1 :
名無しさん@ピンキー:
・SS職人様は勿論、イラスト挿絵職人様も随時大歓迎。
・職人様の気分を高めるリクの投下・妄想もオッケー。
・重複を避けるために事前に簡単な内容(カプ・属性など)と投下予告をお願いします。
・基本的にカップリングは自由ですが、男×男は投下も希望もご遠慮ください。
・ただし過去に例外もありますので、ショタ・擬人化・女体化・ふたなりなどは、
投下前に意見を聞いてみて下さい。
・また、名前欄に注意書きをお願いします。
・SS書きさんはみんなの感想が命。感想レスを宜しくお願いします。
◆まとめサイト(前スレ31氏に感謝!)
ttp://popnmusic.h.fc2.com/ 前スレ・関連スレは
>>2-5あたり
2 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 01:19:09 ID:sko/GV4J
5 :
前スレより再録:2006/03/01(水) 01:31:36 ID:sko/GV4J
保守を兼ねて、前スレで途中になってしまったナカジ×ホワイトメリー貼っておきますね。
909 :ナカジ×ホワイトメリー:2006/02/24(金) 21:00:28 ID:247Ej5xk
その日、ホワイトメリーはギターと歌の練習のため、一人スタジオに来ていた。
「えっと、この部屋だったよね」
ガチャリとドアを開けると、中では数人の男達が楽器をしまいながら談笑していた。
「あ、あれ?部屋間違ったのかな?」
一人首を傾げていると、ホワイトメリーに気付いた男達が、皆こちらを見た。
「え?なになに。俺らのファン?」
一人の男がそう言ってゲラゲラと笑う。
「何だ、ギター持ってるじゃん。そんなとこいないでこっち来なよ」
手招きされて、ホワイトメリーは素直にそれに応じた。
「キミたちはバンドの練習?」
もしかしたら話があうかもしれない。そう思ってホワイトメリーはニコニコと質問した。
しかし、男達はそれに答えずホワイトメリーをジロジロと舐めるように見ていた。
「かーわいー。何?ヒツジちゃん?」
「耳長いなー」
「そのフワフワって地毛?」
次々に質問されてホワイトメリーはたじろいだ。
「体はどうなってんの?」
「おっ、調べてみるか?」
ニヤニヤと笑いながら男達が目配せをしあう。
「えっ?」
ホワイトメリーが戸惑っていると、一人の男に肩を掴まれた。
「面白そうだな!おい、お前そっち押さえろよ」
「りょーかい」
後ろから羽交い締めにされて、ホワイトメリーはバタバタと抵抗する。
「や、やだ!何するの!」
すると足まで押さえられてしまい、動くことすら叶わなくなった。
「拝見しまーす」
ふざけた口調でそう言うと、ワンピースの裾を掴んで胸の上まで一気に捲り上げた。
「キャアッ!」
中に着ていたキャミソールも共に捲り上げられて、ブラまで外された。
ホワイトメリーの小ぶりな胸が露わになった。
「小さいけど意外とあるんだな」
「ヒック…うっ…」
恥ずかしさと怖さで、ホワイトメリーはしゃくり上げて泣いた。
「ちょっと味見」
ペロリと舐めあげられて、ホワイトメリーの体がビクリと動いた。
「やだやだぁ!やめてよぉ…ック…」
男の舌の感触に寒気がする。
6 :
前スレより再録:2006/03/01(水) 01:33:04 ID:sko/GV4J
910 :ナカジ×ホワイトメリー:2006/02/24(金) 21:05:17 ID:247Ej5xk
「んじゃあ俺は下のほう」
ホワイトメリーのはいているモコモコのパンツらしきものと一緒に中の下着も一気にずり下ろした。
「いやぁ!」
「なんだ、下も普通かぁ」
その時、いきなりドアが開いて男達はビクリとして振り向いた。
そこには学ランと学帽、眼鏡に青いマフラーという出で立ちの青年が立っていた。
「次…予約入れてるんすけど…」
ボソリと言って背負ったギターを抱え直す。
「やべ…行くぞ!」
見られたのがまずいと思ったのか、男達は各々自分の楽器を手に持ち、逃げるように去って行った。
ホワイトメリーをその場に残して。
「ヒック…ッ」
「誰か…いるのか…?」
機材に隠れて誰かが床にへたりこんでいるのが見えて、青年は中へと歩いて行った。
「!?」
そこには乱れた衣服のまま泣きじゃくっているホワイトメリーがいた。
「ふぇ…。ナカジ…くん?」
「まさかさっきの男共に…?」
ナカジと呼ばれたその青年は、怒気を露わにしながらも、静かにそう言った。
ナカジとホワイトメリーは、いつもこのスタジオで遭遇しては、何気無く仲を深めていた間柄だった。
「ナカジくんっ!」
名前をもう一度呼んで、しゃがみこんだナカジに勢いよく抱きついた。
「ナカジくん!ナカジくん…怖かったよぉ…ヒック…」
「メリー…」
ナカジは自分の腕の中で泣きじゃくるホワイトメリーの頭を無器用に撫でた。ホワイトメリーの体の感触が柔らかい。
衣服が乱れていることにも構わず、ホワイトメリーはナカジに甘えるように抱きついたまま泣いている。
憎からず思っている相手のこんな姿を見せられて、ナカジは体が熱くなるのを感じた。
ふとホワイトメリーの腕を見ると、血が出ていることに気が付いた。
「メリー…怪我したのか」
「え?あ…ほんとだ…」
抵抗した時に傷つけてしまったのだろう。
流れはしないものの、じんわりと血がにじみ出していた。
ナカジはおもむろにホワイトメリーの腕を掴むと、血を拭うようにそっと舐め始めた。
7 :
前スレより再録:2006/03/01(水) 01:34:03 ID:sko/GV4J
912 :ナカジ×ホワイトメリー:2006/02/24(金) 21:13:25 ID:247Ej5xk
「ひゃあ…っくすぐったいよ…」恥ずかしげに言うホワイトメリーにナカジは慌てて腕から口を離した。
「悪い…もう止める」
すると、ホワイトメリーは首を横に振って頬を赤く染めた。
「もっと…」
「…?」
「もっとして…。ナカジくんに舐めてもらうの…キモチいいの…」
ナカジの心臓がドクリと脈打った。
「馬鹿なこと…言うな。そういうことは好きな男にしてもらえ…」何とか平静を装って、冷たく跳ねのけた。
「だってアタシ…ナカジくんが好きなんだもん」
「な…」
「ずっとずっと好きだったもん。初めて会った時から」
ホワイトメリーは潤んだ瞳でナカジを見つめた。
「ナカジくんじゃなきゃヤダ…。だからお願い…」
言いながら、ワンピースを捲り上げて催促する。
ホワイトメリーの愛らしいピンクの乳房がナカジを釘付けにした。「…………っ」
そのまま何も言わずに、ナカジはホワイトメリーに口付けた。
「んっ…」
そしてホワイトメリーの小さな胸を舐め始めた。
「あっ…ひゃあぁ…っ」
さっきとは違う気持ちのよい舌の感覚に、ホワイトメリーは身をくねらせる。
「ふぁ…あんっ!ナカジくぅん…」
ナカジの頭を掴みながら、ホワイトメリーは甘い声で身悶えた。
「はぁ…ねえっ…下も舐めて…んっ」
すでに濡れているホワイトメリーの割れ目を、ナカジは言われるままに舐め始めた。
「あん…気持ちイイよぉ…。ふぁっ」
ピチャピチャと水音を響かせながら、ホワイトメリーのそこを夢中で舐めあげる。
再録以上です。作者様続きお願いします。
9 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 04:49:51 ID:D20BYoQb
ほっしゅあげ。
>>1乙
しかし音ゲ総合と統合したほうが良かったんじゃないか?
>>1 乙!
誰も人居ないみたいだし、保守も兼ねてナカジ×サユリでも書こうかな…
まだ途中までしか書いてないんだけどな
>>1 こん乙んぽらりーねーしょん
新スレ建ったし、俺もなんかうpしますわ
>>1 乙です!
キャプテンジョリー×ダイアナが読みたいなあと云ってみうわ何をするやめあwせdrftgふじこ
14 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 14:47:42 ID:gE9U8THM
ほしゅあげ。
>>13 おもしろそうだね、それ。読んでみたい
>>14 マジですか…!
今さわりだけですが書き上げたらうぷしたいと思います
17 :
13の中の人:2006/03/04(土) 23:15:43 ID:uWTJi8h8
>>13 >>16 有難う御座います。エロまで行ってませんが現時点での分投下してみます。
初投下のため緊張でBPM急上昇…ガクガク
投下の前に補足。
・時代設定は大航海時代
・繰舵手=船の中で実質NO,2。船長の独裁を防ぐための監視役的役割も有。
他書いている途中で何かあったらその都度追記します。
では投下いたします。
名前欄に「ジョリダイ」って入れておきますので、お嫌な方はそれで回避を。
18 :
ジョリダイ:2006/03/04(土) 23:17:21 ID:uWTJi8h8
「じゃあ、頼んだぞ」
「ああ」
夕暮れの頃、船の上でジョリーと操舵手がそんな会話をしているところへ、小さな影がひとつ駆け込んできた。
今年で8歳になる、見習い水夫兄弟の末っ子だ。
兄弟たちに守られて育った為、それ故の奔放さでもってジョリーについてまわるのだが、そこが憎めないのだ、とジョリーは思う。
他の乗組員たちも、彼は勿論、彼の兄弟達を叱ることはあっても、無闇に殴ることはしなかった。
そんな彼がジョリーに駆け寄って、云った。
「船長、どこか行くんですか?」
「ああ」
「…おいらも行っちゃダメですか?」
ああ、始まった。
ジョリーは内心苦笑する。そして、わざと物々しい口調で云った。
「駄目だ。お前には大事な仕事があるからな」
その言葉に、小さな水夫は大きな目を瞬かせて首をかしげた。
「これを、俺が帰るまで預かってくれ」
云って、ジョリーは被っていた帽子――それはバイキング船を模していた――を脱ぎ、少年の頭に被せた。
勿論サイズが合うはずも無く、帽子によっていきなり視界を遮られた少年は、慌てて帽子を支えてジョリーを見上げる。
見上げた顔は精悍で、後ろに撫で付けた黒髪が潮風に揺れていた。
その唇が不敵に笑う。
「…頼んだぞ?」
「…はい!」
少年は、元気良く答えた。
「…でも、船長どこへ行くんでしょうか?」
「そういう事はな、訊かねえもんだ」
繰舵手が、どこか渋い顔をして云った。
「けどまあ、あえて云うなら――」
「云うなら?」
小さなボートに乗って港町へと向かうジョリーを見送りながら、繰舵手がぽつりと呟いた。
「…大人にはいろいろあんだよ」
19 :
ジョリダイ:2006/03/04(土) 23:18:16 ID:uWTJi8h8
夜空が藍色を深める頃、ダイアナの一日は終わる。
港町から少し外れた場所にある酒場、そのステージで歌を披露するのが、彼女の仕事だ。
彼女の美しい歌声は評判で、海を越えて聴きに来ようとする者も度々居た。
そんな彼女が今夜のステージを終え、控え室で高揚した気分を鎮めていると、突然、店長が控え室にやってきた。
「ダイアナ、お前に客だ」
それを聴いたダイアナは訝った。
ダイアナに一目だけでも会おうとする人間は多く、とても全てを相手にしきれなかったため、店長自身が控え室には関係者以外誰も入れなくしたのだ。
どんな客でも特別扱いはしない、それが店長の方針だったからだ。
「…?店長、それは…」
ダイアナが云いきる前に、店長は首を振って誰かに道を譲った。
ダイアナからはドアの影になって今まで把握できなかったが、ドアから入ってきたそれが誰かを察した瞬間、ダイアナは息を呑んだ。
人より頭一つ抜けた長身。
猫背気味の姿。
肩にかけた、どんな夜にも映える赤と黄のコート。
くるんと丸まった愛嬌のある髭。
そして、鋭く、どこか優しい光を湛えたオニキスの瞳。
「……ジョリー」
20 :
ジョリダイ:2006/03/04(土) 23:19:10 ID:uWTJi8h8
月が冴え冴えと輝く夜の中を、ジョリーとダイアナは並んで歩いていた。
噛みあわない歩幅とリズムを合わせようとしているのは専らジョリーの方で、ダイアナにはその気遣いが嬉しくもあり、どこかもどかしくもあった。
それは、彼との道が交わることなど出来ないと、云い聴かせられているようでもあった。
たとえ、一瞬でも。
「…いつ、戻ってきたの?」
前を向いたまま、ダイアナが訊いた。
「…昨日の夜、ここに」
「そう…」
溜息のように流れる言葉。
「もう、一年になるのね」
ほんの少し俯いて、ダイアナが云った。
「…ああ」
出会った頃から彼は海賊船に乗っていた。
それと知っていながらどうしてだろう、最も遠ざかっておくべき人種に焦がれてしまったのは。
そしてその流れを押さえることが出来ずに、逆らえずに、縺れるようにして二人は愛し合った。
それは、終わりが来ることを痛烈に知っていたからでもあった。
予感していた終わりは、しかし唐突に訪れた。
ダイアナがそれを知った頃には、ジョリーが乗る船は遠く海へと進んでいた。
それから、一年余りの歳月が過ぎていた。
今夜はひとまずここまでで…!
続きも、が、ガンバリマス
>>21 GJ!!
初めて読んだ組み合わせだったが良かったです
続きも楽しみに待ってます
かっこいい文だ…
楽しみにしています。
24 :
ジョリダイ:2006/03/05(日) 18:24:52 ID:4WIFeaar
やがて二人の足が止まる頃、ジョリーが目を細めて息を零した。
「相変わらず、見事だな」
ダイアナの家の庭には、たくさんの紫陽花が植えられているのだ。
丁度今が開花の時期と云うこともあり、青い色を月光に惜しげもなく凛と晒すその姿こそ、日々のダイアナの手入れの賜物だった。
ダイアナはこの花が好きだった。そしてそれは、今でもそうに違いなかった。
「今年は綺麗に咲いてくれたわ。本当によかった」
その言葉に、ジョリーはほんの少し眉を寄せた。そして、
「去年は…どうだったんだ?」
「…何故かは解らないのだけれど、咲きが悪くて…赤くなった花もあったわ」
ダイアナは、目を伏せてそっとかぶりを振った。
「…」
ジョリーは、その紫陽花を見なかった。
そして、その事実に心を痛めたであろう、ダイアナも。
ここから先エロにもんどり打って来ますゼエハァ OTL
コメ有難うございます!マジで力になります。
そして又も補足。
ダイアナが赤い紫陽花を嫌う理由ですが、
紫陽花には土のアルミニウム分で花の色を変える性質があることから、「移り気」と云う花言葉があるためです。
(青い紫陽花にはまた別に、正反対とも思える花言葉が有る)
ラス三行は…二人の分かれた時期です。
GJですー。
アジサイは私も好きですね。
アジサイにそんな言葉があったなんてww
ナカジ×ホワイトメリー投下した者です
再録ありがとうございます!
続きは明日にでも投下しますんで
おお、作者様お帰りなさい!
ジョリダイもナカメリも期待してます!
続きいきます
「んぁ…あっ…!」
快感に身を委ねながら、ホワイトメリーはたまらずに首を振った。
垂れている耳がパタパタとはためく。
「ナカジくん…っ!ひぁっ…もう…もうイイよ…入れてぇ」
「良いのか…?」
「うん…早くぅ…」
ホワイトメリーはその場にペタリと寝転んで、足を開いた。
その行為に、ナカジのモノはすでに苦しそうだったにも関わらずはち切れそうに大きくなる。
素早くチャックを開けて、我慢出来ないというようにすぐに割れ目へと当てがった。
そしてホワイトメリーの中へと侵入させた。
とてもきついその中でギュウギュウと締め付けられて、ナカジは小さく声を漏らす。
それとは対照的に、ホワイトメリーは悲痛な声を上げた
「あうぅ…痛ぁい…」
「わ、悪い…」
焦りすぎて考えなしに突っ込んでしまった。そう思って名残惜しそうにしつつも、ゆっくりと割れ目から抜き始めた。
「うぁっ…いいよぉ。そのままして」
「痛いんだろ」
「いいのっ…。ずっと夢見てたんだもん…ナカジくんにしてもらうの」
以前からホワイトメリーは、ナカジに抱かれるのを妄想しながら何度も何度も自分を慰めていた。
このチャンスを逃したくないとばかりに、ホワイトメリーは切なげな目でナカジに懇願する。
「痛くてもいいから…お願い」
「……………わかった」
「ひぁあっ!あぅ!」
容赦の無いナカジの激しい動きに、ホワイトメリーは苦しそうにあえいでいる。
「ナカジくんっ!ねっねぇ…気持ちイイっ?…んっ!」
あまりの気持ち良さに、ナカジは声も出せないまま息を荒げている。
「はっ…はぁ…うぁっ…壊れちゃう…よぉ…っ」
割れ目からは血が流れ出している。
ナカジが激しく出し入れすることによってホワイトメリーの透明な液体と混ざりあい、薄い色へと変化していった。
「あう…はぁっ…あっ!奥に当たって…るっ!んぁ!」
「…もう…出るっ…!」
「あっ!あぁっ…ナカジく…ん」
「う…っ」
精液が出るギリギリまで耐えて、ナカジはホワイトメリーから自身を抜き出した。
「ふあぁ…」
ピュルピュルと音をたてて、白く濁った液体がホワイトメリーの体に降り注ぐ。
やがてそれがおさまると、ホワイトメリーはトロンとした表情で精液を指ですくいペロリと舐めた。
「ナカジくんがいっぱい…エヘヘ…」
そう言って力なく笑う。
「ナカジくん…」
不意に名前を呼ばれて、ナカジはホワイトメリーの顔を覗きこんだ。
「大好き…」
ホワイトメリーは起き上がってナカジを抱きしめ、そっとキスをした。
END
とこんな感じでとりあえず終了
ホワイトメリーが淫乱ぽくて激しく申し訳ない……
イメージ壊してたらすんません
勢いで書いてただけに途中で投下できなくなって更に自己嫌悪してたけど、スレ立てしてくれた方にまじで感謝です
ジョリダイ楽しみにしてます
>>31 乙、そしてGJ!
淫乱なメリーもかわいいです。
>>31 健気メリー萌えました!GJ!
続き投下します。や、やっと前座終わった…
34 :
ジョリダイ:2006/03/06(月) 13:44:26 ID:6jdnnegj
「雨か」
甲板上で水夫の誰かが呟いた。
月明かりは灰色の雲によって隠され、空は重く暗い色合いと気配を纏いつつあった。
「荒れそうか?」
操舵手が云った。隣にいた水夫兄弟の真ん中の少年にだった。
彼は空と会話をするような正確さで雲の表情を読み取ることが出来た。それはほとんど天性の勘のようなものだった。
「…一晩だけだと思います。雷もないです」
「そうか」
操舵手は無精ひげの生えた顎をひと撫ですると、甲板上に立っている少年水夫を見た。
夕刻、共にジョリーを見送った、水夫兄弟の末っ子だ。
ぶかぶかの帽子を被ったまま、動こうとしない彼に、繰舵手は声をかけた。
「ずっとそこで待ってるつもりか?船長が帰ってくるまで?」
少年は繰舵手を横目で見て、すぐに港町へと視線を戻した。
繰舵手は呆れたような溜息を一つ吐いて、少年に云った。
「お前の仕事は、待ってることじゃないだろう?」
「…」
「とっとと中に入らねえと、その船浸水しちまうぞ」
その言葉に少年は、はっとなったように操舵手の顔を見た。
それからもう一度港町の方を見て、さっきまで梃子でも動きそうになかったのが嘘のように、慌てて船内へと駆け出していった。
操舵手は肩をすくめて、兄弟水夫の真ん中の少年に云った。
「お前達も大変だな」
少年は苦笑して、空を見上げた。
雨粒が静かに、しかし確実に、天から降り注いでいた。
35 :
ジョリダイ:2006/03/06(月) 13:45:24 ID:6jdnnegj
「しばらく止みそうにないわね」
ダイアナが、二人分の紅茶を入れて戻って来た。
不意の雨に足止めを食らい、やむなくダイアナの家に留まる事となったジョリーは、テーブルに座り、窓の向こうを見ていた。
純粋な青さで以って咲き誇る紫陽花を、雨粒が静かに濡らしてゆく。
「はい」
「…ああ」
声と一緒に差し出されたカップと皿を受け取りながら、ジョリーが云った。
カップから香る紅茶に混じって、ほんのりと香るラムの匂いに、目を細める。
砂糖の代わりに、ラム酒をひとさじ。
彼女はいつもそうしてくれたのだ。
いつでも。
そして今も。
ジョリーは、変わらないものに、変わらずにいるものに懐かしさを憶えながらも、その胸に痛みにも遠い息苦しさが生じるのを感じていた。
紅茶を一口飲んでから、ダイアナが云った。
云えなかった言葉を。
「…どうして、戻ってきたの?」
ランプの明かりだけが室内を照らし出し、夕日よりは弱いオレンジをした光が、カップの中で揺れている。
雨は降り続いていたが、その声はすっかりひそめられていた。
ジョリーは紅茶で口の中を潤してから、静かに云った。
「…会いたかったんだ」
「私に?」
「ああ」
ジョリーが頷くと、ダイアナは大きく溜息を吐きながら椅子の背に体を預けて、云った。
「そう云うと思ったわ。そしてまた、私から離れていくのね」
「ダイアナ、俺は――」
「そんなの、私達にはたまらないわ。私が――いえ、女が望むのはあなたみたいな人じゃないの。それとは正反対の、”男らしくない人”よ」
「いつも君の事を考えていた。俺は、あの時からずっと」
云ってから、ジョリーは後悔した。
それは最悪の言葉を導きだす引き金だった。
彼女が、ダイアナが一番痛烈に思い、だからこそ云いたくなかった言葉――
――なら、どうして私を置いていったの?
ジョリーは、張り詰めた表情でダイアナを見詰めた。
それしか出来なかった。
ダイアナは俯いていたが、やがてゆっくりとかぶりを振り、静かに云った。
「…でも、あなたはそういう人だわ。自分に正直で、嘘がつけなくて…だから行かなくちゃいけない。
あなたが、あなたであるために。…あなたを恨むのは、お日様を恨むのと同じことだわ」
「…君の云うとおりだ。俺は、行かなくてはならない」
その云い方が可笑しかったのか、ダイアナは困ったように微笑んだ。
「本当に、ひどい人」
補足です。
紅茶にラム酒の下りは製菓用のラム酒に使い方として書いてあったので使ってみました。
実際にはそうやって飲んだことは無いんですが…
>>36 お舞さんの文、ムードがあってとても好きだ!
続きにも期待!
38 :
ジョリダイ:2006/03/07(火) 14:55:00 ID:Uuq9QkoL
雨音は大分弱まっていた。
上空で吹く風が雨雲を押し流し、僅かに生まれた雲の隙間から、音も無く月光が差し込んでいる。
それはベッドに腰掛けた二人を淡く照らし出し、やがて静かに去ってゆくのだ。
唇付けはラムの香りがした。
ダイアナはその香りに眩暈を覚えながら、口内に滑り込んで来た舌を受け入れ、そっと絡めてゆく。
ジョリーの手が添えられた首筋に、灯が点るように熱がわだかまって行くのを感じながら、ジョリーの広い背に腕を回した。
名残を惜しむように唇が離れると、ジョリーはそのままダイアナの首筋に唇付け、時折柔らかくそれを吸った。
「ん…」
震えるような吐息を漏らすダイアナのその体がゆっくりと傾ぎ、やがて背がベッドを打つ。
二人分の重量に、ベッドが軽く軋んだ。
ジョリーの鋭く縁取られた瞳が、青白い月光を孕みながらダイアナを見下ろしていた。
肩にかけられたコートの袖が垂れて、ジョリーにすっかり包み込まれたようになったダイアナは、ほんの少し笑って、ジョリーへと手を伸ばす。
然してその手は、大きく無骨な手によって絡め取られ、二人はもう一度深く唇付けた。
小出しになっててすいません OTL
む、難しい… もんどり打ったり腹筋背筋しながら続き書いて来ます!
>>39 ここまでドキドキする小説読んだの初めてです!
続きも期待してます。
41 :
ジョリダイ:2006/03/08(水) 20:23:22 ID:nVgrmDUf
雨足がまた強まり始め、深海の静寂にも似た沈黙をひたすらに埋めてゆく。
微かな衣擦れの音とともにドレープが解けて、ダイアナは一糸纏わぬ姿でベッドに横たわっていた。
ひやりとした外気を全身で感じながら上半身を露にしたジョリーを見上げている時、ダイアナはあることに気が付いた。
体を起こしてジョリーの胸元に触れると、温度の深くから皮膚を通して鼓動が伝わって来る。
ダイアナはそれに安堵を覚えながら、しかし少し眉を寄せて、云った。
「…また、増えたのね」
ジョリーが静かに頷く。
海賊であるジョリーの身には危険が絶えない。
逞しく、しかししなやかな印象すら受けるその体には、幾つもの傷跡が残っているのだった。
大きなものは勿論、小さいものも含めれば、それこそ数え切れぬ程だった。
ダイアナが知らない傷も幾つか増えていた。
中でも一番大きかったのは、左肩から鎖骨にかけて斜めに走った傷だった。
今はすっかり塞がっているが、それなりに深かったらしく、何針か縫った跡もある。
ダイアナはその傷を慈しむように撫でながら、そろりと訊いた。
「…痛かった?」
「…いや」
苦笑するジョリーに、ダイアナがふわりと笑う。
「困った人ね」
云うと、ダイアナは傷跡にそっと唇付けた。
そのまま傷に沿って唇を沿わせ、軽く舌を覗かせると、ジョリーの背をざわりとした感覚が駆ける。
唇は熱い吐息を残して離れ、その熱に追いすがるように、無骨な手がダイアナの肩を引き寄せ、唇付けた。
ジョリーの胸元に添えた手から伝わる熱と鼓動に、ダイアナは自分の全てが解けてゆくような気がした。
あとは落ちてゆくだけだった。絡まり、縺れ合い、一向に見えることのない底へと向かって、繋がったまま。
「ジョリー…」
強さを増した筈の雨音が、遠い彼方で聴こえていた。
本日の分です。
じれったくてすいません腹筋背筋腹筋背筋腹筋背k(ry)
>>42 干物で懲らしm(ry
自分のペースでいいから頑張れ!!
44 :
ジョリダイ:2006/03/10(金) 01:31:21 ID:jWcAQbir
冷えている筈の空気はこの身を鎮めるには足りず、逆に互いの体温を際立たせる。
落ち続けて失速した場所は雨音が支配する静寂だった。
全身で以って自分に触れて来ようとする彼を同じように全身で受け止めながら、ダイアナは深い底で喘いだ。
指が撫で、摘み、絡む。
舌がなぞり、吸い上げる。
その感覚自体久しぶりであったし、何よりも一年という歳月の残酷な遠さを埋めるような感度で、それらの愛撫に反応する身体があった。
汗が伝う逞しい腕に自分のそれを絡めた。まるで縋るように。
完全に持っていかれないために。
「ん…あ!」
すっかり皺だらけになったシーツをかき混ぜるように悶えるダイアナが、不意を突かれたように高く声を上げた。
白い喉がのけぞり、豊かな胸が揺れる。
そこは既に濡れすぼっており、指を易々と受け入れていた。
すいません、残りは一気に書いて一気に上げたいと思いますので、投下は来週あたりになると思われます…!
職人さん方、お気になさらずガンガン投下してください!ナカサユ正座して待ってます!
みここ×カゲトラぎぼん
みここが攻めなのか
それはそれでアリ
>>47 不覚にも萌えたが猫の性器にはトゲが生えてるんじゃ…
いや虎だから分からんけど
ついでに容子さんキボンヌ
>>50 痛そうだな…
虎にもトゲあるんじゃなかろうか
頑張れみここ…
巫女は淫乱と相場は決まっておりまする
カゲトラが搾られる方向で
猫は首んとこモフられると勃つと思う(虎だけど
リエ×みこ
…これはないなw
こんなんだったらみるさなのほうが書きやすい。
みこ×さな とか…
12のカテゴリイラでさなえちゃんも巫女装束だったし
幼さを武器に清純なさなえちゃんにあれやこれやを…
すまん……ありえないな
みここ×智羅
ごめん。
>>55 自分も好きだ・・・が、夜の生活云々は難しそうだな・・・
人間と獣人のカプがこれほど茨だとは・・・
こんな時間にこむばむわ。
偉いお久し振りでございます…。
久々に作品が出来たのできて見たのですが、以前書いたフロメルの続きを書いているはずが、出来上がったのはムラキキョ2作目でした、アレーOTL
なんかスレの流れぶった切り過ぎな感じな上に相変わらず長いですが、編集終わったら投下しようかと。
とりあえず見直し&編集してきます、おかしい所なければすぐに投下できると思います。
少し問題があれば直しつつ、遅くとも今日中には…!
>>57 風邪ひいてるので半裸でアイスクリーム食べながら待ってます
>>55 自分は人間と獣人のカプ大好きだぞ
みここ×カゲトラは見てみたいなー
>>58 >>59 有難うございますw
ちょっと遅くなりました、まだ日も高い時間ですがムラサキ×桔梗投下しようと思います。
以下に簡単なキーワードと注意事項あげときます。
・話は前作の数ヶ月後、桔梗はムラサキ宅(店)に居候中。
・ムラサキ姐も桔梗も何か口調が男前気味。
・長いです、エロに至るまでは短めにしようと頑張って見ましたが。
・軽くソフトSM風味…? ぬるいですが。
長いですけど少しずつ区切りながら一気に投下しようと思います。
そいでは始めます。
肩と腕に、違和感を感じて目を覚ました。
開いたはずの視界は、闇に覆われていた。
「………」
闇の中で目を瞬かせながら、眠りから覚めた桔梗はとりあえず目を擦ろうと思い至る。
「…痛ッ…?」
しかし眠っている間に背の後ろに回ったらしい両手は、何故か体の前に持ってこられなかった。
「何だ…これは」
両の手が、手首を合わせて縛られている。
そう気づいたのは手を動かせば互いの手に触れられ、しかし手首は摺り合わせながら僅かしかずらせなかったから。
「おや、お目覚めかい」
少し遠く…上の方から声がした。
「ムラサキ…殿?」
それはよく聞きなれた女性の声。
自分が今宿を借り…時に肌を合わせる事もある仲の女性だ。
「何が…どうなって」
「御仕置だよ」
「………何?」
意外な言葉に身を捩り、声のした方を向こうとしたが、視界が覆われていてはそれも上手くいかない。
「…っ、何の真似だ、ムラサキ殿」
「だから言ってるだろう、御仕置さ。……アタシがもう怒ってないと思うのかい?」
言われて、桔梗は記憶を辿る。
急激な眠気に襲われる前の事、夕食の席で確かにムラサキは怒っていたように見えた…そう思い出す。
「何を言っている、あれは御主も」
「そうかい、とは言ったけどね。わかったとかそういうことは一言も言っちゃいないよ」
「……」
蘇った記憶と、ムラサキの言葉には相違がない。
桔梗は言葉を続ける事無く、今日の出来事を出来る限り鮮明に、もう一度思い返す。
事は、小一時間程前に遡る。
普段は夕食を摂るような時間に、ムラサキは店の奥にある家には居ない。店に出て、客の相手をしているからだ。
桔梗自身も仕事に出るか、宛がわれた部屋で暇を潰すかしており、特に退屈を感じたことはない。
一人で適当に摂る食事も、いつものことだ。
しかしこの日は月に数度ある店の定休日。
普通に家事もこなすムラサキに、桔梗は思わず意外だといってしまったことがある。
それにムラサキは笑って「そうだろうね」と返したものだった。
そんなムラサキの用意した夕食を摂りながら、桔梗はぼんやりと考えていることがあった。
「ムラサキ殿…」
「なんだい」
この家は、温かい。
世話になってどれくらいが経つだろう、まだそこまでは長くない。
別に間男の様にただ居座るだけではなく、仕事をこなし幾らか納めてもいる。
ムラサキは最初それを拒んだが、それでは自分が落ち着かないと言い聞かせて。
しかし、そんな世間的な理由だけでなく、この場所が余りにも温かい事、それが少し怖かった。
「余り長く、宿を借りているわけにも行かぬだろう…」
「はァ?」
その呟きは、思わず零れた物。
一月程この生活が続いた、その辺りからずっと心の中にあった言葉。
「私とて、一人の成人だ。何時までも御主の家に厄介になっていては、都合もよくないだろう」
「なんだい、急に」
「御主は、客と店以外の場所で会う事もあるのだろう?」
「まあそりゃね、付き合いってモノもあるからねえ」
「此処を使っていた事は無いのか?」
「確かに昔はあったけどね。アンタまさか、此処にアンタが居るのが、アタシの店にとって不利益だろうとか思ってるのかい」
「…思っていないことも無い」
「はん…」
表向きは「世間性」。
それも本心の一つではある、しかし、
「……違うね」
「違う?」
桔梗はてっきり「不利益である」という事を否定してきたのだろうと思っていた。
だがムラサキは、桔梗のもっと深い部分を見ていた。
「身分不相応」
「……!」
「図星かい、やれやれ」
ムラサキは溜息をつき、頬杖をつく。
桔梗を見つめる視線が鋭くなったような気がするのは、恐らく気のせいではないのだろう。
「桔梗」
「……なんだろうか」
「此処は、居心地がいいかい」
「………」
桔梗は思わず視線を逸らす。
「……居心地はいいけど、それに甘んじていいと思えない、そんな所かい」
「……私は」
「ったく、何処の思春期なお子様だい。馬鹿な事言うんじゃないよ」
「しかし、私は…!」
思わず語気が強まった。
逸らした視線の先、暗い「自室」。
そこにはまだ、手放すことが出来ないで居るものがある。
本来ならば、在るべき場所に祀らなければならないのだろうものが。
「……出ていくのかい?」
「その方が…良いだろう」
もう一度、深く溜息をついたムラサキは立ち上がると、
「そうかい」
そう言って、台所の奥へと姿を消した。
何事も無かったかのように食後のお茶を淹れてきたムラサキからそれを受け取り、互いに無言のまま啜る。
特に会話が続くことも無く、蒸し返されることも無く、淡々とした時間が流れ、桔梗は不意に眠気を感じた。
「……少し、疲れた。先に休ませてもらう」
「はいよ、御休み」
立ち上がり、自室に向かう間にもどんどん眠気は酷くなる。
どうにか白い浴衣には着替えたものの、余りの眠気にきちんと着られたかどうかもよくわからなかった。
どうせ今夜はそんなに寒くない、そう思いつつも出来る限り浴衣を調え布団に潜り込んで数秒。
意識にあっという間に闇が落ちてくる。
ほんの一瞬だけ、壁の向こうから音がした気がした。
壁際に敷かれた布団の中で、隣に部屋を持つムラサキの歩く音を聞きながら、桔梗は眠りに落ちた。
そして、目覚めて見ればこの現状。
どうやら「怒っていたように見えた」のは、間違いではなかったらしい。
「アタシはねえ、桔梗」
近くで、声が聞こえた。
つ、と頬に何かが触れる。恐らくはムラサキの指。
「アンタに此処に"居て欲しい"。でも、それが叶わないなら力ずくでも此処に"縛り付けたい"んだよ」
指は首筋を撫でながら肩、腕と進み…縛られた両手首に触れる。
「それならアンタは納得するのかい」
「……」
桔梗の手首を拘束しているのは何かの布。
故に固く縛り上げてはいるが、締めによる痛みはそれほど無かった。
桔梗は思う、いつもであれば眠っている最中にムラサキが傍に来れば目を覚ました。
仕事柄、というものもあるのかもしれない、割と人の気配には敏感なのだ。
それなのに、今日は気づかず…あまつさえ両の手を縛られ、目を塞がれても気づかなかった。
それは、あの唐突な眠気に関係するのだろうか、と。
「不思議そうな顔してるねェ、どうして今日は目覚めなかったのかとか、そんなことを考えているのかい」
「……その通りだ」
「簡単なことさ、馬鹿な事いうお子様に、ちょっと御仕置きしてやろうと思ったからね。一服盛らせてもらっただけさね」
「………っ」
予想はしていたが、いざはっきり伝えられると怒りがこみ上げて来る。
それがムラサキに対しての怒りか、桔梗自身に対しての怒りかはわからなかったが。
「でもま、流石というかなんというか、そう長くは効かなかったみたいだね。こんなに早く起きるとは思わなかったよ。
……その方が、好都合だけどね。無理やり起こすのはあんまり好きじゃないのさ」
ムラサキの手は再び桔梗の頬に触れる。
人形を愛でる様にその白い頬を撫でながら、ムラサキは見えていない桔梗の上で薄く嗤っていた。
「ムラサキ殿…とりあえず解いてはもらえぬか」
「何言ってるんだい、人の話、聞いてたかい?」
桔梗の唇を指でなぞる。
「放っておくと、本当に出て行きそうだったからね…だからアタシはアンタを縛り付けることにしたのさ」
「何を…!」
桔梗は身を捩るが、やはり後ろ手に縛られている状態ではまともに動けない。
「文字通りこうして縛りあげて…精神的にも、ね」
言って、ムラサキは桔梗に口付ける。
「ん…むぅ…っ」
容赦なく、ムラサキは舌を捻じ込む。
いつもならこんなに乱暴ではない、桔梗がそう思うほどに強く、強引に。
「ん――…っ」
横に倒され、縛られた桔梗には成す術も無い。
口付けられながら浴衣を乱されているのが理解できても、何も出来ない。
抗議の声は唇の隙間から音を零すのみ。
開かれた前から冷たい手が差し入れられ、桔梗の体に鳥肌が立った。
「…っは、何を…ムラサキ殿…!」
ようやく離れた唇に非難の視線を向けても、それは眼前に広がる闇に打ち消されるだけ。
「安心なさいな、アタシは好きな娘を痛みで屈服させるのは好きじゃないからね」
「何に安心しろと…!」
「アンタの体はアンタが思っている以上に素直だよ」
「何を、馬鹿な…っう」
柔らかな胸を撫で、背に指を走らせる。
その行為によって、桔梗の肌にはますます粟が立っていく。
「勿論、心もね…これからアタシはアンタが余り知らない事をするのさ。いつもよりはちょっと、過激にねえ」
「ぅ…」
「アンタはアタシの成すがまま。アンタにはアタシが居なくちゃあ誰もこんなことをしてくれない」
首筋に舌を這わせながら、背と胸への愛撫を続ける。
「それでも、アタシの傍から離れられるのかい?」
挑戦的な問いに桔梗は戸惑い、言葉を返せない。
「アタシはアンタが大好きだよ、だから今までは出来る限り普通に愛してきた。
けどアンタがアタシの傍からいなくなるって言うんなら…少しはきついお灸を据えて、二度とそんなことを考えられないようにしてやりたいのさ」
「そんな…簡単に…んぐっ」
何か言わなければと言葉を紡ぎかけた桔梗の口を、手で覆う。
「平たく言えば、そうだね…。アタシ無しじゃあ居られないようにしてやりたい、そういうことだね。
アタシが知ってる事、アタシがアンタにやりたいと思いながら抑えてきた事…今までの行為もこれからするような事も、アンタ自身も求めるようにしちまえばいい」
口を開放し、ムラサキは桔梗の身を起こさせ抱きしめる。
「桔梗? 何も見えないまま触れられるってのは、どんな感じだい」
「――っ」
耳元で囁かれる度温かい吐息が耳朶をくすぐる。
「いつもより、心地良いかい?」
ムラサキの問に返事は無い。
桔梗は羞恥心に顔を赤らめ、俯いて感覚に耐えていた。
「何処まで我慢できるか、見ものだね…」
ムラサキは目を細め、乾いた唇を舐める。
舌がぴちゃりと鳴り、それが聞こえた瞬間に背筋が震えた。
「……っ、くぅ…」
耳朶に湿った何かが触れる。
もう何度も味わってきたその感覚の筈なのに、いつも以上の鳥肌が立つ。
それでもなんとか堪えようと歯を食いしばった瞬間。
「ん…っ!」
胸に再び手が伸ばされ、撫で回し始めた。
「ぅ…っく」
「頑張るねえ…そんなにアタシに堕ちるのが嫌かい」
「な…」
「嫌われたもんだね、アタシも」
ムラサキの言葉に、桔梗は戸惑った。
そういう事ではなかったのに、そう判断されてしまったのかと。
しかし否定するにも今この状況では何かが不自然で、言葉が続かない。
「まあ、良いさ」
「―――-!?」
ほんの少し温もりが離れ、
「っぁ…!」
直後胸の先端に舌が触れたのがわかった。
同時に下腹部へ手が伸びていくのを感じ取る。
「…っ、止め…んんっ」
ムラサキは桔梗の抗議の言葉を無視し、胸を吸い下腹部の更に奥へと手を這わせる。
必死に閉じようとする足の隙間を潜り、下着の上からそっと秘裂を指でなぞった。
「ぅ…っ」
感覚こそ強くは無かったものの、既にそこが濡れているのがわかる。
「まだ、早いね」
何が早いのかはわからなかったが、桔梗はそれ以上ムラサキの手が動かぬようにと足に力を込める。
「無駄だよ、桔梗」
桔梗の行為を見透かしたかのような台詞に、一瞬気が取られた。
全ての視界が闇に閉ざされている状況では、何か言葉が聞こえる度そちらに意識が行ってしまう。
その隙に下着に手が滑り込み、そのまま脱がされていく。
「くっ…止め…ろ」
自由に動く足を僅かに動かしながら抵抗する、ムラサキはそんな桔梗を見て妖艶に微笑んだ。
「全部脱がさなくたってね…少しだけ下ろせれば、ホラ」
「あ…っ!」
抵抗に気を取られ、手の侵入を阻むことを忘れていた桔梗の秘所に、ムラサキは難なく指を潜らせる。
「っあ…! 嫌…だ」
「何が嫌なんだい、触れられるのが嫌かい? 濡らしてる癖に」
「ぅう…っ」
芽には触れず直接そこへ手を伸ばし、ムラサキは蜜を掬う。
「まあ、まだ確かにそんなに濡れちゃいないけどね。もう少し慣らしてやらないと、痛いだけだろうねえ…」
「何が…だ」
「今にわかるさ…、ホラ、耐えて御覧なさいな」
「んぅっ!」
ムラサキは僅かに濡れた指先で、桔梗の芽を撫で上げた。
「あ…はぁ…っ」
「ふふ、可愛いねえ、桔梗」
声色は熱っぽく、しかしそれ以上は何も言わず…淡々と芽を摘み、摺り、撫でる。
「は…う…止め、ろ」
体が震える。
背が仰け反り、只一本桔梗の体を支えているムラサキの腕に、図らずも強く圧し掛かってしまう。
ムラサキは何もいわず、芽を弄び続けた。
「ん…くぅ…っ」
真っ暗な筈の視界がチカチカと白く点滅している気がした。
「そろそろ、良いね」
ようやく聞こえたムラサキの声に思わず安堵を覚えるが、その指が離れた瞬間反射的に足が閉じる。
「ふふ、そんなに閉じたままでいたいかい?」
「……」
特に絶頂まで押し上げられたわけでもなく、半端に快楽を与えられた状態で桔梗は肩で息をする。
その平衡感覚がふと失われた。
「痛…っ?」
後頭部に布団のような床のような感覚が触れ、押し倒されたのだと知る。
状況が上手く飲み込めないまま、太股辺りに違和感を感じた。
「な、何を…っ」
「開かないようにしてあげようと思ってねえ、ああでも完全に締めちまうと入らないから最初は緩くしないとね」
「何のことだ…!」
まだ理性は失われていない、何も見えないまま、よくわからない行為を続けられるのが癪に障った。
しかし当のムラサキは何処吹く風といった具合で、黙々と行為を続ける。
足に何かが巻かれていた、感覚的に革のような冷たさ。
恐らくはベルトか何かなのだろう、それが数本だろうか、太股に巻きつけられていく。
「さて、とりあえずこれでよし」
「っく…?」
何が起こるのか全くわからなかった。
少しずつ恐怖が沸き起こってくる。
と、そこに僅かな水音のようなものが聞こえた。
「中に入れるのが本来の用途じゃないんだけどね、でもまあ、気持ち良いことに変わりは無いさ、きっと」
桔梗には何も見えず、ムラサキの言っていることの意味が殆ど理解できない。
「さ、力抜いてないと痛いよ」
「や、何を…!」
「まあまあ、ほら、力抜きなさいな」
「ッ…痛っ…!?」
何かが、中へ入ってくる。
人の体のような柔らかさは一切無い、異質の硬さと冷たさ。
それが割り入ってくる感覚に、桔梗は反射的に身を固くした。
「そうやったら痛いだけだって言ってるだろう」
溜息をついて、ムラサキは空いている手で芽をくすぐった。
「っふぁ…!」
瞬間的ながら力が抜けたその時を見逃さず、割目を指で押し広げ一気に押し込む。
「っぁあ…っ!」
痛みが走った。
幾ら濡れていたとはいえ、それは余りにも感じたことの無い感覚。
太股への戒めが更にきつくなり、入った何かは桔梗自身の手では最早動かすことが出来なくなる。
呆然としている間に下着は完全に取りさられたようだった。
「やっぱり入れてから締めた方が良かったかねエ。まあ、御仕置だから少し位痛くても我慢しなさいな」
「か…勝手なことを」
「お互い様だよ、さてと」
ムラサキの気配が、離れた。
そのことに少なからず不安を覚える。
「安心しなさいな、一番良い所からはずらしてあるからね」
「……?」
「これだけでイかせてなんてやらないよ、さ、始めようか」
「何…を………っっ!!?」
微かに、桔梗の中で何かが震えた。
「あ、ああ…っ!?」
その振動は、少しずつ大きくなっていく。
「っく…ぁ、ムラサキ殿、これは…っ」
「…玩具だよ、こういう行為の為の、ね」
「あ…あう…ッ」
ムラサキの押し殺した笑が聞こえた気がした。
どこでこの光景を見ているのか、見当もつかない。
ムラサキの気配をすぐ傍には感じられないまま、少しずつ大きくなっていく振動に、それが与える快感に、桔梗は必死に耐えるしかない。
「い…嫌…だっ」
苦しげに身を捩っても、固定された足は少しも隙間を開かせず、中へ入った異物が外へ出ることは無い。
「っあ、止め…止めてくれムラサキ殿…!」
返事は全く無い、ただ僅かに、中の振動が弱くなる。
それに息をついた瞬間、
「―――ぁアッ!!」
それまでとは比べようも無い程に大きな振動が、桔梗の下腹部を襲った。
「は、あっ! 嫌…だ、苦し、い…!」
「…たまにはこういうのもいいもんだろう? 桔梗」
ようやく聞こえたムラサキの声は、笑っていた。
耳の奥に、内から機械が動く独特の音が響く。
その音にあわせて走る振動に、桔梗はたまらず体を折り曲げた。
「は…んっ!」
「良いねえ、桔梗。アンタは本当に可愛い娘だよ」
「…ッ」
自分がどんな姿を晒し、それを何処からムラサキに見られているのか。
それがわからず、桔梗は羞恥と恐怖と快感から逃れたくて首を振る。
「アタシも、ローターなんざ久し振りに使ったけどね…桔梗はこれ、気に入ったみたいだねえ?」
「馬鹿…な、事を…んぁう…ッ!」
また、振動が強くなる。
途切れない快感の波に、桔梗は身を仰け反らせた。
「嫌…嫌だ、怖い…ッく…!」
ムラサキは手にしたローターのリモコンを手の中で弄び、振動の強さを変化させながら桔梗を見つめていた。
そう離れているわけではない、けれど転がりでもしない限り後ろ手に縛られた手を伸ばしても届く距離ではない。
微妙な距離を取り、玩具から与えられる感覚に身を躍らせる桔梗を、満足気に見下ろしていた。
「もう、痛くは無いだろう?」
「ふ…ぁあ…ッ」
聞こえているのかどうかはわからなかったが、その声色からは少しずつ「痛みを堪えている」ような部分が消えていく。
「けど、まあイクのは無理だろうねえ」
「あ…ぅ」
ムラサキは小刻みに震える桔梗を見下ろし、ほくそえむ。
本当は今すぐにでも圧し掛かり、自分自身の指も使って桔梗を責めてやりたかった。
しかしそれでは自分の気持ちが静まらないであろうし、何よりこれは一つの機会でもある。
「アンタが一番良い所、アタシはちゃぁんとわかってるからね…」
普段抑えてきたものを、遠慮なく曝け出したい。
普段以上にもっと鳴かせてやりたい。
ムラサキは浴衣を乱しながら悶える桔梗を見つめながら、胸が高鳴っていくのを感じていた。
霞掛かる意識に蘇る記憶。
"一番良い所からはずらした"、ムラサキはそう言っていた。
「…ッく」
それは桔梗自身嫌でも理解できる事だった。
その振動は止む事無く桔梗に快感を送り続けるが、肝心の所には僅かにしか響いてこない。
そんなことが理解出来てしまうほど、ムラサキと肌を合わせたのだろうかと思うと顔が熱くなる。
「…さて、そのまんまじゃ辛いだろう?」
声が更に遠くなる。
恐らく、立ち上がったのだろう。
「…う…?」
体の内に響く振動は弱まっている。
微かに送られる快感が、少しずつ感覚を麻痺させて行く。
「は…ぁ」
しかし、微かだからこそ理性は堕ち切れない。
いっそ無理矢理にでも激しく乱された方が、感覚も意識も共に堕とされて楽かもしれないのに。
「じゃあ、次に行こうか」
カタン、と音がした。
それが何の音なのかは、全くわからない。
僅かに遠のいていた気配は再び近づいてくる。
その事自体には安心するのだが、ムラサキが良からぬ事を考えているのは想像に難くない。
「………何を、するつもり…だ」
いつの間にか、振動は止まっていた。
堕ちきらなかった理性は羞恥心を先程以上に湧き起こさせ、同時に反抗心を思い出させる。
「さあて、ねえ?」
その声と気配は、思わぬほどに近かった。
思わず身を引くより前に、唇を塞がれる。
「…んッ」
先程の強引なものとはうって変わった、柔らかく温かな口付け。
「ふ…ぅん」
柔らかく食まれ、舌を絡め取られ、頭の中に心地よい痺れが途切れ途切れに走る。
思わずそれを求めたくなるが、それではムラサキの意のままだ。
元より見えていない視界の先を、それ以上に拒むかの如く目をきつく閉じる。
それが、わかったのかどうか。
「まだ嫌がるかい? 桔梗」
「……」
唇を離し、余裕を含んだ声色で問うムラサキに、桔梗は答えない。
拘束されたままの足には、力が入らない。
余韻さえも薄れつつはあったが、未だ中に在るままの玩具が何時動き出さないとも限らず、それを思えば先程の感覚が思い出されてしまう。
声を零す程のものではないが、記憶と恐れは鮮明で強く、抵抗するよりも熱を上げていくだけだ。
「さて、じゃあこいつは外しちまおうかい」
カチャカチャと、何かを外す音。
少しずつ緩んでいく戒めと、熱を持った体に触れる冷たい金属の感触。
「く…」
今なら、逃れられるかもしれない、そう思った。
中に在る異物は未だ抜かれることは無い、それでも足が自由になったならと。
僅かでも抵抗するために、楽になっていく足を伸ばす。しかし、
「窮屈だったろう?」
「え…?」
そっと抱きしめられ、優しい声色で言われる。
その抱擁が余りに暖かく、桔梗は一瞬抵抗を忘れた。
それを見越し、ムラサキは秘所へ手を伸ばすと、入ったままであった異物を一気に引き抜く。
「は…ぅんッ!」
ずるり、と抜き出される感触。
それは僅かに残る力を留めていた最後の栓であったかのように、ただその行為だけで桔梗は下腹部から力も抜けて行ったかのような感覚を覚えた。
「は…はぁ…ッ」
「抵抗なんざさせてやら無いよ、さあ、今度は開いてもらうからね」
声は耳のすぐ後ろからした。
いつのまに後ろに回ったのだろうか、布団に程近い壁にもたれかかったムラサキは抱える様な格好で桔梗を捕らえていた。
「え…あ、何を」
「いいから、足を開きなさいな」
「な…ッ、何をする…!」
力の入らない足をばたつかせようとしてもその動きは酷く弱く、両足はムラサキの手で簡単に捕らえられてしまう。
後ろ手に縛られたままの拘束は解かれていない。
それ以上の抵抗をすることも出来ず、桔梗はムラサキが思うままに少しずつ足を開かされていく。
はしたなく厭らしい、そんな姿を正面から見られているわけではない。
それでも羞恥心は強く、桔梗の体温は見る見るうちに上がっていく。
「明かりをつけたくなるくらいだねえ、流石に今どく気はしないけどね」
「…ぅう」
頭の先から、足の先まで。
余す所無く熱は篭り、酷く熱い。
それ故に、
「…っあ!」
不意に首筋に触れた冷たい舌の感触に、全身が総毛立つ。
次いで片方の手が胸に触れ弄び始め、乳房を撫で回し、時折先端を擦る。
「ん…ぅ」
「可愛いねえ…本当に」
感度を刺激された後の体は敏感で、胸と首、耳への愛撫だけで頭が痺れた。
「そろそろこっちも、外すかい」
「……?」
桔梗が小さく首を傾げると同時に、なんの引っかかりも無くするりと、両手首を拘束していた布が解かれた。
「あ…?」
思わず落ちた腕で無意識の内に体を支えにかかったが、先程までの拘束の余韻である痺れと、与えられている快楽の影響で少しずつ力が抜け、ムラサキに寄りかかってしまいそうになる。
「いいよ、桔梗。力抜いて御覧なさいな」
「う…ッく」
「アンタは軽いし、心配するこたないよ、ホラ」
言って、ムラサキは桔梗が体を支えるために下へ付いていた右腕を取った。
「あ…っ」
当然バランスは崩され、桔梗はムラサキに寄りかかるように身を委ねる形になる。
「足、閉じたら承知しないよ」
言いながら、取った右手を胸に抱くように折り曲げ二の腕で押さえながら、
「……さ、乱れちまいな、桔梗」
「え…あ…っ、んんっ!」
そのまま下腹部へと手を伸ばし、桔梗の小さく膨れた芽を撫でた。
「あ、はあ…っ!」
思わず桔梗は取られた右手で身近なもの…ムラサキの着物を掴む。
それを確認したムラサキは不敵な笑みを浮かべると、更に手を伸ばして溢れ始めた蜜を掬いながら芽を摘む。
「ぃ…ぁあ…っ!」
何度も何度も、途切れる事無く掬っては塗りこみ、時に軽く引っかいてみせる。
「や…ぁっ、ムラサキ殿…!」
縋るように名を呼び、ずり落ちそうになる体をどうにか左手で支える。
ムラサキの着衣を掴む右手をそのまま口元に引き寄せ、自然と横を向いた顔はムラサキの豊かな胸に埋められていく。
「なんだい、桔梗」
「嫌だ…もう、止めて…」
「桔梗? これは御仕置なんだから、そういわれてやめるわけ無いだろう?」
「ぅう…っ、ぁあ…!」
ぐり、と強く芽を潰されながら撫で上げられる。
直後胸の先端と芽の先端を小刻みに引っかかれ、桔梗の下半身はがくがくと震え始めた。
何度も何度もそうして摺られている内に、頭の中が真っ白になっていく。
「ふぁ…う…」
「そろそろ、入れようかねえ?」
「あ…う」
段々意識は侵され、下腹部に広がっていく疼きがもどかしく感じられていく。
いつもなら、何も言わなくてもムラサキが桔梗の変化と願望を感じ取り事を進めるのに、今日はわざわざ確認を取る様に言ってくる。
「それとも、まだ早いかねえ…?」
耳元でムラサキが笑っているのがわかった。
もうわかってる筈なのに、あえてそんなことを言う。
だがそんなことをする理由は、ちゃんとわかっているのだ。
「さあ、どうしたい、桔梗…?」
「う…うう」
芽と胸を愛撫する手は止まらない。
視界を閉ざす布に、思わず溢れた涙が染み込む。
どうしたい、という問い。
それは、この行為の続きをどうするのかという問いと、
「アンタはアタシの傍に、居たくないかい?」
要らない不安と恐怖心、そして罪悪感に駆られて呟いた、あの言葉への。
ムラサキの着物を掴んでいた桔梗の手に、力が篭る。
下に伸ばされていたムラサキの手の動きが止まり、頬をなぞった。
快楽だけを求めて傍にいるわけではない、それは理解していた。
ムラサキは桔梗を心の底から愛している、だからこそあの発言に怒り、"仕置"と称して今こんな事をしている。
勿論それだけではないのだろう、ムラサキは桔梗よりはるかに大人で妖艶で、求めている事も多くは在った筈で。
それは、時折重ねた行為の中、どこかで感じ取ってしまっていた事だった。
少しだけ、罠に自ら飛び込んだ気分になった。
余計な一言を呟いて、彼女の抑制を壊してしまったかと。
けれど、そんな事とは関係なく。
「……私は」
罪悪感が全て消えたわけではない。
それでも、"今までここに居た理由"から、目を逸らすことは出来なかった。
彼女に抱かれる心地良さを、失うことも怖かった。
「ここに、居ても…」
「良いんだよ」
結局、全てがムラサキの言う通り。
子供の様な駄々を捏ね、思春期のような青い不安を抱きながらも、罪悪感だけでは拒みきれない甘い行為と温かな場所。
全て受け入れ、そして心のどこかで求めている何かを与えてくれるムラサキという女性の元から離れるなど、土台無理な話だったのだ。
桔梗は唇を噛み締めた。
俯き、小さくもしっかりと、その許可に安心したというように、頷いた。
「ぁ…んっ!」
胸に触れていた手が離れた、そう感じた瞬間、頬をなぞっていた指は再び下に伸びて芽を弾く。
「そう、それでいいのさ」
大分痺れも取れた手を口元へ運び、漏れ出る声を抑える。
「二度とそんな馬鹿な事考えるんじゃないよ、…そうでないと」
ムラサキの声のトーンが落ちる。
与えられる快楽に気を取られ、桔梗はそれに気づかない。
「また、こんな目にあうからね?」
くちり、と水音がして、ムラサキの指が濡れた割目に潜り込んだ。
「は、ぅん…っ!」
十分に濡れたそこは、ムラサキの細い指を易々と飲み込む。
「ぁ…っく、やっ…」
「嫌じゃないだろう? 中に欲しかったんでしょうに」
本心を抉り出さんとするかのように、指を折り曲げて中を摺る。
「ぅん…っ、はあ…ぁっ」
「…桔梗、もう許してもらえていると思っちゃ居ないだろうね」
「ぇ…あぅ…っ?」
ムラサキは桔梗の足を抱えていた手を、頭の後ろに回す。
そこには、未だ桔梗の視界を封じたままの布の結び目がある。
「アタシを怒らせたら、次はこんなもんじゃないからね。よぉく、覚えておくんだよ」
言って難なく結び目を解いて、それから手を離す。
桔梗の視界を封じていた布は、ついに落ちた。
「はぅ…っ」
口を塞がれていたわけではないのに、何故か大きく息をしてしまう。
視界は涙に濡れぼやけていたが、少しずつ少しずつ薄暗い室内を知覚しだし。
「よぉく、見ておくんだよ…?」
薄闇の中、乱れた浴衣に身を包み、ムラサキに抱かれ喘いでいる自分を映した。
「―――――-ッ!?」
思わず、手が今一度視界を閉ざそうと跳ね上がる。
しかしそれはムラサキの手によって捕らえられ、更に反射的に閉じかけた足は、
「閉じたら、酷いよ」
ムラサキの低い、たったその一言だけで、動きを封じ込まれた。
「…ぃ…嫌だ…ッ」
それだけ言うのが精一杯だった。
目を閉じ、顔を背けてムラサキに縋る。
「ムラサキ、殿…! 悪ふざけが過ぎる…っあぅ!」
一瞬快楽も何もかも忘れて、急上昇した体温に急き立てられるようにそう非難した桔梗だったが、ムラサキの容赦のない一突きで意識を引き摺り戻される。
「しっかり見ておけって言ったろう? 今更何言ってんだい」
腕を捕らえた手を離し、ムラサキは桔梗の顎を掴む。
「可愛いじゃないかい、もっと乱れて良いんだよ?」
言いながら、顔をぐいと上げさせ目尻を舐める。
「さあ、よぉく、見るんだよ」
「嫌…だ、あ…はんっ」
聞く耳持たずといった感じで中を突き、顔を前へと向かせる。
桔梗はただひたすらに固く目を閉じ、抵抗した。
「……目を開けるんだよ、桔梗」
その言葉は余りに低く、暗く…そして何故か抵抗する心を急速に萎えさせる強さを持って、桔梗の耳に響いた。
「は…ぅ」
心が悲鳴を上げていた、嫌だという心と、開かなければ恐ろしいと思う心とがぶつかり合い…結果瞳は再び少しずつ、ゆっくりと開いていった。
視界はまたぼやけていたが、すぐにピントを取り戻す。
「…っく…うぅ!」
ムラサキが使っている姿見、だろう。
それが少し離れた位置に立てかけてある。
それは当然後ろを向いて置かれている訳もなく、二人の行為を鮮明に映し出す鏡面が、窓の隙間から差し込んだ月の光で冷たく光っている。
「嫌…ぁ…!」
「だろうねえ…けど、閉じたら駄目だよ桔梗」
救いを求めるように視線を後ろに投げるが、ムラサキの表情は全く見えない。
「あ…はぅ…っん!」
動きを止めていた指が蠢きだすのが、感覚と視覚で理解できた。
目を開けたままで居る事を強要され、何故かそれに抗うことも出来ず、かといって目の前の光景を完全直視する事は出来ない。
しっかりとは定まらない視線を彷徨わせている内、耳の奥にどこかで聞いたような機械音が響いた。
「あ…や、それは…っ」
「折角だからね、この格好じゃあんまり奥まで入れられないし、それじゃあイけなくて辛いだろう?」
言いながら、ムラサキはローターを桔梗の芽に当てる。
「ぅ…あぁああ…ッッ!!!」
思わず仰け反った桔梗の背を、ムラサキは壁に深くもたれかかりながら受け止める。
結果桔梗の体は少しずつずり落ち、ムラサキの腹に頭を預ける形になった。
「おやおや、か弱いねえ、桔梗は」
ムラサキは一度中から指を抜いて、更にローターも脇に置くとその身を少しだけ抱えなおし、自らは体を前に折り曲げて手を前に回す。
「まだ見えてるね? 桔梗」
その視界を遮らない様にしながら、再び秘所へと手を伸ばす。
「あ…もう…もう嫌だ…っ」
足を引き寄せてまた開かせ、桔梗の懇願するような目をまっすぐ見つめ返しながら、
「駄目だよ、そもそもこんな所で止めて、いいのかい?」
「う…ッ」
どう思っていようと、体はもう走り出している。
言葉は止めようとしていても、最早此処で止められた方が辛い事など桔梗自身よくわかっている。
「さあ、続けようか…」
指が深く、潜り込む。
柔らかく開いているそこは、ムラサキの人差し指と中指を同時にすんなりと飲み込んだ。
「はあ…ああっ…ん」
広がるムラサキの着物を掴み、首を反らした。
溜まって行く涙が静かに零れていく。
時折薄く開いた視界に己の痴態とムラサキの行為が映り、桔梗は熱くなる体に意識を焼かれていく。
思わず反れた視界の先に直接、ムラサキの手が飛び込んできた。
「あ…んぁ…ッ!」
自分の中へ潜り込み、蠢いている手が。
「は…やあ…ッ」
右手で掴んだ着物を引き寄せ首を振る。
ムラサキももう目を閉じるなとは言わなかった。
彼女自身がもうその光景を見ていなくても、ムラサキが見ている桔梗の姿がどんなものかは、既に理解してしまっているのだから。
「ムラサキ、殿…っ」
「なんだい…?」
「嫌だ…見ない、で…く…ぁあっ!」
「それは出来ないねえ、目を閉じたままアンタを抱くなんて難しい以前に勿体無い」
再び、ローターにスイッチが入る。
その音に反応し、桔梗の体が震えた。
しかしそれは、
「怖いかい? 桔梗」
指での責めを続けたまま、ムラサキは問う。
桔梗はムラサキの着物に顔を埋めたまま暫く黙っていたが、
「もう…よく、わからない…ッ」
それを聞いてムラサキは満足げに微笑み、
「あ…」
震えるローターを芽に宛がった。
「ふぁ…あぅ…んッ!」
それを揺らしながら、奥を捏ねる。
中に在る指が少しずつ締められていくのを感じながら、ムラサキ自身も意識がぼんやりとしていくのを感じていた。
「はあ…いいねえ、桔梗…。どんなにアンタが嫌がったって、アタシが逃がしたりするものか」
「は…ムラサキ…殿…ッ…あぅんッ」
桔梗はムラサキに擦り寄りながら、濡れた瞳で訴える。
「なんだい?」
「お願い…だ、このままでは…怖、い」
「………」
「御主の姿が良く見えぬのは…嫌だ」
「……そうかい」
ムラサキはローターのスイッチを止める。
「ぁ…」
少し名残惜しそうな声を零す桔梗がいとおしく感じた。
「やっぱり最後は、アタシ自身でイかせてやる方が、いいかい?」
思わず視線で玩具を追っていた桔梗だったが、その言葉にはっとしたように顔を上げる。
その視界が、揺らいだ。
「え…あ、ああっ…!」
背中に固い壁の感触、そこに残ったムラサキの温もりを感じると同時に、より深く押し入ったムラサキの指が与えてきた快楽に背を焼かれた。
「痛くないかい…桔梗」
「あ…ぅ、大丈夫…だ」
一瞬にして桔梗は壁に押し付けられていた。
けれどそれは決して乱暴なものではなく、背には手が回されている。
「ムラサキ…殿」
「あぁ、わかってるよ」
ぐい、と腰を引き寄せ首筋に舌を這わせる。
「はあ…ぁ」
「嬉しいねえ、奥まで届くのは玩具の方なのに、アタシの方を求めてくれるのかい」
「それ…は」
言われた桔梗は顔を真っ赤に染め、俯く。
「それは?」
羞恥の余り答えないだろう事を予測しながらも、楽しげに問うムラサキ。
しかし桔梗はその着物の前を掴むと、呟いた。
「………御主自身の手に堕ちる方が…安心できる」
「……」
思いがけず帰ってきた回答に、ムラサキは一瞬言葉を失ったが。
「光栄だよ、お姫サン」
言って、桔梗に口付けた。
"仕置"であった筈なのに、最早ムラサキに怒りは無い。
苛めてやりたい、鳴かせてやりたいとは思うがそれはいつものこと。
だから、いつもの通りに。
「ん…っ、ふ…あ……ッ!」
口付け、舌を絡め取りながら指を動かす。
柔らかく戻っていた桔梗の中は、再び指を締め始める。
ゆっくりと口を離すと首へ、肩へ、そして固くなった胸の先へと舌を這わす。
「はう…ッ、ムラサキ、殿ぉ…!」
時折音を立てながら胸を吸うムラサキの首に腕を回し、縋りつく。
腹の中に在った疼きが指に掻き乱され、足が震えだす。
ムラサキはゆっくりと身を起こし、桔梗は首から背へと腕を移動させてしがみ付いた。
その肩越しに先程の姿見が見える。
「う…ッ」
「ああ、見えるのかい?」
その視線を追って僅かに後方に視線をやったムラサキは、愉しそうに笑った。
「まあこの格好じゃあ何をされてるのかは余り見えないだろうけどね。でもアンタが誰に抱かれて、誰に縋り付いてるか…よく見えるだろう?」
「は…あぁ、っ」
何故か目を反らせずに居た桔梗の中をより深く、抉る。
「う…ぁあ…んッ!」
「気持ち良いかい、桔梗」
何度も何度も、桔梗がより感じる所を集中的に、指を蠢かせて突く。
「は、あ…ッ、頭、が…!」
姿見からようやく目を反らし、顔をムラサキの肩に埋めながら桔梗は喘ぐ。
何度も締め付ける中は、ムラサキの指を食い千切るかとさえ思わせた。
「ふふ、相変わらずだね…可愛くて、厭らしい」
「そん、な…あ、ぅん…っ」
「もっともっと、鳴くんだよ。桔梗」
そういってムラサキは桔梗の腰を引き寄せ、指の動きを更に激しくする。
「あ、ああ――っ、ん、気持ち、良い…ッ」
「そうかい、アタシもだよ…!」
淫猥な水音が大きくなる。
それが桔梗の耳に届くようにと、ムラサキはわざと音を立てるように捏ね回した。
「こんなにするまで気持ち良いかい…!」
「はぁ…ッ、それは、ああっ!」
いやいやと首を振るが、内に響く快感は消えない。
震える足の先から、少しずつ何かが這い上がってくる。
「あ、ああ、何かが…っ。ムラサキ殿…っ、もう、私、は…!」
「限界かい? 良いよ、じゃあイかせてあげようかい…!」
「あ…んッッ、熱い…!!」
視界が白く染まっていく。
背筋が異様に熱く感じられた。
その熱が骨を、血管を通って全身に広がっていく…。
「アンタはアタシのモノさ、誰にもやらないし、どこにも行かせないよ…!」
それは何度か言われた言葉。
束縛と支配の言葉の筈なのに、酷く甘く優しく聞こえるのは何故だろう。
「は、ああ…ムラ、サキ、殿―――!」
ムラサキの名を呼んだ桔梗の表情に、一瞬笑みが広がったように見えて。
それが愉しく、ムラサキはそれ以上は不可能だろうと思えるほどに強く、芽を摺り上げながら桔梗の中を深く突いた。
「あ…ああ――――ッッ!!!」
白い熱が全身を支配し、意識を押し出す。
きつくムラサキに縋り、背筋をくすぐる快感に震えながら桔梗は達した。
桔梗の体は小刻みに震え、体の硬直が解けると同時に背に縋っていた手が落ちる。
ムラサキはゆっくりと指を引き抜くと、その身を優しく布団に横たえさせた。
桔梗は意識を失ってはいないようだったが、ぼんやりとした目が何処を映すことも無く時折瞬きする。
余韻が残っているのか、時折大きく体を痙攣させ、その度に薄く開いた口からは小さな声が漏れていた。
「……今夜はアタシも此処で寝て良いかい?」
その横に体を横たえ、合わない視線を無理矢理絡めてムラサキは笑いながら問うた。
その姿を認めたのか、桔梗の瞳に僅かに光が戻る。
「あ…」
親を見つけた子供のように、桔梗はその姿に縋った。
胸に顔を埋め、しがみ付く。
ムラサキはその背と髪を撫で、額に口付けた。
「…今夜、だけではなくて…」
「ん?」
「これからは…家に居る夜は…互いに予定が無い時には…傍に居ては、くれぬか…」
「……桔梗?」
弱々しく呟く桔梗にムラサキは眉をひそめる。
「一人では、余計なことを考えてしまう。情けないが…怖い」
言って、ムラサキの着物を掴む手に力を込める。
「………ああ、しようの無い子だねえ…ふふ」
安心したように顔を上げた桔梗に口付ける。
触れるだけの口付けを数秒、唇を離して頭を撫でてやると、桔梗はいつの間にか眠りに落ちていた。
その表情は僅かに微笑んでいる。
「まったく…先に寝られちまうのはしょうがないけど、これからこんな顔ばかり見せられながらアタシも寝るのかねえ…」
嫌味はもう桔梗に届かない。
「ま、桔梗は案外それなりに強く苛めても感じるみたいだしね…この我慢に相当するだけの可愛い姿をそれまでに見せてもらうことで、良しとしようか」
不敵な笑みを浮かべてそう呟くと、ムラサキもまた目を閉じ眠りに落ちた。
置かれた姿見と転がった玩具を見つけた桔梗が大いに赤面しムラサキに抗議するも、"桔梗の御願い"を復唱された挙句に口付け一つで大人しくさせられたのは、数時間後の目覚めの後の話――。
終わりました…本当はもう一つ使いたいものあったんですが、冗長になりすぎる気がしたのでやめときました。
それでも十分冗長気味ですが。毎度無駄に長くて申し訳ないOTL
色々試したかった割に力不足でエロ度は温めな気がしますが、御暇潰しにでもなれば幸いでございます。
また機会がありましたら投下させていただきます、というか今度こそフロメルの続き仕上げたいなあ…。
>>81 乙でした!
ムラサキ姉さんが格好よすぎです…。
>>81 GGGGJ!!!
物凄く萌えました。
全裸で待ってて本当に良かった!!
>>81 乙!
wktkで待ってた甲斐あったよ!
どちらかというと逆のほうを妄想してたんだけど、こっちも全然アリだなあ。
お久しぶりです。
前に書いたアシュかご話の続きが出来たのですが
投下してもいいでしょうか?
>>81 GJGJGJG(ry
姐さんかっこいいし桔梗は可愛いしで…本当乙です。
>>85 半 裸 で 待 っ て ま す
>>86-88 どうもありがとうございます。
1つ注意が。
最初の所だけ異物挿入があるので苦手な方は気をつけて下さい…。
それとエロ度は低いと思います…こういうのって難しいですねorz
それでは思いっきり早い時間ですがw投下します。
そして彼女の元へ戻ると彼女はそれを見てびくりと身体を震わす。
「な、に、するつもり…?」
上半身をあげて俺を凝視してくる。
にこりと笑ってあげた上半身をまた床に押し付けると、
「こうするんスよ」
彼女の膣にその絞り袋の口を入れるとその中でクリームを搾り出す。
「ああっ!」
ビクンッ、と彼女の身体が跳ね上がる。
「あ、っ……!」
異物感に涙を浮かべる彼女を見て、軽い優越感に浸る。
大体の中身を出し終わるとその絞り袋を投げ捨てる。
そして彼女の足を持ち上げて、秘部に舌を這わす。
「やあっ!」
「あっま…」
舌を中に入れてクリームを舐め取るようにすると彼女はまた身体を震わせた。
「嫌、いやぁっ」
彼女の声が泣く寸前なのに気付いて少しだけ罪悪感が募る。
それでも、少しでも、乱暴だとは言え自分の気持ちを受け止めてもらいたい。
「アッシュ、やめて、やだ」
「無理だから…」
俺は自分のモノを出すと彼女の秘部にあてがう。
その時、泣きそうな彼女は一瞬ハッとしたように目を見開き、青ざめた。
そして服を掴んで、必死に訴える。
「やめて、アッシュ、無理、入んない…!」
「痛いとは思うけど…我慢してくださいよ…」
「や、やめ…いやああああああ!!!」
無理やりに彼女の膣内に自分のモノを入れる。
そして少し動くと彼女は声をからしながらまた悲鳴を上げた。
「やだ!抜いて!」
「だから無理だって…」
「あっ」
彼女の制止の声を振り切って動き始める。
その内、ぐちゅ、と湿った音が聞こえて彼女も感じている事を知る。
「いぅっ……っあんっ」
「かごめさん…」
「あ、はぁっ!アッシュ…!」
「何……?」
「あなた、の、あっ、気持ちは受け入れれない、わ……」
快感の波に飲まれながらも必死に言葉をつむぎだす彼女。
俺は一度動くのをやめて彼女の言葉を聴く。
「はっ、…ねぇ……んっ、これで、あなたの、気持ちは、報われるの……?」
「…わかんねぇ…」
微かな罪悪感に俺は泣きそうになった。
それでも強がりを言って、また動き出す。
「ひぃ、あっ、ああああああああ」
「っ」
最後に1つ、叫び声をあげて俺と彼女はほとんど同時に達する。
ずる、とモノを抜くと彼女は潤んだ目で俺を見上げてきた。
「は、…ごめん、なさい……」
行為後の彼女の一言目が意外すぎて俺はどきりとする。
それでもだるくて動けないであろうかごめさんの身体を持ち上げて毛布を被せる。
「何で謝るんスか…」
謝らなきゃいけないのはこっちなのに、と言うと彼女はおれの頬を両手で包み込んできた。
「だって、あなたの、気持ちに気付けなかったのは私だわ」
「…」
「ありがとう、あなたの気持ちは受け入れられないけれど、そこまで私を愛してくれて」
「違う、独りよがりで最悪な気持ちなんて愛とは言わない…」
「そんな愛情もあるわ…」
彼女はそういうと立ち上がる。
ふらふらとした足取りに心配になり、俺の部屋まで案内して着替えさせる。
乾かした靴を履かせ、外まで見送る。
そこで俺は今日、彼女がここに来た理由を思い出した。
「あの…えっと……ケーキは…」
「作り方は大体覚えたから、後は本でも見て完成させるわ」
「本当、すんませんでした…謝って済む話だとは思わないけれど…」
「いいのよ、それじゃあ」
そう言ってかごめさんは雪の中を歩き始める。
その後、俺と彼女が出会う事はなかった。
これで終わりです。
今度来る時はもっと精進したいです…エロって見るのと
実際書くのじゃ全然違いますねorz
それではお目汚し失礼しました…。
何かせつないですね
うん、エロは難しい…
でも気持ちが大事だと思いますよ
GJ!
なんか明るいというか破天荒なかごめがみたい
かごめ×ポエットとか
もえ×かごめとか
もちろんガチレズで
97 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 17:35:50 ID:OQgspPOS
あげ
1週間近く書き込みがないなんて('A`)
99 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 18:48:31 ID:N7mqoyOY
age
う゛ー…
ミミ×ニャミを描きたいのですがなかなか思い浮かびませぬw
そごでシチュ募集したいのですが何かないですかい?
版権キャラ指定とか何でもいいので…w
では妄想家の方々!頼みまっせ!
101 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 12:06:46 ID:FGT1akbP
ミミ×ニャミが書きたいのだがシチュエーションが浮かびません…
第一どの版権使ってやったらいいのやら…
ネタ求む。
釈迦だとニャミ×ミミっぽいしなぁ…
Sけて腹推
103 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 15:55:31 ID:39NphuuB
釈迦ミミ×ニャミもアリだと思う
あげてしまった…申し訳ない
105 :
100 :2006/03/27(月) 16:18:39 ID:FGT1akbP
ふむ…
女×男はちょい無理かもな…
もうちょっと待ってみるか…
何気100ゲトー
>>96 もえ×かごめは初耳だがなんかいいなw
破天荒で強くてレズなカゴメは俺も見たい
>>100 基本的にニャミがタチでミミがネコなイメージしか無いからなぁ。
生真面目なミミの溜まっていたものが爆発したってのはどうよ?
ニャミ=純
ミミ=変態 うさぎさんだもの
ニャミのことが好きなミミ
ちょっとしたセクハラをしたりするけども本当の気持ちは言い出せない
いくら変態とはいえ節度はあるらしく、思い切った行動には出れなかった
だがそんなミミも想いが積もり積もって…
何気にキャンディ×アッシュ、ってのを思いつきますた。
どんどん構想が練られていくので、いずれ投下したいのですが、
どうでしょうか?
なんか流れを切ってしまったな…スマソ
>>108 ちょ、地味に好きなCPなんですけど、どうしよう興奮してます。待ってます。
111 :
100:2006/03/28(火) 01:32:26 ID:OeK8Gc6h
ふむぅ…なるほど…
あっ
>>108さんお先にどうぞw
もっと練ります
しかしイマイチしっくり来ないなぁ…
何だか珍しい版権でやってみたいな
112 :
108:2006/03/28(火) 01:43:59 ID:uDJHYbSK
おっ、風呂から上がれば早速レスが…w
早ければ、今日か明日に投下出来そうです。
>>100 ドモー。
漏れもアイデアを出して差し上げたいが、ほぼビギナーなので…orz
クリーミーミミ×マネージャーの釈迦ニャミ
コナンニャミ(orソウサセンニャミor太陽ニャミ)×キミョウミミ
バスガールミミ×しんのすけニャミ(お姉さんプレイ)
セーラーミミvsウルセイニャミ
珍しいのだったらサンダーバード・アメリカあたりは知名度低いからお勧め
IDが微妙に面白い
115 :
蜂娘と狼男:2006/03/29(水) 21:06:27 ID:lyCwQhQh
只今より投下させて頂きます。
とは言っても前編までで、エロがまだないです…申し訳ない。
空気を細かく震わせる様な羽音は、メルヘン王国北部へと進んでいた。
小さな両手で琥珀色に輝く大きな瓶を持ち、その重さに額に汗をかきながら。
「蜂蜜食べたいな〜。でも、Deuilの皆にあげるんだから、我慢しなきゃ〜」
のんびりとした口調で独り言を言って、蜂娘のキャンディはより一生懸命羽を羽ばたかせ始めた。
目指すは北部にある、吸血鬼の城。
まだ日が昇らない内に花畑を出たと言うのに、城に着いた時は日が大分傾いていた。
鬱蒼とした森を抜けた先にどっしりと構えた城は、一体どれだけの年月を経たのか分からないものだった。
石造りの城壁は蔦に塗れており、立派な門はすっかり錆び付いている。城主が200年以上は生きているのだから、城がそうであっても不思議ではないか、とキャンディは思った。
「こんにちは〜」
「おや、その声はキャンディちゃんだねぇ?まぁ入っておいでよ…ヒッヒッヒ…」
扉がギィ、と音を立てて開き、キャンディは蜂蜜の入った瓶を引きずりながら中に入っていく。鈍い赤色をした絨毯の敷かれた広いロビーに出たが、先程の声の主が見当たらない。キャンディはきょろきょろと辺りを見回す。
「ヒッヒッヒ、こっちこっち…」
途端に視界の一部がぐにゃりと歪み、透明なはずの空気に徐々に色が付いていき、やがて一人の男が目の前に姿を現す。
「久し振りだねぇ、キャンディちゃん」
「あ〜、スマイルのお兄ちゃ〜ん。元気してた〜?」
元気だったと返しても説得力のない容姿のスマイルは、包帯だらけの青い顔面に笑みを浮かばせている。
「…で?今日は何の用なの?」
「そうそう〜キャンディは〜蜂蜜を届けに来ました〜!」
「へぇえ…これ?すっごくおいしそうだねぇ…ヒヒッ、ありがとね〜」
気だるくなる様な口調でやりとりする二人。その内の一人であるスマイルは受け取った瓶を抱え、会話を続ける。
「今から帰ったら夜になっちゃうから、今日はここに泊まりなよ?僕がユーリに頼んどいてあげるからさぁ」
「う〜ん、そうする〜」
「ヒヒッ、じゃあアッシュが帰って来るまで待とうよ。きっと蜂蜜を使った料理を作ってくれるよ…ヒッヒッヒ」
「あ〜、キャンディ、お城の中探検した〜い!」
「いいよ〜存分に楽しんでおいで〜?じゃあ、僕はギャンZ観てよっと…ヒッヒッヒ…」
瓶を抱えたまま、横幅の広い階段をいそいそと駆け上がっていく後ろ姿を見送った後、キャンディもどこかへ飛んでいった。
「ただいまー。あれ?花の匂い…?」
玄関ホールで、戻ってきたばかりの狼男は鼻をくんくん鳴らしている。両手に抱えた沢山の紙袋のものではない、甘い香りに気が付いたのだ。
「遅いぞ、アッシュ」
「あ、ユーリ…」
声はよっぽど大きかったのか、女と見紛う程美しい吸血鬼が階段を降りてくる。アッシュは紙袋を抱えたまま、とことことユーリの元へ向かう。
「南部から客人が来ている。スマイルも待ちかねているから、早く夕食の準備に取りかかった方がいい」
「キャンディが、来ているんスね?すぐに作るっス!」
疲れを感じさせない元気な足取りで、アッシュは厨房へ向かう。ユーリはその姿に向かって、キャンディは蜂蜜を持って来てくれたそうだ、と付け足した。
120 :
蜂娘と狼男:2006/03/29(水) 21:12:50 ID:lyCwQhQh
続きは後程…。
思ったが、キャンディの黄色い全身タイツみたいなんは服でいいのだろうか?
現時点で既に神!!!
続きも楽しみにしてます。
赤ちゃんが着てる服みたいなのかなあとか<全身タイツ
実はあれで裸とかでも面白いですがやはり服ってことのほうが。
>>121 dクス。
スマンが、もうひとつ疑問を投げかけてみる…。
脳内ではアッシュは(一応)狼っぽく、人型の状態でも茶色い毛がもさもさしてる、って事になっているのだが…
その設定をそのまま流用して、今回のSSを続けてもいいのでしょうか?
ちなみにあそこの毛は濃い緑でw
>>122 それは好みが分かれるんじゃないかな…SSとしては別にいいと思うけど、
個人的にはパス。
>>122 普通の肉体じゃ都合良すぎてつまらんし、
俺が掘骨砕三とか大好きだから是非頼む
ううん、結構好みが分かれるんだなぁ。
あっ、投下の方は待って頂きたいです…。
126 :
100:2006/03/32(土) 16:33:31 ID:I47CdfcH
おぉぅ♪おもろいシチュエーションがいっぱいw
一応思いついたので挙げておこう
・ふつーのミミニャ
・ヤッターマンとホンコン(プロAでもいいや
・エヴァとデビル(あらどマイナー
キミョウ×コナンでもいいかも(逆じゃねぇかよ
どれがいいですかね?
あと無理やり系か和姦系かちょっと迷ってます
超ど素人なのでもっと練らないと…
爆弾投下は遅くなりそうですのでしばしお待ちを。
普通で和姦に一票
デビルxエヴァに密かに萌え続けてる奴が通りますよ。
ここでそのカプ見るとは思わなかった。
またオフィーリアさんが時間を止めてるみたいですね
歪寺「This is love」記念でDミサ+フロウ細々と書いてます。
投下できるようになったらいいな。
保守しながら
>>130に期待しつつ、またオフィーリアが時を止める前にミシェオフィ前提のオフィリアの自慰バナシ。勢いでやった、反省はしていない。
時の砂はゆっくりと空へと舞い、浮かび、漂って、落ちる。
そんなただ繰り返すだけの空間に彼女―――オフィーリアは居た。
しかし、その様子は普通ではない。
「は…っ、ぁん…んぅ」
明らかに乱れ、色で例えるならそう…桃色な吐息が辺りの白い壁に反響し厭らしさが増す。
大きく開かれた衣服の胸元から差し込まれた自らの腕で弄られ、捏ね回された乳首は赤く充血し硬く尖っていた。
胸の突起を弄るだけ。ただそれだけで襲ってくる快感は確かに快感であるのに、それだけでは達することが出来ない。
じれったさで内股を擦り合わせると、揺れた身体と共に跳ねた布地が胸の頂を擦り上げる。
思いもよらなかった快楽に、オフィーリアは堪らず高い声をあげた。
「ひっ…ぁ、あ…!!」
そしてその瞬間、一瞬だけ蘇った理性が考えさせる。
…―――何故こんな事をしているんだろう。
こんな、淫らな―――…
本当は逢いに行きたいのに。この身体に触れて欲しいのに。同じ時を過ごしたいのに。
最初の一歩が踏み出せなくて、戸惑っている。
それでも瞳を閉じると真っ先に浮かぶ彼の笑顔を恋い焦がれて自慰を続けた。
そうしているとまるで、彼に行為をされているような気がしたから。
―――あるはずもない彼の温もりを、感じるような気がしたから。
「…ん、ぁ、く…ぅん、っ!」
胸元で開かれた部分を更に大きく広げ、その手で下へ下へと撫でていく。
既に愛液が溢れ濡れそぼった感覚は指から伝わった。同時に、快感も。
陰唇を軽く撫で、芽に触れる。
焦らした分だけ感じてしまう快感に身体ごと全て呑まれてしまいそうで、思わず喘ぎ声を下唇を噛み殺す。
けれど身体は正直で次の快感を求めていて、細い指は芽を押しつぶすようような動きを繰り返した。
「あっ…ぁ、あー!み、ミシェ…ル…ぅ…!!」
こんなにも求めるのは、彼の声、彼の身体、彼の温もり。
無意識のうちにオフィーリアは彼の名を呼んでいた。
呼んだところで彼が来る訳でもない。快を求めるこの身体が満たされる訳でもない。
判っては、いるのに。
「ミ、シェ…んあ、あ!ミシェル…っ!!」
内股気味の足が震える。絶頂が近い証拠だった。
うわ言のように彼の名を呼ぶ彼女の瞳は快楽に侵されて何処か虚ろだ。
それなのに、どうしてか、とても綺麗だった。
「あ、あ、ミシェっ…あ―――っ!!」
華奢なオフィーリアの身体が大きく震え痙攣し、絶頂を迎え入れる。
肩で呼吸しながら身体から力が抜けていくような感覚が妙に眠気を誘い、自然に瞳を閉じる。
瞼の裏に思い描かれた彼の笑顔はやはり変わらなくて、何故かは判らないけれど、虚しくて一筋の涙が零れた。
…―――こんなにも、愛してるのに。
超GJ!!! オフィーリアエロいよハァハァ。
文章も上手くて眼福でした。
しかしこんな所ミシェルが見たらどうなるやら…
保守
みここ×カゲトラはまだかね?
ジョリダイとテンロキはまだですか
突然だが、
リエちゃんとサナエちゃん、
片方がエロエロで片方が清純派だとしたら、どっちがどっちだと思う?
リエちゃんがエロエロ
おk
いつになるかは分からないが、今SS書いてる。
突然思いついて書きなぐってるだけだから、期待しないで待っててくれ。
さなえちゃんは清純
超期待してまする。
Dミサ、リエさな待ち。保守
ほしゅ
143 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 20:27:31 ID:x+5zGwwL
格ゲの2Pの有頂天とランブルの零子タソの鬼畜エロキボンヌ
少し質問があるんだけど。
ここの住人は受けとか攻めが2P色(もしくは3P色)でも平気?
意味があるのかその行為
>>144 平気。2Pが出てくるっていう前置きだけよろしく。
>>145 さゆりさんが生足になったり。
大抵は性格改変のためだと思うけど。
147 :
144:2006/04/25(火) 01:01:05 ID:urKvwlHb
>>146 おk、わかった。
>>145 自分の中で1P色のままだとしっくりこないから2P色にしたいんだけど
平気かな?と思って念のために訊いただけ。
キャラの名前書くときに2P〜とか青〜とかシャア専用〜とか書かれると萎えるな
たとえば
リエの金髪〜とか
タイマーの黒い服〜とか
地の文とかで表記される色が変わるんじゃないかと予想
>>144です。一応補足しときます。
・名前はそのまんま(例えばルル2P色ならルルのまま)
・
>>149の通り外見の色のみの描写が変わる(例は
>>149ので)
名前の方はラテロテのように1P2P変わるのは別とします。
今頑張って書いてる途中なのでもう少しばかしお待ちをノシ
ほす
以前書いたDミサ+フロウ。フロウフロウが六の家に居候+ボクっ子なので苦手な方注意。
まだ本番には突入しません。
かさかさ、さわさわ、しゅるしゅる。聞き慣れない音に、少女は意識を覚醒させた。
(あれ……?)
すっかり休眠状態から回復しきって、彼女は思考を巡らせる。聞こえてくる中に、汁気の多いものを食べる時のような湿った音も混じっている。
その割に、嗅覚センサーに食べ物の匂いは引っかかってこない。なんなのかしら、と子供は内心首を傾げた。
(今ここにいるの、ミサキさんだけだよね……?)
六の家に居候したフロウフロウの部屋に、今夜はミサキも泊まっている。
馴染みの教師や中学生や高校生連中が押しかけてきて、男の一人住まいの広い日本家屋も、今日は賑やかだった。皆で騒ぎ倒して、かなり夜も更けた今でも、遠くに少年達の話し声が聞こえる。
女同士という事で相部屋になったミサキと色々お喋りして、おやすみ、と明かりを消したのは確か三十分ほど前のはずだ。
(なんの音だろう?)
自分の光が眠る邪魔にならないよう、少女は自身の姿を投影させていない。今外部から見えるのは投影機の水槽自体の光だけ、それもかなり抑えてある。
丁度隣の部屋に隠れているのと同じだ。そこにいて、覗き見も盗み聞きもできるが、外からは存在を窺い知れないという。
どうしようか、と子供は迷う。まだ自分の性をはっきりとは意識しない彼女にとって、ミサキは、憧れの存在だった。
単に姉分だというだけではない。綺麗で優しくてはきはきしていて、他の男たちの前でも物怖じしない。こうなりたい、とまではいかないが羨ましい、そんな相手だ。
だからフロウフロウは躊躇する。今自分が出て行ったら、ミサキを起こしはしないだろうか。
そうでなくても、気まずいところに出てしまうかもしれない。ミサキが見られたくないと思っているものを見てしまうかも。
「……フロウ」
音が止む。
カメラを起動させるべきか考えあぐねていたところに、静かに、その声が掛かった。
「……フロウ、起きてるの?」
ほとんどの人間は同じ単語の繰り返しである彼女の名を愛称で呼ぶ。
体があったらびくっ、と肩を跳ねさせているところだった。
丁度思い返していた相手、ミサキの声だ。
――どうしよう。
「……フロウ。寝てたなら起きてこなくていいよ。でも、起きてるんでしょ?」
咎める声音ではなく繰り返される。
『……はい』
うんと躊躇しながら、少女は姿を現した。光量は控えめに、眠い相手の目を刺激しないように。
カメラと集音マイク(子供の目と耳にあたる)も起動させて、フロウフロウは辺りを見回す。
現れた光景に仰天した。
『……なに、してるの?』
思わずそんな事を言ってしまう。
キャミソールの肩紐を滑り落としたミサキと、シャツの前を寛げた誰か――確かDTO、と言ったと思う――が、目を丸くしてこちらを見ている。
ミサキ以外の人がいたのも驚きだが、二人が服を脱ぎかけているのも驚きだった。
コレはもしかして、相当に気まずいところではないのだろうか。布団の上に座っていて、どうしてそんなところに自分が呼ばれたのだろう。
「なに、って……その、セックス、だけど」
一方呼んだ当人も、まさか本当に現れるとは思っていなかったのだろう。訊かれて気まずそうに、ぼそぼそと言った。
消え入りそうだった言葉尻を捉えて、正確に一度復唱してから、少女は首を傾げた。
『それって、なあに?』
「うーん……」
ミサキは頬に手を当てて考え込む。やがて、やってもやんなくても別にいいんだけど、好きな人と二人でしたくなる事かなあ、と分かるような分からないような答えが返ってきた。
――それなら、多分あれなのかも知れない。
『……ミサキさんは、これから先生とするの?』
「うん」
じゃあ、と子供は目を伏せた。少々恥ずかしいけれど、言わなければ始まらない。
『みせて』
「え?」
『先生と、ミサキさんの、せっくす』
「……お前な」
横合いから掛かった低い声に、はっとフロウフロウは視線を転じる。DTOが顔をしかめていた。
「意味分かって言ってんのか?」
DTOの顔が少し怖い。怒っているようだ。だが勇気を奮い立たせて口に出す。
『――ちょっとは、分かるよ。……その、エッチで、……いやらしくって、きもちいいこと、でしょ?』
実際、フロウフロウは目の前の二人以外のそれを見た事がある。ここの家主の六と、黒髪で着物のよく似合う、気丈そうな女性との。
嗚、嗚、と苦しそうな、聞いてはいけないような、だけれどずっと聞いていたいような、湿った声を思い出す。痛いのかと思っていたが、気持ちいい、と言う声があって、どちらなのか良く分からない。
夜中に目が覚めて、六の声が聞こえたのでカメラだけを回して、そうして少女は好き合った男と女が何をするのかを一部始終目撃したのだった。
そんな事に思いを馳せればミサキが微笑む。指先をちょんと、こちらの鼻をつつくようにした。
「分かってるんじゃない……おませさんね」
姉のように優しい顔に、ああ、と思わずフロウフロウは溜め息をついた。
――暗がりで服を脱ぎかけている二人は何だか別の、人ではないもののように思われた。
どこかで怖いと思っていたのだと、やっと気付いたのだった。
とんだ事になった、とDTOは密かに後悔していた。
微妙な排気音の違いを聞きつけてミサキが声を掛けた。それが間違いだった。起きた子供を他所に移すのかと思いきや、事を見せるなんて今時どこの夫婦だってやらないだろう。
夫婦なんて気が早すぎるか。いやいや、話がずれた。
「最初は大体キスからかな。も一回するね?」
じゃ、もう一回、とミサキが顔を寄せてきたので、彼は一切の不満を横に置いてそれに応えた。
誰かに見られながらというのは好きではない。それが子供ならなおさらだ。
映像の子供には年齢というものはない。見た目は当てにならない。フロウフロウの精神は十二かも知れないし八つかも知れないし、ひょっとしたら一歳にもなっていないかも知れないのだ。
まして女の子、異性だ。何となく気が引ける。
なんだって呼び出したのか、そんな事をつらつら考えながらしたキスの最中、頬を軽くつねられた。
「ダメ、もう一回」
叱られる。ベルトを外されボタンを外され、手早く剥く動きになったので、彼もミサキの服に手をかけた。
キスしながら腹側からキャミソールをたくし上げ、突き当たったブラのホックを外す。それ以上はキスを止めないと脱がせられないので、DTOはカップの上から乳首を突付いた。
まだ眠たくてスイッチが入らないのか、柔らかく埋もれたままだ。
ちゅる、ちゅ、ちゅぱ、ぴちゃ、と専ら口の外で舌は交換される。唾液の立てる湿った音と投影機のぶーんという駆動音が、部屋の中に響いている。
子供の視線を感じながら、些か挑発するようなキスが終わった。
センセ、と艶の混じり始めた声が掛かる。
「脱がせて……」
高価な包装紙を剥ぐように、注文通り彼女の服を首と肩から抜かせた。バンザイをさせたのは少々子供っぽく、不満そうな顔をされたが、他に脱がし方を思いつかなかったのだから仕方ない。
カプリパンツを脚から抜き、その下の下着に手が掛かると流石にミサキは震えたが、何も言わない。
抗わない所を勢いのまま、彼女は生まれたままの姿になった。
ほう、と隣で子供が息を飲む。
『きれい』
その点はDTOも全く同感だった。モデルをやっているという客観的な事実を抜きにしても、彼は女子大生の彼女を綺麗だと思っている。
歯切れ良い話し振り、きびきびした動作、ころころ変わる表情。教生の時の教え子という立場は、お互い世間的にまずいのは分かっているが、それでもエネルギーの塊のような彼女に惹かれてやまない。
生き人形とはよく言ったものだと思う。
「ありがと。ほら、センセも」
モデル稼業で褒められるのは慣れたもの、そうしてミサキはDTOの裾を引く。
「ほら、バンザーイ」
意趣返しに、彼女は保母さんが出すような甘ったるい声を出した。従わないとどうなるか分かっているので彼は従い、ワイシャツとアンダーシャツ(ネクタイは子供が起きる前に取っていた)を脱いだ。
座った姿勢のままではズボンが脱げるわけもなく、DTOは一度立ってベルトを抜いた。何だか女が見るストリップみたいだと思いついたが後の祭りで、ままよ、とスラックスごとトランクスを脱ぎ捨てる。
こちらは見られなくもないのだろうが積極的に見せる体でもないので、そのままどっかと布団の上に胡坐をかいた。
ふと男は浮揚する少女に目を向けた。光の中で幽かな影は未だ青のワンピースを着たままでいる。
「お前も脱いでみろよ?」
試しに言ったのだが、口に出してみるとなかなかいいアイデアのように思われた。こちらは脱いでいるのに向こうは着たままなんておかしい。
セックスを見せろと言ってきて、見せているのだから、こちらも何かして貰わなくては割に合わない。
『ええ? ……だめ、だよ』
エッチ、とばかりに、フロウフロウは青い光の中、体の前で手を交差させた。
「なんで」
『服の下の体がないの。脱いだらボク、空っぽになっちゃうよ?』
「作ってみろよ。女なんだから分かるだろ?」
だが、子供は首を横に振った。
『服なんて脱いだことないもん。ボク、女の人の体ってミサキさんのしか知らないの。コピーしちゃったらミサキさんが二人でしょ。それ嫌だし』
「他の奴いるだろ。風呂とかで、見た事は」
『ないよ。連れてってもらえないもの。今のミサキさんがはじめて』
少し考えれば分かる。いかにも水濡れに弱そうな投影機を、風呂場に持ち込む馬鹿はいないのだ。
じゃあ、と溜め息ついでに、DTOは曲げた指の背で、立ちつくす少女のシルエットを撫で下ろした。
「――想像してみろよ。お前の見た目の下にどんな風な体が隠れてるか。裸は見た事なくても、お前と同じ年頃の子供は見ただろ」
『うん、会ったけど……そう、ぞう?』
「そう。たとえばな――お前は細っこいだろ? だからあんまり胸がどんとでかかったら、おかしい事になるよな」
『うん』
「で、顔が真っ白だから、例えば脱いだらリュータみたいに日焼けしてるってのも変なわけだ。体の輪郭だってミサキと同じようにしたらおかしくなるぞ」
「……ちょっと、センセってば」
忘れかけていた相手に腹をつねられて、DTOは顔をそちらに向けた。ミサキは唇を尖らしている。
だが目では笑っている。楽しみつつも拗ねている。
「ねえ? あたしも褒めてよ」
「んあ?」
「ね、言って?」
あたしはどんなカラダ?
「そうだな……」
考え込むそぶりを見せつつ、彼は滑らかな肌に手をやった。崩れない半球を保つ乳房をやわやわと押し潰す。
「胸は丁度いいサイズだな。触ってて気持ちいい。ウエストも脚もキュッとこう締まってるし……」
好みだ、なんて事は自明すぎるので述べずに、もう片方も乳房を掴む。ミサキは満足げに笑う。
「そうだね。あたしもセンセの体、大好き。おっきい手とか、あッ、がっちりして頼れそうな胸とかぁ、ん……」
「お前の胸、エロいよな……」
乳輪は小さく薄い色をしているくせに、揉んでいれば簡単に赤く染まるし乳首だって立ち上がってくる。硬さと柔らかさが同居して、いくら触っていても飽きない。
「やん、センセのスケベ」
「誰のせいだ、だれの」
『……あの』
あたしー、とミサキがふざけたところに声が掛かる。二人で振り向き見上げて、DTOは押し黙った。
『……へん、かな』
一糸纏わぬ姿になったフロウフロウが、恥ずかしげに膝を擦り合わせながらこちらを見ていた。
少女の髪は意外と長い。絹糸のように頼りなげな質感の、頭の形に添ってゆるくカールした木苺色の髪が、綺麗な卵型の頭蓋を覆う。
ほっそりした肢体はその下の骨格を窺わせるほど細く薄く、すぐに壊れそうな雰囲気を醸し出している。だが不健康と言うほどではない。肌はおそろしくきめ細かく、頬の産毛が透けて見えそうなほどだ。
現実感のない白さのそれは滑らかに胸に続く。後ろで腕組みしても強調されない、あるかないかのささやかすぎる膨らみの頂点に、髪の毛よりも薄い色の小さな蕾が乗っている。
骨の浮く肋、括れはないが元から細い胴、筋肉の薄い腹の上の臍、そして何の守りもない下腹。ちらりと見えた陰唇の割れ目は一本線が入っただけの、シンプルで未発達な作りだった。
生まれて初めての媚を含んだ眼差しに、DTOはコメントに困って顔を俯ける。
――綺麗と言えば綺麗なのだ。だが生気がなく、あまりに完璧で精巧にすぎた。どう褒めればいいのか、咄嗟に思いつかない。
「変じゃないに決まってるじゃない。可愛い」
横合いからミサキが口を出した。ぱっと少女の顔が輝く。
『ほんと?』
「ウソ言ってどうするの。手足とか背中とか、ニキビも何にもなくてスゴい綺麗よ」
おいおい当たり前だろ!
あってたまるか、とDTOは思うのだが、当の子供はそうは取らなかった。
『うれしい……』
頬を染めてフロウフロウはくすぐったげに身をよじる。それだけで作り物然とした体に、少女らしい生気が漲った。
そんなんでいいのかよ。
開いた口の塞がらぬ男の手を抓って、ミサキが笑う。
「センセは気にしなくていいの。英語教師なんかしてるくせに、口下手なんだから」
『そうなの?』
「あ、ああ」
『そうなんだ……』
ありがと、と子供は二人にすり寄るようにした。
『……ね、いっぱい教えてね』
「もちろんよ」
今回はここまで。コピペの配分間違えた……
GGGGGJ!ふいんき(なぜかry がよく伝わってくるよ。
キャラチョイスも良い…。全裸で続き待ってます!
普段あまりサイト巡りしないからここの小説はいつも有り難く見てますw
俺も何か投下して盛り上げてみたいものの、全く文章が書けない罠
ほしゅ。
>>155 亀だがGJ。
おにんにんがおっきするんじゃなく、思わず赤面してしまうようなGJ。
誘い受けと取られるの承知でちょっと聞いてみるのだが、
このスレ、グロすれすれの凌辱って需要ないよね?
魚二人にやられるテトラで書いてみたんだけど、
なんつーか、……やり過ぎた。
>>159 苦手な人もいるからなぁ
一応そういうスレもあるけどあっちはハード過ぎるし
目欄にグロ作品につき注意とか適当に打って
絶対に読みたくない人はNG入れてもらうとかすれば?
もしくはHPスペース取ってtxt形式やらなんなりでうp
>>161 ってか、読みたい人がいないのにわざわざ落とすのもどうかと思って。
常駐してる人も少ないみたいだし、それじゃ自己満足にもならんかな、と。
もし「読みたい」というレスが一個でも付いたら考えてみるつもりだったんだけど、(それこそまさに『誘い受け』なんデスが)
どうやらそういう反応もないようだから、お蔵入りさせることにしますわ。
>>162 遅レススマンが、凌辱好きな自分としては激しく見たい。
>>163 悪いがちょっと遅い。
162みたいなことを吹いておきながら今更アップしたら、俺がイタ面白すぎる。
グロ要素をなくせないもんでしょか。自分もテトラ受読みたいです。
保守ついでに小ネタ投下。アイコ×ショウコの百合。二人の性格捏造&ショウコが非処女なんで苦手な方スルーヨロ。
マリ○てみたいになった。カッとしてやった。後悔はしてない。
未練がましいのは分かってる。
でも、あの人を忘れられない。
「ふぁ……ッ」
慌てて掌を噛んだ。けれど最初の声だけはどうしようもなくて目の前の『彼女』に、聞かれてしまった。
「あら。――感じていらっしゃるの?」
「違……ぅんッ、あっ、ああッ」
「強情ですのね、ショウコさん」
そう、彼女。
決して、彼ではなくて。
「かんじて、なんか……!」
「意地を張るのもほどほどにね? 後がお辛いですわよ?」
床に倒されて、背中や肩やお尻が冷たかった。
私をいいようにしているのはアイコさんだ。つい最近会ったばかりの、私と同じくらいの年の女の子。
大正時代ぐらいの着物とゴスロリの混ざったスタイルに縦ロールの変な出で立ちだ。おまけに魔法がどうこうなんて、学校でも街中でも大真面目に言って憚らない。
それでも日本人離れしたきれいな顔立ちだから、様になっている。だから大抵の奇行はま、いいか、と許されてしまう。
「やだ……ぁ」
だのに、なんで上手いんだろう? なんでこんなに、気持ちいいところばかり知ってるの?
自分でも知らなかった所を暴かれて、怖くないはずがない。
何よりこのままだと、あの人にされるより気持ちよくなってしまう。それだけは絶対に嫌だった。
「いや、いや……」
私は泣いた。きっとみっともない顔だ。涙も拭けず髪も弄れないんだから鼻水は流し放題、髪はざんばらだった。
ブラウスは肘の辺りで結ばれて腕を拘束している。キャミとブラはめくり上げられている。
スカートもお腹の辺りでプリーツがぐしゃぐしゃだ。靴下は両足揃っているのにパンツは右足に引っかかって、つまり今私は大事なところだけ剥き出しにした状態だった。
あちこちべたべたに濡れて濡らして、それでも嫌がって許してとわめいてる。キャミが邪魔で見えないが感覚でその位分かった。――処女じゃないんだから。
「おねがい、抜いて……ッ!」
対するアイコさんは全然乱れていなかった。髪にはほつれ一つなく汗さえかかず、唯一異常なのはその股間だった。
毒々しい赤のレザーのパンツ。そこから生えている、作り物の大きな屹立。
「嘘吐き。こぉんなに、締め付けてくるじゃありませんか」
逃げる腰を掴んで、私には到底入りきらないサイズのそれをうずめながら、アイコさんは上品に微笑む。
「ひあ、あ、あ……ッ」
大きさだけでもきついのに、ぶぶぶぶ、と僅かな振動を伝えてくるそれは、今の私には責め苦だった。痛い。裂けてしまいそう。
痛みの勝っている内はまだいいのだ。でも挿れてくるまでのとろけそうだった、あの快楽を考えると、私は恐ろしい。
今は痛くてたまらない。抜いて、と言う事ができる。でも慣れてしまったら? この作り物が気持ちよくなってしまったら?
きっと、もっともっと、と自分から腰を振って欲しがってしまう。今まで必死に、自分を騙し騙し快楽に耐えてきたのに。
あの人のことを忘れて。
(忘れたくないの)
たとえあの人の心が私に向いていなくても。諦めてしまった方がずっと楽になれて、二人とも幸せになれるとしても。
私はまだ、彼が、好きなのだから。
「――あああんッ!」
「放しませんわよ、ショウコさん。分かってらして? あなた今、とっても、綺麗。ぞくぞくするわ――なんて美味しそうなんでしょう」
頬を薔薇色に染めてどこかうつろな眼差しで、アイコさんが腰を使い始める。痛みに覚えのある快感が、混じり始める。
(――ああ)
私は絶望した。
とても心地が、よかった。
ショウコって陵辱映えするよね。あるいは和姦(+百合)でもどっか自慰的なの。
ごめ……誰? と思ったら、フィバ新曲のキャラか。
新作稼動したら、この過疎状態も少しは緩和されるんだろうか?
という、繰言はともかく、GJ。
百合スキーなんで、この二人、もっと読みたい。
ちょ…私百合あんまり好きじゃなかったけどこれは良かった
169 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 12:59:42 ID:IGnjoiWA
>>166 この組み合わせは思いつかんかったwGJです!
イイヨーイイヨーショコたんいいよー。
ついでに保守しとく。
170 :
166のもぽ:2006/05/16(火) 21:39:10 ID:JIG2pXjK
レストンクス。腕拘束されてるのに掌噛んでたりとか
文の繋がりとか変なところあるけど、
各自脳内補完で読んでくれるとありがたいです。
後二時間半ほどで18日ですな…熱にも沢山の萌えキャラがいることを祈りつつ。
志村ー!17!17!
つっこんでくれてありがとうw
いや、18日の煮寺CSREDのイベントのイメージが強くて忘れてたよ…
マジサンクス。
あえてここで言う。
SYOは女の子。
フォトンはおにゃのこでいいんですか
175 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:32:56 ID:Zy4zIiRO
保守
SYOはショタ
ラムセ×アロエきぼん
同じくキボン
ソラ×ショウコきぼん。
自分でも書きたいとは思うけど…
ブラウン×サニー だれか たのむ
過疎ってるな……
萌えシチュとか語るのってここではナシ?
みんなちょっとでも語ってれば少しは盛り上がるんジャマイカ?
>>180 一方通行でエロなしならできそうですがこのスレ的には需要ないですかね。
ソラショコいいよソラショコ。
>>183 需要あるある。
ソラショコ読みたい。ものすごく。
185 :
183:2006/05/28(日) 23:22:23 ID:bDAcqxsW
反応をいただけたので次記事から投下してみます。
・ソラとショウコが幼馴染
・ソラ→ショウコで悲恋系
・エロなしですスミマセンorz
なのでご注意ください。
「参ったなあ……………」
今夜の降水確率はゼロパーセント。ラジオの予報通りの天候ならば、
綺麗な三日月とヒヤデス星団が見られる筈だったのだけれど、
予報はあくまで予報だから、外れることもある。そして今夜は見事に外れた。
土砂降りの空を見上げて肩を竦める。こんなに分厚い雨雲の影を
誰も見付けられなかったのが不思議だ。この雲は何処から現れたのだろう。
何処からともなく、突然に―――…まるで魔法みたいだ、と、そこまで考えて、
僕は一つの神話を思い出した。僕が見ようとしていた星に付けられた名前の意味、
―――『雨を降らせる女』、ヒヤデスに月が掛かると雨が降る―――…
「………神話の時代にも雨女がいたってことかな?」
「………誰が雨女なの?」
それは、今夜の雨のように突然降り掛かった。
独り言のつもりが背後から唐突に突っ込まれて、思わず背筋が仰け反った。
ギョッとして振り返った先には淡い蒼色の長い髪。湿った風にロングヘアーを
靡かせた幼馴染の女の子がいた。「………ショウコちゃん」、
呆然と呟いた僕に、ショウコちゃんはクスクスと笑い掛ける。
「驚かせちゃったかしら?」と、差していた傘を畳んで僕の隣に佇んだ。
店仕舞いをした煙草屋の軒下で、肩を並べる。雨は当分降り止みそうにない。
「ショウコちゃんは学校の帰り? …今日は遅かったんだね」
「ええ、合唱部の練習が長引いてしまったから。
ソラ君は………聞くまでもないとは思うけれど、今夜も天体観測?」
「…そのつもりだったんだけど。駄目だね、今夜は」
確かに、僕の両手にある望遠鏡や三脚を見れば僕の外出理由は一目瞭然だ。
「そこの河原で三脚を立ててたら突然降り出してさ。この通り」
びしょ濡れになったパーカーを抓んでみせると、ショウコちゃんは苦笑した。
…ああ、ちょっと反応に困るようなこと言っちゃったかな。僕はただ、
笑い飛ばしてくれればそれで良かったんだけれど、彼女の性格からして
そんな反応を返してくるわけがないのに。ほんの少し、後悔した。
不意に気まずい沈黙が落ちる。―――ざあざあと降り頻る雨の音だけがやけにうるさかった。
雨脚は強くなる一方だ。雨宿りをしてやり過ごす筈が、逆に帰るタイミングを
逃してしまったように思える。このままじゃ一晩ここで過ごす羽目になりそうだ。
………いや、それは良い。良いわけじゃないけれどそれは道理だ。傘がないんだから。
隣に目を遣って、僕はふと―――…疑問に思った。彼女は、傘を持っている。
「……………あの、ショウコちゃん」
「何?ソラ君」
呼び掛けに応えて、顔を上げた彼女はここに留まる理由なんてないんだ。
「気を遣わなくても良いよ。僕は………降りが弱くなったら、帰るから。
これ以上遅くなるとご両親も心配するだろうし、…早く帰った方が」
こういう時って、どう言えば良いんだろうな。
強く言うと追い払っているみたいだし、弱く言うと余計気を遣わせそうだし、
上手い言い方が思い付かない。しどろもどろになる僕を眺め見る彼女は
怖い位に無表情だ。いや、それがショウコちゃんの普段の顔なんだって、
分かってはいるけれど。その硝子玉みたいな瞳に貫かれる。感情の見えない、
「……………ソラ君」
曇り硝子の瞳が僕の眼を覗き込んだ。射抜かれた僕はその場に立ち竦んでしまう。
…こうして改めてまじまじと見ると、ショウコちゃんは物凄く………綺麗だ。
神話をモチーフにした中世の彫刻のように整った顔立ちをしている。
スッと通った鼻筋と小さくて形の良い唇、サラサラとした長い髪と硝子玉の双眸。
―――神話、という単語が頭を過ぎって、再びあの星が思い起こされる。
「良かったら………これ」
「これ、って………」
「傘。…私ので良ければ、使って」
雨降りヒヤデス。
にっこりと、此方の赤面を誘うような微笑と共に差し出されたのは、傘。
ショウコちゃんの傘だった。パールブルーの生地にワンポイントで
マーガレットの絵が入っている女物の傘は、男の僕が使うには多少抵抗がある。
けれども、僕がそれを受け取るのを躊躇したのはそれ以上に、
彼女の行動に疑問を覚えたからだ。彼女は笑って傘を渡そうとするけれど、
「………仮に僕がこの傘を使ったら、ショウコちゃんはどうするの?」
この場合、考えられるパターンは二つだ。
一つ、彼女の鞄の中に折り畳み傘が入っているなどで他に雨を防ぐ手段がある場合。
もう一つが、僕に唯一の雨除けを渡して自分自身は濡れて帰るという場合。
「………私、今日は濡れて帰りたい気分なの」
どうやら、後者のパターンだったらしい。僕は、大仰な溜息を吐いてしまった。
…どうして彼女は、こうも自虐的な行動に走ろうとするのだろう。
「…また、『彼』のこと?」―――無意識の内に、訊ねる声に棘が入ってしまった。
「………放っておいて」―――彼女は、その棘の直撃を避けるように俯く。
彼女は、それ以上何も言わなかった。そしてまた雨音だけが、辺りを支配する。
「………ショウコちゃん。僕は………濡れて帰りたいとか放っておいてとか言われて、
『はい、分かりました』って頷く程無神経な人間に見えるのかな」
ずっとそうしているのも気まずくて、僕の方から切り出した。彼女がようやくその顔を上げる。
「………そ、ういうわけじゃ………」
「だったら、僕がどうすると思って…僕にどうしてほしくて、そう言ったんだい?」
「ソラ君、私は」
「傷付いてるなら縋れば良いし、救われたいなら頼れば良いんだ。
そうやって独りで抱え込んでないで、『彼』に固執なんかしていないで!
自分で自分の心を壊すような真似をしないで!!泣くのも堪えてなんかいないで!!!」
………気が付いたら僕は、いきり立っていた。ひどく―――…腹が立っていた。
胸の内だけで涙を流すショウコちゃんにも、ショウコちゃんを捨てた『彼』にも、
彼女に何も出来ない自分にも。何もかもに、怒りを覚えた。
普段、怒ることなんて、滅多にないのに。抑え切れない感情が指の先まで迸って、震えている。
それだけ、本気なんだ。…何が、なんて分かっていないんだろう。君は。
僕とは違う意味で震えているその手を取って、僕は彼女の眼を見た。
驚愕と怯えの入り混じった瞳は、明らかに僕を拒んでいる。………ああ、なんで、
「………ショウコちゃん」
僕じゃ、駄目なんだろうな。
「僕は、君を捨てるなんてことはしない」
「……………止めて、ソラ君」
「止めろって言われて、君は………『彼』を想うことを止められる?」
それと一緒だよ。…言外の呟きを読み取って、ハッとなった彼女を抱き締めた。
「僕は、君が好きだよ」
腕の中で凍り付いた彼女の額にそっと口付ける。ショウコちゃんは、何もしなかった。
それを良いことにもう一度、その頬にキスをした。今度はびくりと肩を揺らした。
あまりの驚きに身動きが取れなかっただけなんだろう。………分かってる、そんなことは。
次に唇にキスをしようとしたら、案の定、渾身の力で突き飛ばされたから。
「…ッ、止めて………!!!」
…って。女の子とは思えない位強い力で突き飛ばされて、僕は尻餅を付いた。
反射的に瞑った目を開いた時、彼女はもうこの場から駆け出していた。
一瞬だけ、振り返ったその眼には涙が浮かんでいて、後悔する。
………分かっていた、筈なのに。彼女が『彼』を想うことを止められないのは、
僕が彼女を想う気持ちと同じなんだって、この口で言った筈なのに。
「………何、やってるんだろうな。僕は………」
無闇な感情の押し付けで、彼女を余計に泣かせてしまったみたいだ。
不運にも、僕が尻餅を付いた先には水溜りがあった。
下から染みてくる雨水も、上から降り注ぐ雨水も、冷たい。
降り止む気配のない空を見上げて、僕は、それでも彼女のことを想った。
………ヒヤデスみたいに、ひっそりと泣き濡れる彼女の心の雨が晴れる日を祈って、
自分の頬を流れる雫の塩辛さに、また一つ大きな溜息を吐きながら。
「参ったなあ………」
―――せめて星の出ている夜ならば、願いの一つも掛けられるのに。
189 :
183:2006/05/28(日) 23:29:54 ID:bDAcqxsW
後味悪いですが以上で終わりです。ナンバリングすればよかったorz
自給自足じゃ萌えないので他の方のソラショコに期待します。
GJ!
切ないなぁ。文章も綺麗なかんじで良いよー。
次は幸せそうな二人を見てみたいな。
おお、GJ!!!
やっぱ空は「僕」でナイーブ系なキャラだなあとイメージしてたので何だか嬉しいw
空が硝子をどう癒すかがちょっと見てみたいなー。
自分も暇ができたら書きたいが…。
マイナー並ぶけど
ハヤト×みここ
ミセスウィルソン+リエ×スギ
ソラ×リエ
リュータ×サラサ
アイス×ひかり
のどれかで投下したいと思ってます…どれが一番需要ある?
>>192 ミセスウィルソン+リエ×スギ
大人の課外授業(;´Д`)ハァハァ
>>192 ソラ×リエは自分も考えた。グライドとソニックって繋がりありそうだよね。
それはともかくソラ×リエとリュータ×サラサのどちらかがいいな。
「お兄さん!」
後ろから突然声がして、俺の視界に栗色の長い髪の毛が垂れ下がってきた。
僕はゆっくり顔を上げる。そうしたところで、ぐりぐりの丸い目と視線が合った。
「…リエちゃん。こんばんは」
彼女はリエ。僕がつい最近呼ばれた「ポップンパーティ」なるお祭り?の参加者の一人らしい。それも一番初めからの。
知り合いも居ないパーティで、初めて話しかけて来たのが彼女だった。
『綺麗な歌だね』
とか、
『前のパーティでやった曲にちょっと似てるなぁ』
とか色々と。
元気が良くって明るくて、くるくる表情が変わる女の子だった。
「今日もまた、空を見てたの?」
彼女はニッコリ笑ってから僕の隣に座った。いつからか、僕の隣はリエちゃんの指定席の様になっていた。
「うん。今日は一段と星が綺麗だったから」
「そうだね。凄いキラキラしてる…」
星空を見上げる彼女の顔は溢れんばかりの笑顔で、僕も思わず頬が綻んだ。自分が好きなものに共感して貰えたのが嬉しかったし。
「それはそうとリエちゃん、こんな遅い時間なのに大丈夫?」
星が見えるくらいには遅い時間なのだ。僕は色々と不安だったから、隣に座る彼女にそう尋ねてみる。
そうしたら慌ててポケットから携帯を出して、今の時間を見てリエちゃんは丸い目をさらに丸くした。
「あ!本当だ、どうしよう、明日学校起きれないかも…」
そこから彼女はばたばたと慌ただしく立ち上がり、お尻を払ってから僕に言う。
「ごめんねお兄さん、もう帰らなきゃ。またね」
「あ、待って!」
「え?」
僕は踵を返そうとした彼女を呼び止めた。考えてそうした訳じゃない。気が付いたら体が勝手に呼び止めていた。
「…もう遅いから、送って行くよ」
言ってから僕は一気に後悔した。
送って行くとか言ったって、僕はリエちゃんの家が何処にあるかもまるで何も知らないのだ。最終的に僕が帰れなくなるかもしれないってのに送って行くなんて発言、考えが無いにも程がある。
けれども、だからと言ってこんな遅い時間に女の子をひとりで野に放つ様なマネは誉められたものでは無い。気を付けてね、なんて言ってこのまま星を見続けるってのはあまりに薄情過ぎるじゃないか。
というか…そもそも返事が無い。嫌がられてるんじゃ、と不安が生まれてきた。
沈黙が気まずくて、足元に目をやった瞬間だった。
「…迷惑じゃない?」
ちょっと困った表情をしてリエちゃんは僕を見ていた。手を胸のところでぎゅって握りながら、不安そうに尋ねてきた。
「まさか。リエちゃんこそ、僕なんかと歩くのは嫌じゃない?」
「全然!それこそまさかだよ。じゃあ…お願いしちゃおうかな」
にっこり笑った彼女に、僕は目を奪われた。胸がドキリとした様な気がした。
「一緒に帰ろう、お兄さん」
胸がドキドキするのはきっと気のせいだ。僕に妹が居たらきっとこんな感じなんだ。
そんな風に言い聞かせて──いや、考えて、僕は柔らかく笑った。
「神さまってば酷いんだよ?9回目の時にね…」
「でね、そのときさなえちゃんがね…」
「ベルちゃんが…」
「へ…へぇ……」
歩きながら次々に変わる話題に僕はすっかり翻弄されていた。リエちゃんはいろんな人とかなり親好が深いんだな、と思う。
今話題に出た人で顔と名前が一致するのなんてMZDさんにミミニャミさんぐらいだよ。
「…なんだかごめんね、リエばっかり喋ってて。つまんないよね」
「え?」
リエちゃんは照れ臭そうな表情をしながら、少しだけ頬を赤らめて続ける。
「最近ずっと、次にお兄さんに会ったら何話そうかなって考えてて…だから、なんだか止まらなくって」
自分の指を絡ませながら、あはは…と乾いた笑い声をあげるリエちゃん。
ぴた、と僕の足が止まった。それから一瞬遅れてリエちゃんの動きも止まる。
「あ、違うの違うの違うの!そういう意味じゃなくて〜!」
僕より先に進んでしまった彼女が慌てて戻って来て、僕の服をつかんで前後に激しくシェイクのちシェイク。
「待っ、て!リエちゃ、ストッ…」
酔う酔う吐く吐く首締まる!
僕はギブアップの念を込めて首を横に振る。そしてその揺れで更に吐気を増した。馬鹿だ僕。
「あ、ごめんなさいっ」
ぱっと手が離れた。僕は肩で息を大きく吸い込んで、荒げていた呼吸を整える。
「…リエ、ちゃん」
「な、なに?」
そういう意味じゃなくて、って、本当に違うのか?
そういう意味がどういう意味か、期待しても良いんだろうか。
妹みたいに思ってた筈だろ、って言ってる僕も居たけど、本当に妹みたいに思ってたんならこんな気持ちにはならないだろう。なったとしたら、僕は重度のキてる人だ。
「…リエちゃんにとって僕は、ただのお兄さんなの?」
「……え?」
僕は、この質問に対して否定の言葉を期待してる。ただの兄気取りならこんな気持ちには絶対ならないだろう。
同じ様な考えを何回も反復してひとつひとつ足場を固めて、僕は自分の気持ちをまとめていった。
「僕は違うよ、僕はリエちゃんの事、ただの妹だとは思えないんだ」
道のど真ん中でこんな事を言うのは相当恥ずかしい事だな、と妙に冷静な思考が働いている中で、不安で不安で仕方ない余裕のない僕が居る。
「だから、その…」
「お兄さん」
リエちゃんが僕に背を向けたまま空を見上げる。
僕は思わず口篭って、言おうとした言葉を飲み込んだ。
「リエね、朝の爽やかなのも、昼間の鮮やかなのも、今みたいに星がキラキラ輝いてるのも大好きなんだ」
「─…空が、大好きなの」
振り返った彼女はほんのりと頬を染めていて、柔らかく笑うその表情を見ていたら何も言えなくなってしまった。
「早く帰ろう、ソラさん」
伸ばされた手を躊躇うことなく僕は掴んだ。
微笑みを返して。
【終わり】
202 :
198:2006/05/29(月) 22:42:14 ID:OU5jtXdX
エロ付ける予定だったのですが、どうも蛇足にしかならなかったので思い切ってエロは無しにしました。
>>193-197で言ってくれた奴はおいおい投下します、読んで下さった方有難うございました
GJ!
リエちゃんの天然ファムファタルっぷりが可愛らしいです。
罪作りな妹だなあw
他の作品もお待ちしてますよー
ショウのクリア画面に出てくる女の子の名前を募集しますw
名前がないと書きづらいんだけど、
自分で勝手に付けるのもちと気が引けて。
……百合にするけどな。
百合にするんかw
普通に歌詞やジャンル名・曲名から取るのがいいと思うけど。
てか見てきたら女の子の名前に出来そうな言葉ないな。
無理無理で知子とか願子とかか。
>>205 あーね。ジャンル名か。
その辺で責めてみる。ありがとう。
ソラ×ショウコエロぼつぼつ書いてます。
>>183氏の二人と微妙に設定被ってるんで投稿するかはまだグレーだけど
頑張って完成させるつもりです。
職人の皆さん、頑張れ。
>>207 183の中の人ですがすごい読みたいんで投稿待ってます。
あの後はどう考えても発展しようがないから自分は書くとしても別のパターンになるかな。
しょこたんかわいいよしょこたん。愛子受けも読みたいなー。
あざーっす。
愛子は激ツンデレだと思うなあ(勝ちアニメの彼が相手なら)。
他のキャラが相手だと激ツンデレか女王様かどちらかだと思うんだけどどうだろう。
翔はおにゃのこでもいいが男だったら童貞ゆえの天サドだったら笑える。
2st×シャムシールで1本書けそうなんだが、隠し曲キャラネタバレはまずいか?
このスレ見てるのって、たいてい本スレ見てそう
だいたいの人は隠し曲の存在知ってるだろうから問題ないと思う
シャムシールって女キャラだったのか。
名前とジャンル名だけ聞いて、イマみたいなダンシング兄さんを想像してたよw
>>210 個人的には問題なし。本スレ見てるし。
活性化にも繋がるし、どんどん投下して欲しいな。
>>210 禿しく読みたい!
最初に「新(隠し)キャラ出てます」「ネタバレなので嫌な人はスルー」とか書いとけば問題ないと思う。
裸で待ってる、腸待ってる。
215 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 10:34:05 ID:CSs0mVYd
なんかやっぱり、ミミ×ミャミの、エロネタないものか?
誰か作って。キボンヌ。
ニャミだろ?
ミス。失礼。ニャミだったな。
設定としてはミミが女でミャミが男の方がいいかなと。
連レス スマン。
また間違えてた。ミミとニャミだな。
ニャミ♂×ミミ♀か
トラウマ設定とかどうよ
トラウマ設定か。
そこは皆さんにお任せいたします。
と、いうか。皆さんならどういう設定がいいですか?
レズで仲良しならもうおなかいっぱい
いつもの純粋なミミが夜になって、ニャミに犯されるって
いうのはどうです?
むしろ逆で
うさぎさんは性欲が強い。
いや、俺の個人的な主観だけど。
どっちもいいですねぇ。
よし、これを題材に誰か作ってくれ。
226 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 00:57:42 ID:YuSNlAD0
任せたぞ↓
「まってーナカジくうーんー、授業はじまるよぉー」
前を歩く俺の耳に鬱陶しい程甘ったるい声が後ろから聞こえてきた。
またあのメガネ女だ、俺は無視してそのまま速度を上げて歩き出す。
「授業はさぼっちゃ駄目だって言ってるのにぃーもうーきゃあ!!!」
今度は怪しげな悲鳴とものすごい音が後ろから聞こえてきたので、
俺は何が起きたと振り返った
すると、純白のパンティを思い切り見せながら制服姿の三つ編みの少女が大地に突っ伏していた。
そしてその傍らには、彼女がいつもかけている赤い眼鏡が落ちている。
どうやら俺を追いかけてかけて転んだらしい。
俺はこのままスルーして歩こうとしたら、またあの癇に障る甘ったるい声が後ろから聞こえてきた。
「眼鏡ーどこぉ?ーめがねぇー・・・メガネ無いと何もわかんないよぅー!!!」
このままスルーすれば良かったのに、メガネがある場所と反対の方向を向きながらパンティを丸出しにして
地面に這いつくばってメガネを探すあの女がさすがに可哀相に思えて来たので、
メガネを拾い、あの女があのメガネ女になるようにメガネを渡す
「リゼット、ほれ」
「あー眼鏡だー!!ありがとーナカジくーん、助かったー」
「後さぁ、丸見えだから、」
「何が?」
マジかよ・・・このメガネ女はなんも気づいてないらしい・・・
しょうがないので俺はメガネ女の前で軽く手を叩く、そしてピースサイン
次に両手で大きな○をつくりそのまま、目の辺りに持っていく
「何?それー?」
駄目だ・・・なんーも分かってないらしい。
メガネ女の前にどうしようもない馬鹿女だったとは・・・仕方がない
俺はさっきの行為を口頭で説明しながらやりなおした
「ぱん・つー・まる・みえ、だから、分かる?」
「あーなるほ・・・・いやぁー!!!ナカジ君のエッチぃー!!!」
メガネ女は慌ててスカートを元に戻すと顔赤らめて頬を膨らます。
「冗談じゃねぇよ、誰がすきであんたのパンティなんか見るかっつーの」
「でも見たじゃん・・・」
「あんたが見せたんだろ!!」
俺はムッとしてその場を立ち去ろうと後ろを向いた。
「待って、ナカジ君」
「なんだよ」
俺はお人好しにも後ろを振り返った。
「足が痛くて、立てないよぉ・・・一人で保健室行けそうもないんだけど・・・」
俺は今にでも泣き出しそうな顔のプルプルと震えるメガネ女を見て、
ブチ切れながら叫んだ。
「あー!!!もう!!!分かったよ!!連れていけばいいんだろ!!」
どうもこのメガネ女といると調子が狂う
うわーすまん。なにも空気読まずに書いちまった。
続きはミミ×ニャミの話を誰かが書き終わってからにするよ
それでは!!
いやこれを最後まで一気に書いた方がいいと思うぞ。
間に別の話が挟まったら読み直しづらいし。
自分はあんたのナカリゼ続きが楽しみだ。
それじゃあお言葉に甘えて
「腕貸すから、ほら立てよ」
俺は手を差し伸べた・・・しかしあのメガネ女は・・・・
「だっこしてくれないの?」
「はぁ?何甘えてんの?マジでウザいんだけど」
「だってほんとに・・・た・・・て・・・グスッ」
「はいはいはい、だっこすればいいんだろ、だっこすれば!!」
俺はメガネ女を両手抱きかかえると、いわゆる「お姫様だっこ」の状態で歩き始めた。
「えへへーらっくちーん」
あのメガネ女は俺の気持ちなんて無視して嬉しそうに首をに手を回し笑っている。
その様子にげんなりしつつも、俺は鼻腔を翳める甘い匂いに気づいた。
どうやらこのメガネ女の髪の匂いらしい。
なんだろすごく良い匂いだ、こういう所に気づいちゃうとやっぱこいつも女なんだなってすごく感じる。
でもそれにしちゃあ無防備すぎないか?さっきのパンティ丸見えとかさぁ
俺がもし「良い匂いだな」とか言ってうなじにキスとかしたら・・・・・
うわっうぁぁぁ何考えてんだ俺!!このメガネ女に対してマジでありえないんだけど
確かにこいつそれなりに可愛いし人気もあるのは知ってる。
でもっ!でもっ!!俺は・・・俺は!!
「カジ君・・・ナカジくぅーんー」
あのメガネ女が俺の学ランのすそをひっぱっている。
「な・・・なんだよ・・・」
「このまま行っちゃうと保健室通り過ぎちゃうよぉ」
「わっ・・・わりぃ・・・」
やべー危うく全開になっちまう所だった。
俺は保健室の扉の前まで戻り、どうか落ち着いてくれよと半立ちになった俺の第2の相棒を落ち着かせるように深呼吸した
両手がふさがった俺の代わりにメガネ女が扉開けてくれたので中に入ると
保健室には誰もいなかった。
辺りを見回すと保健の先生がいつも使っている机に書きおきが置いてあったので読んで見る事にした
急病の生徒が出たので病院までついて行きます。昼休みには戻れると思います。
Mrs.ウイルソン
「そっかー先生戻るまでかなりの時間があるねー」
「まあそうだな、椅子に座らせてや・・・えっ」
いきなり腕の負担が一気に無くなる。
あいつは腰をずらして俺から降りたのだ。
そしてそのままスタスタと歩いて保健室の扉まで歩いていった。
ガチャッと金属質の物同士が触れ合う音がした。
「えへっ鍵かけちゃった」
あの無邪気な笑みでメガネ女が微笑かける
「それよりさ・・・」
「ん?」
「あんた、足は大丈夫な・・・のか?」
「ん!平気だよーなんならスキップでもしようかぁ♪」
あーもしかして、騙されたってオチ?マジで?俺は軽い眩暈に襲われた。
「くっそー!やってらんねー!」
俺はギターを二つある保健室のベットの一つに投げ出し、残り一つのベットにねっころがった。
「ごめんねナカジ君、こうでもしないと一緒にお話ししてくれそうもないなーって思ったから」
メガネ女が俺の隣に座り、そして機嫌を伺うように俺の顔を覗きこむ。
あいつの顔が俺の視界にはいる
キラキラと光る亜麻色の金髪、五月の空の青さ思い出させるようなスカイブルーの瞳
北欧の雪の白さ思わせるような肌の色、そして愛くるしくて尚且つ知性感じさせる顔立ち
ほんとにこいつは男にモテるんだろうなあと思う。それに美形の彼氏がいたって全然おかしくないぐらいなのに
でもこいつは俺がここに転校して来てからというものずーっとつきまとっている。
無視しても冷たくあしらってもついて来る。
実はあんまりしつこいので嫌気がさし一度怒鳴った事もあったが、それでも半泣きになりながら俺について来る
ほんとに変なメガネ女だ・・・でもなんで俺に付きまとうんだろ?
「あのさ質問していい?」
「何!いいよ!」
俺の方から話し掛けてくれたのがよっぽど嬉しいのか、にこにこしながら俺の方へさらに身を乗り出してくる。
「なんで俺に付きまとうの?」
「今すごく一番興味がある男の人だから」
「それがわかんないんだけど、どう興味があるの?俺みたいな無愛想な人間に」
「裸でイチャイチャしたいくらい」
はぁっ・・・何言ってんだ・・・このメガネ女は・・・でも何故だろ?嫌な気がしない
むしろ、何故か怪しいときめきで胸が一杯で身体中の血液が一ヶ所に集まるのを感じる。
「ば・・・っかじゃないの!リゼット、今日のあんたは悪ふざけがすぎ・ん・・・んっ」
急にあの女の顔が降りてきてマフラーをめくったなと思った瞬間、唇がやわらかい物に塞がれた。
あいつの唇だ。
そして俺の口の中にあいつの舌が侵入してくる。
たっぷりの唾液で滑ったあいつの舌は、俺の舌をからめとったりきつく吸ったりと挑発するように動き出す。
気が付くと俺はその淫靡な舌の動きに合わせ舌を動かし唾液を吸い取り飲み下していた。
あいつの唇が離れても名残惜しげに銀の糸が俺達の唇をつなぎ留めていて、それが俺をとても興奮させる。
「ねえ・・・ナカジ君、次いこ・・・ねっ」
あつい吐息ともに切なげにあいつが次をの行為をおねだりする。
俺は自分の理性が遠い遠いはるかかなたのポップン星に飛び立つのを感じた
俺はあいつを抱き寄せると、手早くスクールベストを脱がせ、ブラウスのボタンをはずしていく。
「ナカジくん」
「ん?」
またあいつの顔が近づき唇が重ねられ、お互いの舌を絡めとリ合う。
甘いキスを続けながらもブラウスを脱がしスカートのファスナーに手をかけた時、あいつも俺の学ランのボタンを外してる事に気づく
「リゼット」
「んっはぁ・・・なあに?」
唇を離し奴の名を呼ぶと
キスの快感に酔っていたあいつは、甘い吐息とじれったい声をあげながら焦点の定まらない瞳で俺を見上げた
「上は俺が脱ぐから、先にこっち脱がしてくれる?」
俺はあいつの右手をつかむと、ズボンの中心にあるやる気満々な相棒を触らせる。
「もうきつくてさ、いい?」
あいつはコクンと頷き、俺のベルトに手をかけた。
俺はあいつが脱がせやすいようにする為、ベットの上に立って
上から、帽子、マフラー、学ラン、ワイシャツと全て脱ぎ捨てる
でも視線は俺の下半身をあらわにしようとする行為に夢中なあいつに釘付けだ。
「ナカジ君のって、すごーい結構大きいんだねー」
「結構は余計だ」
ボクサーブリーフを脱がすと軽くバウンドして出てきた俺の相棒をみて
あいつは妖しくて艶っぽい笑みを俺に剥けて浮かべるとそのままの体勢で、
俺の相棒に唇を近づけた。
今日はお休みなのでまったりしながも行き当たりばったりでで書いてます。
エロ小説を書いた事はない人間なので、矛盾だらけの文章になってたらすみません
でも一応文章の確認はしている・・・つもりなんで、出来るだけ許してやって下さい
続きは明日か明後日にでも書いて終わらせるつもりです。
ちなみにナカジとリゼットは同じ高校の同級生という設定になってます(汗
リゼット→「アイドル委員長」
ナカジ「成績優秀だが問題行動が多い転校生」
みたいな感じで
誰も読まないし、こんなリゼットもしくナカジは嫌だってー人が多いかもしれませんが
頑張りますんでよろしくお願いします
GJ。ナカリゼって珍しいな。
自分も楽しく読ませて貰ってる。
文章に問題はないと思うけど、
過度の自分語りとか誘い受けみたいなコメントはどこに行っても叩かれるから、
そういうのは止めた方がいいと思うよ。
何はともあれこのスレ盛況で嬉しいな。同社の別ゲームスレの勢いに追いつくか?
このまま一気に盛り上がっていって欲しい。
あいつは相棒の竿の根元から先端の穴の部分までゆっくりと舌を這わせたかと思うと
今度は裏筋の部分へと執拗にそれでいて丁寧に舐めつづける。
「ん・・・っあ、そ・・・れいい」
つい気持ちが良くて声が出る。
その声に釣られてかあいつの視線が俺の方に向かい目が合う。
あいつの瞳が潤んでてすごくいやらしいと思った瞬間。
「あっ・・・くうぅ・・・」
あいつが俺の相棒を咽喉の奥まで、口内いっぱいにふかく咥え込んだ。
生暖かくて、そして軟らかくぬめぬめした口内の感触。
何かの生物のように、俺の相棒を忙しなく休む事なしに愛撫する舌。
俺はあまりの気持ちよさにきつく目を閉じ、あいつの頭を抱え込むと
もっと熱い刺激が得られるように、何度も強く口で扱くようにスライドさせる。
「っん!うー!!うー!!!ん!ん!ん!」
喉奥を何度もきつく貫かれて、あいつが声にならない悲鳴をあげる。
俺だけちょっと気持ち良くなりすぎたかな?
俺はあいつを俺の相棒からひきはがし、そして横を向いてケホケホと咳込むあいつの顔を覗きこむ。
ありゃ?、涙ぐんじゃってるよ。ほんとにやり過ぎたみたいだ。
「ひどいよぉ・・・ナカジくぅん・・・びっくりしたじゃない」
あいつが泣きそうな声で咳き込みながら非難する。
「悪いな、酷い事して、でもお前がいけないんだぞ。」
「どうして?」
「だってすごく気持ち良いから、つい夢中になっちゃった。」
「ほんとに?」
「うん、だから今度はお前の番な」
俺はあいつのメガネを外し、青い瞳から少し零れた涙を吸ってやると
耳、首、鎖骨にゆっくりとキスしながら下着を脱がしに取りかかった。
ラムアロをひたすら待ってみる。
便乗してテンロキとジョリダイを待ち続けてみる
更に便乗して
ミミ♀とニャミ♂を待ち続けてみる。
∧_∧
( ´∀` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
近々ゲルム13物を投下予定。被害者求む。
女子で?
アクション中に出てくるリエちゃんとか
同じ宇宙つながりのケリーとアゲハとか。
媚薬作用があって超エロエロに…とか今から期待するじゃマイカ! 全裸で待ってるぞ。
自分もソラショコ七割まで書きあがったよーん。
>>241、
>>242 wktkしながら待たせていただきます。
自分も頑張ってショウコ2P色×ナルヒコ書き上げますノシ
>>241 ロケッtいやなんでもない
とスミレとかどうだろう
>>242 wktkしながら全裸で待ってる
リュータ×サラサとツースト×シャムシール書き終わったから、ナカリゼ作者様が投下完了したら投下させて頂きますね。
>>241 正義のヒロイン流星ハニーで
超wktkして待ってる。全裸で待ってる。
>>241 鬼b(ry
ゲルムのトロトロで色々するのもいいけど、女ゲルムに犯されるシチュもいいな
ゲルムってここまで万能キャラ(性的な意味で)とは思わんかったw
ローション・媚薬・触手・二穴・
ふたなり攻め・受けの思い人に変身しての寝取り・
女性体男性体・男相手女相手って何でもありじゃないかw
遅れてすいません、続きを投下します
ベットに横たわるあいつの裸身を見ていると、
「シミ一つも無い白肌」とはこの事なんだろうなと感心して
ますますじっーと見つめてしまう。
「あんまりみないで・・・恥ずかしい・・・」
小声で呟いて、あいつが横を向いてしまう。
「じゃあ、あまり見えなければいいの?」
俺はメガネを外すと、あいつの小ぶりな胸にあるピンクの蕾にキスをする
「そういっ・・・・・ぅん・・・はぁぁ」
抗議の言葉が切ない途切れ声に変わるのを耳で感じながら、両手で白い胸が
紅色になるまで揉みしだき、ピンクの蕾が硬くなるまで舌で弄び、口で吸い上げる。
「ん・・・っんっ・・・じ・・・らさ」
「聞こえない、ちゃんと言ってくれないとわかんないよ」
「あ・・・ぅ・・・意地・・・あん!つぅ!!」
俺はあいつの訴えを退けると、ピンクの蕾を指でつまみ軽くひねる。
「もっと・・・して」
「何を?」
「もっと気・・・もちよ・・・く・・・してぇ」
あいつは恥ずかしいのと気持ち良いのがごっちゃになってもう耐えられないって顔で
俺を見上げて、再度懇願する。
俺としてはもっと恥ずかしくてえげつない事を言わすまでじらしてやりたかったのだが
流石に先生が帰ってくるまでに事を済まさなければマズイ
「いいよ、気持ち良くしてあげる」
俺はあいつの下半身が良く見えるように足を開かせ、赤ちゃんのおむつを変えるような
ポーズになるよう持ち上げた
サーモンピンク色に染まったそこはかなりの量の甘い蜜が溢れ出していて、
その蜜でそこは濡れぼそり、てらてらと光っていた。
俺は蜜が流れ出している穴から人差し指と中指で蜜を掬い取ると、
女の一番感じやすい突起の部分に擦りつける。
「ああっ・・・ひあっ・・・」
白い裸身が強い快感で仰け反った。
俺はその反応を愉しむ為、人差し指と中指の間で突起を挟みこみながら擦ったり
その突起を指の腹で優しくマッサージするように揉み上げる
「あん!・・・ふぁぁぁぁやぁ!・・・いやぁ・・・ちゃぅぅ」
「そんなに気持ち良いの?リゼ?」
俺は優しくあいつの名前呼んでやる
顔を紅くし、快楽で目を潤ませてあいつが頷く。
「じゃあイきなよ」
俺は、あいつの穴にいきなり中指と薬指を差し込むと親指を突起にあてがった。
そして突起を刺激するように中の指を動かし始める
すると今度はまた違った甘い声が流れ出す。
「ひぁ!・・・あんやぁぁぁ・・・いんあぁぁぁ・らめぇぇ、らめぇぇぇ!」
快楽の波に呑まれそうになりながらも、抵抗するあいつ
それが可愛くて可愛くて、そしていじめたくてたまらない。
「ん?ダメなの?辞めて欲しいの?」
愛撫をとめて底意地悪く聞いてやる。
「あっち・・・がう・・そうじっ!ひああああん!!」
「じゃあこのまま続けるよ」
イカせようと手を動かそうとすると、あいつの手が俺の手首を掴んだ
「指じゃイヤ・・・ナカジ君が欲しいの・・・だからナカジ君も私で気持ち・・・よくなって・・・」
消え入りそうなか細い声での言葉、でもはっきりと俺の耳に届いたのはHで可愛いおねだり
俺は指を抜くと、すでに熱くなってるあいつの中へと俺の相棒をあてがった
寸止めかよ!
∧_∧
(;´д` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
アゲハって白鳥座星人だったっけ
「一気に挿入したら痛がるかなぁ?」と思い少しづつ入れていこうと思ったが
挿入した瞬間、あいつのソコはすんなりとなんの抵抗も無く俺の相棒を受け入れた。
そのあいつの中はまったく緩み無くぴったりと俺の相棒に絡みついて来る
はぁー・・・すげぇ・・・入れてるだけでも気持ちいい・・・
これで動いたらどんなに気持ちいいんだろ?
俺はその答えが欲しくて、腰を動かしはじめた。
「あっ!あっ!あっっ!!」
その腰の動きに合わせて、あいつの甘い声がスタッカートで快感を訴える
「・・・リゼ・・・俺もイイよ・・・」
耳元で囁くとあいつの白い腕と細い両足が俺の背中と腰に絡みついてきた。
純情そうな顔してこいつ・・・ほんと快楽に対して貪欲なんだな・・・
俺は腰を小刻みに動かしながらも、相棒の我慢も限界に近づいてるのを感じる。
あいつもイカせてあげないと、
一回腰の動きを止めて、相棒を引き抜くと耳たぶにキスする様に囁いてやる
「四つんばいなってくれる?」
トローンとした空ろな瞳で俺を見上げ頷くと
あいつはのろのろと四つんばいになって俺の前に可愛いお尻を差し出した。
俺はあいつの腰に手を添えると一気にバックからあいつのソコを激しく付き上げ始める
「あっー!!はぁぁぁん!あんあんっ!」
俺の強い動きに合わせてあいつがまた鳴き始める。
俺はあいつのうなじに唇を這わせながら、片方の手で下腹部の突起を弄ぶ
「あっあっ!!きゃふぅぅ!それらめぇぇぇー!!はぅんんくぅー!!」
あいつが快楽の限界を訴える。
俺は引き気味なった腰をもう片方の手でがっちり捕まえ、突起の愛撫しながら
全力で突き上げる。
「あぁん!いい!!なっらぁじくっっん!あぁぁぁっっ!!」
あいつが鳳仙花の種子のように爆ぜるのを見届けると、
俺はすぐさま相棒をあいつのソコから引き抜いた。
「リゼ、こっち向いて」
「な・・に・・・んっ!!」
あいつが俺の方をみるやいなや、俺は相棒を強引にあいつの口に押し込み
そのまま俺の分身を解き放った。
「酷いよーあそこで口に出すなんて、思わず吐いちゃいそうなっちゃったじゃない」
「うるさい、俺はまだ子持ちになる気は更々ない」
制服を着なおし、三つ編みを結び直しながらあいつが笑う。
「だったらほんとに吐き出しても良かったんだぞ」
「イヤ、だってナカジ君のだもの。吐き出したらもったいないよ」
くっそーなんて可愛い事言うんだよ、またしたくなるだろ!
「あのな言っとくけど、俺まだ特定の女作る気は無いよ」
学ランを着ながら後ろを向いて、俺は意地悪な事を言ってやる
だってなんか悔しいから
「私、ナカジ君なら都合のいい女でも構わないよ」
その瞬間酷い眩暈が俺を襲う。
あー・・・ヤバイ・・・着替えなきゃイケナイのに・・・時間が無いのに・・・
俺は誘惑に耐え切れずに後ろ振り向いた。
あいつがベットに座って艶然な笑みを浮かべてる。
俺は生唾を飲む・・・その瞬間
ガチャガチャと保健室の扉が動く音がした。どうやらMrsウィルソンのお帰りらしい
「えー先生帰ってくるの早いよぉー」
「おいリゼ!俺は逃げるぞ!後はお前でなんとかしろ!いいな!」
俺は慌ててメガネとマフラーと帽子を身につけ、ギターをひっつかんで
保健室の窓から逃げ出した。
この時ばかりこそ保健室が1階で良かったとしみじみ思った事はない。
俺は無我夢中で走りはじめた。
今日の視界は何故か歪んで見える
きっとあんな濃厚な事があったからだろう。
明日になればもどるはず・・・多分・・・
「リゼットの言い訳
「あら?リゼットさんどうしたの?鍵なんてかけて」
「すいませんMrsウィルソン、気分が悪かったので保健室で休ませてもらいました。」
「もう気分は良いの?」
「ええ大丈夫です。でも私気が動転してたみたいで、鍵を掛けてしまって」
「貴方らしくないドジね、リゼット、きっと眼鏡のせいじゃないの?」
「はい?」
「だって今日は黒縁の眼鏡じゃない、それも大人っぽくて似合うけど」
リゼットは鏡を見た。そこには黒いメタルフレームの眼鏡を掛けた自分が映っていた
その姿を見て苦笑すると、
「そうですね、眼鏡の所為かもしれませんね」
リゼットはMrsウィルソンに笑いかけた。
あの艶然とした微笑で
本当にすいません!!長い上にお待たせしまくりで!
また機会があったら書きたいと思います。
それでは!!
お疲れ様!
取りあえず今度投下する時は、
・投下分がどのくらいになるか(どの部分が投下する中での最終部になるか)
・続きはいつになるのか
このくらい明記しておくと連載が楽になるよ〜。頑張れ!
257 :
255:2006/06/24(土) 00:30:57 ID:kW/ip4+Y
>>256 アドバイス有難うございます。
今度は空気を読みつつイイ作品を書きたいと思います。
では只のナナシに戻ります。
次の作品ドゾー
ナカリゼいいよ!最高だったね。
こうなったら、ミミ♀×ニャミ♂で1本書いてやる!!
ただーし。初なので、言葉変ですけどね。そこんとこ
了承願います。
むしろどっちも♀で
>>258みたいなの、釈迦だったらアリだと思うけどね。
釈迦ニャミ♂×釈迦ミミ♀読んでみたいぞ。
ナカリゼの人お疲れです、よかったですよ。
262 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 07:52:43 ID:FMqa89Pf
それ自分も読みたい。釈迦ミミはまだ幼い設定だといい。
ナカリゼ良かったです、また読みたいです。
ナカリゼって珍しくて今まで見なかったけど最高でした!
年は十四でおしゃべりすぎて
だけど かわいくって
アンテナ売りがおちてきたら 受けとめてあげるよ
264 :
100:2006/06/24(土) 14:33:43 ID:dy4q6g8V
ナカリゼGJ!!
どうも お騒がせの
>>100である。
狽ァ!釈迦来たか!?
突然だけどミミニャの一人称はどうすればいいか意見求む。
それからふたなりでミミニャは許されるのだろうか…
結局普通のミミ×ニャミで一本できてしまった…
投下はご意向を聞いてからにしよう…
ナカリゼ作者様GJでした!今まで見たこと無くて新鮮だったしハマリそう。
現在は赤ぶちメガネな訳だなナカジ。
予告通りリュサラに2シャム投下したいんですが大丈夫ですかね?
>>264 二人まとめた際に「ウチら」と使ってるのは確かだけど単体の一人称は自信がない…
267 :
100:2006/06/24(土) 17:00:15 ID:dy4q6g8V
狽」ぉ 投下いいのかw
しかし今は少し忙しいから2シャムの後にしよう…
結局ふたなりでおkなのな。
CS11のポップンツーリストは参考にならんかな?
リュさら・2シャムカモーン。
では、予告通り2つまとめて投下させて頂きます。
・リュサラは短い上に正式にはリュ←サラで自慰モノ
・2シャムは無駄に長い
のでご注意下さいませ。
まずリュサラから行きます。
270 :
リュサラ:2006/06/24(土) 18:50:58 ID:a2DlDwMp
私は、願いを叶える七夕の精。
じゃあ、私の願いを叶えてくれるのは誰?
私の願いは、……。
「んぅ、うぅ…」
くちゅくちゅと音を立てて指を呑み込む私の下腹部。
溢れてくる蜜から滑りを拾って奥へ奥へと進む。ぐりぐりと肉壁を擦るのも忘れない。
「ひゃあ、あう…ん」
背筋をかけあがるびりびりした感覚に思わず首を振った。しゃらり、と笹飾りが音を鳴らす。
指の動きは止まらなくて、私は自分で自分を苦しめる様にぐちょぐちょと濡れた穴に指を抜き刺しした。
「はう、ひゃあああ!ひ…ッ」
頭のなかの自分勝手な妄想では、今私を責めているのは自分の指では無かった。
『何でも俺に任せとけ』って、カラッとした笑顔で言ったあの人のものにすり変わっていた。
あの人はどんな風に女の子に触れるんだろう?
どんな言葉をかけてくれる?
どうやって、
私じゃない女の子を抱くの?
「あぅっ、らめ、らめぇぇ…も、もう、やっ…」
私は肉芽を引っ掻いた。
その瞬間、がくがくと腰を揺らして…私は絶頂を迎えた。
「…リュータ、君」
初めてのポップンパーティで、あの人は私に話しかけてくれた。
話していて凄く楽しくて、明るくって良い人だと思った。
アイツは可愛い女の子見掛けたら誰にでもそうなんだ、って。見境いの無い奴なんだ、って同じ回の参加者だったお侍さんが言ってたけど、それでもあの笑顔は本当だと思った。
悪い奴に引っ掛かったもんだなぁ、って言われたけど、良い人だって自信持って反論出来る。
たとえ、私なんか見てなくっても。
あの人が見てるのは私じゃなくて、いつもメールで繋がってる人だなんて事は知ってるから。
「リュータ君…」
さっきイッちゃったばかりなのに、あの人の事を考えたからか私の体はまた熱を持つ。
勢いのままに、再び自慰を始めた。
私の願いは、想像の中だけでも良いから貴方と触れ合えること。
それから、そんな私を貴方に決して知られないこと。
271 :
2シャム 1:2006/06/24(土) 18:53:29 ID:a2DlDwMp
笛の音が止んだ。
「ふぅ…危なかったが、ギリギリ…か」
ツーストは荒げた息を整えた。視線の先には、拍手をしながら柔らかく微笑む同じグループの少年が居る。
「お見事。腕を上げましたね、ツースト」
「いや、まだまださ。大体お前まだ本気出していないだろ」
「解りますか?」
「始終そんな余裕の表情をされているんじゃ嫌でも気付くさ」
ツーストは小さく溜め息を付くと剣を鞘に納めた。
終わった勝負の事はもういい。今考えねばならないのは次の相手だ。あまり時間の猶予も無いのだから、尚更。
「次ぐらいは本気を出してくれよ」
「ええ。考えておきます」
挨拶を交すと若は羽衣を身に纏い、ふわりと─…と言うにはあまりに煩いジェット音を鳴らして宙に舞う。それから軽く頭を下げ何処かへと消えた。
(…さて)
息抜きがてらに肩を回す。辺りを見渡し、次の相手は誰にしようかと思案した。
新たな参加者とは一通り対戦したし、かと言って残された時間では昔の参加者の所には届かない。
さて、どうしたものか─…と頭を悩まされていたその時だった。
「…?」
僅かながらではあったが殺気を感じとり、素早く今居る位置を離れる。
その瞬間、さっきまで彼が立っていた場所には曲刀が突き立てられていた。
「…な!?」
腰の剣に手を添えて何時でも引き抜ける様に第二波へ備える。辺りへの警戒を強める。しかし、二撃目が来ることは無かった。
その代わり、突き立てられた曲刀に向かう人影が現れた。
「ほう。避けたか」
「は……」
ツーストの想像とは違い、現れたのはかなりの美女だった。肌を覆う布は少なく、その衣装は豊かな胸と形の良いヒップを強調するように見えた。
見ない様に気を払ったが、男である以上幾らかの視線は其処に向かう。周りの人間もそうだ。けれども彼女は視線を受け流し、剣を引き抜き彼の元へと歩みを進めた。
272 :
2シャム 2:2006/06/24(土) 18:55:45 ID:a2DlDwMp
「お前は…誰だ?名を名乗れ」
混乱する頭で、とりあえず疑問をぶつけた。昔からの参加者でもなく、かと言って新たな参加者の中に彼女の姿は無かった筈だ。
見知らぬ相手が以前のパーティでの若の立場──通常隠し、だとか何とか神が言っていた──と同じだと言う事に何と無く見当が付いてはいたが。
「私の名か。これと同じだ」
彼女はツーストに向けて剣を構えた。これとは即ち彼女が構えた剣を指す。
「…シャムシール、か」
「ほう。良く知っていたな」
シャムシールと名乗った女は口の端を吊り上げ艶やかな笑みを浮かべる。ツーストは腰に差していた剣に手を掛けると、それを一気に引き抜いた。
「御相手願おう」
彼女の声に、ツーストは自信あり気に応えた。
「ああ、無論だ」
二人が剣を交えて暫くの時間が過ぎた。
二人の戦いぶりは周りの者の視線を集めて離さなかった。一進一退、ほぼ互角の戦いである。
ツーストが追い詰めては彼女が避け、シャムシールの一撃を彼は軽く受け流す。
二人の戦いはこのまま鬱着するかと思われた。しかし、彼らには歴然とした腕力の、また体力の差があった。
「くッ…」
シャムシールが振るう剣の勢いが欠け、足の運びにもつれが生じ始める。観衆にも、彼女の表情に焦りの色が浮かんでいるのが見て取れた。
(あと少し、だな)
対してツーストには目に見えた変化は無かった。多少息は荒くなっているものの、まだ余裕は残っている。
あと少しだけ時間を稼ごうと、ほんの僅かに考えた瞬間だった。
「もらった!」
剣を振り上げる彼女を目の端で捉えた。
「な…!!」
ツーストは慌てて剣を振り。
勢い良く相手のそれにぶち当てて、彼女の剣を弾き飛ばした。
「あ……」
カラン、と、床に剣が転がる音。
びりびりと腕の痺れる感覚を味わうシャムシールの遥か後方に、曲刀が落下した。
273 :
2シャム 3:2006/06/24(土) 18:56:58 ID:a2DlDwMp
「勝負あったな」
ツーストは剣を鞘に戻し、安心した様に軽く息をついた。今の一撃は危なかった、などと考えながら。
剣の方へカツンと靴を鳴らしながら歩いていくシャムシール。彼女は歩きながら、髪を束ねていたターバンをそっと外した。バサリと美しい黒髪が揺れた。
ツーストはその髪に目を奪われた。綺麗だ、と思った。髪だけではない、彼女という存在が美しいと思った。
「おい」
彼女の言葉にハッと正気を取り戻す。すっかり見とれてしまっていたのだ。
シャムシールはツーストを見据え、柔らかく微笑んでいた。
「次こそは必ず勝たせて貰うぞ」
それだけ言うと彼女は踵を返した。慌てて彼女を追おうとしたが、何故かうまく足が動かなかった。
「待て、シャムシール!」
ツーストは必死で口を開き、そう叫ぶ。
彼女は足を止め、顔だけを此方へ向けた。
「何だ?」
「どうすればまたお前に会える?」
「…そうだな」
彼女は再び微笑んだ。それは先程彼が美しいと感じた笑顔のままで、見た瞬間に胸が跳ねたような感じがした。
「舞を。美しい踊りを見せてくれ」
ツーストは、去って行く彼女を追う事はしなかった。ただ遠くなる背中を見つめていた。彼女の残した言葉の意味をずっと考え続けながら。
274 :
2シャム 4:2006/06/24(土) 18:58:45 ID:a2DlDwMp
それから暫くの時が流れる。
「あの時は面白かったぞ」
「…は?」
隣に居る女の髪を撫でながら、ツーストは間の抜けた声をあげた。
女は艶やかな笑みを浮かべ、少し悪戯の様な口調で言う。
「うぬがまだ私に会う為の方法を知らなかった時の話さ。ずいぶん必死だったな…私がくれてやったヒントの意味を見事に間違えて、あの和服の少年に惨敗していた姿はなかなか笑えたぞ」
「…必死で悪かったな。お前に会いたくて仕方無かったんだよ」
「ほう?」
舞を、踊りを。
その言葉にそれこそ踊らされたツーストは色々無駄な試みを続けた。
全くその気が無かったフォースが偶然彼女と出会えたと聞いた瞬間に、奴の胸ぐらを掴み上げ前後に高速でシェイクのちシェイクを繰り返したりもした。
そんな風に右往左往する様子は、彼女にしっかりばっちり見事に見られていたらしい。
「ところで…その、『うぬ』と言う呼び方は何とかならないのか?」
「染み付いている物を今更どうしろと。そんなに不服か?」
「不服、って訳では無いが…どうにも気になるんだよ」
どうしようもなく気恥ずかしくて彼は話題をすり変えた。
クスリと笑う彼女の笑みはやはり綺麗で美しくて、文句を言った筈のツーストの表情は綻んでいた。
「仕方ない。嫌がられてしまうのでは元も子もないし…どうにか別の呼び方も考えてみよう。…ええと」
「ツースト」
彼女が名を呼んだ時に急に無表情になったのが、ツーストには照れ隠しにしか見えなかった。
彼女の柔らかい体を抱き寄せて、貪る様に唇を重ねた。互いに慣れた仕草で腕を絡めて、吸い付く様に舌を絡める。
「ン…」
唇を離し、首に絡めていた手を緩める。
彼女の体をゆっくりとベッドに押し倒し、シーツの上で散らばる黒髪の一房を掬い上げて唇を寄せた。そんな事ばかりをするツーストが焦れったく、また見ていて気恥ずかしかったから、急かす様に身をよじった。
275 :
2シャム 5:2006/06/24(土) 19:00:20 ID:a2DlDwMp
「そう焦るな。すぐにそれどころじゃ無くなるんだから」
「…随分な自信だな」
「お前の前だからな。…シャムシール」
名を呼ばれ視線を外したシャムシールをうつ伏せに横たえ、剥ぐ勢いで服を脱がせていく。
現れた大きく熟れた二つの果実に手を伸ばし、適度な力でそれを揉みしだいた。
「っふ、ン…」
快感に震えるシャムシールの耳に舌を這わせ、固くとがった乳首を摘み上げる。強く力を入れればびりびりと大きな波が来て、弱い力を入れればじわじわ痺れる様な快感に襲われ、彼女の体が跳ねた。
「はぁ…あ、あぁっ」
切なげに漏れる吐息を耳に感じながら、ツーストは既に濡れそぼった彼女の中心へと手を伸ばす。溢れた愛液を指で掬って絡め、ゆっくりとクレヴァスをなぞる。
「あっ!ひゃ…ああん…」
ぬるぬるとした感触を楽しみながら、ワレメを二本の指でぐちゅぐちゅと突き刺す。それでも未だに膣内には触れず、柔らかな肉に挟まれるのみ。
焦れったい愛撫に、思わずシャムシールの腰が揺れた。
「いや、そんなのばかりっ…早く、早くして」
切羽詰まってもどかしそうに見上げてくる彼女の望みのままに指を蜜壺の入り口へ添える。次から次へと溢れ出てくる蜜から滑りを拾い、指をその奥へ捻じ込んだ。
「はぁ…ん…」
シャムシールから、一際切ない声が漏れた。
早くより大きな快感を得るため、彼女は自分から腰を振った。対してツーストは決して手を動かさず、ぐちょぐちょと音を立てながら掻き回されるのをじっと見ていた。
そこはきゅうきゅうに収縮して、指をキツく絞め上げたが決して窮屈では無かった。指を離すまいと涎を垂らしてただ貪欲に食らいついているようだ。
「随分積極的なんだな」
「悪い、か…っんんん」
「いや?そんな事は無いが」
言いながらゆっくりと指を引き抜き、もう片方の手で怒張した男根を取り出す。
手に残っていたぬめりと先走りの汁を塗り込めて、ツーストは彼女の入り口にそれを押し付けた。
276 :
2シャム 6:2006/06/24(土) 19:01:47 ID:a2DlDwMp
「女は素直な方がずっと可愛い、さ…」
「ぁ…あぅあああ!」
ぷじゅ、と水音がして、シャムシールが求めていた快感の波が押し寄せてくる。始めこそ何の前触れも無く挿入されたモノに目を見開いたが、すぐに順応して彼に身を任せた。
「はぁ、あんッ、んんあああ!」
シーツをたぐり寄せてしがみ付き、大きな皺を作る。彼女の声をもっと聞きたくて、ツーストは一層強く腰を打ち付けた。
ヒダの一枚一枚が彼を包み込むように絡みついてくる肉壁。濡れて熱を持ち収縮を続けるその場所を何度も何度も出入りし、彼女の内部を大きく捲る様に打ち付ける。
その度に目の前が真っ白になる程の快楽と引き裂かれそうな痛みとを同時に感じながらも、シャムシールはより大きな快感を得るため腰を振った。
「あぁっ、はぅ、ツー…も、もう…ッ」
ふるふる…と首を振った。黒髪が舞う様に散らばる。一部は汗で顔や背中にへばりついていた。
「解ってる」
言いながら、ツーストは今まで敢えて触れずにいた彼女の敏感な肉芽に手を伸ばす。
「いっ…!!ふぁあ、あああああん…」
内側から一杯にされる感覚と電気の様にびりびりと広がる刺激に同時に襲われ、がくがくと足が震えた。
もう限界なのは二人とも同じだった。早く絶頂を迎える為、獣の様に腰を振り続ける。
「ツー、出せ…私の中に全部…受けとめるから…だから、早くっ…!!私、もう…」
「あぁ、俺もだ…!」
直後、熱い奔流がシャムシールの中で弾けた。
「ああ、あ…ん」
絶頂にびくびくと震え締めつける彼女の中に、堪らずツーストも精液を叩き付けた。最後の一滴まで搾り出そうと収縮する肉の感触を味わいながら。
277 :
2シャム 7:2006/06/24(土) 19:03:36 ID:a2DlDwMp
「ツーは本当に私の髪が好きだな」
自分の髪に触れている彼を見つめながら、シャムシールは呆れた様な声を出す。二人で共に居るときの彼はいつもそうで、ずっと髪に指を絡めているからだ。
「余りに綺麗だからな」
そうい割れれば悪い気はしないので好きにさせて居るのだが。
「あの時から目に焼き付いて離れないんだ」
「…ん?」
それまで彼女はツーストの腕の中で彼に背を預けてぼんやりとしていたのだが、不意に降って来た声に顔を上げた。
その瞬間に強く抱き締められ、彼に縫い止められたかの様に密着してしまう。
「な、何だいきなり。ツ…」
「綺麗だったんだ。凛とした声も姿も…髪だってそうだ。生涯であんなに美しいと思ったのは今のところお前だけだ」
「この年にもなって一目惚れだなんて、馬鹿な話だとは思うんだがな」
自嘲気味に笑うツーストに、シャムシールは自分から唇を重ね合わせた。
「私も同じなんだ」と伝えるために。
私だって。
初めて会ったあの時から、ずっと目に焼き付いて離れなかったんだ。
【終わり】
以上で投下は終了です。
2シャムの補足として、冒頭は1曲目にKダンスEXか冬ダンスEX+ずっとダンスを行った後。4以降は通常解禁後となっています。
それと投下前の注意文に14隠しネタバレ注意を書き忘れてしまいました…本当に申し訳無いです。
では、読んで下さった方本当に有難うございました。
誤字ハケーンorz
7は
×い割れれば
○言われれば
W投下キター! 何はともあれお疲れ様。
シャムシール姐さんエロいよ。さらさ切ないよ。
わくわくさせて頂きました。GJ!
>>269 乙!どちらもよかったです。
シャムシールのイメージがピッタリでハァハァ
D女体化か愛子書こうと思うんだが、愛子の相手の名前は誠でいいのかな?
マコトと被るけど。
いいんじゃない? 誰でもわかると思うし。
嫌だったら「誠」が頭に付く名前(誠司、誠太郎、など)に逃げればいい。
どうも。258のものですw
いま、大体構想として浮かんだよ^^
皆さんの意見をまとめてもうチョイ考えて見ます
>>269 乙です!
w投下とは素晴らしい!
またたくさんエロいシャムシール姉さん書いて下さい!
チラシの裏↓
またもや、マイナーカップリングなのですが…
ロミ夫×はなちゃん( 微妙に性描写あり)
佐藤さん×リンリン
同時に書いてます。
需要ありますかねー?
おお、賑わってきた賑わってきた。
>>284 よそのスレで見た言葉だけど、
「需要なんてものは投下した瞬間にできるもんだ」。
スレ違いでない限りどんどん投下しる!
感想下さった方有難うございました。近々
>>192で挙げていた残りやら再びシャム姉さんネタも投下させて頂きますので、その際はどうかまた宜しくお願い致します。
>>284 ロミはな…ホストと花屋って何か良いなw是非投下して下さい!そして佐藤さんとリンリンは二人ともジャンケン勝てなさそうだな…
>>281 Dニョタ!いいなそれ。
俺は六でなんか書きたいと思ってるが相手誰にするか考え中。
>>287 むしろ和系女子総食いのシリーズ物をきぼんしてみる(含む壱ノ妙)。
壱ノ妙って人形だけど割れ目あんの?
考えてはいけない、感じるんだ。
六×おんなのことかどうよ
いや、ハズレ選択肢的なノリで(ハニーさんに押し倒されてギャーッみたいな)。
本番は無理だろうけど、スマタとかフェラとか手解き的言葉攻めとか
(眼球姦はグロだから無理にしても)
やれそうなんじゃないかなーと思って。
ミミニャミ投下まだかな
293 :
100:2006/06/25(日) 23:08:54 ID:0Y8Afv3G
どうも悪魔猫推薦と名乗ったらなんとなく怒られそうな気がしそうな100だ
ポプ11のメールを見まくった結果ミミニャの一人称は両方「私」だっだでつ
というわけで勝手に
ミミ →私
ニャミ→あたし にデフォ。
ネタ的にニャミ♂…てわけでも無いが被るなァ…
>>285 すいません
ちょいと前に空気を読まずナカリゼを投下しちゃったんで、
一応意見を聞いてみようかなと思いまして・・・
気の使い過ぎでしたね。
それでは書いたらすぐに投下したいと思います。
>>290 最 高 だ
と思ったのは私だけなのか。
ここって没キャラもおk?ミルク+サンパウロ+アーミィナース×リュータとか思い付いたんだけど
いや、その前にハヤみことか書かなきゃいけない訳だが
>>287 名前が一文字前後してるだけのロキなんてどうだろうか。
「私の方が一文字上だ」とやたら主張するロキと黙らせようといろいろする六………ゴメン、意味不明だな…これ。
>>296 いいかダメか知らんがスッゲェなw
>>297 スマン。
情景が思い浮かぶだけにめっちゃ萌えるんだけど、
オチを先にバラされてしまってる分、文章にはしにくいw
俺が
>>287氏みたいな書き方してしまったが、別の人間なんであしからず。
紛らわしいことして申し訳ない。
ロキですか。むふふ、それおもしろいですね。
おんなのこもすきなんですが、イマイチキャラをつかみきれてなくて・・・。
あと、突発的にフロウフロウとか出てきました。
>>283の人です。
皆さんの意見により。
設定 釈迦ミミ♀×ニャミ♂ 年は14歳前後
・釈迦ミミは幼い設定で
以上ですが・・・
釈迦ミミをどう書いたらいいのか…(普通のミミニャミは執筆中)
前にも釈迦ミミの性格付けで困ってた人が居たのを思い出した
蟻の巣穴に熱湯流し込んで煮殺すのが趣味、みたいな感じ。
釈迦ニャミはふたなりだったらいいなあ
ハヤみこ書けたんですが、投下しても大丈夫ですか?
流れぶった切りになりそうなんでちょっとアレなんですが…
いちいち聞くなよ
ハヤみこ
ま っ て ま し た
早く投下汁!
六の話、ロキ六が思いつきました。
「私が上だ」でいんすぱi(ry
>>307 私が上だ吹いたwwwwwwwwwwwww
ロキ攻めなのか?超期待
309 :
ハヤみこ 1:2006/06/28(水) 19:59:03 ID:vbUAmNAv
では、投下させて頂きます。ロリ注意。
「んやっ、あああ、あうあああっ…」
カン高い悲鳴をあげて、イヤイヤってするみたいに首を振って。その度に、深い藍色の髪の毛が揺れた。
そんな事言いながらも、毛もまだ生えていない様な秘部は見るからにぐしょぐしょで、俺の指を衡え込んで離さない。
「みここちゃん、イヤじゃないでしょ?」
「やだよぉっ、だって、変な声出ちゃう…」
真っ赤な顔で涙を目一杯に溜めて、そう言う姿がすっごく可愛い。
あれ、俺いつからそんな変態になったんだろう。
「変な声じゃないよ。凄い可愛い」
そう言って耳にキスをする。わざと「ちゅっ」て音をたてて。そうしたら、みここちゃんの体がぴくんと跳ねた。うん、やっぱ可愛い。
掻き回すみたいに指を動かせばか細い悲鳴が流れてきて、何だかドキドキして止まらなかった。ぐちょぐちょとか水音がして、耳に入るのはそんな音や声ばかりで、どんどん余裕なんてなくなっていく。
神社の境内の中で、小学生に、巫女さんにこんなエッチなことしてる。
二重三重に重なった背徳感は妙な興奮しか生まない。
俺は服の隙間から小さな胸に触れた。まだまだ「つるぺた」なんていう形容詞がお似合いで、揉んだり出来るほど大きくなんかないけど、それでもやっぱり可愛いって思うのは俺が変態だからだとは思いたくない。愛故にです。
そう言い聞かせて、俺は赤く尖った乳首を指でぴんっと軽く弾いた。
「…やああんっ」
みここちゃんはびくびく震えながら、きゅん、って指を締め付ける。
ナカに埋めたままの指の動きは止めないで、俺は小さな胸への愛撫も進行させた。
「やだっ!両方は、やだよぉ…だめ、らめっ、らめなのほぉお…!!」
みここちゃんは俺にしがみついて一生懸命耐えている。ぐすぐす泣きながら学ランを強く握り締めて、俺を見上げて快感に震えていた。
溢れてくるトロトロの愛液は洪水みたいになっていて、お尻まで伝っていた。
310 :
ハヤみこ 2:2006/06/28(水) 20:00:27 ID:vbUAmNAv
「…みここちゃんってさ。巫女さんなのに、すっごくやらしい子だよね」
目を見開いてふるふる首を振るんだけれど、俺が指でクリトリスの裏側あたりを強く擦ったらだらしなく口を開いて悲鳴をあげた。
「ちが、ちがうのぉ…わたし、そんなんじゃ…」
「ほんとに?だって俺、こんなにエッチな小学生見たこと無いよ?」
「……っ」
ぽろぽろ涙を溢して、時々しゃくり上げながら(どうして女の子ってこんな風に泣くんだろ)みここちゃんはまた俺の学ランを掴む。
けど、みここちゃんの口から出てきたのは俺が思ってた言葉じゃ無かった。
「当たり前、だよっ…」
「だって、わたし、ハヤト君がわたし以外にそんな女の子見てたら困るもん…ハヤト君は、わたししか見てちゃだめなんだもん…それに、わたしをこんなにしたのはハヤト君だよ?」
そう言って見上げてきたみここちゃんに、俺は思わず目を見開いてしまって。
それから、多分顔が真っ赤になったんじゃないかな、って思う。
だってそこまで言ってくれるなんて思ってなかったし。
「…大丈夫。俺はみここちゃんしか見てないよ」
汗で張り付いてた髪の束を退けて、俺は彼女の額にキスをした。
それから指を引き抜いて、代わりに限界間近の俺自身を押し当てる。
「挿れるよ?」
そう言ったら、みここちゃんは俺に抱きついて、俺の首に腕を回す。
小さく頷いたのを確認してから、俺はゆっくりと腰を押し進めた。
「きゃうっ…ん〜、いううう…」
俺の腕の中で身悶えながらみここちゃんは甘い悲鳴をあげた。
丹念にほぐしたお陰でぱっくりと口を開いた彼女の入り口は、ゆっくりと俺を呑み込んでいく。
亀頭まで入ったら、腰をグラインドさせて入り口の辺りだけをぐりぐりと責める。みここちゃんはなんだかこれに弱いらしくて、面白いくらい乱れた。
「ふぁ、あううううっ!や、らめっ、らめなのっ、やぁぁ…あ」
ぎゅーって俺に強くしがみついて、アソコはきゅうきゅう俺を締め付けて、先端だけがぐっしょり濡れた肉の壁に挟まれた感触を感じる。
それを早く全体で感じたくて、俺はまだ幼い彼女に自分を突き立てた。
311 :
ハヤみこ 3:2006/06/28(水) 20:04:15 ID:vbUAmNAv
「きゃあっ、やああああん!」
みここちゃんのナカはいつも熱くてどろどろしてて、ちょっと窮屈だけど凄い気持ちが良いな、と思う。
俺のペニスが彼女に馴染むのを待ってから、多少性急に動き始めた。
「きゃあっ、あっ、あああっ、やぁぁぁんっ!」
「っみここちゃん、可愛い」
「そんな…こと、言わな…でぇ」
そうは言われても、可愛いものに可愛いって言って何が悪いんだろう。
俺の中では犬に「犬だ」って言うのと同じくらい当たり前なのに。
それはそうと、俺は彼女のナカを強引に出入りする。痛みは無いようなのが何より。
「やぁ、ああっ!もう、もうだめなのっ…ハヤト君、ハヤトくぅんっ…」
イキそうな時にひたすら俺の名前を呼ぶのがみここちゃんの癖。
「うん…俺もそろそろ、かな…」
自分の欲のままに俺は腰を打ち付ける。びくびく体を震わせながらみここちゃんはそれを受けとめてくれた。
「きゃ、あああ、やああああ…ハ、ヤト、くんっ」
お互いにもう限界は近付いている。暴走寸前になるまで、俺は激しく動く。
「もうらめえええ!きゃ…ふああああああ!!!!」
きゅうう、と一際大きく俺を締め付けて、みここちゃんは絶頂を迎える。
その強い締め上げを味わいながらも腰を打ち付けて、俺は精液を彼女のナカに叩き付けた。
俺はみここちゃんの息が落ち着くまで、ずっと頭を撫でていてあげた。
312 :
ハヤみこ 4:2006/06/28(水) 20:05:45 ID:vbUAmNAv
俺たちって出会って何ヶ月だったっけ?
みここちゃんがポップンパーティに来たのが3月だった筈だから…まだ3ヶ月かそこらか。
それでここまでやっちゃったんだから、俺は本格的に変態なのかもしれない。でも中学生と小学生だから変態って訳じゃないよな、うん。
一生懸命言い聞かせて、それからなんとなく考えた。
「俺高校入ったら一人暮らししたいなー」
「…え?」
「いや、そうしたらいつでもみここちゃんが遊びに来れるし連れ込めるじゃん?
この名案、どう思うよライト」
「変態は死ねば良いと思う。ついでに一人暮らしなめんな。そんなに楽じゃねえよ。とりあえず問4の答え早く見せろ」
「嫌だね」
あーあ、まだコイツには解らないんだな、みここちゃんの可愛らしさが。いや解られても困るけどね!
うん、じゃあとりあえず、あと数時間は語ってやらなきゃ駄目かなぁ?
俺はノートを閉じて、ライトに向き直った。
【おしまい】
バイトの休憩中なのにちんこ勃っちゃったじゃないか。
どうしてくれんだ。
GJ!
お馬鹿な暴走ハヤトと可愛らしい幼女みここと
ツッコミ役のライトと全部に受けた。
正直みここは憎んでたんだが、ちょっといいかも。お疲れ様。
そいえば、普通のミミニャミの投下はどうなった?
>>293 一人称はそれであってるっぽいよ。ポッパージラウンジ参照
流れを切るようで悪いんだが、
フューちゃん(擬人化)×Dが出来たんで投下しておk?
書いてる内にギャグになったんで、あんまりエロくはないけど…。
ちなみにフューちゃんは男でも女でもないという設定です。
ジョリーとフォトン様のを考えていたら、
今日の更新で超巨大キャラというのが発覚して一気にあぼんぬ
終冬
>>317 許可を取る必要はないと(ry
気になるようなら、名前欄orメ欄にNGワード推奨。
>>318 公式設定なんてあってなきがごとしというのがポップン二次創作の魅力でもある。
気にしだしたら、今まで投下されてきたSS群にだって引っ掛かるのが出てきてしまうと思うぞ。
遠慮せずに書くべし。
フューD予告した人です。手直し終わったので投下しますね。
擬人化苦手な方はNG指定お願いします。
ギャグがメインなのでエロはあまりないです。
>>320 Dは男です。フューちゃんは前記の通りどっちつかず。
後、微妙に神が酷い事言われてますがそこの所はご愛嬌で…。
それじゃあ投下始めます。
拝啓、親父様、おふくろ様。
あなた方の息子は今現在進行形で、変なのに懐かれています。
「○*+(%!」
「は?」
「#”=?>、{」
「だから、何言ってるんだか全然わかんねぇんだけど」
「〜〜〜〜〜!」
「いたっ、痛いっ!馬鹿、やめろ!」
14回目のパーティーの時に「お前と一緒のグループだから」とぽいっと渡された未来人。
フーだかフューだか知らんが、とにかくコイツは俺の後ろをついてくるのが好きらしい。
そのせいで街中でもよく目立つし、ダミやんには馬鹿にされるし、しかも言葉は通じないし…。
散々なだけでいい事なんて一つもない。
仕方なく、俺はその未来人をどうにか正座させ、説得を試みる。
「あのさ、お前俺の後ろついてくるのやめてくれない?邪魔なんだよね、はっきり言って。
身体でけーし、オマケにその蛍光緑と黒のカラーリングだろ?否が応でも目立つんだよ」
「¥−^:。」
「それに言葉伝わんねーだろ」
「……」
「お前が普通の人間だったらまだ良かったんだけどなぁ」
「……・*}{@?!」
「だからわかんねっつの」
「■$Д◎〜!」
「あっ、どこ行くんだ!勝手に…!」
未来人は突然立ち上がり、ドアを開けて外に飛び出す。
バタンッ、と目の前のドアが閉まるのを俺は呆然と見ていた。
結局、夜になっても未来人は帰ってこなかった。
まあアイツの事だし、目立つからパーティーの参加者の1人くらいには見つけてもらえるだろ。
そう思ってその日は早々に寝る事にした。
―次の日―
「D!D!起きてー、起きてー」
「っせーな……今日は土曜だから寝かせろ…」
「Dィ!」
「だからうっせっつってんだろうが!」
がばっ、と勢いよく飛び起きて声の主の胸倉を掴む。
そしてじとりと睨みつけると声の主は声を上げて泣き始めた。
「うわぁぁん、Dが怒ったー!」
その時初めて、凄まじい音量で泣き叫んでいるヤツをよく見る。
緑色の髪の毛に上でまとめてある団子髪は黒。
服は黄緑(目に痛い。蛍光色?)と黒のツートーン。
…何か、
どこかで見た。
こんなカラーリング。
しかし今の安眠を邪魔された俺には関係ない。
「お前誰だよ!不法侵入で訴えんぞ!」
「フューだもん!フューちゃんだもん!」
「ハァ?!」
【フューちゃん】
あの未来人の名前だ。
確か由来は何だっけ?【FUTURE】の【フュー】じゃなかったっけ?
って違う違う。
今思い出すのはここじゃない。
「馬鹿も休み休み言え!フューの野郎はこんな小さい子供じゃねーよ!
もっとでかくてなぁ!言葉も通じなくて俺の後ろを着いて回るぶっちゃけ邪魔臭い未来人で…」
「ひどいー!フューちゃんそこまで役立たずじゃないもん!」
「……お前、本当にフューか?」
「さっきから言ってるのに!
フューちゃんだよ、Dが人間ならいいのにって言ったからね、神様に頼んだの!
これならDも後ろついてあるくの許してくれるよね!」
にこにこと緑髪の女とも男ともつかないチビは笑う。
俺は一気に脱力して頭を抱えた。
「何か変な事はされなかったよな」
「変なことってたとえばー?」
「…その様子じゃされてないようだな」
「?」
「で。その人間の姿になった所でどうするんだ?」
「Dの後ろついてってもいいよね!」
「駄目。その姿だと今度は俺が誘拐犯だとかロリコンだとか騒がれるから」
「ねーねー、ロリコンってなにぃ?」
「知らないならいいや」
「Dが知ってるならフューちゃんも知りたい!」
「別に覚えてても意味ねぇから」
「あ、でもねー!」
「何」
「神様がいーこと教えてくれたよー!教えてほしいー?」
「…あんの神だからよからぬ事のような気がするが…まあ言ってみろ。ただし、言うだけな。
それを実行に移すと大体が犯罪モンだから気をつけるんだぞ。というか変な人についてっちゃいけません」
「そうなのー?」
「ま、ものっすごく低い確率で例外もあるがな。で、何だ?」
「Dびっくりするって神様言ってたよ!」
「だから何だ」
「人間同士のセックスの仕方ー!」
「あんの馬鹿神―――ッッ!!!」
「あ!やっぱり驚いた!」
「当たり前だ!何教えてんだか…ったく…今度会ったらぶっ殺してやる」
「駄目だよー、神様がねー、年上はうやまえって言ってたもん。ところでうやまうってなーに?」
「知らんでいい。つーかあれには敬う価値がない」
「ふーん」
「まぁ、…これから必要な知識かどうかは俺には全然わからんが…。
そういうのはあまり人に言わないんだぞ、恥かくのはフューだからな」
「Dがそういうならフューちゃん誰にも言わないよ!」
「よし」
ぐしぐしと乱暴に頭を撫でると嬉しそうな顔をする。
しかしすぐにその顔は、元に戻った。
「あ。もう一つあった」
「何だ」
「でもD、また怒っちゃうよ」
「………何だ、言え」
「あのねぇ」
『―――――』
「………!!!」
俺はその言葉を聞いて血の気が引く。
そしてフューの方を向いて、硬い顔で笑った。
「嘘だよな?」
「え、だってフューちゃん、Dだいすきだもん」
「そんな事しないよな?」
「だって神様が愛し合ってる2人はって」
「フューはいい子だよな?俺の言ってる事わかるよな?」
「もちろんだよー!」
「じゃあどうしてお前は俺ににじり寄ってるんだ?言ってみろ?」
「だってね、フューちゃんはDがだいすきだから…むぐっ」
どうにか距離を保とうとして、とっさにフューの頬を突っぱねる。
しかしそれでもフューはジリジリと距離を縮めてきた。
「いい子はこんな事しないよなぁ?!」
「抵抗は無駄だよー、フューちゃん力持ちだからー!」
腕をがっしりと掴まれ、いとも簡単に組み敷かれる。
馬乗りになってきたチビはまたにっこりと笑った。
「えへへー。ねー?無駄だったでしょー」
「お、おいっ、コラッ、フュー!退けって…!」
「D大好きだよ〜〜!」
すりすりと頬擦りをしてくるが全然今の状態からすると可愛い行動ではない。
むしろ恐怖をあおるだけ。
流されまいと朝っぱらとは言え大声を上げる。
「お前が好きでも俺は今のお前が大っ嫌いだー!退けー!」
「だいじょーぶだよ〜、フューちゃん、何だかいれるものってついてないらしいし〜」
「大丈夫じゃねぇー!」
「神様が『やさしくしてあげるから』って言えば平気だって言ってたよ〜」
「全然平気じゃねぇー!」
「D〜〜〜〜〜!」
「いや、ちょっと、俺、そんな趣味、は……ぎゃあぁあああぁあぁぁぁぁあああ――――ッッ!!!」
「……どうしたの?元気ないようだけど」
「どうしたもこうしたもねぇよ…俺生きてく自信がなくなった…」
「それはいけないな。よし、D君。もっと自分を愛するんだ、そうすれば自信が溢れてくるよ」
「お前はどっか行け」
「あれ?そういえばフューちゃんは?」
「知らん。あんな悪い子なんて知らん。…ぅうっ……」
「相当嫌な事があったみたいだね」
「ちょっと神様ー!Dが怒って口きいてくれないんだけどー!神様の言う通りにしたのにー!」
「え、お前、マジで実行したの?」
「へ?」
フューちゃんが騙されたと気付くまでに2日を要し、
Dが完全に立ち直るまでは3週間を要した―――
と誰かが言っていた気がする。
とりあえずこれで終了です。
フューちゃんの言った言葉とDが何をされたかは
そちらのご想像に任せるという事でひとつ。
というかオチが何だかハヤみこの人と似てしまった…。
すみません…orz
>>327 お疲れ様です。
エロがあんまり無いのは少し残念ですがw
最期あたりでDがフューを「悪い子」って言ってるところが少しえ(ry
>>321 リアルタイムでキター!!
フューちゃん可愛いよ、フューちゃん!
何かこういう話も新鮮でいいですね。
GJ!
「拝啓親父様」と「優しくしてあげるから」に噴いたw
一部始終もできればでいいから期待してる。お疲れさま〜
フューちゃんカワユスwww
そして、デフォで変態化してる神にワロタwwwww
GJ!
やべええぇぇぇもえたよ!つかDがなぜかおかーさんにみえるw
「こんなことして悪い子なんだからもぅ!」とか言いながらネギ刻んでるようなw
333 :
281:2006/06/30(金) 00:26:14 ID:NVteH+Lx
愛子の話が完成したので投下したいと思います。
将校の名前は一番しっくりきたので誠にしました。
282氏ありがとう!
時代は大正あたりです。
334 :
将校×愛子1:2006/06/30(金) 00:27:25 ID:NVteH+Lx
紅茶の香りが、部屋いっぱいに広がる午後の部屋。
空には星が見え始め、愛子は暗い部屋を明るくしようと、マッチでランプに火をつけた。
そして、椅子に腰かけ山積みになった本に手をかける。
幼少の頃から本を読むのが好きな愛子は、色々な種類がある本の中から一冊の本を取りそれを開けた。
まだまだ勉強を始めたばかりで会話をするには拙いが、愛子ののみ込みの早さには女学院の先生も驚いていた。
それは愛子にとって女性として、自分としての自信でもあった。
「愛子は勉強家だね」
本を読みながら、紅茶に手を書けようとしたとき窓側から声がした。
愛子は本を置き立ち上がると、声がした方向に目を向けた。そこには、将校の制服に身を包んだ彼がいた。
外にある木を上って部屋にきたのか、窓の端を掴む彼の頭には何枚か葉っぱがついていた。
「誠さん!……窓からじゃなく、普通に来てくださってもよろしいですのに」
「何か堅っ苦しいのは好きじゃなくてね」
誠は窓の縁から部屋に降りると、乱れた服を整えた。
「私も、堅苦しいのは好きじゃないわ」
「知ってる」
二人はクスクスと微笑んだ。
誠は本が積まれた机に手をかけ、先ほどまで愛子が飲んでいた紅茶のカップを取ると、残りの紅茶を飲みほした。
「今日は、何かご用事だったの?」
愛子は誠をみつめて言う。
彼はしばらく黙し、ティーカップを机に戻して口を開けた。
「……来週、戦地に出向くことになった。愛子には伝えておこうと思ってな」
生暖かい風が通り抜けた。
愛子は強い視線を誠に送る。嘘だと信じたい反面、時代が時代なのだから愛子にだって覚悟は出来ていた。
「私は…待つことしかできませんが……。必ず、帰ってきてくださいね」
「ありがとう、愛子」
誠は愛子をそっと、自らの腕でつつみこんだ。
心臓が高鳴る。トクントクンとゆっくり流れる鼓動。
誠にも聞こえてしまいそうだと、愛子は思った。
335 :
将校×愛子2:2006/06/30(金) 00:28:47 ID:NVteH+Lx
「誠さん……あの」
「どうした?」
腕の中で、愛子は上に着ているショールを下ろすと、着物の胸もとをひらいた。
「私を……女にしてくださいませ」
頬を真っ赤にそめた、まだ少女のあどけなさが残る、愛子の吐息は熱い。
「どうしたんだい?」
「今日は誠さんを、もっと感じたいの」
「愛子…」
誠は可愛らしい愛子の唇に、自分の唇を重ねる。
甘い、どちらかのものかわからない紅茶のいい香りが口の中にひろがった。
触れるだけのものから、徐々に舌を絡ませ深いものにしてやると、湿っぽい水音が部屋に響いた。
口づけをしながら、誠は片腕で愛子の着物を脱がせていく。
胸元からそっと下に着ている着物ごと肩までずらすと、形のいい胸が誠の前にあらわれた。
「んぅー…!」
親指で中心にある赤い実を擦るようにいじると、愛子は声をあげた。
もっと声が聞きたくて、誠は唇を離す。
「綺麗な色だよ…。君は立派な女性だ」
「ん…私は、まだまだです…」
恥ずかしがるように愛子がうつ向くと、特徴的な彼女の髪の二つのリボンが揺れた。
「もっと、いっぱい…私を愛して?」
愛子の言葉に、理性が奪われていく。
この娘を、愛している。誠は再び口づけた。
胸をやんわりと揉みしだきながら、あいた腕で袴の帯をほどく。
袴が足下に落ちると、愛子は下着を隠そうと手をかけるが、誠がその腕をつかんでしまう。
336 :
将校×愛子3:2006/06/30(金) 00:30:09 ID:NVteH+Lx
「もっと、愛子を見たい」
「…ま、ことさん……」
誠が手を解放してやると、足に力が入らなくなったのか、書物が山のようにのっている机に愛子は手をかけた。
唇から赤い果実へと口付けがかわり、敏感な肌がピクリと反応を示す。
「あっ、…ぁ」
あいた手で愛子の秘部を下着の上から撫でると、一層高い声をあげ、誠も自分の自身に熱が集まるのを感じた。
下着を斜めにずらし、うっすらとした陰毛をわけ、彼女の最後の恥じらいに直で触れる。
先ほどからの愛撫で、愛子のそこはしっとりと濡れ、幾度か小さく震えた。
「あぁっ…んん」
「いい香りがする。紅茶よりも、甘い」
愛子を立たせたまま、誠はしゃがみ両手で彼女の下着を全ておろしていく。
誠は愛子が怖がらないように、両の指で割れ目を開く。
汚れをしらない少女のような桃色のそこを舌で舐めると、愛子は背をそらせ反応を示す。
「あっ、ぁああ!」
しとどと愛液があふれ、それは誠の口を濡らした。
しかし、気にせず彼は彼女の膣内へと舌を進めた。
「ま、こ…とさ」
上襞を舌でつつくように時に擦るように舐める。
時間をかけ、優しく丁寧に誠は彼女の秘部をひろげていった。
濡れそぼった秘部から口を離し、誠は立ち上がると愛子にまた口づけをした。
「いいかい?愛子…」
愛子の瞳は汗か涙かわからないしずくに濡れ、より艶を増した。
彼女が頷くと、誠はズボンのボタンをはずし、下着をおろすと自らの自身をだす。
愛子の恥体を見て、彼もまた今にも吐精してしまいそうな程まではりつめていた。
彼女を気遣いながら、秘部に自身をあてがい、誠はゆっくりと挿入していく。
「ぁっ…ああ、ま……ことさん……」
奥まで挿入せず亀頭で襞を擦ると、愛子が小刻に喘いだ。
「愛子、愛してる」
愛子はその言葉に満面の笑みを返し、誠の肩に手を回した。脱ぎかけの着物の袖が、誠の背に触れる。
「私も、愛しています…」
愛子の両足を掴み、誠はゆっくり彼女の中へと自身を進めていった。
337 :
将校×愛子4:2006/06/30(金) 00:31:01 ID:NVteH+Lx
「んあっ…ひぁ…」
自身をすべておさめると、愛しさを込め誠はゆっくりと腰を動かす。性急に、けれど彼女が痛がることのないように。
愛子の腕に力がこもる。
彼をもっと感じたい。彼と離れたくない。そんな思いが強くなる。
「あっ、ぁ…誠さん、…どこにも、行かないで…」
口から思わず真実が出てしまうが、誠は首を左右にふった。
「僕は愛子の側にずっといる…。愛子が僕を愛していてくれるなら」
愛子の瞳から涙がこぼれた。
誠は愛子の呼吸にあわせ、腰をうちつけた。
お互いはお互いを求めあい、ピチャピチャという卑猥な音だけが部屋に響いた。
「…誠さん。必ず、必ず…男で生きてください…。わたしは女として、待ち続けます…」
「約束する」
腰を動かすリズムが激しくなり、二人は絶頂へと向かう。
「あぁっ…ぁぁぁぁ!!」
一際奥に挿入したと思うと、誠は彼女の中に愛を吐きだした。
その晩、二人は限界まで愛を確かめあった。
338 :
281:2006/06/30(金) 00:39:10 ID:NVteH+Lx
終わりです。
書いていくうちに大事なシーンが短くなった気が…申し訳ないです。
次はDニョタと思ったのですが、激しく相手が思いつかないorz
>>321 フューちゃん萌えた!
お、また来てたー! お疲れ様です。GJ!
大正エロスってどきどきするよね。江戸川乱歩とか。
>>338 相手はだみやんとかどう?後はDTOとかあっくんとか。
GJ!よかったよぉ〜最後の所で、のシーンが特に印象付けられた。
ところで、普通のミミニャミの投下ってどうなったの?
早くミタス。
>>338 彼氏×アイコGJです!健気なアイコテラモエス(*´∀`)
相手の方はDTOはどうですか。
名前が似てるから何かありそうだしw
342 :
100:2006/06/30(金) 23:27:39 ID:sytW1CRR
すまぬ ミミニャミはもうちょい待ってくれ
仕事が忙しすぎる…
と言うか俺のミミニャのことだよな?な?
Dニョタの相手か…百合で良いならドナとかは?
「ダミやん様に近寄る女はボクが許さないんだから!」
とか何とか言ってつっかかっていくドナ
でも実はDはドナが…アレこれならわざわざ女体化する必要無i(ry
ん?そうだよ。
そうですね。仕事が忙しいならしょうがない。
半裸で待ってるぞ〜
345 :
281:2006/07/01(土) 01:27:19 ID:pYGmQNYJ
Dニョタ、どれも書いてみたいですがネタが思い付いたので、DTOかあっくんで書こうと思います
何だかギャグになりそうですが、頑張る。全裸で
>>345 お前が全裸なら俺は服着て待ってるw
頑張ってくれー、楽しみにしてるよノシ
>>100のひとではないんだけど、釈迦ミミ♀×釈迦ニャミ♂が出来たので、投下したいと思います。
女×男なので苦手な人は軽くスルーしてくれると有り難い。
私は迷っている。
私を必要だとしてくれる人なんてどこにもいない。そんなことは知っている。
けれど私は、誰かを必要としてもいいのだろうか。
それが、私の悩み。
「大丈夫、ですか?」
丘の上、ただじっと街を見つめていた私に、彼が声を掛ける。
背広を着込んだ彼と私は特別に親しいという訳でもなかったが、
「…ええ、多分」
視線はずっと下にある街へ向けられたままで、私は曖昧に返事を返す。
彼といえば、それに僅かに笑って私の隣へと腰を下ろした。
そして、彼はやっぱり笑う。
「何をして、いるんですか?」
「…別に…、見てるだけ。この街を」
軽く視線を落として、私は答えた。
そう言うと、彼も私と同じようにして食い入るようにしながら丘の下を覗き込む。
「楽しいですか?」
「…ええ」
そう答えると、彼は黙った。流れ出す沈黙。
私は別に慣れたものだったから、気にも留めずにまた、変わりもしない風景を眺める。
ちらりと横を見ると、彼は何か、考え事をしているようだった。
「…何、してるの?」
質問ばかりしていた彼へ、今度は私から。
彼は驚いたように一瞬目を見開いて、それから優しく微笑んだ。
「貴女の気持ちが、少しでもわかるかなと思って」
私は俯いた。
わかるわけがない、なんて言う気もなかった。
そんな笑顔で言われたら、何も言えなくなってしまう。
その場の空気が私の気持ちを映してしまわないように、私は少しだけ間を空けて「……そうね」とだけ言った。
彼の笑顔は優しかった。彼の心は優しかった。だから…、だから攫ってしまいたくなった。
「…ねえ」
「はい?」
「…もっと、楽しいこと、しない?」
彼が首を傾げる。
こんな風に言う私を、彼は知らないからだ。
彼が知っているのはトラウマを抱えた私。無口でどこか鬱な私。根暗な14の私。
決して、微笑んで話しかける少女なんかではなくて。
彼が動揺しているのがわかっているから、私は彼の頬にそっと掌を沿えた。
彼が私の瞳を見る。私も彼の瞳を見る。視線が合う。
それが合図であるかのように、私は彼にキスをした。
私は別に初めてでもなかったから、鼻で器用に息をしながら彼の閉じた唇に舌を割り込ませる。
彼はびくりと身体を震わせたから、きっと驚いたんだと思う。
それでもそんなことはお構いなしに滑り込ませた舌は、抵抗した彼のものを無理に巻き込んで絡められた。
口内で跳ねる唾液がいやらしい。
絡めることを自らしようとしない彼の舌を軽く吸い上げて、彼の歯列をなぞる。
「…っ、ん…!」
小さく声を漏らした彼は、凄く、可愛かった。
彼の口内は気持ちがよくて、キスだけで止めてしまいたいと思えるものだった。
けれど、私自身も体温が上がっていることに気付いたから、最後に一瞬彼の唇を啄ばんでから、唇を離す。
だらしなく座り、半開きの口で大きく息を吸う彼を、私は黙って見下ろしていた。
「…っは、は、はぁ…、何、を…?!」
ようやく状況が理解できたのだろうか。
顔を真っ赤に染めながら呆然と私を見つめる彼の頬に、愛しさを込めてキスを落とす。
「何、って…キス」
「そんなこと、じゃなくて…!!」
「…ええ、判ってるわよ」
だからあなたも判っているのでしょう?
これぐらいで私が、止まらないことぐらい。
それとも、まだあなたは、"私"に期待を持ち続けるつもりなのかしら?
もう一度唇を寄せて、私は自分の手を彼のズボンへと引っ掛ける。
ベルトなんていちいち外している暇はない。できるだけ早く、こなしてしまわなくては。
「ん…っ、ん!」
下着越しに彼自身へと触れる。
勃ち上がるなんて大きな反応は無かったが、それでもそこは確実に熱を持っていた。
右手でそこを弄り、空いた左手で彼のネクタイとYシャツを緩めて、覗いた白い首筋を優しく撫でる。
篭った嬌声が漏れると同時に、私から笑みが零れた。
「…可愛い」
「っは!な、にを…ん…っ」
彼の下着の中へと手を滑らせる。
半分ほど鎌首を持ち上げた彼自身は快感を与えるごとにその体積を増し、ぬめる亀頭を強く擦りあげた。
「…!!」
声にならない悲鳴が、彼の口から零れた。
それがあまりにも面白くて、…可愛くて、私の口元は加虐に歪んだ。
快楽に抵抗して必死に上体を起こそうとしている彼の口元に、私の人差し指をそっと当てる。
小さい子供にする"おとなしくしていて"の合図に似た、それ。
私は彼の股間に顔を埋めるよう四つん這いになり、自己主張の強いそれを躊躇うことなく口に含んだ。
「ん…っ、ん、むぐ…」
熱くて、ごつごつとしたそれは私の口内を犯していく。
滲んだ先走りの汁が溢れて、それを上目遣いで彼の瞳を覗き込みながら啜ってやると、彼は可愛らしくいやらしい表情を浮かべた。
思わず緩みそうになった頬をぐっと締めて、今度は震える肉棒を喉の奥まで咥え込む。
彼にもそうだけれど、それを行った私の身体にもそれは急激すぎて、嘔吐を覚えたけれど、無視して続けた。
溢れ出す私の唾液と、彼の先走り。
口の中で舌を絡める度に、律動的に口内を行き来する度に大きい水音が立つ。
辺りに渡る淫らな響きに興奮していた。彼も…私も。
「ふぅ、ん…ちゅっ、はむ…っ」
私の唇が唾液と先走りの液体でべたべたになった頃、彼のそれは更に体積を増し、私の喉へと突き刺さる。
快楽と理性の狭間で彷徨っている彼の瞳はどこか虚ろで、でも深い色をしていた。
この場に立ち止まっていなければ、何かに掴まっていなければ、吸い込まれそうなくらい深い色。
吸い込まれるのが…堕ちていってしまう事が怖くなって、私は目を逸らし、彼自身を強く吸いながら律動した。
私が今まで相手をしてきた男の中で、今私がやっているこの方法を受けて達さなかった人なんて一人もいない。彼も、例外ではなかった。
びくびくと震えるそれは必死に快楽を堪えていて、今にも射精してしまいそうなほど熱を持っている。
けれど、そんなことさせてあげない。
「っ、ちゅ…、…ふふ」
私はそっと彼のものを口内から解放し、最後に愛しさをこめてキスを贈る。
刺激の与えられなくなった彼のものはただ切なそうに、震えて雫を落とした。
「出すんならこっちに…ね?」
そう言って私はワンピースのスカートを捲り上げる。
愛液が溢れ出す。量が多かったので、下着はさっき取っ払った。
おかげで、ふわりとスカートから秘所を晒しだしたときに、女の匂いが辺りに漂う。
彼の喉がごくりと鳴った。彼も我慢できないのだろう。それは私も、同じ。
今すぐにも淫楽に溺れてしまいたい。
けれど焦りは禁物。邪魔者はいない…大丈夫、失敗なんてありえないのだから。
「ん…っ、しょ…っと、は、ぁぅ…!!」
彼の下半身へと跨って、ゆっくりと腰を落とす。
卑猥な水音を立てて少しずつ飲み込まれていく様子が、凄くエロティックだった。
彼のものを一心に舐めつつも弄くり続けた私の秘所は、難なく彼自身を飲み込み、ぎゅっと強く締め付ける。
それは彼にとってとても気持ちの良いものであると思うし、満たされる私としても快楽を生み出すそれは気持ちがよくて…むしろ快感が、強すぎるくらいで。
圧迫感に堪えられなくて、思わず吐息が零れだした。
「ん、ねえ…、きもち、っいい…?」
彼は、息を大きく吐きながら私の問いに瞳で答える。
はっきりとはわからないけれど、彼はこう言った。「気持ち良い、だから、もっと」と。
可愛らしいおねだり。答えないなんて、そんなの勿体なさすぎる。
彼のものでいっぱいで、隙間なく満たされた私の中で彼のものがびくりと震えた。
動いて、欲しいらしい。
「ぁ、ん…!動、くね…」
騎乗位で、上下運動はかなりの体力消費になる。
深く繋がれ、女が主導権を握れるこの体位は正直言ってあまり好きではない。理由?面倒だから。
けれど、目の前の快感が手に入るのなら。
そんな努力なら、そんな体力浪費なら、喜んで。
「っは、ミ、ミさ…っ!」
快感によってなのか、彼の意識が不意に戻ってきたらしい。
私としては喜べばいいのか悲しめばいいのか…よく判らないが、なぜだろう、途切れ途切れに呼ばれた私の名前の響きが妙に愛しかった。
「ひゃ、っは、あうん!な、ぁに、アンテナ売り…さんっ!」
ちょっと前に上体を倒して、彼の顔を覗き込む。
上がっていく体温に、荒くなった吐息が二人分混ざり合って、何とも言えない雰囲気を醸し出していた。
「っ、どうして、こんな事…!!」
彼のその言葉を聞いて、思わずはっとした。
だけど私は、知っているなかでの一番優しい顔で微笑んだ。
「…そんなの、決まってるじゃない」
「 」
律動のペースが速められる。
それと同時に彼の腰も動き出していて、最奥を叩かれる感覚に身悶えた。
私も彼も、限界だった。
「ぇ、あ、ミミさ、ん…!も…っ」
「うん、うん!わた…しも、イっちゃ、っや、あ―――っ!!」
奥に注がれる感覚を久し振りに感じる。
打ち付ける精液が私の子宮を満たしていって、それがひくひくと蠢く私の秘所から逆流して下肢を伝った。
「…っは、ぁ…ふ…ぅ」
快感がまだ帯を引いている。
そのままの体制で彼に別れのキスをして、私は腰を浮かせてゆっくりと彼自身を引き抜いた。
中からさらに精液が溢れ、私の愛液と混ざり合ったそれが私の太腿を、脹脛を、そして彼の足まで流れる。
彼の膝に落ちたそれをぺろりと舐め上げて、彼の表情を伺うと、彼は…
笑っていて。
「返事、くらい…させてくださいよ」
そう言った。
「あなたが好きだから、ただそれだけよ」
確かに私はそう言った、その言葉に偽りは無い。
けれど、過ちを犯しているのに、認められる想いではなかった筈、なのに。
「私だってミミさんのこと…好きなのに」
「…正気?」
「正気です」
「嘘だったら殺すわよ」
「嘘じゃないので私が死ぬ理由はありません」
「…冗談なら、やめてよ」
「冗談じゃないのでやめません」
彼の瞳は真っ直ぐに私を見つめている。
この目は、嘘をついていない目。
私はこの人を、愛してもいいのだろうか。
結構いい人なこの人を、好きになってもいいのだろうか。
「ええ、どうぞお好きに」
広げられた胸に、飛び込んでもいいのだろうか。
だから私は、まだ迷っている。
終わりです。
>>100氏のミミニャも期待して待っていようと思います。
それでは、スレ汚し失礼しました。
>>348 GJGJGJGJGJ!!! すごい良かったです。釈迦は萌えるなー。
ちょっと訊いてみたいんですが、怪盗ミミ(女)って需要ありますかね…?
ぐーっじょぶ!
綺麗で切なかった。エロ味もいい感じ。
なんかこの二人組には幸せになってほしいなぁ。
猫耳の女顔のアンテナ売りのリーマンか…。
やべ、萌えた。GJ。
なるほどぉ。釈迦ミミはこう書くのか・・・。GJ!
参考にしまふ
>>357 少なくとも俺はかなり見たい。
期待してます!
363 :
100:2006/07/03(月) 21:44:19 ID:bbIkDkiq
GGGGGJ!!
しかし見事に 被 っ た w
どうしよう どーすんのよ 漏れ!
まだまだ手直しは続きそうダw
>>363 ドンマイ!自分も近々以前の続きを投下するつもり。
ところでココは書き手のコテトリ推奨?
SS保管庫見ると作品別に収納されてるし、自分のは全部カプ毎に接点がある訳ではないので
別にコテトリ付けなくても良さそうなんだけど教えてエロイ人。
>>364 自分も投下したことがあるがコテトリ付けた方が
NG指定しやすいかなーと思ってつけてるよ。
ま、そこの所は
>>364の判断に任せる。
あのー、何か流れ豚切りでスマソが、
今、すっごい王道カプ(?)だけど六×ムラサキの小説考えてる。
とりあえずこの土日に書き起こす予定。
上手く事が運べば、日曜の間に投下できるかも。
王道いいじゃないか!書いてくれ!
そんな俺は先にロキ六書くとか言ってたくせにドン亀スピードでしか書けてませんがなにか?
二人ともガンガン書いてくれ!エロプリーズ!頑張れ!
そんな自分もソラショコ七割とか言ってまだ書きあがってませんが(ry
むしろ抜けない超長編になる悪寒。
前に投下されてたハヤみこの続きとしてライト×アロエが浮かんだ
作者さん居ますか?勝手に続き書く許可とりたいんだが
アロエが何設定なのか激しく気になる。そんな俺はQMAラー
>>372 マジックアカデミー本校の代表としてポップンパーティに参加してる、っていう設定にするつもりでいた
ライトの作ってる飛行機に興味深々なアロエが浮かんだんだ、あっちの世界飛行機とか無さそうだし
>>373 いや、QMAの世界にはミサイルが実装されてる(全国対戦のサンダース)
飛行機も・・・箒で飛んでるからいらないのかもな
QMAやってないから分からんけど、だからこそイイと思うぞ。
箒は魔法使いの特権で、空路の大量輸送手段はQMA世界にはないとかだったら
魔法使いでもなく、部屋ごと飛んでるようなライトの飛行機に
アロエが興味を示す可能性はあると思う。意味不明でスマン。
うん、とりあえず書き始めてみる。QMA要素が濃くなりすぎない様にすればおkだよな?
もしおkならこの原理でゴエモン×シノビアンコとかも書きたいな
箒とスクーター?(フィーバー時のアレ)で空中ランデブーとか良いんじゃね?と今日ふと思った
クジラ型人力飛行機かな? >スクーター
確かにハヤみこと好対照でいいかもね。
378 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:26:49 ID:nuJGN3kM
さりげなくかごめ×硝子で百合とかきぼんぬしてみる
容子さんの持病の発熱ネタを所望してみるテスツ
>>378 やってみる。
宣言しといて書き上がらない可能性の方が高いけどな。
おとこマン×零子で強かn(ry
>>380 頑張れ。超頑張れ。マジで読みたいです。
ついでに自分もモチベ上げに投下。
ソラ×ショウコですが
・長い
・抜けない
・自分設定満載 なんで苦手な方はNG指定願います。
ついでにまだエロにも突入しません。
金曜日、朝は晴れていたのに三時間目で曇り出し、五時間目にはその雲が鉛色に重く垂れ込め、HRの時間にはとうとうぽつぽつと降り出した。
(ああ、やっぱり降って来た)
それを三階の教室の窓から見上げて、空は溜め息をついた。頭をがりがりと掻いて、机に突っ伏す。
何度恨めしげに曇天を睨んでも天気が回復するはずもないが、それでもそうせずにはいられなかった。
(なんだよー、まったくもう。降らないって言ってたくせに)
心中では天気予報のキャスターに悪態をつくが、空が帰るのに特に支障はない。彼の家は割に近く、置き傘もしていたから濡れる心配は要らないのだ。
それでも空が悔しがるのには理由がある。
悶々としているうちにやがてHRは終わり、放課となった。
(おじゃんかあ……)
鞄と傘を持ち、空は一人階段を下りる。踊り場の窓から見た空にはやはり晴れ間などなく、雨はしのつく、と言っていいほどの量だった。
彼は小さい頃から星を見るのが好きだった。当然のように天文部に所属し、部活動の他にも時折一人自前の望遠鏡で観察に出かける事があった。
勿論今夜も一晩中観察する気でいた。そして今年彼は受験生で、地学以外の成績はからっきしだった。梅雨前という事もあって、今日で泊りがけの観測はしばらく控えようと思っていた矢先の、この、雨である。
「あーあ……」
空は溜め息をついた。雨は嫌いだ。学校の中は蒸すし、異様に床が濡れて滑って、掃除の手間が掛かるようになる。何より星が見られないから、嫌いだ。
「……あ、せんぱーい」
梅雨にはまだ早いだろ、と考えていたところに明るい声が掛かって、空は階段の下を探す。人ごみの中に、すぐに見つかった。
「翔。久し振り」
どこか得意げににっこりして手を振ってくる。真新しい学ランの肩が余って子供子供した印象の、小柄な新一年生が声の主だった。階段を降りて並べばその細っこさが歴然と分かる。
女の子のような優しい顔立ちだが、これでもバスケ部に所属するやんちゃぶりだ。空とは幼馴染と言うことも相俟って、くだけた口調だった。
(あれ?)
「すっごい暗いカオだよ、ソラ兄。どうしたの?」
小・中と一緒だったのだが、早生まれも災いして、翔はいつも女子から可愛がられ構われるタイプだった。高校でもそのパターンか、早くもバスケ部マネージャー志望の一年生にタオルをかけて貰ったようだった。
だが今回は例外だった。翔は彼女にのぼせ上がってしまったのだ。以来その子がいかに可愛くて気立てがいいかを会うたび力説する。
それで何か手を出したのかと聞けば、今はただ視線が合うだけでどきどきしてしまうというから空は笑ってしまった。からかうつもりはない。ただそんな弟分の愛らしい恋が上手くいけばいいと願うばかりだ。
些細な違和感を覚えたが振り払い、空は質問に答えた。
「雨が降っちゃったからさあ」
「あ、また観測?」
「そう。今日はさー、はくちょう座とか見ようと思ってたんだけどね……」
てんびん座やヘルクレス座が天に大きく陣取っているが、七夕の星座も東に現れ始める時期だ。見られるはずだった星に思いを馳せて、はーっ、と空は息を吐く。
一方であれ、でも、と後輩はつぶらな目を瞬かせた。ポケットから真新しい新機種の携帯を取り出しながら、
「この雨ちょっとしか降らなくて、夜には完ペキ晴れるって言ってたよ?」
「え、ホント?」
空は顔を上げた。うん、と翔は携帯を操作する。
見せられた液晶にはやはり、七時近くには晴れるという予報が表示されていた。
「コレ見てぼく傘持ってこなかったから、当たってないと困るんだけどねー。でも結構当たるよ? この天気予報」
「まじで?」
弾む声を抑えられず、後輩に笑われてしまったが、嬉しいものは仕方ない。顔が自然とほころんでいるだろう事は、相手の反応でよく分かった。
「うあ、何か嬉しいかも……」
「行ってみたら? 場所取ってるんでしょ?」
うん、と空は頷いた。朝に敷いたビニールシートは雨でぐちゃぐちゃになっているだろうが、拭く手間よりも予定が不意にならなかった喜びの方が勝っている。
それじゃ、と気もそぞろに挨拶をすると、少し膨れた後に分かった顔でさよなら、と返ってきた。
昇降口近くで最後に振り返ると、遠くに、お下げの女子生徒と何事か笑っている後輩が見えた。
校門を出てすぐの駄菓子屋の前が、空の時々使う路線バスの停留所だ。丁度バスの時間だったので、乗っていく事に決めた。
雨の日のバスは混むのが定石だが、授業が終わったばかりだったので、予想よりも空いていた。空は一人掛けの椅子に座って、人の暖気で曇った窓から外を見ていた。
揺られているとざあっという雨音も相俟って、とりとめのないない考えばかりが浮かぶ。バスは学校と空の家のある住宅地を一直線には結ばない。駅のある市街地を一度通って大回りに向かうので、幾分時間に余裕があるのだった。
高校の中で翔と出くわすのは、実は珍しい。三年と一年、文化部と運動部、弁当持参と購買派、まるで噛み合う所がないので滅多に会えない。
前に会ったのはゴールデンウィーク前だったが、その前は確か正月の辺りだった。
(少し見ない間に背も伸びてたみたいだしなあ)
華奢な彼なりに成長しているのだと思い出して、空は微笑んだ。翔は言ってもらいたそうにしていたが、あえて無視していたのだった。
そう言えばいま一人の幼馴染はどうしただろう。彼女は空たちの通う公立高校ではなく私立の女子高へ行ってしまったから、家こそ近いがかなり疎遠になってしまった。
最後に会ったのも去年の夏で、それ以降は道ですれ違う事さえなかった。携帯の番号も知らないし、わざわざ家に電話するのも気が引ける。
どうしているんだろうな、と思い直して窓の向こうに視線を投げる。雨にけぶる灰色の街並が見えた。雨のためか人通りはいつもより少ない。原色やらパステルカラーやら、とりどりの八角が見える。
山吹の小さな傘は小学生だ。淡い色の傘は若い女性、暗い色の大きな傘はサラリーマンだろうか。丁度明ける寸前の夜空の色が、幼馴染の行った私立の制服のそれと良く似ていた。
――ふと、そこに。
少年は思わず目を瞬いた。
(あれ)
商店街を抜け、バスはちょうどカーブの中程に来ている。十五分ほどの走行時間の中、すし詰めでセイロのようになった車内が揺れて、空と反対側のほうに乗客が押し出されるように傾く。
緩やかな曲がりを抜けた直線の、三百メートル先が住宅地の始まりだ。新興住宅地の入り口、それからその中に点在する停留所を、これからバスは回っていく。
だが空が気に掛けたのはそんな事ではなかった。曇ったガラスを手で拭き、目を凝らす。
見間違いかと思ったが、あいにく天体観察を趣味にする彼の視力は同世代の平均と比べなくても抜群に良い。瞬いても像はいっかな消えなかった。
細い人影が幻のように、バスの進む見通しの良い通りの先を、傘も差さずに歩いている。
(まさか)
肩が跳ね、膝に乗せた鞄が落ちた。
それが真っ先に視界に飛び込んできたのは、上着の色がこれもまた、件の女子高の制服と似ていたからだ。いや、もしかしたら本当にその制服かもしれない。
なぜなら人影は女性だった。肩の細さは言うまでもないが、髪の長さと穿いたスカート、学生鞄と靴下がそれを裏付けた。学生でもなければあんな堅い服装で、靴下を履いて歩き回る事はまずない。
ぐんぐん近づいてくるシルエットに、確信ばかりが膨れ上がっていく。
腰までの髪、濃紺のブレザーに濃いグレーの膝丈のプリーツスカート。特徴的なカフスは見覚えのある制服のそれだ。推測の正しさが立証される。
その俯き加減の歩み、高いくせに存在感のない肩。いやに既視感のある後姿。
(あれは――)
人の足は車に勝てない。あっけなくバスは歩く少女を追い抜く。
白くやや面長な顔の中に、端正に納まった切れ長の目。すれ違う一瞬に覗きこんだ面影は記憶にある幼馴染のそれと寸分違わなかった。
「――お、降ります!」
空は反射的にブザーを押した。住宅地入り口のバス停までほんの二十メートルほどで急ブレーキ気味に止まったために、周囲の乗客が嫌な顔をしたが無視する。
立つ人でごった返すバスの中をかき分けて進み、定期を見せて、折り畳み傘を開けるのももどかしく駆け下りた。
勢いよく着地する。ぱしゃんと水が跳ねて、裾に染みを作る。
発車するバスと正反対の今来た方向に、駆けた。
舗装された幅広の歩道には背の低い木が等間隔に植わっているが、雨宿りには使えそうもない貧弱な枝ぶりだ。遮るものなど何もなかった。
空は少女の名前を呼んだ。
「硝!」
正しくは硝子、という。専ら縮めて彼は呼ぶ。
だが呼ばわっても人影は些かの反応も見せない。走りながら、彼我の距離を探る。後百五十メートルといったところか。
靴の中に雨水が入って気持ち悪い。だんだん近づく正面から見る人影は、やはり、幼馴染の硝子だった。
長い髪もブランド物のブレザーも頭から水を被ったかのような有様だ。目を伏せて、思考の内に没頭して、まるでこちらなど見えていないようだ。
「硝子!」
大声は雨粒に吸われて、全く届かない。空は歩み寄り、真っ向から相手の肘を掴む。
「あ……」
やっと気付いたのかこちらを振り仰いで、少女は丸く目を見開いた。彼女の小さな時はビー玉のようにころころと輝いた、彼にとって馴染み深い色の瞳だった。
硝子は去年最後に会った時よりもいくらか痩せていた。尖った顎が大人びてシャープな印象を与える。目は切れ長に、唇は薄く、物憂げな雰囲気を漂わせるようになっている。
だがその瞳は何だか疲れて、安っぽいプラスチックが年を経て劣化するのと同じく濁っているように、空には思われた。
何だろう、と彼は訝しむ。夏に会った時と比べ、彼女を取り巻く雰囲気が確かに暗くなっている。
「そら、くん」
ぽつんと、平坦な声が、懐かしい呼び方で空を呼んだ。ああ、返事をしてくれた、と彼は安心した。
だが少女はまるで自分の今の身なりには無頓着な様子で、ほっとするのも束の間、少年は腹が立ってくる。ぐい、と空は腕を引き、自分の傘の中にずぶ濡れの硝子を招き入れた。
「風邪、引くだろ」
上がった息の下で空は言い、されるがままに少女は傘の中に収まった。折り畳みで相合傘は正直狭いが、この際そんな事は言っていられない。
指に感じるのは絞ればぽたぽたと雫の落ちそうなほど濡れた袖なのだ。分厚く吸水性に乏しい布地だと言うのに。
彼は送ってくよ、と背を押す。早いところ乾かさないと月曜日に着られなくなってしまう。
「――なんで、濡れたの。バスぐらい使えば良かったのに」
「混んでたし」
「予報は見なかったの?」
咎めかけて、空は自分もそのニュースを信じて傘を持ってこなかった事を思い出す。少し笑う。少女も頬を僅かに緩めた。
肩を並べて歩くと、思ったより硝子の頭は下にあって面映い。丁度頭半分自分が上で、喋ると肩の辺りから相手の声がするのがおかしかった。
「だって、今日は降らないって言ってたから」
まったく理由になっていないが、そういう頓珍漢なところが彼女にはあった。その突飛な行動で翔と二人、振り回されて途方に暮れたのも記憶に新しい。
もっとも硝子はわがままではなかったし、事の終わった後には謝ってくれたから、迷惑だとは思わなかったのだけれど。
知らず空は微笑み、何の気なしに尋ねる。
「でも傘を買おうとは思わなかったんだ?」
「濡れて帰りたかったの」
「こんな土砂降りなのに?」
「……うん」
息を呑む気配の後、小さく、頷く気配があった。
「――そう」
あえてそれを無視して、彼は歩いた。 聞かれたくない事だってあるだろう。
傘の帆布を叩く音が弱まるのを聞きつけて、ふと空を見上げる。
僅かな晴れ間が遠くに見える。雲の陰からうっすらと太陽が見えている方だから、あれは西だ。つまり、数時間のうちに晴れると言うこと。翔の予報は正しかった。
「帰ったらちゃんとあったかくしてなよ。土日風邪で潰れるなんて悲惨だから」
「うん」
いよいようきうきと声が弾んだ。それを敏く聞き取って、硝子が先程より柔らかな声で、
「……何かいい事あった?」
「うん。降ってたけど晴れるから」
「それが、嬉しいの?」
「観察するつもりでいたけど、雨だったろ?」
「……好きだね、空くんも」
うん、と空が大真面目に頷けば、硝子は微笑した。彼はそれが口元だけのものだと、感覚的に気付く。
(――これはいずれ)
ちゃんと聞かないといけないかな。
昔から自分はそういう役回りだった。年少二人のお守り役と周りからは見られていたのだと思い出して、少年は密かに肩をすくめた。
二人とも口数が多い方ではない。無理に話題を捻り出してもどうせ二言三言で会話が終わる。
あまり喋らず、二人は人気のない宅地の中を抜けた。雨は止みつつあるが足元は相変らずぐしょぐしょだった。
何故なら道は非常に緩やかな上り坂のため、二人に向かって雨が流れる形だったのだ。靴にじんわりと雨水が滲みてくる。
二人は格子状に配置された区画を奥へ進み、右に曲がる。そうすると十分ほど歩いた先が硝子の家で、空の家はさらに一本通りを進んで左に折れたところだ。
蒼井姓の表札が掛かった洋風の二階建てに着く。高い庭木に囲まれて、外からは邸内の様子はあまり窺えない。瀟洒な鉄の門を抜けるのは、中学以来だった。
「小母さんは?」
しんと静まり返った一戸建てに、人の気配はない。この家に遊びに来ていた十年近く前には、硝子によく似た彼女の母親が出迎えてくれたのを思い出して、彼は首を傾げる。
自分の家のそれより幾分立派な庭を抜けながら訊くと、
「お母さんはパート。今日は二人とも遅いらしいから」
と帰ってきた。意外に計画的な犯行に呆れて、空は硝、と声を上げた。
「叱られなきゃ濡れてもいいって訳じゃないだろ」
「そうなんだけど。……ああ、」
ポーチに着いて、硝子は空の傘からするりと脱け出す。乾いた石畳にととととっ、と雨滴が落ちて地図を作った。
「送ってくれてありがとう」
「ううん」
首を横に振る。立ち去る様子がないのが不思議なのか、相手は気遣わしげに、
「……もういいよ?」
「もうちょい。硝が入るまで」
「心配性なんだから」
硝子が玄関のドアを開けるのを、空は待つ。彼女が家の中に入る、そこまで見届けてから帰るつもりだった。
だがいつまでも、ドアの開く音はしなかった。
「どうしたの?」
「……どうしよ」
足元に落とした視線を上げると、硝子は鍵を持ったまま固まっていた。何を止まってるんだろう、とその手から取り上げ、鍵穴に差し込んでみる。
回す段になって彼は目を剥いた。力を込めても、いくらも動かない。
硝子はがちゃがちゃと鍵を回そうとして、眉を下げた。鍵穴には入るのだが、全く回らなかった。
どこか、別の鍵なのだ。
「間違えて部室の、持って来ちゃった」
「部室の、って」
「……学校から借りたんだけど、返す時に、うちの鍵返しちゃったみたい……」
少女は顔を青くしている。検めれば確かに、鍵には小さく「部室9」と目印が付いていた。
「スペアは? 植木鉢とか傘の下とか、ポストの中とか」
「うちは、お父さんがそういうの神経質だから」
申し訳なさそうに硝子は肩をすくめた。と思うと顔を背けてくしゃみをする。
「まいったな……」
今から学校に戻るという選択肢は端からない。ずぶ濡れでバスや電車に乗っては迷惑だし、他の家族が帰ってくるのを待つのも今の時期には無理がある。空は言っていた。
「じゃあ、うちおいで」
「――そんな、悪いよ」
「風邪引くから、おいで。教科書だってあと一年使うのに、濡らしっぱなしじゃまずいよ。ほら」
体調を気遣えば辞退するに決まっていたので、あえて鞄の方を強く言った。それでも何か言おうとする前に少女の腕を引く。
「――ごめん」
「いいって」
「ごめんなさい」
謝るところじゃないだろ、と言えば、それでもごめんなさい、と返ってきた。
今日はここまで。長いですがよろしく。
後、作中の時間は五月末〜六月初めぐらいで読んで貰えると嬉しいです。
GOODならぬGREATならぬCOOL Job!w
キャラに魂がこもってる感じがしたよ。
wactkしながらエロも待ってる ノシ
>>379 よかったら書いてみようか?
六×ムラサキ書き終わったら。
と、六×ムラサキまだエロが書けてないのに言う。
>>388 是 非 お 願 い し ま す
六紫もwktkしながら待ってる
さて、そろそろ投下させていただきます。
注意事項
・自分の中での設定含む
・エロまでの前置き(?)がかなり長い
・長いため、一つのレスに長々と書いてある
これを理解して読んでいただけると幸いです。
391 :
六紫 1:2006/07/09(日) 22:08:41 ID:nAB0rjpE
ムラサキ姐さん――――。
あの人と出会ってかなりの年月が経つ。
出会った場所は、東京の歌舞伎町。
幼馴染の一京の元を離れ、放浪の旅に出た二日目のことだった。
「行くアテが無いなら、あたしの家に好きなだけ泊まってきなよ」
そうやって声を掛けてくれた女こそが姐さんだった。
その言葉に甘えて、俺は暫くそこにいる事にした。
それから三ヶ月経ち、俺はまた旅に出ると言って、姐さんに別れを告げた。
「またいつでも戻ってきなよ、待ってるから」
そう言って、姐さんは、俺をいつもと変わらない笑顔で見送った。
俺は、少しその笑顔に違和感を感じながら、去った。
そして、数ヵ月後――――。
収録が終わり、収録スタジオの中の部屋で皆でゆっくりしている時だった。
「さーて、12回目の収録も終わったことだし、皆で打ち上げパーティー兼慰安旅行にでも行かねぇか?」
そんな神――MZDの一言に、一同は顔はMZDの方向で、動きが止まっている。
「どうしたの神!?熱でもあるんじゃないの?」
「あ、ミミちゃん分かった!きっとサイバー君にいいひと光線銃浴びせられたんじゃあ・・・」
「おいミミ、ニャミ!失礼なこと言うな!」
慣れないMZDの一言に司会者2人は動揺して、MZDにとって失礼な言葉を発している。
MZDは折角誘ってやってんのにとボヤいている。
――――実は俺も「何か悪いもの食ったんじゃあ」とか思ったのは内緒だが。
「こーなったら有無を言わさず全員強制参加だ!!逃げたら殺す!」
というか、ココにいる全員断る理由無いと思いますよ、神。
泳人なんか目ェキラキラしてるし。
スマイルに至っては何か企み笑いしてるし。
「ところで、一体どこにパーティーと慰安旅行に行くんです?」
「それはなー、秘密だよ!」
「えー、それは無いんじゃないのか?」
「言ったら楽しみが無くなっちまうだろ?」
若とハジメの言葉をあっさり一蹴し、MZDは台の上に飛び乗った。
「集合は明日の朝10時!場所は羽田空港だ!皆、遅れんなよ!!」
そう言って、MZDは光と共に弾けた。
392 :
六紫 2:2006/07/09(日) 22:10:19 ID:nAB0rjpE
翌日、俺達は大阪への飛行機に乗り、バスで京都に向かった。
バスの運転手はもちろん、MZDだ。
「そういえば昨日MZD殿は教えてくれませんでしたが、京都だったんですか」
「ああ!それも、祇園だぜ!」
「おお、祇園ですか」
若がMZDに話し掛け、MZDが嬉しそうに答える。
そういえば姐さんは、「祇園でロッキン芸妓になる!」とか言ってたっけな。
――――姐さん、元気にしてるだろうか。
ちゃんと寝てるのかな・・・?芸妓の勉強してるかな・・・
・・・あれ?何で俺姐さんのこと考えてるんだ?
しかも何か顔が熱い・・・。何でだ?
「六さん、熱でもあるんですか?顔赤いですよ?」
隣の席の桔梗が、顔を覗き込んで聞いてくる。
「あ、ああ・・・そうかもしれない。でも、大丈夫だ」
「そうですか?さっきから何か様子がおかしかったので・・・・」
「平気だ。心配するな」
ヤベェ、俺、一体どうしたんだろう。
そんな気持ちを抱えて、夜。
旅館の宴会会場で俺達は夕飯を食べようとしていた時だった。
「うっわ、こんな豪華な京料理、生まれて初めてだ!」
泳人が嬉しそうに目の前の料理を眺めながら言った。
「こんないい物食べちゃってもいいんですか?」
さらさがニコニコしながら問う。
「ああ、遠慮しないでどんどん食いな!・・・とその前に!」
「?」
皆視線をMZDに向ける。
「今日、この日のためのスペシャルゲストがいるんだよなー」
「え、それって誰なの?」
「・・・」
フロウフロウとおんなのこが興味津々な顔で聞く。
「ま、それは見てのお楽しみだ!じゃあ、出てきてくれ!」
MZDの声で、前の舞台の幕が上がり、その中から出てきたのは・・・。
393 :
六紫 3:2006/07/09(日) 22:15:04 ID:nqrMbgZt
「――姐さん・・・!」
俺は思わず小声で呟いた。
姐さんは全員を一瞥し、艶っぽく微笑んでお辞儀をした。
「皆さん、始めましての人も久しぶりの人もこんばんは。 本日は、わざわざ京都までお越しいただき有難うございます。
さて、今日は打ち上げパーティー兼慰安旅行と言うことで、私、ムラサキがこの場を盛り上げていきたいと思います。」
丁寧で艶やかな口調で挨拶し、MZDに視線が注がれる。
「そういうこった。皆、めいっぱい楽しめよ!」
MZDがそう言った瞬間、俺達の打ち上げパーティーが始まった。
姐さんは、舞台の上で自分の持ち歌を歌っていた。
濃厚で艶のある声、ギターの弦を爪弾く指、動くたびにさらさらと流れるたっぷりとした黒髪、そして―――――
・・・って、俺一体何考えてるんだよ!?
桔梗の言うとおり、俺、今日はどうかしてる。
気が付けば姐さんのことばっかり考えてるし、考えてる時には顔が熱くなるし。さっきだって・・・
姐さんの胸元に、自然に目が行ってた。
これじゃあ俺は只の変態じゃないか!
そんな、何ヶ月か前まで世話になってた人をそういう目で見るとか・・・
修行が足りねえ!
ああ、こんな所を一京や十兵衛に見られたら、からかわれること間違い無しだ。
「カタブツ侍はムッツリスケベだった〜!」とか。
はあ・・・本当に、これからどうやって姐さんと接すればいいんだ?
とりあえず、今日は此処まで。
濡れ場の部分は、明日のお楽しみと言うことで・・・
394 :
六紫 3:2006/07/09(日) 22:17:31 ID:bPlNGp8e
あと、1の部分でのMZDの姿の消し方が分からなかったので
適当に書いてしまいました。突っ込んでくれる方はドゾ。
キタキタキタ――!待ってました!
十兵衛=没禅ジャズの坊主かな?
濡れ場楽しみにしてます。自分も頑張るぞー。
濡れ場じゃないが萌えた!続きが楽しみだなー
服を脱ぎながらwktkして待ってるよ
スマソ、今更ながら疑問。(ちとネタバレ?)
襦袢って肌着だからその下にブラ着てないっていうのは分かるんだけど、
シ ョ ー ツ は ど う す る ん だ ?
穿かせといたほうがいいのか、穿かせない方がいいのか・・・
今更ながら、意見下さる方はお願いします。
>>397 時代が大正以前ならショーツはいらないよ。
でも読む限り現代だね。
基本、浴衣とかも下着はつけないので(今の子はつけるけど)いらないと思います。
恥じらい持たす意味で、つけていてもいいですね。
期待してるよ、頑張って(*´Д`)
>>398 ご意見ありがとうございます。
では、最後の手直しをします。
>>395 そうです。
注意事項に没キャラのことについて書くの忘れてましたorz
遅くなってスマソ。
とりあえず、こっから濡れ場です。
とは言っても、多分抜けないと思うので、過度の期待は禁物ですw
401 :
六紫 4:2006/07/11(火) 00:19:48 ID:9ZMHv9pe
食事が終わって部屋に入っても、ずっとその事ばっかり考えていた。
幸い、俺の部屋は一人部屋だった。
二人部屋だったら、今の俺だったら考え事も出来ない。
そして、何よりも今の俺では相部屋になった奴は居心地が悪いと思うし。
俺は、丁寧に敷かれた布団の上に横たわった。
ふと、時計を見ると11時。まだ外からは蛙の鳴き声が聞こえる。
「本当に・・・どうすっかな・・・・」
そう呟いた瞬間、俺の部屋の引き戸を叩く音が聞こえた。
俺は少しイラッとしたが、出ないわけにはいかないから出ることにした。
ガラッと引き戸を開けると、姐さんが居た。
「!姐さん!!」「しーっ!」
俺は驚いて思わず大声を出してしまい、姐さんは紅い口紅が塗られている唇に指を当てた。
「どうして此処が分かったんだ?」
「MZDに聞いたんだよ」
立ち話も悪いから、俺はとりあえず姐さんを部屋に入れた。
座布団を出すのも面倒臭いから、布団の上に二人で座る。
「ところで、何で此処に?」
「ちょっとね、アンタと話したいと思ってさ」
そう言いながら、姐さんは空を見る。
空には満月と、無数の星が輝いていた。
「久しぶりだねぇ、アンタとこうやって一緒に月見るの」
「―――ああ」
そう言って、二人でずっと月を眺めていた。
蛙は未だ鳴き止まない。
「――姐さん」
「その呼び方、未だ直ってないんだね」
「いや、だって・・・・」
そう、俺は世話になっていた当時からずっと「姐さん」と呼んでいた。
いつも「姐さん」って呼ぶ度に、「ムラサキでいいよ」と言われていたのだが、慣れなかった。
「アンタはいつもそう呼んでたよね・・・、まあ、アタシも「アンタ」としか呼んでなかった気がするけどさ」
そう言って姐さんは首を傾けてクスリと笑う。
正直、ドキッとした。
数ヶ月前とは違う、艶っぽさの増した笑みだと思った。
402 :
六紫 5:2006/07/11(火) 00:20:31 ID:9ZMHv9pe
姐さんは、空を見るのを止め、俺を見た。その気配に気付き、俺も姐さんを見る。
「今日は、アンタに逢えて本当に嬉しいよ」
「・・・俺も」
俺は、微笑みながら答えた。姐さんは艶然と笑った。
「・・・ねぇ、六」
姐さんが真顔で話し掛けてきた。
「何だ?」
「アタシさ、アンタが旅に出るって聞いた時、本当は凄く寂しかったんだ」
その一言を聞いた瞬間、俺が旅立つ時のあの笑顔を思い出した。
「何か、一緒に笑ったりケンカしたりしてた相手がさ、いきなり居なくなっちゃうと、凄く・・・がらんとしちゃって・・・・」
姐さんは、少し眉を顰め、俺から視線を逸らせ、睫を震わせて目を閉じた。
「アンタが居なくなって暫くは、朝にはアンタが居た部屋に起こしに行っちゃうし、
間違って二人分のご飯作っちゃうし・・・アンタが居ないって事を思い出した時にはかなり落ち込んだ・・・」
「姐さん・・・」
微かに姐さんの声が震えている。
その時、俺は何とも言えない気持ちでいっぱいになった。
「一体どうして・・・」
俺は、優しく姐さんに問うた。
「だって・・・・・・き・・・・だ・・・から」
「?・・・もう一回」
「だってっ六の事・・・・っ・・・大好きだからっ!!」
そう言うと、俺の胸に顔を埋めて泣き始めた。
「アンタが出てってから初めて気付いたの・・・っ、何で寂しいんだろうとか・・・色々考えてるうちに、アンタが好きだって・・・っ」
俺は、姐さんの背中に腕を回し、優しく抱きしめた。
「――大丈夫だよ、姐さん」
そう言うと、姐さんは顔を上げて俺を見た。
俺は、姐さんを抱きしめていた腕を解き、姐さんの顔をまっすぐ見る。
「―――俺も、姐さんの事が好きだ。・・・今、やっと分かった。」
やっと、分かったんだ。あの日の笑顔の理由も、姉さんのことを考えて赤面していた理由も
そして・・・気付かないうちに姐さんの胸元を見ていた理由も。
「俺は此処に居る。もう姐さんの元を離れない」
すると、姐さんは微笑んで首に腕を回してくる。
「約束だからね?」
「ああ、約束だ。―――ムラサキ」
俺は少し笑ってムラサキの紅い形の良い唇に口付けた。
403 :
六紫 6:2006/07/11(火) 00:21:18 ID:9ZMHv9pe
何度か軽い口付けを交わし、次第にその口付けは深いものへと変わっていく。
ムラサキの口内に俺の舌を侵入させ、歯列をなぞり、ムラサキの舌と絡ませる。
唇が離れたりくっついたりする度に、いやらしい湿っぽい音が聴覚を刺激した。
ムラサキの口の端からは、二人のものが混ざった液体が溢れ出している。
「ん・・・・・ふぅ・・・っ」
息苦しくなったのか、ムラサキから、苦しそうだが色を含んだ声が聞こえる。
俺はそっと唇を離すと、ムラサキの唇と俺の唇との間に、少し弛みのある妖しげに光を放つ糸ができた。
ムラサキの顔は火照って赤くなっていて、目は微かに潤んでいる。
俺はその顔を見て、自分の身体が熱くなるのを感じた。
「―――いいか?」
気付けば俺は、ムラサキにそう訊ねていた。
ムラサキは、半ば恥ずかしそうにこくりと頷いた。
俺は、ムラサキを横にさせて額に口付け、そして徐々に下へ下へと口付けていく。
瞼、頬、唇、首、鎖骨、そして、胸元。そこには強く吸い付き、紅い跡を残す。
「んっ・・・」
くすぐったいのか痛いのか、ムラサキは声を漏らした。
俺はムラサキの襦袢の帯紐を解き、優しく脱がせていくと、そこには、透き通るほど白い肌と華奢な身体
そして、大きくて形の良い乳房があった。突起は濃い桃色で、つんと立ち上がっている。
その胸に触れると、ぴくりとムラサキの身体が少し跳ねた。
ゆっくりとを揉みしだいていくと、見る見るうちにムラサキの乳房は桜色に染まっていく。
「は・・・あ・・・っ・・やぁ・・・・・ん」
ムラサキは口から色っぽい声を漏らし、その吐息は強い熱を帯びていた。
自分の上げた声に恥ずかしくなったのか、ムラサキは口に手を当てようとして、俺はそれを止めた。
「大丈夫だ、俺以外誰も聞いてない。だろ?」
ムラサキは手を下ろし、こくりと頷いた。
もう硬くなっている濃い桃色の突起を舌で突き、口内で弄ぶと、ムラサキは、高い声を上げた。
「あっ・・・あ!あぁん・・っ!」
身体をびくびくさせて感じているムラサキに、俺は今まで以上の愛しさを覚えた。
「気持ちいいか?」
俺がそう問うと、ムラサキは小さく頷いた。
404 :
六紫 7:2006/07/11(火) 00:23:33 ID:9ZMHv9pe
俺は右手を下に移動させ、ムラサキの足を開かせた。
そして、もう濡れそぼっているであろう中心部を弄る。
「あぁん・・・・っ!やっ・・・!ひぁ・・・・あんっ!」
思った通り、俺の指をすんなりと受け入れるほど濡れていた。
弄る度に、いやらしい湿った音がする。
「すげぇ濡れてるな・・・」
少し笑みを含んだ声で俺は言った。
中で指を折り曲げたり出し入れしたりすると、一際高い甘い声がムラサキの口から漏れた。
「はぁっ・・・!あぁぁっ・・・んっ・・・・やあぁん・・・っ!」
今度は、身体ごと下に移動し、その甘い香りのするとろとろと蜜の溢れている中心部を舌で弄ぶ。
「あっ・・あ・・・・!ああぁっ!や・・・っ!」
身体を仰け反らせ、嬌声を上げているムラサキを見て、俺は少し笑った。
「ろ・・・くっ」
「ん?」
吐息混じりの声で、俺は名前を呼ばれた。
「もう・・・・き・・・てっ・・・!」
俺はその声を聞いて、にっと笑った。
「分かった。でもその前にこれ、頼めるか?」
俺の指さした先には、褌に包まれているもう一人の俺がいた。
ムラサキは、すぐに頷いた。
細い指で褌が解かれ、硬くなって隆起しているもう一人の俺が露になる。既に先走りの液が出ている。
「じゃあ、挿れるぞ・・・」
俺はそう言って、ムラサキの中に少しずつ挿入していく。
「・・・あっ・・あっあぁぁ・・・」
ムラサキは、敷布団をぎゅっと握りしめ、痛みに耐えているようだった。
俺は暫くムラサキが慣れるように待っていた。
「動いてもいいか?」
そう言うとムラサキは、潤んだ瞳で俺を見つめ、頷いた。
そして、俺は腰を動かし始めた。
遅くなってこういう事言うのもなんだけど、今日は此処まで。
明日完結しますので!
お、エロ来てた――!
完結編楽しみにしてます。頑張れ!
うは、いいとこでそれか。期待してる。
また遅くなってすみません。
とりあえず今回で最後の六紫エロ投下です。
やはり抜けないので、期待しないようにw
408 :
六紫 8:2006/07/11(火) 23:12:27 ID:Vsph2C7a
「あ・・・あ、あっ!あ!はぁっ・・あっあ・・・!」
俺が腰を動かす度に、色っぽい、熱い吐息を孕んだ声と、水音が聞こえる。
「・・熱っ・・・」
俺は思わず呟いた。
ムラサキの身体はすっかり熱を持っていて、中は特に熱かった。
しかし、構わずに俺は腰を動かし、ムラサキの奥の肉壁に先端を擦り付ける。
「ぁあ・・・っ!!やあぁんっ!ダ・・・メぇっ・・・!」
ムラサキは涙目で、襲ってくる快楽に抵抗しようとする。
「ダメじゃないだろ、ムラサキ」
「あっ・・・あ、ああぁぁっ!!」
俺は意地悪く笑って見せ、腰を激しく動かした。
繋がっている所の水音が激しさを増す。
「あっ、あぁぁぁぁっ!!きゃあぁぁぁんっ!!!」
奥まで何度も突き上げると、ムラサキは叫び声に近い嬌声を上げた。
激しさで、俺の着物がずり落ち、背中の熊猫の刺青が露になる。
ムラサキが俺の背中に腕を回してくる。
俺は、ムラサキに覆い被さるようにし、目から溢れ出している涙を舐め取り、唇を顔からどんどん下に這わせていった。
そして、頬にキスをして、耳元で囁いた。
「ムラサキ・・・愛してる・・・・」
「・・・・あ・・・たしも・・・っ!!」
必死で意識を保ちながら返事をするムラサキが、たまらなく愛しくて
俺はそっと、行為の激しさで口紅が擦れて落ちた唇に口付けた。
「ろく・・・っ・・・!あたし・・・もう・・っ」
ムラサキが潤んだ目で俺に訴える。
「・・・っ・・・ああ・・・!」
「あ・・・あぁぁぁぁんっ!!」
ムラサキは、限界を訴えるように甘く色っぽい声を上げ、俺を締め付けた。
俺は、ムラサキの中に欲望を全て吐き出した。
409 :
六紫 9:2006/07/11(火) 23:13:22 ID:Vsph2C7a
行為を終え、俺は着物を着直すが、ムラサキはそのままの格好で布団を被っていた。
「まだ何ヶ月しか経ってないのに、随分男前になったもんだねぇ」
「馬鹿、男は短期間で変わるもんだっつの」
ムラサキの言葉に、俺は笑いながら返す。
「それじゃあ・・・アタシはどっか変わったと思う?」
俺は振り返り、ムラサキを見た。
身体を下に向け、肩を出し、顔を上げてこっちを向いて妖艶に笑っている。
その艶かしい姿にドキリとしたが、素直じゃない俺は、ニヤリと笑って答えた。
「そうだなあ・・・ワガママ度は増してるし、素直じゃない所は変わってないし―――」
「もう、六!」
ちょっと怒った顔でムラサキが睨んでくる。が、その顔は、少し笑っていた。
その顔を見て心の中で可愛いなあと思いつつ、俺はははっと笑う。
「冗談冗談、本当は―――――」
俺は、真っ直ぐムラサキの目を見て微笑んで言った。
「かなり、綺麗になってる」
「―――馬鹿」
ムラサキは、くすっと笑って返す。
「ムラサキ、愛してる」
そう言って、ムラサキの頬に口付ける。
「馬鹿・・・・アタシもよ、六」
その言葉の後、俺たちは口付けを交わした。
蛙の鳴き声も止んだ、夜中の出来事だった。
とりあえず、これにて終了です。
読んでてくださった方々、本当に有難うございました。
読んでて、「あれれ?」と思う箇所があったかもしれませんが・・・
そして、ソラ×ショウコ書いてた方、流れを止めてしまってすみませんでした。
続きを楽しみにしています。
では、次のSS考えて来ます。
おお、お疲れ様!
やっぱ六紫いいね。紫姐さん可愛くてよかった。
流れは全然止まってないので気にせず、
カゴショコ頑張って下さい。楽しみにしてます。
GJです!紫姐さんかわいすぎ!!
自分も今ネタが思いついたのでフューDの続編書いてる途中〜。
他の職人さんも頑張って下さいノシ
>>410 GJ!
紫姐さん可愛いよ紫姐さん
朝っぱらからいいもの見せてもらいました。
フューDの人にも期待期待
>>410 お疲れ様でした、GJです。
突然ですが、ロキシル書いてるのですが、需要ありますかね。
ロキがふたなりですが。
いえ、投下するなというのならそれはそれでいいのですが。
>>357 怪盗ミミ好きだからワクテカして待ってる
相手の指定ないからなんとなく考えて見たけど、
ミミ様自分の中で男前なせいで合いそうな相手がカイゾクのおっさんくらいしか思いつかんかった罠スマソ
>カイゾクのおっさん
ワルドックですか
>>418 ジョリー船長だった
とっさに名前が思い出せなかったんだ許してくれ
420 :
100:2006/07/15(土) 23:04:54 ID:qnAzQNTp
全く、ココを覗くので精一杯だ…
来週あたり休み取れそうだからミミ×ニャミ投下できそうです
怪盗ミミと聞いて思わずキミョウ×ソウサセン(あるいはコナン)とか思いついたぜ…
書てしまおうか書くまいか…
あと鬼-BE×アンナとかいうわけのわからん超ドマイナーなモノが夢に出てきたので執筆中
需要あればミミニャの時に投下するがいかがだろうか
>>420 頑張れ頑張れ!
書いちゃえ。自分は萌えるから期待して待ってるよ。
鬼-BE×アンナとは意外だなあ。でも案外良いかもね。
面白そうだからこっちにも期待期待
…で、自分からも質問。
季節ものとして一本投下したいと思っているんだけど、夏キャラのCPってどんなのがある?
参考までに教えてください。
夏といえばアヤが思い浮かぶけど…
ちなみに自分の中でアヤの相手はアッシュ
>>421 夏だったらタロウかな〜、海キャラだし。
相手はサユリとかミサキ辺りのお姉さんキャラを推したい。
>>421 恋をするなら夏がいい
と言うわけで容子さんを推してみる
相手はナカジとかロケット86とかジョリー船長とかナルヒコとか
夏っぽいキャラと言えば…タローとエイト、あとはジュデイあたりかなぁ。
サトウさん×はなちゃん←タローとかどうだろう。
それはそうと
>>424を見て思い付いたから短いけど投下してみます。
「容子くん容子くん、実に偶然だねっ。此処にあの超人気映画のチケットが2枚程あるのだよ。もし良かったら…」
何を言いたいかは解ってる。私を映画に誘う気なのでしょう?そしてきっと偶然ではなく必然。
確かにその映画は見たかったけれど。
「アラ、それは良かったわネ。売ったら良い
お金になるんじゃナイ?」
なんて意地悪をしてみる。
ぽかーん、と言わんばかりの表情をして、それから凄く残念そうに笑いながら、焦って彼は言う。
「そ、そうだねっ!容子くんは実に頭が良いね、うん!……はぁ」
溜め息聞こえてるわよ?
やっぱり、何事にもオーバーリアクションなこの人は凄く凄く可愛いわぁ…
だから、
「私たちは映画じゃなくテ…もっと楽しいコトをしまショ?」
可愛い貴方をもっともっと見せて頂戴?
イイヨイイヨ(・∀・)
すごく続きが気になった
エロ無しの話があるんだけどこのスレで大丈夫かな?
まだ完成はしてないから後日投下になるけど
バッチコーイ!
誰と誰か気になる。wktkして待ってるよ。
Dドナとか有りなんだろうか?自分の本命はダミドナなんでD→ドナな本番なし話なんだけど…う〜ん
>>429 エロ無しも好きなので楽しみです!
433 :
421:2006/07/17(月) 21:47:52 ID:tLDvJKao
421です。
皆さんの意見を見ていたときにタロウ×アヤというものが思いついたので、それで行こうと思います。
皆さん、ありがとうございました。
投下は夏ギリギリになってしまうかもしれませんが、にらにらと見守ってくれれば、と思います。
>>432 全然アリだと思う
434 :
100:2006/07/18(火) 00:00:04 ID:RrnOEO9y
また覗いている100である。
全く学生諸君は夏休みだと言うのに…しくしく
夏カポーか…
今一瞬で頭の中にタロー×さなえとか浮かんだww
タロー×アヤイイネイイネ!期待期待!にらにらと見守ろう!
こちらも鬼-BE×アンナを夏仕様にしようか模索中
負けないぜ☆
そして何か一味違ったものを書きたいのでリク募集とかしてみる
諸君は夏を満喫してくれ… 私は…がんばるぞ…(ドタリ
頑張れ。自分もまだ続き書いてる。
今アンナと聞くとウサギとセットでSH3に自動脳内変換されて
鉄パイプ持った世にもグロいアンナ嬢になってしまう自分がいる。
リクねえ……キャラではないが氷プレイなんて楽しそうだと思うよ。
後は浴衣エッチとか海中エッチとか色々。
436 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 05:35:35 ID:Ml+7i/2Y
>>435 魔法少女に変身してるアンナ想像して吹いた
アンナSTEP!
>>434 つよしとかどう?一人二役でも分裂でも構わん。奴らだけでかなりキワなのが出来る気がする
ライト×アロエ書き終らないうちにスギ×シノビアンコとか書きたくなってきた俺が通りますよ
439 :
435:2006/07/18(火) 11:30:21 ID:9HI0i7g4
>>436 セクスィビームとか言ってアンナが目からビーム出す訳ですなw
後はサンオイルもしくは日焼け止めを塗ってもらってる最中にムラムラとか
水着試着してる時に更衣室でドキドキとか。
出たばっかりのフィーバーピンクが悪に捕まってヒロインお約束の拷問とか。
どっかで聞いたようなネタばっかなのは気にするな。
440 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 14:27:54 ID:r82Dteib
いきなりで悪いがアンズ受けでだれか書いてくれないか?頼む
>>434 自分もつよしを希望してみる。分裂で1人女体化とかそんなのでも良いんで読んでみたい。
442 :
100:2006/07/18(火) 16:39:47 ID:RrnOEO9y
頻繁にのぞくことは
うぅ…投下できるようなまとまった時間が取れないよぉ(号泣
誰かタジケテ
そうかそうかつよしかアンズか
わかった つよし×アンズで書いてみよう
海中とかは体に悪そうだ…w
そしてギャグなネタが思い浮かぶ…w
食ってる途中に人格がコロコロと変わる…w
鬼-BE×アンナは肝試しでギャー!!でもってあははうふふ調になりそうだ
…意味わからんなw
全部ギャグ調になるかもわからんw
まぁもーちょい待っててくれ
>>440の為と自分で言った以上やってみせよう。
王子つよし×アンズエロ無し短編書いてみたから投下します。
つよしは分裂設定で、アンズは擬人化してません。ついでに微妙にDJつよし×ひかり。
444 :
王子とアンズ:2006/07/18(火) 17:01:36 ID:8rzCDyhA
おひめさまのキスで、おうじさまはカエルからもとのすがたにもどりました。
そんな童話を昔読んだ。だけど、私には関係ないの。
だって、私はカエルなんだもん。
「どうしたのでございますか、アンズ」
おうじさまが私に話しかけます。だけど私はしらんぷりです。ずっと下を向いていました。
こんな綺麗な人に私の悩みなんかが解るわけありません。大好きだけど大嫌いです。
「僕の作った曲は気に入らなかったのでございますか?」
やっぱりちょっとズレてました。そんなわけはないので首を横に振っておきます。
私は、そんなことで悩んでいるんじゃないのです。
私はただ。
「おーい王子。俺ちょっと行ってくるな」
「えへへー…ってわけでDJ借りてくわねっ!」
おうじさまの後ろから声がしました。おうじさまの相棒と、その妹というか何というかなアイドルさんの声でした。
「あ、解ったでございます」
おうじさまは気のない返事をしました。二人は何やら浮わついた顔で、だけど可愛らしく手なんか繋いで駆け出しました。
あー、あの二人今からデートなのかな。羨ましい。
私の悩み。
それは私がカエルなことです。
この世界は割となんでもありなので、今まではこれっぽっちも気になってなかったけど、おうじさまに出会ってからはずっとそればかり気にしていました。
おひめさまは普通人間です。少なくとも人型をしています。人外姫の物語はちょっと心辺りがありません。
だから、おうじさまには似合わないのです。
おうじさまの相手はおひめさまだと決まっています。
私はおひめさまにはなれません。
それが悲しくて、ずっと悩んでいました。
私が人間だったら、あの二人みたく手を繋いで駆け出して、それからずっとくっついていたいのに。
「アンズ」
おうじさまの声がとっても心配そうに歪んでいました。私はおずおずと顔を上げます。
そうしたらおうじさまはほっと息を吐いて、私に微笑みかけたのです。
「やっと僕を見てくれた」
そんな風に言わないで欲しかった。真剣な表情で、私だけを見つめながら。
「…ゴメンね王子。もう平気だから」
「本当に?本当に本当でございますか?」
「本当だってばしつこいなぁ」
「しつこくもなるでございますよ」
「アンズは僕のおひめさまなのでございますから」
赤くなってそう言ったおうじさまを見て、
悩みはどこかに吹っ飛んでしまいました。
一応これで終了です。
あと、途中に出てきた妹というか何というかなアイドル=ひかりです。
ではでは、スレ汚し失礼しました。
頑張ってライト×アロエ書きます…
うわ、リロ忘れた上被ったorz
>>100に土下座…orzゴメン、ホンットゴメン。暫く消えます。
フィーバーピンク陵辱もの書きます。
ワルドックと戦って敗れて、まぁ後はご想像の範囲内で。
ということでちゃっちゃか書き終わったので投下していきますー
「そこまでだ、ワルドック!」
「劣化戦隊ポップン14如きにやられる私ではない!
ギャンブラーZならいざしらず御前等のような雑魚が
私と戦おう、ましてや私を倒そうなどと…世迷言を!!
二度とそんな気が起きぬよう14人まとめて叩き潰してくれるわ!!」
そう宣言したのは今この世界の全ての悪の根源、ワルドック船長。
彼を倒せばこの世から悪がなくなる、正義は勝つ…はずだった。
切り込み隊長のブラウン・ブラック・パープルがワルドックへ向け閃光の様に駆け、
暗器のナイフで切りかかる、ワルドックの身体が二つに割れる。
その刹那、ブラウンとブラックが胸から血を流しどしゃりと崩れ落ちる。
─…幻覚を見せる能力…!!
そうレッドが認識した瞬間、倒れた仲間の先にニヤリと笑うワルドックがいた。
ことその事に無意識な状況下においてそれは大きな威力を見せる、幻覚。
幻覚を意識している者には効果が薄いが、無意識な状況では完全無敵。
─俺たちはワルドックを甞めていた…!
レッド・ブルー・グリーンの三人がワルドックの周りを取り囲み、絶妙なタイミングで攻撃をしかける。
もはや一縷の隙すら見せられない、容赦は無用だ。
急所を狙った攻撃、殺す事しか念頭に無いその攻撃。三人で同時に行えば威力は3乗にも跳ね上がる…!
ワルドックは数多の敵を退けてきたそのコンビネーションでさえ─…
「…ぬるいな、ポップン14よ。」
…─ワルドックの前には通じなかった。
首を狙っていたブルーは弾き飛ばされ左右から挟み撃ちを狙ったレッドとグリーンは動けなくなる。
動けなくなった二人を襲う、無数の影。
それは神の影を模してワルドックが作った兵器だ。
コスチュームなど皆無も残らず二人も、そして他の7人も同時に倒れた。
ただ一人。
バリアをはれるフィーバーピンクを残して。
「ほう…」
「…っく…」
フィーバーピンクのバリアは精神力と体力を急激に蝕む。
その攻撃が強力であれば強力であるほど、余力は無くなっていく。
「私の影を止めるとは…御前…興味深いな…」
余力も無く膝を折って崩れるフィーバーピンクにワルドックが近づく。
「御前は私の研究所へ連れて帰って、研究材料にしよう」
「…………っ!!…そんなっ……」
「ピンクッ!逃げろぉっ!」
唯一、レッドだけがそう叫べた、しかし…
「うるさいよ」
ワルドックがレッドをにらんだ瞬間に、あの影が襲い掛かった。
「レッド!!」
思わず駆け寄るピンクの前に、気がついたらワルドックがいた。
「…っ!」
「わかるかね、君に拒否権なんて無いのだよ。
大人しく来れば他の13人の命まではとらないでおいてやろう。
だが、断るというのなら御前共々全員この場で殺す。」
有無を言わせない冷たい口調。
…ここで断れば全員死ぬ。でも私以外の人が生き残れればあるいは助かるかもしれない…。
「……行きます。」
唇を噛み締め苦渋の選択をするピンク。
「…いい心がけだ。約束どおり、御前の仲間は殺さないでおいてやろう。」
…みんななら、必ず助けに来てくれる…!
そう信じ、ピンクはワルドックに連れられて行った。
手首を縛られ壁に吊るされライトで強く照らされて目を覚ます。
連れ去られてから3日間。ありとあらゆる実験を行われた。
限界までバリアを出させられ、時には水中へ溺死寸前まで沈められていることもあった。
よくわからない光を浴びせられたこと回数なんて数えるだけ無駄だ。
今、気力も体力も底を尽き、完全に弱った状態でいる。
寝ていたというよりも、気を失っていた。
「やぁ、フィーバピンク。目覚めはどうかね?」
「…最悪…」
「そうかそうか、最高、か。君も段々実験体らしくなってきたじゃないか。
その反抗があってこそ、今日の研究が楽しくなる…ふふ」
「何よ…それ…」
「今日は性的興奮を受けた状態でのバリアの構築について研究しようと思ってね。
円滑に研究を行う為にこの部屋には媚薬成分を含む気体を充満させてある、早速始めようか…」
「ひ……っ…!…いや……っ!」
白いワンピースを胸元までたくし上げられ上下の下着を剥される。
両手がふさがれた状態な為、胸が強調される。
「なかなかいい体をしてるなぁ、のうフィーバーピンク?」
「……くっ…!」
精一杯睨みを利かせることくらいしか今のピンクには出来ない。
「実にいい、その表情。そういった表情を見たいが為に私は研究をするのかもしれないな…」
そう言いつつ口付けを強要される。
んちゅ…にちゅ…、と舌が絡む音が何も無い部屋に官能的に響く。
「…ん…っ…ふ…ぅっ……」
二人の唾液が絡んだ液体はピンクの胸へ落ちていく。
悔しさと悲しさで涙が滲む。自分の無力さを呪う。
ちゅ……と音を立て乳首に舌を這わせる。
「ん……っ…!…ぁ…あぁぁぁっ……」
大きめの乳房を赤ん坊の様に、舐められる。
媚薬の効果もあってか嬌声に近い声をあげる。
舐めながら、しごくように胸を揉みしだく。
乳房は指を沈め形を変え─…
「ぁあっ……あぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
「…イッたか。」
足首を持ち上げ、脚を無理やり開かせる。
「ぃ…やぁ…っ……」
「おやおやぁ?」
ニタリと笑い、「濡れているのう、感じているのう!」
「…やぁ…だぁ……っ…!」
「手首を縛られ拘束され、身体中を舐めつくされて感じよがる、変態ヒロインじゃのう!」
「ぅぅうううぅぅ…………っ!!」
ははははは、と乾いた笑い。
つぷ、と肉壁を押し広げ指が進入してくる。
「か……は…っ…!」
今までとは比較にならないほどの快感がピンクを襲う。
にちゃ、にちゃと壁をパクパク開閉させられる。
そこからはとめどなく愛液が流れ出る。
「ぐっちゃぐっちゃだのう!フィーバーピンク!」
「…ぅぅうう……っ」
じゅるじゅると音を立て秘所を吸われる。
舌が秘所に進入し、肉壁を舐め上げる。
「ぁぁん…っ…!あっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
二度目の絶頂。
もう、抵抗する力など残っていなかった。
「さて…ここからが本番だよ…ふふふ」
ワルドックが自身を晒す。
「……う…そ……っ…」
ワルドックのそれはあらゆる他のソレよりも規格外。
それは到底、まだ少女のフィーバーピンクの秘所になど収まりきらないように思えた。
ピンクのドロドロに溶けた秘所にソレをあてがう。
ゆっくりと挿入…したのは最初の刹那のみ。
一縷の容赦もなく激しく突き入れる。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
叫びは声にならなかった。激しい痛みと、強い快感。
ずるっ、ずちゅっ、ずぶっ!
向かい合った駅弁のような形で、なすがままに突き入れられる。
手首は拘束されたまま、吊るされた形で足首を掴まれひたすら突き上げられる。
「は……ぁ…っ!!…あぁ…っ!……んんんんっっ!!!」
「…は…っ…いいぞ…っ!…いいぞフィーバーピンク…ッ!」
大きいそれに子宮をこつこつ突かれる度に、ピンクの痛みは快感にすりかわっていく。
「ぁ…ぁっ…!!あぁぁっ…!!ん…っああぁっ!!!」
声にすらならない嬌声。ギチギチと締め付ける其処。
「ん…っっ!!ああぁっっっ!!!きゃ…ぅっ…!!」
「もう、イクぞ!フィーバーピンク!」
そう宣言すると一層激しさが増した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!いっ…ちゃうっ…!!」
ドクドクと脈打ち、ピンクの膣内に白濁液を注ぎ込む。
まだ収まらないソレを引き抜き、ピンクの胸を腹を身体を汚す。
「ふ…ぅっ…今日の実験はこれで終わりだ…。
5分まで、入浴を許可する。明日に備えて、すぐ休むように。
楽しめなければ実験もつまらないからな。」
…明日も同じことをされると思った瞬間、意識はとんだ。
……早く…早く助けて…みんな…っ…。
…以上です。
ベタベタな展開しか思いつかなかった^;
455 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 19:10:25 ID:r82Dteib
またまた突然だが自慰ネタを書いてくれないか?
いろいろと悪いが許してくれ。
また要求するかもしれないがそのときも頼む。
えっと…それは私に…でしょうか?
>>455 誰がいいかレスくれたら私が書かせてもらいたいのですが…
誰の許可とかいらないだろ
書きたいものを書き、それを投下する。
誰かも言ってただろ、投下されてから需要は生まれるって。
自慰ネタ楽しみにしてる(・∀・)
でわフィーバーピンクの続編として自慰もの書きますね
460 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 20:42:02 ID:4Y8g09xQ
フィーバーピンクの人GJ
ワクテカしてきた
おお、ワルドックが初めてまともな悪役だよw
14歳であの熟れたボディとか考えるとエロいなピンク。
がんがん行っちゃってくれ。GJ!
ところでこのスレの皆はソラのズボンの構造ってどうなってると思う?
アレはジーパンのようにファスナーがついているのか、
それともジャージのようにウエストを紐で締めるタイプなのか…。
迷ったら脱がさなければいいとは分かってるんだけど。
いいえ、迷ったら自分で決めるのです
>>463 名言だ
久々来たらたくさん投下されててうれしい。
いや、脱がないまんま挿入させようかと。
名言とか言われてもこちらは困るわけで。
普通にジャージかなー
王子とアンズ、エロ無しだけど自分のツボにハマりまくった
GJ!
>>465 意見をくれた人に対してそれは失礼でしょう。
そこら辺は書き手の見せどころなんだから、自分がそれでいいと思ったらそれでいい話。
え、
>>463って妄想はし放題なんだから自分設定でガンガレって応援じゃないの?
なんにせよ職人の方々の腕の見せ所なんだし(公式にそった形であれALL自分設定であれ)、読む方もそれが楽しみなのでがんがってくらはい。
全裸で待ってたら雨で下がった気温にやられそうだから上半身裸で待ってる。
そういう意味かー。でも本気で迷ってたから本当に
「あなたの思う通りでいいです」なんて言われたら困るんだよ。
迷ってるのにそれはないだろって感じで。
何はともあれ失礼したようで
>>463、ごめん。
レポート終わり次第エロもそれ以外の部分も磨き上げてくるよ。
そういう意味かー。でも軽く言っただけなのに
「名言とか言われても困るわけで」なんて言われたらスレが固まるんだよ。
アドバイスしてる人に対してそれはないだろって感じで。
何はともあれ力に慣れなかったようで
>>469、ぬるぽ。
大学生か何か知らんが成人してるとは思えない奴だな
↓以下何事もなかったかのようにフィーバーピンクの感想↓
ひっどいこと言うなw
こんな風に言えば良かったのかい。確かに暴言吐いたけどさ。
後フィーバーピンクはあの胸なんだけど周りに大人の女性がいないから、
ブラなんて買うの恥ずかしくてスポブラだったりカップつきタンクトップだったりで
走るたびに胸がゆっさゆっさしてたらいいと思うよ。
あれで綿の熊さんパンツだったりな。
>>434 遅レスだけど…………
タロー×さなえ読んでみたい。
「なっかっじーくん!!」
あの眼鏡女が話しかけてきやがった・・・すげーえぜぇ。
スルーしたいのもやまやまだが・・・何されるか分からないしなあ・・・
どうしよ?
「リゼね、ナカジ君の為にプレゼント持ってきたんだよ」
プレゼントだぁ?どうせロクな物じゃあないのは分かってるんだけど
まあ見てやるか・・・
「リゼのハンドメイドなんだから!!超期待してて!」
はぁ?ハンドメイドだって?!、前言撤回!帰っていいですか?
「どうして・・・そっん・・・な・・・嫌な・・・か・・・ひっく」
わぁぁぁった!!分かったから!!ここで泣くなよ!!もう
「じゃあつけてくれる?」
えっ付ける?・・・・・やべぇ・・・すげー不安なんだけど・・・まあ泣かれて
訳分かんない事されるよりマシか・・・はいはいつけますよ。つければいいんでしょ。つければ
「ハイ!!これ!!」
赤いマフラーはいいんだけどさ、何このどピンクの帽子は?!!
ほんとに訳わかんない女だなあ・・・何考えてんだ?まあいいや・・・ほれ身につけてやったぞ
「きゃあー!!!やっぱりーナカジ君の息子に超そっくりだー!!やっぱ持ち主だけに・・・あれ?何処いくのーナカジくぅーん!」
俺は走って逃げた。
でも、何故かあの帽子とマフラーは家にある。
あいつの前では死んでも身に付けないがな!!
475 :
474:2006/07/21(金) 01:10:38 ID:nI8241j5
下らない物書いてすんまんせんでした・・・OTL
今書いてる物が終わったら、エロ眼鏡ップルなナカ×リゼを書きたいと思います
ではでは!!
いやいやGJ! お疲れさんです。
次回作・次々回作も楽しみにしてますよ。
ところで息子ってもしかして……下ネタの方?w
予告のみ
アゲハ×スミレ の構想が浮かんできたので出来次第投下しますね
実物はもう1人追加されて3Pになったりもしそうですがまだわかりません。
478 :
474:2006/07/21(金) 01:54:00 ID:nI8241j5
>>476 はいそうです>息子=下ネタ
某男性向け病院の広告を見てたら、急に2Pナカジの話が書きたくなってきたので書きました
ほんとにくだらなくてすみませんでした
479 :
100:2006/07/21(金) 21:40:24 ID:1DGgM0cv
今日休みなのだが急に招集をかけられぱーになった100だorz
畜生…今日投下したかったんだが…
まぁいい また機会はあるはずだ
>>473 わかったつよし×アンズをやめてタロさなにするわ
腹手ネタが浮かんだ罠 三本でGOGO☆
…とにかくOTL
明日早いから寝まつ…orz
腹手吹いたwww どういう代物になるんだか。wktkして待ってるぞ。
ゆっくり休んでいいSS書いて下さい。
>>479 うわ、ありがと!超期待してる!
てか腹手ネタてW
さなえちゃんが心配だW
ゆったり待ってるよ!
ポップン14全員「合体だー!」
フィーバーピンクじゅうよんp…なんでもないです
ゴメン、腹手って何だ?(;´_ゝ`)
タローの2Pを写メで撮ったら腹から手が出てるように見えたから、
以後2Pタローは両腕+腹手で腕三本って事になってる
>>483
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 23:58:52 ID:NGMpnmuC
いわゆるジ・Oってやつか?
腹手てそういう意味かw
さ、さなえちゃーーーーん!!
487 :
100:2006/07/23(日) 13:34:03 ID:ejjq2B0l
そろーり覗かせていただきマッチュチュ
タロー「大丈夫、さなちゃんは乱暴に扱わないよ!
…多分ね☆」
さなえ「…;;」
こんなノリで行かせてもらいます
ではさらばだ。
488 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 21:22:29 ID:TTvfsJsW
みんなの自慰ネタ楽しみにして待ってる。
489 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 21:45:37 ID:BmFHslSn
(^ω^;) ゲルム小説なんだけど導入がクソ長くなった。
┘ヽ┘ノ アゲハが出てくるけどエロ全く関係なし。
く く しかもヤラれるキャラがまだ出てきていない、という。
┛┛ そのせいで前半後半が別々の話に見えそうだ…
とりあえず前半だけ投下します。
アゲハがぶっ壊れているのでファンの方はご注意ください。
まだエロ表現はありません。
492 :
ゲルム 1:2006/07/25(火) 09:32:40 ID:dapmtn7Q
ゲルム13は焦っていた。
ゲルムはゲンボロミア系第四惑星の知的生命体であり、彼らの企む地球征服計画の先兵で
ある。
彼の任務は地球人の弱点を探しだすことであった。
しかし偵察も兼ねて参加したポップンパーティーでダンスに夢中になりすぎ、ふらふら
踊ったりヒーロー気取りのアホに撃ち抜かれたりしている間にパーティーが終わってしま
い、いまだにレポート「地球人の弱点」はまっしろけであった。
(このままではまた上官どのにどやされてしまうゲル…)
頭をかかえたゲルムだったが、とうとう最終手段をとることを決意したのであった。それ
は…
(宇宙人の王道、拉致アーンド人体実験ゲル!)
果たしてうまく行くのかどうか…
493 :
ゲルム 2:2006/07/25(火) 09:33:12 ID:dapmtn7Q
ここは郊外の公園。時は深夜。辺りには人影一つ猫の子一匹見当たらない。
そこの遊歩道脇の茂みの中、変態ストーカーよろしく潜んでいるのは我らがゲルム13。
彼はある一人の地球人がいつもこの時間にここを通ることを突き止め、拉致作戦を実行す
べくこうして息(呼吸する必要は無いが)を潜めているのであった。
つまりこれは学術的かつ戦術的行為であり、けして変態性愛的行為ではない。と擁護して
おこう。
さあ、向こうから何も知らずに歩いてくるのは哀れな贄である。下着や水着とみまごうよ
うな薄着に数珠状の髪飾りをしている女性型個体だ。
標的の行動パターンや各種データは何日もかけて集めてある。もはや見間違えるはずのな
い姿であった。
あとは直接実験を残すのみ…
標的がゲルムの潜む茂みの側を通り過ぎた直後、ゲルムは茂みから這い出すと標的の名を
呼んだ。
「アゲハ!」
標的は振り返ると、目を見開き叫ぶ。
「ケリーお姉様!?」
494 :
ゲルム 3:2006/07/25(火) 09:34:04 ID:dapmtn7Q
そう!我らがゲルムはその変幻自在な肉体(肉と呼べる部分はないが)を活かし、標的を安
心させるための姿へと変身していたのだ!何と完璧な作戦だろうか!
(名付けて、ゲルム・マッスル☆パンチラ作戦ゲル!)
「こんばんは、アゲハ。」
「こ、こんばんは!
・・・あれ?お姉様、声、なんだかガラガラじゃない?」
「ギクーッ」
「ギク?」
「いや、なんでもないのよ。ちょっとギクの調子が悪くて・・・つ、つまりただの風邪っ
てことよ。」
「ふぅーん。」
ゲルムの弱点の一つ。それは姿は変えられても声は変えられないということであった。
(この地球人、なかなか鋭いゲルな… 下等生物と思って侮っていたゲル…)
「ところで、どうして今頃こんなところにいるの?」
「実はアゲハにどうしても見せたい物があって…」
「何ですか?」アゲハは首を傾げる。
「かなり大きいものなの。向こうの方にあるから。」偽ケリー、つまりゲルム13はアゲハ
の後方を指差した。
(ゲルェヘヘ。所詮は下等生物ゲル。ちょろいもんゲル)
後に振り返ったアゲハに覆いかぶさろうとした瞬間!アゲハはもう一度くるりと振り返る
と、
495 :
ゲルム 4:2006/07/25(火) 09:34:53 ID:dapmtn7Q
「ストロングイェーガー電光チョップッ!!」
光を帯びた腕が一閃し、ぱちゅんと軽い音をたててゲルムの腕が切断された。
「な、な、何故…
どうしてバレたゲルぅぅぅ!?」
ゲルムはすっかり素に戻り、有り得ない事態に困惑していた。
「てめー頭脳がマヌケか?
姿は変わっても、色が変わってねーぜ!」
「はっ!」
そう。ゲルムのもうひとつの弱点。それは色が変えられないことであった。
そして…
「よくも!このクソゲルがッ!
わたしにケリーお姉様の姿を破壊させたなァああーッ!」
アゲハは思い切り腰の入った蹴りをゲルムに放った。
「うげぇっ……」
「よりによってこの私に!よくもッ!
ニセ者だろうとケリーお姉様を、よくもわたしに攻撃させたなァーーッ!」
はくちょう座星人の間には必殺の体術が伝えられており、
先程見せたチョップもそのひとつであった。
「蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーーッ」
先程の蹴りで植木の根本まで吹っ飛んだゲルムにさらに追撃で蹴りを加えるアゲハ。
凄まじい形相であった!
「思い知れッ!」
「ちょ…やめ…」
「どうだッ!」
「ほんとすいま…ぐえ」
「思い知れッ!」
「たすけ…」
「どうだっ!」
「……」
「思い知れッ!」
「………」
496 :
ゲルム 5:2006/07/25(火) 09:36:33 ID:dapmtn7Q
―――1時間後―――
アゲハの前でゲルム13は正座していた。
「すんませんでした…
はい…えっと…人体実験です…
はい…ひどいと思います…
もうしません……
もう帰っていいですか…
いえ…お腹いたいんです…
ほ 本当です…
今朝からどうも肩からヒジにかけて腹痛がひどいんです…」
「まったく…こんなキレ方しちゃったのは久しぶりよ!」
「すんません…地球侵略もあきらめますんで…」
「地球侵略か…そういえば私もそのためにきたんだっけ。」
「ほんとに悪かっ…
え?」
ゲルムは驚いて顔を上げた。
「侵略って…じゃあ地球人じゃないんゲルか!?」
「そうよ。はくちょう座星人なの」
「そ…そんな…」
ゲルムはへなへなと地面にくずおれた。
「いままでの苦労は一体…ううっ…」
傍目からみても気の毒な程の落ち込みぶりにアゲハも慌てた。
「な、なにも泣かなくてもいいじゃない…」
側にしゃがみ込み、ゲルムの背中(?)をよしよしとさする。
「……じ……ゲル…」
「え?」
ゲルムは顔を上げたが、その目はあらぬ方向を見つめていた。
「こうなったら…もう何星人でもいいから実験してやるゲルゥゥゥゥ!!!」
ゲルムは再び伸び上がり、アゲハに覆いかぶさろうとした。
「ちょ、ちょっと!」
‐=≡┌(^ω^)┘ 以上です。
‐=≡ ヽ ノ┐ このあと流星ハニーがでてきてヤラれます。
‐=≡ ┏┘ ┗ 触手モノです。やられるキャラはもしかしたら変わるかもしれません。
ディオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
┌┬┬┬┐
―――┴┴┴┴┴―――――、
/.  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄||| ̄ || __________
/. ∧// ∧ ∧| || ||| || /
[/____(゚_//[ ].゚Д゚,,) ||___||| || <
>>470を迎えに来ました
||_. * _|_| ̄ ̄ ∪|.|. |ヽ. _|| \__________
lO|o―o|O゜.|二二 東|.|京 精神病院 ||
| ∈口∋ ̄_l__l⌒l_|_____|_l⌒l_||
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
ニュートンwwww
面白かった。GJ!続きも全裸で期待してます。
ゲルムの人GJです!
続き期待してる
突然だけどおまいらの中のミミニャミって何歳?
ミミかニャミが絡む小説を書きたいんだけど
自分のイメージしてるミミニャミは幼すぎるような気がして(´A`)
参考にしたいのでよかったら教えてください
GJ!!
普通にギャグとして面白かった。正座とかくずおれるとか、想像すると可愛いなあw
これでエロが加わったらどうなるのか楽しみだ。待ってるよ。
>>501 二十歳前後
いっそのことミミとニャミをだな
ちょwwwポルナレフとかヴァニラ・アイスとか混じってるwww
>>501 曲によって違うからなぁ…
ポンポコリンニャミはどう見てもょぅι゙ょだし
デフォも年齢幅広そうだけど、16〜20くらいかな
俺もだいたいそのくらいのイメージだ。
もう少し幅を狭めるなら17〜8くらいかな…
まぁここは一番妥当な8才前後って事にしとこうぜ。
このペドめ!
間を取って35才人妻ということで。
>>508 35才という点には敢えて触れずに人妻というのが許せん
パタパタママがあるじゃないか
21〜23のイメージがあった。別に年増が好きと云うわけではうわ何をするやめ亜w背drftgふじこ
でも多分巨乳だよね
( ^ω) はいこんにちわ。
ヽ V~ 予想以上に後編が長くなっております。
ノ > まずはおっぱい編です。
┗ ┗ 鬼畜です。触手です。快楽攻めです。お気をつけくだせい。
514 :
ゲルム6:2006/07/26(水) 11:01:53 ID:oIGanSZ6
「何回やっても無駄に決まってるでしょーが!」
アゲハはゲルムの顔めがけて右ストレートを見舞う。が、拳があたる直前に、今度はゲル
ムの頭が、ぷちゅんと弾け飛んだ。
「!?」
頭を失ってドロドロと地面に広がるゲルムの向こうに、小麦色の肌をした、
これまた露出度の高い少女が光線銃らしき物を構えて立っていた。
少女はアゲハを認めると、爽やかな笑顔と共に
「星空に舞い!光輝く!
流星☆ハニー!ただいま参上☆
流血するわよさせるわよ☆」
右手はピースで目の上に、
左手は腰に当てるという、どこかでみたようなポーズをビシリと決めた。
515 :
ゲルム7:2006/07/26(水) 11:02:40 ID:oIGanSZ6
「しかしまあ…」
アゲハは半分呆れながら言った。
「えらくタイミングがいいのね」
「正義のヒロインは誰かのピンチにはすぐに駆け付けるものよ☆」
「別にピンチじゃあなかったんだけど…」
「え?あー…
ホントは通報があったんです。物凄い音が何度もするって…」
「あなた公務員だったのねー
アハハ…」
アゲハの笑いはひきつっていた。
(わたしの蹴りの音だ…)
「ヒーローとかヒロインってたいていそうなんですよねー☆」
「(初めて知ったわ…)そ、そうなんだ。
それじゃ、助けてくれてありがとねー私帰るからー」
アゲハは足早に立ち去ろうとしたが、ふと立ち止まり、
「そういえば、あなたって地球人?」
「ええ。一応そうですが☆」
その時、ハニーの足元の水色の塊がピクリと動いた。「そう。じゃあ、『頑張ってね。応
援してるわよ。同じ立場として』」
「同じ立場?」
「そのうちわかるわ。じゃあねー」
アゲハは言い捨てると立ち去っていった。
「んー?なんなんだろ☆
…あ!事情聴取するの忘れてた☆
ちょっと待ってー☆」
ハニーが歩きだそうとした瞬間、足首が何かに引っ掛かった。
「きゃん☆」
ハニーはうつぶせに倒れこむ。
「いたた…
な…、なにこれ!」
516 :
ゲルム8:2006/07/26(水) 11:03:38 ID:oIGanSZ6
後ろを振り返ると頭部を再構築したゲルムが、ハニーの足に腕を巻き付けていた。
「やぁぁぁっと捕まえたゲルル。今度こそ逃がさんゲル。」
「ちょ、ちよっと!
放しな…さいッ☆」
ハニーは光線銃を撃とうとしたが、それよりも速くゲルムの触手が手を打ち払った。軽い
音をたてて銃は転がっていった。
「何かというとすぐそれゲル。
ワガハイはゲルだからいいものの、一般人だったら死んでるゲルよ」
「じゃあ黙って撃たれなさいよッ☆
公務執行妨害で逮捕するわよ!」
「とんでもないヒーローゲルな。
ワガハイだって撃たれれば痛いゲル。」
「とにかく☆この足を放しなさい!」
ハニーは自由な方の足で蹴りをいれた。が、そのままゲルムの体に吸い込まれてしまう。
「ゲルルルル。離す訳にはいかんゲル。せっかく捕まえた実験材料ゲルからな」
「じ…☆実験!?」
ハニーの顔から血の気がひいた。
「まさか…解剖…
それとも謎の金属を頭に…
それかキャトルミューティレーション!?
…いやぁぁぁぁあぁ!!」
「何をわけのわからんことをいってるゲル。
ちょっと体のアレをナニしたり
いんぐりもんぐりしたり
ちょめちょめしたりするだけゲル。」
「へ……変態ぃっ!」
「『変態』?その単語の意味はまだ知らんゲル。
えーと…なになに…生物が成長の過程で姿を変えること?
失礼な。ゲルムは生まれたときからこうゲル」
「全然違うわよバカー!」
「それにしても…さっきのははくちょう座星人だからいいとしても…
お前ずいぶん薄着ゲルな。
地球人は肌を隠すのが美徳じゃあなかったゲル?」
ゲルムは足側からハニーのミニスカートの中を覗き込む。
「ちょ、ちょっと!見ないでよ!」
ハニーは両手で裾を押さえる。
517 :
ゲルム9:2006/07/26(水) 11:05:04 ID:oIGanSZ6
「ははあ。隠すということは…
さてはこの中に弱点があるゲルな」
「違うぅぅぅぅ☆!」
「ますます怪しいゲル。
やかましいからとりあえず黙るゲル」
ゲルムは触手を一本ハニーの顔へと伸ばした。
「ひっ」
何が起こるのか察して、ハニーは慌てて両手で口を塞ぐ。
が、ゲル状の触手はお構い無しにじわじわと指の間から侵入し、隙間を広げると、一気に
口の中になだれ込んだ。
「むぐぅっ☆」
ハニーがそちらに気をとられている間に、ゲルムは全身を絡めとり、手足を完全に拘束した。
褐色の肌に透き通った水色が絡まっている情景は、
ゲルムにとってはわからないが、たまらなく扇情的であった。
巻き付いた触手は『弱点』を求めて体をまさぐる。
「んッ……☆
ふんん……☆」
へそやふともも、背筋やうなじなど、敏感なところを触手がなぞるたびに、ハニーの口か
ら押し殺した吐息が漏れた。
(なんだか…一人で弄ってるときより…気持ちいいよぉ…☆)
なんとも都合のよいことに、ゲルムの体を構成する物質には、
人間にとって媚薬となる成分が含まれていたのだ!!
こんな安易な設定を使ってしまうなんて…くやしい… ビクビクッ
「心拍数、呼吸速度上昇。…どうやらいくつか反応の大きい場所があるようゲルな。ここ
とか」
ゲルムは偏平な本体に細かく触手が生えたブラシのようなものを形成すると、
背筋を一気に擦り上げた。
にゅるん。
518 :
ゲルム10:2006/07/26(水) 11:06:21 ID:oIGanSZ6
「☆んふぅぅッ!!!」
ハニーは激しくのけ反り、同時に、引っ張られてひきつれたチューブトップは大きめの胸
を強調し、乳首を浮き上がらせた。
「む、これは何ゲル?」
浮き上がった乳首をめざし、丘を触手が這いのぼっていく。
「んっ…!
んんんっ☆!」
乳房から伝わってくるむず痒いような感覚に耐え切れず、ハニーは首を振る。
背筋やふとももでさえあそこまでの快感を生み出すのだ。
これで乳首までいじられたらどうなることか…
しかし、ゲルムは全く意図していないものの、まるで焦らすかのような触手の動きに、
(は、早くぅッ☆ちくび、ちくびさわってよぉッ…
我慢できないぃっ☆)
そう願った瞬間、両乳首の先端を触手が捕え、しごき上げた。
「ぅんんんんんんんんッ☆」
ハニーは絶頂を向かえ、激しく痙攣しながらのけぞった。目からは涙がぽろぽろ零れ、
スカートの下のショーツには愛液が染み出していた。
「お、激しくダメージあり、ゲル!ここが弱点ゲルね。メモメモ
さて、今度はじゃまな布をとって、直接やってみるゲル」
ハニーは激しく首を振った。
(おかしくなるっ!絶対におかしくなっちゃうう!)
ゲルムはより多くの触手を動員しようと。口を塞いでいた触手を引き抜いた。
ハニーはぷはっと息を吐くと、
「おねらいぃ!やめひぇ!あたひおかひくなっひゃうう!」
涙目で訴えた。
媚薬効果で舌が痺れているようだ。
「すまないがこっちも仕事ゲル。やめるわけにはいかんゲル」
ゲルムは触手をハニーのブラの下に差し込み、中で突っ張った。
「あひっ☆」
ビリっとチューブトップが破れると、押さえ付けられていたおっぱいがぷるんと弾け出た。
肌は桜色に染まり、柔らかにとろけかけ、先端ではピンク色の乳首が自己主張していた。
519 :
ゲルム11:2006/07/26(水) 11:07:52 ID:oIGanSZ6
ハニーのおっぱいの根本から先端まで、ゲルムの触手が螺旋状に巻き付いていき、
そのままふよふよともみしだく。
「はぁ…っ☆」
熱く切ない吐息が漏れる。
手足を拘束されてはいたが、仮に解放されていたとしても、
抵抗することはできなかっただろう。ハニーの体はもうそれほど蕩けきっていた。
「こんなにわかりやすい弱点がついてるなんて、無防備な生物ゲルな」
ゲルムはおっぱいの先端にある触手の先を吸盤状に変化させると、
乳首にきゅっと吸い付かせた。
「ひゃうっっっっ☆
はゃぁぁああッ☆」
ハニーは言葉にすらなっていない嬌声をあげ、身をくねらせた。
「あぅっ☆
ぁ…
ぁはぁっ!」
吸盤からのがれようと必死に身をよじるが、その程度で剥がれるはずもなく、
逆に動くたびに吸い付きを強めることとなる。
「なんだかしぶとくなってきてるゲルね。これならどうゲル」
ゲルムは吸盤の先をさらに変化させ、吸盤の中心にざらざらの舌のようなものを形成し、
同時に両乳首を舐めあげた。
ざりっ!
「あにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ☆」
大きく開いた口から舌をはみださせ、全身の筋肉を引き攣らせながらハニーは再び絶頂を迎えた。
それでもゲルムの攻撃は止まない。
のけ反るハニーに追い撃ちをかけるかのように
ざりっ☆ざりりっ☆
と乳首を責め立てる。
「はにゃっ☆
ひぁっ☆
ぁぁぁっ☆」
ハニーはのたうちまわり、襲いくる電撃のような快感に必死で耐える。
「攻撃に変化をつけると効果的みたいゲルね。
ふむ、こんなところゲルか」
ゲルムはハニーの全身にからみついていた触手の拘束を解いた。
するすると抜けていく触手にさえ反応して、ハニーの体はぴくぴくと動いていたが、
放心状態でハニーは
(助かった…☆)
と思った…
…のはまだ甘かった。
520 :
ゲルムさん:2006/07/26(水) 11:11:06 ID:oIGanSZ6
=≡=
/ (^ω^*)
〆 ┌ ヽ ノ ∈≡∋ おっぱい編しゅーりょー
|| γ ⌒ヽヽコ ノ || この作品がおっぱい好きの琴線に触れてくれれば幸いです。
|| .|:::|∪〓 ||
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなに萌えさせられるなんてくやしぃっ・・・! ビクビクッ
522 :
ゲルムさん:2006/07/26(水) 11:23:57 ID:oIGanSZ6
_, ,_
:.(;^ω^):. 感想ありがとうw
:.レV):. しかし、文中でハニーとだけ書いてあると
:.<<:. ムラサキのお兄さんと間違えそうでコワイね。
:.┛┛:. かといってまいかい流星ハニーとかくのはしつこい気がするしね。
二人並ばない限り大丈夫だと思うよ
ていうか超GJ。マジ萌える。はげ萌える。
GJ!
ゲルムのお馬鹿っぷりと流星ハニーの台詞の☆が凝ってて良かった。
自分も並ばない限り二人は混同しないので大丈夫。
続きのんびり待ってるよ☆
>>522 ノ
適当にキャラ名だけ見てウホッなネタかと思ってしまった。
526 :
ゲルムさん:2006/07/26(水) 22:58:45 ID:oIGanSZ6
┌(^ω^ )┐ とうとうラストファクターです。
ヽ ノ-┓ 触手攻めです。
└┓
527 :
ゲルム12:2006/07/26(水) 22:59:51 ID:oIGanSZ6
「…そうだ。忘れてたゲル。もうひとつ怪しいところがあったゲル」
(まさか…)
そう。スカートの中だ。
「もうらめ…もうらめぇ…」
(これ以上されたら…ホントに死んじゃうよぉ)
涙を流しながら這いずって逃げようとするハニーの足をゲルムが掴んだ。
「☆ひっ!」
「悪いが、ワガハイ、完璧主義ゲル。やるときはとことんやるゲル」
「だ、誰か助け…んんっ」
叫ぼうとしたハニーの舌に触手が巻き付いた。
「邪魔はさせないし、途中でやめることもないゲル」
再び手足に触手が巻き付き、這いずりポーズのまま固定し、腰を高く上げさせた。
スカートの後ろ側は腰へと捲くれあがり、パンツに包まれながらも、むちむちと肉感的なおしりがあらわになった。
「みないれぇ…」
「いまさら何言ってるゲル」
ゲルムは触手でパンツの上からおしりをなでまわす。
ハニーはきゅっと目をつぶり、微かな感触に耐えていた。
「うーむ…よくわからんゲルな…
む、これは何ゲル?」
ゲルムの触手がハニーのパンツの濡れた部分を探り当てると、ハニーの肩がぴくりと震えた。
「ははぁ…ここがそうゲルか」
ゲルムはつかんでいる脚をくるりとひねり、ハニーの体勢をあお向けにした。
「きゃぁっ☆」
赤ちゃんがおむつを代えられるような姿勢にされ、ハニーはあらためて赤面する。
「これは・・・!」
ハニーの恥部は、あふれ出した愛液によりグチャグチャに濡れており、
毛の生えていない割れ目が、濃い色のパンツの上からも十分に見て取れた。
「いかにも弱点!という感じゲルな!」
ゲルムは触手を割れ目に沿って、にゅるりとなで上げる。
「っひゃぅぅぅぅぅぅううん!☆」
ハニーは拘束された体をよじり、身悶えする。
「む、これまでで一番の反応ゲル!ここが真の弱点ゲルね!」
ゲルムはパンツに触手をかけ、引き下そうとする。
「らめぇ!それだけは!それだけはらめぇぇぇぇぇぇぇ!」
ハニーは拘束された手足を必死で動かし抵抗するが、全くの無駄であった。
「観念するゲル!」
ついにパンツが腿までおろされ、ハニーのおまむこが露出した。
528 :
ゲルム13:2006/07/26(水) 23:00:45 ID:oIGanSZ6
「ッ!…」
ハニーは恥ずかしさに目を瞑り顔を背けたが、ゲルムは興味津々、
細い触手を二本、割れ目の両端にあてがうと、そっと開いた。
くぱぁ☆
既にドロドロになっているそこは微かな液体音を立てた。
「ん〜〜ッ☆」
ハニーは一刻も早くこの羞恥と快楽の地獄が終わるようにと願うしかなかった。
「ほほーう、これは探りがいがありそうな複雑な器官ゲル」
自らの行動が乙女の恥じらいにビシビシダメージを与えている事にも気づかず、
ゲルムはおまむこをいじくる。
「この膨らみは?」
すでに充血し、ぷっくり膨らんでいたクリトリスに目を留めたゲルムは
そこにごく細い触手を巻きつけた。
「ひゃああああああああああああああああああああああ!!!!!」
いままでぎゅっと閉じていた目を見開き、ハニーはほとんど悲鳴のような声をあげた。
「さてはこれが地球人の『核』ゲルね!そりゃそりゃ」
ゲルムは容赦なくクリトリスをいたぶる。つつき、吸い付き、締め付けてはしごきあげる。
「かっ……はっ…あっ☆」
ハニーの目はすでに焦点を結んではいなかった。
おまむこからは新たにトロリと愛液が流れ出す。
「まさかこっちの穴の中にも核が!?まったく忙しいゲルね」
ゲルムはおまむこの中にも遠慮なく触手を差し込む。すでにドロドロに蕩けているとはいえ、
ゲル状の触手という未知の快感に、ハニーの体は軋み、快楽信号を脳へと流し込む。
「あ"ぁぁぁぁぁぁぁ☆」
「この液体もサンプルとして採取しとくゲル」
ゲルムはハニーの恥部へと、顔を直接近づけた。
「やらぁっ!」
ハニーが必死に暴れると、腕の拘束がにゅるりと抜けた。
ゲルムの顔を押しのけようと腕を突き出すが、そのまま顔の中へと腕が取り込まれた。
「ッ!」
「学習しないやつゲル。無駄に決まってるゲル」
と、腕をそのまま固定されてしまう。
ただでさえまんぐり返しM字開脚なうえに、両腕に挟まれた胸が強調され、ますます破廉恥な姿勢となる。
「いやぁぁぁぁぁぁあっ!」
顔をますます赤く染め、何とか体勢を変えようともがく。
ゲルムはそんなハニーにお構いなしにおまむこに吸い付き、ずじゅるるるるるる、と吸い上げた。
「ああああああっ!
それらめぇぇぇ!
きもひいいのぉぉぉぉ!」
うすら白い液体が、泡立ちながらゲルムの体内へと吸い込まれていった。
529 :
ゲルム14:2006/07/26(水) 23:05:16 ID:oIGanSZ6
「さて、データも取り尽くしたことだし、トドメをさしてやるゲル」
ハニーの顔は、涙とよだれでグショグショだった。
ハニーはすでに、自分がこの行為を続けてほしいのか、やめてほしいのか、それすらもわからなくなっており、
ただ荒い息をついているばかりである。
ゲルムは吸盤と舌型の触手を両乳首へ吸い付かせ、細い触手をクリトリスに巻き付け、
そしてイボがたくさんついた触手をおまむこへと、一気に挿入した。
「あにゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♥」
快感が爆発し、真っ白になったハニーの脳裏に流星がきらめく。
舌は乳首をくりくりと弄び、細触手は強く弱くクリトリスを締め上げ、
イボ触手は激しくピストン運動を繰り返す。
そのたびに豊満な乳房がぷるんぷるんと震える。
「ひゃっ☆
ぁぁぁぁぁっ☆
ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ!
あはぁぁぁぁぁっ☆
ひっ!
やっ☆
ぅにゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ☆」
頭の中でチカチカと星たちの瞬きが強くなっていく。
口からはよだれを、目からは涙を垂れ流し、ハニーはのたうつ。
ゲルムとの接合部分はぐちゅぐちゅと激しく泡立つ。
ズン☆
最後にゲルムが強力な突きを繰り出すと、
「ぁにゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ☆」
ハニーの脳裏で真っ白な爆発が起こった。
ハニーは足先をピンと伸ばし、背中を大きくのけ反らせ、
おまむこからはぷしっと潮を吹き、本日三度目の絶頂を迎えた。
「データ解析完了、目標完全無力化。完璧ゲル」
いまだに絶頂の余韻に浸り、動くことも、考えることすらままならないハニーの身体から
ゲルムはのるりと這いおりた。
「ご協力感謝するゲル」
ゲルムはそう声をかけると、
虚ろな目で各種の液体にまみれ、細かく痙攣を繰り返すハニーを残し、
満足げな様子でどこかへ去っていった。
「…もうヒロインやめたい…」
530 :
ゲルム15:2006/07/26(水) 23:06:01 ID:oIGanSZ6
ところ変わってここはUFOの中。ゲルムの母艦である。
ゲルムは、赤くて角が生えている以外はゲルムそっくりな上官の前にいた。
「上官どの!レポートでございますゲル」
「む。よくやったゲロ!
ここまで詳しく調べてくるとはなかなかみどころがあるゲロな。
このくまちゃん勲章を授けよう」
「ははっ。ありがたき幸せゲルル」
「さっそくこのデータを元に秘密兵器を完成させるのだ!
急げ!我らが地球を手に入れる日も近いゲロ!」
「「「ははっ!」」」
数ヵ月後、地球を突如エロロボが襲うことになるが、それはまた別のお話。
【完】
531 :
ゲルムさん:2006/07/26(水) 23:08:45 ID:oIGanSZ6
ヾ これにて終劇と相成りました。
(^ω^)┐
┌ヽ ノ┐ よりエロさを追求して、実用的なものを書いたつもりです。
┛ ┗ 個人的 趣味も可能な限り詰め込みました。
そう。わたしはおっぱい星人です。
唯一の心残りは最後を「ゲルム13」で締めくくれなかった事です。
GJ!!!
エロいし笑えるしホント実用的でウラヤマシスw
ゲルム達がひたすらお馬鹿で楽天的で可愛いなw
奴らは胎生ではないから分かんなかったのかな。
気楽に楽しめて良かった。お疲れ様です。
激しくGJだが、くまちゃん勲章がどんなものなのか気になって仕方ないwww
新キャラのミクが激しくエロい。
これはヤバい。いいのか?って言うぐらいエロい。
宇宙ヤバ。
GJGJGJ!!!!
乳首責めが大好物の自分はおいしく頂きました。
大層おいしゅうございました。
フィーバーはシャムシールとかミクとかエイプリルとかのおっぱい分と
トライ幼女とかベティとかうさぎ幼女とかの幼女分と
ニッキーの純粋エロスと
なんかもういろいろエロいよね
>>531 乙&GJ!
テンポ良く読めたし流星ハニーイイヨーイイヨー
自分もくまちゃん勲章気になるwww
タロさなはまだかな(・∀・)
539 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 13:03:34 ID:nFpyrEHc
ライトアローまだかな(・∀・)
スルーして構わない個人的希望。
7〜9辺りのキャラの話を読みたい。
ししゃもの続き、六コンの続き、神受けの新作 が読みたい…
まとめ読んでハァハァしてしまった。
今スレに居る職人さんの中に、初期の職人さんが残っているのなら是非。
543 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 23:02:45 ID:nFpyrEHc
確かにまとめの未完作品の続きは読みたい。あと、長編の続きも読みたい。
9キャラつーことで、アッシュ×シルビアとか書いてみようと思う。
エロ無しになるかも知れないけど。
期待はされないだろうがスミレ×睦月を妄想してみる
>>544 IDとレスがシンクロしてるwwww
wktkしながら待ってますよ
547 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 18:07:44 ID:biRgRL+y
タイマー×ミニッツとか希望してみる。
むしろニャミ×ミニッツを
タイマーとニャミとミニッツの3Pでいいジャマイカ
3人で風呂とかそんなシチュで
>>534じゃないけど個人的にはミクきぼん
そしてさらにミミが乱入してきててんやわんや
兎3vs猫1
>>550をちょっとやってみた。
「ぁ、ん…おにいちゃん、ニャミちゃん…そんな、だめだよぉ…!」
「何で?お兄ちゃんもニャミも、ただミニッツちゃんの体を洗ってるだけだよ?
ね、ダーリン♪」
「そうそう。それともミニッツ…もしかして、エッチな気分になってきたの?」
「ち、違う…っ、ミニッツはそんな、えっちな子じゃ…ひゃうっ?!」
「ミニッツちゃんのおっぱい、乳首立ってきちゃってるよー?
…ねえミニッツちゃん、もしかして…か・ん・じ・て・る?」
「…しない、もん…そんな、ぁ、や…っ!!」
「けどここはもうぬるぬるしてるよ…気持ちいいんだろ、ミニッツ…?」
「違うの、そ…それは、おにいちゃんとニャミちゃんがぁ…」
「ダーリンとあたしが、何、かなあ?」
「ひぅ…!ぁ、っく…、ふたりでミニッツにのこと、えっちに触るからぁ…」
「誰もエッチになんてしていないのに。体洗ってただけでしょ?」
「そうそう。それなのに感じちゃうなんて…ミニッツちゃんってば、エッチなんだから♪」
「も…もうやぁ…っ、へん、ミニッツ、おかしくなるぅ…」
こんな妄想したけど上手く文に表せないよ、だめだ俺
ニッキー。
デスコラップの時はそうでもなかったが、
今回の保健ラップのせいで、奴が中二病的な真性童貞に見えてきた。
こういう性欲が服着て歩いてるようなキャラは今までいなかったから、なんか新鮮。
というか、ニッキー=俺にしてそのまま思いの丈を綴っても、きっと違和感ないぜ。
>>554 同意
しかし保健の彼はデスコの時に比べて鼻血吹くアクションがかっこよくなってて驚いたものだ。
むしろ、誰かが書いてくれることを望む。
ニャミ×ミニッツ or タイマー×ミニッツ
ミニッツでもう1本浮かぶ奴いないか?
ミクネタが出てこないのってやっぱり絡む相手がいないからなのかな。
自分はDTO寝取りとかありそうだと思ったんだが。
書けないけど。
>>556 ネタだけなら「相方の小姑」または「同じウサギキャラとして成功した先輩」
という接点でミミも考えられるとオモ。
ミミが果たして上手く責められるかどうかはともかく。連書きスマソ
私見だが、『露骨に狙った萌えキャラ』繋がりで、
×みここという電波を受信。
ミニッツは天然、みここは作為的な腹黒娘ということにして、
レズ凌辱な展開はいかがかしら。
久々にかごめたんの強姦モノキボン。
かごめは熱帯のコメを見ても無言クールキャラのイメージがある。
弐寺のリリスみたいな感じかな。
>>558 なぜか俺の中では「ミミは腹黒」という設定があってだな
例えば
ニャミとタイマーが絡んでいるところを隠しカメラで盗み撮りしつつ、
それを生中継でミニッツに見せ、
「お兄ちゃんと同じことしてみようか」と言って
ミニッツの初めてを、ニャミと同じ道具で…いやこれ以上は言えねぇ!
>>562 お前の頭の中を見て見たいぞ
素晴らしい
しばらくの間、ネットに繋げられなかったが…
まさかこんな事になっているとは。
いきなりスマソ、蜂娘と狼男作者です。
大分時間が経ってしまいましたが、続きを投下してもよろしいでしょうか?
次はアン子×六を投下したいと言うテスt
今にも自分を押し潰してしまいそうな程夥しい数の本が、天井まで届く本棚にぎっしりと整列している。遠き山に日は落ちて、普段薄暗い部屋はますます薄暗くなっていた。
そんな中。キャンディはある本を熱心に読んでいた。城内を探索している内に、書庫に辿り着いたらしい。読むスピードこそは楽譜の速度標語で言う、ラルゴ(=緩やかに、幅広くの意)並みに遅いが、それでもキャンディは読書に熱心だった。
200年の時を経た本の醸し出す黴臭い匂いにも、視覚を奪い、紙面の文字を隠す暗闇にも、そして、感覚の彼方で自分自身を呼ぶ3つの声にも反応が出来ぬ程。
一方で、キャンディを呼ぶ声は城のあちこちで響き渡っていた。
多くのファンを魅了する色のある歌声も、悪戯っ子の様な独特の笑い声も、今では何処にもない。狼の遠吠えに似た、必死で大きな声だけが木霊している。全てを見ている神ならば、この状況を喜劇ととったに違いない。
その喜劇は、新たな展開を見せようとしていた。嗅覚の鋭い狼男――アッシュがキャンディの身体に染み付いた甘ったるい花の香りを辿って、やっとの事で彼女のいる書庫の扉の前に辿り着いたのだ。
アッシュは(どうか此処であります様に)と少しの間祈って、彫刻の美しい金製のドアノブに手をかけた。
ほとんど真っ暗の書庫で、アッシュは未だに読書に没頭しているキャンディと対面した。
「キャンディ、」
アッシュはほぅっと溜め息を吐く様に、目の前にいる幼い少女の名を呼んだ。相手はぎこちなく、ゆっくりと顔を上げ――ぱぁっと無邪気な笑顔を満開させた。
「アッシュのお兄ちゃんだぁ、お帰り〜。ずっと待ってたんだよ〜?」
「…こっちはずっと探してたっスよ……」
城内だけでなく、色とりどりの薔薇が咲き乱れる庭園、更には城を囲む森までも散々さ迷い歩いて、体力馬鹿とスマイルに称されるアッシュも流石にもうへとへとだった。棒になりかけた足に鞭打ち、膝の上に本を広げてぺたりと坐っているキャンディの元へ向かう。
「こんなトコで本なんか読んでちゃ、視力が下がるっスよ…続きは晩ご飯食べてからにするっ…!?」
キャンディを抱き上げた途端、アッシュは右腕にちくりと針で刺す痛みを感じるや否や、電撃に全身を貫かれ、足元から崩れ落ちた。
何が何だか分からないまま、次の瞬間にはアッシュは仰向けで倒れていた。
倒れた時に思い切り打ち付けたらしい後頭部がじんじんと痛む。それを擦ろうにも、右手は指すら動いてくれない。全身どころか、神経全てが痺れちまっている。
「ごめんね〜、お兄ちゃ〜ん」
自分の上を飛んでいるキャンディは相変わらず、にこにこと笑っている。だが、彼女の尻からは鋭く尖った針が突き出ている。そうか、俺はキャンディに刺されて、今こうして痺れているんだ。そう理解しても、怒りが湧き出るはずの感情すら痺れている。それどころか、――……。
かなりテンポが悪い…が、前置きはここまで。
次からはエロが入りますんで、よろしく。
「ん…あむっ……んぅ、ちゅ…」
キャンディは紅葉とさほど変わらない、小さな両手でアッシュの顔を支え、口付けを繰り返している。
時には犬科の鋭い牙を一本ずつ舐め、ざらついた舌に母乳を吸うかの様に吸い付き、下唇に甘噛みし
――対するアッシュは、両頬を真っ赤に染め上げたまま、なすがままにされている。コンプレックスである赤い瞳をまさに蜂蜜の様にどろどろに溶かし、閉じる事もままならない半開きの口から涎を垂らしながら。
「キャ…ン…デ…ィ……」
「ん〜?なぁに?」
互いの横顔に伸びた銀色の糸が切れた時、アッシュは幼い子の様に回らない口で言葉を発した。彼の胸に跨っているキャンディは、混ざり合った唾液を舐めながら、それに耳を傾ける。
「な…んで……こんな…こ、と…する…す…か…」
「キャンディが〜本で読んだからで〜す!」
「…は……」
本で読んだから?訳の分からない返答で戸惑っているアッシュをよそに、キャンディはいそいそと彼の下半身へと移動し、ズボンのジッパーの辺りを愛でる様に撫でた。途端に、そこの膨らみとアッシュのがっしりした肩がビクリ!と震えた。
「お兄ちゃんのここ〜すっごく濡れてるよぉ〜?」
そう言って、キャッキャッと笑い、膨らみを軽くぽふぽふ叩く。アッシュは顔の横に伸びた三角形の耳をひくひく震わせた。
キモチイイ、のサイン。彼は幼い少女を相手に、欲情し始めていた。
キャンディはベルトを外すのに悪戦苦闘した後、固すぎるボタンを外すのに四苦八苦し、やっとの事でジッパーを力一杯引き降ろした。途端にぱんぱんに膨れ上がって先走りで濡れそぼった大きなペニスが、元気良くぴょこりと立ち上がった。
皮が完全に剥けているアッシュの自身を両手で掴み、キャンディは根元から少し上辺りに口を付け、先走りをじゅるじゅると吸い始めた。
「んふぅ…じゅる……ん…む…ちゅうぅっ…ぢゅ、ちゅくっ……」
「はァ…っ…キャ…ンディ…」
「ぢゅぷ……おにい、ちゃ……んっ……んふっ……ぴちゃ…」
キャンディも顔を桃色に染め始めている。容姿はともかく、実年齢はまだ5歳にも満たなさそうな少女が、自分のモノを咥え込んでいる…。アッシュは酷く自分を悔やみ、呪いながらも、快楽に身を預ける。
「!…うあっ……!」
アッシュは背中を仰け反らせながら喘いだ。キャンディがペニスの先を咥え込んだからだ。そのまま彼女は、自分の口に入りきらない亀頭を花弁程の小さな舌で舐り、少しでも多くの蜜を得る為に吸い上げる。
「ぢゅぷっ、ぢゅぷっ…ん…ぁ……あんむ…ちゅるるっ……」
「…あー…っ……キャンディッ……!お、れもうっ…もうっ…!」
痺れは消えかけていたが、全身を駆け巡る快楽が別の痺れを生じていた。アッシュは固く目を瞑ったまま、頤を反らして、獣の咆哮を上げている。
だが彼が達しそうになる寸前で、キャンディは行為をやめた。
アッシュははっと我に返り、全身が痺れて倒れた時と同じ表情をキャンディに向けた。
キャンディはと言うと、赤ん坊が着る肌着の様な服をやはりぎこちなく、ゆっくりと脱ぎ始めていた。
アッシュがだるさの残る両手でようやく上体を起こした時、そこには一糸纏わぬ姿のキャンディがいた。
「…キャン、ディ」
肌は白地に薄い桜色がかかって愛らしく、乳首は自分と違って桃色を纏っている。秘部は陰毛なぞ勿論生えていない。一本の筋が入っているだけだ。
子供らしい体。満月の夜に決まって起こる性衝動に駆られて、幾度となく多数の女を犯してきたが、こんな体は今まで一度も見た事がなかった。アッシュは呆然となったまま、キャンディの裸体をじっと見つめていた。
「おにい、ちゃん」
キャンディは、恥じらいながらもアッシュの元に寄って来た。
「キャンディね、初めて会った時から、お兄ちゃんの事好きだったの…」
「…………」
「大好き、なの」
だから、キャンディの事も愛して、……アッシュのお兄ちゃん
「んっ!んひゃあぁっ!!おにい、ちゃぁん!!」
「だから…言ったっしょ…早すぎるって…!!」
肉と肉とが打ち付け合う音、耳に付く淫らな粘着音、そして2つの喘ぎ声が重なり、混ざり、響き合う。
キャンディの幼すぎる奥まった小さな秘部は、鮮血を垂らしながらも、アッシュを受け入れている。白濁がかった愛液は、どちらのものか――いや、もはや互いのものだった。
「あっ!あんん!お兄ちゃん!好き…!!」
「おれも…っ!……はあぁ…っ!」
どちらともなく深く口付けし合い、そして、共に絶頂を迎えた――
キャンディが懸命に読んでいた本は、違う種族と種族の男女が結ばれようとする、遥か昔の愛の物語だった――
結局朝までかかったが、何とか完結!
ちょっと無理矢理っぽい終わり方かもしんない…うぅん
密かにアッシュがノーパンだったりするが、キニシナイ!
で、アン子×六を投下したいと言うテスト…
六は15〜18くらいのティーンエイジャーで、
アン子は六のひとつ年下くらいじゃないかと思っているので、
結構オトナっぽい六が多いこのスレじゃあ、ガキっぽいのはだめかなぁ…
とちと不安です。
お疲れ! 良かったよ〜
やっぱ良識的な男が奔放な幼女に責められるのっていいねw
キャラの解釈は人それぞれだし他の人の解釈を見て
楽しむのもこのジャンルならではだと思うので
個人的には問題ないかな。迷わず投下してくれると嬉しい。
アンコ攻めにwktk
ソラショコ続き今日中に投下できるかもといってみるテスト
一旦名無しに戻ってみたり。次はアン子×六を投下したいものです。
581が非常に良い事を言っているが、これはどうかなーと思う設定がいくつか
あるので、ちょっとワンクッション。
□六がティーンなのに合わせて、実は包茎+童貞
□ちなみにアン子は貧乳+処女
□何かと体に不満を覚えられそうなカップリング…(六とか特に)
□アン子が全裸で六に変化するシーン有
…どうかな。
特に一番上はあんまりすぎる設定なので、
名前欄に「包茎注意」と打っておいて、NGかけて頂くとか…
しかし、「包茎注意」って何かマヌケな響き orz
前の方にミニッツ希望の人と自慰ネタ希望の人が居たからやってみた。
「…っお兄ちゃん、お兄ちゃん……」
くちゅくちゅ。
指であそこをなでたら次々えっちなお水が溢れてくる。
アタマの中ではお兄ちゃんがミニッツに笑ってくれるの。「かわいいね」って言いながら。
「はぁ、はぁ」
お兄ちゃんのこと考えてたら指が止まらなくなる。ちっちゃなお豆をごしごしして、ぬるぬるするところを指で埋める。
からだが熱い、よう。
「だめ、だめぇ。お兄ちゃん、ミニッツもうだめなのっ…お兄ちゃん、お兄ちゃあん!いあっ、いっくうううう!」
お兄ちゃんの名前を呼んだらびくびくって足が震えた。そしたらもう駄目。目の前は真っ白。
「はぁ、はぁ、はぁ」
そのままベッドに沈み込んだ。
「…お兄ちゃん」
こんなにえっちな妹は、嫌いになりますか?
だけどこうなっちゃったのは全部お兄ちゃんのせいなんだよ。
お兄ちゃんがポップンパーティに出ることになって、気が付いたらお兄ちゃんに彼女が出来てて、いつのまにかお兄ちゃんの一番はミニッツじゃなくなってた。
ほったらかしにされてるのが嫌。お兄ちゃんが他の女の物になるのが嫌。
そう思う様になってから、えっちな事が止められなくなっていた。
「お兄ちゃん、ダイスキだよ」
だからこっちを見て下さい。
>>540 マジもうちょっと待ってwww本業が短編書きだから慣れない事しててなかなか書き上がらないwwww
ライアロより先にレオ×ミク(というよりN.A.R.D.キャラハーレム)の短い奴書くかもしれません。
とりあえずアシュキャンの人超GJでした!
個人的に
>>582は全然平気だから全裸で待ってる
>>583 ミニッツGJ!語彙が本当に幼い子のようでハァハァしました。お疲れ様です。
>>582>>584に期待しながら保守代わりに投下。
>>152-
>>155のDミサフロウの続きです。
フロウがボクっ子+六の家に居候など自分設定多めなので苦手な方ご注意。
まだ挿入前です。
ここが肩、ここが腕、これが胸。
フロウフロウは半ばぼうっとして聞いていた。また解説しているミサキも別の意味でぼうっとしている。
それと言うのも彼女のいささか遠回りな説明を遮って、先にDTOが愛撫を始めてしまったからだった。中途になって残念な気持ちは、すぐに消えた。
目の前で見知った相手の、見た事もないようないやらしい姿が、今まさに展開されているのだから。
『ミサキさん、胸、どんなかんじ?』
「んん……どんなって、言われてもねえ」
二人は布団の上に向かい合って座り、それを近くに引き寄せて貰った投影機の上から、フロウフロウは屈んで見下ろしている。
白い色の乳房がぐにぐにと撓んでいる。苦笑する相手に、少女は触ってもらってどんなかんじ、と訊き直した。
『きもちいい? それとも、ふつう?』
「うーん……」
愛撫を受け、同じように返し、体の中の熱を吐く息で逃がしながら、ミサキは首を傾げて苦笑した。
「ホント言うとね、自分でやっても、おっぱいはそんな感じないかな。乳首はやっぱ気持ちイイんだけど」
『そうなの?』
「そうなのか?」
やあね、センセは別、と彼女は笑う。
「センセが触ってるから気持ちいいの。そーゆー、すっごい嬉しそうな顔するんだもん」
「どんなだよ」
フロウフロウにも、DTOは普段と変わらないように見えた。だがミサキは、目がトロけてる、と息を弾ませながら指摘した。
「センセ、今、すっごくデレデレしてる」
「――そうかよ」
「あのね? 相手が楽しそうだから、嬉しいし、感じてくるんだよ。センセの手、すっごいいいの。分厚くって堅くって、すごい、頼れる……」
DTOがそっぽを向いてしまったので、夢見るようにうっとりと目を瞑ったミサキに少女は訊く。
『ねえ、かんじる、って?』
「んー……」
ミサキは答えない。だが、彼女の体に現れる変化が、何より雄弁な答えになっていた。
目がとろんとして、頬が薄く染まり、唇が半ば開いてくる。全身も同じように上気しはじめ、甘い汗の匂いが漂い始め、体温が上がってきている。
その間もお互いを触れ回る手は止まらない。乳房を頑丈な手指が柔らかく潰し、揉むと、んん、と抑えた声がミサキの喉から漏れた。
一度刺激を途中で止めたから、立ち上がるのは早かった。見る見るうちに乳首が赤く染まり、明確な形を示す。
(こういうこと……?)
負けじとミサキの手も動く。短く整えられマニキュアの塗られた爪先が、程よく筋肉の付いたがっちりした胸や首筋や腹を撫で、抓り、擽る。
DTOの、ミサキに比べると小さく濃い色の乳輪だとか、確かに太い影を落とす鎖骨の下の辺りだとかを、真っ白な手が触れるたびに、彼の筋肉がわずかに痙攣した。
『かんじるって、どんなかんじかな、先生』
「あ? つっても、男と女じゃ結構違うもんだぞ。知りたいか?」
『え、違うの?』
ああ、とこちらは器用に、DTOはすらすらと答える。言葉に詰まる事もあったが、ミサキと比べると圧倒的に滑らかだった。
「俺は女じゃないから、ッどんなもんか知らんが、鍛えればどこでもイイ感じになるみたいだな。胸とか下もだけどな、耳とか、」
「っぁん!」
一度言葉を切って、舌で彼は形のいい耳介をなぞった。刺激してくる手が止まったのをいい事に、華奢な首筋、頤、鎖骨、腕の内側、と一通りキスを送り、舐め回し、吸う。
そのそれぞれにミサキは小さく声を上げ、軽く身悶える。その普段からは信じられないような甘えた喘ぎに、フロウフロウは自分のOS――自我とも言える――が目まぐるしく計算をするのを感じた。
「――な? こんな風に、ちっとずつだけど気持ちヨくなっていくわけだ。背中がぞくぞくしたり、体が動かなくなったり、自分が何が何だか分からなくなったりするみたいだぜ?」
『こわくないの? 自分が何もわからなくなるって』
「いいや。お前も寝るだろ。あれがずっとよくなるんだ」
『眠るのって、きもちいいの?』
機械も眠る。休眠状態というのがまさにそれだ。だが、そうしている時には計算を止めているから、眠っている間に何かを感じる事はない。
眠って目覚めても人間のように『疲れが取れた』感じもなければ、夢を見た事もない。
「まあな」
説明を諦めて、首を傾げた少女に小さく笑ったきり、DTOは目の前のミサキに集中した。やってみせた方が早い。
久し振りに触れる相手の体はよく自分の掌に馴染む。
そうしてやはり彼女の乳房は一等触り心地が良くて、そこばかり苛めてしまった。
『――先生、おっぱい好きなの?』
「そりゃあな」
教壇の上では絶対に頷かない問いを肯定して、彼はミサキの首筋を甘く噛む。そこから唾液の跡を残して裾野へと移る。
「やーらかいしサイズ丁度いいし、感度もいいし。男ならみんな好きだろ」
「ひゃ、しゃべんないで、っああ!」
頂を口に含んで喋ると、逃れようと腕の中の体が仰け反る。それを抱きしめて留め、腹をくすぐる。
「なんだ? 止めて欲しいのか?」
「ばかっ、声もれちゃうっ……」
「出せ出せ、聞かせてやれ」
馬鹿、と今度は本気で抵抗が始まったので、DTOは放してやった。ノリならともかく、本当に嫌がっている時に強行するとロクな事がないのである。
「大体あたしの、小さいとか言ってたくせに」
そうして愛撫を止めて少し落ち着きを取り戻したミサキは思いもしないような事を言ったので、彼はぽかんとした。
「いつ言ったよ? 俺そんな事言ってないぞ」
「嘘つきー。あたしの後輩のグラビア見て鼻の下伸ばしてたじゃない」
可愛らしくむくれているが、見惚れるわけにもいかずに、DTOは記憶を探った。確か最近新曲を出した、女性にも人気の、際どさとお洒落の紙一重のところをいくファッションのシンガー。
あれの写真がよく見る少年誌の、巻頭グラビアになっていたかもしれない。
「――お前な、どうしてそう変な方向に……」
確かにふわふわしたパーマとベビーフェイスは好みだったし、くらりと来なかったわけでもない。だが。
「お前もああいう格好してみたらどうかと思っただけだよ」
堅さと厭らしさの同居した、倒錯的な格好。ミサキにだって似合うだろうが、彼女は雑誌ではいつもギャルっぽい服ばかりだった。
「あんなの、街の中で着られないでしょ」
くすくすと笑って、相手は彼の鼻先に指を突きつけてきた。
「ホントにそれだけ?」
「――お前なあ」
「ふふん、冗談だよ。でも今度は、あたしの番」
柔らかく肩を押されたので、布団の上に上体を倒す。そうすると、ミサキは馬乗りに圧し掛かった。
白い手が程よく日に焼けた足の付け根の何かを弄っていた。
「……、……」
「フロウ、男の人にはね、おっぱいが出てる代わりに付いてるものがあるんだよ。それがこれ……」
初めて見る男性のそれに、フロウフロウは目を奪われる。今まで漠然とつけてきていた「男の子」と「女の子」の区別の、本当の境目を知って、びっくりした。
髪が短いのが、ズボンを穿いているのが、顔がきりっとしているのが、という曖昧なものではない、明確な特徴が持ち上がりつつある。
先ほどちらりと見えた、口の中の皮膚のように赤黒い。皺が寄っていて、同じDTOの皮膚でもそこだけ、腕や腿とはまるで様子が違う。血管が浮いていて、猛々しい。怖い。
「センセはこれが好きだよねー……」
なのに、ミサキは乳房でそれを挟んでしまった。
真っ白でふわふわした、しみ一つなく暖かな丸みが、凶暴そうな塊に食い込まれて形を変える。
痛そう、とフロウフロウは喉元を押さえ首をすくめた。
「うぁっ……」
『え?』
さらには唇の中に銜え込んでしまい、そうすると低い呻きが上がった。
だがそれは、口が塞がっているミサキのものではあり得ない。もちろん、フロウフロウのでもない。
『先生……?』
きつく目を閉じて、眉を寄せて、辛そうに口を半分開いて。苦しげだが目元がほんのりと赤く染まっているのを、彼女の高性能のカメラが捉える。
ただ苦しいのではないのだ。――では、なんなのだろう?
『だいじょうぶ?』
「大丈夫よね、センセ? 気持ちいいんだもんねぇ?」
もごもごと不明瞭な声に、大きい掌がミサキの頭に乗った。切羽詰ったような、上ずった声だった。
「くわえたまま喋ンなっ、バカ……」
――そうか、口の中にあれがあって、喋ってる時には変な風に刺激されるから――
声を出している時の喉や舌や口の中の皮膚の動きを、少女は思い浮かべる。それが、むっすりしている彼にあんな顔をさせている。
――先生、今気持ちいいんだ――
フロウフロウは赤くなった顔を手で覆い、背けた。
ありもしないどこかに、液の満ちるような感覚があった。
「――フロウ、ダメよ? ちゃんと見て」
『みてるよぉ……』
自分の本当の目は投影機の下部にあるカメラだ。だからそっぽを向いている今でも、二人のいやらしい格好はよく見えている。
いかにも柔らかそうな白い乳房が怒張した赤黒い幹を挟み、扱いて、てらてらと零れた透明な液体で濡れていた。青い自分の光はあまりエロティックではないが、それでも照り返しが艶かしい。
DTOの逞しそうな胸は仰向けになって、その下の腹と同じように、引き攣れている――快感を我慢しているのだ、と今では良く分かる。
「うッ」
「センセ、スッゴい、濡れてる。我慢できない?」
そういいながらミサキが挑発的に掲げ、時折揺らしている腰の奥はもう溢れていた。腿に少し垂れている。
眩暈のするような匂い、汗で蒸されて僅かに上がっている室温。フロウフロウはそっと、手を伸ばす。
『――いま、ミサキさんも先生と同じくらいきもちいいの?』
「ううん、おんなじって程じゃ、ないかな……」
『そうなの? でも――ミサキさんのほうも、すごいよ』
「あハっ?」
もちろんミサキの形の良い尻に、その手が触れる事はない。だが彼女は仰け反り、子供は実際に撫でるのと同じ動きで、丁寧に指先を動かした。その量を測るように空中で指を擦り合せる。
つやつやと甘酸っぱい匂いをさせる液体が、また伝った。
『先生と同じくらい、とろとろしてる――先生より、すごいかも』
報告に、DTOが小さく笑う。余裕のようなものさえ見て取れた。
「へえ。ミサキ、お前……」
「言わないでよぉ……」
対してミサキは赤面した。くい、と胸を寄せる手に力が篭る。
「今日はセンセが先に気持ちよくなる、って決めてるんだから――」
だが。
「――そうだ」
そう言った矢先に、発言とは全く正反対にミサキは胸をDTO自身から外してしまった。
首を傾げる間もなくフロウ、おいで、と声を掛けられて、子供は瞬いた。再度おいで、と呼ばれる。
「それとも来られない?」
『ううん、だいじょうぶだけど……何するの?』
今は投影機の投影範囲を限界まで上げているので、この部屋の大きさ――六畳というらしい――なら、天井の四隅にまで動くことが出来る。
無論一メートルと離れていない二人のところならば朝飯前だ。裸のまま漂っていくと、ミサキは手招きした。
『ミサキさん?』
「フロウもやってみなよ。――センセ、いいでしょ?」
「……事後承諾かよ」
残念そうに低く唸った相手の頬を、ミサキが軽くつねる。
「またそんな事言って。ステキだと思うよ……ね、フロウ。あたしが教えたげるから」
『ミサキさん、でもボク……』
「ストップ。『でも』って言わない」
相手は微笑んで、フロウフロウの言葉を制した。
「やってみなきゃ。フロウに好きな人が出来た時の練習にさ、ね?」
『……!』
子供は瞬いた。
投影されただけで体のない自分には、恋など縁がないと思っていた。どんな絵本でも、テレビでも、映画でも、あるいは周りの人達も、仲良くなれば手を繋ぎ、抱き合い、キスをしていたから。
それさえできない自分に、どうして他人を気持ちよくさせられるだろう。実のところ意中の相手がいない訳ではなかったが、半ば諦めてしまっていたのだった。
だが触れなくても、人を気持ちよくさせられるのだろうか。言葉以外の方法で、こんなにもあなたが大好きです、とつたえられるのだろうか。
……できるだろうか。自分でも。
もしこれができたなら今度は自信を持って、人を好きになってもいいのだろうか。
『――ミサキさんは、かまわないの? それでいいの?』
「センセの事、信じてるから」
分かっているよ、と言うような優しい笑顔が子供の背中を押した。ミサキが空けたスペースに入り込み、フロウフロウはDTOの上に屈みこんだ。
『……先生、ボク、がんばってみるね』
おう、と頭を撫でられて、フロウフロウは目を閉じた。
今回はここまで。どうしてもミクがホットな内に投下したかったので。
前回レスくれた方、有難うございました。
うわぁぁぁぁ(ry
ぐぐぐっじょぶぅっ!!
フロウが何するのか、はたまたこれから何されるのかものっそい気になってしかたない。
続きも全裸で待ってるよ!
ちょ!何、今日投下されんの多いだろう!
アシュキャンにミニッツ自慰にDミサフロウって…
GJw
んで
>>581を全裸で待ち
>>582に期待してる
皆さんGJ!!
しかも昨日漠然と「六とアン子の絡み見たいな」とか思ってた矢先の>582…!
>>584 >n.a.r.dキャラハーレム
1億円出すんでそこ連れてって下さい。本気で。
…こんなに甘美な響きの言葉思いつく貴方に乾杯w
>ミニッツの人
GJ!実はミニッツがどんなキャラなのか全然知らなかったりするんだが、
自分は妹キャラとか結構弱かったりするので、すげぇ悶えた。口調とか。
>Dミサフロウの人
おおう!フロウがどうなるのか期待した瞬間に一旦〆られたよ!w
GJ!続きを全裸で、ティッシュ装備で待ってる!!
大体の構想はまとまったから、もうちっとしたら投下する…ぞ!!
大量投下ktkr!職人の方々乙です。
>>585 トリップ変えたほうがいいですよ。
大量投下乙&お二方GJ!!!
こっちももうちょっとで投下できそうです。
何だかDが前編から更に馬鹿な子になったような気がしないでもない。
お待たせしましたすみません。
>>383-386の続きのソラ×ショウコ投下します。
・長い
・抜けない
・自分設定満載 なんで苦手な方はNG指定願います。
またまたエロに突入しないので、エロだけ読ませろという方もNG指定どうぞ。
うわ、鳥被ってる…以後こちらの鳥で行きます。
>>595 ご指摘ありがとうございました。
「ちょっと、待っててっ」
一度硝子を外で待たせて、彼は洗面室に走った。共働きの三人家族では、何が女の子に必要なのかまるで思いつかない。
取りあえず彼女に玄関先でバスタオルを渡し風呂場を軽く片付けてから、硝子を家の中に招き入れた。乾燥機はこれ、タオルはここ、と風呂場に案内した後で、
「後何か要るもの、ある?」
「……ドライヤー、あるかな」
風呂使って、と言い残して二階に上がり、空は自室でいつもの水色と青のスウェットの上下に着替えた。
観察には付き物の星図や懐中電灯、寝袋、ビニールシートを拭くための大小のタオルを確認し終えて、溜め息をつく。頭を掻いた。
「――あー、どうしよう」
何から聞けばいいのだろう。そもそも、どう話を持っていこう。
話したがらない相手だと聞き出すのは難しいし、それが元来無口で、悩みを他人に聞いてもらう事をしない硝子ならなおさらだ。
久々に会って間もなく説教なんて、なんだかおかしい。大体、自分のキャラでもない。
親や周りからは、元気の有り余った翔と時々予想外の行動に出る硝子、二人の面倒は空が見れば安心だと思われていたが、事実は大いに違う。
自分が思う通りに事態を収拾できた事など一度もなかった。
翔が迷子になってあちこちを駆け回り、その内に興味を引くものを見つけた硝子までいなくなる。
どうやって探そうと途方に暮れて一人でべそをかきかけた所に、元気に二人が戻ってくる。それがいつもの事だったのだ。
雨の中で見た彼女の瞳は暗い虚の中を見るようだった。空恐ろしいほど淀んで濁って、二三日かそこらでああなるとは思えないほどに。
――今は小康状態と言えそうだけれど、まだどうなるか、分からない。それを、自分が。
「空くん?」
大き目のトートに望遠鏡や三脚と一緒にそれらを詰め込んでいると、階下から少女の声がした。
「今行く!」
母の部屋にあったドライヤーを持って降りる。硝子はブラウスにスカート姿でネクタイを抜いていた。ブレザーの校章やポケットの中身が台の上に置かれ、乾燥機が回っている。
「あ、ありがとう」
だが他のものを乾燥機にかけている様子はなく、空は少し眉を寄せた。
「他の、乾かさないの?」
「そんなに濡れてないから」
そうは見えなかったが、こちらから強く言うのも変な話だった。空はそれ以上言うのを止め、代わりにリビングに暖房を入れて、コーヒーを出す準備をした。
暫くの後、髪を乾かして出てきた硝子は所在なさそうにソファに腰掛けた。教科書は幸い全部無事だったから、もう何もする事がない。
テーブルを挟んだ向かいに空も座って、カップを手に取った。しばし手の内で転がして、言葉に迷う。
「……」
一つ溜め息の後、彼は腹を決めた。結局、正攻法でいくことにした。あれこれ作戦を立てても上手くいった試しがない。
「なにか、あった?」
「え?」
きょとんと目を見開いた彼女の、ブラウスの襟から肩にかけてが濡れて、元から薄い布地がいっそう透けているのに気付く。
それを隠すように、髪の水気を取るためのタオルが肩に乗っていた。気持ち悪そうだな、と思う。
着替えを用意してやればよかったと今更ながら気が付いて、空はほぞを噛んだ。こういう所が抜けていていけない。
「あ、――ううん。何も、」
「なんにもないって言わない」
制すると硝子は小さく口角を上げた。
「――そうだね」
「どうしたの。誰かと、喧嘩でもした?」
「……うん。彼と」
カレ、と今度は空が、いくらか面食らって復唱する番だった。硝子だって年頃の若い女の子だからそうした事は起こりうる訳なのだが、なんだかびっくりしてしまう。
「いるんだ!」
「……なんでそんな驚くの」
「いや、なんかこう、なんていうか」
「話して……なかったね。そう、付き合ってる人がいるの」
そうか、硝子がかあ、と親のような気持ちでしみじみした空を後目に、少女は目を伏せた。
「結構うまく行ってると思ってたんだけど、最近何だか食い違うようになって。話したくてもずっと連絡が付かなくなって――」
「それはどうして? たまたまタイミングが合わないとか?」
「うん。メールしても次の日に返事が来るようなのが、二週間くらい続いてて。前は一緒に帰ったりしてたんだけど、全然会ってない」
部活が忙しいとか、テストの時期だとかでもないし、と硝子は溜め息をついてカップの中を覗いた。空は何か言いたげなのを促す。
「彼の学校まで行ってみたの」
「――どうだった」
「……」
答えるまで暫しの間があった。
「――他の子と、仲良さそうにして歩いてた。それ見たら、もう何にも、考えられなくなっちゃって」
「ちょっと待って。それは、兄弟とか親戚とかじゃなくて?」
空は訊き返した。
何せ証拠になるのは彼女の言った事だけなのだ。自分は彼氏に会ってもいなければ、その現場を見てもいない。
疑う訳ではないけれど、見間違いという事はないのだろうか。
「違うよ。――あんな兄弟、いない」
「いない、って、そんな、確かめる前から」
「確かめなくても分かるよ。大体空くんは、妹とべたべたする?」
逆に食ってかかられて、彼は肩を竦める。一人っ子な彼が妹と呼べそうな相手と言えば、幼馴染の当の硝子だけである。
その彼女に、自分が。
「――しないね」
でしょう、と硝子は肩を落とした。
「彼ならするかも知れないけど、でもやっぱりおかしいなって」
「どんな風にしてたの」
「……腕組んで、凄いニコニコして、歩いてた」
今度ははあ……っと、体中の空気全てを吐き出すような、長い息をついてみせる。そのまま口を閉ざした硝子に、空はさすがに心配になった。
こういう時に相手が黙ってしまうと一番まずいのだ。起こった事やそれに対してどう感じたか、どうしたいかという事、でなければ他愛もない雑談でもいいから、何か話してくれないとまずい。
何でもいいから会話が続いてくれなければ、話す機会がなくなってしまう。それは一番避けたかった。
(翔ならなあ、すぐに喋ってくれるんだけど)
口数が少なく、本人が喋りたがっていないのだから聞き出しづらい事この上ない。
「その彼ってさ、どんなタイプ?」
「――明るくて、優しい人よ」
矛先を変えてみると、硝子はほっとした様子だった。楽しい人なの、と繰り返す。
何か楽しい事でも思い出したのか、小さく笑って、
「誰とでもすぐに仲良く話せて、誰からも好かれる人。彼のそういうところが好きなの」
「じゃあ、他の女子とも結構仲いいんだ?」
「そう。ふざけて肩組んだりとか、手繋いだりとか、そういう事は当たり前だったから、気にしてなかったんだけど」
口ではそう言いながらも、表情は暗かった。きっとその度に不安になって、嫉妬するまいと頑張って、の繰り返しだったのだろう。
それでこんなに思いつめていたのだ。
だから、と空は結論付けた。彼に嫌われていないか心配だったから、彼女はこんな奇行に出たのだ、と思った。
「……それで、濡れて歩いてたの?」
「うん。辛いの、忘れたくて」
彼は苦笑する。自分の一重の細い吊り眼と下がった眉といった顔立ちのせいで、そういう表情をすると妙に年寄り臭くて周りは安心させられるらしい。
そのまま手を伸ばして、相手の肩を叩いた。
「ばかだね」
柔らかく言うと、硝子は心外だと言わんばかりに肩をすくめた。口を尖らせる。
「そんな事……」
「馬鹿だよ。友達で、そいつの番号知ってる子はいる?」
「――うん」
目を丸くした少女に、柔らかく彼は微笑む。
「じゃあ、その子と一緒に会えばいい。その子には黙ってて、って協力してもらって、ちゃんと本当の事確かめなよ」
「……そっか」
そうだよ、と空は肯定する。自信づけるように、せいぜい重々しく頷いた。
女の子と付き合った事がないから果たして上手いアドバイスになっているか知らないが、こういうのは本人のやる気次第だ。硝子が気を取り直して、冷静に話し合えば解決するだろう。
「ひょっとしたらただの友達かも知れないだろ? 悩むのは本物の浮気だって分かってからだよ」
「……そうだね。……ありがと」
硝子は口を開きかけ、また閉じて、苦笑した。
そのまま小さく何度か頷いてから、少女は顔を上げた。首を傾げる。
「――ねえ、空くんはどうするの?」
「え?」
「いつまでもお邪魔してたら、観察に行けないでしょ? 服乾いたら、わたしも出るよ」
打って変わってやけに明るい声で言うのに、空は眉を寄せた。
彼女は一応納得したようだけれど、未だに何かの晴れない様子だ。話題が急に変わったところも気に掛かる。
「……出るのはいいけど、どこ行くの?」
「――どこか、喫茶店でも」
案の定微妙な間が空いた。
急に俯いてしまって、視線を合わさずに言った少女の顔を、空は覗き込む。
「――硝?」
目を逸らし続けてこちらを見ようとしない幼馴染に、彼は溜め息をついた。まだ何か、あるらしい。
「決めてないんだったら、一緒においで」
「空くん、わたし別に」
「いいから。ちゃんと送ってくよ」
「そうじゃなくて」
硝、と空が強めに名前を呼ぶと、慌てたような反論は止んだ。
「手伝いが欲しいんだ」
「手伝い?」
「シート敷いて場所取ってたんだけど、濡れちゃったから。来てくれると助かるな」
どう? と目顔で問いかける。硝子は見開いていた目を伏せ、肩からそろそろと力を抜いた。
「――わかった」
星の観察に適当な場所は、実はそんなに多くはない。PTAや町の強い主張のために、最近ではあちこちに街灯が設置されてしまって、良さそうな所でも明る過ぎて不適な事がしばしばだからだ。
そんな中、空が良く使うのはこの住宅地の外れの運動公園だった。随分大きい規模のもので、フリーマーケットや地域の野球大会などにも使われている。
もちろん広い敷地の全てに明かりがないわけではない。催し物のよくある広場や音楽堂、野球用のグラウンドには定位置に大きな街灯が備え付けられて煌々と辺りを照らしている。
だが遊歩道や散策地帯、アスレチックの遊具が点在する辺りに街灯はなく、また木が植わっていないため空が遮られる事もなく、観測に適しているのだった。
「そこ、気をつけて」
根っこのこぶがあるから、と彼は少女に声をかける。
何度も来ているので空は自分の庭のように知り尽くしているが、周りのものの輪郭さえやっと分かるようなこの暗闇に、初めて来た少女は戸惑っているに違いなかった。
「え? ……や、きゃ!」
ざ、と後ろで砂が擦れる音がした。丁度緩やかな傾斜の下り坂で、雨のために足場は最悪だった。
反射的に手を掴んだが勢いは殺せず、肩がぶつかってくる。
「大丈夫?」
「うん。ありがと」
乾燥機が乾いたブレザーを吐き出す頃には、空はすっかり紺青に暗くなっていた。明かりは懐中電灯だけの道中はいかにも心もとなくて、手を繋ぐ。
雨の後で虫はいない。湿った空気に葉と土の匂いが生々しい。
何となく無言になって歩けば、道のりは短い。程なく朝に敷いた白っぽい色のシートが見えてきた。
懐かしい、と言った硝子を振り返って、なんで、と空は訊いた。穏やかな笑みが、少女の唇に貼り付いている。
「だってこれ、小学校の時に使ったでしょう、遠足とか、海水浴とか」
手伝いについて来い、と連れ出しはしたが、制服も長い髪も鞄も、濡れ仕事には不向きだった。彼女には懐中電灯を持ってもらっている。
ばさりばさりと泥を跳ね飛ばさないように気をつけて水を払い、敷き直す。空はタオルで残った滴を拭いた。
「そうだっけ?」
「運動会とか、体育祭とか。うちは一年おきで文化祭と体育祭だから、今年はないけど」
硝子も最後の作業には参加した。うん、と空は頷く。
「うちは今年もあるけど、さすがに高校じゃ親は来ないよね」
「そう。高校だと使わないもの、だから懐かしくて」
乾いたシートの上に寝袋を広げ、濡れたタオルを絞ってビニールの袋に入れた。彼が星図や望遠鏡を準備している間、硝子は座っていた。
「あ、これ懐中電灯に付けて」
「これ……セロファン?」
「そう。これで暗くして、目を慣らすんだよ」
赤のセロファンでライトを覆うと、たちまち視界が暗くなった。そのまま望遠鏡の調整を終えて、彼は硝子の隣に座る。
「今日は何を見るの?」
「今日? そうだね……そろそろ夏の大三角が見えるよ」
「え、もう? 七夕の星よね?」
「ああごめんごめん、ウソウソ。でも本当にはくちょう座は見えてくる頃だよ」
他愛もない事を喋りながら、空は目が闇に慣れるのを待った。減光されたライトの光でも周囲が見えるようになってから、
「消すよ」
声をかけて、明かりを消した。
途端に真の闇が鼻先まで迫ってくる。頬の辺りにまで何か質量を持ったものが覆い被さるような錯覚。
虫の声、大気の流れ、葉ずれの音、遠くの車の音、様々な音が、耳元に忍び寄っていた。
「空くん、いつもこんなに暗くして見てるの?」
呆れを滲ませた小さい声が、文句を言う。空は天を仰いだ。一等星は見えても三等星はまだ見えない。
「暗くないと見えないからね」
「危なくないの?」
「女子はそうかもしれないけど、男子だから」
そう、と笑っていた声の温度が、ふと、
「……空くん」
――下がった。
沈鬱な、氷を思わせる声音。
来たな、と腹を括って、
「ん?」
空は何でもないような声を出した。
暗いと、顔が見えない。自然、心の奥底に隠した言葉が、口をついて出てくるものだ。
多分先程聞けなかった真相を話してくれるだろう、と思ったからここに連れて来たのだ。聞く覚悟も疾うにできていた。
「さっき、嘘ついた」
「え……?」
ほんとはね、と。
闇に溶ける声に、空は隣に座る相手を見た。
横顔を垂れた前髪が覆って、表情はまるで窺い知れない。辛うじて鼻から下が見える程度だ。
そうしてその唇は色が変わるほどきつく結ばれ、顎はわなわなと歯の根が合わない。今にも泣き出す寸前の表情だ。
訝って空が肩に手を置くのと、悲鳴のような声が噤んでいた口から奔流となって溢れるのとは、同時だった。
「――彼、もう他の子と付き合ってた」
空は軽く目を見開く。
「それ……」
「言ってくれなかったの。本当はずっと着信拒否されてた。彼、わたしには何も言わないで、別の子と腕組んでキスして、凄く楽しそうに笑って、ホテルに入ってた」
見ちゃったの。彼が一人でいたから、声をかけようと思って、付いて行ったら。
「……」
空は口を開き、そして閉じた。間違いではないのか、という問いは口に出す前から消えた。疑いなど差し挟んではいられない。
硝子は必死に言葉を紡ぐ。声は、もはや裏返って常態をとどめていなかった。
何が悪かったの、と、前髪の下から雫が落ちる。空はただ、見守るしかできない。
「わたし、ちゃんと彼の前で笑ってるつもりだった。好きになってもらおう、早く本当の彼女になろうって頑張ってた。何がいけなかったのか、ぜんぜん……」
「硝」
幼馴染は歯を食い縛って、声を出さずに泣く。ハンカチを出して、落ち着くまで彼はその頬を拭ってやる。
その段になってやっと、少年は硝子の瞳を覆う濁りの正体を悟った。
疑惑や心配などではなかったのだ。もうとっくにそんな段階は通り越していた。――それは悲しみであり、苦しみであり、戸惑いだった。
どうしたいの、と彼は努めて穏やかに訊ねる。殴りたい、と聞いても、首を振るばかりだった。
「――硝はまだ、好き?」
分からない、と憔悴しきった様子の答えが、一拍置いて返ってきた。
「まだ、好きでいていいのかな」
「嫌いになりたい?」
「ううん……」
気怠げな動きに髪が振れた。分からない、と同じ答え。
「前にもこんな事したの」
「濡れはしなかったけど。――ねえ、空くん」
疑うのって、辛いね。
「多分嘘でもいい、彼がすぐに大丈夫だよ、って言ってたら、きっとこんなに苦しくなかった……」
「うん」
「それで騙されても、わたし、良かったの、」
「うん……」
「わたし、……まだ、整理しきれない……っ」
真っ向から見た瞳から、再び涙が溢れ始める。
呼ぶまでもなく硝子は空に抱きついてきた。その背を撫でて、嗚咽が止むのを彼は待つ。
柔らかく温かい背はやはり記憶にあるよりも細く薄くて、何故だか少し、切なかった。
「空、くん……お願いが、あるの」
「うん?」
ひとしきり泣いて平静さを取り戻した硝子は、空の肩を押しやってきた。一度体を離して体勢を整え、真っ向から彼の目を見つめる。
その視線の意味を量りかねて、空はただ相手を見つめ返した。
悲しみや、怒りや、恨みや、昼間見た濁りとは別のものが、その瞳には宿っている。もっと切実で、危険な何かが。
「抱いて。わたしのこと」
「硝!」
空は声を上げた。
言われた事があまりにあまりで、頭が付いていかない。
自分が? 硝子を? 本当に?
嘘ではないのかと願いながら、空は少女の肩を掴み、その目を覗き込んだ。
その縁はまだ濡れていたが、眼は既に乾いていた。代わりに何か決然としたものが、真円に湛えられて底光りしている。
存外しっかりした様子の彼女に、彼は先程出した大声を恥じるように囁く。
「冗談でも、言っちゃいけない」
自分を大切にしろと続けようとして、そうして、呆けた。
「――冗談なんかじゃ、ない」
しっかりと力を込めていたはずの手を肩から払い落として、硝子が言い放ったからだった。苛烈といっていい程に。
「もう疲れたの。好きでいる事にも、嫌いになる事にも。今だけでいいから、忘れさせて。お願い」
一体どこに、こんなにも強い感情が隠れていたのだろう、と半ばうろたえながら空は思う。
――いや、違うのか。
きっとずっと澱み、押し潰されていたからこそ、こんなにも激しいのだ。その証に、彼女の両眼は今日で一番輝いていた。
「だからって、僕に頼んでいいってわけにはならないよ」
「わかってる」
溜め息に紛らせて言うと、少女はつと目を伏せた。
「空くんがわたしをそういう風に見ないって事は、分かってる。……それでもいいの。あなたが好きな人の代わりで」
「硝」
「わたしのこと、好きにしていいから。ぐちゃぐちゃにしていいから、だから」
「――ゴムがない」
「持ってる」
「――なんでそんな事、言うんだよ……」
そうやって、誘うような言葉を言わないで欲しかった。持っているから大丈夫などと。自分から彼女を軽蔑してしまいそうで。
自分は硝子の事を、嫌いたくないのに。
「嫌いになってくれて、いいから」
顔を俯けていると白い手が伸びて空の手を握った。小さく震えて、冷たい。
思わず顔を上げて、彼は硝子の顔を見つめた。泣き出す寸前のような表情だった。
「――卑怯だよ、硝は」
声がぶれた。裏返ったかもしれないが、よく分からない。
そんな顔をされたらもう何も言えなくて、空は苦し紛れに相手を罵った。ふざけてるよ、と続けて、その場に沈黙が下りた。
多分硝子自身が一番分かっている。今頼んだ事がただの逃避にしかならず、何の解決法にもならず、おそらく硝子に傷を残すだけなのかも知れないという事は。
だが言われるままに空が硝子を抱いたなら、きっと彼女は後悔する。自虐的な彼女は、それを自身を痛めつける糧にするのだろう。
「バイブ役なら他の奴だって、いいはずだ」
(でも、)
ここで断ったとしたら、今度は自分が後悔するだろうと、空は思う。
もし彼女が空を選ばず他の誰かとそうなったなら、それなりにショックだったろうとは、何より空自身が一番よく分かっている。
これが新しい恋だとか、幸せになれるのならまだいい。だが逃避が目的の、明らかに後ろ向きなその行為に、顔も名前も未知の第三者が関わるなんて考えたくもない。
それが少女の更なる不幸に繋がってしまったら、きっと自分は悔やむだろうと、はっきりと彼は自覚していた。
「わかってる……」
それでも、と目を伏せられたら、もう、何も言えない。自分は彼の代わりにされるだろう。だけれど、彼女の悲しさが分からないでもないから、断れない。
「――硝」
最後通牒のつもりで、空は精一杯平静に、幼馴染を呼んだ。
「優しくできないかもしれない。僕は、硝の彼氏じゃない。それでも――」
「――それでも」
真剣な目が、後押しをする。
「分かった」
おそるおそる腕を回して、抱きしめる。たったそれだけの動作なのに、嘘のように、ひどく勇気が要った。
今日はここまで。エロ部分は明日以降に投下させていただきます。
長いですが付き合って頂けるとありがたいです。
レス下さった方々、ありがとうございました。励みになりました。
>>597 GJ!切ないな…先が気になって仕方ない。
続きもがんがれ!待ってるよ!
>>583の人GJ!
ミニッツの自慰でまボキったじゃないか。
ちっちゃなお豆・・・どれくらい小さいのかw
想像の時点ですでに終わってるな俺。
何かすっげぇ微妙な時間に投下させて頂きます…。
とは言っても、まだプロローグなので、アン子は六と会ってすらないと言う。
途中まではアン子視点で書いてますが、それ以降は普通の文章になります。
全然抜けないので、エロを心待ちにしている方はどうぞ読み飛ばして下さい。
忍びアン子は恋の呪文
星ひとつない漆黒の闇に、霞みがかった青白い月だけが浮かぶ夜。男と女は森の奥深くで逢瀬を重ねる。
村長(むらおさ)の奥方とその使用人――叶わぬ恋と知りながらも、一方を愛おしく思う気持ちは発狂するまでに募っていく。
村の者が皆寝静まった頃を見計らい、二人は磁力で引き寄せられる様にして会い、そして――
「きゃーっ!ここから先は恥ずかしくって、アン子読めなーい!」
今月発行第2号の『くのいち手帖』を風が起こる程の勢いで閉じて、アン子は隣りに坐っているお友達にそれをさっと渡したの。
「もぅっ、アン子ったら興奮し過ぎだよ〜。見てるアタシまで真っ赤になりそう」
「だってだって、この後二人は森の中で……いやぁーん!ハズカシー!!」
あ、自己紹介がまだだったね。ゴメンゴメン☆わたしの名前はアン子!見習いだけど、一応シノビアンでーす!
年は…15歳!この『くのいち手帖』の読者ポエムコーナーに載ってる、恋のお話にときめくお年頃、かな?
最近はね、少し前から連載されている、『ヨシ子』って人の小説がお気に入りなの!さっきみたいに途中で恥ずかしくなって読めなくなったりもするんだけど、激しい愛の行方が気になって、ついつい夢中になっちゃうんだ☆
「でもさ、ウチのくノ一に『ヨシ子』って人いないよね?」
「う〜ん…あっ、実はヨシオ君が女の子になりきって書いてたりして!」
「まっさかー」
〜その頃のヨシオ君〜
「ふぇっきし!…ん〜、風邪でもひいたかな……」
アン子は草むらの上でごろっと仰向けになって、澄み切った青い空を見上げる。
初夏の日光がじりじりと顔を照らして熱いけど、雲ひとつない空は本当に限りなく広がって、まるでアン子を吸い込んで、ふわっと包み込んでくれそうで…キレイ。
何処からともなく吹いた涼しい風が、生えて間のない若葉を纏った梢をすり抜けて、静かに歌う。
――その歌声に乗せて、アン子を運命の人の所へ連れてって――
「アン子っ!」
名前を呼ばれて、アン子はびっくりして起き上がったの。お友達が真っ正面に立って、アン子の事を見ている。
アン子…もしかして寝ちゃってたの?いやーん。
「アン子、先生が集合かけてるよ!早く行こっ!」
「う…うんっ」
アン子は急いで立って、お友達と一緒に走っていった。
それから数ヶ月が過ぎ、季節はまさに真夏だった。
見習いくノ一の少女・アン子は、忍者学校の卒業試験に向けて、修行に明け暮れていた。
無事試験に合格し、めでたく卒業する事はアン子を始め、全ての見習い忍者にとっての新しいスタートとも言えた――学校だけでなく、『見習い』からも卒業し、晴れて『一人前』になれるからだ。
一人前の忍者になる事を目標に、アン子はただただ修行に没頭していた。元々は少し間の抜けた彼女だったが、今では修行の成果もあって、かつての面影は何処にも見当たらない。ただ一つ、ある術を除いては。
「きゃーん、胸が残っちゃったぁ!」
森に隣接した修練場でアン子は叫ぶ。いや、化け損ねた、出来損ないの男が叫ぶ。アン子が男への変化に失敗した姿だったのだ。
瑞々しい滑らかな白い肌は浅黒くなり、さくらんぼの様な愛らしげな口元はきりりと引き締まり、潤んだ黒い瞳は鋭い眼光を放っている。体も肩幅の広い、逞しいものに変わっており、なるほど、男としての特徴が随所に表れている。
しかし、困った事に、桃色の忍者服の襟元から、膨らみかけた乳房の描くなだらかな谷間が見えている。これでは男とも女とも言えない。
アン子は『変化の術』がひどく苦手だったのだ。犬に変化すれば人面犬になり、魚に変化すればシーウーマンになってしまう。
それでも無情な事に、卒業試験の実技試験に『変化の術』は含まれており、『異性に変化する事』と言う条件まで付いている。
キリが悪い所で豚切ってスマソ。でも次の投下で…駄目だ、これ以上は言えねえ!
オリジナル要素満載で、これまたスマソ。特にヨシオのは。
早ければ、今夜投下出来そうです。
大量投下にホクホクしながら流れを汚しそうだけどN.A.R.D.ハーレム投下しますよ。
一応思い出せた限りの南雲曲女キャラです。
少し長いのと、扱いに差があるのだけご了承下さい。
僕には出来てスギには出来ないこと。
それは何て事のないくだらない事だけれど。
「…っはぁ、あ」
カゴメちゃんが僕の左腕にしがみつきながら甘い甘い声をあげる。時折ビクンと大きく震える。
原因は、彼女の秘部に突き立てられた僕の指。とろとろのソコを掻き回したら、小さな体が飛び上がる様に跳ねた。
「んぅ……ひぁっ、あああ」
普段なかなか喋らない子なもんで、こんな風に悲鳴をあげて貰えるとなんか「勝った」という気分になる。ギャップ萌え。
面白いから、何度も何度も繰り返す。彼女が最も感じるクリトリスの裏側あたりを強く擦りつけたり、逆に入り口を軽く撫でたり。
「いや、あ…はっ……ふぇえッ」
強くぎゅっと僕の腕に抱きつく。
「カゴメちゃん、可愛い」
耳元で、とっておきの低い声を流し込む。
「……」
あれ、真っ赤になっちゃった。おまけに声を我慢し始めてるし。んー、失敗失敗。
まぁ良いか。僕はナカだけでは無く、クリトリスへの愛撫を行うべく親指をそこにぴたりと当てた。
そして、あんまを行っているかの如く指を震わせた。
「…!!!!あ、あああああ!ひぁ、やあああぁっ」
指がキュウウと締められた。今だ震えている彼女は、虚ろな目でただしっかりひたすらに僕にしがみついていた。
「ん…ぷぁ」
左手でカゴメちゃんにそんな悪戯をしながら、僕はシルヴィアさんに深い深いヴェーゼを贈る。
白い肌がピンク色に染まってて、薄い布の上からも乳首が立っているのがよく解った。
「こんなエッチな妖精さんに守られてる森って一体どんなもんだろうね?」
そう言いながら、主張している彼女のソコを強く捻る様につまむ。
「ッはぁ…あ、や…いじめないで、下さいっ…」
シルヴィアさんはぷるぷる膨らんだ胸を震わせながら、汚いことなんて何にも知りませんとばかりの表情で抵抗の言葉を言う。
体は実に正直に、自分で自分の性器を弄ってる訳だけど。
「はァ…ん」
嘘ばっかり、と思いながら、柔らかな膨らみを跡が残るくらい握り締めた。その痛みすら気持ち良いみたいで、恍惚の色を浮かべていた。
「…ン、ちゅ、ぷ…っうう」
僕の体に手を這わせながら、背中にぴったりと擦り寄るキャロルさん。舌で僕の首筋をねっとりと舐め上げ、幾度と吸い付く。
大きな胸でマッサージする様に背中に押し付けたり撫でたり。
「うふふ。皆可愛いわね」
「君も綺麗だよ?」
「ありがと」
ちゅ、と背中にキスが落とされた。
「嫌、やめてっ、はあぁ……」
そうこうしているうちに、キャロルさんの手がカゴメちゃんの小さな胸を捕えた。ちょ、僕は無視ですか。
「やっ…やあああああ!」
左手の指がキツく締め付けられた。溢れてくる汁の量が増す。
「んっ、んうううう…ちゅっ」
「ちゅぷっ、ぷぁ…ふ」
そして二人は深く唇を合わせ始めた。おお、超間近でレズプレイ。まぁ僕も参加してるんだけどね。
乳首やらお尻やらを巧みに責めるキャロルに対し、カゴメちゃんの抵抗は僕に強く抱きつくのただ一点張り。そんなんじゃ抵抗になるはずもない。
「いやっ、やめてっ!こわれひゃ、壊れひゃうう…ッ」
涎を垂らしてふるふると首を振って懇願するのを見るなり、キャロルはぱたりと手を止めた。
え?と言わんばかりに目を見開くカゴメちゃん。
「やめて、って言われたから止めたのよ。それにこっちも寂しそうだから」
「きゃああああ!?」
彼女は完全に油断していたシルヴィアさんのアナルに人差し指を添える。当然そっちは震え上がり、甘い悲鳴を響かせる。
「そ、其処はやめて下さいっ!そんなところ…さ、触って良いのは……っひゃ!?」
僕は手を伸ばして、濡れそぼったシルヴィアさんの割れ目に指を沿わせた。途端ビクリと跳ね上がる。
其処を擦ってくちゅくちゅ音を立てながらも中には突っ込まない。物足りなさそうな顔で身をよじらせているのを見るのは結構好きだし。
「触って良いのは、なぁに?」
キャロルさんもだいたい僕と同じことをしていた。ただ違うのは、向こうはお尻を責めていた…ってぐらい。
「さ、触って良いのはぁ、レオさんだけなんですっ…ひ、ひぃぃっ…ん」
「わー、嬉しいお言葉。だってさキャロルさん。離してあげて」
「仕方無いわねぇ」
彼女はくすくす笑って僕のもとへ舞い戻った。そうしてまた僕へのマッサージを始める。
耳に舌をねじ込まれた時、不覚にも背筋がぴんとした。
「むー、ちゅっ、ぷちゅ…ふぅん」
「はむっ、れろれろ、くちゅっ、ぷぁ…」
大小2個ずつ計4つの柔らかな乳房に僕のそれを挟み込んで、向かい合いながら舌を這わせる美人姉妹。韓流アイドルのユンとヨン。
彼女らは時折僕そっちのけでディープキスをしたり、姉が先端を頬張れば妹は根本を、妹が棹を舌で丹念に舐めれば姉は玉を舐めとり、なんていう実に素晴らしいチームワークでの奉仕を行う。流石姉妹。
「ん〜、ふっ…くちゅ。はぁ、おいひ…い」
ユンがゴクリと先走りの汁を飲み干す。それに対してヨンは僕の亀頭に愛しそうに口付けて、舌をそこに滑らせた。
「じゅぷっ…お姉ちゃんだけずるいよ…私にも飲ませてぇ、ぷちゅ…」
吸い上げたり、舌と上顎で挟んでごりごりと精液を絞る様な巧みな舌技を披露するヨン。多分、これ見たらファンは泣く。
「ん…固い。それに凄い熱くて…溶けちゃいそう」
ユンはふくよかな胸で僕にパイズリを行う。「お姉ちゃんと比べられるのは嫌」って妹さんは言ってたけど比べてしまおう。胸に関してはユンの勝ち。
「あー…いいよ、二人とも。そのまま続けて?」
「「はい」」
二人とも幸せそうな笑顔だった。
うーん、この一面はファンに見せちゃいけない気がするなぁ。
「…っねが、しま…」
「ん?どうかしたの?」
カゴメちゃんが僕を見上げる。随分と切羽詰まった顔だ。
真っ赤な顔で僕を見て、甘い声で懇願。
「もう駄目…挿れて、欲しいの」
ぎゅっと僕の服を掴む。涙で潤ませた目がまた可愛いのなんの。
「へぇ?もう我慢出来ないんだ…仕方無いなぁ」
そう言ったら後ろから強く抱き締められ、右からはええって悲鳴が上がり。姉妹の動きは停止した。
「酷い、私には何もしてくれてないんだから…最初は私にしてくれるべきじゃない?」
「あのっ…わ、私も、もう…挿れて欲しいですっ…」
「駄目よ、初めは私…こんなに頑張ってるんだからご褒美貰わなくちゃ」
「私だっていっぱい頑張ったもん。一番最初は私!」
周りから盛大に求められて、何だか男冥利に尽きる状況だなぁと他人事の様に思いながらも、僕は小さくクッと笑った。
「ゴメンね、初めは決めてるんだ」
指をカゴメちゃんの中からぬるりと引き抜き、視線を向こうへやる。
「ひぁっ、やあ、やめてええ!いっ…ひぎぃぃぃいいい!」
「ちゅっ…うふふ、ミクちゃんのお汁とっても美味しいわよ。次から次へと溢れて来ちゃってるわね」
「ひっ…んんう、ちゅば…」
其処では、さなえちゃんに組み敷かれた女の子が喘ぎ声を垂れ流していた。二人はシックスナインの形でお互いを舐めあっている。
その女の子の名前はミク。今回のパーティで僕の曲を担当した娘だ。
僕は立ち上がるとそっちへ歩いて行き、彼女らの側へ寄る。
さなえちゃんの頭がある方に立って、既に準備万端なミクの大陰唇に指を含ませた。
「はっ、ひゃああ…な、何を、する気!?」
言わば新入りな彼女は僕の姿に完全に脅えきっていた。何をされるか解ってはいるだろう。体をこわばらせて僕を見上げる。
「レオ君、早く…ミクちゃんにしてあげて?そうして、仲間に入れてあげましょ」
さなえちゃんは顔を上げて僕にキスをした。口に広がる、今の今まで彼女に翻弄されていたミクの味。
僕はぺろりと舌舐めずりをすると、ミクのそこに張り詰めたペニスを押し付けた。
「嫌、嫌、嫌あああ!!ひっ…ひゃああああ…」
声やら何やらの抵抗とは裏腹に、案外あっさりと僕の侵入は許された。
初めてでは無いらしく、突き破る感覚も特に無い。楽しみにしてた割に特に面白みは無かった。
とりあえず、僕は勢い良く一番奥を叩く。
「ひっ…嫌っ、止めて、抜いてぇ…嫌あああ…」
ああでもこんな風な反応は久々だ。今じゃ皆よがっちゃうだけだし。まぁ良しとするか。
口とは逆にミクは僕のをくわえ込んで離さない。ぴたりとハマったような感じがする。
どろどろに溶けたヒダのひとつひとつが僕を包んだ。
「僕ら、体の相性は良いみたいだよ?」
「そんなの知らな…っああ、んくっ…!」
僕の律動に合わせて哭く。さなえちゃんがくすくす笑った。
「すごい。ミクちゃんのココ、レオ君のおちんぽ全部飲み込んじゃってる…ねぇ、美味しいでしょ?気持ち良いよね?」
「止めて、言わないで!いやっ、やああ!動いちゃ…だめぇ…」
「違うとは言わないのね。気持ち良いんだ…ズルイよミクちゃん、一人じめなんて」
「え…嫌あ…はう、ん!」
さなえちゃんが僕とミクの結合部を舐め始めた。ビクビクと震えて、かくかく腰を浮かし始める。
見れば、ミクの左右の胸にカゴメちゃんとキャロルさんが張り付いていた。吸い付いていた、の方が正しいのかも。
「そうよ、ズル過ぎるわ…私だって早く欲しいのに」
「……お仕置き」
「ひゃ、っん、そんなの知らな…!!っあああ!」
快楽浸けの状況で必死に理性を保とうとする彼女の子宮を叩く。ガクガク震えて可愛いものだね。ぷるぷると胸が揺れていた。
狂ってるな、という他人事のような思考回路は相も変わらず発動中。けれど僕は彼女らを見下ろしながら、妙な愉悦も感じていた。
「ねぇ、次は絶対私だからね?」
そう言って僕に口付けるヨン。傍らでは互いを慰め合うシルヴィアとユンの姿が。
さて、次は誰の番になるだろうね?
僕は薄く笑いながら、スパートをかけるべく動きを早めた。
「ああッ、もうやめてぇ!こんな…っだめ、らめなの!離して…や、イクっ、イッちゃ…はぁ、ああああああ!!」
ミクの叫び声を合図に、僕は奥底に精液を叩き付けた。
最後の一滴まで絞りとろうと収縮する内壁の感覚に目を細めながら、肉の壁にそれを擦り付けていく。
ズルリと引き抜いたら、ゴポと音を立てて混ざりあった淫らな液体が溢れた。
さなえちゃんがそれを舐めとり、それから僕の肉茎に舌を這わす。
「…おいひ」
舌を出して笑う彼女は綺麗だった。
「はぁ…あ……」
絶頂の余韻に浸るミクにキスをしてから、僕は周りを見回す。
「さ、次は誰?」
出来る限り多く楽しもうじゃないか。
夜はまだ長いんだから。
終わり
3が無くて5が二つあるのは気にしないでくれwww
ではでは、お目汚し失礼しますた
>>606 アン子のシーウーマンとヨシ子吹いたw
こういうおませな子の興奮て受けますな。
エロも期待してますよ〜頑張って下さい。
>>616 最高です。超GJ。
NARDキャラって結構いたんだなあ。
淫乱さなえちゃんとウブなミクがいいですね。他のキャラもエロくて抜けた。
お疲れ様でした。
今夜中にソラショコエロパート(挿入前まで)投下します。
何、ここ数日の超展開。
おまいら全員GJすぎるぜ。
うは、暫く来ないうちに何だこのGJ作品ラッシュはw
ついでに一京×桔梗書くって言ってみるテスト。
>>624 テストで終わらすな!
ぜひ書いて、そして読ませてくだちい。
職人さんがいっぱい降臨!皆様乙であります。
続き物の方も多いので、全裸で洗濯物干しながら待ってる。
>>383-386、
>>598-603の続きのソラショコ投下します。
エロはここからですがまだ前戯のみです。
それでは
赤いセロファンで減光した懐中電灯を点ける。驚いてか最初は硝子も肩を震わせたが、それが直接自分を照らす事はなく、また随分暗くなっているのを見ると大人しくなった。
ブラウスのボタンを外し、水気を含んで貼りついた袖を抜くのは苦労した。少女の協力でやっと剥けたほどで、畳むのもおざなりに放り出す。
ふと、相手の肩がかすかに震えているのを認めて、空は問う。
「寒い?」
硝子はゆるゆると首を振る。ぎこちなく笑ってみせた。
「そんなには。――寝袋使うなんて、知らなかった」
「夜中起きてるからね。一晩外だし……」
ほら、と腹のポケットに入れていたカイロを取り出して、戯れに頬に当てれば、あったかい、と相手は小さくどこかうつろに笑う。
その隙を縫うように、空は顔を近づける。笑顔の消えない唇にちょん、と口付けた。
「――!」
一度唇だけで軽く挟んで、すぐに離れた。判子でも押すような、稚拙な軽いキスだった。シャンプーの匂いと甘い吐息とが、遅れて鼻を打つ。
だが見つめた相手は愕然と頬を強張らせた。しばらく呆け、それからはっと目を伏せる。
「な、に……」
しどろもどろな声が、普段は穏やかな彼の癇に障った。
軽い気持ちだった。緊張が解れないかと思ってした事だ。だけれど彼女は、忘れたいと言いながら、まだ、迷っている。
空は半眼に相手を見た。そうすると元からあまり大きくない目が細くなって、より自分の顔が意地悪く見えると知っていた。
「何したって、いいんだろ」
嗜虐心が湧いてもう一度、と鼻面を寄せる。横を向こうとする頬を両手で押さえると観念したのか、幼馴染は眉間に皺が寄るほどきつく目をつぶった。
当然引き結ばれ、硬くなってしまった唇をなだめるように舐める。厚みがなく、乾いて、あまり触れたという感じがしなかった。
最後にちゅっと吸う音を残して、彼は短いキスを終わらせた。
「……ごめんなさい」
自分で脱ぐから、と下着を脱ぎながら硝子が呟く。
「まだ、好き?」
問いの形で彼は確認する。そうしながらパーカーを脱いで、硝子が痛くないよう、彼女を寝かせる寝袋の上に敷く。
少し、後悔していた。
無理矢理に諦めさせられる形になった恋だ。どうしたって未練はつきまとう。
「……うん」
だから、忘れさせて。
相手は殉ずる覚悟でも決めたような顔で、ブラとスカートを抜いて畳み、ブラウスの上に置く。薄い下着の上下だけ身に着けて、両手で胸を隠しながら、こわごわと仰臥した。
入れ替わりに覆い被さる。声を出さずに一度頷いて、空は首筋に鼻を近づけた。
乾いた唇で静かに、肌をなぞる。
寒くないと言ったのは気を遣ったからだと、知った。
「ん……」
初めは首に。耳に。頸動脈を皮膚の上からなぞるように首筋を鎖骨へと辿り、真ん中の窪みから、均等に、左右へ。肩の丸みを掌でさすり、邪魔な髪を指で左右に流す。
カイロで温まった自分の体温を移すように血管の近いところを撫でて回ると、くすぐったげに硝子は身を捩った。表情も変わる。眉根をきつく寄せて目を閉じていたのが、眠りの中にいる時のように、ふんわりと優しいものになる。
緊張が解けてきたのを見計らって、彼は耳たぶを食んだ。続けざまに首を撫ぜれば、ぞくぞくと鳥肌が立つのを腕の下で感じた。
痕をつけないキスをあちこちに送り、噛めば、だんだん体が熱くなってくる。シャンプーの匂いに汗の匂いが混ざり始める。
「ぅあ……」
組んでいた腕を解かせ、キャミソールの上から乳房にそっと触れると、控えめな声が上がった。どう反応すればいいのか、迷っているようだった。
構わずに、軽く、優しく、短い接触を繰り返す。続けているとその緊張もやがて消えてなくなった。腕の内側の柔い所を噛み、下着の中に手を滑り込ませ、腹をくすぐり、ついに乳房に直に触れた。
「っん、っ」
鼻先で布地を頂点に押し付ければ、しこってくる。同時に片胸全体を手のひらでくるみ、五指で囲む。緩く揉めばだんだん、掌に感じる温度が上がってきた。
(――うわ……)
夜目が利くので、空は相手の体について大体のところを見て取ることが出来た。
硝子は昔からほっそりした体型で、それは今でも変わらない。背は高いが肩幅は狭く、痩せて、起伏に乏しいため、あまり威圧感を覚えず逆に守ってやりたくなるようなところがあった。
病的に白い肌は磁器のように滑らかで薄い。乳房も腰も丸いが、女を感じるほど張っておらず、硬かった。実際手で掬っても重いとは感じない。どころか外した時に掴んだ腕もキスの時に支えた頭も、何もかも軽く、儚い。
それで労わるための行為だから、何だか壊れ物でも扱っている気分になって、空は相手が視線を感じて怯えだす前に愛撫に戻る。
(――大丈夫かな)
空はこれが初体験だった。つくづくおかしな形で迎えることになってしまったと自分でも思う。
だが突然の僥倖に喜ぶより緊張するよりむしろ、どれだけ幼馴染を感じさせられるかという事が、今の彼には重要だった。
どこをどう触れば快感を呼び起こせるのか、まるで分からない。
ただ痛がる事だけは無いように、少しでも嫌がるようなら止められるように、様子を見ていくしかなかった。
「あ、は……」
布の上からかぶりつく。掌全体で撫で回す。動きにはみ出た、多分淡い色をしているだろう乳首を指の腹で擦り、舌でつつく。一度耳を胸に当てれば、とっとっと、柔らかなリズムが聞こえてくる。
その速さに静かな興奮を垣間見るようで、空はなんだかどきどきした。伝染ったのかな、と心中で苦笑した。
「や、もっと……ひどく、して」
腿と瞼を硬く閉じながら、荒くなり始めた息の下で震える声がねだる。
酷くしろと硝子は言ったけれど、その期待には応えられそうにない。比べるべき普通の経験とやらが空にはないし、彼女はそんな乱暴に耐えられそうになかった。
触れただけで直下の骨の感触がありありと分かる。軽く掴んだだけで肌に痕が残る。沈む柔らかさも余剰もない、そんな体を痛めつけられるわけがない。
「あうっ!」
だからただ一度だけ、要望通りに乳房の頂点を歯で噛んだ。充血し熱をもった所をすぐさま擦り込むように唇で強く挟み、舌でこりこりと回せばびくびくと震えた。
その後はただ大人しくそっと触れて回った。再び脇腹を辿り、へそをくすぐり、腰骨をさすり、内腿を撫でる。
指先が下着の脇を掠めると、ぴくり、と体が痙攣した。
「脱がすよ。それとも脱ぎたい?」
「待って、自分で――」
「分かった」
一度体を離すと、硝子は腰を浮かす。背と肩で体重を支えてショーツをくるくると下げ、体育座りのように曲げた膝を越した所でぐいと引き抜く。
出来るだけ遠くに押しやりながら、少女は膝を元に戻しかけて、思い直したようだった。伸ばすのではなく六十度に曲げたまま、拳一つ分の僅かな隙間を空けて、開く。
「さわ、って」
わななく声が言い終える前に、彼はその膝を割った。初めはかかった僅かな抵抗が、すぐに消える。
難なく相手の両脚の間に潜って、空はタオルを手に取った。位置が低すぎた。
「もう一度、腰、浮かせて」
硝子が従い、空間ができるとそこにタオルを丸めて詰める。高さができて、より見やすくなる。頼りない腿が戦慄き、鳥肌が立った。
だが少女は抗わない。止めて、と制止する事も、足を閉じることもしなかった。
「――」
空は生まれて初めて、女性のそこを見た。あまり良く見えなかったが頬に感じる相手の体温と見ているのだという事実の方に、頬がかっと熱くなった。
青く静脈の浮いた、仄白く輝くような二本の脚。その間に僅かに暗く色素の沈んだ箇所がある。胸や腕の他の部分もそうだったが、こちらは格段に弱そうだ。
腿を撫でさすり、徐々に内腿へ、その先へと触れていく。隠されたそこに指が至った。ほんの少し突付いただけで容易く形を変える。
――柔らかい。
息を呑む音を聞きながら、彼は静かに、慎重に形を探る。自分のを触るよりもずっと優しく軽くしないと、今にも壊れそうだった。
力を抜いてそろそろと検分する。
花だとかによく喩えられるけれど、唐突に始まり唐突に終わる、血の色をしたそこは、むしろ傷のようだと空は思った。それもたった今作ってしまった、切り傷のようだ。
ふと自分自身に窮屈なものを感じて、彼は苦笑した。
反対しておいて、いざとなると興奮するなんて、虫が良すぎる。幼馴染が相手でさえ欲情するのかと思うと、滑稽でもあった。
――こんなものが果たして本当に、慰めになるのだろうか。
空は自分の指を舐った。からからに乾いている口の中から意識して唾を出し、指に絡める。
そうしてから同じように湿り気のない入り口の周囲をしばしなぞって、潤いが滲みだすのを誘う。浅く軽く、ゆっくりと指を往復させる。
濡れた接触が創に似た見た目のそこへ、涙をもたらすのはすぐだった。
零れ出した雫を塗り込むように指を往復させると、長く押し殺した呼気の音がした。
試しに泥濘み始めた泉に指先で力を掛ければ、僅かに沈む。肌の外側と同じ温度の中は意外と乾いていた。
「……――」
音がした。
悲鳴めいた囁きが、空を引き戻す。意味のない音の連なりではなく、明らかに何かの名前だった。
何だろうと訝るより先にそれが男の名前だと、直感的に分かった。
空は目の前がすうっと暗くなるのを感じた。体に溜まり始めた熱が引いていく。
(――代わりに、されてる)
唾を飲み込もうとしたが、何も喉を通らない。まじまじと見つめる視線の先で、硝子はただ目を瞑って耐えている。
良く知ったはずの硝子の事がまるで分からなくなる。忘れたいはずではなかったのか。
(なんで)
今、その男の名前を呼ぶのか。
何より分からないのは自分自身の心だ。捨てた男の代わりにされるのは承知の上で応じて、さっきのキスの時も、仕方ないと納得したはずではなかったか。
(どうして……)
こんなに胸がざわめくのか、まるで、分からない。
彼女の顔を見ていられなくて、内から発光するような白さの膝に目を落とす。潜らせた指は一本きり、第三関節で止まっている。内側の筋肉が侵入を許さないのだ。
ほんの二、三センチだけの、許容。
(――そうか)
自分は気に食わないのだ。すっかり全てを忘れたいと願うのではなく、今の一時だけ忘れたいと願った、彼女のいじましさが。
硝子の胸を占めているのは未練だ。それ以外の何物でもないから、今も彼氏の名前を呼んで縋り付いている。
それで前に進めるわけがない。そうやって足踏みして留まっていては、澱み続け自分を損なって、最後には何もなくなってしまう。
彼女にそうなって欲しくはなかった。
「――硝、目を開けて」
空は一度少女の頬を撫でる。ぴくり、と瞼が痙攣したが、相手は目を開けなかった。
「硝子。開けて。でないと止める」
愛撫の手を止めて、そこでやっと、不安げな瞳が瞼の下から現れる。左目を隠している重い前髪をかき上げて、空はその目を覗き込んだ。
間近で囁く。
「ちゃんと見てて。目、つぶったらそこで止めるから」
「ヤだ……なんで、……っ?」
涙目で見上げられたが彼は答えず、指を埋めた。違和感に、腕の下で体が軽く反る。逃げを打つ腰を掴んで、遅い速度で進入させる。
それでも言いつけを忘れずに、硝子は精一杯目を開けていた。恥ずかしくてどこを見ればいいのか分からないようで、視線が泳いでいた。
「あ、あ、やあ……」
指の腹に感じるのは暖かくも乾いて粘った、狭い肉の壁だ。阻むような蠕動を読みつつ、優しく、静かに、根元までを進める。
「つらい?」
完全に全部が埋まってしばらくしてから、空は声をかけた。呆然としていた相手は我に返った。
「あっ、う、ううん。平気」
「動かすよ。つらいようなら言って」
ぐるり、と一回転させて抉る。
「んっ、ク……!」
喉が嗚咽を飲み込むように震えた。硝子が目をぎゅっと閉じかけたが、次の瞬間には思い直したのか、逆に真ん丸く見開く。
一連の動きで零れた涙を舐め取って、空は指を動かし続けた。
硝子は僅かな刺激にも腿を強張らせた。拳を作って、声を出さないように、目を閉じないようにと努めていた。
時折その忍耐を突き崩そうと、増やした指をてんでに躍らせ、あるいは隠れた芽を柔く押しても、頑なに沈黙を守っていた。
もっとも、声を聞かなくても、薄い体を内から炙る炎の効果は、指に感じる液の多さで明らかだったのだけれど。
(ちゃんと、見て)
空は指を抜いた。
硝子の抱かれている相手は失恋した恋人などではないのだ。この自分だと彼女がはっきり分からなくては、逃避の意味がなくなってしまう。
「あ、ハ、ひゃあッ!」
肩に足を担ぎ上げて、意外に慎ましく閉じた入り口に口付ける。前々から膝、腿、内腿と小さく撫でて慣らしていたから、膝にはまるで力が入っておらず、易々とされるがままになった。
剥いて現れた芽を吸い、襞を舐め上げ溶かして、唇へにはできなかった侵入を果たすと大きく体が震えた。高く悲鳴が夜空に消える。
「や、きたない……!」
「慣れないと痛いよ」
お互い風呂に入っていない。だから汚い、と向こうの暴れる訳は分かっていたが、不思議と気にはならなかった。匂いがあまりないのも手伝って、舐める事に抵抗はない。
しなくてはならない、という義務感からではなかった。哀れみでもない。
――自分が単にしたいから、しているのだと気付く。
ああ興奮しているんだな、と痛いほど熱を持った自身を感じて、どこか他人事のように空は思う。
抉じ開けた先からとぷり、と透明なものが零れてくる。
儚い外見の硝子でもそれは生々しかった。塩と酸の味がした。恥毛も確かに存在していて、さりさりと鼻に当たる。
空はそれに幻滅よりも、むしろ憐憫を覚えた。先程戯れに乳房に耳を当て、拍動を聞いた時よりも少女の生が身に迫って感じられて、胸が痛む。
確かに硝子はここにいて、生きて、彼女の胸に巣食う苦しい恋もまた、存在しているのだ。
「は、ああっ、ぅ」
彼は鼻を腫れた芽に押し付けるようにして舌を動かす。指も一緒に差し入れる。振り上げていた足から途端に力が抜けた。
「うぁっ、やだ、いやっ、あ、あっ、……」
切ない声と共に太腿が締まり、彼の顔を挟む。ますますとろとろと流れてくるものが、空の顎を濡らす。担いだ足の先が薄いナイロンの下で、きゅうっと丸まるのを背の皮膚で感じた。
がくがくと断続的に震える腿に指を食い込ませながら、空は動きを早めた。
「あッ、や、へん……とんじゃう、ヤ、んあ、あああッ」
びくん! と硝子は全身を大きく震わせて、いきなり顔の両横からの圧迫が解けた。同時に小さな決壊が起きてどっと生温い液が溢れ出し、空の口元にも流れ込んできた。飲み下す。
見下ろした相手は筋肉の全てを弛緩しきらせ、熱い息を短い間隔で吐いている。頬には澄んだ雫が伝っていた。
今日はここまで。明日か明後日で終了(挿入+エピローグ)になります。
レスくれた方々トンです。ついでに
>>624の一京桔梗にも期待。
「ねぇねぇ、ニャミちゃん」
ミミが呼んでる。
あたしといえば、この暑さですっかりグロッキー。
アイスを頬張って、ソファにうつ伏せになっている。
寝る前にハミガキしなきゃな〜。メンド〜。
「な〜に〜、ミミちゃん」
「今タイマーの部屋に仕掛けた隠しカメラの映像を見てるんだけどさ」
いつの間に仕掛けたんだ、この長耳。
タイマーの部屋っていったら、今まであたしらが『あんなこと』や『そんなこと』してた場所じゃないですか。
プライバシーの侵害でキタムラ弁護士やらハシモト弁護士に頼んで訴えるぞコラ。
「タイマー、女の子を部屋に連れ込んでるんだよね」
「マジ!?」
「しかも半裸」
些細なことは頭から吹き飛び、急いでミミちゃんの元に駆け寄って、ダーリンの部屋が映されているPCの画面を注視する。
――なぁんだ、この娘はタイマーの部屋に行ったとき、よく顔を覗かせる子だ。
「これ、ダーリンの妹だよ。ミーちゃん。ミニッツっていう名前。将来あたしの妹に…」
「その妹が、またなんで上半身裸なのさ」
画面の中のダーリンは、さっきまで机に向かってましたーっていう感じ。
そこにミーちゃんが来たのかな、…ふむ、なにゆえ脱衣?
「ニャミちゃん、これはタイマーの貞操の危機かもしれないよ」
「貞操の危機?」
「( ゚д゚ )彡そう!兄と妹の禁断の愛…なかなかいい趣味してんじゃん、このロリっ娘」
なるほど、確かにいい趣味を…。
いやいや違う!
あの小娘があたしの
「あたしのダーリンを寝取ろうってのかい、このょぅι゙ょは!」
「まだ確定したわけじゃないけど、ってニャミちゃ〜ん?」
あたしはミミちゃんの言葉を聞くより先に、ダーリンの部屋に向かって猛ダッシュしていた。
「…あの勢いじゃ、陸上世界記録更新してるっぽいねぇ」
「ミーちゃん、暑いからってパジャマ脱いじゃ駄目じゃないか」
「だってぇ…ミニッツのおへや、クーラーついてないんだもん」
夜遅く、妹のミニッツが僕の部屋に来た。
暑さで眠れない日なんかは、たびたびこの部屋で一緒に寝たりする。
彼女の部屋には、クーラーの代わりに扇風機が置かれているが、それでは寝苦しいようだ。
「だからって何も着てないと風邪引くだろ?ここで寝るなら、ちゃんと上に着ないと駄目だよ」
「おにいちゃんは、なにしてたの?」
ミニッツがちょっと背伸びして、僕の机に置かれているものに目を向けている。
14回目のポップンパーティの台本だ。
今度ミニッツが出演することになったのだけど、僕もチョイ役で出ることになっている。
「ちょっとね、お仕事の関係」
「ふ〜ん…」
「さ、早く上着取っておいで」
「は〜い」
とてててっ、と可愛らしく走っていく。
ミニッツもアイドルとして、僕の仕事が気になるのかもな…。
なんとなく妹の成長を感じたりして。
そう思っていた矢先。
「待ってダーリン!」
聞きなれた声。ニャミちゃんだ。
あれ?なんでこんな夜遅くに来るんだろう。特に約束もしてないし。
…何だかいやな予感しかしない。
「あたしというものがありながらぁぁぁぁ!!!!」
ヤバイ。淀ジョル並の凶悪な顔でニャミちゃんが部屋の入り口に立っている。
ちょ、逃げ場がないんですが!
「ぅ、うわぁぁぁ!なんだかわかんないけどごめんなさいぃぃぃ!」
慌てて窓から逃げようと(あれ、ここ2階だよな)したけど、
「おやおや、一体どこへ逃げようというのかなぁ〜〜〜っはっはっはぁ〜〜〜ぁ」
あ、お星様…。
すまん
ただ単に淀ジョルネタ使いたかっただけです
>>631 吹いたw
ハシモト弁護士とか淀ジョルとかタイムリーでいいねw
ホントにこんな会話してそうだ。
続きが読みたいなーと言ってみる。何はともあれお疲れさま
>>631 ちょwwwwww
ニャミちゃんコワスwwwww
GJ!
ちょwwww
これ続きのエロとか混ざったらまじ面白い感じがするのは俺だけか?
続き何気に作ってほしいと念派を送る
>>631-632
連レススマン。
ミニッツのことで考えたんだが、
ミミがミニッツに自分自ら自慰方法を実演して、
真似してごらんみたいな感じでやらせて実践に
タイマー×ミニッツ AND ミミかニャミでの3Pて言うの
考えてみた。俺ってやっぱ考察力ないな。
むしろ4Pの方向で
ミミは参加せず指導+実況中継で羞恥煽り立て係とか
でもって恥ずかしさと気持ちヨさで混乱しまくるミニッツを
攻め立てまくるニャミとアブノーマルな状況でますます元気になるタイマーとか
神が降臨している最中に、投下させて頂こうと思っておりまする…
ヤベェ、悶える作品が多すぎて、タイプする手が震える (((((゚д゚;)))))ガクガクブルブル
ちなみにまだエロには入りません申し訳ない…
あ〜あ、と嘆き、元の姿に戻ったアン子は地面へ仰向けに倒れる。土がポニーテールに付こうが、忍者服に付こうが、もうお構いなしだった。
アン子は汗でしっとり濡れた額に右腕を重ね、疲れ切った体を重力に預けて、ぐったりしている。
「アン子にシノビアンって向いてないのかなぁ……」
ぽつりと悲観的な独り言を吐く。いつもは元気で明るく、お転婆なアン子は、すっかり途方に暮れていた。
試験に落ちたら、見習い忍者はもう一年学校で忍術を学ぶ。それからの卒業試験で、一人前の忍者になるチャンスはまた来るのだ。
それでも、アン子は同期の友人達と共に一人前になりたいし、留年なんて専ら嫌だった。
なのに、こんなに練習を重ねても変化の術だけは満足に出来ない…――思わず泣きそうになる。いけない、何か別の事を考えなくては。
(ちょっと気分転換した方がいいかなぁ……)
この修練場と隣り合わせた森は、奥深くに水がよく澄んだ湖を隠している。そこで水浴びでもすれば、少しは気持ちもさっぱりするだろう。
――そう考えたアン子は達磨の様に勢いよく起き上がり、そのまま跳躍して、木々の深い緑に食われて消えた。
かんかんに照った太陽は、地上の空気を蒸し暑いものにさせる。気が滅入ってしまいそうだとアン子は思った。
ぶつかる風すら蒸し暑かったが、目的地に近づくにつれ、それは少しずつひんやりと心地良いものに変わっていった。
「着いたぁっ!」
アン子は自分のいた枝から降り、強過ぎる日光を反射している湖面を目の当たりにする。遥か先にあるごうごうと流れ落ちる滝さえも銀色に光っていて、そのフラッシュの様な眩しさは瞼の裏にも白く焼き付いた。
(誰もいないよね…?)
一見したところ、人影は一つも見当たらなかった。だが、アン子は念を入れて、周りを見回した――誰もいない。
そうと分かったアン子は急に意気軒昂になり、早速服を脱ぎ始めた。帯を解き、上着を脱ぎ、ショーツを下ろす。見る見る内に衣類はしぼんで地面に落ち、対して少女の裸体は露になっていった。
きめ細やかで毛穴すら存在しなさそうな白い肌は、全体にうっすらとかいた汗で光を反射し、一層眩しさを増して輝いている。
胸はお世辞にも大きいとは言えなかったが、弾力に富んでいて、またその頂きには薄紅色をした突起物が飾り付けられていた。
そこから視線を下へとずらしていくと、緩やかな起伏の後に、頭髪と同じく茄子の様に紫がかった黒い茂みが始まっていた。
アン子は仮面を外し、髪を結っていたマゼンタピンクのリボンを解く。長い睫毛に覆われた円らな黒い瞳をきらきらと輝かせながら、これまた長い艶やかな髪で愛らしげな小尻を掃いて駆けていった。
真上から少し西へと降りかけた太陽は、相変わらず水面をぎらぎらと照らしている。樹上に止まった油蝉達がやかましく鳴き、真夏のムードは一層高まっていた。
そんな中。油蝉の交響曲に引けを取らずに轟いている滝の下で、じっと化石した様に立ち尽くしている者がいた。
よく引き締まった両足を開いて仁王立ちになり、アクセサリーをいくつか付けた両手を胸の前で合わせ、一定の勢いを保って、止めどなく降り注ぐ流水に打たれている。
晴れ渡った空をそのまま写し取った様な青い髪は、水を含んでだらりと垂れ下がっている。いささか細いが、よく鍛えられた逞しい肉体はすっかり冷え切って、鳥肌が立っている。
顔面もまるで凍り付いた様に強張っている。だが、顔立ちは整っており、美しかった。
眉は細く短く整えられ、鋭く切れ上がっている。鼻は高めで、筋も真っ直ぐだ。真一文字に結ばれた薄い唇は紫色に変色してしまっていたが、元の色に戻れば、多くの女性がほぅっと見とれる事だろう。
それ程、彼――六は美しかった。
滝に打たれ始めてから、一体どれだけの時間が経っただろうか。真夏だと言うのに、自分の体は冷え切っていて、その上、目が回る程に腹が減っている。もはや瞑想などしてはいられない。
――六はふつふつと沸く雑念に耐え切れなくなり、ふっと目を開いた。藍色の一本の線が二つに分離し、血の様な赤い色をした瞳に外界が映し出される。
それから彼は少し顔を項垂らせて、滝のカーテンから離れた。びしょびしょに濡れた褌が内股に貼り付いて、気持ちが悪い。そう思った時だった。
「こーいーのーまーきびぃーし、わたしのゆくてをー…♪」
「…何だ?」
六はすっと顔を上げた。滝の轟音で気が付かなかったが、自分以外に誰かいたのか。ばしゃばしゃバタ足をする様な音の聞こえる方に向き、六はそいつを見た。瞬時に彼は切れ長でつり上がった目を見開き、呆然となった。
人魚だ。人魚がそこにいたのだ。そんな馬鹿な事があるものかと、六はよくよくそいつを見た。
「オンナ…?」
水と戯れて遊ぶ少女の姿を、彼ははっきりと見た。岩の上に坐っている少女は身に纏うものなく、白い華奢な両足をばたつかせて、水飛沫を上げている。
水浴びをしている内に少し焼けたのか、微かに桜色がかかった白い肌は妖しいまでに映えて見えた。濡れて一層艶が増している黒髪が、丸みを帯びた肩や胸に貼り付き、その曲線を強調している。
決して美人と言える訳でも、取り分け体つきが良いと言える訳でもなかったが、六はアン子を見たまま、その場に釘付けになっていた。
女の裸体に目を奪われるなんてどうかしている、まるで変態じゃないか。そう思えど、悲しいかな、本能的に若き侍はくノ一の少女を見続けていた。次第に胸が高鳴り始め、嫌に呼吸が苦しくなり、頬の辺りが熱くなってくる。
「きゃあぁ!見ないでエッチーッ!!」
はっと我に返る。岩の上の少女が両腕を交差させて胸を隠し、体操座りの様に両足を折り、桃色に染まった顔を肩越しに背けている。六は急に罪悪感と焦りを感じ、慌ててアン子に謝った。
「わっ、悪ィ!そんなつもりじゃなかったんだ!!」
「ひどぉい!!アン子、もうお嫁に行けないーっ!!」
泣き叫ぶやいなや、アン子は六に背を向け、岩から跳躍して逃げようとした。だが、彼女の向かう先の水面は周りよりも色が深くなっている。底が深くなっている証拠だ。
行くなと制した瞬間、水面が割れる音が大きく響き渡った。六はチッ、と舌打ちして、両足に纏わり付く水を押しのけて走り、アン子の後を追う様に湖に飲み込まれていった。
ぐっじょぶ!!
エロ展開も気になる!続き待ってる!!
今回はここまで。次にはエロに入るかと…。
俺自身もエロ(を書く事)にwktkしているので、早く投下出来るとオモ。
ついさっき間違いに気付いたが、5/7の所…
×少し顔を項垂らせて
○少し頭を項垂らせて
…だ。まぁ大した違いはないが。
連レススマソ。どうしても寝る前に書き置いておきたい事があったので…。
アン子が六に変化するシーン(
>>582参照)がなくなるかもしれません。
…後、647の即レスが非常に嬉しかった。dクス。
GJ! お疲れ様〜
アンコの小尻の表現に神を感じたw
エロwktkして待ってるよ。
(微)エロ続編、なんとかできそうなんで
今夜くらいに投下します
と、自らハードルを上げてみる
>>629 なんか流されちゃってんね。みんな続き待ちで感想を手控えてる……かな?
おまた開き硝子が猛烈にツボったさ。
表情とかまで目に浮かぶような気がした。
微エロ?むしろ思い切ってエロを沢山突っ込んでみては(・∀・)
自分は全裸で冷房かけながら待ってる
>>651
完成したんで、投下。
※注意
もともと
>>631-632で完結していたストーリーに無理やり続編を作ったため(しかも微エロ)
お話がほころびだらけになりますが
ご勘弁、ご勘弁、ご勘弁願います
655 :
続編1:2006/08/05(土) 00:16:32 ID:5TfB5l0r
タイマーに説明され、ようやくあたしが誤解していたことを理解した。
っていうか単なる早とちりだったんだけどね。
話を聞いている間に、部屋にミーちゃんが入ってきた。なんだか眠そうな顔をしている。
「ダーリン、今日はゴメンね」
「うん、構わないよ。いつものことだし」
「それもそっか」
アハハ、と笑ってから
おもむろに
ハンド・パースエイダー(注・パースエイダーは銃器。この場合は拳銃)を抜き出し
パシュゥン
頭上に向けて発砲した。
「え、じ、じつだぁぁん!?」
「落ち着いてダーリン、ちゃんとサイレンサーはつけたから」
「なるほど…って、僕の部屋なんだけど!」
タイマーがごちゃごちゃうるさいけど、これであたしの気も治まった。
よく見てないけど、これでミミちゃんの設置した隠しカメラも壊れたはずだ。
キレたふりして仕事をこなす、まさに職人芸だね。てれるぅ〜。
「さてと、じゃ夜も遅いしそろそろ帰るね」
「かえっちゃうの?」
あたしが立ち上がろうとすると、ミーちゃんが口を開いた。
「おねえちゃんと、いっしょにおねんねしたい」
「いや、でもさ。押しかけてきてそのまま泊まるってのもずうずうしいかな、と」
さすがのあたしも「迷惑かな?」とは思うしさ。
でも、
「いいよ、ニャミちゃん。この時間じゃ電車もないし、この部屋で泊まっていきなよ。ミニッツもそうしたいってさ」
「ね、おねえちゃん」
う。
この笑顔。
like a angel 悪魔のスマイル。
断りにくいなぁ…。将来の妹にこう頼まれちゃあね…。
「じゃ、お言葉に甘えて」
「僕の予備の寝巻きがあるから、使うといいよ。今出すね」
ん?でも、この部屋のベッドは広いけど、3人じゃ狭いかな。
あたしがその疑問を口にすると、
「僕はリビングのソファで休むから」
「おにいちゃんも、いっしょがいい」
うわ、間髪いれずにまた例の笑顔。この娘意外とやり手だわ。
案外タイマーは、普段ミニッツちゃんにいいように使われてるのかも。
彼は諦めたように笑い、
「わかったよ」
と言った。
656 :
続編2:2006/08/05(土) 00:17:12 ID:5TfB5l0r
「それで風間課長が言ったんだ。『お前に喰わせるタンメンはねぇ!』ってね…あれ?」
3人でベッドに入ったはいいが、暑苦しいので毛布を床に落とし、寄り添ってヒソヒソと話をしていたのがついさっきまで。
気づくと二人とも眠ってしまったようで、すやすやと寝息を立てている。
ちなみに、真ん中に仰向けの僕、右手側にニャミちゃん、左手側にミニッツがいる。
(将来僕たちに子供が生まれたら、こんなふうなのかな)
と一人で考えて、なんか一人で勝手に恥ずかしくなって。
クーラー弱いかな…と思い、少し強くすることにする。
1時間くらいで切れるようにセットすれば大丈夫だろう。
「よっと」
右手を伸ばそうとしたら、そこに触れていたニャミちゃんが
ギュッ
と両手を僕の右手に絡めてきた。
あらら、これじゃ動かしたらニャミちゃんが起きちゃうかな。
仕方なく左手で枕もとのリモコンに手を伸ばそうとすると、
ギュッ
とミニッツが僕の左手を体全体で抱きしめた。
「え…と…」
身動きが取れない。
無理やり動いたら二人とも起きちゃいそうだし、余計にチカラが加わりそうでもある。
僕の体は麻痺したように動かせなくなった。
「キアリク」
試しに言ってみたが、MPが足りないようだ。
657 :
続編2:2006/08/05(土) 00:18:06 ID:5TfB5l0r
二人にひっつかれて、余計に暑くなってきた気がする。
いや、多分僕が興奮してるとかじゃなくて、二人の体温のせいだと思うけど。そう信じたい。
しがみついている二人も暑いのか、体をもぞもぞ動かしている。
「ちょ、ニャミちゃん…」
男物のパジャマではやはり大きかったのか、だんだん胸元が…はだけてきてる…。
やばい。萌える。いやいや違うって。
ミニッツのほうは、上着は薄っぺらなシャツだけなので、布越しに子供特有の弾力が…って何を考えてるんだ僕は。
でも手首の辺りがミニッツの太ももに挟まれて。柔らかい。
ちょっと理性がやばくなってくる。
(落ち着け、落ち着いて素数を数えるんだ。素数は他の数字で割り切れない、孤独な存在。僕に勇気を与えてくれる…)
2…3…5…7…11…
13…17…19…
よし、ちょっとずつ冷静になる気がする。
23…29…31…
そのとき、ニャミちゃんが僕の首筋に噛み付いてきた。
「さなぁ!って、ちょっとニャミちゃん!」
噛むというか、甘噛み。舐めながら唇でついばむみたく。
一気に頭に血が上ってくる。
同時に、僕の股間の辺りも熱を帯びてくる。
(立つな、立つんじゃない、僕のジョー!)
すると今度は、ニャミちゃんが僕のパジャマに手を突っ込んで、お腹の辺りを撫で回す。
多分というか絶対寝ぼけてるはずなのに、妙に艶かしい動きをしてくる。
臍の下辺りに円を描き、肋骨を撫で上げ…。
なんか僕の腕がニャミちゃんの胸に当たっているような…当たっていないような。
(いや、当たっていても胸小さいからわかんないと思うけど)
ガリッ
「んぎゃ!」
ニャミちゃんが脇腹に爪を立て、思わず声を上げてしまった。
あの、本当に寝てるんでしょうか。
658 :
続編4:2006/08/05(土) 00:18:47 ID:5TfB5l0r
モゾ、モゾ…
気づくと、僕の左腕もやばかった。
やばい、というか…やばすぎる。
ミニッツが僕の腕に…あそこを擦りつけてモジモジしている。
この場合も果たしてオナニーというのだろうか…じゃなくて!
「…ふにゃ…ん…」
寝言らしい。というか、薄暗いしミニッツの顔は見にくいけど、確かに寝ているはずだ。
そんな状態で無意識に僕の腕に…あそこを押し当てている。
ペロッ
ミニッツに気を取られていたら、今度はニャミちゃんが顔を舐めてきた。
びっくりして彼女のほうに顔を向けると、
チュッ
キスされた。しかもディープな。
口の中をニャミちゃんの舌が撫でてくる。
ほんのり甘い味。さてはハミガキしなかったな…。
っていうか、熟睡しつつも僕の唾液を吸い取るとかやめてください。
ニャミちゃんも僕の腕を足に挟んでくるし…。
ミニッツもミニッツで…
あの…女の子が感じたときに出る液体ってありますよね
あの液体、左手のほうでヌルヌルしたときですね
ミニッツのあそこのところから…あれ…ほんのり水の音が…
なんていうか…その…下品なんですが
勃起…しちゃいましてね…
本格的に暑さでやられたようで、冷静な思考がでません。
659 :
続編5:2006/08/05(土) 00:19:26 ID:5TfB5l0r
ていうかですね、僕半袖なわけで。
ミニッツのあそこの形が左手を通じてありありと伝わってくるんです。
クチュ…クチュ…
足を擦り合わせながら、僕の腕でオナニー(?)するミニッツ。
たまに聞こえる声が、年不相応に色っぽくて。
「…はにゃ…ぅ…ふにゃ…ん…」
ああ、女の子なんだなって。
でもいつも一緒に寝てるときはこんなことないのに。
なんで今日に限ってこんなことになっちゃったんだろう?
って思ってたら、
「ふっ、ぅん」
ニャミちゃんが口を離したので、チャンスとばかりに背中を向けて、ミニッツのほうを向く。
これでニャミちゃんのほうは心配ないから、少し安心した。
だけど、そしたら丁度、ミニッツが片足を僕のほうに…。
さわっ
布越しでもわかる、太ももの感触が…もろに僕のあれに触れて…。
メキメキあがるボルテージ。あぁ、これがA以上C未満か…って違う。
さっきまでのニャミちゃんの愛撫のせいで発射寸前。
耐えろ!耐えるんだ!
ここで出したら、なんか人としてまずいことになる!
必死に邪神モッコスの顔を思い浮かべたりして、徐々に収まってくる。
後ろ側はニャミちゃんがべったり抱きついて、前では僕の腕で感じているミニッツがいたりして。
いろいろあったけど、僕は元気です。
660 :
続編6:2006/08/05(土) 00:20:34 ID:5TfB5l0r
そのとき。
ニャミちゃんの手が僕のズボンに入ってきた。
え?と思う暇もなく、
つぷっ
と僕の後ろの穴に指を…って
「ええぇぇぇぇぇ!?」
びっくりして腰を引いた。
後ろにいたニャミちゃんから逃れるように動いたから、
当然
その先には
ミニッツが。
ふにゅっ
股間に張られたテントが、吸い込まれるようにミニッツの足の付け根の間に。
つまり、ミニッツのあそこに押し当てるように。
どくっ、ぴゅぴゅぴゅ
発射。
あ、神様仏様エキドナ様。
これって完璧素股プレイですよね。
妹相手にヤッちゃったわけですよね。
っていうかニャミちゃんがまだお尻に指突っ込んでくるんですが。
ミニッツがイッたみたいで「はにゃっ!」ってビクビク痙攣しているんですが。
人生オワタ\(^O^)/
661 :
おまけ:2006/08/05(土) 00:21:45 ID:5TfB5l0r
「いや〜いいモン見せてもらったね〜♪」
わたしはさっきまで録画していた映像を編集し終わって、一息ついた。
もちろん、タイマーがニャミちゃんとミニッツと絡んでいた映像だ。
ニャミちゃんも甘いよね。
あたしの仕掛けたカメラが一台だけなはずないじゃん。
まだ机の上のニャミちゃん人形の中と、壁にあるニャミちゃんポスターを留めている画鋲のところ、その他3箇所にあるんだから。
PC画面の中では、どうにかベッドから脱出したタイマーが、夢精した中学生のように動き回っている。
「あのフィニッシュは凄いね。狙ってもできるもんじゃないわ」
思い出すとまた爆笑しそうになる。
しかし、
「しっかしあのミニッツって娘も演技派だわ。 最 初 か ら 起 き て た もんね」
多分ニャミちゃんを帰らないように引き止めたのも、こういった展開を期待してのことだったんだろう。
ニャミちゃんがタイマーにちょっかいを出し始めたら、自分も同じようにって。
多分、お兄ちゃんが好きな妹の精一杯の演技。
「いや〜萌えるわ。こんどうちらの部屋にお泊りに呼んであげようかな」
先ほど編集した映像を落としたDVDに、「おとまりニャミちゃん」というラベルを貼る。
これは「観賞用」。
あと何枚か、「保存用」「お守り用」「タイマー脅す用」、それに「ミニッツにプレゼント用」も作っておこう。
「さて、あたしも寝るとしますか」
画面では、タイマーが下着を履き替えていた。
次回、「おとまりミニッツ」!
お楽しみに!
ねーよw
以上です
エロはどうでもいい
ギャグで笑ってくれ
>662
おとまりミニッツ、是非書いてくれ。
流れぶった切って悪いですが、2Pカラー同士で絡めるのはありですか?
世界観的にはパラレルみたいな感じで
>662
僕のジョーで吹いたw
またこう言うギャグの入ったエロを書いて下され
>>662 いやいや。
ふんだんにちりばめられたパロディもさることながら、
エロのほうも十分実用に耐えられるレベルだと思うぞ。
GJであるね。
……ところでおとまりミニッツはいつ頃読めますか?
立てー!立ち直るんだタイマー!
笑えるうえにミニッツかわゆすでおっきした。GJ!
あ〜あ、俺もこんな妹が(ry
智羅×みここ
という電波を受信!
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
4Pの小説お疲れとってもGJ!だったぜ
さりげない行動にかなり萌えた。
これだけは何か色々案がありそうだな。
取り合えずお疲れ。
ちなみに、まだ誰かがミニッツネタ書いてくれると
信じてwktkしながら待つ。
>>654 超GJ!「エキドナ様」と「モッコス」とキノ吹いたwww
エロも分かり易いしタイマーがお馬鹿で良かった。
奴が好きになれそうだw
今夜中にソラショコエロラスト投下すると言ってみる。
「僕のジョー」で盛大に噴いた キーボードが麦茶まみれ
自分も書こうと思うのですが、2Pカラー同士(1Pとは別人)って大丈夫でしょうか
前にも2Pの話は出てたし大丈夫だと思うけどなー。
地の分での色の描写や性格が変わるとかそんな感じなんだよね?
事前に但し書きを入れれば問題ないとオモ。
しかし、名前が違ったりしたらオリっぽくて嫌だなぁ…
モッコス禿ワロwwwww
こういうちょっとした小ネタのチョイスが絶妙で良かった!
2P別人設定(性格など違)に問題がないのはわかったのですこしスッキリしましたが、
名前の違いか・・・今の自分の考えてるものはまさにそんな感じだなぁ。
といっても全く関連性の無いようなものではなく、もとの名前を
すこしいじったりとかする感じですが(例えばもとがヨシオなら○○オとする)。
しかし初見では「誰それ?」となる。かといって同じだと1Pと同一視してしまいそうで。
すみませんが一旦自分で考えてそれでも迷うならまた相談してみます。
迷惑おかけしますた。
エキドナ様&ニコラシカ×ビー君きぼんぬ。
とか言ってみたりして…ハハ…
むしろエキドナ様×ニコラシカ
>>383-386、
>>598-603(エロ無し)、
>>626-629(エロ前戯)の続きのソラショコ投下します。
今回で最終編になります。
長い・抜けない・自分設定満載(特にエピローグ部)なので苦手な方はNG設定願います。
それでは
口の周りを拭おうとすると手の方も手首まで濡れていて、上手く拭けずに往生した。
空が手渡されたゴムを着けるまでの間、硝子は慎ましく向こうを向いていた。一度息を整え、
「力、抜いて」
きゅっと硝子は空の腕を掴み、顔を背ける。目を閉じずに、それでも唇を噛んでいる横顔はうち萎れた花のようで美しかった。
軽く腰を進めると伸び上がるようにする。入り口は一度蕩けてもまだ、生硬に閉じているようだ。
(もしかして)
その段になってやっと、空はある事に気付く。何故今まで気付かなかったのか、と自分を殴ってやりたくなった。
「――硝」
「なに……?」
何かいけない事でもしてしまったのか、それとも、と怯える相手に、彼は出来るだけ優しい顔を作る。
「……はじめて?」
「――!」
かっと頬が赤く染まる。
「な、なんで……」
「勘。……そっか」
耳まで染まったのを見下ろして、空は少し笑った。からかったのではない。死んだようになって、これまでほとんど無表情だった少女が感情を露にしたのが、何だか嬉しかったのだ。
だが相手が初めてとなると、話はだいぶ変わってくる。女にとって、男のそれとはかなり違う意味があったはずだ。
今なら止められる。ここで引き返すのは正直惜しいけれど、やって、やれない事はない。
「本当にいいの、それで? ……相手が、僕なんかでも」
口に出すと腕に掛かる力が増えた。
「――嫌だったら、頼んでない」
聞き間違えようのない明確さで言い切り、硝子は頭を振ってみせる。
「わたしは、かまわないの」
そうか、と空は少し笑った。髪を撫でる。
「ごめんね」
「え……」
「優しく出来なかったら、ごめん」
「……ううん」
自然と互いの手が重なり、握り締め合う。力が掛かるのと時を同じくして、彼は中に押し入った。
「んぅッ……!」
それは慎重な進入だった。下敷きにした体は薄くて、体重などかけたらその瞬間に粉々に砕けそうだったからだ。
しかし、それはあくまで空にとっての話だった。彼の掌には痺れが走る。指先が白くなるほどの強い力で手が握られたのだ。
胸の下で上体が仰け反り、眉が急角度に寄せられる。ひどい痛みを与えているだろうとは想像に難くない。
一番太いところが狭いところを潜り抜ければ、その勢いのまま奥を突く形になった。ひっ、としゃくり上げるような声が、くっ、と凝った息が、互いに零れた。
「――硝、大丈夫?」
最深まで自身を埋めて、息を詰めながら少年は訊いた。さすがにきつく目を閉じてしまっている少女の、汗を含んで重くなった前髪を梳いてやる。
硝子が歯を食いしばって無言で頷き、空はそっと頭をかき抱いた。速い熱い息が肩口に掛かる。
粘膜が直に触れ合って、それは眩暈のするような感覚だった。まともに目を開けていられない。甘く重く、急所を曝け出している事による僅かな緊張感と、その一番弱い所を少々痛いくらいきちきちに、濡れたものに包まれる快感。
生温いそこは自分と少女との境界が判然としない。体温と同じ温度の風呂に浸かった時のようで、自分の器官が延長されたような感じだ。溶けて一つになる、というのはこんな事か、と思う。
無理に動かなくても頬がそそけ立つほど気持ちがよく、一方で組み敷いた相手が苦しがっているばかりなのが申し訳なくて、彼はそのまま動かずにいた。
「動いても大丈夫になったら、言って?」
「まだ、ダメ、」
「わかってる」
快感に朦朧と目を閉じていると、つと向こうから手が伸びて、空の頬に触れた。思わず肩が跳ねる。
手は下りて行き、目の見えない人がそうして人の相貌を知るように、彼女は少年の鼻筋をなぞり、唇を辿る。
そうして空自身も知らぬ間に頤まで落ちていた汗を掬って、何事か硝子は呟いた。
「――う」
薄い掌がぴたりと、彼の頬を包んだ。空は若干の驚きをもって少女を見下ろす。
行為が始まってからこの方、阻む事こそしなかったものの、硝子の方から空に触ってくる事はなかった。縋るように腕や肩を掴まれたが、それだけ。
今が初めてだ。初めて、幼馴染の方から意思を持って触れてきている。
「なに……?」
ぎゅうっと強く握りこまれるとそれだけで行ってしまいそうになる。気を逸らすつもりで、空は先ほど聞き逃した言葉を訊いた。
硝子は一度息をつき、微笑んだ。やはり今までのどこか虚ろな、口元だけ、目元だけのものではなかった。
未だ震えながらも刷毛でさっと掃いたように全身に仄かな朱を上らせて、笑顔で、言う。今まで見た事のない不思議な表情だった。
「――ありがとう」
頼まれてした事なのに滑稽だ、とは思わない。むしろ空はやっと硝子が笑ったのに安心した。
そうしてその顔に、どういう訳か胸の奥を掴まれるような苦しさを覚えて、混乱する。
――いったい、どうして。
「たいした事、ない」
狼狽えれば硝子は首を横に振った。
「それでも……」
程なくしてもう大丈夫、と視線を外し、相手は握った手に力を込めてきた。頷き、会話が途切れたのに安心しつつ、彼は内壁を広げるように動き始める。
腰骨を擦りつける動きは緩く、単調で静かだ。だが時折漏れるくぷ、くち、と湿り篭った音が、卑猥でたまらない。
その音がだんだん、くちゃくちゃ、ちゃぷちゃぷ、と汁気を帯びていく。少女のしかめた顔に、苦痛以外の相が浮かび上がる。
痛みに一度は引いた汗が再び薄く噴き出して、合わさる肌にしっとりと潤いを与えていく。好きに動いて、と、硝子が懇願したのはそんな時だった。
「そらくん、だめ……っ、きもちよく、しないで、ェッ……!」
酷くして、痛くして。わたしを痛めつけて。
驚いて少年は彼女の顔を見た。自虐的な言葉がどうして今になって出てくるのか、分からなかった。
思わず聞き返す。
「どうして」
「どうして、ってッ……そんなの、」
その答えで空は全てを見抜いた。かっと頬に血が上り、腹の中へは冷えたものが走る。
「――嫌だよ」
この期に及んでまた、彼女の癖が出ていたのだ。
痛みでもって自分を罰そうというその考えが、彼には手に取るように分かる。
一時でも恋の相手を忘れたい。でもまだ彼を愛しているから、他の相手に抱かれるのはいけない事だ。
それでも忘れたい。だから、裂ける苦しさが、自身への罰だという。そういう考え方をするのが硝子だった。空は良く知っていた。――ずっとそれに付き合ってきたのだから。
(とんでもない)
他の時なら許せたかもしれない。成就が叶わないと知った上での愛情なら、空が文句を言う謂れはない。
だが今だけは我慢がならなかった。それは自分への侮辱だ。その思考が気に食わない。
そうして、それでは何のために硝子を抱くのか分からない。放っていてはきっとまた、同じ事で彼女が悩む破目になる。
「覚悟、してね?」
怒りがそれまでの陶酔を駆逐した。空は華奢な片膝を胴に付くほど抱え込む。体重を掛けて圧しかかり、揺さぶる。自分にある事も知らなかった凶暴な衝動が、背徳的に心地よい。
「アっ、あ、ア――」
恥骨の軋む痛みに、少女の声が裏返る。遠慮なくぐりぐりと食い込んでくる相手の骨に、悲鳴を上げる。
一見要望に従った荒々しい律動のようだが、その実硝子が受けるのは苦痛よりもむしろ快楽だった。
柔らかい奥底に自身を押し付け、刺して、それでも空は一点で冷静に少女を見定めた。どこがいいのか、どこを突けば快くなるのか。
先程見せたあの笑顔が、早く彼女に戻るように。
「く、あッ、」
やがて中の動きが変質し始める。ただゆるゆると滑らかだった、それだけだった壁が、ぬるりぬるりと蠢き、搾り出すような動きを見せる。
自身だけではなく全身を擦り寄せれば、赤く尖った乳首が彼の胸でこすれて、硝子が泣いた。
「ひあ、あッ、あんッ、ア、お、おかしく、なっちゃ――」
「――なって」
彼女は自分に忘れさせてと頼んだのだから。
瞳はうつろに、言葉は意味を成さなくなり、少女は自身の感覚だけで破裂しそうになっている。それを与えているのが自分だという事が満足感を呼び、嬉しい。
シート越しに潰れた草や雨の匂いを、蒸し出された甘い匂いが圧倒している。湿る夜気の冷たさや、どこかで鳴く虫の音が、遠い。
抜き差しを繰り返す下腹に、空はふと温いものを感じる。思わず視線を落とした。
間接的な懐中電灯と満月ではない月明かりでは何が見える訳でもない。まして自分達の体で陰になる箇所だ。真っ暗で色彩の区別も付きはしなかった。
だがそこに赤いものを見つけたような気が、した。
(――!)
尾てい骨から背骨、首の後ろ、脳まで空の全身を、冷たさが駆け上る。喜びとも恐れともつかない、不思議な感情だった。
この子を初めて犯しているのは自分なのだと、改めて少年は実感した。似つかわしくない事だが、それは一種厳格な心持ちだった。
何か枷をかけられたようだが、全く苦しくない。むしろそれが――喜ばしい。
(全然、そんなんじゃないのに)
彼は心中で苦笑した。これが終わればまたいつもの、疎遠になった幼馴染の二人だ。硝子はまだ彼氏の事が好きで、自分も星気違いで女っ気の欠片もない高三に戻る。
互いにあるのは友情だけ、それだけだ。長い付き合いで家族のようになっているが、それだけの。
(――今だけは)
今だけでいい。繋がっている今だけは、恋人同士だ。
至った考えに、そして感じた一抹の寂しさにやや愕然としながら、それでもいい、と空は思う。
今だけは恋人だ。だから初めてがこの子相手でも、おかしくない。
義務ではない。自分がしたいから。妹のように愛しいから。今だけはこうやって慈しみ苛めて、苦しい思いをその心から消し去ってやれる。
「ん、くっ……」
「あ、……ッ?」
埋めた自身に蕩けるような疼きが走って、思わず彼は呻いた。その息は荒い。拭う暇も余裕もなく、汗が額から顎へ伝い、真下の裸の胸に落ちる。
その感触に硝子が陶然と目を開ける。眉宇から愁いが消えて久しい。潤んだ目を瞬かせて、空の首にしがみついた。
「ゥ、んっ、わたし、わたし……!」
「わかって、るっ」
限界が近かった。硝子もそうなのだろう。気遣いはとっくに消えていて、空はただ引き抜き、打ち付ける。
薄い下腹を抉る動きが弱い一点を擦り上げ、びん、と内壁が締まる。そのままきゅうっと最大の収縮が、来た。
「あ、や、んぁ、やぁああッ、そら、くッ――!」
「――うーっ……!」
全身をぶるぶると痙攣させ、喉を晒し、爪を空の背に食い込ませ目をきつく瞑って、彼より僅かに早く硝子が小さく叫ぶ。
敏感になった先端から液が溢れる。痺れが小波のように尻から下半身へと走り抜け、次いで虚脱の第二波が駆ける。目頭から首の後ろへと、さあっと冷たい波が走っていった。
どっと雪崩れ落ち流れる感覚。ちりちりした痛みと共に、粘るものが自分でするいつもよりも多く放出されていく。引き攣った内腿と腹が、それを迎えるのを感じた。
「はあっ……」
――終わった。
どちらからともなく息をつく。長く最後まで吐き出した後に身震いして、空は自身を引き抜いた。全身の筋肉が、急に重く感じられてたまらない。
若干の気恥ずかしさを感じながらゴムの始末をした。溢れる薄桃色のぬめりを拭って、硝子の隣に寝転ぶ。気怠さに任せ、正体をなくした細い体の上に倒れ込みそうになるのを抑えての結果だった。
もう事は終わったのだ。自分は彼女の想い人でも何でもなく、ただの幼馴染だった。
――願い続けるよ 今 僕が見つけた小さな恋は 人知れず大きくなる――
「ソラ兄!」
女の子顔負けのボーイソプラノで堂々と歌い上げて満場の拍手を貰い、手を振ってさらに沢山の喝采を貰ってからステージを降りた幼馴染に空は合図を送った。そのままこちらに辿りつくのを待つ。
人の海にもみくちゃにされて、赤い14のゼッケンの上下はよれよれになっている。近づくとぷんと汗の臭いがして、空は顔をしかめた。
「翔も呼ばれてたんだ」
「こっちもびっくりだよ。ソラ兄そんな歌上手くなかったじゃん」
「言ったな」
臭いぞ、と言い返すとだって洗っちゃいけない規則なんだよ、と翔は反論した。肩に紙吹雪が貼り付いている。
「先輩達の流した大事な汗が染み込んでるから駄目だって」
「だったらなんで会場に着てくるんだよ、迷惑じゃないか」
「ソラ兄だって望遠鏡ジャマじゃんか」
「観察に行くところを捕まったんだよ」
あれからしばらく経ったある日、得体の知れないパーティへの招待状が空に届いた。
歌を一曲作って来いという、蛍光色で甚だ目に優しくないそのカードを一度読んだきり、彼は放っておいた。何がしたいのかが不明で怪しすぎたのだ。
そして仰天した。
何日か後、なんと主催者の神様ご本人が(ホラでも何でもないから恐ろしい)直々に空の所まで説明しに来たのである。
それでも説明は支離滅裂で、肝心の日時は追って伝えるなどとはぐらかされた。だが念押しされた以上、知らぬ存ぜぬは通らない。
神様が告げた規則通り歌を考え、そうして忘れてしまいかけた頃に、いきなりUFOに拉致されて、空はこのホールに連れて来られたのである。
UFOの主は地球の一家の許で暮らしている、可愛らしく友好的な宇宙人だったのでアブダクション云々は体験していない。強いて何かあったとすれば、その家族(カリスマ美容師と別の高校の生徒だ)を紹介されたぐらいか。
(結構いるんだなあ、宇宙人)
まさか科学者永遠のロマン的な存在が隣町の平凡な一家の中で、おやつを貰って可愛がられているなんて思いもしなかった。どころかこのホールにはテレビや雑誌で見た顔がちらちら見受けられる。
本職のミュージシャンと普通の学生とが一緒くたになって、同じように歌を披露するために集まっているのである。
世界的に有名な指揮者やビジュアルバンドやダンサーのいる一方で、見慣れた制服の生徒や小さな子供がはしゃいでいる。俄かには信じがたい。空だって神様に会っていなければ信じはしなかっただろう。
少しでも音楽を齧って音楽の道で生きていきたいと思っている人間なら、涙を流して喜びそうなステージだ。
もっとも度胸満点の翔には萎縮など縁がない。でなければこうも息を弾ませて、目を輝かせているわけがなかった。
「ソラ兄はもうちょい先?」
「ううん、全然。ものすごい先だけど」
「じゃ、しょーこさんのも聞けるね。良かったあ」
え、と空は目を見開いた。
硝子にはあれから二週間近く、一度も会っていない。元々学校が違うから登校時間もまるで噛み合わず、会おうと思っても暇がなく、そうして、会うのが怖かった。
――会って何を話せばいいのか、分からなかった。
下手に話せば今までの自分たちの事が全て、壊れてしまいそうで、怖かった。
「――硝子も、来てるの?」
呆然と聞き返すと、童顔に怪訝な表情が浮かぶ。
「え、うん。……何、ソラ兄知らなかったの?」
「知らなかった……もしかして翔、硝の携帯の番号も知ってる?」
「知らなかったの!?」
今度こそ大声を上げて、翔はぽかんと空を見上げてきた。
「ったって、携帯持ったの高校上がってからだし。硝は私立行ったから全然行き来がなくなって」
「信じらんない……」
弁解するも聞き入れず、翔は呆れた顔をする。信じらんない、と繰り返して、ポケットを探った。
「今ケータイ持ってないから、しょーこさんから直接聞いてくれる?」
「いや、僕も今は……」
言いかけて、壇上のライトが注意を喚起するように光ったのに気付く。
「あ、ほら」
振り仰いだ先に二人の共通の幼馴染が光を浴びて、立っていた。
彼女が歌ったのは、失恋の歌だった。
歌詞の内容はどう聞いても振られた彼氏に縋り付くといったもので、歌の美しさに酔うより先に空は心配になる。
上手く出来たもので、透き通る声で彼女が歌いきった直後に、ステージ掃除のための休憩が入った。
建物の外に出て何かをするほどの時間はない。人いきれからホールの出入り口に翔と二人で避難すると、示し合わせたように硝子が現れた。
「久し振り、翔くん、空くん」
「しょーこさん!」
お久ー、と駆け寄った翔に微笑んで、それから硝子は空に笑いかけてくる。
その笑顔は落ち着いていた。少なくともあの金曜の昼のような、一目見て気付くほどの澱は白い顔から失せていた。
ほんの少しだけ空はほっとする。ステージの上にいる硝子の表情がまるで窺い知れなかったから、まだ引きずっているのかと気に掛かっていたのだ。
「――久しぶり」
そうして少女の挨拶が、この前の事は隠してくれと言っていた。淡く笑って、空は挨拶を返した。
複雑な気分だった。
あれほどの事が自分と彼女の間にはあったのに、今、呆気ないくらい易々と言葉を交わして、笑っている。
自分達の今までの関係が崩れてしまいそうで怖かったのに。喋る事も笑う事も、何もなかったようにする事も、拍子抜けするほど容易い。
「元気だった?」
「――おかげ、さまで」
ちょっと目を細めて硝子は言った。意味深な返し方にどきりとさせられる。
「空くんは、どうだった?」
「……僕も、そんなには変わりないね」
「そう。翔くんも、変わらないねえ」
「――そんなにぼくの背、伸びてない?」
それからしばらく近況報告に終始した後に、
「あ、ねえ、翔くん。ちょっと、わたし達だけにして貰えないかな」
「えー、何で?」
「話したい事があって」
硝子は曖昧に笑ってみせる。意識せずとも背筋が伸びたのを、空は感じた。
だがお願い、と彼女が頭を下げて見せたのにも関わらず、翔は食いついてきた。どうして、としつこく理由を聞いてくる。
「何かあったの、しょーこさん? ……!」
硝子の顔をじっと見つめている。だが、これは、と空が観念しかけた頃、ばね仕掛けか何かのように、ばっ、と翔は飛び退き、首を巡らした。
二人が何の事か全く分からずにいる内に、彼は何かを見つけて脂汗までかき始める。
「うげ!」
「あー、待って!」
顔を真っ青にして翔が硝子に縋りついた。幼馴染の膝は完全に笑い、目は泳いでいる。何だろうと空は辺りを見回し、それを見つけた。
大勢の目の前で歌った時も平気だった翔がここまで怯える、その原因が、転がるようにして駆けて来たのだ。
「待って、ハリー!」
ピンクのTシャツにお下げ髪の女の子と、早くも脱色された金髪の気弱そうな男の子が目に付くが、翔の怖がっているのは子供ではない。
彼らの追いかける、小さな毛玉の方である。わん、と吠えた声を聞いて、ますます後輩は後ずさった。
「あー、来んな、来んな来んなヤだヤだヤだッ!」
一匹の子犬だ。それもぱっと抱き上げてしまえる程度の小さい犬だった。
だが翔は硝子の後ろに隠れ、さらには空にしがみついて来る。その力たるや溺れかけた人間のようだ。
彼は犬が嫌いだ。嫌いだし、怖いのである。なのにどうしてか、大抵犬の方は翔に懐く。今回も例外ではない。
赤ゼッケン目がけてまっしぐらに駆けて来るハリーはテリアだ。つぶらな目と髭や眉のような口元目元の毛並みが、老人のようで可愛い。
縫いぐるみめいていて空も可愛いと思うのだが、犬全部が駄目な翔はひたすら蛇に睨まれた蛙のように嫌がる。そうして今も、足が竦んだところを子犬に飛びつかれて、尻餅をついた。
「ぎゃーッ」
目を回した相手の事など頓着せず、当のハリーはゼッケンの胸に馬乗りになった。ふんふんと鼻を鳴らして嗅ぎまわり、ぺろぺろと翔の顔を舐め回している。
やっと追いついてきた子供二人がリードを引いても離れようとしない。千切れんばかりに短い尻尾を振っている。
「こら、ハリー、ふせ!」
飼い主の方らしい男の子が言ってもテリア犬は聞き入れない。さすがに翔が可哀想になって、空は子犬を抱き上げた。もがくがそこは小型犬、楽に引き離すことが出来る。
「はい」
バスケットボールと同じか一回り大きい程度の体なのに、どうしてこうも犬の方は怖がるのか不思議だ。
「あ、ありがとーございます」
お辞儀をした女の子の腕に渡して、空は翔を呼んだ。一連の騒動に呆気に取られていた硝子も、それに続く。
少年は目を瞑ってぐったりしていた。ぴたぴたと頬を叩いても起きない。
「ほら翔、起きて」
「翔くん、大丈夫?」
「……」
多分すぐに目を覚ますだろう、という空の目論見は外れた。
肩を揺すっても何をしても、弟分は目を覚まさない。脂汗までかいている。あまりの顔色の悪さに、
「おにーさん死んじゃったらどうしよう……」
とお下げの女の子の方が泣き出してしまったほどだ。
「びっくりしてるだけだから大丈夫よ。このお兄ちゃん、昔から犬が苦手だったから」
「え、そうなの?」
「そう。だからハリーの事、ちゃんと抱っこしててね、いいかい」
「えー、ハリーかわいいのに」
「リンちゃん、ダメだって」
口々に言う子供を笑顔を作って宥め、さてどうしよう、と空は必死に思考を巡らせた。自分の順番はこのすぐ後の回に回ってくるから、ホールに待機していなくてはならない。
だが硝子は人のいないところで話したいと言っていたし、後回しにはしたくない。周りに人の少ない今の内でないとまずいだろう。
そうなると残りの子供二人では翔を任せておくには不安だった。
「誰か、呼んでくる?」
「うん。……あっ、いや、」
訊いてきた硝子に頷きかけ、それを取り消す。代わりに、
「ねえ、そこの君、T高の」
呆然と立つ真新しいセーラーの少女を硝子の背後に見つけて、空は声をかけた。自分の高校の制服で、しかも、どこかで彼女を見かけたような気がしたのだ。
「わたし、ですか?」
瞬き、おずおずとこちらに近づいてくる少女の学年章はやはり一年のものだった。ふわふわした栗毛を耳の後ろで二つ結びにして、丸い黒い眼は幼かった。
顔立ちに見覚えはない。だが確かに見たのだ。どこだったろう、と空は考えながら、
「出演者の人? もうすぐ休憩が終わるから、ホールに……」
「ううん、違うんです。あの、何だか『会わせたい人がいるから』って……翔君?!」
倒れている翔を認めて一年生が上げた素っ頓狂な声に、ハリーが耳をぴくりとさせる。
その親しげな呼び方に、ぴんと来るものがあって、空は表情を緩めた。どこで彼女を見たかに気付いたのだ。
あの金曜の学校の廊下だ。そこで、彼女は翔と話していた。
「――もしかしてうちのバスケ部の人? マネージャーさん?」
「あ、はい、そうです」
裏付けを得て、空は微笑む。神様も粋な計らいをしたものだ。
「じゃあ、見ててくれないかな、翔の事。翔はもう順番終わってるから、時間は気にしなくていいよ」
「分かりました」
「それじゃ行こうか。二人も、気をつけてね」
「「はーい」」
生真面目に頷く翔の片思いの相手を残して、四人と一匹はその場を離れた。元気に走り回る子供達の後ろ姿に自分達の小さかった頃を見て、知らず、微笑がこぼれた。
ホールの入り口からさらに離れ、渡り廊下に出てしまえば、人気はほぼなくなった。
ガラス張りで見通しは良くても話し声の聞こえる近くに人影はない。ソファに並んで掛けて、アイスコーヒーを渡す。
「彼と、別れてきた」
時間がないのを分かってか、硝子は出し抜けに切り口上で告げた。
「それは……」
人がいないのを確認したのに意味もなく周りを振り返って、空は少女を見つめた。
二人きりになるとやはり彼女はただ懐かしく大切なばかりの幼馴染で、以前と何ら変わるところはなかった。
「――ごめん」
反射的に謝ってしまう。相手はきょとんと目を丸くする。
「どうして?」
問われ、逆に空は言葉に詰まってしまった。確かに空の謝罪する理由は、どこにもない。
「僕のせいなら……」
「違うよ。それはわたしの頼んだことだもの、空くんが謝ることじゃない。――そうじゃなくて、あの時ね」
消え入った語尾に被せ、硝子は小さく言った。
「多分、もう彼のこと好きじゃなくなってた」
空は左隣に座る相手をまじまじと見つめた。意外と穏やかな顔をしている。
「いつからだったかは、分からないよ? でも、この間、別れるために二人で話した時、前ほど辛くなかった」
視線に気付いて、硝子は照れ臭げに、紙コップの中に視線を落とす。そこに見つからなかった答えがあるかのように。
「彼に触られても、声を聞いても、全然嬉しくも悲しくもなかったの。気持ちが全然、一枚薄い膜を通しているみたいだった。それで分かった」
ああ、もうわたし、この人のこと好きじゃなくなったんだなあ、って。
「――きっとね。信じるだけでいられなくなって、疑わなきゃならなくなってから、もう、純粋に好きではいられなくなっちゃったの。だからもう、終わってた」
だから、空くんのせいじゃない。コーヒーを一気に干して、苦い、と少女はおどけて笑う。
つられて、空は苦笑する。一番訊きたかった問いが、自然と滑り出ていた。
「一人で、大丈夫そう? もうあんな事、しない?」
あんな風に辛さに囚われて、自棄に走る事は。
しないよ、と硝子は即座に返してきた。
「絶対とは言い切れないけど――今、頑張ってるところだよ」
頷いた少女が、眩しい。
あの日は相手の顔など見られないで帰してしまったから、まともに見るのは久し振りだが、硝子は確実に変わっていた。
儚いだけ、脆いだけだった印象は変わらない。今もか弱い風情のままだが、ぴんと一本の強靭な弦が内から彼女を支えて、輝かせているようだった。
「そう――なら、良かった」
「ありがとう」
はっきりと、澄んだ声が告げた。
聞き返そうとした空の手に、冷たい手が重なる。見つめてくる瞳は透き通って、以前よりも深い色を増していた。
「――ありがとう。あなたで、良かった」
「うん」
「全部、空くんのおかげだよ」
そんな事ない、ともどういたしまして、とも答えるのは変な気がして、代わりに空は薄まったコーヒーを飲み干した。羨ましいのと面映いのとが複雑に入り混じっている。
同時に、早く会場に戻れ、とアナウンスが流れてきて、思わず二人は顔を見合わせて苦笑した。
「空くん、次の回?」
「うん、そう。実はちょっと緊張してる」
「頑張ってね。翔くん達の様子見たら、行くから」
手が離れていく。
「――後で、携帯の番号教えてよ」
「え?」
「まだ硝の、知らないから。こっちのも教える」
立ち上がってこちらを振り返った少女は懐かしい笑顔だった。手を振られ、振り返す。
「じゃあ、また、後でね」
「また、後で」
【終】
これにて終了です。長々とお付き合いくださり有難うございました。
拙いですが書きたかった事は
(ソラで青姦、ショウコで半着衣&濡れたシャツ、ショウとハリーの(一方的な)蜜月)
全部書けたので満足です。
レス下さった皆さんも有難うございました。めちゃめちゃ励みになりました。
Dミサフロウの続き投下は九月以降になると思います。では名無しに戻ります。
>>682 恐らく一番乗りにGJ!
情景と心理の描写が凄く綺麗に感じた
Dミサフロウもwktkして待ってるよ
あとエキドナ様とニコラシカの話だれか頼むw
序でに誰か
ミニッツ×ミミ 誰か頼む。
>691
腹黒ミニッツ攻めか?
それとも、無意識にミミをあんあん言わせてしまうミニッツ攻めか?
…後者なら時間があれば書けるかもしれない。
>>689 個人的にかなりよかった。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
なんつーか…無理やりじゃないが本位じゃないシチュって狂おしいほどツボいorz
>>689 GJ。マジでGJ。
私もこのくらい文才があれば自家発電出来るのに…
>>693 自分の考えてる中では、その逆かな?
無意識にミニッツを感じさせる感じで・・・
スマン。後者じゃなくて
>>689 グッジョブつかゴッジョブ。
エロも萌えたけど話の流れにも非常に萌えた。
Dミサ風呂も待ってますよ
エキドナ「…」ガキッガキッ
ニコラシカ「テラヤバーチェ!」
がしっ
エキドナ「…」ウィンウィンウィン
ニコラシカ「イ、イ、イ、イッテシマウーノフ!」
どぷっ
エキドナ「…」←満足げ
ニコラシカ「オヨメニイケナクナリーマーシタラバ!」
ミミ「みーちゃん牛乳好きなんだってね」
ミニッツ「おっぱいおっきくしたいの」
ミミ「…揉んでもらうと大きくなるっていうよね」
ミニッツ「ほんと?じゃあおねえちゃんにもんでほしいな」
こんな展開か
何気に700ゲトー
>>699 そんな感じの奴希望。
寝苦しい夜はいつもナカジ君の事を思って眠る
一緒にいる時は素直になれないけれど、夢の中では素直になれるから
『可愛い耳だな、キスしてもいい?』
「うんキスして」
『ねえ、唇にもいい?』
「もっとして・・」
ゆっくりと重ねられるナカジ君の唇に感触を想像し下半身が熱くなっていくのを感じる
『俺、さゆの可愛い所・・・いや、さゆの全てが見たい』
「うん、もっと見て、いっぱい触って、私だけを見て」
そして私の右手はエレキギターをかき鳴らす、大きくて繊細な指を持つナカジ君の右手に変わる
『可愛いおっぱいだな、もっと大きくしてやるよ。』
あいつの手が胸を優しく揉み解す。
白い乳房が薄い紅色に染まるまで、愛撫の手は止まらない。
「な・・・かじ・・・くぅん」
『うん?こっちも愛してほしい?』
乳首を弄ばれて焦れたように声を上げた私に優しく微笑むと、
ナカジ君は下腹部の一番いいところに触れてきた。
『さゆはここ触るともう気持ち良くて止まんないだよな?』
そう云って、ナカジ君は蜜壺から掬い取った蜜を私の突起に塗りたくる。
「あっっっそん・・・なにはげしくしちゃ・・・らめぇぇぇ」
感じすぎて甘い声を出す私を嬉しそうに見ながら、ナカジ君はもっと私の突起をいじりつづける
「き・・・もちいぃ・・・かっじく・・・ん良すぎるよぉぉぉ・・・」
『そうか。良く言えたな、ご褒美にイクまで触ってやるからもっと可愛い声きかせて』
そう言うとナカジ君は指の動きをもっと激しくする。
「あっあっあっぁぁぁー!」
その動きに耐え切れずイってしまい、目を開けると・・・・・
そこはいつもの現実、私の部屋のベットの中
「あーあ・・・またしちゃったよ・・・」
私はげんなりしつつも、乱れたパジャマを着なおしベットに入る
明日こそ・・・素直になれるといいなあ。
おやすみなさい、ナカジ君
さて、おとまりミニッツは本人にまかせるとして俺は対決編でも書かせてもらいましょうかね
さゆり、なんてけしからん娘だ! GJ!
しかもよくみたら片想い! なおGJ!
お疲れ様。ナカリゼの人かな? 違っていたらスマソ。
普段清楚な子のエロってイイよね。
確かにナカジはギター胼胝が出来てて触られると刺激になりそうだw
これは個人的に気になったんだけど、「ベット」と書くと
「お金を賭ける事」になるのでちゃんと「ベッド」と書いて欲しかったな。
>>678 1Pと2Pが同時に存在して絡んだりしない限り、2Pに名前をつけるのは避けた方が無難だと思う。
それやると最悪「サイトでやれ」なんて馬鹿が絡みかねないし、
やるとしても名前欄で注意書きとかの必要がありそう。
705 :
702:2006/08/07(月) 12:18:37 ID:YBCCBOpz
すいません、また予告無しでやっちまいました。
>>704 ご指摘ありがとうございます。
誤字が無いか、投下する前にチェックしてるつもりだったのですが、
予告は忘れるわ誤字や一人称の間違いはあるわで…
ほんとにスイマセンでした
それでは、次の作品ドゾー↓
スク水着せたニコラスカにヨーグルトぶっかける。
ミニッツとミミの話と少し前の方にあったキミョウミミとコナンニャミ(ニャミ×ミミ)の話書いてます。
書けたら投下してもいいかな。
そんなこといわずに、早く投下を。
全裸でミミと遊んで待ってるぞ〜(ry
>>707 がんがれ
俺も明日か明後日には「おとミニ」を投下できると思う
あまり見ないうちにものすごくGJ作品が投下されてるwww
職人の皆様にまとめてGJ!!
たまには焦らすのもいいかと思って区切りいいトコで投下に来ましたw
擬人化苦手な人はNG指定お願いします。
内容は前の続きだと思ってくだされば結構です。
それと微妙にDフューっぽいところもあるかも知れないので注意。
それじゃあ流れも読まず投下開始します。
「…」
しょぼん、とうなだれるフューを前にして俺は言葉に詰まる。
そのフューの隣に居るミミさんとニャミさんのいう事を全て鵜呑みにするならば、
「…フューにある事ない事吹き込んだのはあの神で」
「うん」
「フューはその神にすっかり騙されて」
「そうそう」
「………ああしたと」
「そのとーり!さっすがー、物分りいいね!」
「ミミちゃん!」
「本当なのか?」
「…………ごめんなさい…」
「まあフューちゃんも反省してる事だし今回は許してあげてよ!」
「神はウチらでシメといたからさ。最近奥さんと険悪らしくて〜、欲求不満らしいしー」
「ニャミちゃん!」
「あはは、ごめんごめん。でもこれでどっちもどっちだね。ウチらもこれで終わり!」
「もー」
「じゃあ失礼するよ!紅茶美味しかったよ、また今度淹れてねっ」
「お邪魔しましたー!」
ばたんとドアが閉まる。
2人残された部屋の空気はこれまでに感じた事がないくらい重かった。
何も言い出せずに向かい合っていると、ついに痺れを切らしたのかフューが口を開いた。
「Dはフューちゃんのこと嫌いになった?」
「あ?」
「…だって怒ってるし……その…あんなこと無理やり…」
「あの時は俺だってそんなこと知らなかったし、過ぎたモンは仕方ないだろ?」
「だけど」
「でもな、フュー」
「何?」
「…お前、本当に俺が好きか?」
「どーゆーこと?」
不思議そうな目で見つめてくる。
俺はそれを見て、小さくため息をついた。
そして、
「憧れと勘違いしてないか?」
そう言った。
よくある事だった。
自分で言うのも何だが、その場の空気で告白してくる女は多かった。
大体、そんな女は数日経てばけろりとその事を忘れてしまうものだ。
もしかしたらフューは「憧れ」と「好き」を勘違いしている可能性がある。
そう思って俺は、冷たいとは思ったが言葉を口にした。
「?」
「お前のその気持ちが、」
「うん」
「【人間】と言う物に対しての憧れじゃないかと言ってるんだ」
「―――」
【信じられない】。
緑色の目はそう言いたげだったが俺は気にせず続けた。
「いいか?お前はまだこっちの事をよく分かってないと思う。
それはお前が未来人だからとか、そんなのじゃない。
もっと根本的な事だ。お前は確かに今人間だが、それは本当じゃないだろ?」
「…よくわかんない」
「じゃあはっきり言うぞ」
「俺とお前じゃ全然違うんだよ」
また、長い沈黙。
フューは時々ちらりとこちらを見てきたがすぐに顔を伏せてしまう。
俺はそれでも気にせずにフューを見ていた。
何か言いたげそうに、口を少し開いては閉じる。
それを繰り返していたがしばらくしてフューから言葉を発した。
「やっぱりDはフューちゃんが嫌いなんだよね」
「…」
「そうだよね、あんな事された人にいまさらすきだなんていわれても嫌だよね」
「Dがいやがることしてごめんなさい」
「だけどもしっていてください」
「すきだとかあこがれとかのさかいめなんて結局は誰かが決めたことだっていうことだけ」
そこまで言ってフューは立ち上がった。
ふらふらとした足取りでドアを開ける。
「おい!どこへ……」
「帰るよ、神様におねがいして。そのほうがDにもいいんでしょ?
フューちゃんはDがだいすきだから、あったかい気持ちになってもらいたいんだよ」
「俺はそういう意味で言ったんじゃ…」
「じゃーねー、バイバーイ」
「ちょっ…」
ばたん。
ドアは静かで、それでいてどこか重く音を響かせて閉まった。
俺は呆然と、その場から動けずに座り込んでいた。
そう言う意味で言ったんじゃない。
その後に何を続けようと思ったのか。
「フューと自分は違うから好きになれない」と言う意味しかなかった。
らしくない。
普段だったらこれで済んだ。
なのにどうしてこんなにも、自分でさえ、面倒な――…
「くそっ…」
とりあえず前半終了です。また後ほど投下しにきますノシ
そして言い忘れてましたがエロはないです…ごめんなさいorz
エキドナ×ニコラシカを今書いています
投下できたらいいなぁ…
言い忘れた
>>710氏GJ!
なんかこういう雰囲気いいなあ
うおぉぉぉ!切ない!続きが気になる!
何か流れを豚切りそうだが…。
遅くなりましたが、続きを投下したいと思います。
エロに入る直前までだけど orz
>721、まだ起きているか?w
じゃ、投下します。六がエライ初心です。
アン子はどんどん沈み込んでいた。冷たい青が深まっていく中、白い泡だけが大量に生まれては、上へ上へと上昇している。対して、アン子は水の奥深くへと下降していた。日光によって煌いている水面がぐんぐん遠のいていく。
酸素が尽き、自分の口からも白い泡が音を立てて生まれる。次第に意識が薄れていき、何かが水中に表れた事を認識したのを最後に、アン子は完全に意識を失った。
カナカナと蜩が何処かで鳴いている。涼しい風がふわりと吹いて、眠っている横顔を優しく撫でた。
その風がふっと止んだ時、アン子は目を覚ました。上半身に忍者服の上着がかけられているだけで、彼女は裸のままだった。起き上がって見ると、ひどく古くなった板張りの床に寝かされていた様で、視界の右側に桃色が乱暴に畳まれて置かれていた。
「誰かがここに連れてきたのかなぁ…」
まだぼんやりしている頭で、周りを見回す。そこはとうの昔に寂れてしまった神社の様で、天井は蜘蛛の巣と埃に塗れている。外の方に目をやると、暖色に燃えている空に、胡麻粒程に縮んだ烏が散らばっていた。
神社はぼうぼうと伸び切った竹林に囲まれていた。突然、強めの風が吹き、それらが一斉にざざあっと騒いだ時、アン子は言いようのない恐怖に襲われた。
「嫌ぁっ、誰か…っ!」
悲鳴に近い叫び声を聞きつけた者が、神社の短い階段をトントン上がってきた。アン子がそちらへ恐る恐る振り向くと、帯も締めずにだらしなく白い着物だけを着て、右手に黒光りする鞘に仕舞われた刀を持った若い侍がいた――六だった。
六は夕陽に照らし出されて、ぼんやり橙がかった少女の顔を見るなり、さっと顔を反らして俯いた。
アン子も肩越しに彼を見たまま、じっと動かなかった。1秒、2秒と時が流れる。
「…早く、服を着ろ」
少し怒った声で六はアン子に促す。アン子は小さくきゃっと叫んで、急いで畳まれている自分の服を手に取った。二人共赤面したまま、言葉を交わす事もなく、それぞれの時間を送った。
ショーツを穿こうとした時、アン子は自分の左足に突き刺さるような痛みを感じた。目をやると、踝の辺りが赤く腫れていて、そこに黒い帯がぐるぐる巻かれていた。その巻き方は畳まれていた忍者服と同じ様に乱暴な様子で、ひどく雑だった。
もしやと思い、アン子は階段に坐っている白い着物の背中に声をかける。
「ねぇ、」
緊張して、声が震える。着物はぴくりとも動かずに、西日を浴びている。
「あなたが…手当てしてくれたの?」
「ああ」
ぶっきらぼうな返事が返ってくる。服を着終えたアン子は、六と同じ方向を向いて坐る。
橙に照らされた、逆立てられた青い髪が微風で微かに揺れた。
「ありがと」
次は返事はなく、右肩に刀を重ねる軽い音だけがした。それでもアン子は黒い瞳を潤ませて、感謝の笑みを六に向けていた。そのくすぐったい視線に耐え切れなくなったのか、少ししてから赤い瞳がアン子に向けられた。
「今のオマエにゃァ、夜道を歩くのは無理だ。…悪ィが、今晩はこの助平と野宿してもらうぞ」
「はい……」
見知らぬ男と一晩を共にする事は非常に不安だったが、アン子は六に全てを委ねるかの様に、承諾した。
満月が下界を青白く照らし、夜空に散りばめられた満天の星がちらちらと燃えていた。
まさに星月夜の下、竹薮の中に忘れられた古びた神社で、男女は長い夜を過ごす。
アン子は床の上で横になり、すやすやと安らかな寝息を立てて眠っている。六はそんな彼女を守るべく、右肩に刀を立てかけたまま、じっと坐り込んでいた。
「うぅ…ん……」
悩ましげな声を漏らして、アン子は体を捩る様に寝返りを打つ。それから彼女はふと目を覚まし、自分が寝入る前と全く同じ状態の六を見て、寝惚け眼を擦りつつ、のそのそ起き上がった。六はまた見向きもせずに、前方だけを睨んでいた。
「寝ないの?六さん」
「ああ」
相変わらず六は無愛想だった。アン子は這う様にして下半身を引き摺って、彼の方へ近付いていき、そして隣りに坐り込んだ。
すると、それまで竹薮ばかり見つめていた六は、困惑した様な顔でアン子を見た。左肩に凭れかかっていた頭を擡げ、にこりと笑いかけられた瞬間、心臓がきゅうんと痛んだ。間もなく鼓動が早まり、頬だけでなく全身が熱くなる気がした。
「なっ、何だ…」
言いかけた途端、首に腕を回して抱き付いたアン子に、強引に唇を塞がれた。
以上。
アン子が六の事を名前を呼んでいるのは、ちょっとした会話で互いの名前を教えたって事で脳内補充ヨロ。
>728
GJ。続き期待して、雨の中待ってるぞ。
風邪ひくから半裸でだけど。
ついさっき気付いたが…
>>723 ×水中に表れた
○水中に現れた
何かもう、消防みたいなミスばっかや…鬱だ氏のう。
>729
「…早く、服を着ろ」w(
>>725より引用)
『雪上断火』聴きながら、続き書いてる
お泊りミニッツと ミミ×ニャミまだかなぁ〜
(・∀・)
六に優しくされる
>>729に嫉妬しながら、全裸で待つ俺。
完成したんで投下〜
例によって微エロ止まりですよ
いろいろ辻褄が合わないところは各自脳内保管で
「…うん、すぐ行ける。必要なものはこっちで揃えるから。…大丈夫。ほら、例のバス」
ニャミちゃんが電話で誰かと話している。
まぁだいたい想像つくけどね。十中八九タイマーでしょ。
「え?あ、そっか。どうしよう。…あ、うん。ちょっと訊いてみるね」
受話器を手で押さえて、ニャミちゃんがわたしに言う。
「ダーリン風邪引いたんだって」
「へぇ」
おかしいな。ナントカは風邪引かないって諺あるのに。
誰かさんと裸で絡んでて寝冷えでもしたか?
「するってぇと、ニャミちゃんが看病に行くわけ?」
「それもあるけど…ミーちゃんをこっちで預かれないか、って」
「ミーちゃん…あぁ、「ショウライノイモウト」って娘ね」
先日、ニャミちゃんがたいまンちにお泊りに行ったとき、ひとつのベッドで一晩を共にしていた娘だ。
なんでわたしが知っているかって言うと、ぶっちゃけ隠しカメラで一部始終を見ていたわけで。
「ほら、ミーちゃん、ダーリンと二人暮しでしょ。小さい子に風邪をうつすわけにもいかないから」
「いいよ」
そういうことなら、ね。
「どうせニャミちゃん泊り込みで看病するでしょ?一晩か二晩くらいなら面倒見るよ」
「…簡単に引き受けてくれるけど、手出したりしないでよ」
「じょぶじょぶ、だいじょ〜ぶ!どんとこーい!」
ニャミちゃんにさえ信用されてないけど、手を出したりはしないよ。
「あ、ダーリン。いいってさ。…うん、じゃ急いで行くからね。うん」
電話を切ると、ニャミちゃんは大急ぎで支度に取り掛かった。
脱ぎ散らした服はわたしが片付けるんだろうな。
「あたしが送ろうか?」
「いい。ヒゲバスが丁度いい時間に来るみたいだから」
ヒゲランド交通バス、略してヒゲバス。
フェルナンドを轢いたり、knightの鎧を粉々にしたり、ニッキーを血まみれにしたりと、かなり犯罪チックな交通機関だ。
あれ、使うんだ…。
「よし、と。じゃあ一回ミーちゃん連れに帰ってくるから、色々お菓子とか準備しておいてね」
「らじゃ」
答えを聞く前に、ニャミちゃんはうちを飛び出して行った。
…この前みたく走って行ったほうが速いんじゃないかな。
まぁあの走りは怒りゲージがMAXにならないとできないみたいだけどね。
さて、ミニッツちゃん、ミニッツちゃんと。
いろいろ用意しておきましょうかね。
「じゃ、あたしはもう行っちゃうけど、あとよろしくね。」
「了解りょーかい」
…。
さて、いろいろと用意したはいいけど。
先にタイマーがやるはずだった仕事をこなさないと。
「ミミおねえちゃん、よろしくおねがいします」
深ぶか〜とお辞儀をするミニッツちゃん。
「こちらこそよろしくね、ミニッツちゃん」
「は〜い」
ピンクのウサ耳がピョンと揺れる。
なるほど、可愛い。
わたしはミニッツちゃんを促し、部屋へと向かった。
で、肝心の仕事の内容というのは、ぶっちゃけ「ポージング」だ。
なんでもタイマーは、ミニッツが踊ってるところをビデオで撮って、それを見て演技指導みたいなことをしていたらしい。
ポップンパーティ本番で失敗しないようにってさ。
でもどうにも腑に落ちなくて、夜な夜な映像をチェックしていたそうな。
一歩間違えれば変態、間違えなくてもシスコン決定だね。
「さてと、早速取り掛かりますか。ミニッツちゃん、ヒマだったらその辺適当にいじっていいからね」
「うんっ」
多分ミニッツちゃん自身は見飽きてるだろうしね。
この部屋はニャミちゃんと共同だけど、見られてマズイものはないはずだし。
ひとまず、わたしは映像を一通り見ることにした。
って、ビデオかよ。
たく〜、映像なら「D・V・D!D・V・D!」でしょうが。
ま、いいか。
ちょっと漁ればビデオデッキどころかβのもあるし。
ミニッツちゃんは…。
歴代ポップンパーティのアルバムを見てる。
ならわたしも仕事に集中しますか。
{あこが〜れのまと そんなゆ〜めみ〜る〜 オトメ ル〜ンバ}
ふむ。
曲も歌詞もミニッツちゃんにピッタリと言えばピッタリなんだけど。
「このダンスがねぇ…」
確かに一味足りない。
ミニッツがタイマーと歩いてる。それだけ。
狙い澄ましたかのようなちびっ子路線だから、それっぽい要素も欲しいところだ。
(つーかこの仕事、タイマーがやるよりも、このビッグアイドルミミちゃんのほうが適任なんじゃない?)
わたしはスケッチブックを開き、構想を書き出す。
まずはデフォアニメのタイマー削除。やるならとことん幼女路線。つーかアンタ邪魔。
その代わり、WINとLOSEで出演してもらって、関係をアピール。もちろん兄妹と公表するのは先送り。
…それとせっかくポーチ持ってるんだから、何かしら使っておきたいね。小物は大事。
足の肉球も見せると可愛いよね。普通に正面見てスキップしただけじゃ見えないから…横に跳ねてみようか。
あとこの髭とポンチョ何不明。マラカスもないほうがいいかな。「どこがルンバだ!」みたいな。
カチッ
ヴヴヴヴヴヴヴ…
でもなんか足りない。
う〜ん。
上からスイカが降ってくる…そりゃウサオ君か。
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「はにゃ〜」
あ、そうだ。
子供っぽく駄々こねるのもいいかもしんない。
泣く演技とかできるかな?
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「へにょ〜」
あ、それいただき。
曲終了後には全ボタン「へにょ」で、っと。
ん?
ヴヴヴヴヴヴヴ…
この音って。駆動音。
ニャミちゃんを攻めるときに使う「メタルギアラビット1号」!
あ、バイブの名前ね。
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「はにゃ〜、きもちい〜」
そりゃそうでしょうとも。
今ミニッツちゃんが手に取っているのは、ニャミちゃんによく使っているバイブだ。
特に変わった形でもないし、妙な動きもしない、振動するだけのモノ。
それをこの娘は…
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「ほぇ〜」
肩に当ててる。
マッサージ器のつもりらしい。
男のナニの形をしたものを握り締めてる時点で、犯罪的な匂いがプンプンしよるわけなんだけど。
ニャミちゃんにも「手を出すな」って言われてるし、ここで襲い掛かったらまずいよね。
仕事に集中っと。
{ドキドキお胸 ミルクパワーで 大きくなってくれるといいよね}
「ミルクパワー…牛乳毎日飲んでるってことかな」
「うん。でもぎゅうにゅうキラ〜イ」
君はヘリ子か。
ってゆーか、牛乳はあんまり胸の大きさと関係ない気がする。
牛乳大好きなニャミちゃんが、ねぇ…あれだし。
「ほら、牛さんとか…牧場で草しか食べてないけど、ちゃんとおっぱい大きくなってるでしょ」
「でもうしさんのおっぱいにはミルクがたくさんつまってるんだよ」
「あ〜、確かに」
それはそうか。でも、
「胸は揉むと大きくなるとは聞くよね」
「え〜、なんでぇ」
「いやわたしも詳しくは知らないけど。多分、女性ホルモンが分泌されて」
「じょせいほるもん?」
ええと、この場合
「女の人のカラダが、『もっとキレイになりたい!』っていう働きをするってことじゃないかな」
「ふ〜ん。おねえちゃんものしりだね!」
この情報が正しいかどうかもわからないんですが。
間違ってたら「ウソツキ!」って某番組の女性みたく言われそうだねぇ。
「おねえちゃんおねえちゃん」
「ん〜?」
「ミーちゃんのおっぱい、もんで?」
何てこと言い出すんですか、このロリっ娘。
「胸〜を〜大きくしたいなら〜もみもみ〜もみもみ〜」
さわさわ、ふにふに。
もみもみするのに邪魔だから、服を脱がせた。
もちろん帽子と下着と靴下はそのまま。通だね。
多少膨らみかけなんで、痛がらない程度にマッサージする。
カーペットに座り込み、わたしが後ろから抱きかかえる形で触ってるんだけど。
しかし腕の中にすっぽり納まるね、この娘。
「お嬢様、こんな具合でよろしいでしょうか?」
「ちょっとくすぐったぁい」
あぁなるほど。
ニャミちゃんもタイマーもこの笑顔にやられたのか。納得。
「気持ちよかったり、する?」
「ぅん?わかんない」
とは言っても、可愛い乳首ちゃんはぴょっこり起き上がってるんだよね。
う〜ん、「ミミから手を出すな」とは言われたけど…「ミニッツに手を出すように頼まれてる」わけだし、オッケー?
と、床に転がってるバイブが目に付く。
これを?うん、これを。
「ミニッツちゃん、これを当ててみるといいかも」
「あ、ブーンってきもちいいやつだ」
イ〜ンフィ〜ニティ〜⊂二二二( ^ω^)二⊃ブ〜ンと歌いそうになったけど、あえて我慢。
ミニッツちゃんはわたしからバイブを受け取ると、ためらいなく自分の胸に当てた。
ようこそ、大人(のおもちゃ)の世界へ。
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「ん」
「これで、丸を描くように、ぐりぐりと」
ミニッツちゃんの手を取り、ゆっくりと動かしてやる。
この暑さのせいか、ちょっと汗ばんでるからローションはいらないかも。
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「ぐりぐり、ぐりぐり」
「そそ、そんな感じ」
たどたどしい手つきで、ゆっくりと動かす。
その間、空いてるほうの胸はわたしが。
ヴヴヴヴヴヴヴ…
「ぐりぐりっ、ふにゃ〜」
「気持ちいい?」
「なんかぁ、ふわーってするぅ」
そういやこの娘、前にオナニー(?)してたしなぁ。
性感帯もある程度発育してるのかな。
それならそれで、やりようはあるさね。
本格的に汗をかきそうなので、全裸になってもらうことにした。
襲う気まんまんだなぁ、わたしも。
すると、
「うーん…はずかしいから、おねえちゃんもぬいで」
とか言われました。
待ってました!
いや、嘘です。冗談だってば。
「いっそのことお風呂に入ろうか?それなら二人とも裸で恥ずかしくないよ」
「うん!おねえちゃんとおふろー!」
もちろん、もう湯船にはお湯が張ってある。
ミニッツちゃんが来る前に用意しておいたのだ。
で、お風呂場。
まずは髪を洗いましょうね。
ちくしょ、キレイな髪してやがんなぁ。
シャワーで泡を流してっと。
「次は体を洗いますよー」
「うにゅー」
「まずは背中でーす」
「せなかーぁ」
「はーい、バンザイしてー」
「ばんざーい」
これで「ばんじゃいしちゃいましゅぅぅぅうう!ばんじゃぁぁぁああい!」って言ってくれたら最っ高だけどね。
絶対言わないだろうけど。
「それじゃ、スペシアルrメニューに移りますよー」
「すぺしゃる?」
「そそ。まずはお風呂マットに大きいタオルを敷きまして」
もちろん、これもあらかじめ用意しておいたものです。はい。
「この上にうつ伏せになるのだー」
「はーい」
本当、天真爛漫というか素直というか。
以前ニャミちゃんに同じことしたら、「ヤラシイことするつもりでしょ」なんて言われちゃったからね。
実際そのつもりではあるんだけど。
わたしはボディソープを手にかけ、そのまま泡立てた。
「スペシアルr、行きまーす」
「ひぅっ」
おっと、いきなりお尻はびっくりしたかな。
首筋から足の裏まで、まんべんなく泡を塗りつける。
ミニッツちゃんは素手の感触がくすぐったいのか、たまに可愛く笑っている。
「どうだね、わたしの特別マッサージは」
「くすぐったーい…きゃふっ」
「なら、これならどう?」
軽く、背中や足の裏のツボを押してみる。
う〜ん。泡で手が滑るね。
つかわたしはこういうプレイ初めてですから。誤解なきよう。
でも微妙な強弱が気持ちよさそうだ。
「ふぁぁ」
「さて、そろそろ前もやりましょうか。仰向けになってー」
「はぁい」
ミニッツちゃんはとろんとした表情と声になってる。
良ぉし、よしよしよしよし!
「それじゃ洗うついでに、おっぱいのマッサージもしようねー」
「おねがい、しまぁす」
っ可愛いー!
と、本来の目的忘れないようにっと。
わたしはミニッツちゃんに覆いかぶさるような体勢を取る。
それから、首のほうからゆ〜っくりと下へ。
胸はわざと避け、そのまま脇腹。そして腰。
「ふにゃぁん」
もちろん大事なところも触らない。…すっごく綺麗だからいじりたいんだけどね。
太腿の内側も撫で、そのまま足を擦る。
足の甲まで白くデコレーションされたところで、みぞおちに戻る。
「目指せ巨乳ってことで」
「…うん」
やはり円を描くように、ゆっくりと手を動かす。
こうして間近で見ると、ピンクの乳首が一生懸命に自己主張してるのがわかる。
ちょっとイタズラ心が湧いて、軽く弾いてみた。
「んにゃぁ!」
お、痛がらない。
ってことはこのままゴーしてオッケェ〜イですねフォオオオオ!(<◎>)
う〜ん、触ってるほうも気持ちいいね、こりゃ。
しばらく胸をいじめてみたけど、そろそろ頃合かと思って大事なところも触れてみる。
「にゃぁん!」
「おお、濡れ濡れ」
だいずいこー、改め、大洪水。
胸いじってるだけでこうなっちゃうってことは、相当一人エッチしてるんじゃない?
「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」って奴ですね!!!!1
「ほら、ミニッツちゃん。こんなに漏れちゃってるよ」
「ぁ、やだぁ」
「気持ちいいときに出ちゃうやつだって、わかる?」
「…」
さぁっと顔に赤みが増す。やっぱ知ってるか。
まぁ「オトシゴロのオトメ」だから、Hなことに興味あってもおかしくないもんね。
つーわけで、こっちも攻めてみますか。
「んっ、やぁっ!にゃぁ!」
スジをなぞって、ぷにぷにいじって、入り口に小指の先を擦りつけたり。
「あン!」
ふむ、クリちゃんの感度も良好。
あそこも弾力があって、触りがいがあるってもんだね。
ぷにぷに、こしゅこしゅ、さわさわ。
人差し指と薬指で入り口を広げ、中指でつんつんしてみたり。
「んぃ!」
このまま胸も…ペロッとな。
もちろん手は動かし続ける。
「ひぅん!」
ニャミちゃんの舌技には及ばないけど。あっちは猫舌だからザラザラして気持ちいーんだ。また。
「おね、おねちゃ、ぅん!」
「お、イキそう?」
「ふやっ!う、ぅん!」
「ほいさ了解っと」
左腕を使って、ミニッツちゃんのちっちゃい体を少し起き上がらせる。
そして乳首ちゃんを軽く噛み、クリちゃんを親指と人差し指で摘み、ついでに薬指で後ろの穴を撫であげる。
「にゃぁぁぁぁぁっ!!!」
やっぱ他人に触られるってのはオナニーよか気持ちいいっしょ。
未だにタイマーの腕を使っての行為が「自慰」なのかは謎だけど。
と。
しゃ〜〜〜〜
ぴちゃぴちゃぴちゃ
あらら。本当にお漏らししちゃったか。
計 画 通 り 。
「お風呂場でよかったねぇ」
「ふぇ?…ああんっ!」
お漏らしに気づいたようで、すごく恥ずかしがってる。
とりあえず、シャワーで泡と一緒に綺麗にしよう。
「心配しなくていいって。一番気持ちよくなったときにお漏らしするって、よくあることだから」
「…ほんと?」
「ん。さ、お風呂入ろ」
「うん」
わたしはミニッツをお姫様ダッコの要領で、湯船に運んであげた。
λ..........
「おんせんに〜いきまっしょ〜ふんどっし〜し〜め〜よ〜」
「はいど〜ぞ〜はいど〜ぞ〜ごくらっく〜おんせんだ〜」
結論、お風呂で二人で歌うONSEN SONGはかなり異様だ。
「どうだねミニッツちゃん、わたしのマッサージは」
「えとね、すごくね、きもちよかった!」
あぁ、なんてかわいいんだろう。
タイマー、この娘もらっちゃっていい?
rァ ころしてでも うばいとる
「ねぇねぇおねえちゃん」
「なーにー」
「おねえちゃんもおっぱいちいさいよね」
おい。
こう見えて人並みにはあるんだぞ。多分。
一応体揺らせばふにふに動いたりはするんだから。
「こんどは」
「え」
「こんどはみーちゃんがもんであげる!」
ちょっ、
想定外だってば。
でも…それもいいかもしんない。
「…じゃあ、さっきお姉ちゃんがやったようにできる?」
「んー、がんばる」
さぁ、頑張ってもらおうじゃない。
わたしたちはようやくのぼりはじめたばかりだからね。
このはてしなく遠い百合への道を…
未完
次回、あの二人は今!?
「かぜひきタイマー」!
多分続く。
続くんじゃないかな。
ま、チト覚悟はしておけ。
以上です
なんか未消化な部分はありますが、それは(多分)次回以降に触れられると思います
「おとまりミニッツ」に関しては、それぞれ思い浮かぶストーリーがありそうなんで、
できれば他の人の「おとミニ」も読んでみたいところです
ではでは
>>745 ごっじょぶ!
言葉の端々からにじみ出るミニッチュの可愛らしさが異常。
へにょ!
>>745 フォモワロスwwwww
いいもん読ませてもらいました。ぐっじょぶ。
._,,,,,,,_
,,,iiiiillllllllllllllllliiiiiiiiiiiiiii,,,,,,
,,,illllllllllllllllllllllllllllllll゙゙゙゙゙!!lllllllllii,,,,_
,,iillllllllllllllllllllllllllllllll!゙゜: : : ::゙゙!llllllllllllliii,,,
,illllllllllllllllllllllllllllll!!゙°: : : : : : ::゚゙!!llllllllllllliii,,
.,illlllllllllllllllllllllll!!l゙°: : : : : : : : : : : ::゙゙!!llllllllllllii,,
,illlllllllllllll!!!l゙゙゙°: : : : : : : : : : : : : :_,,,,_: :゚゙゙!lllllllllli,
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>>748 ついにこのスレにまで獄卒くんが来たか・・・
獄卒×おんなのこ→目深帽子で書けと言うお告げが来た
あさきキャラ×あさきキャラはデフォだよなぁ。
俺も獄卒くん×おんなのこ読みたいし書きたいが、
一体どんな代物ができあがるか、ちょっと怖かったりするww
どう考えても、まともに実用的なものにはならんわwww
一応書いてみたけど何が何やら。あさきキャラはやっぱ無理だ。
死にネタっぽいので注意。
私の体を滑る指
私の体をなぞる舌
私の体に触れる手
私の体に潜り込む熱
私に向けて笑うヒト
そんな他人の中に私は貴方の面影を探す。何もかも、大きく違って居るのに。
流れる白濁。そして涙が。
「待っていたって戻ってきやしないさ。彼奴はもう、遥かに」
「ええ、知っています、けれど」
戻らないから何だと言うのか。戻らないひとを想う心は許されざるものなのか。
強く抱き寄せられてもそれは私にとって温もりではない。私の望むあたたかさはあのひとのみ。それ以外を何故望むと言うのか?
「其処までして彼奴を望む?僕を拒絶する?」
「私の全ては彼の人に。」
「そうか、では」
ぼう。
火だ。熱い。でも、どうやって。何処に燃える様な物が?
ああ、ここにひとつよく燃えるものがあったぢゃないか。
私だ。
からだが、黒くただれていく。
「焼けてしまえ、その中で独り解れば良い。御前にはもう僕しか遺されて居なかったことを」
「解りませぬ。解るものか。」
血も流すことなく焼けていく私の四肢。少しずつ消えていく。溶けていく。
ああ、だけれどやっと逢えるのですね。
「目深帽子様」
流れ落ちた雫。
おk。ソレダ!。
この世には不思議なことなど何もないんだぜ。
続きも頼むぜ。
続き出来たよ。
失くなった筈の体が眼下に。動かそうと意識したならばそれらは私の思い通りだった。
何故。私の体は確かに焼けたはずなのに。
「目は醒めたかい」
男の声がした。愛しい彼の人のものでもなく私を焼いた彼奴のものでもない、何処か威厳を讃えた声が。
嗚呼、まだ貴方には会えないのですね。
「貴方は」
「久しぶりだなぁ、元気にしてたか?いや、もう死んじまったんだよな」
「神様」
彼は私の頭を撫でた。表情を伺い知る事は出来ない。色付いた眼鏡が私を映しているだけ。
「お前のいのちは尽きた」
「はい」
「そこでだ」
光が生まれた。星屑の様なそれは神様を取り巻く。私は知らぬあたたかな光。
「最後にひとつだけ願いを叶えてやろう」
光が弾ける。虚無の世界に砂の様な光が広がる。
「お前を焼き殺した彼の男が憎いならば同じ様に灼き尽してもみせよう。はたまた鎌鼬で八つ裂きか。さぁ、最後に何を望む?お前が生き返ること以外ならば何でも構わないぞ」
「その様な事は望みませぬ。ただ」
流れた光へ手を伸ばす。ああ。眩しくて融けてしまいそうだ。
「彼の人に会いたい。彼の人が私と出逢うことを望んではいなくとも。それだけで構いませぬ。」
「それで良いのか」
「勿論です。」
「そうか、なら約束しよう」
小指を絡めた。
ゆびきりげんまん。小さく揺らした手は光の中へ。
ゆび切った。
目を開ければ其処は雪に閉ざされた世界。
「ああ」
白の中に在る貴方。
「目深帽子様」
やっと逢えたのですね。
互いに手を取る。そして強く抱き寄せた!
「もう離しませぬ」
「御逢いしとうございました」
あんなに望んだ温もりがいまはこの腕のなかに。
ぱち、ぱち。
火の粉の音など何の意味もない。
「さぁ、此れからも共に在ろう」
「ええ、目深」
ひしと抱き合う胸のなかに狂気を忍ばせ。
私たちは、火の海へと。
溶けていく。
>>745 ヴェノムの登場で不覚にも盛大に吹いたwwww
GJ!
>>753,756
まともに神やってる神を初めて見た気がした
とにかくGJ!
>>745 イ〜ンフィ〜ニティ〜(ブーン で吹いたw
散りばめられたギャグがナイスです。GJ!
おもらしミニッツ……(´д`*)
続きを投下しようと思います。
「ふ…ぅ……んぐっ、うふぅぅ…ちゅば……」
「んむっ…んむぅ……ちゅく…ちゅうっ…」
六はそのまま後ろに倒れ込んで、天を仰いだまま、接吻を強要されていた。相手は円らで愛らしい瞳をとろんとさせて、蕩けそうなほど柔らかく、甘い舌を絡めてくる。
卑らしい粘着音が六の羞恥心を煽り、混ざり合った唾液が彼の口の端から溢れ、シャープな陰影を描いている頬を伝って、首筋へと流れた。
「ッ…は……」
ようやっとの事で解放された六は着物の袖で口元を拭いながら、もう片方の手を支えに、ゆっくり起き上がった。瞳は鋭さを増し、ぎろ、と腹の上にいるアン子を睨んでいる。
「テメ…何しやがんだ……」
「え、いけなかったの?」
臆する事なく、アン子は上気しかけている顔をきょとんとさせて、言葉を返した。意外と言うより、頓狂な発言に、六は思わず黙り込む。少し間を置いて、アン子は悲しげな表情を貼り付けて、静かに問いかけた。
「…アン子の事、キライなの?」
「い、いや、嫌いってェ…事は……ないけどよ……」
『嫌い』だなんて言ったら、アン子は大声で泣き出すかもしれない。面倒な事になるのはごめんだ――六はそう思っていたが、実際はアン子が嫌いな訳ではなかった。顔立ちが可愛らしく、性格も素直で明るいアン子の事が、本当は――
「ただ…煩悩に振り回されたくねェから、こういう事はしたくねェんだ」
剣と言の極地を究める為にも、六は自らの嫌う煩悩と己を切り離す事に固執していた。煩悩に惑わされ、振り回されていては、己を鍛え上げる事なぞ出来はしない。その為、六は外界と自分を交じ合わせない様、常に独りで世をさすらっているのだ。
だが、アン子はその事を微塵にも知らない。自分の想いを拒絶する言い訳を六がしている様で、ひどく腹立だしかった。いや、それ以前に悲しかった。
「さんざんアン子のヌード見といて、今さら煩悩がどうとか言えるワケないでしょ…六さんヒドイよ、アン子はどうされてもいいのに……」
「アン子……?」
途端に、六の着物に生温かい液体がぱた、と落ちた。
六の上で、アン子は両手で顔を覆っている。その間から歪められた口元が見え、生温かい液体がぽろぽろと流れ出ていた。アン子は悲しさの余り、泣き出してしまったのだ。
精悍な顔立ちの六の表情に、戸惑いが滲む。かと言って、どう接したら良いのか分からない。それ程、彼は女に対して疎く、他人との間に隔たりを築いていたのだ。
どうしようもなくなり、六は震える手でアン子をぎゅ、と抱き寄せた。彼女が望んでいる事だ、仕方がない――六はそのまま、蝶々結びされている黄色の帯に手をかける。アン子はしゃくりあげていたものの、泣く事をやめていた。
「愛でてもらう事を、オマエは望んでいるんだろう」
アン子は黙ったきり、されるままになっていた。帯が解けるのを、感覚の何処かで感じていた。
「これっきり、だからな」
「六さん……」
愛しい人に、愛してもらえる。
アン子はこの上ない幸せを感じ、六の上体に身を委ねたまま、彼に一枚ずつ衣類を取り除かれていた。
「ふ、ゃ…あ……」
アン子は六の腹を跨いで膝を付いて坐り、一糸纏わぬ姿で、彼に『一度だけ』愛してもらっている。
六は顔を真っ赤に染めたまま、露になった乳房に吸い付いている。無愛想で、まるで人を寄せ付けようとしなかった六が、乳飲み子の様に乳首に吸い付いているのだと思うと、アン子は一層彼がいとおしい存在に思えた。
「も、もう片っぽも弄ってぇ……やンッ、ひ、はぁあ……」
応えるが如く、もう片方の乳首に手が伸ばされる。血豆と傷だらけの大きな手が、膨らみかけの乳房に飾り付けられた突起を弄り始める。摘んでぐりぐり捏ね繰り回し、アン子に快楽を送り込む。
「っひ!噛んじゃやンッ!おかしくなっちゃうぅっ!!」
乳首を甘噛みされ、アン子の白い体がびくびく仰け反る。桃色に染め上げた頬に流れていた汗が飛び散り、月光を受けてきらきら輝いた。六は少し間を置いてから、胸元から顔を離した。
「…股が濡れてるぞ、どうしたらそんなになるんだよ」
「いやぁん、イジワルぅ……ひゃあ…ぁん…」
愛液が滲み出している陰部の割れ目に指を這わされ、アン子は六の肩に凭れかかって、快楽に打ち震えた。女体を知らない六は、そこが女の性感帯なのだと分かり、一層激しく責め立てる。白い裸体が、陸に打ち上げられた魚の様に、仰け反り、躍った。
「ああァんッ!それらめぇ!らめなのぉっ……!」
人差し指と中指を挿し込まれたまま、親指で陰核を押し込まれ、アン子は相手の上体にしがみ付いて泣き叫ぶ。愛液が一気に溢れ出て、内股を伝い、愛撫をする六の手までも濡らしていく。
もっと激しく責めてもらう事を望んだのか、アン子は六の手首を掴んで固定し、自ら腰を使い始めた。上下する度にぐちゅぐちゅ粘着質な音が響き、乳房が忙しなく揺れ、長い髪が不規則に躍った。
「気持ち良いよぉっ!やぁん!」
限界が近いのか、アン子はより一層腰を強く打ち付ける。ごつごつした二本の指が狭い器官の奥深くまで届き、親指が陰核を擦り、性器全体が火を付けられたかの様に熱くなっていく。
「もうらめぇへっ!イク…っ、イッちゃうー……!!」
次の瞬間、六は右手の指が肉の壁で締め付けられるのを感じた。それと同時に、アン子は半開きの口から涎を垂れ流し、全身を電流が走ったかの如く痙攣させて、呆気なく果てた。
>759
GJ…!起きてた甲斐があった。
続き期待してる、超期待してる。
>>759 遅れたけどGJ!
上に同じく続き超期待
レス下さった方、dクス!
13日〜14日の夜に続きを投下出来るとオモ
もしかしたら、
全然構ってくれない六に嫉妬させる為に、アン子が流石に浮気しちゃうって言う話を書くかもしれない
と予告してみるテスト
>>753 >>756 あさきの独特の雰囲気が出ててよかった。GJ!!!
>>767 アン子×六毎回楽しみにしてるよGJ!(つ∀`)b
続きも待ってる
今、メモ帳で続きをバリバリ書いてる。今晩中に投下します。
でも(このSS中、あるいは俺の脳内では)六が包茎なのでどうかと思われるかと…
包茎だって!?そんなの六じゃないやい(`д´)ウワァァァンな人、いる?
俺は問題ナッシングです
むしろずる剥けな六ってのもどうかと思ったw
ヒプロ1は可也若そうなイメージだしね
>770、>771、「ありがと」w(アン子の台詞から抜粋)
お礼にアン子がフェラをしてくれるそうですよw(六相手に)
じゃあ、そろそろ投下しますよ
「気が済んだか?」
問いかけたが、返事はない。六は指を抜き、未だ呆然としているアン子を抱き上げ、割れ物を扱うかの様にゆっくり床に降ろす。火照っている体は力なく横たわり、涙で潤んだ瞳は焦点が合っていない。六の指が荒らした秘部は出血し、透明な粘液と混じって内股を濡らしていた。
――ちょっとやり過ぎたか。
実際はアン子が自ら望んでやった事だったが、六は心の中で深く反省した。それから彼は、横たわっているアン子の上に覆い被さる様にして、そっと口付けした。途端に細い二本の腕が彼を捕らえ、結果、深い接吻を長くする事になる。
「はァ……」
ようやく互いが離れた時、つぅ、と銀の糸が伸び、そして呆気なくぷつりと切れた。
「股の方は……痛くないか?」
「う、うん。ちょっとひりひりしてるけど」
自分がやった事に罪悪感を感じる為か、六はまともにアン子の顔を見る事が出来ない。終いには会話をする事すら罪な気がしてきて、彼は口を噤んだまま、起き上がる。アン子も、彼から少し後退りして、起き上がった。沈黙だけが続く。
「…今度はアン子が六さんの事、気持ち良くしてあげるね?」
静寂が破られた瞬間、六ははっとなって、アン子を見た。
「おっ、おい…」
六が制するより前に、アン子は股を少し開いて坐っている彼の褌の縛めを解いた。
薄い布がはらりと床に落ち、勃起しかけている男性器が露になる。それは主の頭髪より濃い青の陰毛が生えていたものの、亀頭部はすっぽり包皮に覆われていた。
「…可愛い……」
「…ッ」
六は目を伏せて、ぷい、とそっぽを向く。アン子は苦笑した。そのまま陰茎の根元を摘んで、口を近付ける。
「…ンっ……」
鼻にかかった甘い声が聞こえる。ちゅく、と先を吸ってやると、開いたままの足がびく、と震えた。
「ん…ぴちゃっ……ちゅぷ、ンン、…んふぅ……」
棒付き飴を舐めるかの様に、アン子は六の自身に口を付ける。先を摘んだまま裏筋を舐め上げたり、根元を強く吸ったりして、六を高みへと追いやっていく。
自らが嫌っている煩悩に、完全に飲まれまいと我慢していたものの、鞴でされる様に止めどなく送られてくる快楽に、いつしか六は支配されていた。上気した顔に汗をうっすらと浮かばせて、熱を帯びた体を弓形にさせている。
程なくして、陰茎が完全に勃起し、包皮に包まれていた亀頭が露になる。それは淫水焼けのしていない証拠として綺麗な薄桃色を纏っていて、六が未だかつて女を抱いた事がないと言う事を証明していた。勿論、アン子にはそれが分からなかったが。
「ンひっ、あっ、ぅあァ……」
貼り付いていた恥垢をこそがれて、露になった敏感な部分にぬめぬめとした感触が走り、薄く盛り上がった腹筋がびくびく痙攣した。アン子は反り返っている陰茎を、今度は奥深くまで銜え込み、睾丸を指先で躍らせ始める。先走りと唾液とがじゅぶ、と音を立てて、混ざり合った。
「んぅ…じゅぷ、じゅぷっ……ちゅく…んむぅ……」
「い、あァ!やめっ、やっ……んぅううッ――!!」
陰茎全体を吸い上げられる度に、六は頤までも反らして、乱れ叫んだ。先走りが次から次へと溢れ、アン子の口腔を塩辛い味で満たし、遂には彼女の口の端から垂れ始めるまでになった。
六はアン子の髪を掴んで、限界が近いのか、腰をがくがく震わせている。血の色をした瞳は、快楽でとろとろになっている。
「…っ、アン子っ……俺っ…もうっ…!!うぅ…!」
「ぢゅるるっ……ぷぁ…いいよ…。アン子の口にいっぱい出して……」
「っひ!あっ!うあァッ、あああッ!!」
熱い吐息が絡み付き、開け切った鈴口から白濁を勢い良く吐き出し、六は果てた。長い間断っていた恍惚が脳髄を痺れさせ、目の前で虹が玉となって弾ける。
アン子は大量に噴き出た精液を多少顔面で受けてしまったものの、何とか口腔で受け止め、それからごくり、と音を立てて飲み込んだ。
以上。
脳内では六が17歳なので、とにかく初々しくしようとしてみますた…。
初めてリアルタイムで遭遇
GJ!!
GJ!
初々しい六も、自分からフェラしちゃうアン子もいいよいいよー(*´Д`)
お盆のせいか過疎だな
以前にエロ無しで書きたいと言ってた者です
有明から帰ってきて今日は仕事も休みなので途中まで書いてみました
フェルナンド13世の話です。
【注!】このストーリーは公式準拠ではありません。一部著しい相違とパロディが含まれております
ここはポプンディア王国、俺の名前はフェルナンド13世。相棒のミカエラと共に戦い旅をしている
今日はロッポンゾールの街にあるコンマイ城に向かうところだ
「ねぇフェルナンド、コンマイ城で何するの?」
「北の森を通り抜け、国境を通る許可をもらいにいくんだ。本当なら事務手続きは書類でいいんだけど
手続きに時間がかかるし、直接の方が税金も安くて済むからね」
「うわ、そんな理由で…」
「まぁこうした方が気分も出るし、いいんじゃないかな?金銭面の問題も、結構深刻だしさ…」
「呆れた…」
こうしてデンガナマンガn…もとい、フェルナンドとミカエラは城へ向かった。
「私がコンマイ城の王、ジューン・ワッキー14世です。
おお勇者よ、そなたらに許可を与えよう(棒読み)」
「王様、どうして棒読みなんですか?」
「いえ、何でも…(お決まりの台詞だし、テープで流してもいいくらいだからな…)
気が済んだ?じゃもう帰っていいよ」
2人は城を後にし、街に出た
「さて、これからどうしようか…街の人に聞いてみようか
もしもし。」
「きたの もりには こわい まし゛ょ か゛ すむ らしいわ
ああ なんて こわいんて゛しょ」
何もそんな事は聞いていないのに、この人は勝手にしゃべりだした。
しかもそれ以外の事は何も話てくれない。大丈夫かこいつは。
「ミカエラ、とりあえず今日はもう休もうか」
「その方がよさそうね。日も暮れてきているし」
俺たちは宿屋に泊まる事にした。
「いらっしゃいませ。 おふたりて゛ 8コ゛ールト゛ に なります。」
宿屋の主人は作り物のようなしゃべり方で話しかける。
気にするだけ無駄だ。放っておこう。
「そういえばミカエラは、どうして旅をしようと思ったんだい?」
宿の部屋に入って一息つくと、俺は唐突ながら質問をぶつけた。
「あたしは…平和のため。なんて言うとカッコつけてるように聞こえるけど。
簡単に言えば、家族や友達が、傷つき悲しむ世界を見たくないから、だから――」
「自分で取り戻そうと思ったんだね?」
「その通りよ。あたしじゃフェルナンドの役に立ってるかなんて言えないけど…」
「ミカエラはよく頑張ってくれているよ。これからもよろしく
さ、明日は北の森を通るんだ、早めに寝るとしようか」
「そうね…おやすみ、フェルナンド。」
翌朝。
「おはよう こ゛さ゛います。
ゆうへ゛は おたのしみ て゛したね。」
宿屋の主人が何かホザいてる。バスタードスラッシュで薙ぎ払いたい衝動に駆られるが我慢した。
俺たちはロッポンゾールの街を後にし、北の森へと向かっていった。
歩くこと約2時間、森の入り口に差し掛かった。
「何だこの立て札…どれどれ」
森の入り口の立て札。文字はかすんで読みづらい。
「こ…森… く… かゆ… うま…
いかがな…のか スズ… ム…オ」
警告と管理者らしき名前が書かれているが、ほとんど読めない。
「分からないが仕方が無い、先へ進もう。」
フェルナンドはミカエラを従え、森に入っていった。
しばらくすると森の奥で泉を見つけた。2人が一休みしようとした時、突然辺りがざわつき始めた。
ざわ…
ざわ…
「!誰かが、来るっ………!」
スッ、と突然に姿を現したのは美しい女性だった。
「誰ですか、森に突然入ってきて。」
「俺はフェルナンド、こっちはミカエラ。この先の国境を越えて行こうと思ってここを通っている。」
「そうですか、でもいただけませんわね、もう少し静かにしていただきたいものですわ…」
女性は白い布を身にまとい、長めのストレートな金髪だった。耳が尖っており、人間でない
事は直感で分かった。
「私は森の精霊のシルビア。森で安らかな暮らしをしております。安息を妨げないでくださいませんか。」
「分かった、じゃ俺たちはこれで…」
「…と言いたいところですが、それだけでは済ませませんわよ。」
「何っ!?」
シルビアと名乗った女は無言で無数の蔦を伸ばし、俺の手足を一瞬で縛り上げた。
不覚を取った。美人に油断してたとは言え、あっさりこうなるなんて。
「少々、しつけが必要ではありませんか?クスッ…」
サドっ気のある表情でシルビアが俺の手足を締め上げる蔦に力を入れ、さらに締め上げる。
「おぅあぁっ!…っく…」
「フェルナンド!大丈夫!?
あ、アンタ!フェルナンドを放しなさいよ!」
「そこのお嬢さんも、こうなりたいですか?フフフ…」
苦痛に歪むフェルナンドの表情とは対称的にシルビアの表情は穏やかで、しかし、怖い。
怯えながらもミカエラは冷静になろうと努め、呪文を唱え始めた
「コムソモリスクナアムーレ…スリジャヤワルダナプラコッテ…ペトロパヴロフスクカムチャツキー…リオデジャネイロサンパウロ…
シンバシ!シンバシ!シンバシ!トゥートゥートゥーマシェーリー!!」
ステッキから炎が吹き出て、蔦を焼き払った。フェルナンドもついでに焼き払った。
「熱っ!熱っ!な、何をするんですか!きゃーっ!」
思わずシルビアは逃げ去った。
「やったぁ!」
「ゴホッ…ゴホッ…ミカエラ、ちょっと話があるからここに座りなさい。」
黒こげになったフェルナンドが咳払いをしながら言う。
「ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…」
「しゅん…」
「今日はこのくらいにしといたる。」
「はーい…以後気をつけます…」
そんなこんながあって、さらに森を進んでいると2人は古びた小屋を見つけた。
「怪しい…」
ミカエラは真っ先にそう言った。まぁ確かにその通りだわな。
「どうしようか、ミカエラ。入ったら何かあるかもしれないな。」
「入るの?どうなっても知らないわよ…
べっ、別にフェルナンドが心配で言ってるんじゃないんだからねっ!
早く先に進んだ方がいいと思っただけよ!」
「分かったよ。でも俺は行く。赤い扉と青い扉があるな…
せっかくだから俺は赤い扉を選ぶぜ!」
フェルナンドは勇んで小屋の中に入っていった。
小屋の中は真っ暗だった、が、奥の部屋からろうそくの光が漏れている。
何やら声が聞こえてきた。
「…七つの川が流れし七つの丘…七つの柱はここにそびえたり…チンチコーレ…」
ロッポンゾールで聞いた魔女か?魔術か何か、儀式をしているらしく呪文を唱えているようだ
俺はろうそくの光が漏れる扉を開いた。
とりあえずはここまでです
面白くなかったらここで打ち切って別のSS書こうかと考えてます
>787
トゥートゥートゥーマシェーリーに吹いたw
後、「ざわ…ざわ…」でカイジを思い出した。
過疎ってるが、メモ帳に打ち込み次第、投下するぞ!
今気付いたが、六の好物って「辛口の日本酒」だったっけなぁ。
俺の脳内設定で、六に法律無視させてしまった…だが、反省はしていない。
>788
wktk
>>788 大丈夫。俺の中でも六は17だよ
六を未成年っていうのは珍しいからうれしい
そろそろ容量の関係で埋まる?
>>787 スリランカの首都吹いたw
>>788 六はシリーズ追うごとに若返ってるから問題ない
それなんてジョジョの作者
もう2時だが、出来たので投下します。
>791
俺にとっては、出番重ねる毎に年食ってる気がするが…。
もしマジで若返っていったら、いつかはショタな六がうわ何をするやめあqwせdrftgyふじこlp;
「…ッ…」
性器の先端から、愛らしげな口が遠ざかる。放射したものの、陰茎は未だ勃起したままで、唾液と精液でぬらぬらと月光を照らし返していた。アン子は顔にかかった精液を指で拭い、自分の口に運ぶ。その仕草がかつて見なかった程妖艶で、六は胸を更に高鳴らせる事になる。
「六さん…今度は一緒に気持ち良く、なろ」
そう言って、アン子は熱い六の自身を入り口に宛がおうと、華奢な手を伸ばす。六は鈍っている思考で、これからアン子がしようといている事を何とか把握し、それを阻止する為に彼女の手を掴む。
「…分かってんのか?」
六はようやっとの事で言葉を発する。相手の手を握る手に、無意識的に力が入る。
「どうしようも出来ない事に、なっちまうかもしんないんだぞ」
「関係ないよ」
アン子はきっぱり告げる。強い意志が彼女の瞳に、台詞に込められていた。
「アン子、六さんだったら『どうされてもいい』って言ったでしょ?六さんがアン子と一緒にいてくれなくっても、もし…赤ちゃんが出来ちゃっても、アン子は六さんの事をずっとずっと想ってるし、赤ちゃんだってちゃんと育てるよ。
アン子は、六さんの事を……愛してるから…」
「アン子…」
六は手を握るのではなく、繋ぐ形になって、アン子をじっと見た。睨むのではなく、切なる愛で、じっと。
「…そうまで言うのなら、俺は…オマエを受け入れよう。
来な、アン子」
「んうっ…いた、い……あっ、あっ……」
愛しい者の肩に縋って、アン子はゆっくりと腰を下ろしていく。解されたものの、まだ狭い膣内を無理矢理押し広げられ、アン子はその痛みに涙を流す。六はそんな彼女の震える体を抱き寄せて、離れぬ様、腕を回して抱き締めた。
「いぁっ!!」
根元まで入った途端、処女膜がぶつりと切れ、アン子に激痛をもたらした。流れ出た血が、二人の色の違う肌を赤く濡らしていく。
「もう…やめるか…」
「いいのっ…ひっく……このまま、続けて……」
アン子は六の背中に腕を回して、より彼に密着する。互いの鼓動が、直接的に伝わる。
「ん…ぁ…」
腰を動かし始め、六は熱っぽい吐息を漏らす。狭い器官はきゅうぅ、と自身を締め付け、動きづらい。
それでも腰を小刻みに動かすと、愛液が滲み出て、滑りが良くなる。すると不思議な事にアン子が感じていた痛みが遠のき、代わって快楽が彼女の体を駆け巡っていく。
「あっ、あっ…あっ…ろ、く…さァ…」
舌が思う様に回らず、言葉を紡ぐ事が出来ない。だが、それこそが、今の二人にとっての最良の会話とも言えた。
粘液が混ざり合い、性器同士が擦れて、ちゅぷちゅぷと卑猥な音が聞こえ始める。それが否応なしに耳に入り、興奮し、快楽を得る媚薬となる。
「ひぁっ…!あっ、熱いよぉ……あぁん!」
摩擦の為か、それとも六の性器の熱か――アン子は膣内を蕩ける程に熱され、髪を振り乱し、淫らなまでに喘ぐ。
「いゃっ!やんっ!あァんッ!!変に、なっちゃう!!きゃん!」
「はっ…くっ、うぁ……!」
六は腰を激しく打ち振り、亀頭を肉の壁に擦り付け、より一層熱をもたらす。肉が打ち付け合う乾いた音がが続け様に鳴り、古びた板がぎしぎしと軋む。
「ろ、くさんっ!もうっ…アン子もう…!!ひあぁぁ…!!」
六は言葉で応えなかったが、彼も限界が近いのか、アン子を高く高く突き上げる。
子宮まで届くのではないかと思わせる激しい突きに、アン子は目を固く瞑り、六を抱き締める腕にも力が入る。
「もうらめっ!ひぁっ、あああぁぁぁぁんっっ!!」
「っぐ!あッ!うああぁぁッ!!」
先にアン子が絶頂を迎え、それに伴い自身を締め付けられた六が、後れて達する。
嬌声が重なり、アン子の中に白い飛沫が叩き付けられた。
以上でエロシーンは終わりです。
後はエピローグ(エロなし+抜けない)だけなんで、期待せんでくれ
で、次回作の事を考えてる訳だが…どうかなぁと言ってみるテスト
(流石×アン子話ね)
結局朝までかかったが、エピローグが出来たので、投下↓
「…………」
ふと気が付くと、辺りは強い光で白々と映し出されていた。
夜が終わり、朝がやってきたのだ。暑い一日の、始まりが。
アン子はしょぼしょぼした目を擦りつつ、気だるそうに起き上がる。
知らず知らずの内に眠っている間に、六が着せてくれたのか、アン子は忍者服に身を包まれていた。だが、相変わらず乱暴かつ雑で、黄色い帯がきつく締められている。コルセットを付けている様な息苦しさに耐え切れず、結び直そうと背に手を回すと、固結びで結ばれていた。
「あ、あれ…六、さん…?」
やっとの事で帯を結び直すと、アン子は六が何処にもいない事に気が付いた。
自分の想いを受け止めてくれた、愛しい人。そんな彼が、アン子が目覚める前に、何処かへ消えてしまったのだ。
――まだ、わたしはあなたの気持ちを聞いていないのに。
アン子はすくっと立ち上がる。既に黒い帯が解かれていた左足は、今は痛まない。歩ける。
アン子は神社から出ると、忍者特有の素早さで、瞬く間に竹薮の奥へと消えていった。