ♪」
「ひぃやぁぁっ!」
スピカに淫核をしごかれ、あっというまにシュレリアは達してしまう。
「あら、イク時はイクって言わなきゃだめだって、さっきから言ってるでしょ?
はい、もう一回。」
「ああっ、ごめんなさいっ、ゆるしてっ、もうっ、あひぃっ!いやぁぁぁっ!」
「まただめね、もう一回。」
「はっ、いくっ、いきます、ああっ、いっちゃうっ!いくぅぅぅっ〜〜〜!!」
「よくできました。これはごほうびね。」
休む間を与えずさらに強く淫核をこすりあげるスピカ。
「そんなっ!ひいぃぃんっ!」
「あら、またイクって言ってないわ。しかたない娘ね、えいっ!」
「はぁ、はぁ、も、ゆるしてぇ、いっ、ひあぁぁぁっ!ひぃ、ひぃ、ふぇ、ふぇぇぇん、」
執拗な責めに耐えきれず、シュレリアはついに泣き出してしまう。
「泣いてもだめよ。はい、もう一回。」
「ふぇぇぇっ、やぁっ、ひぎっ!ひいぃぃっ!」
「ちゃんと言うまで続くわよ、ほら。」
「ひっ、いきますっ!いくのぉっ!はっ、いぐぅぅぅっっ!!」
「ふふ、それじゃあごほうびね。」
「ひぃっ、いくっ、いくっ、いきゅぅぅんっっ!!」
さすがにそうは同じ手は通用しないらしく、なんとかそれらしい言葉を出す。
「なんだかおかしかったけど、まあいいわ。これで終わりにしてあげる。
あらあら、ひどい顔になってるわよ?」
「はぁぁぁ、ふぁぁぁ、ひ、い、ふぅぅぅ、」
もはや泣く力すら残っていないシュレリアの顔を
スピカがベッドのシーツで拭いてやると
ようやく責め手から開放されたことを知った安心感に意識をゆだね
シュレリアはそのまま眠りに落ちていった。
目が覚めると、さっきまで眠っていたとは思えないほどの
脱力感に全身を襲われた。
乳首と淫核にはなんだかひりひりと痛むようなかゆむような感じが残っている。
「うぅ、スピカさん、ひどいです・・・」
はっきりと全てを覚えているわけではないが
昨夜のスピカは何かシュレリアにうらみでもあるかのようだった。
当のスピカの姿はない。
だが、枕元になにやら置き手紙がしてある。
『シュレリア様へ
昨夜はずいぶんお疲れのご様子でしたので、起こさずに帰ります。
あの薬は塗った後に数多く絶頂に達するほど効果が出るという話なので
なるべくたくさん絶頂させてみましたが、少しやりすぎてしまったかもしれませんね。
あの薬は週に1〜2度くらい使わないと効果が出てきません
もし、また私にご用命下さればいつでもお伺いいたします。
そのときはもう少し手加減するように心がけますので
ぜひお声をかけてください。
スピカ』
この文面を信用するならあくまでシュレリアのためだったということなのだろうか。
ふと見ると、テーブルの上には例の小瓶が三本ほど置かれている。
「悪気とかはなかったんですよね?」
以前迷子になっていたところを助けてもらっている相手なので
出来れば変に疑いたくはない。
「週に1〜2度、かぁ・・・。」
小瓶を手にとって考える。
自分でこれを塗りながらひとりであんなことを延々やることを考えれば
昨日のアレのほうがましかもしれない。
「次は優しくしてくれるんですよね?」
誰にともなく問いかけながらも、たぶんまた頼むことになると確信する。
結局はスピカの術中にはまっているシュレリアだった。
END
562 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:20:05 ID:ZTB8gHJA
ここで無茶を承知でライナーXタスティエーラを頼む!
564 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 18:26:12 ID:+N+b0UwJ
ライナーX
って書くとシュレリア様のダイブのときにスーパーロボットとして
でてきそうな希ガス
565 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 00:47:33 ID:ek3s6Jdb
保守
頭の不自由な方?
567 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 13:36:25 ID:1Qrncqys
やっぱり無理か・・。
どっかにそういった小説ないかね。
う〜〜ん
やっぱりうちのライナーはミシャ専用なので、ごめん
代わりっていっちゃなんだけど、今アヤタネ×タスティエーラ書いてます
近いうちに投下しますので良ければ御一読を
しかし、(ほぼ)公式の同性愛者同士なんだよな、この二人
俺もつくづく間違ったカップリングするよなあ…
569 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 20:33:44 ID:1Qrncqys
マジか!!楽しみにしてる!
タスティが出ればそれでも満足だ!
いままでほとんどレズものばっかで不満だったが、
アヤタネも好きなので楽しみだ。
それにしても・・貴方ミシャ好きですね。
ライナーはミシャ専用だもんな
ふと思いついた妄想
もしシュレリア様vsミュールで、ミュールが勝利していたら・・・?
ミュ「シュレリアは殺した。塔のシスアド権限も奪った。これからはRTのための世界を作る。
まずは人間を滅ぼすのだ。塔の民も翼の民も一匹たりとも残さず始末しろ」
側近A「ミュールさま、人間の血が混じっている第三世代は如何しましょう」
ミュ「む、そうか・・・彼女らもRTだ。第三世代は生かしておくのだ。人間だけ滅ぼすのだ」
側近B「しかしミュールさま、RTは雌性体のみ。人間の雄がいなくてはいずれRTも滅亡の道を歩みます」
ミュ「β純血種だけでは種の限界があるか・・・よし、人間の雄は種馬として生かしておくのだ」
側近C「しかしミュールさま、第三世代の血が混じった人間は雌でも隔世的に第三世代RTを産む可能性があります」
ミュ「むむ・・・よし、滅ぼすのは止めだ。人間の対応は奴隷として現状維持。
まず我々の繁栄のために、RTの数を増やすのだ。β純血種・第三世代は問わぬのだ」
側近D「恐れながらミュールさま、まず指導者が行動を起こすのがプロパガンダには最適かと思われます。
ミュールさまが第三世代を産んでみてはいかがでしょう」
ミュ「なるほど、分かった。それで子を産むにはどうしたらいいのだ?」
ミュ「・・・・まだ股間に何か入っているような感じがするのだ」
側近A「ミュールさま、初めてとは皆そういうものであります。
ましてミュールさまは他の者と比べ可憐なお体をしておられますし」
ミュ「子をなす行為があれほど痛いとは思わなかったぞ」
側近B「ミュールさま、慣れでございます。慣れてくれば次第に快感を得られるようになると聞きます」
ミュ「か、快感・・・・う、うむ。確かに股間やら胸やらを弄られるのは悪い気分ではなかったが・・・
しかしもう痛いのはたくさんだ」
側近C「しかしミュールさま、一度の行為で子を孕めるとは限りませぬ。幾度も行う必要があると思われます」
ミュ「む、むう・・・・」
ミュ「・・・・・・・・・・・・・・」
側近A「ミュールさま、お顔が赤うございます。如何なされましたか?」
ミュ「・・・・うむ、まあ、昨夜のことなのだが」
側近B「昨夜の激さは存じております。廊下にいた我々まで喘ぎ声が筒抜けでしたし」
ミュ「のっ、覗いておったのか貴様ら!」
側近C「人間の雄が過度な狼藉を働かぬようにするためです。
しかしミュールさま、快楽を感じるのは良きことです。興が乗るにつれ妊娠する確率も上がると聞きます」
ミュ「う、うむ・・・しかし未だ子を孕めぬということは、快楽が足りぬということなのか?
正直なところ、今以上の快楽とは検討もつかぬ」
側近D「恐れながらミュールさま、私に一つ案がございます」
ミュ「何なのだあれは!あれが貴様の言う案というものか!
よ、よりにもよって排泄する場所に・・・!」
側近A「恐れながらミュールさま、紀元前より存在する伝統ある行為にございます」
ミュ「だ、だからと言って・・・・」
側近B「しかしミュールさま、昨夜はかなり興に乗っておられたご様子・・・・
シーツを取り替えるのが大変だったという報告が出ておりますし」
ミュ「何でそんな報告が貴様らに入っておるのだ!」
側近C「しかしミュールさま、気持ちよかったのでしょう?」
ミュ「ゔ・・・・」
側近A「(・∀・)ニヨニヨ」
側近B「(・∀・)ニヨニヨ」
側近C「(・∀・)ニヨニヨ」
側近D「(・∀・)ニヨニヨ」
ミュ「うるさいだまれ貴様らーーーー!!!」
もしシュレリア様vsミュールで、ミュールが勝利していたら
↓
RT繁殖のために人間男の種馬化、性奴隷の日々
という妄想が、へっぽこミュール体験記になったのかは何故だろう・・・
そもそもβ純血種というクローン(?)技術がある以上
男を種馬にする必要がな(ry
β純血ならダイキリティすらいらんわけだし
そっちのがミュールも望んでるかもしれない(というのが俺の妄想)
でも
>>571みたいなミュールのお相手したい。種馬でもいいから
そこでRT専用フェロモンを体から発散させているライナーの出番ですよ
576 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:27:22 ID:eqIPr1cG
浮上
そしてSSうp
「お、オリカ……もうだめだよ」
「え〜、だってライナーのここ、まだカチカチだよ?」
こっから想像を求む。
他力本願かよ。自分で仕上げなさい。
578 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:44:12 ID:kdmrvMGJ
アヤタネ×タスティエーラはまだ時間掛かるかな?
楽しみで待ち遠しいんだが。
ちょっと参考にしたいんで、スレ1〜3で面白かった/エロかったSS教えてもらえね?
ちなみに個人的にはスレ2のシュレリアアフター・雄性体RTオボンヌなのだが。
荒れる元になるからやめよ
ごめん(・ω・`
気持ちはわかるよっ
アヤタネ×タスティエーラ、俺もワクテカ
マヤとユオってどっちがどっちか公式発表しないのか・・・・?
584 :
568:2006/07/17(月) 17:38:42 ID:izN/LsDb
>>578,
>>582 すまん、もうちょい待ってて、なんかてこずってる。
一応折り返し地点は過ぎてると思うからいくらなんでも今週中には…
しかしタスティエーラの服装はよく分からん、特に頭。
ず〜っと設定資料集とにらめっこしてたらだんだんタスティエーラが猫に見えてくるしw
金髪のほうがマヤですにょ
資料集見ればわかる
586 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 18:45:52 ID:P6l6sgwz
いつまでも待ってますよ。組み合わせからして難しいのは分かるし。
タスティは猫っぽいからな、猫どんぶりだし。
それとべつにエロとかなしでシリアスな話でも俺はOK!
タスティの心情とかだったら最高なんだが。
587 :
583:2006/07/18(火) 00:10:46 ID:l2V3GqrY
>>585ありがとうございます!資料集さっさと買った方いいな・・・・
>584
逆に考えるんだ。
どうせ立体映像なんだから服なんて出し入れ自由と考えるんだ。
589 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 20:10:47 ID:pn9gtac+
590 :
584:2006/07/22(土) 18:48:34 ID:CDBmW7aA
タス×アヤようやく完成〜
>>586 ん、何とかシリアス風味でまとめてみた
でもシリアスだと確かにエロが浮くんだよね
6〜11辺りまるまる飛ばしてもたいして違和感なく読めるし…orz
でもほら、角とか、尻尾とか、いろいろさわってるからさ、読んでみて〜
>>588 ばかっ!よく見てみろよ!タスティエーラは和服なんだぞっ!!
半脱ぎにしないでどーすんだよおぉぉ〜〜!!
とか言って文章じゃ半脱ぎなんてたいして伝わらない罠。←お前の技量が足りないだけだorz
それではそろそろ投下します。
時期はエンディング後、たぶん2〜3年たってる…ずるいってゆーなw
まるで無限に続くかのような電子の海を
もうずいぶんと長いあいだアヤタネは漂っていた。
もはや必要のなくなった重い鎧を捨て、生まれ故郷のこの場所にたたずんでいると
今の世界の平和が身に染みて感じられた。
ふと、何者かの気配を感じる。
「母さん?」
反射的に思い浮かんだ相手を指す言葉が口をついて出た。
「オババ呼ばわりも嫌だったけど、その呼ばれ方も相当なものね。」
だがそこに現れたのは彼の母であるレーヴァテイルではなく
小柄なテル族の女性だった。
「タスティエーラ!貴方は死んだはずでは?」
「死んだわよ。肉体はもう四百年も前に滅んでいるし
魂という命もクレセントクロニクルの停止と共に消え去ったわ。」
タスティエーラは淡々と語る。
「では、なぜ?」
「ゴースト、というのがふさわしいかしら。
長い長い時間をあちら側とこちら側の狭間ですごすうちに
私という意識はいつのまにかこの塔に焼き付いてしまっていたようね。
でも、もう現実の世界にはなんの影響を及ぼすこともできないし
こちらの世界ですら、いつでもこうして“自分”を保てるわけではないくらいよ。」
話しを聞く分にはかなりおぼろげな存在のようだが
今、目の前にいる彼女は決してそんなあやふやものには見えない。
「けれど、タスティエーラ・・・」
「しっ!少し、静かにしていてくれる?」
アヤタネの声を制止した彼女は、なにかに耳を傾け、目を細める。
「貴方も耳をすましてごらんなさい。」
言われるがまま、アヤタネは瞳を閉じて聴覚を研ぎ澄ます。
wee yea ra ene foul enrer
聞こえてきたのは美しい歌声と、オカリナの音色
「この詩は・・・」
その声には聞き覚えがある
最後の星詠、ミシャの声だ。
ならば傍らで流れるオカリナはライナーか。
優しい歌声と、その声を護るかのような暖かな調べ
堅い絆の生む優美なメロディにアヤタネもしばし時を忘れた。
「時々、ああやって詩を歌いに来るの。」
小さなコンサート聴き終え、つぶやくように話し出す
「もう存在する意味すらなくなったあの暗い部屋にわざわざやってきて。」
もしかしたらあの二人も見たことのないような、幸せそうな笑顔で
「あの子達の音楽が流れるときだけは、私は私を思い出せる。」
「タスティエーラ・・・」
「存在し続けることに疲れ、ただ消えてゆくことだけを願い続けていたというのに
今、こんなになってまで存在し続け、詩を聴くことができることが幸せで仕方がないのよ。
おかしいでしょう?」
その口からこぼれる言葉には自嘲の響きが混ざるのに
その瞳からこぼれる涙には、どこまでも澄んだ幸せの色がたたえられている。
「それが幸せなのだと、そう感じる心を持っているならば
在り続ける意味があると、僕はそう思いますよ。」
そんな言葉をかけながら、頬をつたう雫を手のひらでぬぐう。
と、口もとを覆うヴェールがはらりと落ちてしまった。
「あ、すみません。」
「いいのよ、気にしないで。
貴方は優しいのね。
・・・どこで、間違ってしまったのかしらね
彼女の創るものは、貴方も、詩も、どこまでも優しいのに。」
世界の半分までをも消し去った魔女の心にあるのが
決して憎しみだけではないことを彼女は知っている。
そうであるからこそ、やりきれないのだ。
「独りだったから・・・」
「え?」
答えが欲しくて問いかけたつもりはなかった。
だが、答えはすぐに返ってきた。
「たぶん、母さんはずっと独りぼっちだったから
もし、誰かひとりでも母さんの傍に居てくれたなら、ああはならなかったと思う。」
孤独ほど人の心を蝕むものはない。
大切な友人にさえ何も言えないまま、ひとり命を捨てたときから
四百年以上もの間味わい続けた孤独の中で
彼女はそのことを嫌というほど理解していた。
「そう・・・、そうね。
私達も間違っていた。
誰かと手を取り合えること
それが何より人の力になることくらい知っていたはずなのに
私もシュレリアも、自ら進んで独りになってしまった。」
寂しそうにうつむく。
そんなタスティエーラを、アヤタネは慰めずにはいられない。
「けれど、今はそうではないでしょう?
貴方を想って歌われた詩は、貴方の心の奥底にまで届いている。
それは独りであることとは違うことですよ。
それに・・・」
今だ顔を伏せ続ける彼女を、そっと抱き寄せる。
「アヤタネ!?」
「僕でよければ、こうして貴方の傍に居ますから。」
胸の鼓動が、なにかの冗談のような速さで打ちつけてくる。
「・・・なんの・・・つもり?」
自分の耳にすら聞こえないような、か細く震えた声を出すのがやっとだ。
「なんのつもりなんでしょうか・・・」
唖然とした声音は、からかっているような調子ではない。
アヤタネにも本当に自分で自分がわからなかった。
もう過去の話しであるとはいえ
彼の母にとって、そして彼自身にとっても
最大の敵のひとりだった相手をこんな風に抱きしめている
その事実が信じられなかった。
「たぶん、僕は・・・、貴方が、貴女のことが、ただ・・・」
小刻みに震える身体が伝えて来るものが
寒さでも恐怖でもなく、期待であることに気付いてしまったから
まっすぐに見すえてくるアヤタネの瞳から目を逸らすことができない。
「ただ、愛しい。」
胸の奥で、何かがはじけたような気がした
まともな肉体があったなら心臓が破裂していたのではないかと思うほどに
「あ・・・、あっ・・・」
何か言おうとするが、頭が真っ白になって声が出ない。
その役目をまるで果していない唇に
もうひとつの役割を与えるために、アヤタネがそっと顔を寄せる。
「ん・・・」
ふれあった唇からわずかに漏れる吐息が
身体を奥底から熱くさせた。
「ふ・・・、は、あ・・・」
湧き上がる衝動のままくちづけてしまったが、後悔はなかった。
彼女を抱きしめたいと思った心も
彼女を愛しいと言った言葉も
いつわりのない彼の想いだったのだから。
唇が離れてしまうと、途端に全てが夢の中の出来事のように思えてきて
「もう一度、くちづけてもかまいませんか?」
そう言わずにはいられなかった。
「なぜ?」
「貴女が、愛しいから。」
「哀れんでいるの?」
「いえ、・・・貴女が、美しいからです。」
ただでさえ上気していたタスティエーラの顔が、さらに鮮やかな朱に染まる。
「本気・・・なの?」
「・・・もう一度、くちづけてもかまいませんか?」
今も彼女の背にまわされたままのアヤタネの腕に身体をあずけ、瞳を閉じる。
「タスティエーラ・・・」
「タスティ。」
少し恥じらうような、けれどはっきりとした声
「親しい人は、そう呼ぶから。」
心に染みていくような喜びを隠すことなく微笑み、その名を呼ぶ。
「タスティ、僕は貴女が欲しい。」
彼女の返事を待たず、もう一度唇を重ねる。
「ちゅ、ん・・・、ん?」
絢胤の舌が、ノックでもするかのように唇を叩いてくる
少し途惑いながら、その唇を薄く開き彼を受け入れた。
「ん、んんっ!ちゅむ、む、んふぅ、ん、ちゅる、ちゅぱあっ、」
思っていた以上に激しく舌を絡められ、まともに息もできなくなる。
「ふ、はぁ、はぁ・・・。できれば、もう少し手加減して欲しいわ。
キスなんて、・・・さっきのが、初めてなんだから。」
拗ねるように目をそらし、消え入りそうな声でつぶやく。
「え!?それは・・・、光栄です。」
なかば無理矢理に奪ったことをわずかに悔いたが、謝ろうとは思わなかった。
「貴方は、ずいぶん慣れているみたいだけどっ。」
なぜだか、語気が荒らくなってしまう。
「こんな気持ちになったのは生まれて初めてですよ、僕も。」
そんな言葉で誤魔化されはしないと思いながら
それでもだらしなくゆるんでくる頬を隠すために、彼の胸に顔をうずめてみる。
鼓動が聞こえてくる
ドキドキと早鐘のように打つ胸の鼓動が、自分とぴったり重なるから
「私も。・・・幸せな気持ち。」
それで誤魔化されてしまうことにした。
「あ、」
ファサッ
「きゃっ!」
頭の飾り布を外すと、まとめられていた髪が一気に流れ落ちる
どうやら髪どめを兼ねていたらしい。
「ちょっと!」
「すみません。」
咎める言葉にかるく謝罪を返しながら、外套のフードの留め具まで外す。
頭を覆う布地と共に、再び髪が流れていくと
耳と、その上にちょこんと生えた角があらわれた。
「もう、何か断ってからにしなさい。」
唇を尖らせながら、中途半端に引っかかっている外套を自分で脱いでしまう。
「そんな顔も可憐ですね、貴方は。」
「なっ!お、おかしなこと言わないで・・・」
頬を染め、視線をはぐらかせるタスティエーラは、まるで少女のように可愛らしい。
「角、さわってみてもいいですか?」
「え?そうね、べつにかまわないわ。」
言われたとおりに断りを入れる素直さに、満足げに応じる。
恐る恐るといった感じに角を撫でる手が少しくすぐったい
「ふふ、」
こらえる意味も見当たらず、そのまま笑みをもらす。
「気持ち良かったりしますか?」
「ふふ、少しね。くすぐったいわ。」
「そうですか、よかった。」
それが不快ではないことを知り、アヤタネの手は大胆になる。
そっと包むように握り、先端から撫で下ろしていく。
「ふみゃあ!」
その手が角の付け根にふれた瞬間、身体中にぞくぞくと震えがくるような感覚が走り
思わずおかしな声を出してしまった。
「あ、痛いですか?」
痛みの声では無かったことくらいはわかっているのに
つい、そんなことを聞いてしまう。
「大丈夫よ、平気。痛くなんてなかったから、 」
『もっとさわって。』そんな言葉はさすがにはしたなく思えて、なんとか飲みこんだ。
「はい。」
それなのに、まるでその言葉が聞こえたみたいな返事をして
髪を撫でながら、感じてしまった敏感な部分を愛撫し始める。
「う、ふぅん、ふあぁ、あ、やぁぁ・・・」
いくらこらえようと思っても、キスですら初めてだった少女には
そんな優しい快楽があげさせる声を押えるすべはなかった。
たとえ女性と見まがうばかりの美しい顔をしていても
彼の身体は戦う者の身体だった。
そのたくましい腕に抱かれ、その厚い胸板に顔を埋めているだけでも
たいていの女性は女としての欲求が首をもたげてくるだろう。
まして
「あぅ、はぁん、ふぁ、はぁぁ・・・」
優しく髪を撫でられながら、感じる部分をくすぐられては
その気にならない方がおかしい。
「タスティ。」
呼ばれて顔を上げると、いきなりキスをされる。
「ん、あむ、ちゅ・・・」
最初ほど軽くはなく、二度目ほど激しくはない
唇で唇を愛撫するような甘いキスに、身体の火照りはましていく。
「タスティ、貴女を奪ってもかまいませんか。」
たずねるというよりも
まるで『貴女を奪う』と宣言をするかのような毅然とした物言い。
自分からねだるようなやりかたを知らないタスティエーラには
そんな言い方だからこそ嬉しかった。
「優しく、お願いね。」
「はい。」
短く答え、着物を脱がせていく。
重苦しく見える服ではあるが作りは簡素で
スカートの部分は帯紐をほどくだけでするりと落ちてしまう。
いきなり無防備になった下半身の火照りを冷めた空気が奪うにつれて
夢見心地な快楽に埋もれていた羞恥が込み上げてくる。
何しろスカートの下には下着の一枚すら履いてはいないのだ。
上着の裾もそうは長くない
こうして抱きついていなければ何もかも見られてしまうだろう。
「アヤタネ・・・」
呼び掛けてみるが後が続かない
恥ずかしいと、そう思うほどに
見て欲しい、ふれて欲しいという思いが強くなってしまう。
そうやって逡巡しているうちに
アヤタネは着物を胸の辺りまではだけさせてしまった。
「胸にさわりますね。」
律儀に断りを入れるものの、返事を待つこともなく
はだけた裾に手を潜り込ませ
服の上から見るよりも量感のある乳房を
下の方から先端に向けて大きく撫で上げていく。
「あんっ、」
敏感な突起にふれられ、小さく声をあげると
その声を求めるようにアヤタネの指が乳首をくすぐる。
「あっ、はっ、あぁんっ、」
指の動きに合わせるようにタスティエーラは悩ましい声をあげてくれる。
それを聞きながら、背中を抱いていた手を下ろしていくと
想像していたのとは違う感触の物にふれる。
「これは・・・?ああ、尻尾ですか。」
「やっ、さわら、ないでぇ・・・、あんっ!」
乳房をまさぐり続けていたもう片方の手をとめて聞き返す。
「あ、いけませんか?ここは。」
「おかしいんでしょう?尻尾なんて。」
テル族には有って当たり前のものだが
人間の目には奇異に写ることはよく知っていた。
「そんなことはありませんよ、よく似合っています。
可愛らしいですよ。」
ただの世辞にすぎない
そう思うのに、彼の言葉が嬉しくて仕方がない。
「・・・さわっても、いいわ。」
「はい。」
にこやかに答えて、優しく尻尾を撫でる。
そんなふうにさわられるのは初めてのことだったけれど、悪い感じはしない。
「本当に、可愛らしいですね。」
「え?」
気付くと、無意識のうちに尻尾をぱたぱたと振ってしまっていた。
「あっ!ち、違うのよ!これは、その、あの・・・」
動きを止めようと尻尾を手で押える。
だが、そこにあるのは当然アヤタネの手だ。
「あっ!」
あわてて離したその手を逆に捕まえられてしまう。
「あ・・・」
優しく、けれどしっかりと握りしめられると
さっきまで抱きしめられていた時とまるで変わらない
熱い想いが胸にひろがっていった。
アヤタネは、タスティエーラの手を自分の胸へと導いていく。
「よかったら、僕のこともさわってくれませんか?
貴女にふれられると、なんだか気持ちよくて。」
そんな言葉がたまらなく嬉しい。
「アヤタネ・・・」
そっと、ゆるく開いた襟元に手を入れてみる。
伝わってくる身体の火照りと胸の鼓動が
彼の素直な言葉よりももっとまっすぐに、その気持ちを教えてくれるから
「私も貴方が好きよ。貴方が・・・欲しいの。」
なぜか言えずにいた、好きという言葉をようやく口にすることができた。
「タスティ・・・。僕も、貴女が大好きです。」
胸に置かれたままだった手が再び愛撫を始め
そして、もう片方の手は股間へと伸ばされていく。
「ひゃうっ!うにゃんっ!」
ただふれられただけでも大きな声をあげてしまうくらい気持ちいいのに
彼の指はわずかに湿った秘裂を
わざとクチュクチュとイヤらしい音をたてながら優しく掻きまわす。
「あぁ、んうぅっ!あはぁ、アヤタネ、んっ、貴方も、あぁ、貴方も・・・」
自分ひとりで気持ちよくなっても仕方がないと
アヤタネの袴の帯紐をほどいていく。
「タスティ?あ・・・」
袴が落ちると、いきり立った肉棒があらわになった。
「あ・・・すごい・・・」
ゴクリと唾を飲みこむ音が自分の耳に響く
「・・・えっと、その、さわってみますか?」
大胆なことを言ってくるが、さすがにその表情には照れが混じっているようだ。
「いいの?」
「よければ、どうぞ。」
うながされ、硬くなった肉茎を手にとってみる。
「熱い!こんな、こんなになるものなの?」
「うあっ、あ、はい、タスティがふれていると、たまらなく、ううっ!」
何気なく動いた手に合わせてアヤタネがあえぎをもらす。
「アヤタネ、気持ちいいの?あっ!あふっ、あぁん!」
アヤタネは彼女の問いに自分も指を動かすことで答えた。
「あひっ、んっ、はあぁんっ!あ、アヤタネッ、はげしっ、い、あぁっ!」
突然、秘唇を掻きまわす指がぴたりと止まる。
「は、あ、あぁ・・・、アヤタネ?」
「もう、入れてもいいかな?」
「いれる?これを・・・私に・・・」
今も手の中にある熱く硬い肉茎
それが自分の中に入ることを想像すると
さすがに不安が胸の奥から湧き上がってきた。
「・・・ええ、ちょうだい。私も欲しい、私を貴方で満たして欲しいの。」
不安を振りきり、彼の瞳を見つめてそう訴えかける。
「タスティ、ちゅっ、」
「ちゅ、ん・・・、ちゅく、ちゅ・・・、んはぁっ・・・」
アヤタネの手が尻を支え、亀頭が秘唇にふれた。
「ああ・・・」
思わずしがみつくと、優しく肩を抱かれる。
「力を抜いて、大きく深呼吸を。」
「え、ええ。す〜〜、はあ〜〜、」
言われた通りに大きく息を吸い、大きく息をはいたその瞬間
「き、ひっ、ぃあああぁぁぁっ!!」
熱く燃えたぎるような肉の槍に串刺しにされた。
「かっ、はっ、く、ぐぅ、うぅ・・・」
「う、タスティ、ああ、タスティ、大丈夫、かい?」
タスティエーラの性器がもたらす快感をこらえながら、彼女を気遣う。
「う、ぐ・・・、だい、じょうぶ、よ。気にしないで、貴方の・・・好きに、して。」
「だけど、そんな、」
「言ったでしょう、私を、貴方で満たして欲しいのよ。お願い、アヤタネ・・・」
アヤタネを見つめる瞳に涙があふれているのは、痛みの所為ばかりではない。
「タスティ・・・。わかった、いくよ。」
ゆっくりと腰を動かし始める。
「くっ、うっ、つぅっ!くはっ、あ、くう・・・」
必死で痛みをこらえるタスティエーラの姿を痛ましく思いながらも
アヤタネの動きは止まることはなかった。
「ん、くぅっ!ふあぁ、あふっ、いっ!あ、あはぁっ、」
ゆっくり、ゆっくりと腰を動かすうちに
だんだんと苦痛以外の声が混じるようになってくる。
「少しは楽になってきた?」
「はっ、あぁっ、そうね、ずいぶん楽になったわ。」
「少し、強くしても大丈夫かな?」
「ええ、たぶん平気。・・・ねえ、キスして。
ん・・・」
ただ唇がふれあうだけの短いキス
けれど、それで充分だった。
それだけで、鈍くなっていた痛みを、その奥にある悦びが消し去ってくれる。
「ん、ふあぁっ!ん、あぁ、あんっ、いい、きもち、いいっ!」
はっきりとした快楽をしめす言葉に、腰の動きが加速していく。
「あ、くふぅん、ふ、ちゅ、んちゅ、はぁ、ふにゃぁ、ん、ちゅむ、ちゅぷ、」
断続的にキスを繰り返すうち、タスティエーラの腰も何かを求めてくねりだした。
「はぁはぁ、タスティ、いいよ、僕も、ちゅ、ちゅぱっ、気持ちいいっ、
タスティの中がっ、ああっ、うねって、はっ、はぁ、ああっ、タスティ!」
「アヤタネ、私、んくっ、私っ、なにか、ああ、なにかっ、きてるのぉっ!」
絶頂を求めてふたりの動きがひとつに重なっていく
「タスティ、もう、うああっ!僕はもうっ、」
「あぁっ、アヤタネっ!くるぅ、ふうぅんっ、わたしっ、もうっ!あぁ、きてぇっ!」
「う、タスティッ!く、うあぁっ!タスティィィッ!!」
「ふみゃっ、もう、だめぇっ!ひっ、いっ、ひにゃあぁぁぁんっ!!」
熱い白濁が注ぎ込まれるのと同時に
タスティエーラは生まれて初めての絶頂を迎えた。
「は、はぁ、はぁ、ああ、タスティ、ちゅ、」
「ふあぁ、あ、アヤタネ、ん、ちゅ、んむ、ん・・・」
どちらからともなく二人はくちづけをかわす
いまだ残り続ける絶頂の余韻を、ひとかけらたりとも残さず味わうかのように
ようやく心身の火照りが静まり、人心地ついてなお
二人はしっかりと抱きしめ合っていた。
「タスティ、どうしたの?まだ痛むのかい?」
いつのまにか、タスティエーラの表情は暗く沈んでしまっている。
「いいえ、ただ・・・私は幸せだな、って。」
その表情とは矛盾した言葉だが、アヤタネにはその想いがわかる気がした。
「自分には幸せになる資格なんてないって、そう思っているんだね。」
「・・・あるはずがないでしょう?
ずっと、たくさんの命を巻き込んで、たくさんの幸せを奪い続けてきたのに。」
それを言うのならば、むしろ責められるべきはアヤタネの母の方だろう。
しかし、今それを口にしても彼女を傷つけるだけだ。
「あの子にあんなふうに歌ってもらえる資格だって私にはないわ。
あの子の望む言葉ひとつかけてあげられなかったのに・・・」
「ミシャの望む言葉?」
「あの子は聡い子だから・・・、上辺だけの言葉なんて届きはしないの
本当の、本心からの言葉でないと・・・
でも、言えるわけがないでしょう?『私も辛いけど、一緒に頑張りましょう』なんて
こちらから巻き込んでおいて、自分も辛いからなんて、そんなこと・・・言えるわけが・・・」
確かに、その言葉ひとつで星詠の苦悩は減るのかもしれない。
ただひとりきりではないということは、どこまでも心を支えてくれるものだ。
けれど、そんなことを続けては今度はタスティエーラが耐えられないだろう。
心をさらして互いに支え合えば、それだけ別れが重くのしかかる
それが永遠に続くのでは、彼女の心がどれほど強くともいつかは折れてしまう。
「彼女は今、幸せだよ。」
「あの子にはその資格があるもの。」
「彼女には幸せでいて欲しいんだよね?」
「当たり前でしょう!」
思わず声を荒げてしまい、またうつむく。
そんな彼女の髪をひと撫でし、アヤタネはゆっくりと語り出した。
「ライナーがね、お菓子をくれるんだよ。
『これうまいんだぜ。』なんて言いながら。」
「?・・・ええ。」
「甘いばっかりで、なんだかパサパサしてて
そんなに美味しいなんて思わなかったけど
ライナーがあんまり美味しそうに、嬉しそうに食べるから、つい、つられてさ。」
笑ってしまったのだろう。
ちょうど今目の前で微笑んでいるのと同じ、幸せそうな笑顔で。
「そしたら、『な、うまいだろ?』って
自分が食べてるときよりもっと嬉しそうな顔で笑うんだ。」
その光景はたやすく想像できる。
ライナー・バルセルトは、まさしくそういう人間だ。
「そのときに、僕は生まれて初めて“幸せ”っていうものを知った。
きっと、あの暖かい気持ちをライナーがわけてくれたんだと思う。」
懐かしむように、どこか遠くを見ながら話していたアヤタネが
まっすぐにタスティエーラを見つめる。
「タスティ、幸せはそうやって分け合っていくものだよ。
自分だけの幸せならともかく、誰かを幸せにしたいなら
そうやって分け合うより他に方法はないと思う。
誰かのために自分を捨てたって、その誰かは幸せにはなれない。そうだよね?」
それは、痛いほどに身に染みてわかっていることだった。
「だったら、まだ貴女に幸せでいて欲しいと願う誰かがいるのなら
貴女は幸せであることを怖れちゃいけない。
今幸せでない人には、誰ともそれを分け合うなんてできないんだから。」
「アヤタネ・・・」
自分を慰めるための詭弁なのだと、そう切って捨てることもできるのだろうけれど
彼の言葉は優しく、暖かく、どこまでも心に響いた。
「あの二人だって、自分たちの幸せを分け合いたいと思うから、ああやって歌うんだ。
だから、届くんだよ
今はもう、貴女とふれあうことも、言葉をかわすこともできなくても。
だからタスティ、貴女が今胸に感じる幸せを分け合いたいと願うなら
今はもう、貴女がふれあうことも、言葉をかわすこともできなくなった誰かにも
きっと、必ず届く。」
「アヤタネ!アヤタネ、私、私はっ・・・」
伝えたい想いがなにひとつ言葉にならない
「タスティ、んっ!?んん・・・」
だから、くちづけた。
今、この胸にある幸せを分け合うならば
誰よりも、一番に、自分を優しく抱きしめてくれている愛しい人と分け合いたいと思ったから。
くちづけをかわす
この胸の幸せが届くように
いつまでも、いつまでも
ずっと、ずっと
愛する人たちが幸せであるようにと願いながら
FIN
604 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 21:32:45 ID:T21Iov/5
うますぎ!!
まず最初の歌を聴いているという設定が良い。
タスティエーラのことを忘れずに歌いに来てくれているライナーとミシャも良い。
シリアス度も高めであの戦いから2〜3年後という設定も良い味でてる。
タスティエーラの感情表現も見事!
アヤタネも彼らしさが出ていて素晴らしい!
しかしアヤタネのタスティィィッ!!には笑った。
気付くと、無意識のうちに尻尾をぱたぱたと振ってしまっていた。(笑)
テル族のポイントもうまく使っていて良いですね。
全体的に完成度が高くあまり変な部分はなく多少不自然なところもあるけど
それを目立ったないようにしている技術はすごい!
それと萌えポイントも抑えてる。和風なとことか
「いれる?これを・・・私に・・・」という台詞とかでは
彼女の性知識の無知さをうまく表現できている。
とにかくこれはいままで待った甲斐がありました。想像以上に素晴らしい。
本当にありがとうございました!もうお腹いっぱいです。
なんだよこのカプ・・・とか思ってた自分が厭わしい
なんていいものを!
「いきなり」感はありますが、それでも・・・・
超っ絶・・・・・・GJ!!
606 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 22:57:07 ID:HMVLmehh
だな!これは良すぎる。
タスティエーラの尻尾がたまらん。
アヤタネの優しいところもうまく表現できてるしな。
「貴女が、愛しいから。」 とか「いえ、・・・貴女が、美しいからです。」
アヤタネは色男だね〜。
607 :
590:2006/07/24(月) 20:33:23 ID:5mXQCTxG
うわっ!なんかえらい高評価だ!
けっこう四苦八苦して書いただけにめちゃくちゃ嬉しい!
Was yea ra hyma yorra weal wart
Wee yea ra gyen akata sos yora !!
いつでも喜んでもらえるものが書けるわけじゃないだろうけど
また頑張って書くよ〜!
このスレって保管庫ないの?
609 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 12:12:02 ID:qUEDT7mb
age
保管庫はないようですね、もう過去スレも落ちちゃってますし…
それはそうと上のヒュムノス間違ってますねorz
Was yea ra hyma yorra weal wart の weal はwael の誤りでした
うう、ヒュムノス語は難しいや… ←そういうレベルの間違いじゃない
612 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:42:07 ID:LqxSnSfb
保守age
ギャルゲーやったことないけど、ライナーって本当に
プレイヤーに自由度を持たせる名目でキャラクター性を削られた
ギャルゲー主人公っぽい・・・・・ある意味哀れなキャラだな
どこすればそういう考えにいたるのかがわからん
そろそろこのスレも、容量一杯になるな。
人否
617 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 09:54:14 ID:v0KADmtq
あげ
ここってエロのみ?
少し書いているんだけど残酷描写が多くてキャラスレに落とすには気が引けるブツなのよ。
残酷イラネ
そか。じゃあ消す。
消すな消すな勿体無い。
鬼畜陵辱スレあたりに落として誘導するか、
うpろだ使うかして読ませてくれよ。
見たくないが、誰が残酷な目に会うのか気になる
うん、せっかく書いたんなら落としちゃえばいいと思うよ
ただ容量注意ね、とりあえずこれから10KBほどもらうからw
う〜、こっちはネタが無いので前にミシャスレで投下したバスタオル予約記念SSの改訂版で。
しかし書くペース落ちちゃってるなあ…、気合入れ直さねーとだめっぽいな。
ぱらぱら
ぽつりぽつり
静かに雨が降っている。
夏の雨は優しくて、好き。
私の渇きを潤して、私を包み込んでくれる
そう、ライナーみたいに。
だから、大好き。
ふふふ♪
優しく雨を降らす空を見上げながら、くるくる踊っていると
急に目の前が暗くなる
バサッ!
「きゃっ!」
雨のかわりに私を包んだのは、一枚のバスタオル。
「いつまでも雨にあたってると、風邪ひくぞ。」
そして、ライナーの声。
「ふふっ、平気よ、少しくらい。」
ちょっとだけ、ライナーのにおいのするバスタオルから顔を出して
私は大好きな人に微笑む。
「そんなこと言ってられるほど丈夫じゃないだろ?」
ライナーは私のそばにきて、バスタオルごと抱き寄せてくれる
自分は丈夫だから、なんていわんばかりの顔で。
「うわ、けっこう濡れてるじゃないか、早くシャワーでも浴びてこいよ。」
小さな子供にするみたいに
頭をくしゃってなでてくるライナーのおっきな手をすり抜けて
くるりとふり向く。
「ふふ〜ん♪じゃあ、いっしょに入ってくれる?」
「え!?」
目をまるくするライナーのくちびるに
そっと抱きつきながら
ちゅっ
ライナーの顔があっというまに真っ赤になる。
キスなんてもう、きっと何百回もしてるのに
ホントにかわいい人♪
「ねえ、ダメ?」
そんなライナーに負けないくらいかわいらしく
子首をかしげておねだりするみたいに聞いてみる。
「いや、ダメってことは・・・」
「じゃあ、決まりね。いきましょ!」
「ほら、はやくはやくっ!」
「ちょっとまってくれよ、と、っとと、」
ようやく服を脱ぎ終えたライナーをお風呂場にひっぱりこむ。
「あれ?」
なんだかほのかに石鹸の香りがする・・・
「もしかしてライナー・・・」
「ああ、一応軽く汗だけ流しちゃってるんだよな、さっき。」
「え〜、せっかく身体洗ってあげようと思ってたのに
あ、でもさっき入ったのに一緒に入ってくるなんて
ライナーもやっぱり男の子ってことよね。」
「おいおい、どうせさっき浴びたって言ったって
じゃあもう一回入れって言うんだろ?」
まあ、そうなんだけど
「ふふ、らいなーのえっち。」
「だからさ〜・・・いや、まあいいやそれで。」
あらら、ひらきなおっちゃった?
「俺はもう身体洗ったし、今日はミシャの背中流してやるよ。」
そう言ってライナーはスポンジにボディソープをたらす。
「ほら、そこ座って、背中向けて。」
「それじゃ、お願いしちゃおうかな♪」
私はライナーに言われたとおりにしながら髪をアップにまとめてタオルにくるむ。
「はい。へんなとこさわっちゃダメよ?うふふ。」
これでさわってこなかったらホントはそっちの方がいやなんだけどね。
「大丈夫。ミシャの身体にへんなとこなんてないからな。」
うっ、なんだか今日のライナーは強いなあ
ちょっとおされ気味かも。
でも、それだけ乗り気ってことよね。どこさわってくるつもりだろ?
やだ、ドキドキしてきちゃった。
「優しくしてね。」
「わかってる。このくらいか?」
とりあえず、まずは背中からみたい。
「うん。ちょうどいい感じ。」
これはこれで気持ちいいなあ
ふふ、なんだか幸せな気分。
「ミシャの背中、きれいだな。」
「え?」
背中きれいって言われても・・・
「なんか色っぽいよ。」
「ホント?うふふっ、興奮してきちゃう?」
「興奮、はしてるけど背中のせいかどうかはよくわかんないな。
ん、背中はこのくらいでいいか?」
「うん。次はどこ洗ってくれる?」
おっぱいかな?それともアソコをさわられちゃうのかな?
「じゃあ、次は腕な。」
えーっ、興奮してるって言ったのに、なんでそれで我慢できちゃうの?
あ、ホントに腕洗っちゃうし
まさかこのままなにもなしってことはないわよね?
「ほら、次足な。」
「え、きゃっ!」
ライナーが後ろから私の太ももを持って足を開かせていく
今度こそ・・・
「はい、次もう片方な。」
って、また普通に洗うだけなのお?
うう〜、恋人が目の前でこんなに足広げてるのに
どうしてそんな平然としていられるの?
そりゃライナーからはなんにも見えないかもしれないけど・・・
「よし、おわり。次は・・・このへんかな?」
そう言ってライナーがスポンジを当ててきたのはおなか。でも・・・
「ライナー、胸さわってる。」
「ん、さわってるな。」
余裕の態度。なんだか今日はライナーのペースだなあ。
「あんっ!」
ライナーがスポンジで私のおっぱいを持ち上げる。
いつも自分で洗うときはなんにも感じないのに
ライナーにしてもらうとスポンジの吸いついてくるみたいな感触がすごく気持ちいい。
「あぁんっ、ライナー、気持ちいいよ。」
「まだ普通に洗ってるだけのつもりなんだけどな。」
「だって、ライナーがあんまりじらすからぁ。」
「いや、べつにじらしてたりはしないよ。
一応先に身体洗っとこうかと思っただけさ。でも・・・」
あっ・・・、ライナーのオチンチン、お尻に当たってる・・・
「俺のもこんなになってるし、もう我慢の限界かもな。」
「うん。すごく熱くて、硬くなってる。嬉しい・・・」
ライナーは泡だらけになったおっぱいを揉みながら
スポンジを持ち替えてもう片方のおっぱいを洗ってくれる。
「どっちが気持ちいいかな?」
「んふぅ、はぁん、どっちも、いいよぉ。
でも、やっぱりライナーの、あん、手が、一番気持ちいい。」
「そっか、う〜ん、じゃあこんなのはどうだ?」
「え?あひぃんっ!」
いつのまにか硬くとがってた乳首をこすったのはスポンジの裏側。
固くてざらざらしたたわしの部分が与えてくる刺激はかなりのものだった。
「痛くはないよな?」
「はぅ、うん、へいき。」
私の返事を聞くと、ライナーはスポンジの裏で乳首をこすりながら
片手を大きく足を広げたままの股間へと下ろしていく。
「えっと、こっからじゃよく見えないな、このへんかな?」
「あっやっ、そこちがうっ!」
ライナーの指は私のおしっこの穴をつつく。
その刺激のせいなのか、私はなんだかおしっこがしたくなってきちゃった。
「ん?もうちょっと上かな?ああ、これだな。」
「あっ、あんっ!」
どうやらライナーが探してたのはクリトリスだったみたい
ひっかくみたいにしながら皮をむかれて敏感なお豆があらわになる。
どうしよう、いまイかされたら私、おもらししちゃうかも・・・
「あっ、あひっ、や、あはぁっ!」
でもライナーはそんなのお構い無しにクリトリスをつまんでくりくりこねまわしてくる。
「だめっ!ライナーッ、あぁんっ!」
「ここもちゃんと洗わないとな。」
「えっ?あっ、ひあぁっ!」
さっき乳首をこすったスポンジの裏側が私の一番敏感な突起にふれた
「やっ、こすっちゃだめえっ!ひ、は、いやぁぁっ!」
ぷしゃあぁぁ〜〜
あ、ああ・・・
「えっ!?」
「やぁぁ、みないでぇ、みちゃだめぇ〜」
止めたいけど体に力が入らない。
ライナーにおしっこしてるところ見られてる・・・、うぅ、恥ずかしい・・・
「ごめん、ちょっとやりすぎちゃったな。大丈夫か?」
力の抜けてしまった私の体を支えながらライナーが聞いてくる。
「うぅ〜、見た?」
上目づかいにライナーをにらむ。
「あ〜〜・・・、ちょっと、見た。かな?いや、かわいかったよ。」
「・・・バカ。」
「あははははは、と、とりあえずいっぺん流さないとな。」
誤魔化し笑いをしながらライナーが湯船からお湯を汲んでかけてくれて
身体の泡もおしっこもきれいに流れていく。
「ミシャ、その、怒ってるか?」
怒ってるっていうか、恥ずかしくて目を合わせられないだけだけど
でも怒ってることにして
「・・・キスしてくれたら許してあげる。」
「ああ、わかった。」
ほっとしたみたいな声で返事して、ちゅっ、ってしてくれる。
「ほんと、ごめんな。」
「それはもういいから忘れて
それより、ちゃんと最後まで・・・お願い。」
ライナーに寄りかかってるから、ずっとお尻に熱くて硬いのがあたったまま
こんなのじゃちょっとイッたくらいじゃとても満足できない。
もちろん、私なんかよりライナーの方がよっぽど満足してないみたいで
私のお願いに待ってましたとばかりに応えてくれる。
「おう。それじゃあ、そこに手をついて、」
湯船を指差す。
後ろからのときは大抵激しくなるのよね。
ライナー、もしかして私がおもらしするの見て興奮してるのかな。
「これでいい?」
私はお尻をライナーに向けて四つん這いになる。
恥ずかしい・・・。
でも恥ずかしいよりも、もっとずっと待ちきれない気持ちのほうが大きい。
「いくぞ、ミシャ。」
ライナーの熱くて大きなオチンチンが一気に私の奥まで突き込まれる。
「あはぁっ!はうっ、あぁぁ、」
入れられただけで頭がとろけそうになるくらい気持ちいい
私も、恥ずかしいところを見られていつもより興奮してるのかもしれない。
「ふあっ、あっ、すごっ、い、いいっ、ああっ、ライナー!」
ライナーが激しく動き始めると、もうそんなことを考える余裕もなくなる。
「あっ、ライナー、あっ、ひっいっ、いいっ!きもちいいのおっ、あぁっ!」
私のお尻とライナーの腰のぶつかる音がする
グチュッグチュッってオマンコとオチンチンのこすれる音も聞こえる
ときどき目に入る私のおっぱいがすごく揺れてて、イヤらしくて
見てるとおっぱいまで気持いい感じがしてきた。
「あっ、あぁんっ、わたし、もうっ、」
もうなんだか頭が真っ白になってきて、なんにも考えられない。
「ああ、ミシャ、俺も行くぞっ!」
「うんッ、ふあっ、きて、ライナー!ああっ、いっしょにぃ、もうっ、いくぅっぅ〜〜〜!!」
「くっ、うっ、ミシャッ!」
ホントに頭が真っ白になって、体の力が抜けていく
身体をあずけていた浴槽のふちからずり落ちて
這いつくばるみたいになった私の背中に熱い雫がふりかかってきた。
「はぁ、はぁ、背中に・・・出したの?」
「ふぅ、そうだけど、背中はダメだったか?」
「ダメじゃないけど・・・」
体を起こして背中に落ちた精液をすくおうとするけど身体が硬い私じゃ届かない。
「あ、俺が流してやるから。」
「え?そうじゃなくて・・・」
私が返事をする前にライナーは私の背中を流してしまう。
「あ〜!ホントに流しちゃった!うぅ、もったいない・・・」
「いや、もったいないって言われてもなあ。」
「もう、せっかく外に出したのなら飲ませてくれてもいいじゃない。」
「あ、あはははは、あ〜、うん悪かったよ、また今度な。
とりあえず今日はそろそろ部屋戻ろう。なんかのぼせてきた気がする。」
言われてみれば確かになんだか頭がぼ〜っとする。
ライナーの言うとおりにしたほうがよさそう。
「ええ、わかったわ。」
「雨、すっかりあがってるわね。」
もう日も落ちて、いい感じの星空が部屋の窓からも見える。
「おう、これで明日は動けそうだ。よかったな。」
「そうね。でも別に急ぐ旅でもないんだし、もうしばらく降っててもよかったけど。」
とにかく世界中をまわるのが目的だから
待ちから街、村から村のトロヴァトリスと違って私達は野宿が圧倒的に多い。
もう慣れてるし、ライナーと一緒だからちょっとの不便も楽しいくらいのものだけど
暑い季節にはやっぱりシャワー完備はありがたい。
「まあ、毎日暑いもんな。ちょっと涼しいほう目指すか、山のほうとか。」
「うん、それは賛成。あ、でも山登りかあ・・・」
体力のない私にとってはちょっとした拷問みたいなものだ。
「はは、ゆっくり行けば大丈夫さ。それこそ、急ぐ旅でもないんだしな。」
「うん、そうよね。がんばってみるわ。」
高い山の上からだと星がきれいに見えるかもしれない。
前に読んだ本には『星の降るような夜空』なんて言いまわしがあった。
そんな星空をライナーと見れたら最高だろうなあ・・・
そんなことを思いながら、私はずっと窓から見える小さな星空を眺めていた。
次の日ずいぶん寝坊してライナーにあきれられたのは御愛嬌。よね?
END
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 07:40:56 ID:mjZSCjzk
GJ
GJありがと〜
それなりに保守されてるし、関連スレでもSSの投下あるし、需要はあるよね?
社長〜、亜耶乃社長〜!次スレお願いしま〜す!
ん?なんだ、私に立てろというのか?
やれやれ、厄介な仕事を持ちこんでくれるものだ。
とはいえ、やらぬわけにもいかぬか
どれ、見せてみろ。
ふ〜む、なんというか、これはまたかわいらしいモノをぶら下げているな
はは、冗談だ、そうむくれるな。ではまずは・・・
ポロッ
どうだ、私の胸は?ふふ、なかなかのものだろう?
・・・
なんだ、反応なし、か。やれやれ、年はとりたくないものだな、まったく。
しかし年の功なんてのもあるぞ。小娘どもと違って、男のツボは心得ている。
ほれ、かしてみろ
ツツ〜〜〜ッ、ピクッ!
お?反応したな?ほれほれ、ここがいいのか?ん?
ふふ、硬くなってきたぞ。では次はこの邪魔な皮を・・・
ズルッ
おお〜、またすごい匂いをさせているな、ふふ、イヤらしいオスの匂いだ。
どれ、味のほうはどうかな
れろれろ、ちゅっ、ペロペロ
む、また大きくなったな。だがこんなものではあるまい?
はむ、ちゅるっ、ちゅむ、じゅるっ、じゅるるっ!
う、むぐ、うぐ・・・ちゅばあっ!
ふう、ビンビンにそそり立ったようだな。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155167057/l50 しかし、ここまででかくなるとは予想外だったぞ、ふふふ。
iiyo
636 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 13:27:23 ID:iQgRTkgy
社長〜GJ〜次は社員全員のチ●ポを加えてフラストレーションを解消してくれ〜
三人の中ではオリカが一番具合よさそう
具合ってんならクレアさんがよさそう
処女かどうかが一番微妙な人でもある
あの人はなんか未亡人っぽい
ほくろがなんかそれっぽいよな>未亡人
あの人年いくつだっけ
20…
未亡人とかヒドス
20!!
そんな若かったけ?
せめて24〜25はあると思ってたよ…
20・・・・・・・・・・・・・・・意外ですねえ
花を売るには色気満点の方がいいってことさ
もしくは開発されるうちに妖艶なカラダに
花売り確定ですかw
しかし二十歳で自分の店持つってすごいよな
一晩いくらくらいで客とってたんだろ?
早いかもしれんが、うめないか?
まだ早くね?
しばらく雑談場にしてもいいんじゃないか。
にしても新スレも過疎ってるなぁ
夏休みだから職人も休業か?
ここは21禁ですよ
夏休みとか言っちゃうリア厨は早々に(・∀・)カエレ!!
夏休みと言ったら何故リア厨になるんだ?
社会人にも夏休みがあるのを知らんのだろ。
20歳以上でも学生な現実
夏休みなんか無いよー
盆も正月も無いよー
なのに金も無いよー
SS書きは金の掛からない良い趣味だよ、ホント
653 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 20:13:11 ID:as0FidKj
過疎ってるな〜
媒体がPCゲームならコピーする気も起きるんだけどなぁ
ほしゅ
ボシャ
新スレ立てるのちょい早かったんだよ・・・
658 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 08:36:00 ID:3L0kVMk0
age
ふぅぁん
新スレのほうに誰かが投下してくれてたから
俺のはこっちに落としてみる。
どのくらい埋まってくれるかな?
その日、オリカがラードルフを呼びに教会の司祭の執務室を訪ねると
扉がうすく開いていた。
「ラードルフ司祭〜、ドア開いてますよ〜♪」
やたらに楽しそうに、けれどそこはしっかりと小声でそんなことを言いながら
オリカはまるでそれが当たり前のことであるかのように扉の隙間を覗きこむ
すると、そこにはラードルフともうひとり、フェイマというレーヴァテイルがいた。
そのふたりが恋人同士であることはオリカも知っていることだが
特に何を話すでもなく見つめ合うふたりの様子は、なにも知らなくとも
恋人同士なのだとわかる雰囲気をかもし出している。
(これは…、キ、キスとかしちゃうのかな?)
豪放磊落なラードルフとは対照的にフェイマは繊細で物静かな女性で
性格的にも外見的にも清楚で清潔な印象が強く
恋人を持つ身でありながらあまり色気のある話は聞かない。
それだけに、オリカが今目撃している場面は意外で、貴重なものといえた。
わくわくと胸を高鳴らせながら事の成り行きを見守るオリカの期待通りに
ラードルフはフェイマの髪を優しくなで、二人はそっと顔をよせる。
(あ!すご〜い、ほんとにキスしてる〜!わっ、わっ、抱き合ってる、すごい…)
色恋沙汰には興味があっても、その先の秘め事についてはまだまだ縁遠い
オリカにとっては熱く抱擁をかわすさまだけでもかなり刺激的なシーンだった。
しかし、オリカの想像以上に長く続いたキスの後には
さらに刺激的なシーンが待っていた。
「えぇ!?」
思わず声をあげてしまった口をあわてて両手で押える。
自分で思うほどには大きな声でもなかったようで
中の二人には全く気付いた様子はない。
とはいえ、それで一安心などしている余裕はオリカにはなかった
なにしろ扉の向こうではフェイマがゆっくりと服を脱ぎ始めていたのだから。
(も、もしかしてこれって…、ううん、イ、インストールか延命剤、だよね?きっと。)
たぶん服を脱がなければ見えないような場所にインストールポイントがあるんだ、と
自分に言い聞かせてみるが、扉の向こうのフェイマはもうほとんど全裸に近いのに
最後に残った下着まで脱ごうとしている。
(全部脱いじゃってるよ〜!インストールするのにあそこまで脱いだりしないよね?
じゃあやっぱりこれって…。ど、どうしよう…)
キスくらいならば楽しんで見ていられたが
セックスとなるとオリカには少々刺激が強すぎて困惑のほうが先に立ってしまう。
(あぁ、フェイマさんほんとに裸になっちゃった…。
どうしよう、なんだかどきどきしてくるよ…)
普段、服の上からではひたすらにスレンダーに見えたフェイマだが
裸になると充分に女性らしい柔らかな丸みがあって
同性のオリカでもその姿に興奮してしまう。
そして全裸になった彼女はラードルフの前にひざまずき、股間に顔を近付けていった。
(フェイマさんなにやってるんだろ?セックスするんじゃないの?)
よく目をこらして見ると、ズボンを脱がせて男性器を取出そうとしているのがわかる。
そしてフェイマはそれに愛おしそうに口をつけた。
(もしかしてラードルフ司祭のオ、オチンチン…舐めちゃってるの!?)
ぴちゃぴちゃとネコが水を飲むような音がオリカの耳にも聞こえてくる。
(ほんとに舐めてる…、そんなの汚い…よね、絶対。でも…)
フェイマの顔は嫌がっているような表情ではなく
むしろ嬉しそうで、そしてまるで別人のようにいやらしかった。
(フェイマさん…ラードルフ司祭も…嬉しそう…)
男の人はあんなふうにされると喜ぶのだろうか?
そう思った瞬間にライナーの顔が思い浮かんだ。
(ライナー…、ライナーもああしてあげたら嬉しいの?)
声をもらさないように口元に当てていた手の指を二本ほど立てて
フェイマがしているように舌を這わせてみると
想像の中のライナーがラードルフのように喜んでくれる。
(あぁ、らいなぁ…)
じっとフェイマを見つめながら、その行為をまねる。
根元のあたりに吸いつくみたいにくちびるで愛撫して
先端に向かってゆっくりと舐め上げていく
そしてえらの張ったところを丁寧に舐めたあと、口に咥える。
(ふあぁ…、わたし、わたしどうしちゃったの?身体が熱い…)
身体の奥から沸きあがってくる熱に翻弄され
立っていられなくなったオリカはその場に座りこむ。
それでも指はしゃぶったままで、フェイマがしているようにゆっくりと頭を前後させていた。
(これでいいの?ライナー?これが…いいの?)
ラードルフはあらい息をつきながらフェイマの頭を撫でていて
その顔は喜悦に満ちている
ライナーもあんなふうに喜んでくれている、そう思うとまた身体の熱さが増した気がした。
「ううっ!」
自分の指を夢中になってしゃぶりながら
ぼんやりと二人を見ていたオリカの耳にラードルフが短かくうめく声が聞こえた。
見ると、フェイマはラードルフの股間に顔を埋めてはいるが
頭を動かすのはやめている。
(もう、終わっちゃった…のかな?)
ヘンな名残惜しさを感じながら、オリカが咥えた指を離すのと
ほとんど同時にフェイマも咥えていたものを離す。
その口の端と、ラードルフの性器の先端からどろっとした白い液体がこぼれていくのが見えた。
(えっ!?あれってもしかして…精液?
あぁ…きっとそうだよ…
そうなんだ、口であんなふうにしても出ちゃうんだ…)
妙なことに感心していると、フェイマは口からこぼれていく精液をぬぐって
口にもどし、ラードルフの性器からこぼれていくものにも
もう一度舌を這わせて舐めとっていく。
(フェイマさん精液舐めてる…。
ああ、そっか、精液が欲しくてオチンチンしゃぶってたんだ…)
精液を啜るフェイマの顔は見たこともないくらい淫らで、とても嬉しそうに見えた。
(精液って美味しいのかな?どんな味がするんだろう?)
オリカももう一度指を口に入れてみるが、これといった味はしない。
(フェイマさん、いいなぁ…。わたしも、欲しいよぅ…)
情欲に支配されたようなもの欲しげな目で見つめる先でフェイマ達の行為は続いていた。
フェイマは机に手をつき四つん這いのような格好をする。
その股間は遠目からでもはっきりとわかるほどに濡れそぼり、熱い蜜を滴らせている。
(なに?あれ、濡れてる…。おしっこ、じゃないよね?
オチンチン舐めてたから?…もしかして、わたしも?)
オリカが自分の股間に手を持っていくと、しゃぶりつづけてふやけてしまった指でも
わかってしまうくらいにぐっしょりと濡れていた。
(あぁ…濡れてる…、どうしよう…パンティこんなべちょべちょなっちゃって
んん…、あ、なんか気持ちいい…)
「ふあぁっ!」
部屋の中から悲鳴のような声が聞こえ、再びそちらに視線を移すと
ラードルフがフェイマに覆い被さっていた。
(あ…、あれってセックスだよね?
ラードルフ司祭のオチンチン、フェイマさんの中に入ってる…!)
ラードルフはフェイマの尻をつかんで、つきたてた腰をゆっくりと動かし始める。
二人をつないでいる肉の剛直が出し入れされるたびに
フェイマの艶かしい声がオリカの耳に響いてくる。
(すごい、あんなにイヤらしい声だして、フェイマさんすごく気持ちよさそう。
わたしも気持ちよくなりたいよぅ…)
オリカは半ば無意識のうちにぐしょぐしょになったパンティの上から指を押し付けていた。
「んふぅっ!」
あまりの快楽に耐えきれず声をあげてしまうが
中の二人は自分たちの行為に夢中で気付く様子もない。
「んっ、あはぁ、いいよぅ、気持ちいいよぅ、んん、らいなぁぁ…」
自然とライナーの名前を口走ってしまう。
部屋の中からは粘膜同士のこすれるクチュクチュというイヤらしい音と
フェイマがあげている官能の声が絶え間なく聞こえてくる。
「ふぁ、んふっ、らいなぁ、んあぁっ!」
それにつられるようにオリカの声も大きくなってしまう。
「あぁ、気持ちいいよぉ、らいなぁ、いいよぉ、んふぅっ!」
もう中の様子をうかがうことも忘れてはしたなく声をあげ
パンティの上から激しく指をこすりつけていく。
「んん、らいなぁぁ、わたし、わたしおかしくぅ、ん、ふぅんっ、んくうぅぅっ!!」
絶頂の快感に目の前が真っ白になって、体中の力が抜けていった。
「はぁ、はぁ、はぁ、らいなぁ…」
オリカはそのまま意識を失ってしまっていた。
・
・
・
「んん…?ここは…?」
オリカが目を覚ましたのは見なれない部屋だった。
「目が覚めた?」
声をかけてきたのはフェイマだ、どうやらここは彼女の私室らしい。
「貴女、教会の廊下で倒れていたんですよ。
ずっと旅とかしてるから疲れが出てしまったのね、きっと
な、何かおかしな夢とか見てしまったりしたかもしれないけど、それも疲れのせいね。」
普段物静かな彼女にしては珍しく、ずいぶん饒舌にまくしたててくる。
「夢?夢…だったんだ…」
「ええ、夢だったんです。さあ、そのことはもういいから朝ご飯にしましょう。」
なにかを誤魔化すように話をそらし、フェイマは用意してあった朝食を差し出した。
「わ〜、おいしそ〜!
あ!そういえばフェイマさん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど。」
「なんでしょうか?」
「精液って美味しいんですか?」
オリカのあまりに無邪気な物言いに、フェイマは頭を抱えることしかできなかった。
おわり
是非新スレに続きを
フェイマって詩のシーンとそのあとの一言だけだったのによくここまで
>>660 覗き見GJ!
オリカもそんなとこでやってたら、誰かに見られるだろw
新スレに投下してよかったのに…
何か気を使ってくれたみたいでスマン…
おや、意外と人いるんだね
GJサンキューです〜
これで後は何とか雑談で埋めれそうですね
>>667 続き…何とか考えてみます〜
フェイマさんはアニメに出せる程度にはしっかりしたビジュアルイメージと
メッセージ性の強い詩一曲ありますからまだましです。
全キャラ制覇を目指す身としてはナールさんがツライ…w
>>668 いやいや、それこそ気にしないで〜
誰かに見られる〜の方もねw
保守
梅