ファイアーエムブレム&ティアサガ第22章

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416名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:36:38 ID:FFJ8z0ex
書き手に戻るって…今書き込んだ時はなんのつもりだったんだろう。
417UCC ◆UCC0ebT.po :2006/05/08(月) 21:40:21 ID:TU+pJ8G4
>>416
すみません、言葉がおかしかったですね…。
続きを書く作業に移ろうか…という事です。


久々なもので少々抜けてますね…申し訳ない。
418名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:46:36 ID:LN11WC8X
執筆に戻るってことですよね。
続き待ってます。何はともあれ色んな職人さんの作品が増えるのは
喜ばしい。
419名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:42:36 ID:Nxkw6TUc
>全く死姦なんて何が楽しいのでしょう。理解不能です。

ディスプレイが噴いた茶で大変なことになってるんですが。
ともあれ外伝氏、UCC氏、乙です。
420名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:52:39 ID:EWAtxrnl
外伝氏がどんどん遠い所に行ってしまった…
作品が…というより作風が…
421名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 23:27:16 ID:DTUGcCG6
だからこそ、エヴァンゲリオンのセリフを使ったツッコミが生きる

カキーン
住人 「ATフィールド!?」
422名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 23:27:27 ID:SycAbkTJ
なんだか小ネタのチョイスに狂気を感じるよ、外伝氏……
423名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 23:56:25 ID:DTUGcCG6
             ___, ――一~⌒ー―、
              ̄/             ヽ|)_
           一二 ̄             )  ⌒~
            /  __,一 ̄        ノへ  \
          /                      ヽ
   ヽ     ∠_  /     __,一 ̄          ヽ
    ヽ      ノ ∠                     |ヽ)
    ヽ     ノ   /  - //     从    ヽ  |
    ヽ   /  /  /|/ /     ノ  Vヽ   |  |
     |  /  /  /二二/∠/  // ノ \   |  |      _
      |  (/ | // <タト> / //ノー―ェ、V   |  |    /~
    _,一 ν/(ト|     ̄  // ノ 〔イ云\_ |  ノ人(  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //     /Vヒ|              ̄ | ノ|ノ|   < さあ、僕をあぼーんしてくれ
  //     ノ  | 、     ,/|        /)ノ W| |/  \_________
 /<     //  | \  _  ̄      / /Vヽ /
 |  ヽ <  />\|  \   ̄ー一   /  |   ヽ
 |  ヽ   ヽ_/  イ   )\       //  |     )
\|  ヽ     <  |     \__ ,一 ̄ /   |      |
  \ V     \ ト、         /   |       |
   \|       \| ||=@    /て   |       |
     \       |  ==//  ヽ  |        ) ,一 ̄
       \     、|_,_∠___|    ヽ|     ,一 ̄
        \    |θ             ,一 ̄
          \ <         _,一
滅びの時を免れて未来を与えられる方法はひとつしか選ばれないんだ。
424名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:39:25 ID:GkaXViN3
こらこら、
あんまりにもあおったら外伝氏の事だから、もっと微妙な作品書いちゃうよ。
ほどほどにしましょう。

今、マシュセラでマシューが癒される話を投稿したら当てつけみたいかなぁ?
ちょっといたたまれなくて書きたくなったんだ…
425423:2006/05/09(火) 00:51:29 ID:qIgYhVxD
>>424
              __
           ,,ィ"´::::::::::::``丶、
          /::'";ィ7rリ::ト、::::::::::ヽ
        /:::,ィイァf/::l{:::リル、::::::::::゙!/ ̄ ̄\
        /:::,ィツノ,ィ/:::::lレ,ノハilヾ::::::::|       |
       ,イ// /,jfムl!::ィ'iル7l_llトj:::::::∠  神   |
      ,ィケ::,ルイ`ナ゚'リtTヘィリ。i川:l:::: : |       |
     ,' {l;;lイl'i.:.{':.:.i',, ::::::;广l:::lリl::::::::|  仰   |
     { ,ノ}メハヽr__.:....'::'":.:.:.:l:.,!/::::::: |  せ   |
     /,ィリ::lト. ヽ二二ニャ'.:.l:.{:ヾ:::::: |  の   |
   ,,.ィ"´/{l::l|lヽ  `'ー.:.:.:.:.:.:,.イ}ゞf::::: |  通   |
__ゞ、.:.:.:./.:ゞ洲j丶、__,,. ィ":/l:::::li,:::::|  り  .|
.:.:.:.:.:.:\.:.:.:./リンjl、 :::::::::::::/:::,ィ{l!::::::::: : |  に  |
:::::::::::::::::\::::ソ川,ヽ、 ::/::,イNj:::::::::: : |       |
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:::::::::::::::::::::::r'三三彡't:. i, ゙':. ':: } ,} |:::::::::::::
426名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 00:55:44 ID:1Gkj2MG1
読みたいなそれ( ´∀`)ノシ
427名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 19:29:33 ID:lso/uMfN
外伝のオナーニスレはここですか?
428外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/05/09(火) 19:52:53 ID:UJLPumy5
烈火マシュー×セーラSSを投下します
429烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:54:07 ID:UJLPumy5
 港町バトン。
 魔の島ヴァロールに渡る為、船を調達にやって来たエリウッドとヘクトル一行。
 だが、魔の島は恐ろしいのか誰も船を貸してくれない。やむなく一行は海賊ファーガスの挑戦を受ける事にした。
 ファーガスのいる船までたどり着けたら乗せてやると。
 そして手下の海賊と戦う一行の中に……密偵マシューとシスター・セーラの姿があった。

「ほら、マシュー。こっちよ早く来なさい!」
「おい、待てよ。…ったく、なんで俺がこいつの面倒を」
「こっちこっち!
 ヘクトル様の言いつけどおり、ちゃんと私の側にいないとダメでしょ?
 私はか弱いシスターなんだから。守ってくれなくっちゃ」
「か弱いシスター? どこに?」
 マシューは周囲を見回すが、か弱いシスターはどこにもいなかった。ただセーラがいるだけ。
「あー。なにそれ!」
 それはオスティアを出発する日の事。

「マシュー。セーラのお守りは任せた」
「えっ!? 俺っすか!」
 ヘクトルに指名され、マシューは自分を指差してしまう。
「うふふ〜。今日からアンタは私の部下よ」
「誰が部下だ!」
 とりあえず訂正すると、マシューは真顔でヘクトルに頼み込む。
「ヘクトル様、お願いしますよ。俺には無理っす」
「マシュー!」びしっとヘクトルはマシューを指差し、
「すでに命令したぞ! このヘクトルが!!」
「とほほ〜」
 というわけで、マシューはセーラ係となった。
「わ〜。よかったわねマシュー。私といっしょで」
 うな垂れるマシューに、セーラはぽんと肩を叩く。
 ピンクのツインテールがチャームポイントのセーラ。確かに見た目は可愛い。可愛いのだが。
「じゃあ私の荷物は全部持ってね! 助かるわ!」
「はあ〜。レイラとは大違いだ」
「何か言った?」
「いいや」
 それ以来、マシューとセーラはコンビで動くようになっていた。

 そして港町バトンでも、
「お店発見!」
 目ざとく見つけたお店にセーラは向かっていく。
「お、おい…」
 マシューが止める暇もあればこそ、セーラはお店にすたすた入っていった。
「わー。見て見て。衣装屋さん!」
「今はそんな事してる場合じゃ……」
「ちょっと試着してくる! 覗いたらダメだからね!」
「誰が」
 さっさと試着室にセーラは入ってしまう。
 マシューはため息をついて、お店を見た。衣装屋らしく服が並んでいる。女性用が多かった。
「これなんか…レイラにいいかな」
とマシューが手にしたのは『猫耳』。
 猫耳レイラを想像して、マシューはボウと頬を赤らめる。目がイッてる。
430烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:54:59 ID:UJLPumy5
「じゃーん。お待たせー」
 そこに着替えを済ましたセーラがやって来た。
 いつもの修道服ではなく、何故か魔道服。深いスリットが入っていて、可憐な脚が覗いていた。
「……それは何かのコスプレ?」
 ピンクのツインテールの魔道少女。ううむ。
「ねー。似合うー・」
「似合うといえば、似合うような……。いや、早く着替えて来い。
 こんな事してる場合じゃねえ」
「もう、なによ。マシューなんかサンダーも使えない棒やのクセに!」
「当たり前だ! 俺は盗賊だぞ!」
 そこでセーラはマシューが手にしてる猫耳に気付いた。
「あ、カワイー」
 そして目をにやけさせて、
「レイラにお土産?」
「なっ!?」
 不意の一言にマシューが露骨に焦る。珍しい事だ。
「なんで、レイラが出てくんだよ!」
「ふふ〜ん」
 セーラはビッと指を突きつけ、
「このセーラ様に知らない事は無い!
 アンタとレイラが付き合ってるのはばっちり分かってるんだから」
「はぁ……」
 マシューはぽりぽりと頭を掻いた。
「お前、やっぱりシスターより密偵の方が向いてるんじゃねーか?」
「何言ってんの。私は貴族なんですから。盗賊なんて似合いません事よ」
「はいはい」
「で、それレイラに買ってくの?」
 くいくいとセーラは肘を突きつける。
「なんだ。悪いか」
「ううん。可愛いなって」
 セーラは口に手を当て、ウフフと笑い、
「お幸せに〜」
「そりゃどうも」
 結局、セーラは元の修道服に着替えて何も買わず、マシューはレイラへの土産に猫耳を買って店を出た。
 二人が店を出る頃、市内の戦いの様子は一変していた。
 海賊団だけでなく、黒い牙≠フ一団が乱入してきたのだ。
 そしてその一団を率いるのが、

「…面白い余興だ。我々も混ぜてもらうとしようか?
 フェレ侯公子エリウッド、君は牙≠フ恐ろしさを知らない。嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を」

 パラディン、ダミアン!
「む。エリウッド様が危ない!」
 ダミアンがエリウッドに向かうのを見て、セーラはマシューに、
「ほら、マシュー! エリウッド様をお守りするのよ!」
「俺!?」
「ウフフ、権力のある人に恩を売っとくとこの先、いいことあるかもね〜」
「いや、まあ、いいけど」
 エリウッドを守る事に異存があるはずもなく、二人はのこのことダミアンの前に飛び出した。
「叫びたまえ、死を前にした絶望を」
 馬上からの鋼の剣の一撃を、マシューは地面を転がって何とか避ける。
 だがマシューの反撃も届かなかった。
431烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:55:56 ID:UJLPumy5
「ちょっとマシュー。しっかりしなさいよ! 怪我しても私が治してやるから!」
「無茶言うな!」
 冷や汗をかいてマシューが怒鳴り返す。相手はパラディン、マシューは盗賊。
 真正面から立ち向かえる敵ではない。
「ちっ。誰か他の奴を……」
 マシューが周囲に気を配ると、その横をダミアンが軍馬で駆け抜けた。
「しまった!」
「邪魔なシスター…! まずはお前からだ!」
「えっ? 私?」
 まず回復役を潰す。無防備なセーラにダミアンの牙が迫る!
「キャーキャーキャーキャァー!! 助けなさいよマシュー!!」
「危ない!」
 咄嗟に飛んで割り込んだマシューの、その背中を剣が切り裂いた。
「ぐっ……!」
「マシュー!」
 背中から血を流して倒れるマシューに、セーラはすぐさまライブの杖を掲げる。だが、
「させるかぁ!」
 ダミアンがセーラの体を横から抱くと、馬上へと抱え上げた。
「なかなかいいシスターではないか……。ちょっとした余興には丁度良い」
「キャーキャーキャーキャァー!! 助けなさいよマシュー!!」
とはいえ、そのマシューは血を流して倒れている。
「てめえ……。セーラに何を…」
「この女、もらっていくぞ」
「きゃー!」
 セーラを脇に抱え、馬を駆けダミアンは去っていく。
「セーラ…」
 その後ろ姿をマシューは見送るしかなかった。

 ドン! と突き飛ばされ、セーラは床に転がった。
 バドンの町の黒い牙≠フ隠れ家。セーラは両手を後ろ手に縛られ、転がっていた。
「ちょっと。何するのよ!」
 キッと睨み上げるセーラの視線を、ダミアンは余裕で受け流す。
「さて、どうしようか」
「キャーキャー! 何よこの変態!」
 縛られてもセーラの口は止まらない!」
「この、下品! 豚! ケダモノ! シスコン! ロリコン! 脳味噌お花畑!」
「こいつ…言わせておけば」
 ダミアンの手が、セーラの修道服の胸元にかかり、一気に引き裂いた。
びりり、と布を引き裂く音が響く。
「キャー!」
 引き裂かれた修道服の向こうには、白い膨らみが覗いていた。
「ふふふ…。いいぞ。もっと叫べ」
「うう…。ごめんなさい」
 セーラは急にしおらしい表情になると、涙目でダミアンを見上げる。
「お願いです。私に、貴方様の素晴らしいちんこをしゃぶらせてください」
「ああん?」
「きっと、とても素晴らしいちんこなんでしょう。お願いです。私に口でご奉仕させてください」
「ふふ…。いいだろう」
 気の強いシスターがいきなり屈服したのに満足したか、ダミアンは上機嫌でズボンのチャックを開けてちんこを差し出す。
「しゃぶれ」
432烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:56:45 ID:UJLPumy5
「はーい」
 眼前に突き出されたソーセージを、セーラはぱくっと咥え、
 ぶちっ
 全力で噛み切った。

「ぎゃあああああああああああーっ!!!」

 股間から血を溢れさせ、ダミアン絶叫。
「あー。不味い」
 ぺっとちんこを吐き出したセーラの口は血に染まっていた。
「ぐああああ! ぎゃあああああああーっ!!」
 ちんこを半ばから噛み切られたダミアンは、股間から血を噴出させながら床をのたうつ。
「あーあー。ちんこ切られたぐらいで」
 いや、それは痛いと思うよ。
「きさまー!」
 ようやく痛みが収まったか、ダミアンはギッとセーラを睨み付け、剣を抜く。
「殺す! 絶対殺す!!!」
「ふん。やれるもんならやってみなさいよ。この玉無し!」
 確かにもうダミアンにちんこはない。
「死ねええええぇぇぇーっ!!」
 ダミアンが剣を振り上げると―
 ぶちっとその手首が切り裂かれた。
「ぎゃーす!」
「わりい。遅くなった」
 いつの間に隠れ家を突き止めたか。剣を持ったマシューがそこにいた。
「遅ーい。早くこれほどいて」
「……ああ」
 セーラを後ろ手に縛っていた縄をほどくと、彼女はライブの杖を持ってダミアンの前に立つ。
 ちんこと手首を切られ、ダミアンは血に塗れてうずくまっていた。
「あなたに、聖女エリミーヌのご加護を」
 言うと、杖の反対側の先端を、無造作にダミアンの右目に突き入れた。
「ぎゃああああああっ!!!」
「あなたに、聖女エリミーヌの慈悲を」
 続いて左目。
「ひいいいぃぃっ…!」
 両目を失い視界が真っ暗になる。
「がっ……は…。誇りたまえ…この私に…ぐはっ…」
 何か最後の決め台詞を言おうとしたダミアンの口に、セーラは杖を捻じ込んだ。
「あなたに、聖女エリミーヌの愛を」
 そしてセーラはダミアンを(表現の自由の限界突破につき省略)。

「ふー…」
 ダミアンをただの肉の塊りまですると、セーラはようやく後ろを振り返る。
敗れた修道服はそのまま。
乳房が見えたままだが、セーラはあんまり気にしなかった。
「マシュー大丈夫…」
 壁に背中を持たれかけ座り込み、マシューは苦しそうに乱れた息を吐いている。顔が真っ青。
「へへ……。俺としたことが」
「マシュー!」
 駆け寄ってセーラは気付いた。マシューの背中から血が溢れている。
「あんた…」
 マシューは傷付いたままで、セーラを助けに来てくれたのだ。
433烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:57:36 ID:UJLPumy5
「しっかりなさい! レイラに会うんでしょう!」
 血に染まったライブの杖を掲げるセーラの前で、マシューはゆっくりと目を閉じていった。
「レイラ…」
 がくっと力を失った手が床に崩れる。
「マシュー!」

「おかえりなさい」
 家に帰ると、レイラが笑顔で出迎える。
「ああ。ただいま」
 当たり前のようにマシューはレイラに抱きついてキスの雨を降らした。
「もう。あなたったら」
 涼やかな笑みを浮かべ、レイラはマシューの前に腰を落として屈んだ。
「ここもこんなにしちゃって」
 そしてマシューのズボンを手早く脱がすと、すでに膨らんだ肉棒を口に含んでしゃぶった。
「ああ……。レイラ素敵だ…」
 愛する女のおしゃぶりに、マシューは恍惚とした表情で官能に身を委ねた。何だか体が揺れている。
「ひゃはふゅー」
 口にモノを入れたままレイラが何か言う。マシューはとても愛しく、レイラを見た。
 ピンクのツインテールのレイラを。
「あれ? レイラ、髪型変えた?」
 レイラはちんこから口を離して、
「バーカ」
と言って、またモノをしゃぶる。
 体がぐらぐらと揺れる。
 ベッドの脇には猫耳が置いてあった。レイラのお土産に買った猫耳。
 ああ、そうだ。俺は……。

「レイラ!?」
 ハッと目を覚ますと、見慣れぬ天井。
 覚醒したマシューはすぐに周囲に視線を向ける。どうやらどこかの部屋らしい。さほど広くない小部屋。
 そこにマシューは寝かされていた。やけにぐらぐらと地面が揺れている。
「ん?」
 そして下半身からはもにょもにょとした奇妙な感覚。いや快感。
 下に目を向けると、
「セーラ!?」がちんこを口に咥えておしゃぶりしていた。
「何やってんだお前!?」
「ひゃひゅーひょひぃひゃー」
「モノを口に入れたまましゃべるな」
 そのセーラの舌の動きが、またマシューの肉棒に刺激を与えていた。
「口直し」
 口を離してセーラが言う。
「あんな不味いもの入れちゃったから」
 ダミアンのことを言ってるらしい。
「…あれからどうなった?」
「うん。みんな無事で海賊船に乗せてもらったの。今は海の上よ」
「そうか…」
 揺れるのは船の中だからかとマシューは納得した。
 とりあえずみんな無事でホッとした。
 セーラを見ると、破れた修道服を元に戻っている。着替えたのだろうか。
「でもビックリしたわよ。マシューたら急に気絶しちゃうんだから」
「悪かったな」
434烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:58:24 ID:UJLPumy5
「でもよかった。こんな元気になって」
 ピンと指でちんこを弾く。
「おおう…!」
 ちんこが勃起するのは血液が集まるから。勃起するのは元気な証拠。
 だがどうでしょう。見る見るうちにマシューのおちんちんはしぼんでしまいます。
「やっぱり血が足りないわね。はい、あーんして」
 とセーラがフォークに刺して差し出したのは焼いたお肉。
「いや、その前にパンツ穿かせろ」
「あーん」
「分かったよ」
 仕方なく、薄く切って焼いた肉片を口に入れます。
 よく噛んでごっくんと飲み込んで、
「上手いな。何の肉だ?」
「ダミアンの肉」
「……なんだって?」
「ダミアン。さっき戦った人、そう言ってた」
「……人肉かよ!」
「やーねー。冗談よ冗談」
「ははは。そうだよなー。冗談だよなー」
 あはは、と笑いあう二人。目は笑っていない。
「はい、たくさん食べて元気になって」
 セーラは笑顔で、ダミアン肉(仮称)をさらに差し出す。
「いや、俺はもういいよ。セーラこそ食べなよ」
 マシューは笑顔でダミアン肉(仮称)突き返します。
「そう言わないでよー」
「セーラこそ食べてみろよー」
 あははーと笑いあう二人。額に汗が浮かんでいる。

 と、その時。

 むくむく。
「なんじゃこりゃー!」
 突如として外に出したまんまのマシューのおちんちんが、むくむくと勃起します。
いや、それだけでなく大きく肥大化しています! 通常の勃起とは明らかに違う。
「俺の、俺の息子がーっ!」
 そして膨れ上がったちんこは、大人の男の腕をども大きくなってしまいました。
「わー。ダミアンの肉を食べるとこうなるのか」
「やっぱり人肉かーっ!」
「やーねー。冗談よ冗談」
 ぱたぱた手を振ると、セーラはよいしょっとベッドの上に乗り、肥大化したマシューちんこをぎゅっと抱きしめた。
「はうっ…! セ、セーラ?」
「大丈夫。私に任せなさい!」
 ちゅっ、とマシューちんこの先端にシスターの唇が触れる。
「あがぁっ!」
 思わず痺れてしまうほどの衝撃がマシューを貫き、セーラの腕の中のちんこもビクンビクンと揺れた。
「うふふ。かわいーっ」
 そしてセーラは長いスカートをたくし上げ、マシューの上に立つ。
 そこでマシューは気付いた。
 パンツ穿いてない。
 セーラのピンクの割れ目には、ピンクの陰毛が生えていました。
435烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 19:59:13 ID:UJLPumy5
「セーラ!?」
「動かないで」
 マシューの腕をほどもあるちんこの先端を押さえ、セーラはそれにまたがると、先端を股間に押し当てた。
「馬鹿っ! やめろ!!」
「レイラに義理立てしてる?」
「うっ……」
 マシューは横を見る。ベッドの脇の机には、猫耳が置かれていた。レイラへのお土産。
「大丈夫。内緒にしててあげるから」
 赤らめた顔で言うと、セーラはんっと腰を落とす。
 しんみりと濡れた秘肉に超勃起した肉棒が突き刺さる!
「くうっ……! やっぱちょっとキツイかな」
 片目をつむり、セーラはぎゅっとマ眉をひそめた。
 しゃぶっているうちに濡れてはいたものの、今のマシューのちんこはあまりにでかい。
「やめろ……。もういい!」
 ベッドの上で、力が入らず微動だに出来ないマシューが懇願するような声を出す。
「情けない声出さないの。私を誰だと思ってるの」
 ぐっ、ぐっ、とでかちんこの先端が肉の亀裂に沈み込んでいった。
「感謝しなさいよ。貴族の私に相手してもらえるんだから」
 そして入った先端を、ぐっと締め付けて咥え込んだ。
「くうううっ…!」
 その強烈な締め付けに、マシューは顔を仰け反らせ、そして頭に電撃が走った。
 ドバアっ! 
「きゃああっ!」
 亀頭から噴水が逆流したような射精が放たれ、セーラを突き飛ばし、マシュー自身へと降り注いだ。
「うわっ」
 自身の精液にまみれ、マシューは言葉もない。
 そして一度に大量の精液を放射したちんこは、しゅるしゅると萎んで元のサイズに戻った。
「あーあー」
 ベッドの上で白濁液まみれで横たわるマシューに、セーラは思わず苦笑してしまう。
 そしてぺろっと一口舐め、
「あー、苦い。やっぱり私に似合うのは貴族ね」

 それから二人はせっせと精液を拭き取る。文句一つ言わずに掃除するセーラを、マシューはちょっとだけ見直した。
「ねえ、マシュー」
「ん?」
「ちゃんと、レイラを幸せにしてやるんだよ」
「分かってる」
「よろしい」

 そうこうするうちに海賊船は魔の島ヴァロールに到着。
 そこで待っていたのはレイラの死体。
 森の中で、木にもたれてレイラは死んでいた。

 冷たく動かなくなったレイラを、マシューは跪いてじっと抱える。
 開かれたままの瞳を閉じ、口から流れた血を拭い、死に顔を奇麗にしてやる。
「……すまねぇ、マシュー……」
 ヘクトルが声をかける。いや、それしか声がかけられなかった。
436烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 20:00:17 ID:UJLPumy5
「……なんで、若様が謝るんですか。レイラは仕事でドジった。
 ……それだけのことですよ」
 背中を向けたマシューの肩は震えていた。それでも声はしっかりしている。
「マシュー……。レイラは君の…」
「……この仕事が終わったら、足を洗わせようと思ってたんですけど……。
 間に合いませんでしたね。ははは」
 力なくマシューの空笑いが響く。
 この仕事が終わったら、レイラを家族に紹介して、そして……。
 マシューの夢見ていた幸せは、腕の中の冷たい遺体と共に砕けて散った。
あの日の約束も共に。

 冷たくなったレイラを、マシューはしっかりと抱きかかえて立ち上がる。
「……若様! 俺、ちょっと抜けていいですか?
 ……こいつ、弔ってやんねーと……」
「……ああ」
 短く答えたヘクトルの声は震えていた。手が固く握り締められている。
 許可を貰い、レイラの遺体を抱え、マシューは樹海の中に進んで行く。
 レイラを抱えたマシューには、何の表情も無かった。
 他にも一緒に行こうとするものを、エリウッドが止めた。
「……二人きりにしてあげよう。
 今の僕らにできるのは……そんなことしか……」
 愛する人を失うのがどんな気持ちか。今のエリウッドには分からなかった。
 理性では理解しても、その感情は当人にしか理解できない。
 一同が見送る中、マシューはレイラと二人きりの最後の時間を過ごす為に樹海の中へ消えて行く。
 皆の前でマシューが泣く事は最後まで無かった。

「よし。ここでいいよな」
 海の見える丘の上。
 マシューはレイラの死体をゆっくりと降ろす。
「レイラ……」
 そしてマシューはレイラの死体の衣服を脱がして抱いた。
 愛する人を抱くのは自然な営み。それは死体でも変わらない。
 死姦は愛の形の一つ。愛があるなら死んでからも愛せるから。

 そしてレイラと最後の愛の行為を終えたマシューは、そこに穴を掘ってお墓を作る。
 木の棒で組み合わせた簡単なお墓に、猫耳を供えた。レイラへのお土産。
「マシュー……」
 声に振り向けば、セーラがいた。彼女だけ付いて来たらしい。
「…なんだセーラか」
「…私はシスターだから」
 そしてセーラは、レイラのお墓の前で祈りを捧げる。
 その姿は神に仕え、死者を弔う聖職者にしか見えなかった。
「……レイラの魂が安らかに眠れますように」
 祈りを捧げると、セーラはマシューを見た。その顔に、一筋の涙が落ちていた。
「マシュー……。泣いたっていいんだよ」
「いや」
 マシューは涙を拭い、
「俺は…立ち止まらない。嘆くことも、悲しむことも…今はしない…。
 ただ、任務を果たす」
「マシュー…」
 レイラの墓の前で、セーラは優しくマシューを包み込んだ。
437烈火マシュー×セーラSS:2006/05/09(火) 20:01:14 ID:UJLPumy5
「セーラ…」
 セーラの華奢な腕に抱かれ、マシューは息を呑んだ。
 そして知った。
 なんだかんだで、セーラがシスターであることを。
「だがな。必ず、レイラの仇は取る…。必ずだ。
 俺は俺の一生を賭けて、必ずレイラの仇を討つ」
 セーラの腕の中で、マシューはギリッと歯を鳴らした。
「うん……。その時は私も手伝うから」
 セーラの頬にもまた、涙がこぼれていた。
「必ず…レイラの仇を討とうね。私もそれまで泣かないから」
「ああ。それまでは…決して泣かない」
 レイラの墓の前で二人は誓う。

 そしてマシューとはセーラは泣いた。

(おしまい)
438名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 20:50:27 ID:RYDSnRJH
設定を上手く生かしてるね、GJ。
H抜きでこういう支援会話があってもいいかとオモタ。
439名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 20:51:03 ID:E5U2nCnJ
>>424
すごく読みたい。楽しみにしてます ノシ
440壷から丼に移住 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:05:19 ID:/jemKFdA
はじめましての勢いでお久しぶりです。
はるか昔にアルテナ様の壷でお目にかかったものです。
親子丼の自給自足にやってまいりました。

親:ラケシス 子:ナンナです。
設定的には聖戦×トラキアのクロスオーバーです。

・近親相レズ描写があります、ご注意ください(注意添付します)
・前立腺をソフトに使わせてもらいました(注意添付します)

だめな方はIDなどでスルーお願いします。
次のレスからはじめます。

441海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:07:58 ID:/jemKFdA
(しまった、タイトルを考えていませんでした)
 話は唐突ながら、イード砂漠でラケシスが発見、保護されたところから始まる。
 すでに歴史の中に埋もれつつあった「バーハラの悲劇」の生きた証人として、また王女の徳と天性の美貌が、再びこの世に現れたのは、アグストリアの民にとって何よりの賦活剤となった。
 アグスティ城のバルコニーで、アレスと一緒に民衆の前に立ったラケシスは、過ぎた日に「アグストリアの至宝」とたたえられた美貌をそのままにして、獅子王の時代が、再び今度はアグストリア全体にとどろくことは、誰の目にも明らかと思われた。
 そのお祭り騒ぎも落ち着いたころ、彼女の城としてあてがわれたノディオンに、ナンナの姿があった。ナンナは、聖戦の後、生まれ育ったレンスターには戻らず、兄デルムッドに伴って、アグストリアにきていたのだ。
「私」
と、くつろぎ姿で、指にエナメルを塗らせるラケシスに、ナンナは不思議そうな顔をして言う。
「お母様がご無事でいらっしゃったのが、まだ不思議なのです。
 どんな幸運やご加護が、お母様を守ってくださったのか」
「そう?」
ラケシスはそれがさして重要でもなさそうな受け答えをした。それまでノディオンにあったのは、おそらくは擾乱の前に描かれたラケシスの肖像だった。
十代半ばと思わせるその顔と今と、目の前の母は衰えるところか、ますますに艶めいて、二人が相対する場面は姉妹といっても差し支えなさそうだ。
「私も、不思議なことがあるのよ」
ラケシスが、塗らせ終わったつめを手を振って乾かしながら言う。
「あなたがなぜ、ここで暮らしているのか。
 リーフ様はどうしたの?」
それにナンナはただうつむくだけだった。
「あんなに仲が良かったのに、私はてっきり、あの方が、あなたを立派に王妃としてトラキアに迎えてくださっているとばかり思っていたわ」
ナンナはまだうつむいている。
「私別に、怒っているわけじゃないのよ。
 どうして?」
「リーフ様には、私よりふさわしい方がいらっしゃったので…」
「そう」
ラケシスは向き直って、奥歯にモノが挟まったような娘の顔を見た。
「かわいらしく、賢く、素直に育ててくれたのはきっとあの人の努力なのね。
 でも、嘘がつけないところを似せなくてもいいのに」
「あ…」
ナンナが目じりを染めた。ラケシスがうふふ、と笑った。
「いいのよ。その話はまた後で聞くわ。
 今は、私がどうしてここにいるのか、話をしないといけないのよね」
442海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:09:18 ID:/jemKFdA
 イザークに入るには、どうしても砂漠を通る必要があった。
イザークと、トラキア半島北部を隔てるように、大きく入り込んだ海を、渡る方法もないではなかったが、身分素性を一切隠しての旅に、そんな余裕は許されない。世情の安定していないのをいいことに、海には海賊が跋扈しているとも聞いた。
それなら、地に足つけた移動の方が確実だったともいえる。
 しかし、その出発のすぐ先に、もう危険は迫っていたのである。

 暗黒教団は、バーハラの悲劇でシグルドにくみした人物を捕らえては、何にかの術をかけ、封印していると、砂漠に入る前に聞いた。
その危険は、ラケシスについても例外ではなく、気がつかれないようにと身をやつして突破を試みた彼女は、難なくイード神殿にたむろしていた暗黒教徒に絡め取られ、ストーンの魔法にかけられてしまった。
 その一部でも破壊されなかったのはせめてもの幸いというもの、だからこそ、健やかな体を取り戻した今、こうしていられるわけだが。

「若かったのね、私も。砂漠がそんなことになっているとは知らなくて、ただデルムッドのところに急ぎたくて、かえって遠回りをしたわ」
ラケシスは自らの失態をそうまとめて
「それで、誰かが助けに来てくれるなんてことも、思いもしなかった」
その「誰か」を、ナンナも良く知っている。
 砂漠で姿を消し、しかし生きているらしい。ほんの少しを手がかりに砂漠に飛び込んで、三年もかけて、母をこの場所に、再び返してくれた人。
「あなたは、それでどうするの?」
ラケシスは、深く思索をめぐらしているらしき娘の顔を覗き込むようにして尋ねる。
「いえ、別に」
「…うそも下手なこと」
砂漠にはほとんど訪れない雨が、ノディオンでは、ただ粛々とあふれる緑をぬらす。
443海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:09:55 ID:/jemKFdA
 ラケシスを探し出したその人は、城にある離れでもてなされていると言う。ナンナはやまない雨の向こうに、その離れをみている。
と、そこから走り出る人影があり、やがて、
「ナンナ?」
と声がした。ナンナはその声に、はっと立ち上がり、それからドレスのすそをぱたぱたぱと直して、座りなおす。
「い、いますわ」
と言うと、
「入ってもいいかな」
と声が返ってくる。
「どうぞ」
入ってきた人物を、ナンナはやっぱり立ち上がって迎え、脇の椅子を進めた。
「いやそれより先に、何か拭くものを」
と言う彼のすがたは、やはり雨の中を走ってきた風情だ。
「傘を差さずにいらしたのですかフィン様」
というと、
「走れば何とかなるかと思ったが、降りが思ったより強くて」
部屋付きのメイドたちに、ぬれた上着を渡して、フィンは軽い苦笑いをした。
「私の部屋なら、断らなくても、普通に入ってよろしいのに」
とナンナが言うと、
「まさか、もうそうはできないだろう」
頭をあらかた拭き終えて、フィンが答えた。
「すっかり成人した女性の部屋に、伺わずに入るのは礼がない」
「でも私は…娘なんですもの」
ラケシスの話がよみがえってくるのを、何度も何度も振り払いながら、ナンナはそう切り替えした。
「娘か」
フィンは、なんとなくさびしそうな顔をした。そして、服が乾くのも待たぬ風情で
「わかった、では行こう」
と立ち上がった。
「どちらに?」
の声は、もう、扉を出て行こうとするフィンには届かなかった。
444海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:11:38 ID:/jemKFdA
(ここから近親相レズはいります)
 フィンは、長いことラケシスと話し込んでいたと言う。ナンナはその中身を知りたかったが、自分から中身を聞くのははばかられて、夜になるのを待って、
「何を、お話されていたのですか?」
と、ラケシスの部屋を訪ねる。
「何だと思う?」
長いすでうっとりと雨の音を聞くように、ラケシスが聞き返す。それからナンナの顔を見て
「秘密」
ふふ、と笑った。
「あの人が、あなたには秘密にしてとお願いしたから、今私から言うことはできないわ」
「そう、ですか」
答えながら、ナンナは、母の肢体を見る。自分が生まれて数歳のころに旅立ち、暗黒魔法の凶事に遭ったのは、ざっと10年ぐらいは前になるだろうか。
しかし皮肉にも、その暗黒魔法は、再び見つけられるまでの時間、母を美しいままに保ってくれた。
 その母が、ふう、とため息をついた。その視線は、明らかに、この部屋からも見える離れに向けられている。
「お話は、本当に、それだけだったのですか」
そう尋ねると、意外とラケシスは「いいえ」と答え、立ち上がってナンナを指で招いた。

 音もなく現れたメイドたちに、全身の服を脱がされて、
「お母様、これは…」
ナンナはおびえあがった声を上げる。同じようにメイドに手伝われ、するりと一糸まとわぬ姿になった母は、質問には何も答えようとせずに
「ナンナ、あなたはもう、どなたかに体を許したことはあって?」
と、逆に質問してくる。ナンナはにわかに頬を染めて、
「そんなこと、ありません」
と答えた。ラケシスはまたふふ、と笑って、
「あなたほどにかわいい人なら、もう誰かいとおしんでいる人がいると思った」
「そういうお話は、ずっと、お断りしています」
「綺麗な体だこと」
その言葉は、ごくささやかに嫉妬がこめられている。
「教えてあげましょうか? 私とあの人が、ここでどんな、長い話をしていたかを」
445海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:13:13 ID:/jemKFdA
(近親相レズ中…)
ラケシスは、エナメルの爪をナンナのあごにかけ、装いを知らないその娘の唇に、自分の唇を絡ませる。
「ん」
ナンナの唇は、固く抵抗している。離すと、
「いけませんお母様、私達は親子で、しかも女同士じゃありませんか」
「いざ殿方に望まれて、何も受け答えのできない娘にはしたくないもの、これは母心よ」
また何か返そうと開いたナンナの唇に、ラケシスはもう一度接触を試みる。歯茎を舌先で撫でる。ナンナが、ふう、と、鼻でため息をついた。
 そのまま、重なるように横になる。顔もさりながら、体も鏡で写したようだが、乳房はまだ固さが残り、その先の色も淡い。その先をひねられて、
「ん」
ナンナは小さくうめいた。ラケシスはやっと唇を離し、
「もうわかったでしょう? こういうことを、していたのよ」
そう囁いた。囁きつつ、頤や胸元に唇を落とし、瑞々しい乳房をもてあそぶ。
「あ」
一度声を上げかけたナンナは、すぐに声を押し殺す。
「んくぅ…」
「ごまかしても無駄よナンナ、一人遊びはすきなのね?」
ラケシスが、娘の乳房の先を、舌先でつつく。
「ふぁ、あ、あぁ」
「そうでなければ、こんなところが気持ちいいなんて、知らないはずですもの」
ねぇ、ナンナ。誘い出すように声をかけたが、娘は何も答えず、おそらくは恥ずかしさからか、顔を覆ってしまっている。
「何も話さないのもつまらないから、あの人の話でも、しましょうか」
ラケシスは、言いながら、ナンナの膝を開く。指で、その真ん中でしっとりと息づく裂け目を一撫ですると、ナンナの体がぴく、とはじけた。
「砂漠からここに来るまでに、こんな関係になるまで、時間はかからなかったのよ」
446海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:14:21 ID:/jemKFdA
(近親相レズ中…)
生え整った茂みをわけ、熱く充血し始めた敏感な、文字通りのつぼみを露出させ、舌先ではじく。
「あああっ」
ナンナがすっかりなまめいた声を上げる。
「あの人は、決して私を名前で呼ばないで、昔どおりに呼んでくれたの」
膨らんだつぼみをつまみあげられて、か細く喘ぐナンナの耳に、ラケシスは吹くように
「あの人に抱かれて、何度も聞かれたわ。『王女、これは夢ですか?』って」
そういい、しかし、言葉とは裏腹の力で、その真ん中に指が、容赦なく打ち込まれる。
「ひっ」
ナンナが身をよじり、枕を握り締めた。
「あら、まだ一本よ。痛いの? それとも、気持ちいいの?」
ラケシスが笑む。指を入れられたまま、まるで自分の物のように、しろいすべらかな肌に唇を這わせ、乳首を軽くかむ。
「あぁあ」
「あら、ぴくってしたわ。お嫁入りもまだなのに、いけない子だこと」
「違います、お母様、私、そんなところ…」
「あら、そんなところなんて失礼を言うものではないわ。大切にしてきたのだもの、自分をほめてあげないと」
抜き取られた指に、とろりと潤いが絡んでいる。ふさがれていたその奥から、新しい潤いがぽつりと落ちる。
「楽になる?」
ラケシスにそう尋ねられても、ナンナは何のことだかわからない、という声を上げた。
「え?」
「聞かせて上げなさいな、あの離れの人に。かわいらしい声で、あなたがもう『娘』でないと言うことを」
ラケシスは、指をナンナの敏感な場所に望ませた。ヒダの中に、しずかに指が埋め込まれ、ちゅく、ちゅく、と一人遊びで覚えた快楽のツボを一気にかき混ぜられる。
「はあ、あ、あああ…」
のけぞって、ふるふると揺れる乳房の先を、ついばみながら、
「まあ、腰の使い方は練習してるの? いけない子」
うずめた指をさらに動かす。ナンナの目はもう焦点もなく、母の指をむさぼるように下腹を持ち上げ、目じりから涙を落とす。
447海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:15:51 ID:/jemKFdA
(近親相レズはここで終わりです)
「ほら、もっと大きな声出さないと、聞こえないわよ」
「できま、せん、あ、ああ…んぁ」
「もしかしたら、聞いているかもしれなくてよ」
「え」
ナンナの声は急に戸惑うが、すぐ、快楽に引き込まれる。
「ん、んん…んぁ、ぁ」
「あら、それとももうだめ? いいのよ、だめなら。かわいらしく、ね?」
ラケシスの手のあしらいが、急に、撫でるように柔らかくなる。それでも、十分に高まりきったナンナはあおられた。
「あん、あ…ぁぁぁぁぁ…」
ぶるぶるっ、と奥底から震えが来て、ナンナは、おのが体を抱きしめながらあられなく上り詰めた。

 両の手足を寝台に投げ出して、事後の陶酔に起き上がることさえできないナンナのあられないすがたを、ラケシスは夜の衣装を調えながら莞爾としてみた。そして
「出ていらっしゃい、覗き屋さん」
と、扉に向かって声をかけた。少し開きかけていたらしき扉は、かぼそい軋みをあげて開き、その向こう側から、年甲斐もなく紅潮したフィンが出てくる。
ナンナがそれに、泡を食ったように起き上がり、着ていたものをかき寄せ、体を隠した。
「結構なご趣味ね」
と、皮肉でもなく言うラケシスに、
「申し訳ありません」
フィンは背中が見えるほど腰を折った。
「お部屋に明かりがあったので、もし眠れずおられるのなら、…お話し相手でも、と」
『お話し相手』の意味を、ラケシスはもうわかったようで、
「ごめんなさいね、ナンナと取り込み中で」
と返した。
「そろそろ帰るんですものね。思い出は多いほうがいいわ」
そうとも言った。ナンナが二人の顔をかわるがわる見やり、
「フィン様…帰ってしまわれるのですか」
と言った。
448海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:16:33 ID:/jemKFdA
「お前には明日、改めて言おうかと思っていた。数日後には帰る」
寝台の空いているところに座り、フィンはまだ上気の残るナンナの頬に手を当てた。
「お前も一緒だ」
「え」
ナンナが頓狂な声を上げた。
「それじゃ、お母様はどうなりますの、トラキアをめぐっていたころは、世間を欺くためでもご夫婦の誓いをなさっていたのに」
「だから、条件付きなのよ、ね」
戸惑いがちのナンナの声に、ラケシスはいともあっさりと言う。
「一年の間、三ヶ月ぐらいはここにいるようにしてくれればいいわ。ナンナ、あなたの静養目的とでも言えば、理由は十分でしょう?
 悔しいけれども、一緒にいた時間ではあなたに負けるもの」
両手の自由の聞かないことをいいことに、フィンはナンナを簡単に引き寄せて、五体ずくめに抱きしめる。
「王女はお美しい。私の心は、ノディオンで最初にお見受けしたときから、この方の足元に額ずいている。
 しかし、お前が生まれた日から、私とお前はずっと一緒だった。
 娘と呼ばせ、王女の形見と思って、ずっと手放しはしなかった。
 そのお前が、『お父様』と呼ぶのが実に苦しそうだった日のことを、私は今でもおぼえているよ。ターラに向かう途中、別働隊から合流したときのお前の顔は…」
「はいはいはいはい、そこでおしまい」
ラケシスがその話の間に、文字通り、顔ごと割って入る。
「それよりも、この状況をおわかり??」
二人が一度顔を見合わせて、「は?」と言うと、ラケシスは、それは妖艶な微笑みを浮かべて、ふたりの肩を同時にぽん、と叩いた。
449海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:19:42 ID:/jemKFdA
 ラケシスは寝台の上で、なまめかしく脚を組んで座りながら、
「どうなの? この子を優しく水揚げするのは、ここで? それともあっちで?」
とフィンに問う。突然の質問にフィンはしばらく呻吟し、
「そ、それは… レンスターに戻り、周知をし」
「もったいない」
その返答にラケシスは肩をすくめた。
「そこに、ちょっと布を引けば後は食べるだけのナンナがいるのに、そうしち面倒くさくお膳立てする必要があるの?
 そういうのをね、『据え膳食わぬは男の恥』っていうのよ」
「で、ですが、ここでは」
「あら、私が見てたらダメ? 混ぜてもらうのはもっとダメ?」
そう上目遣いをするラケシスに、フィンは
「ダメですよ」
と渋い顔をして、立ち上がろうとした。しかし、ナンナがその手を離さない。体を隠していた服がはらりと落ちた。
「私なら、構いません お母様が見ていてくださるなら、安心できそうで」
「ほら」
いわんこっちゃない、という顔をラケシスがした。フィンはがっくりと頭を落とした。

 「教えてあげられることはまだまだありますものね」
もろ肌を脱がされたフィンと、すでに一糸もまとっていないナンナの前で、ラケシスはしたり顔で言った。
「教えて…って、お母様、どういうことですか」
「この人の初めては私がいただいちゃったのよ」
嬉々というラケシスの前には何の隠し事は無駄と観念したらしく、フィンは
「はい、おっしゃるとおりです」
とうなだれた。
450海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:20:45 ID:/jemKFdA
その持ち主の気分に呼応しているのか、もっとも、この特殊な環境で張り切れという話はまず無理と言うものだろうか、出てきたフィンはなんとなく元気がない。
「ナンナ、いらっしゃい」
フィンの脇にはりついていたナンナが、少しく目じりを染めながらにじり寄る。
「男の人のを見るのは初めて?」
「は、はい」
「そうね、これは大体二割ってぐらいかしら」
そういって、ラケシスは、おもむろにフィンに舌をはわせた。
「わ」
「よく見せてお勉強してもらわないとねぇ」
ラケシスが楽しそうに言う。急遽結集した血液が、半ば萎えていたものを、いやがうえにも勢いづかせる。ナンナが目じりを染めて、不思議なものを見るかのように
「…まぁ」
声を上げた。
「いいことナンナ、基本的に男の人の弱い部分は、カリっていう先の部分と」
「はい」
「この裏側の、皮がつながっているところ。ウラスジっていうの」
「はい」
授業自体はいたってまともに聞こえる。まじめに、しかし興奮に頬を染めながら、自分の持ち物をためつすがめつする母娘は、いずれ菖蒲か杜若だ。
しかしフィンはその二人のどちらとも、視線を合わせようとしない。
「やってみる?」
と問われ、
「がんばってみます」
と答えた娘は、自分とは挨拶より濃い接吻もまださせたこともない、小さな赤い唇を開き、亀頭の真下あたりをあまがみした。そうしながら、フィンの反応をうかがうような視線を、ちらちらと投げてくる。
「大丈夫よ、ちゃんと反応してるから」
それをラケシスが微笑みながら眺めている。異様な光景だ。のみならず、
「お留守になってるところは私がしようかしら」
と、ラケシスまでもが唇を合わせてきた。復習するようにナンナは亀頭を責め、ラケシスは嬉々として応用技をつかってくる。このままでは、袋まで吸い込まれかねない。
451海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:21:53 ID:/jemKFdA
フィンの腰がやや浮いてきたのを見て、ラケシスがナンナに耳打ちした。しかし、この近さでは、内容などまるで聞こえてくる。
「先に、穴みたいなものがあるでしょう、そこに…」
「は、はい」
ナンナはまたも、フィンの顔色を伺いながら、亀頭を唇の中に収め、その先端に舌を差し入れてきた。
「うぐっ」
我ながら、情けない声だ。しかし、ラケシスは肩を震わせ笑っている。
「そこも、よくきくところよ」

 二人がかりで責められてはたまらない、
「も、もういけません、これ以上は」
奥歯をかんだ奥から絞るようなフィンの言葉に、
「いいのよ、そのまま出しちゃいなさい」
ラケシスはなんでもないように答え、うらすじを舌で撫でた。
「うぁっ」
直後、ほとばしった白い液体が、母娘の顔と髪にかかる。
「きゃっ」
ナンナは、その雫を指で拭い取った。
「乾いたらぱりぱりになっちゃうわよ」
首を傾げて、母に何か問いたそうにすると、ラケシスは傍の水差しで布を湿しながら
「何だと思う?」
と逆にたずねた。顔を拭かれながら、今度は聞こえないように耳打ちされて、
「え」
ナンナはぱっと顔を赤くした。
「嘘じゃないわよ、あれが、あなたのかわいいところのなかで出てもらわないと、赤ちゃんなんて来ないのよ」
母は平然と生命の神秘を説明し、二人がかりで責められた罪悪感と脱力感で、がっくりうなだれたフィンを、同じように拭き清めた。
 こんなデカダンスな関係、あっていいはずがないと否定する一方で、素直に反応してしまった自分が恨めしい。
 投げ出された彼の片足にまたがるように座り、ラケシスがゆっくりと、もたれ掛かってくる。
「あなたは、そんな事知らないというでしょうけれども」
と、自分の指をくわえて復習するナンナを見た。
「女性について通を自称する人は、『本当の理想の女性は、出会うものではなく、創るものだ』というわ。
 そして、それを実行する人は、投資と言って、小さい女の子を買うそうよ」
「…」
「そういうことよ、兄か、誰かのために創られた私じゃなくて、あなたがナンナを選んだのは…
あなたは自覚していないでしょうけど、あなたが自分のためにナンナを創り上げたからなのよ」
452海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:22:59 ID:/jemKFdA
「まさか」
ぽってりと熟れたその唇を、一見慣れた風にフィンが吸うと、
「嘘じゃないわよ。私とナンナは、似ているようで、ぜんぜん違うわ」
ラケシスは彼を握り、その手を自分に誘導した。
「ん」
そして、自分の手で、彼の指を花びらの中に沈ませて、悩ましく身をくねらせた。
「…いけません、ナンナが」
フィンが耳打ちをする。しかしラケシスは、「アレをみなさい」と言うように、視線を動かした。
ナンナは、二人に背を向けて、張り詰めた糸が突然はじけたように、眠り込んでいた。フィンは片手で、寄せられていた布団をかける。
「優しいのね、妬けるわ」
と、茶化すでもなくラケシスが言うと、フィンの指が、ラケシスの奥にぐっと割り入ってきた。
「あぅ」
何か言い換えすスキもあらばこそ、唇で唇をふさがれ、奥庭を指で探られるうちに、ラケシスは、うっとりと瞳を閉じ、のどの奥で、喘いだ。

 ぽこん。
「ふぁ」
目を覚ますと、ナンナは寝台の外に転がり出ていた。
いつも間にかかっていたのか、羽根布団が自分の体を、落下の衝撃から守ってくれたようで、怪我はどこにもなさそうだ。服は相変わらず着ていないが。
「やだ、私、眠っちゃったんだわ」
そうつぶやいて、ナンナは寄りかかってていた寝台の縁から後ろを振り返った。振り返って、その光景に胸がつぶれるほど驚いた。
「やだ、なに…あれ……」
つぶやいて、ナンナは、羽根布団を頭からかぶった。そっと向き直り、その布団の隙間から、目の前の有様を観た。
453海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:24:51 ID:/jemKFdA
 ラケシスは真横を向いて寝かされ、片足を高く上げていた。自分では、指でしか触れたことのないその場所は、足にあわせて大きく開け広げられて、その真ん中に、フィンが、あの勢いついたものを貫かんばかりに突き立てていた。
いたずらそうな顔で自分に何くれと教えていた母も、今はされるままになっているようで、腰が深く沈むのにあわせて
「あ、だめ、そこ…」
なまめかしく、小声で喘ぐ。
「そう、かき回して…」
手を伸ばせば届くようなところで、母はなまめかしく体をくねらしている。そのうち、体勢が崩れて、二人ともうつぶせる格好になる。それでも、彼女の片足はまげられて、律動のゆさぶりは終わらない。
「お母様…きれい」
それを見て興奮したからだろうか、それとも布団蒸しになっているからだろうか、ナンナは額から汗が滴るのもかまわずに、その光景を見ていた。
 が、その母と、目が合った気がした。そして案の定、
「お目覚めね、眠り姫さん」
と言われた。

 「まあ、こんなに汗かいて」
掛け布団から出てきたナンナは、全身蒸された状態で寝台に上げられる。そのまま、ぽい、と投げられるようにフィンに預けられ、何にかの用でもあるのか、部屋を出て行ってしまう。
「軽蔑するかな?」
と、探るようにフィンが尋ねたが、ナンナはかぶりを振ってそれを否定する。
「だってお母様、綺麗ですもの」
「お前も同じほど綺麗だと、何故気がつかないのだろう」
フィンはうなだれるナンナを自分の胸の上に乗せ上げる。
「あの方を探しながら、三年、お前のことを思い出さない日はなかった。
 こうしてここに来て、私は後悔することばかりだよ」
汗が冷え始めて、寒そうに身をちぢこめるナンナに布団をかけ、顔だけを向かせる。
「いい声だった」
ナンナは、はとさっきのことを思い出し、顔を背けたくなっても、両手で頬を押さえられていては、それもできない。
「寂しかったかな?」
「…」
ナンナの目に、じわりと涙がたまってくる。
「寂しかったです。私のことを振り向かれることもされないで、お母様を探しに行かれてしまって…
 三年も待ちました。生まれてから、何日も離れたことがなかったのに、いきなり三年も…」
いやいやと駄々をこねるように頭を振るナンナを、黙ってフィンは受け止める。
「しかしもうそんな思いはさせない、そのつもりで来た」
「…はい」
「いい子だ」
つい出た言葉が、ナンナの唇でさえぎられる。
「…子どもじゃありません」
「そうだったな」
がば、とフィンが起き上がる。まだ腕の中のナンナに、遠慮会釈もなく、男の唇を絡めた。
454海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:26:13 ID:/jemKFdA
 「んふぁ」
その唇を振り払うように、ナンナが声を上げる。抱きしめる手が下にする、とおりる。腰の下にある、二つのまろみを撫で、彼女から言えば「後ろ」の方から、指が伸ばされてきた。
「あ」
その場所全体を覆うような手のひらの暖かい感触。そして指は意外に優しく、そのつぼみを捉える。思ったよりまだ潤いが残っていた。いやもしかしたら、見てしまったあの行為の興奮が、引きずっているのかもしれなかった。
母の体に突き刺さって、悩ましていたそのものが、手を伸ばせば、触れる位置にある。
 しかしその思惑は悟られていたのか、つぼみがぎゅっと体にねじ込まれるようにされて
「きゅぅっ」
ナンナの体は、また縮こまって緊張する。
「何もしなくていい」
「ふあ、は…」
「ただ、私を見ていればいい」
そのまなざしは優しく、そしていとおしげだ。しかし、かけられた布団の下で、徐々にナンナをあおっていく。ほころんだ花びらの中に指が入っていくのがわかる。つうん、と、鈍い痛みがあがってくる。
「痛いか?」
と問うても、ナンナはかぶりを振ってこらえようとする。フィンの胸の上で、ナンナの手はきゅっと握られ、頬と目じりを真っ赤に染めて、指とはいえ、初めて入ってくる「男」を迎えようとするいじましさ。
 やおらフィンは起き上がり、上に乗せていたナンナを今度は腕の下に組み敷く。
「私を、受け入れてくれるね?」
彼女にしか聞こえない、低い声でささやく。ナンナは、言われたとおり、フィンを見あげるようにしながら、こくり、とうなずいた。
455海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:27:34 ID:/jemKFdA
 ラケシスが何かの用を終えて、部屋に戻ってきたのが、ちょうどそのころだった。
しかし彼女は、寝台の景色を遠巻きに伺うようにして、邪魔をするようなことはしない。
 そこでは今まさに、娘の破瓜が果たされようとしている最中だったからだ。
「だめねぇ、そんなに怖がったら、かえって入らないのよ」
と呟くとおり、ナンナは固く狭まり、添えられた亀頭をはじき返さんばかりである。
「急がないから…力を抜きなさい」
フィンがささやいて、つぼみをいとおしそうに撫でる。
「あっ」
その感覚に誘われて、ふ、と力が抜けるのにあわせて、奥に入ってゆく。そこが全部入れば、後は、ゆっくりと、根元まで入れてしまえばいい。
「…入ったよ、全部」
そんなナンナは、痙攣するような動きをし、痛みを紛らわすように、深く息をついている。
まだ余計な手出しはいらなさそうだ。ラケシスは手の中の入れ物を軽くもてあそびながら、もう少しその様子を見ていることにする。

 ナンナの息が整うのを待っていたように、フィンが動き始める。さっき、ラケシスを相手にしていたものとはまったく違う、滑らせるような動きだ。
「ん…」
ナンナが、やっと鼻にかかった声をあげた。
「ん…ぁ…」
しびれるような痛みは残るけれど、泣き騒ぐほどではない。それよりも、自分の中にあるものが、うごめいて、一人遊びでは得られない、新しい感覚を掘り起こしてくる。
「…んはぁ…」
破瓜を終えた直後とは思えない声が上がる。その変貌振りには、フィンも戸惑っているようだ。
「ナンナ?」
と、正気を促そうとするが、相手からの動きがないとわかるや、下腹をすりつけるようにして、うっとりと真上の男を見つめ、それはまるでねだるよう眼差しだ。
「お続けなさい」
その段になって、やっとラケシスは、ナンナに見えないところからそうささやいた。
「最高の初体験よ。初めてなのにこんなにさせちゃうなんて、罪な人」
混ぜ返しを聞くのもそこそこに、ナンナにねだられるままに、腰を使う。そのうち、こつん、とナンナの奥底に先端が当たった。
456海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:29:17 ID:/jemKFdA
(このレスの末尾から前立腺描写はいります)

「あん」
それとナンナの声が、明らかに連動している。出血もなく、あふれ出てくるのは、彼女の歓喜の蜜だけだ。
そのナンナが、
「フィン様ぁ…」
と、その名前を呼んだ。フィンは、とりもなおさず絡むように彼女の顔に近づき、
「何?」
と尋ねる。
「もっと、ください」
「何を?」
「お母様に、されてた、あの、激しいの…」
「いいよ、あげよう」
ぎしっ、と、寝台のバネをきかせる。ナンナの恍惚とした声が高く上がる。その声が甘い。ともすれば、その気迫に負けそうだ。
「後ろからにしてみなさいな」
弾む寝台の片隅で、ラケシスがささやく。そのようにして、もう一度沿わせると、もうその入り口に抵抗はない。
「ふぁぁぁ」
かえって、その深さが、ナンナをうっとりとさせる。乱れているのに、それでいて、浅ましいところはどこにもない。
ぺたりと、腰から上を寝台に預けて、その上にかぶさると、
「はいそのまま」
とラケシスが言う。
 ずん、と重い挿入感。しかしそれは、ナンナにではない。
457海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:30:55 ID:/jemKFdA
(前立腺描写はここだけです)
「ぁ」
フィンが息を引いた。背後から、がつん、と殴られるような感覚が襲ってくる。
「い、今はおやめください、集中が…」
「だめよ、続けて、あの子、もう少しだから」
ラケシスの言うとおり、ナンナは枕をかき寄せ、抱えるようにして、
「ふぁ、ふぁああ、あ、ああ」
奥深くまで入ってくるいとしい人に、精一杯にこたえている。無意識のしまりとあいまって、腰の使いが、自然と速まる。
「あ、大きくなって…」
ナンナが呟くとおり、背後からの追っての刺激が、ますます彼を暴れさせる。
「大きくて、私の…私の中、いっぱいです、あ、ああ、ああっ」
ナンナは、高く、長く声をあげた。そのとき、フィンも、背後から襲ってくる刺激に負けた。
「ぅくぅっ」
結ばれたままのナンナの中に、焼け付くようにこごったものが注がれる。
しかし、奇跡のような破瓜を終えて、元のナンナに戻りつつある体に、その量はおさめきれるものではなく、すぐに、白いしたたりになった。
458海の親子丼 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:31:52 ID:/jemKFdA
 「お母様」
ラケシスのクローゼットからまとえるものを探して、戻ってきたナンナが
「これ、何ですか?」
と、得体の知れないものをつまんでみせた。
「ああ、それは…」
ラケシスは、そばにあった入れ物の中を見せる。
「羊の腸を綺麗にして、指ぐらいの長さに切ったのを、片方を綴じて、固くならないように、香油につけてあるの」
「何に使うんですか、そんなもの…」
ナンナが怪訝な顔をするのに、ラケシスはそっと耳打ちした。ナンナはそれを真っ赤になってうけて
「本当ですか? …でも、後ろの、方に、なんて…」
という。
「だって今、現に使った後の人がそこに寝ているじゃない。前に試したら意外に本気になっちゃうものだから」
ラケシスが後ろを指差し、ふふ、と笑った。
「私、気がつきませんでした」
「気がつかなかったでしょうね、あなたにはわからないようにやっていたもの」
母娘ははたとお互いの顔を見合って、「ぷ」と噴き出した。
「お母様」
「何?」
「もしよろしかったら、私にいただけますか?」
「これを?」
「はい」
ラケシスは、まじまじと、今熟れたばかりの娘を見て、
「いたずらなところは、どうも私に似たようね」
「はい」
459丼の中 ◆z3RbELqBu. :2006/05/10(水) 14:36:31 ID:/jemKFdA
これで終わりです。

エグくてすみませんでした。
またなにかあったらきます。

お騒がせいたしました。
460名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 14:50:12 ID:Tyyr2UB/
エロかったよ、GJ。フィン羨ましス
ただ、注意書きがその都度あると萎えちまうんで
次からは初めの一回きりでお願いします。
461名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 16:38:27 ID:ahexknoK
殺りやがった!
ついにダミアンを殺しやがった!
462名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 19:38:17 ID:+Sb/eSLr
ラケシスのわがまま王女っぷりとナンナの良い子ちゃんっぷりがしっかり伝わってきて
そこがとてもグッジョブ激しくエロくて良かったです

ただ、最後の羊の腸、あれ塚手ラケシスがフィンのケツにいたずらしてたってことですか?
やっぱりフィンはケツ感じるんですね〜誰が開発したのかは知らないけど(藁
463名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 20:27:25 ID:oL7maIGC
GJ
そして次スレ

ファイアーエムブレム&ティアサガ第23章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147260205/l50
464外伝 ◆9QlRx9nooI :2006/05/10(水) 20:37:57 ID:oL7maIGC
百合親子丼GJ&新スレ乙。

今更ながら臨時保管庫の方ありがとうございます。
明記してないキャラまで表記して頂いてありがとうございます。
465丼の中
レスありがとございます。
注意表示のことは気をつけます(平伏)

羊腸の小径は苔滑らか〜
というわけで
後ろからのちょっかいはありました。
自分は開発も姫だとおもてます。
(個人的には姫でロストしたのも見つけてからだと
かなり笑えて結構です)
普段は純情王道ストレートに普通の親子なもんで
時にはこういう魔球もいかがでしょうかと。


新章が立ちましたので梅ついでに。