かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その11】

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625名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 12:17:40 ID:yXv/3VVk
保守上げ
626名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 13:23:58 ID:mPpEReJZ
無料サンプル見放題だお!( ^ω^)ノ

優しく手でしこしこ・・(;´Д`*)
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深田恭子特設
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動画はこのキーワードをコピペして検索してお!
627名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 13:54:05 ID:3YrmcRdI
http://www.youtube.com/watch?v=mIKe4IrgKbw
この娘をネタに誰かお願いします。
628名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 01:43:18 ID:w/WptM2F
hosyu
629名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 01:35:19 ID:r2UbnIEv
保守
630名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 23:13:03 ID:MPb/1OEf
保守
631 ◆cKKHa6WOvw :2006/11/16(木) 23:41:34 ID:/C05debi
さて、今更ガウスト買った俺は何をすればいいんですか?
632名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 09:51:04 ID:OlPWmpm1
とりあえず風呂の隅っこを狙え
633名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 19:08:26 ID:pIkVNF7Z
恐山に行くのが先じゃないのか?
634名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:30:57 ID:OlPWmpm1
むしろいわくつきのアパート借りるのが先決かも
635名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 12:36:57 ID:S4CAssFW
じゃあガウスト持ってウチ来い。

大阪府北摂、3DK、五十数平米、駅から徒歩15分。


家賃48000円。
636名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:28:40 ID:BmdjsRd0
幼女なら行く
637名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:15:49 ID:GU0ubeD+
>>636
やまおかーーーっ!!
638名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 12:17:20 ID:OrQVpENM
誰かガウスト買ったから霊感開眼させてくれる奴いねぇ?
それと幼女。の霊。
まぁ20…いや16以下のかわいい子(ここ重要)でもいい
639名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 11:46:17 ID:r0oUM7XK
誰もいなーい?
640名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 12:45:23 ID:hJGvDoYX
いるよ。
なにかようかい?
641名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:18:34 ID:r0oUM7XK
かわいい幽霊に取り憑かれたいの
642学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:42:58 ID:RBuIlZaO
純愛でも幼女でもありませんが、投下します。
お気に召さない場合はスルーでお願いします。
643学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:43:49 ID:RBuIlZaO
 暮れかかる赤い夕日が非常階段を照らしている。
 視線を落とすと、部活を終えた生徒達が楽しそうに下校してゆくのが見える。

 ――僕は、あの輪の中には入れない――
 どうも、いつの間にか体質が変わってしまったらしいんだ。
 彼らはコートを羽織り、マフラーをしている子もいる。でも僕は寒くない。
 ……いや、本当は寒いんだ。体じゃなくて『心』がね……。

 頑張って勉強をして、この学園に入学した。ここは県内でも名高い進学校だ。
 でも、祝ってくれる家族は僕にはいない。
 父親は他所の女と出て行き、母さんはそれからこっそり台所で酒に溺れ始めた。
 一人っ子の僕には兄弟もいない。話しかけてくれる友人もいない。

 ――僕はどこに行けばいいんだろう……?
 手すりに肘をかけ、もう何度も同じことを繰り返し考えてきた。答えは堂々巡りだ。

「あら? 先客がいたのね。ちょっとお邪魔してもいいかしら」
 いきなり背後から細くやや低めのトーンの声がした。僕はその声の持ち主を振り返る。
 逆光ですぐにはわからなかったが、うちとは違う制服を着た少女が立っていた。
 さらさらしたストレートの黒髪を片手で抑え、少女は躊躇せず僕の傍らに立つ。
「夕日、綺麗ね。ここからの眺めが一番綺麗だって聞いたの」
 少女は眩しそうに夕日を見つめる。長い髪が風にたなびき、僕は何と答えるべきか戸惑
った。
「――き、君はうちの制服じゃないけど、転校生?」

 ああ、しまった! こういう場合はまず僕が自己紹介をするべきなんだよな……。
 あまり人と話すことに慣れてないから、いつもこうして下手をしてしまうんだ。
 だけど少女はにっこり笑ってくれた。

「違いますよぉ。あたし、今度この学校を受験するんです。今日はその下見なんです、セ
ンパイ」
 ああ、そうか。そういえばもうそんな時期だっけ。
 いや、そんな事より彼女は今なんて言った!? ”センパイ”……ぼ、僕のことか?
 呼ばれ慣れない代名詞だが、彼女が言うとなんて甘い響きなんだろう! 感激だ!

「あ、ああ。そうなんだ。た、大変だね。僕も応援するから頑張って! ぼ、僕は隆志。
 内藤隆志って言うんだ。い、今は2−Bだから君が合格する頃には3年かな?」
 僕は焦って、遅ればせながら自己紹介をした。焦ると吃音してしまう癖は昔からだ……。
「――3年……。ふぅん、今は2年生なんだ。センパイ」

 彼女にまっすぐ見つめられると、僕はなんだか困惑してしまう。
 う、嘘じゃないぞ! ちゃんと制服には2年の校章だってつけてるし……!

 並んで立つ二人の間を、冷たい風が通り抜けた。

「ひゃぅ! 寒っ……! やっぱり高い場所だけあって、風の強いね。センパイは寒くな
いの?」
 彼女は本当に寒そうに、自分で自分の細い肩を抱いた。……可哀相に。不意にそう思う。
 僕はなんだか彼女を抱きしめ、暖めてあげたくなる衝動に駆られた。でも、いきなり初
対面の相手にそんな真似ができる筈も無い。そんな勇気も、僕は持っていないんだ。
「ぼ、僕は寒くないよ……。き、君は風邪でもひいたら大変じゃない?」

 そう、僕は寒くないんだ。寒さを感じない、といった方が正解だろう。
644学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:44:42 ID:RBuIlZaO
>>643
「――本当に? 本当に寒くない? ……隆志センパイ」
 彼女は唐突に聞いてきた。僕の胸の空洞が、見えてるとでも言うように。
 僕の動悸は高まる。
「さ、寒くないよ! な、なんだか尋問されてるみたいな言い方だな」
 しまった、咄嗟に責める様な口調で言ってしまった!
 彼女は怒って帰ってしまうだろうか? こんな可愛い子がせっかく話しかけてくれたの
に、僕はいつもこんな風に失敗してしまうんだ。

 そんな僕の自己反省も他所に、彼女はいきなり、焦る僕との距離を狭めて近寄ってきた。
「……嘘。本当は寒いんでしょ? 寂しいんでしょ? 隆志クン。目がそう言ってるよ?」
 彼女はそう言うと、いきなり僕に唇を重ねてきた。 勿論、僕にはファースト・キスだ!
「な……、な……!? な、何をするんだ!? いきなり!?」
 僕の顔は多分真っ赤になっていると思う。だけど僕は蛇に睨まれた蛙のように動けない。
 彼女はそんな僕を抱きしめてきた。暖かいぬくもりが伝わり、僕は益々動揺する。
「唇が冷たいよ? 隆志クン。ず〜っと寒かったんだよね? あたし、わかるんだぁ……。
 ね、あたしがあなたを暖めてあげる」

 彼女は僕に抱きついたまま、僕の耳朶でそっと囁いた。もう、何がなんだかわからない!
「き、君はまだ中学生なんだろっ!? ぼ、僕をからかって遊んでるのかっ!?」
 僕は彼女を振りほどけないまま、叫んだ。 畜生! やっぱり誰かがまだ僕をからかっ
てるんだ! いつもいつもそうだった! だから……だから僕は……!
 嫌だ! 思い出したくない!
 僕は必死で彼女の腕から逃れようとした。細く、すぐにも折れそうな腕なのに、彼女は
僕を離さない。気がつくと、僕は彼女の腕の中で泣いていた。
「もう下校時間もとっくに過ぎてるのに、なんであたしが君をからかうの? 隆志クン。
 ……校庭から君が寂しそうにここに立ってるのが見えたから、あたしは来たの」
 僕はもう彼女に抗う力も失せていた。放心した様に彼女の腕の中にいる。

「ね。寒いんでしょ? ずっと寂しかったんだよね?」
 彼女は再び聞いてきた。僕は泣きながら彼女を抱きしめ返した。……暖かかった……。
 彼女の腕の中で、僕の感情は溢れ出た。
「うん、寒いんだ! 寂しいんだ! ずっと、ずっと寂しくて辛かったんだ!僕はっ……」
 慟哭を打ち消すように、再び彼女の唇が僕に触れた。暖かいものが、僕の口内に入り込
んでくる。
 これが、ディープ・キスなのか……。僕は初めての体験の連続に驚きながら身を任せた。

「……だから死んだの? ここから飛び降りて」
 不意に発せられた彼女の言葉に、僕は感電した様な衝撃を受ける。彼女はじっと僕を見
つめている。不意に僕は悪い冗談をTVで見た気分で笑い出した。
 ――何だって? 死んだ? ……この僕が? ここから飛び降りて……?

 僕が封印してきた記憶の扉を、突然現れた彼女がこじ開けてしまった。

 ……そうだ、僕は自殺したんだ! 両親が離婚してから、僕はずっと虐められて来た。
 この高校に入学すれば、辛い中学生活から逃れられると、一身に勉強をした。
 遊び相手もいない僕には、勉強しかなかった。だが、合格しても虐めは僕に付き纏った。
645学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:45:57 ID:RBuIlZaO
>>644
 もう耐えられない、と思った僕は今迄の事を遺書に認め、この非常階段から身を投げた。
 僕の死で、僕を虐めた奴等が後悔し、責められればいいと思った。
 しかし僕の死後、遺書は風で飛ばされ、僕は事故死とされてしまった。
 教師達だって、僕が皆に虐められていた事は知っていた筈だ! なのに僕の死の真相は、
闇へと消し去られた。虐めた奴らさえ、僕の事などすっかり忘れ、今はもう社会人の筈だ。

「ぼ、僕は……! 僕という存在は一体なんだったんだ!? 畜生! 畜生!」
 今度こそ僕は心の底から搾り出すように泣き叫んだ。あの時から僕はここを動けないで
いた。そう、もう何年もの間。

 叫び疲れた僕は、辛抱強く僕を抱きしめていてくれた彼女に気づいた。
「君は……、君は一体誰? 何故、僕を知っているの? なんで僕が見えて触れるんだ?」
 ゆっくりと見上げた僕は、彼女が嫣然と微笑んでいる表情に見とれてしまった。
「あたしは”冴子”。あなたを迎えに来たの」
「迎え……? 死後の世界とか天国? ああ、僕は自殺したから、行くのは地獄なのかな」
 心の叫びを彼女の前で叫びきった僕は、なぜか静かにそう言えた。吃音も出ない。
 僕は魅入られるように、彼女の腕の中から冴子と名乗る少女を見つめていた。
「そんな所よりもっといい所よ。あなたは、あたしと一つになって、あたしの中で眠るの」
 彼女は中学生とは思えないほど艶やかに笑い、そう答えると服を脱ぎ始めた。

 ほっそりした体からは想像できなかった豊満な乳房と、括れる様な細い腰が顕わになる。
 スカートを脱ぎ落とすと、眩しいほど白いショーツが現れる。
 冴子は躊躇いもなく、そのショーツさえ脱ぎ捨てた。
「生身の女の裸を見るのも初めて? 触ってみない?」
 白いソックスとローファーだけ履いている彼女が、僕を抱き寄せた。
 驚いている僕の腕を掴むと、自分の乳房へと誘導してゆく。――やはり暖かい。
 そういえば、僕はもうどの位の間こういった感覚を無くしていたのだろう?
 冬の寒さや、夏のいてつく暑ささえ、もう久しく忘れていたというのに、冴子の体は柔
らかく、暖かいと感じるのだ。

 僕は誘われるままに、冴子の乳房をまさぐり、赤ん坊の様にその乳首に吸い付いた。
「そう……、ゆっくり……優しくね……。……そうよ、隆志クン……」
 冴子は甘い声で、時々微かに喘ぎ声を放つ。僕はもう夢中で冴子の胸に顔を埋めていた。
 僕の口の中で、冴子の乳首が固く尖り始める。僕はそれを舌で転がし、感触を愉しむ。
 冴子の唇からこぼれる声が、少し大きくなった。

 吐息を漏らしながら冴子は僕の手を、ショーツで隠していた部分にあてがう。
 こんなにも暖かくて柔らかいものに触るのは初めてだった。
 冴子のそこは、喩えようも無いほど柔らかく、そして潤っていた。
「さ、冴子さん……。い、痛くない……?」
 僕は冴子のそこを指で撫でながら、恐る恐るもっと奥へと指を動かしていた。

 冴子は微笑みながら僕にキスをすると首を横に振る。
「気持ちいいの……。隆志クン……んっ……そこはね……女が一番気持ちいい場所なのよ」
 冴子は切なげに教えてくれると、僕が差し込んだ指の刺激で背中を反らせた。
「そ、そうなの? さ、冴子さん……、もっとよく見てもいい?」
 僕はまた吃音になっていたが、冴子は笑って頷くと階段に座る僕の肩に白い脚を乗せた。
 目の前に、限りなく柔らかかった冴子のそこが近づいてくる。
 ピンク色に光るそこからは透明な液が溢れ出ていて、僕は思わず息を呑んだ。
 なぜか、ものすごく喉が渇く気がしてくる。これが飲みたい、僕はそう渇望した。
 冴子は顔を高潮させながら、『いいよ』と頷いてくれる。
 僕は冴子のそこに舌を這わせ、溢れる液を舐め取り、飲み下した。喉が温かく潤う。
 冴子は僕が液を飲んでいると、甘い声を放ち続ける。
 僕はやはり夢中になって冴子の”そこ”を舐め貪った。溢れる泉は僕を癒してくれる。

 すると、もうひとつの感覚が僕に湧き上がってきた。
 昔、朝眠っている僕を起しに来た母親がそれを発見して、ひどく叱られた記憶が蘇る。
 あれから僕はそれがトラウマとなって、勃起さえしなくなっていた。
 いけない事だと思い込んできたんだ。
646学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:46:46 ID:RBuIlZaO
>>645
 それが皮肉にも、僕の死後彼女の裸体を見て元気になっている。
 こんな話は教科書や雑誌でさえ読んだ事が無いぞ? 僕は急に罪悪感に苛まれた。
「だ、駄目だよ! さ、冴子さん……! これはいけない事だし、僕は何も知らないんだ」
 隠そうとする僕の手を通り抜け、冴子の手が僕の勃起したものを優しく握ってきた。
「いけない事なんか何もないのよ? 隆志クン。これが自然なの。隆志クンのここが、あ
たしの中に入りたがっているのよ……」
 中学生の筈なのに、冴子の口調はまるでお姉さんのようだ。だけど、不思議と違和感が
無い。見かけは少女で、僕を暖かく包んでくれる女性。それがこの冴子だ。
「僕のが冴子さんのここに……? そ、そんな事ができるの?」
 戸惑って聞く僕に、冴子は辛抱強く そして優しく笑いながら僕のあそこを扱いた。
「できるわよ。隆志クンだって、ママがここから生み出したんですもの」

 ――僕が? あの女にもこんな綺麗なものがあると冴子は言うのか? 信じられない。
「嘘だ! あの酔っ払いの女が、冴子さんと同じなはずは無いよ! 冴子さんは綺麗だ!」
 僕は冴子の言葉を否定するが、股間を刺激する冴子の手には抗えなかった。
 冴子は僕のあそこを更に怒張させながら、魅惑的に誘う。

「隆志クン……。本当はね、人は元々はみんな綺麗なの。それを忘れてしまうだけなの。
 隆志クンが自分は自殺した事を忘れようとしたようにね……。だから隆志クン。
 あなたはあたしのここから一つになって、少しの間眠りましょ? そう、受験の頃位迄。
 それからあなたはあたし達と一緒に暮らすの。ね? いいでしょ?」
「僕と冴子さんが一つになるの……? もう、僕を独りぼっちにしない?」
「しないわ」
 冴子はそう言うと、僕のいきり立ったあそこに跨り、冴子のそこに沈めていった。

 僕は、あそこから全身が暖かく、柔らかいものに包まれてゆくのを感じる。
 くらくらする程気持ちがよく、今まで知らなかった感覚に満たされる。
 僕はいつの間にか腰を浮かせて冴子を突き上げていた。突き上げる度、冴子は体を撓ら
せ、途切れ途切れに声を出している。冴子もまた僕の上で動き、僕を翻弄する。

 やがて、僕の内側からマグマの様に熱いものが湧き上り、僕はもう爆発寸前だった。
「さ、冴子さん……! ぼ、僕もう爆発しそうだよ……!」
 冴子は僕の上で腰を動かしながら、長い髪を振り払い僕を覗き込んだ。
「おいで。隆志クン……! あたしの中で爆発して、君はあたしと一つになるの!」
 優しい笑顔だ。激しく腰を動かしながら、冴子は僕に笑いかけてくれた。
「さ、冴子さん!」
「おいで! 隆志クン!」

 僕は冴子さんの中で爆発した。爆発と共に、僕の細胞は分散し、冴子の中に導かれて行
くのを感じる。
 ――ああ、僕は冴子さんの中に帰ってきたんだ。もう寂しくなんかないぞ。あったかい。
 僕はこのまま少し眠ろう……。冴子が優しく起してくれるその日まで……。
 薄れ行く僕の意識は、とても満たされている。やっと僕の場所に来る事ができたんだと。
647学園七不思議-1:2006/11/26(日) 12:47:40 ID:RBuIlZaO
>>646

 すっかり暗くなった校舎の非常階段に、全裸の少女が一人うずくまっていた。

 しばらくぼ〜っとしていたが、やがて夜風の寒さにぶるっと身震いするとくしゃみした。
「へ〜っくしょい! ……ここ、どこよ? って、あたしまた裸じゃん!?」
 冴子と名乗っていた少女は独り言を言うと、慌てて服を着始めた。

「この外道かーちゃん! またやってくれたな!? チキショー! バカ親父もグルか!」
 少女の背後から白い煙が浮き上がり、発光体となる。
「ごめぇ〜ん! 珠美ちゃ〜ん。あ、ほらほら! 女の子は体を冷やしちゃ駄目よ〜ぅ。
早くコートも着なさい。ねっ!?」
 発光体はゆらゆら揺れながら、一人の成熟した女性を形どってゆく。
「――誰が脱がせたんだよ。誰が!?」
 少女は発光体に毒づきながら、非常階段を下りていった。

「よっ! 珠美、冴子。お疲れ〜。首尾はどうだ?」
 校門の前に駐車している薄汚れたワゴンから、無精ひげを生やした男が声をかけてくる。
「喰らえ! 乙女の鉄拳! このドグサレ親父めが!」
 車の窓から顔を出していた中年の脳天に、少女は茶色いローファーの踵を落とした。

「た、珠美ちゃ〜ん……。それは鉄拳じゃなくて『踵落とし』っつ〜技だろっ! お前は
パパを殺す気か? 冴子ぉ〜、お前もっとしとやかな娘を産んでくれよぉ〜!」
「黙れ。ドグサレ夫婦。娘を女衒みたいに扱う奴等が何を言う!」
 先程まで冴子と名乗っていた少女は珠美と呼ばれ、怒りに体を震わせていた。
 白い発光体の女性が男の傍に近づいてゆく。
「あらあら、ダ〜リン。大丈夫? 珠美ちゃん、急所は外さなくちゃダメでしょ?
 首尾は上々よ、ダ〜リン。隆志クンは今珠美に取り込まれて眠ってるわ」

「だ〜か〜ら〜! なんでこの程度の除霊に母親のアンタが出張るんだっつの!?
 あの位、あたし一人でささっと始末できるってのにさ。なんでわざわざ取り込むのよ?」

 光る女性と無精髭の男は顔を見合わせる動作をすると、男が頷いた。
 発光体の女性が揺れながら弁解する。
「だぁ〜って、ねぇ? 珠美ちゃんはさっさと除霊しちゃうでしょ。隆志クンはすごく頭
がいいのよぅ〜。珠美ちゃんがテストの時、きっと助けてくれるじゃない?」
「そ〜そ〜。この除霊で珠美はここの入学試験はフリーパスだが、後で苦労しないように。
 なぁ? 勉強する暇の無い娘を思う、親心ってやつだよな。冴子」
 少女は髪をかき上げると、忌々しそうな表情でワゴンに乗り込んだ。
「余計なお世話だっつの! 授業料まで免除させて契約した上、娘を身売りする親がどこ
の世界にいるってのか、教えて欲しいもんだわ! あたしはまだ処女なんだからねっ!」
 発光体が揺らめきながら笑う。この発光体こそ少女・珠美の母親、冴子だった。
「そうよねぇ〜。相手は実体の無い霊魂ですもの。珠美ちゃんの純潔は、ママちゃんと守
ってるのよぅ〜。だってママ、珠美ちゃんの守護霊だしぃ〜」

「……除霊しちゃろか……。この淫乱守護霊……」
「まぁまぁ。珠美、明日の仕事は女性だから。そのストレスはそれまで取っとけ。
 さぁ、我らのスウィート・ホームに帰るぞ!」
「明日も仕事入れてるのかよ!? この守銭奴親父!」
「あらあら、ダメよぅ〜。珠美ちゃん。パパ、運転中なんだから危ないでしょ?」
「……そーゆー問題かっ!」

 こうして一人の孤独な少年を取り込んだ少女とその家族は、喧々匆々と帰っていった。
 数年に渡る学園の七不思議は、これ以降六不思議へと減ったのだった。

              fin      
648名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 14:22:32 ID:oFem3ErC
自殺するまでの過程が妙にリアルというかシュールだ。
前半部分はちと暗いがエロかった・・・・

母親の冴子さんが珠美ちゃんに降霊しちゃうとは
めちゃくちゃだけどかわいいよ冴子ママw
ラストが珠美カワイソスなのに笑えたw
GJ!!
649名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 17:26:14 ID:jTxK+DZy
新作ktkr!GJ
僕が死ぬまでの過程が悲惨だからこそ冴子ママの誘惑に流されるんじゃまいか?
俺的にはこういう話すげー好きだ
この家族の話もっと読んでみたいと思う
650名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 20:13:26 ID:l5EGQLlz
かえって言いようの無い寂しさを覚えたのは俺だけか?
651名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:45:35 ID:A6N3+2AS
短編なのに深い。
さらっと無常な話をラストコメディに締める辺り
ちょっと非凡
違う話もストックあるんじゃ?
読みたいっす!
652名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:19:45 ID:vxmPggVi
……そろそろ次スレの季節か?
653名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:02:53 ID:Ncx45J7Q
>>642
お気に召しました!
イジメと自殺とまわりの対応が生々しく簡潔に書かれてるだけに
僕の心理がすごく伝わってきて怖い。
それがラストで一転してコメディにしてしまう所がすごい!

冴子ママと珠美ちゃんの次の活躍を希望します!

と、もう容量がないのか
スレ立ててみますのでぜひぜひ!
654名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:12:51 ID:Ncx45J7Q
スマソ。なぜか立てれなかった‥
誰か頼む。一応テンプレは作ってみた

かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その12】

ここは幽霊、妖怪、妖精、魔女っ子からはては異次元人まで 
オカルティックな存在の幼女、少女、娘、女性にハァハァするスレッドです。 
エロ&萌え〜なSS、画像を随時募集中! 
創作も収集もおかまいなし! 

前スレ
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その11】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142074376/l50

関連サイト 
過去ログ&SS保管庫 
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655名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:17:59 ID:h0Jb9AN7
ん。スレ立て試してみよう。
656名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 04:21:42 ID:h0Jb9AN7
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その12】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164655218/

勃ちました。
これでいいのかな?
657名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 06:40:14 ID:Ncx45J7Q
>>656
Thx GJ!
朝っぱらからすまんかったね
ありがとう!!
658名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:28:23 ID:MhIVqrjr
新スレ起ったのかw
>>655の中の人乙!
早速移動〜
659名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:36:40 ID:dVHUZnF7
ぼちぼち埋めるベ。


漫画、アニメに出て来た、萌える妖怪娘を挙げて埋めるのはどう?

メジャー処では、どろろんえん魔くんの雪子姫が好きだった〜。穿いてないし(゚∀゚)


マイナーな処では、ゲゲゲの鬼太郎劇場版に出て来た、カロリーヌちゃん。
カッコイイネズミ男(富山敬さん)が見れる、貴重な作品。
660名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:50:43 ID:FGz3FGox
ちと新しいが、「ぬ〜べ〜」の ゆきめ は好きだったなぁ。
一途な子はいいね。
661名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:51:59 ID:dggELk1k
名前は忘れたが、ボンボンあたりの漫画に出てきた魔物娘。
身体が氷でできてる。


逆らったかなんかで、親(?)の魔物に折檻されてバラバラに砕かれてた・・・
確か最後は直ったと思うが
662名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 12:23:05 ID:CZZ2C1z2
>>659

その劇場版て、たしかねずみ男がその
カロリーヌちゃんを守ろうとするけど
結局死んじゃってラストで一人佇む、
みたいな話だっけ?
なんか見た記憶がある…
思い出させてくれてありがとう。


俺のお勧めもやっぱぬ〜べ〜かな。
クモ女の糸美が印象深い。幸せになって欲しかったな…
663名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 13:27:50 ID:cgP8THb2
凍て付く夏って……
664名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 14:13:15 ID:GPJU5SWb
ボンボンで覚えているのは「小天狗てん丸」(うろおぼえ)
あれの妖怪の女の子なんていったかなー?

あと、怪物くんの怪子ちゃん萌え
665名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 15:20:01 ID:Vy8qvMMr
妖怪ではないが、幽霊娘という事で、天野小夜子。
いや、奴は生き霊だったかw
666名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 15:42:06 ID:EK5k1aBF
おま、誰と絡ませる気だ?www
RはTNKついてるか不安だし、おばあさんなんぞ見たくもないし、
人体実験ということで成原博士か奈良森先生あたりが適任か。

というか、ゆうきまさみスレ無かったっけ?
667名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 11:24:28 ID:Q6aWZjKN
>>666
あるよ。
ゆうきまさみキャラ・エロ萌えスレその7
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139297970
668名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 00:42:03 ID:pB8Sb5Np
お前のまんこを嗅がせろぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!


          ,, --──-- 、._
       ,.-''"´           \
     /                ヽ、   
    /     (Φ),   、(Φ)     ヽ
     l    `ー ,,ノ(、_, )ヽ、,,.        l   
    .|  ///   `-=ニ=-.   ///     |   
     l       `ニニ´.           l
    ` 、  /⌒⌒i   /⌒ヽ        /
      `/    |   |    \    /

妖怪まんこ嗅ぎ
もし嗅いだ時、悪臭を放っていたならば?妖怪まんこ嗅ぎが悪臭を全部吸い取って
くれて翌朝にはほのかに薔薇の香りのするアロマまんこになっているという。
このように妖怪まんこ嗅ぎはやさしい一面を持っている。
                 (民明書房刊 「妖怪まんこ嗅ぎ」 より)

まんこ嗅ぎの棲家は、このスレ。
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/jsdf/1150468063/
669名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:18:37 ID:vo333RvU
うめうめ
670名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 21:21:42 ID:wCdQz6sO
うめうめ
671名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 13:15:45 ID:m3ALgh6f
めうめう
672名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:08:54 ID:BKlss1zg
男の欲望が実体化した『妄想彼女』も、カテゴライズするならばこのスレになるんだろうな。
673名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 20:04:06 ID:65MlxM62
うしとらは神。
かがりとか垂とか。
674名無しさん@ピンキー
うめ