ヤングガンガン連載中のファミレスバイト4コマ漫画と
web上で連載中のブタイウラ/WORKING!!などの高津カリノ総合エロパロスレです。
・801ネタはヤオイ板で、嵐はスルーで。
・ヤンガンネタバレは空気を読んで。
・よく分からない話題で盛りあがってたらほぼ間違いなく隠しの話です。
どうしても分からなかったら聞いてみましょう。
・同人誌&隠しの話題はネタバレOK。
・うろん内のアドレスを貼るのと現在見られない画像のアップはやめましょう。
◇本スレ◇
【高津カリノ】 WORKING!! を語ろう no.14
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1138891510/
とりあえず、作品投下
↓
チッチッチッチ・・・
「ん・・・、もう朝か・・・」
明るい朝の日差しに、俺は目を覚ました・・・。
体じゅうに脂が行き渡ったようで、体の調子もいい。
すぐ隣からは、「すー、すー」という寝息が聞こえる・・・
誰だろう・・・?
その方向を見て、俺は焦った。
「みっ、宮越さん!?」
宮越さんが寝ている・・・しかも全裸で。
ふと自分を見ると、なぜか俺も全裸だ。
そして陰茎の先端に、血がべっとりと付いている。そしてその血は、シーツを伝って、彼女の股へと
続いていた・・・
「ま・・・まさか・・・俺・・・宮越さんと・・・orz・・・?」
うわわわわわーっ!
お、俺はなんてことを・・・!
昨日は飲み会で酔っ払っていたせいか、昨日のことはよく覚えていない。
しかもここはどこの部屋だ?俺の部屋じゃない事は確かだ。
よく見ると女の子ちっくな雰囲気な部屋だ。と言う事は宮越さんの部屋?
「う〜ん・・・」
そんな事を考えてると、目をこすりながら、宮越さんが目を覚ました・・・
「あ・・・、東田・・・、おはよう・・・v」
俺の姿を見るなり、顔を真っ赤にしてシーツで隠す宮越さん・・・
「東田、ついに私・・・東田に・・・女にしてもらったんだな・・・v」
普通なら「きゃーっ!」とか悲鳴をあげて大騒ぎしそうなものなのに・・・、宮越さんは
どこかおかしい。なぜかうっとりしたような眼差しで俺を見つめる・・・。
「東田・・・、素敵・・・v」
宮越さんはその格好のまま、俺の腕にしがみついてきた。彼女のふくらみが、俺の腕に当たる。
やわらかくて、気持ちいい・・・
はっ!、いやいやいやいやいや、いかんいかん!もしこの状況を他の誰かに見られでもしたら・・・!
ガクガクブルブル・・・・・・
「東田、どうしたんだ?なんか、震えてるぞ・・・」
「あっ、いや、何でもないです・・・」
思いだせ、東田大輔、16歳!
えーと、確か昨日は・・・二十歳同盟の活動があって、それに俺と宮越さんが参加した。
本来なら未成年で飲酒など好ましくないのだが、河野さんの強引なノリと
妃さんの「今のうちから酒ぐらい飲め、年上の誘いを断るな」の言葉、
旨いものが食べれるから乗り気な宮越さんの誘いがあり、俺も行かざるを得なかった。
と言っても、飲み会ではアルコールを摂取するつもりはなく、また摂取しなかったはずだ・・・。
だが、飲み会の途中からの記憶が飛んでいる・・・
そこまでしか思い出せず、俺が困惑してると、突然ドアを叩く音がした。
「東田君、いる?」
河野さんだ・・・
いきなりドアが開いた。
「おっはよ〜♪」
とびきりの笑顔の河野さんが、やけに怖い・・・そして怪しい・・・
「ねえねえ宮越さん、どうだった?」
河野さんのいきなりの質問に、宮越さんはかあっと顔を赤らめて答えた。
「あ、あの・・・、東田、素敵だった・・・ポッ」
「うんうん。そうだろう、そうだろ。だって東田君、若くてばっちりなはずだし♪」
そのまま宮越さんは俺の首筋に抱きついてきた。
「うおぅっ!」
俺の裸の胸に、宮越さんの頬がぶつかる・・・
「あ、あの、河野さん?」
「何?どしたの?」
「これはどういうことですか?」
「なにが?」
「あの、俺が宮越さんと裸で一緒に寝てる事ですけど・・・」
「ああ、それね。だって・・・」
河野さんはにこにこしながら、宮越さんは恥ずかしがりながら昨日のことを話し始めた・・・。
二人から聞いた話をまとめると、
偶然、河野さんが俺に勧めたジュースにアルコールが入っていたらしい・・・(嘘だ、わざとに違いない)
酔いつぶれた俺を足立さんが飲み会の場所から近かった宮越さんの部屋に運んだらしい。
別に宮越さんの部屋じゃなくても良いのだが、妃さんと河野さんと村主さんが気を使ってくれたらしい。(余計なお世話だ)
河野さん以外の人達は帰ったのだが、河野さんは二十歳同盟の創始者として、
俺と宮越さんの行く末を見守るため宮越さんの家に残ったらしい。
そして、何故、俺と宮越さんが裸で寝ているかと言うと、
なんてことはない、以前から多少気心が知れた仲であった宮越さんが酔った事により、自分のベットに寝ていた俺に迫ったとの事だ。
そして、今、酔いがさめているにもかかわらず、俺に非難せず、大騒ぎもせずに顔を赤らめているのは何故なんだろうか?
宮越さんに聞いたところ、「なんか知らないけど、やってる途中に東田が良く思えたんだよ」と言った。
今、現在、河野さんは宮越さんのお母さんと一緒に赤飯を炊きに台所にいる。
つまり部屋にいるのは俺と宮越さんの二人のみだ。
宮越さんも俺も未だ裸のままで、宮越さんに至っては顔を赤らめ俺に抱きついたままだ。
俺はしばらく放心状態でいた。事態が飲み込めなかったのだ。
そして何故か、あんなにいがみ合ってた宮越さんが可愛くみえてしかたがなかった。
何年かたち、バイトも止め公務員となった俺の隣りではあの日から彼女が眠っている。
あの日を境に俺たちは付き合い始めた。ファーストキスの時ももう死ね、バカと酷い事を言われたが付き合い続けてる。
俺の横で眠るのは彼女だけだ。
END
エロシーンなくてすまん。
ただ今、宮越視点のエロシーンを製作中です。
他の職人さんもどんどん投下して下さい。
とりあえず乙かれ。
ここ発展は色々難しいと思うが似た系統のあずまんがも
それなりに伸びてるからいけないこともない……か?
8 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 09:12:11 ID:bLc89TeS
でも東田ってすげえ酒強くなかったっけ?
気にするなw
とりあえずスレ立て&投下おつGJ〜
犬、猫組で相思相愛ってのがいないからエロパロって難しいな。
保守を兼ねてこれを聞いてみよう
--
ぶっちゃけ胡乱キャラで抜いた事ある人挙手
好きだけど無理
むしろ好きだから無理
誰で抜けるのか興味があります
>>14 まひる 華 エリカ シンヤが主
シチュエーションのリクエストとかないか?
答えられそうなら書いてみるんだけど。
16 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:11:37 ID:RktTM4K/
おあーなるほどってシンヤだけwwww
俺はカップルどうしでいちゃついてるのがたまらんタイプだからなー
4コマパロスレにもあったけど小鳥遊伊波とか見たいかも。
>>16 小鳥遊×伊波は製作中。
今日か明日には投下できると思う。
メガネシンヤ見てると挟んでもらいry
まだか、
ヒシン×サズが見たひ。最初はサズが攻めだったが
途中から攻守交代になって受けになるやつが。
ヒシン×リリザが見たい・・・
頑張って考えてみようかなぁ・・・
エロもいいが、
セリ並に際どいネタで、八千代に延々と生殺しをされる佐藤の話もみてみたい。
>>21 胸元に水こぼしたりパフェこぼしたりして中身が透けた状態で
「こんなみっともない姿杏子さんに見せられないなんとかして佐藤君」
と泣きついてくるあたりを想像できたが
ルースと違って佐藤は普通に押し倒すんじゃないかと思った
そして斬られる
そうなった場合、斬死確定だな。
さらば佐藤。
刀の鞘ごと突っ込んじゃえば何とか…?
ここは、村主×足立でひとつ…
エロやらせようとするとキャラ設定とかけ離れた性格になっちゃうんですが
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:00:08 ID:uzXk+0D1
足立&村主・・・・。書けるかもしれないけど、
他の人のが見てみたい。
>>27 それは健全な作品でエロパロを作ろうとする人の誰もが通る道。
そこを妥協して書き進めるか推敲してキャラをなるべく変えずに書くかは己次第。
後者はちと難しいが。
小鳥遊×伊波が完成するけどエロシーンいる?
なければもう投下できるけど。
某AVじゃないけど「〜はそんなこと言わない」ってセルフツッコミしてる俺にはうろんエロパロは書けないようだ
32 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:52:22 ID:IrLOeqZy
そりゃここエロパロ板だしいるだろさ。
小鳥遊×伊波 完成しました。
投下します。
小鳥遊君と付き合い始めて約半年が経つ。
まさかあんな性格な人と付き合うなんて考えもしなかったけど、 今はそれなりに良いなって思ってる。
他に話せる男の人もいないし…。
しかし、悩みが一つだけあるの。それは私が――――処女だということ。
小鳥遊君の性格から考えて小鳥遊君は経験がないだろうし 、
私が処女だということは小鳥遊君は知ってるはず、面と向かって聞かれたことはないけど。
それに、二人の年齢やお互い今まで恋人と呼べる人間がいなかったから、
そういった経験が無くても不思議じゃないと思ってたんだけど、
私の友達が半年も付き合ってって処女というのに驚いていたし、普通じゃないって言ったことが胸に残った。
別に焦るつもりはなかったんだけど、小鳥遊君の小さいもの好きを考えると不安になる。
種島さんのように小さくて可愛くもないかもしれないけど、いや、胸は小さいかもしれないけど、
――――いやいやいや、そのことは関係ない、一応私は彼女なんだから。
別に小鳥遊君が「抱かせて」って言ってきたわけじゃないし、私からも言わなかっただけ。
でも私はいつ言われるのか、それが怖くもあったけど期待もしてた。
今、私は私の部屋にいる。小鳥遊君と一緒に。ようするに二人きりでいるということ。
お母さんは単身赴任のお父さんのところに行ってて今晩は帰って来ない。
だから、小鳥遊君を家に呼んだ、淡い期待も込めて。
恋人同士が二人きりで夜を共にすることの意味だってちゃんと知ってる、そのくらい私にもわかってる。
きっと小鳥遊君だってわかってるはず…。
「伊波さん?」
「はっ、はい!」
「どうしたんですか?なんか意識がとんでますよ」
「いっ、いや、何でもない、至って、普通だから」
「そうですか、なら別にいいですけど」
私はつい、今晩の事を考えてたらボーッとしてたらしい。何を考えてたのか見破られたら恥ずかしい。
平常心よ、平常心、心を落ち着かせてまひる!
そうよ、黙ってるのも不自然だし、何か喋らないと。
何を喋ればいいのかしら?えーと、えーと…
「伊波さん、お風呂はいってきたらどうですか?」
「えっ!?」
話題を考えてたら小鳥遊君に不意に話を振られた。
「いや、もう遅いしお風呂はいったらどうですか??」
「あっ、はっ、はい!入ってきます」
私は平常心ではいられなかったのか慌てて脱衣所まで行った。多分、顔は真っ赤なはず。
小さいもの好きな小鳥遊君から積極的に促されるとは思わなかった。
やっぱり、今晩は…でも、何の意味もなくお風呂を促された可能性も…。
頭の中で色々な考えが膨らむけど、何があるか分からないし、体を綺麗に洗おう!
小鳥遊君に見られても恥ずかしくないように。そう決めた私は速やかにお風呂に入った。
お風呂からでた私はやはり真っ赤だった。別にお風呂にのぼせたわけじゃない、心臓の鼓動が早まる。
私は洗いたてのパジャマを着て、半渇きな髪をタオルで拭きながら私の部屋へ戻った。
小鳥遊君は私の部屋でTVを見てた。
「小鳥遊君もお風呂どうぞ」
私は小鳥遊君に声をかけ、小鳥遊君を脱衣所まで案内してタオルがどこにあるとかそういった説明をして部屋へ戻った。
髪を拭きながら色々なことを思い出してしまう。
初対面で小鳥遊君を殴ったこと、ヘアピンを誉められたこと、チョコを渡したこと、
話せる男の人が小鳥遊君だけで、なぜか付き合いだしたこと。
そんなことを考えてると小鳥遊君がお風呂からでて部屋に戻って来た。
「伊波さん」
「えっ」
声をかけられて、気づいた時には──小鳥遊君の唇が私の唇とくっついてた。
不意な行動に驚いた私はつい小鳥遊君を殴ってしまった。
「痛いじゃないですか。」
「えっ、ごめんなさい」
「別に良いですよ、それじゃあ電気消しますよ」
そういって、小鳥遊君は電気を消して、あたしに近づいてきて、いわゆるお姫様抱っこをした。
今度はなぜか小鳥遊君を殴らなかった。多分、心の準備ができてたからだ。
小鳥遊君は私をべットに降ろし、私は仰向けになっていた。
「小鳥遊君、あの、そのお願いします…」
私は懇願するようなことを言ってしまった。恥ずかしいやら、なんやらで小鳥遊君の顔を見てられないから顔を背けた。
「だいじょうぶですよ、安心してください。梢姉さんからこういう時は優しくするように言われてますから」
そう言って、小鳥遊君は私の頬に手をかけ、顔を向けさせキスをした。今度はさっきよりも深いキスだ。
「ううっ…」
私の口から息が漏れる。もうどうして良いかわからない、小鳥遊君に身を任せれば良いのだろうか?
何度目かのキスの後に小鳥遊君は私のパジャマのボタンを外しだした。
小さな胸がコンプレックスな私にとって胸を見られるは恥ずかしい。
「伊波さんは可愛いですね」
「…っ…」
不意に小鳥遊君が変なことを言うから私は反応できないでいる。
小鳥遊君は首筋にキスをしだして、同時に下着の上から胸を触ってくる。
「ふぅ、うう」
私は声をだしてしまう。
気づいた時には私は下着もパジャマも外され裸だった。もちろん小鳥遊君も。
小鳥遊君は私の胸だけでなく、全身を触ってる。全身に唇を落としながら。
「伊波さん、ちょっとごめんなさい」
小鳥遊君は私の下を触ってきだした。
「ひゃっ!」
変な感覚がしだした。
小鳥遊君は無言で私の下をかき乱す。それまでに濡れてたせいかピチャピチャと音がした。
どれ位の間かき乱されたのか分からないけど、私は次第に快感を感じてしまっていた。
「伊波さん、もういれても良いですか?」
小鳥遊君は最終確認をとるように聞いてきた。
事実、これを受け入れれば私と小鳥遊君は一つになる。
恐い気持ちもあったが、小鳥遊君が私を求めてくれて凄く嬉しい。
「うん」
私は一言だけ頷いた。
「痛いかもしれないけど我慢して下さい。」
そういって小鳥遊君は小鳥遊君自身を私にいれた。
やっぱり凄く痛い。
「無理しないで下さいね」
小鳥遊君は私を気遣う。
「うん」
「それじゃあ動かしますから」
そう言って小鳥遊君は腰を動かしだした。
最初は痛かったけど彼が動かすたびに気持ちよくなった。
小鳥遊君と一つになってる恥ずかしさと嬉しさで私は手で顔を隠してしまった。
そんな私を見て小鳥遊君は心配するように動かすのをやめて声をかけたが、私は続きをお願いした。
「ぅぅ…」
私が小さな声を漏らした。
「我慢しないで良いですよ」
小鳥遊君は優しく言った。その言葉がきっかけとなったのか私は喘ぎ声を出していった。
「ひゃあ…」
「伊波さん…」
「うっ…小鳥遊君、あのね私もう…」
「お、俺もです」
お互いがもうすぐイクことがわかったのか、小鳥遊君の動くスピードが早くなり、私は今までよりも激しく声を漏らした。
「いっ、伊波さん、もうでます」
小鳥遊君がそうった直後、小鳥遊君が私の中で放出した。私は彼がイクと同時にイってしまった。
初めて同士なのにこんなに上手くいくなんてもしかしたら相性が良いのかななんて考えが浮かんでしまった。
小鳥遊君はしばらくの間、私にいれたままだったが、そのうちに抜いていた。
そして私を抱きしめて甘い言葉を言ったがそれは秘密にしとく、私だけのものだ、皆にバラスのはもったいない。
私は小鳥遊君に抱きしめられ温もりを感じながら眠りに落ちた。
終わり
41 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:04:06 ID:1uCjo8yd
いいもの見れた
どうもでした。
つたない文章力だが、他の作品も書こうと思う。
ネタはあるんだが、膨らまして、まとめるのに時間がかかる…。
乙&GJ!
前半の伊波の心情描写には悶えました。
GJ〜
職人さんが何人かいれば、スレも落ちずに続きそうだな。
GJ!
ついに起ったか、WORKINGスレwww
ところで百合もあり?
百合っつっても杏子×八千代くらいしかねーけど。
>>46 801は禁止だけど、
百合は禁止じゃなかったはず。
でも男女カップリングがメインだと思う。
>>46 エロパロ板で百合なしってのもおかしいだろ?
かりのんでSMを彷彿するものがきてるww
前落ちたスレでは希望ばっかり出て投下なかったけど
今回ちゃんと投下されてるんだなー。
猫組はファンタジーとして楽しめるし、犬組ブタはエロでも違和感ないかもな。
今、宮越×東田を執筆中
犬の仲で唯一ぽぷらだけは汚してはいけない気がする
>>51 期待
がはこ氏のキャラのなかで
姫だけは汚してはならないと思う
リリザとなずなも汚しちゃいけないと思う。
じゃあ全員汚しちゃいけないと思う。
それを言ったらおしまいだろうが
がはこは汚してないけど、がはこのキャラはもう汚したあとです。
グランだけは許す
今書いてる人もしくは書こうとしてる人どんくらいいんの?
ノシ
>>62 俺も東田受けで一つ書きたくなったじゃないか。
原作では、晴れて両思いになったわけだが>ヒガシー・宮越
梢×宗太の需要ある?
あるなら小話書くけど。
結構書き手さんいるんだなぁ。ワクテカ待ってます。
>>65 ノシ 梢姉さん大好きです
梢×宗太を投下します。
細かい突っ込みは多数あるだろうが気にしないでくれ。
犬組バレンタイン関連小話
「宗太、何食べてるの?」
「チョコ」
「いや、見たらわかるわよ。誰から貰ったチョコなのよ?姉さん達やなずなからのじゃ無いでしょ。それ。」
「今日、バイト先の人から貰ったんだよ」
「へー、まひるちゃんから?」
「そうだけど、先輩と一緒にくれた」
「あんた、やるじゃん。──で、どっちが本命なの?」
「はっ?そんなわけないだろ。義理だよ、義理」
「え〜、どうみてもまひるちゃんは宗太に気があるように見えるけどな。」
「どこをどう見たらそんなふうに見えるんだよ?」
「だって、男嫌いなのに宗太とだけは仲良しだし、チョコあげてるし」
「あれはただ、殴られてるだけだよ。チョコも義理だろ」
「宗太は恋についてまったく分かってないわね」
「梢姉さんに言われたくない」
「ここは私がまひるちゃんの為に一肌脱ごうじゃないの!」
「聞けよ!」
「それじゃあ宗太、今後の為に練習しときましょうね」
「ちょっ、何するんだよ!」
そう言って、梢姉さんは俺の股間に手をやして揉みだした。
「まひるちゃんの為にあんたに指導してあげてるのよ。いい?まひるちゃんは奥手な子だから、宗太から攻めてあげるのよ」
「梢姉さん、飲んでるだろ?」
「これぐらい、飲んだうちにはならないわよ。そんなこと気にしてたらやっていけないわよ」
梢姉さんはズボンの上から豪快に股間を揉んでくる。不可抗力ながら立ってしまった。
「宗太、ズボンはいたままじゃ苦しいでしょ」
「なにすんだ、やめろよ」
梢姉さんはチャックに手をかけ、俺の息子を取り出し、梢姉さんの手により上下運動をさせられた。
「梢姉さん、冗談じゃすまないから止めろよ」
「でも宗太の大きくなってるし、このままじゃ苦しいでしょ。本来なら宗太からまひるちゃんにさせなくちゃいけないことよ」
わけのわからない理屈を言いながら、梢姉さんは俺の息子をめ続ける。
「それにしてもあんたのなかなか大きくてまひるちゃんが羨ましいわ」
「なんで伊波さんが羨ましいんだよ?」
「だって、そのうち可愛い宗ちゃんのコレもまひるちゃんのものになるって考えると」
「ならねーよ。とにかくやめろよ。手をはなせよ」
「こんなに大きくしちゃって説得力ないわよ」
そうだ、俺は梢姉さんにしてもらってて大きくさせてしまっている─最悪だ。
「そうね、私も鬼じゃないわ、百歩譲って口じゃなくて手だけだから安心しなさい。」
何を譲ったのか知らないがそう言って、梢姉さんの手の動きが早まる。
このまま攻められ発射したら最悪なので、何か他のことでも考え、気をまぎらわそうとしたら、
「まひるちゃんに手でやってもらえてると思いなさいよ」
タイミング良く(?)伊波さんの名前がでてきて──想像してしまった。伊波さんが俺のをいじってるのを。
「あら、まんざらでもない顔してるわね」
「えっいやチガッ…」
「何言ってんのよ、さっきよりもだいぶ大きくなったじゃない」
たしかに伊波さんを想像したらさっきよりも大きくなってるのが自分でも分かる。
でも、梢姉さんにこんなことされてるのに、伊波さんを想像したら伊波さんが汚れてしまうと思う。
そうやって伊波さんのことを意識してると、発射寸前になってしまった。
「宗太のもうびくびくしてるわよ」
「お願いだから、離してくれよ」
「駄目よ、折角だから責任とってあげるわよ」
「ちょっ、やっやめ─」
──デチャッタ─
梢姉さんは手にかかったものをティッシュでふきながら言う。
「でも、あれよ今日は特別に私がやってあげたけど、次からはまひるちゃんにしてもらうのよ」
「………」
あの伊波さんがこんなことをすると思えないんだが…
「じゃあねー」
やりたいほうだいやったら、梢姉さんは俺の部屋から出て行った。
ふと目をやると、伊波さんと先輩から貰ったチョコが目に入った。
さっきの件で食べかけのを置いてあったんだ。
残りのチョコをほうばりながら、俺は伊波さんが俺のを動かしてるのをまたもや想像してしまった。
END
GJ
なんかホントにありそうで怖いよ、梢姉さんwww
つうか書くの早いな…
>>71 書くの早いのか?眠気と戦いながら45分ぐらいで書いたんだけど。
「百歩譲って挿入じゃなくて口で勘弁してあげる」
だったらよかったのに!
でもGJ!!
うわ、h抜くの忘れてるし
悪い。吊ってくるよ・・・
>74でも上手いじゃまいか
オレこういうのも好きw
確かに暑そうだw
ごめん足立×村主書いてるんだが、告白SSになってしまいそうなんだが
エロは必須?
あっても無くてもどちらでも良いかと
そういうのは確か
エロくない作品はここに書け
ってスレがあるからそこにしてくれ。
ちゃんと見に行くから。
だってここ21禁板だしエロはいるよ。
どこにあんの?
620番台あたりに……
本格的に過疎ってるわけじゃないから
ageてやっとくれ。携帯じゃ永い小説があって
容量オーバーで書きこめんのよ。
ええー。
俺がこのスレに求めてるものとみんなが求めてるものは違うってことか……。
エロパロスレにあえてそのエロくない作品はここにおけってスレがあるんだから
そこに貼らないとスレ違いになるんじゃないか?
……なんかややこやしいが。
でもあんまり投下されないと落ちちゃうこともあるしなぁ。
最初に「エロなしです」と注意書き入れてくれれば
いいんじゃないの?そうしたら、エロなしはいらんと
思う人はスルーするだろうし。ウロにしろ非エロにしろ、
そうそう書き手がいるスレとも思えないしね。
じゃ、エロの部分を続きとして、俺が書くというのは?
じゃエロの部分を続きとして俺が書くというのは?
ここに投下でいいじゃん。
エロだろうがなんだろうが、がはこ総合創作関係スレなんだし。
うん、最初にエロなし注意書きでイインジャマイカ?
>>87タンが続きをエロく書いてくれるらしいしw
パラレルでもなんでもいいんでルーセリ希望ノシ
書いてたらつくづく足立は受けだな、と村主さんが生き生きしてきた
あと進藤鎌倉書いてたら進藤が洒落にならん位に悲惨なことに、犬奴隷かぁ
くそっ、男の喘ぎ声なんて楽しくねえやい、
>>92 画像の貼り付け →半角二次元/お絵描き・創作等
なんだよなぁ。本スレでもここでもスレ違いだと思うんだけど。
でもそこにスレ立てても落ちそう。
誰かがうp可能のお絵かき掲示板でも借りるべきなのかもしれんね。
>>94 SSを書く能力はあるがHP関係はさっぱりだから、
まとめサイト作成もお絵かき掲示板の借り方もわかんねー
>>95 いや、スレ違いじゃないSS書きの人にそんな事やらすのは筋違いだからさ。
画像うpするような職人ががはこの使ってる様なおえび借りて
そこにうpするようにすれば
肩身狭くないんじゃないかなと思って。
>>74さんのがうざいとか言ってるんじゃなくて、
これからの事を考えたらの話な。気を悪くされませんよう。
ここが第二のみんなの(ry化しなけりゃ何でもいいや。
それしつこいんだよなー
ぶっちゃけ原作イメージの忠実さという点では(ry
100 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 21:53:10 ID:SxR/SDO7
とりあえずageようか。
>>94 マイナー作品とかだと兼用してるぞ
分散しても落ちるだけだからな
職人さんが気まずくて出せず廃れて行く空気のヨカン
エーワクテカしてるのに
希望カップリングあるか?
801、百合、獣姦、姫ちゃん以外なら書けるぞ
じゃぁ〜榊と妃のをお願いしても・・・?w
>>105 ok
リアルが忙しいのでもしかしたら投下するのが明日になるかもしれないけど、
許してね。
>>91と同じく
パラレルでないと難しいが、ルーセリが見たい…
109 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 17:16:18 ID:9P9ycARu
お願いです。足立&さゆりん書いてください。
おかずに・・・
>>106 普通にOKしてるw
すげえマニアック…でもないのか?榊×妃
>>113 足立攻めを要求している俺が言うのもなんだけど、
榊攻めってのは十分マニアックだと思う。
そうか?ヘタレ攻めってのは需要あるもんだぞ。
エロなしOK?
んじゃがんばって書いてみるか。
>>115 そうなのか。
俺は弱い立場の側が攻めに走るのが好きなんだけど、周りからは否定されていたので。
俺の周りではマニアックだっただけなんだな。
さて、まとめサイト欲しい人いる?
作ってくれっていう要望があれば作るよー。
榊×妃投下します
エロありです。
榊は遅くまで仕事をしていた。仕事はロクにできないが、根はマジメなので熱心にする。
「榊、いつまで仕事してるんだ?とっとと飯喰えよ」
「妃さん、ちょっと待ってよ。まだ確認しなくちゃいけない書類があるから」
「そんなの昼間のうちにやっておけよ」
「姫ちゃんの面倒みてたし…」
妃は榊と共に店に遅くまで残ってた。食事を店で済ませ、ついでに時給も貰うためだ。
妃は自分と榊の分の食事を足立と河野に作らせて、自分は先に食べはじめた。
半分ほど食べたとこで榊がまだ食べない事に文句を言ったのだ。
「さっさとお前が食べ終わらないと帰れないだろうが、お前の車で送ってもらうんだから」
「もう終わるから」
榊は確認しなくてはいけない書類に目を通し、フロアに出てきた。
「あれ、姫ちゃんは?」
「姫ならとっくに寝てるから控え室で寝かせてるぞ。起こしても悪いしな」
「そうなんだ、控え室に寝かせてても大丈夫かな?ここで寝かせてた方が良くない?」
「ここはうるさいし、起きるだろーが、控え室には姫用の布団もあるから問題ねーよ」
「あっそうだね。ほっ」
「それより早く喰わねーと冷めちまうぞ」
「あっ、はい頂きます」
二人で食事をし、とりとめない雑談をしてると妃が不意な質問をした。
「榊は、彼女とかいないのか?」
「へっ、どうしたの?いきなりなんで?」
「別に深い意味はねーよ、ただ聞いてみただけだ」
「いやあ〜残念ながらいないけど」
「ふーん、姫の事をずいぶん可愛がってるけど、早く結婚して子供作って赤ん坊欲しいとか思わないのか?」
「そういうのは相手がいないとダメだし、もうこの年になると出会いもないしね、それに今は姫ちゃんがいるからね」
「…そうか…」
妃はその回答を聞き安堵感を得た事に違和感を覚えた。
(榊が誰と付き合おうが私には関係ないだろ…ただのパシリだろ…)
「姫はお前のガキじゃねーだろーが」
「あはは、そうか、そう言えばそうだよね」
「たくっ…」
「妃さんは誰かいないの?」
「はあ?何の事だ?」
「妃さんの恋人。妃さんなら子持ちでもモテルんじゃないの?」
「私に言い寄ってくる奴なんかいねーよ。姫を妊娠してから男なんかいねーからな」
「そうなんだ、以外だね」
妃は榊とこういった会話をした事に戸惑いを覚えた。夏に姫の父親の事を聞かれたがはぐらかしたあの時と違い、
今は恋人というものについて会話をしてる。
榊とは親しい間柄だが、恋人について語る間柄では少なくともなかった。
─プルルルル─
そこには会話があるだけで、静寂なホールに電話音がなった。
「榊、おまえの携帯だろ」
(うん、誰だろう?…白ちゃんからだ)
「ちょっと、ゴメンね」
そう言って榊は電話に出た。
「もしもし、…うん、いや無理だから、うんそれじゃあね」
(ふう、白ちゃんにいつも奢れるわけじゃないから…)
電話は榊の高校時代からの友人からの電話だった。内容は『焼肉奢れ』だった。女性からの電話だが艶かしい事なぞ一つもない。
「榊、女からか?」
自分には榊の女性関係なぞ関係ないはずだが、先ほどの会話の流れからか、自分の気持ちを確かめるためなのか分からないが、
妃は榊に聞いてしまった。そして聞かなければ良かったっとも思ってしまう
「うん、そうだけど」
榊は正直に答えてしまった、深く考えずに。妃にとってこの場合恋人やそれに順ずる女性なのかと意図した質問であったのかもしれない。
「…そうか…、榊もなんだかんだ言って居るんじゃないか」
「えっ何が?」
榊の頭の悪さと天然具合では妃が意図する事が理解できない。
「だから、女」
「へっ?今のはそんなのとは違うよ」
「そうなのか」
榊の答えに安堵した自分がいる、そんな苦悩をしてしまった妃。
「しかし、姫の父親は誰が良いと思う?金持ってて、私のパシリになれる人間でねーといけないし」
「いやいや、ちゃんと考えようよ」
「私は本気だぞ、そういえば榊も金持ってるよな」
「思い出したように言わないでよ…。毎月あれだけあげてるのに」
「当たり前だ、あれはお前の義務だ。姫に託児所してるんだからそれぐらいしろ」
「ずっと僕が託児所してたら姫ちゃんが間違えて僕の事をお父さんだと思ったりして…アハハ」
榊は冗談のつもりで言った事でも今の妃を動揺させるには十分な言葉だった。
妃は赤くなった顔を見られたくないため、うつむいてしまった。
その判断は間違ったものだった。
「えっ、ゴメン、冗談だから怒らないで」
妃の機嫌を損ねたものと思い榊は焦り謝ってしまう。それに対し無言でいる妃。
榊はさらに焦り自分の席から立ち、妃側の席に移動しようとしてしまう。
顔が赤い妃を見て普通は照れなどを連想してしまうが、榊は鬼のように真っ赤になり妃は怒ってるものだと考えた。
さらに慌てしまう榊を見て、妃は冷静さを取り戻してしまう。
「そこに座ってみろ」
「はい」
冷静になったが言ってることは逆送してる。
「妃さん、ごめんなさい」
「謝らなくていい」
「えっ、でも…」
「…」
それ以上の言葉は無かった。榊が妃を見つめ、目をそらしてしまった。
いくら榊でもそれが何を意図するのか勘付いてしまった。
榊は妃を抱き寄せ、抱きしめてしまった。
二人はお互いが思ってることもわかる年齢、子供のように言葉を求めなくても良かった。
肉体的な関係を持つ行為に対する魅力ももちろんあった。
榊は唇を妃の頬に落とした、たったそれだけが始まりだった。
頬に始まり首筋へ行き唇へと行った。
指先は全身を探っていった。
榊は豊満な妃の胸を触り己の股間が膨らんでいる事に気づいた。
妃はそれに対しズボンの上から榊自身を触りだす。今、二人はお互いが攻めあってる。
気が付けば二人は着衣が乱れ座っている榊の上に妃が乗っている。
榊の顔の位置に妃の胸があった、榊は妃の胸に吸い付き、妃は榊に腕を絡めていた。
その姿はとても妖艶だった。
榊自身が妃の中に入り二人は乱れ動き、どちらの声が漏れてるのか分からないぐらいに激しかった。
何分繋がっていたのだろうか?それは永遠だったかもいれないし、一瞬の出来事だったのかもしれない。
榊が自身を発射するまでそれは続いていた。
行為が終わり、榊が妃と姫を自宅に送るまで二人は一言も発しなかった。
言葉はいらなかったのか、この先について考える必要があったのか、知る由はない。
END
短くてゴメン。
一応感想が欲しいです。
ところで朔と沙衣子って村主父母ですよね?
>>118 タノム(´・ω・`)
ただ……まだ早いんでないかい?
じゃあやめよう
>>124 GJ〜あんま興味ないカップルだったけど
(というかカップルとしてみてなかったけど)
激しく萌えました。
朔と沙衣子は村主父母だが
ちょっとまてあのリクラッシュを全部やると言うのかおまいさん・・・
だとしたらネ申。
そうじゃなくても乙。
>124おつかれ〜、忙しいなかありがとうねぇ
パラレルなしのルーセリを書きますよ。
残りのリクエストが
グラン×ジェシカ
佐藤×八千代
朔×沙衣子
足立×村主
だが、グラン×ジェシカと朔×沙衣子の需要ねーだろwww
でも書けなくも無い、むしろ書けるwww
他のエロパロの名前変えただけだろみたいなのは勘弁ね
キャライメージ厳守でたのむ
>>131 もしかしてさっきの奴、他のエロパロの名前変えただけみたいになってた?
133 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 18:26:07 ID:UkUwD+as
ダメだし
以外ではなく意外
>>125 早いかな?
とりあえずサーバは契約済みだし、あとはHTML書くだけだから俺としては何時でも良いけど。
>>134 量増えればそれだけ一気にまとめるのも大変になっていくだろうし
134さんにやる気があれば作っちゃっていいんじゃないか?
…このスレが落ちずに続けばいいんだがw
>>129 パラレルなし…エロがあるのかないのかとか色々楽しみにしてるノシ
だがグランジェシカと村主夫妻はやめとけwwww
>>135 じゃあ明日くらいに作り始めてみようかな。
前スレって無いよね?
>>136 前スレはあったけど作品投下前に落ちたから作品はないよ。
がんばれ〜。
>>137 情報さんくーです。
頑張りますさ(`・ω・´)
>>138 頑張れ〜
やっぱりまとめサイトがあると便利だしね
140 :
125:2006/02/17(金) 00:09:30 ID:dx6ET340
やっぱ、保管庫あると便利だね……
早いなんか言って悪かったねm(__)m
ガンガってください(`・ω・´)!!
まとめサイトにお絵描き掲示板って必要?
必要なら借りてくるけど。。。
>>141 そんなこともできんのかw
何でも御座れだ!好きにしたまへm9(・∀・)!!
>>142 できんのか、って言い方だといらん誤解を招き兼ねないな
>>141 描く人がどれだけ居るかは分からないが、どうせならあったほうが良いかと
>>144 うお、すげえ
何て言うか、お疲れ様!GJ!
お絵描き掲示板が設置早々消えてるな
>>147 軽くショックorz
借りないで自分で設置するか。
あんた偉い。マジ偉い。
>>144 激しく乙ー仕事はやいなーw
収録作品が増えていきますように。
うpろだがあると再うp禁止なブツをうpする人がでてくるんじゃないかと無駄な心配をしてしまう
本スレ見てると大丈夫そうだけどな。
どうでもいいけどアドレス
アダルトナンセンスガハコがちょっとツボったw
まとめサイト作るの好きだからな、俺www
色彩などのセンスの無さは困りものだけどwww
>>152 もし再うp禁止なブツがうpされていたら教えてくださいな。
可能な限りで即刻削除しますさー。
>>153 狙ったわけではないw
偶然の産物でさー。
誰か河野×ミリを書いてくれる猛者はいないものだろうか…。
最近のを見てこの2人にときめいてきた。
ノシ
>>155 自分もその二人好き。猫組で一番好きなペアだ。
自分も好きだけどエロは違うな
ココで言う事じゃないな
あらゆる組み合わせのエロOKじゃない人は出入り禁止なんですか?
まーまー
163 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:09:06 ID:Vm6lNl31
書き手の意欲を削ぐ言葉がどんなもんなのかを知ろうな。
どうどう。好みはまぁ置いといて、
志向にあわないもんは無言でスルーが吉かと。
俺は投下を楽しみにしてるぜ。
佐藤→轟
まひる→宗太
エロ無し投下します。
…熱い、暑い、あつい。
年中が寒さとの戦いの北国で寝汗をかいてしまった。
暖房をつける程の寒さじゃなかったので、暖房は切ったはずだ。
それなのに部屋が蒸せかえるような暑さだと感じるのは夢見が悪かったせいだろうか?佐藤は自宅のベットの上で目を覚ました。
暑さで目が覚めたらしく、額には汗が滲み、少し長めの前髪も濡れていた。
久々の休日だった。
今日はバイトもなく、一人でギターの練習でもしようかと思っていたが、何故かやる気が起きない。
ギターを弾く事は好きな事だ。好きなものはあまりなく、好きだと言える珍しいもののはずなのに今はやりたくない。
部屋は少し寒く、空気も少し冷たい、だが体は熱くてしかたがない。
もう昼だし、もう一度寝ようとしても寝付けない。
万一眠りに落ちたとしてもまた同じ心地悪く、身体が熱くなってる原因である夢を見るはずだ。
せっかくの休みなので疲労してる体を休めようとも思ったが「何か」をしなくちゃいけないと思いつつ、
今は何もしたくない、意識を飛ばしてしまいと心は矛盾していた。
どうしたものかと考えながら遅めの朝食を適当にとろうと思い、自宅近くのコンビニに向かった。
お昼前だというのに、いや、お昼前だからこそか分からないが足を踏み入れたコンビニは静寂していた。
店内には客が居ず、店員がレジの中にいたが、何か作業をしていた為、客が来た事に気づかない。
騒がしいのも、静かなのもどちらが好きという訳じゃない、だが今の佐藤にとってこの静寂さはありがたかった。
何故か、一歩一歩確認するようにゆっくりとパン売り場に足を進める。
商品を目の前にしても空腹はしてるのだが食欲は沸いてこない、
そのせいなのかパン売り場の前に立ち数分時間がたった事にも気づかなかった。
しばらくして、後方で硬く乾いた音が聞こえた。正確には音ではなく声だ。
その音が、声が何なのかは分かってる、自分を呼んだ声だ、声の主は別に珍しくもないので振り返りはしなかった。
意識が飛んですっとぼけた顔を見られたくないから、振り返らなかったと言ったほうが正確だ。
視界が急に開けた。
背中は汗をかいて気持ちが悪い。
心を押さえながら、口を開いた。
声の主に挨拶をした。
足早になりながら声の主に近づいていく。
一瞬、立ち尽くした事を悟られたくないが故の行為だった。
静寂しきった店内には新しい人影が1つ。
その人物に近づいた。
黒髪で眼鏡をかけて同じバイト先の人間だ。
「何してるんですか?」
「別に、腹がすいたからパンでも買いに来ただけだ、小鳥遊」
小鳥遊は早朝から出勤し、今日は昼前でバイトが終わり、学校も無いので、ふらふらとコンビニに寄ったらしい。
小鳥遊は同じバイト先で数少ない男だ。だからなのか普段から仲良くやってる。
自分と同じキッチンの相馬とホールの小鳥遊の3人は何故か馬が合った。
小鳥遊の年は自分達よりも4つも下だがそんな事は気にならなかった。
小鳥遊と相馬では少し違った所がある。それは気が抜けるか抜けないかだ。
何を考えてるのか、何を企んでるのかわからない相馬と、小さいもの好きなだけで人畜無害の小鳥遊との差だ。
だからなのか、小鳥遊と共に少し遅めの朝食兼昼食ともう少しで切れそうな煙草を買い、
すぐ近くだから自宅に来るように誘った。
「佐藤さん、何かあったんですか?」
少し心配したように言いながら小鳥遊は佐藤の自宅へと着き、腰を下ろし、言葉を発した。
別に何も無いと佐藤は返事をし、わざと呆れたように言った事で小鳥遊の的を得た発言を否定した。
何も無い訳が無かった。小鳥遊は人の心を読むのが上手いのかと考える。
だがそれならば伊波の気持ちにを察しても良いのではないか、自分の事は分からないだけなのか、疑問に思った。
ひんやりとした部屋の空気が気持ちいい。
日陰になっているわけでもなく、ただ寒いだけの部屋のはずなのに驚くほど心地よく涼しかった。
少しづつ汗が引いていくのが分かる。
しばらくお互いの他愛も無い話や、バイトについて話した後、やがて沈黙が落ちた。
時間は流れ、壁にかけた時計の針の音だけが部屋に響いた。
冷たく澄んだ空気の中が心地よく思ったが、小鳥遊に悪いので遅れながら暖房をつけた。
穏やかな時間が流れる、流れた。
小鳥遊が思い出したように口を開いた。
「今日、チーフ居ましたよ」
「・・・朝から?」
「はい、珍しく」
小鳥遊はそう言った。
轟は朝からシフトなのはあまり無い。
自分のシフトよりも時間が早くても慕っている店長が来る時間に来る事はあっても、
店長は朝から居る事はまず無い。だから、店長と一緒に居られる時間を増やすため、シフトは少し遅めの時間だったりする。
それは自分のシフトが同じく少し遅めの時間だという理由とよく似ていた、その原因はだいぶ違うが。
さして興味のなさそうな声でふーんと呟いて小鳥遊にチラリと目を向けたが、すぐに視線を戻した。
「前から聞きたかったんですけど」
「?」
「佐藤さん、本当にチーフが好きなんですか?」
お互いが無言なはずなのに何かの音が頭に響いた。そう感じた。
自分が轟を好きだと言うのは、小鳥遊がバイトを始めしばらくしてから知られていた。
轟は信用があり、気が利き、人格者なので、小鳥遊や相馬に自分の気持ちが知られた時に噂が広がるのかと思ったが、広がらなかった。
自分と轟は年も同じで轟の次にバイト暦も長く、轟の話を最後まで聞くのは自分だけなので頻繁に話しをしたり、
バレンタインには義理だがチョコを貰ったりしていたそんな関係だ。
自分が轟に対する気持ちに気づくものは小鳥遊と相馬しかいなかった。
「・・・別に」
しばしの間の後、自分の口から出たのは感情のない、セリフを棒読みしているかのような声。
その言葉は本心ではない。それは火を見るより明らかだったし、自身も本心ではない事を隠そうともしていない。
ただ、好きかと聞かれたら否定した、それだけだ。
ずっと前から繰り返されてる機械的な問答。肯定する時もあれば否定する時もある。
自分が轟に送る視線は、決していつも恋する視線ではなかった。
むしろ、憎んでいるような気がしないでもない。それに気がついたのはいつだったか、思い出せない。
いつも轟の隣には店長がいたからだ。
「……」
「不服そうだな」
小鳥遊の質問に返事をした、小鳥遊は何か言いたいみたいだが口を開けなかった。
「別に、オレが誰を好きなのかとか小鳥遊には関係ないだろ」
自分はそう続けて、あくびをした。小鳥遊はそんな自分を眺めてた。
「それもそうですけど」
呟いて視線を逸らした。
小鳥遊は轟に対して恋愛感情というものを持っていない。
はじめてあったその時から今までの間、ずっと。。
よくシフトが一緒になり、暇な店なので会話を重ねる事はあったが、だからと言って特別な関係にはならない。
ただ、気が向いた時に言葉を重ねた、それだけだ。
それは小鳥遊が自分に対する姿勢と同じなのかもしれない。
だからこそ気付いてしまったのだろう。
自分の中にある小さくて見えにくい、だけどとても深い傷に。
「佐藤さんはしないんですか?」
小鳥遊が訊ねる。ぼんやりと外を眺めながら。
「何をだよ」
「告白です」
「しねーよ」
「何でですか?」
「…あいつの困った顔見たくないから。」
しばしの沈黙の後、自分の口から吐き出された言葉に小鳥遊は目を丸くした。
自分の頬がこころなし紅潮しているように思えるが、自分以外の人間はいつものように気づかないだろう。
そんな自分に、小鳥遊は淋しそうな笑みを浮かべ穏やかに言葉をつぶやいた。
「佐藤さんらしくないですね。いつも自分のやりたいようにやってると思ってました。」
その言葉がとても歯痒かった。
自分でさえ不思議に思ってる事を堂々と人に言われた。
心の中で反論してもしょうがないが言葉にして反論する気も起きない。
感情を抑えつつ返事をした。
「そうか?」
「普段は、冷静で人の気持ちなんておかまいなしじゃないですか」
「お前、けっこう言うんだな」
「なんとなく今まで何であんな態度だったのか分かりました」
「なんだよ」
「別に気にしなくて良いですよ」
抑揚のない声。
きっと自分の事を見抜いてるんだろう。
自分の感情は無表情で分からないと言われた事があるが、思考を読まれてしまった。
嬉しいのか、悲しいのか、分からない、今までそうだった。
そしてこれからも、多分。
小鳥遊の言葉に興味がなかったわけではないが、聞いてまで知りたくはなかった。
だからなのか、そうかと素っ気無く答えた。それは自分でも驚く程だった。
再び訪れた沈黙の中、小鳥遊の言葉が癪に触ったので、伊波の気持ちを小鳥遊に言ったらどんな反応をするのか考えてしまった。
小鳥遊は知らない、伊波が小鳥遊に対しどんな思いでいるのかを。
伊波の気持ちを知ってるのは自分と轟と、きっと相馬は知ってるが自分と相馬の間でそれについて話をした事がない。
以前にした轟との会話を思い出す、どうしたら伊波と小鳥遊が上手くいくかだ。
轟が自分に何故、このような話を振ったのか聞いたら、信用してるからと言った。
誰かの恋でさえ真剣に叶えようとしていた。あいつが眩しかった。
何も言葉は無かった。ただ沈黙と静寂だけがあった。
くるくると時計が動き時間が流れていく事を証明していた。
午後の緩やかな日差しが射す穏やかな時間。
昔、轟に自分の気持ちをぶつけたら、どうなるか試そうとしたがその先がひどく簡単に想像できた。
言葉をたった一つ放つだけで大きく揺れる関係。
そんな確信をした、そんな事がしたくなかった。
「俺達、いつまでこの関係なままなんだろうな」
そう、小さく呟いた。
小鳥遊は自分と轟との関係の事だけだと捉てるだろうが、違う、俺達には小鳥遊も小鳥遊を想う少女も含まれてる。
轟が店長に見せる顔を思い出しながら自嘲気味に笑い、煙草に火をつけた。
終
>>171 GJ!!!!!!!!!
佐藤……切ないなぁ‥‥‥
>>171 GJ〜
本当に切なくなった。朝からいいもの読ませて貰ったよ
なんか本当に停滞し続けてんだな佐藤。
GJ
175 :
171:2006/02/19(日) 15:17:56 ID:Lbj9Agow
エロ無しの作品なら、こういったのまだ書けるけど、
エロ無しばかりを投下しても良いのか?
GJ〜
佐藤ガンガレ!!!
>>175 作品数増えるのはいいことだとは思うが
あくまでスレは「エロパロ」だからな・・・・
あんまり連続投下するとモニョられるかもしれんから
そこんところはまさに「空気を読んで」ジャマカイカ。
何はともあれGJでした。
177 :
171:2006/02/19(日) 15:24:39 ID:Lbj9Agow
>>176 わかった、空気を読むぜ!
GJくれた人ありがとう〜
これ系にエロを絡ませるようなのを書いてみます。
リリザもの投下します。
陵辱要素含むんで苦手な方はNG指定ヨロ
サーカス団とは名ばかりのサーカス団の、もう殆ど使われなくなった、狭い道具倉庫。
そこにしばしば居て、1人の時間をぼんやりと楽しむ少女が居た。名をリリザ。
彼女にとっては狭くて暗い密室は最も好む場所であった。
そして今、その彼女の1人の時間を破るかのように、道具倉庫の扉が開けられた。
この場所に用があるなんて、一体誰だろう、と思ったが高く積み上げられた埃まみれの道具の上から入ってきた人間の顔を覗くと、すぐに納得した。
ソルガとソシア、いつも自分に付きまとっている甥っ子である。
過去には、彼女は2人に相当酷い目にも遭わせられたが、現在は仲の良い遊び相手、という程度であった。
「ああ、やっぱり叔母さんここにいた。」
双子の片方が自分を呼ぶと、自分は今は1人でいたいから遊ぶことは出来ない、そう伝えようと道具の上からリリザは飛び降りた。
しかし地面に着地した瞬間、リリザはソシアにいきなり体を押さえられ、ソルガに腰の後ろに手を回され、縄で縛られてしまった。
「…なっ!ちょっと、やめなさい!」
さすがに冗談が過ぎると思い驚いて叫ぶが、2人とも冗談ではなく、まともに聞く気は無かった。
「…叔母さん、どうせもうヒシン兄としてて、処女じゃないんでしょ?」
その事は事実であった。
そして、そこまで言われれば、リリザ自身も自分がこれから何をされようとしているか気が付いた。
「あなた達…こんな事をしたらっ…」
顔を赤らめながら制止しようとするが、
全てを言う前に、リリザはソルガに口を布で塞がれてしまった。薬品のにおいがリリザの鼻腔をつく。どうやら媚薬をしみこませてあるらしい。
「タダじゃ済まないのは分かってるさ…でも、叔母さんならこの事を母さんに言ったり、しないでしょ…?」
「僕たち…『可愛い甥っ子』だもんね?」
薄笑いを浮かべたままの表情で、2人は言い放った。
悪魔のような子達だ、とリリザは思った。
このような仕打ちに遇っても、彼等を完全に憎む事が出来ず、まだ『可愛い甥っ子』だと思っている部分がリリザには確かに有った。
それだけに、2人の母、つまり自分の姉にこの事を告げ口するのは、リリザにとっては辛い事でも有った。
そんなリリザの優しさ故の甘さを、彼等は的確に読み取っていた。
2人が衣服を脱がしにかかると、リリザは既に説得を諦めたのか、全くの無抵抗であった。
年相応に成長した乳房、…そして、まだ恥毛の揃わない秘部が露わになるまで、そう時間はかからなかった。
「叔母さんのカラダ…凄い綺麗…。」
ソルガの漏らした率直な感想に、リリザは顔を赤らめながらうつむいた。
「ヒシン兄に…ここまで育てて貰ったんだ…。凄い凄い。」
「ッ…!」
恋人の名誉のためにも、違う、と否定したくは有ったが、全てが嘘という訳でもなく、リリザは顔のうつむき加減をさらに強める事しか出来なかった。
「今更『違う』なんて言わせないよ…。ねえ?」
いつのまにかリリザの背後に回っていたソルガが、乳房を揉みながらいたずらっぽく訊いた。
「あっ」
先程のように無言で貫きたかったが、思わずこぼれてしまったその喘ぎ声が、立派な返答となってしまった。
「叔母さん…けっこう溜まってるんじゃない…?ホラ、もう乳首が硬くなってきた…」
「ちがっ…!あ、くぅっ…!」
休む事なく加えられる胸部への攻撃に、リリザの体は既に敏感な反応を見せていた。
「下の方も…もう濡れてる」
手の空いたソシアの方が、媚薬の効き目もあってか湿りはじめた秘部へと手を伸ばした。
「ひゃっ…だめ、そこは…あぁぁっ!」
たまらない羞恥のため拒絶の言葉を口にするも、手は縛られており、ソルガに上半身を乳房とともに掴まれており、抵抗は出来ない。
為す術なく、ソシアの手はリリザのクリトリスへ到達し、容赦のない攻撃を快感と共に与える。
「…あ…!あっ…!はぁ……んっ!」
上と下、両方から同時に攻められ、既にリリザは快楽に喘ぐだけとなっている。
「…ソルガ、そろそろ俺たちの方も良いんじゃない?」
「……うん。そうだな。」
2人の方も、抵抗のなくなったリリザの反応に飽きたのか、今度は自分たちの欲望を解消する事にした。
手を離されバランスを失ったリリザの体は、床に倒れた。
「すっごい濡れてる……」
ソルガはズボンから取り出した己の肉棒に、予め準備しておいたコンドームを着け、倒れたままのリリザの秘部に後ろから突き刺した。
「あっ!ああっ!だ…め…それは…!」
恋人にしか許せないはずの行為、それを近親者に行われるのはリリザにとっても大変な屈辱である。
だが、リリザの体はしっかりとそこから快感を得ていた。
「あ、ソルガズルい…じゃあ俺はこっちの方。」
ソシアは同じくコンドームを着けた肉棒を、リリザの口に突き刺す。
「んっむぐ…!んん…!」
恋人のモノより少し小さいソレを頬張り、リリザは声にならない声を出した。
「くっ…俺、もう出る…!」
「ソルガ、俺も…!」
リリザにとっては最悪の時間であったが、唯一の救いは、この2人に今まで経験がなく、射精を上手くコントロール出来ない事だった。
一度射精した2人の肉棒は、あっけなく小さくなり力を失った。
兄弟の方もそれで気が済んだのか、2人とも肉棒を引き抜き、コンドームの処理へと取りかかり、それが終わるとリリザの手を縛った縄をほどいた
(…終わっ…た…?)
静かに涙を流しながら、束縛が解かれていくなか、リリザは心の中で呟いた。
(…あれ?)
一通り事が終わってから朦朧とした意識で兄弟の顔を覗いてみると、先程自分を犯した悪魔のようには見えなかった。
2人にしてみては、思春期故の幼い性欲を持てあまし、そのはけ口にリリザを選び、実際に犯すまでは良かった。
しかし、全てが終わってみると、後に残るのは射精直後特有の空しさと、強大な罪悪感だけしか無い。
普通の少年が、取り返しのつかない失敗をした時の、「どうしよう」という顔。
それが、今の2人の顔であった。
(…なんだ。)
その事が分かると、決して許してはいけないはずのこの2人が、リリザにはとても可愛く見えてしまった。
完全に縄がほどけると、リリザは少しおぼつかない手つきで衣服を着ようとした。
「…叔母さん。」
「……ごめん…なさい。」
2人の口から、ポツリと謝罪の言葉が飛び出す。
「安心なさい。姉さんには言ったりしないわ。」
「…え?」
思わぬ明るい口調で話されたので、ソルガは拍子抜けしたような声を出す。
「自分たちで言ってたじゃないの。あなた達は、『可愛い甥っ子』だもの。もう、あんまり気にしてないわ。」
「で、でも!俺たちは叔母さんの事を…」
ソシアの方が、それでは納得がいかない、という風に言い返そうとする。
だが、それが言い終わる前にリリザは更に言い返した。
「だってヒシンとした時の方が、何倍も気持ちいいもの。だから気にしてないの。分かった?」
2人は絶句した。こんな事を言われてしまっては、嫌が応にも自分たちの完敗であるというような気にさせられる。
それと同時に、叔母の心の広さをただただ思い知る事となった。
「分かったら、もうお行きなさい。…もう二度と、こんな事はしないように。」
「…すいませんでした!」
「もうしません!」
自然と、敬礼をするように、2人はもう一度謝罪の言葉を口にしながら、倉庫から走り去っていった。
一人残ったリリザは、自分がとても損な性分なのでは無いか、と苦笑しながら、あることを思いだした。
「…ああ、あの時のヒシンも、あんな顔をしていた。」
-それは、ヒシンとリリザが初めて結ばれた夜の事であった-
以上です。
リリザの回想の内容はまた後に投下するかも知れません。
あと、送ればせながら
>>171氏GJ!
言い忘れてましたが、作中での登場人物の年齢は、原作+3〜4ぐらいだと思って下さい
>>183 GJ!!
ヒシン好きなんで回想の方も楽しみにしてます
>>183 GJ!!!!!!!!!!
エロなしのパロディはtxt形式にまとめて、
うpろだにあげてくだされば掲載させていただきますよ
たしかに完全敗北だなこんなこと言われた日にゃあ。
GJ!
ここまで良いスレだとは思わんかった。
自分も何か書いてみよう。
リナカ×アレスとかどーよ?
129氏のルーセリが激しく楽しみだ
>>188 そのやる気が素晴らしい!頑張ってー
191 :
188:2006/02/19(日) 21:14:16 ID:TaUqcapD
くは、意外とムズイ。
アレスの部屋で寝てるリナカを襲うアレス
という図で書いてるんだが、どこで起こそうか……
193 :
188:2006/02/19(日) 21:57:35 ID:TaUqcapD
出来ました。
とりあえず投下します。誤字脱字等はご容赦下さい。
「あうー。眠いよー」
どさり、と大きく音を立ててリナカがベットに崩れおちる。
その行動には何の問題もない、眠い時に寝るのは当たり前だし。
−−−それが、俺のベットであるということを除いては−−−
「眠いなら自分の部屋で寝ろよ」
医学書に目を通しながらぶっきらぼうに答える。
「だってあっちの部屋アレスいないし〜」
「お前の部屋に俺がいたら不自然だろうが。」
「一人じゃ寝れないよぅ」
「一人じゃ寝れないってお前はガキかよ……」
ふと目をリナカの方にやると既に半分ねかかっているようで、うつぶせの格好のまま首をこっくりこっくりと動かしていた。
「まったく……そのままの格好だと風邪引くぞ。」
いつものこと、と半ば諦めた顔でリナカに毛布をかける。すっかり父親をしてしまってる自分に情けなさを感じながら、いまさら見捨てることも出来ない自分の甘さを思い返したりしていた。
「zzz〜」
そんな俺の考えをまったく気にする様子もなく眠りこけるリナカ、それを見下ろす格好の俺。
194 :
188:2006/02/19(日) 21:58:20 ID:TaUqcapD
「リナカ……」
そういやここ何日かしてなかったな……そんな邪な考えが俺の頭を巡る。リナカは少し抜けていることを除けば良い女だ。
十分発達した身体は、軽く撫でただけで瞬く間に濡れてしまうほどの感度のよさ。一生懸命俺を満足させようとする態度。どれをとっても有り余るほどだ。
「起きないと……襲っちまうぞ……」
ふと、そんなことを呟いている自分がいた。のんきによだれを垂らすその女は、無防備な身体を晒し続けたままだ。
「リナカ………」
ゆっくりと身体を仰向けにし、口付けを交わす。触れるだけの軽いキスは、セックスの前の合図のようなものだ。
唇、首筋、鎖骨。軽く口付けるだけでリナカは軽く唸り、顔を赤くしていた。
「こんなことされても、おきねぇのかよ……」
リナカの身体に刻まれた傷を癒すかのように口付けを続け、いよいよ服を脱がす。という段階になってもリナカはまだ眠っていた。「ん……ぁ……」
大きな胸をゆっくりと揉むと、リナカは小さく喘いだ。胸の大きい女は感度が悪いというが、こいつだけは例外だろう。少し強めに触っても嫌がるどころかむしろ声を強めるくらいだ。
「んん!……は……ぁ…」
硬く尖った乳首を指で挟むようにつまむと、リナカは一層大きく鳴いた。息も既に荒く、まさに夢見心地といったところだろうか? さて、これからどうしようか……やわやわと胸を揉みしだきながら考えていると、ようやくリナカが目を覚ました。
195 :
188:2006/02/19(日) 22:01:16 ID:TaUqcapD
「あれ……あれす……なんで?」
「おぅ、おはようリナカ。」
「おはよ…ん!」
言い切らないうちに、乳首を強く摘む。先ほどよりはっきりした声で強く喘ぐのが聞こえた。
「ど、どうしたのアレス?」
「お前が可愛いかっこしたまま寝てるからさ、つい襲いたくなっちまった。」
「え…そ、そうなの?」
「そ、嫌か?」
「ううん、嫌じゃないよ。でも、ちゅーしてほしいかな。」
「キスならさっきしたろ?お前寝てたから覚えてないけど。」
「そっか、じゃあいいよね。えっちしよ♪」
屈託ない笑顔でそんなことを言うリナカ、言いくるめられてるのに気付かず良くぞここまで従順に育ったもんだ。
「じゃ、服脱ごうな。」
「うん♪脱がしっこしよ。」
お互いなれた手つきで服を脱がすと、リナカの大きな胸が露になった。いつもみなれてるとはいえ、ここまで大きいとやっぱり男としてはアレがしてもらいたくなる。
「なぁ、胸でしてくれよ。」
「うん♪」
よいしょ、というと既に半勃ちとなった俺のモノをゆっくりと挟み込んだ。ルースには悪いが、これはセリには出来ない芸当だろう。
「ん……しょ……気持ちいい?」
「あぁ、いいよ…でも、口も使って…な?」
「うん♪」
ニコニコとした顔のまま、胸から出たモノの先端に口付けるリナカ。一生懸命舌を出して舐める姿はさながら子犬のようで、いとおしさが出てくる。
「くっ……いいぞ……ちゃんと頑張れたらご褒美あげるからな。」
「ちゅ…ちゅぷ……うん、頑張るね…んん…ちゅ…ぴちゃ…ぴちゃ…」
既に俺の身体を熟知しているリナカは、的確に俺の弱い部分をついてくる。それも緩急をつけて。まったく、勉強もこれだけ覚えがいいと楽なんだが……
「くっ…リナカ…そろそろ出るぞ………」
「ん…ちゅっちゅ……んん!」
しばらくして限界を迎え、射精する。
顔や胸に精液が飛び散ると、こちらが指示するまえに指ですくって舐めはじめた。
196 :
188:2006/02/19(日) 22:02:53 ID:TaUqcapD
「えへへ、上手だった?」
「あ……あぁ、とっても上手だったよ。」
「やった♪じゃあご褒美ね。」
嬉々とした表情のリナカを見ながら、すくいきれなかった精液を拭いてやる。
身体のあちこちについた精液をふき取りながら、同時に愛撫するのも忘れない。既にリナカの秘唇は濡れそぼっており、軽く指を入れただけでイッてしまいそうだった。
「ほら、いくぞ?」
ようやく全てふきおえて、リナカをやさしく抱きかかえる。
「ご褒美」とは何のことはない、前座位のことだ。しかし、普段は後背位が多いリナカにとって、身体が密着するこの体位は何より好きな体位だった。
「よっ…と」
「ん、アレスぅ……ちゅっ…ちゅ…」
間近にある俺の顔を見つめながら、積極的にキスを求めてくるリナカ、それに応えるために懸命に舌を出す俺。毎度のことながら、この時だけは上下が逆転しているかのようだった。
「ん! あ!あ!あ!」
俺の首筋に手を回しながら懸命に腰を動かすリナカを見て、少しでも「ご褒美」をあげようとしたからも突き上げる。
ぐちゃりぐちゃりと小気味良い音が響く室内で、リナカと俺の声が響く。
「あれすぅ、あれすぅ、好きぃ〜」
「はぁっはぁっ、俺も好きだぞ…リナカ…」
「あぁ!」
好き、そのたった一言だけでリナカの中は締まり、軽い絶頂を迎える。普段言わない分こういうい時に言うと効果は増すようだ。
「んぁ!あ、アレス、私……も、もう……」
「くっ……何度…だっていいぞ……俺が……こうやって抱きしめててやるから……」
「あ!あ!あ、アー!!!!!」
それから数度の痙攣の後、リナカはひときわ大きな声を発しながら絶頂を迎えた。
「やっ…ま、まだ……あぁ!ダメ!……」
エクスタシーの余韻冷めぬまま、俺は腰を動かし続ける。イッた直後で苦しいのか、リナカが抗議の声を上げたが、やがてそれも歓声に変わってきた。
そうして、薄暗い部屋の中で俺たちの「ご褒美」は続いていった。
小鳥のさえずりも聞こえる朝、ようやっと行為を終えた俺たちは、横になっていた。
俺の腕枕で眠るリナカは満足げな顔で、アレス…と寝言を呟く。
「まったく、あれだけ声だしちまったらルース達に丸聞こえじゃねぇか……」
ぼんやりとそんなことを考えながら、俺の意識もまどろみの中に落ちていった。
〜終わり〜
では、駄文失礼しました。
仕事早いな……
遅筆な俺には羨ましくて仕方がない。
GJ!!
198 :
188:2006/02/19(日) 22:30:41 ID:TaUqcapD
今度はじっくり小鳥遊伊波でも書こうかな……
>>196 GJ!!!
誤字とかは適宜に変えてしまいましたがよろしいでしょうか?
201 :
188:2006/02/19(日) 22:41:01 ID:TaUqcapD
>>196 あぁ、どんどんやっちまってください。
テンションだけで書いてたんで誤字訂正がおろそかになってました。
スマソ
俺も青ライン絡みで何か書こうとは思っているのだがエロシーンが思いつかねぇ_| ̄|○
>>196 すげえ…なんていうかイメージ通り。
激しく悶えた、GJ!!!!
伊波小鳥遊も楽しみにしてます。
>>202 無理して書くなwww
エロ無しでも一応はOKみたいだぞ?
最初に注意書きつけとけば。
>>202 >>203の言う通り、無理してエロを書く必要はないさ。
それまで良い話だったのにエロいれたせいで変になっちゃうのは惜しいからね。
ルース×セリ
エロあり投下
「セリー、さっちゃんに教えてもらったんだけどね、ルースを気持ち良くさせてあげる方法があるらしいよ」
「(教えて欲しい)」
「あのねー、ルースの股間を握って動かしたり噛んであげたら良いらしいよ」
「(どうして気持ちよくなるの?)」
「わかんないけど、アレスも気持ちよくなってたよ」
「(ルース、私が体に触ったら嫌そうにする)」
「さっちゃんが嫌も嫌も好きのうちって言ってたからホントは好きなんだよ」
「(そうなの)」
「うん、だからルースもホントは喜んでるんだよ」
「(今からやってくる)」
「あっ、ダメ、これは夜にやらなくちゃいけない事らしいよ」
「(今晩、やってみます)」
「お〜がんばれ」
女二人の危ない会話がセリの部屋で行われていた。
時は流れ、そして夜
「(泊めて…)」
「…ようこそ…」
セリが来るとどうしてもほら、男として感情がわくでしょ。これがまた辛くて…。
「(今日はやってあげたい事があるの)」
だから無闇に抱きつかないで…。しかも生足…。セリ…。
「なに?」
「(まずはベットに座って)」
「うん」
セリは俺をベットに座らせて目の前に立つ。なんというか、嫌な予感しかしない。
「(それではやります)」
セリはそう言って俺の股間を握って振動を与えだす。
「ちょっ、ちょっと待って。これはなに?なんなの?」
「(リナカから聞きました、ルースが気持ちよくなる方法です)」
手を動かしながらそう言ったセリの意図がわからない。
「セリ、俺は気持ち良くないから止めて。お願い」
本当に気持ち良くない。優しくいじられるならともかく、無造作に動かされてるだけじゃ痛いだけだよ。
ここはいつも笑顔でセリを説得しないと…。
「セリ、俺はこんな事されても気持ち良くないから止めてね」
「(嫌も嫌も好きのうちって聞いた、だからルースも本当は気持ち良いんでしょ)」
「それ誰から聞いたの?」
「(リナカから)」
「もしかしてリナカはサズから聞いたの?」
「(うん)」
サズをどうにかしないとこっちの身がもたない…。間接的にセリに変な事吹き込んでるし…。
「(ルース、どうかしたの)」
「いや、なんでもないよ」
困ったな、セリをどうやったら傷つけずに説得できるかな?
「(ルース、気持ち良い?)」
「…あんまり気持ちよくないかな、俺は」
「(そうですか)」
ちょっと何で涙目になってるの?
「(折角、普段ルースにお世話になってるからルースを喜ばせてあげようと思ったのに…)」
参ったな…今日はいつもよりも可愛いぞ。いつも可愛いけどな。
「……」
「(ルース)」
「え、何?」
「(何故か、はれてる…)」
ああ!セリが俺と話してるうちに手の力が弱まって、丁度良い刺激になって大きくなったんだ。
どうしよう?
「(もしかして、私、悪い事でもしたのかな?)」
「いや、全然セリは悪くないから。気にしないで」
「(じゃあ、続けます)」
このまま続けられたらでちゃうよ、そうでなくても少し気持ち良いのに…。
「(縦に動かしますよ)」
「……」
止めて欲しいのに、止めてと言い出せない。
俺の為にそのまま行為を続けるセリが一生懸命で可愛くて仕方がない。
そのままズボンの上からの刺激を止めることができなかった。
セリが何ではれてるのか、どういうふうになってるのか見たいと言った。
それが転換だった──止めるはずだった俺の心に火がついた。
「(それじゃあ、出しますよ)」
俺が了承すると、そういって、セリはチャックに手をかけ、俺自身を晒した。
「(なんでこんなにはれてるの?)」
セリには男ってもんが分からないんだろうな。
「説明すると難しいけど、はれると気持ち良いんだけど同時に苦しいんだ」
「(よくわからない)」
そうだろうな。セリは純真だもん。
「とりあえず、さっきみたいに動かしてくれないかな?やってくれると嬉しいんだけど」
「(はい)」
正直、気持ち良い。夢の中でセリとこういった事をした事あったけど、これは現実だから。
「(噛むとルースが気持ち良くなるって聞いたから噛むね)」
セリは咥える行為と噛むって事の違いが理解できてないんだろうな。
だから、噛むんじゃなくて舐めて、咥えるという事を教えた。
セリは一心不乱に俺を咥えて必死で奉仕をしている
「(きもひいひ?)」
咥えながら喋ってるせいか言葉になってないけど、何が言いたいのかが分かる。
「うん、とっても」
いつものセリに見せる笑顔で答える。
そして、自身が発射する事を悟った。
「セリ、ごめんな」
そう言って、セリの頬に手をやり、こちらに向かせた。いわゆる上目使いだ。
「(っんんん?)」
セリの口内で発射させた。
俺はセリに手を出さずにいようと誓っていたのに、
最後にセリの体を求めなければ良いんだよなと思ってしまい、こんな結果に陥った。
行為の片づけをしたあとで、セリを抱きしめながら眠った。
一度の経験で満足したせいか、これからはこんな事しなくてもセリと一緒に寝る事ができる、
セリの声が出るまで、絶対に手を出さないと再度誓った。
投下するのも遅くてできがわるくてスマソ。
ちょっと忙しくて疲れた。
次はもっと良い作品を投下できるようにがんばります。
>>209 GJ!!!
セリとルースはやっちゃうよりもフェラのほうがしっくり来る気がしてたんでかなり満足しました。
次も期待してます
GJ〜!!!!
あああセリ、開眼させたらもっとすごそうだなぁ…リナカ余裕で超えそう。
今更ながらこのスレ、意外と盛り上がってるなぁw
GJ
そうかどう絡ませるのかと思ったら
フェラーリがあったか。
エロなしの鎌倉→進藤話書きました。
で、それが長い(20k)上に今更バレンタインの話なんですよ。
本当は12日に書き始めたんですが全然間に合わなくて。
で、一応続編としてエロが書けるようなつくりにはなってるんですが、
はっきりいって私はエロ小説はからっきしなんです。
いずれ続きは書いてみるつもりですけど、今投稿しないと
時期がとんでもなく外れる上にとんでもなく長くなってしまうんで
今投下しちゃってもよろしいでしょうか?
ちょっと前のレスにもかいてあるけどエロなしおkなんだから
確認せずに投下しちゃっていいと思うよ。
冒頭に注意書きつけて。
了解、それじゃあ投下してみまさぁ。
鎌倉→進藤です。エロなしですんでご注意ください。
すいません、ちょっとお待ちを……
事の発端は二月十四日、即ちバレンタインデーのことだ。
毎年の事ながら、この日は実にせわしなかった。しかし恒例の東田と宮越による命の取り合いも
つつがなく終了し、他のメンバーにも色々と一悶着やら何やらはあったようだけれども、これとい
った大混乱もどうにか想定の範囲内に収まってくれた。そうして一日が『いつも通りに』終わった
ことで男性店員皆が安堵の息をついていたのだった。
──ただ、一人を除いて。
進藤は働いている最中ずっと気が気でなかった。
どれほどの量のチョコを非常食として備蓄出来るかだとか、今回は米は買って貰えるかだとか、
そういう生活そのものに関わる心配事が重大な理由である。あのたちの悪い幼馴染みが今年はどの
ような趣向を凝らして自分を追い込んでくるのか、それだって不安には違いないが、前の晩にある
程度想像してきておいたので一応の心の準備はできている。大体不安がっていたところで避ける術
などないのだから、諦観も込めて今日は出勤してきたのだ。
しかし、この日の鎌倉は妙によそよそしかった。全く話しかけてくるそぶりも見せないし、そも
そも進藤だけではなく宮越にも村主にもあまり口を開いていない。お付きの黒服も今日は連れてい
ないようで、当然のことながらチョコと虐めはまだどちらも贈呈されていないままだ。
初めはそのことを少し安心していたのだが、冷静に考えてみると、例年と全く違う様相を呈して
いるというのはどれほど恐ろしいことなのだろうか。決して慣れてしまったわけではないが、笑顔
のまま酷い要求を突きつけてくるほうがまだ気が楽だ。人間というものは、前例にない状況に陥る
ことが一番不安を煽るのだ。
それでも時間が経つにつれ、そんな懊悩も次第に薄れていったことは確かである。高校生組がア
ガっていく八時あたりからはまた少し不安になった──彼らにはとても見せられないような真似を
されるんじゃないかと──が、それでも何ら行動に移す兆候が見られなかったので、やはり安心感
はじわじわと増していった。そうして結局その日、自分がアガる十一時になっても彼女は何一つし
てこなかったのだった。
ようやく心を入れ替えたのか! 次のバイト先に向かおうと、心躍らせながら私服に着替える。
袖を通す間も何だか気分は晴れやかで、きっと外は満天の星空なんだろうな、と理由もなく思った。
「進藤お前、今日は何もされてなかったな」
そこでふと話しかけてきたのは足立だった。ある意味並ならぬ苦労人である彼は、進藤にとって
非常に親近感の沸く先輩である。もっとも、最近の彼は村主との関係にあまり悪いものを感じてい
ないフシがあり、今日だってなんだかんだでチョコを受け取っていたわけで、更にはそれが傍目か
ら見れば何ら変なところもなかったために、今では何割かの羨ましさもあった。
「ひょっとして仲直りしたのかー? 志保ちゃんにどんな甘い言葉囁いたんだよ!」
河野が応じて声を上げる。鞄の上には柳葉から貰った(義理)チョコが置いてあった。彼が一日
中ハイテンションだったのはこれのせいなようだが、何故だかラッピングは常夏をイメージさせる
ようなスカイブルーとエメラルドグリーンのものだった。きっと、中身もマカダミアナッツっぽい
ものなんだろう。実に簡単に想像がついた。
「何も言ってませんって! でもよくわかりませんけど、今日は妙に大人しかったですよね。いつ
もなら台詞と全然合わない笑顔で無茶なコト言うのに、今日はあんまり他のメンバーとも話してな
かったし、何だか表情も乏しかったような気がします」
いよいよ反省してくれたんじゃないですか、と笑いながら付け足した。そんな進藤を足立と河野
は一旦顔を見合わせてから苦笑し、そして複雑な視線で見据えてきた。
「オイオイ、何だかんだでよく見てるんじゃねーか」
「え? ちょ、ちょっと勘弁して下さいよ! 心の底からそんなつもりじゃないんですから」
何を言い出すのかこの人は。河野の突っ込みを全力で否定する。
「大丈夫だって。志保ちゃんがお前にチョコをあげなかったってことは、もう別段未練もないって
ことだろ」
「え?」
「もしかしたら、これからは普段からもああいう仕打が減るかもしれないぜ」
「あ、ええ……そう、ですね。多分」
もう未練がない? じゃあ今までは未練があったのか?
言われて、少し口ごもってしまった。クソ、これじゃあまるで動揺しているみたいじゃないか。
そのことを気取られまいとして、早口に感慨に耽った振りをする。
「とにかく、これからのバレンタインデーは平穏に過ごせそうですよ」
「良かったなぁ、進藤」
しみじみと河野が言う。まるで息子が戦場から帰還したときの母親だ。
「興味なくなったのなら……何か、増々悪化しそうな気もするけど」
ぼそりと足立が言う。まるで息子の徴兵が怖くて戦火の拡大を憂う母親だ。
何でこの二人は変なところでコンビネーションを決めるかな。
「……それ言うなよ。せめて今は」
河野が緩く突っ込んだ。
「まあ確かに、俺もそんな気はしたんだけどさ」
してたのか。
*
外は予想に反して粉雪が舞っていた。
星一つ眺めることは叶いそうにない曇天で、今更感動も何もあったものではない銀世界が街灯に
照らされて輝いている。しかし幸いにして風はなく、地吹雪にもなりそうになかったので、これな
ら徒歩でも次の勤務先へ向かえそうだと思った。
先のファミレスは札幌都心部から若干離れた場所、国道に面した住宅街のそばにあり、この時間
にもなると人通りはめっきり少なくなる。歩道のあちこちには先日の大雪がまだ取り除かれないま
ま残っていて、若干歩きにくく感じた。しかしだからといって地下鉄に乗る金など生活費に回した
いぐらいなので、自らの足を拠り所にする他なかったのである。何しろ片道二百円だ、二日分の食
費が十分そこらで消えてしまっては大層物悲しい。
しかし、現実には移動に費やす時間を労働に使った方が余程得なのだ。進藤はそういう時間対賃
金の計算よりも、目の前に置かれた状況でどう財布の中身が推移するかを重視してしまう癖がある。
以前のバレンタインデーで鎌倉に大量のくじをばら撒かれた時、内心嬉々としながら当たりを探し
ていたのもその理由からであった。だが本人はそのことには気付かない。貧乏の恐ろしさは、脱却
する為の最善の方法を冷静に思案する、あるいは実行する余裕がなくなることだったりもする。
店を出て暫く歩いている間、進藤の意識は右手に携えた袋ばかりに寄っていた。
何とはなしに、その袋を掲げて左の掌へ載せてみる。角張った尖りやなだらかな曲線、その出っ
張りが麻袋を通して肌に優しく刺激を与えた。沢山の想いが詰められていて、確かにそれはずっし
りと重かった。今年は例年よりも収穫が多いようで、全て食べ切るには恐らく一二週はかかるだろ
う。ホストでの客から貰える分を見込めば、相当な期間の食費を浮かせてくれるに違いあるまい。
それなのにどうしてか、心の何処かに奇妙な間隙ができているような気がした。綺麗にラッピン
グされたチョコがはち切れんばかりに詰まっているはずの袋にも、上の方にはまだ一個、あるいは
何か別の物が入るべき余裕があるんじゃないか。そんな風に思えてならなかった。ピースを欠いた
パズルを前にした気分だった。
──もう別段未練もないってことだろ?
河野の声が頭の中で幾度となく響き渡る。きっと彼は何気なくそんな見解を口にしたんだろう。
しかし今の進藤にはそれが狂ったテレビのように、何度も何度も画面が上下に回転するテレビのよ
うに無限にループしていた。
「心の底まで犬の根性になったのか、俺?」
自らを嘲りながら独り言ちても、一面の雪景色からは答えは返ってこない。どこか遠くで除雪車
の音がしたので、きっとそれに掻き消されてしまったんだろう。誰一人それを教えてくれる者がい
ないことをわかっていても、そう考えるぐらいしか自分の感情を誤摩化す術はなかった。
だから言い訳をしてしまえば、呼びかける少女の存在に気付かなかったのはそれのせいなのだ。
「私を無視するなんてね、いつもより多くチョコが貰えたから浮かれてたのかしら?」
突如として耳に入ったのは、この凍てつく冬の空気よりもずっと冷え切った声だった。
足が止まり、表情が固まる。それから声の発生源へ振り向こうとしたが、寒さのせいか首が素早
く回らない。マフラーの擦れる音すらしないほどにゆっくりでぎこちなく、油の切れた機械のよう
にギギギ、と固い音が聞こえてきそうだ。
ようやくその姿を認めたとき、そこにいる女は冷たい笑みを浮かべていた。
「し……志保、ちゃん」
「折角同僚がさっきから声をかけてたのに、無視されるなんて悲しいわぁ」
「ご、ごめん……」
謝るしかなかった。今の彼女の表情を目にしてしまっては、考え事をしていてしかもその原因が
彼女であるとはとても言い出せなかった。同時に、彼女が右手に抱えている物を見て息を呑む。
日本刀だ。
「ちょ、ちょっと志保ちゃん!?」
白金色の氷の刃が鈍く輝く。既にその刀身を包む鞘はどこにも見当たらない。とうに抜かれてい
るのだ。柄を握る手つきはまさに素人のそれだが、この状況ではそんなことは無関係に危険だった。
──興味なくなったのなら……何か、増々悪化しそうな気もするけど
悪寒が走る。背中を何か冷たい物が這い回っているような感覚だ。足立の懸念が現実味を急速に
帯びてきて、額に嫌な汗が滲んできた。
説得! とにかく、説得しないと!
「あの、あ、ま、ちょっと、おお落ち着いて……」
舌が上手く回らないが口には出せた。ちゃんと聞こえる程度の声量は絞り出せたと思う。だが、
そんな必死の宥めにもかかわらず彼女は無言のまま刀を両手で、そして兜割りでもするかというぐ
らいに高く構えた。
きっと自分の顔は絵の具をぶち撒けたみたいに青くなっているんだろう。進藤は思う。村主さん
が足立さんにチョコを渡したときも、足立さんはそんな色になってたことがあったな。場違いに思
う。ああ、俺の人生もとうとう終わりか。でもこれで借金生活からはサヨナラだし、そう悪いこと
ばっかじゃないな。思う。ごめんなジュン(ホスト仲間)、ヒデ(ホスト仲間)、マクスウェル
(ホスト仲間)……俺はもう行けそうにない。思う。
ドサドサッ、と何かが落ちる音がした。
右腕の荷物が突然軽くなる。腕でも斬られたか、そう思ったが痛みはない。志保はクスクスと、
しかし目元は無表情のままに笑っていた。一振りの刀は既に下ろされていたので、取り敢えず目に
映るものへの恐怖感は拭い去られていた。と言うよりは、恐怖感よりも何が起こったかわからない
ことへの困惑の方が大きかったのだが。
ふと足下を眺めてみる。そこには、客から貰ったチョコ達が四散していた。そして右手に握られ
た麻袋は袈裟切りになって、もはや袋としての機能を成していないようだった。斬られたのはこれ
だったのだ。良かった。
しかしようやく現状が飲み込めたことはいいのだが、何の目的があってそんな真似をしたのかが
よくわからなかった。自分の身体が無事であることには安心できたとはいえ、「ああびっくりした」
で済むような話ではないし、それだけで済ませてくれる相手であるとも思えない。
顔に疑問符が浮かんだままの進藤に、志保は意地悪げに笑いながら言う。
「あらあら大変ねぇ。それだけのチョコ、抱えていくのはきっと大変だこと」
その言葉でようやく意図が掴めた。今持っている鞄にはとても全てのチョコは入り切らない。だ
からこそ今日の為に家からわざわざ大きな麻袋──もともとは小麦粉が入っていたものだ──を持
参してきたのだ。しかしそれが使えなくなってしまっては、持ち帰る方法がない。
「持っていけないのなら今食べちゃえば? 早くしないとどんどん冷えて固くなっちゃうわよ」
嘲るような視線と口振りに、進藤の頭は血が昇ってゆく。人が気持ちを込めて贈ってくれたもの
だし、何より自分にとっては大切な食料だ。普段から爪に火を点すような生活を送っている自分へ
この仕打だ。そうさせているのは他でもない彼女だというのに!
「いい加減に……してくれ! 俺にとっては大事なものなんだよ!」
今日が平穏に終わってくれそうだった、というのもあるかもしれない。進藤の失望感はいつにも
増して大きかった。だからついこんな弱音のような、掠れた声で抗議の言葉を吐いてしまうに至った。
「ああそう」
しかし志保の返答はにべもなく突き放すようなものだった。進藤はそのことにもさらに苛立ちを
覚えたが、今は散らばったチョコを回収することにした。また邪魔されるかもわからないけれど、
無事な分は持っていけるだけ持っていこう。そう思った。
屈んでせっせと拾い集め始めるものの、志保はそれきり黙っている。不気味なぐらいの静かさだ
ったので、まだ何かするつもりなのかとも、もしそうであればここで頑張って集めても徒労に終わ
るんじゃないかとも思った。しかし今それをやめたところで彼女にどういう態度で接すればいいの
かとてもわからない。下手に沈黙が続くのも嫌なので、この間に次の対応策を練っておくことにす
る。この作業は猶予期間みたいなものだった。
*
と、その時目の前に何かが差し出された。
絢爛なラッピングがされた厚みのある四角い箱。中身はチョコなのだろう。それはわかる。しか
し問題は、それを差し出している人間だ。
前述の通りこの界隈はまさしく住宅街そのものであり、日付が変わるまで幾ばくもないこの時間
は人通りもひどく少ないのだ。つまりは今ここにいる人間は、進藤と志保の二人きりなのである。
となれば必然、このチョコを持つ人間と言えば、志保以外にはありえないことになる。当たり前の
ことを長々と考察しているようだが、進藤にとってはそれが全く理解のできない行動だった。
そして進藤は疑問に思う。「なぜわざわざ拾ってくれるのか?」と。ひょっとしたら裏に画鋲で
も仕込んでいるんじゃないかという気にもなったが、ここで受け取らなければそれはそれでまた酷
い目に遭わされそうだったので、取り敢えず素直に礼を述べておくことにした。
「あ……ありがとう」
その声にもやはり志保は何一つ返さない。進藤は余計にわからなくなってきた。いつにも増して
今日は意図が読めなくて、却って恐怖心を煽られる。
「……ねえ志保ちゃん。ど……どうして拾ってくれたの?」
だからおずおずと尋ねてみる。機嫌をなるべく損ねないように、この場が穏やかに過ぎ去るよう
に祈りながらの問いだった。喩えて言うなら、いつどうやって爆発するとも知れない爆弾を、そお
っと安全なところまで運んでいくような感じだった。そんなことをしないでただ離れてもいいのだ
が、何故だかそうしなかった。先ほど彼女が見せた──仮染めかもしれないが──優しさに、少し
だけ油断してしてしまったのかもしれない。
しかし現実は無慈悲である。
発火装置が作動してしまったのだ。
志保の掌は載せているチョコごと震えていた。表情はとても顔を上げて窺う勇気が出ないけれども、
少なくとも笑っているわけではあるまい。その様子を見て、進藤は慄然した。そして自分が言ったこ
とをすぐさま後悔した。
そうだ、もしかしたら志保ちゃんは「さすがにやりすぎた」なんて反省してくれたのかもしれない。
あるいは何か別の目論みがあるのかもしれないけど、とにかく拾ってくれたことには変わりないんだ。
なのに、いかにも志保ちゃんがそんな優しさなんか丸きりはなから持ち合わせていない冷酷女のよう
な聞き方してしまって──いや強ち間違ってるわけでもないけど、それを口に出すなんて。
「ゴメン志保ちゃん!」
素直に頭を下げて謝ると、不思議とこの一触即発な空気が和らいだような気がした。やはりまだ志
保の顔色を覗けるほどではないにしろ、これならばどうにか地雷地帯からの脱出も不可能ではないと
思った。
もう一押し、もう一声かければ大丈夫なはずだ! 下げた頭をそのままに、進藤はこの状況を脱す
る言葉を必死の思いで検索する。
しかしそんなものはそう簡単に思いつくものでもない。今までのような在り来たりな取り繕い方で
はどうにもならないような気がして、どうにも時間ばかりが過ぎていく。このままでは折角イエロー
ゾーンに滑り込んだのに、そこがまた元のようなレッドゾーンに染まってしまう怖れもあって焦りが
募る。
それでもどうにか頭を捻り絞り出したのが、
『俺のチョコを折角拾ってくれたのに、それがおかしいような言い方しちゃって……本当にゴメン!
でもそういうつもりじゃあなかったんだ、信じてくれ!』
これである。
正直進藤自身も首を傾げるほどの出来で、あまりどころか殆ど期待していなかった。だが、無意味
に時間が空いて余計に気まずくなっていくよりは遥かにマシだったので、これでいくことにする。
面を一旦上げて、そしてまた下げる。腰の角度は60度、首から腰までは一直線。これならば!
「俺のチョコを折角拾ってくれたのに……それがおかしグギョッ!!」
謝罪の言葉も途中に、脳天に何か硬いものが振り下ろされたような衝撃が走った。エモノが何であ
るかはわからないが、とにかく硬くてそう重くない何かで殴られた、とはすぐにわかった。
ぐわんぐわんと歪んで揺れながら徐々に薄れゆく意識の中で最後に目に入った志保は、まるで金剛
如来像のようにしか見えなかった。踏んづけられた小動物のような声を最後の言葉として進藤の身体
は頽れ、その意識はようやくうっすらでてきた雲の隙間から除く星々に祝福されながら、遠く深い深
いところへ沈んでいったのだった。
*
溜息は白く舞い上がり、粉雪はふわりふわりと止んでゆく。一面の白色の世界は何も変わらずとも、
灰色の空は次第に黒色の天空へと開けていった。
携帯を取り出して迎えを呼ぶ。何しろ、こんな大荷物自分一人で持って帰るなどできない。50キ
ロか、60キロか、いずれにしても想い出の頃よりもずっとずっと大きく成長したそれは、自分の言
うことを決して聞くことがない今の状況では、ただただ手に余るだけなのだ。
──いや、案外そうでもないかもしれない。
足下に転がるそれをつと眺めて思う。そうだ、逆に考えればこれは今完全に自分の手の中にあると
いうことだ。家まで運んでしまえば外界とは隔絶され、もはや逃れることのできない事態へと押しや
ることだってできる。
思わずほくそ笑む。しかしそれも一瞬のことだった。
右手にまだ大事に持っている『凶器』は、包装の上からでもわかるぐらいに派手に割れてしまって
いた。特別な形に作ったものではないが、とはいえそれが砕けているという事実を前にして、仮にも
一度は自分が手をかけたものであるが故に、何も感じないほど図太い神経を持っているわけではない。
それがハート型だったなら、きっと一緒に自分の心も割れてしまったような錯覚がしたことだろう。
そういう意味では命拾いしたわね、ユータ君。
車はすぐに馳せ参じた。中から降り出た黒服達が自分の命のままにそれを車へと積み込む。そして
自分も一緒に乗り込み、向かう先は自らの屋敷。
志保は心の中で語りかける。
私が貴方を連れていくのは、あくまで私自身のため。私が望むことを叶えるために貴方を連れて行く
──そう、感情に身を任せて殴った相手を、寒空の下に放置することができなかったんじゃあないの。
割れたチョコレートを一欠片でもいいから食べてほしかったのでもないのよ。
ましてやいい加減素直になろうだなんて、そんなことは全く考えていないんだから。
黒塗りの車が走り出した。
零下八度の凍てつく闇の下で、置き去りにされた彼の大事なチョコレートは反抗もせずに静かに凍っ
てゆく。志保はそれが小さくなるまで眺めながら、彼女にとって大事なチョコレートを一欠片ほおばり、
そして彼女にとって大事な存在へとそっと移し与えてみるのだった。
えー、以上です。
……さすがに長過ぎた気がする。申し訳ないです。
でもいい気分転換にはなりました。
元々別の二次創作をやってる身なので楽しかったです。
是非とも後編?をエロで、……なるべく短くうまくまとめて
書きたいと思います。
それではノシ
229 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 09:16:00 ID:1mZMwtvH
やー……長すぎて携帯からだと
>>1に戻ってから
順々に行かなければ容量オーバーして全部は読めなかったよ。
でもそれだけの価値はあった。GJ!!
志保かわいいぞ…。
GJ!
志保はもう元に戻れない程歪んでるなぁ・・・
テラコワス
GJ!!お疲れさま。
やっぱうろん王道カップリングは
東田×宮越 足立×村主
宗太×まひる
ルース×セリ アレス×リナカ ヒシン×リリザ
なのか?
GJ!
あー俺も文才あればなー。
GJ!!
リアルタイムでアップされんの見てたけど長かったから学校終わってから読んだwww
おもしろかった。志保ちゃんがんばれ…
>>228 GJ!!!!!!
性格が歪んでいる‥‥‥というより狂ってるな。
しかしそれはそれで何故か胸が苦しくなるほど愛らしい。
>>231 それが王道。
河野のにーちゃんとミリっちは?
>>288 GJ!!!
狂おしいほどの愛ですね。
続編、期待してます!
237 :
236:2006/02/21(火) 18:55:49 ID:KVz26GQT
タイトルはあれか。
ビートルズの「The Long and Winding Road」をもじったんだろうが、
君主っていう意味なら"Lord"だぞ。まあいいけど。
GJ 続きも楽しみにしてます。
>>231 王道はそうだろうな。亜種はいくらでもありそうだけど。
亜種か…
アライさん×宮越、榊×姫
大輔×咲子、田坂さん×志保、お得意様×村主
あたりが思い浮かんだ。マイナーすぎwww
それは亜種と言うより突然変異www
といいつつ亜種が何なのか俺にもわからんが
アレス×セリとか東田×永田 とかか…・?
俺の好きな亜種
東田×永田、東田×ミリ、村主×斎藤、妃×斉木、
サズ×ヒシン、グラン×サズ、ソルガソシア×リリザ、アレス×セリ、
犬組は特にいないな……
東田×永田は亜種か
永田さんかわいそw
>>243 そりゃ、未来パラレルでは宮越とくっついてるし、
公式では東田×宮越だから、王道も東田×宮越になるし、
東田×永田は亜種だよ。
なんだか荒れそうな流れだな
>>245 すまん、カップリング論で荒れるのはイヤだ。
俺のレスが悪かった。ゴメソ。
ヒロイン的存在なのに誰にも相手にされないぽぷらがカワイソス。
マスコットです
>>249 久々にこういう人見たから釣りかどうかも判断がつかん。
説明してもいいよね?
ええ、今はもう見れませんが最近まであった「仮の」という絵描き掲示板みたいなところがありまして
今でも見れる「かりのんロイター」と似たような作りでして
そこで高津カリノことがはこがあくまでよく似た別人という前提で
本編から数年後を舞台に既にくっついて肉体関係も結んだ後の
東田×宮越、足立×村主などを描いていました。
ただ先ほども述べましたようにあくまで別人なので本編とは全くの無関係であります。
しかし住人の中にはよく混同する方も結構多く存在しております。
>>250 釣りじゃないよ。
最近のうろんしか知らないので、未来パラレルも仮のもかりのんロイターも今初めて聞いた。
教えてくれてありがとう。
>>251 見れないからってうpを頼んだりすることは厳禁っぽいから気をつけて。
かりのんはサイトすみずみまで探せば見つかるから。
にしても初めて聞いたってことは本スレにも行ってないのか。
それでいきなりエロパロ板くるあなたはすごい。
>>252 元々は4コマエロパロ総合みたいなスレにいたのよ。
で、リンクが貼られてたのでこっちにもw
青ラインの二人はともかく、
斉木×鎌倉が見たいのは自分くらいか……
このスレでは非難を浴びまくりそうだが
杏子×八千代が見たいですすいません
>>228 グジョーヴ
しかしユータ君のフラグクラッシャーぶりは昔から成長してないようだな……
ここで斉木×姫とか言ってみる。
それはもはやグロだろ
いや,Bくらいまでならなんとか!…無理か
260 :
188:2006/02/23(木) 12:28:49 ID:MqFhDpB6
188です。伊波小鳥遊話(前半エロ無し)が出来たんで投稿します。
前段階として、勝手な設定ではありますが、猫組Workingに出る田坂君と杏子さんは知り合いというのを加えさせて頂きます。
榊の後輩だからきっと杏子とも知り合いだろう、という推測ですが…
261 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:30:37 ID:MqFhDpB6
何かがおかしい、そんな風に考えるようになって随分経つようになった。
原因はわかっている。同じバイトの小鳥遊君だ。彼のことを考えると胸の辺りがモヤモヤする。
種島さんと笑って話す小鳥遊君、杏子さんとケンカする小鳥遊君、梢さんが来て困ってる小鳥遊君、私に殴られてる小鳥遊君……
私の体質のせいで彼には随分迷惑をかけていると思う、殴られても殴られても笑ってる(たまに怒るけど)小鳥遊君を思うと、せつなさで一杯になる。
そして、今日も……
「お、おはよう小鳥遊君!」
ドカッ!
「お、おはようございます…伊波さん……」
私の右ストレートが綺麗に小鳥遊君の鳩尾に命中した。
「毎度毎度のことながら、いい加減なれないのか?」
杏子さんが言う
「か、回数は減ってきてるんです。力も加減できてるかなって思うんですけど……」
しょんぼりしながら答える私
「なんだ、随分落ち込んでるじゃないか」
「だって、やっぱり……悪いじゃないですか、私のせいで彼、傷ついてるんですし……」
今日は割と力を抑えられたようで、小鳥遊君もすぐ立ち上がってフロアの仕事に戻っていった。
「なんだ、お前もそんなこと考えるようになったのか、珍しいこともあるもんだ。小鳥遊は丈夫なんだから殺す気でいったって死にはしないだろう。」
「そ、そんな酷いです杏子さん!殺すだなんて……」
「??」
何故自分が非難されているのかわからないのか、杏子さんはキョトンとした顔でこちらを見ていた。
262 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:31:59 ID:MqFhDpB6
「大丈夫よまひるちゃん、杏子さんも小鳥遊君のこと死ねばいいなんて思ってないもの、安心して。」
その時、横から八千代さんが制しに入った。
「まひるちゃんも小鳥遊君のことが心配なのね。立派に成長してるじゃない♪」
「心配、なんですかね……」
「ふふふ、まひるちゃんにはまだ判らないのかもしれないわね。もう少ししたらわかると思うわ」
さー、店長パフェを食べましょう♪ と言いながら八千代さんは杏子さんと行ってしまった。一人控え室に取り残された私はぼんやりと考える。
263 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:33:28 ID:MqFhDpB6
小鳥遊宗太、姉3人に妹1人という徹底的に女に囲まれてきた人、私の人生の中で、彼ほど私に近づいた男性はいないだろう。初対面は最悪だったけど、気がつけば私と同じシフトに入って私をフォローしてくれる。
男性客にオーダーに行かないといけない時、レジで男性が来た時。文句を言われた時。
「伊波さんの被害者を増やさない為です。」って言ってるけど本当は違うって思うのは、最近になってわかったことだ。
彼は表に出す態度以上にその内側は優しい。女性に囲まれてるから自然とそういう風になっているのかもしれないけど、いざという時に表にたってくれるのはとても頼もしく、年上として申し訳ない気持ちになる。
「まひるちゃーん、3卓オーダーいってきてー」
考えをめぐらせていると、種島さんから声がかかってきた。いけない、まだ仕事中だったんだ。3卓を見て、相手が女性と子供客というのを確認すると、私は満面の笑顔で向かっていった。
264 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:34:36 ID:MqFhDpB6
その日の夜、私は八千代さんに呼び止められて事務所に残っていた。今日は特に男性客を殴っていないしお皿も割っていない。そもそもそんなことがあっても八千代さんはその場で軽く注意する人でこんな風に居残りをさせる人ではなかったので、私は少し怯えていた。
「あの、なんでしょうか?」
ビクビクしながら私が訪ねると、八千代さんはいつものようにニコニコと笑って答えた。
「あぁ、ごめんなさい。別に何か叱ることがあるわけじゃないのよ♪安心してちょうだい。」
「はぁ。」
「実はね、小鳥遊君のことなの。ホントはまひるちゃんが気付くまで黙っていようと思ったんだけど、今日の杏子さんとのやりとりを見てて、後押ししたほうがいいんじゃないかなと思って。」
後押し?黙ってる?なんのことだろう。
「小鳥遊君とシフトを組んで大分たつけど、どう?まだ彼が怖い?」
「えっ………えと、最近は怖いというよりは、反射的に手が出てしまってる感じで、お話も普通にしますし……」 それを聞くと八千代さんはニコリと笑って
「ねぇまひるちゃん。もうホントは小鳥遊君と一緒にいても平気なんじゃない?手が出てしまうのも、まひるちゃんが一歩踏み出せば治るんじゃないかしら?」
「あの、おっしゃることがよくわからないんですが……」
「そう?じゃあ率直に聞くわね。まひるちゃん……小鳥遊君のこと好き?」
265 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:35:23 ID:MqFhDpB6
ドキリ、自分の心臓が高鳴るのがはっきりわかった。
「え、えっと…それはどういう……」
「最近のまひるちゃんを見てるとね。わかるのよ。私とおんなじだって…あ、これは関係のないことだったわね。」
キャっと顔を赤らめて八千代さんが言った。けどそれはあまり耳に入っていない。
ワタシガ タカナシクンヲ スキ?
「ぽぷらちゃんと小鳥遊君が話してる時とか、あなた彼のことをじっと見てるでしょう?まひるちゃんは他の男の人と話さないからわからないけど、きっと小鳥遊君も、あなたが他の男性と話していたら見ているはずよ。」
「そ、それは私が殴ったりしないか心配なんじゃ……」
「それもあるかもしれない、けどね。私はそれだけじゃないと思うの。」
小鳥遊君が……私を………私が……小鳥遊君を………
「私ができるのはここまで、あとはあなたが考えてみてね。」
それじゃあ、私の用はこれだけだから。といって、八千代さんは席を離れた。
私はしばらく動くことができず、ソファーに座り込んだままだった。
266 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:36:34 ID:MqFhDpB6
その頃。
「ああは言ったものの、本当にこれでよかったの?」
「上出来ですよ。あの二人には早くくっついてもらいたいと思ってましたからね。」
「けど、こういうのはゆっくり進めていかないと。」
「あの二人のペースに任せてたら店がつぶれちゃいますよ。ハハハ そうなったら彼女も男性とお付き合いする機会が訪れなくなるじゃないですか。それはさすがに可哀想かな…と」
「そんなこといって、おめーは伊波達を脅すネタが欲しいだけだろが。」
「脅すだなんて失礼な、最近からかい甲斐がなくなってきたからね。そろそろ新しいネタが欲しくなってきたのさ。」
「ったく…あんまりからかうんじゃねーぞ。」
「大丈夫だよ君と轟さんほどじゃ…あ、待って待ってごめん言いすg」
「え? 私と佐藤君がどうかしたの?」
「……なんでもねぇよ……」
事務所の裏での、佐藤と相馬と八千代の会話であった。
267 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:37:21 ID:MqFhDpB6
ボフッ
帰るなり私はベットに顔をうずめて考える。
小鳥遊君……バイトの仲間の男の子……小さいものが大好きで、大きいものが大嫌い……
小鳥遊君……優しい人……嫌味も言うけど、いつも助けてくれる人……
小鳥遊君……種島さんと話す小鳥遊君……私には見せないような笑顔を見せる小鳥遊君……
小鳥遊君…たかなしくん…たかなしくん………
「可愛いですね。そのヘアピン」
そう言われた時も、今日みたいに胸がドキリと高鳴った。男の人に可愛いって言ってもらって嬉しかったから?
違う……小鳥遊君に言われたから嬉しいんだ。
だから私は、また可愛いって言ってもらいたくて、いつも違うヘアピンを付けていくんだ。
もう一度言われたら、今度は笑顔でありがとうって言うために……
ありがとう、その一言を言えたら………少しでも素直になれそうで……
そこではたと思い当たる。そうだ、八千代さんに言われる前から私は気付いてたんだ
伊波まひるは、小鳥遊宗太に恋をしているということに
268 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:38:16 ID:MqFhDpB6
次の日、今日も私はシフトが入っていたので店に向かった。
「おはようございます。」
いつも通り控え室に入ったつもりだったけど、皆目を丸くしてこっちを見ていた。何か変なことを言っただろうか?
「ど、どうしたの伊波ちゃん。今日すっごく綺麗だよ?」
「え、そ、そうかな?」
先に控え室にいた種島さんに言われる。
「うんうん。小鳥遊君が見たらきっとビックリしちゃうねっ!」
「そ、そうかな。」
昨日自分の気持ちに気付いてから、私は少し変わったのかもしれない。せめて小鳥遊君にいつもありがとうってお礼が言えるくらい素直になろう。と思って気合を入れてきたのだけれど、それが変な方向に向かってしまったようだ。
「へ、変かな?」
「ううん、全然変じゃないよ。変なお化粧とかじゃなくて、なんていうのかな、うん。八千代さんみたいに光ってるっていうのかな?」
八千代さん……そういえば八千代さんは杏子さんが好きなんだっけ…ふと目を八千代さんの方にやると、いつも以上に嬉しそうにニコニコしていた。
「さ、お話はやめて。休憩時間ももう終わりよ。まひるちゃんも早くシフトに入って頂戴ね♪」
八千代さんがいつものように仕切り、皆を仕事場へ追い立てる。すれ違いざま私の肩をポンと叩いて頑張ってねといわれた時は思わず顔が真っ赤になってしまった。
「そ、そうだ小鳥遊君! 小鳥遊君はどうしたんですか?」
フロアに入ってからすぐ、私は彼の姿が見えないことに気付き、種島さんに聞いてみた。
「あぁ、うん。なんかね。なずなちゃんが風邪を引いちゃったから少し看病してから来るって連絡があったの。1時間ぐらいの遅刻で済むんじゃないかな。まひるちゃんの姿見せられなくて残念だねっ。」
そっか、遅刻するんだ。残念……
「ほらほら、がっかりしてないで、12卓オーダー行ってきて。」
「う、うん。」
269 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:39:46 ID:MqFhDpB6
12卓に駆け寄って行く。座っているのは女性客一人だ。
「お待たせいたしました。ご注文をお伺いいたします。」
いつものように営業スマイルで受け答えする。女性が相手なら慣れたものだ。
「いやぁ、あっちーあっちー。まったく道が混んでてまいったもんだぁ。」
私がオーダーを聞き終わると同時に、その席に大柄の男性がやってくる。2人前頼んでいたから連れがいるとは思ったけど男の人だったなんて思いもしなかった。
「ッキャー!」
その人が大柄で、しかも不意打ちだったからというのもあるのだろう。私は堪えきれずにを手を出してしまった。
バキィ!
その日は調子がよかったからだろうか、それとも小鳥遊君がいなくても頑張ろうと変に気負っていたからだろうか?
とにもかくにもそのパンチは相手の顔面に命中し、大きな被害を出していた。相手は鼻から血を出している。
「………な、なにすんだオラァ!!!」
はじめキョトンとしていたその男も、自分が殴られるとわかるとすぐに顔を真っ赤にして怒りだし、私の肩に掴みかかった。
「ひっ!」
ガッシリとつかまれた私の肩は動くことなく、防衛のために殴ることも出来なかった。
騒ぎを聞きつけて八千代さんがやってくる。種島さんもやってくる。
私はただただ固まってしまい、何も出来なかった。
270 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:40:55 ID:MqFhDpB6
その日は相手が悪かった。皆が口を揃えて言った。いつもなら私が殴ってしまっても気絶するか、私や杏子さん、八千代さんの刀に恐れて何も言えないかのどちらかだった。
けど、今日の相手ははたから見てもそうとわかるくらい怖い人で、ケンカなんかもやりなれてる感じだった。八千代さんが平謝りする。私も謝る。
「俺は気がすまねぇぞ!この女一発殴らせぇ!」
「わ、わかりました。それで気が済むのなら……」
これ以上迷惑をかけたくない。私はそう思って自分から申し出た。
「なんだねぇちゃん、いい覚悟いいじゃねぇか…顔もよくみっと俺好みだしよ。なんなら後で付き合ってもらうだけでも許してやるぜ?」
下卑た声で笑う男に、皆怒りを覚える。
「だ、誰があんたなんかに…」
恐怖と怒りで、つい思わずそんな言葉が出てしまった。
「ヘッ、つまらねぇ女だ。よし、覚悟しな。可愛いお顔が台無しになっちまうかもしれねぇがよ。」
こぶしが来る。覚悟を決めて目を閉じた瞬間
バキィ!!
乾いた音が店内に響き渡った。
271 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:42:16 ID:MqFhDpB6
「あれ……いたくない……」
どさり……誰かが倒れる音がして目をあけると。代わりに倒れていたのは小鳥遊君だった。
「ててて……大丈夫ですか、伊波さん……」
「た……かなしくん……」
「なんだこのボウズは」
「おっさん、やめろよな。いくらこの人が暴力的だからって、女を殴るのはルール違反だろ。」
殴られた頬が赤く膨らんでいくなか、小鳥遊君がむっくりと起き上がって言った。
「な、なんだとてめぇ!」
おじさんは再び殴る。小鳥遊君はそれを受ける。かすかに漏れるうめき声が彼の辛さを表しているようで、私は悲しくて涙が溢れそうになっていた。
「た、小鳥遊君もういいよ。私が殴られればいいんだから。」
「だ、ダメですよ。伊波さんのそれは病気みたいなもんなんですから、怒られはしても殴られる理由なんかないはずです。」
「へ、なんだかわからんがてめぇが代わりに殴られるっていうんなら殴られてもらおうじゃねぇか。嬢ちゃんには一発ですましてやろうと思ったが、野郎のてめぇなら何発殴ったってかまわねぇよなぁ?」
バキッ! ドカッ! バキッ!
されるがままの小鳥遊君。八千代さんも種島さんもオロオロしている。私は……ただただ泣いているだけだった。
272 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:43:45 ID:MqFhDpB6
「おいじじい。それぐらいにしろ。」
小鳥遊君がぐったりと倒れおちたところで、杏子さんがノソノソとやってきた。
「なんだてめぇは。ははぁん、店長かちょうどいい、この落とし前どうつけて……」
男の声が見る見る小さくなっていく。杏子さんの後ろには真っ黒なスーツで身をかためた集団がずらりと並んでいたのだ。
「適当に痛めつけて帰しとけ、もうこんなことしないようにな。」
「「「はい!杏子さん!!」」」
黒服が声を揃えて言うと、男を小脇に抱えてつれていっく、一緒に居た女も青ざめた顔でそれを追っていった
「他に客がいなかったのが幸いだったな、あいつらに頼めば証拠も残らんだろ。」
「まったく、こういうことはこれっきりにしてくださいよ。先輩」
「すまんな田坂、お前の組のもんを使っちまって。」
「俺達も監視対象がこっちの方にきてたんでちょうど良いといえばいいんですがね。他ならぬ先輩の頼みなら断れませんって。では、この辺も失礼します。」
黒服のリーダー格っぽい人が杏子さんに敬礼をすると、そそくさと立ち去っていった。
「あ、あの……杏子さん。」
「気にするな、この辺にはあんな下衆なチンピラとっくに消えうせたと思ったんだが……それより問題は小鳥遊だな。まったく。遅れてきたと思ったら騒ぎを聞いてすぐ走っていきやがって……」
そうだ小鳥遊君! あまりに出来事に忘れかけてしまったが、彼はずっと殴られていたのだ。
小鳥遊君はぐったりと倒れこんでいて動かない。最後の一撃で気絶してしまったらしい。
「あ……あ……」
目から涙が溢れてくる。私のせいで小鳥遊君を傷つけてしまった。これ以上迷惑をかけないと、昨日誓ったばかりなのに…小鳥遊君が…
「大丈夫よまひるちゃん、気絶してるだけ。ぱっと見た感じでは打ち身程度ね。」
「や…ちよ…さん…」
「もう泣かないで、ね?彼はあなたを助けたのよ?あなたが泣いてちゃ小鳥遊君もかわいそうだわ。」
八千代さんが取り出したハンカチで、私は涙を拭いた。
「わ、わたし…」
「後は私達にまかせて、まひるちゃんは小鳥遊君を看病してて頂戴。今日はもうあがっていいから。」
「は…はい……」
273 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:45:07 ID:MqFhDpB6
皆に手伝ってもらって小鳥遊君を控え室に運ぶと、私は彼に膝枕をしてずっと待ち続けた。いくら丈夫な小鳥遊君でも、もし目が覚めないなんてことになったら……
「やめよう……小鳥遊君が目覚めたら笑顔でありがとうって言うんだ。だから泣かないようにしないと……」
そう口に出した途端、小鳥遊君が小さく呻いて目を覚ました。
「ててて……あれ…ここは…」
「お、おはよう小鳥遊君…」
「あれ…俺…どうして……」
「あれからすぐ倒れちゃったんだよ。今は皆で後始末をしてると思う。」
「え、じゃあ…あの男は…」
「あの男の人なら、杏子さんの友達っぽい人が連れて行っちゃったよ。」
「そうなんですか…あ……じゃあ……俺も手伝いに行かないと。」
そういって立ち上がろうとする小鳥遊君を制する
「あ、ダメだよ。まだ無理しちゃ……もう少し休んでて…ね?」
「じゃ、じゃあ伊波さんだけでも行ってください。俺はもう大丈夫なんで……」
「だーめ、小鳥遊君が怪我をしたのは私のせいなんだから、大人しく看病させてよ。」
「は、はぁ…」
しぶしぶ膝枕に戻る小鳥遊君、心なしか顔が赤い気がする。
「あれ、そういえば伊波さん…こんなに近いのに殴らないんですか?」
少し落ち着いてきたのか、小鳥遊君が不意にそんなことを聞いてきた。
「あ、そういえばそうだね。」
あははっとはにかむ私を、小鳥遊君はキョトンとした顔で見ていた。
それは私も彼を看病した時から感じていた。こんなに男の人が近くにいるのに、私の心は動揺するどころか、とても落ち着いている。彼が私を守ってくれたからだろうか?それとも、私が彼を好きだからだろうか?
「ねぇ小鳥遊君、聞いてもいい?」
「な、なんですか?」
「なんで私のこと守ってくれたの?殴られてでも反省したほうがいいって言うと思ったよ。」
私の質問に、小鳥遊君は少し怒ったような顔で答えた。
「い、伊波さんはそんな風に俺を見てたんですか?酷いなぁ…どんな事情でも女性は殴っちゃいけないんですよ。店長みたいに人外の何かなら例外ですけどねっ。」
そういって毒づく小鳥遊君、けど彼ならきっと杏子さんにだって殴ったりしないんだろうな。と少し思う。
「優しいんだ。」
「姉や妹に囲まれて生きてますから、いやでも身につくんですよ。そういうのが。」
「でも、騒ぎを聞いて飛び出してきたんでしょ?ほんと、感謝してるよ。ありがとう。」
ありがとう、たった一言言うだけで私の心はとても高ぶっていた。
「しょ、しょうがないじゃないですか。伊波さんに何かあったら嫌ですし……」
「え、それって……」
「あの男、あのまま伊波さん殴ったって絶対許しませんよ。あのあとちょっかいかけてこようとするに決まってます。そうなったら何をされるか……」
「私を心配…してくれたの?」
「当たり前でしょう!伊波さんは人一倍デリケートなんですし…その…可愛いんですから……少しは危機感を持ってくださいよ。」
真っ赤な顔でぷいとそっぽを向く小鳥遊君、殴られて頭がクラクラしてるからなのか、今日の彼は偉く饒舌だった。
「か、可愛いか…照れるかな…」
「ヘアピンですよっ、ヘアピンっ…」
「つよがんないつよがんない……私もね…今日の小鳥遊君見て、見直したよ。とっても男らしいんだって。」
「そんなことないですってば…」
「ううん、とってもかっこよかった。だから…………小鳥遊君のことますます好きになっちゃったよ。」
274 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:47:07 ID:MqFhDpB6
静寂が二人きりの部屋を支配する。
言った
言ってしまった
小鳥遊君に好きと言ってしまった。
言ったのはその場の勢いだったのかもしれない、けど…それは紛れも無い本心だった。
「い、伊波さん……」
「わ、わかってるよ。小鳥遊君私みたいな暴力的な女嫌いでしょ、変な女の戯言だって聞き飛ばしてくれればいいの……それで踏ん切りつくから………」
「い、伊波さん…俺……」
「何も言わないで、聞いたら泣いちゃうよ。 もう、今日くらいはかっこつけさせてよ………」
「まってくださいよ!なんでそんな風に捕らえるんですか……」
「だって小鳥遊君、ちっちゃい子のほうが…」
「俺だって伊波さんが好きですよ!!」
がばっと起きあがり私の眼を見て、小鳥遊君が言った。
「ぇ……」
「一人で勝手に勘違いして、勝手に告白して、伊波さんらしいったらありゃしない。」
「だ……」
「こ、これが答えです。」
「ん!……」
その日は間が色々なことがあった。私が暴走して、小鳥遊君が襲われて、私が泣いて……けど、そんなことは、今の出来事に比べれば全部吹っ飛んでしまいそうだった。
小鳥遊君に抱きしめられ、私は彼とキスをしていたのだから。
「ぷはぁ!」
しばらくの時のあと、ようやっと小鳥遊君は私を離してくれた。
まだ胸の鼓動が止まらない。
「あ、あ………」
「伊波さん、好きです。ずっと前から……」
「たか…なし…くん……」
275 :
始まりの時:2006/02/23(木) 12:48:03 ID:MqFhDpB6
じわりと涙が頬を伝う。それは決して悲しみではない、歓喜の涙だった。
「私も…好きだったの…小鳥遊君のことが…大好きだったの……」
今度は私からのキス、はじめてだから緊張したけど、彼は優しく迎えてくれた。
「伊波さん、殴ったりしないんですね……」
「大好きな人だもん……他の男の人とは違うよ。」
「俺、なんていっていいかわかんないけど…嬉しいんだと思います。」
「私も…男の人とこんな会話するなんて、思ってなかったよ。」
それから私達は、数回甘いキスを楽しんで、小鳥遊君の手当てをしてから二人で部屋を出た。やっぱりいつまでも皆にばかり働かせるのは悪いということになったのだ。
「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
フロアはもうすっかり片付いていて、いつものように平和なファミレスに戻っていた。
「あ、かたなし君もう大丈夫なの?」
「えぇ、ご心配おかけしました。」
「無理はしないでね。後のことはおねーさんが全部やったげるんだから。」
「ハハハ、先輩は可愛いなぁ。」
「もぅ!頭なでないでよ! あれ、かたなし君手当て自分でしたの?」
いつものようにひとしきりじゃれた後、種島さんが小鳥遊君の手当てに気付いて言った。
「いえ、伊波さんにやってもらいました。」
小鳥遊君がこともなげにそういうと、フロア、キッチンのスタッフ全員がギョッとした。
「け、け、け、怪我増えなかったかたなし君!?」
「えぇ、全然大丈夫でしたよ。」
「あらあら、じゃあまひるちゃんの男嫌いもすっかり治ったのね。」
「い、いや…ははは…」
八千代さんに言われて、私は苦笑いをした。
「どれどれ、どんな感じ?」
ポン、と肩に手を置かれた途端、背筋が凍るような悪寒が走り。私はまた反射的に手を伸ばした。
バキィ!
「な、治ってないじゃ……ガクッ」
安心して寄ってきて、がっくりと崩れ落ちる相馬さんの姿がそこにあった。
276 :
188:2006/02/23(木) 12:49:26 ID:MqFhDpB6
前編は以上です。
エロ有りの後編は夜までに上げるつもりですが、とりあえず今はこの辺で…
今回は一応の見直しはしたつもりですが、誤字脱字ありましたらご容赦ください
では、また。
甘い。砂糖のように甘い。
GodJob!!
ちょ…今日糖分摂取してないのに口から砂糖出てきたwwww
GJ!!!!後半楽しみだ。
279 :
188:2006/02/23(木) 16:17:21 ID:MqFhDpB6
後編行きます。
前編の直後という設定です。
それから私は、いつもと同じように店に出て、フロアの仕事をして、最後に杏子さんにお礼を言ってから店を出た。小鳥遊君は顔が腫れているのもあって結局奥に引っ込んでしまったけど、私の仕事を終わるまで待っていてくれたのがとても嬉しかった。
「あの、ほんとに良いんですよ。一人で帰れるんですから……」
「それはさっきも言ったでしょ?そんな腫れた顔で帰ったら梢さん達が心配するじゃない。なずなちゃんだって風邪を引いてるんだし。」
「は、はぁ…」
帰り道、彼の家に行く途中でふいに何度かこんなやりとりがあった。
私達は、あんなことがあったばかりだというのに、驚くほど自然に振舞っていた。まるで何年も前からそうであったかのように……
「ただいま」
小鳥遊君の家につくと、可愛い靴が一足だけきちんと丁寧に揃えてあった。後で聞くとそれはなずなちゃんのだったらしい。しっかりもののなずなちゃんらしい。と、私は笑ってしまった。
(そういえば小鳥遊君の家に入るのはじめてだな……)
家に入って、まっさきに考えたのがソレだった。それまでだったらバイト仲間の家に行くというだけだったかもしれないけど、今は違う。大好きな彼の家に入るのだ。嫌でも胸が高鳴ってしまう。
「こほこほ、おかえりお兄ちゃん。」
奥の部屋から可愛いパジャマ姿のなずなちゃんの姿が現れた。相変わらず私より素敵なプロポーションが眩しい。
「あ、だめじゃないなずなちゃん。ちゃんと寝てないと。」
「い、伊波さん?どうしたんですか?なんでうちに?」
実の兄が女性を部屋に連れてきたのだ。驚くのも無理はない。
「え、えっとね…今日ちょっと色々あって、お兄さんに怪我をさせちゃったんだ。だから、その…お詫びと、なずなちゃんのお世話をしようと思って。」
「は、はぁ…」
「風邪ひいたんだって?大丈夫?」
「えっと…熱は下がったんで。後は寝てるだけで大丈夫だと思います…こほこほ」
会話の合間にもせきが聞こえる。思った以上に具合は悪いみたいだ。
「ほらほらなずな、早く寝てないとダメだろ?」
「う、うん。」
「おかゆは食べたか?薬は飲んだか?ちゃんとあったかくして寝てるか?」
かいがいしく世話を焼く小鳥遊君を見て、不覚にも私は笑ってしまった。彼はワグナリアで聞くよりずっと家族を大切に思っているようだ。
「小鳥遊君お世話してたから家事やってないんでしょ?私がやっておくから、小鳥遊君はなずなちゃんの看病をしてあげて、ね?」
「はい、すみません伊波さん。」
小鳥遊君からエプロンを借りて、溜まっている洗い物と向き合う。台所のテーブルには所所「帰りは朝になる」「出版社に行ってきます」「飲んでくる」のメモが見える。梢さんや他のお姉さんも今日はいないというわけだ。
「って、ことは…この家は小鳥遊君となずなちゃんと私の3人しかいないんだ……」
さらっとすごい事実に気がつき、私は顔を赤らめる。なずなちゃんは今看病してるからもうじき寝てしまうだろう、そうしたら二人きりも同然だ……
「は、ははは…随分凄いステップアップだな……」
かちゃかちゃと食器を洗いながら私は一層顔を赤くした。
「はい、どうぞ。」
コトリ、と音がして彼の前に湯のみを置く。あれからほどなくしてなずなちゃんは寝てしまい、今はリビングで彼にお茶を入れてあげたところだ。彼は最後まで拒んでいたけれど、私が「やってあげたいの」というと彼も真っ赤になって承諾してくれた。
「あ…美味しいや。人に入れてもらうと美味しいですね。」
「あ…あはは…」
照れ笑いをして、それきり私達は黙り込んでしまう。コッチコッチコッチと時計の音だけがリビングを支配していた。
「あ…なずなちゃんは?」
先に静寂を破ったのは私の方だ。
「ぐっすり寝てます。薬が効いてるのかもしれません。」
「なんともなさそうでよかった。」
「ただの風邪ですから……」
再び……沈黙……
「あ、あの……」
今度は小鳥遊君。
「い、伊波さん…今、もう良い時間ですよね……その、送っていくんで、そろそろ帰らないと……」
「……明日…日曜日だよね……」
「は、はい…」
「クラスメートの家に泊まるって…言っちゃった……」
それは、さっき決めたことだった。小鳥遊君が看病してる時、お姉さん達が帰ってこないと知った時、なずなちゃんが眠ってしまうと知った時……家に電話をしておいたのだ。
「え……あの…」
「だ、だから…もう帰れないよ……終電もないし……」
「い、いなみさ……」
「泊めて…くれない?」
一生分の勇気という言葉があるのなら、今日だけで3回分ぐらい使い切ってしまっただろう。私は最後の勇気を振り絞って口に出した。
「お…俺は……その…だって…」
「………小鳥遊君に…任せるよ…帰れっていうんなら…帰る………でも…もし…私と同じ気持ちでいてくれるのなら……」
それから先が、一瞬だったのか…一年だったのか、私はもう覚えていない…けど、確かなことは小鳥遊君が小さく、けれどはっきりとうなずいてくれたということだけだった。
ガチャ
小鳥遊君の部屋に入ると、そこは思った以上に綺麗で、彼の好きな小さなものが一杯あって、一瞬小さな女の子の部屋かと思うほどだった。どこから手に入れたのか、小さな赤ん坊の写真もある。
「あ、あの……俺…」
「小鳥遊君…」
彼が何か言うと迷ってしまいそうだから、その前に私は彼に抱きついてそっと口付けを交わした。
「い、伊波さん!」
そのキスが決め手になったのか、彼は私を抱きしめると、思いっきりベットに押し倒してきた。
「ま……まひるって…呼んで欲しいかな…こういうときは……」
「ま、まひる…さん…」
小鳥遊君に名前を呼ばれる。長い間待ち望んだ瞬間に、私は涙が出そうになった。
「そ…宗太君…」
はぁ、はぁ… 荒い息のまま、宗太君は私の服を脱がしにかかった。私は制服のままだったので少し身じろぎして「焦らないで…」と嗜めた。
「ご、ゴメンなさい。」
その一言で我に返ったのか、彼は優しいキスを何度も繰り返してくれた。
「ん…ぁ…そうたく…ん…」
「はぁ…んん!…まひる…さん……」
彼の手が再び私の服にかかる。今度は優しく丁寧に脱がせてくれる。私の肌があらわになるにつれて、少しずつ恐怖心が増してくる。
それは、未知の行為に対する恐怖であったり、自分の身体に自身がないからだったりするのだけれど、彼は優しく「大丈夫、僕に任せてください」と言ってくれたので、そのおかげで少しだけれど安心した。
するり、するり…私の衣服が床に落ちてゆく。…
そうした行為を繰り返し、私はついにその肌を宗太君の目の前に晒すことになった。
同年代の友達はおろか、小学生のなずなちゃんにすら劣るプロポーション、悔しいから申し訳ないやらで一杯だったけど、彼がたった一言「綺麗です…」と言ってくれたのがせめてもの救いだった。
「んぁ!」
彼の舌が私の素肌を這う。はじめての感覚に頭がビリビリしそうだけれど、そこに感じる宗太君の確かな存在を頼りに、私はただただ身を任せていった。
ちゅ…ちゅううぅ……
小さな胸の小さな突起を、宗太君が吸い上げる。彼も興奮しているのだろう、身体からは汗がにじみ出て、息がとても荒い。
「ごめ…んね…ちいさいおっぱいで……」
行為のさなか、ふとそんな言葉が出てしまった。後で友達に聞くと、そんなことを言うと男は萎えてしまうのだそうだけど、宗太君はにっこり笑って
「僕はまひるさんの胸だから好きなんです。大きいとか小さいとかは関係ないですよ。」
そういって今度は少し強めに噛み付いてきた。
「ああぁ!!」
頭が真っ白になる。夜、一人でした時もここまで強い快感は得られなかった。これが恋人に抱かれるということなのだろうか。
「そ…そぅた…く……ん……」
呂律が上手く回らないまま、私は彼を求めた。深い、舌と舌が絡み合うキスを重ねて、私は腰の辺りに大きなふくらみを感じた。
「おっきぃ……」
「あ…すみません……」
「謝らないで……私で感じてくれたんでしょ?…もう…平気だから…きて……」
彼によってすっかり溶けてしまったそこは、もう彼自身を受け入れたくてウズウズしていた。
「い…いきますよ………」
「お願い…」
入り口に感じる大きな異物感、無理やり入ってこようとするそれはとても暖かく、そして優しかった。
「ぃ…ぁ……」
「まひるさん……我慢して……」
「ぁ……」
苦痛に顔を歪める。いたい 痛い イタイ……けど、我慢しないといけない…じゃないと、彼を受け入れることができないのだから……
半分ほど入ったところで、彼が一旦止まった。
「まひるさん……」
「え?」
「大好きです………」
その一言と同時に、彼は一旦腰を引き、そして、一気に奥まで引き入れた。
ぶち と、音がしたかどうかはわからない、けど、その時感じた一番大きな痛みは、私が処女でなくなったことを示し、彼に最後まで貫かれたことを意味していた。
「ぁ…ぁぁ……」
真っ暗な室内で、声にならない声が響く。私は必死に痛みに耐えながら、彼の動きに身を任せた。 いっそ殺してくれればいいのに、と思ったときもあった。
けど、何度目かの動きの時に、一心不乱に私の名前を呼び続けているとき、彼が私だけを見てくれていることを知り、安堵した。そして、最後に大きく腰を突き入れた時、彼は絶頂に達した。
事前にゴムはつけていたけど、ゴムを通して感じる大きな躍動は、今この時私だけが知っているのだと思うと嬉しく、誇らしかった。
「宗太君…あったかい……」
「その…ごめんなさい…俺ばっかり……」
二人だけの儀式が終わった時、不意に彼がそんなことを言ってきた。
「大丈夫だよ。お互いはじめてだったんだし……それに……これが最後ってわけじゃないでしょ?」
彼の腕に甘えながら言う。
「そ…そうですよね…僕たちこれからずっと一緒なんですから……」
「うん!」
精一杯の笑顔で答える私。
「ねぇ、最後に1つだけいい?」
「?」
「宗太君……大好き…」
「ま……まひるさん…俺も大好きですよ。」
そうして私達は夢の中に落ちていった。
次の日、朝になっても家に居る私を見て、なずなちゃんは不思議そうな顔をしていて、誤魔化すのに必死になったのだけれど、、それはまた別のお話。
〜終わり〜
286 :
188:2006/02/23(木) 16:31:18 ID:MqFhDpB6
追記
「ねぇ、そうたくん……」
「なんですか?」
彼の腕の中で眠る時、少しだけ気になったことを聞いてみた。
「なんでゴムなんて持ってたの?」
「あ…それは……あの……梢姉さんですよ……あんたも高校生なら持っときなさいって財布の中に無理やり…捨てても捨てても入れてくるんです。」
と、言うわけでした。 本編に差し込みたかったんですが、雰囲気壊れると思ってとりあえず別枠で…
次はハル×サズの百合を書こうと思ってます。
では、失礼いたしました。
糖尿病になりそうなほどに甘いやつをありがとう。
純愛って素晴らしいですねほんと。
GJ!!
GJ
男殴る習慣のいなみんは緊縛エロしかないと思ってた自分が恥ずかしい…
GJ!! だが、チキン肌になっちまったぜorz
俺をチキン肌にさすなんて
>>260=
>>188はただものじゃねーぜ!!!!!!!
これで二週間は水だけで生き延びられそうだ。
ありがとう。
>>286 GJ!!!!!
甘ぁ〜い!!甘いよ小鳥遊さぁーん!!
次回作も期待。頑張れ!!!
188氏GJ!!
原作では絶対見られそうにない清純あまあまぶりだ!!
続きもGJ〜!!大変な砂糖ですた。一日でフルコースかよ…!!!!
次のサズハルに激しく動揺したwww
188氏GJ!!大変だろうけどホント良い!
感動して涙が・・・w
何か小鳥遊の砂糖度異様に高いと思ったら一人称俺じゃなくて僕なんだな。
だがとてもGJ。
PBBSのさゆりん巧いな。
とうとう華様がチョコ食ったので
本編でチョコによる人格変化の結果が出る前に、
これを一つエロに昇華してはいただけませんでしょうか
>>297 え、どういうこと?
チョコがらみでエロを書けってこと?
それとも人格変化前の奴エロを書けってこと?
>>297 今のシーンより後でお願いします
チョコの効果は職人様の予測/願望で
300 :
188:2006/02/25(土) 00:07:39 ID:LmTn+ikN
>>299 了解しました。サズ×ハルの後書いてみます。
けど俺ばっかり上げてていいのかな……
スレが盛り上がれば誰があげてもよしさ
>>300 ;゚Д゚) ハッ! 188氏だったとは
よろしくお願いします<(_ _)>
>>300 俺は188氏よりも数多く投下してるけど何も言われてないし良いと思うよ。
小鳥遊X店長の純愛とかどうだ。
「ちいさくなくてかわいくもない物にときめくなんて不純だー!!」って。
305 :
302:2006/02/25(土) 03:49:01 ID:V63NFhmQ
頼むだけではなんなので、ちょっと自分でも書いてみました。
誰も居なさそうなのでこっそりいきまーす。
あと、私の力量ではどうしてもエロが書けませんでしたので、どうかご勘弁を。
「今の……東田みたいに」
―――ごくり…―――
思わず、喉が鳴る。
私のチョコが東田を、……変えた。
私も、私もコレを食べれば強気で賢くなれる……?
考えが巡ると同時に、鼓動が高まる。
がさっ
包みを開ける。饐えたような、それでいて甘く辛く苦い何とも言えない匂いが広がる。
そして、私は―――
バタンッ
扉が開く。誰か入ってきた。
「宮越さん!」
「東田……」
東田だ。なぜか、とても青い顔をしている。
まぁ、そうかぁ、コレこんなに凄いんだもんなぁ……。
こんなの食べてくれてたんだなぁ……。
「ご」
ふっ……と意識が遠のく。
「宮越さ……」
「め…」
―――ごめん―――
そう言い終える前に私は意識を手放した。
『宮越さーーーん!』
『いやぁぁぁぁぁっ』
「ん……」
気がつくと、私は寝かされていた。
スタッフルーム…かな。
「やっと起きましたか」
「うわっ」
突然の声に驚いて起き上がる、でも、この声……
「全く、何考えてるんですか
自分の料理がどれだけ危険物なのか、わからないわけでもないでしょう」
「東田……」
やっぱり、そうだ。
「いったいどれくらい食べたんですか?
今回のは前のよりも強烈そうですから、腹痛くらいでは済まないかもしれませんよ」
私のこと、心配してくれてる。
いつもそれを食べてたのは自分なのに…。
「……チョコ」
「え?」
「チョコどうした?」
「もう捨てましたよ、余りにも酷い匂いがしてお店のほうにも影響が出そうでしたから」
「なんだ、結局食べてくれなかったのか……」
東田がハアッと息をついた。
「正直、そんな余裕ありませんでしたよ
宮越さんが倒れたのもそうですけど、居合わせた永田さんが泣き出すし、匂いがどんどん広がるしで」
よく見ると、東田はいつにもなく疲れているようだった、
「結局、全部収拾がつくまでスタッフ全員で大騒ぎでした
それで当人は閉店時間が過ぎても寝てるんだからのんきなもんですね」
「もう……店閉まってるのか」
「ええ、とっくに
他のスタッフはもう全員帰りました」
「じゃあ、どうして東田は残ってるんだ?」
「まぁ、喰わなかった俺にも一応責任はありますからね
まさか自分で食べるとは思いませんでしたけど」
責任……だって。東田には何も責任なんてないのに。
ただ私がチョコを押し付けてるだけだ。別にバレンタインの本命でもない、デキソコナイのチョコを。
「ごめん……」
「……」
何も、返事がない。いつの間にか下がっていた頭を上げると、真っ青な顔の東田が見えた。
「どうしたんだ、そんな顔して」
東田は、さらにがくがくと震えながら汗を流しだした。
「み、宮越さん!だいじょうぶですか?いきなり謝るなんて!!
やっぱり、あのチョコの影響が…!」
「そんなんじゃないよ」
立ち上がって、東田のほうに近づく。
「そんなのじゃない
私の素直な気持ちだよ」
そして、―――そっと東田に抱きついた。
力は私より弱いかもしれないけど、やっぱり男なんだな。
私よりもずっと大きい気がする。
「え、え、宮越さん?」
久しぶりに見た、東田がこんなに慌てているところ。
「あんまりじたばたするなよ、せっかく雰囲気出してあげてるのに」
「え、ちょっ、なんで」
「いつもあんなチョコ食べてくれたお礼だよ
本当にゴメンナサイ」
「あ?え、やっぱりあのチョコのせいで宮越さん……」
「だから、違うって言ってるだろ!」
ゴッ
「グェ」
「うわ、東田!」
ついうっかり、抱きついた姿勢からヘッドバッドを炸裂させてしまった。
「スマン!東田、おい、ちょっと起きろって」
ブンブンと肩を揺するが反応がない。完全に落ちてしまった。
「うわぁ、マズッたなぁ……」
……仕方ないか。
翌日 ファミレスにて
「オースッ!東田!」
「オースじゃないですよ、宮越さん」
東田は頭に包帯を巻き、首にコルセットを付けていた。
「気がついたら、家で寝てました
なぜか家族は半笑いで見てるし、起き上がろうとしたら首に激痛が走って死ぬかと思いました」
「アハハー、昨日は東田を背負って家まで運んだからなぁ
で、どうしたんだ首」
「医者に言ったら鞭打ちだって言われました、自動車事故にでも遭ったのかって」
あ、よく見たらいつもより目が釣りあがってる。
怒ってるなー。
「まぁ、そんな細かいこと気にするな」
「細かくないですよ……
ところで宮越さんはどうなんですか?……その、チョコの後遺症は」
おぉ、なんかちょっと赤くなってる。面白い奴。
「だから何度も言っただろ、チョコの影響じゃないって」
「え……、でも、その、昨日のアレは」
「だって、私チョコ食べてないし」
「……ハ?」
東田は口をあけて呆然としている。こんな表情も出来るんだなー。
「ちょっとだけ、口に入れようとしたんだよ
でも口に触れた瞬間に凄い強烈な刺激が来て、だから捨てた」
「え、あ、じゃあ昨日のは」
「お礼だよ
今までと、そしてこれからも私のチョコを食べ続けてくれる人への」
そして、ほんの少し、軽く口づけをした。
人にはあんな注文出しておいて、こんなオチでごめんなさい。
あと、東田がやたらあたふたしていることと、華様に素直クールが混ざりかかったことも
あわせてお詫び申し上げます。
>>310 あまーーーーーいです。GJですよ。
華様がカワユス。
宗太×まひる投下します。
宗太
小鳥遊くんと私は恋人同士になった。
小鳥遊くんがどう思ってたのか知らないけど、少なくとも私は小鳥遊くんに惹かれてた。
だから、小鳥遊くんとつきあうことになった時は涙を流した。
小鳥遊くんが学校とバイトと炊事洗濯家事のローテーションで過ごしていて苦労してるから、
週末は小鳥遊くんの家に行き、お姉さん達やなずなちゃん達と交流を深めながら小鳥遊くんの側にいた。
お姉さん達やなずなちゃんは私を暖かく迎えいれてくれて、公認の付き合いになった。
梢お姉さんには彼との関係でからかわれたり(小鳥遊くん曰くセクハラとのこと)もしたけど…。
高校生組みのバイトが終わるのはだいたいいつも同じ時間だから小鳥遊くんは私を家まで送ってくれる。
私の男性恐怖症とはっきりとは言わなかったけど女性が夜道を一人で歩くのを気にしてのことらしい。
「いつも、ごめんね」
「いいですよ、これぐらい当たり前のことですよ」
小鳥遊くんは今日も家まで私を送ってくれた。私達は二人だけで私の部屋にいる。
よくお母さんは帰ってくるのが遅くなるから、小鳥遊くんを部屋に招き入れても問題は無かった。
とりとめのない会話をしている途中で小鳥遊くんは後ろから私を抱きしめていた。
私は抗う理由もなく彼に抱きしめられたままだった。
いつもされてることなのに今日に限って感慨深くなってしまう。
「伊波さんどうしたんですか?」
「…えっ、何が?」
「さっきから俺が何言っても上の空ですよ」
「なんでもないよ」
嘘。今日は小鳥遊くんと話してる時だけじゃない、ここ最近、私はずっと意識がどこかに行ってる。
「何かあったんですか?」
小鳥遊くんは後ろから私の右頬に唇を落としていきながら尋ねた。
「ううん、ちょっと今日は疲れてるだけだから」
また嘘をついた。疲れてるのは本当だけど理由はそうじゃない。
「本当に?」
右頬から首にかけてキスをしながらさらに尋ねる。
いつも小鳥遊くんに抱きしめられること、キスされること、キスすること、一つになること、
全てが喜びに溢れているのに、今日に限って不安が生まれてた。
「うん」
嘘をつき続けることに罪悪感が生まれてた。
小鳥遊くんは私のブレザーのボタンを優しく外した。
これからする行為はいつもしてること、小鳥遊くんが一番深く感じられる時間。
嫌いではなかった。でも大好きだって言えるわけもない。
私の部屋や小鳥遊くんの部屋で二人の時間を壊すものが無い時にどちらからでもなく誘った、誘われた。
そういえば、初めてのあと、梢お姉さんは雰囲気で分かったらしく、私の全身が真っ赤になるまでからかわれた。
小鳥遊くんに抱かれるのは恥ずかしいけど、お互いが望んだ、必要とした。
小鳥遊くんはブラウスの上から私の小さな胸を触った。
胸が小さいことは私が気にしてるほど小鳥遊くんは気にならないみたいで小さな胸でも可愛いと言ってくれる。
これが本音とは違い、優しさから来る嘘であっても嬉しい。
小鳥遊くんがあまりにも優しく胸を触るから吐息が漏れてしまう。
「ううっ」
「まひるさん、こっちを向いて」
そう言って、私たちはキスをした。深いキスだ。
小鳥遊くんの舌が私の口内に遠慮がちに入ってくる。
お互いの舌を絡ませる。
小鳥遊くんが私のブラウスのボタンに手をかけた所で私は慌てて思い出す、今日は最後まで抱かれてはいけないことを。
「ごめん、今日はあの日だから…」
また嘘をつき続ける。
「まひるさんが謝らなくていいですよ」
彼は優しく笑いながら私にキスをした。
キスのあとに伊波さんの体調悪いのにこんなことしてゴメンと付け加えた。
実は小鳥遊くんに後ろから抱きしめられながら私のお尻から腰、背中の下辺りに渡って彼の股間が大きくなってるのが分かる。
今までの前戯を考えたら当然のことだ。
私は小鳥遊くんの正面に向いて、彼のズボンを脱がした。
自分でも大胆なことをしてると思う。
私は真っ赤になりながら、小鳥遊くん自身を含んだ。
「まひるさん気持ちいい…」
冷静じゃなかったのかもしれない。いつも私は小鳥遊くんに攻められたままで彼に奉仕してあげることなんて無い。
小鳥遊くんは驚きと喜びを感じてる。
「気持ちいい?」
口を離し、彼に尋ねた。
「うん、とっても」
「ありがとう」
私は満面の笑みで小鳥遊くんにお礼を言って奉仕を続けた。
小鳥遊くんに隠さないといけない事実が私の心を一杯にしながら、彼の事をずっと思ってた。
彼が帰ったあと、ベットの中で涙を流した。
私は泣き虫だ。
「それで?」
伊波は、どうしたいんだ?
次の日もそのまた次の日も私は小鳥遊くんと上手く顔を会わせられなかった。
そのことに気づいたのか佐藤さんが私に声をかけてきた。
佐藤さんは早くバイトが終わる日だったので、私を喫茶店に連れて行った。
「店では話しにくいだろ、小鳥遊も相馬も居るしな。」
小鳥遊くんと噂にするどい相馬さんが居るところでは絶対話したりできない私の気持ちを酌んでくれてた。
私が小鳥遊くんと顔を会わせられない理由を言った。
いつも冷静沈着な佐藤さんだから頼ってたんだと思う。
私の事情を聞いて佐藤さんは煙草の煙を消した。
直視できずに視線を逸らすと、ふんと鼻を鳴らし
「普通の親は、そうだな、…とりあえず怒るだろうな」
自分には関係ない、人事だ。そう取っても可笑しくないどうでもいいようにに喋る。
確かに佐藤さんには関係ないことだ。なら、何でわざわざ私に声をかけて来たの?
…わかってる、佐藤さんは敢えてこんなことをしてるんだ。
佐藤さんと小鳥遊くんは仲が良い。私と小鳥遊くんとの関係を後押ししたのも佐藤さんだった。
その時も佐藤さんの態度と本心は違ってた。小鳥遊くんがそう言ってた。
小鳥遊くんを信じることにする。
机の下で拳を握り締めながら、目が潤んでいるのに気づいた。
認めたくない、だから唇をかみ締めた。
自分が震えているはバレてるだろうけど、それを隠すための最後の強がりだ。
「小鳥遊が心配なんだろ?」
佐藤さんの直球な質問。
コクリと頷き、自分のお腹を、握り締めた拳を解き優しく触ってみる、撫でてみる。
自分自身の鼓動が聞こえた。震える体が、ぞくりと凍る背中に汗を流さした。
「でも、伊波は決めてるんだろ?」
その言葉が苦しい。私に重く圧し掛かる。
自分の中にある新しい命を愛してしまっていた。
産みたいと思ってる、これから先を共に歩みたいと思った。
傷つきたくない、傷つかせたくない、私も小鳥遊くんも。
それが自己欺瞞なことは分かってる。
涙が、止まらない。
「俺は別に良いとおもうぜ。伊波が決めた事なら、どんな結果になっても良いんだよ」
「…………」
「俺は伊波の味方をする」
その言葉が鍵となって、私は盛大に泣き出した。
優しい佐藤さんと大好きな小鳥遊くんの未来を想いながら。
小鳥遊くんは私の前に立って、向き合ってる。
私達は小鳥遊くんの家の前に立ってる。
「これからよろしくお願いします、小鳥遊くん」
頭を掻きながら、照れながら彼は言う。
「こちらこそ、小鳥遊さん」
終
管理人さんへ
>>313の嘘であっても嬉しいを嘘であったとしても嬉しいと修正してくれ。
ゴメソ。
>>302 華様カワユス
東田が少し感情豊かな感じだがそれもまた良し。
GJ!!
>>311 デキチャッターッ!!
かたなし今16だから責任取るにしても2年後か……
いやこれ2年後の話なのか?まあいいや。
GJ!!
318 :
188:2006/02/25(土) 10:08:58 ID:LmTn+ikN
>>305 東田宮越キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!少し素直になってる宮越モエス!!
GJ!!!
>>312 GJ!!!
ご懐妊話だー!
獣のようにやりまくってればそりゃあたりもするって話でして。
優しいシュガーに萌えました。
319 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 10:37:34 ID:elorjnFX
榊×宮越→←東田
のパラレルです。
投下します。
「久しぶりだね」
「女は気まぐれな方が良いらしいからな」
「そうなんだ」
昔、猫の榊とまで呼ばれたのに、今は猫を飼ってない。
実家を出て、マンションに移るさいに置いてきたからだ。
それでも生来の猫好きせいか猫がいないと寂しいのでちょくちょく実家に帰ってる。
だけど、時たま野良猫が夜中にやってくる。
野良猫が首に腕を回してニターと笑う。
僕はそれを見るのが好きだ。
「取り敢えず、脱がせるからな」
「拒否権はないの?」
拒否するつもりもないが、彼女に聞いてみる。
あると思ってんのかと意地悪そうに笑いながら喋る彼女が相変わらず可愛いなと思った。
「まったく、いつも強引なんだから、宮越さんは」
彼女の綺麗な胸を揉みながら彼女の柔らかな素肌に舌を滑らす。
愛撫によって時たま声が漏れ興奮を促す。
彼女は決して僕のを奉仕したりはしない。嫌な事は嫌という。
もっとも僕もそんな事は望んでないから問題ない。
ただ、僕が攻めてるはずなのに結果的にはいつも彼女が攻めているようになる。
彼女の敏感なところに指を入れて少しづつかき乱す。
声が漏れ、汁が溢れ、吐息を感じる。
いつのまにか僕を受け入れる準備ができたのか彼女は僕を押し倒す。
年上で男の僕を容赦なく押し倒し、挿入する。いわゆる騎乗位だ。
「あっ、はげてる。塗りなおさねーと」
彼女はよく自分のマニキュアを見てる。
詳しい色の名前はわからないけど薄いオレンジがかった色を塗ってる。
いつもの彼女の色だ。
確か、昔、彼女のかつての恋人がプレゼントしてからずっと同じ色を塗ってると言ってた。
彼女は思うところがあるのだろう、よく自分の爪を眺めてる、複雑な表情をしながら。
「臭いんだけど」
嬉しそうに塗り直す彼女への一言。
「嗅覚が正常な証拠じゃん」
僕はあまり好きじゃなかった、色も匂いもマニキュアを塗っている瞬間の彼女が。
以前、何で塗るの、めんどくさくないのと尋ねた。
彼女は女を磨くためだと答えた。
誰のために磨いてるのかは尋ねなかった。
多分、僕のためではないと思ったからだ。
「たまには榊にも塗ってやるよ」
「別にいいよ」
「遠慮しなくて良いからさ。私が塗りたいんだから」
自分の指先がくすぐったい。
無表情で淡々とマニキュアを塗る彼女を直視する。
きっと真剣なんだろう。
「ほら、綺麗になった。男前になったぞ、榊」
塗り終わり嬉しそうに笑う。
どういたしましてとだけ返しておいた。
塗り終わり、それまでは裸のままだったのに急に服を着だす。
着衣の途中で話しかけられる。
「榊って幾つだっけ?」
年なんか気にするような年ではないので、すぐに出てこない。
「えーっと、さんじゅ〜う、38」
「年がすぐ出てこないんだな」
にひひと笑う。
「私なんか24なんだぜ、女盛りだよな」
一回り以上離れてる彼女は感情がこもってない笑い方をして呟いた。
「38か〜。その年なら今まで何人と付き合ったんだ?」
「どうしたの?」
「別に、私は榊と東田としか付き合ってないから気になって」
「まあ、どうでもいいや」
僕の答えを聞かずして彼女は帰り支度を始めた。
「泊まっていかないの?」
「今日はいい。あっ、その爪これで落とせば良いから」
小さな化粧ビンをベットの上に投げる。
「じゃあ、更に女を磨いて来ますんで、当分は会わないからな、次に合う時を楽しみにしとけよ」
彼女は一息ついて続けてこう言った。
「じゃあな、店長」
一瞬まるで高校生の頃の宮越華がそこにいたかのように思えた。
店長と最後に呼ばれた日はいつだったろうか、榊と呼ばれるようになったのはいつだったろうか思い出せない。
半月が流れてた。
あれから彼女からの連絡がない。
普通なら男女としての別れを告げられたと思っても可笑しくはないが、
彼女は時たまこういった連絡が繋がらない事が今までもよくあった。
だから別に何も思わずに半月を過ごした。
その日、僕は自分の店の奥でマネージャーの岡さんが作った書類に目を通していた。
──バシッ──
締め切った部屋に大きな音を立ててドアが立ってた。
そこには黒いスーツの東田君がいた。
僕に対して凄い形相をして睨みつけ立っていた。
その時間はどれ位だったか分からないけど、久々にあったというのに、互いに言葉を発しなかった。
東田君は震えて、走り去って行った。
何があったんだろうかと疑問に思っていると
かつての店で働いていた足立君と村主さんではなく、今は足立さんが入ってきた。
何で来なかったのと足立さんが尋ねる。
「何の話?」
逆に僕が聞き返すが返事はしなかった。二人はただ目を瞑っただけだった。
何か悪い予感がした。
妃さんと今は小学生になった姫ちゃんが現れた。
今日は懐かしい人達によく会う。でも再会が喜びを生むとは限らない。
妃さんは姫ちゃんを足立夫妻に預け、部屋から出て行かすと口を開けた。
「気を落としたからってあんま、へこむなよ。お前にも色々事情があるだろうけど」
「いや、ゴメン、さっきから何の話?」
「…本当に知らないのか?」
ホールではかつての常連であった永田さんが泣いていた。
柳葉さんは親友を慰めていた。
妃さんから全てを聞いた。
宮越さんが病気だった事、東田君にマニキュアを渡してた事、宮越さんにはもう会えない事。
僕は今はもう落としてしまった彼女が塗ったマニキュアがあった指先を眺めるしかなかった。
終
どうしようもない内容のパラレルでゴメソ。
榊×宮越→←東田とマニアックでした。
榊の年齢間違えてるorz
36に訂正ヨロシクお願いします。
Σ休みなせいか大量に…!!!!
みんな乙&GJノシ
便乗させてもらってもいいですか?
非エロなんですけど
どうぞどうぞ
ズンッ
水月に重い一撃が加わる。余りの衝撃に、当然のごとく男は頽れる。
「え、きゃあ!ご、ご、ごめんなさい……」
うっすらと煙が立ち昇ってすら見える強烈な拳を繰り出した女―伊波まひる―が、
自ら打ち倒した男―小鳥遊宗太―に謝る。もちろん聞こえるはずもない。
それはまひるが振り向いた瞬間のことだった。
たまたま振り返った先に宗太が立っていた。ただそれだけのことだった。
目線の先に宗太が居ることを認めた瞬間に、つい“いつものくせで”ボディーブローを放ってしまったのだ。
『ううう…、もう慣れたと思ってたのに』
倒れた宗太を介抱しながら、胸中で反省する。
彼女は極度の男性恐怖症で、勢い余って男が近寄ってくると反射的に殴ってしまう癖があった。
ただ、最近はその破壊衝動が薄らぎつつあった。それは宗太との出会いがきっかけだった。
『前は、いくら気絶してても男の人に触れてることなんて出来なかったもんね
小鳥遊君と最初に会ったときも、挨拶ごとに殴ったりしちゃったけど
今じゃあ結構我慢できるようになったし、顔を見て話せるようになるなんてすごい進歩だよね』
と、今だダメージから回復しない宗太の顔を見る。何やらうなされている様で、時折呻き声をもらしている。
じっ―、とその顔を見つめていると、まひるの顔が俄かに上気して赤くなる。
『あ、まただ、この感じ……
小鳥遊君と一緒に居ると、胸が締め付けられるみたいに苦しくて、ドキドキしてくる』
―実際のところそれは、慣れたとはいえ今だ心に根ざしている男性への恐怖心の裏返しだったのだが、
『やっぱり、これって―――恋、なのかな』
彼以外の男性とほとんど接触を持たない彼女を行動に移させるには十分だった。
「今日のは、久しぶりに効いたな……」
バイトからの帰り道、宗太は鳩尾を押さえながら一人ごちた。
「このところ大人しいと思ってたけど、油断するとこれだからな
気がついたら、もう上がりの時間だからって先に帰ってるし」
徐々に暗くなってくる道、家までの最後の曲がり角を曲がる、と
「た、小鳥遊君!」
「うわ!」
曲がった先の暗がりに、まひるがいた。
「いきなり出てきたら驚きますよ、特に伊波さんの場合は
闇討ちかと思いました」
「うう、」
二人は公園に移動していた。まひるが宗太を引っ張ってきたのだ。
宗太にとっては家につれて帰れば姉たちに何を言われるかわからないので、内心ほっとしてはいたが。
「それで、どうしたんですか
今日は俺より上がりが早いから、先に帰ったって聞いてましたけど」
「えと、……今日は、ごめんね
気絶させたうえに先に帰っちゃって」
「わざわざ謝るために、いつ戻ってくるかわからない俺をあんなところで待ってたんですか?」
宗太は驚いて聞き返した。
「伊波さんに限ってないでしょうけど、通り魔か何かにでも襲われたらどうするんですか!
謝るだけなら店で待ってればよかったのに」
「ええと、その、ちょっと準備するものがあって」
宗太はまひるの様子がいつもと違っていることに気づいた。
公園の弱い明かりの中、彼女の顔を見ると、真っ赤になっていた。
「あ、のね、いきなりでそのびっくりすると思うんだけど
―――その、私、ね、た、小鳥遊君のこと」
すでに真っ赤だと思っていた顔が、さらに赤くなる。
「好き、になっちゃったみたいなの」
最後は、もはや消え入りそうな声だった。
「え」
宗太は反射的に聞き返すことしか出来なかった。
混乱状態にある宗太には構わず、まひるは続ける。
「私、ね、男の人が怖くてすぐに殴っちゃう、でしょ
だから、今まで男の人とほとんど話しをしたことがなくて
直そうと思って、バイト始めたりしたけどやっぱり怖くて、男の人の接客は他の人に代わってもらったりとか
で、でも、小鳥遊君は違った、から
何度も殴っちゃったけど、でも、小鳥遊君怒りはするけど私を避けたりしなくて
だから……」
呆然として聞いている宗太に、まひるはさらに続ける。
「その、それで、た、小鳥遊君
もし、もしよかったら私とお付き合いしてくれませんか!?」
「え、あの、は、はい」
と、怒涛の如く押し寄せるまひるの告白、その勢いに乗せられ宗太は呆然とした状態のまま、答えた。
宗太にしてみても、その特殊な趣味から同年代の女性とはあまり話すことはなく、
ましてや、告白などされたこともなかった。
むしろ、この時初めて彼は彼女を“女”として意識したのだ。
「ホント!?ホントに?
―――嬉しい……!」
パアッ、とまひるの顔がほころぶ。
その顔を見て、やっと宗太も自分を取り戻す。そして、初めて彼女のことを美しい、と感じた。
フルフルと歓喜に打ち震えていたまひるがポケットから何かを取り出す。
「それじゃあ、これを受け取ってほしいの」
「これは……鍵?」
宗太が受け取ったのは小さな鍵だった。
カチャッ
鍵に気を取られていた宗太が、音に気づいてまひるを見ると……、
まひるは、自分の両手に手錠をかけていた。
「え、ちょちょっとなにやってるんですか伊波さん!?」
「さっき買ってきたの、おもちゃだけど」
「そうじゃなくて!」
「私、男の人殴っちゃう癖、前よりは我慢できるようになったけど
万が一のことがあるでしょ?
……これ以上小鳥遊君のこと傷付けたくないから
だからこれから二人で会う時には、これで―――縛っていてほしいの」
再び、宗太の意識は混沌へと落とされる。
『これだから12歳以上は!!』
335 :
302:2006/02/25(土) 18:41:54 ID:V63NFhmQ
以上です。
>>288私でして、
このあとその流れに持っていきたかったんですけど
エロシーンを書こうとする
がっ……駄目っ……!
甘い…甘すぎるっ…!
私の筆力など所詮砂上の楼閣っ…!
バカッ!そこまで書いたらエロも書けよ!!!!!!
でもGJwww
188です。トリップつけてみました。
サズ×ハルもの投下します。
「ハールーちゃーん」
店内に人前では決して聞きたくないような声が響き渡る。
ちょうど店卸しの日でお客が居ないのは幸いか否か……本屋の店主ハルはそんなことを考えていた。
「何よ…」
氷のような目つきで声の主を見つめる。
「今日お店お休みで、ウサギちゃんがどこにも居ないんだよ。だからさハルちゃんで目の保養にきたの。」
「帰れ。」
黙々と棚を整理するハル、会話の相手、親友(と、呼べるかどうかは不明だが)のサズはそんな姿勢をもろともせずに近づいてくる。
「冷たいこと言わないでよ。今日はほら、今度店で披露する新しいバニーコスチュームを持ってきたんだ。是非ハルちゃんに試着してもらおうと…」
「あーあーウルサイウルサイ。私は今忙しいの、そんな暇あるんだったら変態サーカス団にでも行ってセリかリナカにでも着せてくればいいじゃない。保護者の鉄拳食らうだろうけど。」
「ブー、残念でした。残念だけどこれはハルちゃん以外には着せたくないの。ヒシン君だったら考えてもいいかもしれないけどねぇ〜。おっと鼻血が…」
ヒシンのバニー姿を想像したのか、サズは鼻血を一筋垂らす。氏曰く生存本能らしいので適当に放っておくことにする。
「だからさ、ね?これ着てよ。」
あ…ヤバイ… ハルはサズの口調の変化から一瞬でその空気を悟った。このままではまずい展開になりかねない……
「これ着たハルちゃんの姿見たら…きっと楽しいえっちができると思うんだけどなぁ〜……」
すすす……普段の数倍の速さでハルの後ろに回りこみ抱きすくめる。その動きの早さといったら、かのサーカス団の爆弾魔や、切り裂き魔と同等といえるほどの速さだった。
「や…やめてったら…いい加減にしないと怒るわよ…」
若干顔を赤らめながらハルは抵抗する。しかし、それは無駄なことだというのは、ほかならぬハル自身が一番良く知っていることだった。
そう、二人は既に肉体関係にある。性別の壁を乗り越えて……
初めて結ばれたのがいつだったのかは覚えていない。
サズがバニー姿を辞めたときだったか、ルースやアレスにマジギレされたときだったか、とにかくサズが酷く落ち込んでいたというのだけは覚えていた。
普段は怒られても殴られても決してめげないサズであるが、ごくごくたまに意気消沈することがある。
その時、ハルが珍しく仏心を出して優しく慰めてあげようとしたら、そこに漬け込まれてしまい成り行きで関係を持ってしまったというわけである。
不思議と後悔はしていなかった。別にサズに愛情を持っているわけでもないし、自分が同性愛者であるということも感じたことはない。一言で言うのならただなんとなく、そうとしか言えなかった。
幸いなことにハルもサズも処女ではなかったので、行為自体に嫌悪感を感じることはなく。
初めて身体を重ね合わせてからも「ただなんとなく気が向いたから」という理由で二人はたまに体を重ねていた。
そして、今のサズの口調は、自分をなんとなく気が向いた。という状態にさせるような口ぶりをしている。
既にハルの身体はサズにしっかりと抱きしめられ、両の手はハルの乳房を優しく揉みしだいている。
「ん…ちょ…まだ昼間なのよ…このバカ……」
「そういいながら、抵抗しないじゃない…」
耳にふっと息を吹きかけられ、ハルは悶える。
サズ自身は風俗店での数多い経験と、貪欲なまでの性欲により、女性の身体も男性の身体も熟知している。
どこをどう扱えば相手がどのような反応を返すか…そんなことを全て頭にインプットしているのだ。
ゆえに、一旦スイッチが入ったサズを止めることは不可能に近い。
ことハルに対してはさらに精通しているようで、どのように声をかければどうなるか、というところまではっきりとインプットされていた。
「ね…着てくれない?」
「い…嫌よ…なんであんたなんかのために……」
「嘘つき…ハルちゃんもわかってるんでしょ?着たらきっと楽しいえっちができるって…」
「く……」
悔しいがその通りだった。サズの言う通りにすればサズはきっと今以上に燃え上がる。火に油を注ぐかのように燃え上がったサズのテクニックはそんじょそこらの男性とは比べるべくもない。
そんな彼女に任せれば、一体どれだけの快楽が得られるのか……想像するだけで体が火照ってしまう。
しかし、それだけは譲れない。ただでさえダラダラと関係を続けていることに危機感を感じつつあるのだ。
この上サズの要求を飲んでしまっては引き返せなくなる……ハルはなんとか抵抗を試みる。
「ん…ぁ…だったら…ヒシン君に…ツバ付けたら……いいじゃない……」
「ヒシン君は可愛いけどね……野郎とえっちするなんて御免だな。やっぱりえっちは可愛い女の子としなきゃ……」
「こ…この…変態……」
最後の言葉を振り絞り悪態をつく。
「変態上等、愛しいハルちゃんに言われるなら本望だね。」
しかし、それも無駄に終わった。そう、スイッチの入ったサズは無敵なのだ。恐らくルースの爆弾すら軽がると避けてしまうくらいに。
「さ、抵抗もやんだし、ベットでお着替えしようか。」
「こ、これが最後よ…最後なんだからね!」
ついに観念したハルは、精一杯の強がりをしながら寝室へと向かった。サズに引きずられるような体勢になったのは最後の、本当最後の抵抗だった。
「んー、似合う似合う。これならお客さんも大満足だよ。」
寝室でニコニコしながらサズが言った。一方のハルは顔を赤らめてはいるものの、明らかに不満を態度で表している。
「こ、こんな格好のどこがお客さんに見せられるのよ。あんた捕まるわよ!」
ハルが怒る理由はその内容にあった。
頭にこそバニーの印であるウサ耳があるものの、胸の部分は大きく穴が開いており、サズの形の良い乳房が綺麗に露出されている。
局部を覆う面積も異様に小さく。その姿は裸でいるよりも恥ずかしい格好だった。
「前々からさ、思ってたんだ。バニーの格好ってとってもいやらしいのに、そのままだとえっちが出来ないなって。だからね。これは…」
そういってサズはハルの局部に指を這わせる。その部分には切れ目があり、サズの指はぬるりとそこに侵入した。
「このままの格好でえっちができるようにしてあるの。」
つつつ……軽く撫でるだけでもはっきりとわかるほどのに濡れていたその部分は、サズの指によって更に丁寧にほぐされ、ハルは瞬く間に最初の絶頂を迎える。
「可愛いな、ハルちゃんは。」
絶え絶えに息をするハルにサズはキスをする。虚ろになったハルの目には最早嫌悪感はない。
「しょ、正直に白状しなさい…こんな服、店で使うつもりないんでしょ…」
「ピンポーン。これはね。ハルちゃんのための特注品。さ、正解したご褒美をあげなくっちゃね。」
ゴソゴソと自らのカバンを漁るサズ、中から出てきたのは、どす黒く光る下着、その中心部には前と後ろに大きな棒が延びている。既に見慣れたソレは、女性同士が行為に及ぶために必要なペニスバンドと呼ばれるものだった。
「じゃーん。今回はリナちゃんのご意見を参考にしてアレス君ソックリの形にしてみました〜」
既に服を脱いだサズはしとどに濡れた自らの秘唇にソレをあてがい、ズブリと差し込む。
「……ふふ、待っててねハルちゃん。すぐ気持ち良くしてあげるよ。」
顔をうっすら赤く染めながら、サズがやってくる。華奢な体に似合わぬ異型の棒が生えた下半身は、さも彼女が男性であるかのように自己主張をしていた。
「ぁ……早く…」
そのバイブの大きさに目を奪われたのか、ハルは娼婦のようにはしたなく脚を開いた。
「えっちだなぁ、ハルちゃんは……えい!」
「ん…アアアアアアアアアアアアアア──────!」
ジュブ…ズブズブズブズブズブ…
バイブがハルの体内を貫いていく。しっかりとサズの膣内で固定されたソレは、二人の女性をしっかりと一つに繋ぎとめた。
「ふふ……ハルちゃんはエッチだね。入れただけでまたイッちゃうんだ。」
「ぁ…だって……あんたが……上手だからぁ……」
「素直でよろしい。ん……ちゅ…」
つながったまま口づけを交わす。舌と舌が絡み合い、互いの唾液を混ぜ合わせる。まるで媚薬が入っているかのように、二人はキスに没頭していった。
「ん…ぁぁ…サズ……」
「くちゅ………ん…ふぁ…ハル…ちゃん……」
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ……
キスの最中、サズはあえて腰をゆっくりと動かす。一秒でも長く、一秒でも深く繋がるために…
「ハルちゃん…キスマーク残していい?」
「ぁ……いいよ……」
その返答を聞くと、サズはハルの白い首筋にキスの雨を降らせる。見る見るうちに紅く染まっていく首筋に、サズはなんとも言いがたい高揚感を覚え、ハルは被虐心をそそられる。今この時において、ハルはサズの所有物となっていた。
「はは、今日はやけに積極的だね。ついに私の魅力に気付いたのかな?」
ハルもまた珍しく自分にキスマークを残してきたので、サズは思わず問う。
「ち……ちが…ん…ぁ……」
ハルは否定するが、その瞳、息遣いはすでに半狂乱だった。
「あんまり焦らすのも可哀想だし……そろそろ本気でいくよ?」
その一言を皮切りに、サズは腰の動きを早める。
「ん! あぁ!! んあ! は…んぁ…ダメ…そこダメぇ!」
強く突き上げられる度、ハルにつけられたウサギの耳も弾む。
「はぁ…はぁ…気持ちいいよハルちゃん、んん!!……ハルちゃんを……貫くたびに……くぅ……私の中のバイブもぉ……動いてかき回されてる……とっても気持ちいい……」
揺れ動く耳をを満足そうに見つめるサズは、その姿に興奮して腰を叩きつける。
時には強く…
時には弱く……
胸を揉み
乳首を吸い上げ
二人は絶頂へと上っていく。
「だめぇ…わたし…またイっちゃうのぉ……」
後ろから突き上げられながら、ハルが懇願する。
既に互いに何度絶頂を迎えたのかわからない。
ベットは既に汗と二人の愛液でグシャグシャになりハルについていた可愛いウサギの耳はいつの間にかずれ落ち、服はビリビリに破れ、いつしか二人は全裸のまま抱き合っていた。
「私も……私もいっちゃうよハルちゃん……ハルちゃんのアソコがギュって締め付けてくるからぁ……」
「サズ…サズ…い…ぁ…ンァアアアアア!!!」
ビクン!ビクン!!ハルが大きく背筋を反らしながらその日最大の絶頂を迎える。
それとほぼ同時のタイミングでサズも絶頂を迎える。互いに名前を呼びあいながら、二人はやがてぐったりと崩れ落ちた。
もうすぐ夕日が沈む。二人はそのまま気絶してしまい。互いにしっかりと抱きうように眠っていた。
一足先に起きたサズは、手馴れた様子で服を着ると、未だ眠りの園にいるハルに優しくキスをして起こした。
「おはよ。ハルちゃん。」
サズの表情は満足げだ。親友をキスで起こせたことに喜びを感じているらしい。
「……最悪の目覚めだわ………」
対するハルの表情は先ほどの淫猥さは微塵も感じられず、不満顔だった。
「どうしたのハルちゃん。さっきはあんなによがってたじゃない。」
「……あんたなんかのキスで起こされたのにも腹が立つし、また流された自分にも腹が立つわ……」
「そんなこと言っちゃって、ハルちゃんももう抜けられないんだよぉ。そんじょそこらの男じゃ満足できないでしょ。」
「ぐ……」
悔しいがその通りだった。サズと体を重ねるようになってからも男とセックスをする機会はあったが、皆動きが単調だったり、おざなりな愛撫だったりでちっとも満足できないのだ。
抜けられない……それならいっそ深みにはまってしまえば楽になれるのかもしれない。
「でも……あんたとだけは絶対に…嫌………」
思いとは裏腹なことを口に出す。いや、その時の自分はソレが本心だったのだろうと思い込んでいるのだろう。
「照れない照れない、そだ。今度はハルちゃんが私を攻めてみる?ハルちゃんになら女になって攻められるのも悪くないかもなぁ。」
そんな自分の心を見透かしたかのようにカラカラと笑いながら更なる提案を出すサズ。少しムッときたハルは言い返す。
「そう思うんなら…その無節操さをどうにかしなさいよね……」
「あれ?ハルちゃんひょっとしてヤキモチ焼いてる?いやだなぁ、他の女の子にはこんな丁寧にしないよ。大好きなハルちゃんだから優しくするの。安心していいよ。」
それだけ言うと、サズはそれじゃね。と言い残してとっとと部屋を出てしまった。
一人ベットに残されたハルは考える。親友のことを…これからのことを……
「今度はハルちゃんが私を攻めてみる?」
サズのセリフを思い返す。
それも悪くないかと思ってしまう自分に、苦笑するハル。
「でも……タダではさせてあげないんだから……」
それまでの関係を維持するかのように、強気な決心をする。抜けられぬ深みなら、相手にも思い知らせてやるだけだ。自分が感じた羞恥を……そして、快楽を……
そんなハルの決心するかのように、部屋の時計が鳴り響く。
空はもう暗くなり始めていた…………
〜終わり〜
とりあえずサズハルは以上です。
自分エロシーン書くのが苦手なんで実用性はないと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。
次はヒガシーとハナハナでいくつもりですが、今日書き込む時にアクセス規制が入りかけたので投稿の関係でもしかしたらうろんの更新に間に合わないかもしれません……
そうなったらゴメンなさい……m(_ _)m
では、また。
>>336 頑張って次の時にはエロまで行って見たいと思います
今回の続き、緊縛プレイを……できるかな
>>188 流石です、精進してこういうエロシーン書けるようになりたいなぁ
私もトリップ付けてみました。
次は今日の続きか、安達村主あたりを……もしまた非エロでもよければorz
>>188 え…エロス…GJです。
302さんといい書き手さん多くて盛り上がってるなぁ。読み専だけど楽しみにしてるノシ
暇な人ルーセリ再びか、俺も少数派だけど杏子×八千代タノム・・・・。
連投スマン。
まとめサイトのオエビの伊波と小鳥遊のアレ…すごいな。
>>348 マジうらやましい限りです。
伊波の手錠がここまで萌えるとはおもわなんだ…
自分も描いてもらえる作品を作れるよう精進致します。
うわ、今更脱字発見
悪友の悪戯最後の話
「そんなハルの決心するかのように、部屋の時計が鳴り響く。」
は
「そんなハルの決心を後押しするかのように、部屋の時計が鳴り響く。」
デス・・・
申し訳ありませんでした。
351 :
320:2006/02/26(日) 02:56:18 ID:MoPBFZTM
パラレルだとしてもどこまで崩しても良いのかな?
俺の場合は人によっては不愉快だろうけど、
投下前の注意事項で説明しとくとネタバレにもなるし…
うーん事前にカップリング・エログロの有無・
あと原作と設定があまりにもかけ離れてる場合は
多少ネタバレあっても読む人に配慮して言うべきだと思われ。
353 :
320:2006/02/26(日) 13:45:33 ID:MoPBFZTM
d
了解!
以後気をつけます。
そういえば、
ブタの女性陣でエリカには相手がいないから描きにくいよな。
>>353 今まさにハナハナと平行してエリカかいてます。
厳密には
ソルガソシア裏ヒシン×ブタALL女の凌辱ですが・・・
それ何てオールスターキャスト?
ちなみに俺も河野とか華とか平行中。
はいどーも188です。
宮越×東田小説出来上がったんで投稿します。
今回も砂糖度高いですが、複雑な理由により完璧な純愛とは言いにくいかもしれません。
あと、よく読み返してみると始まりの時に似てるかもしれません(汗
エロアリですが、ハッキリいってエロ度は低いです。殆どの描写を心理描写に使ったので・・・
それではご覧下さい。
それは突然の出来事だった。
「東田……ゴメン……」
「み、宮越さーーーん!」
バターン!!
大きな音と共に倒れ堕ちる女性、それを抱え起こす男性。例えるならそれは服毒自殺したジュリエットを助け起こすロミオのように見えたかもしれない。とにかく、ソレはファミレスで起こった最大の事件だった。
「あの、東田君……宮越さんは?」
「ええ……まだ目を覚まさないんです…あの様子だと多分自分のチョコを食べたんだと思うんですが……」
心配して尋ねる永田に東田が答える。件の女性である宮越はあれからすぐ事務所に運ばれ、現在村主が付き添ってる状態だ。
「俺の時もこんな感じだったんですか?」
「え、ううん……東田君の時はすぐに気がついていたけど……少なくともこんな長い時間倒れていたことはなかったかな。」
過去2回のバレンタインの様子を知っている永田が答える。彼女の言うことはもっともで、東田の時はせいぜい5分、長くても10分程度の気絶ですんでいた。しかし今は違う、ふと時計に目をやれば宮越が吐血して倒れてから1時間は経っているのだ。
「ヒガシーは神経図太いから助かったんじゃない?」
横にいたミリが答える。
「お前に言われたくないなぁ柳葉……」
強く握った拳を掲げながら東田は言う。
「ハナハナは今回特に気合入れて作ってたみたいだし、ヒガシーに食べてもらえなかったから落ち込んでたみたいだし……」
後半部分を特に強調しながらミリはボソボソと告げる。変な時に的確なことを言うから始末が悪い。
「俺のせいなのかよ……」
「別にそうは言ってないけど……食べてあげなかったヒガシーにも責任はあると思う。」
「ぐっ……」
何も言い返せずに東田は唇をかみ締める。そういわれると辛いのは確かだった。せっかく優しくしてあげていた矢先に宮越に冷たくあしらわれたものだから、少々意固地になっていたのかもしれない。東田は自分でそう思っていた。
「ちょっとは様子を見に行ってあげたら?」
「う、五月蝿いな。お前に言われなくたってそうするよ。」
ドスドスと、冷静な東田にしては珍し大股で大きく踏みしめながら事務所に向かって行った。それは多少なりとも動揺している様子が伺える歩き方だった。
「村主さん、様子はどうですか?」
「どう……って、東田君が一番よくわかるんじゃないの?彼女の容態は……」
未だ眠り続ける宮越の汗を拭きながら、村主が答える。
「俺は……一瞬呼吸困難になって意識が遠のいて、夢を見たら治ってたって感じですから……」
「そう……じゃあ彼女も今夢でも見ているのかもしれないわね……」
視線を宮越に落とすと、明らかに辛そうな呼吸をしているのが見て取れた。時折うわごとのように聞こえてくる「東田……ゴメン…」の声が、その辛さをとてもよく表している。
「まさかこのまま起きないなんてこと……ないですよね?」
最も恐れていることを東田が問う。
「それはわからないわ。私は医者ではないもの……でも、東田君は大丈夫だったじゃない。私も大丈夫だったし……多分大丈夫よ。」
そう言う村主の声も暗い、彼女も多少なりとも心配しているのだろう。
あまり騒がしくしていてはよくないと東田が思い立ち去ろうとした瞬間、宮越が強く唸った。
「み、宮越さん!!」
起き上がる前兆かと思い、東田は大きく宮越の肩を掴む。村主もそれをあえて止めようとはしなかった。
「う…ううぅ……」
そうして、彼女はゆっくりと目を開いた。
東田も村主も安堵する。もう大丈夫だろうと。
しかし、騒動はまだまだはじまったばかりである。
「こ……ここは……」
それが、彼女の発した最初の言葉だった。
「宮越さん!大丈夫ですか!?」
東田の大きな声が事務所に響く。
「事務室よ……あなたさっき倒れてそのままここに運ばれたのよ……」
村主が説明をする。数秒の後、少しずつ意識がはっきりしてきたのか、東田をゆっくり見つめると宮越は再び口を開いた。
「……あなたは………誰?……」
その時、確かに時が止まった。
「み、宮越さん?」
東田が静かに聞き返す。何かの間違いであって欲しい……そんな淡い期待を込めて。
「ご……ごめんなさい……宮越っていうのは私の名前なの?……頭がガンガンして……何も思い出せない……」
ズキズキと痛むのか、頭を抑えながら宮越は小さく呟いた。
「宮越さん…ホントに何も覚えていないの?私の名前は?」
務めて冷静に、村主が尋ねる。
「…………」
宮越が口を紡ぐ。その様子を見れば、それが冗談を言っているのではないというのはよくわかる。第一宮越にこういう類の冗談が言えるほどの知恵はない。
「み、宮越さん……」
東田が呆然とした表情でただ名前を呟く。
「あの……ここは何処なんですか?私は……私は誰なんですか!?」
二人の様子に不安を覚えたのか、宮越は半泣きの状態で村主に問い質す。
さすがの村主も今度は押し黙る。おそらくそれがこのファミレス始まって以来の大事件になるだろうことに気付いてしまったから……
「と、言うわけで……君は宮越華さん。このファミレスでアルバイトをしている高校生…それはわか……りますよね?」
榊が優しく問いかけると、宮越はゆっくりと頷く。なんだかんだ言っても年長者だからか、こういう時は頼りになった。
あの後すぐ、事務所には主要スタッフ一同が集められた。部外者ではあるが、宮越を心配していた永田や、それにくっついてきた柳葉も一緒である。
「で、僕が店長の榊。この部屋にいるのは皆宮越さんと仲の良かった人達で名前は……」
「はい……右から鎌倉さん、進藤さん、斉木さん、近藤さん、河野さん、足立さん、村主さん……あちらが永田さんと柳葉さん……それと……東田君……」
最後の一人の名前を、小さく吐き出すように言う。
「そう、東田君です。自信が無いんですか?」
「いえ………なんか…東田君のことを考えると……頭がとても痛くなってしまって……すみません……」
その一言が、皆の空気をより一層重くする。
それに耐え切れなくなったのか、ついに東田は爆発した。
「じょ……冗談じゃないですよ。なんなんですか……なんなんですか一体!」
その叫びに、一同が驚く。普段感情を爆発させない東田が怒ったからか、はたまた言いにくいことをズバリ言ったからか……
「悪ふざけも大概にしてくださいよ……チョコを食ったからって記憶喪失?ハン、そんな馬鹿なことあるわけないじゃないですか。そうやって人をからかって……あなた本当に何を考えてるんですか!!」
ぜぇ……ぜぇ……と、肩で息をしながらキッと宮越を睨みつける。
「………ぅ………っく……ごめんなさい……ごめんなさい……」
東田に言われ、信じられないことが起きる。宮越が堰を切ったように泣き出したのだ。それも号泣ではなくポロリポロリと大粒の涙を流す。本当の悲しみを訴える涙を、である。
「このアホ。とりあえずお前は落ち着け。」
ポカンと、妃が東田の頭を叩く。今のはどう考えても東田が悪い。
「な、泣かないで宮越さん…東田君ちょっとビックリしてるだけなんだよ…落ち着いたら優しい東田君に戻ってくれるから……
そこで宮越を慰めたのは永田だった。恋敵の窮地に何か思うところがあったらしい。
「でも……でも…私のせいで皆さんにご迷惑が……」
「大丈夫だよ……今はちょっとみんな混乱してるだけだし…すぐ皆慣れるって…」
そういって宥める永田は、どこか手馴れた感じだった。学校で生徒会に所属しているのだし、人から頼られることに慣れているのかもしれない。
「と、とりあえず今日はもう帰ったほうがいいでしょう。お母さんに事情を説明しないといけませんし……鎌倉さん、車を貸してもらってもいいですか?」
「え、えぇ……なんだったら田坂も付けさせましょうか?」
「そ、そうですね…僕一人だと上手く説明する自信がありませんし………」
「永田、お前もついていってやれ。榊と田坂だけだと向こうもビビるだろうからな。」
妃に促されるまでもなく、永田は自ら名乗りでるつもりだった。こんなに肩を震えさせて涙を流す宮越を放ってはおけない。
どうにか宮越を泣き止ませると、店長と田坂、そして永田は車に乗って宮越の家に向かっていた。
後に残された者達に、重苦しい空気が流れる。
「この大馬鹿野朗が、お前がそこまでアホだとは思わなかったぞ。」
そこで、もう一度妃が大きく東田の頭を叩く。東田も悪いと思っているのか、珍しくされるがままだ。
「ま、まぁまぁ。東田君もビックリしてたんだしさ、しょうがないよ。それより問題はこれからだよね。」
場の空気を変えようと、河野が明るく前に出た。
「あんな様子だし、しばらくバイトに来ないほうがいいよね……」
足立が言う。
「特に東田と引き合わせるのは今は良くないだろうな。逆療法って手もあるが、あのチョコの副作用だから何が起こるかわからん。」
妃がタバコに火をつけさせながら答える。
「とりあえずさ、今日はちょうど二十歳同盟の活動日だし、東田君達にも来てもらってじっくり話し合おうよ。」
この河野の提案により、とりあえず一同はいつも二十歳同盟が行く焼き鳥屋に行くことにした。(進藤はバイトがあるので欠席)
座敷に通され、一息つく一同。大ジョッキを片手にカンパイはするが皆一様に空気が重い。
今回のことが相当ショックだったのだろう。宮越の記憶喪失だけならまだしも、東田があそこまで取り乱すのも珍しいことなのだから。
「でもさ、アレってやっぱりチョコの副作用なのかな?」
串焼きをほおばりながら切り出したのは、やはり河野。ムードメーカーとしての役割を果たしている。
「そうみて間違いないでしょうね……まさかあんな副作用があるとは思いもよらなかったけど…」
村主が呟く
「本人が一番耐性があると思ったけど、まさか一番ダメージがデカイとはな……」
「色々気負ってたみたいだしね……」
未成年なので一人熱いお茶を啜る柳葉がボソリと告げる。
「ミリっちが変なこと言ったから自分で食ったんでしょうが……」
冷や汗をかきながら突っ込みを入れる河野。
「私は河野のにーちゃんとのことを言っただけ……食べたのはハナハナの責任だよ。それに……」
柳葉は続ける。
「ああなったのは、ハナハナ自身の問題だと思う。」
「え?どういうことさ。」
「ハナハナは、自分から記憶喪失になったんじゃないかな……」
皆が驚きを隠せない中、柳葉は言葉を繋いだ。
「ハナハナ、ヒガシーにゴメンって謝ってた。多分ヒガシーに悪いと思う気持ちが強くて……」
「それで記憶喪失になったってのか?そんなんでいちいち記憶喪失になってたら身がもたんだろ。第一宮越がそんなの気にする柄か?」
既に二杯目のジョッキを空けながら、妃が言った。
柳葉の発言に物思うところもありながら、妃の発言もまたもっともだった。記憶喪失になんらかの精神的要因があるのは事実だろう。しかし、それを気にするほど繊細な精神を宮越が持っているとは考えにくい。
その空気を読んでか、それまで押し黙っていた東田が重い口を開いた。
「あの、皆さんなんか色々話してますけど、ホントに記憶喪失だなんて信じてるんですか?宮越さんのでまかせだってことも……」
「宮越が人を騙せるような器かどうかなんて、お前が一番良く知ってるじゃねーか。信じられない気持ちはわかるが現実を直視しろお前は。」
妃にたしなめられ、再び押し黙る。
結局その日はそのままこれといった話題の進展はなく、当分様子を見るということで落ち着いた。
じっくり酒を飲んだことで気分も晴れてきたのだろう、皆大分落ち着いた様子が見られた。ただ一人東田を除いて……
結局宮越が職場に復帰したのはそれから三日後のことだった。
相変らず記憶は戻らぬままだったが、職場にいることで改善に向かうかもしれないという母の判断
そして、日中いない母に代わり、自分達が大変な状況にある彼女の面倒を見たほうがいいのではないか。というバイトメンバーの判断の結果である。
「あ、あの……あまりお仕事についてはよくわからないんですが……よろしくお願いします。」
何時ものウェイトレス姿で深々ととお辞儀をする宮越、普段の姿とのギャップからどこか滑稽に見えるその様子に皆苦笑する。
「とりあえずフロアチーフの仕事は村主さん達がやってくれるそうなので、宮越さんは研修生扱いでお願いします。東田君、教育係をお願いしてもいいですか?」
榊が言う。
「お、俺ですか?」
「えぇ、年齢も近いですし。以前は東田君が教わっていたじゃないですか、お返しをするつもりで…ね。」
しぶしぶと了承する東田、出来れば今の宮越とは関わりたくないが店長命令ならそれも仕方が無い。
「あ、あの…東田君……よろしくね。」
「えぇ……」
頭痛はないのか、先日よりは自然な対応で言葉を交わす宮越に東田は一安心した。
「それじゃあ……俺が宮越さんから教わったことをそのまま教えますんで……」
東田の教えに一つ一つ耳を傾ける宮越。
今となっては懐かしい店長の殴り方もそのまま教えた時、華はクスクスと笑って聞き流す。
かつてとは逆の立場になり、仕事内容を教えているうちに東田は不思議なデジャビュを感じた。
それは、自分が彼女に勉強を教えている時のものなのか、かつて自分が彼女に教わった時のものなのか……それはさだかではなかったが、それを思うようになると、宮越に感じていた違和感も少しずつ薄れてきた。
記憶が無くなっても宮越と自分の関係は、先生と生徒のようなものである。と、安心したのかもしれない。
宮越は熱心に仕事を覚えているようであり、かつてのフロアチーフとしての実績を体が覚えているのではないか、という淡い期待を込め、その日からすぐにフロアに入ることになった。
「フォ、フォローしてね。東田君……」
胸に研修中のワッペンをつけ、フロアに歩みだす宮越。その足取りはややぎこちないものだった。
はじめに異変に気付いたのは、たまたま側で注文を取っていた村主だった。
宮越もまた別の席で注文を聞いている。ところがどこか様子がおかしかった。
「ちょっとぉ、何度間違えれば気がすむの?」
その席に座る主婦が文句を言う。宮越はただただ謝りながら必死で注文を記憶する機械を操作していた。
「どうかなさいましたか、お客様。」
すかさず村主が割って入る。
「どうもこうもないわよ。さっきからこの子トロトロしちゃってさ、何度も注文聞きなおされてるのよ。お宅のウェイトレスはどうなってるの?」
「申し訳ありませんお客様、代わりに私がお伺いいたします。……宮越さんは、あちらのテーブルにお冷をお持ちして。」
はい… 暗い顔で答えると宮越は歩いていった。
「ドンマイドンマイ、失敗は誰にでもあるって。」
厨房の側に来たとき、様子を見ていた河野にフォローされる。宮越は出来るだけ笑顔で答えるが、表情は硬い。
今度はトレイに水を乗せて席へと運ぶ。普段の宮越ならなんともないが、おっかなびっくり歩くその足取りは見ていて不安になる。
「あぁ、いいのよ宮越さん。そのお水は志保が運ぶわ。」
数歩歩いたところで、今度は志保にフォローされる。
そんなこんなで、その日はまともな仕事らしい仕事を出来ないまま一日が終わった。
その日のミーティングが終わり、帰り支度をする宮越。いたたまれないのか、そそくさと帰ろうとした時裏から話し声が聞こえてきた。
「いや、今日は一段と疲れたね。」
「華ちゃんがあんな感じだもんな。フロアの人間は大変だよ。いつもの二倍働いてるようなもんだからさ。」
それは名前もないキッチンの人間の他愛も無い一言……しかしそれは宮越の胸に深く刺さっていた。
「ちょっと、何変なこと言ってるんですか。」
涙を隠して立ち去ろうとした時、聞きなれた声が聞こえる。そっと覗いてみると、そこにいたのはやはり東田だった。
「宮越さんが今どんな状態かわかってるんでしょう。あんまり失礼なこと言わないほうがいいですよ。あなた達の人格まで疑われますから……」
いつものように冷たく言い放つ東田。押し黙るキッチンスタッフ。その光景を見て、宮越は心が温かくなるのを感じた。
もう少し頑張ってみよう。 そう心に近い店を後にする宮越だった。
ところが、状況は三日たっても一週間たっても好転しなかった。
記憶が戻る予兆すらなく、仕事ではヘマばかり。皆必死にフォローしてくれるが、疲れからかどことなく冷たい視線が混じるのも無理からぬことだった。
あの村主や進藤ですら、宮越が失敗すると また? といわんばかりにタメ息をもらすようになったのである。
宮越は明らかに落ち込んできた。落ち込みがさらなる失敗を呼び、それがまた落ち込みへと繋がる。完全な悪循環である。
そして、ついに恐れていたことが起きた。
「あー、宮越さん……大丈夫?結構量が多いけど。」
その日は珍しく店も忙しく、席はほぼ満席だった。皆があわただしく動くなか、自分だけ働かないわけにはいかないと、宮越も頑張って働いていた。
その日に限り珍しく失敗は少なく、やっと慣れてきたのかと気が緩んでいたところだった。
宮越は足立の静止も聞かずに両手にトレイを持ち、複数の料理を運ぼうとした。
足取りは軽い、一歩一歩確認して歩けば大丈夫……そう言い聞かせゆっくりと歩く。
後数歩でテーブルに着く……その時
ドン!
店ではしゃいでいた子供が宮越とぶつかった。
普段の宮越なら体制を崩すことはないだろう。そういったことも想定して運んでいるのだから。
だが、今の宮越にそこまでの余裕はなかった。
グラリ……
一度崩れた姿勢は易々とは戻らない。
ガシャーン!!!!
手元を離れ、宙を舞うトレイ
重力の流れに沿い、地面へと叩きつけられる料理。
粉々に割れる皿、皿、皿………
ぐちゃぐちゃになった床を見て、呆然と立ち尽くす宮越。
「だ、大丈夫宮越さん?」
たまたま側にいた志保が寄ってきた。
「す、すみません!私……すぐ掃除を……」
「も、もういいわよ。あなたが出るとよけいややこしくなるわ…とにかく奥へ下がってて。」
「あ…ハイ……」
この時の志保に、決して悪気があったわけではない。もちろんいられると邪魔だということもあるが、大きな失敗をしてしまったウェイトレスをそのままフロアに残しておくのは良くないという思いがあったのだ。
その思いを知ってか知らずか、大人しく事務所に引き返す宮越、その光景を見ていた東田は、心配になり掃除もそこそこに後を追いかけた。
宮越が泣いていないか心配だったが、当の本人は事務所で黙々と破損報告書に割ったものを記入していた。
「あの……宮越さ……」
「東田君……お掃除は?」
「いや、あの…心配になって……」
「泣いていないか……気になったの?」
ズバリ本心を言われて焦る東田。
「いや、その…」
「記憶が無くなってから、私ずっと泣いてばかりだもんね……心配かけちゃうよね…」
そう言う宮越の肩は、わずかながら震えていた。やはり泣くほど悲しいらしい。
「店の方なら大丈夫ですよ……皆フォローしてくれますから。」
「……そうかな…皆また失敗したって怒ってるんじゃないの?」
「そんなことないです。記憶が無くなる前の宮越さんは逆にフォローする側だったんですから、ちょっとぐらい迷惑かけたって誰も文句言えませんよ。」
「そう……だよね…皆、やっぱり前の私の方がきちんと働くし…いいんだよね…」
言ってから東田ははっと後悔する。また彼女を傷つけてしまった…と
「東田君……私ね……このアルバイト辞めようと思うの……」
「え…」
「これ以上迷惑かけられないし……この記憶喪失だって、内地(本州)の大きな病院で診てもらったほうがいいんじゃないかって…母も言ってるし…」
何時になく弱気な態度に驚きを隠せない東田だが、無理もない。今まで宮越の辞書に弱気なんて文字はなかったのだから。
「そんな、辞めるだなんて……」
「もう、二、三日前から決めてたの……今日中が最後で、明日の飛行機で東京に行くって……店長にもお話してあるし…」
「宮越さん……」
「最後だから頑張ろうと思ってたのに…迷惑をかけちゃってゴメンね。」
悲しそうな顔で告げる告白に、東田は何も言うことはできなかった。
その夜、店長から宮越が辞める旨を伝え、皆一様に驚いた。治ったらに行ったら帰ってくると言う話もあるらしいので安心はしていたが、それとていつになるかはわからないのだ。
かつてのフロアチーフの突然の決定に、皆わかれを惜しみ。送迎会を開こうとまで提案されたが、準備があるからと宮越は丁寧に断った。未練は残したくないのだな……と、東田はぼんやりと考えていた。
「東田君」
帰り支度をしていると、既に私服に着替えた宮越が立っていた。その姿はやはり以前の宮越とは違い、しとやかさが滲み出ている。「なんですか?」
「ちょっと……付き合ってほしいの…」
その時の宮越の顔は、わずかに赤らんでいた。
宮越が連れてきたのは、店から少し離れた繁華街にある小さな公園だった。春が近いとはいえ、まだまだ北国の寒さは厳しい。宮越は白い息を吐きながら、ゆっくりと語りだした。
「ゴメンね。最後の最後まで……でも、どうしても付き合って欲しかったから。」
「は、はい…」
「東田君……私が記憶喪失になった時、どう思った?」
突拍子もない質問に驚く。言葉に詰まっていると、宮越が続けた。
「私はね……とてもビックリした。生まれた時の子供ってこんな感覚なのかな…自分が誰かもわからない…ここがどこかもわからない……そんな環境で、凄く不安だった。」
「はぁ…」
「東田君に怒鳴られた時なんて、もうこの世の終わりみたいでね……私はこの世界に必要ない人間なのかな…なんて思っちゃうくらいで……」
「あ…すみません……」
「謝らなくても平気、あの時はあれが自然な反応だったんだと思うもの……」
わずかにはにかむ宮越、その笑顔に、どことなく緊張してしまっている自分がいるのを、東田は感じていた。
「それから、色んな人達に優しくしてもらって、迷惑ばっかりかけちゃったけど……生まれたての子供みたいな私にとっては何もかもが新鮮で、すごく充実していた。そうそう、永田さんっていうお友達も出来たしね。」
永田とは、あの日以来メールをするなど、以前の宮越以上の付き合いをしていたらしい。
「でも、結局ダメだった……私じゃダメなんだって…よくわかった。」
「宮越さん……何を…」
「皆が求めてるのは今の宮越華じゃない……記憶喪失になる前の宮越華なんだって…わかっちゃったの。だから私は……ここを去るの……今度は本当の宮越華になって皆に会えるように…」
「そ、そんなことないです。宮越さんは宮越さんで…」
「無理、しなくてもいいよ。私もわかってるつもり……内地に行ったからって元に戻れるとは限らないけど…私も動かないと事態は決してよくならないっていうのはこの何日か過ごしてみてわかったつもり。」
「……」
東田は何も言うことは出来なかった。宮越が裏でここまで思いつめていたなんて、自分は、仲間は、彼女のそんな姿勢に気付くことは出来たのか?いや、出来なかっただろう。事態が余りに唐突過ぎて、皆自分達のことで精一杯だったのだから。
「でも…でもね……この土地を離れる前に…私が本当の宮越華に戻ってここに帰ってくる前に……どうしても伝えておきたいことがあったの……」
「……」
「東田君……私は…東田君が好きです。前の私がどう思っていたのかは知らない。でも、今この時を生きる『宮越華』はあなたのことを愛しています。」
風が吹く。
宮越の髪が美しく舞う。冷たく清らかな空気の中で、彼女は顔を真っ赤にして告げていた。
「……宮越さん…ごめん……俺は…まだわからない……」
「突然だもんね……私も覚悟はしてた…でも……もしも私を少しでも想ってくれるなら……私に、最後の思い出を下さい……」
そう言って、宮越は東田に抱きついた。
同情だったのかもしれない、愛情だったのかもしれない。この時の東田にはわからなかったが、この数日共に過ごしてきた宮越を愛しいと感じたのは確かだった。そっと抱きしめ返すと、二人は小さく口付けを交わした。
「嬉しい……」
真っ赤な顔をしてうつむく宮越の手を取り、二人は歩き出した。
バタンッ
二人が入ったのは近くにあったラブホテルだった。迷いはない。今の宮越を自分に出来るやり方で愛そう。そう考えていた。
「東田君……」
部屋に入り、シャワーを浴びると、バスタオルを巻いた宮越がベットに座って待っていた。
こうしてみると、宮越は意外にスタイルがいいのだな。と、東田は思った。短く切り揃えられた髪はシャワーを浴びたことにより濡れてからだに張り付き、えも言われぬ色気を出している。
元々顔立ちは整っているのだから、それに目を奪われないほうがおかしい。
体の方に目をやると、バスタオルで覆われていてもしっかりと存在を知ることが出来る胸は、触ってみると思った以上に柔らかで、軽く撫でるだけで悲鳴を上げるほどに敏感だった。
体を動かす割に細いウエストは、抱きしめたら折れてしまいそうに華奢でその力加減に困る。
東田も女性経験があるわけではないので、どのようにしてすればいいのかはわからないが、勉強の合間に仕入れた知識を総動員して宮越に接していた。
「んん!!」
バスタオルを剥ぎ、お互い裸になったところで内股を軽く撫でると、宮越はなんとも可愛い声で鳴いた。顔を赤らめて必死で快楽に耐えるその姿がおかしくて、ついつい何度も撫でてしまう。
「ダメ……意地悪……しないで……」
言われれば言われるほど意地悪したくなるのは、性分かもしれない。
未だ緊張の中にある宮越を、東田は丁寧に愛撫していった。
「すごい……上手なんだね…」
「そうでもないです……俺だって緊張してるんですから…」
そういうと、宮越は東田の心臓の辺りに手をやり、その鼓動を確かめる。
「本当だ…とってもドキドキしてるね。」
その笑顔に、思わず照れてしまう東田。照れを隠すために、深いキスをして彼女を黙らせる。
「ん!…ふぁ…」
快感に身を任せながら、二人は甘い夜を過ごしていく……
何かおかしい、宮越がそれに気付いたのは、東田に抱かれてからほどなくしてのことだった。
彼の愛撫を受ける度に、快感とはまた違った感覚が頭の中を過ぎる。
「ん……ぁ……ひが…しだ…くん!」
秘裂を舐められ、身もだえしながらも。頭の中はどこかボーっとしていた。
まるで別な誰かから見られているような…
まるで別な自分がそこにいるような……
「み…宮越さん……入れますよ。」
気がつくと、自分のソコは既に快感によって濡れそぼっており、東田もまた自分を求めた快楽によって熱く大きくなっていた。
「うん……きて………」
腕を広げ、しっかりと彼の人を抱きしめる。自身に、想像をはるかに超えた痛みが宮越によぎった。
メリメリと強引に進入してくる異物。あまり痛みを感じないのは、痛みを忘れるほどにまで膨れ上がった頭の中のナニカのせいだった。
ふと考えてみる。
自分は何故東田に惹かれたのかを……
最初にバイトをした夜、自分をかばってくれたから?
今日の昼、自分を心配してきてくれたから?
そのどれもがYesであり、Noでもあった。
彼をはじめてみた時、頭の中にモヤがかかったような感覚を宮越は覚えている。 記憶喪失になったばかりの頃は、それがなんなのかはっきりとはわからなかった。
だが、今なら少しわかる気がする。
彼は不思議な男性であった。東田は自分にとって兄のようであり、弟のようであり、父のようであり親友のようであり……恋人であるような……そう思わせる人だった。
少しずつ意識がクリアーになって行く。
頭の中にかかった霧が、東田が自分の体内で息衝く度に晴れていく。
いつしか痛みは消え去り、クリアーになった意識が自分に快感を齎していた。
「んぁ! いぃ…気持ち…いいの!」
爪を立てながら、快楽を貪る。そして、同時に蘇る…自らの記憶。
自分の作ったチョコレートを食べ、意識が朦朧とした時に感じたのは、東田への謝罪だった。
こんなものを食べさせてしまったことへの後悔。それでも付き合ってくれたことへの感謝……それから先のことはよく覚えていない。
しかし、そこで不思議な老人に出会ったのは覚えている。東田への後悔と感謝を口にすると、それを自らが本当の意味で理解できるまで助けてくれると言われ、光に包まれた。
そうして、[この]宮越華が生まれたのだ。
本当の宮越華を助け、その想いを紡ぐために…自分は生まれた。
それに対して後悔はない。自分にそれだけの価値がなかったのだとして、自分は宮越華に眠る可能性の一つであり、宮越華は自分へと繋がっている道なのだから。
一筋…涙が流れる…それは別れ
再び…涙が流れる…それは未来へと繋がる希望
行為は既に終わろうとしている。
東田を抱いてくれている。自分に快楽を感じてくれている。それを満足そうに見届けると。[この]宮越は最後の一言を告げた。
「ありがとう…それと…ゴメンね……東田君……」
それが、東田が聞こえたかはどうかわからない。
東田が達し、自分の中が満たされるのがわかると、彼女の意識はゆっくりと底に落ちていった…………
東田がシャワーを浴びて出てきても、宮越はまだ眠っていた。行為が終わるなり気絶してしまった時は少し焦ったが、行為によって気絶してしまう女性も少なくないことは知識として知っていたので、時間ギリギリまで寝かせておくことにしていた。
しかし、あまり長い間眠っていられても困る。幸い布団をかけておいたのでその綺麗な裸身を見ることはないが、チョコを食べた時のことを思い返すと、不安にならないほうが無理だった。
「ん……」
しかし、それも杞憂で終わったようだ。小さく唸ると、宮越がむっくりと起き上がる。
「あれ……ここどこだ……」
頭をポリポリかきながらキョロキョロと見渡す宮越の様子は、明らかにおかしい。いや、むしろ正常に戻っていた。
「あれ!?なんで私裸なんだ!? っていうかなんで東田がいるんだよ!」
最初の時とは違った意味でポカンとなる東田。
「おい、答えろよ東田!なんでこんなところにいるんだよ!!」
「え……何も覚えてないんですか?」
「何も…って何をだよ?そういや、チョコを食ってからの記憶がなんかあいまいだけど……私なんかしたのか?」
「い、いや…何かしたといえば何かしましたし…何もしなかったといえば何もしませんでしたけど……」
「わっかんねーよ。もっと日本語は正しく使えよこのタコ!」
ゲシゲシと足蹴にされながら東田は未だに理解できずにいる。
「えっと……とりあえず戻った…ってことでいいんでしょうか…」
「戻るって…何が?」
「はは…ははは……ハハハハハ!」
相変わらず何がなんだかわかっていない宮越を尻目に、東田は珍しく笑いをこらえることが出来なかった。自分が彼女に対して抱いていた愛情も、あっという間に宇宙の彼方に飛んでいってしまったようだ。
「笑ってんじゃねーよ!それより何で私が裸かって聞いてるんだよ。」
「はぁ、はぁ。いえ、それは…ま、色々ありまして…追い追い話しますよ。」
「お前まさか……なんか変なことしたんじゃないだろうな?あー、あたまんなかがモヤモヤする。私は何をやってたんだー!!」
ムキーと、獣のように叫ぶ宮越を見ながら、東田は少し思う。
前のままでも良かったかもしれないな。が、すぐに思い返す。例え乱暴な女性だったとしても、大人しい女性だったとしても、宮越は宮越…それに変わりはないのだから。
対する宮越も、おぼろげながらその行動を覚えていた。自分がどのように東田に抱かれ、その腕の中に眠ったのかも…
[あの]宮越は東田に好意を持っていた。では自分は?
その答えに行き着くには、宮越も東田も若すぎる。まだまだ先のことのになるだろう。
ただ一つ言えるのは、二粒の涙を流して消えていった少女のことを宮越が理解できた時、その答えが出るのだろうということ……
二人の歩みはまだまだはじまったばかりである。
〜Fin〜
というわけで以上です。
エロが足りなくて不満かもしれませんが、ご満足いただけたら幸いです。
次は、
>>354で書いたソルガソシア裏ヒシン×ブタALL女の凌辱(続き物で第一話ははリリザです。)
か、けっこうリクエストの多い杏子×八千代で行こうと思います。
それでは、また次の機会に〜
>>188氏
超GJ!!!です 甘い、甘くて描写が深い!
やっぱりエロパロ板にはエロが無くちゃですよね(自戒
次は連作/レズ?のようで楽しみにしております。
甘い……甘いよ小沢さん! ヤムチャの足下ぐらい甘いよ!!
もうグッジョブGJだこいつぅ!
皆、巧すぎるよ!エロ過ぎるよ!可愛すぎるよ!
ああもう、GJ!!!!
宮越誰だお前ってくらいにおとしやかでしたなw
つうかほんとに仕事早い……GJ!!
>>368 自分もハッキリ言ってエロ書くのは苦手です。
今もようやっと書いてる次第でして・・・(そろそろワンパターンになりかねない・・・)
でも、自分も色々考えてまして。
緊縛エロっつったら凌辱しかないと思ってたんで、ああいう形で上手く絡める辺りに恐れ入る次第です。
あそこまで行ったら突っ走っちゃってください。期待してます。
>>370 まとめお疲れ様です。
いつも感謝してます。
一つ思ったのですが、コテハン作家も増えてきたことですし、作家別に並べたら見やすいかな、と思うのですが、考えてみてはいただけないでしょうか?
やって頂いている身としては申し訳ないのですがご一考下さい。
>>372 あの宮越を出したのは反則かなって思ったんですが(アレを出すと何でもアリになってしまうので)
チョコの副作用で最初に浮かんだのが記憶喪失だったので
どうせなら性格も逆転させてしまおうと・・・
今度きっちり本物の宮越でも一本書いてみようと思います。
ところで、足立村主って意外と無いですよね。需要ありますか?
難しそうですが挑んでみようかと……
ちょ…うろんファンサイトにPBBSの伊波小鳥遊貼ったの誰だよ…。
アレは適当な構図の写したりなんなりして俺が描いたんだ。
頼むから削除してくれorz
>>373 > やって頂いている身としては〜〜
何を言っているのですか。
職人様>>>>>>>>>感想を書き込む方>ROM>>>[越えられない壁]>>>>>>まとめの中の人
なので、至らない点が有りましたら
何なりとお申し付け下さい。
どんどんお申し付け下さい。
きりきりお申し付け下さい。
……作品には作品名を入れてもらえると嬉しいです(´・ω・`)
>>386 消してもらえない場合にはファンサイトの管理人にメールをするのが十全かと思います。
>>376 無事削除されたようで何よりです。
どうぞ、これに懲りずまたすばらしい絵を投稿してくださることを期待しております。
やっぱり、本スレにはこっちのこと快く思ってない方もいらっしゃるようで…
今後はこういう事が無くなると良いですね。
すねた言葉つかったらいくない。
お互い言及せずにこっそり行き来して楽しむのがいちばん
なに?小説書くにはコテにならないかんの?
>>380 別に無くてもいいと思うけど、
まとめサイトがトリップで整理するみたいだから、
あったほうがまとめの中の人が助かるんじゃない?
>>374 ご苦労様です。ありがとうございました。
うろん本スレの方見てきました。
やっぱり嫌われてるんですね。
やっぱりエロはエロってことで隔離されてるぐらいがちょうどいいかと。
エロってだけで拒絶反応出る人も少なくないですからね・・・
相変わらず本スレはねちっこいな
>>383 あんまり他方のスレのこと言わない方がいいかも
むこうもちょいギスギス気味になりましたし。
恐らく
>>379のスタンスが良いと思います。
まとめサイトさんへ
俺が書いた作品を羅列しとくから整理して下さい。
・ID:Y3J54IeKの東田×宮越
・ID:7H8qpkGBの小鳥遊×伊波
・犬組バレンタイン関連小話
・榊×妃
・佐藤の憂鬱
・榊×宮越
・ID:VHm2Nc6Lの小鳥遊×伊波
・ルース×セリ
これだけの作品を投下しました。
>>377 貴方は俺かwwww何故俺の考えがわかる?www
---
作品にはタイトルを付けていただけないでしょうか?
僭越ながら、御願い申し上げます。
>>385 更新しました。間違いがあればご指摘ください。
すみません、今やちきょこのSS書いてるんですが、ちょっと疑問に思ったことがあるので皆さんのご意見を伺おうと思います。
ズバリ、八千代ってスタイル良いと思いますか?
作中で杏子やぽぷらや伊波のスタイルについては言及されてますが、八千代についてはあまり触れられてなかったように思ったので・・・
>>378 サンクス。でも今度からもうちょっと似せずに描くwww
>>387 伊波が「スタイルいいし」と言ってるし、見た目もスタイルいいんじゃないか?
セリと同じくらいくらいと思われ。
>>388 同じく、wktkで御座います。
私もあの絵にそぐう展開の続きを頑張って書きますゆえ。
>>386 管理人さん、まとめとか整理とか色々とありがとうございます。
タイトルは
・東田×宮越 →行為後
・妊娠話の小鳥遊×伊波 →泣き虫
・もう一つの小鳥遊×伊波→二人きりの夜
・榊×妃→大人二人
・佐藤の憂鬱のカップリングに佐藤→八千代を追加して下さい
・榊×宮越→彼女のマニキュア カップリングは榊×宮越→←東田でお願いします。
・ルース×セリ→気持ち良くさせてあげる方法
これでお願いします。
正直ぶっちゃけてなんかキモイ流れ……
明日になれば正常な流れになる。多分
>>391 更新完了です。
間違い、修正して欲しいところがございましたらお申し付け下さい。
エロパロなんてキモくて当然
正常な人は立ち入り禁止ですよ
>>395 そういうもんだいではない
が、まあいいや。
佐藤×杏子キボン
おお…きょこやち書いてくれる御仁がいるのかwktk
うはwwナイスタイミングwwww
やちきょこ仕上がったんで、確認終わり次第投下します。
というわけで上げます。
杏子×八千代の百合モノです。そういったものが嫌いなかたはご遠慮下さい。
尚、今回はエロ度高い・・・と思います。
では、どうぞ。
(良いタイトルが浮かばないのでタイトル未定とさせていただきます。また後日浮かんだら書きます)
「〜♪」
小さなアパートの一室で、鼻歌を歌う女性が一人。腰に備え付けられた刀が特徴的で、品の良いスタイルに背中まで伸びた髪は枝毛の一本もあろうはずがないほどに手入れが行き届いている。
可愛い犬のワンポイントがついたエプロンをするのは、ファミリーレストランワグナリアでホールチーフを務める轟八千代その人である。
トントントントントントントン……
台所に、リズミカルな包丁の音が響く。
軽快なリズムで流れるその手つきに、危なげなところなどあろうはずもない。
「あらあら、お鍋が吹き零れちゃう。」
コンロの上では、八千代特製のシチューがコトコトと音を立てながら煮える。隠し味でチーズを加えられたそれは、なんとも良い匂いを出しいて、側によるだけで食欲がそそられる。
一人分にしては量が多いその鍋は、彼女が愛するたった一人のために捧げられる特別の手料理……
「八千代〜、飯まだか?」
待ちきれなくなったのか、その愛情を一身に受ける人物が奥から姿を現した。スラリと伸びた身長が眩しい。
「はい♪もうすぐ出来ますから少々お待ちくださいね♪」
その声の主……白藤杏子に八千代は満面の笑みで答えた。
八千代と杏子が出会ってから既に十年近く経つ、助けてもらって以来すっかり杏子の虜になった八千代は、こうして世話をするのが日課になっていた。
「さぁ、出来ましたよ♪」
程なくして、料理が出来上がる。エプロンで手を拭きながらパタパタとやってくるその姿は新妻という表現がピッタリだ。一方の杏子も、どっしりと席で構える姿は亭主関白な夫にも見える。その豊満な胸を除けば…であるが。
八千代の手によって、テーブルの上に豪華な料理が並べられる。大鍋一杯に作られたシチュー、新鮮な野菜を使って作られたサラダ、主食のパンこそ出来合いのものだが、手作りのデザートまで用意されているのは驚きの一言だ。
「頂きます。」
八千代が皿を差し出すと同時に手を付け出す杏子、食欲魔人の彼女らしい行動だった。
八千代が自分の分も盛り終わる頃には既に「おかわり」と言葉と共に、綺麗に空になった皿を差し出すのだから脅威すら感じる。
自分の分をゆっくりと食べながら、ガツガツという表現がピッタリな杏子の食べっぷりを八千代は満足げに眺めていた。
「おいしいですか?杏子さん。」
「ん?あぁ、美味いぞ。八千代は料理が上手だからな。」
口にスプーンを咥えたまま感想をもらす。ここまで食べっぷりがいいと作った方としても満足だ。
結局大鍋一杯にあったシチューはものの小一時間で杏子の胃袋に納まり、その他の料理も綺麗に胃袋に収まってしまった。
ゴクリとコップの水を飲み干し、一息つく杏子。一方の八千代は、カチャカチャと音を立てながら食器を洗っている。
「さて、風呂でも入るかな。」
テレビを見ながら買い置きのお菓子を摘み終えると、杏子はそういって立ち上がった。風呂の準備ももちろん八千代が行っていたのは言うまでもない。
「それじゃあその間私はお夜食の準備をしておきますね♪」
忙しなく働きながら八千代が言う。
「おぉ、頼む……あぁ、そうだ。今日は泊まっていくんだろ?後で背中流してくれると助かるんだが……」」
「え……」
一瞬何を言われたのか理解に苦しむ八千代。
「たまにはいいだろ?お前の背中も洗ってやるよ。んじゃ、後でな。」
八千代の脳内で理解するより先に、杏子はタオルを肩に引っ掛けて一人風呂場に向かってしまった。数刻の後、ようやっと八千代が言葉を理解すると、一気に顔が赤く染まっていった。
「え、え、え、きょ……こさ…な………」
口をパクパクと金魚のように動かしながら独り言を呟く。どうやらまだ状況が理解できていないらしい。
掃除などをしていて時間がかかると、そのまま宿泊するのも珍しくない。しかし、一緒に風呂に入るなんていうのは今まで一度もなかったことだ。
きっと何かの冗談だろう。数分かけてようやくそう思い込んだところに、追い討ちをかけるかのように杏子の声が聞こえてきた。
「おーい、まだこないのかー?」
狭い浴室から喋っているせいか、よく響いて聞こえてくる杏子の声は、再び八千代を動揺の渦へと叩き込んでいった。
「あ、あの……杏子さん?よろしいですか?」
数分後、ようやっとトリップした状態から抜け出した八千代は、浴室の前に立っていた。
既に服は脱ぎ、しっかりと体をバスタオルで巻きつけ、髪を濡らさぬようタオルで止めている。
普段なら断るかもしれない、しかし杏子の美しいボディに見惚れていた八千代にそれを直に見てみたいという願望があるのも事実だった。その葛藤の結果、欲望の方が勝ったというわけである。
杏子の了承を得ると、八千代はゆっくりとそのドアを開いた。
そこは、まるで天国のようだった。と、後の八千代は語る。
狭い浴室内にお湯を浴び艶やかな姿となったオールヌードの杏子がいる。
背中こそ向いているものの体を覆うタオルはなく、すらりと伸びた背中から下半身までが良く見える。
しっとりと濡れたその髪からは時折雫が落ち、まだまだ張りのある肌がそれを弾く。
神聖ささえ感じられるその肢体はギリシャ神話に出る女神を思わせる。それは、杏子に心酔している八千代だけではなく、全ての人間がそう思うだろう。それほどにその姿は美しかった。
八千代はその美しさを穢してしまわぬようそっと、静かに杏子の後ろに座り込んだ。緊張のせいか体がガチガチ言っているのはご愛嬌というところか。
「ん」
八千代が後ろに座るのを確認すると、杏子はさっとスポンジを差し出した。どうやらこれで洗えということらしい。
「で、では失礼します!」
不自然に大きな声を出しながら、八千代が応じる。ボディソープを良く泡立ててからゆっくりとその背中にスポンジを当て始めた。
「あの……こんな感じでいいですか?」
「ん…もうちょっと強くてもいいぞ。」
ゴシ、ゴシ、ゴシ……
湯気立つ室内に肌をこする音が響く。杏子の肌は同僚の小鳥遊に馬鹿にされるほど年をとっておらず。下手をすると自分より張りがあるのではないかと思うほどにつやつやと光っていた。
「上手いな、それじゃあ今度は前の方をやってくれるか?」
「へ…ま……前ですか!?」
流石に八千代もこれには驚く。今はギリギリ距離を置き、体が密着せぬよう腕をピンと伸ばして洗っているのだが、前を洗うとなるとこの体制では難しい。嫌でも距離を詰めて肌と肌を重ねなくてはいけない。
そうなったらただでさえ消えそうな理性が一瞬で吹き飛び、気絶してしまうだろう。普段は杏子の言うことには絶対服従だが、珍しく反対の意見を出した。
「だ、だ、ダメです。ま……前くらいは自分で洗えるでしょう?それくらいは洗ってくださいッ!」
これまた声が大きくなる。無理をしているのがバレバレな言い方だった。
「そうか?じゃあ……」
シャワーで背中を流してから八千代からスポンジを貰う杏子。自分で前を洗うのかと安心したが、そうではなかった。
「ほら、今度はお前の番だ。」
突然こちらに向き直り、とんでもないことを言い出す杏子。緊張から無警戒だった八千代は、タオルに覆われていない杏子の前部をしっかりと見てしまった。
背中動揺すらりとしていて、余分な肉など一切ついていない杏子の体。ただ一つ違うのは、クールビューティーな顔とは裏腹に豊満で美しいバストがその存在を主張していることだった。
「あ……あ……」
「どうした?早く後ろを向け。」
「は、はい!」
一刻も早く視線を反らそうと、脱兎の勢いで後ろを向く八千代。ガチガチと震える手つきだが、なんとか体に巻きつけたタオルをはずすことは出来た。
「ん……八千代は肌の手入れもきちんとしてて綺麗だな。」
やや荒々しい手つきでスポンジを動かすのは、性格ゆえか。
先ほどと違いきちんと密着して洗ってくるので、嫌でも杏子の息遣いが自分に聞こえてくる。風呂場という空間のせいで頭がボーっとしているからか、八千代は全身が性感帯になってしまったかのようにその動き一つ一つが敏感に感じられた。
「あ、あ、あ、あ……あの!も、もうそれぐらいで。」
「遠慮するな。今度は前だ。」
静止する八千代の声を押しのけ、杏子はぐるりと八千代の胴に手を回す。
「んぁ!」
スポンジが優しく八千代の下腹部をなぞる。これは一体何の拷問か、八千代は嫌でも訪れる快感に耐え続けた。
「八千代も結構着やせするタイプなのな。」
「は……い……」
息を荒くしながら八千代が答える。もはや自分が何を聞かれて何を答えているかすらわかっていないようだ。
「胸も……こんなに大きいし。」
「っっきゃう!!」
不意に杏子の手が八千代の胸を掴み、優しく揉みしだく。杏子にしてみればただ単純に触ってみたかっただけなのだろうが、不意に訪れたその快感に、八千代は軽い絶頂を迎えてしまった。
「ん?」
ビクンビクンと小刻みに震える八千代に不思議そうな顔をする杏子。が、そんなことは気にしない性格なのでそのままスポンジ体の隅々まで這わせる。
杏子のスポンジが八千代の下腹部にたどり着いた時、その部分の異変に気付く……
「?」
スポンジを離し、ゆっくりと底に指を当てる。
「お前……濡れてるのか?」
「あ……ごめんなさ……」
まるでおねしょを咎められた子供のように怯えた目をする。
「別に悪いことじゃない。お前はこういうことに免疫なさそうだからな。どれどれ……」
グチュ……グチュ……
当てた指を奥深くへと刺し込み、ゆっくりとかき回す。
「ひぃっ!!だ、ダメです杏子さん……そんなところ……ほんと…やめて……」
目にうっすらと涙を浮かべ、八千代は懇願する。ここまでくると弄ばれている気がしてしまい、不意に悲しくなってしまったのだ。
ジュプ……ジュププププ……
ゆっくりと指を引き抜くと、そこにはしっかりと八千代の愛液が染み付いていた。
「泣くな八千代……感じてしまったんだろう?年頃の女なら別に恥ずかしいことじゃない……」
指と指をつけながら、糸を引くその愛液の存在を確かめる。
チュプ……
その指を自分で舐めた杏子は一言「甘いんだな。」と感想を言うと。シャワーでゆっくりと体を流し、そのまま八千代に抱きついた。
「ふぇ……」
未だ涙の止まらない八千代は、抱きすくめられたことに気付き間抜けな声を上げる。
「可愛がって欲しいだろ?八千代……お前が一言うんと言えば、天国に連れて行ってやるぞ?」
耳元でボソボソと呟かれ、やっと自体を飲み込む。自分は今日、誘われていたのだと。
「杏子さん……なんで……」
「お前には色々世話になってる……それには本当に感謝しているんだ。だから、少しでもその気持ちを示したい……お前が望むのなら、私のやり方で…………」
八千代は続けて発せられた最後の言葉を聞き、目を見開いくことになる。それほどまでに、夢にまでみた瞬間だったのだから。
「私のやり方で…………愛してやるよ」
「んぁ…んっ……んむ…ぅ……んあああっ!!!」
お湯のはられた浴槽内で、八千代の悲鳴が響き渡る。
じゃぼん…ざばぁ……ざぶん……ちゃぽん……
狭い浴槽に、二人の女性が入っている。まず最初に入ったのは杏子、そして、その上にちょこんと八千代が座っている。
杏子に後ろから抱きすくめられた体制になっている八千代は、杏子によって丹念に愛撫されていた。
右手はしっかりと八千代の胸を揉み、時折指で乳首を挟みコリコリと弄る。
それだけでも八千代にとっては未知の快感なのに、左手はさらに快楽を与えようと八千代の膣内に入りぐちぐちとかき回している。
後ろからその様子を覗き込む杏子は時折八千代の耳たぶを甘噛みし、息を吹きかけ、愛の言葉を呟く。八千代は既に浴槽内で四度の絶頂を迎えていた。
「きょうこさん……きょうこさん……きょうこさぁん……」
甘ったるい声を出しながら、更なる高みへと上り詰める八千代。そんな八千代を、杏子は愛おしい思いで愛撫していった。
「もっと気持ちよくしてやるよ……」
そういうと杏子は八千代の脇の下から顔を出し、その豊かなバストに吸い付いた。
「ひ!あっ……あっ、ああっ!!……」
あえて厭らしい音をちゅうちゅうとたてながら乳首を吸い上げる。指が入ったままの膣内からは新たな愛液がドクドクと溢れかえってきた。
「甘くておいしいな、八千代の乳首は。」
段々と愛撫が強くなっていく。まるで八千代を食すが如く、杏子は味わっていった。
「ダメ……ダメです杏子さん……そんなにされたら……私……わたしぃ!」
「またイクのか?何度だっていいぞ。見ててやる。」
「ち……ちが………ぁ……もう…だめぇ!!」
そして、八千代は弾けた。
プシャァアア!!
一度決壊したダムは止まらない、八千代は真っ赤な顔を手で多いながら、未だ止まらぬ自分の痴態に震えていた。
「!」
これには流石の杏子も愛撫を辞め驚く。しかし、その様をじっくりと見届けると、ゆっくりと八千代を犯していた指を離し、ぎゅっと抱きしめる形になった。
「っく……ひっく……ひっく……」
八千代の涙は止まらない。ただでさえ刀を持ち、任と侠に近い思想を持ち合わせてきた八千代だ。人前で、それも愛しい杏子の前で痴態を演じてしまったことに後悔が抑え切れないのだろう。
「大丈夫だぞ、八千代。」
「っく……ひく……杏子……さん……」
「私はお前が感じている姿を見れて嬉しい。これはな、お前が感じてくれた証なんだ。私の愛撫で感じてくれたんだろう?」
ゆっくりと、子供を諭すように問いかける。八千代は黙って頷く。
「だったらいいじゃないか。これからベットでもっと八千代の恥ずかしい姿を見せてもらうんだぞ?これくらいで泣くな。な?」
涙を指で救い上げ、そっと口付ける。ゆっくりと絡められた舌の動きは、次第に八千代の悲しみを癒していった。
「さ、体を洗ったらベットに行くぞ。今度は私も気持ちよくしてもらわないとな。」
「は……はい♪」
うっすらと涙を浮かべたまま。八千代は満面の笑みで答えた。
ピチャ……ピチャ……ピチャ
それから程なくベットに移った二人は、濡れた髪を乾かすのも惜しいといわんばかりに抱き合い、何度もキスをし、現在に至る。
大胆に脚を開いた杏子の股に、八千代が顔を埋める。濃い目のヘアを掻き分け、その部分を探し当てると、八千代は何度も何度もそこに口付けをした。
「ん!……いいぞ…八千代…そう、そこに舌を入れて…んん!」
八千代がそこに舌を差し入れ、ピチャピチャと舐めると、杏子は珍しく甲高い声をあげて唸った。
「きもちいいですか?」
「あぁ、とっても気持ちいいぞ。」
同じ女性同士だからか、八千代はすぐに杏子の性感帯を探し当てると、そこを重点的に刺激し続けた。熱く熟れたクリトリスを咥え、軽く歯を立てると、杏子はそれだけで震え上がる。
愛おしい、ただ愛おしいという感情を持って、八千代は奉仕を続けていた。
先ほどとはうってかわって攻守が入れ替わったことに、八千代は満足感を覚えていた。自分が杏子に快感を与えているというその満足感は、普段パフェを作る時とは似て非なるものだった。
「ん……く……あぁ!」
八千代の頭を撫でながら、自身の胸を揉み、快感をむさぼる杏子。杏子自身も、それまでの行為とは一味違う快感に酔い始めていた。
いよいよ杏子を絶頂に導く……という段まできたとき、杏子の方からストップがかかった。
「はぁ……はぁ……今は私よりお前に……な?」
荒い息をさせながら、杏子と八千代はその体制を入れ替える。
「あ、あの……杏子さん……私……はじめてで……」
八千代に顔を埋めようとしたとき、こんな告白が聞かれた。なるほど、年中杏子と一緒にいる八千代にセックスをする機会もあるはずはない。
「そうか……はじめてなのか…」
顎に手をやりながら、なにやら思案する杏子。八千代は続く言葉を待った。
「なら、コレを使うのはやめよう。」
ベットの脇をゴソゴソと探ると、凶悪な形をしたおもちゃが現れる。
それは、杏子が自らを慰める際に使用していたバイブであった。
「処女だったら、こっちだろう。」
そのバイブを投げ捨て、再びベットの脇を探りだす。今度は何が出るのかと思い不安になるが、今度出てきたのは先ほどのよりも二周りほど小さな男性器のついたペニスバンドだった。
それをじっくりと八千代に舐めさせてから自らの腎部につけると、杏子は本当の男性のようになる。大きなソレは天を仰ぎ、八千代の目を奪う。
「八千代……最後に確認する。私でいいんだな?」
「……お願い……します。」
もう言葉はいらない。最後に大きく口付けをすると、その隙に杏子は一気に貫いたっっっ!!!
「んぁあああ!!」
痛みと、杏子と結ばれた歓喜とが入り混じる。二人の結合部からは血がトロリと一筋流れ落ち、シーツの染みを作った。
奥の奥まで差し込むのを確認すると、二人は口付けをやめ。長い間見つめあう。
八千代には未だに痛みが残っているが、それも次第に収まってきた。
「あの……動いて……ください…」
「平気なのか?」
「はい……」
それを確認すると、杏子はゆっくりと動き出す。ギシギシと軋むベットは二人の体を弾ませ、より深い結合を実現していく。
杏子のソレが出し入れされる度に結合部からは血が出てきたが、数分もするとそれもなくなり、八千代の悲鳴に悦びが混じるようになる。
「なんだ、もう感じてきたのか?」
「は、はい……杏子さんと一つになれたのが嬉しくて……痛みが飛んでいっちゃいました。」
いつものように天使の笑顔を振りまくと、杏子の顔もほころぶ。
「それじゃあ……強くするぞ。」
一度ギリギリまで引き離してから、奥へと一気に挿入する。もう先ほどのような痛みはなく、八千代には快感だけが与えられていた。
「杏子さん!杏子さん!杏子さん!!」
杏子の首筋にがっちりと捕まったまま八千代が喘ぐ。時には強弱をつけ、かき回しながら快楽をむさぼるその姿は、愛し合う男女そのものだった。
「八千代…イクか?またイクのか?」
「はい!イキます!八千代はまた…イッちゃいます!」
そんな卑語を口にしながら、八千代はその日最大の絶頂を迎える。愛する杏子のキスをもらいながら……
「あっあぁ!!」
弾ける意識、しっかりと掴んだその首筋を離さぬまま、八千代の意識は混沌の中に落ちていった。
ふと目が覚めると、あれから二時間経っていた。
八千代はしっかりと杏子に腕枕されていた。当の杏子もクークーと静かな寝息を上げている。あれからそのまま抱きしめていてくれたのだろう二人の身を覆う衣は何もなく、生まれたままの状態になっていた。
「杏子さん……ありがとうございます。」
その行為を思い返し、顔を赤らめる。今日は人生最良の日だと確信しながら、自らも眠りに落ちようとして、ふと思いとどまる。どうせなら、一度やってみたかったことをやってみよう。
八千代はしっかと抱きすくめられた杏子の腕から少し動いて、むき出しのままの形のよい杏子の乳房にそっと舌を這わす。八千代にとって恋人であり母のような存在であった杏子の乳首は、ほんのりと甘く、母のような味がした。
「おやすみなさい……杏子さん」
八千代はとくんとくんと聞こえる心臓の音と、その胸の味を子守唄にしながら、眠りに落ちていくのだった。
〜終わり〜
以上です。
なんか杏子が優しすぎるような気もしますが・・・精進します。
連投規制に引っかかるとアレなんで、次の作品は明日投下します。
では、また〜
ペース早えー
GJ!!!
超満足。サンクスgj!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに別キャラっぽい
今までで一番エロスだな。GJ!!
エロイなぁw
GJ!!!!
質問。
まとめサイトのSSで効果音などをイタリックにしているけど
あれ、逆に読みづらくしてると思う方、いますか?
正直イタリックにしなくていいかなって思ってるのですが。
>>411 こっちも仕事早えー。乙です。
自分は特に読みづらいとかはないんで、そちら様のご都合で良いんじゃないでしょうか。
タイトル その後
カップリング 河野
エロなし、未来パラレルです
414 :
その後:2006/03/01(水) 10:19:01 ID:HHYk+YX5
中学を卒業したあとの十数年間に色々な事があった。
当時は実に忙しく、めまぐるしく回る時間の中で気づかなかった。
当然のようにそこにあった日々の中ではゆっくりと感慨に浸れる時間などないに等しかった。
でもたまに突然、あの頃の自分達と同じくらいの子供を見た瞬間とかに、ぽかりと思い出すことがあった。
──昔はよかった──年寄りみたいなことは言わない、心の中の奥底に留めとくだけにしとく。
ただ、もう二度と交わることのないそれぞれの人生を想った。
もし、交わったとしてもあの頃のようには戻れない。
頭の中に残る一番の事は高校入学直後にバイトを始め、そこで多くの人と出会い、かけがいのない時間を過ごしたことだ。
タイミングがよかった。
自分も彼、彼女達は各々のが学ぶべき所を卒業したり、各々の事情で止めて行ったから、特に。
同じ年のやつもいれば違う年のやつもいて、違う場所で生まれ、違うものを目指してたやつらが同じ時間を共有した。
それが奇跡に近いことだと知ったのは、社会に出て挫折を知り、今までの子供だった自分に別れを告げなければならなかった時だ。
親友とも言えたやつが自分の隣りから去って行った。
俺達が21の時に足立がバイトを止めて、実家の寿司屋を継ぐ為に修行を初めてからしばらくして、
バイト仲間が一緒になって店に行ったらしい。
俺は照れ臭くて結局、店には行かなかったから寿司屋をしている足立に会うことはなかった。
最後に足立を見たのは、話をしたのはいつだったかと、遠い記憶をたどる。
見たのは多分、偶然街中で見かけた時だったと思う。話したのは足立の結婚式だっと思う。なんてことない内容を話した。
あれから幾つか色んな噂を聞いた、子供が生まれたとかそんなのだ。本当なのか、どうか確かめてないから分からない。
俺の記憶の中の足立は、白い衣装で照れ臭そうに恋人の隣りに立ってたあの時のままだ。
ミリっちは大人になった足立を知っていた。
高校を出てからミリっちは、あの時のメンバーが少しづつ店から居なくなっていったことに寂しさを覚えたのか、足立の店によく行ったらしい。
だからなのか、足立とその恋人が二人で会っているのを教えてくれた。
足立と村っち、二人の人生は、深く絡みつき交わった。それは喜ばしいことだと思う。
ミリっちの話によると、村っちは幸せそうだったとのこと。
俺はあの二人が傷つかずに寄り添いながら道を歩めることを願う。
415 :
その後:2006/03/01(水) 10:20:59 ID:HHYk+YX5
足立が結婚すると知ったのは俺が大学を卒業する冬だった。
村っちと足立は二人でかつての仲間に報告した。
そしてささやかながら、高校生組みの高校卒業、俺と村っちの大学卒業記念を兼ねて店でお祝いをした。
あの時はみんなが笑っていた、心の底から二人が一緒になることが嬉しかったんだろう。
でも、俺はただ黙って足立を見ていた。
ぼんやり考えていた、俺はまるで眠っているようだと。
変わりゆく日々が好きになれないと気づいたんだ。
ぼんやりと昔を懐かしんでいた。
これから述べるのは俺の人生が一番色づき、咲いたあとのこと、流れゆく日々の先にあったこと。
ミリっちから聞いたこともあれば、自分で聞いたこともある。
あの苦労人は高校時代からの友人と結婚した。妹のように小さな頃から知ってる女の子と一悶着あったと聞いた。
その子は店長の結婚相手をとても慕ってたらしい。
俺と同じ年齢だったが未婚の母親だった人は青髪の男と歩いてた。
いつも元気で活発で少し料理が下手だった彼女は今度、母親になるらしい。
父親が誰なのかは明白だった。
幼馴染の男の子が好きだった彼女は素直になって思いを告げたらしい。
日本で生まれ育ってなかったせいか日本語が下手だった彼は父親のもとで働き始めたから、日本にいないらしい。
ミリっちの親友で、片思いをしてた彼女は小学校の先生をしてるらしい。
彼女についてはよくミリっちから話を聞く。
きっと、あの小さな女の子はこれからかけがいのない時間をつぼみに花咲かすんだろう。
日陰から日なたに出した花のように。
188氏のようなアダルティーな作品はGJ!!!
>>411 読みやすいと思うのでイタリックでお願いします。
誰が誰かしばらく悩んだ。
が、それはそれとして面白かった。GJ!!
>>416 GJ!!!!
こういったほのぼのとした作品も良いですね。
イタリックで良いとのことなのでイタリックにしますね。
何処までが効果音と位置づけて良いのかちょっと疑問だけどそこは適当に編集しますね。
職人GJ!!&まとめの中の人乙!!
ふと不安になるのだがこのスレ5〜6人ぐらいしかいないんジャマイカ?
>>416,419
GJ!!!!!!あんど乙!
>>420 ROMもいるだろうからもっといるのでは?
>>419 乙。相変わらず仕事が早いです。
エロ目的よりも大人な匂いがするSSが好きでその一環で肉体関係の描写があるみたいな、
そんなSSが好きなんだけど、他にもそんな人いる?
>>長い人氏
グジョーブ。
河野って実はそんなキャラなんじゃないかって思うなあ……
>>188氏
エロエログジョーブ。
ところで読んでる最中に思ったけど……原作での白ちゃんの性体験はどの程度なんだろ。
28で経験無いのもおかしいからなぁ。
榊と付き合ってないけどなんとなくやってそうな気もする。
あー、188ッス、予告通り上げようと思ったんですが、修正がおっつかないのでちょっと後日になりそうです。
予告しておきながらすみません。
>>416 GJ!
河野は表で明るくて裏で色々考えてそうなキャラかなって思ってたんでかなりぐっと来ました。
>>426 一応俺は榊(あるいは他の昔なじみ)と経験済みって認識でいます。
いくらなんでもはじめてってこともないだろうし、かといって数多いとも思えないし…
職人さんがお休みになられた。
投稿するならイマノウチ
……今までに比べれば微エロ位にはなっていると思います。
「それじゃ、いきますよ」
「……う、うん」
そっと、彼女の肩を抱き寄せる。
指先が触れた瞬間に、ビクッ、と大きく反応がある。
触れた感触から彼女がとても緊張し、硬直しているのがわかる。
顔を見れば、彼女はこれ以上無いというくらいに赤くなっている。
そのまま、俺は彼女の唇へと口を寄せる。
視界の端に映るのは、彼女を拘束する金属の環。
我ながら、想像もしていなかった。
まさか、自分より年上の女性と付き合うことになるとは……。
日頃、姉達の相手をするたびにああいうのとは係わり合いにならないように、と思っていたんだけれど。
あの日の告白は、俺にとって青天の霹靂そのものだった。
いつものようにバイトをし、いつものように彼女に殴られる。
俺は年上の女が苦手で、彼女は男が苦手。交わることの無い平行線。
そんな日常の中で、彼女の中での俺が変わっていっていたなんて思いもしなかった。
そして何よりも彼女の申し出に……。
チャリッ
一瞬の思索を、小さな金属音が遮る。
「ね、どうしたの?」
彼女は目を閉じ、待っている。
ヒュウッと吹く風が、少し寒い。
ここは、あの告白をされた公園。あの日から、バイトのシフトが重なった日にはいつも二人で寄るようになった。
いつもは、少しの間お互いに家であったこと、学校であったことなんかを話すだけ。
けれど、今日はさらに一歩踏み出すことを約束して来たのだった。
「いえ、俺達二人ここでこうしてるなんて不思議だな、って思って」
「どういうこと?」
彼女は目を開き、少し緊張を解いて聞いてくる。
「だってそうじゃないですか、あんなに男を怖がっていた人がこうして大人しくしてるなんて」
「そ、それは昔から男の人は怖いって教えられてきたからで……
それに、そんな事言うんなら」
「そうですね、俺の趣味も人のことは言えません」
と、彼女を抱いていた手を下ろす。
「その、さ、今更聞くのもなんなんだけど」
彼女がこちらを見上げて聞いてくる。
「どうして私の告白受け入れてくれたの?
その、私みたいなのは苦手なんだと思ってたんだけど」
「確かにそうでしたよ
正直なところ、告白される瞬間まで思ってもませんでしたから
更に言うなら手錠を付けてくれだなんて」
「えええ、ひどい……」
彼女はちょっと目を伏せて、うなだれる。ちょっと言い過ぎたか?
「でもまぁ、正直なところあの告白の瞬間、綺麗だって思いましたから」
「え」
彼女が驚いて顔を上げた瞬間、下ろしていた手をあげ彼女を強く抱き寄せる。
さっきよりずっと緊張が解けた体は、充分に女性を感じさせるもので……
俺はそのままキスをした。
「……んぅ!……んん!……」
一瞬の間を置き、彼女が驚き身悶えをする。
チャリッ、ジャキッと幾度も金属の擦れる音がする。
再び彼女の体が強張る、しかし俺はそのままキスを続けた。
ギチッギチッと金属音が低くなり始めた。
さすがに、最初はこれくらいかもしれない。
「やっぱり、まだ体が反応しちゃうみたいですね」
「…………」
キスを終えても彼女は放心しているようでぼんやりこちらを見上げていた。
「じっくり付き合っていきましょう
時間はいくらでもあるんですから」
もう一度、今度はキスをせずに深く彼女を抱きしめる。
「それで、いつかきちんと二人で抱き合いましょう、ね」
彼女の笑顔はやっぱり美しい。
とまぁ、また本番が書けないわけですが。
他のお二人のハイペースハイクオリティを見習いたい……
あと、言い訳じみてしまいますが、
>>423みたいの私も好きです。
一応前回の続きということで、流石に勢いでOKしましたじゃ不味かろうと思ってこのような形となりました。
軌道修正しようとしたおかげで、ちょっとキャラが違う感じもしますがご容赦を。
最初、両手を封じられたためにカポエィラをマスターする、という構想をしていたのは秘密だ。
>>434 GJ!!!!!
(・∀・)イイヨイイヨ〜
伊波さん可愛いよ〜
カポエィラは……wwwwww
>>423 大人な匂いはうろんキャラに合わないと思う
かたなし×いなみんは大概
かたなしがあっさりと病気克服してんのな。
12歳以上OKのタカナシや男に触れても平気な伊波なんて・・・
二人とも、性欲処理どうしてるんだろ・・・
女はまったくしない人もいるそうだが、男は溜まるしなぁ
夢精だったりしてな
そこで梢姉さんですよ
>>440 夢精だとしても、夢の中では相手がいるわけで。
もしや、いなみのようにタカナシも「なんでこいつにこんなこと」って夢を見てたりするのかもしれない。
タカナシは赤ちゃんはコウノトリが運んでくれるとか言う奴だぞ。
16歳ならまだ性知識がまったくない可能性だってあるさ!
それならまったくオナニーしてなくたって不自然ではない。
俺が実例だしなー…。
コウノトリ云々はそう思い込もうとしてるだけで、多分小鳥遊は全部知ってると思いますよ。
結局、誰を想像してるんだろうな・・・ポプラとかかな・・・
父親が娘想像してするわけないじゃん
>>435,437,438
感想ありがとうございました。
自分としては、伊波は幼少の時の刷り込みで体が反射的に反応するだけで、
男が嫌いなわけではないと思っておりました。前号あたりでは我慢もできるようになっていたみたいですし。
小鳥遊の方は某森カズフサのようなペドフィリアというわけでもなさそうで、
一般的な恋愛感情を抱く対象(同年齢の女子)を、単純に12歳というボーダーで区切って見ているようなので、
もしアタックされたら、ということを考えて書きました。
以上言い訳でした。お見苦しくて申し訳ありません。
>>445 確かに・・・じゃあ誰だろう・・・・・・
っと、遅れてすみません、作品投下しますが、例によって注意事項を
今回はいつもと違い凌辱ものです。今回はさほど酷い描写はありませんが、女の子が可哀想なのは変わりません。
凌辱が嫌い、キャラクターのイメージが崩れる、といって見たくないという方は”DoNotDisturb”をNGワード指定してください。 (別スレでこんな対処法があったんでマネてみました。)
ちなみに今回のカップリングは、ソルガソシア「表」ヒシン×リリザです。
では。
サーカス団のテントの奥深く、誰も立ち寄らないような忘れられた物置で、ソレは行われていた。
「ほらほら、もっとしっかり腰を振ってよ。」
パン パン パン パン
肉と肉がぶつかり、絡み合う音。それは行為中に発せられる淫らな香りと相成って、より一層の厭らしさを醸し出していた。
「ほら、今度は口がお留守になってる。だめだよ?ちゃんとしゃぶってくれないと。」
「んぐぅ…ん…ぢゅぶ…うぅ…ん……ふぁ…ぷは………」
「そうそう、そうやって言うことを聞けばいいんだよ。そうすればキチンとイカせてあげるんだからね……リリザちゃん」
テントの奥のさらに奥、その物置で繰り広げられる痴態の主は、団長ナサヤの妹リリザだった。対する男優の名はソルガとソシア、団長の息子で、リリザにとって甥にあたる無垢な少年に、リリザは犯されていたのである。
「ほら、イクからしっかり飲むんだ…よっと!」
ビクリ! ソシアのモノを含んでいたリリザの口から白い液体が零れ落ちる。自らの姿が悲しいのか、リリザは吐き出された精液を必死に飲み干しながらうっすらと涙を浮かべた。
「よし…こっちもイクよ〜」
後ろからソルガの声がする。後ろから突き上げていたソルガが大きく突き上げると、リリザもまた細かく震える。膣内に出された精液により、絶頂を迎えているようだった。
「ハハハ、出されながらイッちゃったんだ。リリザちゃんはホントに淫乱だなぁ。」
後始末もせずリリザを床に転がして、その光景を眺めながらソルガが言う。
「そりゃそうだよ。今日だってここに来たときからもうビショビショに濡れてるんだしさ。生粋の変態なんだよね。リリザちゃんは…」
ソシアは情事の後の一服といわんばかりにジュースを一気に飲み干すと、天使のような笑顔を浮かべてそう言った。
「う…うう……」
一方、凌辱された相手であるリリザは、体中に精液を張り付かせながら身動き一つとれずにただただ涙を流していた。
「でもさぁ、やっぱりリリザちゃんを犯すのは気分がいいよな。」
「そうそう、感度も良いし、呼べば応えてくれるし。こんな良い雌奴隷はいないよね。」
「きっと前の団長に躾けられたんだぜ。」
「爺ちゃんに?ははは、リリザちゃんくらい淫乱ならあるかもしれないね。」
実際にはそんなことはなく、リリザの処女を奪ったのも他ならぬ双子自身なのだが、あえて羞恥心を与えるために大声で言う。当のリリザはただただ涙を流すばかりだった。
「ちぇ…泣いてるだけじゃつまんないな。虐め甲斐がないよ。」
「そんなこと言うなよ。今日はこれからもっと楽しめることをするんだから。ねぇ…リリザちゃん……」
そう言って見下ろす双子の目は、変わらぬ天使の眼差しであった。ただし、その笑顔の後ろに隠れる素顔を誰も知らない…
そもそもリリザが犯されるようになったのは、いつもの虐めが原因だった。
はじめは悪ノリで、はさみで衣服を切断するというものだった。軽く数センチ切れ込みを入れたところで止めるつもりだったが、運悪く深く切ってしまい、リリザの真っ白な乳房が露出してしまった。
子供は無邪気なものである。その出来事をきっかけに目覚めた性への興味はそのままリリザへと向かっていき、軽い愛撫からフェラチオ、69とステップアップしていき、一週間もたたないうちにリリザは処女を奪われた。
父親であるグランの持つ巨大な男根と、母親であるナサヤの持つ華麗なる手練手管を受け継いだ双子は、見る見るうちにありとあらゆる凌辱を覚え、リリザに恥辱を覚えさせ続けた。
はじめこそはやめてくれと懇願したものの、長年虐められ続けた精神は覆せず、幼子とはいえ二人がかりで取り押さえられてしまったリリザは抵抗することも出来ずにその体を汚していった。
そして今宵、双子は新たなる刺激を求め、リリザを再び凌辱の海へと落として行く……………
「クシュン!」
団員にあてがわれた小さな自室で、ナイフ投げ見習いのヒシンは小さくクシャミをした。
季節はもう秋になろうとしている。夜になれば冷え込みが厳しくなる一方だった。ヒシンもそう思ったのか、ゴソゴソと毛布を漁り、ベットにもぐりこんだ。
今夜は月が綺麗な夜である。ともなれば、そろそろ例のアレがはじまる。ヒシンはそう考えていた。
「ん……ぁ…アレスゥ………」
壁を通してわずかに、耳を凝らさなければ聞こえないほどのほんのわずかに小さな声が響いてきた。
ソレに気付いたのは、今から半月ほど前だった。夜中にトイレに行くために起きたヒシンは、偶然アレスとリナカのセックスを目撃してしまったのである。
それまでヒシンが気付かなかったのは鈍感だったからといってもいいだろう。事実他の団員は大体気付いており、それでも触れないでいるのが暗黙の了解だったのだから。
ともかく、それは思春期にあるヒシンにとって刺激が強すぎた。その日、ヒシンは生まれて初めて自慰行為というものを覚える。
その時に浮かべたのは、セリアーやリナカといった他の魅力的な女性ではなく、何故かリリザの姿であった。
華奢な体に控えめの目つき、彼女を抱きしめることが出来たらどれだけいいだろう。ヒシンはそう思いながら行為に没頭していった。
今日も、そのリナカの声を聞きながら、ヒシンは自らを慰めるための行為を行おうとしていた。
コンコン
ちょうどその時、部屋の戸を叩く音が聞こえた。行おうとしていた行為が行為なだけに、ヒシンはビクっと飛びのいたが、すぐに平常心に戻ると、ドアを開けて来訪者を確認した。
「あの……こんばんは……」
「あ……妹さん……」
ドアの前に立っていたのは、今自身がまさに自慰行為の対象にしようとしていた相手、リリザであった。今日は珍しく箱に入っておらず、防寒対策なのか、厚手のロングコートを羽織っていた。
「あの……ちょっと…おはなしが…あって……」
いつものようにオドオドしながら、伏せ目がちに尋ねる。
「あ…なんですか? そうだ、そんな廊下じゃ寒いでしょうから中に入って…」
多少の気恥ずかしさもあり、ヒシンは多少どもりながらだが、なんとかそう口にすることが出来た。
「あ…いえ……その……ちょっとこっちまで来て欲しいんです……」
真っ赤な顔をしてうつむいたままのリリザが、搾り出すようにそう告げる。
ヒシンは何がなんだかわからないという顔だが、とりあえずリリザについて行くことにした。
「あの、どこまで行くんですか?こっちは団員の方も滅多に来ないところですよね?」
「も、もうちょっとこっちです……」
リリザはしっかりとヒシンの手を握り、テントの奥の奥へと導いた。手を握られたヒシンも、心なしか顔を赤くしている。
スタスタスタ……ピタッ
リリザの足が止まる。ヒシンはどこをどう歩いてきたかは覚えておらず、中に入るまでそこが物置だとは気付かなかった。
「こ、こんなところ……あったんだ……今まで気付かなかったな……」
ヒシンが辺りを見渡してキョロキョロしていると、リリザは突然こちらを振り向き、シュルリ…と、ロングコートの紐をほどき始めた。
「ヒシン……くん………見て……」
ハッ…と、思わずヒシンは息を呑む、何故ならそう…リリザのコートの下には何も身に着けていなかったのだから。
いや、何も身に着けていなかったのではない、正確にはそのリリザの真っ白い肌には無数の縄が這っており、その小さな胸は縄でしっかりと絞り上げられ、わずかな膨らみを作っている。
下半身に目をやれば、その陰部には縄がしっかりと食い込んでおり、羞恥からか息苦しさからか、息を荒げ顔を真っ赤に染め上げるている。
「い、妹さん……何を……」
「私は……こんな格好をして喜んでいる淫乱女なの……だからお願い…ヒシン君……私を抱いて……」
所々言葉を詰まらせながら、リリザは一歩一歩ヒシンに近づいていく。ヒシンはまるで蛇ににらまれたカエルが如く、身動きをとれずにいた。
「あ…あ……」
「素敵……私を見て興奮してくれたのね……」
ヒシンの目の前にきてひざまずくと、リリザはヒシンの強張りにうっとりとする。先ほど自慰行為をしようとしていたヒシンは、その美しい肢体によって興奮していたのである。
「だ…ダメです…妹さ…ぁ!」
慣れた手つきでヒシンのズボンを下ろし、ペニスを引っ張り出すと、リリザは一層とろけた目をしながらそのペニスを口に含んだ。「ん…ちゅ…ぢゅぶ…っぷ…もごぉ…んぁ…」
「あぁ!!い、妹さ…ダメです………そんなされたら!!」
瞬間、リリザの口内で、ヒシン自身が大きく弾ける。ここ数日は出していなかったからか、熱く濃い液体がリリザの口を満たしていった。
「んぐ!! ん…ちゅ……ごくっごくっごくっ……」
吐き出された精液を慣れた様子で丁寧に飲み込んでいく。全て飲み干した後、残った精液を吸い取ろうと大きく吸い上げると、その快楽で再びヒシンのモノは大きく膨れ上がっていった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
肝心のヒシンは目も虚ろといった感じで、だらしなく涎をたらしながら黙ってその様子を見つめていた。今夜起こったことは何もかも刺激が強すぎたのだ。無理はないだろう。
「また……おっきくなってます……」
ちゅぷり……ゆっくりとペニスから顔を離すと、リリザはにっこりと微笑んだ。
「い、妹さん……俺…」
「わかってます……挿れたいんでしょう?」
それだけ言うとリリザは自らを縛り付ける縄を少しずらし、陰部をヒシンの目の当たりにする。既に熱く潤んだその秘裂からははしたなくも愛液がにじみ溢れていた。
「ヒシンさま……リリザはあなたのペニスを咥えただけでこんなにも熱く濡れてしまいました……どうか……その熱く逞しいペニスで、私を貫いてください……」
自らの指で秘裂を開き、懇願するリリザ。その目には光は無く、あるのはただ淫らな行為を望む黒い感情のみ……
ヒシンはその言葉を最後まで聞くと、プツン……と何かが切れた。
「い、妹さん!!」
ガバッ!!!
自らを曝け出すリリザの脚を強引に開き、その穴に挿入しようと試みる。しかし焦っているのか上手く入らない。
「あ、慌てないで下さい……こ、ココですから…」
リリザは自らの手でペニスを秘裂に導き、手助けをする。そのおかげで、今度はヌルリと奥へ突き刺さった。
「あぁ!!」
挿入の快感で絶頂を迎えるリリザ。対するヒシンは、獣のように滅茶苦茶に腰を突き動かしていた。
「あ! あ! あ! もっと…深くきて下さい!! あ、そこ!!もっとぉ!!」
激しく続くピストン運動、ペニスが出し入れされる度、リリザの秘裂からは愛液が溢れ、それがより一層二人を燃え上がらせていった。
「妹さん……俺…おれぇ…!!」
再び絶頂を迎えそうなのか、ヒシンは大きく叫んだ。
「あん! あぁ! ひ…しん…クン……私も……あぁ!!………イッちゃいます……きて…一緒にきてぇ!!!」
その懇願を最後に、ヒシンが一番奥深くまで突き入れる。
びく…びゅるるる……どく……どくん……
「アアアアアッッッッ────!!」
リリザもまた、ヒシンにしっかりと抱きついたまま、今まで味わったことがないほどの絶頂を迎えていった………
数時間後、長時間に及ぶ行為を終えたヒシンはぐったりと力尽き、気絶していた。
リリザは、体中にこびりついた精液をタオルで拭いながら、横に眠る男性を愛おしそうに見つめていた。
「やぁ、上出来だったよリリザちゃん。」
パチパチパチ、奥から拍手をしながら灰色の髪の子供達が姿を現した。リリザはヒィッ、と悲鳴を上げるとゆっくりと後ずさる。
「そんなに怯えなくてもいいじゃないか。師匠にはあれだけ優しくしてあげてたのに…」
「そうそう、俺達にもあれだけ優しくしてくれればいいのにねぇ。」
意地悪そうな笑顔で二人が話す。
「しかし、師匠もここまで乗ってくれるとは思わなかったよ。ま、単純なおかげで計画が上手く運べるってもんだけどね。」
気絶するヒシンの前にきて、ソルガがしゃがみこむ。満足そうに眠るその男に、ソルガはゆっくりと包帯を目に巻きつけた。
「さよなら、表の師匠……もう二度と表のアンタに会うことはないだろうけど、お人よしだったアンタも結構尊敬してたんだよ。」
「最後の思い出にリリザちゃんを抱かせてあげたんだから、感謝して欲しいよね。」
グルグルと目に包帯を巻きつけ、取れないようにしっかりと縫い付ける。もう表の彼が出てしまわないように……
双子が考えた悪魔の脚本、それはこのサーカス団…否、この街にいる美女全てを自らの性奴隷とすること。
それには子供である自分達ではどうにも困難な道のりであり、どうしても大人の手助けが必要であった。
そこで彼等はリリザを使いヒシンを誘惑させ、セックスさせることを思いついた。案の定リリザの体に溺れたヒシンは力尽き、ぐったりと倒れこむ。そして包帯で目を隠し二度と表が出て来れないようにしてから裏のヒシンに協力を要請するというものであった。
勝算はあった。裏のヒシンも表同様リリザに好意を持っていたし、レイプしたいと思う願望もあった。元々切り裂き魔としての人格を持つ裏のヒシンならば全女性を性奴隷にするという提案ほど魅力的なものはないと確信していたのである。
そして、その計画は上手くいった。
「なるほど、この街の女性を全部ね…それはあのバカ女や変態ウサギ女もなのか?」
「セリちゃんは一番最後かな…ルース兄の監視が厳しいし、爪を誤ったらホントに殺されちゃうからね。」
「ほぅ、ガキだと思ったら相当な知略家だな、一度あの銀髪女は犯してみたいと思ってたんだ。」
「それは僕達も一緒だよ。大人しいセリちゃんが僕達の手で淫らに喜ぶ姿……考えただけでゾクゾクする。でも…まだ早い…」
「手始めにピンクの姉ちゃんかな……力は強いけど馬鹿だからやり方次第ですぐ落ちると思うよ。」
クスクスと笑いながら双子が話す。
「あっと、その前に師匠にはやってもらわなきゃいけないことがあるんだ。表の人格を完全に封印して、包帯無しでも外を歩けるようにしてもらわないと……」
「包帯をしたまま外を歩いてたらみんな警戒するからね。出来る?」
「ったりめーだろ…こんな面白い祭りに参加できるんだ。表にゃ悪いが当分おねんねしててもらうぜ……だが、慣れるまで最低3日はいるかな……」
「じゃあ早めに慣れてね。皆には適当に言いくるめておくから慣れるまで師匠はここに隠れててよ。リリザちゃん置いていくから好きに犯しててもらっていいし。」
突然話を振られ、リリザは目を見開いた。
「傷はつけてもいいけど殺しちゃダメだよ?貴重な性奴隷だからね。」
「わかってるよ。傷もつけねぇ…変に傷をつけて表の俺が騒ぎだしたら厄介だしな。」
「それじゃ…そういうことで…また明日様子を見にくるよ。それじゃあね。」
スタッと立ち上がると、二人は天使の笑顔に戻り外へ向かっていった。
「全ての女を性奴隷に……面白そうなことを考えやがる……」
一人ニヤリと笑うと、ヒシンはさてと…と言ってからリリザの方へと向き合った。
「表の俺は満足させてもらったがな……裏の俺はまだなんだ…計画発動の前祝だ……たっぷり楽しませてくれよ。」
リリザは嫌、嫌と涙を流しながら後ずさる。しかしそれが無駄な抵抗であることはリリザ自身がよくわかっており、運命なのだと諦めていた。
夜はまだ始まったばかりである……
〜続く〜
以上です。
凌辱系書いたの初めてなんでいつも以上に苦戦しました。
一応続き物でして、このあとエリカ→シンヤ→ナサヤ→リナカ→ハル→サズ→セリ・・・と、続く予定ではいます(構想では)
ただ最近モチベーションが低下しているのか執筆速度が落ちているので、いつになるかはわかりませんが・・・
次は口直しにエロ度低め(というか無し)の純愛で適当なカップリング(シュガー→やち?)でも書いてみようと思います。
では・・・また。
>>302様
遅ればせながら拝見しました。
手錠キスかなり良いッス。
心は通じあっていても未だ男を怖がってしまう伊波の肉体との関連がグッときました。
本編の通り、ゆっくり愛をはぐくんで欲しいものです。
GJ!!
>>188様
GJ!!
うわぁ、すごくエロいです。
幼い双子、そして二重人格者の張る罠。すごいゾクゾクくるシチュです。
…ごく個人的な要望なんですが、188様の書くMCモノが読みたいです。
>>188氏GJ!!
個人的にはサズ編が楽しみ。
レズの女が男に犯されるってシチュが……
>>427 >>28で経験無いのもおかしいからなぁ
おまえは今、日本中の魔法使い達を敵に回した。
>>453 つうかペースが早すぎwwww
モチ低下しすぎて書いてもらえなくなるのはサビシスだから
のんびり書いてくれ。
>>454 ありがとうございます。
要望があったんで書こうと思ったんですがMC物ってなんでしょうか?
マインドコントロール?(無知ですみません。
>>455 とりあえずシンヤ編までのプロットは考えてあるんですが…ご期待に沿えるように頑張ります。
なんかネタに詰まってきたんでリクエストを募集してみるテスト
>>457 あ、それ(催眠術とか)で合ってます。
今回の筆致でそのジャンルだと凄くハマりそうだったもので。
スレ趣旨とは違った個人の趣味ですいません。
>>434 GJ!!!!
ゆったりとした良い作品ですね。
こういった作品大好きです。
>>PBBSにこの話の絵を投下した方
このSSのページに絵を貼らせて頂きました。
もし、不都合がある場合は申しつけ下さい。
>>453 超エロスwww
それにしてもペース本当に早いですねぇ。
俺も見習いたい・・・
これで執筆ペースが落ちてるなんて…
続編、まったりと待っております。
12歳犯すか普通
>>460 まとめサイトの更新乙です。
遅ればせながらタイトルの件ですが、宮越×東田を「チョコの効力」
伊波×小鳥遊の一つ目を「彼女の選択」
二つ目を「彼の選択」
それと、我侭ですみませんが一つ目と二つ目では時間経過と視点の変化があるので、
できればページを分けて頂けないでしょうか?
それと、改めましてあの絵を書いてくださった方にGJ!!
>>460 >>PBBSにこの話の絵を投下した方
貼ってもいいんですが、また何かあったら消してくださいw
>>188氏
え、エロス……!!
最近ほぼ毎日何か投下されてるんで、まったりと書いて下さい。
といいつつ俺も188氏のルーセリが見たい気がする。
エロパロだからこそやっちゃうとこが見たい。
>>462 更新しておきましたが、如何でしょう?
>>463 ご快諾、ありがとうございます!
何かあれば……何も無ければいいのですが。。。
>>464 あとえらく遅れたが勝手に描いてスマソ・・・
467 :
464:2006/03/03(金) 01:58:34 ID:PFIZAdNv
>>466 謝らないでくださいw
こんなに素晴らしい絵を描いて頂いて感謝してます!
エロパロ板だしなぁw
嫌ならNG指定でもしとけ。
宮越×東田を投下します。
タイトルは行為前
東田×宮越の行為後を読んだ後に読んでもらうと嬉しい。
471 :
行為前:2006/03/03(金) 14:18:15 ID:DM0hGbaf
「東田ーー、起きないのかー?」
酔っ払いの介抱ってどうやれば良いんだ?
足立に村主や妃は帰りやがったし、河野はおかんと茶しばいてるし、つーか元々河野は当てにならないし。
おかんも東田を連れてきたら、なんか知らんけど喜んでて不愉快だ。
嫁がどうとか、なんとか言ってた。
……嫁?
確か11月頃に言ってたあの事か?
おかん、あれ本気だったのか?
そう言えば、正月に東田ん家に料理持って行かされたな。
もしかしてあれは私の東田家への嫁入り計画なのか?
……まさかな。
だって、それは当人の意思の問題で、東田の意思も尊重されるはず…
でも、あの東田の家族って結構適当にそこらへん決めそうなんだけど。
もしかして私の嫁入りって本気なのか?
……深く考えるのはやめよう。
「東田ーーーー。おーい」
「zzzz」
変な事を考えてしまうし、とりあえず、もう一度呼んでみた。
でも反応がねーーー。
仕方ない、寝かせとくか。
やる事ないから、風呂に行ったけどまだ起きないし。
もしかして一晩中、東田が私のベットを使うのか?
男にベット使わすなんて初めてだぞ。
そういえば、客間は河野が使うし、おかんの部屋にも予備の布団とかないな。
つー事は私は東田と寝なくちゃいけないのか?
問題ないのか?だってお互い年頃の男女だぜ。
でも、河野もおかんもそんな事気にすんなみたいな事しか言わなそうだ。
472 :
行為前:2006/03/03(金) 14:19:03 ID:DM0hGbaf
「うー、暇だー。やる事がねー」
ぺちぺちと東田の顔を叩いてみる。けど反応がねーし。
うん、そういやあ、結構東田って顔いいよな。
「………」
いつも無愛想だけど、なんだかんだいって…私の事かまってくれるし…。
こいつも見下す目を止めれば私も……いやいや、だってあの東田だぜ!…間違ってもそんな事あるわけが…
「………」
「う〜ん、宮越さん…」
「えええっ何だ?」
「zzzz」
ああ、寝言か。てっきり私が東田が見てたのに気づい…えっ、何で私が東田を見てるんだよ!?
もしかして私は……
──コンコン──
「宮越さん。俺、もう他の部屋で寝るから、東田君好きにして良いからね。じゃあ、あとヨロシクゥゥ!!」
「ちょっ!!待てよ!!」
返事は無かった。
河野の突然の来訪で驚いたのか、東田の側に居た私は体勢を崩して、東田の体にくっついてるし…
なんか知らんが顔が熱いし、熱でもあんのか?
ちょっと考えてみろよ、なんで東田のせいでここまでうろたえなくちゃいけないんだよ?
……もしかして私は東田の事が……
その時、河野の言葉が思い出された『東田君好きにして良いからね』
好きにして良いってなんだよ?
何をすれば良いんだよ?
そもそもなんでみんなして東田を私に押し付けるんだよ?
そういえば何で寝言で私を呼ぶんだよ?
色んな事を考えながら東田をただ見つめていた。
─ドクンドクン─
気づいたら東田にキスをしていた。
そしてある事に気づいた。ああ、私は多分東田の事が好きなんだと。
いや、ずっと前から気づいてて、今は認めただけなのかもしれない。
そんな考えに至ってからの行動は早かった。
東田の服を脱がせ、自分も裸になった。
またキスをする。
寝てるやつにこういう事するのはちょっと卑怯かな?
でも、今はしたいから、しょうがないよな。
うん、しょうがない。
自問自答を繰り返しながら行為を進める。
自分も酒が入ってるせいなのか東田が欲しくなった。
東田を抱きしめる。
そして東田が更に愛おしく思える。
473 :
行為前:2006/03/03(金) 14:20:03 ID:DM0hGbaf
ああ、意外とたくましいんだな。ごつごつしてて男って固いんだ。
おとんが別居してて男の体はよく知らないけどこんな感じなんだ。
つい、胸板に頬ずりしちまう。
うん?何か固いもんが当たるんだけど…
コレって…噂では聞いてたけど、こんなに大きくなるんだ。
もしかして私が裸で東田に触れてるからなのかな?
少し触ってみよう。
うん、なんだよ、コレ?変な感触だな…
男っていつもコレを…ほら…あれしてんのか?
もしかして東田が私を想像してあれしてたりするのかな?
はっ!?
なんかさっきより大きくなってるんですけど。
コレどうなってんの?
どんな仕組みなの?
えっ、もしかして私のせい?
もしかしなくても私のせい?
…………。
あそこがむずむずする。
そして、自分で自分を掻き乱す。
東田って私の事をどう思ってるんだろ?
なんか東田の事を考えるだけで、濡れてあふれてしまう。
もう我慢できない。
くちゅ。
なんか上手く入ってるのか不安だけど、初めてで血が出てるからこれであってんだよな。
痛い。でも少し気持ち良い。
474 :
行為前:2006/03/03(金) 14:21:11 ID:DM0hGbaf
騎乗位の体勢でゆっくりと腰を動かす。
東田も寝ながらだけど気持ち良いのかな?
夢の中で私としていたりするのかな?
うう、なんだか頭が割れそうだ。
ハァハァ、なんか視界がぼやけてくる。
「あぁ、くっ」
知らないうちに声がでてしまっている。
これが噂に聞いた喘ぎ声なんだ。
私は経験ないけど東田はどうなんだろ?でも東田今までに女の子と付き合った事なんて無いって言ってたから、初めてだよな。
初めてでないと悲しい…。
「う〜ん?あれ?」
えーと、東田も私も裸なんですけど…
ああそうか、私が東田の寝てる間に色々して、いつのまにか意識が飛んだんだ。
明日からどんな顔して会えば良いかわかんないじゃないか。
どうしよう、勝手にこんな事して東田怒るかな…?
……まあ良いや。そんな事は明日考えよう。
今は東田の側にいよう。
そして私は東田の寝顔を見つめながら再び眠った。
188氏、302氏、二人共GJ!!!!!!
私も188氏のようにハイペースで投下したい…
>302氏
カポエィラwww
GJ!!
ブタ、猫、犬と取り揃ってきたなぁ。
>>459 催眠術ならサーカスの演題にもあるし、良いんじゃないか?
というわけで188氏連作のネタにでもどうですかw
誰だこれ
>長い人
文体が箇条書きにかなり近いので、もうちょっと練って欲しかったデス。
>>478 不評でスマソ。
元々マンネリ防止の為に作風(文体?)変えてみたんだけど、意味ナッシングだったみたいですね。
精進します。
どんみゃい
文体というよりいきなりキス>やるの流れがぶっ飛びすぎだと思った
華ちゃんがそうする理由がないというか
482 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 15:51:58 ID:1WiesASY
たまにはあげておく。
>>475 GJ!!!
新しい作風にトライすることは良いことですよ。
次も頑張ってくださいね!
何来るかわからんけどとりあえずwktk
河野×ミリとか読みたい方いらっしゃいますか?
いつもの如く非エロ展開でもよろしければ。
読みたいです。
河野×ミリのカップル好き。
/\___/\
/ / ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | < お願いします
| ,;‐=‐ヽ .:::::| \_______
\ `ニニ´ .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
臨戦態勢へと移行した。どんとこいや。
ありがとうございます。
では今しばらくお待ちください。
今しばらくってどれくらいなんだろうな。
……放置プレイか!!!!?
お待たせいたしました。
それでは投下いたします。
「おうわっ」
自分でもよくわからない叫びを上げてしまった。
周りのスタッフがこっちを見てくる、
……けど仕方ないだろう、業務用冷蔵庫の中に人がいたら誰だって悲鳴の一つも上げるって。
「なにやってんの、ミリっち」
自分が無類のボケだということは自他共に認めるところ(のはず)だが、最近なにかとツッコミに回っていることが
多い気がする……。
冷蔵庫に入っていたのはウチの常連客のミリっち―――柳葉ミリ、フロアの東田君の同級生らしい―――だった。
まぁ、常連というか半分住んでいるような状態というか。
「んー、ちょっと今日は暖房がきつかったから」
ちなみに彼女は半袖だ。くそぅ、突っ込まないぞ。
いつから入っていたのかは知らないけど、もうちょっと震えるとかなぁ……。
「でも冷蔵庫はやりすぎでしょ、寒くないの?」
「ねーねー、河野のにーちゃん」
「……ムシですか……」
彼女のマイペースっぷりはいつものことだけど、いくら何でもこのシチュエーションでこのペースはナァ……。
なんか最近愚痴っぽくなってきた気がする。
「で、なに?」
とりあえず聞かないと進まない。
「いつバイト終わるの?」
「え、えーと。今日はあと一時間くらいだけど。どうかしたの」
「ん、じゃああっちで待ってるから終わったら言って」
と言ってそのまま返事も聞かずに厨房から出て行く。勝手だなぁ。
というわけでバイトが終わった。他のスタッフに挨拶して裏から出ようとする。
……と、そういえばミリっちに呼ばれてたんだった。一応声かけてくか。
一度出てから表にまわる。
お、いたいた。いつもの如く東田君に絡んでる。
「ねーヒガシー、学校どう?」
「気になるんだったら自分で行ったらいいでしょう。いつまでもここに入り浸ってないで」
いつもながらキツイなぁ、まぁ正論だけど。
「おーい、ミリっち」
「あー、やっと来た。遅いー」
「いやそんなこと言われても」
「河野のにーちゃんが遅いから、ヒガシーにいじめられた」
「いじめたんじゃなくて諭してたんですよ
それにしてもどうしたんですか、河野さん?わざわざこっちに寄るなんて」
「ああ、ミリっちがバイト終わったら来てくれって言うから」
「そーだっけ?」
……突っ込まないぞ。
「じゃあ行こっか」
何事も無かったかのように続けるし……。
「二人でどこか行くんですか?」
東田君が聞いてくる。どっちかというと彼女の扱いは彼の方が慣れてるもんな。
「デートしてくる」
「は!?」
あ、さすがに東田君驚いてる。まぁそりゃそうだな、俺も聞いて無……
「えぇ!?デートぉぉ!?」
「さ、行こ」
そのまま俺達は驚き顔のまま固まった東田君を置いて店を後にした。
いや俺も固まったままで引きずられて出てったんだけど。
「お、ちょっとミリっちどこ行くんだよ」
結局店からずっと、手を引っ張って連れまわされている。
すでに日は暮れていてかなり冷え込んでいるにもかかわらず、彼女は半袖のままだ。
「どこ行こーか、ご飯はさっき食べたし」
「いやそうじゃなくってデートって」
「このままホテルにでも行っちゃおーか」
「いや、いきなり何言ってんだよ。ちょっといくらなんでもおかしいぞ」
「だってデートだし」
「だからその!」
ようやく手を振りほどく。
「だから、そのデートって言うのはどういうことなんだよ!」
彼女は前を向いたままで、こっちを振り返ろうとはしない。
一拍置いてから返事が返ってきた。
「……河野のにーちゃん、私のことキライ?」
「! 好きとか嫌いとかじゃなくて、いったい何なんだよ!」
「じゃー別にいいよ、ばいばい」
そのまま俺を放っておいて去っていこうとする。
さっきから一度も、彼女はこっちを向こうとしない。
俺はその後姿に叫んだ。
「急にどうしたんだよ!ちょっとおかしいぞ」
「そーだよ、おかしいよ私」
俺の声で足を止めて、彼女は急にこっちを振り向いた。けど俯いているから表情がよく見えない。
「なぁ、どうしたんだよミリっち、今日は」
あまり道端で長話をしているわけにもいかず、今度は俺が彼女を引きずって近場のファミレスに入った。
ちょっと奥まった、周りからは目立たない席を選んだ。
「その、いつもも確かにちょっと変わってるけどさ。でも今日はさすがに……」
「……にーちゃんはさ、寂しくない?」
…………
「え?」
「みんなバイト仲間でくっついてさ、河野のにーちゃんだけ余ってる」
「いや、余ってないよ!?」
「ああ、斉木のにーちゃんが残ってるもんね。くっつくの?」
「そうじゃなくてっ」
ああ、またうっかりツッコミに回って……。
「私は、寂しいよ」
「寂しいって、いつもあの永田さんとか東田君とかと……」
「別に二人とも私に会いにお店に来てるわけじゃないし」
「いや、それはミリっちもウチの従業員じゃないから」
「今更学校に行ってもさ、これから友達も作れないよ。
ながたんとかとは学年も違っちゃうだろうし」
ちょっと驚いた。
いつも彼女は店で東田君達と楽しそうに(いまいち表情は読みきれないけど)していると思ってたから。
「……それで、余り者同士でってことなのか?」
「んー、まぁちょっと違うかなー」
と聞いてなんだかちょっとだけ安心した。ってどういうことだ俺。
「河野のにーちゃんわりと言うこときいてくれるし、なんか話しやすいし」
「ってそんなことでかっ」
「いやいや」
ふよふよと手を横に振る。
「こんな律儀に他の人突っ込んでくれないし」
「たいして変わらねぇ……」
かなり脱力。さっきはもうちょっと深刻そうに見えたんだけど。
「まーさすがになんとも思わない人にホテル行こうとかは言わないよ」
「!?」
「にーちゃんが行くって言ったら行くつもりだったし。多分止められるとは思ってたけど」
とじっとこっちを見据えてくる。いつもどおりどこかぼんやりした表情だけど、ちょっと真面目に見えた。
「でー、じゃあ改めて聞こうかな。河野のにーちゃん私とホテル行……」
「ちょっとまったっ!」
ダンッと机に両手を突いた。なんか顔が熱くなってきた。
「さすがにそれは早いから!もうちょっと落ち着いて!」
「にーちゃん声大きい……」
あからさまな迷惑顔で、これまたこれ見よがしに両手で耳をふさぐ。
「もうちょっと落ち着いて。ほら深呼吸深呼吸」
俺の台詞をそのまま返された。スーハースーハー。ってなに律儀にやってんだ俺。
「落ち着いた?」
「うん、落ち着いたから。ちょっと真剣に聞いて」
「あに?」
もしゃもしゃとペーパーナプキンをいじっている。くっ!……ツッコまないぞ。
ツッコまないけど、なんか一生彼女には勝てない気はしてきた。でも仕方ない、こうなったら勢いだ。
「ミリ!付き合おう!」
ぐしゃっとペーパーナプキンが潰された。
「……いいの?」
「いい!ミリっちだって覚悟を決めてきたんだから、俺も決めた!」
「私のこと好き?」
「さっきまでわからなかったけど、今は好きだ!それでもよければ付き合ってくれ!」
「…………」
返事が無い。彼女はいっそう虚ろな表情で……
ボロボロボロボロ
いきなり涙を流しだした。
「え、うわぁ!どうしたミリっち!?」
「うう〜うう〜」
「大丈夫か!?」
ビィ〜ッとさっきまでいじっていたナプキンで鼻をかんだ。
「あ゛り゛か゛と゛ー」
……どうやらOKだったようだ。
しばらくして、彼女はようやく落ち着き、
……そして正直店内からかなり注目されていたこともあって俺達はファミレスから出た。
「あ、ちょっと待って」
しばらく歩いたところで、彼女が立ち止まった。
ガサガサと懐から紙を取り出す。
「ぐ、ぐ〜っと」
「なにやってんの?」
「ん、線引き直した」
彼女が持っている紙には……
河野―――――柳葉
と赤い線が引いてあった。
以上です。
要望聞いてから投下するのって緊張する。
ご期待に添えましたでしょうか。
もうそろそろ他の方のとも合わせるとカップルが限定されて難しいところです。
特に私はエロを書くのが苦手なので…
もし私みたいなので良いという方いらっしゃれば御要望など承ります。
あ、タイトル忘れてました。
「寂しくない」でお願いします。
あとミリっちって斉木君にあだ名つけてましたっけ。
わからなかったのでにーちゃんにしてしまったのですが…。
ふぉおお!
ちらっと覗いたら素敵な感じです。
柳葉は柳葉で色々悩んでるっていうのがわかりますね。
GJ!!
ちなみにカップリングはじゃんじゃんかぶっちゃってかまわないと思いますよ
元々カップリングは多いわけではないですから。
乙ー。非常に楽しく読ませてもらいましたわ。
ミリっちと河野、二人とも良い感じに描かれていて読み終わった後、自然と顔が微笑んでましたw
(「近場のファミレス」の部分で、ワグナリアかと邪推してしまったのは俺だけじゃないよな?)
河野はミリじゃなくてトメちゃんなんじゃないか・・・
と、言ってみる。
>>500 GJ!!!!!
斉木君にはあだ名付けてなかったような気がします。
記憶が胡乱なので間違っているかもしれませんが。。。
>>502 あなただけじゃない。
俺も、もしかして?なんて一瞬考えたw
>>302氏
GJ!!
原作でもナチュラルに間接キスしてやがったなあこいつら。
>>188 ミリX河野Xトメって
一番好きな河野ミリが読めるとは思わなかった。
ありがとううう
GJ−!!
ミリも何か恋愛格言とかつぶやいて文学詳しそうだから
意外とお似合いかもね。まぁ留子もだがwww
おはー。
感想ありがとうございます。
>>トメちゃん
かりのん更新前でよかったです。あれ見たら絶対揺らいでましたw
でも難しいですよね、やるんなら本編時間・エロ公務員時間ででしょうけど、
その時河野とはどういう付き合いをしているのか…
その辺が出てくれば書きたいですねぇ。
>>近場のファミレス
ああ!その発想は無かったです。じゃあもう一ネタ挟めたなぁw
というわけでまた引き続きご要望などあればどぞ。
>>508 トメちゃんを書いて欲しいと思う今日この頃。
今、更新後のかりのん見たらすごく可愛いと思ったw
たまたま店に寄ったトメちゃん。
↓
河野とミリがベタベタしてるのを見て不機嫌になるトメちゃん。
↓
河野「トメちゃん、なに怒ってんの?」
トメ「トメじゃねえっつってんだろ!!」
トメちゃんのアホ毛にじゃれ付くミリ
ミリ×トメちゃんでやっぱり河野はあまりもの・・・
ミリ&トメ×河野?
むしろミリ×トメ×ながたん
ミリが究極魔王って設定でどうでしょ?
>302 ◆eQ/o7VO3ZI
永久保存しました。
夢にまで見た河野×ミリをありがとう。
なにか凄く高いハードルが設置されてる気が……
たしかにトメちゃん可愛いけど、かりのんのコメント読んでる限りだとまたしばらく出番なさそうな予感
まだ河野相手の掛け合いが少なくて難すぃ
しかしミリ&トメ×河野とかミリ×トメ×ながたんは是非読んでみたい……
パワーのある職人様が書き上げてくださることを願って
本スレ見てて思い出したけど
高校生相馬×妃もアリだなぁ…
妃の父親って相馬だったの!?
混乱してわけわからんくなってしまったw
姫の父親、ですね。正しくは
>>518 落ち着いて、落ち着いてもう一度キャラ名と本スレを見て
orz
>>519 そうだよ。かなりの隠し情報だけど。
本スレ話題通り。その漫画の噴出し全部バケツで塗りつぶせばわかるかと。
妃が年上と不倫してたのは本編でも匂わせてるから確定として、
それで脅されてヤったのか、不倫云々で慰められてヤったのかは謎
…だけどスレずっと読んでみたら後者っぽかった。
PBBSに新たな絵が投下されておりますよ
とりあえず、あれだ、、、エロスwwww
このスレ来てから小鳥遊伊波に異様にグッとくる・・・・
小鳥遊にはあの貧乳にキスマークブチブチ残してほし
>522
その漫画って何よ?
>>526 本スレの話題通りなんだから、本スレにいっておいで
>>525 キスマークの数だけタカナシの体に青痣が・・・
青痣じゃすまないな
いざ性交渉、となって初めて見る男の「アレ」に驚きソレを殴るいなみが思い浮かんだ。
その後、それを克服するため一緒にAVを見る二人、なんて図まで想像する俺の脳は腐ってきてるようです。
うん。腐ってる。
>>531 むしろ手縛っとけばいいんじゃないだろうか。
・・・どう見てもソフトSMです、本当にありがとうございました。
>>537 むしろ大好きです。
久々に投下します。
ぽぷら→佐藤→八千代
「あ〜可愛いなー。きっと砂糖みたいなものでできてるんだろうな」
「さっきからなに言ってんだ?」
自分の名前が連呼されてるようで不快を感じながら種島に問いかける。
「八千代さんのことだよ、佐藤さん。八千代さんはとっても素敵だし、美人で優しいから、まるで砂糖でできてるような気がするの」
「ふーん。轟がね」
「佐藤さんはそう思わない?」
「思わねーよ」
「佐藤さんは夢がなーい」
「そんな事より種島は背を伸ばせば?」
「…うわーん!佐藤さんのバカー」
なんとなく轟の話題を出されるのが不快だったのでいつもの如く身長の事でからかってみる。
身長と同じように精神年齢も17歳とは思えない。
俺の言葉を聞き、ポニーテールをゆさゆさと揺らしながら、駆け足で走り去る種島の後ろ姿を眺めながら俺は思う、轟が砂糖でできてるなんて俺が一番知っている、一番思っていると。
種島が轟を砂糖と例えたけど、俺なら何と例えるんだろうな?
ふとある色が浮かんだ。
「どうすれば背が伸びるかですか?」
「うん、佐藤さんに背を伸ばせって言われたの」
「佐藤さんはヒドイ。小さいのが先輩の良いところなのにまったく分かってない!!」
「かたなし君……」
「やっぱり牛乳じゃないかな?」
小鳥遊のフォローになってない一言でへこんでる種島とそれとなく話題を変える伊波達の会話を遠くから轟と共に佐藤も聞いていた。
「牛乳ならいつも飲んでるんだけど…でも背は伸びないんだけど」
「(やっぱり胸が大きくなってのかしら?それにくらべて私は……)」
急に黙り込んだ伊波が小鳥遊は気になって声をかける。
「伊波さん、どうかしたんですか?」
「えっ、なんでもないわよ」
佐藤の一言を真に受けバイト仲間の小鳥遊と伊波に本気で相談する種島と
小さいもの好きが生じてまったく意味の成さない受け答えをする小鳥遊、
貧乳がコンプレックスとなってスムーズに会話ができていない伊波を轟は佐藤と共に少し距離を置いて眺めてた。
あっちではホールスタッフが3人で、こっとではチーフにキッチンスタッフと現場が違う者が入り混じって雑談してる節から間違いなく今日も店は暇なのだろう。
540 :
ピンク:2006/03/07(火) 14:07:34 ID:o936hlyS
「佐藤君、あまりからかわないであげてね。佐藤君にも言われて嫌な事ってあるでしょ」
高校生組みの話を聞いてまた佐藤が種島の身長をネタにからかった事を知った轟は佐藤をなだめる。
「からかってねーよ、アドバイスしただけだよ。アドバイス」
自分が言われて嫌な事は何だっけと思いながら答えた。
「アドバイス?」
「そう、アドバイス。砂糖のようになりたいんだと」
「さとう?一体何の事なの?」
轟は話が飲み込めておらず疑問を掲げる。
「轟が砂糖みたいに素敵なんだとよ」
と、とてもあっさりした言い方で言う。
「まあ、照れるわ」
自惚れでも何でもなくきっと本心から照れてるのだろう。轟はそんな人間だ。
そこが砂糖みたいに素敵と言われる所以の一つだろう。
「で、轟が砂糖みたいだから、種島も砂糖のような轟に憧れてるんだとよ」
そこまで言ってからある考えが浮かんだ。
俺が轟に対して直接『砂糖みたいだ』って言ったらどんな反応するんだろうな。
種島が言った事を間接的に伝えただけなのについ考えてしまう。
まあ、どう考えても答えは最初から分かってる事だけどな。
俺なら初めからそんな事は言わないから、どんな想像も意味を成さない。つまり『無駄』って事だ。
「ぽぷらちゃんはそのままでも十分可愛いのにね。ねえ、佐藤君もそう思わない?」
自分が好意を寄せている人間から第三者の事を可愛いかどうか聞かれて、どう答えれば良いのか分からなくとっさに答えれない。
口を開けるまで数秒かかった。
そして、自分が言われて嫌な事は自分に関しての惚れた腫れたの事だろうなと気づいた。
「………別に」
こんな天邪鬼の反応では以前みたいに種島の事が好きだと勘違いされるのではなかろうと考えながら視線を轟に移した。
「ねえ、もしかして佐藤君は可愛い系より綺麗系の方が好みなの?」
「はっ?」
一体どういう意味がそこにあるのかが読み取れず、素っ頓狂な反応をした事を悔やみながら更に続ける。
「…どういう意味なんだよ」
「別にそのままの意味よ。佐藤君って可愛いものに反応しないから、綺麗系の方が好きなのかなって思ったのよ」
だから何で自分の女性の好みを聞かれるのだろうか。
轟が自分の女性の好みを知ってもしょうがないんじゃないか、
店長がいるから轟が自分に惚れるなんて事はほんの少しも無い事だよなと考える
「さあ、そういう事は自分では分かんないもんじゃないのか?」
そういえば轟は可愛い系なのか綺麗系どちらなのかと思いながら適当に答えた。
「私は自分で分かるわよ。だって、杏子さんは綺麗なんだもの。だから綺麗系が好きなのよ、きっと」
店長の名が出て怒りのへ文字が4つ出てくるのを押さえる。
541 :
ピンク:2006/03/07(火) 14:09:02 ID:o936hlyS
轟から店長ののろけ話を聞く時は大抵、俺に黙り込んで時たま相槌を打つだけだ。
だからいつも通り、黙って話を聞こうと思い、口を閉じて轟の言葉を待った。
でも今日は違った。
轟は自分をまじまじと見つめてた。
それに違和感を感じ、眉を寄せ、轟の肩に手をやる。
だが何かを掴もうとしたその手は、肩を掠めただけだった。
轟はふと淋しそうな表情を浮かべるが、すぐに何事もなかったかのように続けた。
「あっ、私やらなくちゃいけない事があったんだわ」
そう言って俺の前から去った。
自分が轟から与えられる役割、すなわち轟の話を幾らでも聞いてやるポジョションが無くなったように感じる。
とてもちょうどいい八つ当たりの対象の種島が自分と轟を見てた事に気づく。
「佐藤さーん、八千代さんとなに話してたの?」
俺と目が合ったのか種島がちまちまと歩いて近づいてくる。
そういえば、いつからこっちを見ていたのかと思いながら、砂糖みたいな轟に憧れる云々の件を伝えた。
「それで種島は具体的にどうなりたいんだ?」
「大きくなりたい!!」
やはりいつものように身長の事だ。砂糖とか関係ないんじゃないかと疑問に思う。
「で、大きくなって何がしたいんだ?」
小さいのがコンプレックスで特に何がという事もなさそうだが一応聞いてみる。
「えーとね、えーとね……秘密」
「なんだそれ?」
てっきりただ大きくなりたいだけだと思ってたのに、意外な回答だった。
種島の口ぶりでは元々考えてあった事ではなく今、その場で浮かんだ内容を秘密にしたような感じだ。
「秘密ったら秘密なの」
種島の顔を除くと少し照れた顔をしていた。
そんな種島を見て、八つ当たりする気も失せた。
頭を撫でてやってから自分の持ち場、キッチンに引っ込んだ。無言で。
自分が上がる時間になったので相馬に引継ぎの確認をして、他のメンバーにいあいさつをした。
どうやら高校生組みはもう帰ったようだ。
着替えを済ませ、確か今日は轟も自分と同じ時間に終わるんだったなと考えながら休憩室の前を通った。
542 :
ピンク:2006/03/07(火) 14:10:54 ID:o936hlyS
──カチャ──
待ち合わせたように休憩室のドアが開いた。ドアを開けたのは轟だった。
「佐藤君、話したい事があるの」
少し言い辛そうに話す轟を見て嫌な予感がする。自分の本能がそう呼びかける。
自分の人生の中で好意を寄せる相手からの良い知らせなど、今までない。
悪い事なら十中八九店長絡みだろうし、もし珍しく良い事だったとしても相馬があとで絡んでくるから、素直に喜べないからだ。
「ここで話せる事か?」
いつものように冷静に答える。
取り乱したら負けだ。たとえ相手が轟でも油断はならない。この店のメンバーには不確定要素が大きいからだ。
ここではちょっと…と答える轟を連れて店を出た。向かう方角的には女性を送るという行為を兼ねて轟の家だ。
店内では話せなくても歩きながら話せる事なら歩きながら聞いて、落ち着いて話をする必要があるのならどこかに入るつもりだ。
轟の家の前に着くまでは描写する必要も無い話だった。
「佐藤君、聞きたいことがあるの?」
「なんだ?」
「杏子さんの事はどう思う?」
俺にどんな答えを求めてるのか意図が読めない。
ただそれだけに尽きる。
だからただ答えた。
「よく食べる人」
それ以上の事を答えたくなかった。
本音を言いたくない。
言えば轟を傷つけるだけだ。
轟を見るとどうやら安心したようだ。
何か俺と店長の事で不安でもあったのか?
543 :
ピンク:2006/03/07(火) 14:14:42 ID:o936hlyS
「じゃあ私の事は?」
いつもの笑顔で聞かれた。
俺はその顔を見るのがとてつもなく好きだ。
多分、今、この世で一番好きなものだ。
そう心の中で思ってから臭すぎる、自分のキャラに合ってないなと思った。
ペシッと轟の頭を叩いた。
轟が店長に自分にチョコをかけてプレゼントしたらいいかしらと俺に聞いてきた時と同じように叩いた。
そこに俺の言葉は無かった。
「じゃあ、ぽぷらちゃんの事は?」
轟は頭を押さえながら続けて口を開ける。
「何が聞きたいんだ?」
次は伊波の事を聞くのだろうかと考えた。
だが、どうやらそれは違ったらしい。
「ぽぷらちゃんね、今日、佐藤君を見てた」
「そりゃ見る事もあるだろ。同じバイトしてんだから」
「ううん、そうじゃなくて、私と佐藤君が話をしてた時、佐藤君を見てたの」
言われて思い出す、ああ、あの時のことか。
俺と轟が砂糖の話をしてた時の事か。
「私が杏子さんの事を話そうとした時にぽぷらちゃんが佐藤君を見てたのを気づいたの。だからあの時、佐藤君との話を止めたの。
まひるちゃんもぽぷらちゃんも自覚が無いだけかもしれないと思うの」
「………」
「私もぽぷらちゃんに聞いたの。大きくなったら何がしたいのって。それでなんて答えたと思う?」
「さあな」
「同じ目線で話したいって言ってたの」
「へえー」
「もちろん、誰ととは答えなかったわ」
544 :
ピンク:2006/03/07(火) 14:16:39 ID:o936hlyS
幾ら俺でも轟が何を言いたいか分かる。
でも、だからってどうすれば良いんだ?
俺が好きなのは轟なんだ。
目の前に好きな奴がいて、そいつは違う誰かを……
俺は黙ってた。頭が痛かった。体が冷たく感じるのはここが北海道のせいだけじゃない。
轟と俺はしばらくの間、見つめ合ってた。
轟は去り際にゴメンなさいとだけ言ってから家に入っていった。
「佐藤さーん、佐藤さーん」
また今日も小さな種島がちまちまと歩きながら近づいてくる。
「ん、どうした?」
「あのねー」
膝を曲げて目線を種島に合わした。
一晩考えた、どう種島と接すれば良いのかを。
結論はたまには高いところから見下ろすのを止めてやるって事に落ち着いた。
そして俺は種島の頬が染まっているのにきづいた。
俺が轟を例えた色と同じ色に染まってる。
それはピンク色だった。
前回みたいに悪いところは悪いところで指摘してください。
その分、修行しますんで。
>>545 GJ!!!
ぽぷらの小学生みたいな恋心がとても可愛いですw
うん、ほのぼのとしてていいなぁ。
本スレの奴らは本当ヨソを叩くの大好きだな
まぁ極々一部だろうがな。お互いやってたらキリないんで
こっちはこっちでマターリやろうぜ
>>545 GJ〜!!
当り前のことを言ってるだけだと思うけど・・・
設定無視してエロやってることがおかしいってことくらいエロパロ住民なら常識じゃないの?
それが普通の読者には好まれないことも
好まないのだったら黙ってれば良いだけの話なんじゃないかな、と思ったわけよ
なんか「とりあえず自分の言いたい事言っとけ」な感じの人間が最近凄く増えて来たように感じる
て、それはこの場合俺も場合だな…
なんか「場合」が一個多かった
というかID:XqsRo5yIは本スレのどこを見て叩かれてると思ったんだ
喪前らちょっとは落ち着けw
お互い無干渉でいくのが暗黙のルールだろ。いちいち向こうの動向気にしてたら何も出来んぞ
うちらはそういったキャラクターのイメージとかが崩れてもかまわないっていうのを承知の上でここに出入りしてるわけなんだし
本来エロに限らず二次創作っていうのはそういうものだろ?
ちょっと違わないか
原作のイメージを保ちつつ作ってる物もあるし別に二次創作=イメージを崩すじゃないだろ?
あと承知しないといけないのはエロの香りのない物をエロにすることは普通の人には嫌われるっていうこと
極端な話火の無いところに煙立ててるって意味では東田×足立とかやるのと同じなわけだし
まぁイメージ崩れようが崩れまいが二次創作自体が駄目な人もいるのは事実なわけで
無干渉でいこうぜ。あっちに伊波にキスマークとか書いちゃだめだw
こっちでSSにして書いてくれ。
>>546 >>548 どうも、どうも。
ところで、ぽぷら→佐藤があるかもしれないなって思ってんの俺だけ?
>>長い人 様
遅ればせながらGJ!!
>>ぽぷら→佐藤
私も無くはないと思うんですけど、
今は師弟関係wになっちゃったんで難しいですよね
おちょくる気満々だし
>>302氏
いえいえ、302氏の河野×ミリのホテルとかホテルとかホテルとか、あとホテルの単語萌えには及びませんよ。
がはこが34話のあとがきで
>あといっかい種島VSシュガー(なのか?)の話があってそれで一まとめって感じです。
と書いてあったから、小学生のようにかまってもらってた相手に恋してしまうみたいなって思って、
ぽぷら→佐藤になるのかなーと思ってるわけですよ。
302氏河野×ミリの小説に印象を受けまくりで思わず小ネタが浮かんだので投下。
死ぬほど短いですがご容赦を。
あと、設定的に302氏の二次創作になります。つまりうろんの三次創作。
タイトル未定。思いつきで10分で書いた代物ですのでご容赦を。
いつもの通り窓から彼の部屋を覗き込んで、留子は困惑した。
近所の兄ちゃんである河野が変な人間であることを留子は良く知っている。
基本的には気のいい大学生ではあるのだが、ことあるごとに人をお笑いの道に引きずり込もうとするはた迷惑な人間だ。
以前河野から文学書を借りたときに「つっこみ道」なる謎の本が挟まれていたことを、留子は忘れていない。読んでは見たが、意味が分からなかった。
たしかに河野拓哉は変人だ。それは認めよう。
だがしかし、留子の知る河野拓哉という人間は、冷房をがんがんにかけた部屋で半そでのシャツ一枚を着てカップアイスをいくつも貪るような人間だっただろうか?
暦上では春を迎えたとはいえ、北海道はまだまだ寒い。寒いなどというレベルを超えて寒い。
そんな中冷房をかけてアイスを食べるなどと、自殺したいのかと問いたくなってくる。
「……何してんの?」
尋ねた声は少し呆然となっていた。あまりにもあまりな光景に、頭が働かない。
「……んー、何だろ?」
やはり寒いのだろう。固まった笑顔のまま河野は答えた。よく見なくても、唇が青い。
それでも震える手でアイスをすくっては口に入れていく。
「いや、面白いのかなーって思って、試しにやってみたんだけど……」
やっぱ寒いだけだ、これ。と河野は呟いた。呟いた、というよりは、寒さで口が回らなかったのだろう。
そんな理由を聞いたところで、留子には意味が分からない。ただ、そんなにも寒いのに笑顔を浮かべている河野が、やけに印象的だった。
口をついて出る言葉は、皮肉だった。
「熱でもあるの?」
「……そうかも」
そう答えた河野は小さく笑っていた。
その笑みに、留子はどきり、とした。
こんだけですorz
いや、本気で小ネタなんでこれでご容赦ください。
ミリ←→河野←留子みたいな感じで。
お目汚しすみませんでしたorz
別スレで使っていたハンドルつかってしまった……orz
このスレの430とはまったく関係ないです。失礼しました……
それはGJと言うにはあまりに短すぎた。
んなこたあない。超GJ!
河野もトメ子もいい感じに書かれてて素晴らしい。
>>564 GJ!!最初見たとき430って自分だったので驚きましたw
短めですけど、上手くトメちゃんが表現されてて凄いと思います。
是非今度はミリっちを含めた三角関係も……w
>>564 GJ!!!!!
短い文章の中にルーシーの甘酸っぱい想いが表現されていて良い!
是非、今度は長めの作品にトライしてみてください!!
俺は短くまとめるのが逆に難しい。
短かったら短かったらで長いほうが良いかなって思うし、
長いとまとめるのが難しいし…
570 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:12:01 ID:4kG5GjPe
age
>>ピンク
フォー!ぽぷらの可愛い恋心フォー!
ホント子供みたいな恋心、恥ずかしくも顔を赤くしてしまいました。
GJ!
>> ◆uhdacqdci6様
カップアイスを食う河野にモエス
最近こういうほのぼの系が多いですねぇ。
鬼畜なんぞ書いてる小生には身につまされる話です…
PBBSに新たな絵がー。
MCとともにTSという難儀な趣味を持つ私としては嬉しいところです。
あとSSも更新されてますね、いつも乙です。
>>188様
私の場合は鬼畜なのも好きなんですけど、それを書く技量と根性が足りないだけなので、
ああいうエロいのを書けるって凄いと思います。
ブタの続きwktk
エロも好きだがほのぼのも大好きだあああ
PBBSが繋がらん。
575 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:19:27 ID:faS51Mxk
とりあえず投下wktk
あうー、投下したいところなんですが、書いてるルーセリが圧倒的に面白くならないという状況になってしまって落とせない状況です。
先に足立村主のエロ無しでもいいですか?
ご意見頂ければそっちを優先的に仕上げちゃおうと思います。
ルーセリはシチュを考えるのが難しいorz
シチュエーションのリクエストもあれば受付けます。
578 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:07:03 ID:faS51Mxk
>>577 どんどん投下かもーんなのですよ。
書きたいものを書けば良いのです。
188たんのペースでやるとよろし。足立村主も萌えそうだ…
しかしながらルーセリ楽しみ…それこそ催眠術で(ry
…は鬼畜だな。子供の作り方セリが誰かに教えてもらえば万事おkな気も駿河w
>>577 頑張って書いてください。
俺もシチュとかアイデアとか構成とか5、6作ぐらいあるんだが、
作品に仕上げる時間が無い。
ちょっと俺も今までよりペースが落ちます。ごめんなさい。
581 :
87、88:2006/03/11(土) 17:07:12 ID:FEMPHhLM
あー俺どうすればいいのやら・・・
188殿の続きかけばいいのかね?
とりあえず楽しみに待ってるよ。
>>581 アー188デス、続きって堕天使の脚本でしょうか?
一応続きの構想はあるんでもうしばらくお待ちいただけると幸いです。
鬼畜系が書けるなら別枠で書いて頂けるのを期待しております。
一応、今ルーセリで書いております。
何とか今晩中には……
ちょっと私事で忙しいので明日になるかもしれません
すみません、思ったより忙しくなりそう(&想像力と筆力の限界)なので
とりあえず書いた分だけ投下しておきます。
ルーセリ、エロは次回分に入る予定です。
「(ちょっといいですか)」
夜半過ぎ、ルースの部屋にセリアーが訪れる。
服装も髪型も表情もいつも通り。そこには何の違和感もない。
しかし、ルースは感じていた。
『ああ、また何か厄介な知識を仕入れてきたんだろうなぁ』
と。もちろんそれを拒否することが事実上不可能であることもだが。
「どうした、セリ」
「(試してみたいことがあるので、ちょっと付き合ってください)」
『やっぱりか……』
「それで、どうすればいいんだ?」
「(椅子に座ったままでいいです。それで両手を上げてください)」
言われるまま、ルースは両手を上げる。
「(そのままぐっと背伸びをして、力を抜いて手を下ろしてください)」
「(緊張を解いてリラックスしてください)」
「(今度は両手を合わせてください)」
「(指を全部伸ばしてください)」
「(中指をじっと見て、中指だけをくっつかないようにしてください)」
「(そのままにしていると、中指が勝手にくっついていきます)」
「(集中して、中指がくっつかないようにしてください)」
「(肩に力が入ってきてますよ、今度は緊張を解いてください)」
…………
ルースに対して幾度となく緊張と弛緩を繰り返させるセリアーの指示が飛ぶ。
最初はセリアーの指示を聞き(見て)それに従っていたルースだが、徐々に体が揺れ、意識がぼんやりとしてきた。
「(段々眠くなってきて自分で考えるのが面倒になってきましたね?)」
「(今、体に力が入りませんね?とても気持ちいい状態ですね?)」
「(その状態をよく覚えてください。その状態に出来るのは私だけです)」
「(私の言葉に従えば、いつでもその状態になることが出来ます。)」
「(だから、私の言葉に従ってください。そうすればもっと幸せな気分になることが出来ます)」
「(わかりましたか?わかったら返事をしてください)」
「…………ハイ」
しばらくの間を置いてルースが返事をした。
その表情はまるで無貌で、目を開いてはいるがそこには何の知性の輝きも感じさせないものになっていた。
フゥ、とセリアーは一つ息をついた。
こんなに上手くいくとは思わなかった。少なくとも言葉を話せない自分にとっては。
セリアーが行ったのは催眠術の誘導法。この前に本屋に行った時に立ち読みをして覚えてきたのだ。
催眠術で重要なのは被術者の催眠術へのかかり易さと、術者と被術者の間の信頼関係である。
二人の間の信頼関係は当然のことながら良く、ルースは敢え無く催眠状態に陥ることになった。
「(それではこれからいくつか質問をします)」
「(質問には全て正直に答えてください)」
「(わかりましたか?)」
「ハイ」
「(名前を言ってください)」
「ルースです」
「(年齢は?)」
「18です」
「(仕事はなにをしていますか?)」
「サーカス…でピエロを」
「(……好きな人はいますか?)」
「ハイ」
「(その人の名前を教えてください)」
「セリです」
キャッとセリアーは顔を赤らめた、
もちろん当然のことではあったのだが、催眠状態で強制的に聞き出すのはまた違うものらしい。
「(それでは、……好きな人同士がすること、を知っていますか?)」
「…………」
セリアーが聞き出したかったのはこのことだった。
いつもルースは自分に優しくしてくれる。
けれどリナカの話を聞いていると、
どうも好きな人同士はそれ以外に何かをやっているらしいのだ。
リナカの言うような事をいくつかやってもみたけれど、ルースはいつも顔を赤くして目をそらすばかり。
そこでセリアーは強硬手段、―――催眠術という手段に出た。
「(リナカとアレスが夜に何をやっているか知っていますか?)」
「…………」
ルースは何も答えない。
ムゥとセリアーは少しむくれた。いつもの様子からするとルースはそのことを知っているはずなのに。
「(よく聞いてください。ここには今あなたしかいません)」
「(聞いているのも答えるのもあなたです)」
「(だから何を言っても大丈夫、他人に聞かれたりはしません)」
「(それではもう一度聞きます。リナカとアレスがやっていることを知っていますか?)」
「……ハイ……知っています」
やっぱりだ。ルースも知っていたんだ。
セリアーの胸が躍った。
でも、それではどうしてルースは自分にそれをしてくれないのか?
ルースの真意は、自分が好きであることはもう聞いた。
ではなぜなのか、いったいその行為とはなんなのか。
セリアーの興味はもう押さえ切れなかった。
「(では、あなたの知っているその行為を実際にやってください)」
「…………」
ルースは動かない。
痺れを切らしたセリアーは更に畳み掛けた。
「(よく聞いてください。あなたの好きな人は誰ですか?)」
「セリです」
「(はい。今あなたの前にいる人は誰ですか?)」
「セリです」
「(好きな人同士がすることをあなたは知っていますね?)」
「ハイ」
「(そうです。あなたの好きなセリもあなたのことを好きなのは知っていますか?)」
「ハイ」
「(では好きな人同士が二人きりでいたら、それをやるのは当然ですよね?)」
「(あなたはそれをしたくて堪らなくなります)」
「(私が三つ数えてあなたの肩に触れると、あなたの体に力が入るようになります)」
「(体が動くようになると、あなたはその行為をします。必ずします)」
「(それでは、ひとつ、ふたつ、……みっつ)」
ポン、とセリアーがルースの肩に手を置いた。
その瞬間―――
「(んぅ!?)」
セリアーは一瞬何が起こったのか理解できなかった。
急に目の前が暗くなり、身動きが取れなくなった―――と思った。
実際には立ち上がったルースがそのままセリアーを抱きすくめ、覆いかぶさるようにキスをしたのだった。
しかも、そのまま舌を絡めてきた。
「(んっ!やっ、ふぁぁんんぅ……)」
セリアーは激しく身悶えするが
(文章が省略されました。全てを読むには「ルーセリ!!ルーセリ!!」と書き込んで ください)
とここまでで、すみません。
早ければ明晩には何とかします。
(根が鬼畜思考なせいかセリ崩壊EDしか思いつかない……
誰かHAPPYENDになるオチをください……)
ちょwwwwwホントに催眠術かよっつうかすごいところで終わったな。
GJは言わないぞ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ルーセリ!ルーセリ!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
しかし崩壊エンドは凄惨すぎるんで何だかんだで結構気持ちよかったエンドを希望w
302氏G------J!!
ル ー セ リ ! ! ル ー セ リ ! !
またもやルースが覚えてなくて悔しがる後日談がありそうなこの展開w
リアルタイムGJ
最後の一文で吹いたww
>>591 あんたの洗脳には俺は引っかからないぞ!!
ルーセリ!!ルーセリ!!ルーちゃーん!る、るーっ、ゥルアアーッ!!ルアーッ!!
…すいまセーン…
ボクウソついてまーした…
次回分にはエロを入れるとか
ヘドが出るほど苦手デース…
ボクの国ではエロが書けなかったら尺を縮めマース
でも日本のコトワザで一つだけ好きなのありマース…
「困ったら詳しい人に聞け」
>>592,597はもちろん
>>1-1000も…
ボクの前では詳しい人でーす…
「(んぅ!?)」
セリアーは一瞬何が起こったのか理解できなかった。
急に目の前が暗くなり、身動きが取れなくなった―――と思った。
実際には立ち上がったルースがそのままセリアーを抱きすくめ、覆いかぶさるようにキスをしたのだった。
しかも、そのまま舌を絡めてきた。
「(んっ!やっ、ふぁぁんんぅ……)」
セリアーは激しく身悶えするが、ルースは全くそのことを意に介さずにキスを続けてくる。
「(やぁ、ルースぅぅ……)」
事態を認識してようやくセリアーは顔を―――顔どころか全身を真っ赤にしてルースに呼びかける。
しかし、精神のタガが外れてしまったルースには届かないようだ。
執拗にキスを続けながら、セリアーの服を脱がしにかかっている。
「(え?え?なにするの?ルース)」
戸惑うセリアーをよそに、ルースは服も下着も全て脱がしてしまう。
「(やだ……、恥かしいよルース……)」
ルースは次に胸を攻め始めた。
最初は舌先で軽く乳首を撫でるように、そして徐々に乳房全体に喰らいつくように吸い始める。
「(……!!……!!)」
もはや、ルースの行動はセリアーの想像を遥かに超えていた。
されるがまま、ただルースの行動に身を委ねていた。
ひとしきり胸を攻め終わると、ルースは右手をセリアーの股間に這わせた。
「(ヒッ……!)」
ルースに触れられて、セリアーは初めて気づいた。
自分の股間が濡れていることを。
「(いやぁ……。どうして……?)」
セリアーはそれが何を示しているかも知らなかった。
ルースは右手を舐めると、困惑するセリアーをそのままベッドに押し倒した。
バタン
「ルースぅー、アレス知らないー?」
…………
「おおぅ、二人とも仲良しだー。セリーガンバレー」
バタン
「……う、あれ?俺……どうしたんだ」
「(あ、元に戻った)」
「え、セリ?ううわわっぁあぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
ルースにかけられていた催眠術は解けてしまった。
というのも、セリアーが暗示をかけるときに【二人きりでいたら】という条件をつけていたからだ。
先ほどまで、無表情にセリアーを攻め続けていた男の姿はもう無く、
ただただ慌ててセリアーにシーツを掛けたり、セリアーの衣服を拾い集めたり、
謝ったり、泣いたり、不可解な叫び声を上げたりする情けない男がいるだけだった。
「(―――凄かった……。びっくりした。気持ちよかった)」
慌てるルースをよそに、セリアーは―――
「(催眠術って面白い)」
既に興味の対象は【愛する者達の行為】から【催眠術】へと移っていた。
―翌日―
(催眠術をかけるとルースはああなったから……)
(ヒシンだったら……?)
「(ちょっといいですか?)」←と書いてある
「どうしたんですかセリアーさん。こんな夜更けに」
…………
夜は更けていく……。
ええと、まぁすいませんでした。
とりあえず自分内ではやっちゃったらそのままセリ崩壊ED書いちゃいそうだったのでこんな感じに…
タイトルは「誘惑」でお願いします。
実際言葉による誘導無しに催眠術が掛かるかどうかはわかりませんが、
ルーセリの場合は読唇術を超えて読心の域だったので……そんな感じでご納得いただけると幸いです。
「催眠術をかける」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!
……イヤイヤ。
はてさてヒシン君の運命やいかに?
>>592-597 途中感想ありがとうございました
頂いた案を使わせて頂きましたが……教えてもらった道と違う方向に突き進んだような気がします。
精進します。
>>302氏
っきさま…!!!最後まで や れ よ ……!!!!
でも
>>598が面白かったから許すwwGJ!!!
エロんところも俺文章かけない人間だけどヨカタよ。
ルーセリ萌えにはたまりませんでした。
>>603 GJでした!!!
うん、崩壊エンドよりはこっちの方が好きですよw
ヒシン逃げてーーーーーー!!!
セリの口調になにか違和感
そういやセリって本家でも敬語でしゃべってたり喋ってなかったり書いてたり書いてなかったりするんだが
どうなんだろうな。ルースには基本敬語じゃないみたいだけど。
あ、すいません。
前半部分は参考にしたMC小説が敬語口調だったもので…
あと私の持ってる催眠誘導のイメージが強く出てるのもあります。
ちょっと趣味が強く出すぎちゃいました。次はもっと上手く書けるようにがんばります。
>>302 鼻が伸びるほどGJ!!
リナカがいい味出してるよなあ。
ヒシンは裏が出てきそうな気がするなあ・・・・・・・・・・・
ブタ最神話のソシアが俺の書く双子に似てて嬉しい感じだなぁ…
けどソルガとソシアの性格逆に書いてたorz
あ、なんか珍しく筆の進みがいいんで新作が近日公開できると思います。
足立×村主 とシュガー×八千代です。(多分
612 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 21:30:26 ID:hKDyYsww
お、俺の書く双子に似てるて…w
いや、表現方おかしくてスマソ
ただ、双子は本編ではあんな鬼畜じゃないなぁ って思ってたんで……
いなみんは脱がされやすいなw
>>614 なんというか、あの微妙な膨らみが・・・
たまりませんな
おお、何かと思えばPBBSか
最近はあっちの方がペース早えーなw
>>615 馬鹿な……いなみんにふくらみなどあるはずが。
孔明!?
>>616 ああ、やっぱりそうでしたか…。話の引きとしては無い方が良いと思ってたんですけど、
思いついたネタは使わないと損な気がして……
どうか、無かったことに<(_ _)>
次は何書きましょうかね。
過疎?
まとめサイトのカウンター回ってるから人がいないわけではないよね?
作品がうpされないことにはなぁ。
わざわざメール欄に書くのはなにか意味があるのか?
622 :
619:2006/03/16(木) 12:34:11 ID:m2KxEUg2
いやまとめサイトの人よくメール欄で更新報告してたから
特に意味はない
>>622 ありがとうです。
更新は気がついた方だけ判れば良いかなと思って目欄に書いてるだけですよ。
俺も特に深い意味はないです。
>>PBBS
さゆりん!さゆりん!
さゆりん!さゆりん!
て聞くとおかゆ好きのさゆリンを思い浮かべてしまうのは私だけですか
お待たせしました。
もうすぐ一本仕上がるので投下させて頂きます。
タイムリーですが足立×村主のエロ無しです。
12時ぐらいまでには上げたいと思います。では
マツゲのないさゆりんなんて貧乳じゃないまひるみたいなもんじゃないか
その日、珍しく彼女の方から申し出があった。
───買い物に付き合って欲しい。───
特に断る理由もないからOKをすると、時間と場所を簡潔に伝え、会話は打ち切られる。
俺達のデートは、いつもそんな風にして始まる。
当日、待ち合わせ場所に15分ほど前に行くと彼女はまだ来ていなかった。
仕方が無いので持ってきた本を読みながら待っていると、ちょうど時間ピッタリになって後ろから突然声をかけられた。
「おはよう。足立君」
「うわぁ!」
突然ぬっと現れたので不覚にも声が漏れてしまう。その独特のオーラは昼間だというのに特殊な雰囲気をかもし出していた。
「お、おはよう村主さん。」
ニコリと笑うと、彼女の身体が少し汗ばんでいるのに気付いた。
「あれ、走ってきたの?」
「いえ、そこの影にずっといたから……」
そう言って指差した先は俺が待っていた場所から数m離れた建物だった。
「い……いつから?」
「二時間くらい前かしら?」
しれっと言うその言葉に冷や汗をかきながら苦笑いをしていた。そう、彼女は俺を驚かせるためだけに二時間も前から下準備をしていたということだ……
「あ……じゃあ待たせちゃったね……遅れてゴメン。」
理由はどうあれ待たせてしまったことには変わらない、素直に謝ると彼女は少し意外そうな顔をしながらも別にいいと言ってそのままスタスタと目的の店に歩き出して行った。
こればっかりはどれだけ二人の関係が進んでも変わらないらしい。
買い物自体は物の数分で終わった。行き着けの画材屋へ行き予め決めておいた画材を買う。店であれこれ悩むことが少ないのは性格からだろうか?
清算が終わり袋に詰められた荷物をすっと持つ。
「お願いね。」
画材というのは思ったよりかさばるもので、男の俺でも両手に抱えないと行けなかったりする。俺が付き合う時はいいけど一人で買い出しをしてる時は大変だなぁと関心してしまうくらいだ。
「よ……っと……」
今日は特に買った物が多かったようで、不覚にも若干フラフラしながら先を歩く彼女についていった。
途中すれ違う人々が好奇の目で見つめてくるような気はするが、
彼女は時折その様子をチラチラ見ながらも、特に声をかけることはない。彼女の性格から言ってそんなこと思っていても言うタイプではないのだが、それでも気にかけて欲しいと思うのは男心か……
異変というのは突然やってくる。荷物を抱えたまま歩き続けること数分、あと少しで待ち合わせ場所だった駅前に着く、という時になって不意に雨が降り始めたのだ。先ほどまでの快晴からうってかわって空からは大粒の雨が降りしきる。
空模様からみても通り雨だと思われるので、その場の雨をしのぐ為に急いで建物の中に避難する。どうも二人のデートの時には通り雨にあう確立が高い気がする……
「す、すごい雨だね」
タオルで体を拭きながら問うと、彼女も濡れた髪を拭いているところだった。
そして、その姿にドキリとなる。雨に濡れたその姿はミステリアスを通り越して神秘的とも取れる風貌だったのだから。
「通り雨みたいだからすぐ止むんじゃないかしら……って、どうしたの?そんなボーっとして。」
見惚れている俺の様子に不審を抱いたのか、きょとんとした顔で尋ねてくる。そこでようやく我に返った俺は、彼女が少し寒そうにしていることに気付いた。ただでさえ長時間外で待っていて汗ばんでいた体だ、雨に濡れて冷えてしまったのだろ。
「どうせ止むまで動けないし……ここ喫茶店もあるみたいだからお茶でも飲んでいかない?」
我ながら、ナンパのような言い回しだったようにも思う。けど素直に心配したところで彼女は受け入れないだろうし、逆に否定してしまいかねない。そんな思いが働いたのか、俺は珍しくも軽口が出ていた。
「そうね……良いわよ。」
コクリと頷き、彼女はスタスタと店へと歩いていった。
店は小奇麗なカフェテリアだった。手近な席に向かい合って座り適当に暖かいもの注文をする。
頼んだものが来ると、彼女はすぐに飲みはじめた。どうやら相当に寒かったらしい。その様子があまりに滑稽でクスリと笑うと、彼女は一瞬ムッとした顔をしながらも飲み続け、あっという間にカップは空になってしまった。
「あれー、足立さんだ。」
しばらく話し込んでいると、不意に後ろから声をかけられた。慌てて目をやると、そこには見知った顔の女性が二人立っていた。
「こんな所でお茶してるなんて珍しいじゃん。そっちの子は誰?彼女?」
カラカラと笑いながら一方的に話を進めていく友人。俺はどうも女性には振り回される縁にあるらしい。
「ねぇ……邪魔しちゃ悪いよ。」
「あー、それもそうだね。んじゃ私等はこれで。デートの続き頑張ってね〜」
ヒラヒラと手をやりながら、二人は行ってしまった。後に残されたのは怪訝そうな顔で俺を見つめる彼女。
「あ……あぁ、さっきの子はほら……俺バンドやってるから……その関係で知り合った子っていうか……あの二人もバンド組んでてさ……だから……その」
まずい……この空気はとてもまずい……これではまるで浮気の証拠を掴まれて弁解している夫そのものじゃないか。
「別に何も言ってないじゃない。足立君が誰と付き合おうと関係ないんだし。」
「そ、そんなこと……」
そんなことないじゃないか、俺達付き合ってるんだし……そう口に出そうとして言い出すことが出来なかった。
確かに俺と彼女の関係は以前よりずっと進んでいると思う。デートもするし……その………キスだってした。
けど、それだけだ。デートだって回数が多いだけで内容は大体買い物かそこらの公園、高校生だってもう少しマシな場所を選ぶだろう。
彼女との関係が進むことに恐れているわけではない。お互い子供じゃないんだから男女の付き合い方くらいは心得てるつもりだし、俺だって何度か女性と付き合ったこともある。
けど、彼女の場合はどこか違う。俺に対して幾分か心を開いてくれている節はあるのだけれど、それでもやはり踏み込めない領域がる。それが今のような時だった。
気持ちを言葉に出してしまえば答えは出るのだと思う、けど彼女が壁を作っている以上そんな宙ぶらりんなままで結論を急ぐのは俺にとっても彼女にとっても良く無い。
「(なんて……告白できない自分に対する言い訳かな……)」
自嘲気味に笑いながら、俺はカップに口をつけた。
「何よ……言葉を止めたまま笑いだして、言いたいことがあるならさっさと言えば?」
怖いオーラを出しながら彼女が問い詰める。ここまで感情を表に出すのは珍しい。口では怒っているのかもしれないが心のどこかで機嫌がいいのかもしれない。
「あ、ああ……いや、だからだ……だからそういうんじゃないんだって……あの子達もう彼氏いるし、っていうかむしろその彼氏とのほうが俺付き合い長いし……あ、ソイツもバンド組んでて…良く飲みに行ったりするんだけど…そこらへんで知り合って…だから。」
なんとか言葉を取り繕って答える。
「…ふぅん…………ねぇ足立君……そんなにバンドって楽しい?」
俺の弁解を軽く一笑してから、彼女はそう尋ねてきた。
「え?いや……まぁ喋ってるだけのバンドだけど、気の合うヤツラだから楽しいっていうか。一応楽器弄ったりすることもあるし…充実はしてるかな。」
「ふーん…………じゃあ今度見に行ってみようかしら。どこでやってるの?」
「え!?い、いやだって、今も言ったけど喋ってるだけで曲なんて弾かないからつまらないと思うよ?それにバンドの連中に見られたりしたら変に誤解されちゃうだろうし……あー、佐藤なんかは後でからかってくるだろうなぁ……」
「足立君私と噂されたら困るのね……」
「え!?あ、いや……そういうわけじゃなくて……」
「じゃあ良いじゃない。足立君が外でどんな顔してるのか気になるし……」
「え……えと……」
「なんだったら今からでもいいけど?」
「い、いや。今日はダメだよ!!だって今日集まる日じゃないし……」
「わかってるわよ。突然押しかけるほど野暮じゃないわ。今度行く日があったら教えて頂戴。」
「あ……う……うん。」
それきり彼女は押し黙ってしまった。コーヒーのおかわりを注文してまたそれを啜る。
二人の間に静かな沈黙が流れていた。
「それじゃ、今日はありがとう。」
店を出て家まで送り、玄関前で荷物を渡すと彼女はふかぶかとお辞儀をした。
「いや、いいんだよ。俺で良かったらいつでも付き合うからさ。」
俺はニコリとしながら答える。先ほどから見ていて、やはり彼女の機嫌はいいようだ。
「じゃあ…また………」
「う……うん。」
暮れ始めた太陽をバックに、彼女は家へと入っていく。最後にこちらを向いた時、かすかに笑ったような気がしたけれど逆光のせいでよく見えなかった。
けど、その笑顔は今までとは確かに違って……とても綺麗で……
「あ、村主さん!!」
俺は彼女を呼び止めていた。
「何?」
もう一度こちらを振り返り問う
「あのさ、今度、連れてくよ。バンドの集まり。つまんないかもしんないけど、もしよかったら……」
もう一度、今度ははっきりと笑いながら彼女は頷いた。そして、今度こそ彼女は家に入っていく。
「は……はは………まいったな………あんなに可愛く笑えるんじゃないか………」
一人取り残されて、俺は乾いた笑いを繰り返す。今見せた笑顔は、これまで見てきた怖いほどの美しさとは違う。確かな喜びの感情が見えた。
俺はただ、それが……誰にも見せたことのない笑顔を見れたことが嬉しくて、歩きながらもただただ呆然と笑い続けていた。
そして、ふっと我に返り、慌てて携帯を取り出す。先ほどの約束を果たすために………
「あ……佐藤か…………あのさ……今度の練習の日なんだけど……」
電話越しに聞こえる仲間の声は不機嫌でどこか怒っているのだが、俺の心はそんなことを気にしないほどにいつまでも晴れやかなままだった。
えー、というわけで以上です。
超短編ってことで思いっきり短いですがご容赦下さい。
次はそんな二人の日曜日[Side B]と称して同日同時刻の佐藤×八千代でいこうと思います。
同じくエロはありませんが、何故佐藤が不機嫌なのかとかも明らかになります。
こちらも超短編なんですぐ近日中に上げられると思います。
では!
あ……作品の最後に〜終わり〜って書くの忘れてた orz
乙乙乙そしてGJ
足立×村主って難しいと思うんだけど、原作の微妙な足立→←村主が良く出ていて、
それでいてカップル成立済みで、足立村主ベストワンな自分は読んでてニタニタしてしまいました。
良いものを読ませてもらってありがとう!
佐藤×八千代も楽しみにしております。
GJ〜素直じゃないさゆりんカワイス
そして今から佐藤がカワイソスw
636 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 21:40:27 ID:tIxbfziU
お、久しぶりに来たら投下されてる〜
188氏GJ!!!
>>188氏
微妙な関係グジョーヴ。
ただ、すでにキス済みってのがなあ。どういう状況だったのかそっちが気になる……
公式のらくがきにも、足立村主追加されてたね。
買うのが恥ずかしいから作るってすげえな。
学芸会で目立つのが嫌だから木に登る足立ですから
サンタから隠れるための大きな箱をサンタに頼もうとしたりする足立ですしね
新参者です。
パラレル寿司屋足立村主を書いてみたのですが、クソ長い上にほぼ行為なしひたすらピロートークです。
こんな自慰文でよろしければ、投下したいと思いますが…
取り敢えず出だしだけ置いておくので、構わないと思われた方は一言お願いしまふ。ウザければスルーの方向で…。
何か気になる点があれば指摘して下さると嬉しいです。
「恋女房」
冷たい何かが頬を撫でる気配に、青年はふと目を覚ました。
薄暗い中、頭をもたげると、床の間の時計は三時を少し過ぎている。
──やばい、仕入れに遅れる!
寿司屋の朝は早いのだ。
勢いよく布団を跳ねのけ、思わぬ肌寒さに身震いする。
そこでようやく、彼は自分が何も身に纏っていない事に気が付いた。
慌てて隣に目を凝らすと、一つ年下の妻が、やはり同じような格好で寝息を立てている。少し丸まった白い背中に、彼は慌てて布団をかけ直した。
──そうだった、今日は休みだ。
仕入れ前日は求め合わない。
新婚当初、幾度か起床に失敗し、二人で決めた暗黙のルール。
市場での目利きの機会を逃すのはもとより、代役を務めた父親の冷やかしの視線が、はにかみやの彼には酷く堪えるのだ。
そんな父親も、今頃は奥で孫と一緒に夢の中。
休日前夜は決まって子守を買って出る両親に、未だに赤面で応じる若大将──
足立正広、28歳の春である。
(ツヅーク)
ちゃんと全部載せてくれないと感想のいいようがありまへんがな。
構わず投下するとイイヨ
わーい新人さんだ
寂しい週末になるかと・・・
同じく、公開部分が短すぎるんでドーンといってみましょー
これだけじゃなんもわからん
うわ、こんなすぐレス頂けるとは。
すみません、じゃ取り敢えず投下します。
ひたすらイチャイチャ、エロ無しですが生々しいので、そういうのがダメな方はスルーでお願いします。
(恋女房 続き)
「……、寝よ。」
恥ずかしい記憶を追い払うように首を振り、彼は再び布団の中に潜り込んだ。
春嵐の雪鳴りが遠く聞こえる。
──今年の雪はいつまで残るんだろう。
薄闇に浮かぶ妻の白いうなじを見つめ、ふとそんなことを思う。
少し温度の低い彼女の体温も、冷えた体には十分暖かかった。
足立さゆり──旧姓村主──27歳。
自他ともに認める、彼の恋女房。
家業を継ぐことに躊躇いを覚え、逃げるように飛び込んだアルバイト。彼女とはそこで知り合った。
当時の青い自分を想うとむず痒くもある。がしかし、あの愉快なファミレス仲間と過ごした数年間が、彼の人生の大きな転機になったのは疑う余地がなかった。
それから紆余曲折あって、あまり平凡とは言えない恋愛期間を経たのち、彼女と所帯を持つに至る。
美大で絵筆を握っていた手に巻き寿司を握らせるのは気が咎めたが、彼女は嬉々としてそれを覚え、すぐに環境に馴染んだ(……近所付き合いを除く)。
己には過ぎた妻だと、時折色々な意味で思い知らされる。
柔らかな後ろ髪を指で分けると、数時間前に彼が付けた痕跡が、まるで処女雪を踏み荒らしたように点々と残っていた。
少し迷ってから、触れるだけの口づけを落とす。
愛妻の肌の甘さは、一子を成した今も変わらない。
背位を好む足立に、彼女ははじめ怪訝な顔をしたが、今はもう慣れてしまったようだった。
膝を立てず、滑らかな背中に胸板をぴたりと当てて穏やかに蠢く。目の前のうなじに吸いつき、乳をまさぐり、耳を食む。
……実を言うとまだ少し、彼女の不思議に煙る瞳を直視できないでいる。本人には告げずにいるが、とうに悟られているだろうとも思う。
それでも、彼女を愛しく想う気持ちに嘘はなかった。
理由はともあれ、果ててそのまま粥匙のように重なって眠りにつくのが、彼は堪らなく好きなのだ。
「……う。」
ふと込み上げた疼きに、足立は口元を覆った。
去った筈の熱が、再び澱のように溜まってゆくのがわかる。
──二回目、付き合ってくれるかな。
無意識に差し伸ばした手が、掛布団の下、彼女の弛緩した太腿へ届く。そこにはまだ先刻の情交の跡が、乾いたままへばりついていた。
もう一人くらい欲しいのは、二人の総意なのだけれど。
──あの子はまだ小さいし。……それにさゆりさん時々、覗かれるのが嫌だとか、妙な事言うんだよな──
「──って、うひああっ!?」
味わいなれた感触に、足立は身を震わせた。
例え目隠しをされても判る。首筋に、愛妻の冷たい両掌。
「さ、さゆりさ……」
「いやだ、あなた。
さっきから背中でもぞもぞして」
薄闇にぼんやり浮かぶ双眸。
いつもの神秘的な無表情を向けられ、彼は慌てて太股の手を引っ込めた。
「ご、ゴメン……じゃなくて!
もしかして、ずっと起きてたの!?」
「ええ。だって、あなたを起こしたの私だもの」
なるほどと一瞬納得し、──足立は頭を抱えた。
「頬に触ったのは君か……!」
「かまってくれるかと思ったのに。
あなたったら、ちょっとキスしただけでぶつぶつ独り言ばかり」
言葉だけ聞くと可愛らしいが、彼女の場合は解釈に迷うところだ。
が、それにただ振り回されていただけの昔の彼は、もういない。
固まった腕をなんとかほぐし、彼は取り敢えず、華奢な体をぎこちなく掻き抱いた。
数年かかってようやく掴んだ、夫婦円満のコツである。
「え、ええと、ゴメンね?
俺も君にかまって欲しかったよ?」
「……ほんとう?」
見上げる瞳が、僅かに──本当に僅かに、潤んでいる、ような気がして。
あまりの愛しさに、彼は少々血の引く思いがした。
──って違うだろ俺ー!!!!
自分に突っ込んだ勢いで、彼は迷わず妻の唇を奪った。
滅多にされない噛みつくような接吻に、嬌声とも悲鳴ともつかぬ声が上がる。
すかさず舌を差し入れ、柔らかな口腔を舐っていると、乳房を掴んでいた手が優しく剥がされて。
「……さゆり?」
そのまま、先刻未練たらしく触れていた、太股へ。
彼は小さく息を呑んだ。
──さゆりさんが。
いつもはちょっぴりマグロ気味(まあ寿司屋だし)なさゆりさんが、
誘ってくれている……ッ。
「あ、あー、その。
も、もう一人、いいんだ?」
舞い上がるあまり少々興醒めな台詞を放った足立の頬に、目を伏せた彼女が、啄むような口付けを返す。
「さ、さゆ」
「その代わり」
変わらぬ甘い口調の筈なのに、ぴたり、と彼の動きが止まった。「ちゃんと、前から……ね?」
「え」
「たまにはあなたの目がみたいの。
どんなふうに見つめてくれるのか、すっかり忘れちゃったわ」
「え。でも、さゆりさ」
「ね?」
「……うん……。」
翌日、二人は昼を回ってから居間に現れ、両親に大いに冷やかされたのであるが。
足立がしばらく鉄剤を飲んでいたのは、夫婦の間だけの秘密である。
足立正広。
H市一微妙な愛妻家、と人は呼ぶ。
(おそまつ)
お目汚し失礼しました&一言下さった方感謝です!
ツッコミもありがたく頂きます。
よろしければまたここで悪ノリさせて下さいー。
>>445 足立の性格が巧く描かれていて良いですね!
GJ!
また書いてくださいね。
そこまで自虐されると、GJしたい気持ちが失せる
GJ!
>>640 GJ!
未来パラレルネタは初めて?じゃないですかね。
あとツッコミ…ではないですけど、クソ長いということは無いと思いますよ。
>>646 凄い所にアンカーを…w
649 :
646:2006/03/19(日) 19:02:31 ID:7pH1WSAV
GJ!長くないじゃないか。
仮の知らないから新鮮。噂のエロ公務員とホテル女もキボンww
あと
>いつもはちょっぴりマグロ気味(まあ寿司屋だし)なさゆりさん
に吹いた。
えー188デス
予告通りSide Bを上げさせていただきます。
ただ、カップリング表記間違ってました・・・ 佐藤→八千代(エロ無し)で、佐藤が可哀想です。
同日、同時刻の出来事ですが、カップリングが違うだけで展開が違うストーリーになる。
という違いを味わっていただけたら・・・と思います。
その日、珍しく彼女の方から申し出があった。
───買い物に付き合って欲しい。───
特に断る理由もないからOKをすると、時間と場所を丁寧に伝えられ、会話は打ち切られる。
俺達のデートは、そんな風にして始まった。
当日、待ち合わせ場所に15分ほど遅れていくと、そこに彼女は立っていた。
遠目から見てもわかるその姿は、見た目の美しさからだけではなく、その腰に深々と備え付けられた刀からもはっきりと捕らえることが出来た。
こちらの姿を見つけ満面の笑みで手を振りながらこちらに駆けてくるのは、密かに思いを寄せる轟八千代その人だった。
「おはよう佐藤君♪」
「おぅ、待たせてわるいな。……っと、どれくらい待った?」
口に咥えたタバコから煙を吐き出しながら尋ねる。この暑い日差しに長時間立ち尽くしていたのだろう、身体はしっとりと汗ばんでいた。
「そんな、全然待ってないから平気よ♪」
しつこく問い詰めると大体30分くらいと答える。こいつの普段の様子から考えてさらに30分は待っていたとみて間違いないだろう。一時間も待たせてしまったことに若干の後悔が混じる。
「それで、今日は何を買いに行くんだ?」
「えっと……お店の備品を買い足さないと行けないの、今まで伸び伸びにしてきたら色々と足りないものが出てきちゃって……だから荷物持ちをお願いしていいかしら?」
控えめに頼む轟。そんな目をされて断れるはずがない。それにもとより荷物持ちをするのは覚悟していたことだ。
「ま……まぁいいけどよ。なんかおごれよ。」
「そうね、買い物が終わったらお昼を食べに行きましょう、そこで何かご馳走してあげるわね。」
無邪気に笑いながら俺の手を引く轟、ヤバイ……こんな顔を近づけられて、今日一日持つ自信がない……俺はまだ始まったばかりのそのデートに早くも疲れを感じていた。
店につくと轟はさっそくあれこれ物色をしはじめた。買い足すものは事務所に必要なものなのでそんなにこだわらなくてもいいのだが、使いやすさとか大きさとかを一つ一つ細かくチェックしていき、品物を選ぶのにずいぶん時間がかかってしまった。
俺はといえば、轟があれこれ決めている間ずっとタバコをふかしているだけで、だらしないといったらない。
ちょこまかと良く気がつく轟の姿を眺めつつ。あいつはいい女房になるな……と、ぼんやり考えていた。
誰の女房なのかは考えると鬱屈してしまいそうなのでやめておく。
「ごめんなさい佐藤君、私も半分持つからお願いね。」
清算が終わり袋に詰められた荷物をすっと持つ
買ったものはそりゃあもう色々なもので、こまごまとした電池から果ては掃除に使うバケツまで、ここぞとばかりに不足しているものを買い集めたといった感じだ。
「よ……っと……」
両手に袋を抱えながら歩き出す。轟が半分持ってくれているため見かけはかさばっているものの実質の重さはさほどない。
店の中にいたときに若干雨音が聞こえたのが気になったが、外へ出ると既に止んでいた。どうやら通り雨だったらしい。
「しかしよ、これって普通店長とか音尾のオッサンがやることなんじゃないのか?なんでフロアチーフのお前が。」
道すがら、気になったことを尋ねてみる。
「杏子さんは今日は店長達の会議があるとかで出かけてるのよ。音尾さんは………あの人にはこれ以上働いてほしくないし……」
働いて手柄を立てられたくないということだろうか、これくらいのことは手柄にはならないだろ……と思いつつ俺は普段働いてないように見える店長が会議に出ていると知って珍しく意関心していた。
「あの店長が大人しく会議なんかに行くのか?」
「えぇ、お友達も別の支店の店長をやっているらしくて連れて行ってくれたわ。本当は今日ついでにデートのつもりだったのだけれど…でも一緒にお出かけするのはいつでもできるものねっ♪」
キャー と顔を赤らめながらはしゃぐ轟を見ながら俺は胸がチクリと痛むのを感じた。
また、あの女に獲られた……と
そんなことで嫉妬をするのは馬鹿らしいとわかっている。だがそれでも思わずには居られない、あの女がいなければ……と
轟に昔から寄り添い守ってきたのは尊敬するし、えらいとも思う。だがそれゆえに轟はあの女から離れられなくなっている。まるで忠犬のように尽くされる店長の姿に嫉妬と羨望が入り混じった眼差しを向けざるをえなかった……
654 :
640:2006/03/19(日) 20:20:01 ID:5j5w3jJ3
うおお、感想ありがとうございます!
うろん歴はそこそこですが、エロパロ投下は初めてなので色々至らない点があったみたいで申し訳ないス。
>自虐…というか、丁寧すぎました。お気に触ったらすんません。
>クソ長く
ないっすねw
>マグロ
ちっちぇーネタが受けて最高ス。
なお、文中の二人は旧仮の夫婦設定を借りてでっち上げたもので、細かい設定はみんな私のヤバい妄想です。
拝読dです。
それから、俺達は休憩を兼ねて手ごろな店を見つけて中に入った。
そこはオープンカフェみたいなところで、雨も止んで空は快晴に戻っていたので俺達は外のスペースに席を取る。荷物を脇において轟と向かい合って座ると、刀をはずして横に置いた轟はいつもと同じ笑顔で微笑んいた。
「やっぱり男の子ね。あの荷物を軽々持って。頼りになるわ♪」
「べ……別にこれくらいはなんともねぇよ。種島の手伝いだってしてるんだし。それよりそんなもの(日本刀)振り回すお前の方が力あるんじゃねぇのか?」
まただ、また素直になれない自分が出てきてしまった。そんなこと言ったら相手が傷つくのはわかっているのにどうしても口から出てしまう。ひねくれ者な自分がこの時ばかりは憎らしかった。
「そんなことないわ。やっぱり頼りになる男の子ってかっこいいもの。ぽぷらちゃんだって佐藤君が頼りになるからいつもお願いしてるのよ♪」
「じゃあ小鳥遊や相馬は頼りにならないってか?ハハハ」
轟に褒められて、思わず顔を赤らめてしまいそうになるのをまた軽口でごまかす。
「う〜ん、そうじゃなくて。小鳥遊君や相馬君もとっても頼りになるのよ?責任感だってあるし。でも、やっぱりうちの従業員の中では佐藤君が一番頼りになると思うの。だから今日の買い物だってお願いしたんだし。」
おそらくは思ったことを素直に口にしている轟、頼むからそんな無邪気な顔でこっちを期待させるような言葉を投げかけないで欲しい………俺はそう切に願っていた。
「そりゃまぁ店長があんな感じだからな……皆嫌でも責任感を持つっつーか……」
「杏子さんはいいのよ!!あの人はその場にいてくれるだけで素敵なんだから!!!」
目を爛々と輝かせながら店長の魅力について語りだす轟、俺はいつもの病気が始まったと諦めながらハイハイと相槌を打つのだった。
「あれ?今度は佐藤さんだ。」
しばらく話し込んでいると、不意に後ろから声をかけられる。慌てて目をやると、そこには見知った友人が二人立っていた。
「さっき足立さんに会ったばっかりなんだよ。そっちの子彼女?も〜、足立さんと良い今日はデートしてる野郎ばっかりなんだなぁ。ま、これだけ良い天気だと出かけたくもなるけどねぇ〜。」
カラカラと笑いながら一方的に話を進めていく悪友の姿に、八千代は不思議そうな顔で呆然と見つめているだけだった。
「そっか……佐藤さん彼女いたんだ……」
「あ〜ほらがっかりしない、あたしだって足立さんが女連れてるの見て少なからずショックだったんだから。ほらほら行くよ〜」
「う、うん……それじゃあ佐藤さん、また………」
控えめに手を振りながら二人は去って行った。後に残されたのは俺と妙ににこやかな顔で俺を見つめる轟。
「モテるのね。佐藤君♪」
「なんでそうなるんだよ。」
「だって、奥の大人しそうな子。佐藤君のこと好きみたいだったけど。」
「そんなことねーよ。アレはバンド絡みのダチだ。会う機会だって滅多にねーのに」
と、少しだけ自分に嘘をつく。さっき会った女二人のうち、片方が俺に好意を持っているのは知っていた。というより、アレで気付かないのはニブいどこぞの悪友ぐらいだろう。
しかし、俺では彼女の想いに応えることが出来ないからのらりくらりとはぐらかしてごまかし続けているだけだった。。
「そう?けど佐藤君見たいな人が彼氏だったら、あの子もきっと幸せだと思うわ♪」
そう言われて思わず眉間に指を当てて考え込む仕草をする……
この女はどうしてそうアホなことを平気で口走るのか……
その後は本当に気に止めていないのかその話題はすっぱりと終わり、いつものように轟の店長自慢へと戻っていった。
656 :
640:2006/03/19(日) 20:22:38 ID:I/Exv56o
しばらく話し込んでから喫茶店を出てワグナリアへ向かう。これだけの荷物だからとっとと置いておきたいというのもあったが、先ほどの部外者の乱入のせいで変に気まずい空気になってしまったというのもある。轟の方は別に何も思ってないだろが、こっちの気分が悪い。
さっさと事務所へと入り両手に持った荷物を机に降ろしたところで、俺はようやっと一息つくことが出来た。
「はー、疲れた。」
机に置かれた灰皿を自分の元に寄せて、早速タバコに火をつける。喫茶店は禁煙だったからタバコを吸うのは数時間ぶりだ。気分を落ち着ける意味もこめて肺にたっぷりと煙を吸い込む。
「お疲れ様、ありがとう佐藤君。」
コトリとコーヒーカップが目の前に置かれる。轟は今日これからシフトが入っているのか、既にウェイトレスの姿に着替えていた。このコーヒーも店の物なのだろう。
「別に構わねぇよ。こんなことでよかったらいつでも付き合うぞ。」
「ありがとう。本当に佐藤君って頼りになるのね♪」
「………そうか?」
不覚にも顔を赤らめそうになってしまい、とっさに顔を隠す。当の本人はというとそんな俺に気付かず、手際よく買ってきた荷物を整理している。
「これはここの戸棚に入れて………っと……」
手に持った備品を戸棚に入れようと背伸びをする轟、動く度に腰の刀が揺れていて見るからに危なっかしい。
その予感は当たったようで、背伸びが頂点に達した時轟の身体はグラリと大きく傾いていた。
「え……キャッ!!」
「あ、危ねぇ!」
小さく悲鳴を上げて倒れ落ちる轟を、とっさに立ち上がった俺が受け止める。狭い事務所だったこともありすんでの所でなんとか受け止めることが出来た。
と、そこで今の二人の体勢に気付く。
轟は後ろにまっすぐと倒れてきてそれを俺が後ろから受け止める。
つまり
俺は
轟を
後ろから抱き締めていた。
「あ……ありがとう佐藤君。」
薄い衣服を通して轟の柔らかな肌の感触が伝わってくる。
刀を振り回しているとは思えない華奢な体つきはとても艶やかで……良い匂いがした。
「あ……あの……佐藤君?」
不思議そうな顔で俺を見つめる轟、俺は轟を助けられた安心感と、抱きしめることが出来た嬉しさで頭が混乱していた。
「と、轟……」
そのまま腕に力を込める。抵抗の無い轟の身体は俺の胸の中に強く収まっていった。
ギュウ………
強すぎず、緩すぎず、初めて体感したその感触は俺の抑えてきた欲望を爆発させるのに十分だった。
そのまま後ろからキスをしてしまえ、という悪魔のささやきが聞こえる。一方で我慢しろと自制する声が聞こえる。
しかし、そんなの戦いになるはずがなかった。
俺は轟が好きなんだ。愛しているんだ。この腕で抱きしめたいんだ。俺の女にしたいんだ。
あんな男女みたいな店長より、俺なら絶対幸せに出来る。その自信もある。彼女の笑顔のためなら全てを投げ打ったって構わない。
押し倒せ 押し倒せ 押し倒せ!!
もう止めるものは誰もいない。刀で斬られたって構わない!!!というところまで欲望はエスカレートしていく。
ちゃらららちゃ〜らら〜♪ちゃららららちゃ〜らら〜♪
そして、その体勢のまま数秒、後少しで欲望が勝つ……といったところでソレは鳴り響いた。
ジーンズのポケットに忍ばせておいた携帯が無機質な着信を告げる。
それではっと我に返った俺は急いで轟を解放し、電話に出る。
「も……もしもし?」
──あ……佐藤か?──
電話から聞こえてきたのは、聞きなれた悪友の声だった。
「なんだ……お前か……」
電話の相手を認識し、俺が本格的に会話を始めると、轟は先ほどの出来事などなかったかのように──いや、轟にとっては先ほどのことは本当に無かったことなのだろう。俺が欲望と戦っている間もアイツは顔をキョトンとさせていたのだから──片付けを再開していった。
「あぁ?女を練習に連れてきたい?何馬鹿なこと言ってんだお前は。」
電話越しの相手が途方もないことを言い出すので俺は怒り出す。それは先ほどの時間を邪魔されたことによる八つ当たりだったのかもしれない。
「ったく、そんな下らないことでいちいち電話してくるな。今忙しいからまた後で掛けなおす。わかったな?」
冷たく言い放ち電話を強引に切ると、俺は深い深いため息をついて事務所に備え付けられたソファに腰掛けた。
チラリ、と轟の様子を見る。やはり動揺している様子はない。
電話が終わったことに気付くと轟はこちらを振り向き笑顔を絶やさぬまま言葉を発した。
「さっきは危ないところをありがとう佐藤君。助かったわ♪」
悪意のかけらも無い一言は俺を深く絶望させる。そういう無垢な発言を聞く度に自分の恋がいかに困難なものかがわかってしまうから。
「ただいま。お、八千代帰ってきてたのか。」
珍しく正装をしていた店長が事務所に入ってくる。会議に出ていたとか言っていたからそのような格好なのだろう。
「あ、杏子さ〜んお帰りなさ〜い♪」
その姿を見つけると途端に声色を変えて駆け寄っていく轟、その姿にチーフとしての威厳はなく。飼い主にじゃれ付く猫のようにひっついている。
「八千代腹減った。パフェ頼む。」
「はい!!すぐお作りしますね♪それじゃあ佐藤君。今日はありがとう♪」
今日一番の笑顔を見せてから、轟はフロアに戻っていった。店長も後を追うようにフロアへ行く。
「………」
そして、後に残された俺はその笑顔に見とれながらも、現実と理想の狭間に揺れ動きながら頭を抱えるしかないのだった。
俺の受難は、まだまだ当分終わりそうにない……
〜終わり〜
以上デス
んー、佐藤がちょっとストーカー気味かもと思いますが
八千代は犬組のミス生殺しだと思っているのでああいう状況になったら多分佐藤君は暴走してしまうでしょうと思って書きました。
補足っていうか蛇足ですが足立と佐藤が出会った女二人は本人の弁の通りバンド絡みの知り合いって設定です。
片方を足立の元彼女に仕立て上げたかったのですが、そこらへんの設定がわからなかったので曖昧なままにしておきました。
俺の頭の中では明るい喋り方の方が元彼女って設定デス
さて、次ですが予定では堕天使の脚本第二話の予定です。(ていうかもう出来上がってます)
第一話より鬼畜で酷い描写がありますが、それでも宜しければご期待下さい。
宜しくないです
>>637 二人はキス済みっていうのはこういう話を書くのはある程度関係が進んでたほうがいいかな、と思ってそういう設定にしました。
二人のファーストキス絡みは・・・書けたら書きたいと思います。
>>640 GJ!
足立さゆりっていうネーミングに萌えました
二人は結婚しても微妙な関係なんでしょうねぇ。
>>660 Σ( ̄▽ ̄;
…しょっ…精進します!!
188さん、お疲れさまでした。
わかっちゃいるけどシュガー、不憫だなぁ・・・w
それと鬼畜作品の場合は、名前なり本文の前に注意書きしてあれば問題ないかと。
663 :
640:2006/03/19(日) 21:23:24 ID:8iR7Fpcv
>>118 言い訳スレまで邪魔してすんません…もう吊ってきます
>誰の女房になるかは考えると鬱屈しそう
ピンポイントでツボですたwww
後、つい抱きしめちゃうところ
ちゃんとスローモーになって読めました
GJ!!
664 :
640:2006/03/19(日) 21:25:48 ID:BzRXeOMW
放課後、バイトに行く前に普通なヘアピンから宗太に貰ったヘアピンを付ける伊波
友達A:あれ?珍しいヘアピン付けてるね
伊波:えっ、これはその・・・
友達B:カレシにでも貰ったの?
伊波:いや、その・・・あの・・・ダッ(追求される前逃走しようとする
ガッ(逃走防止のために腕を捕まれる
友達A:逃げるってことは彼氏にもらったんだよwww
伊波:カァー(顔が真っ赤になる
友達B:わかった、ホワイトデーだ
伊波:マッカァー(さらに顔が真っ赤になる
なんとか逃げ出し、バイトに行った伊波
宗太:あのテーブルは女性客なんで伊波さんが注文とって来て下さい
伊波:うん
伊波:いらしゃくぁwせdrftgyふじこ
友達A:伊波が男と知り合えるなんてバイト先しかないと思って来ちゃった〜
友達B:さっき、話してた人?
伊波:マッカッカァー(とても顔赤くなる
>>188 様
GJ!!時間軸のリンクしてる話も良いですよね、それぞれが同じ町の中で生活してる感じがして。
>さて、次ですが予定では堕天使の脚本第二話の予定です。(ていうかもう出来上がってます)
出来上がってるなんて聞いたら我慢が出来なくなるじゃないですかw
お預けですね?
>>188 GJ!!案の定佐藤カワイソスww
生ごろしっぷりが良かったです。ルーセリで苦戦されてるのが信じられんww
鬼畜系は前のとおり前に注意書きしてれば問題ないかと。
俺はあまりにも陵辱カワイソスな話は読めないんで・・・
>>666 お預けっていうか、連投規制に引っかかったら嫌だな、と
今日中には上げようと思います。
>>667 ルーセリはセリのエグイ過去がネックになってます。
自分実際絵を見て全容を知ってるわけじゃないんで下手に書いてイメージ壊したくないっていうか。
気にしないで書けばいいのかもしれませんがどうしても気になってしまう……
とりあえずセリに媚薬使う方向で考えてはいるんですが……
連投規制って30秒規制以外にもあるの?
詳しくなくて細かいことは知らないんですけど。
なあ、
>>665を書いたのは俺なんだけど、経緯を説明してもいいのか?
名乗りをあげるべきなのか?
671 :
640:2006/03/20(月) 07:06:53 ID:gdGL0QXb
ええと、感想でちらっとリク頂いた、旧仮の設定パラレル(公務員×ホテル従業員)です。ダメな方スルーで。
あの気になるラストの続きを妄想してみますた。
なお便宜上、公務員は東田、ホテル従業員は華、となっていますが、
Working東田宮越とは何の関係もございません。たぶん。
エロ無し結婚話です。
「えっと……アレが、来ないんだが……」
「じゃあ結婚するか」
『SHOTGUN MARRIAGE!』
──ゴーン、リンゴーン、リンゴーン。
気が付くと花嫁だった。
「──なあ東田」
「なんだ東田」
控え室で純白レースのひらひらにコブラツイストをかけられている私を、同じく上下真っ白な東田(全く似合ってない)が、面白そうに見下ろしている。
「……なんで私が東田なんだ」
「馬鹿だな。結婚するからだろ」
「誰と」
「俺と。」
「なんで」
「──そもそもおよそ4ヶ月前」
「? ずいぶん前の話だな」
「俺の推測では、二人で土砂降りに遭ったあの晩だ」
ああ、あの日もお前エロかった──って!?
「いやわかったもういいっ」
なにを言い出すかこの男は!
焦る私を無視して、東田は呑気に眼鏡を拭きはじめる。
「お前が俺のシャツを借りて」
「いい、ききたくないヤメロ」
「ナチュラルに誘惑するから俺も──」
「ひがしだー」
立ち上がろうとしてドレスの裾を踏む。つんのめった私を支え、彼は有無を言わさずソファーに戻した。
「暴れるな妊婦。」
「誰のせいだ!」
「──そもそもおよそ4ヶ月前」
「東田あ!!」
「そう興奮するな。中身が出るぞ」
「こ、コワいこというな!眠れなくなるだろ!」
「大丈夫、毎日一緒に寝てやる」
「なんでだよ!」
「結婚するからだろ。」
……ふりだしにもどる。
これではラチがあかない。私は東田の気
を引くように、ジタバタと手を振った。
「だ、大体だ!私はなんにも相談されてないぞ!」
「したろうが。相談」
「ウソつけっ」
「──2ヶ月前」
突然オデコを弾かれ、私は慌てて身をひいた。
「な、なにすんだよっ」
「俺が掻き集めた式場パンフレット12冊を、うわーどれも綺麗だなあ、の一言で済ませたのは誰だ」
「……お、覚えてない。そんなの」
「半月前」
わざわざ手袋を外した指で、鼻を摘まれる。
「ふがー!」
「下見に連れていった中央チャペルガーデンで、
ここでキャンプファイヤーしたら盛り上がるな、とほざいたのは誰だ」
「……覚えてな」
「しかもウェディングプランナーの前で」
「い……。」
「あの時の彼女の愉快な顔を、俺は一生忘れないだろう」
「ひ、……東田」
「まだあるぞ。
買ってやったブライダル雑誌の専門用語が読めなくて、“たのしいけっこんえほん”状態になってたのはだれ──」
「相談されたされましたマジで」
「わかればいい。」
手袋をはめなおし、満足げにうなずくエロ公務員。
なんとコイツが、今日から旦那様なんだそうだ。
いつもいつもこんなふうに、からかってばかりのコイツが──。
不意に泣きたいような気分におそわれ、私は下を向いた。
考えたら私たち、ぜんぜんつり合ってないじゃないか。
学力も、収入も、性格も、……料理の腕も。
だから、コイツは私がいなくたってきっと大丈夫。
私は、コイツがいないと……。
なんで、私を選んだんだろうか。
一体どこが良かったんだろう──?
「……華。」
キュッと手を握られて、我に返る。
「あ、……な、なに?」
「いや、思ったんだけどな」
掴んだ手のひらを持ち上げ、東田はまっすぐ私を見た。
「──良かったな。俺に貰われて」
「……!……」
──そんな顔して、笑うから。
何様だとか、こっちのセリフだとか、胸のモヤモヤとかが、全部どこかへ消えてなくなって。
私はただ黙ったまま、小さくうなずいた──
「二人とも、そろそろ時間だってー」
扉の向こうから、おきゃくさ……もとい柳葉さんらしき声がする。
「だとさ。ほら、行くぞ」
「……ん。」
彼の手に掴まって、ゆっくり立ち上がる。
ようやく少し目立ってきたおなかに手をやると、東田はちょっと横を向いて首筋を掻いた。
「なに、照れてるのか?」
「まあな」
「セイゾウシャの自覚はあるんだな」
「お前、今の漢字で書けるか?」
……………。
バレンチヌス様。私は少し早まったかもしれません。
──ラブアンドピースじゃよ──
チャペルの鐘の音が響き渡る中、どこか遠くで、そんな声が聞こえた気がした。
(fin)
674 :
640:2006/03/20(月) 07:17:45 ID:TMAc+atI
うーんありがち。
飲み会明けの投下なので誤字脱字多そうだ、すみません。
それにしても性格が別人だ。
ちなみに華(仮)の一人称なので漢字少なめです。それが華クオリティ。
SHOTGUN MARRIAGEは「できちゃった結婚」って意味です。まんまです。
それではお目汚し失礼しました。
675 :
87、88:2006/03/20(月) 07:53:29 ID:5a/ZBhZZ
うぉ〜皆まとめてGJ!!
村主、足立小説ただいま書き途中です。
被っちゃった所を直すのが大変だ・・・。
>>640氏
GJ!ラブラブだなこいつらw
しかしショットガン…なんてそのままなんだ…。
ツッコミというかなんというか、
「アレが来ないんだけど」のエロ公務員の切り返しは
「そうだろうね」
だった気ガス
ちなみに「SHOTGUN MARRIAGE」の語源は
孕んだ女性の父親がショットガンをもって男に「責任を取って娘と結婚しろ」と迫ったところからです。
>>677 ああ、そうなんだ…てっきりアッチの意味かと
ショットガンだろうが水鉄砲だろうが出来る時は出来るからな
680 :
640:2006/03/20(月) 15:30:24 ID:InOWXTdm
>>676 そ う だ っ たorz
酒入ってるとこれだから…(嘘です確認しなった私が悪い)
ご指摘どうもです。まとめ格納の際直して貰おうかな…
>>670 スマソ。投下にまみれて見逃してた。待合所で気付いた・・・
何か誤解があるなら説明しといた方がいいんじゃないかと。
こちらから言えるのは待合所はなかなかデリケートな所なんで
作品投下はこっちで一応の決まり
(最初にカップリング・エログロの有無明記)守って投下するほうが
お互い気持ちよく過ごせるかと思われですよ。
>>672 エロ公務員GJ!
仮の見たことないですが非常に楽しめました。
東田・・・やっちまったんですね・・・
>>681 待合所の方見てましたけど
アレはその場の雰囲気で書いたって感じで明確に作品を意識して書いたってわけじゃなさそうですね
だから特にそういう決まり<カップリング明記を押し付けることはないと思いますよ。ネタなんですから
待合所で「俺は職人云々〜」って発言をするからややこしくなったのかと
>>682 そうなのか、あのあたり混沌としててなかなかつかめなんだ…。
>726 派手なヘアピン付けて学校に行って
>友達A:あれ?珍しいヘアピン付けてるね
>伊波:えっ、これはその・・・
>友達B:カレシにでも貰ったの?
>伊波:いや、その・・・あの・・・ダッ(追求される前逃走
最初にコレを書いた人がいておれは小ネタが浮かんだんで
>728 :マロン名無しさん :2006/03/19(日) 21:25:05 ID:???
>派手なヘアピン付けて学校に行って
>友達A:あれ?珍しいヘアピン付けてるね
>伊波:えっ、これはその・・・
>友達B:カレシにでも貰ったの?
>伊波:いや、その・・・あの・・・ダッ(追求される前逃走しようとする
>ガッ(逃走防止のために腕を捕まれる
>友達A:逃げるってことは彼氏にもらったんだよwww
>伊波:カァー(顔が真っ赤になる
>友達B:わかった、ホワイトデーだ
>伊波:マッカァー(さらに顔が真っ赤になる
改変したんだ。で、さらに
>731
>バイトの時だけヘアピンを気にする伊波、ってのもありなんだけどな。
これを見て、
>>665をむこうに書いた。
こっちに投下したのは別人。
あとはたまにむこうでレスしただけで、自分で職人だとは名乗らなかった。
だから
>>735は別人。
俺にとってはただのレスの改変だったんだけど
まとめサイトに保管とかって話があってびびった。
お、思いのほかヤヤコヤシス……w
ID出ないからその辺住人にも伝わらんかったんだな。
何か色々乙でした。
最後に名乗っておく。
保管しろって話があったんで、
タイトル ヘアピンSSS
カップリング まひる→宗太
注意書きとして、元ネタは改変レスとつけておいて欲しい。
>>672 GJ!会話のテンポがいい
>キャンプファイヤー
いかにも言いそうで吹いた
俺の記憶違いじゃなければ、仕込んだ日wにされてる土砂降りネタも仮のにあったよな
688 :
640:2006/03/20(月) 18:15:48 ID:IYxDh361
↑友よサクラありがとう。
でも私の携帯で書くと自演になるんだよ!頼むよ、意味ないよ!!!
失礼しますた
>>686 了解です、今後改変ネタ作る時は気をつけるッス。
689 :
640:2006/03/20(月) 18:36:30 ID:TMAc+atI
ちなみに読ませたら感想書いてくれただけで、友人本人に悪気はないス
不快に思った方すみません…ってこのレスがウザイか…
>>668 亀レスですが
媚薬とは考えましたね。
私にはルーセリに挑む勇気が足りないので…楽しみに待ってます!
連投スマソ
そもそも匿名掲示板で友人とかそういうリアの話題を出すこと自体ウザいんだが
こんばんは、188です。堕天使の脚本第二話を投下させて頂きます。
カップリングはソルガソシア裏ヒシン×エリカ(ちょっとリリザもあります。)です。
今回はいつもの純愛系と違うので以下の注意事項に当てはまる人はDoNotDisturbをNGワード指定にしてご覧下さい。それで表示されなくなります。
※1.凌辱モノが苦手である
※2.○○(キャラ名)を犯すのはやりすぎだと思う
※3.キャラクターのイメージが崩れるのは認められない
※4.裏ヒシンが目隠しをとっても裏のままなんて認められない(ぉ
それでは、行きます。
ヒシンとリリザが物置に篭るようになって三日が経とうとしていた。初めの内は皆行方不明かと騒いだが、双子が屈託ない笑顔で
「すぐ戻るって言ってたよ。」と言うと皆一様に納得していた。ヒシンは団員の中では若い部類にはあるものの、表の彼のその落ち着いた物腰は信頼が厚く、彼なら安心だろうという風に思われているのが幸いした。
一方のリリザは元々箱の中に篭りきりだったので、数日姿が見えなくても箱の中にいるのだろうと勝手に解釈してくれていた。
その裏で何が行われているのかも知らず……
「ん……ぁ………ぃぃ……はぁ…ん……っ…くぅ!」
人知れず存在する物置では、狂気の宴が今尚続いていた。
ヒシンは強制的に目隠しを施され、裏の人格が出現し、リリザを攻め立てる。
三日前から続くこの宴により、リリザはすっかりヒシンの肉棒の虜と化していた。
「ほら、またイッちまうんだろ?この雌豚がっ!」
罵声を浴びせられながら深く深く突き刺される快楽、雌豚と呼ばれてもそれすらを快感の材料としてしまえるほどに、リリザは堕ちてしまったのである。
「はぃ…また………また気をやってしまいます……んぁ!………リリザはぁ……ヒシン様の熱いモノで……あぁ!!! いいいいイッてしまいます!!!!」
その痴態に満足げに微笑むと、ヒシンはリリザを絶頂へと導く。その結合部はまるでバケツをひっくりかえしたかのように二人の体液でグチャグチャになっており、床を汚していた。
「アアアアアアアアアアッ!!!!!!」
一層大きく震え、リリザはぐったりと倒れこんだ。ヒシンは、そんなリリザを気にする様子もなく床に転がしたまま気だるげに後始末をした。
「やぁ師匠。調子はどう?」
そこに、今回の痴態の演出家達がやってくる。
「あぁ、かなり良い具合だ。三日間寝る間も惜しんでヤッてたからな、壊れて使いもんにならなくなるかとも思ったがぜんぜん違う。むしろヤればヤるほど敏感になっていく。根っからの色情狂だぜコイツはよ。」
今だ絶頂の中にいるのか、ハァハァと肩で息をするリリザを見下ろしながらヒシンは言う。
「ハハハ、三日間ヤりっぱなしか。さすがリリザちゃんだね。それより……」
倒れているリリザをコツンと蹴りながら、演出家の一人、ソシアは表情を変えた。先ほどまでの愛くるしい天使のような顔とは違う。悪魔の顔を覗かせる。
「そろそろ次の獲物を狩ろうと思うんだ。その目隠しはずしても大丈夫かな?」
「フン、心配いらねぇよ。お嬢ちゃんがヒィヒィ言いながらよがる姿は表も感覚的にわかってる。とっくに自我が崩壊してるよ。今なら目隠しを無くしても俺が出ていられるはずだ。」
「じゃあ、取るよ……」
もう一方の演出家、ソルガが緊張した面持ちで目隠しを外しにかかった。この彼等の計画には裏のヒシンが絶対に必要なのだ。これで元のヒシンに戻られてしまっては元も子もない。
それだけでなく、下手に表に今回の騒動を知らされるようなことがあれば自分達の今後の生活にも支障が出る。嫌でも緊迫した空気が流れる。
する……するり……
しっかり止められた包帯が丁寧に剥される。最後の一巻きが床に落ち、ヒシンの目に光が戻っていく。
……数刻の後、ヒシンの口が開かれる。
「あれ………ここは…どこですか?……あれ、団長の息子さんじゃないですか。どうしたんですか?こんなところで。」
ソルガもソシアも大きく目を見開く。この口調は明らかに表のヒシンのものだ。計画は……失敗なのか……
「……って、言えばいいんだろ?」
失敗かと思い逃げ出す慌てていた双子の肩をがっちりと押さえ込む。その声色は……間違いなく裏ヒシンのものだった。。
「包帯とっても口調が裏のままだと怪しいからな。どうだ、迫真の演技だろう。」
そこに浮かべる下卑た笑いは、表の彼からは考えられない。確かに裏のヒシンのものだった。
「は、はは……ビックリしたよ師匠。まさかそんなことも出来るなんてね。」
「でも、これで心置きなく動けるよ。」
「そう言われると光栄だな……で、次のターゲットは格闘馬鹿だったか?」
ソルガソシアが引きつった笑いを浮かべながら頷く。どうやら先ほどの演技はよほどビックリしたらしい。
「エリカちゃんだね。いっつも一人で壁の修理してるから、襲うのは簡単だと思うよ。」
「あぁ、確かに襲うのは簡単だ。だがな、腐ってもあの金髪の妹だ。下手をするとこっちが痛い目を見るぞ。そこらへんの対策は……」
「もちろん出来てるよ。母ちゃんの部屋からコイツをくすねてきたんだ。」
そういってソシアはポケットから、丸いボールのようなものを取り出した。
ひそひそと話し合う三人と共に、堕天使の脚本の第二幕が、静かに上がり始める……
トンカントンカントンカン……
昼間のサーカス団に軽快なカナヅチの音が響く。壁を壊してしまった少女が、一人で大工仕事をこなしているのである。
彼女の名はエリカ、サーカス団ピエロであるルースの[自称]妹にして格闘家である。
ふとしたことから壁を破壊してしまい、以来修理を押し付けられてしまっているのだ。
「んー、そろそろ釘が足りなくなってきたな。」
板に釘を打ちつけながら一人愚痴る。生来の不器用さからか、作業はなかなか進まない。黙々と作業を続ける彼女の元に、来客がやってきた。
「どうもエリカさん、作業の方は進んでますか〜?」
ほうきでホコリを払いながら、のほほんとした顔のヒシンがやってくる。当然その裏に隠された狂気は知るべくもない。
「ん?あぁ、あんた戻ってきてたんだ。まぁボチボチって所かな。」
「そうですか、ならよかった。何か困ったことがあったら言ってくださいね。」
出来るだけ自然に表の彼がするように言葉を発するヒシン。
「あ〜、だったらついでだ。釘と板が足りなくなったんだけど、新しい奴はどこにあるんだ?」
ヒシンのそんな様子も杞憂に終わり、エリカは普通に反応を返す。
「あぁ、だったら案内しますよ。道具置き場はわかりにくい所にありますから……」
僅かに、本当に僅かに目の色を変えながらヒシンはゆっくりと例の倉庫に向かって歩き出した。エリカは気付かない、ヒシンの目に血に飢えた狩人の魂が宿っていることに……
そこは、人気のない倉庫……つい先ほどまで痴態が行われていたとは思えないその場所にエリカは足を踏み入れた。
「なぁ、こんな所に本当に板だの釘だのがあるのか?もっと手前の場所にそれっぽいものがあったと思うんだけど……」
倉庫特有の湿った空気に不快感を覚えたのか、エリカが愚痴る。ヒシンはかまう様子も無くゆっくりと歩みを止めた。
「えぇ、そうですね。釘も板もサーカステントの方に置いてありますから。」
「な、じゃあお前どうしてこんなところに。」
怒りを露にし、ヒシンに掴みかかるエリカ。
「そりゃ……決まってるじゃないですか……………」
───あなたを雌奴隷にするためですよ───
その刹那、エリカには何が起きたのかわからなかった。いかにもトロそうな風貌であるヒシンに自分が負ける訳がない、という油断からか……倉庫に充満する嫌な気配のせいか……兎に角ヒシンの動きをエリカは捉えることが出来なかった。
わかっていたのは、首筋に突き刺さった一本の注射器と、薄れ行く意識の中で鋭い眼光を向けるヒシンの姿だけだった。
ピチャ……ピチャ
その水の音でエリカは目を覚ました。意識は朦朧としており何も考えることは出来ない。身に纏っていた衣は既に無く、眼前には団長の息子である双子がナメクジのように自分の肌に舌を這わせているという現実が広がっていた。
「おめざめですね。お姫様。」
「ん……ぁ…れ………ほほは(ここは?)」
「さっきの倉庫だよ。暴れると困るから筋肉がユルユルになる薬を打たせてもらったけどね。」
乳首を甘噛みしたまま双子の片割れ…ソシアが答える。成程、力が上手く入らないのはそういう事情か。と、エリカはゆっくりとだが現状を把握した。
「そんな様子じゃ快感も感じねぇだろうが安心しな、薬の効き目はすぐ切れる。薬が切れてきて徐々に取り戻される快感の波にお前はゆっくりと狂っていくんだ。光栄だろ?」
辛い身体でどうにか視線を上げると、薄暗い倉庫の奥に先ほどと同じく鋭い眼光をしたヒシン椅子に立て肘を突きながら構えていた。
双子の格好はいつもと同じ服だったが、ヒシンの方はシャツを着ているものの下半身は露出していて、その剛直を紫色の髪の少女……そう、リリザに奉仕させていた。
「おらリリザ、もっと気合入れてしゃぶりな。これからあの姉ちゃんをタップリ犯してやらなきゃいけないんだからよ。」
「ん………んごぉ……ちゅ………ちゅう……」
目に涙を浮かべながら必死に奉仕を続けるリリザ、頭を押さえつけられてはいたがその目には確かな悦びが映し出されていた。
「ら………らんれこんらころろ(な……なんでこんなことを)」
筋弛緩剤のせいで上手く喋ることが出来ないまま、エリカは言った。
「なんで……って、そりゃあ、僕たちがそうしたいからさ。」
「身体が動かなくてもこんなに濡れちゃうくらい淫乱なんだもん。僕達が調教してあげないと、いつそこらの男に発情するかわからないしね。」
グチュリ……ソルガはエリカの淫裂に指を這わせたまま言う。既にそこは濡れはじめていた。
「まさかその年まで処女ってことはないでしょ?この辺りの治安は悪いんだ。処女専門のレイプ魔なんていうのはうじゃうじゃいるんだし……クスクス。」
エリカは鋭い目つきで双子と、その奥のヒシンを睨みつける。
そしてその話を聞き流しながら彼女はようやっと取り戻された感覚に意識を集中させ始めていた。今の自分は両手を手錠で繋がれ鎖によって上につるされている。
衣服は何もなく、足を止める枷もない。縄の跡がつくのがいやなのか素肌を拘束されていないのは救いだった。
感覚が戻れば逃げられる。
そう確信が持てる状況だったのである。
エリカとてこの治安の悪い世の中を生き抜いてきた女性である。男に乱暴されそうになったこともないわけではない、そしてその対処法も心得てていた。
この手の男達は女性を見くびっており、動けない自分に対して必ず隙が生まれる。そうすればこの鎖を引きちぎってでも逃げることは十分に可能と考えていた。
「はんはら……ふひにふるのほいいはへんにひははいほ(あんたら……好きにするのもいい加減にしなさいよ)」
動かない口を精一杯動かして皮肉を言う、時間を、とにかく時間をかせがねば。打たれた薬の量は極僅か、効き目が切れるのが早いというのもあながち嘘ではなさそうだった。
「ははは、何言ってるのかわからないけど。僕等はやめないよ。この世の雌を全部僕達のものにするまでね。」
そういって双子達は、エリカに対して愛撫を再開した。乳首を吸い、へそをなぞり、内股をさする。徐々に取り戻される感覚からは微量ながら快感が伝わっていた。そして、それと同時に自らの身体の自由も取り戻されてくる。
ピクリ
試しに指を一本だけ動かす。先ほどまではビクともしなかったが今は確かに動かすことが出来る。
目算で見て大体後20分ほどで力を入れられるまでに動かせるようになるはずだ。
それまで……それまで耐える。
唇をギュっとかみ締めながら長い長い戦いを始めることにした。
「ん……ぁ…」
ぴちゃ……ぴちゃ
双子の愛撫に、エリカは段々と声を漏らすようになってきていた。見下ろせば双子はまるで乳飲み子のように自分の乳房に吸い付きチュウチュウと音を立てている。
それだけ見れば甘えん坊な子供のように見えるが、その手が自らの陰部や尻たぶといった性感帯に這わされていることを思えばその様子は空恐ろしいものにすら感じられた。
「は……ぁ……ん!」
エリカがビクンと跳ねる。膣内に入ったソルガの指が自分の弱点を引っかいたからだ。
「クスクス、もうこんなに溢れてるよ。」
「ねぇ師匠、この子もう貫いちゃっていいでしょ?」
「まぁいいだろ。この企画をしたのはお前らなんだ。譲ってやる。」
10…9…8…7…6…5…4…3……
「それじゃいくよ。大丈夫、痛くないから」
ソシアを押しのけ、ソルガがつるされたままのエリカの足を広げる。
2…1…0………
「ゴメンな…」
頭の中のカウントが0になるのと同時にエリカはそう呟いてから、完全に戻った感覚を腕に乗せて鎖ごと一気に引きおろした!
ブチィ!ジャラジャラジャラ!!
古ぼけて錆び付いた鎖は一気に引きちぎれ、そのままソルガの脳天に拳ごと振り落とされる。
ゴスッ!!
ゴメンと謝ったのは痛いことをしてしまう双子に対する謝罪だった。初撃がソルガに命中するとそのまま彼は昏倒する。
足を広げたままだったので不恰好な形でしりもちをついてしまうが、それでもエリカはひるまない。一気に体制を立て直すとソシアの鳩尾にボディブローを打ち込みこれまた気絶させる。これで自分を拘束できる人間はいない。
右足を軸にして大きく跳躍、後はドアの近くに構えているヒシンに一発お見舞いすればいい。
「食らえ……この、変態野郎!」
渾身の一撃をヒシンの顔めがけて打ち下ろす。先ほどは油断があったが、自分とこの男とでは運動量が違う。そう確信していたので確実に命中するはずだった。
しかし、その拳はヒシンに当たらない
「甘いな。」
ニヤリと笑ったヒシンが手に持ったボールを床に叩きつけると、そのボール……照明弾は大きな光を放って炸裂する。
「ぅ!」
突然の出来事に目がくらむエリカ、そしてその隙にエリカの鳩尾にはヒシンの拳が叩き込まれていた。
「ゴフッ!!」
ドサリ、と倒れこむエリカ。ゴホゴホと咽ながら腹をかかえてうずくまる。よほど強く殴られたらしく、若干だが胃液も口から漏れていた。
「浅知恵だったな、薬の効き目が切れた瞬間を狙って動き出したのは見事だったが、その後の動きがお粗末過ぎる。」
ガス! エリカの頭を力強く踏みつけながらヒシンは言った。
「アグゥ!」
苦痛に顔をゆがめるエリカ
「あそこまでの計画をアンタが瞬時に立てられるほど頭が良いとは思わなかったが、この程度の反抗は予測しているものなんだよ。時折指を動かして薬の効き目を確めてるのがバレバレだったぞ?」
あくまでエリカを見下しながら喋るヒシンの口調は冷酷そのものだった。
「お前に何故傷をつけなかったかわかるか?あんな錆びた鎖で繋ぎとめて、他に足枷もつけなかったのは何故かわかるか?全てはこうするためなんだ……よ!」
頭に当てた足をどけ、そのままボディに蹴りを加える。
ガスッ! ガスッ! ガスッ!
「あんたみたいな! 腕自慢の女は! 一度中途半端に負かして復讐の機会を作ってから! 徹底的にぶちのめすのが!一番効果的だから………な!」
最後の蹴りが命中すると、エリカの身体は地面をサッカーボールのように転がっていった。そしてそのままぐったりと倒れこむ
「ぐ……ぅ……」
血反吐を吐きながらエリカは涙する。悔しい。こんな男に負けてしまった自分が、必死で考えた計画が浅知恵と読まれたことが。
「所詮あの金髪の妹だな、肝心なところで爪が甘い。」
スタスタと歩み寄ってくるヒシンの足音、普段ならなんとも思わないその足音が、今のエリカには怖かった。
「イタタタタ、エリカちゃん力一杯殴るんだもんな。」
腹部をさすりながらむっくりとソシアが起き上がる。
「な…んで…」
自分の当てたボディブローは決まっていたはずだ。エリカはそう考えていた……
「頭に食らったソルガの方はさすがに無理か、ま。反抗するってわかってれば腹に詰め物してダメージを減らすことくらいは…わけないよなぁ?」
エリカの考えに答えるかのようにヒシンが説明する。見ればソシアの腹には分厚いものが布のようなものが巻いてあり、衝撃をある程度分散させるもののようだった。良く見れば不自然なのだが、抜け出すことで一杯だったエリカはそれに気付かなかった。
「さて、エリカちゃんのプライドもズタズタになったことだし。そこでねっころがってるソルガには悪いけどそろそろ本格的にやらせてもらうよ?」
既にヒシンによってがっちりと組み敷かれているエリカの元に、全ての服を脱ぎ全裸になったソシアがやってくる。股間のモノは子供のものとは思えないほどにいきり立っていてその力強さを示していた。
「いや……いや……いや…」
涙を流しながら懇願するエリカ、既に自分でも悟っていた。この男達には勝てないのだ…と
「安心しなよ、すぐに俺達に従順になるようにしてあげるからさ。」
ニヤリと笑うソシアの目には、悪魔の魂が宿っていた。
それから数時間、エリカはタップリと凌辱され続けた。途中で目が覚めたソルガもすぐに加わり、三本の肉棒がエリカを襲った。
前も後ろも口内も、休まることはなかった。
隅で震えていたリリザも、その宴に参加することになり、エリカはリリザの陰部に奉仕を強要させられた。
断ったり嫌がったりすると容赦なく拳が飛んできて制裁が加えられる。もう一度反抗を試みようと暴れてみたものの、今度は縄で身体を締め上げられ、身動きを完全に封じられてしまった。
そこでエリカは悟る、先ほどまでの双子の愛撫はこの男達にとっても時間稼ぎだったのだと、わざとゆっくりとした愛撫で自分が動けるようになるまでの時間を作り、反抗させる。まさしく自分は掌で踊っていたに過ぎなかったのだ。と
その考えに行き着いた時、エリカは反抗することを辞めた。
反抗しても適わない。むしろ反抗しなければ彼等は快楽を与えてくれる。自分の崩れた格闘家としてのプライドを埋めてくれるには十分すぎるほどの快楽を……
そして…エリカは完全に堕ちた。
「ん!はぁ!!!もっとぉ!もっと突いてぇ!!」
倉庫の隅のマットに寝かされたエリカは、快感に悦びの声をあげていた。
エリカの陰部は何度目になるかわからないソルガの肉棒をしっかりと咥え込んでおり、菊座には用意したアナルビーズがしっかりと挟み込まれていた
傍らのソシアとヒシンはその様子を黙って見続けている。調教も最後の段階に入ったという証拠だった。
「ほらほら、突いてあげるよ。ここ、ここがいいんでしょ?」
ソルガが腰の動きを変則的に変えながら突き上げる。そのたびにエリカは歓喜の悲鳴をあげ、さらなる快楽をむさぼる。
既にその目は雌奴隷そのものだった。
「ほら、もう一度言えたらイカせてあげるよ。君は何?」
「は、はい!わ……私は!ご主人様達の雌奴隷です!!ご主人様達が望むがままに股を開く淫乱な女です!!ですからぁ……ですからぁ!!」
よほど昂っているのか、その声は悲鳴に近いものが混じっていた。
「ですから……何?」
途中までいえた褒美に、乳首をキュっと摘みあげると、エリカは更なる悲鳴をあげる。
「ですから……イカセて……んぁ!あ、ああ!……イかセてクダさいぃ!!」
「雌奴隷の身分でイカせてなんて頼んでいいの?違うでしょ?」
今度はお仕置きといわんばかりに、奥まで突き入れた肉棒をゆっくりと引き離す。
「んぁ!も、申しわけございません!お、お許し下さい!!ちゃんと言いますから!!!!」
引き抜かれる感覚に怯えるかのように懇願するエリカ。
「じゃ、もう一回ね」
ズブズブズブと音を立てて再びソレがエリカの膣内に収まっていく。
「ですから………どうか私を……エリカを…可愛がって下さい……ご主人様の思うがままに弄り、犯していただいて結構ですから。どうかこれからも私にご慈悲を下さい………お願い…します……」
「良く出来ました♪」
その言葉に満足すると、ソルガは一気に腰を深く突き動かした。
「ひぃ!んぁ!!ダメ!スグイッちゃう!イッちゃうよぉ!!!」
「いいよ。僕もイクから、一緒にイこうね。」
「ご、ご主人様ぁご主人様ぁ……あ!あ!…んあぁ!!!!!!!!」
ビクンビクン!! 大きく数回跳ねると、エリカはその日最大にして最長の絶頂を迎えた。同時にソルガが体内に精液を注ぎ込む。 収まりきらない精液は結合部分からあふれ出し、ごぷりと下卑た音を立てて床に染みを作るのだった。
数刻後、衣服を返され、綺麗に後片付けをすませた一行は最後の調教を行っていた。すなわち、外でこのことが漏れないように普通に振舞わせる逆調教である。
「いいかいエリカ、外ではこういった関係のことは一切口に出さないんだ。もし間違ってご主人様とかいったらもう二度と抱いてやらないからね。」
「は……はい……」
ソルガの忠告に真剣に頷くエリカ
「良い子だ。それが守れたらきちんと可愛がってあげるからね。」
優しくキスを交わすソルガ、その口は先ほどまで三人の精液を飲み干していたばかりなのだが、ソルガはそんなことを気にする様子もなく甘く蕩けるキスを続けた。
「ん……ふぁ……ソルガ様ぁ…」
そのキスに目をトロンとさせたエリカがにっこりと微笑んだ。その目には反抗や逃亡といったものは感じられない。
「で、次のターゲットだが……」
傍らにリリザをしっかりと抱き寄せたヒシンが尋ねる。どうやらヒシンはリリザがお気に入りのようだ。
「そろそろ巨乳が一人欲しいよね。」
「同感。だったら酒場のねーちゃんかな?」
双子が口々に思いを言う。
「そろそろ本格的に動かないといけねぇからな。先立つものとして金がいるだろ。そっちの方も進めないとな」
「もちろん。そっちの準備も抜かりはないよ。」
「クスクス。楽しみだね。」
ニコリと笑う三人に寄り添う美女二人、その様子を知るものはまだ誰もいない……
〜続く〜
以上です。
………見返してみるとあんまりエロくないことに気付きました…昨日精進しますって言ったばっかなのにこれじゃあいけませんね。
第三話は予定通りシンヤの予定ですが、こっちは二話よりはエロいかと思われます。
次の投下予定は……出来たらルーセリ……できなきゃ小鳥遊伊波……です。
頑張ります。
>>188 様
待ってた甲斐がありました!GJ!!
どちらかというとこのスレはノーマルな性癖の方が多そうなのでアレですが
楽しませていただきました。
次もまたwktkでお待ちしておりますです。
>>188氏
最初は『エリカって誰?』と思ったけどGJ!!
屈辱感がいいなぁ〜〜〜
小鳥遊君、ホワイトデーに菓子以外の物をナチュラルにプレゼントできるってすげえと思うんだけど……
一枝姉さんの教育の賜物か。
あと、小鳥遊X伊波が公式に確定した……ような気はするけど。
作者がまともな恋愛描くいてくれるはずはないから、どっちみち意味ないな。
あくまで個人的な感想だが
がはこまんがで一番まともな恋愛っぽい話だと思う >小鳥遊伊波
……あくまで「っぽい」なんだがw
…ってこういう話は本スレか
オリジナルの設定とかけはなれててうろんキャラである必要性が感じられなかった
似せる技術がないのかそもそも似せる気が無いのかわからないけど
キャラの口調・思考に違和感感じまくりです
136 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/21(火) 15:45:53 ID:???
エロパロ叩きしてた人が今度は向こうに乗り込んだみたいだ。
なんでこそこそ待合所に書いてるの?
あそこはそういう使いかたする場所じゃないって何度も言われてるのに
どうどう
かりのん見てたら、ちょっとときめいた(?)一枝姉さんが……ハァハァ。
それにしても、小鳥遊君は恐ろしい子だな。
不覚にもホワイトデーネタにハァハァしてしまいました。
(´Д⊂ 一枝姉さん…
>>704 >>705 似たようなレスだったので同時に返信させていただきます。
とりあえず、技術がないのは事実ですが、堕天使の脚本に限ればあえて似せずに書いてるという認識で頂ければありがたいです。
そもそも凌辱のかけらも無い漫画のキャラに凌辱させてるわけですからどこかしらに無理は生じてしまうので・・・
とはいえキャラの特性を掴みきれていないのは事実……ご意見参考にさせて頂きます。
とりあえず今後ですが、やっぱり評判が悪いようなのでもう一話だけ投下してみてやっぱり反応が悪ければその後は別所に投下(まとめサイトさんのうpロダ辺りにでも)させていただいて
それをまとめサイトさんの方で掲載していただく。という風にしたいと思います。
そうすれば少なくとも強制的に見ることはなくなると思うので。
では、また。
PS.完全にギャグ(エロ無し)のパロディなんかは需要ありますでしょうか?
>>188たんの気遣いハァハァ
…冗談は置いといてエロパロに来て注意書きまでされてるのに
そこまで言わなくとも、とは思うけど、まあ平和的に
うpろだ方式のがいいかもしれませんな。
あとギャグも大好物ですよと。
>>709 ギャグwwwwwキタコレwwwww
wktkしながら待ってます
なんか最近感想自体少なめな気もするけどねー
まぁもとの作品から考えればほのぼのかギャグ系の方がウケがいいのかも知れんけど、
ブタは背景にはハードな部分もあるし、そこまで気にしなくても…とは思う
なんにしても188氏の作品が読めるんならまとめサイトだろーが他所のうpろだだろーが
探しますんで、これからも頑張ってください
あえて似せずに書いてるってのにはちょっとがっかり
陵辱物を書くのが目的なら無理してヒシンソルガソシア出さずに
そこらのチンピラでも出しておけばよかったんじゃないでしょうか
>>713 スルドイ、次回はそのチンピラが出ます。(そーじゃねーだろ
>>188 期待しております。
個人的にこの連作はドツボなので是非とも最後まで読みたい…。
特に期待大なのがハル→サズあたり…連鎖堕ちとかだったら良いなぁ。
暫く書いてないので私忘れられてますよね。
友達に貸してたWORKING!!単行本がやっと帰ってくるので
次は犬組で書こうかと思ってます。
早く2巻出ないかなぁ…。小鳥遊姉妹が…。
>>714 チンピラ出そうが女側がオリジナルとかけはなれてたら意味ないだろwwwww
といちおう突っ込んどく
俺は正直陵辱系は駄目なんで、読んでないけど
ちゃんと注意書き読んで避けてるし
それ以外の188サソの作品は楽しく読んでるんで、
かんがってくださいとエール。
俺
ぽぷら絡みの書こうと思ってるんだが…
相手を誰にしようか迷っている
誰か希望するやつある?
ないなら2品目で追い出されたチンピラにするけど…
職人さんには職人さん自身が書きたいものを書いてほしい
そう思います。
でもチンピラ相手って全く想像できないw
じゃあ音尾さんとのほのぼのを
実はあれで性体験豊富だったらどうする。
部分的にでかいらしいからな。
相手とかは職人さんのご自由に〜
チンピラだと無理やりなのかな……やっぱ
前シュガーとの話があったからシュガーとか見たいかも
>>719 ポプラの相手が思いつかないからチンピラって考えたんだが…
一応大まかなあらすじも考えてあるしな
>>720の言うとおり音尾さんにしようかな?
文才がないから皆さんのお目汚しになると思うが…
ぽぷらのエロは無理だわ
チンピラだとdだロリコンになる
188氏から意見が!!!
心から尊敬しております。
チンピラにしようと思っていましたが皆さんの気分を害するおそれがあるので、音尾さんとのほのぼのしたエロを書きます。
これって不倫だよな…
>>726 奥さんに似てる、ということにしておけば大丈夫…?
>>680 最終的にどう保管すればよろしいのでしょうか?
「そうだろうね」だけで良いのですか?
絡みってエロだったの?
非エロのほのぼのって意味でリクしたんだけど
730 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 00:18:21 ID:mPuKfb4o
>>729 最近非エロが多いから忘れてるのかもしれんが、ここはエロパロスレだぞ?
基本エロに決まってるだろ
>>730 耳が痛いです…。
>>l0wtCpfb 様
私以上のお目汚しはないんで、どうぞご遠慮なく。
ぽぷら期待しております。
手錠伊波の続きとかって読んでみたいと言う方いらっしゃいますでしょうか。
また皆様の期待を裏切る方向に突っ走る可能性がございますが。
>>730 いやまぁ基本そうなのは分かってるけど非エロ多いじゃない
そもそもぽぷら音尾のエロなんてありえないw
ありえないなんてことはありえない
普通に考えたらありえない
普通じゃない人はありえると考える
そうか
ありえまくりなのに少ないアレリナキボン
…とはいいつつ職人さんあんまりリクとか受けずに好きなの書けばいいじゃまいかとも思うw
>>736 少なくとも私が書くと
どうみても原作の方がエロいです。本当に(ry
ということになりかねない…
手錠伊波ウケが悪そうなんでまた別のを考えることにします。
ネタも書かないのにコテつけてちゃ駄目だなぁ。
いや別にウケが悪いとかだれも言ってないじゃないか…そのなんだ…
最近職人さんの自虐が多くなかろうか…
そしてぽぷらとの絡みでまったく出てこなかった小鳥遊の信用の置かれっぷりはものすごいな
740 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 02:46:11 ID:mPuKfb4o
>>737 別に需要がないわけじゃない
楽しみにしてるんだし、むしろキッチリ完成させてくれ〜
>>738 待合所でも話出てたけど最近変なのが住み着いてるからね
職人のモチベーションが下がってるんじゃネーノ?
職人さんはあんなの気にせずバンバン書くべーし
前のをそのままコピペするとこのスレでは
職人様>>>>>>>>>感想を書き込む方>ROM>>>[越えられない壁]>>>>>>まとめの中の人
らしいからさ
頑張って下さいな
犬組ホワイトデー関連小話
梢×宗太
エロ有り投下
──ドンッ──
「宗太〜お風呂空いたわよーー」
「梢姉さん五月蝿い!」
梢姉さんがいつものように何も着ずに部屋に入って来る。正直ストレスがたまる。
「ねえ、そーーうーーーたぁーーー」
「ちょ、離せよ」
なんで風呂上がりを告げるに抱きつくのか理解できない。
シャンプーの匂いとアルコールの匂いをまとわりつかせながら、濡れた体と濡れた髪を俺に押し付ける。
……アルコールの匂い?
どう考えてもホワイトデーのプレゼントとしてさっき渡した大吟醸だよな。
多分、これは日本酒の匂いだし。
「風呂で飲むなよ」
「だって、宗太がくれたんだもん、飲まなきゃダメでしょ」
そう言って、更に強く抱きついてくる。
酔っ払いには言葉が通じない。
これは幼少の頃から学んでることだ。
「ねえ、伊波ちゃんには何をあげたの?」
「ヘアピンだよ」
「ふ〜ん、そうなんだ。ねえ、ホワイトデーのお返しが何がいい?」
「はっ?ホワイトデーはバレンタインのお返しだろ?」
「あ、そうだ、この前の続きをしてあげる♪」
「なんだよ?この前のつづ…」
なんだよ?この前の続きって?と言おうとして思い出した。
バレンタインの日に梢姉さんにされたことを。
──ドサッ──
梢姉さんが俺を押し倒す。
抵抗をしてみるものの流石は格闘家、素人の俺じゃかなわない。
「じゃあ、まずは宗太を脱がすわね」
梢姉さんはチャックに手をかけ、ベルトを外し、ズボンを脱がした。
ヤバイと思った。
「そーうーーた♪」
トランクスの上からでも分かるほど大きくなってる俺の息子を見て梢姉さんは声を上げた。
「なんだかんだ言って、準備万端じゃない!」
そりょそうだ、いくら姉とは言え、風呂上りの裸のまま抱きつかれ、豊満な胸を押し付けれて、シャンプーの匂いを嗅ぎ、
抵抗の際に生まれたままの姿を見てしまったんだから、思春期で女性経験も無い俺が平気なわけがなかった。
「これも剥ぐわね」
梢姉さんは優しく諭すようにトランクスを脱がす。
そして、豊かすぎる乳房の脇に手を添え俺の息子をはさんだ。
『ふにゅ』
元気すぎるほど勃起しきった俺の息子は、梢姉さんの胸ではさまれても、先端部分がその中に収まりきらぬほどの大きさになっている。
「宗太ってイヤラシイわね♪」
なんでこんなに楽しそうなんだろうか、疑問に思う。
梢姉さんは胸でする行為に工夫を惜しまない。
手で押さえ、上下に扱い、小刻みで左右に揺らしてみたり、動きに変化をつけるのも忘れない。
……努力を惜しまない人だ。
「うっ……はぁ……っ」
行為が続けられるうちに切羽詰まった声が出てしまった。
「ねえ、そ・う・た」
梢姉さんはより滑りを良くするために、舌を出して唾を己の真っ白な肌の胸の隙間に垂らす。
そして、乳房を押さえる手に力を込め、擦り上げるスピードを上げる。
「さきっぽも、舐めてあ・げ・る(はあと)」
「ちょろ、ちゅ、ちゅ」
梢姉さんは胸でしながら口でもするという高等テクニックを使い出した。
「ねちゅ…ちゅっ、ぽん」
先端に、舌先をつけては離してを繰り返し、またつけて舐め上げて周囲を這っていく。
「気持ち良さそうな顔してるわね…ちゅ、ちゅうう」
「う、う、う、あ」
もうすぐ発射されることがわかった。もう我慢できない!!!
『ぬろ〜ちゅっ、ぬずっ、びゅっ、びゅくっ、びゅるっ』
梢姉さんに口内発射をしてしまった。
「ごく、ごっくん……もう、宗太ったら量多いんだから♪どう?伊波ちゃんにはやってもらえないことでしょ。気持ち良かった?」
まだ俺の息子を胸に挟んだまま聞いてくる。
なんと答えたらいいか分からずに無言でいると
──ガチャ──
「宗太、風呂に行かないのか?」
一枝姉さんが部屋に入って来た。
タイミングが悪すぎる。
「お前ら……」
梢姉さんはたっぷりと怒られた。
その後─独白─
佐藤 エロなし
一応、「その後」ってやつとリンクしてます。
窓の外を見れば空は雲一つない青空で、手入れの行き届いた中庭からは鳥のさえずりが聞こえてくる。
のどかな空気なはずなのに何とも言えない不健康な臭いが混じって鼻をつく。
そんなことを考えながら廊下を歩いてた。
点滴くっつけた血の気の悪い怪我人やギャ−ギャ−と五月蝿い子供がロビーで騒いでるなかで、黒い服を着た人間が一人いた。
あっ、別に黒い服ってのは礼服ってわけじゃないぞ。ただのそいつの服の趣味だ。
手持ち無沙汰に病院のロビーで待ってるそいつに声をかける。
どうやら俺が来たことに気づいたようだ。
「わざわざ悪いな、せっかっくの定休日なのに休みを潰すようなことをさして」
「いや、こっちが好きで来てるだけだから気にしないでくれよ」
「お前のところの子供は?」
「ああ、今日は内の嫁に面倒見てるし、親もいるから」
「そうか。」
「ところでさ、来るのは俺だけなのか?他の奴らも、よし…」
「あいつは呼ぶな!騒がしくて迷惑だ」
「ちょ、一応あいつも喜んで騒ぐだけなんだし…」
「迷惑だ」
あんなうるさい奴が病室に着たら俺の神経がもたない。そこまで言い切る自信はある。
病院というのは退屈なところだ。昔はそう思ってた。
元々じっとしているのは性に合わない。
一日中寝て、ベットの中で暮らすなんて考えただけで、退屈で退屈で死にそうだ。
最初、毎日見舞いに来るのはそんなふうにに考えてたからだった。
もちろん入院してる奴に会いたい、心配だってのが一番だけど。
だけど、いつのまにかあいつに会いに行く度に見る、窓の外の相変わらず変化のない退屈な風景を悪くないと思った。
あいつの周囲には今、真っ白な天井、真っ白なシーツ、真っ白なカーテンに真っ白な包帯がある。
汚れ一つない白ばかりだ。
自分が入院したことなんか無かったからこんなことは知らなかった。
病室にむかいながら交わす会話は昔の友人が今はどうしてるとかそんなことばかりだ。
今は多分そこそこ幸せだと言い切る自信がある。
昔はどんなに願っても手に入れることはできなかったものが手に入ったから。
しかし、同時に時間が流れたことで今となっては懐かしく、当時は楽しかった連中とも疎遠になったことが心を痛める。
なぜかそんなことを思っただけで切なくときめいた。
──コンコン──
「入るぞ」
気がつけば病室の前まで来ていた。
何で今日はこんなに感傷的なんだろうなと自虐的に思いながらドアを開けた。
「こんにちは」
「すみません、わざわざ押しかけてしまって」
「やだ、気にしないで下さいよ」
「あ、この子ですね。可愛いですね。あ、やっぱりお前に似てるな、なあ佐藤」
「…俺に似てて可愛いとか言うな」
赤ん坊って誰から見ても可愛いものだろ?
それに可愛いのは母親に似てるからじゃないのか?
まあ、俺に似てると言われて嫌な気はしないがなんだか恥ずかしい。
特にこいつに言われたら照れてしまう。
この小さな子供の母親は出産を終えたばかりで俺はずっと付き添って病院にいた。
一応、昔のバンド仲間には俺に子供が生まれたとかそういった報告をしてみたら、
案の定、見舞いに来るとか言うやつらだった。で、あの中で一番まともな奴だけを呼んでみた。
俺をよそに二人で話をしてる中、俺は生まれたばかりの子供とその母親の顔を見てから俺は窓の外を眺めてた。
「ねえ、潤君」
鮮やかに笑いながら声をかけられた。
いつから下の名前で呼ばれだしたのか思い出せない。
そういえば、俺はこいつと付き合いだして、しばらくした頃にバンド仲間に二人でいるところを見られて紹介したんだっけ。
「足立君もう帰るんですって」
「あんまり邪魔しちゃ悪いし、この子の顔を見たかっただけだし、八千代さんもまだ大変でしょ」
「やだ、そんなこと気にしないで下さいよ」
「帰るんなら玄関まで送ってくよ」
そいつは先に扉まで向かった俺を見て、また寿司でも食べにきて下さいと言って立ち上がった。
病院の玄関まで見送りしてから再び病室に戻る途中、色々なことを思い出した。
それはあの頃の仲間達のことだった。
あのエグイ性格な奴にバイト時代の頃から子供がいたことには驚かされたな。
そういえばよく子供が写ってた写真を誰かに見せてたとか…。
男嫌いだったはずなのにちょっとした病気もちの男に恋した少女の恋を手伝ったこと。
ないたりわらったらいおこったり忙しかったあの子は今、何をしてるんだっけ?
今度、うちの子供を見に来るって言ってたな。その時に聞こう。
あの人は奥さんが見つかったって言ってたな。
ん?たしか前に店に行った時にまた探してるって言ってたような…まあ、二度あることは三度あったんだな。
彼女の恋と呼べるものかどうかわからないが彼女の好きだった奴が他の誰かと結婚するっ聞いた時、俺は彼女の隣りにずっと居た。
それは同情とかからじゃなくて、あの時逃げ出すわけにはいかなかったから。
聞いた話ではそいつらは高校からの友人らしい。
彼女はその人のことを彼女の小学生時代から知ってるとのこと。
あの時泣いてた彼女の隣りで何をやったんだっけ?
とにかくあの時の俺はカッコ悪かったのかは覚えてる。
こいつの為になりふりかまわなかった気がする。
でも、それも忘れてしまったのかもしれない。
「なあ、俺は幸せになったよ」
彼女にそうつぶやいた。
彼女はただ笑ってる。微笑んでる。
昔の俺に言いたいことがある。
それは胸の中に書きかけの手紙として存在する。
それは決して渡されることなどないけれど、想うことをゆるして…。
以上です。
>>長い人 様
一挙2話とは恐れ入谷の鬼子母神
エロス&しみじみでGJ!!
>>738,740様
自虐的なのは地なので、どうかお気遣いなく。
私には根性というものが足りない。
>>740が良いこと言った!!!
>>749 2作品連投GJ!!!!
姉さんはエロいと思うんだ。
しかし怒られる程度で良かったねw
連投GJ!!
姐さんのエロさのあとに佐藤八千代きたから
あらぬ妄想をしてしまったじゃないかww
SS作ろうとすると人物の呼称表が非常に欲しくなるね。
犬組のなら仕事情報の過去ログにあるよ
SS作るならそんなものに頼るまでもなく呼称が自然にでてくるくらい読みこまないと
タイトル メイド編
カップリング 東田×宮越
備考 エロ有り メイド衣装で集合写真撮影後の設定
757 :
メイド編:2006/03/25(土) 07:47:51 ID:Un+Cc+4+
「つーことでメイド服な!」
「あー若干女ぽくなりましたね」
「別にまぁヒラヒラなのはいいんだけどさ、似合ってるか?」
「写真撮ってる時はあんなに自信満々な顔してたじゃないですか」
「むう、東田がどう思ってるのか聞いたんだけど…」
「ああ、そういうことですか。とても可愛いですよ」
『ムクッ』
東田は宮越の豊満な胸を触った。
「ちょ、どこ触ってるんだよ…」
「宮越さんが可愛いから、つい」
『チュッ』
そういって宮越の唇に口付けをする。
宮越が抵抗しないのは口で嫌がっても本心では喜んでるからだろうか?
「くふ…うぅ…、ひ…がしだ、やっやめろょ」
唇を離されてから抵抗の声を出すが語尾の言葉は小さくなっていく。
東田はとりわけてキスが上手いと言うわけではない、宮越の唇の感度が高く、キスに弱いだけだろう。
「ねちゅ」
再度キスをする。それまでの軽いキスから深いキスに発展した。
「くちゅ、ちゅ」
東田大輔という人間は真面目な人間で女性にこのようなことが普段できるわけないが、
メイド衣装を身に纏った宮越の豊かでとても柔らかい胸を触り、とても甘く甘美な唇の味に酔いしれたから止まらなくなっていた。
東田は静かに宮越を押し倒した。
普段の宮越の熊を倒せるのでないかと思われる戦闘力を考えれば東田を旬殺することも可能である。
しかし、宮越はされるがままであった。
宮越は押し倒されてから自分の太ももに何か固く熱いものが当たってることに気づいた。
「ちょ、東田!当たってる」
それは東田が十分に興奮してる証拠だった。
東田は宮越のそんな声を無視したのか受け取ったのかわからないが、宮越を見つめ微笑んだ。
男と女がこうなった今、宮越は東田と最後までこの行為が行われるであると確信した。
そして宮越は東田とそんな関係になるのを嫌じゃないと思った。
以前に優しい東田は気持ち悪いと思ったが今、こんなふうに優しい東田は嫌いじゃないと感じた。むしろ、好きだと気づいた。
東田は宮越の負担にできるだけならないよう姿勢をした。
互いの太ももを絡めるよう足を動かし、宮越は為されるがままに両手は小さくバンザイの姿勢になっていた。
東田は再びディープキスをしながら両手は彼女の胸を中心に全身を探りだした。
東田の唇は宮越の柔らかい頬を通り首元にうずくまった。
左手で体を支え、右手はメイド服の上から宮越の乳首を攻めている。
時にはコリッとつまみ、時には大胆にもみほぐし、時には優しく触っている。
758 :
メイド編:2006/03/25(土) 07:48:40 ID:Un+Cc+4+
東田は宮越の首に這わせた舌を離して、体を起こした。
「東田?」
宮越はどうしたんだと思い疑問の声を上げた。
横たわった宮越の傍らに東田は腰を下ろした。
宮越は今まで組み敷かれたままで東田がもがいたせで、
メイド服ののスカートがすっかり乱れ辛うじて下着が隠れ、
もう少し、あと少しでで真っ白な太ももの先の部分、つまりは根元が見えそうになっていた。
宮越の太ももは、いや、太ももだけではない、脚全体が美しかった。
雪国育ちのせいか真っ白で、程よい運動による引き締まった脚線美をメイド衣装のニーソックスで包んでいる。
それは世のどんな男性をも虜にし、多くの女性から羨望を受けるほど美しい。
「宮越さん……」
東田はそのすそをつまみ、ゆっくりめくり上げていく。美しい太ももが次第にあらわになってゆく。
「ひゃっ」
東田は下着の上から宮越の敏感な部分を触った。触れた指先には宮越の愛液がついていた。
「うう…あぁっ!」
東田は更に激しく、下着の上から指先で宮越の敏感な部分を攻める。
幾度も攻められる宮越は憔悴しきった顔になっていた。
宮越のトロリとした目からは真剣に己を愛そうと精一杯の行動をしてる東田しか写ってなかった。
そっと東田は宮越の秘部を隠す布きれを脱がした。
「綺麗ですよ」
感嘆の声があがる。東田の目には綺麗なピンク色の宮越の秘部が写った。
「くぅ」
宮越は自分と東田が一つになると覚悟をした。
正直、恐いと思う、だけど聞きたいことがあった。
「東田は私のことが好きなのか?」
宮越は精一杯の勇気を振り絞って聞いた。
自分が東田のことを好きだと気づいたから聞いてみたかった。
宮越が求める言葉はたった一つだけだった。
その質問を聞いて東田の動きは止まった。
「………」
きっと東田はただ自分のことを抱きたいだけなんだ。
そう宮越は解釈し、どんな顔を見せていいか分からないのと傷ついた顔を見せて同情をひくのは嫌だと考えて顔を横にして東田から視線を逸らす。
759 :
メイド編:2006/03/25(土) 07:49:27 ID:Un+Cc+4+
「ははは、何を言ってるんですか?好きじゃなきゃこんなことをしませんよ」
「ほんとうに?」
「ほんとうです」
「私の料理食べてくれるのか?」
「いくらでも食べますよ」
「頭悪いし、すぐ殴るし、それでもいいのか?」
「そこが好きなのかも…」
そう答えて、東田は宮越の手をとり甲にキスをする。
「東田…」
宮越は紅潮し、喜びの声をあげる。
東田は照れて頬をかく。
「うん、東田、来て…」
「はい」
東田はズボンを脱ぎ、己の破裂しそうなほどに膨らんだ自身を宮越の中にいれる。
「っっ!」
口をかみ締めて、目を瞑る宮越。
東田はきつく締め付けてくる膣内を力任せに押し貫き、純潔の証を躊躇わずに突き破り、少しだけ血が滲んだ。
宮越の中はとても温かく信じられない気持ちよさを生み出していた。
「動きますね」
東田の言葉に宮越はただうなずいた。言葉で答える余裕は無かった。
バチ、バチと肉と肉がぶつかりあう音が響く。
シーツを強く握り締め、喘ぎ声をあげながら、必死に呼吸を整えようとする宮越。
東田はこみ上げる射精感を我慢し、動きを止める。
宮越が痛みを堪え閉じた瞳が見たかった。
「宮越さん、目を開けてくれませんか?」
「うん」
視線が重なってから再び東田は腰を動かす。
「あん、ふあ」
息が落ち着いてきたのか、安らいだ声で喘ぐ宮越。
「あん、あん、あんっ!」
耳の響くのはもう当初の痛みはなく快楽に悶えた喘ぎ声だった。
「宮越さん、俺もう…」
「うん、中に出していいから…」
許しの聞いて東田はイった。宮越の中に激しく、熱く放出し白く汚した。
「はあっ、ひがしだ……」
「……」
「なんだか、あついよ」
東田は繋がったまま宮越にキスをした。
唇を離し、自身を宮越から抜くと上着も脱ぎ裸になった。
「東田?」
宮越の疑問も無視し、今度は下の下着しか脱いでなかった宮越の服に手をかける。
「まだ、収まらないんですよ」
「えっ?」
東田の股間には先ほど発射したばかりなのに元気一杯なものがあった。
「ひょっとして、二回戦?」
二人を知らない人間からはご主人様と調教されてるメイドにしか見えなかった。
以上です。
>東田大輔という人間は真面目な人間で女性にこのようなことが普段できるわけないが、
>メイド衣装を身に纏った宮越の豊かでとても柔らかい胸を触り、とても甘く甘美な唇の味に酔いしれたから止まらなくなっていた。
流石にその理由付けは無理がありすぎると思います先生
>>長い人氏 gj
やっぱり 東田×宮越はいいものですね。
いつかあなたようにSSをかけるようになりたいです。
>>762 まだ何も書いてないならコテトリ外したらどうだ
馴れ合い臭がする
長い人様
連投お疲れ様です!
梢宗太は姉妹のカップリングでは一番好きなんでとっても楽しめました。
強気なお姉さんハァハァ
そしてその後……シュガーの甘く切ない独白が最高です。
さり気に榊×杏子になってるし……
GJ!!
と、これだけだと思ってさらに読み進めたらメイド編が!!
これはTOP絵のアレと絡んでるんですね。ヒガシーとハナハナを書くのはムズイんですが上手くかけててGJでした。
……俺もとっとと作品上げなきゃなぁ orz
ところで早くもスレが750を超えましたが、次スレも立てますよね?テンプレとかってどうするんでしょうか?
>>188様 900超えたら立ててはどうですか?
やはり二次創作は難しいです。
エロどころか非エロすらかけません。
文才がないと厳しいです。
>>763様の言うとおり作品の一つもあげてないのに私のような小物がコテをつけるとは出しゃばりすぎました。
>>763様、誠に申し訳ありませんでした。精進いたします。
職人の皆様の苦労やすばらしさが判った気がします。
ぽぷらと音尾さんはかけませんでした。
御期待を裏切るようですいません。
話は変わりますが、今私は他のまんがとworkingをまぜたパロ(非エロ)を書いております。
お目汚しになると思われますがあげてもよろしいでしょうか?
流石に卑屈すぎだわ・・・行き過ぎるとただの痛い子になっちゃうぞ。
ばーんと描いてカップリングとか注意書きして投下しちゃえばいいじゃない。
あと>>長い人GJ!!筆はやいwww
>>768様GJ!!!
【高津カリノ】 WORKING!! を語ろう
はもう新スレいってます。
変更をお願いします。
>>766様 確かに痛い人に見えますね…
申し訳ございません。
でも、あなたのおかげで私の中で何かが吹っ切れ、作品が一つできあがりました。
感謝しております。
※注:今からあげるのはミリ×ながたんです。
百合が苦手な人はスルーしてください。
ある夏の日。
「ねぇながたん…今日ながたんの家いっていい?」
黒髪の大きなツインテール、夏にもかかわらずマフラーをしている柳葉ミリと
「え?いいけど…何で?」
今はあまり見ないお団子頭の永田るいがいた。
「ながたんの家に行きたいから…」
「理由になってないよ。」
「それに…」
「それに?」
「永胆とお話しがあるから…」
「だったらファミレス行けば…」
「だってヒガシーとか河野のにーちゃんとかいるもん……だめ?」
「別にいいけど。」
かくして永田はミリを家に招き入れることになった。
それが間違いだと気づかずに。
(ここがながたんの家…そして部屋…)
「柳葉さん、ちょっと待っててね。今飲み物持ってくるから。なんかほしい物ある?」
「コーヒー。ホットで…」
「柳葉さん、暑くない?」
「大丈夫…」
暑くてもミリはマフラーをはずすことはなくいつもお店で頼むようにコーヒーを頼んだ。
「お待たせ。はいどうぞ。」
「ありがとう…」
「ねぇ柳葉さん、」
「なに?」
「話って何?」
「話?」
「話があるからうちに来たんじゃないの?」
「あぁ、そうだったね…」
ズズ…とコーヒーを飲みミリは話し始めた。
「ながたんはヒガシーのこと好き?」
「え?えぇ、好きだけど…何で今更?」
「いや…ちょっとね…」
ミリは何か言いたげに言った。
「ながたん今から変なこと聞くけどいい?」
「別にいいけど…」
永田は、いやな予感がしながらもそう答えた。
「ながたん…オナニーしたことある?」
その瞬間永田はブッと飲み物を吹き出した。
「や、柳葉さん、いきなり何言うの!?」
咳き込み、あわてながら言う永田。
「ながたん、その反応だとしたことあるね?」
ミリはくすくす笑いながら言った。そして…
「ということは…ヒガシーのことオカズにしてるね…」
「!?」
永田の確信をついた。
「あれ?図星?」
「え?そっそんなんじゃっ」
「わかりやすいなぁながたんは…」
永田の顔はとても赤くなっていた。
ミリはまたコーヒーをズズ…とのみ、また会話を続けた。
「まぁ仕方ないよねお年頃だから…」
「じゃ、じゃあ柳葉さんはどうなの?」
顔を赤くさせながら永田は尋ねた。
「私?うーん…」
少し考えてから、ミリはまた話し始めた。
「河野のにーちゃんがいるから私はしないよ…」
「!?」
永田は動揺を隠しきれないようだ。
ミリはその様子を見てクスクスと笑っている。
「冗談だよ、ながたん…」
「え?」
「嘘だよ…
だまされやすいなぁながたんは…」
「なんだ、びっくりしたなぁ。」
(あの河野さんがそんなことをするかどうかよく考えれば判るじゃない。)
と、自分で自分を叱った。
「や、柳葉さん、もう別の話にしましょ、別の話に。」
そう言い、話題の転換をしようとした。
そして落ち着きを取り戻すために、自分の飲み物を飲んだ。
そしてまた数分間雑談を続けることにした。
永田が飲み物を飲んだときミリがにやりと不敵な笑みを浮かべたことに気がつかずに。
その数分後…
(そろそろかな…)
「ねぇながたん、なんかあつくない?」
永田はミリに言われ、そう言えばそうだな、と思った。
しかしそれは夏の暑さによるものではなかった。
(なに?これ?なんか体の中からあついよ。)
ミリはまたにやりと笑った。
「ながたん、なんか動きにくいんじゃない?」
え?と思ったが本当にミリの言うとおり、動きにくい。
少しでも動くたびになにか気持ちいいような感覚が永田を襲うのであった。
(ほ、本当だ…なに?この感覚…)
「や、柳葉さん、何したの?」
「ちょっとながたんの飲み物にお薬を入れただけ…」
そう言って、小さなの小瓶を取り出した。
「ほんとに聞くねぇ、この薬…
これでながたんを好き放題できる…」
と言いながら、永田をちょんとさわってみる。
ほんのちょっとしか触ってないのに、永田の体は、ビクっと痙攣してしまう。
「うーん…ちょっと効き過ぎかも…
入れすぎたかな?
これじゃ私が楽しめないよ…」
「柳葉さん、ど、どうして…?」
「ごめんね、ながたん…
今日ながたんの家に来たのはこのためなの…」
そう言いながら永田の服を脱がし始めた。
「ちょっと、やめてよ。」
永田は抵抗するが、抵抗しようにも肌が服に触れるたびにあの感覚が全身に走るので、やがて永田は抵抗をやめた。
そしてミリは無理矢理上半身をはだけさせた。
「ながたんちっちゃいけど形いいね…」
そう言いながら永田の胸をもんでいく
(薬のせいで…ただもんでいるだけなのにすごく気持ちいい。)
もう声が出せないほど永田は快感に襲われていた。
永田の息はどんどん荒くなっていく。
「どうしたの?ながたん…
もう感じているの?乳首勃ってるよ。仕方ないなぁ…」
ミリは、永田のふくらんだ突起物を責め始めた。
永田は今まで経験したことのない快感に襲われた。
「くふぅ…んっ…」
(だめ…やめて…)
永田の思いとは裏腹にミリは容赦なく責めていく。
「そろそろかな?」
ミリは、永田の秘所へ目をやった。
下着の上からでも判るほど永田はぬれていた。
「ながたん、ここもうぐしょぐしょだよ…」
そしてとうとう秘所を責め始めるのであった。
下着の上から谷に沿って指を動かす。
「あん…ふぁ…」
指を動かすたびに永田は喘ぐ。
やがてミリの手は、永田の下着にかかった。
「だ、だめ…柳葉さんもうやめてぇ…」
「”だが、断る”っと…」
そう言って、永田の下着を脱がし、秘所があらわになった。
「ながたん、毛薄いね…
私と似た感じだよ…」
そう言って直接秘所を触り始めた。
くちゅ…くちゅ…と嫌らしい音を立てながらミリは永田を触っていく。
「ひゃうぅ…あんっ…だ、だめぇ…イ、イっちゃうぅ…」
永田を襲う快感は今までの比ではなかった。
そして絶頂を迎えるまでそう時間はかからなかった。
「…んあ!あ!…ああぁ!!!!!! 」
永田の体は大きく仰け反り痙攣をした。
「イっちゃったねながたん…
よかったよ…」
それからしばらくして
永田とミリは落ち着きを取り戻していた。
「柳葉さん…どうしてこんなことしたの?」
「ながたんが…
もしながたんがヒガシーとくっついたとき、ヒガシーにながたんをとられると思ったから。
私ヒガシーに嫉妬していたんだと思う。
だから…ヒガシーより先にながたんを…っておもったの…
ごめんね…」
ふう、と永田はため息をつき
「柳葉さん…大丈夫だよ。
東田君とくっついても柳葉さんとは絶対離れないから。
だから、安心して。」
と言った。
「わかった…
約束だよ…」
「うん、約束ね!」
永田はこれから先ミリを悲しませないようにしようと思った。
「…ところで柳葉さん。
あの薬どうしたの?」
「あああれは…
河野のにーちゃんが私と…
いや、何でもないよ…」
「え?今なんて…」
<終わり>
以上です
ありがとうございました
できれば感想をいただきたいです。
初めての作品だったので所々おかしいですが、ご了承ください
GJ!!
ミリの一方的な攻めがハァハァ
とても初めてとは思えません。
私も東田宮越のが初めてだったんですけど、かないませんね。
職人様いつもGJ!エロ書ける方マジすげえや。
自分もなんかひねりだしてみるかな・・・
余計かと思うけどお知らせッス
うろんでペア投票が始まりました
らくがきに入り口があります
注意書き無視はナシでお願ぇしますだ(何様)
寒い放課後
相馬×妃
エロなし
「…遅い。寒い」
「だったらとっとと帰れ!ついでに死ね!」
少年が指を差したのは自動販売機。出てくるのは温かいお茶150円。
渋らせた顔で、少女は少年からそれといつも少年が持っているタイ焼きを受け取る。
「………」
「早く食べないと冷めるよ」
はは、と笑う少年を策略家だと思うのはいつものことだ。
今日は担任から呼び出しを喰らった、授業をサボった分の単位を放課後補習で穴埋めしてくれるという。
補習の帰り際、勝手に自分を待っているこの少年に出くわした。いや、この少年は自分を待ち伏せしてたんだ。
この少年は何を言っても、聞く耳持たずなのは今更のことだと半ば諦めているのが事実だ。
どうにかして撒こうとしても、少年の方が一枚上手で、撒くことに疲れと諦めを感じ、近くの公園のベンチで共に休むことにした。
クシュンと一つ、小さなくしゃみをした。上着を貸されたので礼の言葉を一つだけ言ってみる。
よく考えれば、いや、よく考えなくても素直に礼を言うのは癪なのでお前の所為で風邪をひいたなんと皮肉混じりに言ってみるのだが、
通じていないのか上着なんか気にしないでよと言われた。
吐く息も白く上がる寒い季節にどれ程待っていたのか想像がつく。
微かに触れ合った指先はひやりと冷たかった。
お前は寒くないのかと聞くが、そしたら上着を貸す口実がなくなるよ、と返される。
……自分の身はどうでも良いのだろうか?
まあこいつが風邪をひいても私にはなにも関係無い、むしろ風邪ひいてこじらせてしまえと思ってみる。
少年の名は相馬博臣。相馬は同じ学校の同じクラスの単なるクラスメイト。それなのに何故か自分に付き纏う。
あっ、何故かじゃない、以前質問した時になんでって近藤さんが好きだからとけろんとした顔で言われた。
その時、相馬は続けて口を開いた、正確に言うと……やっぱり思い出すのはやめよう、もの凄く腹が立つ。
実際、あの時はムカついて相馬を蹴ってしまった。
このことは無かったこととして蓋を閉じることにする。
例えば昼休みだとか移動教室だとか放課後とか帰り際まで待ち伏せをされるから、周りに変な誤解をされるのも当然だ。
おまけに幼馴染の村主にはからかわれる(本人はからかったつもりは無いんだろうが天然というのは恐ろしいということを身をもって体験した)。
自分のクラスの人間だけでなく他のクラス、他の学年、おまけに教師にまで誤解、噂を立てられる。
当然だ、良くも悪くも相馬も自分も学校では有名な存在だから。
片方は風紀委員として、片方は不良優等生として。
自分も余り周りのことなんか気にしない方だが、相馬は自分以上に周りなんか気にもならないといった態度で私の隣に居るのだった。
空になったペットボトルを備えられているゴミ箱に捨てた。
ふと辺りに目をやればすっかり暗く、外灯の明かりと空に散る星の光がやけに明るく見える。
喉も潤し、タイ焼きも食べたので用事は済んだとばかりに、ベンチから立ち上がって、借りてた上着を返した。
「何なんだ?」
「もう少しいようよ」
そう言って、ブレザーの端を掴み、相馬は歩行を阻む。
「私はもう帰るんだ」
「俺はもう少し近藤さんと居たいんだけど」
「私はお前と居たくないだ」
「俺は近藤さんと居たい」
「そんなこと知るか」
「俺にとっては物凄く重要なことなんだ」
いつもけろんと笑った顔しか見せない相馬が一瞬だけ真剣な表情に見えたから、ついベンチにもう一度腰掛けてしまった。
私が座ると相馬はまじまじと嬉しそうに微笑みながら私の顔を見る。
むしゃくしゃと髪をかきあげ、ポケットからタバコを取り出し火をつける…が、咥えた煙草を相馬に素手で取られてしまった。
「タバコは禁止ー………やけどした……」
何してんだお前……と突っ込みを入れるがデジャブを感じた。確か屋上で本を読みながらタバコを吸おうとした時のことだ。
こいつには学習能力というものが無いのか?
ため息をつきながら再び相馬を見る。どうやら火傷は対したことなかったのか平気そうな顔をしてる。
「ねえ、近藤さん」
「あ、なんだ?」
「キスしていい?」
時が止まった。いきなり何をいいだすんだ、こいつは。
相馬の考えてることが理解できない。もとい理解するつもりもないが…。
なんて切り返せば良いか分からず無言でいると、何を勘違いしたのか相馬は私にキスをした。
それは軽いキスだった。
一瞬のできごとだった。
相馬との初めてのキスは味わう暇もなかった。
不意打ちを受けて体が動かなかった。
固まった私を見て、相馬はやっぱり近藤さんは可愛いやと言った。
その言葉が耳に入って私の体が動いた。
私は殴った。単純にただ殴った。
相馬は赤くなった左頬を押さえながら倒れた。
私はすぐにベンチから立ち上がり走って逃げた。
一瞬だけ立ち止まって後ろを振り返ろうとしたが、振り返らずに走る。
全力で走ったせいなのか顔が赤くなっている。
冷たく冷えた両頬はどことなく熱くなっている。
吐く息が白くなる季節のできごとだった。
>>778 GJです!
永胆などの誤字もありますが、まとめの人が直してくれるでしょう。
ミリの嫉妬、可愛いwww
また書いてくださいね。
>>784 相馬、策士だなww
GJ!!!!
キスされて逃げてく妃さん良いねww
あと、テンプレGJです。
ところで関連スレ、必要でしょうか?
あっちは流れが早いですし、すぐに次スレにいっちゃうから必要ないんじゃないかと。
>>長い人様、作品&テンプレGJ!!!!!
私、単行本派なので相馬のキャラがいまいちつかめないのですが、
相馬GJ!妃姉さんを押してるなんてすごいな
>>785様、ほんとだ永胆になってる…
まとめの人、訂正お願いします。
テンプレには関連スレは一応書いておいた方がいいと思います
一応ね
待合所の方でのレスでエロパロスレが叩かれる原因を不本意ながら私が作ってしまったわけで、
それに伴い、待合所でもここでも話題になるような煽りが現れたことをお詫び申し上げます。
自分としては今後はお礼のレスと感想レスは控えさえてもらいます。
もちろん感想をくれた人にお礼のレスもせず、他の人の作品の感想レスをしなかったこと、しないことは失礼だと承知してます。
しかし自分のせいでこういった事態になってしまったこと、
レスとレスのやりとりで言葉が悪いですがもめてしまっていた方がいること、
自分のレスのせいでこれ以上何かあっては困ると考えて、今後はコテのままでは投下と業務上の連絡のみとさして頂きます。
もらったレスはスルーするのではなく、ありがたく読ませてもらって、今後の執筆の参考にさせてもらいます。
何様だと思う方もいると思いますが、自分のレスのせいでまた何か問題を起こしては悪いと考えた結果なのでご了承下さい。
>>まとめさん
メイド編を忘れてませんか?
レイアウト等にこだわりがないのなら、
犬組バレンタイン関連小話
犬組ホワイトデー関連小話
梢×宗太
その後
その後―独白―
のように配置すれば1ページを短くできると思いますが…
何か最近ここ殺伐としてるな。
ちょっと前までほのぼのとやってたのに。
>>長い人
待合所で何やったか知らないけど気にしなくていいと思う。
職人様>>>>>>>>>感想を書き込む方>ROM>>>[越えられない壁]>>>>>>まとめの中の人
なんだし。
>>中の人
最近更新をメ欄に書いてないけど、メ欄に更新書いてたりして面白かったよ。
またここにも書き込んで欲しい。
>>787 >>788に同意です。
いちいち全てを気にしていたら大変です。
今後、気をつければ良いだけなのですから。
レイアウト、直しました。
>>788 いや、WEB CLAPで「メ欄での更新報告いらん」って内容きたから、
書かないほうが良いんじゃないかと思いまして。
職人様>>>>>>>>>感想を書き込む方>ROM>>>[越えられない壁]>>>>>>まとめの中の人
がモットーな僕ですから。
>>789 メ欄での更新報告がなかったから、ここに書き込んでなくてROMだけかと思ってたんでね。
手錠伊波の話の続きです
例によってエロの方は……
「ごめんね……、どうしても体が……」
「謝ることないですよ、仕方のないことなんだから」
「ごめんね、ごめんね……」
私たちが付き合い始めて、もうしばらく経つ。
けれど私の体は未だに“男性”を拒絶していた。
普段の、バイトでの男のお客様に対する接客も(ちょっと意識はするけど)できるようになったし、
小鳥遊君相手だと近くにいても体が強張ることはなくなった。
でも、二人きり出会うときには……
「決めたじゃないですか、ゆっくりでいいから直していこうって」
「それは……そうだけど……」
二人きりで、いつもの公園の片隅。
何気ない会話をして、時にはちょっと体に触れ合ったりして、そこまでは普通のカップル。
でも二人向き合って見つめあうと、どうしても男性を意識してしまう。
手が震えて、押さえ切れなくなって……。
今日も一度、小鳥遊君を突き飛ばしてしまった。
それでも小鳥遊君は微笑みながら「気にしなくていいですよ」なんて言ってくれる。
それはとても嬉しいんだけど、……心が痛くなる。
「もう遅いですから、今日はこの辺にしておきましょうか」
「うん、ホントにごめんね」
いつも、別れる前に一度、ギュッと抱きしめてくれる。
この時だけは全身に力を入れて、絶対に殴ったり、突き飛ばしたりしないようにしないようにする。
いつもは目も閉じているんだけど、今日は頑張ってちょっとだけ目を開けてみた。
目を開くまで浮かんでいたのは小鳥遊君の笑顔。
でも目を開けた先にあったのは……とても悲しそうな小鳥遊君。
小鳥遊君も目を閉じていたので、私が見ていることには気づいていないみたい。
私はそのまま目を閉じた。
抱擁が終わり目を開けてみると、小鳥遊君はいつもの笑顔だった。
「それじゃ、暗いんで気をつけて帰ってくださいね。確か明日も同じシフトでしたよね?」
「うん。ありがと、また明日ね」
私も、何とか笑顔で返事をしたけど、心がとても痛かった。
翌日
今日もいつもどおり忙しい。
厨房と客席の間を何度も往復していると、厨房のほうではいつもの様に佐藤さんが種島さんをからかっている。
そして、……笑顔の小鳥遊君が種島さんをかばっていた。
それから、バイトが終わる時間が来るまでのことはあまり覚えていない。
「ハァ……」
従業員用の控え室で着替えていたら、自然と溜息が出てきた。
「どうしたの?伊波ちゃん」
「キャッ!……た、種島さんいたの」
「ヒドイ……」
プルプル
しまった。
「あっ、あっ、種島さん泣かないで、ちょっと暗くて見えなかっただけだから」
「フォローになってないよ!?」
少し泣きかけた種島さんを何とかなだめる。
種島さんはいつも小さくて可愛い。とはいえ今のはちょっとうっかりだった。
「うぅ……
それでどうかしたの、伊波ちゃん。ため息ついてたみたいだけど」
「え、そんなにたいしたことじゃないんで……」
「ダメだよ、悩みごとを溜め込んだら。私でよかったら相談に乗るよ?」
種島さんが心配してくれるのは嬉しいけど、やっぱりこのことは相談できない。
実は今のところ、私と小鳥遊君が付き合い始めたことは誰にも言っていない。
特に二人で決めたわけではなかったけれど、それは小鳥遊君も同じようだった。
少なくとも私は、友人やファミレスの人たちみたいな、
私の男嫌いを知っている人にはなんだか恥かしくて話すことが出来なかった。
それに、たぶん誰に話してもまず驚かれて、その次に彼氏は大丈夫なの?なんて聞かれるんだと思う。
そうすると、……あのことを話さなくちゃいけなくなる。
私から言い出したことだけど、さすがに人に話すのは恥かしい。
小鳥遊君が人に話さないのも同じ理由だと思う。
でも、いま種島さんに話せないのはそれとは違う理由だ。
「ホントに大丈夫だから……」
「そう?何かあったらいつでも言ってね」
私は小鳥遊君を信用していないのかもしれない。
私の男性恐怖症が治らないのと同じに、小鳥遊君も他の……種島さんみたいな女の人を好きになってしまうかも。
「ちょっと用事があるので先に帰りますね」
「うん、じゃあまた明日ねー」
裏口から店を出てしばらく歩いた先に、いつもどおり小鳥遊君は待っていた。
「お疲れ様です。それじゃいきましょうか」
「ごめんなさい!今日はちょっと用事が……」
「あ……、そうなんですか」
「急にごめんなさい、それじゃ……!」
私は小鳥遊君を置いて、その場を去った。
焦りが私の体を突き動かしていた。
翌日、いつもどおりにワグナリアでバイト。
今日は欠勤が一人いたらしくて、いつもより忙しい。
何度も小鳥遊君とすれ違うけど、話をしている暇は無かった。
バイトが終わって、いつものところへ行く。
小鳥遊君は今日も待っていてくれた。
「あ、伊波さん。今日は大丈夫ですか?」
「うん、……今日は家まで来てほしいんだけど……」
「!?」
「今日はお母さんご近所の寄り合いで帰ってこないの、だから」
「え、でもいいんですか?その……」
「いいから、来て」
私はそれ以上何も言わず、小鳥遊君の手を引いて歩き出した。
「え?」
と小鳥遊君が驚きの声を上げる。
小鳥遊君の手の温もりがとても愛おしかった。
そのまま私達は無言のまま私の家に着いた。
私が鍵を開けて小鳥遊君を招き入れると、
「お邪魔します」
と小鳥遊君が言った。
「ここが私の部屋なの」
「へぇ、結構几帳面に片付けてあるんですね」
当然だ、昨日頑張って整えたんだから。
「えと、それで……」
「コレ」
小鳥遊君の言葉を遮って、昨日用意しておいたものを差し出す。
「え、これ手錠……しかも4つも」
「それで私の両手両足をベッドに固定して。
そうしたら殴ったり突き飛ばしたりしなくてすむから」
「えぇ!?どうしてまたそんな無茶な」
「無茶でもいいの!」
私は自分で服を脱ぎ、両手両足に手錠を付け、それぞれをベッドの支柱にはめた。
その間小鳥遊君は呆然として動けないようだった。
「ね、小鳥遊君来て」
ベッドの上から小鳥遊君を誘う。
我ながら、間抜けな格好かもしれないけれど、本気だ。
でも小鳥遊君は来てくれない。
「……伊波さん、どうしてそんなに慌てるんですか」
小鳥遊君はとても穏やかな顔をしている。
「前にも言ったでしょう、ゆっくりでいいんですよ」
「それじゃ、怖いのよ!」
もう、押さえ切れない。
「いつまで経っても自由に抱くことも出来ない女なんていやでしょ!?
私、小鳥遊君が私のことをいつまで好きでいてくれるのか、それを考えると怖いの!
私の男性恐怖症が治らないみたいに、小鳥遊君だって……!」
「そんなことないですよ!」
私の叫びを遮り、小鳥遊君が大きな声を上げる。
突然のことに私はとても驚いてしまった。
「そんなことないです、前に決めたじゃないですか。
いつかきちんと二人で抱き合いましょう、って
こんな形では俺だって嫌なんです!」
と、小鳥遊君が一息つく。
「それに、確かに俺は小さいものが好きです。
でもそれは恋とか愛とかとは別のものだって、伊波さんの告白を受けて気づいたんです」
「え、……ホント?」
「本当です。だから、こんな事もうしないでくださいよ。
俺も、もっと伊波さんに信頼してもらえるようになりますから」
……嬉しい!小鳥遊君が私のことを考えてくれてると聞いただけで、とっても嬉しい。
「あの、……それで鍵はどこにあるんですか?」
「鍵?」
「その手錠の鍵です、その、ちょっと……」
「え、キャァ!」
小鳥遊君が顔を赤くして目をそらすのを見て、私は自分が裸だということを思い出した。
そう思うと急に恥かしくなってきた。
とっさに隠そうとしても、手も足も動かせない。
「あ、あの箱の中にあるから!」
なんとか目線で棚に置いてある箱を指す。
小鳥遊君はすぐに鍵を持って手錠をはずしてくれた。
「伊波さんはちょっと思い込みが激しいですよ」
「うう……、ごめんなさい」
「でも……」
「?」
「綺麗ですよ、とっても」
小鳥遊君の笑顔は、それまでで一番の笑顔だった。
この笑顔は、絶対、誰にも渡さない。
以上です。いつ本番エロ書けるようになるんだろう……。
あと今回勢いに任せて書いて、あまりに酷くてここには貼らなかった部分があるんですけど
書いちゃった以上見せたくなるので後でアップローダーをお借りして置いておくかもしれません
本当に自分でもどうかと思う内容なので自己責任でどうぞ
>>801GJ!!11
くそ、小鳥遊伊波がすげーー青春してるじゃないか!
読んでてて赤面しちゃったよww
うpろだ上げられないみたいなんでやっぱり止めときます
どうもすみませんでした
>>803 投下しちゃいなよ!!
俺は読みたいし、勢いに任せて書いた作品でもGJだぜ!
>>804 素早い感想ありがとうございます。
いえ、酷いって言うのは文章が拙いというのもあるんですが文字通り酷い内容なので
ここに貼るのはちょっと。多分読後感ぶち壊しに。
ご要望とあらばうpろだに上げられるようになったらそうしておきますので。
>>805 はい、うpろだに上げられたら見ます。
乙でした。
>>302様
GJ!
次回も期待しております。
あと、是非うpしてください
私も見たいです
>>801 GJ!!!!
伊波さんの気持ちが巧く描写されてますね。
> うpろだ上げられないみたいなんでやっぱり止めときます
へ?
―――本当だ… 今から直します…… ごめんなさい。
ちょっと疑問に思ったんだけど
このスレ作品投下はしないでただ読むためだけに見てる人っている?
うpろだ、修復しました。
これで大丈夫なはずです。 多分。
感想くださった方、ありがとうございます。
>>810 大丈夫のようです。早速お借りしました。
注意事項は
>>801 >>809 まとめサイトのカウンタからすると50名ほどの方がいらっしゃるのではないかと。
>>811 伊波の嫉妬心は怖いですね、ものすごく。
>>792-800のタイトルはどうしたらいいでしょうか?
それから、うpろだにあげた作品は保管しないほうが良いのですか?
>>812 すみません、「彼女の決意」でお願いします。
保管もこちらに貼った分のみでお願いします。
連レスすみません
今まとめサイト見たら既にタイトルつきで載せていただいていたので
で、そちらの方がタイトルの収まりが良いので
>>813のタイトル撤回します
何度もすみませんでした
>>809 ノシ
もんのすげえ馴れ合い臭がするんで関わりにくい。
次スレどうします?
もう立てますか?
まだ早いんじゃないでしょうか?
950いってからでも遅くはないでしょ
>>818 スレッドのデータ量が大きくなったら1000行かなくても落ちます。
エロパロスレは作品数の投下が多いスレだと容量過多で落ちます。
このスレがあとどれ位の容量で落ちるか分かる人いますか?
>>819 あーそうでした
別な板だと大体450KB超えたら次スレ
って感じですよね。もう超えてるし、じゃあ立てたほうがいいのか……
>>819 463KB/500KBだな。雑談だけならまだだが、一本長編が来るとすぐ終わりそう。
>>820 それじゃあ、私が立てましょうか?
この板では500KBで書き込みができなくなります。
ちなみに現在の容量ってどうやって分かりますか?
>>822 現在の容量は464 KB
普通にIEとかでで見れば書いてありますよ。
464 KB [ 2ちゃんねるが使っている 完全帯域保証 レンタルサーバー ]
--------------------------------------------------------------------------------
新着レスの表示
って具合で
>>823 すいません、確認できました。アリガトウございます。
どうも、新参者です。
ペア投票応援用として投票開始時から作っていたSSですが結局出来たのがこんな時間になっちゃいました。
もう投票期間2日も無いやんw
河野×ミリのエロ有り、タイトルは「それでも2人は青ライン」です。
と思いましたけれど何か要領がやばいみたいですね。
投下は待った方がいいでしょうか?
>>826 まだスレ見てますか?
今から新スレ立てるからそっちに投下してください。
188 ◆HDuBmsHLTY
デビュー作:アレス×リナカ
代表作:堕天使の脚本、MEMORIES
よく出てくるキャラ:八千代、ヒシン、ソルガ、ソシア
天才的なセンスを持つ重鎮。
スレを代表するエロエース!!
302◆eQ/o7VO3ZI
デビュー作:チョコの効力
代表作:彼女の選択 彼の選択、誘惑
よく出てくるキャラ:小鳥遊、伊波
彼女の選択シリーズに要注目なスレのファンタジスタ!!
長い人 ◆/GC/jpQHAM
デビュー作:行為後
代表作:
よく出てくるキャラ:佐藤、小鳥遊、宮越
ID:Ozjs+ik5
デビュー作:恋女房
代表作:恋女房 、SHOTGUN MARRIAGE!
よく出てくるキャラ:足立×村主、公務員×ホテル従業員
幻の仮ry設定を実現させたエロイ人!!
なんとなく遊びで書いたのを投下。
なんとなく新規の人にわかりやすいかと思った。
今は反省してる。
長い人ってコテのわりにはSSは長くないよね
>>830 だがものすごい筆の速さとおもわれ。
どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど埋めついでに
非処女・非童貞じゃないキャラって誰々?
>>831 猫組
非童貞:河野 足立 進藤 田坂 榊
非処女:妃
犬組
非童貞:佐藤 相馬
非処女:一枝 泉 梢 杏子
ブタ
非童貞:アレス ルース アリ グラン
非処女:リナカ セリ ナサヤ サズ ハル エリカ シンヤ
自分はこんな感じで認識してマス
投下作品の感想は次スレの方で〜
ノリで泉まで書いてしまった
泉は処女だろwwwworz
泉っていうかエリカなんでwww
ルースも…ああでもあいつ幼少時に体売ってそうだな、うらうろとか読んでると。
河野のにーちゃんはともかく足立が非童貞なのは誰かに襲われたというケース以外想像できないw
ブタは結構シビアな背景あるし結構経験者は多そうだけど何も知らない感じだったセリとエリカは処女だと思う。
ただルースとセリはアレスの「その程度か」がどのレベルかが問題ですけれど。
セリが知らないのに「痛そう」という感想を持った事からSMかアナルの話じゃないかとも思うんですよねー…。
後逆にそういった話をよく察していたヒシンは何気に既に経験している可能性も。
個人的には
猫組
非童貞:田坂 榊
非処女:妃
犬組
非童貞:佐藤 相馬 音尾
非処女:一枝 梢 杏子
ブタ
非童貞:アレス ルース アリ ヒシン グラン
非処女:リナカ セリ ナサヤ サズ ハル シンヤ
こんな感じ。
進藤君は女の子とそう言う関係になろうとすると何か意図的な邪魔が入りそうw
仮のと同人誌を網羅していれば河野と足立に彼女がいたのはわかる。
奥手な足立はともかく河野は経験済みだろう。
夢を壊すようで悪いがセリも非処女なのがオフィシャルだ
後はわからん
そういえばセリは昔エグい出来事されたって言ってたね。
……その割にはトラウマも何もなさげなのはセリが強いのか単純に天然なのか。
長い人が長いのは体の一部分
声が出なくなったこととルースに過激なことされただけで過敏に反応するのは十分トラウマによる弊害だろう
伊波とは違った意味で男性恐怖症って感じ
>>837 その部分だけ記憶がぶっ飛んでるんだそうですよ。
ショックで声もぶっとんだわけで。
エロパロスレなのでセリの秘密を全部バラスのも可?
それは次元の違う話かと
セリの秘密ってエロ関係だからありだと思った。
仮の・同人の話題もアリだから可かと思ったんだが
個人的にはセリはしゃべれなくなったのはショックでなく外傷ではないかと思う。
というのも読唇術で分かるぐらいには口を動かせているから。
やればわかると思うけど発音する口を作れるのならそのまま息を吐くだけでよく聞けば聞き取れる音は出せれる。
まあか行の発音とあ行とは行の区別はちょっと難しいかもしれないけど。
でもこれが出来ないとなると口呼吸そのものが出来ないという事になるんじゃないかと。
まあこんな細かいこと気にして設定するわけないしそうだとしてだからなんだって話ですがw
ここってデーターベースにも過去ログとして保存されるの?
どうなんだろう。
セリの話は中学校の時作った設定で暗すぎるし色んな意味で痛すぎるから
普通にブタイウラを楽しんでる人には目に毒かもしれないという理由で
読みたくない人がうっかり読んでしまわないような形でしか書かれてない
まあここにいる人間は原作軽視気味だからそんな設定見てもあんまり気にしなさそうだけど
ちょっとエロいスレがあるから原作軽視ってお前小学生かよw
ここはエロパロであってエロパロでないようなもんなんだし
>>848 最後の一行は余計かと
>>846 まとめサイトのほうで保存されるのなら、それで十分だと思うが
俺は他の俗物スレみたいになりたくない他とは違うぜ的な優越感に浸るふいんきが上の人からは
852 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 14:58:46 ID:L0uq/9Kj
>>851 俺のこと?
スマン、むしろ事実を皮肉のつもりで言った
だってここエロの割合が30%ぐらいしかないし
848たんのことかと。まぁ、仲良くしようぜ。どうどう。
エロがなくとも悶えられば良い!!
とりあえず
みんなで萌えれば
それでよし
アリとシンヤっていとこだけどアリの義理の両親がシンヤの親と兄弟なの?
アリの血縁上の親がシンヤの親と兄弟なの?
見えない、じゃない見れない
申し訳ない
お手数ですがpm7:00〜am4:00は携帯で見てください
一応PCの許可はしております
>>852 一度言った皮肉をわかりやすく解説しているー!!
>>863 ちょwww
マサルさん読みたくなってきた
>>864 マサルさんネタとうろんを絡ませたSSをお願いします。
おkww
いまマサルさん読んでるから少し待ってくれ
しかしマサルさんオモシロスwww
少年時代を思い出すわ
あの頃のジャンプはよかった
できた!!!
かなり短いが…
working1巻とマサルさん4巻です
小鳥遊「何か海より深い理由でもあるんですよね?」
佐藤「海より…」
さ「…………
あ―――…」
た(無表情でわからないが照れてるんだろうか)
さ「…………
…………」
さ「『マサルガリレイ』?」
た(マサルガリレイ!?
きょうみぶかあい!!!)
センスなくてすいません…
>>868 ん、むぅ・・・期待しておいて、
実はマサルさん全部読んだ事ないからわからないorz
あの何か調合してるネタを宮越チョコに絡めるとかどうですか?
その手があった!!!
メホホ・ブルササンGのはなしか!!
ネタサンクス!!!!
宮越「えーと次は…
わかめだな!
そしてビールと甘納豆を入れた後…野菊…
干し芋、しらたき、ぶり、マーガリン…
そしてもけ…はっ!!
あ…ゴホン!ゲフン!
え〜っと……」
東田「?」
み「草」
ひ「何の草だそれー!!?」
み「よーし!これでほぼ完成だ!
しばらく煮込んで後は仕上げだな…!」ひ「…」
み「できたー!
フフフ…お待たせ東田…これぞ私流料理…
『メホホ・ブルササンG』こと…
チョコレートだっ!!!」
数分後東田卒倒
ダメだセンスのかけらも感じられない…
>>871 全工程見た上で食べるなー!w
野菊!?春菊じゃなくて?
食用以外の菊はものすごく危険。あれは死ねる。
873 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 00:39:52 ID:O4g+oh8+
>>302様マサルさん原作では野菊でした。
っていうか携帯のヤシ挙手
ノシ
あ、元ネタの段階で野菊だった。ずっと勘違いしてました。
しかもカブったorz
宮越料理は変な材料入れずにただ混ぜてかためるだけでも殺傷力もつからなぁ
>>302様マサルさん原作では野菊でした。
っていうか携帯のヤシ挙手
ノシ
しまった
二重投稿…orz
>>876 そういえば冷やして固めるだけのアイスも何故か熱く…でしたね
ノシ
携帯だが何か?
携帯だと2ch見にくくねぇ?
なにか
>>841辺りのことが解決しそうな予感・・・
why?
いったい何が…
“かりのん”が来てる
本スレにも報告しとく
>>882 とりあえず今までのセリの過去話のまとめを投下するのは大丈夫?
>>886 本スレではがはこのコメントのまとめ的なものなら容認されてたから
その類ならいい…んですかね?
一応改行しときます
セリの秘密
セリが喋れないのは15くらいのときに実の兄に暴行されたショック。
そのときの記憶だけ吹っ飛んでます。
ルースが他の男の人近づけさせない、エリカに兄さん言われるの嫌がる等はその辺の事情だから。
セリの兄はシスコンで普通に強姦以外の犯罪もしてる。
両親殺したのも兄。
ルースがバイトといいつつ賞金稼ぎやってるのも兄が賞金首だから。
まだ細かいのあると思うけど、こんなもんか。
とりあえずアレだ
>>890 間違えて送信しちまった
とりあえずあれだ
お前かりのん見てこい
かりのん見る前の予習と復習になる…ならねーな。
そろそろ容量がヤバいからきいておく
新スレの方にまた明日改めてさっき書いた絵をうpしたいんだが
いいのだろうか?
つうかまとめサイトにおえびあっからそこにうpすりゃいいんじゃね?
>>895 なかの人にまとめサイトのおえびにうpしてもらえば?
やっぱり明日改めてうpしてみます
朝10時ごろうpします
>>894様と
>>896様には申し訳ございませんがこうさせていただきます
セリはトラウマ持ちって話だけれど酔っ払ったルースに襲われてる所を見ると、
結局声が出せなくなった以外は特に問題ないような気もする。
ルースが何をしたかにもよるけどあれくらい普通の反応だろうしルースに対する好感度は上がってるっぽいし。
にしてもギャグ展開に出来ないのは分かるけどルースに追われてまだ生きてる兄はすごいな。
しかし「痛そう」ってアレスは本当にセリに何を言ったんだろうか。
>>893 いいと思いますよー。
>>898 ルースに追われてまだ生きてる兄って言っても、
ルースはサーカス団のかたわらで賞金稼ぎしてるから遠出できないし、
兄は遠くの町に行けば良いだけだからな。
そういえば兄の見た目はルースを黒髪にしたかんじだった。
兄の絵あったんだ・・
セリの過去はほんと黒いな
キャベツの過去が一番軽い感じに思える。
子離れができない母親なだけだったんだし。
でも過去絵のワンシーンで息子への執着心が物凄かった感じだから、
言葉の説明だけだとほかのメンバーよりも軽く感じる。
ルース→ホームレス
アレス→母親にうんたら(性的虐待とちがうかと思うんだが)
リナカ→虐待
セリ→家族ころされた上に兄に(ry
ハード
ルース→捨て子→奴隷→ホームレス
進藤→父が借金残して失踪、母も病気に→借金まみれで働きづめの毎日
>>905 しかも物語の性質上、自己破産は許されない。
さらに借金は志保の気まぐれで勝手に増える。
あれ実際に増えてるのかなぁ
実際に増えてたらもの凄い問題な気が……
気を引くための嘘だろ多分…
志保タン……
多分全額貯金か投資してて、進藤がホントに死にそうにななったときに
それとなく返すか出すかしてくれるんだよ。
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ 志保ちゃんホントは優しいよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
>>910 生かさず殺さずってことじゃないのか…・・・・?
それとなく貸してくれる。の間違いじゃない?w
そしてまた借金が増えると。
913 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 22:44:44 ID:zGg6N4SD
すまん、上げてしまった…
諸君 私は小さい物が好きだ
諸君 私は小さい物が好きだ
諸君 私は小さい物が好きだ
諸君 私は小さい物が大好きだ
子どもが好きだ
子犬が好きだ
子猫が好きだ
ハムスターが好きだ
ミジンコが好きだ
先輩が好きだ
店内で 街道で
公園で 家で
道ばたで 建物で
この世の地上に存在するありとあらゆる小さい物が大好きだ
先輩が目線を合わせようと懸命に背伸びをするのが好きだ
先輩が破損報告書に書こうと努力している時など心がおどる
お子様用のメニューに付いてくるおまけの小さなテディ・ベアが好きだ
店長にそれで買収された時など胸がすくような気持ちだった
先輩に一生懸命な様などはもうたまらない
抱きしめられないのは残念だ
お客様のお子様に話しかけられた時など絶頂すら覚える
あのような小さい物が成長していく様はとてもとても悲しいものだ
春に小さな虫たちがよみがえり始めるのが好きだ
店長に虫をつぶされるのは屈辱の極みだ
諸君 私は小さい物を望む限りの小さい物を望んでいる
諸君 私に付き従う小さい物好き諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる小さい物を望むか?
情け容赦のなく萌やす様な小さい物を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を萌え殺す嵐の様な小さい物を望むか?
ナノテク ナノテク ナノテク
『小さい物! 小さい物! 小さい物!』
ナノテク
よろしい ならば小さい物だ
我々は優しいまなざしで今まさに見守っている保護者だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間萌え続けてきた我々にただの小さい物ではもはや足りない!!
ナノテクノロジー
大小さい物(?)を!!
ナノテクノロジー
一心不乱の大小さい物(?)を!!
我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ小さい物好きに過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人のナノテクノロジーとなる(?)
我々をロリコンの一言で追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
小さい物の魅力を語り思い出させよう
連中に小さい物の魅力を思い出させてやる
連中に我々の小さい物への思いを思い出させてやる
天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
ナノテクノロジーで
世界を萌やし尽くしてやる
「最後の小さい物愛好会
愛好会指揮官より全会員へ」
目標北海道首都上空!!
第二次ナノテクノロジー作戦 状況を開始せよ
◆VXUCBz7U0U
あのさぁ、はっきりいってウザイんだけど
まさかこれもまとめサイトに乗っけてくれなんていわないよな?ただのコピペ改変なんだし
こっちだから投下できたもんだな…
ナノテクがずれてる…
お目汚しスマソ
見てる人はいないと思うが…
あ、キツイ口調で書いたけど荒らしじゃないよ?
なんか◆VXUCBz7U0Uはなんかノリが変なんだよね。まったく関係ない漫画とパロってみたり、空気が読めてないっていうか
もうちょっとモチツケって言いたい
俺は面白くて吹いたよwww
まとめサイトにあっても別にいいじゃん
それに埋め立てにちょうどいいじゃんか
まぁ確かに◆VXUCBz7U0Uはズレてる気もするね
だべ?
これまでの職人と何かが違うんだよ。上手く説明できないんだけど……
すみません…orz
思いつきで投下したのが間違いでした
春の陽気はバカに拍車をかけるな…
恐らく
すみません…orz
思いつきで投下したのが間違いでした
春の陽気はバカに拍車をかけるな…
>>923様の言いたいことはわかります
恐らく厨臭いということでしょう
よく友達から言われるのでわかります。
これからは皆様の気分を害さないよう注意いたします
申し訳ございませんでした
>>925 そういう事言われると年齢とか大丈夫?
って気がしてしまうんだけど
二重投稿…orz
吊ってきます…
ここは21歳未満立ち入り禁止ですよ
>>928様
すみませんがその年齢には達しております
埋め
はっちゃけすぎ感は否めないね。最初の書き込み辺りからそれは続いてる。
次スレも微妙な雰囲気だし(これは本人だけのせいでは無いと思うけど)
仮にも成人してるなら、もう少し我を出さずに周りの雰囲気を汲んだ方が良いんじゃないかな。
まあ、高津スレの一部住人が少し神経質な所もあるかもしれないけど。
周りの雰囲気を気にしすぎたせいか職人がいなくなったよな
>>919 > まったく関係ない漫画とパロってみたり
その辺は私も原因があったかも
コピペ改変とかやってましたし
933 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 23:48:01 ID:vVjzi5su
もう正直どーでもいいです><
小鳥遊「…(伊波を見ている」
伊波「何、見ているの?…ははぁ、アタシに惚れちゃった?」
小鳥遊「…」
伊波「図星?やっぱなぁ、まひるちゃんかわいいもんねぇ」
小鳥遊「…僕の趣味はもう少し…」
伊波「もう少し?」
小鳥遊「下だ」
・家族全員違う血液型ってアリですか?(他多数
私養子ですから。本当にそう思ってるのならよく聞けるよなあ…。
「血液型 メンデルの法則」でグーグルで調べてみたらいかがでしょうか。
過去の拍手返信でこうあったんだけどがはこって養子?
>>936 本スレでは何度も出た話題な気がする。
両親の血液型遺伝子がAO、BOの場合を考えよう。
東田A 宮越O 村主A 妃AB(姫も)志保B 榊A 足立A 斉木B 河野O 進藤B 永田A ミリB
ヒシンO ルースB セリA アレスAB リナカO サズA ハルAB シンヤA アリB ナサヤ・グラン・双子O リリザA エリカO
漁ったらこんな血液型の設定がでてきた。
2が立ってけっこう立つの落ちないね埋めますよ
/ / ,イ/ .,イl ,r ヽ
/ イ / /ム/,へll //ハ l l ト_lt l !
,'' /! l ! / ,'/_'_ l/ ' ',l lリl/ l `ソlハ ll ヽ
/ l l ヾ ,イ::::::`ト `´,-r:-.、' ト' !l l
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高津カリノ総合エロパロ【WORKING!!】no.2
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