【はずむ明日太】かしまし【女人禁制】

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1名無しさん@ピンキー
はずむきゅんの飲んでたジュースを「うまそうだな」と言いながらじーっと見てる明日太。
そのうち、はずむきゅんが「飲む?」と差し出してくれるのをじーっと待っている明日太。
「でも間接キスになっちゃうぜ」と言いつつ「あっ、そ、そうか…うん、そうだよね、ボク、今は女の子なんだよね…でもいいよ、はい♪」と頭の中がおっぱいおっぱいな明日太。
2名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:03:39 ID:WZZKqocG
見事な程に駄スレ
3名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:04:38 ID:tpLlH3UT
はずむ明日太専用なのか?
4名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:12:01 ID:9J/zU9Ne
明日太×はずむのエロイのきぼん
5名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:12:18 ID:cTIUYny/
明日太以外と絡めると百合板行けって言われるだろうし
ライトな感じで萌えシチュ考えたくならない?



明日太「レロレロレロレロレロレロ」
はずむ「ああっ!何舐め回してるのー!」
明日太「へっへーん、これでジュース飲めないだろー?」
はずむ「ううん…明日太のなら…飲めるよ…」

その時、明日太の脳は壊れた。
6名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:50:39 ID:wJ6MEkhZ
明日太の妄想スレ
7名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 23:48:36 ID:cTIUYny/
はずむ「ボクは今、女の子なんだよ?明日太のことなんて、なんとも思ってなったけど・・・」
明日太「ば、バカだな。お前が男でも女でも…俺の気持ちは変わらないよ」
8名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:52:06 ID:Z0Mas/+G
明日太キモい
明日太の妄想は激しくきもい
俺がはずむの立場ならさっさと絶交している
今原作ははずむに明日太シカトされているし
9名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 11:28:40 ID:o8z6aQck
明日太哀れだな
だが明日太の妄想が大好物な俺が来ましたよ
10名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 21:57:08 ID:Q1LIHGhb
誰でもいいので、はずむのエロい話を書いてくれ
11名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:18:32 ID:gAvUaX4v
age
12名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 01:14:28 ID:qrSpYrFH
>>1
乙!
13名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 11:57:35 ID:a3tpuHVR
明日太「はずむ、俺達親友だよな!(ハァハァ)」
14名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 14:35:20 ID:2NbrfGBM
つーか重複してないのかこれ
15名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 17:52:40 ID:A6dokwtc
どこと?
16名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 03:16:58 ID:9ghsJnXq
>>1
遅くなったが乙!
17名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 06:22:19 ID:OnZTXIYu
明日太恐いよ明日太
18名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 08:45:02 ID:jStcRuyR
明日太は妄想だけだから妄想終わった後の落ちに期待
19名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 12:26:07 ID:2MfQovxP
明日太の妄想を現実にするスレじゃないの?w
20名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 12:45:17 ID:G124OT4c
んなことしたらはずむがはずむで無くなる。
かしましの世界観がぶち壊し。
21名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:02:29 ID:Yee7doww
>>1
22名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:33:02 ID:eDZsnN6O
明日太の妄想を妄想するスレ?
23名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:10:22 ID:Yee7doww
やす菜の持つある種の陰湿さがたまらなく良いのですよ。
はずむに対する手つきとか目つきとか唇とかの表現もエロ切なくて良いですなあ。

それなのに>>1は女人禁制と言う……
24名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:15:14 ID:GXvK+0OE
どっかにノーマルも百合もおkなスレないの?
25名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:23:25 ID:Yee7doww
とまり・・・良いですなあ。
幼馴染の独占欲を必死に隠そうとして・・・可愛いですなあ。切ないですなあ。
きっと、歯止めが外れてしまえば、はずむを自分のものだけにしておくために、すごいことをなんでもしてくれそうです。
あと、体育会系の体型がはずむのぼんぼーんと対照的でお互いを引き立たせます。えっちです。
26名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:27:22 ID:Yee7doww
それなのに>>1は女人禁制という・・・

はずむ・・・あれは元から女の子です。したがって女人禁制です。
何気に肩幅が広く感じる絵柄は元男の子という漫画家氏のこだわりか・・・
27名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:40:22 ID:hQYYON3v
百合板にもスレがあるからでは
28名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:54:42 ID:Yee7doww
見てきたけど、「かしましは百合じゃない」「あかほり氏ね」「百合じゃないから荒らす」
ってなカキコばっかりでSS投下のスレではないみたいですな。

あんなスレだと知ってて>>1は女人禁制と言う……
29名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 19:55:52 ID:8iwpUadD
そんなに言うなら自分で百合エロ書いて盛り上げれば?
30名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 19:56:05 ID:GXvK+0OE
>>1-311
なら立て直すしかないじゃないか!!
31名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 20:20:16 ID:xdvO41G1
ここは明日太絡ませないと無理なのか?
あゆき×はずむとか考えたんだが・・・
32名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 20:40:24 ID:qlDm9yVx
>>31
>>1が馬鹿な事言ってるだけだから全然大丈夫
33名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:02:14 ID:QA8xWsrq
>>23
陰湿だとか意味不明な言いがかりで責められる
やす菜を慰めるはずむ・・・
いいですなぁ。
34名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:48:47 ID:HPxCgocv
やす菜がビッチにしか見えない俺は病気かもしれない
ビッチ可愛いよビッチ。まあ、実際可哀想な子ですが…
>>1
別に絶対に明日太と絡ませないならないってのはちょっと横暴が過ぎるだろう
もっともこんなこと言ってるわりには俺も明日太×はずむが一番読みたいです
35名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:50:43 ID:XbP7oyvz
百合でも明日太でもいいので
ssをうpしてくれる神の降臨を待つ
36名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:51:11 ID:HPxCgocv
すまん。よく見たら日本語がおかしすぎた。吊ってくる
37名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:22:52 ID:0+H1Mwrc
おとうさん×はずむ
はおk?
38名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:28:21 ID:EvCEwF6u
主人公が「はずむ」っていう名前じゃなかった場合のエピソードを誰か頼む
「武」とか「金太郎」みたいな
39名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 04:24:24 ID:3mBoio/7
>>38
金太郎って名前はおらへんやろ
40名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 04:40:42 ID:TmpgVjuF
>>38
その場合は改名するんじゃないか?
41名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 07:38:01 ID:2GzjWUcq
どこがビッチなの?と聞いてもたぶん答えられないんだよな。
きっとやす菜以上に壊れた目をしているのに違いない。
・・・こういう人を生み出すやす菜ってある種の才能かもしれん。
42おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 10:24:31 ID:EjmbitEr
携帯より投下。妄想を書いただけです

キーンコーン、カーンコーン

ふぅぁああ〜
はずむ「やっと、終わったぁ」
(ぁ、ちょっとおしっこしたいかも・・・)
やす菜「はずむ君。いっしょにお昼食べに行こ?」
はずむ「ぇ?ぁ、うん」
(あとで、行けばいいや)

ざわ、ざわ、ざわ・・・

やす菜「うわ〜、すごい混んでるね。ねぇ、外に食べに行かない?」
はずむ「うん。そうしようか」

いらっしゃいませ〜

やす菜「はずむは?」
はずむ「じゃ、僕も同じのを」
やす菜「お揃いだね」

ありがとうございました〜

はずむ(ぁぅぅ、学校に戻ったらトイレ行かなきゃ)
やす菜「あ、もう、こんな時間!次、体育だよ!急がなきゃ!」
43おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 10:25:48 ID:EjmbitEr

とまり「はずむ〜何やってたのよ!?もう、体育始まっちゃうよ?今日は外だからね〜」
はずむ「う、うん。」

(はぁ、ブルマって、恥ずかしなぁ。寒いし・・・)

体育教師「おそいぞー貴様ら!!今日はマラソンだぁああ!!!」
一同「えぇ〜!!!」
体育教師「さあ、とっととジャージを脱いで走れ!今日は学校の周りを10周だぁあ!!」

はずむ(寒い・・・おしっこ漏れちゃう〜)
やす菜「はずむ君、いっしょに走ろ?」
とまり「はずむ〜、行くぞー!」
とまりははずむを引っ張って走りだす
はずむ「ぇ?え?ぅわ」
やす菜「ぁ!待って」
44おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 10:26:57 ID:EjmbitEr

タッタッタ、タッタッタ
「はずむ〜、ちゃんと走るー」
「はずむ君、待ってぇ」

(ぁぅ、おしっこ、おしっこ!おしっこ!!)

「も、もう、だめぇ!」
「はずむ〜!走れー!!」

ドカッ

ひゃぅ!!?
ぷしっぷしゃぁあああああ

やす菜「はぁはぁ。やっ、と、追い、付い、たぁ〜・・・はずむ君?」

はずむ「ひっく、ひっく。見ないでぇ〜」
とまり「ほら、泣いたってしょうがないでしょ。早く戻らないと皆来ちゃうよ」
やす菜「わ、私が連れてくわ。とまりちゃんは走ってて!」
とまり「や、やす菜?じゃ任せたわね」

タッタッタ
45おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 10:28:21 ID:EjmbitEr
「ひっく、ひっく、おしっこ漏らしちゃた・・・」
「さぁ、行こ?はずむ君」
「ひっく、ぅ、うん」

見つからないように更衣室に戻ってく二人

「ぇと、じゃ、とりあえず、ブルマとショーツ脱いじゃって」
「ぇ?…恥ずかしいよぉ・・・」
「…さっさと……脱ぎなさい!おもらしはずむちゃん!!」
「!?や、やす菜ちゃん!?・・・う、うん」

ビチョ

「あ〜あ、こんなにおもらししちゃって、はずむちゃんは悪い娘ね!」
「やす菜ちゃん?ど、どうしたの?」
「こんな悪い娘はお仕置きしなきゃね♪さぁ、上も脱ぎなさい!」
「や、やす菜ちゃん?」


【続かねぇorz】
46名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 11:20:09 ID:M9SGUygH
続けーーーーーー!!!!
47名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 12:26:57 ID:A+VYvKmo
お仕置き!
48名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 14:07:17 ID:3mBoio/7
期待してるぜ
49おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 17:58:27 ID:EjmbitEr
キーンコーン、カーンコーン

はずむ「!やす菜ちゃん、皆来ちゃうよ…」
やす菜「・・・しょうがないわね、じゃあ、お仕置きはこのおもらしぱんつを帰りまで穿いてることと・・・これね♪」
そう言うとやす菜は自分のロッカーからスーパーボールを取り出した
「?スーパーボールなんか、どう─」
「これを、ここに、入れるのよ!」
スーパーボールを強引にはずむのワレメに押し込んでゆく
ミチッ、グニュ
「ひゃ!?痛っ!やす菜ちゃんやめて、いたいよぉ、グスッ」
「そぉ?じゃあ、慣れるようにもう一個入れとくわね。」
ミチミチッ
「ぅぁあ、や、めて」
「わかったわ、やめてあげる…」
50おもらしはずむちゃん:2006/02/07(火) 18:05:01 ID:EjmbitEr
「ひっく・・・ぃ!?」
「代わりに、おしりに入るわね♪」
はずむ「ぁぁぁ!!ゃぅっ!」
やす菜「あら、うれしそうね♪やっぱりもっと入れたほうがいいわね」
そう言うとやす菜は前と後にさらに一個ずつスーパーボールを無理矢理押し込んだ
はずむ「ぅ・・・ぃたぃ・・や、す菜ちゃん・・・取ってよぉ」
「駄目よ!おもらししちゃったお仕置きなんだから放課後まで入れてなさい。ほら、さっさとショーツ穿かないと皆来ちゃうわよ」
そう言われはずむは仕方なく黄色く汚れたショーツを穿き、制服に着替えた

ガチャ

とまり「あ!はずむ、大丈夫?」
はずむ「とまりちゃん!だ、大丈夫だよ」
とまり「?」
やす菜「(ニヤ)♪」


【と、まぁ、逃げたわけだがorzスマソ。はずむの妄想はいくらでも湧くが、本番は苦手なわけでorz】
【かしまし本編ははずむが女の子に馴染み過ぎなのでそこんとこ】
51名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 18:22:05 ID:M9SGUygH
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
52名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 18:30:11 ID:cKUHTO+W
策士やす菜キタワ*・゚゚・*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*・゚゚・*!!
はかったな!やすなぁー!!
53名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 19:45:23 ID:XY3atoHy
やす菜こわいよやす菜
黒やす菜ですな
54名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 02:58:20 ID:lEp9YraB
福岡組だが四話見おわった
明日太空気すぎるよ明日太
55名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 05:03:16 ID:7R4WOUqa
>>50
GJ!
続きを期待してます〜
56おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 07:17:26 ID:mxR07Tf+
生物教師「…で、あるからして…」

はずむ「んぅ」(どうしたんだろ、僕……さっきまで、あんなに痛かったのに………あそこがむずむずする!?)
「はふ」(なんか、力がはいんない…)
とまり(はずむ?)

キーンコーン、カーンコーン

はずむ(やっと、終わった!早くやす菜ちゃんに取ってもらわなきゃ!)
とまり「はずむ〜!どうしたの?生物に集中しないなんて…」
はずむ「ひゃぁ!?」
ぷしっ
(ぁ……おしっこ、ちょっと出ちゃった…)
「はずむ?何真っ赤になってんのよ。熱でもある?」
そう言いながら、はずむのおでこに触れる
「あれ?本当に熱あるわね。保健室行く?」
57おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 07:18:15 ID:mxR07Tf+
はずむ「だ、大丈夫だよ。ちょっと暖房が熱いだけだから」
とまり「そう、ならいいけど。…あっ先生来た!」


(……熱い…何で?僕どうしちゃたんだろ?)
あゆき「・・・」

やす菜(はずむ君、どうしたかな?やりすぎちゃったかな?嫌われちゃったかな?なんで私あんなこと…謝らなきゃ)

とまり「じゃ、あたしは部活があるから、じゃあね、はずむ」はずむ「うん、じゃあね、とまりちゃん」(早く、やす菜ちゃん探さなきゃ)

あゆき「はずむ君」
はずむ「あ、あゆきちゃん?どうしたの?」
「いっしょに帰らない?」
「ぇ?ぁ、ぇーと、僕、やす菜ちゃんを探さ─」
グイッ
「さぁ、行きましょ♪」
58おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 07:22:23 ID:mxR07Tf+
「あゆきちゃん、ちょっと、待っ─」

グイグイ

やす菜(!?あゆきさん?何で?腕組んでる!…はずむ君…やっぱり、嫌われちゃった……当然だよね………)


「あゆきちゃん、そっち、違─」
「いいのよ、黙って来なさい」

「?ここ─」
「私の家よ。さぁ入りなさい」

「ぉじゃましま─」
「誰もいないわよ。2階よ、ついて来なさい」

ガチャ
(あゆきちゃんの部屋だ…なんか無機質な部屋だなぁ)
「はずむ君、さっそくだけど」
カチリ

「あゆきちゃん?なんで鍵─」
「スカートめくりなさい」
「ぇ!?」


【推敲してないので、雑です。フェチも丸だしです。それにしても明日太絡められない…】
59名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 08:29:39 ID:cS+LEIPC
おしっこでちゃった(*´д`)ハァハァ
60名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 09:57:04 ID:rhEDPC6l
>>54
それがあかほりクオリティ
61名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 12:54:44 ID:HIEGTr3G
あゆきキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
62おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 17:37:55 ID:mxR07Tf+
はずむ「ど、どうして?」
あゆき「あなた、授業中何してたの?」
「?僕は何も…」

バサッ

「ひゃ!あ、あゆきちゃん」
「!?…はずむ君、ちゃんと穿き代えた?まっ黄っ黄よ?」
「そ、それは、違─」
グチュ
「ぅ、ぁ!ゃ、やめて…」
「こんなに濡れてる……はずむ君………!?何!?なんか、ある!?」
グニグニ
「は、はずむ君、なんか、ある。何これ!?」
「…、…は、ゃ…な…ゃんが」(だめ…漏れちゃうぅ)
「はっきり喋りなさい。聞こえな──」

ぷしっぷしぷしゃぁあああああしゃぁぁあああああ
ぴちゃぴちゃぴちゃっ

(ぁぁぁあああああ!!と、止まんなぃ〜〜)

すぽっすぽん
ぴちゃぴちゃ
63おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 17:38:42 ID:mxR07Tf+


あゆき「じゃあ、神泉さんが、やった、と言うのね?」
はずむ「うん………あの、ごめんなさい……部屋汚しちゃって……」
「気にしないで、とは、言えないけど、こうして、掃除してくれてるからね。別に良いわよ」
「…あ、あの、女の子っておしっこ我慢できないの?」
「?どうして?」
「だって、まだ大丈夫だと思ってても、なんか、こう、勝手に出て来ちゃうって言うか…」
「……それは、私は男じゃないから詳しくわかんないけど、男って女より我慢できるらしいから、男の感覚で我慢するとあなたの場合、だめってことなんじゃないかしら?」
64おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 17:39:23 ID:mxR07Tf+
はずむ「……なるほど…」

あゆき「……はずむ君…じゃあ、授業中、それで、集中していなかったのね?」
「ぇ…ぁ…うん。なんか熱くなってきて…それで…」
「そう、なら、いいわ。」(てっきり、はずむ君が女の子になった自分に興奮して…)
「それから、下着。何故あんなに汚れてるの?」
「あのっ…えっと…これは……体育のとき………その……も、漏らしちゃて……ぇと…」
「ふふふ、ごめん、ごめん。知ってるわよ。見てたから。でも、まさか、それを穿き続けてるとはね。」
「だ、だって、やす菜ちゃんが……それに、替えのなんて持ってきてないし…」
65おもらしはずむちゃん:2006/02/08(水) 17:43:36 ID:mxR07Tf+
あゆき「ふふ、保健室にあるわよ。おばちゃんに生理で失敗したとか言えば、貸してくれるわよ。それに、コンビニにだって売ってるじゃない。はずむ君って本当に真面目ね。ふふ」
はずむ「ぅ…」


「ほら、元気出して。元男の子でしょ。」
「ぅん。あゆきちゃん、ありがと」
「…今度、漏らしたら、私もお仕置きするからね♪」
「ぇえ!?」
「あなた何歳だと思ってるの?漏らさなければいいだけよ」
「ぅん、じゃあ、あの、ごめんなさい、さようなら」

あゆき(ふふ、はずむ君、カワイイっ♪)


【またもや、本番なしですorzスマソ。それと、あゆきのキャラが良くわかんないです。たぶんこれは絶対違うと思いますが】
66名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 17:49:04 ID:mxR07Tf+
って、ぅわぁ、危ねぇ。今日(明日だけど)かしましじゃねーか!
危うく録画忘れるとこだった。(なんつっても、初回を見逃した漏れだからな)
67名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 17:54:28 ID:SlhtFF98
おつかれさまっす。
ええもん見させてもらいました。

あゆきさんは、直接手を触れずに、想像の中ではずむを無茶苦茶にしたり
自分以外の誰かに、はずむがいぢくられて可愛く喘ぐのを観察して(;´Д`)ハァハァしたりする
独特の愛で方をする人であります。
68名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 05:51:41 ID:LCynJ7w1
はずむきゅん生理あるのかなやっぱり
69名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 06:55:34 ID:aASqxcIH
とまりは実はMです
70名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 07:42:55 ID:F9BcLNMy
>>68
漏れの脳内では、はずむたんはつるつるのまんこで生理なんか来てません。もちろん、女児用純白綿パンツです。だけど、巨乳(´Д`*)
71名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 14:15:50 ID:0lGyZh80
一応保管庫作るか
72名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 17:46:37 ID:qu757h87
>>71
お願い〜
73名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 18:00:22 ID:F9BcLNMy
かしまし視聴終了
やす菜は完全なレズだな。女の子だけの世界ww
74名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 18:03:53 ID:f7uF3cIR
でも、男が見えない病はちっとばかし強引すぎまいか。
他にやりようが無かったのか、とは思う。
75名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 18:53:02 ID:qu757h87
>>74
あかほりですから
76名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 19:43:49 ID:lxi4gdPK
>>70
小説版によるとそうでもないらしいが。。。。
77名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 20:29:16 ID:9yoaJkcz
やす菜ダーク化→はずむリョジョークの妄想でよければSS書きたいが…
78名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 20:37:42 ID:f7uF3cIR
是非是非
アニメを見てると、やす菜はダーク化を自制してる感じで、手つきや目つきがェロいですな。
心の枷を解き放ってやってくだされ。
79名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 22:26:50 ID:F9BcLNMy
>>76
どんな感じなんだ?当方アニメしか見てないので・・・
80名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 04:10:19 ID:Qsu20Z17
81名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 09:59:31 ID:BxBTixC2
【第5話(だよな?)より】


(ここで僕が受け止めてあげなきゃ…この子はいままで傷ついてきたんだから…)

んっ

やす菜「はずむ君……私、もう、止まらない…」
やす菜ははずむの制服を強引に脱がし始める
「や、やす菜ちゃん!?だめだって、僕、女の子なんだよ?」
「……女の子でも…女の子だから、いいのよ!」
遂にはずむの制服を脱がしてしまった
はずむのピンク色の下着があらわになる
「………ゃ、やめて、やす菜ちゃん、僕は─」
ぷにゅ
「やす菜ちゃん!そんなとこ触っちゃ─」
「私ははずむ君が好きなの!それにはずむ君だって…」
くちゅくちゅ
「や、やめて…」(あそこが熱い!?)

「ふふ、こんなに濡らして……」
そう言いながらはずむのショーツを膝まで下ろし、ブラをズリ上げ乳房を揉みむ
むにむにゅ
「ふぇ、ぁむ…」
「はずむ君、気持ちいい?気持ちいいわよね、乳首立ってるもの」
「ち、違っ─きゃぅ!!」
やす菜はいきなりまだぴっちり閉じたはずむの秘所に人指し指を押し込んだ
「…キツいわね…私が初めての人になってあげる」
鞄からなにやら黒い物体を取り出した
82名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 10:02:00 ID:BxBTixC2
「ゃ、す菜、ちゃん、ぃたいよぉ…」
やす菜はその黒い物体を自分の足に通し股間まで引き上げた
「はずむ君の初めては、私がもらってあげる」

「ひゃっ!?やす菜ちゃん、何、それぇ!?」
「気に入った?おっきいでしょ?前のはずむ君にあったものよ。もう無いけどね。これがはずむ君のに入るの」
「ゃ、ゃだ、待っ─」
「待たない♪」

ぐちゅちゅ
ミチッ、ぐちゅぅうう

「ひぐぅ!!?ぅぁああああああ、んぁぁああ、痛い、痛い!裂けちゃうぅ!!」
「まだ、奥まで、入ってないわよ!!」

メチュ、ミチミチッ
じゅぶぶぶぶぶっ

「ひぎぃ!痛い!やだぁ、抜いてぇ!」
「はずむ君、これで、完全な、女の子に、なれたね」

ヌチュ、じゅぶ

「痛い!痛い!!やだやだぁ!!」
83名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 10:03:26 ID:BxBTixC2


パンパン、ぐちゅ、ぐちゅ
「ぁ、ぅ、ひゃぅ、んぁ」
全身をピンク色に染め、初めての女の子の快楽に喘ぐはずむ
「はずむ君!可愛い!大好き!」
グチュグチュグチュグチュグチュ
初めてとは思えないほどの愛液がギッチリとやす菜をくわえ込んだはずむの膣から溢れる
「ん、ぁ、ゃ、やす菜、ちゃん、僕、変に、なりそ、ひぐっ」
「はずむ君、イキたいの?イッていい、よ!」
言い終わると同時にはずむの真っ赤に充血したクリトリスを捻り上げる

「ひぃ!ぃぅ、ぁ、なんか、来、ぁぁぁあああああぁぁああ!!」
ぷしっぷしっ
ぎゅっぎにゅっぷしっ
ぷしゃぁあぁああああ

「ゃあ!!だめぇぇえええ!!!」

くちゅじゅぽっ

「ふぅ……ぁ!また、おしっこ漏らしちゃたの?」
ぷしっ、ぷしゅ
「まだ、ぁう、見な、いで…」

カツッカツッ

「!?だれか来る!早く着て!」
膝まで下ろしたショーツを強引に引き上げる
「ゃ、待って、まだ、」
ぷしっ、ちょろちょろ
「いいから、早く!」
84名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 10:14:07 ID:BxBTixC2

ガラッ

とまり「あれ?はずむ、やす菜、何してんだ?帰ったんじゃなかったのか?」
やす菜「ちょ、ちょっと忘れ物しちゃったの、ね、はずむ君」
はずむ「ぁ、ぅ、うん」
ちょろ
(!まだ、おしっこ、が…パンツ濡れちゃう……)

やす菜「じゃあ、帰ろ?はずむ君」
グイッ
はずむ「ひゃぁ!」ちょろちょろ(ぁぅ!おしっこ、止まらない…)

とまり「あっ、ちょっと」

あゆき(・・・)


【圏外ウザス】
85名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 14:49:33 ID:ZKnGe0iZ
ちょwwwwwwあゆきがイルwww
おしっこGJ!!
86名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 15:17:55 ID:BxBTixC2
ほんと、おしっこばかりでスマソ。趣味全開です
87名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 16:13:04 ID:Z/M3dzEv
>>81
>鞄からなにやら黒い物体を取り出した

用意周到なことでw
88名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 09:09:40 ID:SpJmLREg
はずむたん失禁スレということで誘導されてまいりました。
エロいですね。
89名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 09:50:43 ID:eLnb5UHw
SSはハァハァスレの方が多い希ガス
90名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 10:01:10 ID:SpJmLREg
>>89
あっちのはSSというほどの物でもないお。
あっちでエロ妄想書き込んでいた俺が言うんだから間違いない。
たぶん。
91名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 13:14:56 ID:HPpFdHJC
>>86
GJ!
原作にはエロは少なめだから、ここではできるだけエロ多めでいって欲しいです〜
ところで誰かはずむ×明日太でひとつ書いて貰えないでしょうか?
92名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:34:11 ID:qK+akv3Z
ガンバッテミル
しかし、明日太は…ただのエロ野郎でいいのかな?
それなら、お父さんも…
93名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 17:04:57 ID:HPpFdHJC
>>92
ただのエロ野郎ではなく、できれば、ラブラブな感じも出していただけると
嬉しいです。
はずむはだんだんと感情面も女性に近づいていって男性として明日太
を意識するようになり、明日太もまた一人の女の子としてはずむを意識
していくという感じで…
94名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 17:16:20 ID:LJfpoAS2
95名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:32:31 ID:HNLvYNdo
>やす菜・とまり:男の時からずっと女の時も変わらず愛情を注いでくれている
>明日太:男の時は何とも無かったのに、女になってから突然劣情を催す場当たり的行動

さすがに明日太相手はいやだな。
いい加減にしろ、と腹立ってくる。
96名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:44:20 ID:Y+DDuPiU
>>95
友情が好意に変わってきたってことじゃまいか?
だから本人も葛藤してるわけだしw
愛情云々はさておき、明日太も何とも思って無いならはずむと友達に何ぞならんと思うが。

ついでぶっちゃけるなら、やす菜の方が場当たり的行動と言える気がするのだが?
97名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:57:34 ID:qK+akv3Z
確かに
▼明日太の場合
はずむ♂→親友
はずむ♀→親友以上に
♂と♂の関係から素直に♂と♀の関係になっただけ
▼やす菜の場合
はずむ♂→見えるけど、男イラネ('A`)
はずむ♀→女の子(*´Д`*)ハァハァ
98名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:07:43 ID:HNLvYNdo
>>96 >>97
本気で言っているのかね。
明日太の妄想は現実のはずむを好きではなく
虚構のはずむばかり見てるって事だろ。

やす菜は男の時の告白をOKしたかったけど
臆病さから、つい断ってしまいそれを後悔しているんだろ。
99名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:21:30 ID:Y+DDuPiU
>>98
いや、その解釈もアレだと思うぞ…
やす菜の方に苦悩があるように明日太にも♂なりの苦悩あるぞ。
だから現実に手をだすの躊躇して妄想モードになってるだけ。
親友って肩書きやら今までの付き合いってのがあるから困ってるだけだ。
そちらが虚構とか妄想言ってる物、あれは男の苦悩だw
まぁチキンではあるがw
やす菜が見えなくなるのを恐れて断ったように、告白とかしてはずむが居なくなるのを
恐れてるちゅーこと。男女関係なくひょんな事でいきなり関係壊れたら寂しいもんだろ?

視点を♂よりか♀よりにするかで変わってくるとおも。
男よりな思考の1つとしては97のは非常にわかりやすいと思うのだが…。
100名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:41:31 ID:HNLvYNdo
だからさ、一度失敗したから今度こそはと決心したんでしょ。
やす菜もとまりも、もちろんはずむだって
恐れてばかりいないで告白したわけだ。

迷惑かもしれない、傷付くかもしれない、恥をかくかもしれない
それでも現実を変えることを望み一歩を踏み出した。
この3人の決心の前では明日太の悩みなんて
良く言ってお笑い、きびしく言えば脱力・冷笑のたぐいだ

それでもお笑いですんでいる内はまだ良かったんだけどね。
何度も何度も暴走し、パジャマパーティに至っては警察沙汰にまでなってしまい
今では明日太の事はみんなスルーしちゃっているよ。
101名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:44:34 ID:yikLibHr
あんた良いこと言うね。
でもエロパロ板らしく気楽になんでもありで良いじゃないかな。
102名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:56:06 ID:Y+DDuPiU
パジャマパーティが判らんから何とも言えん。
そっちが明日太ウザスのようにこっちもやす菜ウザスなんで
正直そこまで肩入れするのが判らん。
上っ面の態度だけみるとやす菜も明日太も同じ事してるぞ?
やす菜の方は美化してるようだがね。('A`)
103名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 01:01:33 ID:nC+RMpAG
>上っ面の態度だけみるとやす菜も明日太も同じ事してるぞ?

どこがやねん。
明日太は反省とか学習能力がないから何度も同じ事、同じ迷惑やってウザイ
104名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 04:20:24 ID:oml0g507
すっかり黒やす菜が定着してしまったな
105名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 04:22:10 ID:2wYJ9VfW
>>103
とりあえずここは妄想スレだ。
そういう、まともな事議論したいなら本スレいってくれんか?
106名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 07:46:30 ID:B9fcqF+N
明日太×はずむ(逆もありか?)の妄想があまり湧かない
だれか妄想を頼みます

はずむの初めてのオナなら湧くんだが…
107名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 08:12:27 ID:2wYJ9VfW
一番簡単なのは黒やす菜×白はずむだな。
やすナンかとまりが絡めば明日太も簡単にだせるんだけなw
自分の中だと奴は3P要員って感じになってるw
108名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 09:59:12 ID:dUJCSfDR
俺の中では明日太とやす菜はレ○プ要員って感じだな。
自らの愛欲に負けて、無理やりはずむたんをッ!

1「ああっ、だめぇ!明日太、僕たち親友だと思っていたのに」

2「嫌ぁ!やめて、やす菜ちゃん!こんなのって酷過ぎる・・・!」


とまりんとは和姦
109名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:03:04 ID:ifDay9nh
>>108
ハアハア
110名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:23:12 ID:dUJCSfDR
ほのぼのレ○プものだったら明日太かな。
ガチはやす菜。本気ではずむたんを鳴かします。
111名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:54:41 ID:B9fcqF+N
ほのぼのレ○クか…
112名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 11:03:53 ID:X0lhozzS
明日太など、とまりが出るまでも無く
はずむのパンチ一発で吹き飛ばされるのがオチ

ま、恋愛同盟成立のやす菜とまり両名だから
ベットの上でも公平でないとおさまりがつかないだろね。
比翼の鳥の例えがあったがもはや3羽で一体だねあれは。
113明日太×はずむ:2006/02/12(日) 12:01:34 ID:B9fcqF+N
はずむ(あれぇ?やす菜ちゃんいない……あ!)
「明日太!いっしょに帰ろ?」
明日太「は、はずむ!も、もちろん!」(遂にキタ!)

──下駄箱前──
カチャ
明日太(ぁあ〜はずむ〜…もぅ少し…)
「わぁっ!あ、明日太!何やってるの!」
「さぁ、行こうか。」(あせるな明日太!)
「ちょっと、何ごまかして…待ってよぉ」
タッタッタッ

「…あ、何かカップルみたいだねw」
ガラスに映る自分達を見て言う
「カ、カ、カップル!?」
「ごめん、ごめん。冗談だって」
「…公園、寄ってかないか?」
「ぇ?ぁ、うん」(?)


「…はずむ…率直に言う。好きだ!女としてお前が!」
「ぇえ!そんな…こと…言われても…僕は……」(そりゃ、今は女の子だけど……)
「女だろ!好きだ〜〜!!!」
はずむに抱きつき、草かげに押し倒す。
「ぅわぁ、あ、明日太!!」
ドシンッ
「ぃたた…」
「あ、ごめん」(はずむ〜小さい〜やわらかい〜)
「あ、明日太…?」
「ごめん、はずむ、でも、いいだろ?」
答えを待たずに、はずむにキスをする
はずむ「んんっ」(ゃ、やめて〜)
明日太(はずむの唇やわらかい!)
キスをしたまま、スカートをめく上げる
「んん〜〜!んんん〜!」
114名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:02:11 ID:dUJCSfDR
>>112
正統派だったらやす菜とまりだな。
変り種としては、プウたんに身体弄られまくるはずむたん、と言うのも興奮するシチュ。
妹分に翻弄されるってのもいいよね。
115明日太×はずむ:2006/02/12(日) 12:03:47 ID:B9fcqF+N
「ぷはっ」
はずむの純白のパンツが明日太の目に飛び込む
「ぁああ〜はずむ〜!!」
猛獣のようにはずむの制服をむしり取る
「ぅわぁああぁあ!!!やめてぇ〜!!!」
「はずむ〜〜!!胸でけぇ〜〜!」
むにゅむにゅむにゅ
「ぃっ、た!痛い、痛いっ!やめ、て…」
「あ、ごめん、強すぎた?…はずむ、脱がすぞ」
パンツを脱がそうと明日太がはずむの上から離れる
「や、やめてぇえ〜〜!!」
ボカッ
明日太の左頬をグーで殴り怯んだすきに脱げ出す



【今一つのらない。】
116名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:11:32 ID:dUJCSfDR
うはwww割り込んでごめん
でも本当にほのぼのレ○プ。
未遂に終わるところが明日太クォリティ。

制服をむしりとられたところから、はずむたん裸で逃げ出したのか気になる。
117名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:36:41 ID:B9fcqF+N
いや、まだ途中で(のらないので一気に書けない)、この後をどうしようかと
Aはずむは無事に逃げる。下着姿で
B明日太に捕まり、後ろから
C明日太が謝りほのぼのと終わる
118名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 13:29:56 ID:lSjNpMZl
帰りがけにやす菜とまりに会う。
はずむの介抱をやす菜にまかせ、とまりは明日太を襲撃する。
とまりが帰ってきてからやす菜と二人で優しくはずむを慰めながらのH突入
明日太は死んでいるかもしれないな・・・
119名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 14:03:00 ID:CD0RI9rF
>>117
現状ではCかな…
やっぱりお互いの気持ちを知った上でセクロスして欲しいので…
もしくは、Bの後でしっかりと気持ちを伝えるか、ですね。
120名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:29:49 ID:xi3y2kkQ
お互いの気持ちも何も
はずむは明日太をほとんど気にかけてないからなぁ。
あゆきも空気みたいなもので
はずむにはもう二人しか見えていないっしょ。
121明日太×はずむ:2006/02/12(日) 21:45:13 ID:B9fcqF+N
たったったっ…


明日太「ぃってぇ〜…はずむ、本気で殴ったのか……何やってんだ俺……最低だな……」
はずむが下着姿のまま走り去るのをぼんやり見ながら言う


はずむ「ぐすっ、ひっく、ぅぐぅ、ひっぐ」(明日太、なんでなの?親友のままじゃ駄目なの?僕が女の子だから?)


とまり「ぁあああ〜疲れたぁ〜〜」
部活で疲れきったとまりの前を見慣れた、しかし、街中で有り得ない姿のはずむが通る
たったったっ
「ぇ!?は、はずむ!?…ちょっと、はずむ!!どうしたのよ!」
「ひっぐ、と、とまり、ちゃん…ぅわぁぁああん」
とまりを見るなり泣き付くはずむ
「ちょ、ちょっと、はずむ、どうしたの、こんなかっこで?」
自分の上着をはずむに着せながら問う
「ぅえっ、ぅぐ、ひっぐ、あ、あす…が、あすたが…」
「あすた?明日太?と、とりあえず、家に来て」
122明日太×はずむ:2006/02/12(日) 21:48:35 ID:B9fcqF+N

「サイズ、合う?あんた、私より大きいから…」
「ぅん、大丈夫…」

「…ねぇ…はずむ、明日太と何があったの?」
「…明日太が…僕を…僕の事…好き、だって…」
「ぇ!」(…明日太って…何とも思わないのかな…女なら何でもいいのかな…)

「……それで……明日太に押し倒されて…それで…キスされて……それで…ぅぐぅ…」
「押し倒され!?キス!?はずむ、もう、いいよ!」(明日太〜明日、殺す!)
「…ぅ…僕……女の子に、なる、こと…受け、入れたつもりだった…のに…でも…女の子なのに……男の子、好きになれ、ない……ひっぐ…僕どうしたら、いいの?」
「…はずむ……私は…………女の子が好きでも、いいじゃない!……私は…私ははずむが好き!!」
「……とまりちゃん…僕も……とまりちゃんの事…好き…なのかな…」

ちゅっ

「…はずむ…好き!大好きだよ、いつまでも」



【つづく?かも。女の子の心理テラワカラナスorz】
123名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 23:58:07 ID:2IGIeDaH
GJ
明日太はやっぱり明日太クォリティ。
いいところでへたれじゃないと、反発買うキャラだからしょうがないね。

とまりん、漁夫の利?
124名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:58:02 ID:2NRvWZmr
>>122
乙です〜
やっぱり、まだまだはずむは男の部分が多いってことか…
「先輩とぼく」のはじめちゃんのようにはいかないかな?
125名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 02:44:50 ID:g3fFLHps
          _,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
        ,.r'´,.    -┐   ':..,゙ヽ
       ,r' ,::;:'    ,ノ ヽ、    ゙:::.ヽ
      ,.' _.,:;:'___ _立_  ___;;ミ゙、         
     .l厄巳厄巳厄 i王i ,.巳厄巳厄巳l          
     l´ , "´  ̄ ̄ ̄ `'''′  ̄ ̄ ̄`.:`{         ´
     | l ;;:.,.   ::、.       ...   '゙|
    ,.-''、.,! ,.::'    ヽ、:.゙、 ;;.:' ''  ヽ | ,.、      
   ./  、/ `ヾー─tッ−ヽ''  kーtr─ツ'´〕. ヽ.        |
  / {´i Y::::..   ` ̄ ̄´.: "i! ::. 、` ̄´ ゙:::.、} r、 l       
  | ヾ_,,入;:::.. `'' " ´.::; .::i! ::..  ```  :. }ツl l
  \  ノ ヾ ;:::.   .:r'' :: ll! :ヽ;:..:.   .: j,ノ ,!       
    ヽ',,;l  ゙i ;::.. _ `ヽ、;;,,,,'.ィ'' _,, .::,;r'1,,,/          
  ッジ::::::|  ゙ ,r'´:::;;;;;;;::>  弋´;;;;;::::ヽ'" |:::::゙'イィ      
 弍:::::::::::l  /:::;r'´ ,,..-ー…ー-、 ヾ;:::'、  |:::::::::::ヒ
  シ:::::::::::l   i':::,!  ´  __  ゙  l::::l:. |::::::::::ス      
  彡;:;:::::l  l:::l     ''''''''⇒;;;:,   l:::l  |::::;;ャ`        
  ,r', 广'`ヽl:::l ::::. .::     ゙::.   l::l ノ^i`、         
 ,イ(:::j    i::;ヘ  :;:.       .::   l::l'"  l:ヽヽ       
 |;:ヽヽ   l::l  ヽ ;:.... ..  .. :  /l::l   ノ ,.イ
 |;:;:;:;\\ l::l   ', :;.:;::::::::::..::.  /  l::l,r'' /;:;:;|

          明日太 死亡確認


それはそうとあちこちで見かけるキャッチコピー
「女の子になっても僕は彼女が好きです」
って意外に知られていないのかな?
126名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 08:52:19 ID:YLrMe4g4
はずむ×とまりがいいな
とまり受けで
127名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 13:25:41 ID:qjq7YIJx
>125
原作で望めないので妄想しているのだろう。
そんな俺は明日太Xはずむ派
128名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 14:31:44 ID:cx3Bv+WX
とりあえず保管庫
http://kashimashihokan.hp.infoseek.co.jp/
素っ気ないのは仕様です。
129名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 14:40:59 ID:pgj2ietO
男の友情だかなんだか知らないが
そんな幻想なんかより、好きな娘といつも一緒にいたい
というのがはずむなんだよ。

こちらははずむ×やす菜のリバ
130名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 15:15:35 ID:2NRvWZmr
>>128
乙です〜
どんどん増えていけばいいですな。(o⌒∇⌒o)
131名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 16:27:18 ID:forsIPkU
明日太SS投下しようとしたら、ここへ誘導されました。
エロなしを投下してもよいのかなー?と・・・。
まだ、XRETED部分まで書いてない全年齢版で、
明日太がちっとは男前な感じの、明日太×はずむです。
132名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 17:27:56 ID:CoJ8FmKy
いずれ続きを書いてくれるなら良し。
133名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 17:45:07 ID:C1Uec3Ae
遠慮なく投下してくれ。
134名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 17:58:13 ID:2NRvWZmr
>>131
全然遠慮しなくてもよいです〜
135名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 18:24:40 ID:cc+0GNQK
>>131
お願いします
136131:2006/02/13(月) 21:26:49 ID:74kJXhxC
そう言っていただけるとありがたいス。
本日中に途中までのを投下させてもらおうっと。
137131:2006/02/13(月) 23:45:06 ID:GPmqez+f
ダメだー
規制で書き込めねー orz
138『男の友情って?PART1』(1/5):2006/02/14(火) 01:15:14 ID:KMcMKtiq
 6時間目のチャイムが鳴る前に、俺ははずむに声をかけた。
「おい、はずむ、お前今日部活無かったよなー」
「うん」
 机に座ったままのはずむは、俺の顔を見てうなずいた。
「じゃ、今日学校終わったら、お前んち、行っていいか?」
「え?あ、うん。いいよ」
 途端に、取り巻き共の視線が刃に変わる。
「なんで、明日太がはずむんちに行くの?」
 とまりが舌鋒を切る。明らかな不愉快さが言葉に滲んでいる。
「なんでって、行っちゃいけないのかよ?」
「何しに行くの?」
 あゆりも要撃に加わった。言葉尻に霜が降りているようだ。
 やす菜ははずむに、明日太くんが行ってもいいの?と目で訴えて
いる。
「はずむんちに、俺が貸してるものがあんだよ」
 率直に応える。
「何だそれ。明日学校に持って来ればいいんだろ。はずむんちに上
がり込むことないじゃないか」
「若しくは、玄関先で渡せばいいわね」
 勝手に話を終結させようとしやがる。
「なんでお前らに門前払いにされる話になるんだよ。はずむ、いい
んだろ?」
 はずむは女達に拒絶反応に戸惑っている。
「え?え?あ、う、うん。別に、いいんだけど…、ダメ?」
 とまり、あゆり、やす菜と顔を巡らせる。
 そこで、何でお伺い立てるかなー。
「だめ」
 三重唱だ。言いそうだった。予想は出来たから、はずむ一人の時
に声を掛けたかったのだが、こいつら、いつもつるんでやがったしな。
139『男の友情って?PART1』(2/5):2006/02/14(火) 01:16:47 ID:KMcMKtiq
「なんでだよ」
 平静を気取って言う。むかついてるがな。
「女の子は気安く男を部屋に入れないの!」
 おっ?再び三重唱。やす菜もいつになく強気だ。だがこれも予想
出来てる反応だ。
「じゃ、お前らもくればいいじゃん。な、はずむ」
「あ、うん、そ、そうだよっ!みんなおいでよ!み、みんなお茶し
たりゲームしたりとか…!」
 ギスギスし出す空気にビビッたはずむは、俺の助け舟になんとな
く乗ってしまう。はずむも女達の拒否反応の大きさを理解出来ずに
ドギマギしているみたいだ。何か安心する。
「…あたし、補習」
「…今日は部活、抜けらんないの…!」
「…私も、部活あって遅くなりそう…」
 女達の気勢が削がれる。
 分かってて、はずむに振ってるんだよ。すかさず追撃。
「なんだ、じゃ、しょーがねーな。今日はオ・ト・コ・ド・ウ・シ
で盛り上がろうぜ。一回家戻って、あのゲームもってくわ」
「今はオンナノコ…!!」
 という抗議は、はずむの嬌声に遮られた。
140『男の友情って?PART1』(3/5):2006/02/14(火) 01:18:10 ID:KMcMKtiq
「え、あれって…、あれ!?うん、うん、やろやろ!!うわー、久
しぶり〜!ほんっとに久しぶりぃ〜!!」
 はずむの目が、キラキラ輝く。あれではずむは格ゲーマーだ。そ
ろそろ対戦に飢えてきてるはずなのだ。
 はずむの反応に、女達が愕然とする。バカめ。付き合いが違うわ。
「何!?忘れ物取りにいくだけだろ!はずむっっ!聞いてるっ!?」
 とまりが激昂する。貸してるもの、だ。
「どうしても部屋に上がり込む気ね。はずむくん、許しちゃダメ!」
 あゆりが眉を歪める。何度も入った事あるんだが。
 やす菜は口元を両手で覆い、はらはらとはずむを見据えている。
 いったい、俺は何なんだよ。ま、はずむは既に落ちてるけどな。
「じゃ、授業終わったらすぐ帰ろうぜ」 
「うんっっっ!!!」
 はずむの力一杯の同意に、異議と抗議と嘆願が入る寸前、チャイム
が鳴り始め、ともに先生が入ってくる。俺は席に戻る。
 女達は唇を噛み締めつつ散らばるしかない。勝利だ、ざまみろ。
 6時間目を利用して、久々にはずむとつるんで過ごす放課後のプ
ランを再考しよう。
 なんか、はずむを取り返したようで、頬が緩む。
 でも、女のコになったはずむと二人で過ごす事への緊張も、確実
にあるんだよな。
141『男の友情って?PART1』(4/5):2006/02/14(火) 01:19:05 ID:KMcMKtiq
 放課後。
 女達の呪詛を避けるため、はずむの口を塞いでさっさと攫ってや
ろうと思ってのに、待ってみんなに言ってくると、来やがった。
 幾分かの寿命を削られ…、というより何か去勢でもされちまうか
のような凶暴な視線にたっぷり曝されながら、靴箱へ向かう。
 はずむは何時になくご機嫌さんで、スキップでもしそうな雰囲気
なのも、彼女達の昏い情動を煽っているみたいだ。
 俺としては、こんな状況を望んでいる訳ではないんだよ。
 とまりも、冷静になってくれと言いたい。
 あゆりも、誘えばいいじゃん。
 やす菜、踏み込みが足らないっての。
 いつまでも、お前達にはずむを預けっ放しにしないぞ。
 あの夜まで、はずむは俺の、親友だったんだから。
 校門を二人で並んで出るのは、何時振りだろうか。
 男同士だった頃の距離で歩を合わせる呼吸。
 はずむも、なんとなく思い出してるみたいだった。
 最近の、女のコくさい仕草が徐々に抜け落ち、はずむが戻ってく
るのが分かる。TVのバラエティとか、週刊誌やコミック誌の話題
も、以前と変わらないのに安心する俺。やっぱ、はずむだよ。
142『男の友情って?PART1』(5/5):2006/02/14(火) 01:20:13 ID:KMcMKtiq
「ねえ、明日太ー」
はずむが二、三歩駆け出しながら言う。
「なんだよー」
「何だか僕、すごい楽しくて変っ!!」
振り向いて笑う。女のコの姿をしたはずむが笑う。ドキリと胸が波
打った。
「へへっ!!」
 俺は、照れ隠しに追いすがり、はずむにヘッドロックを掛ける。
驚くほど柔らかい感触に動揺しそうになったが、遮二無二実行。
「い、痛いよー!ちょっ、て、手加減しろよー!!」
 はずむが俺の脇の中で、笑い、身を捩って暴れる。この間まで繰り
返してたはずの躍動。でも、やはり違う、遠ざかってしまったもの。
 ヘッドロックを解いて走り出す俺。
「家戻って、例のヤツ取ってくる!すぐ行くからなー!」
「さっさと、取って来なよぉ〜!」
 鞄を振り回すはずむは、あいつらが知らないはずむだ。
「例のヤツって、意味分かってるよな〜!アレだからな!アレ!」
 はずむの奴、ようやく親友の深謀遠慮に気付いたか。
 口をへの字に結んだ、変に神妙な顔になって、手を振ってる。
 ああ、くそっ。ミニの制服が似合うんじゃねえよ。バカやろう!
143131:2006/02/14(火) 01:27:00 ID:KMcMKtiq
なんとか投下完了。
駄文にてお眼汚し、失礼します。
起承転結の「起」って感じです。
エロは「転」にちょいと、「結」で予定。 ゴメンor2
144名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:28:28 ID:7c7CiErA
投下乙です
続きまってますぜ
145名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:28:54 ID:brLTE3GA
あゆき・・・
146名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:33:30 ID:ugDkRzg9
>>131
GJ!よくこんなに爽やかにまとめられるなw←褒め言葉
自分はもっと欲望渦巻くのしか思いつかんよ_| ̄|○
147名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:42:01 ID:LdvN4IRL
>>131
GJ!
いいねえ、こういうの。続きも待ってるぜ。
148名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 02:21:49 ID:JK6momi+
うはっ明日太男前過ぎw

でもこれじゃウホッ方面にしか落とし所ないだろ。

明日太:「おう俺の制服、着てみるか? 久しぶりだろ」
はずむ:「んーと、なんか胸が苦しいのに肩がぶかぶかで変だよぉ・・・ ズボンもお尻が苦しいのに腰がぶかぶかだしぃ・・・」
明日太:「男なら気合いだ気合! 気合いで着こなすんだ!」
はずむ:「明日太・・・・」
149名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 04:24:42 ID:JRQe0/ej
>>131
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
150名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 10:00:18 ID:vHYXn3oW
スレタイにふさわしいな。
でも、実際、はずむの目から見た明日太ってこうだろうね。
友情に厚く、男らしくて、そして女になんか興味ない硬派。

はずむたんが女の子になってからずっと狂いっぱなしなだけだよな。
151名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 10:01:32 ID:Z0T/mssm
>>131
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
152名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 12:06:07 ID:e32eXDg0
あすたってとまりやアスナには目もくれてないからな
はずむ一筋ってのはイイ
153名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 13:39:10 ID:3Q9BG4Vo
ネギま?
154131:2006/02/14(火) 16:14:10 ID:CuE17c5X
拙文ごときに感想いただいて、ありがとッス。
続き、投下します。
時期的には夏休み前で設定。
明日太はとまりやあゆりとか女子の前ではバカやって
ひんしゅく買ってるタイプにしてます。
けど、漢気あって、勇者?っぽい軽さが男子間では
人気の野郎ってのをイメージしてます。
ゲームの主役みたいな感じでw
155『男の友情って?PART2』(1/7):2006/02/14(火) 16:15:24 ID:CuE17c5X
 ウチに戻ると、部屋に駆け込んで、ブツをキャビネットや引
き出しの底から引きずり出し、その辺のナップザックに放り込
んだ。
 汗だくのワイシャツとTシャツを合わせ脱ぎ、投げ捨てる。
ブツのサルベージによって散乱したの衣類の中から、目につい
た黒のランニングと半袖のパーカーを引っ掛ける。下は昨日履
いてたジーンズでいっか。
 はずむと別れて10分後には、チャリを大佛家の玄関に横付
けしていた。無論、コンビニでアイスやポテトチップスなんか
を買い込ん上で、だ。
 我ながら、動きに無駄がない。
 チャイムなんか押さず、玄関ドアにハンマーパンチを4,
5発かます。
 ん?反応ないな。
 応援団の太鼓よろしく、ドアを打ち鳴らしてみる。
「おーい、はずむ〜〜!おれおれ〜っ」
 ドアの向こうから、とたとた軽い足音が床を鳴らして聞こえ
てくる。はずむだ。おばさんのとは迫力が違うからすぐ分かる。
「もォ〜、うるさいっていつもいつも言ってるだろっ!」
 ドアを全開にして、若草色のワンピースの女性がサンダルを
突っ掛けて立ち塞がる。フレアなスカートの裾が、玄関から流
れ出す風を孕んで流れる。
 ど、どちらさんで……って、はず、む…だな。
 一瞬、家を間違えたかとマジであせったぜ。
「おかーさんがいたら、僕まで怒られるんだから!!」
「なんだ、おばさんいねーの?久しぶりにどやされてぇなって
思ったのに」
 眼尻を吊り上げてるはずむの脇をすり抜け、風通しのいい大
佛家の框に上がり込む。
156『男の友情って?PART2』(2/7):2006/02/14(火) 16:16:18 ID:CuE17c5X
「相変わらず、涼しい家だなー」
「聞いてる?明日太!」
「これこれ」
 コンビニの袋をはずむの目の前にぶらさげて、フリフリする。
「待たされちゃ、土産が溶けちまう」
「もー。ごまかすの上手いし。」
 怒りの持続が出来ず、何となく苦笑いに変わるはずむを置き
去りに勝手知ったるリビングの、65型を目指す。
「おばさん帰ってくるまで、でっかいテレビでやろうぜ!」
 振り向き様にコンビニの袋をはずむに放って渡す。
 玄関を上がったところいるはずむは、アイスをファンブルしそ
うになり、あわあわと胸で抱き止める。
「えー、繋ぎ代えるのめんどいよ〜。上のでいいじゃない」
 背中で聞いて、ピクリと肩が動いちまった。
 上のってのは、はずむの部屋の14インチのブラウン管だ。
 あいつらに一応、情けかけてやってんだぞ、俺は。
「ま、下じゃ例のブツは拝めねえしな」
 俺がニカッと笑って、意地の悪いところをアピールする。
「ば、ば、ばか、何言ってんだよー!違う、違うって、そんな事
考えてないよー!?」
 途端に真っ赤になって手を振り回しているはずむは、今やワン
ピが似合う女のコになってしまってるが、なんかホッとしてる俺
がいた。あいつとは、まだ繋がってるんだよ、うん。
157『男の友情って?PART2』(3/7):2006/02/14(火) 16:17:06 ID:CuE17c5X
「分かった分かった。ささっと始める始める。ちぇ、俺んちのテ
レビより小さいのでやるんじゃ、つまんねーなー」
 ぼやきつつ、まだ顔を染めて動揺中のはずむの背中を両手で押
して、というよりややタックル気味で縺れるように階段を上がる。
 わ、わ、ちょちょっと踏み外すよ〜とか叫ぶのを華麗にスルー。
 ん?なんか湿っぽい手触り。顔を上げると、はずむのうなじに
かかった髪も、濡れてくりくりに跳ねている。
「なんだ?えらくぐっしょりしてるな?」
 はずむが首をひねってこっちを向く。
「シャワー浴びようとしてたの!頭から水かけた瞬間に明日太がド
カドカ騒ぎ出すから、ろくに拭きもしないで服着ちゃったんだよ!?」
 さらに不服そうに抗議を続ける。
「そう、カリカリすんな。俺だってシャワーなんて浴びてないんだ
ぞ?自分だけサッパリ汗流してズリぃなー。」
「何いってんの。水に濡れただけで余計気持ち悪いんだから!だい
たい明日太来んの、いくらなんでも早すぎ…わぁ、あっつぁ痛ぁ〜〜っ
足の指、ぶつけたじゃないかぁ!?もう押さないでって!」
 俺の掌で、濡れたワンピ越しの背中にはずむの体温を感じる。
 なんかふんわりあったかいんだな。記憶の中のはずむと違って。
 湿気てるのは、俺の汗では断じてない。…はずだ、よな。
158『男の友情って?PART2』(4/7):2006/02/14(火) 16:17:58 ID:CuE17c5X
 俺の持ち込んだ格ゲーは、はずむも持ってる奴のアップグレード
で、入力のシークエンスも大体一緒だったから、対戦でもあいつに
不利はないだろう。ていうか、へたすりゃこっちがKOされちまう。
はずむ贔屓のキャラがパワーUPしてたからな。
 テレビと向かい合うベッドを背もたれにして陣取りし、床に胡座
を掻かせて貰う。
 ナップザックから取り出したトールケースをはずむに渡す。
 受け取ったはずむは、ディスクをセットしようと四つん這いにな
る。腰をしならせてスカート越しに丸い尻を突き出して…。
 薄手の地布が太モモに絡んで、妙に生々しく陰影をつくる。はず
むの尻の姿形が否応なしに浮き彫りにっって……うぉっ!?
 待ってくれ!視線を釘づけにされる、どうして色っぽいんだよ、
おまえわ?
 俺の苦悶を知らず、なんか尻揺らしてテレビ台に顔を突っ込んで
ごそごそやってるはずむ。…ホント頼むぜ、おい〜。…視線外す。
 こういう時、俺って良識あるな。
「アイス溶けちまうぞ!!先に食うぞー!?」
 意識を逸らそう。わざとガサつかせてナイロン袋からバーアイス
を取り出す。
「僕、ホームランバーね!!」
 はしっこく、買ってきたアイスをチェックしていたようだな。
 こいつは昔からミルク味派だ。
「残念!お前はガリガリくんコーラ味だ」
「ええぇ〜〜?やだよ!絶対、ホームランバー!」
 わんわんスタイルのまま、顔だけひねってクレーム飛ばしてる。
 構わずアイスを包む銀紙の包装をつるりと剥いちまう。
 ああぁ〜〜ぁ!?と妙にかわいらしく魂消声を出すと、俺の右手
のホームランバーを奪取すべく、四つん這いのままじたばたと、だ
が意外な速度で突進し、飛びかかって来やがった。
159『男の友情って?PART2』(5/7):2006/02/14(火) 16:18:59 ID:CuE17c5X
 はずむの微妙な動きに、俺は恐怖で強張った。
 ま、ま、ま、待て待て待てぇ〜〜〜!?
 ベッドを背もたれて床に胡座掻いてる俺に、はずむの強襲を避け
る術はない。咄嗟に右手を高く掲げてアイスを上空に逃がすが、目
標点の移動に反応したはずむは、上体をひねって両手を伸ばし、瞬
時に対応してきてる。
 俺の右手首は、はずむの両手でガッチリとホールドされたまま、
隙だらけの上半身だけではずむのタックル、というよりダイブを受
け止める。
 華奢で柔い身体一杯に力を漲らせ、俺の懐でもがき暴れるはずむ。
 上を向く顔と伸ばした両手で薄く延ばされるはずのはずむの胸は、
想像以上の質量を保ったまま、俺のランニングの胸板越しに押し当
てられ、こねくり回される。
 はずむは何とかホームランバーをゲットしようと、俺の右手を引
きずり下ろそうと体重と全精力をかけてしがみついてきてる。
 完全に我を忘れてるはずむ。いつになく、すごい鼻息だ。
 頭は茫然とそんなことを考えているのに、身体の方は、はずむが
胸を好き放題押し付けてくる感触のみを残して金縛り状態だった。
 ようやく口元まで俺の右手を持ってくる事に成功したはずむは、
かぷっとアイスを頬張る。
 上目使いで完全勝利を宣言してくるはずむの表情に、心臓が弾け
るように動揺が走る俺。一瞬でバーを奪い去られる。
 気付けば俺は床に仰向けで押し倒され、はずむは俺の腰の上に膝
立ちで跨ったまま、満足気にホームランバーを咥えている。スカー
トの裾はふわりと広がり、俺の下半身の大部分を覆い隠していた。
 柔らかい内腿の感触。それも生だってのが、ジーンズ越しに判る
ほど俺の感覚は鋭敏になってしまってる。
160『男の友情って?PART2』(6/7):2006/02/14(火) 16:19:47 ID:CuE17c5X
「なんだよ、痛ぇじゃねーか」
 はずむを見上げ、ぼやき加減で呟くので一杯一杯だ。
「あしゅたがいでぃわゆするかららょぉ・・・」
 アイスを頬張り、口中で溶かし込みながら舌を絡ませてるみたい
で、言葉になってない。顔は上向き加減で俺を目だけで見下ろして
る。溶けたアイスの雫が垂れないように用心してるようだ。
 そんなことより、俺に気を遣えってーの!
「ええ〜〜い、さっさと退かんか、暑苦しい!」
 俺が腹筋だけで上半身を上げると、もうさっきの鼻息はどこへや
ら、イノセンスな表情に戻ったはずむの顔が、目の前に急接近した。
 はずむは俺の上体に押されて、ジーンズのファスナーより、やや
下方付近に尻をぺたんと落とし座り込む。マウントポジションのつ
もりかお前は?
 ニヘラッと微笑んで、舐め減らしたミルクアイスを、ちゅるんと
唇からすべり出させ、俺に差し出すはずむ。
「ちょっと、かじっとく?」
「いらんわい!!」
 強引に立ち上がると、アイスを庇ったせいで、はずむはあっと小
さく叫び、大股開きで床にひっくり返った。ワンピの裾が翻り、白
い腿が覗く。
 やべっ!?と思ったが幸い?はずむのパンツは見えなかった。
「もー、ひどいな〜〜。」
 ちびたホームランバーを咥えなおして、はずむは起き上がり、ス
カートの裾を膝裏に畳みながら、俺の横で三角座りをする。
「ひでーのはそっちだっての!アイス、剥いてやってただけだろ!」
 照れ隠しで喚く俺。
161『男の友情って?PART2』(7/7):2006/02/14(火) 16:20:52 ID:CuE17c5X
「うそばっか。絶対意地悪してた!」
 はずむがコンビニの袋を転がして寄越す。ガリガリくんの袋を荒
っぽく剥ぎ取ると、溶けて緩みだしてるアイスにがぶりと食らいつ
いた。
「ぜんぜん、ガリガリしてないよね、それ」 
 トールケースの中に挟まってるマニュアルを開きつつ、横から俺
の顔を覗き込むようにして、楽しそうになじる。
 はずむは、もう舐め終わってるバーを咥え、唇でぷらぷら動かし
ながら、ふんふんと上機嫌にマニュアルを見ている。
 俺は猛然とアイスを噛み砕き、無理矢理飲み下す。
 外れを確認してバーを机の脇のくずかごにシュートする。アイス
クリーム頭痛にこめかみを襲われながら足元に転がってるコントロ
ーラの片方をはずむに放る。
「けちょんけちょんにしてやるぜ、はずむ」
 はずむが、不敵な笑顔で応える。
「今日の僕は、ひと味もふた味も違うからね」
 唇で弄んでたバーを取りだし、握り締めて俺に示す。
 久々のホームランじゃねーか、・・・このやろ。
「僕に勝てたら、あーげーる!」
 はずむが膝を抱え、歌うように微笑む。
 さっきの騒ぎで髪留めが外れて前髪が顔にかかっている。この前
までの見慣れたはずむの顔。はにかんで笑う感じがいつも優しい感
じで、俺は・・・・・・好きだったさ。誰だって好きになる無防備な笑顔。
 それは、今は女のコの笑顔で。
 ・・・負けられねーって。
 ぜっってー、負けられねー。
「言ったな、てめー。俺に勝ったら、アレは返さなくていいぜ!お
前にくれてやる!」
「って、え・・・え、ええぇ〜〜〜〜っっ!?・・・・・・・・・ホントに?」
 はずむの動揺が伝わる。
 インサイドワークは、これで引き分け・・・でいいよな?
162131:2006/02/14(火) 16:28:03 ID:CuE17c5X
『男の友情って?』の「承」でした。
なかなか濡れ場にならないのは明日太の抵抗が大きく・・・。
俺の中では意外に硬派な明日太。
次々回で明日太×はずむのエロに持ち込みたい所存。
163名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 16:35:00 ID:gXfJ6Bnl
あゆきの名前なんてどうせちゃんと覚えてもらえないのさららる〜
164名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 16:38:17 ID:JRQe0/ej
>>162
wktkして待ってます〜
165名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 16:38:26 ID:JXADmFpP
イイヨイイヨー
さりげないじゃれあいが即エロよりえろいヨー
がんがれ。期待してます。
166131:2006/02/14(火) 16:43:59 ID:CuE17c5X
ごめん。あゆき。
はずみって間違えないようにするので精一杯でした。
167名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 17:01:24 ID:V9ny4+NY
保管庫PART2まで更新
168名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:55:45 ID:USmyc38M
心理描写がアクセントになってていい感じですね。
169名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:47:35 ID:LADmlf8P
>>131
GJ、続きを楽しみにしているぞ
170名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 18:05:42 ID:w9IBHp2W
そうだよ、俺はこういうのが見たいんだよ、と思った
171名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:13:09 ID:88nMAUbB
原作だと18禁の展開は無理だろうから、せめてこっちではそういうのを中心の
作品を読んでみたい。
鬼畜っぽいのは避けて欲しいけど…
172名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:36:27 ID:aqDPCs0m
鬼畜はいやがる方がいるので、その旨書いてNGに出来るようにお願いしたい。
私は鬼畜もどんとコイなんでヨロ
173名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:48:40 ID:a3NKrka6
鬼畜はどのくらいまでOKなんですかね
@レイープ
A殴る
B刃物
C切断
D解剖
E死ぬまで
F死んでも
174名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:50:21 ID:v6F1BBA7
ほのぼのレ○プまで
175名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:51:23 ID:ZL0QoakJ
>>173
全部ダメ
176名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:04:02 ID:9eZ1HU52
>>173
許容して1カナ?

どうせなら鬼畜より鞭とかローソクとかの方が(ry
177名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:12:24 ID:4eV9BEtX
ほのぼのレイプ
あなたのローソク
ディック
178名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:19:59 ID:v6F1BBA7
ほのぼのレイプ・・・


明日太「はぁーはっは、そーらそらそらそらそらぁっ!」
 パンパンパン
はずむ「ああー!明日太に、僕、明日太にレ○プされているぅッ!」
明日太「はぁーはっは、そーれそーれ」
 パンパンパン
はずむ「ああー!しかも後ろからぁ!」


明日太「なんて夢を見・・・」
あゆき「通報しました」
179名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:26:42 ID:9eZ1HU52
>>178
ほのぼのってか明日太キちゃってるジャンw
180名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:03:50 ID:a3NKrka6
まぁ、あたりまえか。B以降は完全に猟奇だからな
つまり、鬼畜というよりはSM?

ところで、はずむを傷つけたお仕置きにやす菜をとまり(別にだれでもいい)が弄るのはどうだ?
181名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:35:48 ID:yQ+hn7N7
ソフトな感じならおk

というか、あんまりハードだと需要がない。
でもまあ、結局は書き手さんの感性に任される。
182名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 08:18:46 ID:fIOlTlYu
はずむ×明日太を最後までやってほしいんじゃあ〜
とまりが邪魔に入る展開はもういやじゃ〜
まあ書き手さんを信じて任せるお
183名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 08:40:34 ID:3ZY5ZWqb
とりあえず、>>117の B:明日太に捕まり、後ろから で書いてみます
184明日太×はずむ:2006/02/16(木) 09:45:53 ID:3ZY5ZWqb
【レイープがいやな人はスルーしてください】

明日太「ぃてぇ〜逃がすかぁ!!はずむ!!!」
もともと運動神経はよくなく、さらに女の子になったはずむは、あっという間に明日太に追い付かれてしまう
はずむ「やだぁ〜!!こないでぇ〜!!ぅわぁ〜」
明日太に後ろから押さえ込まれ地面に俯せになる
「はずむが悪いんだぞ、逃げなきゃ、優しくしようと思ってたのに」
はずむの白い下着のクロッチ部分をずらし、固く閉じたスリットに熱く勃起した肉棒を押し付ける
「ひぃ!ぃやだぁぁああ!やめてぇえええ!」

ミチミチィ、ミチミチミチ

「ぃ!ぎぃ!ひぐぅ!あ ゃ め…て…」
「まだ全部入ってないぞ、はずむ」

ギチギチッ ミチッ ブチィ

「ひ!ぁあぁ!ぅぐぐぐ」
「ほら、はずむ見てごらん。全部入ったぞ。」
「ぅぅ、ぇ?」
はずむがまだあまり見慣れなてない自分の陰部に少し前まで自分にあったようなものがずぶりと突き刺さり、結合部から血が出て白いパンツを赤に滲ませていた
「ち、血が!…明日太、もう、やめて」
「そうはいくか、せっかく入れたんだから。動くぜ」

ぎちゅ、ぐち、みちっ

「ぃぎ!痛!ひぐ!!」
185明日太×はずむ:2006/02/16(木) 09:47:01 ID:3ZY5ZWqb

「ぁあ〜はずむ〜気持ちいいぞ〜」
じゅぶ、ぐちゅ
「ぃ、やだ…あぅ!」
意に反してはずむの口から苦しみの少ない声が漏れ始める
「お、はずむ。ちょっと感じてきたか?何か滑りも良くなってきたぞ!」
ぐちっぐちゅ、ぐちっぐちゅ
「ひぁ!ぁぐ!ぁあっ、あっ!んぁ!ぁ!」
「いいぞ、はずむ〜!!すごい締め付けだ〜!もう、持たないぞ〜!!!」
「あっ!ゃ!待っ、て!ん、抜い、て!」

びゅーー、びゅくびゅく、びくびく、びゅっびゅっ

「ぅぁあ!!?熱い!?やめてぇ〜〜!!!ぃやぁああ〜!!」
「ふぅ、はずむよかったぞ!ってあれ、はずむ?気絶してんのか?大丈夫か?」

ぷしっぷしゃぁぁあああああ
ぴちゃびちゃ

はずむとの結合部の上から黄色っぽい液体が飛び散る
「うわぁあ、はずむ!何漏らしてんだよ!!」
あわてて陰茎を引き抜き、はずむから離れる
明日太が離れ、パンツが元に戻るが、はずむのお漏らしは止まらず
すぐに白いパンツのクロッチからお尻にかけては黄黒く染まってしまう
さらに、明日太の精液が少し広がった膣からこぼれ、尿と混ざる
186明日太×はずむ:2006/02/16(木) 09:49:13 ID:3ZY5ZWqb
「おい、はずむ、起きろって」

ぺしぺし

「ぅ…ぅぅん………」
「はずむ?大丈夫か?」
「明日太……ひどいよ、明日太!ひどい………」
起きるなり泣き出すはずむ
「ぁ、えと、ごめん。こんなつもりじゃ……」
「僕たち…親友じゃ…ないの?」
「親友…だぞ。でも俺は…………ごめん、はずむ…………」
償いをするかのようにはずむに制服を着せ始める
「…僕……体は女の子だけど………心まで……変われ…ないよ」
制服をほとんど着せられたはずむは逃げるように走り去る
「はずむ……」
はずむの通ったあとには何かかが点々とおちていた


あゆき(はずむ君(*´Д`*)ハァハァ)


【やっぱりお漏らしです。スマソ】
187名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 11:23:06 ID:UafDetuK
うるし原智志のINNOCENT思い出した
188名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 11:32:55 ID:xPfN4ts6
>>186
GJだお・・・でも何だか・・・
             /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      /  ヽ
  ______ /     ヽ__/     ヽ
  | ____ /           :::::::::::::::\
  | |       / /      \   :::::::::::::::|
  | |       | (●      (●    ::::::::::::::|
  | |       | ∪      ∪   :::::::::::::|
  | |       |   (__人__丿  .....:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ      .....:::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄       :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |            :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___       ::::::::::::::::::::::::|
189名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 12:38:09 ID:G91NK1yZ
>>186
またしてもおしっこGJ!!
俺、こーゆーのダイ好きだ!!
190名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 14:17:08 ID:KC3smfVZ
状況説明 直すぎ
 エロさが足りない 惜しいぞ
191名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 14:24:31 ID:NHxdNyUv
たとえ、とまりが不在でも
いつも観察してる宇宙人とジャン・プウが止めにはいるよ。
さすがにそこまでやったら傍観者の宇宙人だって黙っていない。
なんでそこまで明日太を相手させたがるかね。
日頃の明日太の態度では
はずむに無視されるのが当然の結果だと思うが。
192名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 14:50:31 ID:2vRXzv5W
ここはあらゆる妄想が許されるエロパロ板
もう少し度量を広く持とうね。
193名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 18:45:15 ID:BmQAfa4/
なんでそこまで明日太を叩きたがるのかの方がわからん
こころやさしいはずむくんが無視なんてできるわけないだろ
194名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:17:20 ID:+goh39Uq
しかし、宇宙人さんたちは失いかけている生殖能力の回復のために外文明の観察に
来ているので、むしろ、応援にちとかい形で見物してしまいそうな……
195名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:53:21 ID:TcfVCqef
明日太くらいの年頃ならあんなもんだろう。
196名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 20:58:34 ID:O6qa8KBI
海洋キャンペーンならセイラークレスポが見せ場を作るチャンスッスね!
197名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 20:59:40 ID:O6qa8KBI
すごいところに誤爆した
198名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 21:01:35 ID:DOLNxRMI
どういう誤爆だw
199名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:01:50 ID:5+FJjrGP
フェルマータの動きがエロかったんです。
足を開かせる様は熟練の動きを感じさせました。
200名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:16:28 ID:bG5zIOtd
>>199
そりゃあれはばt(ry
201名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:39:50 ID:X78fBsqk
>>193
どう見ても漫画19話の、はずむの明日太への態度は完全スルーです。
本当にry
202名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:18:01 ID:bG5zIOtd
妄想力の乏しい方が居るようですね。
203名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:38:01 ID:XrK+AaHG
あの時誕生日パーティーに明日太がいない事すら誰も気付かないもんな。
居場所を無くしたのは彼自身の自業自得というものだろうな。
204名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:02:23 ID:npnpUC2+
このスレの中だけでも明日太には頑張って欲しい
切に願う
205名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:36:49 ID:aiLaM7Te
OPの明日太、ワンゲル部みたいで男らしいよな。
山で遭難して、はずむくんが取り乱すシーンを妄想したりする。
206名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:38:08 ID:iIR0Qrc6
スレ違いの連中は出て行けばよいのに……
207名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:20:38 ID:XTFIdYqH
明日太叩きはいい加減自分がウザがられているのに気づけ、
あちこちに出てはスレの雰囲気を悪くして面白いか?
そんなに叩きたきゃブログでも作ってそこで吼えてろ。
208名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:32:44 ID:iBZdIoHg
役どころ改竄者はかしましにおいて
何故明日太がスルーされるているか気づいてないようだ。
そんなにかしましという話を無視した展開して楽しいのか?
そんなかしましを逆にした話にしたいのなら自分のサイトでやればいいのに。
209名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:49:35 ID:Kx5TNQXX
来月から、作中で明日太の扱いが180゜変わったら、
明日太マンセーになるんだろうなw >208
210名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 02:14:55 ID:s8PHIATN
>>209
それは無いw
かしましが自分の理想からかけ離れた物になるので、勝手にキレて
手のひら返しで作品自体を叩く、元からアンチより救いようのない存在になります。
ってばっちゃが言ってた。
211名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 09:04:52 ID:Io00H0m+
何その高寺信者
212名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 11:52:16 ID:bDZz8Wuj
とりあえず明日太×はずむたんキボン
自分だとどうもやす菜とかじゃないと鬼畜な展開が出来ない。
213名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 13:24:04 ID:mMnWhu9s
ガーデニング部の部長×はずむをマジでキボンします
214名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:13:30 ID:oKr0SIhw
続きにwktk
215名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 15:35:03 ID:15cIgD9Q
王道ではずむがやす菜・とまりの両方を愛する展開がいい。
でもやす菜を鬼畜ってどういうことだー
216名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 16:47:19 ID:24Fi0DY6
やす菜より壊れた目をしてるから仕方ないよ
217名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 16:57:41 ID:89Tr3hx2
はずむ父×とまり
はずむ父×やす菜キボン
218名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 17:48:27 ID:oCg0ucVx
はずむ父じゃあ母親が飛んでくる。
つかよくこんな浮気男とやっていけるな。

普通にはずむ×とまりで希望
219名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 19:34:01 ID:xuAaGDAO
はずむは基本は受けのはずなのに、とまりが絡むととまりの方が受けになるんだよな。
220名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 19:43:27 ID:RkpGkZZU
はずむ攻めみたい。
もちろん受けはとまり。
221名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 20:53:13 ID:euk8mluv
やす菜≧はずむ母≧あゆき>はずむ>とまり
222名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:00:43 ID:k8XGu6qt
>>218
夜中にベッドの中で本当に愛してるのはおまえだけだよとか言ってんだろ
223名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:08:52 ID:oKr0SIhw
>>162さんの続きマダ・・・・・?
224名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:30:58 ID:d+y7494/
職人様の書きたい様にどうぞ。
225名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:00:34 ID:++d+Bhni
とまりはやす菜がからんでくると、突然イケイケモードに入ります。
はずむの右半身はやす菜担当で、左半身はとまりが担当します。
226名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 06:37:26 ID:1vXkvzq2
やす菜恐いよ
あの目は本気だもん
227名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 08:54:06 ID:PWiwpYEK
思ったんだけどさ・・・

はずむきゅんって元男・現少女なキャラな訳じゃん?
で、ここのスレタイには女人禁制って書いてあるじゃん?

ってことはつまりはずむ(男ver)×明日太のSSこそこのスレの趣旨にあったSSってことじゃね?
228名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 09:22:54 ID:lIeMj6bB
女人ってのは住人のことを指してるんじゃないのか?
229名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:12:29 ID:O3Ko8byj
レズ禁止のことじゃないの?
230名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:14:30 ID:nXeyjsJl
住人のことだろ普通に。
231名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:22:34 ID:fyKNm4ZJ
そうか、ここにはずむ×とまりを投下しちゃダメなのかな?
誰も書いてくれないから、超遅筆ながらボチボチ書き始めたんだけど…
なんとか7話放送前までには完成させて出そうかと思ってるんだが…

ちなみに、この板に投下するときって、1レス何文字くらいまで大丈夫なのかな?
232名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:23:11 ID:nXeyjsJl
>>231
ぜひ投下してください。おねがいします
233名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 11:08:33 ID:5rbebqkr
女はこのスレに来るなって事か。
…違うだろ、それは
234名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 11:10:34 ID:lIeMj6bB
腐女子、つまりBL禁止ってことじゃ
235名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 11:14:13 ID:jjWqVR3Q
明日太以外にボーイズがいないから
ネタに苦しんでる現実
236名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 11:15:36 ID:Ig2riuMX
宇宙×明日太とか宇宙×パパンとかのss上げられてもコメントに困るしなw
237名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 12:27:18 ID:lIeMj6bB
宇宙パパン×はずむママンならおk
238名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 16:25:29 ID:vo+fDsL+
スレタイの事はあまり考えなくてもいいんでない?
239名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:41:03 ID:YyBm6LOB
>>231
イラネ
百合スレ行けよ
240保管庫”管理”人:2006/02/18(土) 19:10:48 ID:CErwIh0R
投下してくれれば保管しますよ。
241名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 19:31:42 ID:SMfgVi3a
>>231
自分は30字×30行で書いてます。
ここの板は、40字×60行程度を1レスにしていいみたいです。
242名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 20:52:19 ID:4Xdr+qwI
>>231
期待してるお(^^)
243名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 20:53:00 ID:hRCS4wpm
>>231
頼む!
244231:2006/02/18(土) 20:56:27 ID:ZzM/OV4D
>>232,240,241
助言ありがとうございます。
6.5話的な話にしているので、なんとか7話放送前までに
投下できるよう頑張るつもりです。

百合スレも見てきたのですが、TSってことで妙に荒れてるので
こちらにしたいと思います。すみません。
245名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:20:58 ID:aF3a3sXl
百合スレは排他要素が強いからなあ。
それが悪いわけじゃ無いが、多様性を認めないジャンルは発展しにくいというのに……。

愚痴っぽくなったがSS頑張れ、期待して待ってる。
246名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:09:39 ID:CErwIh0R
個人的には「かしまし」のSSを楽しみにしているわけで
百合だろうが明日太だろうが宇宙だろうがなんでもいいわけですお
訳わからん書き込みで申し訳ないorz
247名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:16:29 ID:hRCS4wpm
投稿されるSSが増えたときは分けてもいいと思うけど、現状では特に分けても意味は無いと思う。
過疎化を促進するだけでは?
248名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:31:14 ID:12CYWCQf
>>246がいいこと言った
249名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:51:07 ID:AA6wAg5w
かしましとは、はずむは明日太を相手にせず
とまりとやす菜しか眼中にないからかしましな訳で。
明日太が新天地で恋人を見つける展開はまだですかいな。
250名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:41:05 ID:W/rTXb3q
かしましの登場人物の組み合わせであれば、何でもいいと思うんだけどな。
それがパロディだと思うから。
自分が気に入らないからある組み合わせを認めないというのだと、つまんな
くなりそう…
251名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:45:06 ID:uhXUdm9F
性転換前のはずむきゅん×明日太マダ―?
252名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 07:02:17 ID:AA6wAg5w
明日太「うわぁぁぁ!お前等いつもいつも目の前でイチャイチャイチャイチャしやがって。
もうこんなところいられねぇ!俺は別のグループに移る」

はずむ「そうか、じゃあ元気でね」
(最近気付いたんだけど、明日太って僕に劣情した
目線を向けているんだよね。これからは身の危険を心配しなくてすむか)

やす菜「・・・」
(曽呂君って結局どんな人か分からなかったな。
はずむ君に抱きつこうとしては袋叩きにあっていたようだけど)

とまり「しっかりな」
(いつもいつもはずむに欲情ばかりしやがって。下半身だけの性獣は去れ)

あゆき「ま、あなたも成長したのね」
(これで私の腕のふるいがいは無くなるか・・・
でもここにいても埒があかず居場所がないと気付いただけでも一歩前進かもね)

明日太「ちくしょぉぉぉ、誰も引きとめねぇぇ
新天地では、はずむなんかよりずっといい、俺だけの彼女を見つけてやるからなぁぁ〜」

居場所を無くしたのは君自身の行動による自業自得だ。
くれぐれも新天地では過ちを繰り返さないように。

253名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 07:13:25 ID:AA6wAg5w
明日太には厳しいようだが、彼が幸せになる道は
他のところで友人と恋人を見つけるしかないんでしょうね。

ギャグキャラだからなのか
明日太は根本的に学習能力と自省心が欠落していて
そこをなんとかしないと成長どころか
また失敗を犯す恐れがあり、こればかりはどうにもなりません。
がんばってね、としか言えないけどね。
254名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 09:38:59 ID:KGjyQqth
みんな明日太のこと嫌いなんだw
255名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 09:58:33 ID:2rsh4hel
大好きですよ
256名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 09:59:20 ID:HKaOWeHK
>>249
>>252
>>253

お前さんが単身何かに必死なのが分かった。
257名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 10:31:51 ID:OIC1Yxpw
まあTS女性化ものは大抵、男相手を好む層とレズプレイを好む層の抗争が激しくなるのが相場
258名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 11:28:45 ID:/fJl9irE
はずむの場合、女性化を受け入れてるし、話の流れもレズ方向だからなぁ
好き嫌いの前に男との絡みは書きにくい
259名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 11:34:08 ID:o/ftTS4C
気に入らないカプはスルーが基本
書き手が書きたいものを書けばいいんじゃ?
260名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 11:50:30 ID:6m8C+DNY
>>249「うわぁぁぁ!お前等いつもいつも目の前でイチャイチャイチャイチャしやがって。
もうこんなところいられねぇ!俺は別のグループに移る」

はずむ「そうか、じゃあ元気でね」
(最近気付いたんだけど、>>249って僕に劣情した
目線を向けているんだよね。これからは身の危険を心配しなくてすむか)

やす菜「・・・」
>>249君って結局どんな人か分からなかったな。
はずむ君に抱きつこうとしては袋叩きにあっていたようだけど)

とまり「しっかりな」
(いつもいつもはずむに欲情ばかりしやがって。下半身だけの性獣は去れ)

あゆき「ま、あなたも成長したのね」
(これで私の腕のふるいがいは無くなるか・・・
でもここにいても埒があかず居場所がないと気付いただけでも一歩前進かもね)

>>249「ちくしょぉぉぉ、誰も引きとめねぇぇ
新天地では、はずむなんかよりずっといい、俺だけの彼女を見つけてやるからなぁぁ〜」

居場所を無くしたのは君自身の行動による自業自得だ。
くれぐれも新天地では過ちを繰り返さないように。




>>249には厳しいようだが、彼が幸せになる道は
他のところで友人と恋人を見つけるしかないんでしょうね。

ギャグキャラだからなのか
>>249は根本的に学習能力と自省心が欠落していて
そこをなんとかしないと成長どころか
また失敗を犯す恐れがあり、こればかりはどうにもなりません。
がんばってね、としか言えないけどね。
261名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:36:51 ID:1urmK42a
明日太ははずむを青春の情動でレイプしそうw
で、一発妊娠結婚ENDキボンヌ!
262名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 17:12:46 ID:W/rTXb3q
みんなの前ではおちゃらけてる明日太。
しかし、はずむと二人きりになるととたんにまじめ(純情)に…
というSSキボン
263名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:08:23 ID:KGjyQqth
はずむは、とまりとヤスナのことを友達として好きなだけなんじゃないかなと思い始めた。
やっぱり女性ホルモンの関係で月日がたてば男を好きになるんじゃないか。なんてね
264名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:45:27 ID:6NfnuBT8
もう、エロがなくても構わないから、どなたかSS投下キボン
265名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 20:49:43 ID:eKoN6WLN
GJ! 禿ワロタwww
266名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:37:26 ID:7cQttNn0
>>263
ああ、とまりんの不安的中展開ですな。
でも、実際はずむ自身は途中までは、友達として「好き」でいようとしていたんだと思う。
結局それにとどまることはなかったけど。
267名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:58:28 ID:+r70QvOE
>>252
イイ!ワロス
キャラをよくつかんでいる。
やす菜なんかそう考えているのだろうな
一番短いけど一番かしましに合っている。

>>260
はずむだったらこう言うだろうね
「明日太うるさい」
268名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:19:02 ID:yPLQCg0e
(>>161さんの続きにワクテカなのはオレだけじゃないハズ・・・・ッ!!)
269名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:30:24 ID:gMO/8CcA
いつぞやの神無月の巫女スレのソウマ厨と同じように
ここでも必死なのが現れたみたいだね。

男相手がいいという人は、かしましという作品には
合っていないのだから早く見るのを止めた方がいいんじゃない?

神無月スレと同じように結局かしましも
女相手作品専門におちつくのでしょうけど
でもスレタイが良くないね、新しく立て直すべきかな。
270名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:51:59 ID:MEBSbcfk
>>269
新しく立ててそこで一人でやっててくれ。
271名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:57:59 ID:/ZysoHIO
>>269
一番必死なのは…
272名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:03:26 ID:svGYVW34
161さん?てか、>>131さんのあすはず、読み返してみるとヤバイ。
テラ萌スで、そろそろ禁断症状が出てきそなんですが。
少数派なんかな、オレ
273名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:08:15 ID:K5MIox9N
神無月とは感慨ぶかい。
ソウマ厨みたくやはりなんかもう必死だよな。
274名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:08:24 ID:62RcUjJb
>272
ノシ ここにもいるぞ。
催促するのも悪いので大人しくしてる…。
275名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:31:37 ID:o71jEnXD
>>269
消えな。およびじゃあないぜ…
はずむ×明日太だろうがはずむ×やす菜だろうが、何を書くかは書き手の自由ってもんだ
自分の趣向と合わないからといって他は一切合切認めないなんて
便所のネズミのクソにも匹敵するそのくだらないものの考え方は止めとくんだな
276名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:33:22 ID:N52LCzyn
なんか信じ難いんだが、131氏の明日太なんかが叩かれている空気なのか?
277名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:44:14 ID:Wnu22RwT
>>276
もしそうなら間違いだと信じたい。
書いてくれる人は誰であろうと神
278名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:53:18 ID:/jw/w+wu
>>275
それこそ読者がどんな反応しようと読者の自由だぞ。
神無月スレでも男相手は規制していないが読者の意向
作品雰囲気にあっていないものを書けば評判が悪くなる。
読者を作品観を無視した交流などありえない。
279名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:12:03 ID:i1supzog
>>278
>それこそ読者がどんな反応しようと読者の自由だぞ。
コレを最初に真っ向否定してるのが269なんだが…
それならば明日太萌えwな奴がいても良い訳だろ?

作品観に明日太絡みが遭わんってのもそいつの感じてる作品感であって他者の感じ方は違う場合もあろう?
作品のとり方ってのも読者次第であるわけで('A`)千差万別だろ?
でもって、ここは妄想全開ノスレな訳で、それこそ作品のふいんきや個人の作品観なんぞを語られても困るのだが?

作品ありきで語りたいなら本スレ逝けだし、自分の趣向で語るなら妄想スレに来てまで他人の趣向に口出すなで
終わりじゃなかろうか?
280名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:43:20 ID:GAmbU2FW
そもそも、ここはSSの書き手主体の板だろ。
書き手が多い→需要が多い、という事。
気に入らないなら、御自分でSS投下して、スレの流れを変えればいいだけの事。
ぜひ職人さんになって、住人を納得させてくれ。
281名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:53:36 ID:WOsWPhR+
>>279
誰がどう見たって明日太は相手にされてはいませんが
神無月スレと同様結局はおちつくところにおちつくしかないと思うのだがね。

でだね、他人の描いた二次創作に異常な文句つけているのは
>>256>>260の方がやっているのだろう。

>>252はそれぞれのキャラの持ち味を踏まえた上で
明日太の将来を心配した良作になっていると思うよ。
282名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:09:54 ID:i1supzog
えっと…コレは放置した方が良いのかしら…?
何か会話が出来ない方な気がするかしら…
283名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:29:13 ID:k6eWrzqB
>>281
君の気持ちもわかるよ。俺だって自分の思い通りにならないと正直嫌だから。でも、そういう部分というのは人それぞれ違うからお互いに配慮しなくちゃいけないのかもしれない。
284名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:32:01 ID:WOsWPhR+
>>283
結論として書き手に失礼な事をしでかした
>>256>>260が問題ありでFAか。
285名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:43:23 ID:xqqpQFAF
つか、281はちょっと前から一人で頑張ってる明日太アンチだろ?
286名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:43:36 ID:i1supzog
>>284
火病起こす奴は半島にカエレw
とりあえずアンチ明日太スレでも立ててそこで一人でシコシコやってくれないか?
ここは明日太だろうが、うちうの人だろうが誰使ってもいいから妄想を具現化する場所なんで。

原作で蔑ろにされてたとしてもここでそれを反映させる必要は一切ないだろ?
明日太出るSSってのが気にイランならそっちはそっちでスレ立てれ。
とりあえず131の続き楽しみにしてるんだから上げにくいからけを作るな('A`)
287名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:45:47 ID:X2NWbuBE
む、民族差別の気配を感じましたよ。
明日太好きなら過去を反省するべきですね
288名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:50:10 ID:i1supzog
>>284
ttp://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1140367684/l50
専用で立ててやったからそっちでやってくれない?
からけ読んで移動してくれることを願う。

>>287
カッなってやったw反省はしていない('A`)
過去はすでに清算されてるしな。
289名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:54:56 ID:WOsWPhR+
空気読んでいない
日本語も理解できない人の相手は本当につかれる・・・
もう一度かくか


>結論として書き手に失礼な事をしでかした
>>256>>260が問題ありでFAか。

君等が明日太萌えかは知らんが>>252の話を
評価して楽しむ人がいるのに見当違いの批判してどうするのだ。
290名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:55:50 ID:X2NWbuBE
明日太は在日同胞

それは兎も角、ここは荒れないように
「はずむ初めての快感」
「やす菜とフェルマータの危ない日課」
あたりをリクエストしてみる
291名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:56:57 ID:xqqpQFAF
さらに言うと ID:WOsWPhR+=ID:AA6wAg5w だろ?
>>256に「二次創作に異常な文句つけている」と言うのはわからんでもないが
>>249に対してレスしてる>>260は「二次創作に異常な文句つけている」わけじゃないもんな
292名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:00:00 ID:WOsWPhR+
明日太萌えって明日太と同じく
妄想界の住人で現実に基づいた話ができないのかな
293名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:00:30 ID:pdqmV2Ur
>>290
フェルマータっていうと君達の食料の事だね!
294名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:03:03 ID:X2NWbuBE
>>290
舐めさせて良し
入れさせて良し
食べて良し

犬はまさに人類の友ニ・・ですよ
295名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:09:09 ID:pdqmV2Ur
フェルマータって性別ハッキリしてたっけ
原作者を考えると特に意味無くオスにしそうだが
296名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:11:57 ID:X2NWbuBE
雌の可能性を考えてなかった…
てっきりはずむに見立てて毎日バター舐め、もしくは交尾してると思ってたのに…
ウリはレズも好きですけど獣姦レズは想定外なんですね
297名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:16:35 ID:pdqmV2Ur
>獣姦レズ

新しいなぁww
想像付かないもの
298名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:19:58 ID:X2NWbuBE
バタードッグ+フェルマータにお道具挿入ってとこですかね
あんまり美しくないんで、
「はずむ君の一人でできたもん」
キボンですわ
299名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:22:36 ID:i1supzog
>獣姦レズ
それは可能なのか?w
かなり厳しそうな気がするのだが…
そう思うのは妄想力が足らない所為か。
300名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 03:15:27 ID:Wz/gP9ln
変なのが沸いているみたいですが、彼はTS関連スレに巣くう汚物、『レズスキー』です。
スルー推奨です。意に介する必要はまったくありません。
詳細はこちらへ

強制女性化小説ない? 議論スレPart2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126236723/

このゴミを叩きたい場合もこちらでどうぞ。
301名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 10:36:44 ID:32pVWLJB
はずむ×明日太の続きマダー?
302名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 11:07:00 ID:cWRcTNXv
職人さんたちの帰還を願う。
303名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 11:53:27 ID:Q/mZwqvN
俺なら何でも書くぞ。出来は知らんが
今の思いついたネタ
・はずむが痴漢にあう
・はずむ父が寝込みを
・はずむの初潮(たぶん書けない)
・あゆきとやす菜のはずむ調教日記
・かしましバトルロワイヤル(バトロワ読んでないが)
・はずむ幼女化(趣味全開)
304名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 12:02:45 ID:4VdzDASm
痴漢のやつ、頼む。
305名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 12:07:30 ID:61tv1uBq
はーい三番四番が良いとおもいマース。
306名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 14:24:32 ID:qMT2s+ME
痴漢と初潮がいいなー
307名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:04:03 ID:2hfqkflf
はずむキュンになってとまりちゃんといっしょにお風呂入るSS読みたい
308名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:19:33 ID:61tv1uBq
はっはっは
えっちなやつだな
309名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:53:37 ID:KKFlIpby
>>303
初潮を読んでみたい。
突然始まってビックリしているはずむにあゆきややす菜がアドバイス。
でもってそれを盗み聞きしてた明日太が大興奮…というほのぼの。
310名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 19:28:48 ID:yit9+Slu
ヤスナンとあゆきのはずむたん調教日記キボン!
311名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 21:23:34 ID:l/76nv0H
調教を希望したい
312名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 21:27:10 ID:8AxWsjVU
うざがられようが、おねだりします。
131氏、続きをお願い orz
313はずむと痴漢:2006/02/20(月) 22:35:22 ID:Q/mZwqvN
え〜また、おしっこです。ごめんなさい。投下します
314はずむと痴漢:2006/02/20(月) 22:36:46 ID:Q/mZwqvN
はずむ(や、やばいよ〜遅れる〜)
とまりとの待ち合わせを9時にしたが、赤いベルトの時計は既に8時45分を指している

チャチャチャチャンチャンチャラチャラ チャチャチャチャンチャンチャラチャラ チャン

発車音がホームに鳴り響く。この電車を逃したら遅刻は確実だ
(ぅわぁ〜押しこめぇ〜)

電車に張り付くように乗り込むと、横からドアが閉まり、はずむはドアに押し付けられる

(うぐ、胸が…邪魔だな〜これ…)

ガタン ゴトン

ガァアーゴォオー

カーブに差し掛かりはずむの側へ遠心力がはたらく
(ぅ〜苦し〜)

ぷにゅ

(!?ぇ?)
おしりが摘まれたような感じを得たが一瞬で無くなり気にしなかった

ガタン ゴォァーー

またカーブに差し掛かり今度は反対側へ傾く

ふにゅ

(ひゃ!?)
またおしりに感触が。しかも、さっきよりしっかりと

ふにふに

(ぅひぁ!?何?気持ち悪いよ〜)

しゅる さわ ふにゅ

急いで着てきた白い花の着いた水色のワンピースの裾が捲くり上げられ直接おしりを触られる
(ゃ!?ち、ち、痴漢!?怖いよ!どうしたらいいの!?)
初めての痴漢に恐怖と混乱を抱き頭を真っ白にして硬直する
315はずむと痴漢:2006/02/20(月) 22:39:02 ID:Q/mZwqvN
しゅる しゅる

痴漢は慣れた手つきでパンツのゴムに手をかけ手を侵入させる

(ひゃぁ!ゃだぁ!怖いよぉ!やめてぇ!)
恐怖に戦き、必死に痴漢に耐える

痴漢の手は遂にはずむの秘所にたどり着く

(やめてぇ!やだぁ!)

くにゅくにゅ

痴漢の指がわれめに沿って前後に動く

(ひぃ!?やだやだぁ!ぁぅ!)
くちゅ くちゅ

はずむの思いに反して徐々に濡れてきてしまう
(ぁく、ひぃ、何、で!)

ずにゅ じゅぷ ぐちゅ

痴漢の人指し指がわれめにねじ込まれていく
(ぃ!痛い!!やめてぇ!!)

ずちゅ ずっちゅ

いつのまにか指が二本に増え、激しく出し入れされる

(ぁ、やだぁ、ぅひぁ、やだぁ!)

次は〜──…

列車内に到着のアナウンスが流れる

じゅぽっ

途端にいきおいよく痴漢の指が抜かれる
(ひゃぅ!や、やっと、終わった?)
しかし代わりに何やら固くて冷たい物体がパンツと股の間に入ってくる

(ひゃっ!な、何!?)

ずぐゅう ずにゅ じゅぶ じゅぶっ

(ぁう、ぁ、いゃ、何?やだぁ)
痴漢の手はそれを二、三回上下させながら、入れると消えていった

(ぃやだぁ、何これぇ、とってよぉ)
316はずむと痴漢:2006/02/20(月) 22:41:36 ID:Q/mZwqvN
ブブブブブブブブブ

突然膣内の物体が振動を始めたが、すぐにホームが見えてきて、ドアが開くと同時に外へ押し出される

(ど、どうしよう…とりあえず、待ち合わせ場所に行かなきゃ。もう時間が……ってあれ?)
はずむの時計はまだ8時45分を指していた
あわててホームの時計を振り返り見ると8時30分を指していた
(あ、あれ、ズレてる?…あ…僕の時計、止まってる!)

ブブブブブブブブブブ

安心すると共に急に膣内の物体が気になり始める

(ぁぅ、は、早くとらなきゃ!トイレ、トイレ!)

慣れない刺激にふらふらしつつ改札を通り、トイレに急ぐ
317はずむと痴漢:2006/02/20(月) 22:43:13 ID:Q/mZwqvN
ばたん

「はぁはぁ」(早くしないと…何か…変…)
急いでショーツをおろすとショーツが濡れていることに気付く
(濡れてる!?どうして!?……早くしなきゃ)
和式便器に跨がり股間にある物体を引っ張る

じゅぶぶぶぶぶっ

(ひゃあぁあ、ぁぁあぁうー)

(と、取れた。何だろ、これ)

安堵感からか尿意が急に湧いてくる
(ついでに、おしっこ)
「ん、ふ、は、」
ぷしっ ぷしゃぁあああああぁ
しゃあぁああああぁ
ちょろろろろ ちょろ ちょろ

ふりふり ふりふり

女の子は紙で拭くことを知らないはずむはそのままパンツを履いてしまう

(ふぅ、とまりちゃんもう来てるかな)



「9時20分!20分も遅刻だよ!とまりちゃん!」
「わりぃわりぃ。寝坊しちまった!よし、じゃあ、行くか!」
「もう、ごまかさないでよ〜」
たったったっ……
318名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:44:29 ID:Q/mZwqvN
妄想SSでスマソ
319名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:46:10 ID:KKFlIpby
>>318
GJ!
妄想垂れ流してなんぼですから気になさらずに。
320名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:51:01 ID:jfBtLk8k
ローターをプレゼントして去っていく痴漢紳士、
COOL過ぎw
321名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:52:27 ID:08vVcisn
おしっこ師匠キタ━ヾ(   )ノ゛ヾ( ゚д)ノ゛ヾ(゚д゚)ノ゛ヾ(д゚ )ノ゛ヾ(  )ノ゛━━!!
322名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:55:16 ID:apmX2jrp
いやな師匠だなw
323名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:55:41 ID:Q/mZwqvN
どうも痴漢ものは自分のストライクゾーンでは無かったようです
書いてて和式おしっこ+ふりふりの方が興奮したorz
初潮と調教日記も書いてみます(個人的に幼女化も書いてみようかな)
324名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:58:20 ID:08vVcisn
>>322
おもらし先生のほうが良いかな?
>>323
へへ(エロ笑い)期待してますぜ
325名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:10:23 ID:8ky8q3Jo
また男スキーが沸いてきているのか。
326名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:32:13 ID:DQhOKu57
はずむきゅんのチンポしゃぶる明日太マダ―?
327名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:33:18 ID:T6gCNvSy
うわっ、これ酷い
明日太厨が>252書き手を攻撃するだけでなく
評価した人まで攻撃しているの?
腹立ってくるな。
そんな嵐に負けず頑張ってください。
>252の続きがあると嬉しいです。
328名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:23:56 ID:rAOui9ca
自演にしか見えん
329名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:59:38 ID:du+Nfk9H
また明日太厨か・・・
どうにもこうにも反省しない輩だよ。
330はずむの初潮:2006/02/21(火) 01:10:25 ID:9t5jZOHK
はずむ(あぅ〜なんか、ダルいよぉ〜)

とまり「はずむ〜、次、体育だぞ。はずむ?どうした?」

「とまりちゃん。大丈夫、ちょっとダルいだけ」

「ダルい?何言ってんだ、はずむ。走ればすぐに良くなるさ!ほら、行くぞ」


たったったっ

(はぁ〜なんか、変わんないっていうか、悪化してるような…お腹も痛くなってきた…風邪かな〜)

たったったっ

(あぅ〜痛い〜)
「はずむ!早く保健室!あの日なら何で休まないんだよ!」
「ぇ?…って、ぅわぁ!!血が!?何で!?」

紺のブルマから赤い経血が染み出し、腿をつたっていた


ガラッ

「失礼しまーす。って、いないよ。まぁ、いいか。はずむ、そこ座って」

ごそごそ

「とまりちゃん、僕どうしちゃたの?一体何で血が…」

「あった!ほら、履きかえるから下脱いで」
「ぇ、あ、うん」

濡れタオルで血まみれになったはずむの恥所を拭く
「はずむ…もしかして、月経知らない?」

「げっけい?ぇーと…昔、保健でやったような…」

「ほら、これ履いて。所謂、生理ってやつ。お母さんから教わってないの?…もしかして…初めて?」
はずむに保健室に常備してあった白い綿のパンツを手渡しながら言う
331はずむの初潮:2006/02/21(火) 01:12:23 ID:9t5jZOHK
「う、うん。初めてだよ」
答えながら手渡された純白のパンツに足を通し履こうとする

「ちょっと、まって。はい、これ」

これまた、保健室に常備してあった生理用ナプキンを手渡す

「?何、これ?」
「ナプキンだよ。これを、ここに、付けて、と。生理の時の血を吸い取ってくれるんだ。付ける位置は人によって少し違うらしいから自分で調節しろよ」

かさ かさ

「ん〜何か変な感じ……女の子って大変なんだね」

「あ!やべっ!はずむ、おまえ、下に履くものないぞ!ブルマは血まみれだし……制服取って来てやるからちょっと待ってろ」
「ぇ、あ、うん。ありがとう」
「あ〜いってぇ〜」

明日太は派手に転び膝を擦りむき、保健室に向かっていた

ガラッ

明日太「あ」
はずむ「うわぁ」

そこには白の体操着のシャツと白のパンツ一枚でちょこんと丸椅子に座っているはずむがいた

「明日太、どうしたの?怪我?」
「ぇ、ああ、転んで膝を擦りむいて──」(はずむ〜何て格好を!)
ドゴォーーー

とまり「明日太!てめぇ何してんだよ!はずむも早く隠せ!」
「う、うん」
そう言われて、ベッドのカーテンを閉めて隠れる
332はずむの初潮:2006/02/21(火) 01:14:51 ID:9t5jZOHK
薄いカーテンの向こうからは、はずむが制服に着替える音と、はずむが生理について聞き、とまりが教えている様子が聞こえてくる

明日太「は、はずむ。いいものをありがとう」

ボゴッ

「ぐはっ」

あゆき「ったく」



【生理ワカラナス。いまひとつ】
333131:2006/02/21(火) 01:58:04 ID:UJcrLMcF
『男の友情って?』を投下してた者です。
続きを待ってくれてる方がいて、有難いデス。
実は今まで投下分くらいの量は書いてあるんですが、「転」がえらく長くなってしまい、
その上、エロなしじゃ怒られるなーと思ってまして、投下しそびれました。
明日太の野郎、「俺って、女のコとふたりきりだとマジメになっちゃうタイプ?」を主張
しやがって、なかなかHに至らず・・・。話が長いと連載Uzeee!!だろうし。
個人的に、はずむくんの初めては、しっとりシリアス路線がいいなー?と思って
書いて

334名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:00:40 ID:UJcrLMcF
・・・ます。
途中でレス切れてスイマセン。
明日、ちょっと投下させてもらいます。
335名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:07:22 ID:UJcrLMcF
>>332
ょぅι"ょ期待してます!
336名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 02:22:53 ID:43X99mfr
>>332
乙。綺麗にまとまっててよかったですよ。
>>333
個人的には連載でも構わないと思うし、長い方が読み応えがあって好きです。
337名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 03:06:29 ID:OZywCt9v
>>327
私も>252は原作でありそうで気に入ってるw
でもストレートな続きはあるのかな。
いっそシェアワールドにするとか。
338名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 06:28:01 ID:yZwHVkLT
あゆきちゃんのSっぷりが光るSSもいいかもな
職人さん降臨のためにも、ネタをガシガシ提供だ!
339名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 07:26:24 ID:zeNxDGpp
じゃあ とまり、初めてのブラ をキボン
340名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 10:58:00 ID:zXbK6CdQ
>>131
待ってるぜ!
341名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 12:30:59 ID:49h95Bdd
>>131
今夜投下?
wktkしてます
342名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 12:54:53 ID:JIGo7ON4
明日太の話、待ってます
343名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 13:36:25 ID:RpHjKZLD
本音と建前の対比が中々良かったよ。
あゆきは本音との差が無くてワロス。
344名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 17:31:48 ID:a5oMRmta
いやぁそれほどでも
345名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:16:53 ID:AhkFQa1s
>>344
誰だチミは
346名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 19:22:24 ID:a5oMRmta
まず自分から名乗るのが礼儀だろう
347名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 19:38:15 ID:t632b1oH
俺は、はずむの彼氏の明日太というものだが
348名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 19:57:32 ID:rRwFreGd
>>347
オネニーサマの彼氏ですか、それは失礼したですぅ・・・ってオイコラww
349名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 20:05:46 ID:otub/QPJ
>>330
明日太道化だよ明日太。
明日太がんばれ明日太。
350名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 00:03:01 ID:5DJF4Se+
はすむがやす菜ととまり
まとめて可愛がる展開マダー?
351131:2006/02/22(水) 00:52:51 ID:u5cQNzeW
『男の友情って?PART3』、まだ途中ですが投下させてもらいます。
352『男の友情って?PART3』(1):2006/02/22(水) 00:53:37 ID:u5cQNzeW
 俺とはずむは、こぶしで語り合える仲だった。
 これは、とまりも知らない事実である。
 とまりとはずむの付き合いも長いが、俺とそう何年も変わる訳で
はない。実質過ごした時間は俺との方が断然長い。
 当然、中身も濃い。
 色々やばい事にも同伴させてるし、17歳の男子らしい秘密の共
有だってテンコ盛りある。
 それを、ここ最近のはずむはシレッと忘れ、女のコ女のコしやが
って・・・、なじむの、早すぎんだよ、こいつめ。
 てな訳で、俺ははずむのケツに精神注入棒を叩きこんでやるつも
りだった。
 …ヘンな意味じゃねえぞ。
 涙目になるまでボコってやれば、俺たちの闘争の日々を想い出し
て、男脳がちっとは活性化するんじゃないかと思うわけだ。
 でないと、せっかく苦労して手に入れたブツの値打ちが下がる。
 そもそも、はずむ御所望の品だったんだからな。
 恩は十二分に着てもらわねぇと…!
 とまあ、こういう考えでもってはずむンちに乗り込んできたのだ
った。 
 が、当ては完全に外れた。
 始めの数ラウンドは、俺の連勝モードだったのだ。
 それが現在、確実に俺の方が叩きのめされつつあった
353『男の友情って?PART3』(2):2006/02/22(水) 00:54:26 ID:u5cQNzeW
 はずむのお気に入りはパワータイプというか、ごついマッチョな
外見のキャラに偏ってる。
 ベアナックルをブチ込み、掴んで叩きつける近接戦闘を得意とし
ている。特にガードと投げ技のタイミングが素晴らしい。ハメ技を
使わないのも潔い。
 生っチョロイ外見とは正反対の、実に漢らしいファイティングス
タイルでもって、はずむはゲーセンの対戦でも異色のファイターと
して鳴らしていたのだった。
 俺も負けてはいない。
 中坊時代は小遣いのほとんどをゲーセンの対戦に費やしていた。
街中のゲーセンで、ハイスコアのほとんどをASTのイニシャルで占
領させていた時期もあった。・・・・・・ほんとの中坊だな。
 俺のスタイルもはずむに近い。パンチやキックのコンボで敵のゲ
ージを削り、必殺技は最後の一撃のみに使用する。
 特撮ヒーローの鉄則だ。
 よって、俺とはずむの対戦はガチのベアファイトになり易い。
 ただ、俺は比較的オールラウンドキャラプレイヤーなのに対し、
はずむは執拗なほどマッチョキャラに固執し、譲らない。
 別にいいんだが、画面上が暑苦しくなるので、俺ははずむとの対
戦では、なんとなく技の切れとスピードで勝負するソリッドタイプ
を使用する。
 今回はこれがマズかった。
 はずむのマイキャラの突進力と打撃力がUPしていたのが、俺た
ちの間にあった微妙な戦力差を逆転させていた。
 プラス、はずむのやつ、しばらくやらねえうちに何故か腕を上げ
てやがるのだ!?
354『男の友情って?PART3』(3):2006/02/22(水) 00:55:17 ID:u5cQNzeW
「最近、ゲーセン行ってないよな、俺等」
 対戦の技量なんてのは、ある程度のレベルに達するとCOM相手
で磨くことは出来ない。
 当然、実戦から遠のくと腕は鈍る。
 はずむは女のコに混じって、忘我の日々を過ごし腑抜けになって
いるハズだったのに、何で・・・?って、うおっ!やべっっっ!!!
「・・・・・・」
 はずむは無言のまま、ローキックで俺の体勢を崩し、タックルか
らの大投げで俺のマイキャラを地面にめり込ませた。
 K・Oのコールが響き、ふっと一息入れるはずむ。
 流し目をこっちに寄越し、んふふっ、と口の端で可笑い、呟く。
 「28戦15勝目・・・」
 視線、口振りが何時になく挑発的だ。
 チラシの裏の対戦表の、俺の星を黒く塗りつぶしていくはずむ。
 くそっ、負けが先行し出してる。ヤバイ流れだ。
 得意のキャラに切り替えるか?いや、ゴツイおっさん同士のファ
イトは、正直俺の美意識へのストレスが・・・。
 バックステップからのダッシュが早い、女キャラに切り替える。
 横に座ってるはずむをちらりと盗み見する。
 間違いなく美少女に属する俺の親友と、その使用するマッシブ。
 俺の使用する美女ファイター。
 ヘンなギャップが恥ずかしい。
 はずむは全然意に介してないみたいで、俺一人なんか照れちまう。
 くそっ。
355『男の友情って?PART3』(4):2006/02/22(水) 00:56:15 ID:u5cQNzeW
 正直、このゲームに慣れてきたはずむは、俺を圧倒しつつあった。
 29戦目は、俺の新キャラのスピードが、はずむを翻弄した。
 リーチの長いローキックから中・大パンチを入れてピヨらせ、投
げに繋げる、はずむ得意のコンボが途切れる。
 しかし、こっちの攻撃は確実に読まれ、惚れ惚れするタイミング
でガードからカウンターをぶち込まれる。ピヨらされ、必死でコン
トローラを振り回す。・・・気休め。
 辛うじて画面隅に逃れ、反撃のチャンスを窺う。
「うぬぅっ!貴様、その腕どこで磨いた・・・!?」
 芝居掛かった俺の言葉に、横に座り込んでるはずむが反応する。
「明日太くぅん・・・?」
 さっきと同じ、いや、水増しして妖しげな視線を送ってくる。俺
の小芝居を合わせてるらしく声色まで変えてやがる。設定はよくわ
からないが、謎のおネエさんみたいなキャラになってるぞ!
「男子、別れて三日、刮目してあい待すって言葉、知ってる?」
「今のおぬしの口から、そのような戯言が〜〜っ!!」
 と叫んで、間合いを詰める。小パンチからのコンボを出だしで外
され、盛大に投げ返される。やべ、ゲージが1割切ってる!
 画面から目を切り、ちらりと、はずむを見る。
 いつのまにか三角座りから正座に移行してる。前屈みだ。
 こいつはマジになったらいつでも正座だ。
「最近、俺の知らんところでこそこそ動きやがって〜」
 何気ない俺の一言。
 突如、はずむの動きが精彩を無くし、俺の攻撃をモロに食らって
一瞬のうちに勝負が決まってしまった。
 ヨシャッと小さくガッツポーズを入れる俺の視界の片隅に、正座
した腿の上に、コントローラを持った手を力なく置いてるはずむの
姿が引っ掛かった。
「となりまち」
 はずむが、ぽつんとつぶやく。
356『男の友情って?PART3』(5):2006/02/22(水) 00:57:32 ID:u5cQNzeW
「へ?」
 バカっぽく気の抜けた俺の声。
「となりまちのゲーセン、行ってた。こっちじゃ、みんな僕の顔知
ってるから」
 カウントダウンしてるゲーム画面を脱力したように眺め、はずむ
はつぶやく。
「この前まで着てた学生服着て、帽子被って、メガネとかして、さ」
 寂しげに聞こえるつぶやき。
「なんかさ、女のコって、みんなが加減してくれるんだよね!」
 ニカッと、作った笑顔で俺に顔を向けるはずむ。・・・切ねえ。
「明日太だけだよ。知ってて、僕に本気になってくれるの」
 切ねぇよ、はずむ。
「ヘッドロックとか、タックルとかさ、とまりちゃんも最近はしな
くなっちゃっててさ・・・」
 自分の言葉に寂しくなってくはずむ。
「悪りィ。つまらん言い方、しちまった。」
 別にはずむが、俺との付き合いを疎遠にしてたわけじゃない。む
しろ、俺の方に遠慮があって・・・距離を置いてたんだ。
 あっさり、女のコを受け入れ、とまりやあゆきと便所行ったり着
替えに行ったりしてるはずむに、裏切られたような僻みもあった。
 バカやって女子のヒンシュク買って、明日太ってはずむにまとわ
りついてウザイねーって、さ。はずむのそばに居続けるのには、そ
ういうポジションしか俺には無いような気がしてた。
 顔も声も、そう変わんねえのに、そばにいるのが照れるような恥
ずかしいような、触れちゃいけないような・・・そんな風に感じてしま
ってたんだ。
 はずむは、そういうもんになっちまったって、思ってしまってた俺。
 とまりやあゆきをそんなふうに思った事なかったのに。
 今、横に座る女のコは、腕を伸ばせば、肩を引き寄せる事もできる
距離にいる。それは、はずむだった人?
357『男の友情って?PART3』(6):2006/02/22(水) 00:59:09 ID:u5cQNzeW
「ご、ご、ごめんねぇ!僕こそ変な事言っちゃった!あは、は・・・」
 知らず肩を落としてた俺にはずむがフォローを入れてくる。
「で、さ・・・!向こうのゲーセンってすっごいレベル高くってさ!すん
ごい勢いでボコられて、涙見になっちゃうくらいやられちゃって。」
 なにおぅっ!?それは俺のお楽しみだったシチュではないか!!
 何を勝手に、涙目になるまでやられちゃってんだよ、お前わッ!
「そんで、時間作って通ってたの。リベンジしに」
 顔を赤くして、左手で髪をかき回し、右手の人さし指で口元をカ
リカリしてる。贔屓目なしに、かわいい女のコだな、お前。
「あ、明日太に隠してた訳じゃないからね!ただ・・・」
 なにか、陰に篭った言い訳の気配。
 咄嗟に遮ってしまう。
「武者修行してたって訳か・・・。ならば容赦しねえぞ!!」
 俺はキャラをマイフェイバリットに切り替える。パワー重視の拠
点要撃型だ。
「本来の力、とくと味合わせてやるぜ、はずむ!!」
 ゆらり、とオーラみたいなもんを立ち上らせる俺。まぁ気分だけ
な。
「・・・じゃあ、ここで、ケリをつけてあげる」
 知ってか知らずか、妖艶なお姉様キャラが本性を現したみたいな
セリフで俺を挑発するはずむ。
 くそっ、ネンネみてぇな顔がアンバランスでどきどきするだろっ。
 はずむのやつ、俺のツボ知っててやってるんじゃないのか?
 30戦目が開始される。
 暑苦しい画面上では、ガードとフェイントとキャンセル技の応酬
が繰り広げられ、一向に両者のライフゲージが減らない。
 お互いの技量が拮抗してるせいもあるが、手合わせを楽しむみた
いな空気が、俺たちの間にあった。
358131:2006/02/22(水) 01:06:36 ID:u5cQNzeW
とりあえず、ここまでを投下させていただきました。
このクソ長い、ウツな「転」にケリをつけて、
らぶらぶワカーンな妄想を成就させたい俺ガイル。
申し訳ない、あと一回(ゴメンニ回かも)見逃してください。or2
359名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 01:11:08 ID:JmtSpQis
投下キター!!
リアルタイムで楽しませてもらいました。
次回を楽しみに待ってます。
360名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 01:42:23 ID:XSshDoim
>17歳の男子らしい秘密の共
>有だってテンコ盛りある。

とは何だろ?
はずむにそんなエロ心があれば
やす菜とまり両者も苦労せずにすむのだから。
そういう女体好きであるのなら是非二人にエロエロな事を・・・

>俺とそう何年も変わる訳で
>はない。実質過ごした時間は俺との方が断然長い。

ここに突っ込みいれても意味ないか・・・
361名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 07:28:45 ID:+DJsozW/
131氏のSSと、今月の大王読んだ俺は
明日太厨とやらになりそうで怖い。

>360
そこ、突っ込むとこじゃないぞ。もっと上だ
362名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 07:42:55 ID:OD0HOCzU
>>131
一つだけ言わせてくれ
変な位置で改
行すんな


ところで明日太とはずむって幼なじみなんだっけ?
なんとなく高校で初めて出会ったような気がしてたが
363名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 08:08:21 ID:5MoHvE/L
お前は設定知ってるのか?是非教えてくれ>362
364名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 08:11:51 ID:OD0HOCzU
知らんからなんとなくって書いたんだが
つーか知ってたら聞かない
365名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 10:03:41 ID:z/SwJ42Q
131氏の改行は、全然変じゃないが?ていうかわざとだろ。
むしろ、俺はあの行間の雰囲気が好きだ。
つまらんこと言うなよ>362


366名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 10:13:08 ID:1lHlzx1T
>>361
…オレも…!
今月のかしましは、明日太願望成就という
このスレに沿ったような話だったな。
367名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 10:23:27 ID:OD0HOCzU
テキストエディタの設
定か何かで34文字で改
行してるんだろうけど

変って言うか文章の途
中で改行されると読み
にくいんだよね

極端に言うと↑な感じに

あと俺のブラウザの横幅の関係で32文字目で改行されるのが読みにくさを助長してる

























とか書いたらおまえのブラウザのことなんて知らねーよって煽られるんだろな
368名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 10:31:23 ID:r6TX0YCI
>>131
なにはともあれ、面白かったです。続きも期待してます
369名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 11:18:18 ID:HFca1Dpt
>>367

無駄な改行するなよ・・・
370名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 15:07:43 ID:mso7urQi
せっかく投下されたSSの余韻に浸りたいのに。
改行がどうとか、無粋な…orz
371名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 16:07:19 ID:Ykqp9iQW
>>131
GJ!ところでエロはまだ?
372名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 17:02:09 ID:j99pqvKw
とまりとはずむの関係だけが幼馴染で、他は全然関係無いよ。
しかしここは明日太のスレなのか?
明日太の話は興味ないし、
少女三角関係を楽しみにしてる身としては新しくスレ立てた方がいいか。
373名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 18:21:09 ID:nZiSSrak
>>372
ここはかしましに関係してる話なら何でもOKのはず。
興味なければスルーすればいいだけ。
374名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 19:34:43 ID:WTY38BTA
重要なガール・ミーツ・ガールを削ったところからして異様だよな。
そもそもかしましだって
「女三人寄れば」からきているのだから、明日太では筋違いなんだし。
375名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 19:54:48 ID:7XHgULBb
職人さんは誰でも歓迎だ!
見たいものがあるなら自分で投下orネタフリせい。
376名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 20:02:34 ID:WTY38BTA
4月号を自分なりに咀嚼しないと話はできないです…
い、今の展開はね…
377名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 20:15:43 ID:yJgnkq3N
今月の大王の明日太はいい男だったよな。
気の利いた事も出来ず、言えず、ただ朴訥にはずむを案じてさ。
なんか病気のお母さんを気遣う子供みたいな不器用さにほろっ、ときた。
はずむが女の人生を送るとしたら、明日太みたいな奴を結婚相手に選ぶ
だろうな。
女3人の関係を一生続けさせるつもりは雪○にはないな、確実に。




378231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:21:46 ID:9fjBytct
>>231です。
結局7話放送前までには全部間に合いませんでしたが、出来たところまで投下します。
はずむ×とまりが嫌いな方がスルーしやすいようにトリップも付けてみました。
379231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:22:35 ID:9fjBytct
#6.5「とまりとの夜」

 しばらくの間、お互いの体温と気持ちを確かめ合ったあと、とまりははずむの首に
回した腕をほどき、声をかけた。
「そろそろ帰ろうか。はずむも風呂上りのままじゃ風邪ひくしな」
「そうだね、とまりちゃん」
 はずむは晴れやかな笑顔で答えると、とまりが足元を気にしているのに気付いた。
「ん? どうしたの?」
「い、いや……靴に水が入ってちょっと気持ち悪くてな」
「あ!ごめんね。僕のせいで…」
「ホントだよ。高校生にもなってバカなことするから」
「あぅ……」
 落ち込みうなだれるはずむに、とまりは慌てて付け加える。
「気にすんな。あたしが勝手に飛び込んだんだからさ」
「うん……くしゅんっ!!」
「おい、大丈夫か?」
「あはは、大丈夫だっ…くしゅんっ!!」
「どこが大丈夫なんだよ。しょうがないなぁ……とりあえずウチに上がって体温めて
いけよ」
(せっかくのいいムードも台無しだな)
 そう思いながらも、はずむを守るといういつもと変わらない役回りに満足そうな笑みを
浮かべ、手を掴んで先に歩き出した。
「え、でも……」
「おばさんには電話しておくから大丈夫さ。このままおまえが風邪ひいたらあたしのせい
で気分悪いし」
「……じゃあちょっとだけお邪魔するね。ありがとう、とまりちゃん」
380231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:23:15 ID:9fjBytct


 10分後――。
「ほら、コーヒー。それと、電話しといたからな」
 とまりは家に着くと、なぜか恐縮するはずむにタオルを渡し部屋へ先に行かせた。
その間に自分ははずむの家へ連絡を入れ、温かいコーヒーを用意していた。
「うん、ありがと――はぁぁ、あったかいねぇ〜」
 小さなテーブルの前にちょこんと女の子座りをしたはずむは、受け取ったコーヒーを
両手で支えながらチビチビ飲んでいる。その姿は自分より女らしいと、とまりはちょっと
複雑な気分になった。
「風呂上りはちゃんとドライヤーかけないと、風邪ひくだけじゃなくて髪も傷むから
気を付けろよ」
「そうだね。でも今日はいてもたってもいられなくて」
「まあいいさ。今日はもう遅いしとま――」
 そこまで言って、とまりはさっきはずむに告白され、自分の気持ちも知られてしまった
ことを思い出した。しかも直後にその相手を自分の部屋へ連れ帰ったという事実に、顔の
火照りを止めることができない。、
「どうしたの? とまりちゃん――」
 急に押し黙ったとまりの表情からその意味を察したはずむも顔を真っ赤にしてうつむき、
時計の秒針が動く音だけが部屋に響いた。


 そのまま3分ほど経っただろうか。はずむが先に口を開いた。
「あ、あの…僕そろそ――くしゅんっ!」
「おいはずむ、やっぱり風邪――ふえっくしゅっ!!」
「とまりちゃん!?」
「あー、そういえばあたしも河原に夕方からいたんだっけ……」
 頭をかきながら思い出したように話すとまり。いくら夏とはいえ河原は夕方を過ぎると
一気に涼しくなる。そんなところにじっと何時間も座っていたのだから当然といえば
当然だ。
381231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:23:55 ID:9fjBytct
「とりあえず、なんとかしないとな」
 言いながら、とまりは押入れから季節外れの毛布を引っ張り出してはずむに被せた。
続いてクローゼットを物色し、パジャマを二着取り出す。
「早く体を拭いてこれに着替えろ」
 そう言って、二着のパジャマのちょっとゆったり目の方を放り投げる。
(あたしより背も高いし……胸もちょっと…でかいしな)
 下着の買い物に付き合った時から納得いかない事柄に心の中で毒づきながら、自分も
着替えようと上着に手をかける。が、慌てて一言付け加える。
「はずむ! こっち見るなよ!」
 言いながら、もうはずむのことを男として意識しているのは自分だけなのかなと考え
る。
「も、もちろん!」
 慌てて背を向けて着替え始めるはずむを見て、すぐに考えを訂正する。はずむもさっき
から十分意識してるんだ。心は変わっていないんだから……。


(しかし……いくらなんでも傷つくよなぁ……)
 着替えたはずむを一目見てとまりは落ち込んだ。自分には大きめのパジャマを貸した
つもりだったが、女の子になっても身長の高いはずむにはギリギリだ。なにより胸の
ところはボタンが引っ張られ、はちきれそうになっている。ウエストには余裕がある
くせに。
(明日太やおじさんには絶対見せられないな……)
 女の自分が見ても、あまりにセクシーなその姿に照れてしまう。明日太やはずむの父親
ならそのまま襲いかねない。
 とまりも小柄だというだけで胸も標準程度にはある。陸上で引き締まったその体は十分
魅力のあるものだったが、はずむと比べると見劣りしてしまうのは確かだった。
「ほら、早くベッドに入ってこれをかけろ」
 とまりははずむをベッドに押し込むと、ベッドに背をもたれかかせて床に座り、すっか
り冷えたコーヒーに口をつける。
「とまりちゃんは毛布いいの?」
382231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:25:32 ID:9fjBytct
 毛布から顔を半分だけのぞかせて訊いてくる。
「一枚しかないんだよ。あたしは適当に寝るから気にすんな」」
 はずむのパジャマ姿に高鳴った胸の鼓動を悟られないように、わざと素っ気無く言い
放つ。しかし、着替えてベッドに入ってすっかり安心したはずむは、子供の頃を思い
出してつい無邪気に言ってしまう。
「じゃあ一緒にくるまろうよ」


 また重苦しい沈黙が部屋を包んでいた。もちろんふたりとも目が冴えて眠れない。
お互い顔を見ると意識してしまうので、不自然なほど姿勢良く仰向けに天井を見つめて
いた。
(黙ってると、かえって意識しちゃうな……)
 とまりは努めて明るく昔話を始めた。
「む、昔はさぁ、よく一緒に風呂入ったり、お泊りしたりしたよなぁ、はずむ」
 だから、こんなこと大したことないじゃん、というつもりだったのだが。
「う……うん、そうだよね、昔からよくお泊りしたよね……」
 すっかり逆効果。さらにお互いを意識してドキドキが止まらない。
「な、なぁ、はずむ……」
「あのさ、とまりちゃん……」
 声をかけようと振り向いた瞬間、互いの唇が一瞬触れた。
「………」
「――――!! ご、ごめんっ! とまりちゃんっ!」
「あのさ、はずむ……」
 動揺するはずむとは対照的に、とまりは瞬きもせず、ただ静かにはずむの目を見つめて
言葉を続ける。
「さっきはちゃんと言わなかったけど――はずむのこと……あの約束の頃からずっと……
ずっと好きだったんだ」
「とまり……ちゃん……」
「でもはずむはやす菜を好きになって……あたしははずむが幸せになれるならって一度は
諦めてけしかけたりして……でも、あんな事に――!!」
383231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:26:09 ID:9fjBytct
「もしはずむがやす菜にふられたら、あたしがずっとそばにいられる――そしていつか
気付いてもらえたら――そんな風に思ってた」
「でもお前は女の子になって帰ってきて……あの時告白しろってけしかけた自分が許せ
なかった……あたしのせいだって……」
「でもやす菜はお前をふったくせに、女になったら逆に告白なんてしやがって……それを
見ていたら、あいつはあたしから大切なはずむを何回奪う気なんだって腹が立って許せ
なくて――」
「あの日二人がキスをして――やす菜を受け入れたのを見て――もうあたしははずむの側
にいられない……そう思った……」
 いつしかとまりの瞳からは涙が溢れ、声はかすれていた。それでもはずむは一言も聞き
逃さまいと必死にとまりを見つめている。
「それでも――!! さっきのはずむを見て、もう諦めないって決めたんだ!!」
「あたしはこれからも、ずっとそばにいてお前を守っていく。そして……お前の笑顔は
あたしだけのものであって欲しいって……」
 振り絞るように喋り終え、そのまま泣き崩れるとまり。そのとまりの頭を優しく撫で
ながらはずむは黙って引き寄せた。
 はずむの胸の中から消え入りそうな声でとまりがつぶやく。
「あたし、全然ダメだよな……はずむのこと守って支えてきたつもりなのに、はずむが
離れてしまうって思ったら耐えられなくて……」
「あたしがあたしでいられる大切な部分をずっと支えていてくれたのははずむの方だった
んだな……」
 そう言って、すがるようにはずむのパジャマを握りしめる。その手は「離さないで」と
訴えていた――。
(とまりちゃん……ずっとそんな風に思って……)
 はずむの心はとても温かい気持ちで満ちていた。そして、どんなに近くにいても、本当
の気持ちはしっかり言葉にして伝えないといけないことを知った。
「そんなことないよ、とまりちゃん。僕は小さい頃からずっと、女の子になった今でも、
とまりちゃんがいたからこうして立っていられるんだよ」
「本当にずっと支えてきてくれて……いちばん安心できる場所……それがとまりちゃん
なんだ」
384231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:26:49 ID:9fjBytct
「はずむ……」
 はずむの胸の中からとまりが見つめている。ゴメンねと謝るように軽く首をかしげて
先を続ける。
「でも、ずっと側にいて支えてもらって安心してたから……とまりちゃんの大切さが
当たり前になってたんだ……」
「やす菜ちゃんとキスした後、とまりちゃんが僕を避けるまで、そのありがたみや……
ココロの奥にあるとまりちゃんへの大切な想いに気付かなかったんだ……」
「だから、僕のほうがずっと悪いんだ! 本当にごめ――」
 それ以上謝罪の言葉を言わせないとばかりに、気持ちを抑えきれなくなったとまりが
はずむの唇をふさぐ。そのままはずむの首に腕を絡め抱きつくと、はずむの上に覆い
かぶさった。
 しばらく唇を重ねていたとまりは、ゆっくり――少し遠慮がちに舌を差し込んだ。
はずむの歯を舌でノックすると、はずむも舌を絡めてくる。と同時にお互いの唾液が口の
中で混ざり合う。
 唇の外まで唾液が溢れてきて、ようやくとまりは唇を離し顔を上げた。ふたりの唇は
まだ糸を引いた唾液で繋がっている。
 とまりは優しく微笑みながら、
「はずむはあたしもやす菜も両方好きなんだろ?」
「う、うん……」
「今はそれでいいさ、はずむがまだ選べないならそれでいい……」
「でも……今は……今夜はあたしだけを見て欲しい……な……」
 そのままはずむの胸に突っ伏すとまり。
 いつもは決して見せることのない、とまりの女の子の部分に触れてはずむは再び胸の
鼓動を意識した。とたんに頭も混乱し、裏返った声で口走る。
「とっ、とっ、とまりちゃん! あの……そんなにピッタリくっつくと僕もマズイことに
なっちゃって……あれ? 僕はもう女の子だから大丈夫?……でもマズイことには変わり
なくて……」
 あたふたするはずむに、その意味する所を理解したとまりはたまらず吹き出した。
「そっか、はずむでも男のときはそういうことになっちゃってたんだ?」
 さらに意地悪な追い討ちをかける。
385231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:27:31 ID:9fjBytct
「今のはずむは、あたしをそういう対象に見てくれてるんだ?」
「えっ! いや僕はもう女の子だしそんな――」
 慌てて否定するはずむに今度は悲しそうな顔をしながら、
「そうだよな……あたしはやす菜みたいに魅力ないよな……」
「そ、そんなことないよ! とまりちゃんはすごくカワイイよ!!」
(ひっかかった)
 ニヤリと笑うとまり。その悪戯っぽい表情にさすがのはずむもからかわれていることに
気付く。
「あ……」
 でももう遅い。はずむは恥ずかしさを隠し切れず、赤い顔をさらに真っ赤にしながら
抗議する。
「ひどいよとまりちゃん〜〜」
 とまりはそんな恥じらうはずむの表情を見て変な気分になってきていた。ディープキス
をしたという興奮もあり、どんどん大胆になっていく自分に気付いていた。
(前から興味があったあのことを今なら聞けるかも……)
「なあはずむ」
「なに?」
「男の子だったときって、どんなふうになっちゃうんだ?」
 戸惑うはずむ。とまりははずむが話をそらさないように一気に攻め込む。
「今は違うかもしれないけど、教えてくれよ」
「えっと……体中がドキドキして熱くなって……それは今もだけど……男の子の部分が
……熱く……大きくなるんだけど……」
「そっか……そういうとき、はずむはどうしてたんだ?」
「あぅ……それもいわなきゃいけないの?」
 だんだん声が小さくなっていくはずむに、わざと冷静な口調で答える。
「うん、だって女のあたしにはわからないし」
 観念したように答えるはずむ。
「頑張っておさまるのを待ったりもしてたけど……それだと朝着替えるときに大変だった
りするし……」
「なんで?」
386231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:28:12 ID:9fjBytct
 夢精するからなんてとても言えない。ここまでくれば大して変わらないのだが、はずむ
は誘われるように自慰行為を告白することを選択した。
「い、いや何でもないよ。そうだね……手で触って……出しちゃって……なんとか鎮めて
たかな……」
「出すって……精子のこと?」
「そんなハッキリ――!……うん、そうだよ……」
 なぜだろう。恥ずかしい行為を告白させられているのに、どこか気持ちいい――そんな
自分に戸惑いながら、はずむは身を任せていった。
 とまりの質問は続く。
「手で触ると気持ちいいんだ?」
「うん……」
「ただ触るだけで気持ちいいの?」
「え……どういうこと?」
「よく明日太とかはやらしい本を買ったりしてるじゃん。男ってああいうのを見たりして
するんじゃないのか?」
 このままじゃきっと言わされてしまう――。しかしすでに今のはずむにはその快感に
抗う術はなかった。正直に答えていく。核心に向かって。
「とまりちゃんは知ってるでしょ……僕はああいう本は好きじゃなかったし……」
「じゃあ何か想像したりとか?」
「――!!」
「あ、図星? やっぱりやす菜のことを想ったりしながらしてたのか?」
「違うよ!――やす菜ちゃんではそんな事――」
「へぇ、やす菜『では』してなかったんだ。じゃあ誰で?」
「あぅぅぅ……」
 ついに来た。はずむが覚悟を決めようとしたとき、涙目のはずむを見たとまりが先に
口を開く。
(ちょっといじめすぎたかな……)
「女もさ、そういうエッチな気分になることはあるんだ」
「え?」
「あたしはそんなとき――いつもはずむのことを思い出してたな」
387231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:28:49 ID:9fjBytct
 顔から火が出るほど恥ずかしい。でもわざとおどけてなるべく軽く話した。
「とまりちゃんが僕で――?」
 突然の告白に目を伏せるはずむ。
(そっか……とまりちゃんも……)
 そのまま消え入りそうな声で付け加える
「僕も……小学生の頃からずっと……とまりちゃんのことをいつも思い浮かべて……
してた……よ」
(え?)
「……そっか、はずむもあたしでしてたんだ……」
 自分が導いたとはいえ、どこか期待していたはずむの答えに愛おしさが溢れる。
(なんてカワイイんだろう……ずっと前からはずむもあたしを女として見てくれてたんだ
……)
 今さらながら踏み出せなかった自分の馬鹿さ加減に嫌気がさす。
(だめだ、もう止まらない……。はずむの全てが欲しい……愛しつくしたい……今すぐ。
ひとつに溶け合うまで……)
 たまらず再び唇を重ねるとまり。
 はずむはあたしのモノだ――――!! と心の中で叫びながら。
「なあ……女の子になってからは、まだしたことないのか?」
 スイッチが入ってしまったとまりはさらに大胆になっていく。
「え……だって……それどころじゃなかったし……何よりどうしたらいいのかわからない
し……」
 はずむもそんなとまりの様子に、瞳に期待の光を浮かべて答える。
「自分の胸を鏡で見るだけでも恥ずかしいんだよ?」
「じゃあ、あたしがお前に教えてやるよ……女の感じるトコ……」
「とまりちゃん……ダメだよ――! 恥ずかしいし……」
「今、はずむはドキドキしてマズイことになりそうなんだろ?」
「う、うん……」
「あたしもドキドキして……そういう気分なんだ……だから……お互い同じ気持ちなん
だし……とにかくいいんだよ!!」
「あ、はい!」
388231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:29:31 ID:9fjBytct
 とまりの強い口調に自分を正当化しながら受け入れる。


「じゃあ、いくよ……」
 とまりは改めてはずむの体を眺めた。仰向けに寝ていながら、豊かで美しいカーブを
描く胸。サイズの小さいとまりのパジャマは見るからにきつそうだ。
(それにしても大きな胸だな……)
 少し複雑な気分になるが、それを上回る愛おしさをこめて、そっと右手でふくらみの
外側を包み込む。
「ひゃうんっ……!」
 あまりに敏感な反応に驚いて手を離す。
「まだ触れただけだぞ」
「だって……背中がぞくって……」
 上目遣いに見上げる表情がいじらしい。
「はずむは感じやすいんだな」
「とまりちゃんのいじわる……。男の子のときは胸なんかなんともなかったのに、僕にも
わからないよぅ」
「女の子って、みんなこうなの?」
 はずむの素朴な疑問に、そういえばはずむだけに恥ずかしい格好をさせていることに
気付く。
(あたしも……)
「試してみるか?」
 そう言ってとまりははずむに跨ったままパジャマを脱ぎ捨てる。ちょっともったいぶる
ように小さなブラを外し、左腕で乳首を隠している。
 はじめて見るとまりの裸に、素直に見たままの感想を口にする。
「とまりちゃん……かわいいね……」
 いきなり投げられた直球に、恥ずかしさが倍増する。
「ば、ばか! 恥ずかしくなるようなこと言うな!」
「ほら……触ってみろよ」
 そう言ってはずむの左手を自分の胸に押しあてる。
389231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:30:07 ID:9fjBytct
「柔らかいね……」
 自分のとはまた違った弾力に感激したはずむは、まだ膨らみきっていない乳房の柔らか
さを確かめるように、微かに指を動かした。ただそれだけなのに……。
「んっ――!!」
 とまりの体中に電気が走った。
(なんで――? あたしいくらなんでもこんなに感じやすくないのに――!?)
「とまりちゃんも……感じてるの?」
(そんな嬉しそうな顔をするな! 恥ずかしくなるじゃないか…って、マズイ――!!)
 答えられずにいると、はずむはさらに手を動かしてくる。優しく撫でているだけなの
だが、今のとまりには十分な刺激だった。
「あ……とまりちゃん…さ、先のほうが急に硬くなってきた……」
「だから! そんなこといちいち言葉にするなっ!」
「ご、ごめんっ!」
「好きな人に触られたから……こんなになっちゃうんだよ!」
 教えるつもりが、いつの間にか攻められている自分が恥ずかしく、ちょっと悔しい。
(お返ししてやる!!)
 とまりは主導権を取り返すべく、はずむのパジャマを一気に脱がす。
「うわっ!」
「はずむだって、もうこんなになってるじゃないか」
「え?」
 自分では気付いていないらしい、はずむの硬くなった乳首の先を人差し指の腹で優しく
はじいてやる。
「きゃうぅっ!!」
 ビクッと体をのけぞらせるはずむ。生まれて初めて弄られたピンク色の乳首はさらに
硬さを増し、乳輪に微かにシワが寄る。
「すごい…こんなになるんだ…」
 同じ女の子とはいえ、その体が反応していく様を見たことなんてあるわけない。
 はずむの白く瑞々しい肌が紅潮し、艶やかになっていく……その美しい姿に思わず唾を
飲み込む。
「ゴク…ッ」
390231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:30:43 ID:9fjBytct
(今の音、聞かれちゃったかな?)
 もう言葉をかけるのももどかしく、とまりははずむの乳首に吸い付いた。
「と、とまりちゃぁんっ!!」
 急で激しい快感にたまらず叫び声を上げるはずむ。
 僅かにボディソープの香りが残るはずむの乳首はなぜか甘く、今まで舐めたどんな
キャンディーより美味しい気がした。
 大切なキャンディーが崩れてしまわないように、上下の唇でほんの少しだけつまみ
ながら、よく唾液で濡らした舌先で左右に転がして味わう。
「んんっ……ぁはぁっ!! んぁっ――!!」
 大きな声を出すまいと頑張りながらも、耐え切れずに漏れる悦びの甘い吐息――。
(もっと感じて欲しい、もっと悦んで欲しい、そしてもっと恥じらうその姿を見たい……
そしてあたしも一緒に……)
(こっちも……)
 ゆっくりと唇を離すと、はずむはちょっとホッとしつつも、寂しそうな視線を向けた。
 その視線に気付かないフリをしながら、おもむろにもう片方の新しいキャンディーに
口づけする。
「はぁんっ……」
 恥ずかしさの中に期待がこもった喘ぎ声をあげるはずむ。舌の動きに合わせて小刻みに
体が震えている。
 とまりは空いた手でさっきまで舐めていたキャンディーに触れた。
 すでにとまりの唾液でトロトロになっているその中心から、溶けたキャンディーの
汁を、ゆっくりと螺旋を描くように乳房全体に広げていく。
 両方の乳房を異なる技で攻められて、たまらずシーツをつかみのけぞるはずむ。すでに
二人の体には、うっすらと汗が滲み始めていた。
 キャンディーを舐めるのに夢中なとまりも、自分の鼻に触れる汗に気付き、はずむの
発する匂いを胸いっぱいに吸い込む。
(甘い女の子の匂い……でも……男の頃と変わらないはずむの匂いが確かにある……)
 それに気付いたとき、とまりの奥から熱いものが溢れてきた。
(ダメだ……あたしの方が感じちゃってる……)
 とまりの熱い源泉は、跨っているためちょうどはずむの膝の上にある。はずむが感じて
震えるたびに、小刻みにとまりの一番弱いところを刺激していた。
391231 ◆pnaUiA7tR. :2006/02/22(水) 20:31:42 ID:9fjBytct
とりあえず以上です。やっとエロシーンに入ったところで終わりでスミマセン。
奥手なとまりがそういう行為に至る過程を書こうとしたら無駄に長くなって
しまいました。途中で攻守交替する展開で考えてますが、そこまで届かなかった…。

遅筆ですが後編もなんとか仕上げてちゃんと完結させたいと思います。

SSは初めて書きましたが、妄想をきちんと文章にするのは難しいですね……。
392名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 20:38:07 ID:wi8KZFlp
すっげえイイ!GJ!次も期待してます!!!
393名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 21:02:04 ID:pIFuuGqa
GJGJGJGJ!!!
394名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 21:05:51 ID:Ey5M3Cwr
231さん良いよ!女同士って俺苦手なはずなのに、引き込まれた。二人の気持ちの動きが
伝わってきます。
131さん、エロにたどり着くまでガンバレー。楽しんで読んでます。
395名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 23:24:22 ID:Vr3VzUB1
誘導されて来ました。
すげー・・・レベル高い。
面白いし、描写が丁寧でイイ!
396名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 23:49:21 ID:nZiSSrak
231さん、GJ!
二人の気持ちがよく描写されていていいですね〜
ゆっくりでもいいので頑張って下さいね!
397名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:02:49 ID:sQuSCE7u
>>391
OKです!
はずむは何と言っても女の子といる時が一番輝いています!
398名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 01:36:59 ID:Dy0TX+/U
231さん、楽しく読ませていただきました
頑張って下さい
399名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 02:32:29 ID:Sjv60zxk
放送終了

なんというか、はずむは
男殺しの才能があるねw

天然だし良い萌えキャラだよ
400名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 02:36:48 ID:Sjv60zxk
あと、今回の話を見ていると
普通に明日太×はずむ話も
読みたくなってきた。 

職人さん頑張って下さい。
変な粘着もいるけど、スルーでw
401名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 04:08:42 ID:HKfR8GH1
姦しい
402名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 04:59:36 ID:ZC3600+i
とまりちゃん家におとまり・・・
403名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 06:06:45 ID:F4dDaApl
231さん、GJ!
読んでてドキドキした。
404名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 06:10:21 ID:QjSE/So5
俺はね、特にね、はずむにエッチな告白をさせるとまりんに萌えたんですよ!!
405名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 09:02:16 ID:lUmUjC7D
Sとまりんか…
カナリ難易度高そうだw
406名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 09:06:33 ID:yx/eRF/e
明日太メインのSS書いてるんだけど
どうやってもエロに持っていけない
このままただの友情話で終わりそう
407名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:10:04 ID:bwkZZgC+
>406イコール131氏ってことないよね?ないよね?
あのまま終わられたら… (ノД`)シクシク
408名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:20:52 ID:upJ3U66r
いや、まあ、それもありだ!
なんていうか明日太は充分勝ち組だよ、はずむの親友ってポジションは
つらいけどな
409名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:39:57 ID:dof7dnac
それはそれで悪くない。
友情のままにとどまってもリトライする余地もあるし。
個人的には、思い届かず、な明日太の方が格好いい。
410名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:50:55 ID:bwkZZgC+
今週はアニメも大王も明日太神シリーズだったな。
俺は131氏のSS、むしろエロなしなのがGJなんだが。
二人の切ない友情を綴って補完して欲しい。
と、ねだってみる
411名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:59:41 ID:9QM3rj4r
それは131氏が決めることですじょ












正直エロカモーンw
412名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 11:08:07 ID:e5LXfF7H
             すじ












    カモーンw
413名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 11:27:03 ID:dof7dnac
正直とまりさんのあそこはスジだけだ。無毛のワレメにカードをスラッシュ!
414名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 12:18:26 ID:lUmUjC7D
ワレメにフェードイン!
415名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 18:39:32 ID:lNYMqeBK
>>406
「親友なら一緒に風呂に入れるはずだ」と
明日太が叫べば、きっとはずむは一緒に入ってくれる
後は体が勝手に反応するに違いない。
416406:2006/02/23(木) 20:41:12 ID:yx/eRF/e
いや、残念だが俺は131氏ではない

なんか明日太ってエロに持ってける器じゃないんだよね
でも折角書いたんだし、分量あるけど晒すかな
417名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 20:46:22 ID:KEG2gjX2
>>416
嘉門達夫
418『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 20:51:00 ID:yx/eRF/e
1.

きっかけは、ちょっとしたことだった。
「はずむ、帰りに繁華街の方に寄ってかないか?」
放課後、教室内が下校の支度やら部活の準備やらでざわつく中、俺ははずむに声をかけた。
「これから?……えっと……今日は……えと……」
「何だよ。お前、今日は部活無いんだろ?」
「それは……そうだけど……」
「はっきりしないな。暇じゃないのか?」
返事を濁すはずむに詰め寄ると、はずむは少し迷ったようにしてから応えた。
「これからとまりちゃん達と洋服を見に行こうって約束してて……」
なるほど、先約があったのか。とはいえ服を見に行くだけなら俺がついていっても問題無いだろう。
「それなら俺も一緒に――」
「バカ。女物の専門店に行くんだよ。お前が行ってもつまんないだろ」
買い物に付き合う旨を告げようと口を開いたところへ、横からやって来たとまりが口を挟んだ。その後ろでは神泉がぼんやりした目で俺を見ている。
「んなことねえよ。それに荷物くらいなら持ってやるぞ?」
「い、いいよ、そんなの悪いし。それに今日はいろいろ歩き回ったりするから……」
鞄に机の中身をまとめ終えたはずむが苦笑いを浮かべる。どうやら俺がついていくのを遠慮している風だ。
しかし俺としてははずむと連れ立って出掛けるなんてことは、随分とご無沙汰なのだ。
夏場ははずむの所属するガーデニング部の活動が活発だし、俺は俺で連日補習という名の囚役が課せられている。
明日からまた再開されるハードワークを考えると、久々にはずむと街で遊び回りたいとも思う。
「でもよぉ……折角お互い時間の都合がついたんだし――」
「ああっもうっ!!」
俺が尚も食い下がろうとすると、とまりがいよいよ痺れを切らしたように声を上げた。
「今日は女だけじゃないとダメなんだってば!男のお前に来られるとまずいトコに、寄ったりもするんだよ!」
女だけじゃないと駄目な所?いまいちピンとこない。
「男は駄目ってどういうことだよ?」
口を衝いて出た俺の素直な問いに、とまりが目を見開きながら口をぱくぱくさせる。心なし少し顔が赤い気がする。
その後ろでは、はずむと神泉が同じく顔を赤くして所在なさげに俯いている。
「い、いいからっ!!お前はさっさと一人で帰れっ!!ほらっ、二人とも行くぞ!」
赤い顔のまま怒ったようにそう捲し立てると、とまりははずむ達を強引に引っ張って行ってしまった。とまりに連行されながら、はずむが俺に申し訳なさそうな目を向ける。
「なんだよ……爪弾きにしやがって……」
教室を出て行くとまり達を独り見送りながら、何とも言えない虚脱感がこみ上げてきた。
最近はずむの付き合いが悪い気がする。相変わらず朝の登校時や昼食なんかは一緒にしてるけど、それ以外の時間、例えば休日に一緒に外へ出掛けるなんてことは、めっきり少なくなってしまった。
ここ数ヶ月、はずむと二人だけで遊びに出た記憶が無い。
やはりそれは、はずむが女になってしまったのが原因なのだろう。
俺も口ではあいつとの友情は変わらないなんてことを言っているけど、性別が変わってしまったというのは、正直言って気持ち的に大きい。
はずむの方はといえば、女という生き物の持つ独特な交友形態に慣れるのに悪戦苦闘しているようで、こっちを気に掛ける余裕は無いようだ。
その上いつもの面子で集まった時も男は最早俺一人なので、自然肩身が狭いというか、話をしていても話題に溶け込めない場面というのが頻繁に出てくる。
正直、今の状態は息苦しかったりする。
でも、だからと言って俺が他の男連中とつるみ出してはずむ達と疎遠になるような事になれば、あいつのことだからきっと自分に負い目を感じるだろう。
そもそもあいつだって今の俺達の関係については気づいているはずだ。さっき去り際に見せた目には、そんな色が見て取れた。
それでも。というか、だからこそ。
何となく、お互いこの微妙になってしまった空気に気づいていない振りをしていたのかもしれない。
「……なんにしても、このままじゃマズイよな……」
鞄を背負い込み、呟きながらいつの間にか誰も居なくなっていた空の教室を後にした。
明日はずむと話してみよう。なに、大したことじゃない。こんなのは、ただの気持ちの問題なんだから。きちんと話し合えば、すっきりするはずだ。きっと。
419『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 20:52:39 ID:yx/eRF/e
2.
次の日は朝から自己嫌悪に陥ることになった。
良く晴れた気持ちのいい朝だった。
とまりは陸上部の朝練、あゆきは先に用があるとかで、俺とはずむの二人で登校することになった。
いつもより少し早めに合流したので、学校までの道は人がまばらだった。
件の話をするには絶好の機会だったが、いざ切り出すとなるとどうも踏ん切りがつかなかった。
なのでそれらしい話題から徐々に話の流れをもっていこうと、昨日の買い物の事を訊いてみることにした。
でも、それがいけなかった。
「なあ。昨日の買い物、洋服見に行くっつってたっけ?結局どの辺回ったんだ?」
「え?あ、ええと……その……デ、デパートの方とか、その辺とか……だったかな……」
えらく歯切れの悪い答えが返ってきた。しかも微妙に疑問形だ。
「おいおい、昨日の事だろ?覚えてないのかよ?」
「う、ううん、その…………あ、ああ!そうそうっ!結局昨日は服は見に行かなかったんだった!近くでお茶して、それで帰ってきたんだよ!そ、そうだったそうだった!」
産卵のため必死で川を逆行する鮭でさえ道を開けるのではという程、目が泳ぎまくっている。何とも分り易いヤツだ。
「……はずむ、お前嘘吐いてるだろ」
「え、ええっ!?なんでわか――――う、嘘じゃない!嘘じゃないよっ!全然っ、そんなことはっ!」
コイツ今「なんで分かったの?」とか言わなかったか?それにしてもなかなか口を割らないのは何かやましいところでもあるのだろうか。
これはもう少し攻め込んでみるか。面白い反応するし。
「で。本当はどこに行ってきたんだい、はずむ君?」
「だから……それは……」
「それは?」
「あ……う……」
「はずむ」
「………………うう」
「なあってば」
「も、もうっ!!そんなの明日太には関係ないでしょ!あんまりしつこく聞かないでよ!!」
追及に耐えられなくなったのか、はずむが珍しく大声を上げた。こんな事は滅多に無いので少し面白かったが、俺には関係無いという台詞は聞き捨てならない。
「関係無いって、俺は昨日どこに行ったのか訊いてるだけだろ?」
「そんなの、なんでいちいち明日太に言わなくちゃならないのさ!」
はずむがこんなに攻撃的な言葉を使うのは初めてかもしれない。はずむのヒートっぷりにあてられたのか、俺の方も段々と論に熱が入ってきた。
「俺はただ、黙って歩くのもなんだと思ってだなっ、話題を――」
「僕だって明日太に秘密にしたいことくらいあるの!他人(ひと)のこと根掘り葉掘り訊くなんて、明日太はデリカシーが無さ過ぎるよ!」
420『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 20:53:52 ID:yx/eRF/e
かちんときた。
何がって、はずむが俺に対して、他人だなんて。一気に頭に血が集まる。
「お前なあっ!折角こっちが最近二人で話すことが無かったからって気を使ってんのに、そういう態度はないだろう!!」
「だったら別の話にしてくれればいいでしょっ!!なんでそんなに昨日のことばっかり訊きたがるの!?」
「別の話ったって、そんなの思いつくほど最近お前とは会ってなかったんだからしょうがないだろ!」
「それなら無理に喋らなくてもいいでしょ!普段はそんなとこまで気を回さない癖に!」
「なっ、おまっ、今のはいくらなんでも――」
「とにかくっ!!この話はこれでおしまいっ!!」
一瞬、沈黙。
お互い興奮のため肩が上下している。くそっ、気に食わない。今までこんな口喧嘩したことなんて無かったのに。はずむが女になるまでは、無かったのに。
だから。つい、口を衝いて。
「……お前さ、変わったよな。男の時より、面倒くさくなった」
言ってしまった。決定的な言葉。みるみるはずむの顔が色を失っていく。
さっきまでの活き活きとした怒り顔はもう無く、無表情に近い、しかしそこはかとなく悲愴感が漂う顔をしている。
「……それは、女の子の僕じゃ、いやだって事?」
俺の方から視線を逸らし、呟くようにはずむが言う。
何だよ。そんな顔でそんな台詞を言うなよ。俺が悪者みたいだ。
「明日太、言ってたくせに。僕が女の子になっても、何も変わらないって、言ってたくせに」
はずむが不意に下を向く。ああ、泣いてるなこいつ。女は分が悪くなるとすぐに泣く。
「やっぱり、女の子の姿じゃ、親友になんかなれないんだ」
自嘲気味に放たれたその言葉は、ひどくいらいらさせるニュアンスだった。
声が震えるのを必死に堪えているせいか、涙が地面を濡らしていくのに気を留めていないようだ。あてつけだろうか?こんなのはもう女の使う手段じゃないか。
ああ、なんかもうどうでもいいや。
「ねえ。男の子のままじゃないと、明日太はいやなんでしょ?」

「ああ。女のお前とは、一緒に居たくない」

はずむの手から鞄が落ちて。路上に転がった教科書や筆入れに、しばらくの間目を落としていた。
周りでは学校に向かっていく他の生徒達の話し声が段々と大きくなってくる。緩慢な動作で面を上げた頃には、はずむの制服姿は何処にも見当たらなかった。
「………………何だよ、俺。最低じゃん」
421名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 20:56:50 ID:QTwBK6qt
おう!どんどん投下してくれ!>416
422『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:00:02 ID:yx/eRF/e
3.
はずむの鞄を持って教室に入ったのは、1時間目が終わった後だった。
教室に入るなりとまりが飛んできて、はずむはどうしただのその鞄はなんだだの騒いでいたが、面倒だったので相手にせずに黙って自分の席に向かった。
それでも喧しくついてくるので、早退した、と一言だけ吐き捨てて机に突っ伏した。
こんなことなら学校なんか休んで、ゲームセンターへでもふけってしまえばよかった。
どうせ授業なんてまともに受ける気もないのに、こうして学校に顔を出す自分の律儀さが嫌いだ。案の定、授業の内容なんてこれっぽっちも頭に入らなかった。
昼休み。
人間の食欲は精神状態とは関係なく起きるようなので、素直に購買でパンを二つとコーヒー牛乳を買い、外に出て適当に人気の無い非常階段の下辺りで腰を下ろした。コーヒー牛乳のパックにストローを挿し、一口だけ飲む。
「……………………ふう」
無意識に溜め息がこぼれた。空を見上げると視界の隅にガーデニング部の管理する屋上の庭園が映った。
「…………………………」
「辛そうね」
「っ!?」
いきなり背後から声がして、思わず跳び上がってしまった。振り向くとすぐ側にあゆきが立っていた。
「お前……音も無く後ろに立つなよ……心臓に――」
「いつまでそうやって拗ねてるの?それとも男の意地というやつかしら?」
ドキンと心臓が跳ねた。さっきの驚いた時とは違う、痛みを伴う高鳴りだった。
「お前……どうして……」
「今朝あなたとはずむ君の間に何があったのかなんて、別に私は知らないけど。でも、あなた今酷い顔してるわよ。まさに親に怒られて拗ねてる子供そのもの」
こいつは人の気持ちを見透かすのが得意だ。きっと生物学が好きな奴は皆こうなのだろう。生き物の外側を観察しているうちに内面まで見えるようになる。もっとも他人の気持ちを理解できるのが幸せかどうかは知らないが。
「何だよ。俺の顔が不細工だって、それだけ言いに来たのか?」
平静を装って軽口をたたいてみる。こいつの前では意味はないだろうが。
「何があったのか、相談してくれてもいいのよ?」
腕を組んだ姿勢で、あゆきがそんなことを言った。
少し驚いた。こいつにしては普段になく能動的というか、意外な発言だった。大抵の場合は、一歩後ろから俺達のことを見ているだけなのに。
あゆきが俺の相談に乗るなんてことはこの先あるかどうか分からないし、どのみち話したところでどうにもならないので、今朝の事を大まかに話してみることにした。
423『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:02:01 ID:yx/eRF/e
「………………まあ、そんなとこだ」
「……呆れた。あなたがそこまで馬鹿だったとはね」
ストレートに言われた。頭には来なかった。
少し黙って、それからあゆきが尋ねてきた。
「それで。あなたそれでいいわけ?今からでもはずむ君に土下座して
『御免なさいはずむ様もう二度とあんな身の程を弁えない戯言はこの口が裂けようとも決して申しませんから
どうかその美しい御御足にお召しになられた靴をこの下賎な私めの舌で綺麗にさせて下さいませお願いです』って詫びれば、
寛大なはずむ君のことだから鞄持ち位にはしてくれるんじゃないかしら」
「お前の嗜好は知らねえけどな、もう今更どうにもなんねえんだよ。それに…………」
「それに?」
あゆきがオウム返しで先を促す。弱みを見せるようで抵抗があったが、俺も半ば自棄になっているので言い切ってしまう。
「…………それに、俺は女のあいつとうまくやっていく自信が無い」
あゆきが瞑想に耽るように目を閉じる。
「……確かに、あなたとしては対応に困る部分もあるでしょうね。性別の差なんて、簡単に割り切れるようなものじゃない。特に、私達の場合はずむ君は『異類』から『同類』に変わったけれど、あなたの場合はその逆だもの。戸惑うのも無理はないわ」
「だろ。ハナから無理だったんだよ、あんな関係は」
内に溜まったものを吐き出すようにして、俺は空を仰いだ。
「とまりもお前も女だけどさ、それでもお前達とはうまくやっていけてる。もとから女友達として見てきた訳だからな。でも今のはずむはお前達とは違う。あいつとは今まで男の親友として付き合ってきたんだ」
あゆきは黙って俺の独白を聴いている。
「それをいきなり女になられてよぉ、しかもそれが最初からそうだったんじゃないかってくらい型にはまってて。話してみても今までとはどこか温度が違って見えて」
堰を切ったように抑えていた気持ちが溢れてくる。こんなに自分をさらけ出したのは、はずむ以外の相手では初めてかもしれない。
「前のノリで迂闊に触れれば、一層性別の違いを感じさせられて。相談事もとまりにばっかするようになったし」
自分がこんなにお喋りな奴だとは思わなかった。しかし一度火の点いた感情の波は、勢いを衰えずに止めどなく押し寄せる。そして。
「あいつにとって、俺はもう必要無いんじゃないのかって……そんな気さえ……」
424『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:06:01 ID:yx/eRF/e
今までずっとひた隠しにしていた一つの不安が、思わず口からこぼれた。
相づち一つ入れずに俺の愚痴を聴いていたあゆきが、久し振りに口を開く。
「だから、あなたは馬鹿だって言ったのよ」
「な……」
人が本気で悩みを打ち明けているのに、返す言葉が「馬鹿」とは。しかし俺の文句ありげな顔などお構いなしにあゆきは続けた。
「確かに。普段のあなたを見てると、はずむ君に対して遠慮がちな態度が見られるけど。でもね」
一呼吸置いて、それから一気にあゆきが言った。
「はずむ君と一緒に笑ってるあなたの顔は以前と全く同じ、本当に楽しそうな顔よ?」
「…………っ」
「さっきも言ったように、性別の違いなんてそう簡単に割り切れるものじゃない。でもそれははずむ君だって同じ。表には出さないけど、きっと彼だって――いえ、彼女だってまだ不安に感じている部分はある筈よ」
冷静だったあゆきの声に、気持ち感情が篭もる。これもまた、あゆきにしては珍しいことだった。
「それでも彼女は以前と変わらずに振舞ってくれているし、なにより本質的な部分は男の子の頃と変わっていないわ。笑う顔も泣く顔も困った顔も、全部男の子の頃のはずむ君と同じ。
それなのに周りの私達が表面的な違いを気付かせるような態度を取ってしまっては元も子もないでしょう。第一」
ぴしゃりと言葉を切って、あゆきがこちらを見る。
「あなたがはずむ君に求めているのは、只の男友達としての役割なんかじゃ、ないでしょう?」
胸が痛んだ。あゆきの言葉が、心のもやを晴らしていく。
「…………俺は…………」
頭の中に、はずむとの想い出が浮かび上がってくる。
はずむが俺に笑いかけている映像。それははずむが男の時のものであって、また女の時のものでもあった。
あゆきが真正面からこちらを見据える。
その目は今までに無いくらいに真剣だ。
そしてあゆきの口から紡がれた音が、俺の耳と頭に響く。

「あなたがはずむ君と初めて会話したとき、あなたははずむ君のどこに惹かれたの?」

その言葉は卑怯なまでに俺の心を深く抉った。
そうだった。
俺は別にはずむが男だったから親友として選んだわけじゃない。
はずむと一緒に居ると心の底から笑えて、死ぬ程嬉しいから、出会ってから今までの間ずっと、肩を組み合ってはしゃいできたんだ。
はずむが女になってからだってそうだ。
皆で大騒ぎして大声で笑って、そうしてる瞬間は確かにはずむが女になった事なんて忘れていたはずだ。俺達の友情は、あの日と全く変わっていない。
「俺ッ!!ちょっと急用思い出した!!」
今更つまらない見栄張りな言葉が出てきた。
まだ手を付けていない購買のパンをポケットに突っ込み、勢い良く立ち上がる。時計を見ると、まさに昼休みが終わろうというところだった。
「待って」
走り出そうとしたところへ、あゆきが制止の声を掛ける。
「なんだ!?」
「とまりに聞いたわ。昨日の放課後の話。あなた鈍いから、教えてあげるわ」
「?」
あゆきが静々と歩いてきて耳元に顔を寄せる。
「とまり達が昨日買いに行ったのはね…………」
「………………………………………………………………んなあっ!!?」
なんというか。これじゃ一方的に俺が悪いな。
これはラーメンでも奢らなきゃ許してもらえないかも。いや、今はケーキの方がいいのかな?
「それで、当てはあるの?」
「ああ。俺とあいつの付き合いだ、大体想像つくさ」
「そう。それじゃあさっさと行ってさっさと済ませてきなさい、急用とやらを」
あゆきの言葉に無言で頷き、今度こそ俺は非常階段を後にした。
早くはずむに謝らなければ。
あんなつまらないことで崩れるほど、俺達の友情は安くはないのだから。
425『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:08:43 ID:yx/eRF/e
4.
目的地は最初からはっきりしていた。ただそこはあまりにも広く、何より移動がきつい。
鹿縞山。
中腹ほどから鹿縞市全体を見渡すことの出来るハイキングスポットだ。
勾配はなだらかだが、ハイキングコース以外の獣道は鬱蒼と茂る草木が邪魔で、それなりの服装でないと歩きづらい。そして困ったことに今回の尋ね人の目的はその草木だったりする。
とはいえ恐らくは制服のスカート姿のまま来ているはずなので、順当にコース通りに登っていけばすぐに見つかる。と思っていたのだが。
「くそっ、はずむのヤツどこまで入っていったんだ?」
ハイキングコースを辿って山の中腹付近まで進んできたが、一向に見つからない。一応携帯電話は持っているだろうから電話して居場所を尋ねるという手段もあるが、それではなんとも格好がつかない。
夏の登山はまさに地獄の責め苦だった。汗だくになりながら辺りを確認する。が、はずむがこの近くを通った痕跡は見当たらない。
既に山に入ってから3時間が過ぎた。日が沈むまでは後3時間程か。それまでには見つけなければ。
「………………?」
そう思って少し移動のペースを速めようとした矢先、何やら低い呻き声のような音が聞こえた。
「なんだ?こっちから……」
舗装された道を外れて草むらの方に入ってみると、突然視界が開けた。
「ッ!!?」
咄嗟に足を止める。崖、とまではいかないが、地面が急に途切れていて、その先が下5メートル程切り立っていた。もう少し踏み込んでいたら、危うく滑り落ちるところだった。
「あ、危ないトコだった……」
ハイキングコースを少し外れると、こういった危険な場所が割と頻繁に見つかる。とはいえ好き好んでこんな方向へ足を踏み入れる奴は居ない。とりあえず正規のルートに戻ろう。最悪、やっぱり電話で――
「………………ぅぅ…………ぅぅぅぅ」
? やはり、何か聞こえる。例の急斜面の下だ。
「…………まさか」
上の方から覗くと、切り立った斜面には木の枝が覆っていて、その下が丁度隠れてしまって見通しが悪い。
二、三歩横に移動して、角度を変えてもう一度覗いてみると、周りの緑とは明らかに不似合いなオレンジ色の物体が影からちらついた。
「…………ぅうううううう〜〜〜………………ふううううううぅ〜〜〜」
「おい。なにやってんだ、はずむ」
「ふぅええっ!?……だ、だれっ!?誰かいるのっ!?」
こちらの居所を探して、呻き声の正体が必死で首を回す。
「上だよ上。お前の頭の上」
「え……あ…………ああっ!明日太っ!」
俺の姿を認めて、はずむが声を上げる。どうにか日が沈む前に見つかったようだ。
「あしゅたっ、あしゅたっ、あしゅたあ〜〜〜〜!!ふうええええ〜〜!!」
……なんか泣いてるし。大方植物を追って草むらに入ったらここから落っこちたのだろう。まさかとは思ったが、成る程はずむなら……。
426『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:10:12 ID:yx/eRF/e
「……待ってな。今そっち行く」
「はやくねっ!!はやく、もうぼく…………っ……あ」
ええと、下り易そうな場所は……って、ほんの少し先に傾斜の緩い坂があるじゃねえか。
「よっ……と。はずむ、無事か?」
下に下りて目の前に行くと、さっきまで泣きべそをかいていたはずむが今度はそっぽを向いて座っている。
「あ、明日太。な、何しに来たの?」
まだ涙の跡が見える目を精一杯不機嫌そうにして、はずむが口を尖らせる。急いで涙を拭ったのであろう、制服の半袖がしわしわだった。
「何ってお前な、俺が来なかったら今晩はここで野宿だったんじゃないのか?」
「べ、別に明日太が来なくたって、一人で帰るつもりだったよ!」
当然といえば当然だが、我等のお姫様は先の件について未だご立腹のようだった。
女になって一層柔軟さを増した頬をこれでもかと膨らまし、腕を組んであさっての方角を向いている。今にもぷんぷんという擬音が聞こえてきそうな怒りっぷりだった。
というかステレオタイプすぎる。
「まだ怒ってんのか……?」
「……明日太はさ、女の子の僕となんて、一緒に居たくないんでしょっ?こんな所に何の用なのっ?わざわざ笑いに――痛ッ」
ぷりぷりと繰り出される皮肉が止み、はずむが右の足首を押さえてうずくまる。落ちた拍子に捻挫したのだろう。それで動けなくなって途方に暮れていたところへ俺が通りかかった、と。
「捻ったのか。見せてみな」
「あっ……ちょっと!…………ぁ……」
はずむの制止を無視して白い靴下をずらし、くるぶしの辺りまで露わにする。青い痣が間接の少し上辺りにできていた。
「ほら、立てるか。早く家帰って、手当てしないと」
手を差し出す。が、はずむは俯くままで動こうとしない。視線を逸らし、弱弱しい声で小さく言った。
「なんでいまさらこんなこと……明日太、僕のこと嫌いになったんでしょ?」
風が止み、空気が一瞬に静まり返る。おずおずと窺うように、はずむが俺に告げる。
「分かってたんだよ。僕が女の子になってからずっと、明日太は僕に遠慮してた。どう接すればいいのか、迷ってた。僕が近づくだけで、明日太、困った顔してた」
再びはずむの声に涙の色が混じってくる。文句ではないはずむの本心からの言葉が、俺に訥々と訴えてくる。
「だから僕の方も、明日太を困らせないようにって、気をつけてたんだよ?でもそしたら、明日太と話す時間とか、どんどん少なくなっていって。それでそのうち、思ったんだ。女の子の僕がいても、明日太にはつらいだけで、全然、楽しくなんかないんだって」
不意にはずむが顔を上げる。触れたら一瞬で壊れそうな笑顔だった。
「だからさ。もういいよ、明日太。無理させちゃって、ごめんね。もう、僕のことなんか気にしないで、明日太は明日太の楽しいように――」
427『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:13:02 ID:yx/eRF/e
「バカ野郎ぉっ!!!!」
力一杯、怒鳴りつけてやった。
はずむが一瞬ひるむようにして、それから顔中に戸惑いの色をたたえる。
「勝手に俺の気持ちをお前が決めんなっ!!俺がお前のこと嫌いだなんて、そんなことあるかよっ!!」
はずむにあんな台詞を言わせてしまった自分がひどく恨めしい。はずむにこんな顔をさせてしまった自分が、ひどく憎らしかった。その感情を思いっきり吹き飛ばすように、声を出した。
「俺はバカだからさ、あゆきに言われるまで気づかなかったけど。確かに女になったお前は姿が変わって、一緒に居ると少しだけ緊張するし、時々女の都合とやらで俺には解んねえ行動とるし、男の時とはまるっきり別人に思える時もある」
体の内から湧き上がる感情を必死になって言葉に変える。
こんなことならここに来るまでに謝罪の文句を考えておけばよかった。
頭の中ははずむへの思いで一杯で、そのことを目の前の本人にどうしても伝えたかった。
「けどさ。言われるまで気づかなかったけど、そんなのはただの上っ面にすぎないんだよ。
性別が変わっても、お前はやっぱり気が弱くて、すぐ泣いて、優柔不断で、そのくせ妙に頑固で。何よりも植物が大好きなヤツで、そしてそれ以上に俺達のことを大事にしてくれる、優しいヤツなんだ」
一方的に喋り散らす俺を前に、はずむは心奪われているんだか呆気に取られているんだか判らない顔を浮かべている。その顔が何と言うか、今はすごく愛しい。
「俺はお前のそんなところが好きなんだよ。見た目なんかじゃない、お前の根っこの部分に惹きつけられたんだ」
はずむの目に涙が戻る。今朝のともさっきまでのとも違う、すごく暖かそうな涙。今にもはずむの頬を滑っていきそうだ。ほんとにはずむは、泣き虫なヤツだ。
はずむのうるんだ目をしっかりと見つめる。息を整え、ゆっくりと押し出すように言った。
「俺はお前と居るときが一番安心できるし、なによりも幸せなんだよ。それは今だって変わってない」
428『共にいる理由(わけ)』:2006/02/23(木) 21:15:00 ID:yx/eRF/e
それが、本心。
みるみるはずむの顔がくしゃくしゃに咲いていく。
はずむと居ると楽しい。はずむと居ると嬉しい。
そんな簡単な事に、やっと気づくなんて。
やっぱり俺は、あゆきの言う通り、バカな男だ。
でも、そんなバカな俺の言葉で、はずむはこんなにも泣いて喜んでくれる。それだけで十分じゃないか。
言い切った瞬間、妙な開放感に包まれる。
一生懸命に目元をこするはずむを見たら、急に気恥ずかしくなってきたので、顔を背け近くに生えた葉っぱの模様を見るともなく眺めていた。
はずむの鼻をすする音が止む。
「…………っん……えへ……なんだ、やっぱり明日太、僕がいないと、寂しいんじゃない」
「ああ、そうだよ。今朝言ったのは全部嘘、俺にははずむが居ないと、その、ダメなんだよ」
ああ、もう。さっきから似合わない台詞ばっか言わせやがって。
これ以上間を置くと口に出せなくなりそうなので、開き直った勢いに任せて謝ってしまう。
「だからさ、その………………わ、わぁるかったな、あ、あんなこと言って」
「…………ふふ……しょうがないなあ…………今回だけは、許してあげるか」
はずむがいたずらっぽく笑った瞬間、ぐっぐ〜という地鳴りにも似た低い音が辺りにこだまする。まごうことなく、腹の虫だった。はずむの体が一気に縮こまる。
「…………ぷっ、ははははっ、あははっ」
思わず吹き出してしまう。その様子を見て、はずむが抗議の声を上げる。
「な、しょうがないでしょっ、お昼食べてないんだからっ!誰のせいだと思ってんのさ!」
「あははっ、悪い悪い、ほらっ、これでも食えよ」
ポケットから昼食のパンを差し出す。ラップで包装された焼きそばパンは、少しだけ形が崩れていた。
「……今までずっとポケットに入れてたの?なんか大丈夫かな、これ」
「嫌なら食わなくてもいいんだぜ?」
「ちょっと潰れてる」
「味には問題無い」
なんか生暖かいよ〜とぶう垂れながらもパンにかぶりつくはずむは、まるでリスのようだ。横で見てるとすごく心が和んでくる。父性、というやつだろうか?
「よし、それ食ったらさっさと下りようぜ」
「あ、でも僕……右足が……」
「ああ、それなら大丈夫だ」
大き目の石に腰を下ろしているはずむに背を向けてしゃがむ。
「ほら、乗れよ」
「え……でも……」
「いいからっ」
躊躇するはずむを強引に背中に引き込む。背中に何か当たるが、あまり意識しないように会話で気を散らす。
「なんだよ、男の時より背ぇ縮んでるのに、重さはあんま変わんないのな」
「……そういうの、女の子に言うべき言葉じゃないんじゃないっ?だから明日太はもてないんだよ」
なかなか耳が痛いことを言ってくれる。でもこんなのが普段通りってことなんだと思うと心がはしゃぐ。
「女の子、ね……それにしてもさ、女って、男が思ってるより色々と大変なんだな……」
会話の糸口を探した末に出た話題は、今思えば鬼門だった。自分で言ったのを耳にしてから後悔の念が押し寄せる。
「え……何が?」
「あ、いや、だから……その、昨日のお前らのことだよ……」
「!!…………………………誰に聞いたの?とまりちゃん?」
「あゆき」
「そ、そう…………なら明日太も、す、少しは気をつかってよね……僕もう女の子なんだから」
「お、おう……」
墓穴を掘った。
何とも居たたまれない空気が肌にしみる。まあ、俺らしいといえば俺らしいな。
坂を上がって、のろのろともと来た道を歩いていく。後ろにははずむの鼓動や静かな呼吸が聞こえる。時間がゆっくりと流れていって、心地の良い疲労感が体を満たす。
と、思いついたようにはずむが俺に話しかける。
「ねえ明日太」
「ん、なんだ?」
「明日太の背中、こんなに広かったっけ。また背、大きくなった?」
「バカ。お前の方が縮んだんだって。さっきも言ったろ」
「ん。あ、そっか」
ふと見ると、いつの間にか空が夕焼けに染まっていた。
429406:2006/02/23(木) 21:19:01 ID:yx/eRF/e
投下終了
何回か文字数規制に引っかかって焦ったw

つか僕にはこれが限界ですマジすいません許してお願い石を投げないで
430名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:37:14 ID:vaM0eVyy
うほっ、いい明日太。
等身大の明日太って感じがしていいよ!
431名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:55:39 ID:Z10hv0Ui
神降臨。
読みごたえありましたありがとう!
明日太カッコヨス。
432名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 22:02:50 ID:KEG2gjX2
>>429
良かったです。
ぷりぷりしてるはずむきゅんが目に浮かぶ様で萌えました。
433名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 22:18:43 ID:yx/eRF/e
感想どうもです

つか気づいたらコミックス3巻の発売日がもう間近に迫ってるじゃあないですか
大王読んでない私としてはもうwktkですよコレ
434名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 22:19:19 ID:G+1ySWzU
>429
GJでした
すねてるはずむタンカワイイ〜

恋人も親友も根っこは大して変わらんと思うので、親友の性別が変わることで、
友情が愛情になってもなんら違和感はない。


というわけでエロを熱望!
435名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 22:33:12 ID:CWRFvtNj
>>429
ちょっと王道っぽい気もしたけど、そういうとこ含めても明日太っぽいなw
上手いことまとまっててギガGJでした。
これでエロかったらテラGJなので、早く続き書きやがれ。おながいします。
436名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 22:37:20 ID:N8tjyKlG
>>429
文章なんかがノベライズ版と遜色ない感じでよかったです。
限界とのことですけど、できれば続きが読んでみたいですよ…
437名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 23:06:50 ID:hvqz53Uo
読ませて頂きました。
すばらしいですなー。
ここ数日、俺の中では明日太祭りだなぁと。
エロ書こっと
438名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 23:57:44 ID:vaM0eVyy
待ってるにょ
439名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:10:25 ID:ovbmBToi
GJ!いい文章ありがとうございます

ところで、はずむ達は何を買いに行ったんですか?整理用品?
440名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:28:37 ID:b9SWluRJ
>>429
明日太カコイイ(゚∀゚)!

441名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 04:40:08 ID:W7v2tC2+
>>429
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  ┃┃      ┃┃     ノヽ::|::ト\|:ゝ       _    ∠/i:::||..        ┏━┓
  ┗┛      ┗┛      ヽ|::|ヽ|ヽヽ     / .|     ノ,ノ|ノリヽ.       ┗━┛
                  `:ゝリV\|‐ 、_   ̄   /|/' リ/
                  __ __.∠|, ‐、_ー--−i'~r--、_ 、_
                 /ヘ\ヽ  r⌒/~ヽ┘   ..r - <~T |/:/ノ- 、
               /ヾ:\\ヽ| /  /⌒/ヽ, i´ヽ ヽ i |ノ/:::::::::|
               |::::::::\:::\\|  ´  / /.y| ヽ  `  |/::::::/::::|
              .|::::::::::::::\:::y´ヽ     |T.')      /、:::/::::::::|
442406:2006/02/24(金) 11:07:16 ID:4dDhhR4U
全く……
人が折角きれいにまとめて終わらせようとしてるというのに諸君らときたら……










今はずむきゅんが明日太を誘う展開考えてるから待ってて
443名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 12:21:34 ID:b9SWluRJ
>>442
ktkr!
待ってる。待ってるからっ!
444名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 17:08:39 ID:C4V/QMoH
うれしはずかしでほんのりドキドキな感じで!
445名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 23:33:35 ID:AsZilpit
>>442
神よ。心ときめかせてお待ちしております
446名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 03:31:14 ID:WgobRxQJ
>>442
wktk
447名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 06:48:13 ID:VPlTBjkH
職人さんGJ!
はずむ初めてのオナニー
448名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 07:52:26 ID:oQoPb7/5
406氏といい、131氏といい、パターンが被るな。
純愛エロにもって行き難そうなのまで。
はずむ誘い受けにしかならなそう。
449名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 08:12:12 ID:U6V5Bs0K
君の言いたいこともわからないではないけれど、そういうのは書いてる人に対して失礼だよ。
俺たちのために書いてくれてる部分もあるだろうし
450名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 10:01:46 ID:IrmZMM9H
原作やアニメの明日太の性格って、特徴も主張もなくて、
毒にも薬にもならない感じだし、はすむをくどき落として…
なんてムリっぽい。
SS上では、主人公補正がかかって浩之ちゃんぽくなってるけど、
ついてまわってのごっつぁんゴール狙いな現実。      
451名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 10:58:12 ID:A3cLdQAY
なんだ?また沸いたのか?('A`) アキナイネェ…
452名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 12:38:38 ID:XaSSCJov
明日太が駄目そうならオリジナルで男キャラ作ってやってくれ
453名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 12:57:21 ID:WgobRxQJ
原作の明日太はあれはあれでいいと思うので、パロディとかでは少し積極的に
なって欲しい。
職人さんは変な声に惑わされずにがんばってくださいな。
454名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 17:35:46 ID:vYSGgpmS
はずむキュン×宇宙仁さんも萌えるわけだが
人体実験と称してあんなことやこんなこと
455名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 22:01:52 ID:GT5minef
まあかしましはおにゃのこ同士の恋愛を楽しむのが基本だからな

女の子になってしまった以上、主人公とはいえはずむきゅんに感情移入するってのは
難しいっていうかそもそもはずむきゅんはメインヒロインなキャラだし

レズ以外ではずむきゅんのエロを見たいのであれば明日太を使うしか方法ないわけで
456名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 22:03:58 ID:GT5minef
>>455

×メインヒロインなキャラだし
○俺達にとってはメインヒロインなキャラだし
457名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 23:15:19 ID:0apU6NAC
ヒロインなら、はずむきゅん じゃなくて、はずむたん と読んでやれ
458名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 02:51:49 ID:juqE6/2Q
大佛さんのがいい
459名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 09:40:50 ID:z7L1tWeE
はずむキュン大好き
460名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 12:22:33 ID:9roF8I9M
はずむきゅんでもはずむたんでも良い小説ならそれでよし。
461131:2006/02/26(日) 12:48:31 ID:O7m537LX
神々の間隙をぬって投下します。
462『男の友情って?PART3』(7):2006/02/26(日) 12:49:06 ID:O7m537LX
 バトルしながらのコントや小芝居は、はずむとのお約束だ。
 お互いネタを仕込みあって、ロールプレイ。
 ウイットの利いた会話のジャブとウェービング。
 二人でじゃれ合う感覚が、体当たりが言葉代わりだったガキの頃
みたいで。
 この時ばかりは、普段は控えめなはずむが強気に、積極的に俺へ
の間合いに踏み込んでくる。
 当たり前のように俺の懐へ、境界を越えて飛び込んでくる。
 俺だって、はずむの中へ、自分の部屋みたいに入っていける。
 そんなのが、ただ楽しくて。
 ・・・そう、だったから、さ。
 俺は、はずむが本質から変わっていくのかも知れないっていう思
いに怯えて、焦っていた。
 その上、底意地の悪い女どもによって、はずむのそばにいられな
い、置いてけぼりにされるような、疎外感を味わわされて、な。
 はずむよー。知ってたかー。
 お前も冷たかったぜ?
 今日はその、ほったらかしにしてくれた埋め合わせをしてもらう。
 とことん付き合わせるつもりで、とびきりのネタも仕込んできた。
 はずむも、うすうす何か勘づいてるみたいだが。
 くっくっくっ・・・。
 仰天するに違いない。
 楽しい時間が帰ってきたぜ。
 はずむ、時々は漢に戻ってこいって、よ。
 俺の、ささやかなオーダーだ。
 そんなら、またしばらくは女どもに貸しておいてやっても、いい
さ。
463『男の友情って?PART3』(8) :2006/02/26(日) 12:50:24 ID:O7m537LX
 お互いに画面から目を切らない。
 刹那の機の中で交わされる俺たちの言葉。
 新発売のカップめんを昨日食った、というその感想。
 関西のカレーはビーフがデフォだ、とか。
 昔のコーラは、一気飲みすると死ねるとか。
 そういえば、鹿縞山に猿が出て悪さしてるらしい、とか。
 たわいもない、道端でするような会話。
 学校の帰り、さっきまでしていた会話の続き。
 ほんわかとリラックスした、飾り気の無い、むき身の気持ち。
 どこそこのコンビニのおねえさんが、どえらい別嬪らしいので今
度見学しに行く予定だが一緒に行くか?などとはずむを誘ったりし
てて。
 そんなところにターニングポイントがあると考える訳ないよな、
普通。
 そこを、はずむが何気に無邪気に急襲した。
「明日太って、どんな女のコがイイの?」
 俺は必殺のコンボを入力しそこなって、カウンターを食らってぶ
っ飛ばされてしまった。
「明日太さ、女のコのこと好きになった事、ある?」
 ピヨった俺のキャラははずむにホールドされ、なす術なくグラウ
ンドにめり込まされる。
 「ん、な・・・!?」
 油断もあった。突然の仕掛けに崩され、追い込まれる。
「なんでだまってんのさ?」
 画面上で俺のキャラのガードを掻い潜り、はずむのジャブが入る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁ・・・る」
464『男の友情って?PART3』(9):2006/02/26(日) 12:51:21 ID:O7m537LX
「え、誰?僕の知ってる人?」
 まじィ!?何を口走ってんだよ、俺は!?
 咄嗟に入力した必殺技が入り、はずむを画面の端まで投げ飛ばす。
「教えてよ。ずるいぞ、僕だってやす菜ちゃんの事、言っただろー!?」
 ライフをゲージ一本まで削られ、もう絶体絶命だ。
 なんの意味も無く、頭をふった俺の仕草にはずむがかちんときた
みたいだ。すこし声に怒気がこもってる。
「今、いるって言ったよ〜〜〜っっ!?」
「え、いや、えーと・・・・・・ハ・ハ・ハ・ハ」
「僕、明日太にだけって、あの時初めて話したんだぞー!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「しかもしかも!告白しろって煽ったくせにーーー!!なんで、自
分は僕にないしょなんだよう!!」
 はずむはふくれて、というよりは、もう怒ってた。
 俺の顔をにらみつけてるのが分かるんで、画面から目を離し辛く
なっちまった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 喉が干からびて、二の句が出ない。
 はずむは、対戦の手を止めてしまった。
「あすたぁっ!!」
 はずむの怒った声。俺が無視してると考えたようだ。
「ずるい」
 すこし冷えた物言いが、なんだか、俺の高ぶった想いを違う方向
へ突き飛ばす。
 だめだ。
「やす菜との事、焚き付けちまって悪かったと思ってる」
465『男の友情って?PART3』(10) :2006/02/26(日) 12:53:55 ID:O7m537LX
 おい、何を言い出すんだよ、俺?
 俺もキャラを画面の端に陣取らせ、そっとコントローラを置いた。
「え、え?急に何言うの?そ、そんなの・・・謝られることじゃ・・・」
 深刻っぽい俺の表情に気勢を殺がれたみたいだった。
 変な方向に話を逸らされ、はずむは調子を狂わせられる。
 別に、混ぜっ返したわけじゃない、・・・と思う。
 ずっと、思ってた事ではあったから、な。 
 俺が適当な考えでもって、はずむは煽られ、自分を追い込んで。
 結果、はずむは傷心のまま一人鹿縞山に登り、災難にあってしま
ったんだってのは事実で・・・。
 ずぅっっと、気に病んでて、いつか言おうと思ってたことを、お
かしなタイミングで切り出してしまった。
「お前が女になっちまったこと」
 あゆきに言わせると、はずむの現在と未来を決めてしまった分岐
点だったそうだ。
「俺がいらん事言ったせいだと、思ってる」
 ああ、最低な俺。こんなことまで言い出してしまった。
 空気が凝縮する。なのに空気が冷える。
 俺達の、画面上での動きは止まり、二人のキャラはそれぞれ待機
運動のみになっている。
「ち、ちが・・・そん、そんな事ないって」
 はずむは、本当に泣きそうな顔で俺の方を向いてる。俺は情けな
い事にその視線を受け止めることが出来ず、画面から目を切れない。
 ああ、うしろめたさで一杯だ。
「僕、後悔してないし、今は友達になれて、えと、えと、・・・す、好
きだって言ってもらえたし!明日太に言われなかったら告白できない
ままで!そしたら、今もきっかけも無いままで・・・友達にも、なれな
かったと思う・・・」
 俯き加減になるはずむ。俺はようやくはずむの方を向く事が出来
た。
「今は、女のコになってよかったなァって」
 ちろりを舌出してはにかむ。
466『男の友情って?PART3』(11):2006/02/26(日) 12:55:01 ID:O7m537LX
 ベランダから差し込む光は、すっかり緋色に変わっていた。
 ・・・意外な、意外な反応だった。
 本心か、それ?
 さっき、女のコ扱いされるの、嫌だって言ってたじゃないか。
 どっちなんだよ?どっちが本当のはずむだったんだ?
 湧き上がる苛立ち。
 俺の横の少女は、俺の親友だった時間を否定しようとしているのか?
 残忍な考えが過ぎる。それは立ち去らず、俺を染めていく。
「・・・そう、 なのか」
 茫然とつぶやく俺の声が遠くで聞こえる。
「・・・うん。誤解しないで欲しいんだけど、やす菜ちゃん、男の人と
は、えぇと、難しかったみたいでさ・・・」
 訳分かんね。
 なんだ、そりゃ?
 俺は、はずむに対する、制御不能な敵意に支配されつつあった。
「女のコの僕がいいみたい」
 歯止めが消えた。
「良かったな、やす菜との事。マジで好きなんだな・・・はずむは」
 しみじみと感慨深げな俺の言葉に、はずむは微妙に焦りだす。
「や、やだな!明日太、そんな・・・、もうっ!!変なシリアスは止め
ようよ〜!」
「もう今は、うまくいってんのか?」
 はずむは頭を掻きながら、照れ照れな感じで悶えている。
「実はさ!・・・・・・えっと、実はね、やす菜ちゃんもホントは僕の事、
前から好きだったんだって。あの時は怖くてダメって言っちゃたん
だって。・・・だからさ、僕が女の子の事、全然分かってなかったのが、
いけなかったんだよねぇ〜〜」
 男だったはずむは、どこ行った?
 ダメだ。もう残酷な気持ちを抑えきれない。
 地獄へ落ちろ、俺。
 飄々と切り出す。
467『男の友情って?PART3』(12):2006/02/26(日) 12:56:04 ID:O7m537LX
「俺の方の、話なんだけどな・・・」
「うん!うん!」
 わくわくと身を乗り出し、俺の純情に耳を傾けるはずむ。
「俺、ホントの事言うと、とまりが好きなんだ」
 はずむが、きょとんと、次に息を呑み込み、顔を上げる。目を見
開く。
 突然すぎるサプライズ。動揺。あせり。信じられない一言を、聞
いてしい許容できないでいる表情。みるみる翳っていく陽光。瞳。
「とまりに言おうか言うまいか、迷ってる」
 淡々と口にする俺。
 見つめるはずむの目に、暗い光が灯る。マイナスの感情。
 怒りと。恨みと。…妬みと。
 自分の感情の種類を掴めず、湧き上がってくる俺への悪意すら理
解出来ず、こころをもみくちゃにされて、ぽつんと座り込んでる女
のコがいる。
 それが、今のはずむだった。
「ほんと・・・?告白、しちゃう、の・・・?」
 搾り出すような、絶望を覗かせる声。
「はずむは、反対しないのか?あゆきみたいに、さ。ふられちまっ
たら友達にすらなれなくなるかもって」
 目が泳ぐ。左右に流れる。
 口元を掻く。いつもの癖だ。
 返事は、・・・・・・無い。
 逃避。ごまかし。
468『男の友情って?PART3』(13):2006/02/26(日) 12:56:50 ID:O7m537LX
 俺は、正座してるはずむの膝元へ視線を落とし、しんみりと話し
出す。
「・・・でもさ、とまりって俺にキツイとこ、無ぇか?」
「え・・・、あ、あ、そ、そうかな・・・。そうかもね・・・・・・」
 思い当たるよな。
「あいつの陸上部の脚で、アタマ、蹴ったりされんのって、すげぇ
痛くてよ・・・?」
「あ、あ、そう?・・・あれって思いっきりだったりするんだ?」
 見てて分かんねえかよ
「そのうえさ、ちょっとはずむにバカやったら、変質者とかケダモ
ノとか、色々とキツイ事、胸を抉るような口調で言うじゃないか・・・」
「あ、そうだよね。うん。結構・・・。」
 お前がフォロー入れないからだろっ!?
「今日だって、皆んなを煽って俺がはずむと遊ぶの止めさせようと
したりとかさ、どう思った?」
 少し、こいつにも向けてみる。
「・・・うん、あれは・・・何でかよく分かんないけど、嫌な感じだった」
 はずむも、うつむく。
「とまりちゃん、明日太にきついよ・・・ね」
 何か、俺に同情しつつあるのか?
「俺、頑張ってみてもいいのかな?」
 俺に見据えられ、はずむが身を反らすようによじり、右手を床に
ついた。
「実はとまりは俺の事、気になっててさ、お前に構う俺にジェラっ
てるって事・・・、ねえかな?」
 はずむが、分かる程ビクッと身動きする。動揺、したのか?
「え、と・・・え・・・と、そ、そんなの、どう、かな・・・あるの・・・かな」
 そんな事も有り得ると、はずむは考えてるのかよ。
 あ・り・え・ね・え・よ・ば・か・や・ろ!
 俺は話を進める。
469『男の友情って?PART3』(14):2006/02/26(日) 12:57:39 ID:O7m537LX
「俺ととまりがダメになったら、はずむはどうする?とまりと俺が
一緒にいられなくなっても、親友でいてくれるか?」
「え・・・」
 ふと、差し出される手。
「とまりが、他に好きな奴がいるからって俺を振ってさ、気まずく
なって、お前らの輪から爪弾きになってもさ・・・」
 俺は嫌だぞ、そんなの。
「一緒に、メシとか、行ってくれるか?・・・はずむ」
「うんっ!!も、もちろんだよ!!ずっとずっと親友だって!!食
べ放題弐千円コースで慰めてあげる!!一緒に行こうねっ!!」
 驚くほど明朗快活な返事だ。目をぱちくりさせて、俺への負の感
情を消し飛ばしている。
 玉砕エンドを、既定路線に据えちまいやがってさ。
 俺を止められないというはずむの心境が分からないが・・・。
 参っちまうよな。
 バカには参る。とことん参っちまう。
 神妙な表情を作ったままのはずむの顔に、、俺は息が届くまで接
近する。
 はずむは凍ったように、俺が何を切り出すつもりか待ち構えてい
る。
 唐突に、はずむの鼻っ柱を人差し指で弾いてやる。指がもげる程、
思いっきり、だ。
 はずむはあまりの事に悲鳴を喉につまらせ、鼻を両手で押さえな
がら後ろに引っくり返った。
 顔を真っ赤にして俺を指て差して、あぅあぅ〜と涙目で唸ってる。
 脚が、すらりとMの字を描いてる。真っ白な内腿まで。
 今度こそ、スカートの中は丸見えになってしまっている。白地に
水色の横ストライプが、なだらかなで微妙なふくらみや曲線をなぞ
っ包んでて…。
 瞬きも、呼吸も止まる。
 俺がはずむから視線を外す事ができたのは意志の力、ではなくて、
オートプログラムかなんかだったようだ。
 俺は、はずむの瞳だけを覗き込んで、思いっきり小馬鹿にした様
に言ってやる。 
470『男の友情って?PART3』(15):2006/02/26(日) 12:59:15 ID:O7m537LX
「ばぁ〜〜〜か!冗〜談!俺がとまりをそんな風に見てるわけねー
だろーが!」
 はずむは、鼻を押さえたまま、目を白黒させている。どこからど
こまでの話が冗談なのか理解出来てないみたいだ。
「はずむ、お前、とまりのこと、好きなんだよな・・・ずっと,さ」
 当り前の話。俺はずっとそう思ってたんだ。なのに何でやす菜?
 だから、俺はなんかムカついて。とまりが可哀想だったし、ふら
れちまえば、とまりがお前を慰めて、そんでもって雨降って地固ま
るってやつにって・・・。なんとなく、軽く思ってた。
 後悔してる。色んな意味で。
 はずむが女のコになっちまった事。
 女を受け入れちまってる事。
 やす菜が、女のはずむを進んで受け入れてる事。
 こんな想定外、俺のせいだなんていう奴はあゆきぐらいだ。
 いや、あゆきだって、本気で俺を責めてる訳じゃない。
 はずむがとびきりかわいい女のコになってしまった事を、俺達の
誰もが受け入れてる筈、ないだろうよ。
 なのに何で、こっちが戸惑うほど女のコ女のコし出したお前に、
やす菜がラブになってOK出しちまうんだ?
「…うん。好きだよ・・・とまりちゃんの事」
「とまりが他の男とラブラブになって、いいと?」
「・・・いいわけ、ない・・・よ」
 半泣きのはずむ。今にも涙がぽろりとこぼれそうだった。
 別にいじめて楽しい訳じゃないんだが、女のコのはずむは、虐め
てオーラがバージョンアップしてる。
 これは『気になる女のコをいじめてしまう』症候群かも知れない。
 長引くと、俺の方がヤバイところに足を取られて戻れなりそうだ。
「とまりが、他の男とやっちゃっても、いいと?」
 でも、止まらなかった。
「いいわけないだろっっ!!明日太ぁ〜っ!ヘンな事ばっかり言う
なあぁ〜〜っっ!!」
 見たことないくらい、顔を歪ませた涙顔。
 はずむが俺に飛び掛る。
471『男の友情って?PART3』(16):2006/02/26(日) 13:00:17 ID:O7m537LX
 握り締めたこぶしが、ぼかぼかと俺の頭や肩や胸を殴りつける。
「ばかばかばかばかばかばかっっっ!!!明日太のばかっっ!なん
でそんなひどいこと言うんだよ〜〜〜っっ!」
 泣いてる。
 俺が、泣かした。
 ひとしきりの爆発の後、はずむは俺の胸に顔をうずめ、身体を預
けてきた。
 胸に顔を押し当て、しゃくり上げている。
 ランニングが、濡れて熱い。
 はずむの吐息が、熱い。 
「うそだよ…、女のコになってよかったなんて」
 はずむが、うめく。
「いいわけ、ない……。ずっと男でいて、男として女のコを好きに
なって。ふられても、女のコに好きになってもらえる男になろうっ
て思って…!!」
 はずむが、叫ぶ。
「僕、男でいたかったよっ!!当たり前じゃないかっ!!なのに!」
 はずむが、弾ける。
「みんな、女のコの僕をすんなり受け入れてくれてさ!?初めから
ずっと女のコだったみたいに受け入れてくれてさ!?女のコの僕の
方がいいみたいでさ!?」
 俺を見上げて、はずむは慟哭する。
「男だった僕は、いらなかったみたいにぃ〜〜〜っっっ!!」
 はずむは、両手で俺のランニングの胸を力一杯握り締め、揺さぶる。
 バカは俺の方だった。
 とてつもない、途方もないバカだ。
 親友って言葉に酔っていただけで、俺は親友を見ていなかった。
 自分が寂しくて、僻んでて、こいつの側から離れてしまっていた。
472『男の友情って?PART3』(17):2006/02/26(日) 13:01:09 ID:O7m537LX
 はずむは、確かに男だった。
 昔から男臭さは全くないやつだけど、男気のあるやつだった。
 自分より身内が大事なやつだった。
 もし怪我しても、黙って自分で舐めて治して、ケロッとしてる。
 自分が泥かぶっても気にしていない笑顔が、俺は好きで…、いつ
も一緒にバカやって笑い合っていられる俺が誇らしかった。
 だのに。
 今、はずむは傷ついて、縮こまって、涙に濡れた顔で俺を責めて
いる。ゆがんだ眉で、引き攣れた唇で、俺を責め立ててる。
 俺ははずむの小さな頭をそっと抱いてしまう。
「解ってやれなかった……すまん」
 ひくりと、はずむは揺れ、そして急速に静まっていく。
 やわらかな髪を掌に感じる。俺の体温とはずむの体温がその間で
別の意味を作り出す。
 はずむの笑顔を失いたくない。
 変わらないはずむと、俺の時間を重ね合わせていたかった。
「俺って、ダメなやつだ。はずむが俺から離れてどっか行っちまっ
たみたいに思ってさ。親友なんて口先だけで、とまりややす菜に気
ィ遣ってるみたいなつもりで、お前をひとりにしてた」
 はずむは、涙を一杯に溜めた瞳を俺に向け、ふるふると顔を振っ
た。
「俺はお前と過ごした男同士の事を、絶対、忘れない。お前がこの
先、本当の女のコになってしまっても、俺は、男としての大佛はず
むが俺に教えてくれた事、忘れないぜ。今の俺じゃ出来ない事を、
いつか自然と出来る男になるために。はずむみたいに、な?」
 俺の見つめる先で、ぽろりとこぼれ落ちる光の珠。夕焼けが最後
のきらめきで輝かせる。
 俺とはずむの視線が溶け合っていく。
 黄昏が夕闇へ変わっていくのを漠然と感じながら、俺たちの時間
が流れていく。
473『男の友情って?PART3』(18):2006/02/26(日) 13:02:01 ID:O7m537LX
 部屋はすでにブラウン管の光を間接照明にして、蒼白く染まって
いる。
 ほの白いはずむの頬に、涙の流れ落ちた後が照らし出されていた。
 俺は両手ではずむの頬を包み、親指の腹で目じりの雫をそっと拭
う。
 はずむの存在が、ただ、愛おしく。
 俺に身を預け、心を開いてしまったはずむが、たまらなく愛おし
くて、再び、その顔を胸にかき擁いてしまう。
 はずむは俺の背中に腕を回し、力をこめてくれる。
 このまま、じっとはずむを感じていたかった。
 はずむとひとつの身体になってしまいたいと念じていた。
 止まったような時間が流れ、はずむが小さな声でゆっくりと呟く。
「僕、女の子にならなきゃいけないのかな……」
「どうだろうな…」
 俺の、俺じゃないみたいな優しい声が遠くで聞こえる。
「もう、自分の中に男だった自分がだんだん無くなっていくような
気がするんだ。これが、さ、すっかりなくなってしまったら今の僕
はどこに行っちゃうんだろうね。怖いよ…、明日太」
 頭をぎゅっと俺に押し付ける。その華奢でしなやかで、柔らかな
身体は初めて知る香りをまとっていて、俺を酔わせるみたいだった。
 俺は夢の中であえぐように、苦悶する。
 このはかない身体を、抱きしめてしまってもいいんだろうか。
 何か大切なものを破り捨てようとしているんじゃないか?
 もう、これまでの俺たちが消えてしまうんじゃないか?
 俺はゆっくり力を抜き、手を離し、はずむの肩に手を添えた。
 二人の時間を巻き戻そうと俺が心を決めかけた時、はずむが、呼
びかけた。
「明日太…」
474『男の友情って?PART3』(19):2006/02/26(日) 13:03:48 ID:O7m537LX
 俺は、動けなくなった。
 俺の手はすんでのところで金縛りに合い、止ってしまった。
「明日太のドキドキが聞こえる」
 はずむが俯いたまま呟く。
「僕も、明日太に合わせたみたいにドキドキしてる」
「そ、か・・・」
 初めて、自分の鼓動に気付く。
 そして、はずむが預けてくる重さとぬくもりに気付く。
「明日太、いい匂いがする」
 はずむが息を吸い込むのが分かる。
「何言ってんだ・・・、汗臭いのに、止めてくれ・・・」
 恥ずかしくて赤くなった自分が分かる。鼓動が高まる。
「ううん・・・。そんな事ない。明日太の匂いかいでるとさ、すぅっと
落ち着いてくもん・・・」
 はずむが、背中に回した腕に力を込めていく。頬を一層うずめる。
 痛いくらいの力で俺を抱きしめながら、はずむは言った。
「明日太、僕の事、ホントの女のコにして欲しい・・・」
 夜霧のように囁く言葉は、俺を焼き尽くす劫火・・・。
「俺じゃ、いけない・・・だろ?」
 自分のための、最後の抗い。
 はずむは、顔をふる。
「男のコだった僕を卒業させてくれるひと、明日太だけだよ・・・?」
 はにかんだ微笑。
「僕を女のコにして・・・あすた・・・」
 もう、戻れなくていいんだな、はずむ。
 俺たちのいた頃に。
 俺は怖いんだ。俺の中のはずむまで変わっちまいそうで。
「僕、怖いよ。いつか女のコにされちゃうの、すごく怖い・・・」
 俺にしがみつくように、小さく身震いするはずむ。
「でも、明日太なら、僕を優しく女のコに変えてくれるよね・・・?」
 はずむの言葉は魔法のように俺の鎖を解いていく。
 大切なかけがえのないもの。
 俺の護っていきたいもの。
 それは、俺がずっと大好きだった大佛はずむというひと。
 こんな、言葉では足りないがはがゆい。
「はずむ。本当に、好きだぜ」
 抱きしめ合う。
 ひとつの身体になってしまえばいい。
 苦悩も悲しみも喜びも一緒に感じたいんだ。
 それぞれの時が溶け合い、二人の時間はひとつになっていった。
475131:2006/02/26(日) 13:05:53 ID:O7m537LX
長くなってしまいました。
ようやくフラグが立ったんで、次回から明日太×はずむのエロを投下です。
476名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 13:09:27 ID:9roF8I9M
>>475
GJです!
原作のままだとエロに持っていくのは難しいかなと思っていたので、こういう
明日太心の葛藤があるというのはとてもいいと思います。
次も楽しみにしてます〜
しかし、ほぼリアルタイムで読めたのですごいドキドキした…^^
477名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 15:37:14 ID:gLF3a8L+
難しいことに挑戦しているというのはよくわかるなー
シチュ妄想の域にとどまらず、はずむの心も描いていこうとしてるし。
特に「女の子三人の物語」にするため原作が省いている部分の心理。
こういうのもありだなぁと思うよ。しかし暴走しない明日太はカコイイなw
478名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 15:43:27 ID:I0Ji1M4h
>>475
後半の展開にドキドキしてしまいました。
元男の子の美少女にこんなこと言われたらと想像すると頭おかしくなりそうですw
479名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 20:49:46 ID:72/yLkp2
後半はまさに神の領域だったと思う。
はずむの台詞が、脳内で音声変換されて、正直悶えました。
この後の展開、身震いするほど期待します。


480名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 21:26:14 ID:VrRBa2bZ
神様!!GodJob!!!
脳内にアニメシアターが出来ました
481名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 00:05:13 ID:FPSiDKCI
>>475
心理描写テラウマスギ
感服
482名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 00:58:51 ID:MDO1tt6y
>>475
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まったく、貴方って人は神すぎて困るぜ
483名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 01:55:00 ID:gMdGUeTo
>>475
素晴らしい。とても、素晴らしい。
つづき期待します。
484名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 07:16:06 ID:H1Pq4PGU
原作で欠け落ちている、女にされてしまった事への葛藤が
きっちり描かれてるのがすごくすごく良いです。
…それにしても、はずむの台詞が神すぎますねー
485名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 09:31:37 ID:7bfqq3YT
今やっと最初から全部読み終えた者です。
いくつか作品がありましたが、本当のアニメであってもおかしくないストーリーの数々でした。
やっぱり職人さんは凄いですね!何か天性をを感じます。
>>475も前半なんてアニメの展開でありそうですもんね。
すごいですその一言しか出てきません
486名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:39:16 ID:arbABlE+
明日太×はずむのエロ無しってゴミだな
487名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 21:21:58 ID:/qVfTU9x
「あすた…、僕を女のコにして…」
なんて可愛いやらしいんだオイ
3巻読んだ俺を癒してくださるよ
488名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 21:56:30 ID:7bfqq3YT
>>486
ゴミとか言うんだったらテメー書けるのか!
書き手に失礼だろが!
489名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:08:13 ID:kJ+KOseE
>>488
荒らしには反応しちゃ駄目。スルー推奨。
490名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 23:33:47 ID:It3MrDnY
コミック買おうと思うんだが、どんな感じ?
アニメ版との違いなどは?
491名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 00:22:51 ID:U3dYgHMO
マジレスすると、欝展開。
最終巻でるまで7、8ヶ月待てるなら、待て。
492名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 00:23:19 ID:v1YRhHha
>>490
浮き乳首
493名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 11:52:19 ID:D9OpMWjT
>>491
鬱展か?
俺はなんかはずむきゅんがんばれな感じでぐっときたけど

何にしても4巻早く読みてえ
494名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 15:28:34 ID:XqHBIxfK
三巻のはずむ、イケメンっぽいな
495名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 20:24:39 ID:MyXVkfSK
たしかになんか絵柄が変わった気がした
496名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 02:54:31 ID:pvaR0Hwj
男のはずむ×とまりってあり?
497名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 03:03:50 ID:Aaf9Ofr7
>>496
もちろん、有りだと思う。
職人さんでしたらぜひ、書いてくださいな。
498名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 04:57:46 ID:xnfRclbF
中学2年の暑い夏の日、ぼくはとまりちゃんに神社に呼び出された
「なあはずむ、エッチしてみないか?」
「エェー」
499名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 05:44:32 ID:60vUQrDd
軽いなっ!
500名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 08:34:50 ID:0IrvGDjP
とまりのえっち
501496:2006/03/01(水) 08:47:15 ID:TcRx4aA3
了解した
まあ期待しないで待っててくれ
502名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 14:41:51 ID:LqBceVUk
振られたはずむは慰めるとまり(*´Д`)ハァハァ
503名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 19:36:03 ID:WDoA9h+W
>>502
いいのか?
そしたらはずむが女の子にならないんだぜ?
504496:2006/03/01(水) 22:37:04 ID:TcRx4aA3
とりあえず思い付いたシチュエーションは,
満員電車の中,はずむの膨れ上がった息子をとまりが手コキで慰めてあげる
……という感じなんだけど,これは昔見た某SSのパクリ。
某SSの作家さん,ごめんなさい。

あとはどんなシチュエーションかは未定だけど,とまりの処女喪失とフェラ。
この3つは書くつもり。
あと>>502のシチュエーションとか良いかも,と思ってる。
お望みのシチュエーションあったら言って欲しい。
望み通りの物を作るという保証は無いが。

完成次第すぐに投下する……といっても,今非常に忙しく,2週間後くらいになってしまうと思う。

くどいようだが,期待しないで欲しい。
なにせ初SSで全く自信がない。
505名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:13:20 ID:TcRx4aA3
>>387の続きが携帯からだと見れない……orz
506名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:31:20 ID:Aaf9Ofr7
満員電車(orバス)ではずむが集団痴漢(セクロスあり)を受けるSSキボンヌ
507名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 00:01:44 ID:kz50Dily
>>504
おまいさん、初めてなくせに何故そんなにハードルを上げようとするw
初書きの人間には正直誰も期待しないだろうから、おまいさんの好きに書いた方がいいよ。
その方が身のため世のため人のため。言い方がきついかも知れんけど。
508名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 01:59:47 ID:uCBj1iSV
あゆきは視姦の女王様だな。
視線ではずむを犯すあゆき話キボンですわ。
509名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 04:22:45 ID:FrG21+Mv
>>507
世のためかはわからんが、まあ確かに2週間後に、とか
締め切り設けるようなことする必要は無い罠

あくまで自己表現なんだから自分のペースでやればいいさ
ガンガレ
510名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 07:12:50 ID:loDHbCm1
とまりで告白の練習するはずむはどうだい?
「やす菜ちゃん、ぼく実は君のことが!」
「おいおい練習だからってやす菜はないだろ、あたしの名前で告白してみなよ」
「え?う、うん、とまりちゃん、実は僕前からとまりちゃんのことが好きだったんだ!」
「あたしもだぜはずむぅ〜!」
「アレェー」
511名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 07:48:29 ID:FrG21+Mv
やっぱり反応が薄っぺらいはずむにワロタ
512名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:25:39 ID:vwWehjmp
グロ系ってアリ?
やすなに薬漬けにされたはずむの話
見て吐いても責任とれないから見る時は自己責任で。

まだ書いて無いけどね
513名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:33:50 ID:hbZyR0Vl
>>512
個人的には苦手だけど、好きな人もいるかもしれないから投下する際には、
何らかの警告をしてもらえると嬉しい。
514名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 20:53:10 ID:IUdiUhZu
俺は虫、触手以外なら何でもこいだ
はずむの手足が取れようが、宇宙に解剖されようが、あゆきの標本になろうが

まぁ、注意を促してから投下すればいいと思う
515名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:36:22 ID:iXM8qP4J
話がエグイとかならまだしも、解体とか腑分けみたいなのは、さすがにちょっと。
五体満足なエロをお願いします
516名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:43:42 ID:/MpqwCXY
解体とかはなぁ。
まだ触手とかのほうがいいな。
517名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:46:06 ID:6JvYoGlM
書きたいならどうぞとしか言えないけど、需要はかなり少ないような……
個人的には、ソフトSMみたいなのを希望。はずむキュンを羞恥責めとか。
518名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 22:10:19 ID:zdeORy9Z
>512
苦手だけど、とりあえず読むとは思うよ。でも、皆さんに警告は忘れぬよう。
519名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 22:10:23 ID:QB4P2TLe
需要って言ってもこのスレ、職人さんも含めて1クラス分の住人も居なそうですけどね…。
520名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 22:26:45 ID:6JvYoGlM
>>519
他のスレに比べりゃかなり人はいる方だと思うけど。
レスが週一な場所なんて、この板には溢れてるしな。
521名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:31:21 ID:UoN3OAQU
とりあえず書けた。



グロいので苦手な人はスルーしてください。
あと,興味本位で覗くのもやめてください。
興味本位で覗いて気分悪くしても責任取れませんよ。


522名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:32:03 ID:UoN3OAQU
地下室から狂ったかのような呻き声が漏れている………
「そろそろ時間かな…?」
台所に立っていたやす菜は地下室に向かった。
地下室に入って瞬間,とてつもない異臭が鼻を刺した。
トイレに行けないため漏らし垂れ流された排泄物,風呂に入れないため流す事の
できない汗,その他生理の血など体から出た様々なものがまざった匂いだ。
「や……やす菜ちゃん………」
そこには地下室の壁と頑丈な鎖に繋がれた全裸の少女,はずむの姿があった。
はずむの体は昔のふっくらとした体の面影も無いほど激しく痩せ細っていた。
「早く……早く……ちょうだい」
はずむはやす菜が手に持っている注射器を求めていた。
しかし鎖のせいで注射器には手が届かない。
「まだダメよ。」
「いいから!!早く!!」
普段の温厚なはずむの姿はどこにもなかった。
そこにはただ薬を求めて怒鳴り散らす獣がいるだけだ。
「その前に部屋を掃除しなさい。
こんなに汚れた部屋になんて入りたくないわ。」
やす菜は雑巾を渡した。
「………」
鎖に繋がれているとはいえ,ある程度の自由は利く。
はずむは言われるがままに床をふき始めた。

523名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:33:34 ID:UoN3OAQU
どうしてこんなことするの?」
はずむは聞いた。
「それははずむ君が好きだから。
……どこにも行って欲しくない。
ずっと私のそばにいて欲しいから。」
やす菜の心に嘘などなかった。
ただ単にはずむを愛していたいだけ。
「そんな……もう嫌だよ。
……どこにもいかないから……もう許して……」
「ダメ。はずむ君はずっとここにいなきゃいけないの。
だって私の……私だけのお人形だもの。
それに私がいなかったら……薬が無かったら生きていけないくせに。」
はずむは何も言い返せなかった。
事実,薬漬けにされたはずむは薬を与えてくれるやす菜無しでは生きて行けない

健全なはずむが薬を入手する方法を知るはずがない。
涙を流しながらはずむは掃除が済んだ事を報告した。
「終わったよ……」
「すごく綺麗になったわね。よろしい!」
やす菜はおどけて言った。
「ご褒美に今日ははずむ君の好きなハンバーグよ。
それが済んだら薬の時間ね。」
はずむは目を輝かせた。
いつもはフェルマータのエサや雑草,酷い時はゴキブリ取りに入っていたゴキブ
リややす菜の排泄物など到底人間の食べ物とは思えないものだった為,はずむは
大喜びだった。
一口,口に含んだ。
ジューシーな肉汁,甘い玉葱の香り,少し辛いがまろやかなソース……はずむは
薬の事を忘れるほど大きな安堵感に包まれた。
しかし,何か嫌な予感がする。
当然だろう。
今まで食していた物がアレだ。
はずむは聞いてみた。
524名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:34:16 ID:UoN3OAQU
「これ,おいしいね。何の肉なの?」
「来栖さんよ。」
……いくらなんでも冗談だろう。
冗談だと信じたかった。
冗談であって欲しかった。
「そんな,言っていい冗談と悪い冗談が……」
しかし運命は残酷だった。
「冗談?何言ってるの?本当よ。
ほら,コレ。」
やす菜は蓋の被った皿の蓋を外した。
そこには紛れも無く来栖とまり本人の首から上があった。
「ウウッ,ゲエエェェ!!」
はずむは嘔吐し,ハンバーグを全て戻した。
「私のハンバーグが食べれないって言うの?」
「当たり前だよ!ウウッ……」
更に激しく嘔吐した。
しかし何も出ない。胃液も尽きたのだろうか。
「なら,薬はあげられないわね。」
「わ……わかった!食べる……食べるから!!」
はずむは激しい嘔吐感に見舞われながらも必死にハンバーグを完食した。
「よく出来ました。ではご褒美のお薬よ。」
その瞬間,はずむの体を快感が駆け巡り,少しだけ罪悪感から逃れる事ができた

「じゃあ,明日の朝また来るわ。おやすみなさい。」
そう言い残しやす菜は引き上げて言った。


525名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:35:49 ID:UoN3OAQU
そして次の日
「おはよう。はずむ君。朝ご飯は来栖さんの………あら?」
はずむはぐったりとうなだれ,微動だにしなかった。
「はずむ君?」
声を掛けても反応は無かった。
その時やす菜ははずむの口から血が滴り落ちているのに気付いた。
舌を噛み千切って自ら命を絶ったのだろう。
唯一無二の幼馴染みの死が相当堪えたようだ。
それに地下牢から永遠に出られない薬漬けの身だ。
生きている意味など全く無い。

「死んじゃったのね……」
やす菜は少し残念そうな顔をが,すぐ笑みを浮かべた。
「まあいいわ。ずっと一緒にいられる事には変わりないもの。」

やす菜ははずむの体が腐らないような処置を施した。

「はずむ君,この服なんてどう?」
「ご飯食べなきゃダメじゃない!」
「はずむ君……大好きよ」

そして彼女は人形遊びを続ける……
愛しい人そっくりの人形を使って……
526名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:36:31 ID:UoN3OAQU
いかがでしたか?
……って非難の嵐になりそうなのは承知の上です。

気分を害した方,申し訳ありません
527名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:42:37 ID:MJdL6Pl2
わーお、こりゃすげえ…
こういうので興奮する人もいるんだよな、世界は広い。
528名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:45:13 ID:RSrBz+h4
ここはエロパロだ、この野郎
529名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:46:11 ID:60pa7jBM
とまり・・・(´;ω;`)ウッ
530名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:57:12 ID:L3TuYLo7
できればコテハンにするかタイトルでも名前欄に入れて欲しかった
間違えてちょっと読んじゃったよorz
531名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:01:04 ID:vwWehjmp
>>529>>530
本当に申し訳無いことをした。
すみません。
532名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:02:45 ID:XENEjDHX
とまりカワイソス。それはヒドス。
だが壊れたやす菜ちょっといいとか思っちまった…。
性奴隷ならもっとよかったのに。
533名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:03:12 ID:d3jnwulb
まぁ、グロ書く人は珍しいからこういうの好きな人のためにこれからも頑張ってくれ
できれば今度からはコテつけてね
534名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:17:55 ID:bcZggg15
良かった……。もっとヤバいの予想してたからまだ大丈夫だったよ。
てっきり、吐いたものをもう一度食えとか、生首でにゃんにゃんするとか、
腹かっ裂いて内蔵をアレコレするのかと思い込んでました。

おえっぷ
535名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:25:56 ID:BKzmUHHs
また変な荒らしが来たもんだな
536名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:28:10 ID:KW3WXrAv
正直,初投稿でこんなグロを書くなんて思ってもみなかった。
ふと思い付いたんで気の向くままにペンを走らせた。
少しエロを入れないとこのスレにふさわしくないか,と思ったが,エロを入れたらグダグダになったので割愛した。


ちなみに漏れは本当はとまり×男はずむを書こうとした>>469だったりする。
とまり×男はずむの時はグロにしないから安心してくれ。

ちなみにもうグロは懲りたから書かないと思う。
537名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:31:14 ID:KW3WXrAv
アンカーミス
>>469じゃなくて>>496スマソ
538名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:03:14 ID:T2UKeTWU
まぁ、漏れ的にはとまりたんのお料理まで過程が見たかったがな
って、スマソ。猟奇スレ逝ってくる

(でもさ、エロさはどこにあるんだい?)
539名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:46:19 ID:eCSUdArg
ここはいつから猟奇スレになったんだ?
540名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:49:10 ID:KW3WXrAv
だからエロ入れようとしたけど上手くいかなかったんだって。
本当にスマソ
541名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:51:52 ID:E30ZXj92
そういえば、エロ分が少なかったというか無かったね…
542名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:58:41 ID:KW3WXrAv
最初にはずむは全裸と書いたけどこれじゃ

ダメカナ?
543名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 02:51:19 ID:E30ZXj92
もう一度読み返してみたけど、別に全裸である必要性が無いような気がする。
もう薬で駄目になっちゃってるわけだから羞恥心も殆ど無いだろうし。
むしろ薬漬けにせずにいろいろな道具を使って辱めたりする方が全裸にする
必要性が出てくるような気がします。
気を悪くされたらすみません…
次はぜひほのぼのをよろ〜(´ー`)y─┛~~
544名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 03:26:24 ID:KW3WXrAv
律義にレスありがとうございます。
個人的には最初に
「ダメダヨ♪」って行って欲しかったなぁと思ったり。

本当ははずむはやす菜に軽く弄られるつもりだったので全裸ってことにしたのですが失敗。

最後にもう猟奇は書きません。
書いてる私が参りそうでしたので。
545名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 03:36:24 ID:pD7gYKXO
よーしじゃあ俺とまりを発泡スチロール箱に詰めてはずむくんに送っちゃうぞー
546名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 03:39:11 ID:gBXBMx9A
はずむきゅんの両手足ぶったぎって
ポカリスエットにつけて生かしたまま郵送しちゃうぞw
547名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 03:42:44 ID:SlkDY0Co
えーいやめいww
548名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 04:34:28 ID:ssLpgMwk
ID:KW3WXrAvが猟奇大好きなのは解った
549名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 07:30:51 ID:MBR6KCDq
かしましSSスレはここだけだから、エロなしの投下自体は構わないと思う。
かしましのSSである意味があれば、だけどな
550名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 07:41:25 ID:KW3WXrAv
保管庫の管理人さんへ

私が書いたあの猟奇ssも保管庫に入るのだろうか?
エロパロスレなのに非エロだったり,需要もあるとは思えない。
だから特に要望が無い限り保管するのはやめて欲しいと思ってるのだが……
551名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 09:45:48 ID:yepm00GG
>>550
猟奇物って注意書きがあればいいんじゃないか?
非エロだろうがかしましのSSってことには代わりないんだし
552名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 11:22:27 ID:11mWFg5S
需要の有る無しに関わらず、あんまり自分の作品を卑下するのは良くないよ。
発表した以上、ある程度の自信を持たないと。
553名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 12:38:56 ID:T2UKeTWU
エロパロ板は供給がないと始まらないからな
554名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 12:48:20 ID:0G//Iyt9
>>546
それなんて多重人格探偵サイコ?
555保管庫”管理”人:2006/03/03(金) 13:20:14 ID:fawe/KGa
>>550
了解しました。
556名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 14:59:17 ID:F+xNnGEs
ふぉ('A`)
557名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 15:02:13 ID:iLv6m/k1
こn


558名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 15:20:39 ID:F+xNnGEs
ヒマだから何か書いてみようと思います。携帯だし初めてなので、話短かったり、つまらなかったりしたらごめんなさい。
明日の夜には投下したいと思います・・・・
559はーやっぱSS難しいわ:2006/03/03(金) 15:30:31 ID:X2KSlKUa
ある日俺は、クラスメイトの山田にはずむが呼んでるからと、
普段は誰もこない校舎の一番隅のトイレに連れてこられた。
「おい山田、ほんとにこんなところにはずむが来いって言ったのか?」
「いいからここに入って見ろって」
そう言って山田が男子トイレのドアを開けると、そこにははずむがいた。
見たこともない男子生徒に抱きつかれて腰を振られているはずむが。
「あ、山田くん、明日太呼んできてくれたんだね」
「はずむ!お前何やってんだ!」
「えー?なにってせっくすだよ?見てわからないの?」
「そうじゃなくて、何でそんなことしてんだよ!」
「だってせっくすってとっても気持ちいいんだよ?
 明日太はしたことないから知らないよね、だから教えてあげたくて山田くんに呼んできてもらったんだ」
俺ははずむが何を言っているのかさっぱり分からなかった。
呆然としている俺の前で、先程からはずむに覆いかぶさって腰を振っていた男が
突如ビクンビクンと痙攣しだした、どうやら射精してしまったようだ。
「あ、いっちゃった?きもちよかった?ふふ」
「お、おい!中に出したら子供が!」
「大丈夫だよ、ちゃんとコンドームしてもらってるから、ねー?じゃあ一万円だよ、またきてね」
腰を振っていた男ははずむに金を渡すと、
ズボンをはきながら俺とは目を合わさないようにしてそそくさとトイレを出て行った。
560心理描写なんてわかんねーっての:2006/03/03(金) 15:31:22 ID:X2KSlKUa
「お前、金のためにこんなことしてるのか?」
「え?違うよ、さっきも言ったでしょ、気持ちいいからだよ、
 でもお金もらえるんならもらっておこうかなって、つぎ山田くんの番だよ」
ギンギンに勃起させたちんぽにコンドームをかぶせた山田がはずむに迫るが
目の前であまりに衝撃的な出来事がおきているため、俺は体を動かすことが出来なかった。
「ねえはずむちゃん、これ履いてみてくれない?」
「あ、かわいいぱんつだね、いいよ、でもはずむちゃんはやめてね」
「ああ、ごめんよはずむくん」
山田に渡された水色の横縞パンティに足を通すはずむ、
ああ、かわいい、何でこんなにかわいいはずむが売春なんてやってんだ。
「どう?似合う?」
「うん、かわいいよ、じゃあ入れるね」
前戯も無しにパンティの脇から自分のモノを挿入する山田、
先程まで別の男を咥え込んでいたはずむのそこは、安々と山田を受け入れてしまった。
「あんっ、やまだくん、きもちいい?」
「気持ちいいよはずむくん、あっ、だめだ、もう出そう、出すよっ!」
「あっ、やまだくん!まだだめ!もっとっ!あっ、あーっ!」
はずむの縞パン姿によほど興奮したのか、山田はものの数秒で射精してしまった。
そりゃそうだ、俺だって見ているだけでもイってしまいそうなくらいだから無理はない。
「あーあ、でちゃったね」
「ごめん、はずむくん、もう一回いいかな?」
「えーだめだよ、ひとり一日一回だからね。
 でもすぐ出ちゃったってことは、そのぶんきもちよかったんでしょ?」
「うーん、じゃあまた明日来るね」
山田ははずむに金を渡すと、俺の方を見てニヤリと笑ってトイレを出ていった。
561だれか読みやすく書き直してくんね?:2006/03/03(金) 15:32:23 ID:X2KSlKUa
トイレに残されたのは俺とはずむの二人きりだ、
はずむに話しかけようとしたが、喉がカラカラで声が出ない。
「つぎは明日太の番だよ」
俺の体がビクッと痙攣する
「どうしたの?あ、お金無いの?明日太今日は初めてだから、タダでいいよ。
 それに、明日太は親友だから、次からも五千円でやらせてあげるね、みんなには内緒だよ?」
ゴクリとツバを飲み込む俺
「ねぇ、早くしようよ。あ、そっか、急だったからコンドームなんて持ってないよね。
 はいこれ、ほんとはこれも一個五百円なんだけど、サービスね」
ぐいっと俺の手にゴムを押し付けて来るはずむ。
俺は、どうしたらいい?
562名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 17:55:19 ID:lrqVBaQc
ぐずぐずしないで入れたらいいと思うよ。
そしてその後、説教。
563名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:23:57 ID:E30ZXj92
>>558
wktk
>>561
イマイチ、はずむっぽく無いような…なぜに売春?
564名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:07:25 ID:xlkaZz7L
幾人かの神の投下があり、SS挑戦者が増え、スレが賑わう。
良いことだな
565名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:56:25 ID:KW3WXrAv
>>561
GJです

売春はずむなんて思い付きもしませんでした。
566406:2006/03/03(金) 20:45:44 ID:0G//Iyt9
なんか書いてたら知らんうちに原稿用紙49枚分とかになってたので
自分の中で整理するために前半だけ上げます

来週中には全部書き終わるとおも
567406:2006/03/03(金) 20:50:36 ID:0G//Iyt9
1.

きっかけは、ちょっとしたことだった。
その日の放課後、僕はいつものように一人屋上でガーデニング部の育てている野菜の剪定をしていた。
もうすっかり梅雨が去って、ここ一週間気持ちのいい晴れ日が続いている。だから近頃はこうやって毎日屋上の花や野菜達の様子を見に来て、水をやったりしている。
「うん、トマトくんたちはもうすっかりおいしそうだね。あとは……」
キュウリの世話に取り掛かろうとしたところで、後ろで出入り口のドアが勢いよく開いた。
「おっす。精が出るな、はずむ」
顔をのぞかせたのは明日太だった。ズボンのポケットに手を入れてこっちにやって来る。ここからだと丁度、太陽が逆光になってまぶしい。
「この暑いのに毎日大変だなー」
「そんなことないよ。なんたって、僕の唯一の趣味だもの」
笑いながら手にしたジョウロを横に振ってみせる。口から水が滴って、お日様の光で熱くなったコンクリートを濡らしていく。
そう、緑を育てるのは僕の生きがいなのだ。
この子達といるとすごく心が落ち着いて、気持ちが沈んだ時には元気をもらえる。
ちょっと嫌なことがあっても、この子達に話しかければ明日からまたがんばろうっていう気持ちになれる。植物は僕にとって家族も同然だった。
明日太が菜園の前にしゃがみ込んで、赤く熟したトマトに手を伸ばす。
「でもよ、さすがに一人でここ全部見て回るのはしんどいんじゃねえか?……いて」
一際大きいトマトを狙った明日太の手を、隣に行ってすかさずはたく。ぺちん、といい音がした。
「だーめ。味見は今度の収穫の時っ。……そうだね、この子たちのお手入れならいくらでも出来るけど、土を運んだりするのはちょっと大変かな……」
ガーデニング部は文化系のクラブだけど、実際の活動内容は運動系のクラブに負けないくらい大変だ。
元気な植物は良い土から、ということで、うちの部では二ヶ月に一度くらい花壇の土を変えたりする。
一度花壇を花の根っこが傷つかないように掘り起こして、もとあった土にうまくなじむ程度に、栄養のある新しい土を混ぜてあげる。これがなかなか手間のかかる作業なのだ。
特にここは屋上だから、肥料やプランター、大き目のスコップなんかはグラウンドの隅の用具倉庫から運んで来なくちゃいけない。
ここの校舎は4階建てなので、階段でここまで上がるのも一苦労だった。部員の女の子達はみんな「エレベーターがあればいいのにねー」なんて口を揃えて言っている。
ワイシャツの襟元をばたばたさせながら、明日太がフェンスの方に近づいていく。
「あそこのだろ?ガーデニング部の倉庫って。確かにここまで持ってくるのは一仕事だな」
部活で賑わうグラウンドを眺めながら、学校の敷地の隅っこの方を指差す明日太。倉庫がある辺りは校舎の影になっていて、ちょっと寂しげな感じだ。
「うん、今日も水やり終わったら、土と肥料持ってこなくちゃ」
「それ、重いんだろ?」
「うん、袋一つで5キロ」
「手伝う。今のお前じゃ時間かかってしょうがないだろ」
明日太が朴訥な感じで言う。男の子の時より力が失くなってしまった僕としては大助かりだ。
「そう……だね。じゃあ、お願いしちゃおうかな」
「…………………………………………………………」
    *    *    *    *    *    *    *    *
568406:2006/03/03(金) 20:53:24 ID:0G//Iyt9
菜園の手入れが終わって鍵を取りに職員室に行って、僕達が倉庫の前に来たのは午後四時過ぎだった。文化系の早いところはもう部活を終わらせている。
お日様が役目を終えてそろそろ地平線の向こうに帰ろうと、ゆっくりと空を下り始めている。辺りには陸上部のかけ声だけが響いていた。
「よい……しょ、っと。ふう」
建て付けの悪くなっている戸口を押し開けて、僕はほうっと一息ついた。狭い倉庫の中は光が入らないのでいつも薄暗い。
明日太が、積んである袋詰めの土の前に立つ。
「いくつ持っていくんだ?」
「今日はそんなに。土を二袋と肥料を一袋、あと取り替えた土を入れるプランターをいくつか」
「ん、じゃあ俺が土、持ってってやるよ」
明日太が白いラベルのビニール袋を二つ、ひょいひょいっと両肩に担ぎ上げる。そしてそのまま平然とした顔で外に出て行ってしまった。僕も慌てて必要な物を抱え込んで後を追う。
「……すごいね、僕なんか持ち上げるのにも苦労するのに、それ」
思わず溜め息がこぼれた。
「まあ、これくらいはな」
何てことない風に明日太が言う。
うう、ちょっとくやしいかも。こっちは明日太の持ってる半分の量の肥料を抱えて歩いただけで、息が乱れてるっていうのに。
明日太と一緒にいると、やっぱり男の子と女の子じゃ体のつくりが全然違うんだなって気づかされる。
この前山で口喧嘩した時だって、明日太は僕をおんぶして山を歩いたのに、全然息が上がってなかった。
男の子の頃ならともかく、今の僕では体の小さいとまりちゃんでも、おんぶして歩いたりなんて出来ないと思う。
単純に明日太の力が強いってこともあるけど、やっぱり男の子はこういう時に頼りになると思うし、同時に自分はもう今までとは違うんだってすごく実感させられる。
そんな感慨に浸りながら、引き戸を閉めて鍵をかける。
「いいか?」
「うん、それじゃあ上までお願い」
「…………………………………………………………」
    *    *    *    *    *    *    *    *
「……はっ、はぁっ……ふうっ……ふぅ……」
「おーいはずむー、だいじょぶかー」
階段の上の明日太が、僕の方を振り返って呼びかけてくる。両肩に5キロずつの重りが乗っているにも関わらず、息も整っているし汗一つかいていない様子だった。一方、僕の方はというと……。
「はぁっ、へぇっ、ふえぇっ、ふぇっ……」
もうすっかり疲れきっていた。
まだ三階分しか階段を上ってないのに。さっきから心臓がどくどくいってる。うう、僕ってこんなに体力無かったっけ?
「……ダメ……一回っ、きゅうけい…………はあ……」
持ち物を全部床に下ろした途端、勝手に体がその場にへたり込んで根を張ってしまった。手の甲でおでこを拭うと、ちょっと湿っぽかった。あんまり汗はかかない体質なのに、おかしいな。
「……これくらいでくたびれるなんて……女の子になってからだって、一度も無かったのに……」
どうしたんだろう、本当に。そういえば朝からなんだか体がだるい気もする。
火照ったふくらはぎに、タイル張りの床の感触がひんやりとして気持ちいい。もうこのまま、ここで寝そべっちゃいたいくらいだ。
なんて思っている間に窓に目をやると、遠くの空がもう夕日に焼けて、薄い橙のカーテンをまとっていた。このままじゃ日が暮れてしまう。
重い腰を起こして、よしっ、と気合を入れてみた。持ち上げた袋の中身は、軽くはならなかったけど。
「ああ、やっぱり重い……」
あれ、そういえば明日太がいつの間にかいなくなってる。僕がもたもたしてるのに呆れて先に行っちゃったのかな。見捨てられたような寂しさが、ちょっとだけ湧き上がる。
でも、明日太はそんな薄情なひとではなかった。
頭の上から、誰かが階段を駆け下りてくる音がする。足音がみるみる近づいて、間もなく視線の先に明日太の姿がぬっと現れた。
「お、いたいた」
「……あすたぁ〜……うう〜……」
569406:2006/03/03(金) 20:55:00 ID:0G//Iyt9
明日太がへとへとになった僕の姿を見つけて、階段を早足で下りてくる。救世主の登場に目を輝かせる僕。
真ん前まで来ると、呆れたような困ったような、そんな笑いを浮かべながら救いの手を差し伸べてくれた。
「ほらっ、こっち貸せよ」
「うん……ごめんね……いつもは平気なのに、これくらい……」
思わず言い訳みたいな言葉が出てくる。
プランターと肥料の袋を渡すと、手枷でもはめていたみたいに重かった腕が、一気に軽くなった。
やっぱり涼しい顔のまま階段を行く明日太の後ろを、とぼとぼとついて行く。前を進む明日太の背中が、頼もしくもあり羨ましくもある。男の子の頃の僕と比べてみても、その違いは一目瞭然だった。
ワイシャツ姿の広い背中をぼうっと眺めていると、不意に明日太の顔がくるりとこちらを向いた。
「はずむ。鍵」
「えっ?」
気づけば屋上へ出る扉の前まで来ていた。出入り口の鍵はガーデニング部の人間しか使えないことになっている。
「……あ、ごめん……すぐ開ける……」
急いで明日太の前に出る。扉の前には園芸用土の袋が二つ。なんとなく居たたまれない気持ちになってくる。
鍵を回してドアノブをひねると、風がふわっと吹き込んで髪を撫でていった。夕日がもう目の高さの辺りまで沈んでいる。
「どの辺に置いておけばいいんだ?」
「えと……花壇の近くの分かりやすい所に置いてくれれば……」
「オッケー」
明日太がきびきびとした動作で手にしたプランターを運んでいく。
僕もそれに続こうと、床に寝そべった土入りの袋に手をかける。もちろん運ぶのは一つずつ。
なんとか持ち上がりはしたものの、腕が痺れてつりそうだった。よたよたとふらつく足に必死で命令を送る僕に、荷物を置いて戻ってきた明日太が声をかける。
「おいおい、俺が全部運んでやるから、はずむは休んでろって」
そう言って僕の腕から袋を取り上げる。
「うん……ありがと、明日太、ごめんね」
呼吸を整えながら、切れ切れに言う。
「はは、謝ったり礼言ったり、忙しいヤツだな。なに、いいってことよ」
笑いながらそう言って、明日太はさっさと残りの荷物を持っていってしまった。僕も続いて屋上に出る。頬を切る風が、熱くなった体には心地よく感じる。
「よし……っと。こんなもんでいいかな」
「お疲れ様。本当、明日太がいてくれて助かっちゃった。僕一人じゃきっと、夜になっても終わらなかった」
僕が労いの言葉をかけると、明日太もさすがに疲れたのか、大きく息をつきながら言った。
「なに、中身はともかく、体つきはすっかり女になっちまったんだ。手がいる時は、遠慮なく俺に言えって」
明日太がシャツの袖で顔中を乱暴に撫で回す。その仕草を目にした瞬間、とくんという心臓の音が聞こえた。
「はずむ?どうした、ぼおっとしてよ」
「えっ、あ、ううん、なんでもないよ。そろそろ日も暮れてきたし、早く帰ろう」
言って、僕は先導するように歩き出した。
「…………………………………………………………」
570406:2006/03/03(金) 20:57:39 ID:0G//Iyt9
2.

「君は曽呂明日太のことをどう思っているのかね?」
「………………………………………………はい?」
夕食が済んで自分の部屋に戻って、ベッドに腰を下ろして一息ついたところで、何の前触れもなく宇宙人さんがそんなことを口にした。
「あの…………どうって……どういうこと?」
「どういうことも何もない。そのままの意味だ。曽呂明日太という人間に対して、君はどのような感情を持っているのだ」
有無を言わさずに迫ってくる宇宙人さんに、僕はただただ面食らうばかりだった。
「感情って…………明日太は僕の大切な親友で……一緒にいると、楽しくて……」
戸惑いながらもちゃんと質問に答える僕。でも宇宙人さんは、ただでさえ近い顔をこれでもかと接近させて、さらに質問を重ねた。
「それだけかね?」
「えっ?あの……」
「本当にそれだけかと訊いている」
「あの、近いです……」
僕が弱々しく抗議すると、宇宙人さんは素直に僕から離れてくれた。
そして空中に浮かびながらいつもの腕を組むポーズをとり、よどみない口調ではっきりと訊いてきた。
「君は曽呂明日太に対して恋愛感情を持っているのではないかね?」
「っっっっっっっ!!!!!!!」
思考停止。
頭の中をいろんなイメージや音声がごちゃまぜになって暴れまわる。
脳味噌が溶けてしまったような感覚が理解できなくてぐるぐるとさけびながらしんぞうをならしていくのがみえたりみえなかったり――
「ななっ、な、なに言ってるのっ!!!」
やっとの思いでまともな言葉を口に出す。空気が冷たく感じるほど顔が熱くなってるのに気づく。心臓がばくばくだった。横でジャン・プウちゃんが、オネニーサマあかあかでおもしろいですーとはしゃいでいる。
「違うのかね?」
「そ、そんなわけないでしょっ!!僕は元々男の子だったんだからっ!!明日太は僕の大切な親友、それ以上でもそれ以下でもないのっ!!」
怪訝そうな顔を浮かべる宇宙人さんに、精一杯反論してみせる。
しかし宇宙人さんの口からこぼれた次の言葉は、僕の頭を凍りつかせた。
「今日、君と曽呂明日太が共に居るところを観察させてもらったが」
「え?」
「神泉やす奈と来栖とまり。彼女達が君を見る目と、君が曽呂明日太を見る目が、稀に同じように見えることがある」
絶句。
それって、つまりは。
頭の中身が揺さぶられる。
まさか、僕が? 明日太に、そんな?
心の中で、ちがう、ちがうという自分の声が、何度も何度も繰り返される。
「…………そんなの」
ぽつりと呟く。自分に言い聞かせるように、心に浮かび上がる文字列を片っ端から音に変える。
「そんなの、ちがうよ、絶対。だって僕は、明日太を……」
親友だと思ってる、なぜかその続きの言葉が出てこない。なんで?
茫然とたたずむ僕を諭すように、宇宙人さんが淡々と語り始める。
「我々の持つ生命形態学の定義に因れば、君達地球人は第五段階進化生物に分類される。
このカテゴリーは現在認識されている生命体の進化過程で言うと、原始生物と我々人格主義的生命体の丁度中間に位置している。
理性と本能を備え合わせた生命体、それが君達地球人だ。とは言え、君達地球人は我々に比して理性の獲得から間もなく、未だ行動要因の優先基準は本能が理性を上回っている。
故に我々とは違い、君達には繁殖行動への本能的欲求が理性の側に無意識に働く。つまり――」
571『親友なんて』:2006/03/03(金) 21:00:57 ID:0G//Iyt9
難しい単語の連続に目を回していた僕を、宇宙人さんがびしっと指さす。
「君は女性の体を獲得した事に因って、雌性としての生殖的役割に目覚め始めているのだ」
「???」
やはりよく解っていない僕に、宇宙人さんが噛み砕いて言う。
「要するに、君は本能的に男性を好意の対象として見始めている、ということだ」
「なっ……そんな……」
そんなのって、酷い。
僕の気持ちとは関係なく、僕は男の子を好きになる。つまりはそういうことじゃないか。
姿が女の子になって、その上想いまでもが無理矢理変化させられてしまったら、以前の僕のままの部分はどれだけ残るっていうのだろう。恋愛をする相手くらい、僕だって自分自身で選びたいのに。
「ねえ、どうにかならないの?どうにかして、元に戻ることって、できないの!?」
いまさらそんな何度も確認してきたことを訊く。知らないうちに宇宙人さんの腕を強く掴んでいた。
「残念だが元に戻すことは不可能だ」
「じゃあ、今の僕の心を、ずっと変わらないようにする機械とか……」
「言ったろう。我々にはその『心』というものが欠けているのだ。事は我々の理解の範疇を超えている。それにそんなことをしたら、脳が負荷に耐え切れなくなり君の精神が発狂してしまう」
「っ……」
ひょっとしたらと。
一縷の望みにすがるように掴んでいた腕が、力なく落ちる。腰がくだけてしまって、体を支えるのもままならない。
嘘だ。そんなの嘘だ。
体は変わっても、心までは変わらないって、そう信じてきたのに。女の子になっても、それだけは変わらないって、ずっと信じてきたのに。
僕はこのまま、色褪せた昔の記憶を、それも「あの頃はこうだったな」なんて共感を覚えることも出来ない、他人のもののような記憶だけを引きずって、この先ずっと生きていかなくちゃいけないのか。
女の子の僕には理解出来なくなってしまった、化石のような男の子の頃の記憶だけを頼りにして。
今まで一度も味わったことの無い絶望感が頭を、胸を。黒く暗く、支配していく。
「………………なんで……?」
ぽつり、と遠くで、誰かの声がした。
絶望と同時に湧き上がる、冷たくて、だけどギトギトしているねばっこい気持ち。
僕は床にへたり込んで下を向いたまま、大声を出す。
「なんで、僕なの!?どうして僕が、こんな目に遭わなくちゃいけないのっ!?」
凶暴な気持ちが抑えられない。
尖った氷のような呪詛の嵐が、口から出るには狭すぎると、僕の中で暴れて聞かない。
「僕が僕でなくなるなんて、なんでそんな怖い思いをしなくちゃならないのっ!?無理矢理女の子の体にさせられて、今度は男の子を好きになるよう仕向けられて、こんなのひどすぎるよっ!!」
宇宙人さんは黙って答えない。一方的に僕が宇宙人さんを責めている。
咎める言葉も無く、それがなおさら僕の糾弾に拍車をかける。やめて、やめてと叫んでも、悪意の渦は容赦なく僕を飲み込んでいく。
そして。
「あなたが来なければっ、僕は――――」
僕は、ついにその言葉を。

「オネニーサマッ!!!」

懇願するような。
そんな甲高い声が、部屋中に響きわたる。
僕のわめき声を遮って、ジャン・プウちゃんが思いっきり抱きついてきた。いつもするよりずっと強く、なのにずっと優しい抱擁だった。
「ごめんなさいっ!ごめんなさいですっオネニーサマッ!!ジャン・プウがっ、オネニーサマにぶつかったから!ジャン・プウが、ぶつかったからぁっ!ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!!」
しゃくり上げながら、ごめんなさいを繰り返すジャン・プウちゃん。一気に頭が醒めてきて、暗い気持ちが消えていく。
今、僕は取り返しのつかないことを言いそうになった。
あんな酷いことを言えてしまえる自分が、途轍もなく怖くなって。そのせいで、涙と震えが止まらない。
こぼれていく自分の穏やかな部分をかき集めるようにして、ジャン・プウちゃんに抱きついた。二人してわんわん声を上げて、泣き続けた。
「…………………………すまない」
宇宙人さんが、横でぽつりと僕に謝った。
その声は気のせいか、どこか悲しげな色があったように聞こえた。
僕はただ、泣くのに精一杯で、ごめんなさいを返すことが出来なかった。
572『親友なんて』:2006/03/03(金) 21:10:18 ID:0G//Iyt9
3.

次の日は朝から妙に体がだるかった。
気分も優れないし、お腹も痛い。
学校を休もうかとも思ったけど、あんなことのあった昨日の今日なので、それでは宇宙人さんやジャン・プウちゃんに心配がかかる。なので、お腹の薬を二粒飲んで、いつも通りに家を出た。
結局、昨日はあの後泣き疲れて寝てしまったので、宇宙人さん達には謝っていない。
朝起きた時には、宇宙人さんは既に学校に行った後で、ジャン・プウちゃんはよっぽど疲れたのか、僕が家を出る時間になっても起きてこなかった。
一刻も早く、謝りたかった。
宇宙人さんは変なひとだけど、いつも真摯な態度で僕に接してくれる。たまにちょっと勘違いすることもあるけれど、最近では本当のお兄さんみたいに思えるときもある、立派な我が家の一員なのだ。
ジャン・プウちゃんは言うまでもなく、僕を本気で慕ってくれる可愛い妹だ。
そんなひと達に、僕はあんなことを。思い出しただけで、背筋が震えた。
それに問題はそれだけではない。
宇宙人さんが昨日言っていた話。僕が明日太を男の子として見ているということ。それは同時に、自分を本当の意味での女の子として見ているということ。すんなり納得するには、重すぎる話だった。
この先僕は、本当に男の子に恋するようになってしまうのだろうか。女の子のこと、やす菜ちゃんやとまりちゃんのことを、友達としてしか見られなくなってしまうのか。
そんなはずはない。だって僕は今でも、やす菜ちゃんに触れるとドキドキするし、とまりちゃんの照れた顔を見ると、ほんわかした気持ちになれる。
まだ僕は、やす菜ちゃんととまりちゃんのことを女の子として好きでいられている。その気持ちだけは失くならない。失くしたくない。
でも、それと同時に。宇宙人さんに指摘された感情。明日太を見つめる、僕の瞳。昨日の放課後の時も、その前の鹿縞山の時も。
それは確かに憧れとも信頼とも違う、もっと別な何か。身に覚えが無いと言えば嘘になる。あの感覚が、本当にそうなのだろうか?
僕はこの先どうなってしまうんだろう。ごく自然に女の子の中に溶け込んでいって、周りと同じように本気で男の子に恋するようになるんだろうか。
いつかはこの胸の内に渦巻く不安さえも、砂文字みたいにきれいさっぱり消えていってしまうんだろうか。
これから先、僕は今の僕のままでいられるのだろうか。自信は無かった。
玄関のドアを開けると丁度とまりちゃん達がやって来たところで、みんなの顔を見たら少しだけ安心した。でも、明日太のことを妙に意識してしまって、普段通りにしゃべることが出来なかった。
    *    *    *    *    *    *
この日の一時間目は体育だった。女子も男子もグラウンドで100M走の測定をすることになっていた。
「………………………………」
「おい?どうしたんだよ、はずむ。顔色悪くねーか?」
「ん、ううん、大丈夫……ちょっと暑さに参ってるだけ……」
更衣室の中、着替えようとロッカーに手をかけたところで、お腹の痛みが強くなってきた。僕の様子に気づいたとまりちゃんが、こちらに声をかける。
「嘘つけ、お前つらそうな顔してるじゃんか」
「はずむ君、本当に平気?変な汗かいてる」
やす菜ちゃんまで僕を心配そうに見つめている。
「ほんと、大丈夫だから。最近暑い日が続いてるからさ、ちょっとバテ気味になってるのかもね」
本当は、さっきから鈍い痛みがひっきりなしに襲ってきて、立ってるだけで疲れてくる。でも、とまりちゃんもやす菜ちゃんも僕が朝から何かに悩んでいることに、うすうす感づいてるようだった。
あまり心配はかけたくない。そう思って、ぱぱっと体育着に着替えて、つらいのを隠すように二人の前を歩いた。
外に出たところで丁度予鈴が鳴った。グラウンドの上は本当に暑い。今にも地面から湯気が立ちそうだった。
見ると女子より先に着替え終わった男子達が、めいめいに集まって話し込んでいた。明日太も他の男の子達と楽しそうにしゃべっている。その様子に、じっと目をやる。胸の動悸が少しだけ速まった気がした。
573『親友なんて』:2006/03/03(金) 21:13:38 ID:0G//Iyt9
トラックの中ほど辺りまでいったところで、突然、目眩がした。思わず膝に手をついて、立ち止まってしまった。少し後ろを歩いていたとまりちゃんとやす菜ちゃんが駆け足で寄ってくる。
「はずむお前、本当に大丈夫か?さっきから歩くのキツそうだぞ?調子悪いんだったら、無理しないで休んでたほうが……」
「うん、本当にはずむ君、朝から元気ないみたいだし……先生に言って、見学していたほうがいいんじゃないかしら……」
二人が真剣な目で僕の顔を覗き込む。
「へ、平気だってば。二人とも大げさだなぁ……はは、それにしてもやだなあ、こんな暑い中、走らなきゃ、いけないなんて……」
気丈に振る舞おうと笑顔を作りながら言ってみせたけど、明らかに無理をしている声だと自分でも思った。
どんどん激しさを増してくる、重い鉄を押し込まれる様なお腹の痛みを我慢出来ない。とうとう僕はその場に座り込んでしまった。
「はずむっ?おいっ、しっかりしろっ」
「はずむ君、ちょっと……」
呼吸がどんどん荒くなってくる。二人の声が、なんとなく遠い。
あれ、僕、どうしちゃったんだろ?
「はずむ君っ!」
「おいっ!誰かはずむを保健室にっ!!」
周りがやけにざわざわしている。なんだか大事になってしまっているようだった。
でも僕は、津波みたいに押し寄せてくるお腹の痛みに、気を保つので精一杯だった。いっそ気を失ってしまったほうが楽かもしれない。
そういえば、さっきからやけに背中が痛いな。あれ、いつのまにか僕、地面に倒れてる?
「はずむっ!!」
耳もとでだれかの声がきこえた。
だれだろう、とおもった瞬間、ぼくのからだが宙にういた。だれかに抱えられているようだった。肩のあたりをささえられているので、首がだらんとあお向けにのけぞる。たれさがった髪の毛がよこに勢いよくゆれはじめる。
だっこされて、運ばれてる?
貧血みたいにまっくらでよく見えないけど、どうやら誰かがぼくをかかえて走っているようだった。ほっぺたに当たった風がちょっときもちいい。
僕のかたと脚をしっかりとつつみこむ、強くてあったかい手のひら。おなかの痛みもわすれて、なんだか安心できて、ずっとこのままこうしていたいと思った。
急にぼくをだっこしたひとの足が止まる。目の前で、聞きなれた声がした。
「おい、先生いねーぞっ!」
真剣さがこもった、どきっとする声。あたまがぼおっとする。
「あたし、呼んでくるっ!」
「私は濡らしたタオルの用意と……あと、戸棚の中を見てみます!」
それからまたぼくのからだが動いたとおもったら、こんどはふかふかするところに寝かされた。ささえられていた腕がからだからはなれる。するとまた思い出したように、鈍い痛みがよみがえってきた。
「はずむっ、大丈夫かっ」
囁きかけるようなその声に、ずっと閉じていたまぶたをゆっくりと開けてみる。
「………………あすた……」
明日太が僕のほうを、いつもは見せないような真面目な瞳で覗き込んでいる。
胸を締め付けられるようだった。
明日太の眼差しから目を逸らせない。
胸がとくとく早鐘を打つのは、疲れているからだとか気分が悪いからだとか、それだけじゃないはずだ。
「気がついたか。待ってろ、いま神泉があっちで――」
言いながら明日太がベッドの前を離れようとする。途端に頭の中がさっと白くなって、僕はとっさに明日太の腕に手を伸ばした。
「っ、はずむ?どうしたっ?」
「…………ぃやだ…………ここにいてよ、明日太…………」
無意識に出た言葉は、自分でもびっくりするくらいの猫なで声だった。明日太も僕の弱々しいそぶりに、目を丸くしている。
「ここにいてよ、明日太。置いてっちゃ、やだよ」
「あ、ああ。わかった、わかったからさ、そんな泣きそうな顔すんなよ」
僕の懇願に少し戸惑ったようにした明日太が、それでも優しく笑いかけて僕のおでこに手を添えた。
その瞬間、くすぐったいような感覚が体中を走って、脳みそがとろけそうになった。
僕のなかが、なにかおかしい。
明日太を見ると、胸が痛くて、明日太に触れられると、気を失いそうになる。なのに明日太の体温が欲しくて仕方ない。
なんなんだろう、この気持ちは。
574『親友なんて』:2006/03/03(金) 21:15:21 ID:0G//Iyt9
頭の中があやふやなまま、それでも唇からは僕のものではないような言葉があふれてくる。
「明日太……痛いよ……お腹、すごく痛い……」
「そ、そうか。今とまりが先生呼んでくるから、もう少しの――」
「明日太。お腹、さすって」
「っ、んなっ!?」
「お願い…………くるしいんだよ……いたくて、がまんできない」
「ちょ……そんな…………い、いま、神泉呼んでくるから……」
「だめ。あすたに、してほしい」
「………………………………」
「ねえ……はやく……」
明日太が恐る恐る僕のおへその辺りに手を伸ばす。触れられた瞬間、心臓がどくんと大きく跳ねた。
段々自分が、なんていうか、大胆になっていくのがわかった。
「ん…………もうちょっと、下らへん」
「ばっ、したって、おまえ……」
まごつく明日太の手を掴んで、強引に持っていく。体育着とブルマの境目の辺りに明日太の手のひらがかぶさって、その温もりが鈍い痛みを鎮めていく。
「………………………………」
「………………………………」
しばらく、そのままで。
明日太の手のひらから、じんわりと熱が伝わってくる。つらい痛みも重だるい感じも、すっかり吹き飛んでいた。息がゆっくり整っていく。
ふと、押し黙って顔を背けるようにする明日太にはっとする。ようやく頭が醒めてきたのか、急に恥ずかしさがこみ上げてくる。
でもそれ以上に明日太の手が僕に安心感を与えてくれる。胸のうちがすごく安らかな気分で、時間が止まったように感じられた。
「はずむ君っ、タオル――?」
「な、神泉っ!いやっ、これは、ちがっ……」
「はずむっ!せんせぇ連れて――んなあっ!?」
「い、いや、とまりっ、誤解だ誤解っ!ほらっ、はずむからも――」
「こぉの変態はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ぐほぉっ!?」
とまりちゃんのキックを受けて、僕の上に倒れこむ明日太。顔が胸に飛び込んできた。
「なあっ!?こいつっ、なんて往生際が――」
「やめてっ、とまりちゃんっ。さっきのは僕が明日太にお願いしたんだ」
のびてる明日太を起こし上げる僕。とまりちゃんが宇宙人でも見つけたような顔をする。
「お、お前がぁ?」
「うん、お腹がどうしようもないくらい痛くって、それで……」
「それよりはずむ君、具合は大丈夫?」
やす菜ちゃんが僕にタオルを差し出しながら心配そうに訊いてきた。
「うん……さっきより、だいぶお腹の痛みも引いてきたみたい……」
「大佛君、あなた今、生理期間なんじゃない?ダメよ、生理のときに運動なんかしちゃ」
保健室の先生が真面目な顔つきで僕に注意する。そうか、昨日といい今日といい、体の調子が悪かったのは女の子の日だったからなのか。
「ったく、この前あたしたちが色々回りながら教えてやったろ。無理だけはすんなって、あれだけ口をすっぱくして言ったのに……」
「そうよ、はずむ君。ちゃんと体温測ってる?きちんと体調には気を配らなきゃ」
「うん……ごめん、心配かけて。これからは気をつける……」
僕がしゅんとした感じでそう言うと、二人はようやくほっとした顔で笑った。
「それじゃ、後は私が面倒見るから、あなた達は授業に戻りなさい」
「お願いします」
「じゃな、はずむ。あんまり心配かけさせんなよ」
やす菜ちゃんが先生にお辞儀をして、とまりちゃんが明日太を引きずりながら出て行く。ぼろぼろになって気を失っている姿が、変に愛らしかった。
後で明日太にも、お礼を言わなくちゃ。
おへその下に手を当てると、まだそこだけ他とは温度が違っていた。
    *    *    *    *    *    *    *    *
結局、その日は二時間目の始まる前に早退してしまった。
僕はまだ女の子の日に慣れていないから、念のためということだそうだ。
家に帰って、ジャン・プウちゃんの姿を探してみたけど、家中のどこにも見当たらなかった。
お母さんに訊いたら、宇宙人さんが朝、しばらく家を離れると、そう言っていたらしい。
575406:2006/03/03(金) 21:17:07 ID:0G//Iyt9
とりあえずここまで

最初のほうタイトル入れんの忘れてました、ごめんちゃい テヘ
576名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:28:15 ID:xAY/n8J5
リアルタイムで読んでしまっタ―!
あいかわらず読みごたえありますなあ。
ジャンプウとのくだりなんてじわっと来てしまったよ。
はずむの心理描写が秀逸。
後半も楽しみにしております。神よ。
577名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:58:30 ID:v5w9oE+6
すご杉。本物の小説みたいだ
578名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:08:38 ID:6nseR79S
いや、つーかね、神としか言いようがないというか、
今週のアニメでの株の扱いとかを思って泣けてきたというか、
ホントありがとう>>406さん、続き待ってます
579名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:09:48 ID:6nseR79S
スマン、二行目「株の」は余計orz
580名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:27:16 ID:RNIjkAl7
まあ、なんていうかな…、ガンバッテクレ
581406:2006/03/03(金) 22:29:30 ID:0G//Iyt9
エロもないのにクソ長くてごめんね

でも後半はエロくするよ!きっと!たぶんね!
582名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:48:11 ID:bcZggg15
はずむキュンのぽよぽよのお腹撫で撫でしてーっ!
と思ったのは俺だけじゃないよな!?
583名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:59:01 ID:mTk3e23r
>>406
GJ!
まったく、このスレは神が多くて困る
584名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:06:56 ID:g7q9AXeP
一つ聞かせてくれ。
ここってふたなりっ娘の需要ある?
585名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:08:58 ID:jh66aFEH
ある。っていうかなんでもあり
586名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:16:15 ID:KW3WXrAv
携帯からだと>>570の続きが見れない……

やっぱり携帯はダメだな
587名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:19:07 ID:KW3WXrAv
携帯からだと>>570の続きが見れない……

やっぱり携帯はダメだな
588名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:20:24 ID:KW3WXrAv
スマソ
2回送ってしまった……
589名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:20:37 ID:ETO/WI9w
ここはかしまし総合SSスレとして機能しつつあるしな。
俺は密かに♂はずむ×♀明日太Hを仕込んでいる。
 
590名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:36:53 ID:E30ZXj92
個人的にはグロ・レイプ以外なら何でもOK。
>>406
とにかく、すごいの一言。ノベライズ書いても売れるんじゃないかというくらい…
続き楽しみにしてます〜
>>589
wktk
591名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 23:37:21 ID:T2UKeTWU
GJ!エロの有無は関係ないみたいだな。凄すぎるゥゥ!!

>>586
ttp://imona.net/
592名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:09:58 ID:0PJ7zAp7
さっさとエロを投下しろやボケ
593名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 01:34:07 ID:U/3WksYt
バカだなぁ。たっぷりジラしてからの方が気持ちいいに決まってるだろw
594名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 02:00:56 ID:wAmhZZWj
ああーーーん……いじわるーーー
595496:2006/03/04(土) 02:16:11 ID:zgCQR6wy
何か書けた。
今回は猟奇じゃないからご安心を。

補足として、このはずむはまだ女になる前のはずむです。
596男はずむ×とまり:2006/03/04(土) 02:17:12 ID:zgCQR6wy
今日ははずむの両親は遠縁の親戚の葬式だかでいない。
はずむはその親戚の人を知らなかったらしい。
だからはずむはお留守番ってわけだ。
ちなみにおじさんとおばさんが帰って来るのは明日だそうだ。

来週は明日太の誕生日だ。
それであたしははずむと二人で明日太を驚かせてやろうと,こっそりプレゼント
を用意しようって事になった。
その打ち合わせを今日,はずむの家でやる事になっているから,あたしははずむ
の家にお邪魔した。


はずむはホースを使い,庭の草木に水を与えていた。
「お〜い,はずむぅ〜〜」
「あ,とまりちゃん!」
その時はずむの手元が狂い,水は一直線にとまり目掛けて飛んでいった。
「ああっ!ご……ごめん…とまりちゃん……」
「てめーっ!やったな!!」
とまりはすぐ側に会ったバケツを手に取りはずむに水をかけた。
「わああっ!」
「へっ,ざまーみろ!」
ずぶ濡れになったはずむはとまりに向けて水を発射した。
「やったなーー!」
「て,てめーっ!卑怯だぞ!」
はずむが手に持つのは蛇口をひねればいくらでも水が出て来るホース,それに比
べとまりは水を貯めなくては使えないバケツ。
圧倒的にとまりは不利だった。
(くそっ……このままはずむに負けてたまるか!)
しかしそんな不利な状況が負けず嫌いのとまりのハートに日をつけた。
とまりははずむに駆け寄ってホースを奪った。
「あっ!ちょっと!」
とまりの大胆な行動に驚いたのか,はずむはあっさりとホースを奪われてしまっ
た。
とまりは不敵な笑みを浮かべ,至近距離からはずむに水をかけた。
「わあぁ〜〜〜っ!ごめんなさい!許して!!」
「まだまだあ!」
「ごめんっ!もうしない!もうしないから!!」
はずむは逃げるように物置の裏に逃げ込んだ。
「どうした?もう終わりか?」
とまりは物置に少しずつ歩み寄っていった。
そして物置の陰を覗いた瞬間,大量の水がとまりを襲った。
「ひっかかった!」
はずむがホースを構えて潜んでいたのだ。
「ちくしょう!」
とまりは怯まずにはずむへ攻撃を続ける……

597男はずむ×とまり:2006/03/04(土) 02:18:46 ID:zgCQR6wy
「………何て事をしてたんだろう?」
「そうだね……」
白熱した勝負が終わった後,激しい虚無感が二人を襲った。
「っ………くしゅん!」
「大丈夫?とまりちゃ……くしゅん!」
いくら夏とはいえ,夕方に水を浴びるのはさすがにまずい。
「と,とりあえず家に入ろうか……」
「いいのか?このまま家に入ったら水浸しだぞ?」
二人の服は大量に水を含み,水が止めど無く滴り落ちている。
「仕方ないよ。風邪引いちゃうよりはマシだから」
「そうか,なら……悪いけどお邪魔しま〜す。」
はずむは脱衣所から母親のバスローブを持ってきた。
「濡れたままだと風邪引いちゃうから,これ着て」
「あ…ありがとう」
とまりは皮膚にべったりと張り付いたTシャツに手を掛けた。
そしてそれに無意識のうちに見とれるはずむ。
「見…見るなよ!!」
「わわわ……ご…ごめん」
はずむもとまりも咄嗟に後ろを向いた。

……いつからだろう?
お互いを意識するようになったのは。
昔は平気で裸になり一緒に風呂に入っていた。
そんな習慣もいつの間にか無くなってしまった。
同じように,いつかは離れ離れになってしまうのだろうか?
その“いつか”はいつ来るのだろう?
高校を卒業したら?
大学を出たら?
結婚したら?
いや,そう遠くない未来,はずむがやす菜と付き合い始めたらかもしれない。
そう考えるといてもたってもいられなくなる。
「ずっとそばにいて欲しい」
しかし,はずむは自分よりもやす菜の方が似合っている。
がさつで乱暴な腐れ縁の自分と,容姿端麗でお淑やかなやす菜。
比べるまでも無い。
考えれば考えるほど切なくなってくる。
「とまりちゃん?どうしたの?」
当事者のはずむは超を幾つつけても足りないくらいの鈍感。
自分の気持ちなんかわかるはずがない。
「とまりちゃん?おーい,とまりちゃーん。」
はずむの声でとまりは我に帰った。
「大丈夫?すごく深刻そうな顔してたよ」
「なんでも無い……
 なんでも無いから……」
とまりは溢れ出す感情を悟られないように俯いた。
「そう?ならいいけど……」
598男はずむ×とまり:2006/03/04(土) 02:20:13 ID:zgCQR6wy
「それより,お風呂沸いたから先入りなよ。」
「あたしは着替えたしいいって。はずむの方が濡れてるだろ?」
「そんな事無いよ。とまりちゃんの方が濡れてるって。」
「いや,はずむの方が」
「とまりちゃんだよ」
「…………」
このままでは先程と同じ無意味な応酬をまた繰り広げかねない。
そう感じた二人は黙りこんだ。
数分の沈黙を破ったのはとまりだった。
「昔はよく一緒に入ったよな……」
「そ,そうだね……」
「いつからだ?一緒に入らなくなったのは?」
「あれは小4の時かなあ?それ以来入ってないよね。
 じゃあ久しぶりに入ろうか?なんちゃって……」
はずむはおどけて言った。
「…………」
とまりは真っ赤になりまた俯いてしまった。
「じょ……冗談だよ。ごめんね。」
「………ってもぃぃ」
とまりの口から何か言葉が漏れた。
「え?なんて言った?」
「い……一緒に入ってもいいっていったんだよ!!」
照れ隠しをするように怒鳴る声で言った。
599男はずむ×とまり:2006/03/04(土) 02:21:38 ID:zgCQR6wy
背中を合わせて湯船に浸かる二人。
二人の間には緊張が走る。
緊張をほぐそうと,とまりははずむに話しかけた。
「な,なあはずむ……」
「何?」
・・・・話しかけたはいいが話すネタが無い。
また緊張が走る。
むしろさらに気まずくなった。
無意識に後ろに手をやるとはずむの手と触れ合った。
「………わっ!」
はずむは驚いて手を引いた。
「……はずむ!」
そのはずむに触れたという事実と,溢れ出す切なさと愛しさが止まらなくなり
はずむを背中から抱き締めた。
「と……ととと…とまりちゃ……」
はずむの動揺ぶりがとてもかわいいと思った。
「ごめん!とまりちゃん!!」
はずむはとまりを振り払い,風呂場から逃げ出して行った。
「はずむ……」
嫌われてしまったのだろうか?
そうだった。はずむはHな本は読まないくらい純粋だった。
それなのにあんなことして……
嫌われても仕方ない。
その時,とまりの体を激しい後悔が駆け巡った。
「はずむ!」
とまりは体も拭かず,何も纏わずはずむの部屋に向かっていった。
600男はずむ×とまり:2006/03/04(土) 02:24:27 ID:zgCQR6wy
今日はここまで。
>>593の言うように
たっぷりじらした方がきもちいいので。

ホントは未だ書けてません。
この土日中には投下するつもり。
601名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 03:48:03 ID:+fw/IPVB
>>600
wktkして待ってる。
しかし、少しずつではあるけれど投下される小説が増えてきて嬉しい。
602名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 05:55:13 ID:80STSR/z
>>600
男はずむは珍しいだろうからwktkです
甘酸っぱいやつ待ってるお
603名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 05:59:33 ID:AcZN1pcA
GJ
最近スレが盛り上がっていい感じですね
これからもみんなで盛り上げていこうな

あと592はツンデレ
604名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 06:15:47 ID:wAmhZZWj
おっきした
605名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 07:39:01 ID:ZiqsLdbP
>496
期待してるぞ。
ただ、一人称と三人称が混ざってるのは気にしてくれ
606名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 08:15:22 ID:S/1IobP9
職人さんGJ
607名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 08:39:54 ID:wcVUi0ZH
>>496
GJ!
(*´Д`*)続きがタノシミ
608名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 12:32:22 ID:7zQuAQN5
原作の明日太、なんか頭の弱い子みたいで好きになれないが、
ここのスレの明日太は、男っぷりが良いな。
どこからこんなキャラが出てきたんだろ?
609名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 14:02:56 ID:75StsDaG
いや、原作の明日太も男っぷりのいい奴だよ。
ただちょっと頭の弱い子なだけで。
610名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 16:42:01 ID:80STSR/z
俺の中では明日太は

女はずむハアハア→アニメの海回っぽい展開に→以降性別超えた親友モード

ってのがベスト
故に今週のアニメ明日太には失望した
611名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 19:41:42 ID:JR8Cc3Er
131の書いた明日太が、あざやかで印象深かったせいか、それ以降、
不器用だが、友情に厚く、硬派で骨っぽい感じの131タイプの明日太が
なんとなくこのスレ的デフォになってる気がする。
俺はエロ妄想に明け暮れる、頭は悪いが朴訥な明日太の方がいいので、
マイノリティなんだろうな
612名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 20:22:46 ID:75StsDaG
そういうわけではないと思うが。
>エロ妄想に明け暮れる、頭は悪いが朴訥な明日太
の登場する力作が投下されたら、それはそれでマンセーされると思うぞ。
ただ今のところ書く人がいないというだけで。
613名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:16:32 ID:gNWUbSMB
妄想はそれ自体で完結しているから話を発展させにくいんだよなぁ。
現実と妄想の区別がつかなくなるというは、わりとよく使われている手だけど、
明日太でそれをやるのは、なんか違う気がするし。
614496:2006/03/04(土) 21:40:37 ID:9/iABdju
>>605の言う通り,1人称なのか3人称なのか統一しなければならないと思った。

だから,昨日漏れが投下した分を書き直したい(と言っても人称を統一するだけだが)
よって保管庫にいれるのは書き直した奴にしてほしい
というわけで管理人さんよろしく

ついでに人称を統一するのが困難なので土日中には投下できなさそう。
スマソ
615名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:56:21 ID:Hick/Dwf
結局、原作の明日太ではキャラが弱くてエロには持ち込めないんだよな…
だからといってタイプ131もエロに持ち込めてる訳じゃない罠
616名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 00:57:27 ID:jj9n2Hng
>>496
神よ。期待してまってます
617名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 05:53:11 ID:tTIjndI7
>>615
書き手側から言わせてもらえれば、正直かしましはエロにしずらい
618名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 07:32:54 ID:8nU4fitA
エロシチュだけ抜き出すと、キャラ名だけがかしましのSSになる。
ストーリー立てたエロにしようとすると、前振りが長くなる感じ
619名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:12:26 ID:4BBrcxSg
ネ申待ち
620名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 00:56:45 ID:CTguHaBC
>>591

漏れの携帯は対応してないと。

でもわざわざトンクス

621名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 06:31:15 ID://7P74Bt
age
622名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 07:26:37 ID:easzGV3d
意味もなくageるな
623406:2006/03/06(月) 18:19:09 ID:wZBr+1Bn
ああああああああああああああああああああああああああああああ
はずむ視点失敗したああああああくぁwせdrftgyふじこlp
おっぱいなんかもってねえからわかんねえよwwwうえwwwうえ
つーわけで変態のみんな、挫折しそうなオラに性器を分けてくれ!!

とりあえずまたクソ長いエロなし部分を少し晒します
エロなしイラネな方や妙にストーリー部分に力入れてんじゃねえよな方は
流し読みorスルーして下さい
624『親友なんて』:2006/03/06(月) 18:24:15 ID:wZBr+1Bn
4.

それから一週間のあいだ、僕は明日太とまともに話をしなかった。
別に避けていた訳ではなかった。ただ、目を合わせようとすると変に緊張してきて、顔が茹ってきてしまう。普通にしていよう普通にしていようと自分に暗示をかけるので手一杯で、僕のほうから明日太に話しかけるなんてことはとても出来なかった。
そのくせ視線は明日太の姿をいつも追っている。一人部屋でぼおっとしている時も、気がつくと明日太のことを考えていたりする。
胸のもやもやが、なんだか気持ち悪かった。
別に明日太を好きになっていくのが嫌なわけじゃない。これが恋だっていうんなら、もうそれでも構わないと思った。もちろんやす菜ちゃんやとまりちゃんのことは今でも好きだけど、その気持ちがこの先どうなっていくかは、正直分からない。
そんな男の子の心とも女の子の心とも言えないような、どっちつかずの宙ぶらりんの状態がひどくもどかしい。
男の子のことを受け入れるのか、それとも女の子と恋愛をするのか。自分の気持ちを、はっきりさせたかった。
放課後の校庭、沈みかけの夕日に赤く映える花壇の前で、一人しゃがみ込んでため息をつく。
「はあ……本当、僕ってはっきりしないなぁ……」
でも、そうは言ってみたものの、それも仕方のないことだとも思う。男の子と女の子、どっちと恋愛するかで迷う高校生なんて、世界中で僕一人くらいのものだろう。
「あ、でも、世の中にはいろんな人がいるし……僕とおんなじ悩みを抱えてる人だって……」
「悩み、か。また一人で抱え込んでんのか、はずむ」
「!!……えっ?」
声に振り向くと、明日太が右手を腰に当てながら、すぐ側でこっちを見ていた。夕日を背に浴びたその笑顔は、いつもより穏やかだ。
「ええっ!?あ、明日太!?」
どうしよう。どの辺から独り言になってたんだろう?もしかして、僕が明日太を気になってることも……。
「……い、いつからいたの?」
「ん?いや、今さっき来たところだぜ?お前が世の中がどうとか、悩みがどうとか」
「そ、そう。そっか」
よかった、ばれてないみたいだ。と、ほっと息をついたのも束の間。
「なんだよ。最近俺と話してても上の空だと思ったら、なんか悩んでんのか?」
僕がこうして頭を抱えている訳を、当の原因である本人が、まるで親に疑問をぶつける子供みたいにさらっと訊いてきた。
「ぁえっ!?……う、ううんっ、べつに、だいじょぶだし、そんな……」
「あーいや、分かってる。話すのが嫌なら、無理に訊いたりしねーさ。この前ので懲りてるしな」
僕がごにょごにょと口を濁すと、明日太はそれ以上追及しようとしなかった。でも、代わりとして何の気なしに出された次の言葉は、僕の呼吸を一気に止めさせた。
「まあ、さ。なんかあったら俺に言えよ。最近のお前、いつもより大人しすぎてさ、男ん時に戻ったみたいだぜ?」
「………………え」
「お前見てるとよお、やっぱ女って、男より感情の表現みてーなのが激しいんだなって、つくづく思うぜ。女になって、なんかお前明るくなったなーって思うし」
「――――――――――」
「だからあんま静かすぎると、なんか調子狂うってか、さ。そそっかしいのは相変わらずだけどな、へへ」
625『親友なんて』:2006/03/06(月) 18:24:53 ID:wZBr+1Bn
その言葉に、心貫かれる。
僕だけが、気づいていなかったのか。
自然体の大佛はずむは、既に完全な女の子になっている? 僕の中の男の子の部分は、外見(そとみ)では分からないほどに、影を潜めてしまった?
無意識のうちに出る仕草や反応は、誰の目から見ても女の子のそれで。それにちっとも違和感を感じない僕。
なんだ。
僕はもう、言い訳出来ないほどに、女の子の側にいるんじゃないか。
価値観とプライドのメッキが、みるみる剥がれていく。体の中で、何かが咲いて何かが枯れた。
「……やっぱりさ。僕、女の子になって、変わったよね」
きっと死んだ目をしていたであろう僕のその言葉に、明日太が少し早口気味になる。
「え。あーいや、今のは別に深い意味で言ったわけじゃ――」
「ううん。違うの」
明日太の弁明を遮って、決意したように自分の胸の内を告白し始める。ブレーキをかける必要はもう無い。
「明日太は僕のこと、根っこの部分は変わってないって言ったけど。最近、気づいたんだ。心の中がどんどん、別の色の絵の具で染まっていくような」
息を一旦大きく吸って、最後にもう一度、自分の中で諦めをつけて。素直な気持ちを明日太に告げた。
「明日太を見てると、さ……胸がどきどきするんだ」
「え?」
「明日太のこと考えてると、頭がぽうっとしてきて。それで、明日太の声が、すごく聞きたくなる」
明日太の表情が一瞬、固まる。それから、おろおろした感じで視線が泳ぎ始める。
「……あ……ぇと……」
どう反応していいのか判らず必死で言葉を探している明日太に、きっぱりとその気持ちを口にする。
「明日太のこと、好きなんだと思う」
「……っ、はずむ……」
ため息をつくような音で発せられた自分の名前に、少しだけ違和感を感じる。以前の自分の姿が、頭の隅におぼろげに映った。
僕と明日太の間に小さな風が吹いて、それからようやく明日太が口を開いた。
「ば、バカ言うなよ……お前が好きなのは、神泉で――」
「やす菜ちゃんのことは今でも好きだよ。……でも、それとおんなじくらい、明日太のこと、気になって……」
明日太が険しい顔つきで石畳の地面を見る。その目は困っているようにも見えたし、悲んでるようにも見えた。
さっきまでの風がぴたりと止んで、重い空気が二人の間にただよう。辺りからは何の音も聞こえず、心臓のリズムだけがかすかに耳の奥に響く。景色に溶け込んだみたいに、お互いじっと動かない。
しばらく押し黙って、それから息苦しさを払いのけるようにして、明日太が口を開く。
「…………本気なのか、それ」
「………………え?」
「本気でお前は俺のこと、男として見てるのか?」
「……………………」
僕は何も言えない。反応が無いのを受けて、明日太が問い質すような強い口調で僕に迫る。
「男の親友として頼れるだとか、一緒に居ると楽しい仲間だとかっ。お前のその気持ちっていうのは、そういうもんとは違うのか!?本当に男と女の関係として、俺を見てるのかっ!?」
「………………わかんない」
ぽつりと呟く。わからない。正直な感想だった。
不安や迷いをかき消すように、少しひしゃげた声になって本音を叫ぶ。
「わかんないよっ。やす菜ちゃんのことが好きで、とまりちゃんのことが好きで、明日太のことも好きで。でも、その好きっていう気持ちが、一体どんなものなのかとか……それぞれの気持ちが、どう違うのかとか……自分でも、わからなく……」
弾けるように出た言葉は、だけど段々と弱々しくなっていって、最後の方で消えていってしまった。沈黙がまた、辺りを包んでいく。
ぐるぐると渦を巻く頭の中で、必死に考えを巡らす。
友達として好きだということ。想い人として好きだということ。家族として好きだということ。尊敬する人として好きだということ。
それぞれの『好き』という気持ちが、全くの別物だというのだけは分かるけど。でも、その違いが一体どんなものなのかは分からない。明日太に対する『好き』の意味が、自分でも全然、分からない。
泣きそうだった。わけのわからない気持ちに心が満たされていくのが怖かった。目の前は真っ暗で、自分がどこに立ってるのかも分からずに。不安で不安で、しょうがなかった。
そんなふらふらな心を前にして途方に暮れている僕に、明日太が静かにとどめを刺す。
「…………俺は……俺は、お前を女として見るのは……嫌だ」
626『親友なんて』:2006/03/06(月) 18:25:53 ID:wZBr+1Bn
そう耳にした瞬間、心臓が潰れそうだった。ずきんずきんと、まるで泣きわめくかのように鼓動が跳ねる。本当にそのまま、座り込んで泣いてしまいそうだった。
僕のショックをよそに、明日太がこちらをふっと見上げる。
「だって、そうだろ。俺の目から見ても、そりゃ確かに、お前は可愛いと思うし、一緒に居てドキッとさせられることなんて、しょっちゅうだけど……」
明日太がたどたどしい口調で、そんなことを言う。さっきまで死んでしまいたい気分だったのに、可愛いと言われた途端、とくりと胸が躍った。我ながら、ちょっと現金だと思う。
でもそんな嬉しいのも、すぐにしぼんでいく。
「でも、違うだろう?俺達の絆って、そんなんじゃないだろう?この前のことで、決心したんだ。俺はこの先ずっと変わらずに、お前の親友としてそばに居るんだって。性別の差なんて忘れて、今までみたいに……」
明日太の訴えに胸が詰まる。明日太は僕を本当の親友として今でも見てくれている。明日太の真剣な友情の念が、眼差しを通してひしひしと伝わってくる。
「なのに……お前の方がそんなんじゃ……俺は……」
痛がってるような苦しんでるような、そんな色を顔中にいっぱい広げて、明日太が声をしぼり出す。
明日太のこんなつらそうな顔は、見たくないのに。僕はいつも明日太を困らせてばっかりで。申し訳ないとは思うけど。
それでも。
一旦開け放った明日太を求める気持ちを、止める訳にはいかなかった。自分勝手でわがままだって、分かってるけど。
これ以上自分をごまかすのは、やめにしたい。
そう思って、僕は僕の今一番欲しいものを口にした。自分自身に、教えるように。
「明日太は、僕に触れたいと思わない?」
「…………っ、…………」
「僕は明日太に触れていたい。そばに来て、ぎゅって抱きしめて欲しい。明日太の体温を、肌で感じていたい」
精悍だった明日太の顔が、みるみる崩れていく。僕の体の中が、灼けるような熱に侵されていく。ほんとに今の僕は、なにかが変だ。
ゆっくりとした歩調で、明日太の目の前まで近寄る。僕から目を逸らした明日太に、ぎりぎり聞こえるくらいの小さな声で、しっかりと囁いた。
「明日太の声で、名前。呼んでもらいたい」
「…………やめてくれ……」
明日太がなにかに耐えるように。おねがいするように、僕に言う。それを見て、僕の中の攻撃的な部分がゆっくりと顔をのぞかせる。
明日太はもう、すっかり追い詰められたネズミみたいだった。苦悶の表情を浮かべて、それでも僕と自分自身に抵抗する。それはすごく、かわいい。
「そんなセリフ……言わないでくれ……それ以上言ったら、俺の中から、男のお前が、消えて――」
明日太の声を遮って、僕は明日太の胸に顔をうずめた。
それから、一言。

「親友なんて。そんなの、いやだよ」
「………………はずむ……」

明日太の手が、花の蜜に誘われた蜂のように、ゆっくりと僕の背中に回る。恐る恐るという感じに、僕を包む力が強さを増していく。
ほんとはわかっていたんだ。
こんな風に言えば、明日太は僕を拒んだりしない。突き放したりなんか、絶対に出来ない。
ずるいと思った。卑怯な人間だと、自分でも思った。
でも、それくらい僕は明日太が欲しかった。なりふり構っていられない。誰に何と言われようと、関係なかった。
辺りはすっかり薄暗くなって。二つの影が重なるのを、花壇のハイビスカスだけが見ていた。
627406:2006/03/06(月) 18:30:44 ID:wZBr+1Bn
以上です
628名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 20:12:56 ID:YRCWiKqa
神キタ。

攻撃的なはずむは貴重なのでぜひこのまま頑張って頂きたい。ハァハァ…
629名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:10:52 ID:wqeACK7o
言っていいか?
406と131って、被ってるよな
630名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:18:16 ID:LprUrMR9
そうでもないって。
631名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:21:28 ID:/a0GtI7J
盗作w
632名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:33:45 ID:a5t0zfnF
>>629
>>631

2人とも文章を読む力が不足しています。
本をもっと読みましょう。
633名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:45:37 ID:Vrv6GznI
事実だな。
インスパイヤしてるんだろ。
ただ両方とも神認定だよ、俺はね
634名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:49:45 ID:zokgryZV
イイヨーイイヨーどっちもイイヨー
635406:2006/03/06(月) 22:54:37 ID:wZBr+1Bn
>>629
言っちゃった!みんなが気づいてたのに黙ってたこと言っちゃった!

ていうかこの先もろ131氏と展開かぶるよ
前回の流れを汲んで書くとこれ以外の展開は俺にはムリ
それ以前にはずむ主観のHシーンにてこずってるしね

私としては今後の参考になるので酷評カモーンです
これはちょっと……と思ったトコは指摘していただけると嬉しいです












それ以前にパクリやんってのは勘弁ですが(汗
636名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:16:10 ID:YRCWiKqa
「はずむ」「明日太」で「初めて」「友情と愛情の一線を越える二人」「純愛」っていうテーマが共通してるだけじゃん?
あ、あと「エロまだ〜?」か。


中身は違うだろ。
もっとよく読んだれよ。
個人的には406のイケイケはずむに期待してるw
(そのまま明日太に乗ったりしないかな、と。)


両氏と、他のネタ仕込んでる職人さん皆ガンガレ。
637496:2006/03/06(月) 23:17:56 ID:yxmXeORD
>>406の人気に嫉妬w
嫉妬したところで>>406のような神ssが書ける訳でも無いが


〜ここから独り言〜
ペンが進まねぇ!
スラスラ書ける>>406に嫉妬
638名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:20:31 ID:u1+RqG8o
被りそうな相手のほうがいいものを書くと思ったら傍観。[私はがんばらない]
被ってもしょうがないと思ったらそのまま投下。[あたしも好きなんだ。明日太×はずむのこと]
被って酷評されたら、リベンジを誓って真夜中に山登り。[また、いいSSが書けますように]
修正可能だと思ったら明日太を女にするぐらいの覚悟で手を加える。[何があっても親友だ]
639名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:21:12 ID:YRCWiKqa
>406
なんだよ!折角フォロー入れたのに!w
まあガンガレ。えろください。
640496:2006/03/06(月) 23:26:22 ID:yxmXeORD
なんか露骨に406氏を嫌ってるようなレスになってしまった気がする……
スマソ
406氏が嫌いなわけではないです
641名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:26:31 ID:szzFsQQu
エロは気長に待ってますので、どちらもいい話じゃー
642131:2006/03/07(火) 00:23:36 ID:UL70T/FO
406氏のSS、いつも楽しみにしてます。
達筆なんでリスペクトです。
自分のは、ぼちぼち書き貯めてますが時間がなくて、亀の歩み・・・。
期待してくれてる方もおられる様なので、3月中には完了させたいっす。



643名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 02:58:31 ID:u8wH+6M3
相変わらず406氏の小説はいいですなあ…
続きも期待してます〜
644名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 04:48:22 ID:Lw+wwOli
ううむ、明日太のはずむ相手の夢精→はずむの男時代のとまり相手
夢精話で、はずむ相手にぎくしゃくする明日太に話して、
ともに大笑いと言うネタを考えていた漏れは修行が足らんようです。

出直して来ます。
645名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 06:47:19 ID:s9DAl+dW
>>644
最高じゃないですかそれw
646名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 08:17:27 ID:4IoR7Zn/
>406
開き直りはイクナイ!あなたの言い草は131さんに失礼。
647名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:10:17 ID:whLwJOYB
とまりちゃんとオナニー見せっこしようかな
648名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:10:43 ID:N330UorI
だれか男はずむの告白をやす菜が受けちゃってしょんぼりしたとまりが明日太と付き合い始める話を!
649名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:37:09 ID:n+Rcbo8F
>>647
その案はもらっておきますね
650名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 11:31:16 ID:fQ7pl2Yw
>>617
はずむのお父さんがいるじゃないか。
651名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 20:03:38 ID:eaqLk0ak
>>406
GJ!!!! 相変わらずの神っぷり
テーマが同じなんだから131氏と多少被るのはしかたがないことでしょう
652名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:00:38 ID:u8wH+6M3
テーマぐらい被ってもいいジャマイカ。
653名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:33:15 ID:BAqe76fm
ネタ被ってるんじゃない。
セリフやシーンをパクってると言われてるんじゃないの?
654名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:35:54 ID:thBbae/N
要望:
明日太はかっこいいこと言うわりに実際抱き締めちゃったらサルになるべきだよねーキャハハハ
655名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 23:01:47 ID:7/Hr11qF
今北だけど、別におもしろければいいんじゃないか?

つーか普通にネ申多いなココww
656名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:08:25 ID:r3Q+hKKO
>>645の方へ。

判りました。時間はかかるかもしれませんが
着手致します。
657名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:19:41 ID:tAI0WuGR
アニメの展開からして、3Pとか余裕だから安心した
658名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:46:48 ID:gjIz/2Gf
>>657
はずむのことでいがみ合うやす菜ととまり。
→「ケンカしないで、三人で仲良くしようよ〜」とはずむ
 →あれよあれよと3Pに

というアフォ展開キボンw
659406:2006/03/08(水) 06:16:13 ID:uXsSUeGN
>>646
パクリを指摘されたのに開き直って正当化するのは131さんに失礼だ、ということでしょうか?

私自身は131さんの作品の影響を受けているのを自覚しているつもりです
と言うより、はっきり申しますと今書き溜めてあるストック分なんて
前回の比じゃないくらい台詞とか類似してます

私としては131さんの作品とは違う意味合いで書いているつもりですが、
こちらの力量不足でどうもそこまで伝わらないようです

書き直したほうがいいんでしょうか・・・
660名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 06:26:39 ID:g3GktEYZ
感想は感想。誰もやめろとは言っていないのでは?
書きたくなったから書き始めたんでしょう。そういう時は書けばいいものですよ。
661名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 06:33:55 ID:fSriRl/R
黒はずむキュンがやす菜、とまり、あゆき、ジャンプウ、明日太、並子をたらし込むストーリー
662名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 07:10:42 ID:tAI0WuGR
>658
やす菜ととまりんの仲が良くなったから、
右から左からムギュッ現象もありかと
663名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 11:13:03 ID:qvoKrSQ+
>>659
文章は絵より、こういった事に厳しいのはあるからなー。
ただ>646は、あなたの635のレスに対してのものでしょ?
635を読み返してみて、自分でどう感じるか、じゃないかな。
664名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 12:28:56 ID:nxw/auKj
右からむぎゅっ、左からぺたっ
665名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 12:57:39 ID:DphMozeP
そろそろあゆきSSを…。 
(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
666名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 13:11:06 ID:hWHr9Pkb
そろそろジャンプウSSを…(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
667名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 13:51:44 ID:Ot3k4l1x
>>659
気にせず投下してください…
カップルとテーマが同じであれば、台詞が似てくるのは仕方ないと思いますし、
自分は気に入った展開の話ならいくつでも読みたいと思う方なので。
気になる人はスルーすればいいだけの話ですから。
668名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 15:59:45 ID:36LUf8I/
>667は131さん?じゃないよね…
気にしないで、と読み手が言うのは間違ってると思うけど、
131さんも、別に気にしてないみたいだったしね。
406さんに自覚があったんなら、もう御本人次第かと。
669名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 17:23:17 ID:tAI0WuGR
ここってはずむ明日太以外も有りなん?
670名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 17:43:10 ID:dQbAXeK4
宇宙人×フェルマータとかもあり
671名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 19:53:24 ID:VYtR+Zyy
仁「人間以外の恋愛感情も調査したいのだが、協力してもらえないだろうか」
フェ「わふ?わほっ」
仁「ありがとう、ところで君は神泉やす菜に恋愛感情を抱いているようだね」
フェ「ふわん!キャンキャイン」
仁「なに、気にすることはない、それともこの星では種族を越えた恋愛は禁止されているのかね?」
フェ「!!・・・っ!?」
や「ただいまー」
仁「おや、神泉やす菜が帰って来たようだな、では私は隠れて見ているのでうまくやるのだぞ」
フェ「・・・・・」
や「ただいまフェルマータ、あっ、どうしたのそんなに甘えてきて、ひとりで寂しかったの?」


宇宙人×フェルマータにならなかった
672名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 19:59:12 ID:IiyAZFNU
キタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!
673名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:09:52 ID:IiyAZFNU
や「あ、や、やめ…もう!フェルマータったら、今日はなぁに?」
フェ「わん!わうっっ」
や「あ…!だ、だめよそんなんとこ、あぁんもう!くすぐったいわ」
フェ「わん!ゥゥアウンッ!」
や「あッ!?いやっ!?どこに顔を突っ込んで・・・!!ああっ!だめよ、止めなさ…!」
フェ「フ、ゥゥゥゥゥゥッ!フッフッフッフッフッフッーーーッ!!」
や「ど、フェルマ、タ…どうし…んあっ!?そ、そんなトコ舐めな…いで、あうっっ!?」
フェ「グゥ、ゥッゥッゥッ・・・グムフゥゥゥーッ」
や「い、い、やぁぁ、だ、だめ・・・っあ!?ひぃうぅ、か、感じちゃう・・・も、舐めな・・・で」
フェ「グルルルッッッ、フッ!フ!ッフッ!」
や「あああぅ!?やあっ!?そ、そんな…ショーツの、中にま、で・・・あうううぅぅ!!」
フェ「びちゅっ、ぶちゅっっる、びちゃっっ・・・・・・」
や「あ、あ、か、かんじ・・・ちゃう・・・、ひぃああっ!?そん、な、舌で掻き、まわさ・・・」
フェ「ちゅるっぢゅる・・・・・・ぷちゅっ・・・フゥゥゥーッ」
や「ぁううう〜・・・あつい、あついよう・・・、おねが、フェルマ、もうやめ・・・ああっっ!?」
フェ「ムッ、グムッッゥゥウウウッ!!」
や「い、いやあっ!?舌が、入って・・・き!?や!いや!いやああぁぁっ〜〜っ!!」
フェ「ぬちゅッ・・・むちゅッ、にちゅっ・・・ぢゅ・・・」
や「な、中に!?なかに入って、る・・・あう!い・・・いや、舌を動、して、ひうぅッッ!?」
フェ「ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅっ・・・フウウゥゥゥーーーッ」
や「あッ、あッあッあッ、だめ・・・、だめ・・・、・・・か、かんじちゃう・・・、かんじちゃうぅぅ・・・
 なかに・・・、わたしのなかに・・・、そ、んな!?やぁぁぁ・・・お、奥まで、奥までぇぇ〜」
フェ「ブフーーーッッッ・・・!ぢゅる・・・、ぢゅる、ぢゅる・・・ぢゅっぢゅっ」
や「奥にぃ、奥にぃぃぃ!あ、くううぅぅ・・・と、とどいて・・・る・・・の、そん、舌で突き上げ、
 て、あ、あ、あ、あッあッあッ、かんじるっ!?かんじるっかんじてるっ!?わ、わたし
 だめ・・・、だめ・・・、だめ・・・、フェルマ、フェルマータ、ゆるして、ゆるしてぇぇっ!!」
フェ「ぶちゅっ!ぶちゅ、ぢゅるちゅばっ、ぢゅるんっっ!!フウウウゥゥゥーーーッッ!」
や「ああぁ、あううっっ!!はぁ・・・、はぁ、はぁ、んっ・・・ん、んぁ・・・やっと、止めてくれ
 た・・・の?フェルマ、き!きゃああああああぁぁぁっっっっ〜〜〜!?」
フェ「ガ、ガル、ル、ルル、ガルゥッ、ウウウゥゥゥゥゥ」
や「・・・こわい、こわいよ・・・、フェルマータ・・・。どうしちゃったの・・・?お願い、どいて、
 離して・・・・・・も、ゆる、して・・・」
フェ「ビ!ビィィィィィーーーーッッ、ビチッッ!!ブチッ、ビィーッ、ビリッ、ビッ」
や「い、痛い!やめ、何を・・・?イヤッ!?ぬ、脱がさないで!?あっ、く、苦し・・・締ま、
 る・・・ああっ!?こ、これ以上はダメッ!!やめて!ブラがちぎれ、あああぁぁっ!?」
フェ「グゥルルルル、ル、ル、ル、ル、ル・・・・・・」
や「痛いっ!あ!ショーツを引っぱらないでっ!?、お願い、もう・・・、あうぅ!?痛いっ!
 やめ、やめてよぅ・・・わかったから・・・、自分で脱ぐ、から・・・もう痛い事、しないで・・・」
フェ「ウウウウゥ、ウワウッッ!!」
や「ひぃっ!?や、やめて怖いわ・・・どう・・・、どうすればいいの・・・?どうしたら、ゆるし
 て、い、いたい!う、うつ伏せになればいいのね・・・?え、ち、違うの?・・・あ、え?お、
 お尻を上げ、る・・・の?」
フェ「ウウウウ、ワゥッウワウッッ!!」
や「ひッ!?やめて!こわいの・・・!言う通りにするから・・・、フェルマータの、いうこと、
 きくから・・・。おねが、い・・・やさしいフェルマータに・・・戻っ、て・・・、おねがいよぉ・・・」
フェ「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、びちゃ・・・びちゃ、ぶちゅっびちゅ・・ぢゅばっ・・・・」
や「あう!?あ・・・、あ、あ、あ・・・、あぁ、そん、いや、いや・・・、お尻の穴なんて・・・!?
 汚いの、に・・・ああぁぁ・・・、そこまで舌を入、れるなん、て・・・!?ひぃぃああぁぁ!?」
フェ「ぢゅ、ぢゅ、ぢゅる・・・ぢゅる・・・フーーーーッぢゅるっ!ぢゅばっ!!」
や「いや・・・、いや・・・、はずむくん・・・はずむくん・・・たすけ、て・・・、たすけて・・・」
フェ「!?・・・グゥルルルルゥゥゥウウウッッ!!!」
や「・・・あうっ!フェルマータ、爪が痛い!背中に乗らないで・・・、え?い、嫌ああっ!?」
674名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:28:23 ID:FKLyVuiM
フェラマータまさに外道w
675名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:12:48 ID:YjqS8/2Y
>>673
正直タッテシマッタ…
676名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:28:49 ID:6WMP0ikQ
宇宙人×はずむ見てみたいな
恋を知らない宇宙人に色々教えてあげる展開とか
677673:2006/03/08(水) 23:44:47 ID:hUQoGCo9
>671
すまない、耐え切れずリレーしてしまいました
678名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:03:28 ID:jHdFIK8M
>>673
ワロタ
679名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:28:21 ID:U89HUmCj
彼女たちの日々、こんなだったらいいなぁと妄想してみました。
・・・
はずむ、とまり、やす菜、はずむの部屋にて。

とまり「諸君、今日集まってもらったのは他でもない」
はずむ「え?僕は何も聞かされてないんだけど」
やす菜「はずむくん、今は黙ってとまりさんのお話を聞きましょうね」
はずむ「う、うん」
とまり「先日、同士やす菜から切実な相談を受けた」
やす菜「はい」
はずむ「やす菜ちゃん、何か悩み事があるの?」
とまり「そろそろ我慢が限界だそうだ」
やす菜「もう!そんな言い方しないでください」
はずむ「え?」
とまり「はずむ、すまん、先に謝っておく」
やす菜「はずむくん、ごめんなさい」
はずむ「え?え?二人とも何で服脱ぎ出してるの?」
とまり「いや、その、私は別にそんなにしたいわけじゃないんだが、やす菜はほら、けっこうガチだから」
やす菜「あら?じゃあ、とまりさんは不参加なのね」
とまり「参加だ!参加っ!」
はずむ「あの〜何で僕、服脱がされてるの?」
とまり「わっかんないかな〜。やす菜、言ってやれ」
やす菜「あのね、はずむくん、私と、いえ、私達と愛を育みましょう?」
はずむ「うん、仲良くするのはいいことだと思うけど……」
とまり「やす菜、そんな回りくどい言い方じゃわかんねーって。なあ、はずむ」
はずむ「うん」
とまり「一発やらせろ」
はずむ「えー!!」
やす菜「とまりさん、表現が直接的すぎです」
はずむ「……やるって何を……」
とまり「だから、やす菜の蓄積された欲望のはけ口になれ、と」
やす菜「もうちょっとムードってものを考えてもらいたいのだけれど」
はずむ「……ちょ、ちょっと……」
とまり「わかったわかった、じゃあムーディに進行してくれ」
やす菜「いいの?」
とまり「許す」
はずむ「……あの……」
やす菜「はずむくん、私ははずむくんと身も心も一つになりたいの。あなたの声をもっと聞きたい。
あなたの体にもっと触れていたい。あなたの吐息をもっと近くで感じたい。あなたに、愛されたいの」
はずむ「……あん、やす菜ちゃん、そ、そんなところ!」
とまり「というわけで、やらせろということだ」
やす菜「とまりさん、先にあなたを黙らせましょうか?」
とまり「すまん、反省してる。続けてくれ」
はずむ「ちょっ!ちょっと、とまりちゃん!」
とまり「いやー、こういうのも一つの経験というか、興味がないかといえば嘘になるというか」
はずむ「……やす菜ちゃん、ひゃん、だめ、僕、はずかしい……」
やす菜「はずむくん、もっと自分に正直になっていいのよ」
とまり「おまえは正直すぎるよな」
やす菜「後悔したくないのよ」
はずむ「……あっ!あっ!だめっ!そんなっ!やす菜ちゃん、舐めちゃだめ!」
とまり「す、すごいな」
はずむ「だめっ!もうっ!ぼくっ!あああ!」
やす菜「はずむくん、はずむくん、かわいい」
はずむ「やす菜ちゃん!やす菜ちゃん!ぼく、もう!おかしく、おかしくなっちゃう!」
とまり「(ごくり)」
・・・
はずむ君、大ピンチ。
母さん、もっと妄想していいですか。
680名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:45:14 ID:1vn43h1D
>>679
アニメ見てて気付かなかっタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
681名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 01:59:48 ID:GndRYHe0
>>679
激しく性欲を持て余す!!
さぁ続きを俺に見せてくれ!!!!
682名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 02:03:24 ID:HiDTaHCD
673、679の両氏の作品とも素晴らしい…
スレが活性化しているのは読者としても嬉しいです〜
683名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 02:05:25 ID:nWb9DOen
131氏の続編マダー?
684名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 02:55:52 ID:oJAwqtpH
>>679
とまりが武骨でワロタ
全体的に雰囲気がアメリカのホームドラマみたいでワロタ
685名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 03:00:58 ID:4uV9rXM6
愛してるよはずむキュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!
686名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 07:20:33 ID:Ys0iEA9b
673氏、679氏、ブラボーであります!
…寸止めはひょっとしてこのスレのお約束デツカ?
687名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 08:10:07 ID:nqJFPH3Q
673みたいな鬼畜外道系なのは、このスレの空気に合わないっていうか、
需要も無さそうな感じ…?
688名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 14:22:39 ID:HiDTaHCD
>>687
いや、パロディだから需要はあると思うよ。
689名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 17:04:15 ID:CESpVWW3
少なくとも俺だけは673の続きを待ってるぜ
690名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 17:48:09 ID:Hx5sSqkL
並「じゃあ曽呂くん、補習を始めましょうか」
明「先生、もうこんなことやめてください、俺、好きな娘ができたんだ」
↓続きは任せた
691名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 17:58:01 ID:Du3c/owG
↓   ↑
↓   ↑
  →→
692名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 20:02:33 ID:Znh+qbSC
ちょっと思ったんだけど
宇宙仁の科学力があればなにかおこっても時間を撒き戻して
複数の恋愛を鑑賞することができそうじゃない?
パラレルワールドみたいなものを選んで
そういうわけで色々な妄想頼んだ。大丈夫なんでも起こる可能性はありそうだしな

はずむ♂×はずむ♀とかキボン
693406:2006/03/09(木) 23:05:34 ID:oJAwqtpH
あれから色々考えましたが、自分の書きたいように書かせて頂くことにしました

131氏とかぶってると言う問題は解決していませんが
そこはそれ、素人のオナニーなので多めに見て頂ければと思います
694『親友なんて』:2006/03/09(木) 23:08:28 ID:oJAwqtpH
    *    *    *    *    *    *
日が沈んだとは言っても季節はもう夏で、学校の隅に置かれた狭い倉庫の中はむしむししていた。
元々はここも体育倉庫として使われていたので、中には園芸用具の他にサッカーボールの入ったカゴや体操用のマットが置いてある。入り口の引き戸を閉めると、天井近くの換気口から入り込む街灯の光だけが、唯一の照明だった。
部活の後だったので、鍵はたまたま手元にあった。でも、まだ目が慣れてこないくらいの薄闇に、人気の寂しい倉庫。中にはちょっとホコリっぽいマットが、積まれて5枚。
これじゃまるで、あらかじめ準備しておいたみたいだ。僕がこうなることを期待してたなんて明日太に思われたらどうしよう。エッチな女の子だと思われるのは、すごくいやだった。
でも、そんなことに気を取られている場合じゃない。
腕を引っ張られるかたちで僕の後ろをついてきた明日太に、くるりと向き直る。二人の視線が絡み合った。お互いここに来るまで、ずっと黙ったままだ。淡く白い光に照らされた明日太の顔は、手持ち無沙汰という感じでいっぱいだった。
「…………明日太」
名前を口にすると、きゅんと胸が震えた。明日太が何かを言おうとしたけど、結局開いた唇からは何も出てこなかった。
明日太が応えるのを待たずに、僕はゆっくりとした動作で明日太との距離を縮める。だらしなく出したワイシャツのお腹をぎゅっと掴んで、さっきみたいに胸に顔を押し当てながらもう一度名前を呼ぶ。
「明日太」
「………………はずむ……」
明日太の心臓が暴れ回るように動くのが聞こえる。頭の方から降ってくる声が耳にくすぐったくって、思わず顔を見上げる。
「…………ねぇ」
「はずむ……やっぱこんなの、俺……」
明日太が僕の肩を掴んでから、強い意志をもって引き離す。そのまま僕の顔をまっすぐに見て言う。
「俺、やっぱ出来ねえ。男のお前を捨てちまうなんて、今までの俺自身を否定するみたいで、やっぱり無理だ」
瞳の色は力強いのに、その顔は今にも泣きそうで、僕の胸の中でときめきと切なさがないまぜになる。
明日太はまだ、女の子の僕を抱くことに躊躇している。ここにきて渋った態度を見せるなんて、さすがにやきもきしてしまう。
まったく、しょうがないな。
心の中でちょっと呆れながら、僕は肩に置かれた明日太の左手を両手にとって、それを胸に抱き寄せる。それからうつむき加減で、傷ついたふりで言う。
「……女の子の僕より、男の子の僕を取るの?」
明日太の顔が一転して赤くなる。本当はこんなの恥ずかしくっていやだけど、こうでもしなきゃ明日太は動いてくれない。手段を選んでる暇はなかった。
「男の子の僕を捨ててまでして手に入れるほど、今の僕には魅力はないってこと?」
ごくごく自然に、ウソの涙が出てきた。これじゃほんとに騙してるみたいだ。あんまりにもセリフがすんなりと出てくるので、ちょっと自分が疑わしくなってくる。
しゅんとしぼんだ僕を見てか、はたまた手に当たった胸の感触を意識してか、明日太がどぎまぎしながら言葉を紡ぐ。
「い、いやっ、そうじゃないっ、そうじゃなくって……だから、俺はっ、その……」
「僕って、そんなに可愛くないの?」
「だからっ、ちが……は、はずむっ!とりあえずその手をはなせって……」
「!!僕なんかっ、さわるのもいやなんだっ!?やっぱり僕って、ブサイクだったんだっ!!」
「そ、そんなこと、言ってな――」
「じゃあ早く僕のこと抱いてみせてよっ!」
「はずむっ!!」
明日太が唐突に怒鳴った。低い天井にびりっと振動が走る。一瞬だけ倉庫が静かになって、それから続けて明日太が叫ぶ。
「何そんな必死になってんだよ!?さっきからずっと思ってたけど、やっぱりお前、なんか変だぞ!?」
「変じゃないっ!僕はただ、明日太と一緒になりたいって、それだけだよっ!!」
いつの間にか僕も声を荒げて興奮していた。さっきまでの余裕みたいなのはもう無い。それを見透かしたのか、明日太が核心に迫ることを言う。
「…………嘘だな。それだけじゃねえはずだ。なんでこんなトコに連れ込んだのかは分かんねえけどよ。お前何か、焦ってる」
焦ってる。僕が今、焦ってること。それは。
「なあ、ちょっと頭冷やせよ。男の時のお前はよ、もっと考えが深くて――」
「僕はもう男の子じゃないよ」
695『親友なんて』:2006/03/09(木) 23:10:06 ID:oJAwqtpH
生まれてから一度も聞いたことの無いような、そんな冷えた声が狭い空間に響く。そして激昂したような、悲痛な叫び。
「僕はもう、男の子じゃないっ!!体も!仕草も!感情も感覚も全部っ!ぜんぶぜんぶぜんぶっ、女の子なんだよっ!!」
「……………………」
僕の激変した様子に、明日太はすっかり言葉を失っていた。そんな驚愕でいっぱいの顔を、僕はわめき散らしながらにらみつける。
「そうだよっ!確かに僕は、焦ってるっ!女の子の自分を受け入れるのに、必死なんだっ!!」
あふれる感情にブレーキがきかない。八つ当たりするように、不安や迷いを全部、明日太にぶつける。
「僕はね、明日太。自分のこと、男の子だと思ってた。姿は変わっても、心だけは昔のまま変わってないって、そう思ってた。一人の男の子として、女の子を好きになるって。それだけは譲らないって、そう信じてた」
それだけが唯一の拠り所。僕が僕でいられる、最後の境界線。これだけは見失わないようにと、固く誓っていた。
「でも明日太、言うじゃない?最近の僕は大人しすぎるって。まるで男の子の頃に戻ったみたいだって。今の僕は、女の子らしくしてないと、変だって!」
苛立ちを含んだ叫び声は、壁や天井を跳ね返って、やがて闇の中に吸い込まれていく。明日太も僕の泣き言に耳を傾けるばかりで、身じろぎ一つしない。今この場所において、時間が動いて見えるのは、僕一人だけだった。
マネキンの明日太に向かって、僕の独り言は続く。
「それ聞いたらね?すごくショックだった。なんだかんだ言ったって、ありのままの自分の姿は、まだ男の子そのものだって思ってたのに。意識しないで普通にしてれば、男の子の僕が自然と出てくるんだって。
 なのにみんなは僕のこと、女の子として見てて。みんなの目からは、全くの女の子にしか見えてなくて」
声が震える。知らないうちに流れていた涙は、信じられないくらいの量だった。その涙が怒りから来るものなのか、悲しさから来るものなのかは、僕には判らなかった。
「男の子としての自信みたいなのが、粉々に崩れた。変わらないなんて、口先ばっかりで。心の中をすっかり奪られてるのに、それにも気づかないで明日太に惹かれてる自分が、すごく恨めしくって」
かすれた声は、きっと慟哭だった。過去の自分への、悔恨だった。男の自分はもう、ほんの一握りしか残っていなくて。
「まるで僕の眠ってる間に、誰かが大佛はずむを名乗って僕の居場所を踏み荒らしていくみたいで。苦しくて、悔しくて、怖かった」
取り残されたような孤独感と、追い詰められたような閉塞感に、気が狂いそうで。
「……だから。こんな思いするくらいなら、いっそ完全な女の子になって……プライドも守れないような、ちっぽけな男の子の自分は、残さずさっぱり、捨てちゃおうっ……て……」
そのほうが、楽だから。つらくて、つらくて、背負い込むには重たすぎるから。
せり上がってくる感情に耐え切れなくなって、顔を覆いながら座り込んでしまう。明日太が無言で近づいてきて、僕の肩をそっと軽く抱いた。僕は消え入りそうな声で、肩を引きつらせながら明日太にすがりついた。
「……助けてよ……明日太……このままじゃ、僕……自分に押し潰されちゃいそうだ……」
黙って僕の頭に腕を回す明日太。明日太の顔がすぐ横にある。口惜しさのような、憤りのような、そんなやり場のない感情をいっぱいにたたえた涙が、ぼろぼろとこぼれる。
忘れなきゃと思った。諦めなきゃと思った。
だけどそんなこと、臆病な僕に出来るはずもなくて。
お前はもう、女の子なんだと。いつまでも男の気持ちでいては、いけないんだと。誰かにはっきり、言って欲しかった。足踏みしている僕の背中を、突き飛ばしてでも押して欲しかった。
僕が明日太に求めていたのは、優しさでも思い出でもない。逃げたくなるほどつらい現実を、首を掴んで目の前に突きつける。そんな残酷さだった。
僕は明日太のシャツを力一杯握り締めて、耳元で嘆くように呟いた。

「お願いだよ。僕を本当の女の子にしてよ。でないと僕、いつまでたっても男の子の自分に、未練を残したままだ」

それ以上はもう、言葉は出なかった。
横でひたすらしゃくり上げてる僕に、明日太がぼそっと訊いてくる。
「…………そのほうが、お前のためになるんだな?」
肩に顔をうずめたまま、無言で首を縦に振る。
「本当に俺で、いいんだな?」
「…………明日太にしか……許せないよ、こんなの……」
僕を包む腕の力が、一気に強くなって。
「…………わかった……気づいてやれなくて、悪かった」
顔を上げて、涙を拭って。
お互い見つめあってから、そっと唇を重ねた。
696406:2006/03/09(木) 23:11:57 ID:oJAwqtpH
ここまでです
697名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:18:39 ID:nWb9DOen
GJ!…なんですが、もうちっと見易いようにして頂けると有り難いのですが。
698名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:18:50 ID:HiDTaHCD
>>696
GJ!
色々考えるところはあったと思いますが、406さんの思うようにやって構わないと思います。
こういったら語弊があるかもしれませんが、所詮は二次創作なんですから、気楽にやって
欲しいです。
699406:2006/03/09(木) 23:30:34 ID:oJAwqtpH
>>697
すみません、あまりSS投下に慣れてないものでして
改行の加減とかが今一掴めてません
レスの変わり目で文章の流れが崩れないように気を使うと
正直これ以上はムリかと……文字数規制とか長行規制とかうざいし……

>>698
そうですね、所詮は妄想全開のパロディな訳ですし、気楽に行きたいと思います
700名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 00:47:11 ID:HxZipXZJ
>>699
GJ!
今回も面白かったですよ〜。
続きを楽しみにしてます。
701名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 00:55:09 ID:qDi88Zyf
>>406
GJ!!!!!!
素晴らしい。続きを非常に楽しみにしています
702679:2006/03/10(金) 01:22:08 ID:BNxdidqT
母さん、僕、妄想してもいいんだね!ありがとう!
確かにアメリカンホームコメディが好きです。“明るく楽しくエッチ”な感じ。
というか、そういうのしか書けないので。
673さんのようにハードなエッチがかけるのがうらやましい。
406さんのようにシリアスものがかけるのもうらやましい。
・・・
>>679続き
とまり「えー、ただいま、とんでもないことになっています」
はずむ「だめ!だめ!ああぁん!!」
やす菜「はずむくん、もっと声を聴かせて」
とまり「やす菜の指が、はずむのあんなところを」
はずむ「ひくっ、きゃぁん!あん!」
やす菜「はずむくん、もっともっと気持ちよくなって」
とまり「やす菜の舌が、はずむのこんなところを」
はずむ「あぁん!とまりちゃん、あん!誰に、きゃん!話しかけてる、ひゃん!の?」
やす菜「はずむくん、集中しましょうね〜、それから、とまりさん実況禁止」
とまり「うぃーっす」
はずむ「あん!あん!あん!」
やす菜「はずむくん、いって、いっちゃって!」
はずむ「いくって!?ぼく、いっちゃうの!?うん!いっちゃう!いっちゃう〜!!」
・・・
とまり「……いっちゃったか。えらく早かったな」
やす菜「おいし」
はずむ「はぁはぁ」
とまり「おーい、はずむ、大丈夫か」
やす菜「はずむくん、とても可愛かったわ」
はずむ「ぼ、ぼく、こんなの、はじめて」
とまり「そりゃ、そうだろうなぁ」
やす菜「光栄です」
はずむ「お、女の子って、すごかったんだね」
とまり「すごかったのは、やす菜のテクニックだと思うが……」
やす菜「心外です」
はずむ「もう、頭の中真っ白になって」
とまり「そうそう」
はずむ「お花畑の中を踊りながらくるくる回るような」
とまり「そ、そうか、まあ、人それぞれだしな」
やす菜「はずむくんの気持ちも考えず、一方的にしちゃってごめんなさい。でも、私……」
とまり「はずむ、やす菜もはずむが好きだからこんなことしたのであって、許してやってくれ」
はずむ「そんな、許すだなんて、僕、とっても気持ちよかったよ。
    やす菜ちゃんの心が、直接伝わってきた気がするんだ」
やす菜「はずむくん……私、うれしい」
とまり「そんなことくらいで泣くなよ、やす菜」
やす菜「だって、だって、うれしくて」
とまり「まったく、ついさっきまで怖いくらいに妖しい笑顔で、
    はずむを責め立てていた奴と同一人物とは思えないな」
はずむ「あのね、とまりちゃん。それでね、僕は、やす菜ちゃんほど上手にできないと思うけど、
    とまりちゃんにも、気持ちよくなってもらいたいと思うんだ」
とまり「は?」
やす菜「そうね、とまりさんも参加するって言いました」
とまり「え?い、いやいや、私は別に」
はずむ「とまりちゃん、ちゅ」
とまり「わわわ」
やす菜「はずむくん、とまりさんのここ、触ってあげて」
はずむ「わ、濡れてる」
とまり「〜〜っ!」
やす菜「とまりさん、はずむくんより早くいかないでね」
とまりちゃん大ピンチ
703名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 02:24:03 ID:qWnJ5cV4
保管庫さん、更新乙津です。
704名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 05:05:09 ID:mpZ7oXBB
とまりってプッチャンの声の人ですか?
705名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 08:02:09 ID:5sPCVcfZ
>679
乙です。
セリフオンリーじゃなく、ト書きで状況描写をはさむと
より良くなるんじゃない?
>406
1行40字で50行程度が1レス分量として、整理したらどう?
改行は…書き手が意図してやるもんだし。
ただ、オレはいつも読み辛く感じる。
706名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 09:33:12 ID:ps+11az9
つーか、昨日の明日太、やる気満々じゃないか。
707名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 10:10:12 ID:ZtA7kutH
最近、明日太の妄想の中のはずむにしか萌られなくなりつつある俺。 
708名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 11:46:15 ID:KREsvuLZ
679のノリがとても好きだ。
是非このままつき進んでほしい。

406氏もGJ!倉庫イイヨ-
続きも楽しみにしてます。

だんだんバラエティに富んだSSが増えてきて良いね。
709名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 11:48:16 ID:KREsvuLZ
679「氏」な。
忘れてスミマセン…
710名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 11:55:27 ID:YgV91BRH
ここは八百万の神々が集うスレですか?
皆さんGJ!続き、新作、楽しみにしてます。
711保管庫”管理”人:2006/03/10(金) 13:16:32 ID:LHqMJkmH
話しぶった切るけどエロくない小説うpしたいひといる?
適当に掲示板作るけど
712名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 18:37:18 ID:dSSZpsMP
ここが総合SSスレとして機能してるから、いらないんじゃない?
713名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 21:48:20 ID:NhCd9UH7
つーか、もうそろそろ堪えきれんくらいエロいのを供給して欲しい 
714名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 21:54:11 ID:zt5So0dq
679氏が素晴らしいMP(妄想パワー)を持ってるのは良くわかったが
やっぱりセリフだけでなく文章で読みたいな。
715406:2006/03/10(金) 22:10:54 ID:n0c3N1XV
今日も少しだけですが投下します
716『親友なんて』:2006/03/10(金) 22:12:50 ID:n0c3N1XV
    *    *    *    *    *    *
「………………………………」
「………………………………」
「や、やっぱり、緊張する……な」
「……う、うん……」
「………………………………」
「………………………………」
一点のよどみも無い水面に一欠けの石が投げ込まれ、しかし広がった波紋はすぐに水の底へと消えていった……なんて、詩的に言ってみたものの。
うう、どうしよう、会話が続かない。
ひとしきり泣き腫らした後、とりあえずマットの上に並んで座ってみたものの、お互いどうすればいいのかわからずに、顔を伏せながら黙り込んでいた。
俺でいいんだな?なんてかっこいいこと言ってたくせに、明日太は僕にさわろうともしないし。僕も僕で、さっきまであった大胆さは涙と一緒に流れてしまったみたいだ。
今となってはさっきの自分を思い出すだけで恥ずかしい。
でも、ここまで連れてきたのは僕のほうだ。明日太に任せるよりも、ここはこっちから迫っていかなきゃ。なんか明日太って、甲斐性なさそうだし。
心の中でよしっと奮起して、明日太を誘うべく甘い声をのどの奥で作ってみる。それから、これ以上ないってくらい女の子っぽくて可愛らしい甘え方を思い浮かべて。
これなら明日太だって、その気にならずにはいられないはず!
「あ、あのっ!き、きききすっ!きすしよっ、あすたっ、もっかい、きすっ!」
…………………………………………。
空気が一気に死んだ。しんとした静けさがすごく痛い。最悪だった。
声が硬いし、どもっちゃってるし、なんかセリフがおじさんっぽいし。そもそも全然甘くない。完全に、はずした……。
「……う……えあ……」
明日太もなんか反応に困ってるみたいだし。ああっ、もうっ、しっぱいだしっぱいだしっぱいだしっぱいだしっぱいだっ!このまましんじゃいたい……。
僕が体を背けてばたばたしてると、明日太が僕にすり寄って後ろから抱き付いてきた。
「ぅえっ?明日太?」
「わ、悪い……そうだよな、ここは男の俺がリードしねえとだよな……」
声にまだ緊張が残ってるけど、明日太が僕の体を強引に向かせて、じっと見つめてきた。自分の中で決心をつけたのか、いつもの30倍くらい男らしい。うわ、なんか明日太の目、凛々しいっていうか……。
「……はずむ……」
「…………明日太……」
お互いに名前を呼び合う。どきどきが今までとは比べ物にならないくらいに大きい。周りの空気がみるみる甘ったるくなってくる。
明日太の顔がゆっくり迫ってくる。戸惑ったのは一瞬だけで、まぶたが自然と落ちてきて。そして。
「……………………ん」
もれた声はどちらのものだったのか。頭の中がとろとろに溶け出しそうで、気をしっかり持つのに必死だった。
さっきしたよりも、唇がずっと触れ合ってる。明日太の唾液が口の中に伝ってきて、気のせいかほのかに甘い味が口に広がった。体の中がどんどん熱くなってくる。ほんとに唇から全部、とけちゃいそうだった。
「……んっ……はん……ん……」
熱っぽい息が口からもれる。呼吸が苦しい。だけど、酸素なんかよりも明日太の唇の感触のほうが、今はずっと欲しい。明日太も僕の唇を噛みつくみたいにして求めてくる。
「んっ、ふぅ……ん……は…………んう!?」
口の中に、なにかやわらかいものが這い入ってきて、思わず声を上げてしまう。ぬらりとした感触が、僕のほっぺの内側をじっとりと撫で回す。
あすた、べろ、いれてる?
まさかの展開にちょっと混乱してしまう。
どうしよう、舌が入ってくるなんて、思ってもみなかった。キスって、唇と唇を重ねるだけだと思ってたのに。ううん、僕が知らないだけで、ほんとはこういうのが普通なのかも……。
どうしていいか分からずに固まっている僕をよそに、明日太の舌が僕の口の中でぴちゃぴちゃと暴れだす。
そしてじっと引っ込んでいた僕の舌に明日太の舌が触れた瞬間、脳みそに、じぃーんとした刺激が走った。
717『親友なんて』:2006/03/10(金) 22:13:58 ID:n0c3N1XV
「っ……はぁん……んんぅ!」
明日太のべろ、気持ちいいっ――!
舌同士がくっつくたびに、体中が痺れる。火が点いたように、僕の舌が明日太のそれに絡まり始める。麻酔がかかったように頭がぼやけて、キスのことしか考えられない。
「んぅ…………はあ……んっ……ん、ぁふ、ふぁあ……ん……」
不意に名前を呼びたくなって、声にならない声を出す。二人の唾液が混じり合って、口の隙間から垂れ落ちていく。それにも気を留めないで、僕は体を密着させて明日太の舌を貪った。
「んふ…………んは…………あすた……」
唇を離すと、頭の痺れが治まって、いつの間にか押し倒されてることに気づく。すぐ目の前で、明日太が眠たそうに目をとろんとさせてこっちを見てる。はー、はーと、息が切れてるのとは違う長めの間隔で、明日太の肩が上下している。
「あすた……あすたのべろ……すごい、きもちよかった……」
「!!」
うろんとした口調でそう言うと、我慢出来なくなったのか、明日太がいきなり僕の胸を制服の上から掴んできた。
「っ、はっ……はずむっ……はずむ!」
「あ、明日太ぁっ、ちょ……ちょっと、こわい――んぁっ!」
乱暴に揉みしだかれて、なんだか胸がじんじんするし、体の芯が疼いてくる。でも、明日太の手つきがどんどん強さを増していって、しまいには引っ張られてるみたいになった。
「あ、明日太っ!いたい!いたいよっ!」
「ぁっ…………ゎ、わりい……」
僕が悲鳴を上げると、我に返った明日太が慌てるように、手だけでなく体ごと離れる。そうして、人前で母親に叱られた子供みたいに大人しくなってしまった。
その様子になんだか愛らしさを感じて、ちょっとだけからかってみたくなる。僕は体を起こすと、明日太を非難するように言った。
「……もう……明日太、ひどいよ……ぎゅーって、つねるみたいに胸掴んで……」
「わ、わるい……なんつーか、その……あ、む、胸っ、だいじょうぶかっ?」
「大丈夫じゃないよ……全然優しくしてくれないんだもん……やっぱり、明日太じゃ信用できないかも……」
拗ねてるみたいに言って、ぷいっと顔を背けると、明日太が泣きそうな顔になってうろたえる。
「そ、そんな…………はずむ……」
「もういいっ……今日はもう帰ろうっ」
「ちょっ、そんな……ここまできて……」
「………………………………」
「は、はずむぅ………………」
「……………………ぷっ、あはは!」
明日太のこの世の終わりみたいな顔を見たら、我慢し切れなくて吹き出してしまった。明日太が呆気に取られたようにこっちを見る。
「もうっ、なにその情けない顔。そんなんだから明日太、女の子にもてないんだよ」
「はっ、はずむっ…………な、おまえ……」
僕のいたずらに気づいた明日太が、奪うように腕を掴んでくる。
「このやろっ。生意気にも悪女みてーな手ぇ使いやがって」
「ふふっ、明日太が頼りないってのはほんとだよ?……でも、一生懸命僕の胸さわってる明日太、可愛かった」
明日太の顔がぼんっ、とトマトみたいに赤くなる。僕は制服の胸に手をかけて明日太を挑発してみせる。
「ねえ、今度は僕、直にさわって欲しいな。明日太もそのほうがいいんじゃない?」
718『親友なんて』:2006/03/10(金) 22:15:14 ID:n0c3N1XV
ごくり、と、のどが動く音がした。高まった気分を抑えられない僕は、返事を待たずに制服のリボンを外す。すると突然明日太が僕に飛びついてきて、背中に腕を回してきた。
「え、ちょ、ちょっと!?」
「はずむ……お前が、悪いんだぞっ」
明日太が息を荒くしながら、僕の背中のファスナーを一気に引き下ろす。スカートを腰まで強引に脱がすと、そのままマットの上に押し倒してきた。
「わっ……あ、明日太っ!?」
はあはあ言いながら、ブラウスのボタンに手をかける明日太。目がいつになく真剣だ。ちょ、ちょっとやりすぎたかな?
「あ、あすた、おちついて……」
「はずむっ……お前のムネ、やっぱりでかいな……」
明日太の視線につられて下を見ると、いつの間にかボタンが全部外されて、ミントのブラジャーが露わになっていた。
「な、なんでこんな慣れて――」
「外すぞっ、これっ!」
明日太が加減知らずの力で、ブラジャーを鎖骨の辺りまでずらし上げる。外すとか言っておきながら、やり方がすごく原始的だ。
圧迫されていた胸が開放されて、小さく揺れるのがわかる。目を向けて確かめるまでもなく、丸見えだった。
「うわ……す、すご……」
「……あ…………う……」
僕の視点からではブラジャーに隠れて見えない部分を、明日太がまじまじと見ている。と言うより、見惚れているみたいだ。穴が開きそうなほどの強い視線を感じる。
分かってはいたけど、予想してたよりも遥かに大きい恥ずかしさが襲ってきた。
それにしても、明日太、さっきから鼻息荒いし、目がすごいいやらしいし……。自分で誘っておいてなんだけど、これじゃムードとかそんなのが台無しだ……。
こんなはずじゃなかったのに……。
「はずむ……触っていいか?」
「え?…………あ、あえ?」
「触るぞっ!」
ぶつぶつと不満を垂れるのに気がいっていた僕が、突然の問いかけを反芻するのに手間取っていると、明日太は有無を言わさずに胸の感触を確かめにきた。
「あ……あっちょっとま――ひやっ!?」
明日太の両手が僕の胸を、下から押し上げるように掴む。瞬間、静電気のようなくすぐったい刺激が、全身の肌を走っていく。明日太の手がせわしなく動き始める。
「ハアッ……ハ……っ……はずむ……!」
「ん……明日太…………もう……そんなに、あせんないで……」
明日太が僕の胸をもみくちゃにする。手のひらに吸い付くようにして、胸の形がふにゃふにゃと変わっていく。その様子を見てたら、なんだかすごく興奮してきた。
「は……はん…………んふ……ね、あすた、むね、すきなの……?」
「はずむ…………はずむっ……」
「……もうっ……全然きこえてない……」
明日太はさっきから熱心に僕の胸をこねくり回すばかりで、こっちの顔を見ようともしない。なんだかちょっと複雑だった。
と、いじるのに飽きたのか、明日太がいきなり胸に顔をかぶせてきた。甘えるようにぐりぐりと顔を横に振ってくる。明日太の固めの髪が胸のさきっぽに当たるたびに、じんじんしてこそばゆい。
「ちょ、やだ、くすぐったいよ……」
「……はずむぅ……すげ……ふかふかしてる……」
明日太がくぐもった声でいう。すごく幸せそうな声だ。だらしない顔で胸に擦りついてくる明日太は、ちょっとお馬鹿さんな感じだけど、ついつい甘えさせたくなる可愛さだった。
「もう……明日太、子供みたい……」
「お前のが、こんなだから、悪いんだよ……」
言い訳なんかして、ほんと子供だ。と、僕の胸にすっかりご執心の明日太が、とうとうさきっぽを指でつまんできた。
「ひっ!?あ……やっ、ぁん……あ、あすた……それっ、だめっ……んん!」
「これ…………乳首、こんななってる……」
「ふ………………え?」
719『親友なんて』:2006/03/10(金) 22:16:14 ID:n0c3N1XV
見ると僕のちく……胸のさきっぽが、なんだかかたく膨らんでいた。体中の血液が全部集まったみたいに、じんじんと熱くなってる。
「これ……感じてるってことだよな……」
「んぁっ!……あ、あすたっ……つめ、立てないで……ひくっ!」
僕の制止を無視して、明日太の指が容赦なくさきっぽを攻め立ててくる。つねったり、引っ張ったり、指の間で転がしたりと、やりたい放題だ。
「あす、たぁっ…………だめっ、とれ、ちゃうよぉ……ぁはあっ!」
「ムネ……弱いんだな……はずむ、すげえ、可愛い……」
言って、明日太がさきっぽに口を寄せる。それから、べろり、と一舐め。
「んふああっ!」
「はずむ……気持ちいいか……?」
明日太は僕の悶える様子を嬉しそうな顔で見ると、今度はさきっぽを口に含んで、ちゅうちゅうと吸ってきた。
「ふう……ふぁずむぅ……んふー……」
「ちょ……はん……吸わ、ないで……よぉ……んひぃ!?」
胸のさきっぽに電撃が走った。明日太が前歯で軽く噛んでくる。思わず上半身をのけぞらせて、反射的に明日太の頭をがっちり抱え込んでしまう。逃げ道を断たれた明日太が、ままよとばかりに、執拗にさきっぽに攻撃を加える。
「だめっ!あすたっ、つよすぎ――――っんああっ!」
「ふはぁ……んふー、ふー……」
「ひああっ!……ん、ひ、ま、まって、ちょっ――ひぅぅっ!」
ああ、あたまが、ぼおっとする……。
と、急にお腹の下の辺りの筋肉が、きゅうんと縮むように動く。それと同時に、明日太の口がまるで洗濯機みたいに、大きな音を立てて僕の胸をかき混ぜてくる。そして脳みそから、気を失いそうになるほどの気持ちいいのが、お腹の奥に下りていって……。
「ふっ、あっ、ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?――――っ――ぁ――――っ――――――」
まっしろになった。息が止まる。体が浮いてる感じ。脚の付け根の間が、びくびくする。すごく、熱かった。
「は……っ、はずむ……ムネで、いっちまったのか?」
「…………ふあ…………?」
全力疾走した後みたいな、息も絶え絶えといった感じの僕に、明日太が少し嬉しそうに訊いてくる。でもこっちは、腰の辺りにじわーんと広がる熱に気がいって、応えるどころじゃなかった。
「でかくて、その上、感じやすいなんて……やらしいな……はずむの胸は」
「……ぁっ……ぁー……」
「本当に、やらしい……っ……」
明日太が上下している胸を見ながらのどを鳴らす。そしてもう一度、おもむろに胸のさきっぽに吸い付いてくる。ちゅうちゅうちゅうちゅうと、一生懸命だ。頭と体が落ち着いて、妙な倦怠感に包まれた僕は、それを見て思わず笑いながら明日太の頭を撫でてしまう。
「ん……もう……そんなに、それ、おいしいの……?」
「……………………」
「夢中になっちゃって……なんか、おっぱいあげてるみたい……ふふ……」
ほんと、赤ちゃんみたいだ。今の明日太を見てると、なんだか微笑ましくなってくる。お母さんになるって、こんな気持ちなんだろうか?
720406:2006/03/10(金) 22:17:11 ID:n0c3N1XV
ここまでです
721名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:19:56 ID:3WoaPw9c
乙です。
リアルタイムで読ませてもらいました。
722名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:21:03 ID:SvUwAOMS
乙。
雰囲気の激変にとまどった
723名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:32:15 ID:9Ncpz7Yq
乙ですー。
整理回以降のはずむのキャラが二転三転してて?とオモタ。
エロに持っていくのが苦しいのかなー
724名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:47:03 ID:qWnJ5cV4
さかりのついた雄犬のような明日太にワロタw
でも、らしいといえばらしいかも。GJです!
725名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:02:22 ID:C/FIUgoh
GJ!

しかしはずむ視点で読むとキスの時に想像する顔がどうしても明日太になっちゃうw
まあいいんだけどね
726名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:08:02 ID:1IOLk2tO
何やらえらくノリが軽くなったなw
だがこれはこれでイイ(・∀・)ので、ガンガン突っ走れ!
727名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:09:28 ID:uv2/VlQ3
ちょwwwwwww、バカップルキタコレ
728406:2006/03/10(金) 23:25:01 ID:n0c3N1XV
>>722>>723>>726
無理に以前書いた作品とつながり持たせる必要なかったかもですね
正直自分で自分の首絞めてる感じです

>>725
というよりも、女性視点のHシーンってどうなんでしょうか?
当方男なので感情移入出来ずにやっぱり自分で自分の首絞めてる感じです
729名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:28:30 ID:qDi88Zyf
GJ!!!!
素晴らしいの一言に尽きる
730名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:00:03 ID:oPQvdME0
個人的にははずむのキャラが変わったようには思わなかったです。
このままでどんどん行って欲しいです。
731名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:01:41 ID:qWnJ5cV4
何かもう母乳とか搾乳とかやって欲しいとオモタwwwww
ってことで最終的には孕ま(ry
732名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:42:33 ID:5KaUX1Jy
違和感は感じなかった。
だが生殺しだ…!急かすのは本当に悪いと思うんだが続きが読みてえハァハァ
733名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:55:40 ID:1QNebCZ+
乙ですー。
前回まで格好良かったのに、いざ事に及ぶと情けない明日太がらしくてわろす。
母性に目覚めた小悪魔はずむ萌え。

難しいとは思いますが、是非最後まで完走して下さい。お待ちしております。
734名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:41:36 ID:f++AEGuz
>406
俺も正直、最近のは131の二次創作みたくなってて、(・ー・)オワッタナ
と思ってた。
ここで、バカップル系でくるとはな・・・…GJだ!

735679=702:2006/03/11(土) 04:38:34 ID:70YG7M3Y
妄想パワーを認めてもらったよ。ありがとう!状況描写が苦手なんですよね…トホホ。
エッチシーンに向かないというかなんというか。ピロートークだけ延々してみたい。
・・・
前回までのあらすじ;
 はずむへの過剰気味な愛(欲望)が抑えきれなくなったやす菜は、はずむを手籠めにしてしまう。
 あっさりといかされるはずむ。“この想い君に届け”ならエッチ。さっそく、とまりに適用だ!
・・・
僕はとまりちゃんの濡れたところに触れた。心臓が破裂しそう。
 「これが、とまりちゃんの……」/「〜〜っっっ!!!あっ、はずむっ!こらっ!そこっ!」
腰を引いて逃げ出そうとするとまりちゃんだけど、背後にいたやす菜ちゃんが抱きつく。
 「やす菜!やっ、やめろ!!」
暴れるとまりちゃんは、ちょっとした猛獣だ。やす菜ちゃんの手には終えない……あれ?
 「ここ、こうされると、力入らなくなるでしょ」/ 「ひゃっ!やす菜、ど、どこ触って……」
驚いた。やす菜ちゃんは猛獣使い?とたんにおとなしくなるとまりちゃん。
やす菜ちゃんの右手が後ろ手に、とまりちゃんのお尻を、お尻の穴!?
やす菜ちゃんの目が促す。“やっておしまいなさい”と。いえすまむ。

とまりちゃんを見る。今日のとまりちゃんはとてもエッチだ。
 「とまりちゃん、おっぱい、ちっちゃいね」/「〜っ!悪かったな、おまえより小さくて!」
 「可愛い、ちゅっ、ちっちゃい」/「ちっちゃいって、連呼するな、あ、あん!」
 「可愛いし、おいしい」/「す、吸うな〜っ!も、もむな〜っ!吸いながらもむな〜っ!」
とまりちゃんのおっぱい、おいしい。とまりちゃんお腹、おへそ、おいしい。そして……。

やす菜ちゃんがとまりちゃんに尋ねる。
 「とまりさん、気持ちいい?」/「き、きもちよく、なん、か……あぁん!」
 「はずむくんに、舐められてるのよね」/「……いう、なっ……きゃん!……」
 「だってそうじゃない?ほら、言ってみて」/「いうって、……なにを」
 「『私ははずむくんに舐められて感じてます』って」/「いえるか、そんな、ああん!」
やす菜ちゃん、まだとまりちゃんのお尻に手を這わせていたよう。爽やかすぎる笑顔。
 「言わないと、ぐりぐりしちゃいますよ〜」/「ひゃっ!!わ、わかった、いう、いうから」
 「ほら、早く」/「……わ、私は、はずむに、舐められて、か、感じてる……」
 「気持ちいい?」/「……き、きもち……いいっ!」
良かった。とまりちゃんは、ちゃんと気持ちいいんだ。もっと気持ちよくなってもらいたい。
顔を上げてとまりちゃんを見る。とまりちゃんと目を合わせたまま、大事なところに手を這わせる。
指を入れる。とろんとした目。エッチな目。名前を呼ぶ。名前を呼ばれる。

やす菜ちゃんがとまりちゃんの耳元でささやく。
 「はずむくんが好き?」/「あぁ、好き……だっ、はずむがっ、好きだっ!」
あぁ、なんて嬉しいんだろう。
 「僕も、僕も、とまりちゃんが、とまりちゃんが、好き、好き!」
とまりちゃんの喘ぎ声にあわせて、指を激しく動かす。勝手に動く。
 「とまりちゃん!とまりちゃん!とまりちゃん!」
 「〜〜〜〜〜っ!!」
とまりちゃんの体が、びくんと大きく跳ねたかと思うと、とたん脱力してしまう。
 「え?あ、あれ?と、とまりちゃん?大丈夫!?」
 「大丈夫よ、とまりさん、いってしまっただけだから」
・・・
 「……くすん……えっく……ぐすん……」
どうしよう。とまりちゃんが泣いている。小さな女の子みたいに、ぐずっている。
 「とまりちゃん泣かないで」/「……だ、だって……だって、うわ〜ん!」
 「やす菜ちゃんどうしよう、とまりちゃんが、か弱い女の子みたい」/「そうね、貴重だわ」
 「うわーん、はずむとやす菜がいじめる〜!」/「とまりちゃん、ごめんね、もうしないからね」
心から反省する。しゅんとした僕の顔を、涙目のとまりちゃんがのぞき込む。
 「ぐすっ、ほ、ほんとに?」/「うん。もうしない、約束」
とまりちゃん、少しの逡巡、目をそらして、
 「……ちょっとなら、してもいい」/「え?」
 「はずむがしたいなら、また、しても、いい。き、気持ちも良かった……ちゅっ」
頬に口を付けられる。どうしよう。どうしようもなく、とまりちゃんが可愛い。どうしよう。
・・・
実は可愛いとまりちゃんを書くのが主旨でした。これにて。おつきあいどもでした。
736名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 05:12:19 ID:f2irR2NF
投下乙
なるほど、はずむきゅん独白形式にしましたか。
はずみきゅんの思考に諧謔味があってよい感じですな。
かわいいとまぴょんも女王様やすなんも結構なお手前ですわ。
でも、もうちょっと描写があればもっとエロいかと……

いや、678氏のMPとツボなシチュのおかげで勝手に絵柄も想像できるんですけどねw
737名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 05:24:28 ID:JFzh65x4
乙〜
できれば「/」は使わずに、そのまま縦に並べていった方が読みやすかったと思います。
あとは個人的な好みで言えば、地の文による説明がもうちょっと欲しかったかな…
もし、書かれるのでしたら次の作品楽しみにしてますので、頑張って下さい〜
あー、でもとまりちゃん可愛いなぁ…(^_^;)
738名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 09:17:48 ID:BmVuV7nV
は「やす菜ちゃん、あゆきちゃんみたい…」
739名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 09:38:48 ID:CQWIwmQN
はずむキュンの歌聞いて泣きそうになった
740名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 14:37:52 ID:8E4YJjKL
はずむキュンには、心ならず女にされてしまった悲愴感を持ち続けてホスイ
741406:2006/03/11(土) 20:48:04 ID:hYBUBtxK
今から投下します
742『親友なんて』:2006/03/11(土) 20:51:23 ID:hYBUBtxK
僕がさっきの快感の余韻と、ちょっぴりあったかい気持ちに包まれていると、明日太が不意に顔を上げて僕にお願いしてきた。
「はずむ…………その……俺のも……さ……」
「ん?なに?」
「俺のも…………して、くれないか……」
明日太がちょっと照れたように言う。明日太のをする、っていうのは、やっぱりそういうことなのかな……。
「…………うん……いいよ……僕ばっかりじゃ、悪いもんね……」
「じゃ、じゃあっ、そのっ、む、ムネで、してくれないかっ」
「………………ほんと、胸、好きなんだね……なんか複雑だよ……」
僕がブラジャーを外しながらそうこぼしてる間に、明日太ががちゃがちゃと盛大に音を立てながら、ズボンとトランクスを膝まで下ろす。ぼろり、と出てきた明日太のは、もうかちかちに大きくなっていた。
「…………あ…………う、なんか、改めて見ると、はずかしいね……」
元男の子のくせに、明日太のを目の前にしたら、なんだか目のやり場に困るというか……。というか、明日太の、大きい……。かたちもちょっと違うし……。
「はずむっ、早くっ……」
我慢しきれない様子の明日太がせかしてくる。明日太の心情を表現するように、明日太のがびくりびくりと跳ねるように動く。男の子のって、こんなにまでなるものだったっけ?戸惑いつつも、思わず見入ってしまう。
「はずむっ!なあっ!」
「あっ……ご、ごめん」
はっと我に返って、仁王立ちしている明日太の膝元に擦り寄る。マットの上に座ってるから、丁度明日太のが胸の高さにくる。
「え……と……じゃ、じゃあ、するね?」
とはいえ。正直、どうすれば明日太が気持ちよくなるのかわからない。あんまりそういうのって、男の子の頃は意識しないようにしてたし……。と、とりあえず、胸を押し付けてみればいいのかな?
「しょ…………あ、明日太、どう?気持ちいい、かな?」
腰に腕を回して、右の胸を明日太のにぎゅーっと押し付ける。思ってたよりも嫌悪感は無かった。でも、明日太は物足りなさそうな顔で僕を見下ろしている。
「……はずむ……も、もっとこう、激しい感じで……」
「こ、こう……?」
コアラみたいに抱きついたまま、体を上下に揺さぶる。途端に、明日太が気持ちよさそうに天井を仰ぐ。
「お……おお…………いいっ……すげえ、いい……」
「ん…………ん…………」
いちに、いちに、と、頭の中で自然とかけ声がかかる。頭の上では、明日太ののどがううーと唸り声を上げている。
見ただけでは分からなかったけど、明日太のは触った時からもう、ぬるぬると濡れていた。そのぬるぬるが胸について、変に滑りがよくなってる。少し色とかが違うけど、これも、その、せーえきなのかな?
「ん…………んっ……ぁ……」
明日太の精液のにおいが鼻をつく。男の子の頃からあんまり慣れてないせいか、ちょっとだけ顔を背けたくなるけど、それと同時になんだかエッチな気分にもなってくる。さきっぽがこすれて、またじんじんしてきた。
「明日太の……あつくて、かたい……」
「はっ、はずむっ、今度は、間に挟んでっ、しっ、してくれないかっ!?」
明日太が僕の頭に手を置きながら、切羽詰まった感じでこちらを見てくる。あ、あいだに、はさんで……。明日太から腕を離して、自分の胸を両わきから持ち上げる。それからぎこちない動作で明日太のを包み込むと、待ち兼ねたように明日太の腰が動き始めた。
「ああっ……はずむっ……はずむの、ムネが……ハッ……」
かくかくと腰を振る明日太に、ちょっと気圧される。こっちは明日太のがはみ出さないよう、胸を支えるのに一苦労だ。ほんとに明日太、胸しか見てないんだから……。でも、胸の間からひょこひょこ顔を出す明日太のを見てたら、僕もなんだかうずうずしてきてしまった。
「ぁ…………ふ…………ん……ん……」
お尻の前の辺りが、再び熱を帯びてくる。腰をうねうねと動かさずにはいられない。かたくなった胸のさきっぽが明日太のにこすれるたびに、僕も明日太も切なそうに息をもらす。
743『親友なんて』:2006/03/11(土) 20:52:13 ID:hYBUBtxK
「な、なあはずむっ……次は、これ……く、口でっ、頼む……」
「は……ぁん……も、もうっ……さっきから注文、多くない?…………べつにいいけどさ……」
明日太のに目を落として、はっとする。弾みでそんなことを口走ってしまったけど、やっぱり舐めるとなると、少しためらわれる。男の子のって、改めて見ると結構グロテスクだし……。明日太の、ちょっと大きすぎだし……。
「は、はずむぅ〜……早く口でしてくれぇ〜……」
僕が躊躇してると、明日太が本気で泣きそうな顔でせがんできたので、軽く深呼吸をして、両手で包むように明日太のを握る。明日太が喜ぶんなら、が、我慢しよう……。
「…………ん…………」
反り返った棒の頭の部分を、こわごわと舌で舐めてみる。味は、苦いようなしょっぱいような、よく分からない味だった。舌がちろちろと這うたびに、明日太と明日太のがびくっと反応する。
「う……わ…………はあっ……」
「…………ん……ん……」
一回舐めてしまえば、後はもう気にならなくなった。それよりも目の前のかたまりの反応が楽しくて、ついつい色んな場所を試してしまう。
「んっ、ちゅっ、ちゅむっ……んふっ……んちゅっ……」
「おおっ……」
おしっこの穴から出てくる液体を吸ってみたり。
「んれ…………ぁえ…………んぇ……」
「ふおおっ……」
横の出っ張った部分を舐め上げてみたり。
「ぇあん……んっ、ん〜……」
「ぅぉおおおっ……!」
真ん中のすじみたいなのをなぞってみたり。そのたびに、いちいち明日太が魂の抜けたような声を出すのだけれど、そんな反応がちょっぴり嬉しかったりする。
「んふ……ん……えぁ……んん……」
「ぉおっ、おっ……」
「ん、っん……んふ、気持ちいい?あすた」
「な、な、舐めるだけじゃなくってっ、口にっ、くわえて……」
会話の流れを一切無視して、明日太がそんなリクエストを出してくる。すっかり舌で遊ぶのが気に入ってしまった僕は、抵抗なく明日太のかたいのを口に含んだ。半分ほど口に入れると、明日太が温泉につかった時のようなため息をこぼした。
「ぅ……ぉぉぉぉお〜……」
「んふぅ…………んん……ふぁふ……っむ……」
舌を明日太のに絡ませながら、ゆっくりと頭を動かす。これがどうやらすごく気持ちいいようで、唇を通して明日太のが脈打つのがすごくよく分かる。
「んふっ、んむ、んふー、んふっ……ん、おひんひん、ふふぉい……」
「うぅーぁ……それ、すげえいい、声出すの……」
極楽、といった感じの声だった。猫ののどをごろごろしてるみたいな気分だ。
「……ん……うふ……むふぅっ……んむふぅっ……」
一定のリズムで頭を動かす僕。じゅぷじゅぷと大きな音が静かな倉庫に響く。その音はすごくエッチで、聞いてるだけで酔っ払いそうだった。
「……ん、ふっう…………ふっ、ふむっ、じゅるっ」
「……………………はずむ」
744『親友なんて』:2006/03/11(土) 20:54:14 ID:hYBUBtxK
いきなり明日太が声を低くして、僕の名前を呼ぶ。
「は、はずむ………………わるい、もう、がまん、できない」
「…………んえ?」
「はずむぅっ!!」
いきなり、がしっと頭を掴まれる。次の瞬間、明日太の腰が、思いっきり突き出してきた。
「んっむうっ!?」
無防備に開いていた口に、目の前の棒が容赦なくねじ込んでくる。息が苦しくてむせそうになったけど、頭を押さえられてるせいで逃げようにも逃げられない。
「んううっ!!っ、ごふっ……ふっ…………んむうぅっ!?」
「おう…………ぉお……すご……」
口いっぱいに押し込まれたかたい肉が、しっぽを振るみたいにびくびくと痙攣する。
「う――ぉふっ、こふっ、こふっ、ふっ…………んぶ、んふぅっ!」
「はずむ、口っ、あったけえ……」
飲み込みきれないよだれが、だらだらとあごを伝っていく。パニックになりながらも、僕は全意識を使って枯れそうな肺に酸素を送り込む。
「っ…………く……もうっ、いきそう……いくぞっ、はずむっ!!」
「んー!!んふぅぅっ!」
ただでさえ苦しくて死にそうなのに、追い討ちをかけるように明日太が腰を小刻みに動かし始める。のどの奥をごつごつ小突かれて、思わず戻しそうになる。もうこれ以上は耐えられない、そう思って僕は必死で制止の言葉を叫んだ。
「んっふうっ!!……う、あふふぁっ!ふうふぃいっ……くふ……」
「う――あっ……しゃべ――――っ、くっ、ぉおうっ!?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!?」
明日太が呻いた瞬間、マグマみたいに熱い精液が、爆発したみたいにのどの奥に飛び散る。びゅるっびゅるっという音がのどの奥に響いて、明日太のものが口内を暴れ回る。酸欠と、口いっぱいに広がった精液のにおいのせいで、目の前がくらくらしてくる。
溜まっていたものを全部吐き出すと、明日太のものがようやく口から出て行った。
「っ、う、がふっ!ごふっ、げほっ、げほごはっ――――――ぅ」
死にそうになりながらせき込む僕。ぼたぼたと口から白い粘液が床に落ちていく。あまりの苦しさに、涙が出てきた。嗚咽するように肩で息をする僕に、ようやく正気を取り戻した明日太が声をかける。
「は、はずむ、大丈夫かっ?あんまり気持ちいいもんで、つい調子に……」
「…………ぅ……」
「はず……む?……もしかして、泣いてる?」
「………………っ……ぅ……」
「はずむっ、わるいっ、ほんと、ごめんなっ?なあ、はず――」
「だいじょうぶかじゃないよ明日太のばかもう少しで死んじゃうとこだったよっ!!!くるしいくるしいって何回も言ってたでしょそれにも気づかないでかくかくかくかく腰振っちゃってさっほんとにもう、バカなんだからっ!!」
「…………………………す、すまん……ほんとに……」
僕の当然とも言える怒声に、明日太はたじたじだった。さっきまでの威勢をすっかり無くした明日太に背中をさすらせながら、僕は明日太への仕返しを決心する。あれだけ非道いことされたんだから、こっちだってやりかえさなきゃ気が済まない。
息を整えて、口元をぐいっと拭ってから、マットに座り直して脚を組む。石畳の床に縮こまって正座してる明日太が、ひどくちっぽけに見えた。
745406:2006/03/11(土) 20:58:04 ID:hYBUBtxK
以上です

ていうか遅蒔きながら大王今月号読んだんですが
胸が切なすぎてエロどころじゃないんですが

あと今回のSS、今月号ともシーンだぶってましたねw
自分の底の浅さを思い知らされましたw
746名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 21:20:10 ID:A7cIryfi
相変わらずGJ!!
心の底から続きが読みたいと思ったのは初めてかも知れません

今月号…何があったか気になるな。コミックス派だけでいっちょ立ち読みしてくるかな
747名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:05:29 ID:OKJTo5xN
エロスに正直な明日太にワロタwwwwGJです!
748名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:14:52 ID:IbI+/ej4
このままセフレになりそうな二人ですね
749名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:39:43 ID:xjviXK5y
もうすでに、エロ前のとは違うSSになってしまったな>406氏
orz
750名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:06:47 ID:lh9aw+eP
素晴らしいエロスだ
GJ!!
751名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:29:28 ID:NcO9Pyel
>>745
いよいよ次は本番突入かな…?
でも、仕返しって事は違うのでしょうか。
とにかくGJ!
752名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 03:45:25 ID:9Parqyuv
まめに投稿してもらえるのが嬉しいです。神よ。

確かにキャラとテーマがぶれて来てる?
その辺はH後のまとめに期待か。今はただエロを楽しもう…。

サービス精神旺盛なエロスGJですよ。
次回はずむきゅんの仕返しか…ハァハァ。
753496:2006/03/12(日) 03:48:42 ID:ikYtpfwt
お久しぶりです。
と言ってもスレはずっと見ていたんですがw

406氏の文章力に圧倒されずっと投下を躊躇っていた上、
なかなか思うようにならなかったのでこんなに投下するのが遅れてしまいました。
期待されていた方、申し訳ありません。
しかも期待に応えられるほどの文章ではないです。

ちなみに前半部分は少し加筆修正してあります。
でもストーリーとかは変わってないので、>>596を読んだ方はスルー推奨です。

保管庫管理人さんへ
前に書いた奴は消して、修正版を保管してほしいです。
よろしくお願いします。


ではこれより投下開始しますね。
754496:2006/03/12(日) 03:49:36 ID:ikYtpfwt
今日ははずむの両親は遠縁の親戚の葬式だかでいない。
はずむはその親戚の人を知らなかったらしい。
だからはずむは一人で留守番を任されている。
ちなみにはずむの両親が帰って来るのは明日になる。

その日,とまりははずむの家でこの夏の予定を話し合う事にした。
いきなりの訪問でおどろかせてやろう!
はずむの驚いた顔を思い浮かべるだけでわくわくする。
もうすでにとまりは家から飛び出し,駆け出して行った。

とまりがはずむの家にたどり着いた時,はずむはホースを使い,庭の草木に水を
与えていた。
「お〜い,はずむぅ〜〜」
「わあっ!とまりちゃん!」
驚いたはずむの手元が狂い,水は一直線にとまり目掛けて飛んでいった。
「ああっ!ご……ごめん…とまりちゃん……」
「てめーっ!やったな!!」
とまりはすぐ側にあったバケツを手に取りはずむに水をかけた。
「わああっ!」
「へっ,ざまーみろ!」
ずぶ濡れになったはずむはとまりに向けて水を発射した。
「やったなーー!」
「て,てめーっ!卑怯だぞ!」
はずむが手に持つのは蛇口をひねればいくらでも水が出て来るホース,それに比
べとまりは水を貯めなくては使えないバケツ。
圧倒的にとまりは不利だった。
(くそっ……このままはずむに負けてたまるか!)
しかしそんな不利な状況が負けず嫌いのとまりのハートに日をつけた。
とまりははずむに駆け寄ってホースを奪った。
「あっ!ちょっと!」
とまりの大胆な行動に驚いたのか,はずむはあっさりとホースを奪われてしまっ
た。
とまりは不敵な笑みを浮かべ,至近距離からはずむに水をかけた。
「わあぁ〜〜〜っ!ごめんなさい!許して!!」
「まだまだあ!」
「ごめんっ!もうしない!もうしないから!!」
はずむは逃げるように物置の裏に逃げ込んだ。
「どうした?もう終わりか?」
とまりは物置に少しずつ歩み寄っていった。
そして物置の陰を覗いた瞬間,大量の水がとまりを襲った。
「ひっかかった!」
はずむがホースを構えて潜んでいたのだ。
「ちくしょう!」
とまりは怯まずにはずむへ攻撃を続ける……

755496:2006/03/12(日) 03:54:41 ID:ikYtpfwt



「………何て事をしてたんだろう?」
「そうだね……」
白熱した勝負が終わり,激しい虚無感が二人を襲った。
「っ………くしゅん!」
「大丈夫?とまりちゃ……くしゅん!」
いくら夏とはいえ,夕方に水を浴びるのはさすがにまずい。
「と,とりあえず家に入ろうか……」
「いいのか?このまま家に入ったら水浸しだぞ?」
二人の服は大量に水を含み,水が止めど無く滴り落ちている。
「仕方ないよ。風邪引いちゃうよりはマシだから」
「そうか,なら……悪いけどお邪魔しま〜す。」
はずむは脱衣所から母親のバスローブを持ってきた。
「濡れたままだと風邪引いちゃうから,これ着て」
「あ…ありがとう」
とまりは皮膚にべったりと張り付いたTシャツに手を掛けた。
そしてそれに無意識のうちに見とれるはずむ。
「見…見るなよ!!」
「わわわ……ご…ごめん」
はずむもとまりも咄嗟に後ろを向いた。

756496:2006/03/12(日) 03:56:57 ID:ikYtpfwt
(……いつからだろう?お互いを意識するようになったのは。
 昔は平気で裸になり一緒に風呂に入っていた。
 そんな習慣もいつの間にか無くなってしまった。
 同じように,いつかは離れ離れになってしまうのだろうか?
 その“いつか”はいつ来るのだろう?
 高校を卒業したら?
 大学を出たら?
 結婚したら?
 いや,そう遠くない未来,はずむがやす菜と付き合い始めたらかもしれない。
 そう考えるといてもたってもいられなくなる。
「ずっとそばにいて欲しい」
 しかし,はずむは自分よりもやす菜の方が似合っている。
 がさつで乱暴な腐れ縁の自分と,容姿端麗でお淑やかなやす菜。
 そんなの比べるまでも無い。)
そう考えれば考えるほどとまりの胸に切なさが押し寄せる。
「とまりちゃん?どうしたの?」
当事者のはずむは超を幾つつけても足りないくらいの鈍感である。
とまりの気持ちなんかわかるはずがない。
757496:2006/03/12(日) 03:58:43 ID:ikYtpfwt
「とまりちゃん?
おーい,とまりちゃーん。」
はずむの声でとまりは我に帰った。
「大丈夫?すごく深刻そうな顔してたよ」
「なんでも無い……なんでも無いから……」
とまりは溢れ出す感情を悟られないように俯いた。
「そう?ならいいけど……
 それより,お風呂沸いたから先入りなよ。」
「あたしは着替えたしいいって。はずむの方が濡れてるだろ?」
「そんな事無いよ。とまりちゃんの方が濡れてるって。」
「いや,はずむの方が」
「とまりちゃんだよ」
「…………」
このままでは先程と同じ無意味な応酬をまた繰り広げかねない。
そう感じた二人は黙りこんだ。
数分の沈黙を破ったのはとまりだった。
「昔はよく一緒に入ったよな……」
「そ,そうだね……」
「いつからだ?一緒に入らなくなったのは?」
「あれは小4の時かなあ?それ以来入ってないよね。
 じゃあ久しぶりに入ろうか?なんちゃって……」
はずむはおどけて言った。
「…………」
とまりは真っ赤になりまた俯いてしまった。
「じょ……冗談だよ。ごめんね。」
「………ってもぃぃ」
とまりの口から何か言葉が漏れた。
「え?なんて言った?」
「い……一緒に入ってもいいっていったんだよ!!」
照れ隠しをするように怒鳴る声で言った。
758496:2006/03/12(日) 03:59:57 ID:ikYtpfwt
背中を合わせて湯船に浸かる二人。
二人の間には緊張が走る。
緊張をほぐそうと,とまりははずむに話しかけた。
「な,なあはずむ……」
「な,何……?」
話しかけたはいいが話すネタが無い。
また緊張が走る。
むしろさらに気まずくなった。
とまりが無意識に後ろに手をやるとはずむの手と触れ合った。
「………わっ!」
はずむは驚いて手を引いた。
「……はずむ!」
そのはずむに触れたという事実が溢れ出す切なさと愛しさを助長し,とまりははずむを背中から抱き締めた。
「と……ととと…とまりちゃ……」
そんなはずむの動揺ぶりがとてもかわいいと思った。
「ごめん!とまりちゃん!!」
はずむはとまりを振り払い,風呂場から逃げ出して行った。
「はずむ……」
嫌われてしまったのだろうか?
はずむはHな本は読まないくらい純粋だ。
それなのにあんなことして……
嫌われても仕方ない。
その時,とまりの体を激しい後悔と大きな不安が駆け巡った。
「はずむ!」
とまりは体も拭かず,何も纏わずはずむの部屋に向かっていった。
759496:2006/03/12(日) 04:01:40 ID:ikYtpfwt
「はずむ!」
とまりははずむの部屋のドアを開けながら叫んだ。
「と…とまりちゃん?そ……その格好……どうしたの?」
とまりは何も言わずはずむの胸に飛び込んだ。
「とまりちゃん…?」
「はずむ………」
とまりははずむの胸に顔を埋めて呟いた。
「とまりちゃん?……とまりちゃん?」
何度はずむが呼び掛けても反応は無く,はずむのシャツを強く握り締め,震えるだけだった。
「とまりちゃん……」
そんなとまりを見たはずむはとまりの肩を優しく抱き寄せた。
そんなはずむの優しさに触れ,とまりは今にも崩れだしそうだった。
760496:2006/03/12(日) 04:04:45 ID:ikYtpfwt


それから数分が経ち,やっととまりが顔を上げた。
「やっと落ち着いた?どうしたの?」
「………」
とまりは何も答えない。
「力にはなれないけど僕でよかったら……話してくれないかな?
 あ,でも言いたくないならいいんだ。」
「……寂しかったんだ」
とまりがようやく重い口を開いた。
「はずむと……はずむと……いつかは別れる日が来る……そう考えて……不安になった………」
はずむはそれを黙って聞き続けた。
「でも……素直になれなくて……本当の気持ちを伝えられなかった……こんなにもはずむの事が好きなのに!!」
「…………」
「でも,はずむが好きなのはあたしじゃなくて神泉……
 あたしより神泉と一緒のほうがはずむは幸せなんだ!なのに……あたしは……」
はずむにとってこんなに激情し,取り乱しているとまりを見るのは初めてだった。
(今のとまりちゃんを受け止められるのは僕しかいない。)
はずむはそう悟った。
「とまりちゃんはさ……覚えてる?ずっと小さい頃,河原でとまりちゃんが僕に言ったこと。」
とまりは驚いた。
あんな昔の事……はずむは忘れているとおもったのに……
「バカ……忘れる訳……無いだろ……」
「よかった。覚えててくれたんだ。」
とまりは今にも泣き崩れそうだった。
しかしとまりの頭に一つの不安がよぎった。
761496:2006/03/12(日) 04:07:27 ID:ikYtpfwt
「待て,はずむ」
「何?」
はずむにはそのとまりの声が怒りを含むように聞こえた。
「はずむは神泉の事が好きなんだろ?
 ……神泉は好き。けれどあたしとの約束があるから付き合わない……そういう事なのか?
 だったらあんな昔の事,忘れてくれ!同情で好きだなんて言われたって嬉しくなんかないんだよ!」
とまりは感情とともに溢れて来る涙を,はずむを怒鳴る事で抑えようとした。
「確かにやす菜ちゃんは好きだよ。でもとまりちゃんも好き……
 あれからいろいろ考えた。
 そんな時,いつも先に思い浮かぶのはとまりちゃんなんだ。
 それで僕はやっぱりとまりちゃんのほうが好きなんだって……」
とまりは信じられないといった表情ではずむを見つめた。
「その言葉,信じていいか?」
「もちろんだよ!」
それを聞いた瞬間,とまりの目から涙が溢れてきた。
「は……ず…む………」
「とまりちゃん……」
二人はお互いの名を呼び合い目を閉じ,唇を重ねた。
ぎこちなく,乱暴だがとても柔らかく暖かなとまりの唇は,はずむの理性を崩壊させるのに十分だった。
762496:2006/03/12(日) 04:09:20 ID:ikYtpfwt
はずむはとまりから急いで唇を離したが、もうすでに遅かった。
「とまりちゃん……!僕…もう……我慢できないよ……!」
まじめにずっと話を聞いていたとはいえ,とまりは裸で,ずっと密着していたのだ。
いくらはずむがそういう事が嫌いとはいえ,そこまでされたらどうしようも無い。
「いいよ。はず……」
はずむの口付けに遮られ,とまりの答えは最後まで紡がれる事はなかった。
763496:2006/03/12(日) 04:11:08 ID:ikYtpfwt
はずむはとまりの唇の隙間に舌をゆっくり滑り込ませた。
するととまりははずむを求めるかのように舌を絡め,腕をはずむの首の後ろに回した。
そしてお互い荒くなった相手の柔らかい息に刺激され更に激しく求め合う……
激しく求め合う度に二人の唾液が絡み合い,口許から零れ出していった。
しばらくしてはずむがキスをやめても,糸を引いた唾液が二人をしっかりとつなぎ止めている。
それを見たとまりはとても名残惜しそうな顔をした。
とまりははずむを求めようとするが,はずむの唾液の味に酔い痴れたとまりはもう体に力が入らなくなっている。
「は…はずむ…」
震えた声ではずむの名を呼ぶ。
はずむはそんなとまりがかわいいと思った。
「とまりちゃん……かわいいね」
「な,何をいきなり!」
真っ赤になって照れるその姿がさらに愛しく思い,はずむは強くとまりを抱きしめた。
「く…苦しい…」
「ごめんね……」
はずむは謝っておきながらその手を緩める事はなかった。
「はずむ,ずるいぞ…」
「え?」
「あたしは裸なのにはずむは服着てるなんて不公平だ」
「そ,それもそうだね……」
はずむはとまりから離れ,服を脱いだ。
764496:2006/03/12(日) 04:12:25 ID:ikYtpfwt


「とまりちゃん……胸触ってもいい?」
「ああ」
はずむはおそるおそるとまりの胸に手を近付けた。
「んっ!!」
はずむが胸に触れた瞬間,とまりの体が痙攣した。
「わっ!ごめん!」
「大丈夫だ……」
「なら……続けてもいい?」
こくり,ととまりは頷いた。
「とまりちゃんの胸……すごく柔らかくて…気持ちいい」
はずむが触れる度,とまりの体がぴくぴくと震える。
「あ……固くなってる……女の子って感じるとこうなるの?」
「そ…そうだよっ!」
とまりは照れ隠しをするように言った。
「そうなんだ……じゃあ……こうするともっと気持ちいいのかな?」
固くなったとまりの乳首を指先で軽くいじる。
「んあっ!!」
とまりの体が声を上げ大きくのけ反った。
自分の行為でとまりが感じている……そう思ったはずむはとても嬉しくなって来た。
「とまりちゃん……もっと気持ち良くさせてあげるね……」
はずむはとまりの固くなった部分を口に含み,舌で弄ぶ。
さっきまでのすべすべのはずむの手とはまた違った感触がとまりを襲った。
「んんっ!はぁん…」
とまりの白くきれいな肌がほんのりと赤く染まり始める。
今まで見た事の無いとまりの姿を見たはずむはその姿をもっと見せて欲しいと思った。
765496:2006/03/12(日) 04:14:45 ID:ikYtpfwt
はずむはとまりの乳首を優しく甘噛みしながらとまりの一番敏感な部分に手を伸ばした。
「こんなに濡れてる……すごい……」
「あっ!はずむっ!や……やめっ!!」
「ご……ごめんね……僕……つい調子に乗っちゃって……」
―――違う
別に嫌な訳ではない。ただいきなりの事で驚いただけだ。
はずむには悪い事をしてしまった・・・
「大丈夫だ……続けて……」
「本当に大丈夫?痛くない?」
はずむのその優しさはとまりにとって嬉しくもあり,またじれったくもあった。
「心配すんな。あたしははずむが思ってる程ヤワじゃないからな。」
「ごめん……」
「謝るのも無し」
「ごめ……」
はずむは言いかけた言葉を途中で止めた。
(昔と何一つ変わってはいないんだ……
 いつも弱気であたしが引っ張らないといけない。それは今も同じだ。
 それでもそんなはずむが好きだ。ずっと一緒にいたい……)
そう考えるとはずむに触れられている部分から愛液が洪水の様に溢れだした。
「わっ!ちょ……いっぱい出てきたよ……」


「はずむ……もう限界なんだろ?」
「それはそうだけど……とまりちゃんは?」
「あたしも……限界なんだ」
とまりは焦点の合っていない瞳ではずむを見つめながら言った。
「じゃ……じゃあ,いいのかな?」
はずむはとまりを抱き寄せ,髪を撫でた。
「怖くない?大丈夫?」
何度も確認を取るようにはずむは聞いた。
しかしとまりははずむの匂いと愛撫で安心しきっていた。
「何度も言わせんなって。あたしは平気だ。」
「じゃあ……いくよ……」

766496:2006/03/12(日) 04:16:07 ID:ikYtpfwt
はずむは自分の熱く張り詰めたモノをとまりに挿入する。
しかし,汚れの無いとまりの秘部は予想以上にはずむの侵入を拒んだ。
「くっ……ぅぅ」
悲痛の声を漏らすとまりは予想以上の痛みに目に涙を浮かべていた。
「あっ……ご……ごめん……」
はずむは急いで引き抜こうとする。しかしとまりはそれを認めない。
「はずむ!ダメだ!」
「だってとまりちゃん……すごく痛そうだよ……」
「はずむだから……痛くない!痛くないんだよ!」
とまりの涙は痛みに耐えるの涙なのか,続けろと懇願する涙なのか判別できない。
どうしたらいいのか分からなくなっていたはずむをとまりは叱るように言った。
「はずむは男だろ!?だったら……中途半端なところで止めるんじゃねえ!!」
「で……でも……大切な人を傷つけるなんて……男でも女でもしたくないよ……」
少し間を置いてとまりは言った。
「はずむにとってはそうでも,あたしにとっては違う……
 あたしは……はずむに抱いてもらえて嬉しいんだ……すごく……幸せなんだ……」
自分のやっている事がとまりを幸せにしている……
それが嬉しくてたまらない。
段々はずむの目にも涙が溢れてきた。
「う…うぅっ…」
必死に堪えようとするが止まらない。
「あ…ありがとう……とまりちゃん」
とまりははずむに声をかけて慰めてやりたかったが,痛みが優先され声を出す事ができなかった。
767496:2006/03/12(日) 04:17:41 ID:ikYtpfwt
はずむは決心した。
とまりがどんなに痛がってもこのまま続けると。
とは言っても思うように進まない。
はずむは必死に押し込んだ。

―――やっと最後まで到達した。
「あうっ…!」
その時,はずむの熱い部分を激しい快楽が襲う。
少しでも気を緩めればイってしまいそうな程の快楽に堪えながらはずむは聞いた。
「う……動いて……も……いい……?」
とまりは震えながらも必死に頷こうとした。
――目の前にいる愛しい人は堪え難い痛みに苦しんでいる……
なのに自分は極上の快楽を享受している。
なんて理不尽なんだろう・・・

そんな罪悪感に苛まれながらもはずむは更なる快楽を求め動き始めた。
動けば動くほど締めつけがキツくなり,はずむを責める。
「あ……ああっ!とま…とまりちゃん!!」
はずむはその快感に抗う術など無く,ただいつか訪れる絶頂を待つだけだった。
そしてその時がくるのはそんな先ではなかった。
「僕・・・も……もぅ……ダメ……っ!!」
はずむは大きく痙攣し,絶頂を迎えた。
「くっ……あっ…ああーっ!!」
ずっと我慢していた分が全て出たのか,何度も何度も放出した。
そして全てを出しきった後,はずむは力尽きたかのように倒れこんだ。
768496:2006/03/12(日) 04:18:36 ID:ikYtpfwt
「おい!はずむ!」
「………とまりちゃん」
「大丈夫か?」
「うん」
「よかった……その……ありがと……」
はずむは何か言いかけたとまりの口を唇で塞いだ。
「ん……」
「とまりちゃん……」はずむは満足感に満ちていた。
とまりを最後まで愛したという充実感,そしてとまりが喜んでくれた,という事実が何よりも嬉しかった。
「大好きだよっ!」
「バ……バカ!そんな事……」
とまりは恥かしさのあまり俯き,小さくはっきりと言った。
「あ……あたしもはずむが……大好きだ!」

「とまりちゃん……」
「はずむ……」
見つめあい,再び唇を重ねる……


二人の初夜はまだ始まってもいない……
769496:2006/03/12(日) 04:27:14 ID:ikYtpfwt
以上です。

ハイハイ、どうせ最後はどうしたらいいかわからず適当に終わらせましたよ!!
いいんです。どうせ私には文才がないんですから。
セリフが臭い?
ハイハイ、どうせ私にはry

と自虐的になってみるテスト

今後(?)の作品の参考にするため、辛口意見が聞きたいです。

今後の作品については、まあ反響次第ですね。
770名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 07:30:30 ID:Sor+Q9X3
一文字で感想、神
771名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 12:00:12 ID:NcO9Pyel
>>769
特に台詞が臭いとは感じなかったので、こんな感じでいいと思います。
というか、これといって突っ込みどころも無いくらい完成度は高いと思い
ました。
今後の展開の希望としては、いつもは勝気なとまりが弱々しい感じで、は
ずむの言う事なす事全てに従ってしまうという展開を希望…
772名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 14:01:26 ID:wyqyMLRs
最近、はずむ総攻めの感あり、だな
773名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 19:09:41 ID:Sor+Q9X3
はずむ攻めが流行りつつあるのは、
とまりとやすなが3PおKしたからかと思われる。
アニメでの「二つとも」発言は、
漏れの耳には「3POK!」にしか聞こえなかった
774名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 19:47:06 ID:4nuFXpX1

 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |

そんなことより、131氏は早く続きを書きやがれです!!
775406:2006/03/12(日) 20:05:59 ID:epxggjHS
>>749>>752
当初はエロなしのつもりでしたから
雰囲気崩すことなくエロ入れるというのは私の力量では無理です

>>774
言うだけなら簡単


今日も少しだけ投下します
776406:2006/03/12(日) 20:08:29 ID:epxggjHS
「……明日太。僕、すっごい頭にきてるんだけどっ」
「は、はいっ……そりゃもう、はずむ姫のご立腹は、ごもっともで……」
「ほんとに悪いと思ってるの?思ってるんなら、それなりのお詫びを僕にするべきなんじゃないかなっ」
「も、もちろん、それはっ、もう、喜んで……」
パンツも穿かないまま完全にご機嫌取りモードに入ってる明日太を、僕はにいっと目を細めて見下ろす。僕の瞳に何かを感じたのか、明日太がびくっと背中を震わす。僕は両親にも見せたことのないような極上の笑顔を作って、明日太に言い放つ。
「なら、僕の足にキスして?」
「……………………あ、あんよにキス、でございますか……?あの、さすがにそれは、男として情けないと申しますか、私めとしてはもっと別の――」
「いいから早く舐めなよ。それとも明日太に乱暴されたって、みんなに言いふらしてあげようか?」
「ひいいっ!!後生ですからっ!!舐めさせていただきますからっ!!」
明日太が急いで僕の靴とソックスを脱がしにかかる。目がすっかり怯えきっちゃって。ふふ、ちょっと気分いいかも。
「じゃあ、まずはこっちの足からね」
素足になった右足を、明日太の目の前にずいっと差し出す。
「ううぅ、誠心誠意努めさせていただきます……」
明日太が泣きながら右足を手に取る。そして、おずおずと顔を爪先に近づけて、思い切ったように口づけをした。
「……ふふっ、なんかいいかも、こういうの。それじゃ、そのまま足全体を可愛がってくれる?」
「……仰せのままに……」
明日太が唇でもって足の甲をなぞっていく。直接的な快感よりも、明日太にこんなことをさせてるという事実に、背筋がぞくっとした。どうしても目が、とろんとなってしまう。
「…………はずむ……おまえのあし――」
「姫、って呼んでくれるんじゃ、なかったの?」
「…………まるで珠のような御御足です……姫……」
「……ありがと、今度はこっちをお願い」
なんだ、明日太もすっかりノリノリなんだ。差し出した左足を恭しく撫でるさまに、ちょっとだけどきどきする。なんだか女の子の心理みたいなのが、理解出来る気がする。
「………………っ」
? 明日太の挙動が少しおかしい。ふくらはぎにキスしたまま、固まっている。ひょっとして僕の脚、部活の後だから汚かったのかな。でも、明日太の腰元に目をやると、そんな疑問もすぐに氷解した。
「………………あーあ、僕の脚さわっただけで、興奮しちゃうなんて。やっぱり明日太っていやらしいんだね……」
「ち、ちがっ、これはまた別の……」
「言い訳は見苦しいよ、明日太。他にどんな理由があるっていうのさ」
僕が硬さを取り戻した明日太のものを、睨んだ振りで凝視すると、視線に反応したのか、お腹に付くくらいまでに反り立ってしまった。
「じっと見られて……また大きくなったよ?なんか明日太、思ってたよりも節操ないし、ちょっと、幻滅しちゃうかな……」
「……っぁ…………っ……」
どうやらまた、僕の中の攻撃性が首をもたげてきたみたいだ。さっきから頭の中に、それっぽいセリフがすらすらと出てくる。
明日太の目はどんどん弱々しくなっていくのに、それに反比例して明日太のものはぐんぐんと動きが活発になっていく。そのギャップがすごく面白くて、なんていうか。そそられる?
「ウソ。余計ふくらんできた……もしかして明日太って、こういうのが趣味なの?…………女の子にこんなこと言われて興奮して……しかも僕は元男の子で、ついさっきまでは親友だったのに……」
明日太は僕がこんなセリフを言うことに、違和感を感じないんだろうか。これはこれで型にはまってたとしたら、それはちょっといやかもしれない。でも今は、明日太を困らせて楽しむという誘惑に抗えそうにない。
777406:2006/03/12(日) 20:09:11 ID:epxggjHS
「ねえ……こんな非常識な趣味の男の子と付き合うことになる、僕の身にもなってよ。僕が明日太にちょっと意地悪言っただけで、こんなになっちゃうんじゃさ、恥ずかしくって一緒に街なんか歩けないよ……」
「そ、そんな………………はずむ……」
「また名前で呼んだ。ほんと、物覚えが悪いお馬鹿さんだね。自分から言い出したのにさ。今はお姫様ごっこしてるんだって、そう言ったでしょ?」
本当はそんなこと一度も言ってないけど、それに気がつかない明日太はすっかり口をつぐんでしまった。ほんと、お馬鹿で可愛い。
「まったく、気持ちいいことにしか、頭がいかないんだから。動物と変わらないじゃない」
「…………はぁ……はぁ……うう、ひ、ひめさまぁ……」
「なにその情けない顔。男の子のくせに床に這いつくばっちゃって。そんなに僕の脚が見たいの?」
「うああ……は、はずむひめさまのあんよが見られるなら、泥をかぶろうとも……」
「ふん、惨めだね、明日太。こうなったら、僕が直接足でしてあげるしかなさそうだね」
「……………………はい?」
明日太がすっとんきょうな声を出す。しまった、今のはちょっと流れが強引過ぎたかも。明日太が召し使い役から戻りかけてる。どうにか誤魔化さないと……。
「は、早く、脚、開きなよっ!僕が命令してるんだよっ!ていうか、ほんとはこんな風に言われて、嬉しいんでしょっ、わかってるんだから!」
「………………は、はい……ひめさま、どうかお願いします…………(まあ、これはこれで、なんか可愛いし……)」
明日太が素直に膝を開いて、脚の間のかたいのを惜しげもなく露わにする。ふう、なんとか不自然に思われずに済んだ……。
「ふふ、いい子だね、明日太。それじゃその汚いの、思いっきりふんづけてあげる」
言って、どきどきしながら明日太の脚の間に右足を差し込む。明日太のに指先が触れた瞬間、ぴくんと体にむずがゆさが走った。思い出したように、腰の下辺りが疼いてくる。
「……ゎ……すっかり、かたくてっ…………あつい…………………………あ。っ、さ、さっき出したばっかりなのに、なあにこれっ!!いくらなんでも元気すぎるんじゃないっ!?こ、この……その………………ヘ、ヘンタイッ!!」
「ああ〜、ひめさま〜、もっと、もっとののしってください〜(ああ、はずむ、初々しいよ、はずむぅ)」
明日太が嬉しそうにするので、こっちもちょっと強気になってくる。肌がむき出しの足の裏を押し付けて、ぐりぐりとひねりを加える。明日太のかたいのが足先からちらちらと覗くたびに、お腹の下がきゅんきゅんする。
「ほ、ほらっ、これがいいんでしょっ。まったく、足でふまれて、よ、よがっちゃってさっ。ぬるぬるしたのがさきっぽから、どんどん出てくるよ?」
「ああ〜、恥ずかしいです、ひめさま〜(ああ、はずむぅ、さっきから全然刺激が足りないけど、それが逆にいい感じだよはずむぅ〜)」
ふふん、明日太ってば、すっかり僕のテクニックの虜になってる。次はいよいよ両足を使って、めちゃくちゃにこねくり回してやろう。もしかしたら明日太、気持ちよすぎて気絶しちゃうかも?
「…………ん、しょ……ほらほら、明日太、どお?激しすぎて、気が遠くなりそう?さっきからずっと、白いの出ちゃいそうなんでしょ。いいんだよ、ヘンタイなんだから、出しちゃっても!」
「うああ〜、ひ、ひめさま、それ以上やったら、本当に出ちゃいますよ〜(はああ、はずむぅ〜!動きはぎこちないくせに言葉攻めだけはいっちょまえで、可愛いよはずむぅぅぅぅっ!)」
恍惚とした表情で限界を訴える明日太。気のせいか、なんか視線が娘を見る父親みたいな感じだけど、明日太の乱れる様子を見ていたら、僕のほうも腰の疼きに耐えられなくなってきた。
明日太のから足をどかして、後ろに左手をつく。気持ちお尻を突き出して、脚を内股気味に開いてから、おもむろにスカートを捲し上げる。
「……は……まだおあずけだよ、明日太……今度は、僕のここ、なめて…………はっ……」
「え?……え?」
「早くっ!命令っ、きけないのっ!?」
「は、はいぃっ、仰せのままに……」
778406:2006/03/12(日) 20:10:13 ID:epxggjHS
明日太が丸出しになった僕のパンツに目をやる。後ろの方にほっぽられてくしゃくしゃになっている、ミントカラーのブラジャーとセットのショーツ。ちょこんとあしらわれた小さなリボンが可愛らしい。
「こ、これはまた、随分と乙女チックなおパンツで……はずむ姫さまにあられましては、よくお似合いの――」
「もうっ、おべっかはいいから、早く、し、してよっ!」
ほんとは脱がしたくてしょうがないくせに。なにをぐずぐずしてるんだろ、明日太は。たまらず前後に腰をもじもじしてしまう。マットとショーツがこすれあって、なんか、気持ちいい。
「では……失礼して……」
明日太が一言断ってから、ミントのショーツに手を伸ばす。脱がしてくるのかと思ったら、布地の股の部分に中指を当てて、小刻みにいやらしく動かしてきた。
「ん……はぁっ……!ちょ、ちょっとあすたっ!僕はなめてって、いってるんだよっ!?」
「いえいえ、まずは指できちんとほぐしてからでなければ…………しかし、これは……」
明日太がすごくうさんくさい口調で、大げさに驚いてみせる。
「……な、なにっ?」
「おかしいですね……私めが指で触れる前から、既に十分、濡れているようです……」
「……っ?」
ぬれてるって、え? どういう意味なんだろ?
僕がよく分からずにいると、明日太が面白くて仕方ないという笑いを浮かべながら、鼻先に指を突きつけてくる。それから、皮肉っぽい口調で囁く。
「私めの愚息を見て、我慢出来なくなってしまったのですかぁ?気のせいか、腰がうずうずと動いてますよ、ひ・め・さ・ま?」
「――――っ!な、ななっ……!」
顔が一気に熱くなる。それと同時に『ぬれてる』という言葉の音と意味が、頭の中でかちっと繋がる。
「な……なにいってるのっ!?僕が明日太の乾燥しきって腐ってしぼんだヘチマみたいなの見て、興奮なんかするわけないでしょっ!?」
「(ぐ……意識しないで喋ったほうが、よっぽどキツイじゃねえか……)はは、ご冗談を……現にこの緑の可愛らしいおパンツが、姫さまのお汁でぐしょぐしょではないですかっ」
「な…………な……な……っ」
くやしいっ!! 明日太は今、僕の召し使いなのにっ!!
「あすたっ!?はやく僕のこと気持ちよくしないとっ、むりやりひっくり返されてパンツ見られたって、とまりちゃんに言いつけるよっ!!」
「おいっ!!スカートめくったのは、お前のほうからだろがっ!!」
「うるさいよあすたっ!!僕は今お姫さまなのっ!!明日太は黙って僕のいうこと聞いてればいいのっ!!!」
素足で明日太をげしげし蹴飛ばしながら、マットの上でいやいやするように体を揺する。明日太のくせに、たてつくなんてっ!僕が涙目になりながら、子供みたいにだだをこねていると、腕で蹴りをガードしていた明日太が参ったように言った。
「いてて、いてっいてえっ!わ、わぁったよっ、わぁったって!降参するから、落ち着けってっ!」
「明日太がいじわる言うから悪いんでしょ!僕ばっかさっきからいじめられて、ずるいよっ!」
「はあ、ったく……困ったおてんば姫だぜ……」
ウサギみたいにひくひく言ってる僕の手を取って、明日太がちゅっ、と口づけをする。
「はずむ姫におかれましては、とんだご無礼を…………さ、続き、するぞ」
「……もう……最初からそうしててくれればよかったんだよ……」
明日太の王子さまみたいなセリフにどきりとしながら、照れ隠しの文句をこぼす。これでパンツ穿いててくれたら、完璧なのに……。
779406:2006/03/12(日) 20:11:42 ID:epxggjHS
以上です
780名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:12:04 ID:5TyzFT7q
リアルタイムキター!
781名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:16:48 ID:zN04BsLX
乙。
よろしおすなぁバカップルw
782名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:23:24 ID:lh9aw+eP
GJ!!
バカップルはいい。心が和む
783名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:25:48 ID:q9bmXz7e
:.,' . : : ; .::i'メ、,_  i.::l ';:.: l '、:.:::! l::! : :'、:i'、: : !, : : : : : :l:.'、: :
'! ,' . : i .;'l;' _,,ニ';、,iソ  '; :l ,';.::! i:.!  : '、!:';:. :!:. : : : :.; i : :'、:
i:.i、: :。:!.i.:',r'゙,rf"`'iミ,`'' ゙ ';.i `N,_i;i___,,_,'、-';‐l'i'':':':':‐!: i : : '、
i:.!:'、: :.:!l :'゙ i゙:;i{igil};:;l'   ヾ!  'i : l',r',テr'‐ミ;‐ミ';i:'i::. : i i i : : :i  >>774
:!!゚:i.'、o:'、 ゙、::゙''".::ノ        i゙:;:li,__,ノ;:'.、'、 :'i:::. i. !! : : !:   あやまれ!
.' :,'. :゙>;::'、⊂‐ニ;;'´          '、';{|llll!: :;ノ ! : !::i. : : : : i :   131氏にあやまれ!
: :,' /. :iヾ、   `        、._. ミ;;--‐'´.  /.:i;!o: : : :i :
: ; : ,' : : i.:      <_       ` ' ' ``'‐⊃./. :,: : : O: i.    …て、406氏、乙でした
: i ,'. . : :',      、,,_            ,.:': ,r'. : , : : !: :
:,'/. : : . :;::'、     ゙|llllllllllllF':-.、       ,r';、r': . : :,i. : ;i : :
i,': : : :.::;.'.:::;`、    |llllH". : : : :`、    ,rシイ...: : ; : :/:i : i:!::i:
;'. : :..:::;':::::;':::::`.、  |ソ/. : : : : : : ;,! ,/'゙. /.:::: :,:': :./',:!: j:;:i;!;
i. : .:::;:'i::::;':::::::::i::`:.、;゙、';‐ 、,;__;,/ノ  . :,/.:::: :/. : :/.:::i. j:;;;;;;;;
l .:::;:'::;':::;':::::::::::i::::i::`:,`'-二'‐-‐''゙_,、-.':゙/.:::: ;ィ': : :/.:::::i: j、;;;;;;;
.:::;:':::;':::;'::::::::::::::i:::i:::::..`'‐、、、-<゙.::::::::/.::: ://. : /.:::::::i :j::.'、:;;;
784名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:54:37 ID:txKuReLp
たとえ>406や>783に伝わらなくとも、
おまいさんの愛は俺が受け取ってやる>774 
785名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 21:13:33 ID:iq2BjU8p
GJ
786名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 21:35:46 ID:8zjctGyZ
>784
テラワロタw
787名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 22:58:41 ID:NcO9Pyel
>>779
こういうシリアスになりきれない二人っていうのもいいですなぁ…GJ!
788名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:18:57 ID:x1lAjwBq
GJ!
はずむきゅん可愛すぎ!!
789名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:28:23 ID:LYSH+n3y
>>406
Gjです。でもね…
続き物として読んでて、先が楽しみだったんだけどね。
まぁ、書きたいように書かれたらいいんだろうな…
790496:2006/03/12(日) 23:31:22 ID:iq2BjU8p
昨日投下したのに感想が2つしか入ってなくて軽くショック。

それに比べ>>406氏が投下するとこんなにスレが賑わう……
やっぱり実力の差なんでしょうか?


水をさすようで悪いですけど,だれか感想書いてくれないでしょうか?
お願いします。
791名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 00:04:48 ID:FsM6qHEy
>790
内容が薄い。
792679:2006/03/13(月) 00:06:42 ID:NwzDCEzi
ども、妄想男です。
>>736-737 etc
どもでした。やっぱ描写が問題なんですよね僕は。
>>790 
書き手からの感想は控えた方がいいかと思って…。
辛口意見が所望とのことでしたが、いや、正直そつなく上手いと思いますよ。
あと、えーと「僕ははずむは女の子がいい」ってそりゃ意見じゃないな。ごめんなさい。

また妄想(しかも非エロ)してみましたが、投下タイミングって悩みます。
406氏が一区切りつくまで、待った方がいいのかな?


793名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 00:35:19 ID:YXpKZ746
>>779
GJ!!
連日の投下乙です

>>790 
同じスレに上手い人がいるってのは書き手として辛いところだな
作品は悪くないし充分にGJ!と言える出来だ。精進してください

>>774はツンデレ。俺も131氏の続き楽しみにしています


794名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:11:02 ID:Va0Z2KPM
>>790
2ちゃん初心者とお見受けするが、
感想を求めたり同情を引こうとしたりするのはなるだけよした方がいい。
795名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:36:12 ID:51DMgQkm
>>790
レスがつかないのも評価のうちかもしれん
他の職人さんと比較しても仕方がないことなので
貴方なりの作品を書き続けてほしいですな
796名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 07:30:21 ID:AcE+RQDW
過疎スレだとSS投下してもレスどころか、半月カキコすらなかったりする。それに神が宿っていてもな。
ふたつも反応があって良かったな、と思うぞ。
797名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 09:34:45 ID:em2AylbP
同意。「えー、違うー」とか曖昧なカキコがなかっただけよかったと思うよ。
798名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 10:33:38 ID:2HiHSgWn
>>790
感想欲しいとか書かないほうが良い。
感想欲しいためにSS書くなら2ちゃんねるじゃなくてもいいと思う。
799496:2006/03/13(月) 13:53:13 ID:4VTnwEMM
2ちゃん初心者ですみません。
初SSだったのでどうも感想が気になってしまって。

律儀にレスありがとうございます。

はずむが男ってあまりウケないみたいですね・・・
私はとまりしか興味ないんで。
でも明日太とは絡ませたくない・・
よってはずむを男にしたってわけです。

まあ、まだ懲りずに投下しますね。
800名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 14:16:19 ID:6M2m/vQA
>>799
自分の趣味を全開に出して!
俺は普段ロムってて書き込みはしないけど
GJ
期待してるぞ!
801名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 16:25:32 ID:If+VCQal
>>799
はずむ男でも俺は全然へーきだから、いいんでねーの?
本当なら、こうなってたんだろうしな。
…まあ、せっかく結ばれたのに、このあとBADEND確定なのがちょっと可哀そうだが。
…いやまて、この後とまりのお腹の中には(ry
802名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 16:27:56 ID:MV9WHbnQ
はずむきゅんにふぇらしたいおw
803名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 17:06:09 ID:NJS6ATPX
>>799
なんつーか、
俺としては最後の方にもうちょいとまりの声が欲しかった。
あとはGJ!
804名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 20:33:15 ID:aoQvDAOK
大概の書き手は、嫌な思いをしてきてるもんだ。
でも、たったひとつでもレスがあったら、また書いてしまうのさ。
ここは、読み手も神の良スレだ
805名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 23:47:31 ID:faED1D38
投下


と「なぁ、はずむ」
は「なぁに、とまりちゃん?」
と「恋人…ていうのかわからないけどさ、
一応私達好き合ってるわけだから聞いてみたくてさ」
とまりはやけにもじもじしている
は「うん!なんでも聞いてよ!」
と「あ、あぁ。はずむが男だった時、ぶっちゃけ週何回抜いてたんだ?」
と(こいつ、男ん時からやす菜のこと好きだったんだし、おかず位にはやっぱりしてたのかな…)
と思った


は「抜くって…、肉を?」
と(゜д゜)

〜続く〜
806805:2006/03/13(月) 23:52:02 ID:faED1D38
いきなりスマソ
でも、はずむなら「抜く」の意味知らなそう

というか、この駄文は既に他板で使ったヤツなんです
なんかもう、ツッコミまくってくれたら助かるです
807名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:35:51 ID:rOIe32LA
>805
スマン、オチの意味が分からんかったんだが…
808131:2006/03/14(火) 00:45:50 ID:Us122DBv
長々とエロ書いてる疲れてきますね。
気晴らしに、浮気してエロなし書いてたりして…。
ホワイトデーということで、ちょっと別物を投下していいすかね?
809バレンタイン&ホワイトデー(1):2006/03/14(火) 00:48:25 ID:Us122DBv
 2月14日、朝からとまりは不機嫌極まりなかった。
 下駄箱から、チョコの包みが転がり出てきたのをはずむに見られたからだった。
 もっと言うと、明日太に囃されて逆上し、一悶着起こしたからだった。
 昼休みになっても腹の虫が治まらないので、はずむに声を掛けられる前にあゆきの腕を
引っ張って屋上に連れ出した。
 フェンスにもたれかかって、女二人でパンをかじる。無言だった。
 今日は風も無く、日向は結構暖かかい。
 コーヒー牛乳でハーフカットのフランスパンを流し込みながら、とまりはあゆきに目を
やった。
 ぼぅっと遠くの雲を眺めながら、パック入りの飲むヨーグルトのストローを咥えている。
 何も言わず、とまりの腹立ちに付き合ってる感じだった。
「悪いな、つき合わせて…」
 ぐしゃりと紙パックを握り潰した後、ぼそっと、とまりがつぶやいた。
「…いいのよ」
 何か拗ねたように、あゆきが返事する。
「でも、せっかくの、イベント当日なんだけどね、とまりさん?」
 空を、ゆっくりと雲が流れる。
 とまりは、フェンスに体重を預け、頭のうしろに両手を回して真上の空を見上げていた。
 小さな口を、あんぐりと開いている。
 本人には自覚した、がさつなポーズのつもりなのかも知れない。
 でも、小柄なとまりがしていると意外なほど可愛らしく見えた。。
 ふふ…♪
 あゆきは、実は楽しんでいた。
 こんなとまりを見ていられるのも役得なんだろうな。
 そんなふうに思う。
 でも、いつまでもふくれてると、はずむくんに虫がついちゃうぞ…?
「そういえばさ、はずむくんのいる、ガーデニング部の部長さん、知ってる?」
 最後の一滴をズズッとすすり終えてから、あゆきがおもむろに切り出した。
「あ…?ん、知ってるってか、あの美人で有名な人だろー?」
 興味なさそうに、答える。
「あの人、はずむくんにチョコ、渡してたわよ」
 がしゃりと騒々しくフェンスを揺らし、ずっこけるとまり。期待通りの同様ぶりに、あ
ゆきは満足する。
「…いつ?」
「朝。とまりが明日太を追っかけていったその後、昇降口で」
「…ほんと、に?」
「本当に」
「…義理、ってやつ?」
「さあ?」
 とまりの動揺が、わなわなと広がっていくのが見て取れる。
 …とまりってば、ホントにかわいいわね。
 あゆきは、とまりに抱きついてくすぐり倒したい衝動を、冷静に飲み込んだ。
「でも、はずむ君ってモテるのよ?」
 あゆきの言葉はいつもの冗談みたいに、とまりには聞こえた。
810バレンタイン&ホワイトデー(2):2006/03/14(火) 00:49:21 ID:Us122DBv
「何言ってんだ、んな訳あるか…!」
 答えて、じわりと不安が這い出る。
 はずむを美少年呼ばわりする女子は、結構多かった。
 同級生の話題には上らないはずむだが、陸上の先輩は何故だか名前を知っていたし、大
会の応援に来てくれたはずむを、きゃいきゃい取り囲んでいたのを思い出す。
 ひょっとすると、年上受けするタイプなのかも知れない。
 あゆきの一言は、いつも、明日太以上にとまりを煽り立てていく。
 不安気に自分を見上げ、何か言葉を求めているとまりの表情。可愛すぎる。
 ホルマリンで固定して保存したいわ…などと、あゆきは心で茶化した。
「部長さん、もう卒業だから、思い出が欲しかったりして、ね?」
 もう少し煽ってやれば、とまりもカバンに潜ませたブツをなんとかしようとするかな?
「あ、あ、あんな綺麗な人が、わざわざはずむなんかを、どうこうしなくても…!?」
「でも、何か手紙も添えてたわよ?」
 口元をへの字に結んで、とまりは目を白黒させている。
 あんまり、意地悪してとまりが泣いちゃったりしたら気不味いから、この辺にしとこう。
 あゆきは、とまりの両肩に手を添える。
「はずむくんに放課後でって、言ってたわよ」
 あゆきがにやりと口の端で笑う。右手をパクパクと動かす。
「綺麗なお姉さんに、パクっとされて…?」
「な、な、な、な、な……!?何がパクっとなんだよッ!?やらしいなッ!」
 真っ赤になったとまりは、あゆきに肘打ちを連打する。
 アハハハハッ……
 するりと逃れたあゆきは、屋内階段の扉の前で舌を出す。
「さっさと、渡してきなさい!と・ま・り・さ・ん!!」
 小首を傾げ、こめかみ辺りに右手の指先をそろえて、敬礼。
「あんまり熱くなってると、溶けちゃうわよ」
 カーディガンの裾を翻し、あゆきが階段を駆け下りていった。
「……んもう!…恥ずかしいじゃないか。見透かされると、さ…」
 とまりは立ち上がり、スカートの裾をはたきながらひとり、ごちる。
 でも、せっかくあゆきが押してくれた背中だ、何とかするよ。
 空も青いことだし、さ。
 まだ、昼休みは10分くらい残ってる。
「ダぁ〜ッシュっ!!いっぽぉ〜〜んっっ!!」
 明日太は、もう一度ぶっとばしたら許してやるか。
 とまりは四段飛ばしで階段を駆け下り、はずむのところへ急いだ。
811名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:53:30 ID:Us122DBv
高校1年時代で設定してます。
エロなしで2,3回で終了しますんで、スレお賑やかし程度になれば…。
812名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:57:02 ID:vXd6ngvG
爽やかでいい感じですね。
続き、待ってます。
813131:2006/03/14(火) 01:01:15 ID:Us122DBv
いつも投下してから気付くんですが、誤字脱字多くてスマナイデス…
814名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:24:57 ID:f3AQ8Brc
>>131
何をおっしゃるGJでつよ!
誤字なんかは読み手の脳内変換に任せましょう( ゚∀゚)
 
 
続きに期待ほす
815名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:51:20 ID:Kd07ATA1
>>811
wktk
816名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 06:10:15 ID:IgezYeO6
職人さんGJ!神!
817805:2006/03/14(火) 07:04:59 ID:wsePAx0d
投下する前にも読み直したのですが、
改めて読んでみたら解りにくかったスごめん
あのオチは「肉抜き」ということです。はずむ君ならミニ4駆作ってたかな〜と思って
ということで、この反省を次に生かして、
皆さんに「GJ」と言われる様な良作を目指したいです。
失礼しました
818805:2006/03/14(火) 07:07:34 ID:wsePAx0d
取って付けたような感じになりますが、811氏の続きが楽しみです。
819名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 07:28:22 ID:UcnpW8hN
>>817
やっぱミニ四駆の肉抜きのことだったんかw
820名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 07:41:20 ID:Tnx0ZBFR
>811
何でもない話なのに、胸がときめいてしまうよ。
もっと読みたいです
821名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 14:54:26 ID:gY3ygITa
>>811
とまりの魅力がいまいち分からない人間だったのですが、
その可愛らしさが何となく分かった気がします。
822名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 16:27:47 ID:wsePAx0d
あゆき×はずむ
需要梨?
823名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 16:48:55 ID:B9a5I96O
少なくとも、>>811のでむしろあゆきの魅力に気付きつつあるオレには、需要ありです。  
824406:2006/03/14(火) 19:46:41 ID:ov+FOH1i
今から少しだけ投下します
825406:2006/03/14(火) 19:47:31 ID:ov+FOH1i
気を取り直して、脚の間にひざまずいた明日太が、僕の女の子の部分を布越しに優しく撫でる。
「……ふっ…………ん、もうちょっと、強くして欲しいかも……」
「ん……こんな感じか?」
指の腹で上向きに撫でていたのが、横向きに振動させるような小刻みの動きに変わる。
「はふ……ん…………うん……それっ……いい……」
女の子の部分をむにゅむにゅされて、ふうう、と長い息がこぼれる。奥の方からなにかがじわじわと出てきて、どんどん熱くなっていくのが分かる。お尻のほうも、ぴくぴくと反応してきた。
「ふっ…………ふぅっ……はふっ……はっ……」
「すげえな……下着、どんどんシミが出来てきてる……」
「はぁっ……だ、だから、言わないでって……ふえっ……!」
明日太がショーツを横にずらしてくる。ちょこんとした淡い茂みが、布のわきから顔を出す。
「ちょ、ちょっとっ、はずかしいよっ」
「こうしなきゃ、舐めらんねえだろ……」
「…………っ、…………」
ああ、見られてる。明日太に、見られちゃってる。
羞恥心と高揚感が、頭の中を半分ずつ占領する。見て欲しくないけど見て欲しい。そんなちぐはぐなことを考えながら、明日太のされるがままになる。
「ハッ…………これが、はずむの、におい……」
「ぁ…………っ…………っ……」
明日太が僕の大事なところに顔を寄せて、鼻で思いっきり息を吸い込む。はあっ、とこぼれた吐息が太ももに当たって、思わず胸をのけぞらせてしまう。
「は……ん、ゃ……ゃめてよぉ…………っ、は……」
「いいのか?こっちはこんなに、気持ち良さそうなのに?」
「っはぁ、ん…………やっぱり、いじわるだ、あすた……」
僕が両手を後ろについたまま顔を横に逸らした隙に、明日太の口が股の間に急接近する。そして、じゅるり、という水をすする音が、耳まで届く。
「ふわああぁっ!?」
「ハッ……んハッ……」
僕の熱くなった部分を、真っ赤な舌が這いずり回っていく。快感を直接脳みそに打ち込まれたみたいで、思考がみるみる鈍っていく。
「はっあぁんっ!あすたぁっ、きもちいっ、きもちぃっ!」
「ハッ、ハッ、ンハッ……!」
コップの中身を乱暴にかき回すような、ぴちゃぴちゃという音が絶えず聴こえてくる。その音がすごくいやらしくって、そのせいでまたおつゆが溢れ出してくる。
「もっとぉっ!もっと、してぇっ!あすたのべろで、してぇっ!」
明日太の舌がストローみたいに丸くなって、われめの中をほじってくる。ずず、ず、と掃除機みたいにして、舌のストローが僕のおつゆを吸い上げていく。
「ふあんっ、あぁん、はっぁっ、んはあああっ!!」
「く……フーっ……フゥゥっ…………ふぁずむ……はっ……」
明日太がかぱっと口を開ける。そして僕の大事なところに、かぷっと軽く噛みついてくる。僕ははっきりしない頭のまま、寝言みたいに呟く。
「ん……………………僕のこと、たべちゃうの…………?」
826406:2006/03/14(火) 19:48:14 ID:ov+FOH1i
「ッ!?…………は、はずむッ……ハアッ……ハアッ……!」
すると突然、明日太がけだものみたいな目になりながら、僕の両脚をがばっと持ち上げる。
「きやぁんっ!?」
こてん、とマットに転げ倒れる僕。力が抜けてる膝をばっくりと開かせると、はずむ、はずむとうわ言のように繰り返す明日太が、ぎらぎらした目で迫ってくる。
「ひっ…………」
生命の危機を感じて、顔を強張らせている僕の股に、鬼気迫る勢いで明日太の顔が沈む。
「むふうっ…………ふぁぐむぅ…………んふーぅぅ……」
僕の股に突進してきた明日太が、鼻息を荒くしながらふごふごしてくる。明日太の鼻がむりむりと僕の大事なところを駆けずり回る。
「あすたぁっ!まって、こんなの、犬みたいだよぅっ!」
「………………………………………………………………バウウッ!!」
ああっ! 開き直った!!
わおわお遠吠えを上げながら、僕の体をうつぶせにひっくり返す明日太。自分もマットに上がり、僕のお尻を持ち上げて、脚を開かせる。その一連の動作を完了させるのに、たったの2秒。
「フゥゥゥゥ…………はずむぅ……ほどほどにしておかないから、こういうことになるんだぞぉ……」
「意味わかんないよっ!明日太っ、なんか怖いっ、戻ってきてっ!?」
しかし、既に一匹の狼と化してしまっている明日太は、無情にも僕のショーツに手をかける。そしてそれを一気に引き下ろしたかと思うと、太ももの真ん中辺りでぴたっと手を止める。中途半端ですごく気持ち悪い。
「くくっ…………えろいぞぉ、はずむぅ……」
「………………っ…………っ……」
なんだろう。よくわかんないけど、すっごく恥ずかしいことされてる気がする!
「…………あすたぁ……こんなことして、後でゆるさないよぉっ…………」
「はぐぅッ!?…………貴様ッ、自分の迂闊な発言がこの状況をもたらしているということに、自覚が足りないようだなっ!」
「…………?」
「クぅぅぅっ!!こちらに尻を突き出した体勢で、不思議そうに振り向くなっ!修正されたいかっ!!」
なにいってんだろ……よくわかんない…………。
頭からはてなマークを出してる僕を、明日太がお尻に手を置いて現実に引き戻してくる。
「……まあよい……どちらにしろ、吾が艦の46ミリ単装砲は、先刻から臨戦体勢である。吾が理性(こくど)を踏みにじった罪、そのいやらしい体で償ってもらおうか……!」
「っ……!まって、まだ、心の準備がっ……!」
明日太のが僕の大事なところに迫ってくる。どうしよう、このままじゃほんとに……!
「っ!……………………………………はえ?」
襲ってきた感触に、きょとん、と目を点にする僕。
「ほぉぉぉぉぉぅ……はずむのここ、むにむにしてていい感じだぜぇぇぇぇぇ……」
明日太が奇声を上げる。見ると、明日太がお尻に自分のを押し付けて、喜んでいる。
「…………………………………………」
「はずむっ、お前のほうからも尻、振ってみてくれっ!」
「…………………………………………」
無言でお尻を動かす。
「おっほぉぉぉぉぉぉう!!」
「おっほー、じゃないよバカあすたあっ!!!」
「がふっ!?」
明日太のお腹に後ろ蹴りを入れる。ふらふらとよろめいて、体をくの字に曲げて悶絶する明日太。
「それじゃ僕が気持ちよくなんないでしょっ!!バカッ、犬並みっ、単細胞っ!!股間のかたいのでしか、もの考えてないんだからっ!!」
「…………ふ、ふふ、いい蹴りだっ……合衆国特有のフロンティア・スピリッツがこもってやがるぜ……」
まだわけのわからないことを呟いてる明日太を、すくっと立ち上がって見下ろす。
「もういいっ!僕が動くっ!!」
「な、ええー!?」
827406:2006/03/14(火) 19:50:47 ID:ov+FOH1i
いじょです
あー、頭の悪い妄想書けて、すげーたのしいー

そういえば前回と今回とタイトルつけるの忘れてましたね、どうでもいいですけど
828名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:01:09 ID:ggLIvtWP
                     >822 あゆきを追う前に、ひとつだけ言っておくっ!!
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ          
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『屋上でパンを食ってると思ってたら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにか右手でパクパクッとされていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をされたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   ツンデレだとかガチ百合だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…


                      >827、乙だ・・・
829名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:23:35 ID:gY3ygITa
>>827
えろいけど笑えるw
読んでて楽しいです
830名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 20:33:44 ID:vNebQEiA
>>811
GJ!!
とまりはいい。心が洗われる

>>827
笑うとこなのか興奮するとこなのか迷ったじゃねーか
GJ!!あ り が と う
831名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:28:27 ID:DRqY9aM1
かしまし読み始めたころからあゆきに萌えていた俺の脳は故障中ですかね?
832名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:33:56 ID:AnaecBqC
>>811 とまりんSS GJ。
あゆきさん、見事なコントロールっぷりだなぁ。

>>822 大蟻。待ってるよ。

>>827 こちらもGJ。
明日太バカスwww てか壊れてるなw
833131:2006/03/14(火) 22:58:07 ID:sZbj94Tk
続き、投下します。
834バレンタイン&ホワイトデー(3):2006/03/14(火) 22:59:13 ID:sZbj94Tk
 教室の前でダベッていた明日太の後頭部を重い衝撃が襲った。
 ……もう、ムチ打ちになりそう
「はずむ、どこ行った!?」
 後ろ頭を抱えて蹲る明日太の頭上から、とまりの声がキンキンと降り注いだ。まだグラ
グラ揺れてる頭を堪えて、声の主チラリと振り返る。
 両手を腰に当てて仁王立ちのとまりは、子供の吽像のようだった。右手に凶器となった
上履をぶらさげてる。
 …とりあえず、二発目は無さそうか?
「部室、行くって」
明日太が上目遣いで答える。数瞬の後、とまりの手から上履きがパタリと落ちた。
「放課後じゃ、なかったのかよ…」
 とまりは一度だけ、目をぎゅっと閉じ、動揺しそうな息を整る。
 今、渡すと決めたんだ
 ポケットのふくらみを確かめると、身を翻す。
 駆け出していくとまりを見送りかけて、明日太は片方だけ転がってる上履きに気付いた。
「とまりぃーーっ!くつーーー!」
 一息置いて、座り込んだままキャッチャースローで上履きをとまりに投げる。
 背中に当たる刹那、とまりは走りながら小さく跳んで、くるりとアクセルスピンする。
 正面にきた上履きを、軽く空中でキャッチし、長くないスカートの裾をひらめかせて難
なく着地を決める。そのまま、たたらも踏まず走り去っていく。
「サンキュー!」
 礼にかえて、とまりが頭上で振り回してるのは、その上履き。
 履かねえのかよ!
「…まったく男前のとまりさんにゃ、敵わないッスね〜」
 級友も、肩をすくめて嘆息している。
 今度こそ、茫然ととまりを見送りながら明日太は思う。
 はずむの事がなけりゃ、な…
 こんなコンビプレイを決められる奴、男相手にだって見当たらない。
 ま、ちらっと見えたのは、いつもの役得って事でOKだよな
 …ふぅ 
 まだ少し痛む頭を撫でながら、やはりため息が出てしまった。
 でも、そんなふうに誤魔化していく自分を、明日太は嫌いではなかった。
835バレンタイン&ホワイトデー(4):2006/03/14(火) 23:01:10 ID:sZbj94Tk
 ガーデニング部を窓越しに覗いてみたが、誰かいる気配はなかった。
 もう、昼休みもわずかだった。
 ピロティの外れにある花壇を回って、教室に戻る、か…
 そう思い直した時、とまりはようやく履き忘れたままの上履きに気付いた。
 片方を裸足で走ってたのか…
 ちょっと恥ずかしくなって、一人赤くなる。
 …はずむはどこにいったんだろう?
 クラスが違うから、もう、放課後まで二人きりになる機会はない。
 見つからないだけで、ひどく不安になってる自分がいた。
 遠目にでもいいから、はずむの姿を確認したかった。
 ほちほちと歩いて、ピロティにまわる。校舎の陰から、期待半分で覗いてみた。
 植栽の向こうの花壇のところに人影がしゃがんでいる。
 はずむ!?
 飛び出し、声を掛けかけて、とまりの唇は引き攣れた。
 …ふたり、いる。
 一人は、やはりはずむだった。
 もう一人は、…女生徒。
 ふたりともしゃがみこんで、寄り添っていた。
 はずむは、その子の背中を抱いていた。右手が動いてその背を撫でている。
 女生徒の顔ははずむの胸にうずめられ、見えない。
 俯き加減のはずむの顔も、よく見えなかった。
 え…?
 とまりは思考まで金縛りにあったように停止していた。
 はずむ…?だれ…?何、してるんだ…?
 き〜ん、こ〜〜ん、か〜ん、こ〜〜ん……
 午後の予鈴が、鳴り始める。
 はずむは女生徒の背に回した腕を放し、手をとって彼女を立ち上がらせる。
 そして、その子の耳元に口を寄せ、一言二言何かをつぶやいたようだった。
 女生徒はこくりとうなずくと、指先でそっと、自分の目をなぞる。そして、ついと離れ
ると少し後ろ歩きをしながら小さくはずむ手を振ると、もう振り返らず小走りで3年の校
舎に去って行った。
 ちらりと見えた彼女の顔に、とまりは見覚えがあった。
 部長さん…
 一度会えば、忘れられないほど綺麗な人だった。女の自分でも、ときめく程だったから。
 予鈴が鳴り終わっても、はずむは花壇に佇んでいる。彼女が去った方を見ているようだ
った。
 くしゃり…
 小さな包みが、ポケットの上から握りつぶされる。
 はずむを、見たくなかった。
 はずむに、見られたくなかった。
 もう、用を無くしたものが入ったポケットを、手で押さえつける。
 とまりは、踵を返して教室へ歩き出した。
 何も、考えちゃ、ダメだ…、何も、考えちゃ、ダメだ…
 どんなに念じて、どれだけ唇を噛み締めても、涙が滲んでくる。
 人気の消えたピロティの隅で立ち止まり、顔を空に向ける。
 白い雲が、さっきまでと同じにゆったりと流れていく。
 いろいろと、変わってしまった後なのに、な…
 あたしも、変わっていくのかな…?
 涙が空に帰っていくまで、とまりはそうしていた。
 無論、授業には大幅に遅れこっぴどく叱られたが、涙の痕を知られないで安心できた。
836131:2006/03/14(火) 23:07:16 ID:sZbj94Tk
本日は、以上です。

>406さん、おバカなH、素敵っす!
837名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 23:19:26 ID:ZhlhYLsx
>406氏
もう野獣と化した明日太にワロタwwwww
エロいけど笑みがこぼれます。
838名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:14:22 ID:2Yc4oeoa
正直、あんなことをした自分が愚かしい
上がってはいけない舞台に上がってしまった。
みているだけでよかった…
なのに、なのに…!
後悔は募るばかり。そして、それに比例して彼への想いも……

私はあの日、はずむ君と…
839名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:14:55 ID:fghllb5c
>>406
GJ!!!!明日太暴走しすぎwwww
はずむもめちゃくちゃ可愛いッス

>>131
GJ!!!!相変わらず心理描写が上手い

ここは本当に良スレだな。神々には感謝感謝

840名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:18:04 ID:2Yc4oeoa
あゆはずに挑戦
がんがってみます
841名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:59:26 ID:jM6tbQ6j
>>836
また神投下キタコレ!!
なんつーか、小説版の後ろに外伝として収録されてても違和感無いな。
次から次へと神が降臨する油断ならないスレだぜ。
842名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 08:58:51 ID:/KxPf1bP
無言で腰ふるはずむタンに(*´д`)ハァハァ
843名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:05:20 ID:vY/qJbLQ
>>131
もう、なんでこんなに萌させてくれるんですか、あなたは!
ああ、泣いてるとまりんが脳内ビションに…
844名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:26:13 ID:BlPFTfuL
131氏のSS読んでしびれた後、自分も書きたい!書けそう?とか思えてくる。
845名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 13:44:44 ID:jM6tbQ6j
>>844
そう思ったときがデビューの時だw ガンガレ。
846名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 14:54:03 ID:AzHX4ee5
>>844
wktk
まずは一レスくらいのSSから始めてみては?
847844:2006/03/15(水) 15:35:16 ID:CqID8OsT
いや、だから、そうは思ってもあんなふうなSSは、とても書けないよって言いたかったんですw
848名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 16:01:23 ID:8GaVejrH
書いてみないとわからないぞ
849844:2006/03/15(水) 16:28:34 ID:f0DywAF7
殴られて、上履きを投げただけの明日太が、俺の中でなんかいい感じなんだか。ヤバイヨ>834
850名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 17:43:34 ID:Ekz6rQV1
どんな能無しでも一生に一本だけなら傑作が書ける、というから、ここで
使っちまえww
851844:2006/03/15(水) 18:14:59 ID:N1WeGA1r
うおっ、やべwwww
煽られて何か書き出してるよ、オレ?
852名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 18:33:02 ID:fR8dX14R
ガンガレ
853406:2006/03/15(水) 19:59:49 ID:/ZINZuHi
投下しま
854406:2006/03/15(水) 20:00:43 ID:/ZINZuHi
うずくまってる明日太の体を、無理矢理に押し倒す。中途半端に下ろされたショーツを脱いでから、仰向けに転がった明日太の腰に女の子座りで跨った。
「お、おお、なんかはずむ、やる気満々っつーか……」
「いいから明日太は、その傷んだモンキーバナナみたいなのかたくすることだけに集中してっ!」
「…………はずむさぁん……逆にモチベーション下がりそうなんすが……」
明日太の泣き言を無視して、ぺたんと明日太のそれの上に移動する。明日太の熱と僕の熱が、重なって交わっていく。
「ん…………は、んふ、いいね、明日太の……すごく、あついよ……」
「……こっちも、なんていうか、壮観な眺めだ……」
「じゃ、動くよ?」
ゆっくりと前後に腰を揺さぶる。ぬりゅぬりゅと、むき出しの肌同士がこすれ合う。
「ふぅっ!…………あ……ん……んふっ……んんっ……」
「おお…………なんか、普通にするよりも……やらしいかも……」
「んっ……ふっ、はふっ……んあっ……あっ、はぁっ、あはぁっ……」
「…………はずむ……腰、すげえ、動いて……」
「く、口、閉じててって……ふ……言ってる、でしょ…………はん……」
「でもよぉ……はずむの、どんどん濡れてくるし……」
「……っは…………ふ、っ、あすたの、ばかっ……!……はっ……」
明日太が恥ずかしいことを言うたびに脳みそが揺れて、大事なところがじゅんじゅんしてくる。時々聴こえるぬちゅっ、という音が、余計に腰の動きを激しくさせる。太ももをくすぐるスカートが、邪魔でしょうがない。
「はっ、ぁはぁっ、ぁっ、んっ、ふっ……」
「…………ムネ……ぶるぶる揺れてる……」
明日太がブラウスからはだけた胸に、手を伸ばしてくる。
「きゃうっ!?……あ、あすたっ、うごかないでって、いってるでしょっ!?」
「だめだよはずむ……こんなん見せられて、我慢できねえよ……」
「ふぁんっ…………はっ、おっぱい、つねっちゃ…………ひきぃっ!?」
「はっ……ほんと、ムネッ、弱いんだな、おまえ……」
僕の胸をいじりながら、明日太も昂りを取り戻してくる。明日太のかたいのが僕の大事なところを、びくびくと撥ね退けるように押してくる。
「ぁ……はぁっ!…………あすたぁ……だめ、ちから、はいんないよぉ……」
胸と股、両方の刺激に耐えられなくなって、腰砕けになってしまう。体を支えるのもままならず、明日太の胸に倒れ込む。
「…………はぁっ……はぁっ…………あすたぁ……」
「なんだ、もう終わりか……?口程にもないヤツ」
「ん、だって…………もういい、あすた、うごいて……あすたに、まかせてあげる……」
「へっ、ったく、口だけは強気なんだもんな……」
そう口にすると、明日太は僕の体を一旦浮かして、潜り込むように腰をずらす。スカートを腰元までまくって、それから僕の脇の下に腕を回すと、ぴとっと自分のを僕のに当ててきた。
「……明日太の、さっきからすごい、脈打ってる……」
「お前があんまりに、可愛いからな」
「やだ。なんか、キザっぽいよ、それ」
「…………動くぞ、はずむ」
855406:2006/03/15(水) 20:02:04 ID:/ZINZuHi
明日太が腰をゆっくりと動かし始める。大き目の明日太のそれは、まるで蛇のようにお尻までぬらりと這い上がってくる。
「ん……ふ……あすたぁ……」
「く…………はずむ……」
明日太のものが撫でるたびに、僕のあついのがひくひくと収縮する。お腹の奥に刺激が届いて、中全体をぐるぐると駆け巡っていく。それを耐えるように、楽しむように、ぎゅっと目を瞑りながら明日太の首にしがみつく。
「はんっ……あすたっ、いいよぅ、すっごく、いぃっ……!」
「……はっ……はっ……はっ……」
明日太の腰のスピードが、どんどん速くなっていく。密着してこすれ合うお互いのは、どちらももうぬるぬるで、溶け合ってるような錯覚すらした。
「んはんっ!すごいよっ、あすたぁっ!自分でうごくより、きもちいいっ!!」
「はずむ…………はずむっ……!」
明日太がかがむようにして強く抱いてくる。僕もそれに応えるように、首に回した腕にきゅっと力を入れる。倉庫の中は蒸し暑くて、二人とも抱き合っているうちに、汗で制服がぐしょぐしょになってくる。その熱に浮かされるように、お互いの唇を求め合った。
「あすたぁ……ん、ふぅ……む、ん……は……すきっ……すきぃっ!」
「……ふ……む……俺もだ、はずむ…………く、おおっ!!」
吠えながら、明日太が僕の体を押し上げる。くるんと体勢が逆転して、明日太が僕の上に乗っかってくる。そして今までで一番激しく、優しく、僕の女の子の部分に自分自身を触れ合わせてくる。
「ぁは…………ん、ぁあっ!……あすたぁっ!……ぼく、もう、だめぇっ……!」
お腹の中がまた、きゅうんと縮んでくる。心臓が躍起になって、下半身に血液を送り込む。お腹がまるで、溶解炉みたいに熱を渦巻いている。
「イキそうか、はずむっ…………もう、イキそうかっ!?」
自分自身の限界を訴えるように、明日太が僕に訊いてくる。
「いく…………いっちゃうっ!あたま、まっしろになっちゃうっ!ふあぁあぁあんっ!!」
「はずむっ…………俺もっ……はずむっ……!!」
あすたもいま、きもちいいんだ……!
それだけで嬉しくって、幸せで、愛しい気持ちで、たまらなかった。明日太の首を抱き寄せて、慈しむように、叫んだ。
「あすた、だしてぇっ!!いっしょに、いってぇっ…………!」

「…………………………っ、くぅっ、はずむぅぅぅっ!!」
「は――――――っ、っ、ふああぁあぁあぁああぁっ!!」

………………………………………………………………。
「…………っ……っ……はっ…………はっ…………」
「……はっ………………は…………………………は」
明日太の吐息が耳元で聴こえる。喘ぐようにしている僕よりは、幾分呼吸が落ち着いている。
唐突に、明日太がむくっと体を起こす。
「はずむ…………っ、わるい、制服……」
見ると、しわくちゃになったスカートに、べったりと白い粘液がくっついていた。呼吸に合わせて上下するお腹にも、結構な量かかっている。なんとなくそれに触ってみたくなって、右手でお腹をさすり回す。ねばねばしたのが、糊みたいに薄く広がっていく。
「そ、そうだ、タオル……あ、鞄、教室に――」
「……………………………………んむ」
「――っ!?…………は、はずむっ!?」
明日太が間の抜けた声を出してこっちを見る。なんだろ、とぼんやりした頭で思考してみると、明日太の精液の付いた人差し指を、いつの間にかおしゃぶりみたいにくわえていた。
「……………………………………」
「バ、バカ、そんなの、早く出せって……」
「…………んーん…………ぼく、これ、すきかも」
明日太が口をあんぐりする。その顔を眺めながら、しばらく指をちゅうちゅうやっていると、お花畑状態だった頭が段々とすっきりしてきた。
「……………………ぁ。どうしよう、それ……」
「ど、どうしようって……はずむ、なんか拭くもん、持ってないか?」
「もってない」
「そっ、か……ちょ、ちょっと待ってな、今、教室に行って――」
明日太がズボンを上げようとする。
「!!あすた、まってっ!!」
「えっ…………?」
明日太がズボンに手をかけたまま、ぴたりと止まる。僕は四つんばいになって明日太の足元に近寄る。
「だめだよっ、そんなよごれたまま、しまっちゃ」
「……………………は?」
「いま、きれいにしてあげる」
856406:2006/03/15(水) 20:02:38 ID:/ZINZuHi
小さくなった明日太のものを、口にぱくっとくわえる。
「っっっっっっっっ!?」
「ん…………ちゅ…………」
やわらかくて可愛くなった明日太のを、ぺろぺろ舌で舐め回す。
「ちょ――――――――――なにやってんのっ!?」
「ん…………わざわざきょうしついくより、こっちのが、はやいよ」
「いや、でも――――――って、どうしようって、こっちのことかよっ!?」
「……………………………………?」
さっきから、その話をしてたんじゃないの?
明日太が僕の顔を強引にひっぺがす。それからしゃがんで、僕の目を見ながらほっぺをぺちぺち叩いてきた。
「おいっ、おいっ、起きろっ、はずむっ!はずむっ!おいっ!」
「……………………………………ん…………あ……え……?」
気づくと、明日太の顔が目の前にあった。
「っ、うわぁっ!?あ、明日太、なにっ!?」
「ああ、よかった……俺はてっきり、あまりの刺激に頭がおかしくなったのかと……」
「???」
明日太がよしよしと頭を撫でてくる。よくわからないけど、すごくくすぐったい。
「や、やめてよ明日太……どうしたのさ、いきなり……」
「いや、なんでもない、なんでもないって……」
釈然としないけど、明日太、すっごい笑顔だし……まあ、いっか。
と、ふと思いついて、明日太のお腹に抱きつきながら、甘えた声で言う。
「ねーえ、明日太…………さっきのキス、すっごいよかった」
「え………………あ、お、おう……」
「もう一回、しない?」
「ぬええええええええええっ!?」
明日太が僕をお腹にぶら下げたまま、下手くそなお芝居みたいにざざっと後ずさる。体が一瞬空を飛んだ。
「………………どうしたの?」
「いやっ、その、さ、キスは、もうさ、いいんじゃ、ないかな……」
「…………そんな……さっきはあんなに求めてきてくれたのに…………僕とはもう、飽きちゃったの……?」
「う……(なんでそういうリスみたいな目で見るかな……)」
明日太が複雑そうな顔でこっちを見る。やっぱり、経験のない僕じゃ、つまんないのかも……。
「僕、がんばるから……明日太が気持ちよくなるように、がんばってべろ動かすから……」
「ち、違うってっ!!俺が言いたいのは、お、おまえ今、俺のせいえき、なめてただろって!!」
「?今って、いつ?僕が明日太の口でしてから、だいぶ経ってるよ?」
「!!!!!!!!!!!!!!」
明日太が顔をマットにこすりつけながら、おいおい泣き始める。なんなんだろう???
「……もしかして、自分の口に入れるの、そんなにいやだったの……?」
「おまえはっ!!だいじょうぶだっていうのかっ!!じぶんのせいえきだぞっ!!」
明日太ががばっと起き上がり、目を真っ赤にしながら迫ってくる。
「いや……そういう発想自体、出てこなかったし……」
「くぅぅぅぅっ!!この、元・ピュアピュアボーイはぁっ!!」
勝手に憤慨している明日太の首に、話題を変えるように飛びつく。
「もういいじゃない、一回しちゃったんだしさっ」
「………………うう……しばらくは糖分控えよう……」
「ね?早く、しよう?」
真正面から明日太の顔を見る。それから、目をきゅっと瞑って明日太の出方を待つ。
857406:2006/03/15(水) 20:04:36 ID:/ZINZuHi
いじょです
そろそろ書き終わりそうなので次回まとめて全部投下します

連投規制とかよくわかんないんですけど大丈夫ですかね?
858名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 20:34:42 ID:fghllb5c
>>406
GJ!!!!!素晴らしすぎる
トリップ状態のはずむに(*´д`)ハァハァ
続き期待しております
859名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 20:55:51 ID:e8WBU77/
>>406
アァァァーGJでつゥゥゥ(`・ω・´)
なんだか明日太しっかりとしてるね
860名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 23:20:43 ID:8M5x/dUc
406氏GJ!
コンスタントに投稿しているのは凄いかと。
861名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 00:15:38 ID:q4qoboSk
>>406
GJ!連日の投下乙です
はずむ可愛すぎ!
862名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 01:41:55 ID:fGmnbnWs
>>406
毎度乙です。
ラストが楽しみです〜^^
863名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 06:37:24 ID:F848aHO0
>>406

(*´Д`*)b激しくGJ!
コレはヌケマスヨ
864名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 08:50:10 ID:QfdHKbfF
アニメの最終回までこのスレはもたないな。
良スレだったよ。
865名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 11:32:35 ID:0qqyd1/P
アニメの明日太、陰惨ないじめにあってるな。
866406:2006/03/16(木) 17:06:50 ID:BXfm/X+E
長いですが最後まで投下します
867『親友なんて』:2006/03/16(木) 17:08:53 ID:BXfm/X+E
「………………はずむ……」
「…………………………」
明日太の顔がすっと寄ってくるのがわかる。そして。
「……ん………………」
「…………………………」
息が塞がった。お互いの舌がお互いの口に滑り込んでいく。こうするのはこれで三度目だけど、やっぱりこの快感だけは慣れたり出来ない。
「んふ……ん、は……ぁ……っ……」
明日太の舌が、唇の裏をぞろりとなぞっていく。明日太の唾液がとろとろと流れ込んできて、僕はそれを飲み込むのに必死になる。
「ん、んく…………ん……ぅふ……」
「っ…………ふ……は……っ……」
お返しにと、こちらも舌に唾液を乗せて、明日太の下の歯をぺろっと舐め上げる。明日太の舌が待ち受けていたように絡み付いてきて、僕の舌の裏側をれろれろと横舐めにする。
「ふぅっ……!ん……ん、ふっ……んん、ん、んんっ……!!」
明日太が舌を吸ってくる。息が苦しくて、思わず眉をひそめてしまう。喘ぐようにして酸素を求めて、その反面、両腕は明日太を逃がすまいとその力を強くする。
「「…………はっ……ふはっ……ん、んっ……」」
吐息が完全に一つになる。脳の命令なんか一切無視して、本能だけで動くお互いの舌は、二匹の蛇みたいに複雑に絡み合って。僕の舌と明日太の舌は、この瞬間、確かにひとつの生き物だった。
「…………ふ、む………………ん、は……は……」
唇を離す。それでも舌は、まだ絡み合っている。空気にさらされて乾きそうになるお互いの肉を、夢中になって濡らし合う。ぴちゃぴちゃという高い音が、暗がりの中に響いていく。
「……はっ……はっ……ぁはぁっ……ん…………はあっ…………」
そうやって舌だけを出したまま、一分か一時間かが過ぎていって、ようやく二つの赤い柔肉が、ゆっくりと離れていく。どちらのだか分からなくなった唾液が、糸を引いてそれから切れる。それを見て、僕はなんだか天の川の織姫みたいな気分になる。
「はっ……はっ……ん……」
「はずむ……目が、とろんとしてる」
「明日太だって…………顔がぽーっとしてるよ……?」
「なあ、はずむ…………そろそろ、いいか……?」
明日太が真面目くさった顔で訊いてくる。いいか、っていうのは、当然……。ちらり、と頭の中に、だれかの顔が浮かぶ。
僕は一旦視線を落として、奥歯をぐっと噛み締めてから、ゆっくりと顔を上げた。
「…………………………うん。して、明日太」

――――――口にした瞬間、全身に、ぶわっ、と風が吹きつけた。

「……………………わかった」
明日太が僕を抱き寄せて、もう一度軽くキスをする。せり上がるなにかを押し込むように、明日太のシャツを握り締める。明日太が僕の体をそっと倒して、四つんばいに覆いかぶさる。
「はずむ」
明日太がはっきりとした声でだれかの名前を呼ぶ。だれの名前だったか。それから、僕の膝を持って、自分の胸の高さまで持ち上げる。煩わしいスカートが、はらっとマットに落ちるのを、視界の隅でちらりと捕える。
「…………………………………………っ」
明日太のものは、既にかたくなっていた。僕のそこも、もう熱くなっている。
聞き覚えのある少年の声が、遠くで聴こえる。
あとは明日太が、僕の中に入ってくるだけ。それだけだった。
「………………入れるぞ、はずむ」
明日太のそれが、ぴたっと入り口に当たる。
感動のあまり返事も出ない。
ふるっ、と体が震えて、頭に痺れが走る。
心臓がドクドクと、泣いてるみたいに暴れだす。
両目をきゅっと閉じて、息をゆっくり吐いて。
他人事のように思いながら。
そして――――――――――
868『親友なんて』:2006/03/16(木) 17:09:54 ID:BXfm/X+E
「…………………………………………………………はずむ、おまえ」

――――――明日太の息を呑むような声が聴こえた。
まぶたをゆっくりと開く。
明日太の顔が、ぼんやり映る。
プールの中から外を見てるみたいだ。
さっきからなにかが顔の横を撫でつけていく。
なんだろう、と思ったけど、明日太の声で、すぐに気づく。

「泣いてるのか、はずむ」
「……………………え?」

目尻に手をやると、本当に涙が流れていた。それどころか、体までがくがく震えている。それに気づいた途端、急に息が荒くなってくる。
自分のことなのに、なんでこんなことになってるのか分からなくて、慌てて両目をごしごしこする。
「…………あれ?……あれ?…………おかしいね、なんだろ…………なんで、涙なんか……」
「はずむ………………」
「ちょ、ちょっとまって……今、拭くから……」
「………………はずむ」
「えへへ……変なの、明日太がやっと、その気になってくれたから、つい嬉しく、なっちゃったのかな……」
「はずむ」
「…………は、はいっ、これでいいかなっ?ご、ごめんね、あすた、つづき、はやく――――」
「はずむッ!!!!!!」
明日太の大声が、目の前に降ってくる。それから、明日太が僕の体を力任せに起こして、ぐいっと強引に引き寄せる。それから、子供に言い聞かせるような声で、言った。
「いいってっ、もう。お前泣かせてまで、こんなこと、出来ねえからっ……!」
明日太が力一杯、僕の頭を胸に抱く。僕はしどろもどろになりながら、目いっぱい、強がる。
「な、なにいってんのさっ、ぼくっ――――僕なら、だっ、だいじょう、ぶ、だからっ――――っ――――っ」
あれ、おかしいな。体が震えて、声が、出ない。なみだがどんどん、こみ上げてくる。あすたに、抱いてもらって、かなしく、なるなんて――――。
「嘘吐けよ…………!体、こんなに震えてんじゃねえかよ…………!」
震えを止めるように、明日太がいっそう強く抱いてくる。それがなんだか嬉しくて、悔しくて、むせびながら胸に顔を押し付ける。
「怖いんだろ、はずむ。いいんだ。無理するな。お前が無理することなんか、なんもないんだよ」
明日太の優しい声。すごく暖かい。張り詰めてた気持ち。すうっと楽になる。背中がやっと、軽くなって。

「いいんだよ。本当の女になんか、ならなくても。俺達がずっと、お前に付いててやるから」

不安と悔しさを全部、涙に変えて。
大声を上げて、泣いた。
869『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:13:02 ID:BXfm/X+E
    *    *    *    *    *    *
僕の通う学校は、同じ地域にある学校の中でも、生徒の自主性を尊重するのびのびとした校風が特徴だ。だから、校内の設備も先生に断れば、割と自由に使わせてもらえたりする。
服を着て、薄暗い倉庫から出た僕たちは、まず最初に二階の職員室へと向かった。僕がシャワーを浴びたいと言ったからだった。今出てきた用具倉庫の鍵も、シャワー室の鍵も、全部職員室で管理している。
午後七時をまわって、机に向かう先生たちもまばらになった職員室に、明日太が単身乗り込んでいく。筋金入りの帰宅部の明日太が、「部活で汗をかいたのでシャワー室を使いたい」と先生に話す姿を、僕はにやにやしながら廊下で見ていた。
こんなに遅くまで残っていては、怒られるかなと思ったけど、鍵は何とか貸してもらえた。
シャワーを浴びてさっぱりすると、急に疲労感が体を襲ってきた。さっきからずっと、眠気がさしてくる。明日太のフェイスタオルで体を拭いて、髪をわしゃわしゃやりながらシャワー室を出ると、窓に寄りかかっていた明日太が、優しく笑いながら声をかけてきた。
「タオル、そんなんで足りたか?」
「うん。だいじょぶ」
「それと、制服…………落ちないだろ、それ」
「もう一着あるから」
「そか」
明日太がくるりと階段の方に足を向ける。手には僕の鞄が預けられたままだった。
「あ、ありがと。ごめんね」
鞄を受け取ろうと手を出したけど、明日太は笑いながら黙って前を歩き始めた。僕もそれに続いて、しんとした廊下をてこてこ歩く。
外はもうすっかり暗くて、靴を履き替えてグラウンドに出ると、空に満月が出ているのが見えた。都会よりも空気が澄んでいるので、星も見える。
そんな綺麗で静かな宵の中を、二人並んでしずしずと帰路に着く。駅まで歩いて、電車に揺られて、地元の駅で降車して、町を流れる川に沿った、人気の少ない舗道に出て。そこでようやく、僕は窺うように口を開いた。
「明日太………………その、僕……」
「俺はさ」
遮るように、明日太がぽつりと穏やかな声で呟く。その声のあまりのやわらかさに、思わず隣の明日太の顔を見上げてしまう。前を向いたままの明日太が、変わらない口調で続ける。
「お前にはもっと、自分の好きなように振る舞って欲しい思う。こっちの都合なんか気にしないで、正直な気持ちで接してきて欲しいと思う」
明日太の目は、遠くを見ている。瞳に街灯の光が反射して、ゆらゆらと揺れている。川原の方から、かすかに水の流れる音がする。
「俺はさ、はずむ。お前のこと、一番大事なヤツだって、そう思ってる。……この前、鹿縞山でも話したよな?お前と居る時が、一番、幸せだって」
歩調も緩めないまま、明日太がなんてことないように言う。僕はただ、黙って明日太の言葉に耳を傾ける。
「だからお前が、男の自分を捨てたいって泣きついてきた時、何とかしてやりたいって、そう思った。お前の涙見てたら、こっちまで泣きそうで、俺が女にしてやんなきゃって、思った」
声の明るさはそのままで、少しだけ語調に力強さがこもっていた。歩幅の広い明日太の足は、僕に合わせるようにゆったりと動いている。
「でもお前は、男だった頃の自分を忘れたりなんか、出来なかった」
870『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:14:19 ID:BXfm/X+E
「………………やっぱり、明日太、怒ってる……?…………僕は明日太のこと、振り回してばっかりで……」
たまらず明日太の目の前に飛び出して、しおれた花みたいになりながら声を出す。明日太が立ち止まって、少し大げさに首を振る。
「いや」
「…………でも……親友なんていやだ、なんて、僕のほうから言っておいて…………そのくせ明日太のこと、受け入れられなくって……」
自分の不甲斐無さを呪う僕。そんな僕の頭に、明日太の大きな手がぽふっとかぶさる。まだ乾いてないくせっ毛の髪を、梳かすように撫でつけながら、明日太が言う。
「さっきお前が俺に、なんの気兼ねもなく泣きついてくれた時さ。お前が男だとか女だとか、親友だとか恋人だとか…………そんな細かいことは全部忘れて、ただ本気で、嬉しかった。
 お前のこと、すげえ愛しいって思った。俺はお前の笑顔さえあれば、後はなんもいらねえんだって、改めて気づかされた」
なだめるような声と手のひらが、耳と髪の毛に心地いい。揺りかごを揺らす父親みたいな、そんな明日太の瞳の中に、しっかりと僕の姿が映っている。
「明日太…………」
「だからさ。俺はお前のそばにいて、お前のして欲しいようにしてやりたい。お前の笑顔が見られるように、精一杯努力する。お前が自分のこと、男として見て欲しいって言うんなら、容赦しねえし、女として見て欲しいって時は、黙って後ろから抱いてやる」
「でも……それじゃ、僕ばっかりわがまま言って、悪いよ……」
僕が片目を瞑りながら、夢見心地でそう言うと、明日太が頭に置いていた右手を、今度はそっとほっぺに当ててくる。
「だから、それでいいんだって。お前が嬉しければ、俺も嬉しい。お前が悲しければ、俺も悲しい。簡単なことだろ?」
「……知らないうちに、明日太のこと、傷つけちゃうかも……」
「はは、お前にはそんなこと、絶対出来ねえって。お前が怒ってる顔見てるだけで、こっちはにやけてきちまいそうなんだからな」
871『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:15:06 ID:BXfm/X+E
明日太がおどけた風に言って、笑う。でも、自分の気持ちにまだ納得がいかない僕は、顔を伏せて推理ドラマの犯人みたいに胸の内を告げた。
「僕、明日太のこと、すごく気になって……ついこの間までは、明日太のこと、男の子として見てなかったのに……時間が経つにつれて、どんどん明日太が、その、欲しくなってきて……」
「…………ん」
「それで、気づいたんだ。体だけじゃなくって、心まで、女の子になりかけてるんだって。そしたら、男の子の姿の自分が死んでくのを、横で見てるような気分になってきて……」
「……………………」
明日太の手が、僕の肩の上に置かれる。そこから明日太の熱が入ってきて、冷えた体を温めていく。
「苦しいって、助けてって、女の子の姿の僕に、手を伸ばしてきて……その姿が、すごく、可哀そうで……」
「ん」
「そのうち、一思いに死なせてあげたほうが、楽なんじゃないかって、そう思えてきて……っ、おかしいよね、自分のことなのに……」
「……………………」
僕の震えに気づいた明日太が、鞄を持ったまま抱きついてくる。硬くて冷たい感触が背中に当たって、その何十倍もの面積の暖かさが、体をふんわりと包む。
「それで、明日太に、あんなこと…………でもね、明日太……明日太のこと、受け入れようって、決めた瞬間にね……体が、ぞわっとして……」
「ああ」
「男の子の僕がね、言うんだよ?『僕はまだ、死にたくない、生きて、やす菜ちゃんやとまりちゃんのこと、見ていたい』……って……」
涙をこらえるのは無理だった。今日何度目かの僕の泣き顔を、明日太は黙って見守ってくれる。
「女の子にっ、なったくらいで、うすまっちゃうほどっ…………僕の二人へのっ、『好き』ってきもちは……安っぽいものなのかっ……て……………………くやしくて……っ……」
土壇場に来て、尻込みしてしまう自分が、すごく情けなくて。
情けないとは思っても、やっぱりその気持ちは捨てられなくて。
顔を上げて、鼻水を垂らしながら明日太に言う。
「…………あすたのこと、きらいじゃないよ?…………あすたはぼくが、このよでいちばんすきなっ、おとこのこっ、だけど…………だけどっ……」
明日太がにこっと笑う。それから僕を抱き寄せて、訊いてくる。

「神泉のこと、好きか?」
「…………うん」
「とまりのことは?」
「すきだよ」
「じゃ、俺のことは?」
「…………あすたも、すき」

明日太の腕が、ぎゅっと締まる。僕も胸に顔を押し付けて、必死で涙を止めようとする。
それから、明日太が僕を、嬉しそうな声で許してくれる。

「それでいいじゃねーか。みんなが好きだって、そう言ってくれてさ。少なくとも俺は、それで満足だぜ?お前が他の誰かを特別に選んでもさ。俺はお前のそばに居られれば、それで、満足だ」
「…………うん…………うん……」

明日太の腕に抱かれて、何度も何度もうなずいた。涙も鼻水も止まらない。明日太のシャツが、ぐしゃぐしゃに濡れていく。
でも、自分勝手でわがままな僕は、明日太のお腹を濡らすのを、やめようとはしなかった。
872『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:16:01 ID:BXfm/X+E
そうやって、しばらく鼻水で明日太のシャツを汚して、涙も気持ちも落ち着いてきた頃に、後ろから聞き慣れた声が近寄ってきた。
「はぁーーーーーーーずぅーーーーーむぅーーーっっ!!!」
「ん…………とまりだ」
「えっ?」
振り返ると、制服姿のとまりちゃんが、50メートル先くらいから猛ダッシュで近づいてくる。顔がなんだか真剣だった。
「?……どうしたんだろ?」
「げ……まさか……!」
明日太がわたわたと取り乱し始める。足の速いとまりちゃんは、そんなに僕と話がしたいのか、スピードを緩めることなくやって来る。とまりちゃんが10メートルくらい離れたところで、突然呻きだす。
「……………………こぉぉぉぉぉぉのぉっ――」
「ちょ、はずむっ!」
「?どうしたの、明日太?」
「お、おいっ!その手を、はやく――」
「へぇんしつしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
黄金色の月を背に受けて、とまりちゃんが空を飛ぶ。
こっちに突き出されたとまりちゃんの脚が、僕の頭を通り越して、背の高い明日太の顔にめり込んでいく。僕はその様子を、コマ送りの映像で見届ける。それからようやく、状況に気づく。
「……………………………………っ!!」
悲鳴も上げずに明日太が吹っ飛ぶ。舗装の荒い地面の上で、二、三回跳ねたかと思うと、体をくしゃくしゃに曲げてぐったり倒れる。明日太の手から放れた鞄が、主人である僕の腕の中にすとんと落ちる。それからとまりちゃんが、アクションヒーローみたいにセリフを決めた。
「テメーはいっぺん、地獄を見て来いっ!!」
「…………………………………………。」
「まずいよ、とまりちゃんっ!ただのしかばねみたいだよっ!!」
おろおろしてる僕に向けて、いつの間にか後ろにいたあゆきちゃんが声をかける。
「大丈夫?はずむ君」
「あゆきちゃんっ!!明日太がっ、雑巾にっ!!」
あゆきちゃんが手を差し出して、ストップのポーズを取る。
「待って。優先順位というものがあるの。はずむ君、大丈夫?」
「何されたっ、はずむっ!!こいつにどんな非道いことされたんだっ!?」
とまりちゃんまで僕の肩を掴んで、すごい勢いで問い質してくる。
「…………ぼ、僕はただ、泣いてたのを、明日太に――」
「このヤローッ!!はずむを泣かせやがってっ!!」
「ち、ちがうよとまりちゃんっ!!おちついて――――どうどうっ!!」
「あたしは馬かっ!!」
と、僕がとまりちゃんを羽交い絞めに取り押さえて、あゆきちゃんが明日太の検分をしてるところに、一匹の大きな犬が駆け寄ってくる。
「?あれ、あの犬……」
「フェルマータ!」
僕たちが歩いてきた方向から、私服姿のやす菜ちゃんが駆け足してくる。
「あっ、やす菜ちゃん」
「……………………やす菜?」
「は、はずむ君っ?と、とまりさん……今、帰り?」
やす菜ちゃんが息を切らせながら、はにかむように笑う。とまりちゃんが急に大人しくなって、僕の腕をすり抜ける。
「うん……ちょっと、その、ぶ、部活で…………やす菜ちゃんは?お散歩?」
「ええ、この子を連れてたんだけど……突然、こっちに駆け出していって……」
「成る程。因みにこの犬は、雄?それとも雌かしら?」
あゆきちゃんがぬっと出てきて、眼鏡に手をかけながらやす菜ちゃんに質問する。
「え……あの、メスですけど……?」
「そう…………」
あゆきちゃんが再びぬっと消えて、物言わぬ明日太に何やら呟きかける。
「……よかったわね……ようやく、春が来たみたいよ……」
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……バウッ!」
「……い、いっつもこの辺まで、来るのか?」
とまりちゃんが久しぶりに口を開く。やす菜ちゃんに訊いてるみたいだ。
「……いえ、今日は、たまたま……」
「……………………そか」
それっきり、二人とも黙ってしまって、なんとなく僕がしゃべらなきゃいけないような気がしてくる。
873『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:18:05 ID:BXfm/X+E
「あ……えと………………そ、そうだっ!やす菜ちゃんっ、よかったらさ、僕らもお散歩、一緒させてくれないかなっ?」
「な、はずむっ……?」
「………………ええ、もちろん。そのほうが、楽しいし…………ね?とまりさん」
「あ…………う、あ……」
もごもご言ってるとまりちゃんの手を握って、下にぐいっと引っ張るようにする。
「とまりちゃんっ、ね、いいよねっ?どうせ暇でしょっ?」
「……その言い方、なんか腹立つな…………けど、まあ、暇っちゃ暇だし……」
「決まりね。早速、皆で手を繋いで歩きましょう」
あゆきちゃんが三たびぬっと現れて提案する。
「いいねっ、それっ!しようしようっ!」
「な!ちょっ、手ぇつなぐって、今どき小学生でもやんないぞっ!?」
「えー、女の子同士だし、おかしくないよー。ねっ、やす菜ちゃん?」
「えっ、と…………ちょっと恥ずかしいけど、はずむ君となら、私は……」
「とまりさんはどうするのかしらぁ?」
「う………………あ、あたしもっ!してやるっ!手でも、なんでもっ!」
「えへへ、じゃあ、はい」
とまりちゃんに右手を差し出す。
「あ………………う……」
「とまりさぁん?」
「とまりちゃん?」
「わ…………わかってるよっ!ほらっ、よこせっ!」
とまりちゃんが顔を茹だらせながら、ひったくるみたいに僕の手を取る。それっきりうつむいて、黙ってしまう。
「あはっ…………はい、やす菜ちゃんも」
「………………うん」
口をVの字にしながら、やす菜ちゃんが僕の左手をそっと手に取る。それから、もう一度にこっと笑いかけてくる。
「ふふ、仲良し三人組の出来上がりね」
「ちゃ、茶化すなっ!」
「さあ?」
「あ、そういえば、フェルマータ――――?」
「やす菜ちゃん?…………っ?」
やす菜ちゃんが後ろを振り向く。それにつられて首を回すと、満面の笑みを浮かべた明日太が、腕を組んで仁王立ちしながらこっちを見ていた。
「うんうん、やっぱりはずむは、笑ってるのが一番可愛いって」
「明日太…………」
「…………お前……背中で犬が腰振ってるぞ……」
「あら?てっきり俺も混ぜてくれって、ごねるのかと思ってたのに」
明日太がフェルマータをぶら下げたまま、僕の頭を撫でてくる。
「俺はもう、はずむを惑わせるようなことはしねえって、そう誓ったんだよ」
「………………ふうん、あなたにしては、大きな進歩ね。何があったかは知らないけど」
「っ!!」
あゆきちゃんの言葉に、思わず顔が熱くなる。そんな僕とは対照的に、平然とした顔のままの明日太は、雑談をするみたいに言った。
「まあな………………つってもさ」
明日太が僕の頭に手を置いたまま、みんなを見回して、それから、にかっと笑った。
「お前らだって、同じだろ?お前らだって、はずむのことが一番気になるんだろ?こいつ、大人しいくせして、意外と顔が広くってよー、気づくといっつも、こいつの周りにみんな集まっててさ」
明日太の発言に、僕を含む全員が口を閉じる。それにも気を留めず、明日太が僕に向かって、最高に男らしい笑顔を見せた。
「危なっかしくてほっとけなくて、だけど俺達のこと、本気で思ってくれてて。だから俺達も、お前にだったらわがままを許せるんだぜ?な?」
「………………本当。どうかしてるわ、今日のあなた」
「お、おおおおまえっ!なな、なになにっ、なにいってんだっ…………!」
「……………………、…………………………」
「明日太……………………………………ふふっ」
嬉しくなって、とまりちゃんたちの手を離して、思わず明日太に抱きついてしまう。
「ああああああああああーーーーーーーーーっっ!!?」
「……………………………………?」
「あら」
僕は明日太にすりつきながら、歌うみたいに言う。
「明日太っ、嬉しいっ!」
「………………………………はずむ」
言って、ぱっと明日太から離れて、元の位置に戻る。
「あすたっ!!てめえっ!!どんな手を使って、はずむをっ!!」
「はいはい、あんたが手をやるのはこっち」
どたばた暴れるとまりちゃんを、僕とあゆきちゃんでなだめつけながら、みんなで僕の家の方へてくてくと歩いた。
874『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:19:25 ID:BXfm/X+E
    *    *    *    *    *    *
角を曲がって、自分の家の門を見つけて、僕は思わず足を止めた。
「……………………………………っ」
「ん?あれって、宇宙先生じゃん?」
「あの子、ジャン・プウちゃん………………っ?はずむ君?」
やす菜ちゃんが僕のほうを振り向いたけど、僕はそれどころじゃなかった。二人の手を断りもなく離すと、急いで自分の家まで駆けた。
「うちゅ――――宇宙せんせえっ!!」
「はずむ……お帰り」
「はずむっ!よかった、ちょっと話があるんよっ!」
「……………………………………」
玄関先には、お父さんとお母さんの姿もあった。ご近所に気を使ってか白衣姿でいる宇宙人さんと、なにやら話し込んでいたみたいだ。
「どうしたのっ!?」
「宇宙人さんな、このウチ、出てくっていうんよ」
「っ、えっ?」
「……………………………………」
「ぷぅ………………………………」
宇宙人さんは黙ったまま、ジャン・プウちゃんは口に指をくわえて、しょんぼりとこちらを見ている。僕は慌てて黙りっきりの宇宙人さんに詰め寄った。
「どうしてっ!?出ていくって、なんでっ!?」
「……………………………………」
眼鏡の奥を見せないまま、しばらくじっと考えるようにして、それからやっと、宇宙人さんがいつものはっきりした口調で言った。
「どうやら私の存在は、君にとって負担になっているようだ」
「……………………そんな」
「………………………………ぷぅ……」
今までそうするのをこらえていたのだろう、ジャン・プウちゃんがふらふらと僕に抱きついてくる。宇宙人さんはその様子を一瞥すると、流れるような口調で続ける。
「君達地球人にとって負の感情の増幅というのは、脳の活動に多大なる悪影響を及ぼすと聞いている。君達地球人の間では、一般に『ストレス』と呼ばれるものだが……」
宇宙人さんが眼鏡をくいっと持ち上げる。その仕草を見るのは初めてだった。
「先日君が眠りに就いた後、君の脳波を診させて貰った。当然と言うべきなのだろうが、私の話に対する君の反応の激化に比例して、君の脳波に大きな乱れが観測された」
「……………………………………」
「はずむ……宇宙人さんとなんかあったん?」
お母さんが心配そうに僕を見る。今度は僕が黙り込む番だった。僕が身じろぎもしないでうつむいてるのを無視して、宇宙人さんはお医者さんみたいに続ける。
「事故とはいえ、君の身体に損傷を与えてしまった以上、私には君の身体を万全な状態に保持する義務がある。しかし私の目で検査した限りでは、こちらでは手の施し様の無い『性別の反転』以外、今のところ君の体に異常は見受けられない。
 それならば君の精神面を圧迫してまで、我々がこの家に滞在する必要はない、と。つまりはそういうことだ」
宇宙人さんが言葉尻をぴしっと切って、それから僕の肩に抱きついていたジャン・プウちゃんになにかを促す。ジャン・プウちゃんが僕の肩から、そっと離れていく。
「ぷぅ…………ジャン・プウ、オネニーサマのこと、好きですぅ……オネニーサマと、ずっといっしょにいたいですぅ……でも、ジャン・プウがいると、オネニーサマ、いやいやな気持ちになっちゃいますぅ……」
ジャン・プウちゃんがふっと下を向いて、顔をごしごしやったかと思うと、見ただけで分かる嘘の笑顔を上げて僕に言った。
「だから、ジャン・プウ、オネニーサマににこにこでいてほしいですから……ジャン・プウ、マスターといっしょに、帰るですっ」
「……………………………………」
ジャン・プウちゃんの健気な決意に、僕は胸を打たれた。この子はこんなにも僕を慕っていてくれて、その上自分の気持ちを押し殺してまで、僕のことを考えてくれる。
自分勝手でわがままな、情けない僕とは大違いで。
875『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:20:08 ID:BXfm/X+E
「はずむっ、どうしたんだよ、いきなり走り出して……」
「こ、こんばんは……」
「宇宙先生、どうしたんスか?白衣姿で外なんか出て」
遅れてみんながやってくる。僕は一人、地面とにらめっこしたままだった。
「はずむ……ええの?宇宙人さん、行ってまうよ?」
「父さん達は二人に居てもらって、一向に構わないけど……はずむ、はずむはどうなんだ?」
「僕は…………」
「宇宙せんせぇぇぇぇ〜〜〜〜!!」
声の方向にみんなが顔を向ける。髪を振り乱しながら走ってくるのは、並子先生だった。
「宇宙せんせえっ!!なにやらこの月並子っ、急に胸騒ぎがして、思わず飛んで来てしまいましたわんっ!!」
並子先生が、息を切らせて輪に加わる。それから宇宙人さんの手を取って、上目遣いで泣き訴える。
「聞かなくともわかりますわっ、宇宙先生っ、鹿縞市を離れられるというのでしょうっ!?」
「………………………………ええ」
「ああっ……この月並子っ、いくら最愛の人のためとはいえ、愛する生徒を導くという使命を捨てるわけには…………でもでもっ、宇宙先生へのこの想いは、私の命そのもの…………ああっ!一体どうすればっ……!」
並子先生がよよと泣き崩れる。そうして静かになったのを見計らって、とまりちゃんたちが矢継ぎ早に口を開いた。
「宇宙せんせー、この町、出てっちゃうんですか?」
「ジャン・プウちゃん、お家に帰るの?」
「……………………ぷぅ……」
「おいおい、せっかく親しくなってきたってーのに……」
「個人的に興味深い人達だったのに、残念だわ」
みんなが落胆の声を上げる。ジャン・プウちゃんも引き止められて、決心が揺らいでいるようだった。それを押し切るように、宇宙人さんがジャン・プウちゃんの腕を掴む。僕は相変わらず目を伏せている。
「……………………行くぞ、ジャン・プウ」
「ああっ、そらせんせえ〜っ!」
「そんな、宇宙人さん、今晩くらいは家に……なあっ、母さんっ」
「はずむ。ほんとにええんやね?宇宙人さんたち、出てってもうて、ええんやね?」
「はずむ…………」
「はずむ君…………」
みんなが次々と僕に返事を求める。それでも僕は、まだ動けない。
そうやってうじうじとまごついている僕の耳に。
「……………………さよならです、オネニーサマ……」
876『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:22:38 ID:BXfm/X+E
手のひらから砂をこぼすような、そんなジャン・プウちゃんのか弱い声が、しっかりと貼りついた。
はっとして、顔を上げる。
いつの間にか二人との距離は、5メートルくらい離れていた。
宇宙人さんに引っ張られながら、ジャン・プウちゃんが僕を見てる。
それはとても名残惜しそうな顔で、僕は。
「まってっ!!!」
二人の足が、ぴたりと止まる。僕は急いで駆けていって、二人の前に立ちはだかる。宇宙人さんの顔を見上げると、その後ろに満月が見えた。
「やっぱり僕、こんなお別れの仕方、いやだよっ!宇宙人さんたちとは、もっとずっと、一緒にいたいっ!!」
宇宙人さんたちの背中へ、みんながぞろぞろとやってくる。自然、僕一人がみんなに向かい合うかたちになる。
「そりゃ、宇宙人さんに出会わなければ、僕はこんな姿にはならなかったかもしれないけど……でも、僕っ」
一旦沈んだ自分の声を、元気づけるように弾ませる。レンズの反射で見えない瞳を、必死に探るように、宇宙人さんの顔を視界の真ん中に捕える。
「僕、女の子になって、やっと気づいたんだ。僕の周りのひとたちは、僕のこと、ほんとに大切に思ってくれてるんだって、ようやく気づけたんだ」
それはある意味で、宇宙人さんからの思いがけない贈り物だった。懺悔にも似た僕の独白は続く。
「だから僕、女の子になったこと、後悔してない。この先、みんなとの関係はどんどん変化していって、以前と同じままなんてわけにはいかないだろうけど…………戸惑うことも、あるだろうけど……」
顔を一度、大きく横に振る。
僕は宇宙人さんたちだけでなく、目の前のみんなに向けて本音を伝える。
「でも、みんなが大切だって気持ちだけは、ずっと変わらないし!僕が大切だっていうみんなの気持ちも、ずっと変わらないって、わかってるからっ!ただの自惚れなのかもしれないけど、そう思うからっ!」
今日一日、僕が本当の意味で生まれ変わった、そのきっかけとなった大事なこと。
世界中の人たちに知らせて回りたいほど、大事で大事で、大事なこと。
押し出すようにして、それを口にした。
「僕にはみんなが、必要なんだ。ここにいるみんなが、僕の大切なひと。僕を僕らしいままで、居させてくれるひとたち。宇宙人さんもジャン・プウちゃんも、それは、一緒だよ」
誰か一人だけなんかじゃなくて。
みんなでなくちゃ、だめだから。
明日太にそう、教えてもらったから。
この場で言えて、すごく、嬉しかった。
「オネニーサマぁっ!!」
ジャン・プウちゃんが、がばっと抱きついてくる。僕は確かめるように、そのピンクの髪を腕に収める。ジャン・プウちゃんが、すりすりしながら無邪気に笑う。
「ぷうっ、ぷうぷうっ!ジャン・プウ、オネニーサマすきすきですぅ!オネニーサマといっしょで、シアワセ、シアワセですぅ!ぷうぷうっ!」
「……………………全く以って、興味の尽きない検体だな、君は」
宇宙人さんの口元が、一瞬上に持ち上がったような気がした。僕は照れ笑いを浮かべながら、宇宙人さんとジャン・プウちゃんを交互に見比べた。
877『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:23:36 ID:BXfm/X+E
「よくわかんないけど、宇宙先生、学校、辞めないってことだよな?」
「そう……みたい…………ふふ、ジャン・プウちゃん、とってもうれしそう」
「そらせんせぇ〜〜〜、並子っ、見捨てられたらどうしようかと〜〜〜」
「はあ〜……母親みたいな顔するはずむも、可愛いなぁ…………ハッ!カメラっ!母さんっ、ボクのカメラ、どこっ!?」
「あほぅっ!感動の仲直りの場面やでっ!あんたはちょう、黙っときっ!」
「そらせんせえええええええええええっ!!!!!」
「近所迷惑ですよ、先生。お静かに」
「ぷぅぷぅっ!」
「あ……やす菜…………もうこんな時間だけど、いいのか、家」
「あ、本当。そろそろ帰らないと、私…………あら?フェルマータ?」
「明日太……そいつお前のこと気にいってるみたいだし、そのまま担いで送ってやれよ」
「って、おい、なんだよそれ、綱吉のお犬様じゃあるまいし……」
「…………ごめんなさい……それは……ちょっと…………」
「おいっ!!俺なんかは願い下げってことかよっ!!」
「夜道をあんたと歩くほど、やす菜は迂闊じゃないの」
「そりゃどういう意味だっ!!」
「そのままの意味よ」
「…………………………ぷぅっ」
「こ、こいつ今、俺見て笑いやがったっ!!ぐぬぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「…………………………あはっ」
わいわいと騒がしい雰囲気に、思わず顔が緩む。みんなの様子を眺めていたら、なんだかうきうきするのを押さえられなくなってきた。
「ねえっ!」
時がぴたっと止まって、みんなの視線が一斉に集まる。
僕はもう一度、踊るようにしてみんなの前に出て、弾けるように言った。
878『エピローグ〜僕の生き方〜』:2006/03/16(木) 17:24:56 ID:BXfm/X+E


「僕、みんなのこと、大好きっ!!」


「…………はずむ君………………私……」
「ババ、バッ、バカぁッ!そんな恥ずかしいことっ、おお、大声でっ、言うなよっ!!」
「…………はずむ……はずむは、ええ子やね……」
「はずむぅ〜っ!父さん、うれしくって、なみだがぁ……ううっ……!」
「………………………………あらあら」
「ぷぅぷぅっ!ジャン・プウも、オネニーサマ、大好きでぷぅっ!」
「ふむ、同一の発言に対して、こうも反応が異なるとは……」
「んんっもぉ〜うっ、はずむ君ったらぁんっ!教え子にそんなこと言われて、先生、嬉しいわんっ!」

――――僕とみんなのそんなやりとりは、首の辺りにちょっとくすぐったかったけど。
それを打ち消すほどの、温かみがあった。
「………………………………へへっ」
明日太が僕に、目配せして微笑んでくる。
「………………えへへっ」
僕もはにかむように笑って、にぎやかな輪の中へと飛び込んでいった。

明日太が好き。やす菜ちゃんが好き。とまりちゃんが好き。
お父さんとお母さんが好き、あゆきちゃんが好き、ジャン・プウちゃんや宇宙人さんが好き。それと、並子先生と…………フェルマータも?
僕の周りは、好きなひと達で、いっぱい、いっぱいだ。
でも、それぞれの『好き』っていう気持ちは、全部違った色をしていて。
どれが一番尊ぶべき『好き』なのか、僕には判らないし、判ろうとも思わない。
優柔不断で弱虫の僕は、いつまで経っても答えを決めない、決められない。

それでも。
そんな情けなくてわがままな僕を、みんなは笑って許してくれる。いつまでも懲りずに、そばにいてくれる。
それだけで、十分。それだけが、最高の幸せ。
だから僕は、その分みんなにもっともっとお返しをしなくちゃ。
僕一人の力なんかじゃ、とても足りないかもしれないけれど。
もらった分だけ、笑っていよう。
気取らず、飾らず、笑っていよう。
みんながつられて吹き出してしまうくらい、底抜けに明るく、笑っていよう。
それが一番、僕らしい生き方だから。

願わくば、いつまでもみんなの笑顔が絶えませんようにと。
優しく光るお月様に、心からそう祈った。
879406:2006/03/16(木) 17:27:12 ID:BXfm/X+E
             おしまい
880名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 17:50:06 ID:t8bsDu4w
長い間、乙でした。
881名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 18:21:06 ID:VgZB/KvJ
これはイイ。すごくイイ。
406さん、乙です。
882名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 20:19:16 ID:Z20QY2Ns
正直言ってSSなんてレベルじゃないよ、この作品は。
ホントにネ申ですよ( ゚∀゚)
 
 
今まで乙でした。できればまた番外編としてSS作ってほしいですヽ(゚Д゚)ノ
883名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 20:29:25 ID:F848aHO0
>>406
お疲れ様。
非常に良い感じですな(*´Д`*)
エロエロしてハァハァと思ったら最後は非常にらしいまとめ方で楽しく読めますた(゚∀゚)b
そのセンスを分けてくれw

ただこれだけは言いたい。
はずむキュン、恥ずかしいセリフ禁止っ!AA(ry…とw
884名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 20:44:44 ID:lbjdYkL6
イイ
885名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:13:05 ID:jNMC0vkT
406さんGJ!! てか神。
アニメの最終話、このエピローグみたいな感じがいいなw
短いのでもエロ無しでもいいんで、なにか思いついたらまた書いて欲しいです。
886おまけ:2006/03/16(木) 22:51:29 ID:BXfm/X+E
勇者♀? 「とまりちゃ〜ん……やっぱりむりだよ、こんなの……」
武道家♀ 「しょうがないだろ、おじさん、下の世界に妖精を撮影しに行ったっきり、
      帰ってこないんだから」
母親   「そうやではずむ、あんたがしっかり魔王さんこらしめてくれんと、野菜の
      値段が高くなってみんな困るんよ?」
勇者♀? 「でも……洞窟とか、暗くてこわいよ……」
遊び人♂ 「まったく、はずむは怖がりだな、ほら、俺にしっかり抱きついて――」
魔法使い♀「ヒャダルコ」
遊び人♂ 「ひぎやっ!?」
勇者♀? 「あ、あゆきちゃんすごいね、僕たちより全然レベル高いや」
魔法使い♀「はずむ君を見ながら歩くだけで、私は幸せなのよ。一歩で1EXPくらい」
武道家♀ 「そんだけレベル高いんなら、おまえが勇者代わってやれよ……」
魔法使い♀「私は見てるだけでいいの」
武道家♀ 「おまえはよくてもこっちはよくないんだよっ」
僧侶♀  「あのっ、私もついていってもいいですか?」
勇者♀? 「やす菜ちゃん、もちろんだよ!回復役が僕しかいなくて、こまってたんだ」
僧侶♀  「はずむ君……ありがとう、うけとめて、くれて……」
武道家♀ 「おいおいっ!話が飛躍しすぎだろっ!おまえらちょっと、はなれろっ!」
勇者♀? 「とまりちゃん、先頭、いやなの?」
武道家♀ 「そうじゃなくってっ!だから、あたしはっ!」
魔法使い♀「はずむ君には空振りばかりよね。たまには会心の一撃を見せて欲しいものだわ」
武道家♀ 「うるさいっ!!」
勇者♀? 「もう、わがままだね、とまりちゃん。じゃあ、こうしよう」
887おまけ:2006/03/16(木) 22:53:05 ID:BXfm/X+E

>つよさ
 >ならびかた
  >とまり   1.
   あゆき   2.
   はずむ   3.
   やすな   4.
   あすた
         1.とまり
   あゆき   2.
  >はずむ   3.
   やすな   4.
   あすた
         1.とまり
         2.はずむ
   あゆき   3.
  >やすな   4.
   あすた
         1.とまり
         2.はずむ
         3.やすな
  >あゆき   4.
   あすた
         1.とまり
         2.はずむ
         3.やすな
         4.あゆき
   あすた

>つよさ
 >じょうたい
 
 とまり はずむ やすな あゆき      あすた
H 15  13  11 176        0

M  0   7   9 221        0

 ぶ 1 ゆ 1 そ 1 ま48      あ 1
888おまけ:2006/03/16(木) 22:54:03 ID:BXfm/X+E
勇者♀? 「なんか画面が赤いけど、これでばっちりだね!」
魔法使い♀「そうね」
僧侶♀  「はずむ君のとなり……」
武道家♀ 「つーかあゆき……おまえ明らかにあたしよりHP多いだろ……」
魔法使い♀「これがこの世界における基本隊形よ」
武道家♀ 「……はやく賢者になっちまえよ……」
魔法使い♀「私は一つの学問を専門的に学ぶのが好きなの」
武道家♀ 「はあ……SFC版なら確実におまえ ひねくれもの だな」
勇者♀? 「ねえねえ、僕は?僕は?」
武道家♀ 「 なきむし 」
勇者♀? 「がーん!とまりちゃん、いじわるだ〜」
魔法使い♀「いいえ、 おとこまさり よ」
武道家♀ 「ああそうだよっ!そのとおりだよっ!」
魔法使い♀「開き直らなくても」
勇者♀? 「やす菜ちゃんはなんだろうね? ロマンチスト かな?」
僧侶♀  「私は ふつう だよ」
武道家♀ 「ん、はずむ、おまえ汗かいてないか?」
勇者♀? 「え、うん、なんかこの剣、おもくって」
僧侶♀  「私が拭いてあげる」
勇者♀? 「やす菜ちゃんっ?あ…………ありがと」
僧侶♀  「ふふ、いいのよ」
僧侶♀  「(はずむ君の汗を吸ったハンカチ……!!)」

>どうぐ
  とまり
 >はずむ   E どうのつるぎ
  やすな   E たびびとのふく
  あゆき    >あせつきはんかち
        
どうする

 つかう
>わたす     だれに
 すてる     
         とまり
         はずむ
        >やすな
         あゆき
         
     「やすな は はずむ の あせつきはんかちを
      そっとじぶんのふくに しのばせた。
889おまけ:2006/03/16(木) 22:55:02 ID:BXfm/X+E
僧侶♀  「そろそろ行きましょうか」
勇者♀? 「うん、そうだね」
武道家♀ 「( ぬけめない か……)」
魔法使い♀「( ぬけめない 、ね……)」
勇者♀? 「(やす菜ちゃんは やさしいひと だね!)」
武道家♀ 「じゃ、まずは武器屋に寄ってこう」
魔法使い♀「そうしましょう」
勇者♀? 「僕、剣より先に盾がほしいなっ、いざというとき、後ろにかくれられるし」
武道家♀ 「おまえはやっぱ、 いくじなし かもな」
勇者♀? 「もうっ、いいかげんおこるよっ、とまりちゃん」
武道家♀ 「あはは、だいじょぶだって、いざとなったら我らがあゆきさまが……」

遊び人♂ 「…………ぅぅ……僧侶さん、俺に、ホイミを……」
僧侶♀  「……?……なにかいま、聞こえたかしら?……あ、まって、はずむ君っ」
魔法使い♀「あんたはくちぶえでも吹いてなさい」
890406:2006/03/16(木) 22:58:11 ID:BXfm/X+E
むしゃくしゃしてやった。今はすげえ満足

感想ドモです
自分ではちょっと王道過ぎかなと思ったけどまあこんな感じで

どうでもいいですけどGJより自慰Jって言われたほうが
お役に立てた感があってなんか素敵ですよね
891406:2006/03/16(木) 23:01:18 ID:BXfm/X+E
って、ずれてるがなorz
892名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 23:09:53 ID:q4qoboSk
>>406
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!and乙!!
俺は初めて本物の神に遭遇した。心の底から貴方に感謝を
出来ればまた番外編っぽいものを書いて頂ければ涙が出るほど嬉しいです
893名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 23:25:47 ID:PZ04n1dl
>>406さん
長い間お疲れ様でした。
本当に毎日楽しみで、毎回、自分の想像を遥かに凌駕した内容に
ただ、ただ脱帽です。
また気力と時間があれば次回作お願いします。
楽しみにしてます。
894名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:00:04 ID:F848aHO0
>>890
チャント使ったから安心シルw
895名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:30:05 ID:7x+TVn70
131氏の続編マダー?
896名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:51:52 ID:dCfhZMjV
うーむ、こりゃまたまぁるく収まったもんだ。
正直、エッチシーンでの作風の豹変ぶりにちょっとがっかりしてたんだが、
通して見ればあれはあれでよかったのかも知れないなw
文章力、展開、完成度、どれを取っても申し分なし。
ここまで綺麗にまとまったなら、躊躇うことなく断言できる。アンタはネ申!
早期復活と百合ネタを期待しながら、これを祝辞と致しますw
897名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 01:28:01 ID:9OLjTk8V
明日太遊び人かよw
898名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:01:36 ID:sX+UpJgd
>>897
しかも、あゆきのヒャダルコくらっていきなり死んでるw
明日太カワイソスw
899名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:06:34 ID:9OLjTk8V
>>898
ホイミじゃなくてザオリクしないとw
900名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 06:50:15 ID:Gk6GU7zQ
ヒント:つよさ>>やす菜
901名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 07:34:49 ID:3iXLTHrs
スレが450KB越える事だし、そろそろ次スレ立ての話題を
902名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 07:59:30 ID:jxLsC0lO
誰かスレテンプレの良い案、ある?
903882:2006/03/17(金) 08:52:04 ID:gXVyb7eD
>>406
どうも番外編をリクした者です。
GJ!!!!!1111
あなたは本当にネ申です。文才ですね(`・ω・´)
904名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 11:52:17 ID:a4iobnP8
【全般】かしまし2年目【腐女子禁制】
スレタイはこんな感じでどうだ
テンプレは女体化スレとか、かしまし本スレとか
905名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 11:54:36 ID:zr+toLzp
余計な条件はつけんでよろし
906名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 12:13:09 ID:sX+UpJgd
他のエロパロスレを参考に1を考えてみた。叩き台にドゾー
----------------------------------
ここは「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」のエロパロスレです。
※ただし、エロ無しのSSもOK。

●アニメ公式
ttp://kasimasi.com/
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/contents/kasimasi/index.html

●お約束
・気に入らないカップリングがあっても文句を言わない
・誹謗、中傷は厳禁です
・グロ/猟奇系などは投下前に警告をお願いします

●前スレ
【はずむ明日太】かしまし【女人禁制】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138798391/l50
907名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 12:40:49 ID:19Cc/B/A
【僕のこと…】かしましSS総合 第2期【女の子にして】
タイトル、こんな感じは?  
908名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 14:03:04 ID:ail1V4m9
906と907を合わせたのでいいんじゃないか?
でも、2スレ目に行くなんて最初の頃は思ってなかったから、感慨深いな…
909名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 14:47:11 ID:E79JfoNX
908に賛成、
感慨深さも多分、ほぼ同様
910名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 18:24:42 ID:JZG+Rxma
アニメのキスシーンエロかったな
SS書いてみようと思ったけどあれ以上のシチュエーションが思いつかなかったよ
職人さん達乙!
911名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 18:46:50 ID:fPoc88Qs
ところで、リョジョーク系は投下前の警告なしでいい?
912名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 19:03:38 ID:QKBIDUCV
つかまだスレ立ってから2ヶ月経ってないんだな
現行アニメだとこんなもんなのか?
913名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 19:35:40 ID:DQboliV7
SS初心者向けに、こんなのも。

SSは、メモパッドなどに書きまとめてから投下が吉。
1レス分は40字×50行を目安にするとcool。
名前欄にはタイトルと通しナンバーも入れるとカコイイ!です。
914名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 20:02:00 ID:sNbLfdlO
こんなテンプレも>913

SS書き5つの誓い
一つ、未完のまま他スレに移住しないこと
一つ、他の人のSSで盛り上がってる日は、流れを保守すること
一つ、レスを落とす時は、礼儀に気をつけること
一つ、他人のネタを当てにしないこと
一つ、反応が薄くても、SSを書き続けること
915名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 20:10:36 ID:vSIw5cYp
他人のネタを当てにしないってどういうこと?
916名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 21:39:08 ID:SK7vbWFl
今更だが、ここって隔離スレだったのか。
ハァハァスレより健全だと思うのに
917名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:15:46 ID:7NCXdtRE
ハァハァスレはまだマシだが本スレは酷いもんだな
俺はここが一番落ち着く
918名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:32:37 ID:QKBIDUCV
>>914
書き手に縛りかけすぎ、偉そうだし
つかあんたは書いてるの?
919名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 23:07:03 ID:SK7vbWFl
>915、>918
なんだ?そんなにアレルギー出して
920名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 23:19:48 ID:E3qd9Noo
>914
そこまで追い詰めないで(書き手も読み手も)もっと気楽でいいんじゃないの

『914まで書かなくてもいいんじゃない』に一票。
921915:2006/03/17(金) 23:51:34 ID:5hFJQd6P
>>919
いや、普通に意味が分からないから聞いたんだけど
922名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:02:02 ID:g+oUiue5
このコピヘが゚痛いのか?
なら、一部の方の痛いところ突いてるんだろなw
923名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:30:19 ID:qRKXaY+9
>914
俺はオサーンだから、ウルトラ五つの誓いのパロである事が分かる。
知らんヤシはググって見れば、原文分かるし。
てか、客観的に見て、普通にまともな心得と思うけど。
924915:2006/03/18(土) 00:52:53 ID:nUaZ7/73
んで結局他人のネタを当てにしないことってどういう意味?
盗作はダメよって事?
925名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:57:46 ID:qleVsEWs
エロパロ板は「職人<読み専」の力関係が顕著だからなぁ
926名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 04:34:51 ID:vuy/6DJM
914イラネでいいんじゃね?
無駄に制約かけて書き手減ったら元も子もないんだが、
そこら辺解らんおつむの弱いのが多いってことか?('A`)
927名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 04:50:49 ID:Szl6zIW9
>>926
に同じ。いってることは正しいと思うけど、言い方ってものがあると思う。パクリだとしてもね。
誓いってのは自分でするもので、人に言われるものはないでしょ?
>>913
・終わりよければすべてよし。完結を迎えたSSはよいものです。
・パクリ、よくない
・反応が薄くてもあきらめるな。待っている人を信じてあげて。
ぐらいでよいのでは?
928名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 08:44:08 ID:u7vxLnCk
おかしな流れだw
914は極めてまともな内容だろ?
どこに縛りや制約があるのか、俺にはわからん。
「他人のネタに頼るな」ってのが辛辣に見えるだけ。
雑音に惑わされず自分の情念溢れ出すSSを目指せ!という
解釈でいいジャン。
広義で、パクリはダメよも含んで。
929名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 09:19:12 ID:AojtY/Br
>925
職人>読み専じゃなかったのか!
930名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 11:39:05 ID:imiADKVi
で、次スレが立たないとSSも投下されない件について
931名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 12:35:42 ID:oePJmA7Z
俺は立てられなかった。誰か頼む

かしましSS総合 第2期

ここは「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」のエロパロスレです。
※ただし、エロ無しのSSもOK。

●アニメ公式
ttp://kasimasi.com/
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/contents/kasimasi/index.html

●お約束
・気に入らないカップリングがあっても文句を言わない
・誹謗、中傷は厳禁です
・グロ/猟奇系などは投下前に警告をお願いします
・SS投下以外はsage進行、荒らしはスルー

●前スレ
【はずむ明日太】かしまし【女人禁制】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138798391/l50
932名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 12:54:37 ID:Yp8yQWVi
立てました

【僕の事】かしましSS総合第2期【女の子にして】

ここは「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」のエロパロスレです。
※エロ無しのSSも全然OK。

●アニメ公式
ttp://kasimasi.com/
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/contents/kasimasi/index.html

●お約束
・気に入らないカップリングがあっても文句を言わない
・誹謗、中傷は厳禁です
・グロ/猟奇系などは投下前に警告をお願いします
●初めてのSS投下の方
・SSは、メモパッドなどに書きまとめてから投下が吉。
・1レス分は40字×50行を目安にするとcool。
・名前欄にはタイトルと通しナンバーも入れるとカコイイ!です。
●前スレ
【はずむ明日太】かしまし【女人禁制】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138798391/
933名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 14:21:56 ID:cKEioKz3
新スレ乙
934名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 14:38:21 ID:wIzNqlE8
【僕の事】かしましSS総合第2期【女の子にして】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142653904/
935名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 14:38:24 ID:qleVsEWs
パクリって単語がどこから出てきたのか正直分からんのだが
936名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 15:07:53 ID:svP2J/o3

             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ,__     | 次スレも良スレになりますように。
    /  ./\    \_______________
  /  ./( ・ ).\       o〇      ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\   ∧∧        |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄  (,,  ) ナモナモ   |;;;;::iii|
  || || || ||./,,, |ゝ iii~   ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
  | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 (  ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
937906:2006/03/18(土) 15:18:17 ID:zsOAK1lh
新スレ乙です。
元ネタ程度のつもりで自分の書いたテンプレが採用されててびびったよw
938名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 20:11:09 ID:/7FHsw6z
>>935
何でも真似する朴さんと李さんを略して
939名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 22:23:58 ID:W08lkeZQ
埋める?
940名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 22:30:49 ID:vzXPiUfp
もうちょっと保守しとこうぜ
941名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 01:27:02 ID:HNziQl/r
まだ941だから、よっぽどの長編じゃない限り大丈夫だと思うんだけど、誰か投下しません?
942名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 03:33:55 ID:HFaA6nV5
新スレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
943名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 07:36:04 ID:SlhriQlN
エロ妄想のシチュエーションの投下で埋めるくらいいいよな。
職人さんへのリクをこめて
944名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 08:41:52 ID:MqPUbYsZ
やす菜が犬に襲われる小ネタのがあったじゃない?
実はあれの続きをスゲー期待してたんだよな。
寸止めで終わって、未だにショック 
945名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 09:05:02 ID:tCUDHqY/
では埋め立て用に。エロなし。しかもオリキャラ。
ご期待に添えずごめんなさい。お気楽ものです。
946ひまわり(1/4):2006/03/19(日) 09:05:57 ID:tCUDHqY/
初めまして、私、鹿縞高校1年、胡蘭(こらん)まもりといいます。
オリキャラです。オリキャラは嫌いな人もいるかもしれませんが、だってしょうがないじゃないですか!
私はとまり先輩が好きなんです!愛しています!!(机を殴打)
……こほん……早々の逆ギレ、すみません。今日は私の悩みを聞いてください。

私がとまり先輩を初めてお見かけしたのは、部活に励む姿でした。
まだ入学して間もない頃、慣れない高校生活に少し疲れた私は、帰宅中、ぼんやりと歩いていました。
校門をくぐり、角を曲がろうとして、出会い頭にランニング中だった先輩にぶつかってしまったのです。
「きゃっ」
ぱたりと倒れ込む私。
「いてっ!って、おい、おまえ、大丈夫か?ぶつかっちまって悪かったな、すまんすまん」
夕日を背にして手を差し伸べる先輩、優しい微笑み、風にそよぐ髪、愛らしいブルマ、
(朝食のパンこそ、くわえてはおられませんでしたが)なんて運命的な出会い!
差し出された手を掴んだ私は、必然的に、恋に落ちたのです。falling loveなのです!

あれから数ヶ月、私は陰ながら先輩の姿を追いかけていました。
誰ですかっ!“ストーカー”などという輩は!恋は盲目的なものなのです!!
恋する乙女に許されないことなど何もありはしないのですったら!
部活中の先輩、あぁ、なんて凛々しいお姿。
ご学友と談笑される先輩、飾らない口調に屈託のない笑顔、はぁ、ステキ……。
対して私ときたら、引っ込み思案で取り柄も何もない、雑草ほどのちっぽけな少女なのです。
えっ?先輩とお近づきになりたいなら、同じ部活に入ればいいじゃないかって?
……私、実はその、音痴なんです。運動が。そこっ!略して「うんち」とか言わないっ!
いいんです、いいんです。私などが先輩に不用意に近づいて、先輩の輝きを損ねることがあってはなりません。
私は、陰から先輩をそっとみつめることができれば、それで十分なのです。

部活中以外の先輩は、クラスメイトの方々と、よくご一緒におられます。
もちろん、先輩のご学友ですから、一定の敬意を払ってはおりますが、正直、あまり興味もありません。
なんでも、ご学友の一人が男から女になったらしいですが、どうでもよいことです。
しかし、私は気づいてしまったのです。
とまり先輩が、その「大佛はずむ」に向ける視線は、友人のそれに向けるものではないのです。
明らかに、その、こ、こ、ここここここ恋の色が、混じっているのです。
えぇ、分かります。先輩は精一杯平静を装っているようですが、私には分かります。
常に先輩を見ていて、先輩に恋をしている私だけには、分かるのです。
先輩とあの男女とは、幼なじみだったと聞いています。
それが今、彼が彼女になったのを契機として、自らの恋を自覚されたというのでしょうか。
……な、なんて悲しい。でも、これは先輩も女性に恋をされるということでしょうか?
私にも、一縷の望みがあると思ってよいのでしょうか?!
……いいえ。性別など関係なく、先輩の心は、あの幼なじみに占められています。
私などが入り込む隙は、わずかにもありはしないのでしょう。
先輩が、先輩が幸せであるならそれでいい。例え相手が男女であろうとも、
先輩が彼女を愛しているなら、それを祝福してあげたい。私は草葉の陰女。

そんな殊勝な思いを抱いていたある日、私は見てしまうのです。あぁ、思い返すだけでも腹立たしいっ!
先輩に愛されているあの幸せ者が、ここここともあろうに、他の女に手を出していやがったのです!
先輩はご存じなのですか?!いいえ、知っているわけがありませんよね!
あの女は、先輩ともよく一緒にいる「神泉やす菜」と、き、き、キスをしていたのですよっ!
なんてこと!あの大佛はずむは、善良そうな顔で乙女の純情を踏みにじる、最低な人間だったのです!
姿は女になったとはいえ、所詮元は男。羊の皮をかぶった汚らわしい狼にすぎないのです!
ゆ〜る〜す〜ま〜じ〜〜大佛はずむ!!

私は決めました。あの大佛はずむに天誅を下さねばなりません。
とまり先輩をあの元男の毒牙から、お守りせねばなりません。
あの元男が本当はどうしようもない人間であることを暴き、先輩の心を解放せねばなりません。
そのためなら、いかなる手段も正当化されるでしょう……。
947ひまわり(2/4):2006/03/19(日) 09:07:00 ID:tCUDHqY/
愛するとまり先輩と、憎むべき大佛はずむ、二人が仲良く登校してきました。
ふっふっふっ、大佛はずむ!貴様の上履きの中には恐ろしい仕掛けがっ!
「わっ」
「どうしたんだ〜はずむ?」
「なんか、上履きの中に、アポロチョコが……」
よしっ!どうだ、大佛はずむ、恐怖に震え上がるがいいっ!
え?普通は画鋲だろって?そ、そんなの怪我するじゃないですか。危ないですよ。
さあ、次なる恐怖は教室です。生まれてきたことを後悔するがいいっ!
「ブー」
「な?なんだ?」
「とまりちゃ〜ん、僕の椅子にブーブークッションが……」
「座る前に気づけよ……」
はぁーはっはっ!なんて無様なんでしょう大佛はずむ!
とまり先輩の奴への信頼も、がた落ちに違いないっ!
まだまだ続きますよ。次は体育の時間ですっ!
「あの、その、とまりちゃん」
「どうしたはずむ。体操服に着替えたんなら早く来いよって、なんだそのカッコ!」
「だってー、僕のブルマがなくなってて、かわりにスクール水着が……」
「それでスクール水着の上に体操服の上だけ着てるのか」
「変かなぁ」
「まあ、その、明日太には見せるなよ」
「どうして?」
「いや、ツボを突くかもしれん」
「ツボ?」
くあぁーはっはっはっ!最大級の恥辱を味わうがいい!!
・・・
さて、本日最後の締めとして、地獄の苦しみを味わうといい、大佛はずむ。
私が奴めの下駄箱に細工(ねずみ取りもどき)をしていると、肩を誰かに掴まれました。
振り返ると、とまり先輩!どうして?
「今日のいたずらは、おまえの仕業か。いったい何のつもりだ」
口調こそ冷静ですが、掴まれた肩の痛みから、先輩の怒りが伝わってきます。
愛する先輩から敵意を向けられて、私はガクガクと震えることしかできません。
「そのくらいにしてあげれば?」
とまり先輩の後ろから、落ち着いた声が聞こえました。たしか、あゆき先輩です。
あゆき先輩の声にハッとして、とまり先輩は私の肩から手を放します。
「どうしてこんなことしたの?」
落ち着いた声で、あゆき先輩が尋ねます。私も幾分、理性を回復しました。
「私、ずっと、とまり先輩のこと見てきました。先輩は私の憧れです!」
「へっ?そ、そりゃどーも」
「相変わらずモテモテね」
「うるせー」
「でも、ならどうして、はずむ君に嫌がらせを?」
「もし、間違っていたらすみません。でも……とまり先輩は、大佛はずむのことを……」
「なっ!何を言ってっ!」
取り乱すとまり先輩、あゆき先輩が会話を続けます。
「それで、はずむくんに嫉妬したということ?」
「いいえ!そういうことではありません。私、見たんです!大佛はずむが、
 ……神泉やす菜とキスするのを……」
「なっ?!」
「なるほど」
驚くとまり先輩と、納得顔のあゆき先輩。
できれば、とまり先輩にこの事実を告げたくはなかったのですが、
ここまで来てはしかたがありません。ありのままを告白します。
「私、とまり先輩をずっと見てて、とまり先輩は大佛はずむを好きだって分かって、
 でも、大佛はずむは、他の女と……私、許せなくって、見ていられなくて」
「そうね、あの鈍感くんには、このくらい罰が当たって当然よね」
「あたしは、やり方が気に入らねーよ」
「でも『見ている』だけが嫌だったなら、まずとまりに告白すべきだったんじゃないの?」
「えっ、そ、それは……」
948ひまわり(3/4):2006/03/19(日) 09:07:41 ID:tCUDHqY/
あゆき先輩の言葉に、私は頭を殴られたような気がしました。
確かに、私が本当にするべきことは、せせこましい嫌がらせなどではなく、
私の本当の気持ちを先輩に伝えること……。
「いや、それも困るけど。いやいや、これ以上はずむに危害を加えるわけにはいかんしな。
 えーと、おまえ、名前は」
「……胡蘭まもりです」
「よし、まもり、どんとこい。受け止めてやる」
とまり先輩は少し腰を引いて構えます。なんだか、おかしい。
あはっ、私、おかしくて、涙が出てきちゃいました。機会をくれた先輩に感謝します。
「とまり先輩。私、先輩のことが好きです。たとえ先輩が、他の人を好きでも、私はあなたが好きです」
とまり先輩が私の両肩に手をのせます。今度は優しい感触で、先輩のぬくもりが伝わってきます。
「……ありがとう。まもり。そして、すまない。おまえの好意にあたしは応えてやれない。
 あたしには好きな奴がいるんだ。例えそいつが、他の奴のことも好きでもな、あたしはあきらめない」
……あぁ、流れる涙が止まりません。私は悲しく、かつ嬉しいのです。
失恋して私は失意の底にあります。同時に、先輩の優しさに触れ、幸福の絶頂にもあります。
ただただ、涙があふれてきます。
・・・
「あ、とまりちゃん〜、こんなところにいた」
大佛はずむがこちらに駆けてきます。泣いている姿を見られたくなくて、私は先輩の背に隠れます。
「どうしたの?君、どうして泣いてるの?」
「いや、なんでもないんだ、はずむ。それよりどうした?」
「あ、うん、花壇の花が咲いたから、見てもらおうと思って。ほら、小さなひまわり、珍しいでしょ」
横目に見ると、植木鉢に入った小さなひまわりが一輪咲いています。
チューリップ程度の大きさでしょうか。確かに珍しいです。
「へぇー、こりゃ珍しいな。なんだ、くれるのか?」
「あー、うん、とまりちゃんの部屋に飾ってもらおうと思ったんだけど……」
そういってから、大佛はずむは、少し困ったように私の方を見ます。あわてて目をそらす私。
彼女は近づいてくると、植木鉢をこちらに差し出します。
「はい」
「えっ?」
「何があったか知らないけど、元気出して。ほら、笑顔」
顔を上げて彼女を見ます。土で汚れたジャージ、少し泥が付いた頬に浮かぶ、屈託のない笑顔。
「とまりちゃん、ごめんね。これ、この子にあげてもいいよね?」
「ああ、そうしてやってくれ」
とまり先輩は大佛はずむに穏やかな眼差しを返します。
「もらってくれると、うれしいな」
彼女はおそらく、「ひまわり=笑顔」の連想で私にこれをくれるのだろうと思います。
ですが、この小さな花は、どこかの誰かを彷彿とさせてくれます。
949ひまわり(4/4):2006/03/19(日) 09:08:18 ID:tCUDHqY/
涙は止まりました。私も笑顔で応えます。
「ありがたくいただきます。大佛先輩」
あなたと神泉やす菜との関係については、おって追求させていただくとしましょう。
「つきましては、大佛先輩に、もう一ついただきたいものがあるのですが」
「えっ?何?別の品種かな?」
「来栖とまり先輩を、私にください」
「はぁ?」「えぇ?」「ほぉ?」
先輩方の叫び声が重なります。
「な、なに言ってんだ、さっき、断っただろ!」
「えぇ、とまり先輩。確かに断られましたわ。でも先輩は、はずむ先輩のことをあきらめないのでしょう?
 でしたら私も、とまり先輩のことをあきらめるわけにはいきません」
「……そっ、それはその……」
「参ったわ。とまり、一本とられたわね」
「……あたしは、逃げるっ!」
とまり先輩はそう言うと、トップスピードで逃走を始めます。
先輩、困ったことがあると逃げ出すなんて、まるで子供です。追いかけないといけません。
「それでは先輩方、私はとまり先輩を追いかけますので、これで失礼いたします。
 はずむ先輩、お花、ありがとうございました。でも、次に会うときは敵同士です」
「えっと……」
はずむ先輩の困惑顔にお辞儀を一つして、私はとまり先輩を追いかけます。
「せんぱーい、待ってくださ〜い!」
「待ってたまるかー!!」
さあ、うんちの私ですが、走り出しましょう。追いつけないのは分かっています。
ですが、今の私にできること、そしてしたいこと、それに忠実に従うことにしましょう。
・・・
「いったい、なんだったんだろうね」
「また一つの舞台の幕が上がった、ということよ」
「はぁ」
ちゃんちゃん。
950名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 09:19:32 ID:FscvM2V4
なんかいいなw
951名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 11:47:02 ID:KclcmwJK
まぁ、はずむのやってることは端から見れば二股以外の何者でもないよなw
ノリは軽いけど結構本質を突いてて、面白いんじゃないかと思いました。
952名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 12:12:37 ID:ZNL1ZnjO
>945
GJだよー!
新スレに投下したらいいのに、奥ゆかしいな、あなたは
953名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 13:11:51 ID:gMm7gy7Z
かしましは、ほんわかが大事なんだよね
雰囲気
954名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 14:06:45 ID:SDH8GaS0
GJ!なのだが、(1/4)は無いのだろうか?
(2/4)から始まってるけど…
955名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 15:06:05 ID:2mH2IOM3
956名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 17:22:58 ID:IphsXv77
何かがNGワードに引っ掛かってしまったと予想。
957名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 18:28:49 ID:HNziQl/r
>>945
乙。語り口調がなんか楽しいなw こーゆーのも(・∀・)イイ!

>>954
1/4と4/4が見えないなら多分俺と同じだw
運動音痴を略して言うところの「う○ち」がNGワードに引っ掛かってたw
958名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 19:17:34 ID:WIhwcrwJ
>>945
GJ!
個人的に超ツボw
959945:2006/03/19(日) 23:22:28 ID:tCUDHqY/
みなさま、ありがとうございました。読んでもらえるってのは嬉しいことです。
“オリキャラは自分の好き放題動かせるのでずるい”というのがあるのですが、
「とまりちゃんを好きな後輩か……」と思ったら止まらなくて。
はずむ君には都合上悪者っぽくなってもらいましたが、まぁご愛敬ということで。

NGワードは、失礼しました。盲点でした。こういうことにも気をつけないといけませんね。
どぎつい表現は好むところではないので、まさか自分がはまるとは思ってなかったです。
では今後も精進いたします。
960名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 22:45:28 ID:maDPVIcF
やっぱりもう誰も投下しないんじゃない?

さっさと埋めようぜ
961名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 23:14:08 ID:maDPVIcF
連カキコスマソ

>>959
今後も頑張ってくれ
962名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 00:48:06 ID:PTG9ALlH
では、埋めよう独り言
・はずむくんは男の子の頃、童貞だったか?→たぶんYes。
・はずむくんは男の子の頃、一人エッチをしたことがあるか?→現実的にいえば普通Yesなんだろうけど、意見は分かれる?
・はずむくんは女の子になってから、処女か?→これもたぶんYes。
・はずむくんは女の子になってから、一人エッチをしたことがあるか?→ここはやはりYesとしておきたいが…。
963名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:06:45 ID:syRT6Lnf
明日太「なぁはずむ、お前オナニーしたことあるのか?」
男はずむ「えっ!?なっ、ないよ!」
明日太「なんだないのか、ひょっとしてやり方分からないのか?」
はずむ「そっ、そんなのどうでもいいでしょ!」
明日太「しょーがねーなー俺が教えてやるよ」
はずむ「あっ!やっ、やめてよあすたっ!」
明日太「おまえって女みたいな顔してるよな、・・・なんか変な気分になって来たぞ」
はずむ「んぅっ!ちょっ、もういいでしょっ!ヤメテ!」
964名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:12:45 ID:3byinl+6
はずむくんは男の子の頃、童貞だったか?

女教師「はずむ君、ダメじゃない。赤点とっちゃ」
はずむ「すみません・・・」
女教師「しょうがないわねえ。補習するから、放課後残りなさい」
はずむ「はい・・・orz」
女教師(今日は帰さないわよ・・・フフフ)

はたしてはずむの童貞は守られるのか?







965名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:25:09 ID:f9FDO2Uf
はずむ君はアホの子じゃありません!><
966名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:59:01 ID:/wCumvQN
いや、実際かなりアフォだよなw
だが逆にそれが(・∀・)イイ!わけでw
967名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 01:59:01 ID:cLumHuUJ
>>963
それ、なんてシュッシュッポッポ?
968名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 08:18:37 ID:YmmPo6yr
次スレ頼む
969名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 08:48:56 ID:OjlM6OMW
はずむは童貞だろうが、オナニーは普通にしてただろ?
高2でしてないなんて考えられん。
970名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 08:54:32 ID:CG8iKgic
もう立ってるよ
971名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 10:49:40 ID:SnsD71aF
>969
現在、その辺も考慮に入れた女はずむネタ構想中

で、旧スレなのをいい事に131氏のちょっと分岐ルートをこっそり。
許してください131氏。
「男の友情って?」ゲームシーンから

「やりぃ、また、僕の勝ちぃ!」
 俺の正面に回り、にぃっと笑ってから、またゲームの体勢に戻るはずむ。
 その無防備さに少し、むかつく。
「お前、全然危機感とかないのな」
「え、何だって?」
 はずむが耳を傾けてくる。ぴとっと、俺の腕にはずむの腕が触れる。
 何も言わずに、はずむの手首をぐっと掴む。
「え、え…」
 反射的に手を振りほどこうとするはずむ。俺は許さず、むしろ、力を込める。
「知ってるか、俺は男で、お前は……」
 俺は両手ではずむの肩を掴み、強引に自分のほうにはずむの身体を向けさせる。
 はずむは怖いのか、観念したのか、目を閉じる。
 俺は、軽く首を傾け、はずむの顔に自分の顔を近づける。
 少し、眉根を寄せ、どこか苦しそうな、はずむの顔。
 それから俺は…はずむの肩にあごを乗せる。未遂のままに。
「冗談だ、バカ」
 嘘付け、自分。じゃ、なんだよ、この高まるばかりの鼓動は。今にも切れそうな理性は。
 この格好のまま、はずむが俺に囁く。
「ねぇ、明日太」
「ん」
「僕、女の子に見えてる?」
「はぁ?」
「僕、ちゃんと女の子なのかな。明日太の目にはさ、どっちつかずの変な生き物に
見えてない?」
「な、皆、認めてるだろ。クラスの女の子だって、やす菜だって、とまりだって」
 あゆきも、だよな。こっちは微妙なラインなんで保留しとく。
「クラスの子はさ、輪には入れてくれるんだけど、何か、女装した男の子を愛でてる
感じがするし」
 う、否定しきれねぇ。
「やす菜ちゃんも、とまりちゃんも、僕自身を真っ直ぐ見てくれてる。それは嬉しいん
だけど、だからって、今の僕の質問の答えにはならないでしょ?」
 そう言えば、そうか。
「明日太なら…親友の明日太なら、何のフィルターも通さずに見てくれて、答えて
くれると思って。どうかな、僕」
 シンユウノアスタナラ……
「嫌だ」
「え」
 肩越しだって分かる、はずむの戸惑い。
 俺は肩に置いていた右手を外し、はずむのさらさらした髪をなぜながら、抱く。
「親友って言葉じゃ嫌だって言いたくなるぐらいに、お前は女の子だよ…これでいいか」
 バッドエンド。これで俺とはずむとの平和な日常は絶たれる。俺は目を固くつぶる。
はずむの審判を待つ。せめて、元に戻れるよう。
「……明日太、僕だってね……」

ここまで浮かんだ。
972971:2006/03/21(火) 10:56:40 ID:SnsD71aF
今書いた分岐ルートと、女はずむネタは別物です、紛らわしかったらすいません。
973名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 11:40:16 ID:iiPuQ5+U
なんてとこで終わるんだ>971
974名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:02:49 ID:8smry3sE
このままどうオナに移行するのかwktkしてしまったよ!
よいネタでした。
改めて、GJっす!
975971:2006/03/21(火) 12:24:26 ID:UtZMDwVS
読んでいただき、ありがとうございます。このまま進んでも、先人のをなぞることになりそう
なので、分岐ルートは今のところはここまでで。いつかは完成させたいですが。
今は女はずむネタをがんばって書いてるところです。
976名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:58:29 ID:uXSgTrAS
期待シテマツ!
977名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 14:40:37 ID:1lDrWxfu
>>971
> 何も言わずに、はずむの手首をぐっと掴む。
wktk…
> 「……明日太、僕だってね……」
ktkr!
> ここまで浮かんだ。
orz

GJだが、そこで終わりかよwww
978名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 16:35:02 ID:uaYI/7GO
まあ、とりあえずこっち梅ないとな
979名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:26:31 ID:1lDrWxfu
なんか新スレの方の雰囲気が微妙だ……
スレタイの「明日太」がこのスレの守護神になってたのかな?w
980名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:29:41 ID:dBwSfaZA
新スレに閑古鳥が…。
やはり投下がないと持たないな
981名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:30:14 ID:h84T4oFM
まったく。書き手の人が投下しづらくなるだけなのにな。
ところで、急いで埋める理由ってなんかあるの?
982名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:47:16 ID:RIu8PSDT
このスレ、10人くらいしかカキコしてないような気がしてきた。
983名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 20:02:13 ID:fwSvXqG/
じゃあ俺何人目かな
984名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 20:07:19 ID:eeNqgaCP
あなたが初カキコなら、11人いる、のかな
985名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:04:58 ID:JKhtXVLy
漫画もアニメもやす菜エンドのフラグが立った感じかなぁ。
なんは予定調和みたいで嫌だな…
986名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:27:36 ID:owYj231e
漫画は知らんけど、アニメそうなのか?
987名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:04:16 ID:rwxl0G46
小説じゃ全然わからんかったぞ
988名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:15:55 ID:ooJbXtNq
ハンドルネームって次スレでも同じでいいのかな?

たとえば、このスレの>>100氏と次スレ>>100氏が被ったりしたらどうする?
989名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 02:09:40 ID:oHLnXiNA
>>981
強いて言えば、職人さんに新スレに投下してもらいやすくする為、か?
こっち埋まってないと、さきこっちを使い切らなきゃ、でも投下途中で1000行くのも避けたい、
とかあるかもしれないし。

>>988
とりあえずは前スレ100、とかでいいんでは? またはスレ1の100?
もっと連載が続きそうなら適当なコテハン付けた方が良いのかもしれないけど。
990名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 02:37:52 ID:f8FlGSQC
>>735とか保管庫に入ってないみたいだけど
埋めちゃっていいわけ?
991名無しさん@ピンキー
>>673のも保管庫入れてくれ